ヤンデレの小説を書こう!part31

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597名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 01:01:39 ID:nsgywj4I
>>595
GJ!面白かった。
はじめ回文という名前の台湾辺りからきた留学生かと思った
598名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 09:12:47 ID:l4ZMNCdQ
GJ!
らいむの病み具合に期待

ヤンデレプラスならぬヤミヤミメモリアルって言う幼馴染み爆弾ってあったような…
599名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 09:41:01 ID:kIvtSkmq
ヤンデレがいるので仕方なくラブプラスを放置したら今度はラブプラスのキャラがヤンデレに

詰んでるな
600名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 10:53:12 ID:mT6ztWvx
ヤンデレのことだけを考えて生きたい。
ヤンデレさえ視界にあればいい。
ヤンデレのにおいさえあれば鼻なんていらない。
ヤンデレはどこを触っても素晴らしい。
ヤンデレだけを味わいたい。
ヤンデレの声は何にも勝る。

ヤンデレとの生活は最高だ。
ヤンデレは愛をあらゆる手段で伝えてくれる。
ヤンデレの望む物は自分だけだと言うのなら、もちろん応える。全力だ。

ヤンデレこそが至高であり孤高であり最高だ。
ヤンデレであるならば、影から見守る系、拉致監禁系、
愛おしすぎて×しちゃう系、×べる事によって一つになる系、
そのどれもが美しい。

ああ。
ヤンデレ、降ってこないかなあ。
601名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 11:30:33 ID:l4ZMNCdQ
>>599
なにそれほしい
二つ買えばセルフヤンデレじゃないか
602 ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13:28:06 ID:XcphsdL/
こんにちは。触雷!の者です。
6話目を投下いたします。
603触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13:28:49 ID:XcphsdL/
携帯電話を没収された僕は、家の固定電話で学校に連絡し、欠席を伝えた。
理由は急病にする。いわゆる仮病だが、まさか『メイドさんに外出禁止にされました』とは言えない。
ちなみに、電話をかけている間中、紅麗亜は受話器に耳を寄せて会話を聞いていた。
通話が終わると、僕はあることをするために2階に上がる。紅麗亜もついてきた。
「あの、紅麗亜」
僕は振り返って言った。
「はい。ご主人様」
「僕、しばらく自分の部屋で自習してるよ。学校の勉強に遅れちゃうといけないから」
「それでしたら、私もお手伝いいたします。高校の勉強でしたら……」
「あ、いやいや」
一緒に居られては大変なので、僕は慌てて手を振った。
「とりあえず、1人で大丈夫。分からないところがあったら聞くよ」
「かしこまりました」
そう言うと、紅麗亜は恭しく頭を下げた。今回は大人しく引き下がってくれるらしい。
「では、何かありましたらいつでもお呼びください」
1階に降りていく紅麗亜。その姿が見えなくなってから、僕はほっと一息ついた。
自分の部屋に入り、注意深くドアを閉める。
机に向かい、パソコンのスイッチを入れた。起動まで、待つことしばし。
勉強すると紅麗亜には言ったが、それは口実だ。
本当は他にやることがあった。それは、中一条先輩に連絡を取ること。
そもそも、ずっと今のまま、紅麗亜に外出禁止を喰らっているわけには行かない。
ではどうしたら、彼女は僕が外に出ることを認めるだろうか。
それには……至難の業だとは思うが、先輩と紅麗亜の間を取り持つことだと僕は思った。
まず先輩に、昨日のことを謝ろう。それから、紅麗亜のことを話してみよう。
食うや食わずの状態で倒れていたこと。当面は僕のところしか働き場所がないこと。
筋道立てて話せば、先輩も、紅麗亜が僕の家で働くことを認めてくれるかも知れない。
そうなったらしめたもの。紅麗亜だって態度を軟化させるだろう。
携帯は紅麗亜に奪われたが、パソコンの電子メールがある。これで先輩に連絡できる。
パソコンが起動したので、僕はブラウザを立ち上げようとした。ところが。
「あれ……?」
パソコンは正常に動いているのに、インターネットにつながらない。
ついていない。よりによってこんなときに回線トラブルなんて……
――どうしたんだ?
部屋から出て調べてみると、原因はすぐに分かった。
何のことはない。ケーブルが抜けていたのだ。
「なんだ、こんなことか……」
ほっとしてケーブルをつなぎ直していると、紅麗亜が現れた。
「ご主人様、インターネットをお使いになるのですか?」
「そうだけど……」
「でしたら、立ち会わせていただきます」
「え?」
予想外のことを言われ、僕は戸惑った。
「インターネットには、青少年に有害なサイトが多くございます。そのようなものをご主人様の目に触れさせるわけには行きませんので、私も同席いたします」
「そんな」
僕が先輩にメールを送るのを、紅麗亜が容認するはずがない。作戦失敗だ。
「あの、まさか、このケーブル外したのって……」
「もちろん、私です」
紅麗亜の抜け目のなさを改めて知った僕は、しばらくガタガタと震えていた。
604触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13:29:31 ID:XcphsdL/
こうなったら、紅麗亜が外に出たときを見計らって脱走し、先輩に直接会うしかない。
僕は自分の部屋にいて、紅麗亜の外出を待った。
幸い、冷蔵庫の食料が残り少なくなっている。
遅くとも今日のうちには、買い出しに出なければならないはずだ。
だが結局、その読みも甘かった。
お昼前頃、ピンポンと呼び鈴が聞こえた。
誰だろうと思って降りてみると、紅麗亜が、宅配業者と思しき人から大きな箱を受け取っている。
業者さんが帰った後、僕は紅麗亜に尋ねた。
「それは?」
「食料が心もとなくなりましたので、近くのスーパーから配送していただきました。便利な世の中になったものです」
「そ、そうだね……」
僕は落胆し、その場に座り込んだ。

そんなこんなで、夕方。僕は居間で、紅麗亜とお茶を飲んでいた。
結局、先輩が学校にいる間は抜け出せなかった。
今からだと、出られたとしても先輩の家に行かないといけない。それは少々、気が進まないのだが。
そう思っていたとき、呼び鈴が鳴る。
ピンポン
立ち上がろうとした僕を、紅麗亜が制した
「宅配は呼んでいないので、雌蟲かも知れません。私が出ます。ご主人様はここにいてください」
紅麗亜は険しい表情で、玄関に向かっていく。
しばらくして、話し声が聞こえてくる。内容は聞き取れないが、心なしか、押し問答をしているようにも感じられた。
――今度は誰が来てるんだ?
心配になった僕は、そっと玄関を覗いてみた。
「あっ……」
来訪者は、先輩ではなかったが、僕の知っている人物だった。
堂上晃(とうしょう あきら)。
僕の幼馴染で、学校では同じクラスだ。
いつものように、長い髪を金色に染めている。
学業のかたわら、プロレスラーをやっているという変わり種だが、体格はゴツくなく、むしろ細身の部類だ。顔立ちも中性的。
学校帰りなのか、学ランを着たままである。
605触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13:30:14 ID:XcphsdL/
「あっ、詩宝」
こちらを向いていた晃が、先に僕に気付いた。
「ご主人様、出てきてはいけないと……」
紅麗亜は不満そうな顔をしたが、僕は2人に歩み寄った。
「あの……よく来たね、晃」
「おい詩宝、誰だこの人?」
うんざりした顔で、紅麗亜を見る晃。
「詩宝が病気だって言うから心配して来てみたら、ろくに話も聞かずに帰れとか言いやがる」
「この人は……昨日からうちで働いてるメイドさんだよ」
「メイド?」
「メイドもご存知ありませんか。余程世間知らずの方なのですね」
紅麗亜に侮辱された晃だったが、柳に風と受け流した。
「詩宝の家に、メイド雇うお金なんてあったっけ?」
だが晃の態度は、紅麗亜の怒りに火を着けたようだった。
「何なのですかあなたは? 他人の家のことに首を突っ込んで……」
「あんた、どこの会社から派遣されてんだ? 契約期間は?」
「どこの会社も関係ありません。契約は永遠です。私は個人として、詩宝様に全てを捧げてお仕えしておりますので」
「ハッ! イカれてやがる」
「!!」
晃が吐き捨てると、紅麗亜の額に青筋が浮かんだ。半端でなく怒っている。
これ以上こじれさせてはまずい。僕は2人の間に割って入った。
「あ、晃。今日はこの辺で……」
だが、晃は帰ろうとしなかった。それどころか、靴を脱いで中に足を踏み入れる。
「上がるぞ詩宝。2人で話がしたい」
「駄目です!!」
すると晃の前に、紅麗亜が猛然と立ちふさがった。
「ご主人様はまだお加減が悪いのです。お引き取りください!」
「…………」
「…………」
紅麗亜と晃は、しばらく無言で睨み合っていた。身長差は10センチ弱か。紅麗亜が高い。
先に晃が目線を切る。
「分かったよ。邪魔して悪かったな。今日は帰る」
「ええ。それがよろしいかと」
「ごめん。晃……」
うなだれた僕。晃は靴を履き直し、外へ出て行く。
「あーそれから」
ドアを閉める前に、晃は振り返って言った。
「詩宝が学校に出てくるまで、毎日来るからな」
606触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13:30:46 ID:XcphsdL/
ドアが閉まると、紅麗亜は音を立てて鍵をかけ、チェーンを下ろした。
そこまで警戒しなくてもいいのにと思う。
「ご主人様、今の方は……」
「クラスの友達だよ。悪い人じゃ……」
「いいえ。そうではなく」
「と言うと?」
「今の方は男性ですか?」
「!」
僕はどきりとした。
実は晃は男ではない。女の子なのだ。
晃は小さい頃から、男として育てられてきた。
知っているのは、家族ぐるみで付き合っていたうちの家族ぐらいのものだろう。
彼女の父親がプロレスラーだったのだが、現役時代どうしても取れなかったタイトルがあるらしい。
晃はそのタイトルを取るために、男としてリングに上がっている。
詳しいことはよく分からないのだが、男しか取れないタイトルなのだとか。
僕は彼女が女だとばれないよう、これまでいろいろとサポートしてきたのだが……
紅麗亜は、彼女を一目見ただけで感付いてしまった。
僕のせいで秘密が漏れてしまったら、ごめんなさいでは済まない。必死に取り繕う。
「も、もちろん男だよ。男の制服着てたでしょ?」
「男物の服を着ているから男性、とは限りませんが」
「…………」
納得させるのは難しそうだ。僕は話題を変えて切り抜けることにした。
「え、ええと。そう言えばお腹空いちゃったな……夕食作ってくれる?」
「……かしこまりました。ご主人様」
紅麗亜は一礼し、キッチンへ向かっていく。どうやら誤魔化されてくれたようだ。
僕は安堵のあまり、その場にへたり込んだ。

で、その後も僕の脱出作戦は失敗を重ねた。
日中ついに家を出られなかったので、紅麗亜が寝ている間に事を起こすことにした。
夜の間に家を出ておき、朝までどこかで時間を潰してから先輩に会おうと考えたのだが……
寝ようとすると、全裸の紅麗亜が当然のように、僕のベッドに入ろうとしてきた。
「……本当に一緒に寝るの?」
「やると言ったら、メイドは必ずやるのです」
「そ、そう……」
「それよりご主人様、何ですかその寝巻は?」
「え? 寝るんだから当然じゃ……」
「メイドと寝るときは、ご主人様も裸になってください」
「でも……」
「早く」
そんな会話があって、僕は裸になったのだが、ベッドに入ると紅麗亜が両手両足でしがみ付いてきた。
苦しくはないのだが、身動きが取れない。
「う、動けないんだけど……」
「動かなければいいのです。何かあれば起こしてくださいませ」
それきり、紅麗亜は寝てしまった。
メイド用抱き枕にされた僕は、何もできずに朝を迎えた。
607触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13:31:12 ID:XcphsdL/
翌日――
僕は寝不足の目をこすりながら、紅麗亜が作った朝食を、彼女の手で食べさせてもらっていた。(食事前に、「今後ご主人様は、ご自分の手で食事を摂るのは禁止です」と言われた。)
今日もまた、仮病で休まないといけない。
2日、3日ならいざ知らず、そう長く使える手ではないだろう。
いつかは怪しまれる。そう思うと憂鬱だった。いつになったら出られるのだろう。
食事が終わった後、僕は紅麗亜にそれとなく水を向けてみる。
「あのさ、紅麗亜」
「はい。ご主人様」
「僕がこの家から出ない話なんだけど……昨日は確か、“しばらくの間”って言ってたよね?」
「はい。申しました」
「揚げ足を取るわけじゃないんだけど……その、やっぱりまだかかるのかな? 僕が外に出られるようになるまで……」
すると紅麗亜は、にっこりとして言った。
「そのことでしたら、ご心配には及びません。後1日か2日のご辛抱です」
「ほ、本当に!?」
紅麗亜の言葉に希望を持った僕は、勢い込んで尋ねた。
「本当でございます。ここからは距離も遠く、辺鄙なところですが、私の所有する館がございまして」
「……え?」
「そこで今、私の“妹達”がご主人様をお迎えする準備をしております。準備が整い次第、そこへご主人様をお連れいたします」
「あの、あの……」
体がまた震えてきた。紅麗亜が続ける。
「そこでしたら、あの雌蟲の手は届きません。昨日のような鬱陶しい来訪者も来ないでしょう。世俗の雑音から解放された場所で、ご主人様は思う存分外出なさることができます」
紅麗亜は花のような笑顔を見せる。
僕は震撼していた。
このまま手を拱いていたら、僕はそのメイドの館へと拉致される。
そして、人里離れた治外法権の場所で、紅麗亜のしたい放題に嬲られるだろう。
――こ、これは何とかしないと……
僕は必死に、打開策を打ち出そうと頭を巡らせた。
しかし、なかなかいい考えは浮かばなかった。
608 ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13:33:19 ID:XcphsdL/
終了です。
やや退屈な展開で申し訳ありません。
次回は先輩の巻き返しを予定しております。
なお、直後投下上等につき、よろしくお願いします。
609名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 13:54:13 ID:z/AYeftY
GJ!
次も楽しみだ
610名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 14:04:44 ID:W4YaZHxP
GJ!
しかし、このメイド潔いくらい初期設定破棄したなw
611名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 14:21:15 ID:b3PWmXOg
触雷!乙です

下手に逃げると高速の大剣で刻まれそうだ
612名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 17:03:33 ID:BUmwEgmV
>>595
名前で呼ぶけどしっかり敬語で接してほしいな。
せめてもの抵抗というか嫌がっているというアピールに。
ていうか里奈頭悪すぎるだろ……こんなことされて好きになる訳ないのに
>>608
今更だけどメイドを名乗ってるくせにご主人様みたいな女だな
613名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 19:43:11 ID:WT81PUMk
>>610
確かに、通して読んでると楽しみづらいよな。
614名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 21:14:24 ID:bIkoKtZk
>>613
610は別にそういう意味で言ったわけじゃないんじゃないのか?
それはそれとしてGJ!
615名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 21:15:24 ID:bIkoKtZk
↑スマン、sage忘れた
連レスめんご
616名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 22:00:14 ID:QMOg3brb
キガ ツク トワ タシ ハヤ
ンデ レニ カン キン サレ テイ タソ レデ モワ タシ ハイ エニ カエ リタ ツタ
ケレ ドモ ヤン デレ ハコ チラ ニク サリ ヲム ケル
617名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 22:26:36 ID:GRG56va2
>>612
ご主人様みたいなメイドってのはなかなか的をいてるなw
618名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 23:47:13 ID:xHWqj+oU
触雷きてたGJだぜ


関係無いが浮気が許せなくて風紀委員会なる秘密警察を組織したマリア・テレジアはヤンデレの素質がある気がする
619きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/06/27(日) 00:13:21 ID:6UDQPPkm
GJ!です。
こんばんわ。連日の投稿ですいません。このペースがいつまで保てるか
分かりませんが頑張ります。今回は第6話です。
前回コメントくださった方、ありがとうございました!
620きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/06/27(日) 00:14:59 ID:6UDQPPkm
もうどのくらい走っただろうか。
途中から雨が降ってきたが、構わず走り続ける。
「はぁはぁはぁ…!…あれは」
見慣れた風景が広がる。
それは確かに、半年間ライムと一緒に過ごした町並みだった。
「後少し…」
冷え切った身体に葛を入れ、また走り出す。



しばらく走ってようやくマンションの前にたどり着いた。
一日しか経っていないはずなのに、何故か懐かしい。
暗証番号を入力してエントランスへ入り、ライムの部屋へ。
「はぁはぁ…」
緊張する。不安になる。もしライムの身に何かあったら?本当に病気なのか?
事務所の火事って一体何だ?疑問がありすぎて頭が混乱する。
「…それを確かめるために来たんだろうが…!」
覚悟を決めてインターホンに手を伸ばす。
「…わ、た、る?」
「っ!?」
声がする方を見ると、確かにそこにはライムがいた。だが…。
「ライム!?ライム大丈夫か!?」
顔は憔悴しきっていて目は光を宿してはいない。服はボロボロで身体中傷だらけだった。
雨に濡れて震えている。そして何よりも…。
「おいライム!?お前、お前血だらけじゃねぇか!何があったんだ!?怪我してないか!?」
身体中が赤く染まっていた。
「わ、わ、たる、な…の?」
「ああそうだ!急にいなくなってゴメン!!」
力一杯ライムを抱きしめる。コイツ、こんなにも華奢だったのか。
「ほん、とに…わ…たる?」
「ああ俺だ!!」
「わた、わたる……うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
途端に泣き出すライム。俺には黙って、彼女を抱きしめることしか出来なかった。
621きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/06/27(日) 00:16:09 ID:6UDQPPkm
「ほら飲め。暖かいぞ」
ひとしきり泣いた後、少し落ち着いたライムと彼女の部屋へ入り、お互い風呂に入った。
それでも身体が冷えているライムのため、俺はホットミルクを飲ませる。
「…亙は?」
「俺は大丈夫だから。早く飲まないと冷めちまうぞ?」
ライムは俺の隣でゆっくりとホットミルクを飲んでいる。
「…おいしい」
「そりゃ敏腕マネージャーの俺が作ったんだからな。美味いに決まってる」
「…元…でしょ?」
「っ!…知ってたのか」
「…昨日の夜社長から電話がかかってきて…事務所で聞かされた」
「そっか…」
ライムが知っていたのは意外だった。社長はどこまで話したのだろう。
「…私の、せい?」
「ん?」
「私のせいで、私が我が儘ばかり言うから…だから亙、私のこと嫌いになっちゃったの!?」
いきなりライムが抱き着いてきた。一体どうしたっていうんだ。
「何言ってんだよ、嫌いになんか」
「じゃあ、じゃあ何で…何でマネージャー辞めるとか言うの!?」
「俺が…辞める?」
「社長から…わ、亙が"仕事に疲れたから辞める"って…私、私のせいで!」
「………」
…そういうことかよ。嘘つきやがったのか、あの社長。
「お、お願い!や、辞めないで!私何でもするから!もう我が儘言わないから!だからっ…!」
すでに半分泣いているライムの手を握る。
「そんなわけないだろ」
「わ、亙?」
「言っただろ?お前の全てが大好きだってさ」
「……うん」
「だったら嫌いになるわけないだろうが。ちょっとは俺を信用しろ」
「…ごめんなさい」
ライムの頭を撫でてやる。ようやく落ち着いたようだった。
622きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/06/27(日) 00:17:18 ID:6UDQPPkm

「…ってことだ」
「そう…だったんだ」
昨日から今日にかけて、俺に起こったことをライムに話した。
話している途中、ライムはずっと黙って話を聞いてくれた。
「だから今は藤川さんの屋敷で執事として働いてる」
「……大変、だったね」
時計を見るもうすぐ朝の4時になるところだった。
「悪い、もう行かなきゃ」
「えっ!?」
「さっきも言ったけど、バレるとまずいんだ。また明日来るからさ」
「ま、待って!行かないで!」
立って出ていこうとする俺をライムは止めた。
「絶対明日来るから。約束だ」
「でも…」
「ライム、俺を信じてくれ。頼む」
「………分かった。じゃあ…」
顔を赤くしながら小指を出すライム。
「…指切り、して」
「分かった」
小指を固く結ぶ。ライムの小指はとても冷たい。俺が守らないといけないんだ。
「私が、言うね」
「ああ」
「指切りげんまん〜♪」
ただのおまじないなのにライムの歌声は素晴らしく聞き惚れてしまった。だからなのか。
「嘘ついたら…の…も……す!指切った!」
それとも疲れからかもしれない。後半部分は聞き取れなかった。
まあ大したことじゃないか。
「じゃあ俺、行くわ」
「あ、忘れ物」
振り返るとキスをされた。昨日と違うのは軽いタッチのようなキスということ。
「…つ、続きは明日ね」
「お、おう」
照れながら言うライムに俺まで照れてしまった。



亙が出ていくとライムは"おまじない"を歌い出した。
「指切りげんまん〜♪」
雨はすでに止んでおり今日はおそらく快晴だ。
「嘘ついたらあの女もこ〜ろす!指切った!」

何故亙は彼女に聞かなかったのだろう。休養のことや事務所の火事のこと。
「〜〜♪」
そして何故彼女が真っ赤に染まって帰ってきたのかを。浮かれていたのかもしれない。
あるいはライムが無事で安心したからかもしれない。しかし
「今日は良い天気かな〜♪」
彼女の瞳がすでに淀みきっていることには、気が付くべきだった。
623きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/06/27(日) 00:19:11 ID:6UDQPPkm

屋敷に帰る頃にはもう夜明け頃だった。果たしてバレていないだろうか。
塀をよじ登り庭へ。全速力かつ音を立てずに自分の部屋へ戻る。
幸いまだ誰も起きてはいないようだった。
「ふぅ…」
ベッドに腰掛け、ようやく一息つく。時計をみるとちょうど5時半だった。
「確か起床は6時だったな…」
まだ少し時間があるが寝たら多分起きれそうにない。
寝坊して下手に勘繰られるのもマズい。
「…仕方ない。早めに準備するか」
寝不足は体力的にキツイがこれもライムのためだ。
「約束…したからな」
今日も頑張ろう。執事服に着替え終わった頃に朝日が昇るのが見えた。



大学の正門前で四限終わりの藤川さんを待つ。相変わらず授業終了直後なので、
人の波が結構ある。そして今日はやけに警備員の数が多い。何かあったのだろうか。
「……良い天気だな」
「そうですね、先輩」
「お前も……は?」
「こんにちは先輩っ!」
隣にはいつの間にか神谷美香がいた。
いかん。敵の接近を許すとは相当疲れているな、俺。
「回文か」
「わたしで残念みたいな言い方ですね。あと回文って呼ぶの止めてください」
頬を膨らませる神谷。相変わらず真っ赤な髪だな。……真っ赤?何か引っ掛かる。
「…だって回文だろ。皆もそう呼んでるし」
「周りの奴らはどうでもいいけど、先輩には…」
真っ赤…。何だこの感じ。忘れてはいけない何かを忘れているような…。
「…先輩、わたしの話聞いてます?」
「えっ?あ、ああ悪い。何だっけ?」
ため息をつく神谷。でも怒ってはいないようだった。
「もういいです。何か先輩疲れてるみたいだし。…藤川センパイに何かされましたか?」
「いや、藤川さんは何もしてないよ。俺が勝手に寝不足なだけだから」
「…そうですか。でもあんまり無理しない方が良いですよ」
優しく微笑む神谷。コイツ、こんな表情も出来るのか。
「…どうもありがとな」
「いえ。最近は物騒ですから。この近辺に殺人犯が潜んでいるようですし」
「…殺人犯?」
「知らないんですか?」
神谷は少し驚いたような表情を見せた。
624きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/06/27(日) 00:20:40 ID:6UDQPPkm
「ああ…。いつの話だ、それ?」
「いつって…今朝のニュースですよ。世間でもかなり話題になってます」
「今朝はニュース見なかったからな」
まあ屋敷に住んでから一回も見てないけどな。
「執事さんが聞いて呆れますね。仕方ないからわたしが教えてあげます」
誇らしげに胸を張る神谷。…うん、見事なまでにまな板だ。
「頼むよ」
「はい。実は昨日の夜、数人がこの近辺の建物で殺されたんですよ」
「そうなのか」
「しかもですよ?その被害者達はあの鮎樫らいむの事務所の社長やマネージャーらしいんです」
「………………え?」
思考が、停止した。
「その前日にいきなり鮎樫らいむが病気で休養して、事務所が火事になりましたよね」
…つまり…………どういう……?
「そして昨日のこの近くにある建物、つまりは事務所で鮎樫らいむの関係者の殺害…。
世間は過激なアンチ、もしくはファンの仕業じゃないかって騒いでます」
……駄目だ…考えちゃいけない……。
「警察はこの近辺にまだ犯人が潜んでいるんじゃないかって調べてますね。
なので今日はいつもよりここも警備員が多いみたいです」
…昨日は……雨が降ってたから……だから…?
「まあわたし達には関係のない…先輩、大丈夫ですか?」
「……あ、ああ…」
「顔色悪いですけど…」
「……いや、大丈夫だ」
平静を保つ。考えるのは後でいい。とりあえず今は落ち着かないと。
「もしかして、先輩…」
神谷が何か言いかけたその時
「遠野君、お待たせ!」
藤川さんがやって来た。
「こんにちは、藤川センパイ」
「あら、回文さん。こんにちは。遠野君、行きましょう」
「は、はい」
ちょうど桃花が到着したので大学を後にする。
「遠野先輩っ!また明日会いましょう!」
神谷は後ろで俺に手を振っていた。
625きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/06/27(日) 00:23:41 ID:6UDQPPkm

今回はここまでです。読んでくださった方ありがとうございました。
そろそろペースが落ちそうですが、なるべく投下しようと思います。
投稿終了します。失礼しました!
626名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 00:29:08 ID:MpqvlC79
乙です
627名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 00:32:18 ID:VmU9dL9G
gj。次も楽しみにしてます。
628名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 00:37:26 ID:P8EEQ+Br
GJ!いよいよらいむが本領発揮という処ですな。今後の展開がますます楽しみです〜
629名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 00:45:25 ID:aPnNXvPK
ヤンデレ惨聴いて思ったけど、ヤンデレなロボット・アンドロイドってすごく魅力的だよなぁ…
人間でないというだけでも妄想が広がる
630名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 06:47:50 ID:7cw9m+88
どこかのスレでヤンデレの自宅統合管理システムを見たことがある
631名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 07:54:25 ID:cWFJWR0A
もう487 KBって消化はええ。
次スレ立ててくる。
632名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 07:57:49 ID:cWFJWR0A
ヤンデレの小説を書こう!Part32
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1277593049/
633名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 08:00:55 ID:+3SipACv
>>632
634名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 09:37:17 ID:ru6ZtQPs
>>632


ヤンデレイド?ヤンデロイド?ヤンドロイド?

どことなく( 衣類用の )虫除けっぽい響き…「変な虫・悪い虫」的な意味では間違ってない、のか?
635名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 14:42:14 ID:DhA205Dd
埋めた方がいいのかな
636sage:2010/06/27(日) 15:03:26 ID:q6Zh/BuV
>>635
いいんじゃね
637 to:sage:2010/06/27(日) 15:06:13 ID:q6Zh/BuV
>>636
おい(笑
638名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 15:17:29 ID:PnE6tF2K
>>636-637
639名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:13:48 ID:agXZhHH2
ヤンデレ戦隊ものってどうよ
640名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:36:00 ID:8IXttABs
>>630
このスレじゃね?
無題短編のどれかだったと思う
641名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:41:09 ID:DhA205Dd
          _,l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l,,_
        ,.r'´,.    -┐   ':..,゙ヽ
       ,r' ,::;:'    ,ノ ヽ、    ゙:::.ヽ
      ,.' _.,:;:'___ _立_  ___;;ミ゙、          ̄ノ ̄| ̄
     .l厄巳厄巳厄 i王i ,.巳厄巳厄巳l           ,勹 .├‐''
     l´ , "´  ̄ ̄ ̄ `'''′  ̄ ̄ ̄`.:`{         ´_フ  ヽ、_,
     | l ;;:.,.   ::、.       ...   '゙|
    ,.-''、.,! ,.::'    ヽ、:.゙、 ;;.:' ''  ヽ | ,.、       __l__
   ./  、/ `ヾー─tッ−ヽ''  kーtr─ツ'´〕. ヽ.        |
  / {´i Y::::..   ` ̄ ̄´.: "i! ::. 、` ̄´ ゙:::.、} r、 l        i,____
  | ヾ_,,入;:::.. `'' " ´.::; .::i! ::..  ```  :. }ツl l
  \  ノ ヾ ;:::.   .:r'' :: ll! :ヽ;:..:.   .: j,ノ ,!       ┬‐┌,┴┐
    ヽ',,;l  ゙i ;::.. _ `ヽ、;;,,,,'.ィ'' _,, .::,;r'1,,,/           l__ ノl士
  ッジ::::::|  ゙ ,r'´:::;;;;;;;::>  弋´;;;;;::::ヽ'" |:::::゙'イィ      ノ凵 l土
 弍:::::::::::l  /:::;r'´ ,,..-ー…ー-、 ヾ;:::'、  |:::::::::::ヒ
  シ:::::::::::l   i':::,!  ´  __  ゙  l::::l:. |::::::::::ス       __ヽ__‐┬┐
  彡;:;:::::l  l:::l     ''''''''⇒;;;:,   l:::l  |::::;;ャ`        ニ メ ,ノ
  ,r', 广'`ヽl:::l ::::. .::     ゙::.   l::l ノ^i`、         l ̄l ハヽヽ
 ,イ(:::j    i::;ヘ  :;:.       .::   l::l'"  l:ヽヽ         ̄   ̄
 |;:ヽヽ   l::l  ヽ ;:.... ..  .. :  /l::l   ノ ,.イ
 |;:;:;:;\\ l::l   ', :;.:;::::::::::..::.  /  l::l,r'' /;:;:;|
うめ
642名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:42:03 ID:DhA205Dd
                 _,. -ァ――‐-- 、_
                / ノ* , - '^⌒"´`丶、
              / ノ  r'´         ヽ
             /  ノ * ノ    /   ,  、 ヽ
               /   l  l  //  ,  /,  jl i  ',
            /  、_ l   l l l/_/_,ィ// __ム! l l l
             ̄|`lヽj * 〈 l ,lィ'_.ノ'´ノィ' ,ィリ l,' l l
             ,l l l  { 'l下T::::T' //ナ!;Tリ lj l
             l l  '、  }、' ト。'ー' ´ , 'ーイ /リリ
              l l  ヽ* '、ヽ',""    "ツノノ
            l l l  {  ヾ>、   ‐_,.ィ"l´ く
             l l l  入  l^ヽミエ二、 l *l  す
            ,' ,' / ,イ rt, *'、, -‐ロ‐-ミt  l  ん
           ,' ,' l イ    (l  ヽ/||ヽ. ハ  l    こことはもうお別れなのですぅ
           ,' ,' K     l  ', |l|  (lヘ) l
          / / ,ハ、、   l * l, |ll|  (l '、 l
          / /l / ノ     l  l |{l}|  (lてy
          / / l / くー- 、 、__,j、_V!l |  {l (ヘ
         / / / /7、 / ,rへ!ノ  j} {l__,、j トl
         / /  く__/| |`´{ト、  〉三ミ彡fri〜l^l '、
       ,/ /  /  ,| ,| {l) ヾ'、三三ミYハ,.」}、'、ヽ
    ,. --イ /  /   / '、 {l)   入_  ゙ー'^ー'`丶ミヾ、
   ,'´、  / /  /   l  ノ人  ノイム、  丶、  ヽ`ヘー- 、
   l  ヽ/ /  /    l / {l`´ ^'く, , ,)    ヽ  ', //7 ヽ
  ノ!  /\      ノ!イ   し=〜'´゙"´`丶、   ヽ  ,'/ノ`ヽ. ヽ
 / r,/、  \  ,.ィ" '´          `'ーt、    l lj   丶ヽ、
i´   メ `二ニ>'´                 `丶ニ'ノ     }ヽj`ヽ.
643名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:42:44 ID:DhA205Dd
    , ',´ィ ' ´                          \
   / '/             ___    、     、  ヽ //ヽ
. / '´, '   /    ,  ,...:.:.':.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.ヽ     ヽ  冫:;ィ::::;'  __
 '′/  ,/     /':.:.:.:.;:. -―¬¬¬―- 、:.:ヽ     ヽ/:/,.l:::::l':´_ハ
  / .,.,''  ,    /:,: '´             ` ',    ',//;:l::::;'´ /:::/
  ,' //  /    ,'´   i    l   ! .  |     !   ,      r '´ l::〈 /::::ノ
 i /.,'  /    l   i  l __tハ l ! .| t T¬ ト l、 !      ト、 !:::l /:; '
 l./ .l  ,'!      l  ,レ'T´ ll! !.l, l  li. |', ト, _!_l `!      lヾ':.l::::!l::::l
 l,' l  ! !      !  l', l ,ゝェ 、',|',l',. ! !.l >' ,r 、 ヽ,,'l     l::ヾ:!:::|.l::::!
   !  l !      ', . l ' / /.n.',` .'|',| '!  l 0 l  '' !    .l;:::l::ー':;'::/  
   ',  !. l     '., ',::''::.ヽニ.ノ, .:    ::... ミニ'r  l.   !  ll::::ト:ヾー' スレを埋めるのが私の生きがいですから
    ', ! !      ヽ':;:::.` ̄   ..::.        ,' .  l.  !l::::! ';::':,
    ', l l          ';`::::..   .::::::'         ,'   l   !.';:::', ':;:::':,    埋めたてできればそれでいいんです
     '.,! !         ';::::::::...:::::::::r--ァ     ..;'  .l l!  l ';:::', l';::::', 
.       !     l   lヽ:::::::::::::::::ー.′   ..::;:;'   l .l!  !  ';:::':!,';::::',
         ! l      !.  !  ` 、:::::::::::  ...::;:::'::/    ! ,'!. /  ヽ::::':,!::::!
       ! l    .l  .l  !   `ヽ:、:;::::':::::::/     ! ,','./ l   ヽ:::';:::l
       l l!   ', . ト、. ト、',、    !:::::::::::/   , / ./// ト、、 .l! !:::ト'
       l ハ .  ', ',ヽ ', ヽ',\   !::::/   ///>、 、 ! ヽ!', l.l,'';;';!
644名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:43:37 ID:DhA205Dd
:::::::::: ::::: ::: :: : : : ,. -─- 、                                 /
::::: ::::: ::: :: : : : ,.'´     `ヽ.                              ,'   仲
::::: ::: :: : : :  /      ノ、    ':,                             i.    間
:: ::: :: : : :  ,'     ,.'ヽ:ヽ    ':,           ,..-‐- 、       ,. -─- 、!    を
::: :: : : :   |   /  !::ヽ.   i         /     ':,     ,.'      ',   見
:: : : :     !  /    !:::::::!   ,'        ,.'  i      ヽ.   i   故   i   捨
: : :      レ'      !::::::/  .,.'         ,'   |      ':,   !  .郷   |   て
: :             ,':::::;' /-─- 、.,_   /  /:!       i  |   を   ト、
:            ,. ' !:::/o/        `''ァ'  /::::::',.       ,'  !  捨   | `'' ー
          /  ,レ'"´         /  /:::::/ヽ、     /   .!  て   |
        , '  / ,          ,'o /:::::/ヽ.  `ヽ,  /  ∠  て  ,'
        /   ,.'  /          ヽ/;:イ   ':,    レ'     `ヽ、___,.: '
      _ノ,  ./  ,' /!  /!    ',    ,       ',           ,. -────-
       `'i ,'  .!/_`i'ー/::|   ;   !   i  ;     i         /
   ,. -    レヘ.  ! i. |`゙ト、! /:| 、/|   !   i     |        ,'   破 幸 ス そ
   '、.,,____    iヽ、!,ヘ ゞソ レ'::::::レ'`'iー- /!  ハ  i.  i.       i   廉 せ レ れ
    、.,___    ! /7"''       ´i`゙'ト、'_.| / i  ,ゝ  |      <   恥 を. の な
          Y ,ヘ   '       '、_ン_ノ!,イ /V´  i !       .!   な 感 埋 の
         ,'  ノヽ.   r-、   ,.,.´/ / |   | |  彡    !   女. じ め に
        / /;:/:::;iヽ.  ┘   /  ,.:'  .!   | !        |   か て に
:       ,' ,イ/::/:::::::! /ゝ,--‐=7´  ,.イヽ. ,'    ||         !    も  し
: :         レ' /'!ヽ>、:::::!'/ヽ.  /! /;::::::::::`;ゝ、  |        |.   知. ま
::: : : :      ,'  !::!7::::::::!7´Y'ヽ/ レ'く´::::::::::::/:::::::ヽ. !        !   れ. う
:::: : : : :   /  !::i';::::::::::!⌒ソ/::::::::/::::::::::::;:'::::::::::::::::'; ',         |   な  私
:::::: ::: : : :  ,'   .!::!:';::::::::|_/イ::::::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::i ',       !.  い  は
:::::::: :::: : : : i   /::::!::';::::::レ'::::::::::::/::::;、:;__::i:::::::::::::::::::::::',. ヽ、      '、
645名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:44:16 ID:DhA205Dd
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┃埋め立て地┃
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  ┃┃
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646名無しさん@ピンキー
      | レ' ノi }
    ∠∠、⌒ヽ、
  ,∠ -‐<      ヽ_
 ,ノ  T  ̄´       \
 l  ハ          ,'-‐-く 、
 .!    ト、ー- '   /     ` ` 、
  l    l ` ー‐ '′         `` 、
  .!    !                  `` 、
  !    !                    ``、、
  .!   ',                      ゙`、
   l    ',                          ゙ 、
   .!     ',                         `.、
   l     ',           r‐- へ- へ、_     ゙.、
   」/ ̄ __ヽ       / ̄  }  l  / `>` 、   ``、
  r‐V/イ´: : : :\    「 ヽ > ´ ̄ ̄`ヽ、 }  ヽ   `゙、
  ∨|. . . . : : : : : : : ヽ  く 、/          ヽ|   l ',    ゙.、
    |. . . : . : : : : : : : {   fニ/  / /     ∧  V 花.|   `、
   / . : : : . . : : : : : ∧  },ソ  / /  /  ,イ  '、 l |.|      ‘、
    \ . . : : . . : : : : : : .`V′ /__/ // // ''"´ V   } !     ‘、
     ヽ . ; : : . : : : : : : :/l  「 / ,>// /  __ /  ハ.|       ゙',
      ∨. : : . . : : : : :/ ハト∨ イサー、     イ´ ,.}`/ //|       ‘;
       ヽ . . . : . . : /   ハ、ヘ.辷 」     └ォチ-イ^\__|       ‘、    うめるー
         \. . . . :/  /: : :ハ-ヘ    '  ノ-ハー'⌒< )        ゙',
          \. :/  /: : : f´  ト 、  ゜ ∧/: : : : : : : ∨ヽ        ‘,
              ∨ ./ : : : :ソ ヽ  、 /√< /: : . . . . . : : ∨}          '___
           / ,.イ. : : : : :〉、 <</ナ|V: : . . . ./. . . .`: V)     /´ ゚, ,.ヘ
             / / ヽ. : ; :〈    ,.イ// j/: .ヘ: . , . . . . . . . .∨}    / _,.  '、,∧
        / /    ∨ ; こ!イ`テ'/ ハ: . . V . . . . . . . . . V     \_,j '´K {∧
       / /       ∨:ノ /.:/ / / }ノ. . 、.} : . . . . . . . . . ヽ       \ヽ'`,、、∧ _,. -―‐- 、
        |/           Y レ'/ / / |ゝ. . :ヽ: : : . . . . . . . . . .\     \` > ''´        }
                 /  lV  { /  {`ヽ : : : \: : : . . . . . . . . . .ヽ、    /       ,、      l
                   /  レ′|/   V」: : : : : : ヽ、 : : . . . . . . . . . . `/    r 、   {| ,. ァ   /
               ヽ     レ     ∨} : : : : : : : :l 、: : . . . . . . . /      ヽ\ |l/ /._ /___
                     V /          ヽー、: : : : : :! jヽ: : . . . . ./      __   \ヽ! ∨'./'´ /⌒´
                  ∨ /        Vー、: : : :/ {  |ヽ . }: :/       `ヽ`ー┘   iハ_/    /ア
                      V           ヽ<: : :/ ,「   ', ∨. :{        孑i     !_,. . -―ァア ノ‐ァ
                  V /         \_} >__ヽ|: : ゝ、 __,. - '^`´}   /: : : _://-く  ノ、
                    ∨   >‐ ''"  ̄ ̄ ̄V´   ハ,L:__;}l 」      _,.. -‐<: : ///イフ <  /
                 /| 〈> '"        _,.ィ―ヘ __/ /} ーヘ/  >‐ニ´: : : : : : : : :/// /  ノ < 〈
               / l(        . イ  `}      ゝニニヽ }Y: . . . . . . . . . . . . :/// ‐<  ヽ/ /
               ハ、_ト     ,.イ  l     ,.へ、    /// フ: : : : : : : : : : : : :{ i ハ    \  V
               ヽ   >、   /  ト      /    |  / ./ /- : : : : : : : : : : : :| |  〉   /   >
                ン/ト、l<             /   |  ヽ 〈  >: : : : : : : : : : : : :| | /   {   ヽ