【怪力】スーパーガールでエロパロ part4

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1名無しさん@ピンキー
地球人を遥かに凌駕する能力を秘めた女の子、スーパーガールのエロパロスレです。
その外見からは想像もつかない怪力はもちろん、スーパービジョンやスーパーブレス等数々の超能力を使い、
陵辱、嬲り、エロ、グロ、あまあま、etc… なんでもありでまったりいきましょう。

【怪力】スーパーガールでエロパロ【フタナリ可】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1189530449/
【怪力】スーパーガールでエロパロ part2
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223245790/
【超人】スーパーガールでエロパロ part3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248265738/

関連スレ?
アメコミ系強いスーパーヒロイン陵辱3
ttp://set.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1174354074/
【ヘレン】スーパーガール【スレイター】
ttp://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1107099505/
2名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 05:51:17 ID:x0Ou4d3f
>>1
スレ立て乙
久々の2get



しかし関連スレの映画のとこ立ったのが5年前でまだ生きてるってのが凄いなw
3名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 21:40:04 ID:3c49Gz81
乙っす
まさかの4スレ目突入か
4名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 05:38:32 ID:Nt7uiBtU
1乙
職人のみなさんお待ちしています
5名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 11:01:53 ID:9OSqwev3

「エッチなスーパーガールとパワーガール」の作者です。

 二人のキャラクターがいまいちはっきりしなかったので最初から書き直しました。

 スーパーガール:おっとりした性格、正義感と性欲とのはざまで悩む
 パワーガール :あっけらかんとサバサバした性格、性欲もストレート

 という設定です。
6エッチなスーパーガールとパワーガール:2010/07/01(木) 11:02:33 ID:9OSqwev3

「ねね、スーパーガール、この人、SPの人、いい感じじゃない?」

「あっ、その人なら知ってるわ、でもまたするの?」

 NHKニュースを見ながら二人が、顔を見合わせた。

「そうよ、だってこれを見逃す手は無いわよ。」

「うん。」

 というと窓を開けた二人は、大空のかなたに消えていった。



<30分間後>

「ぜ、全部ですか!? 分かりました。」

 総理官邸のSP(警護官)である直原信哉は、
 職務中に連れ去られ、ホテルの一室で猫のようにおびえている。
 
 ベッドには体操座りのスーパーガールが黙って待っていた。
 
 男の服を脱ぐよう指示したパワーガールの前で、
 渋々パンツも脱ぐ屈強なSPの姿は、あまりにも滑稽で、あまりにも無様だった。

 脱ぎ捨てたスーツの上に、皮製のベルトに収まった拳銃すら放置されている。
 
 男の脇に立つパワーガールが拳銃を拾い上げると、

「あーあ、こんな大事なもの、誰かに取られたら、どーするの?
 とりあえず、使えないようにしとくね。」

 グニュ

 銃口を指で摘み潰す怪力に信哉は、驚愕の表情を禁じえない。
7エッチなスーパーガールとパワーガール:2010/07/01(木) 11:03:07 ID:9OSqwev3

 柔道選手としてオリンピックの代表にも選ばれた直原は、
 その類まれな運動能力を買われ、今年からSPとして官邸の警護にあたっていた。

 ベッドでスーパーガールがやさしく微笑むが、
 その笑みは直原にとって帰って不気味で、足がすくんで動けない。

「もう、じらさないで。」 
 
 パワーガールが、直原を背後からひょいっと抱きかかえる。

 ドスン!

 ベッドに放り投げられる。

「すてきな身体ね。触ってももいいかしら。」

 そう言ったスーパーガールは、男の胸板をおそるおそるなぜた。

「や、や、、やめて、、」

「そんな怯えなくていいのよ。」

 スーパーガールが、ペニスの周りに両手をお椀のようにかざした。

「でも、まずはここ、、元気になってもらわないとね。」

 と言うと、息を吸い込み、、、

 フ、ブウオゥーーーーー!!!!

 すさまじい風圧がペニスの裏筋を襲う。

 部屋には突風が吹き荒れると、パワーガールも思わずたじろいだ。

「ほらっ、元気になったあ。」
 
 風圧の刺激ですでにカチカチになったペニス。
 スーパーガールは指先でちょんと小突いた。
8エッチなスーパーガールとパワーガール:2010/07/01(木) 11:04:05 ID:9OSqwev3

「それじゃあ、なおはらくん、、ここでオナニーして見せて。」

 パワーガールの発する言葉に、ぶんぶんと首を横に振った。

「いやなら、いいのよ、その代わり、あたしが手伝ってあげようか。」

 といいながら、青い手ぶくろで何かを握りつぶすしぐさをみせた。

「だめ、パワーガール。何もしていない地球人を傷つけては。
 先週末もいきなりミンチ肉にしちゃったじゃないの。」

「あいつはせっかく勃起させてやったのに、すぐ萎えるから、、
 あれではクリプトナイトを練り込んだコンドームを付けても、使い物にならないじゃん、、」

「それよりスーパーガール。こないだの男はあんなに立派な持ち主だったのに、
 あなたときたら、ほんとに感じちゃって、、騎上位のときは私たちの体重のこと気をつけないと、、」

 自分のお尻の下で骨盤ごとぺちゃんこになった男のことを思い出すと、

「分かってるわよ。もうしませんよ!」

 直原は二人の会話に薄ら寒いものを感じながら必死の思いでオナニーを続けると、

「あの、射精しそうなんですが。」

 にたっと笑うパワーガールが、

「なかなか、立派に勃起してるじゃない。私の目に狂いは無かったようね。」

 ピュッ、ピュピュッ、、

 白い白濁がシーツの上に飛び散ると、
 
 ジュッ、ジジ、ジュッ、、

 スーパーガールの目から照射されたスーパービジョンが、ペニスから噴出する精液を一瞬で蒸発させた。
 
 またもや驚きの表情を隠しえない直原。

 ペニスを正面から覗き込むスーパーガールが続けていう。

「さあ、あたしたちを満足させて?言うことが聞けないの? それともあたしのこと…嫌い?」

 少し興奮ぎみに話すスーパーガールを諭すように、パワーガールが続けた。

「そんなまどろっこしい言い方しても、こいつのできることは変わらないだから。
 満足させなければ殺すってはっきり言ってやれば、がんばるんだよ、それなりに。」

「ねえ、なおはらくん。死にたくなかったら全身全霊で尽くしてね。」

 というとコンドームを手渡した。
9エッチなスーパーガールとパワーガール:2010/07/01(木) 11:04:32 ID:9OSqwev3

 かすかに緑色の光を放っている。クリプトナイトをゴムに混ぜ合わせた特別製のコンドーム。
 直原は、フル勃起したペニスにかぶせると、恐る恐るパワーガールに抱きついた。

「いい心がけだよ。ほらここだよ。」
 
 直原のペニスをそっと掴むと、秘部に導いた。
 白いレオタードをもう片方の手でずらすと、きれいなピンク色の入口をあらわにした。

 ズブ、ズニュル、、 

 満足させられなかったら殺される恐怖の中で、必死に腰を振る。
 彼女がその気になれば、いや彼女がほんの少し力を込めるだけで、彼の全身の骨は砕かれてしまう。
 もちろん特別製のコンドームが無ければ、地球人のペニスを挿入することなど不可能なことだ。

 身長185センチ、体重90キロと日本人としては恵まれた筋肉質な体躯、
 運動神経に優れ、持久力にも自信があった直原の渾身のピストン運動が、

 アッ、アッ、、イイワ、、

 とパワーガールの顔を緩ませる。

 やがて、
 
 ぃぃっ、イャァ、アッハッ、アッアーーーッ!!!!!!
 
 と絶頂に達した。
 よし、やった。心の中でガッツボーズを取った直原。
 パワーガールを征服した満足感は、全日本選手権で3連覇を決めたとき以来のものだった。

 ずぶずぶッ、、とペニスを引き抜く。
10エッチなスーパーガールとパワーガール:2010/07/01(木) 11:06:01 ID:9OSqwev3

 パワーガールが果てる姿を見たスーパーガールはもう見ても立ってもいられない。

「次はあたしね!」
 
 というと、彼女は直原の肩に手を掛けると、彼が仰向けに倒れた。
 そのままフライトパワーで彼の上に移動すると騎上位の姿勢となった。
 彼は、さっきの彼女の体重の話を思い出し、恐怖を感じあわてて逃げ出そうともがいたが、

「だめよ。次はあたし!」

 というと両手で直原の上腕部を押さえ込む。

「イタッ!!」

 骨が粉砕されそうな激痛が襲う。

「あっ、ごめんなさい、つい。」

 と謝ると、スーパービジョンで骨折していないか確認した。

「でも骨には異常は無いみたい。ごめんなさいね。」
 
 しかし、さっきの痛みでペニスはすっかり萎えてしまった。
 ショックを隠せないスーパーガールは、そっとペニスを鷲づかみにすると、
 ギュッ、ギュッ、ギュッと何度も握り締めた。
 もしクリプトナイトのコンドームを付けていなければ、、、
 最初の一握りで地球人のペニスなどひとたまりも無く握りつぶされる。
 あっという間に、フル勃起状態に回復した。
 
 ズブ、ズニュル、、

 スーパーガールの秘部がイチモツを呑み込んでいく。

 アッ、イイッ、、

 といいながら、騎上位ピストンのスピードが速くなっていく。
 この期に及んでも気がかりだった体重は、彼の腰には掛かっていない。
 というよりも、彼女自身が宙に浮いているので、二人の接点はペニスとヴァギナだけだった。
 スパン、スポン、スパン、スポン
 と、心地よい音を立てながら、秘部から出入りするペニス。

「あっ、ちょっと、、、」

 と彼が違和感を感じた。
 コンドームが彼女の膣の中で外れてしまうのを感じた。
  
 それに気づかないスーパーガール!

 グニッ、

「ぎゃあああーー。」

 地球人のペニス VS スーパーガールのヴァギナ

 直原は気を失った。

 しまったという感じで、ペロッと舌をだしたスーパーガールは、
 隣で寝ているパワーガールを抱きかかえ、窓から飛び立った。
11エッチなスーパーガールとパワーガール:2010/07/01(木) 11:06:57 ID:9OSqwev3

<2時間後>

 股間の鈍い痛みに目を覚ました直原が見たのは、先端部分に青あざができた自分のペニスだった。

 彼にとって幸運だったのは、彼女がすぐに気づいてくれたこと。
 でなければ、二度と性行為はおろか、排尿すらできない身体になっていただろう。

(おしまい)
12名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 23:11:53 ID:yE3z0c4u
前スレのPerverted mind、
とりあえず書き直す前のラスト3本を読んでみたいな
13名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 23:41:23 ID:Y6C0+cnf
追筆乙っす
パワーガールは男女見境無く欲情するようなエロキャラがいいな〜
14名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 21:16:58 ID:/PHqDZ7Z
人いねw
15名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 01:55:48 ID:SNShRsdH
フィオルンがロボ子ちゃんで非常にもったいない無念残念
DBみたく基本生身の人造人間とかでよかったのに・・・
16名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 14:48:37 ID:To+9N7gg
何気に定期的に投下してくれる職人さんのいる良スレだね
17名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 22:17:04 ID:ZM8tLToR
ここいらで、まとめwikiでもいる?
18名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 17:43:14 ID:A3dwUbID
そろそろあった方がいいかもね。
19名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 20:48:51 ID:7LHTi7AX
今、まとめサイト作ってるが、1スレ目のカオスっぷりと勢いが半端ねぇw

ところで、スーパーガールとか怪力娘のリンク集的なものってwikiにいる?
20名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 21:11:40 ID:6htEDAJZ
欲しいね
21名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 23:55:30 ID:n0uh84w4
まとめサイト作りました。どんだけ需要があるか分からないけどw

ttp://www37.atwiki.jp/supergirl121/

リンク集やデータベース的なものは手つけてないです。
一応、このスレに色んな情報寄せてくれれば、作ろうとは思ってるけど

これを期にまたスレに活気が戻るといいな〜
22名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 00:36:21 ID:0AZL10QD
>>21
GJ!!
リンクとかは順次でいいのであるとうれしいです。
23名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 00:54:28 ID:RQKAmx7A
>>21
GJです!
これは便利で助かります。

…綾門まどかの続きは、ちょっと復活の見込みが立っていません。
もしかしたらリニューアルして再開になるかもしれません…どうにか時間作って書きますので、その時はよろしくお願いします。
24名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 20:31:32 ID:/KvfRxck
>>21
国内サイト
SSTの妄想書庫
ttp://h5n.jp/sst/index2.htm
怪力娘症候群 
ttp://blog.goo.ne.jp/nameless99993333
POWER GIRLS WEB
ttp://powergirls.web.fc2.com/
筋肉美人
ttp://www33.tok2.com/home/junik/
嬲 作品置場
ttp://members2.jcom.home.ne.jp/naburi/menu.html
女尊男卑
ttp://nyoson.h.fc2.com/hazime.html


海外サイト
Mandi Steele
ttp://www.mandisteele.com
Adara Steele
ttp://www.adarasteele.com
New Goddess Cinema
ttp://www.new-goddess.com/
Super Sexy Heroines
ttp://www.supersexyheroines.com/
Ultra Sexy Heroines
ttp://www.ultrasexyheroines.com/
SuperHeroine Films
ttp://www.superheroinefilms.com/
Project: Superwoman
ttp://www.projectsuperwoman.com/
Heavenly Heroines.com
ttp://www.heavenlyheroines.com/index.php
Powerbeauties
http://www.powerbeauties.com/index1.html

自分が知ってるのはこんな所かな、つか、勝手にリンク貼っていいのかな?
25名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 05:54:32 ID:Lt8ZT5up
商用の人なんかは逆に喜ぶでしょ。業者だからね。
26名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 14:23:53 ID:pNegnfy4
リンク足しました
とりあえず、>>24の奴だけだけど
なんか、味気ないし、サイトの属性とかも書いた方がいいのかな?
27名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 02:04:46 ID:t3Lo3O9r
ロリスーパーガールが変身して大人スーパーガールになるSSを希望してもよろしくですか…?

よろすくお願いします
28名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 10:55:00 ID:6CT/0vi4
>>23
なんだかんだ期待してるから頑張って
29名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 16:01:57 ID:lG88+vaE
この保管庫って自分の投下した作品なら削除可能なの?
自サイトに収録予定とかの理由があったら
30名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 17:26:28 ID:zH9mYVlx
そんな下らない理由で削除しないで欲しい
31名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:01:44 ID:SZXA+gsK
そりゃ、当然可能でしょ
なんでそんなことを聞くのか不思議なくらいだ
32名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:01:55 ID:lG88+vaE
いや、冗談ではなく本当に
ここのSSで使った象徴的な表現とかフレーズを後の作品に用いたりしていて
そんなのが二重に存在していると、パクリ疑惑が沸いたりして荒れる危険があるのです
>>21には申し訳ないけど、一考していただけないでしょうか
33名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:25:29 ID:SZXA+gsK
いや、一考していただけないでしょうかじゃなくて、良いに決まってるんだから、削除しなよ
何がしたいのか、逆にわからん
34名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 21:43:59 ID:zYmdLePM
つか、どの作品なの?
個人的にはどういった作品であれ消して欲しくはないんだけど
35名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 23:08:34 ID:SZXA+gsK
そんなわがままは通るまい。作者の希望がすべてに優先するのは当たり前。

でも、実際にどの作品なのか、あと、その行為に物言いがついた時に、作者だって証明する手段(トリとか)とかは、何かあると良いかもね。
あ、俺個人は物言いをつけつるもりはないので、そんなのなくても何もいわないよ。てか、早く消しなよ
36名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 01:46:03 ID:6s3eNNZo
本人じゃない人が、勝手に作家の名を騙って混乱を招こうとしているようにも見える。
結局、消したいってのはどれなんだろ。
37名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 23:34:30 ID:6s3eNNZo
結局、ID:lG88+vaE は、ただのイタズラ?
38名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 14:31:36 ID:fWn1MZ22
まとめからいくつか消えてるね。

リンクは属性があるとうれしいな。この界隈は守備範囲が広いんで。

39名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 15:02:05 ID:Pwl2XG+p
消すのはかまわんけど、せめて「事情があって、○○と××を消すよ(消したよ)」くらいのコメントは欲しいかも
でないと、他人がイタズラで消すのと表面上区別つかんんし、今回はともかく、こういうやり取りがなかったら、
イタズラと判断されて再アップされちまうぜ
40名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 16:32:50 ID:tJKpq9A4
motsshopで販売するために消しただけじゃないの?
別にイタズラではないでしょ。
41名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 18:23:16 ID:Pwl2XG+p
作者が何も言わずに消すのも、俺が悪意で自分で書いたわけでもない作品を勝手に消すのも(無論そんなことはしないが)
「いつの間にか消えてる」という表面上の結果は変わらなく見えてしまうので、、
消すときには「作者だけど、〜〜の作品は一身上の都合で消させてもらったわ〜」の一言くらいは、書き残してもいいんじゃないかなという提案
特に、今回のようなすったもんだがあれば、作者が消したんだとは推測できるが、そうでない時、人知れず消えていたら、イタズラだと思われる可能性もあるし

まあ、別にいらんよ、という意見が大勢であれば、無理に主張はしない
42名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 21:39:09 ID:E9870zCR
お騒がせして迷惑を掛けましたが、前記の理由により拙作7点を削除させてもらいました
ここに結果連絡をしようとも思いましたが、なんか自己主張が強くなるように思えたので差し控えました
トリを付けてなかったので信用していただくしかなく、本人証明はできませんが
ハードディスク内には、投稿日以前の日時に作成した各作品のファイルが残っていますから
司法機関より開示命令があればいつでも提出します

投下した当時はスレもまだ手探りの状態でしたが、それが堂々4スレまで続くとは感慨深いものがありますね
当スレのますますのご発展を心より祈念いたします
43名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 23:53:42 ID:Mtrk2iPO
まあ、この話題はこれでお終いって事で、まったり雑談でもしようよ
44名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 11:06:59 ID:s/qqgOPO
 
45名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 23:31:26 ID:qVtLN+Qu
スパガの出てるAUのアプリが出来ないんだが、あれってどんな内容なの?
46名無しさん@ピンキー:2010/08/04(水) 12:08:54 ID:63qUPFwo
携帯無いからそもそもプレイ自体ができない・・・
47名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 13:26:50 ID:xpYgO4rE
そろそろアゲてこう
48名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 21:35:29 ID:ZC5ejecx
最近の過疎り方、半端ねえな
と言うわけで支援、拾い物だけど
ttp://nagamochi.info/src/up28828.jpg
49名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 01:50:04 ID:S/6Qqa7Q
他のも見たい
50名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 11:22:03 ID:n4Dfl+WQ
みんなどこにいったの?
51名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 17:42:26 ID:l2zoUebu
三途の川
52名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 11:25:59 ID:QnYlzPJ0
スパガをマリオみたいにしてみた

キノコとかフラワーを食べて大人化
大人な時はほぼ無敵。っつーかいろんな攻撃できる。空飛べるし

ただ敵に当たると再びょぅじょに戻ってしまう…
53名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 22:45:54 ID:y/ymR/Il
Xbox360でスーパーマンリターンズのゲーム出てるじゃん
あれそのまま主人公スーパーガールに変更するだけでかなり楽しいんだけどなあ
作ったの外人だし外人には無い発想かねやはり
54名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 23:13:14 ID:r1B3IyX6
>>52
びょぅじょ
55名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 14:12:31 ID:smgS3yy8
フタに恥辱ばかりになれば寄りつかなくなるなw
56名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 20:17:01 ID:svdYh+/n
こんだけ暑いとスパガもやってらんないだろうな
57名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 11:14:20 ID:FeIn+5dD
スパガの性感マッサージも猛暑割引で
58名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 00:09:14 ID:FJfFbtvm
それまでへそ出しだった青コスの丈が大胆に縮まって、下乳が覗くぐらいにまでなります
肩周りも完全露出の腋出しタンクトップで、健康的な背中のラインも丸出し網紐状です
鬱陶しい赤マントも風通しの良い薄手シースルーケープでコスの露出を隠す事はありません
スパガ、夏用クールビズコスです
59名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 23:15:54 ID:TXv/azeC
http://www.superheroineperil.com/

ここの動画購入した人いる?
60名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 23:11:56 ID:biWprICB
スパロボにイクサー1出るみたい
生きる楽しみが少し増えた
61名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 21:31:01 ID:HclEnzWl
モルダイバーとハイパードールも出してくれればいいのに
巨大ロボ出てこないから、絶対無理だろうけど
62名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 00:18:28 ID:OZjVVlrx
>>59
あら新作できてたのね
欲しいとは思うけど英語がわからないからな〜
ショートストーリー的な「projectsuperwoman.com」なら
英語わからなくても楽しめるんだけど
20分以上もあるとね〜、、、会話中心になっちゃうから
サンプルで十分と感じてしまう

でもちょうど今、円高で安く購入出来るから買い時なんだけど
63名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 01:24:02 ID:TYvRsxRg
保守
64名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 02:02:42 ID:TRA4Rml2
海外サイトだがJulie and Friendsが見られなくなってるが、閉鎖したんかね?
あそこの小説はかなり良かったが、英語力不足で読みきれんかったなあ。
65名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 09:56:30 ID:/FrKOm4W
残しておくには鯖代払い続けんとならんのかね。英語全然わからんからいつも絵だけ見てた・・・
スモールビルも見てるけど何しゃべってるのか全くわからんので絵だけを見てる乳児状態
66名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 23:31:32 ID:Uq9SzLGO
言葉がわからないドラマで思い出したが、
「飛女正傳」を見た人はいるの?
俺はとりあえずtorrentで数話ダウンロードして見た程度なんだけど
字幕の漢字でなんとなく理解しているが
詳しくはわからないから見続けられないんだよね
スーパーパワーのところは面白いんだけど1話に数分もないし、、、
日本でも特撮ではなくドラマでこういうジャンルをやって欲しいんだけどな
ムリだけど
67名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 02:52:42 ID:Sfv1Of7b
スーパーツインズ知ってたら情報下さい
68名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 23:35:41 ID:e/kT551b
なんですかそれ?
69名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 18:21:06 ID:RT1LFxqA
ツインスパークガールズ?
70名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 18:25:59 ID:DnIsjYkP
71名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 11:18:55 ID:kgD7nYU5
フカキョン、スーパーガールにでもならないかなぁ…
72名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 22:51:51 ID:Rz6COVOR
>>70
サンクス
73名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 22:55:38 ID:Qm6IhCgd
74名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 02:34:24 ID:Gy4+TYI9
スパガって貧乳率高いよな
たまにはパワガ並の巨乳な奴がいても良い気がするんだが…
75名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 02:32:59 ID:oFPSFlqL
むしろ銃弾を弾くやわ乳の強度構造がどうなってるのかを妄想してるだけで楽しい
76名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 03:14:33 ID:4lLOUzXd
どきどきハートビートで、その実験がされているなw
77名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 11:31:39 ID:gBmGFRXt
>>76
実験結果どうだったの?

実際は身体の前にバリアみたいのがあるんだっけ?
78名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 00:09:02 ID:3x+L5KEl
巨乳で跳ね返す

って結果だったら良いな…

巨乳で跳ね返すくせに乳首は弱いとか
79名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 14:53:06 ID:m7vN0GWQ
谷間に弾丸がはさまってスパガが弾丸を取り出すとつぶれているとか妄想するといいよ。
80名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 10:20:14 ID:TFoQXi+4
良いね
男の指は柔らかく沈み込ませるたゆんたゆんのおっぱいだが、鋼の弾丸は粉々にしたり、柔肉の中でくにゃくにゃにしたりとか
81名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 17:01:57 ID:GEfTGRVH
このシーンも撃たれてぷるんぷるん、乳が揺れてるのかな
http://nagamochi.info/src/up34300.jpg
82名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 18:34:01 ID:TFoQXi+4
>>81
こんなんよく探すなぁw
鋼の身体故の大胆なヘソ出しにパンツ履いてなげなヒップライン丸出しな下半身といいキュート&セクシーだ

こういうアメコミ(?)って日本語版ってあるものなの?一冊幾ら?
83名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 19:22:53 ID:VioDbigy
ないない
気合い入れて自分で超訳するんだよ
10年もやってりゃ外人とスパガの英会話だけは出来るようになるぜ
84名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 20:41:06 ID:TFoQXi+4
気合いって…すげぇw
あんたスーパーマンだわ


性的な意味で
85名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:33:58 ID:Nk09biGu
なんとなく、巨乳で長身でスーパーモデル体型のスーパーガールが見たくなった。
86名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 23:49:26 ID:RWR1kRUw
映画のリメイクとかないのかね
87名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 02:15:46 ID:SnWP3K4V
弾丸で押す位だと繊細なタッチで気持ちいいのかも
88名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 04:53:51 ID:7NXiOlD0
>>81
これは
Linda Danvers?

スーパーガールもいっぱい居て、
どれが誰やら
89名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 08:39:02 ID:aiyyhUt/
>>87
たまに乳首に当たって「あんっ♪」って悶えたりするんじゃね
90名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 22:57:48 ID:H/ejcRXp
ならば大砲の直撃を喰らってもビクともせず、多少頬を赤らめるぐらいなのに、恋人に胸触られて悶えるスーパーガールとかどうだ!?
91名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 23:35:01 ID:l2ia9hXr
宇宙人の女の子がダイナマイトをアソコに詰めてオナニーするってギャグ漫画あったよね
92名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 00:35:07 ID:Bevm46RH
巨大化変身するヒロインがアソコにタンクローリーを突っ込まれて犯されてタンクローリーが爆発する漫画は知っている
93名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 04:11:04 ID:7jSJQ/2p
森林林檎のウルトラMか
94正義のスーパーガール:2010/09/20(月) 10:09:26 ID:dRGDfQu8

 股間の襲う激痛に、晴彦は思わず目を覚ました。
 一人の少女が眠りこける姿が寝ぼけた眼に映った。

 えっ、どうして、女の子が、、、

 彼を驚かせたのは、
 青い薄地のレオタードには、Sの字が大きくプリントされている。

 スーパーガール!!?

 「いたたっ、止め、、い、、」

 激痛の正体。ペニスをしっかりと掴む彼女の指だった。

 「すみません、スーパーガールさん、、手を離して、、、、」

 彼女の肩をポンポンと軽く叩くが、寝息を立て気持ちよく眠り続けている。
 それどころか、ペニスにはますます指先が食い込み、強烈な痛みで目から涙がこぼれた。
 晴彦は恐怖を感じ、ペニスを握る彼女の手首を掴んで引き剥がす。
 だめだ、ビクともしない。
 今度はペニスに食い込む指を両手で引き剥がそうとした。指一本に彼の両手の力をこめたが、1ミリたりとも動かせない。
 逆に、少しずつ力が強まり、ボロボロと涙がこぼれる。

 昨日彼も見ていたTV番組「大解剖!スーパーガールの能力」で、握力計を破壊したり、H鋼すら簡単に捻じ曲げていた指。

 彼の悲鳴にもならない嗚咽に、ようやく彼女は目を覚ますと、
 指先に何を掴んでいるのを感じたスーパーガールが、その正体を確かめようと、そっと力を込めた。

 ミシミシッ、グニョッ

 彼女の指の中でペニスは形を失い、ズタズタの血に染まったミンチ肉に姿を変えた。

(おしまい)
95名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 15:49:36 ID:X9xvL7YY
>>94
久々のSS,gj
96名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 14:35:19 ID:7ySYRDWq
やはり正義のスパガはいいねぇ。
今度はスーパーブレスでどんどん物を破壊してほしいわw
97正義のスーパーガール:2010/09/23(木) 17:13:26 ID:TDLdPpEN

 壮観な風景であった。
 国立競技場のフィールドに整列する200人のスーパーガール。

 遺伝子操作とiPS細胞を1万倍に圧縮する技術の融合により、人類は夢の生命体を創り出すことに成功した。
 彼女たちは人間由来の細胞を持ちながら、その身体を組成する細胞数は人間の1万倍にのぼる。

 彼女たちの「身体能力(スペック)」と「使用上に当たっての注意事項」が記載されたシートが配布されると、
 自衛隊、警察庁、消防庁、海上保安庁の居並ぶ幹部たちは目を疑った。

 研究責任者だろうか、白衣の男性がマイクで説明した。

「みなさん、このプロジェクトは国家の最高機密事項として扱ってまいりました。驚かれるもの無理はありません。」

 身長:170センチメートル、体重:52キログラム、視力:15.0、聴力:0.0015デシベル
 握力:320トン、背筋力:890トン
 垂直跳び:30メートル、立ち幅跳び:230メートル、最大走力:450キロ/時、飛行速度:マッハ8.5
 ヒートビジョン:最高6000℃、エックス線ビジョン:最大300sV 

「彼女たちは人間の約1万倍の身体能力を保持しています。
 握力や背筋力の単位はの『トン』は『キログラム』の間違いではありません。正真正銘の超人たちです。
 もちろん、身体の頑強さも1万倍です。証拠をお見せしましょう。」

 というと予め準備していた自衛官たちに、自動小銃の発砲を命じた。
 
 ババババッ、バババババッ!!

 彼女たちに向かって連射され、顔や胸に命中した弾丸だが、全て弾かれると足元にポロポロ落ちていく。

 自衛隊の幹部たちは、、まさに開いた口がふさがらない。
98正義のスーパーガール:2010/09/23(木) 17:13:55 ID:TDLdPpEN

「いかがですか。
 彼女たちは、国際紛争の場に出向き、ケガをしている人の救助や、危険人物や敵の拘束を行います。
 国内でも、安全・安心を守る切り札となるでしょう。災害現場での救助活動や凶悪事件の犯人制圧に彼女たちを投入すれば、
 警察官や消防士が危険な目に合うことはなくなり、しかも人間には不可能な活動でも難なくこなすことができます。」

「佐伯博士、彼女たちの人間離れした能力は分かりました。しかし、、このまま救助活動といっても、そんな何百トンの力で逆に要救助者を、、、
 ちゃんと力加減はできるのですか?」

 消防庁の救助課長の質問に、佐伯博士はニヤリと答えた。

「課長、こちらへ、、」

 博士は、一人のスーパーガールに目で合図を送ると、彼女は足元に転がる銃弾を一つ拾いあげ、近づいてきた。

「課長、彼女と握手を、、
 大丈夫ですよ。彼女たちは脳細胞も人間の1万倍、身体のコントロール能力も1万倍。本当にかなり器用ですよ。」

 スーパーガールの伸ばした手を、恐るおそる握り締めると、彼女も握り返す。
 普通の女性の手と何も変わらない。

「11号、さっきの銃弾を潰すんだ。」

 もう片方の手の指先には、自動小銃の5.5ミリ弾があった。
 親指と人差し指に挟まれた銃弾からグニッと異音がもれると、ペチャンコの金属片に姿を変えた。

「どうですか、右手の指先には数トンの力を加えながら、左手で握手もできるのです。
 瓦礫を破壊しながら、もう片方の手で要救助者を抱きかかえる力加減もできます。最もこの訓練にはは苦労しましたが。」

「動力源は何なのですか。」

「そんなものありませんよ。彼女たちは人間由来の細胞を持っています。
 我々と同じように、炭水化物やタンパク質の食事からエネルギーを吸収します。
 よろしいですか、みなさん。
 それでは、自衛隊に100名、警察に50名、消防に30名、海上保安庁に20名ということで本日より、配備いただきます。
 彼女たちには、事前に登録した直近の上司には絶対服従するよう教育しています。
 また、このコスチュームは1980年代の映画をモデルにしました。
 いうなれば制服です。ただし、決して他の服装に着替えません。これが無ければ外見上は人間と区別できないためです。」 

(続く)
99正義のスーパーガールの作者です:2010/09/23(木) 17:16:27 ID:TDLdPpEN

ちょっと趣向を変えた中編です。
スーパーガールたちの大活躍?いや惨劇、悲劇を考えています。

100名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 19:06:24 ID:mT799CfP
GJ
超大惨劇期待してますw
101名無しさん@ピンキー:2010/09/23(木) 23:05:36 ID:8zaKdlZ9
エネルギー…食事量が1万倍のような気がした
のは、とりあえず置いといて先に期待w
102名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 07:54:49 ID:2m2yV9JF
いかにも使い捨てにされげな量産型スパガ達の末路の果てに期待
103名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 20:55:40 ID:P9ZurLyY
まともなの書ける職人はみんな撤退しちゃってるから期待できんだろ
どうせ先のことなんか考えずに、勢いだけで始めちゃったんだろうさ
104名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 01:16:26 ID:H0WvOquU
part1の時にいた書き手の人どこに行っちゃったの?
したらばとかに集まってる場所あったりする?
105名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 18:41:35 ID:q6y/Z1hk
職人さん カムバーック!!!
106名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 18:14:39 ID:s/sUSD3f
107名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 20:12:24 ID:BvJTkQZG
スパガにはやられる方でもやる方ででもベアハッグがよく似合うな
剛力ヒロイン同士がベアハッグかまし合っての我慢比べとか見てみたい
108名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 19:07:27 ID:Uvu+w82j
俺英語全く分からんので絵だけみてたんだけど

ttp://www.mediafire.com/?ocghxd5o3cz5y ←催眠にはかかってなくてレズ同士ひまつぶしの趣味でセックスしてただけ
ttp://www.mediafire.com/?otpy8v9cvaz7q81 ←スパガの愛汁吸ったら偶然超人女になってボスの座のっとり

で合ってるのかね?
109名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 05:11:44 ID:0HcFW9M0
110名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 07:50:41 ID:YlMI9sZA
皆で投票して映像化して貰おうぜ
ttp://www.zen-pictures.net/kuusou/plots/view/86/vote
111名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 15:45:05 ID:LKpAKa7x
>>110
投票してきた、これ作品化されたら絶対買うわw
つか、このプロット書いたの、このスレの住人じゃないの?
112名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 00:23:30 ID:LAI5WMGd
Smallvilleのシーズン10が楽しみすぎてもう少しだけ頑張って生きて行こうと思える。
113名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 11:59:48 ID:pRRiOqsB
Smallvilleってシーズン10で完結予定らしいよ
スパガの出番はどんだけあるかな?
114名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 02:48:39 ID:cdxfp8UY
>>110
2日で100票くらい増えてるね
このスレ、案外人いたんだw
何票くらい入れば採用されるんだろう?
115名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 03:58:52 ID:OFXanwcz
中学生はさすがにアウトなので俺入れとらんわ。
小中学生で抜けるのって今の時代じゃ才能の一つになってるよなあ。
一昔前ならただの異常者扱いだったけどネットができてマイノリティにも人権が認められたって言うのかな。
116名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 05:04:59 ID:kL4zycd8
ここ最近FF13のスパガ立ち最高と思いつつ邪な妄想しつつ鑑賞しながらぼちぼち進めてた。
今日クリアしたけどエンディングに金田氏のクレジットが。絶作だったのかな。良いモーションしてた。
117名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 22:35:20 ID:/4AELO/x
正直、スーパーガールのションベンなら飲める
118名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 02:14:23 ID:oqRIe4bU
ドラゴンボールみたいにスパガとハワガがフュージョンしたら…巨乳のスパガの出来上がり

胸元がエロいな
119名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 09:50:49 ID:IO1U9hsq
胸のふくらみで歪んだSのマーク。いいねぇ…
120名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 19:46:33 ID:EZpuDJuM
スパガの体液浴びたら融けそうな気がする
121名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 21:17:29 ID:CYEQW8iU
エイリアンじゃねーか
まあ、スパガもエイリアンだけどさ
スーパーマンは普通に子供作ったりしてるよね
122名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 00:43:47 ID:1OxKxJ1T
男がスーパーマンの場合は怪我させないように頑張ればなんとかなるけど女がスーパーガールの場合セックス無理じゃん。
どうやっても相手が死んでしまう。
欲求不満がすごいだろう。
123名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 06:15:03 ID:HN4VLGOV
Gガールっていう映画があってな
124名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 07:19:14 ID:fIMsJNDA
小池一夫原作の「BROTHERS」って漫画知ってる?
異様に興奮した覚えがある
125名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 10:00:40 ID:kwPSCaQ/
>>124
メモリーって怪力女がいたなぁ。まぁロボだけどw
126名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 12:54:59 ID:RynLn4Am
>>122
スーパーマン2のパワーを抽出する機械?みたいなのを使えばいいんじゃね
>>123
あれってベッドより先に男の腰が砕けるだろ
127名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 16:14:15 ID:1OxKxJ1T
smallvilleでスパガセックス中にベッドが砕けてたね
ホームドラマでああいうシーンが見れるとは思わなかった
128名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 16:30:03 ID:cw/PXR46
相手はクラーク?
129名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 23:37:49 ID:gLPrukmh
そんなシーンあるのか・・・。
見たくなってきた。
130名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 17:02:13 ID:vD1UE7Yd
今日から始まるQ10ってドラマはどうなんだろう?
ロボ娘ものみたいだけど
131名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 16:41:39 ID:YDmKnS5z
ならロボット系のスレだろ
132名無しさん@ピンキー:2010/10/19(火) 03:00:15 ID:Eylh0+WT
脳内で生身に変換して見るよ
133名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:57:22 ID:/CoJr9L6
ずりねたぷりーず
134名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 05:43:07 ID:f17KpmHC
「う、うわぁ、感激だなぁ!スーパーガールが僕の部屋にいるなんて…!」
「喜んで貰えて、私も嬉しいよ?チェリー君は私のどういう所が好きなの?」
「えっ、だ、だって君はその…か、可愛いし…ス、スタイルもいいし…つ、強いからっ。」
「くすっ、強ぉい女の子が好きなんだぁ。」
「うっ、うんっ」
「そっかぁ、チェリー君貧弱だもんね。覚えといてね?私の力をもってすれば
君なんか一捻りなんだよ?小指一本だけでもコンマ1秒で君をミンチに出来るんだからっ。」
「は、はいィっ。」
「そんな世界最強の女の子が、今夜一晩は何でも君の望みを叶えてあげる。」
「えっ…な、何でもっ!?」
「くすっ、何でもだよ?童貞卒業したければ…望み通りにしてアゲル。」
「っで、でも…」
「あはっ、そうだよね?私のおまんこは超ヘビー級だもんね。万力みたいにみっちみちだよ?
チェリー君みたいなへにゃっへにゃなオチンポじゃ挿れる前に間に潰れちゃうもんね。」
「じゃ、じゃあ…」
「なぁに?」
「き、君の力をみ、見せて欲しい…っ!」
「私の力?」
「君の怪力がど、どれくらい凄いのか見たいっ!」
「んふっ、マゾヒスティックぅ。自分より強い女の子に圧倒的な力差を見せ付けられてコーフンするんだ?
ヘンタぁイ。あはっ、イイよ?してアゲル。」
「じ、じゃあ…これでっ。」
「あらぁ?ダンベル?チェリー君も一応鍛えてみようとか思うんだぁ。」
ギィィィッ…ググッベキッ
「あはっ、捻じ切れちゃった。こんなんじゃ指のトレーニングにもならないよ?」
ググググッ…ギュチッ
「見て見て、ちょっと握っただけなのにただの鉄団子になったよ?」
ゴトッ
「踏み潰してやるっ。えぇい!」
ギギッギーッ
「あはっ、どうしたのチェリー君、鉄の塊が私の足に踏み潰されてぺったんこになるの見て怖くなっちゃったかなぁ?
それともコーフンした?自分も踏まれたいって思っちゃったんだぁ。」
「も、もっと…!」
「いいよぉ。それではこれよりスーパーガールによる怪力解体ショウの始まり始まり。」
135名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 05:43:50 ID:f17KpmHC
「ちょ、ちょっと待って!椅子はちょっと…」
グギギギッガキンッバキッ
「えーっ?なぁに?」
「あぁっ…」
「あはっ、バルーンアートみたい。これじゃあ座れないね?でも大丈夫、椅子が無ければ床に座れば良いんだよ。
机もサイズ合わせてアゲル。」
「や、やめ…っ!」
ベキッグシャッ
「いっけなぁーい、やりすぎちゃったぁ!これじゃあただの木の板だね!」
「わ、わざとやったでしょ…」
「でもコーフンしたでしょぉ?ほら、もっとよく見て?
自分よりおっきな机も軽々と持ち上げて木屑に変えちゃう恐ろしい手だよぉ?」
「ひ、ひっ…!」
136名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 05:45:13 ID:f17KpmHC
「続きましては…」
「さ、さすがにそれは…!!」
「チェリー君の心の友、PS3を指一本で貫通させてみせましょう。」
「やめてええええ!!!」
グリッバキバキッ…ググググッ…ガキンッ
「あれぇ?真っ二つになっちゃった…意外と脆いね、ソ○ー。」
「あああああっ…」
「どうしたの?別にいいじゃないゲームなんて。これから毎日、暇を持て余したら私の漲る怪力を思い出してオナニーでもしなよ?
なんなら今ここでしてもいいんだよ?」
「うっ…」
「スーパーガールの凄まじいパワーを目の当たりにしながらシャセーできるんだよ?またと無いチャンスだよ?」
「ううっ、うっ…」
「きゃはは!本当にやるんだぁ!部屋の中の大事なものいっぱい壊されて声も出ないくらい恐れおののいてるのに、
その小汚いおちんぽコスる元気はあるんだぁ。」
「うっ、うっ…」
「じゃあもっとすごいことしてあげるね?すぅっ…ぷはぁっ」
ブオォォォォォオン!!ズガッバキッグシャアアアア!!!
「あははっ、ちょっと息を吐いただけで壁が吹き飛んだよ?手も触れてないのに、もう部屋じゃなくなっちゃたね?」
グッ
「よいしょっと。もうベッドも要らないよね?ほぅら、片手で持ち上げられるよ?」
ブォンッ
「あはっ、見えなくなっちゃった!今ごろきっと大気圏だよ?君も同じようにしてあげようかぁ。」
「ひっ…!」
ぶじゅるっ
「いやぁっ、チェリーボーイのおちんぽみるく…いっぱぁい…じゅるっ」
「あっ、ごっ、ごめっ…」
「スーパーガールにおちんぽみるくぶっかけた罪は重いよぉ?」
「ゆ、許して…あっ」
ずくんっ…ぶびゅるっ
「あははぁっ、また出てる!震えるほど怖がってるのにまたシャセーしちゃったねぇ。
キミ、よっぽど私が好きなんだぁ…じゃぁ…ハグしてあげる!」
「や、やめて…っし、死…」
「大丈夫、手加減するよぉ。」
「あああああ!!!」
「ちょっとぉ、女の子に片手で抱き上げられたからって暴れないでよ。手加減できなくなっちゃ…」
ベギンッグシャッメキッ
「ぎゃああああ!!!!う、腕があああああ!!!!」
「あぁあ、だから言ったのに…」
「ろ、ろっこつ…」
「そうだねぇ…肋骨も折れてるね。ばっきばきだね。」
「ひぃぃぃぃ…」
「はぁ、仕方無いなぁ。キミもうヒトの形で生きていくのはムリそうだね。」
「そ、そんな…」
「そんなキミにクエスチョン!このままぐちゃぐちゃのまま生きるか、それとも今私の役に立って死ぬか、どーっちだ?」
「あ、こ…こ…ころして…」
「くすっ、ドMだね。いいよ?その願い、叶えてあげるね…」
「あ…な…何を…」
「言ったでしょ?私のおまんこ、万力よりもすごいんだよ?だから普通の物じゃ挿らないの。でも…」
ぎゅっ
「人間の頭だったら…膣に入る間に頭蓋骨が砕ける感じがたまらないの!」
「あ…がっ…!」
メキッメコッ
「んんっ…」
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!」
メキョッ
「あんっ♥」

END
137名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 12:42:15 ID:EAg2Ls/M
容赦ないなw
でも、こういうの嫌いじゃないかも
138名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 15:18:16 ID:gm7NPgOk
ドSスパガの怪力ショー、たまらんなぁw
139名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 09:28:40 ID:arqB8LnM
逆にどMのスパガが見たい
140名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 12:12:30 ID:ITYFsBAc
すごくみたいな
強いはずなのに屈辱をうけて感じるようなのを
141名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 02:22:46 ID:YdBsfwW5
スパガは今まで潰した性奴隷の数を覚えているのだろうか
142名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 04:19:03 ID:s6wfqmVY
爪楊枝、割り箸、歯ブラシ…
人は消耗品の消費数などは記憶しないものなんだよ
143名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 06:02:44 ID:t0IK0dtq
やっぱスパガって性格歪んでるのかな
地球人をはるかに凌駕する高スペックで、ボランティア?で人助けして
おまけに普段は正体を隠し地味っ子を演じてる。
肉体が強すぎるゆえに、セックスはおそらくまともにできない

性格歪みそうな要素は沢山ありそうだけどさ
144名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 07:17:37 ID:vLcWOl+e
慈愛に満ちすぎてるんじゃないか?
ほのぼの派はそう考えてしまうw
145sage:2010/11/06(土) 07:26:11 ID:wP/DCqlA
ラブホテルを透視しながら、空中でオナニーして性欲を満たしてると思う
146名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 04:13:06 ID:DpfOzo4E
人間の頭蓋を割って脳の快楽物質を直でちゅーちゅーする
147名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 10:51:46 ID:Ld9aJVAj
妖怪じゃねーか
キスで破裂させて、抱き潰して、膣圧でチンコ潰して
いらなくなったら大気圏外に放り投げてるよ
148名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 12:32:16 ID:rKNhXUpf
思い切りパンチしたら「ミンチより酷ぇや」で簡単に証拠隠滅なんじゃw
149名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 19:21:35 ID:vbOGzFJ9
スーパーガール、スーパーウーマンを目撃した方はいませんか?
150名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 21:43:00 ID:xqeG4+HF
メモ
htp://www.sleeperkidsworld.com/gallery/5upergirls/index.html
151名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 18:43:20 ID:m+cje5Z9
>>149
目撃情報じゃないけど

ttp://invinciblelinda.blogspot.com/?zx=28827b080d7a7854
ttp://superayami.blogspot.com/
ttp://steelknight3000.deviantart.com/

真ん中以外平易な英語が使われているから高校レベルあれば読める
真ん中は暗号入っているから読むの面倒
mayb→maybe nite→night
他にも多数
152名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 09:35:38 ID:spRCA/j3
>>151
真ん中いいね
なんとなくしか分からないけど
153名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 23:41:42 ID:9BRLhSgS
巨乳のスパガだったら…
巨乳が重くて邪魔とか
飛ぶ時に揺れて不便とか…

バトル時はパンチが胸に当たっても効果なし…もともと効果ないか…
154名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 15:48:00 ID:BnT+ZtdV
パンチどころか弾丸が当たっても平気だからな
155名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 11:18:40 ID:Eozmpqqu
最近怪力娘が活躍する作品ありますか?
156名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 17:55:06 ID:iXg41jas
クリプトナイトの弾丸で書いてくれた職人さん居たな
みんな何処にいったんだろう
157名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 09:56:30 ID:CKMOShDP
>>155
今やってる仮面ライダーのヒロインが怪力娘設定だよ
158名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 20:07:02 ID:07Q7GaPI
ミルキィホームズってアニメの主人公チームの一人が怪力の特殊能力持ち
ただし、現在は能力が失われていて、それを取り戻すのがストーリー全体の目的
159名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 22:45:01 ID:2LpUctzY
ここはパラレルワールドの女体スーパマンでもOK?
160名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 22:57:23 ID:2N+QZ4s1
女体って男が女になっちゃう〈TS〉ってこと?
161名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:38:34 ID:d64gtjPE
怪力娘症候群の画像、全部リンク切れてない?
162名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 11:07:40 ID:/pOmkpPO
普通に見れるがな
163名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 12:24:51 ID:rwdbbniU
見れない
164名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 13:58:31 ID:2A6wMo4y
>>161>>163
俺も普通に見れるな
よくわからないけど、そちらの環境に不具合があるんじゃない?
165名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 17:01:33 ID:CK1ZeKe5
地球規模での大災害を引き起こすスパガ2人のレズプレイが見たい
166名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 14:33:30 ID:2mYJYeBu
むしろアンクがツンデレすぎてやばいと思った
気をゆらされてカブトムシみたいにに落ちてくるとか反則的にかわいすぎるんですが
167名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 21:35:05 ID:CBAx/3i9
168名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 12:19:52 ID:HLv1mT6X
>>159
少年が変身して巨乳スーパーガールに…

だったら少女でもいいような…
169名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 14:58:25 ID:3njF93HT
>>168
少女が巨乳スーパーガールに変身のほうがいい。
…というより巨乳少女がスーパーガール変身がいいな
170名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 03:08:36 ID:F/lmufZB
>>169
どちらも良い
巨乳なスパガはなかなかいないからなぁ…
171名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 04:07:13 ID:Yc1xu88F
巨乳を使ったいいシチュエーションが何かあるかい?
あったら参考に書いてみるよ
172名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 04:34:32 ID:c+MDHMxe
海外サイトで読んだやつでは、巨乳で窒息させるとか。
顔を塞ぐんじゃなくて、相手の胸へ乳を押し付けることにより、息を吸えないほど圧迫する。
酷くなると乳で肋骨を折ったり、乳首で痣を付けてしまうとか。
173名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 05:01:56 ID:s94okqx2
ノーマルH系のおいらとしては
罠にかけてふんじばってコスの上から巨乳の上下をロープで縛って
さらに胸を反らして際だたせた後で
揉んだり吸ったり舐めたりチンコ挟んだりと
好きなようにオモチャにしたい

174名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 10:21:54 ID:6i1hkUWr
そこにスパガ成分が加わるのがいいんジャマイカ
ノーマルだけのところにふりかける調味料として
175名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 20:03:57 ID:VDoXdFPD
やっぱ純粋に、パイズリじゃね。
乳首を使って、、さらに挟み込むように、、そのまま射精まで、
176名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 16:27:07 ID:78YZiltr
177名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 23:36:12 ID:+Yqy+QMh
会津のスーパーガール、いいねぇ
178強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:38:28 ID:KQapzQTw
転載です。

橋本友美、という女の子がいた。
友美は高校2年生になったばかり。成績はまあまあというところ。
顔も、自分でもかなり美形だとは自負していた。髪もさっぱりしたショートで
美形な顔を際立たせていた。
運動神経は、無に等しかったが、もっと深刻な悩みが友美にはあった。
それは、いまだに142センチの身長と、ぺったんこのまんまの胸。
しかも新学年、ということでもうすぐ身体測定と体力テストがある。
自分の幼児体型と運動神経の無さ、そして体力の無さをクラスのみんな
に見られるのが、たまらなく嫌な友美であった。

 帰宅途中、友美は憂鬱だった。
「はあ〜あ、もうっ。なんで身長とか、体力とか測る必要があるのよぉ・・
わたしにしてみれば、惨めなだけじゃない・・」
友美は自分の胸を撫でながら「せめて胸がもっとあって・・スタイルよければな〜」
とつぶやいた。すると、背後から「お穣さん」と突然、手を肩に置かれ、声を掛けられた。
突然のことだったので「きゃあっ!」と悲鳴を上げて、飛び退いてしまった。
「す、すいません・・突然だったもので・・」友美はとりあえず謝ったが、相手の方も
「いやいや、こちらこそ。驚かせちゃったかな?」一通り、会話が終わったところで
友美は相手を観察し始めた。少し、猫背だけどいい感じの男の人だった。
友美「え〜と、わたしに何か、ご用ですか?」

男「いや、失礼かと思ったが君の独り言を聞かせてもらった。
  どうやらずいぶんとお悩みのようで。」

友美はたまらなく恥ずかしく、みるみる顔が真っ赤になっていった。
なにせ、自分のカラダのことを聞かれたのである。しかも男の人に、だ。
友美は、真っ赤な顔で、怒った声で
友美「あっ、あ、あの!用件はそれだけですか!?」
怒りたくなるのも当然だ。多感な女の子のカラダのことを盗み聞きして
いたのだから。
男「いやあ、すまない。だが、そんなつもりじゃないんだ。話をきいてくれ」

これ以上、こんな人に付き合ってられない。こんなことをしている暇があったら、
さっさと家に帰って、背を伸ばす方法でも調べたい。
話を聞いてくれ、と言われたがこんな人の話なんか聞きたくも無い。
友美は「それではっ!失礼しましたっ!」もうイライラでいっぱいだった。
男に背を向けて、帰ろうと思ったとき、男が友美を引きとめた。
179強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:39:37 ID:KQapzQTw
男「まあ待って。俺は科学者なんだ。人間の急速成長剤と筋肉発達剤を
作ったんだ。君にこれを試してもらいたい」

帰る気満々だった友美が歩みを止めた。そして振り向いた友美の目は、普通じゃなかった。
急に向きを変え、男に近寄るとキラキラした目で
「ほんっとですかあぁぁ!?マジですか!?試してほしいっていうのもホント?ホント?」
もう友美は自分のちっちゃなカラダと、ヤワなカラダが嫌で嫌でたまらなかったので、そういう
話には、疑いもせず食い付いてしまうのであった。

男はかなりびっくりしたようで「あ、ああ。全部本当だ。見れば君は相当な美人さんじゃないか。
こんな美人がナイスな身体になれば、きっとモデルにでもなれるさ」と少し引きつつ、言い切った。
友美は唯一の自慢だった顔をほめられたのもあって、すっかりその気だった。
友美「じゃあ、そのお薬っ!いくらですかっ!?」財布を探りながら、そう言ったが、

男「いや、これはまだ試作品なんだ。体が成長することと、体力と力がつくのは確実なんだが・・
 まだ効果がよくわからんのだ。だからちょうどお悩みの君に試して欲しい。もちろんお金なんか
取る気は全く無い。こっちも研究だからな。って、いっても危険も伴うから、強制はしないよ。
さ、どうする?」

懐が寂しかった友美には完全に都合のいい話、となっていた。これ以上のチャンスはない、と
普通信じるやつもいないと思うが、ただ、ということで頂くことにした。

男は満足そうに「じゃあ君の力になれればうれしいよ。でも、もしもの時の保障はできない。
それでもいいね・・?」というと、夢見心地で頷く友美を後に、去っていった。

友美は家に帰ってほくほく顔だった。「ふふ〜ん♪これであたしも♪おっきくなれるかな〜」
と湯船に浸かりながら、青と赤の液体の入った小瓶を眺めていた。その二種類の液体は
妖しく光を放っているように見えた。「このぺったんこの胸も♪」と全く服を押し上げたことの無い
自分の胸元をまじまじと見つめた。風呂から上がって、鏡に自分を映してセクシーなポーズをとって、
自分がナイスバディになったところを思い浮かべた。
友美はもう、完璧に妄想ばっかりしていた。

部屋に帰って、ビンを取り出した。青い液体がカラダを成長させてくれるらしい。
友美は「たのんだわよぉ・・」というと一気に飲み干した。注意書きはまったく無かったので
安心だったが、胃に何か違和感があった。友美はお腹をさすりながら布団に入り、
今日は早めに眠ることにした。

次の日、友美は寒気とともに目が覚めた。眠い目をこすりながらあたりを見回すと自分の着ていた服
が、無残に破れて布団に散乱していた。見た目だけでもと思い、つけていた、一番小さいカップの
ブラジャーも、である。
「どうなってんのこれええぇぇぇ!!?」友美は女の子座りで、生まれて初めて胸を腕で隠しながら
驚きの声を上げた。
180強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:40:17 ID:KQapzQTw
友美は「わたし・・おっきくなってるぅ!?」と自分のカラダをあちこち触りながら
驚きの声を上げた。いままで、小学校6年から買い換えたことの無かったパジャマが
自分の周りに破れて散乱していた。自分のカラダを触っていると、ふと、
やわらかい半球体に手が触れた。「うっそぉ!?胸まで・・こんなにぃ!?」友美が驚くのも
無理はなかった。Aカップにも満たなかった自分の貧乳が、いまではDカップくらいにまで大きく
なっているのである。どおりで、さっきから上半身が重いと思った。友美はうれしくてたまらなかった。「やった〜〜〜♪胸も背もこぉんなにおっきく♪」
友美はあこがれの「胸の谷間」を作ってみた。CMなどで覚えていたやり方で、両腕で自分の胸を寄せてみる。すると、深い谷間が形成され、
友美の心の中に感動がこみ上げて来た。「ふふっ・・これでわたしも・・一人前の女の子だわぁ♪」
とにかくうれしくてたまらない友美であった。


友美は起きる時間まで、ず〜〜っと、自分のカラダを鏡に映してウットリしたり、胸を持ち上げ、
急に手を離して、胸を震えさせたりしていた。そして「おかあさ〜ん♪おっはよ〜う♪」と
明るく、朝のあいさつ。友美は本当にゴキゲンだった。
「どうしたの、今日は。やけにゴキゲンじゃないの」と料理をしていた母親が友美の方に振り向いた、
その時、「きゃあ〜〜〜〜っ!?」と母親が悲鳴を上げた。尻餅をつきながら、まるで不審者を見る
ような目で「あっ、あっ、あなたそんな格好で!いったいどこのどちら様ですか!?」と友美を
会ったことのない人みたいに言った。それもそのはず、友美はまず、裸だった。そして見違えるほどのナイスなプロポーションの美少女になっていたからである。
顔はもともとかわいいほうだったので、すらっ、とした長身とおっきなバストが加われば、まさにその辺のアイドルなんて目じゃない、と
いえるような美少女だった。「お母さん、わたしだよぉ。友美だよう。信じられないと思うけど・・」
そこはさすが母親、「ホントに・・?友美なのね・・?」と落ち着いて、話しかけた。
「あ〜、びっくりした〜。それにしても・・・」友美の母は、友美のカラダをまじまじと見つめて
「いや〜、それにしても・・なんでそんな立派な女になっちゃったのかねえ?」と驚いた声で言った。
友美は「へへ〜♪そ・れ・は・・じゃ〜ん!これのおかげで〜す!」と例の青い液体が入っていた
ビンを取り出した。そしてあの男の人と会ったことなど、こんなカラダになった経緯を母に話した。
「そんな危ないものをっ!?・・・っ!」友美の母は気が抜けて、呆れたのか、卒倒しそうになった。
「お母さんっ!?」友美はとっさに母を支えようとした。これだけ背が高くなったんだから、力も・・
と思っていたのだが、そうは行かず「きゃあっ!」と母と一緒に倒れてしまった。
「いたた・・ホントにカラダを成長させるだけなのね・・でもあの薬も飲めば・・♪」とあの赤い
液体のことを考えた。しかしそんなことをいっている間に、もう遅刻しそうな時刻だった。

181強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:40:58 ID:KQapzQTw
「あっ!いけな〜い!もう遅刻しそう!」そう言ってすぐに家を飛び出そうとしたが、自分がな〜んにも着ていないことに気が付いた。
「そういえばこのカラダじゃあ、制服も着れないじゃない!」
困っていると母が「そういえば・・近所に、最近あんたの高校を卒業した背の高〜い子がいたわ」
友美は「おかあさんっ!それ、いますぐ貰ってきて!」と母を押し出し、制服を貰ってきてもらった。その制服は185cm用だったので、友美でもかなり大きかった。
ブラジャーは当然つけるものがない。母も憎たらしそうな顔で「私のじゃあ・・たりないもんねえ・・」と突然、自分より大きく(いろんなところが)なった自分の娘を見上げた。
「おかあさん!そんな顔しないでってばぁ!今日はブラ、着けないで行くから!」友美は自分でも、こんな大きくなった胸で、
しかもノーブラで出歩けば注目の的になることは分かっていた。でも、いままではプールサイドなどでも全く注目されなかった
自分のカラダが回りに見られる、というだけで気分が良かった。それに、自分で胸が揺れる感じを
体感したい、というのもあった。「じゃあ、いってきま〜す♪」と友美はいつも以上に元気に家を出た。
登校途中、友美は、今日は身体測定だということに気が付いた。そしてだんだん、嬉しさがこみ上げて来た。
「こんなに身体測定が楽しみになるなんて♪わたし、いったい何cmになったかな♪」
とウキウキした気分で学校に向かった。

学校に着くや否や、友美はみんなの視線を集めた。顔のかわいさも手伝って、男子の皆さんは
友美にばっかり視線がいっていた。中には、彼女と一緒にも関わらず、友美に見とれていたため
ビンタをもらって、ほっぺたを赤くしている男子もいた。友美は教室に向かいながら「ふふっ♪
見られてる、見られてる♪」と今まで味わえなかった、快感を堪能していた。

ついに、友美にとって初となる、「待ちに待った」身体測定が始まった。「次、橋本友美さん。」
保健の先生に呼ばれたとき、友美はルンルン気分で部屋に入った。その時、胸が大きく揺れていたが
まったく気にしなかった。「友美さん!?あなた見違えたわ!そんなに胸もカラダも大きくなって!」先生は驚いてそういうと身長と胸囲を測り始めた。「え〜っと・・身長177cm胸囲89cm!
ナイスバディになったもんだわ〜!」と信じられない、というような顔で言った。
「へへ〜♪先生、これには秘密があるんですよ・・・!」というと「そうですか。でもあなた、とっても嬉しそう。それならいいと思うわ」と友美のことを微笑みながら見つめていた。
友美は自分のカラダが全然発育しないことを悩みに、保健室に相談に来ていた。
そうしているうちに、先生も心から友美のことを大事に思ってくれるようになった。
背も胸も大きくなった。先生にもこのカラダを見せられた。
友美はもう、幸せで、幸せでしょうがなかった。
182強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:44:10 ID:KQapzQTw
身体測定が終わってから、一ヶ月間、友美は、それはもう幸せな毎日を過ごしていた。
一ヶ月の間に、少し髪が伸びて、肩まである髪の毛をなびかせていた。その伸びた髪の毛が
友美の魅力を一層引き立てていた。
そして気になるカラダの方は、というと身長183cm、胸囲91cmにまで大きくなっていた。
もう、貰ってきた制服も丁度良くなっていた。
ついこの前、友美は17歳で初めて、ブラジャーを買いに行った。店員さんも友美の姿を見て
「お客様、高校生でいらっしゃいますの!?ずいぶんモテますでしょう?」と驚いていた。
実際、友美に「付き合ってくれ」との申し込みが無い訳では無かった。むしろ、全校のアイドル的
存在になったので、ありすぎる位だった。でも友美は「私はこれからもっと大きくなるんだから。
並みの彼氏じゃあだめなの!」と心で思いながら、根は心優しい友美は「すいません、すいません」と断っていた。

そんな幸せ(?)な友美に二回目の危険(?)が迫っていた・・・

「え〜〜〜っ!?あした、体力テストぉ!?」友美はその学級連絡を聞いて始めは溜息を
ついたが、あの薬のことを思い出し、笑顔になっていった。
クラスメイトから、なににやけてんの?、と言われ「友美はそんな立派なカラダなって、運動の方もずいぶんになったんじゃない?」とも言われて友美は「まあ・・分からないけど・・全力で頑張るよ!」と答えた。
その友美の純粋無垢な心が、トンデモナイ結果を招くこととなる・・・
183強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:47:10 ID:KQapzQTw
「ただいまあ〜!」家に帰った友美に母が「そういえばあなた宛てに、手紙が来てたわよ」と伝えてくれた。一通の手紙とちっちゃな箱が届いていた。
友美が早速、手紙を開け、読んでみると
〜〜〜〜〜〜
友美ちゃんへ
覚えてるかい?あの日道で会った男だ。どうだい?薬は試してみた?
どっちも試してしまったんなら、この先は読まなくてもいい。
赤い薬を、「筋肉増強剤」と書かれた薬品をまだ飲んでいないのなら
君にとって、いい(悪い?)報告がある。
〜〜〜〜〜〜
と書いてあった。
友美は青いほうの薬しか飲んでいなかったので、手紙の先を読み進めた。
期待に心を躍らせながら。
〜〜〜〜〜〜
この手紙と一緒に箱が届いているだろう?その箱の中には透明な液体の入った
ビンが入っている。その液体を赤い「筋肉増強剤」に混ぜて飲んでみてくれ。
混ぜたら液体は「肉体強化剤」に変わっているはず。混ぜたことによって薬の
効果も相当なものになっていると思う。しかも「肉体強化剤」だから力が強くなる
だけでなく、君は「怪物並」になってしまうだろう・・
それでも、覚悟があるのなら、飲んでみてくれ。
もし飲むなら、青い液体を飲んでから試すと、君のカラダは
今よりもっと、大きく成長するだろう・・

それと、返事は送らなくていい。君が飲んだとなれば、ニュースとかで
分かるだろうから。責任は持たないからね。
〜〜〜〜〜〜

友美は箱を開けてみた。確かに透明な液体の入ったビンがあった。
青い液体はもう飲んでいたので、まさにナイスタイミングであった。
「カラダが大きくなったり強くなればいい事だらけな感じがする・・
怪物並?なってやろうじゃないの!世界で私だけの特権ね♪」と
友美は怪物になる決心をした。風呂上りに赤い薬と、透明な液体を混ぜて
一気に飲み干した。友美は、カラダがきしんでいるような感覚を覚えた。
「ううっ!はあ・・はあ・・ふうぅ・・」落ち着きを取り戻した友美は
薬の効能を試そうと、表に出ることにした。そして、ドアノブをつかんだ瞬間、
ばきぃっ!と音がしてドアノブが外れてしまった。友美は立ち尽くしたまま、
「なあに、たまたま壊れかかってただけよ」と独り言をつぶやいて、外に出た。
184強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:48:36 ID:KQapzQTw
「あの薬・・本当なの?」と心で思いながら、庭にあった手のひらサイズの石を
いつも通り持ち上げたとき、ピキッ!と軽い音が響いて、石にひびが入った。
「まっさかあ・・」とその石を置いて、他の同じ位の大きさの石を、さっきよりも
そ〜っと、持ち上げ、右手で優しく握ってみた。ばこぉっ!という音と共に、
石が砕け散った。「なんで・・?わたしただ・・優しく、軽く握っただけ・・」
友美は動揺すると共に、ほんの少し優越感を感じた。
「うそ・・わたし・・ホントに・・?」友美はそう言いながら、もう一度確認するため
河原に走った。

近くの河原にはたて、よこ、高さ2メートルくらいの大きな岩があることで近所では
有名だった。友美は今、その岩の前に立っている。「もしも・・もしもホントなら・・」
友美はさっき、その岩の端の方にある、尖った部分を、ポッキーでも折るかのように
易々と折った。そしていよいよ、岩本体に向かってパンチをした。パンチ、といっても
痛いのを恐れて全然本気ではない。私たちで言う、壁に当たっても痛くない程度の力だった。
しかし、それでも、ばごっ、っと友美の右手の拳は軽々と岩にめり込んだ。そしてそのまま
友美が拳を前に出すと、それだけで岩に手が沈み込んでいくのである。しかも痛みはまったく
感じない。なにか当たっているほどの感触はあるものの。
友美は手を引き抜いて、笑みを浮かべ「やったあ〜〜〜〜♪こんなに強いカラダがあれば♪体力テストなんかかる〜く全国一位だわぁ♪全部の種目で満点取ってやるう〜〜!」
友美はそこまで叫んで、周りのものを破壊しないように、床に就いた。

次の日、朝起きてみると、友美の部屋は凄いことになっていた。なにせ、友美は寝相が悪いのである。
壁には数箇所、穴が開いていた。母親にこっぴどく叱られたが、それでも友美はルンルン気分で
登校した。途中、視界の悪い交差点があるのだが、そこで軽自動車が急に曲がってきた。
「きゃあ!」友美は条件反射で両手を前に突き出した。軽自動車はかなりの速度だったため、
止まりきれずに、友美に衝突した。ばこおおおおっ!!と金属のひしゃげる音がした。
運転手の方は「女の子にぶつかっただけなのに・・なんで・・」と思いながらも、
衝突の衝撃で気を失ってしまった。友美の方は全く平気で「だっ、大丈夫ですかあ!?」と
運転手の方ばかり心配していた。「病院、病院」と友美は病院を探したが、周囲に病院は無く
友美は携帯電話を忘れてきてしまっていたので、電話も掛けられなかった。
「もうっ!なんでこんな時に!・・そうだっ!この力があれば・・」友美はそう言うと
車体を変形させながら、車を抱え上げ、知っている病院まで走り始めた。
なんという光景だろう、美少女が、車を抱えて全力疾走しているのである。しかもその
美少女はほとんど力を入れていないのである。なんという怪力であろうか。
そうこうしている間に病院に着いた。走っている間にも無意識に少し力が入っていたのだろう、無残に抱き潰された自動車を置いて、「あとはお願いします!ああっ!遅刻ちゃう!」と呆気にとられる
病院の方を背に、学校に向かって走って行った。全力で走っていても、なぜか地面は陥没しなかった。

友美のカラダはスタミナも強化されていたので、全力で走っていてもほとんど疲れなかった。
ただ、スーパーガール並に早い訳ではなかった。確かに早いのだが、時速36キロメートルくらいであった。もう完全に遅刻だったが、教室に入った時、予想外だった。
先生に「おう、橋本!先ほど、お前が助けた車の運転手が来て、お礼を伝えてくれ、と言って帰って行ったぞ!お前のような、心優しい生徒を持って、俺は幸せだ!」と褒められたのである。
「よし!橋本も来たことだし、体力テストを始めるぞ!」
ついに始まった。体力テストが・・
185強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:49:49 ID:KQapzQTw
始まる前、クラスメイトに「友美!がんばって!そんなに体も大きいんだから!ものすごい
パワーがついてるかもよ!?」と言われ、友美は「うん!全力で、ベストを尽くすよ!」と
やる気に満ちていた。
体力テストの種目はこうだ。
反復横とび→長座体前屈→ハンドボール投げ→握力→シャトルラン
(シャトルランとは、20メートルの距離を行ったり来たりしてその回数で持久力を調べるもの)
その順番で行われる。
最初の反復横とびでは、ものすごい筋瞬発力で確かに早かった。しかし、途中で自分でも訳が分からなくなってしまい、(それでもすごいが)87回だった。
次の長座体前屈にはもとから自信があった。なぜなら、友美はものすごくカラダがやわらかい。
それこそ、国体選手並に。いつも通り全校で一位であった。あとから先生が調べたところ、全国でも
一位だったらしい。
ハンドボール投げでは、前人未踏の結果となった。友美のものすごい腕力で時速500キロメートル以上のスピードを持ったボールが、弾丸のように空の彼方まで飛んでいった。
測定不能であった。その後、隣の県でボールが発見されたらしい。ちなみに、ハンドボール投げ
は二球、投げることになっていたのだが、始めの一球で、学校の塀を大破させてしまったので
さすがに、先生に叱られてしまった。

体力テストはまだ終わらない。次は握力。
「次!橋本友美!」友美の名前が呼ばれた。「は〜いっ!」友美は、自分の力がものすごい事を
知っているので、いままでとは違い、思いっきり元気に返事をした。
「おっ!橋本!お前、最近楽しそうで何よりだ!頑張れ!」と先生はご満悦だった。
「はいっ!がんばってきます!」と友美は張り切っていた。
しかし、張り切る必要など無い。それどころか、力を入れようと思う必要すら、
あるのかも分からないような結果だった・・・


「橋本さ〜ん、これを握ってください」と計測係の先生に指示され、「はいっ!がんばります!」と
握力計を持った瞬間、「ばきいぃっ!」と器具が壊れる音がして、握力計は無残に変形していた。
友美はまったく訳分かんない、という顔で「えっ?え〜〜〜〜〜っ?まっ、まだわたし、触っただけだよ〜。」と分かっていたつもりなのだが、驚きは隠せない。
計測担当の先生は「・・あなた・・そんな力な訳ないわよね・・?」と先生は恐る恐る、友美に聞いた。友美は「あ、あはっ。実は・・そんな力な訳なんです〜。」と苦笑いして見せた。
「まぁ・・信じられないけど・・握力計、きつくしてみましょうか?」
先生がこう言ったのは、握力計は計測する際、実際に測った数値の五倍くらいまで計れるように
ネジをしぼることができるからである。(この握力計はもともと80キロまで計れるものなため、絞った場合、400キロくらいまで測ることができる)もちろん、しっかり計って記録する必要があるのだが、
このままでは、計れる訳が無い。こんな機能を使うのは、学校始まって以来だった。
友美は「は、はいっ。すみません・・お願いします・・」と申し訳なさそうに言った。
「じゃあ・・これでオッケーなはず・・握ってみて」と再計測が行われた。
友美はまた壊さないように、最初は優しく持ってみた。もうすでにきしんでいたが、友美はそんなことは知りもせず、ほっ、とした様子ですこーしだけチカラを込めた。その瞬間「べきゃっ!」と
友美の計り知れない握力に器具が耐えかね、壊れてしまった。
友美と先生と周りのクラスメイトは、みんな顔を見合わせて呆然としていた・・・
186強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:50:34 ID:KQapzQTw
次に、シャトルラン(前に説明したが、20メートルの距離を往復し、回数を数える競技)。
友美の番がやってきた。数人のクラスメイトと一緒に走るのだが、友美に適うはずも無い。
平気な顔の友美の横で、どんどん脱落していった。「みんな、もう・・?やっぱわたし・・おかしいのかな・・・?」そんな事を考えながら走っているうちに、友美のあとの全員が走り終わっていた。
友美は一人、走りながら「み、みんな〜。わたし・・お、おかしいかなぁ?」と疲れの全く無い顔で
クラスの皆に聞いてみた。すると「変!!」と答えが返ってきた。即答だった。
その後も友美は全く疲れる様子も無かったので、授業が終わってしまった。

ちなみに・・〜友美の体力測定の結果〜

反復横とび・・・87回 長座体前屈・・・全国一位

ハンドボール投げ・・・測定不能  握力・・・測定不能

シャトルラン・・・測定不能


友美は自分の体力テスト用紙をみて、溜息をついていた。「はあ〜・・・ホントにわたし・・化け物になっちゃったなぁ・・」友美がしみじみとしていると
クラスメイトが「友美、すっごぉい!あんなチカラがあればチカンなんて何人も殺せちゃうね!」
と尊敬のまなざしで見つめて言った。「そっか・・プラス思考!プラス思考!こんなにチカラあるの世界でわたしだけなんだから!」と
友美は元気を取り戻した。「友美!帰ろう!」友達に誘われ、カバンを掴んだ瞬間、校内放送が入った。先生が、緊迫した声で「訓練ではない!不審者が侵入!避難せ・・・」そこで途切れてしまった。

「ど、どうしよう!みんな!」友美は完全にパニクっていた。クラスメイトに「友美!あんたその
チカラでやっつけてきてよ!」といわれたが、友美は「む、無理だよ〜。向こうはピストル持ってるかも知れないんだよ!?」と弱気だった。そんなこんなで言い争っている間になんと、友美のクラスに不審者が侵入してきた。クラスは悲鳴に包まれた。
侵入してきた男は「うるせえっ!静かにしてろ!てめえらは人質だ!」と叫んだため、クラスに沈黙が満ちた。そんな中、友達が友美に小声で話しかけてきた。「友美!早く!」「だから、無理だってば〜。」その会話が男に聞こえてしまったらしく、
「おい!そこの女!なにしてる!」クラスに緊張が走った。「ちょっとこっち来い!」と友美が呼ばれた。「は、はいいっ!」と友美はびびりながら前に出た。「お!お前・・・よくみりゃいいカラダしてるじゃねえか!」というと男は、
友美の豊かな胸を揉もうと、手を伸ばしてきた。

「い、いやっ!」と友美が動こうとすると、「おっと!逆らったら・・この学校が吹き飛ぶぞ!
もうすでに、何十箇所もダイナマイトを仕掛けてあるからなぁ!」と男はスイッチを構えながら言った。その言葉にクラス中がパニックに陥った。こんなとこで死にたくない、と誰もが口にした。
「へっ!分かったら黙ってな!」と友美の胸を揉み始めた。友美は「いやあっ・・やめて・・お願い・・・」
と恥ずかしいのと、悔しい気持ちがいっぱいだったので、泣いてしまった。
友美の友達は「友美・・・ゴメン・・わたしがあんなこと・・」と悲しみにくれていた。
「こんなに大きい胸は久々だぜ・・」とにやつきながら、男は揉みまくっていた。
友美は恥ずかしながら感じていた。「これが・・感じる・・?なんだかへんなキモチ・・でも今は・・」
とこの状況を何とかしたかった。ついに「いやあああーーーーっ!」と友美が叫んだ時、友美のカラダになにか、熱いものがこみ上げて来た。

「なっ・・なに・・?」と友美は涙声で言った。「へっ!いまさら、なんだ?」と男が友美を見上げた瞬間、友美のカラダに異変が起こった。なんと、もともと長身だった友美のカラダがさらに大きくなっていく。
「な、な、な、なんだあ!?」と男もクラスもパニックだった。
信じられるだろうか。女の子が学校の天井を壊しながら、大きくなっていくのである。
友美は「ううっ・・カラダが熱いぃ・・誰か・・助けて・・」といいながら、かなり苦しそうだった。友美は周りの状況など、カラダの異変でどうでも良かったのだが、周りの人間はそうはいかない。
クラスメイトが制服を破り、天井を破壊しながら大きくなる、という事はつまり、教室が崩壊するのと同じ。みんな悲鳴を上げ、逃げ惑っていた。しかし、男がいるのでこの教室から逃げ出すわけにもいかず、オロオロするばかりであった。
そんな中、やっと、友美の巨大化が治まったらしく、教室の
崩れが止まった。そして友美が口を開いた。

187強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:51:13 ID:KQapzQTw
「ハア・・ハア・・みんなぁ・・ごめん・・ごめんなさぁい!」とこんな状況にも関わらず、申し訳ない、という気持ちでいっぱいだった。クラスメイトのみんなは、大丈夫、と友美を慰めてくれた。
そんな微笑ましい友情に、男が割って入った。
「おまえら、黙れ!まだこいつのカラダとの交際は終わってねえんだ!」と、女の子座りの状態の
友美の、片方を半分にしても、まだ巨乳と呼べそうな大きな胸に向かっていった。
しかし、女の子座りでも友美の身長はもう3メートルほどになっていたので、男の目の前には
スイカよりもっと大きな砲弾が二発、ドンッ、と飛び出ているのである。
もう、夢見心地で友美に近寄っていく男には見えていなかった。
怒りに震える、友美の顔、目、(胸)が・・・・

男は、そんな事知りもしないで、友美の胸に手を伸ばそうとした。が、すぐ隣で、ごきいぃっ、
めきぃっ、という何かがひしゃげる音がしている。その方向に目をやった瞬間、男は恐ろしさを
隠せなかった。
なんと、この大きな女の子が、両手だけで学習机をいくつもスクラップ同然にしているではないか。友美は怒りを我慢できず、かといってクラスのみんなを危険な目に合わせるわけにもいかず、やつ当たりしてしまったのである。
その目には明らかに怒りが現れていた。

「もし、あのまま胸にさわっていたら・・なにかの拍子に抱き潰されていたかもしれない・・
それにしても・・いくら大きいとはいえなんて力だ・・」男はそれを考えると怖くてしょうがなかった。すぐにでも、本来の目的を遂行しようと考えた。
「くっ・・こんなやつがいたんじゃこれ以上は・・お前ら死にやがれ!」と自分の着ていたコートを
脱ぎ捨てた。なんと、そのカラダにはたくさんのダイナマイトが巻きつけてあるではないか!
クラスから、絶叫が上がった。友美も、オロオロするばかり。どうしようもなかった。
「おれは・・この平和ボケしたこの国を!何とかしたかったんだぁ!」それが男の最後の言葉だった。
男は、スイッチを握る手にチカラを込めた。この時、誰もが最後を悟った。
しかし、友美はあきらめていなかった。「この大きなカラダであいつを囲めば・・!みんなを守れるかも!」と今、まさにスイッチを押そうとする男に、飛び掛った。一歩遅かった。
友美のカラダが、男に触れる前に、校内のダイナマイトがすべて爆発した。
「みんなァーーーー!みんなーーーっ!」爆風のなかで友美はひとり、叫んでいた。

突如起こった大爆発。近所が騒がぬわけが無い。避難命令が出され、付近の住民はいなくなった。
近くの都市から、特殊部隊が派遣され、戦闘体勢も整った。戦車なども構えていた。
廃墟と化した学校の瓦礫の中から、ボコッ、と一人の女の子が顔を出した。友美であった。
友美は悲しくてしょうがなかった。みんなを守れない。自分はあんな近距離で直撃したはずなのに
痛くも痒くもない。自分は化け物。という思いが友美を責め立てた。
そんな友美に追い討ちをかける事が起こった。なんと、一人だけ残っている、ということから犯人と決め付けられ、友美に向かって砲撃命令が出されてしまった。
次々に準備を始める部隊の隊員。友美は悲しくてしょうがなかった。自分は、あの爆弾テロリスト
から、みんなを守るために、一生懸命がんばった。胸を触られ、あんなに恥ずかしい思いをした。
それなのに・・それなのに!友美は吹っ切れた。もうどうでも良かった。
とりあえず、自分の目の前にいる人達と遊ぼうと思った。自分のチカラで。自分のカラダで。
188強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:51:43 ID:KQapzQTw
友美は途方にくれながらも、先ほどの男に胸を揉まれた時の感覚が忘れられなかった。自分の胸を見つめながら「さっきは・・乳首の辺りが特に・・」と独り言を言いつつ、自分で乳首を少しつねってみた。
「はうっ!・・あふ・・キモチイイ・・」どうやらあの薬は性感帯だけは敏感になるらしい。
でも自分でやるのではつまらない。あの軍隊の皆さんに手伝ってもらおう。どうせ自分は犯罪者扱い。こんなカラダになってるんだから、きっとピストルなんて痛くも無いだろう。友美はそう思った。


「攻撃準備!いいか!?」「はっ!完了であります!」ついに攻撃の準備が整ったようだった。
ちょうどその時、友美が瓦礫をかき分けながら姿を現した。その瞬間、隊員は一人残らず驚いた。
なんと、かわいい美少女ではないか。しかもそのプロポーションは抜群。整った美しい顔立ち。
特大サイズのバスト。くびれたウエスト。すべらかなヒップ。白く、細い手足。こんな女の子が
爆弾テロリスト・・?誰もがそう思った。しかし、友美が近くに来るにつれ、おかしいことが一つ分かった。カラダのサイズまで特大なのである!
胸と恥部を隠しながら歩いてくるその女の子は身長がわれわれの倍近くある・・・化け物だ・・化け物だ!隊員達の中に恐怖が芽生えた。
あんな異性物みたいなカラダなんだから何をしてくるか分かったものじゃない。
指揮官からも攻撃命令が出た。「やれっ・・やってしまえーっ!」その指令が出た直後、一斉に攻撃が始まった。火を噴く機関銃。無数の弾丸がほとんど全て友美のカラダに直撃した。


友美は自分自身、驚きを隠せなかった。分かってはいたもののここまで来るとさすがに人間じゃない。
全身にマシンガンの弾丸をまともに喰らったはずなのに、友美は痛くも痒くもなかった。
ただ、なにかあったかいものがいっぱい当たってる・・そんな感覚しかなかった。


隊員達は完全にびびっていた。人間の女の子がマシンガンの掃射を喰らって平然としている訳が無い。
友美は震えている一人の隊員に近寄っていった。近くに来るにつれて恐怖も増大したのか、
「うわあっ・・・くるな・・こないでくれっ!」その隊員はそう声を絞り出すと手にしていた機銃を
友美の上半身に乱射した。それにつられて他の隊員も、次々に引き金を絞り友美の上半身に銃弾を
ばらまいた。全て直撃している。あの大きな胸にも、だ。しかし友美は呆れたような顔で、弾を防ごうともせずに上半身で受けながら「もう・・女の子の胸を揺らしてそんなに楽しい?」そう言った。
大きな胸は弾丸が当たる度、細かくぷるぷるっ、と震えている。
おかしい・・・なぜ貫通しない?なぜ倒れない?あいつは・・化け物だ・・
隊員達は再確認した。ここでなんとしても倒しておかねば・・そうも思った。


友美は最初に目をつけた隊員に迫っていく。目をつけられた隊員はびびりきって腰が抜け、がくがくと怯えていた。「ふふっ・・か〜わいいっ♪・・」友美はますます気に入った。気に入ってしまった。
友美は大きな歩幅でどんどん近寄ると、ゆっくりとしゃがんで顔の高さが同じになるようにした。
その隊員は友美のことを「化け物」だと思っていたが、こうやって顔を間近で見るとやっぱりかわいい。しかも、彼の目の前には大きな胸がドンッと飛び出している。
しゃがんだことにより強調された谷間が、ものすごく色っぽかった。ただ、こんな大きな女の子である。まちがいなく普通じゃない。
「逃げなきゃ・・殺られる!」その隊員は瞬時にそう感じた。次の瞬間にはもう相手に背を向けていた。軍人として有るまじき行為だが、死ぬよりましだ。
しかし、友美はそのまま逃がしてくれるほど甘くはなかった。
逃げようとする男の服をつかむと、引き戻した。友美はただ単に腕を戻しただけなのだが、隊員は明らかに「え?」というような顔をしていた。
俺は精一杯抵抗した。それなのに・・この女は顔色一つ変えず・・大の男を・・腕一本で・・?
信じられなかった。その男を現実に引き戻すように、友美は片腕だけで服を掴み男を宙吊りにした。
「まぁまぁ・・そんな顔しないでよぉ・・取って食う訳じゃないんだからぁ・・」友美は顔をしかめて言った。「わたしの言うことさえ聞いてくれれば・・ね?わかった?」友美はぐっ、と男に顔を寄せてにっこりと笑って見せた。
その笑みは隊員には悪魔の微笑にしか見えなかった。

189強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:53:14 ID:KQapzQTw
「じゃあ始めに・・ココをシゲキしてもらいま〜す♪」友美は男を宙にぶら下げたまま、自分の乳首を指差して言った。男は一気に赤面した。そこが、さらに友美に気に入られてしまった。
「あら〜・・かわいい・・恥ずかしいの〜?」友美は意地悪そうに微笑んでから「わたしだって・・感じるのなんて初めてだし・・恥ずかしいんだよ?でも・・経験って大事だと思うんだ・・わたし。だから・・ね・・?お願い・・!」
友美はウルウルした目でお願いした。
その隊員は顔を真っ赤にしながら「いや・・なにもこんなところで・・」男はそう言いかけて息を呑んだ。この女の子がそばにあった機銃を握り締めてぐちゃぐちゃの金属の塊にしているではないか!
やっぱりこいつ・・化け物だ!
「分かった!・・そのかわり・・終わったら開放してくれよ?」と恐る恐る聞いた。
「おっけ〜♪そうこなくっちゃ!」と友美はにこやかにそう言った。友美はひとまず男を降ろすと、またしゃがみこんだ。
そして男の目の前に大きな胸を押し出すようにあらわにすると「さあ・・お・ね・が・い・・」色っぽくそう言った。高校生の色気じゃなかった。オトナの色気だった・・・


男は生きたい一心で、乳首を揉み始めた。「はん・・はあん・・いいわあ・・軍人さん・・」
だんだん友美の呼吸が荒くなっていく。「そこの銃も・・使って・・」友美はそう言ったが、
男は訳が分からなかった。「早く・・撃って下さい・・!」友美がそう言うので弾を込めて、
引き金を絞った。友美の乳首目掛けて。「はううんっ・・ああん・・いやあ・・」
弾丸が当たる度に友美はカラダを震わせて、喘いだ。それを繰り返しているうちに弾が尽きてしまった。「はあ・・はふうん・・もう・・終わり・・?」友美は赤く火照った顔で言った。
「ふうっ、気持ちよかった・・ありがとねっ」友美は明るくそう言うと「何かお礼がしたいな・・」
と男にもう一度近寄って行った。「な、なんだ?言った通りにしたはずだ・・まだなにか・・?」
男は一安心していたのだが、友美の二度目の接近にもう一度びびることになった。
「そうだ!わたし、あなたを抱きしめてあげる!ほら、こんなに大きな胸の女の子に抱かれるなんてそうそう無いことだと思うよ?」そう言うと男の脇の下に手を入れて、すくい上げた。
「勘弁してくれ!離してくれ!」男は必死に抵抗したが、友美の力に適うわけが無い。
「も〜う♪ホントは嬉しいくせに〜。」もちろん嬉しい。それは、女の子が怪力な人以外のときだ。
鉄製の機銃を微笑みながら握りつぶす女の子なんかに抱きしめられたら・・そう思うと血の気が引いた。今、自分はそれをされそうなのである。男の心に恐怖が満ちた。発狂寸前だった。


「助けてっ・・助けてーーーっ!」男は力の限り叫んだ。その叫びで、呆然と男と友美を見つめていた隊員達が我に帰った。仲間を守るため機銃を手に取り、友美の背中に乱射した。
友美は、まったく、という顔で「わたし・・いまこの人にお礼したいんだけど・・」と強かに言うと
背を向けたまま素足を少し上げて、つま先で地面を軽く叩いた。靴を履くときのように。
バゴオォッ・・と音がして辺りの地面が陥没した。
「ちょっと黙っててくれない・・?あなた達はまた後でじっくりお相手してあげるから・・」とにっこり微笑みながら言った。一瞬で黙った。そりゃもう黙った。怖かった。ただ怖かった。

190強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:53:40 ID:KQapzQTw
「邪魔が入ったけど・・気を取り直して・・いきま〜す♪」友美はゆっくりと男をカラダに寄せると、
その大きな胸で受け止め、腕で包み込んでほんのすこーしだけ力を入れた。
その瞬間、ぼきぼきっ、と男の全身の骨が折れた。「ぐわあっ・・!ぎゃあーーっ!」男は叫ぶことしかできず、断末魔のように叫んだ。その叫びを聞いて、その隊員と特に親しかったもう一人の隊員が、
友美の背中に向かってもう一度引き金を引いた。
友美は男を抱いたままその隊員に近寄ると、「あのさぁ・・何度言ったら分かるの!?今はこの人にお礼をしてるの!」友美はそう言って機銃の先端を掴んだ。
それだけで銃身は潰れ、もう使い物にならなくなってしまった。
「分かった!?次にやったらあなたもこうしてあげる!」と言い放つと、再び男に「お礼」をし始めた。
しかし、男の友情はまだ健在だった。恐怖に支配されてはいなかった。
その隊員は友を救うためもう一度引き金を引いた。止めておけばもう少し長く生きられたかもしれなかった。しかし、友美の怒りを買ってしまった今ではそんなことは不可能である。
「わたし・・聞き分けの悪い人は嫌いなの。言ったわよね?・・次にやったら潰してあげるって!」
友美は振り向きながらそう言うと大股でその隊員に近寄っていった。その隊員は抱えられている男のいる、上半身を狙うわけにもいかずに、その白く長い足に銃を放った。
すねや足の甲などに当たっているにもかかわらず、友美はどんどん迫っている。しかも傷ひとつついていない。白く美しいままだった。


「さあ・・どうやって潰して欲しいの?足で?それとも腕?胸?太もも?」友美は口調を強めていった。男を抱えたまま。「ちょっと待ってて。先にお礼、済ませちゃうから」そう言うと友美はもう少し力を強めた。
男の体がガクッ、と痙攣したかと思うとドサッ、と降ってきた。背骨が奇妙な形に曲がっていた。
「さ、お待ちかね。あなたの番よ♪」友美はそう言うと怒りと恐怖に震える隊員の前に女の子座りをした。
頭が下がったのを確認して、隊員は友美の顔目掛けて引き金を引いた。
全て直撃だ・・!隊員が勝ちを確信したそのとき「へえ〜・・そういうことするのぉ・・?」声が聞こえた。
友美は全く平気だった。「女の子の顔を狙うなんて・・男として最低だと思わないの?」と皮肉たっぷりに言った。「うるせえっ!」隊員は今度は友美の目に銃を突き付けて言った。
「ふうっ・・呆れた」友美が言った瞬間、隊員は引き金を引いた。友美の目に銃弾が次々に直撃した。
全ての弾を撃ちつくした時、誰もが信じられなかった。
「ふ〜。霧吹きか何かで目に水が入った感じ?以外に気持ちよかったよぉ♪」友美は生きていた。
しかも、目にマシンガンを喰らって平然としている。
「じゃ・・さよならだね・・」友美はそう言うとその隊員に手を伸ばしていた。
191強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:54:11 ID:KQapzQTw
友美は、さっきから邪魔ばかりしてくる、でも意地らしくてあわれな隊員に手を伸ばした。微笑を浮かべながら。あたしが怖くないの?逃げ出したいんじゃないの?
友美はそう心で問いかけながら、その隊員に迫っていった。



「ひっ・・」その隊員は立ち上がり逃げようと試みたが、友美の長い腕からは逃れられない。
服の襟を掴まれてしまった。先ほどまでは友を守ることに必死だったためか、不思議と恐怖は無かった。
しかし、今は違う。恐怖がその隊員の心を支配していた。「う・・うわあっ!いやだあっ!」
もう、その隊員は発狂寸前だった。反射的に友美に向けて引き金を引いたが、弾は数発出ただけであった。
友美が銃口を握りつぶしていた。隊員は何か武器は無いか、とポケットを探った。あった。
サバイバルナイフが。いつでも使えるように研ぎ澄ましてある。「くそっ!」自分を逃げられなくしている友美の、長くて色白の腕に、ナイフを力の限り突き刺した。
鮮血がほとばしる・・はずだった。
しかし、友美の腕はわずかにへこみを作っただけで、血など出そうも無い。
友美は意地悪そうに笑いながら「ふふっ・・自分でも驚き・・あなたもでしょ?女の子に刃物が効かないんだもんね?」と問いかけるように言った。
確かに驚きだ。マシンガンだろうがナイフだろうが全く効かない。
こんなにかわいいナイスバディな女の子なのに、力も強すぎる。
背も高すぎる。3メートルはある。
もう、われわれの力では勝ち目は無い。でも逃げられない。殺されるしかない。怖い。怖い!



「殺さないでくれ!頼む!勘弁してくれえっ!」隊員は狂ったように叫び、懇願した。
友美は少し怒ったようなまねをして「だ〜め〜!何回もあたしの邪魔したんだから!それなりの覚悟してもらうよ?」
友美はなだめる様に言ったつもりだったのだが、その隊員には「死ぬのは覚悟してもらうよ?」という脅迫以外には聞こえていなかった。実際、そういうことなのだが。
恐怖で言葉も出ない隊員に友美は「さっきも聞いたけどぉ・・どこで潰して欲しいの?胸だっけ?お尻だっけ?」と「どうやって殺されたいか」を聞いた。
黙ったままの隊員に友美は「どうなのよぉ〜?はやくぅ〜。決めてくれなぁい?」色っぽい声が自然に出てしまう。
友美もこのことにはびっくりした。「あたしったら・・こんなにオトナっぽい声で・・」と少しは恥じらいもあったがすぐに忘れた。
目の前に遊び相手がいるのだから。
隊員本人もその色っぽい声に悩殺されそうになった。しかし、踏み止まった。
ここでこのまま死んでは先に逝ったアイツに申し訳ない。せめて一番やわらかそうなところに・・
このナイフを突き刺せれば・・どこだ?一番やわらかいところ・・隊員は友美の大きなカラダに目を走らせた。
友美はキョトンとしながらこっちを見ている。隊員の目線は友美の股間で止まった。



「男としては恥だが・・陰部を・・狙うしかない!」隊員は決心して、一番狙いやすそうな場所で潰されるように「じゃあ太ももと・・お尻で・・」と言った。
友美は「二ヶ所も?贅沢しちゃって!いいわよぉ♪潰してあげる♪」と嬉しそうに言うとその男(ここからは男と書かせてもらいます)の
服を引き寄せ、地面に押し倒した。そして男の体の上に、自分でも自覚はしているものの認めたくない
そうとう重くなっているであろう自分のカラダをゆっくりと降ろしていった。
「体重を掛けすぎないようにしないと・・こんなに弱いんだもん・・楽しむ前に潰れちゃうかも・・」
とか勝手に考えているうちに、寝かせた男の腹部に友美の股が触れた。友美のカラダは全身凶器になっているが、性感帯だけは敏感になる。
そして友美は・・まだ秘部で快感を味わったことが無かったのである。

192強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:54:34 ID:KQapzQTw
そんな敏感になりまくっている友美の秘部に男は目を奪われてしまった。きれいだった。そのつるつるしていそうな滑らかな肌の色。
剃ってあるのか、毛は見当たらない。
まだ汚されていない、美しい秘部。そして、なんと言ってもその大きさである。
身長が約二倍ならその大きさも二倍である。自分の腕すら飲み込めそうだった。もう友美のとりこになりかけていた男の頭に戦友の姿が浮かんだ。
「そうだった・・アイツの仇っ!」男は決心すると、自分の腕ごと友美の秘部にナイフを突き刺した。



友美もさすがにこればっかりは恥ずかしかった。女の子が自分の股をまじまじと見られているのである。恥ずかしくないわけが無い。
でも見られている感じが友美には少し快感だった。ゾクゾクした。
そんな快感に酔いしれていると、今までに感じたことの無い、感覚が友美を襲った。男がナイフを突き刺したのであった。



男は腕を突き出して、ナイフを秘部に差し込んだ。次に手も、である。しかし、まだナイフが内部の壁に当たった感触は無い。
「どれだけ深いんだ・・」男はそう思いながら腕を突き出していく。
「な・・なに?ふあ・・っ・・あっ・・く・・っ・・あんっ・・」友美は次々出てくる喘ぎ声をどうすることもできなかった。
カラダの芯に、脳髄に直接働きかけてくる快感。全身の力が抜けていく。
カラダが・・動かない。このなんとも言えない快感の原因は自分の股にあるようだった。
友美が赤く蒸気した顔で視線を下げていくと、いま尻に敷いている男と目が合った。その男は
ギクッ、としたような顔で見返してきた。友美は息を荒げながら
「あっ・・あなたが・・っ・・気持ちよく・・っ・・してくれてるの・・?・・あっ・・こんなの・・初めて・・ふあっ・・」
と快感に酔いしれながら言った。
「もっと・・強く・・して・・?」友美がそう言うと男は「言われなくても・・やってやるぜっ!」と、そう言うと一気に身を起こし、勢い良く腕を突き出した。
ずぶずぶと腕が飲み込まれていく。
「ふあっ・・ふあん・・ああん・・」腕が秘部の口に当たる度、友美が喘ぐ。そしてついに、鋭いナイフが友美の秘部の肉壁に突き立てられた。



友美には、自分のカラダの中で、ドクン、と何かが生み出された感じがした。その後、快感が一気に襲ってくる。カラダが仰け反った。
「あっ・・ああっ・・いやあああっ!ああっ!ひゃあううっ!ううっ・・ううっ・・ああん!」力を入れまいと頑張っていたが、もうだめ。自然と股に力が入ってしまう。
「くううっ・・っ!」友美は秘部に力を込めてしまった。
「ぐ・・わああっ!」友美の秘部に飲み込まれていた男の腕が砕かれた。友美の膣圧で。男は反射的に腕を引き抜いたが、
友美の秘部の中でナイフから手を離してしまった。友美の秘部がさらに締まる。
中にあるナイフも強力な膣圧で内部の肉壁に押しつけられる。
「ああんっ!・・何か・・何かまだ・・残ってるぅ・・」友美はナイフを膣圧でぐしゃぐしゃに潰すと「・・っはあんっ!」と股の力を抜いた。
友美の秘部から生まれて初めての大量の愛液と、金属の塊になったナイフが流れ出てきた。「なぁに・・?このねっとりしたモノ・・そっかぁ・・あたし・・初めて・・」
友美はそう言うと男を物欲しそうな目で男をもう一度見た。
男は怯えきっていた。友美が四つんばいで近寄っていこうとしたその時、友美のカラダに変化が起きた。



その変化とは、友美のカラダが大きくなった時の、あの感じだった。「はあ・・はあ・・また・・?」
友美は胸を押さえて、呼吸を荒くしている。その苦しそうな友美を見て、軍隊から、ここぞとばかりに射撃命令が出た。弾丸が乱れ飛ぶ。
その多くが友美のカラダに当たっている。が、効果はない。
苦しそうにはしているが、それは射撃の威力ではなさそうだった。しかし、友美に照準を合わせるものがあった。
スナイパーライフルだ。一発の威力が高いこの武器なら・・いける!と誰もが思った。
友美の心臓に狙いを定め、引き金を絞った。その時「いやああああーーーーーっ!!」と、友美が叫んだ。
音を超える速度で飛んでいったライフル弾は、友美の大きな胸に弾き飛ばされた。
友美の胸がぷるんっ、と愛らしく揺れた。それだけでも言葉を失い、立ち尽くす軍隊の目にさらに信じ難い事実が突きつけられる!
193強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:55:42 ID:KQapzQTw
・・っ・・はあ・・はあ・・・カラダが・・あついぃ・・はあ・・・はあ・・
何か・・込み上げて来る・・?・・いやっ・・いやああっ!・・・・

「はあ・・・はあ・・なんなのぉ・・また・・?」
軍が、これはチャンスと攻撃を始めた瞬間、友美のカラダにあの異変が起きた。
その変化は、だんだんと目に見えて現れ始めた。
なんと、3mはあったであろう友美の巨体が、さらに大きく大きくなっていく。
3m・・・4m・・・そして5m・・そこでようやく止まった。
胸、お尻も立派に大きくなり、グラビアアイドルなんか幼児体型だと言える位になっていた。
顔のほうも元のまま、少し童顔、それでいて清楚な感じのかわいいままだった。
「はあ・・はあ・・・・また・・おっきくなっちゃったの・・?あたし・・」
友美はうつろな目で辺りを見回す。
銃を構えた人、人。
そうだ。あたしは遊んでたんだ。この人たちと。
さっき撃たれた胸にはまだ感触が残っている。
まったく痛くは無いが。
そして秘部にも。
こんなに気持ちいいんだ・・・
癖になりそうだった。もっと感じたかった。
その撃たれた胸の辺りを撫でながら
「あのぉ〜・・ココを撃った人・・出て来てくださぁ〜い」
友美はやんわりと言った。

そのやんわりとは正反対に、ライフルを撃った隊員は気が気ではなかった。
「・・おい・・どうすんだよ・・?」
「どうするっつったって・・行って来るよ・・」
ビクビクしながら友美の前に出る。
大きい。大きすぎる・・・
女の子座りをしているのに、立っている自分より頭がかなり上にある・・・
ぽかん、としている隊員に友美はニッコリ微笑むと
「そんなに驚かないでよ〜う。なにも殺すわけじゃないんだからさ〜。ね?」
「殺す」その言葉は隊員の心に深く突き刺さった。
コロス・・?そう考えると足が震えてきた。
止まらない。怖い。
女の子一人にこんなにビビるなんて・・・
我ながら情けなかった。
「そんな怖がんなくても・・・まあ、いいわ。あたしを撃ったあの銃、あるでしょ?持ってきて」
この少女は何を考えているのか。
全く分からない。
「へ?」と気の抜けた、怯えた声しか出ない。
「あの他の銃より少し強いヤツ!持ってきて、って言ってるでしょう!?」
「は、はいぃっ!」
友美の怒ったような催促を受けて、慌てて取りに行く隊員。
「まったくぅ・・・一回言ったらすぐ行ってよね・・」
友美はグチをこぼす。
「はいっ、も、持ってきました・・」
ビクビクしながら銃を差し出す。
後ろでは、仲間達が息を飲んで見守っている。
「じゃ、それ撃ってみて」
友美は言った。
「だ、誰にですか・・?」
「ア・タ・シ。あたしの胸に、ね」
友美は言いながら、胸を前に押し出す。
むにゅっ、と柔らかそうに形を変え、その巨乳が露になる。
隊員の目は、そのすばらしいおっぱいに釘付けになった。
何もかも忘れて、見とれてしまう・・・
194強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:56:53 ID:KQapzQTw
「・・と・・ちょっと!聞いてるの!?」
友美の声で我に返る。
「早くして。さもないと・・・」
友美は脅迫するような口調で言う。
「・・わ、わかりました!いいんですね?」
「早くしてって言ってるでしょう!?」
友美は二度目の催促をする。
それを言い終わると同時に、引き金が絞られた。
弾が次々と発射される。
・・・次々と・・?
そう、その隊員は焦るあまり、銃を間違えてしまったのだ。
だが、しっかりと弾は命中している。
の、だが・・すべて弾かれてしまっている。
弾力たっぷりの胸に。
ぷにゅぷにゅっ、とわずかに凹みを作るだけであった。
ダメージどころか感触すら無いのでは・・?
「・・・て」
・・・?銃の射撃音でよく聞き取れない。
「やめてって言ってるじゃない!」
またもや友美の怒鳴り声。
ビクッ、と隊員は撃つのをやめる。
「・・その銃・・さっきのじゃないわね?」
バレた・・?なぜ・・・?
こんな少女に銃の種類など分かる訳が・・・
「あなた達がさっきから、た〜っくさん撃ってきてるその銃は何にも感じないの!
でもさっきのはね、少し押されたような感触があったの」
銃がなんの感触も無い・・・?
ライフルで撃たれて・・・押された感じ・・?
どれだけ強靭なんだ・・・と
隊員は絶望した。
それよりも、友美の命令に背いてしまった。
間違えてしまったのだ。
「殺す」
その言葉が脳裏をよぎる・・・
195強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:57:34 ID:KQapzQTw
しかし、友美の口から隊員にとってはうれしい(?)言葉が出た。
「まあ、とりあえずそれでもいいわ。次はココ、撃ってみて」
友美は恥ずかしがりもせず、秘部を撫でる。
あっ、と小さく喘ぐ友美。
隊員は一瞬ためらったが、
逆らえば次こそ・・・、という予感がして、従うことにした。
「撃てばいいんですね」
「・・うん・・お願い・・」
甘い声。友美は立ち膝になり、秘部を曝け出す。
立ち膝でも大きい秘部はほとんど顔の位置だ。
隊員は、友美の秘部に銃身を差し込む。
ずぶり、と銃身を飲み込む友美の秘部。
「っはあ・・ん・・・早くぅ・・」
隊員は引き金を絞る。
友美の秘部の中で、逃げ場を失った銃弾が乱れ飛ぶ。
「くあっ!あんっ!いやあ・・いやあんっ!ひゃうう・・んんっ・・はあっ・・うん!」
友美はビクンッ、ビクンッ、と大きなカラダを震わせ、豪快に喘ぐ。
周りでは隊員たちが阿鼻叫喚、といった表情でぽか〜ん、としている。
やがて、友美の膣内にたまった銃弾が愛液と共にぽろぽろとこぼれだしてきた。
ちょうどその時、銃弾が尽きた。
「はあっ・・・・んっ・・もうお終い・・?・・ふうっ・・や・・あん・・」
友美は終わりを確認すると膣に力を込め、中の銃弾を締め付ける。
ぎぐちゃあっ、ぐしゃり、と金属製の銃弾を、膣圧で軽く揉み潰していく。
「はうっ・・・ひゃううん・・」
そこでチカラが抜けたようで
大量の愛液と共に、圧縮された銃弾の塊であろうモノが流れ出てきた。
その金属の塊は、友美の凄まじいチカラを物語っていた。
「はあん・・ありがと・・次は・・アノ銃でお願い・・ね?お願い・・」
天然な、ピュアなその笑顔には逆らえそうに無かった・・・
196強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:58:04 ID:KQapzQTw
みなさん、あたしは初めて女として「感じる」ことの気持ちよさを知りました。
と〜っても、気持ちよくてぇ・・・ゾクゾクして・・声を出さずにはいられないの。
あんなにキモチイイなら・・・もっと前から教えて欲しかったなぁ〜・・・
でも、今はとっても楽しみです。
普通の女の子じゃ出来ない方法で感じようとしているんだから。
なんと銃!銃なの!
コンクリートも砕いちゃうようなのが、あたしのココに・・・
あう〜・・・考えただけでも・・股から愛液が・・・



「ねぇ・・はやく・・・」
友美は、唖然、として動けない隊員を急かす。
慌てたように銃を取りに行く。
その様子は、まるで女王様と家来の兵士のようだった。
よし、今度こそこの銃だ。しかし・・・
「これで・・・そこを撃つんですか・・・」
隊員はまだためらっている。
友美はその姿に、内心苛立ちを覚えていた。
「・・当たり前でしょう・・?何回言わせるの?」
友美は、脇にある空の銃をそっとつまみ上げると、片手で握りつぶす。
その後は無言。目で催促する。
最後に一言。
「早くして」
冷ややかな口調に相当ビビったらしく、返事もせずに友美の大きな秘部に銃を突っ込む。
「・・・っあ・・」
友美が小さく喘ぐ。と、同時に焦った隊員は引き金を引いた。
先ほどの数倍の威力の銃弾が、間隔を置いて友美の秘部の壁に軽く食い込む。
襲ってきた快感に、友美は思いっきりカラダを仰け反らせ、喘ぐ。
「・・っひゃあうっ!・・くあぁっ!・・あん・・やぁんっ!・・すっ・・ごぉい・・」
先ほどとは比べ物にならない快感だった。
その快感が次々と襲い来る。
膣内を、思いっきり掻き回される感じ。
電撃のような心地よさが、脳髄に直接働きかけてくる。
しばらくして、快感がストップした。
「はあっ・・はあっ・・アリガト・・あたし・・こんなにキモチイイの・・初めてぇ・・・」
友美のカラダはまだ痙攣していた。
快感が抜けきっていないのだろう。
それとも、秘部にチカラを込めているのだろうか。
隊員は焦りながら次の弾を込めようと、手を伸ばした・・・
197強すぎ!おっきな高校生【エログロ】:2010/12/06(月) 08:58:41 ID:KQapzQTw
しかしそのとき、友美の腕が伸ばされ、その腕を掴み優しく握った。
「ぐっ・・ぎゃあああああああっ!!」
隊員の腕が容易く握りつぶされる。
友美は火照った顔のまま、表情も変えずに
「・・もういいの・・あたらしいコト思いついちゃったから・・」
と冷たそうに言う。
「あっ・・・・ふああっ・・ん・・はあっ!・・あん!」
話しているうちに我慢しきれなくなったのか、友美の秘部から金属の潰れる音がしてくる。
少しして、大量の愛液と圧縮された金属の塊が流れ出てきた。
「はあん・・・」
友美はさも満足そうに小さく喘ぐ。
そして、身を翻し隊員達に向き直ると
「新しい感じ方、思いついちゃったの。協力して・・ね?」
新しい・・?
まだ何かやるつもりか・・?
「ん〜っとぉ・・・ホラ、あそこに戦車があるじゃない?あれを使うの!」
友美の指差す先には、戦車が8台用意してあった。
「今度はアレで・・撃って・・」
友美は秘部を摩る。
今度はアレで・・?
この子の性的欲求は計り知れない、と誰もが思うだろう。
次々と、快感を得るために兵器を使おうとしている。
戦車vs女の子?
勝てるはずが・・・・・ある。
いまのアノ子なら・・・



「ほらほらぁ!早く動いてよぉ!もっと欲しいのに〜!」
隊員達は動かない
戦車との対決をなんだと思っているのか。
憤りと、それを実行できない自分達に対して苛ついていた。
「まったくぅ・・・」
友美は腰に手を当て、むくれたような顔をした。
そこら辺は思春期の少女らしかった。
友美は腕を押さえて痛みに耐えている隊員に目を向けた。
目の前にしゃがみ込むと、丁度目があった。
友美はニッコリ微笑みながら
「見せしめじゃないけど・・・アナタはもういらないの。死んで?」
さも当然そうに言う。
次の瞬間には、友美が目の前に仁王立ちになっていた・・・
198名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 13:00:30 ID:PmK2A5Pr
終わり?
しかしタチの悪い娘っ子だなぁw
人類の戦力を結集して叩かないとなw
199名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 22:36:55 ID:RaRYj4QT
普通の娘が突然強大な力を手に入れるっていいよね
200名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 03:12:16 ID:vIaVWRcM
だがしかし…軍の新兵器によりスーパーパワーが奪われ…
体は元に…

201名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 14:08:16 ID:IFBqIeRZ
たちまち今までの恨みとばかりに、踏みにじっていた相手から輪姦されるスパガ。
202名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 20:07:25 ID:vIaVWRcM
なっ何よこのガス…

かっ体が小さく…!いやぁ!せっかくのボディーが!

シュルシュルシュル…

かっ体が元に戻ったってパワーは…
戦車なんて…えいっ!

ぺちんっ!

いったーい!
203名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 11:03:18 ID:7m8o8Pgm
久々に正義のスーパーガールこないかな
204A.A.:2010/12/19(日) 16:28:47 ID:7+xcD01H
ミニパトで警らする1人の婦警・・・亜希子巡査・・・
  「今日も平和だと良いなぁ・・・」
その時どこからともなく
  「きゃ〜助けて〜!!」
女性の悲鳴が聞こえた!
  「ん?悲鳴?!事件だわ!ようし・・・」
私はミニパトから降りると、ビルの物陰に・・・
  「ス〜パ〜ガ〜ル〜!!」
制服を脱ぐと赤いブーケ・・青い長袖のレオタードに、赤いミニスカートにブーツ・・・
レオタードの胸には正義のSのマークが!
  タァ〜!!!
私はサッと空中に飛び立ち悲鳴のする方向に急行した!
  ん?あそこね?
私の視界にはある銀行が目に入り、強盗がけん銃を構えていた!
  金を出せ!出さないと人質を撃つぞ!
郷との真後ろに私が降り立つ!
  あら?あなたたち、そんな物騒な物人に向けちゃだめじゃない!
そう言うと強盗が振り向いた!?
  なんだ貴様?コスプレ女か?怪我するぞ!
と言うと1人の男が私の前に来てけん銃を向けた!
  さっさと消えな!コスプレ姉ちゃん!!
と言うとけん銃を発射した!
  バンッ!!
行内に乾いた銃声が響く・・しかし・・・
  キ〜ン!!
弾丸が弾き返され、私は余裕の笑顔を示す・・・
  な・・・何!?くそっ!
  バンッ!バンッ!バンッ!
連射するけど・・弾丸は全て弾き返された!
  くそっ・・ならば・・・鉄パイプで・・そりゃ!!
鉄パイプで私の頭を殴った・・・
けど・・鉄パイプはグニャリと曲がっただけで・・・私には何のダメージもない・・・
  無駄よ!さあ・・・いらっしゃい・・
私は2人の強盗を持っていた鉄パイプで縛り上げ、襟首を掴むと、駆け付けたお巡りさんに引き渡した!
  じゃ・・私はこれで・・・
と言うと私は颯爽と空中に舞い上がって飛び去った・・・
  私がいる限り・・・悪事はさせないわ・・・
私はビルの物陰に降り立つと、元の婦警さんの姿に戻り・・・何事もなかったようにミニパトに乗り込み巡回を始めた・・
  くそっ・・スーパーガールか・・・私の計画を邪魔ばかりしおって・・・許さん・・・
  待っておれ・・・



205名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 18:29:35 ID:9nme7upt
ブーケって花嫁が結婚式で投げるやつだよね
206名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 18:42:29 ID:Qr9SKhiu
この場合はケープだな。背中のマントのことなら。
207名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 16:13:08 ID:17zdeI85
他所のエロパロスレで見つけた
百合、非エロのスーパーガールもの
ttp://wiki.livedoor.jp/stpani/d/%a5%b9%a1%bc%a5%d1%a1%bc%a5%ac%a1%bc%a5%eb%a1%a6%a5%ca%a5%ae%a5%b5%a1%aa
208名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 08:51:09 ID:K06SB9dc
どの辺がスパガなんだ??
209名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:59:05 ID:flWgkWUr
>>208の言ってる意味がわからない
210名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 02:44:53 ID:Tq6PDDM8
ふたなりの入ってないのは認めん
211名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 05:05:44 ID:IIj/mVNy
ふたなりなんて邪道
212名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 13:58:48 ID:D1HiHE2x
フタナリと言えば、ひんみりさんがHPで
ここのまとめサイトを紹介してるね
213名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 15:49:11 ID:GFB+tVre
ふたなりスーパーガールもエロチックでよいと思います。
もの凄いバイオレンスもいいけど、間接的にその威力を見せつけて
悪党を震え上がらせるのもよいのではないかと思います。
214名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 09:22:29 ID:EQGRCQUs
最近pixivに全然無関係と思われるイラストが投稿されるようになっているが、
何か自分の知っているのとはまた別のスーパーガールというものがあるのだろうか
まあ一般名詞だからあり得るっちゃあり得るが

(自分が知っているのは昭和時代のスパイもの?ドラマとレースクイーン?ユニット)
215名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 11:06:02 ID:c3pXi5dT
>>214
最近流行ってるスーパーガールってのはポケモンの擬人化だよ
216名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 02:18:20 ID:NVmXQ4Zr
コミケの収穫はどうでしたか
217名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 00:01:56 ID:bYtDcKxF
あけおめー
まとめサイト更新しました〜
>>178は転載らしいんで掲載してません

それと、いい加減データベース的なものも作りたいんだけど
スーパーガール、怪力娘情報掲示板をwikiに作った方がいいかな?それともこのスレで事足りる?

つか、まとめサイト作ってから、作品の投稿がぱったり無くなって寂しいっす
218名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 18:08:34 ID:gaHXUrC5
掲示板作った方がいいんじゃね
219名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 14:15:52 ID:ewnYxQHL
巨乳すぎてスーツが着れなくなるスーパーガールを見てみたい…
220名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 13:23:33 ID:mL3izOHn
とりあえず、wiki内に情報掲示板作ってみました
このスレ自体が過疎ってるし
機能しないようであれば削除します。
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/14406/
221名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 14:48:06 ID:1tHcjWQ9
wiki内ってどこのwikiのこと
222名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 17:36:31 ID:mL3izOHn
>>221
ごめん、まとめサイトの事です
http://www37.atwiki.jp/supergirl121/
223名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 20:42:09 ID:FAtwRYVy
すぐに廃れそうな予感
224名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 21:52:26 ID:1tHcjWQ9
2ch荒らされて閉鎖するかもしれんからそうなったら避難所として使えますね
実に良いタイミングだった

>>222
ブックマークしますたありがとうございます
225名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 06:25:14 ID:Bp/f6uH0
クリプトナイトを上手く加工して、人間並みの状態でトレーニングをしていけばスーパーガールの力も強くなるのだろうか?
たとえばハードトレーニングを積んだスーパーガールが、爆乳とムキムキの肉体を持つモンスターボディーとなって、
現れた悪のスーパーマンを一方的に蹂躙するとか…
226名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 07:37:30 ID:9TjNjvKz
汗臭い設定だなw
227名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 19:44:07 ID:lci6DhzW
ロッキーかよwww
228名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:22:52 ID:qKfoZGfo
>>225
黄色い太陽の下ではスーパーガールのエネルギーは無限大って設定なんで、体鍛えても変わらないんじゃないの?
つか、スーパーガールは可憐な少女であってほしい
229名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 21:36:22 ID:5Rm3PsLr
むしろ悪のスーパーガールがスーパーマンを蹂躙した方が・・・・・
230名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 02:43:32 ID:Zl2djkuN
>>228
つまり夜はパワーがないと?
231名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 03:25:54 ID:tm3dLsEZ
>>230
>クリプトン人は、太陽の黄色太陽光線によって、細胞が生体バッテリーの役割をはたし、 地球上ではスーパーパワーを発揮するため、無敵の超人となる。

って事なんで、昼間蓄えたエネルギーで夜は活動しているんじゃないの
人間だって常に何かを食べてないと死ぬって訳じゃないでしょ?
232名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:14:22 ID:uu5iUcZE
>>228
現在のスパガは喫煙したり、背中にタトゥーいれたり
クラブで遊んでたりで、全然可憐じゃない件
233名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 08:24:45 ID:1d5u8PX6
タトゥーなんて入れれるのか?
234名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:14:22 ID:sB4YDzR2
235名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 16:50:51 ID:LEvEvv1K
>>234
何だか、やさぐれてるなw
4枚目、むちむちしててしゃぶりつきたい

つか、アメリカの漫画って規制が厳しそうだけど、今のスパガって
20歳以上って設定なのかな?それとも宇宙人だから無問題って事?
236名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 16:53:20 ID:z6myz/16
地球の外のスーパーパワーが働かないところでタトゥーを入れてる、って解釈でいいの?
237名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 19:36:29 ID:LEvEvv1K
>>236
彫り師が「金属加工してるみたいだ」って言ってるから
使ってる道具が特殊なんじゃないの?
238名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 20:52:02 ID:eD5CgMoM
その彫り師が人間じゃない気がするんだが。
239名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 22:43:50 ID:eLapjM4u
>>235
基本、未成年じゃなければOK
酒たばこの時点でスパガが未成年とは思えないw
240名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 01:51:15 ID:bEC16jRa
正義の味方が喫煙飲酒とはけしからん、今春から高校教師のこの俺が説教してやる
241名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 07:07:29 ID:CmgP4GgQ
ま、まあ頑張れよ
242名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 07:28:23 ID:VVNf41L9
今のシリーズはスーパーマンの方は地球におった時間が長かったからスパガより腕力弱いってなっとる
あとなんか体鍛えるために太陽の種類違う星までわざわざ二人で行ってキャンプ張って特訓しとったね
243名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 07:33:43 ID:bEC16jRa
>>241
おう
正直、軽く手を握られただけで泣きながら謝ると思うけどな
244名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 06:13:31 ID:f6zRYTtx
ハンコックに出てくるスパガが良すぎてやばい
245名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 08:33:01 ID:1yaiXxMu
ゆうべ、見損なった。画像うpしてくれ。<ハンコックのスパガ
246名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 05:51:11 ID:Krk+3T6u
普通だったよ
コスプレもなかったし
247名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 07:02:03 ID:hlIunomb
つただのシャーリーズ・セロン
248名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 17:23:36 ID:XXAajuRt
たいした出番もないしな
249名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 12:25:40 ID:CDtoepNJ
よっぽど飢えてるんだな…(´;ω;`)ぶわっ
250名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 23:30:08 ID:+dTY0wiQ
怪力シーンはあったの?
251名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 05:18:12 ID:SDIdCqOH
つか、レンタルでもしてこいよ
252名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 06:36:11 ID:NvZZCts1
いいシーンあんまりなかったよな
253名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 18:19:54 ID:4AYNVVVt
みなさんの身の回りにスーパーガール、スーパーウーマンはいませんか?
目撃談プリーズ
254名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:48:14 ID:iE+ChIZ/
255名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 20:04:52 ID:KXSA8L7F
テレビドラマ版ワンダーウーマン制作決定だって
このスレ的にはあんまり需要無いのかな?
256名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 22:59:32 ID:KcMc6zEe
海外版?

最新の技術で製作されるワンダーウーマンなら観てみたい
257名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 06:39:32 ID:12zeYWzN
ハンコックの女版みたいなのかな
258名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 16:35:43 ID:3z1DR0NX
>>256
海外版だよ
キャストは不明、監督はターミネーター4のマック・Gが候補に挙がってる
リメイク版バイオニック・ジェミーみたいにならないことを祈る
>>257
何言ってんの?
259名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 03:54:45 ID:mc55kqWQ
>>253
医者池
260名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 17:03:26 ID:hDnzFN2k
もう、行ってるから心配ご無用
261名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 15:41:30 ID:18163X1B
あげてこ
262名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 21:18:51 ID:lSMxNl/o
何か盛り上がれる話題があればいいんだけどね
SSの投稿も全然ないし
そういや怪力娘症候群もPOWERGIRL WEBもあんまり更新しなくなったね
263名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 05:47:43 ID:kCmDEpyo
今年になってまだ投稿がないのが寂しいね〜

なんだかんだいっても
ココを見てる人は結構たくさんいて
新作読めるのみんな待ってるんだけどな〜
264名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 19:38:32 ID:BAstraYO
ふと思ったが、スーパーガールの定義って何だろ?

天然?後天的?人為的?
地球人?異星人?

筋肉娘スレの住人だけど、ここも定期的に覗いてるよ。
エロ系は無理だけど、グロ系でなら短編書いてみたい
265名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 21:15:01 ID:QkXojE91
個人的には後天的ってパターンが好みかな
最初は戸惑いながらも、徐々にその力に魅了されていく様がいいなー
266名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 00:52:26 ID:XGhpuc2t
>>264
エロ無し超絶グロでもいいからお頼み申す
267名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 02:28:17 ID:+YGBtwGg
アメコミだと、ワンダーウーマンやシーハルクも範疇ってことで良いのかな?
268悪魔との契約1:2011/02/12(土) 06:02:30 ID:+YGBtwGg
私は悪魔と契約した。

願いは、『悪い男をこの身体でぶち殺したい』。

悪魔から条件を聞き、良く練った上で交わした契約。
条件とは、契約が"履行され終わった"瞬間、私の魂を悪魔に捧げるということ。
つまり、私が悪いと思った男をこの身体で殺し続ける限り、魂は獲られない。そういう契約。

『お前が男を殺すことに疲れた時、それが契約履行の瞬間だ』
悪魔が頭に直接、語り掛ける。姿は見えないが、常に私の傍に居る。そういう悪魔らしい。

「男を殺し続ければ良いんでしょ」
『ああ。既に、その力は授けてある』

「嘘。契約前と何も変わってない気がするけど・・・」
特に、自分の身体にこれと言った変化は感じられない。

試しに、ポケットから携帯電話を取り出そうとすると・・・。

グシャッ!

物体が拉げる音。

「・・・う、そ」
私の手には、グシャグシャに握り潰された携帯電話。
普通にポケットから携帯電話を取り出して、力試しに握ってみるつもりだった。
しかし、携帯電話は軽く握っただけで粉微塵になっていた。

『そういうことだ』
悪魔は囁いた。『いろいろ試してみると良い』と。


外に出てみる。未だ半信半疑だが、自分の持ち物を壊したくなかったのだ。
電柱の前に立ち、手を『パー』にした状態で電柱に当てる。

ボゴッ!

「!?」
電信柱に当てた手を握った。それだけで、硬い電柱が"削り取られた"。
感触的には固い粘土を握った、そんな程度だ。

「・・・す、凄い」
次は、近くにあったガードレールを両手で持った。

ベリリッ!

恐らくは鉄で出来ているであろうガードレールが、まるで紙細工にように掴んだところで裂けた。

「昔、映画で見たスーパーガールみたい」
地球に来たばかりのスーパーガールが石を握り潰した時って、こんな感覚だったんだろうか。
269悪魔との契約1:2011/02/12(土) 06:03:31 ID:+YGBtwGg
「・・・でも、さすがに空は飛べないよね」
そう言って、私は試しにその場でジャンプしてみた。

ビュンッ!!

「・・・えっ! 嘘っ!?」
自分の遥か下に、夜の町並みが見える。

「・・・飛んで・・・いや、違う」
直ぐにそれは、『飛行』ではなく『跳躍』だと気付いた。放物線を描いていたからだ。
やがて、私は地面に落下した。

「きゃあぁぁぁ!!」
ガサガサガサッ・・・ドガガガガッ!!

「・・・っつ、痛てて・・・ん? あれ? ・・・・・痛くない」
周りを見ると、まるでロケットが不時着したかのように、地面が大きく削れていた。

「・・・ここって、もしかして」
夜の闇に目が慣れてくると、そこは森の中だということに気付く。

私は何と、5kmは離れた町外れの山に不時着していたのだ。
助走無しのジャンプで5kmも跳び、山肌の森にヘッドスライディング。
木々という木々を薙ぎ倒しながらクレーターを作り、あまつさえ当の本人は無傷だったのだ。

「さすがに、本物のスーパーガールみたいには行かない、か」
それでも、既に人間の範疇を超えている気がする。

握力、脚力、と来て後、試してないのは腕力ぐらいか。

「やる必要無い気もするけど・・・一応、ね」
私は誰に話し掛けるでもなく、そう独り言を呟いた。

近くにある、樹齢何百年という大木を抱えるようにして持つ。

・・・メリメリッ。

「あっ」
両腕が、大木の幹に減り込んでいた。

・・・ベキベキベキッ、ドシャッ!!

持ち上げようとする以前に、圧し折ってしまった。

メリメリメリッ・・・ボゴォッ!

「・・・ふぅ」
疲れた溜め息ではない。力を加減して何とか大木を引っこ抜くことに成功した、安堵の溜め息だ。
周りには、失敗して人の背の高さで真っ二つにされた大木が何本も転がっていた。
270悪魔との契約1:2011/02/12(土) 06:04:41 ID:+YGBtwGg
「・・・・・そういえば、男を殺すのって今すぐじゃないといけないの?」
『・・・もし。七日七夜、一人も男を殺さなければ契約不履行と見做し、魂を頂く』

「・・・逆に言えば七日間、つまり一週間で一人殺せば良いわけね」
『そうだ。一晩に何人殺そうと七日、間が開けば契約不履行と見做す』
元より悪魔と契約した身。倫理や道徳なんて糞喰らえ。

これで今夜は、契約で得た力の試運転に費やせる。

全力で走ってみる。すると、巻き起こる衝撃波で周りの木々は再び薙ぎ倒された。

「・・・とっと」
勢い余って、私は山肌を沿うように通る、舗装された道路に出た。
深夜の山道。本当なら車なんて通らないはず、私はそう思っていた。だが。

突然、カーブから急に猛スピードで飛び出してきた車。

「・・・きゃ!」
私は思わず、目を瞑ってしまう。

ギャギャギャッ、キキーッ・・・・・ドン!

私と車の衝突事故。"普通"なら、か弱い女の子であるはずの私が、吹っ飛ばされていただろう。
しかし、今の私はもう、"普通"ではない。

車のボンネット部分が、まるで電柱にでも突っ込んだかのように凹んでいた。

「・・・・・つっ、痛つ。な、何でこんなとこに人が居るんだよ!?」
エアバッグのお陰で無事だったのか、運転手らしき男が車から降りて来た。

「・・・ねぇ。あなた、こんなところを猛スピードで走ってちゃ危ないじゃない」
急カーブが続く、山沿いの坂道。本来なら徐行して走るようなところなのだ。

「あぁっ!? この道は俺ら、『スピードジャンキーズ』の走り場なんだよ!」
「・・・スピード・・・何?」
私の疑問に、男は誇らしげに語り始めた。
要約すると、要は走り屋兼、ローリング族ってところらしい。

「・・・それって、悪いことだよね?」
「だからどうした? んなこたぁ、知ったこっちゃねぇよ」
危険運転をした挙句、人を轢いておいて相手の心配すらしない。

「あなたが・・・"悪い男"で良かった」
"試運転"の絞めには丁度良い、私はそう思い薄っすらと笑った。

「おい・・・何を言っ・・・!?」
私は右手を振り被り、"軽く"ボンネットに叩き付けた。

ドゴォォォンッッッ!!!

「う、うわぁっ!」
ボンネットが完全に潰れ、前輪が左右に吹き飛ばされた。

「・・・え? え?」
男は事態を飲み込めていないようだ。
271悪魔との契約1:2011/02/12(土) 06:05:57 ID:+YGBtwGg
「・・・ふふっ♪」
私は、何だか愉しくなって来た。

次に、車の真横に回ると、今度は左手で手刀を作る。そして、それをルーフ目掛けて振り下ろした。

ズグシャアァァァッ!!

私の手刀は、まるで日本刀でも振るったかのように、車体を前後真っ二つに裁断していた。

「・・・う、そ・・・・・」
男が腰を抜かし、地面にへたり込む。

「な、何してんだよ!? 俺の大事な車!」
男はいきなり立ち上がり、私に突っ掛かって来た。
しかし、男が殴ろうが蹴ろうが、私には蚊に刺された程にも感じない。山肌を削るぐらい頑丈なのだ。

一つ一つ、力を確認するように段階を踏んで車を解体し、潰していく私。
男は私にしがみ付き、必死にそれを止めようとするが、指一本止めることは出来なかった。

「直ぐにあなたもこの車みたいになるんだから、大人しく待っ・・・きゃ」
偶々なのか、ワザとなのかはわからないが、男は両手で私の目を塞いで来たのだ。
さすがにこれには、私も頭に来た。

「もう!」
徐に、男の手を引き剥がす。

バキバキバキッ!!

「ぐぎゃぁぁぁぁっ!!」
私が軽く掴んだだけで男の手はグシャグシャに潰れ、左右に引き剥がすだけで男の肩が外れた。

「・・・やっぱり。人間ってこんなに脆かったんだ」
私は、地面で這い蹲り、痛みに悶え苦しむ男を見てそう言った。

軽くパンチを放つ。すると、殴られた男の身体の部位がパンッ、と弾ける。
試しに、一本指で突付いてみる。すると、指の根元まで簡単に刺さった。

「理科の授業で蛙が解体されるのって・・・それって、蛙が人間よりも弱いからだよ、ね?」
男は痛みと恐怖で半狂乱になりながら叫んでいるが、もう私の耳には届かない。
ホンの数時間前に得たばかりのスーパーパワーを試したくて、それどころではないのだ。

「映画のスーパーガールがもし現実に居たら、"こういうこと"はやっちゃうと思うんだ」
石を握り潰せるパワーがあるなら、それを人間に試したいと思ったって不思議じゃない。
異星人のスーパーガールが、地球人の倫理観を持ち合わせているとは限らないのだ。

実際、男を持ち上げるだけでも細心の注意を必要とした。
重さなど、私にとっては元より無いに等しい。
ただ、下手に力を入れると、その部位を潰してしまって持てないのだ。

「あっ、明日からどうしよう」
私は何も、アウトローというわけではない。明日も普通に学校がある。
しかし、こんなパワーで学校に行ったら・・・どうなるかは想像に難くない。
272悪魔との契約1:2011/02/12(土) 06:06:58 ID:+YGBtwGg
「ま、良いか♪」
明日のことは後で考えれば良い。今は目の前の男でキッチリと"試運転"を終わらせてしまうのが先だ。

「殺ったら、ちゃんと後片付けしないとね♪」
既に事切れた男の屍を、丁寧に潰し、折り畳んで行く。
それを、渾身の力で圧縮する。すると、野球ボールぐらいの小さな"肉の玉"が出来上がった。
今度は同じように、車も潰して行く。程なくして、肉と鉄の玉が2つ、出来上がった。

さすがのスーパーパワーでも、在ったモノを完全に消し去ることは出来ない・・・はずだ。
空へ向けて投げるという手もあるが、さすがに宇宙まで届くかどうかの自信は無かった。
尤も、物を投げて宇宙に届くかどうかを真剣に悩む、なんてこと自体、常軌を逸しているのだが。

結局、"肉の玉"は山の中腹付近で目算で20mぐらいの穴を掘り、そこに埋めた。
一方、"鉄の玉"は物は試し、と空に目掛けて全力で投擲した。

もし宇宙まで届かず、何処かに落ちれば、それはそれで今の全力がわかって良い。
運が良ければ、『謎の鉄の玉が飛来!?』なんてニュースで教えてくれるだろう。

最後に、肺活量のテスト。
地面にこびり付いた血痕、そこに向かって深呼吸してから思い切り息を吐いた。

ビュウ・・・ゴオォォォォッ!!

凄まじい突風が起こり、目の前にあったガードレールを吹き飛ばしてしまった。
血痕も、その大半が吹き消されていた。少し残ってはいるが、まあ大丈夫だろう。

これからは少なくとも一週間に一人、"悪い男"を殺して行かないといけないのだ。
倫理観? 何それ? そういう"契約"なのだから仕方ない。痕跡は出来るだけ残さないに限る。

気付くと、周りが徐々に白み始めていた。朝が近い。
"行き"のように跳んでも良かったが、間違って自分の家を潰しても、と思い、私は走って帰ることにした。
273名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 06:09:53 ID:+YGBtwGg
>>264です。
後天的要因で書いてみました。

いつも、筋肉娘+逆リョナで書いたりしてたんで、
エロは無いし、スパガものかって言われると微妙かもしれませんが・・・。

一応、1とは付けましたけど、続きはまた時間が在れば。
274名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 09:37:49 ID:7fvfIkdY

GJ!!
275名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 10:38:20 ID:ZXhh2MVu
いいっすねぇ
このまま自分のささやかな願望から、どす黒い衝動まで
全部スーパーパワーで叶えていってほしいですね

道徳や倫理観なんて、そんなもん犬にでも食わせときゃいいんすよw
276名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 11:28:01 ID:ahS9QhNR
久しぶりにきたね〜
続きも期待してます

>異星人のスーパーガールが、地球人の倫理観を持ち合わせているとは限らないのだ

絡んできたトラック運ちゃんをミンチにし
オメガヘドロンを奪ったセリーナを嬲り殺し
イーサンを力ずくで逆レイプするスーパーガール

ちょっと見てみたいわw
277悪魔との契約2:2011/02/12(土) 12:34:48 ID:+YGBtwGg
私は、何とか夜が明け切る前に自宅に戻ることが出来た。
返り血がベットリ付いた今の格好で人目に付くのは避けたかったのだ。

シャワーを浴びようとしたが案の定、蛇口その他を握り潰してしまった。
仕方なく、取り敢えずは着替えようと思い、自分の部屋に戻った。

「幾つか聞きたいことがあるんだけど」
『何だ』

それは私の『スーパーパワー』についての確認だった。
先ず、飛行能力、透視能力等の所謂、超能力的なモノは備わっていないということ。
あくまで、私自身の身体能力のみが強化された、ということらしい。
視覚・聴覚は勿論、スタミナなんかも常人の域を遥かに凌駕している。
だって、移動も込みであれだけのことをしておきながら、息一つ切れていないのだ。
そして、眠くもならない。このまま何日でも貫徹出来そうなぐらい、体力は有り余っている。

しかし、身体そのものは人間のまま。つまり、レントゲン等でバレる可能性は無い、ということ。

「もう一つ、【ON・OFF】は出来ないの?」
『・・・それは、一時的に力を無くしたいということか?』

「そう」
シャワーとか、自分の周りの物まで壊してちゃ、色々と面倒なのだ。

『・・・我侭な小娘だ』
悪魔が言うには、陽の出と共にある程度、力を抑える状態には出来るらしい。
ただし、一度でも【ON】にしてしまえば、次の陽の出まで【OFF】には出来ない。
そして、自分で意識的に【ON】にしていなくても、陽が落ちれば自然と力が戻る。
まあ、悪魔らしい仕様と言えるかもしれない。

【OFF】の状態を試す為に、手近なところにあった目覚まし時計を握り締めてみる。

メキメキメキ・・・バキャッ!

「・・・え、ちょっと!」
目覚まし時計は、私の手の中で粉々になっていた。

『抑えた状態といっても、"元の状態"に戻るわけではない。あくまで、"抑えた状態"だ』
完全に力を無くしたいということであれば、それは契約不履行と見做し、即座に魂を頂く、と悪魔は言った。

「まあ、でもこれなら、何とか加減は出来る、か」
確かに全く抵抗が無く、気付いたら潰れていた、というわけではなかった。
力を入れた感触があった。昨日の夜なら、力を入れようとする前に潰れていたのだ。


何とか着替えて、私は学校に行った。

座ってるだけの授業はある意味、楽だった。・・・シャーペンを何本か圧し折っちゃったけど。
しかし、問題なのは体育。しかも、男子女子混合で野球をやるらしい。

恐らく、【OFF】状態でも本気を出せばたちまち活躍出来るだろう。しかし今、目立つわけにはいかない。

何とかやり過ごせると思っていたら、先生がある提案をして来た。
何と、勝ったチーム全員にジュースを奢るというのだ。何て、余計なことを・・・。
278悪魔との契約2:2011/02/12(土) 12:35:56 ID:+YGBtwGg
いきり立つ両チーム。みんな、目がマジだ。
しかも、よりによって3点差、最終回2アウト満塁の場面で私に打順が回って来た。

今まで全打席、気の抜けた空振りばかりの私への、みんなの視線が痛い。
動体視力も良くなっていたので、男子の本気の剛速球も完全に見えている。打つのはわけない。
"空気を読んだ"私は、軽〜くバットに当てたつもりだった。しかし。

キィン・・・ビュンッ!

剛速球ならぬ剛打球が、ピッチャー、そしてセンターのこめかみを掠めて行った。
チュイン!という、髪が削げる音が私には聴こえた。
打球は・・・センターを遥かに超え、長方形のグラウンドの対角線上にあるコンクリートの壁に減り込んでいた。

「・・・あちゃぁ・・・・・うわ!」
手元を見ると、金属バットのグリップ部分に手形が付いていた。

「・・・あ、あはは。このバット、何かおかしいみた・・・い、あはは」
私は何とか誤魔化した、つもりだったがみんな、恐怖でその目を引き攣らせていた。

私は即、気分が悪い、と早退した。
朝は晴れていたはずなのに、気付けば空を雲が覆い隠していた。

「・・・もしかして」
『陽が落ちなくとも、陽が隠れれば同じことだ』
悪魔はしれっと、そう言い放った。

「ちょっと! そういうことは先に言ってよ」
【OFF】にしているつもりでも、陽が隠れるだけで【ON】状態に近付く、ということらしい。
とんだスーパーガールもあったものだ。これなら、映画みたいに変身する仕様の方が良かった。

軽く駆け足のつもりなのに、周りの景色が凄まじい勢いで過ぎて行ってるのは気のせいじゃなかったのだ。
端から見れば、女子高生が世界記録ばりのスピードで走っているように見えただろう。
一刻も早く自宅に帰りたかったので、私は周りの目も気にせず、徒歩15分の距離をものの数分で走破した。


ちなみに、私には両親が居ない。端的に言えば、両親共々惨殺された。
クスリをキメていた、とある男に深夜、突然押し入られ、パパは殺され、ママは犯された上で殺された。
私は、110番してから警察が来るまでの間に何度も何度も犯された。見ず知らずの男が私の初体験だった。

その男とは、この地域の広域系暴力団の組長の一人息子で、厄介なことに未成年だった。
金の力にモノを言わせ、その息子は少年刑務所に1年居ただけで今は既にのうのうと娑婆の空気を吸っている。

勿論、莫大な慰謝料が支払われた。しかし、そんなことで一人遺された私の気持ちが晴れるだろうか?
そういう意味では、悪魔と契約する前から私は壊れていたのかもしれない。
男なんて、みんな死ねば良い。いや、私の手でぶち殺したい。私はそう願ったのだ。

そして、その願いは叶った。

しかし、今すぐ『メインディッシュ』を殺りに行ったりはしない。まだまだ試したいことは一杯あるのだ。
手始めに、傘下の組事務所でも潰してあげようかしら。チャカやドスに耐えられるか、確認したい。
まあ尤も、車とぶつかって、車の方が拉げるぐらいなのだから、答えはわかり切っているけど。
279悪魔との契約2:2011/02/12(土) 12:37:14 ID:+YGBtwGg
予め買っておいた、汚れても良い服装に着替える。
最初、映画よろしくS字がプリントされた青いシャツに赤いスカート姿にでもなろうか、なんて考えたりもした。
今の時代、コスプレショップに行けば、そんなもの幾らでも買える。

しかし、映画のような"人に優しい"スーパーガールとは違うという覚悟が、全然違う服装を選ばせていた。

漆黒のライダースーツ。黒いフルフェイスのヘルメットに、サングラス。ヘルメットとサングラスは変装用だ。
取り敢えず、力が戻り切る前にライダースーツに身を包む。いきなり、破いてしまいたくないのだ。

「これだと・・・スーパーガールってよりは、ライダーガールって感じね」
そこはそれ、本家とは違うということで、『ブラックスーパーガール』ということで自分を納得させた。
心情的にはダークスーパーガールとか、デビルスーパーガールって方が合ってるかもしれないけど。

そういえば、昨日の"鉄の玉"はどうなったんだろう。少なくとも、ニュースや新聞ではやっていなかった。

「宇宙到達の夢は持ち越しかしら、ね♪」
これから暴力団の事務所に殴り込みに掛けるというのに、私は徐々に心が高鳴るのを感じた。

人通りが少なくなる深夜になるのを待ち、私は出掛けた。
フル装備も考えたが、今回はライダースーツのみにした。どうせ、一人も生かしておくつもりはないし。

「ごめんくださーい」
私はドアを開け、中に入る。鍵が掛かっていた気もするが、ドアノブを握り潰してしまったので関係ない。

「何だぁ?」
中から、如何にもな強面の男が出て来た。

「殴り込みに来ました♪」
「あぁっ!? ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ? お嬢ちゃんみたいな糞ガキはとっとと帰って寝な」
体型、身体のサイズは元の女子高生のままなのだ。まあ、当然の反応か。
私は、人差し指を親指で押さえ、男の額に当てた。所謂、デコピンの形だ。

「あぁ? 何をし・・・」
ドシュッ!

男は一回転しながら後ろに吹っ飛び、廊下の壁に叩き付けられた。

「おい、どうし・・・ひぃっ!!」
奥の事務所から、騒ぎを聞き付けた組員が出て来た。

「おい、何だこれ・・・死んで・・・」
男が見たもの。それは、まるで至近距離からマグナムで撃たれたかのように額から頭頂部が無くなった死体だった。

「ねぇ、チャカとかドスを持ってるなら早く使った方が良いよ?」
そう言いながら、私は男の股間を蹴り上げた。

グチャグチャグチャ・・・バキバキッ!

男の背骨を縦に圧し潰すように、私の蹴り脚は男の胴体を裁断しながら、その頭を蹴り潰した。
首の無い男の"開き"を見た組員たちはようやく、今が非常事態だということに気付いた。
280悪魔との契約2:2011/02/12(土) 12:38:59 ID:+YGBtwGg
「何だてめぇ! こんなことして只で済むと思ってんのか!?」
「只で済まないのはあんたたちの方よ。さっさと武器使わないと、あっという間に死んじゃうよ?」
私が本気を出せば、この場に居る全員、ものの数秒で肉塊に出来る。しかし、それでは面白くない。

すると、脇に居た男がキラッと光るモノを取り出した。そう、お待ちかねのドスだ。

「そう、それで良いの。ホラ、ここガラ空きよ?」
そういって、私は腹を男に向けるように、敢えて晒した。

「死ねやぁぁぁぁっ!!」
男は仁侠映画よろしく、ドスを両手で構え、一気に突っ込んで来た。

グサッ。

・・・と刺さったのは、ライダースーツの部分のみだった。刃は、私のお腹の皮膚一枚すら刺し通していない。

「・・・え? 何で・・・?」
私は、男に対して冷ややかに嘲笑の眼差しを浮かべた。

「ひぃっ! ・・・・・・クッ、このっこのっ!」
男は何度もドスを私に向けて刺そうとするが、一向に刃が通る気配は無かった。

「もう良い?」
そういうと、私は男から簡単にドスを取り上げた。そのまま、刃部分を握り締める。

バキバキバキ・・・

ドスの刃が粉々に砕かれ、キラキラと地面に落ちる。

「ねぇ? この手とこのドス、どっちが硬いと思う?」
「・・・ひぃっ!!」
ドスッ。

文字通りの擬音だった。私は手刀を作り、男のどてっ腹に突き刺したのだ。
勢い余って、上腕まで男の胴体に突き刺さってしまった。男の背中から、私の前腕がまるまる見えている。

「う、うわぁぁぁぁぁぁっ!!!」
百舌鳥の早贄のように男を晒し上げた私に、別の男がチャカを取り出した。

パンパンパンッ!

乾いた3発の銃声。しかし、拳銃を持ってしても、私の身体には傷一つ付くことは無かった。
今度はわかり易かった。ライダースーツに弾が突き刺さって潰れていたのだ。キッチリと3発分。

「へぇ〜、これが本物の拳銃なんだ」
胴体に風穴が開いた屍を放り棄てると、私はチャカを持った男に近付く。
男は恐怖でブルブルと震えるのみで、逃げることすら出来ない。

銃身を持つと、グニャリと握り潰してしまう。どうせだから、とそのまま捏ねてみた。
あっという間にピンポン玉サイズの"鉄球"が出来上がった。それが、少し前まで銃だったとは誰も思わないだろう。
281悪魔との契約2:2011/02/12(土) 12:40:09 ID:+YGBtwGg
その"鉄球"を左手に乗せ、右手でまたデコピンの形を作った。

バシュッ・・・ピシュンッ!!

「あ・・・?」
「え・・・?」
チャカを持っていた男、そしてその後ろに居た男の胸辺りに風穴が空いていた。
ドサッ、ドサッと二人の男は事切れたように倒れた。

「"こっち"の方が、威力あるんじゃない?」
"鉄球"の弾丸を放った私はそう言い放った。

そこからは、昨日試せなかった"試運転"の続きをさせて貰った。

平手打ちをすると、頭が?げ、首から離れて明後日の方向に飛んで行った。
ものは試しと、頭突きをしてみた。すると、男は頭部は胴体に減り込んだ。
チャカを撃ち続ける男に近付き、頭に手を置いてそのまま力を入れると、男は縦に潰れた。

「お、お前は一体、何なんだ? 誰の差し金だ!?」
「別に。あんたたちの組を的に掛けてるのは確かだけど」
最後に残った男は私目に見てちょっと格好良かったので、絞めはベアハッグにした。一度やってみたかったのだ。

「・・・そうね。強いて言うなら差し詰め、『ブラックスーパーガール』ってところかしら」
男の身体をゆっくりと抱き潰しながら、私はそう耳元で囁いた。
282264:2011/02/12(土) 12:42:14 ID:+YGBtwGg
何か余り寝付けなかったので、勢いで続きを書きました。
取り敢えず、即興で思い付いたのはここまでです。

また、続きは時間がある時にでも・・・。
283名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 17:55:27 ID:ZXhh2MVu
おー、もう続きがきてる
しかし、容赦ないねぇw
284悪魔との契約3:2011/02/12(土) 22:50:43 ID:+YGBtwGg
「朝のニュースです。昨夜未明、○○町××会系△△組事務所が何者かに襲撃されました。
9名の組員全員が行方不明になっており、警察当局は誘拐された可能性もあると見て・・・」
私は、朝食を採りながら朝のニュースを観ていた。

昨日、あれから組員たちの亡骸を例の如く、"肉の玉"に変えた。
さすがに9人もの男たちの質量はどうすることも出来ず、サッカーボールぐらいの大きさになってしまった。
本当は手の平サイズにしたかったけど、スーパーパワーでも出来ないことがあるのだ。
尤も、男9人分の身体が詰まったサッカーボール。重さは500kgを超え、硬さはダイヤモンド並だ。
もし、私のパワーでこのボールでサッカーをしたら、町はどうなるだろうか。
平然とそんな怖い事を考えていたが、さすがに外が騒がしくなって来たので、慌てて屋上に出た。
昨日と同じ場所に照準を付け、一気に跳躍した。今度はちゃんと着地出来た。段々と慣れて来た気がする。

穴を掘ろうとして、ふと思い付いたことがあった。
シャベルどころかショベルカーすら必要ない私だが、もっと効率の良い方法を考え付いたのだ。
ハンドボールのジャンプシュートの要領でジャンプし、そのまま"肉の玉"を地面目掛けて投げ付けた。

ドゴオォォォォォンッ!!!

迫撃砲が炸裂したかのような衝撃音。スーパーパワーで打ち出されたボールは、地面深く減り込んでいた。
深さも申し分ない。後はここを埋めてしまえば後処理は終わり。そうやって、昨日の"活動"を終えたのだった。

「さすがに、ちょっとは大人しくした方が良いのかしら・・・」
警察が動き出すと、それはそれで面倒だ。警察如きに今の私を止められるとは思わないが・・・。

「・・・警察、いえ、国家権力も私の敵」
未成年とはいえ、レイプ殺人を犯した犯人を金の力に屈し、たった1年で世に解き放った国家権力。
もし、私の前に立ち塞がるのであれば、誰一人として容赦しない。

・・・バキャッ。

「・・・あ! 〜〜っ、やっちゃった」
手に持っていたカップを握り潰してしまった。つい、力が入ってしまったのだ。
【OFF】状態でも、油断するとすぐに物を壊してしまう。

「・・・・・・・・」
壊れたカップをジッと眺める。自分の持ち物である、お気に入りのカップが壊れるのはやっぱり悲しい。
しかし、二日続けて何人もの男たちをこの手で葬った事に関しては、やはり何の感傷も無かった。

悪魔と契約してから散々考えたことだ。私も自分の命が懸かっている。遊びではない。
自分の命と天秤に掛ければ、見ず知らずの"悪い男"たちの命など、取るに足らない。
むしろ、もっと力を試したい。そっちの方が大事だ。
285悪魔との契約3:2011/02/12(土) 22:51:46 ID:+YGBtwGg
その日の晩も、夜が更けるのを待ってから出掛けた。万一の事を考え、フルフェイスのヘルメット装備。
悪い男を殺すのが"週課"だとしたら、今日のは"日課"と言ったところか。

今日は気分転換も含めて、深夜の車道マラソンと洒落込んだ。
深夜で車が疎らな大きな国道に出る。深夜の飛ばしポイントとなっているルート。
100km/h近くの猛スピードで飛ばし、行き交う車。競争相手には丁度良い。

運転手から視認されない程度の距離を空けての追走。

「ん〜〜、気持ち良い〜♪」
ヘルメットのバイザーを上げると、"そよ風"が肌を撫でる。
100km/hで受ける向かい風。常人であれば、突風にも感じられる風だが、私には丁度良いそよ風。

「・・・ん? ・・・・・っ!?」
あまりの気持ち良さに少し呆けてしまっていた。その瞬間に、前方を走る車との距離を詰めてしまっていたのだ。
加減しないと直ぐに追い付いてしまう。そのぐらい、私にとって車はトロい。

「うわっ・・・と!」
危うくぶつかりそうになる寸前で、私は跳び上がった。しかし、このままだと、また何kmも跳んでしまう。
咄嗟に、丁度良い高さにあった街灯に手を伸ばす。

バキッ。

「あ」
街灯は、私が掴んだ部分から簡単に?げてしまった。
こうなると、もうどうしようもない。物理法則に従って描かれる放物線の先に着地するだけ、だ。

・・・いや、手はあった。

私は空中でヘルメットを上げ、口を大きく開けて一気にありったけの空気を吸い込んだ。

「〜〜〜〜〜〜はぁっ!!!」
口を尖らせて吐く突風を起こすブレスとは違う、衝撃波のようなスーパーブレス。
思い付きでやったブレスブレーキは事の他、上手く行った。急激に勢いが落ち、その場に着地出来たのだ。
近くの街灯のガラスが軒並み割れていたが、まあ気にしない。

キキィ〜〜ッ・・・ドンッ!!

「・・・!?」
車のブレーキ音と共に、激しくぶつかったような衝突音。
最初、私がまたやっちゃったかと思った。車道にいきなり黒尽くめの女が現れたのだ。
最初の夜のように、ぶつかってもおかしくない。しかし、違った。周りに車は居ない。

音がした方に視線を遣った。100mぐらい前方だろうか。車がバックし、そのまま走り去って行った。
車が去ったその場所を見ると、蹲る人影。瞬時に私は状況を察知した。轢き逃げだ。

「犬も歩けば・・・って言うけど、スーパーガールも歩けば、・・・ってところかしら」
今日は昨日のこともあり、"週課"の方をやるつもりは無かった。
286悪魔との契約3:2011/02/12(土) 22:53:01 ID:+YGBtwGg
「・・・仕方ないわね」
急いで、私は倒れた人のところに駆け寄った。ちなみに、3秒も掛かっていない。
見ると、明らかに危険な容態なのは素人目にも看て取れた。頭から血を流し、流血量も多い。

私の携帯で・・・いや、携帯はそもそも持って来なかった。判断は急を要する。

「・・・確か、この先に救急病院があったはず」
恐らく、電話を探して救急車を呼ぶよりも、"私の脚"で病院に連れて行った方が早い。
こういうケースは、患者を動かすのは得策ではない。しかし、見捨てるのも何だか気が退けた。
未だ、私の中にこういった人間的な感情が残っていたなんて意外だ。
今この状況においても、"悪い男"は死ねば良いと思うし、私の手で嬲り殺したいと思う。

「もしも、あなたが"悪い男"だったりしたら、後からキッチリ殺しに行ってあげるからね」
そういって私は細心の注意を払いながら、全力で患者を近くの救急病院まで運んだ。
現場から病院までの所要時間は2分。
患者を直接持たないように、自分の腕を担架代わりにして上に載せて運んだのでこれが限界だった。

救急病院に着くと、救急用の扉を蹴破り、近くにあった担架に患者を寝かせた。
何の騒ぎか、と出て来た医者は、その怪我人を見て直ぐに状況を把握した。
あっという間に看護士を呼び、その担架のまま怪我人を緊急の手術室があるらしき方向へ連れて行った。
どう考えても怪しい格好の私よりも、患者を優先したのだ。この辺はさすがにプロといったところか。

後々、フルフェイスの漆黒の女ライダーが怪我人を運んで来たとあって騒ぎになったが、それはまた別の話。


・・・そして、この話もここでは終わらない。

私はキッチリと覚えていた。轢き逃げした車種、ナンバーを。
車をバックさせる時に後ろを振り向いた運転手の顔も、ハッキリと視認した。
街灯のみの夜の闇の中であっても、100m程度なら少し集中すれば簡単に見通せるぐらいの視力はある。

「・・・轢き逃げするなんて、"悪い男"」
運転手は幸か不幸か、男だった。文句無く誰が見ても、"悪い男"。

「必ず探し出して、見付け出した上で思う存分、磨り潰して"轢き肉"にしてあげる・・・」
そういって、私は夜の闇に駆けて行った。


夜は長い。まだまだこれから、だ。
287名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 23:37:55 ID:3KvW8rS9
素晴らしい
続きに期待
288264:2011/02/12(土) 23:40:32 ID:+YGBtwGg
連日連夜の連投すみません。

こういうのは興が乗った時に一気に書き上げた方が良いと思ったので。
スパガものは初めて書いたんですけど、いざ書いてみると楽しかったです。

>>283
ちょっとだけ、容赦を足してみましたw
289名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:00:38 ID:OB2qneD9
GJです。
続きに期待してます!!
290名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:16:48 ID:IwHioMxI
乙です。
>>273での
>いつも、筋肉娘+逆リョナで書いたりしてたんで
も読んでみたい。
どこかで読めますか?
291264:2011/02/13(日) 01:51:05 ID:LCrf8r4x
>>290
投稿先は他人様のサイトで、さすがに2chで直接サイト名を晒すわけにも行かないので、
「デアカルテ ダイエット」でググってみて下さい。

逆リョナ以外の要素でこのスレと被ってる部分は少ないかもしれませんが・・・。
292名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 08:30:18 ID:7Fnnc8J7
力作投下乙であります
体力測定的な展開も見てみたいですねぇ
293悪魔との契約3:2011/02/13(日) 09:59:16 ID:LCrf8r4x
轢き逃げ犯の車を探す方法は、既に考えて付いていた。

病院から駆け出た勢いそのままに、宙空高く真上にジャンプ。超視力で下界を走る車を一つ一つ見る。
目的の車種は直ぐに見付かった。屋内に隠れられていたら、という心配はあったがそれは杞憂に終わった。

悪魔に憑かれた私だけど、神は未だ見捨てていなかったらしい。
まあ尤も、もし本当に神様なんてのが居るなら今、こんな状況にはなっていないとは思うが。

ブレスで方向を調整しながら、猛スピードで逃げる車を追う。

「逃げ足だけは速い・・・と言いたいとこだけど」
私は犯人の逃走ルートに程近い場所に着地し、今度は道沿いに追い掛けた。

「はぁい♪」
私は、真横から運転席を覗き込んだ。勿論、車は猛スピードのまま。運転手の男は

「ひぃっ!!」
という声を上げ、更に車を加速させた。しかし、"私の脚"の前に逃げられる者など、居ない。

「はぁい♪」「ひぃっ!!」
というやり取りを何度か繰り返したら、私もそろそろ鬼ごっこに飽きて来た。
私は猛スピードで走る車体の後輪部分を、優しく丁寧に持ち上げた。

後輪がたちまち空転を始める。しかし、車は止まらない。私が車体を押しながら走っているからだ。
運転席から見ると、漆黒のライダースーツの謎の女が常に後方部分に張り付いて見えただろう。

「ブーン♪」
なんて言葉を発しながら、私は更に走るスピードを上げた。差し詰め、リアル自動車ごっこといったところか。

男もさすがに異様な事態に気付き始めていた。明らかに車のポテンシャル以上のスピードが出ている。
男は慌ててブレーキを踏む。前輪がロックされ、ギャギャギャという音と共にゴムの焦げた臭いがした。

しかし、車は止まらない。男は何度もブレーキを踏むが一向に止まる気配が無い。
車のブレーキと、私のスーパーパワー。どっちが勝っているかなんて、言うまでも無いだろう。

・・・すると、バアンッ!!!という激しい音と共に、前輪がバーストした。
しかし、前輪がバーストしたにも関わらず、車はスピードを落とすことなく走り続けていた。
私が持ち上げているから、まあ当然と言えば当然なんだけど。
人力車ならぬ、スーパーガール車といったところだろうか。

「そろそろ、止めてあげようかしら」
そう呟いて、私は急に"立ち止まった"。勿論、スーパー脚力なので、制動距離は"ゼロ"。
F1並みのスピードで走っていようが、私にとっては駆け足にも満たない感覚。止まろうと思った場所でピッタリ停止。

しかし、運転手の男にとっては凄まじい加速Gがそのままその身に降りかかることになる。

ガシャアァァンッ!!

エアバッグが開くよりも早く、男は勢い余ってフロントガラスを突き破り、前方に飛び出していた。
勿論、そうなるだろうことは私にもわかっていた。しかし、相手が"悪い男"である以上、慮る気は更々無い。
294悪魔との契約3:2011/02/13(日) 10:00:32 ID:LCrf8r4x
車の前方に回ってみる。フロントガラスは粉々で、バンパーとボンネット部分も凹んでいた。
だが、バンパーとボンネットの損傷はさっきの轢き逃げの衝撃であることは間違いなかった。

「この車は事故検分の為に残して行ってあげるとして・・・・・」
私は更に前方を見る。

「・・・良かった。生きてたんだ」
遥か前方に放り出された男は、しぶとく生きていた。むしろ、私にもそれは喜ばしかった。

「・・・だって、"轢き肉"にして殺さないと、私の気が済まないもの」
私は再び、車の後方に回り、バンパーを持った。バーストした前輪部分を浮かせ、後輪のみで車を立たせる。

「ブーン♪」
再び、リアル自動車ごっこ。助走も無く、エンジンの力も借りず、私のスーパー脚力で車は一気に加速した。

ビュンッ!! ズシャアッ!

「うぎゃ」
短い呻き声。私は通り過ぎた男の居る後方を見る。
男の胴体から頭に掛けてタイヤ痕の"窪み"が出来ていた。そこには、"轢き肉"になった男の身体があった。

「・・・鬼ごっこに車遊び。ちょっと童心に還っちゃったかも・・・ふふっ」
結局、予定に無かった"週課"をこなしてしまった私なのだった。
295264:2011/02/13(日) 10:54:31 ID:LCrf8r4x
>>292
体力測定ネタ、良いですね。

やってみたいかも・・・
296名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 13:41:26 ID:0AMA1lDK
面白い!
非常に面白い!!

速いペースで投稿されているのに
早く続きが読みたいです

応援しています
297名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 21:24:48 ID:fL1Uxf5c
298名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 21:53:46 ID:7Fnnc8J7
>>297
詳細希望も何も禅ピクチャーズかGIGAの作品でしょ
299名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 21:55:56 ID:OB2qneD9
職人さんGJ!!

めちゃおもしろいです><!

>>297
WEHD-20
300悪魔との契約4:2011/02/14(月) 02:34:55 ID:taPAfFsK
「朝のニュースです。昨夜未明・・・」
朝食を食べながら、朝のニュースを観る。これも"日課"の内の一つになりつつあった。

「・・・ぶっ!」
つい、ご飯を吹いてしまった。ちなみに、今は【OFF】状態。
なので、テーブルにご飯が突き刺さったりはしない。・・・していないはずだ。

何と、昨日の病院での一件が美談として紹介されていたのだ。
謎の女ライダーは誰か?なんて話題でワイドショーは持ち切りだった。
私が運んだ患者も一命を取り留めたらしい。私の苦労が、徒労に終わらず済んで良かった。
今の私の感覚ではせいぜい、そう思う程度。助かって良かった、なんておセンチな感傷は持ち合わせていない。

轢き逃げ犯の方も、数十キロ先の国道で死体となって発見された。まあ、距離的にはそんなものか。
警察の調べでは、轢き逃げで逃走したが、前輪がバーストしたショックで投げ出された、と結論付けた。

ニュースは、私がいろいろと"失敗していた"のを教えてくれた。
男を轢いたタイヤ痕は、男がそれまで運転していた車のモノ。
しかし、前輪がバーストし、男を前方に投げ出したはずの車体が、男を轢いている。
男を投げ出して止まったはずの車が、そのまま猛スピードで男を轢いているのだ。慣性の法則的にも変だ。

「何らかの超常的な力か、或いは第三者が絡んでいる可能性も・・・」
事故学者が言っていることは、どちらも正解だ。だって、現に"この私"がやったんだし。

今回の件はいろいろと良い経験になった。あれだけ証拠を残せば、それだけいろいろ読み取られるということだ。
病院で言葉を発さず、フルフェイスのヘルメットを取らなかったは不幸中の幸い、か。


そして、私はいつも通り、学校に出掛けた。

昨日の野球の一件が脳裏を過ぎったが、クラスメイトは誰も突っ込んで来なかった。
私が、「聞いて来ないで」という空気を作っていたからだ。

両親惨殺の事件以降、腫れ物にでも触るかのようなクラスメイトの態度に嫌気が差し、自分から"壁"を作った。
事件で心が病んでいたのもあるし、常に同情の眼差しで見られるのは嫌だったのだ。

しかし、先生はまた、私を悩ませるような一言を吐いた。二週間後に体力測定をやるというのだ。
体力測定・・・。"今の私"の体力を測ったらどうなるんだろう。

野球の時は、どこまでが【OFF】でどこからが【ON】だったのか、私にもわからないのだ。
いざやってみたら、野球の二の舞どころでは済まないかもしれない。
そう考えると、予め告知してくれたのは助かった。至急、対策を練らないと・・・。

学校帰り、私は貯金を下ろし、スポーツ用品店に行った。
ぶっつけ本番ではどうなるかわからないので、予行演習をしておこうと思ったのだ。

握力計、背筋力計の各種測定器に、ハンドグリップやダンベル用のシャフトにウェイト等々。
万が一を考え、それらを数セット、買えるだけ買った。かなりの量だったので、配送にしてもらった。
週末の土曜には届くそうなので、学校も休みだし丁度良い。
多分、今の【OFF】状態でも持って帰れたとは思うが、無理して目立つことも無い。
昨日の今日だし、病院の一件もある。服装は全く違うとはいえ、背格好はそのままなのだ。
まあ尤も、今の私の見た目から『謎の女ライダー』を思い浮かべる人は居ないと思うけど・・・。


週末の土曜日。

指定通り、注文した全ての機材が届いた。配送業者の人は、部屋まで運ぶと言ってくれたが、丁重に断った。
あんたたちより私の方が力持ちなのよ、という台詞はさすがに飲み込んだけど。
実はあの後、どうせ配送にするなら、と通販でもいろいろと注文したのだ。
301悪魔との契約4:2011/02/14(月) 02:36:02 ID:taPAfFsK

「ねぇ、今の私って【OFF】状態だよね?」
『今のお前のことは、お前自身にしかわからん。私は力を授けただけに過ぎん。そういう"契約"だからな』
予想してはいたが、連れない回答が返って来た。
外を見ると、陽は高いし雲も出ていない。時間も正午前。まあ、大丈夫だろう。

早速、予行演習開始。目的は、どれだけ上手く力加減が出来るかを試すこと。
後は、【OFF】状態で力がどの程度までセーブされているかを知りたいのもあった。

先ずは握力。良く在るタイプのアナログの握力計。グリップを軽く握る。・・・すると。

ギュンッと、一気に目盛りの針が動き出す。あっという間にMAXの100kgを指していた。

・・・ミシッ、ミシミシッ・・・バキャッ。

「・・・あ」
グリップ部分が割れた。今の私は【OFF】状態・・・のはず。力も"そんなには"篭めていない・・・にも関わらず。
まさか、最初からいきなり潰してしまうとは・・・。学校でいきなり試さなくて良かった、私は心底そう思った。

直ぐに予備の握力計を取り出す。今度は、親指、中指、薬指の3本の指で恐る恐る握る。
パッと見、ちゃんと握っているように見せるにはこの持ち方が限界なのだ。

一度目とは違い、目盛りはゆっくり進む。しかし、止まる気配が無い。
グリップを握った状態で、目盛りの針を"止めないといけない"のだ。針が止まらないと測定にならない。
私は諦めて、握力計から手を離した。ガシャッと握力計がフローリングの床に投げ出される。
しかし、傷が付いたのは床の方で、握力計は何とも無い。握力計なんて物は元より、頑丈なはずなのだ。

「・・・・・・・・」
"頑丈なはず"の握力計。
それを、壊さないように力を加減しながら握り続けることがまさか、こんなにも難しいとは思わなかった。

一気に気が滅入ったが、取り敢えず次。背筋力計。測定範囲300kgのスタンダードなアナログ表示のタイプ。
身長に合わせて、鎖で手元の高さを調整出来るようになっている。

「・・・・・・・・鎖」
ふと、呟く。一瞬、嫌な予感が脳裏を過ぎった。試しに、端の方にある輪っかの部分を指で摘んでみる。

グニュ。

O(オー)字だったはずの鉄の鎖がたちまち、8(はち)の字に変形した。
8の字になった輪っか部分に指を通して左右に引っ張ると、ブチッといとも簡単に千切れてしまった。
鎖を使うのを諦めた私は、立位体前屈の体勢で測定器側のフックの部分を直接、掴んだ。

「・・・ん」
体勢が悪いせいもあり、つい力を入れてしまう。

メキメキメキ・・・バキャッ!

根元から折れた。目盛りの針は勿論、MAXの300kgを指している。

「・・・・・ふぅ」
確かに、力がセーブされているのは私自身も感じている。夜の私のスーパーパワーはこんなものではない。
手加減していても尚、常識的な機材では私のパワーは推し量れない。そういうことなのだろうか。
302悪魔との契約4:2011/02/14(月) 02:36:52 ID:taPAfFsK

残っている計測機器を壊してしまう前に、ハンドグリップで練習してみることにした。
ハンドグリップは本来、握力を鍛える為の物なのだが、手加減を覚える為に使うことになるとは・・・。

普通は握力に応じてレベル、つまりグリップを閉じるのに必要な負荷強度を上げて行く。
しかし、手加減が目的なのでいきなり最強レベルから始めることにした。
グリップを閉じたまま、握り潰さずに静止出来れば、レベルを下げて行く。それを繰り返して、最低レベルまで。

女子高生が握るには無骨な、海外製のハンドグリップ。それを恐る恐る、握る。

グググッ!

左右のグリップに指が掛かると同時に、あっという間にグリップが閉じて行く。

「・・・む、難し・・・・・ぁ」
バキャッ。

金属の破砕音。今日、もう何度目だろうか。

「もう! 後ちょっとだったのに・・・」
私は、最強レベルでいきなり失敗した。
ちなみにこの海外製のハンドグリップ、最強レベルの負荷重量は166kg。
世界でもこれを閉じることが出来る人間は、片手で数える程しか居ない。

「・・・・・・さぁ、次、次」
私は取り敢えず、考えるのをヤメた。

『力加減』は取り敢えず置いておいて、『【OFF】状態のパワー計測』に移ることにした。


さて、最初はダンベル。一応、ウェイトプレートで重さを調整出来るタイプにしたけど・・・。
まあ、折角買ったんだし、取り敢えずやるだけやってみよう。

早速、MAXの100kgになるようウェイトを取り付けた。チマチマやっていてもしょうがない。

「・・・・・やっぱり」
100kgのダンベルは、片手で持っても物足りなかった。ちなみに、指2本でも余裕だった。

「買っといて良かった・・・のかな」
実は、通販で買い足したのはバーベル。ダンベルでは重量的に不十分だと思ったのだ。
通販で探し当てた、特注のバーベルシャフトとウェイトプレート。確かに、シャフトは太く、ウェイトも大きい。

最初から、ありったけのウェイトをシャフトに取り付けた。
20kgのウェイトが左右に10枚ずつ。シャフト込みで計400kg超もの重量を積載した特大バーベル。
昨日見た、街灯のポール並に太いシャフトに、タイヤばりのウェイトが付いた様はなかなか壮観だった。
しかし、通販サイトもまさか、女子高生がこれを頼んだとは思うまい。まあ、只の女子高生じゃないけど。

試しに、力を抜いた状態で片手で持ってみる。

「・・・お、これは凄いかも」
今日初めて、重さを感じた。しかし、持ち上げられないような重さでないことは、直ぐに感じ取れた。
重いか軽いか、ではなく、重さを感じるかどうか。いつの間にか、そこが問題になっていた。
待ち上がるかどうか、で言えば・・・それは言うまでも無く。
常人で例えるなら、1リットルの水が入ったペットボトル。重いが持てないことは無い。そのぐらいの感覚だ。

400kg超のバーベルが、女子高生の細腕一本で上下している様はある種、異様な光景だった。
ちなみに、ベンチプレスの世界最高記録は476kg。言うまでも無いことだが勿論、両手での記録だ。
303悪魔との契約4:2011/02/14(月) 02:38:19 ID:taPAfFsK

「これ以上、ウェイト増やせないし・・・どうしよ」
早くも訪れた手詰まり感に、私はつい"油断"した。感覚が麻痺していた。

超重量のバーベルを持ちながら考え事。まあ、そこまでは良い。
私は知らず知らずの内に、そのバーベルを片手で弄んでいた。
その勢いでつい、前方に"投げ放って"しまったのだ。私としては、ちょっと投げ置いたつもりだった。
しかし、投げた物は、400kg超のバーベル。結果は・・・。

ドゴオォォンッ!!

轟音と共に、床が抜けた。400kgの物体が勢いを付けて地に叩き付けられたのだ。まあ、当然だろう。

「・・・・・・・・はぁ」
私はこれ以上やると"ダメ"だと思い、測定を打ち切った。

実は内心、イライラが溜まっていたのだ。
思い切り全力を出すならまだしも、中途半端な力加減に四苦八苦。
しかもここ数日、『謎の女ライダー』騒ぎで"日課"を自重していた。その欲求不満もあった。

このままでは自分自身、いつ癇癪を起こしてもおかしくないと思ったのだ。
普通の女子高生ではない、スーパーガールの癇癪。怒りに任せて、【ON】にしてしまうかもしれない。
両親が遺してくれたこの家を壊したくない。本気になれば、ものの数分で更地に出来る自信がある。

夜まで待って、私は何とか気持ちを落ち着けた。

今日は、わざわざ遠出してまで買っておいた、とある衣装に身を包んだ。
いろいろな面を考えればライダースーツが一番、使い勝手が良いのは間違いない。
しかし、騒ぎが収まるまでの間、代用になる衣装が必要だったのだ。

その衣装とは、厚手の長袖シャツにショートマント、ミニスカートに膝下まであるロングブーツ。
胸には、大きく『S』のアルファベット。コスプレショップで買った、"本家"の衣装。
勿論、レプリカだがどうせなら、と買い揃えた。ただし、色は全て漆黒。そこだけは譲れなかった。
夜の闇に紛れる黒。悪魔の黒。私にとって、青や赤は眩し過ぎる。血塗られた私にはやっぱり、黒が合う。

卸し立てなので、部屋の中でブーツまで履いた。姿見の鏡で自分の格好を確認する。
正真正銘の、『ブラックスーパーガール』。ライダースーツとは、また違った気分だ。

「・・・さて、と。出る前に後片付けしないと」
私は、そのままにしておいたバーベルを置いた部屋に戻った。
壊れた握力計、背筋力計に千切れた鎖。床に減り込んだバーベル。その他もろもろが散乱していた。

「・・・要らないのは、これ・・・と、これと、これ・・・と」
まだ使える物、もう使えない物を分別して行く。
使えない物を一箇所に積み上げると、私は"それ"を抱え込むように持った。

メリメリメリ・・・グニャリ・・・メリ・・・。

潰れ、壊れた鉄屑同然の器具たちが、私の腕の中で拉げ、圧縮されて行く。
こればかりは、【OFF】状態では出来ない。【ON】状態のスーパーパワーだからこそ、出来る芸当だ。
ある意味、これは究極のエコかもしれない。実際、ゴミを圧縮して体積を極限まで小さくする技術はある。
尤も、下手をすると1tを超える重さの鉄球なんて運べるのは、世界広しといえど私ぐらいだろうけど。

今夜の目的地は、遠く離れた海沿いの埋立地。そこにある廃材置き場にこの鉄球を棄てに行こうというのだ。
廃材置き場といっても、ゴミ捨て場、スクラップ工場などが数多く犇く、"無機物の墓場"と揶揄される場所だ。
304悪魔との契約4:2011/02/14(月) 02:39:21 ID:taPAfFsK

実際に着いてみると、その広さに驚いた。見渡す限り、ゴミ、廃材、スクラップといった感じだ。
深夜なので、稼働しているところも無い。まあ、こんな僻地で夜を明かす物好きも居ないだろう。

「〜〜〜〜〜♪」
私は興奮した。ここなら、誰の目も憚ることなく全力が出せる。
山と違って、元から壊れている物を更に壊したところで目立つことも無いだろう。

「イッツ、ショータ〜イム!」
私は、そう叫んでいた。何日か"日課"を空けた鬱憤。体力測定に対する鬱憤。それらを吐き出すかのように。

自分の身長の三倍はある、特大のショベルカーを持ち上げ、投げ飛ばす。
ダンプカーを持ち上げクラブ代わりにし、廃車をボール代わりにゴルフをしたり。
モノは試しと、スクラップ工場を一つ、解体してみた。

「・・・あれ? スクラップはゴミだけど・・・スクラップ工場は・・・・・」
スクラップ工場が更地になるまで、10分と掛からなかった。

「・・・ま、良いか」
これだけ広いのだ。一つぐらい工場が消えてたって、問題ないだろう。問題ない・・・よね?

その時だった。私のスーパー聴力に聴こえて来る声があった。
こんな深夜の僻地に人が居るとは思えない。最初は気のせいかとも思った。しかし、確かに聴こえて来る声。

「私がこれだけ暴れても影響が無いところだと・・・あっちか」
方向を定め、私は衝撃波を起こさない程度に慎重に急いだ。

敷地的にもう、そこは廃材置き場ではなかった。所謂、倉庫が立ち並ぶ埠頭。
その倉庫群の端も端、海に面した一番、海側の倉庫の間の通路にその者たちは居た。

聴こえて来た話と、今話している内容を総合すると・・・。
組織の金を持ち逃げしようとした男と、それを追い掛けて来た組織の男たち、と言った感じか。

「ホントに私って、こういう巡り合わせなのかしら・・・」
"日課"だけのつもりなのに、外に出る度に"週課"の機会に出遭ってる気がする。

「見付けちゃった以上・・・は、ね」
私はツカツカと、歩いて男たちの前に出て行った。

「はぁい♪」
ヒラヒラと手を振りながら、陽気に声を掛ける。

「何だ、てめぇは!?」
「何でこんなところに人が居る!?」
「・・・お、お助け!」
男たちは、突然の事態に驚きを隠せない。

「ん〜、何者かと訊かれれば〜・・・。・・・・・♪」
私は、今の自分の格好を思い出した。

「私は、『ブラックスーパーガール』。お仕事は、"悪い男をヤっつけること"」
私は"しな"を作って、敢えてワザとらしくポーズを決めた。私にも、こういう遊び心ぐらいはあるのだ。
これからやろうとしていることは決して、"遊び"では無い。しかし、"遊び心"ぐらいは在っても良いと思う。

「・・・。何で、こんなところにコスプレした馬鹿が居やがるんだ・・・おい!」
「・・・へい」
手下らしき男が拳銃を持ち、近付いて来た。
305悪魔との契約4:2011/02/14(月) 02:40:15 ID:taPAfFsK

「お嬢ちゃん、何でこんなとこに迷い込んだか知らねぇが・・・運が無かったな」
バンッ、という1発の銃声。

「・・・・・・?」
男は、私が一向に倒れる気配が無いことに異変を感じた。

「・・・ちっ、外しちまったか」
バンバンッ、と今度は2発の銃声。しかし。

「・・・何で当たらねぇ!?」
「そんな豆鉄砲、何発撃っても当たんないよ」
そういって、私は"いつの間にか握っていた"手を開いた。そこには、3発の銃弾。
組事務所襲撃の一件から思い付いていたこと。それは、銃弾を受け止めることだった。思いの他、上手く行った。
撃たれても別に何とも無いが、卸し立ての衣装に穴を開けたくなかったのだ。

そのまま、手の平にある銃弾を次々とデコピンで弾いた。ビュンッ、ビュンッ、ビュンッ!という3つの風切り音。
ドサドサドサッ、と三人の男がその場で崩れ落ちた。

それが合図だった。

男たちは無言で私に拳銃の一斉射を浴びせた。しかし、既にその場に私の姿は無かった。
男たちに、スーパースピードで動く私の姿を捉え切れるはずもなく。
私が一撃する度に、男たちは呻き声を上げ、その身体を肉塊に変えて行った。

カカト落としをすると、男の身体は縦に潰れ。
膝蹴りをすると、男のどてっ腹には風穴が空き。
跳び蹴りすると、蹴りの軌道上にいた数人の男たちの胴体がまるまる消し飛んだ。

残っているのは、リーダー格の男と金を持ち逃げしようとした男の二人だけ。
仲間の肉塊を前にして既に戦意喪失したのか、リーダー格の男はブルブルと震えていた。

私はローキックを放つ。すると、男の膝から下が消し飛んだ。
私は更に、ローキックを放つ。すると今度は、男の太腿から下が消し飛んだ。
私は更に、ローキックを放つ。すると今度は、男の腹から下が消し飛んだ。
私は更に、ローキックを放つ。すると今度は、男の胸から下が消し飛んだ。
私は更に、ローキックを放つ。すると今度は、男の首から下が消し飛んだ。
私は更に、ローキックを放つ。すると今度は、男の頭から下が消し飛んだ。
私は更に、ローキックを放つ。すると今度は、男の頭が消し飛んだ。
種も仕掛けも無い、正真正銘の人間消失マジックの出来上がり。

私のスーパーパワーによるキック力とスピードを持ってすれば、このぐらいの芸当は容易い。
【OFF】状態は失敗ばかりで全然ダメな私だけど、【ON】状態でのパワーの使い方は慣れて来た気がする。
306悪魔との契約4:2011/02/14(月) 02:41:02 ID:taPAfFsK

「・・・さて、"あなたで最後"ね」
「た、助かっ・・・・・て、え?」
安堵の表情を浮かべそうになった男を、私は冷酷に見遣った。

「さっき、言わなかったっけ? 私の仕事は、"悪い男を殺っつけること"って」
「・・・い、いや、でも、ちょっと待っ・・・ひぃっ」
男は後ずさろうとするが、後ろは海。

「私にとっては、他人の物を持ち逃げしようとしたあなたも充分に"悪い男"」
「・・・正義の味方なら、こういう時は助けてくれるんじゃ・・・」
正義? 道徳? 倫理観? そんなものがあるなら、今こんなことをやってはいない。

「・・・ん、ああ。この格好のこと? 見た目は確かにスーパーガールだけど、黒いでしょ?」
私はそう言って、自分の衣装を指差した。

「・・・そういうことよ」
「い、いや・・・意味がわからな・・・ぐぎゃ」
説明するのも面倒だし、そのまま男をブーツで踏み付けた。

「正義の味方は、こんな殺し方しないわよ」
私は、縦に潰れた男の亡骸に、そう呟いた。


スーパーパワーを手にした以上、やっぱり我慢なんて出来ない。
体力測定は欠席しよう。私は帰りがてら、何となく、そう決心した。
307264:2011/02/14(月) 02:52:32 ID:taPAfFsK
眠気に負けました・・・orz

改めて読み返すと、廃材置き場のシーンとか
所々、書きたかった描写が抜けて・・・('A`)

続きを書く機会があれば、日常か学校方面に話をシフトさせてみたいです。

筆の進みが早かったのは、皆さんの感想のお陰です。
308名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 13:13:40 ID:2pWj48Uc
素晴らしい!
ちょいと女子高生ぽくない感じなので学校生活は楽しみですね
309名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 15:38:04 ID:Gm+KuZaG
素晴らしいです
投稿も読ませていただいてますが、
スーパーガールモノも、興奮します
続編があれば、お願いします
310264:2011/02/14(月) 16:35:51 ID:taPAfFsK
もし、女子高生が後天的な理由でスーパーガールになると、こうなる
っていう私個人のイメージ・・・というか解釈で書いているので
どうしても、話がダークな方に寄っちゃってるのかもしれません。

ある意味、映画の序盤〜中盤みたいな明るい話はどうも苦手なので・・・。

ただ、夜の話ばかりだとワンパターンになり兼ねないので
学校とか日常生活での昼間の話も書いてみたいです。
311264:2011/02/14(月) 16:45:59 ID:taPAfFsK
初期の頃から、ここはずっとROMってて、
今まで書かなかったのはエロ描写が書けなかったからなんですが、
エロなしでも意外と需要あったってことなんですかね?
312名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 17:29:12 ID:vPzbvMq4
初書き込みです。ここはずっとROMっていたのですが、今回書かれていたストーリーが凄く良かったので初めて書き込みませていただくことにしました。
女の子が悪魔と契約して“悪い男”を殺っていく、その殺る段階や怪力シーンの描写が凄くうまく書かれていたので、とても気に入ってしまいました。
続編期待しています。
313名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 20:12:37 ID:0vAzJS7U
おー、今日も続きがきてる
まさに血のバレンタインデーw

個人的にはエロ無しでも大歓迎っす、もちろんエロありも大歓迎
女の子の柔らかい部分(胸とかお尻)で圧死させるとかいいですよね
314悪魔との契約5:2011/02/15(火) 01:18:23 ID:VgcVOYso
「朝のニュースです。昨夜未明・・・」
朝食を採りながら、朝のニュース観賞。

超人的な体力のお陰で、私はほとんど睡眠を必要としなくなった。
眠れないわけではない。眠るという行為そのものは可能だが、単純に眠くならない。
日課であると同時に、朝陽を感じ、体内時計を切り替える大事なルーチンワークだ。

そして今日も快晴、良い登校日和。・・・なんだけど、今日はお休み。
しかも、自主的な休み。・・・つまりはまあ、ズル休みだ。だって、今日は体力測定の日なんだもん。

人前で力を使うには、まだまだ慣れが必要だと判断した。
あれからも練習はしたものの、鉄屑を増やすだけだったので、今回は潔く諦めたのだ。
まだ高校生活の先は長い。おいおい、慣れていけば良いだろう。学校には、体調が悪いと仮病を使った。

・・・仮病・・・病気。今の私って、病気・・・するのかな?

「肉体的には"人間のまま"だって言ったけど、病気とかってどうなの?」
『お前が死ぬことがあるとすれば、それは私がお前の魂を喰らう時だ』
悪魔が言うには・・・つまりは、こういうことらしい。

人間としての身体能力、その全てが常人を遥かに凌駕する領域にまでパワーアップしている。
それは、代謝能力、抵抗能力についても同じ。ウィルスや薬の類も、効果は先ず無いと思って良いだろう。

「・・・じゃあ、成長は・・・? 力は・・・その、強くなったり、もしくは衰えたりするの?」
『老化は・・・しないだろうな。そもそも、私が喰らうのは若い娘の魂だけだ』
悪魔の呪いとか、そういった呪術的なことは関係なく、代謝能力のお陰で老化はしないという。
ただし、人間としてのピーク、だいたい25歳前後までは、身体的には普通に成長するらしい。

文字通り、指先一つで人間を殺せるスーパーパワー。そして、永遠に若い姿のまま。
その代わり、"契約"通りに七日間で最低でも一人は、"悪い男"を殺さないと魂を喰われて死ぬ。
まあ、私自身が望んだこと、だ。今更、普通の生活とどっちが良いかなんてのは考えるだけ、無駄。

「普通に就職したりはもう・・・無理ってことね」
見た目上とはいえ、歳を取らないのだ。まともに、社会の中で暮らせるわけがない。
スーパーパワーを制御出来なければ同じことだが、少なくともクラーク・ケントやリンダ・リーにはなれない。

「だからこそ、今の学校生活は大切にしないといけないのかな・・・」
尚のこと、今日は無理に体力測定に出なくて正解だった。やっぱり、学校で面倒は起こしたくない。

しかし、私の浅知恵が通用するほど、世の中はまだ甘く無かったようだ。

何日か経ったある日の放課後、私は先生に呼び出された。
体育館はクラブ活動で埋まっているから、とトレーニングルームに連れて行かれた。

「お前は休んでいたからな。今ここでやってしまおう」
そういって、先生が取り出したのは握力計だった。

「・・・・・・ぁ」
しまった、完全に忘れていた。というよりも、油断していた。

「・・・ん、どうした? クラスで体力測定をやってないのは、後はお前だけだ」
早くしろ、と先生は私に握力計を差し出す。

「・・・・・・ぅ」
やばい、完全に虚を突かれて頭が回らない・・・どうしよう。
今日は晴れ。さっき外を見た感じだと曇ってはいなかったが、日没まで後どのぐらいあるだろうか。

「何だ? どうした? 具合でも悪いのか? ・・・そうは見えないが」
「あの・・・先生」
私は、意を決した。
315悪魔との契約5:2011/02/15(火) 01:19:59 ID:VgcVOYso

「・・・私、実はあの"事件"以来、身体がおかしくなっちゃったんです」
「・・・え? どういうことだ?」
流石の先生も、"事件"の話を出されてドキッとしている。勿論、"事件"とは両親惨殺事件のことだ。

「・・・多分、PTSD・・・トラウマって言うんでしたっけ? それで・・・その、こんなふうに・・・」
私は、先生から握力計を受け取り、右手で"出来るだけ軽く"握った。

ギュンッと、一気に目盛りの針が動き出す。ここまでは、"予行演習"と同じ。
しかし、家で試した新品とは違い、学校の握力計は古く、錆びていた。目盛りの針の進むスピードが遅い。

・・・ミシミシッ・・・バキッ。

針は丁度、80kgの目盛りを指していた。

「・・・・・・!?」
私は、無言で差し出した。無論、グリップが割れた握力計を、だ。

「・・・な、何だ・・・これは」
先生は、私の手と握り潰された握力計のグリップ部分を交互に見て、目を白黒させている。

「身体の中の何かの箍(たが)が外れたのか、火事場の馬鹿力かはわかりませんけど・・・」
"悪魔"とか"契約"とかの単語を出していないだけでまあ、あながち嘘は言っていない。
悪魔との契約のせいとはいえ、実際のところ、私自身も自分の力のことは良くわかっていないのだ。

「・・・な、何を言ってるんだ。こ・・・これは、握力計が壊れてただけ、だ。そ、そうだ! そうに違いない!」
目の前で起きたことが信じられないのか、先生は別の握力計を持って来た。
今度は比較的新しいのか、新品らしいデジタル式の握力計だった。

「さ! こ、これでもう一度、試してみなさい」
「・・・はぁ」
私は仕方なく、それを受け取った。デジタル式で同じ事をやっても、きっと信じてくれないよねぇ・・・。
今度は一度だけ試した、親指、中指、薬指の3本使いで軽く握ってみる。

デジタル表示がゆっくりと、しかし一定のスピードで止まることなく、どんどんと数値を増して行く。
・・・『50』・・・『70』・・・『120』・・・『200』になったところで、カウンターストップ。
しかし、私は敢えて手を離さない。ついに、デジタルには『ERR』が表示されていた。

「・・・これで、どうですか? わかってもらえますか?」
私は、右手で握ったままの握力計を先生の眼前に差し出した。
デジタルは『ERR』表示のまま、グリップ部分がミシミシと悲鳴を上げている。

「・・・う、わ・・・わかった。も、もう良い!」
「・・・そう、良かった。わかってもらえて」
私はニッコリと笑って、先生にヒビの入った握力計を返した。
316悪魔との契約5:2011/02/15(火) 01:21:30 ID:VgcVOYso

「・・・私って所謂、普通の人から見ると"ズル"をした状態だと思うんです」
話しながら、私はベンチプレス用のバーベルに近付く。
そのバーベルに、近くにあったありったけのウェイトプレートを足した。
学校にあるバーベルだと、200kgを載せるので精一杯だった。まあ、これでも充分か。

「・・・な、何を・・・しているの・・・かな?」
いつもはどっちかというと強気な先生が、少し丁寧な口調になっている。

「運動部の人なんかは真面目に鍛えているのに、そうでもない私が・・・」
そう言いながら、会話のついでといった感じで、200kgのバーベルを片手で持ち上げた。

「こんな風にバーベルを持ち上げられるような私の記録なんて、残しちゃいけないと思うんです」
細腕の女子高生が、涼しい顔で持ち上げられるような重量でないことは、先生の目にも明らかだった。

「・・・もし」
「・・・え」
私は、バーベルを静かに、元々あったベンチプレス用のラックに置く。

「先生が"この事"を言い触らしたり・・・私の"トラウマ"を穿り返すようなことをしたら・・・」
「・・・・・」
ゴクン、という先生の生唾を飲む音。

「・・・キレて、こんな風に先生を殴っちゃうかもしれません」
ガッシャアァァァンッ!!

極限まで手加減した、私の右手による鉄槌。所謂、ハンマーブロー。
ラックに置かれたバーベルが、私の右手を中心に『V』字に折れ曲がっている。
ラックそのものも、バーベルのプレートに引っ張られる形で内側にひん曲がっていた。
【OFF】状態だからこの程度で済んでいるが、もし【ON】状態だったらラックごと破砕している。

「まあ、冗談なんですけどね・・・てへっ♪ 本気にしちゃいましたぁ?」
私は、ワザとおどけて見せた。

「・・・あ、ああ。・・・そ、そうだな。人それぞれ、事情があるしな・・・は、はは」
先生の顔は、明らかに引き攣っている。

「さっすが、先生。私、先生ならわかってくれると思ってました。・・・あ、"これ"はちゃんと直して帰りますね」
そういって私は、『V』字に折れ曲がったバーベルのシャフトを、元の真っ直ぐな状態に戻した。
内側にひん曲がっていたラックも勿論、ちゃんと元通りに直した。

「・・・その代わり、"それ"は黙っていてあげますね」
「・・・う、あ・・・・・」
先生は恐怖と驚きのあまり・・・何と、失禁していたのだ。


「ま、何事もやりよう・・・なのかな?」
失禁した先生をトレーニングルームに残し、私は何となくそう思いながら家路に着いた。
317264:2011/02/15(火) 01:46:53 ID:VgcVOYso
昼間の日常・学校編は出来るだけソフトに、
夜編はハードに、緩急は付けて行こうと思います。

>>313
> 女の子の柔らかい部分(胸とかお尻)で圧死させるとかいいですよね
直接のエロは書けないですけど、こういうのなら書いてみたいかも・・・
318名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 05:51:14 ID:5yZGQrom
ここって【エロパロ】板だと思っていたんだが
319名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 06:13:48 ID:Cg11SxI0
スパガ好きなら十分エロイぞ
320名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 11:01:19 ID:KaozGcVF
>>318
> 陵辱、嬲り、エロ、グロ、あまあま、etc…
> なんでもありでまったりいきましょう。

てな感じで>>1にも、何でもありって書いてあるじゃん
マッタリ行こうぜ
321名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 20:56:11 ID:Q4qtRv4F
>>317
投稿乙です

> 昼間の日常・学校編は出来るだけソフトに
> 夜編はハードに、緩急は付けて行こうと思います。

いいですねー、昼間溜め込んだストレスを夜に大放出
学校で軽いいたずらで力を使って、軽い惨事に…とかもありですけど
今のところ、一撃で殺っちゃうパターンが多いので、
時間をかけて嬲っていくのも読んでみたいですね、力の加減を覚える練習にもなるしw

>>318
何日か前までめちゃくちゃ過疎ってたの忘れたの?
322名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 23:09:36 ID:OF13KbQB
素晴らしい!
これだけハイペースだと大変だと思うけど期待してます
323名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 10:43:11 ID:hJJYyYiO
なるほど。過疎ってたら板違いでもOKってことね。

324名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 12:03:12 ID:Olb3jgqi
突然、スパガになった女子高生が力を振るう・・・
俺は十分エロいと思うし、板違いじゃないと思うけど?

嫌ならこのスレ見なきゃ良いだけの話。
それか、お前さんが板違いじゃないって思う話を書けば?
325名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 17:10:46 ID:TG0rHFyR
>>323
そうかそうか間違ってるか。
それはそれは由々しき事態だね。
で、だから何?
326名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 18:54:15 ID:4voxijaf
>>323
つか、めんどくさい奴だな
嫌なら読み飛ばせよ
327名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 20:39:48 ID:wYd2If61
【怪力】スーパーガールでエロパロ【フタナリ可】
1 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2007/09/12(水) 02:07:29 ID:PYBQZ2D4
人間の数十倍の力を持つ女の子のエロパロ小説を作りましょう。
日常生活を送りながらいろいろ破壊してしまう超人パワー。

・鋼鉄の棒を簡単に曲げたり。
・道を走っていて車を軽くはねてしまったり。
はたまたフタナリ化してそれであらゆるものを
破壊していく、なんてのもありで。


part1での一番最初のテンプレはこうだったんだよね。
あくまで「スーパーガール」ってのは「超人めいた能力を持つ女の子」の例えだったのに、
part3で
>地球人を遥かに凌駕する能力を秘めた女の子、スーパーガールのエロパロスレです。
になったから「アメコミのスーパーガールのエロパロ以外は板違い」とか言い出す、
ID:hJJYyYiOみたいな勘違い君が出たんだろうね。

次スレでは戻した方がいいかも?
328名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 22:52:32 ID:Zx+wU6bA
part2でチンコつゆだくの話ばかりになったから変えたんだろ
329名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 23:42:52 ID:z3N2j2BA
アメコミのスパガかどうかって以前に
エロ描写が無いのが気に入らないってだけなんじゃね?

エロなしの話なんて今まで一杯上がってたのに
今更何言ってんだって感じだけど
330名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 01:05:49 ID:7EQXZok0
ねーねーみんな!
いいほうほう思いついたお!
んっとね、えっとね…
ほっとけば?
331名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 07:47:39 ID:zkkkZHei
だな。挙げ足取りばかりで全然建設的じゃないし
332名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 21:06:37 ID:yJ6jQQOL
Part1が立った時は、まさか4までいくとは思わなかったね
333悪魔との契約6:2011/02/18(金) 02:56:15 ID:Ynj4YDon
「昨日はちょっとやり過ぎちゃった・・・かな?」
昨日のトレーニングルームには、私と先生以外は誰も居なかった。不幸中の幸いとはいえ正直、助かった。
冷静さを保ってはいたものの、抑えが効かなかったのも事実なのだ。
"今の私"は、不用意に大暴れて出来る身体では、無い。
【OFF】状態とはいえ、スーパーパワーで暴れればその結果は火を見るより明らかだ。

「・・・そういえば。ねぇ? もし、"悪くない"男を殺しちゃった場合って・・・どうなるの?」
前から気になっていた疑問。条件に合致しない男、もしくは女・子供を殺してしまった場合。一体、どうなるのか。

『別にどうということはない。契約履行期限の判定にカウントされないだけだ』
例えば、巻き添えで善良な一般市民が死んだとして。悪魔的なペナルティは何も無いということ。
勿論この場合、人間社会でいうところの法律や倫理は取り敢えず、置いておく。

『お前は、"悪い男"を殺したいと願った。"悪い男"を定義するのは、あくまでお前自身だ』
それは、私自身が"悪い"と思った男は、全てその対象になるということだ。

『事故や偶然による契約の履行などで、お前の魂を喰らうつもりはない』
仮に、大量殺人犯が罪を隠し、のうのうと平凡な日常生活を謳歌している、としよう。
もし、私がその男を何かの間違いで殺してしまったとしても、ペナルティは無いがカウントもされないということ。
逆を言えば、先生だろうがクラスメイトだろうが近所の子供だろうが、誰であれ。
私が"悪い男"と認識すれば須らく、契約期限の判定対象になる。

『今のお前を止められる者は誰も居ない。それだけの力は授けたはずだ』
少なくとも、今の私の弱点といえば陽の光ぐらい。尤も、吸血鬼のように陽に焼かれて死んだりはしないけど。
それに、【OFF】状態でも片手で大の男を捻り殺せるぐらいのパワーはある。

『お前を止めるのは、お前自身だ。良心の呵責に苛まれ、歩みを止めた時、絶望した魂ごとお前を喰らってやる』
「・・・ふぅん、それで? 無敵のスーパーパワーに、向かうところ敵なし。ペナルティも無いなんて、怖い物無しじゃん」
私の心が折れたら終わりなんて、わかり易くて良い。・・・だって、折れるはずがないんだから。

私はいつも通り仕度をして、学校へ向かう。今日も快晴。絶好の登校日和。

「あー、何か吹っ切れた気がする」
そう。私に怖い物なんて無いのだ。もし、文句を言って来る奴が居たら、昨日の先生みたいに黙らせてやれば良い。
そんなことを思いながら歩いていると、前方には噂をすれば・・・。

「せーんせ」
「・・・うひぃ!」
私が後ろから呼び掛けると、先生は素っ頓狂な声を上げた。

「先生、おはようございます。昨日はありがとうございました」
「・・・え、あ・・・い、いや・・・あ、うん」
先生は何処か挙動不審だ。ガチガチと歯が震えている。な〜んだ、ビビッてるんだ。

「先生、何をそんなに怖がっているんですか?」
「あ・・・い、いや・・・」
先生は、私と目を合わせようとしない。

「先生が何をそんなに怖がってるのかは知りませんけど・・・」
私は、道の脇に転がっている手の平サイズの石を手に取った。

「周りに人が居る時は普通にして下さいね? でないと・・・」
石を手の平に載せ、そのまま手を閉じる。

「・・・こんな風にしちゃいますよ?」
手を開くと、そこには粉々に砕かれた石の残骸が在った。

「・・・っ!? ・・・わ、わかった! ふ、普通にするから!」
「是非、そうして下さい」
私はニッコリと笑みを浮かべると、そのまま校門に向かった。
334悪魔との契約6:2011/02/18(金) 02:57:01 ID:Ynj4YDon

その日も、私はいつも通りに過ごした。
先生には微妙にバラしちゃったけど、だからといって、いきなりクラスメイトに

「実は私、スーパーガールになっちゃったんです」
なんてカミングアウトしたりはしない。今の状況は、これはこれで楽しいのだ。
クラスメイトがいつの間にかスーパーガールになっていて、密かに夜の街で大暴れ。

「実は私、本気出したら凄いんです」
って感じで普段は目立たない女の子が実は・・・なんて方が、どちらかというと私の性に合ってる。

でも、やっぱり問題なのは体育。こればっかりは、慣れるというよりは、難しい。
バスケットボールとかバレーボールの球なんて、私からしたら紙風船なんだもん。
【OFF】の状態でさえ、握力は200kgを優に超える。
昼間だから何とか割らずに持てるけど、多分、夜だと掴んだ瞬間に割れちゃうと思う。

だけど今日の体育は、サッカー。まだ、私的には楽な方だ。
手を使うバスケやバレーよりも、サッカーの方が難しいように見えるかもしれない。
しかし、握力の問題も去ることながら、競技の要素にジャンプが含まれているかどうかも重要な問題なのだ。
バスケのジャンプシュート、バレーのアタック、ブロック。
バスケットボールのゴールの高さが約3mぐらいで、バレーのネットの高さがだいたい2.3m。
ちなみに、私の【OFF】状態のジャンプ力が目算で、5〜10m。3階建てのビルぐらいは、軽くひとっ跳び。
バレーで、アタックしようとしてジャンプしたら足はネットの遥か上。
ジャンプシュートしようとしたら、ゴールは・・・・・以下略。
必死に目の錯覚だと誤魔化した。光の屈折だとか何とか、とにかく必死に誤魔化した。

その点、サッカーは人数が多くて、必ずしもボールに触る機会があるとは限らない。
グラウンドの隅っこに居て、ボールの流れを見て、一番遠いところに居れば良い。

・・・そのはずなんだけど、そこは素人同士のサッカー。不規則に弾かれた零れ球ががバンバン飛んで来る。
軽く蹴って返したつもりでも、飛んでくボールは弾丸シュート。・・・・・パスのつもりなのに。

「・・・サッカー、上手かったんだね」
「・・・え、いや・・・あ、あはは」
クラスメイトに、私はそうやって笑って誤魔化すしかなかった。
335名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 04:50:11 ID:tDkPohkl
GJ!昼と夜で緩急がついて良いかも
でももちろんたまに逆転したりもするんですよね、と期待を込めてw
336名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 12:56:07 ID:e5O/wzyF
何か、あんまりごまかしきれてない様な気がw
337名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 19:06:44 ID:7/SluzIM
最近筋肉娘系の投稿が無いと思ったらこっちにいたんだな
338名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 21:48:09 ID:wuAiQ0Rp
盛り上がってるし、俺も作品投稿したいけど
シチュエーションは浮かぶけど、話として昇華出来ない…
339名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 23:06:40 ID:Df7mJlhb
ご無沙汰しています。
正義のスーパーガール作者です。
もし浮かんだシチュ、断片的でも書いてもらえれば、ストーリーにします。
ただし、正義のスーパーガールのシチュでなら、、、
340名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 07:08:08 ID:VCQiQQlV
>>339
申し出ありがとうございます
> もし浮かんだシチュ、断片的でも書いてもらえれば、ストーリーにします。
> ただし、正義のスーパーガールのシチュでなら

それはそれで難しいですねぇ
あんまり嬲り系を考えるのは得意ではないので…
341名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 09:48:28 ID:IBE6h+Uj
>>339

正義のスーパーガールさんのお話も大好きです
最近、投稿して頂けないから心配してました

量産スーパーガールの続きも読みたいですが
いつも通りのあっさりした短編もいいですね

ネタがなく困ってるようですが
いつでも待っているのでよろしくお願いします
次回作も期待しています
342名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 12:26:57 ID:H+xfr2L3
>>339

めちゃくちゃアバウトな感じですが。
正義のスパガが、車や戦車などを次々と破壊するショーを見たいですねぇ。
ヒートビジョンで車ごと焼き払ったり、スーパーブレスで吹き飛ばしたり。
343名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 14:35:07 ID:BSLfufWr
正義のスーパーガールのシチュエーションかぁ

不祥事続きの相撲界にスーパーガールが鉄槌を下すとかw
直接、叩きのめすんじゃなくて、パワーを見せ付けて戦意を喪失させるってパターンがいいな
個人的にはちょい悪の方も見たいっすね
344名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 21:16:06.85 ID:lFQ02a7v
久々ほのぼの系が読みたいな
345悪魔との契約7:2011/02/20(日) 04:06:17.84 ID:mjJFTeMl
「ねぇ、ちょっと良いかな?」
「え?」
下校途中、私は背後から呼び止められた。良く見ると、私に声を掛けたのはクラスメイトの男子だった。

私は所謂、クラスではどちらかといえば目立たない方だが、この男子はその真逆。
校則ギリギリの茶髪に、やや焼けた浅黒い肌。如何にも遊んでいそうな、チャラ男系男子。
少なくとも、私に声を掛けて来るようなタイプではないし、今までもそうだった。接点らしい接点も無い。

「・・・はぁ・・・はぁ。歩くの、早いんだね・・・」
「・・・あ、うん・・・まあ」
私としてはゆっくり歩いていただけだが、一般人からすると早足並みの速さになっていたかもしれない。

「最近、どうしたの? 体育とか、凄いじゃん。あんな運動神経良かったっけ?」
「ここのところ、ちょっと身体の調子が良いだけよ」
本当のところ、調子が良いなんてレベルの話ではないのだが、そこの説明は面倒だしするつもりもない。

「・・・ふーん、そっか。まあ、良いや」
チャラ男はやけにアッサリ納得した。他のみんなもこんな感じの受け取り方なのかな?

「・・・で、私に何か用?」
「いや、俺のダチがさ・・・って言ってもウチの学校じゃないんだけど。君に興味があって会いたい、って言ってるんだよ」
どういうことだろう。そもそも下校途中とはいえ、チャラ男とこうやって学校外で話すことすら初めてなのに。

「何かさ、外でたまたま見掛けてビビッと来たって言ってたよ」
「・・・はぁ?」
外で見掛けた・・・ねぇ。・・・・・・・・・・・外。・・・外?
それって、いつの話?いや、そもそも私を見掛けたのは"何時頃"の話・・・?

今の私にとって黄昏時が一番、危ない。【OFF】から【ON】へ近付く時間だからだ。
だから、大抵の日は真っ直ぐ家に帰る。買い物に繰り出したのは、衣装と測定器具を買う時ぐらい。
休みの日も、そんなに頻繁に出掛ける方じゃないし。お世辞にも、普通にしてる昼間の私は目立たない。
クラスの中でもそうなのだ。外なら尚のこと。・・・・・だとすると。

「・・・私のこと、何処で見た・・・のかな?」
「・・・さぁ? そりゃあ、それはソイツに聞いてみなよ。直接会えばわかるんだし」
それもそう・・・ね。しかし、これでその見ず知らずの男に会わないといけなくなった。
何処で、"どんな状態"の私を見たかによっては・・・。まあ、それは確認すればわかること。

チャラ男に連れて来られたのは、町外れにあるクラブハウスだった。

「・・・え? ここ・・・なの?」
所謂、スペースだけを借りてDJが曲を流しながら酒を飲む、そういう場所。
近くには民家は無く、周りに店舗らしき建物は幾つかあるが、そのどれもシャッターが降りていた。

「その・・・友達はこんなところに居るの?」
「ああ、大丈夫だって。早く入んなよ」
私は渋々、中に入った。扉を開けると中から音が漏れて来る。意外と防音はしっかりしてるみたい。
中は結構、広い。しかし、広さの割りに人は疎らだった。

「△△さん、連れて来ました」
「・・・・・△△・・・?」
チャラ男が口にした、名前。

「おう」
と答えた男。

私は確かに、"その男"と会ったことが在った。いや、"遭った"ことが在るといった方が正しいかもしれない。
会ったのはたった1回。たった数時間。だけど、忘れるはずなかった。

ソイツ・・・いや、コイツはパパとママを殺し、ママと私を犯した男、その張本人だった。
346悪魔との契約7:2011/02/20(日) 04:07:10.09 ID:mjJFTeMl

「よう? 久し振り・・・かな? ハハハ」
「・・・う、あ・・・何・・・で」
憎い仇。私が思い描いた"悪い男"の原点。・・・なのに、身体が動かない。
歯がガチガチするし、手はブルブル、足もガクガクと震えている。

余りにも唐突な対面に気が動転してる?心の準備が出来ていない?
・・・いや、違う。きっと、これが本当の意味での"トラウマ"なんだ。

「どうし・・・て」
私は、隣に居るチャラ男を見遣った。

「あー、ごめんごめん。"友達"ってのは嘘。でも、△△さんが君に会いたがってたってのは本当だよ」
「おいおい、俺らは友達だろ? ただ、ちょっと俺の方が立場が強いってだけでよ、ハハハ」
どう見ても、友達同士には見えない。

この△△は、ヤクザのドラ息子であると同時に、地元でも一大勢力の"グループ"のボスだった。
この町の暴走族、不良グループ、走り屋集団、そのどれもが例外なく皆、コイツの傘下。
チャラ男は、まるで自分のことのように私に話して聞かせた。チャラ男は、△△の舎弟みたいなものなのだろう。

「いやぁよぉ、俺はブタ箱に居る間もお前のアソコの具合が忘れられなくて、よ」
そう言いながら、何と△△はズボンのチャックを開け、自分のイチモツを取り出した。

「・・・っ!!?」
私は"それ"を見た途端、目の前が真っ暗になり、フッと意識が遠のくの感じた。


――――――。


「オラ、そろそろ起きろ」
「・・・・・うっ」
私は、ベッドのようなところで目を覚ました。どうやら、気を失ってたみたい。
そこは壁だけの空間のど真ん中にベッドがある、そんな無骨な部屋だった。

「チッ、これからってとこで気ぃ失いやがって」
「・・・?」
男の顔が近い。

「・・・・・!?」
何と、私は下着姿で、ベッドに手錠で縛り付けられていた。しかも何と、△△が私に跨っている。
ここは、△△専用の所謂、"犯り部屋"だった。防音も完璧、叫んでも助けなんて来ない。

「この辺一体は俺が買い取ってゴーストタウンにしたから、外に逃げたって助けなんて来ないぜ」
△△は、自分の金で買い取ったと豪語した。クスリの"上がり"、つまり売り上げがあるのだという。

「お前をまた犯したいな〜って思ってたら、舎弟のクラスメイトだって言うじゃねぇか。世間は狭いな」
ハハハ、と△△は卑しく嘲笑した。

「・・・・・・・・」
「まあ、そんな怖がんなって。徐々にクスリ漬けにして行って、俺無しじゃ生きられなくしてやっから」
ママを死姦した上、私を犯し捲くった男はのうのうとそう言い放ち、自分のイチモツを取り出す。

「・・・い、いやっ!」
私のショーツをズラし、△△は私の"中"に無理矢理、自分のイチモツを捩じ込んで来る。
相手は、私の"初めて"を奪った男。なのに、身体中を駆け巡る、凄まじい異物の挿入感。嫌悪感。

「あの日、学校帰りのお前を一目見て"良い"と思った俺の目に狂いは無かった!」
私に構わず、勝手にピストン運動を始めた男はそう言った。
347悪魔との契約7:2011/02/20(日) 04:08:07.39 ID:mjJFTeMl

「1年ブタ箱に入っても良かったって思えるぐらい、お前ら母娘(おやこ)は"名器"だったぜ」
強姦殺人を犯しながら、その被害者である私を再び、犯し始める。
もし、私が外道だとしたら、コイツなんてド外道・・・いや、悪魔だ。

・・・悪魔? それに、私が外道に堕ちたのは・・・。

「・・・ありがとう。やっと、"正気"に戻れたわ」
「・・・あ? 何を言っ・・・うぎゃあぁぁぁっ!!」
私は、アソコを力一杯締め上げた。そう、スーパーガールの全力で。

ミチミチミチ・・・ブチッ・・・ブチブチッ。

それは、海綿体がグチャグチャに潰れる音だった。力を緩めると、男は慌てて自分のイチモツを引き抜いた。

「お、俺の〜、俺の〜っ!」
辛うじて千切れてはいないものの、血みどろになりグチャグチャに潰れた"それ"は最早、機能しないだろう。
私はクイッと、軽く腰を持ち上げると、男はたったそれだけでベッドから振り落とされた。

「このアマっ! よくも・・・。・・・・・っ!?」
△△は、追い掛けるようにベッドから降りて来た私を見てギョッとした。

「く、鎖はどうした? 手錠で縛ってあったはずだ!」
「ん? ああ、これ?」
私は、そういって両手に嵌ったままの手錠の"輪っか"を示した。その先には千切れた鎖の欠片。
スーパーパワーの前では、鉄の鎖なんて紙屑も同然。
残った"輪っか"も引き千切り、グニグニと捏ねてビー玉ぐらいの大きさに丸めて見せた。

「・・・ひっ、ひぃっ! バ、バケモノ!」
「何ですって?」
私が一睨みすると、△△は慌てて部屋から逃げるように出て行った。

「凄い逃げ足の速さね・・・」
とても、イチモツを潰された男の逃げ足には見えなかった。
後を追い掛けると、△△は最初に居た入り口がある広いスペースに逃げ込んでいた。

「おい、お前ら! アイツを取り押さえろ!!」
股間を血塗れにした△△が、舎弟の男たちに命令する、
しかし、周りの男たちは事態が飲み込めていないのか、下着姿の私を見付けると渋々近寄って来た。

「ホントに良いんですか?」
「ああ! ・・・おい! そこのお前らも何やってる!? 全員で取り押さえろって言ってんだよ!!」
激昂する△△に気圧される形で、残りの男たちも寄って来た。

「おい、女!止まれ!」
しかし、私は気にも留めず、ゆっくりと△△へ向かって歩いて行く。

「おい! 止まれって言って・・・」
一番近くの男が私の右肩を掴んで止めようとする。・・・しかし。

「・・・うおっ!」
私の右肩を掴んだ男は、私の前進に引っ張られるように後ろに引き摺られて行く。
それを見た別の男が、今度は私の左腕を掴んで止めようとする・・・が、私は止まらない。

「・・・お、い・・・止ま・・・れ!」
「ぐぅ・・・な、何て力・・・だ!」
私は、二人の男を引き摺りながら、構わず△△に向かって歩いて行く。
さすがに異様な事態に気付き始めたのか、残った男たちも私を取り囲むように集まって来た。
348悪魔との契約7:2011/02/20(日) 04:09:07.49 ID:mjJFTeMl

「う・・・あ・・・あ」
「う、嘘だ・・・ろ」
私は構わず歩いて行く。

私は、左肩、右肩、左上腕、右上腕、左前腕、右前腕、左太腿、右太腿、左脛、右脛を男たちに掴まれていた。
私は、計十人の男たちに身体中を掴まれながらも、歩くペースは一向に変わる気配は無かった。
私の歩行に合わせて、十人もの男たちがズル、ズルと引き摺られて行く。

私は、ただ歩いているだけ。別に力なんて入れてない。恐らく、時間的にはもう夜。
夜の私のスーパーパワーの前には、この程度の男たちなんて、それこそ埃みたいなもの。
今は、身体にこびり付いた"埃"なんてどうでも良い。それどころじゃない。
今、私の怒りはこの男たちのボスに向いていた。そう、私を『バケモノ』呼ばわりした△△に。
十人の男たちを引き摺りながら下着姿で仁王立ちする私を、△△は見上げていた。

私はそこでやっと、"埃"を手で払った。私に払われた男たちは、叫び声を上げながらその場に倒れ込む。
私は普通に、パンッパンッと払っただけなんだけど、そこは私のスーパーパワー、
尋常じゃない力が掛かった男たちの手や腕は、切断されたり、骨がボロボロに砕けていた。

「・・・ひぃっ、バ、バケモノっ!」
「あー、また言っちゃうんだ・・・」
へー。私みたいな可憐な女の子を拉致っておいて、そんなこと言っちゃうんだ。
何よ、ちょっと『スーパーガール』ってだけじゃない。『スーパーガール』を怒らすと、もう酷いんだから。

「女の子の扱いが成ってないあなたに、私が女の子との接し方をレクチャーしてあげる」
いきなり襲い掛かって、犯したりなんかしないように、ね。

壁を背にしてへたり込む△△を、私は無理矢理立たせる。
その時、掴んだ肩が潰れたけどまあ、気にしない。

「先ずはこう、ね? わかる? 軽く手を握ってあげるんだよ?」
私はそう言って、右手で△△の左手を握った。

グシャッ。

「うぎゃあぁぁぁっ!」
一瞬で男の手は裂け、肉が潰れ、骨が粉砕された。あっという間のミンチ。

「次はこう。軽く、腕を組んであげると良いかな」
今度は、男の左腕を私は抱え込むようにして右腕を組んだ。

メリメリ・・・メキョ・・・グチャグチャ・・・グシャッ!

「ぐぎゃあぁぁぁっ!」
私に腕を組まれるということは、私の腕と身体のスーパーパワーで挟み込まれるということだ。
万力どころか、プレス機にも負けない自信がある。勿論、男の腕が原型を留めているはずもなく。
まるで枯れ枝のように何箇所も折れ、その内の幾つかは折れた骨が外に飛び出していた。

「もう、悲鳴がワンパターンだよ?そんな奴にはキスしてあげない!」
私は出来るだけ、"ぶりっ子"風にそう言った。勿論、キスなんて嘘だけど。こんな奴とキスなんて、吐き気がするわ。

「・・・だから、キスは飛ばして・・・次は胸」
といっても、私のを揉ませるんじゃなくて、私が揉むんだけど、ね。
私は、指を男の胸に這わせる。鉄を捏ね、引き千切る指。それが、男の胸を這い回っている。

閉鎖された空間で壁を背にした男に、下着姿の女が指を這わせている。何て、官能的なのかしら。
一昔前の官能小説ならここから数十ページに亘って描写が続くんだろうけど、残念ながらそんなことにはならない。
わたしがちょっと指に力を入れると、それに呼応するように男のアバラが胸筋の上からミシッ、ミシッと軋む。
349悪魔との契約7:2011/02/20(日) 04:09:53.35 ID:mjJFTeMl

「や・・・やめ、助け・・・て」
イチモツを潰され、肩を潰され、手と腕を潰された町の一大グループのリーダーが命乞い。
もし、これが不良同士の抗争なら、ここで土下座なり何なり詫びを入れさせて終わりだろう。・・・でも。

「そう、わかった。助けてあ・げ・る」
「・・・え、じゃあ」
△△の顔が一瞬、パアッと明るくなる。

「これに耐えられたら、ね」
「・・・え」
私は、男の胸に這わせた指を、閉じた。

ブチブチブチ、バキッ・・・バキバキ、グチャ、グチャ・・・リ。

私の指は、胸板を胸筋ごと引き裂き、アバラを全て砕き、その中にあった肺と心臓を、潰した。

「「「うわあぁぁぁぁっ!!」」」
周りに居た男たちの絶叫。ボスを失い、敵討ちにいきり立った声・・・ではない。
恐怖に駆られ、みんな逃げようと一斉に出口に逃げ始めたのだ。

「はぁい♪」
「・・・げぇ! な、何で・・・」
私を背に出口に向かった男たちを、私はスーパースピードで回り込んだのだ。

「まあ、そんなに逃げたいっていうなら、別に逃げたって良いけど〜」
そう言って、私はワザと道を開けた。あっという間に、出口に殺到する男たち。しかし。

「・・・っ!? 何だこれ? あ、開かねぇ!!」
私は後ろ手に、ドアノブを握り潰していた。当然、ドアノブが回らないので、ドアは開かない。

「あれぇ? 逃げないのぉ? 早く逃げないと・・・」
私は出口に殺到している男たちの背後に回り、手近な男の胸に背後から手を回す。

「こうなるよぉ?」
「ぐぎゃ」
短い断末魔。背中から私に抱き締められた男は、私の胸の感触を味わうことは無かった。
胸部を潰されて既に事切れた男の後ろから、私は残りの男たちにニッコリと笑い掛けた。

そこからは、阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
完全に密閉された空間に、スーパーガールと十人かそこらの男たち。防音も完璧、叫んでも助けなんて来ない。

「ヒップアターック!」
単に、お尻からぶつかって行っただけ。それだけで、男は壁に血のペンキをぶちまけた。

「波●拳」
両手を胸の辺りで構えて、そのまま突き出しただけ。"気"は飛ばなかったけど、男の胴体には風穴が空いた。

ビュウ・・・ゴオォォォォッ!!
深呼吸してから思い切り息を吐いた。男は反対側の壁まで吹っ飛ばされ、グチャッと潰れた。

「一人、大●越前」
男の右上腕を左手で、左上腕を右手で持ち、そのまま左右に引っ張った。勿論、男はブチッと真っ二つ。

「あー、愉しい♪」
私は一人、また一人と男たちを屠って行った。残るは・・・そう、あと一人。
350悪魔との契約7:2011/02/20(日) 04:10:40.64 ID:mjJFTeMl

「あんたには感謝しないと、ね。お陰で、もっと後に取っとくはずだった『メインディッシュ』を殺っちゃった」
「・・・う、あ・・・あ、た、助け・・・」
最後の残ったのは、チャラ男だった。どうやら、隅っこで震えていたので、今まで無事だったらしい。

「お、俺はただ、命令されて・・・」
「・・・ふぅん、命令されたらクラスメイトの女の子を売っても良いんだ? へぇ、そうなんだ」
真っ赤に染まった下着姿のまま、私はチャラ男に一歩、また一歩と近付く。

「前に読んだ『お話』なんだけどね、クラスメイトがいきなり居なくなっちゃうの。でも、みんなは転校した、って言う」
「・・・・・・あ、う・・・」

「後からわかることなんだけど、その転校した子ってクラスのみんなを裏切ってたの。だから、"転校"」
「・・・わ、わかった。俺も明日、転校するよ。両親も説得するから、さ。今日のことは誰にも言わない!」

「別に、誰かに言っても良いよ? だって、あんたの"転校先"はもう決まってるんだから」
「・・・・・え、それって・・・う、わあぁぁ・・・く、来るな・・・こ、来ない・・・・・うごぉっ!」
私は、チャラ男の口を文字通りの意味で塞いだ。私の指は、チャラ男の頭の下半分を削り取っていた。


済し崩しで仇を討っちゃったけど、私には何の感慨も無かった。
初めてクラスメイトを殺っちゃったけど、それについても同じ。

むしろ、そんな些細なことよりも、私にとってのクリプトナイトがまさか自分自身のトラウマだとは思いもよらなかった。
スーパーガールになってから気絶するなんて、恥かしい。
まだまだ、スーパーガールをやってくんだから、次からはこんなことが無いよう気を付けないと。

私は、"悪い男たち"の為れの果てを前に、心に固くそう誓ったのだった。
351名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 07:09:39.96 ID:3c/cKV+W
乙です
ついに復讐なし遂げちゃいましたねー
残虐に、でも茶目っ気たっぷりに男たちを殺っていく所が素敵です
352正義のスーパーガール:2011/02/20(日) 13:58:29.78 ID:9x0gAsMI
 湖のほとりで、彼の頭上を飛び越えたスーパーガールは、スタスタとイーサンに歩み寄った。

「言ったでしょ、リンダは大丈夫だって。」

「い、いま、頭のうえ、飛んだよね?たしかに飛んだよね。」

「私が遊園地に戻って解決するから、心配しないで。」
「いま、頭のうえ飛んだよね。ねえどう。」

 あわてふためくイーサンの問いかけに、スーパーガールはにこやかに返した。

「飛んだわ。」

 イーサンの顔色が変わった。

「ス、スーパーマンみたいに、」

「彼はいとこなの。」

 と惜し気もなく言い放つ。

「スーパーマンが、」

 驚きを隠せないイーサン。彼女を指差した手がプルプルと震えている。

「そう、言ってはいけないことなの。身元を隠して生きているの。」

「待って、待って、待って、じゃあ、全部できるわけ?ひとっ飛びで高層ビル飛び越えたり、透視できたり。」

「もちろん。」

 にこやかに答えた。

「鉄棒を曲げることも?」

 こんどはまじめな顔でうなずいた。

「ええ、」

「すげえ!!」

 驚きながらも、彼はまだ半信半疑だった。 
353正義のスーパーガール:2011/02/20(日) 14:00:25.35 ID:9x0gAsMI

「でもでもでも、信じられないよ。本当に、ほんとう?」

「ほんとにほんと、証明してみましょうか。」

 スーパーガールはこぶしほどある石を拾い上げると、握り締めた。
 ミシミシミシッ、バキ、バキッ!
 彼女の手の平から粉砕された石が、砂のようにこぼれる。
 パン、パン
 手についた砂埃をはらいながら、自慢げな顔でイーサンをみた。

「ねっ、うそじゃないでしょ。」

 イーサンの口は大きく開いたまま。

「すっ、すげえ!!」

 といいながら、イーサンは彼女の右手を、おそるおそる両手で包み込んだ。
 イーサンの両手の感触をじかに感じたとき、彼女の背筋に熱いものが走った。
 地球に来てはじめて触れる異性の身体。

「イーサン、わたし、、」

 と言いながら、イーサンを見つめた。
 そのまなざしは、恋に落ちてしまった一人の女の子のものだった。
 この状況は、イーサンにとって大ピンチである。
 あそこは地球で初めて好きになってしまった男性を前にしたスーパーガール!!
 彼がもう少し賢明であれば、この危険な状況を理解したかもしれなかったが、、

「イーサン、わたし、、あなたのことが、、」

 とイーサンを押し倒して、馬乗りになる。
 イーサンは悲鳴を上げた。

「いたっ、重い、ウッ、、」

 彼女の全体重がイーサンの下腹部に乗りかかる前に、イーサンの意識が薄れていく、、。
354正義のスーパーガール:2011/02/20(日) 14:01:31.16 ID:9x0gAsMI

「あっ、ごめんなさい。私そんなつもりじゃ。」

 というとフライトパワーで、自分の体を支えた。
 砂浜で馬乗りにされたイーサン。その顔に安堵の笑みが戻った。

「君って、体重も、スーパーなの?ほんと押し潰されるかと思ったよ。」

「それ以上は、聞かないで。イーサン。それよりも、、」

 スーパーガールはズボンとベルトに手を掛けた。

「ちょっと、ちょ、待ってよ? それより心配だ。リンダを探さなきゃ。」

 スーパーガールはうーんと首をかしげながら。

「リンダなら、大丈夫よ。」

「問題じゃないよ。彼女がトラブルに巻き込まれているなら、こんなことしていられない。たとえ君がスーパーガールでも。」
 
 と彼は上半身を起こした。

「リンダのことなら心配いらないの。」

「、俺、乱暴はしたくないけどさ。」

「私には勝てないわ。」

 勝ち誇ったようにいいながら、少しフライトパワーをコントロールした。

「いた、、、イタイイタイ、、、つぶれ、、」

「ねっ、言ったでしょ。」 

 涙声であえぎながら、イーサンが言った。

「わかった、、わかったよ、それで君はどうしたいの?僕を」

 無言ののまま、彼女はズボンとベルトを、ブチッ、バリバリッと引き裂いた。

「決まっているでしょ。ここから先は、私に任せて。あなたは動かなくていいの。」

 というとイーサンの上半身を押し倒し、ペニスに手を伸ばす、、

「ちょと、待ってよ、、握り潰したりしないよね、さっきの石みたいに、、」

「大丈夫、ちゃんと手加減するから。」

 と言いながら、ペニスに五本の指でそっと包み込んだ。
355正義のスーパーガール:2011/02/20(日) 14:03:22.23 ID:9x0gAsMI

 残念なことに、怖さのあまりか、緊張しているのか、フニャフニャの状態だった。
 しかし、冷たい指に握られた彼のペニスは、ピク、ピクンと反応をはじめた。

「あっ、何かピクピクしている。もうちょっと刺激がいるみたいね。」

 といいながら、わずかに握り締めた。

「ぎ、いた、、いいたいやめて、、、」

「そんなに強く、握っていないわよ、、そんなに脆弱なの?地球の人って?」

 よく見るとイーサンのペニスは赤黒く変色してしまっている。
 ズキン、ズキンした激痛に顔をしかめていた。
 イーサンは萎えてしまったペニスを両手でガードした。

「何てことするんだ。もうやめてくれ。君は僕たち地球人とは違うんだろ。僕を殺すつもりか!?」

 と冷たく言い放った。
 スーパーガールはきょとんとしたまま表情を崩さなかったが、その言葉は彼女の心を大きく変化させてしまった。
 簡単にいうと、切れてしまった。

「ふうっ、そう。イーサン、そんなこと言って、一生後悔するわよ。」

 冷静に考えれば、イーサンくらいの男は他にもたくさんいるに決まっている。
 なんせ、この星には60億人を超える人間が住んでいて、その半分は男だ。
 いくらでも代えはある。
 そう思った彼女から、イーサンへの気持ちが急激に冷めていった。

「さっき、鉄棒が曲げれるかって言ったたわよね。見せてあげる。 あ な た の 肉 棒 で ね。」

 ペニスをガードするイーサンの両手を払いのける。両手には激痛が走った。

「さあ、曲げるわよ。」

「や、やめ、、、」

 イーサンの抵抗は、まさに無駄なあがきだった。

 グニッ、ブチブチ、ミシ、グチュ、、

 スーパーガールに手のひらを開くと、へし折られ、握り潰されたペニスであった血と肉の塊がベチョッと残っていた。
 気を失いながら、彼女が大空へ飛び立つ残像をかすかに見たイーサンだった。

(おしまい)
356名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 14:06:03.91 ID:9x0gAsMI

正義のスーパーガール作者です。

ワンパターンな結論になってしまいました(少し後悔)。

相撲八百長問題は彼女の出番かもしれませんね。どんなお仕置きがいいのかなあ。
357名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 15:23:03.28 ID:Tj4kiaOG
結局、潰すんかいw
358名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 16:04:40.12 ID:v1B5FlS5
>>345-350
今回はゆっくりと人体破壊、しかも可愛い口調でwゾクゾクしますねぇ
アソコでチ○コを潰すって、女性にとっては最高の復讐じゃないですかねw
今後どうなっちゃうんでしょうか?

>>356
映画でのこのシーンの二人やりとりは可愛いですよねw
それにしても、口は災いの元とは言え
イーサンカワイソス(´・ω・`)
359名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 18:02:21.94 ID:r0JTqNjt
>>350
正直スカッとした
360264:2011/02/20(日) 20:05:42.16 ID:mjJFTeMl
犯人への復讐は、変に勿体振ってもハードルが上がるだけなので
思い切ってサクッと書いちゃいました。

今後の展開は時間を見てボチボチ書いて行ければ、と思ってます。
361264:2011/02/20(日) 22:47:48.63 ID:mjJFTeMl
後、まとめサイトの方、いつも早い更新、乙です。


まとめサイトで質問なんですけど、
誤字(というか文字化け)の訂正って可能でしょうか?

「も(漢字)げる」⇒「?げる」
「・・・」(※段落の最初だけ)⇒「●●●」

ってなってしまっているので・・・
362名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 23:51:42.46 ID:pQnrNxeT
すみません、まとめサイト修正しました。
更新後のチェック怠ってました…
せっかくの作品を汚してしまったようで本当に申し訳ありません。

行頭の『・・・』が文字化けするのは、wikiの仕様のせいみたいです。
・を小文字にするか、行頭に全角のスペースを空ければ
文字化けしないみたいですね。
363名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 00:00:45.41 ID:e0RCbjUt
>>362
お疲れ様
364264:2011/02/21(月) 00:10:04.57 ID:r3H+WYQ+
>>362
いえ、こちらこそ細かい指摘をしてしまってすみません。
編集ありがとうございました。

行頭の『・・・』は、こちらでもUPする際に全角スペースを挟むようにします。
365悪魔との契約8:2011/02/21(月) 03:43:51.48 ID:r3H+WYQ+

「朝のニュースです。昨夜未明・・・」
毎朝恒例のニュースチェック。


昨日はあれから大変だった。

"悪い男たちだったモノ"をいつも通り"肉の玉"に変えた後、下着姿のままでクラブハウスの建物を解体したのだ。
スーパーガールの体力的には全然問題無かったけど、下着姿で外で作業ってのはちょっと恥かしかった。
ゴーストタウンって言ってた通り、人通りが全く無かったのは助かった。

後から知ったんだけど、あの辺一体の土地は△△組が噛んでいて、警察としてもアンタッチャブル(治外法権)らしい。
そのせいか、昨日の一件はニュースで一切、報道されることは無かった。

そして、今日も普通に登校。"あんなこと"があった程度で休んだりはしない。
・・・なんだけど、午後の体育はサボった。先生は、一睨みするだけで簡単に許可してくれた。

早退しても良かったんだけど、今は何となく屋上で日向ぼっこ。
ちなみに、ウチの学校は屋上を開放していない。だから、誰も上がって来ることはない。
・・・鍵? 勿論、鍵は掛かってたけど、そんなの私のスーパーパワーの前では・・・ねぇ?

「・・・・・ふぅ」
何となく、溜め息。成り行きで敵討ちしちゃって、ちょっと呆けてるのかも・・・。
こういうのも、『スーパーガールの憂鬱』っていうのかな? 何か違う気もするけど。

悪魔との契約とかは抜きにして、これで私は、男の子とは"出来ない"ことが証明された。
何となく予想はしてたけど、アソコの力もスーパーパワーなのだ。プレス機なんて、目じゃない。
そもそも、それ以前にデートも出来ない。手を握れば相手の手を潰し、腕を組めば相手の腕は複雑骨折。
キスも、ディープキスは多分、ダメ。相手の口を吸った時点で、即座に窒息死だろう。肺が飛び出すかもしれない。
そうなれば、甘々なはずのデートがたちまち、地獄絵図に早変わり。

「・・・あれ? そういえば映画のラスト、リンダとイーサンって結ばれたんだっけ?」
それとも、リンダが元の星に帰って終わり・・・だっけ? 昔、レンタルで観ただけなので記憶が曖昧。
どちらにしても、私にはとてもじゃないけど、あのままリンダとイーサンが結ばれるとは思えなかった。
それとも、リンダなら上手くやれるのかな? そういえば、『Gガール』なんて映画もあったっけ。

「・・・・・はぁ」
どのみち、悪魔との契約がある以上、そんな普通の生活なんて望むべくも無い。

「・・・さん、大丈夫?」
「・・・?」
屋上の入り口の方を見ると、一人の男子生徒が立っていた。

「・・・◇◇君」
◇◇君はチャラ男とは違い、どちらかというと私と似たタイプのクラスメイトだった。
勉強は中の上ないし上の下、運動はどちらかというとダメ。性格も大人しく、クラスでは全然目立たないタイプ。

「僕、保健委員だから・・・様子を見に来たんだ」
話を聞くと、体育が終わっても私の鞄が残ったままだったので、保健室を見に行ったら誰も居ない。
何処に行ったのかと探していると、屋上の扉が開いてるのに気付いたらしい。
放課後になってたのに気付かないぐらい、私はボケーッとしてたみたい。

「・・・先生に頼まれたの?」
「ううん。何となく、僕が気になって見に来ただけだよ」
殊勝・・・というか、物好きね。それとも、ウチのクラスお決まりの"私への気遣い"・・・かしら?
366悪魔との契約8:2011/02/21(月) 03:45:07.34 ID:r3H+WYQ+

「もしかして、私が自殺するとでも思った?」
「あ・・・いや」
◇◇君は目を伏せた。余計な気遣いは要らないし、同情なんて真っ平御免。

まあ尤も、今ここから飛び降りたって"今の私"が死ぬなんて在り得ないけど。
遥か下のグラウンドを見ると、運動部が練習に励んでいる姿が見える。
そこに飛び降りて、十点満点の着地を決めたら面白いかな?・・・なんて、私はそんな下らないことを考えていた。

「昨日、何かあったの?」
「・・・。昨日・・・って?」
昨日に関してはいつも通り、痕跡は残していない。町外れのクラブハウスが一晩で消えて無くなったぐらい。
むしろ、クラブハウスが在った場所が更地になっているのが痕跡といえばそうだけど。

チャラ男もただ、お休みしているだけ。私的には"転校"して貰ったから、永遠にお休みだけど、ね。
チャラ男はズル休みも多かったので、日頃の行いからか一日休んだ程度では誰も気に留めない。

「いや昨日、二人が一緒に帰ってるところを見たから・・・。珍しい取り合わせだと思って」
まあ、見られていても不思議じゃない。下校途中だったし。私はともかく、チャラ男は目立つのだ。

「別に。ちょっと私に用があったらしくて、それで一緒に帰っただけだよ。あの後、普通に分かれたし」
「そう・・・なんだ」
まあ、あながち嘘は言っていない・・・よ? ・・・・・細かいところは突っ込まないで。
367悪魔との契約8:2011/02/21(月) 03:45:54.81 ID:r3H+WYQ+

「そういえば、どうやって屋上に入ったの? 鍵が壊れてたみたいだけど・・・」
「あー、もう!」
うるさい!って言いそうになった瞬間。

メキョリ・・・と、つい力が入ってしまった。

「っ!?」
「あ」
屋上を覆うように取り囲んでいる手摺り。その、鉄製の手摺りがグニャリと曲がった。
私が手を置いた部分だけ『凹』字、というか『U』字型に捻じ曲がっている。

「・・・す、凄い力だね」
「・・・そうよ、"こんな感じ"で屋上の扉の鍵も私が壊しました。・・・・・悪い? 」
私は八つ当たりとわかってはいたが、抑えきれずにキッと◇◇君を睨んだ。
一人で黄昏ていたところに、横から余計な茶々を入れられてちょっとムカついていたのもあったかもしれない。

「気を悪くしちゃったのなら、ごめん。最近、体育で調子良さそうだったのに今日は休んでたから気になって・・・」
「・・・あ、うん。・・・いえ、こっちこそ、嫌な言い方しちゃってごめん」
◇◇君はチャラ男とは違って、良くも悪くも人畜無害。むしろ、普通に私を心配してくれていたのだ。

「先生には、屋上の鍵は最初から壊れてたって僕から言っとくよ」
「その必要ないよ。・・・多分、また私が壊すから」
折角の黄昏ポイントなのだ。閉め切ってしまうなんて、やっぱり勿体無い。

「・・・あ、はは。先生から鍵を借りる、とかじゃダメなの?」
「えー、面倒臭いよ」
確かに、あの先生なら私が一睨みすれば屋上の鍵ぐらい貸してくれるだろうけど・・・。
わざわざそんな手順を踏まなくても、鍵を壊しちゃった方が早い。

「・・・君って、そんな性格だったっけ?」
「幻滅した?」
といっても◇◇君とは元々、そんなに話したことはない。性格がわかる程にはお互いを知らないのだ。

「・・・ううん。僕と同じタイプかと思ったけど、やっぱりちゃんと話してみるもんだね」
「・・・?」

「クラーク・ケント・・・ってよりは、リンダ・リーかな。本気を出したら実は凄い・・・みたいな」
「何それ。それじゃ、まるで私が『スーパーガール』みたいじゃない」
言い得て妙、とはこのことか。なかなかの洞察力かも。

「じゃあ、僕はそろそろ行くよ。先生には・・・何も言わないでおくから心配しないで。それじゃ」
「・・・あ、うん」
そういって、◇◇君は屋上から出て、帰って行った。


クラスメイトなのに、◇◇君とこんなに話したのは初めてだった。
いつの間にか憂鬱な気分が綺麗サッパリと無くなっていたのは、気のせいだろうか。
368264:2011/02/21(月) 03:47:52.24 ID:r3H+WYQ+
行頭の『・・・』のみ、半角の『・・・』にしてみました。
もし、これでダメなようでしたら、全角スペースを頭に挟むようにします。
369名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 10:04:38.70 ID:EyUg3+Jh
おー、新展開
今後デレるのか?それとも変わらず、修羅の道を突き進むのか?
370名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 20:11:07.38 ID:RbWFAb5V
デレたあと、口封じで殺してしまうって展開だと切ない。
371名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 23:29:46.97 ID:apCsx/U/
>>370
それは切ないけど、後味悪いなぁw
自分は普通じゃないって事をカミングアウトして彼の前から去っていくって展開がいいな
372名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 05:10:57.24 ID:5GCALYWf
>>343のシチュエーションで話を書いてたら
まったく別の怪力娘による女尊男卑ものになってしまったんですけど
こちらに投稿してもいいですか?
スーパーガールも出ないし、エロもグロも無いですが…
373名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 12:42:25.17 ID:vHEQMq/W
とりあえず投稿してみたら?
374名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:46:25.23 ID:5GCALYWf
2011年、きっかけはあるサプリメントだった。

ただの健康補助としてこの年発売されたこのサプリメントにとある副作用が発覚した。
女性に対してのみ、身体能力を飛躍的にアップさせるのである。
効果に個人差はあったが、その効果は常人のおよそ10倍〜100倍以上の身体能力をもたらした。

開発者の名前を取って「ジェミー」と名づけられたこのサプリメントは、
赤ん坊からお年寄りにいたるまで、女性達の間で爆発的に普及し、世界は大きく様変わりすることになる。

政治、経済、産業・・・ありとあらゆる分野を女性が進出し世界は女性によって支配された。

そしてスポーツ界。
あらゆるスポーツの記録が超人的な力を持つ女性によって塗り替えられ、
オリンピックをはじめ、様々なスポーツの大会は、いつしか女性のみの大会となっていた。

しかし・・・
そんな中、過去の伝統から頑なに女人禁制を貫き続けるスポーツがあった。
そう、日本の国技『大相撲』である。
375名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:46:59.33 ID:5GCALYWf
20XX年―――

「男尊女卑」、そんな儚い夢にすがる男達が埋め尽くす両○国技館にて。

「・・・という訳で、今後大相撲への補助金を打ち切り、国技を剥奪します。」
日本相撲協会を監督する文部科学省大臣、小林友里(40)は土俵に上がり、大相撲の終わりを宣言したのである。

「ふざけるなー!」
「帰れー!」
「何様のつもりだー!」

千秋楽、結びの一番。両横綱による優勝がかかった大一番の直前。
普段は『美しすぎる大臣』として、世の男たちから絶大な人気を誇る友里であったが、
国技館を埋め尽くす男性客から、大きな罵声が飛び交い、多くの座布団が宙を舞った。

「黙りなさい!!」

普段の友里の上品なイメージとはかけ離れた大声。

「あなたたち相撲は・・・」
「やれ伝統だ、やれ国技を守るためだとかいって、結局は男の弱さを隠す為に女を締め出してるんでしょう?」
先ほどまでとは打って変わり、国技館が水を打ったように静まり返る。
百合子は深いため息をつくと、今度は諭すように語り始めた。

「・・・しかし、相撲というのは長き伝統を持つ我が国の国技です。
簡単に潰してしまうことが許されるわけではありません、そこで・・・」

「さあ、入ってきて」
友里の呼びかけで土俵に上がったのは、体操服、ブルマ姿の二人の少女だった。

「こちらは、○×小学校6年3組の女子児童の伊藤あかりさん、船越奈々子さんです。」
メガネをかけたおさげ髪の少女、ボーイッシュなショートカットの少女が順番にペコリと頭を下げる。

「両横綱が彼女たちに相撲で勝つことが出来たら、国技としての存続を認めます、今まで通り国からの補助金も出しましょう。」
「よろしいですか?理事長?」
友里が相撲協会理事長に問いかけた。

「しかし小林君、我々にも・・・ぐはぁっ!?」
友里は理事長の首根っこを掴むと軽々と空中高く掴み上げた。

「もう一度だけ聞きます、よろしいですか?理事長?」
「ぐ・・・わ、分かった!認める・・・」
「大丈夫ですよ、横綱が勝てばいいだけの話なんですから、お相撲で。」

100kgを超える元力士の巨体を片手で吊り上げたまま、友里は『美しすぎる』笑顔でそう言い放った。
376名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:48:02.10 ID:5GCALYWf
国技館は異様な雰囲気に包まれていた。
それもそのはず、身長200cm、体重250kgの超重量級横綱「弁慶丸」に相対するのは
身長140cm、体重28kgのおさげ髪の少女「伊藤あかり」、しかも

「お、おい、眼鏡外さないのか?」
「あの・・・わたし、コレ外すと何も見えないんで・・・すみません。」

弁慶丸は目の前の少女をまじまじとと見つめる。
―――どこをどう見ても普通の女の子じゃないか・・・

「あの・・・すみません・・・」
あかりが意味も無くぺこりと頭を下げる。

「なんだそりゃーやる気あんのかー」「弁慶丸ー手加減してやれよー」「怪我させるなよー」
男性客からの野次が飛び交う。

―――この一番に自分の、大相撲の未来がかかっている、絶対に負けるわけにはいかない・・・。
今の時代、男の力など女の足元にも及ばないことは知っている。
しかし、触れるだけで壊れてしまいそうな、この少女相手に自分が本気でぶつかったらどうなる?

時間いっぱい、行司の軍配が上がる。
「見合って、見合ってぇ!」
静かに土俵に掌を下ろす弁慶丸、あかりは未だ棒立ちのままだ。

「はっけよーい・・・・・・・のこった!!」

立会い、軽く前に出た弁慶丸は、大きな手で無防備な少女の体操服を掴む、後は軽く転がして終わり
・・・のはずだった。

グイ!
―――なに!?
グイ!グイ!
―――う、動かない!?
先ほどより力を込めて投げを放つ。
が、あかりの身体はビクともしない。
377名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:48:39.85 ID:5GCALYWf
―――く、くそっ!?
両手を使って、腰の回転を使って、足をひっかけて、しまいには自分の全体重をかけて押し倒そうとしたが、
あかりの身体は巌の如く動こうとしなかった。

「あの・・・すみません、わたし、どうすれば?・・・」
何度も投げを放つ横綱を意に介さず、あかりは困り顔で、土俵下の友里に問いかけた。

「そうねぇ、とりあえず持ち上げちゃえば?」
「分かりました・・・えいっ」
友里の指示で可愛い掛け声ともに弁慶丸の前回しを掴む。

グイ!
「ひぃぃ!?」
体重250kgの巨体が、体重30kgにも満たないの少女の細腕によって完全に空中に持ち上げられた。

「お、おろせぇ!!」
弁慶丸は空中で手足をばたつかせる。

「ちょ・・・あ、暴れないでくださいっ」
「あの・・・すみません、この後、どうすれば?・・・」
あかりは再び友里に問いかける。

「ふふっ、ポイしちゃっていいわよ」
「ひ、や、やめてくれ!」
「分かりました・・・あの・・・それじゃあ・・・けがしちゃったら・・・すみません。」
「ひぎゃぁぁぁぁ!!」

ガシャーーン!!!

普段、運動なんてした事の無いあかりの不恰好なフォームから投げ出された250kgの肉弾は
土俵から10数メートル離れた観客席に勢いよく突っ込んだ。

静まり返る国技館。
弁慶丸は口や耳からどす黒い血を流し、手足はあらぬ方向に曲がっていた。

「あの・・・わたしの勝ちですよね?」
あかりは控えめに勝ち名乗りを受けると、ぺこりと頭を下げ静かに土俵を後にした。
378名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:49:46.82 ID:5GCALYWf
「あの・・・やりすぎちゃいました・・・すみません。」
力士4人がかりで、やっとこさ運び出されていく弁慶丸を心配そうに見送りながらあかりが言った。

「心配しなくてもいいのよ、ゾウに踏まれても大丈夫なのが、横綱なんだから。」
友里が優しく微笑みかける。

「そうなんですかぁ・・・よかった・・・」
あかりがほっと胸をなでおろす。
実際の所、弁慶丸は全身複雑骨折、脳に損傷があれば一生寝たきりの生活が続くだろう。
ゾウに踏まれたほうがまだマシだったかもしれない。


そして、土俵上ではもう一つの取り組みが始まろうとしていた。

身長178cm、 体重138kgの小兵の技巧派横綱「牛若山」と相対するのは
身長160cm、体重45kgのショートカットの黒髪と小麦色の肌が眩しいボーイッシュ少女「船越奈々子」

「潰せー!」「牛若山!殺しちまえー!」「やっちまえー」
後が無くなった相撲ファンの怒号で殺気立つ国技館の土俵中央でにらみ合う二人。

「ね、ね、おじさん。」
「・・・・・・何だ?」
「おじさん、けっこー強いんだよね、ボク『ちょっと本気』出してもいいかなー。」
土俵上で緊張感の無い白い歯を見せる奈々子。

―――本気だと?
牛若山の中で先ほどの光景がが頭を過ぎった。圧倒的に体格で勝る弁慶丸がいたいけな少女の細腕で人間ロケットになって飛んでいった・・・
小兵の自分だったら・・・?冷たい汗が全身から噴き出してきた。

―――だ、駄目だ、組み合ってはいけない・・・。
しかし、組み合わずにどうやって勝てばいい?
一向に仕切りに向かおうとしない横綱に国技館の観客がざわめき始める。

「ねーねー、早くやろうよー。」
一方、待ちきれない様子の奈々子は、土俵に手をつくと陸上のクラウチングスタートのような構えを見せる。

―――ん?コイツ・・・
379名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:50:14.29 ID:5GCALYWf
―――こいつ、もしかして突っ込んでくる気なのか?
そうだ、コイツが突っ込んでくるなら、その突進力を利用してのはたきこめばいい。
小兵ながら横綱まで上り詰めた相撲界一の業師の腕の見せ所だ。

時間いっぱい、行司の軍配が上がる。
大きな深呼吸を2度3度、静かに土俵に掌を下ろす牛若山。

「いくぞー」
突き上げたお尻を左右に振りながら奈々子が勇んだ。

「見合って、見合ってぇ!」

―――焦らず、引き付けて・・・
牛若山は大きく息を吸い集中力を高めていく。

「はっけよーい・・・・・・、のこった!!」
「どすこーい!」
ドゴーン!!
「いむぁらべっ!!」

常人の百倍の脚力から蹴りだされる、奈々子、『ちょっと本気』の頭からのぶちかましに牛若山が反応できるはずも無かった。

ガシャーーン!!!!!!

肋骨が折れ、内臓が破裂し、背骨がへし折れた横綱が観客席に先ほどより勢いよく突っ込んだ時、
日本の国技相撲は、その長い歴史に幕を下ろす事となった・・・。
380名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 13:50:45.42 ID:5GCALYWf
以上です。

完全にスレ違いかもしれませんが、
一応、怪力な女性が登場するという事で・・・

夜中に変なテンションで書いたので、
改めて読み直してみると、おかしな所が多くて
顔から火が出そうなほど恥ずかしい・・・
381名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 14:51:07.97 ID:n97ZLC2+
>>375
百合子誰www

あとすっげえ細かい事言うようだけど相撲は正式に定められた国技じゃないから大臣が「剥奪します」って事はないよ
382名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 16:22:16.08 ID:RLVzBOKq
>>380
投稿乙です
スレ違いかどうかは別として俺は好きだよ
別の展開でも書いてほしいな
383名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 18:47:13.60 ID:OFNa8QmP
>>375
これってこの世界の女性全員がスパガ状態ってことだよね?
いいなコレ、すごくイイ、似たような感じのどっかにないかな
384名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 21:37:54.39 ID:vHEQMq/W
>>380
乙です
もしリクエストしていいなら、
この世界で今度は30〜40歳の女性の話が読みたいですね
>>383
このスレの住人なら知ってるかもしれないけど
↓の『女尊男卑』シリーズの世界観が近いかも?
http://nyoson.h.fc2.com/
スパガってより超能力者ですけど…

385名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 23:50:44.02 ID:Z9EmznAw
>>380
生身で且つ、人外レベルの怪力娘であればOKなんじゃない?
超能力者とかだと、さすがにスレ違いだとは思うが。

アメコミだと、本家スパガ、パワーガール、ワンダーウーマン、
後は、シーハルク辺りも範疇かね?

日本は・・・無名なのは一杯あるけど、有名なのは思い付かん。
386名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 06:02:31.69 ID:Gz2qqNH5
パー子
387名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 21:58:01 ID:hwztmAKX
筋肉娘はどうなんだろ?個人的にはあんまり好きじゃないけど
388名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 01:15:05 ID:/J9af6Nb
市場のでかさとしては筋肉市場の方が圧倒的にでかいから俺らは肩身狭い
389名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 01:35:54 ID:Oj4CVfzl
>>383
>これってこの世界の女性全員がスパガ状態ってことだよね?
>いいなコレ、すごくイイ、似たような感じのどっかにないかな

こういうのとか?
http://www.ichizo.net/
http://members2.jcom.home.ne.jp/naburi/
ちょっと違うかな
390名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 01:53:03 ID:GuZxsFU8
筋肉娘もスパガも好きだけど、微妙にポイントは違う気がする。

スパガ⇒見た目普通なのに、超人レベルの怪力
筋肉娘⇒女の子なのに、男顔負けの筋肉&怪力

どちらも「女の子なのに」っていうギャップありきだけど
391名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 11:44:27 ID:wJmsWopI
スパガにチ○ポ咥えられて「チ○ポ汁出したら潰す」って言われたらどうする?どうなる?
392名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 16:41:09 ID:invitWUB
母星では落ちこぼれのクリプトン娘が、
学校の課題として地球支配に挑戦・・・ってストーリーで誰か書いてくれないかなぁ
393侵略姉妹:2011/02/25(金) 18:44:59 ID:TEoE0u19
「大分遠くまで来たわね」

真っ暗な宇宙空間で、言うは一人の少女。
さらさらの黒いロングへアーと清楚で大人びた顔つき、
対象的なダイナマイトボディ。そして乳首とアソコを銀色の小さな布が覆うだけの格好。

「待ってよお姉ちゃん?…」

ロングヘアーの少女の後ろから、同じ格好をしたもう一人の少女が現れた。
まだ無重力空間飛行に不慣れなのだろうか。
姉と呼んだ少女の近くまで来るとゼーゼーと肩で息をし始めた。

「ハァハァ…お姉ちゃん速すぎるよぉ…」
「何言ってんの、まだ光速も出してなかったのよ。もっと速く飛べるようになりなさい」
「そんなぁ、光速なんて無理だよ…」

姉と呼んだ少女の叱咤にしょぼんとする少女。
姉と同じく過激な格好をしているものの、
凹凸の少ない肢体、幼い顔つき、金色のツインテールに子どもっぽさを感じさせる。

二人の少女、姉ユーリと妹アリス、彼女たちには「ある目的」があった。

「…本当にやるの?」

アリスの問いかけに、はぁ。ユーリはため息をついた。

「何の為にこんな辺境の惑星まで来たって言うの、やらなきゃ卒業出来ないじゃない」
「でも、私たち二人だけで『せーふく』出来るかな?」

アリスは太陽系に浮かぶ「青い惑星」を指差した。

「大丈夫、あの星の兵器では、私たちに傷一つ負わせることも出来ないわ」
「ホントかなぁ…?」
「本当よ、それじゃあ、覚悟は決まった?」
「う、うん…。でももうちょっと休んでからがいいな」
「…はいはい、じゃあちょっと休んでからね」




>>392の出だしだけ考えてみた。続きは…
グロや破壊描写を書くのは苦手なんで
別の人が書いてくれると嬉しいなw
394名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 19:44:20 ID:acvTpRJd
このあと、海の家でタダ働きさせられるんですね、わかります
395名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 20:21:12 ID:TEoE0u19
>>394
何のこと??と思ったらイカ娘かよw
396名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 20:22:36 ID:6SDP8jMr
>この星の兵器では

クリプトナイトを保有する悪の宇宙人か、善玉スーパーヒーローと出くわすとみた。
397名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 20:12:30.31 ID:fWJnkdml
「ねえ、お姉ちゃん、このグンタイってあたしたちを攻撃してるの?」
「そうなんじゃない?」
「でも全然痛くないよ」
「チキュウジンは弱いから武器も弱いのよ」
「へー、思ってたより、かんたんに終わりそうだね、『せーふく』」

こんなノリで地球を征服していただきたいです
398悪魔との契約9:2011/02/27(日) 03:49:26.62 ID:UD+yo2pz

「・・・あ、居たんだ」
「・・・あ、うん」
あれから、屋上はお互いの憩いの場になりつつあった。示し合わせたり、約束したりはしない。
ただ、お互いが気が向いた時に来て、日向ぼっこをする。何となく、だけど心地良い時間。

「結局、アイツ居なくなっちゃったね」
「・・・あ、うん。・・・そうだね」
アイツとは勿論、チャラ男のことだ。"あの夜"から数日。警察は、誘拐と家出の線で捜査を始めたらしい。
しかし、一向に手掛かりが無く、捜査は難航しているそうだ。

「最近、そういうことが多いね」
「・・・あ、うん」
私はそう答えるしかない。

△△組事務所襲撃の一件、クラブハウスでの一件。全て、誘拐・失踪事件として扱われているらしい。
尤も、クラブハウスでの一件は、△△組が血眼になって犯人探しをしているという噂。

「・・・友達だったの?」
私は恐る恐る、聞いた。

「アイツのこと? 別にそんなんなじゃいよ。地元が一緒なだけで、昔ちょっと虐められてたぐらい」
「・・・・・そう」
私も深くは追求しなかった。誰にだって、触れられたくない傷はある。

現に私も行きずりとはいえ、クラスメイトを手に掛けてしまったことに対して、後悔が無いと言えば嘘になる。
△△に復讐を果たしたこともあり、正直なところ自首を考えなくも無かった。・・・でも。

『悪魔と契約してスーパーガールみたいなスーパーパワーを手に入れました』
なんて言って一体、誰が信じるだろう。精神鑑定を受けさせられて、精神病院に放り込まれるのがオチだ。
逆に、科学研究施設か何かに連れて行かれて、解剖されるかもしれない。・・・解剖出来るかどうかは別にして。

後、ついでにいうなら多分、私は死刑とかでは死なない。
首を吊ったって死なないし、銃弾なんて私の身体に傷一つ付けられない。
電気椅子も、肩こりが解れる程度だろう。ちなみに、自分でスタンガンを試してみたが、気絶すらしなかった。
スーパーガールとなった今の私に怖いモノなんて無いのだ。レックス・ルーサーやセレナなんて、目じゃない。

・・・私を殺せるモノ、それは私に取り憑いている『悪魔』だけ。きっと、そういうことなのだろう。

「・・・私に怖いモノって在るのかな」
「・・・え、何?」
あ、つい声に出ちゃってた。

「・・・ねぇ、怖いモノって在る?」
「ん? どうしたの、突然。・・・・・ん〜、どうだろ。お化けとかホラー映画とか?」
あー、そういうアプローチもアリ、か。幾らスーパーガールでも、実体の無い相手には勝てない。

「あの・・・さ。・・・もし、良かったら・・・ウチ来る? 映画のDVDとか一杯あるよ」
「・・・えっ?」
私は、突然の申し出に意表を突かれたのか、素っ頓狂な声を出していた。

「・・・いきなり、大胆」
スーパーガールを家に招くなんて、ね。

「・・・あ、いや。特に他意は無いよ・・・はは。まあ、無理に、とは言わないけど・・・」
「・・・ん。まあ、別に良いよ」
私は"ある事"を思い付いて、その申し出を受けた。決心、といっても良いかもしれない。

もし、◇◇君が邪なことを考えたりしてるなら、その時は・・・。何も無ければ、それはそれで良いし。
・・・でも、もし"そうなった"場合、"それ"を最後にしよう。私は内心、そう決心した。
399悪魔との契約9:2011/02/27(日) 03:50:10.11 ID:UD+yo2pz

次の週末。

あまり遅い時間に掛かると私が"ヤバく"なるので、昼過ぎに学校で待ち合わせ。
私の家は学校から徒歩圏内だが、◇◇君の家も徒歩圏内だった。学校の反対側だけど。

「そういえば、こんな昼間からお邪魔しても・・・良いのかな? その、ご両親とか・・・」
「・・・ああ、その心配は要らないよ。ウチも・・・その、両親居ないから」
ニュアンス的に、"ただ家を空けている"のではないことは感じ取れた。その辺りの事情はこの際、置いておく。
問題なのは、"それ"をわかっていて私を自宅に誘ったという事実。別にまだ、何かあると決まったわけでもないけど。

「さ、遠慮なく入って」
「・・・あ、うん」
良くあるタイプの一軒家。両親が居ないという割りには、掃除もされているらしく、手入れが行き届いている感じだ。

「DVDを貸しても良かったんだけど、やっぱり映画は何人かで観た方が感想を言い合えて楽しいと思って」
まあ、そこは私もそうだと思うし、否定はしない。

「ホラー映画なら・・・そうだね。これなんか、良いかも」
そう言いながら、◇◇君はDVDをプレーヤにセットした。ちなみに、私からはタイトルが見えなかった。
そこそこ大き目のTVの前に三人掛けぐらいの結構、大きなソファー。そこの端と端に、少し間を空けて座った。

カーテンを閉め、昼間にも関わらず室内は映画館並に暗くなる。直ぐに映画が始まった。
内容は、迫害され最後には殺された超能力者が、その怨念で以って人々に復讐する、そういう話。

・・・やば。これは、ヤバいかも。ホラー映画っていうから、私はてっきりスプラッタ系のを想像してた。
ハッキリいって、スーパーガールになった今の私には、ゾンビなんて怖くない。
喰われるほど柔じゃないし、簡単に蹴散らせる。最近流行りのパニック系ホラーなら尚更。
でも、この映画はそんな在り来たりの洋画では無く。和製の湿った、土俗的なホラー映画だった。
人々の意識を侵犯し、侵食して行く、そんな精神的な怖さのある、ホラー。

幾らスーパーガールだといっても、私も年頃の乙女。修羅に堕ち、どれだけ人を殺めても、そこだけは変わらない。
やっぱり、怖いモノは、怖い。もし、それを見越してのチョイスなら、作戦は成功だろう。

ミチミチッ。

もし、私に抱き付かせて、そのドサクサで押し倒そうなんて考えていたら、コロッと成功しそうだ。

ミチ・・・ミチミチッ。

あれ? 抱き付く? 今、私って"何に"抱き付いてる・・・?

・・・まさか。

「・・・っ!?」
ぬめっとしたホラーが展開されてる画面の前で、洋画お決まりのスプラッタでグロテスクなシーンが・・・

「あ」
・・・展開されてはいなかった。

「・・・あれ? どうしたの? ・・・って、それ。・・・もしかして、クッション?」
「・・・え」
私の腕の中で抱き潰されていたのは、拳大ぐらいにまで圧縮されたクッション・・・だったモノ。
私のスーパーパワーで腕の中に吸い込まれる形で圧縮され、クッションだったモノは原型を保っていない。

「そのクッション、抱き枕に出来るぐらい大きかったんだけど・・・はは」
◇◇君は苦笑いをしながら立っていた。手に持っているお盆には、水の入ったコップが二つ。

「・・・あれ? え? え?」
◇◇君が電灯を点けたのか、部屋は既に明るかった。しかも、いつの間にか映画が終わっている。
400悪魔との契約9:2011/02/27(日) 03:50:46.12 ID:UD+yo2pz

「・・・ごめん。そんなに怖がるなんて思ってなかったよ。・・・はい、これ」
そういって、◇◇君が私にお盆からコップを一つ、差し出してくれた。

「・・・あ、ありが」
ミシミシッ・・・メキ。

「・・・あっ」
メキメキ・・・バキンッ!

バシャッと、私の手の中でコップに入ってた水が零れた。ガラス製と思しきコップは当然、粉微塵。

「・・・っ!? 大丈夫!?」
◇◇君が慌てて私に駆け寄る。しかし、私はそれをコップを握り潰した方の手で制した。
『パー』に開いた私の手。ガラスを握り潰したにも関わらず、傷一つ付いていない、綺麗な手の平。

「・・・嘘。ガラスのコップを握り潰した上に、怪我も無いなんて・・・」
「・・・私って頑丈だから。布巾、貸してもらっても良いかな?」
拭いてくれようとする◇◇君を再び制し、私は受け取った布巾で水を拭き取った。
恐怖からか緊張からかはわからないけど、どうにも力加減が上手く行かなくなっている。
迂闊に、◇◇君に触れると怪我をさせてしまいそうなのだ。

「・・・んっ!」
「? どうしたの?」
◇◇君が、残ったコップを握り締めて力んでいる。

「・・・いや、やっぱり普通のコップだな、と思って」
「・・・ふふっ」
何と、◇◇君はコップを握り潰そうとしていたのだ。

「ごめん。さっきのコップ、何処かにヒビが入ってたんだね。でも、君に怪我が無くて良かった」
「・・・・・・・・」
私は自分が恥かしくなって来た。

もし、◇◇君が私を襲って来たりすれば、"思い切り"抵抗しようと思っていたのだ。
スーパーガールの"思い切り"、それがどんな結果を招くかは勿論、承知の上。
知らず知らずの内に、◇◇君は私に生殺与奪の権利を奪われていたのだ。
もしこれが不条理ホラーなら、彼は抱き潰されて死んでいたかもしれない。

「・・・ううん。さっきのコップも多分、普通のコップだったよ。その証拠にほら」
そういって、私は◇◇君からもう一つのコップを奪い取ると、わかり易く◇◇君の目の前で握り締める。

メキメキ・・・バキャッ!

「っ!!?」
「こういうこと」
滴り落ちる水とは裏腹に、ガラスの破片は一切、床に落ちない。
私の手の中で粉末になるまで磨り潰されているから当然だ。
401悪魔との契約9:2011/02/27(日) 03:51:03.53 ID:UD+yo2pz

「屋上で見た時も思ったけど、力・・・強いんだね・・・」
「・・・うん。もし今日、私を襲うつもりだったりしたら・・・・・なんてね」
私の悪戯っぽい微笑に、◇◇君は苦笑い。
チャンスは幾らでも在った。何せ、私は周りが見えなくなるぐらい、恐怖に震えていたのだ。

「・・・そんな風に見られていたなんて・・・ショックかも」
「・・・あ、ごめんなさい」
私は素直に謝った。

「・・・あっ! ううん・・・こっちこそごめん。君のことを考えもせず、両親の居ないウチに呼んじゃった僕が悪い」
私の心の傷、◇◇君はそこに考えが至ったのか、逆に謝られてしまった。

「単純に、映画は誰か他の人と観た方が楽しいと思って・・・ごめん」
「ううん、そんなことないよ。もう謝らないで。それに、私もコップを二つも握り潰しちゃったし・・・はは」
何か、妙な空気になってしまった。そのお陰か、ちょっとは落ち着いて来た気がする。

「・・・でも、ホントに力、強いんだね。昔からそうなの? 確かに、最近は体育でも凄いけど・・・」
「昔の漫画なんだけど、『ウルトラスーパーデラックスマン』って知ってる?」
私は『スーパーガール』ではなく、敢えてそっちの例を出した。後天的という意味では、こちらが相応しいだろう。

「確か内容は・・・。・・・でも、それって・・・・・」
「事情は全然違うし、ニュアンスだけだけど、ね。でもまあ概ね、そんな感じ」
悪魔の話なんて信じて貰えないだろうし、"週課"のことなんて、絶対に話せない。

「"火事場の馬鹿力"とか、"チャクラが開いた"とか、そんな感じ?」
「"チャクラが開いた"って・・・ふふっ」
正直、その発想は無かった。

「・・・でも、ホントに凄いや。それこそ、『スーパーガール』みたい」
「・・・現実に目の前にこんなに力の強い女の子が居て、◇◇君は怖くない・・・の?」
それこそ、夜になれば一撃で何人も殺せるぐらいのスーパーパワーを持った女の子。

「怖い? どうして? 僕はそういうの、格好良いと思うよ」
「・・・っ!?」
あ、違う意味でヤバいかも・・・。面と向かって格好良いなんて言われたの初めてで、慣れてない。
嬉しさの余り、思わず◇◇君の手を両手で握り締めそうになった。もしそうなれば、◇◇君の手はコップの二の舞。

しかし、それと同時に、"週課"のことは絶対に話しちゃいけないと思った。
少なくとも、"学校生活"の間だけは"今のまま"で居たい。私は、そう思った。
402264:2011/02/27(日) 03:54:14.64 ID:UD+yo2pz
>>369-371
デレor修羅は迷ったんですが、取り敢えずはお茶濁しということで・・・。
403264:2011/02/27(日) 12:46:14.21 ID:UD+yo2pz
>>398
> ・・・私を殺せるモノ、
> ・・・でも、もし

>>399
> ・・・やば。
> ・・・まさか。
> ・・・展開されてはいなかった。

すみません・・・この辺、全部全角の『・・・』になっちゃってますね・・・。
次からは半角の『・・・』を使うよう気を付けます。
404名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 17:24:49.58 ID:46Dfyh1y
乙です
どちらに転んでもおかしくない感じになってますねぇ

個人的には表では彼氏と超ラブラブ、裏では悪い男を超ハードに殺しまくる
みたいな両極端な展開がみたいです
◇◇君の提案で正義の味方に転身するってのもいいですが、
それだと魂獲られちゃいますよねw
405名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 20:34:55.44 ID:f1qXz6iw
男を殺してる限りは取られないんじゃなかったか
406名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 23:48:33.77 ID:NR4uFJAL
自分の立ち位置は契約には関係ないな
悪い奴と自らが断じた男を殺すのが条件なだけで、自分が正義を名乗るのを禁じてはいない
むしろ自分を絶対の正義のヒロインと定義して、=自分に殺される男は自動的に悪とすれば契約の履行は無差別で済む事にすらなる

しかし◇◇君が一時のオアシス的な存在になればなる程に不吉な末路を想像してしまうんだが…
407264:2011/02/27(日) 23:58:04.47 ID:UD+yo2pz
主人公が"悪いと思った男"を殺す限りは、魂は獲られません。

人を殺す前提の正義の味方は、それこそ
『ウルトラスーパーデラックスマン』になっちゃいますけどw
408侵略姉妹:2011/02/28(月) 20:46:35.40 ID:VLDsqGuC
「私の言っている言葉が分かりますか?」

黒髪ロングヘアーの女が言った。

「あぁ、わかるぞ」

俺は答えた。

「良かった、この星の言語はすべて勉強してきたんですが…」

黒髪ロングヘアーの女はほっと胸をなでおろした
俺はごく普通の高校生。
今は学校の帰り、目の前にいるのは半裸の美少女二人。

「この星の言語?って事はお前ら宇宙人なのか?」
「貴方たちから見たらそうなりますね」
「へー、そうかぁ」
「へーって驚かないのですか?」

俺の無感動なリアクションに逆に向こうが驚いてしまったようだ。

「まあ、驚いたっちゃあ、驚いたかな」

今の時代、何のごく普通の主人公がおかしな美少女と出会うってのはよくある話だ。
もちろん、ゲームや漫画の中でだけど。
何の取柄も持たない俺が、美少女エイリアン2匹と出会う事だってあるだろう。

「で、お前らこの地球に何しに来たんだよ」

「『セーフク』だよ」

割り込んできたのはちっこい方の宇宙人、両サイドに束ねた金髪がぴょこんと揺れた。

「ん?『セーフク』…?」
「そ、『セーフク』」
……せーふく、セーフク、せいふく、セイフク、制服
「…あぁ、『制服』か」

そうか、この宇宙人は地球にまで制服を買いに来たのか、わざわざご苦労なこった。
若干、腑に落ちない所はあるが、
まあ、宇宙は広い…という事だろう。

「それにしても…」

あらためて二人のカッコウを見つめた。
胸には乳首を隠す銀色のニプレスだけ、下半身は股間を隠す銀色の前バリだけのカッコウだ。
これが果たして服と呼べるのかどうかもよく分からない。

…もしかして、この姉妹、母星ではちゃんとした服が買えないくらい貧乏なのか?




>>393の続きを書いてみた
マジでイカ娘みたいな話になりそうなんだけど続きを書いてもいいですか?
409名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 21:32:40.67 ID:ltkfDsxl
じゃんじゃんやれ! こういうのも新鮮でよさそうだ。
410名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 19:48:39.38 ID:nWwZCkwa
>>406
今度は◇◇君の前で超絶的ウルトラパワーを見せ付けてほしい。あと、◇◇君の前で飛ぶとかもいいかも
411名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 21:30:50.19 ID:a8orRqz9
綾門さん的な話が読みたいねぇ
412264:2011/03/02(水) 23:58:13.62 ID:mJv566Qw
『悪魔との契約』の作者です。

スレの需要的には、

昼 > 夜

だったりします?
413名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 23:58:55.03 ID:FwORLiWF
パトラッシュ事件・・・は有門だた
414名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 06:27:40.92 ID:5YlaxAmw
>>412
いや、そうとも限らんのでは?
てかすぐ過疎るから書いてくれるだけで大歓迎

個人的には夜が観たいけどw
415名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 06:55:13.06 ID:wzLXGmFv
同意
作者が好きな様に書くのが一番だと思うよ
416名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 08:46:00.76 ID:yVAwcdyd
俺も夜好きだな
特にトラウマの原因のDQNをぶち殺したとこはスカッとしたし
417名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 10:39:56.64 ID:6WYucDFZ
贅沢を言うなら昼と夜、同じくらいやってくれると嬉しい
418名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 20:25:59.54 ID:87nvsvTD
スーパーガールと人間
外見こそ似てるけど、生物としてのスペックが全く違うからなぁ
恋愛、特に性関係は書くの難しそう
419名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 14:58:49.02 ID:TVdKWXWz
>>408
続きはまだでゲソか?
420悪魔との契約10:2011/03/06(日) 23:20:29.62 ID:JrQlGOvQ

その次の週末。

結局、『怖いモノなんか無い』なんて思いながら、私はホラー映画に完敗した。
だからってわけではないのだが、ホラー映画で怖がらせたお詫びってことで映画に誘われたのだ。
私的には、コップとクッションをダメしちゃった分とでチャラだって言ったんだけど、「タダ券があるから」と押し切られた。
・・・あれ? これって、もしかしてデート? 自宅ご招待⇒外出、って感じで順序が逆な気もするけど、まあ気にしない。


お昼頃に隣町の駅前で待ち合わせて、そのまま映画館に直行。
アクション、恋愛、サスペンス。タダ券はどれを観てもOKらしく、選り取り見取り。私が選んだのは・・・。

「本当にこれで良いの?」
「うん」
私がチョイスしたのは、アクションサスペンス。一人の暗殺者が辿る、数奇な運命を描いた映画だった。

「どうだった?」
「凄く面白かった」
所謂、大作ではないB級映画だったけど、それでも私にとっては手に汗握るぐらい面白い映画だった。
・・・手に汗握り過ぎて、肘掛も握り潰しちゃったけど、それは気付かない振りをした。

どうも私は普段、『スーパーパワー』を抑える為に感情を押し殺し気味なとこがある。
だからかその分、こういった"お話"には感情移入し易くなった気がする。

軽く食事を済ませた後、私たちはボウリングに興じることにした。

「私、ボウリングやったことないんだけど、大丈夫かな?」
「僕もそれほど経験者ってわけじゃないんだけど、投げ方ぐらいは教えてあげられるよ」
ボウリングとは言わずと知れた、ボールを投げてレーンの先にあるピンを倒すゲームだ。
単純なようでいて、力と技が上手く噛み合わさった奥深いゲームだ。

「・・・それ、投げられる?」
「あ、うん。大丈夫」
私は、16ポンド(7.25kg)の一番重いボールを選択した。ちなみに◇◇君は、14ポンドのボール。
尤も、私にとっては1ポンド差なんて無いに等しいからどれを選んでも同じ。
ただ、重いボールほど指の穴が大きいので、余裕がある方が良いと思ったのだ。

1フレーム目、◇◇君の第一投。
『それほど経験者じゃない』って割りには、綺麗なフォームでボールがレーンに滑り出す。
8ピン倒れて残り2ピン。スペアはならなかったものの、良い滑り出しだ。

「それっ・・・って、あ〜」
私の一投目。力を抜き過ぎたボールは、ピンの手前でガーターに落ちて行った。

「もう少し、力を入れて良いかも」
「・・・あ、うん。そうだよね」
ちょっとぐらいなら・・・良いよね? そう思い、"少しだけ"力を入れた二投目。

ビュンッ・・・ドカッシャアァァン!!

「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
何と、ボールがピンに向かって真っ直ぐ、"飛んで"行った。
レーンを滑る以前の問題。燕ばりの超低空飛行。

「・・・あ、はは」
何とかピンやボールは破壊されなかったものの、ピンが弾け飛んだ様は、その衝撃の凄さを物語っていた。
ボウリングが1ゲームで終了になったのは、言うまでも無いだろう。
421悪魔との契約10:2011/03/06(日) 23:21:33.49 ID:JrQlGOvQ

「次は、ゲーセンでも行ってみる?」
「・・・うん」
微妙に気不味い雰囲気。

「・・・◇◇君って私のこと、怖くないの?」
「どうして? 前も言ったけど、力が強いっていうのをイコール悪いって考えは間違ってると思うよ」

「でも結局、ボウリングもぶち壊しにしちゃったし・・・」
「それは、慣れてない君を誘った僕が悪かったんだし。・・・じゃあさ、力が強いとこをもっと見せてよ」

「・・・えっ?」
◇◇君は何かを思い付いたのか、私を連れてゲームセンターにやって来た。

「・・・ここが、ゲームセンター?」
「今はアミューズメントパークって言ったりするけどね」
一昔前に流行ったビデオゲームは減って、クレーンゲームや体感ゲームが確かに多い。

「・・・これって」
大きな筺体。液晶画面があり、その下には上腕から手まである腕を模した装置。所謂、体感型の腕相撲ゲームだった。

「クレジットは僕が入れるから、この腕相撲ゲームで君が何処まで行けるか見てみたい」
「ええっ!?」

「こんなことを女の子に頼むのはおかしいかもしれないけど、君ならこのゲームをクリア出来る気がするんだ」
「・・・でも」

「君の力が強ければ強いほど、僕の財布が傷まなくて済む」
「・・・ぷっ、くく・・・くすくす、あっはは」
◇◇君が、あまりにも大真面目におかしなことを言うので、私はつい笑ってしまった。

「え〜、笑わなくても・・・」
「ふふっ・・・ごめん。あんまり変なこと言うから・・・つい。うん、良いよ。やってみる」
多分、だけど。恐らく◇◇君は、私が力を使って状況がプラスに働くこともある、って言いたいのだろう。
ようし。折角、進んで力を使って良いって勧められてるんだから、ここは◇◇君に乗っかろう。

『十両』『前頭』『小結』『関脇』、と徐々にコンピュータがパワーアップして行くらしい。
『横綱』の上が『???』となっている。確かに、私も『横綱』を倒すと何が出て来るかは気になる。

先ずは一回戦。対戦相手は、『十両』。

「レディーゴー」
というコンピュータの掛け声と共に、ガシャッと筺体の『腕』が倒される。

「あれ?」
こんなもん? 画面には、『勝利タイム 0.01秒』が表示されている。

「・・・すご」
◇◇君が目を丸くしている。

続いて二回戦の『前頭』・・・も瞬殺。ちなみに、◇◇君自身の挑戦記録はここまでらしい。
勿論、私はまだまだ余裕。というか、抵抗らしい抵抗を感じていない。
続く『小結』『関脇』、そしてその次の『大関』も瞬殺。勝利タイムは全て、『0.01秒』。

「凄い! 凄いよ!」
◇◇君が喜んでくれている。これはこれで気持ち良いかも。
次の『横綱』を倒せば、『???』の正体がわかる。無論、『横綱』といえど、私の敵ではなかった。
『横綱』の次に出て来たのは・・・
422悪魔との契約10:2011/03/06(日) 23:22:13.83 ID:JrQlGOvQ

「・・・えぇっ」
画面には、『超人』と表示されていた。どう見ても、『スーパーマン』がモデルのキャラ。
よりにもよって、最後の相手が『超人』とは・・・。

「・・・勝てそう?」
「うん、大丈夫だよ」
最後だし、じっくり行こうとスタートの合図から少し待ってみる。しかし、やっぱり抵抗なんて感じない。
私はゆっくり、ゆっくりと勝利の余韻を味わうように、スーパーマンの『腕』を倒した。

「・・・ホントに凄いよ! オール最速タイムでのクリアなんて初めて見た」
「・・・そんな。あのぐらいなら楽勝だよ♪ ・・・・・・ん? あれは?」
少し離れたところにある筺体から、バンッという音が聴こえて来る。

「・・・ああ、あれはパンチングマシーンだよ」
見ると、二人の男たちがアームの先に付いたミット目掛けてパンチをしている。

「あれもやったことあるの?」
「うん。だけどいつも常連が居るから、あまりやらなくなった」
◇◇君は、そういって苦笑いした。

「・・・ふぅん」
その様子から察するに、その"常連"っていうのは今居る二人組のことなんだろうか。

「良いよ。今空くみたいだし、やってみようよ」
そういって、◇◇君はパンチングマシーンの方へ歩いて行く。
確かに、パンチングマシーンに居た二人組は引き上げるところらしかった。・・・しかし。

「・・・ん?」
「おい。あれ、いつもの奴じゃね?」
まだ距離はあったが、私のスーパー聴力にはハッキリとそう聴こえた。

「何だ、今日は女連れかよ」
私たちがマシンの前まで来ると、後ろ方の離れた位置でヒソヒソ話。しかし当然、私には丸聴こえ。

「先ず、僕が試しにやってみるね」
◇◇君がグローブを嵌め、ミット目掛けて打ち込む。
バンッという音と共に、画面に数値が表示される。

『100kg』

この数値が良いのか悪いのか、私にはわからなかった。
しかし、二人組の「ダセェ」という呟きとクスクス笑いはしっかりと聴こえた。

「僕だと、いつもこのぐらいが限界」
「ねぇ、このゲームの最高記録ってどのぐらい?」

「それは・・・あっ、さっき更新されてる。『350kg』だね」
「・・・ふぅん。じゃあ、このぐらいかな?」
私は極力、手加減してミットを軽く"小突いた"。

『550kg』

「・・・凄い!」
「ふふっ」
私は、敢えて後ろに居る二人組の方を振り返り、クスッと嘲笑した。
私の嘲笑に気付いたのか、二人組が私たちの方に寄って来る。
423悪魔との契約10:2011/03/06(日) 23:23:00.10 ID:JrQlGOvQ

「おう! 今てめぇ、俺らのこと笑ったか!?」
「・・・さぁ? 何のことかしら?」
私は当然、惚ける。

「・・・あの。僕たちに何か用ですか?」
◇◇君が、私と二人組の間に入る形で立ち塞がった・・・が。

「どけっ」
「・・・うっ」
男が放った裏拳が運悪く、◇◇君の顎にクリーンヒットしてしまった。

「◇◇君!?」
そのまま倒れそうになる◇◇君を、私は何とか抱き支えた。
脳震盪を起こしたのか、◇◇君は気を失ってしまっていた。

「けっ、ダセェ。軽く顎に入っただけで"これ"かよ」
「ぎゃはは、情けねぇ」
二人組は、◇◇君をノックダウンさせたにも関わらず、気遣う素振りすら見せない。

「・・・表に出ましょう」
「・・・あ!? 何だって? 何か言ったか?」

「私が、あんたたち二人をシメてあげる、って言ってんの」
私は、◇◇君を近くの椅子に座らせると、振り向いて二人組にそう言った。

「・・・へぇ。良い度胸してんじゃねぇか」
「良いぜ、来な」
二人組は常連だけあって土地勘があるのか、裏口から出て少し歩くと路地裏に出た。

「ここなら、この時間帯でも人は来ねぇ」
空は、オレンジ色に染まりつつあった。時間的には黄昏時。

「・・・で、俺らをどうしてくれるんだっけ?」
「彼を笑ったこと。そして、殴ったことを謝って。そうすれば、命は助けてあげる」

「おい、このアマ、TVか何かの観過ぎじゃねぇ?」
ぎゃははは、という二人組の笑い声。

「二度も言わせないで」
「うぉ!?」
そういって、私は一気に間合いを詰めた。◇◇君と並んで歩く時のような"ゆっくり"ではなく、"普通"に歩いただけ。
しかし、男にとってはいきなり私が目の前に現れたように見えただろう。

「謝りなさいって言ってるの。聴こえない?」
男の頭に右手を置くと、下方向にゆっくりと力を入れる。

「ぐ、あ、あ・・・」
男は私の力に抗えるはずがなく、徐々に膝を折って行く。私も、それに合わせる形で姿勢を低くして行った。
膝を折った状態で男の頭がゴスッと地面に付いた。

「ごめんなさい、は?」
「ぐ・・・こ、このぉ・・・」
男は必死に抵抗するが、私のスーパーパワーの前ではそんなのは意味を為さない。
424悪魔との契約10:2011/03/06(日) 23:23:20.17 ID:JrQlGOvQ

「このアマ、放せ!」
残りの男が、私から男を解放しようとするが、当然それも無駄。

「何してんの? あんたも謝るのよ?」
空いた左手を残った男の頭の上に置く。そして、後は同じようにゆっくりと力を入れて行く。
程なくして、男二人のインスタント土下座の出来上がり。

「「あ、が・・・が」」
意外と我慢強いのか、呻き声を上げるだけで二人組は謝ろうとしない。

「俺らにこんなことをして只で済むと思うなよ・・・」
「・・・へぇ。どうなるのかしら?」

「俺らはこう見えても、"グループ"の幹部なんだ。一度声を掛ければ、何十人も舎弟が・・・」
「・・・・・ふぅん」
コイツの言ってることが本当かどうかはわからない。その場凌ぎの嘘の可能性もある。
しかし、ボスが死んだとはいえ実際、"グループ"の規模は計り知れないのだ。もしかしたら、本当かもしれない。

・・・でも。

私にとっては、その名前を出した時点でもう"確定"なのだ。

「・・・なぁんだ。あんたたち、正真正銘の"悪い男"だったんだ」
◇◇君のことを謝罪させて、それで済ませるつもりだった。でも、もう遅い。
それに、◇◇君の行動範囲に"グループ"を口に出すような輩は置いておけない。

「・・・わかったわ。もう謝らなくて良い」
「・・・じゃあ、放せ!」

「・・・謝らなくて良い代わりに、死んで」
「「・・・え」」
ゴシャッ、という音と共に、私の両手が"地面に付いた"。


――――――。


「大丈夫?」
「・・・ん。あれ? ここ・・・は?」
◇◇君が目を覚ました場所、そこは◇◇君の家のベッドだった。

「今日は、その・・・いろいろとごめんなさい」
「・・・? どうして君が謝るの?」
二人組の男たちとの一件。私がスーパー聴力で二人組の嘲笑を聴かなければ。私が二人組を挑発しなければ。
こんなことにはならなかっただろう。全部、私のせいなのだ。私がデートをぶち壊してしまった。

あれから、私は構わず意識を【ON】状態に切り替えた。元々、日が暮れ始める頃だったので切り替えは容易だった。
そして、いつもの"処理"をし、ひとっ跳びで山まで行き、再びゲーセンまで戻って来たのだ。その間、数十分。

「・・・そう、だったんだ」
私は"掻い摘んで"事情を説明した。二人組は話し合いでわかってくれた、と嘘を吐いた。

「・・・うん、ここまで運んでくれてありがとう。でも、君に怪我が無くて良かったよ」
「あ・・・うん」

「今日はこんなことになっちゃったけど、また今度遊びに行こうよ」
その言葉を聞いて、胸がチクッと痛んだのは気のせいだろうか。
425264:2011/03/06(日) 23:25:41.35 ID:JrQlGOvQ
昼から夜にシフトする話を書いてみました。
次は、夜の話を書ければ。
426名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 02:32:56.11 ID:z9jwvh1A
>>425
お疲れ様です
毎度ながら素晴らしいお話GJです

厚かましいお願いですが
そろそろ「◇◇君」だと読みづらくなったので名前を考えてもらいたいです
ついでにヒロインの名前もあるといいんですが
人によっては秘密(無い)方が感情移入しやすいのかな
作者さんにお任せしますが
思いつかないのであればスレの住人に決めてもらうのも面白いのかも
427名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 09:40:52.42 ID:tQhC/vvy
素晴らしい
次の夜にはもっと期待します
428名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 12:34:04.52 ID:sjc7ohDp
おつです
女の子に力ずくで土下座させられるって
シチュエーションに不覚にも興奮してしまったw
429名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 23:34:02.12 ID:frlYDzIz
成り行きで殺したとは言え、相手に散々力の差を思い知らさせてから
殺っちゃうってパターンはいいですねぇ>強制土下座殺
もっと色々と見せ付けてほしいです
一撃で終わらせるのも好きですけどw
430名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 04:39:06.53 ID:8eLqT0uT
◇◇君には惨殺シーンを見せないでパワーを使うところがGJです。
431名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 23:06:19.75 ID:5U8XHZhd
そろそろ他の作品も読みたいなぁ
個人的には>>134>>408のシリーズが読みたいです
432264:2011/03/09(水) 01:25:49.80 ID:Xal+sJqu
流れを読まずにすみません、『悪魔との契約』の作者です。

>>426-430
感想ありがとうございます。

>キャラの名前
私も正直なところ、当初ここまで続きを書くつもりが無かったので
ずっと仮名のままにしちゃってたんですが、
やっぱり、ちゃんとした名前があった方が読み易いですかね?
それとも、このまま仮名の方が感情移入し易いですか?

キャラの名前案が無いわけではないんですが、
折角なんで、出来るだけこのスレの意向に沿いたいです。

>殺す時の描写
じっくり描写するか、一撃で終わらせるかはいつも難しいところです。
他の方の作品でもそうかもしれませんが、
スパガのパワーだと手加減が難しく、直ぐに殺してしまうので・・・
夜メインの話の時はもう少し細かく描写したいと思います。


後、私も『侵略姉妹』の続きが読みたいです。
433名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 14:33:25.80 ID:FBpglJ5T
男の名前は伏せ字でも構わないかな
主人公のスパガの容姿の方が気になるかも
身長だとかスタイルだとか髪型だとかメガネだとか
顔はあんまり描かない方がいいのかな?
434名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 23:26:01.06 ID:8Rgv/mWx
>>432

個人的には、◇◇君で始めた以上、最後まで◇◇君のままがいいかと。
今までずっと伏字だった人に途中から突然名前がつくと、
かえって混乱したり、違和感があったりしそうなので。
435264:2011/03/11(金) 01:09:16.61 ID:hT38TA0b
>>434
> 個人的には、◇◇君で始めた以上、最後まで◇◇君のままがいいかと。
確かに、一理ありますね。
伏字のままでOKの方も居るようなので、このままで行きたいと思います。

容姿に関しては、必要に迫られたt段階で描写するって感じでしょうか。
436名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 00:12:20.97 ID:KJHgBGUC
437名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 00:25:36.32 ID:ZiuyhHTY
438名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 17:09:17.07 ID:dBCUpwW1
>>437
このくらいエロいコスがいいなw
439名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 21:20:29.17 ID:SYXzEemo
こんな時、スパガがいてくれれば…
とにかく被災地の人頑張れ
440名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 02:29:09.68 ID:V5WYKKc/
こんな時>>436みたいなスパガがいてくれれば…
たぶんこのスレにも被災地近くに住んでる人もいるだろうし…

頑張れとしか言えないが…
441名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 01:36:34.44 ID:Po1SJISQ
さすがのスパガでも原子炉は無理か…
442名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 16:37:59.89 ID:UDCL9W05
明るい話題がほしいねぇ
443名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 22:01:22.41 ID:CP13M7By
津波にも勝てないだろうな
444名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 06:25:03.89 ID:Sx+YegIl
スーパーガールが何人もいないと今回の震災は防げなかったろうな
445名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 03:56:40.64 ID:EEA9sl8o
もしや264さん、、被災しちゃった?、
少し心配
446名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 19:24:13.68 ID:Nh8nOtFg
さすがに創作意欲が湧かないでしょ
447名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 21:08:47.38 ID:aoUmM+82
流れ出した重油を息で吹き戻してたのはスーパーマン2だったっけか
448名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 21:40:38.46 ID:NaNbMWcb
>>446
同じヒロインスレでも↓のスレの住人は逞しいよな

変身ヒロインとラブラブなSS
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1277812570/
449264:2011/03/17(木) 22:22:12.31 ID:7/eXQBTQ
何とか大きな被災はせず、部屋がシェイクされた程度で済みました。
ただ、計画停電の範囲なんで原発の動向を気にする毎日はキツいですが・・・

続きに関しては、創作意欲の問題もあるんですが、
今書いてる途中のが夜の話(=人が死ぬ)なので
今時期、そういった話を投稿して良いものか?というのも・・・

人命救助の話も考えなくは無かったんですが、
却って不謹慎という気もしますし。
450名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 23:11:22.99 ID:QkVqQvSF
正直、今の状況で人が死ぬ話を読むのはつらい
451名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 23:24:50.43 ID:Nh8nOtFg
>>449
おー無事で何よりです
個人的には>>450と同意見かなあ
まあ、こんな状況だし小ネタとか世間話でもしてお茶を濁すのもいいんじゃないの
452264:2011/03/17(木) 23:34:59.63 ID:7/eXQBTQ
確かに、私も今の状況で暗い方面の話はどうかと思うんで
ほのぼの系か、明るめの小ネタでも書けたらまた上げたいと思います。
453名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 01:33:27.83 ID:mrDxqCe9
表現の自由が制限されるのがなによりきつい
454名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 07:18:28.60 ID:UqRf5Tn1
264さん、彼女が人命救助するシーンでも書いてくれませんか?
こういうときこそ、何かホッとするSSを読みたいです。
455名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 22:26:28.32 ID:MnlOvrQE
なんかそれ空しくないか?
普通に世間話でもしてようぜ
今、職人さんにSS書けって言われてもしんどいと思うよ
456名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:02:14.68 ID:RuTMi/07
放射能マンってあったよな
457名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 15:12:39.23 ID:FR92ZLmQ
米国だと放射能ヒーローは結構いるよね
スパイダーマン、ファンタスティックフォーもそうだし、ハルクはγ線だっけ
米国は核とか放射能とかの扱いが軽すぎる
458名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 18:07:58.49 ID:E4qtJ3Mv
アメリカ人にとっては核爆弾=威力の強い爆弾だからな
X-MENに日本生まれで被爆2世のミュータントという、超無神経な設定のキャラ出てたし
459名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 20:22:18.46 ID:BxsuY3Ak
>>456
あさりよしとおの漫画「ラジヲマン」なら知ってる。
原子力の明るい未来のために戦うと言いつつ放射能を撒き散らす不謹慎きわまるヒーロー。
頭は被爆の影響でつるっぱげ、目元には壁を透視するX線ゴーグル、
一次冷却水を垂れ流しながら走る原子力カーで現場に駆けつけ、
弾頭こそ通常の炸薬だが核爆発の反動で飛翔する原子力ミサイルで悪を討つ。

詳しくはググってくれ。ほかにも危険なネタがてんこ盛りだから。
460名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 22:08:19.40 ID:grs/GYdN
話変わりますが、スーパーマンが80万トンの物を持ち上げるということは、普通の人間が頑張って80キロの物を持ち上げられるとすると、スーパーガールは1000万人分の力を持っているということですよね?

これ何かに使えるかな…
461名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:25:17.17 ID:nH35/RfL
>>460
言っていることはまったくわからないけど
いつもの世間話で安心した
462名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:37:18.99 ID:o1pdykgS
まあ、普通にセックスは出来ねえってこったな
463名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 23:58:37.13 ID:1rDCyTBv
スーパーガールのエロでは常にそれが問題になるんだな
まあクリプトナイトを上手く使う方法もあるが、
アレはSMになりがちだし
464名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 00:14:53.75 ID:Yr5dtYsD
スパガって膣圧を手加減できないのかな?
465名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 00:30:57.75 ID:i2AaoSLZ
スパガとかスーパーマンって変身前もパワーはそのままなんだっけ?
普段はどうやって手加減してんだろ・・・。

>>460
80kg持ち上げる常人が1%だけ力使ったら0.8kg。
80万トン持ち上げるスパガが1%だけ力使っても8000トン。

イーサン抱き上げた時とか、マジでどうやって手加減してんだ
466名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 00:42:55.14 ID:55NMdJUD
ん〜…力の調整も常人離れしてるってことかな?
この辺は深く考えない方が話広がりそうだな。
467名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:04:31.00 ID:wyIlZ1Ad
くしゃみしたり、屁こいたりしたらどうなんだろう
小さめの建物なら倒壊するんじゃなかろうか
468名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 02:44:59.81 ID:i2AaoSLZ
ちなみに、割り箸の重さが約4g。
全力で80kg持てる人の0.005%。

スパガに換算すると40トン。
つまり、スパガは割り箸持つ程度の力加減で40トンを持てることに・・・
469名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 03:55:22.14 ID:5WvlpfDE
スタープラチナのように精密なコントロールとパワーが同居してる
470名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 06:20:18.14 ID:55NMdJUD
そういえばスーパーマンで、ボーリング場でくしゃみをしたらボーリングの球への追い風になって、
ピンを粉々にするぐらいの破壊力になるシーンってなかったっけ?
471名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 11:32:54.35 ID:VCoNRVo+
人間のくしゃみでさえ約時速300kmだから
それを1000万倍で行うと時速30億km、光の速度の3倍だね
建物が倒壊どころか、宇宙の法則が乱れるんじゃなかろうかw
472名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 15:36:29.11 ID:pVpzn/6Y
スーパーガールのクシャミって、かわいいけど、破壊力ありそう
473名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 22:37:06.24 ID:WAbk1bzw
>>470
それは知らないけどスーパーガールがつかまって緊縛されて
巨大ボーリングピンと一緒に立たされてボーリングのボールに
弾き飛ばされるっていうのは大昔の本家アメコミにあった。

474名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 23:42:45.46 ID:9cfuC+xx
スーパーマンVだね
幼なじみの息子にストライクとらせるため
クシャミのふりしてボールを加速させるんじゃなかったかな
475名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 07:09:01.48 ID:LPGvNj8P
スーパーガールは性欲をどうやって処理してるんだろ?
476名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 08:06:34.86 ID:uSTkTvET
gggg
477名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 11:42:08.48 ID:MDsX5UVW
>>475
自分でフィストオナニー
あと実はこっそりクリプトンナイトを保管してて、それを使った自縛プレイとか
478名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 00:33:13.63 ID:abZGIQ/o
すげー天然なスパガの話が読みたいです
479名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 00:56:30.34 ID:2QGwebRF
480名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 06:47:46.46 ID:OMfBs9mX
>>479
ヒロインは妄想を具現化できるだけで
このスレで言うスーパーガールとはちょっと違うかな
一応、身体能力が上がってたり、続編では空を飛んだりするんだけどね
主人公が過去に考えてた冒険物語の魔法や呪文を具現化させるって感じかな
ちなみにコスチュームは魔法少女っぽい
481名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 21:19:02.63 ID:2QGwebRF
そうなんだ、さんくす
482名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 19:49:50.94 ID:W8iDwXe9
不謹慎かもしれないが、震災の被災地で密かにスーパーガールが活躍していそうだ
483名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 03:39:58.30 ID:+OBIWBTQ
スーパーガールが幼女化する話とか、幼女が大人に変身する話とか…ないよな…
484名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 13:14:24.72 ID:QPAyk5pM
ちょっと年上のスーパーウーマンは需要ある?
485名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 13:28:09.48 ID:WfT1lQ3V
>>484
おおいに!!
486名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 23:03:34.24 ID:Z35/JUGR
熟れ熟れ路線もいいな
487名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 23:18:36.74 ID:1gzc2omx
いい年したスーパーウーマンに折檻されたいねw
488名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 18:57:05.37 ID:BfgdRC+G
いま、50のセフレがスーパーウーマンになるって宣言したw
489名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 01:46:29.47 ID:HM8mDDf/
490名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 02:34:09.85 ID:wQgJ5ub2
これじゃあ、はみ尻が見れないじゃないか
しかし、これがこけたらスパガのリメイクも遠のくかもな
491名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 01:19:18.37 ID:wQzav0e1
264さん来てくれないかなぁ
492264:2011/04/10(日) 01:45:41.72 ID:quLPixYh
>>491
取り敢えず、いつもROMっては居ますw

いつもの続きそのまま・・・は、さすがに今の情勢的に厳しいものがあるんで
作品上げたくてもなかなか上げられないって感じですかね?

人命救助ネタも、メディアを通してとはいえ、
あの現実を見せられた後だと、ちょっと書くのが難しいかな・・・と。

ほんわか話を書ければ、書きたいところであるんですが・・・。
493名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 02:08:25.51 ID:zNi2/FlE
別にそこまで気にしなくてもいいんじゃないの?
いつも通りやってけば
さすがに人命救助の話はちょっと白々しいと言うか、何と言うか…
あんまりかなーとは思うけど
494名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 02:53:04.18 ID:b+7no2JB
俺も普通に投稿してもいいと思う、もう一ヶ月たったしね
放射能ネタとかあったら嫌だけどw
495名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 23:37:51.52 ID:36dgeWE+
ほんわかした話し書きたいけど手が進まない…
ちなみにどなたかネタあります?
496名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 00:35:09.12 ID:aBKLatJr
>>495
そんなものは自分で考えr…
ってのは冗談で、スパガの日常とかはどう?
力をセーブする練習中とか。

まぁ結局は綾門さんっぽくなっちゃうんだろうけど…
497名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 00:39:18.44 ID:nz1WkQ05
>>495
ほんわかねぇ…
学校生活とか、社会生活での話とかは?
スパガで得した話、損した話とか
具体例出せなくてごめんね
498名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 07:38:29.63 ID:kzJQZMoJ
ラブラブいちゃいちゃものとか、新婚だとか
499名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 20:40:47.18 ID:yKEr+lXJ
>>496
>>498
そーゆーのいいっすねぇ
500名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 23:27:07.71 ID:c4eo7AXK
>>492
変にかしこまらないで、いつも通りの容赦ない作品で戻ってきてほしい

ずっと待っているのに疲れてきた(笑)
501名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 07:48:33.82 ID:w8nC8LA2
どんな話にするかよりキャラを考えてもらった方が書きやすいな
502korean:2011/04/14(木) 07:55:07.27 ID:qQdoOERA
Doctor Supergirl story please
503名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 08:11:55.47 ID:RuMO5sfo
>>501
キャラってスパガ以外出しようがなくね?
504名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 15:00:17.68 ID:5mSa+QqV
まったり〜な流れだから、
とりあえずここの住人の好きなスパガのイメージって、どんなものってとこからまとめてみようず

例)
年齢 :16〜22
顔  :白人系 (ヘレン・スレイター)
身長 :160cm
コス :青のスタンダート
超能力:怪力、ヒートビジョン、エックスビジョン、スーパーブレス、
その他:
505名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 15:17:18.98 ID:5mSa+QqV
連投すまない、とりあえず自分の書いとく

年齢 :18〜29
顔  :可愛い系も好きだがより、美人系のほうが良い
身長 :160〜180cm
コス :キャットウーマンというより何でも…スパガに限定されずカッコいいヒロインが好み
超能力:怪力、人間離れした身体能力
その他:極度のガチムチヒロインは苦手だけど基本的なんでもおk派
    昔、女教師のSGがってSS書こうとしたけど断念

縦長になるのが嫌で簡略化したけどもう少し項目細分化したほうが良いかも…
暇だったら暇つぶしに書いてください
506名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 19:16:54.18 ID:IZpmdaSc
守備範囲、広すぎないか?
507名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 07:49:51.13 ID:Dc0W/l8H
年齢:14〜18
身長165〜175cm
顔はきれい系、黒髪のストレート
スレンダーで小顔、胸は小さめ
能力はスパガと同程度だが変身しないと能力を発揮できない
コスはまんまスパガ風

こんなのがいいな
508名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 13:32:16.15 ID:WRsC/Cyn
変身しないとダメってパターンは個人的にはやだなあ
509名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 19:55:13.53 ID:+BeOjmni
熟女系はだめ?
地球人年齢で30歳ぐらい、身長は158〜175ぐらい。自分の場合は変身しなくても怪力や飛ぶぐらいはいいかな?
510sage:2011/04/18(月) 20:15:35.93 ID:b8vFUfoL
話の腰折ってすみません
エロもグロもないけどSS書いてもいいでしょうか?
511名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 21:32:51.90 ID:km7R+UV4
>>510
ぜひ!
512510-1:2011/04/18(月) 22:03:07.90 ID:b8vFUfoL
がんばるよ!



とある日とある学校の放課後
どこにでもいそうな容姿の男子二人が話し合っている。
仮に、A、Bと区別する。

A「僕、新島さんに告白するよ!」

Aは演説でもするかのように拳を握りながら熱く宣言する。

「やめとけ、お前じゃパンを尻に挟んで右手の指を鼻の穴に入れて
左手でボクシングしながら告白しても無理だから」

Bは呆れたように答える。

「分からないよ!やってみなきゃ!」

「いや、新島さんだろ?まず高嶺の花だし
しかも、漫画みたいに何人にも告白されてるのに断ってるじゃん」

「それでも!僕は諦めたくない!後悔もしたくない!」

「そこまで言うならもう何も言わん。砕け散ってこいよ」

「おうともさ!」



翌日
先日、教室で話していた男子の片割れが、髪の長い女生徒に相対している。

「好きです!付き合ってください!」

音がしそうな勢いで頭を下げるA。

「ごめんなさい」

女生徒は素っ気無く断る。

「」

「それじゃ」

「待って!理由を聞かせて!」

「私はあなたを知らないわ」

「なら友達からお願いします!」

「…………」

再度頭を下げるAに、女生徒は辟易して頭を振った。
513510-2:2011/04/18(月) 22:18:54.02 ID:b8vFUfoL
ケース1

「新島さん、お昼はどうするの?」

「家からお弁当持ってきてるわ」

「なら一緒に食べよう!僕も弁当なんだ!」

「別にいいけど……」


ケース2

「新島さん、一緒に帰らない?」

「悪いけど、委員会の仕事が残ってるから」

「え?でも、一人じゃん」

「もう一人はサボりよ」

「なら僕が手伝うよ!」

「悪いわよ」

「新島さん、点数稼ぎをさせてください」

「露骨ね」


ケース3

「新島さん、この本のシリーズ好きなんだって?」

「え?えぇ、そうだけど」

「おぉ!僕もなんだ!この主人公がいいよね」

「私はこっちのキャラの方が好きよ」

「確かにそのキャラもカッコイイけど、主人公の男気がいいよ!」

「でも……」

「確かにそれも……」

「云々」「云々」
514510-3:2011/04/18(月) 23:06:38.31 ID:b8vFUfoL
数日後 帰り道

「それじゃぁ、最新刊貸すよ。丁度読み終えたとこなんだ」

「ねぇ、笠織君」

「ん?」

「なんで私がいいの?」

「え?」

「私の体が目当て?それとも、他に何か目的があるの?」

「え?どうしたの?あ、僕鬱陶しかった?それなら治すから、ごめん」

「それは……」

「その、僕だけ舞い上がっちゃってごめん」

少しの沈黙。
女生徒がゆっくりと口を開く。

「笠織君には私がどう見えてるか知らないから今のうちに言っておくわ
私、普通の人間じゃないの」

「え?それって……」

「ちょっとこれ持ってて」

「え?うわ!?」

女生徒から渡されたペンダントは、ネックレスの部分を軋ませながら
異常な重量をAの手に負わせる。
両足で踏ん張って何とか保持する。
女生徒は、無造作に原っぱに放置されているワゴン車に近付くと
前面を無造作に殴りつける。
打撃音と共に、事故でも起したようにワゴン車がひしゃげて転がる。

「……」

「分かった?」

女生徒はそう言うと、指先でネックレスを受け取って首にかける。

「それじゃ」

無感動にそう言うと、呆然とするAに背を向けて歩きだした。
ほんの少し、寂しそうに。

515510-4:2011/04/18(月) 23:07:23.35 ID:b8vFUfoL
翌日

「新島さん、今日もオベント?」

「……」

中庭

「今日の僕は自作です!どうせだからおかず交換と言うイベントを起したいと……」

「笠織君?」

「うん」

「もしかしてなんだけど、昨日のこと覚えてなかったりする?」

「昨日のことって、帰り道のワゴン車のアレ?」

「ッ!覚えてるなら何で!?」

「え?あれって『本当の私を見せてアゲル
これでまた一歩お互いを知り合えたわね』イベントじゃないの!?」

「どれだけ前向き思考。違うわよ!
普通あんなの見せられたら怖くてもう近寄れないでしょう!?」

「そんなことないよ!確かに驚いたけど!あとこの卵焼きください!」

「少しは真面目に聞きなさい!」

腹を殴られ鈍い音を立てて、数mは吹き飛ぶA。

「げぅ!」

「今度こそ分かったかしら?私に纏わりつくなら、もっと痛い思いするかも知れないわよ?」

片膝で立ち上がり、切った唇から血を垂らしながら
Aは女生徒を睨みつけるように見る。

「それでも……それでも僕は新島さんが好きだぁぁぁ!」

「!?」

「むしろ新島さんに痛めつけられるなら本望です!付き合ってくださぁぁ!?」

「この変態!」

一瞬で間合いを詰めた新島 鏡花に蹴り飛ばされ、笠織 良人は再び数m滑空することとなった。
516510:2011/04/18(月) 23:09:44.95 ID:b8vFUfoL
とりあえずこれでお終いです。
綾門さんのと悪魔さんのを足して2で割って劣化させたみたいな内容ですけど
こんなん読みたいなぁって思ったので書いてみました。
スレ汚し失礼しました。
517名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 07:17:02.43 ID:DPVfPVSf
>>509
30って熟女じゃなくね?
518名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 09:07:02.32 ID:U42aIz+4
>>516
乙っす
もうちょい丁寧に書いて欲しかったな
519名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 15:30:59.41 ID:DQRiTUYw
>>516
これで、終わり?
もっと煮詰めてからあげれば?
520名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 18:49:56.35 ID:q68QTh6P
>>509
まぁピチピチなギャルより少し熟したスパガも悪くないかもな

そんな俺はピチピチ系の方が好きなんだが…
521名無しさん@ピンキー:2011/04/19(火) 19:47:37.12 ID:GTD73F2N
>>516
よくやってくれた
次も期待してるよー
522名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 07:39:47.90 ID:ZJMIVevC
>>516 <br> いのちだいじに
523516:2011/04/20(水) 19:53:05.87 ID:yvJ7kmdu
516です。
もし次書くことがあったらもっと煮詰めてからあげることにします。
ありがとうございました。
524悪魔との契約11:2011/04/21(木) 02:17:51.59 ID:X2TFrofR

外に出ると、いつの間にか陽はとっぷりと暮れていた。帰宅途中の人たちを避けながら、急いで家路に着く。
ちなみに、夜の私は人とぶつかることすら許されない。一度ぶつかれば、相手は吹っ飛んだ上に複雑骨折は必至。

「・・・・・? ・・・あれ?」
玄関の鍵が開いている。出る時、ちゃんと施錠したのは確認した。勿論、鍵を壊した感覚は無い。
玄関の開け閉めには、常に細心の注意を払っている。・・・だとすれば。

ギィッ・・・

私は恐る恐る、玄関のドアを開ける。泥棒か何かだろうか。
尤も今の私には、『トラウマ』や『ホラー映画』よりも怖いモノなんて無いんだけど一応、警戒するに越したことはない。
中に入ると、玄関から続く足跡。明らかに土足で踏み入った形跡。それを辿って行くと、リビングに辿り着いた。

「やっとお帰りか。お嬢ちゃん、邪魔してるぜ」
「・・・けっ、こんなガキがねぇ」
リビングに居たのは、チンピラ風の強面の二人組の男。

「何ですか、あなたたちは。しかも、人の家に土足で勝手に入るなんて・・・」
ある程度の予想は付いていたが一応、訊いてみる。

「俺たちぁ、△△組のモンだ。幾つか訊きたいことがあって、な」
やっぱり、か。いつかはこうなるとは思っていたものの、意外と早かった。

「・・・わかったわ。何処に行けば良いのかしら」
「・・・何だ。えらく物分かりが良いじゃねぇか」
わざわざ踏み入って来たということは、何かしらの"当たり"を付けて来た、そういうことなのだろう。
変に抵抗して、両親が遺してくれたこの家を壊したくない。
それにコイツらを"どうにか"したところで、また別の奴が来るだけのことだ。それなら、こっちから出向いた方が早い。

「裏に車が用意してある。そいつでちょいと、ご足労願おうか」
家の前に車は停まっていなかった。恐らく、車を見て私が逃げ出すのを避ける為に離れたところに置いたのだろう。

車に乗せられて着いたのは、△△組の本部だった。組員の数が半端ではなく、警察も手が出せない治外法権。
その大邸宅の中にある一室に、私は通された。色々な"道具"が置いてある、かなり大きな部屋。
その部屋の真ん中にポツンと一つ置かれた椅子の上に私は座らされた。手錠で椅子と腕を括り付けられる。
抵抗するのはわけないが、相手の出方を見るまでは大人しく、されるがままになっていた。

「じゃあ、若頭。後はよろしくお願いしやす」
「おう、ご苦労」
若頭と呼ばれたのは、オールバックに顎鬚のダンディーなオジサン。やばい、ちょっとタイプかも。
私を連れて来た男たちは、その若頭に一瞥すると後ろに下がった。

「わざわざ来て貰ってすまなかったな、お嬢さん」
「これは一体・・・どういうことですか?」
その若頭が、私に話し掛けて来た。

「俺はまどろっこしいのが嫌いでね、単刀直入に訊こう。ウチの坊ちゃんを何処へやった?」
「・・・何のこと?」
坊ちゃん。それは間違いなく、"アイツ"のことだろう。

「お前がウチの坊ちゃんのクラブハウスに行ったってのはとっくの昔に調べが付いてる」
"行った"んじゃなくて、"連れて行かれた"んだけどね。

「そしたらその翌日、坊ちゃんごとクラブハウスが綺麗サッパリ消えて無くなった。建物まるごと、だ。
 しかもお前は、坊ちゃんとは"因縁"がある。何かあるって考える方が普通だろう」
「・・・因縁? そんな言葉で飾らないで欲しいわね」
525悪魔との契約11:2011/04/21(木) 02:18:21.83 ID:X2TFrofR

「・・・あ?」
「私のパパやママを殺しておいて・・・。それに、私を・・・。それを良くも、そんな風に言えるわね」

「慰謝料は既にたんまり払ったはずだが? 業突く張りなお嬢さんだ」
「・・・なっ!? お金を渡しただけで、一度も謝りに来なかった癖に!!」

「ふん、今はそんな"済んだ話"はどうでも良いんだよ。それよりも、だ。知ってることがあるなら・・・」
そういって、若頭は"ペンチ"を取り出した。そう。この部屋にある"道具"。それは全て、拷問道具。
ここは、素人目に見てもわかる、『拷問部屋』だったのだ。

「全部、洗い浚い吐いた方が身の為、だぜ?」
そのペンチを、手の甲を上にして椅子の肘掛に固定された、私の右手の人差し指の爪に当てる。

「ここは所謂、『拷問部屋』でね。防音も完璧だから、幾ら叫んでも問題なし。勿論、助けなんて来ない」
ペンチを、私の爪を摘むように挟み込む。

「尤も、この敷地内じゃ誰も助けになんて来ないがな。出口も一箇所だけだから、逃げ場も無い」
それを思いっ切り、上へ向かって引いた。

ガキッ。

「・・・・・ん? あれ?」
爪を剥ぎ取ったはずのペンチには、何も付いていない。私の爪も勿論、無事。
スーパーガールに生爪剥がしなんて、通用しないのだ。
密室で防音。その二つがわかれば充分だろう。もう、大人しくしている必要も無い。

バキッ。バキッ。

「・・・え?」
ペンチを睨めっこしている若頭を尻目に、私はスクッと立ち上がった。床にはバラバラ、と手錠の鎖の破片。

「・・・て、鉄の手錠が・・・」
「どうしてあんたたちっていつもこう、ワンパターンなの」
女の子を拉致って来て、密室で手錠で縛り付ける。そんなに支配欲を満たしたいのかしら。
そういう"悪い男"は、ちゃんとお仕置きしないと、ね。

「今から、私がその"坊ちゃんの居るところ"に案内してあげましょうか?」
「・・・!?」
バキッ、バキッと手錠をこれ見よがしに砕いて見せた。

「若頭、ここはあっしらが」
「お・・・おう、任せたぞ。一応、坊ちゃんの居所を吐くまでは殺すなよ」
「へい」
若頭を下がらせ、後ろから二人の男が前に出て来た。さっき、私の家に侵入して来た男たちだ。

「ふぅん・・・で、どっちから来るの? まあ、別に二人まとめてでも良いけど」
「あぁっ!? ナメてんじゃねーぞ、このクソガキがっ!」
片方の男が、私に向かって殴り掛かって来た。

バシッ。

「・・・っ!?」
男の右拳は、私の左頬に綺麗にヒットしていた。・・・が、それだけだ。
私は吹っ飛ぶこともなく、倒れることもしない。それどころか、殴られる前と後で顔の位置は全く動いていない。
まあ、ワザと殴らせたんだけどね。
526悪魔との契約11:2011/04/21(木) 02:18:55.38 ID:X2TFrofR

「あーあ、女の子の顔を殴っちゃうんだ・・・。何て、悪い男」
「う、うぉっ、は、離せ!」
私は男の襟口を掴み、左手一本で男を持ち上げる。

バシィッ!!

「ぐぼぁっ!!」
足が宙に浮き、バタバタと暴れる男に、私はビンタをお見舞いした。手加減した、軽い平手打ち。
・・・といっても、スーパーガールの手加減だから、それでも威力は半端ないけど。
男は首が折れんばかりに顔を振り、ブホッと口の中から折れた歯を吐き出した。

バシィッ!!

「ぐぼおぁっ!!」
返す刀よろしく、今度は逆手で逆の頬にビンタ。所謂、往復ビンタの形だ。
たった二発。たった一回の往復ビンタを喰らっただけで、男の顔は達磨のように赤く膨れ上がっていた。

「・・・や、やめ・・・」
ぶくぶくになり、ひょっとこのような蛸口になった男は、何とか言葉を搾り出す。

バシィッ!!

「ぶべぁっ!!」
その男の言葉を掻き消すように、私は再びビンタを喰らわせた。
顔を殴った以前に、後ろの男とコイツは私の家に土足で踏み入ったのだ。元より、許すつもりはない。

そう思いながら、私は往復ビンタの速度を上げて行った。尤も、力加減はそのまま。
一撃で殺してしまわないように、絶妙な力加減の高速往復ビンタ。スーパーガールだからこそ、出来る芸当だ。

パンパンパンパンパンパンパン・・・

男はまだ息はあるものの、既に意識は無い。顔全体が倍以上に膨れ上がり、ただの打楽器と化していた。

「お、おいてめぇ! もう、やめ・・・」
後ろの男がそういって、止めに入ろうとする。

「もう、"終わり"にして良いの?」
私もそろそろ飽きて来たかも。そう思い、私は、"少しだけ"力を強めた。

バキィッ!!

男の頭は横に180度回転し、後ろの男と対面した後、今度はダランと縦に180度折れて垂れ下がった。
私が手を放すと、可動域を超えて背中側に首を折り畳まれた男は、ドサッとその場に崩れ落ちた。

「何、引き攣った顔してるの? 次はあなたよ?」
「ひぃっ!!」
床にへたり込み、ふるふると首を振る男に向かって、一歩ずつ近付く。

「土足で踏みにじられた、私の"家の気持ち"を味わって」
「・・・へっ? い、家の気持ちって・・・・・ぐぎゃあぁぁあ〜」
ドグシャ、と私は男の足を靴ごと踏み付けた。山をひとっ飛びで飛び越すスーパーガールの脚力で、だ。
一歩一歩、踏みしめるように、地均しをするように、男の足、脛、太腿と順々に踏み付けて行く。
股間を踏み抜いた辺りで、男はついに声を上げなくなった。
527悪魔との契約11:2011/04/21(木) 02:19:15.03 ID:X2TFrofR

「さて」
「ひぃっ!?」
残るは、若頭ただ一人。

「お、俺が悪かった! も、もう手出しはしねぇ! や、約束する」
既に、私の生爪を剥がそうとしてた頃のダンディーさは何処へやら。

「・・・・・そう、わかったわ」
私はアッサリと踵を返し、部屋の出口に向かって歩き出す。

「・・・へ、へへっ。あ、ありが・・・てぇぜっ!」
パンパンパン、と3発の乾いた銃声。

「へへ・・・へ・・・・・え?」
カランカラン、と私の背中に着弾した筈の弾丸が床に落ちる。

「予想通り過ぎて言葉も無いわ。どうして、こうも・・・ワンパターンな行動しか取れないのかしら?」
私は再び、若頭の方に振り返る。そして、一歩、また一歩と近付いて行く。

「このぉっ!!」
パンパンパン、と更に3発の乾いた銃声。
私の上半身に正確に着弾した銃弾は、服に穴を開けただけでそのまま床に落ちた。

「この部屋、『拷問部屋』みたいだけど本当にいろんな"道具"があるのね」
ペンチは言うに及ばず、猿轡、鞭、等々。金槌とか、何でこんなものまで?といったモノも在る。
・・・でも、スーパーガールの力があればこんな道具は必要ない。

「・・・お、俺が悪かった」
「私の"拷問"に耐えて、命が在ったら見逃してあげる」
そういって、私は若頭の手の甲の皮膚を摘んだ。

「・・・な、何を・・・」
「生爪剥がしのお・れ・い」
ビリビリビリビリビリッ!!

「うぎゃあぁぁぁっ!!」
生爪剥がしならぬ、生皮膚剥がし。皮膚どころか、肉も一緒に削げたので、中の骨が丸見えになっている。

「・・・お、あ・・・あ・・・ぁ」
余りの激痛なのか、若頭からは呻き声しか聴こえて来ない。

「頑張って耐えれば、"坊ちゃん"がどうなったか教えてあげるよ?」
「・・・う、ぁ・・・あ・・・」
若頭は腕からドクドクと大量の血を流し、徐々に目の焦点も合わなくなって来ていた。

「・・・ダメ、か。意外に、"拷問"も加減が難しいのね。じゃあ、私はそろそろ帰るわね」
そういって、私は意識が朦朧とし始めている若頭の額に人差し指と親指で作ったデコピンを当てる。

「それじゃあ、バイバイ」
デコピンを弾くとドシュッ、という音と共に若頭の頭部は綺麗に吹き飛んだ。
528264:2011/04/21(木) 02:22:38.51 ID:X2TFrofR
いろいろ迷った挙句、前に書き進めてた続きをそのまま書き上げました。

間が開いたわりに思い切り前の続きからですが、ご容赦下さい。
529名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 07:26:44.82 ID:r9+agggG
乙です
相変わらず、容赦ないっすね
もう少し相手に拷問させてやってもよかったかなw
どうせ何やっても効かないんだし

関係ないけど、スーパーマン4でスーパーマンとニュークリアマンが
月面で足の踏みあいしてたよねw
530名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 19:35:00.95 ID:hNud1IUX
>>528
久しぶりの投稿お疲れ様です
これからも容赦なくいちゃってください!
531名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 00:47:09.72 ID:PszNzEpa
>>528
ナイス!また期待してますー
532名無しさん@ピンキー:2011/04/23(土) 21:49:59.70 ID:yRDjBzIo
でこピンいいですねぇ
そんな拷問道具も彼女の指一本にすら敵わないってのがたまんないです
533 忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2011/04/26(火) 02:58:21.56 ID:doEcxmrC
スパガと言えば青いピチピチのコスチュームに赤いスカートでしょ
そして巨乳、美尻
金髪に…後は任せる
534名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 12:11:21.65 ID:OW3K95LB
頭パッパラパーな女子のスーパーガールものって需要ある?
それならちょっと書けそう
535名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 14:34:09.56 ID:wI1zXfxG
試しに書いてみ。叩かれるの覚悟でw
536名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 19:04:41.93 ID:3IfDHY6K
>>534
どんなだw
ちょっと読んでみたいw
537名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 22:38:50.72 ID:nss+ptCF
>>534
おう、早くしろ、おう
538名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 22:58:38.01 ID:H5GwoT3Y
偉そうだな
539名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:27:47.12 ID:Wbn34QSA
>>534
期待。お願いします。
540sage:2011/04/30(土) 00:55:59.33 ID:F+iXG+N/
>>534
個人的には需要ありです。
541名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 20:33:06.82 ID:QwKjv//U
青ピチピチのスパガも良いけど黒スパガも悪くない
SSHのモデルさんの中に黒コス似合ってる人いるよ。
542名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 05:44:53.39 ID:w0Xlvo68
リンダ・デンバーズについての噂はもちろん聞いていた。
学校一の美少女、スポーツ万能で2年にしてチアリーダー、噂通りなら男子からは引く手数多で彼氏はとっかえひっかえ、
一方当然女子の大半から嫌われてる。
それは彼女が性格サイアクのビッチだからだと思っていた。
もっとも、学園はおろかクラスの底辺であるギークな俺には無縁の存在だと思っていたわけだけど。
あの日までは…。

その日はアメリカ全土がある話題でもちきりだった。
スーパーマンがアメリカの国籍を捨てたという、ショッキングなニュースが駆け巡ったのだ。
彼はその後行方をくらましたらしい。
今どこで何をしているんだろう、そんな事を考えないでもなかったけど、
メトロポリスから遠く離れた田舎に住む俺にとっちゃスーパーマンなんてリンダ・ラング以上に雲の上の存在で、
別にどうでも良く、いつも通りの学校生活を送っていた。
いつも通り、退屈な授業が終わり放課後、クラスメイトが部活やらデートやらに繰り出す頃、俺は一人帰路に就こうと学校を出た。
そこで一人の男に会った。
「君、ここの生徒かね。」
その男は背が高くガタイが良く、顔もイケメン風。
なのによれよれのスーツに、時代遅れのバカっぽい眼鏡をかけ、黒い髪をこれまた時代遅れのヘアスタイルに撫でつけていた。
「リンダ・デンバーズという女子生徒を探しているんだが、知っているかね。」
「もちろん。でもどこにいるかは知りませんよ。どうせアメフト部のバカとデートでしょう。」
俺は何気なく答えたが、その男の顔が曇った。
あれ?無意識にイヤな言い方をしたけど、もしかしてお父さんとか?
「あーっ」
その時背後から声。
美しいブロンドをなびかせバカみたいに口を開けたリンダ・デンバーズその人が立っていた。
「お兄ちゃん、なんでここにいるのーっ!?」
「おにい…!?」
俺は思わずリンダと謎の男を交互に見比べた。
「我々は兄妹ではない、従兄妹だ。しかしこの子は何度言っても分からんのだ。」
男は呆れたように、哀れっぽい溜息を吐く。
「今日はお前に大事な話があって来た。」
「お兄ちゃんの話ムズかしいからキライ。」
リンダがぷいと顔を背ける。
早いな、嫌われるの。
「もう聞いているかもしれないが、私はしばらく米国を離れる事にしたのだ。」
「べい…こく?」
「アメリカの事だよ。」
リンダが困ったように首をかしげ俺の方を見るので、説明してやった。
え、マジで言ってるの?
「なんで?どこ行くの?」
「地球における昨今の米国と、米国政府のやり方に嫌気がさしたのだ。
私もその手先と思われる事にうんざりした。その意思表示のため、米国の国民である事を捨てたのだ。」
え?それって…。
俺がぽかーんとしているのと同じくらいリンダもポカーンとしていたが、やがて。
「つまり…地球人をやめるの?」
「地球人はやめん、アメリカ人をやめるのだ。」
「すっげ、できんの!?」
「出来るの。」
「じゃあさじゃあさ、スーパーマンもやめるの?」
ついに出た先程からの俺の疑問に答えてくれるワードが!
マジかよ!!
つまり、目の前のこの謎の大男はスーパーマンで、同級生のリンダ・デンバーズは…え、何なんだ?
543名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 05:45:39.90 ID:w0Xlvo68
「その答えはノーだ。」
眼鏡の男…スーパーマンは答えた。
「私はもっと広く地球規模で正義を行う方法を模索する。そのための旅に出ようと思う。
しかし、一方でこの国に愛着があるのだ。
国家に対してではなく、私を拾い育ててくれたスモールヴィルや、大切な友人のいるメトロポリス…そうした場所を、守りたい気持がある。
そこでリンダ、お前に頼みがある。頼まれてくれるか?」
リンダは迷う。
いや、もしかして話が理解できてないのか?
俺はなんだか見てられなくなってこのスーパーヒーローとその従兄妹との会話に口を出した。
「まずどんな頼みか聞いてみたら?」
「うん、そうだ。先にどんな頼みか言ってくれたら、頼まれてやってもいいよ!」
いや、それ一緒じゃん。
結局頼まれるじゃん。
「私の代わりにこの国の平和を守って欲しい。スーパーガールとして。」
「えーやだ、めんどくさい。」
即答。
「ふっ。」
うお、スーパーマン、笑った。
「約束したな、先に頼みを言えば聞き遂げると。」
スーパーマン意外とセコい!
「お兄ちゃんめ、図ったな!!」
いや、もっと反論しろよ。
何となく感じ取ってはいたが、俺は理解した。
リンダ・デンバーズは性格サイアクのビッチなのではない。一緒にいて辟易するほど頭が悪いのだ…!!
彼女に女子の友達がいない訳だ。
「しかしはっきり言って私は不安だ。今そこの少年にお前の事を尋ねたら、アメフト部のバカとデートだそうだな。」
リンダがキッと俺を睨む。
直視できない俺。
「ジョニーはバカじゃないもん。リンダに読めない字もいっぱい読めるもん。」
何かリンダ声震えてね?
と思ってちらっと見ると、涙目になっていやがる。
彼氏バカにされて泣くとか何だこいつ、と思う反面、その潤んだ瞳はすごく綺麗で…。
「それにもう別れたもん。」
…。
「私が心配しているのはボーイフレンドがバカかどうかではない。そういう軽い、爛れた男女関係を」
「爛れた←コレなんてよむの?」
リンダ、遮る。
俺、教える。
「でどういう意味?」
俺、教える。
「だたれてないもん、真面目な人と真面目なお付き合いするもん。」
リンダがちらっと俺を見た気がした。
と、次の瞬間、俺の腕がぎゅっと握られリンダの豊満なお胸に押し当てられていた。
「この人!この人とだったら良いでしょ?頭良いしリンダに色々教えてくれるよ!」
あれ、俺、スーパーマンに超睨まれてんだけど…これ大丈夫?ヒートビジョンで燃えたりしない?
しかもリンダの掴んだ腕がぎりぎりと締め付けられて痛い痛い超痛い!!
「ほ、ほほほ本当だろうな…!?」
スーパーマン声震えてんだけど!?こっちは涙目じゃなくてどう見ても怒りなんだけど!!
次の瞬間、俺の体は物凄い速さで宙に舞い上がった。
頭上でスーパーマンの声がする。
「ならばこの少年を、愛する者を守って見せろ!」
さっきまで立っていた校庭がはるか眼下に遠のいて行く。
俺にはやっと今の状況が分かった。
スーパーマンが俺の体を持ち上げて空を飛んでいるのだ…!
「うぉおおおおおおお!!?ちょっと、スーパーマン!!?」
「すまんな少年、ちょっと協力してくれないかね。」
「何ををををををを!!?」
あ、これ、マッハとかのスピードで空中を移動中だから。
スーパーマンが普通に喋れるからって、普通の人間の俺は結構死にそうな状況だからお忘れなく。
544名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 05:46:04.36 ID:w0Xlvo68
「これでリンダが無事に君を救い出すことが出来れば、私も安心してあの子にこの国を任させられると思うのだ。」
「ででででもおおおお!!!ススススーパーマンと戦って勝つなんてえええええ!!!!」
「安心したまえ、流石に私もそこまで無謀ではない。今から君をキューバの上級犯罪者収容所で降ろす。」
「はいいいい!!!?」
「心配要らない、もしリンダが間に合わなければ、私はいつでも目の届く所にいるから。」
いや、あんた100kmくらい離れてても目届くでしょ!?
「それにリンダが本気の力を出せば私などひとたまりも無いのだ。
クリプトン人は地球にいた時間が短いほど、その潜在的な力は強いのだからな。」
「は、はあ…」
しかし腕力だけの問題じゃない気がする。
そもそもリンダがこの状況を理解できなかったら…。

スーパーマンに犯罪者収容所に置き去られてから数時間後、俺のその不安は募るばかりだった。
なぜなぜ収容所内はすでに暴動と化し、監守も手が出せない無法地帯と化していたからだ。
理由は、アメリカン・シンボル、スーパーマンの突然の来襲(あの人、収容所の天井ブチ抜いて降り立ったんですけど)
に対する激昂と、俺のなよっとしたなりが白人の少年をブチ犯したいという同性愛者たちのレイパー魂に火を点けたからだ。
そんな訳で、俺は暴徒と化した犯罪者たちの只中かなりヤバイ状況だった。
つーか、目が届く所に居ても来てくれないのかよあのケツアゴ眼鏡野郎…!!すでに何度か死地くぐったぞ!!?
幸い収容所、鍵のかかる部屋はたくさんあり、その一つに隠れていた俺だが、今まさについにその運も尽きようとしていた。
「おい、いたぞ!!」
というメキシコ語訛の怒号と共に、屈強な男たちが雪崩れ込んできた。
「引きずり出せ!!」
男たちはスーパーマンと同じくらい軽々と俺の体を持ち上げ、その狭い房から引っ張り出した。
「引ん剥け!!」
男の毛深い手がズボンにかかる。
「いやああああ!!!」
俺が叫んだ次の瞬間、頭上から轟音がし、囚人たちの手が止まった。
コンクリの天井が砕け、破片が俺たちのいる地面へ降り注ぐ。
ズンッ!!と音を立て、その一つが俺を今まさに犯そうとしていた巨漢を押し潰した。
血しぶきが俺の顔を濡らす。
「ひいいい!!」
逃げようとしたもう一人の男の上に、今度は足が落ちてきた。
真赤なブーツを履いたその足はその大男をトマトのようにぐしゃりと踏み潰した。
グロい!!
俺が潰れたトマトから顔を上げると、そこにはブルーのホットパンツと赤と金のコスチュームに身を包んだリンダ・デンバーズが立っていた。
…あれ、このコスチューム、ちがくね?
頭に王冠、付いてるよ?
「うわっ、グロ…。」
リンダはさも気持悪そうにブーツの肉片を払うと、俺の腕を掴んだ。って…痛ってええええ!!!!
「ぎゃああああ!!!!」
思わず叫んだ。
俺を引き起こそうとしていたリンダはぱっと手を離し、俺はズボン半分下がった状態で尻餅を付く。
何と言う怪力…腕がへし折れるかと思った。
「どうしたの???」
リンダは訳が分からないと言うように首を傾げる。
「あ、わかった。リンダのカラダ見て悶絶したね?」
リンダは自分の体を見下ろし、グラドルのように胸を寄せて見せる。
…でけえ。
いや、でかいけど…今は違う!
545名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 05:46:27.36 ID:w0Xlvo68
「何でこんな時間かかったんだよ!?」
俺は自分で起き上がり(ついでにズボンも上げて)尋ねた。
「まさかここの場所探すのに5時間もかかったんじゃないよな?スーパーガールのくせに。」
「それ、リンダのことバカにしてる?」
リンダが拳をボキンと鳴らしたので、俺は思わず「ひっ」と声を漏らし訂正する。
「言っとくけどリンダずっと前から知ってたんだからね。視力100くらいあるし耳も…500くらい良いんだからね!!」
聴力の単位、分からないよ。
「でも…初陣だしコスチュームちゃんと選びたかったんだもん。」
「そう!それ!コスチューム!!それもおかしいだろ!?どこで買ったんだよ。」
「コスプレショップ。」
「何でだよ!!それワン○゙ーウーマンだろ!!」
「だってショップのおっちゃん、スーパーヒロインならこれだって言ったよ!?」
「おっちゃんかよ!!だからだよ!!」
その時、土煙立ちこめる収容所の奥から怒号と足音が近づいて来た。
「は、早く逃げよう…!」
「えーもうちょっと遊びたい。」
「遊びじゃねえよあの人たち本物の犯罪者なの!!俺もう少しで○○○゚される所だったの分かってる!!?」
「でもさあ…」
リンダは瓦礫を踏み砕き迫り来る無数の怒れる囚人たちに向かって一歩踏み出す。
そしてブロンドをきらめかせ振り返って言う。
「あいつら来たら、やっつけちゃえばいいんでしょ?」
そうしてにっこり笑う。
翻るマントがあれば完璧なのに。
次の瞬間、リンダは目にも止まらぬ速さで闇に向かってパンチを繰り出した。
ゴウッという音が駆け風が吹き荒れた。
まだ敵は彼女の息すらかからない距離だったが、その風圧だけで煙が晴れ、先頭の男たちが吹き飛んだ。
「あははははっ!」
リンダは笑う。
その吐息が更なる突風を巻き起こし、残りの男たちを吹き飛ばす。
飛ばされた男たちは向こう側の壁に激突し赤い染みを作った。
リンダはさも楽しそうに笑う。
その美しい笑顔を見ていると、俺は、恐ろしいけれど、なんだか妙な気持ちになり…。
「うわああああっ」
生き残った囚人たちが蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
「逃がさない!」
リンダはそう言って宙に浮かび上がった。
ふわりと、まるで羽のように。
囚人たちは振り返り、その様子に見惚れた。逃げ出すのも忘れて。
天井に大きく開いた穴から夕日が差し込み、後光を受けた空飛ぶ少女の姿はこの惑星のものとは思えないほど神々しくて、
その瞳はきらきらと美しく輝いて…
バシュッ!!
空気を焼く音と共に、リンダの瞳から血のように赤い光線が溢れた。
光線は地面に当ると爆発を起こし、収容所内を再び破片と土煙で満たした。
彼女が顔を動かすたび、彼女の見たものが爆ぜた。
人間も。
彼女の視線を浴びた囚人は灼熱の光線に焼かれ、身体中の血が沸騰して皮膚をふつふつとあわ立たせた。
「ああああああっ…!!」
それでも彼らは、彼女、スーパーガールの姿を人目見られた事が無上の喜びであるかのような幸せそうな表情を浮かべたまま、
全身の肉を撒き散らして爆散して行った。
地獄のような光景だった。
546名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 05:47:34.53 ID:w0Xlvo68
やがて生きている人間が俺だけになると、リンダは降り立った。
まだ目からビームが出たままなのではと、俺は瓦礫の陰に身を潜めたが、
見ると彼女は、いつもの通りの美しい顔に、間の抜けた笑みを湛えて。
「帰ろっか。」
と手を差し出した。
「う、うん…」
俺は彼女に見惚れたまま、うっかりその手を掴んだ。
グキュッポキッ。
手加減を知らない彼女の握力によって、俺の右手の骨は見事に砕け、全治半年の怪我となった。

後で知ったところによると、彼女がこれまで次々にボーイフレンドを変えていた理由はそういう事らしかった。
アメフト部のエースは抱きついた拍子に背骨を圧し折られ、
水泳部のイケメンはキスした時に吹き込まれた息で肺が破裂し、
バスケ部のキャプテンは…アレの時に彼のナニが彼女のあそこの締め付けに耐え切れず…
詳しくは想像も絶するようなむごい事になったようだ。
しかも当の彼女はその理由が全く分からず、恋愛について悩んでいたようだ。
緊急手術の前に見舞いに来てくれた時、彼女は俺の折れていない方の手の甲をそっと撫で(これはセーフ)
「でも今度は、うまくいく気がするんだ。一緒に死地をくぐりぬけた仲だもんね。
それにリンダがスーパーガールだって知ってるの、キミだけだし。」
と笑顔で語った。
「ところで、名前、なんだっけ?」

ちなみに、俺たちは2人とも、あれ以来スーパーマンには会ってない。


[終]
547名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 16:29:34.15 ID:s0Y0O39K
なんか勢いがあって凄いなw
面白かったよ
548名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 19:06:44.78 ID:NpqFDruV
GJ!!!!
是非続きもお願いします
549名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 21:24:55.39 ID:e9HH5W8k
性格サイアクのビッチじゃないけど、ビッチであることは否定しないのか?w
550名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 22:58:40.45 ID:7Qbt6Mg4
人の命を何とも思ってなさそうなところが最高です
551名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 23:30:27.31 ID:TEVYsF/W
国籍の最新ニュースネタの早さもよかったが
コスチュームのくだり&ツッコミには笑いましたwwww
ギャグがあるのもいいもんだね、グロが対照的に感じたし。
GJでした。
また書ける書ける詐欺で何にも載らないと思ってましたがいい作品でした。
次回作を期待してます。
552名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:47:08.73 ID:J3S/VYkg
後に俺の人生を見つめ直したとしたら、その中でもかなり重要となるであろう経験を、俺はこの一週間で色々した。
@ 今んとこ人生最大の大怪我(右手複雑骨折、全治半年)をした事。
Aリンダという人生初彼女が出来たこと。
Bしかも学校一、いや州で一番かもってくらいの超美人。
Cしかし超頭が悪い。@の原因も彼女だ。
D実はこれが一番重要。彼女はスーパーガールだ。漫画や映画で見るアレだよ。
厳密には、他にもスーパーマンに拉致られたとか、巨漢の囚人にレイプされかけたとか色々あるが…。
前置きはこのくらい。これは俺と彼女、スーパーガールの物語だ。

例の怪我の手術後(完全に砕けていてかなり困難なものだったらしい。ドクターに感謝だ。)、俺の退院予定日の前日にリンダが見舞いに来た。
実はほとんど毎日来てくれていたのだ。ビッチだと思ってたけど案外いい娘なのかも知れない。
バカだけど。
「今日はキミに見せたいモノがあって来たんだ。」
リンダが嬉しそうに言う。チクショウかわいいな。
バカだけど。
「へっへー、ちょっと目、つぶってて。」
リンダはそう言って何やらごそごそ準備を始めた。
何を持ってきたのだろう。ろくでもない予感もしたが、俺は言われた通り目を瞑り、ちょっとは期待して待った。
てか、そろそろ3分くらい経つけど準備長くねえか?
気になって薄目を開くと、とんでもない光景が飛び込んできた。
…脱いでる…。
病室で、しかも個室じゃねえ、隣に一人じいさんが寝てる部屋で、ティーン女子がマッパ!!!
「おい!!!」
俺は思わず叫んだ。
バカだ!!!
「ああっ、コラまだ見ちゃダメ!」
リンダは立腹を示そうと腰に手を当てる。
いやいやいやそのポーズ、お胸がめっさ強調される…!!
お…おっきい…
俺は思わずしばらくぽかーんと見とれていたが、慌てて辺りを見回し(幸い隣のじいさんはまだ寝てるし、ナースが来る気配もない。)
安全を確認すると改めてツッコんだ。
「何で脱いでんだよ!?まさか見せたいモノってその…」
「ちがうもん!」
もん!じゃねえよ!!
「あ、でもね、これ見せたいかも。リンダ、胸の筋肉でおっぱい動かせるよ!」
見たくないよそんなの!!
「服を着ろ!!」
俺は怒鳴る。
「えー、すごくない!?B組の女子でこれできるのリンダだけだよ?」
「全員に確認したのか!?」
残念だよ、非常に。
いやまぁ…しかしこないだは大ピンチ過ぎてそれどころじゃ無かったけど、こうして見ると彼女がその…
いいカラダしてるのは間違いない。
身長も腰の位置も俺なんかより高いし。
胸以外にも、適度に筋肉が付いて引き締まった脚や腰やなんかを、俺は今独り占めできるわけだ。
でも彼女があまりに無邪気にその素晴らしい肉体をさらけ出しているせいか、俺は見ているのが何となくやましくなってきて顔を背けて…。
「と、とりあえず服、着ろよ。」
と照れてみたり。
「待って、今着替え終わるから。」
「着替え?」
一応、悪いかと思って目も瞑った。真面目な俺。
「うん、実は新しいコスチュームなんだ。」
553名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:47:32.19 ID:J3S/VYkg
「ワ○ダーウーマンはどうした。」
「あれは返品した。一度着たやつなのに、コスプレショップのおっちゃんちゃんと買い取ってくれたよ。何でだろう?」
「…そりゃあ君ならな。」
「リンダなら何なの?」
うお、そこ食いつくか。
「そりゃあ10代の女の子の…い、いや。か、かわいいからじゃないか?」
誤魔化す俺。
「かわいいと古着でも最初の値段で買ってもらえるの?」
「い、いや、それは…」
「そんなの変じゃん、だってリンダあれ着て戦ったから汗いっぱいかいたよ?
汗いっぱい染みちゃって、嗅いだらきっとリンダの汗のニオイするよ?
きたないよ?」
…。
「ところで、コスチュームに着替えるだけで何でマッパになる必要があったんだよ?ブラやパンツは脱がなくて良いだろ。」
俺はさりげなく話題を変え、彼女のささやか(?)な可愛い(?)失敗をおちょくってやろうとした。
「あはっ、キミはバカだなあ。」
リンダが鼻で笑った。
…あれ、いつもと逆だ。何かむかつくぞ?
「スーパーヒロインがコスチュームの下にブラやパンツを付けてるワケないじゃないかぁ。」
とリンダ。
…!?
「どぅっええええええええええ!!!!!!!!????」
俺は驚愕のあまり今度こそ隣のじいさんも目を覚ますんじゃないかってくらいのボリュームで絶句した。
「ど、どういう事だリンダ…わ、分からんぞ、説明してくれ。」
「だってブラはヒモ見えちゃうし、下はタイトだからうっかりパンティのラインが見えちゃったりしたらカッコ悪いもん。」
「そういう…ものなのかッ!?」
俺はリンダから顔を背けたままごくりと唾を飲み込んだ。
うおおおやべえ、それを聞いたら今猛烈に見てえ!
何でさっきもっとちゃんて見とかなかった!?
いや待て、つまりこないだもあの○ンダーウーマンの衣装の下はノー…
「まあリンダは普段から下着付けないから良いんだけどぉ。」
「何ですとおおおおおお!!!!!!!??」
「パンツはたまに履くの忘れちゃうんだよねー。」
てへ、みたいに言うな!!
初めて聞いたよパンツ履き忘れるって…!!
い、今も…!?
「でもノーパンだとたまにタンポンの紐、ピロって出ちゃってぇ。」
ッ聞きたくないっ…!!
「でもリンダ、タンポン好きだよ。
なんかね、リンダ“しめつけ”が強すぎる、って言うの?だけどタンポンならギューってやってもふわっとして…。」
ついに俺は耳を塞いだ。
げっそりと疲れ切ってしまった。
もういっそこのまま永眠したい気持ちになってきた。
そんな時。
「お待たせ。」
とリンダ。
どうやら着替え終わったらしい。
「オープンゆぁアイズ!」
そう促され目を開くと、そこに居たのは…。
「にゃん。」
「…キャッ○ウーマン?」
「ごろにゃん。」
黒いぴっちぴちのレザースーツに身を包んだリンダ・デンバーズがそこにいた。
もちろん猫ミミ付き。しかし…
554名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:47:55.60 ID:J3S/VYkg
「それ…違うだろ?」
「にゃ?」
それ、バカっぽさに拍車がかかる!
「にゃん。ちょっときつい。」
そう言って胸の辺りを撫で回すリンダ。
レザーがギチギチと音を立て、何というか…卑猥。
エロいんじゃなく、卑猥。
「おっちゃんがね、今度はコレだって!」
「もうそこで買うの止めなよ!!」
「正義の味方なのに黒というハイトクカンがたまんない。」
「聞いてねえな…。」
てかやっぱりマントは無いのか…いや、別に?別にマントフェチとかでは無いんだけど…。
「ねぇねぇ見て見て!」
ふと我に返り見ると、とんでもない光景が俺のまなこに飛び込んできた。
「えいっ。」
そんな力の抜けそうな掛け声と共に、リンダは隣のじいさんの眠るベッドを持ち上げた。
縁を掴み、重量挙げの選手のように頭上高々と掲げ持って見せた。
起き上がり機能の機械の付属した重機のようなベッドを、人間諸共、片腕の力だけで。(もう片方の腕は自慢げに腰に当てられている。)
点滴や生命維持装置のコードがぶちぶちと音を立てて引きちぎれる。
「ふぐぅ…っ」
異変に気づいたじいさんが目を瞑ったまま呻いた。
「普通の人間のキャットウーマンが実はスーパーパワーの持ち主、ってシチュエーション、どう?」
リンダ、にっこり。
「どう?じゃねえよ知るか!!
それ二転三転して倒錯してるし!てかキャットウーマンて言っちゃったよ!
いやそもそも…早くじいさん下ろしてあげて!!」
「ちぇっ。」
リンダは不満げに呟くと乱暴にじいさんとベッドを放り投げた。
「お、おい…」
じいさんとベッドは部屋の壁を突き破り、コンクリの破片を撒き散らしながら廊下の向こうへ消えて行った。
遠くの方で看護士の悲鳴が聞こえた気がした。
俺は目の前の少女のあまりのパワーに慄き、ベッドの上で竦みあがった。
「怪力の女の子って、タイプじゃない?」
「いや、それなかなかいないよ?」
キライなわけじゃない、怖いだけ。
「だってリンダこれしか取り得ないもん。」
リンダは寂しげに呟くと、ベッド脇の小机に置かれた見舞いの品の中からリンゴを一個手に取った。
途端に、プシッと音がしてまるで水風船のようにリンゴが破裂し、甘酸っぱい汁が雨のようにベッドに降り注いだ。
「な、何した…!?」
「指でこう、ぷにっと。」
リンダはリンゴ汁まみれの親指と人差指を重ね合わせて見せる。
すると何か?指2本だけで、持った瞬間にリンゴを木っ端微塵にしたってのか?
…こええ。
「リンダ、小さい頃からこうなんだ。」
リンダは指についた汁をぺろぺろと舐める。
猫のように。
小さくかよわい猫のように。
「待てよ。」
俺は病室備え付けのタオルを取り、リンダの手を拭いてやった。
良く見ると黒いレザースーツにもリンゴの果汁が飛び散っている。
早めに拭いておかないと、後でべたつくな…
「動くなよ。」
俺はそう言うと、リンダの腕の辺りにタオルを当てた。
「やさしいんだね。」
リンダが微笑む。
その笑顔はとても美しく、はかなく寂しげで、放って置けない感じがして…
555名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:48:53.64 ID:J3S/VYkg
ぷにっ。
はて、手に柔らかい感触が…?
「うわああああっ!!!!」
彼女の笑顔に見惚れるあまり、俺はうっかり彼女の胸の谷間に手(正確にはタオルだが)を当ててしまっていた。
「ご、ごめん俺…!」
「あんっ…!」
彼女が仰け反るようにして善がる。
その瞬間、彼女の吐息が豪速のスーパーブレスとなって天井を打った。
ズゴォォオオオオオオオッと、ジェット機のエンジンのような音を立て、突風が巻き起こり、部屋中の物が舞い散った。
「くうっ…!!」
俺は吹き飛ばされないようにベッドにしがみ付くのがやっとで、目も開けられない。
「リンダ!?」
闇雲に手を延ばした先に、またしてもなにやら柔らかい感触が…
「はぁっ…んっ!」
リンダがまた喘ぐ。
途端に突風が巻き起こり、今度は近くで何かが砕け散る音がした。
ふわり、とベッドが浮き上がるのを感じ、ジェットコースターの急速落下の瞬間のように体が軽くなるのを感じる。
やべえ…!!
彼女の喘ぎ声が凄すぎてベッドと一緒に空の藻屑になるなんてイヤだ!!
その時、何かが俺の腕を掴んだ。
薄目を開けて見ると、その先にキャットウーマンがいた。
竜巻のように渦を巻く突風と瓦礫の中に浮かび、しっかりと俺の腕を掴み…
ん?しっかり…と!?
ゴキッ。
「ぎゃゃああああ!!!!!」
彼女の手の所で腕が変な方向に曲がってるぅぅぅ!!!
しかも当然、砕けてない方の腕だ。これでめでたく両腕負傷だ。
「ちょっとくらい我慢してよ。飛ばされるよりましでしょ?」
リンダが言う。
誰のせいだと思ってるんだ!?
「リ、リンダ、力強いから…今までデートした男子、あんまり触ったりしてくれなかったんだもん!」
もん!じゃねえよ!!
その時、はるか下の方から悲鳴が聞こえた。
見ると、病院が半壊しており(え、てか俺ら高くね!?地上100メートルくらい下なんだけど!?)
崩れた建物の間から発生した竜巻の中にまさにゴミのように人間が舞っていた。
恐らく上の方の階にいた患者や職員が、リンダのスーパーブレス(スーパーすぎるわ)に巻き込まれたのだ。
もしあのまま落ちたら…!!
「大変だ…」
俺は茫然自失となって呟いた。
しかし力強い声がそれを否定した。
「大丈夫!」
「えっ?」
俺が何か言う前に、俺は、俺たちは、竜巻の中を猛スピードで降下し出した。
スーパーマンに拉致られて一瞬で遥か上空まで連れ去られた時の感覚を思い出す。
その時、ドンッと何かがぶつかる衝撃が俺の体に走る。
見ると、俺と彼女の広げた腕に、隣のベッドのじいさんが引っかかっていた。
「ふおおおおおっ」
良かった生きてた!!
え、と言う事は、まさかリンダは…
「全員助ける!」
リンダが宣言した。
「だってリンダは、スーパーガー…」
竜巻の轟音で最後まで聞き取れなかった。
リンダは舞い上がるガレキの間を縫うようにして飛び、次々にその腕に引っ掛けるようにして患者たちを捕まえていく。
やがてたんっとヒールの音を響かせ、リンダは半壊した病院の床に降り立った。
その腕にはゆうに20名近くの人間が抱えられていて、俺のいる位置からはもうリンダの姿は足しか見えなかった。
むちゃくちゃだ。
むちゃくちゃな上によく見えないけど、その姿は強くかっこよく、まるでヒーローのようで…
556名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:49:14.01 ID:J3S/VYkg
翌日、俺や他の患者は市内の別の病院に移された。
突如発生した竜巻により、元いた病院が半壊したためだ。
そのニュースは全国に流れたようだが、ニュースにはならなかった噂がある。
竜巻の中、飛ばされた患者たちを助けた人物がいたというのだ。
コミックに登場するキャットウーマン。
スーパーマン不在のこの国に、早くも新しいスーパーヒーロー(ヒロインだけど)が誕生したのか?
先日キューバの刑務所を襲撃したワンダーウーマンとの関連性を探るべく、FBIが動き出した、なんて話も。
だがしかし、結局真相を知るのは俺だけなのだ。今はまだ…
「こんっちはっ!」
病室の戸口に、ブロンドの少女がひょこっと顔を覗かせた。
「お見舞いにきたよぉ?」
リンダ・デンバーズはそう言って部屋に入ると、ベッドの端に腰掛けた。
かわいいな、ちくしょう。
バカでさえなければ…!
「今日は新しいコスプレは勘弁な。」
「今日は別のもの持って来たもん。じゃん!」
そう言って彼女がバッグの中から取り出したのは、中国人が使うような鉄製のフライパンだった。
「…は?」
訳が分からない。病院で料理でもするのか?
「これをね」
リンダは円盤部に人差指を一本かける。
あれ、デジャヴ…嫌な予感…。
「こうする。」
リンダが指を引くと、まるでゴムか何かのように鉄の円盤がぐにっと曲がった。
「あれから色々考えたんだけど、リンダの取り柄ってやっぱり力持ちしかないと思うんだ。」
至極真面目に語るリンダ、俺の彼女。
「だから君には、それも含めてリンダの事好きになってもらうしかないと思って。」
リンダはベッドの上にバッグの中身をあけてみせる。
岩の欠片やら鉄のバーベルやらがごろごろと転がり落ちて、その重みだけでベッドが軋みを上げて傾いだ。
リンダはフライパンを紙っぺらのようにくねくねと曲げて弄ぶ。
「これから一つずつ、リンダの腕の力だけで壊していくから、たっぷり観賞して、怪力少女の魅力、わかってよねっ。」
フライパン(の残骸)を片手に収まるサイズにぎゅっと握り、笑顔で鉄球へと変えていく彼女に慄き、俺はベッドの上で縮み上がった。

ちなみに、竜巻の中で彼女に掴まれたもう片方の腕は医者曰く「へし折れ」ており、そのせいで俺はもう1週間入院する羽目になった。
557名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:49:52.72 ID:J3S/VYkg
おしまい
558名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 23:20:11.43 ID:o1kyajnk
待ってました!!今回もクオリティ高い。GJです!!
559名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 00:04:04.74 ID:jVRPtQAU
凄く良かった。リンダかわいいね
560名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 01:45:24.80 ID:bVS+JEaR
Good Job !

良かった。
561名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 14:08:08.99 ID:Xl2UVaTH
女性と付き合ったせいで両方の腕を骨折した人間は珍しいだろう。
多分歴史を探してもそう何人もいないのではなかろうか。
俺がその一人だ。
二度目の手術を終え、明日退院という所まで回復(いや、ギプスはまだしてるしあと数ヶ月外せないんだけどね)したある日、
昼食をとっている最中にリンダが見舞いにやって来た。
今日はどうやら、フライパンやダンベルなど彼女の腕力の犠牲になるための道具は持ってきていないようで、
ドラッグストアの小さな紙袋を持っているだけだった。
「エッチしたい。」
「ぶふぉっ!!」
開口一番に、俺は思わず牛乳を吹き出した。
「もうそろそろかなぁ、と思って。」
「な、ななな何が!?何がもうそろそろ!?キスもしてないよ!!?」
「キス?何それおいしいの?」
知らん!!
したこと無いわ!!(泣)
あ、あれ、てか以前聞いた話だと、彼女はアメフト部のエースだが水泳部のイケメンだかをキスで病院送りにしたんじゃ…
「ああ、チューのことか。」
…。
「性欲の前に、そんな順序が関係あるのかな?」
かわいい顔で言いやがった。
薄々感づいてはいたけど、バカな上にこの娘とんでもないビッチだよ!!!
「大丈夫、キミが妊娠しちゃわないように、そこの薬局でコレ買ってきたじぇ!」
リンダは紙袋の中からコン●゙ームの箱を自慢げに取り出す。
「俺は妊娠しねえよ!!!!」
突っ込み所を間違えた気がする。
てか、未だに「キミ」なんだ…名前覚えてくれよ!!
リンダはベッドに手を付くと、圧し掛かるように俺に覆い被さって来て耳元で囁く。
「リンダはね…スーパーガールだからぁ、性欲もスーパーなんだぁ。」
彼女の口から初めてちゃんと「スーパーガール」という言葉を聞いたというのに、その瞬間がこれか!?
スーパーマンが聞いたら泣く。
「だから男の子でも妊娠させちゃうかもぉ?」
それは生命の、いや宇宙の道理に反しています。
「や、やめろ、病院だぞ!!」
リンダは一瞬顔を上げて、開け放されたドアを凝視した。
それから「ふっ」とドアに向かって息を吹きかけると、スーパーブレス(弱)で煽られたドアは勢い良く閉まった。
…便利だね。
その上彼女はヒートビジョンでドアノブを溶かしてしまった!
もう怖いよぉ!!
「んふっ、キミ、腕は両方とも包帯ぐるぐるで使えないねぇ?」
リンダの目が意地悪く笑う。
し、しまった…!!
この伏線だったのか!?
「こうなったらもう、大人しくリンダのために人間バイブになってよ。」
「こ、このクリプトン人!ホモ・サピエンスなめんなよ!!」
562名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 14:08:38.59 ID:Xl2UVaTH
リンダががばっと布団を剥ぐ。
その風圧だけで入院着が吹き飛び、下着が露わになった。
俺の貞操を守る最後の砦であるおパンツ様も、彼女の怪力であっさり破り捨てられた。
いやん!
「こ、これは…どうして!?どうして勃たないの…!?」
俺の息子は、まるで脅えたウサギのように(脅えているのは本当だ)縮こまっている。
「バカめ!!人間はな、性欲よりも恐怖が勝るんだよ!!」
リンダはその可愛らしい顔に絶望を浮かべ、俺の股間に語りかける。
「ほら、リンダだよ?スーパーガールの中に入りたくない?」
くっ、顔が近すぎて息がかかる…!!
このままじゃ…
「ほら、よく見て。」
リンダはそう言って、患者用ベッドの鉄製の手すりにまたがる。
「この手すり、キミのおちんぽよりもブッといよぉ?」
う、うるさい。個人差が…
「こんなに太ぉいパイプでもリンダにかかればホォら…」
リンダは手すりにまたがったままゆっくりと脚を閉じていく。
ギギギッと鉄の軋む音がして、見る見る手すりが歪んでいく。
「ううッ…!!」
俺の息子が反応している…だと!?
ここ数日、俺は毎日のようにリンダの怪力による鉄器解体ショーを見せ付けられ、
怪力を見ると勃起するように矯正されてしまったのだ。
リンダが離れると、飴細工のように見るも無残にひしゃげた手すりが残されていた。
びくんっ。
「あはっ、やっと元気になってきたね。」
リンダは勝ち誇ったような顔で、今度は俺の股間に跨った。
「今日リンダ、ナマでしても良い日なんだぁ。」
「や、やめろ…」
俺は恐怖に顔を引きつらせ、捻じ曲がった鉄の手すりとリンダの股ぐらに押し当てられた自分の息子とを交互に見て懇願する。
これはもう命乞いだ。
「そ、そんな所に入れられたら俺の…俺の息子が…ッ!!」
ガッ!!
その時、そんな音と共に勢い良く病室のドアが開いた。
た、助かったぁ!!
「お前たち、何をしている。」
随分と落ち着いた声が言った。
見ると、短い髪を綺麗に整え、高そうなスーツに身を包んだ男が立っていた。
服の上からでもその鍛えられた肉体が見て取れる。
靴の下には溶けて固まったトアノブが落ちていた。力ずくで開けたのか?
「少しばかりお転婆が過ぎるようだな、リンダ・デンバーズ。」
男が言う。
!?
リンダの名前を知っている?
ま、まさか、リンダのおとう…
563名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 14:09:11.68 ID:Xl2UVaTH
「だぁれ?」
リンダは邪魔されて恨めしそうな顔で男を睨む。
今にもヒートビジョンが炸裂しそうだ。
…ていうか、俺の股から降りてくれ!
「ブルース・ウェインだ。」
「ブ、ブルース・ウェイン!?」
俺は全裸なのも忘れて思わず叫んだ。
「あ、あの、ブルース・ウェイン?」
「だれなのさ。」
リンダが苛立たしげに言う。
「ゴッサム・シティ一の大富豪で、その正体は…」
そこまで言って俺はちらっとウェイン氏の顔色をうかがう。
彼は何も言わない。
…言っちゃっていいって事?
良いよね、だってコミックにもなってるし!
「…バットマン。」
俺はたっぷりと余韻を持たせて言った。
…しかしリンダはきょとんとしている。
「…野球の人?」
「そのバットじゃねえ!!」
知らんのかい!!
え、嘘、マジで…!?
ウェイン氏も頭を抱えた。
「クラークから聞いてはいたが、ここまでとは…」
ああっ、何か諦められた。
「あの、ウェインさん、差し支えなければ…教えていただけますか。なぜこの町に…?」
「もちろん、キャットウーマンの件だ。」
彼はきっぱりと答える。
「ニュースを見て私にはすぐに分かった。あれはセリーナではないと。
調べる内に私はかつてクラークから聞いた姪の事を思い出したのだ。そしてこの町へ来て、君たちに行き当たった。
クラークはどこだ?」
「野球じゃないバットって何?」
リンダ、黙って。
「わかりません。スーパーヒーローの役目をこの子に押し付けてトンヅラしました。」
俺は途方に暮れて答えた。
「そうか…。」
ウェイン氏も残念そうだ。
「バッド?バッドって事?」
リンダ、うっさい。
「リンダ・デンバーズ。」
ウェイン氏がリンダ(まだ俺にまたがったままなんすけど)に向き直って言う。
「クラークと私は衝突したこともあったが本意ではない。無用な諍いは避けたいのだ。
だから君も、今後はもうあのようなコスチュームを着てヒーローの真似事などするな。」
子供のすることではない、と。
だがしかし、その言葉は神妙に聞き入っていた俺の上を素通りしてリンダの耳には入らなかったようだ。
「バッドなら悪いやつだよね!?」
リンダは俺の股間からするりと降り立つと、こともあろうにウェイン氏に殴りかかった。
「リンダ、バカ、やめ…!!」
564名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 14:13:35.61 ID:Xl2UVaTH
俺が言い終わらない内に、ボムッと音がして病室を煙幕が包み込んだ。
出た、バットマンの秘密道具!
「けほっ、けほっ。」
リンダの噎せる声がするが、ほんの1メートル先のものも見えない。
「リンダ!?」
その時、ふわりと風が巻き起こった。
煙幕の向こうでケープが翻り、黒いシルエットとなって俺たちに影を落とす。
「猪突猛進とはこの事だな、スーパーマンの姪。」
ウェイン氏の声が響く。
そして煙が晴れると、そこには闇の騎士が立っていた。
「その愚かさが命取りとなるぞ。」
全身黒尽くめの衣装に身を包み、恐怖を象徴する尖った耳を持つダークナイトが。
「全身…ゴムのスーツ…」
リンダはその姿に感じ入るように呟く。
「バットマン…わかったよ。」
リンダが言う事を聞く気になったのかと、俺はほっと胸を撫で下ろした。
しかしそんな俺の傍らで、リンダは徐にTシャツの襟に手をかけ、ビリッと剥ぎ取った。
「な、何してんの!?!?」
気でも狂ったのかと見ると、破かれたシャツの下に、胸元の大きく開いた純白のコスチュームが現れた。
背中に隠していたのか、どこからともなく真紅のケープが現れ、ブロンドと一緒にたなびいた。
「お、おおお…!?」
「こ、これは…」
ウェイン氏は禍々しいものでも見るかのように、リンダ・デンバーズを凝視した。
リンダが残った服の残骸を脱ぎ捨てると、そこには…
「パ、パ○ーガール…!?」
おしい!!
おしいけど違う!!
「ねえキミ、さっきリンダのコト“バカ”ってゆったね?」
○゚ワーガールのコスで、キッと俺を睨むリンダ。
こ…こええ…
「2回も。」
ちゃっかり数えられてるう!!
「後で覚えてろよ。」
リンダはいつもの明るく可愛らしい声からは想像もつかないほどドスの効いた声でぼそりと言い残すと、
探偵モノの主役のようにビッとバットマンに指を付きつけ言う。
「バットマン、あなたはその黒光りする全身コ●ドームの下に、特大のバットを隠し持ってるってコトなんでしょ?」
…!?
いや、ドヤ顔されても!!
「リンダとあなたは相容れない(性的な意味で)。だからリンダ、あなたを…」
拳を握りファイティングポーズを取るリンダ。
「ブチ犯すッ!!」
「な、何ィィィィイイイイイイイ!!!!?」




つづく
565名無しさん@ピンキー:2011/05/14(土) 01:29:43.25 ID:pIM19H9/
本物のBAKAだなw
566名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 17:11:54.07 ID:0T/Lw4/H
GJ!
何気ない怪力が素晴らしい。続きも期待
567名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 18:12:51.94 ID:VUWsv8AX
続きはまだかなあ
568 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/05/19(木) 22:45:32.33 ID:6ixbGZkQ
569 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/05/19(木) 22:49:11.12 ID:6ixbGZkQ
にしても乳ねーよな
パワガなんだから頑張ってくれよ…
570悪魔との契約12:2011/05/23(月) 00:37:48.62 ID:5ohkXtFi


「さて、どうしよっか」
拷問部屋を後にした私は、部屋を出た辺りで思案していた。

幸い、防音設備が効いていたせいか、邸宅の他の人間には今のところ、状況はバレていない。
尤も、このまま放っておいても若頭の死がバレるのは時間の問題だが・・・。

さて、ここで二者択一。

【1】このまま、大人しくおウチに帰る
【2】どうせだから、このままヤれるだけヤっちゃう

「やっぱり、【2】よね・・・」
憎っくきアイツの父親、つまり組長がこの邸宅の何処かに控えているのだ。このまま見逃す手は無い。
それに、家が突き止められた以上、このまま放置も出来ない。
下手をすると、◇◇君と一緒のところを見られていて、彼に何かしらの危害が及ばないとも限らない。

「・・・ここからは、潜入ミッションね」
騒ぎを大きくして、組長に逃げられても面倒だ。

取り敢えず、恐る恐る進んでみる。

ウィン・・・ウィン・・・

「・・・・・?」
私のスーパー聴力が、何か機械音らしき音を聴き付けた。
スーパー聴力を凝らして見てみると、通路の先の天井に監視カメラが付いていた。それが小刻みに動いている。

「壊すのは簡単だけど、どうしようか」
下手に監視カメラを壊して、監視員に異常を察知されて見付かるのもそれはそれで馬鹿らしい。

結論、カメラに映らないスピードで動けば良い。"スーパーガール"な私なら、そのぐらい容易いのだ。
スーパー視力で監視カメラを見付け、カメラに写らないぐらいの超スピードでフロアを移動する。

すると、たまたま角を曲がったところで廊下を歩いていた組員とぶつかった。いわゆる、出会い頭。

「きゃ」
「うぎゃ」
ドゴムッ!!

組員は私に弾き飛ばされ、壁に激突した。超スピードで動いている私にぶつかられて無事で済むはずが無い。

「・・・う、ぐ・・・お、お前は・・・・・」
組員は全身の骨を折りながらもまだ息があった。

「・・・あ、えいっ」
ズドッ。

私はつい、組員が声を出すのを防ごうと喉に一撃を加えていた。
私の拳が組員の喉を貫通し、壁に突き刺さっていた。喉を潰された組員は、声を上げる間も無く絶命した。

「あ、こうすると声を出せないんだ・・・」
その後、何人か組員に出くわしたが、みんな喉を一突きにした。そうすると、声を出さずに絶命するのだ。
571悪魔との契約12:2011/05/23(月) 00:38:34.58 ID:5ohkXtFi

実は、私は前々から思っていたことがある。
スーパーガールって、実はこういう潜入ミッションにこそ向いているんじゃないか?って。

防弾チョッキを必要としない、強靭な身体。武器を必要としない、スーパーパワー。
カメラで捉え切れず、人の眼に止まらない速さで動けるスーパースピード。

今の某国大統領がもし、スーパーガールの存在を知ったら、絶対にあの"ミッション"に駆り出した・・・よね。

まあ、それはさておき。ついに、私は目的の部屋の前に辿り着いた。ご丁寧にも、『組長室』と書いてある。
面子を大事にする方々らしく、自分の敷地内で隠れるようなことはしない。この中に居るのは間違いない。

私は、敢えて壊さないように丁寧にドアノブを回した。鍵は掛かっていない。
中に入ると、そこはまるで大企業の社長室のような様相を呈していた。
鹿の頭部の剥製や、刀剣が置かれている分、やや悪趣味な感じか。ゴルフバッグまである。

「・・・ん、何だ」
デスクの向こう側に座っていた髭面の初老の男がこちらに顔を向けた。

「・・・!? お、お前は!」
「久し振り、なのかしらね」
勿論、私とこの組長は初対面ではない。裁判で何度か顔を合わせている。

いや、むしろ被害者と加害者の親にも関わらず、裁判所でしか顔を合わせていない、というべきか。
アイツが悪党なら、金と権力で法を捻じ伏せたコイツは大悪党。

「お前は確か・・・」
「若頭のこと? ああ、それなら・・・」
私はツカツカと、鹿の剥製の前まで近付いた。

「・・・?」
「・・・こうなった、わよ」
ゴカッ!!

「・・・なっ!!」
私は、鹿の剥製の頭部目掛けてデコピンを弾いた。若頭にやったのと同じように、だ。
勿論、描写するまでもなく、地下の剥製は粉々に砕け散った。

「な、何しに来た!?」
「アンタたち風に言うなら・・・そうね、"オトシマエ"を付けに来た、ってところかしら」

「何が"オトシマエ"だ、このアマッ!」
パンパンパン。三発の乾いた銃声。恐らくは、引き出しにでも忍ばせておいた拳銃を取り出した、そんなとこだろう。

「・・・で?」
「・・・え、え? ・・・くそっ!」
パンパンパン。更に、三発の乾いた銃声。カチカチッ、とトリガーからは最早、乾いた音しかしない。

「残念だけど、私にはそんなの通用しないの」
入り口近くに置いてあったゴルフバッグから、チタン製のドライバーを1本、引き抜いた。

「・・・・・っ!?」
私はそれをグニャリ、グニャリと折り曲げて行く。
程なくして、スプリングのようにグニャグニャになったゴルフクラブを、デスクの上に放り投げた。

「銃も効かないし、パワーも凄いのよ。アンタたちのお陰で、スーパーガールになっちゃった」
私は一歩、また一歩と組長に近付いて行く。
572悪魔との契約12:2011/05/23(月) 00:49:11.52 ID:5ohkXtFi

「おい! だ、誰か居ないのか!?」
組長は大声でドアの外に向かって叫んだ。

「んー、無駄だと思うけどなぁ」
だって、道すがら粗方の組員は、ねぇ? 見逃す理由も無いし。

「・・・う、あ・・・あ」
組長と私の間にあるのはもう、豪奢なデスクのみ。

私はそのデスクに手を掛け、左右に引き裂いて行く。

メリメリメリ・・・バリバリッ!

「・・・そんな、防弾デスクが・・・」
恐らくは鋼鉄製であろうデスクが、私の手によって真っ二つに引き裂かれて行く。

「これからアイツの居るところに送ってあげる。これが、本当の意味での冥土の土産ね」
「・・・じゃあ、ウチの息子はもう・・・」
私はそれには答えず、薄っすらと冷笑を浮かべるのみだった。

「あの世でもし、パパとママに会ったら、アンタの息子と一緒にちゃんと謝ってね」
「・・・ひぃっ!? や、やめ・・・た、助け」
私は組長目掛けて、右手を振り下ろした。
椅子に座ったまま、私の拳を頭頂部に受けた組長は、椅子ごと縦に圧し潰された。


「・・・さて、と」
昔、この国が封建制だった時代。敗残国は一族郎党、皆殺しに遭ったという話を授業で習ったことがある。
それには、ちゃんとした理由がある。それは生き残り、つまり禍根を遺すと更なる争いを生むから、だ。

「やっぱり、中途半端はダメだよね」
ドアの外から怒号が聴こえる。そろそろ、残った組員たちが状況を理解し始める頃だろう。

スーパーガールならではの、"人間掃除"。もう、張り切っちゃうんだから。
私はそんなお茶目なことを考えながら、顔には冷たい笑みを浮かべていた。

夜はまだまだこれから、だ。
573264:2011/05/23(月) 00:51:20.19 ID:5ohkXtFi
間が空いてるにも関わらず、相変わらずの続きですみません。
取り敢えずは、これで一段落です。

今はスレも賑わってますし、また過疎った時にでも。
574名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 10:37:47.59 ID:1KZp5qUU
乙です
相変わらずえぐいですね
スレの状況に関わらず定期的に続きが読めると嬉しいな

そういやニコニコにプロジェクトA子1と2がアップされてるね
575名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 16:04:27.53 ID:IBISvZE8
>>574
有料じゃん>プロジェクトA子
576名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 18:15:58.93 ID:k/3tJmVO
>>573
GJ過ぎる
ただの女子高生だったのが淡々と悪党を掃除していくようになる様はクールだ
悪党の背景とかもちまちま描写せずにスカッと消えていくのが良い
577名無し@ピンキー:2011/05/24(火) 14:24:16.64 ID:NVOoGlo8
<<243
GJ!!
是非、<スーパーガールならではの人間掃除>みたいです!!
<作品>
ぐちゃっ!!
肉が肉を叩く音。
その瞬間、右側頭部殴られた男の左頭部は大きく膨らみ、「パン」という音を立てて破裂した。
飛び散る血飛沫と破ぜた脳味噌と頭蓋骨の断片、眼球がヤクザ達の顔に降り掛かった。
これは、何かの冗談だろうか?それとも悪夢?
いや、そうでは無い。降り掛かる血飛沫や肉の断片は生暖かい。
「ヒェェェェェェッ」
兄貴分の男が、女みたいな悲鳴をあげた。いつもは借金のカタに女をクスリ漬けにして犯す外道の兄貴分が、
女のような悲鳴をあげ、涙と鼻水でクチャクチャにしている。
「ふふっ、さぁ来なさい。このままじゃヤクザとして生きていけないでしょ?私は逃げも隠れもしないから、ケジメをとりなさいな♪」
仲間を一撃でミンチに変えた<少女>は冷酷な笑みを浮かべて言った。
「くそ、往生せい!!」
組員のひとりが拳銃を抜いて構えた。大きく足を拡げて、両手で銃を固定して眉間を狙う。
「さぁ、撃ちなさい。遠慮はいりませんわ・・・・。」
咆哮!!乾いた音を立てて銃弾が発射された。
だが!?
眉間に弾丸は減り込んではいた。だが弾頭は押し潰れ、撃ち出された勢いで破裂した。
「は・ず・れ♪」
同時に、物凄い勢いで近づくと口に手を突っ込み、下顎を掴むとイッキに引いた。
メリメリメリッ
引き千切れた顎に連なり、喉から胸板と御腹、生殖器も連なって引き裂かれた。
男は立ったまま前だけを白骨を晒して息絶えた。
「人間の三枚卸だよ!!」

578名無し@ピンキー:2011/05/24(火) 14:46:21.55 ID:NVOoGlo8
男のひとりがヤッパを抜いた。
体を低くして、体を預ける姿勢だ。
「糞小娘、死ねゃぁぁぁぁぁ!!」
勢い良く体をぶつけた。だが、ヤッパは御腹に刃先が当たると「パキン」という音を立てて折れた。
「う、嘘だろ・・・・・?」
眼を剥き立ち竦むヤクザ。そのまま軽く押し倒す。娘はヤクザに跨るように仁王立ちになる。
少女は股間に両手を当てて、跨るヤクザの顔目掛け放尿を始めた。
「うっごごっ」
勢いの良い尿がヤクザの口から御腹に入り、風船のように膨らむと「パン」と爆ぜた。
胃腸が血飛沫と共に噴出した。
「カエルみたい♪」
少女は立ったまま御尻を二・三振って雫を切りながら、屈託の無い笑みを浮かべた。
この娘にはチャカもドスも役に立たない。
ヤクザ達は恐怖した。
猫のように兄貴分の後襟を掴み放り投げると、頭から壁に激突。グチャッと潰れた。
「なんなだぁ、オメーは!?何でこんな事するんだ!?」
血塗れの全裸の少女は笑った。おぞましい笑みだ。
「掃除だよ・・・・。」
最後に、そのヤクザが見た光景は迫り来る少女の膝小僧だった・・・・・。
<終わり>
579名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 21:28:58.69 ID:gth66ZM+
<<243って誰だ
580名無し@ピンキー:2011/05/24(火) 21:39:55.31 ID:NVOoGlo8
訂正=悪魔との契約の作者さん
581名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 19:49:14.34 ID:/90If2tT
こういう感じの衣装のスパガってどうかな。
ttp://ec3.images-amazon.com/images/I/41fobpeEIPL.jpg
582名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 19:52:44.76 ID:/90If2tT
個人的にはこっちの方が好きだけど。
ttp://ec2.images-amazon.com/images/I/51q71aS9RjL.jpg
モデルは別としてw
583名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 22:03:10.86 ID:xUwJAQoF
>>577
GJです。武器を持った人間が手も足も出ない圧倒的な強さ、最高です。
もっと戦い慣れた人(軍隊とか)を圧倒するスパガも見てみたいです。
584名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 18:00:44.65 ID:OUqZbwEM
おまいらアストロガールってのはどう?
585名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 18:55:50.95 ID:PmZzCJDu
>>584
何見たことかあるかわからんから適当に挙げていくと、ここ的には
神スーパーガール スーパーマン2 
◎スティールエンジェル スーパーレディ smallville
○アストロガール スーパーレディ0 
△アストロガール2 ガイアレディ  スーパージャスティー 3
×スターレディ

女優さんあうなら
○にブレイブガール
アストロガール1は値段の割におすすめだけど2はやめとけw

スーパーレディ2がもうすぐだけど値段高いから迷ってるw
0が微妙なできなだけに
586 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/05/26(木) 23:52:13.71 ID:QXo/oKsa
スーパーレディーでググったらこんな物が…

http://iup.2ch-library.com/i/i0320688-1306421491.jpg
587名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 04:20:45.16 ID:W3uwLWcc
スーパーレディについて詳しく
Smallvillに並ぶほどいいのならぜひ見てみたい
588名無しさん@ピンキー:2011/05/27(金) 19:16:30.73 ID:uc00m2Mj
すまん正確にはこうだ…
神スーパーガール スーパーマン2 smallville  
◎スティールエンジェル スーパーレディ
○アストロガール スーパーレディ0 スーパージャスティー 3 
△アストロガール2 ガイアレディ 
×スターレディ

最近のsmallvilleは神と言わざる負えない
スーパーレディは小さな会社で作れる特撮の最高峰
銀行強盗を捕まえるシーンはかなり良い
ただし高い…

需要あれば海外国内問わず知ってる作品紹介するがあんまり需要ないかな?
589名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 10:16:23.84 ID:gpBhUOmR
昨日、スーパーレディUを買ってきた。スーパーレディZEROよりはいい。ただ本編がやたら長いから注意。
590名無し@ピンキー:2011/05/28(土) 19:13:59.16 ID:C80ZvF+1
* 再び三乗!!
AP電=<民族対立が続くアフリカのエストキア共和国では民族浄化が激しさを増し、国連人権委員会によると殺人・虐殺・拷問などの非人道的な行為
が政府軍により行われていると、エストキアを非難しています・・・・・。>
エストキアの首都 ナフランにある大統領官邸ではパニックが起きていた。
前線部隊が壊滅したというのだ・・・・・。
「そんな馬鹿な事が有るものか!!ゲリラ共は壊滅寸前なんだぞ!!」
ガラン大統領が、唾が飛ばんばかりの勢いで国防大臣を睨み付けた。
国防大臣は叱られた犬のように首を竦める。穏健派の大統領をクーデターで倒した元軍人のガランは、御機嫌が悪いと閣僚でさえ処刑するような凶暴凶悪な男だ。
現に停戦を進言した外務大臣とその家族は、生きたまま鰐の餌になった。
「何処かの軍隊が攻めてきたのか?アメリカか!?」
アメリカは国連でガランの残虐行為を非難していた。傭兵を送り込んで政府転覆を企てる事は考えらない話ではない。
「いえ・・・。それが・・・・・。」
口篭る国防大臣。それはそうだ。多分、この話をガランが信用するとは思えない。聞いたすぐ、彼自身でさえ信じられなかったからだ。
「それが相手は、たった一人でして・・・・・。」
ガランは不機嫌そうに右眉毛を挙げた。相当、不機嫌な時にする癖だ。
「馬鹿な!!貴様はアメリカ映画に毒されておる!!ランボーか?コマンドーか?あれは映画だぞ!!」
「しかしながら・・・・。」
その瞬間、爆発が起きた。

戦車を膝小僧だけで押しつぶす。そのまま戦車が紙細工のようにグチャッと潰れて行く。
少女は笑みを浮かべた。おそらく乗員は逃げる暇も無く押し潰されミンチになっているだろう。
だが、少女には罪の意識が無い。連中は無抵抗の人間を殺し、レイプする極悪人だ。何故、慈悲を掛けてやる必要が有ろう?
少女は全裸だった。元々はピッチリした青い服とミニスカート・マントとブーツという出で立ちなのだが、血で服が汚れるのが嫌なので、
乗り込む際に脱いだのだ。
「糞垂れ!!」
背後から声がして振り返る。同時に背中に衝撃が襲った。兵士がAK−47を乱射したのだ。
だが、背中を貫く筈だった弾丸は全部、肌に触れた瞬間潰れて、弾丸発射の勢いで粉々に砕けた。
「ふふっ、そんな物で私は殺せないわよ・・・・・。」
拳を振る。五十メートルの間合いが有るので流石にこぶしは当たらなかったが、風圧で兵士は倒れた。
兵士が立ち上がろうとする。だが、立てなかった。両足を少女が握っているからだ。
「ほらほら、高い高い。」
両足を持ち、少女は軽々と男を逆さにして持ち上げた。彼は衝撃を受けた。少女は17歳くらいで、身長も百七十センチくらいしかない。
それが、だいの大人を軽々と持ち上げたのだ。
「そ〜れ♪」
両足を左右に引く。兵士は悲鳴をあげた。同時に股が裂け、さらには真っ二つになる。
血飛沫が飛び、内臓や新造や肺、脳味噌が飛び散る。
少女は笑みを浮かべた。
591名無し@ピンキー:2011/05/28(土) 19:40:23.97 ID:C80ZvF+1
兵士達は少女に向け銃を乱射したが無駄だった。
パンチがキックが膝が唸る。ものの数秒で最強最凶悪な大統領親衛隊は肉ミンチに慣れ果てた。
「うあぁぁぁっ!!」
泣き叫び逃げ惑う兵士達。次々と残虐に殺害していく。
親衛隊体長を捕まえた。泣き叫び命乞いする。だが、この男は対立民族の娘を百人レイプしたと豪語する獣だ。
ズボンのベルトを引き千切ると、男根を掴み出した。
「な、何を!?」
鼻水と涙でクチャクチャにしながら親衛隊長は訪ねた。
「貴方、100人レイプしたって自慢してたわね?どれだけのモノか試さしてもらうの♪」
そう可愛い笑みを浮かべて言うと、男根を扱き始めた。
だが、彼女はヤクザを殲滅したスーパーパワーの持ち主、普通の扱きでは無い。
毎秒百擦りである。手の間から肉が焼ける匂いが漂い、苦痛で悲鳴をあげる。
白い液が飛び散り、最後には物凄い摩擦に耐え切れず「ブチチッ」という音を立て男根が引き千切れてしまう。
生暖かい血飛沫が飛び散り、少女は満面な笑みを浮かべた。
「たいした事無いね♪」
泡を吹き失神する親衛隊長の耳たぶを持ち持ち上げる。ブチブチッと引き千切れ意識が戻る。
「次は、これだね♪」
形の良い乳房で親衛隊長の顔を挟み、力を込めた。
「ひ・で・ぶぶぶぶッ!!」
ミリミリという軋み音、同時にパンという音と共に頭部が弾けた。
「さぁ、大本をお掃除しないとね♪」

畏怖の存在であった大統領官邸は屠殺場に変わった。
迎撃する兵士や閣僚を少女は次々と思いつく残虐行為で殺していくからだ。
副大統領とガランだけになった。
「貴様、だれだ!?」
少女は東洋人だった。日本人だろう。何故、日本人の少女が彼を殺しに来るのか?
日本人には援助を受けた時期がある。友好的な筈だ。
「これはね、大掃除なの・・・・・・。」
少女が一歩踏み出す。
592名無し@ピンキー:2011/05/28(土) 19:52:35.92 ID:C80ZvF+1
慌てて副大統領を楯にした。
「そんな・・・・・!!」
副大統領が背を向けた瞬間、少女の足の爪先が肛門の穴に減り込んだ。
「どぶばぁぁぁぁぁ」
同時に眼球が飛び出し、大きく開いた口から胃や腸が飛び出す。
ガランの黒い肌が血飛沫で赤く染まる。彼がお気に入りの軍服も勲章の束もだ。
「許してくれ!!」
「駄目♪」
少女はガランの頭を右手で鷲掴みして持ち上げた。
信じられない。ガランは贅沢のせいで百キロ有るのだ。到底、少女が片手で持ち上げられる重さでは無い。
「せいの♪」
振り回すと、放り投げた。マッハ10。飛びながら生皮が裂け、眼球が破裂する。
物凄い痛み、さらには耐え切れず内臓も噴出し、着地する頃には骨も燃え尽きていた
「あ〜スッキリした♪」
少女は飛び去った。
<終わり>
593名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 22:56:05.28 ID:702ypS1B
>>590
三乗乙〜
さらなるスパガによる惨状待ってます○><

>>589
報告乙〜SL0が劣化したから心配したけど大丈夫みたいで安心した
594名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 23:58:03.71 ID:EVSUHST5
>>590
GJ×GJ×GJ
100擦り/秒の手コキに頭を潰すパイズリ…。この娘とエッチしたら大変なことになるな。
595名無し@ピンキー:2011/05/29(日) 19:26:24.67 ID:/9ttka13
こんにちは 名無し三乗です。
皆様に質問です。ヤクザ・軍隊を残酷な方法で殺してきたスパガですが、次のネタである<殺す対象>が思い浮かびません。
当然、正義の(やっている行為は、とても正義の行いとは言えませんが・・・・。)スパガなので、殺す対象は悪人でなければなりません。
とはいえ、ヤクザからいきなり重武装の軍隊にグレードアップしたので、次が思い付かないのです。
スパガが<掃除>するに相応しい敵を考えていただけませんでしょうか?
596Korean:2011/05/30(月) 01:21:40.74 ID:Qn9Su2ES
範馬 勇次郎
597名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 01:25:08.96 ID:LbLQzvbF
あえてスーパーマン
598Korean:2011/05/30(月) 01:25:23.94 ID:Qn9Su2ES
臓器売買 医師
599名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 06:53:16.06 ID:aXEy22JV
戦車部隊
600名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 09:01:44.31 ID:DJzakA32
変に強い相手じゃなくて、ほいその辺のチンピラでも個人的にはイイ
601名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 13:30:02.70 ID:pypE3GCe
>>595
陰湿なイジメをしているJK
派遣業界の人買い共
無責任な報道(笑)を撒き散らすテレビ関係者
被災地で火事場泥棒してる屑
602名無し@ピンキー:2011/05/30(月) 19:55:00.35 ID:ulcSpOA1
牧野明人は退屈そうに煙草を吸っていた。
彼は竜神組というヤクザも三下だったが、ここ最近の<暴対法>のせいで組が潰れ現在、失業中の身である。
それがインターネットの裏ワークの御蔭で仕事を得たのだ。それは<見張り役>である。
見張りと言っても、そう大層な物ではある。眼前の廃工場に週に二度立って、サツや堅気の人間が近寄らないように警備するのだ。
それで毎回、10万円が貰えるのだ。こんなボロイ商売は無い。
この日、トラックで<荷物>が運び込まれてきた。三十人ほどの少女達だ。
こんな処に娘達を連れ込んで何をする積りか?明人は好奇心が疼いた物の、詮索しない事にした。
たった1回で三十万、これはどう考えても真っ当な仕事では無い。つまり、犯罪絡みだ。
だから、金さえ貰えば口を噤もうと思った。妙な正義感より金だ。他人が、どうなろうと知った事ではない。
ふいに、視線を感じて振り返る。そして<それを見て>、思わず咥えていた煙草を落としてしまった。
全裸の少女だった。細身で端正な顔立ち、その娘が明人に向かい可愛く笑った。
「な・・・・なに?」
だが、次の質問は声に出せなかった。少女の放つ抜きが口に叩き込まれたからだ。
前歯が砕け、血飛沫が舞う。だが、それだけではなかった。そのまま上唇を掴み、上に持ち上げたのだ。
明人の皮が上唇からさけ、そのまま鼻や眼窩、頭までイッキに剥がされた。
「痛いの♪」
残虐な行為に及んでいるというのに、その声は楽しげだ。
「痛いよね♪じゃぁ、今度は気持ち良くしてあげる♪」
ズボンをベルトごと素手で引き裂く。男根を掴み上げ、跨ぐとオマンコに押し込んで腰を振り始めた。
物凄い締め付け!!頭の皮を剥ぎ取られ、激痛で失神していた明人は、股間の痛みで意識が戻った。
「うががががっ!!」
普通、性交に及べば気持ち良いと思うだろう。だがスパガの腰の振りは1秒、百個擦りだ。
鉄さえヘシ折る腰の振りに、生身の男根が耐えられる筈も無い。摩擦で肉が焼ける匂い、同時にブチチッという音を立て、
繋がったまま男根が引き千切れた。激しく血飛沫が少女の裸身に降り掛かる。
「たいした事ないね♪」と無邪気な笑みを浮かべ、膣の力を緩めて千切れた男根を落とす。

白衣の男達、それにいかにもヤクザと判る男達は、裸の少女の乱入に慌てた。
「な、なんだ貴様!!」
白衣の男が動揺して喚いた。その横には手術台に乗せられた少女が居る。
603名無し@ピンキー:2011/05/30(月) 20:27:28.78 ID:ulcSpOA1
少女は、この男達の悪事を知っている。
臓器売買。
ある時は闇金のカタで奪った娘を、さらには街で芸能プロダクションのスカウトマンの振りで引っ掛けた娘を拉致して、バラバラにして臓器を売り飛ばす鬼畜だ。
少女は、状況が判らず立ち竦むヤクザの御腹に抜き手を加えた。
「ウゴッ」
強烈な血飛沫と共に手を引き抜くと、その手には腸が握られていた。
「ひぇぇぇぇッ!!」
ヤクザが悲鳴を上げる。少女は構わず、腸を掴んだまま、ヤクザを持ち上げ宙で振り回すと壁に叩き付けた。
ヤクザはタイルにめり込み、頭蓋が砕け、眼球が飛び出した。さらに衝撃で背中から背骨が飛び出した。
「そ・う・じ♪」
「糞が!?」
ヤクザのひとりが拳銃を引き抜き、少女の顔に目掛け打ち込んだが、だが無駄だった。
普通なら貫通して脳味噌を振り撒いて死んでいただろう。だが彼女は生まれたままの姿とはいえスパガである。
弾を物凄いスピードで避け、そのままヤクザの間合いに飛び込んで銃を掴む手首を持つと、そのまま引っ張った。
ブチブチッブチッ
腕が肩口から引き千切れた。同時に強烈なビンタ!!
顔が背中に廻ったまま、ヤクザは息絶えた。
白衣の男は、もう抵抗する危害さえなく、その場にヘタリ込んだ。
「ま、待ってくれ〜!!こ、殺さないで!!」
「命乞いしても無駄だよ♪いままで沢山の女の子殺してきたんだから、タダでは殺してあげにゃい♪」
ベルトを掴み軽々と持ち上げた少女は、男をうつ伏せにする。そしてそのまま体を背に預けた。
「さあ〜人間解体ショーの始まりだよ♪」
背骨を掴んだ。指が肉にめり込み、白衣の男は痛みで絶叫した。
第二間接までメリ込ませて、骨を掴みイッキに引き剥がす。
メリメリブチブチッ
「次は御腹のなかを綺麗にしないとね♪」
その姿勢のまま肛門に腕をメリ込ませると、肛門から腸や胃を引き摺り出す。
普通なら、ここで死んでいるだろう。だが、スパガの特殊能力で蘇生された。
今度は仰向けに倒し、両腕を掴む。
「女の子を解体する鬼畜の手、いらない♪」
そう言って、両腕を引き千切る。
白衣が血で赤く染まる。だが、少女のお仕置きは、まだ続くのだ・・・・。
<終わり>
604 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/30(月) 21:41:17.15 ID:NAQmtntf
>>588
スーパーレディーはなんてググれば出てくる?
普通にやると風俗しか出てこない…
605名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 23:12:35.70 ID:pypE3GCe
>>604
GIGAの実写変身ヒロインエロDVDなんじゃない?
606悪魔との契約13:2011/05/31(火) 01:15:32.25 ID:YFlWVgMk
「・・・ふむ。こりゃ、酷ぇな」
「・・・ええ、そうですね・・・」
二人の男が、"現場"を見てそう呟いた。

そこは、昨日まで多くの人間が居たはずの△△組の組長宅兼、本部。
しかし、昨日そこに居たはずの者はもう居ない。いや、正確には"生きてはいない"というべきか。

"現場"には、その二人の男だけでは無かった。二人以外にも、多くの者が所狭しと動き回っている。
刑事、鑑識その他大勢。この二人も当然、職務の一環としてここに居るのだった。

「しかし、まぁ・・・何だ。どうやったら、こんな"現場"が出来上がるんだ」
「・・・・・はぁ」
二人の前には、組員だった者たちが付けた大量の血痕だけが残っていた。

「どうやったら、あんなホトケさんになるんだ」
「熊にでも襲われたんですかね」
既に、目の前には血痕しか残っていない。現場検証に必要な最小限の"ホトケ"を除いて、後は片されたのだ。

「馬鹿野郎。地方都市とはいえ、山からどれだけ距離があると思ってるんだ」
「そう・・・ですよね。でも、熊以外で一体、"誰"がこんなこと出来るんですかね」
部下の男が見遣った先には、捻じ切られたドアノブが転がっている。
他にも、拉げた鉄製の扉。まるで、拳で貫かれたかのような壁に開いた穴。銃だったと思しき鉄塊。

実際、"ホトケ"の酷さはその比ではない。
頭部を吹き飛ばされた者。胴体に風穴を開けた者。まるでネジのように、首を何回転も捩じられた者。

「・・・そう。これをやったのは熊や猛獣の類じゃない。列記とした人間だ」
「・・・ですよね。だって、『指紋』を残す熊なんて居ないですもんね」
辺り一面、そこら中に残された指紋。それは明らかに人間の犯行であることを指し示していた。

「まあ、色んな意味でこんなことが出来る人間なんて居るとは思えんが、な。それこそ、熊並だ」
「熊・・・っていうか、"スーパーガール"なら可能・・・・・なんちゃって」

「"スーパーガール"? そういう場合、例に挙げるのは"スーパーマン"じゃないのか?」
「いえ。ほら、ちょっと前に話題になったじゃないですか」
部下が例に挙げたのはあの一件。そう、"轢き逃げ"の一件だ。

「・・・あぁ、それか。それこそ眉唾、都市伝説の類だろう。轢き逃げされた被害者を抱き抱えて病院に運んだ・・・だったか」
「ええ、どう考えても走って行ける距離じゃないのに・・・です」
尤も、その轢き逃げ犯は自分の車に轢かれるという謎の死を遂げている。

「・・・まぁ、やり方はわからんがどの道、組同士の抗争の類だろう。どうやったかはわからんが、な」
「・・・はぁ」

「全て、これだけの現場でたった一人の指紋しか見付からないというのもおかしい」
「偽装工作・・・の線もある、と?」

「結論を出すのはまだ早いが・・・まあ、その線で洗うことになるだろうな」
「・・・はぁ」
部下は腑に落ちない部分を抱えながらも上司の言葉に渋々、納得した。

「・・・ただ」
「ただ?」

「・・・もし。現代に、現実に超怪力を持ったスーパーガールが居たとして。
 そのスーパーパワーを人間相手に振るったら、こんな現場になるかも・・・な」
「・・・ですよね。スーパーガールが必ずしも、聖人君子とは限らないですしね」
刑事は一瞬、脳裏を過ぎった"考え"を払拭するように頭をボリボリと掻いた。

「・・・まさか、な」
607264:2011/05/31(火) 01:17:35.22 ID:YFlWVgMk
今回は短編です。
一度書いてみたかった、第三者の視点ということで。

昨日、投稿しようとしたらエラーで書き込めなかった・・・。
608 忍法帖【Lv=2,xxxPT】 :2011/05/31(火) 14:12:39.39 ID:VgsA4uou
>>605
トン
609名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 15:07:06.03 ID:8az0mFdw
すげぇ次が楽しみな展開...
610名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 16:30:37.53 ID:FNch7mqd
>>602
すばらしい。この娘の語尾がかわいい。

>>606
GJ。これからの展開が楽しみです。

最近作品の投稿が多くて良いね。
611名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:02:35.87 ID:diIXS+Oo
情報掲示板に避難スレ立ててきた。規制や忍法帳で困ってる職人さんは使ってくれ。

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14406/1306976351/
612名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 04:35:34.43 ID:Tap55SLu
目を覚ました男は私の姿を見つけると、すぐに突っかかってきた。

状況を簡単に説明すると、
ここはとある廃ビルの一室。
男はホスト崩れのヤクの売人。
男をここに運び込んだのは私。
そして、私はスーパーガール。訳あって『悪い男』を殺さなきゃいけないんだけど。

私はいきがる男の鼻っ面を人差し指でピンと弾く。
殺してしまわない様、あくまでも軽く。
グシャ!
文字通り男の鼻がへし折れ、顔にめり込んだ。
せっかくのイケメンが台無し(笑)

「まずは動けないようにしないとね」

私は右手の親指と人差し指を、顔を抑えうずくまる男の太腿に宛がう。
ズブ・・・
私の指は衣服を皮膚を筋肉を突き破り、あっという間に骨に到達。

ベキベキッ、グシャァ

指先で直接骨をへし折り神経を磨り潰す。
ギャーと男の悲鳴。
我ながらコレは痛そう(笑)

ベキベキッ、グシャァ

今度は左手の指で反対の脚を同じように直接へし折る。


動けなくなった所で、さ〜て次はどこを攻めようかな?

「脚の次はやっぱり腕だよねぇ」

私は男の右手を握るとゆっくりと掌を閉じていく。
彼に骨の圧し折れる音を聞かせるように。
ぐちゃっと手のひらが完全に潰れた所で、次は前腕部。

両手で前腕部を握ると雑巾を絞るように絞り上げた。

ベキベキッ!
まずは1回。

ベキベキッ!
2回目。

ブチブチブチッ!
「3か・・・・・・あ・・・・・・!?」

男の前腕が捻じ切れてしまった。
腕から勢いよく血が噴出す。
613名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 04:37:15.64 ID:Tap55SLu
「あちゃー、やっちゃった・・・・・・」
このままでは出血多量で死んでしまう。
てか、『悪い男』には死んでもらうんだけど、こんな死に方してもらっては困る。
うーん、どうしようかな・・・・・・?

「あ、そうだ!」
私は間近の壁を殴りつけた。
ボゴォッ!
コンクリートの壁を粉砕し中の鉄筋がむき出しになる。

「これでいいかな」
私は壁の中から鉄筋を一本取り出すと、左手で目の前に掲げた。
そして右手でそれを握り潰さないよう用心しながら上下に擦りあげる。

シュシュシュシュ・・・・・・

ヒュンヒュンヒュヒュン・・・・・・

どんどん右手の速度を上げていく。
スーパーガールの莫大な運動エネルギーが摩擦による熱エネルギーに変換される。
あっという間に真っ赤に熱せ上げられた鉄筋の出来あがり♪

「おーい、まだ生きてるー?」

それをぐったりと項垂れた男の右手に押し当てた。
ジュウと肉が焦げ男が悲鳴を上げた。
良かった、まだ生きてた♪

鉄筋で念入りに患部を焼き固めて止血終了。

次は左手。
「右手が無くなって不便だろうから、左手の関節を増やしてあげる♪」
ベキッ、ベキッ、ベキッ・・・・・・

指先から始めて、30箇所ほどへし折った所で肩部に到着。

「ちょっと増やしすぎちゃったかな?って・・・・・・あれ?」
「ちょっと、聞いてるー?」

男の耳をつかんで頭を揺さぶる、耳が引きちぎれた。

しかし男のリアクションが無い・・・・・・
もしかして死んじゃった?

耳を澄ましてみる。心臓はまだなってるみたい。
まだ、死んではいない様だが、彼は完全に壊れてしまったようだ。
うーん、どうしようかな?
このまま放置しても死んじゃうんだろうけど、もしかしたら私が殺したとカウントされないかもしれない。

あ、そうだ、あれやってみよう♪
614名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 04:37:57.14 ID:Tap55SLu
「それじゃ、最後にしようか」

私は壊れた男を立たせると、1mほど距離をとった。
立たせてると、言っても両足は使い物にならなくなってしまってるので
先ほど壁にあけた穴の鉄筋に引っ掛けてるんだけど。

「最後は痛くないよ、多分」

私が考えた最後の処刑法、それは『スーパーガールのフルパワーで思いっきりぶん殴る』だった。
どうなるのか私にも想像つかない。
とりあえず『痛い』と感じる前に死んでしまうのは嘘じゃないだろう。

まあ、一度くらい試してみてもいいよね。
彼には今まで散々手加減してあげたんだし(笑)

「それじゃあバイバイ、来世では『良い男』に生まれ変わってね」

私はそう言うと男に向かって拳を大きく振りかぶった。

<おしまい>
615名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 04:38:25.49 ID:Tap55SLu
264さんの彼女で勝手に書いちゃいました。
クオリティも低いし、ホントすみません。
ラストは皆さんの想像にお任せします。
つか、正直自分にも想像つかないんで書けませんw
616名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 20:36:45.98 ID:uaNVSyoK
これはちょっと…評価に困るというか…
話は良いんだけど、人のキャラを無断で使う作者の神経を疑うというか…
本家の作者さんは気にしないよ〜とか言うかもしれんけど…

てか言い方は悪くなるけどスパガが暴れる話ごとき作るのに自分なりのリスペクト出来なかったの?って言いたいし
本家の話にそれだけ愛着があるんです!とか言われたら「エロパロ」板である以上は有りなんかもしれんけどさ
う〜ん…
617名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:37:33.26 ID:Dh6ab0Iv
>>615
凄く良かったよー、とりあえず俺は大歓迎ですw
618名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 00:25:31.11 ID:90iSVFmT
GJ!おもしろかったよー。
ただやっぱり、色々と問題になるかもしれないから、次回からは先に原作者さんに許可とった方が良いかも。
>>615さんの今後の活躍に期待です。
619名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 03:57:58.49 ID:lINexXh6
>人のキャラを無断で使う
えっ?
620 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/06/05(日) 23:40:40.05 ID:sjP0SvAW
Supergirl XXX について詳しく
621名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 19:57:31.06 ID:At+elF4a
>>615
良かったよ、次はオリジナルで頑張って欲しいな
まとめサイトに載せるかどうかは264さん次第かな?
622名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 22:17:45.06 ID:w+gXz5IN
623 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/06/11(土) 00:18:54.83 ID:zALVJmuh
Mindy Marvelについて詳しく
624名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 08:03:09.52 ID:JXI2FiDu
ウザい
何度も〜について〜についてって少しは自分で調べろ
625名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 13:43:26.72 ID:irOCGSf/
スーパーレディについて詳しく
626名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 20:32:15.69 ID:CdbxRpro
>>620
モデルさんが巨乳で俺得すぎる
ネット配信なのかね?
627名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 22:00:19.89 ID:mc952OZC
ttp://www.extremecomixxx.com/
オフィシャルページ(重い)で通販やってるけど、ネット配信じゃなくてDVDみたいだ。
$39と日本への送料$15の、合計$54で買える…と思う。試してないけど。
628名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 00:07:38.25 ID:CdbxRpro
トン
しかし買う気にはなれないな…
629名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 23:19:15.95 ID:d1pX9YPc
こういうのこそトレントにないのかな
外人なら本場のトレントだろうに
630名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 12:26:27.74 ID:CaWJrPE9
本場の人が演じる方がリアリティーがあるよね
別に日本人をディスってる訳じゃないけど
631名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 06:38:19.13 ID:tiTy7e6D
俺は逆に大和撫子スーパーガールもアリだと思うぞ。だから
GIGAのスーパーガールモノはドツボにハマっている
632名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 08:20:33.12 ID:Il7JP+0W
a
633名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 12:41:18.65 ID:QpBWgifO
smallville終わっちゃって毎日がつまらないな
またなんかいい洋画ドラマはじまんないかな
634名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 18:55:44.34 ID:dlWUdVT8
スレが停滞してきたなあ・・・
635名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:15:28.56 ID:DDZzKJmI
age
636名無しさん@ピンキー:2011/07/01(金) 23:46:56.41 ID:WuXwN1PM
Supergirl XXXめっちゃ微妙だった
つか、スパガの格好してるの合計10分も無いぞ
637名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 01:08:40.82 ID:pgLfjCmR
マジで?
内容kwsk
638名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 01:33:57.71 ID:b0JAN6cs
英語わかんねーし、正直ストーリーはよく分からないw
スーパーマンは刺青のいかついおっさんだし
スパガは最後にレズプレイやるくらいかな
チンピラ倒すシーンはあるよ、1分くらいだけど
639名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 01:50:47.22 ID:pgLfjCmR
クソすぎるなwww
640名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 02:09:06.06 ID:kgh2Kb0b
アメリカのAVって凌辱とかレイプはNGだからねー
GIGAみたいなのを期待してると駄目なのかな
641名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 02:13:37.50 ID:b0JAN6cs
>>640
そんなの関係なく、これだったらGIGAの方がクオリティ高いよ
642名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 02:19:37.27 ID:TqwQw6Vw
そろそろSSこないかなー
643名無し@ピンキー:2011/07/03(日) 14:09:09.14 ID:7x6v/Wsq
* 御久しぶりです・・・・・。
闇金屋の事務所は血の生臭い匂いで満ちていた。
突然、全裸の中学生くらいの少女が乱入し、素手で社員達を惨殺し始めたのだ。
<社員>と言っても非力な人間では無い。彼等は集英組から杯を貰った組員で、喧嘩慣れしている。
その<暴力のプロ>が、素手の少女の前に成す術も無く惨殺されているのだ。
「おるわ!!」
ナックルを嵌めた組員が殴り掛かった。普通なら頭蓋骨が陥没し、意識が飛んでいる筈なのに、少女は平然としていた。
逆に「ミチッ」という音と共に、男は腕を押さえ、苦悶の表情を浮かべた。
社長は、その手を見た時、驚きで眼を引ん剝いた。
指五本があらぬ方向に捻じ曲がり、手自体が異様に変形しているのだ。
「痛いな〜♪」
男の胸倉を掴み、(信じられないことだが)片手で吊り上げた。
「悪い子はメッ♪」
同時に、膝小僧が股間を突き上げた。
同時に男は飛び上がり、コンクリートの天井を突き破ると空中に飛び上がった。
「ヒェェェェッ!!」
女のような悲鳴を上げ、その場に尻餅をつく。股間から黄色い液体が勢い良く噴出し、地面を塗らすと赤黒い血の海に混じる。
先程、パイ擦りで脳味噌をブチ割られた社員の物だ。
「さぁ、最後のお掃除♪」
そう言って近づいた時、少女の手首を掴んだ者が居た。
大柄で肥満体の大男だ。
「おお、鬼道・・・・!!」
社長が叫ぶ。この男は社長の用心棒で相撲崩れだ。
<続く>
644名無し@ピンキー:2011/07/03(日) 14:32:30.65 ID:7x6v/Wsq
「何、このオデブ?」
鬼道の腹にパンチをブチ咬ます。だが、ビクともしない。
体脂肪が多く、コンクリートの壁さえ砕くパンチさえ拡散してしまったのだ。
「ほにゃ?」
「死ね、小娘!!」
鬼道が手加減なしの張り手を咬ました。現役時代、車の側面に手形の凹みを作った殺人張り手だ。
「きゃっ♪」
一歩後退した。だが、倒れない。
鬼道は驚いた。普通なら、首が捥ぎ取れて居ただろう。それ程の破壊力を持つ張り手だ。
「じゃぁ、今度はコッチの番♪」
そう言うと両膝を突き、ちょうど鬼道の股間の前に座る。
同時に片手でベルトを引き千切り、男根を出すと掴んで口に咥えた。
そうしつつ、息を吸い込み吐き出す。
「!!」
鬼道の顔色が変わった。瞬間に尿道から、何かが体内に吹き込まれたからだ。
「な、何だ!?」
少女は、それに答えずに息を吸い吐きを繰り返す。
同時に・・・・。
鬼道の体がグラットと揺れた。
バランスを崩したのだが、倒れない。
思わず、下を見る。鬼道は、さらに驚く。
御腹が異様に膨らんでいるのだ。咥えると同時に、尿道からおなかに空気を送り込んでいた。
そのせいで風船のように膨らんだ御腹のせいで、バランスを崩したのだ。
「うぁぁぁ・・・・。辞めて〜!!」
悲鳴を上げるが遅く、すでに膨らんで膨張した御腹は「パン」という音を立てて破裂する。
飛び散る胃や腸の残骸と血飛沫、それに塗れながら少女は可愛い笑みを浮かべた。
「お、鬼道!!」
「さぁ、お掃除の締め括りだよ♪」
社長を仰向けに倒すと、両手両足を掴み持ち上げ、雑巾のように絞る。
「うぎぎぎッ!!」
「きゃははは♪」
少女の笑い声が悲鳴に重なった。
<終わり>
645名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 16:10:33.18 ID:cUzbFkPE
誤字脱字は多いし
チンコ吹いたところで腹部は膨らまないだろ?
小学生か?
低脳なのはもういいよ
646名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 16:59:57.26 ID:iOiI4VSt
まあ尿道から膀胱に空気を送れば膨れるかもね
647名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 17:15:59.32 ID:sfJeuyNT
まー、いいじゃん、過疎スレなんだし
あんまり上から目線で文句ばっかり言ってると誰も居なくなっちゃうよ
648名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 22:06:42.94 ID:rm3+t2ad
だが誤字と日本語おかしいのは読み手にとっては書き手が思ってる以上に嫌なものだから気を付けてほしい

とか言うとじゃあ読むなとか言うやついそうだけど
649名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 22:42:30.87 ID:kdeZI8tA
良いんじゃない?
良識ぶってクォリティーの低いSSに乞食みたいにへりくだってたら、他の住人だって言いたい事を下手に言えず白けるだけでしょ
事実俺も>>645と似たような感想を抱いた。けどそれをそのまま書き込むと荒らしになるだけ
そういう自重の積み重ねが逆に過疎化を進めてるのかもしれんよ

まあ批判するにしても書き方ってもんがあるけど
650名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 23:37:12.84 ID:ulaVtkZd
>>649
言いたいことは分かるけど、気に入らない作品はスルーって方がいいんじゃないの
わざわざ批判してたらスレが荒れるよ
せっかくPart4まで行ったんだしさ、まったりやろうよ
651名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 13:40:44.15 ID:DnzwjrES
こういう時気に入らなければスルーしろって言う奴必ずいるけど
ここに書いてる以上誰かに読んでもらいたくて書いてんだろうから
良かれ悪かれ感想は聞きたいもんだと思うよ普通
むしろスルーしてたら余計過疎ると思うよ

てか、言い方に問題ないとは言わないが>>645がそんなに的外れとは思わん
書き手さんにはそういうの踏まえた上で改善してよりよい作品を目指して欲しいと思う
652名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 13:47:54.84 ID:DnzwjrES
ちなみに細かいこと言うようだけど
膀胱に空気送り込んでも膀胱が破裂するだけだよ
御腹ってのが胃腸の事なら尿道も膀胱も直接はつながってない
その前にちんこはそんなに頑丈じゃないから膀胱の前にちんこ自体が破裂して終わりだろうけど
653名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 16:13:25.82 ID:ZM3qfNVU
けっこう見てる人いるんだな。

>>643
なんか厳しい感想が多いけど、また書いてくれると嬉しいです。
654名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 00:10:40.34 ID:ct6SpMLy
655名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 01:48:09.68 ID:J2U9ZFY1
>>652みたいな想像力が皆無な読み手のことまで考える必要は無い
スルーされるべきは>>645みたいなことを真顔で言っちゃうアホ あんたみたいな人のほうだよ
そして書く人はこんなアホは気にせず自由に書くべきだ
656名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 02:31:54.01 ID:WR80CJUf
ならどこそこが良かったとかいう感想も書いてやれよ
擁護してる奴単に次も書けって催促してるだけじゃん
657名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 08:50:26.12 ID:14Q426tw
>>652みたいな事言ってたら、このての番組は成立しないぞ。
ウルトラマンにしても、ハヤタと融合し体積は小さくなっても、質量は変わらないはずだ。
そんな奴がビートルに乗れるわけがない。
元ネタのスーパーマンでも、いくら力が強くても列車を真正面から止めるのは不可能だと思う。
今度は逆に相当の体重が必要になるはずだ。
>>655の言う通り、SFは空想力だ。いちいち理屈を捏ねたら成り立たない。
職人さんは気にせずに、自由にどんどん書いてください。
658名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 10:22:37.36 ID:6TjqvaTq
しかし読み手の想像力も空想科学読本的考察も作品のクオリティーが低いという事実には関係ないのであった・・・
659名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 10:54:57.37 ID:WR80CJUf
アホなん?話にならんわ
ウルトラマンの体は空想だが、人間の構造は現実だろう
その二つを比べんな
660名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 14:58:41.80 ID:NrVh9mqR
ウルトラマンはたとえが悪すぎるが
北斗の拳なら能力の柔軟性に欠ける奴にも理解しやすいんじゃね
661名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 17:05:12.20 ID:NGqygJ+V
>>659
このスレのSSは空想だろ
お前こそアホちゃうか?
662名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 17:35:34.66 ID:1ydTqPuY
人間の構造云々言うんだったら、スーパーガール自体存在しないよね。
663名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 19:58:56.02 ID:tS4IYhOw
幼稚な擁護で阿呆な奴叩いてないで、SSに感想書いてやったら?
GJの一つもついてないじゃん



ちなみに俺はパスだけど
664名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 08:14:48.34 ID:J1UWy2q8
>>655
>>652はわりかし作者さんに配慮した良識ある書き方してると思うけど
665名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 16:11:01.91 ID:kdi+F624
マンガに溺れるとお腹が膨れるカットがあるけど、
>>652氏に解説してもらいたいなぁ
そこまで膨れる前に胃が破裂するんじゃないか?
666名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 02:30:04.91 ID:A+CkJd/h
いい加減、この話題やめないか
667名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 12:40:23.94 ID:sssIJdxc
だな
668名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 20:48:44.69 ID:DvMG/KvG
まあ、もはやこんな流れじゃ誰も文章書きたがらないわな。
というか誰か書くのか、このあとに?
669名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 23:44:02.13 ID:hwasBLNJ
>>616=>>645=>>651
という事実だと見た。馬鹿は無視の方向で
670名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 00:02:36.89 ID:bNT9EadK
だから、そういうのももういいってば
671名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 09:31:42.76 ID:vUFb/n9E
昔はよかったとは言いたくないが、1〜2スレの充実がもう一度甦らないかな
672名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 13:24:35.61 ID:JGxRjU33
最初の頃は>>616みたいな変なのいなかったから
正直常駐してるみたいだしもう無理だと思う
673名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 15:25:06.81 ID:5TSysYMm
じゃあこのスレで終了にするって事?
674名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 19:19:27.65 ID:J0d6GYuI
どうだろう、ここは一つ世界平和のためにみんなでスパガのおまむこをimagineしないかい?
675名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 20:31:06.01 ID:NxGrko8j
気に入ったらGJ!、気に入らなかったらスルーで、いんじゃね?
書き手の人も萎縮しちゃ、だめだし…
676名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 21:35:37.67 ID:f/snAaWH
>>674
アソコの毛はブロンドなのか金髪なのか、そもそも生えていないのか…
677名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 21:36:37.57 ID:f/snAaWH
ごめんブロンドと金髪って一緒だね
黒髪or金髪って事で
678264:2011/07/10(日) 01:00:01.80 ID:H/6E841K
コテで書くか名無しで書くか迷ったんですけど、
いろいろと思うところもあったのでコテで

>>615
>>619
個人的には、どちらの方の意見も理解出来ます。
確かに、元々が映画の二次創作だって意味では、権利とか言い出すのも変な気はします。

他の職人さんの気が進むのであれば、今回みたいなサイドストーリー的なモノならどんどん書いちゃって良いと思います。
ただ、私が書いてる話の直接的な続きを書かれると私が書けなくなるので、それはちょっと辛いですが・・・。

感想に関しては、>>675さんの意見で良いんじゃないでしょうか?

科学/物理考証は、地球を逆回転させて時間戻したりとか
原作からして突っ込んじゃ行けないところですし・・・。
私も、『体重』に関しては敢えて触れないようにして書いてますw

本当はこういう雰囲気を吹き飛ばせるぐらいの話を書けたら良いんですが
ここのところ、なかなかプライベートで時間が取れず・・・。
短編でも書けるなら、書きたいところではあります。
679264:2011/07/10(日) 01:02:23.02 ID:H/6E841K
680名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 07:45:50.84 ID:62/Lxv9N
7月4日から流れてる日清紡のCMでスーパーアンドロイド女子高生が活躍中!今後、シリーズ化するみたい
681名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 09:26:23.80 ID:iUMfscSB
>>678
短編でも何でも期待してるよー
682名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 12:47:29.96 ID:8NPadWND
>>678
コテの意味もう一回調べてね
名前欄に数字打ち込みだけなら誰でも騙れるでしょ?
683Perverted mind 後編(序):2011/07/10(日) 21:02:29.25 ID:AgP6Y7r0
 悪夢のような夜だったわ。
 ポイズンアイビーとの戦いに敗れて、ヴァージンは見逃してもらったけど……私は、正義のスーパーガールは何度も悪によって昇天させられた。
 次の日、つまりは今日のことだけど、私は学校を休んで一日中部屋から出なかった。
 もうすっかり外は暗くなってるわ。
 少し前、ルーシーが心配して見舞いに来てくれた時もインターホンで応対してそのまま帰ってもらった。 だって、来るタイミングが悪すぎたんだもの。
 その時私はベッドの上で……出しちゃった液体でで汚れていたのだから……しかもスーパーガールのコスチュームのままで……

「ああっ……あふぁぁあああっ……」
 はしたない声が止まらない。
 私の指は自分の両方の乳首を摘まんで、抓って……あああっ!
 固くなった乳首のコリコリした感触が伝わてくると、背中をゾクゾク刺激しながら蟲が上がってくるみたいなの。
 指先で円を描くように擦ってやるともっと凄いことになるのよ。
「きゃふぅっ!」
 とても我慢なんて出来ないから、恥ずかしい声が出ちゃう。
 ……そうなの……昨日ポイズンアイビーの調合薬で、敏感にさせられた乳首が今も疼いて仕方ないのよぉぉ!
 わかってるわ。スーパーガールが悪の薬に負けるなんてダメなのよ。
 私は正義の執行者スーパーガールなんだから、薬の影響が切れるまで……耐えな……きゃ……ああっ!でも……ワタシダメェ!
「ぁふぅ……ううぅぅ……くあぁぁ……いやなのにぃ……ふあああっ!」

  ビュクッ!ビユククッ!

 また私の恥ずかしいところから、恥ずかしい液体が出ちゃった。
 仰向けになった私が、どんな恥ずかしい格好になっているかわかる?
 悶えながら股間を突き出してるのよ。
 ヒクヒク震えてるのよ。
 正義のスーパーガールがオナニーで何度イッちゃったのか解らないほど悶え狂ってるなんて、そんなこと誰にも言えないわ。
 シーツはベトベト、股間の青いレオタードの生地も赤いミニスカートにも染みがついちゃってる。
 それでも、まだ満足できないの。
 私の固くなった乳首が命令するのよ!しかた……ないじゃない……
 気持ち……良すぎるのよ。
 
 震える私の指が勝手にうごいちゃうの。
 ちょんちょんってコリコリのぽっちりを突くの。
「ひゃはああっ!」
  ビクッ!ビクンッ!
 バタバタとベッドの上で悶え反り返る私。
 私の意思じゃないわ。
 指が操られてるだけなの。
 
 でもダメ、このままじゃスーパーガールが自分の指に征服されちゃう。
 そんなのありえないに決まってるのに……指を離せばいいだけなのに……
 それどころか私の指は股間の大事なところにも潜り込んで、ぴちゃぴちゃ音をたててるわ。
 ヌルヌルのアソコを指が掻き回すと、電気がピリピリ走っちゃう。
「くふぅ……あぁ……」
 こんなの……耐えられない!
684Perverted mind 後編(序):2011/07/10(日) 21:03:43.45 ID:AgP6Y7r0
 私気が付いた。
 媚薬のせいだけじゃない。
 私、もっとイキたんだ……私自身が快楽をもとめてるんだわ。
 スーパーガールは、もう敗北しちゃってるのよ。
 だから……だから、私の最も恥ずかしい突起に……クリ……トリスに触ってもいいよね。
 ここだけは触っちゃいけないと、必死で我慢してたんだけど。
 もういいよね。
「ふぁ……」
 小さく吐息を吐いたの。
 だって、アレを触ったら私絶対に狂っちゃうから。
 スーパーガールが……堕ちてしまうから……

 その時、外からサイレンの音が聞こえた。
 何台ものパトカーが走っている。
 事件が起きたんだわ。
 非常事態を知らせるサイレンの甲高い音が私の中の正義を呼び起こしてくれた。
 嫌がる指を胸から無理矢理引き戻して、私はテレビのリモコンを手に取った。
 そうよ、私は、正義は、スーパーガールはまだ負けてなんかいない!
 平和の為に戦うのよ!

 テレビでは思った通り、臨時ニュースをしている。
 街の中で怪物が暴れている様子が中継されているわ。
 その姿に私は驚愕せずにはいられなかった。

「あれは……ビザーロ!」
 レックス・ルーサーが作った人工のスーパーマン、あまり知られてはいないけど、かつてワンダーウーマンをレイプしたとんでもなく強い敵。
 私では勝てないかもしれない。

 でも行かなきゃ……この街は私が、スーパーガールが守らなければいけないのよ。
 シャワーを浴びたかったけど、一刻の猶予もないわ。
 汚れたコスチュームのまま飛び出した私。

 ああっ、飛んでいるときに誰かに恥ずかしい染みを見られたら……

  ゾクゾクッ
 現場に向かって飛ぶ私の背筋に悪寒が走った。
 ううん、違うわ。

 快感。

 私の心が何かを期待してるんだわ。
 こんなままで戦えるのだろうか?
 きっと倒されて……私、何かされちゃう?
 
 バカなこと考えちゃダメ。
 スーパーガールは無敵なんだから…………負けるなんて……ありえないんだから
685Perverted mind 後編(序):2011/07/10(日) 21:04:56.16 ID:AgP6Y7r0
今日はここまでです
続きは期待しないで
686名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 22:32:47.67 ID:B549r3Rm
期待します
687名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 23:08:46.80 ID:WmHVjv07
>>685
これって↓の続きですか?
http://www37.atwiki.jp/supergirl121/pages/182.html
なんだかスーパーガールが堕ちていきそうな雰囲気ですね
このスレでは陵辱ものはあんまり見られないので続きも楽しみにしてます
688名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 23:23:15.60 ID:H/6E841K
>>682
トリップまで込みでコテって意味では確かにそうですね。

そこまでする必要はないかと思ったんですが
689名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 01:00:50.73 ID:TMaoMIAu
何にでも文句を言いたいお年頃なんでしょ
あんまり文句ばかり書き込んでると、正義のスーパーガールにPCとチンコ潰されちゃうぞ
264さんの続きも期待してまーす
690名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 05:01:46.54 ID:+Naa5TUa
なんか久々に動いてると思ったらほとんど嵐か
がっかりだよ
691名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 12:06:55.22 ID:ZkSh9L0c
だったら投稿してくれればいいのに
692名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 18:59:28.71 ID:EpC+IVtP
民度低いなぁ
693名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 23:51:29.75 ID:jOxjlSP9
いい加減、攻撃的なレスするのやめようよ
694名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 09:45:16.54 ID:fNFY7oSP
695名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 07:28:24.04 ID:wIzE1eA1
過去ログ見れる人に聞きたいんですけど、
1スレ目にあったYATの同人誌のアドレス教えてくれませんか?
696695:2011/07/18(月) 05:37:50.48 ID:P2q8wnow
誰も答えてくれない・・・(´・ω・`)
697名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 08:05:14.77 ID:eLe5vJjS
そういうのが荒れるもとだがや
698名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 09:16:16.76 ID:vQMs+ehO
なでしこ勝ったね。
スパガがスポーツやる話を書きたいけど、チートすぎて展開が思いつかない…。
699名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 10:14:26.93 ID:IrtrJk9G
ハリーポッターの魔法の箒で飛びながらやるやつみたいなのを、スーパーガール同士がDQNを球に見立ててやる球戯というのはどうだろ?
700sage:2011/07/18(月) 12:57:50.45 ID:Yosnyr7g
男子ワールドカップに最終兵器として出場して,
弱小チームをボロ勝ちさせる,軽く優勝させちゃうっていうのは,,
701名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 18:58:42.40 ID:CBeaqs83
やっぱりスパガと言えば巨乳じゃなきゃな
702名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 23:22:55.58 ID:AJqpQZ9T
最近、本場のスーパーガールは貧乳で描かれてるよ
703名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 23:26:55.19 ID:CFPUQm1/
巨乳はパワーガールの担当だろ?
704名無しさん@ピンキー:2011/07/25(月) 20:27:43.39 ID:A7TXdGA4
俺はスパガは乳が無いほうが好みだな
巨乳ならまだしも、爆乳とかまでいくとちょっと品が無い様な気がする
705名無しさん@ピンキー:2011/07/25(月) 22:24:18.64 ID:1D3qFyLp
パワーガールはスーパーガールの片割れなのか
少し年齢が上なので、スーパーガールは成熟すると巨乳になるという意見も有るようだ

個人的には、スーパーガールはDDは無くてもいいが、CかDくらいのイメージだな
706名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 08:35:22.98 ID:zoL1kNde
スーパーガールの魅力はあの胸の膨らみで、「S」のマークがツンと突き出ているところだ
707名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 10:12:50.42 ID:YkQGajPq
それだけで興奮する。揉みたい。
708名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 15:16:49.38 ID:Nqhek8se
ただ、巨乳なスパガが胸を邪魔そうにしてたり、Sの字が引っ張られてえらい事になればいいな

ってオモタだけさ
709名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 23:24:15.24 ID:YzXxP92G
それはそれで好きだなー。
爆乳までいかなければ自分はでかいのはいい方。
710名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 05:26:35.44 ID:PyuXdIGW
映画版はムネ、あまりないもんな。

http://wallpapergravity.com/Image.php?ID=712903
http://nextglobalcrisis.files.wordpress.com/2009/09/helen_slater_supergirl.jpg?w=388&h=948

こういう写真でやっとそこそこの大きさに見えるが。

711名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 05:32:06.83 ID:PyuXdIGW
それよりコミックスの先を創造させる表紙が好きなんだけど
おおむね内容が関係ない

http://www.sleepycomics.com/view.php?id=4420&img=9518
http://i.newsarama.com/images/Supergirl-65-0.jpg
712名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 15:11:21.30 ID:xX2PmD1S
>>710
やっぱヘレン・スレイターめちゃ可愛いな
713名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 16:24:12.28 ID:/iBPV8ZY
この映画でのヘレンは清楚で強がってる割にそれほど強くなく、かなりツボだよね〜。
あんなことやらこんなことやら想像して、カナ〜リお世話になった。
てか今でも抜ける。
714名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 21:16:37.11 ID:R0OV0RHc
清楚な割りに鋼鉄のショベル引きちぎる時点ででたらめに強い
だがそれがいい
ヘレンスレイターみたいな日本人に受ける女優ってアメリカじゃあんま受けんのかな
今のスーパーガール役の人ってエラはりまくってて日本じゃ絶対に受けそうに無い
715名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 22:46:30.12 ID:cUy0dE13
日本人はロリフェイスが好きだからねぇ
716名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 00:16:48.35 ID:ERkZcrij
電灯なんかもちぎって武器にしてたよな。
映画の怪力描写好きだわ。
717名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 01:22:01.09 ID:tQcndFEQ
地面にころがっている石を握っただけで,粉々にするのもGOOD.
あのさりげない怪力の見せ方って,他の作品にはない.
さほど力を込めずに,余裕って感じがいいのかなあ.
718名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 17:38:53.86 ID:mBCD5b1T
あの、見た目とのギャップが、たまらないんじゃないかな?
一見、普通の女の子(と、言っても、超美人たが)があんな怪力を見せてくれたら、萌え死ぬわ…
719名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 21:27:57.78 ID:agh75929
>>718
大したネタでもないのにあげるのはよそうよ
720名無しさん@ピンキー:2011/08/05(金) 22:29:20.28 ID:HQsg3vzI
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      \       ヽ           |        /        /
       殺 伐 と し た ス レ に 鋼 の 救 世 主 が ! !
          \      ヽ               /      /
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  y'         `ヽ/    /  | |          | | ヽ      ヽ '´         イ
721名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 12:45:47.39 ID:DRAA75+f
甲子園見ててピッチャーがスパガなら優勝できるんじゃね?と思ったけど、キャッチャーが体持たないね。
722名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 14:48:50.60 ID:G0SKIDsi
野手でいいでしょ
フライはどこ飛んでも全部取れるしランナーは塁から離れた瞬間に一瞬でタッチアウトだから相手チームは点が取れない
あとはスパガが敬遠のフォアボールで塁に出たら盗塁でホームまで一周して一点とれば勝ち
723名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 19:35:25.97 ID:p9WHyR1K
そういう話題ばっかり…
724名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:17:06.96 ID:G0SKIDsi
愚痴いらんよ
またいつもの嵐か
725名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:24:41.29 ID:qDtCpMH3
>>721
自分で投げて、自分で捕れば問題ない
726名無しさん@ピンキー:2011/08/12(金) 21:56:10.73 ID:R0Pr6v7J
だが高校野球部に女子は選手登録できないのであった
-完-
727名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 03:37:44.92 ID:/ps/wGZx
ということは男装女子のスパガ登場だな!?
728名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 04:48:54.16 ID:EyKoKL8e
後のフタナリスパガ誕生である
729名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 15:23:47.89 ID:wt7iSts2
フタナリスパガはバットも自前だね
730名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 23:37:05.12 ID:mcDEsC97
ロリ化光線を喰らってしまい、ロリ化するスパガであった

続く
731名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 23:38:09.96 ID:CQ0OGzEw
もうガイシュツかもしらんけど、ニードレスって漫画に怪力幼女いるな。
732名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 01:22:25.12 ID:TTXmCqIm
しょんべんくせえガキイラネ
733名無しさん@ピンキー:2011/08/27(土) 03:43:27.21 ID:XO2GNHqN
あれは直球でロリペドの市場を狙ってる作品だからね
何気に長期連載だからそういう嗜好の人にはがっちり受けてる漫画だね
734名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 22:49:56.36 ID:zISfYCrZ
何か、ネタは無いもんかねー
735名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 00:07:34.75 ID:GtfH+4Mv
世界陸上があるじゃないか!!!!!
736名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 00:23:03.56 ID:SEJEDnWw
世界陸上には乳が足りないよ
投擲種目はゴリラ系ばっかりだし
ただ、身長193cmの走り高跳びの女にはちょっとときめいた
737名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 02:03:49.40 ID:WLzbhvGW
ネタは望むものではなく欲する者が作るものである。
738名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:36:04.92 ID:Wz8WFoM2
ニューマンアスレチックスは未来に生きてたんだな
739名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 15:38:53.61 ID:GNGP9lqw
スーパーガールvsメカスーパーガール

ここあんまりロボット系受け良くないぽいけど
740名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 20:43:16.41 ID:vaORAk63
スパガは巨乳に限る
741名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 00:02:40.34 ID:8HKSUze7
742名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 06:35:20.43 ID:2E8RNeyb
スーパーガールは性欲も強いんだろうな
743名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 22:16:58.19 ID:RX46J3dS
女性の膣内って基本的に酸性らしいけど、スパガのアソコはどうなんだろう?
挿入した男根が溶けたりしないよね?
まあ、膣圧にチンコが潰されるんだろうけど
744名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 01:23:13.96 ID:sXe+3XM9
Gガールは膣圧もきっちりコントロールしてたのが良かった
意識が膣圧に行きすぎて壁壊してたけどw
745名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 02:49:14.44 ID:oBtwYTm/
スーパー爆乳ガール
746名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 13:12:28.12 ID:UtemgVqb
スーパーガールの服ってピチピチTシャツ+スカート+パンツかな
それともレオタード+スカートかな
747名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 23:10:26.85 ID:H7AAxy21
どっちも好きだけど、やっぱ青レオタだな
748名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 20:52:46.30 ID:WUCojS+B
上が身体のライン丸出しなぐらい密着してるのに裾があってそこから下はパンツとかちょっと俺的に萎える
やっぱレオタでピチピチなのが上下一つながりってのが良い

まあパンチラの趣がないから駄目っていう人の気持ちも分かるけど
749名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 17:09:31.20 ID:3EA6D5nN
新スパガはパンチラ全否定だからね
アジア人の好みの全否定でもある
750名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 22:45:36.46 ID:WpRWXY9W
そもそも空飛べるのにスカート着用なんて、見せる為としか思えないYO
751名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 12:28:13.10 ID:xfqgmJ7i
レオタードなのにわざわざスカートを着ているのは恥ずかしいからなんだろうな。
スカート脱いだとしてもワンダーウーマンより露出度低いだろう。
ただし生地の厚さはスーパーガールのほうが圧倒的に薄い
752名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 04:09:05.82 ID:7Sq7WThQ
スパガって変身する時は着替えるんだ
知らんかった
753 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/09/23(金) 13:29:05.63 ID:fnpT2iBs
スーパーガールは安売りしすぎ。
デパートメントガールも、昔はそりゃ凄かったけどもう行き遅れ感がある。

時代はやっぱコンビニエンスガールだな
754名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 05:35:57.25 ID:VuLuPi17
ここが寂しいから海外サイト観ているが、外人って胸で潰すの好きだな
755名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 21:50:02.96 ID:8/CewwEx
米国のナイスバディ&マッチョ信仰は異常
756名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 09:41:56.86 ID:4yPWUbL4
>>754
kswk
757名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 16:51:11.45 ID:6Wpl9DWG
スーパーガール(2011年コミック版)
ttp://maidofmight.net/gallery/12336-2/Supergirl+01+_2011_.jpg
スカート消えたら微妙だね
758名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 21:49:43.28 ID:kzRKrecA
>>757
ワンピースのレオタードにセミロングってまんまパワーガールだな
あいかわらず乳は小さく描かれてんのね
759名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 18:58:56.42 ID:f//aPpLq
むしろ逆の発想でパワーガールにスカートをつける
760名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 19:03:15.74 ID:8PmuJw2g
機能性はなくてもチラリズムは大事だよね
761名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 01:17:58.39 ID:8bgeJ72d
新作こないかねー
762名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 18:55:22.42 ID:YFHOfSpN
元々マイノリティとは言え、何でこんなに過疎ちゃったんだろうね
763悪魔との契約14:2011/10/02(日) 23:34:36.51 ID:W+5R8h5H

「・・・ふぅむ」
俺は、現場を見た時からある種の確信は得ていたのかもしれない。

ボロ雑巾のように、人間を縊り殺した現場。明らかな、怨恨による犯行。
少なくとも、敵対する暴力団やマフィア等の、利権が絡んだ犯行ではないのは確か。
そもそも、プロの犯行ならもっと上手くやるし、素手で殺したりはしない。

部下には偽装工作の線もあると話したが、実際はそうじゃないだろう。
これは恐らく、怨恨による衝動的な犯行。

・・・怨恨。思い当たる節がある。しかし、手段がわからない。
スーパー"ガール"の条件にも当て嵌まらないわけじゃないが・・・。

「・・・ん?」
"目的地"の目の前の電柱。そこに、何かしらの違和感を感じた。

良く見ると、ちょうど胸の高さ辺りの色が違う。間近で見ると、どうやら厚手の長方形型のシートのようなモノで覆われていた。
それは、意外と簡単に剥がれた。

「・・・!?」
"それ"は、ただの符号ではないことは刑事の直感が知らせていた。
電柱が"拳大に削り取られていた"のだ。都市伝説の域を出ない与太話だと思ったが、まさか・・・。

しかし、今思えば、この時に思い留まっていれば・・・。だが、刑事の直感に突き動かされた俺は、"先に"進んでしまった。

「ごめん下さーい」
インターホンを押すが、反応が無い。鍵は・・・開いている。
実は、鍵は開いているのではなく壊れていただけなのだが、俺はそれに気付かず、居留守を使われたのだと思い、勝手に扉を開けてしまった。
捜査令状もなく民間人の家に押し入るのは"悪いこと"なのだが、俺は興味心を抑え切れず靴を脱ぎ、中に入る。

予想通り、中は普通の一軒家だったが、とある部屋を見て俺は驚いた。

やや広めの殺風景な部屋に置かれた、トレーニング器具。
床に転がった、タイヤのようなウェイトが付いたバーベル。そして、隅のソファーに無造作に置かれた"衣装"。
ライダースーツに、漆黒のスーパーガールスーツ。

「あのー、あなた誰ですか?」
「・・・・・!?」
刑事ともあろう者が、人の侵入に気付かなかった。・・・いや、侵入者は俺の方か。
家人と思しき少女は、確かに俺が目的としていた人物だった。

「いやー、お邪魔してますよ。私はこういう者です」
「・・・はぁ」
俺は努めて冷静を装い、警察手帳を見せた。だが、実際は全然冷静ではなかったのだろう。
不法侵入者を前にして、大声も上げず冷静に対処する相手の少女の異様さに気付かなかったのだ。

「・・・で、警察の人が何の用です?」
「いやぁ、ね。幾つか、訊きたいことがありましてね」
少女は後ろ手にドアを閉めて、部屋の中に入って来た。

「・・・コスプレ、そう! コスプレがご趣味なんですね」
「・・・はぁ」
俺はまるで、お見合いの挨拶のような質問をしてしまった。少女も呆れている。
764悪魔との契約14:2011/10/02(日) 23:37:19.55 ID:W+5R8h5H

「・・・・・ふむ。・・・腕力も、お強いようで」
「・・・・・」
"衣装"とバーベル。少女は、俺がその二つに視線を遣っているのに気付いたようだ。

「・・・あの事件。あれを担当していたの"も"私でね。実は、この家に入ったのも初めてじゃない。
 あれは痛ましい事件だった。恨みに思うのもわからなくはない」
「・・・・・」

「・・・だが、その原動力を間違った方向に使っちゃいけない」
「・・・ん?」
少女は、俺がバーベルに注視しているのに気付いた。

「・・・ああ、そのバーベルですか? ふふっ、違いますよ♪」
「・・・え、違うって?」
少女はツカツカとバーベルに近付き・・・。

「・・・なっ!?」
ヒョイ、と片手で重量感たっぷりのバーベルを持ち上げてしまった。

「これは・・・そうね。言ってみれば所謂、"状態確認用"なんです」
「状態・・・確・・・認? 一体、何を言って・・・」
少女は、まるで木の棒でも持っているかのように、何度も上げ下げしている。
火事場の馬鹿力で一時的に持ち上げているのとは訳が違う。少なくとも、俺では1pたりとも持ち上がらないだろう。

「そして、"こんなこと"も出来るんです」
「・・・・・っ!?」
何と、目の前の少女は俺の目の前でバトントワリングを始めた。勿論、"片手でバーベルを使って"だ。
鍛えてどうにかなるレベルじゃないことは確かだった。

「一体、どうやってそんな怪力を手に入れたんだ・・・」
「・・・そんなこと、どうだって良いじゃないですか」

「・・・?」
「私にとっては今、目の前に不法侵入者が居るってことの方が大事です」

「・・・あっ、いや・・・これは・・・」
「警察だからって、捜査令状もなく人の家に無断で入るのは"悪いこと"ですよね」
少女が一歩。一歩ずつ、俺に近付いて来る。

「・・・う」
俺は気押されるように、一歩ずつ後ずさってしまう。

俺は、曲がりなりにもベテランを自称出来るぐらいには刑事歴は長い。潜った修羅場も一つや二つじゃない。
その俺が感じる、威圧感。少女は、怪力を持っているだけじゃない。怪力の使い方を知っている・・・!

俺は確信した。組長宅の惨殺事件。その犯人は間違いなく、この目の前の少女だ、と。
そして、それと同時に長年の刑事の勘が知らせていた。俺はもう、助からない、と。

だが、俺も刑事の端くれ。せめてもの抵抗をしようと、胸ポケットに手を伸ばした。
その瞬間、フワッと俺の周りの空気が舞ったような感触。

「・・・っ!? な・・・無い」
「探してるのは"これ"ですか?」
少女がそういって手にしたモノ、それは俺が手に取ろうとしていた拳銃だった。
拳銃で少女を制し、携帯で署に連絡を取ろうと思ったのだ。しかし、その携帯すら彼女の手に握られていた。

「い、一体どうやって・・・」
「怪力って、別に腕力だけの話じゃないんですよ。あなたが視認出来ないスピードで動くなんて、朝飯前です」
そういって、少女は妖艶に嘲笑した。
765悪魔との契約14:2011/10/02(日) 23:39:21.28 ID:W+5R8h5H

「正直、撃たれても平気なんですけど・・・。さすがに、大事な我が家で騒ぎを起こしたくないですし」
彼女が更に、俺に近付く。既に、少女と俺の距離はほぼ、無いといっていいぐらいにまで近付いていた。
彼女は、摘むようにして俺の顎に指を這わせる。

「これから、スーパーガールの本領をじっくり味あわせてあげます」
そういって、彼女は指をピンッと軽く弾いた。

凄まじい速度で脳をシェイクされ、俺は目の前が真っ暗になり意識を失った。
766264:2011/10/02(日) 23:42:05.46 ID:W+5R8h5H
仕事でなかなか時間が取れなかったんですけど、
何とか落ち着いて来たんで、久々に続編上げてみました。

時間が空きまくったのに、思い切り前の続きですみません。
767名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 00:40:08.25 ID:qTI2ln/t
GJ!続きが気になるね
768名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 00:57:13.52 ID:3oNt8RhQ
うぉ!待ってました!次も楽しみです。
769名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 17:54:37.06 ID:SD6IwdvC
おー、久しぶりに続きが
次回はえげつない事になりそうですなーw
770名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 13:58:29.63 ID:AEWMQ3Wi
新作きてたー!
超期待してます!
771名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 15:57:39.22 ID:+xsAADwC
男の前でたっぷりと怪力を披露してから始末してください
772悪魔との契約15:2011/10/11(火) 00:15:19.00 ID:v13y9T/N

「・・・うぅん」
ここは・・・どこだ? 俺は、一体・・・。

「ふふっ・・・やっと、目が覚めました?」
「・・・・・ん・・・っ!?」
少女の声でようやく意識がハッキリした俺は、ガバッと起き上がった。

「ここは・・・」
周りを見渡す。そこは辺り一面、廃材や鉄屑が積み上がり、工場のような建物が並んでいた。
見覚えがある。刑事としての商売柄、こういう場所は知識として頭に入っている。

「その様子だと・・・ここが何処かは知ってるんですね。さすが、刑事さん」
海沿いの埋立地。ゴミ捨て場、スクラップ工場などが数多く犇く、"無機物の墓場"と揶揄される場所だ。

「しかし、どうやって・・・」
空に浮かぶ月の高さから言って、あれから数時間と経っていない。少女の自宅からここまでは、少なくとも数十キロはある。
車を使った場合、直線ルートは山道の峠越えで、鉄道を使って迂回する場合はかなり遠回りになる。
気絶した俺を抱えた女子高生が短時間に辿れる行程ではない。

「"スーパーガール"の私なら、このぐらいワケないですよ♪」
「何を言っ・・・? ・・・って何だ、その格好」
厚手の長袖シャツにショートマント、ミニスカートに膝下まであるロングブーツ。胸には、大きく『S』のアルファベット。
目の前の少女は言葉通り、スーパーガールの衣装を纏っていた。しかし、色は全て漆黒。・・・夜の闇に紛れる、黒。

「何って・・・正装ですよ、正装。刑事さん、あなたはこれからスーパーガールに殺されるんです」
「スーパーガール・・・か。未だに信じられんな」
よくよく考えてみれば、俺が目の前で実際に見たのは、少女がバーベルを振り回したシーンだけだ。
そもそも、あのバーベル自体、もしかしたら重そうに見えて凄く軽い素材で出来ていたのかもしれない。
ここまで俺を運んだ手段も、俺が思い付かないだけで何かあるのかもしれない。
俺は刑事である以上、"犯人"の言葉のみを鵜呑みにするわけにはいかないのだ。

「・・・ふぅん。まだ、信じてないんですね。じゃあ・・・」
そういって、少女は携帯を取り出した。勿論、見覚えのある俺の携帯電話を、だ。
それを片手で握り締めると・・・

バキッ・・・バキバキッ、グシャッ・・・ガリガリ、ゴリッゴリッ・・・

「・・・これでどうですか?」
少女が手を再び開くと、そこには俺の携帯電話は既にその形を成していなかった。在るのはただ、金属片の粒のみ。
少女は、"それ"をサラサラと、まるで砂粒のように地面に落とした。

「・・・・・」
言葉が出ない。"あれ"は、確かに俺の携帯"だった"モノだ。

「・・・あれ? まだ、信じられませんか? ・・・うーん。じゃあ、もっとわかり易いのは・・・・・あ♪」
少女は、無言で固まっている俺を尻目にスクラップ置き場から、大きな物体を運んで来た。

それは、紛れもなく"車"だった。廃車なのか、タイヤは既に無い。つまり、自走出来ない。
それを少女は、"持って運んで来た"のだ。
773悪魔との契約15:2011/10/11(火) 00:17:31.78 ID:v13y9T/N

「じゃあ、見てて下さいね」
そういうと、少女はおもむろにボンネットに手を伸ばすと、

メリメリメリッ・・・バリッ、バリバリッ

と、それを無造作に引き剥がした。硬いボンネットが、U字に折れ曲がっている。
更に、そのボンネットの両端を持ち、一気に引き裂いた。二分割されたボンネットを更に重ね、また中心で引き裂く。
それを何度も何度も繰り返す。いつしか、少女の手には細切れになった鉄片の塊だけが残っていた。

今度は、蓋が無くなったエンジンルームから、エンジンをバキッといとも簡単に引き抜く。
するとそれを、空箱でも潰すようにグシャッと圧し潰してしまった。

ドアを千切り取り、粘土のように捏ね回す。程なくして、鉄球が四つ、出来上がった。
ルーフ部分に向けて拳を振り下ろすと、ドォンッという轟音と共に車体そのものがV字に折れ曲がった。

元々、廃車だったモノが、瞬く間にスクラップに変わって行く。それが全て、素手によって行われているのだ。それも俺の目の前、で。

「これで、わかってもらえました? ・・・私が、"人を殺せる怪力"を持ってるってことが」
「・・・・・う」

「う?」
「うわあぁぁぁぁぁぁ」
俺は自覚するよりも早く、走り出していた。勿論、少女が居るのは完全に反対方向に、だ。

「・・・ふふっ。やっぱ、そうでこなくっちゃ♪」
その声は、俺の"正面"から聴こえた。

むぎゅ

「きゃ」
「むぐ!」
俺は、何か柔らかいモノに激突し、後ろにもんどり打って倒れ込んだ。

「・・・つ、痛つつ・・・」
尻をしこたま地面に打ち付けて俺はようやく正気に返った。何に、ぶつかった?

「・・・・・!? な・・・な、何で・・・」
いつの間にか、少女が俺の目の前に立っていた。真逆の方向に走って逃げたはずなのに、何故・・・。

「く、くそっ!」
今は考えている場合じゃない! 何とかこの場から離れないと・・・。
俺は一目散に踵を返し、少女が元居た、今とは反対方向に再び走って逃げ出した。

「しかし、回り込まれてしまいました。ふふっ」
「・・・・・!!?」
全力で走っている俺の横を、少女が並走している。必死で息も絶え絶えの俺とは違い、涼しい顔で。

「どうやってあなたをここまで運んだか教えてあげましょうか?」
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
俺は無視して、走り続ける。

少女の言葉を無視していると、急に足が軽くなった。まるで、足に羽が生えたようだ。何だ?

「"こう"やったんです」
「・・・なぁっ!?」
何と、俺の足が地面から浮いている! 俺はスーパーマンなんかじゃない。空なんて飛べない。じゃあ、どうして・・・。
774悪魔との契約15:2011/10/11(火) 00:19:45.76 ID:v13y9T/N

答えは簡単だった。

少女が、片手で俺のシャツの襟元を掴んで持ち上げていたのだ。俺の足は、空中で空転していただけだった。

「ちょっと、スピード上げましょうか」
「・・・え」
少女は、俺の後ろに回ると、両脇を手で持ち、俺を抱え上げた。

「スーパーガールの加速力を特等席で味わってみて下さい」
「・・・う、ひいぃぃぃぃぃぃ」
明らかにスピードが上がった。さっきまでの並走がまるで徒歩レベルだったかのような、超スピード。

景色が目で追えない。風圧で呼吸が出来ない。意識が遠のいて・・・。

ドシャッ。

「ぐえっ」
俺は地面に無造作に落とされた。衝撃度からいって、きちんと減速されたようだった。

「もう気が済みました?」
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
まるで超高速のジェットコースターに乗った後のように、俺はヘトヘトだった。走って逃げる気力はもうない。
唯一の通信手段の携帯は潰され、銃も無い。万事休す、か。

「・・・あ、"これ"は返しておきますね」
「!!」
何と、そういって少女は俺の目の前に俺の拳銃を放り投げた。

「手を上げろ! 両手を頭の後ろに組むんだ!」
俺は僥倖とばかり、這い蹲り、慌ててそれを手に取った。俺は、拳銃を少女に向けて構える。

「・・・・・」
「どうした? 何をしている!? 撃たれたくなければ、早くしろ!」
少女は、驚いた顔をしただけで、動く気配はない。

「・・・ふふっ、くすくすくす♪」
少女の明らかな、嘲笑。

「な、何がおかしい!?」
「・・・別に、撃っても良いんですよ?」

「このぉ! 幾ら未成年が相手でも、この状況で撃たれないと思ったら大間違いだ!」
俺は、憤った勢いのままに、引き金を引いた。

バンッ!

「・・・?」
弾は確かに、少女の太腿に命中した・・・はずだ。しかし。

コロンコロン。

「な・・・」
地面に転がったモノ。それは、確かに俺の撃った弾丸だった。圧し潰されたかのように、縦に拉げている。

威嚇と足止め、それにスーパーガールスーツに防弾機能があるかもしれない可能性を考慮しての、太腿狙いだった。
間違いなく、弾丸は少女の太腿に命中した。ただ、弾丸よりも少女の太腿が頑強だった。ただ、それだけの話なのだ。
775悪魔との契約15:2011/10/11(火) 00:21:47.76 ID:v13y9T/N

「う、うわあぁぁぁっ!!」
俺は、居てもたっても居られず、一気に引き金を引いた。

バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!

・・・カチッ、カチッ、カチッ。

全弾を撃ち尽くした拳銃から、引き金の乾いた音だけが辺りに響いている。

少女の衣装には、明らかに着弾した跡があった。しかし、破れた服の弾痕の下には綺麗な素肌があった。

「スーパーガールに拳銃なんて効くわけないじゃないですか」
「う・・・あ・・・あ・・・・・」
俺は、"嫌々"をするように首を振って後ずさる。

「バ、バケモノ・・・」
「・・・・・」
俺の不意の言葉に、少女の表情が変わった。

「あなたはいたいけな少女に発砲した悪い人。私はそれに対して、『正当防衛』する権利がありますよね」
少女の自宅の部屋で遭遇した時と同じように、少女が一歩。一歩ずつ、俺に近付いて来る。

「『正当防衛』を行使されるなんて、刑事さんにとってはある意味、相応しい最期ですね♪」
「う、わ・・・こ、来ない・・・で」
彼女が更に、俺に近付く。部屋の時と同じように、少女と俺の距離はほぼ、無いといっていいぐらいにまで近付いていた。
少女は俺の手から拳銃を奪うと、グシャッと一呼吸で握り潰してしまった。

少女の左腕が俺の腰に回され、右手が俺の顎に添えられた。あの時は、ここから脳を揺らされるだけで済んだ。しかし。
少女が俺の顎を持って、頭部を後方に押し始める。左腕で身体をガチッと固定されているので、徐々に上半身が反り返って行く。
背骨が、首が、徐々に可動域を超え、骨が軋み悲鳴を上げる。

ゴキ・・・ゴキ・・・ゴキ・・・

まるで、力加減を確認するように。一つ一つ、しっかりと感触を確かめるように。
俺の身体が反って行くたびに、骨が一本、一本と軋み、折れて行く。

俺は、"事件現場"を思い出していた。
捻じ切られたドアノブ。拉げた鉄製の扉。まるで、拳で貫かれたかのような壁に開いた穴。銃だったと思しき鉄塊。

拳銃を握り潰す握力。ボンネットを引き千切る腕力。超スピードを生み出す脚力。銃弾を弾き返す強靭な肉体。
それらを全て、兼ね備えた少女。それを、『スーパーガール』と言わずして、何と言えば良いのだろうか。
"事件"だけではなく、部下が話していた都市伝説の一説もきっと、この少女の仕業なのだろう。

俺はそんな走馬灯を思い浮かべながら、地面に"アーチ"を描いたところで意識を失った。

永遠に。
776264:2011/10/11(火) 00:28:13.58 ID:v13y9T/N
主人公以外の視点の刑事編はこれで終わりです。

次また書く機会があったら、また元の視点に戻ると思います。


そういや、本家スーパーガールやGガールとかで
科学的な意味での実験材料にされるストーリーってありましたっけ?
(もしくは、実験材料として追われる、みたいな)

直近の作品で言うと、鉄腕バーディみたいな感じで
777名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 18:42:20.96 ID:WEhUI2Dv
乙です
復讐も終わったし、次を考えるのは大変かな?
でも期待してますー
778名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 18:46:05.67 ID:TFJlOwCT
おー早くも続きが
期待通り素晴らしい出来ですね

本家スーパーガールは知らないけど
「雪乃スクランブル」って漫画でスーパーガールの主人公が製薬会社に追われる話があったかな
そこまでシリアスじゃなかったけど
779264:2011/10/11(火) 23:47:30.92 ID:v13y9T/N
>>777
小ネタ的な案はあるんで、スレが過疎らない程度には
ボチボチ短編を上げていければ、って感じでしょうか?

元々、思い付きで書き始めた話なんであまり深く考えずに、
続きが思い付く限りは書いてみたいというのもあります


>>778
雪乃すくらんぶるのことをすっかり忘れてました・・・
コミックスも持ってるのに・・・

シリアスというよりは、ほんわかって感じの作品でしたね
一番、生身に近いスーパーガールだったかも
780名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 12:11:54.66 ID:Qt0b6dWl
おそくなりましたが、GJです。手加減したからジェットコースターくらいの体感でしょうが、本気だったら潰れてますねw
また気が向いたらよろしくお願いします。
781名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 14:12:35.23 ID:oWynccm6
ジャスティの二部始まったけどどきどきハートビートの方も続き書いてくれないかなー
バーディみたいに最初からリメイクとかでもうれしい
782名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 17:55:39.16 ID:nsnFAaya
ハートビートは最高だったな
力が強すぎて制御できない感じの序盤なんて特に
783名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 23:07:05.44 ID:cCa1auqt
ジャスティって怪力キャラ出て来るの?

ハートビートも時々、作品名は目にするけどスーパーガールもの?
784名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 05:02:29.11 ID:r32C3qtB
このスレ的にはハートビートは聖書みたいなものだろ。
買って読め。
785名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 07:52:56.59 ID:tFengT9h
ハートビートってそんなに良いの?

シチュ的な良さ? それとも、怪力描写が良いとか?
786名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 10:22:45.81 ID:S3Q18ERE
リアルタイムで読んでた人にはまさに原典レベルの作品だし今初めて読んでも最高峰レベルの作品だよ
最近電子コミックでたけどできればやはり紙で読みたい作品、いまだと状態の良いの探すのは難しいだろうけど
俺は全5巻の少年サンデー版とバーズ版全4巻の両方揃えてます
表紙が違うのみだけどその価値はある
787悪魔との契約16:2011/10/16(日) 03:37:02.73 ID:xKCm0H1w

「朝のニュースです。昨夜未明・・・」
毎朝恒例のニュースチェック。

刑事の件は何も報道されていなかった。何日か前の△△組壊滅の一件でさえ、軽くサラッと流す程度に報道されたのみ。
組襲撃も指紋以外は何も残して来なかったはずだけど、あの刑事は私と組の因縁を知っていた。
もし警察が、組壊滅の一件で私に"アタリ"を付けているとすれば、私の家を調べてた刑事をヤっちゃったのは不味かったかも・・・。


「ふ〜。やっぱり、今はここが一番落ち着く」
放課後。いつもの屋上で私は傾き始めた陽を浴びながら日向ぼっこをしていた。
ここのところ続けて、赤の他人に家に侵入されたこともあり、家はどうにも落ち着かないのだ。

「やっぱり、ここに居たんだ」
「・・・◇◇君」
屋上の出入り口の扉から、◇◇君が姿を見せた。

「まだ、帰らないの?」
「もうちょっとしたら帰るつもりだけど・・・どうして?」

「鞄が残ったままだったから気になって・・・。最近、何かと物騒だし」
物騒・・・か。確かに、そうかも。△△組が壊滅し、刑事が一人、行方不明。
話だけを聞けば、凄く物騒な町だ。それをやった当の本人がここに居るんだから、尚更。

「何か、"通り魔"が出るらしいよ」
「・・・え? 通り魔?」
◇◇君が語った物騒の原因は、私じゃなかった。でも、通り魔なんて初耳なんだけど。

「幸い、被害者は軽傷ばかりらしいんだけど、まだ犯人は捕まっていないんだ」
私が物騒な事をやってた裏で、別の物騒が起こっていたっていうことだろうか。

「通り魔は女性ばかりを狙ってるらしいから、暗くならない内に帰った方が良いよ」
「女性ばかり・・・うん、わかった。気を付けて早く帰るようにするね」
私は◇◇君と校門で別れ、足早に家路に着いた。

女性を標的にする通り魔。となれば、犯人は男である可能性が高い。
なら、もうやることは決まってる。いや、スーパーガールの私だからこそやれること、かな?

「でも、服はどうしよう」
スーパーガールの衣装は、刑事に撃たれた弾痕がまだ残っている。それに、目的を鑑みれば今回ばかりはこの手の衣装はダメ。
ラーダースーツも同様。人気の無い夜の町中を歩きつつ、通り魔が襲い易いような格好でなければならないのだ。
となると、必然的に着て行くモノは普段着。そして、陽が暮れて夜になるのを待ってから私は出掛けた。

・・・んだけど結局、その日は空振りに終わった。通り魔って言っても毎日出るわけじゃないし、そう簡単にはいかない、か。

二日目も何も無し。通り魔に襲われようとする以上は、普通のスピードでの移動になる。しかも、歩き。
スーパーガールのスーパースピードで探し回るならまだしも、一般人の徒歩では回る範囲にも限界がある。

そして、三日目。明日はちょうど、"契約"の期限の日。
今日やってダメなら、いつも通りにスーパーガールの能力フル活用で探そうと思っていた、その矢先。
788悪魔との契約16:2011/10/16(日) 03:39:07.05 ID:xKCm0H1w

コツ・・・コツ・・・

と、明らかに違和感のある足音が聴こえて来た。
それは、私がスーパー聴力を発揮しているから聴こえるのであって、常人には聴こえないぐらいの小さな足音。
普通、帰路を急ぐ夜道で足音を立てずに歩こうとする人なんて居ない。通り魔騒ぎの最中なら尚の事。

コツ、コツ・・・

若干、足早になって近付いて来るのが足音からわかる。恐らくだけど、私を標的として捉えてくれたみたい。やっと、か。

コツ、コツ

足音が更に大きくなった。常人でも、ちょっと耳の良い人なら十分に聴こえるレベルだ。
距離が近くなって来たのもあって、向こうはこちらをいつでも捉えられると思ったのだろう。

と、その時。

ドガッ。

「え?」
私は突然、棒のようなモノで"真横から"殴られた。

「???」
私は、全く事態を飲み込めていない。

足音は確かに、後ろから聴こえていた・・・はずなんだけど。もしかして、後ろから聴こえていた足音は私の勘違い?
しかし、私の感覚が勘違いでないことは直ぐに証明された。

ドガッ。

今度は、真後ろからさっきと同じように棒のようなモノで殴られたのだ。

「おい。これ、ビンゴじゃね?」
「まだわかんねぇ。もっと殴ってみようぜ」
私の耳に、物騒な会話が聞こえて来た。私の読み通り、男の声。でも、まさか通り魔が複数犯だとは思わなかった。

「おい! やっぱ、こいつ本物じゃね?」
「だなっ!」
「もう、いい加減にして」
そういって、私は男二人の攻撃を軽く振り解いた。

「「うぇぉっ!!」」
片手で軽く振り払っただけで、男二人は後ろに倒れ込む。
スーパーガールの私に得物での打撃なんて効かないけど、タコ殴りにされる謂れも無い。

「すげぇ・・・マジかよ。こんだけ殴ったのにピンピンしてらぁ」
尻餅を付きながら、男がそう言い放った。よく見ると、右手には市販のものらしき鉄製の警棒を握っている。

「え、何。どういうこと?」
良く見ると、チャラ男を更にチャラくしたような男が二人。口にピアスを付けた男と、鼻にピアスを付けた男。
口ピアスの男は私の視線に気付くと、パンパンとズボンの埃を払って立ち上がった。

「ねぇ、あんたさー、もしかして噂のスーパーガールだったりするわけ?」
「!?」
突然、ドキッとすることを言われた。
789悪魔との契約16:2011/10/16(日) 03:41:09.14 ID:xKCm0H1w

「いやぁ、俺らの間でよ。世間で噂になってるスーパーガールって本当に居るのか?って話になってよ。
 居る居ないで言い争いになってよ。揉めるぐらいなら、探してみようってことになったワケ」
「そう、そう」
もう片方の鼻ピアスの男も相槌を打ちながら立ち上がった。

「それで、どうして通り魔みたいなことしてるのよ」
私を探すことと、通り魔をすることがイマイチ繋がらない。

「もし本当に居るならこの辺でそれこそ、噂になるような"悪さ"をしてればいつかは出て来ると思ってよ。
 それに、もし本人に当たればラッキーなんて思ってたら、もしかして本当にご本人様が降臨しちゃった?」
私はスーパーガールとしての"週課"を行う際、出来るだけ遠くへ足を伸ばすようにしている。
しかし、住んでいるのがこの町である以上、基点になっている分、どうしてもこの辺での行動が多くなってしまうのも事実だ。
それが、まさかこんなことになろうとは・・・。

今のところ、出歯亀やマスコミに捕まるようなヘマはしていない。
それが逆に人々の興味を引き、こういった馬鹿を生み出してしまったということなのか。

・・・もう、限界のところまで来ちゃったってことなのかな。いや、刑事が自宅に踏み込んで来た時点でもう・・・。

「・・・ふぅ、わかったわ」
「「??」」

「そうよ。私が、あんたたちが探してるスーパーガールよ」
「えっ? マジで!?」
「うっそ、すげぇ! サインくれよ、サイン!」
ピアス二人組は、悪びれもせず、そう捲くし立てた。

「サイン? そう、サインが欲しいんだ? なら、"直接"書いてあ・げ・る」
「え?」
私は、口ピアスの胸のあたりに服の上から人差し指を突き立てた。

ズブッ。

「うぎゃあああああああ!!!」
男の絶叫。

私の右手の人差し指が、第二関節あたりまで男の左胸に突き刺さったのだ。
そのまま、皮膚を引き裂きつつ指を左に引き、男の右胸あたりまで来ると、カーブを描きつつ半楕円を描くように右胸下あたりまで折り返す。
そして、今度は逆方向にカーブを描いて左の腰のあたりまで行って、私の"サイン"は完成した。

口ピアスの男の上半身に描かれた、『S』の血文字。勿論、それは男自身の血によって描かれたものだ。
骨や内臓がズタズタになり、血の色がドス黒くなっちゃったのはやや残念だけど。
男は既に息をしていない。最初の絶叫は、書き始めに心臓を一突きにされ絶命した時のものだ。

「ぁ・・・ぅ・・・ぁ・・・」
もう一人、鼻ピアスの男はガチガチと歯を震わせながら、その場にへたり込んでしまった。

「幾ら、私がスーパーガールとはいえ・・・」
私は、その辺に転がっていた警棒を手に取る。

「女の子をこんなモノで殴っちゃダメじゃない」
端と端を持ち、グググ、と縦に圧縮して行く。程なくして、ピンポン玉サイズの鉄の塊が出来上がった。

「あなたは、"顔に"サインしてあげるね」
「ひぃっ・・・や、やめ・・・おね・・・ぎゃ」
男が命乞いをするよりも早く、私は男の額に指を突き刺していた。

そのまま、男の顔全体に『S』のサイン。勿論、血の色だけど。
790悪魔との契約17:2011/10/16(日) 03:43:30.89 ID:xKCm0H1w

「朝のニュースです。昨夜未明・・・」
毎朝恒例のニュースチェック。この毎日の日課も多分、これが最後になるかもしれない。

昨日の一件は大きく報じられていた。新聞には、『S』字殺人事件なんて見出しが飛び交っているみたい。
実は昨日、二人の男の遺体は敢えて、そのままにしておいた。
通り魔がもう出ない、ってことを証明したかったんだけど、世間はそう取ってくれなかった。
そもそも、『S』字殺人事件の被害者イコール通り魔の犯人とわかっていないのかも。
まあ、調べていけば何れは判明するだろうし、そこまでは私の仕事じゃない。それに、これから私にはいろいろと"やること"がある。


「やっぱり、ここに居たんだ」
「・・・◇◇君」
いつもの学校の屋上。その出入り口の扉から、◇◇君が姿を見せた。

「早く帰ら・・・」
「通り魔ならもう出ないよ」
私は、◇◇君の言葉を制するようにそう言った。

「え・・・?」
「あ、うぅん。何でもない」
私は言葉を濁した。

今のところ、通り魔が死んだ、という事実を知っているのは私だけなのだ。無理に種明かしをするつもりもない。
◇◇君にはやっぱり、真実は知らないままで居て欲しい。だからこそ。

「ねぇ。今度の週末、■■山にハイキングに行かない?」
■■山は、私が普段使っている"山"とは別方向にある、標高も大きさも段違いの登山スポットだ。

「え、良いけど・・・突然、どうしたの?」
「あ、うん。何となく思い付き・・・なんだけど、ダメ・・・かな?」
思い付き、なんて真っ赤なウソ。これは、私と◇◇君との最後のデート。
791悪魔との契約17:2011/10/16(日) 03:45:47.10 ID:xKCm0H1w

次の週末。

私と◇◇君は、■■山に来ていた。やや天候が悪かったからか、週末とはいえ山頂付近は人が疎らだった。
天候が悪いところを強行した為、山頂に来るまでにかなりの時間を要した。日没を考えると山頂に居られる時間はそう無い。

「ねぇ、何をそんなに思い詰めてるの・・・?」
「バレ・・・てた?」
うん、と◇◇君は頷いた。わかってて乗ってくれたんだ。

やっぱり、◇◇君みたいな優しくて良い人は私には勿体ない。私は、この期に及んでその優しさに付け込もうとしてるんだから。
でも、何れ歳を取らなくなる以上、どこかで幕引きは必要なのだ。卒業まで、なんて悠長なことを言ってる時間も無さそう。
やはり、私が住んでいるあの町は、スーパーガールが住むには狭過ぎたのだ。

「◇◇君だけには、ちゃんとお別れを言いたかったの」
「・・・えっ? 何を言っ・・・!?」
山の頂上。登山客の事故防止用に打ち立てられた柵を、私は丁寧に乗り越えた。
一歩先は崖。遥か下には、前日から降り続いた雨で増水した、大きな川。

「危な・・・」
「来ないで! お願い、そこに居て」

「・・・でも!」
「いろいろとね、限界が来ちゃったんだ。"ここ"には、もう居られないの」
全て、洗い浚い話した方が楽かもしれない。でも、それは出来ない。
ある意味、これから起こることは◇◇君にとって、凄く残酷なことかもしれない。でも、それでも。

「知り合ってからそんなに経ってないけど、楽しかったよ」
「本気・・・じゃないよね? 嘘・・・だよね?」
あまり長く話すと、◇◇君が柵を越えて来てしまうかもしれない。だから、そうなる前に私は

「私のことは忘れてね、バイバイ」
◇◇君を背に、崖に向かってダイブした。

「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
こういう時ばかりは、スーパーガールの聴力を呪った。増水した川に落ちるまで、◇◇君の絶叫が耳に届いていたからだ。


――――――。


後日、飛び降りた少女の家から、遺書が見付かった。それは、両親の居ない世の中では生きていけない、そんな内容だった。
警察は河川流域を捜索したが結局、遺体は見付からなかった。雨による増水により、河口から外海に流された可能性が高い、との判断だ。
状況から警察は自殺として処理した。少女の家は荒らされた形跡もなく、特に"おかしな点は無かった"からだ。

クラブハウス消失事件。
△△組襲撃事件。
捜査課刑事が一名、行方不明。

あの刑事以外、幸いにもそれらの事件と少女を結び付ける者は居なかった。

そして、その町でのスーパーガールの目撃情報は、その時を境にパッタリと無くなったのだった。



DEAD END...?
792264:2011/10/16(日) 03:55:30.80 ID:xKCm0H1w
あまりダラダラ続けるのはやっぱりどうなのかな、と思ったので
取り敢えずですが、『悪魔との契約』は一旦、幕引きです。

ラストはいろいろ迷いました・・・。
◇◇君が死ぬラストも考えたんですが、結局こうなりました。


短編はスレの状況を見て、また機会があれば
793名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 09:20:06.60 ID:LoBQqM2X
長い間乙でした
スーパーガール目線でのお話は面白かったです
794名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 21:20:28.52 ID:DZoAzhb5
795名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 22:39:42.25 ID:o0kbsdQd
フィリピン臭がすげぇwww
そしてなかなかの良い乳である。
796名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 23:46:15.06 ID:xKCm0H1w
>>794
映像系のスパガものでも、こういったグロ系あったのか
797名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 03:37:56.54 ID:xQBtwnmx
こうしてまた一人書き手さんが消えていくんだな・・・・・・
798名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 08:23:24.71 ID:1BpZDOkh
>>792
たくさんの投稿ありがとうございました。また気が向いたときに投稿してください。
長期の連載おつかれさまでした。
799名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 01:08:26.79 ID:w25ZrAJU
小説投稿GJです、また構想が盛り上がったらお願いしますね!
そういやここは書き手さんはたまに来るけど絵師さんはいないね・・・。
800名無し@ピンキー:2011/10/23(日) 19:05:45.21 ID:Vl22a12w
ミチッミチッ
骨が筋が軋む音を、その男はたしかに聞いた。冗談のような光景。だが、それは現実である。
しかも、その音を出している主こそ、自分自身なのだ。
強烈な痛み。男は細めた目で自分の腕を見た。同時に驚きで、細くした眼を大きく見開いた。
腕があらぬ方向に曲がっていた。
「アヒヒッッッィ!!」
「ふふっ、痛い?痛いよね♪」
捻じ曲げた相手=少女は、こんな行為を行っているにも係わらず、可愛い笑みを浮かべた。
どうみても、その娘は中学1年生くらいだ。簡単にナイフで脅し挙げて、廃ビルに連れ込めると考えていた。
だが、それは甘かった・・・・。
痛みで失神しそうになりながら、男は後悔した。
「頼む・・・。もう、もう勘弁してくれ!!」
「だ〜め♪お掃除はこれからなんだから♪」
腕からか手を離すと、顎を掴み、同時に前に引いた。
グチャッ
顎が、肉から引き千切れた。
血飛沫のなかで、舌がしきりに動いている。まるで死に掛けの芋虫みたいと、少女は思った。
「さぁ、次は・・・・・♪」
引き千切れた下あごを放り出すと、両手を背中と胸に当てた。
ミチッミチッという音とともに、指が肉にめり込んだ。
「それ〜♪」
メリメリッバリバリッ
一気に下に卸すと、胸板と背中の肉が繋がって裂けた。
「人間の三枚卸しだよ♪」
男は痛みでのたうつ。
だが、地獄はこれからだ・・・・・。
<終わり>
801名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 00:43:50.68 ID:dBCv74Pv

軽いのでもどんどん書き込んでほしいね
802博士とスーパーガール(仮):2011/10/26(水) 00:47:54.24 ID:gGDz7GIu

「博士〜、ホントに"コレ"を倒せば良いの・・・?」
「ああ、今回は私の自信作だ。そう簡単には倒せないぞ、フフフ・・・」

天井の高い、大きな空間。何処かの研究施設だろうか。
その中で、一人の少女とロボット?のようなものが対峙していた。

「市販の油圧ショベルをベースに、私が改良した特別製だ。アーム一本で1トンは持ち上げられる優れモノだぞ」
ロボットと言っても人型なのは上半身のみで、下半身はバギーのような大きなタイヤが四つ付いている。
上半身には腕が二本、付いてはいるが、それは人のモノというよりは、重機のアームのような無骨な代物だった。

対する少女は、高校生ぐらいだろうか。見たところ、普通の女子高生といった感じだ。
年齢を考えれば肉付きは良い方かもしれないが、少なくともパワーショベルと対峙出来るとはとても思えない。

しかし、

ガシッ

と、少女は躊躇することなく、ロボットのアーム二本と、"がっぷり四つ"で組んだ。プロレスで良く見る、"力比べ"の態勢だ。

「・・・ねぇ、博士」
「ん、どうした? 私が作ったマシンの余りの強さに降参か・・・・・いぃっ?」
博士は、目の前の光景が信じられなかった。

「これ、潰しちゃっても良いの?」
自慢のアームが軋み、悲鳴を上げつつ、拉げていっているのだ。バキバキッとアームの部分部分から、パーツが折れ、外れて行く。

「くっ・・・なら、これはどうだ!」
博士がスイッチを押すと、今度は四本のタイヤが回り始める。

ギャギャギャ、というタイヤと地面が擦れる音。そう、ただ擦れる音が辺りに響くだけだった。
タイヤが回っている以上、ロボットは前進するはずなのだが、一向にその気配はなかった。
ロボットの推進力とアームのパワー、それらを合わせても少女一人、押し返すことすら出来ないでいるのだ。

いや、この少女が只者では無い、と言った方が正しいだろう。
2XXX年。一億人に一人の割合で出現すると言われる、驚異のスーパーガール。
地球人である以上、超能力は持ち合わせていなかったものの、そのパワーは常人のレベルを遥かに凌駕していた。

バキッ、バキッ、メリメリッ・・・バキャッ!!

アームが折れ、そのまま後ろに力を掛けられたロボットは、腰の辺りで真っ二つに圧し折られていた。
博士自慢のロボットは、あっという間に只の鉄屑に変わった。
803名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 10:20:23.16 ID:AvE96C6y
続きがありそうだ
乙です!
804名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 19:25:49.42 ID:sB0/ZlV+
1億人に一人って案外多くね?
805博士とスーパーガール(仮)作者:2011/10/26(水) 22:37:11.67 ID:gGDz7GIu
>>804
>1億人に一人って案外多くね?

それについては、次書く機会があればその辺には触れるつもりをしてます
806名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 00:38:43.05 ID:cNhzI+Ek
世界に70人か…。いや、ガールだから、35人か?
けっこう少ないんじゃね?
807名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 23:55:07.03 ID:uFcnmc05
>>802
全然力を入れてない様子なのに頼もしいです
もっといろんな物をうっかり破壊して欲しいですw
808博士とスーパーガール2:2011/10/30(日) 02:25:11.84 ID:FDjKsc3h

「ねぇ、博士。どうして、"私"なの?」
「それは、『どうして、自分がスーパーガールなのか』ということなのか、
 それとも、『どうして、自分が実験観察対象なのか』ということかい?」

「・・・両方」
「・・・ふむ。後者に関しては、答えは簡単だ。『君しか居ないから』、だ」

「・・・え、でも、一億人に一人なら、他にも居るんじゃ・・・」
「『一億人に一人』というのは、あくまで生物学上での確率であって、統計学的な数値ではない。
 実際に今、世界中に何十人もスーパーガールが居るというわけではない。つまり・・・」
生物学上、正確には遺伝子学上、彼女のようなスーパーガールが現れる確率が一億人に一人と言われている。
だが、世界中で確認されたスーパーガールは、彼女以外にはアメリカでの一例のみ。つまり、彼女は世界で二例目ということになる。

ただ、それはあくまで"確認された"かどうかの話。実際には、中国とロシアでも"目撃された"という証言がある。

「スーパーガールが発見された時、国のお偉方が最初に考えることは何だと思う?」
「・・・ん〜。・・・・・さぁ?」
はぁ、と博士は溜め息を付いた。そして一言、「軍事利用だよ」と答えた。

「アメリカは別にしても、自前で軍隊を持つ国で見付かったスーパーガールは、間違いなく国家機密として秘匿されるだろう。
 科学者、研究者の立場から言わせれば、そんなものは全くナンセンスだが」
スーパーガールの価値が見極められるまで、表には出て来ない。そういうことらしい。

「残念というか、不幸中の幸いというか、君は生物学上、『ヒト』だ」
「あ、当たり前です!」

「もし、『ヒト』でないなら人権なんてものは発生しないから、好きなだけ解剖出来るんだがね。
 まあ、手術用のメスで君の身体が傷付くとも思えんが・・・ククク」
少なくとも、偶発的とはいえ出現したスーパーガールが『ヒト』である以上、遺伝子情報を解析出来るということ。
もしそれが解明されれば、遺伝子操作でスーパーガールの大量生産も可能になるかもしれないのだ。

「だが、今のところ、解析は上手くいっていない。というよりは、君は『ヒト』以外の何モノでもないのだ。
 遺伝子的には、普通の一般人と何ら変わりがない。なのに、今の君の能力は一般人のそれとは遠くかけ離れている」
筋力、体力、耐久力の純粋な身体能力だけでなく、視力、聴力等の基本的な能力が常人の数万倍にも及ぶ。

「突然変異なのか、それとも何かしら外的要因があるのか・・・それを調べようというのだ。
 よって、前者の問いに対する答えは、『これから調べて行く』ということになる」
「それこそ、人権侵害です!」

「・・・ククク、どの口がそんなことを言うのかね?」
「・・・な、何を言っ」

「痴漢に対する過剰防衛」
「・・・う」
痴漢に襲われた時に、犯人を警察に突き出そうと相手の手を掴んだら、痴漢は両手を粉砕骨折。

「公共物破損に、公務執行妨害」
「・・・うぅ」
足が縺れて転んだ拍子に、電柱に激突。頭突きで電柱を圧し折った挙句、それを見咎めた警官を振り払って、警官はアバラを粉砕骨折。

「余罪ならまだまだあるが・・・聞くかね?」
「・・・うぅぅ」

「まあ、これは一種の司法取引だよ」
スーパーガールとしての失敗をお咎め無しにする替わりに、人道的な範囲での実験材料になる。

これが、今の博士とスーパーガールの関係だった。実験はまだまだ始まったばかりだ。
809博士とスーパーガール作者:2011/10/30(日) 02:27:49.41 ID:FDjKsc3h
何とか続きが書けたので、最初に書いたのは【1】ってことでお願いします

後はまた、折を見て新作を思い付いた時にでも
810名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 17:54:06.44 ID:mYE8aN2X
乙!
実験続行そして、ハプニングを期待しております
811名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 20:15:48.26 ID:Vs/I/rCS
いいっすね
個人的に体力測定ネタが好きなんで、そんな展開を希望
812博士とスーパーガール3:2011/11/03(木) 23:42:40.08 ID:mV4DRR3Z

「これを持ってみたまえ」
「・・・何ですか、これ? ゴムボール?」
スーパーガールの目の前のテーブルに置かれた物。それは、黄色の丸いボールだった。

「まあ、何でも良いから」
「・・・? じゃあ・・・」
彼女は言われた通りに、それを手に取った。

「軽く、握ってみるんだ」
「・・・軽く? えっと・・・」
グニュリ、とボールは一瞬で圧縮されて彼女の手の中にスッポリと収まってしまった。

「・・・あれ?」
しかし、彼女は直ぐに"異変"に気付いた。ボールが、"元に戻らない"のだ。
もし、これがゴムボールなら、圧縮されても直ぐに元に戻るはずなのだ。しかし、一向にその気配はなかった。

「"それ"は黄色に塗装しただけの、『鉄球』だ」
「・・・えっ? 嘘・・・これ、鉄球?」
彼女の手には確かに、ゴムを軽く握って潰した感触しかなかった。

「スーパーガールの君にとっては、鉄球もゴムボールも大差ない。そういういうことだ」
彼女の目の前には、ピンポン玉サイズまで圧縮された"鉄球だったモノ"が転がっている。

「・・・ちなみに。その鉄球、中に高性能の圧力計が内臓されていたんだが・・・一瞬でオシャカだ」
「さ、最初から言ってくれれば・・・」
博士の目の前のモニタには、『10トン』の数値が表示されていた。勿論、これは機器が破壊される寸前に刻んだ数値だ。

「軽く握って『10トン』か・・・。逆にいえば、これだけのパワーがあって、今までまともに日常生活が送れていたことが不思議だ」
日常生活において果たして、『10トン』の圧力に耐えられるモノが一体どれだけあるだろうか?

ドアノブを握った瞬間、ドアノブは潰れ、ドアは蝶番ごと外れてしまうだろう。
缶ジュースなんかは握った瞬間、ジュースのシャワーだろう。

「ある程度は意識的にセーブ出来ているんだろうが・・・まさに、歩く人間兵器だな」
「ひどーい・・・」

「さっきも、"ノック"をしようとしてドアごと破壊したのは誰かね?」
「・・・うぅ」

「しかも、身体も恐ろしく頑丈と来てる。血液を採取しようにも、注射針が皮膚を通らないんだからな」
スーパーガールの彼女は、体組織そのものも『ヒト』の数万倍の強度を誇る。

「君、最後に怪我をしたのはいつかね?」
「・・・怪我? あれ、そういえば・・・」
彼女には、ここ最近どころか、ここ数年でかすり傷一つ負った記憶がない。

「許可さえ下りるなら、銃弾に耐えられるかどうかも見てみたいのだがな・・・」
一応、"人道的"という見地から、常人であれば死傷する可能性があるような実験は許可されていない。

「そんな、銃弾なんて幾らなんでも耐え・・・。・・・・・耐えられないと思います」
「今、普通に銃弾ぐらいなら耐えられると思ったんじゃないのか?」

「う・・・いえ、そんなことは・・・あはは」
彼女はワザとらしく笑って誤魔化した。
813博士とスーパーガール3:2011/11/03(木) 23:50:57.46 ID:mV4DRR3Z

「次は、これを持ってみてくれ」
「・・・これ、何?」
そういって、博士が何人もの他の職員に用意させたモノ、それは立方体型の"水槽"だった。

「何って、何の変哲もないただの水槽さ」
水槽といっても、5メートル四方はあろうかという業務用の大きな水槽だ。中は既に水が満載になっている。

「この水槽を・・・持てば良いの?」
見た目は普通の水槽で、パッと見、怪しいところは見当たらない。彼女は訝しんだものの、渋々、水槽に取り付いた。

「・・・ん」
彼女は恐る恐る、しゃがんで水槽の下辺に手を入れ、水槽を持ち上げようと腰を浮かす。

「あれ、軽い。この水槽、凄く軽い素材で出来てるんですね」
まるで、空のダンボール箱でも持っているかのような、彼女からはそんな気楽ささえ、感じられる。

「・・・凄いな」
「え?」
しかし、そんな彼女とは違い、博士は驚いた表情をしていた。

「・・・どうしたんですか?」
「いや、ね。私は、君のパワーの凄さと、頭の悪さに今、心底驚いている」

「・・・なっ、ちょっ!? 酷いじゃないですか! それ、どういうことですか!?」
「一つ聞きたいのだが、君はそれの重さをわかって持っているのかね? それとも、全く重さを感じないのかね?」

「・・・へっ? 重さ?」
「・・・両方、か。悪かった、訂正しよう。君は、頭が悪いのではなく、ただ天然なだけだったようだ」

「あー、また言った!」
「君も学生なら、水の重さぐらい計算出来るだろう」
正確には、6メートル四方の立方体。イコール、216立方メートル。そして、1立方メートルあたりの水の重さは1トン。
もっとわかり易くいえば、この水槽は重さ1トンのサイコロが216個、密集したものと同じ重さということになる。

「・・・・・あ」
「一般的な機器だと君のパワーは推し量れないと思ったからこそ、趣向を凝らしたのだが・・・」
彼女は、自分が持っているモノの重さにやっと気付いたものの、どうしていいかわからずあたふたしている。
それを見て、博士はふぅ、と溜め息を吐いた。

「スーパーガールのパワーを計測するのがこれほど難しいとは、な」
「え、えへへ・・・」
実は、博士は一般的な握力計や背筋力計も用意していたのだ。

しかし、そんなものは一瞬で鉄屑になるのは火を見るよりも明らかだった。

「・・・ちなみに、かの有名な自由の女神像の重さが、225トンだ」
「えええええ!?」
水槽自体の重さも加味すれば、水槽と自由の女神像はほぼ同じ重さということになる。

天井知らずのスーパーガールのパワー。博士は、その限界を突き止めてみたい、そう思うのだった。
814名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 00:08:33.71 ID:YLvVUr4J
GJ!
815名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 03:04:13.75 ID:n+hlq4Mp
GJ!
816名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 13:36:39.28 ID:SUN2AbQP
GJ!
すごくいい
817名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 18:36:52.14 ID:9zbcfS1v
限定されたシチュエーションで話が進んでいくのは面白いね
もっといろんな実験してほしいな
818名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 22:34:45.61 ID:/piAivac
自由の女神って意外と軽いんだな
中空っぽなのかね
819名無しさん@ピンキー:2011/11/04(金) 23:39:23.94 ID:nRZ7mA7e
無意識とか力が強すぎるってのはいいね。こんな娘に殴られたら、、、
820名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 18:33:46.57 ID:lr6jK1Ee
>>818
確か自由の女神は中身スカスカだったハズ
ルパン三世かなんかで中身札束詰められてヘリコプターで吊られるシーン思い出した
821博士とスーパーガール4:2011/11/08(火) 00:45:25.98 ID:ILjRGd2m

「今日はここでやるんですか?」
博士とスーパーガールの二人が訪れたのは、広いグラウンドのような場所だった。

「今日は、体力測定を行う」
「・・・体力測定?」
良く見ると、整備されたトラックもあることから、そこは陸上競技場らしかった。

「走力や跳躍力、持久力を見る簡単な測定だ」
整備されたトラックの他にも、走り幅跳びや走り高跳び、棒高跳び等の設備が準備されていた。

「先ずは、走力。ここがスタートラインだ」
「・・・これ、何ですか?」
スタートラインの両脇やトラック上に鉄製のポールのようなモノが立っている。

「ああ、これはスーパーガールである君用のセンサーだよ」
「・・・センサー?」
薄いレーザー光線が、橋のように二つのポールを結ぶように走っている。

「一般人でも大丈夫なタイプのレーザーだから心配は要らない。尤も、君にそんな心配は必要ないが・・・」
「あー、ひどーい」
仕組みは単純だった。

片方のポールから照射されたレーザーを、もう片方のポールで受けている。
スタートラインに立つと、そのレーザーを身体で遮ることになるので、それがスタート前。
いざ、スタートすると今度はレーザーがまたポールを渡るようになるので、それがスタート。
そして、トラックを一周して再びレーザーを遮れば、それがゴール。
これらを専用の機器で測定すれば、より正確な測定が出来るというわけだ。

トラック上にあるものは100メートル毎に置かれていて、そこを通過したかどうかの定点観測に使われる。

「レーザーセンサーだから、スーパーガールの君がどんな高速で走っても測定ミスはない」
「・・・凄い」
彼女が光やニュートリノより速くなければ、測定ミスは有り得ない。

「これで・・・良いのかな」
彼女が、スタートラインに立った。

博士は少し離れたところに設営されたテントから、機材でスタートの合図を送る。
スタートの合図で、ポール上部に設置されたLEDライトが、赤から緑に変わった。

その瞬間。

ヒュゴオオオッン!!!

凄まじいばかりの風切り音のような衝撃音と共に、トラックの周りに衝撃波が発生した。

「うあぁっ!!」
あまりの衝撃波に博士が吹き飛びそうになったその時。

「危ないっ!」
ドム、と博士は何者かに抱き止められた。

「う・・・・・」
「博士、大丈夫ですか?」
気付くと、博士はスーパーガールである彼女に優しく抱き止められていた。
822博士とスーパーガール4:2011/11/08(火) 00:47:49.07 ID:ILjRGd2m

「・・・な、何が起こった・・・」
博士が周りを見ると、計測機器が置いてあったはずのテントが吹き飛んでグチャグチャになっていた。
だが、博士自身はスーパーガールに守られる形で無傷で済んでいた。

「・・・なるほど、そういうことか」
トラックの方を見渡すと、スタートやトラック上に置かれていたポールは全て薙ぎ倒されていた。

「あの、博士・・・ごめんなさい」
「・・・ん?」

「いや、その・・・機材とかが・・・」
抱き止められて無事だった博士とは違い、測定機材一式は吹き飛んだ衝撃で見るも無残な状態になっていた。

「ああ、大丈夫だ。だいたいの状況はわかった」
「・・・・・?」
全く状況を理解していない彼女に、博士は説明した。

スタート地点も含めて、コースの内と外に対で置かれたポールは全て、倒れていた。
それはつまり、彼女が正常なコース取りをして一周したことの証明だった。
そして、トラックの一周は400メートル。それを少なくとも1秒足らずで周回。そこから導き出されるのは・・・

「君は音速を超えたんだよ」
「・・・え? えええぇぇっ!?」
音速はおよそ、秒速340メートル。1秒で400メートル進むことの出来る物体は音速を超えていることになる。

「この、"ソニックブーム"が何よりの証明だ」
博士は、吹き飛んだテントや薙ぎ倒されたポールを見遣ってそう言った。
この惨状を齎した爆音と衝撃波は、ソニックブーム以外では説明が付かない。

「もし、君がオリンピックに出場して100メートル走でも走ろうものなら辺り一面、地獄絵図だろうな」
直ぐ傍のレーンで走っていた他のランナーは勿論、競技場に居る他の選手も無事では済まないだろう。

「いや、さすがにそんなことは・・・ははは」
もし自分がオリンピックに出場したら・・・なんて下心が彼女にも無いわけではなかった。

しかし、スーパーガールの凄さはそんな生易しいものではないことを、ようやく彼女自身もわかり始めていたのだった。
823名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 09:49:09.19 ID:wcuN/sMe
GJ!
体力測定いいね
824名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 20:50:40.42 ID:Q3uUFFFd
すげー
この娘、今までどうやって生きてきたんだろ?
間違って何人か殺してそうだけどw
825名無しさん@ピンキー:2011/11/08(火) 23:01:37.44 ID:f48Xfx7Q
凄い良かったよ
惨劇を期待してしまう自分が悲しい
826名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 13:38:47.21 ID:TNx5jQ9+
スパガがその圧倒的なパワーで好き放題する話も好きだが、こうあの青ピチコスに赤ミニな格好でどっかの路地裏で
人目を忍んで彼氏と立ちバックエロとかしてるような話も読んでみたい

足とか抱え上げられてガンガン付きまくられて、すぐそばの大通りに喘ぎ声が届かないように必死に両手で口を覆って我慢したり
本気で抗えば彼氏を挽き肉にしちゃうし、気持ち良いしで全力を出せずにダメダメ言いながら片足ガクガクとかエロいよね
827博士とスーパーガール5:2011/11/14(月) 22:13:39.85 ID:E3QrztKc

「進捗はどうかね?」
「先ず先ず、といったところでしょうか」
応接室と思しき部屋に、白衣の男とスーツの男がテーブルを挟み、向かい合ったソファーに座っていた。

「どうした、博士? 君にしては、歯切れの悪い物言いだな」
「・・・いえ。『人道的』という縛りがあるので、やれる研究もそろそろ限界が」

「・・・ふむ。止むを得ん、か」
スーツの男が、テーブルに並べられた資料に目を通す。

「『握力10トン以上、腕力200トン以上、走力マッハ1以上』。ここまでの数値、俄かには信じ難いが・・・」
「しかし、残念ながらそれは、紛れも無い事実です。『政府』としても、"彼女"の力の解明は急務なのでしょう?」

「・・・うむ。今や、スーパーガールの所持はそれこそ、『核』に匹敵するといっても過言ではないからな」
核。つまり、核弾頭は国家間の抑止力になるが、実際に使うとなれば、いろいろと問題もある。

しかし、スーパーガールは運用さえ出来れば、その利便性は『核』の非ではないのだ。
軍隊に投入すれば文字通り、一騎当千。スパイや暗殺等、どんな任務でも容易にこなしてしまうだろう。

「しかし、これだけの能力を持ちながら良く今まで、人を殺した、なんてことが無かったものだな」
資料には、物損や傷害は幾らでもあるが、殺人や傷害致死等の記載は一切無い。

「それについては、ヒアリングである程度は解明されています。『刷り込み』です」
「『刷り込み』?」
いわゆる、学校教育による知識や世間一般の常識。彼女は当然、それらを持ち合わせている。

ゴムは柔らかいモノ、鉄は固いモノ。それらは我々、一般人からすれば常識だ。
それを、彼女自身もそうであると思い込んでしまっていたのだ。つまり、無意識下での意識的な抑制。
成長過程においては、彼女自身の能力は発展途上でもあった為、それで今までは何とか収まっていた。

「しかし、身体の成長と共に能力を抑えられなくなって来た為に我々に保護された、といったところか」
「まあ、そんなところです。後は、彼女の性格によるところも大きいかもしれません」

「性格?」
「元々、引っ込み思案で大人しい性格なので、単純に人と接する機会が少なかったのも一因かと。
 通学電車で痴漢に遭い、相手の両手を握り潰してからは一時的に不登校になったようですし。
 尤も、相手の手を握った瞬間、相手の手の骨は粉々に砕けて、彼女自身には全く感触が無かったそうです」

「・・・末恐ろしいな」
「もし、彼女が好戦的で荒々しい気性だったりしたら、今ここに私は居ないかもしれません」
例えば、ちょっとしたことで彼女を怒らせ、その力を怒りのままに振るわれれば、普通の人間などひとたまりもない。
もしもの場合を考慮して、いつでも鎮圧部隊が出動出来るようにはなっている。しかし、彼女に対してそれもどこまで有効であるかは疑問だ。

「そういった意味でも博士、君の責任は重大だ。良かろう、許可する。
 銃器や刀剣、その他のあらゆる武器への耐性、耐久力。しいては、戦闘能力を良く調べてくれたまえ」
「了解しました」
これで、これからは『足枷』なく、更にレベルの高い実験が出来る。
そう思うと、博士は胸の内に湧き上がって来る高揚感を抑えきれず、いつしかその表情には笑みを浮かべていた。
828名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 09:34:40.93 ID:+R1BEDA2
乙!
次回に超期待w
829名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 18:17:46.59 ID:uiItY3QG
小動物的な性格に圧倒的なパワーってギャップがいいね
830名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 19:43:24.90 ID:m/Pvp3YN
確かに
カラフルBOXの八重樫芽衣みたいな
831名無しさん@ピンキー:2011/11/17(木) 21:41:50.91 ID:hAnimRKa
彼女の性格は初期のスーパーサヤカに通じるものがあるね
そういや、どきどきハートビートも初期は博士が色々実験してたよね
832名無しさん@ピンキー:2011/11/22(火) 00:51:10.81 ID:kKM+yMGj
エロゲやったことないからそういう貴重な情報うれしい
833名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 12:55:03.14 ID:l3XHmD+e
amazonで検索していたら、こんなものが発売されるらしい。

スーパーヨガール [DVD]
アラナ・レイ (出演), サニー・レイン (出演), シニスター・X (監督) | 形式: DVD

内容紹介
スーパーマン棒のいとこスーパーヨガール。
彼女は生まれ故郷「クリプトン星」が破壊され、この地球にどうにか逃れてきた。

とりあえず地球の生活に慣れるため、女子学生クラブでの生活が始まる。
毎晩のパーティ、そしてセックスが超難題として彼女の前に立ちふさがる!
スーパーマン棒とそのガールフレンドたちの助けを借り、「人間」として生きていくために奮闘するのだが...
みんなが知るスーパーヒーローのいとこである、スーパーヒロインを主人公にしたスピンオフ映画がポルノパロディになって登場!
834名無しさん@ピンキー:2011/11/26(土) 19:36:08.27 ID:sfxIk/NM
>>627で既出だな
>>636>>638では微妙って事になってるけど
835名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 13:36:33.94 ID:99H4Uwbn
このスレ的には、すももももももはダメなの?
すごい身体能力だったと思うんだが。
836名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 15:55:04.13 ID:vBrXtsfC
あれはなぁ....
いや、好きな人がいるのは否定しないが
837名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 21:46:15.79 ID:LhWC6+K6
似たような設定の漫画あったよね>怪力娘が嫁いでくる
838名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 12:50:27.26 ID:oH3LcASV
あれはスパガものじゃなくて女主人公の普通の格闘漫画だからね
ギャグコメ要素のある格闘漫画

>>836
むしろ市場的にはすももの方が圧倒的に認知されてる
スパガものって本当に全然売れないからね・・・
839名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 19:18:59.95 ID:QPs6K9Mm
すぱうま.comで新しいスパガ小説きてたがあまり好みじゃなくて残念
海外っぽく凄いグロ展開が良いんだが
840博士とスーパーガール5:2011/12/04(日) 19:45:50.59 ID:QosuNfEn
>>839
内容とかkwsk
841名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 20:27:35.59 ID:QPs6K9Mm
なんか童話の中のお姫様がスパガだったら、、とか映画"ソルト”の主人公がマッチョのスパガになったり、とか
スパガがあちこちの次元で殺人して成長する、みたいなどうにも真面目すぎて、、単に美女が暴れまわるだけでいいんだがw
842名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 20:30:41.35 ID:VC6gZ61l
>>840
おそらく、ここの事だと思われる
http://www.superwomenmania.com/
843名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 20:38:05.38 ID:VC6gZ61l
あ、本人がレス返してたんだ
余計な真似してごめんね
844名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 23:09:39.00 ID:Oo0EAih9
英語わかる人は本当に羨ましいな
簡単なものでいいんで翻訳してくれると嬉しいんだが色々難しいよな
845名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 04:01:08.98 ID:yhpo9Rxv
英語のページ読むときはちょっとずつ訳して読むんだけど中学生英語程度の知識しかないからどんなに時間かけても意味わからん文章がよくあって困る
846名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 11:36:28.33 ID:BeE4KsNe
いまさらだけど>>837の怪力娘が稼いでくるマンガってなに?気になる
847名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 21:12:58.83 ID:Eb0kFzCr
そういやらんまの実写版
あかねの怪力エピソードやってくれまいかw
848名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 22:57:19.02 ID:gq3icVCi
>>846
http://luciora.cool.ne.jp/comic/sanshiro2.htm
これじゃね?
これまた微妙な漫画だったけど
849名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 03:00:04.87 ID:FPKijQ2X
>>848
ありがとう!探してみます。
850名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 11:29:34.57 ID:yFtxv65f
>>849
この漫画、本当に微妙だよ
らんまみたいな作品って書いてあるけど
どっちかっつーと劣化版Dr.スランプって気がする、ノリとかが
851名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 11:02:59.30 ID:HpUOnn9t
スパガ関連のサイトって一体いくつあるんだ?
案外マイナージャンルじゃなかったんだなwww
852名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 18:06:31.05 ID:drIyQvzL
海外はいっぱいあるけど英語わからんくて正直困る
853名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 11:33:35.16 ID:Rzr/9Jx7
きたいあげ
854名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 17:34:42.89 ID:uREw/xeR
もっとスパガについてガッツり話し合える場がほしい
855名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 18:27:37.32 ID:SIhYTFYT
ここじゃだめなん?
856名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 19:47:43.06 ID:tIitcFfY
857名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 23:21:37.48 ID:9nTsxfT2
ここ以上にがっつり語れる場なんかないと思うけど
語れてないように見えるんならそりゃ語るネタ振りしてないからだよ
858名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 22:15:09.71 ID:X7qCh3MR
24、25日に何らかの書き込みがあると思ってたのに
実はこのスレ、リア充が多かったのか?
859名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 23:54:49.15 ID:i7yAv6qc
2日間、チ○コシゴいてましたけど、何か?
860名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 16:18:43.63 ID:XrGrhR/d
クリプトナイトで作った除夜の鐘の中にスーパーガールを閉じ込めて思いっ切り鐘つきしたい
脱力してフラフラなスーパーガールを除夜の鐘に貼り付けて108発突きたい
861名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 23:21:34.99 ID:GLf4tb4c
>>860
轟音に対する耐性ってどうなんだろうな?
案外、クリプトナイト製の鐘じゃなくても、まいったりしてな
普通の人間が知恵だけでクリプトン人に勝利できる鍵となるかもしれない
862名無しさん@ピンキー:2011/12/27(火) 14:42:10.28 ID:MPOW6M84
十数年くらい前にやってた新スーパーマンとかいうドラマでは、
街中に勝手につけたスピーカーから流す何かの音波で
かなり追い込んでたのがいたような気がする。
特殊なものだったかどうかは忘れた
863名無しさん@ピンキー:2011/12/27(火) 23:08:47.88 ID:rMDV/bp6
新スーパーマン懐かしいねー
スーパーマンの能力がロイスに転移する回は神回だったよね
864名無しさん@ピンキー:2011/12/28(水) 23:23:00.55 ID:i7tKl8NR
Smallvilleのseason10でもクラークのパワーがロイスに転移してたな
865名無しさん@ピンキー:2011/12/29(木) 00:05:33.49 ID:Xm0hYiBe
転移ネタいいね
誰かSS書いてくんないかな〜
866名無しさん@ピンキー:2011/12/29(木) 03:58:33.85 ID:j9TlrhdN
>>863
それ良かった!!
867名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 02:31:30.97 ID:nhnGpOtc
シーズン10の転移のときって北極の基地に居たときに親父が何の理由で転移させたの?
wikiみてみたけど英語よくわからんかった
868名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 09:47:53.69 ID:XZhA49hn
>>867
お互いの住む世界を理解させる為とかそんな理由だったと思う
869名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 23:44:56.20 ID:nhnGpOtc
なるほど
ナイス親父
870名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 02:06:18.13 ID:O1Nd+ssN
ttp://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=crjr_VtlHFM&NR=1
これ初見だったんだけどだれか詳細わかる?
871名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 06:02:23.93 ID:v31MLosw
>>870
Superman/Batman: Apocalypseって日本未公開の映画だね
スパガの地球漂着〜一人前のスーパーヒロインになるまでを描いてる作品だよ

>>863>>864
ちなみにAll-Star Supermanって映画でもロイスがスーパーウーマン化するよ
これまた日本未公開だけど
872名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 01:57:22.83 ID:wxRDonvL
>>871
サンクス
このスパガあんまりかわいくないなあw
JLUのスパガは大好きなんだけど
873名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 11:23:57.94 ID:S0JLZKES
あけおめ、4スレ目は1000まで行くかな
874名無しさん@ピンキー:2012/01/01(日) 14:26:16.94 ID:N1PWHyQn
あけおめ
今年は自らもいろいろと協力していきますぞ
875名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 00:23:25.65 ID:KHRMHFXf
All-Star Supermanというのは知らなかったので見てみた
日本のアニメと違ってスムーズに動くのはやっぱアメリカンですな
こういうのつくるのは金はかかってそうだw
876名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 02:03:46.73 ID:ny22NLIB
>>875
日本でも劇場用のアニメはめちゃくちゃ滑らかだよ
877名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 07:26:25.95 ID:jalivHJx
ロリスパガになぶられたい
878名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 18:57:42.23 ID:juPeSd5f
あけおめ
今年は作品がたくさん増えるといいな
とりあえず博士〜の新作希望
879名無しさん@ピンキー:2012/01/05(木) 02:36:52.80 ID:VBfEigsF
フルハイで再放送しないかなぁ…
スパガ
880名無しさん@ピンキー:2012/01/13(金) 18:00:33.39 ID:iitqRhQj
過疎ってるねえ、ところで誰かスーパーヨガール 買ったの?
881博士とスーパーガール6:2012/01/16(月) 00:14:48.86 ID:ajcE5Wlr

「今日は、何をやるんですか?」
『今日は、君の『強さ』を実験しようと思う』
博士とスーパーガールは、とある『演習場』に来ていた。

「どうして、博士はそんな離れたところに居るんですか?」
『ん、いや。今日は近くに居ると私自身に危害が及ぶ可能性があるのでね・・・』
博士は、広大な演習場が見渡せる管制塔の上に居た。声は、スーパーガールに着けたインコム越しだ。

「では、幕僚長。宜しいですね?」
「ああ、構わん。やってくれたまえ」
では、と博士がリモコンのスイッチを押した。

キュラキュラキュラ

「・・・何、あれ?」
遠くにあるハンガーから出て来たモノ、それは"戦車のようなモノ"だった。
キャラピラを装備した足回りは確かに戦車のそれだが、上半身にはアームが2本。
右アームには大きめのブレードが装着されていて、左アームにはガトリング砲が装備されていた。

「こ、こんなのと戦うんですか!?」
『ああ、これは新型戦車『ASG』の動作実験も兼ねていてね。重火器は封印されているから心配は要らない』

「・・・動作実験、か。モノは言い様だな」
「彼女はまだ未成年ですのでね、名目は必要なのですよ。それに、実験には違いありません。それがただ、"二者両得"というだけです」
そんな大人たちの思惑を知る由もなく、スーパーガールは目と鼻の先で『ASG』と対峙していた。

「何か、前に戦ったのより強そ・・・」
以前、博士が用意した二足歩行マシンとは比べものにならない重圧感。

「でも、何だろ。負ける気がしないかも・・・」
彼女は何故か、不思議なぐらいリラックス出来ていた。

キュラキュラキュラ、と『ASG』が間合いを詰めて来る。ぶつかる寸前で彼女がそれを"片手"で抑え込んだ。
ギュラギュラ・・・ギュラギュラ・・・と『ASG』のキャラピラが空転を始める。

「!? 凄いな・・・まさか、戦車の前進を片手で止めてしまうとは」
「彼女のパワーを考えればまあ、このぐらいは想定の範囲内です」

ギュン、と唸りを上げ、いきなり彼女目掛けてブレードが振り下ろる。だが、それもいとも簡単に空いた左手で彼女は受け止めてしまった。

しかし。

ドガガガガッ!!

「きゃっ!?」
何と、『ASG』は無防備な彼女の土手っ腹に左アームのガトリング砲を放ったのだ。
彼女はいきなりの自体に、もんどり打って後ろに倒れ込んだ。

『おい、大丈夫か!? おい! 無事なら返事をしろ!!』
通信越しに博士の怒号が飛ぶ。

「・・・痛っつー。・・・って、え? あれ、痛くない・・・」
彼女は地面にへたり込んだまま、撃たれた自分のお腹を見た。
服はボロボロだが、素肌には傷一つ付いていない。手で摩ってみても、やはりどこも傷付いていない。

「博士、何か無事みたいです」
『そうか、良かった』
882博士とスーパーガール6:2012/01/16(月) 00:16:51.20 ID:ajcE5Wlr

「でも、銃は動かないんじゃ・・・」
『すまない。どうやら、制御系に異常があるらしく、こちらからの命令が受け付けなくなってしまったようだ』

「え、ええーーっ!?」
『何とか、無力化出来ないか? 無論、こちらからも手は尽くしてみるが・・・』

「・・・わかりました。やってみます」
『・・・? えらく、決断が早いな』

「だって・・・」
『・・・だって?』

「銃を撃たれた時はビックリしたけど、何か撃たれても大丈夫みたいだし・・・。それにこの戦車、パワーは大したことないですよね」
『・・・・・』

そこからは一方的で、圧倒的な展開だった。

「服が破けちゃうのは嫌だし、先ずは銃から潰そうかな?」
銃弾をモロに受けながらもそれを物ともせず、回転している銃身を抱え込むようにして止めてしまった。

「えいっ」
バキィッ!!とガトリング砲をアームの根元から引き千切ると、粘土を捏ね回すように鉄の塊に固めてしまう。
右アームのブレードも、同じようにボディから引き千切り、粉々に砕いてしまった。

キャラピラも同様に引き剥がし、『ASG』は見るも無残な案山子のような状態に成り果てていた。

ギャリギャリ・・・ギャリギャリ・・・

とキャラピラを剥がされた車輪が空転している。彼女が"仕上げ"をしようと、『ASG』を持ち上げているのだ。

「それっ」
彼女はそのまま『ASG』を自分の真上に"軽く"放り投げた。

ギュンッと凄まじいスピードで、『ASG』は宙空高く放り上げられる。
数秒して、やっとゴウッという轟音と共に、『ASG』の巨体が彼女目掛けて落ちて来た。

「とうっ」
ワザとらしく、彼女は落ちて来る『ASG』に向かって、右手を突き上げながら飛び上がった。

ドゴオンンンッ!!!

重力落下スピードプラス、彼女自身の音速を超す脚力によるジャンプ力。
『ASG』が粉々に砕け散るには充分過ぎる威力だった。

「馬鹿な・・・。3000馬力、100トンの『ASG』がたった一人の少女に・・・」
「私にとっては、この結果は充分、想定の範囲内です」
両者の表情が、実験の結果を物語っていた。

幕僚長にとっては、新兵器の性能実験。
博士にとっては、彼女の実戦兵器耐用実験。

アンチスーパーガール用戦車、通称『ASG』。
徐々に増えつつあるスーパーガールに対抗すべく、用意された新型兵器。

しかし、まだまだ改善の余地があるようだ。
883名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 07:14:29.42 ID:rDCi4ghP
銃で撃たれようが、戦車を解体しようが
彼女にとっては造作も無いことって所がいいですね
884名無しさん@ピンキー:2012/01/16(月) 20:23:51.67 ID:/8xTifJi
>>881
GJ!
885名無しさん@ピンキー:2012/01/17(火) 00:24:46.88 ID:ip3gjOlL
>>881
新作きてた!GJです!
次は戦艦でも沈めて欲しい
886名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 09:40:30.21 ID:XXpWQ3EP
>>881
GJ!
そろそろ人間相手も希望デス
887名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 10:21:39.72 ID:4E29NyuM
人間相手だと作風が崩れるんじゃないの?
まー、作者さんの赴くままに進めていってほしいね
888名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 12:54:47.76 ID:WX1L9JFx
久しぶりに覗いたらEDEN-最終戦争少女伝説が更新されてた
これに出てくる女の子の強さが好み。エロゲに抵抗ない人はやってみてもいいかも
889名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 00:14:36.44 ID:jxOGqTyr
>>888
kwsk
890名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 09:36:21.69 ID:m2Lizk/8
>>888
更新されていたの気がつかなかったわ。
相変わらず無駄に文章が長くてグタグタだったがw
891名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 11:44:08.93 ID:SbD6Njt6
スーパーガールのヒロピンSSは絶滅危惧種?
892名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 13:40:18.93 ID:n/PJVeCS
そんなSSここから出ればわんさか出てくる
893名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 15:33:55.07 ID:SbD6Njt6
新作の話なんだが?
894名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 21:53:23.73 ID:P8y6ASL6
アメコミの女キャラってムッチムチでいいよね
895名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 23:28:44.95 ID:iBBGRXYW
このスレは変身ヒロイン系は駄目なの?
896名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 23:59:52.96 ID:mPaAFPKG
>>895
ダメではないけど
怪力・スーパーパワーな部分が欲しいよね
変身ヒロインって結局はヒロピンのカテゴリーに成ってるから
897名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 01:21:22.75 ID:FjnA5VA5
昔、綾門さんやジェニファーを書いていた職人さんたちは何処に行ってしまったのだろうか?
898名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 18:14:38.82 ID:eDJYprpG
>>647が全てのような気がする
899名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 19:52:19.14 ID:tR28OmsS
過疎スレだけに誰でも歓迎致します
900名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 19:36:58.02 ID:ibQnJu2x
スーパーガールのヒロピンSS読みたいな
国内海外のサイトでおすすめある?
901名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 20:24:50.56 ID:5mWUWSVx
902名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 23:37:52.08 ID:VnM2JDqP
 本当にお久しぶりとなりますが、投下してみます。
 とりあえず半分までですが。
  
 
 「更科くんは…ずるい…」
 学校からの帰り道、一緒に歩いていた綾門さんに、突然やんわりとなじられた。
 
 「ええっと…急にそう言われても心当たりがないんだけど、どこがずるいのかな?」
 
 僕には全く原因が分からない。
 お互いまだまだ慣れなくてギクシャクしているところはあるけれど、一応恋人同士でいられていると思うし、今だって一緒に下校している。
 さっきのお昼休みも、屋上で綾門さんが作ってきてくれたお弁当を一緒に食べたし。
 それなのに突然ずるいと言われても、本当に心当たりがない。
 とにかく、綾門さんが教えてくれないことには始まらない。
 僕は並んでゆっくりと歩きながら、綾門さんからの返答を待った。
 
 「…だって更科くんは…私の秘密を知ってる…」
 
 少し俯き加減で、頬を赤く染めながら綾門さんが出してくれた答え。
 これは、やっぱりあの事を言ってるのかな。
 
 「秘密って…綾門さんがスーパーガールだっていうこと?」
 
 コクンッと首を縦に振り、綾門さんは僕を見つめてくる。
 確かにこれは、世界規模で重要な凄まじい秘密だ。
 あの世界中で噂になっているスーパーガールが、普段は一見地味なただの女子高生として日本で生活していて、しかも僕みたいな冴えない彼氏がいるなんてことに、誰も思い当たらないだろう。
 ではどうすればいいのだろう?
 今から僕が、突然綾門さんがスーパーガールだということを忘れることなんてできないし…
 
 「…だから…私にも更科くんの凄い秘密を知る権利がある…。好きなお弁当のおかずとか、好きな本とか、好きな歌手とか…今後の参考に…」
 
 悩んでいる僕に、綾門さんは顔を赤らめ、こっちが驚くぐらい緊張した面持ちでお願いしてきた。
 あれ?それってつまり…
 
 「恋人同士なんだから、僕のこともっと良く知りたい、ってことでいいのかな?」
 「………う、うん」
 
 綾門さんは僕の答えを聞いて、恥ずかしそうに微笑んでくれた。
 いつもの地味メガネを使用中なのに、それでも隠しきれないぐらい可愛い笑顔だ。
 ちなみに最近、一昔前の文学少女風地味装備では綾門さんの魅力が隠しきれなくなり、クラスの男子の中でも綾門さんのことを話す人が増えてきている。
 まぁ、元々の驚くような美少女である顔はメガネだけではとても隠しきれるものではない。
 さらに無理矢理小さめなブラで抑え込んでいるという胸元はそれでも学校でトップクラスの膨らみをしているし(だからブラをしていないスーパーガール姿だと…なんていうか物凄い。間違いなく3桁超えている…)、
身長が高いこともありスーパーモデルのようなスタイルをしてしまっているのだから仕方がないか。
903名無しさん@ピンキー:2012/01/25(水) 23:38:56.25 ID:VnM2JDqP
 さて、とりあえずどうしよう?
 いきなりずるいと言われて喧嘩になるかと思いきや、気が付けば綾門さんが僕のことを好きでいてくれるていることを再確認するやり取りになってしまった。
 べつに綾門さんが知りたがっていたことなら教えて問題ないんだけれど…そうか僕の秘密か…
 確かにまだ知り会ったばかりだし、僕について知らないことたくさんあるはずだ。
 そんなことを考えていると、ふと一つのことに気が付いた。
 誰にも教えていない、最近できた自分の秘密。
 自分でも、こんな癖というか好みがあったなんて、綾門さんに会うまでは気が付かなかった秘密。
 
 「綾門さん、僕の秘密聞いてくれるかな。その、最近になって好きになったことがあるんだけど…」
 「…聞きたい」
 
 僕の声に興味深そうに反応すると、綾門さんはぐっと身体を近づけてきた。
 
 「綾門さんを見て気が付いたんだけど…僕は強い女の子が好きみたいなんだ。この前屋上で鉄のベンチを鉄球にしちゃった綾門さんに、凄くドキドキしたんだ」
 
 綾門さんが学校の屋上で見せてくれた、鉄のベンチを折り紙のように力を込めることなく折り畳んでいくスーパーガールの異常な怪力。
 初めは恐怖でドキドキしていたと思ったんだけど、今思い返してみても気分が高揚してしまう。
 
 「だから、綾門さんが一体どれだけ力が強いのかっていうのにも興味があって…ごめんね、こんな変な秘密で…」
 
 僕の話を見下ろしながら黙って聞いてくれている綾門さんの姿に、段々と語尾が声が小さくなってしまった。
 やっぱりちょっと変だったよね。急にこんなこと言われて綾門さんもきっと呆れて…
 っと、僕は後悔しだしていたが、綾門さんは違ったようだ。
 
 「…つまり更科くんは…強ければ強いほど好きになるの?」
 「え?…あ、うん、そうなるかな?」
 「…よかった。私、世界で一番強いから…きっと更科くんに一番好きになってもらえる…」
 
 僕の言葉が本当にうれしかったのか、心から喜んだような柔らかい笑みを綾門さんは浮かべた。
 
 「世界で一番?」
 「うん…スーパーガールより強い人なんて…どこにもいないよ…」
 
 確かに、綾門さんより身体が大きかったりする人はいるかもしれないけど、彼女に勝てる人間はいないだろう。
 80万トンを持ち上げられる怪力と、マッハ6000で飛べる飛行能力を持ち、おまけに目からレーザーも出せるし、スーパーブレスで物を凍らすこともできる女の子。
 どんな格闘家でも、彼女にかかれば小指一本…いや、息一吹きで倒されてしまうだろう。
 
 「更科くん…秘密を教えてくれてありがとう…」
 「あ、うん、僕も喜んでもらえて嬉しかった」
 
 まさか喜んでもらえるとは思っていなかったから、僕としても嬉しいというかほっとしている。
 そんな僕に、本当に嬉しそうな綾門さんは、
 
 「…更科くん…教えてくれたお礼したいから…これからつきあってもらえるかな?」
 
 そう言って優しく僕の身体を抱きしめると、ゆっくりと身体を浮かび上がらせた。
904名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 00:16:08.78 ID:GGtRz7Qq
久しぶりに綾門さんキター!
ずっと待ってましたよ。
905名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 00:32:55.64 ID:afmBXWEg
おお!乙です!これは楽しみ
超怪力シーン期待
906名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 01:36:54.44 ID:203e4igV
復活したらいいなとずっと思ってました。続き期待してます
907名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 12:13:51.77 ID:NfhKSSBc
久しぶりすぎて、更級くんの名前を素で間違えてました…これは恥ずかしい…

>>904−906
コメントありがとうございます。
只今後半の怪力シーンを書いています。
また近いうちに続きを上げられるよう、頑張りますのその際はよろしくお願いします。
908名無しさん@ピンキー:2012/01/26(木) 21:31:23.87 ID:rjyzx5o4
ホント久しぶりだけど乙です

あとヤンジャンの新連載はちょっと期待できそうだね
909名無しさん@ピンキー:2012/01/27(金) 00:15:53.96 ID:wRsdIJj8
乙です!続きが楽しみです。
>>908
最近単行本が出た「瞬きのソーニャ」じゃないよね?明日立ち読みしてこよう
910名無しさん@ピンキー:2012/01/27(金) 00:45:59.73 ID:KQfiYwrO
乙です!!

>>908
岡本倫のやつかな?楽しみ
911名無しさん@ピンキー:2012/01/28(土) 12:01:29.04 ID:zCEZEKLR
岡本倫=エルフェンリートのイメージがあるので、いきなり超グロとかになりそう
話も似てそうだし
912名無しさん@ピンキー:2012/01/30(月) 23:58:19.99 ID:vpziCe1A
来週にはヒロイン死んで退場して全然違うジャンルになってたり
あの人の漫画は先がまったく読めないからなw
913名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 01:32:14.17 ID:kzjM93go
巨乳なスパガの画像ないっすか?
914名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 12:16:47.32 ID:E4Jc39T/
ggrks
915名無しさん@ピンキー:2012/02/03(金) 16:15:54.63 ID:dPIB8S/E
綾門さんGJ
次はジェニファー復活希望
916名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 11:19:07.42 ID:UNw2LtHS
何か書いてみようかな。
917名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 14:40:14.58 ID:47/6jHgw
wkwk
918名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 15:02:13.22 ID:UNw2LtHS
>>917
ありがとう(笑)
ただ、ここをみている人たちが読んでいそうなラノベとか読んだことがなくて、表現の引き出しが少ないんですよね。何か映画でもみて気持ちを高ぶらせてみようかな。
919名無しさん@ピンキー:2012/02/04(土) 16:56:46.50 ID:9rSUUfl7
なんだか賑やかになりそうな予感

新作頑張って!

正義のスーパーガールやスーパーガール陵辱、美月の人も待ってます
920名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 08:34:45.09 ID:kKv+6cpn
昔少年サンデーに「どきどきハートビート」って漫画があった。
主人公のドジな女性警官がスーパーガールになる。
最初は力をうまく使えなかったのが、途中から変身すると
性格がハイテンション(二重人格)になりうまく使いこなせるように。
許されるならその二次創作をいつか投下したいとおもいます。
921名無しさん@ピンキー:2012/02/05(日) 09:24:05.47 ID:cnq7xtKC
ここの人ならそんな説明しなくても皆しっとるでw
楽しみに待ってるよ
922名無しさん@ピンキー:2012/02/06(月) 21:53:28.63 ID:1F1i6gg+
まどマギっぽい話を考えてたら、実は「悪魔との契約」と丸被りだったでござる
923名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 03:00:33.75 ID:mbYATESV
ハルヒ改変とかで妄想してたら御飯3杯いけるな
ラノベはネタの宝庫やで
924名無しさん@ピンキー:2012/02/07(火) 23:00:31.93 ID:o2HMePq7
ラノベと言えばたたかうニュースキャスター&図書委員の続きはどうなったんだろ?
925名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 10:11:48.97 ID:h/M7PgM7
たたかうニュースキャスターは微妙すぎたなー
926名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 20:54:59.50 ID:0+80jGgw
たたかう!ニュースキャスターは1巻はよかったが、続編はイマイチだったな。
途中で、ニュースキャスターじゃなくなっちゃったし…。
遠い星から来たAliceはどうよ。
927名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 23:50:48.49 ID:5FFHGgMO
あれも最初期待したけど後半怪力シーン尻すぼみだったなあ・・

おまいらの怪力娘漫画最高傑作てなによ
928名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 23:53:07.31 ID:pcejZ6dz
ヴァリス終わっちゃった
最初のころみたいに怪力の肉弾戦でもっとはっちゃけてほしかったけど終わり際のあのわけわからん方向性は編集の命令なのかねえ
最近じゃ紙面の9割が韓国とか
韓国じゃああいうのが受けるのかな
よーわからんわ
929名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 18:16:21.21 ID:PI5wH1KQ
>>927
オートマティックレディの7号チャン
930名無しさん@ピンキー:2012/02/10(金) 23:53:20.11 ID:Tdi/sOOC
漫画ならハートビート
小説なら団 龍彦さんの超女隊シリーズの舞
931名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 18:29:55.65 ID:4B6Xy6pL
保守
932名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:11:05.07 ID:tGICMMKo
>>920 ですが「どきどきハートビート」はこのスレで結構語られているのですね
前半も勿論面白かったですが さやかが変身して二重人格になった頃が
一番面白かったです
少年サンデー版ではない方のコミック2巻表紙のさやか(スーパーサヤカと言うべき?)
はセクスィーです あれはゼッタイ二重人格後のさやかでしょう
933名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 22:21:35.08 ID:GOaTc0V7
YATの桂さんが好きだった
934名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 01:25:03.96 ID:YSq3i1Rr
モルモもなかなかよかったで
935名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 17:52:15.20 ID:VgNPd2dz
保守
936名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 12:51:53.52 ID:aOPiyLX3
937名無しさん@ピンキー:2012/02/19(日) 20:40:18.36 ID:fIICjBxz
>>936
いいなー、これ
こんな二人にめちゃくちゃにされたいわ
938名無しさん@ピンキー:2012/02/20(月) 22:39:07.72 ID:ogeFmNgf
>>936
これ、どういうシチュなんだろ?
いいアイデア浮かべば何か書けそう
939名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 04:12:55.98 ID:8b7iB9+y
>>936
スカートならもっと良かったorz
940名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 15:22:49.96 ID:a73hiUw5
これどっかの他のスレで展開されてたの?
941名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 22:38:40.38 ID:AE/GAdOm
>>936
セリフ付けようぜ
942名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 05:05:21.54 ID:DwCuDF+Q
綾門さん続編来ないかなぁ・・・
943名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 16:48:13.54 ID:I2Rg82YR
今度は綾門さんがスーパーガールに変身して、活躍してもらいたいな
944名無しさん@ピンキー:2012/02/24(金) 19:59:39.88 ID:VHD0mnNK
スーパーガールに続いてパワーガールの新コスチューム(左側)
http://www.digitalspy.co.uk/comics/news/a365223/george-perez-unveils-new-power-girl-design-for-worlds-finest.html
これどうなのよ
945名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 12:10:11.07 ID:cPyb0vkl
>>942
勝手に続き書いちゃ駄目かな
946名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 12:28:05.73 ID:D/S0qXCa
荒れるからやめれ
947名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 16:25:28.89 ID:cPyb0vkl
>>946
分かりました、止めときます
948名無しさん@ピンキー:2012/02/25(土) 23:06:17.64 ID:p520QyMl
>>945
どうも、綾門さんの作者です。
別のお話という感じででしたら、続きを書いていただいてもOKですよ。
それでスレが盛り上がるようでしたらうれしいですし。

私の方はデータが一度消えて書き直している状態ですので、少し時間がかかりそうです。
現時点で書けている物だけでも、アップした方がいいでしょうか?



949名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 00:25:52.27 ID:Z/wXpGwn
>>948
乙です
私は小出しでも上げて貰った方がいいですね
続き期待してます
950名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 03:09:07.09 ID:kptT38G8
急かす気は全くないですが、できれば
早く見れればいいなというのが正直な気持ちですw
951名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 07:44:30.74 ID:ULtiJYp/
>>903の続きとなります。
 
 
 「はい…到着…」
 そう言ってそれまで僕をやさしく抱きしめながら飛んでくれた綾門さんが開放してくれた場所は、全く見覚えのない謎の場所だった。
 
 山の中腹を切り開き、400mトラックが楽に入りそうなぐらいのスペースを無理やり作ったようなその場所は、周囲を切り立った岩山と木々に囲まれていた。
 そこには沢山の重機…と言っていいのだろうか、巨大なブルドーザーやショベルカー、そしてなんだか物騒な車両までがいくつも放置されていて、それだけならまるでどこかの採掘場のように見える。
 でもその考えを破壊する建物が、なぜか敷地の片隅にあった。
 明らかにこの敷地で存在感が浮いている、立派なコテージが建っていたのだ。
 
 「綾門さん、ここは?」
 「…ん………私の遊び場…?」
 綾門さんは少し悩んでからそう答えると、僕の手を引いてコテージへと向かっていく。
 遊び場?
 このコテージがなければ、重機の置き場か採掘場にしか見えないこの場所が?
 でも疑問に思っていても仕方がない。
 綾門さんに引っ張られるかのように、僕は建物に入っていく。
 
 「うわー…きれいだね」
 そしてその中の造りに、僕はついつい驚きの声をあげてしまった。
 本物は見たことがないけれど、まるで高級避暑地の別荘というか…
 とても丸太を積み上げて造られたとは思えないきれいな壁に、フカフカそうなソファー、明らかに普通の家には置かれないような高級そうなコンポが設置された大画面のテレビ。
 さらにシステムキッチンには様々な家電も置かれていて…きっと床も床暖房なんだろうな。
 
 そんな広い1階に備え付けられた階段の方を見上げると、ロフト風の2階へと繋がっている。
 おそらくあの上は寝室になっていて…って、いよいよこんな山の中にあるのがおかしいぐらい、これって高級そうな建物だ。
 
 「…驚いた?」
 「え?あ、うん…って、綾門さん!?」
 部屋に驚いて見渡していた僕の目の前に、いつのまにか着替えた綾門さんがいた。
 学校での無理やり作った地味な姿から解放された、セクシーな綾門さんなんだけど…
 
 「綾門さん、その衣装…」
 「…特別…ここには私と更級君しか…いないから…」
 頬を赤らめつつ、綾門さんは身体を捻って、恥ずかしそうにいつもと違う衣装の自分の全身を確かめようとする。
 スーパーガールのイメージカラーともいえる青色の水着は、いつものビキニ風のものではなく、胸元がV字に大胆に開いたハイレグ型のスリングショットと呼ばれるものだった。
 身体を横に向けると、ボトムからまっすぐ伸びた2本の布がスイカを連想させるたわわに実った爆乳のトップを申し訳程度に隠しているだけで、横乳は無防備にさらけ出されている。
 学校では無理やり小さなブラを付けて目立たないようにしているそうだが、今着ている水着ならそのまま胸の大きさが分かってしまう。
 その重量感ある美しい膨らみは、やっぱり優に1メートルを超えている。
 うう…まさに桁違いの美爆乳…
 
 「…どう…?」
 一通り全身を確認した後、綾門さんは僕に向き直った。
 少し足を内股気味にして、両腕を豊満な胸を隠すような、持ち上げるような微妙な位置で組みつつ、顎を引いて恥ずかしそうに赤らんだ顔で上目遣いに僕を見てくる。
 
 「…更級君のために…がんばった…よ…」
 「あ…ありがとう………。えっと…すごく似合ってる…」
 本当ならもっと気の利いた台詞が言えればよかったんだけど…それでも嬉しかったのか、感情を余り表に出さない綾門さんが、表情を明るく嬉しそうなものに変えてくれた。
 
 「…よかった…」
 綾門さん、本当に嬉しそうだな。
 組んでいた手を外すと、僕の方に近寄ってきて…え?
952名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 07:46:33.04 ID:ULtiJYp/
 むぎゅ♪

 
 その強烈な膨らみを、布越しに僕の腕に押し当ててきた。
 
 「えええっ!?!?」
 「…ん…がんばったご褒美…欲しい…♪」
 大きな胸を押し付けながら、甘えるように僕の腕に抱きついて、スリスリと頬を擦り付けてくる。
 綾門さんが僕に甘えたい時にやってくる、まるで餌をねだる子猫のような仕草。
 付き合いだして分かったんだけど、いつもの地味な姿の綾門さんは大人しめで、恥ずかしがり屋だったりする。
 でもスーパーガールの姿になると、一気に積極的になるみたいだ。
 僕は幸せそうな表情で甘えてくる綾門さんの頭にゆっくりと手を伸ばした。
 
 「あぅ………」
 優しく頭をなでてあげる。
 初めて屋上でやって以来、綾門さんはこの『なでなで』が大のお気に入りだ。
 やろうと思えば世界中の軍隊を簡単に壊滅させることができる力を持つ無敵のスーパーガールは、本当に気持ちよさそうに僕に身体を預けている。
 そんな素敵な彼女の姿についつい微笑んでしまいながら、僕は綾門さんが離れてくれるまでやさしく頭を撫で続けた。

953名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 09:21:51.84 ID:kptT38G8
ありがとうございます。完成楽しみにしています
954名無しさん@ピンキー:2012/02/26(日) 18:10:40.50 ID:epo9Phtx
素晴らしい
続きももちろん期待してるよ
955名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 21:23:34.61 ID:s2Cu4bpd
紐水着な彼女と密着して性行為に及ばないとか鋼の意志力だな
感心する
956名無しさん@ピンキー:2012/02/27(月) 21:55:57.93 ID:5ktkmAtz
はやく、綾門さんのスーパーガールぶりを読みたいですね。
957名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 09:16:50.49 ID:YpLCY8mJ
こんだけベタボレ状態で更級君ヤンキーにボコボコにされたりなんかしたらどーなるん?
958名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 12:14:17.99 ID:kowLxzUX
>>957
ヤンキー君はね…“転校”したの。更科君は、しないよね?“転校”…
959名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 18:13:37.48 ID:mLeUgNL8
>>958
(((゜д゜;)))アワワワワワ
あ…綾門さん・・・
960名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 18:20:05.54 ID:cZOnN50E
もうすぐ500KBだし、次スレに移行した方がいいんでない?
961名無しさん@ピンキー:2012/03/02(金) 19:50:39.78 ID:f15aCDRr
新スレ立てたよ

【怪力】スーパーガールでエロパロ part5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1330685351/
962名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 23:43:39.82 ID:lFQk8i/X
彼女のパワーを聞き出すことに成功しました。とにかくすごいです。
まず、握力    65kg
   背筋力  250kg
   垂直跳び 110cm
   100m走11秒3

ちなみにこれは大学時代の記録で、いまはすこし太ったので足は遅くなって12秒7ぐらいだそです。
しかし、ナースは体力を使う仕事なので、握力、背筋力はもうすこしあるそうです。
器具がないので、数値はわかりません。さっき、駐車場でやってみたんですが、リヤバンパーに手をかけて持ち上げてみたら、少し後輪が浮いていました。
気はやさしくて力持ち。いや、超怪力。すごすぎます。
彼女は本物のスーパーウーマンです。…

「でも、これって、本気の10分の1程度だよね」
「あら、そんなにいってないわよ」

二人の会話は進んだ。

そういえば、あのドライブの帰り、こんな光景が…
ハンドルを取られ、道端に車を止めた。
「あ、まいってなぁ。右の前輪がパンクしたみたいだ。まいったなぁ。」
「どうしたの?パンク?とりあえず、スペアのタイヤ持ってきて。」
「うん、わかった… まず、タイヤを出してと。それからジャッキとレンチと…」
「どうしたの?タイヤだけ持ってくればいいのに。」
「あ、そう。タイヤだけでいいんだ…!?タイヤだけ?」
「もう、ナット外れたわ。早くもってきてよ。」
「ああ。そ、そのナット、どうやって外したんだ?」
「指でつまんで回したわ。意外と簡単ね。さあ、はやく取替えちゃおうよ。」
「ジャッキ、いらないの?」
「あたしが、ジャッキよ!」
そう言いながら彼女はフロントバンパーに手をやると前輪が浮いたのだった。
彼女に目をやると、のぞき込むようにして,微笑を浮かべていた。
「どうしたの、タイヤ取り替えてよ。」
僕はタイヤを交換すると、彼女はゆっくりと車を地面に着地させた。まるで油圧ジャッキの油圧を抜いたときのようにスムーズにおろしたのだ。
「工具がないから、あたしがナットを締めるわ。」
彼女はナットをクルっとまわし、最後に指でギュッと締め込むのがわかった。あの、ムチっとした前腕に一瞬ボコッとカットが走ったのがわかったのだ。
「いま、腕が一瞬凄くならなかった?」
「え、気のせいよ。 ^^;」
数週間後,車検を出したディーラーから電話があった。
「タイヤローテーションをするときに右前のタイヤのナットが硬かったんで、調べたら車輪のスタッドボルトのネジが伸びていたんですけど、なにで締めたんですか?ふつうの工具で締めたらこんなには、なりませんけど。」…

夏も終わりが近づいたある日、彼女とだライブにでかけた。
「しかし、さっきの水着姿、すごかったなぁ。おまえって、すごい着痩せするんだな。みんな、おまえを見て目がテンになっていたぞ。のど、渇いたな。あそこに販売機があるから、ジュース買おうよ。」
道端に車を止め、自動販売機でジュースを買おうとしていた。小学生の子が先に買おうとしていた。
チャリン…子供が硬貨を落としてしまい、販売機の下に入ってしまった。子供は半ベソをかいていた。
「ボク、どうしたの?」彼女は子供に微笑みながら問いかけた。さすが、白衣の天使。
「おかねが、販売機の下に入っちゃった〜!!」とうとう、子供は泣き出した。
「おねえちゃんが、取ってあげるから泣かないでね。」
彼女はこう言いながら、販売機を持ち上げた。しかも片手で軽々と…
「こんどは、気をつけるのよ。」こう言いながらもう片方の手で百円玉を拾う彼女。そこには微笑みさえ浮かんでいる。
ポカーンと口を開けている子供。
「おねえちゃん、ありがとう。おねえちゃんって、すごいや。ねえ、ねえ、おねえちゃんどこから来たの?」
「おねえちゃんはね、遠い星からやってきたスーパーウーマンなの。だから、このことは誰にも言っちゃだめよ。もし言っちゃたら、おねえちゃん空をビュッと飛んでボクのところに来ちゃうからね。」
「うん、わかった。おねえちゃん、ありがとう!」
ああ、白衣を身にまとったスーパーウーマン…
「すごい、パフォーマンスショーだったね。やさしくて強いスーパーウーマン。格好よかったよ。」
「あのねぇ、あれはショーなんかじゃないの!子供が困ってるから、つい…」
「まあ、そこがあなたの魅力でもあるけどね。」
963名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 00:57:29.86 ID:RLxZh5t7
転載乙
964名無しさん@ピンキー:2012/03/08(木) 04:57:59.59 ID:YKU9qLyC
それ書いたの俺だよ
965名無しさん@ピンキー
>>964
ak-3?