【とある魔術の禁書目録】鎌池和馬総合 28フラグ目
これで完成と何処から出したのかウサギの耳が付いたカチューシャを頭に取り付けてにっこりと微笑む。
まさか俺の為に、と頬をつねりたくなる状況に浜面が唖然となる中、フレンダの体が前に倒れて来た。
サラサラと流れ落ちてきた金髪が浜面の頬をくすぐる中、2人は暫く見つめ合う。
綺麗な顔だ、と浜面は改めてそう感じた。
こんな綺麗で可愛くて、ちょっと……いやかなり性格に難はあるが、そんな美少女の体現の様なフレンダが自分に迫ってくる……。
「冗だ……」
無意識に口をついて出ようとした言葉はフレンダの唇に吸い取られる。
触れるだけの短いキスはすぐに終わり、フレンダは小さく息を吐いて体を起こすと浜面に笑いかけながら、
「んふふふ……、ファーストキスがマスタード&ケチャップ味ってのも中々インパクトオが有っていいよね? は、ま、づ、ら♪」
「…………」
浜面は言葉も出ない。
一方初キッスで俄然やる気がヒートアップしたフレンダは、白い頬をピンク色に染めて浜面のシャツを脱がしに掛かる。
胸元を白い指がもそもそと動くむず痒さ――その感覚にやっと我に返った浜面だったが、
「……マジ……か?」
まだ俄かに信じられない思いが口をつく。しかし――、
「その質問は今更? って思う訳よ」
「そか……」
「それよりアンタ、何でこんな脱がしにくい服なんか着てきたのよぉ……くそっ、ボタンが固いぃ……」
(やっぱフレンダの奴マジなのかああああああああああああああああああああああ!!)
ここに来てやっと現実を理解した浜面は盛大に慌てだす。
正直今まで考えた事が無かったが、改めてフレンダをどう思うかと言えば、やっぱり可愛いと言うのが本音だ。
彼女にしたら相当疲れるだろう事は覚悟しなければいけないが、こと根性に関しては誰よりも有ると浜面には自信が有る。
だがしかし、
(例えば、あくまで例えばこのままフレンダとそう言う仲になったとしよう)
そう仮定した時、浜面はどうしてもフレンダを意識してしまうだろう自分を止められないと思った。
(そうしたらチームワークはどうなる?)
ただでさえヘマ1つが本当に命取りになる裏稼業。そんな中で自分がフレンダを……、そして他の少女たちを危険に晒していい筈がない。
すると以前ヘマをした時唯一収穫だった有る決意が頭をもたげる。
それは実に分不相応でアマチャンな考えで最初は浜面自身反吐が出るかと思う様な事だったのだが……。
(俺がこいつらを守る……ってどうするよこの状況?)
現実に帰ればやっとの事で一番上のボタンを外し終えたフレンダが、次のボタン相手に悪戦苦闘している状況。
それなりに鍛えられた腹筋や横腹に感じるアレや太ももの感触には、正直健全な青少年としては有る所に血が巡るのを抑えられないのも事実だ。
(イヤしかしここでへこたれてどうする浜面仕上? テメエはその程度の人間じゃあねえだろ!?)
浜面は無い頭をショート寸前までフル回転させてこの状況の打開策を考える。
フレンダはどうやら自分相手にロストバージンを望んでいるらしい。
それは本当に男冥利に尽きるが、正直自分がそんな大事なものを奪う訳にはいかない。そう言うのは本当の相手の為にも取っておくべきだ、と古臭いと言われても浜面はそう思うのだ。
(本当の相手……そう考えると凹む……)
浜面は事ここに至っても自分がフレンダに好かれているなどと言う幻想は微塵も抱いていない。
しかし落ち込んでいる暇は無く、フレンダは3つ目のボタンに手を掛けていた。ボタンは残り後3つ……。
(クソッ! こうなりゃ自棄だ!! フレンダ……、お前には悪いが1人で逝ってもらう!!)
要はフレンダをゴール前までに満足させてしまえばいいのだ――どう言う観点でそう言う結論に達したのかは不明だが、テンパッた浜面はそうしよう決心した。
(済まないがフレンダ……これもお前の為だ……)
そう心の中で呟いた後、浜面は意を決して慎重に手を……フレンダの幼い膨らみに添えた。
瞬間、思ったより柔らかな感触にどう力を加えてよいやら迷った浜面だったが、そのまま指にそっと力を入れた。
するとフレンダの体がぴょこんと跳ねた。そして、
「お!? 結局、私とヤル気になったって訳ね」
「あ、ああ、まぁな」
己の内心とは正反対に嬉しそうにするフレンダを見ると心に迷いが生じる。
しかし、浜面は心を鬼にして……と言えば聞こえはいいが、やっている事はフレンダの胸を揉みしだくだけだが、とにかくフレンダを気持ち良くさせる事に集中する事にした。
そして、そんな浜面の決意に気付かないフレンダは、
「浜面ぁ、もっと、もっとふにふにしてぇ♪」
そのリアクションはチョットオーバーで初めてにしてはデリカシーに欠けた、まるで安物のアダルトビデオに出て来る女優の様だ。
しかし、その裏にはフレンダらしい心情が見え隠れする。
大好きな浜面に触れられただけで感じてしまう自分。それをフレンダは人恋しさ……即ち己の弱さからくるものだと解釈した。
その弱い所を浜面に見られるのはいい。彼を愛しているのだから何処を、何を見られようと後悔は無い。
だが、自らがそれを認めてしまうのが怖かった。
弱いと思われても構わないのだ。だが……、
(結局、弱い私なんて絶対に認めたくない訳よ)
自ら弱いと認めたものから死んでゆく……それが暗部に生きる物の常識。だからフレンダはあえて自分を捨てて、狂態を見せる自分は嘘だと自分自身に嘘をつく事に決めた。
胸を揉みし抱かれて股間を濡らす自分も嘘。
全身に高揚感と快感でアルコールが回った様になっているのも嘘。
いつの間にか硬くしこって水着を内側から押し上げる乳首の痛みにも似た疼きも嘘。
嘘嘘嘘嘘……どれもこれも全部嘘。
浜面の指が布越しにもはっきりと判る硬いしこりを見つけた。
それを指の腹で押しつぶす。
「あ、う、んっ」
これも嘘。浜面に喜んで欲しくての演技。
ぐにっぐにっと押し込まれる度に股間から溢れだす蜜も嘘。
人差し指と親指で挟まれてクリクリっとねじる様にされて、
「ぅあ、あ、あ、こりこりもいい……」
いつの間にか口の中に溜まっていた唾液がどっと零れ落ちたのも演出。
その証拠に唾液を浴びた浜面の間抜け顔は興奮に上気しているではないか……。
(わたしはぁ……つよいコなのぉ……)
その思いが自分自身をどれ程追い詰めているともい知らないフレンダは、体と心を切り離せたと本気で思っていた。
そして浜面は、
(耐えろ俺……、初めてが俺じゃあコイツが可哀そうだろ……)
些か卑下た考えだが浜面はそれに縋りついた。
そうで無くてもフレンダの腰が先ほどから妙な動きを始め、腹の辺りから熱と湿り気を感じて浜面の股間にもドンドン血が流れ込んで行く。
(クソッ!! まだフレンダは逝かねえのか!? こっちはいい加減エロ可愛い顔拝んで胸揉んでるだけじゃあ我慢の限界だぞ!!)
ともすれば勝手に腰が動き出そうとするのを必死に抑え込んでいた。
フレンダを押し倒すか、はたまた無様にパンツを汚すのか――だが浜面の限界が訪れる前に、
「あっあっあっあっ」
フレンダの腰の動きが一段と速くなる。
(しめたッ!?)
浜面はそのチャンスを生かそうと右手を胸から腹へと滑らせて行き、ジトっと湿ったフレンダの股間と己の腹の隙間に指を突っ込んだ。
そして濡れた布地を探って窪んだ部分――フレンダの割れ目を見つけると指の腹で強く激しく擦った。
「っあ!!」
今までとは違うダイレクトな感覚に思わずのけ反るフレンダ。そしてそれを逃がすまいと浜面は左手でがっちりと胸を鷲掴む。
「は、ひ、いやあっ!?」
思わず口を付いて出た自分の弱弱しい本音にフレンダはギョッとする。
心のどこかにピシッとひびが入った気がしたその時、浜面の指が偶然に割れ目の中に隠れていた敏感な芽を抉る様に引っ掻いた。
「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッ!!」
それは爆風に吹き飛ばされる時にも似ていて、あっさりとフレンダをその不安と共に真っ白な光の中に取り込んだ。
体と心が一度は1つに戻って、共にバラバラに打ち砕かれてからもう一度1つになるまでどれ位の時間がかかったのだろう。
「んっ、んっ、ぅぅ……」
気付くと浜面の胸の上で口を開けて伸びていた。
彼の胸に手をついてゆっくりと体を起こすと、涎やら鼻水やらが糸を引いたがそれを気にする程頭はハッキリしていない。
ゆらりゆらりと体を左右に揺すりながらぼんやりと思い出す。
(浜面とぉ……エッチしてぇ……私は……盛り上げようとガンバってぇ……ガンバ……ガン……)
――は、ひ、いやあっ!?
逝かされる直前に口走った言葉を思い出してフレンダは大きく目を見開く。まるで怯えた様な声……そんな声を出してしまった。
(ワ・タ・シ・ハ・ヨ・ワ・イ)
頭の中に現実と言う名の残酷な言葉が浮かび上がり、その現実にフレンダは……、
「あれ?」
フレンダは驚いていた。
(何も感じない)
感じるのは自分の内をさらけ出した高揚感と、微かに残る浜面との情事の残り火だけ……。
満たされた心に今更恐怖などと言うつまらない陰が差し込む余地は無かった。
「どうしたフレンダ……?」
さっきの表情とは一変、何か拍子抜けした様な顔でキョロキョロしているフレンダに浜面は声を掛けるが返事は無い。
そのフレンダは、両手の指をわきわきと動かしてみたり、肩をぐるぐる回してみたり、終いに何処から取り出したのか手鏡で自分の酷い顔をチェックして、
「うっわあああああああああ!? ひっどい顔っ……あは、あははははははははははは☆」
鏡の中の自分を指さして笑うフレンダに、浜面は流石に心配になった。
「おい……」
「怖くない」
「えと……何が?」
そう浜面に聞き返されて我に帰る。すると一気に恥ずかしさが爆発して、
「いやあ……、とうっ」
取り合えず苦し紛れに浜面の脳天にチョップを喰らわせた。
「いでッ!?」
「にゃはははははははははは♪」
無邪気に笑うフレンダには何か吹っ切れた感があった。それを説明しろと言われても自分にもよく判らないのだから説明のしようも無い。
(結局、私ってば強い訳なのよ!!)
愛って素晴らしい――陳腐で滑稽だけど、きっとそう言う事なのだとフレンダは納得する。
そして浜面の方は、
(何かよく判らんけど乗り切ったのか俺?)
まだフレンダの尻に敷かれたままの浜面は、まだまだ予断を許さない状況に戦々恐々とするのだった。
ここまでです。
この先はまあ色々あって失敗するわけですよ(笑
後、950行&480k超えてしまいました。
申し訳有りませんが誰か次スレお願いします。
では。
浜フレキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!GJ!
でもどうせなんだから行けるとこまで行っちゃってもよかったんだぜ?
次の作品は是非最後まで(ry
おっと次スレ行ってくる
うおおおお浜フレェエエエエ!!超GJ!
フレンダ可愛すぎる
>>958 スレ立て乙!
>>955 超電磁砲を見ても思うけど、惜しい子を亡くしたものだ
>>958 乙
どうでもいいけど、広告に「当麻の秋ナス」ってのがあった
中指と薬指の間に親指を挟む例のポーズって何だろう?
中指と薬指じゃなくて、人差し指と中指の間だったような気がするが、
グーを作る時に、親指をそれぞれの指に挟むようにしてグーを作るジェスチャー
指のストレッチです
>>955 トリプルバーガー食べたい……じゃなくて……
幾つもネタ入れてんなー、と感心しながら読ませて頂きました
後の失敗談がどういう展開だったか気になるところではありますが
まっ、そこは浜面クオリティ〜という事で脳内補完しときますかw
貴重なフレンダSSありがとさんです
「……空気? なにそれ、美味しいの?
そんなんじゃあ、私のおなかは満たされないかも」
とSS好きの某シスターがうつ伏せになって呟いておりましたとさ
結局、浜フレはもうちょっと投下されてもいいと思う訳よ
一方通行と御坂妹が読んでみたいです、とミサカは全裸靴下で投下を待ちます
乙
>>955 乙
フレンダもいいなぁ。浜面アイテムはどのカップリングでも噛み合わせがいい。
浜フレがこんなに良いものだなんて…
これがはまづらクオリティか、ぱねえな
滝壺と浜面のエロいやつも見たいぜい
ふと思ったが、浜面×アイテムヒロインのエロって滝壺相手のあったっけ?
本番は麦のんと絹旗のしか記憶に無い気が。
滝壺のないよな。
事後をほのめかしてたり今から本番ってとこで終わってたりするのはあるけど
やはり本命はハードル高いんかね?
上条さんは他の子とくっつくことになっても初体験は姫神
浜面は滝澤とくっつくけど初体験は最愛か麦のん
あの口調だとマグロ気味になるから面倒なんだよ
>>973 > 上条さんは他の子とくっつくことになっても初体験は姫神
> 浜面は滝澤とくっつくけど初体験は最愛か麦のん
>
何か言えよオラ
「この期に及んで名前を濁す心遣いは超見上げたものですが……」
「悪くない考えだったけど、結局は素人」
「笑わせんじゃねえぞクソガキ!子供の浅知恵程度でこのスレの『闇』をどうにかできると思ってんのかァ!!?」
「大丈夫だよ滝澤、私はそんな滝澤を応援してる」
978 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 15:51:27 ID:B05f5xnA
浜面は滝澤とくっつくのか・・・
じゃあ滝壺はどうなるんだろう
浜面は国電パンチと結婚か
せーいぎとーあくとのーしきべつかーんりょうううう
おーれが炎の転校生ぃぃぃぃ
滝「ジュイス、浜面をエレガントに消しといてくれ」
?「こいつときたら!受理されました。それではノブレスオブリージュ、今後も日本を救う救世主たらんことを」
>>979 何故か、アレイスターが歌ってるヴァージョンが脳内再生された
浜面と麦野の野獣セックス書いてよ
アッー
>>936 婚后さんっていうか、
超電磁砲キャラ自体が基本的に男子と絡まないキャラばっかりだからね
そのせいで二次は全部レズか凌辱かにしかならないんだよな
埋める?
土「ステイル。緊急だ。ちょっと手を貸せ」
ス「珍しいね、君が頼ってくるなんてさ」
────
青「(ニコヤカー)」ピョコ ササッ
土「(サワヤカー)」ピョコ ササッ
ス「(………)」ピョコ ササッ
ス「…土御門。分かっているが一応聞いておこう。何の仕事だ?」
土「分かっているようだが一応答えておこう」
土「信号機だにゃー」
青「(輝いとる!ボクめっちゃ輝いとるでー)」
閃きからオチまで、脳内構想は5秒。1時間以内にレスなければSS3はこのトリオが活躍。
他の誰が許そうともこの俺様が許さない、そげぶ
>>985 青信号って実際は緑だしアウレオルスかテッラさんのがよくね?
新しい信号機だと青々してたりするぞ
日本では旧来より「みどりいろ」も「あお」と表記することがあるので字面で合わせるなら問題ない
美琴「この包茎野郎!」
美琴「この童貞野郎!」
梅
うmrrrrrrr
まとまった時間がほしい埋め
組め
書きたいから書きます。それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ、キャラに対して正直思う。
「結局、私ってこんなキャラじゃあ無い訳よ」
って言われたら凹むなあ、なんて。
こんな性格なら〜。こんな設定なら〜からパロってのは生まれる
二次創作”パロ”は、名前さえあればいいんだよ。
999 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 18:32:29 ID:lhshUsBs
神裂「さっさと埋めやがれこのド素人がっ!!」
あんめの日記
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。