素敵なエロ話でスカーッとしましょう♪
エロエロハッピーエロハッピー!!
○SSの神のご光臨お待ちしております。
○sage進行でおねがいします
○雑談OK!
SS貼り付け前や感想を言う前の“気配り”を忘れずに。
書き手にも読み手にもお互い“気配り”は必要です。
過去ログ及びローカルルールや
ローカルルールにするまでもない注意書きは
>>2-10辺り
●気配り例(ローカルルール)●
1.鏝半は連作以外は避ける
2.エロナシはスレ違いなので、避難所なり各サイトへ投稿
直接行為がなくてもエロい雰囲気のものは投稿可
3.特殊な設定が出てくる場合は、最初に宣言をして嫌な人がスルー出来るようにする
※特殊設定の例:
鬼畜・3P・強姦(じつは好き同士のオチでも)・百合・当て馬・ライバル
その他主人公×男キャラ以外で波紋を呼びそうな場合や
設定上名前だけの登場の場合も各々考えて随時宣言して下さい
4.「こんなの@@(キャラ名)じゃない」等の意見は避ける
5.470KB辺りorレス数970で新スレを立てる
※新スレ即死防止に、職人さんがSSを準備してある状態で立てるのが望ましい
●ローカルルールにするまでもない注意書き●
1.名前欄は 「タイトル」 にしていただくと、倉庫管理の人が助かるかもしれません。
2.1話完結の場合は 何分の何 と名前欄に書いていただくと、割り込みが防げます。
3.続きものの場合は、「今日はここまでです」と言っていただけたら、
続きがあるのかどうか分からずタイミングを迷っている 私達が書きこみしやすいです。
4.長い文章を連投するときは、携帯でもPCでも、いったん書き上げたものをコピペ貼り推奨。
書きながらゆっくり投稿されると、その間スレを独占することになり他の人が困ります。
5.リクキボン・進行状況報告・需要ある?などの誘い受は嫌われます。
フッ… l!
|l| i|li , __ _ ニ_,,..,,,,_
l|!・ω・ :l. __ ̄ ̄ ̄ / ・ω・≡
!i ;li  ̄ ̄ ̄ キ 三
i!| |i  ̄ ̄  ̄ =`'ー-三‐ ―
/ ; / ; ;
; _,/.,,,// / ヒュンッ
/・ω・ /
| / i/
>>1 //ー--/´
: /
/ /;
ニ_,,..,,,,,_
/ ・ω・`ヽ ニ≡ ; .: ダッ
キ 三 三 人/! , ;
=`'ー-三‐ ―_____从ノ レ, 、
6 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 00:43:49 ID:HRNjgttH
だいじなこと***
下手な人は書いちゃダメ!!w
>>6 じゃあお前は絶対に書くなよ
頼むから!頼むから書かないでくれよ!気分悪くなるから!
>>1 GJ!!クリティカルだ!
おまえは素敵だあ!!
他キャラ←バンビ←新名(無理矢理描写)で投下します。
タイトル『運命の人』
・ニーナ視点
・病んでる黒ニーナ(キャラ崩壊気味)
・無理矢理描写
・他キャラ←バンビ←新名の関係図(ただし他のキャラは登場しない)
・バンビ名前なし(「アンタ」、「彼女」で記載)
・バンビ1年時に外出イベントを起こしいる。
・柔道部所属でバイトはコンビニ。
・もしかしたら続編を書くかもしれないのでタイトルをつけています
・初描きなので期待するなかれ。
以上が苦手なバンビは全力でスルーして下さい。
==========================
運命だって信じてたんだ。
きっと、アンタもそう思ってくれてる。
そう信じてたんだ。
こんなコト言ったら、アンタはどんな顔するかな?
偶然と片付けるにはあまりにも必然的だった。
互いの名前も知らない同じ年頃の男女が、決して狭くはないこの街で何度も出会い、同じ学校で再会をした。
アンタの所属する柔道部にも入部することになっちゃったし、バイト先まで同じだった。
オレの高校生活、アンタでいっぱい。
アンタだってそうでしょ。
これが偶然なんてありえなくね?
もう運命だよ。うん。決定。
10 :
運命の人1/5:2010/08/10(火) 01:40:36 ID:fuKeZulU
>>1 GJ!!クリティカルだ!
おまえは素敵だあ!!
他キャラ←バンビ←新名(無理矢理描写)で投下します。
タイトル『運命の人』
・ニーナ視点
・病んでる黒ニーナ(キャラ崩壊気味)
・無理矢理描写
・他キャラ←バンビ←新名の関係図(ただし他のキャラは登場しない)
・バンビ名前なし(「アンタ」、「彼女」で記載)
・バンビ1年時に外出イベントを起こしいる。
・柔道部所属でバイトはコンビニ。
・もしかしたら続編を書くかもしれないのでタイトルをつけています
・初描きなので期待するなかれ。
以上が苦手なバンビは全力でスルーして下さい。
==========================
運命だって信じてたんだ。
きっと、アンタもそう思ってくれてる。
そう信じてたんだ。
こんなコト言ったら、アンタはどんな顔するかな?
偶然と片付けるにはあまりにも必然的だった。
互いの名前も知らない同じ年頃の男女が、決して狭くはないこの街で何度も出会い、同じ学校で再会をした。
アンタの所属する柔道部にも入部することになっちゃったし、バイト先まで同じだった。
オレの高校生活、アンタでいっぱい。
アンタだってそうでしょ。
これが偶然なんてありえなくね?
もう運命だよ。うん。決定。
11 :
運命の人2/5:2010/08/10(火) 01:41:57 ID:fuKeZulU
なんてことを思っていたのに。
「わたし、もう新名くんと二人きりで遊べない」
今日は久しぶりのデート。
オレの部屋で突然、アンタは言った。
え?なに言ってんの?
「好きな人がいるの。彼に誤解されたくないの」
何ソレ。
彼って誰?
「今日はそれを伝えたかったの。ごめんね…」
え、オレ、告る前にふられてる?
どうやらオレは運命の恋人を気取ったただの道化だったみたいだ。
青天の霹靂にも程がある。
「……あの、もう遊びには行けないけど、新名くんは大事な友達だし、可愛い後輩だから」
オレ一体今どんなカオしてんだろ。
何そのフォロー。
気ィ遣ってんの?
いやむしろ怯えてんのかな。
でもそれ逆効果だから。
アンタが口を開けば開くほどオレを絶望へと追いやってるよ。
「…………。ごめんなさい、もう帰るね。また学校でね」
沈黙に耐え兼ねて、この場を去ろうとする。
ズルイね、アンタ。
「……最後のデートなんでしょ。
そんな焦って帰んないでよー。わかったから。彼に誤解されたらそりゃ困るよねー。
残念だけどアンタの恋路の邪魔したくないしぃ?」
彼女はオレのいつもの調子に安堵の表情を浮かべた。
立ち上がろうとした腰を再び降ろし、少し微笑んだ。
オレが見た最後の、愛しい笑顔。
「なんて言うと思った?」
12 :
運命の人3/5:2010/08/10(火) 01:43:18 ID:fuKeZulU
彼女の表情が変わるより先に彼女の唇を塞ぎ、ベッドに押し倒す。
小さな口咥内に舌を侵入させ呼吸を忘れるくらいに彼女を貪った。
「んっ……や………ふぁ…あっ…」
彼女の必死の抵抗は甘い声として漏れ、更にオレの身体を熱くする。
それでも身体の熱さに反比例するかのように、頭は驚くほど冷静だ。
こんなオレもいたんだ、なんて自嘲気味に頭の中で呟いた。
白くて細い手首をベッドに縫い付けて、唇を解放する。
彼女は大きな黒目にいっぱい涙をためて、オレをまっすぐに見て拒絶の言葉を言い放つ。
「新名くん、やめて!離して!!」
このキレイな目がオレは死ぬほど好き。
「あっ」
唇は彼女の首筋に容赦なく吸い付き、右手は柔らかな乳房を撫で回す。
「おねがぃっ……やめっ……やだあっ」
無防備なワンピースを下から捲りあげ、薄桃色のブラのホックを外し、かたくなった先端を軽く噛む。
「ひゃぅ!」
跳ねるような悲鳴にオレは少し笑った。
意地悪してごめんね?と撫でるように舌で転がしてやる。
じゃあもう片方は遊んでみようか。
おはじきみたいに指で弾いてみたり、こりこりとつまんで引っ張ってみる。
オレの愛撫一つでなんとも言えない悩ましい喘ぎが漏れる。
「や、そんなこと、しないでぇ…っ!」
ねえ。抗いたい?感じていたい?
ああ、今アンタはオレだけものなんだ。
13 :
運命の人4/5:2010/08/10(火) 01:44:44 ID:fuKeZulU
ショーツに真ん中に手を伸ばす。
彼女のそこは愛液でぐっしょりと湿っていた。
「だめ!そこは!お願いやめて!」
その制止を無視したオレの中指は布をすり抜けぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてながら、秘裂の奥へと侵入した。
「あぁぁぁぁ…っ」
なかの絡み付く熱さはオレの指をそのまま溶かしてしまいそう。
親指で陰核を優しく刺激し、中指を出し入れする。
「んぁ、あ、やぁ…抜いてぇっ、いやあ」
涙まじりに彼女が懇願する。
「ムリ。だってアンタのここ、オレの指離してくんないもん」
ほら、と人差し指も加えて少し乱暴に中を掻き乱す。
艶かしい悲鳴が響く。
身体は電流が走ったように小刻みに痙攣する。
「アレ?もしかしてイッちゃった?」
力を失った彼女を見下ろして、笑顔で言ってやる。
「見て。嫌がってたのにアンタのここ、こんななってたよ」
ぬらぬらといやらしい糸をひいた指を見せる。
イヤイヤと首を振り目を反らす姿が可愛い。
指をペろりと舐め、自分のいきりだったものを取り出し、蜜が溢れた入口にそえた。
「……おねがい、やめて」
消え入る声での抵抗に力はなかった。
「―――っんぅぅぅ!」
思ってたよりアンタのなかは狭くてきつくて。めりめりと音が聞こえた気がした。
マジでキツイ。
まだ先っぽしか入ってないのに。
肉壁の圧迫感がオレを本当にアンタの中に溶かしてしまいそう。
14 :
運命の人5/5:2010/08/10(火) 01:46:59 ID:fuKeZulU
下に苦しそうなアンタがいる。
手をぎゅっと握り、身体中にキスをした。
少しでも痛みや恐怖が紛れるように。
込み上げて来る感情がわからない。
めちゃくちゃにしたい。やさしくしたい。
「……にぃな、くんっ」
彼女が手を握りオレの名前を呼んだ。
その瞬間彼女はオレのものをすべて咥え込んだ。
「うん、もっと呼んで」
肌のぶつかり合う音はこんなにも情欲を掻き立てるものだったのか。
「呼んで」
「…にぃなく、」
「違う。下の名前」
「ふぇっ………」
「早く」
「じゅ、旬平く…ん」
「聞こえなーい」
「……っ、じゅんぺえっ!」
「よくできまし、たっ!」
合図のように更に奥に突き上げる。激しく腰を動かす。
腰の動きに合わせてリズミカルに彼女が鳴く。まるで何かの楽器みたい。
「じゅんぺぇ、じゅんぺぇ……じゅんぺえっ!」
縋るように舌足らずで何度も呼ぶ。
オレと同時にアンタも果てる。
オレの名前を呼びながら。
力の抜けた身体にピンク色のオレの印をつける。
首に、腕に、胸に、腹に、腿に。
「これで誤解される心配はないね」
この身体すべてがオレのものだと彼にどうぞ教えてあげて。
「好きだよ、オレの運命の人」
どうかアンタが早くこの運命に気付いてくれますように。
END
==========================
以上です。
一回目タイトル書き忘れたので再投下しました。すみません。
お粗末さまでした。
神の投下に待ちつつROMます。
こういう新名も好物だ
前スレでモントゴメリー腺という物を思いがけず学んだ
しかしアレ書いた人は何故知っていたんだwwwwwwww
黒ニーナ待ってたんで嬉しかった。
ニーナはヘタレや男らしいのはあっても完全な病み系は見たことない気がするんで
個人的にはツボにはまりまくりでgj!でした。乙!
黒ニーナいい・・・
ていうかそれ、バンビさんのニーナ誘いウケだったってオチだったらニーナ好きとしては救われる
初投下失礼します。
嵐さん×バンビですが、内容はほぼバンビの一人エチです。
最後にちょろっとニーナが出てきます。
今は部室の隅で、一番にやってくるであろう嵐くんを、練習メニューをチェックしながら待っている。
待ちながら、今日一日を振り返っていた。
とにかく大変だった、家庭科の授業。
内容は…男女の体の構造、について。
中学では別々だったのに、はば学では男女まとめてやってしまうそうで、
授業中、クラスは始終異様な雰囲気に包まれていた。
でも一度だけ、その雰囲気がガラッと変わった。
「セックスとは何か知ってるか?」と嵐くんが先生に当てられたときだ。
まさかの質問内容にクラスは騒然として、みんなの視線が、嵐くん一点に注がれた。
だけどその質問に「性別です」と即答する嵐くんに死角はなかった。
一瞬意味が分からなくて、でもそういうことかと妙に関心してしまった。
英単語の「sex」、か。
すごく自信満々だったのは、きっと苦手な英語の単語の意味を知っていたからなんだろうな…。
そうやって、思考はだんだん、家庭科の授業から嵐くんの方へ向かっていった。
最近はいつもこうで、私の頭の中は、隙さえあれば、嵐くんにのっとられてしまう。
はじめは、「一緒に強くなる」ためだけに嵐くんをみていた。
でもいつからだろう、私の視線は柔道に関係なく彼を追うようになっていた。
嵐くんの顔とか、「性交」「精子」とかそういう単語が頭をよぎり、次第に体が熱くなっていく。
昼間っから何考えてるんだろうと、それらを振り払おうとしても無理で、
あたまのなかは、嵐くんと、性に関することでごちゃ混ぜになって、なんだかどうしようもない。
授業で見せられたDVDのワンシーンが蘇る。
女性の上に男性が覆いかぶさって、それで…。
きっとこうやって、胸を…。
フェードアウトしてカットされた部分の続きを頭が勝手に想像して、
手が胸元に伸びた。
「あ…」
自分で自分の胸を揉んでみる。
どんどん気持ちが加速して、動きがエスカレートしていく。
自分がおかしくなってるのには気が付いていて、でも止まらない。
物足りなくなって、直に触れようと、シャツに手を入れ、ブラを持ち上げる。
「ん…」
くすぐったいような感覚に夢中になる。
胸の頂をつまんでみると、今までにない刺激を感じた。
「は、ぁ…」
吐息に変な声が混じる。
(嵐くんの手はもっと大きいんだろうな…)
現実と妄想の境がなくなっていく。
嵐くんのたくましい腕が私の体を触るんだと考えるだけで、もっともっと高ぶる。
(私、変態だ……)
次第に意識が下に動き、下半身に手が伸びる。
ジャージのゴムの下をくぐり、ショーツの上から秘部をなぞる。
(湿気てる…)
嵐くんが見たら、「塗れてる」っていうんだ。
そう思うだけでお腹の奥が、ジンと熱くなる。
たまらなくなって、ショーツの脇から指を差し入れてみた。
(すごい…びちょびちょ…)
生理現象なのに、挿入を、助ける、という知識を得たせいで、その液がやけにエッチに感じる。
そのまま花弁の上の方を探ると、小さな突起を見つけ出した。
(これがクリトリスなんだ…)
女性の性感体のひとつだという授業の説明を思い出し、指を添えてみる。気持ちいいというよりは、不思議な感覚で、戸惑う。
下から溢れ出す体液を指にまとわせ、更に刺激してみる。
しばらくいじくっていると、この妙な感覚が快感へと変わる。
「はぁっ……ぁ……」(気持ちいい…)
小さく縮こまって、左手で堅くなった乳首をいじり、右手はより深い快感を求めて、さ迷う。
「っ……いいよぉ」(あらしくん…もっと……)
だらしなく口を半開きにさせる。
息が荒い。
夢中になって、両手を動かす。
「あ、らし…くんっ」
時計に目をやると、結構時間がたっていて、そんなになるまで行為に浸っていた自分が恥ずかしい。
何より…
「いたなら、声、かけてくれれば…」
「気持ちよさそうだったから、邪魔するのも悪ぃかと思って」
そう言って、私の、今の今まで下半身をまさぐっていた右手をつかんだ。
「復習なら俺も付き合うけど」
そしてあろうことか、まだ体液に濡れたままの指を、舐めた。
「きゃ、ああ嵐くん!?」
「なぁ、さっき俺の名前呼んだよな、なんで?」
「ぁ」
なま暖かい舌が執拗に、指から私の体液を舐めとる。
「待っ……」
今までの興奮で感じやすくなっているのか、嵐くんの舌の動きにいちいち反応してしまう。
やがてその舌が、ツー…と腕を伝い体の中心へ向かう。
「ひゃっ」
驚いて変な声を出してしまった。
「ね、だ、だめ、あらしくんっ」
「答えるまで止めねぇ」
嵐くんの唇が肩をたどり、首筋へたどり着く。
「最近、お前の俺を見る目がなんか変わったと思ってた」
「熱っぽい?そんな感じ」
「なんか関係あんのか」
嵐くんは、ずるい。
気付いていて、いや本当は気付いてなくても、私に言わせようとする。
嵐くんの手が私の体に触れて、
嫌が応にもさっきまでの妄想を思い出してしまう。
このまま、嵐くんが…
※スミマセン、飛びました。2と3の間に下が入ります。
「なんだ」
体がビクッとなった。
目の前には、嵐くんが、いた。
行為に没頭していて、彼が部室に入ってきたことに気付かなかったらしい。
反射的に、たくしあげられたままのシャツとブラを引き下げ、右手を下から引きぬいた。
火が出るかと思うくらい、頭に血が集まった。
どうすることもできなくて、
下を向いて、少し西に傾いた日でほんのりとオレンジがかった畳を、見つめるしかなかった。
「なにやってんだ、お前」
「あ、あの…」
「って、マスターベーションっていうんだよな。今日授業で言ってた」
嵐くんが、私の目の前にしゃがみこみながら、とんでもないことをさらっと言う。
彼の瞳が私の顔を捕らえているのを感じるが、到底目を合わせるなんてできない。
「い、いつから…」
「ちょっと前。
待ってたけど、全然気付きそうになかったし、そろそろほかの奴らが来る時間だしな」
「チョリーッス」
ガラッと小屋の扉が開いた。
「あーれ?なにやってんの?」
小さくため息をついて、嵐くんが新名くんに視界から私を遮るように立ち上がった。慌てて私は乱れた服を整える。
「マネージャーとメニューのチェック」
あまりにも自然に振る舞うものだから、今の出来事は全てウソだったのだと錯覚してしまう。
でもまだ残る胸の動悸と、嵐くんの感触が、夢ではなかったのだと告げている。
「どうしたの?大丈夫?なんか顔赤いけど」
嵐くんへ挨拶し終えた新名くんが、へたったままでいる私に近づいてきた。
「…ううん、平気」
壁に手をやりなんとか立ちあがりながら嵐くんを盗み見ると、悪い顔をしながら私を見ていた。
以上です。
尻切れですが力尽きました。
途中ミスしてしまい、申し訳ありませんでした。
なかなか無理のある内容ですが、楽しんでいただければ幸いです。
うp乙〜!
しかし!なんでこんな良いシチュエーションでセックスさせないのよ・・・!
>>20 GJ…!だけど続きが読みたい…
悪い顔の嵐さんはいいものですね
>>20 GJ!かなりツボでした。
このバンビと嵐さんの続きがめちゃくちゃ気になります
「気持ちよさそうだったから邪魔すると悪いと思って」
な嵐さんマジパネェw
紺野×バンビ、赤城×デイジー前提の紺野×デイジー、ならぬデイジー×紺野。
前スレの赤城×バンビの続きというか、対になっている話です。
デイジーがtmtm襲ってます。赤城もかなり変です。ご注意ください。
「紺野くん、隣いいかな?」
学食で遅めの昼食を取っていたら、声を掛けられた。
誰だろうと思って見上げると、二つ上の女性の先輩が、にっこりと微笑んで
僕を見つめている。
「も、もちろんです、どうぞ」
慌てて席を詰める必要もないのに椅子の端による。ありがとう、と言って、
彼女は僕の隣に座った。手には何も持っていない。
「ごめんね、邪魔して」
「邪魔じゃないですよ」
「ううん、ほら、紺野くんに声をかけたそうな子、いたじゃない?」
「そうですか?」
言われて辺りを見ると、同じ講義を取っている女子が数名、確かに近くにいた
ようだった。そそくさと逃げるように立ち去っていたけど。どうしたんだろう?
「明日、講義ですから、たぶんそのことだと思いますよ。後でフォローしておき
ますから、お気になさらず」
「……うーん、まあ、それならそれでいいんだけど」
これは確かに大変ね、と先輩は独り言のように言う。どういう意味だろう?
尋ね返すのも気が引けて、曖昧に頷いた。なかなか気安く質問なんて出来る
相手ではない。
僕の高校時代からの先輩の、恋人。その先輩が苦手なせいもあって、どうも
この人もちょっとだけ苦手だ。苦手と言えるほど、付き合いがあるわけでもない
のだけれど。
あの赤城先輩の彼女さんだというだけで、ちょっと……いや、かなり気が引ける。
しかも高校時代からだと言うから、よく続くものだとこっそり感心してしまう。
そんなことを考えていたら、彼女さんがふうとため息を吐いた。
「紺野くん、この後時間ある?」
「はい、今日は講義がないので」
「そう。あのね、もしよかったらちょっと付き合ってもらえないかな?」
「え?」
「赤城くんのことでね、紺野くんに相談したいことがあるの」
赤城先輩のことを僕に相談されても……と思ったけれど、彼女さんの様子を
見ていると、どうにも断り辛かった。
おまけに、とんでもない爆弾発言が続く。
「ほら、この間、紺野くんの後輩が遊びに来てたでしょ? あの子とのことで
いろいろ……」
「……何ですか、それは?」
返す声音が変わったのが、自分でもわかった。彼女さんはそれ以上の説明は
せず、もう一度、意味ありげにため息を吐く。
「食事、終わるまで待ってるから」
「……結構です」
そんな話を聞いて、食事などしていられるものか。
半分も食べ終わっていない皿を残したまま、トレイを持ち上げた。
「大学構内で赤城くんに会ったら嫌だから」
と彼女さんが言うので、場所を変えることになった。僕としては、本人の口から
事情とやらを聞きたいところだったけれど、渋々従う。
繁華街の方へとさっさと歩みを進める彼女さんの後を黙って付いていく。とても
声をかけられる雰囲気じゃなかった。
「……やっぱり、そう都合よく雨なんか降らないか」
そんな時。突然立ち止まって、彼女さんはそんなことを言った。
「は?」
「いい男が素敵な女性と一緒にいたら、雨が降るものだって。赤城くんの持論。
おかしいわよね?」
「ちょっと意味が……」
言いかけて、ふと思い出す。以前、設楽があの子と出かけた時に雨に降られて
参ったと愚痴っていたことを。
ふうんと聞き流すふりをしつつ、その時のシチュエーションやら何やらを詳細に
聞き出して、内心羨ましくて仕方なかったことまでついでに思い出した。
そう言えば、尽も似たようなことを言っていたっけ。
『突然のハプニングにも動じない用意周到な気配りが、いい男の条件!』
なんて言いながら、彼はいつも折りたたみ傘を二つは持ち歩いていた。その傘が
しょっちゅう変わっていたことを思うと、かなりの頻度で雨に降られていた筈だ。
尽のことだから、まず間違いなく『素敵な女性』といる時に。
「……そういう巡り合わせは、あるかもしれませんね」
「巡り合わせ?」
「僕の知っている、その、いい男は、女性といる時に雨に降られることが確かに
多いみたいですから」
「……やっぱりそうなの? はばたき市のジンクスか何かかな?」
「さ、さあ……」
ジンクス、とまで言えるのだろうか? サンプルが二人だけじゃ心許ないが。
返事に困っている僕の手を、彼女さんはいきなり掴んだ。
「じゃあ、雨は降っていないけど、いい男と一緒にいるんだからいいわよね?」
「は?」
「雨宿り、しましょう」
そう言って、立ち止まっていた場所の隣の建物の中にずかずかと入って行く。
……そこが『ラブホテル』と呼ばれる場所であることに、僕は今更気づいた。
「ちょ、ちょっと……!」
何が何やらわからないまま、中に連れ込まれた。正しく連れ込まれた、だ。
「話、別にここでもいいでしょう?」
「よくないです!」
「現場なのに?」
「ゲンバって……」
「赤城くんと、紺野くんの後輩が雨宿りした場所」
「……っ!?」
……何だそれは?
呆然とした。それ以上反抗も出来ず、さっさと手続きを済ませた彼女の後に
続いて部屋へと入る。随分と手馴れた様子に、呆然としながらも頭のどこかで
感心する。赤城先輩といつもこんな所に行くのだろうか?
当然、赤城先輩も手馴れている筈だ。つまり……
「座って話しましょう?」
気づくと彼女さんは大きなベッドの上にちょこんと座って、僕を見上げている。
他に座れそうな場所もないので、仕方なくその隣に座った。なるべく距離を開けて。
初めてのラブホテルだというのに、部屋の様子を観察する気にもなれない。
「……あの、詳しい話を……」
「詳しい話も何も、さっき言った通りよ。紺野くんの後輩と一緒に歩いていたら、
雨が降って来たから雨宿りしたって。ここで」
本人が言ってた、と。彼女さんは淡々と言う。だから、何だそれは?
「『可愛い後輩が気の利かない先輩に冷たくされて悲しんでたから、慰めようと
思って』だそうよ。どういうことなの?」
「どういうって……」
こっちの方が聞きたい。
先日、街で偶然会ったあの子を大学に案内した時のことだとは思う。その時、
突然帰ると言った彼女をそのままにしてしまったのは、確かに僕だ。
気になってはいたけれど、その日の夜に届いた『今日はすみませんでした』と
いうメールにほっと一安心して。こちらこそすまないと返事をして、それで解決
したと思っていた。
まさか、そんなことになっていたとは……。
言葉を失っている僕を責めるように、彼女さんは言う。
「紺野くんの恋人なんでしょう? しっかり監督してなきゃ駄目じゃない」
「……恋人なんかじゃ、ありません」
とっさにそう返して、今更ながら気づく。そう、あの子は、僕の恋人じゃない。
赤城先輩とこういう所に来たって、僕に責められる筋合いは何もない。
女子高生をこんな所に連れ込む、赤城先輩はどうかと思うが。そんな人だとは
思わなかった。見損なった……いや、軽蔑したと言ってもいい。
段々腹が立って来る。八つ当たりとは承知で、その赤城先輩の恋人を責めた。
「恋人の監督がなってないのは、そちらじゃないですか」
「そうよ、だからこんなことしてるんじゃない」
「こんなことって……」
恋人の後輩をラブホテルに連れ込んで、どうするっていうんだ?
……ああ、この人は自分の恋人の浮気相手が僕の恋人だと思っていて、それで
腹いせに僕を共犯者にしようとしてるんだと、やっと状況を把握する。
「……痴話喧嘩の当て付けに僕を使わないでください。不愉快です」
本当に不愉快だとはっきり思った。つまらない諍いに巻き込まないで欲しい。
そんなことより、あの子のことが心配だ。つまりは赤城先輩に弄ばれてしまった
わけじゃないか。恋人持ちの男だと知ったら、どれだけショックだろう?
すぐに連絡を取らなきゃ、と立ち上がりかけた所で手を掴まれた。先程の怒りが
続いていた勢いのまま、その手を払おうとして。
相手がくすくすと笑っていることに気づいて、思わず動きが止まった。
「やっぱり、紺野くんは赤城くんに似てる」
「……似てる?」
「思ったことをずけずけ言うとこ。先輩相手じゃ遠慮してるみたいだけど、怒ると
やっぱり素が出るよね」
「……」
意外な言葉と態度に毒気を抜かれて、立ち上がりそびれる。彼女さんは僕の手を
掴んだまま、話を続けた。
「それでね、赤城くんにお詫びをして欲しいって頼まれたの、紺野くんに」
「お詫び……?」
「後輩さんとは、未遂だったって言ってるわ。むしゃくしゃした勢いで危なかったけど、
途中で我に返ったって。わたしにちゃんと報告して来たの。それもどうかと思うけど」
「報告って……」
そんな報告なんてしない方がマシじゃないか? いかにも赤城先輩らしいけど。
「後輩さんにはきちんと謝ったそうよ。で、紺野くんにもお詫びしなきゃって。
あれで義理堅いのよ、いろいろ」
「義理堅い……?」
話が見えなくて混乱する。彼女さんはにっこりと微笑んで、首を傾げた。
……最初に会った時にも思ったけれど、そんな仕草をする時、彼女はあの子に
少しだけ似ている。
「いつもならそんな頼み、聞いたりしないんだけど。わたしたちがケンカしてたのも
原因みたいだし、赤城くんは君に似てたからつい、とか言うし、それに……」
それに、と言って。彼女はいきなり僕の眼鏡を奪った。
「!」
「紺野くんなら、いいかなって」
「あの……っ!」
「そういうわけで、わたしたちのお詫びの気持ち、受け取ってね」
見えなくなった視界に慌てている内に、気づいたら押し倒されていた。
「さすがにね、入れさせてあげるわけにはいかないの。あと、キスも駄目」
ごめんね、と彼女は言う。そんなことはどうでもよくて。
「や、やめてくださいっ!」
上にのしかかってシャツのボタンを一つ一つ外していく女性に、必死に声を
上げて抗議するけれど、全く聞いてもらえない。
男性の僕が暴れていたら、華奢な女性の一人や二人、難なく払い退けられる
筈なのに、彼女はびくともしない。というか、どういうわけか体が動かせない。
視界が働かないせいで上手く抵抗出来ないのもあるけれど、肘や膝を使って
巧みに押さえつけられいるような気がする。
『高校時代、はね学の雛菊って呼ばれてたらしいんだけど、実際はウツボカズラ
とかモウセンゴケとか、ああいうのに近いと思う』
と赤城先輩が自分の恋人を評していたのを思い出す。謙遜にしてもその表現は
おかしいと密かに思っていたが、こういうことかと思い知った。
「紺野くんは何もしなくていいから。あ、でも触りたかったら触ってもいいよ?
ちょっとだけなら」
「触りませんし、その他も結構!」
「遠慮しなくていいのに」
「遠慮じゃなくて……!」
シャツのボタンを外し終えた彼女の指は、今度は容赦なくズボンのベルトに
かかっている。このままでは時間の問題だと焦っていると。
ふいに、眼鏡なしでもわかるくらいの距離に彼女の顔が現れた。どきりとした。
「紺野くん。こういうのはね、スパッと後腐れなく終わらせるべきなの」
「後腐れなく……?」
「そう。紺野くんの想い人とわたしの恋人が、そういうことしちゃったって、
わたしたちはもう知ってしまった。知ってしまったら戻れないでしょう?」
「……」
それは、そうだ。多分もう僕は彼女を前とは違った目で見てしまうだろう。
悲しいけれど。
「そういうのってね、放っておくとどんどん溜まって、最後に爆発しちゃうの。
例えば紺野くんと後輩さんが晴れて恋人同志になった後にね」
「……っ」
そんなの理不尽でしょう、と彼女は囁く。耳をくすぐるその甘い声に、上手く
反論出来ない。
「わたしも、紺野くんの恋人に八つ当たりしちゃうかもしれない。そんなこと
したくないの。だから、ね」
これですっきりさせましょう、と。耳元で囁いて、彼女は再び僕に襲いかかる。
「う、あ……!」
細くしなやかな指と熱く柔らかな舌が、僕の体を這って行く。ついでに僕の
思考力も、その指と舌が溶かして行った。
彼女の言葉が、耳に残ったせいかもしれないけれど。
その言葉を言い訳にして、与えられる快楽に僕は流されることにした。
「ねえ、紺野くん、紺野くんはどういうのが好き?」
僕の胸をゆっくりと撫でながら、彼女は優しく尋ねる。この距離でも眼鏡の無い
僕には、まるで知らない人のように見えた。
あるいは、よく知っている人のように。
敢えて気づかないようにしていたけれど、この人はあの子にやっぱりよく似ている。
雰囲気とか、声とか、体格とか……触り方、とか。
「……君が」
だから、僕もこんなことを言ってしまうのかもしれない。目を細めてその顔に
何とか焦点を合わせながら。
「いつもやっているように」
自分のものとは思えないくらい掠れた声。
「……」
彼女は何も言わず、いきなり僕の乳首をぐいっと捻った。
「……っ!」
「……紺野くん、それ、反則」
「反則……って!」
そのままそこに舌を這わせてくる。そんなことをされるのは、流石に初めてだ。
「眼鏡外して、そういう声出されると、ちょっと……まずいわ」
自分で外して自分で出させたくせに勝手なことを言う人だ。それでも反論出来ず、
ただみっともない声だけは出さずに済むよう、唇を噛んで耐えた。
「は……っ」
考えたくないのに、赤城先輩はいつもこんなことをされているのかと考えて
しまう。いやむしろこれがあの人の趣味なんだろうか。かなりおかしい。
ゆるゆると僕の肌を舐めていた彼女は、そのまま下半身にたどり着くと僕の
性器を一撫でした後、そっと口に咥えた。
「……っ!」
ここまでしていいのか? いや、いいとか悪いとかそういう問題じゃなくて。
思わずその髪を掴んで、けれど無理に引き剥がすわけにも行かず僕の手は
そのままで止まってしまった。髪から覗く彼女の白い顔は、眼鏡がないせいも
相俟って、いろいろと錯覚してしまう。
目を閉じることも出来ないくらいに。
初めて味わうぬるりとした感触に体中が包まれていくようで、気持ちいいと
思う前に怖さすら感じた。ごく一部が、その小さな口の中に飲み込まれている
だけなのに。
そう、小さな口なのにびっくりするほど奥まで咥えられ、舌先で先端をちろちろと
くすぐられる。
追い打ちをかけるように手のひらで包み込まれ、根元からしごき上げられれば、
ひとたまりもなかった。
まずい! と思わず掴んだ髪を強く引く。タイミングが良かったのか、いやむしろ
悪かったのか、思ったより力が篭ってしまい、すぽんと彼女の口からそれは外れて。
「きゃ……!」
外れた瞬間に、限界を迎えた。
……そして当然、もっとまずい結果になった。
「……紺野くん、こういうの好きなの?」
「す、すみませんっ」
顔や髪からポタポタと僕の出したモノを垂らしながら、彼女さんは低い声で
そう言った。あ、いや、ポタポタというのはよく見えないので、想像だけれど。
「ぶっか……いや、その、顔を汚すつもりはなくて……!」
「いいけど。普通の子は、あんまりこういうの好きじゃないと思うから」
気をつけてね、とさりげなく自分が普通でないことを宣言して、彼女さんは
立ち上がった。ほんとに普段ナニをしているんだろう、この人たちは?
「シャワー浴びて来るわ。紺野くんは?」
「へ?」
「一緒に入る?」
「! いや、それは……!」
「冗談よ。そこまでのサービスは無し」
赤城くんに怒られる、と真顔で言う。……やっぱり理解出来ない。
さっさとバスルームのあると思しき方へと彼女さんは去って行った。その後姿を
見ていて、眼鏡のことを思い出す。
ベッドサイドの上に置かれていたそれを何とか見つけて、装着した。漸く明確に
なった視界にほっとして、改めて辺りを見回して。
シャワーを浴びている姿が丸見えだと気づいて、慌てて視線を逸らす。
意思とは無関係に白い裸体に再び欲情しかけた体を、目を閉じて深呼吸して
なだめることに専念する。普段からよくやっていることなので、お手の物だ。
ついでに乱れた服も整えていると、同じようにきちんと服を身にまとった彼女が
戻って来た。ほのかに香るシャンプーの匂いが、やはり色っぽくはあったけれど。
「お待たせ。紺野くんはどうする?」
「……僕はいいです……」
シャワーは浴びたいが、ここでは嫌だ。さっさと帰って、家でゆっくり風呂に
入りたい。
僕の切実な願いに気づいたのかどうなのか。彼女さんは僕の前に立って、ほんの
少し首を傾げるようにした。あの子を思い出させる仕草だ。
「紺野くん。改めて、赤城くんを許してくれる?」
「は?」
「紺野くん、その子のことが好きなんでしょう? 怒るのも当然だわ」
「……」
「ごめんって言ったくらいじゃ許せないだろうから、こういう手段を取らせて
もらったけど……」
どういう手段なんだ、という反論はとりあえず止めておいた。
「精一杯の謝罪の気持ちなのよ。許してあげて」
「……僕よりも、あなたはどうなんですか?」
そう、僕よりもこの人の方がよっぽど怒っていいはずだ。浮気されかけた上に、
こんなことまでさせられて。
「そりゃ怒ったわよ。ひどい喧嘩もしたわ。で、こういうことになったの」
「こういうこと?」
「フィフティフィフティでしょ?」
「……」
やっぱり、僕には理解出来ない。わかるのはただ一つ。
「……赤城先輩のこと、お好きなんですね、すごく」
「ええ、大好きよ。当たり前じゃない」
「……」
それに、と彼女さんは素敵な笑顔と共に付け加えてくれた。
「紺野くんのことも、けっこう好きよ?」
「……ありがとうございます」
お断りします、と言うわけにもいかず、仕方なくそう答える。
そうしてこの二人には今後あまり近づかないようにしようと、心に誓った。
「食事中?」
学食で昼食を取っていたら、声を掛けられた。掛けられたどころか、そのまま
声を掛けてきた人物は隣に座りやがっ……お座りになられた。
見ればわかるだろう、と言いたくなるのをぐっと堪えて、笑顔を浮かべる。
「ええ、まあ。赤城先輩も?」
「ううん、君に話があって探してた」
「……」
あれから赤城先輩に会うのは初めてだ。僕に疚しい所はない……とはさすがに
言い切れないけど、しかし気後れする所はない筈だ、多分。十分気まずいが。
こちらから口を利くのも変な気がして、機械的に食事を口に運んでいると、同じ
講義を取っている女性たちに声を掛けられた。赤城先輩が、だけれど。
「あの、赤城先輩、隣いいですか?」
赤城先輩は彼女たちにも大人気で、みんなこういう機会を狙っていたらしい。
見た目はいいものな、この人。中身を知らないって幸せなことだ。
「駄目。ちょっと彼と込み入った話があるから」
「そうですか……」
きっぱりとした赤城先輩の言葉にそれ以上押すことも出来ず、皆すごすごと
引き下がって行く。相変わらずストレートな人だ。
「色々とすまなかった」
「え」
「僕たちの痴話喧嘩で、君たちには迷惑をかけた」
そして、彼はストレートにいきなりそんなことを言った。
「……僕はいいですけど、彼女さんが……」
「うん、わかってる。ちゃんと謝った。君の後輩にも」
「……」
赤城先輩は怒るでもなく僕を見ながら、謝罪?を続ける。
「ちょうど谷崎潤一郎の鍵という小説を読んでてさ。知ってる?」
「いえ……」
「いい機会だったんで、こういうのもアリかなって挑戦してみたんだけど、僕には
無理だってわかった」
「はあ……」
全く意味がわからないが、あまり聞き返さない方がいい気がしたので、言葉を
濁して誤魔化した。
「とりあえずこれで貸し借りはなしということで」
「……」
何だか色々と納得が行かないけれど、彼女さんにもあの子にも謝罪済だという
のなら、僕に言えることは何も無い。
何も言いたくないというのが、本当の所だ。
僕の沈黙など、当然赤城先輩は何も気にしていないようだが。彼はさわやかに
言葉を紡いでいく。
「お詫びと言っては何だけど、後輩くんと約束したんだ。これからは大学で君と
なるべく一緒にいるって」
「は?」
何だそれは?
「僕一人じゃきついから、彼女と交代制にしようかと」
「へ?」
だからそれはどういうことなんだ?
「君、本当に無用心だから。僕らがついていないと、あの子も心配だろう?」
そう言って赤城先輩は、何の衒いもない笑顔を浮かべた。生徒会時代によく
お目にかかった笑顔だ。全然、懐かしくない。
「そういうわけだから、よろしく頼むよ」
「……」
差し出された手を拒否する勇気は、僕にはなかった。
あの子は僕の胃を壊す気なのだろうか? いや、まさか。
いったい何がどうなってそんなことになったのか、聞く気力も失せて。ついでに
食欲も失せた僕は、半分も食べ終わっていない皿を残したままトレイを持ち上げた。
種々の事情が明らかになるのは、それから約一年後。僕たちが四人で一緒に
学食で食事をするようになってからの話になる。
何とか胃を壊さずに済んだのは幸いだったと、心底思う。
================
おしまい。
赤城×デイジーが困ったカップルですみません。というか、赤城が変な方向に
ヘンタイでほんとすみません。
赤城スキーの為、オチが長くなりましたことお詫びします。
>>38 バカップルごちそうさまでした
この二組は親和性高いなあw
>>38 渾身の感謝を込めて、GGGGGGGGJ!
あの話の続きが読めるなんて、超ラッキー!!
この赤城の変態の方向性、大好き。素敵です。
イルトラバンビで投下します
イルカトラバンビで3人ED後、3人で同棲してる設定です。
バンビの名前は美奈子
妊娠ネタ・超設定でずるビッチバンビなので苦手な方はスルーしてください
NGは「桜井家の性活」
超絶駄文です…あしからず…
クーラーも扇風機も無い部屋。
蝉の鳴き声だけが響く部屋には、むあっとした重い空気が流れる。
その日、ダイニングテーブルの中央に置かれたあるモノに3人の視線が集まっていた。
「あの…何かごめん…ね?」
ルカ君とコウ君はお互いをちらっと見ると、またポカンとテーブルの中央に視線を落とした。
テーブルの中央に置かれた棒状のプラスチックは妊娠検査薬。
『判定』と記された横の丸い窓の中にはしっかりと縦の赤ラインがあり、陽性の判定を示していた。
「コウ…お前、美奈子に手を出してたなんて…」
「うるせぇ。てめぇーもだろ」
声だけ聞けば至っていつも通りの口調だが、2人の表情は明らかに引きつっていた。
最初に関係を持ったのはルカ君。はばたき山の近くにある遊園地へ遊びに行った時の事だった。
「えー…メリーゴーランド整備中だって…今日は乗れないんだぁ…」
整備中と大きく書かれたメリーゴーランド前の看板。
それを見てガックリと肩を落とす私を見てルカ君はニヤリと笑った。
「あるよ。この近くに。メリーゴーランド」
そんな言葉に騙され、手を引かれやってきたのは近くのモーテル街。
その中でも一番派手で妖艶な雰囲気を醸し出していたホテルの一室だった。
「ほら、凄いだろこのベッド、回るんだぜ??メリーゴーランドみたいだろ?」
ルカ君は手元のリモコンを得意げに操作し円形のベッドをグルグルと回転させた。
「…私、帰る」
呆れて溜息をつきながら部屋を出ようとすると、ルカ君は慌てて引きとめた。
後ろから強く抱きしめられて身動きが取れなくなる。
「美奈子、ごめん…。帰らないで」
ルカ君は甘え上手だ。どういう表情や声のトーンで謝れば私が許すのかを分かってる。
するするとワンピースの下にルカ君の手が入ってきた。
「ちょっとルカ君!駄目だよこんな事!」
慌ててルカ君の手を退けようとしたけど、手はガッチリと私の肌にホールドされて動く気配が無い。
「家にいてもさ、いっつもコウが居て二人っきりになれないじゃん俺ら。俺の気持ち、わかってるだろ?」
なんとも返事に困る事を言われて私も一瞬たじろぐ。
ルカ君とコウ君の気持ちには気づいてはいた。私は2人共好きだけど
なんとなく曖昧にして3人で仲良くしていた方が気が楽だったから…。
「美奈子、じゃぁちゅーだけさせて?お願い」
耳元にわざと息を吹きかけるような声で囁かれ全身がぶるっと震える。
私の体をくるっと回転させ、向かい合う格好になると、ルカ君は私の唇に触れるか触れないかくらいのキスをした。
「ルカ君、私ちゅーしていいって言ってないよ」
「ハハ、ごめんごめん。…ねぇ、次はおっぱい触っていい??」
服、脱がせていい?ここ触っていい?
次は…次は…。あれよあれよと言う間に私は生まれたままの姿にされて体中をルカ君の舌と手が這い、
いつの間にか体の上にはルカ君が重なっていた。
「ここまで来たらもういいよね?」
私は「うん」とも「ううん」とも言わずにただルカ君の顔を見上げた。
ルカ君はそれを肯定の意味に取ったらしく、一気にモノを私の秘部にあてがい、挿入した。
彼のエッチはとても丁寧で繊細。私の表情や体の反応を見ながら動きに強弱を付ける。
そして最中、ずっと私の事を可愛い可愛いと目を細めて言った。
正常位で果てた後、下半身は繋がったままでルカ君は私に覆いかぶさった。
汗ばんだ体同士が重なり、少し重なった部分が少しひんやりする。
「はぁ…コウにバレたら殺されるな俺。…でも今超幸せ」
ルカ君はそう呟くと、荒んだ息を整えてまた私をぎゅっと抱きしめた。
じわっと顔に汗が吹き出てくる。この妊娠検査薬をもう何分見ているだろうか。
ルカ君もコウ君の額にも大粒の汗が光っている。
「多分俺の子供だね。俺もう何回も中出ししてるし」」
ルカ君はシレっとした顔でコウ君を見た。
「ハァ??俺だってなぁ……ゴホン」
コウ君はそこまで言うと、私を見て咳払いした。
コウ君と関係を持ったのは、ルカ君と関係を持って何日も経ってなかったと思う。
2人ではばたき市の繁華街にあるボーリング場に行った日の事だった。
「はぁー…汗かいちゃった!5ゲームもやったら流石に疲れたね」
「あぁ、まぁな」
私もコウ君も汗でベトベトになった体でボーリング場を出ると、真っ直ぐ家へ帰った。
てっきりルカ君が家に居ると思ってたら鍵が閉まってて留守にしていた。
家に入り、急いで靴を脱ぐと私は先にシャワー使うねとコウ君の返事を待たずにお風呂場へ直行する。
シャワーヘッドから勢い良く出るぬるめのお湯が気持ちいい。
私はさっとシャワーを浴びて、買ったばかりのキャミソールとショートパンツのルームウェアに着替えた。
「コウ君お待たせ!シャワーどうぞ〜」
リビングのソファーに座っていたコウ君は、一瞬驚いた顔をしたけどルームウェア姿の私を舐めるように下から上へと見た。
髪の毛からポタリと水滴が落ちる。
「お前…そんな格好で歩き周るんじゃねぇぞ」
コウ君は鋭い目つきだが、若干顔が赤らんでいたように見えた。
「ふふ、コレ買ったばっかりなんだ。可愛いでしょ…きゃっ!」
コウ君の前でくるっと回転して見せると、急に手を引っ張られ
ソファーのコウ君の上に覆いかぶさる形に体勢を崩してしまった。
「ちょ、ちょっとコウ君!何するの」
「メーターが振り切れた」
キャミソールを捲り上げられ、肌にコウ君の熱い息がかかる。
「駄目っ止めて!ルカ君、帰ってきちゃうよ!」
コウ君の肩を慌てて突き放すと、彼は私を下から見上げニヤリと笑う。
「ルカが帰ってこなきゃ、ここのまましちまってもいいんだな?」
腰をがっちり掴まれぐいっと引き寄せられる。
「美奈子…いいだろ?俺はお前の事が…」
また何とも答えられないでいると、コウ君は私の肌に勢い良く吸い付いた。
ショートパンツの中に手を入れられ、股ぐらを撫でる。
あっと言う間に体勢逆転でソファーに寝転がされ、仰向けからうつ伏せ、四つん這いと
次々に体勢を変え愛撫された。
「美奈子…いいな?」
コウ君は私の返事を待たずに私の中へ入ってきた。
コウ君のエッチは大きな体で私を包み込んでくれる様な優しいものだった。
動きは激しいけど、最中ずっと私の頭を撫でてくれていた。
後背位で果てた後、私の背中に大きな体が倒れこむ。
「ククッ…ルカがこの事知ったら、アイツ暴れるな」
それからというもの、ルカ君もコウ君もお互いに気づかれないように夜私の部屋に来ては
「夜這いにきちゃった」とか「一緒に寝てやる」とか言って私を抱いた。
元々こんな状況になってしまったのは、3人の関係をはっきりさせない私が悪いんだけど…
まさか妊娠しちゃうなんて…
…。
数分の微妙な沈黙が3人の間に流れる。
先に口を開いたのはルカ君。妊娠検査薬を手ると
「産まれてくる子供がコウの子供だったら俺、美奈子の事すっぱり諦める。
ま、多分産まれてくるのは俺そっくりな子だと思うけどね」
妙に自信たっぷりに挑発的な表情でコウ君をチラッと見た。
その挑発に乗るようにコウ君はルカ君から妊娠検査薬を奪うと
「あ?…まぁ俺もルカのガキなら…な。でも間違いなく俺のガキだろうけどな」
と悪い笑みを浮かべて言った。
結局話し合いの結果、私は子供を産むという方向になった。
産まれた子供がルカ君似ならルカ君と。コウ君似ならばコウ君と結婚する事に。
それから数ヵ月後、どちらの子供が産まれたかは想像にお任せします。
終
ぶつ切りの駄文&超設定
そしてエロ少な目で失礼しました…
46 :
太陽1:2010/08/10(火) 22:50:47 ID:b2JKX1Ct
なんか今日は流れが早いので投下してみる 太陽くん×主人公(美奈子)です
なかなか太陽くんのエロが見れないので先陣をきってみたよ
*
はばたき学園を卒業してから五ヶ月が経った今日。
私は大学に通うために借りた自分のアパートに恋人の太陽くんを招待した。
「こ、こんにちは!おじゃま、します、美奈子さん」
「いらっしゃい太陽くん」
「わあ…良い匂いがします。」
「ふふ、お客様のためにケーキを焼いてみたの。上手くできているといいな。」
かつてはマネージャーとして活動していた野球部の後輩だった太陽くん。
出会った頃は少し気弱な印象を受けたけれど、今となっては全然。こうして顔を合わす度に身長は伸び、顔つきも凛々しくなっていく気がする。
「どうかしましたか?」
「! う、ううん!なんでもないよっ」
でも、彼がにこっ、と微笑んだ時の柔らかい笑顔は変わらない。野球部で活動していた時も、太陽くんの笑顔は部員の皆を勇気づけてきた。その笑顔は今だけはこうして私だけに向けられているのかと思うと、とても贅沢な気分になってしまう。
ケーキを切り分けて紅茶と共に太陽くんの前に出す。初夏という事で今日はチェリータルトを作ってみた。
「すごい…お店に売っているやつみたいです。」
「そんな大袈裟な。ええと…見てないで、食べてみて?」
「そ、そうですね!いただきます。」
太陽くんはケーキを口に含み、数秒。
「おいしいです!」
満面の笑顔でそう答えてくれた。
「よかった」
「美奈子さんは凄いです…!本当に!」
「バイト先のケーキ屋さんで教わっただけだよ」
そう言ってみても、太陽くんの言葉は止まらなかった。野球部のマネージャーとして部を支えてくれたし、成績も学年トップだったし、三年生の時にはローズクイーンにも選ばれていたし!等と、まるで太陽くんはそれが自分の事であるかのように話す。
とっても照れくさい…けれども、そうしてキラキラした瞳で見つめてくる姿には、犬の耳と尻尾のまぼろしが見えそう。
(…まるで子犬みたい。)
その姿を見ているだけで、心がポカポカと温かい気分になる。
「たいようくんかわいい…」
「え?」
「…!?」
47 :
太陽1:2010/08/10(火) 22:52:10 ID:b2JKX1Ct
ぼんやりしていたら、ついに口が滑ってしまった。
零れ出た言葉は間違いなく事実だけれども、男の子が可愛いと言われても気分がよくなることはないだろう。
「ご、ごめんね!つい…」
「…美奈子さん」
「へ?」
太陽くんの顔から笑顔が消えて、私の目の前にやってきた。
「実は…気になってました、なんで今日…僕を部屋に呼んだのか…」
「そ、それはその…最近は暑いから外じゃなくて部屋の方が…」
「…それだけ?」
私の顔色を伺うように下方から向けられた太陽くんの視線は、どこか寂しげで色っぽい。
ウソ…こんな太陽くん見るの、初めて…。
胸がトクトクと高鳴っていくのを感じた。
「それだけの理由で僕を呼んだのなら…先輩は、迂闊です」
「たたたたいようくん?」
「僕は、先輩の思っているような僕じゃない、…僕は、」
真摯な瞳に貫かれて、身動きが取れない。少しずつ太陽くんの顔が近づいてくるほどに胸が早鐘のように音を立てる。
「っ…!」
顎を持って上を向かされ、唇が触れ合った。ふんわりと香った甘い匂いとは裏腹に太陽くんの唇は高い熱を持っている。
ちゅっ、ちゅっ、と数度触れあい、私の唇の隙間から舌を這わせた。
びっくりした。
数ヶ月前の卒業式の日には私からした口づけとは比べ物にならないほど、激しいキス。舌がゆっくりと咥内を這い回り、太陽くんの熱が注ぎ込まれる。
私の舌をからめとって、ゆるりと混ぜる。咥内に溢れるどちらのものともつかない唾液を嚥下して、必死に酸素を求める。
はぁ、はぁ、と短い呼吸を繰り返すほどに苦しくなる。このまま食べられてしまいそうだ、そんな事をぼんやりと思った。
「はっ……美奈子、さん…」
「んっ…」
永遠に続くのではないかとすら思われた口づけが終わる。ゆっくりと咥内から引き抜いた太陽くんの舌先と私の舌が透明な糸で繋がっていた。
それだけは激しいキスをしたのだと思い知らされて、頭がクラクラした。先ほどよりも艶っぽい瞳で太陽くんは私を見下ろす。…私は、今どんな顔をしているだろうか。体が熱くて、胸がドキドキしていて…。
「ひゃっ!」
「……いい、ですか…?…美奈子さん」
「ぁ…え?」
「美奈子さんは…ずっとずっと、僕の憧れの人で…その人が僕を好きで、彼女になってくれて…頭では判ってるのに、実感が湧かないんです…」
「そんな…」
「それに、美奈子さんは会う度にどんどん綺麗になって、大人の女の人になって…僕、ただでさえ年下なのに、これ以上、差が開いたらと思うと…」
「そ、そんな事ないよ!わ、私だって…太陽くん、会う度にカッコよくなってるなって、思ったし…」
「…美奈子さん」
「あ、あと…部屋に呼んだのは、太陽くんだからなんだからねっ…た、確かに私、ここまでの事は考えてなかったけど…けど………きゃっ!」
急に体が浮遊感に包まれ、次の瞬間にはベッドの上に投げ出される。すぐにその上には太陽くんがのしかかってきて、体が固まった。
「もう…我慢、できないよ…せんぱい」
「…し、しなくて…いいよ」
飢えた恋人の腕に抱かれ、私は恐々そのぬくもりを受け入れた。
48 :
太陽3:2010/08/10(火) 22:54:16 ID:b2JKX1Ct
(うわ、うわああ、あわわわ)
そこから先はパニックに次ぐパニックだった。
服を自分で脱ぐべきかどうか迷っている間にパパッと脱がされてしまうし、体中をじっくり触れられて吸われて全身をくまなく愛されてしまった。
「たた、太陽くん…はじめて、だよね?」
「そうですよ?」
「なんか…手馴れてるよぉ…」
「そ、そんなことないです!先輩に触りたくて、必死で…ど、どこか、痛かったですか?」
「痛くはない…よ」
「…よかった」
その一言で柔らかく微笑むものだから、先ほどとのギャップにドキドキしてしまう。
今日一日だけで太陽くんの印象がかなり変わった気がする…。
「…次、行ってもいいですか?」
「次…と、いうか…本番、だね」
「本番です」
「い、いいよっ」
両足を割り広げられて、思わず力んでしまう。
注射の順番を待っている時の感覚を思い出した。太陽くんがカバンからゴムを出して、自分のジーパンのチャックを下ろして…って、その辺りから見ていられなくて、顔を逸らした。
「…美奈子さん、行くよ?」
「う、うん…」
体の真ん中に熱い塊を感じて、思わず体が強張る。
怖い、やだ、無理無理無理!!!って言って暴れたくなる感情を必死に押さえ込む。
「だ、大丈夫…太陽くん、信じてるもん…」
「っ! 美奈子、さん…」
「ひゃっ!」
その瞬間に足を広げられ、中心に衝撃が走った。無理やりに肉を割り広げられる感触に息が詰まった。
「ぁっ!あぁっ…、やっ、はっ…!」
「くっ…美奈子さ…力…ぬいて…」
「わ…か…ない、よぉ…」
全身が強張って痛みに集中している。
熱い感触が体を引き裂きそうな痛みと共に少しずつ押し込まれているのが判る。
「たい、よ…くっ…ん」
「美奈子さん…やっぱり、やめましょうか…?」
いつの間にか涙まで溢れてきていた。慌ててそれを腕で拭うと、心配そうに太陽くんは私を見下ろしていた。
「な…んでぇ?」
「こ、怖いんです…なんだか、先輩を壊してしまいそうで…」
「そんなこと…ないよ…、大丈夫…だよ…」
「でも…」
「太陽くんと繋がる痛みだもん…大丈夫」
「…美奈子さん」
本当は痛くてしょうがないくせに、口からは強がりが出てくる。
太陽くんも、きっとそれに気付いていると思う。でもね、その強がりも本当の気持ちなんだよ?
「美奈子さん、好きです…!」
「うん、私も…」
49 :
太陽4:2010/08/10(火) 22:54:41 ID:b2JKX1Ct
「…あれ?」
「美奈子さん!!」
「きゃっ!?」
ふと、目を覚ますと太陽くんが抱きついてきた。
「よかった、よかった…美奈子さん、全然起きないから…」
「ええと、…なんで私寝て………ハッ!」
ボロボロ泣き出す太陽くんの頭を撫でながらふと思いをめぐらすと、先ほどの情事を思い出して頬に熱が点った。
(あの後、気を失ったのか…)
…そういえば、足の間がとても痛い…。
「すいません!!もう、僕こんな事しません!!」
「え?エッチしないの?」
「しません!!」
「ええ〜?」
恋人同士なのにそれはどうなんだろう…。あまりにも「もうしない!」と繰り返す太陽くんを見ていると、ここで口を挟む気にはなれなくなる。
(…とりあえず、痛いの強がりで我慢するのはやめよう…)
そう、心に誓ってみた。
*
以上です ショタ分が・・・ショタ分が足りない・・・
乙です。
やっぱり兄弟△で3Pとかは、ずるビッチバンビでしか成り立たない気がするので
これはこれでアリかと。
>>46 乙ですっ
ウホッこれはいい太陽
ラブラブしてて可愛いな!バンビも可愛かった
ごちそうさまでした
>>45 GJ!
生まれたては無条件でトラ兄の細い目に似ると思うのでイルカ注意汁
乙です。
そういえば、短期間に複数人と性交すると
父親の違う双子が生まれる事があるとか…
>>54 バンビが多排卵の特殊体質でないと起こらないけどね
普通は一回にいっこしか排卵しないから
GJ
>>54 それなんて僕妹w
確率はものすごく低いらしいがね
青春△や先輩△で妊娠したらどうなるかな
全ての△に対する答えが出たな
>>38 GJGJGJ!
一流大まじ最高過ぎる!
他職人さんも全力でGJです
答えって乱暴だなw
全キャラの子供を産めばバンビ含めて全員幸せってことでもないだろう
人参ネタは好き嫌いがあるから適当によろ
バンビ似の娘が生まれたらどうするんだろうw
正直気持ち悪い>ずるビッチバンビ
>>54 そうなったら真の3人EDですねわかりますん
保管庫で作品数誰が一番多いんだろ?て見てたらバイトが90作品でぶっちぎってて噴いたw
どんだけバイトエロの権化だと思われてんだw
今日は祭ですね。嬉しい。
問題作GJ!!ww
妊娠ネタはリアっぽく感じる、事前の注意に一言ほしい
男は子供ができて嬉しい→責任とってケコン、幸せにするwで済むけど
女は子供出来たらそこで将来の可能性が半分くらい奪われてしまう
いまどきゴムつけない男なんて、バンビを愛してないんだよ
三角で子供できて平和そうなのって兄弟くらいだよな
先輩や青春だといろんな意味で泥沼だw
>>67 でもバンビも馬鹿っぽいから丁度いいんじゃないか?
ティーンズラブ?っつーんだっけ、女向けのエロ漫画だと
思えば、許せるんじゃない?
親友新名×バンビ「カレハトモダチ」
新名視点。
当て馬は誰なのか分からないように書いています。
バンビは名前設定なし。
最後まではやっていません。ライトエロで申し訳ない。
親友愛情の不自然さのつじつまを合わせてみたくて書いた感じ。
続く予定。
「今から相談?いいよ。でもさー、今日家にいないといけないんだよね。
小包みが届くらしいんだけど、家族はみんな用があっていねーの。それでも良ければどーぞ」
家には誰もいない。オレはちゃんと言いましたよ。さぁて、先輩はどうします?
「そう…分かった、じゃあ今から行くね」
ああ、相変わらずアンタはオレのことを信じている。年下の後腐れなく相談できる親友だとしか見ていない
。アンタにとって親友とはやらしいこともドロドロしたことも考えない、清らかな存在なのだろう。
だから、流行りとはいえフリルのミニスカートで男の部屋を訪ねて来られるし、
ベッドの上に並んで座ろうかというオレの言葉に素直に従う。
アンタのしていることは馬の目の前にニンジンをぶら下げているようなものだ。
そして、馬はそのニンジンを食べられない、食べてはいけないことを分かっている。
分かっているのに、走らなければいけないことも。
でも、オレは何とか親友の振りをするんだ。
だって、アンタとオレの数少ない接点だから。同じ年でもなく、同じ部でもないアンタとオレの。
もうじきアンタは卒業するから、同じ学校・同じバイトという接点さえもなくなってしまう。
まるで藁のような関係だ。溺れる者は藁をもつかむ。
しかし、所詮藁は藁でしかないことをオレは何度も思い知らされた。
「男の子がドキドキする時ってどんなとき?」
「男の子にとってキスってどういうものなの」
「女の子にされると嬉しいことって何?」
前々から思ってたけど、この人はなんでこんなことをオレに聞くんだろう。聞けるんだろう。
オレはこんなにドキドキしているのに、こんなことを聞けるアンタはこの状況でもドキドキの欠片もないように見える。
どこまで、いつまで、オレはあんたの清らかで気さくな年下の親友でいなくちゃいけないんだ?
「そーんなにいろいろ気になるんだったらさ、ちょっくら予行練習でもしてみる?」
あくまでカルい調子を保って言ってみる。
「予行練習?」
「そ。キスとか男の喜ばせ方とか。オレが大本命だったら嬉しいぜ、
アンタみたいなかわいい女の子が自分のために頑張ってくれるんだからさ」
「…そうだね、やってみようかな」
やるんデスカ。無邪気なアンタの顔を見ると少しだけ心が痛む。信じるにもほどがある。そんなわけないじゃん。
「よろしくね、新名くん」
「オッケー。じゃあ、まず目を瞑って」
「うん」
目を瞑ったアンタはひどく無防備に見えた。その肩に手を置くと、恐る恐る唇を重ねる。
やっべ、想像以上に柔らかい。背中がぞくぞくする。
一回だけじゃ物足りない。「ん…」と漏れる吐息がたまらない。
「あの、新名くん」
「何?」
「服…」
オレの手はアンタの体をなでくりし、服の下も開拓しようとしていた。
「ああ、これ?シミュレーションだから。シミュレーション。フツー、キスだけじゃすまねーもんだし」
「そ、そうなんだ」
この反応、あの人とキスはまだしてないってことか?でも、いづれはきっと…。
「気になるんだったら、目隠しでもしてみる?そのストールでさ。そうすりゃわかんないでしょ」
そう言うと、オレは返事を待たずにアンタの首に巻かれた豹柄のストールを取り、目元を縛る。
こうすればオレの姿はアンタの瞳に映らない。
それから何もなくなった首筋に思う存分キスをする。目隠しをしているからか敏感になったのかな。
さっきよりもアンタの息が荒くなり、オレの服をぎゅっとつかむ。へぇ、首が弱いんだ。
「に、にいな、にいなく、んっ、あっ」
「だーめだって。オレの名前を呼んだら意味無いじゃん、これはシミュレーションなんだから」
オレ自身はこれがシミュレーションだと思っちゃいないし、この状況でオレ以外の男の名前なんて聞きたくもないけど、オレはあえてそう言う。
理性を保てなくなりそうだからだ。
めくれたシャツの下からブラが見え隠れしている。
もっとよく見たくてベッドの上に押し倒した。アンタが状況を把握する前に、シャツをブラごと押し上げる。
「へぇ…」
オレは息を呑んだ。これはヤバイ。まぶしくないのにまぶしい白い乳房と真朱色の乳首。
着やせするタイプなのか、仰向けになっても胸の形を保っている程度には大きいのは意外な発見。
全部触りたくて、どっから触ればいいのか分からなくなる。
「恥ずかしいから…降りて…お願い」
「恥ずかしがることないって!アンタの体すっげキレーだし?」
オレの体の下でアンタが拘束を解こうと体をくねらせた。オレが腕を押さえているから、胸を隠せないんだ。
好きじゃない男に胸を見せるなんてイヤだよね。でも、降りてやらない。
だって、頬を染めて懇願するアンタってたまんなく色っぽくて、くねらせた姿は誘っているようにも見えて、もっと困らせたくなる。
腕を拘束したまま、柔らかな胸を舐めたり甘噛みする。柔らかいのに先端は舐めると硬くなる。それを果物のように舌で転がす。
少し汗ばんできているようだ。石鹸の香りが肌からほのかに漂ってきた。
「んんっ…ぁっ…」
声に甘さが混じり始める。…おかしい。いくらなんでもおかしい。
なぜアンタは嫌がらないんだろう。好きじゃない男にこんなことされて。
ここまでされてもなおシミュレーションだと信じているのだろうか。
腕を抑えているとはいえ、抵抗されたらすぐにでも離すつもりだったし、それほど力を込めているわけでもない。
試しに腕を片方放してみた。すると、アンタは腕を伸ばしてオレの頭をかき抱き、
「好き」
とささやいた。あ、これってもしかして。
目隠ししているから、オレじゃなくてあの人にそうされていると思っちゃってる?なりきっちゃってる?さっすが学園演劇の主役。
そりゃ、予行練習とかシミュレーションと言ったのはオレだけどさ、マジで残酷な人だよアンタは。
「あのさぁ…これって予行練習だって分かってる?」
「…うん」
予行練習だからヘーキなんだ。アンタにとっちゃオレってつくづく後腐れない、毒でも薬でもない男なんだね。
それならオレはもっと先へ進むよ。予行練習とかシャレとかでは済まされない方向へ。避妊具ぐらいは用意したけどさ。
離した手を彼女の太ももへ伸ばし、体の中心に向かってなぞり上げた。ミニスカートがめくれるくらいに強く何度も。
意図を悟ったのか、初めてアンタの体が硬くなる。息を呑むのが分かる。下着に触れると湿っていた。そして、熱い。
「濡れてんね」
「やっ…」
「親友でも感じるんだ…好きな男じゃないのに気持ちイイんだ」
「…え?」
「男はヤりたきゃ好きな女じゃなくてもヤれるしイケるけど、女は違うと思ってた。でも、アンタは違うんだ」
「何を言って―――」
唇を唇で塞いで言葉を押し止める。
唇を塞ぎながらから指の腹で、濡れているところを中心にいじっくってやった。
硬いところをいじるとアンタの体がびくりと弾み、足を閉じようとするが、オレの手に阻まれて閉じられない。
オレの腕をつかむ手の力が強くなる。息が荒く浅くなる。
「…いや…やめて…やめて」
「ミニスカで誰もいないと分かっている男の家に行って、二人きりになって、
『やめて、そのつもりじゃなかったの』なんて言い訳が通じると思ってんの。
前にオレ、言ったよね。男の下心に気をつけろって。なめていると痛い目に合うよって」
そうだよ、オレは何度も何度もアンタに警告したんだよ。
アンタの親友でいたかったから。
アンタの力になれるのが辛くても嬉しかったから。
アンタの信用を裏切りたくなんかなかったから!
「ごめん、ね、新名くん…ごめん…なさ…い」
涙声で謝る声に、オレの激情は一瞬で鎮まった。オレは一体何をやってしまったのだろう。
「いや…オレの方こそ」とまぬけなことを言いながらその体から降りる。
アンタはよろよろと体を起こすと、震える手で目隠しのストールをほどいた。
ほどくと、瞳からぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。それを見たときの罪悪感と言ったら言いようがなかった。
一方で、上気した肌、涙で濡れた唇、首元までめくれたシャツとブラ、形のいいむき出しの胸、
あらわな白い太腿という五段攻撃に息を呑んでしまうのだからこれまたどうしようもない。
「後ろ…向いてくれる?」
「あ、ああ…」
ぎこちなくオレは後ろを向く。気まずい沈黙の支配する部屋の中、背中越しにしゃくり上げる声と衣ずれの音だけが響く。
「あの…マジでゴメン…いや、謝って済まされることじゃないって分かっているけど…」
「いいよ…新名君が悪いわけじゃないもの。悪いのは私だから」
いや、どう見ても悪いのはオレだし。アンタを裏切って騙して襲ったわけだから、平手打ちされて罵倒されても文句は言えない。
なのに、なんでアンタはそうなんだろう。
「ごめんね、新名くん」
「だからなんで謝んの…」
被害者なのになぜか謝るアンタを優しく抱き締めたかった。でも、オレにはもうそんなことは許されない。
自らの手で信頼を粉々に打ち砕いたオレにそんな資格はない。
やがて立ち上がる気配がした。
「帰るね」
「あの…送ってやれないけど…その、気をつけて」
言ったあとで気付いた。気をつけてなんて、お前が言うかって台詞だよな、これ。
ドアを開けた音が途中で止まる。
「新名くん」
「…はい」
「私は予行練習だなんて思ってなかったよ」
振り向くと彼女の背中だけが見え、それもすぐに視界から消えた。
以上です。ありがとうございました。
>>80 GJGJGJ!
気がついたら投下されていた紫煙できなくてすまんかった
報われてよかったな親友新名大好きだあ!
>>80 全力でGJGJGJGJ!!!!
続き待ってる!!
ニーナもバンビもすっげかわいい!!
ぬおおおせつねええええGJ
たった今青春△やってきたとこに自分的タイムリーだた
>>41さんは未プレイなのかな?
兄弟の家に風呂場がないのも知らないなんて
>>84 そもそもダイニングテーブルってどこに置いてるんだと思ったw
あのダイナーで3人同棲中、なんだよね?
せめてちゃんとプレイしてから書いて欲しいかなーと思う夏の夕方。
△ED後、ダイナー取り壊し→追い出されて他所で同棲してる、と思って読んでたから何も違和感感じてなかった…
自分も同じく
別の場所で同棲中だと思った
エアコンがないのはデフォなのか
そんなつっこまんでもいいじゃないかww
お風呂ないのつらいなあ
エチしたあとは海で流すのか…
エコ?
あれ?ダイナーでもシャワーはあったよな?
まぁ海で全裸アハハウフフでもいいけどね
シャワーといってもボード用のやつだな
>>87 洗濯機もないが、風呂場どころかシャワールームすらないよ
あるのは海の家仕様の、外にあるサーフィンボード洗い用の
水が出るやつだけ
>41はバンビだけじゃなくて全員ゆとり脳だしキャラもなにか違ってるから
ただ設定を借りて3P書きたかっただけでは
スレの情報でキャラをわかったつもりになって話す人は
いろんなスレに出没しているが、大抵何かと勘違いしているからわかるよね
夏の風物詩みたいなもんだし、いちいち突っ込まないでnrnrしておこうぜ
訂正、3Pはやっていなかったなごめん
8W7+MLGuも勘違いしてるんじゃ…?
>>41GJ
普通にプレイしてるときのバンビならいずれこんな感じになるよなw
エロパロなんだから、必ずしも原作の設定と同じでなくても多少は妄想で補完してもいいんじゃない?
West Beach改築して風呂作ったでも、3人で別の部屋借りて住み始めたでも、大きく矛盾して無ければ何でも有り
大体エロ自体が原作にはない妄想なんだから
>>99 思わず唸ったw確かにエロ自体が妄想だもんなww
言うほど>>の41悪くないと思うけどなー
確かにバンビビッチ過ぎだけどw
色んなSS読めて楽しいぜー
アンカーミスったスマン!
>>99 設定はともかく、キャラをここまで改悪されるのは悲しいというか不快。
あとゲーム原作のSS書く場合、せめて一度ぐらいちゃんとクリアして欲しい。
>>41聞いてる?
>>102 風紀委員かよw
注意書きがあったからいいんじゃないの?
自分はそれでスルーしてたのに、噛み付く人が多いので
つい読んでしまったじゃないかw
2chらしい、便所の落書き的SSじゃない
なんでそんなにしつこく噛み付くんだ
クリアしたってポロっといくつか設定忘れることだってあるだろうよ
書いた人、あんまきっつい言い方のレスは
荒らしたいだけの人だと思ってスルーしたらいいと思う
超絶駄文って本人がちゃんと断っているのにな
無視すりゃいいのに、わざわざ読んで罵倒するとかバカかとアホk(ry
まあ、自分で駄文とわかっているのに投下するのもどうかとは思うが。スレ容量もったいねーわな
こりゃ職人も去るわ
だな
一体何様なんだか
悪質クレーマーと似た臭いがするわ
ん???と思ったときは、そっとブラウザを閉じ、おもむろにDSを開くんだぜ
そこには元気よく走り回る○○の姿が!
一見擁護したように見える
>>103がなにげにキツくて吹いたw
前スレにあった琉夏がバンビを「アンタ」呼びとかな
やってないのが丸わかりのSSには萎えるが、見なかったことにすればいいんだよ
無料(通信料)だけでお読みになられているのに
大層ご立派な お偉いご批判ですこと
数々の罵詈雑言にもめげない職人(奉仕活動人)の
皆様の頑張りには頭の下がる思いです
批判する人ってSS書かないの?
読んでみたい…
他スレでSS投下経験ある自分としては、早くても1レス分文章量で1時間以上はかけて書いてるのが分かるから叩くことはしたくない
それだけ時間使って書いたことのない人が叩く
113 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 06:52:52 ID:3fpBL8j/
>>112 かかる時間は人それぞれだから決めつけない方がいい
自分は30分もかからなかったし
おいおい
こんなのバンビじゃないとか改悪だとか喚くのは
テンプレで禁止されてるはずだが?
>>113 そこはどうでもいいんだよ
要は自分の頭から文章を取り出す手間をしてるかってことだろ?
今まで出てたやつはみんなそうゆう手間かけてるなぁと思うよ
たとえ1レス1時間かけようと2時間かけようと1日かけようと、
面白くなかったりキャラ改悪だったり設定まるっと無視だったりして
酷いなあと思うものはあるし、
逆に1レス5分しかかけられてないっぽいものでも面白いものは面白いんだよな、残酷だけどさ。
で、なにorどんなレベルのものでも投下するのは書き手の自由だけど、
それに対してどういう感想を持ち、その感想を自分の胸一つに収めないで
ここにそれを投下するのは読み手側の自由だったりする。
>>114 こういう話題の時に「そうゆう」とか書いちゃうのは笑いを取ろうとしているのか?
そうゆう(笑)
>>115 無駄に人傷つけても自分が満足すればいいの?
読み手も気配りが必要なんだよ
読み手の自由だけど、やっぱり胸のうちに秘めろよと思う
>>118 そう思う人は自分でサイトでもやってた方がいいと思う。
ここは2chなんだし。
書き手はどんなものでも書き込んでいい、
読み手はそれをひれ伏して受け止めていればいいってのはちょっと違うような。
こういう話題になると「職人が来なくなる」云々を言う人もいるけれど、
自分で「超絶駄文」だと分かっているのに平気で投下しちゃう人がこれ以上増えてもなあ…。
書いたものに感想がつかないのが一番きついから
下手だ駄目だと思ったのならスルーが一番効くと思うよ
>>41 翻訳機でも使って書いたの?韓国人?
あまりに稚拙で表現力が乏しいSSなら批判されても仕方ないと思うけどな
>>107と
>>110は投下したけどいい反応もらえなかった職人でしょ?
だからって噛み付かないでよ
たまに良作もあるけど駄作は駄作。
ひれ伏してうけとめろまでは言わないよ。
趣味に合わなければスルーすればいいって思うだけで
それがここでいう気配りだと思ってた
>>119こそ自分の好みにあった個人サイトでも行った方が幸せなんじゃね?
面白くないとかキャラ改悪だとか文句言いたいなら尚更
面白さもどんなキャラかも人によっていろいろ違うだろ
IDが出るとあぼんできるからいいねw
そりゃあ駄作なんて見たくないよ
おかしな台詞目に入れたくない
なのに書いちゃう人がいるんだよね。弁えないで。
雑談でもうまいこと言う人がいるからたまに覗くんだけど
30分とか1時間とかすごいな。自分には無理だ。
>>120 やっぱりこれ、無反応が一番こたえると思うよ。
文句言いたい気持ちはわからなくもないけど。
反応がないと自演でGJつける人もいそうだよね、ここ。
>>126 自分が許せない文章を目にも入れたくない程嫌なら
>>124も言ってるけど文句を言う前にあなたのためにもこんな所来ない方が良いと思う
個人サイト回って自分の理想の文章書いてくれる人を見つけるか
自家発電したほうがよっぽど理想のものが見られるんじゃないかな
どんなSSも適当というか適度に脳内補完して楽しめる自分は幸せだなぁと思った
スレが伸びてるからwktkして開いたのに…
面白くなかったらスルーしようよ
文句言ってる人達よりも、投下する前に注意書きしてる
>>41の方が
よっぽど気配りスキル高いよ
>>130 同意
注意書きあればいーじゃん
でも
>超絶駄文です
は誘い受けウザーと思った
あらー殺伐としてる
別に本人が駄文と思ってようが渾身の出来と思ってようがどうでもいいよww
但し書きさえ書いてくれれば難癖つける必要何もないと思うわー
職人さんは色々越えなきゃいけない障害が多いねー
133 :
小ネタ:2010/08/12(木) 14:24:25 ID:Qd/PcOgF
豚切りすまんが小ネタ
バンビの勝負下着を目にしたときの反応
イルカ「うん…すごく可愛い。オマエもひっくるめて。俺、もう我慢できないんだけど、いい?」
トラ兄「ばっ、オマ!なんつーの着てんだよ…。あぁ?……そりゃ、悪かねぇけどよ…(目をそらし赤面)」
嵐さん「いいな、それ!すげぇそそる。なあ、ほどいてみてもいいか?」
ニーナ「ちょ、破壊力マジパネェ…。(小声で)今すぐ襲いちゃいてぇ…ってか、アンタ可愛すぎ!」
tmtm「そ…その格好は反則だよ(赤面)うん、良く似合ってる。…ねぇ、もっとよく見せて?」
設楽「なんなんだよお前!何がってその格好がだ!俺を殺すつもりか?…目を開けていられなくなったじゃないか…あぁ(頭を抱え赤面)」
タイラー「うわぁ!…ご、ごめん。君があまりにも綺麗だったから驚いちゃったよ」
太陽きゅん「僕、なんか変な気持ちになってきました…せせせ、せんぱいっ!?なにを…あぁっ(ry」
髭「君のその姿は、まさに天使と呼ぶのに相応しいな。さあ、快美の楽園に二人で飛び立とう」
大迫「…オマエ〜、俺が立派な大人じゃなかったら、今頃どうなってたか分からないぞぉ?……凄く、綺麗だ」
前スレの小ネタの人も、
>>133もGJ!
いろいろ想像が膨らむよね
髭の小ネタに大体吹くのだけどこれは恋?
>>128 それは薄々思ってたw
これはねーよ、このキャラのファン怒るんじゃね?ってレベルの糞文でもGJつくしね
どんな酷いのでも読めりゃいいっていう人かもしれないけど
3キャラものは特に読める作品の方が少ないわ
>>128 それ嫌だなあ
さすがにそれやっちゃったらオシマイだと思う
138 :
sage:2010/08/12(木) 15:12:22 ID:BS/Ixjbq
>>136 だからあなたみたいな人はこのスレ見なければいいと思うよ?
またはコテでもつけて名作を投下して萌えさせてください
>>138 ID:BS/Ixjbq
前スレで糞な小ネタ投下してスルーされてたなw
だからって八つ当たりすんなよw
スルーじゃなくて容量不足で書き込めないんだよ
一個目の小ネタは普通に良かったよ
>>139 スルーされるのは構いませんよ。
どうせすぐ落ちるスレだし。
反応が欲しかったこちらに書いてます。
変な人がいないから気楽に落としたっていうのもありますけどね。
で、結局小さいネタでも投下はできないんですよね?
厨メスレとか見てるとあなたみたいな人がいろんな人の創作意欲を
削ぐんだなあ…としみじみ思います。
毎日粘着お疲れさまです。
>>141 >毎日粘着お疲れさまです。
意味不明
自分の意に沿わないレスは全部同じ人間が毎日書き込んでる、
とでも思ってるの?
あなたこそこんなとこ見ない方がいいよ、真面目に
>>141 こんな人の書いたSSとか読みたくない
というか前スレで小ネタ書いてたのと同じ人がこんな書き込みするなんてショックだ
もう荒らさないでください
>>142 いえいえ、私は投下してくださる職人さんは皆尊敬していますし
楽しませていただいているのでこのスレは見ますよ。
職人さんをいちいち貶めるためでなく、作品を楽しむためにね。
私の「意に沿わないレス」は無駄に作品を貶めたり職人さんを
叩いたりするレスです。
自分が書いたものに対してだけではないですよ。
あとここに噛みつかれると思っていたんですが。
>で、結局小さいネタでも投下はできない
>厨メスレ
>>143 失礼いたしました。面白がり過ぎましたね。
エロくてキャラ崩壊してなきゃ何でもいいよ
特殊設定は但し書きと名前のNGさえあれば無問題
>>144 ID:BS/Ixjbq
全然会話が成立しない人だな…
もう相手しないけど、あなたの言う厨メスレとやらが何処にあるか知らんし、
噛みつくも何もないから
何か色々と思い込みが激しいようだが頭大丈夫なのか
長文レスする人って年とってそう
お盆休みか・・・
少し気になったので質問
避難所にエロパロスレ作ることは無理?
規制の煽りをくらって投下できない職人さんもいる様だし
>>149 乙女向け一般用だから難しいんじゃないかな…。
代行という手段はあるわけだし。
規制があろうがなかろうが、この殺伐としたところに
投下したがる書き手さんなんていないよ…
何でこんな気配り0なスレになっちゃったんだろ…
悪口書く人も偉そうな人も荒らしに反応する人も
みんなはばたき市から出て行ってくれ。
テンプレの注意書きに、
6.荒らしが来たと思ったら徹底的にスルー。
荒らしに反応するあなたも荒らしです。
とか、要るようになったのか。悲しいなあ。
前スレ672-679に投下した方すごい!
1行で表現できそうな文を5行くらいに水増ししてる!
「コウちゃん」「不二山くん」て単語が短いセンテンスの中に何度も出てきてゲシュタルト崩壊起こしそう!
これはなかなか書けないと思った!
>>153 「自分の好みでない作品があってもスルー」
「荒らし・煽り、叩きを含めたネガティブなレスは完全スルー」
辺りを増やそうか?
保管庫からの引用だけど。
職人さんを守るためにも、次スレ作成のときに注意ね
>>155 悪いが、なんか必死過ぎて引く…
ボコボコにされた職人本人じゃないよな?
そう?
155じゃないけど、このくらい書いとけば荒れたときに1嫁で済むから楽そうって思った
書き手にも読み手にもお互い“気配り”は必要です。
ってあるように、どちらの立場からも気配り値が高ければ、
今みたいに荒れることはなかったんだろうけど、
今更言い出しても仕方ないしね
予防線は多ければ多いほどいい
6.荒らしが来たと思ったら徹底的にスルー。
自分の好みでない作品があってもスルー。
荒らし・煽り、叩きを含めたネガティブなレスは完全スルー。
荒らしに反応するあなたも荒らしです。 (★NEW!)
・・・でFAですかな?
>>155 さんの言われる通り、次スレ作成のときに注意お願いします!
友達と遊んで気配り強化しまくれ
嗚呼なんでキューティー3でデートがないんだ…
以下小ネタ
カレン「バンビ!これ似合うよー着てみて!」
バンビ「えぇ!? そんなスケスケの下着いらないよぉ…」
ミヨ「バンビ。今月のバンビのラッキーアイテムは“スケスケ下着”だよ?」
カレン「ほらね? 早速試着してみよう?」
バンビ(本当かな…)
ゴソゴソ…
バンビ「わぁっカレン…! 脱がさなくても上から着ければ…」
カレン「だぁめ。ぴったりかどうか確かめないと。あっ今着けてるのもバンビらしくてイイ♪」
バンビ「ミヨ〜…! 靴下は今要らないよぉ〜」ミヨ「きわどい下着に清楚な白靴下がアクセント。…バンビ、かわいい」
店員(あの試着室、なんか騒がしい…まぁ女の子同士だからいいか)
>>154 同意
昼間の流れ読んだら、ずいぶん痛い書き手もいるようだし面倒だね
つかネガティブな感想書いたら荒らし扱いってのも異常だよ
アンカー間違えたんで訂正
>>156 同意
昼間の流れ読んだら、ずいぶん痛い書き手もいるようだし面倒だね
つか…ネガティブな感想書いたら荒らし扱いってのも異常だよ
2chではスルースキル装備が常識だと思ってたが、そうじゃない人が増えてるなら
テンプレにいくつか書き加えてもいいんじゃないかな。
今はまだ拙い書き手でも、これから芽が出るかもしれない。
目茶苦茶にこき下ろさなくても賢明な書き手ならスルーされることで自分のレベルを悟るよ。
GJが欲しければそこから努力する。
GJが欲しいだけの向上心のない書き手なら、何度かスルーされれば去るよ。
ここは独特だとは思うけど
荒らしさんと別にネガティブな意見が増えたら投下減ったんだし
スルーした方が読み手にも書き手にも良さそう
読み手は自分の好む作品にGJつければいいだけ
自分の気に入らない作品にGJ=自演認定しても、何の得もない
スルーが一番。
>>159 (本当かな…)がすごいそれっぽくて吹いたww流されバンビかわいい
荒らしだのそれに対する反論だのSSのレベルがどうの〜
みたいな書き込みでスレが伸びてるのが一番くだらないよ
じゃあ空気読まずにこんな時間に小ネタを投下
前スレのおっぱい談義に自分の妄想もちょっと加えてみた
喫茶店会話「胸について」
琉夏
「おれはどんなのでも好き(はあと)」
「そうなの?」
「そっ。あーでも柔らかい方がいいなーふにふにって気持ちいいのがいい。なんなら今から確認してあげよっか?」
「ええっ!」
「冗談。…でもちょっとホント」
琥一
「はぁ?そりゃデケェ方がいいに決まってんだろ」
「そうなの?」
「だな。っかデカくねぇと出来ねえだろ」
「え、何を?」
「そ、そりゃあオマエパ…おい言わすな。お、男のロマンだ」
(………)
嵐
「ないよりはあった方が良いだろ」
「そうなんだ…」
「ああ。」
「……」
「嵐くん?」
「悪い。なんか…俺今変な感じだ…」
「えっ?」
「出よ。送ってく。」
「も、もう?」
「ああ。でももう一ヶ所寄り道する」
(………)
ニーナ
「なーにそんな事聞いちゃって!気になるの?」
「う、うん…」
「そりゃ大きい方がいいけどさーやっぱ重要なのは形なんだよねー」
「えっ?」
「垂れてたら牛みたいだし、だったら小ぶりでもツンとしてた方が…あ、でも周りは大きめの方が良いななんかエロいし
「そうなんだ…」
「そう…ってちょっと何言わすの!期待しちゃってもイイってこと?」
玉緒
「…」
「玉緒先輩?」
「あ、ごめん何の話だっけ?」
「胸の…」
「そ、そうだな別に僕はこだわらない…いやむしろ小ぶりな方が…」
「そ、そうなんですか?」
「い、いや最後の方は気にしないで!それにその前に何を着てるかの方が重要だからね」
「何を…?」
「そう。あ、ごめん深く考えないで!」(挙動不振)
(玉緒先輩…)
設楽
「お、おまっ、何言ってるんだ?」
「どうかなと思って」
「べ、別に大きさなんて普通で良いだろ聞いてどうするんだ」
「どうって…」
「ああもう…俺を誘惑する気か?どうしてくれるんだ」
(設楽先輩…)
髭先生
「そんな事聞いて、どうする気だ?」
「えっ?別に深い意味は…」
「そうだな。小さくても全く構わない。むしろ小さい方がこれから色々と…」
「えっ?」
「いやこっちの話だ。…今から家に来ないか?君の入れたコーヒーが飲みたい」(藍沢先生…?)
太陽
「せ、せんぱい!そ、そそんな!僕どうしたら…」
「太陽君?」
「ぼ、ぼ僕は…!!!!」
(爆発)
タイラー
「え、君がそんな事気にすることないよ!」
「そうかな?」
「うん、どんな君だって全力で好きだよ」
(平くん、堂々としてる…)
いろいろミスしてたらごめんなさい
>>168 太陽の爆発に萌えたwwwwGJ!
わたしも空気読まず投下します。
設楽×バンビです。
△発生中、ですが玉緒の出番は名前のみ。
次の書き手さんが光臨するまでのツマミにでもなれば幸い。
規制により初めて携帯から投稿します。もたついたらすみません。
最初の出会いはなんだったか。
ピアノを捨てよう捨てようともがいて、苦しんでいた時期だった。
夏の終わりだ。
まだ暑くて、すぐに夕方になる時間だったのに音楽室の中に差し込む日差しがきつかったのを覚えている。
正直、最初はそこらにいる女と似たか寄ったかの印象しかなかった。
けれど、彼女の存在が自分の中で抗いようもなく変わってきたとき……あの出会い方を、ほんの少し悔やみは、した。やりなおしたいとさえ思った。
彼女が入学後にすぐ生徒会執行部に入ったのも知らなかったし、
ふたりで花火に行っただとか公園に行っただとかいうのもあとから聞いたし、
3人で遊ぶようになったことを、紺野が内心では複雑な気分でいるのも気付いている。
「設楽先輩、きいてますか?」
「ん?……ああ悪い、最初から頼む」
「もう!」
彼女が怒る。
もちろんちゃんと聞いていたとも、紺野と職員室の前で出会った話だろ?
感情表現豊かな彼女は、俺の小さな嘘には気付かずにもう一度同じ話をし始める。
いまのところいい友達、いい先輩。
遅れをとった自分の、ポジションだった。
出会ってからもうすぐ1年。
こうやって2人で出かけることも増えた。もちろん、紺野と3人で出かけることもあるけど、最近はわざと2人で、を強調して誘い出している。
それに気付いているのかいないのか、彼女はいつもにこにこと一緒にいてくれる。
「じゃあ、そろそろ時間ですし、行きましょうか」
腕時計を見て、彼女は席を立った。
今日の予定はプラネタリウムで、今期の特別上映を見ることだ。
ちょうど夏休みにやってくる流星群をテーマにしているらしい。
上映されたプログラムの出来はなかなかのものだった。
三大流星群のひとつであるペルセウス流星群についてと、やってくるピークの日時、合わせて行われる観測会の告知。実際のピークが朝方であること、ついでにペルセウス座の神話についての知識を補完。
最後に、都会ではなかなか見られない満天の星空から降る流星で締めくくった。
「……綺麗でしたねー」
プラネタリウムから出て、歩きながら彼女はため息をつく。
「ああ。時間を早めていたからもうちょっと少ないにせよ、あれだけの量の流星なら実際に見てみたいな」
「ですよね!……あぁあ、早く大人になりたいな」
「?どうして」
「免許を取って、山に登って、そこから星を見たいです。なーんにもないところに寝転がって」
高校生のうちは夜遅くに出歩かせてくれないんです、うちの親。
そういいながら腕をひろげて、なーんにもないを強調する。
さらさらと草木が鳴る静寂、満天の星空を、……ふたりで。
そんな想像を思わずしてしまい、焦った。
「……先輩?」
「い、いや。…なんでもない」
「変な先輩。ねえ、先輩、高校卒業したら一緒に見に行きましょうよ」
「え?」
「流星群」
今しがたの想像を、よもや透視でもされたのかと思った。
「い、一緒にか」
「はい!きっと、実際の星はもっと綺麗ですよ」「ま、まあ、そうだろうが…いいのか?行くとなると、下手したら日帰りじゃすまないだろう」
このあたりの知識は、プラネタリウムでの解説でさっき得たばかりだ。
時期柄、車での遠出はいつもの倍時間がかかるだろうし、ピーク時は夜明け前だ。
リアルタイム紫煙!
いや、わかっているはずがないのはわかっている。こいつは。
頭の片隅に、俺より先に彼女を特別扱いし始めた友人の顔が浮かぶ。
「…ああ、もう!」
「先輩?」
「はー…行きたいなら、紺野でも誘って行けばいいだろう。あいつは勉強とか、好きだし」
「なんで…なんでですか」
「そのままの意味だよ。お前だって、紺野と行きたいとか思わないのか」
ああ、僻んでいる。
素直に自分で思えるほどストレートに、否定してほしい、だけど肯定するだろうと思う、情けない質問だ。
こういうことを言う自分が嫌いだ。
頭の片隅に、俺より先に彼女を特別扱いし始めた友人の顔が浮かぶ。
「…ああ、もう!」
「先輩?」
「はー…行きたいなら、紺野でも誘って行けばいいだろう。あいつは勉強とか、好きだし」
「なんで…なんでですか」
けれど、口にしてしまう。あいつとの差、数ヶ月の大きなハンデを、意識しているから。
ある意味ではやつあたりに近い俺の発言を、彼女はいつも笑って受け止めてくれる。
けれど、今日は違った。みたこともないほど眉をしかめて、悲しそうな目をした。
「…な、んで」
そんなふうにいうんですか。
つぶやく声が熱を持ってかすれる。
傷つけたのだと気付いたときには遅かった。頬をつたって、大粒の涙が先に落ちた。
「なんで」
ふたつ、みっつ。よっつめにはどうにか間に合う。考える間もなく、抱きしめてしまっていた。
細くて小さくて折れそうで柔らかくて温かい。想像していたどんな感触とも違う。
着ていた麻のシャツに、じわりと涙が染みていく。
どうしていいかわからなくて、腕に力を込める。柔らかい髪の毛だな、と変なときに変なことを思った。
しばらくぐすぐす泣いて、彼女は口をとがらせながら言った。
「わたしは、先輩といきたい、っていってるんです」
「悪かった」
「…んっ」
涙目で見上げられて、制止がきかなかった。そこがまだプラネタリウムの建物の前だということも忘れて、くちづける。
触れた瞬間、ほんの少しだけこわばったように感じた唇はすぐにそれを受け入れてくれる。
「……嫌じゃないのか?」
「もう!設楽先輩の馬鹿!先輩と行きたいんだってさっき言ったじゃないですか!」
「そんな分かりづらい告白があるか!お前は…ああ、もう」
可愛いな。
最後の言葉は聞こえないように言ったつもりが、聞こえてしまったみたいだった。…失敗した。
縁がないと思っていた、一番手近にあったラブホテルに転がり込んで、キスをする。
ゆっくりと服を脱がせ、柔らかなふくらみを吸う。急ぐ必要はないのに、どうしても性急になってしまう。
けれど、彼女から不平の声はなかった。いまこの瞬間だけは、同じ気持ちを共有しているのだと思う。
…確かめたい。
相手が自分と同じ気持ちを持っているのだと、触れて、抱き合って確かめたいと思った。
荒い息遣いとリネンの音だけしか聞こえず、あとは彼女の反応と自分の感覚だけを追いかけるだけだった。
そうやって、繋がった。
いつか降る星を眺めながら、同じように抱き合っていたいです。
そう言った彼女の希望を、近い将来、かなえてやりたいと思う。
終わりです!
途中投下しぐじりました…。重なってるとこはないものとしてあつかってください。
よろしくお願いしまーす…吊ってきます…
>>169 GJ!
生投下に初遭遇して興奮してしまった、邪魔してしまって申し訳ない
バンビに泣かれたらみんな弱りに弱りそうだなw
>>168 タイラーの(キリッ が好きだw
>>170GJ
出勤前なのに読み入ってしまったw
プラネタリウムでキスって綺麗だな…
>>170 GJ!
設楽視点萌えたよー!
ずっと規制で書き込めなかったから、他のSSにもGJ!
投下してくれる職人さんたちありがとう
投下は乙だけど、紺野当て馬とかsageとか書いてた方がいいと思う
しかし嵐・設楽は職人は本当に△相手sage好きだね
設楽職人はともかく嵐職人は新名sageしてたっけ?新名親友シリーズのことか?
大抵は注意書きしてあるじゃない
ここでまでagesage論争カンベンして
SSを分数表記にしない人なんなの?
駄文以前の問題で、ただ番号ふっても意味ないって普通に考えたらわかりそうだけど。
書き手に要望があるならいちいち喧嘩腰になるなよw
別に分数表記じゃなくても最後に「終わり」とか「完」とか
入ってれば困らないけど。
割り込みして作者さんに迷惑かけなければそれでいい。
番号表記ってSSの順番を示すものじゃない?
超個人的な意見だと、分数表記は終わりが見えるようでちょっとさみしいw
結論:書き手氏の好み
結局何が投下されても難癖付けたいんだなw
わかったわかった、よしよしw
ただ読みたい人と書き手がスルースキル最大発動するのが一番な気がしてきた
「荒らしはスルーしろ」「はいはいスルースルー」などの書き込みは、
スルー出来ていない証拠ってな。
スルースキルって、意外と難しいな。
ぶっちゃけ
>>188みたいな書き込みは引く
結局何がなんでもネガティブ意見は見たくないんだね
逆に聞きたいのですが、わざわざネガティブな意見を
見たい人なんているんでしょうか?
投下してくださる人がそれを求めていると思っているんですか?
傍観者としてもネガティブな意見は気分良くないですよ。
まだやってんのか
>>190 そういうふうに取られるとちと違うんだけどなあ
下手くそなやつにお前の文章糞だって言っても直るわけじゃないだろ?
三点リーダーすら使えないやつの文章を批判したってどうにもならんと言いたいのよ
一人の糞を追い出したってまた別の糞が出てくるだけだし、だったら好みの書き手が現れるまでじっと待つしかなくね?って思うんだよね
下手文をこき下ろして荒らして、そのせいで書き手が減る方が嫌だ
まあお前こそスルーできてないじゃんと言われそうなので消えるわ
素直に保管庫更新でも待つよ
>>193 いや
>>184の(言い方はともかく)番号表記についての話は気になってたから
色々意見を聞きたいと思ってた所に
>>188のレスがついたから
自分がネガティブ意見と感じたものは荒らし扱いして追い出すタイプの人かと思った
個人的には叩きより
>>144や
>>152みたいな書き込みの方がも引くもんで
そんなことよりトラ兄の鉄壁の理性を崩す方法を考えようぜ
トラ兄は理性というかあれは優しさなんだよ
これはww
すごい納得した
>>187 1/10とかの表記だと支援しやすかったり
容量の目安になるから読むかどうか判断できたり
推奨されてるスレもあるね
あくまで推奨だし、初投下だと勝手がわからないから
普通の連番表記もありでいいと個人的には思う
>>196 ここまで納得できる回答は初めてですww
>>195-196 こりゃ崩せねえわw
トラ兄から優しさを抜きとることはできないんだよ…あんな優しい大型動物なかなか見ないぜ
無茶振りかもしれんが・・・
「毛を全部刈り取って、丸裸にしてあげる。」
アルパカエロはまだ〜?
バンビパカが妊娠したら、あのアルパカ牧場も荒れるだろうな
>>181 嵐はオチにニーナ使う事がよくあるだけじゃね?
設楽は見てないから知らんけど
アルパカプレイですね、わかります
アルパカだけに有るバカ〜!あ、ぷぷっ
あのアルパカ牧場はなぜかはば学の人間模様を写してるんだよな
浮気してる時に本命とデートに行ったらばれるかもしれん
アルパカとヤマアラシの交尾動画みてきたw
アルパカは発情期が無いのでいつでもおkなんだぜ
>>208 そうなんだ…知らなかった。いつでも臨戦態勢なのか…。
流れ豚切って投下。琥一×美奈子
タイトル「お兄ちゃんと野獣の狭間で」
・バンビ→美奈子、
・主にトラ兄視点(一部美奈子視点)。
・お兄ちゃん呼びが出てきますが、あくまで一途ルートのイメージです。
・舞台はトラ兄家デート。レコードのくだりはほぼ模造。
・文章堅いです。しかも無駄に長いです。ご注意下さい。
「コウくん、お待たせ」
「おう」
玄関先から美奈子がパタパタと出てきた。
迎えたのは琥一とバイクと2人分のヘルメット。いつも通りの待ち合わせ時間。
だが、次の瞬間、美奈子の服装に琥一は息を飲んだ。
チューブトップとフリルのミニスカート。
どれも薄い素材で。体のラインが強調されている。
いつも付けている派手なハットやバングルといった目立つアクセサリーもしていないので
琥一の視線は胸元と大腿・ヒップラインに吸い寄せられてしまった。
おいおい、こいつはヤベぇだろ…見えすぎだ。
この格好は、男からしてみれば格好の餌食である。
柔らかいフリルのミニスカートはふわふわと美味しそうに動くし、
チューブトップで露出した肩と背中は触り放題だ。
左手で彼女を押さえ、右手でチューブトップをまくり、ミニスカートに手を入れる。
そんな風に瞬間的にシュミレートして、琥一は自己嫌悪に陥った。
全くこのバカは。無防備にも程がある。注意すべきか。
いや、注意したら、そんな不埒な考えが美奈子に伝わるだろうか。
季節は夏。しかし秋に差し掛かる手前だ。風邪を引かないとも限らない。
「おい。お前…」
ひとしきり頭で考えた挙句、ようやく目線を外した琥一はやはり注意しようと声を絞り出した。
「ば…バイクで行くのにそれじゃ寒いだろ。なんか羽織って来い」
「大丈夫だよ。コウくんも今日タンクトップでしょ?」
「…でもよ」
「今日暑いしー平気平気」
平気じゃない。お前は平気でも俺が平気じゃねぇんだよ。わかれ。
「さっ行くぞコラ♪」
一方の美奈子は全く意識しない様子でさっさとヘルメットを付けてしまった。
いつになく上機嫌で琥一の口真似をしながらにこにこと笑っている。
仕方なく琥一もヘルメットをかぶった。
なるべく美奈子の体を見ないようにバイクに乗りエンジンをふかすと、
後ろに乗った美奈子が体に手を回して抱きついてきた。
むにゅ。背中越しに柔らかい感触が伝わる。
おい…!胸が。当たってんだよ胸が。
その時、琥一はタンクトップ一枚で来たことにひどく後悔した。
「帰り寒くなったら、コウくん家でなんか上着貸して」
「へぇへぇ」
胸の感触が気になっていい加減な返事をした後、琥一は我に返った。
行き先は
俺 の 家 だ。
マズイ。このまま行くと非常にマズイ。
行き先変更は叶わなかった。
美奈子が「コウくん家でレコード聴いてみたいの!」の一点張りで
他の場所への変更を頑として認めなかった。
この頃は、こういう美奈子の我侭も聞き入れてしまう自分がいる。
「惚れた弱み」なんて言葉が思い浮かんで琥一は情けなさに薄く笑った。
しぶしぶ琥一のバイクは当初の目的地に到着した。
同学区内の美奈子の家から、バイクは数十分でWest Beachに二人を導いた。
キィと独特の音を出して古いドアが開く。
「お邪魔しまーす!」
男の家に入るのに緊張した素振りもなく、美奈子が明るい声を出した。
スタリオン石油仕込みの透き通るいい声だ。
まさか他のヤローの家にもこんな風に気軽に入ってんじゃないだろうな。
一度美奈子に問いただしてみたいところだが、
それで「うん」と明るく言われたら目もあてられない。
第一、自分が美奈子の恋人だという確証はこれっぽっちもないのだ。
彼女の交友関係を問い詰めることで、
返って自分に「お友達」の烙印を押されてはたまらない。
「コウくん心配性だね。本当のお兄ちゃんみたい」
そんな風に明るく言う彼女にひどく傷つく自分が想像出来る。
『お兄ちゃん』という便利な言葉を甘受しながら琥一は何度も傷ついてきた。
違う。俺は兄貴じゃねぇ。お前も妹じゃねぇ。
お前のことが好きなんだ。昔からずっと。
だから心配なんだ。
反面、「頼れるお兄ちゃん」の皮をかぶることで琥一は美奈子の近くに居続けている。
「お兄ちゃんの中身は妹を狙う野獣でした」じゃ台無しだ。
奇跡的な再会も幼い頃から今までの恋心も全て…
全てが壊れちまう。
なのに…こいつときたら肩も背中も丸出しでフリルのミニスカート。
喰ってくれと言わんばかりだ。ワザとなのか、天然なのか。タチが悪い。
琥一は怪訝な顔をしてドアの鍵を閉めた。
カチャリ。閉じ込めた。もう逃げられない。
ドアの鍵の音は、どこか背徳的に聞こえる。
開けといたほうがいいだろうか。もしもの時に、あいつが全力で逃げられるように。
ドアの鍵が危険を回避するためのものなら。
今、あいつにとって一番危険なのは俺だ。
「すごい!これみんなレコード?」
「おう」
「聞かせてー」
部屋のソファに腰掛けて、美奈子は俺のレコード盤コレクションを面白そうに見ている。
俺は妙な空気にならないように、はやく曲をかけようとレコード盤に針を落とした。
部屋の中に広がる'50sロカビリー。
軽快なギター音。爽やかな歌声にノリのいいドラム。自然と体が動き出す。
慣れたリズムに乗って体を揺らしながら、俺はソファに腰掛けた。
大丈夫だろう。この調子なら。
曲に合わせてリズムを取る俺の姿が面白かったのか、美奈子も笑って一緒にリズムを取った。
「へぇ。案外聞きやすいんだね」
「だろ?」
「コウくんのことだから、もっと重厚な曲を聞いてるかと思ってた」
「いやいや。これくらいがいいんだよ」
勿論、ロック歌手の歌う珠玉のラブバラードだってある。
中には美奈子に是非一度聞いて欲しいと思う曲もあったが、
今日はやめとこう。雰囲気に呑まれそうだ。
そのまま'50sのダンスナンバーを聞きながら、
部屋の中で体を軽く揺らして踊る真似をして遊んだ。美奈子はずっと笑顔だ。
よかった。こいつ、いつになく嬉しそうじゃねーか。
ふにふにとリズムに乗って揺れる美奈子。
揺れる胸。琥一は顔から胸に移った視線を慌てて外した。
…胸は見ないようにしねーと…危ないか…
「これはどんな曲?」
カラフルな子供っぽいジャケットのレコードに美奈子が興味を示した。
「ああ…これは…」
針を落とすと、女性の優しい歌声が部屋に響いた。
オルゴールの優しい音色に乗った英語の子守唄。
「ガキの頃な。親がこいつで寝かしつけてたんだと。」
「…ふぅん」
ニヤニヤしながら美奈子がこっちを見た。
失敗だった。このレコードは隠しておくべきだった。
「コウくん可愛い」
「うるせぇよ」
やれやれ。参った。
でも最近はこういうこいつの目も嫌いじゃない。
「る、ららら…」
単調なオルゴールの音楽に合わせて美奈子が鼻歌を口ずさんだ。
楽しそうに歌いながら揺れる。どうやらこの曲が気に入ったみたいだ。
よかった。どうしようもなく退屈で子供じみた曲だが、こいつが気に入ったならそれでいい。
これでいい。こんな風に一日が終わればいい。
ようやく琥一は平常心を取り戻しつつあった。
…と、琥一が安心した次の瞬間。
「ららら…」
するり。左腕に違和感。
「るる…」
ぎゅ。むにゅ。柔らかい感触。
はぁ!?
慌てて琥一が左腕を見ると、美奈子が自分の腕を絡ませていた。
琥一の肩に頭をもたれかけるように密着して、胸を左腕に押し付けてくる。
「るるる…」
鼻にかかる不安定な音色が耳のすぐ横から聞こえる。
妙になまめかしい。
お前、それはヤベぇって。寄るな。胸を引っ付けるな。囁くように歌うな。
この角度からだと胸も太腿も見えるんだよ。
おいおい、生肉小鹿フルコースか。シャレになんねぇ。
「…おい、くっつくな」
「暑い?」
「あぁ、暑苦しい」
「…そっか」
するり。残念そうな顔をして美奈子は腕を解いた。
しかし体勢は変えずに目線だけを琥一に向ける。
「コウ、くん…」
歯切れが悪い声で美奈子が途切れ途切れに言った。
そんな目で見るな。
「こういうの…コウくんは…嫌い?」
空気がぴたりと止まった。
オルゴールの音色も夏の風も全て一瞬止まった気がした。
…あ?今、なんつった…!?
まさか…ワザとやってやがったのか…?
止まった空気が噴出するように琥一のこめかみが沸騰した。
あまりの熱にくらくらとめまいすら覚える。
ヤべぇ。早く逃げろ。
「いや…お前…その…」
「嫌ならいいの」
「いや…だから…嫌じゃねぇ…」
「ううん…ゴメンね」
「だから…そうじゃねぇけど…」
逃げろって。頼れる兄貴をからかってるつもりならここが引き時だ。
それ以上刺激すんな。銃口の引き金は案外簡単にひけるもんなんだから。
「じゃあ…キス…していい…?」
いい…いや違う。ちょっと待て女からすんな。
やめろ。そんな風に安売りするもんじゃねぇ。
夏のせいにして思い出が作りたいなら本気の奴とやれ。
琥一の脳内は必死で本能に抵抗した。
全くベクトルが違うことを考えて、その場をやり過ごそうとした。
…電球だ。洗面所の電球だ。切れてんだ。
小麦粉とティッシュペーパーと洗剤だろ。あと何だ。
生肉…
「…やめろ」
ぎりぎりで理性が勝った。
「ふざけんな」
琥一は美奈子から視線を外して唸る様な声を出した。
喧嘩ならこの声で大概の奴は引き下がる。とびきりの威嚇。
男は恐いんだぞ。キスだけじゃ済まない。
お前を悲しませることは分かってる。
でも、こうでもしないと自分を冷静に保てそうにない。
悪い、こんな声出して。怖いだろうがわかってくれ。肉食獣は怖えーんだ。
怯えろ。逃げろ。頼むから逃げてくれ。
「…コウくん…」
案の定、美奈子はひどく驚いた顔をした。
…が、琥一に怯えることなく、そのまま片手を琥一の頬に伸ばしてきた。
「ほっぺただけ…」
ちゅ。
美奈子は琥一の頬にキスをした。
軽く音を立てて柔らかい感触が頬に伝う。
美奈子は満足気に唇を離すと、にっこり笑った。
「ん…ありがと」
汗がとまらねぇ。
暑い暑い暑い。
そうか8月か勘弁しろ、今すぐ冬になれ。
海も凍っちまえ。
熱い熱い熱い。
息が荒い。こいつの唇奪って押し倒して服脱がせてぇ。
心臓がドクドク言ってる。
『こいつがその気じゃなくても。
手首つかんで口ふさいで圧し掛かれば身動きはとれねーよ』
おい、何考えてる。待て待て待て待て。こいつは妹だ。
『ここまでされて黙っているわけにはいかねーだろ?』
いやいや。だからやめろって。従え。頼むから従え。
従えっつってんだろ!
天使の琥一と悪魔の琥一。
考えが二律背反して琥一の脳内をぐるぐる回る。
理性と本能が本気で喧嘩を始めた。
「コウくん…好き」
「!!」
「…大好き」
決定打。
「好き」という美奈子の言葉が免罪符になって
本能は勢力を増した。理性は勝つ術もない。
ちゅ。
そんなせめぎ合いも知らない美奈子が再び頬にキスすると
とうとう琥一は理性を保てなくなった。
もうどうにでもなれ。
「…好きって簡単に言うんじゃねぇ」
「?」
「男に自分から触るな…」
「コウくん…?」
「何されるかわかってやってんのか…」
「…え」
手首を掴む。美奈子の体がピクンと震えた。
ようやく少し怯えた目。そんな目をしてももう遅い。
「教えてやる…」
琥一の目つきが鋭くなった。
「きゃっ!」
手首を回して美奈子の体を強引にソファに押し倒した。
何が起こったのか分からず驚いて「あ」の形で軽く開いたままの唇に口づける。
舌を入れてかき回し、美奈子の舌に絡めた。
「んー!」
仰向けの美奈子の顔が苦しそうに歪む。
そんな顔も好物だ。もっと見せろ。
くちゅ。くちゅちゅ。
オルゴールを背景に卑猥な音が響く。
ソファベッドに美奈子の頭を押さえつけて、より深くに舌を入れる。
「あ…ふ…っ」
噛み付くように繰り返し何度も何度も。
教えてやる。俺がどれだけお前を好きなのか。
今までどんな想いでお前の事を見てたのか。
「コウくん…っ」
「んは…っ」
「やっ…息できない…」
唇の隙間から美奈子が苦しそうな声を出す。
その少しキーの高い掠れる声がいっそう琥一を興奮させた。
「んーんー!」
押し殺された声を出しながら小鹿はささやかな抵抗を続けた。
しかし、ばたつく細い足は抵抗むなしくがっしりした琥一の足によって固定され
頭はふるふる逃げても舌先がすぐに追いかけてきた。
「じっとしてろ…動くな」
キスの合間で低く琥一が囁いた。
貪られる口内の熱が全身に駆け巡る。熱い。
身動きが取れない。
このまま体の芯まで食べられてしまいそうな感覚に美奈子は震えた。
「んむっ…はぁっ」
圧迫感に耐えて苦しそうに開いた美奈子の目が琥一の目と合った。
細い目がギラリと光を放つ。肉食獣の目。
逆光の中で光るその目は独特な色を帯びている。
コウくんの目。こんな目もするんだ。
怖いけど…。
きれい…。
喰われる圧迫感に怯えながら小鹿は肉食獣に見惚れていた。
下腹からこみ上げるぞくぞくとする恐怖。
チューブトップとミニスカート。こうなることを少しは期待してた。
でもこんな目をするなんて。こんなに荒い息になるなんて。
こんなに強引になるなんて。
「バンビを狙う野獣」
あのときのミヨの占いは当たってたんだ。
「んっんんっ」
琥一は唇を繋げたまま、一方の手をチューブトップにいれ、
下着の上から美奈子の柔らかな感触を確かめた。
「んやぁ…ぁ…」
もう一方の手で逃げようとする美奈子の腰を抱き寄せてソファから浮かせる。
「あっちょっと…コウくん…!」
そのまま美奈子のチューブトップとブラカップを剥ぎ取ると
美奈子に恥ずかしがる隙も与えず、胸を両手で捏ね繰り回した。
「やぁ…痛い…」
弾力のある胸が大きな手に掴まれ形を変える。
苦しそうなうめき声。顔。もっと色んなお前が見たい。
「ねぇ…あぁ…」
熱い手で触られるたびに美奈子の体は熱を帯びていった。
顔が赤い。うっすら汗ばんでいるその顔も好きだ。
「んぁっ…んんっ!」
胸の先端をキュッと指でつまむと、美奈子が更に声を高くあげた。
その反応を追うように胸に噛み付いて舌先で嘗め回す。
くちゅ。くちゅ。もにゅ。
「あっ…やぁ…あ…いやぁ…」
胸の愛撫に反応して美奈子の吐息交じりの声が漏れる。
左胸を揉み続けながら、右胸の先端に軽く歯を立てて舌で転がした。
歯を当てる度に高くなる声。たまらねぇ。
「はぁ…あっ…舐めちゃやだ…やぁ…あっ…」
「美奈子…」
「いや…ぁ…や…」
「…」
まとわり付く感覚の波にのまれて、だんだん美奈子の力が抜けていく。
愛撫にも抵抗せずにソファに身を預けるようになった。
恥ずかしそうに肩で息をする汗だくの小鹿。早く俺のものにしたい。
するり。緩めた足の間から右手をスカートの中に差し入れる。
そのまま下着の隙間から指を入れた。
指に付くなま暖かい液体。下着の下は湿っていた。
「…濡れてやがる」
「やっちょっと…コウくん!そこ駄目…!」
「…力入れんな」
「でっでも…あっ」
「…抜けって」
つぷ。下着を少しずらし、ゆっくりと指を進入させる。
「あ!ああ!やっ!」
爪先、第一間接まで中に入った。中は熱くて相当狭い。
第二間接。
「やぁ!あ!」
美奈子の苦痛に歪む顔。悲鳴に近い声。
相当痛いらしく、目をつぶって必死に耐えている。
やはり…
「…お前…はじめてか?…」
いや、言わなくていい。明らかだ。
女にそんな聞き方はしなくていいだろ。
琥一は台詞をぐっと飲み込んだ。
出来るだけ優しく…
出来るだけ爪を立てずに捕食すると決めた野獣は
責める指をそっと戻した。
美奈子は俺が突然手を緩めたことに少し驚いて
次にされることに身構えるようにこっちを見ている。
うっすら赤く蒸気する体。ああ、今すぐ喰べ散らかしてぇ。
でも抑えろ。ゆっくりだ。
軽く抱き寄せて目線を合わせた。
「わりぃ…やりすぎた。痛いか…?」
「…大丈夫…」
大丈夫という美奈子の顔は明らかに苦しそうだ。
「…悪い…嫌だろ…?」
「…大丈夫」
「無理すんな…止めるか…?」
俺はこの時どんな顔をしていたんだろうか。
欲望と裏腹なことを言ったのが、美奈子には分かったのかもしれない。
美奈子の口が、何かを言いかけて、優しく笑った。
さっきまで苦しくて痛がってたはずの美奈子が、俺の顔に手をのばして。
あの頃と同じ、屈託のない笑顔で言った。
「嫌じゃない…。私、コウくん好きだし、乱暴になってもいい…」
「!」
「前からこうなってもいいって思ってた…」
俺だけじゃなくて、美奈子もこうなることを望んでたんだとしたら。
『お兄ちゃん』ではなく『男』として「好き」だと言ってくれているのだとしたら。
嬉しさで口元がほころんだ。
「…痛かったら…俺にしがみつけ」
「うん」
そのまま抱きしめるような形で美奈子にキスをした。
第二間接。さらに奥。指をひねって、押し広げる。
「やぁっんっ!」
「痛いか?」
痛さを緩和するように更にキスを降らせる。
「んっん…大丈夫…」
更に押し広げて…中指を人差し指に沿わせるようにして入れる。
「ん…んーっんーっ!」
痛みも悲鳴も全てキスで消して、
時間をかけて美奈子の中を蹂躙していった。
ようやく指二本が出し入れできる程度になる頃には、
美奈子は真っ赤になって息も絶え絶えにソファに体重を預けていた。
本当に食べられる前の小鹿みたいだ。
されるがままになっている姿が可愛くていじらしい。
大切な俺の女の子。
俺のもんだ。
あと少しで。
服を脱ぎ捨てて、ゴムを付けた琥一は自分の物を美奈子にあてがった。
「いくぞ…いいか?」
「…うん、来て…コウくん」
口の端を少し上げて美奈子は言った。
こんな時まで気丈に笑おうとすんな。お前のそういう強がりなところも…
「…好きだ」
琥一は低い声で呟くように言うと、ゆっくり美奈子の中に入っていった。
「あっあああああっ!」
「ん…力抜け…」
「あ!やぁ!あぁぁ!」
ずっずっ
擦れる音。中は狭く熱気を帯びて吸い付くようにまとわりつく。
美奈子は苦痛に背を仰け反らせた。
「ふうっ…大丈夫か…?」
「ん!あ…あぁ!…だめっ…痛い…」
「ゆっくりでも痛いか…」
「…ん、やっ痛い…」
髪を撫で、深いキスをした。
口を繋いだまま再び腰を落とす。より深く。
美奈子の悲鳴は声にならず琥一の口に吸収されて、更に深く。
内部に感じる痛みと。肉壁を押し広げて入ってくる異物感。
時間をかけて全部が収まると、圧迫感に耐え切れず美奈子はうめいた。
「…無理…動かないで…」
大好きなコウくんとの一番近い距離。同時にものすごい痛み。
その二つを一度に受けるなんて。
喜んだらいいのか嫌がったらいいのか分からなくて頭がおかしくなる。
「大丈夫か…」
「う…ん…」
「なぁ…動かしてもいいか…?」
ささやくような唸るような低くて色っぽい声。
強い声とは逆に懇願するような弱い目。我慢するのがつらそうな表情。
「…ん、いい、よ」
本当は、すごく痛い。動いたらもっと痛いと思う。
でも、コウくんがすごく切なそうで、「欲しい」と思ってくれるその気持ちに私も応じたかった。
緩やかなストロークは段々速さを増していって、
大声が出そうになった私にコウくんは必死でキスをして痛みを紛らわせてくれた。
やがて興奮も痛みも愛情もごちゃ混ぜになって溶けて、
お互いの声も吐息も口の中に溶けて。
琥一が中に放出すると、美奈子はそのままくたっとソファに倒れこんだ。
小鹿はすっかり食べられてしまった。
「悪い…」
「…」
「大丈夫か…?動くな、体痛むだろ?…しばらくじっとしてろ…」
「…うん」
「…いきなり悪かった」
「ううん…初めての人がコウくんで…よかった」
「コウくん…好きだよ」
「…俺もだ」
琥一の口から照れずに言葉が出た。
「よかった。コウくん一緒に居ても好きって言ってくれないから…
私は単なる幼馴染で…他に好きな人でもいるのかと思ってた」
「…んなわけねーだろ」
ガラじゃないから言葉にしないだけで、心の中じゃ何度もお前を好きだと叫んでいた。
「お前だけだ」
ぎゅ。優しく抱きしめる。もう俺のもんだ。誰にも渡さねぇ。
「…今日はずっとここにいたいな」
「俺はいいけどよ…おばさんが心配すんじゃねーか?」
「ふふ…大丈夫だよ」
「ん?」
「今日はカレンの家でお泊り勉強会をすることになってるの」
悪戯めいた笑顔。まったくこいつは。
こうなることを期待して、しっかり裏工作までしてやがったのか。
敵わねぇな。
「!」琥一はハッと気がついた。
ちょっと待て。そのアリバイは効かねぇぞ。
美奈子の母親とは面識がある(もっとも、ガキの頃から知ってるが)。
いつか美奈子が風邪ひいて見舞いに行ったとき、リンゴを渡した。
その時も単車だった。
同じ単車の音が聞こえて、前に見舞いに来た男が迎えに来て、
娘がチューブトップとミニスカートで浮かれて出かけていって
勉強会で友達の家に泊まりますっつっても、そりゃお前…
バレてんだろ…。
いつか美奈子の親に挨拶に行かねーとな。
そんな事を考えながら、琥一は風邪をひかないようにと
タオルケットを美奈子のお腹にかけて、扇風機の弱風を付けた。
「わかった…今日はここで寝てろ。な?」
「うん」
安心して小さな寝息を立て始めた美奈子の髪を撫でて、軽くキスをして
琥一は満足気に呟く。
「もう、妹じゃねぇよな…俺の女だ」
にっこり。幼い頃の笑顔で微笑む野獣がそこに居た。
いつしか止まったレコードの音。二人の寝息。
West Beachには、残暑の風と波の音が心地よく流れている。
END
*
以上です。長くてすいません。トラ兄好きが高じて書いてしまいました。
床ローリング作業に戻ります。
早朝GJ!
早起きして良かった〜
おおおお!!GJ!!電球で吹いた
GJGJGJ!!
トラ兄最萌えの自分、歓喜だよ!
トラ兄の必死な心境にも萌えつつ吹いてたけど、電球のとこで一番笑ったw
可愛いトラバンビありがとう
>>221 GGGJ!
トラ兄の心理描写がうまくてすごく惹き込まれた
読み進めるのがもったいないと何度も思ったよ
幸せそうなトラ兄とバンビが微笑ましい
床ローリングは私がやっておくからぜひまた書いてくれ
>>210 GJ!
今日は一日中ニヤニヤしそうだわw
タイムリーで良いトラ兄だった〜!
俺 の 家 だ
とかテンポ良くて笑ったwwGJ!
>>20の嵐さん×バンビの続きを書きましたので投下いたします。
※前回を読まないと繋がらない部分があると思うので、是非ご一読ください。
(投下ミスがあるので、保管庫にあるものをお勧めします。)
※PCが規制中なので、携帯からの投下です。
※一頁目でバンビの脳内をニーナがかすめますが、sage描写はないと思われます。
※バンビ視点ですが、主語が入り混じって読みにくくなっているかもしれません。
※バンビの名前は出てきません。
※相変わらず一人でするのが大好きなド変態バンビです。
どうぞ。
229 :
無題1/7:2010/08/14(土) 14:08:47 ID:jopnZ7VW
嵐くんと新名くんと私。
帰り道が一緒だから、基本は三人一緒に帰るけど、
それぞれバイトがある日は先に早退するのがお約束になっている。
今日は、金曜日。
つまり新名くんはバイトで、いつも通り、私は嵐くんと二人きりで帰ることになる。
そう、いつも通り……
「帰ろう」
急に呼びかけられ、驚きで肩をふるわせた。
「?どうした」
あんな場面を見られた後じゃ、やっぱり気まずくて、顔を合わせられない。
それに、嵐くんだってあんなことを…。
あの時の感覚がフラッシュバックして、体が熱くなる。
平静を保とうとするも、意識するなと言う方が無理な話で。
練習中ずっと上の空だったのも、きっと嵐くんは気が付いていただろう。
途中で帰ってしまいたかった。
こんな日に限って、新名くんがいない。
「なぁ、おい!」
「あ、ごめんなさいっ」
振り返ると、嵐くんが心配そうな顔でこちらを見ていた。
近づき、顔をのぞき込まれる。
「顔赤い。熱でもあるんか?」
そうしておでこに触れようとするものだから、びっくりして、
とっさにパシッと、その手を払ってしまった。
思わぬ反応に、嵐くんはすごく驚いた、でも少し傷ついたような顔をした。
「あ…」
心配してくれたのに、私…。
己の馬鹿さ加減が嫌で嫌で、消えてしまいたくて、私は、逃げるように走り出した。
230 :
無題2/7:2010/08/14(土) 14:13:18 ID:jopnZ7VW
「はぁ…はっ…」
嵐くんの視界からとにかく逃れたくて、走って走って、いつの間にか教室にいた。
帰る前に忘れ物を取りに来ようと思っていたから、無意識に足を運んでいたらしい。
がむしゃらだったはずなのに、結構ちゃっかりしてる自分に、ちょっと笑った。
「下校時間が過ぎてるから消灯しますよー」
「あ、はい」
私一人だけの教室を警備員さんが通りかかり、電気を消していった。
するとこの教室内を形取る光源は、窓からのわずかな照明の光と、廊下から漏れる蛍光灯の光だけになった。
時計に目を滑らせる。
もう7時を回るというところで、辺りはすでに暗い。
「なにやってんだろ、私」
散々な一日だ。
自己嫌悪に陥り、その場にうずくまる。
目には涙がにじんだ。
(嵐くん…)
明日から嵐くんにどう振る舞えばいいのかわからない。
少なくとも、昨日までのようにはいられない。
でも、今日のことを、
(なかったことにしたくない…)
きっともう二度とないであろう、嵐くんとの深い触れ合い。
あの感触を忘れたくない。
さっきまで振り払おうと必死だった彼の温もりを、今度は記憶に刻みつけたいと、強く思った。
しえん1!!
232 :
無題3/10:2010/08/14(土) 14:23:53 ID:jopnZ7VW
自分の右手を見る。
嵐くんが、私の汚いところから出たものを丹念に舐めとる光景を思い出し、ドキリとする。
そして、目が、彼の舌の軌跡を辿る。
手は洗ったけど、腕はそのままだ。
まだ、嵐くんの唾液が残ってると考えるだけで、ぞくぞくした。
ブレザーをそばの椅子にかけ袖をまくると、外気を感じ、鳥肌が立つ。
よく見ると、この席は嵐くんのものだ。
その椅子に腰掛けると、更に気分が高揚した。
自分の腕にキスをする。間接キス。
その流れで、指もくわえた。
嵐くんの舌の動きを思い出しながら、その動きを再現しては、反芻する。
暗い教室の空気に、ぴちょぴちょと水音が伝わる。
(私って、こんなにえっちだったんだ……)
でももう、いい、変態で。
この体の疼きを、早く何とかしたい。
半ば開き直りながら、私はまたあの不思議な感覚を得ようと、股間に手をのばそうとして、
「見つけた」
間一髪で、態勢を整えた。
さらなる紫煙
234 :
無題4/10:2010/08/14(土) 14:26:40 ID:jopnZ7VW
「結構探したぞ。お前、なにしてんだ」
「うそっ」
先に帰ったと思ってたのに。
慌てて手についた唾液をハンカチで拭う。
今日嵐くんに驚かされるのは何度目のだろう。
早鐘を打つ心臓の音を聞きながら、必死に言い訳を絞り出す。
「その、えっと、忘れ物を取りにきて…」
「それ俺の席」
「あ、ほ、ホントだ!間違えちゃったみたい」
エヘヘとごまかすが、苦しい。
これ以上つっこみを入れられないよう、立ち上がる。
「それにその格好…」
「えっ?それはほら、走ってきて、暑かったから」
「…ふーん」
こっちは無理のない言い訳だな、と思ったけど、
彼はいまいち納得がいかないという表情をしている。
だけどもうこの際、こまかいことは気にしない。
「まぁいいや。ほら、帰んぞ」
「あ、俺も忘れ物」と言って席に近づく。
さっきはひどいことしてしまったのに、探して迎えにきてくれたのが嬉しくて、
つい、無意識に、彼の手を握ってしまった。
「ん?」
机の中を探る動きが止まった。
「なんか指、ふやけてねぇ?」
あ、右手!
はっとして、嵐くんの顔を見る。
なにか辻褄があったような、そんな感じで、嵐くんの目がすこしつり上がった。
しえん
236 :
無題5/11:2010/08/14(土) 14:32:15 ID:jopnZ7VW
ほんの少しの沈黙。
先に口を開いたのは、嵐くんだった。
「なぁ俺…」
「俺ちょっとショックだった」
目をそらし、急に複雑そうな顔を見せる。
「え?」
「お前に拒否されたとき」
さっきのことだ。
「もしかして嫌だったんじゃねぇかと思って、俺に触られるの」
「なんか、悪い」
「そんなことない!」
とっさに否定する。
そんなこと、絶対にない、と。
むしろ、嬉しいのに。
嵐くんに触れるだけで、ドキドキして、信じられないほど幸せになるのに。
「違うの、」
誤解されたくない、と思ったら、
堰を切ったように本心がこぼれだした。
「嫌だったんじゃないの。ただ、びっくりして…。その、あんなことがあったから、部活、前…。
思い出しちゃって…。あのね、本当は…」
そこまで言って、チラッと嵐くんを見る。
完全に悪い顔だ。
あっ…今、ちょっとニヤッて笑った。
237 :
無題6/11:2010/08/14(土) 14:34:11 ID:jopnZ7VW
(完全に嵐くんのペースだ…)
でも、抗えない。
まだ繋いだままでいる手を握り返されたと思ったら、そのままもう片方の腕で抱き寄せられた。
嵐くんの心臓の鼓動が伝わる。大きい。
一体なにが起こって…?
「お前に見られてると、胸がギューッてなるんだ」
「俺を見る癖つけろって言ったの、ちょっとだけ後悔した」
びっくりして、顔を上げる。
それってもしかして、と。
廊下からの逆光で、嵐くんが縁取られてる。
暗がりで瞳孔の開いた瞳。
その瞳を見つめている内に、
唇が重なった。
「好きだ」
…。
「お前は?」
「私も」
「はっきり言え」
「嵐くんが、好き」
そう言うと、もう一度唇と唇が重なった。
238 :
無題7/11:2010/08/14(土) 14:35:55 ID:jopnZ7VW
「なら復習の続き」
繋がれた手がほどかれた。
腰を持ち上げられ、机の上にのせられる。
今度は深い口づけ。
嵐くんの熱い舌が挿し込まれ、口腔内を動く。
それに応えるように舌を絡ませる。
「ん……ふぅっ………」
何度か角度を変えるたび、口と口の隙間から吐息が漏れ、混ざり合った唾液が顎を伝う。
唇を離すと、それがつっと糸を引くのが見えた。
「なぁ」
はっきりと働かない頭が嵐くんの呼びかけに反応し、ぼんやりと彼を見返す。
「右手、なんであんなだったんだ」
今はもう、水分がとんでもとに戻った右手を掴まれた。
のと同時に、さっきまでの自分の行動を思い出し、顔が熱くなる。
何もかも見透かすよう瞳で見つめられる。
うそをついても無駄だ、と思った。
「…嵐くんに舐められたのを、思い出して…」
蚊が鳴くような、という表現が当てはまる声で答えると、嵐くんは「へぇ」と呟い
て、私の指をくわえた。
「ん…」
つい先ほどまで、もう二度と経験することはないだろうと思っていた感覚。
喜びに満たされ、秘所がジワリ、と濡れるのを感じた。
239 :
無題8/11:2010/08/14(土) 14:38:11 ID:jopnZ7VW
とめどない欲求に、指だけじゃ、物足りなくなる。
「あの…」
手首の辺りを舐めている嵐くんに呼びかける。
舌をのぞかせて舐める姿は、すごく色っぽくて、視覚的にも興奮させられる。
「ほ、他のところも…」
恥ずかしさで頭が爆発しそうだ。
でも、嵐くんも我慢していたのか、今度は意地悪せずに、お願いを聞いてくれた。
シャツのボタンを、一番下のひとつを残して開けたあと、ブラをたくしあげ、胸に顔をうずめる。
シャワーを浴びたばかりの嵐くんの髪から、シャンプーの香りがした。
「柔らけぇ」
左腕で腰を支え、右手では胸をいじり、口でもう片方の胸をついばむ。
「あっ…」
自分でやるのとは明らかに違う刺激に、体を震わせる。
嵐くんが右胸の中心部をくわえると、耐えられなくて、大きめの声が出てしまう。
「あ………はぁ………っ」
堅くなった頭頂部を舌と指の両側で転がされ、一際大きな声が漏れる。
「あっ!……あらし、くん………んっ……待っ」
頭のなかで、違うよ、もっとだよ、という声が聞こえた気がして、
それに呼応するかのように下半身がよじれる。
240 :
無題9/11:2010/08/14(土) 14:40:48 ID:jopnZ7VW
(もっと、欲しい…)
自分からはとても言葉に出せない思い。
でも、嵐くんにそう呼びかけるみたいに、
刺激を流すためにスリ寄せ、堅く閉じていた下半身の力が抜けた。
それが伝わったのか。
「俺も止まんねぇ」
嵐くんが顔をあげ、また吸い寄せられるようにキスをする。
そのまま耳、首と唇でなぞりながら、手では下半身を探る。
その手が、秘所に辿り着いた。
「すげぇ濡れてる」
あの時、嵐くんに焦がれて、求めた言葉。
ショーツをはぎ取られ、嵐くんの手が、秘部を包んだ。
一度だけスッと割れ目をなぞり、その間に指が沈まると、くちゅっ、といやらしい音が響いた。
「あっ……」
肩を掴んでいた手に力が入らなくなって、首に腕を回し、必死にしがみつく。
「顔、見てぇから」
その腕をほどかれ、足と足の間に体を入れられ、完全に机に組み敷かれた。
顔を隠せないよう、腕を押さえられる。
「お前、なんかやらしい」
「そんなこと……言われて、もっ、あっ」
「俺のこと考えてひとりでするくらいだもんな」
「ちが、や………あ、ああっ………!」
一番敏感な部分をこすられて、否定しようにも、言葉を続けられない。
今、悪い顔してるの………?
確認しようとしたが、与えられる快感がそれを邪魔する。
「指、入れるぞ。痛かったら言えな」
探り当てられた穴に、ゴツゴツとした指が侵入してくる。
「んぁっ……」
「熱い。マジで火傷しそうだ」
「あ、あぁ……、ぁ…っ」
大好きな人の指が、膣内を割り進む。
その感覚に耐えられず、思わず首をふる。
「痛いか」
さらに首をふる。
痛みではないと知ると、嵐くんは挿したままの指でお構いなしに攻め立てる。
一本目に完全に慣れた様子を見てか、もう一本、追加される。
ジュブッ
慣らされ、濡れに濡れた膣は、簡単にそれも呑み込んだ。
「んん!」
付け根まで埋められ、二本の指で上下左右、内壁をこすり、一気に入り口まで引き戻す。
そうやって何度も挿し抜きされ、最後、ぬぷっという音と共に、体内がからになった。
「はぁっはぁ………」
「はぁ…」
時折洩れる息遣いから、嵐くんも興奮してるのが伝わる。
思考停止状態の頭が、どこか遠くで深い呼吸音を確認したあと、堅くなったものをあてがわれた。
ああ、ひとつになるんだ、と漠然と思った瞬間、
嵐くんの動きが止まった。
「悪い、ちょっと…」
突然、嵐くんがバツの悪そうな顔をして、椅子に掛けてあったブレザーを私の上にかぶせた。
そしてそのまま教室から出て行ってしまった。
(そんな…)
突然のことに思考が追いつかなくて、ただ呆然と彼を待つしかなかった。
しばらくすると、なんだかサッパリとした様子で帰ってきた。
「やっぱ、ここまで」
「え?」
いきなりの発言で、頭に?が大量に浮かぶ。
「どうして…」
不満げに疑問を投げかけると、真面目な答えが返ってきた。
「今日、避妊とか性病とか、いろいろ考えさせられた」
「俺コンドーム持ってねぇし、直接はやっぱり駄目だ。無責任なことは出来ねぇ」
真剣な眼差しで、私を見つめる。
「続きはまた今度な」
ふんわりと頭をなでられる。
そこまで言われると、何も返せない。
(私はそれでも構わないのに…)
でもふと脳裏に、今日の家庭科のDVDや、できちゃった結婚のニュースが浮かんで、少し怖くなる。
それに、嵐くんもしたくて、それでも我慢してくれているのなら、それはそれで嬉しい気もした。
複雑な気持ちを抱えながら、
仕方なく渋々と、嵐くんの手伝いを借りながら、服を着直す。
そして立ち上がろうとする、が、
(た、立てない)
腰に力が入らない。
「あ、あの…」
困ってしまって、嵐くんを見上げる。
ちょっと間があった後、彼がふっと優しく笑ったと思ったら、体が浮き上がった。
抱っこされてる。
「まさかこれで帰るの?」
「お前一人くらい余裕」
「そういう問題じゃなくて…」
(でも、いっか…)
胸一杯に幸せが満ち、嵐くんの体に体重をあずけ、目をつむる。
そして、まだ治まりきらない体の火照りを感じながら、今日の夜、一人での営みのことを考えてまた少し、体が疼いた。
支援=邪魔
以上です。
申し訳有りません、改行で手間取ってしまい、また投下がもたついてしまいました。
嵐さんがイク寸前の女を放置するという、最低に理性的な行動をとりますが、
性教育を受けたばかりだということで、ここは一つ。
余談ですが、この嵐さんはちゃんとセックスの存在を知っていて、授業でのことを聞くと、
「子作りなんて人前で答えらんねーだろ、普通」
と、帰り道でバンビの疑問に答えたようです。
それでは失礼します。
続き→予定なし
お疲れ様でした!
続きないのが残念!!
小ネタ投下
以前『喫茶店会話』っつー設定でどなたかが言っていたことなんだが
「好きな体位って何?」というバンビの質問に対して、各キャラの反応です
イルカ「俺?オマエとエッチ出来るなら、何でもオッケー」
バンビ「何でも?」
イルカ「……ホントは、後ろからが好き。イケナイことしてるみたいで」
(ルカくん、バックが好きなんだ)
トラ兄「バ……ッ!オマ、何言ってやがる……!」
バンビ「聞いちゃいけなかった?」
トラ兄「べ、別に悪かねぇけどよ……その、なんだ……オマエがよ、上に乗って動いてると……バカ言わせんな」
(騎乗位が好きってことかな?)
嵐さん「俺、立ったままお前を抱きかかえて入れんのが好きだ。いいぞ、あれ。足腰のトレーニングになる」
バンビ「ト、トレーニング?」
嵐さん「練習メニューに入れるか。そうすれば毎日お前と出来るし。一石二鳥ってヤツだ」
(わたし、死んじゃうかも……)
ニーナ「ちょ……っ!その質問、大胆過ぎるっしょ!」
バンビ「ダメだった?」
ニーナ「……またこの子はそんな可愛い顔して〜……はぁ……俺はアンタが気持ちイイなら何でもいいけど、顔は見てたい。ずっと。最初からイク時まで、ね」
(ニーナ……)
tmtm「き、君!どうしてそんなことを!」
バンビ「玉緒先輩の好みを聞きたくて」
tmtm「……好み、か。そうだな、僕は個人的には乱れ牡丹というのが好きなんだけど、あれは鏡がないとその性質を十分に発揮出来ないからなぁ。難しいよ」
バンビ「みだれぼたん?」
tmtm「あっ、いや!その、これは江戸四十八手と言って……違うんだ!たまたま本で見ただけで!」
(玉緒先輩、勉強熱心だなぁ)
ぼっちゃま「た、体位だと?お前は何を考えているんだよ!?」
バンビ「すみません、気になっちゃって」
ぼっちゃま「あぁもう……そういうのは口にするもんじゃないだろ。だいたい俺が“正常位が好きだ”と言ったところで、毎回そうなるとは限らないじゃないか」
(設楽先輩、正常位が好きなんだ)
イメージと違ってたらスマン……
嵐wwww
玉緒さんマジ勉強家っすパネェっす
一周でこの喫茶店会話一通り拾ってたら、とんでもないバンビッチだな。
琥一の話はこれはいい琥一。奴はどうもバンビから誘わないと段階が進まない気がする。肉食獣なのに!
乱れボタンでお茶吹いたw
(ルカくんバックが好きなんだ)と冷静に記憶に刻んでるバンビが愛しい
>>246 それ呟いたの自分だw
ありがとう形にしてくれて
ニーナは対面座位でちちくりあうのが好きって感じか
単純計算すると、3年で6人なら半年で1人か。
半年ごとに男が変わるのってビッチかなあ?
もっと遊んでる女もいるしwww
っつか全員手玉か羨ましいな肉食バンビ
乱れ牡丹、ネットで調べた。
鏡使うとかなりエロい体位だな。萌えた。
>>228 本能に赴くままのバンビがかわいいし
嵐さんの大人な所も垣間見れて本当にGJでした!
夜の教室いいね!
トラバンビ、超もだえました!
私も!トラバンビがすごく好みでした。
すごくキャラ掴んでるし、私的には神ですた。
できたら他キャラでも書いて欲しい〜
小ネタもGJGJ
好きです
>>254 六人並行だと捉えてた。
かつ爆弾は発生させないのがわたし流のバンビで。
体位小ネタの嵐ワロタwww
あちらの大きさは手のサイズに比例すると聞いたことがあるので
Lサイズ設楽先輩と泣き虫バンビを書いてみました。
設定は3年目8月、吹奏楽部マスター取得のバンビと一流音大の
設楽氏です。
エロは5/11から。後半擬音が入りますので苦手な方はご注意ください。
カチ カチ カチ
ハザードの音だけが静かに響く、心もとない密室。
「ん…ふぅ…」
私の後ろに回っている設楽先輩の大きな手が、ブラウスの上から優しく背筋を往復している。
その堪らなく優しい手の動きとは逆に、触れ合う唇はどんどん熱を帯び、やがて私の唇を
そっと噛んできた。
これは深く口付けを交わす合図。何度もキスをしているうちに二人の決め事になっていた。
先輩のよびかけに応えて、私は少し唇を開いた。
熱くて甘い設楽先輩の舌が私のそれを優しく誘う。
その間も背筋への優しい愛撫は止まることなく続いていて、私は半ばしがみつくように
先輩のシャツを握り締めていた。
先輩が触れているのは唇と、背中だけ。
それなのに体の芯から全身に駆け巡る、叫びだしたい様な、そのくせとろけてしまう様な
甘い疼きに、知らずと腿が捩れ私は溺れそうになって、唇を離した。
途端、ぎゅぅっと強く抱きしめられ
「今日はここまで」
先輩は言うと、指で私の唇をそっとぬぐって頬を包み、少し強引に上を向かせた。
「今度の週末、ご褒美に別荘につれて行ってやるから準備してろ。…泊りがけでだ。」
光の加減で時折赤く見える設楽先輩の瞳は今、本当に燃えているみたいに熱く何かに飢え
ている様で、痛々しい程だった。
「…はい」
先輩の瞳に映る私はどんな顔をしているだろう?…きっと同じ。
頬から離れた手でそのまま私の髪を何度か梳いた後、設楽先輩はふと目をそらして
おやすみと言った。
私もおやすみなさいと返して、車を降りた。
----------
半年前の、設楽先輩の卒業式。
先輩にどうしても伝えたいことがあって学校中を探し回った。
でもどこにも先輩の姿は見当たらず、不安と焦りとで泣き出したい気持ちでいっぱい
だった私は、いつのまにか教会へ来ていた。
そのまま導かれるように扉を押してみるとステンドグラスの前で設楽先輩が驚いたように
目を丸くして立っていたっけ。
「美奈、子?おまえ!なんでこんなところにいるんだ?
ずいぶん探しまわったんだぞ……っておい!何で泣いてるんだよ?!」
卒業証書を放って設楽先輩は私を引き寄せた。摑まれた両腕は痛いくらいで、その強さに
押し出されるように、気持ちがあふれた。
今だ、今伝えなくちゃ!
やっと会えた思い人の顔を見上げて、私は涙もそのままに一気に伝えた。
「先輩私、ずっと…ずっと先輩のことが好きでした。あの雨の日から…うぅん、初めて
音楽室で設楽先輩のピアノを聴いたあの日から、ずっと。このまま先輩と後輩のままで、
一人で学園に残るなんて嫌なんです。設楽先輩、私と…私を恋人にしてください」
言えた。それだけでここの所胸にずっとのしかかっていた重い不安は消えていたように
感じた。
「…あぁもう先に言われた!
…いいか、俺のほうがお前のことを好きなんだからな…わかったか?」
怒ったように言う先輩の顔は真っ赤で、でも最後の方は優しく囁くようだった。
私がこくんと頷くと設楽先輩の顔が近づいてきて、そっと唇がふれた。
その日から私たちは、恋人になった。
----------
先輩の車を見送って私は家に入った。
今日の興奮と、さっきの体の火照りをどうにかしたくてすぐにシャワーへ向う。
卒業式から今日までの日は本当に目まぐるしかった。
春休みに入ると先輩は自動車教習所に通い始めた。(あの、設楽先輩が!)
私が驚くと「おまえと会うのに都合がいいからな。それだけだ」とあっさり言われたっけ。
実際、大学に入りピアノに没頭する様になった先輩と吹奏楽部で忙しくしている私では、
なかなかデートもできずにいた。
でも先輩は時間を見つけては放課後学校まで車で乗りつけ、送ってくれた。
時々は二人で夕日をみたり、公園で一緒にたこ焼きを食べたり。
意地っ張りな先輩がたまに真顔で「早く大学へ来い…おまえがそばに居いないと調子が
狂う」と言ったりすると、一緒にすごせる時間は減ったけど大切にされているのだと
思えてちっとも不安にはならなかった。
だけど…
はじめは触れ合うだけで心が満たされていた。キスをするだけで、十分だった。
それなのに今の私たちは、それだけでは足りなくなっていた。
もう、抱きしめたりキスをするだけじゃ、満たされない。
…次のステップへ進む時が、そこまできていた。
冷たいシャワーを浴びているはずなのに、さっき先輩がくれた熱がおさまらない。
はぁ、と甘いため息が漏れた。
----------
「きゃ〜〜〜!すごいっ、すごく素敵です!いやぁん、これかわいぃ〜!」
2時間ほどのドライブ。森の中にある別荘は小ぶりだが二人で数日過ごす住処としては
最適だ。母親の趣味で建てられたローラアシュレイ調の内外装にはやや抵抗を感じるが、
美奈子の趣味には合うだろうと思って連れてきた。
「おまえ、はしゃぎすぎ」
敷地に入るなり目を輝かせてあちこちと走り回る彼女に呆れた様に言ってみるが、素直に
喜ぶ美奈子につられて頬が緩んでしまうのが妙に悔しい。
まぁご褒美の名目で連れてきてやったのだ。思うように楽しめばいい。
そうしてひとしきり遊ばせて、車から荷物を降ろした。
主寝室に着くなり美奈子は「ぉ、ぉぉぉっ!」と呻き、どさりと自分の荷物を落とした。
「お?」
「お姫様のっ!お部屋みたい!スーテーキーーー!」
そういうとベッドに思い切りダイブした。
「すてき!すてき!本当にすてき!」
ゴロゴロとベッドの上で転げまわる様は子供だ。
「ぁいたっ!」
今度は天蓋の角に足をぶつけたらしく膝をおさえ情けない顔をしている。
本人はどういう意図なのかはわからないが、今の状況はとてもきわどい。
ベッドの上にワンピースの裾をはだけた女が、白い足を露にして涙目でこちらを見ている
のだ。
「あぁもう!…おまえには慎みって言うものがないのか?!」
なんか自分だけが今日の・・・これからの事を気にしてるみたいで面白くない。
俺は動揺を悟られないよう、少し乱暴に美奈子の隣に腰を下ろした。
はっと足を閉じ、裾を下ろそうとする手を止めてぶつけたところを見てみる。
赤くしているが大事はないようだ。
患部をそっと撫でてみると、ぽた、と滴が落ちてきた。
「え?おい、そんなに痛いのか?!今から病院へ 」
「ちっ違うんです。ごめんなさい…私、はしゃぎすぎちゃって。
今日は初めて先輩と二人きりで過ごすから、本当はすごく緊張してて、
そ、それで変なテンションになっちゃって。…嫌われちゃいましたよね?
本当にごめんなさい…」
うつむいたまま、華奢な肩を更に小さくして謝る美奈子を、俺は思い切り抱きしめていた。
----------
「おまえ、前から思ってたけど本当にバカだ」
頭の上から先輩の低い声が聞こえた。
「俺がおまえを嫌いになれる理由ないだろう…ばーか」
そういって私の頭を抱えるように撫でてくれる。
「先輩、ごめんなさい」
優しく包み込むような手が頬に触れて、先輩の大きな両手にすっぽりと包まれた。
「いい加減それやめろ。いずれおまえも設楽に、なるんだろ?」
両手から伝わってくる優しい温もりとは逆に、先輩はやっぱり少し怒ったように言うと
顔を近づけ私の目を覗き込むようにを鼻をこすり、エスキモーキスをした。
近くで見る先輩の目はとても真剣で、少し不安げに見えた。
「うん…誠司、だいすき」
唇がそっと触れ合う距離で、彼はつぶやいた。
「もう一回」
「誠司、だいすき。だいすき…」
答えながら、閉じた瞼からまた熱いものが零れるのがわかる。すごく嬉しくて嬉しくて、
なんだか心と体がフ別になったようにワフワと揺れている。
「んっ…」
いつの間にか誠司の手は私の背中を素肌にしていて、項から腰を優しく往復している。
彼はそっと触れているだけなのに、あるポジションに届くと背中が引きつり声がもれる。
唇を触れ合わせるだけだったキスはすぐに深いものになって。
また私から呼吸を求めて逃げ出してしまう。本当はもっと、もっとしたいのに。
首筋にキスをして彼は私から離れ、足元に跪きそっと靴を脱がせ「こんな事するの、おまえ
だけだぞ」と足の甲に口付けた。
「え?…きゃっ?!」
驚きと熱く柔らかい唇の感触に思わず体をよじると服と下着が、肌から離れていった。
そんな私を見て悪戯に笑うと、誠司は服を脱ぎ二人でベッドに倒れた。
半端に掛かっている服を取り払い、ぎゅうっと抱き合う。
熱と鼓動を感じ、彼の香りに包まれて…全身で触れ合うことがこんなに気持ち良いなんて、
知らなかった。
彼の素肌はとても滑らかで、本人は細いと気にしているけれどストイックに鍛え上げた様
に引き締まった躯体は、とても綺麗だった。
「美奈子」
うっとりと肌に酔っていると優しく呼ばれる。
「…誠司」
応えると、ゆっくりと体が離れていく。
私の頭の後ろに回されてた手が耳をなぞり、顎、首筋、鎖骨へとしなやかに滑っていく。
「ぁぁっ」
鎖骨の間をすり抜けて彼の指はおへその窪みまで降りてから、脇腹をなぞる様に上り胸の
ふくらみを包んだ。
熱くて大きな手のひらに包まれて、優しく揺すられる。
「ぁ…んっ」
私は枕をぎゅうっと握って体の奥から飛び出してくる甘い痺れをやり過ごした。
「おまえとても綺麗だ…」
ちゅぅっと口づけをしてから誠司はさっき手がなぞった通りに耳、顎、首、おへそ、脇腹に
優しくキスを降らせた。
「んん…ぁっ」
少しくすぐったい、甘い快感を呼び覚まそうとする優しい愛撫に私の体は何度も跳ね、
腰の中心が鼓動に合わせて震え、その度に内側から蜜が溢れているのがわかる程だった。
乳房の辺りで柔らかさを楽しんでいた唇が、痛いくらいに硬く張り詰めていた頂をそっと
啄ばむ。
「きゃうぅっ…!んんっ」
今までとは段違いの甘い痺れに、自分でもびっくりするほどの声が漏れ大きく体が跳ねた。
目を開くと誠司は胸の先に顔を寄せ、ぴちゃぴちゃと音を立て舐り時折そっと吸い上げる。
それを見ただけで一瞬気が遠くなるが、それを上回る程の甘い刺激にまた、声が上がる。
私は手で口を覆い唇を噛んで我慢した。
でもそんな私の反応に唇はどんどん大胆になって、口の中で熱い舌に転がされると…。
体中が甘くとろけ、声を我慢するための手にも力は入らず、何かを探すように揺り動く
自分の腰を止めることもできなくなった。
「ああ…んっ。はぁ…せぃ…じっ」
今まで聴いたことがないような甘い声。恥ずかしくて堪らないけど、もう我慢できない。
誠司が応える様に乳房から顔を上げた。彼の頬もうっすらと赤くなっていて、目を細め
「そうだ。我慢しないで、もっと聴かせろ」
と言うともう片方の乳房に唇を落とした。
恥ずかしがったり、本心を隠したりするのは相手の行為を否定すること。
だから我慢しちゃ、いけないんだよ…ね?
もどかしい程の甘い快感にぼうっとしながらも、私はやっと気づいた。
やっと二人で、ここまでこれたんだもの。その想いと心に、素直に体を任せよう。
私は胸先にある柔らかい癖毛に指を絡めた。汗でしっとりと潤み、熱い。
いつの間にか誠司の手は下へと伸びていて、太ももをそっと撫上げた。
「んっ!」
ビクリと体が震える。私の膝裏に回した手で片足を立たせると、誠司の指はそのまま
ゆっくりと中心へ滑り降りていった。誠司の指が触れたところだけが、後を引くように
疼き、がくがくと膝が震える。
これから先の事を予想するだけで堪らなく恥ずかしかったけど、足を閉じてしまわない様
力を入れた。
く、ちゅ…
「はぁんっ」
彼の丁寧で優しい愛撫に、私の中心は触れただけで水音を響かせた。
誠司は、胸の頂から顔を離して
「…よかった」
と少し安心したように言って私の唇にキスしてから体をかがめるように、水音のする方へ
顔を近づけた。
「ぁあっ!」
恥ずかしさで反射的に閉じそうになる足になんとか力を入れて、我慢する。
それを支えるように、誠司のもう片方の手が内股に添えられた。
彼の指が割れ目に沿ってゆっくりと上下する。
クチャ… クチュ… クチャッ…
「ふわぁぁんっ!ぁああっ…ああんっ!」
腰が跳ねる。触れられることを待ちわびていたそこは、漸く与えられる刺激に喜び、
花芯は引きつり、割れ目からは蜜がこれまで以上に零れだしている。
「…おまえのクレバス、動いてる。それに……良い香りがするんだな」
誠司は甘くため息をつくように言うと、そっとそこに口付けた。
ぴちゃっ ちゅうっ
「きゃぁんっ!あぁっ!せ、じっ、そこはだ…っんんーーーっ!」
だめという言葉をどうにか飲み込みんだが、ずっと続いている割れ目への愛撫と、熱く
柔らかい舌から与えられる花芯への刺激に、体も心も破裂寸前だった。
自分でも、わかっていた。彼の指が遊んでいるずっと奥のほうが…もう欲しくて堪らないと
泣いているのが。その証拠に、蜜は涙のように溢れ出ていた。
次第に襲ってくる、大きな何かに追い込まれるような感覚に腰はがくがくと震え、体中
から汗が噴出し足の裏には冷たいものを押し当てられるような感覚が上ってきていた。
誠司はそんな美奈子の腰をしっかりと押さえ、愛撫を続けた。
入り口をなぞるだけだった指を、ゆっくりと蜜壺へ進めてみた。少し入ったあたりで
ひっかかるものに当たったので、傷つけないよう細心の注意を払って慣らしていく。
クチュ クチュ ぴちゃっ ぴちゃっ
「はぁっ!ぅんんっ!あぅ、わ、わたしっ…ああっ!」
ピンクと白を基調としたバラ柄でまとめられた可愛らしい寝室に似つかわしくない、切羽
詰った喘ぎと水音が響く。
上り詰めていく声に、指と花芯へのキスを合わせ、舌でそっと転がしていた花芯を
ちゅうっと吸い上げてみると
「ひゃぁんっ!……あああっ!」
一段と高く苦しげな声を上げて背中を弓反り、美奈子は脱力した。
大きな手がまだ快楽の淵で微睡んでいる私の頭を撫でてくれる。まだ少し痙攣しているが、
大分落ち着いてきたようだ。
彼は額にキスをしてから、私を抱きなおした。
すぐ近くにある誠司の目はあの日と同じ。燃えるように熱く、激しく飢えている。
その矛先は自分である事が、身震いするほど嬉しかった。
「…いくぞ」
短くそれだけ言うと苦しげに目を細めて硬く熱い楔をあてがった。
私が頷くのを確認してから、蜜で溢れたそこにゆっくりと沈めてゆく。
「あぁ…」
「ぁんっ」
同時に声が漏れ、どちらからとも無く唇をあわせた。
丁寧に準備してくれたおかげでよく潤っていたけど、大きく硬いそれを受け入れるのは
想像以上に苦しみを伴った。
「んーっ」
さっき貰った甘い快感はすっかり引いて、体はこわばり苦しいくらいだ。
「美奈子、呼吸、忘れているぞ…ゆっくり息を吐いてみろ…」
気遣うように、髪に潜らせた指を優しく動かす。
そう言う誠司だってすごく、苦しそう。
綺麗な肌に汗の玉を沢山光らせて眉を寄せて…。
言われたとおり息を吐くと痛みも体の強張りも、いくらかましになった。
「…もう、大丈夫」
呼吸が整うのを確認して、誠司はゆっくりと進んでいく。
身じろぎする度聞こえるピチャリという音と、耳に掛かる誠司の吐息。
そっと背中に手を回してみると、彼の背中は小刻みに震えているようだった。
胸がぎゅうっと締め付けられ、彼を堪らなく愛しく感じる。
誠司を迎えている奥が呼応するように熱く、また蜜があふれ出したのがわかる。
ぐちゅ…
「んんんっ!」
「はぁ…」
苦しげに漏れる彼の声。際奥を突かれ、花芯に体が触れて漸く私たちは深く、深くつながった。
私の耳元に伏せるようにしていた誠司が顔を上げそっと額を合わせた。
苦しそうに細められた目が開く。瞳を交わして、今度は私が彼の頬を包んだ。
何も言わなくてもちゃんとわかった。私たちは今、同じ気持ちでいることが。
また涙があふれ、耳元に零れていく。
誠司はそっと唇でぬぐってから「泣き虫」と言って強く抱きしめてくれた。
私は「はぁ」と息を吐いてから身じろぎする度に震える彼の背中を抱いて
「動いても、大丈夫だよ?」
と伝えると、ゆっくりとそれが引き抜かれ、また差し込まれる。焼けるような鋭い痛みを
感じたのは、最初のうちだけだった。
優しく体を揺すられ、奥に彼が触れるたび、体の芯からまた甘い疼きと痺れが広がっていく。
「はぁ…んっ」
「あぁ…」
同時に漏れる甘い声。私が感じるように、彼も…。
そう思うと受け入れているそこが、ぎゅうっと彼を抱きしめた。
誠司は一瞬体をこわばらせて
「はぁっ」
と声を搾り出した。それが合図だったように、優しかった動きは激しく深いものに変わった。
肌のぶつかる音と湿った音。そして二人の艶めいた声は、その音に合わせるように上り
詰めていく。
私は自分からキスをして、彼の唇を噛んだ。誠司は応えるように唇を開き舌を絡ませ深く、
深く口付けを交わした。
「んっあぁっ、ぅん!…はあ…っ…あぁ!」
深く、浅く。不規則に激しく打ち付けてくる熱にもみくちゃにされ、心ごろ何処かへ
飛ばれさてしまいそうなほどの快感に飲みこまれていく。
全身で誠司を感じ、最後の熱を欲しがってぎゅうぎゅうと彼を締め付けてしまう。
「くっ…」
彼は汗を飛ばし、スピードを上げ一段と深く、強く押し入ってくる。
もう限界がそこまで来てる。
伝えたくても言葉は喉に張り付き、激しい喘ぎしか出てこない。
「ふぁあっ!…せぃじっ!ああっ!」
際奥を激しく突かれて私は一度収縮して、弾けた。
「っ!…美奈、子っ!」
最後の収縮で同じ様に彼もまた体を震わせてから、杭を引き抜いた。
「ああっ」
私は肌で彼の迸りを受け止めた。
暫く二人で惚けた様に抱き合い…息が整った頃、見つめ合う。
彼の瞳にはまだ快楽の余韻が残っていたけど、とても穏やかで優しかった。
私はどんな顔をしているだろう?…きっと誠司と同じ。
「「愛してる」」
私たちは同時にそう言って、驚き、笑いあった。
以上です。
お付き合いくださった方、ありがとうございました。
GJGJ!
乙なんだが…
設楽…名前違うがな……(´・ω・`)
乙なんだぜ!
ベートーベン→楽聖→設楽聖司なww
途中まで良い感じだったのに、SSで名前間違えたら終わりじゃまいか
ダメだもう別人にしか思えん。
荒らすつもりはないが名前間違いはちょっと許されないだろ…。
推敲とかしないのか?
乙。次からは気をつけような。
名前間違えと擬音に笑ってしまったwww
でも投下する心意気はGJだ!
次回頑張れ
名前間違いドンマイ!
GJでした。
サイズの話で妄想が膨らんだので小ネタ投下します。
以下注意。
・2〜3レス消費予定です。
・サイズの大小にキャラに対する他意はありません。ただの想像です。
・バンビがビッチです。
・本命には手を出していません。
・携帯からの投下です。ミスがあったらすみません。
「ウッ、…くそ、お前の中きついな」
コウくんがわたしにくちづける。
コウくんのは太くて長さもあるから、わたしも最初ちょっとつらかった。
「美奈子、中ぐちゃぐちゃ。感じてるの?」
ルカくんがわたしにくちづける。
ルカくんのはたぶん、大きすぎもせず小さすぎもせずちょうどいいサイズなんだと思う。
初めてのときもあんまりつらくなかった。
コウくんとした後、ルカくんて小さいのかなぁって思ったけど、聖司先輩もだいたい同じくらいだったし、コウくんが大きいんだろうなぁ…。
けど、ルカくんのはもの凄く固くて、ほんとに固くて、たまに痛いくらい。
「ねぇ、美奈子さんの中チョー熱いんだけど」
ニーナがわたしにくちづける。
ニーナは最初、小さいなって思った。
確かに全長は小さいんだけど、問題はそんなところになかった。
ニーナのは、根元がすっごく太いのだ。
そして大きくなるとぐいっと反り返るから、普通に挿れるだけで一番イイところを確実に責められてしまう。
大きければいいってわけじゃないんだなぁ…。
余談だけど、ニーナは遅漏気味なので挿れる前にしっかりフェラチオしておかなきゃいけない。
…顎が疲れちゃった。
「なぁ、もうちょっと力抜けよ。…ん、全部入った」
嵐くんがわたしにくちづける。
いままでコウくんが一番大きいと思っていたけど、
嵐くんとしてから世界にはまだまだ上がいるんだなって思った。
とにかく太くて長くて大きい…。
途中まで挿れるのでも息が苦しいほどで、ストロークされると子宮が痛い。
この大きさを普通だと言い張る嵐くんに、誰か訂正を入れてあげてほしい。
「美奈子さん、どうしたの?」
玉緒先輩がわたしに言う。
「なんでもないです、ちょっと思い出し笑い」
そうなの?と、眼鏡の奥で優しい瞳が笑う。
本命チョコを後ろ手に隠しながら、わたしもにっこりと微笑んだ。
以上です。
嵐さんは超大きいと思うんだ!
これからtmtmのターンww
設楽先輩がサラッと流されるのがなんか涙と笑いを誘う作りで上手いなぁ…
しっかしバンビッチさん最強wとにかくGJ
そして最近書き手の過剰防衛にちょっと泣ける
皆さんいつもごちです
メイン全員と関係持ってるのかよwまさにバンビッチwww
バレた時が怖いなぁ…特にtmtmが
設楽本命・紺野当て馬?ってことなんじゃないの?
289 :
282:2010/08/15(日) 13:39:27 ID:sDLBnuGD
GJありがとうでした!
>>288 紺野本命残り全員当て馬です!
サイズ小ネタGj!面白かった!
tmtmだけはまだ未知の領域なのね
バンビッチ羨まし
小ネタワロタwww
世界にはまだまだ上がいる〜で吹いた
嵐さんwww何故いいはるwww
tmtmのtmtmは未経験なバンビッチか…
うわなにするやめ(ry
世界にはまだまだ上がいるw
だがしかし、大きさや堅さにこだわるのは男だけで
女性にとっては辛いだけであんまりいいことないんだよな
西洋人はフニャチンだがそのほうが負担がなくてよかったりする
そういえば3には外人いないな
投下失礼します
ニーナ×バンビ、バンビ=美奈子です
卒業後、付き合ってる設定でニーナ高3、柔道部主将
一途ルートです
<1>
久しぶりに二人でゆっくり過ごせる筈だったのに。
なんでこんなことになっちゃったんだろう?
目の前のニーナは「あー!」と言って後ろ頭を掻き毟る。
「だからさ、部活の事で相談あるって言われちゃやっぱ無視出来ないでしょー。
オレ、一応、主将だしさ。」
「・・・だからって抱きしめることないと思う・・・。」
うっと一瞬ニーナが詰まる。
「だっかっらー。さっきからなんっかいも説明してるよね?抱きしめたんじゃなくて
だ、抱、き、つ、か、れ、た、の!」
私達の間にまた気まずい沈黙。
そう、見てしまったんだ。
私の卒業と入れちがいに柔道部のマネージャーになった1年生の女の子。
噂によるとニーナに一目惚れしてマネージャーになったらしい・・・。
小さくてかわいらしい女の子でニーナの事が大好き!って言うのが全身から出てる
感じの女の子。
私は気にしないようにしてたんだけど、たまたま今日学校にニーナを迎えに行ったところで見てしまったんだよね・・・。
道場でその子がニーナに泣きながら抱きついてたところを・・・。
そして今、ニーナの部屋で言い争いに至っていて。
ふくれっ面で下を向いてる私にニーナがふうっと息を吐く。
「信じらンない?オレの事。」
「・・・。」
ニーナは誰にでも優しすぎる、という言葉を飲みこんだ。
頭が良くて優しいニーナは友達も多い。そこが彼の魅力で勿論私もそういう所を好きになったんだけど・・・。
「ああ、もう。あのさあ、じゃあオレそうすればよかったの?無視すればよかった?
部長なんだぜ?」
「・・・。」
「みーなーこーちゃーん?」
「・・・。」
「・・・あのさあ、オレもあんまこんなこと言いたかねーんだけどさー。
美奈子ちゃんだって去年とか桜井弟にお弁当とか膝枕とかさー・・・。」
「あ、あれは!あの頃るうが不安定でほっとくと全然ゴハンいい加減だったりしてたから!」
「オレ、あれ結構我慢してたんスけどねー。いい気しなかったよ?
幾ら幼馴染って言っても他の男にそういう事してるの。
それでオレが美奈子ちゃん一回でも責めた?
"るう"は良くてオレはよくないっておかしくね?」
ニーナのその言葉に私はバッグを持って立ちあがり、「帰る。」と一言言った。
アーモンド型のニーナの目が丸くなる。
「え?ちょお、まちまち!今日メシ作ってくれるって言ったじゃん!」
そう、今日は二ーナの家族がいないから学校終わったらご飯作りにいってあげるって言ってたんだよね。その後は勿論、お泊りの予定だった。だ、けど・・・。
「帰る。今のニーナといたくないし、いてもしょうがないと思う。」
思わず出てしまった私の強い言葉にニーナがむっとしたのが解った。
「・・・あっそー。じゃ帰れば。オレ送らないから。鍵はオートで閉まるから気にしないでいいよ。」
<2>
マンションのエントランスに出た所で一気に後悔が押し寄せて来た。
なんであんな強い言い方しちゃったなんだろう?
心臓がばくばくして来た。
今まで言い合いも喧嘩もしたことなかったのに・・・。
(・・・今までニーナが我慢してくれてたから・・・。)
ニーナが私にあわせてくれて優しくしてくれたから。
それが当たり前になってた。
追いかけて来てくれるのが当たり前で。
(あー、もう私のばかばか〜!)
やっぱり謝ろうと思って携帯電話を取りだす。
その時、後ろから走ってくる足音がした。
「あー、いた!もう焦らすなよな〜!全力疾走しちゃったじゃん!」
ニーナが息を吐きながら私の前にくる。
息を切らして全速疾走してきました!って言うニーナのその顔にじわっと私の胸が熱くなった。
思わずニーナの胸の中に飛び込む。
「あーん、ニ〜ナ〜!」
「うわっと!!何々どした!?」
「ごめんなさ〜い!!」
わーんと泣きだした私にニーナは一瞬びくっとなってたけどすぐにいつもの優しい顔で笑って「もう。あんたほんと反則。可愛すぎ。」と言って抱きしめてくれた。
ニーナの部屋に戻ってもまだ泣いてる私の肩をニーナが優しく撫でてくれてる。
小さいころからそうなんだけど一度出てしまった涙ってなかなか止まらなくて困る・・・。
「ごめ、ごめんね。」
「いいって。オレの方こそごめん。きつかった。」
「ほ、ほんとにごめん。こう言うの。重いよね・・・。うざいよね・・・。」
「何言ってんの!超嬉しいって!」
ニーナはそう言ってチュッと私の唇に優しくキスしてくれた。
「だってさ、いっつも焼くのオレばっかじゃん・・・。」
「え?そうなの?」
「もうこれだし。あんたの周りはほんとハイスペック男子ばっかりでさ・・・。
オレいっつも超焦ってたよ?あー、なんか焼かれるのマジうれしいしー・・・。」
ちゅっ、ちゅっとニーナは私の頬や鼻の頭にキスをする。
「・・・オレ変態かも・・・。」
「どうして?」
「な、なんか泣いてるのみてたらもうこうなんていうの?ムラッと来て。」
ニーナはそう言って私を抱き寄せた。
「えっちしよ?仲直りの・・・。」
「えっ、えっ?ニ、ニーナ、ご飯は?」
「なんか我慢できない・・・。いい?」
<3>
ニーナはそう言うと私を床に押し倒して深いキスをしてきた。
いつもは胸を触ってから・・・なのに今日はいきなり私のミニスカートと
ショーツを一気に脱がそうとする。
「きゃっ・・・。ニ、ニーナ?!」
「ごめん、なんか今日理性きかない・・・。久しぶりだし・・・。こういうの嫌?」
「嫌じゃないけど・・・。」
「あ、もう濡れてる?なんで?キスしかしてないのに・・・。」
ニーナの顔が真っ赤になっていて目も充血していた。
ちょっと乱暴に足首までショーツをおろされ、ニーナの指が私の中をくすぐる。
くちゅ・・・と私のそこが鳴ってニーナの指が動くたびにその音が大きくなる。
ほんとだ、全然触られてないのになんでこんなに濡れてるんだろう・・・。
「ねえなんで?なんでこんなに濡れてるの?」
「わ、わかんない。あっ、やっ。」
「舐めたい。舐めていい?」
「だめっ!シャワー浴びてな・・・」
ニーナはあっという間に私の足を持ち上げると間に器用に入って行く。
「だめ、だって、ばあ!」
「可愛い。凄いひくひくしてるし。おいしい。」
「あっ、あっ、あん!!」
私はニーナの猫っ毛かかった髪を掴む。
ニーナの舌が私のあそこをチロチロ舐めたかと思えばべろっと大きく動いたり。
わざと音をならすみたいに私のあそこを舐めたり吸ったり。
その舌の動きと音に翻弄されて頭の中が真っ白になる。
「だめ、ニーナ!い、いっちゃう!いっちゃうから!!」
「いいよ、いって。全部舐めてあげる。」
「やー、や、やー!!!」
びくっと身体の奥から何かが動いて私はへなへなと力を抜いた。
いつもだったらいった後は少し元に戻るまで待っててくれるのに今日のニーナはあっという間に避妊具をそこにつけて私の中に一気に入ってきた。
「あ、あん!ニーナア!」
「すげ。すげーよ、今日・・・。凄いッ・・・。」
「ニ、ニーナ・・・!ニーナも何時もと違う・・・!」
「凄いとろっとろの顔してるよ・・・。超エロい・・・。オレなんか今日もたなさそう・・・。一回いっていい?今日はいっぱいしよ・・・?」
「あっ、あっ!」
ニーナの腰が激しく動くたんびに私の身体も揺れる。
何時もよりも凄い圧迫感。
なんだか二人の周りに蒸気が立ってるような気がした。
なんだか動物みたい・・・と私はもう一度果てる瞬間に呟いた。
<4>
終えた後。
私はニーナの腕枕の中で休息を取っていた。
ニーナは私の髪の毛の中に頭をうずめている。
「ふっふっふっふ、みーなーこちゃん。」
「なーに・・・?」
「オレ、いーこと思いついちゃった。ほら、オレのここに。」
ニーナは顔を上げて自分の首筋を指差す。
「ここにでっかくキスマークつけちゃって。」
「え、駄目だよ!明日も部活あるんでしょ?そ、それに家族の人も・・・。」
「いーの。オレは美奈子ちゃんのモン!って皆に宣言できるっしょ?」
「え、えー・・・。でも。ううん、やっぱり無理!」
「いーから。はい。」
ニーナが私の唇を無理やりそこに押し付ける。
それからさア・・・・とニーナがいたずらを見つかった子供みたいな顔をした。
つけ終わったら、もっかいしない?と。
<終わり>
終わります!
ニーナ好きすぎて毎日生きるのが楽しい!
GJ!GJ!!
ニーナもバンビも可愛過ぎる!
>298
ニーナ萌え!!!イイヨイイヨー
>>304 gj!!!!!
焼きもちバンビかわゆす!
ニーナもバンビもかわゆす!萌えた!
仲直りえちってすごい燃えるからいいシチュだよ
GJGJ
GJ! 嫉妬もニーナも大好きネタなので嬉しい!
・・・
。
使いすぎてて見づらい上に口調も違うし色々糞すぎ
自演痛々しい
金輪際投下しないでくれ
ニーナって嫉妬ネタ似合うなあw
gjでした
後輩だからなのかキャラ的になのか、嫉妬似合うねぇ…
GJでした!
311 :
262:2010/08/15(日) 23:40:03 ID:I85lTbZ5
名前間違いというひどいミスで不快な思いをされた方
また混乱を招いてしまい申し訳ありませんでした。
弁解の余地もありません。
本当に申し訳ありませんでした。
>>297 バンビ語りかわいい!GJ!!
>>311 ワープロ入力、変換ミスってありがちだし、気にしないでな。
次回作楽しみにしてます。
職人さんGJ!
特に
>>282に吹いたw
バンビ冷静すぎるww
ニーナちゃん御馳走様。
仲直りエチうまし!GJ!二人とも可愛い。
>>301 >ニーナ好きすぎて毎日生きるのが楽しい!
「辛い」っていうのが常套句なのに、前向きさもイイ
>>301 主将になったニーナ、責任感強くて男らしくてイイ!
入れ違い後輩女子マネの存在に読んでるこっちももやもやしてしまったよw
勢いで強い言い方しちゃったバンビに折れてくれるニーナの優しさにぐっときた
素敵なニーナSS読めて私も生きるのが楽しい!GJ!
ども。228で嵐さん×バンビを投下した人です。
ヤらせないのもなんだったので、別に一本書きました。よろしくお願いします。
※付き合っている設定です。
※カレンさん印の媚薬使用で多少無理やりの場面があります。
※ニーナが登場します。
※sage表現があるかもしれないので、お気をつけください。
※バンビ=美奈子です。
※結構文体を変えてあります。
※携帯からの投下です。
317 :
無題1/8:2010/08/16(月) 00:16:40 ID:CQYVZaSM
「もう無理じゃん?」
「かな〜」
広い旬平の部屋で、二人同時にため息をつく。
美奈子が嵐が結ばれて早一年。
最近同棲まで始め幸せの絶頂期かと思いきや、彼女には真剣な悩みがあった。
まだ一度も嵐と体を合わせていないのだ。
積極的にスキンシップを試みアピールすると、際どい所までいくが、いつもそこで終了してしまう。
悩みに悩んだ末に、羞恥心に蓋をし、受験が終わったばかりの旬平に相談することにした。
(純粋な興味に加え、)世話になった先輩の力になりたいと旬平も快く協力を申し出たが、
予想以上の嵐のガードの堅さにさすがの彼も頭を抱えていた。
「話聞いてるとさ、アンタにムラッと来てるのは確かなんだよ。
ただなー、それを全部柔道で昇華させてんだよ、あの人」
旬平が対面に座る美奈子に視線をやる。
女としての魅力は十分だ。問題はそこじゃない。
「絶対ヤるのは結婚してからとか思ってそうだし?」
これが問題だった。
考え方が古風、いや自分と比べると前時代の人間とすら言ってもいい嵐なら、そう考えていてもなんら不思議はない。
というかそれしかありえなくね?
「もう自分からヤりたいってはっきり言うしかないって」
「え?自分からなんて絶対ムリだよ!」
「だよな〜」
また二人でう〜んと唸る。
318 :
無題2/8:2010/08/16(月) 00:18:56 ID:CQYVZaSM
じゃあさ、と言って旬平が立ち上がった。
「道具とか使いたくないと思うけどさ、コレ」
途方にくれた旬平は、最終手段だとでも言わんばかりに一本の瓶を持ち出した。
「前にカレンさんからサンプルもらって放置してた奴。
俺こんなのに頼らなくても大丈夫だから美奈子さんにあげるよ、効くか分かんないけど」
美奈子は「媚薬」と堂々と書かれたラベルを見て驚いたが、
これ以上旬平に迷惑をかけるのも申し訳なかったので、ありがたくそれを頂戴し帰ることにした。
*
とは言ったものの、美奈子は手の中にあるこれを本当に使うかどうか決めあぐねていた。
カレンの手製というところは、安心するポイントなのかはたまた不安なポイントなのか…。
一見すると成分表示のないただの栄養ドリンク。
だが蓋を開け覗き込むと、刺激臭を放つ毒々しい紫色の液体がゆらゆらと揺れている。
やはりこんな怪しいものを嵐に飲ませるわけにはいかない。
更に小細工を弄せず男らしく行け、という在りし日の嵐の言葉を思い出し、その小瓶は冷蔵庫の奥に眠ることとなった。
「ただいま」
「あ、おかえりなさい、あなた」
嵐の声と共に玄関の扉が開いたので、ソファから腰を上げ迎えにいく。
美奈子が先に帰っているときは、このやりとりをするのがお決まりになっている。
この日常が愛おしくて、美奈子は今の状態のままでも構わないかもしれないと自分を納得させた。
319 :
無題3/8:2010/08/16(月) 00:21:21 ID:CQYVZaSM
*
「ご飯の用意するね」と一言告げ、美奈子は台所へ消えていった。
「頼む」
そう言って荷物を下ろしてから、冷えた麦茶を一杯飲もうと、嵐もそちらへと向かう。
台所には、料理の仕上げに取りかかる美奈子の姿があった。
それを尻目に冷蔵庫の扉を開けると、奥の方に見慣れないものを見つけたので、手に取ってみた。
栄養ドリンク?
ちょうど疲れていた嵐は、よく確認もせずにそれを口にした。
奇妙な味がしたが、とりあえず水分補給できたことに満足し戻ろうとしたその途端だった。
ドクッ
なんだこれ?
ドクッドクッドクッ
動機が止まらねー。
胸を押さえつけ、壁にもたれかかる。
揺らぐ空間。
手から離れた瓶がゴトリと床に落ちた。
じんわりと汗が滲み、潤ったばかりの喉がまた乾き始める。
あっちぃ。
「嵐くん?どうしたの?あ、それ!」
「おいなんだこれ」
「カレンさん特性の媚、滋養ドリンクだよ!まさか飲んじゃったの!?」
美奈子の声が頭に響き渡り、朦朧とした視界に彼女だけが異様にハッキリと映った。
美奈子が嵐に触れようと拠ってくる。
本能的に危険を感じる。
駄目だ、近づくな。
「だ、大丈夫?」
「やめ…っ…来るな」
来るな。
その言葉とは裏腹に、嵐は美奈子を組み伏していた。
320 :
無題4/8:2010/08/16(月) 00:25:25 ID:CQYVZaSM
『使用上の注意!
この薬は効き目が強いからセックスの直前に2〜3滴だけ使うようにね☆
by Karen(はぁと)』
床に転がった瓶のさりげない表記に誰が気付き得たというのか。
額から汗を流し、目がうっすらと充血している嵐の様子は、美奈子の目から見ても異常だった。
(こんな薬だったの…?)
旬平にもらった薬が嵐の顔を苦痛に歪ませているという事実が、美奈子には何よりも悲しかった。
嵐が美奈子の上を剥ぎ取った。
必死になって嵐から逃れようとするが、身体を絡め取られ身動きがとれない。
「止めてっ」
美奈子の懇願が耳に入らないのか、ハァハァと息を荒げ無言で胸を弄る。
こんなはずじゃなかった。
「やっ、ん……やだよ……」
美奈子の頬を涙が伝う。その瞬間を、嵐は見た。
何泣かせてんだ。
美奈子の涙が失っていた理性を取り戻させる。
違う、俺はこいつを大切にしたい。
沸き立つ欲望を強靭な精神でねじ伏せなんとか美奈子から体を引き剥がすと、
一刻も早く彼女から離れようと寝室へ向かった。
321 :
無題5/8:2010/08/16(月) 00:26:31 ID:CQYVZaSM
めったに使わない鍵を部屋にかけ、布団の上に倒れ込む。
旬平の想像通り、嵐は結婚するまで美奈子には手を出さないと決めていた。
完全に自立してから嫁にもらう。話はそれからだ。
それが男の責任だと。
浮かんでは振り払う美奈子の姿。
(美奈子…っ)
痛いほどにに膨れ上がったモノを一度だけ抜くと、ぐったりと布団に身を投げた。
それから幾分か経ったあと、部屋のドアがノックされた。
「嵐くん…?」
「今余裕ねぇんだ一人にしてくれ」
枕に顔をうずめながら、一息に言い放つ。
「お願い、開けて」
「心配すんな、平気だ」
「平気な訳ないよ、お願い、開けて!」
無理だ。
美奈子の声を聞くだけで膨れ上がる半身。
嵐には、あと一度でも美奈子の姿を見たら絶対に自分を抑えられないという自信があった。
「嵐くん!」
呼びかけても返事がない。
だが諦めきれない美奈子は、小物入れから取り出したスペアキーを使い、部屋に足を踏み入れた。
「嵐くん」
嵐は無言で布団に埋もれたまま動かない。
「こっち見て」
そう言って美奈子は嵐に近づき、背中から抱きしめた。
322 :
無題6/8:2010/08/16(月) 00:27:54 ID:CQYVZaSM
ビクッと嵐が反応した。
「あのドリンク、媚薬なの。嵐くんがその気になってくれればって思って私…。
私、ずっと嵐くんとしたくて、だけど…」
美奈子が震えながらか細い声で語る。
俺の態度が美奈子を不安にさせてたのか。
嵐は女にそこまで言わせてしまった自分を嘲った。
体を仰向けると、タオルを一枚巻いただけの美奈子がいた。
リビングからの光が射し込む暗い部屋の中、白いタオルが美奈子の体を浮き立たせる。
「いいんだな?」
「…うん」
「優しくしてやれねぇかも」
「嵐くんになら、なにされてもいい」
その言葉で、ギリギリで押さえ込んでいた欲望が爆発した。
323 :
無題7/8:2010/08/16(月) 00:31:54 ID:CQYVZaSM
「きゃっ…」
上に跨った状態だった美奈子の腕を掴みひっくり返す。
「どうなっても文句なしだ」
それだけ言って、美奈子の唇に貪りついた。
唾液でべたべたになった唇を離すと、乱暴にタオルを取り払い、胸にしゃぶりつく。
「んん…っ」
美奈子は全身が性感体かのように、どこにどう触れても跳ねる。
もっと胸を味わっていたいが、己の半身がそれを許さない。
準備万端どころか限界はとっくに過ぎている。
胸への愛撫もそこそこに、美奈子の秘部に手を伸ばした。
ぐちょぐちょに濡れている。
大洪水だ。
「うまそう」
嵐が美奈子の秘部にかぶりついた。
止まることを知らない愛液をゴクリと飲み込む。
「ひぁああっ」
数度舌をねじ込むと、美奈子はいとも簡単に達した。
「入れるぞ」
短い宣言のあと間髪入れずに入ってきたソレを、美奈子は易々と迎え入れた。
痛みは伴わない。
美奈子も、ビンに残った媚薬を飲んでいたのだ。
「あああぁあっ!」
一気に突き入れ、夢中で交わす。
「嵐く、好きぃっ……あっぁっ、嵐、くん」
「は、美、奈子」
嵐の堅く反り起ったモノに、美奈子の柔らかい膣が絡む。
初めてということも忘れて腰を捻らせる美奈子の様子に、嵐も気遣いなど忘れ腰を打ち付ける。
「もう、イ、……あああっ…!」
美奈子が一際大きな嬌声を上げると共に引き抜き、嵐も果てた。
324 :
無題8/8完:2010/08/16(月) 00:34:40 ID:CQYVZaSM
肩を上下させ、美奈子が倒れ伏す。
少し興奮が鎮まった嵐は、彼女を優しく抱き寄せた。
「無理させて悪かった」
「いいの。私こそ、ごめんなさい…」
「なんか我慢してたのがバカみたいだ。な、もう一回」
「うん…」
今度はゆっくりと口づけを交わす。
その夜二人は、欲望に身を委ね数え切れないほど愛し合った。
以上です。
前回支援してくださった方、ありがとうございました。
個人差はあると思いますが、私はすごく嬉しかったです。
感想もいただけてホクホクしました。
これが言いたかった!
それでは失礼します。
スポーツ選手に薬とか盛っていいのか…
ドーピングに引っかからないといいね…
バンビッチはいいんだが、こーいうアホバンビはちょっと萎える
スマン
>>325 すみません、スッカリ失念してましたw
アホなのはニーナでもバンビでもなく私です。
でもカレンさんがニーナに渡すくらいなので、きっと大丈夫です。
お手数ですが脳内保管をお願いします。
保管→補完です。
大変失礼致しました。
クスリに頼るのってアリガチっちゃーまあ陳腐ネタだけど…
バンビッチの誘惑にのる嵐さんてどんな感じなんだろ
たしかに嵐は禁欲的なイメージあるからな
バンビッチ×嵐を妄想してみるが難しい
一度投下しちゃったんだから、どう読まれても仕方ない
嬉しいのはわかるけど、感想にレスとかやめたほうがいいよ
てか…前の作品もほとんど反応なかったんだし
いい加減に察して欲しいよ
GJ
パロなんだからなんでもおk。注意書きしてるんだし
自分は妄想に現実感を求めないので
スポーツ選手にクスリ盛ろうがどうでもいい
職人さんたちGJ!
続けとばかりに投下
tmtm×ギプス低パラバンビ(美奈子)
・エロ描写ねちっこめ
・tmtmは好きになったばかりなのでHしてますが名字呼び
・ギプスがシースルー
・在学中にお付き合い→後半バカップル
以上が苦手な方はご注意
NG『そのswitchを押せ』
すみませんもう一つ注意
作中で時間の流れが激しいので場面がコロコロかわります
「……どうしてこうなっちゃうのかなぁ……」
「はうう……」
「っ!?あ、ご、ごめんっ!」
うっかり声に出していたのかと、紺野は慌てて美奈子の頭をぽんぽんと撫でる。
通りすがりのクラスメートが「紺野ー後輩泣かすなよー」と言うのに「うるさい」と返しながら、しかし……と再び視線を美奈子から壁に張り出されたそれに向けた。
そしてもう一度、今度はちゃんと心の中で(どうしてこうなるかなぁ)
見上げたそれ……いや、見上げる、は正しくないか、むしろ紺野の普段の視線の位置よりずいぶん下の方、所謂補習対象者の欄に『小波美奈子』彼女の名前はあるのだから。
「うぅ……」
しかも入学以来の定位置ときた。
「そんなに落ち込まない。言ったろ、僕をどんどん利用していいから。さ、補習対策講座開講だ」
「……ごめんなさい」
「……」
分かりやすく落ち込む美奈子に胸が締め付けられて、紺野は膝を曲げて視線を合わせてまた頭を撫でた。
「せんぱい……」
「君は頑張ってる。保証する。だから泣かないでいいよ」
「はい……」
そう、その言葉は嘘じゃない。
美奈子が一生懸命なのは周りも、何よりそばにいる紺野自身がよくわかっていた。
ただ、何故か結果が出ないのだ。
数日後。
「不器用、ともちょっと違うか……」
美奈子が用意した生徒会用の資料をパラパラとめくって紺野は思い悩んでいた。
向きも、ページの順番もバラバラで、何より印刷から歪んでいる。
美奈子が丁寧に一生懸命やっていたのは、紺野だって見ていたのだが。
「どうしてこうなるかなぁ……」
美奈子と知り合ってから、これがすっかり口癖になった気がする。
まあゆっくりやって行けばいいさ。フォローするのは苦じゃない。
――特に美奈子なら。
呟き立ち上がると、資料を作り直すべく生徒会室を後にする。
と
「ほら、またあの子やってるよ」
明らかなからかいと嘲笑を含んだ声に、思わず紺野はそちらへと視線を向けた。
彼女たちが見ているのは窓の外。
今度はそれへと視線を……。
「あ」
彼女たちが見ているのは美奈子だった。
グラウンドで1人、体操服姿でなわとびの練習をしている。
が、それは果たしてなわとびと言っていいものかははなはだ疑問だが。
なわを前にぺし。
えいっとそれをまたごす。
またなわを前に。
それをまたごす。
……なわとびとは、もう少しリズミカルなものではなかったか?
案の定近くのギャラリーから指摘されたのか、美奈子はバツが悪そうに顔を赤らめると再びなわを構えなおし。
「っ!?危ないっ!!」
たまらず叫んだ紺野に件の女子生徒が振り向くが知ったことではない。
彼らしからぬ瞬発力でその場を後にすると、階段を二段飛ばしで駆け下り、上靴のままグラウンドに出る。
「小波さん!!」
「こんの、せんぱい……?」
「大丈夫!?今顔からいったろ?」
なわとびが絡まってすまき状態で倒れた美奈子の顔の砂を払いながら助け起こすと、美奈子は大きな瞳に涙を浮かべ。
「見てたん、ですか?」
「偶然な。たまたまだよ。ああ……やっぱりちょっと擦りむいちゃってるな。保健室行こうか」
「たいしたことないから大丈夫です。それより、あの……なわを解いてもらえますか?」
「ん?あ、ああ……そうだな」
解くためのとっかかりを探しながら紺野はしかし……と首を傾げた。
(どうやったらこんなにしっかりすまきになるんだろう)
まさに“どうしてこうなった”である。
それからも美奈子は頑張った。
季節が変わり冬から春へ、紺野と美奈子もそれぞれ3年と2年に進級して、更に夏を迎えても。
美奈子は相変わらず必死に頑張っていた。
だが、その他の部分も“相変わらず”だった。
紺野は相変わらずバラバラな美奈子製作の生徒会用の資料をめくりながらため息を一つ。
窓の外を見れば相変わらずなわとびらしからぬリズムでえい、えいと……あれではもう“なわまたぎ”だろう……をやっている。
(なわとびレベルを美奈子にやらせるのは危険だと言う紺野判断によるものだが)
そしてやはり、これも相変わらずで……。
「うーん……」
紺野は期末試験の結果を前に困り果てて思わずうなり声を上げていた。
『小波美奈子』名前の横には何度数えても赤が4つ。
隣では美奈子が申し訳なさそうに小さな体をますます小さくしている。
「……ごめん、なさい。いっぱい勉強教えて貰ったのに……」
「君が謝る事じゃないよ。僕の方こそごめん。君の力になれなくて」
「そんなっ!紺野先輩は悪くないですっ!悪いのは私……」
必死の形相で訴える美奈子がいじらしくて、紺野は微笑みながら頭を撫でていた。
「ん。じゃあさっそく明日から補習対策を……いや」
「……?」
視線の高さを合わせて顔を見つめて美奈子の顔色の悪さに気づく。
そういえばテスト前は平日はもちろん休日まで勉強ばかりしていたと言う。
「明日は久しぶりに一緒に遊びに行こうか?どこに行きたい?」
「えっ!?」
「勉強ばっかりじゃ息もつまるだろう?」
「えっと、えっと……動物園に行きたいです!」
「分かった。じゃあ明日バス停前でね」
「はいっ!」
にっこりと満面の笑顔を見せる姿に、やっぱり美奈子は笑顔の方が一番可愛いと紺野もつられて笑顔になりながら思っていた。
――しかしその笑顔は次の日からしばらく、紺野の前から消えることになる。
「紺野、先輩……?」
「よかった、思ったより元気そうで」
少しやつれてはいるが、それでも「倒れた、一週間は絶対安静」と聞いて想像していたよりずっとマシだ。
何より立って玄関までこうして出てきているから……。
「って、ご、ごめん!もしかして無理させちゃった?」
「あ、いいえ!もうだいぶ楽になったんです。今日は家族もいないし退屈だなーって思ってたし」
先輩が来てくれて嬉しいです。よかったらどうぞ。
素直に言葉に甘える事にして、美奈子に誘われるまま中に入る。
「私の部屋は2階の右側です。先に行ってて下さい」
「え?君は……」
「お茶とお菓子の用意を……」
「こら、病人が何を言ってるんだ。僕のことはいいから、君も横になって」
「……はぁい」
不満そうな美奈子の手を握り、教えられた部屋へと入る。
美奈子の部屋はシンプルで少し意外だったが、そんなことより、とベッドに美奈子を座らせた。
「……勉強、してたんだ?」
ベッド脇に置かれた教科書とノートを示して。
「はい。補習、休んじゃったし。あと、先輩とのお出かけも、せっかく誘ってもらえたのに……ごめんなさい」
「僕の方こそ、君の具合が悪いの気付かなくて……って、ははっ」
「……?」
「いや、つい最近も似たような会話をしたなぁって」
なんだか謝ってばかりだよね。
言うと美奈子の顔はたちまち赤く染まり瞳が潤む。
「えっ!?」
「わ、わた、私が……私が、何やってもダメだから……」
「小波さん?」
じわり盛り上がった水泡はやがて表面張力の限界を迎えて後はもうはらはらと重力に従い落ちるだけ。
「別に、っく、紺野先輩みたいに凄く頭良くなりたいなんて思ってないんです……。ひっ、せめて、勉強も運動も気配りも人並みにできるようになりたいなって……」
「……」
「テストはいつも欠点で補習ばっかりで。体育祭だって「お前は他人を巻き込むな」ってクラスの男子に言われて大玉転がしで……ほ、本当は紺野先輩と二人三脚したかったのに……ひくっ、フォークダンスだって足を踏んでばっかりでまともに踊れなかったし……」
「――小波さん」
「なんでこうなっちゃうんだろう。なんでできないんだろう。こんなんじゃ、先輩に……」
「っ!?」
軽い衝動を腰に受けて、気づけば美奈子に強くしがみつかれていた。
「先輩、せんぱい……。私、頑張ります。もっともっと頑張りますから……」
だから、見捨てないで。
嫌いにならないで。
震える声で告げられて、紺野の頭の中が真っ白になる。
「こなみ、さん……」
吐き出した声はみっともないくらいに掠れていて、ただ、これだけは伝えなくてはと肩を掴んで目を合わせた。
「せんぱい?」
「嫌いになんて、なるわけない、だろう……」
「せ……ん〜〜っ!?」
嫌える訳がない。
こんなに、こんなに好きなのに。
自分の思考に何かがストンとうまくはまった気がして、紺野は「ああ」と呟いた。
――そうか、好きなんだ。この子の事が。
一生懸命頑張ってるこの子が、好きなんだ。
成績が悪くたって、絵が致命的に下手だって、体育祭の大玉に巻き込まれても、気配り下手でクラスから浮いてても。
好きなんだ。
それを上手く言葉にする自信がなくて、勢いにまかせて唇を押し付けた。
泣いていた所為か、舌先で触れた唇は少ししょっぱく感じる。
「……はあっ」
「っ!ご、ごめんっ!」
調子にのって病人になんてことを。
苦しげに呼吸を繰り返す美奈子に謝りたおしながら、慌てて身を引こうとしたが、逆に美奈子が手を伸ばし紺野のその動きを拒んだ。
「……?」
「……て、……さい」
「え?」
「嫌じゃ、ないなら。わ、私を……先輩のものに、して、下さい……」
「えっ……」
紺野の袖を掴んで俯いた美奈子の首もとが分かりやすく真っ赤に染まっている。
「え?え?ええっ!?そ、それって……」
「やっぱり、嫌、ですか?」
「嫌じゃない!嫌なわけない!」
「だったら……。お願いします」
ぺこりと頭を頭を下げる美奈子に紺野も慌てて居住まいを正して。
「――慎んで、お受けいたします」
「ありがとうございます」
ようやく上げた美奈子の顔に浮かんだ笑顔は、たぶん一生忘れないだろうと紺野は思った。
紺野の手が薄い肩を軽く押すと、美奈子は素直に不安と期待の入り混じった表情でゆっくりと体をベッドに横たえる。
仰向けになった美奈子は、少し緊張した顔を紺野に向け。
「つ、次はどうすればいいですか?」
「次……」
言われても紺野だって経験があるわけじゃない。
だが、とりあえず服は脱ぐだろうと震える指先を美奈子のパジャマのボタンに伸ばした。
「あっ……」
ゆっくりひとつずつボタンが外され、次第に白い柔肌が露わになる。
可愛らしいピンク色のパジャマの下から現れたのは、淡いグリーンのスポーツブラ。
飾り気の全くないシンプルなものだが、無垢な色っぽさは美奈子にとても似合うと思う。
そして、なによりも紺野の目を引いたのは、その大きさだった。
「すごい……おっきいんだね……」
着痩せするタイプなのか、パジャマのボタンを全て外して現れた乳房は、外見からは想像もつかないほど、その重さでスポーツブラのコットン生地を破りそうなほど大きい。
「は……恥ずかしい、です……」
生真面目な劣等生はふんわりと顔を上気させて呟く。
居心地悪そうにベッドの上で体をくねらす様が、どれだけ紺野の目に色っぽく映るのか本人には分かっていないようだ。
「……取る、よ?」
美奈子が小さく頷くのを確認して、紺野はその窮屈そうなスポーツブラを剥ぎ取った。
束縛から解放された巨乳が、紺野の目の前に『ぶるんっ』と現れる。
大きさと重さのせいか重力に逆らえず少し流れたバストは、しかし若々しい張りのせいで美しい曲線を崩していない。
上向きの乳首はツンと硬く尖り、淡く色づいた乳輪も充血してわずかに盛り上がっている。
形と白さはまるで雪山のようで、しかも艶やかで肌理も細かく、うっすらと浮かんだ汗が証明を反射してキラキラと輝いていた。
「すごく、キレイだ……」
「本当ですか?……嬉しいです。先輩」
本当にキレイだと繰り返しながら、その乳房にそっと手を伸ばした。
――ため息が出るほどの柔らかさと言うのだろうか。
殆ど抵抗もなく指が乳肉に埋まる。
むに、むに、ぷにゅ。
「んっ、んんっ!」
感触を楽しみながら何度かこねるようにすると、美奈子は眉間にシワをよせて鼻にかかった声を漏らしはじめた。
「小波さん……気持ちいい?」
そんなことを聞いてしまうのは初心者故の無遠慮さか。
しかし同じく初心者で紺野にとことん従順な後輩は、恥じらいながらも生真面目に頷いてみせた。
そして
「せんぱい。私ばっかり気持ち良いのはダメです……」
「あ、ああ。そうなの?えっと……じゃあ、脱がすよ?」
「はい」
紺野はむっちりとした美奈子の太腿に上半身を埋めるようにしながら、パジャマのズボンに手を伸ばした。
しっとりと汗ばんだ肌に張り付いた生地を下着ごとまとめて脱がしていく。
する……。
美奈子が腰を浮かせて紺野の動きを手伝う。
下半身を覆う物が全て取り払われ、女体の最も秘すべき部分が露わになった。
(うわ……これ、は……)
興奮に思わずのどが鳴る。
サラサラした陰毛が上品に覆う秘部。
粘液の糸を引いて薄い襞をまとう秘唇が濡れている。
ぷくりと充血したように愛液でぬめる肉芽はまるで薔薇色の真珠のようだ。
さらに辺りは甘酸っぱい愛液の匂いと、汗ばんだ美奈子の優しい体臭が漂い、視覚と嗅覚両面から紺野の欲望を高めていく。
「あ、あんまり見ないで下さい……」
初々しく恥じらう後輩の声に紺野の胸はさらに高鳴る。
その勢いのまま紺野は指を伸ばしてそっと秘裂をなぞった。
クチュ……と指先に生暖かく濡れた感触が伝わってくる。
「ひゃうっ!」
軽く撫でただけにも関わらず美奈子は敏感に反応した。
体をこわばらせ、真っ赤な顔でぷるぷると震え悶える。
その反応に、更にピンク色に充血したクリトリスに触れてみた。
コリコリとした指触りを楽しみながら、指の腹で少し強めに擦ってやる。
ふにふにふにふに……。
「きゃ!?あ、ひゃぁっ!」
よほど感度が良いらしく、美奈子は上半身をくねらせ腰を揺らして嬌声を上げた。
それを繰り返してやると、とろりと大量の蜜があふれ出してくる。
「ここ……いい?」
欲望にかすれた声で問うと、美奈子は何度も首を縦に振る。
「せんぱいが……いい、です。……気持ち、いい……っ」
「っ!?」
吐息混じりの秘めやかな主張に瞼裏が一瞬真っ赤に染まる。
その声に導かれるまま、紺野は中指を一本秘唇の中に潜り込ませた。
溢れんばかりの愛液のせいで、それは吸い込まれるようにスルッと入ってしまう。
「んんっ……」
「あ……」
紺野の指先を、薄く柔らかい膜のようなものが拒むのを感じた。
軽く触れると弾き返す弾力はあるものの、しかしもう少し力を込めれば破れてしまいそうな脆さもある。
――もしかして、これが……。
「小波さん……」
今から自分が散らす花を傷つけないように解しながら、紺野は美奈子の名前を呼んだ。
「はい……」
「繰り返しになるけど。その、好き……だから」
「私も……好き、です。だから……私に先輩を教えてください……」
たどたどしい物言いと、羞恥に染められた頬。
そんな後輩の風情は、紺野の心を激しく揺さぶった。
指を引き抜き、太腿を抱え、紺野は美奈子の脚の間に腰を入れる。
カチャカチャとベルトの音を立てて前をくつろげると、紺野のペニスはすでに硬く反り返っていた。
狙いがずれないようそれを握りしめ、先端を秘唇に押し当てる。
初めて感じる女性のそこは、驚くほどに熱い。
「いくよ……」
問いかけに美奈子はかすかにうなずいた。
それを確認して腰をゆっくり押し進めると、暑く脈打つ姫割は肉の楔に拓かれていく。
「はっ……くうぅ……あぁん……」
美奈子の密やかな嬌声に興奮しながら、紺野は腰を前に突き出した。
その瞬間、何か薄いものが破れる感触が伝わってきた。
「うあっ」
同時に美奈子が肩をすくめて小さく呻く。
形のいい眉を寄せ、浮かべた表情は少し苦しげだ。
紺野が接合部を見下ろすと、その根元が微かに赤く染まっている。
美奈子を自分のものにした、その証だ。
「だ、大丈夫!?」
「はい……。少し、痛いけど……でも、嬉しい、です」
美奈子は少し引きつった笑みを浮かべると、紺野の肩に手を回しそっと抱き締めてくる。
首筋をくすぐる少女の吐息が切れ切れに囁きかけた。
「私、先輩に……。本当に……嬉しい……」
「小波さん……」
胸がいっぱいになり、紺野はたぎる情熱のまま更に奥を目指し進んだ。
どこもかしこも柔らかい美奈子は膣内までも柔らかく、初めてにも関わらず男をすんなり受け入れていく。
しかし、緩いわけではない。
むしろ逆に。
「っ……これ、っ……ちょ……」
優しくしなくては。
美奈子は初めてなのだから。
そんな紺野の気遣いを打ち砕く程に彼女のナカはすごかった。
ざわめく膣壁の収縮、無数の襞と微細な肉粒がそれと同時に絡みつき、じっとしているだけですべて持っていかれそうな快楽を生み出す。
「先輩……?」
奥に到達したまま動かない紺野の様子を不思議に思う少女の声に紺野はしかめた笑みを見せて。
「ちょと……まずい、かな?」
「……?私は、大丈夫ですよ?」
「うん。……でもね、僕が……大丈夫じゃなくて……」
「……?」
キョトンと幼い顔で見上げてくる美奈子に思わず笑みが零れて、少しだけクールダウン出来たと彼女に抱かれたまま紺野はゆっくりと腰を動かしはじめた。
くちゅ、ぬちゅうぅ……。
大量に溢れ出す粘液のおかげで、男根は美奈子の処女孔を滑らかに出入りする。
腰を突き出すときと引き抜くとき、ざらついた膣壁が絡みついてくるのに、頭の芯まで痺れるようだ。
「ふっ……はぁ……ひぁ……ふあぁ……」
抽挿が始まると、美奈子は押し殺したような声をあげた。
艶やかな喘ぎにすでに苦痛の色はなく、ただただ快楽に震える嬌声のみで。
「くんんっ……あぁっ……ひゃうぅ……!」
緩やかな突き上げに揺れる乳房は、汗ばんで薄紅色になっていた。
すっかり発情しきったそれに上半身をかがめて顔を寄せ、充血した乳首をついばみ舌で転がし、手のひらから溢れるサイズの乳房を思うままにこね回す。
「せんぱい……せんぱいっ!」
激しいピストンと気まぐれな乳姦に、美奈子は頬を染めながら唇に手を添えるようにして指を噛んでいた。
そんな仕草もまた、胸が痛くなるほどに愛しい。
「小波さん……っ!」
「せんぱい……わ、わたし。もう、だ、だめ……ですぅ……」
「うん、僕も……。もうっ……」
限界を感じた紺野の突き上げに、美奈子は髪を乱して背筋をそらせた。
唾液に濡れた唇が、声にならない悲鳴を上げる。
それに呼応するように少女の蜜壺も激しく痙攣した。
紺野の全てを受け入れるように、その熱を絞り取るように。
「〜〜っ!」
「あうぅぅぅっ!」
収縮に逆らい自身を引き抜くと、美奈子の白い腹の上に欲望をぶちまける。
糸を引いて滴るそれは美奈子の腹にとどまらず胸や顔までも白く汚し、紺野は罪悪感に慌てて唇に飛んだそれを拭った。
「ご、ごめんっ!」
「ふふっ……先輩ぃ……」
しかし美奈子は構わず甘えるように紺野の首に手を回すと、スリスリと胸元に顔を寄せてとろけた微笑みを浮かべるだけで。
かなわないな、と紺野も笑みを浮かべて美奈子の顎に手をかけ顔を上げさせる。
「……?」
「――キス、してもいい?」
「嫌だなんて言うと思いますか?……いっぱい、して欲しいです」
「……うん」
目を閉じた美奈子の顎を掴んだまま、もう一方の手で体を支えるため美奈子の胸元を軽く押した。
その、瞬間。
――カチリ。
(……カチリ?)
何かが外れるような音を聞いた、が。
「先輩?どうかしましたか?」
「ん?いや、なんでもないよ……」
(なんでもない、というか、なにもない、よな?)
美奈子の胸元に視線を落としても、そこには見事な山が二つあるばかりで。
それきり、紺野はこの出来事を脳内から消去していた。
そして、時は再び流れて12月。
「どうしてこうなったかなぁ……」
紺野は期末試験の結果表を見上げて呟いた。
もう一度繰り返すが“見上げて”呟いた。
『小波美奈子』彼女の名前の横に並ぶのはいつもの赤字でかかれた数字ではない。
100・100・100・100・100・500。
いっそ清々しいまでの完璧なる学年トップだ。
「うーん……」
そしてそのまま視線を横の掲示板に。
校内新聞の記事に書かれた『お嫁さんにしたい〜』や『学校で一番の秀才〜』と書かれたアンケート結果。
見間違いでなければ、そこには全て『小波美奈子』と書かれている。
そう、なんの魔法を使ったのか、美奈子はいつの間にか「ダメな劣等生」から「完璧な優等生」へと変身していたのだ。
「うん、でも良かった」
クラスメイトや後輩、先輩からも慕われるようになった少女に素直にそう思う。
――少し寂しい気もするが、まあいずれ慣れるだろう。
「あ、玉緒先輩!」
大好きな美奈子が皆から慕われるのは嬉しい。
と紺野は笑みをもら……
「玉緒、先輩!」
「うわっ!!」
どんっと後ろからの衝撃に、紺野は声を上げた。
何事かと振り返れば、腰をしっかりホールドしている美奈子の姿。
「み、美奈子さん!」
今や校内1の有名人の登場に、辺りの視線が一気に2人に集まる。
気のせいか、紺野に集まる男子(と一部女子)からの視線は非常に冷たい。
しかし美奈子はいっこうに気にした様子もなくただにこにこと笑って。
「見てくれましたか、試験の結果!」
「うん、見たよ。学年トップ、おめでとう」
「ふふふっ。やった、やったぁ。あ、あの……いつもみたいに、あれ、して下さい」
「え?あ、うん」
頭を向ける美奈子のそこを軽くナデナデと撫でてやる。
視線が冷たいのが気のせいではなくなってきたな、と紺野は思う。
「君は頑張ってたもんなぁ」
「へへっ、でもこれは先輩のおかげなんです」
「僕の?違うよ、これは君の……」
「いいえ」
真っ直ぐな目できっぱりと美奈子は否定する。
「あの日、今までため込んでた物がぶわぁって溢れるのを感じたんです。そうしたら、なんか色々出来るようになってました」
「あの日?」
首を傾げる紺野に、美奈子はぽっと顔を赤らめて恥ずかしそうに身をよじらせ。
「私を、先輩のものにしてもらった日です」
きゃっ、と照れたように笑う美奈子と対照的に、紺野はピシリと凍りついた。
……周囲の冷たい空気を感じて。
痛い。周りからの視線がとてつもなく痛い!
とにかくこの場を去りたいと紺野は美奈子を促し歩き出そうとしたが、なぜか美奈子がバランスを崩し転びそうになる。
「きゃっ!」
「っと……。大丈夫?」
「はい。ありがとうございます」
すんでで受け止めて体勢を直させ、ふと最近こんな事が多いなと思い出した。
「最近美奈子さんよく転ぶね」
「そうなんですよ。バランスがうまく取れなくて、何でだろうなーって思ってたら、これも先輩が原因みたいです」
「え?」
「胸が3サイズおっきくなったんです。だからバランスがおかしくなったみたいで」
「は?えっと……それがなんで僕の……」
「胸って揉まれちゃうとおっきくなるらしいんですよ。先輩が週によんか……」
「わーっ!わーっ!」
もうだめ、限界。
美奈子の口を塞ぎ抱え上げると、紺野は生徒会室目指して全力でダッシュを開始した。
「ぷはぁ。だからですね、先輩」
拘束を抜け出した美奈子が、紺野の首に手を回して「お姫様抱っこだ」とはしゃぎながら一言。
「何っ!?」
「今度の日曜日下着買いに行くの付き合って下さいね。先輩が好きなの買いますから」
「……」
とりあえず、色はグリーンで。
美奈子に告げると、満面の笑顔と共に頬にキスが降ってきた。
END
以上です。
ギプスプレイは本当に楽しい。
ダメなあの子が一晩でRQに!
そしてギプス中でもときめいてくれるキャラ達が大好きだ!
みなさんGJ
とにかく314=328テンションの違いには大笑いさせてもらったわ
乙
ギブスワロタw
まさにビフォーアフター
乙!
特に前半好きだー。
ギブスについては、こういう妄想の仕方もあったのか。
GJ!!
>>343 乙!見えないギプス面白かった!
最中に文学的表現が多いのがtmtmっぽいですw
ただ、処女膜がラップみたいな描写は違和感を感じたんだけど…
>>347 膜がサランラップみたいなのは
SS自体全部DTのtmtm妄想で
バンビと実際やってないからなのさ
という感じに読み取れるな
ここでいちいち文句つけてるやつはなんにでも反発しちゃって人生大変なんだろうな
>>333 GJ! GJ!
ギプスを解除する役目が、愛する男っていうのが面白かったな
バンビに翻弄されっぱなしのtmtmにも癒されたw
GJGJGJ
このバンビすっごくかわいい
ギプスがギャグじゃなく絡めてあるのもいいなあ
ギプスで一途プレイしたときの最萌えもこんな感じだったのかなと思いつつ
tmtm×おっとりバンビのかわいさに悶えました
もう一度GJ
GJ!
tmtm最萌えってのもあるけどw、それ以上にギプスの使い方が上手くて良かったです!
日常部分もあいまってエロ可愛い感じが素晴らしくって萌えますた。
>>333 GJGJ!
tmtmも低パラバンビもめちゃめちゃ可愛かった!!
高パラバンビになっても一途なのも可愛い!
代わりにtmtmが大変なことになってるみたいだけどw
そして「週よんか…」が激しく気になりましたww
癒し系バカップル感謝ですありがとう!
バンビは美奈子
卒業後大学1年の夏休みで何回か経験あり
嵐さん大きい説を全力で支持してます
ナチュラルに言葉攻めしている嵐さんを書きたかったのに
何かエロ親父みたいになってしまいました
柔道という競技にはオフシーズンというものがない。
厳密に言うと試合のないときがそれに当たるのだろうが、
試合のないときは普段の稽古プラス筋トレなどのメニューもこなすので
結局いつも以上に身体が空かない。
いや、本当は自主練の時間を削ればそれなりに時間は取れるのかもしれない。
でも大学に入って今まで以上に柔道漬けの生活をしていると、
少しの気の緩みが命取りになりかねない。
『ごめんね嵐くんと同じ学校だったらもうちょっと会えたのに……』
そう美奈子は謝ったけど、もちろん彼女が悪いわけではない。
時間を作れないのは俺のほうだ。
彼女は勉強が出来たから当然のように一流大に行って、
俺は高校時代の柔道の成績を生かして一流体育大で柔道三昧だ。
自分が柔道で忙しいのにもかかわらず俺は先日彼女に「会えなくてツライ」と
言ってしまった。
「予選突破おめでとう」
そう言ってリボンの付いた包み紙を手渡された。
彼女はいつもこうやって俺にプレゼントをくれる。
本当に気配りのできるいいやつだ。
「ありがとう……」
俺の大学の近くのわりと大きい公園を二人並んで歩く。
今日も午前中は大学で柔道の稽古があったが、午後からは指導の先生や先輩たちが研修に行き
休養日になったので彼女に無理を言って来てもらった。
実に彼女の顔を見るのは3週間ぶりだ。
「芸がなくてごめんね。スポーツタオルだから部活で使ってね」
浮かない顔の俺とは違って彼女の笑顔は眩しい。
「次は9月だよね、そんなに遠くないから必ず応援に行くね」
「うん……」
「どうしたの?お腹痛い?」
「ははっ」
思わず噴出してしまった。彼女のこういうところが好きだ。
俺も良く天然だと言われるけど、コイツには負ける。
「元気なかったら腹痛かよ」
「あ、違うの?良かったー。今日嵐くんちっとも笑わないから体調悪いのかと思った」
最初から笑顔だった彼女は一層ニコニコと笑っている。
「おまえこそ何でそんなに笑ってんだよ」
「だって久しぶりに嵐くんに会えて嬉しいんだもん」
そうだった。彼女はこういうやつだった。
久しぶりに会うのに俺が元気がなかったから心配したんだ。
―――本当に愛しい気持ちになる。
こいつに出会うまでこんな気持ち知らなかった。
真夏の昼下がりの公園で、遊んでいる子どももまばらなのをいいことに
俺は彼女を胸に抱きしめていた。
「好きだ……」
「……嵐くん?」
「おまえに会えなくて気が狂いそうだった」
自分の気持ちが抑えられなくて思わず抱きしめる腕に力が入ると
彼女が苦しそうに呻いた。
「ちょ…苦…しい」
「悪い……大丈夫か?」
身体を離してポンポンと彼女の肩を軽く叩くとホッとしたように大きなため息をついた。
「やっぱりお腹痛いんじゃない?今日の嵐くん変だよ」
「おまえ今日は何時に帰る?」
公園のアスファルトから立ち昇る熱気に押されて
取り敢えず近くの喫茶店に避難した。
ファミレスやファストフード店と違って夏休み中でも子どもが少なくてわりと静かだった。
「ん?嵐くんなんか用事あるの?」
アイスティーのストローに口を付けたまま彼女が応える。
「いや、おまえが早く帰らなきゃならないなら……ちょっと行きたい所があって」
我ながらごにょごにょと煮え切らない。男らしくない態度だと思う。
それでも、今回は譲れない。俺にも我慢の限界がある。
「今日は多少遅くなっても大丈夫だけど、どこに行きたいの?」
(すまん!美奈子!俺が行きたいのは動物園でも城でもねぇ)
「今日はおまえとセックスがしたい。一緒にラブホに行ってくれ!」
「えぇー?」
精一杯小さな声で誘ったのに美奈子の吃驚した声で周りの客からジロジロ見られて
めちゃくちゃ恥ずかしかった。その声で気が付かれたのだろうか?
「あれ?不二山?」
急に声を掛けられ振り返ると2年生の柔道部の先輩だった。
「先輩!お疲れっす」
慌てて立ち上がって挨拶をすると、先輩は美奈子の方を覗き込んだ。
見られるのが何か嫌で思わず自分の身体で隠してしまう。
「彼女か?」
少し意地悪い顔で訊かれて自然とため息が零れる。
「押忍……」
「隠さなくてもいいんじゃねぇ?」
「すいません」
少し身体をずらすとすぐさま先輩に身体を押されて美奈子を見られてしまった。
「おおっ?すんげー可愛いな!」
(だから嫌だったんだ)
先輩の中でも軽薄な人なので、正直美奈子を見られるだけで穢れるような気がする。
「あの……嵐くんがいつもお世話になってます」
これだ……
こんな先輩にまでくそ真面目にきちんと挨拶してるし。
「いえいえ後輩と言ってもコイツのほうがずっと強いし」
ポリポリと頭を掻きながら応える先輩を見てると、
先輩も美奈子に毒気を抜かれてるのが良く分かる。
何か顔がだらしなくなったように感じる。
「おい!おまえこんな可愛い子と……いや、おまえのデカイし
でも……そんな……」
「なにブツクサ言ってるんすか?」
「コイツ!君に酷いことしてない?」
ブツクサ言ってると思ったら今度は美奈子に詰め寄る。
「酷いこと?」
「…エッチの…時…とか?」
「なに訊いてるんすか?やめてください!」
本当に迷惑だ。
どうしてこんな先輩に見つかったんだろう?と後悔した。しかし―――
「エッチは酷いことじゃないですよ?」
美奈子がそう言った瞬間たぶん先輩も俺もポカーンと口が開いたままだったと思う。
しばらく二人とも声も出せなかった。
結局あの後先輩は俺を「ケダモノ」と罵りながら帰っていった。
「面白い先輩だったね」
爆弾発言をした美奈子は自分が何を言ったかも分かってねぇんじゃないかという感じで
いつもの調子でニコニコしていた。
「先輩なんかどうでもいい。行くぞ美奈子」
「え?どこに行くんだっけ?」
「おまえに酷いことしてやる」
「あー、そうだった」
両手で顔を覆って困惑する彼女を見てると本当は嫌なんだろうと思う。
でも、3週間だ!健全な男としても限界だろう。
「もうずっとお前に触れたくて気が狂いそうだった」
「でも、今日元気なかったじゃない?」
おまえに会った瞬間から触れたくて、キスしたくて堪らなかったと言えば
どんな顔をするのだろう?
「ごめん。おまえに会えなくて苦しかったんだ」
「わたしも会えなくて寂しかったんだよ?」
「分かってる。ほんとにごめん」
テーブルの上でぎゅっと彼女の手を握る。
「早くおまえに触れたい」
ラブホに着いて部屋に入るとその場ですぐ唇を貪った。
「……ん…嵐…く…ん」
「美奈子……」
彼女の口腔内は甘く、舌を絡めると鼻から抜ける官能的な声が堪らない。
俺はもう我慢の限界だと彼女を横抱きに抱き上げるとそのままベッドの方へと進んだ。
「だめ!嵐くんの身体に負担になるから!」
さすが元マネージャーらしいことを言ってくれるが、そんなことを聞き入れる俺じゃない。
ベッドに横たえるとそのまま上に圧し掛かる。
「もうベッドまで来たぞ」
「もうっ。無茶して腕とか腰を痛めたらどうするの?」
「そんな軟な鍛え方してねぇよ」
彼女の文句もどこ吹く風とTシャツをめくり上げブラを押し上げその頂点に舌を這わせる。
「や…ん……」
「ん?きもちいい?」
身を捩る彼女に確認すると真っ赤になった顔を両手で隠してしまった。
「だって……久しぶりだか…ら」
「おまえ……かわいい」
そっと両腕を顔から離してベッドの上に座らせる。
「全部脱いで。そんで俺にかわいいおまえ……全部見せて」
彼女はこくんと頷くとベッドを降りてゆっくりと一枚一枚脱いでいった。
すべての衣服を取り去ってベッドに乗ると、また俺の前にちょこんと正座した。
「これでいいですか?」
「うん……いい。すげぇかわいい」
俺もTシャツを脱ぎ捨てて彼女ににじり寄ると肩を押して仰向けに寝かせる。
そのまま上から彼女の身体に跨り、耳朶、首筋、鎖骨と順番に上から唇を這わせていく。
「んっ……んん」
やわらかい膨らみの頂点の片方を口に含み舌で転がすと特に反応がよくなる。
もう一方を指で弄りながら「どこが気持ちいい?」と訊くと首をぶんぶんと横に振る。
「言わないとどこ弄ったらいいかわかんねぇ」
自分でも意地が悪いと思うが、最初からこんなに反応されると嬉しくて
つい、焦らしたくなってしまう。
「え?……やだ?」
「どこが気持ちいいんだ?」
上からじっと見つめると泣きそうな顔をしている。
「言わねぇと触ってやんねぇ」
この情けない顔もかわいいな……なんて思ってると急に俺の首に手を回して引っ張り
耳元に小さな声で「ち…くび…さわって」と囁かれた。
くすっと鼻で笑ってそのまま返事もせずに先端を口に含んで舐めたり吸い上げたりすると
嬌声がだんだん大きくなってくる。
美奈子の感じてる声を聞くと俺も限界を感じてきたので、
舌で尖りを攻めながら彼女の足の間に指を這わすとそこはもう濡れそぼっていた。
「濡れてる」
そのまま指を少しずらして小さな硬い部分に触れた。
そこをゆっくりと押しつぶすように触ってやるとビクッと背中をしならせた。
「あぁん……んっ」
「気持ちいい?」
「んんっ……もち…いい」
自分の腕の中でびくびくと身体を捩らせる彼女がかわいすぎて、
ついついまた意地悪をしたくなる。
「どこが気持ちいい?」
だんだん強くそこを指で愛撫すると腰を浮かし始めた。
「やだやめて……いく!いきそう!」
「どこが気持ちいいか言わないとやめない」
「ああん……やだ……クリ…トリ…ス……きもち…いい」
指の刺激だけで腰を浮かせてびくびくと痙攣する彼女を下に見ながら、
素早く下衣を脱いでゴムを嵌める。
ぐったりと身体を横たえる彼女の両足を抱えて、その間に身体を滑り込ませる。
「挿れるぞ」
「……うん」
正直、今まで数回セックスをしたが、俺のが大きいのか彼女のが狭いのか
二人とも満足する形では出来た例がない。
でも今日は違った。
「すご……ヌルヌルしてる」
「あっ……んっ」
今までとは明らかに違っていて、俺のがずぶずぶと挿入っていく感覚にぞくぞくする。
「ダメだ……おまえの中……気持ちよすぎて」
ゆっくりと全てを収めると、すぐ動きたいのをぐっと我慢して深く深呼吸する。
「全部入ったぞ」
「んん」
「痛くないのか?」
「うん……今日…は…すごく……」
「すごく?」
「き……もち…い……」
「……っ!」
「や!」
どくんと自分のが大きくなったのが分かった。
「やだ!おっきく!」
余程吃驚したのだろう、ぎゅっとシーツを握って目を瞬かせると俺の顔をまじまじと見つめる。
その顔がすごくかわいくて愛しくて幸せな気持ちになる。
「でっかい目だな。……動くぞ?」
「うん。ゆっくり……」
「悪い。無理だ!」
「えっ?……や…あん……んんっ……」
そのまま擦り付けるように抽送を続けると甘い声が響く。
今までのような少し無理をしている感じがなく、今日の美奈子は明らかに感じている。
中がうねって、擦れた部分からぐちゅぐちゅと淫らな水音が絶え間なく聴こえ、
ここがそういう場所だから開放的になってるのか声もいつもより大きいような気がする。
「美奈…子…気…持ち……いい…か?」
「う…んっ……あら…し…くんは?」
「すげぇ……気持ちいい」
だんだん腰を打ち付けるスピードも速くなり、お互いの限界が近づいてくる。
「美奈子っ!……好きだ!」
「あんっ!……わたし…も!」
「いくぞ!」
「うんっ……ああっ!」
「ぐっ!……くっ……はあっ!はあっ!」
すべてを放ってぎゅっと彼女を抱きしめると彼女の細い指が俺の頬に触れた。
「俺…やっぱり酷いことしてたよな」
まだ裸のままでベッドに横たわったまま、喫茶店での先輩の言葉を反芻する。
美奈子は俺の腕に絡み付いて寝息を立てている。
「ん?」
「ごめん、起こした?」
「ううん……半分起きてた」
「おまえ今までセックスのとき無理してただろ?」
「え?……ううん、そんなことないよ」
そう言って布団を引き上げると顔を隠した。
「でも、今日のおまえいつもと違ってた」
あんなに声を上げたのも、あんなに濡れたのも初めてだった。
今までのセックスは俺だけがイッて、美奈子はイクことはなかったんだろう。
「確かに……今日は…自分でも変だった…と…思います」
顔が見たくて布団を引き剥がすと真っ赤になっていた。
「良かったか?」
「やだ!」
「言ってくれなきゃわかんねぇ」
もちろん鈍い俺でも態度や顔色で分かってるけど、ここは言葉で聴いておきたい。
美奈子は眉間に皺を寄せてうーんと唸ったと思ったら、
突然ニコっと笑って口を開いた。
「もっと酷くしてもいいよ!」
end
やっぱり携帯から貼るのはダメだわ
改行とかうまくいかなくてごめんなさい
>>364 GJ!
でかい嵐さんと可愛いバンビがラブラブで素敵でした。
バンビは柔道部マスターで一体大行くより一流行く方がリアルで良いと思ってたので、細かい描写に萌えました。
GJ!!
バンビかわいくて良かったよw
>>354 「嵐さん大きい説全力で支持」から始める潔さが好きだw
バンビが天然でかわいかった
タイトルに反して「酷くしていいよ!」でオチててGJでした
モブな先輩に妬く嵐さんいいなぁ
バンビがMでかわいかったです
GJでした!
GJ!嵐さんかっこよすぎるわ〜
GJ!萌えた!小ネタが生かされるのっていいね。そういえば前スレでダメの日の反応があったけど、急にあれがきて生理用品を買ってきてと言われた時の反応はどうだろう。
>>370 余裕でミッションクリアする嵐さんのドヤ顔が見えます
>>370よ、即座に脳内再生されたから投下しる
小ネタ
「なっちゃったみたいなんだけど……アレがなくて。買って来てもらってもいい……?」というバンビに対しての主要キャラの反応
ルカ→アレ、いっぱい種類があるだろ?どれがいいか教えて?……え?ごめんね?……謝んなって。お前の頼みだったら、何でもするよ。ヒーローだからね?→そこまで動揺はしない感じ
トラ兄→オ、オウ、わかった。コンビニでも売ってんな?……バカ、んな顔すんな。平気だ、これくらい。→といいつつ生理用品コーナーの前でキョロキョロ
嵐さん→わかった。ウィ○パーの横モレしない超薄型タイプってやつだな?すぐ買ってくる。いいからお前は横になってろ。→2、3コ持ってレジにドン!
ニーナ→え、あ、わ、わかった!ソッコー買って来る!あーもう……そんなツラそうな顔しないでよ……マジで胸イテェ……でも、無理すんなよ?帰って来たらアンタのお腹ナデナデしてやるから。→女の子は大変だ……とつくづく実感
tmtm→わかった、すぐに買ってくるよ。お腹は痛くない?我慢出来ないようだったら薬を飲むように。いいね?→姉がいるので免疫ありそう
ぼっちゃま→アレを買って来い?何だ?さっぱりわからない。はっきり言え。…………それぐらい俺だって知ってる!あぁもう……早く言え、そういうことは。心配するな、車は使わない。俺が買ってくるから、お前は大人しく待ってろ
嵐さんは
>>371の思惑通りになりました
>>372 2、3コ持ってレジにドン!クソワロタwww
嵐さんを恥ずかしがらせるにはどうしたらいいんだw
嵐さんは性的なこと以外で誉めたら照れるんじゃね?
性的なことだと
「嵐くん…おっきいね…」
「そうか?よくわかんねえ。
お前が気持ちよければそれでいい」
になっちゃうよな…
早っ!GJ!嵐さんイイ!トラ兄不審者w
なんで商品名知ってんだwww
>>372 GJ!
余裕の嵐さん、スゲェよ〜
ハロゲンで買ってほしいな、ニーナがシフトに入っている時に。
誰一人断らないってのがすごいなw
これが愛か…!
生理用品頼むのって、よっぽど切羽詰った状況なんだろうな。
相手の家かどっかで、長時間座ったまま、2人でずっと何かしていて、漏れたのに気がつかなかったとか。
短パンか何か貸してほしい状況でもある。
そういう状況を想像するのも、ちょっと萌える。
ニヒヒ気の毒なニーナ大好だーいいぞもっとやれ
>>377 「買って来たぞ、あってるか?」
「うん…ごめんね」
「気にするな」
「すぐに…わかった?」
「いや、わかんなかったから聞いた、新名に」
(新名君…)
そこは(嵐くん…)とツッコんで欲しいwwww
ゲーム内だとキャラ立ち過ぎてて自分の中で完結しちゃうけどここは妄想の良い刺激になって楽しいですww
>>377 「いらっしゃいませ…って嵐さ〜ん!押忍!」
「お、新名か。押忍」
「今日はどしたの〜また湿布でも切れた?」
「いや。ナプキン買いに来た」
「……は?」
「だから、ナプキン。どこにあるんだ?ウィ○パーの横漏れしない超うす」
「ちょ、嵐さんストーップ!分かったからちょっと待っててよ…、ハァ」
「?よく分かんねぇけど頼んだ」
こうですか分かりますん
>>386ニーナかわいそすぎるだろ……
いいぞ!もっとやれ!
まじでここパネェ。
まさかの嵐一途ルート5回目だぜ…。
ギブスバリィもプロ並みになってきた。
嵐巨根説は私も主張したい。最高だぜ…。
ついでに買ってくかとかいってゴムまで買われた日にゃ…
>>389 ニーナァァァァァ!(泣)
いいぞ、もっとやれw
いいぞもっとやれw
ところで保管庫入れないのわたしだけ?
かもしれない。
私は入れたよ。
393 :
sage:2010/08/16(月) 23:22:32 ID:hVPDwlZS
嵐さん小説超よかった!
五回くらい読んだ!
嵐さん最萌えだからうれしいでござるよ
ニーナどんだけ不憫ポジなんだwww
嵐さんにかかればみんな不憫になりそうだ
嵐さん強すぎんだろw
嵐さんとイルカ△
新名とtmtm△
トラ兄とぼっちゃま△
これならわりと対等に戦えそうだよね、ぼっちゃま以外は
この流れにお茶吹いたw
嵐パネェw
どうしよう、嵐、興味なかったのにすっごく気になってきたwこれが恋ですか?wwww
>>398 恋です
嵐さんって、バンビがコスプレしようが、生理が来ようが、押し倒されようが動じなくて困る
嵐さん、難攻不落過ぎるw
非ゴムコンドームもあるしニーナはネットで
まめに調べて非ゴム製品をクレカ大量買いしそうw
アダルトショップのポイントためそうw
まとめて買うと送料無料だしね tmtmも堅実そう
庶民+優等生属性かぶってて気が合いそうw
そしてトドメを刺すがごとく。
サイズを見てorz となるニーナ。
ああごめんニーナ、大好きなのに。
んー マジレスしちゃうと嵐レベルのデカちんだと
合うサイズのコンビニなんざ取り扱ってねーよw
コンビニでもビックサイズ売ってるの見た事あるけどね。
「ついでにゴム買っとく。新名、どこだ?」
「ちょ、ゴムってあのゴム?…はぁ…ナプキンといいゴムといい、普通知ってる人がいる店では買わねえよ…。はいはい、ご案内しまーす」
「ダメだ、いつも使っているのが無い」
「いつものって…どんなん使っているんすか?」
「超ビックサイズ、ブラックマグナムってやつ。あれじゃないとキツくて入んないんだよな。じゃあいいや」
「超ビックサイズって…嵐さんマジパネェ…orz」
なんだこの流れwww
本気で吹いたw
みんな喜びすぎだろw
小ネタ投下します。嵐さんデカい説でぼっちゃまは…と浮かびました。
エロ無しでギャグでかなりぼっちゃまsageなのでエロ無しが嫌な方とぼっちゃま好きはスルーして下さい。
時系列は特にありませんが、カレン宅でお泊まり会があります。
1/2
「先輩…どうですか?」
お風呂上がりに黒のベビードールを着て、聖司先輩に聞いてみた。
「ああ…お前らしくていいんじゃないか?…似合ってる」
「良かった…」
聖司先輩こういう寝間着も気に入ってくれたみたい。
「ほら…そんな所に立っていないで来いよ」
自分の格好が恥ずかしくてモジモジしている私に聖司先輩が手を差し出してくれた。
その手を握ると優しく抱きしめてくれる。先輩からはお風呂上がりのいい匂いがした。
「寝るぞ…」
そう言われて、ベッドについて行くとそのまま抱きしめられながら額にキスをされた。
とうとう今から初エッチですね。わかります。勇気を出してベビードールを着て良かった…。
「じゃ…お休み」
友好になる前の頃のようなアッサリした言葉と共に一瞬で聖司先輩は寝てしまった。
の○太君ですか…そうですか…先輩との初エッチを期待していた私は
『私の一日を返して』と心に思い、先輩に抱きしめられながら眠りについた。
聖司先輩の寝顔、匂い、温かな胸板、これらを目の前にして私がなかなか眠れなかったのは言うまでもない。
2/2
「と…言うような事があったの」
毎年恒例となったカレンの家でのお泊まり会で私は愚痴った。
「あ〜ベントーベン…もとい…設楽先輩ねぇ」
「カレン…それを言うならベートーベン…」
「あ〜ベートーベンね…」
聖司先輩の印象はベートーベンですか…そうですか。二人のやり取りに突っ込むべきか悩んでいると
「設楽先輩ね〜性欲薄そうだもんね〜」
「薄い…普通の色仕掛けでは効果ない…今のバンビでは厳しい」
「やっぱりまだまだかなぁ?」
ミヨのアドバイスにガックリうなだれてしまう。聖司先輩には正攻法は通用しないのか…。
「もっとバンビが布地の少ないセクシーな服で迫れば…あるいは…」
「何々!?布地の少ない服って!?バンビが食べられちゃう!!」
「食べられちゃう為の話し合い…これが星の導き」
布地の少ない服かぁ…頑張ってみようかな。
以上です。嵐さんがデカい説でぼっちゃまは普通サイズの性欲薄そうなイメージが出来上がりました。
「あるいは」ワロタw
やっぱりtmtmだったら
「シチュエーションを限定した雰囲気作りをすれば…」
「何それ!? イメクラってこと??!」
(うう…やっぱりコスプレしかないの…?)
ですね
「あるいは」っていいなw
「何それ!?イメクラってこと??!」カレンさんの声で完璧に再生されました
カレミヨの真面目なんだかふざけてるんだかわからん会話はいい!
ミヨカレのアドバイスシリーズいいなww
嵐さんやべえww
つか嵐さんて本能に忠実版とストイック版があるのか
これは二度おいしい…
>>411 ストイック版にはギブスバリィ的なおいしさもあると思うのw
またキモい雑談始まっちゃったかぁ・・・
イルカ→エロ本
トラ兄→エロ本
嵐さん→エロ本orエロビデオ
ニーナ→DVD
tmtm→ネットでDL
ぼっちゃま→妄想orフランス書院
だめだ、ぼっちゃまのオカズが想像できないorz
416 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 21:54:12 ID:hw38ghse
>>415 ぼっちゃまは指を大事にしてるから一人プレイは想像しにくいよなw
tmtmとぼっちゃまは自慰後激しく後悔しそうだ
嵐さん視点で、短いです。バンビ=美奈子
ADV「きらきらひかる?」の別バージョンといった感じです。
最後だけニーナが出てます。
この所、やけに美奈子のことばかり見ている。
なんでだ? なんか変わったか? うーん。
そうだな。
最初に会った頃より胸が増してる気がする。
それだけじゃなくて、二の腕もすっきりしていて
胸から腰に掛けてのくびれとか思わす撫で回したくなる。
花椿のレポートや宇賀神のデータでも
驚くべき成長とかいってたっけ。
ギプスがどうとかなんとか。だからか?
うん。
たしかにすげえ。
襟元から覗く鎖骨とか、そっから続く胸のラインとかいい感じだ。
触れた感触……は、さすがにわかんねーな。
見た感じだと俺の手で覆って、それよりちょい大きめくらいか。
自分の手を広げて2・3指を動かしてみて。
これって結構でかいよな?
胸でかいと運動のとき邪魔っていうけど。
マネージャーの場合はそうでもないだろうし。
でもたまにストレッチとかはあいつも一緒にやるよな。
俺も結構できるほうだけど、あいつは前屈とか開脚とか
体すげーやわらかくて驚いたし。
体柔らかいってことは……色々いいんだろうな。
うん。いい。
「嵐くん?」
あ、美奈子がこっち向いた。
ちょっと胸も揺れた。
「どうかしたの?」
どうかしたって言われてもな。
正直に言えるわけねえし。
「見てただけだろ」
「そう? ああ、そうだ。大迫先生がまた他校のデータ
持って来てくれたみたいだよ、見る?」
「ホントか? 見る」
「うん、ちょっと待ってね」
前屈姿勢になって軽くジャージを払って立ち上がる。
いい尻、だよな。安産型って奴だ。
それに、襟ぐりから見えたのって……紐か? ブラの。
「あと、スポーツドリンクも持ってくる?」
「頼んだ」
歩いていく後姿を眺めて。
「……嵐さん、ガン見しすぎ」
「は?」
「ハァ……いいんですけどね、俺も見てたし」
tmtm×美奈子投下です。
微妙に
>>333の続きっぽいですが、内容はモブsの妄想です
・モブs妄想のtmバンビなのでH中のtmtmとバンビのキャラが違います
・エロがメインのやまもおちもいみもない感じです
・道具使用、アナル描写あり
以上が苦手な方は注意お願いします
NG『二人遊び』
ざわ……ざわ……と辺りにどよめきが走る。
生徒会長がはば学のマドンナの口をふさいで担ぎ上げて奇声を発しながら走り去って行った。
その衝撃たるやまさに『マジパネエ』レベルで、その場にいた……主に男子生徒中心に……みな口々に熱く議論を交わし始めた。
「つか俺聞いてたんだけど、さっき美奈子ちゃん『先輩に体で勉強を教えてもらった』的なこと言ってたぜ!」
と男子生徒Aが言えば、
「そういや会長が昔グラウンドで小波さんを縄で縛り上げてるのを見たな」
そう後輩Bが頷き
「俺のダチで紺野が路地裏に女の子を連れ込んでるのを見たってやつがいたな」
先輩Cが記憶をたどって
「マジっすか!?会長実はSキャラ!?」
男子生徒Dが驚く。
そして……。
「「「「じゃあ、もしかして今ごろ……」」」」
乱暴な音を立てて後ろ手にドアを閉め、紺野は抱えていた美奈子を手荒くソファーに放り投げた。
小さく悲鳴を上げて倒れ込む体にいらつきを隠しもせず覆い被さり、人差し指でネクタイを緩めながら。
「美奈子〜」
「え……っと。もしかして、怒ってますか?」
「これが機嫌良さそうに見えるなら、君にもメガネをかけることをすすめるが?」
「はぅ」
「僕は騒がしいのが嫌いだ。君も知ってるだろ」
「はい……」
美奈子はその可愛らしい顔をしゅんと曇らせると「ごめんなさい」そう素直に謝罪を口にする。
だが、ドS鬼畜会長はそをな美奈子の言葉にもニヤリと口の端を持ち上げたたちの悪い笑みを浮かべ
「ごめんなさいですめば警察はいらないな」
「うっ……」
「悪い子には罰を。ついでに躾直さないと」
紺野はメガネを外し、傍らに置いた。
その代わりにどこからともなく取り出した犬の尻尾のようなモノを、美奈子に手渡し「いつものように」と促す。
「……はい」
尻尾の先端は卑猥な形の玩具になっており、美奈子は紺野が至近距離で見つめる中それにそっと舌を這わせ丹念に舐め濡らしていく。
くちゅ、くちゅ。
滴るほどの唾液にまみれたそれを示すと、更に視線だけで先を促された。
「んっ……」
美奈子が紺野に逆らえるわけもなく、男の体の下で脚を広げると下着をずらし玩具を……前でなく後ろの孔に押し当てる。
「ふあっ……」
軽く力を加えるだけで、慣らしてもいないのに慣らされたソコは、濡れた玩具をスムーズに飲み込んでいく。
「すごいね、いやらしい顔。人前でお尻に自分でバイブを入れて気持ちよくなってるの?」
押し殺した紺野の声に、そうしたのは彼自身だと返す事も出来ず、ただ屈辱に耐えながら最後まで玩具を押し込んだ。
「ひゃ……あぅ……」
「ふふ。可愛い尻尾ができたね」
美奈子の脇に手を入れ抱き起こしソファーに座らせる。
少しも乱れていない制服の、ただスカートの下からはみ出した犬の尻尾が妙に滑稽だ。
「せん……ぱい……」
「ん?どうしたの?」
一人ソファーから離れ近くのパイプ椅子に座り、紺野は殊更優しい笑みを浮かべる。
「あ……」
それだけでもう何を求められているのか分かるほどに、美奈子は紺野に躾られていた。
そろり、ナカを刺激しないようにソファーから降りると、手と膝を床について四つん這いのまま紺野の元に向かう。
「まるで本当の犬みたいだね」
嘲るような言葉にも何も返せない。
それが事実だからだ。
ご主人様に可愛がってもらいたいだけのメス犬。
それが美奈子の隠された側面だ。
「はっ……はあっ」
細心の注意を払って進んだつもりだが、それでも敏感な内部を玩具に刺激されて、
紺野の足元にたどり着くころにはすっかり息も上がり、
下着の許容量を超えた愛液がキラキラと太腿を伝い落ちていた。
「……」
「せん、ぱぁい……」
媚びを含んだ甘え声で主人を呼び、その股間に顔をうずめる。
布越しだが確かな熱さを頬に感じ、美奈子のソコもまたじわりと潤んだ。
「――いいよ」
「はい……っ」
許しをもらい、美奈子はいそいそと紺野のズボンの前をくつろげる。
解放されたペニスは紺野の下腹に付きそうな急角度に反り返り、美奈子の頬を打つ。
「ぁ……」
少しの怖れと、まぎれもない興奮を入り混ぜた表情で勃起に軽く頬ずりしながら美奈子はもどかしそうに自身のシャツのボタンを外し、ブラをたくしあげ見事な巨乳を露わにし。
「失礼します……」
その白い果実を両脇から手のひらで抱え、少し胸を反らせるようにして高さを調節し、脈打つ勃起を乳房でそっと挟み込んだ。
「……」
「んっ……」
熱さにジンと快楽が走る。
体を使って奉仕しているという背徳的な悦びに、美奈子の口元には知らず知らず笑みが浮かんでいた。
「気持ちいいですか、先輩……」
重たげな白い塊を上下に揺り動かしながら、美奈子が上擦った声で問う。
「うん、気持ちいいよ」
「嬉しい……」
くちゅ、クチュ。
自分の胸の谷間で震えるそれが愛しくて、美奈子は自然にその先端に唇をよせパクリとそこを咥えこんだ。
「っ……」
(先輩、本当に気持ちいいんだ……)
切羽詰まった声を上げて美奈子の髪を掴む紺野にじわりと喜びが全身を包む。
もっともっと気持ち良くなって欲しい。
その思いのままに美奈子は体を動かし口を窄ませ吸い上げ、舌を這わせた。
「っう……」
短い呻きと共に、紺野が美奈子の口の中で果てた。
生暖かい、苦みのつよい液体が続けざまに美奈子の口の中をいっぱいにする。
びゅ、びゅっと間をおきながら、それは美奈子の口粘膜に貼りつく勢いでまだ出てくる。
「んくっ……んんっ……」
懸命にそれを飲み干そうとするが、ねばつく液体を嚥下するのは容易なことではない。
ついに耐えきれず、精液の一部が唇の端から零れ落ち、美奈子の頬や顎、乳房を汚していく。
「んん……」
それでも美奈子は主人が全てを出し終えるまでそれをくわえていた。
「なかなか上手くなったね」
冷ややかな笑みだが、それでも褒められて嬉しくて。
美奈子はぺたんと床に崩れ落ちながら満足そうに微笑んだ。
拍子に尻尾がナカを抉って、それも少し歪んでしまったが。
「で?次はどうしようか?」
美奈子の体をひょいと抱え上げ膝にのせ、問いかける。
「……です……」
「ん?」
「先輩、が、欲しい、です……」
「ああっ!あ、あぅぅっ!」
向かい合ったまま、紺野のそれを飲み込んでいく。
待っていたモノを与えられ、腰全体に満たされた感覚がじいんと広がる。
前と後ろとどちらの孔もいっぱいに開かれて、大好きな先輩に抱き締められて。
それだけでもう気をやりそうなくらい気持ちがいい。
「はぁ、……んっ、んぅうぅ」
「入れて、それだけでいいの?」
人差し指でへそから胸の谷間までをスッと撫で上げ、紺野が笑いながら問いかける。
――そんなわけない。
明らかな物足りなさを眼差しにのせて、美奈子は紺野の肩に手をかけ自分から腰を動かそうとする、が……。
「動かない……?やっ……なんでぇ……」
大きな瞳に戸惑いを浮かべ、美奈子はイヤイヤをするように首を振る。
しかし下半身はペニスをくわえぺたんと紺野の上に座り込んだままだ。
「先輩……いやぁ……」
「はは。気持ち良すぎて腰が抜けた?美奈子は本当にいやらしいなぁ」
「うぅ……」
紺野の言葉に半べそをかきながら顔を赤らめ美奈子は恥じらう。
――こんなに感じちゃうなんて、先輩が言うように私本当にいやらしいんだ。
そううなだれるが、しかし。
「しょうがないな。いいよ、今日はご褒美だ」
「玉緒先輩……。――ひゃっ!?あ、うぁあぁぁぁっ!」
優しく囁いた直後、紺野は激しく腰を突き上げた。
穏やかな口調に安心していた所を不意打ちのように膣内を刺激され美奈子は悩ましい悲鳴を上げて仰け反る。
その衝撃を受け止める間も与えられず、さらに激しい抽送が続けざまに真下から突き上げてくる。
「あっ、ああっ!せんぱ、いいっ!……こ、れ、い、い……気持ち、いいよぉっ!」
あまりの快楽に目眩がして意識がかすれた。
ひく、ひくっとあそことお尻の孔だけが別の生き物のように快楽を貪りうごめくのを感じる。
「可愛いな、美奈子は。お前は僕だけのものだよ……」
美奈子の耳に吹き込みながら、紺野は突き上げを強めた。
何も考えず……いいやきっと理解していても同じ事だ……美奈子はコクンとうなずき、紺野にすがりついてそれを受け入れる。
「いい子だね」
紺野が突き上げながら美奈子のクリトリスを指で押した。
美奈子はそれをきっかけに、わずかしか残っていなかった理性を手放し、されるまま、望まれるままに紺野を強く締め付け快楽に溺れていく。
何度達して、何度腹で紺野を飲んだかも分からないような世界で、美奈子はただ主人の為にいつまでも甘え鳴き続けていた。
「……なんて事になってるんじゃないだろうなぁぁぁぁっ!」
Aの叫びに同調して
「俺も小波さんの胸に挟まれたいぃぃぃっ!」
Bが思いを吐露すれば
「俺だって小波に「飲み込めないです」って上目遣いで言われたいんだぁぁ!」
Cが暴露し
「つーかあの乳わしづかみたい……」
Dが呟く。
そんな4人の思いが向かう先はただ一つ。
――紺野玉緒許すまじ。
「会長ってなんか弱点とかないのかな?」
「苦手な物とか?」
「アイツ隙がないからなー」
「でもなんかきっとあるはずっすよ!」
……はばたき学園は今日も平和だ。
翌日。
「あ、玉緒先輩!」
昇降口に探していた姿を見つけ、美奈子はいつものようにその背中にぴょんと飛びついた。
しかし、反応がない。
紺野は美奈子に気付いた様子もなく、ただ自分の下足箱を眺めている。
「……?玉緒、せんっ、ぱいっ!!」
「あ、ああ……。美奈子さん、今帰り?」
「はい。玉緒先輩はどうしたんですか?」
「うん。……ねえ、これなんだと思う?」
紺野が体を引いて美奈子に自分の下足箱を示す。
茶色のローファーの上には、みっちりと緑色のトゲトゲしい……。
「……ぱいなっぷる」
南国フルーツが葉をこちらに向けて無造作に突っ込まれていた。
「やっぱりそう見える?」
「はい。むしろそのものです」
うなずくと紺野はますます困惑の表情を浮かべ。
「なんなんだろう、これ」
「パイナップルです」
「いや、それは分かってるんだけどね。なんでここにあるのかってこと」
「……プレゼントじゃないですか?カードがついてます『紺野玉緒へ』……呼び捨てフルネームって斬新ですね」
「パイナップルを?」
「でも先輩にぴったりですよ?」
「パイナップルが?」
「花言葉は『貴方は完璧です』だそうです」
「パイナップルの?」
「きっと誰かが先輩を好きになって……って浮気はダメぇぇぇっ!」
浮かんだ最悪の事態に美奈子はパイナップルをひったくりポイッとしようとしたが、所詮パイナップルはパイナップルだ。
パイナップルに罪はない。
思い直して紺野の元に戻す。
「うーん。……どうしようか、これ」
「食べちゃえばいいと思います」
「大丈夫かな……」
「……。別にあやしい所はないですよ?」
「そう?じゃあ……貰っておくか」
「はいっ。でも……私、丸ごとのパイナップル初めてです。どうやって食べるんだろう……?」
「そうなの?」
うなずく美奈子に紺野はふーんと一声。
「……じゃあ、うちにくる?」
「えっ?」
「その……今日は遅くまで家族は帰ってこないし……」
「……。せんぱぁぁいっ!」
大好きっ!
再びぴょんと飛びつき強く抱きしめると、紺野の頬にチュッと唇を押し当てた。
少し離れた場所で、男子生徒の集団が慌ただしく何事が囁きあっていた事など、もちろん2人は知るはずもない。
END
以上です。
>>415が「ネットでOL」に見えて、生徒会室のコピー機に手をつかせてバックから…とか浮かんだ所で我にかえりました。
そして最初の方分母が間違ってましたすみませんorz
って
>>417さんすみませんっ!!
リロってなかったので気づきませんでした!
ああ、割り込み本当ごめんなさいっ!
>>418さん
あ、オッケーです。
短いのであれで終わりでした。
ちゃんとEND
すいません途中で送っちゃいました。
ちゃんとENDつけとけばよかった、すみません。
どちらもGJ
>418
Stmtmも温和tmtmも一粒で楽しめて嬉しいGJ!
>>418 おおっStmtmだGJGJ!
パイナップル?とか思ったけど、モブの嫌がらせのつもりなんだね
そして「生徒会室のコピー機に」これをもっと詳しくw
尻尾エロごちそうさまでした
432 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 10:31:05 ID:YvgTy5eN
なぜパイナップルかが激しく気になるw
パイナップル入り酢豚を下駄箱に入れるわけにはいかないだろう。
あー今の時期酢豚はやっかいだね
栗は時期外れだし雲丹は手に入れるのめんどくさいし大変だな
>>418 おおー、透明ギプスの職人さんか〜!
今回もGJ! 楽しませてもらったよ
ギャグのテンポとか、シリアス部分との書き分けとか上手いよね
>>418GJです
ついでにコピー機OLプレイにもGJ
パイナップルの花言葉にびっくりしながら読み返してたら、
>>418のIDも「tM」なのに気付いたw
なんかオメ
>>434 昔の設定だとtmtmウニが好きなんだっけ、嫌いなんだっけ?
小学生が挙げる好物(or嫌いな物)にしてはマニアックだなあと思った。
将来の夢総理大臣と同じく。
そしてそんなちょっとマニアックさを保ったまま、いい感じに成長してくれて嬉しい。
バンビって作中で「はう」って言ってるの?
投下作品で言ってるバンビが多いから気になったんだけど、
何のイベントで見れるのかな
(はあ……)はあっても「はう」はないんじゃない?作中では
男の子の口調が違うのは気になるがバンビは元がほとんどないんだからどうでもいいよ
>>438 その後に続く cyc までが卑猥な肉体の一部に見えるよ・・・。
>>444 そこまで持ち上げるときもいな…
417もENDつけないミスしてるんだし
>444は>417なんじゃね
改行とかそうだしクセって出るから
自分でGJして虚しくないんかね
そんなどうでもいいことで自演認定しなくても
気配りパラ上げてこうぜ!
職人様方エロエロハッピーなSSの投下乙!
最近ちょっと停滞気味だけどいつでも投下待ってます!
次どんなの読めるかwktk
スレ梅用のエロなしニーナ小ネタ(エロなし注意書きあり)は叩くのに
注意書きなしエロなし終わった宣言なしはおkなんですねw
正直
>>417見た瞬間また嵐厨が調子に乗るなと思ってたんで、よりいっそう>
>>418GJだ
ハードル上げるのやめようよー
>>418もリロなしはまずかったけど
>>417も終わった宣言なしだったわけで
どっちもどっちでどちらも謝ってるのに
>>444は417だけを大人な対応って言うのが不思議!
自演とか大人な対応うんぬんとか正直どうでもいいからマターリ行こうよ
投下しづらいだろうけど新たな作品待ってます
文句を言うためにこのスレを見張っている人がいるよね
こんなスレ他にないよ
めげずに投下してくれる職人さんには頭が下がるけど
そろそろちゃんと明確なルール決めたほうがいいんじゃないの
ルールって職人さんに関してはテンプレにあるだけで十分じゃない?
今の話はどっちかというとROM同士の話だし
キチガイは黙ってNGに突っ込みましょう(´ω`)
職人さん毎度GJです
>>453 キツイ聞き方になってしまうけど例えば?自分は現状で充分だと思うなあ
ましてここを見てるのはそれなりの年齢の人たちなんだし
荒しは気にせずNGにつっこむなりスルーしてけばいいと思うよ
結論、単純なルール。荒らしは徹底放置。
投下します
トラ兄×バンビの一途ルートです。イルカも登場します
未成年ですが飲酒の描写があるので、苦手な方、酔っ払ったトラ兄なんか見たくねぇって方はご注意ください
バンビ→みなこ
トラ兄→コウ
イルカ→ルカ
「みなこ、今からウチ来れる?コウの機嫌が悪いんだ。暴れちゃってもう大変!」
――なんてルカが言うもんだから、わたしは慌てて家を飛び出して、WestBeachに向かった。
「コウがさ、“みなこを呼べ”ってウルサイんだ」
カンカン、と階段を上がりながらルカから聞いた事情は、こうだ。
コウはよく、アルバイト先のガソリンスタンドで、妙な客にいちゃもんをつけられている。
毎回必死に耐えていたけれど、今日はそれが何度も続いて、さすがにクサッていたんだとか。
「……でも、本当にわたしを呼べなんて言ったの?コウがルカにそういうこと言うなんて、ちょっと意外っていうか……」
「あぁ、だってフツーじゃないからね」
「え?」
「タチ悪いよ、アイツ。酔っ払うとね」
ニッコリと笑うルカの顔がコワイ。
「俺、下にいるから。何かあったら呼んで?」
まるで他人事のようだと思いながらも、仕方なくひとりで階段を上っていった。
「おう、みなこ。来たか」
ソファベッドにふんぞり返って座るコウは、確かにフツーじゃなかった。
いつもキレイな部屋には空の缶ビールやおつまみの袋が散らばっている。
コウに近付くとお酒の匂いがして、思わず鼻を押さえて顔をしかめてしまった。
「コウ、お酒くさい」
「ウルセー、お前も飲め」
ぐっと腕を掴まれて、ベッドに倒れ込んでしまう。顔を上げたら、かぶりつくように唇を塞がれてしまった。
「んっ!んーっ」
ぬるりと進入してきた舌からは、ビールの苦い味が伝わってくる。
「ふ……っんぅ……」
背中に手を回され、動こうとしても押さえ付けられていて動けない。
外見とは裏腹にコウはいつも壊れモノを扱うみたいにわたしに触れるから、こんな強引な彼をわたしは知らない。
「ふぁ……っ」
唇が離れ、わたしの口角を零れ落ちる唾液をペロリと舐め取られた。
「なんだオマエ、んなみじけぇスカート履きやがってよ。誘ってんのか?あぁ?」
口元を拭ったコウは、わたしのスカートをペロッとめくる。
シラフだったら絶対にこんなことしない。彼がかなり酔っ払っていることを確信した。
「ちょ!コウ!どうしちゃったの!?」
「どうもしねぇよ。ホラ見せてみろ。へぇ……よくわかってんじゃねぇか」
缶をソファの下に置き、コウがわたしの両足をがっちりと掴んでいる。足の間から彼の手が伸びて来て、オレンジ色の下着の上を行ったり来たりしている。
「もう濡れてやがんな……なんだ、期待してたのか」
「違……う、もん……」
「ククッ……素直になっとけ。今から可愛いがってやっからよ」
その悪い顔にゾクゾクと体が震え上がる。
コウはいつもわたしから何かしないと抱いてくれない。それが彼の優しさなのはわかっているけれど、少し寂しさも感じていた。
……わたし、おかしいのかな。こういうガツガツした彼に興奮しているだなんて。
「オラ、脱げ。直接触ってやる」
「ん……」
下着を脱ぐように促され、腰を浮かせた。
脱げなんて言われたのは初めて。じわり、中から何かが溢れてくるのがわかる。
「スゲェなオイ……ヒクついてんぞ?」
「やぁ……っ」
足を大きく開かされ、コウにそこをじっくりと見られている。
死にたくなるくらい、恥ずかしい。電気も消さずに、こんな明るいところで見られているなんて。
「んぁっ!や、やだ、コウ……っ!」
くちゅっ、という水音と共に、彼の舌がわたしの一番敏感な部分に触れる。
「ねぇっ、ちょっと……っあっ、あぁ……っ!」
足を閉じようとしてもびくともしない。少しだけ体を起こすとコウが丁寧にそこを舐めているのが見えてしまい、羞恥心で全身が熱を帯びていく。
「こんだけ濡れてりゃ、簡単に入っちまいそうだな……」
ゴソゴソと自分の下半身に手を伸ばす彼の姿を見て、わたしは慌てて足をばたつかせた。
「や、無理……っまだ入んな……っ!」
でも、今のコウには聞こえてない――ううん、聞くつもりもないみたい。抵抗虚しく太ももを押さえつけられ、熱くて固い、彼のものがズブズブとわたしの中に入っていった。
「い……っ!あ、あぁ……っ」
十分濡れているのはわかっていたけれど、少し痛い。
初めはいつもそう。コウがどんなに気を遣ってくれても、入れる時は膣を無理矢理広げられてるようで、痛みを感じる。
「あぁ……やっぱ、オマエん中は最高だ」
その言葉にかぁっと顔を赤くさせているのも束の間、コウは最初から遠慮なくわたしの中を激しく突いてくる。
「うぁ、あ、あっ、やぁっ!」
パンッ、パンッと打ち付けられて、体が大きく揺れる。ソファベッドも、床も、壊れるんじゃないかってくらい軋んでる。
「オラ、胸出せ。揺れてるとこ見せろ」
「ふぁっ、あんっ、あっ、あぁっ」
Tシャツとブラを一緒に捲り上げられ、ぷるん、と胸が露わになる。コウが腰を振る度に上下に動いて、それを見た彼は満足そうな顔をして乳首にしゃぶりついた。
――ヘンだよ、あたし。強引でちょっと乱暴で、いつもよりずっとエッチなコウに凄く感じてる。もっと激しくされたっていいとさえ思ってる。
「もっと奥か?言ってみろ。お前の好きなようにしてやる」
物欲しそうな視線が、コウに伝わってしまったのかもしれない。
ニヤニヤと笑う彼は、動きを緩めることなくわたしに尋ねてきた。
そんなの知らない、って、顔を背けたくなる。でも今は、我慢が利かないところまできてる。
もっとコウが欲しい。何でもいいから、わたしをめちゃくちゃにして欲しい。
「も、っと……奥……っ」
ポロッ、と涙が零れてもそれは拭わず、わたしは彼の首に腕を回してそう呟いた。
「聞こえねぇな。もっと、何だ?欲しいならちゃんとねだんねぇとなぁ?」
イジワルされたって、それすらも今はわたしの気持ちを高ぶらせる材料でしかない。
「もっと……もっと奥まで突いて……っ!」
ギュッと目を瞑り、涙でぐしゃぐしゃになった顔で声を絞り出した。
「壊しちまっても、文句はナシだ。いいな?」
ククッと笑ったコウは、楽しそうな顔をしている。でも顔は真っ赤で、何だかちぐはぐな感じがして、おかしい。
「あっ、あっ、コウ……っ!」
彼にしがみついたまま、ズンッ、と勢い良く中に沈められる。ギリギリまで引き抜いては、またそれの繰り返し。
単純な動作なのにどれも違った快感がわたしを襲い、何度もはしたない声をあげてしまう。
「あんっ!あっ、すご、い……中……っ!」
ぴちゃっ、と生温かいぬるぬるした液が跳ねて、わたしの太ももやソファベッドを汚した。
膣内はぐちゃぐちゃのどろどろで、コウをねっとりと包み込んでいる。
「……ヤベェぞ、オマエん中。頭、飛んじまいそうだ」
顔を歪めるコウは、凄く色っぽい。ドキドキして子宮がキュンと締まったのがわかる。
「……イクぞ、そろそろ」
それが彼を追い詰めたのか、コウの眉間にシワが寄る。
「はぁっ、コウっ、コウ……っ!」
酔ってるとか、酔ってないとか、そんなことはどうでもいい。
大好きな人と繋がっているこの瞬間は、わたしにとって間違いなく幸せな時間なのだから。
「みなこ。俺が好きか?」
汗ばんだ手で頬を撫でられ、わたしはコクコクと頷く。
「うん、好き……っコウ好き、好きだよ……っ」
涙で滲む目をこすったのは彼の顔を見ていたいから。
「あぁ。俺もだ」
ふっ、と笑った顔にぞくぞくとする。
「あ、はぁっ、わたし、もう……っ!」
「あぁ、イけ。一緒にイッてやる」
息を呑むような声が聞こえてきたのと同時に中から引き抜かれ、わたしのお腹の上に温かい白濁液がばらまかれた。
――――――――――
(お……重い……)
のしかかる体はとても重くて、わたし一人で起こすのはとても無理。
やっとのことでくぐり抜けると、渇いた喉を潤そうと階段を下りたところで、はっとした。
「みなこ。終わったの?」
「!!」
振り向くと、もそもそとベッドから起き上がるルカの姿が。
聞いてたの?なんてバカな事は聞かない。だって何もしなくたって聞こえてたハズだ。
わたしの声や、ソファベッドが軋む音が。
「床、抜けるかと思ってヒヤヒヤしちゃった。でもみなこ、可愛い声出すね?いくいくって。ドキドキしちゃった」
「う……っ」
ニコニコと笑うルカに、体中からヘンな汗が吹き出てくるのを感じる。
「コウなら暫く起きないよ。アイツ、酒飲んだ後は死んだように寝るから」
よ、とはずみをつけると、ルカはベッドから下り、わたしの手を取った。
「ホットケーキ作って?俺、それで我慢する」
「え……ル、ルカ?」
「コウの分も作ってやって。アイツ、自分からは気マズくてみなこに声掛けられないと思うから」
そうなのかな……と首を傾げるわたしに、ルカは続けた。
「コウはオマエのこと大好きなんだ。優しく出来なかった時は、いつも一人で落ち込んでるよ」
「アイツはオオカミの皮を被った羊だからね」と加えたルカに、わたしはプッと吹き出してしまった。
「修学旅行の時のこと思い出しちゃった」
「オオカミこわーいって?」
「ふふっ」
――目が覚めたら、コウはきっと頭を抱えて自分を責めるんだろう。
そんな彼にわたしは言ってあげるの。
「オオカミみたいなコウも好き」って。
そしたらコウは、どんな顔するのかな。
考えてたら頬が緩んでしまって、それを見たルカは不思議そうにわたしを見ていた。
おわり
読んでくれたバンビさんたちありがとう!
おまけで小ネタ投下
主要キャラの酒の強さ等を勝手に予想
ルカ→強い。何でもいけるが特に好きなのは生ビール。「酔っ払っちゃった」と言いつつバンビを襲う
トラ兄→弱い。一杯で顔真っ赤になるくせにウィスキーやウォッカなど度数が高いのが好き。→「ポリシーだからよ」
嵐さん→そこそこ強い。日本酒が好き。
酔っても何も変わらないが、「酔うとセックスしたくなる。なんでか知らねぇけど」とか真顔で言いバンビを押し倒す。
ニーナ→たしなむ程度に飲める。スクリュードライバーとか甘いカクテルが好き。吐いて強くなるタイプ
tmtm→酒豪。瓶ビールをひたすら飲んでそう。そして酒の力を借りてバンビを誘ったり
ぼっちゃま→社交界の男子たるもの女より先に酔いつぶれてはマズイので、そこそこ飲める。
白ワインが似合う。家にワインクーラーや貯蔵庫がある。いやむしろフランス辺りにぶどう畑を所有してる
イメージと違ってたらスマソ
GJ!!!
強引なトラ兄イイ!
>フランス辺りにぶどう畑
吹いた
保管庫落ちたまま?
ブドウ畑ふいたww
設楽家ブランドのワインのみたいわwwww
ついにトラ兄の理性がぶっ飛んだと聞いてとんできました
野獣全開ですばらしいwwイルカとの会話もかわいいしGJ
小ネタはレス分けたほうがいいと思うけどなあ
せっかくの読了感が勿体ない気がする
酔っぱな兄も小ネタもおもしろかったです
ありがとう!
GJ!
ルカに全て見透かされてるトラ兄かわいいw
小ネタも楽しかったよー。
強弱逆にしても楽しい…なんだこの強力キャラたち。
ルカ→弱い。ピンクに染まった頬で「酔っ払っちゃった」とバンビを襲う
トラ兄→強い。酔ってヘロヘロになったルカとバンビを担いで帰る係
嵐さん→弱め。酔うとすぐ「…眠くなった」とバンビの乳に顔を埋めて寝る
ニーナ→そこそこ強い。が「甘い酒しか飲めないと思ってるっしょ?」とテキーラかウォッカ一気で腰砕ける
tmtm→弱い。すぐ酔って「メガネメガネ」とかボケ出し、そのうち呂律が回らなくなって甘えん坊仕様に
ぼっちゃま→強くもないがフニャフニャのtmtmとバンビを放っておけずに「ああもう、お前らは…!」とお世話係
スレ分けようって話も、スレによっては、荒らし扱いを受ける危険
があるらしい、って聞いたことがある。
いろいろ面倒だな。
>>470 おい…どっちもおいしいじゃねえかw
ぼっちゃまはベロンベロンに酔ったら泣きながら過去の栄光を語ってくれそうなイメージw
バンビは小悪魔どころか悪魔になりそうだ
翌日に落ち込んで、バンビにあれこれ気を使うトラ兄が容易に想像できるわw
それを2828見つめるルカの姿もね
バンビは酒豪とかだとおいしいな。
全員のして一人でけろりとしてる感じで
普通に疑問なんだが、エロなし
>>417がGJもらってるのはなんで?
>>475 >2.直接行為がなくてもエロい雰囲気のものは投稿可
に当てはまるのでは
スレ分けるのは全力で反対だ
私も全裸で反対させてもらう。
流れがわからないんだけど、スレをどうわけるの?
そもそもなんでスレを分けるという話に?
>>468は「小ネタはレス分けたほうがいいと思う」
>>471でなぜかそれが「スレ分けようって話も〜」となったようだが
レスとスレを間違えたんだろう、単純に。
スレじゃなくレスじゃ?
豚切りますがちょっと前にフルビッチなサイズ小ネタを書いたものです。
あの後妄想をちまちま書いていたらまとまったので投下します。
以下注意。
・バンビ=美奈子がビッチです。ひどいです。
・玉緒本命残りのメイン全員当て馬です。sageてます。
・親友は余裕ぶってますがいちばんひどい目にあってます。
・知らぬは本命のみです。
以上、NGワードは「つよくてニューゲーム」、携帯投下です。
6レス消費予定。
ゆっくりお付き合いお願いします。
暑くて明るく静かな夏休みの午後。
クーラーをかけたばかりでまだ少し蒸す室内に、嵐くんが腰を打ち付ける音が響く。
その音に隠れるように、でも隠し切れないほど確かな水音。
さっき剥ぎ取られたパンティがわたしの鼻先にあって、いま服ごとブラジャーが押し上げられた。
腰を打ち付ける音に合わせて揺れるわたしの胸を、大きな手が揉みしだく。
彼が身体ごとわたしの背中に覆いかぶさってきたので、大きなペニスがさらにわたしの中を押し広げた。
圧迫感と鈍いお腹の痛みに身体をよじる。逃げてしまいそうなわたしに気付いて、彼はクリトリスをいじりはじめた。
「……あっ、ああ、んあっ…」
「美奈子…ごめん、痛くするな」
大きいから痛いの、と伝えたら、彼は大きいことには承服しかねる様子だったけど行為自体にはとても気を遣ってくれるようになった。
美奈子は細くて小さいから、中も小さいんだよな、でもごめん、その一番奥でねぇと俺、いけねぇみたいだ。
そう言って、達するときはかならずさっきのような合図をくれるようになった。
わたしもいつものようにうなずく。すると導火線から火が伝って爆発したように激しく、嵐くんは膣内を突き始めた。
「じゃあ嵐くん、またね」
上半身裸のまま玄関まで来てくれた嵐くんに小さく手を振る。
すこしだけ機嫌が悪そうなのは、もうちょっと一緒にいてほしいという彼の誘いをわたしが断ったからだ。
「…ごめんね?」
「いいよ、もう。俺こそごめん、次はゆっくり会おうな?」
「うん、ありがとう」
嵐くんの家を出て、日傘を差した。
足元にさっと濃い影ができて、暑さがやわらぐ。
それでもシャワーを浴びたばかりの肌からまたじわりと汗が染み出してきた。
目的地までの距離を思って、ため息。また汗だくだな。
「…先輩、遅刻ですよ?」
「悪かったよ。さあ、早く乗れ」
顎先から汗がぽたぽた垂れてくるのを、ガーゼのハンカチで拭う。
先輩のエスコートで車に乗ると、クーラーがしっかり効いていて気持ちいい。
ふー…。
わたしが深く息を吐くと、続けて先輩が乗り込んできて運転手さんに指示を出した。
車が緩やかに走り出す。
「あついですね」
「まったくだ。…早く秋になればいいのにな」
「まだ8月が始まったばっかりですよ、あと2ヶ月は暑いです、きっと」
とりとめのない会話をしているとすぐに先輩の家に着く。車って素晴らしい。
初めて男の子と寝たのは、高校1年の夏だった。
ルカくんと花火に行って、その帰りのこと。いまでもよく覚えている。
花火も終わり、大勢の人が帰り始めたころ。
きっと混むから少し時間をずらして帰ろう、と提案したら、ルカくんはいいね、とにっこり笑った。
そしてガードレールに寄りかかりながら家でのコウくんの話を聞いたり、逆にわたしの柔道部マネージャーの話なんかをした。お互いのバイトの話もした。
それでなんとなくキスした。男女でするキスというか、子供同士だからできたみたいなキスみたいだった。
びっくりしてもう一度キスしてみたら、今度は大人のキスがやってきた。
身体がぞわっとして、気持ちよくて。
言葉とか、約束とか、そういうものが全然ないまま、ふたりでラブホテルに行ってしまった。
「いいの?」
服を脱いで、シャワーを浴びて、抱きしめてからやっとそんなことを言うルカくん。
「いいの、って…だめって言ったら、どうするの?」
「……や、ごめん。ここでお預けはつらいかも」
子犬のような目をする彼が可愛かったから、わたしは笑って「いいよ」って言った。
夏だから、とか。花火だから、とか。
最初だったからか違和感の方が強くて、頭のどこかが変に緊張しておかしな理由ばかり考えてた。
でもやっぱりキスは気持ちいいし肌が触れるのも気持ちいい。
ルカくんはきっと触るのがうまいんだろうなぁと思った。
文化祭が終わった頃、コウくんともセックスした。
少し前にルカくんに招いてもらった二人の家で、ルカくんと交わったベッドのすぐ近くで抱きしめられて、どうしたらいいかわからなくなってしまった。
コウくんを止めようと思ったけれど、こんなことを聞かれて、そのとき思い至った。
「お前、ほかに好きなやつとかいるのか?」
――わたし。
わたし、ルカくんと付き合ってるとかじゃない…好き、と言われてもいない。
あれ?なんでセックスしたんだろ。
戸惑ったけど、その理由を全て告げることもできなくて「ほかになんて、いないよ」と言ったら押し倒された。
誤解させたかも、と思ったのはキスされてからだった。あれじゃコウくん以外のひとを否定したみたいじゃない。
でも、ルカくんと付き合っていなくてコウくんのことが嫌いじゃなくてルカくんとするのにコウくんを止めるっておかしいのかな、なんて。
今思えばよくわからない理屈が頭のなかで展開されて、あとはなすがままだった。
唇がすごく柔らかくて熱くて、大きな手が驚くほど優しく胸を揉む。
そしてゆっくりと挿入されたコウくんのペニスに、わたしは身体を強張らせた。
ルカくんとしたのは全部でまだ3回だったけど、最近はその感触にもようやく慣れてきたかなって思えていたのに、そんなことお構い無しにコウくんはわたしに割り入ってくる。
まだまだセックスで気持ちよくなることも少なかったときで、あまり濡れてもいなかったからとても痛かった。
だけど「自分がそこまで濡れていない」ってことにも気付けないほど経験値がなくて、そのときはコウくんがただただ大きいのだと信じて疑わなかった。後になってから最上級の大きさを知ることになるんだけど。
……彼と比べるのはともかく、コウくんは大きかったので、結果的に終わってからシーツを血で汚してしまった。
それをコウくんはどこか満足そうに眺めて「洗濯しとくから気にすんな」って言ってくれたけど…
罪悪感が、ほんの少し。
バレンタインは「買い忘れちゃった」と流して、3月。テスト明けで睡眠不足なのがいけなかった。
部室でのんびりしながら動画を見て動きの確認をしていて、春の日和にうとうとしていたら、嵐くんに胸を触られた。
触るというより掴んで揉むって感じだった。半分寝ていたからかわたしは「…ん?」とにっこり笑ったみたいなんだけど、自分では全然覚えてない。
嵐くんは胸を揉むのをやめられなくて、わたしは実はルカくんかコウくんとしている夢を見ていたから(途中でコロコロ相手が変わって、おかしな夢だった)全然抵抗とかしなかったそうで、嵐くんはやめられなくなってしまったそうだ。
ジャージの下、パンティの中に嵐くんの冷たい指が入ってきたところでわたしは自分の状況をやっと自覚したんだけど、夢の中のふたりに散々焦らされていたわたしのそこはもう溢れんばかりになっていて、ああどうしよう、と思った。
し、しえん…
支援いるかな
後ろから抱っこされながら、お尻にとても熱いものが当たっているのがわかる……
指で内部を愛撫されながらブラのホックを外される。
嵐くんはわたしの胸がとても気に入ったようで、最後、胸で達した。
嵐くんはとにかく大きくて、入れただけでもう息もできなくなるほどなのだ。痛い、というか苦しい。
だから胸で出してくれたほうが、心情的には助かるんだけど、顔とか髪とか汚れるので一長一短だった。
2年になって、ときたま街で出くわしていたニーナと再会し、
部活に入ってきたニーナはほどなくわたしと嵐くんの関係に気付いた。
帰り道の公園で「付き合ってんの?」と聞かれ、「付き合ってはないよ」と言うと彼はなぜか怒り出し、嵐くんに勝負を申し込んでくると言い出したので必死で止めた。
「付き合ってするもんじゃないんすか、そういうのは」
「じゃなくても、しちゃったんだもの」
そうしたらなんだか人の悪い、からかうみたいな顔をしてこんなことを言ってきた。
「じゃあセンパイ、俺がしたいっていったらできんの?」
一瞬、応えられなかった。
できると思うし、できないと思った。なんでわたし、と思ったら「できないんでしょ」とニーナが背中を向けた。
……勢いというか、売られた喧嘩は、というか。
振り向かせて、いちばん目立たない木陰に連れて行き、ズボンのジッパーを下ろした。引きずり出して食む。
最初はなにやら色々もごもご言っていたニーナも、途中からため息を吐いてわたしの頭を撫で始めた。
口で一生懸命してもなかなかイってくれず、そろそろ顎が限界かも、と思ったころ、初めて身体に触れられた。
いきなりぞわっと快感が走って、思わずフェラチオをやめてしまう。
「ごめんね、俺おそくてさ」
彼はそう言うと財布からコンドームを取り出し、わたしの手を木の幹に付かせ、スカートの中に手を入れて下着をずらした。
一気に貫かれ、激しく動かされた。反り返った彼のペニスが膣壁を摺り、すごくよかった。
中でイったのは初めてだった。
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玉緒先輩と知り合ったのは、2年生の1学期だった。
テスト前に、職員室の前で知り合った。先に知り合っていた聖司先輩とも友人と知って、何故もっと早く出会えなかったんだろうとすごく後悔した。
もちろん先輩の優しさや責任感の強さは尊敬に値するものだったけど、それよりなにより心が揺れた。
声だけで、視線だけで、息が苦しいっていうのを初めて体験して、ああ、これが恋なのかと今更ながらに思った。
「遅いんだよ、お前は」
「…わかってますから、確認しないでください」
わたしがふくれてそっぽを向くと、聖司先輩は笑って顎を引き寄せる。キス。
「今ではニーナとはしてないですし、コウくんとも会わないようにしてます」
「さっきまで一緒にいた奴と…琉夏とはどうなんだ?」
「う……」
「悪い女だな」
聖司先輩はわたしの隠していた関係を、ルカくんとのことをまず気付き……あれこれ問い詰められ、結局全部白状させられ、キスされ、セックスもしてしまった。
わたしの玉緒先輩への気持ちにも気付いていて、なのにとても仲のいい親友のように接してくれて、頭が上がらない。
この人はほんとうに高校生なんだろうか…?
「悪い女には、罰が必要だな?」
「え…えええ〜…あ、やぁ!だめ!あ…」
異論を唱えても、聖司先輩は聞かない。
ぐいっと足を広げさせられて掴んで割るように開き、ヴァギナをねっとりと舐める。
風呂に入っただろ、とわたしの意見をぴしゃりとはねのけ、クリトリスを攻めながら割れ目に指を差し入れる。
罰といいながら、わたしを上手に気持ちよくしてくれるのは罰になるのかと最初思ったけれど、
何度も絶頂を迎えてさらに快感を与えられるのは、ある意味では大いに罰だと思う。
こんなわたしを玉緒先輩が好きになってくれるか、とても不安だけど、
とりあえずの目標として、次のバレンタインにチョコレートを渡そう。
そう言ったら聖司先輩は「骨は拾ってやるよ」と笑った。
END
5レスで収まってしまいました…。
パラが最初から高いバンビが勉強コマンドを使わず2年生になった設定です。キャラ崩壊申し訳ないです。
あとすみません、詰め込みすぎました。読みづらいと思います。ご了承ください。
吊ってきます!
GJ!
このふいん(ry好きだ
乙
嵐さんwwwどんだけデカイんだよwww
>482
GJGJ!! すごく面白かった! 続き読みたいです!!
リアルタイム遭遇って楽しいもんだな
高パラバンビだとビッチと背中合わせだよなーと思ってたので
楽しく読ませてもらったw
ゴチです
淡々としていて山田詠美の小説ぽくて読みやすい
夏の情景描写もいい GJ!
GJ!ビッチバンビもいいですね
しかし本命がtmtmならこれから他のキャラとも別れるのかな
無事に別れられるだろうかと心配してしまった
>>482 GJ、面白かった!
ぜひ会長陥落まで書いて頂きたいですw
面白かった。乙&GJ!!
切れないのが嵐とルカってのがワロス
この二人怖そうだよなーw
あと成就するのかしないのかすっごい気になるw
成就しても上記二人をどうにかしないとバッド直行だろうし、バンビ頑張れ
「骨は拾ってやるよ」に萌えたー
やり手なぼっちゃまが新鮮だった!
面白かったー
このバンビだと本命と成就しても関係はズルズル続けそうだな
ゲームでも誘惑に負けて、本命以外からのお誘い断れなかったりするし
>>501 >ゲームでも誘惑に負けて、本命以外からのお誘い断れなかったりするし
それはバンビじゃなくてお前のことだろ
まあおま俺だけどなw
1〜3まで通して、本命狙いじゃない時に誘いを全て断ることなど無理でした\(^o^)/
バンビッチって誰が言い始めたのか…素晴らしい
投下して大丈夫でしょうか。
ラブプラスの“お休みモード”が羨ましすぎて書きました。
ラブプラスGS、心から希望します。
出来ればときメモGSキャラと…がいいですけど、無理ですよね…
玉緒先輩とバンビのお話です。先輩目線。リア充注意。
バンビの名前は出していません。バンビ大学1年の秋くらいを設定しています。
頑張りましたがどうしても削れなくて、無駄に長いです。すみません。
1
「玉緒、最近またメガネにしてるの?」
急いで出掛けようとしていた僕に、姉がそう声を掛けた。
塾講師のアルバイトに遅刻しそうだったので、正直あまり絡まれたくなかったけど、仕方ない。
「うん。まあこっちのほうが慣れてるし、楽だから」
嘘だ。手入れは少し面倒だけど、コンタクトレンズは快適だし頭が軽くていい。
“玉緒先輩は、やっぱりメガネのほうがいいです”
そう言った、僕の恋人の影響だった。
彼女とふたりきりでの初めての旅行、あの晩を思い出す。顔がにやけないように。
「ふうん…彼女に何か言われたかあ…」
適当にやり過ごそうとした返事は、一瞬で見破られてしまった。顔に出てしまったのか。
それとも知らずに口に出してしまっただろうか。
考えたことが口から零れてしまうのは、僕の癖だ。事態が良いほうにも悪いほうにも転ぶ。
「あの子、メガネ男子好き…とか?」
姉は、くすくすと笑った。ああもう…面倒くさいなあ…
「行ってきます!」
“メガネ男子”について話している母と姉を背に、玄関のドアを閉めた。
僕を追って(と、勝手に思っている)この一流大学に来てくれた彼女とは、正式に
付き合いが始まったあの日からずっと、いい関係が続いていた。
時間を合わせて構内で会うことも、同じテニスサークルに入ってくれたから、練習の後
一緒に食事をして帰ることも出来た。
二年になってさらに忙しくなったけど、充実した毎日だ。
「ね、玉緒先輩?今度はふたりで、旅行したいです」
夏休みに、毎年恒例であるテニスサークルの合宿があった。その数日後、彼女が突然
そう言いだした。
「うん、いいよ。一緒にプランを考えよう」
平静を装って(装えたどうかはわからないけど)そう言ってみると、お願いします!という
元気な返事が返ってきた。
「どこがいいかなあ…やっぱり温泉ですかね?」
温泉でのんびりするのがいいかも、と彼女が呟いている。
本気なのかな、ふたりだけで旅行ってつまり……。
彼女と目が合った。いつもと同じ、かわいい笑顔を見せてくれていた。
2
それからすぐに、雑誌を買ってきたりパンフレットを集めたりして、彼女と一緒に
旅行の計画を練り始めた。
今からだったら、紅葉の綺麗な頃がいいだろう。でも僕たちが自由に使える金額は
限られているし、そう遠くに行くのも難しい。
「先輩、見てください!お土産付きだって。何でしょうね、お土産って?」
パンフレットを手に、計画の段階から既に楽しそうな彼女を見ていると、それだけで
もう満ち足りた気持ちになってしまう。
でもこれを実行するにあたり、僕がやっておかなくてはいけない大切なことがある。
もし彼女が希望しているなら―――僕も覚悟を決めなければいけない。
しっかりと予習しておく必要がある。僕も、おそらく彼女も初めてのことだし
でもきっとお互いの記憶に一生残ることだろう。
最初からうまく出来るわけはないだろうけど、それでも最善を尽くしたい。
「この辺りが最高時速か…」
列車での旅は楽しい。
流れていく車窓の風景。時間の流れというものは目に見えないけど、表現するとしたら
きっとこんな感じだろうと思う。これを眺めるのが好きだ。
今回は特に、彼女とふたりきりの旅行だ。楽しくないわけがない。
「さいこうじそく…?」
僕はまた、考えをうっかり口にしてしまったようだ。
「ああ…ごめん。えっと…今乗ってる新幹線で、一番スピードが出ているのがこの区間なんだ。
…って、興味ないよな」
力なく笑う。
彼女は、先輩が楽しそうだから嬉しいですよ、と言って聞いていてくれた。
たぶん絶対に面白くない話だと思うんだけど。彼女のそういうところ、本当に癒される。
「わあ、すっごくキレイ!」
彼女は遠くに見える美しく色づいた山々が気に入ったようで、じっと見入っていた。
「今週にして正解だったね。こんな景色が見られるなんて」
僕がそう言うと、彼女は目を輝かせながら頷く。
そんな顔を見られたことが嬉しくて、彼女の手を取り少し強めに握った。
3
宿に着いた頃には、もう夕食の時刻となっていた。
予定を詰め込みすぎたのと、ふたりとも景色のいい場所が気に入って、長い時間そこに
居座ってしまったからだった。
「到着がちょっと遅くなったね。疲れただろう?」
「大丈夫です。楽しかったんだから、いいじゃないですか」
彼女は笑顔でそう答えた。
さほど大きくもなく新しくもない旅館だったけど、掃除が行き届いていたし、宿の人たちは
皆笑顔で親切だった。
着心地が良くて気持ちいい。のんびり過ごすには最高の環境だと思う。
案内された部屋は、ふたりだけでいるには少し広い感じがした。
「それでは、ごゆっくりお過ごしください」
仲居さんが出て行ってしまうと、そこは完全にふたりきりの空間になった。
覚悟は出来ている筈なのに、何だかすごくドキドキしてしまう。
「お腹、すきましたね…」
そんな僕のことなどお構いなしに、彼女はテーブルの上に置かれたお茶菓子を
手に取っていた。
「今食べちゃダメだよ。夕食前なんだから」
荷物を片付けながら、余裕があるフリをしてそうたしなめる。
彼女は、はあいと返事してから、くすくすと笑っていた。
食事は大広間で、他の客と一緒だった。
このほうが宿としても効率がいいだろうし、何より僕も有難い。
彼女とふたりきりなのは嬉しいけど、あの空間に慣れるまでは時間がかかりそうだった。
離れたテーブルに着いた年配の女性グループが、こちらを見て何か言っている。
僕たちの他に若い人はいないようだし、興味本位で見られるのは仕方ないかもしれないけど。
僕は実年齢よりも上に見られることが多かったし、彼女はまだ高校生にも見える。
こういうとき何を言われているか、だいたいの想像はついてしまう。
少し気落ちしていたその時。
「これ、すっごく美味しい!」
彼女の無邪気な笑顔が、目に飛び込んできた。
僕は嫌な考えと周囲の視線を締め出すと、彼女と同じものに箸をつけた。
支援
tmtmの鉄分ktkr!
4
「はあ〜…もうお腹いっぱい!動けない…」
部屋に戻るとすぐに、そう言って彼女は畳の上に転がった。
テーブルがよけられていて、すでに布団がふた組敷いてある。
この敷き方は何だ?ふた組の布団がぴったりくっつけられていて、つい意識してしまう。
そしてその横に転がっている彼女。畳に広がる、くしゃくしゃになった髪と乱れた服…
今か?…こんなに早く時が来たのか。こんなに急に。まだ夜は長いのに。
でもちょっと待ってくれ。まだ心の準備が…
僕の顔を見た彼女が、小さく叫んで急に飛び起きた。
「ごめんなさい!お行儀悪かったですね…」
生徒会長をやっていた頃に他の生徒達からよく向けられた、ちょっと怯えたような表情。
叱られると思ったのだろうか。いやそれよりも、僕はそんなに怖い顔をしていたのか。
「いいよ、今日はゆっくり過ごそう」
正直少し傷ついたけど、誤解を解きたくて出来るだけ穏やかに言う。
「そうだ。あの…ちょっとお散歩に行きませんか?」
彼女がそう提案したので、すぐに了承した。
それから、ふたりで温泉街を歩いた。
「少し歩けば、お腹も引っ込みますよね」
ほとんどの店は閉まっていて薄暗いけど、とても雰囲気がいい。
知らない街の暗い道を歩いていると、何だか違う世界に迷い込んだような感じがする。
「ちょっと怖いですね」
彼女も同じ気持ちなのか、僕の腕をぎゅっと掴んでいた。
ふたりで話しながら歩いて、気が付けば結構いい時間になっていた。宿に戻るとすぐ
風呂に入りに行った。
ここの温泉は好きなタイプのお湯だ。熱すぎないし、長くゆっくり浸かっていられる。
最近また忙しく過ごしていたからなあ…日々を思い返しながら、疲れを落とす。
ふうとため息を漏らしながら、彼女のことを想った。
ふたりで一緒に入れる風呂(家族風呂とかいうやつだ)のある宿もあった。そっちのほうが
良かったかな。
いやいきなり一緒の風呂っていうのは、ちょっとハードルが高いか……
そんなことばかり考えていたら、さすがにのぼせそうになって、急いで上がった。
彼女はまだ出てきていないようだ。
しばらくそこで待っていようかと思ったけど、先に部屋へ戻ることにした。
5
布団の下に、コンドームを入れておく。これをやっておかなくては。
彼女が戻る前に。
無事ミッションをクリアした後、テレビをつけた。
好きなお笑い番組がやっていたけど、もちろん内容は頭に入って来ない。
僕の脳裏には、予習してきたことばかり浮かんできていた。
大丈夫だ、あんなにやったんだから。そう自分を励ましてみたけど、全く落ち着かない。
その時、まだコンタクトレンズを外していないことに気がついた。
待てよ…このままのほうがいいんじゃないか。よく見えるし。
しかしもう寝るっていうのにコンタクトを外してないのも、何だかいかにも期待満々な
感じでカッコ悪いよな…
散々迷った末に、メガネに替えた。
横になってぼんやりテレビを眺めていると、彼女が戻ってきた。
「あ、おかえり」
「わあ、メガネの先輩。久しぶりに見るかも!」
彼女が嬉しそうな声を上げた。
僕の心臓がドクンと音を立てる。彼女に聞こえてはいないだろうか。
まだ乾ききっていないしっとりとした髪。真っ赤になった頬。
上に羽織ってはいるけど、温泉宿の薄手の浴衣姿。
僕の恋人は、こんなに色っぽいひとだったっけ…
「玉緒先輩は、ホントに浴衣が似合いますね!」
君こそ。そう言おうとしたけど、こんな肝心な時に口が動かない。
「あ、先輩の好きなやつだ」
彼女は僕の側に来て腰を下ろした。
テレビを見て笑っている彼女を下から見上げている。
いつもは彼女が僕を見上げているから、ちょっと違った目線だ。この角度で見ても
やっぱりかわいい。
僕の視線に気付いた彼女が、どうぞ、と言って膝をぽんぽんと叩いた。
「頭、ここにどうぞ」
顔が熱くなるのを感じた。膝枕してくれるってことだよな。
嬉しい。すごく嬉しい。
「いいの?じゃあ…失礼します」
そう言って彼女の膝に頭を載せた。心地いい。眠っちゃいそうなくらいだ。
いやいや、そうはいかないけど。
彼女が笑うと胸が揺れる気配がして、もう動くことが来なかった。
6
「そろそろ寝ようか」
とうとう言ってしまった。
家にいれば、そろそろ眠りにつく時間だ。
真っ暗にすると後々困るだろうし、彼女も了承してくれたので、小さな灯りをひとつだけ
つけておいた。
「さて、君はどっち側がいい?好きなほうでいいよ」
ふた組の布団を示して言うと、彼女は真っ赤になって俯いた。
「あの……玉緒先輩と同じ、がいいです……」
「えっ?」
想定外の出来事に、僕は一瞬戸惑った。
「あの…ごめんなさいっ」
しまった……僕は、女の子に何て事を言わせているんだろう。
ふたりだけで旅行がしたいと言ってくれた彼女。勇気が要ったことだろう。
僕がもっとリードすべきだったんじゃないか?自分の往生際の悪さに、呆れるやら
腹が立つやら。
「そうじゃないよ。僕だってそのつもりで勉きょ……
…って、ああもう!何言ってるんだ…」
この癖、本当に何とかしないとな…
頭を抱えている僕に、彼女がくすくすと笑った。
「えっと…じゃあ、こっちに。おいで」
掛け布団をあげて座ると、彼女が隣についた。
いよいよだな…
「そうですね」
彼女が言った。さっきの今なのに、また考えを口に出してしまったらしい。
恥ずかしさのあまり、そのまま布団に潜ってしまいたくなったけど、何とか心を落ち着かせた。
「先輩は真面目だから―――……旅行のこと言い出すのだって、嫌われるんじゃないかって
ドキドキだったんですよ」
そんなこと気にしてたのか。
君にこれから何をしようとしているかを考えたら、僕が真面目だなんて言えなくなると思うけど。
「ううん。僕も君と……
……旅行が出来て嬉しいよ。ありがとう」
大丈夫、準備は万端のはずだ。大きく深呼吸する。
メガネを外して、枕元に置いた。あまり良く見えないけど、今はこの方が良さそうだ。
彼女の顔もぼんやりと―――…の筈が、目の前にハッキリと見える。
7
「先輩」
いつの間にか、彼女の顔がもの凄く近くにあった。
「何?」
ちょっとビックリしたけど、出来るだけ冷静に答える。
すぐ近くでいい匂いがしていて、思考がおかしくなりそうだ。
「お願いが、あるんですけど」
彼女がゆっくりと言った。
「僕に出来ることなら」
彼女の為、今なら何でもしてあげられるような気がした。
「玉緒先輩は、やっぱりメガネのほうがいいです」
「ん?」
彼女の言うことがよく理解出来ないのは、とうとう思考回路が壊れたからなのか。
「先輩はメガネしてないほうが、カッコ良くて…みんなそう思ってて…」
「ああ…そう?」
思わず適当な返事をしてしまった。すぐにでもキスしたい。顔が近過ぎる。
「でも困るんです。先輩がモテちゃうと、わたし、困ります」
やっぱり、彼女が何を言っているのかわからない。
「えっと…?」
「ごめんなさい。ワガママ言ってますよね」
肩を落とす彼女を、ぼんやり見つめた。
彼女のアドバイスで、コンタクトレンズを使うようになった。
ずっと通ってた床屋をやめて、彼女の行きつけの美容院を紹介してもらった。
彼女に見立ててもらって、洋服を買うようになった。
確かに随分イメージが変わったと言われるようにはなった。しかしだ。
彼女が凄く喜んでくれて、それが僕としても嬉しかったからだった。
「僕はモテてなんかいないけど?」
「先輩、自分では気付いてないだけなんです」彼女はきっぱりと言った。「先輩のこと
狙ってるひと、いっぱいいるんですよ」
少し怒っているような、拗ねているような顔。この状況、やきもちをやかれているという
ことだろうか。
「そう言われてもなあ…だって僕には君がいるんだし。僕が浮気をするとでも思ってるの?」
不安そうな彼女の頭を撫でた。
「もちろん、先輩のことは信じてます。でも彼女がいても関係ないっていうひともいるんですよ」
今にも泣きそうな顔に見える。
「わたし、毎日不安で…先輩はメガネしてたって素敵なんですけど…でも、少しは隠せるんじゃないかなあって…」
「わ…わかったから、もうそんなに言わないで。恥ずかしいよ…」
彼女が泣きそうな顔のまま、にっこりと笑った。
8
このことを、彼女と付き合い始める前の僕が聞いたらどう思うだろう。
今までの僕の苦労を、彼女に聞かせてやりたい。
彼女がローズクイーンに選ばれた後、誘ってきたり告白してきたりする男子が増えたこと。
彼女が評価されるのは僕だって嬉しい。でも内心穏やかではなかった。
僕の目の届かないところにいる彼女のことが、心配でたまらなかった。
「それなら、君だって」そんな思いが零れそうになるのを抑えた。「テニスサークルの
先輩たちがさ、来年、君をミス一流に推すって」
うちのサークルからミス一流れが出たらいいよな、そんな先輩のひと言から始まった。
本人の意思を確認しないまま盛り上がるのはやめて欲しい、そう言ったけど、彼女を
独占し過ぎだとか何とか返されてしまった。
「ミス…って?そんなの無理です」
彼女は、驚くやら戸惑うやらであたふたとしている。
「先輩たちは、君ならグランプリをとれるって考えてる。もちろん、僕もね」
「ローズクイーンの時だって、大変だったのに…」
「モテ過ぎちゃって?」
そう意地悪く言ってみたけど、彼女の表情を見てすぐに後悔した。
「だって、あのひと達が見てたのは“ローズクイーン”であって“わたし”じゃないもん」
そう言って口を尖らせる。「それに、わたしは玉緒先輩が好きだし」
彼女が甘えるように、僕の胸に飛び込んできた。
「グランプリに輝く君を見たいとも思うけど」
イヤです、と彼女がきっぱり言った。
彼女の頭を両手で覆う。こうすると彼女が喜ぶことは知っている。
僕たちは、お互いをとても大切な存在だと思っていて、不安になることなんて何もないんだ。
ゆっくりそう語った。
「先輩とこうなれば、少しは安心出来るかもって…だから…」
だから一緒に旅行しようって………最後のほうは聞こえなかった。
髪を撫でていた手を頬に下ろすと、彼女が目を閉じた。キスをせがむ時の表情だ。
ゆっくり進めたつもりだったけど、付き合い初めの頃みたいに歯がぶつかってしまった。
耳元で、ごめんと小さく謝る。まいったなあ。キスならもう何度もしてるのに。
彼女もあの頃を思い出しているのだろうか、笑っているように見えた。
かっこ悪い失敗はもうしたくない。今度は慎重に唇を重ねた。
9
彼女を抱いたまま、帯の結び目を引っ張って解く。
浴衣は簡単にはだけて、白いかわいい下着(キャミソールっていうやつかな)が露わになった。
ブラジャーはつけていないようで、ここが最初の難関と思っていたから、少しホッとする。
情けないけど。
彼女は、ぎゅっと目を閉じていた。
「大丈夫だから」
何が大丈夫なのか、あまり自信はない。でも、そう言って微笑みかけた。
彼女はほんの少しだけ目を開くと、迷子になった小さな子供が母親を見つけた時のような
顔をした。
僕も浴衣を脱ぎ捨てた。彼女が目を逸らしてしまったのは、僕が既に勃起しているのに
気付いたからかもしれない。
彼女の腕を上げて、下着を脱がせた。
点けておいた小さな灯りが、効果的に彼女を照らしている。
とても綺麗だ。
肩から胸、腰へ続く曲線。計算され尽くしているようで、どこか未完成な芸術作品みたいだ。
彼女は腕を胸の前でクロスさせて、隠そうとしていた。
「それじゃ見えないよ」
もっと見たい、目に焼き付けておきたい。そう思って、少し強引に腕を開かせた。
「胸、小さいから…ごめんなさい」
彼女は目を伏せたまま、体を強張らせている。
「そんなことない…んじゃないかな」
比べる対象があるかのように聞こえてしまっただろうか。
確かにすごく大きいわけではなかったけど、きれいな形をしていた。そこに手を触れるのは
何だか勿体無いような気がした。
彼女が潤んだ瞳で僕を見つめていた。何だかたまらなくなって、彼女の耳から首へ順に
愛撫する。
肩に到達した時、彼女の体が震えて息が少し荒くなった。
もしかしたら、弱点なのかもしれない。その辺りに舌と指を這わせる。
そうやって、彼女がより良い反応を示す部分を探っていく。何とも言えない、ぞくぞくする作業だ。
10
彼女を背後から抱くようにして、柔らかな胸と感じやすい背中を同時に責めた。
胸の頂を指先でこねると、彼女の体が反り返った。
体中が燃えるように熱い。気持ちばかりが先行してしまうのを必死に抑えながら、彼女の体を支えて
そっと寝かせた。
僕を見つめる目は、いろいろな感情が見え隠れしている。
僕はどうだろう。彼女の目には、どう映っているんだろう。
いつもよりも荒っぽくキスをした。そうしようと思ったわけじゃなく、ついそうなって
しまったことに気付いて、もっと落ち着けと脳が体中に命令を下す。
でも頭と体が別のものになったみたいで、あまり言うことを聞いてくれない。
彼女の胸にしゃぶりつく。
「先輩……えっち」
荒い息遣いの中、小さくそう言うのが聞こえた。彼女の指が僕の髪をすいている。
こんな君を前にして当然だろう。言い返そうとしたけど、彼女の手が心地良くて
どうでも良くなった。
彼女の下腹部に手を伸ばして、パンツの上から割れ目をなぞってみた。
そこは思ったよりもずっとしっとりとしていて、ちゃんと彼女も気持ちよくなって
くれているんじゃないかという自信を僕に与えてくれた。
思い切って、その中に手を入れる。
指を沈ませると、中に硬くなった部分が見付かった。これか。
発見した嬉しさで、思わず力を込めて擦り付けてしまった。
「痛…っ」
彼女は、手で枕をぎゅっと掴み眉根を寄せている。
「ごめん!本当にごめん」
「平気です」
慌てる僕に、彼女が笑顔を見せて言った。
どうにも手加減がわからない。パンツを脱がせて、もう一度そこを探ってみる。
力を入れ過ぎないように注意しながら、くるくると捏ねるように触れてみた。
「はああ……んっ」
彼女は拳を握った手を口に当てて、大きな声が出そうになるのを抑えた。
それでも時々、子犬が鳴いているような声が漏れる。
蜜はとろとろと溢れてきていて、僕の指に絡み付いていた。
11
とうとう、彼女の内側へ入り込んだ。
コンドームをつけるのに少してこずったけど、その後は考えていたよりもずっとスムーズだった。
彼女の体を抱え上げて、向かい合って座る形にしてみる。彼女は僕の首に腕をまわして
小さく喘いだ。
僕の欲望の塊が、根元まで咥え込まれた。
なんて気持ちいいんだろう。想像を遥かに超えている……
これ以上ない程、体がぴったりとくっついている。彼女の体温と鼓動が、直に伝わっ
きていた。
ずっとこうしていたい……
しばらく動かずに、じっと彼女を抱いたまま今までにない快感に酔った。
この体勢は顔がよく見えていい。そう思って見ると、彼女の目から涙が零れ落ちていた。
「どこか痛い?苦しいの?」
急に不安な気持ちが押し寄せてくる。
でも彼女は首を振って、僕の頬にその小さな手を添えた。
「だって、先輩が泣いてるから」
僕が?そんな筈はない。
しかし彼女が拭った僕の頬は、確かに濡れているようだった。
この歳になって、女の子しかも大好きな彼女の前で涙を見せるなんて、信じられない。
でも彼女は、そんなこと気にしてないみたいだ。
まずいな…何だかすぐに力尽きてしまいそうだ。
この幸福感を、そんなに早く逃したくはない。
彼女がもぞもぞと動いたので、体を抱いて抑えた。
「ごめん、あんまり動かないでもらえるかな。このままだと、その…すぐに終わって
しまいそうだ」
こくん、こくんと彼女が頷いた。
「先輩とこうなれて嬉しい…幸せです」
「うん。僕もだ」
抑えきれないモヤモヤしたものが体中から湧き上がってきて、思わず腰を突き上げてしまった。
彼女が、僕の首にすがり付いて小さく鳴く。
ああだめだ、もう無理。耐えられそうにない。
喉の奥のほうから、自分でも聞いたことのないような野生的な唸り声がする。
その瞬間、彼女の体を強く抱きしめると、それに応えようと彼女も僕にしがみついてきた。
僕は彼女の中で果てた。
12
僕は、しばらく眠ることが出来なかった。
寝顔を見つめながら、余韻に浸っている。
ついさっきまでの、普段の彼女からは想像がつかない姿が、次々と浮かんできてしまう。
そんな彼女を知るのは僕だけなんだ。そう思うと、嬉しくて胸がいっぱいになった。
他の男になんて、絶対に見せたくない。ずっと僕だけのものにしておきたい。
それと同時に、頭の中では反省会が行われていた。もっとこうしたい、こうしてあげたいという思いが
次々と溢れてくる。
これからの課題だな。
彼女の頬にキスをして、僕は目を閉じた。
次の日の朝、彼女の声で目が覚めた。
彼女は、もうとっくに身支度を済ませていた。
「もうっ。先輩が起きないから、わたしひとりでお風呂入りに行っちゃいました」
こんなに寝坊したことは、今までにないと思う。
ごめんと謝りつつ、なかなかハッキリしてこない頭を振った。
僕のせいで、朝食に降りて行くのが遅くなってしまった。
昨日の夕食のときに見掛けた年配の女性グループが、さっさと食事を終えて部屋に
戻ろうとしているのが見える。
やっぱり何か言われてるようだったけど。
「先輩のこと、いい男ねって」彼女が笑いながら言った。「お風呂で会った時に言われたんです。
素敵な旦那さんねって」
またか、とふたりで笑いあった
もういっそ本当の夫婦になってしまおうか。
そう言ったら、君はどんな反応をするだろう。
僕たちは楽しく朝食をとった。
帰りの列車は、夜の闇の中を走っている。
景色が見えなくて退屈だと、以前は思っていた。
「今度は、ふたりで一緒にお風呂入れるところに泊まりたいです」
彼女にそう言われた時、昨日の晩を思い出してしまい、急に恥ずかしさが込み上げてきた。
そんな僕の反応を彼女は明らかに楽しんでいて、何だか悔しい。僕の腕に掛けられた
彼女の小さな手を見つめながら思う。
彼女が眠たそうに目を閉じた。
頭が僕の肩に乗るように静かに動かす。それは、幸せな重みだった。
【おわり】
最初のほう読み辛かったですね。すみませんでした。
ありがとうございました。
GJ
夫婦に間違えられるのほんと微笑ましいw
描写も丁寧で読みやすかったです。ありがとう
>>503 GJです!
鉄ちゃんなとことか勉強家なとことかに激しく萌えました。
GJ!
ミッションクリアww
鉄分とか若夫婦分がいい感じに組み込まれてて良かったです
かわいそうだから詳しくは書かないけど・・・ハズレばっかだよね
>>503
投下乙でした!
幸せーな感じがでてていいなぁ
一人反省会するtmtmワロタ
>>503 GJ!イイヨー、若夫婦イイヨー。
あったかくて、見てて幸せになりました。素敵なお話をありがとう。
ときめきラブプラGSが出たら、男子組はますます生殺しになりそうだw
>>503 描写が自然で、すんなり感情移入できました。
あと、tmtmには外せない諸要素(姉、鉄分、眼鏡とか)が網羅されているとこ。
tmtm最萌えの自分にはたまんなかったです!
超GJ!!
GJ! 細かいところで二人の可愛さが溢れててニヤニヤしましたよ!
夫婦って言われて堂々とするのが嵐さん
夫婦って言われて照れてあたふたするのがtmtm
もうね…嵐さんとtmtmは卒業後すぐバンビと結婚してしまえw
GJ!床がピッカピカになった!今なら銀盤の妖精になれそうな気がするw
tmtmまんまだしバンビ可愛いし
マジパネェ素敵なお話をありがとう!
エロいこともしてんのに、ほのぼのとした印象。不思議。
GJ!萌えた〜
二人とも初々しくてかわいい
冒頭の紺野家がいい
いつかバンビも加わってほしいな
キャラが偏ってきたね
流れとか読んで投下してほしいな
終わったとたん脳内で反省会始めるtmtmってばw
ゴチでした〜
職人が誰書こうが勝手だろう
規制解除祈願〜!
最近のtmtmラッシュに軽く熱中症にかかりそうなくらい熱くなってるw
Sなのも鈍いのも真面目さんなのもみんなラブラブでおいしいよ
職人さんありがとう!
お、解除されてる
ずっとこのたぎる萌を職人さんに伝えたかったんだ〜
ありがとう!
ぼっちゃまの作品が読みたい
保管庫upされてますね
管理人さんいつも本当にご苦労様!
ありがとうございます。感謝感謝
管理人さん保管庫収納ありがとうございます!
このところスレの影響か思いがけずトラ兄嵐さん株が上昇中ww
職人さんどんなジャンルでも楽しみにしてますよー
仲良しtmtmバンビを御馳走様でした!ほんと良かった!
対嵐バンビは裂けて血だらけになっちゃうんじゃとgkbr
>>503はほのぼのに見えてドStmtmだ。
tmtmの心理描写と見せかけて、彼は行為中感じたことを全部口に出してしまっているという伏線がきっちり張ってある。
言葉責めマジパネェ
二度楽しめるSS
>>503改めてGJ
マジパネェ乙
>>503 貴方のtmtmが私の理想のtmtm!!
本当に渾身の力をこめてgj!
>>537 ビッチバンビでも思ったんだがここの嵐さんは規格外のサイズなのかw
別に普通サイズの嵐さんでもいいんだよ
規格外が続いただけだから
一夜明けた休日の昼下がり。
>>503を何度か読み返してみた。
>>539よ、なんというおまおれ状態。
SSをこんなに何度も読み返したの、初めてだ。
心からありがとう。そしてGJ!
やっぱ喪女が書いてるから現実感がないよね
珍しくスレ止まってたね
容量オーバーなのかと思ったw
気配りのできるマネージャー
「マネージャー、水!」
「はい!」
「マネージャー、タオル!」
「はい!」
「マネージャー、抜いて!」
「はい!」 かぷっ☆
…という妄想が芽生えたのだが…猛暑怖い……
最近作品少ないからな…
餓えてるんじゃね
私はセイーリ用品の雑談よりは今のほうがよっぽどいいけど
>>547 まあこんだけ紺野書いてる他職人sageしたら、しばらく紺野SSはないなw
紺野苦手だからありがたいわ
>>546 はげどう
なんかすごい流れだな〜と思ってて見てたんだけど
私だけじゃなくてよかった
>>549 何となくシタラーズの予感
紺野苦手だからとか紺野sageもしっかりしてくのね^^
正直、GJGJの流れが続くといつかはこういう流れになるなーとは思ってた
シタラーズ作品も紺野厨作品も似たり寄ったりだから仲良くしろよw
嵐GJの流れが一番引いた
みんなして他人の好きなキャラsageあうのやめなはれ
別にどのキャラのSS書いてもGJするのも自由だしなあ
苦手ならキャラ名でNGワードとか
もう難民あたりに愚痴スレ作れば?
厨の愚痴も作者の愚痴もそこでやってよ
この板でやると文句言われるしスレ内でやられても不愉快
あえてリンク貼っとけばみんな覗くしそこで言い争いできるじゃない
>>556 そうだねそれがいいかも
でもテンプレすら読めない人達にそんな器用な事出来るのかどうか
>>545 ワロタw
同人誌くさいなw
>>556 もちつけ
前もこんな流れになったけど
SSが投下されれば沈静化するじゃん
スルーしなされ
>>557 糞スレ立てんなって思うけど
>>551 決めつけ乙
紺野厨が
>>503△、
>>503最高ー、他はどうでもいいーって言ってるのに引いただけで別に紺野sageなんてしてないし
わざわざ他キャラの名を出すそっちの方が性格悪いんじゃねw
うざいなあ
こっちはGJな作品が読みたいだけだからgdgdキャラsage作者sageの無駄レスする暇あったらそのレス分神SS載せてほしいって思うわ
そんな立派な文句言えるくらいだからさぞかし素晴らしいクオリティの作品書けるんだろうしw
みんな仲良くしよー?
雑食なおいらは何でもウェルカムだぜ
他はどうでもいいなんて誰も言ってない
それなら
ID:OZM/7FJTが好きなキャラのSS書いて投下しる
シタラーズ(笑)と紺野厨(笑)って頭悪いな
嵐厨(笑)と同じかよ
OZM/7FJTがシタラーズで
0HTfo62Wが紺野厨か
ぶっちゃけOZM/7FJTは反応しなきゃばれなかったのに馬鹿な奴w
兄弟厨の仲の良さを見習えば?
ギスギスイクナイ
ここやら別スレで陰口叩けば誰だってな
巨乳かつるぺたか、それが問題だ
巨乳は揉んで挟んでで楽しいし、
つるぺたはティクビの感度がいいととても楽しい
巨乳で感度良しが最強だと申したか
ひんぬーには育てゲー的楽しみがあるよ
ひんにゅうは、胸の開いた服を着て、サイズやや大きめのブラをしている
ときの、チラリズムがおいしい。うっかりすると、谷間から乳首見える的
な。
きょにゅうは、サイズやや小さめのブラでのぷるぷる感かのう。
「スキンシップしまくり状態でバンビと恋人ではない」
そんなイルカの在校中は全部が空元気に見えて、いつもヤンデレ風が似合うなと思う
以下、非現実的・軟禁・合意なしが苦手な人は注意。SSではないです
好きの重さはイルカの方が圧倒的にある状態
とにかく今以上にバンビにさわりたいと思うようになる
自分以外の誰かとバンビが接触したのを目撃し、静かに嫉妬
でもそれもミヨカレとじゃれたとかその程度
いつものごとく家デートに誘われ、お邪魔するバンビ
実はトラ兄が実家帰省中、しばらくダイナーに帰ってこないと知る
いつも何か話しかけてくるイルカが何も口にせず、ジッと見てくる
バンビから話し掛けても適当に相槌うって無言状態
寒い→手をつなぐ→腰を引き寄せる→抱きしめるとかそういう可愛らしい所から始まって、
ほっぺ→唇触れる→所謂恋人のちゅーまで発展
ちょっともうこれ以上は…とつっぱねるバンビを上手くいなして、
際限なしの愛撫と異常な数のマーキング開始
始終イルカが離してくれず、バンビも嫌がるけど、結局は本気で逃げることはしない
途中で手首だけ紐で結ばれたりても、思い切り抵抗したりはしない
そんな風にゆるゆると3日間ぐらいイルカが満足するまでずっとバンビにひっついて
バンビが疲れたら一緒に寝て起きてホットケーキ焼いて餌付けして、またくっつく
挿入もありだけど、律儀にゴム1箱分だけのMAX12回
事後は、もう触らないし、係わらないし、話し掛けたりしないから嫌いにはならないでと
でも、イルカは最後までごめんとは言わない
この後が続かない
大接近ばっか見てると可哀想で
生殺しってどこまで耐えられるんだろう
電波文はちょっと…
ひんぬーの良さは「小さいのを気にしてはずかしがる」のを
いろいろ弄べるとこだと思います!
オールマイティ「どうして?こんなにキレイなのに」
ヒムロッチ「感度が高い。全く問題ない」
鈴鹿「女の体って、やわらけーな…」
もりりん「そんなこと…気にしないでください」
天地「恥ずかしい?じゃあもっと恥ずかしいことしちゃうよ…?」
クリス「これからボクがおーっきくしたげる♪な?」
若「ふむ…確かに数では猫に負けてますね」
赤城「わかってないな…大きさじゃなくて『誰の胸か』の方がずっと大事だろ?」
ルカ「小さい?ふうん…かもね。でも俺はこれが好き」
ぼっちゃま「俺がその気になるのはこれだけだ。わかったな?」
大迫「気にするなあ!先生も大きいのは声だけだあ!」
1から3までランダムにいってみました
>>575 3未プレイだが大迫うけた。
ちっちゃいの?
背はちっちゃいよ!
下は知らないよ!
大迫力なのは確かだ!
下は大迫力とかだと私得w
「先生…名は体を表すんですね!」
ひんぬーが小さいのをコンプレックスに思っている姿も萌えるが、
きょぬーが大きいのをコンプレックスに思っている姿も弄り甲斐が
あると思うんだ
>>579 あんなことを書きましたが、私も大迫ちゃんは
BIGマグナムであってほしい派ですw
「ごめんな…お前ビックリしちゃうと思って先生嘘ついた…」
>>573 いい番号踏んでるじゃないか、悪かぁねえ
解禁前の小ネタブーム懐かしや
投下します。
・尽(東雲尽)イラネって人はスルーお願いします
・先輩△と尽とバンビ。4Pではないですがそれぞれヤってます
・エロエロはともかくあんまりハッピーにならなかった
・読後感は悪いかもしれません
・PVP直後
・ずるいバンビッチ視点
・長いです。エロは後半から
NGワードは『ゆうわく』でお願いします
肺が燃えているようだった。
吸う息も、吐く息も、まるで喉を通らない。
昼間、強い日差しに焼かれたアスファルトの道路は、日が沈み空が夜に染まっても、じわじわと熱を発しているようだった。
これ以上走ることなどできないと、膝が笑う。
体が悲鳴をあげていても、脳は「もっと遠くへ逃げなければいけない」と、全身の筋肉を叱咤する。
本能と限界がせめぎあい、わたしはようやく、つんのめるようにして足を止めた。
こめかみから流れた汗が、ぽたりぽたりと地面を丸く染めた。
頬にはりつく髪をふりはらう。
手の甲も、指先も、べたべたして気持ちが悪い。
体も、頭も、まるで沸騰しているみたいだった。
熱のかたまりをまとっているかのようだ。
高い湿度を持って漂う夜気でさえ、心なしか涼しく感じる。
涙なのか汗なのかもわからないものを手の甲でぬぐい体を起こす。
遠く聞こえていた雑踏が質量を持って迫ってきて、わたしは大きく咳きこんだ。
こんなところまで逃げてきてしまった。
クールダウンしきれず重く熱をはらむ両脚を引きずり、わたしは歩き出した。
朝や昼や夕方の繁華街は縁深いが、夜の繁華街は見慣れない。
きらめくネオンに伸びる影、どことなく浮足立った空気は、まるで別世界のようにも思えた。
仕事帰りのサラリーマンや、着飾った女性たち、
気分が高揚しているのか交わされる会話は声高で、どうしてかやたら耳につく。
そんなきらびやかな世界に対して、わたしはどうだろう。
うっすらほどこしたメイクも、したたる汗に流れ落ち、
せっかく気合を入れてセットした髪型もくずれ絡みひどいありさまだった。
ずいぶんみじめに見えるのか、すれ違う彼ら彼女らに笑われている気がする。
けれど、振り返り確認する力もなかった。
わたしは逃げた。
わたしを形成していた小さな世界が音を立てて壊れたのを目の当たりにして、逃げることしかできなかった。
わき目も振らずに逃げ出したのだから、滑稽でないわけがない。
自分の立場を棚に上げて、無意識に針のような痛みが、鼻先に這いあがる。
体に水分が残っている限り、涙は枯れない。
けれど枯渇をはじめた体はどんどん重みを増していく。
せり上がる涙をぬぐうための力も、もはや残っていなかった。
「―――バンビちゃん?」
だから聞こえてきた自分の愛称にも反応すらできず、わたしはとうとう膝をついた。
ほんの刹那、意識を失っていたらしいことに気づいたのは、途切れる寸前に心配した痛みを感じなかったからだった。
頬に押しつけられた冷たさに、ふたたび遠のきかけていた意識が現実に近づく。
「おーい、東雲、なにやってんの、誰ソレ」
「ん、あー、知り合いみたいなもん? あとで合流するから先行っといてー」
「りょうかーい」
そんな会話が、頭上で交わされているのを感じる。
重く幕を落とすようなまぶたを懸命に開ける。
力尽きてうつぶせにアスファルトとキスしかけたところを、この人が助けてくれたのだ。
しなやかな筋肉のついた腕が、わたしの上半身を支えてくれている。
どこかで聞き覚えのある声だった。
気を失う前にわたしを愛称で呼んだのは、たぶんこの人だ。
けれどわたしの周囲に、わたしを愛称で呼ぶ男子はほとんどいない。
そこまで朦朧とする意識で考えて、こちらに向けられた表情に、合点がいく。
「……東雲さん……?」
「うん、そう。東雲さんですよー。バンビちゃんどうしたの? こんな夜にひとりではばたきフルマラソン?」
わたしの知り合いで言うならば、ニーナのような気軽さと、茶目っけ。
冗談を言うときはいたずらっこのような瞳が軽く細められる。
わたしの頬を冷やすのは、彼が手にしていた缶ジュースだ。
かしゅ、と、プルトップが開けられる小気味よい音が耳を打つ。
「大丈夫? これ飲める?」
飲み口を唇に近付けられると、意識よりも先に体が反応した。
錆ついてしまったかのように黙りこくっていた手が缶ジュースを支える。
鼻先に広がる果実の香りをがまんしきれなくて一気にあおろうとしたけれど、彼の手がそれを拒んだ。
「だーめ。ゆっくり飲んで。じゃないとむせちゃうでしょうが」
わたしの身体を立てた膝で支え、自由になった手で缶ジュースを両手で握るわたしの手を刺させてくれる。
りんごやみかん、パイナップル、さまざまな甘味は、ゆっくりとわたしの身体にしみわたる。
彼……東雲尽さんとはじめて出会ったのは、紺野先輩と設楽先輩、三人で出かけたとある日のことだった。
学校では生真面目な生徒会長として頼られ恐れられている紺野先輩を、
まるで猫かなにかのように「タマ」と呼び、出会ったばかりのわたしにも気さくな笑顔を向けてくれた彼は、
紺野先輩曰く、小中時代の幼馴染、らしい。
世の流行をうまく取り入れた……小洒落たファッションに身を包んでいるものの、
それはあくまで自然体で、愛嬌のある表情が近寄りがたさを消している。
ニーナとルカくんを足して二で割ったような、そんなイメージをわたしは彼に抱いていた。
普段は地方の全寮制高校に通っていて、はばたき市に戻ってくるのは連休や長期休暇くらいらしいのだが、
なにかの縁が働いているのか、しょっちゅう顔を合わせていたりする。
なぜかカレンとも顔見知りのようで、わたしのことをバンビちゃんと呼んでは、
小動物にするように頭を撫で、設楽先輩にどつかれてばかりいた。
夏休みだから、つい先日も、街中で顔を合わせたばかりだ。
缶ジュースを飲みほし、わたしは大きく息をつく。
空になった缶をわたしの手から取り上げると、彼はスナップをきかせてそれを缶捨てに向けて投げた。
缶と缶がぶつかりあう鈍い音が小さく響いて、街の雑踏に消えていく。
「どう? 落ちついた?」
糖分と水分が補給され、靄がけぶっていたような頭はだいぶ覚醒していた。
それでもまだ、熱い呼吸に焼けただれたように痛む喉から声を絞り出すのが苦痛で、小さくうなずくにとどめる。
呼吸も落ちついたし、衝動的な感情も鎮まった。
けれど冷静になれば……現実に襲われる。
喉の奥が熱い。
ふたたび視界が涙に覆われる。
わたしは口元を押さえ、声を殺した。
わたしに泣く権利なんてどこにもない。どこにも、ないのだ。
『もうこのままではいられない。いられるわけがない』
脳裏によみがえるのは、苛立った設楽先輩の声だった。
苛立つ設楽先輩には慣れていたはずだったのに、あの時はいつもの比ではなかった。
怒りとも、苦しみともつかない、なにかを押し殺すような声音。
触れれば割れてしまう、張り詰めた風船のようだった。
それに対する紺野先輩もまた、見たこともないような、厳しい表情を浮かべていた。
研ぎ澄まされた刃のような、ぞっとするほど鋭い視線が、設楽先輩に向けられていた。
ただ無言で、設楽先輩と対峙していた。
なにが原因なのかわからないほど、わたしはもう、子どもではなかった。
わたしの手を握る紺野先輩の掌の熱さが、
わたしの腕を掴む設楽先輩の掌の強さが、
わたしになにを訴えているのか、
なにを求めているのか、
理解できないほど、無知でもなかった。
ぼろぼろと、性懲りもなく、涙が頬を転げ落ちる。
「せんぱい、ごめんなさい……」無意識に懺悔が口をついた。
「……タマがなにかした?」
ほの冷たい東雲さんの指先が、わたしの涙をぬぐう。
わたしは大きく首を振った。
「とりあえず、どっか移動しよっか。
騎士はお姫さまを守るものだけど、勘違いした衛兵にしょっぴかれるのは勘弁願いたいところだし!」
「迷惑、かけて、ごめんなさい……帰ります」
わたしを支えて、そのまま立ち上がろうとする彼の手を制す。
わたしには泣く権利なんてない。そして、誰かに優しくされる権利もない。
『幼馴染が通う高校の後輩』に差し伸べてくれたその手を、甘えて取るわけにはいかなかった。
なんとか彼の腕から抜け出して、立ち上がろうとした。
けれど、身体は思うように動いてくれない。
まるで生まれたての仔馬かなにかのように、なんどか立ち上がり、膝をつくのを繰り返す。
身体の節々も、筋肉も、固まってしまったかのようなありさまだった。
「こらこらバンビちゃん。無理を言うんじゃありません。それでどうやっておうちまで帰るのよ」
「帰れます」
「夜の繁華街は飢えた狼で一杯。
小鹿ちゃんが襲われるのを見てるだけってのは、東雲さん嫌だなあ。カフェでも入ろ。話はそれからだ」
結局立ち上がることができなくて、ぺたりと座りこんでしまったわたしに、彼は肩をすくめて手を差し伸べる。
甘えてはいけない、優しさを受け入れてはいけない。罪には罰を。
何度も自分に言い聞かせるのに、わたしは彼の腕をふりほどくことができなかった。
顔も髪もぼろぼろ、疲労困憊。
繁華街の片隅で東雲さんに介抱してもらっていた最中、何人もの通行人にその姿を見られていた。
けれど、頭が落ちつくと羞恥心を思い出し、わたしはカフェに入ろうとする東雲さんを必死になって止めた。
こんなぼろぼろの姿で、人前に姿をさらすことなんてできない。
自意識過剰すぎるのはわかっていたけれど、どうしても受け入れられなかった。
彼はなにも言わないけれど、きっと、わたしはずいぶん汗臭いはずなのだ。
まるで駄々っ子のように嫌がることしかできなくて、わたしは彼を困らせてしまっただろう。
ふたたび沸騰した頭は、こんな状態で家に帰ることをよしとせず、「帰りたくない」とまで言ってしまったからだ。
「バンビちゃんはわがままだねー」なんて言われて額を小突かれた。
そしてわたしと彼はいま、繁華街の奥まった場所に林立している、ラブホテルの一室にいる。
あれだけがむしゃらに逃げたにもかかわらず、背負っていた小さなリュックの中のお財布はぶじだった。
「お風呂もあるし、食事も頼めるし、仮眠も取れるし、……ただしオレお金あんま持ってないから折半でごめんね」
なんて気安く言って、たすき掛けしていたショルダーバッグをダブルベッドに放り投げた。
彼は、こんな場所もはじめてではないらしい。それはわたしも一緒だった。
紺野先輩と、何度か、……正しい目的で、訪れたことがある。
なぜかスリルを楽しみたがる紺野先輩を説き伏せて、わたしは何度も、先輩の身体の下で高く啼いた。
レザーのソファーに腰をかけ、ぽんぽんとわたしをうながす。
おぼつかない足取りで腰かけると、「よくできました」と頭を撫でられた。
「もうここなら誰にも邪魔されない」
その言葉が耳元でささやかれるのが早かったのか、
彼の腕がわたしを抱きしめるのが早かったのか、わたしにはわからない。
気づけばわたしは彼の胸板に顔を寄せていて、すがりつくような形になっていた。
まるで子供をあやすかのように、背がゆっくり叩かれる。
安心させてくれるかのように、頭を撫でてくれる。
無償の愛。ふとそんな言葉が脳裏をかすめ、わたしは心の氷を溶かし、声を上げて泣いていた。
わたしのこと。紺野先輩のこと。設楽先輩のこと。
あの瞬間、どちらかの手を取ることができなかったこと。
言葉にならない言葉で、声にならない声で、要領をえないまま、心が叫ぶそのままに、感情を迸らせる。
彼はときどき相槌を打って、ゆりかごのように身体を揺らして、わたしの言葉に耳を傾けてくれていた。
「バンビちゃん。お風呂、入る? 一緒に」
すべてを吐き出したわたしの頭をがしがし撫でた彼は、
備えつけの冷蔵庫からウーロン茶の缶を持ってきてくれた。
ちびちびとそれを口にしていると、思わぬ提案が飛び出す。
彼が冗談を言うとき見せる、ちょっとだけニヒルな笑い方。
彼がそんなつもりでこの場所に連れてきてくれたわけではないことは重々承知していた。
けれどわたしは、彼が「なんちゃってな」と茶化す前に、うなずいていた。
浅ましい。軽蔑されてしまうかもしれないとも思った。
行為が終わったあとの設楽先輩は、長く長くわたしを抱きしめてくれる。
何度身体を重ねてもなかなか慣れることができない下腹部の鈍痛がやわらぐまでと言って、
背中や頭を優しく撫でてくれるのだ。
わたしはそれを、彼の抱擁に感じてしまったのだ。
自棄になっているのかもしれないと頭の片隅で考えた。
けれど、弱ることを一度許した心は軟弱だった。
肌を重ね合うことで、ひと時の安堵が得られることを、身体は充分すぎるほど覚えていたのだ。
わたしの答えに、彼は口をつぐんだ。
すっと瞳が細められたけど、そこに笑みは浮かばなかった。
わたしの頭の上から足の先まで、まるで品定めをするように視線をやって、にやりと唇の端を引きあげた。
「じゃあそうしよっか」
行為前のお風呂での行為、を、紺野先輩は好んでいるようだった。
わたしの服を、アウターから靴下から、果ては下着まで、じっくりと時間をかけて脱がせてくれる。
身体のいろいろなところにキスを落とし、乳房をもてあそび、わたしを焦らすのだ。
浴室に入ればシャワーでわたしを責め立てる。
タイルの壁にわたしを押しつけ、わたしの腰を強く掴んで、背後から何度も腰を打ちつける。
逆に設楽先輩は、誘ってみても一緒のお風呂に頷いてくれることはなかった。
どうしてかと聞いてみたら「理性飛ばして何しでかすかわからないだろう」との答え。
よくよく考えてみたら、行為中の設楽先輩はいつもどこか余裕で、
性急にならないようゆっくり丁寧に、わたしを快楽へ導いてくれた。
口や胸を使って、彼らを悦ばせることを覚えたのは、設楽先輩のおかげだった。
脱衣所に備えつけられたドライヤーが、耳元でごうごう言っている。
汗も汚れもすべてすっきり落としたのに、ドライヤーの熱がじわじわと首元に汗の粒を浮かせていた。
バスタオルで体を巻いたわたしの髪を乾かすのは、東雲さんだ。
彼の指に梳られ、わたしの髪は指通りよく乾いていく。
ベッドルームに戻るようにと促され、わたしはベッドの端に腰かけた。
わたしと彼は、たしかに、一緒に風呂に入った。
けれど、そこで、わたしが想像……ほんのすこし期待していたことは起きなかった。
まるで子どもにするように頭を洗われて、背中を流してもらって、膝をつきあわせて湯船につかった。
本当に、それだけだった。
わたしがやけになっているのに、彼は気づいているのかもしれない。
冷静になれと訴えているのかもしれない。
けれどわたしは、生まれてしまった疼きを抑えられそうになかった。
わたしの大好きな、二人の先輩は……我先にと、そういう風になるように、わたしを調教したのだから。
「抱いてください」
脱衣所から出てきた彼の裸の胸に、わたしは胸を押しつける。
「駄目」
返答は簡潔だった。わたしはいやいやをする子どものように、首を振る。
「お願いします……わたし、我慢ができない」
「タマやセージに殴られるの、オレ、嫌だし」
「もうじゅうぶん殴られる要素は満たしてます」
彼の肌は湯上りの熱をそのまま孕み、それはわたしをよりいっそう煽った。
下腹部がひくついて、とろりと蜜が伝っていくのを感じる。
彼の胸元にキスを落とし、わたしのものとは違う、硬質な突起を口に含んだ。
彼らを悦ばせるのと同じような要領で、強弱をつけ、舌を這わせる。
想像していなかったのか彼は息を飲んだようだった。
その一瞬の隙をついて、わたしは彼の腕を取った。
バスローブの合わせ目から、けして大きいわけでもないけど、小さすぎるわけでもないわたしの胸に導く。
彼の指の形に沿うようにして、わたしの胸は形を変えた。
潤んだ瞳。風呂上りで火照った頬。柔らかな身体。
「―――お願い」
か細く、途切れそうな声音で懇願する。
こうすれば激しくわたしを愛してくれる紺野先輩も、
優しくわたしを愛してくれる設楽先輩も、
わたしの手を引いて、快楽へと導いてくれるのだ。
そして、おそらく、彼も。
口づけを誘うようにほんのすこし唇を開く。
乞うように瞳を閉じると、大きな溜息がわたしの鼻先を撫でた。
「小悪魔バンビちゃんは、こーやってあの二人を誘惑したの?」
「だって、二人とも……喜んでくれるから」
「喜んで、ねえ……。質問を変えよっか。――どうやってあの二人は、バンビちゃんを悦ばせたの?」
そしてわたしは、東雲さんをベッドに誘うことに成功した。
清潔そうに見えるベッドの上、わたしの腿あたりに彼は跨って、バスローブの結び目を解く。
そしてかすかに目を見瞠った。
バスタブは泡風呂で白濁していたし、サウナ風呂を兼ねているのか湯気がひどかった。
だから見えなかったのだ――制服で隠れるぎりぎりの胸元から、腹部、太股に、いくつもの赤い痣が浮いている。
「……キスマーク?」
「紺野先輩でも、設楽先輩でも……どちらかがつけると、対抗するみたいに、つけていくんです」
二人の先輩は、日替わりで、わたしを抱いている。
だから、痣の色が薄れても消えることはまずなかった。
わたしの手を握った紺野先輩の手の熱さと、
わたしの腕を掴んだ設楽先輩の腕の強さを思い出し、胸がつきんと鳴る。
まるでそれを察したかのように、彼の指先が、わたしのふくらみに触れた。
「設楽先輩は……前戯が……とても、気持ちよくて」
優雅な音色を奏でるあの指先で、わたしを楽器のように弾く。
舌のかわりにわたしの唇に指を触れさせ、押し開いて、人差指と中指で、わたしの口内を犯していく。
わたしの唾液で濡れた指先をひとなめして、首筋に触れ、鎖骨を撫で、脇を触り、両手で乳房をもみしだく。
指の腹を使い、時折、切りそろえられた爪でわたしの突起をひっかいて、つねって、羽根のように触れて。
わたしはそのたびに、ヴァイオリンのように高く啼く。
「ピアニストはテクニシャンだって噂があるけど、マジだったのね」
「……もっと、……は……っん……」
「セージみたいにできてる?」
「ひゃうっ……」
仕返しとばかりに、彼の唇がわたしの乳首に触れた。
指と唇、同時に責め立てられ、わたしは背中を弓のように反らした。
ぴちゃぴちゃと、わざと音を立てて、彼の舌がわたしの胸をねぶる。
「まだ……もっと」
「バンビちゃん要求高いよ。―――それから?」
設楽先輩の蜜戯なら、わたしは胸だけで達すことができる。
けれど彼は早々にそれをあきらめたようだった。
少しだけ腰を浮かせると、わたしの両脚を掴んで曲げて、押し広げる。
両足の付け根は、とっくのとうに潤み、いやらしく蜜を溜めているようだった。
そこを隠す茂みを撫でて、彼は表面を軽くかきまわす。
中に指を沈められると、わたしは蜜を伴って簡単にその指に絡みついた。
すでに充血している蕾を指でこすられ、わたしは大きく吐息した。
彼の顔が、わたしの足の付け根にうずめられる。
ざらついた舌に舐め上げられ、わたしは快感に身を震わせた。
「紺野先輩は……すごく、大きいの、太くて……苦しくて……」
何度も何度も打ちつけられ、何度も何度も果てた。
にもかかわらず、わたしの膣は、いまだに紺野先輩に慣れることができなかった。
紺野先輩の腰使いは、基本的に、浅い。
単調にわたしを焦らしたかと思えば、唐突に最奥を真っ直ぐ突いてくる。
わたしを焦らして、充分に喘がせて、それなのに簡単に達することを許してくれない。
腰を回して、角度を変えて、体勢を変えて……わたしが大きくはじけそうになる寸前、動きを緩める。
敏感な部分を抜き差ししながらしっかりとらえているのに、瀬戸際になってわざとらしく外すのだ。
欲しいの。お願い、挿れて。
わたしがそう白状するまで、紺野先輩はわたしに喪失感を味合わせ続ける。
わたしの身体が染まっているだとか、
蜜がこぼれて蜜溜まりを作っているだとか、
欲しそうに啼いているだとか、
まるで唄うように口ずさみながら、わたしを言葉で追い詰め、責め立てる。
「タマ、けっこうガタイいいからなー、っ……オレので足りてる?」
「だいじょぶ、です……」
背中に枕を入れて、彼自身がずるりと挿入された。
わたしの中はとっくのとうに迎え入れる準備ができていて、スムーズに結合が完了する。
奥を弄るように彼の腰が動いて、ひどくゆっくりと浅く、ピストンが開始された。
じわじわと身を犯す快感にわたしの膣壁は収縮をはじめ、彼の唇から艶めいた吐息が漏れた。
彼は、紺野先輩と違って、直接的に敏感な上部を責めてくる。
けれどわたしは焦らされるのに慣れてしまっているから、自分から腰を引いて、快楽からわざと逃げた。
腕を伸ばし、彼の肩口を誘って、身体を起こす。
そしてそのままその胸を押し倒した。体勢逆転に驚く彼にうっすら微笑を向ける。
硬直し屹立した彼のそれを包みこみ、腹に手を置いてバランスを取って、わたしは自分で腰を上下に動かした。
「わたしに、まかせてください……っ」
「っちょ、……なにそれオレ、情けな……」
別に彼の抽送に不満があるわけじゃない。
より深く、彼の欲望の塊の根元までわたしが咥えこみたかっただけだ。
足りないのなら、わたしが動けばいい。
理性を失った獣のように、腰を振り乱しながら、わたしは、泣いていた。
迸る喘ぎ声をそのままに、遠く、頭の隅で、二人の先輩のことを想う。
逃げてしまってごめんなさい。
選ぶことができなくてごめんなさい。
けれどわたしは、どちらかなんて選べない。
「……東雲さ、……っ……」
わたしの律動に合わせて、彼も下から負けじと突き上げてきた。
手が伸びてきて、わたしの胸に触れる。
鷲掴みにされて、突起を引っ張られて、こねまわされる。
「バンビちゃん、……俺、一応先輩だからね……」
「え、……、……?」
「先輩て、呼んでいいよ?」
どっちを想像するかは任せた。
そう言って彼は――先輩は、目を細めて、微笑む。
せんぱい。せんぱい。―――せんぱい。
ごめんなさい。
反り返った先輩のそれが、わたしの奥の、一番もどかしい部分を突きあげる。
そうしてわたしと先輩は、崩れ落ちるように果てた。
ラブホテルを出て、繁華街の大通りに戻ると、見慣れたクルマがそこにあった。
黒塗りのリムジン。
夜影にまぎれ、車体に寄りかかっていた人影が動く。
「設楽先輩……!」
わたしが声を上げるよりも早く、設楽先輩は東雲先輩の胸倉をつかんだ。
リムジンの反対側から駆けてきたのは紺野先輩で、殴りかかろうとする設楽先輩を寸のところで止める。
「お前、こいつに何を……!」
「設楽、落ちつけよ……尽、……なんで、彼女と……」
「ちょっとストップ。べつにさ、タマやセージが心配するようなことしてないっての!」
わたしと手をつないだまま、彼は降参と言わんばかりに両手を上げる。
小さく吐息してから、にやりと口元に笑みをたたえた。
「傷心の彼女と、お茶飲んで、お風呂入れて、相談に乗ってただけ。
な、バンビちゃん? やましいことなんてひとつもしてないけど!」
何も言わずに、頷いていればいいよ、と、ラブホテルを出る前、彼は言った。
罪悪感は全部オレが引き受けた。
今日のバンビちゃんは、オレに悩みを打ち明けただけ。
大丈夫、きっと、うまくいく。そう言って、東雲先輩は、笑う。
「本当なのか?」
そう言って設楽先輩がわたしの腕を取る。
ふわりと石鹸の香りが漂ったことに顔をしかめたようだったけれど
「だってバンビちゃん、どっかの誰かさんたちが追いつけないから、
汗だくのぼろぼろだったんだぜ? そりゃ風呂に入りたくもなるよー」
なんて東雲先輩が茶化して言うから、口をつぐむにとどめた。
「……タマ、そんな怖い顔すんなよ。……バンビちゃん、怯えてるだろ?」
「本当に、それだけだったんだな、尽」
「セージの拳はへっぽこだろうけど、タマのパンチは痛そうだからなー。
オレ、そんなに藪つついて蛇出すよーに見える?」
東雲先輩は、のらりくらりと二人をかわす。
繁華街に三人を残し、リムジンはわたしの家へ向け、出発する。
大丈夫、きっと、うまくいく。
きっとその言葉は、わたしだけに向けられたものではない。
おそらく紺野先輩も設楽先輩も納得なんてしていない。
東雲先輩は頭の回転が速いみたいだから、本当なら、紺野先輩も設楽先輩も、丸めこむことは可能なんだろう。
でも、あえてそれをしなかった。
「横から思わぬ伏兵が飛び出して来るかもしれないってことに気づけば、一度は仲直りせざるを得なくなるだろ」
行為のあと、もう一度ふたりでお風呂に入った。
今度もそれらしいことは起きなかったけど、湯船に身を沈めたわたしを、東雲先輩は後ろから抱きしめて、
うなじの生え際ぎりぎりのところに、小さなキスマークを残した。
「今度はちゃんと選んでな。ちゃんと真正面から向き合って」
「……はい」
「どっちを本当に悦ばせたいか、悦ばせてもらいたいか、見極めること」
「はい」
わたしはずるい。……すごく。最悪で、最低で。
靴を脱いで、シートの上で膝を抱えて、わたしは声を殺して泣いた。
泣いて、泣いて、立ち上がることができるくらいまで沈んだら、東雲先輩にお礼を言おう。
それから、大好きな二人の先輩と、真正面から向き合うんだ。
下腹部の痛みと、この涙の味を忘れないうちに。
おしまい
--
長々と失礼しました尽が捏造すぎる……
>>583 リアルタイム遭遇ktkr
長さを感じさせずに一気に読めたよー
バンビッチだが△の間で揺れてる感がいいね
GJでした
>>583 切ない感じがGJ!
よかったよ〜。
バンビッチでもこんな感じなのはいいかも。
>>583 読みやすくて面白かった!
特に尽に思い入れはなかったが、この尽なら落としたいと思ったw
バンビ視点なのにこのクオリティ
GJ!!
>>583 バンビッチは苦手なんだけど、場面描写がすごい好みです。
△の時の、選べないって感じも出ていていいです。
尽はぜひ攻略したかった…GJでした!
>>583 GJです!
貧乳・巨乳コンプレックスいいなぁ
自分的に、元気っ娘はつるぺたコンプ
内気っ娘は巨乳コンプってイメージがあるんだがなんでだろうw
「お前でもブラジャーとかしてんの?」ってつるぺたマネバンビが嵐さんに体操服ぺろーんとめくられたり
tmtmに海に誘われた巨乳バンビが「大きすぎて恥ずかしいんです」とか言ってパーカー着込んでると萌るw
あ、嵐さんはプールに浸かって透けブラになったバンビにしみじみと
「お前も一応してるんだな、ブラジャー」
とか言うのもありだと思います
>>583 GJGJ!!
切ない……けど引き込まれた
尽いい男すぎて惚れる
こんな時間ですが投下失礼します。
童貞新名×主人公美奈子ニーナ視点
夏休み、お泊まり、初H設定
11res位
注:エロに至るまでの前半部分にしょうもない小ネタ、下ネタ入ります。
合わなそうな方スルーお願いしますNG『夏休み』
あとニーナの友達のモブが冒頭ちょっとだけ登場
「すげー…」
夏休み。ダチ同士家に集まるとよくある事だけど、誰かがエロいDVD見ようって言い出したんだ。
『入れて、ぇぇっ!!!!私の××××にちょうだいいいい!!!!!!!!!』
「…すっげぇ胸デケェ…」
「うん…ヤバい…」
「…」必死で画面を食い入るように見つめる少年たち。…てかオレもその一人か。
『あああァァァ!!!!××××入ってるぅ!はいってるよぉ!!』
画面の前の女優はバックで突かれながらひたすら腰を振り乱していた。
「うおおおおエロいぞ!!」
「うおおおおおおお」
「……」
「おい。新名オマエ何黙ってんだよ」
「新名君、がっつきすぎ〜」
「バ、バカ何言ってんだよ!オレはこんなんじゃ物足りねぇって思ってただけだし!」
『ひっいいいい!!!おおきいいい!!!××××おおきぃよぉぉ!!!!』
「マジで?!聞いてねぇ!いいなー!!新名だけだもんな〜彼女いるの〜!」
「美奈子さんかわいいよなぁ…ちょっとこの女優と似てるかも。髪型とかカンジとか」
「てかオマエ、美奈子ちゃんの方が1000倍カワイイし10000倍イイから!!!」
「なぁ、もっとスゴイことやったりしてんの?!」
「当たり前だろ。××を×××で××したり、××××××でやったことだってあるし!!」
「うわ、スゲ、じゃあ××××は?!」
『いっちゃううゥゥ!!!!!いちゃうよォォォォ!!!!!』
「モチロン。あーでもあれはダメだな、やっぱり××でやるのが一番パネェ」
「そうなの?!…やっぱり違うなー…オレも早く卒業してェ…年上のオネエさんにいじめて欲しい」
「まあオマエらが脱童貞する時にはもっと色々教えてやるよ、このニーナ君が」
『出してぇぇぇぇ!!!いっぱい出してぇえええ!!!!』
「ニーナ君カッコイイ〜!」
「あざーっス!ニーナ君!!」
ウソだ……
『あふっっ、すごいっっ!!!!いっぱいだよォォォ……!!』
オレはまだ…
ヤッてないんだーーーーー!!!!
その日は朝からソワソワしていた。
えー、部屋の掃除は完璧。髪の毛一本、埃一つ落ちてない。
ヤバい雑誌やDVDは収納の奥の奥の奥の奥に隠した。
オレ自身も完璧。
おろし立ての勝負パンツだし?
シャワー浴びてあちこち洗いまくって、制汗剤と香水で体臭対策もバッチリだ。
髪型も我ながらキマっている。
昼過ぎには美奈子ちゃんがやってくる。
両親はいない。2泊3日の温泉旅行。
弟もいない。部活の夏合宿で一週間。
なんてオレ得なシチュエーション。
付き合って半年。
チュー済み。
何度目かの自宅デート。
彼女がお泊り。
オレは今日、童貞を卒業する!!!!!!!
***
「来たよーおまたせー!」
今日の彼女はセクシーなラインのキャミソールとシフォンフリルミニスカート。
これはもう期待してもイイってことだよね?
「てかそんなカッコで外歩いてたの?ヘンな虫寄ってこなかった?」
「大丈夫!虫除けスプレーしてきたし!外、暑いんだよ〜!あ、アイスも買ってきた。バリバリくん!リッチミルク味!」
…そういうことじゃないんだけど…このコは。
「買い物あんがと。タイヘンだったでしょ。ほら、あがんなよ」
「ううん、冷蔵庫の中身聞いてたし、ほとんど買ってないよー。じゃあおじゃましまーす」
うわっ。サンダルを脱ごうと彼女が後ろ向きに屈んだ瞬間、太ももがギリギリまで露になった。
白くて、適度な太さ………落ち着けオレ!
まだ早い早い早い早い早い
とりあえず、クーラーの効いた部屋でアイスを食べながら、居間で新作映画『ドッコイ・ストーリー3』『チャリ暮らしの蟻エッティ』のDVDを見る。
「アイス、美味しいねーこれ今人気で品薄らしいよ」
「うん。マジ美味い!よく買えたね〜」
…オレはアンタの方を早くいただきたいけどね?
ふと彼女の方を見ると、アイスを小さな舌を出して一生懸命舐めている姿が目に入った。
あ、溶けたアイスが口の端から垂れそう…
『うっっ、××××おいひい…いっぱいしゃぶってあげるゥ…くふっ』
ダメだダメだダメだダメだダメだ
沈まれ、オレ。まだまだ早い。変に警戒されたらどうすんだよ?
映画見て、イイ感じの流れを作って、夕メシ食ってから色々としよ!そうしよう…
「…旬平?面白くない?」
「いやマジ面白いし!」
「あははそうだよね〜!ウッキィとボウズおかしいよね〜!ふふふっ」
ま だ あ わ て る よ う な 時 間 じ ゃ な い
夕方。
料理好きの彼女は、オレのために夕飯を作ってくれることになっていた。
「なになに何作ってくれんの?」
「えーとね、ゴーヤチャンプルー!夏だしね。あとトマトサラダと〜、お味噌汁と〜」
「おおっ、なんかスッゲェ元気出そう」
よし。いい感じだ…
「なんかね、たまたまご近所さんがすっごい立派なゴーヤくれたの!すっごく太くて大きいの!」
太くて大きい…?
「あ、でもねー、もう一本はちょっと細いかな、でも結構長いでしょ」
細くて長い……??
「細いのはお漬物とかおひたしにしようかなーって。…旬平聞いてる?苦いのヤダ?」
『おっきぃ……!!!こんなおっきいの見たことないよぉおお!!』
おっきぃおっきぃおっきぃおっきぃおっきぃ…
「!スッゲェ好き!!!ゴーヤ超好き!」
「ホント?良かったー。えーと豆腐をレンジで水切りして…」
その後美奈子ちゃんが作ってくれたメシはマジスッゲェ美味かった。
…ウソ。大量にかき込んだけど、味はあまりはっきりと覚えていない。
「お風呂上がったよー」
外は大分暗くなった。
「先ありがと。旬平どうぞー」
「うん、じゃあオレも!」
「先に旬平の部屋行ってても良い?『バカマン。』の新巻読みたい」
「いいよー本棚にある。でも色々漁っちゃダメだよ?」オレの部屋の下準備は完璧だ。
ぬかりは な い
「そんなことしないよーじゃ上行ってるー」よおおおおしシャワー浴びてソッコー行くし!!
汗かいた分、朝より念入りに洗った。しかしその時間わずか10分。
…てか待て、オレ。
あんまりソッコー上にあがったらがっついてると思われんじゃね?
ここは自然な流れを演出するためにちょっと時間を置こう。
━30分経過━
い よ い よ だ
ドアの前で一呼吸。落ち着いて…冷静に冷静に冷静に冷静に冷静に
ふう。では行きますか。
!!!!!!!!ちょとお!なんで寝てんの?!しかもオレのベッドの上で!
「………」
こちらから見ると、ちょうど寝ている美奈子ちゃんがお尻を突き出しているような格好に見える。
ショートパンツとタンクトップ。あのーオネエさん、色々と後ろから丸見えなんですが…
『もっと深く突いてえぇぇぇ!!!もっと××××奥にちょうだいぃ!!!』
そっと近付いて、顔を寄せるとふわっと良い匂いがした。
いつものシャンプー、持ってきたのかな…
顔を近づけたとき、偶然寝返りを打って、彼女の体が仰向けになった。…ツンとした形のいい胸が揺れる。
…てかコレ、絶対ブラつけてないよね?
どくんどくんどくんどくんどくん
今日はずっと鼓動がおかしい。このままだったらなんかの拍子に心肺停止してオレ死にそう。
もう…どうなってもいい…そのまま覆いかぶさってキスしようとした瞬間、バチッと目が開いた。
反射的に体を引く。
「わああ!何やってんの!!」
「えっ、上がったんだぁ…ん…ゴメンなんかお風呂入ったら気持ち良くて…起きる、ね」
「はぁもうカンベンして…」
「何が?」
「アンタだよアンタ!つかエロ過ぎ!無防備すぎ!」
オレカッコ悪…
何逆ギレでどなっちゃってんの…
「?…ゴメン…」
「イヤ、なんでもない、ゴメン。美奈子ちゃんはなーんも悪くないから」
調子狂うなー狂いっぱなしだ。ああ、そんな不安そうな目で見ないで…
「じゅんぺい?」
「…」
「もうやめた!なんでもいいや!ちゅーさせて」半ばヤケになって彼女を抱き寄せた。
「えっ…んんっ」
ちょっといつもより激しく…イイよね?あー…舌気持ちいいー…
「…今日さ、いまからいい?したい」唇を離して、耳元で囁いた。
こんな直接的な言葉じゃなくて、持ってき方とかあんだろって思ってたけど…もうどうでもいい
「………」
「美奈子ちゃん?」オレの心臓の音絶対伝わってるよね?こんなドキドキしてんだけど?
「…旬平…」
「ん?」彼女の頭を優しく撫でる。色々狂ったけどコレ、いい感じじゃねぇ?
「ゴメン…」
ってええええええええええ!!!!!
思わず肩を離して彼女の顔を凝視した。
「な、なんで?!オレとじゃイヤ?」あー…何がっついてんのオレ?すがりついてるって捨てられた子犬か。
本当カッコ悪ィ……
「実は今日ね、ダメな日なの…」肩に両手を添えたまま、が っ く り と肩を落とした。
「嫌なわけじゃないんだよ?旬平の事信用してないわけじゃないけど…もしも、って事もあるし…」
そっちか!
「わ、わかった、じゃあさ、さわりっこしよ?!今後の準備運動的な?ぜーったいムリにやったり嫌がることしないよオレ?」
「………」イイよね?イイって言って!
「…わかった」
!!!!!マジパネェ…
布地ごしに二つの胸に触れる。
ぴくっと彼女の体が強張ったのがわかった。あったかい…
「ねぇなんでブラ着けてないの?」
「汗かいたし…お風呂上がりだし…」
「ちょっとそれダイターン…そういうの嫌いじゃないけどさー」
次はブラ見たいなー…
「じかに触っちゃうよ?」
恐る恐る下から手を差し入れて、ゆっくりと揉みしだく。やわらかーい……
「ふっ…」
美奈子ちゃんは恥ずかしそうに視線を逸らしている。時折、唇から漏れる吐息が色っぽい。
全部ちゃんと見たいかも…と思ったときは脱がしにかかっていた。
「いやだっ…恥ずかしいよぉ…」
「ダイジョブだから!オレも脱ぐし!恥ずかしいー!あー、めっちゃキレイ…」
オレも着ていたTシャツを脱いで、素肌でくっつく。
あードキドキするー…ってか美奈子ちゃんエロ過ぎ。乳首立ってる。
そこに舌を這わせた。
「あん!」
ちょっとは気持ちよくなってるかなー?気持ちイイよね?赤くなってるし。
胸への愛撫を続けながら、ショートパンツの中に手を差し込む。
「あっ…」うわ、ちょっと濡れてる…
少しだけ、指先に感じる湿った感触にオレは舞い上がった。
感じてくれてるんだよなぁー…
もっとしてあげたい。てかしたい。
ショートパンツと下着をお尻から一気に引き剥がす。
「いやぁぁん!!そんなの恥ずかしぃ…!!」
「美奈子ちゃん!平気だよ!ホラオレも脱いじゃう!」
着ていたハーフパンツごとボクサーパンツを脱ぎ捨てた。
ヤベ、オレマジ色々がっつき過ぎ…余裕なさ過ぎ…パンツマジ意味ねぇ…
「じゅんぺ…」
「だーいじょーぶ。ぜえったい乱暴にしたりしないから」本当は今すぐツッコミたい位にはなっている。
あーーーーーソコ!沈まれ!
「指、ちょっとだけ」
「うん…」
表面を撫でて、浅いところにちょっとだけ指を侵入させてみる。
「んっ…なんか…ヘンな感じ」
「…気持ち良くない…?」
「わ、わかんない」
何度も指を往復させると、じわっと奥から濡れてきた。
すげー…ココってこんな感じなんだ…どんどん溢れてくる。
「痛いかもしれないから言ってね」
「…っっ!」
浅いところばかり反復させていた指を奥に向けて、じわじわと進行。
中柔らかい…ヤラシー…
あーーーーー入れたいーーーーー
「んっ、じゅんぺい…なんか…さっきから…」
「え、何?」
そう答えた時のオレの目はきっとヤバイ位に血走っていたんだろう。
美奈子ちゃんは恥ずかしそうに視線を逸らし、小さな声で言った。「さっきから…あしに…あたってるの…」
「えっ」
てか オ レ じゃんもうギ ン ギ ンで立ち上がってるし
「なんか…こわい…ちょっと…感触キモチワルイし…」
キモチワルイキモチワルイキモチワルイキモチワルイキモチワルイ……
何ソレ…地味に凹む。イヤ別にコレは全く凹んでないけどさー…
「じゃ、じゃあ全然見なくてもいいから!でもさ、ちょっとだけ触ってくれない?オレも気持ち良くなりたいし」
「えー…」
えーえーえーえーえー……………
ねぇそんなにイヤ?確かにグロいけどさー…
「…じゃあすこしだけ」
さすが美奈子ちゃん!話わかる!
汚い物に触るような慎重さで彼女はオレのソコに手を伸ばす。
あっ、指がちょっと触れた。
「…少し掴んだり手を上下に動かしたりして。オレもするからいっしょに」
「うん……」
「っ…そっ。」
耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ
まだ出すなー!ニーナ出すなー!このタイミングで出しちゃうとかどんだけカッコ悪いの!
とにかく精神を統一させ、彼女への愛撫に集中した。
あ、なんか触るのちょっと慣れてきてね?
だんだん激しく刺激してくれてるのがわかる一方オレのはかなり限界がキていた。
マズいマズいマズいマズいマズい
ここで漏らしたらただのソーローヤローじゃん!
そのうち入れるときのためにもそんなんじゃカッコ悪すぎ!!!!!
あーーーーーでもせめて出させて貰いてぇぇーーーーー
「ね、ねぇ…」
「っ…んっ…?」
美奈子ちゃんはとろんとした目をしている。オレ、ちゃんと気持ち良くしてあげられてるよね?
「ぜっったい大丈夫だから、ちょっと今からオレの言う事聞いてくんない?」
「痛かったらやめる。満足するまでしてあげるし、怖かったら目つぶっててもいいから」
「うん…」よし!
もう少しだ、オレ。
一旦彼女から離れて、ベッドの脇に隠してたゴムを取り出した。
実は結構ゴムも吟味した。生っぽいの探すの苦労したし。
本当はこれなら生でやってみたかったけどなー……万が一って事もある。
こっそり練習したかいあって装着はスムーズだ。
wktk支援
「お待たせ」
再び彼女に覆いかぶさるような体勢になる。
「あし…ちょっとだけ開いて…で目つぶってもイイからオレのさっきみたいに触ってて」
「…うん…」素直にオレの言う通りにしてくれる美奈子ちゃん、なんてイイコなの。
脚を開かせた状態で、股の隙間からソレを差し込む。
「あっ」オレのと彼女のが擦れた。
あ、気持ちイイー……マジ死ねる。
彼女のすべすべした肌にキスしながら手伸ばして胸の突起を摘まんだ。
「ひゃん!」よし…あーイイ感じだー……
ピストンを繰り返しながら、濡れたそこに擦り付ける。
「みなこちゃん…イイ?」
「んっ……」
「くっ…イイところに動かしてもいいから」
もっと気持ち良くしてあげようと思って、隠れている敏感な部分を狙って撫で付けた。
「ああっ……!!」やっぱココ、イイんだー…
美奈子ちゃんは目ェ瞑って、真っ赤になりながらもオレを支えてくれている。
カワイー…あーこのまま入れたら気持ちいいんだろうなー…
ちょっと先だけでも入れちゃいたい…でも……我慢我慢我慢我慢我慢…
…なんかオレ、ヘン…スッゲェ頭んなかフワフワしてる……
あー今度こそもう出るなー…
たくさん擦って、美奈子ちゃんも気持ち良くしてあげた。
「じゅんぺ…ふっ、それ…ダメぇ!!」
体を仰け反らせ、一際高い声を上げた美奈子ちゃんは今まで一番カワイく見えた。
あぁ…出すってサイコー……
ちょっとぐちゃぐちゃになってた周りを片してから、ぴったりくっついていた。
間接照明だけを何箇所かつけただけの部屋は薄暗いながらも良い雰囲気だ。
「…ねぇ、オレなんかさ、超幸せかも」
今日朝からずっと空回ってるしカッコ悪いし?
マジ色々としくった気もするけど、なんか今になったらどーでもいいや。
このままでずっといてぇな…
「美奈子ちゃん…?」
「………」
ハァ、ちょっと前から黙ってると思ったらまた寝てるじゃんよ、この子は。
あーあマジパネェ…ま、そんなマイペースなとこも好きだけどねー……
なんだかんだで今日がんばったな、オレ。
てか明日も泊まってくんねぇかな?そしたらもっと長く一緒にいられる……
でも今日みたいじゃちょっと、いやかなり悔しいから早くリベンジしてぇ。
次いつ出来次いつ出来っかなー?イヤ待て、ダイジョブになってソッコー誘ったらがっついてる、か?
あー…でも早くヤリたい…卒業してぇ…
結局そんな事ばかり考えつつ、オレもしばらく目を閉じてみることにした。
終
お粗末様でした。なんというか色々寒くてすみません。スペースありがとうございましたー
ダメな日設定なのに下着脱がして直接触ってるけど、矛盾してない?
寸止めイイヨーイイヨー
女の子の日ではなくて
危険日バンビなのですね。
慎重派バンビも良い。
粗末で寒い
わかってんじゃん。なら書くな
GJ!
小ネタ多いなw
>>619 知識ないなら黙ってた方が…
あ、ダメな日って言うから自分も勘違いしてたわwそういう事ね!
なんにせよ童貞っぷりがよかったですGJ
GJ!
なんて正しい青少年の悶々さw朝からありがとうー!
ニーナがそっちか、って言ってたから
危険日なのねって分かったよ
んで、それを自覚してるバンビは
そういう風になる覚悟はしてきたってことですね
GJ!!
バンビめ…キャミとミニスカで来やがって…
食っちゃってもいいのかダメなのかはっきりしやがれ!
ニーナが焦ったりお願いしたり、かわいくて萌ゆるぜ!
童貞ものはいい…心洗われる
そんなGSエロパロ童貞もの大好物な自分な訳だが
キャラの童貞の可能性と非童貞の場合の初体験の相手を妄想してみた
イルカ 童貞の可能性20%
非童貞の場合→中坊時、トラ兄となんとなく色々張りあってる中、キレイなお姉さんにナンパされがてら捨てる
トラ兄 童貞の可能性20%
非童貞の場合→中坊時、イルカとなんと(ry、先輩の彼女とかに強引ぎみに奪われる
tmtm 童貞の可能性95%
非童貞の場合→tmtmの周囲に潜む肉食女子とうっかり等があるいは…
ぼっちゃま 童貞の可能性50%
非童貞の場合→少年時代、個人レッスンに来た家庭教師(外国人もあり)あたりに喰われる
嵐さん 童貞の可能性100%
ニーナ 童貞の可能性80%
非童貞の場合→伝説のナンパ師時代、何がしかのトラウマ恋愛かトラウマナンパで初体験を済ませる
100wwwww%wwwwwwwww
イルカの非DTはガチだと思っているが、兄はプレイしてみりゃどう見てもDTでガチw
>>627 心洗われちゃうのかwwwww
しかし全員、身体の方は済ませていても心の童貞というか、
一番幸せなH、(その時点での)大好きな女の子と合意の上でのラブラブHはまだのような気がする。
ひどいなーみんな。俺、童貞だよ?
イルカは非だからこそ好きな子との行為に夢見てそうな気がする
いやしかし童貞の可能性も否定はしない
大迫先生は大学当時に愛した女とやってそう。
髭は童貞だったら妖精です
妖精と天使のコラボです
太陽きゅんが実はめっさテクニシャンというカオスを希望
「こうですか、わかりません、僕子供だから><」と言いつつ
ガンガン攻める確信犯
嵐さんは童貞の可能性100%、エロ知識が保体レベルと言われても異議なしなんだが、
経験値ゼロでも何の問題もなくバンビをあんあん啼かせても違和感がないイメージだw
野生の本能マジパネェ
>>631 どどどど童貞ちゃうわ!と主張していた時代はもう古いってことですか
学力組は知識だけが先行してる童貞だと私が幸せ
ここって○○×カレン(ミヨ)とかバンビ以外の組み合わせでも投下していいの?
注意書きがあればオッケーだと思うよ
1も2も主人公以外のカプあったよね
バンビッチやめた方がいいかも、だそうですわよ
>>639 それだけ言い捨てられても意味不明なんですけど
本スレでバンビッチ云々で騒いでるのは外部サイトに持ち出すなってことだよね
ここでバンビッチって使う場合はそのSSにおける性格設定としてビッチですよ、ってのがほとんどで
ゲームのデフォバンビをビッチ呼びするのとは意味がちょっと違うと思うんだけど?
バンビッチって呼び方が気に入らない人なのかもね
ここでだとそう呼ぶのがぴったりなSSもあるしいいと思うけど
外部サイトじゃないし
注意書きに「ヤリ○ンです」とか「尻軽女です」って言われるよりは
バンビッチです、の方が可愛げがあっていいなw
小ネタ ジョイスティック考察
異論は認めますん
・ルカ
平均より長さ、太さともに一回り大きい。
ただ傘(俗に言うカリ)が大きく女の子の「イイトコロ」を良く刺激する潮吹かせ名機。
ちょっぴり感じやすいのはご愛嬌。
射精後の回復力は驚異的で2回目からが本番タイプ。
色はサーモンピンクで本人は「シュールでかわいい」とお気に入り。
・コウ
体に準じ異人種並みのサイズ。赤銅色の巨根、そしてハードボイルド。
愛称「マスタング」。その名の通り野生馬並のスタミナと強靭さで女の子を翻弄し
「奥がいいのっ!」と言わせちゃうタフガイ。
射精後もすぐには治まらず時折暴れん坊ぶりを発揮する。
発射量も多く、生殖能力は断トツTOP。
・嵐
長さは標準よりだが3回りほど太く、筋が強い。古武士の風格漂う名刀。
結合時女の子の大事なところを引っ張ってしまうため剥き出しになったクリトリスへ
挿入の度に強い刺激を与える。
筋が強いので中で動かす事が出来、寝技で鍛えた柔軟な体との合わせ業で多彩な攻めを
繰り出す。若干遅漏気味。
・新名
やや細身だが勃起時は臍に届くほどの長さと角度がある。
浅黒く血管が浮いている自身を「キモイ」とややコンプレックスに思っている。
日頃の鍛錬により射精タイミングがある程度コントロール可能で、女の子が気持ち
良くなるまで我慢しちゃう、ってかできちゃう「優等生」!
スパムは濃いめで粘着質。
・設楽
平常は小振りだが勃起時は平均を一回り上回る。本人はそれを知らず気にしている。
芸術家なので感受性に応じ感度良好。早漏気味。そこは天賦の才でカバー。
ベッドの上でも名演奏家として相手を魅了する。
挿入後、激情に流されると相手を気絶させるまで突っ走るタイプ。
色は肌と同じくらいに白くほんのり桜色。発射量は標準だが薄くサラっとしている。
・紺野
身長に応じ標準よりも大きく長め。色素はやや薄い。
勃起しても柔らかだがクライマックスが近づいてくると質量が増え硬度が増す。
ふぐりを刺激されると弱い。発射量は多く、また長く続き射精の勢いは強い。
本人とジョイスティックのスタミナに差が有る為、射精後も本人を無視して元気な
それを相手に慰めてもらう事も。
設楽先輩に相手を気絶させる体力があるんだろうか
嵐さんは小さくてもかまわないぜ!あのガタイがあれば
645 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 18:11:26 ID:2QTL9bLp
長さ太さ云々は良かったけど色はいらなかったな… 想像してしまったぜw
ぼっちゃま小さいみたいに書く人いるけどそういうのやめてほしい
それぞれの想像にとどめておくべき
え、ここは各々の妄想を披露する場だと思ってた…
ただ正直最近小ネタは食傷気味かなSSもっと投下あるといいな
さすがにちょっとキモイと思ったwごめんw
ノリが喪女っぽい
妄想披露と、自分設定を語られるのは微妙に違う気がする
うまく言えないけど
いろいろあるかもだけど自分は小ネタも好きだ
小ネタから触発されてSSが降りてくることもあるしね
>>647 そうだけど笑えるネタとそうじゃないネタがあると思うんだ
いい気しない人もいるってことを知ってほしかった
エエエエエエー
よく読めばMAX時は平均よりデカイって書いてあるよ!
大事なのは平常時じゃなくてMAX時のサイズだよ!
って問題でもないのかな
うちのぼっちゃまは違う、って人がいるなら巨根設定のSSなり小ネタなり投下してくれたらいいんじゃねーの
小ネタが嫌ならNGしときゃいいのにw
…見たことないし、「平均的大きさ」自体わかりません
と、カマトトぶってみるぜ
>>650 よくわからないけどそれはキャラsage的な意味で?それとも表現が露骨とかそういうこと?
前者だったら小ネタでそこまで…と思うし後者だったら悪ノリはあるけどとりあえずスルーでとしか言えない
私もぼっちゃまだけ小さい表現は納得いかない
なんでぼっちゃまsageるの?兄弟はageるのに…
こーいうのでageられてもあんま嬉しくないけどなー…
この厨のみみっちいこだわり具合で逆に設楽小さい説に説得力を感じる
大事なのは大きさじゃない、誰のちんこかだ
まあまあマターリとwこんなフランスの小咄もあることだしww
-----
夫に先立たれたとある老婦人のところに、嫁に行った3人の娘が遊びに来ました。
老婦人:ところでお前たち、旦那さんとはちゃんと仲良くしているの? 早く孫の顔でも見せてちょうだい。
それに答えて…
長女:うちの人のは細いけどとても長いのw
老婦人:そうかい、それはよかった。瓶の底までスプーンが届くのはいいことね。
次女:うちの人のは短いけどとても太いわw
老婦人:まあ、それもいいわね。瓶の蓋がぴっちり閉まるのも大切なことよ。
末娘:(顔を赤らめながら)うちの人のは短いし細いの。でも、毎晩欠かさずに仲良くしているわw
老婦人:そうかいそうかい。それが一番だよ。年金がきちんきちんと振り込まれるのが一番だよ。
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サイズ話を読んでこれ思いだしたww
自分は逆に
>>643はぼっちゃまに夢見がちだなーと思いながら読んだがw
ナニがほんのり桜色ってwww
バカじゃね?
あくまでも架 空 の 話
>>655 sageっていうとアレだけど小さいとか早漏とか
わざわざ書かんでもって思ったんだ
小ネタも初Hの反応とかは楽しいけどブツ比較はちょっと・・
神経質だったらゴメン
昔読んだマンガで好きな男の先っぽがアザラシだったり薔薇だったりって想像してる主人公がいたのを思い出した
ナニがどーとかしっかり描写してあるSSを読みたい人は少数だろうしテキトーでいいよもう
嫌ならスルー。
最近気配りパラ足りてないやつ多すぎ。
不愉快なブツをいきなり投下されて
スルーしろと言われてもなw
投下する側も気配りパラを磨いた方がいい
それならこんなとこ覗かずに、頭ん中だけで妄想してればいい。
ごめん。小ネタ食傷気味には、ちょっと同意。
雑談や小ネタからSSが生まれることもあるから、難しいんだけど。
そこまで小ネタが作れるなら、いっそSSにしちゃえばいいのにと思う。
ぼっちゃまsageって怒られるかもしれないが
普段ピアノとダンスのためだけにしか腰を使わないので
ナニが大変な労働になってしまうぼっちゃまでも愛せる
むしろバンビに気絶させられたり腹j(ryされかかるぼっちゃまでも愛してる
ていうか他のキャラもバンビの方が強くて
事後バンビプハー男ぐったりとかでも別にいいんだぜ
今回の件で、とりあえず○タラーズが死ぬほど鬱陶しいって言うのだけは分かった
どちらにせよ、こういう自分内設定を書いたら反論はでるし
下手すると荒れるということはわかる
以後気をつけるように
>>669 ぼっちゃまsageてるアンチのほうがうざい
想像上のちんこの事で争って一体なんになるんだ
「セイちゃん…知らない間にスゲー」
「おいおい…マジかよ、セイちゃんよお」って
ビックリするコウルカを想像したのは私だけでいいです
お前らはイメージ通りの下半身が好きなのか
イメージを裏切る下半身が好きなのか
下半身ネタは心のパンドラボックスにしまっておこうぜ…。
小説読むときに取り出してくるんだ。
イメージ通りのぴゅあもイメージを裏切るぴゅあもどちらもいい…
つまり全員童貞の可能性を諦めない
>>672 お茶吹いたじゃねーかw
でもおっしゃる通りです
下品な小ネタは確かに引くよね…
皆ああいう下半身ネタは平気なの?
こんな板にきておいて何を言っているんだと
どれがよくてどれがダメなんて主観でしかないのにどう判断するんだよ
まあ
>>672が全てってことだよなw
嫌いなネタやSSがあったらあぼーんして自分の中でなかった事にすればいい
ぶっちゃけどうでもいい
だよねえ
ぴんく板やめて避難所の非エロ妄想スレでも見とけば?
好きなものだけ食べりゃいいと思います。
好き嫌いは人によって違うし。
萎えずに好きなものだけ萌えるのが得策かと。
age・sage論争に持ち込む人って、やっぱり自分の最萌えが
sageられてる!ってことで書き込むんだよね?
私、いつまで経っても1〜3まで各キャラ好きなとこが多すぎて
ナンバーワンがいつまで経っても決められないよ。
だからどんなネタでもたいがい受け入れてしまう。
はば学&はね学の粒ぞろいメンバーの中から最萌え!って
選べる人はすごいなあ。
さっきはシタラーズ乙って書かれたけど、別にぼっちゃまが
ぶっちぎり最萌え!なわけじゃないんだよな。
当て馬的に書かれてるSSも楽しむし、ドS描写も好きだし、
童貞ネタも面白いし、夜は楽聖じゃなくて楽性なの☆って感じでもいいし、
ムード満点ロマンチリクルでもギャグ差し挟んであっても
本当にいろいろ楽しんでる。
SS職人さん、小ネタ師の皆さん、保管庫の管理人さん、
みんなに感謝したい気持ちでこのスレにいます。
エロは見たいけど下品なのは嫌
エロと下品は切って離せないものです
上と下は相容れないだろうからこうなるんだろうね
どれに対してもGJする必要ないんだし
好きなものはGJで嫌いならスルーした方が皆幸せ
シタラーズの巨チン執着すげえ
というか、ここで投下される小ネタや雑談の
チンコの大きさと童貞/非童貞のこだわりに時々引くw
チュプが多いのか子供が多いのか
小ネタ以上に書き手がどうとかどのキャラのファンがどうとか全くどうでもいいわー
さて投下はこないかな
わっふるわっふる
地の文を一人称で書ける職人さん、本気で尊敬するわ
なんだ自分のこの色気もへったくれもないキャラ視点のエロは……
うわ!誤爆スレに誤爆するつもりが誤爆してしまった…
スマン
童貞非童貞に拘ったり二次元キャラをagesageしちゃったりする人って
きっと私生活が充実してないんだろうなぁ
小ネタは書いてる人の好きキャラとどうでもいいキャラが透けて見えるからな…
ぼっっちゃまだけ極端にsageとかするなら、好きキャラだけで短くてもSS書けば良いと思うんだ
個人的には、SSのあらすじ的な子ネタは、結構好きだな。
妄想が膨らむから。
だがこれも、好き嫌いあるんだろうな・・・・・・
兄弟ageしてぼっちゃまsageするなら注意書きしろよな兄弟厨って思う
ほんとめんどくさい奴だな
あんな小ネタでagesageこだわりすぎ
投下します。
>>74 親友新名×バンビの「カレハトモダチ」の完結編。
新名視点。
当て馬は誰なのか分からないように書いています。
バンビは名前設定なし。
12くらいを想定していますが、長いので途中で番号が狂ったり規制されるかも。
だから想像上のちんry
卒業式の日。
オレはそつなく送辞をこなしたが、彼女がどういう思いでオレを見ているのだろうという思いが絶えず頭の隅にあった。
あの日以来、彼女とは会っていなかった。合わせる顔もなかった。
いくらなんでも、こんな形で別れるとは思わなかった。「卒業おめでとう」という言葉すらかけられないなんて。
彼女の名前が呼ばれ、反射的に顔を上げる。
澄んだ声で返事をし、壇上に上がる彼女は元気そうでほっとする。
(ああ、やっぱ好きだ)
アンタを好きになる資格はもはや永遠に失われたというのに、オレはまだアンタのことが好きでたまらない。
壇上から降りる背中につぶやいた。
(卒業おめでとう…アンタが楽しい大学生活を送れますように祈ってます)
卒業式が終わり、会場の外は卒業生、在校生、父兄が入り混じり、賑々しいものだった。
「先輩、ご卒業おめでとうございます」「ありがとう」「写真とろうよ」「ばんざーい」「いつまでも友達だよね」「こっちこっち!」「部を頼んだぞ」「はいっ」
上級生に知り合いがいないわけじゃないから、いつものオレなら陽気にその群れに加わったけども、今日はとてもじゃないがそんな気持ちにはなれなかった。
かといって、家に帰る気にもなれなかった。彼女と同じ学校で同じ空気を吸っていられるのは今日が最後だと思えば。
何気なくさりげなく誰かに見つからぬように喧騒から離れると、どこへ行くわけでもなくただ静かな方へ方へとオレは進んだ。
ツタに覆われ、一部崩れたレンガの壁を何と言うこともなくくぐると、そこには教会があった。
教会の噂は聞いていたが、こんなところからも行けたとは知らなかった。
3月のうららかに晴れた日差しの下なら、怖いモノもいなさそうだ。
車道や体育館からそう離れているとも思えないが、鳥のさえずりと風の音しか聞こえないのどかさ。
教会の周りには桜草まで咲いている。
(なんか別の世界にいるみたいだ…)
何となく教会の扉を押してみると、意外なことに開いた。
中でミサでもしているのだろうかとそっと覗いたが、人の気配は感じられない。恐る恐る中に入ってみる。
鳥のさえずりや風の音すらももはや聞こえず、自分の足音だけが響く。
今ここで何かが飛び出したらオレ軽く死ねると思ったが、考えてみればここは聖域である。
聖域にアレがいるわけねーしと自分に言い聞かせた。
(へぇ…見事なステンドグラスだな)
男女の恋物語を思わせる題材――王子と姫とも見えなくもない――なのが不思議ではあったが。
教会ならば普通はキリストの受難とか聖母マリアとかにするはずだろう。
確か、男女の愛はエロスで、キリストの愛はアガペーだっけ。アガペーとは無償の愛。
アンタが幸せならオレはそれでいいと思っていたはずなのに、オレはアンタに愛されないことが不満でアンタを傷つけた。
取り返しのつかないほどに。
自分のダメ田ダメ男さにため息をつくと、ステンドグラスの光が当たる前の方の席でごろりと仰向けになった。
降り注ぐ赤や青や緑の光があまりに綺麗で清らかで泣きたくなる。
キィ…と扉が開く音がした。誰かが中に入ってきたようだ。足音が響く。
見つかったら面倒なので、起き上がらずそのままやり過ごそうとしたが、
「中はこんな風になっていたんだ」
その声に思わず起き上がりそうになった。彼女の声だった。
「最後に中に入れて良かった。
私にはもう妖精の鍵を手に入れる資格がないから、ここに来ることももうないだろうけど」
足音が近づく。最後に声が聞けて嬉しかったけれど、アンタにしてみればオレは今一番会いたくない奴だ。
これ以上近づいてオレに気付いてしまわないようにとオレは強く願った。
幸い、少し手前でアンタは足を止めた。
「神様。私はクリスチャンではないけど、最後に私の話を聞いてください。
私は自分の我がままで大好きな人を傷つけてしまいました」
そう、来ましたか。ズキンと胸が痛む。
でも、これはオレに与えられた罰だ。オレは最後までこの告解を聞かなくちゃいけないんだ。
「その人と付き合っているととても楽しくて、でも同じぐらい苦しかった。
出会いが出会いだから仕方ないけれど、彼がセンスいいとか可愛いとか言ってくれると嬉しいのに、
そのたびに『でも、他の子にも同じこと言っているんでしょ』とドロドロした気持ちがあふれそうになりました。
修学旅行の写真を見ると他の女の子と楽しそうに映っていて、年上の自分が悲しくなりました」
あれ?アンタが好きだって言ってた男って年下だったっけ?
「だから、私は他の人に逃げました。いえ、そのときはその他の人が好きだと思いました。
だから、彼には友達でいてほしいと告げました。
彼が引き受けてくれたことをいいことに、私は彼に悩みを打ち明けたり、愚痴を言ったりしました。
そのうち、私は私のことで悩んだり怒ったり悲しい顔をしてくれる彼の顔を見て嬉しくなる自分に気付きました。
私のためにこんなに怒ってくれる。悲しんでくれる。話を聞いてくれているときの瞳の中には私しか映っていない。
それがとても嬉しかった…でも」
声に涙が交じる。
「その自分勝手な喜びが、どれほど新名くんを傷つけてきたのか私は分かっていませんでした。
予行練習を持ちかけられたとき、私は彼の再三の警告を無視して彼の部屋に行きました。
練習であっても新名くんにそうされたかったからです。
私は自分で彼の特別な人になる資格を手放してしまったから。
新名くんはノリとか勢いでそういうことができる人じゃないって分かっていたのに、
そんなことを望んでする人じゃないと知っていたのに、
私は自分がしてほしいから彼がそうせざるを得ない状況に追い込みました。そして傷つけました。
謝っても謝りきれる話ではないけれど、どうか彼の残りの学園生活が幸せなものになりますように」
「ちょっ…なんだよそれ!」
「に、新名くん!なんでそこにいるの!」
オレはガバッと立ち上がると、背中をひるがえして逃げるアンタの手をつかんだ。
「離して」
「離さないよ」
アンタが痛くない程度に、でも離さないように力を込める。
「聞いてたの」
「ゴメン…全部聞いてた」
「ひどい…」
「ゴメン。でもオレ、嬉しかった」
そういうとアンタが目を見開いてこちらを向いた。
「どうして」
「アンタのことが好きだから」
「私、ひどいこと、したのに。したくないことさせたのに」
「ひどくなんか全然ないって。オレはあんな形でもアンタに関われて、触れられて嬉しかった。
オレは好きな女の子以外とはああいうことしたくないから」
「新名くん…私もそうだよ…新名くん以外の人とは絶対に…」
「分かってる」
支援
向き合って彼女を見る。
涙がこぼれそうなアンタの瞳にはオレが映っていた。オレの瞳にもアンタが映っているんだろう。
最初からこうして向き合えば良かったんだ。好きという気持ちから逃げたり、想いを押し殺したりせずに。
ここのステンドグラスが男女の愛を描いている理由をふと思いついた。
こうやって迷子になった恋人たちを再び導くために、この教会が存在しているからなのかもしれない。
「な、ここ教会だし、せっかくだから永遠の愛でも誓っちゃう?」
「いいよ、いつかやるんだもんね。」
「そうそう、いつかやるんだし予行練習のつもりで…って、えぇ?!マジで?」
言葉に出すと我ながら吹っ飛び過ぎで引かれる提案だと思ったのに、アンタは笑ってうなづいてくれる。
あ、この顔ホント好き。
「じゃ、じゃあ…神父さんがいないから交互に読み上げる形になるけど…えーと汝…」
そしてオレはアンタの名前を呼ぶ。親友ではなく恋人として。
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そのあと、オレはアンタに自分の部屋に来ないかと誘った。
一応断っておくと、オレは制服姿の彼女と、ただただ純粋に静かに二人きりになりたかっただけだ。
同じはば学生でいられるのは今日が最後だったから。制服姿の彼女を見られるのも今日が最後だったから。
その最後の日を誰にも邪魔されずに一緒にいたかったわけで。
とはいえ、意外とそういう場所ってなかったりする。
カラオケは二人きりになれるけど賑やか過ぎるし、観覧車は論外だし(そもそも遊園地なんて制服姿で行く場所じゃないよな)。
もちろんオレはそのつもりなんて毛頭なかったから、ラブホなんて選択肢ははなからなかった。
…そうなると、自分の部屋しか思いつかなかったわけで。
家は誰もいなかった。そりゃそうだと、帰ってから気付いた。
平日の昼間なんて、卒業式と関係なければ普通に学校も会社もある時間帯だ。
そんなことも思いつかなかった程度には緊張してたんだオレは。
アンタを部屋に通すと、ベッドの上にでも適当に座っててと告げて、台所へ向かう。
そして、たまたま入手していたはばたきミックスジュースを冷蔵庫から取り出し、コップに注いだ。
祝杯代わりのジュース。
部屋に戻ると、言われたとおりにベッドに腰を下ろしてアンタが待っていた。
背筋をぴんと伸ばして固くなっていたので、軽口でほぐすことにした。
「お嬢様、はばたきミックスジューススプリングスペシャルでございます」
「え、ベリーベースのだっけ、もう手に入れたの?発売されたばかりなのに」
「期間限定もんはすぐ売り切れちゃうからさ。てか、宣伝あんましてないのに知ってんだ」
「ふふっ、飲みたいと思ってたの。嬉しい」
なんて他愛もない、でも一番好きな会話を一番好きな女の子とする幸せ。
アンタと「親友」だったときもそういう会話をしていたはずなのに、思い出すのはアンタがあの人のことを相談している場面ばかりだった。
「新名くん?」
「あ、ゴメン。なんかアンタが部屋にいるのが新鮮でさ。この前来たばかりな…」
口に出してからしまったと思った。
部屋に入ってから思いださないようにしていた、あのときのことが瞬時によみがえってきてしまった。
柔らかで滑らかな肌、吸いつく唇、白い乳房と淡い真朱の乳首、ほてる体、石鹸の匂い、指先に残る濡れた感覚…。
そうだ、あのときも二人でこんな風に並んでいたっけか。
ちらっと横を見ると、アンタがまつげを伏せる。顔が耳まで染まっている。きっとオレも同じなんだろう。
膝に置かれた彼女の手を握り締める。
「手、熱いね…」
「新名くんの手も熱いよ」
沈黙のあと、誰からともなくキスを交わした。互いの唇はもちろん、頬や首筋、手にも。
アンタにキスをするのも好きだけど、アンタにキスされるのも結構好きかもしんない。
「やっべ、オレすっげードキドキしてる。触ってみて」
「うん」
そういうなり、アンタはオレの胸に耳を当てた。
うわ…手で触ってもらうつもりだったのに、いきなりそう来ましたか。
ふんわりとした髪の香りが鼻をくすぐる。
柔らかくて熱っぽい体と手がオレの胸に押しつけられている。
「ホントだ。ドキドキしてるね」
「…アンタは?アンタはドキドキしてる?」
「…うん」
「確かめていい?」
アンタは赤い顔を上げるとこくんとうなづいた。
重くならないように気をつけながら、仰向けになった彼女の胸にゆっくりと耳を当てる。
とくとくとく…と速い鼓動が聞こえる。アンタの体の中の音だ。
「聞こえた?」
「うん、聞こえた。アンタもドキドキしてて安心した。オレばっか余裕なかったらかっこわりーし」
「もうドキドキしないわけないでしょ…新名くんてば可愛いんだから」
うわぁ割り込みごめんなさい
紫煙
アンタの胸はむにむにだし、髪をにゃでにゃでされるのはイヤじゃないけどさ、オレよりずっと可愛い女の子に可愛いって言われてもなんか複雑。
オレは体をずらしてアンタの太腿に手を伸ばすと、スカートの奥へ素早く進む。
アンタは一瞬びくっとしたが、足は閉じなかった。
「じゃさ、こーいうことしてる新名くんも可愛い?」
「ばかぁ…」
そこはもうしっとりと濡れていて、これ以上下着が濡れてもって思ったから、直接触ることにした。
ぬるぬると濡れてるのに熱い。
前のでアンタの弱いところは把握してたから、そこを重点的に狙う。
あからさまな水音が聞こえ、もぞもぞと彼女の体が動く。
「も、もう、やめて…おかしくなっちゃう…!」
「いいよ、おかしくなっちゃいなよ」
「だって…!」
懇願する彼女に対し、指を増やしてオレはさらに追いつめる。
親友に対しても容赦のないスキンシップするのが癖な彼女に対する意趣返しと言えないこともない。
「あぁっ」と小さな悲鳴が聞こえ、オレの指が熱くてぬるぬるとした中にきゅっと引きこまれた。
だめだ…指だけじゃもう満足できない。もっともっとが止められない。
白状します。そのつもりはなかったけど、そうなったらいいなというつもりはありましたオレ。
くったりと横たわる彼女の髪を手くしですくうと、熱っぽい黒目がちの目がオレを捉えた。ごくりと唾を飲み込む。
「なぁ…アンタの初めて、もらっても…いい?もちろん、嫌じゃなければ…だけど」
「…嫌なわけないでしょ」
「…あんがと。まじで大事にするから」
あー、これが感無量ってやつなんだろうなとオレは思った。
「準備」を済ませると、彼女の中にゆっくりと身を沈める。
オレはワイシャツだけ羽織った他は何も身につけていなかったが、彼女は上着だけしか脱がなかった。
「ずりぃー。オレだけ脱がせるなんて先輩超やらしー」と抗議するも、「私の胸見たんだから、おあいこ!」。
まあ、こんな明るいところで肌を見せるのは恥ずかしいってのが本音らしいけど。
オレは全然構わないんだけど。
それにもう制服着るのも今日が最後だから、多少汚れてもいいしとも言っていた。
今日が最後だから。改めて言われると、やっぱズキンと胸に突き刺さる。
そう思えば制服姿のアンタと初エッチというのもかえって良かったかもしれない。
つーか、優等生らしく制服をきちんと着こなして学校推奨の黒のハイソックスも清楚な女の子だけど、スカートの下は何も履いていないとか、そんな女の子にちゃらい男(オレだ)がイケナイことをするっつーのもなかなか…。
「んんっ…」
「大丈夫?我慢できなかったら言ってね」
「大丈夫」と言いながら、オレの手を握る彼女の手に力がこもる。
やっぱり痛いんだろうなゴメンなと、少しでも痛みが和らぐようにキスをする。
彼女の中は気持ちイイけどはっきり言ってきつい。挿し入れるというよりねじ入れるというような。
オレがもう少し色々と上手ければ痛みもあるいはもうちょっとましだったかもと思うが、眉をしかめて喘ぐ顔にぞくっとするのだからこれまたどうしようもないっつーか。
だって、アンタのこんな顔見れんのオレだけだし?
最後まで入ったと告げると、アンタはほっとしたように息を小さく吐くと、涙に濡れた目でオレを見つめた。
そして、腕を伸ばしてオレの頭をかき抱き、
「好き」
とささやいた。この前と同じように。
目が覚めるとまだ部屋の中は明るく、時計を見ると思ったより時間が過ぎていなかったので、オレはほっと胸をなで下ろす。
以前、彼女がうちに遊びにきたとき、家族の浮かれ具合といったらなかった。
これでオレのベッドの上で半裸のアンタが寝ていると知られたら、一体どんな騒ぎになるのか考えるだに恐ろしい。
(父ちゃんと母ちゃんは仕事で遅くなるって言ってたから問題ないとして…問題は徹平がいつ帰ってくるかだよな…ダチんち遊びに行くとは言ってたけど)
腹減ったーと早く帰ってきて、あのゲームなんだけどさーといつもの調子で入ってきたら…。
寝ている彼女の姿を見られたら、まず軽く切れるのは間違いない。
起きたらシャワーを浴びたいって言うかもだから、ちゃんと入口を見張っておかないと。
(ま、早く服着てもらえばいいんだけど…)
とはいえ、こんなに気持ちよさそうに寝ているのを起こすのは可哀想だし、
寝る前にスカートは脱いだからブラウスと靴下だけ身に付けた彼女が自分に寄りかかっている至福を自ら手放す気にはなれなかった。
しかも、寝顔見放題、匂い嗅ぎ放題だし?…ちょっち変態さんぽいなオレ。
そうしているうちに彼女が身動きをした。
「ん…あ、新名くん。ちょりぃーす」
「ちょりーすじゃなくて、おはよーじゃね?」
「えぇ?朝なの?」
あわてて半身を起こそうとする彼女に笑って謝る。
「ゴメン、ゴメン。ウソウソ。まだ二時間ちょいしか経ってねーから安心して?」
「もうっ」
軽く肩をこづかれる。
「つーか、朝なんか来てほしくねーよ。アンタのいない学園生活が始まるだけじゃん。ヤダヤダ」
「一年の辛抱だよ。新名くん、早く一流大学に来てね」
「もちろん行くけどさぁ、キャンパスで知らない男に声かけられてもついてっちゃだめだぜ?
オレが行くまでガン無視ね」
「新名くんもね。後輩から『新名せんぱーい(はぁと)』言われても、相手しちゃだめだからね」
「大丈夫!オレ、年上にしか興味ないし」
「私も年下にしか興味ないし」
くすくす笑いながらキスをする。
「そーだ、もうオレのこと名字じゃなくて名前で呼んで?」
「名前ってことは、旬平くんってこと?」
「そ。オレもアンタのことちゃん付けで呼ぶからさ」
「いいよ…ところで、旬平くん」
「ん、何?」
「呼んでみただけー」
そうやって悪戯っぽく笑うアンタの顔がたまらなく可愛くて、もう一度キスをした。
離れ離れになって、会えない時間が増えてもきっと大丈夫。
だって、もう二人は…。
以上です。ありがとうございました。
GJGJ!可愛い二人ゴチでした!
レアなほのぼのニーナが読めて幸せです…超GJ!
ほっこりしました
うおおおおGJGJ!ありがとう〜
最近ゲームする時間取れなくて今月はずっと青春√やってるので
これは攻略の励みになる!
朝イチでいいもん読ませて貰いました。GJ!
最初からグイグイ引き込まれてしまったよ
教会の設定をうまく使ってる
なげえ…。
ニーナの日に素敵な小説の投下とか幸せすぎる…
GJGJ!
投下します。主人公以外のカプになりますのでご注意。
※設楽聖司(中三)×須藤瑞希(21歳くらい)です。ご注意ください。
※ぼっちゃまやさぐれ期
※遠縁で幼なじみ、ぼっちゃまはほのかに瑞希に恋心を抱いていたという設定です。
※色サマ×瑞希を匂わせる描写があります(確定ではありません)
※嘘フランス語が多発しています。
以上、お手数ですが、駄目だと思われた方はNG設定お願いします。
「ピアノ辞めるって本当なの、セイジ?」
俺の部屋に入って来るなり、瑞希はそんなことを言った。久しぶりに会う親戚の
ガキに対する第一声がそれかよ。相変わらずデリカシーの欠片もない女だ。
「……瑞希には関係ないだろ」
「おーありだわよ! なによぉ、しばらく会わない間に、すっかりナマイキに
なっちゃって……」
言った後で、わざとらしく溜息を吐く。
「あら、違ったわね。セイジはずーっと、ナマイキでしたものね!」
「……うるさい」
そういうこいつも、昔から全然変わっていない。うるさくて生意気なまんまだ。
ほんとにハタチ超えてるのか?
それ以上相手をするのも嫌で、読みたくもない本を読んでいるフリをした。
しばらく俺の言葉を待っていたらしい瑞希は、やれやれと再び溜息を吐く。
「Oh,lala…思ったより、傷心の度は深いようね。お悩みなら、ミズキが聞いて
あげないこともなくてよ?」
「……うるさい。用が済んだなら出てけ」
「済んでませんからね」
言って瑞希は俺が座っていたソファーの隣にどすんと腰掛けた。レディらしくない。
「……どうせ『聖司の様子を見て来て欲しい』とか言われたんだろ?」
「半分だけ当たり。ミズキだってセイジのこと、気になるもの」
瑞希は俺の隣にぴったりくっつくと、無遠慮に顔を覗き込んで来る。小さな
子供にするように。
「ねえ、セイジ、ほんとにどうしちゃったの?」
……こいつの中じゃ、俺は未だに10歳かそこらのガキなんだろうと思うと、
何だか悔しくなった。だから余計に顔を背けた。
「……瑞希には関係ない」
「だからぁ、大アリだって言ってるでしょ!」
そして俺以上にガキの瑞希は、ほんとに子供みたいにぷうっとむくれた。
「パリィから戻って来て、久しぶりにお友だちに会ったの」
「そりゃよかったな」
「その時にね、すっごくピアノが上手な親戚の子がいるって言ったら、今度聴かせてねって
お願いされちゃったわ」
「はあ?」
「ミズキの大事なお友だちのお願いなんですもの、弾いてくれなきゃ困るんですからね!」
……何だよ、それは。
「勝手にそんな約束して来るなよ」
「なによぉ、頼まれたらほいほいピアノ弾いてたじゃない。すっごく得意げに」
「……っ!」
むかっと来た。いや、正直に言うと、ありのままの過去を指摘されて恥ずかしくて
死にそうになったのを、怒りで誤魔化した。
少し前の俺なら、瑞希の知っている頃の俺なら、うるさいと言いながらも満更でもない
気分になっていただろう。言われた通り、ほいほいピアノを弾くくらいのことはしていた
かもしれない。
でも。
「……何だよ、俺を見世物にしたいだけか、瑞希は?」
「?」
俺に出せる最大限の低い声でそう言った。たぶん、俺がムキになって反論して来るのを
予想していたんだろう。瑞希は俺の声に戸惑ったような顔をした。気にせず続ける。
「じゃあピアノを弾かない俺は、用無しだろ? 出てけよ」
「……ちょっと、セイジ! そういう意味じゃないでしょ!」
瑞希は元々近かった距離を更に詰めて、俺の顔を両手で挟み込んで、逃げられないよう
視線を固定した。ああ、もう。全然、わかってない。
もう俺は、瑞希の知ってる可愛い『セイジ』じゃないんだよ。
「ミズキが言いたいのは……!」
「……言いたいのは?」
声変わりもしたし、身長だって瑞希よりずっと伸びた。体だけじゃなくって、力だって。
「何だよ、ミズキおねーちゃん?」
もうずっと昔に止めたその呼び方で囁くように呼んで、至近距離にあった瑞希の顔を
今度は俺が引き寄せた。
「!!」
驚いたように瑞希が目を見開くのが見えた。気にせず無遠慮に唇を押し開いて、
舌まで入れる。びっくりするくらい呆気無く、彼女は俺を向かい入れた。
「セイ……っ」
途中で離れようとした唇を無理やり引き戻す。そのままその柔らかい感触を味わった。
「……信じられない……」
ようやく唇を離すと、瑞希は呆然とそんなことを言った。信じられないなら、それで結構。
「……わかっただろう? もう瑞希の知ってる俺じゃないんだ。だから」
出てけ、と言う前に瑞希は先を続けた。
「セイジ、あなた、この年でBaiserの仕方も知らないの?」
「……は?」
「呆れた! もうすぐ高校生になるって言うのに、まともにキスもできないなんて!
こんなんじゃ立派なMonsieurになれなくてよ?」
「……」
思いも掛けない言葉に反論できない。そりゃ、独学だからまともなキスかどうかなんて
わからないけど。
「セイジのL'amantになる子に、心から同情するわ」
大きなお世話だと俺が言う前に、瑞希は続ける。
「……ううん、それだけじゃダメね。ミズキの教育が悪かった、なんて思われたら
困りますもの」
「……おい、瑞希……」
昔から気が向いた時だけ俺のお姉さんぶっていた瑞希は、今も急に使命感に
駆られたようだった。
「いいわ。ミズキが教えてあげる」
俺の部屋のソファーは、昼寝に使えるくらいにはゆったりとしている。
そのソファーの上で、俺と瑞希は抱き合うことになった。
俺の鬱屈と瑞希の使命感が導いた、奇妙な結果だった。
「セイジ、まずね、相手の瞳を見つめてね」
瑞希はそっと俺の頬に手を当てて、その少し色素の薄い瞳でじっと俺を見つめた。
長い付き合いになるが、ここまで近くで見つめ合うのは初めてだ。思わず逸らしてしまう。
「……面倒だ」
「Non non! 女の子はねえ、自分の目を見ない男の子のことは信用できないんだから!」
「……」
目を見ると相手の気持ちがわかると言うけれど、それなら尚更、今の瑞希の目を
見るのは嫌だった。
密かに想い続けていた気持ちが、今更彼女に伝わるのが嫌だったから。
「もう! ちゃんとその時は見つめなさいね!」
「わかったよ……」
俺の返事を聞いてむくれた後、いきなり瑞希は唇を押し当てて来た。
いや、押し当てるというのとは違う。羽が触れるようにほんのわずかだけ触れて、
離して、もう一度触れて。
「……キスする時は、ちゃんと目を閉じなきゃダメですからね?」
「何でだよ?」
「……」
答えの代わりに、もう一度唇が触れる。宣言通り、目を閉じたまま。
瑞希の顔をずっと見ていたかったけれど、自然に俺の瞼も落ちた。
目を閉じた方が、その感触をよりリアルに感じられるような気がしたから。
しっとりとした唇、薄く開いたそこから洩れる吐息、ためらうように差し出される舌、
応えて絡める自分のそれ。
徐々に深まっていく口づけは、確かにさっき俺が適当にやったのとは比べ物に
ならないくらい気持ちが良かった。
幾度か唇を離し、少し乱れた呼吸を整え、それから角度を変えて再び没頭する。
ああ、キスっていいもんなんだな、とぼんやり思う。
「……セイジ、あのね」
幾度目かの口づけの後、瑞希は囁くように言った。今まで聞いたことのないその声に
ぞくっとした。
「触るのはいいけれども、お洋服がシワになると大変なのよ? 気を使ってあげてね」
「……あ、ああ」
俺自身よりもずっと欲望に忠実な手は、先程から瑞希の体を這い回っていた。
滑らかな肌の感触を直接味わう為に、瑞希のブラウスをまくり上げて。
「脱がせてくれる?」
「……」
返事はせずに、そのボタンを少し震える手で一つ一つ外して行った。
心を落ち着ける為に、なるべく丁寧に。
それを見下ろしていた瑞希も手を伸ばして、俺のシャツのボタンを外し出す。
そうして、何を思ったかクスクス笑う。
「昔、一緒にお風呂に入ってた時みたい」
「……うるさい」
「セイジもあの頃は可愛かったのにね。ほんとにAngesみたいだった」
そんな大昔のことをこんな時に言うなと、思いながら何とか外し終える。
瑞希はとっくに外し終えていたが。負けたようで悔しかったが、女の服の方が
複雑だから仕方ない。何だよ、このボタン。
続けてスカートのホックを外すのに手間取っていたら。
「ホントにセイジは不器用なんだから」
と言いながら、瑞希が自分からするりと脱いだ。上下揃いのレースの下着だけの姿を、
何の恥じらいもなく俺の前に晒す。
「残りは」
そのまま、俺のスラックスも上手に脱がせて。ああ、もう、いつのまにそんなに
器用になったんだよ。昔は自分の服のボタン一つ、まともに留められなかったくせに。
誰に教わったんだよ、全く。
「セイジが脱がせること。よくて?」
「……」
瑞希は本当に、何も恥ずかしいと思っていないようだった。ここまで来ても、
まだガキ扱いされている。
悔しく思いながら言い返すこともできなくて、黙って言われた通りにブラの
ホックを外す。こちらのほうが上手く外せたのは、たまたまなのか何なのか。
ぷるんと現れた真っ白な乳房を見て、俺の頭も真っ白になった。
「痛……っ!」
「……悪い!」
思わず触れた途端、瑞希が小さく呻いた。慌てて手を離す。自分で思ったより、
ずいぶんと力が入っていたみたいだった。
「もう……そんなにがっついたら、みっともなくてよ?」
「……」
自分ではがっついているつもりはなかったが、それはあくまでつもり。
初恋の――そうだ、今だけ認めてやるさ――女性の裸を見て落ち着いてられるほど、
俺も大人じゃなかった、当然。
どうしていいかわからずに行き場を失った俺の手を取って、瑞希はその指先にキスをした。
「セイジ、いいこと教えてあげる」
そのまま俺の手を、再び自分の胸へと導く。
「ミズキをピアノだと思いなさい」
「……ピアノ?」
「artistesは恋人と愛を交わす時、そうするんですって」
きらきらと目を輝かせて、瑞希は楽しそうに言った。
「画家ならカンバスに、彫刻家なら彫像に、音楽家なら楽器に、愛しい人を見立てるの」
「……」
「セイジはピアニストですもの。ミズキをピアノだと思うといいわ」
どこかで聞いたような科白に胸を掻き毟られるような気持ちになる。
ああ、誰が彼女にこんなことを教えたんだろう。キスの仕方とか、ボタンの外し方とか、
シャツの脱がせ方とか。
芸術家との愛の交わし方とか。
愛の交わし方、なんて言い回しは、如何にも瑞希らしいけれど。
「ピアノにしちゃ、柔らかい」
「そう?」
とは言え、参考になる意見だった。そうか、ピアノを弾くように触れればいいのか。
楽器を奏でる時は女性の体を奏でるように、とはよく言うけれど、俺の場合は逆なのか。
何もかもがピアノ在り来な自分がこんな時なのにおかしくて、笑いを堪えるように瑞希の
肩に顔を埋めて、それからもう一度彼女に触れた。
初めてのピアノを弾く時のように用心しながら、一つ一つ鍵盤を叩いていく。
どの強さを好む? どの場所を悦ぶ? 一番美しい音を奏でる弾き方はどれだ?
「……ぁっ」
最初のうちは偉そうに講釈をぶっていた瑞希も、やがて何も言わず熱い呼吸を
洩らすだけになった。かと言って俺の方にだって余裕はない。ピアノを弾く時は
いつだってそうだ。余裕なんてあったことがない。
全部が白くて柔らかな瑞希の体の中でも、殊更柔らかな場所に指を沈めた。
いや、指だけじゃ足りなくて、唇と舌で更に音を奏でた。まるで悲鳴のように上がる歌を、
とても美しいと思う。
「セイジ……っ」
白い肌を鮮やかに赤く染めて、瑞希はそっと俺に手を差し伸べた。その手のひらを
舐め上げると、再び甘い喘ぎが洩れた。どこに触れても美しい音を出す楽器のようだ。
「来て。ミズキだけ、楽しいのは、よくないわ」
「……俺も、楽しい」
ピアノを弾くのはいつだって楽しい。
……いや、ここしばらくは全く楽しくなかったけれど。
「凄く、楽しい」
今日は本当に楽しいと思った。
「いいから! 来て!」
駄々っ子のようにそう言われたら、逆らうことはできなかった。
俺は昔から、瑞希の懇願には弱い。
体を起こして、改めて彼女の上に覆い被さる。それから少しだけためらって、
もう一度彼女の名を呼ぶ。
「……瑞希……」
「いいの……また、好きなようにして? ピアノを弾くみたいに、ね?」
「好きな、ように……って」
「やっぱりセイジは、すっごくピアノが、上手い子だわ。ミズキの自慢の」
そう言って何故か得意げに笑う。こんな時に変な自慢だ。誰に自慢しているんだか。
でも言い返す言葉を出すのは面倒だったので、もう一度、今度は体中を使って
演奏に励む。指を絡め、時折口づけを交わし、互いの汗を感じながら。瑞希が俺の腰に
足を絡めるのには閉口したけれど。
そうして最後に一際美しい声を上げて、瑞希と俺は演奏を終えた。
こんなに美しい音を聴くのは、本当に久しぶりだと思った。
ピアノを弾くのはこんなに楽しかったんだ、と。教えてもらった気がした。
「いいこと教えてあげる」
瑞希は散らばった服を丁寧に身に着けていく。脱がせる時とはまた違う意味で
艶っぽいと思いながら、ぼんやりとソファーで寝転んでその姿を見ていたら。
突然、彼女はそんなことを言い出した。もう十分教えてもらった気がするが。
「これよりか?」
「そうよ。こちらのほうが本題だったんだから」
言って瑞希はびしりと俺の顔を指差す。
「セイジは、はばたき学園に行くべきだわ」
「はあ?」
何だいきなり。
「ミズキはね、あそこで素敵なお友だちができたし、素敵な恋もしたんですからね」
「……」
その綺麗な指で、俺の眉間をぐいと押して来る。痛い。
「ピアノばっかり弾いてるから、すっごい変な顔になっちゃったのよ。こんなとこに
シワができちゃったりして。だから、セイジもお友だちを作って、恋をしなさいな」
そんなことを言って、瑞希はにっこりと笑う。たまに見せる、子供みたいに邪気の
ない笑顔。
そんな笑い方をする彼女が、俺は好きだった。本人には絶対言わないけど。
「……友だちはできても恋人はできなかったんだな、その言い方だと」
「! なによぉ! しっつれいね! 秘密なんですからね、そういうのは!」
「はいはい」
俺がはば学に行くのを決めたのは、何だかんだ言ってこの時のような気がする。
そうして俺ははば学に入学した。そこで素敵かどうかは疑問が残るが友人ができて、
やっぱり素敵かどうかは怪しいが、それなりの恋もした。していると、言うか。
瑞希の言ってたことは正しかったと、思う。……感謝している。
え、彼女に教わったことは役に立ったのかって?
それはまあ、秘密だ。教えてやらない。
================
おしまい。
大好きな二人が古い知り合いと聞いて、思わず妄想してしまいました。
それでは。
リアルタイム遭遇しちゃった
GJ!禿萌えた!
×バンビも好きだけどキャラが立ってるぶん×他女キャラの方が妄想できて好きだー
朝の一本も昼下がりの一本もGJ!!!!
どっちも幸せそうな描写がたまらん…
ときめきをありがとう!職人さん!
GJ!
久しぶりにミズキに会いたくなった
ちょっとPSつけてくるわノシ
GJ!
だれかぼっちゃまとミズ吉で書かないかな思ってたからテンション上がった!
にやにやしたありがとう!
GJ!
ぼっちゃまの初恋の相手がミズ吉だったら
萌えるなーと思ってたとこでした
面白かった!GJ!
誉めレスが全部自演に見える件
ひねくれ過ぎだろw
GJ!
何だよ、このボタン。にふいたw
正直他の女キャラとの絡みはいらない
自サイトでやってほしい
>>741 それこそ自サイトかブログで愚痴ってろよ
書き手が何を書こうか自由だ
ロカルルールを守った書き込みである以上、
741や743の感想は筋違いだと思うけどね
決められたルールそのものに対して、
批判や文句言ってるわけだから、それは今更言うことじゃない
そのための注意書きだと思うよ
受け付けないならNGワードぶちこみこれ大事
ちゃんと
>>2に従って注意書きしてるから問題無しだわな
NG活用すればそれでおk
GJ!の後に改行が入って感想2行の3連発はさすがに自演に見えるよ
わざわざバラバラにしろとは言わないけどさ
自演と断定できないけどマンセーと擁護レスが続くのには引く
複数人に自演と取られるレス連チャンはやめた方がいいんじゃね?
>>749 擁護なのか、
>>2を読んでない
自分の不注意を咎められてるのかを
判断できるような年齢になってからこの板へおいで
ほんとにお前ら自演好きだなw
匿名掲示板で何を言っているのと
はいはい、
>>1-750の作品投下以外のレスは全部自分の自演だよ
もうこれでいいだろ?職人に絡むな
自分しかいないこのスレに職人さん方、いつも作品をありがとう
これからも読んではいっぱい連続でGJするよ!
NG使え→自演ウザ→NG使(ry
結局このループだよねw
>>725 GJ萌えました
自分も725と同じく、もしも設楽先輩が瑞希に
片思いしていたらと考えていたので読めてうれしい
というわけで職人様の投下wktk全裸待機してますね
嵐×バンビで投下します。
・主人公名前あり「美奈子」
・親友END後、バンビは一流大進学
・桜井兄弟のどちらか←バンビという設定ですが、当人は出てきません。
・エッチまでが遠い道のりです……
では
嵐×バンビ「親友、その後」 1/8
はばたき高校を卒業してからもう半年近く。
「ふう」
痛いくらいに照り付ける真夏の日差し。
火照った頬を帽子で仰ぎながら、すっかり通いなれた一流体育大学の敷地内
を歩く。
高校卒業後一流大学に進学した美奈子だが、四月になってから月に数回、
多い時には毎週のように一流体育大学へと足を運んでいる。
もう敷地内の道筋も覚え、カフェの時間もすっかり把握している。今日は
午前の講義しかないので一流大からそのまま一体大に向かい、いつものカフェ
で待ち合わせてから一緒に帰る。
高校三年間、クラスメイトとして部活の女房役としてバイトの相棒として、
女友達以上に長い時間を過ごしてきた不二山嵐との友人関係は未だに続いていた。
「嵐くん、まだ来てないのかな……」
椅子に座りアイスコーヒーを注文する。
汗ばんで足にまとわりつくスカートの布をちょいちょいと引っ張りながら、
半分ほど埋まったカフェの中を見回す。
無論、カフェに居るのは一体大の学生ばかりで。体育会系らしくない優等生
然とした美奈子の姿は少し浮いている。時折打ち合わせらしい学生らがちらち
らと見てはひそひそ話してる姿が見える。
『あの子、誰?』
『ほら、一年の柔道部の』
『ああ、確かはば学の……』
好奇と興味を含んだ視線から軽く目をそらして、窓の向こうのグラウンドを
見つめる。
友達で居て欲しい。
そう告げたのは三年の春も過ぎた頃。
高校に入ってすぐマネージャーにスカウトされてから、二人三脚で柔道同好
会の活動を続け、冗談交じりに柔道部夫妻とクラスメイトにからかわれる程に
いつも一緒に過ごした仲だった。
「はぁ……」
卒業してからもう随分経つのに、未だに眩しかった高校時代の頃を思い出す。
再会してから淡い想いを抱きつつもついに想いを告げることが出来なかった
幼馴染の姿が、時折脳裏をよぎる。
「幸せが逃げるぞ」
ぽん、と頭を軽く叩かれる感触。向かいの席に座る見慣れた姿。
「嵐くん」
「よ、待ったか?」
「押忍、そんなに待ってないよ。さっきアイスコーヒー頼んだとこ」
「じゃあ俺アイスココアとサンドイッチ、お前も腹減ってるだろ、少し喰え」
「ふふっ、ありがとう」
相変わらずの安心感と食欲旺盛ぶりに、高校時代の懐かしさとなんとも言え
ない暖かさを感じながら。
嵐×バンビ「親友、その後」 2/8
「桑の実の、み」
「ミモザの、ざ」
「ざ……ざ、えーっと」
例えば注文を待つ間、行列に並んで居る間、バスの到着を待つ間。
二人で時間を潰す習慣になったシリトリ合戦。
「ざ……座頭市の、ち!」
「お前渋いな」
「だって、咄嗟に」
「チョコレートの、と」
「えーと」
語彙が少ないわけではなくむしろ頭は美奈子の方が回るのだが、シリトリで
はいつも押されている。
そして大抵決着はつかないまま時間切れでなし崩し勝負は終わる。
「お前、夏の予定は?」
「うん、サークル仲間と海に。ああ、あとカレンが帰国するからミヨと三人で
出かけるつもり」
「そっか」
「嵐くんは?」
「俺は合宿」
「だよね」
白い皿に山盛りになったサンドイッチを口に運びながら。
「他に空いてそうなのは七月の初め頃かな」
「じゃあ、どっか行くか?」
「うん」
端から見れば、恋人同士の会話にしか見えないかもしれない。
けれど、当たり前のように一緒でもその先にいつまでも踏み出せないままで
居る。一緒に居てくれることに甘えているのかも知れない。
サンドイッチを頬張る姿を眺めながら、ぼんやりと考える。
「よう不二山、彼女と一緒か?」
「どうも、先輩。こいつはそういうんじゃないです」
カフェを後にして、背後から掛けられた声に頬ひとつ染めずにきっぱりと
言ってのける。
「高校ん時のマネージャーで、俺にとっては相棒みたいなもんです」
「あ、えっと、こんにちは」
「へえ、相棒ねぇ」
揶揄するような言葉にも詮索の問いかけにも一切の照れもなく。
誰よりも長い時間を過ごして、いつも側に居て、お互いを理解して。
高校を卒業し、それぞれの行く道が違ってしまった今でも、当たり前のよう
に一緒にいて。
でも。この所、はっきりと引かれた一線にもどかしさを感じる。
「美奈子?」
「え? あ、うん」
「行こう、送ってく」
「うん」
幼馴染に抱いていた淡い想いとはまた違う気持ち。
知らないうちにどんどん深みに落ちていくような、落ちそうになりながらも
ギリギリの所を留まっているような。
彼女という問いに、そんなんじゃないと即答されて微妙になる感覚。
(戦友、だもんね。嵐くんとは)
自分に言い聞かせるように。
嵐×バンビ「親友、その後」 3/8
家に帰る途中、快晴だった空が一転した。
灰色に濁った空、もわっとわき上がるような雨の匂いと大粒の雫。雨宿りす
る余裕もなく、あっという間に二人ともずぶ濡れ状態で、とりあえず一番近い
不二山の家に避難することになった。
「待ってろ、すぐタオルもって来る」
「ご、ごめんね」
「ほら、ちゃんと拭け。風呂わいたらお前先入れよ。女は体冷やすのよくねえ
っていうしな」
「ええっ、悪いよ」
「風邪ひくよりいいだろ?俺の服貸すから、乾くまで我慢してろ」
「うん、ありがとう」
濡れて額に張りついた前髪を寄せながら、久しぶりに訪れた不二山の家を見
回す。初めて招かれたのは三年の初め。それ以降も何度か遊びに来たが、友達
で居たいと告げてからは一度も訪れることは無かった。
「ずるいな……」
湯船にぼんやりと浸かって、モヤモヤとした想いが渦巻いている。
友達で居て欲しいと言い出したのは自分で、その頃は初恋の幼馴染を想って
いて。不二山の気持ちには応えず、だが離れていくことも出来ずに親友という
形で縛り付けて。そのくせ、今になって親友という関係にじれったさを感じ始
めている。
「でも……そんなこと言えない、よね」
勢いよく湯船を上がって頭を振った。
嵐×バンビ「親友、その後」 4/8
窓の向こう、降りしきる雨は止む気配がない。
不二山が風呂に入っている間、美奈子はぶかぶかのTシャツ姿でぽつねんと
部屋の隅に座って待っている。
「変わってない、かな?」
少し布団の乱れたロフトベッドにカラーボックス、机の端のほうにちょんと
アルパカのぬいぐるみが置いてある。
「あ、これ飾ってくれてたんだ」
クリスマスパーティーのプレゼントに出したオレンジの毛並のアルパカ。
もさもさとした頭の毛がどことなく不二山に似ていて、ホントは買うはずだっ
たものから変えて選んだのを憶えている。
「可愛い、やっぱり似てるかも。嵐くんに」
ねぇ、と、手に取ったぬいぐるみと目を合わせて。元の場所に置こうとして、
うっかり足元の本の山につまづいてしまった。
「わっ」
斜めになって崩れた本、殆どが柔道の雑誌やスポーツ関連の専門誌。いずれ
も大切なものに違いない。
「ご、ごめんなさい」
アルパカを置いて、崩れた本を一冊一冊拾い上げて積み上げていく。机の
椅子の下に落ちた一冊を拾い上げた時、机の下の奥に派手な緑色のカラフルな
箱が転がっているのが見えた。
「あれ?」
手を伸ばして拾い上げたのは派手な緑色の紙箱。口は開いていて中を覗いて
見るとビニールに包まれた何かが詰まっている。
「あ」
まじまじと見て、箱の中身が思い当たってしまい、思わず投げ捨ててしまう。
これは、いわゆる。
「ご、ご、ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ」
部屋の主は居ないのに無意識に何度も頭を下げて、慌てて拾い直した箱を元
の机の下にそっと置いた。
あれは、いわゆる、コンドームと言う奴だ。
「えーと」
頭の整理がついてこない。
もちろん不二山も健康的な男子なのだからゴムの一つや二つ部屋にあっても
おかしくはない。しかも開封済みで覗いてみた様子からすると使用した形跡が
ある。
「そうだよね、嵐くんも……大学で……その」
美奈子が知る限り、はばたき高校時代で彼が自分より親しかった女子に覚え
はない。そうするとやはり大学でそういう関係の相手が出来たというのが自然
な発想になる。
「…………嵐くんが」
他の女の子と、そういうことをしたんだろうか。
おかしくはないし、それを咎め立てする権利は美奈子にはない。
けれど、モヤモヤする。
顔も知らない大学の誰かに、理不尽に嫉妬していた。
嵐×バンビ「親友、その後」 5/8
「なんだ、髪まだ乾いてねーじゃん」
白のタンクトップの下にジャージ姿で不二山が戻ってきたのはあれからすぐ。
「ほら、タオル貸せ」
美奈子の頭にタオルをかぶせると両手で掴むようにわしわしと頭を擦って。
「ありがとう、嵐くん」
「いいよ、体冷やすなよ?」
「うん……」
「どした?」
「え、ううん。なんでもないよ」
頭を拭く手を止めて、じっと見つめてくる。
「どしたの、嵐くん」
「お前、嘘下手だよな」
どきりとして顔を上げる。
「そ、そんなこと」
「すぐわかる。なんかあったのか?」
「なにも、ない」
知らない誰かにも、こんな風に頭を拭いたりしたのだろうか。
他の女の人と、会って、触れて、関係を持ったりしたのだろうか。
身勝手な嫉妬とわかっていても、目を合わせることが出来ない。
あの時。
目の前で自分ではない相手と居るところを目撃した時の不二山は、今の自分
と同じような気持ちだったのだろうか。
「美奈子」
両肩を捕まれて、真っ直ぐな目が向き合う。
「嵐くん……好きな人、できたの?」
「は?」
突然の思いもしない言葉にあっけに取られたように目を瞬かせて。
「何の話だよ」
「あ、ちが、そうじゃなくて。大学で恋人、出来たのかなって」
「いねぇよ、そんなの」
「だって!」
ついさっき見た光景、開封されたカラフルな箱。
「話してよ……あの、役に立たないかもしれないけど、私で、よかったら相談
のる、から」
言葉にしてようやくわかった、自分が不二山に対してどれほど辛い想いをさ
せたか。その後も何度となく相談にのってもらっていた時もどんな思いをして
いたか。高校時代、言葉の端々から感じていた気持ちが今更のように胸に痛い。
気まずい沈黙の中、大きな手が頭を掴むようにくしゃくしゃと撫でる。
「あのな、落ち着けよ。それに泣くな。お前いきなり過ぎ」
「ごめんなさい」
撫でられるたびに、頭の中でぐちゃぐちゃになっていたことが解けていく。
「ごめんなさい。私、ずるい」
「何で?」
「今まですごく嵐くんに甘えてて。相談にのってもらって、一緒に居てくれて。
なのに彼女が出来たかもって勝手に疑って、泣いて」
涙が頬を伝って落ちる。
「ずるいんだよ、私」
頭に手をのせたまま、黙って言葉を待っている。真っ直ぐで真剣で見つめら
れるだけで安心してしまいそうな強い目。
「私、今更。今になって、やっと気づいて……もう、遅いのに」
手を伸ばして、タンクトップの裾を掴む。
「嵐くんのこと……好きだ、って」
嵐×バンビ「親友、その後」 6/8
見あげた先の瞳が大きく見開かれた。
「ごめんなさい」
視線に耐え切れずうつむいて顔を覆う、溢れた涙が指を伝って落ちた。
突然こんなことを言い出して、泣いて、また困らせるのが悔しくて。
でも止まってくれない。
「なあ、美奈子。なに勘違いしてんだかわかんねーけど」
両肩に置かれる手、そのまま引寄せられる。
「あ」
抱きしめられた腕の中、背中に回された手がぎゅっと力が篭り、もう片方の
手がそっと髪を撫でる。
「俺さ、待ってるつもりだった」
「え?」
「ゆっくりでいいって言ったろ? 立ち上がるの」
卒業式の日。
実らなかった初恋に涙も出てこなかったあの時。無理矢理に笑おうとするの
を見抜いて、今日くらいは弱がれと、慰めてくれた言葉。
「だから、お前が立ち上がるまで。あいつのこと忘れるまで待つつもりだった」
「嵐くん……」
何度も髪を撫でる手が優しくて、そのまま呆けてしまいそうになる。
「お前、俺に甘えてるって言ってたけど。俺だって計算してた」
「どう、いうこと?」
「こうやって俺に甘えてれば、他の奴に甘える必要なくなるだろ」
耳の近くに感じる声、こめかみに寄せられた唇の感触。
「そんで、このまま俺から抜け出せなくなればいいって」
僅かに緩んだ腕、頬に触れた手が涙の跡を拭ってゆっくりと顔を上向ける。
「お前をさ、もう誰にも渡したくなかったから」
ぞくりと、背中が震えた。真っ直ぐに取られた視線から目が離せない。
「嵐くん……」
「好きだ」
真っ直ぐに告げられる想いに、思わず反射的に目を閉じた。
熱い吐息を感じた一瞬後、唇を塞がれた。
体を抱きしめるがっしりした両腕。少年らしさの残っていた高校の頃よりも
もっと逞しくなってる気がする。遠慮がちに手を伸ばしてがっしりとした背に
腕を回して、その体ももう少年ではなく鍛え上げられた男の体なのだというの
が伝わってくる。
触れた唇が熱い。
一度離れて、またゆっくりとついばむようにもう一度。
「ん……」
何度も繰り返す口づけ、唇を甘噛みし、ゆっくりと舌が唇をなぞっていく。
薄く開いた唇から滑り込んだ熱い舌が遠慮がちに迎えた舌を絡めとり、軽く吸
い上げ、更に撫で上げる。
「……ふ、あ」
息苦しさに口を開けるのを狙いすましたように、唇を舐めた舌が尚も侵入し
てくる。背中をなで上げる手と髪を梳いて頭を撫でる手の動きが段々と激しく
動き始めた。
「美奈子」
荒い息遣いのまま、真剣な声に思わずびくりと体が跳ねた。
「いいか?」
答えの代わりに、首筋に顔を埋めて小さく頷いた。
嵐×バンビ「親友、その後」 7/8
借り物のTシャツが捲られ、下着もつけていない胸があらわになる。むしゃ
ぶりつくように顔をうずめて吸い上げる。
「……あっ」
反対の手が胸の頂をつまむように撫で上げて、もう片方を舌が転がす。
「んっ……あ……」
「固くなってる。なぁ、感じてるのか?」
「やっ……」
よじった腰を片手で抱き寄せ、滑るように動く指先と尖らせた舌が肌を這う。
身体が触れ合う感触、肌にあたる荒い息遣いに体が震える。
「……ん、あっ」
容赦なく胸を攻めながら、閉じた膝の間に体を滑り込ませ、反射的に閉じよ
うとする足を開かせる。
「綺麗だ、お前の体。柔らかくてすべすべしてて、いつも触りてぇって思ってた」
「……っ」
「いいよ、もっと声出せよ」
喋りながらも、美奈子を攻める動きは止まらない。
舌が首筋をなぞり、背中に指を滑らせて、胸を揉む手が何度も動く。
「……あらし……くん」
脱がされたシャツが落ちる、体を辿る指先が足の間を滑り降りてくるのを感
じて一瞬体を震わせた美奈子をまた包むように抱き寄せる。
「優しくする、怖がるな」
「……うん」
下着の隙間から侵入した指先が触れる。
「んっ」
「濡れてる」
「やだっ……」
「痛かったら言えよ」
滑り込むように奥へと指が伸びて、太い指先が探るように内側をゆっくりと
擦り始める。
嵐×バンビ「親友、その後」 8/8
胸元に感じる荒い息遣いと、くちゅくちゅと湿った音が部屋に響く。
「あっ……やっ……んっ」
腰に回された腕で固定され、絶え間なく与えられる刺激に体を震わせる。
ふと、頭を振って仰け反った視線の先。
派手な緑色の箱。
「…………っ」
びくりと、体を強張らせたのを感じ取って不二山が顔を上げる。
「どうした? 痛かったか?」
「ちがっ、そんなんじゃ……」
「また嘘だ。俺じゃダメか?」
「ちがっ……」
視線を追って顔が動く、その先には。
「これ?」
箱を手にとって。
「……ごめんなさい、その……」
「ああ、これ、か」
手に取った箱を見て、少し感慨深げに笑う。
「これ、気になってたんか」
「……う」
思わず首を竦めて
くしゃっと髪を撫でて。
「お前を初めて家呼んだ日、覚えてるか?」
「え?うん」
「これ、その前の日に買った奴」
「え?」
顔を上げた美奈子の体を引寄せる。
「前の日にコンビニで買って、いざって時にヘマしねーようにつける練習とか
して、結局なんもなかったけど」
「……あ」
真っ赤になる。二重の意味で。
「ご、ごめんなさいっ!私っ」
「いいよ、謝んなくて」
顔を覆おうとした腕を掴んで。
「なあ、俺。もう待たなくていいよな?」
「……うん」
「あん時から、ずっと。お前としたかった」
寝かされたロフトベッドの上。白い天井と、覆いかぶさる日焼けした体。
触れ合った肌がじっとりと汗ばんで、熱い吐息がすぐ側で感じられる。
「いくぞ」
指を絡めて握り締めた手に力が篭る。試合の時に見せる時のような真剣な顔。
耳に掛かる荒い息と同時に、滾った熱が突き上げる。
「ん……あっ」
圧迫感に体をよじらせ、指を絡めた手をきつく握り返して。
涙の滲んだ目尻に唇をよせて、首筋に口付けを繰り返しながら、奥まで押し
入ってくる。
「……あらし……くん、あら……し……くん」
うわ言のように名前呼ぶ声に答えるように、耳元に顔を寄せた。
「やっと……」
「ん……」
「抱けた」
そのつぶやきの答えを待たずに、熱に浮かされたように激しく動き始める。
あの頃から、ずっと。
激しく突き上げられながら、触れ合う体越しに伝わってくる想い。
首に腕を回して、しがみつく。
「大好き、嵐くん」
END
エロ書いたの初めてだったんで、だらだら長くてすみません。
後半の語り部分がスカスカになってしまった……難しいです。
GJ!台詞がいちいち嵐さんらしくてよかった!
親友のせつなさも残酷さもいい!
ありがとうありがとうGJ!終わり方が好きだ!!
不動如山な嵐△っす
ロフトに2人の耐荷重なんて無粋な事考えたりしないバンビ羽のように軽い!
>>765 GJGJGJ!親友モードの切なさに床がピッカピカ!
緑色の箱に対するバンビの不安と事実もすげー良かった
一体大でのひそひそ話と嵐さんのメニューチョイスとしりとりに萌えたよ
実はキャラの部屋に行ったとき嵐さんだけ「これは…」って思ったんだよね
咄嗟に思い浮かんだのがこのスレのことだったなんて言えるわけないよね
>>756 GJ!とても読みやすかったです
なんか胸がキュンキュンして幸せだぁ
>>765 GJ!
でもそういう愚痴めいた反省は書かない方がいいよ
専用の愚痴スレ作ったほうがいいと思いますよ。
これ以上この板全体に迷惑かける前に。
某スレと某スレでは非常に迷惑がられています。
>>765 GJ!良かったです!!
嵐さんらしさがまみれてたし、ゴムの真実もニヤけてしまった
嵐さんパネェ
>>771 だからそんなクソスレは要らない
愚痴は専用スレに捨て置けばいい。愚痴にレスは要らない。気にすんな
どうせスレを分散させて勢いを無くして最終的にこのスレを過疎させたいんだろ
何が専用の愚痴スレだよ
嵐萌たよgj!
次も期待してます
文句があるなら場外乱闘スレにいらっしゃい!
このスレへの意見なんだし、このスレに書き込んでなにが悪いの?
アンチスレでもないんだから、あまりキャラsageした内容だったら叩かれるのも当然だと思う
叩かれる程のキャラsageなんて今まであったか?w
スルー出来ない輩が些細な事に固執し杉なだけだと思うんだけど
ぼっちゃまsageて兄弟ageネタならあったよね
あったっけか…つか大抵のsage表現には注意書きあるよね
設楽好きだけどいい加減ウザイ
あ、agesage口うるさいレスがうるさいって意味ね念の為
注意書きがあるのに文句つけるやつが粘着でFA
粘着厨はスルーで
職人は理不尽に咎められて堪えることも多々あると思うけど、それでも自分はGJし続けるよ!
だから投下待ってます
>>731目が滑るー
前のいくつかも目が滑るよー!
なんでサイト作らないの?この駄文集めて作れば?
ベッドでも魅了するとか気絶させるとか書かれてるし全然sageじゃないと思うんだが
シタラーズが何でこんなにナニの描写にこだわるのかさっぱりわからん
× シタラーズ
○ 何が何でも荒らしたい人
って思いたいわ…
>>784 中二病?レス痛すぎキモい…
一日中貼りついてるでしょう。
あまりにも自己紹介乙
さてIDあぼんして職人さん待つか
agesage言ってる奴、設楽の事ばっかじゃん
読まなきゃ良いって思うけどな普通に…
こんな状況で待ってますとか過酷すぎるだろ
とにかくこのスレは酷すぎる
夏休みも終わりだぞぉ!
宿題は終わらせたかぁ!?
まあ気長に待とうよ
夏の終わりはすぐそこ
どうしてもGJしたい職人さんがいるけど
規制されてる間にスレが伸びまくり
亀レスすると職人の自演と言われそうで出来ないお…
だからアンカー無しでGJするお!
凄くキャラを掴んでたからまた書いて欲しい
>>795 保管庫に入ってるなら、そっちの掲示板に書いてみたら?
その職人さんが見てくれるかはわからないけど、喜ぶと思うよ
現状考えると保管庫のみチェックする人多そうだからその方が良いかもね
吐き出し系に追い出された今ここで愚痴吐くしかないじゃん
このスレも愚痴を吐く場所じゃないのに何いってんの?
愚痴を吐きたくなるなら、このスレ自体見なければいいよ
吐き出し系に追い出されたって、何書いたんだろう…。
>>799 全力で同意します。
愚痴られたくてSS投下する職人さんは一人もいないと思うし。
ぼっちゃま×バンビが読みたい
他の女とのなんかうっかり目にしてずっと気分悪い
>>802までいくと、さすがにシタラーズを装って
ぼっちゃんファンsageしたいとしか思えない
どう見ても設楽sageしてる荒らしでしょ
設楽SS投下してくれる職人さんも肩身狭いだろうねこんな風に叩かれたら
あと他スレで浮いたレス続けて顰蹙買ってる方もさすがに自重して欲しい
エロパロ板はここしか覗かないけど
そんなに他スレでういてんのか・・
以前はもっといい雰囲気だったのになんか残念
agesageでうるさかったのは真性設楽ファンっぽいが
>>802は流石に荒らしっぽいな…
ミズキチとの絡みは設楽ファン喜びそうだし
荒らすつもりはないから黙ってたけど、ゴメンこれだけは言わせて
>>806 その決め付けにはさすがに反論したい
GS3から入ってぼっちゃま×バンビが好きな自分としては
1の人気キャラかなんか知らんけど、バンビ以外の他の女との絡みはいい気分しない
ぼっちゃまファンならこのカプ好きだよね、みたいな言い方は心外
わりとどうでもいい
テンプレを読めばそんな書き込みはできないはず
いや、だから作品はスルーしてたよ
でも
>>806みたいに言われるのは心外って事
これだけは言わせてって荒らすんだ
自分の萎えは他人の萌え、その逆もある
荒らしコメは無視して何事もなかったように職人さんどうぞっていう人多いけど
書いたあとに必ずネチネチ言う人が出てくるスレで投下しろって無理じゃない
>>811 とりあえず落ち着け
そんな流れはだいぶ前からお約束だったのに今更
今はひたすらスルーして粘着やら荒らしやらが飽くのを待つしかないと思うよ
>>811 だから、自分の萌は他人の萎えなのに「ミズキチ?とぼっちゃまは皆好きだよね」
みたいに押し付けようとした
>>806に反論しただけなんだけど?
他の女とちょっと関連があったからって「皆好き!」って決め付けるのはどうかと思う
イルカニーナで昔の女とか、tmtmで日比谷の妹とか書かれて
スルーしてたのにこの3人が好きならこのカプも好きで当然だよね!みたいに言われたら
やっぱり反論したくなると思うんだけど
>>811もとりあえず黙っとけw
>投下しろって無理じゃない
ハードル上げるなよw
前の発言もネガティブなこと言ってるし
本当はSS投下して欲しくないのか?
なんという疑心暗鬼スレw
注意書きもあるし嫌なら最初から読まなければいいだけの話
ただ個人的な感情としては言いたくなる気持ちはわからないでもない
○○ファンなら脇カプでも某女キャラ絡みは好きで当然
って言い方は反論も出るだろうな
こうやって言い合ってる人同士が実は解禁前雑談で仲良くしてたなんて、すっごく萌える
キャラagesageでこだわってるのも目障りだけどファンagesageと決めつけもいい加減やめて欲しい
なんかよくわからない争いになってるし、特定の層排除みたいな雰囲気はスレ的に好ましくない
人の考え方なんか千差万別だからどうでもいい
でもこの流れでぼっちゃまSSを投下する職人さんが去ったかもしれないと思うと勿体無い
他所でわめいてるのは1、2人の真性だと
気配りの低そうな書き込みしてる人は
おねにいさまに連れて行かれて、レディーらしさを叩き込んでもらって来い
…おねにいさま大好きです(ネタ的に)
おねにいさまか…。胸毛が気になって仕方ない。
流れ豚切り投下。琥一×美奈子
タイトル「お前が姫なら俺は…」
・バンビ→美奈子
・主にトラ兄視点(一部美奈子視点)
・数行だけ登場:カレン・大迫先生・葉月王子(抱きしめT)/名前のみ登場:ルカ・ミヨ・氷室先生
・恋人同士の設定です。舞台は3年文化祭前後。子供っぽいロマンチスト劣等感持ちトラ兄のお話(若干キャラ崩壊の恐れあり)。
・全体的に模造・少し重い・時間軸ズレあります。長いです。ご注意下さい。
秋の空気が混じり、何となく夏休みボケが抜け切っていない層と
受験期真っ只中でがむしゃらに勉学に走る層とが分かれる3年2学期の始まり。
3年文化祭の学園演劇の演目が発表された。
『ロミオとジュリエット』
うへぇ。琥一は顔をしかめた。
よりによって悲劇の恋愛物かよ。趣味わりーな。
決めたの誰だ。主任の氷室か?現国の大迫か?もしくは世界史の奴か…。
もうちょっと時代劇の忠臣蔵とか、芥川とかシブい演目にはならなかったのか。
あれか。PTAを意識した女趣味か。
ま、グリム童話よりはマシかもしれねーが…。
「出演者は自薦・他薦問わず投票で選ぶから、2週間後までに各自決めておくように」
担任教師がそう結ぶと、下校前のホームルームはお開きになった。
何で推薦投票なんだよ…。やりたい奴に立候補させりゃいいだろ、メンドクセーな。
学校行事はこれだから嫌になる。何かと回りくどいんだよな。
琥一は悪態をついた。自分が選ばれる確立が1%だったとしても、その可能性をゼロにしたかった。
ま、俺にゃ関係ねぇ。担任も俺がフケる方向だってのは分かってるハズだ。
せいぜい抜けても問題のない裏方か、前日の力仕事をやらされる位だろ。
ルカはノリがいいから安請け合いして何か演る羽目になんだろーが、
そんときゃ逃げ回る奴をとっ捕まえればいい。
少なくとも俺には『王子』だろうが『姫』だろうが関係ねぇ。
そうやって、琥一は自分の王子願望をばっさり切り捨てた。
…が、雑に捨てたそれを、すぐまた拾う羽目になる。
『姫』
その単語で頭の中にある顔が思い浮かんだ。
付き合い始めたばかりの恋人の顔。
そうだ…あいつが姫役になる可能性だってあるだろ…。
そしたら、俺に…本当に関係ねぇって言えるのか?
言えねぇだろ…。
あいつが姫なら俺は…。
その時、琥一に心の中で『あいつ』と呼ばれた美奈子は、隣のクラスにいた。
ホームルームの終わりを待ちきれず、シャーペンをぶらぶらと振っていた。
同じく黒板には『ロミオとジュリエット』の文字。
美奈子はそんな数ヵ月後の文化祭のことよりも、今のことが気になっていた。
琥一のクラスがいち早くホームルームを終えて下校している。廊下から楽しそうな話し声がする。
先生お願い。早く終わらせて。待ってるハズだから。早く早く。
大迫先生がシェイクスピアについて軽く解説した後、
「自薦もまた青春だぞ!」と暑苦しく叫んでようやく解散となった。
帰り支度は済んでいる。急いで廊下に出ようとしたところで、
友人のカレンが美奈子を呼んで軽く肩を叩いた。
「バーンビっ!帰ろっ」
「それが…今日から無理なんだ…」
いつもなら「うん!」と元気な返事を返すところが、
美奈子は歯切れ悪そうにして廊下の先に視線をずらした。
視線の先には、退屈そうに鞄を揺らしながら佇む琥一。
「琥一くん…!?」カレンは目を丸くした。サボり癖がある琥一は、
部活動もせずに、いつも後姿で足早に去ってゆくイメージが定着している。
わざわざ人の多い廊下で女の子を待つようなタイプには見えなかった。
その琥一が美奈子を待って、ロッカーに寄りかかってゆらゆら鞄を揺らしている。
「ゴメン、カレン。今度ゆっくり話すから。ね?」と、
両手を合わせるポーズを取りながら、美奈子は琥一の元へ走っていった。
カレンはニヤッとわざとらしく笑って「いいって、また今度」とひらひら手をふった。
次にミヨに声をかけたらしい。美奈子の後ろで、
「ミヨ、バンビは琥一くんと帰るって」というカレンの台詞が小さく聞こえた。
もうバレてるかも。今度2人にはちゃんと報告しないと…。
美奈子と琥一は付き合っている。
付き合っていることを隠したいわけじゃないが、敢えて公言もしなかった。
噂が広まって琥一に必要以上の迷惑をかけたくないし、
噂の標的にされるのも恥ずかしい。
そして万が一、琥一の口から照れ隠しでも
「彼女なんかじゃねぇよ。ただの友達だ」などと言われたら立ち直れる気がしなかった。
付き合うきっかけを積極的に作ったのは美奈子だった。故に美奈子はある悩みを抱えていたのだ。
コウくんは、本当に私のこと好きなのか。
優しいから私に合わせてくれているだけなんじゃないか。
ぐるぐるぐる。既に恋人関係にも関わらず、そんな考えが頭を巡る。全て美奈子の杞憂だ。
美奈子を『姫』のイメージに見立ててしまう位に、彼はのぼせているのだから。
「コウくん、お待たせ。帰ろっ」
「おう」
美奈子を見ると、退屈で不機嫌そうだった琥一の顔が一瞬にこりと緩んだ。
琥一は、こうやって意識せずに自然と笑うときがある。
その一瞬はとても素直な顔をするので、美奈子は特に気に入っていた。
この下校の約束は、卒業に出席日数の足りない琥一が
2学期の5・6時限目をサボらないようにするため美奈子が練った策だった。
しかし、一方で私はこの素直な笑顔見たさに誘っているのかもと、美奈子は思っていた。
付き合うきっかけになったのは残暑の8月。
気持ちを確かめるべく、用意周到に1泊のアリバイまで作って家に遊びに行った美奈子が、
長年の恋心を秘めていた琥一に、そのまま食べられてしまったのだ。
その後、美奈子の誕生日が近いこともあって、七宝焼きの指輪と一緒に改めて告白されてOKし、
これじゃあ順序が逆だと二人で照れて笑った。
教師に注意されないように、クラスメイトに必要以上にひやかされないようにと、
授業中はボールチェーンに通してシャツの胸元にしまってあるその指輪。
そして、恥ずかしいからという理由で美奈子が友達にも話さずにいる恋人関係が、
琥一は少し不満だった。
わざわざ人の目に付くように廊下で待ったのもそういう理由で。
琥一は、自分から見せびらかすのが好きな性格ではないが、
かといってようやく成就した恋をひた隠しにされるのは辛かった。
『俺のもんに手ぇ出すな』
その言葉代わりの指輪だったが、彼女はそれすら隠すのだ。
心配症が輪をかけて増幅している。
もしもお前が姫なら、俺は何だ?
門番か?
SPか?
話し相手か?
そうじゃねぇだろ…。
琥一もまた、美奈子以上にぐるぐると悩みを巡らせている。
美奈子を『姫』にイメージすることで、不釣合いな自分に劣等感を抱いていた。
今はまだいい、幼馴染で同級生。だが卒業したらどうなる。
俺の目の届かないところに行っちまうだろう。
繋ぎとめるだけの力が俺にはあるか?
ようやく成就した片想い。心躍る毎日の一方で
一度手に入れた恋人を無くすことが怖くて琥一は怯えていた。
「…お前、俺と帰ってていいのか。選抜クラスの授業これからだろ?」
「うん。いいの、選抜入らなかったから」
選抜クラス。一流大学志望者向けの特別講習の俗称。
主任の氷室先生を中心に夏休みから本格的に始動しているカリキュラムだ。
毎年何名かの合格者を出す実績もあって、利用する者は少なくない。
美奈子は成績から「学部さえ選ばなければ一流大学の圏内」だと言われていたので、
琥一は当然美奈子が選抜クラスに入ると思っていた。
「…まさかとは思うが…俺のせい、じゃねぇよな…?」
「まさかぁ。違うよ」
「二流大の推薦枠が取れるから、そっち行こうかと思って」
「学部は?」
「英米文学」
「ほぉー」
「文学部だけど文化論も学べるし、短期留学制度もあるから、海外に行けるかなと思って」
「そりゃスゲェな。いいんじゃねぇか?」
海外…?こりゃまた大きく出やがったな。
美奈子はいささか夢見がちだが、それでもまっすぐ前を見ている。
『ロミオとジュリエット』外国文学という言葉から、琥一の頭にまたその演目が浮かんだ。
一方の自分はどうだ。姫に見合うだけの男か…?
自分の進路に話が及ぶことを危惧して、琥一は話を逸らした。
惰性で過ぎてゆく自分の現状が後ろめたく思えた。
「外国文学といやぁ、な、文化祭あれだな」
「ロミジュリ?」
「おう。2週間後、投票だってな…立候補にすりゃ話早いのに」
「コウくん、選ばれたりして」
「…ふざけんな。俺はねーだろ。お前がジュリエットならともかく…」
「私?ないよー」
お前はわかってない。ふわりと漂う劣等感。
「もしよ…本当にお前が選ばれたら…」
辞退してほしい。琥一は安易にそう思った。自分が王子に選ばれることはないのだから。
「えー。ないと思うけど、もし選ばれたらやってみたいな。3年のいい思い出になりそう!」
そんな琥一の想いに反して、美奈子は乗り気だ。琥一は肩を落とした。
美奈子は物怖じしないでいい声が出せる。人望もそこそこ。抜擢されてもおかしくはない。
進路だって学校推薦だからスケジュール的にも問題ねぇ。教師も安心して推すだろう。
「…だな。俺は裏から見てるから」
「えー?コウくん出ないの?」
「俺は選ばれねーだろ。ガラじゃねぇ。ロミオなんかやんねーよ」
「ふーん…」
お前が『姫』なら、俺はきっと『裏方』
ぴったりの比喩じゃねぇか。文字通りそういうことなんだろ。
現状では…な。
情けねぇ。
次の日曜日。沈んだ琥一は更に打ちのめされることになる。
久しぶりのデート。この所は美奈子の進路を案じてなかなか気軽に誘えなかった。
ようやく学校推薦を取れると聞いて、前祝いで旨い物でも食べようと琥一は浮かれていた。
待ち合わせ場所に待っていたのは…
美奈子の胸にプリントされた葉月桂。
「抱 き し め T」だ。
琥一は崩れ落ちた。もちろん崩れ落ちたのは内面だけで、外見上は少し驚いただけだったが。
葉月桂の流れる髪、透き通る肌、輝く瞳。「王子」という呼び名に相応しい姿が美奈子の胸で踊る。
勿論外見だけでなく内面も優秀な『はば学の伝説の王子』。琥一とは程遠い。
否応なしに刺激されてしまう、琥一の劣等感と王子コンプレックス。
そして付随する自己嫌悪。
お前の理想が、葉月桂のような王子様なんだとしたら、俺には到底近づけない。
二人で会う日…だろ?よりによって何でそれを着てくんだよ…。
葉月にそんなに抱きしめられてぇか…?
それとも一緒になって葉月珪を愛でろとでも?
わからねぇ。本気でわからねぇ。
デート中に落胆の色を隠せない琥一は、美奈子が何を言っても上の空だった。
やる気のない普段の反応とも違う。どこか元気がなく、肉もいつもの半分しか食べない。
(野菜は元々あまり食べない)そんな琥一を見て美奈子は体調(+食生活)の面で少し心配になった。
帰り道、WestBeachに近い海岸沿いで美奈子は思い切って聞いてみた。
「ねぇ、不機嫌の原因って…コレ?」
美奈子がTシャツを引っ張ってみせた。伸びる葉月。
「これ見てから、コウくんずっと無口でしょ」
「…。」図星だ。分かってるなら、何でそれ着て来たんだよ。
「…まさか…葉月さん…嫌いとか?」
「…そうじゃねーよ」
「言ってくんなきゃ分かんないのは、私だって同じだよ…?」
「…」悲しそうな目すんな。俺が悪いんだから。
「…その、葉月に妬いてんだよ。やめてくんねぇか…そのTシャツ着んの…」
とうとう言っちまった。
あーあ。服一枚で拗ねてガキっぽいと思われんだろーな。
美奈子は、少し目を丸くしてから、意を決したように「うん」と小さく呟いた。
「コウくん、ちょっとそっち向いてて」
「ん?」
美奈子は琥一の目の前でTシャツを脱ぎ始めた。
「ちょ、待てお前…!コラ…!何もここで脱がなくても…おいっ…!」
「いいの。下にキャミ着てるから大丈夫♪」
「そういう問題じゃねぇっ…」
お前は動物か!?ガキか!?こんなところで脱ぎ着すんな!
彼氏として一言注意しなければと琥一が息を吸い込んだのも束の間、
「ねぇ、海歩こっ」
照れ隠しなのか、そのまま美奈子は強引に琥一の手を取って、海に向かって走り出してしまった。
サンダルを脱いで波打ち際に入る。
「きれーい」
夕日が海岸線に差し掛かり、海全体を滑らかなオレンジ色に照らしている。
俺と美奈子に打ち寄せる波まですっかり色づいている。
こうして二人で出かけた帰り道、よく海岸線の夕日を眺める。
オレンジの柔らかな光に彩られた美奈子の顔を見るのが、俺はたまらなく好きだ。
「仲直り、ね?」
美奈子が手をぎゅっと握ってきた。光を映す大きな瞳がにこっと笑う。
合わせて俺も表情を緩めた。
「…おう」
布切れに一方的に嫉妬した俺。フォローするお前。これじゃむしろ俺がガキみてーだ。
王子どころか図体だけがデカイ子供。ますます自分が嫌になる。
美奈子は、そんな俺の情けない顔を見て「えへへ」と笑いながら、
嬉しそうに握った手をぶんぶんと大きく振り回した。
揺れるキャミソールの隙間から胸が見えそうでドキドキする。
「ひゃっ」
あまりにも大きく腕を振り回しすぎて、勢いあまって前に倒れそうになる始末。
俺は慌てて美奈子を後ろから抱きとめた。飛沫が服に影を付ける。
「おい…大丈夫か?」
「あ…びっくりした…」
「それはこっちの台詞だ。馬鹿。力入れすぎなんだよ…」
「へへ…ゴメン。もう大丈夫だよ。離して」
「…」
「コウくん…?」
離したくない。
後ろからぎゅっと抱きしめて、美奈子の肩に顔を乗せる。
柔らかい感触と、とくん…とくんと脈打つ心臓の音が手に伝わった。
さっきからずっと抱きしめたかった。
お前を抱きしめるのは奴じゃねぇ。俺の役目だろ?
「美奈子…」
でも、実のところはわからない。
俺でいいのか?そうじゃないなら言ってくれ。葉月桂みたいな王子様がいいって。
琥一は声を震わせた。
「…こんな事、俺が言うのは可笑しいかもしれねぇけどよ…。
その…『お前の王子』は…俺じゃねぇのかよ?」
王子様…?
温かい腕とオレンジの光。打ち寄せる波。軽やかに流れる砂。
琥一には似合わない言葉が出てきたことに驚いて
美奈子の頭の中を「王子」という単語がぐるぐると回った。
どうして琥一がTシャツに怒ったのか。
どうして琥一がロミオに悪態をつくのか。
その一言でようやく美奈子は理解した。
「……」
「…コウくんが王子様…がいいの?」
「悪いかよ…」
おい。
この角度からは顔が見えないが、笑ってるんだろ。美奈子の肩が震えている。
そうだ。笑え。馬鹿げた王子コンプレックス。
一生なれないお前の理想の王子様。
それでも信じていたいんだ。
お前が王冠を頭に乗せる相手は「俺」だ、と。
「…俺にとっての『姫様』はお前だ。『王子様』は必然的に俺だろーが」
どうしようもねぇ。
あー。今日はきっと厄日だ。
好きな女の前で、こんなどうしようもない台詞を言っちまうなんて。
『王子様とお姫様は一生幸せに暮らしました』
そんな、ガキの頃に見たありがちなアニメ映画に毒されてんだ。
「ヒーローになりたい」と高校生になっても言ってるルカを馬鹿にしたが
俺だって何ら変わらねぇ。
下らない子供騙しの台詞にすがってでも信じてたいんだ。
この先、お前とずっと一緒にいられるように。
俺はきっと王子じゃねぇ。分かってる。
それでも、傍にいてくれ。
美奈子は腕の中で微笑んだ。嬉しくて仕方なかったのだ。
あぁ、この人は本当に好きでいてくれるんだ。
心配しなくていいんだ、と。
「お前の王子」という子供っぽい台詞が、
かえって打算のない琥一の本心のような気がして美奈子を安心させた。
「ふふ…やっぱロマンチストだね」
「…うるせーよ」
「好き」
好き以外の台詞で何て言ったら伝わるかな。
「コウくんの手…暖かいね」
自分の体を抱きしめている琥一の腕の上に手を重ねる。
この手が好き。他の手じゃ嫌。
バイクの揮発油が染み込んでて、家事で手荒れしてるこの手がいいの。
良いところも悪いところもバリバリ噛み砕いて飲み干して、まるごと好きでいたい。
そんな盲目的な愛情を、コウくんは多分信じてない。
サクラソウの奇跡を信じてる癖に。教会の伝説だって信じてる癖に。
どこかで諦めてる。
本当に好きだよって、どう言ったら伝わるんだろう…。
言葉で上手く伝えられるかな。
いっそコウくんも私も動物だったらいいのにって思う。
一つの愛情表現で全て伝わるのに。
「手、緩めて」
腕の中で向きを変えて、コウくんのシャツの襟元に顔を寄せた。
背中に腕を回してぎゅっと力を込めると、どくんどくんとコウくんの心臓の鼓動が聞こえる。
こうやって抱きしめたら伝わるかな。
「心臓の音…はやいね」
コウくんの首に手を回して、背伸びをする。
「顔、届かないかも…」そう言ったら、私に合わせて少しかがんでくれた。
首筋。ほっぺた。唇の近くにキス。そして唇。
あと何回キスしたら、伝わるのかな。言葉よりも、もっと。
「ねぇ…コウくん家連れてって…そういう気分」
こんな誘い文句、ドラマか小説の中でしか聞いたことない。
自分の口からこんな台詞がするっと出てくるなんて思わなかった。
夕日のせいかもしれない。
「…上等」あ、コウくん一瞬笑った。
WestBeach。急いで連れて来た俺の部屋。
すぐ傍の海岸でよかった。遠くだったら我慢できなかった。
キャミソールは危険だ。女が外で着る服じゃねぇ。
おまけにあの台詞。あいつから誘うなんてどうかしてる。
美奈子は自宅と花椿にこっそり電話をかけ、今夜の口実を作った。
ルカはバイト仲間とカラオケに行ってる。「多分オールになる」とメールがあった。
どうせなら明日の昼まで帰ってくんな。
「お姫様だっこして寝かせて」
「はぁ?」
「ねぇ王子様になりたいんでしょ?」
「…ったく……ん、つかまれ」
そのまま美奈子を両腕で持ち上げ、そっとソファベットに寝かせる。
仰向けになった美奈子はとても嬉しそうにふふふと笑った。
本当にこんなのがいいんだな。俺にはわかんねーが、嬉しそうだからいいか。
シャツを脱いでソファベットに圧し掛かる。
ピクリと少しだけ美奈子の体が緊張した。
「そう怖がるなって。いきなり襲い掛かってるわけじゃねぇんだから…」
「でも…」
「まだ怖いか?」
「…うん」
ちゅ。軽く唇に触れる。
「ん…」自然と深くなっていって、そのまま噛み付くようなキスに変わる。
「はっ…んふ…」
この声。この感触。俺が好きなお前の味。
「あ…やっ…コウくん…怖い…」
「怖くねぇって…」
「ん…んっ」
しばらく口内を貪った後で、首筋にずらして唇を付ける。
軽く舐めると美奈子が「あ…」と小さく喘いだ。首筋から鎖骨の当たり。肩。腕の付け根。
同時に腰のくびれから胸のラインに沿ってゆっくりと手を這わす。
恐怖と緊張を取り去るために、手の感覚を美奈子の体に馴染ませる。
「いや…手、熱い」
軽く静止しようとした美奈子の手をそっとはらって、キャミソールを捲り上げる。
ブラカップもあげると、白い胸がこぼれた。両手ですくい上げるように揉みこむ。柔らかい。
「コウ…くん…あっ」胸に口をつけて大きくかぶりつく。歯で揉み込んで吸い付く。
軽く歯を立てて舌で先端を舐め回すと、美奈子が小さな声をあげた。
昔、誰かが女の体が食べ物みたいだと言った。本当にそうだと思う。柔らかくて食べ応えがある。
そのまま服を脱がせて、匂いを満遍なく味わうように体中を手でさすって舌を這わせた。
刺激する度に聞こえる美奈子の声が小さくて可愛くて。その声聞きたさに軽く歯を立ててみる。
跡が残るほどじゃないが、周辺の肌がうっすらピンクに染まる。
本当に美味しそうな体。吐息が嬉しくてまたキスをする。
「やっ…あ…」
やっぱり、怖い。体が震える。
コウくんの目。この眼だ。スイッチ入ると別人みたい。
「人」というより「動物」に近いかも。
荒い呼吸。力強い腕。圧迫する体。
体中舐める舌とか、さする手は驚くほど熱くて思わず呼吸が乱れる。
「コウくん…私、熱っぽいよ」
「…俺もだ。大丈夫。心配すんな…」
「んっ…」
キスもまだ慣れない。顔が近づいて来る度に緊張する。
にゅるりとした舌の動きがいやらしくて、口の中を別の生き物が探り回ってるみたい。
次第に息苦しくなる。とても優しいコウくんの舌とは思えない。
「はっ…んっ…ん」
でも、これが動物にとっての最大の愛情表現なんだとしたら。
私だって「好き」って返したほうがいいのかな…。
ちゅるり。苦しいけど、ほんの少しだけ舌を伸ばしてみた。
「!」
あ、少し驚いてる。舌の動きが止まった。
にゅる。コウくんの舌と絡ませてみる。変な感触。生ぬるい。
「…ん…ふ…」
コウくんも舌をこっちの動きに応じて絡めてくれた。
にゅるっと柔らかくて、ザラザラした舌の感触を吐息と一緒に擦り合っていく。
何だか恥ずかしくて、とってもいやらしい。また少し体温が上がった気がした。
しばらく絡めあっていると、舌の一部を2人で共有しているみたいな感覚になる。
水音と一緒に境界線が溶けてくみたい。不思議な感触。
…あ、今、確かに繋がってる…。
心と体、このまま一緒になっちゃえばいいのに。
好きだよ。
言葉にしなくても伝わってるかな…。
「力抜け…」
「あ…あっ…」
舌先を共有したままで、琥一はそっと下腹部をなぞって
もう一つの唇に指を入れた。
ぴちゅ。湿った入り口で水音が鳴って、指先は音を立てながら奥にねじ込まれていく。
「はぁっ!あ…」
内壁の敏感な感覚で、美奈子の呼吸が乱れる。
琥一は離れる口を逃がさず唇で抑えつけて、舌先を絡め続けた。
「んはっ…はぁ…あ!」
キスをしながら指先を止めることなくゆっくりと中で動かして、本数を増やし折り曲げて擦りあげる。
指の感触に耐え切れず、美奈子は吐息交じりの高い声をあげた。
「やぁっ…コウくん…ダメっ…」
「馬鹿…動くなって」
逃げようとした腰を引き戻して、閉めようとした足を腕で開かせる。
そのまま美奈子の膝を折り曲げて、間に頭を寄せた。
指の次は…コレだ。
「…あ!いやぁっそんなトコ舐めないでっ…!」
くちゅ。琥一は美奈子のあそこに顔を近づけて口付けた。
舌をわざと大きく動かして水音を立てる。
美奈子は琥一の頭を抑えて、遠ざけようと必死になった。
髪型が乱れるのにも関わらず、琥一は足を押さえて舐め続けた。
そんなに嫌がるなって。変なことじゃねぇから。
「いやっ…恥ずかしいから…止めて…」
「恥ずかしくなんて…ねぇって…」
「あっ!…そこでしゃべらないで…舌が…やぁ…は…」
ぺちょ。ぺちゅ。動物が毛づくろいするような小さな音を立てて、何度も舌先を埋めていく。
慣れてきたら時々、奥まで舌を入れて、引き戻し軽く入り口を舐める。
「…ふ…あっ…はぁ…」
内壁、奥、入り口と繰り返し舐めていたら、水音が増してきた。
止めようとする手の力も抜けて、美奈子は甘い呼吸を繰り返している。
「ん…あぁ…」
感じてんだろうか、声は高いし呼吸も荒い。
「気持ち…いいか?」
「…ん、わかんないよ…恥ずかし、い…」
分かんないと言っても、頬は赤いし、吐息は色気に満ちている。満足してる…か?
「あぁ…ん…ふ…」
これだけ舐めれば大丈夫だろうか。
前は相当痛がっていたから、今回は少しでも痛みを和らげてやりたい。
美奈子の内股にちゅっとキスをして、ソファベットを離れて服を脱いだ。
後ろを向いたままゴムをつけて、再度ベットに戻る。
美奈子は体を少し手で隠して、恥ずかしそうに見ている。
怖くねぇから。大丈夫だから。
不安な顔すんな。
「…いいか?」
「…うん。いいよ」
美奈子の両足を腕で抱え込んで聞いた。
俺の顔を見て少し笑顔を作ってから、美奈子は意を決して息を吸い込む。
くち。入り口から先端をゆっくりと挿入させると
熱くて溶けるような感覚に吸い込まれた。
すぐに動かしたい衝動に駆られるが、我慢だ。
「あ!やぁっ…あっ!」
「力抜けって」
「や!んっ…!」
舌を絡めて、美奈子の声に唇で蓋をして、ゆっくりと時間をかけて腰を落としていく。
前回よりは楽に入るようになったが、それでも狭い。
休みながら、美奈子の背中を撫でながら吐息と一緒に入れていって、
ようやく奥まで入った。熱い。
「あ…はぁ…あ…」
「…ほら…わかるか。今…一つになってる」
「…う…ん」
頷いたのかうめいたのか。真っ赤になって、苦しそうな顔で美奈子は小さく言った。
結合部を見て、口を手で押さえている。照れてるのか驚いているのか分からない。
「美奈子、大丈夫か」
「うん…動いても…いい…よ」
汗だくの辛そうな顔で美奈子が応じる。痛みを必死で我慢してる顔。
本当に健気な奴。痛いって、嫌だって正直に言ってもいいんだ。
「…痛かったら言え」
俺は合図のように軽く唇にキスして、ゆっくり抽送を始めた。
まだ少し悲鳴混じりの美奈子の声も逃さず唇の中で溶かして。段々スピードを上げる。
この感覚。美奈子の中の感覚。
「ん!…あぁ……あっ!」髪を撫でて、手を握って、唇を繋げて、体も繋げて
それでもまだ足りない。
「…好きだ…」
思わず言葉が口の端からこぼれた。
「んっ!…コウ…くん…私も…だよ…」
キスと挿入の隙間で精一杯に言葉を搾り出しながら、美奈子は応えた。
…こんなときに好きって言うなんて反則…。
コウくんを受け止めるだけでいっぱいいっぱいなのに。
そんな言葉まで頭で処理できない。
好きだよ。言葉なんか要らない。
好きだよ。伝わってるよ。
この一瞬だけは、言葉も肩書きも要らないよ。
そして、コウくんと私の境界線は溶けた。
ふにゃ。
美奈子は目を覚ました。
明るい。きっと朝の日差し。覚えてないけど、何か暖かい夢を見た…。
ここは…どこだっけ。…今日は何曜だっけ…。
寝ぼけたままで美奈子はぼんやりと視界をめぐらせた。
目の前には、琥一の無防備な寝顔。腕と胸。自分にかけられたブランケット。
あ、コウくんと寝ちゃったんだった。
そっか…通りで気分がフワフワしてるんだ…。
不思議な朝。すごく平和な光、柔らかい風。気持ちいい。
コウくんの口。うっすら開いて呼吸してる。本当に寝てるんだね。
「…ねぇ、コウくん…私が大学行って、英会話学んだら…」
起こさないように、小さく小さく囁いてみる。
「…アメリカ旅行に連れてって…一緒にアンティークショップ巡りしようよ…」
夢物語。でも本当に琥一の好む所に連れて行ってあげたい。美奈子はそう思っていた。
コウくんの行きたいところ、どこにでも。海外だって。
「…一緒に地中海でモナコグランプリ観戦でもいいな…好きそうだよね…」
ちゅ。手を頬に添えて唇に薄くキスをする。起きちゃうかな。
琥一はピクリとも動かず、すーすー寝息を立てたままだ。美奈子は少し安心した。
疲れてるんだから、起こしちゃ可哀想だよね。
今、何時だろう。私はそろそろ起きたほうがいいかもしれない。
どうせなら、先に起きて朝ご飯でも作ってあげよう。
と、ソファベッドを離れようとした瞬間、何かが美奈子の腕を掴んだ。
「…行くな…って…」
琥一の手。寝ぼけているのか、むにゃむにゃとした発音でよく聞き取れない。
目も半開きで、だるそうに美奈子を見ている。
「コウくん、大丈夫。どこにも行かないよ?顔洗って、ご飯つくるだけ」
ぎゅ。美奈子がそう言っても、琥一は手を離そうとしない。
「朝ごはんは?」
「…いい」
「お腹すくよ?」
「…いい」
「もう…」
「このまま傍にいてくれ…」
琥一は美奈子をソファベットに引き戻して抱きしめると、再び寝息を立て始めた。
子供みたいな寝顔と重い腕に抱かれて、美奈子は少し笑った。
心配性だね。どこにも行かないよ。
王子様の冠。不器用な私のお手製でいいなら、いつだって頭に乗せてあげる。
ロミオじゃなくてコウくん専用だから。
反対されても悲恋にはしないから。
後日、『お前が姫なら俺は王子になりたい』という
琥一の子供じみた願望は、違った形で叶うことになる。
琥一は目の前の光景に絶句した。
黒板には担任の書いた大きな字で琥一と美奈子の名前があった。
文化祭の『ロミオ役』『ジュリエット役』として。
心なしか、男子クラスメイトの顔がニヤついている。何だ、この状況は。
文化祭の出演者投票。ルカ人気に対抗して琥一を推す男子生徒の組織票と、
再び美奈子の一夜のアリバイ工作に加担することになったカレンの企みによって
男女含めて学年の3分の1以上の生徒が二人に投票する結果となった。
そもそも受験組にとっては文化祭など二の次だ。
2年次に比べて不真面目な雰囲気が漂う中、カップル成立の祭りになるとあって、
某はば学裏サイトでも連日大いに盛り上がる始末。
美奈子と琥一は、まんまと担ぎ出されてしまった。
そうして散々周囲に冷やかされ、受験期の鬱憤晴らしに活用された琥一は、
悪態をつきながらもガラの悪いロミオを演じきった。
PTAから好評だったかどうかはさておいて。
「これで堂々と手を繋いで帰れるね!」
「…バカップルか。みっともない」
学校公認として隠すことなく振舞う美奈子に、琥一の心配も徐々に薄れてきた。
美奈子は面白がって、時々琥一のことを「コウちゃん」と呼ぶ。
ま、悪い虫が寄らないならいいかと琥一も赤くなりながら、渋々応じるのだ。
触っても、キスしても、分からないことは山ほどある。
どうしてお前が俺みたいな男にキスをするのか。
この上なく幸せそうな顔をするのか、未だに分からない。
俺はまたどうしようもないことで悩んで、その度にお前は嬉しそうに笑うんだろう。
「それでもいいよ」と。
いいワケねぇだろ。だから、ちゃんと言え。
お前の理想の男はどんな顔をしてる?そいつは俺に似てるか?
お前が『姫』なら、そうだな…やっぱり俺は『用心棒』ってところか。
外国文学じゃなくて時代劇なら下克上も不可能じゃない。
今にお前に見合う男になるから、見てろ。
秋風が葉を揺らして、それぞれの進路が見えてくる3年2学期の半ば。
琥一は、ある決心をして父親に電話を掛けた。
その決心を美奈子が知ることになるのは、ずっと後の話。
END
*長くてすいません。色々盛り込んで収集がつかなくなりました。床掃除に戻ります。
SS職人さま、裸で待ちますので是非。
>>836 GJ!
ご馳走様でした〜
コウすっげぇカワイイよ
>>836 GJ!何このかわいらしい野獣wコウ兄かわいすぎる
ガタイでかい上に態度もでかいのに繊細な王子様志望、読んでてニヤニヤしました
代わりに床掃除しながら、コウ兄の決心待ってます
>>836 お互いを思いやった結果すれ違ってた二人に切なくもなぜか和んだ
劣等感持ちつつバンビに釣り合う王子になりたいってところがすごくトラ兄らしいよ
あと抱きしめTに関わる全ての描写に噴きましたwGJでしたありがとう
投下乙。
とりあえず模造→捏造
確立→確率
誤字誤用は萎えるんだ…。
480超えてるからスレ立てしようと思ったけど弾かれた
出来る人よろしく
んじゃ行ってみる
847 :
846:2010/08/30(月) 09:14:56 ID:TIrf5UM4
ごめん盛大に誤爆った
なんだよいちもつって
>>843 乙
スレ的にはいちもつでもいいんじゃないか?w
スレ立ておつ
新スレ立て乙
埋めればいいのかな??
琥兄大好きで、エロで汚しては駄目だと思いつつ、SS読んで萌えてしまう
兄貴色気ありすぎ過ぎ罪だわ
職人さんたちの活躍を今後も楽しみにしてます
>エロで汚しては駄目
エロパロでなに言ってんだこのゆとりは
汚れ云々で考えると乙女ゲのエロパロは表現とか行為とか控えめだよね
いくら注意書き書いても行為が酷過ぎるのは好まれないかな
ピンク板に来ておいて…と思うけど実際生々しいのを嫌がる人も
いるね
しかし書き手はそんな事関係なく、書きたいものを書きたいように
書いて投下で良いのでは?注意書きで回避できるし
でも投稿サイトでなく2chなんだし、敷居を高くしすぎるのもどーなの?
と正直ここ最近思う
解禁前のスレの雰囲気とのギャップに萌えてしまう
乙女向自体が、特殊なものを受け入れにくい傾向にあるよね
乙女ゲーム自体がよっぽど特殊なものを入れないのと一緒で
昔のこのスレだったか別の乙女ゲスレだったかで、
注意書きを入れて特殊性癖みたいなネタで投下してた人がいたんだけど
キャラを汚すなって叩かれてたことを思い出した
エロパロやってる段階で同じ穴の狢だと思うけどねw
スルースキルない人は個人サイトにいったほうがいいのにね
何書いてもいいんだったら文句も言わせろってさあ…
いくらエロパロとは言えオナニーしたくて読んでるわけじゃなく、単純にトキメキというか萌えを求めているんだよ
だから「GS」という名がついていて「キャラがちゃんと出来上がっていれば」、エロ描写が濃くても薄くても萌えられると思うんだ
注意書きしてくれればどんなプレイでもおkだと思うけどね
プロ並みに描写がうまい人が書けば一線を越えたジャンルに目覚めてしまう可能性もあるかもよ
ここでは有り得ないだろうけどピアスとかスカト路とかそういうの
注意書きに書いておいてくれたら
苦手なのはNGワードにぶっこむ
一番大事なのは良い雰囲気でスレを楽しむことだ
次スレはマターリ平和にいきたいね
>>158 は結局テンプレには入れてもらえなかったのか…
いくつか投下経験ある書き手なんだけど提案いいかな。
あまりに的外れな意見だと思ったら反応せず流してくれたらそれで理解する。
レスをくれたら真摯に受け止める。
荒らしたくはないので、そのへん気配りお願いします。
じゃあ本題。
三角関係がゲーム内にあって三角関係をSS内で描写する以上誰かをagesageするし当て馬にすることになると思うんだけど、
やりすぎない限り「カップリング+三角関係登場」を明記することで注意書きをしたことにしてもらえないかな?
もちろん注意書きはしっかり書くけど、最近どのへんまで書けばいいのかちょっと迷い中。
sageないSSだけを書くと、極論三角関係が書けなくなるんだよね。
わりと繊細な問題なのはわかってるんだけど、書き手としてここしばらくの流れは居たたまれないし、いちいち論争になるなら線引きをしておきたい。
苦手なものは読まなきゃいい、とまで傲慢にはなれないし。
どうだろ。
単純に注意書きを分かりやすくすればいいと思うよ。
「○○△・XXsage表現あります」と注記すれば苦手な人は見ないだろうし。
ただ「カップリング+△関係」だけだと、ぱっと見キャラsageが無いようにも見えるので
sageられてるキャラのファンは読んでて嫌だと感じる…かもね。
注意書きなんて単なるリスク回避だから分かりやすけりゃいいと思う。気にせず好きな物を書いて。
>>862にまるっと同意
読み手も自衛します
(当て馬表記があれば、当て馬のキャラが好きだった場合
読まない とか)
でも
>>861の
>sageないSSだけを書くと、極論三角関係が書けなくなるんだよね。
これは違うと思う
悪いがお前のSSが下手なだけじゃないか?
というか、そんなこと言ってる職人のSSは読みたくない
>>861 たしかになあ。
三角関係で誰をsageるのかって先に知れてたら、推理小説で誰が犯人か分かっちゃうようなもんだよなあ。
でも最萌えがsageられてたら、かなり空しい気分になるのも事実。
三角関係で誰をsageるのか、書いてなければ読まないってのも、賢い読者の選択肢の一つだよなあ。
どうしても一言余計な人がいるね
面倒な決め事したってどうせ守らないひと居るでしょ
ボロクソ言われたってスルーしときゃいいのよ
どうせ誰が投下したって文句言われるんだから
それでへこたれればそこまでってことで
862の言う通り、好きなもん書けばいいと思うよ
読み手側も自分の好きな作品には好きなだけGJすればいいと思う
文句言われようがどうせ匿名なんだし気にせずに
GJつけば職人もモチベーション上がるしね
>>861 とりあえず改行できない書き手さんだということは分かったよ。
PCだと読む気が失せるので何とかしてくれ。
>>860 ごめん、すっかり忘れてたよ
次スレの450KBくらいになったら、また言ってくれるとありがたいな
869 :
861:2010/08/31(火) 20:31:29 ID:qhi0iYC0
レスくれた皆ありがとう。
あんまし気にし過ぎないように、好きなものを書くようにするよ。
>>863 sage表現が嫌がられてしまうと、避けてしまうんだよね。
そうするとSSが書きづらい、てのをちょっと極端に言い過ぎた。申し訳ない。
>>867 規制のおかげで携帯からなんだ。
配慮が足らなかったね。気をつける。
投下の時は一度PCで確認してから落とすようにしてるよ。
>>869 >苦手なものは読まなきゃいい、とまで傲慢にはなれないし。
いや、これで正解。
好きなものにはGJ、微妙ならスルー。
投下楽しみにしてる。
今回のは完全新作な上に解禁が夏休みだったのも重なって
どうしてもスレがカオスになりやすかったけど
もう夏も終わるし、新スレでは書き手も読み手もマターリできるといいね。
自分もたまーに投下させてもらってるけど、最近の流れを見て
三角関係なんかはバンビとくっつかないキャラをひたすら他描写で
爆ageすれば文句も出ないんじゃないかとやってみたが
バンビとくっつく本命の方が空気orヘタレになる諸刃の剣だったw
やっぱさじ加減が難しいね、三角関係は。
△難しいと思うよー
叩かれてもスルーってまあそうなんだけど、叩かれ易いネタになると投下躊躇して当然だと思う
実際スレで荒れたキャラや設定は投下減ってるよね
どこからsageか個々人次第だし、そこまで過敏にならなくても…って思うこともある
色々読めた方が楽しいし
まあ何が言いたいかと言うと書き手も読み手もそこそこ配慮して適度にスルーして風通し良くしてねってことです
>>871 それはそれで極端なようなw
△でバンビがどちらかを選ぶ限り、振られる側が好きな人はsageと思うこともあると思う
こればっかりはしょうがない
だから、自分は△相手のSSや△ネタは避けて読んでる
どちらを選ぶか読者に悟らせないという楽しみは諦めて
一律に振られる側はsage表記にしちゃえばとか思った
まあいくら気をつけてルールを作っていっても
荒らそうとする人間は思いもよらないところで騒ぐんだろうけど…
兄弟は他コンビネタと比べてagesageネタが少ないのはなるほどなぁと思った
梅梅
自分の最萌は一途のエロ可愛い話が豊富で幸せです
職人さんありがとう
好きにSS書けないスレにはさせたくないなぁ…
やっぱりスルーが一番
どうしても我慢できないときは「
>>1嫁」で耐えるんだ
3Pもっと来ると思ったのに意外と少ないのは
やっぱ書き辛いからなのかね…
先輩△の3P(同時プレイ)が読みたいので
密かに待ってます
3Pは独占欲強いキャラだと書きにくそう
でもまあ二次なのでそこは割りきって
>>878 書いてみようかと思ったけど
あの二人揃ってヘタレ属性が強くてな…
むしろバンビに調教される先輩ズの方が
浮かんできて困る有様だ
>>880 それはそれで面白そうw>バンビが調教
でもこういうネタも拒否反応おこす人いるし
結局無難なシチュになるんだろうな
職人さんも大変だ
△当て馬とキャラsageは違うだろ
単純に当て馬にしただけでsagesage煩い人ってなにをそんなに拘ってるんだろ
萌えるはずだと思ってたのに萌えられなかった、空振り感じゃねえの?
>>876 紺野職人はやっぱぼっちゃま嫌いだから赤城とかの絡みが多くなるのかね
次スレでは落ち着くといいな
自分もやっぱ一途が読んでて落ち着くし書きやすいなぁ
単純に多人数を描写する力がないだけだがw
むしろ1や2と比べて十分3Pとか多い気がするがw
先輩△はまだ書いたことないんだが
当て馬にされるのと絡ませないのとじゃどっちが嫌がられるんだ?
ぼっちゃま好きの
>>884みたいな意見は前にも見た気がするが
当て馬にされるほうが読み手は嫌がると思ってたから意外だ
自分は基本的に当て馬を振る描写があるのは苦手だ
だからこそ注意書きと名前NG徹底をお願いしたい
仲良く共存や3Pならむしろ見たい
仲良く共存っていうとやはり兄弟三角が安定しているよな
注意書きを徹底する代わりに
職人さんが好きに書いたSSを気軽に投下出来るスレにして欲しい
一途ラブラブだけじゃなくて色んなSSが読みたい
職人さんが表現を変える必要ないと思う
>>890 職人さんが色んなこと遠慮して書くっていうのは違うよなぁ
せっかく△できて色んなシチュも書けるのに気にして投下できないとしたらもったいない
注意書き見て自分で読むか読まないかは判断したらいいだけの簡単な話だし
最近注意書き読んでなくて、読んだ後に条件反射で書き込みしてるっぽい人が多い?
変な煽りとかもあると思うけど徹底スルーの方向か1嫁で済ませばいいよね
自分の再萌えが人の苗かもしれないし、大体職人の中のイメージで書いてるんだから
それを読んでこんなの○○じゃない違う!とか考えたら変な話だw
考えたら9月になったらバンビもパラがよくなってくる頃だしどのキャラとも仲良くしていこうw
埋まるかな?
次スレは気配りパラ高い良スレになりますように
次スレも素敵な職人さんが沢山いらっしゃいますように
うぜぇ
素敵な職人なんて最近ほとんど見てないがw
「職人に文句言うな」「気配りパラ上げろ」「叩くのは荒らしだからスルー」
随分と書き手にだけ甘いスレだな
読み手に一言多い奴が沢山いるからこんな状況なんだろ
大体気配りとかスルーって最終的には読み手の為にも必要な事だと思う
スレの雰囲気良くないと楽しめるものも楽しめないし
先輩組が特にagesage論争多いな
そもそも書き手がいないと成り立たないスレなんだから
書き手に甘くなるのは致し方ないと思うが
>>896 どれがとは言わないけれど
注意書きが甘い作品があったからそれからだと思う
注意書きしてくれりゃあ読み手はそれ次第で取捨選択するってことでしょ