強制女性化小説ない?Part39

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859魔法少女キューティエアリィ 第四話−2:2011/02/03(木) 19:50:22 ID:Bgmg5kSv
絵梨「じゃ、着替えてくるからどっか男女共同トイレのある喫茶店に行こう?」
明日美「なによその限定的な店。」
絵梨「そのほうが便利なの!」

・・・
さて、ここはとある喫茶店の共同トイレ・・・

絵梨「さてと・・・このまま元に戻ったら服破いちゃうな・・・脱いでから元に戻らないと・・・」ヌギヌギ
スッポンポン
絵梨は思わずトイレ内の鏡を見てしまった。
絵梨「いっ・・・私の・・・は、はだか・・・///初めてじっくり見るけど・・・おっぱいがあるってやっぱりなんか・・・変な感じだなぁ・・・」ドキドキ
絵梨「な、なんだかイケナイものを見ている気分になってくる・・・」ゴクリ
絵梨「い、イカンイカン・・・イカーーーン!さ、さっさと着替えて解除しなきゃ!!」アセアセ
絵梨「リリース!」キューーーン
絵梨の体がピンク色の光に包まれ、徐々に体が大きくなり、体の線が太くしっかりしてくる。
大樹「ふぅ・・・なんだかずいぶん長い時間女の子やってた気がする・・・」
大樹「それにしても・・・俺があの男の子のこと好き?なーーてことがあるかい!
俺は男だ!アイツの事考えてもちっともドキドキしないし赤くもなっていない。」ジロジロ
大樹「今日はもう疲れたよ・・・」
ギィバタン
大樹「おまたせ。」
明日美「あなたのその男性の姿を見ているとすごく違和感を覚えるわ。」
大樹「失礼な・・・俺は絵梨の時のほうが違和感あるよ。」
大樹「男の時だと感じなかったことや考えもしないことが女の子になると頭に浮かんでくるんだ。頭がおかしくなりそうだよ。」
明日美「そう。そのうち慣れるでしょ。」
大樹「明日美・・・なんか絵梨の時と態度違わないか?」
明日美「そう?もしかしたらあなたが男の姿だからかもしれないわね。」
大樹「絵梨と俺は同一人物なんだが・・・まぁいいか。ほら、俺の服。悪いなお願いするよ。」
明日美「なんだか、俺の服って言われると嫌な感じね。」
大樹「俺の服なんだから事実だろう。じゃ、なんて言えばいいんだ。」
明日美「そうねぇ・・・絵梨ちゃんの服とか?別の人間として扱うといいんじゃない?」
大樹「おまえなあ。まあいいけどさ。じゃ、改めて、絵梨ちゃんの服お願いします。」ペコリ
明日美「わかった。じゃ、また今度ね。絵梨によろしく言っておいて。フフフ」
大樹「はいはい、言っておくよ。」

ガー
アリガトウゴザイマシター

大樹「アレくらいの年頃じゃあな・・・俺みたいなおっさんと話すのは慣れていないだろうからなぁしょうがないか。」
大樹「明日美も苦労してるんだ、せめて絵梨だけでも友達として仲良くしてやらんとなぁ。」
大樹「・・・そういえば・・・明日美ってどこの学校に通っているんだ?このあたりかな?
もし近くなら美夜子とも仲良くなれればいいんだが・・・」
大樹「そうしたら、うちにも気兼ねなく呼べるのにな。」
大樹「俺の友達!って言って紹介したらみんな卒倒してしまうだろうな。
家庭崩壊!離婚の危機!娘の非行化!なーんてな。」

大樹「さて、そろそろ帰るとするか。
そうだ、今日は久しぶりに家族みんなで外食にでも行くか〜休日出勤の罪滅しってことで。」
860魔法少女キューティエアリィ 第四話−3:2011/02/03(木) 19:51:14 ID:Bgmg5kSv
・・・
帰宅の途につく明日美、今日の出来事を考える。

明日美(ふふふ・・・絵梨・・・ちゃんか・・・あたしにも友達できたよ・・・)
明日美(ちょっと普通じゃない友達だけどね・・・)
明日美(・・・今日もミーヤには全く歯が立たなかった・・・)
明日美(他のダークウィッチとは・・・明らかに別格・・・)
明日美(他との違いは・・・なんだろう・・・明らかにあたしたちに対しての気持ち?が違う・・・)
明日美(いや・・・逆?か?・・・他のダークウィッチには・・・意思・・・が感じられない?)
明日美(私たちとそれなりに会話はしているけど・・・毎回同じようなやりとりばかり・・・そして無獣がやられてもすぐに逃げてしまう。)
明日美(うーん・・・ミーヤの他に私たちに向かってくる奴は今まで居なかった・・・似たような奴は・・・他には居ない?どうだろう・・・)
明日美(でも、アレだけ強いならミーヤだけでもいいのに・・・あえてそうしない・・・)
アルデバラン「ぶつかるよ。」
明日美(うーん・・・)
テクテクテク
ゴン!
明日美「☆いったぁぁぁ!なんで・・・こんなところに・・・」スリスリ
電柱にぶつかった明日美さん、どうやら深く考えてしまうと周りが見えなくなってしまうらしい。
明日美「誰にも・・・見られて居ないわね・・?」コソコソ
アルデバラン「みたよ。」
明日美「!なんで覗いてるのよ!ってか見てるならぶつかる前に声かけなさいよー」
アルデバラン「声かけたさ。ぶつかるよって。聞いてない明日美が悪いんじゃないか。」
明日美「!そう・・・なの?」
アルデバラン「そう。」
明日美「あああ・・・あたしの悪い癖ね・・・アル!もうすぐうちに着くんだから
何時までも覗いていないで寝てなさいよ!」
アルデバラン「はいはい。寝ますよ。気をつけて帰ってね。」
明日美「はぁ・・・」

・・・

明日美「ただいま!ママ!」
ママ「おかえり!あら、どうしたの?そのおでこ、赤くなってるわよ。」
明日美「え、ほんと?ちょっとぶつけちゃって・・・」ナデナデ
明日美「そ、それよりもね、聞いてママ!あたし今日お友達ができたのよ!絵梨ちゃんっていうの!」
ママ「よかったじゃない!だからね、嬉しそうなのは。」
ママ「明日美この頃ずいぶんと思いつめているようだったし、心配だったのよ?」
明日美「大丈夫だよ。もう、大丈夫!ママ!」ギュ
ママ「あらあら、どうしたの?こんなに甘えて・・・」ギュ
明日美「ふふふ、ママ、あったかーい・・・」
ママ「明日美とこんな風に触れ合えるようになるなんてママとても嬉しいわ。」
アルデバラン「ニャーンゴロゴロ」スリスリ
ママ「アルも甘えたいの?いらっしゃい。今日はママモテモテね。ふふふ」

母親の前だけ一人の少女に戻る明日美であった。
861魔法少女キューティエアリィ 第四話−4:2011/02/03(木) 19:51:45 ID:Bgmg5kSv
・・・

大樹「たっだいまーー」
紗英「あら、あなた早かったのね。」
大樹「うん、なかなかハードだったけどパッパって片付けたらすぐに終わったよ。」
紗英「そう。よかったわね。みゃこももう帰ってるわよ。」
大樹「お、そうか!みゃこーーちょっとこっちおいでー」
美夜子「おかえりなさーい。お父さん。」
大樹「実はな、今日お父さん休日出勤で家に居なかっただろ?」
美夜子「うん。」
大樹「だから、家族サービスしたいと思います!」
美夜子「なになに!?」
大樹「久し振りに外食しましょーーー!」
美夜子「えぇぇぇ!うれしぃ!」パァァァァ
大樹「イタリアンでいいか?」
美夜子「うんうん!やったぁ!お父さん大好き!!」ギュッ
大樹「よっしゃよっしゃ、かわいいなぁ美夜子は。よし、今度スキーに良くんだろ?足りないもの有ったら言いなさい。買ってやるぞ!」ナデクリナデクリ
美夜子「なんでもいいの!?」
紗英「あなた、いいの?お小遣い足りるの?」ハァ
大樹「あーーううーえっと、じょ、常識の範囲内でな?」
美夜子「はーい♪わかってるわよ。お父さんのおさいふ事情くらい。」
美夜子「うっれしいな。んふふふ〜パスタでしょピザでしょドリア〜フォカッチャ〜ピカタにミネストローネ、アクアパッツァ・・・あーん迷っちゃうううう」クネクネ
大樹「お、お金足りるかな・・・」
紗英「だから言ったでしょ?いいわよ食事は家計から出すから。」

大樹「じゃ、行くか!」

ブロロロロ〜

こうして西田一家は市街まで出向き、スキー用品やついでに美夜子の洋服、紗英の化粧品を買ってイタリアンレストランへ行くのであった。
やっぱり、お小遣い大丈夫ですか?大樹さん・・・まだお小遣い日まで程遠いですよ?
大樹「あんな事言わなけりゃ良かったよ・・・とほほ〜」シクシク

ナンダカンダでレストランについた一家、美夜子はずーっとメニューとにらめっこしていました。

大樹「えーっと・・・俺達の家族にカンパーイ」カチン
美夜子「ぷっなにそれ。」
大樹「いいじゃないか。それだけ俺はこの家族を愛してるってことだよ。」
美夜子「はっずかしぃ〜ふふふ。でも嬉しいよ。ありがとう。」
紗英「そうね、私もこの家族だーいすき♪」
大樹「さ、どんどん食べろ〜遠慮はいらんぞ!」
紗英「自分の小遣いからじゃなくなったから元気になっちゃって・・・ふふふ」
美夜子「わーい」パクパク

大樹「みゃこ、トモちゃんたちとスキーの話はできたのか?」
美夜子「?なんで?なんでトモちゃんたちとスキーの話したって知ってるの?
今日トモちゃんたちと会うって話お母さんにしか言ってないのに。」
大樹「えっ!あ・・・その・・・いや、スキーに行くって言ってたからさ・・・
うん、そろそろ色々打ち合わせとかしないといけないんじゃないかと思ってさ。」
美夜子「ふーん・・・なんでしどろもどろになってるのかわからないけど、だいぶ話し進んだよ。また今度会って話すんだ。」
大樹「そうか、楽しめるといいな。スキー旅行。」
美夜子「うん!」

美夜子「はーーおなかいっぱーーい。まんぞくまんぞく」ポンポン
大樹「この店うまかったな、また来ような。」
紗英「そうね。私もついつい食べ過ぎちゃったわ。」
美夜子「また来ようね!」
862魔法少女キューティエアリィ 第四話−5:2011/02/03(木) 19:53:12 ID:Bgmg5kSv
そして・・・市民病院・・・

明人「僕は・・・取り返しの付かないことをしてしまった・・・なぜ・・・望美・・・」
明人「望美・・・僕は君にどうやったら許してもらえるだろうか・・・」
明人「心の奥底で響くあの声・・・アレは本当だったのだろうか・・・きっと君は僕を許してくれないだろう・・・」
・・・アキト・・・お前のせいだ・・・おまえが私を殺したんだ・・・
明人「じゃあ、僕はこの先どう生きて行ったらいいのか・・・」
明人「望美・・・望美・・・ごめんよ・・・そんなつもりじゃなかったんだ・・・」
明人「こわい・・・こわいよ・・・いっそのこと僕も消えていなくなりたい・・・」

そして・・・西田家・・・

美夜子「じゃ、お父さん、お母さん、おやすみなさーい」
紗英「おやすみなさい」
大樹「ああ、おやすみ。歯磨きちゃんとしたか?宿題したか?お父さんにお休みのちゅーは?」
美夜子「もー、あたしちっちゃい子じゃないんだからね!」ンベェ
大樹「ははは、すまんすまん。」

バタン

大樹「そういえば・・・もうすぐあの日だな・・・俺たちにとっての誕生日・・・」
紗英「そうね・・・あの時はあなた無理したわよね。」
大樹「仕方ないさ。しかし早いな・・・時が経つのは・・・」
紗英「そうね・・・あの子には幸せになってもらいたいわ。」
大樹「もちろん、俺達が幸せにしてみせるさ。俺は何としてもこの家族を守って見せる。」
紗英「どうしたの?そんな力こもって。」
大樹「ん?ただ、なんとなく、な」
大樹「さ、俺達もそろそろ寝るか、明日からまた仕事だ。」
紗英「明日もでしょ?」
大樹「あ、そうさ、明日もだ。」

夜は思案する時間帯・・・色々な思いが巡っているようです。
863魔法少女キューティエアリィ 第四話−6:2011/02/03(木) 19:55:23 ID:Bgmg5kSv
美夜子「zzzz・・・」
静かに寝ている美夜子・・・しかし、突然すすり泣き始めてしまった。
夢・・・を見ているのだろうか・・・

美夜子「!やめて!なんで!そんなことするの!!?」
美夜子「いたいよ・・・いた・・・いよう・・・ひっぱらないで・・・なんでみてるだけなの?どっかいかないでえ!」
美夜子「ひとりにしないで・・・ひとりにしないでよぉ・・・おなかすいたあ・・・」
美夜子「ごめんなさい!ごめんなさい!」
美夜子「あたしのくまちゃんにひどいことしないで!もう・・・やめてよぉ・・・やめて・・・やめて・・・」ヒックヒック
美夜子「もう・・・ひとりはいや・・・」

バタン

大樹「美夜子!」
紗英「大丈夫!?」
大樹は美夜子を抱き抱える。

大樹「すごい汗だ・・・また見たのか・・・あの夢・・・」
大樹「みゃこ、お父さんはここにいるぞ、大丈夫だ・・・大丈夫だよ」
紗英「お水持ってきたわ。」
大樹「美夜子、一度起きるんだ。ほら、ただの夢だから・・・な、お父さんもお母さんもここにいる。」
美夜子「お、おとうさん・・・おかあさん・・・ごめんなさい・・・大丈夫・・・もう大丈夫・・・ありがとう。」
紗英「さ、お水飲んで・・・」
美夜子「んくんく・・・はぁ・・・最近、あの夢見なくなったと思ったのにな・・・」
大樹「そうか・・・安心しろ。お父さんはいつまでもみゃこの味方だよ。」
美夜子「うん・・・」
紗英「今日は私が横に寝てあげるから、大丈夫よ。寂しくないわ。」
美夜子「うれしい・・・おかあさん・・・」zzz
紗英「あら、もう寝ちゃった。」
大樹「よっぽど安心したんだな。いい顔で寝てる。」
大樹「俺は美夜子に悪夢を見させないようにしなきゃな。」
紗英「あなたなら大丈夫、できるわよ。」

・・・

美夜子「おっはよーーー!」
大樹「ああ、おはよう。みゃこは今日も元気で可愛いな!」
美夜子「うん、私はきょうも元気元気ぷりてぃ!あーお腹すいた〜」ググー
紗英「昨日あんだけ食べたのにねぇ。」
美夜子「みゃこちゃんが元気な証拠ですよー♪」
大樹「みゃこ、おはようのちゅーは?」
美夜子「お母さん、バターもうないよー?」
大樹「無視ですか・・・」シクシク
紗英「まぁまぁ・・・冷蔵庫の奥に新しいのがあるはずよ。よく見てみなさい。」
美夜子「あ、あったー」

大樹「元気になってよかったな。」コソコソ
紗英「ええ、ニコニコしているときの美夜子が一番輝いているわ。」コソコソ

美夜子「そこ!娘の目の前でイチャイチャしない!」バンッ

大樹「はいはい。」
大樹「じゃ、そろそろ行ってくるよ。」
大樹「今日、少し遅くなるかもしれん、夕食は食べないから作っておいてくれないか?」
紗英「わかったわ。行ってらっしゃい。あなた、忘れ物ない?」
大樹「あ、忘れ物あった。」チュッ
紗英「あらあらまぁまぁ・・・ふふふ」

美夜子「朝っぱらから見せつけてくれるねぇ、お二人さん♪」
864魔法少女キューティエアリィ 第四話−7:2011/02/03(木) 19:56:12 ID:Bgmg5kSv
・・・

木下「課長、10時からの会議の資料、これです。」
大樹「ありがとう。そうだ、今日の夕方客先に行ってそのまま直帰してもいいかな?」
木下「わかりました。今日は特に事案はないですし、大丈夫です。」
大樹「ありがとう。」
バリバリはたらく西田課長、カッコイイですね。

大樹「そうだ・・・メールしておこう。」
パカッ
ポチポチ
大樹『今日の夕方、病院に行くから一緒に来てくれないか?服を持ってきてほしい。』
ヴーンヴッヴーン
明日美『わかった。待ち合わせ場所はあのカフェでいいな?』
大樹『ああ、頼むよ。』
ヴーンヴッヴーン
明日美『わかったぜ。』

大樹「いつもながら、なんか罪悪感があるんだよなぁ別に浮気しているわけじゃないのに・・・」

・・・

大樹「さて、仕事も終わりっと。じゃ、客先行ってくるな!」
みんな「いってらしゃい。」

・・・

ガーッ
イラッシャイマセー

大樹「遅くなってごめんな。」
明日美「いいわよ。はい、絵梨の服。」
大樹「って、制服か・・・」
明日美「なに?制服じゃいけない?」
大樹「いや、明日美の制服姿初めて見たから・・・」
明日美「!」ガタッ
大樹「あ、いや、そういうつもりじゃなくてな?引くなよ・・・」
明日美「と、とりあえず着替えてきてよ。」
大樹「わかったよ、ちょっとすぐ着替えてくるから。」
865魔法少女キューティエアリィ 第四話−8:2011/02/03(木) 19:56:45 ID:Bgmg5kSv
ギィバタン

大樹「ふぅ・・・」
大樹「俺ってそんなにスケベそうな顔してるのかな?」
大樹「アクセプト!」
大樹「スタンバイメタモルトランスレーションエアリィ!」
叫ぶと大樹の体はハーティジュエルから放たれたピンク色の光に包まれる。
体が徐々に小さく、体の線が丸くなっていった。
光が収まるとその姿が見えてきた。
絵梨「服に着替えてっと・・・抵抗なく女の子の服を着られるようになるってのもやっばいよねぇ・・・はぁ・・・」
絵梨「この・・・戦いが終わったら・・・ちゃんと元の姿に戻れるのかな?」

ギィバタン
絵梨「おまたせ」
絵梨「あのさ、さっきの話の続きなんだけど、明日美の学校って・・・」
明日美「あれ?言ってなかったかしら?私立桜山女子中学校よ。」
絵梨「みゃこの行っている学校のすぐ近くじゃない!」
明日美「美夜子ちゃんの学校って・・・あたしの学校の近くというと・・・もしかして美星中学?」
絵梨「うん。桜山に通わせようか迷ったんだけどさ、少しだけ美星のほうがうちに近かったからこっちにしたのよ。」
明日美「へぇ・・・もしかしたらあたしと同級生になっていたかもしれないのね。そしたら、あたしとお友達になれたかな?」
絵梨「今からでも遅くないよ!みゃことお友達になってあげてよ。」
明日美「え、ど、どうやってよ・・・」
絵梨「うーん・・・明日美、塾に通ってたりする?」
明日美「う、うん・・・一応・・・」
絵梨「調度良かった、みゃこにもそろそろ塾行かせようかなって妻と相談してたのよ。」
明日美「つまり?」
絵梨「うん、明日美と同じ塾に通わせようと思うの。そしたら自然に友達になれるでしょ?」
明日美「大丈夫かなぁ・・・」
絵梨「大丈夫大丈夫。って、大変!早く行かないと面会時間なくなっちゃう!」
明日美「そうね!」
絵梨「さ、行こうか」
明日美「うん。」
866魔法少女キューティエアリィ 第四話−9:2011/02/03(木) 19:57:22 ID:Bgmg5kSv
・・・

そして市民病院にやってきた二人。
インフォメーションに明人の病室を尋ねて512号室へ
入って来ない・・・?

明日美「絵梨?な、何してるの?」
絵梨「え、明日美・・・私、変なかっこしてない?大丈夫?変な風に思われないかな?」モジモジ
明日美「なに言ってるのよ、あなたが話聞いてあげるんでしょ?
それに、あなたは変な格好じゃないし、十分かわいいわよ!知らないの?ここに来るまで何人があなたを見て振り返ったと思ってるの?」
絵梨「え、それは明日美の方を見てたんだって。」
明日美「はぁ・・・あなたって自覚ないのねぇ・・・それに他人からどう見えているかってこの場合は関係ないでしょ?」
絵梨「う、うん・・・そうだけど・・・」
明日美「絵梨って、元の時の姿とぜんっぜん性格変わるのね・・・」
絵梨「だって、だって!その、こういうの初めてだし!」
看護師「ごほん!ちょっとあなたたち?入るの入らないの?そんなところに立って揉めてたら邪魔なんですけど?」
絵梨「わひゃぁ!ご、ごめんなさい!」ペコペコ

明人「?・・・!」
絵梨「あの・・・こ、こんばんは・・・昨日はどうも。」
明人「ああ、絵梨ちゃん・・・と明日美ちゃん、こんばんは。」ニコッ
明日美「こんばんは。」ペコチ
絵梨「あの、な、何か私が力になれることがあるかなと思って・・・キタンデスケド・・・///」シュー
明日美(あーあ、また真っ赤になってる・・・)
明人「・・・とりあえず談話コーナーまで行こうか・・・」
絵梨「はい。・・・肩、貸しましょうか?」
明人「・・・大丈夫。」

何度かよろけながら懸命に歩く明人、その度に絵梨は手を貸そうとしたが、
自分で歩かないと意味がないから、と一人で歩き続けた。
その姿に少し心が痛くなる絵梨であった。

明人「さて、どこから話したものかな。」
絵梨「え、あの話したくなければ無理に話さなくても・・・」
明人「絵梨ちゃん、僕に今回のこといろいろ聞きたいからここに来たんじゃないのかい?」
絵梨「・・・そう・・・です。」
明人「まあ、君が・・・君らが僕の話を聞いたところで何の意味があるか分からないけど・・・」

明人は何かを絞り出すように、思い出しながら少しずつ話し始めた。

明人「あれは・・・1か月前か・・・僕は部活の帰りだったんだ・・・」
867魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/03(木) 19:58:51 ID:ftCwMfF7
連続投稿規制…
868魔法少女キューティエアリィ 第四話−10:2011/02/03(木) 19:58:56 ID:Bgmg5kSv
・・・

明人「はぁはぁ・・・お待たせ。ごめん、片付けが長引いちゃってさ。」
???「ううん、いいのよ。委員の仕事さっき終わったから、私も約束の時間には間に合ってないの。」
???「だから、あなたが遅れてくれてちょうどよかったわ。フフフ」
明人「そうか、ちょうどよかった。じゃ、行こうか。望美。」
望美「うん。」ピラピラ
明人「?なに?手をヒラヒラさせて・・・」
望美「もー!相変わらず。鈍感なんだから!彼女が手を出したら彼氏は手を握るものでしょ?」プンスカ
明人「あ・・・ごめん。」ギュ
望美「あったかーい」
明人「そ、その帰りにさ、ちょっと付き合ってほしいところがあるんだけど、いいかな?」
望美「いいわよ。」

こうして僕たちは駅前までやってきて、僕の部活・・・サッカー部なんだけど、
スポーツ用品店で新しいソックスを買ってから、望美にクレープを買ってあげたんだ。
それで、望美がクレープを食べている間に・・・

明人「あ、望美、ここでちょっと待ってて。」
望美「なあに?」モグモグ
明人「買い忘れがあったんだ。すぐ戻ってくるから〜!」タッタッタ

ほんとにこのときすぐに戻ってくればよかったんだ。
僕は望美に付き合うことになった記念に指輪を買ってあげたくてアクセサリーショップに駆け込んだ。
前から目をつけていた指輪があったからそれを買おうと思ったら、
隣にもっと望美に似合いそうな指輪が有ったんだよ。
ただ、その指輪は少し高かったんだ。
それで迷いに迷って高い方の指輪を買った。

明人「大分迷っちゃった。望美怒ってるかなあ・・・急がないと。」
望美「おそーい。もう全部食べ終わっちゃったよ。」
明人「ゴメン!あ、あのさ、まだ僕、望美に何にもプレゼントしたことないだろ?
だ、だからこれをあげようと思って・・・」
望美「なあに?・・・あ、指輪!カワイイ!!ありがと!じゃ、遅くなったのは許してあげるー」
明人「えー、それだけ?」
望美「嘘よ。すごくうれしい・・・ね、つけてみてよ。」
明人「うん。」
望美「なんだか結婚式みたいだね。」ドキドキ
869魔法少女キューティエアリィ 第四話−11:2011/02/03(木) 20:02:11 ID:Bgmg5kSv
ワーワー
このとき僕の後ろが騒がしかったんだけど、緊張しててあまり気に留めなかった。
僕が望美の指を取って指輪を入れようとした時の望美の顔は覚えてる・・・
ひどく驚いた顔をしていた。
そのあと一瞬で場面が切り替わって、気がつくと僕は横たわっていた。
いや、正確には僕らは・・・か
僕は見上げるとすぐ目の前に望美がいた。
でも、その望美は血だらけで、僕は体が動かなくて痛くて・・・
望美が僕に何かを話しかけたんだ。
でも僕は聞こえなくて・・・聞き返すこともできなくて・・・
そのあと望美が僕の胸の上に力なく倒れてきて・・・
僕はそこから意識がなくなった・・・
望美が倒れてくる前僕に笑いかけて来たような気がする・・・
そして、僕が目を覚ますと、そこは見ず知らずの所で・・・
看護師さんに聞いてみると、僕は酒気帯び運転の車に轢かれたらしかった。
僕は頭を強打してて腕と足を骨折する大怪我で、1ヶ月ほど意識が不明だったらしい。
そして、望美が死んだことを知らされたんだ・・・

あまりの出来事で現実感がなくって混乱したまま、ぼーっと外を眺めていたんだ。

そうしたら、空の向こうに何か黒いものが飛んでいるなと思った瞬間・・・
エメラルドのような奇麗な緑色の大きな目が目の前にあった。
そして僕にこう言ったんだ・・・

・・・あの時言えなかった言葉を伝えに来た。
お前のせいで私は死ぬことになった。
・・・アキト・・・お前のせいだ・・・おまえが私を殺したんだ・・・
お前があんなことをしなければ・・・

と・・・
そのあとはよくわからない。

・・・

明人「気が付いたら望美が目の前にいたと思ったら、絵梨ちゃんだったんだ。」
870魔法少女キューティエアリィ 第四話−12:2011/02/03(木) 20:05:57 ID:Bgmg5kSv
絵梨「・・・そうだったの・・・」
明人「僕は、僕は・・・望美を死なせてしまった・・・僕が殺してしまったんだ!」ガンガンッ
悔しさのあまり明人は壁に頭を打ち付ける。
絵梨「きゃっ!やめっやめて!!」
必死で明人を抑えつける絵梨。
明人「もう・・・望美は・・・帰って来ないんだ・・・」
明人「きっと望美は僕のことを恨んでいる。僕と付き合わなかったらこんなことにもならなかったのに。」
明人「僕だけがこうやってのうのうと生き残って・・・代われるなら僕が代わってやりたい・・・」
大粒の涙を流す明人・・・そして声にならない叫び声を上げている・・・
絵梨「明人さん、明人さん、落ち着いて良く聞いて?望美さんは明人さんを恨んでいないと思うよ?」
明人「部外者の君に何がわかる!」
絵梨「わかるわよ。だって、その車って、明人さんの後ろから来た車でしょ?」
絵梨「だったら、明人さんが下になることはないんじゃない?」
明人「ど、どういうこと?」
絵梨「つまり、望美さんは明人さんを守ったのよ。
絵梨さんが上になって明人さんの衝撃を和らげたんだと思うわ。」
絵梨「それに、恨みを持った人がその恨んでいる相手に微笑みかけるなんてことある?」
絵梨「きっと、明人さんが生きていたから嬉しかったんじゃないかな?」
絵梨「うん、私なら大好きな人を何があってもまず守ると思う。」
絵梨「望美さんは明人さんから指輪をつけてもらえなかったかもしれないけど、
もっと大切なものをもらって行ったんじゃないかな?」
明人「の・・・のぞみ・・・ごめ・・・ごめん・・・・」
絵梨「明人さん、望美さんに償うとするならば、自暴自棄になってはダメ。」
絵梨「望美さんが助けた命ですもの、大事にしなきゃ。
早く回復して望美さんに元気な姿を見せてあげないとね。」
明人「うん・・・ぐすっ・・・のぞみぃ・・・・ぐすっ・・・」
絵梨「そ、その・・・私って望美さんに似てるんでしょ?
ほ、本物じゃないけど私でよければ・・・時々・・・お見舞い来てあげるし・・・///」ポリポリ
絵梨「ね、元気出して?」
明人「あ、ありがとう・・・少しモヤモヤが晴れた気がする・・・ぐすっ」

明人は全身から力が抜けていくのを感じた。

・・・

望美「良かった・・・気がついて・・・ありがとう・・・明人、私明人と付き合えて嬉しかったよ。大好きだよ・・・」

・・・


次回予告
一人の少年の心を救った絵梨であった。
明日美と絵梨は次のミーヤ襲撃に備え新しい必殺技を考えるがなかなか上手くまとまらない。
お互いの主張がぶつかり、遂には喧嘩を始める二人。
そんなさ中、新たな無獣が出現してしまう。
二人の気持ちが離れたままどうやって戦うのか。
次回「Experience!絶交の危機?二人はもうおしまいですか?」
エアリィ「あなたに何もかも変わる覚悟はあるかしら?」
871魔法少女キューティエアリィ 第四話:2011/02/03(木) 20:07:50 ID:Bgmg5kSv
はい、今回はこれでおしまいです。

今日の投下は
まどか☆マギカのOPを聞きながら投下しましたw
おもしろいねあれ

誤字脱字、矛盾があったらご指摘くださいませ・・・

じゃ、次回まで〜
872魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/03(木) 21:36:10 ID:ftCwMfF7
>>866
誤字発見
> 明日美「こんばんは。」ペコチ

ペコチってなんだ〜ペコリです…
873名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 21:45:43 ID:G3zFXA/e
おつ! GJ!!
874名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 22:02:12 ID:BDRuDZOQ
乙です! 早いしお約束をちゃんと踏んでていいなぁ。
875名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 22:13:54 ID:42i7ibFF
>>872
ペコチでええよ、雰囲気出てるし
876名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:08:12 ID:X9JJrYz1
いや、むしろペコチのほうが面白かったです
ぐっじょぶ!
877名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:59:35 ID:Xn42xmAG
エアリィさんマジ天使! 乙です〜。

ちょっとだけ小ネタなんですが……。
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夫「今、魔法少女とか流行っているだろう?」
妻「そうね、今更という気はするけど」
夫「魔砲少女とか、血だまりスケッチとかの変化球も容認される雰囲気だし」
妻「極論な気はするけど、まぁ、そういう風潮よね」
夫「なので、俺も考えてみたんだ。サラリーマンな魔法少女を」
妻「……それ、すでにどっかで連載されてなかった?」
夫「ふふん、アレはアレで大変面白いが、ちょーっと違うんだな、コレが」

*『魔法の新入社員リクルート・こすもす』*

主人公は、二流大学を卒業したばかりの22歳の青年。結局卒業までに就職先が決まっていなかったのだが、「4月からフリーターか」と落胆してたトコロに、玩具やゲームの開発で知られる会社MMCからの採用通知が届く。
入社試験を受けた記憶が定かではないものの、とりあえず説明会に出かけ、給料や福利厚生の良さ、さらに社員寮も完備という条件の良さに目が眩んで、つい入社同意書にサインしてしまう。
そして4月。MMCに入社した早々に営業部に配属される主人公。戸惑いつつ営業部に向かうと、そこにはどう見ても中高生、下手したら小学生にしか見えない少女達しかおらず、主人公はさらに混乱する。
直属の上司であり、唯一の大人の女性・英楓露夢(はなぶさ・ふろむ)部長いわく、営業部とは、この会社の主目的である「悪の組織と戦うための魔法少女が所属する部署」なのだという。「まぁ、アイドルと芸能事務所みたいなモンね」
聞いてないよ〜状態の主人公だが、抗議しようとした矢先に悪の組織が出現したとの知らせ。否応なく、先輩の魔法少女(パッと見は15歳、中身は30歳)に連れられて強制的に営業に出る(=出動する)ことに……。
危険な現場に着いたため、嫌々ながら「変身」、不慣れ故のポカミスをしつつも、初出動とは思えぬ活躍を見せる。
事件後、先輩や上司から「期待の新人」と褒められて、渋々(半分はポーズ)ながらもこの仕事を続けていくことを決意する。
「魔法少女リクルート・こすもす、我が社の未来を任されましたッ!」
878小ネタ:2011/02/04(金) 00:00:47 ID:Xn42xmAG
・桜田秋雄(さくらだ・あきお)
  →雄田秋桜(おだ・こすもす)/リクルート・こすもす
 主人公。長身だがヒョロっとした冴えない印象の青年……なのだが、
 変身すると、真逆のちょっと小悪魔ちっくな11、2歳のロリ巨乳少女に。
 コスチュームはその名にふさわしく鮮やかな桃色で、フリフリヒラヒラ
 だが以外に肌の露出が多いタイプ。
 属性は「秋」で、敵味方のステータスを変化させたり、回復したり、と
 迎撃戦や持久戦系の戦法が得意(そのぶん、直接攻撃力はやや低め)
 という主人公らしくないタイプ。
 得意武器は、リーフダガー(落葉型の手裏剣)とコスモスの花を模した
 日傘(楯にもステッキにもなる)。

・株式会社MMC
 →表向きは「マーヴル・メディア・カンパニー」の略で玩具会社ということに
  なっているが、実際には「マジカル-メイデン・コンセプション」の意。
  密かに政府の支援を受けて設立された、対「黒の浸食」現象の組織。

夫「初任給20万8千円、夏冬ボーナスありで戦うヒロイン(?)ってのも萌えないか?」
妻「いや、そんなどや顔で言われても。あなた、疲れてるのよ」
 …………
(柱の陰で)妻「どうして私の過去をあの人が知ってるの!? 当時の関係者以外、知る者はいないはずなのに……」

──無論、奥様は(元)魔法少女かつ元男だったり。
879名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 01:37:59 ID:KDyNRKlu
その妻いいなぁ・・・・
880魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/04(金) 08:02:06 ID:PKalSCE1
そうそう、皆さんに聞いておきたいことがあります。

この先の話にすごく影響あるんですが…
大樹は元の男に戻った方がいいか、戻れなくなって絵梨(エアリィ)のままがいいか…

どちらがいいですか?

両方のパターンを書くというのは無しの方向でw
881名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 08:30:40 ID:U5WJ4azQ
縁側で茶をすすりながら、
「お爺ちゃんはのう、昔、魔法少女だったんじゃよ……」
と、孫に語りかけている大樹を見てみたいw
882名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 09:47:44 ID:a6Pghd4L
うちは絵梨のままがいいなぁ
883名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 09:48:47 ID:a6Pghd4L
sage忘れたorz
すませんorz
884877:2011/02/04(金) 11:05:27 ID:+XcoZtl1
↑みたいなの書く人間としては、やはり「戻れなくなる」方で。
あるいはひとひねりして、最後の決戦で「あと一回変身したら戻れなくなる」と言われて(だから「最後の」決戦)
それでもかろうじて敵ボスを倒して「やったー!」と思って大樹として日常に戻ったものの、
その日常の中で子供(美弥子でも他の人でも可)を助けるために、やむなく変身してしまい、そのまま大樹は行方不明に
……とかでも泣けるような。
885名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 14:12:39 ID:x6+iqm/j
>>880
元に戻れなくなったけど、家族には事情を理解してもらって、美夜子の姉か妹として暮らす
……なんて展開になったら一番嬉しい。
886魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/04(金) 17:55:14 ID:wF+yE2yN
皆さんいろいろありがとうございます。
最近思うのですが、私ここで連載続けていいんですかね?
なんか、エロないし私が投下を続けることで他の方の投下を邪魔してるんじゃないかと。
少々不安であります。
887名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 19:11:38 ID:zQc3Ptpm
かあまわん
888名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 19:12:01 ID:Mu71ufuj
話のオチを聞くってどうなんだ?

最後どうなるんだろって感じに楽しんでる人もいるし
そんなことをここで聞かれても困るわ
889魔法少女キューティーエアリィ:2011/02/04(金) 19:23:20 ID:WMX+r04C
>>888
大丈夫、確かに重要なファクターですが、オチじゃないので
890名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 20:48:45 ID:HD4TuWwv
まああくまで参考にって事だな
891魔法少女キューティエアリィ 第五話:2011/02/04(金) 23:28:47 ID:b6CqvTRg
さて、第五話です。

投下しますねー

今回も書き出しは調子よかったのですが、最後のほうがうまくまとまらなかったので、
ちょっと残念です。

では始まりです。
892魔法少女キューティエアリィ 第五話−1:2011/02/04(金) 23:29:53 ID:b6CqvTRg
明日美「明人さんの心が落ち着いて良かったわね。」
絵梨「でも、まだ完全に回復していないから、早く元気になるように私が頑張らないとね。」
明日美「明人さんの方はまだわからないけど、絵梨ぃ・・・あなた明人さんとまんざらでもないでしょ?フフフ」
絵梨「な、なによ。その変な笑い方は・・・」
明日美「んー・・・絵梨ぃ・・・明人さんと付き合っちゃえばぁ?」ニヤニヤ
絵梨「ぶほぉっ!げほげほっ・・・な、な。何をいうのよーーー!!」

第五話「Experience!絶交の危機?二人はもうおしまいですか?」

絵梨「前にも言ったけど!わ、私には愛するつまと!むすめが!いるんですからね!!」ガーーッ
明日美「ふふふ。わかってるわよ。でもそれは大樹の時のあなたであって、
絵梨の時には妻も娘もいないでしょ?」
絵梨「同じ私ですっ!それに、明人さんはそんな私みたいな変な子なんか好きになってくれる・・・ハズ・・・ないもん・・・」シュン
明日美「ま、まぁ冗談だって。絵梨の明るさがあれば明人さんもすぐ元気になるわよ。」
絵梨「うん、私頑張るね!」

明日美「そろそろ帰ろっか。」
絵梨「そうね・・・そうそう、やっぱり私の服・・・私が自分で持って帰るよ。」
明日美「え、いいの?だって、あなた・・・」
絵梨「だって、明日美に毎回持って帰ってもらうの悪いし・・・」
明日美「いいって。これくらい。その、あたしの方が絵梨に無理してもらってるんだし。」
絵梨「・・・明日美・・・」
明日美「それに・・・あたしたち、友達でしょ?」
絵梨「・・・ぶわっ・・・明日美っ」ギュゥ
明日美「わわっ・・・絵梨・・・何泣いてるのよ。」
絵梨「なんだか、すごくうれしくなっちゃって・・・ダメだね私・・・
なんだか女の子になったら涙もろくなっちゃって・・・」
明日美「そうだ、絵梨の服、あたしが洗濯してあげる。」
絵梨「え、そこまでしてもらったら悪いよ・・・」
明日美「洗濯しないと汚いでしょ?あ、そうだ、絵梨にあたしの服も貸してあげる。
いつもおんなじ服じゃつまらないでしょ?」
絵梨「ほ、ほんと?ありがとう!!!!」ギュギュゥ
明日美「え、絵梨・・・抱きつきすぎ・・・痛いって。」
絵梨「あ、ごめん」パッ
明日美「ふふふ。じゃ、着替えましょうか。」
絵梨「うん!」

・・・

大樹「ふう、じゃこの服、お願いするよ。」↓
明日美「わかったわ・・・な、なによ人の顔じろじろ見て・・・」↑
大樹「明日美・・・君の身長何センチくらいあるんだ?」↓
明日美「なに?どうせ小さいわよ!150センチゴニョゴニョ・・・まだ成長期なんだからね!
背ももっと高くなる・・・予定だし、胸だって・・・」ムー
大樹「俺が絵梨になると君よりも少し小さくなるから・・・30センチも俺の身長縮むのか。」
明日美「あなた、180センチくらいあるの?無駄にでかいわね・・・」↑
大樹「無駄って言うな。正確には177センチくらいだな。」↓
大樹「まあいいや。そうかそうか・・・ありがとな。」↓
明日美「何よ、気持ち悪いわね。」↑
大樹「いいじゃないか。あんまり話しこんでもまずいしな。じゃ、今日はありがとう。」ヒラヒラ
明日美「なんなのよ・・・まったく、ほんとに絵梨と大樹って同一人物なのかしら。」
明日美「大樹の時は冷静で・・・その・・・少し・・・だけよ?カッコイイのに、
絵梨の時はドジッ娘属性なんだから・・・なんか、そこが面白くもあるんだけど。」
明日美「・・・よく考えたらあたしって妻子ある男性とお友達なのよね・・・」
明日美「他人が聞いたら・・・不健全に聞こえるわね・・・ってか、普通に抱き合ったりしてるし!///」マッカッカ
明日美「うーん・・・絵梨と大樹は別人・・・絵梨と大樹は別人・・・絵梨と大樹は別人・・・」ブツブツ

明日美は困ったり喜んだり焦ったり一人身悶えていた・・・
通行人は関わらないように明日美を避けて歩いていたのは明日美が知ってはいけない事実。
893魔法少女キューティエアリィ 第五話−2:2011/02/04(金) 23:36:32 ID:b6CqvTRg
・・・

そしてここは大樹の自宅楽しい楽しい家族での夕食の時間

大樹「そうそう、みゃこ。」
美夜 子「なあに?」モギュモギュ
大樹「前に塾に行ってみたいって言ってたろう?」
美夜子「うん。あ、お醤油 とって。」ムグムグ
紗英「はい。」
大樹「俺の会社の知り合いの娘がいい塾通ってるんだが・・・行ってみ ないか?」
美夜子「うん!行きたい!」
大樹「じゃ、今度一緒に行ってみようか。」
美 夜子「うん!」
美夜子「それと、スキー旅行の話なんだけど・・・」
大樹「なんだ?」
美 夜子「もうすぐ冬休みだからそろそろ準備しないといけないんだけどさ。
宿の予約とかは一応したんだけど・・・」
大 樹「うん」
美夜子「トモちゃんとこの親がね、大人も一緒に行かないとダメ。って言うんだ。」
大樹「そりゃま あ、そういう親もいるだろうな。それで?」
美夜子「トモちゃんとこも、アキちゃんとこもみんな忙しくてついていくこと出来ないって 言うの。」
大樹「なるほどな。で、もしかして?」
美夜子「お願い!お父さん、お母さん!せっかくここまで計 画したんだからついてきて・・・くれないかな?」
大樹「・・・うーん・・・どうする?紗英。」
紗英「私はい いけど・・・あなたこのうちにしばらく一人になるけど・・・大丈夫?」
大樹「うーん・・・それは寂しいかも。俺も行っていいか?金 曜日の夜からになるが。」
美夜子「家族旅行みたいだね。みんなに聞いてみるよ!」
美夜子「とりあえず中止に ならなくてよかった〜」

・・・

時と場所が変わってここは大樹の職場。
プルルルルル
カチャカチャカチャッターン

大樹(うーん・・・このままアーシィとエアリィはバラバラに戦っていていいのだろうか・・・)
大樹(この前はただ単に同時に必殺技を発動させただけだしな・・・)
大樹(本当の意味での合体技みたいなの作らないとな・・・)
カチャタタタカチャカチャッターン!
大樹(かといって、具体的にどうすりゃいいんだ?)
カチャカチャカチャカチャカチャッターン!カチャッターン!
大樹(アーシィのハンマーで俺をティーショットして敵の懐に)
大樹(意味ないな・・・しかも俺は近距離攻撃タイプじゃねぇ懐に入っても攻撃できね・・・)
大樹(俺がアーシィ担いで空から無獣めがけてアーシィ落とす・・・)
ッターン!ッターン!ッターン!
大樹(イラッ)

大樹「ちょっと!田中君!!キーボード打つ時はもうちょっと落ち着いて打ってくれないか?!」
田中「あ、すいません!」
894魔法少女キューティエアリィ 第五話−3:2011/02/04(金) 23:37:24 ID:b6CqvTRg
大樹(そうだ、明日美にも考えてもらうようにメール打っておこう。)
パカッ
ポチポチ
大樹『いままで俺達ってバラバラにやってきたけど、合体技とかやってみないか?』
ヴーンヴッヴーン
明日美『いきなり何を言うのよ!変態!バカ!!』
大樹(へ?何を怒ってるんだ?明日美・・・口調も女になってるし・・・)
ポチポチ
大樹『何を怒っているか知らんが、やつらを倒す時に合体必殺技みたいなのを使ったら強力じゃないか?』
ヴーンヴッヴーン
明日美『なんだ・・・驚いた。そんなもの必要?
一人ひとりが相手の弱点を見極めて戦略を立てて行く方が重要だと思うけど?
それに、一撃一撃を集中して精度を高めれば強い攻撃も可能だし。』
ポチポチ
大樹『確かに、戦略と集中力は重要かもしれないが、せっかく二人いるんだ。
協力して合体技を使わない手はないだろう。
それに何より合体技は燃えるし派手だ!』
ヴーンヴッヴーン
明日美『はぁ、これだから男は・・・まあ、考えてみる。』
大樹『それと今日も行くからお願い。』
ヴーンヴッヴーン
明日美『了解』

大樹「合体技名も考えないとな・・・」カキカキ

山本「課長・・・なんだか真剣な顔して仕事してる・・・今度のプロジェクトのことかな??」

部下たちもまさか上司が真剣に必殺技を考えているとは夢にも思いますまい。

タカタカタカタッターン!ッターン!
大樹(またやってる・・・)
大樹「田中君!?まったく釘を打ち込むみたいに・・・そんなにしたら壊れる・・・じゃないか・・・」
大樹「ん?釘?・・・打つ?・・・!ハンマー・・・釘・・・矢?」ピコーン
田中「すみません!癖なんです・・・」
大樹「そうか!!」ガタン!
田中「ひっ!」
大樹「あ、すまんすまん、仕事を続けてくれ。」ニコッ
山本「田中、課長に微笑みかけられたぞ・・・気を付けたほうがいい・・・」
田中「ガクガクガクブルブルブル」
895魔法少女キューティエアリィ 第五話−4:2011/02/04(金) 23:38:53 ID:b6CqvTRg
・・・

大樹は仕事が終わると明日美と待ち合わせをしてすぐに市民病院へ向かう。

絵梨「・・・でね、あのチームのFWは私はサイドから切り込むべきだと思ったんだけど・・・
なぜか中央突破しちゃったのよね。」
明人「へぇ!僕もそう思っていたんだよ!あれで結局カウンターもらったんだよなぁ」
絵梨「でしょでしょ!?あれはイカン、イカンよぉ。
思わずビール片手におじさん叫んじゃったね。」グッ
力いっぱい力説する絵梨(中身38歳おっさん)であった。
明人「ビール・・・おじさんって・・・あはは面白いなぁ絵梨ちゃんは。
でも、絵梨ちゃん詳しいねぇ。女の子でここまで詳しい人見たことない。」
絵梨「え。あはは・・・ちょっとサッカー好きだから良く試合見るの。
あの、ビールってのは冗談よ?」アセアセ
明人「あははは。わかってるよ。面白いなぁ。」
明日美「・・・ちょっと地が出たわね・・・ふふふっ」
絵梨「あ、そろそろ帰らなきゃ。じゃ、またね。」
明人「うん、ありがとう。楽しかったよ。」

・・・
そしてとある喫茶店。

明日美「明人さんも大分元気に笑うようになってきたね。」
絵梨「そうだねっ。よかったよかった。私の愛ある看護のおかげかなっ?」フンス
明日美「愛・・・ねぇ」ニヤニヤ
絵梨「はっ!違う!その愛じゃなくって!違うのよ?えーっと・・・」
絵梨「あ、そうだ!合体技の話なんだけど・・・考えた?」
明日美「うーん・・・いまいちピンとこないのよね。
やっぱり、そんなの必要?
それよりも個々の技を強くしたり、戦略に重点を置くべきだと思うの。」
絵梨「もー!それも重要かもしれないけど、二人の力を合わせたら何倍もの威力になると思うの。
だから合体技は必要よ!絶対!」ウンウン
絵梨「でね、私が考えた合体技聞いてくれる?」
896魔法少女キューティエアリィ 第五話−5:2011/02/04(金) 23:39:17 ID:b6CqvTRg
明日美「まぁ・・・一応聞くけど・・・」
絵梨「先ずね、私のウィンドヴァーゴで無獣の周囲に矢を撃ちこむの。
そうすると、それの打ちこんだ矢の内側で風が起こり始めて、最終的には竜巻並みの風が起こるわけよ。
エアリィストームの強化版みたいなものね。」
絵梨「それでね、私が空めがけて分散型じゃない集中型のエアリィシューティングスターを撃つから、
アーシィが無獣めがけてアーシィクエィクで撃ち落とすの。」
絵梨「名前も考えているのよ?これ見て?」スッ
明日美「それ本当にできるの?やっぱり、個々の技を磨くべきよ。それに戦略も一度考えた方がいいわ。」
明日美「いつも行き当たりばったりだから倒すのに結構苦労するんだと思うの。」
明日美「絵梨、それにねあなた戦闘中ちっともあたしの話きかないで突っ走るわよね。
だからあたしは戦略とかを考えた方がいいって思うわけよ。」
絵梨「だって、戦闘中にいちいち戦略なんて考えてられないじゃない!」
明日美「あなた、本気でそれ言ってるの?だから前もって考えておきましょうって言ってるのよ。」
絵梨「そりゃぁ、戦略も大事だと思うよ?でも、二人いるんだよ?二人力合わせて敵に立ち向かうことも必要だと思うの。」
明日美「あなた仕事してるんでしょ?管理職なんでしょ?だったら戦略とか事前打合せとか大事なのはわかっているはずでしょ?」
絵梨「何も戦略立てないとは言ってないじゃない!戦略立てたうえで合体技みたいな切り札があれば戦いやすくもなるでしょ?」
明日美「絵梨、あなた合体技したいだけじゃないの?こういうのは練習しないと意味ないでしょ?
わかる?あたしたちは魔法少女にならないと技を使えないのよ?
だからぶっつけ本番でしかできないの。」
絵梨「だから、それはイメージトレーニングで」
明日美「イメージトレーニングでどうにかなるもんじゃないでしょ!」
絵梨「なによ・・・私たちの技は全部イメージから作り出したものじゃない・・・だったらできるはずでしょ・・・」
明日美「それとこれとは別よ!だって私たちの技のイメージは全部アルやスピカから送られてくるものでしょ?」
絵梨「そうだけど・・・」
明日美「アルとスピカの中にイメージを持っていなかったらできないでしょ?」
絵梨「そんなこと言って、明日美、できる自信がないんでしょ・・・こわいんだ・・・」ボソッ
ハッ
絵梨は明日美に対してひどいことを言ってしまった。
しかし、既に出てしまった言葉はもう元には戻せない。
明日美「!・・・・もういい・・・絵梨・・・一人でやればいいじゃない。」
明日美「友達ができたと思ったのに・・・」キラン
絵梨「あの・・・!・・・あす・・・み・・・」
一言、一言だけゴメンと言えばいいのに言葉を紡げない絵梨。
追いかけることもできない・・・
897魔法少女キューティエアリィ 第五話−6:2011/02/04(金) 23:41:37 ID:b6CqvTRg
そして、大樹に戻り帰宅。

紗英「・・・あなた、今日はひどくお疲れね。」
大樹「・・・ん?ああ・・・ちょっと仕事で失敗しちゃってねぇ・・・」
紗英「あら。あなたが珍しいわね。」
大樹「ちょっと意見の違いがあって、些細なことなんだ。
それで喧嘩別れしてしまった。」
紗英「あなたの仕事のことだから私はわからないけど・・・どういう風な意見の相違があったの?」
大樹「んー何と言ったらいいか・・・
俺はAというプランがいいと言ったんだが、相手はAよりもBだと言って聞かないんだ。
だから俺はBも考えるけど、そこはBよりもAだという意見を押したんだよ。
そしたら相手は怒っちゃって・・・それで相手にひどいことを言ってしまったんだ。」
紗英「うーん・・・私に言えることは、あなた自分の意見ばかり押し通してたら、
相手の人はは絶対にあなたの言うプランは受け入れてくれないと思うわ。
あなたは相手のプランを受け入れて肯定しなきゃ。突き進むばかりが最善策ではないと思う。」
紗英「大人なんだから、相手の意見も聞かなきゃ。
だから、あなたのプランを実行する前に相手のプランもあなた自ら実行してみたら?」
大樹「そうだ・・・俺が子供だったんだ・・・本当は大人なのに・・・忘れていたよ。」
紗英「それと・・・大切なことだけど。
悪いなと思ったら、まず最初に相手に謝ること。ひどいこと言ったのならなおさらよ。」
大樹「そうだ、確かに・・・許してもらえるかわからないけど・・・」
紗英「許してもらう前提ではなく、誠意をもって謝るの。
あなたの気持ちが伝われば、きっと何か変わるはずよ。」
大樹「ありがとう。気持ちが落ち着いたよ。さすが僕の妻だ。」
紗英「ふふふ。おだてても何も出ないわよ。」
大樹「えーそりゃないなあ。」
紗英「じゃあ、明日の夕飯、あなたの大好きなから揚げにしてあげる♪」
大樹「まじか!」
紗英「ええ、おおマジよ♪」
大樹「やったぁぁ!紗英!愛してるぞぉ」
紗英「ほんと子供みたい。ふふふ」

から揚げでこんなに喜ぶ大樹さん、うらやましい限りです。
898魔法少女キューティエアリィ 第五話−7:2011/02/04(金) 23:43:04 ID:b6CqvTRg
・・・

そして、朝・・・

大樹「行ってきまーす!」
大樹「から揚げ〜♪」フンフンフーン
朝から上機嫌な大樹さんですが・・・

タッタッタッタ
大樹「!・・・なんてことだ・・・空が・・・」
大樹「っち!こんな時にぃ!!!」

空の色が変わる。ウィッチーズスペースが展開された。

大樹「アクセプト!」
大樹が叫ぶと首のピンクのハーティ ジュエルが光り、手がハートの形に動いていった。
大樹「キューティメタモルトランスレーションエアリィアッ プ!」

ハーティジュエルからピンク色の光が出て大樹の 体にまとわりついていく。
体が徐々に小さくなり、体の線が丸くなってくる。
パキィンと光が弾けるとハート型の花びらが舞う。
花びらの中かから現れるのは・・・

腕 は白にピンク色の縁取りがされたロンググローブ
足はハイヒールのようなロングブーツ
頭はピンク色の髪になり 急激に伸びていき、ツインテールのように
そして、最終的に首にあるハーティジュエルからリボンのようなものが出て全身を包み込む。
リボンが腰に巻きつき、ピンクの段々のフリルがあしらわれたスカートになる。
リボンが体に巻きつき、無数のピンクのラインのついた袖が広く、襟が大きなフリルだらけの
白いジャケッ トになる。

エアリィ「そよ風のように幸せ運ぶ!キューティエアリィ!おまたせっ」

エアリィ「無獣はどこっ?」
エアリィが周囲を見回す。

その横を黄色い影が横切る。
899魔法少女キューティエアリィ 第五話−8:2011/02/04(金) 23:43:37 ID:b6CqvTRg
アーシィ「どこ見てるの?あなたの真上よ」

エアリィ「!アーシィ!上?」
エアリィが上を向くと、大きい球体が宙に浮かんでいた。
エアリィ「はっ・・・ボール??なに・・・あれ・・・こんなの見たことない・・・」
その姿は一種異様であった。手足どころか顔や尾らしきものもなく、文字通りボールのような体に鱗がびっしりと生えていた。

アーシィ「無獣は怪獣体ばかりではないわ。このようなおよそ生物には見えない形もある・・・」
アーシィ「じゃ、あたしは行くから。」

アーシィはそう言ってアーシィハンマーを出すと地面を思い切り叩き跳躍した。

エアリィ「アーシィ・・・!」
エアリィはアーシィとの溝を感じ、追いかけることができなかった。

アーシィ「アーシィストライクゥゥゥゥ!!!」
アーシィはそのボールの真上を叩きつけた!
すると、今まで宙に浮いていたボールが地面に叩きつけられる。

ガッゴォォォン!!!
クォォォォォン

その衝撃で地面にクレーターができる。相当な重量のようだ。

エアリィ「アーシィ・・・すごい・・・」
間髪入れずにアーシィは地上に降り、アーシィハンマーを鱗に引っかけ無獣の周囲を駆け抜ける。
バキバキバキバキィ
鱗が剥がれ落ち、無獣の一部がむき出しになる。

ゴロッ・・・
無獣が転がり始め、アーシィへ襲い掛かる。

アーシィ「甘いわ!」
無獣が転がる方向にすでにアーシィはいなかった。

再び無獣の鱗にハンマーを引っかけ鱗をはがしていく。

アーシィ「最初の一撃であなたの体が防御に適していることはわかってる!だから!こうやって!防御の要を剥がして!むき出しにすれば!」
アーシィ「本体へダメージも与えられるのよ!」
バキバキバキバキバキバキィ

アーシィは何度も何度も鱗を剥がしていった。
徐々にむき出しになる無獣。

クォォォォォ
残った鱗が一枚一枚逆立ち始める。
アーシィ「そういう攻撃も想定済みよ!」
鱗が周囲に弾幕のように無数に発射される。
ドンドンドンドンッ

しかし、アーシィはハンマーを回転させすべての鱗を弾き返した。
900魔法少女キューティエアリィ 第五話−9:2011/02/04(金) 23:44:17 ID:b6CqvTRg
その戦い方を見て、エアリィは手を出すことができなかった。
エアリィ「さすが・・・アーシィはすごいなぁ・・・私じゃあんな戦い方できないよ・・・いつも突っ走って、当たって砕けろだもんなぁ・・・」

そして・・・

アーシィ「最大出力で行くわよぉぉぉ!アーシィ!ビートォォォ!!!!!」
アーシィハンマーが無獣のむき出しになった部分に当たる瞬間!

バキィン!

なんと全ての鱗が復活した。
それにより弾き飛ばされるアーシィ!

アーシィ「きゃぁぁぁぁ!」
エアリィ「アーシィ!」
アーシィ「っく!こうなれば鱗が尽きるまで何度でも!!」

アーシィは何度も何度も鱗を剥がし、剥がしては攻撃を繰り返したが、すべて鱗の復活により弾き返されてしまうのであった。

アーシィ「なんで!終わらないのよ!はっ・・・そうか!剥がすのと同時に攻撃しなきゃならないのか・・・!!」
アーシィ「それって・・・っく・・・あたしってやっぱりバカだぁ・・・イメージがないなら・・・作り出せばいいじゃない・・・」

エアリィ「アーシィ!大丈夫!!その・・・この前は・・・ごめんなさい!!」

アーシィ「あたしこそごめん!!そのエアリィの言う事を頭から否定してしまって!」

エアリィ「ううん、確かにあの時はカッコばっかり気にしていてアーシィの事受け入れようとしていなかった。ごめんなさい。」

アーシィ「二人の協力も大事」

エアリィ「敵の行動を見極めて作戦を立てるのも大事」

「「両方大事なんだ」」

アーシィ「やった事が無いからって!」

エアリィ「今経験すればいいじゃない!」
901魔法少女キューティエアリィ 第五話−10:2011/02/04(金) 23:45:00 ID:b6CqvTRg
アルデバラン「おしゃべりはおしまいだよ!無獣が攻撃を始めようとしている!」

アルデバランの言うとおり、無獣がその場でコマのように自転し始めた。

アーシィ「回転力を使って全方位に弾幕を張るつもりね!」
アーシィ「あの合体技やるわよ!」

エアリィ「うん!」フワリ

エアリィは無獣の直上へと飛んだ。

エアリィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・ウィンドヴァーゴ!」
エアリィの持つエアリィボウが光を帯びて形状を変える。

アーシィ「我の呼びかけに応え、イメージを具現化せよ・・・グランタウラス!」
アーシィの持つアーシィハンマーが光を帯びて形状を変える。


エアリィ「アーシィ!行くわよ!!」

エアリィ「エアリィシュート!」
バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ!

エアリィは無獣の周囲に矢を放つと地面に突き刺さった。

エアリィ「エアリィ!ストーーーム!!」
すると矢の内側に風が巻き起こり、その風は徐々に大きくなり無獣を竜巻が包み込んだ。

バキババキバキバキィィィ!

無獣の鱗が吹き飛んで行く。

エアリィ「今だ!!いっくわよぉぉぉぉ!!!エアリィ!シューティングスタァァァ!!!」
エアリィは直上に矢を放つ。それを見たアーシィは地面を叩き跳躍する!

アーシィ「アーシィ!クエィク!!」
ズドン!

スピカ「ホールド!」
アルデバラン「ホールド!」
スピカとアルデバランは加速度を増した矢に向かってホールドリングを展開。
プラズマを発しながら無獣へと向かっていく。

バチバチバチィ

「「いっけぇぇぇぇぇ!!キューティ!メテオストライク!!!」」

「「二人の心の力を思い知れぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」」

ズズ---ン!!!

キューティメテオストライクが無獣へ突き刺さる。


クォォォォォォン!!!

すると、球体型の無獣が真っ二つに割れ、四散した。
902魔法少女キューティエアリィ 第五話−11:2011/02/04(金) 23:45:35 ID:b6CqvTRg
エアリィ「やった・・・・!」

アーシィ「やれば・・・できるものね・・・」

エアリィ「うん!二人の息はぴったりだもん!なんたって友達だもん!」

アーシィ「友達・・・ごめん・・・あなたにひどいことを・・・ごめんなさい。」

エアリィ「こっちこそごめん。昨日妻に怒られちゃった・・・あなた子供っぽいわよ!って・・・
ダダこねてたのは私のほうだ。ごめんね。」

アーシィ「ううん・・・その・・・これからも、友達でいてくれるかな?」

エアリィ「もっちろん!」


これで二人の危機は回避された。
そしてウィッチーズスペースが解けていき、大樹は絵梨に変身して二人は無獣発生者のもとへ駆け寄る。

助け出された人は女性で怪我はしていなかったのだが、念のため病院へ連れて行った。


明日美「よかった・・・大したことなくて。」
絵梨「うん・・・私たちも仲直りできてよかった・・・」
明日美「うんうん。」

絵梨「そうだ!今度ねうちの娘が明日美の塾へ見学しに行くの。うちの娘ともお友達になってあげて?」
明日美「え!やっぱり来るの?き、緊張しちゃう・・・」ピコーン
明日美「そうだ!ねぇ!絵梨も塾に一緒に入って!!」

絵梨「うんうん私も一緒に・・・って!えぇぇぇぇぇぇ!!??」
絵梨「無理だよぉぉ!なんでぇぇぇ?」
明日美「お願い!あなたがいないと不安なの!」
絵梨「うううう・・・ちょ、ちょっとだけだよ?私仕事あるし・・・」
明日美「わかってるわよ。1週間に一回だけでいいからさ、ね。」
絵梨「しょうがないなぁぁ・・・」
絵梨「明日美って結構甘えんぼなんだよねえ。」
明日美「いいじゃない。絵梨のこと大好きなんだから。」
絵梨「えっ!ななななな何を言ってるの。いくら仲直りしたからってそこまで仲良くならなくても!私にそんな趣味はないよぉぉ・・・ってあれ?この場合はOKなのか?いや?あれ?」
絵梨「うーん???なんだか混乱してきた・・・」
明日美「もー、あたしの好きってのはその恋愛の好きじゃなくってぇ・・・勘違いしないでぇ」
903魔法少女キューティエアリィ 第五話−12:2011/02/04(金) 23:45:58 ID:b6CqvTRg
絵梨「って、あーあ、会社完全に遅刻だなぁ・・・いくら戦っている間の時間が止まっているからって・・・」
明日美「あたしもよ・・・はぁ」

絵梨と明日美は顔を見合わせる。

明日美「たまには・・・」
絵梨「さぼっちゃおうか!」

二人は大笑いした。

そのあと絵梨は一旦大樹に戻り、会社へ休みの連絡をして、明日美の学校へ保護者として休みの連絡をした。

絵梨「不良中学生なんだから。」
明日美「絵梨こそ。不良社会人め。」

「「ぷっぷぷっあははははは」」

二人は大いに笑いあった。

ガールズショップでは・・・
明日美「絵梨!やっぱりかわいい!!」
絵梨「え、そそうかな?」
絵梨を着せ替え人形にして遊び

コスメショップでは・・・
明日美「絵梨にはこのファンデーションとチークが似合うと思う。」
絵梨「お化粧なんて初めてだよう。」
絵梨にお化粧の仕方をレクチャーし

ゲームセンターでは・・・
明日美「もっとくっつこうよ!」
絵梨「えちょっと恥ずかしいよ。」
二人でプリクラを撮った。

こうして二人は丸一日遊び倒したのだった。


次回予告
美夜子たちの待ちに待ったスキー旅行。
保護者としてついていく西田夫妻。
やっぱり旅行先でも事件に巻き込まれるのは魔法少女の宿命か。
アーシィがいない場所でどう戦うのかエアリィ!
次回「Function!ピンチです!私ひとりでできるかな?」
アーシィ「あなたに全てを克服できる力があるかしら?」
904魔法少女キューティエアリィ 第五話:2011/02/04(金) 23:48:11 ID:b6CqvTRg
さて、第五話 投下おしまいです。

合体技も出たところだし、そろそろ三人目の出番かなーなんて思ってみたり。

ということで、次回は第一話から引っ張ってきたスキー旅行の話です。

ではでは

次回までお待ちくださいませ
905名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 23:49:41 ID:d2J0FIKW
取り急ぎ
容量やばい
次スレ準備してくる
906名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 23:55:23 ID:d2J0FIKW
次スレ
強制女性化小説ない?Part40
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296831191/

済まないが>1はとりあえずこのスレのそのままにさせてもらった
907名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 12:10:26 ID:8uBhIKp5
>>906
乙です。
908名無しさん@ピンキー
男のキャラクターが科学や魔法やその他の方法で、意思に反して女性化されるSSを楽しむスレッドです。
SSへのコメントや、その他TS系サイトの情報、あるいは強制女性化の萌え談義で盛り上がりましょう!

【前スレ】
強制女性化小説ない?Part40
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296831191/

■暫定ローカルルール
最近マナーの良く無い発言が目立ち、荒れる原因となっているので、暫定措置としてこのスレにおいては、次のローカルルールを適用します。

※SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。
※作者、読者ともマナーを守って進行していきましょう。
※次スレ立ては>980、若しくはスレッド容量480KBを目安に。
※容量が危ない時は、作者様は極力次スレに投稿していただきたいです。ご協力をお願いいたします。

【注意】
◇以下の事を守れない人はどんな人であっても荒らしです
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレを示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。