デモンズソウルをエロくするスレ2

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1名無しさん@ピンキー
このスレはデモンズソウルでエロい妄想ができる猛者を広く求めています。
2名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 11:47:02 ID:3UgplbA6
2chエロパロ板SS保管庫
ttp://green.ribbon.to/~eroparo/

デモンズソウルをエロくするスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239437136/
3名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:47:12 ID:d7ZdXl6N
>>1
あなたのスレ立てが評価されました
4名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:36:23 ID:iihSh1tI
>>1乙女アストライア
5名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 02:47:50 ID:1U77cUxr
>>1乙をしろ
6名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 06:44:02 ID:/dysTNM2
>>1乙 ユルト様大好きだああああああ
7名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 20:28:02 ID:zCBFQ8pL
>>1乙
8名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 12:43:58 ID:WAoyCjGZ
純粋な>>1
9名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 15:58:13 ID:1fcL91xi
前スレが見れない人はこちらから

デモンズソウルをエロくするスレ
ttp://ranran2.net/app/2ch/eroparo/1239437136
10名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 20:15:54 ID:QnOzmB8g
自傷オナニーって何?
ググってもイマイチ分からん。
参考になるサイトとか教えて。
11名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 02:17:37 ID:Y+LpuEYj
つまりマッコォートォーや呪いの武器を
装備しながらってことか…ゴクッ
12名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 12:43:22 ID:og+qXS+s
http://www.fromsoftware.co.jp/main/employ/job/images/ph-design07.jpg
既出だと思うけどユーリア良い乳しとるのぉ
13名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 03:35:48 ID:Afg4sm43
良い乳だ
14名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 20:45:33 ID:SC8gIkjl
前スレのテンプレが良かったから勝手に転載。すまん。

1、かぼたん
一番の正統派であり原点。
心折れる道中では内助の功を遺憾なく発揮してくれる。
足ぱたぱたさせてるのと体育座りが脳汁出るほどきゃわいい。

2、アンバサ娘
お爺ちゃん思いの優しい子。
主人公にもお祈りしてくれたり、頑張れば「全てを差し上げ」てくれたりする。
けど、ウルベインが来るなり怒涛の乗換えをするあたり多少ビッチの気があるのかもしれない。
NTR好きにはイチオシ。

3、メフィスト
絶妙なバランスの飴と鞭及び艶かしい唇がたまらない。
「物欲しそうな顔をするなよ」と言われて思わず息子を荒ぶらせてしまうのは誰もが通る道。
あなたの特別な愚物になりたい。

4、要人
実は一番の黒幕なんじゃねーのと疑わせてくれる風格は流石といったところか。
それに加えて、 ちょっと口が悪くて偉そうなロリっ子☆ミ という、今すぐにでも深夜アニメに出られそうなスペック。
嘘じゃないよ。嘘は言ってないよ。

5、ミラルダ
美声の持ち主らしいけど、何となく祭祀場のピカピカの声に似て聞こえる人。(当社比)
優しげな、というかいたぶるような喋り方と狂気的かつ豪快な戦闘方法から、
彼女をして最高のヒロインとするマゾ男たちは後を絶たない。

6、ユーリア
数少ない常識人であるが、幽閉という暗い過去を持つ人。
救出時の台詞のせいで、公使達から(性的な意味で)可愛がられていたのが殆ど通説となっている。
またユーリアたんの前に「白くべたつくなにか」って書く作業が始まるお…

7、偶像
要人と並んで玄人好みな子。声が無駄にかわゆい。
デーモンでありながら多くの男を魅了してやまないのは、ある種神秘的な造詣が成せる業か。

8、セレン
ロリキャラから魔女っ子、そして姉キャラまで揃えるデモンズソウルに果たして死角は無かった。
正直攻略するのさえ気が引けるような腐れ谷に、ガルを追って単身やってきたことから、非常に弟思いだと推定される。
ガルを殺した後に話しかけると、アストラエア同様罪悪感が半端ではない。

9、アストラエア
デモンズソウルの中で1、2を争う位に燃えるボス戦でのデーモン。
聖女であるその慈悲深さから人ならざる者に変貌してしまった悲しさがいつも胸に迫る。
スレに多い陵辱ものより、ガルとのCPが多いことからも判るが、彼とはベストカップルの扱いが常。
神聖な立場と薄幸そうな顔立ちとは裏腹に、ムチムチ健康ボディがとてもとても。
何だか萌えるのに多少の後ろめたさが浮かんでしまうひと。

10、オストラヴァ
正真正銘男でありながら、「ヒロイン」という呼び声が高いのは、やはり彼にまつわるイベントの性質故か。
一度助けただけで主人公を友だと信じきったり、殴られても友だと思って「いる」と言ったり、陶酔した声で主人公を英雄だと称えてみたり、
育ちの良さ故であろう純粋さ、人懐っこさが目に付く。可愛いね。
気丈な女性達が多いデモンズソウルの世界では、ある意味最も乙女で守られキャラなのかもしれない。
15名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:04:52 ID:VK5cUenF
オストラ可愛いよぉぉぉぉ
16名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 12:00:35 ID:kDVEsilV
個人的なイメージでミラルダはファラ・グリフォンと被るんで日本語verだったら折笠さんだな
17名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 11:30:01 ID:7o9Loc3c
>>14
塔の貴婦人とか 腐れ谷のお母さんは? 
18名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 20:29:24 ID:W5xi4dpX
前スレで男主とかぼたんでラブラブを書くって言った者なんだが、
メモ帳開いてからぼーっとスレ読み返してたらいつの間にか前スレ>>36を書き出していた…
何これどういうことなの…
19名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 20:33:08 ID:El7eYhow
神の啓示です。アンバサ。
20名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 20:33:18 ID:OmZSja44
貴婦人は…昔はきっと美人だったんだよ!そうに違いない!
21名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:08:11 ID:t+Rq1rOk
>>18
その前スレ36が気になって調べたらちょwおまww
かぼたん関係ねぇww



完成したらもちろん投下してくれるんだろうな?
22名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 22:51:58 ID:AuG/p5Qj
オストラヴァ妄想が止まらないんだが、需要はありますかと尋ねに来たら…



>>18
正座で待っています

23名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 00:49:38 ID:hA8/LfPw
>>22
あります!ここに!!
全力でお待ちしてます
24名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 21:42:04 ID:Of+qj6fu
エロ無し小説は需要ないですかね…?
25名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 22:09:31 ID:HWv3Nvez
まぁ18禁スレなんだから趣旨は外れるかもしれんが
エロ無しも前スレでちょくちょく見かけたし、
ここ自体が過疎ってるからいいんじゃねぇの?

まぁ本当は自分が読みたいだけなんですけどねw
26名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 23:35:28 ID:HVmMDZRe
最初に投下されたのもエロなしだったし、今までもエロくないからといって
揉めたこともないから大丈夫じゃないか?

まあ、自分が読みたいだけなんだけれども。
27名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 23:50:06 ID:LmcOAhkz
正座で全裸で待っています。
2824:2010/05/18(火) 02:28:58 ID:bU2dxvj+
ありがとう
エロ無しで申し訳ないけど、青ファン男主×女主投下させてもらいます
小説なんて初めてで凄い甘ったるくなったから
苦手な人は回避して下さい
29青ファン男主×女主1:2010/05/18(火) 02:31:43 ID:bU2dxvj+
「あんた随分魔力強いんだな。俺、魔法とか全然使えないから尊敬するよ」
そう言ったのは私の隣を巨大な剣を肩に担いで歩く男だ。
体は青くほの光り、彼が様々な世界を渡り歩くソウル体…
ファントムであることを物語っている。
「そう…かな…。他の人と比較したことないから、良くわからないけど…」

今私たちがいるのはかつては女王が治め、栄華を極めた塔のラトリアだ。
尤も、黄衣の老人の裏切りにより女王は命を落とし、
現在のラトリアはタコのような看守や、恐ろしいガーゴイルが我が物顔でうろついている。
かつての女王の似姿のをしたデーモンを倒した私は、さらなるデーモンを倒そうとやってきた。
だが、この凶悪な雰囲気…とてもじゃないが単独行動に耐えられるものじゃない。
途方に暮れた私が見つけたのは、青く光る文字だった。
神に救いを求めるかのように青文字に触れた私の元にやってきたのが、巨大な剣を担いだ男だった。
『あんたが今回のマスター?デーモン倒すまでちゃんと守るから、よろしくな』
人好きのする男の笑顔は、恐怖に怯える私を安心させてくれた。

「私より、あなたの方が凄いと思う。
 そんな巨大な剣、私にはとても振り回せないもの」
「これ?これはやっぱ男女の差じゃない?
 むしろあんたみたいな細い女がこんなもん振り回してたら怖いって」
まあ、いないことも無かったけどな。
そう言うと男は子供のように笑った。
30青ファン男主×女主2:2010/05/18(火) 02:37:41 ID:bU2dxvj+
道を塞ぐ敵を倒していく私達が異変に気付いたのは、ほぼ同時だろう。
「…お客さんだな」
「うん…」
今まで私達が歩いて来た道から強力なソウルが近付いてきるのを感じる。
道中の敵は全て倒してきたから、この強力なソウルは…
「黒ファントム…」
生きた戦士のソウルを奪う者。
「気を付けてくれよ。
 ここに来る奴は足場を利用して落下死を狙ってくる奴が多い。
 それ用の武器や魔法を持って来る。」
男が注意を促している間にも、強力なソウルはどんどん近付いてくる。
遂に私達の前にトゲのある剣を構えた黒ファントムが現れた。
「俺が奴を引きつけるから、あんたは援護を頼む」
言うや否や、男は黒ファントムに向かって走り出した。
トゲのある剣をローリングで交わし、カウンターを浴びせる。
重い一撃に耐えきれない黒ファントムは後ろに吹き飛ばされた。
立ち上がろうとする黒ファントムに私は火線を詠唱する。
威力的には賢者に教えて貰ったソウルの光の方が上だろうが、今回は怯ませることが目的だ。
狙いどおり、灼熱の炎に苦しむ黒ファントムの背後を男が取り、その巨大な剣を突き刺した。
力無く崩れ、消えて行く黒ファントムを恐怖と高揚した気持ちで見詰める私の肩に何かが乗る。
見れば、私を守ってくれた男の手だった。
「お疲れさん。無事で何よりだよ」
「あなたがいなかったら、きっとやられてたと思う。
 ありがとう」
感謝の気持ちを伝えると、男ははにかんだように笑った。
「よせって。
 あんたの援護が無かったらキツかったんだからさ。
 俺たちいいパートナーじゃない?」
冗談めかして言う男に自然と笑顔になった。
31青ファン男主×女主3:2010/05/18(火) 02:39:26 ID:bU2dxvj+
その後は謎の籠に閉じ込められたウサギを助けたり(男からは何故か気を付けるように言われた)、
酸を吐く人面虫の沼を迷いながらも抜けることができた。
途中、酸に服が溶かされ目のやり場に困る男に後ろを向いて貰ってスペアに着替えるアクシデントもあったが。
そういえば、エドとボールドウィンはどうやって服を直しているのだろう。
刀鍛冶は裁縫も実は得意なのだろうか…

とりとめないことを考えていると、大きな石階段の前までやってきた。
男によると、途中黒タコのいるこの階段を抜ければ第二の囚人達の塔まで辿り着くらしい。
黒タコの麻痺魔法すら華麗に避け、後ろを取る男には驚かされた。
こんなにも強い男が、もしも黒ファントムとして侵入してきたら…。
縁起でもないことを考えてしまう。
今日は助け合う仲間でも、明日は命を奪い合うかもしれない。
それがソウルの業…
一刻も早く、負の連鎖を止めないといけない。
強く、意識しなおした。


「この霧の先がデーモンだ」
ラトリアの中央に位置する巨大な肉塊を落とし、いよいよデーモンの前までやってきた。
男と共闘出来るのもあと少し。
恐ろしくて堪らないラトリアなのに、何故かもっと続いて欲しいと感じるこの旅。
理由が見当も付かないほど、子供であるとは思わない。
32青ファン男主×女主4:2010/05/18(火) 02:40:58 ID:bU2dxvj+
「ところでさ」
重い沈黙を破るかのように、男が言葉を発した。
「あんた、どこのデーモンまだ倒してないんだ?」
実に非常に唐突である。
そんなことを聞いて一体何の得があるのか疑問に思いつつも答える。
あまりデーモンを倒せていない自分が少し情けない。
「そっか、今度はそのエリアにサイン出すかな」
読めない男の言葉に疑問符ばかりが頭の中を駆け巡る。
「そこに行けばあんたにまた会えるかもしれないんだろ?
 だったら行くしかないよな」
現れた時のような笑顔を見せる彼に心臓が跳ねる。
「今度会った時には名前を教えてくれよ。
 俺達は、必ずまた出逢う」
男に背中を押され、デーモンの待つ霧の中へと入った。

これまで戦ってきたデーモンと違い、2体のデーモンを相手にするのは至難の技だ。
加えて極めて足場が悪い。
囮を買って出てくれた男が居なければ、私は間違いなく死んでいただろう。
膨大なソウルを放出しながら消えていくデーモンの向こうで、彼は笑いながら手を振っていた。
「ありがとう」
こぼれた私の言葉は、彼に届いただろうか。
33青ファン男主×女主5:2010/05/18(火) 02:42:55 ID:bU2dxvj+
マンイーターを討伐した後は男と逢うこともなく、獣になりそこなったオーラントを倒した。
霧に包まれ、疲弊した世界から解放されるとばかり思っていた私は、
更にデーモンが凶悪になった世界に再び呼ばれることとなる。
どうやらもう暫く帰ることは出来ないらしい。




そして今、私は汚れた沼を見渡す崖の上にいる。
腐敗物が流れ着き、沼に浸かればたちまち毒に犯される腐れ谷。
暗く、恐ろしかった場所も一人で旅が出来る程には強くなったと思う。
未だに黒ファントムは怖いけれど。
目指すデーモンの方角を見詰める私の前に、青く光る体を持つ仲間が現れた。



「会いたかった。
 約束通り、あんたの名前を教えてくれよ」
私を守ってくれた剣を肩に乗せ、微笑みながら男は言った。
彼がいてくれるなら、きっと巨大腐敗人を同時に十体だって相手にできる。
涙腺が緩み、頼りになる男がぼやける中で私は口を開いた。

「私の名前は――」
34名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 02:48:00 ID:bU2dxvj+
以上で青ファン男主×女主は終了です
どうもありがとうございました
拙いし、どこにでもありそうな文章だけど、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです
35名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 02:54:51 ID:TF2hh5AU
GJ!!いやあ小説久しぶりだなあ、本当ありがとう!
ピュアだね
36名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 09:30:13 ID:a5JwX2OD
37名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 15:16:09 ID:ODYtpQDl
>>34
GJ!
かなりにやにやしながら読んだw

と言うかそれで初めて書いたとか羨ましい
38名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 15:50:33 ID:JoOmrT2S
すげー楽しかった また書いてね
39名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 20:47:42 ID:1UXuBwCe
どうも、>>28です
感想ありがとうございます、嬉しいです
今もう一つ小説書いてるところで、書きあがったらまたアップしたいと思います
…相変わらずエロ無しでも大丈夫ならw
何か指摘、助言などがありましたら参考にさせてもらいたいです
40名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 22:14:04 ID:x7KesO1m
甘酸っぱいラブストーリーを是非
41名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 23:00:39 ID:GknWNQUi
気長に待つよ〜
ここ過疎だけど一番平和だね
42名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:14:06 ID:56EZ3je+
>>40
今書いてるのは結構暗いけど、次回は甘酸っぱいの目指します

>>41
ありがとー、結構待たせちゃうかも
でもちゃんと投下するから待っててね

ここは本当に平和だね…スキルヴィルのいる洞窟のようだ
43名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 16:27:47 ID:zynvSG9w
青ニートさんの物語をお願い
44名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 20:19:02 ID:6nO496/z

               oO(かぼたんハアハア・・)
.   |::| | |_|,,,,,|.....|--|::|  |  .|  .|  |:::|
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    |::| | |. |  | {;;;;;;;;;;;;;;}.: . .: . : .. .: |:::|
    |::| | | ̄| ̄| '::;;;;;;;;;::' . . :. . .: .: :|:::|
    |::| | | ̄|,r''''"~    ""''ヽ. : .: .: ..|:::|
    |::|,__!_--i'           'i,-――|:::|
   |::|―-- |  青ニート      'i,二二|:::|
   |::|.     !        i'>  } . iュ |:::|
  -''" ̄~~"",.`!       ; _ノ _,...、|:::|
          'i, `'i'''―--―''''i'ニ-'"   ノ// ̄~""
        ヽ.i' "'    '''"';  _/ // _,,..i'"':,
        ===`ゝ_,.i、_   _,;..-'"_//  |\`、: i'、
                  ̄  ̄ ̄/,/   \\`_',..-i
                     /,/      \|_,..-┘
45名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 01:25:31 ID:ar2ee8AE
オストラ…オストラハァハァ
46名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 02:10:04 ID:6VIxKhqe
陰鬱感やストレスのせいでサディスティックにカボッ子を犯しまくる青ニートの話希望
47名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 19:16:33 ID:tiHOQ4So
どうもどうも、>>28です
>>42で時間かかるとか言っときながら怒涛の勢いで完成させてしまったので投下します
オストラ×女主ですが、オストラが高校生のような思考です
そして女主もキツイ性格してますので、苦手な方はバックステップ要石で回避お願いします
甘酸っぱいラブコメ小説を目指しました
48オストラヴァ×女主1:2010/05/21(金) 19:20:23 ID:tiHOQ4So
「オストラヴァったら!
 危険なことがわかってるのに、どうしていっつも一人で行動しようとするの!?」
「す、すまない。
 いつも君の手を煩わせてしまって…」
一刻も早く父上と直接話がしたくて塔の騎士の要石からボーレタリアに入った僕を待っていたのは、騎士達の攻撃だった。
以前は僕を守ってくれた騎士達は、ソウルを求めて僕に武器を向けてくる。
窮地に立たされた僕を助けてくれたのは、またしても君だった。


『デーモンを殺す者…?君が?』
初めて聞いた時には驚いたものだ。
何しろデーモンを殺す者は、まだ幼さの少し残る女性だったからだ。
年齢は、僕より少し下かもしれない。
そんな彼女が次々とデーモンを倒しているのだから、驚きもひとしおだった。
そして、いつもぼくを助けてくれるものだから、男である自分が少し情けなくなる。


49オストラヴァ×女主2:2010/05/21(金) 19:21:37 ID:tiHOQ4So
「私はデーモンを倒してから神殿に帰るから、オストラヴァは先に神殿に帰ってて。
 まだ赤目先生がいる可能性もあるし、黒ファントムも入ってくるかもしれないから。
 いーい?」
下から覗き込まれ、威圧感に押されてつい頷いてしまった。
「すみません…いつも君にばかり辛い思いをさせて…
 何度も助けてもらって…。」
「いーの、気にしないで。
 オストラヴァを守れなかったら私、自分を許せないから…」
最後の方は僕に背中を向けてボソボソと喋るものだから、少し聞き取り辛い。
「君は…ボーレタリアとは直接の関係は無いのに…
 どうしてそこまでしてくれるんですか?」
素直に疑問を口にすると彼女の顔は真っ赤になった。
風邪でも引いているのだろうか?
「〜〜!鈍感!早く神殿に戻って!」
逆鱗に触れてしまったらしい。
これ以上怒らせては危険なので、脱兎のごとく要石に向かう。
足を進めながらも、神に彼女を守るよう祈るのは忘れない。
神殿で、帰りをお待ちしています。
50オストラヴァ×女主2:2010/05/21(金) 19:23:48 ID:tiHOQ4So
ボーレタリアの要石から戻ってきた彼女を出迎える。
やはり今回は手強かったらしく、あちこちに傷がある。
何も出来ない自分が酷くもどかしい。

「君のために、何か僕に出来ることはありますか?」
とっさに口から出た言葉だった。
「もう渡せる物は無いので、僕自身が動くことしか出来ないのですが…。
 マッサージとか、膝枕とか…。
 子守歌や、伝説をお聞かせすることも出来ますよ。
 色々な国に行ったので、ストックはかなりあります。」
僕が話している最中、口を開けて呆けていた彼女が突然笑い始める。
仕舞には腹を抱えこんで笑うまでに至ってしまった。
「あ、あの…僕、何か変なこと言ったでしょうか?」
不安に感じて彼女に話し掛けると、ひーひー言いながらも理由を説明してくれた。
「だ、だって…マッサージならともかく、膝枕って…
 仮にも王子様なんだから、そんな事するなんて普通自分から言わないでしょ。
 あー、おかしい。」
彼女の為にと思い、僕はとんでもないことを口走ってしまったらしい。
しかし、彼女もなかなかに凄い事を言った。
膝枕は駄目なのに、マッサージは良いらしい。
普通の女性なら逆じゃないだろうか…。

笑い続けていた彼女がようやく落ち着くと、僕の目をじっと見つめて口を開いた。
「じゃあさ、デートして?」
「デ、デート…ですか?」
「そ、デート。
 全部終わったら、私とデートしてよ。」
51オストラヴァ×女主4:2010/05/21(金) 19:26:48 ID:tiHOQ4So
突拍子もない彼女の言葉にたじろいでしまう。
でも今のボーレタリアには何も無いし、一体どこで…。
そんなことより、女性経験の無い僕がちゃんと彼女を満足させてあげられるんだろうか…。
本番の前に一度練習に…で、でも、肝心な練習相手がいない…。
ど、どうしよう…こんなことなら家庭教師にちゃんと教わっておくんだった…。
妃を迎える前でいいと先延ばしにしていたのが仇になるなんて…。
いや、むしろメタスに聞いておくべきだったか。
彼は女性経験豊富だったから…。
もうこの際ビヨールで練習を…!

「――ト――ヴァ?オストラヴァ!」
「は、はいっ!?」
「あ、やっと帰って来てくれた。
 随分長い時間自分の世界に閉じこもってたみたいだけど、大丈夫?
 …やっぱり…私とデートはイヤ…?」
「ち、違うんです!そんなことありません!」
瞳を潤ませる彼女を見て酷く焦る。
普段が気丈に振る舞っているからこそ、こんな表情をされるとどうしたらいいのかわからない。
何より女性を泣かせるなんて、紳士としてあるまじき行為。
「その…デートなんて久方ぶりなので、どこに行こうか考えてしまったんです。
 何しろボーレタリアはあんな状態ですし、オペラ座もダンスホールも今はありませんから…。」
「そうだったの?そんなこと、気にしなくていいんだよ。
 2人で出掛けて、一緒にご飯食べるくらいでいいの。」
「…え」
それだけ…ですか?
急回転をしていた頭は、ほんの一瞬で正常に戻された。
そ、そうですよね。
女性からそんなこと、誘ってきませんよね。
彼女の前で恥をかかずに済みそうなことに内心ほっとした。
「まぁ…本当は理想のデート、あるんだけどね?」
その後、彼女から理想のデートとやらを延々と聞かされ続けた。
サンセットビーチがどーのこーの、ディナーは100万ソウルの夜景がどーのこーの、
宿はロイヤルスイートがあーだこーだ…。
やっぱり、メタスに女心について聞いておくべきでした…。
それにしても…彼女、さり気なく宿の話題出しましたよね?
やっぱり…その…
いえ、考えないようにしましょう。
52オストラヴァ×女主5:2010/05/21(金) 19:30:27 ID:tiHOQ4So
デート理想論を聞かされてから暫くして、彼女は突然ソウル体になって帰ってきた。
ここ最近は肉体でいることが当たり前になっていたので、正直驚いた。
一時的なものだろうと思い様子を見ていたが、なかなか肉体を取り戻せないらしい。
恐ろしいデーモンに苦戦しているのだろうか…。
それとも、デーモンに辿り着くことすら出来ない程厳しいステージがあるのだろうか…。
心なしか、顔色もあまり良くないように見える。
何か力になれることはないかと、僕は彼女に声をかけた。

「最近、顔色があまり優れませんね。
 どこか具合が悪いんですか?」
「あ…オストラヴァ…。
 ちょっとデーモン討伐に行き詰まっちゃって…。」
彼女らしくもない。
言葉を濁し、いつもの明るさはなりを潜めている。
一体どこのデーモンに苦戦しているのかと問えば、ラトリアのデーモンの長らしい。
黄衣の老人が平行世界から黒ファントムを連れて来るのだが、これが滅法強いと言う。
何度も挑戦したが、未だに勝つことが出来ないそうだ。
「黒ファントム…ですか…。
 一度ラトリアから離れてみてはいかがですか?
 煮詰まった状態では、上手くいくものもそうはいきません。
 リフレッシュ…という言い方には語弊があると思いますが、気分を変えてみてはどうでしょう。
 君には平行世界の戦士を呼ぶ力があると聞きますし、彼らを呼ぶのも一つの手かもしれません。」
少しでも彼女の力になりたいと発した僕の言葉に少し間を空けて、彼女はようやく小さく笑った。
「…そうだね、デーモンがいるのはラトリアだけじゃないもの。
 私、少しムキになってたみたい。
 助言ありがとう。」
ようやくいつものように笑顔を見せる彼女に一安心する。
やっぱり、君は笑っている方がいい。
僕の言葉が彼女に他の道を示すことができたのは嬉しいことだ。
53オストラヴァ×女主6:2010/05/21(金) 19:33:52 ID:tiHOQ4So
同時に、相反する感情が芽生えてくる。
平行世界の戦士なんて、呼んで欲しくない。
そいつが男で、君のことを攫っていってしまったらと考えると…。

「オ、オストラヴァ!?」
気付けば彼女を腕の中に閉じ込めていた。
僕の腕の中にいる彼女は、いつもより更に小さく、細く感じる。
この体のどこにデーモンを倒す力が隠されているのか。
薄い肩では、武器を振り回すことすら厳しいのではないかと思う。
「本当は、僕が一緒に戦いたい。
 でも、力の無い僕には君の足手まといになることしか出来ない。
 すみません、女性の君ばかり戦わせてしまって。」
最後にキツく抱き締めてから解放すると、予想通り僕のフォローに入ってきた。
君は本当に優しい。
世界を窮地に立たせ、君を苦しめる原因となった男の子供にすら冷たく接しない。

一度頭を冷やしてからラトリアに再挑戦すると言って、彼女は嵐の祭祀場へと向かった。
彼女を見送った後、僕もボーレタリアに向かう。
僕は、僕のやり方で彼女を守る。
父上を説得して、古き獣をもう一度封印してもらおう。
世界からソウルの業が無くなれば、彼女を苦しめるデーモン達もいなくなる。
これが、今の僕が彼女のために出来る最善策だろう。


君に気持ちを伝えるのは、世界が平和になってからで良いだろう。
約束もあるし、二人でいる時間もきっと沢山ある。
ボーレタリアの復興をする僕を隣で支えて欲しいと伝えたら、君はどんな表情を見せてくれるだろうか。
恐らく遠くはないであろう未来に思いを馳せる。
そのためには、やらなければならない事がある。
聡明な父上なら、きっとわかって下さる筈だ。
小さな体で彼女が討伐したつらぬきの騎士…メタスの要石からボーレタリアに入った。
54名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 19:36:12 ID:tiHOQ4So
以上でオストラヴァ×女主は完結です。どうもありがとうございました。
この話のあとは皆さんが知っているように続いていきます。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
55名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 19:57:32 ID:GIITvLuQ
最後切ないっすね・・・
これ読んで久しぶりにデモンズやりたくなってきた
56名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 21:08:02 ID:/PzzJ0Gf
ここからあれに続いていくのか…切なすぎる。

作者様GJです
57名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 23:40:36 ID:NmDi+2Fw
俺、女主使ってるからか目から汁が・・
GJです!
58名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 16:56:50 ID:5jUzyT16
GJ
いいなぁ
59名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 19:10:00 ID:UNbFOLdx
>>28です、感想ありがとうございます
最後ギャグっぽくするか迷ったけど、結局あれに落ち着きました
後悔はしていない
それにしても、自分の書いたものでデモンズやりたくなったって言ってくれる人がいるのは嬉しいね
60名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 19:10:39 ID:UNbFOLdx
>>28です、感想ありがとうございます
最後ギャグっぽくするか迷ったけど、結局あれに落ち着きました
後悔はしていない
それにしても、自分の書いたものでデモンズやりたくなったって言ってくれる人がいるのは嬉しいね
61名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 19:13:51 ID:UNbFOLdx
あちゃー二重投稿してしまった
すまぬ・・・
62名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 20:44:46 ID:7Zb4TbBR
デモンズにも同人誌あるんだなー
63名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 13:03:32 ID:kq1k+7AF
>>62
kwsk
64名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 16:04:54 ID:Mo2WdG4P
>>60
GJ
デモンズ少し離れてたけどまたやりたくなった
こんなスレがあったんだなぁ
65神殿騎士の男:2010/06/04(金) 01:15:14 ID:KDzWceaU
血がこびり付いた鍵を握り締め城を眺めなおした
双剣の男が話した場所はどこだろうか?離れた塔と言っていたが・・・

双剣の男の名はビヨール、ボーレタリアの双璧と呼ばれる名高き兵士だ
ほまれ高きその男は捕らわれ薄暗い牢につながれていた
正直なところ偶然産物なのだが自分が助け出したというしだいである

安全な楔の神殿に戻った後 双剣の男は自分がどうやって捕らわれたのか
王城を進むのであれば出会うであろう危険なデーモンを話りだした
そんな中熱く語る男の口がふと沈黙した、捕らえられていた疲労が出たのであろうか?
そうだ先程まで幽閉されていたのだ、体がつらくないはずはない。
快活な様子のあまり何も考えず話をさせてしまっている
気遣いできなかった自分のいたらなさを心で責め、休息させるべく声をかけようとした・・・
だがビヨールの表情をを見て俺は声をかけるのを止めた

彼は俺の顔を見つめ何か考えている、決めあぐねている
それは迷っていると言っていい表情だったのだ
随分長い沈黙だったように思える、ようやく決心がついたのかふうっと息を吐いた
そしてポツリポツリと話し出した
「城から離れて建っている高い塔があるのだが・・・」
66名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 19:15:45 ID:KDzWceaU
ビヨールの話を思い返しつつ
これから自分がしようとする事のあまりの忌々しさに舌打ちした
よりにもよって神殿騎士である自分が助けようとしているのである
高い塔に捕らわれたという汚らわしい魔女を!

話の内容はこうだ、双剣の男が捕らわれていた牢獄には若い魔女の娘がいたのだが
王の公使どもが彼女を連れ出し、高い塔に幽閉しなおしたというのだ
ビヨールは彼女の身を案じて話をしたのだった

その話を聞いた時思わず顔をしかめた。別に魔女の境遇に同情した訳じゃない
一人だけ若い娘が連れて行かれたなんて何の為か馬鹿でも分かる
今頃豚みたいな公使達に犯され性欲処理をさせられてるのだろう
あの豚どもは魔女とはいえ女ならなんでもいいらしい

ああ、汚れた魔女にはあの豚はお似合いだな、と小気味良くさえ思う
ざまあみろってやつだ
忌々しいからこそ故郷を遠く離れたにも関わらず魔女に出会うという事実に
顔をしかめずにはいられないのだ、あの疫病神どもめ・・・
67神殿騎士の男:2010/06/04(金) 19:49:10 ID:KDzWceaU
神殿騎士として仕えていた頃を思い返す、そう、あの頃は・・・
思わず思い出に浸っている自分に気づき頭を大きく振った
今はそんな事をしている時ではない、塔を探さねばならない
68神殿騎士の男:2010/06/05(土) 20:19:17 ID:ErpwAMBx
要石からまっすぐ行った鍵のかかった扉、あそこはどうだろう
あの先はまだ確認していない、ひろった鍵束のどれかがあうといいのだが・・・
ひとつひとつ鍵を扉にあてためしていく、「カチリ」ほどなく大きな音をたて扉は開いた
これはなかなかさい先がいい、きっと魔女も簡単に助けられるだろう

扉の先は左右の壁も高く、細く入り組んだ道が続いている
しばらくしてまた錠のかかった扉にでくわした、また扉かよ!
まさしく関係者以外お断りの厳重さではないか、よほどこの先は部外者に来て欲しくないらしい
カチカチと手持ちの鍵を鍵穴に合わせるのだが先程使った鍵は2つ目の扉にはあわない
そうすると・・・あとはあの鍵しかない

俺はビヨールを助けた時に拾ったあのいわくありげな血のついた鍵を使った
「カチリ」確かな音をたて扉は開いた
開けた扉を一歩踏み出した時「ウッ!」一瞬目の前が真っ白になった
69神殿騎士の男:2010/06/06(日) 00:06:41 ID:rXdObDvM
ガッシ!ボカッ!私は死んだ。スイーツ(笑)
70名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 00:33:48 ID:y8C9Cyrj
>>69
ああごめん前置きながかったかから勝手に話書かれたか
ここからエロモードに入ろうって思ってたから時間かかってたんだ
書き上げてからUPしないとだめだね、神殿騎士の男の話はもう止めるよ
71名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 02:29:37 ID:ghTTguG1
心の折れた戦士になっちゃダメだ!
72名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 02:38:24 ID:0/BmZdCL
続きが来てるか楽しみにスレ覗いてた俺はどうなるんだ
73名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 03:14:50 ID:EbdmvQE4
ちょっとなんですか続きはどうなってるんですか
こっちは裸でじっと待ってるんですよ

続きをお願いします
74名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 09:39:32 ID:wUTAH1hm
続きはデモンズソウルのCMの後で。
75名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 22:48:13 ID:a4r3wWeJ
俺も明日書こうかな。いいネタ思いついた
76名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 14:30:01 ID:+KWcGkat
エロなしのただの冒険みたいなやつも書いていいの?
77名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:23:50 ID:VfrneE1e
青きファントムの背後から、私の身の丈ほどはありそうな大剣――グレートソードをずるりと引き抜くと、その男はわずかに口元を喜色に歪ませてみせた。
ファントムの背中から腹部に穿たれた楕円形の穴は、まさしく致命の一撃として彼の命を奪い、さながら青い水蒸気のようにその体を雲散させる。
その様をグレートソードにもたれかかりながら見ていた男は、やがて耐えきれないように、背中を丸めてくっくと笑いだした。
いや、嘲笑っていた。巨大な穴を穿たれ無残な姿をさらし蒸発する私の仲間を、さもおかしいことのように嘲笑っていた。
不穏な気配がする。奴の態度こそクリーンなものとは言い難いが、しかし私たちが制定した規則を、彼は守っている。
道場。私たちはこの集いをそう呼んでいた。嵐の祭祀場の一角に仲間と三人で、さながら道場破りを待つように、黒ファントムを待ち受ける。
本来なら、黒きファントムを確認した時点で、あらゆる手段を行使し排除に身を乗り出すのが一般的なものだろう。
しかし、道場では三人で襲ったりはせず、一人ずつ、私の世界に侵入してきた黒きファントムと対決するのである。
この集いは、あくまで切磋琢磨のためにある。経験に勝る見聞など存在しないように、何度も何度も対決を重ねて、自らの腕を強化していくのである。
この男は、すでに二人の仲間を屠っている。屠るとは言っても死ぬわけではなくソウル体として再び蘇るのだから、あまり気負いする必要はないのだが、
それでも仲間がやられていく姿は、何度目の当たりにしても慣れるということはない。とくに、その相手がこのような男ともなると……。
「いやはや、なんとも他愛のない。お嬢さん、次はあんたかね?」
男がこちらを振り向き、あきれたように両手を広げてみせた。
「はい、最後は私です。ずいぶんと、お強いようですね」
そう答えながらも、私はその黒きファントムの意外な姿に少々気を取られていた。
鉄塊のような剣を振り回すその膂力、奇妙な形をしたタリスマンから放たれる炎魔法とその火力。
黒いオーラに身を包まれているとはいえ、力強くかつ狡猾に立ち回る男の戦い方に、私は歴戦の古強者のようなイメージを抱いていたのだ。
しかし、まじまじと男を観察すると、的外れとは言えないが、その予想が外れていることが伺える。
男は、意外にも容姿が端麗であった。コロネットに包まれたウェーブした髪は金色、
ややきつい感じではあるが、妖しい光を放つその瞳は艶やかで、高い鼻と薄い唇に相まって、さながら貴人のように思える。
しかし、首から下は特大剣を振るうに適した体つきで、まさしく筋骨隆々なのである。
そう、まるで、屈強な工夫の首から上だけを美麗な貴族とすげ替えたような、アンバランスな容姿なのだ。
首から上だけを見ると見とれてしまうような顔立ちだが、その下は暴力そのものを具現化したような体つき。
その奇妙な上下の親和性は、私の精神を揺さぶって、どうにも心を不安にさせるのである。
――このままではいけない。戦う前からこの男のペースに飲み込まれてしまっては……。
私は頭を振って、男の残像を振り払った。腰の鞘に収めていた打刀を引き抜き、左手で握りしめた魔を払う暗銀の盾を構えた。
先の二戦で、私は男の剣が、祝福儀礼された物であることを見切っている。
少々受けに不安が残るが、じわじわ体力を削られていくよりはマシと、付与された魔力を完全に払うことのできるこの盾を選んだのだ。
ニヤニヤ笑いを顔に張り付けたまま、男は右手だけで特大剣を肩に担ぎ直した。前に垂れた金髪を乱暴に書き上げ、首をコキコキと鳴らす。
お願いします、と私が一礼すると、男は芝居がかったおどけた動作で、よろしくお願いつかまつるぅ、と一礼を返した。
どうにも気に入らない。まるでこちらの生真面目な立ち居振る舞いを、不真面目さで返すような一礼だった。
私が盾を構えながら横に移動して間合いを計ると、男はこちらにじりじりと接近し、同じく間合いを計りだした。
78名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:25:00 ID:VfrneE1e
奴の持つ特大剣は、その見た目通りの強大な破壊力と、長大なリーチを誇る。
その重さ故に攻撃動作は緩慢になりがちだが、この男の立ち回りを見る限り、それを利用しているように思える。
私の仲間である青きファントム二人は、奴の武器が特大剣と知るや、ひたすら攻め込んでいった。
しかしその緩慢さを利用していると思われる男は、攻め込んだファントムを受け流すように剣を振るい、
その重量をもって吹き飛ばし、無防備になったその体にめがけて炎の魔法を打ち込むのだ。
それからは完全に男のペースである。魔法の被弾はさらなる特大剣の応酬を呼び、それが再び魔法の被弾へと誘う。
気がつけば、這々の体で男に弄ばれているのである。
男は、隙だらけのように「見える」立ち回りをしているのだ。無計画に飛び込んでしまえば、それからはずっと弄ばれる。
私はそう結論づけて、前面に構えた暗銀の盾を、よりいっそう強く握りしめた。
その瞬間だった。突如あらぬ方向へ男が走り出したかと思うと、その推進力を利用した縦割りの奇襲が、頭上から襲来した。
これは受けきれない! 刹那でそう判断した私は咄嗟のローリングでその範囲外へと下がる。
特大剣の一撃は私の鼻先をかすめただけに終わったが、地面から放たれたその衝撃波は頭を揺さぶった。
頭がくらくらして視界が定まらなくなり、さらには鼻の下に熱い液体が垂れるのを感じる。
「くっ」思わず呻いて鼻血を拭った私の視界に、張り付けたニヤニヤ笑いをしている男が揺らいで写っている。
「おやおや、これは申し訳ない。綺麗な顔が台無しだ」
男の挑発に血が上った私が打刀を力任せに振り回すと、すでに詠唱を完了していたと思われる男の触媒から、視界いっぱいの火の玉が飛来した。
当然避けきることはできない。まともに直撃した火の玉は突き抜ける衝撃と共に私の体を焼き、苦痛に喘いだ喉が、熱で灼けて締め付けられるのを感じた。
炎が視界から去ると、目の前にいたはずの男は、忽然と姿を消していた。背後から、嫌な気配を感じる。
――攻撃が、さらなる攻撃を呼ぶ……自分で分析した男の行動パターンが頭をよぎり、すぐに身をかわそうと地面に飛び込んだが、
時既に遅し、といった状況だった。私が火の玉に被弾してよろめいている間、男はこちらの背後に潜り込んでいたらしく、
下を薙ぐようにして振られた剣が、その重量をもって私の体をひしゃぎ、吹き飛ばした。
惰性で背中と後頭部が地面をこすり、大岩に肩をぶつけて、私の体はようやく静止した。
視界が赤く揺らいでいる。口中は鉄の味で満たされており、油断すると胃の内容物を吐き戻してしまいそうになる。
荒い呼吸で胸が上下するたび、折れたと思われる鎖骨がどこかに刺さって、電撃のような苦痛が体中を駆け巡る。
私は呻いた。あまりの苦痛に、涙が溢れてくる。ぼやけてよく見えない視界に男の影が差した。
危機を感じ取った私は、こんな状況においても手から離さなかった打刀を全身全霊で突き出したが、その手は男のつま先で払いのけられ、
そのまま足踏みにされてしまった。体重をかけられた右手が、ぎりぎりと締め付けられる。
左手の盾で男の足を叩いたが、男はまったく意に介さず、私の体の上にのしかかってきた。
「くぅっ、あぁっ、ウゥッ! や、殺るなら……ひ、ひと思いに、やって……くれ!」
もはや力を失った私の手から武器と盾を奪い、適当にそこらに放った男は、そう言い切った私を見つめて、
腹の底から、意地の悪いデーモンを思わせるような高笑いをあげ始めた。
79名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:26:10 ID:VfrneE1e
「ずいぶんといい声で鳴くじゃあないか、お嬢さん! そうでないと、つまらない!」
ようやく視界が戻ってきた。私の上で喜色満面の笑みを浮かべている男のローブの腹部には、
私がでたらめに斬りかかった際に付いたと思われる傷口からの出血の跡が残っていたが、男はまったく意に介していなかった。
背筋を冷たいものが走り、鳥肌が立つのを感じる。
手に入れたソウルを火防女に渡し、望むままに体を変貌させていく私たちは、姿形はともかく、本質的にはほとんどデーモンと同じである。
そしてデーモンと同等の力を持つようになった私たちは、普通の人間なら致命的となる攻撃を受けても、死に瀕するということはない。
私の負傷の具合だと、一般人ならもう死んでいる。この男の場合だって、一般人なら平然としていられるわけがないのだ。
私たちはデーモンである。この男の狂ったような所行を目の当たりにして、そのことを強く意識した。
しかし、今は違う。私は瀕死で抗う力も持たず、男は依然として私を破壊し尽くそうと、その狂気をもって力を振るう。
体ががたがたと震えだした。私はこの男に怯えている。デーモンよりもデーモンらしいこの男に、恐怖を感じている。
「震えてるよ、お嬢さん。怖いのかい、この俺が?」
触媒を握った左腕を男が掲げ、一息に私の胸部奥深くまで突き刺した。
痛みはなかった。しかし、強烈な異物感が胸を満たし、息ができなくなる。
男はすぐに腕を胸から抜いたが、しかし出血するということはなく、頭が真っ白になって、奇妙な虚無感が募っていく。
抜き出された男の左腕には、絡みつくように私のソウルが渦を巻いていた。
「き、さま……! なに、を……アァッ!」
言い終わらないうちに、男の左手が再び私の胸を貫いた。
虚無感は更に募り、思考が徐々にまとまらなくなっていく。いったい、この男はなにを?
何度も何度も抜き差しが繰り返され、もはや口答えすらできなくなったころ、男はつぶやくように独りごちた。
「吸魂」
されるがままに横たわるしかできなくなっていた私が目線を移すと、男は変わらぬ喜色の笑みで、作業を続けていた。
「お嬢さんは疑うだろうがね、私はもう何度もボーレタリアを救っているのだよ。
 何度も何度もあのなりそこないを真っ二つにして、そのたびに別の世界のボーレタリアで目を覚ますんだ。
 その過程で、私は火防女のデモンズソウルを手に入れた。あの魔女に協力してもらって、火防女ほどではないが、ソウルを操るようになった」
男はようやく、吸魂をやめた。その額には玉のような汗が浮かんでいるが、その顔は充実感に満ちている。
私はというと、体中の力がすべて抜け落ちてしまったようで、ずんと沈んだような喪失感に体を支配されていた。
「さすがに、あの娘ほど自在に操ることはできない。しかし、逆のことはできるのではないかと気づいた」
男はそういうと、だめ押しとばかりに力強く胸に左手を挿入した。
80名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:26:39 ID:VfrneE1e
不意打ちのように差し込まれた手は、先ほどとは違い、中で蠢くように蠕動している。
気持ち悪かった。中で、なにかが行われている。奪われるだけではおさまらない、おぞましい「なにか」が……。
少しだけ、あの感覚に似ていた。火防女にソウルを渡して、力を得ているときの、あの感覚。
体中でソウルがはじけて、血肉と成っていくあの感覚。
しかし、この男の行う謎の行為には、虚無感と喪失感、そして異物感と嫌悪感が伴う。
私は力なく喘いだ。男は行為に集中しているようだが、私の喘ぎに反応しては、唇を歪ませることを忘れない。
しばらくして、ようやく男の手が離れた。
やり遂げたとばかりにやれやれと息を吐きながら私の体の上から退いた男は、ローブの端で額の汗を拭いながら、こわばった体を伸ばしている。
ふと気づいた。仰向けになった私の視界に映る男の姿が、先ほどよりも大きく見えたのである。
初めは目の錯覚かと思った。しかし、異常はさらに重大なところに起こっていた。
服が、ぶかぶかだった。私のサイズにあつらえられたはずの服と鎧が、まるで重石のように体を覆っている。
袖口から、手の先が見えない。同じく、足先も見えない。胸当てのサイズが、まるで合っていない。脇腹がスカスカだ!
動転して体を起こした。「いったいなにをした……」そうつぶやいて、自分の声がまるで少女のように幼いことに気づいた。
汗を拭い終わった男が、こちらを見下ろしながらニヤニヤ笑いで言い放つ。
「お嬢さん、いや、お嬢ちゃん。私は根っからの稚女狂いでね。今のあんたくらい子供で、それも上玉のべっぴんじゃないと、まるで股ぐらが勃たないんだ」
子供……私はようやく理解した。男は、ソウルを使って血肉と技術を与える火防女と、まったく逆のことをやってのけたのだ。
つまりは、ソウルを奪って、私を小さく整形しなおし、姿形を子供の頃に戻してしまったのだ。おそらくは、その後ろ暗い欲望のために……。
男の不穏な空気を悟った私は立ち上がって逃げようとしたが、余った服の裾が足に絡まってすぐに転んでしまい、男に頭をわしづかみにされた。
男の指の間から見える視界には、服の上からでも分かるくらい股間が隆起しているのが見えている。
男が胸当てを乱暴に引きはがし、上着をはぎ取り、下着もその怪力によって破かれた。
羞恥心に顔が熱くなるのを感じる。裸なんて、親と従者以外に見られたことがない。家柄ゆえに、純潔だって守り通している。
――それが、今ここで、無残にも散らされようとしている。
泣き叫んで助けを呼んだが、道場を開始する前に処理した骸骨戦士以外のなにものも周りにはなく、悲鳴が嵐にかき消されるだけであった。
「ボーレタリアにはむさ苦しい戦士しかいない。子供なんかいやしないし、いたとしてもソウルを奪われて亡者に成り果てている。
 なあ、ずいぶんと溜まっているんだ。今の私は。せいぜい楽しませてくれたまえよ」
81名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:27:06 ID:VfrneE1e
男は乱暴だった。狂ったように腰を動かし、私の中を縦横無尽に暴れ回った。
股間から生えている根は鋼鉄のように固く、猛々しく、刺激を求めて抜き差しを繰り返す。
痛い痛いと私が泣き叫ぶと、男はよだれを垂らしながら私の顔を舐め、さも嬉しそうに唇をむさぼってくる。
ふくらみの無くなった私の乳房を吸われ、不覚にも声を漏らしてしまうと、男は気持ちいいのかい?、となおも愛撫を続ける。
動作は乱暴だが、男の指は、楽器の調律をする音楽家のように正確で、私が反応してしまう場所を探り出しては、ねちっこくそこを攻め続ける。
きっと、この男はとても上手いのであろう。心で拒絶していても、突き上げてくる快楽に抗うことができない。
それが情けないことであって、まさしく醜態そのものであることは分かっていても、強大な男の力を目の当たりにした私は、
諦観と恐怖に体を満たされてしまっており、この快楽を受け入れるしかないと、すぐに納得してしまうのである。
「あっ、んっ、はぁっ、だめぇ」
いつしか私は痛みを感じなくなっており、男の腰の動きに合わせて淫らな声をあげる、いやらしい人間の女になっていた。
いや、人間の、女の子供だろうか。どっちだろうとどうでもいい。この快楽は、男が私に飽きるまで続くのだ。
頭が真っ白になっていく。今回で何度目かの絶頂を、迎えそうになっている。
あの快楽の最高峰をちょっと思い浮かべただけでも、下腹部がじんじんと熱くなるのが分かる。
もっと。もっと欲しいの。もっとちょうだい。
「おいおい、自分から腰を振ってるじゃないか。とんだ淫らな娘っ子だな」
男の羞恥をあおり立てる言葉が、私の快感を更に刺激する。男に抱きついて、足を絡めた。こうすると、もっと動くことができる。
「まったく、神様ってのは最高だ。ソウルの業は、私のこんな汚い欲望をも満たしてくれる。
 最高だぜ、神様ァ! 古い獣様よ! 愛してるぜ!」
私の中で、なにか熱い液体がほとばしった。びくん、びくん、と振動する男根が引き金となって、
下腹部から頭、つま先に至るまで、この世のどんな娯楽も及ばない、最高級の快楽が突き抜ける。
「こども、できちゃう……」
いや、できないのだろうか? この頃の私に生理などあっただろうか?
そんなことも、どうでもいい。私は男に魅了されていた。力を失った私が生きるには、この男の力が必要なのだ。
暴力への恐怖の隣り合わせの感情は、その力へのあこがれだ。私は、この男が欲しい。憧れている。
妊娠したっていい。それよりも、もっともっと私を犯してほしい。もっと、気持ちよくなりたい。
力なく男の胸にもたれかかると、男は私の首に、冷たいなにかを巻き、カチリと錠が落とされた。
私の首には、犬に巻くような首輪がつけられていた。
「ラトリアからくすねた物だよ。お前は、今日から私の肉便器だ。私のことはご主人様と呼べ」
本望だった。
「はい、ごしゅじんさま……」
チラリと、故郷の両親の顔が思い浮かんだ。少しだけ寂しい気がしたが、すぐにそれはかき消えた。
82名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:28:24 ID:VfrneE1e
なんとか書き終わった−!
なんか最後和姦っぽくなったけどエロくするためだから仕方ないね
83名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:48:19 ID:N9CWilvB
黒ファントムぱねー
もうGJとしか言えない
84名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 23:51:07 ID:EGl+tcme
SUGEEEEEEEEEE!!!!
文章力もすごけりゃ発想もエロさもマジパネェ!!!
GJ!!もうひたすらGJ!!いつか続き書いてくれー!
85名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 00:05:21 ID:IgOjnmLU
キャラ設定とかないんですか?
すげえ文章だなあ
86名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 01:16:58 ID:gGVngtRh
感動した
87名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 10:44:01 ID:7dgmNZIe
あまりの出来につい抜いてしまった(´;ω;`)
88名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 16:21:03 ID:PnxBOpH3
凄すぎワロタ
本職の仕業じゃないのかこれ
89名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 21:13:26 ID:tQdPJBFM
>>83 >>86
あざっす
小一時間で書いた拙い文ですが、楽しんでもらえたみたいで光栄です

>>84
続き、書こうと思えば書けそうなんですが、エロが少なくなるような展開しか思いつきません
ここはエロでなくてもいいんですよね、たしか

>>85
黒ファントムの方のモデルは、完全に自分のメインキャラですねwww
フェイスメイキングも上手くいったし、自分の中で一番勝率の高いキャラです

>>87
むしろエロがじゃっかん淡泊になったことが心残りです
どうも、官能的な文を書くのが苦手なんですよね……

>>88
ただの暇な大学生です
90名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 22:44:05 ID:IgOjnmLU
>>89
エロくなくても大丈夫だよ!ぜひぜひ投下してください!
91名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 23:22:14 ID:jzwo5xn1
エロすぎて俺の股間がマッハなんだが
92名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 07:56:31 ID:/wgGyOVU
俺の股間は光速なんだが
93名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 22:08:56 ID:wWbpWwB4
>>77-81の続きを書くべくいろいろ設定考えてたら、すごい膨大になっちまった
全部書けるのかこれwww
94名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 22:45:44 ID:/wgGyOVU
>>93
まだwktkさせようというのか俺を
95名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 23:25:52 ID:3gDbHdSf
書けばいいじゃない



いや書いて下さいお願いします
96名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 00:17:44 ID:UytuEk3z
GJ
素晴らしかった
97名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 11:22:31 ID:vlV5zPKe
ちきしょう上手い文章なんて書けねぇ…
98名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 11:48:03 ID:9loX0hsL
上手くなくてもいいじゃないか
大事なのは書きたいという熱意だぜ
99名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 11:58:00 ID:Oz0o9Cnr
俺も投下してみるかな
携帯カチカチやってたら出来ちまったぜ…
100名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 12:41:04 ID:IULjzEuV
このスレが少し活発になってくれてうれしい限りやで
101名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:07:09 ID:l4Sg6AqR
ユルトさんでエロ書いてみた。略してエロトさん
潔癖でかっこいいユルトが好きな人は注意してくれ
102名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:08:57 ID:l4Sg6AqR
パッチから好ましくない話を聞いた。
暗殺者…沈黙の長ユルトが、裂け目からボーレタリアに入った…と。
パッチは思いのほか情報通だ。
他人を陥れるようなことしかしないと思えば、リザイアやビトー、あるいは今回のように有意義な情報を提供してくれる。
特に沈黙の長に関しては私だけでなく、神殿の人間全員が知っておくべきことだろう。
著名な暗殺者がわざわざ生存者の少ない、魔物のうろつく地へとやって来るのだ。
デーモンのソウルに魅せられたとは考えにくい。
恐らく…何者かの依頼によって、生存者の「誰か」を殺すためである可能性が高い。
私の知る限り、今のボーレタリアには生存者は非常に少なく、大多数が神殿に非難している。
ターゲットが不明である以上、各々自分の身を守しかあるまい。
私が神殿にいる時はいいが、他の地へと赴く時はどうしようもない。
身辺に気を付けるよう、皆に知らせる必要がある。
既に神の信徒達や魔術師達には知らせてある。
トマスとボールドウィン、心折れた戦士には真っ先に知らせたので、残すは神殿の二階にいる彼だけだ。
ラトリアの檻に捕らわれていた彼もまた、私と同じくデーモンの討伐を志しているという。
彼に注意を促すため、二階へと続く神殿に足をかけた。
そういえば、私は彼の名前を知らない。
同じデーモンを殺す者として名前を知らないのはあまりにも不便だろう。
彼とはいずれ、共闘することになるかもしれないのだから。

103名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:11:18 ID:l4Sg6AqR
彼のいる二階の端へと向かう。
黒い鎧を身に着けた男は、三方向を壁に囲まれた閉鎖的な場所にいる。
壁に背を預け、視界は決して良くはないだろうに、兜を被ったまま本に目を落としていた。
俯いているので、兜の特徴的な角も下向き加減だ。
声を掛けるのを躊躇う雰囲気ではあるが、今回の情報は共有しなければならない。
何より、彼ほどの実力者ならば本に集中しているように見えても私の気配にはとうに気付いているだろう。
あまり待たせるのも良くない。
「こんばんは。」
「貴公か…どうかしたのか?私に用があるとは珍しい。」
前言撤回、やっぱり共闘はしてくれないかも。
彼は必要最低限すら他人と関わろうとしない。
居場所からして排他的だ。
そんな人が共闘してくれるとは到底考えにくい。
それでも、愛想が無くても人付き合いが悪くても、神殿の人間が死ぬのは避けたいことだ。
後味が悪いし、私と違って彼らは、死んでしまったら終わりなのだから。
「ちょっと情報の提供にね。
 …沈黙の長ユルトが裂け目から入ってきたらしいの。
 標的が誰かはわからないけど、身辺に注意した方がいいと思って。」
「ほう…?随分と物騒な情報だな。出所はどこだ。」
「秘密。とにかく、どこに隠れてるかわからないから注意してね。
一人でいるのは危険だし、下に来たらどう?」
人付き合いの悪い彼でもこの情報は気になったらしい。
わざわざ自分から質問してくるのだから。
普段は積極的に会話を終わらせて私のことを追い払う。
志を同じくする者同士、仲良くしたいとは思うけどなかなかに難儀だ。
結局黙り込んでしまった彼を少し残念に感じながらも踵を返す。
ふと、先程頭の中に浮かんだ疑問を彼にぶつけてみたくなった。
「折角だから、貴方の名前教えてよ。呼びにくいから。」
少し待ってみても返事は無く、小さく溜め息を洩らした頃にようやく望んでいない返事が返ってきた。
「時が来ればわかるさ。」
彼はそれだけを言うと、私に用は無いとでも言うかのように持っていた本に目を落としてしまった。
本当に無愛想な男だ。
その時がいつ来るのかなんて、まったく予想もつかない。
そもそも来ない可能性が非常に高いのだ。
これ以上ここにいても仕方がないので、とりあえず足を踏み出す。
頭の中は既に沈黙の長対策に切り替わった。
ひょっとしたら、要人が何かしら知っているかも知れない。
ほんの少しでもいい、何か手掛かりになるような情報が欲しい。
僅かな情報から防衛策を立てられる可能性も大いに有り得る。
期待度は低いが、要人の所へ向かおうと決心した時だった。
首に鈍い衝撃が走り、体から力が抜けていった。
制御の効かない体は膝から崩れ、神殿の床が近づいてくる。
完全に倒れ込む前に、私の意識は黒い世界へと落ちていった。


104名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:14:30 ID:l4Sg6AqR
目を開けると、見慣れた床が視界に飛び込んできた。
私は…一体…。
そうだ…神殿の人々に危険を告げた後、何故か倒れてしまったんだ。
床に横たわっていては体が冷え切ってしまうので、起き上がろうと試みて異変に気付く。
――腕が、動かない。
どうやら、腕を縛られているらしく、両手首に圧迫感を感じる。
今の私は後ろ手に縛られ、床に転がされている状態だ。
どうしてこんなことに…。
不器用ではないけれど、自分の腕を縛れる程器用でもない。
もう一度、今の状況を整理してみたほうが良いかもしれない。
意識が無くなる前のことを思い出そうとする私の視界に、特徴的な足が入ってきた。
「ようやく目が覚めたか。よく寝る女だ。」
聞き覚えのある声に顔を上げれば、無愛想な男が目に入った。
嫌な予感しかしない。
先程の言葉と、この状況を見ても変わらない態度から察するに――
「貴方がやったのね…。」
「察しが良い。貴公に動かれては困るからな。少々縛らせてもらった。」
この男の目的が検討もつかない。
デーモンの討伐を目指していると言いながら、デーモンを殺す私が動いては困ると拘束する。
それも平然と。
助けられた恩を仇で返すとは、愛想だけでなく性格まで悪い男だ。
開放してやるべきではなかったのかもしれない。
私の不穏な空気を感じ取ったのか、男が口を開いた。
「私の名前はユルト…沈黙の長、ユルトだ。
 ラトリアで開放してくれた事には感謝しているよ。」
愕然とした。
探していた暗殺者は既に神殿の中にいたのだ。
しかも、私自身が手を貸して。
迂闊だった。
神殿の人々を守ろうとしていたのに、逆に危険に晒していたのだ。
「…目的は私か。他の人には手を出さないで。」
体の自由すら利かない私には奴を睨みつけることしかできない。
兜で覆われた顔は当然表情を窺うことはできず、見上げる角度では瞳を見ることすら出来ない。
少しの沈黙の後ユルトは鼻で笑うと、演技じみた動作で両腕を広げた。
105名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:16:35 ID:l4Sg6AqR
「確かに最終的な標的は貴公だが…。
 神殿内にいる人間はもれなく殺害対象者だ。」
「な…!」
力のある私だけでなく、力も無ければ罪も無い一般人までも手に掛けようと言うのか。
これまで私を支えてくれた人達の顔が脳裏をよぎる。
デーモン討伐の為に力を貸し、あるいは私が道を外れそうな時は叱咤してくれた人達が、私の不注意な行動故に命の危機に瀕しているのだ。
武器が無ければ何一つ出来ない自分がもどかしい。
自分がこんなにも無力であると感じるのはいつ以来だろうか。
「人でなしめ…。力も罪も無い人間を殺そうとするなんて…。」
「何とでも言うがいい。少なくとも、暗殺者である私にとって先程の言葉は褒め言葉でしかない。
 煩い女は嫌いでな…少し態度を改めてもらおうか。」
言いながらユルトは私の目の前に武器をちらつかせる。
暗殺者が好んで使うと言われるショーテルは、おびただしい量の血を吸ってきたであろうにも関わらず、その刃は鏡面のように光を反射している。
振り上げられたギラつく刃物に私は思わず目を閉じ、覚悟を決めた。
しかしいつまで経っても痛みは襲ってこず、かわりにビリビリという音が耳に入る。
不信に思って目を開ければ、布切れが散乱している。
慌てて自分の体を見下ろすと、一糸纏わぬ私の体がそこにはあった。
「なっ…何…」
驚きのあまり言葉すら出ない私にユルトは冷静に言葉を返した。
「言っただろう…態度を改めてもらうと。これで少しは静かになるか?」
「いたっ…!」
言い終わらないうちにユルトは私の乳房を掴んできた。
その手に容赦は無く、痛みを与えるためでしかないことがわかる。
冷たく、堅い鎧の感触に体が跳ねる。
他人に触られたことなどなく、痛みと共に嫌悪感がこみ上げる。
突然の痛みに思わず声が出てしまった。
この男の前では、弱みなんか見せたくないのに。
「ああ、鎧のままでは痛かったか。気が利かなくてすまないな。」
ゴトリ、と手甲が床に落ちると今度は温かい手に同じように掴まれる。
だが、先程と違って力は入っていない。
骨ばった男の手に胸をこねまわされる感覚に体中が粟立つ。
こんなことをしてくるのだから、奴がすることは恐らく私の予想を外れていない。
これから行われるであろう行為に怯え、体を竦ませる私を見て、兜の下の顔が口の端を上げたような気がした。


106名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:19:53 ID:l4Sg6AqR
「ふぅっ…んっ……ぁっ…!」
片手で乳房を弄びながら、もう片手で自分ですら触ったことのない場所を掻き回される。
時々指を抜かれ、ある一点を触られると声が抑える事が出来ない。
知識でしか知らず、意志に反する行為は私に恐怖と屈辱を与える。
胸への刺激が止み、カチャリ、と金属音がしたと思うと、私のレイピアがユルトの手に収まっているのが見えた。
但し、本体は床に放られており、あるのは鞘だけである。
レイピアの鞘を秘部に当てると、血の気の引いた私を無視して中に挿れてきた。
「ああぁっ!い、痛いっ!やめてっ!」
指より太く、堅い鞘が私の中に入っている。
ユルトは鞘を動かし、先の行為で見つけた私の反応する場所を擦り上げてくる。
最初こそ痛みしかないものの、やがて快感に変わり、声を抑えることが出来なくなる。
早く殺して欲しい。
そうすれば、楔の神殿に捕らわれた私の魂はソウル体として蘇ることができるのに。
与えられていた感覚から突如解放され、瞑っていた目を開くと、緑色が近づいきていた。
反射的に再び目を瞑れば、布のようなものを巻かれた。
多分、私の着ていた服で目を隠されてしまったのだろう。
視界を塞がれ、通常より神経が鋭敏になった胸元に鋭い痛みが走る。
次は大腿、脇腹、首というように痛みが走る。
出血はしているだろうが、どれも傷は浅く、怪我とすら呼べない引っかき傷程度だ。
拷問でも始めるのかと思っていると、傷口に生暖かく、湿ったものがあてられる。
「ひゃっ!な、何っ!?」
傷口を動き回る物体の表面はザラザラしていて、不思議な感覚に包まれる。
これは…舌…?
「貴公の肌は白いから血が映える。」
言いながらも体に傷を付けるのは忘れない。
血を求めて体中を這い回っていた舌は、やがて口内に侵入してきた。
口の中を暴れ回る舌から逃げようとするも、生き物のように動き回られては逃げられない。
私の舌は絡め取られ、表現しようのない感覚に鳥肌が立つ。
苦い、金属の独特な味が口の中を占める。
最後に強く吸われると、ようやく解放された。
息苦しさに酸素を求めて大きく呼吸する。
空気を取り込むことに必死になっていた私は、体内から物を抜かれる感覚でようやく我に返る。
予想外の出来事に大きく声をあげてしまった。
107名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:22:22 ID:l4Sg6AqR
目が見えなくてもわかる、私の体を弄んでいる男は厭らしい笑みを浮かべているに違いない。
ガチャガチャと金属のぶつかる音、重量の有るものが床に落ちる音が聞こえた後、秘部に何かがあてがわれる。
何であるかを判断するより早く、それまでとは比べものにならない程の質量が体の中に侵入してきた。
「ああぁあぁっ!?」
痛くて堪らない。
自分の体に何が起こっているのか理解出来ない。
刃物で斬りつけられるのとは全く違う鈍痛に涙が溢れる。
パァンパァンと肌がぶつかり合う音と、グチャグチャとした粘質的な音と共に体内の巨大な質量が出入りを繰り返す。
痛みを伝えても、プライドを捨てて止めるように懇願してもユルトは止めてくれない。
何度も何度も貫かれるうちに、巨大な質量がある一点を掠めた。
「ああぁっ!んっ…!」
自分の声とは思えない甲高い声が口から出る度に、重点的にそこを攻められる。
いつしか痛みは感じなくなり、与えられるのは快感だけになった。
やがて頭の中が白くなってきて、目の前に火花が散るようになる。
体の末端には痺れが走り、下腹部はズキズキと独特な感覚に満たされる。
ユルトの動きが激しくなると、ついに目の前が真っ白になった。
「ああぁあっ!!…ぁっ…あぁ…」
体に力が入らない。気だるい。
状況が全くわからない私に、言葉が落ちてきた。
「絶頂を迎えたか…犯されているというのに、大した女だ…。」
どうやら私はイってしまったらしい。
まともな思考も、体に力も戻る前に男根を抜かれてうつ伏せにされ、腰を高く上げさせられる。
間髪入れず、再び男根が挿入された。
「んあぁあっ!」
先程よりも深く、ずっと奥に。
凄い圧迫感に息が出来なくなる。
呼吸を整える暇もなく動かれてしまった。
動きは早く、ただ浅ましい声をあげることしか出来ない。
高貴な家柄の娘として生を受け、ボーレタリアに入ってからは英雄とまで呼ばれた今の私は、醜いメスでしかない。
そんな自分に感じる嫌悪感すら、快楽に打ち消されてしまう。
目を塞がれているために敏感になった体は背中を流れ落ちる汗の僅かな刺激にも感じてしまい、後ろにいるユルトの動きまで手に取るようにわかる。
「デーモンを殺す者もこの程度とは…。所詮は人間の女ということか。
 今の自分の姿を見せてやりたいものだな。」
ユルトが何かを口にしているけれど理解できない、聞こえない。
視界が白さを増してくる。
先程も体験したこの感覚。
早く欲しい、でも怖い。
お願い、怖がりな私を早く導いて。
ユルトの腰の動きが一層早くなり、呻き声と共に体の一番奥に熱い何かが注ぎ込まれる。
まるでそれが合図であるかのように、視界が真っ白になった。
「もっ、だめぇっ…!…っああぁあぁああーっっ!!」
絶頂を迎えた私の意識は、混沌とした闇の中に堕ちていった。




108名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:23:41 ID:l4Sg6AqR
風船から空気が抜けるような独特な音と共に、体にソウルが集まってくるのを感じる。
楔の神殿の住人のソウルは、全て私に集まってくる。
これが何度目なのかすら思い出すことが出来ない。
もはや神殿の住人のほとんどが姿を消してしまったのだろうか。
守りたかった人達を、力の無い私は守ることが出来なかったのだ。
今の私は壁から伸びる鎖に腕を拘束され、動くことが出来ない状態にある。
相変わらず目隠しをされ、同じく愛剣レイピアの鞘が中ほどまで体の中にある。
身じろぎをする度、鞘が内側を擦って息を乱す。
腰を動かせば更なる高みへと向かうことはわかっているが、そんなことはしない。
もっと良いモノが貰えるのを知っているから。

「いい子にしていたようだな。」
重厚な金属音と共に、人間の気配が近付いてくる。
私の前に片膝を着いたと思われるユルトは手甲を外すと、柔らかく私の頬に触れた。
温かな手に顔をすり寄せると、ユルトが小さく笑ったのを感じた。
「うん…大人しくしてたから…だから、早くちょうだい…?」
頬を撫でていた手が頭を撫でた後、自らの鎧に手を掛けているのを感じた。
人はこれを悲劇と呼ぶのかもしれない。
それでもいい。
私には、これが幸せなのだから。
目尻から溢れた涙は私から光を奪う布に吸い込まれ、消えた。
109名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 20:27:57 ID:l4Sg6AqR
U
( T) <オワリ
文章が拙いわ読みにくいわなのは勘弁してくれ
110名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 23:06:13 ID:IULjzEuV
ゲーム上のユルトさんもこのくらい強ければ…
111名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 07:34:24 ID:vg3UzLd1
おお、これはGJ
最近は調教ブームかい?
112名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 10:18:13 ID:bRDGp4pQ
>>102-108
ウホッいい沈黙の長
わた、ユルトさんはかっこいいですよね(T)
113名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 15:27:10 ID:jzbUvDF7
やっぱりユルト様最高・・・>>109 ありがとう・・・
114名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 19:18:42 ID:q53mxvnt
>>109
ユルトかっこいいよユルト
レイピアの鞘を挿すとかエロ外道だよユルト


ところで、このスレの住人たちは主人公やらに名前が設定されているのをどう思う?
どうも設定的に名前をつけないと話を進めづらいんだけど、デモンズの世界観に則っているのならおk?
115名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 19:22:05 ID:O8WSCXAl
いや、全然いいんじゃない?
前スレでもちょっと話題にのぼったけど、抵抗ある人はいないみたいよ
116名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 19:26:12 ID:1yVlUJE3
適当につけていいと思うよ。
登場人物と同名とかは紛らわしいと思うけど、
さすがにそれをやる人はいないだろう。
117名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 20:39:53 ID:q53mxvnt
お、OKな流れなのね
遠慮無く名前つけさせていただきます!
俺の執筆はまだ始まったばかりだ!

118名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 20:52:34 ID:QqMEf+Ju
こんな素敵スレがあったとは…
ビヨールと女主人公で純愛っぽいのとエロが浮かんだんだが長くなりそうで悩んでいる
需要があるかもわからないし、どのくらいの長さならみなさん読みやすいですか?
119名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 20:53:32 ID:q53mxvnt
長くても短くても熱意があればいいのさ!
120名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 20:54:29 ID:1yVlUJE3
そういうのは気にしないで書いたらいいよ。
需要にしろ長さにしろ、個人差だから。
121名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 21:43:55 ID:QqMEf+Ju
>>119 >>120
ありがとう、今出先なんで帰ったらPCで書きます!
122名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 00:54:13 ID:tLklKbe/
みんなのアイドルユルトをエロにしたからブーイング来るかと思ってたが、みんな優しいのな

>>110
弱いよね、今日もユルトからグルームを頂いたぜ。HAHAHA

>>111
ありがとう。ユルトでは調教かGOUMONしか思いつかなかったんだ
出血大サービスで両方入れておいたよっ☆

>>112
( T)<貴公…私の魅力に気付くとはいい眼をしているが、マネは頂けないなダァイスンスン
   …ちゃんとショーテルは水銀だろうな?

>>113
( T)<そ、そんなに褒めたって何も出んぞ
  こちらこそありがとう

>>114
( T)<パリダガの鞘も埋め込んでやろうなんざ思ってないぞ
123名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 11:41:54 ID:MT8tLB6q
エロ書くの難しい…
124名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 19:58:14 ID:SxyBY6uR
エロでなくてもいいんじゃよ
125名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 21:22:19 ID:rowXouGW
ビヨールさんはさぞ丁寧にするだろうと思いながらエロシーン書いてたら凄くねちっこい感じになって驚いた
126名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 21:34:07 ID:3ssKNJ6V
ビヨールは紳士
127名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 22:45:41 ID:qQcZsXTF
一方こちらは前置きが長すぎてなかなかエロシーンにたどり着かなかった
128名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 08:58:51 ID:tF1B9NSh
物書きさんが増えて嬉しいよお

そしてエロも盛り込みたいのにフルボッコにされるだけのうちの乙トラ
129名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 19:35:33 ID:W9pinpLo
まだ登場人物の導入部しか書いてないのにすでに前回の文量を超えてしまった…
いつ書き終わるんだこれwww
130名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 07:28:56 ID:rMs/MOSv
筆が早い人がうらやましい
ぜんぜん進まない
131名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 12:58:06 ID:yVMVwc3m
スレを見つける

素敵エロ発見、自分も書きたくなる

だいたいの構想が決まり書きはじめる

エロまでのプロセスに悩む

やっとエロまでいけたと思ったら最初の部分に手を加えたくなる←今ここ

132名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 22:00:47 ID:sAXbAFoo
>>130
分かる
自分も遅いんだよ…
133名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 22:37:35 ID:rMs/MOSv
>>132
ねー
やっぱり細かいところまで考えておかないと一気に書ききれないね
134名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 10:43:41 ID:f69DG7v/
今度はメフィにユルトが調教されるやつを誰か…いやなんでもないです。
135名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 17:56:52 ID:72jxEFYD
貴公…
136名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 22:08:00 ID:m4pzWxmC
ユルトさん顔はすげーかっこいいのになぁ
何でこんな残念なことに…
137名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 01:21:39 ID:MbTKttQe
まぁ…ショーテル(笑)だし
138名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 05:53:20 ID:5PAxJYCv
やっとできました
ビヨール×女主人公でエロあり
ちょっと純愛っぽくしてみました
女主人公はアンバサ戦士で性格はおとなしめです
139名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 05:57:14 ID:5PAxJYCv
初めての出会いは牢の中だった
剣を携えてはいたがどこにでもいる大人しそうな小娘にしか見えなかった
つらぬきの騎士を倒すため共闘した時、その印象はがらりと変わった
迷いのない剣、勇気に溢れた猛々しい表情
神を信仰する女の身でありながら剣を振るう、今まで自分の周りにはいなかった類だ
彼女がデーモンを倒し神殿に戻って来るたびに何とも愉快な気持ちになった
肉体を失って戻って来たときは何か力になりたいと思った
最近はいつもこの娘のことを考えている
これを人は惚れたというのだろう


「よもやアンバサの戦士が魔女の娘を助けるとはな」
「ビヨール様、私は魔女でも聖者でも人であることにかわりないと思っています」
「ははっ、そうであった!貴公はあのハイエナさえも許してしまう器量の持ち主だったな」
彼女や聖者ウルベインを欺いたハイエナのパッチという男は運がよかった。出会ったのが自分だったなら即座に切り殺していただろう。
「だがあまり信用しすぎるのは考えものだ、用心するが良い」
彼女はにこりと柔らかく笑った。
「今この神殿にいる方々が私に向かって来るとは思えないのですが」
沈黙の長、ユルトはすでに彼女の手によって葬られている。神の使徒を名乗っている男を暗殺し、それを咎めた彼女に刃を向けたからだ。
「確かに貴公に歯向かうものなどいないだろう。貴公には私でもかなうまい」
「ご冗談を。ビヨール様にかなう者などこの世にいるはずがありません」
「世辞など言っても何もでないぞ?」
そのたぐい言葉はとうの昔に聞き飽きていたが、彼女に言われるのならば悪い気はしない。つい愉快になって大きな声で笑うと、彼女は優しく微笑んでくれた。
「貴公の優しさに救われるものは多い。きっと幸せな家庭を築けるだろう」
「私のように力を持つ女性より、女性らしさを持った方のほうが男性は好むのでは?」
「何をいう、その強さは貴公の魅力。私もあと10歳若ければ名乗りを上げたいほどなのだぞ?」
そう言うと彼女の白い頬がうっすらと朱に染まった。
「…ビヨール様でもそのような冗談を言うのですね」
決して冗談でもからかいでもなかった。
「私が冗談をいう男に見えるのか?」
首を横に振り、頬をますます赤く染めてこちらを伺う。
「今…今はそう思ってくれないのですか?」
「今?いや、今は…私は老いた身だ、貴公には有望な若い男が相応しい。そうであろう?」
耳まで赤く染めながら言うものだから、こちらも年甲斐なく赤面してしまった。
「年齢は関係ありません」
「む、むぅ…」
「申し訳ありません、困らせるつもりはなかったのです。ただ貴方を想うことはお許しください。私は以前からビヨール様をお慕いしております。想うことだけお許しいただければ他に何も望みません」
この年寄りのどこがいいのか正直よくわからないが、私自身彼女に好意を寄せながらその気持ちをふいにするのは無粋の極み。恥ずべきことだろう。
140名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 06:02:18 ID:5PAxJYCv
「無欲なことだ、妻の座が欲しいとは思わぬのか?」
「そ、そんなことは!」
「では言い方を変えよう。貴公には私の隣にいてほしい」
片膝を着き彼女の手をとってその甲に口付ける。見上げるといつもは優しさに満ちた瞳に涙が浮かんでいた。言い方がまずかったのかと慌てたがそうではないらしい。
「これは嬉し涙です、ビヨール様」
涙を浮かべながら微笑む彼女が急に愛しく見えた。想いが通じるとは嬉しい反面厄介である。手に入れば次を求めてしまう。
互いに想い合う前なら出なかった欲が出てきてしまう。彼女を目の前にしてさまざまな欲望が渦巻いてきた。それを振り払おうと立ち上がれば暖かな手が頬に触れた。
「先程は何も望まないと言いました。でも、こんな風に触れることができたらとも思って」
彼女が言い終わる前に抱きしめていた。考えて抱きしめたわけではない。欲望に振り回された若者のように、本能のままに抱きしめていた。
ええい、貴様はオーラントの双剣の一、ビヨールだろう!欲望にまかせて女性を抱きしめるなどブヨ虫とかわらんぞ!
「すまない、早まったことをした」
その小さな体を開放しようと肩を抱いたが背中に腕を回されてそれはかなわぬ事となった。
「あやまらないでください、私は…私はビヨール様になら…全てを、捧げても良いと…」
「貴公は神に仕えるアンバサの戦士、滅多な事を言うものではない」
そうは言っても理性と欲望が攻防している中では彼女を押し返すこともできず、ただ力を入れすぎてしまわないようにするのが精一杯だった。
「察してくれぬか、私も男なのだ…私は貴公を傷付けたくはない」
だが鎧越しで彼女が腕に力入れたのがわかり、理性が劣勢になる。
「お慕いする男性に求められて傷付く女性などいないでしょう。私はビヨール様に我慢をさせてしまう、枷になる女なのですか?」
理性が負ける一歩手前まで来てこれ以上ここでのやり取りはよろしくないと判断し、彼女を抱き上げて神殿の最上階まで駆け上がり、人気のない隅の方へ走った。
「あの…ビヨール様…」
頬を赤く染め目を泳がせる彼女を見て、しまったと思った。これでは人気のないところに連れ込んで身体を奪おうとしているようではないか。
「これは、違うのだ…これは………」
「……うふふ、ビヨール様、顔が真っ赤ですよ?」
「む……ふぅ、まったく貴公の度胸には驚かせられる。やはりかなわぬわ」
言い訳じみた言葉が滑稽に思えてきて、つい笑ってしまった。もういいではないか、この娘が愛しいのも、大切に想っているのも、抱きたいのも事実。
「貴公が欲しい」
欲そのものの言葉にさえ、彼女はふわりと微笑んだ。


「痛くはないか?」
「痛くありません、でも…少し、くすぐったい、です」
何度か口付けを交わしてから鎧を脱ぎ、布の上からそっと胸を揉むと彼女がぴくりと震えた。今度は下着の中に手を入れて柔らかな感触を楽しむように揉む。
141名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 06:05:39 ID:5PAxJYCv
「っ……ぅ…」
膝の上に彼女を乗せ両手で胸を揉みしだくと縋る様に肩に手をかけてきた。
「まだくすぐったいか?」
「い、え…っ…」
時々乳首を掠めるように触れてやると、その度に身体が震える。その反応は喜ばしいものであり、もっと快楽を与えたくなった。
「あっ!」
布をたくし上げ目の前に晒された胸を堪能してから先端に舌を這わせた。
「はっ…ん…ぁ…」
先程のくすぐったいような声ではなく、快楽を伴う甘い声に気をよくしてちゅ、とそれを吸い上げる。
「んっ!」
声に艶が増したのをきっかけに、今度は少し力を入れて胸を揉み、舌で乳首を転がした。
「あっ…ビヨール、さまっ!」
彼女が首に腕を回した為胸に顔を押し付けるような形になり、欲望に火がついた私は夢中で舐めまわした。
「貴公の身体は甘いな、良い香りがする」
そのまま手を背中へ、腰へ、尻へ下げていき、下着の上から形の良い尻に触れてから、誰にも触れさせた事がないであろう秘所へ指を這わせた。
「っ!!」
今の震えは快楽ではないだろう。驚きか、もしくは恐怖心だ。
「戦士とて女であることに変わりない。少しでも痛ければ言ってくれ。我慢はするな」
「は、はい…」
下着の上から割れ目をなぞり一定のリズムで行き来すると腰が僅かに揺れる。胸への愛撫を続けながら花芽があるであろう場所をそっと指で押した。
「あっ!」
一際高い声を上げて、震えた。とんとん、と軽く叩くように押すと快楽を含んだ声が耳元で発せられる。
その声は己の欲望をもたげさせ、触れずとも血が集まった。まるで性に目覚めたばかりの少年のようだ。
「んっ、あ、んんぅっ!」
声が鼻にかかり、もっと触れて欲しいと言っているように聞こえてくる。下着の脇から指を差し入れると湿っているのがわかり、感じてくれているのだと安堵した。
女遊びというものをあまりやってこなかった上に生娘を相手にしたことがなく不安があったのだが、少なくとも不快にさせてはいないようだ。
「力を抜いてくれ」
「はい…っ」
人差し指を第一間接まで入れてゆっくりと動かす。
「痛いか?」
「いえ、へ、平気です」
そうは言っても入り口は狭い。いきなり奥に入れるような事はせず、ゆっくりとかき回してやる。
「ああっ、ん、んうう!」
次第に大きくなる声が恥ずかしいのか、私の首に唇を押し当てて声を殺している。それが男を煽っているなど彼女は思いもしないだろう。
「ここからでは皆のところに聞こえぬ、貴公の声を聞かせてくれ」
「んっ…んはぁ、ああっ!ビヨール様っぁ!」
ずくん、と下半身がうずいた。まだだ、まだ慣らさなければいけない。指を徐々に深く埋め込み少し早く出し入れすると腰をくねらせた。
142名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 06:08:36 ID:5PAxJYCv
「あ、あ、ビヨール様、ビヨール様!」
名を呼ぶ声が先程と違ったので指を止め、頭を撫でてやる。
「痛かったか?」
「い、いえ、そうではなく……私も、何かした方が、いいのでは…」
荒い息を整えながら真面目な顔で言う。
「まったく貴公は…そのようなことをせずとも良い」
「ですが…あ、ああっ!!」
指を二本に増やし愛撫を再開すると再び甘い声を上げた。ぐちゅぐちゅといやらしい音が響く。
「んっ、何もしない女性は、男性に、好かれない、とっ」
「誰がそのような事を言った?」
「っ、ぱ…っぁ」
誰の名を出そうとしたのか、すぐにわかった。
「…ハイエナの下衆が、飛びトカゲの餌にしてくれるわ」
腹が立ってはいたが彼女にそれをぶつけないよう、意識しながら指を動かす。
「ビヨール、様っ、変、なんです…身体がっ、あぁ!」
指から逃げるように腰を動かすが、それを許さず指の出し入れを続けて中のざらついた部分を少し強めに擦った。
「やぁっ、だめっ!ビヨール様、そこっ、やですっ!」
初めて拒否の声を上げられたが、痛みで訴えているのではないのだから止める必要はなかった。
「やぁん、ああっ、ああぁぁっ!」
ぐちゅ、ぐちゅ、と体液が増えた音が更にいやらしく淫靡に響いた。
彼女の体がびくびくと震え、断続的に指が締め付けられたことから絶頂に達したのだと悟った。
「ぁ……はっ、び…ビヨール…さまっ…」
我が名を呼びながら縋り付いてくる様に欲が頭をもたげた。ただ己の楔を埋めたいだけではない。もっと乱れさせたいのだ。
己の中にそのような欲望があるとは信じ難いが、男というものは得てしてそういうものなのだろう。彼女をそっと横たわらせ下着を取り払い秘所に顔を埋めた。
「えっ!?ビヨール様っ!ああっ!」
驚きの声を上げたのは一瞬、ぷっくりと膨れた花芽を舌でつついてやるとすぐに喜びの声を上げる。
剣を振るいデーモンどもを薙ぎ倒している普段の彼女からは想像もつかない淫らな声に、夢中になって秘所を舐め上げ啜った。
「はっ、やああっ!ああっ、んぁ、ああん!」
「貴公はどこもかしこも甘い。身体が甘いのかソウルが甘いのか…」
「くぅんっ!はぁっ、あっ、あっ!わ、たしっ…またっ!」
どちらにせよ、溺れていることに変わりない。舌を膣道に差し入れ花芽を指で弾いてやるとあっけなく気をやった。
「ふ…ぁ…ぁ…」
身体が弛緩している隙にそっと指を差し入れ、十分解れたことを確認してからいきり立つ男根を下着の中から取り出す。先端を入り口に当てがい、彼女の様子を伺った。
「最初は痛みを感じさせてしまうだろう…すまぬ」
「……大丈夫です。ビヨール様にされることなら痛みもきっと甘いものに変わるでしょう」
143名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 06:11:42 ID:5PAxJYCv
淫らな行為に耽っているはずなのに、優しく微笑む彼女はまるで聖女のようだった。その聖女を己が汚すのだ。
抵抗がないわけではないがここで止められるほど男を捨ててはいない。それに彼女は私を受け入れる覚悟を決めている。
ここで躊躇するのは無粋者か根性なしのすることだろう。一度触れるだけの口付けを交わし、彼女の体内に押し入った。
「っく!あっ、あああっ!」
先端を埋めただけであったが、やはり苦悶の表情で苦痛の声を漏らす。いくら慣らしたとはいえ未開通のそこは狭く、簡単には受け入れてくれなかった。
「くっ…辛いか?」
「は、っ…少し…でも思ったより、痛くない、です…」
「力を抜け、深呼吸するんだ」
痛みが少しなわけはないだろうが、今は彼女の苦痛を少しでもやわらげるのが先決だ。力が抜けた時を見計らって少しずつ、ゆっくりと埋めていく。
途中で滑りがよくなったように感じたのは出血してしまったからだろう。
「全て…入ったぞ」
「ほ、本当ですか…嬉しい…」
彼女は本当に嬉しそうに微笑んだ。先程の淫らな姿、己を求める声、そしてこの微笑。
これらのおかげで、もし自分自身が達せなかったとしても満足するだろう。それほどの価値がある。
「ゆっくり動く。私の背中に手を回すといい」
「はい……あの、ビヨール様」
「どうした?」
「あの…私だけではなく、ビヨール様も…その、満足してほしいです」
その言葉に愛しさを感じた。首を立てに振り、ゆっくりとそれを引き抜く。
「あっ…んっ!」
そしてゆっくりと突き入れた。
「ああっ!」
行き来しながら彼女が感じるであろう場所を探る。奥を付いたり、中間を擦ったり、入り口の辺りをかき回したり。
どうやら入り口から中間にかけてのざらついた部分が良いらしく、そこ辺りを擦るたびに性器を締め付けてきた。少し早めにその部分を擦りあげると腰をくねらせてそれから逃げようとする。
「あっ、んっ、そこはっ」
「ここがどうした?」
「そこはっ、変になって、しまう…とこっ、ああっ!」
まだ快楽を快楽と判断できないのか、彼女は腰を引く。それを押さえてまた同じ場所を今度は強めに突いてやると、先程達したときのような甘い声をあげた。
「んああっ!」
引く時にも括れの部分で引っかくようにする。
「ひぃっ!」
浅いところから徐々に深いところまで抉る様に出し入れすれば甘い嬌声が辺りに響く。それと同時に内部が蠢き、強い射精感に襲われた。
「足を、外してくれぬかっ…このままではっ」
腰に絡められた足を外してくれるように彼女に言うが首を横に振ってそれを拒否する。
「わ、私っ、ビヨール様のっ、あっ!全てをっ、受け入れたいっ…あっ、ああっ!」
より強く足を絡められ深く密着し、深く結合する。それによって強い快楽が下半身を支配する。もう何もいうまいと、私はただ無言のまま腰を揺すった。
144名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 06:14:32 ID:5PAxJYCv
「ああっ!どうし、よ…どうしよう…わたし、おかしくっ…あ、ああっ!」
「ふっ、く…生娘であるというのにっ、何と艶かしい身体よ…っ」
「も、もうし、わけ、ありませっ…んあっっ!」
「褒めているのだっ…すまん、そろそろ…っ」
彼女の足に力が入り細かく震える。絶頂が近いのだろう、縋り付く腕にも力が込められた。これでもかという速さで注挿を繰り返し子宮の入り口を突く。
「ひああっ!!ああぁっ、び、ビヨールさまぁ!ビヨールさまぁっ!!」
涙声になりながら私の名を呼んだ。
「あっ、ああ、やあっ、ああああぁぁっ!!」
びくん、と大きく身体をしならせ、内壁が精液を搾り取ろうと蠢く。
「うっ…くっ…――」
その時初めて彼女の名を呼んだ。



「おい…王の双剣の一」
ラトリアから彼女の帰りを待っている間、剣でも振るおうと神殿の二階に移動した私に声をかけてきた者がいた。
「何の用だ、秘匿者よ」
「貴様に一つ忠告しておいてやろう」
どういう風の吹き回しか。この女とは接点がなかったはずだ。
「貴様から死の匂いがする」
黙っていると不思議な事を言われた。
「どういう意味だ」
「言葉の通りだ」
その言葉の意味はわかる。しかし何故私にそれを忠告してくるのか、それがわからない。
「貴公は何を企んでいる?」
「…あの娘は元気か?」
私の問いには答えず、彼女の事を聞いてきた。よもや手をかけようというのではあるまいな。
「秘匿者がアンバサの戦士に何の用だ。場合によっては…」
ちゃり、と愛剣の柄に手をかけた。
「貴様とあの娘、恋仲なのだろう?だから思い知らせてやるのさ」
「要領が得ぬ。私に言いたいことがあるなら簡潔に話すが良い」
片時も目を離さず女の動向をさぐる。が、不思議と殺意は感じなかった。柄から手を離す。
「あの娘は沈黙の長を殺しただろう。良い犬になると思っていただけに残念でね。しかも私の依頼を断った。お前から死の匂いがすることを教えたら、少しは気が晴れると思ってね」
145名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 06:17:21 ID:5PAxJYCv
そういうことか。沈黙の長ユルトを殺したことへの復讐。暗殺を依頼したのはこの女だったのか。
「私を殺すか?ユルトを殺したあの娘のように」
「貴公が彼女に害をもたらすのなら」
「ふん、随分とあの娘に執着しているのだな」
私が剣を振るわないことを知っていて言っている様だ。現に殺気や悪意、戦う意思を見せていない。戯言を楽しんでいるのだろう。
「お前が死んだらどうなるか…悲しみに暮れてその歩みを止めるか。聖女アストラエアの様にデーモンへと堕ちるのもいいだろう」
その言葉に驚いたと同時に笑いを隠せなかった。
「ふ…はは、はーはっはっはっ!!」
「何が可笑しい」
何が可笑しいだと?これが笑わずにいられるか。
「貴公は思い違いをしている!あの娘は確かに心優しく慈愛に満ちているが、強く猛々しい勇気ある戦士だ!私が死んだとて歩みを止めるはずもなく、ましてデーモンになぞなるはずもない!」
笑い上戸なのは自覚していたが、秘匿者の予想はあまりに的外れだ。笑いはやまない。
「歩みを止めず、デーモンにもならず、あくまでも人として戦い続けるか…まぁそれもいいだろう。私はゆっくりと見物させてもらう」
秘匿者は妖しい笑みを浮かべながら去っていった。


私にも思うところがある
あの秘匿者の言う通り私はもう長くはないだろう
彼女を守ってなのか、私自身の為の戦いの中でなのかはわからない
騎士として戦いの中で死ねるのなら本望だ

ただ一つ
ただ一つ望むことがある
ボーレタリア三英雄の一人、つらぬきの騎士メタスの似姿をしたデーモン
そしてボーレタリア兵の堕ちた姿、黒き者
彼らのように私自身がデーモンや黒き者とならぬこと
心を無くした私が彼女を傷付けるなどあってはならぬことだ
心優しい彼女の歩みを止めてしまわぬよう
それだけを胸にこの剣を振るおう
146名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 06:21:06 ID:5PAxJYCv
終わりです。
PCで書いてからコピーしたら読みにくくてびっくり…
申し訳ないですorz
147名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 07:44:47 ID:zadjspX0
早朝から投下だと!GJ!
148名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 17:55:24 ID:hxvvIaxe
ビヨールさんカッコよすぎです。

作者様GJ
149名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 16:58:32 ID:VJMf/zTc
いやービヨールかっこいいなぁ…

そしてアンバサ娘がきゃわいい(*´ω`*)
150名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 17:49:50 ID:gQJLNm2T
まずこれ見てよ↓
http://livedoor.2.blogimg.jp/netamichelin/imgs/c/0/c02bfd6b.jpg
ばらまこうぜ!
151名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 23:57:43 ID:Vla7otfS
>>146
GJ!!
おっさんかっこよすぎだろ・・・

しかしデモンズは悲恋が目白押しだな
どこを切り取っても悲惨な結末が目に見えてるのがとても良い
もちろんハッピーな結末だって是非読みたいが
152名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 00:25:36 ID:5jiq8MDM
唯一バッドエンドにならないのはトマスルート
153名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 06:35:55 ID:DwTxCcwW
>>147 >>148 >>149 >>151
ありがとうございます!
ビヨールさんはかっこいいので
そのイメージを崩さないようにするのが結構大変でした

本当はハッピーエンド好きなんですが
主人公が女の子の場合難しい…

トマスが女主人公を娘のように大切に思って
見守ってるのを想像したらなんか和んだ
154名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 22:06:14 ID:8MrTqQu0
下半身に与えられる刺激はまさしく至高のものだった。
鮮やかな手さばきは流石であると感嘆せざるを得ない。
それだけに、今の自分の状況は滑稽である。
グルームヘルム以外何も纏っていない私の体は、自らの意志に反して体を横たえている。
視線を下半身にやれば、金の仮面を付けた血のように紅い唇の女が、私の体を好き勝手にしているのが見てとれた。
片手は竿を扱き上げ、空いた手で玉に刺激を与える。
時折その手は思い出したかのように上半身の突起を弾くのだ。
熟練されたその手さばきに、時折呻き声が洩れる。
全くもって不可解な女だ…何を考えてこんな戯れなど。
「感じているのだろう?ユルト。もう少し声を出したらどうなんだ。」
「ふざけるのも大概にしろ、メフィスト。殺されたいのか。」
それまで私の性器を弄んでいた女は手を止めると、目を合わせて堂々と言い放った。
つくづく頭に来る女だ。
体さえ動くならば、今すぐその腸を引きずり出してやるというのに。
秘匿者の操る秘術に陥った私の体は、首から下は指一本動かせないでいる。
故に、沈黙の長と呼ばれ、恐れられてきた私は、この様な醜態を晒しているのだ。
「ふん…まあいい。気丈でいられるのも今の内だけだ。」
私の性器に手を掛けていたメフィストは体を傾けると、戸惑いもなくそれを口に含んだ。
生暖かく、湿った口内は乾いた手とはまた違った快楽を私にもたらす。
頭を上下に動かし、下から上へと大きく舐め上げたかと思えば、絶妙な力加減で扱かれる。
竿を扱く手はそのままに舌に鈴口をくすぐられ、呆気なく精を放った。
それを受け止めたメフィストはゆっくりと飲み込んでいく。
口の端を上げたその表情にやはり腹が立つ。
「何だ、もう達したのか。沈黙の長も大したことは無いようだな。」
術が解けたらこの女の頭がおかしくなるまで犯してやる。
私の不穏な野望に気付くはずも無く、メフィストは尚も力無くした男根を扱く。
与えられる刺激に頭をもたげ始めた男根は、鋼のように硬度を増し、天を仰ぐ剣となった。
私の性器の反応に気を良くした様子のメフィストは履き物を脱ぐと、自らの腰を落とし、男根を体内に迎え入れた。
口内よりも更に温度は高く、鍛えられた膣は私をキツく締め付けて来る。
中は十分すぎるほどに濡れそぼっており、轟く肉壁はメフィストが動く度に私に快楽を与える。
「あっ…はぁ…ん、ユルト…っ」
前後運動を繰り返すメフィストの口は、抑えることを忘れたかのように喘ぎ続ける。
恥じらいなどは全くないらしい。
規則正しかった動きは徐々に乱れ始め、膣内は収縮を繰り返し始める。
「あぁっ!ああっ!」
両手で体を支えていたメフィストが片手を自らの胸に当て、激しく揉みしだく。
喘ぎ声は激しさを増し、さながら叫びのようだ。
メフィストの体からは汗が水滴となって辺りに飛び散り、動く度に乳房が弾む。
体が動かないのは本当に不便だ――私自身も動いてこの女をグチャグチャにしてやりたいのに叶わない。
男根が固い部分を掠めた時、遂に膣内が痙攣した。
「ぁああぁあーーっっ!!」
「っ…うぁっ…!」
獣のような絶叫をあげてメフィストが果てる。
激しい痙攣を繰り返している膣に誘発され、私も二度目の精を吐き出した。
射精後の独特な気だるさの中で、メフィストが独りごちるのが聞こえた。
「本当に愚か者だよ…お前も…私も…。」
155名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 22:07:52 ID:8MrTqQu0
上のほうでちょっと出てたメフィとユルトを書いてみた
調教じゃなくてごめんね
156名無しさん@ピンキー:2010/06/18(金) 22:39:08 ID:2OMYiz+1
GJ!沈黙の長あらため早漏の長だな!
157名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 06:38:07 ID:Y+a6lCgc
>>155
GJ!! 最高じゃないか・・・ メフィとユルトいいなぁ ありがとうございます 
158名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 11:57:30 ID:29LudLna
ほう……メフィストいいなあ……
159名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 22:40:49 ID:qSojHLMk
保守
160名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 08:10:46 ID:SXnx/9QP
>>154
GJ!!この二人良いな。ありがてえありがてえ…
161名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 14:11:19 ID:6n6bDckx
メフィスト様の依頼で暗殺してきたらご褒美に性的に調教されて次の暗殺も請け負っちゃう話や

ミラルダたんに美声で魅了されて快楽地獄の刑を執行されちゃう話や

愚か者たんとその分身のスベスベな手でソウルという名の精を絞り尽くされちゃう話や

ユーリアたんに、初めて優しくしてくれたからと魔女の薬でマッサージされてたらエスカレートしていって魔力で自由を奪われて好き放題されちゃう話や

かぼたんにいつも通りソウルと引き換えに強くしてもらってたら一気にあげすぎたせいでかぼたんが暴走しちゃって逆に吸い尽くされちゃう話を読みたい
162名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 23:00:45 ID:UeESkodg
まだ途中だけど、いま書いてるやつがすごく長い
読む人いるのかなこれ
163名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 12:46:37 ID:z6NFTGC4
ここにいるぞ
164名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 14:38:39 ID:/Ru09DpP
テリーマン「俺もいるぜ」
キン肉マン「テリーマン」
ブロッケンJr「お前だけに、いいカッコさせるかよ」
キン肉マン「ブロッケンJr・・・」
ロビンマスク「正義超人は、おまえだけじゃないんだぜ 」
ウォーズマン「コーホー」
キン肉マン「みんな・・・」

悪魔超人「こ、これが友情パワーか」

165名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 14:45:24 ID:TO5NIBGJ
青山テルマ/ここにいるよ
166名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 15:57:42 ID:H2AtsL2A
>>162
100レスくらい使っても良いんじゃよ?
167名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 20:04:10 ID:5SLTK1Vz
むかし
SS投下に300レス以上使用したデーモンがいたのを思い出した

デモンズと関係のないスレだけどな
168名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 23:11:15 ID:TNomAeR3
巨大になるならテキストファイルをうpろだにあげるという方法もある
169名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 04:47:55 ID:q3HQjaTa
>>167
すげえええ
読み応えがあるのは大歓迎だ
170名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 10:12:50 ID:hLw3npBj
「10スレほど投下します」というミスはたまに見かけるなw
171名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 20:23:15 ID:TIVr9k/K
>>170
大長編だなw

ずっと気になってるんだが、ウーランの黒ファントムはどう見ても女性だよな?
でもオストラヴァとかの話では終始「彼」と呼ばれて男として扱われてるよな
これってウーランが自分が女性だって事を隠して男として通してたって事なのか?
それとも黒ファンは「女性的な男性」を表現するのに女性パーツを使っただけで、本当は男なのか?
もしかしたら本スレとかで既にそういう考察もされてるのかもしれんが、ログが見付からない・・・

もし男装の麗人だったら、生前の三英雄でもエロ展開ありそうで妄想の幅が広がるな
口調はおろか性格も判明してないから作りにくいかもしれんが
172名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 20:32:35 ID:DbgtdzJ5
根拠とできるものがないからなんとも。
白の弓あたりがウーランの固有武器とかなら説明文に期待できたんだけど。
けどぶっちゃけ白紙の方が作りやすいとおもうぜ。好きに決めていいんだから。
ただ、ライデルの公使発言の修正忘れがあるからどうかなと思ってしまうw
(もとは公使が現在のタコ獄吏の役割だったので、ライデルが「黒豚が鍵を持っていった」と言う)
元は男の予定だったけど変えたのがそのまんま、とかさ。
173名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 22:30:11 ID:B6DB054v
城3の兵士が麦藁帽子や女フリュかぶってるのと同じじゃないのか
異民族を強調したかっただけと思う、たいして意味ないと思う
174名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 02:20:58 ID:lIPbUKgj
ライデルの伝承の空の魔女も気になってしょうがない
175名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 15:15:21 ID:1amxu6MX
ユーリアの年齢も気になってしょうがない
176名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 16:15:53 ID:ePk50fJc
>>174
ライデルの妻の形見は燐光のポールかもしれない
→ライデルは空の魔女から武器だけじゃなくて心まで奪った
という連想をよくする
177名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 17:12:08 ID:Vzub/Nzk
>>175
27歳と予想した
178名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 19:32:38 ID:KoRYcNGP
>>176
おいおいとんだルパンだな
グッときた
179名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 20:33:47 ID:zm+PCBRy
子供達が大好きな話というからそんな感じだろうな^ ^

ライデルきょうはとうとうそらのまじょからひかりかがやく
りんこうのポールをうばいとりました

ポールをとられたまじょはワンワンとなきだしてしまいました
それはまじょのおかあさんそしてまたそのおかあさんとうけつがれてきた
とてもたいせつなものだったからです

ライデルきょうはかわいそうにおもいポールをかえしてあげました
それからまじょのとちにはいったにんげんをもうおそわないようにやくそくさせました

まじょはやくそくをまもるからひとつおねがいごとがあるといいました
どうかじふんをおよめさんにしてほしいとかおをまっかにしていいました
まじょはほんとうはライデルきょうがだいすきだったのです

ライデルきょうはとてもビックリしましたが「いいよ」といいました
じつはライデルきょうもまじょがだいすきだったのです

ふたりはけっこんしてしあわせにくらしました

でもそのしあわせはながくつづきませんでした
ちじょうにおりたそらのまじょはどんどんからだがよわっていき
とうとうびょうきになってしまいました

ライデルきょうはいろんなおいしゃさんをよんだりして
まじょのびょうきをなおすほうほうをいっしょうけんめいさがしましたがみつかりません

あるひ、まじょはライデルきょうをまくらもとによびました
じぶんがもうすぐしぬのがわかっていたのです

どうかりんこうのポールをわたしだとおもってうけとってほしい
わたしのソウルはあなたといつもいっしょにいるわといい死んでしまいました

ライデルきょうはまじょのなきがらをだきしめようとしました
そのとたんまじょのからだはきりのようにきえてしまいました

ライデルきょうはとてもかなしみました

まじょはしんでしまいました、でもいつもいっしょにいます
ソウルとして、かたみとなったきんいろにかがやくポールとして
だれもあいするふたりをはなすことはけっしてできないのです

おしまい てな感じかな?
180名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 20:40:49 ID:KoRYcNGP
>>179
児童文学って感じで良いな
ライデルはハードボイルドなイケメンってイメージだったけど、こういうのも好きだ
181名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 03:40:41 ID:rSi7cVJc
かぼたんとユーリアたん。
途中まで。百合注意。



182名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 03:41:25 ID:rSi7cVJc
何となく身体が火照った夜。皆が寝静まったころに、ふと気付いた状態。
熱を吐き出すために神殿の階段を昇り、壁際で冷たい床に座り込む。
履物の上から秘部を指先で触れれば、ぞくりとした刺激に熱を帯びた息が洩れた。
魔女といえど、身体のつくりは他の人間と変わらぬらしい。
うっすらと笑みが浮かぶ。

「ん…、く…っ」
人気のない神殿の上階はいくら声を出しても他者に聞かれることなどない。
片手の指先で乳首を捏ねながら、逆の指先で膣内をかき混ぜる。
「っふ、くっ、ぁ…」
くちゅくちゅと音を立てて指を出しいれると、は、は、と断続的に零れる息が速まっていく。
目を閉じ快感を得る行為に没頭する。

もう少しで限界に達する、と期待が高まる中。
ふと、人の気配を感じて瞼を上げると。
火が灯る杖をもった少女がそこに立ち尽くしていた。

口から心臓が飛び出るかと思った。
183名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 03:42:12 ID:rSi7cVJc
「…お手伝い、しましょうか…?」
開口一番、はずかしそうな口ぶり零れた彼女からの提案。
本来ならさっさと衣服を正してその場から立ち去るべきなのだろうが。
達しかけた快感などどこへやら、全身硬直していた私はその言葉に思わず脱力してしまい。
私はよほど人肌が恋しかったのだろうか。
それとも、照れたように俯く少女の姿に、不思議と興味でもわいてしまったか。
唇に笑みを滲ませ、彼女に向けて手を差し伸べた。


手伝う、と言った彼女だったが、決して他人の身体に触れなれているわけではないらしい。
おずおずと舌先を伸ばして、遠慮がちに乳首を舐める様は何だか愛らしい。
私の秘部へと触れる指も怖々とした動きで、指先を僅かばかり埋める程度だ。
なので、どうにも笑みが零れてしまう。
胸に顔を埋める彼女の黒髪を片手でそっと撫ぜながら、小さな声で問う。
「…それは、んっ…もしかして、焦らしてるのか?」
「いえ、そんなつもりは…」
慌てて顔を上げて否定する彼女の頬を片手で捕らえ、上向かせて唇を触れ合わせる。
一瞬強張る柔らかい唇を舌先でこじ開け、ねっとりと舌を絡めとる。
私の篭った熱が彼女へと少しでも伝染るように。
くぐもった彼女の甘い声が耳を掠めると同時、不意に細い指先が私の更に深いところへと侵入してくる。
「っあ、あ…ん、んんっ…!」
唇を離して声を洩らすが、すぐに距離を詰められて唇が塞がれる。
入り込んだ舌の動きを追うと、唾液が混ざり合う卑猥な音が洩れる。

彼女の指先が膣内の一点を掠めると、私の身体がびくりと大きく震えた。
「…ここ、ですか?ここがユーリアさんの悦いところ、ですか…?」
見つけた箇所を確認する不安げな問いかけは、決して意地悪心からではないだろうが羞恥に顔が赤くなる。
こくこくと頷きながら、今の快感を欲しがる私は腰を前後に揺らす。
「そう、だ…だから、もっと…ん、あっ、ああ…!」
言い終わるより先に、指をもう一本増やした彼女は執拗にその場所を責める。
彼女の腕にしがみ付いても唇を閉じていられず。
その部分を突き上げられるたびに、甘ったるい声が勝手に洩れてしまう。

微かに乱れた息を零す彼女の唇が、声もなく動く。
『かわいい』と言葉を紡いだ、愛らしい唇。
はずかしさのあまり、蝋で見えぬ彼女の目を睨んでしまった。
184名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 03:42:52 ID:rSi7cVJc



…これ以上無理だた…エロ小説むずかしいでござる。
正直すまんかった。
185名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 11:27:10 ID:t2WMJ1c3
おいおい、百合とか俺の息子がドッピュラー効果しちゃうだろうが
186名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 19:38:00 ID:k4Wok619
おおおおおおお書いてくれてありがとう、同性愛物が大好物な俺になんと言うご褒美
ナイス百合エロGJ!!
187名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 20:14:42 ID:Yp9mQAJP
本当にすまないと思うなら続き書けよコノヤロぉぉぉぉ!!!!!
188名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 21:00:22 ID:1EhZDO5m
あまり百合属性無い俺でもって勃起した
189名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 22:19:37 ID:bSHIYFGF
女主人公とユーリアのエロが見たい
文才が欲しい
190名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 12:55:57 ID:l9eW+UEW
               /: : : : : : : : : : : : : ;;;',
  コ            /: : : : : : : : : : : : : ; ;;;;l       っ
   リ      、__,.ノし   i: : : : : : : : : : : : : : ; ; ;;;`;ー-,,、,     っ
 ピ      _ )    /: : : : : : : : : : : :_;_;_;_;_;;;_;_;;;_;_;;;;`二ニ、,,,
   ヽ     `ゝ   _ ノ: : : : : : _,.. -‐l''":::|:::::::::::::::::::|::: ̄,. - '' ̄
    ン    ,..-'": : _,,,, -‐'" l:::::::::|⊥::::|::::::::::::::::::| ̄
     _,..,. ',."-一''": : : ::| r‐、 l::i ´i::| ``l::::::::::::::::::|  ______
    ``ー、: : : : : : :,. -l´i ,=,、 lハ ,,レァ=t::::::::::::::::::レ´
.          ̄ ̄   !:::::!仆.  〔 ・ }|::::::::::::::::l  ふぇっ!?
               |::::::l.ヽ┘,.   /ハ"|:::::::::::<
                |::::::}///        .|:::::::::::::::l  イカなのにですか!?
              !::::::` 、   τ>   ,.|::::::::::::::::ゝ、_______
                 i:::::::::|i:: `'' ‐-イ´ |/:::::::|::::::::::|
              !::l::::X:::::::::::iヽメ'`^|,:::::::::|::::::::::::|
                レイ、/ `ー广 /.   |/::::::ノ:::::::::::::::!、

これってユーリア?
191名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 01:54:08 ID:rxTUZsQi
そうですよ

元絵
ttp://cubicsalt.client.jp/soul12.html
192名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 20:46:09 ID:/z9IE3mk
貴族♀「ヨルメダール大学出身のこのわたくしが、こんな田舎魔術師に良い様にされるなんて…くやしいっでも感じちゃいますわビクンビクン」
193名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 21:47:37 ID:UIBj4KqI
     |┃三,.、   ,r 、
     |┃ ,! ヽ ,:'  ゙;
     |┃. !  ゙, |   }  ガラッ
     |┃≡゙;  i_i  ,/
     |┃. ,r'     `ヽ、    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     |┃.i" ━┳━  ゙;  <  ハァハァ
     |┃:!.    ┃   ,!   \____________
     | (ゝゝ.     _,::''
___,,|┃= ,::`''''''''''''''"ヽ.
     |┃  |      r';
     |┃  ゙';:r--;--:、‐'
     |┃≡ ゙---'゙'--゙'
194名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 22:43:08 ID:kVoD5AU9
ああ畜生。筆が進まない
195名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 01:03:05 ID:phInyLOk
貴公もか。実は私もなんだ。
196名無しさん@ピンキー:2010/07/08(木) 01:16:02 ID:sxqiI4EU
おれもおれも。というより、話が膨らみ過ぎて自重で潰れるんだw
197名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 19:23:11 ID:/Ky1G/v9
楔の神殿に来てから早1年…すっかりレイピアの鞘でオナるのが好きになってしまいましたわ///
198名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 08:27:56 ID:1GdU23Jb
アストラエアが聖女ゆえに処女というなら、もちろんウルベインもだよな…?
199名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:38:50 ID:0opqI53z
魔法が使えるようになっちゃ困るだろ。奇跡も根本は同じかもしれんが。
200名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:28:31 ID:IhbbzDTE
フレーキ「賢者です」
201名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 08:13:30 ID:mTL+Mfc6
こんないいスレがあったのか
妄想するだけしてそっとメモ帳を閉じる日々は終わったのか
202名無しさん@ピンキー:2010/07/12(月) 08:17:19 ID:ZpmpQerB
よく来た同志よこれは手土産だ 
つ しろべた
203名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 06:06:11 ID:O0LEB7uE
進まない
試験勉強と重なって筆が進まない
204名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 11:54:41 ID:yPfkO/5R
さぁて、夏休みだな
にゅーかまーお待ちしてます
205名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 14:13:03 ID:SQy1KgQb

なんだ、あんた、怖気ついたのか

だったら、俺のように、全部忘れて、ずっとここに座っていればいい

何もないが、すくなくとも安全だからな

…ハハハハハ





どうした、本当に、怖くなっちまったのか

…なに?

ハッ、戦士が”寂しい”とは

ちょっと覚悟が、足りなかったんじゃないか

いや、俺も、他人の事は言えないな

…ハハハハハ





…それは、俺のことを、誘っているのか

…いいぜ、俺は、あんたさえよければ

…決まりだな、上にいこう
206名無しさん@ピンキー:2010/07/29(木) 18:36:57 ID:zM8OGfxC
アッー!
207名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 22:27:10 ID:WAsFhcc9
そのかまーかw
二階の奥には行くなよ?絶対に行くなよ?
 U
( T)  ……
208名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 15:09:15 ID:MEOI2sIx
Yさんを含めた3Pの予感!
209名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 15:15:25 ID:R+4lR12B
まさかホモで解釈されるとは思ってなかったわ
だが面白い、こうなればそれで続きを書くか
210名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 02:30:22 ID:YrNn1WiH
>>209
wktk…
211名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 14:47:01 ID:qRFtNs20
貴公、ホモ急ぐこともなかろうに!いいぞもっとやれ!
212名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 19:59:41 ID:2HapPGC+
>>209
グルームヘルム以外脱いで正座でお待ちしております
213名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 11:42:50 ID:b2VBMPqE
しかしあの神殿はどこに行っても声なり音なり普通に響いて筒抜けになりそうだよなw
214名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 22:27:58 ID:URwfJF57
ところでアストラエア様がひざまくらでガルの耳かきをしてあげるSSはまだですか
215名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 09:20:04 ID:7gnUxHzZ
「私はね、知ってるんですよ。
 あの女が妙な道具でお供の穴をほじくっては、やれ『大きい』だの『気持ちいい』だの言ってるのを。
 なにをしてたって、あんた、私の口から言わせようってのかい!」
216名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 03:49:36 ID:woq8FHNo
>>214
腐敗人がひざまくらでガルの耳かきをしてあげるSSならくれてやろう
217名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 04:09:24 ID:dVQOmHXz
腐れ谷の汚れがなぁ……
218名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 19:04:04 ID:hHSRdJG3
うひょひょwwwww全然話がすすまないでございwwwwwwwwwww
筆が速い小説家マジパネェwwwwwwww
219名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 20:20:20 ID:kIyGoggt
書きかけ×12本の俺よりましだと思うのだぜw
220名無しさん@ピンキー:2010/08/19(木) 22:27:34 ID:MWj4KWbS
もうどうやって終わるのか決めてるのに書いてるうちに変更でまくって立ち往生でござる

の巻
221名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 00:30:17 ID:C5D0coFV
ガルを逆レイプするわた…アストラエア様のSSはまだですか?
222名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 21:17:54 ID:WTTD8w09
>>219
あるあるあるある
30近くあるある

なんか息抜きに1レスで納まるくらいの話を書いてみようかなぁ
と言うわけで誰かお題をplz、必ず書けるかは分かんないけど…
223名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 21:39:03 ID:nDdScz/Y
こんなスレがあったなんて…
もう俺のフロム脳をメモ帳だのペイントだのに発散して消す作業はおしまいだな。
224名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 21:50:48 ID:Q04NVA4R
ユリアさん故郷に帰る
ユルト死亡遊戯
アストラエア様ファンクラブ会員30000名達成
どれでもどうぞ
225名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 00:39:05 ID:FpAeVq03
30とな…負けたし。
お題「器用だな」でどうぞ。科白変換おk。

帰郷したユーリアさんの話見てみたいね。
226名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 02:39:04 ID:rZHGS0yS
あ…
ユーリアたんの話を携帯でこつこつ書いてたらいきなり電源が落ちた…
保存してなかった…
泣きたい…
227名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 11:14:09 ID:8pyI0EQX
「きっ貴公ッ……!!」
仮面を脱いだ暗殺者の荒い息が耳元にかかる。
私の背中に自らの肉体を押し付けるようにしている。


ということでユルトで書けよ誰か
228222:2010/08/21(土) 17:19:53 ID:2R58rpDg
ユーリアたん帰郷話を書いてたら全消しされちゃってまたネタを拾いに来たら>>227のレスがあった。

どうしてこうなった…


以下、ユルト注意です。
229名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 17:20:50 ID:2R58rpDg
「声を、出すなよ…」
仮面を脱いだ暗殺者の荒い息が耳元にかかる。
重苦しそうな鎧はいつの間にか脱ぎ捨てていたらしく、抱きすくめられた背中は
冷たい金属ではなく生身の肉体を感じていた。口元を塞ぐ手も素手だ。何より、
腰に押し付けられる熱い塊がこの上なく生を主張している。
「大人しくしていれば、悪いようにはしない。…今は、な」
欲望に歪んだ声が囁き、布の切れ端を口に押し込まれた。恐ろしい事にその布は
今自分が着ている上着を引き千切った物らしく、見覚えのある柄が視界をよぎる。
「どうせ儚く散る運命だ、せめてその前に命を感じたいだろう?」
「ん――!……!!」
全く勝手なことを言ってくれる。だが、まるで身動きも取れず声も出せない状況では
如何ともし難かった。力の限り暴れたつもりでも、身じろぎ程度しか出来ない。
魔力には自信があったものの、その引き換えにとことん非力な自分を“デーモンを殺す者”は
呪わずには居られなかった。
もがいている内に腰の剣と触媒を抜き取られ、背中に隠していた曲剣さえ遠くに打ちやられる。
ガシャン、と金属が石の床に叩きつけられる音がして、絶望的な気分になった。
――ラトリアで牢に篭められていた彼をわざわざ助けたのは、こんな未来のためではなかったのに。
丁寧な物腰と落ち着いた口調に騙され、すっかり彼もデーモンと戦っているのだと
思い込んでしまった。何が丁寧なものか。丁寧な人間は他人の着ている服を破いたりはしない。
上着はただのぼろきれと化し、器用な暗殺者がそれを使って後ろ手に両手首を拘束してくれる。
すぐに好き放題に肌を撫で回され、何が楽しいのか執拗に乳首を捏ねられて、
段々と吐き気がしてきた。大して肉も付いていない魅力のない身体だとは思うが、
からと言ってこんな男に好きなようにはされたくはない。ユルトの手が、下衣に掛かっている……

ふと、視界の端に己の持ち物だった木の棒が映った。軽い素材のお陰か、どこかへ
放り投げられてしまったと思っていたそれは存外にすぐ側に転がっている。
――あれさえ取り戻せれば、こんな中年兎の一匹など、魔女直伝の炎の嵐で
骨も残さず焼き尽くしてくれる。
その機会を逃さぬよう、降伏の意を示して彼は全身の力を抜いた。
230名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 17:22:19 ID:2R58rpDg
正直すまんかった。
暑さで頭がイカれてるのかもしれん。
231名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 18:40:22 ID:TTM58Tu8
アー!
裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったな!
232名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 18:48:07 ID:5A7/p6hT
>>229
こ、これはアッー!w
最近のネタが豊富に盛り込まれてますなGJ乙
233名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 18:49:53 ID:SAQ+I58y
わっふるわっふ……!?
アッー!
234名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 19:45:57 ID:BJKhm5UP
してやられたwww
しかし最後の直前まではGJだった!
235名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 20:20:23 ID:TTM58Tu8
アッー!
GJ!さあユリアさん帰郷の話を書き直す作業に戻るんだ!
236名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 01:43:29 ID:rkj1YtUT
凄いな、随所に最近の話題が盛り込まれている。
即興でこれだけのものができるとは……。どうしてこうなったwww
237名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 14:16:08 ID:i9OJCeko
初めから男だと思って読んでたのは俺だけか…
238名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 14:20:17 ID:2h5hWYZI
いや俺もだがw 多分、ヤロウ落ちで騙してくれるんだろうと期待しつつね。
239σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/22(日) 16:30:11 ID:ZlIr3EP0
俺には4人の兄弟がいる。
一人めは長男 魔法系 見た目一番幼く体力も低い、だが攻略最強、対人は・・・w聞くなって言ってるな
二人めは次男 脳筋 アバターといっていいクリーチャーだが攻略対人共に安定しているよ
3人目は女なのだが信魔 青ファントムをやらせたら生存率は兄弟でトップクラスかな
そして四人目が俺、技量系 神殿騎士生まれの男、確実にネタロマン系キャラである。

もう少し俺の事を詳しく話そうか
実は俺 ロード画面で長男の真下、上から2番目の位置にいるんだ
上から2番目なら普通は次男と呼ぶだろう?だが俺は末っ子の4人目なんだ・・・
言ってる意味が分かるかな?
・・・そう、俺はゲームスタート時のロード要員の為だけに生まれてきたキャラなんだ
最初から数のカウントにも入っていなかったんだよ。ハハッ、悲惨な生まれだよなー
もう少し話をしてもいいかな?俺がなぜ生き残れた理由を説明するよ
240σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/22(日) 16:31:09 ID:ZlIr3EP0
このplayerは俺には全く執着も愛情も抱いてなくてね、そのうち消す!って考えててさー
でも一応顔きちんとクリエイトしてあったんだよ。ただ消すのはもったいないだろ
フェイススレに投稿して こんなのいたよーって残してから消そうとしたんだ
そうしたらね・・・評判よかったんだよ・・・「美形だね」ってね、アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
playerびっくりしてね「ありがとうございます^^」なーんて返事書いてたけど
実際は( ゚д゚ )状態だったらしいw
それでもまだ消す気まんまんでね、もういっこの所にも遺影のつもりで投稿されたんだ
そしたらそこでも褒められたんだよw( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

折角美形っていわれるなら、消さずにおくかーてな事になって今にいたってるわけ
だからそこのスレいくと俺いるよ
自分で見ると、これ・・・俺の遺影のはずだったんだよなwって妙に複雑になるけどね
241σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/22(日) 16:32:01 ID:ZlIr3EP0
自己紹介はこれぐらいかなー、ステイタスとかは追々説明するとして・・・
ん?お前playerに愛されるようになったかって?
・・・あのさー親って子供選べるんだよ、でも子供は親選べねーんだよ
今生きてる環境で生きていくしかないんだよ(#^ω^)

正直愛されてるかどうかなんてどうでもいい
ただ確実に言えるのは俺は絶対に消・さ・れ・な・い
鋭利武器つくるのにえっらい時間かかってるからね、兄弟で一番手間かかってる
まっそんなわけだ、あっそれから一番愛されてるのは多分次男のアバター兄さんだよ
青い肌の顔クリーチャーなんだけど、クリアする時いつも真っ裸にされてる
殿堂にはいつも裸の兄さんがいるね、好きらしいよ、兄さんの真っ裸ww
俺はそんな事されないよ、ある意味幸せだなーと思ってる

チラシの裏なんて言わないでくれw
こんな奴いるんだってくらい聞き流してくれると嬉しいな
242σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/22(日) 18:50:17 ID:ZlIr3EP0
鋭利デヴゅー
知ってると思うが純粋刃石ってのはあの嵐2の隠し通路赤目骸骨からしか出ないんだ
あぁ、あと最黒の時の赤目黒ファントムもいたか
本当に面倒っていうかかったるいっていうか出ねぇ。。。

何時間赤目ぶっ殺したか分からないってな時にやっと出るもんだな
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!ヒャッハー!!!
出ないもんが出た時の喜びは格別だよ!
手に入れたのなら試さねばなるまい、その切れ味を (ΦωΦ)フフフ…

とりあえず城4に侵入してみた。ホストいねぇ!
わあーお、追いつけるかな?ってなわけで全力疾走してみた
上まで行ったら赤いバーに数字が見える・・・竜狩ってるのかよ(‘A`)
一番困るんだよね、あんまり邪魔したくないけど俺黒だしなー
まあ、ホストに会ってから考えればいいや、どんなホストだろな
243σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/22(日) 18:50:46 ID:ZlIr3EP0
竜の真下までいったらイカ頭が弓でチクチク一人で打ってた・・・一人か?
城4で一人かよ、青ファンはどーした!帰られたのか?帰りやがったのか!!
あぁ、弓の攻撃力低いな・・・これじゃ時間かかるわ・・・
イカ頭はチクチクして俺を見て、またチクチクしたけど止めて、そして全裸になった・・・
諦めるなよ!あきらめるなよ!!そんな簡単に生身をあきらめるなよ!!。・゚・(ノД`)・゚・。
それから脱ぐなよ!そんなに俺に掘られたいのかよ!

しょうがないから持ってた腐れ矢あげて、俺も竜狙って打ってみた、アタラネー
ロックかからないから駄目だ。向こう側なら当たるかな?と思って外でたら
クソビッチ竜が黒ファンの俺に火噴きやがった・・・この爬虫類があああ

しょうがないからイカ頭の後ろで延々とエイエイオーしてた。なんで俺こんな事してるんだろな
えっらい時間かかって竜倒せた時はホストと一緒に歓喜しまくった。そして白石使って帰った。
今更殺せないだろ。でもちょっともったいなかったな、アノホストホントウマソウダッタ(゚∀゚)
244名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 19:18:43 ID:sosQCPxA
荒削りだけど新しいな
245名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 20:21:01 ID:dtnAcLaW
発想が天才的だと思った
246名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 00:40:54 ID:1czjTy9N
奇妙な怖さがあるな・・・。GJ(゜Д゜)b
247σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/23(月) 18:50:33 ID:DEiCCFeB
++塔の2++
マンイーターが倒せない・・・なんか駄目だ、1匹目倒しきらないうちに2匹目出ると詰む・・・
霧前の弓チートやれとかいうのは無しね、俺、そーいうのしない主義だから

長男の魔法兄さんが遠くから火の玉でも打ってりゃ楽勝とか言ってるけど、俺魔法使えないじゃん
大体魔法兄さんは炎に潜む物も楽勝だろ、参考になりゃしねえよ

信魔姉さんはゴロゴロ転がってグレートアックス使ってれば終わるわ とかいうけど
姉さんフルリジェネじゃないか、俺より体力高いし、元々のスペックが違いすぎるんだよ(#゚Д゚)ゴルァ!!

脳金兄さんがぐわっしと俺摑まえて、魔法系青を拾え、嵐使えればなお良し!って言ってきた。
あぁそうだね、ってそれ脳筋兄さんの好きな青ファントムの事だろ
好きだねーその三角帽の人。どこ行ってもまずその人のサインないか探すよね。
初めて会ったのは半年前で、その時はマルチ400青ファントムで親切な人だとか言ってたっけ
こないだサイン見つけたらマルチ7000越えてた、とかつぶやいてたね・・・(・ω・` )ううん、何でもないお
248σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/23(月) 18:52:14 ID:DEiCCFeB
そういえばその三角帽の人、塔2で黒ファントムになってやってきた時、
橋から落下する彼女追いかけて迷わず飛び降りたよね、殺しに来た黒ファンの後追うなんてどういう事?
ごめん、俺、脳筋兄さんの行動意味わかんねーわヽ(゚∀。)ノアヒャ!
そんなに好きならメールなりしてフレンド登録お願いすれば?え?プラトニックがいいって?
まあいいけど、俺、脳筋兄さんとレベル違うからその人とは会えないだろうな

信魔姉さんが好きって言葉に反応してなんか・・・?エ?( ;゚д゚)
ああ、姉さんも好きな人いたんだよね、竜骨の女ホストだろ

信魔姉さんはよく青ファントムするんだけど、塔2でそのホストに会ったんだよ
随分沢山いろんなホストに会ったけど、あんな素敵な人は見たことないのぉ.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。*!!!!
全く無駄のない動き、華麗な竜骨裁き、強くて強くて一目ぼれしてしまったんだってさ
ここまでならまあ、良くある事かもしれないけど、この話続きがあるんだよ・・・(゚A゚;)ゴクリ
249σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/08/23(月) 18:53:02 ID:DEiCCFeB
女竜骨ホストとマンイーター倒した後、また塔2に青サイン出したら爺に呼ばれてね
なんとそこはさっきの女竜骨ホストの世界だったんだよ。
姉さん、これは運命だわ(*´ω`*)モキュとか言って舞い上がってさー
塔3用の武器装備、包丁と暗銀盾に着替えて輝石で飾りつけしてウキウキして待ってたんだよ

またそのホストたった一人で来るもんだから、二人っきりなのおぉウフフフアハハヒャッハーーでさ
戦闘中、包丁の両手弱3段攻撃が当たった時なんて
「入ったわ!全部入ったわああ!なんて気持ちいのおおおお!素敵よおねえさまあああヾ(゚∀゚)ノ !!」
と歓喜しながら、結局そのホストぶち殺したんだ((゚゚дд゚゚ ))!!

手加減するのは相手に失礼よ、呪いの竜骨相手にそんな余裕ないわ。とかいうけどさぁ・・・
姉さんはその人の事好きだけど、その人、姉さんの事、大・嫌・い・だと思うよ
だって塔2で青やってきたなら、空気読めよって普通思うぞ、マジでさ・い・あ・く・だね
うああΣ(゚Д゚;)何すんだよ!本当の事だろ、やめろよ!俺体力低いんだぞ、死ぬだろ!
うあぁあんうあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙姉さんが虐めるよぉぉ兄さあああん!

畜生(TдT) アンバサには碌な奴がいねえ!
250名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 18:58:32 ID:mxi+Y3BL
これは面白いw
251名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 01:29:45 ID:Aoh/UUQB
良いぞもっとだ!もっとやって来れ!
252名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 18:58:30 ID:uEn5JryB
いいわ〜このまま漫画になりそう
253名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 22:56:56 ID:KPpNfBK1
ここってエロくないSS書いてもおkですか?
254名無しさん@ピンキー:2010/08/24(火) 23:45:23 ID:iV2jN1u6
エロなしでもかまわんよ!
255名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 20:48:06 ID:KQ9IoXF2
エロがあっても無くてもいい
デモンズソウルの話が読みたいんです
256名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 20:51:36 ID:63+Wch6/
ipodtouchからだから日々書き溜め中
まだ時間がかかりそうでつ
257名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 22:45:23 ID:T4568SQa
風邪ひくから秋までにお願い!
258名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 22:57:23 ID:Bocu/9c3
>>257
そろそろズボンはけよ
259名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 23:03:33 ID:63+Wch6/
ズボン干してて飛んでいったから履けないんだろ
260名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 08:26:21 ID:lT/4a+k4
しょうがない自活にもどるか
261名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 20:45:22 ID:NbzHiHmD
心が折れそうだ...
262名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 22:31:03 ID:NbzHiHmD
デモンズソウルのキャラの詳細を全部載せてるサイトとかないかな...
乙トラがウーランのこと話すのとか知らないから困る...
263名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:14:04 ID:Nd8qkPRp
楔の神殿でボーレタリアの英雄達を列挙するなか言ってたくらいかな? 他は知らないな…。
「and the brave tribesman Long Bow Oolan
     and his fearsome legions.
異民族の勇者、長弓のウーランと、彼の蛮兵たち」

で、城に出るウーランと思しき黒ファンはどうみても女性らしいw
264名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 23:23:21 ID:NbzHiHmD
>>263
ハッキリしないウーランの性別...
今作成中のSSでは女にしてるけどいいかー

というか蛮族だったのかw SSに改変しないといかんかな
265名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:27:12 ID:fd7BIzIc
ゲームの全台詞集とか結構集めてるサイトあるのに、デモンズのはないね。
レアな台詞とか、そうでなくても正確になんていってたかとか見ようと思うと
結構めんどくさかったりして、SS書くのには不便だね。
266名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:41:51 ID:16M8msBp
うん....
デモンズは全部のイベント見るの大変だから尚更ね
267名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:58:08 ID:FvDNZqvt
ビヨールが乙の話するのとか未だに聞いたことない
全会話フラグ分かればセリフ集作るんだが
268名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 00:59:00 ID:16M8msBp
その全会話フラグがめんどくさいことめんくさいこと...
269名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 02:57:28 ID:FvDNZqvt
と言うと、フラグ立てる行為を探すところから始めなきゃならんのかもしかしてw
確かに面倒臭いな
270名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 11:15:09 ID:Pf/bBvCY
初代スレの女体化乙を見て以来俺の生涯の伴侶はオストラなんだけど、
例のビヨール台詞を聞いたらビヨール×オストラもアリだなと思った

何が言いたいかというと、オストラ可愛いよということだ
職人が羨ましいったら
271名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 13:03:37 ID:yNyyjb7j
城3赤目騎士×乙なら鋭意執筆中だが、
貴公もペンを取ってみてはいかがだろうか
意外となんとかなる
272名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 19:45:40 ID:gJgt0VVa
もちろん赤目は三連星だろうな?
273名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 20:12:37 ID:16M8msBp
案外、乙が城の上の方で戦ってて落ちそうになったところを助けて愛が芽生えるやもしれないぞ
274名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 20:35:01 ID:IuJAZMIy
落ちてくる乙をナイスキャッチすればいいんだな!
もちろん姫抱きで
275名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 20:43:10 ID:16M8msBp
赤目先生ならきっとお姫様だっこできるはず
276名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 22:53:49 ID:fd7BIzIc
>>267
わかってるのだけでも作ってくれたらこんなに有難い事は無い
277名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 23:46:42 ID:gJgt0VVa
英語wikiには徐々に会話が載せられつつあるが…勿論抜けおちもあり、勿論英語
278名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 23:50:54 ID:gJgt0VVa
連投失礼。チラ見してたら見つけたこれかな?
> ビヨールが乙の話するの

Nexus (after rescue of Ostrava, 1-3)

I heard an odd piece of news from a merchant dregling…
He claims that the son of the King, Ariona, has come to Boletaria alone.
Ariona is a wise and kind soul, almost too kind; he would not be safe in this accursed land without protection.
If you find Ariona, do look after him, and tell him to return to the Nexus immediately…
and that Biorr of the Twin Fangs will look after His Highness.
279名無しさん@ピンキー:2010/08/31(火) 23:54:44 ID:16M8msBp
>>278
.....英検二級なんて形だけの俺にはわからん
というか取ったの二年前だしな...
280名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 09:06:59 ID:LcDHQ+ZC
どういう状況下でビヨからオストラウ゛ァの話し聞けるんだ?20周くらいしてるが一度も聞いたことないぞ。↑のやつ誰か訳してくれ…
281名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 10:23:40 ID:cY4P9u4o
>>276
分かったやってみる
期待しないで待っててねw
282名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 16:04:27 ID:Mm55ws+p
物売りから妙な話を聞いた
陛下のご子息、アリオナ様が、単身ボーレタリアに向かったというのだ
アリオナ様は聡明でそれはそれは優しいお方でな、
この呪われた国に護衛もなしでは、無事でいられようはずがない
貴公、もしアリオナ様を見つけたら、どうか気にかけてやってくれぬか
そしてすぐにこの神殿に戻るよう伝えて欲しい
さすればこの双剣のビヨールが殿下をお護りしよう


英検なにそれ?
公式の日本語字幕がくるまでの肝試しに。
283名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 18:42:13 ID:vYCMO+NY
>>282
これ一回も聞いたことない...
会話ぼの条件がシビアなんだよ
ユーリア救出前とか城3クリア前だとか
284270:2010/09/01(水) 20:53:28 ID:P0oR3VZY
271の言葉に納得したんで早速乙トラ小説書き始めたらふと気になったんだけど、
ここの皆は原型乙と女の子化乙のどっちが好み?

俺は入口こそ女体化だったけど今は原型ともども派
285名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 21:03:16 ID:vYCMO+NY
>>284
女体派
286名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 21:06:22 ID:RDvlAmw/
原型ともども派
287名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 21:17:25 ID:Mm55ws+p
原型派です。
288名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 21:34:26 ID:ht0o+Eg5
乙だったら何でもおいしく頂ける派
289名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 22:42:02 ID:bOBmYmvm
同じくどっちでも美味しく頂けます。
ちなみに自分は271だが今は原型で書いてる…が、正直まずったかなという気がしないでもない。


あとセリフ集作り始めたんだが、意外とテキスト量あるなこれ。
一時停止とかできないし、一回しか言ってくれないセリフがあるしで序盤なのに心が折れそうだ…
290名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 23:47:23 ID:Mm55ws+p
何がまずったのかw うp待ってます。

つ 暗月草
個人用に適当にセリフ取りしてるので穴埋めできるところがあれば。
プレイ動画から採取させてもらってるだけですが。

自分がデモンズソウル持ってたら、観光ツアー動画作るのになあ。
291名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 02:33:22 ID:1ZE9fLgh
>>289
相手が話してる最中に「あ・・・どちらへ・・・」すると
ぶーたれながらも同じ話をもう一回最初から話してくれるぞ!
知ってたらすまん
292名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 02:01:00 ID:foT3tVaF
ウーランの黒ファンの画像を誰かくれないか...
頭から汁がでない..
293名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 03:13:17 ID:FbtviSqH
俺は股間から汁が出ない・・・
294名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 06:55:12 ID:hhppG1Ul
検索したらとりあえずこういうのは見つかった

ウーランのコスプレをしたプレイヤーキャラの動画(0:35~0:53に本物のウーラン)
ttp://www.nicovideofire.jp/watch/sm10212456
ウーランと貫きと塔騎士の二次絵
ttp://www.fatalpulse.com/img/3-knights.jpg
295名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 08:17:03 ID:QH8uI0Zm
ウーさんの絵かっこいいw


女性を味方敵関係なく盛り込んで見た動画。多分4:20あたり
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm6912463
296名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 18:09:12 ID:foT3tVaF
>>294
全体的にジョジョっぽいなw
真ん中の人がミスタみたいw
297名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 22:32:31 ID:Z+bytlx1
フハハハハ!ようやく俺に文章の神が戻ってきたぞ!
近日中に貼れたら…いいな
298名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 22:35:18 ID:foT3tVaF
>>297
そろそろ季節的に寒くなるから早くパンツを履かせてくれないか?
299名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 21:32:29 ID:FMCAutUx
ナメクジの交尾はエロくて有名なのに誰も扱わないのか…
皆よほど心的ダメージ受けてるのなw
300名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 21:54:59 ID:LIvFf19Y
>>299
だってムーンライトソー...ゲフンゲフン
月明かりの大剣取るときにみたナメクジの塊が軽くトラウマ
書くには折れない心がいるぞ
301名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 02:42:27 ID:rq6OVmcH
前に月明かりとナメクジの話を誰かが書いてたな
あれは面白かった
302σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/09/05(日) 22:50:54 ID:bBAbXJ13
+++ 青ファンは別世界の入り口 +++
なあ、みんなは青ファントムってよくやるか?俺はまあ・・・その時の気分かな?
まあなんと言っても体力が低すぎるからあんまり進んでやれないんだ。
もしデモンズに特技の欄があれば迷わずこう書くね「特技。。。すぐ死ぬ。。。(゚∀゚)」ってね

あれ?そう言えばまだ自分のステータス言ってなかったんだっけ
それじゃ改めまして自己紹介しようか、SLは148で体力は24・・・
おいちょっと待てよ!誰だよ、このレベルであり得ない体力とか言った奴!
だから最初の自己紹介で言っただろう、ネタロマン系キャラだって!
技量系だから当然技量は99だぞ、最高峰だぞ!圧倒的じゃないか我がステイタスは!

物のついでだから兄さん達のステータスも言っておこうかな
魔法兄さんはSL130、前は120だったけど余りの侵入の多さに泣けて上げたんだとさ
脳筋兄さんはSL88 めでたい数字だろ?見事なタコ数字だ
信魔姉さんはSL155 いろいろ飽きたから更なる高みを見てみたいとか言ってたな

昔はSL66、SL77、SL88、SL99って兄弟綺麗に並んでいたけど色々あった今はこうなった。
もう脳筋兄さんしか名残がないね。まっどうでもいい話だ
303σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/09/05(日) 22:52:40 ID:bBAbXJ13
なんとなーく久しぶりに青やってみたくなって塔1にサイン出してみた
突然あるだろ、急に甘い物が食べたくなるとかあんな感じだ
それに塔1なら楽勝だし、楽な場所の青は気楽でいいし
別に塔2で俺残して落下死した同僚かホストがselect Dつけやがったからって訳じゃないお(´・ω・`)

このレベルでも結構待たずに呼ばれるのが嬉しいネ、どこまで行くと人が少なくなるんだろうな?
そういや信魔姉さんが絶賛レベルUP上昇中だから
「姉さん一人ぼっち、どんな気持ち?(^ω^)ねえねえどんな気持ち?(^ω^)」
ってレベル上がったら聞くとしよう
304σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/09/05(日) 22:54:15 ID:bBAbXJ13
おぉ、呼ばれて飛び出た世界は、あぁ同僚ウサギ青さんこんにちは、イカホストさんコンニチハ
まともそうな人達で良かった、傾向も中間だしサクッとクリア出来そうだ。

黒侵入も無く、順調にボスまで来れた。
虜囚のアイドル偶像たんも3人でかかれば赤子も同然!
3人で一気に切りつけると偶像もどんどん押されて壁際までいってしまった。
もう体力半分も削れたじゃん!こりゃあと一回切りかかれば終わるな
あっ本体見っけた、ホストさーん、本体これですよー!皆で切れば終わりますよー!

待てども待てどもホストが来ない、同僚青もこない、?なぜ?なんで来ないんだ?
俺が切っても終わるけど、最後の一太刀はホストにやらせないと怒ってDつける人いるからなー
305σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/09/05(日) 22:55:40 ID:bBAbXJ13
しょーがないから探しにいくか、あっ!いたいた、祭壇横の壁柱を背に二人ぴったりくっついて・・・
・ ・・ぴったりくっついて何してるんだお前ら?!くるくる回ったりしてそれ新しい遊び?俺だけのけ者?
それともお前ら実はフレ同士で、俺放置プレイしてたりなんかしたりして?とりあえず俺もまぜろや!

しばらく傍にいて気がついた・・・この二人出来てる。な訳はないだろ、はまってやがるんだΣ(゚Д゚;)
そーいや偶像たん切った時この位置まで来てたかな?
しかしまあ・・・妙な所で見事なはまり方するもんだな・・・初めて見たぞ、こんな所ではまる人

なんか放課後3人当番で、最後に報告に行こうとして先出たら、待てども二人が来ない
教室戻ってみたら二人ががちゅんと合体してました。ってな現場見せられた気分だな・・・(‘A`)
306σ(゚∀゚ )オレの日記:2010/09/05(日) 22:57:23 ID:bBAbXJ13
二人重なってグリングりん回ってたけどやっぱり抜けられない・・・こりゃ駄目だ
イカホストがとうとう俺に指差ししてきた、あっ俺がボス倒してきていいんすかー?いってきまーす!
サクっと鋭利+5で切ってサックっと終わった。あっけないものだな
・ ・・妙な体験したけどちょっと思うんだ、もし俺がボス倒さなかったらあの二人どうなったんだろうな?
トテモオモシロイコトにナッタニチガイナイ、オシカッタナア+(0゚・∀・) + ワクテカ +
307名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 10:11:33 ID:1AGqj8X2
前から思ってたんだけどこれ実体験なのか?ちょっとエロ意識しててワロタ
308名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 23:31:27 ID:7CA/7R5J
Beyond The Time最高や・・・
309名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 23:31:51 ID:7CA/7R5J
誤爆
310名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 23:32:10 ID:lsgIZylE
>>308
誤爆?
311名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 00:19:05 ID:LQJ/DFOX
>>308
オーラント「ソウルの意思が……人類の無意識が……終末を望んでいるのだッ!!」
312名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 00:19:58 ID:LQJ/DFOX
>>311
と思ったら別物だった。超恥ずかしい

みないでー
313名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 03:17:09 ID:FBOmPZQV
特に間違ってはいないな
たぶん
314名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 08:07:07 ID:oVmeWDpz
>>312
じろじろ
315名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 19:57:04 ID:RfBwa/IF
>>312
ペロペロ
316名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 19:57:20 ID:7iC85eXp
>>308
νガンダムは伊達じゃない!
317名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 13:33:56 ID:YlJ8+bGa
規制抜けた!?これで書き込める
318名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 13:38:41 ID:YlJ8+bGa
信魔術師少年とユリーアのメタコメディー物語を投下します。よろしくお願いします。

「ユーリア、ちょっと太ったんじゃね?」
貫きの騎士からぶんどったデモンズソウルをユーリアに渡し、そこから学んだ魔法で谷の一番奥のイカ男を殺し、気持ち悪い赤ん坊たちを産み落としていった乙女を殺したのはついさっきだ。
あのオチは俺としては納得のいかない物だ。デーモンとなった以上、俺に殺されなければならないとは言え、いきなり自害しやがった。
はっきり言って気分が悪い。
綺麗に物語を幕引きしたつもりだろうが、てめーがこんな所で引き篭ってっから、大勢の坊主共が死んだんだ。
谷の鳥頭達も、要は頭をパーにして痛みを感じなくさせただけだろ?
てめーが自害した所で、そいつらは復活なんかしねーよ。俺と違ってな。

だからユーリアに礼を言うつもりだったのに、少し八つ当たりっぽく上のセリフを吐いたんだと思う。
言っておくが別にユーリアがデブったわけではない。
あの監禁生活から解放され、ここに住んでりゃ、そりゃ体重も増えるだろう。前が異常なわけだし。
だがその時、俺はユーリアの瞳に明らかな殺意が混じったのを確認した。
「え?」
たまに侵入してくる黒いファントムが、充足感を満たすために斬りかかってくる瞳とよく似ていると思ったのは、俺の周囲に数十の火柱が立ち昇った時だった。
ちょっ、おま、それは走りあら……

ユーアーデッド
319名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 13:40:06 ID:YlJ8+bGa
「ノーモーションで炎の嵐うつんじゃねーよ!ご覧の通りソウル体だよ!」
他にも言い方があったとも思うが、こいつは「言うことすら無く」殺しにかかって来やがった。冒険間も無い異世界の戦士を、鍛え上げられた得物と上位魔法でカマを掘りに来る黒ファントムの方がまだ紳士的だ。
「魔女の魔法はフレーキ殿が言うには、デーモンの感情の体現。私の感情を昂らせたあなたが悪い」
「だからってバグ技で返すな!何度も復活するからって、痛い物は痛いんだよ!」
バグ技ダメ絶対!あのフレーキファンのクソ魔導士ですら、見兼ねて労ってくれたんだぞ!?
あまりにもチート過ぎるツッコミに、俺が怒りを示すが、ユーリアは些事と言わんばかりにローブを弄くっている。
おいユーリア。とりあえず人の目を見て話そうか。
320名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 13:41:34 ID:YlJ8+bGa

「しかし、私が太っただと?おかしな事を……ボーレタリアの儚い瞳の石と呼ばれたこの私は肥満とは無縁だ。儚さなら負けない」
「それ、微妙じゃね?一回こっきりの消耗品扱いじゃないか」
しかも谷でマラソンしてれば結構な数見つかるし。
「……あ?」
「……お前、そんなにガラ悪かったか?」
俺も生まれはボーレタリア有数の貴族だったが、誰に似たのかガラの悪さは筋金入りだった。
だからここまで来れたんだが。
仮にもお坊っちゃまだったら、城の要石の前で座り込んでたソウル体兵士みたく、早々に心折れてただろう。
「あんな場所で幽閉されてたら、嫌でも荒むわね」
「それ、自分でいじっちゃかんだろ」
そこはさすがの俺もいじっちゃいかんと思って、極力触れなかった所だから。
「大体、私のどこが太ったと言うのだ。かぼたんやアンバサ娘に比べたら、ウエストの締りが違うではないか」
「男の目の前でローブたくし上げた事より、かぼたんって呼んだ事の方が驚いたわ!何!?お前ら仲良しだったの!?」
意外過ぎる。ソウル貢いでる俺ですら、ちゃんと火守女と呼んでるんだ。
「ええ。サンドイッチを片手にピクニック行く仲だ」
「どこに!?楔の神殿にそんな名所があったの!?」
四方八方を冷たい壁に閉ざされているこの神殿のどこに?来たばっかの時に散々抜け道探したんだぞ。
俺の言葉を聞き、ユリーアはさも当たり前のように女神像が見守る魔法陣を指差す。
「あの魔法陣の下にな。綺麗な海岸に出るぞ」
「そこはダメぇぇぇ!理由は言えないけどそこはダメぇぇぇ!」
そうだよな、火守女が連れてってくれるんだし、行けないわけがないか。
よく考えたら、俺が冒険してる時、火守女が何してるかなんてわかんねーしな。
321名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 13:43:20 ID:YlJ8+bGa
「あなたはさっきから否定ばかりだな。私の事が嫌いなのか?」
ユーリアの瞳は帽子の鍔に隠れて見えないが、声が少しだけ上擦っている。
俺の語彙がキツいのは生まれつきなんだが、そうやって返されると少しだけ辛い。損な性格だ。
「好きとか嫌いじゃなくて、そりゃあんな怒涛のボケを振られれば、誰だってツッコミするわ」
「嫌いなのか……もう、魔女魔法教えてあげないもん」
「何をそんなに意固地に……つーか俺、デモンズソウル全部お前に貢いだから、お前に教えてもらう魔法無いんだけど」
斬り合い、苦手なんだよな。剣で殺した時に、手に残る死の感覚がどうもダメだ。
魔術の方が気兼ね無く殺せる。その感覚の時点で、狂ってるのは明らかか。
「そうだったね。しかし、なぜ私の魔法に使うのだ?私よりフレーキ殿の魔法の方があなたには良いと思うのだか……」
フレーキのはやっぱり使い易い。ユーリアのは一撃必殺ながら博打性が高いため、確実に決まるシチュエーションを選ばなければ、やられるのはこっちだ。
それが楽しいと言えば楽しいが、デーモンと殺し合う時は、自然とフレーキの魔法を選びがちである。
黒石及び生身狩り狩りの時は、発火と嵐でド派手に攻めるが。
「先週はフレーキに全部やったからさ」
「……先週?なんだその時空列は?」
「……いや、魔女の方が良いってことにしてくれ」
こっちは伝わらないのか。
「そうか。あなたは私が好きなのだな。しかしすまない。私は魔女だから無理だ」
「何にも言ってないのに振られた!?」
何その展開!?普通に話してただけだからね!
「そんなあなたが私を肥えたと言うのだな。よしわかった。ならば触ってみるが良い。その手で確かめてみてくれ」
「喜んで!」
やっとエロ展開きたー!えぇい!ボロ布が邪魔だ!確か火に弱いはずだから発火の先っちょを当てて……ゲヘヘヘヘ。
322名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 13:44:58 ID:YlJ8+bGa
「ただし触れた瞬間、かぼたんに教えてもらった吸魂であなたのソウルを奪い尽くし、奴隷兵その一にする」
動揺して運良くキノコのタリスマンを手元から滑らせたおかげで、奴隷兵その一にならずに済んだ。って、
「なにその代償!?重すぎる!」
「あなたなんか折れた直剣と奴隷の盾だけで老王を倒してしまえばいいのだ」
「お前本当は先週の意味知ってるだろ」
そいつは最後のデーモンだから、知ってる奴は必然的に世界を救った奴だけである。
「なんの事だ?壊れた折れた直剣など知らないし、焚き火マラソンも知らない」
「奴隷王!?しかも初回から見てる!」
微笑劇場では伝説と言われたあの演劇を!もちろん俺も見ました!
いや、違う違う違う!
「つーか本当にこれ大丈夫なのか!?趣旨外れすぎだろ!」
赤目骸骨に打刀で挑むくらいに外れてね!?
「こんな物語があっても良いではないか。大体、私があなたと性行為に及ぶなど無理だ」
「言い切ったぁぁぁぁぁ!何!?俺そんなにかっこ悪い!?自分じゃ結構作り込んだ顔だと思ってるんだけど!?」
「いや、そう言う意味ではない。私はただ、未だに男性に触れられるのが怖いだけだ」
それを聞き、かつてユーリアの受けていた「恥ずべき所業」を思い出し、俺は自分自身の欲望を恥じた。半分ふざけていたとは言え、半分は本気だったのだから。
そして今、俺がやろうとした事は、あのブタ帽子どもと同じじゃねーか。
「それにあなたの顔も、あまり好みではない」
「サラッと言っちゃったよ!そこは隠しといても良いんじゃないかな!?俺の精神衛生上さぁ!」
あの空爆デーモンから覚えられる魔術師殺しの奇跡持ってこようかと思うくらいに傷付いた。
「恐らく「俺の本気を見せてやる!」と意気込んだ物の、ランダム機能が上手く働かず、適当な所で心折れたのだろう。中途半端な顔だ」
「謝れぇ!フェイスメイキングで心折れた同志に謝れぇ!」
思わずユーリアの身体を包んでいるボロ布の襟を掴んで恫喝してしまったが、怒って良い所ってあると思うだよね。
「まぁ、顔など、どうせ誰も見てないけどね。ファントム体だと青かったり赤かったりで見えないし、主人の顔は確認する暇がないし」
「もういいからお前黙れ!」
ユーリアが目深に被っている帽子の鍔をさらに下ろし、目どこか口元まで隠して、ささやかな抵抗とした。
323名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 13:47:10 ID:YlJ8+bGa

「……ところで、あなたは本当に私が肥えたと思うのか?」
しばらく危険な口を閉じていたユーリアだが、軽く形を整えて帽子の深さを元を戻しから、再び口を開いた。
やっぱりちょっとは気にしていたか?そこまで大袈裟に言ったつもりは無いんだが。
「あぁ、まあ。つっても、本当にちょっとだぞ?神殿の中は食べ物結構あるし、肥えたつーよりはふくよかになったってくらいか」
気づいてるの俺くらいだろうが。
「そうか。確かに最近は神殿の隅に座り、あなたの魔法の記憶を手伝うだけだったからな。運動不足だとは思っていた」
ここは確かに安全だが、体が鈍りそうではあるか。気が向いたら純粋刃石を取るために祭祀場行ったりする俺とは違い、基本ここの住人は神殿に篭ってるからな。運動不足も仕方ないか。
「よし。不本意だが、あなたがそこまで言うのならばダイエットをしよう」
「腹筋でもするか?なんなら付き合うぞ」
触られるのは嫌らしいから、隣で並んでするくらいなら大丈夫かな。
こちとら魔力関係を重点的に上げてるとは言え、身体能力は常人を凌駕している自信はある。
それでもビヨールさんとかスキルヴィルさんとかライデル公さんとタイマンしろとかは勘弁だけどな!
あの三人が組めば、俺必要無くね?
「ここはボーレタリアだ。腹筋よりもマラソンだ」
そう言って立ち上がり、ユーリアは要石の立ち並ぶアーチ階段へと歩いていった。
「ユーリア?そっちは要石の階段だぞ?まぁウォーミングアップも兼ねて階段の昇り降りも悪くないか」
しかしユーリアは、かつてソウル体兵士が座り込んでいた付近の床で立ち止まり、発声練習代わりに声色を整えてから俺と向き合った。
「ボーレタリア城〜一周〜地獄のマラソン大会〜「私とあなたと時々赤目」開幕〜」
それは普段の伸びやかで高い声とは段違いなダミ声だった。
「なんか変なの始まった!?あ、バカコラ!要石起動す」
言い終わる間も無く、すでに慣れ親しんでいる全身が空気に解ける感覚が駆け巡り、俺は意識を失った。

続きは各々のフロム脳で補ってください。ありがとうございました
324名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 20:14:16 ID:n6Amv58F
ワロタwグッジョブ!

ユーリア可愛いなあ
325名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 21:50:11 ID:Dhj5ImoM
笑わせてもらいましたw

ユーリアたんとかぼたんのぴくにっく光景和むお…
326名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 22:54:46 ID:KaqROVb0
こういう雰囲気の話ってあんまりないから新鮮だわ
327名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:53:45 ID:wSG3RM1+
ほんと今更ですが、>>77-81の続きを投下したいと思います。
話が繋がっているので、未読の方や、内容を忘れてしまった方は先に>>77-81を読んでおくと幸せになれるかもしれません。
また、内容も400字詰め原稿用紙に換算すると100ページ近くもある長文です。かなり多くのレスを消費しますが、楽しんでもらえれば幸いです。
328名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:55:57 ID:wSG3RM1+
幻術によって隠匿された地下通路には、かび臭く冷たい空気と、乾いた血の香りが蔓延しており、あたりに死の気配をまき散らしていた。
通路にもたれかかって息を引き取っている屍を眼にするたびに、つい最悪の結末を想像してしまって、胸が詰まりそうになる。
二股に分かれた通路の左は、地上に通じている道と矢を掃射する古い罠があるだけで、とくに探索する必要はない。
俺たちが目指している場所は、分かれ道のもう一方、右の方角にある。発掘者のブライジが、自らが投獄されていた場所だと伝えてくれたのだ。
浸水によって床が水浸しになってしまっているその牢獄には、死体が二つ転がっているだけで、生者の気配は感ぜられなかった。
まさか……!
体中の血液が沸騰した。水が跳ねてレザーにしみこむのも気にせず駆け寄り、錆びてぼろぼろになった鉄格子にとりついて、顔を確認する。
しかし、その二つの死体は、ともに男のものだった。一つは簡素な鎧を身につけた男で、もう一方は軽装をしている。
体中の力がため息と共に抜け出ていった。狼狽したのも束の間だったが、安堵感はすぐにかき消され、ふたたび不安感に胸中を支配される。
「ウルスラはいないようだな」
背後から現れた神経質そうな剃髪の男――俺の親友であるモルダーは、力なくうなだれる俺の肩に手を置き、激励するようになんどか叩いた。
「ここらの死体はあらかた調べ終わった。投獄されている気配もない。まだ奥に大規模な施設があるようだが……、
 しかし、祭祀場のどこかにいることは分かっているんだ。お前はすこし気張りすぎている。一度戻って休息を取ろう、アルバート」
モルダーの言うとおりだった。俺は、俺たちは、もう何日もぶっ続けで彼女を捜索している。
ろくな休息も取らず、素早い動きで翻弄する骸骨剣士を相手にし、怪しい場所があればそこを探索し、死体を見れば人相を確認する。
それだけだというのならまだしも、俺たちは強く焦燥感に追われていた。大事な仲間が、よりにもよってウルスラが、危険な目に遭っているのかもしれない。
そう思えば思うほど、火急で捜索をしなければならないという使命感が燃え、食事をするときですら、時間の浪費がもどかしくて仕方がないのである。
肩にのせられたモルダーの手を取り、ふらふらと立ち上がった。立ちくらみがして、思わず足がもつれてしまう。
「おい、大丈夫かよ」
モルダーに体を支えられ、俺はようやくしっかりと地に足をつけることができた。なおも視界はもやもやとして気分が悪く、まるで先行きの見えないこの探索行のようである。
「ウルスラは、もう死んでしまったのだろうか」
無意識で、そうつぶやいていた。心の奥底でその可能性に気づいていながらも、意図的に目を背けてきた結論の一つだった。
俺を支えるモルダーの体がこわばった気がする。彼女が既に亡くなっているのかもしれないという可能性は、微々たるものではあるが、ないとも言い切れない。
俺とモルダー、そしてウルスラの三人は、全員が楔の循環によって神殿に囚われた、ソウルを失わない限り生き続ける不死の戦士である。
心が折れて、ソウルをただ浪費するだけの存在となってしまえば、いずれは思考力を失ってこの世界から消失してしまうのだが、ソウルを得る機会があるのなら、死ぬことはない。
現に、俺たちだって道場での闘いで、何度も殺されているではないか。そう、ちょうどこの間のように……。
不意に、あの男の残像が脳内で力強く実を結んだ。真っ黒なローブに身を包み、身の丈ほどはある特大剣を、魔法を駆使しつつ悠々と振り回す、
暴力の権化のような、あの男。負け際にはっきりと見えたその顔はイメージにそぐわぬ秀麗なものだったが、終始張り付けられた笑みは、狂気そのものである。
敗れた俺の後に続いたモルダーですら、男に痛手を負わせることなく敗北したというのだから、あの男の強さは本物なのだろう。
そしてそのことを意識すると、俺たちのいなくなった閑散とした崖っぷちで、あの男にたった一人で対峙した彼女のことを、強く想わざるを得ないのである。
「大丈夫、大丈夫さ……」
モルダーも同じことを思い出しているようだった。俺の肩を強く握り、言い聞かせるように、つぶやく。
彼女は、おそらくは敗れた。あの崖に残されていた彼女の鎧と、一振りの打刀、暗銀の盾が、それを証明している。
ウルスラ、きみはいったいどこにいるんだ。あの男に、なにをされたんだ。
329名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:56:18 ID:wSG3RM1+
俺とモルダーは騎士修練所からの幼なじみで、なにをするにも常に一緒だった。
最初に話しかけたのは俺だったと思う。あの頃のモルダーは髪なんか剃っていなくて、幼年学校の誰とも喋らない、無口な子供だった。
誰とも接しようとせず、休憩時間の間は静かに本を読んでいるだけのこの男は、悪い意味で注目されがちであり、それに目をつける連中も、少なからずいた。
意地の悪いガキ大将というのは、どんな学校にでもいるものであり、誰とも話さず、黙々と読書にのめり込んでいるモルダーをガリ勉と評した当時のガキ大将――名前は忘れた。
ともかく、その高慢ちきでぶくぶくと肥え太ったガキ大将が、取り巻きに命令してモルダーの筆記具をちょろめかそうとしていた。
俺はというとその取り巻きから距離を取った、これまた普通のグループにいた。いわゆる傍観者グループという奴だ。
周りは触らぬ神にたたりなしといった風で、仲間内のほとんどはガキ大将に寄りつかなかったが、俺はちょっと違った。
ちょっと家柄がお高いってだけで、自分もそのくらい価値があるんだと思い込んでいるその抜けっぷりが俺には鼻持ちならず、
乗馬の訓練でちょっとよろけた振りをしてモルダーに近づき、奴の計画を耳打ちしてやったのである。
「おい、お前聞け。あのデブの馬鹿知ってるだろ? 奴はお前のことを気に入らないみたいで、筆記具をちょろまかそうとしているぞ」
モルダーは俺のたれ込みを聞くと、怪訝そうな顔で、こう訊ねてきた。
「デブって……あの、髪がくるくるしてる奴のことか? おれが、なにかしたのかな」
思えば、モルダーの声をはっきりと聞いたのはこれが初めてだった。俺は自分のことのように憤慨して、こう付け加えた。
「奴らみたいに自分が偉いと思っている連中は、媚びずに目立っている奴が気に入らなくて仕方ないんだよ!」
「目立っている? おれがか?」
あきれ果てた。この神経質で無口そうな男は、人と接するのが苦手だとか、耳が聞こえないだとか、知恵遅れだとか、そういう理由があって孤立していたのではない。
ただ単に周りの状況にまったく囚われず、自分のやりたいことだけをやっていただけだったのだ。
この男は驚いたことに、自分の置かれている学校での立場をまったく理解しておらず、どこのどいつがガキ大将なのかすら知らなかったのである!
「とにかくよ、早いとこなんか策でも打たないと、やられっぱなしになっちゃうぞ」
「どうでもいいが、あんたずいぶんと自分のことのように構ってくれるね。なんでだい?」
「俺はああいう家柄を鼻にかけてる奴が大ッ嫌いなんだよ!」

どうにかデブの鼻をあかそうと躍起になっていたのは俺だけであって、モルダーとガキ大将の問題は、あきれるほど簡単に収束へ向かった。
刀剣術の講義で、ガキ大将の取り巻きグループの一人である、クラス一番の大男と取り組みになったモルダーは、
くすくすと密かな笑い声があがる中、あっけなくその大男を演習用の直剣で打ちのめしてしまったのである。
つまりはこういうことだ。モルダーは剣術において、無駄に天才的だった。
ガキ大将連中を一瞬にして凍り付かせたモルダーは、それ以降意地の悪い連中に狙われることはなくなり、いつも通り平和な読書を満喫できるようになった。
ただ、その隣には俺がいた。それだけが、後と先での違いだろう。
330名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:56:38 ID:wSG3RM1+
それから何年も経って、修練所もとっくの昔におさらばして、騎士として叙任を受ける年頃になったくらいに、とてつもなく重大な事件が起きた。
俺が生まれるずっと前から騒がれていた、色のない濃霧に覆われてしまったボーレタリアに、まさしくこの俺が派遣されることとなってしまったのだ。
もちろん俺は親父に反対した。ボーレタリアに送り込まれるなんて、死にに行けと言われているようなものだ。
親父が長年企んでいたもくろみを、俺はようやく理解した。それと同時に、年老いてもなお夢見続ける腐りきった野心に、反吐が出るような気分を味わった。
我が家系は騎士のものではあるが、そこらの平々凡々の騎士階級となんら変わらず、むしろ取り立てたところもない、地味な家柄である。
この頃の家名を上げる常套手段は、色のない濃霧に包まれた危険極まりないあの場所へ一族の者を送り込むことであり、
半ば売名のための生贄といった形で、俺のような悲劇的な人間が、何人も送り込まれては消息を絶っていた。
俺には、血が半分しか繋がっていない兄が二人いる。父親は長男と次男を溺愛しており、二人で家名を受け継いでもらいたいと思っているようだった。
父はその昔、妾を複数召し抱えていた。そして、その享楽の末に生まれた子供が俺だった。要するに、俺は兄たちとは異母兄弟なのだ。
ずっと昔から不思議に思っていた。父はやたらと俺を邪険に扱っていたが、どういうわけか修練所に行かせてくれたり、各種武器の修行をさせたりと、騎士らしいことは学ばせてくれていた。
血が繋がっているとはいえ妾の子供だから、正当な跡取り息子である兄たちの手前、わざと邪険に扱っているのではないかと夢想したこともあったが、
20歳も手前という年頃になって、親父が俺を騎士として育て上げた本当の意味を知ることとなった。
俺が妾腹から生まれたとき、彼の地ボーレタリアへ送り込まれることは、既に父によって決められていたのである。
俺は、父の野心の生贄としてこの世に生を受けたのだ。邪険に扱いつつも、騎士の家系として育ててくれた理由はただの一つ、そういうことだったのだ。
親父は、押し問答の末に、唾を飛ばしながら言い放った。
「いいか、ここまで育ててやった恩を忘れるな。逃げ出そうだなどと思うなよ。ボーレタリアへ向かい、世界を救うか死ぬか、どちらかを成し遂げてこい」
実際、死ねと言われているようなものだった。俺のような人間には、従者の一人も付かない。一人で行って、野垂れ死ぬだけだ。
331名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:56:59 ID:wSG3RM1+
モルダーが剃髪にしたのは、ちょうどその頃だ。モルダーとは今でも密接な交流があった。
というよりは、暇ならだいたい一緒にいたと言い切っていい。俺とモルダーは、沈黙が苦にならない程に仲が良かった。
ボーレタリアに送られる前の今生の別れとして、せめて最後に挨拶でもしておこうと、モルダーをいつもの広場へ呼び出した日のことだ。
自分の目が、死を目前にして狂ってしまったのではないのだろうかと思ったほどだった。なぜか、モルダーの淡い茶色の髪が、頭の形に沿ってすっかりなくなっていたのである。
俺は自分のことも忘れて、ざらざらとした手触りのゴリン頭になっていたモルダーに詰め寄り、抑えることの出来ない笑い声で訊ねた。
「な、なんだよその髪! なにがどうなってそうなったんだよ! 聖職者にでもなっちまったのか!?」
「この間、両親が死んだんだ」モルダーは不機嫌そうな声でこういった。
「えっ、そ、そうか。悪い、なんにも知らなかった」モルダーの不幸を笑ってしまった自分に心中で悪態をつきつつ、しかし、疑問が解消されていないことに気づいた。
「じゃあその髪は神職に鞍替えしたとかじゃなくて、喪に服しているってことなのか?」
「そうなるな」とモルダーが顎髭を右手で擦る。
意味が分からなかった。神職者はその敬虔さの表れを剃髪で示すらしいが、喪に服す遺族が剃髪するなど、聞いたことがない。
「なんで喪に服すと剃髪するんだ?」
「なんとなく、こうするといい気がしたんだ」
モルダーは今でもこういうところがあった。慣習だとか常識に囚われず、自分のやりたいことをやる。子供のころからそういう奴だった。
「なにか話があったんじゃないのか?」
モルダーにそういわれて、俺はようやく自分の置かれた状況を思い出した。体が不安によって支えを失うのが分かる。これから俺は死にに行くのだ。悪夢のボーレタリアへ……。
モルダーは、自分から話そうとしない限り、人の詮索などしない男だった。だから俺も奴の家柄の詮索などしなかったし、俺もモルダーもそういうところで気が楽だった。
俺は初めて、自分の家庭のことや、妾腹の騎士だということ、父の野心の生贄のために、ボーレタリアへ送り込まれることになったことを、他人に話した。
モルダーはその間いつものように気むずかしそうな顔をしており、ときどき相づちを入れ、聞きに徹していた。
話に横やりを入れてきたのは、俺がたった一人でボーレタリアに送り込まれることを話している最中だった。
「一人でボーレタリアに行くのか? 逃げ出せばいいじゃないか」
「これでもさ、親父には感謝しているんだよ。初めからこうなることは決められていたんだろうけど、それでもひどい生活をさせられた訳ではなかったんだ。
 お前と会えたのだって、ある意味修練所に通わせてくれた親父のおかげでもある。逃げ出して俺一人楽になって、汚名をぶっかける訳にもいかないんだ」
「それでも一人じゃ死にに行くようなもんだ。アル、お前には自殺願望でもあったのか?」
「あるわけないだろ! 俺だって本当は死ぬのは嫌さ! でも、逃げ出したくもないんだよ!」
声を荒げた俺の眼をまじまじと見つめていたモルダーは、やがて、落ち着き払った声でこういった。
「なら、俺が同行しよう」
「は?」なにを言っているのか分からなかった。
「同行してやると言っているんだ」
つまりはこうだった。モルダーの家は彼一人しか子供がおらず、また両親も他界してしまったため、とくに今やることもなく、暇だったというのだ。
そしてモルダーは、この場では頼もしい限りの無頓着な性格のおかげで、残された家名などに執着しておらず、ただ一人の友のために、危険なボーレタリア行に同行してやるというのだ。
まさに馬鹿だった。頭は悪くないが、モルダーはまさしく馬鹿に間違いなかった。あまりの馬鹿馬鹿しさに涙を流して抱きついた俺の背中を、「気にするな、親友だろ」と彼は優しく叩いた。
332名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:57:20 ID:wSG3RM1+
事実、モルダーが加勢してくれたことで、俺の旅はより楽に、より頼もしくなるはずだった。
子供の頃から頭角を現していた彼の刀剣術における腕前は、年を経るごとにその鋭さを増していくばかりである。
いつぞやは、どこどこの闘技場で優勝した経験を持ついかにもな感じの筋骨隆々な刀剣士が、どういう経緯で聞きつけたのか、
「ここに神童が在ると聞いて参上つかまつった」とモルダー邸を訪れ、半ば強制的にモルダーとの対決を取り付けたのだ。
神童とはいってもその頃の俺たちはすでに16歳である。その時たまたまモルダーの家の前を通りかかった俺が見届け人となり、刀剣試合は開始された。
モルダーは終始面倒くさそうだった。こちらが恥ずかしくなるくらい暑苦しく燃えたぎっている刀剣士との落差は天と地ほど離れていたが、
二人の技前は、騎士としてまだまだ未熟な俺の目線ではあるが、拮抗しているように見えた。
最終的に、この場は引き分けということで収まりが付いた。
刀剣士がモルダーの腹を打ち据えようとしており、モルダーは、刀剣士の首を刎ねようとしていたところで、二人の動きが止まったのである。
「これは参った。老いたとはいえ、よもやかくも若い青年に首を取られようとは」
「老いたなどとは滅相もない。このまま果たし合いが継続していたのなら、臓物をぶちまけて無残な姿をさらしていたのは私の方だったでしょう」
刀剣士はへりくだったモルダーの物言いに満足して帰って行った。俺はモルダーに駆け寄った。
「すげえなモルダー! あんなオッサンだが、あれでも闘技場の優勝者だぜ? それを相手に引き分けなんてよ」
体中が上気しているようだった。刹那ごとに命を奪いかねない斬撃が応酬されたその刀剣試合は、男として奮い上がらせられるなにかがあった。
「ああ、あれな。面倒くさいからそういうことにした」
当のモルダーの反応は、ずいぶんと冷め切ったものだった。汗でぐしょぐしょになったヘルムを外すと、さも疲れたいわんばかりにどっかりと座り込む。
「考えてもみろよ。勝ったら勝ったで後腐れが悪そうだし、わざと負けるのも、どうも俺の性にはあわない。
 ああいう手合いは、引き分けということにしておけば、満足して帰っていってくれるんだ。あんな大振りの剣が、俺に当たるわけないだろう」
その発言が、引き分けにおさまってしまったことへの言い訳なのか、それとも真実のことなのかは、今でも自分には分からない。
ただ、モルダーが闘技場優勝者の刀剣士を相手にそこまでの闘いっぷりをすることは事実であり、そのことが、自分のことのように輝かしく思えたのも、事実である。
モルダーがいてくれるのなら、不帰の地と恐れられるボーレタリアでも生き延びることができるかもしれない。
誰でもない、この頼もしい親友がいてくれるのなら、まさしく百人力なのである。
333名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:57:41 ID:wSG3RM1+
色のない濃霧に覆われたボーレタリアは、不帰の地と恐れられるだけの由縁と、少しでも油断すれば命を落としかねない危険性をはらんでいた。
一歩前に進んだ足の踏み場を保証することもできないほど、この地は命を落とすに足る罠と凶悪な亡者に溢れており、かくいう俺たちも、実は何回も死んでいる。
死ぬことが恐怖でなくなったのはいつの頃だっただろうか。子供の声に導かれるままに足を踏み入れた、亡者どもで溢れる神殿へ至る道の最奥、
そこに待ち受けていた、体中が筋肉で構成されているのではないかと疑うほどゴツゴツとした、俺たちの身の丈三倍はあろうかという羽の生えた灰色のデーモンに、
巨大な斧の一撃で、二人仲良くすりつぶされてしまったのが、最初の死亡経験である。
要の神殿で目覚めた俺たち二人は、たしかに死んだはずだというのに、足音すらしない不可思議な体で蘇ったことを、雷雨の中走り回る犬のように驚いた。
火防女……目を蝋でふさがれた、黒衣を身に纏った女性は、俺たちは楔に囚われたのだと説明したが、その話は曖昧模糊としてつかめず、いまだにどういう意味なのかよく分かっていない。
とりあえず分かっていることは、ソウルを失わない限りは俺たちが死ぬことがなくなったということだ。この楔の縛環がある限りは……。

それから俺たちは、何度も何度も、それこそ10から先は数えなくなったくらいに、死んでは覚え、死んでは強くなりを繰り返した。
俺たちは常に一緒だった。盾が前面に張り付いた、古来のスパルタ兵が用いたファランクスの陣形をとる気色の悪いスライムたちの塊も分担して倒したし、
ストーンファング坑道の炭鉱へと続く道に立ちふさがる化け物蜘蛛も、俺が攻撃を引き寄せている間にモルダーが討ち取った。
俺たちが一緒なら、どんな困難な相手にだって勝てる。この暗雲たれ込むボーレタリアだろうと、生き延びることができるのだ。
俺たちの旅路は、きっと神によって祝福されているんだ。本気でそう思っていた。
一時は神だって恨んだ。この恐ろしい地――色のない濃霧に覆われたこの場所に、生まれたときから赴くように仕組まれていたということは、俺が神を不信とたらしめるのに十分な効果があった。
だがしかし、実際はどうだ? 俺はいま、一緒にいて一番気持ちのいい奴、我が人生において最高のパートナーである親友と共に旅をしている。
親父が売名のために俺を産ませたことが事実なら、他ならぬその事実のおかげで、このかけがえのない友人と俺は出会うことができたんだ。
そして何よりも彼女の存在だ。俺は、ボーレタリアに送り込まれなければ、素晴らしい精神を持ったこの女性と、邂逅することすらできなかった。
ウルスラ、君のことだ。今だったらはっきり言える、俺は、君のことが好きなんだ。
334名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:58:01 ID:wSG3RM1+
ソウルを奪われ亡者と成り果てた囚人たちのうめき声、苦悶の声を上げ、助けを請いながら格子を揺する小オーラントに、蛸のような頭をした気味の悪い看守……。
ウルスラと出会ったのは、およそ美しい彼女となんの関連性も見いだせない、拷問用具に満たされたラトリアの一角だった。
暗闇の先を注意しながら進んだ先にあった、自動的に矢を精製しては、近づく者に掃射するバリスタの領域近くに、彼女はたたずんでいた。
見た瞬間、俺は彼女が魑魅魍魎のたぐいなのではないかと疑った。薄暗闇のなか、ほの白く光る彼女の美しい肌は、この世のものならざる妖艶な雰囲気を醸し出していたからだ。
敵なのか味方なのか逡巡していた俺たちの気配に気づいた彼女は、後ろに纏めたポニーテールの髪を揺らしながら、こちらに近づいて清らかな声をあげた。
「ああ、貴方たちは正気を保っておられるようですね。この地をご覧になりましたか? なんとも痛ましいことです」
そう言って彼女は俺たちに、「ウルスラ・クロードと申します。以後お見知りおきを」と深々頭を下げた。
俺も彼女につられて頭を下げ自己紹介したが、しぶしぶ名乗っていたモルダーは、まだ彼女を信用に足る人物かどうか品定めしている様子だった。
実に彼女は、この世にここまで公明正大な人物がいたのかと認識を改めてしまうほど、胡散臭いくらいに勇ましい人物だったからである。
俺自身、売名のために捨て駒でこの地に送られた経験を持っていたし、実際ボーレタリアには欲深い盗人かソウルに溺れつつある賢者、信心深すぎる神の信徒、
それか命からがら逃げ出してきた一般人しか存在していないときたものだから、夢物語で語られるような「勇者」が存在するとは、まさしく夢にも思っていなかった。
俺たちが生き延びるために戦っているとしたならば、彼女はこの世を救うためだけに命を投げ捨てて戦っている。
彼女がボーレタリアにやってきた理由はこれだ。「一国が荒廃の危機にあるというのに、安全な場所でぬくぬくと暮らしていることができようか」。
ウルスラは、取り立てた功績を残したこともない、弱小貴族の生まれらしい。しかし彼女の家族と彼女自身の志はどこまでも清くどこまでも誇り高く、
北の小国の危機にいても立っても居られず、家を離れると言い出し危険に身を置こうとする彼女を、両親は力強く後押ししたのだという。
そんな書物の上だけに存在するような、気高く高貴な貴族がいまだ在ること自体、眉唾ものの話だが、
その「物語上の人物のような」ウルスラの人となりを知れば、そんな疑念は雲散霧消の彼方へと消え去ってしまうだろう。
彼女がラトリアにいた理由を想像できるだろうか。彼女は、少なからず縁のある投獄された貴族たちを牢から放とうと、単身ここまでやってきていたのである。
この地に投獄されている亡者たちは、もともとこの地を統べていた王女のもとで使えていた貴族たちが大半であり、彼女ともつながりのある者がいた。
実際つながりがなかったとしても彼女のことなら全員助けていたのだろうが、しかし彼女の望みは叶えられそうもなかった。
ここにいる元・貴族たちは既にソウルを奪われ尽くされており、もはや元のように戻る見込みはない。
せめて元凶から解き放とうと、危険な道中を進んだ先にあったバリスタの領域で、どうしたものかと立ち往生していたところを、俺たちと出会ったのだという。
同じ旅人であり、なおかつ正気を保った楔の戦士同士というだけで、俺たち三人が仲間として結びつくのは容易なことだった。
裏から回り込むことでバリスタを停止し、何度も蘇る偶像の罠を見破った俺たちは、危なげもなくラトリアの上層に侵入したのである。
335名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:58:22 ID:wSG3RM1+
要の神殿に三人そろって帰還した際、俺はウルスラの顔を見てひどくぶったまげたのを覚えている。
彼女は、きわめて美しい女性だった。後ろに束ねた長い茶色の髪と、白い肌をベースに配置された青い双眼は海のように透き通り、鼻筋は高く通っている。
唇は少し薄いようだが、ささやかな紅は好ましく、まさに彼女は眉目秀麗そのものであり、果敢にデーモンに挑んだ屈強なイメージとは、まったくかけ離れていた。
数瞬、石のように固まってしまった俺は、モルダーに肘で軽く小突かれて正気に戻った。
「なにか顔に付いていますか?」彼女は、俺がその美貌に見とれてしまっていたとは判断しなかったようだ。
慌てて否定する赤面した顔を怪訝そうに覗き込まれ、子供のように純粋な瞳を向けられれば、どんな男でも……モルダーは例外だったが、コロリときてしまうのが人情だろう。
それにも増して、彼女の美しさが、外見のみに留まらないということが、俺の心を大いに揺さぶった。
こうまで美しいというだけでも器量よしの逸材だというのに、彼女はどこまでも勇敢で、高貴なのである。
父の野心の生贄としていやいやボーレタリアにやってきた俺とは違い、望んで世界を救うためにこの地に降り立っていることが、その証明だ。
まさしく、彼女はどこまでも優秀な人間だった。こういった手合いの、「できた人間」と出会うのは、初めてのことだった。
336名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:58:42 ID:wSG3RM1+
モルダーと一緒であり、基本的に不死の存在と化しても、吐き気のするような理由でボーレタリアに送り込まれたという事実は、鎖となって深く俺の体を締め付けていた。
刀剣の天才であるモルダーとともに戦っているとはいえ、奥地に進むほどデーモンは力を増す一方で、二人がかりで戦いを挑んでも、苦戦、ともすれば敗北することが目立つようになっていた。
この地においても生き延びることはできる。しかし、俺に世界を救うことなどという大業が成せるのだろうか?
ボーレタリアに送り込まれたとき、親父から示された選択肢は二つだけだった。世界を救うか、それとも死ぬか。
俺の旅が終わるのは、日増しに強大化していくデーモンどもをすべて狩り尽くしたときか、心が折れてこの世界から消滅したときだけなのだ。
不安だった。モルダーの手前、そんなことを語ることはできなかったが、今後も心が折られることなくデーモンどもに挑戦する自信が、次第になくなりつつあった。
一時は、「俺たちの旅路は神に祝福されている」とまで思い込んでいたというのに。
この精神的な地盤の緩さが、この地獄のようなボーレタリア行で、世界を救うだなどという大仰な偉業を成し遂げられるはずがないという結論を、無意識のうちではじき出していた。
俺には、ボーレタリアで今後も戦い続けることのできる、確固たる信念が俺にはなかったのである。
しかし、彼女は――ウルスラは、このボーレタリアの行く末を憂い、他にもたくさんの選択肢があっただろうに、どんな貴族よりも貴族らしい高潔な志に導かれ、この険しい旅路を選んだのだ。
彼女は俺の真逆だった。強制された俺と、志願したウルスラ。自然と、相反する感情を持ってこの地にやってきた彼女を、俺は憧れるようになっていた。
彼女へのあこがれは、日増しに強くなっていった。それと比例して、世界を救うことに対する不安感が薄れていくのも感じていた。
モルダーと一緒ならば、少なくとも生き延びることはできたが、世界を救うというと、それに関してはてんで自信がなかった。
しかし、モルダーだけでなく、ウルスラとも旅することとなった俺は、このボーレタリアの地でデーモンを狩ることに、一種の自信を持つようになった。
彼女の力になりたい。この心身ともに美しい女性のためならば、命を擲つことだって恐ろしくはない。彼女のために戦えるという事実が、俺を熟練の戦士のように奮い立たせるのである。
いつしか俺は、魔女の大釜をひっくり返したようなこの場所であろうと、三人一緒ならどうにか救えるのではないかと思えるようになっていたのだ。
まったくもって単純極まりない男だとは重々承知している。美しい女に触発されてやる気になったというのは、客観的に見て情けないことのように思えるだろう。
だがしかし、足の踏み場もない危険な地において、確固たる信念を持って戦えるということは、とても幸せなことである。
とくに理由もなく、宿命から逃げ出したくないという意地だけでボーレタリアに留まっていることと、望んでこの地に留まっていられることは、まったく性質が違う。
心折れたときが、俺の死ぬときなのだ。
望んでこの地に残存することができるようになった俺は、少なくとも心が折れるということはなくなった。それだけでも、二つの性質の違いが理解できるというものだろう。

だからこそ、俺にとっては彼女がとても大切なのだ。必ずウルスラを助け出さなくてはならない。ウルスラを失うわけにはいかない。
世界を救いたいと願う彼女だけでなく、他ならぬ俺のためにも。
337名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:59:03 ID:wSG3RM1+
黄色くぶよぶよと肥え太った、異形なるデーモンの要石を抜けた先は、目もくらむような断崖絶壁だった。両端に設置された、海風でぼろぼろになった階段を下りると、小さな踊り場があり、
一方は切り立った崖っぷち、もう一方は祭祀場へと続いている。崖に目を向けると、視界の端までぬるぬるとした薄ら暗い海が広がっており、潮風が崖下から生ぬるい空気を運んでいる。
風が強い。長い尾を引き連れた嵐の獣が、断崖へ誘うように空を泳いでいた。いつまでも物見遊山の気分でいては、彼らの脊髄に体を貫かれかねないので、急いで祭祀場へと続く通路へ向かう。
通路は静かだった。このあたりは透明の巨人を使役する不気味な死神の化け物が現れるが、この日に限っては奴の発する魔王のような低い笑い声も聞こえない。
誰かが始末したのだ。そして、あの死神を始末できるような人間は、俺たちを除けば数えるほどしかいない。つまり、誰か俺たちのような戦士がいるのだ。そう、もしかしたらウルスラかもしれない。
つるっと禿げあがり、媚びるような話し方をする、あの下卑た男の言葉が思い浮かんだ。
奴の名前はパッチといった。通称、ハイエナのパッチ。要の神殿でときどき顔を出しては、割と良心的な値段で物資を都合してくれる盗賊の男だ。
その怪しげな出自にもかかわらず、奴は友好的な態度を崩さないが、その眼の奥からは常に人を勘定するような気味の悪い光が放たれている。信頼を置けるのかというと、そうでもなかった。
しかし、今はその信憑性に欠ける情報にだって飛びつかざるを得ない。奴は、「あんたらの仲間を祭祀場の奥で見たぜ」と俺たちに漏らしたのだ。
どういう理由があってこの祭祀場に出入りしているのかは知らないが、この胡散臭い男曰く、ウルスラを今俺たちがいる祭祀場のあたりで見かけたのだという。
これが本当の話なら、足跡すら存在しない、あてのない不安な探索行はここで終了ということとなる。
モルダーは終始胡散臭がっていたが、結局は「少しでも探索の手助けになるのなら」と、祭祀場内奥部の探索を了承してくれた。
しばらく歩くと、通路が開けて広い吹き抜けに出た。まるで空中に浮かんでいるかのような頼りのない通路が左右に分かれ、階下には祭壇が見える。
祭祀場内はひどく暗く、眼が慣れるまで時間がかかったが、祭祀場ないの所々に偏在する水溜まりは神秘的な光を放っており、一寸先も見えないということはない。
338名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:59:23 ID:wSG3RM1+
「アル」
モルダーがかがみ込み、通路から階下を指さした。その先には、鎌を持ったまま絶命している死神の死体がある。「死神」の「死体」というのも妙な話だが……。
「よく見ろ。なにかおかしくないか?」
よく目を凝らすと、たしかに死神の死体には奇妙なところがあった。死神の死体が、なぜか小さかった。いや違う、死神の体は「ひしゃげたように」潰れていた。
「ウルスラは、そういう武器を用いないはずだ。なにか妙だぞ」
モルダーはそう言って眼を細め、俺のほうへ視線を向けた。その険しい目線が、注意の必要アリと物語っている。
俺たちはウルスラがここにいると信じて探索している。ここにウルスラ以外の誰かがいるということには、否応にも不安を煽られざるを得ない。
いま俺の脳裏では、黒いローブを纏ったあの男が像を結んでいる。モルダーも俺と同じような想像をしたに違いない。俺たちが道場をしていたときにやってきた、あの恐ろしく強い男だ。
奴の特大剣なら、死神の体をひしゃぐことなど容易いに違いない。そして、奴を最後に見たのは、ウルスラがたった一人で対峙することになったあの断崖なのだ。
奴に敗北し、結果捕らえられてしまったウルスラが、その男に連れ回されている。そんな想像が頭の中にひらめき、心臓をわしづかみにされるような感覚に陥った。
自然と呼吸が荒くなる。あの危険な男に、ウルスラが捕らえられてでもいようものなら、彼女がなにをされるか分からない。頭中に思い浮かんだのは、男に蹂躙される彼女の図だった。
「アル」
モルダーがこちらを見ずに立ち上がる。こちらがうわのそらで生返事をすると、モルダーは天井を見上げて目の頭を揉んだ。
「俺はな、お前がウルスラと出会ってよかったと思っているんだ」
いったいなにを言い出すのか。思わず見上げたモルダーの顔には、わずかに笑みが浮かんでいる。
「ウルスラと出会ってから、お前、けっこう見違えたよ。やる気というか、なんというかな。
 二人だけで戦ってた頃とは違って、いまのお前には自信がついているように感じるんだ」
こちらを振り向いたモルダーには、珍しく柔らかい表情が浮かんでいる。この男には、無意識に不機嫌そうな表情をする癖があった。それだけに、俺は目を丸くしてしまった。
「俺はそれが嬉しいんだ。いまのお前からは、生き残るという意思だけでなく、世界を救おうとする意識すら感じる。
 こんな所に送られて落ち込んでいたお前が、そんな風に考えられるようになったんだ。あのお嬢さんは大したタマだよ」
それからモルダーは一呼吸置いて、堰を切るように語り出した。
「俺はお前のことが心配だった。どうやったらお前が昔のように明るくなるのか、考えたこともあった。
 しかしあのお嬢さんは、俺が頭を悩ませていたその課題をいとも簡単に解いてしまったんだ。
 お前をこうまで成長させてくれたあのお嬢さんは、俺の恩人でもある。俺がお前の探索を手助けをするには、上等な理由だよ」
顔が紅潮してくる気配を感じた。モルダーは決して口には出さないが、俺がウルスラに対して仲間以上の好意を抱いていることに気づいている節があった。
要の神殿にいる間、なにかと俺とウルスラを二人にするように取りはからってくれたり(お陰でウルスラ自身はモルダーに嫌われていると誤解していたが)、
ウルスラがいる間は、女性を不快にさせるような、若い男にありがちな軽口を俺とは交わさないようにしていた。ウルスラの俺に対する印象を下げないための配慮だ。
俺はそれに気づいていた。そしてそのたびに、モルダーが唯一無二の大親友であるという認識を、さらに高めていたのだ。
「いったいなにを言い出すのかと思えば、そんなことかよ」
俺もニヤニヤしながら立ち上がる。立ちくらみはしない。俺には頼りになる親友であるこいつがいた。こいつがいる限り、俺は地に足が付くような安心感を得ることができるのだ。
「うるせえよ。ウルスラのこと好きなんだろうが。ここで気張れよ、相棒」
モルダーも口元に手を当ててニタニタしている。堪えきれなくなって、二人で声を上げて笑いだした。
「さっさと探し出して連れて帰ろうぜ。白馬の王子様役はきっちりお前にゆずってやるからよ」
さらに可笑しく感じて、二人で笑いあった。祭祀場内に、俺たちの笑い声が響いている。
339名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 21:59:44 ID:wSG3RM1+
楽観した心持ちも、ここで打ち止めとなった。
祭祀場内には、化け物たちの気配がまったくなかった。階下へ降りた瞬間からなにごとか感じ取ったモルダーは直剣を抜き身にして警戒し、俺もそれに倣ってハルバードを構えている。
階下で透明な巨人を使役するあの死神だけでなく、幻術によって隠匿された隠し通路の先にいる黒い英霊の骸骨でさえ、粉々になって息絶えていた。
ずいぶんと気合いの入った処理である。そう、まるであらかじめ人払いをされていたかのような薄ら寒い空気が、薄暗闇の中に漂っている。
モルダーほど敏感な戦場の勘を持たない俺でもはっきりと理解できた。俺たちは、間違いなくここに誘い込まれた。
ウルスラに? まさか、そうではない。俺たちは既に確信していた。間違いなくあの男である。道場に現れた、あの恐ろしく強い男……!
ハルバードを握る手が自然に強くなる。汗がしみこみ始めたグローブの感覚が気持ち悪い。モルダーも、額に汗を垂らしていた。
俺たちは奴に勝てるのだろうか。なによりもまず、あの男がモルダーを下したという事実がなによりも増して恐ろしい。
モルダーが負けることなど、長いつきあいがある俺でも見たことがなかった。先発で俺があの男に挑んだのだから、実際に見たわけではないが、
神殿で静かに敗北の沈痛に耐えているモルダーの姿は、俺の背筋をして、いとも容易くゾッと凍り付かせる効果があった。
闘技場優勝経験者と引き分けかあるいはそれ以上の勝負をするモルダーが、幼い頃から天才と呼ばれたこのモルダーが、「敗北」したのだ。
これが恐怖でなくてなんであろうか。モルダーを下すような傑物がこのボーレタリアを跋扈しており、なおかつ俺たちと同じ、「楔に囚われた不死の」戦士なのである。
――しかし、今度は道場ではない。ハルバードの柄を強く握り直す。死体がごろごろと散らばっている地下壕に足を踏み入れた。腐敗臭が鼻につき、思わず顔をしかめてしまう。
足下に、いくつかの石が転がっていた。瞳の石に、きらきらと輝く見たこともない鉱石だ。きっと値打ちがあるのだろうが、今の俺にそれを拾おうとする心の余裕はない。
なにを俺は怖がっているんだ。今度は道場ではない。そう、道場ではないのだ。
奴と遭遇し、俺たちが想像していたような手段でウルスラに危害を加えていた場合は、手段を選ばず二人で襲い、ウルスラを奪還する予定を立てている。
だが……。
それでもなにか、心の奥底で冷えたものがゴロリと横たわっているのを感じる。いかな相手といえども、二対一ではこちらが圧倒的に有利なはず。それだというのに。
「誰だ!」
モルダーが不意に叫んだ。驚いてモルダーの向く方へ視線を走らせると、ちょうど誰かが、俺たちが通ってきた扉の奥へ逃げ出すところだった。
俺は目を疑った。俺たちから逃げ出した人間は、ちょうど女の子供のように見えたからだ。しかも、その顔はまるで……。
「! アルバート、逃げろッ!」
思索はモルダーの叫び声によって打ち切られた。
モルダーが俺の首根っこをつかんで地面に飛び込んだのだ。突然のことに顎をしたたか打ち付けたが、戦場の顔になっているモルダーを見ると怒る気持ちも収まった。
さっきまで俺たちが立っていた場所には、黒い雲のようなものが渦を巻いていた。鼻をわずかに刺激するこの臭いは、確実に危ないものである。
「これは、いったい」
「もたもたするな! こんな狭い場所じゃすぐに部屋中いっぱいになるぞ!」
モルダーは既に立ち上がり、扉の前で俺に手を振り仰いでいた。迷うことなく駆け出す。階段まで駆け抜けたところで、モルダーが扉を打ち付けた。
これで雲を吸うことはないだろう。しかし、それでも隙間から溢れてくる可能性がある。俺たちは早急にその場を離れ、階段を上り、踊り場へと向かった。
「逃げられたか」
盾を構えたままのモルダーが、鋭い目つきを左右に走らせている。俺はというと、さっきまでいた地下壕へと続く穴を、かがみ込んで見ていた。
中では例の黒い雲が充満しており、散乱していた死体を一つ残らず包み隠している。下方でよどんでいる辺り、上に昇ってくる気配はないようだ。
「ここから雲を放ったんだ」モルダーに促すと、かれも同じように穴の下をのぞき見た。くそったれ、と毒づいて苦いものをはき出すように唾を飛ばす。
「関係があると思うか?」
「関係もなにも」モルダーは鼻白んだ。こちらを疑うような目線を投げかけてくる。「あいつに間違いないだろう。あの男」
「そうじゃなくて、さっきの子供だ」思わず語勢が強くなってしまう。モルダーはきまりが悪そうな顔をした。
「お前の言いたいことは分かるよ」
「ウルスラによく似ていた」言葉がモルダーと重なった。やはり彼も同じように感じたようだった。
340名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:00:05 ID:wSG3RM1+
「……関係があると思うか?」
モルダーは頭をひねり、曖昧な生返事を漏らした。肯定も否定もしないつもりらしい。それもそうである。ボーレタリアに来て以来、常識というものはまったく通用しない。
あの男にそういった技術があるのかどうかは分からないが、ソウルの業を用いれば、体を小さくするということもできるのかもしれない。それがどういった利益をもたらすのかは考えもつかないが。
しばらく思案に暮れたが、俺とモルダーはすぐに頭を切り換えた。どちらにしても、男を見つけて聞き出せばいいだけのことだ。
その瞬間だった。俺の背後に視線を向けていたモルダーが目を剥いたのを咄嗟に見て取った俺は、そのまま倒れ込むように前に飛び込んだ。
大重量の鉄塊が頭上をかすめ、鼓膜がびりびりと不快に鳴り響く。かすかな舌打ちの音を耳にして、ようやくそこに例の男が現れたことに気づいた。
恐怖で息が詰まりそうだった。ごろごろと転がり、なんとかモルダーの足下までたどり着いた俺は、その勢いのまま、急激に立ち上がる。
「貴様ッ」凶相に顔を歪めたモルダーの剣先には、ひどく整った顔立ちではあるが、狂気そのものの笑みを張り付けた男がたたずんでいた。
「惜しい。当たったと思ったのだが」男は鷹揚に両手を広げ、悠然と構えた。右手には巨大な剣を担いでいるにもかかわらず、その質量を感じさせないような仕草だった。
「アルバート、同時に仕掛けるぞ!」凍りかけた背筋を、モルダーの一喝が蹴り飛ばした。手段を選ばず二人で襲う。二人で決めていたことだ。こいつさえ倒せばウルスラを奪還できるはずなのだ。
男に斬りかかったモルダーに遅れて、ハルバードの刃先を奴の腹部めがけて袈裟懸けに振り下ろす。しかし、モルダーの剣先も、ハルバードの刃先も男には届かなかった。
グレートソード。その幅広かつ肉厚な長い刀身を一息に翻した男は、剣の重量と見かけによらない怪力を発揮する男の腕力とで、二つの攻撃を同時に遮ぎっていた。
恐ろしい力だった。いくら奴の剣が大きく重量に富むとは言っても、普通、大の男二人の攻撃を片手で支えるだけで防ぎきることなどできるだろうか?
しかしそれは現実であった。現に、奴は片手だけで支えたグレートソードのみで、俺たちの攻撃を防ぎきっているのだ。
俺たちが硬直した瞬間を逃さなかった男は、朗々とした高笑いを響かせながら地面を蹴って後背へと飛び上がった。すると、霧に霞むかの如く、奴の姿が見えなくなったのだ。
「消えた!?」突然の出来事にうろたえ叫ぶ俺を尻目に、奴の高らかな笑い声と足音はどんどん遠ざかっていく。
「落ち着け、ソウルの業の一つだ!」モルダーが俺をねじ伏せるように叫ぶ。「ある程度距離が離れると姿が見えなくなるだけだ!」
「だとしても、追わなきゃまた奇襲を受けるかもしれないぞ!」
「それはそうだが」モルダーは迷っているようだった。「奴は俺たちが来ることを知っていたんだ。なにも手を打っていないはずがない」
俺たちの背後で、陶器が破砕したような甲高い音が響いた。とっさに振り向くが、そこには誰もいない。その音は、危なっかしい空中通路へと続く階段の辺りから聞こえた気がした。
「もうあそこまで移動したというのか? 早すぎる」モルダーが怪訝そうな顔でその方向を見やる。
俺たちのいるこの空間には、地下壕へと続く階段と穴を中心として、左右に各々祭壇前に出る通路がある。
あの男はその通路を右に逃げていったのだが、いまさっき聞こえた破砕音は、唯一二階へと続く通路方面の階段から、つまりは左側から聞こえてきた。
どうにも移動が早すぎる。やつが左側の階段を登ったというのなら、足音が聞こえていてもおかしくはないというのに、そんな気配すらしなかった。
モルダーのいう通りかもしれない。もしもパッチから聞かされた情報が、奴から流された、いわば誘導としての情報だったとしたら?
そうだとしたら、俺たちが二人組であることなど承知の上なのだ。そして、いくら奴が自信過剰であったとしても、たった一人で二人を相手にするだろうか?
モルダーの言うとおりだと考えるべきなのである。奴は確実になにか手を打っているはずだ。たった一人であろうと、二人組を相手に勝ちうるなにかを……。
すべては可能性にすぎない。しかし、相手はモルダーをして下すような優秀な戦士だ。用心をしすぎて困るということはない。
現に、奴はすんでの所まで気づかれず、すでに警戒していた俺たちを相手に堂々と奇襲してみせたではないか。生半可な用心は、奴の前では当然のように用をなさない。
341名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:00:51 ID:wSG3RM1+
「罠だ」モルダーは断じた。「考えてもみろ。奴がうっかり大きな音を立てるようなヘマをすると思うか?」
モルダーの言は信頼を置くに相応しかった。あれほど周到で狡猾な男が、そんな馬鹿な失敗をするはずがないのだ。そう考えるべきである。
俺たちは互いの背中を守りながら、部屋を右側から抜け出した。左の階段へは向かわない。その先へ向かえば、おそらくは奴の用意した罠があるはずである。
ふと、薄暗闇の中によりいっそう深い影が差した。その影が人と巨大な剣によるものだと気づくより早く、俺の体はモルダーに吹き飛ばされていた。
祭壇の上から飛びかかり、俺たちへ向けて振り下ろされた鉄塊は、にぶい風圧を立てながら吹き飛ばされた俺とモルダーの間を爆砕し、土煙を大いに立ち上らせた。
「罠を見切ったか。剃髪の男の腕も立つようだな」土煙の中におぼろげな影が浮かび上がる。その姿はゆらゆらと揺らめいて、さながら化け物のように俺の目には映った。
俺たちが破砕音を罠だと見抜くことすら、罠だったのか? なぜ陶器を破壊したはずの奴が、こんなにも早く、それも俺たちに気づかれずに祭壇の上にいるというのだ?
疑問が脳内を駆け巡る。しかしその疑問を解く暇などなかったし、俺の頭の中には、ふたたびまんまと奇襲を成功せしめた敵対者への敵意しか存在しなかった。
「くそっ!」立ち上がりぎわに振り回したハルバードはただむなしく土煙を切り、奴の影はゆらりと揺らめきながら、その姿を消してしまう。
「そんなに振り回してはお仲間に当たるのではないかな、坊や?」奴の声は隠し通路へと続く階段の方から聞こえる。
俺はというと奴の言葉にひどく辱められたように思えて、ただ唇をわななかせるしかできなかった。
「俺の心配はいらん! 追うぞ!」モルダーが土煙から飛び出し、階段を数段飛ばしで駆け上がった。俺もその後を追う。
ソウルの業により姿を消してはいるものの、奴の足音は隠し通路の先からたしかに聞こえてくる。うかつだ、とは思い至らなかった。通路の先にもまだ逃走経路はあるのだ。
「こっちだ!」モルダーが隠し通路の先に進入する。奴の足音はすぐ近くから聞こえてくる。おそらくは、もう目と鼻の先にいるはずだ。
通路の先へ飛び出すと、強風のなか、曇もまばらな空を華麗に遊泳しているエイたちの姿が視界に入った。いままで暗中にあったからか、目がくらんで空を正視できない。
「いない……?」モルダーが身を乗り出して崖のほうへ向かった。「足音も消えただと?」
すぐにでも気づくべきだった。しかし俺は明所への進入でくらんだ視界を治すのに必死で、背後からゆっくりと近づきつつある奴の足音に気づくことができなかった。
右肩から左腰にかけて、斜めに強烈な衝撃が走る。目に映っていた視界が急激に後背へと走り、頭が猛烈な勢いで揺さぶられた。
奴のグレートソードで吹き飛ばされたと気づく頃には、俺の体は向かいの崖から転落しつつあった。
回転する視界の中でがむしゃらに伸ばした左手が、かろうじて崖の先を掴んだ。ハルバードを落とさずに済んだのは、騎士としての意地なのかもしれない。
「アル!」モルダーが駆け寄ってくる気配がした。がんがんと痛む頭を上方に向けると、俺を案じるモルダーの険しい顔が映った。
しかしその視界は、振り回された頭からきた揺らめきで混濁し、その顔をぐるぐるとかき回してしまう。左腕だけで支えている体重が、ひどく重く感じた。
モルダーから救いの手は差し伸べられなかった。意図は理解できていた。いま俺を助け出そうとすれば、二人もろとも奴の剣で崖下へと落とされてしまう。
「不思議だねえ。足音が聞こえなくなったろう?」足音が聞こえてくる。奴の声は笑気をはらんでおり、この状況を楽しんでいる様子がありありと伝わってくる。
モルダーの雄々しい叫び声が、奴のふざけきった声をかき消した。刹那、剣と剣がぶつかり合うにぶい音が、嵐の崖に響き渡る。
モルダーが、奴との戦闘を始めたのだ。だとすれば、俺にできることはただ一つ。モルダーが時間稼ぎをしてくれている間、すぐにでもこの崖を登り、体勢を立て直すのだ。
目の前の崖が少しだけ崩れ、欠片が顔面の前をぱらぱらと落ちていった。それらが行き着く先は、奈落の底である。落ちれば、全身を打ち砕かれて死亡するだろう。
恐怖が心臓を蹴り飛ばすのを感じながら、ハルバードを握りしめている右手を伸ばした。しかし、崖の上にハルバードを置こうとするが、刃先が崖面にぶつかってうまく乗ってくれない。
そのたびに体勢が崩れ、全体重がかかっている左手がぎりぎりと締め付けられ、攻撃を受けた背中から全身へ痛みが走る。あまりの苦痛に、苦悶の喘ぎを抑えられない。
剣戟音が俺の焦りを刺激するなか、うまく動かすことのできない右手がもどかしく感じられた。
342名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:01:12 ID:wSG3RM1+
なんとかハルバードを崖上にのせることができたとき、近くで爆発音がし、崖を掴む右手が熱風によってあぶられ、手がひきつるのを感じた。
おそらくは奴の炎魔法だった。あまりの熱に思わず崖から手を離してしまいそうになったが、歯を食いしばってそれに耐える。
「どうした? ちゃんと守ってやらないと勝手に落ちてしまうぞ」と、奴の煽りが聞こえてくる。
「貴様!」モルダーの怒声が再び響いた。次いで、速さをよりいっそう増した剣戟音が鳴り響く。
早く登らなければ。声音から察するに、モルダーはかなり焦っているようだった。きっと、奴に相当追い詰められているに違いない。
とりあえずは地面に置くことのできたハルバードを手から離し、崖を掴む両手に全霊の力を込める。
しかし、その作業は今まで以上に苦痛を伴い、遅々としていっこうに進まず、崖を登るまでのほんの少しの距離が、はるか遠方のように感じられた。
掴んだ崖をただ登るだけなら誰でもできるだろうが、今の俺は二重の苦痛に苦しめられていた。
一つは鎧からくる重み、もう一つはグレートソードの一撃をもろに受けてしまった背中から来るダメージだ。
登ろうと腕に力を入れれば入れるほど、痛みは加速度を増して全身に行き渡り、鎧を着込んで重くなった体を崖の下へ引きずり込もうとする。
ようやく肘を崖の上に引っかけることができたとき、モルダーと男の激闘が視界に飛び込んできた。
幻覚かなにかを目撃しているのではないかと、まだ少し朦朧とする視界を疑った。
男は、身の丈ほどもありそうなグレートソードを、さながら棒切れでも振るうかのような軽やかな動作でモルダーへ叩きつけていた。
その剣圧と剣風に圧倒されるモルダーは、しかし天性のセンスなのかそれらのほとんどを紙一重で避け、時には盾で受け流しながら、直剣を差し込むタイミングを窺っていた。
嵐のように押し寄せる特大剣を避けるモルダーもそうだが、問題なのは男のほうだった。俺たちは一度やつと戦っているが、その時は、こんなにも軽々と剣を振り回してはいなかった。
前に戦ったときの緩慢さは演技だったというのか。それにしてもいったい、どのくらい鍛えればあんなにも楽々とあの剣を振れるようになれるのだ!?
「アルバート、さっさと上がれ!」
悲鳴じみたモルダーの怒声にうながされ、一息に胸から下を崖上へ引き上げた。崩れ落ちるように地面へ倒れ込むが、目の前をグレートソードの切っ先がかすめ、恐怖で体が自然に飛び上がる。
「やれやれ、どうも上手くいかないな」男は美顔の上にすらりと伸びる秀麗な眉を不快げに傾け、「ウルスラ、もう一度だ」とつぶやいた。
『ウルスラ』という単語を聞いた瞬間、俺の体の中で膨大な熱量が体を突き動かすのを感じた。
背中の痛みも手の痺れも疲労も消耗も忘れ、ハルバードを奴に向かって突き出す。「やはりお前が、お前がウルスラを連れて行ったのか!」
「いかにも!」滑るような足取りでその一撃をかわした男は、隠し通路に逃げ込み、その姿はまたも霧に霞むように消えてなくなる。
「待てっ!」次いで通路へ躍り出て男を追いかける。
「アルバート!」後ろからモルダーの叫び声が聞こえたが、怒り、激高していた俺の耳を素通りする。
絶対にいま奴を逃がしてはならない。想像通りなのだ。ウルスラはこの男に利用されている。
魔法、そう。すべては魔法なのだ。奇天烈な場所から聞こえてくる奴の足音、ヘタしたら陶器の破砕音だって、魔法によるものなのかもしれない。
任意の場所に任意の音を出す。そんな簡単そうな魔法など、素人に、それこそウルスラにだってできそうなものである。ましてや、単純な足音だったらなおさらだ!
俺が先ほど想像したとおりのシナリオなのだ。ウルスラはおそらく、奴に脅されているかなにかの理由で、協力を強いられているのだ。
頭がずきずきと痛むのが、男が振り下ろしたグレートソードによるダメージからのものなのか、破裂せんばかりに血管を締め付ける怒りからのものなのか分からなかった。
――あるいは、その両方か。俺の心中は、ウルスラを弄んだであろう男に対する殺意で満たされていた。
階段を駆け下り、祭祀場内に飛び込む奴のローブの端が目に映った。
俺もそれに続いて飛び込み、そして思わずたたらを踏んだ。
343名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:01:41 ID:wSG3RM1+
男は、俺の目の前で棒立ちしていたのだ。不意打ちのような男の行動に面食らいながらもハルバードを構える。
「もう逃がさんぞ! ウルスラはどこだ!」胸元に刃先を突きつけながら叫ぶ。唾が飛ぶのも気にしない。
「そんなことよりも、君はいまどこにいるのか分かっているのかね」明らかに血が上っている俺に対して、男はあくまで柔らかい物腰で聞き返す。
「何?」
ここは祭祀場。モルダーは隠し通路の先、どこかにウルスラがいて、そして俺と男は祭祀場内で一触即発のにらみ合いをしている。
「君は、いま、どこで、なにをしている?」
ぞくり、とした。朗読でもするかのような奴の美声が、頭の中で反芻する。わざわざ目前の相手を煽るような、湿り気のあるしゃべり方だ。
間近で相対していまさらながら気づいた。奴の背は高く、決して背の低い方ではない俺が見上げてしまうほど背丈がある。故に遠くで見ると細身のように見えるのだが、しかし実際はそうではないのである。
奴はおそらく着やせするタイプだ。近くで見れば、右手だけでかついでいるグレートソードを振るうに足る、筋骨隆々な体つきをしていることが分かる。
ローブから覗く白い衣服で包まれた腕は長く、そしてその表面には凶暴さを具現化したような無駄のない引き締まった筋肉が浮かび、
腕と同じく長く伸びている脚も、それに倣い凶相そのもののような暴力的な肉体を晒している。
そして俺は、そんな奴を目の前にし、モルダーの援護も望めないこの状況下で、たった一人で相手をしようとしているのだ。
背筋の震えが全身に伝播する。勝てるだろうか。一度こいつと刃を交えた際、男はおそらく演技で緩慢に武器を振るっていたというのに、俺は敗北している。
実際のこいつは、超重量の特大剣を棒切れのように振るうような規格外の男なのだ。こんな相手を、俺一人で……?
胸元に突きつけたハルバードの刃先が震え、それを目にした男が、にやりと口元を歪めた。
「君は少し冷静さに欠けるな」
奴は、腕を鞭のようにしならせただけだった。凄まじい風圧が男の方向から全身を叩きつけてきたかと思うと、視界が急激に上空へと浮かんだ。
目線が空中廊下と同じくらいの高さにある。凄まじい腕力で上方へ吹き飛ばされたのだと気づくと、腹部から胸部にかけて鋭い熱が走り、口中を鉄の臭いと味が満たすのを感じた。
それでもなんとか受け身をとろうとしたが、腕がハルバードを掴んだまま、まったく動こうとしない。
二転、三転とめまぐるしく回転する視界が捕らえたのは、グレートソードの一撃を受け、柄を折られたハルバードを握りしめたまま折れた左腕だった。
地面が近づく。どうも悪運がいいようだった。上手く動かすことのできない視界は真上を映している。
背中から地面に激突し、衝撃が全身を突き抜けた。咄嗟に首を守ったために後頭部をぶつけることはなかったが、
背面から受けたとはいえ、高所から墜落したダメージは甚大である。口の中の血が噴水のように飛び散り、顔を濡らすのが分かる。
体は硬直してしまったかのように動かず、息をすることもままならない俺の口は、空気を求めてぱくぱくと魚のように開閉するだけだ。
痛い。呼吸しようとするたびに、心臓が鼓動を一つ数え上げるたびに、身を引き裂かんばかりの激痛が全身を走る。
視界が急激に萎んでいるのが分かる。その赤く染まった視界に、揺らめき悪魔のような姿に見える男の姿を認められた。
恐怖で心臓が跳ね上がる。痛みになど構っていられなかった。折れた右腕を使ってでも這いつくばり、必死に男から離れようとする。
しかし俺の逃亡は、首根っこを掴み上げてきた男によって無残にも断ち切られた。
344名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:02:01 ID:wSG3RM1+
「君にはまだ用があるんだ。逃げてもらっては困る」
血のように赤い唇を喜色に歪ませた男の美麗な顔が、目の前にある。柄が折れてはいるものの、刃部にはダメージのないハルバードを奴の腹に突き刺そうとしたが、
俺の些細な抵抗は、首根っこを掴む男の左手に力がこめられただけで防がれてしまった。
万力のような強固さで俺の気道を締め付ける男の左手は、復讐に燃える俺をして簡単に無力化せしめるほどの力強さを持ち合わせていた。
「死にはしないよ。なあに、我が野望の糧となるだけだ」
いつの間にやら持ち替えたのか、奇妙な形をした男のタリスマンが男の右手にあった。そのタリスマンから、禍々しい色を放つ光が発せられている。
このまま俺はこの男に殺されてしまうのだろうか。ウルスラを救えず、モルダーになにも告げないまま、ボーレタリアから帰らなかった者の一人として数えられてしまうのだろうか。
(いいか、ここまで育ててやった恩を忘れるな。逃げ出そうだなどと思うなよ。ボーレタリアへ向かい、世界を救うか死ぬか、どちらかを成し遂げてこい)
親父の言葉が頭の中で反芻する。所詮は、ただの夢だったのだろうか。モルダーや、ウルスラと、ボーレタリアを救って、そして……。
もはやここまで、と俺は目を閉じ、せめて親友と愛する人のために祈ろうとした。
その時だった。ぶつり、と肉を裂くような耳に障る音が聞こえ、いままで力が緩む気配すらなかった男の右腕が、嘘のように力を失った。
締め付けられていた気道が緩み、咄嗟に男の手中から抜け出した俺は、地面に突っ伏しながら盛大に咳き込んだ。
涙の膜で覆われた目を開けると、にぶい光を放つ直剣が、ひれ伏した俺の頭上で男の右腕を突き刺しているのが目に映る。
「貴様……」男の目には怒りの色が浮かび、俺の後方を見据えている。その先にいるのは、振り返らずともわかる人物であろう。
モルダーが直剣を引き抜き、地面に倒れ込む俺の前に躍り出て男に斬りかかると、男はそれを猫のような俊敏さで翻りながら避け、その勢いで床に刺していたグレートソードを引き抜いた。
「君は油断できない相手だと思ってはいたが」男は刺された右腕をかばいながら、左手だけでグレートソードを構える。「よもやそこまで気配を殺せるとはな」
「馬鹿野郎、一人で突っ込みやがって」モルダーが俺の肩を掴み、引き上げる。モルダーの物言いは怒気を孕んでいるようだが、その眼には苦痛が浮かんでいた。
俺の肩を掴んでいるモルダーの額と首筋には、玉のような汗がびっしりと浮き上がり、モルダーの疲労がありありと窺える。
当然のことだった。モルダーだって、巨大な剣を棒のように振り回し、狡猾に相手の命を奪おうとする、まさしく化け物のようなこの男と対峙していたのだ。
一瞬たりとも油断できず、少しでも動きに無駄があれば、それを切り口として一息に叩きつぶされてしまう。
そんな男を相手取り、モルダーは「友人を守る」という命がけの時間稼ぎを見事にやってのけたのだ。相応の疲労はあってしかるべきである。
「すまん、俺」涙が浮かびそうになる。怒りに駆られたとはいえ、疲労したモルダーを置いたまま一人で男を追いかけたというのは、あまりにも思慮に欠けた行動だった。
あと一歩で死んでしまうところを助けられたというのに、俺は男の発した『ウルスラ』という言葉に激高し、モルダーへの気遣いすら忘れてしまっていた。
だいたい、モルダーでさえ苦戦する相手を、どうやって俺が一人で倒すというのだ。奴を倒すときは必ず二人。これだけは俺たちの間の不文律なのだ。
「やれるか」
「もちろん……!」
正直なところ、満身創痍一歩手前といった状態ではあったが、不思議とさっきまで感じていた痛みは和らいでいた。
この状況に熱狂してしまっているのだろうか? いままでいたぶられるだけだった俺たちが、ようやくにして一矢報いることができたのだ。
それも、腕を一本使えなくするという重傷である。それに加え二対一。いくら化け物のようなこの男であったとしても、どうにかできるのではないか。
345名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:02:22 ID:wSG3RM1+
上空へ打ち上げられたときに折れた腕は左手。しかし俺の利き腕は右手である。まだ十分戦えるし、武器だって使えなくなってしまったわけではない。
ハルバードは、竿の先に斧を取り付けたような形状をしている。柄が折られ短くなってはいるが、片手で扱わざるを得ないこの状況では、斧として使えないわけではない。
利き腕ではないとはいえ、腕が折られた状況で加勢するというのは無茶かもしれない。しかし、男を倒すというのなら、今しかないという確信があった。
まず、奴の片手も俺と同じく使えない状態になっているということ。奴の右腕は、直剣の刺突により手首を抉られ、とめどなく血が流れ続けている。
この点において多少はこちらへ有利に働くだろうが、しかし、また逃げられでもしたら、せっかく痛手を加えることができたというのに、魔法かなにかで回復されるかもしれない。
そうなってしまえば戦いは振り出しに戻るばかりでなく、こちらだけ片割れが負傷しているという事態に陥りかねない。
この男なら、片手だけでも十分に強いのであろう。だがしかし、潰すならまさしく今以外にして選択肢はないのである。多少の無理を押してでもここで倒しておかなくてはならない。
「いくぞ、アルバート!」
「おう!」
先に仕掛けたのはモルダーだった。風を切るような勢いで一息に男との間合いを詰め、直剣で斬りかかる。
しかしその斬撃は、左手だけで軽業のように翻されたグレートソードの肉厚な刀身に阻まれた。巨大な鉄塊の回転に攻撃を弾かれたモルダーが、たまらず体勢を崩す。
「片手だけの私になら勝てるとでも思ったか」男が回転の勢いをそのままに、モルダーの脳天めがけて縦割りを加えようとする。
それを黙ってみている俺ではなかった。俺は奴の負傷した右腕側に素早く回り込み、ハルバードの刃を横なぎに男めがけて振り切る。
右腕をかばいながら戦っている男にとって、この位置取りは非常に厄介なはずである。
「気づいていないとでも!?」
目の前に、力のこもっていない血塗れの右腕が突き出された。もはやタリスマン一つ握ることができないほどその手は弛緩しているようだが、タリスマンは紐で手首にくくりつけられている。
瞬間、視界が目映いばかりの朱によって満たされた。タリスマンから放たれた大面積の火壁は、ハルバードを握った俺の左腕に取りついたかと思うと、飛び火して全身へと広がる。
鎧の中をかけずり回る炎が身を焼き呼吸を妨げ、喉が灼けて締め付けられる。まるで全身を針で刺されたかのようだった。だがしかし、俺はこの苦痛を根性で耐えしのぐ。
右腕を負傷したとはいっても、奴の場合、片手で巨大な得物を扱うことに抵抗のない規格外の男である。左手での使用にも、なんの支障はない。
それだけでなく、男は火力超過の炎魔法をも扱う。そして、魔法発動に必要なタリスマンは軽いため、右腕が封じられたとしても、使用するに支障がない。
右腕側に回り込んだのは、そこまで予想した上での行動だった。そう、男の反撃は、予想の範囲内にある。
俺の役目は、男の注意を俺に逸らすことだ!
「アルッ! いけッ!」モルダーが、グレートソードを握る男の腕に組み付いた。
グレートソードはそもそも切ることを想定しておらず、その重量を持って相手を叩きつぶす武器である。つまるところ、『叩きつぶされなければ、どうということはない』。
男がグレートソードを愛用するという事実が裏目に出た。刃の研がれた武器ならば、組み付いたモルダーに刃を当てて攻撃を加えることも可能かもしれないが、
こうやって腕に組み付いて叩きつぶすという行動を奪ってしまえば、グレートソードはただの直剣よりも役に立たない鉄塊になるだけなのだ。
ハルバードを高く掲げながら叫び声を上げた。まるで鬨の声のようだ、と嗄らさんばかりに振動する喉の震えを感じていた。
346名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:02:42 ID:wSG3RM1+
「クインツ!」
突如、まだ幼さの残る少女の声が祭祀場内に響いた。見れば隠し通路へ続く通路への入り口で、真っ黒なローブを身に纏った例のウルスラによく似た少女が叫んでいるではないか。
「ウル、スラ……?」
「躊躇するなアルバート! どのみち倒すしか方法はない!」
思わずハルバードを取り落としそうになった俺を、モルダーの叱咤が突き動かす。そうだった。どのみちこの男を倒さなければ、満足にウルスラを救出することすらできないのだ。
しかし、わずかな時間に起こった多事多端の出来事で沸き立ちそうになっている脳内に、不安にならざるを得ない疑問が強い質量を持って思い浮かんでくる。
クインツ、とはおそらくこの男の名前だ。そしてその名前を叫んだウルスラは、まるでこの男をこそ案じているような、そんな雰囲気で――。
全体に力を込めて、嫌な想像を振り払うべく叫んだ。ただの妄想だ。彼女は脅されて協力しているだけだ。きっと、弱みかなにかを握られているのだ。
掲げた手を男の首めがけて振り下ろす。狙うは一撃必殺。頸椎の切断による即死。
折れたハルバードが男の体に近づく。男はこの絶対的な危機にもかかわらず、不遜で、なおかつ機嫌の悪そうな顔をして、叫んだウルスラを見つめていた。
こいつ! 男に対して心の中で罵る。こんな状況なのに、まるで俺たちを歯牙にもかけていない!
もはや報復に対する思いもなかった。いままで男にやられた奇襲の数々が、ウルスラに対する疑念が、数多の苛立ちが、俺の思考を彼岸の彼方に追いやっていた。
今すぐこいつを殺して、腹の虫を収めてやる!
が、しかし、男の体に刃が達する手前で、重く黒い影が俺の右肩部と頭部に覆い被さった。
突然の妨害に目を回すと、覆い被さったなにかがうめき声を発している。モルダーの声だった。彼は、男の腕に組み付いたまま俺の上にのしかかっている。
被さったモルダーの体からなんとか這い出ると、そこには目を疑わんばかりの光景が映っていた。
奴は、「モルダーが組み付いたままの」グレートソードを、俺に対してかぶせていたのだ。
なんという怪力だろうか。グレートソードより重量を持つであろう、金属鎧を着込んだモルダーごと剣を振り下ろすなど……!
いよいよもって、怖気とはまた違った感情が胸中を支配しはじめた。恐れではなく、畏れ。
畏怖という感情を目の前にしたとき、俺はようやくにして「化け物」という言葉を真に理解した。
この男はあまりにも大きく、そして畏れ多い。あまりにも、強すぎる。
この男は、「化け物」なのだ。俺たちとは次元の違う、あまりにもかけ離れすぎた存在なのだ。
「ウルスラ、私のことはご主人様と呼べと言ったはずだが」
「化け物」らしく、俺たちのことなど歯牙にもかけない様子でウルスラに言及した男は、赤い唇を狂気に歪ませた。
「アルバート! ウルスラを保護しろ!」叫ぶと同時に、組み付いた腕を軸としたモルダーの両足蹴りが男の横顔に炸裂した。その勢いで組み付いた男から手を離し、後ろに飛び退く。
しかし男の首筋は、全体重が込められたであろうモルダーの蹴りにびくともせず、その顔をわずかばかり厭わしそうに変化させただけに終わった。
モルダーがなにを言い出したのか分からなかった。この化け物を倒すなら負傷している今を除いて他はなく、また二人でないと相手にすらならなさそうな奴ではないか。
「ウルスラを保護して安全な場所に逃げろ! 俺も後から行く!」
思わずハッとした。凝り固まった思考の湖へ、モルダーの言葉が一石を投じたかのようだった。
そうだ、何もこの男を倒す必要はないのだ。ウルスラを保護してこの男から逃げ切ることができれば、後顧の憂いは残るものの万事上手くいく。
こんな化け物を相手取ってまともに戦う理由など、どこにもないのだ。俺たちの目的は、ウルスラの奪還である。
だがしかし、この男をして出し抜き、逃げ切ることなどできるのだろうか。時間を稼ぎを買って出てくれたモルダーが、はてして逃げ切れるかどうか……。
「いいから早くしろ! ウルスラが行ってしまうぞ!」
隠し通路へ続く階段の方を見ると、まさしくウルスラが階段を駆け上ろうとしていた。なぜ彼女は俺たちから逃げるのか。まさか本当に……。
「すまない、モルダー!」俺も彼女を追って駆けだした。階段の手前で一瞬だけ立ち止まり、振り返る。「絶対に死ぬな! 約束だぞ!」
心なしかモルダーは、男に直剣を構えながら、俺に向かって微笑んでみせたように見えた。
「くそっ、モルダー……」階段を駆け上る俺の胸がずきずきと痛む。これが、今生の別れとならなければいいのだが。
347名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:03:03 ID:wSG3RM1+
「逃がしてやった、というところかな」
逃げ出したウルスラとアルバートの方向を見やりながら、男は微笑を顔に浮かべた。
俺は何も答えない。とりあえず今は、アルバートがいつもの強情を捨てて素直に逃げ出してくれたことへ多少の安堵感を覚えていた。
一拍おいて、ウェーブした美しい金髪をなびかせながら、男がこちらを振り返る。
怖ろしいまでに整った顔立ちである。くっきりとした目鼻立ちはまるで貴人のそれのようで、男の屈強な体つきとはまるで印象が正反対だ。
「時間稼ぎをするのだろう?」男がグレートソードを左腕で肩に担いだ。「楽しませてくれ」
問答は無用だった。地面を蹴って男との距離を詰め、愛剣の刃を男の腹部に撫でつける。
もちろんその刃は男の体に届かない。揺れる木の葉の如くひらりとかわして俺の側面に躍り出た男が、器用な重心の移動を用いて特大剣を横なぎに振り付ける。
しかしその動きに対応できないほど、神童と呼ばれた俺が腐っているわけではなかった。
男の特大剣は、斬りつけた後そのまま倒れ込むように前のめりになっていた俺の頭上を通り抜けた。
凄まじい剣風である。音速超過の特大剣は辺りの大気を思い切りかき乱し、鼓膜をびりびりと振動させる。
一時的に真空状態に近くなった特大剣の通り道へ辺りの空気が吹き込み、俺の体ですらそれに巻き込まれて吸い込まれそうになった。
男の豪腕ぶりに驚くのは、いい加減疲れるというものだ。剣界がいくら広しといえども、ここまで規格外の相手は今まで存在しなかったのではないか?
前のめりになった体を180度翻し、左足を思い切り地面に叩きつけて当座のバランスと重心を保った俺は、返す腕で男に斬りつける。
ちょうど、手放しでブリッジをしているような体勢だ。正直な話、こんな状態で相手を斬りつけることができる自分もなかなか化け物じみているかもしれない、と心の奥底で思った。
得たソウルを火防女に渡し、それを血肉としていく俺やアルバート、ウルスラのような要に縛られた戦士は、膨大なソウルを手に入れデーモンとなった化け物どもと、本質的には同じなのだ。
大なり小なり違いはあれど、この男に限らず、俺たちだって化け物なのだ。この男の場合、いくらなんでも度が過ぎている気はするが。
返す腕で斬りつけた剣撃も、男には当たらなかった。特大剣を振り抜いたまま円を描いて踊るように回転した男は、体に追従してまわる特大剣の刀身で直剣の刃を受け止めたのだ。
剣を弾かれた俺は両足を踏み込んでそのまま思い切り地面を蹴り、空中で一回転しながら両腕を突き出し、それを支点にして後方転回する。
バックハンドスプリング、というやつだ。着陸して直立姿勢をとれたとき、特大剣の縦割りがちょうど俺の眼前をかすめた。
回転の勢いを利用して特大剣を上空に跳ね上げた男が、そのままこちらへ振り下ろしたのだ。少しでも回避にてまどっていれば命中していただろう。
だがしかし、少々よろめいてしまったがダメージはほとんどない。まったく、この男は左腕だけでこれなのだから、心臓に悪いとしか言いようがない。
改めて認識する。他に仲間がいたからといって、どうにかできる相手ではないのだ。あえて俺が囮になり、逆にアルバートが攻撃するという作戦は、男の怪力によって阻まれた。
俺が組み付いたままの腕で特大剣を振り下ろすなどという人間離れした所業。正味な話、こいつは片手でも俺とアルバート二人じゃ分が悪い。
男が「逃がしてやった」とか言っていたが、半分はその通りなのである。こう言っちゃ悪いが、アルバートと二人ではかえってあいつが危ないような気がしたのだ。
二人がかりだろうと勝つ可能性が低い以上、アルバートに無駄な出血をさせるよりは、さっさとウルスラだけ連れ出して逃げる方がよほど建設的というものだ。
アルバート。かけがえのない俺の親友。あいつを犠牲にするわけにはいかない。あいつが俺に話しかけてくれたから、俺の世界は大きく視野を広げたのだ。
口が裂けてもアルバートには言えないことだが、俺はだいぶあいつに感謝している。どんな人間とも、それこそ両親とすら馴染むことのなかった俺が、誰かと親しくなることができたのだ。
あいつが俺に話しかけてくれたから、俺は人の温かみというものを知ることができた。どんなに感謝してもし尽くすことはできない、無形の財産を俺に与えてくれたのだ。
明るくて、どんな奴にでも話しかけることができて、バカで、でもいい奴で……。アルバートは、そんな男だ。
348名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:03:23 ID:wSG3RM1+
「君ほどの逸材を無駄にしてしまうのは、気が引けてしまうな」改めて特大剣を担ぎ直した男がつぶやく。
「そうかい。その調子で逃がしてくれると嬉しいんだがね」先の激しい剣戟で弾んでしまった呼吸を見せないように、俺はゆっくりと言葉を返した。
俺の返答に男はくっく、と白い歯を覗かせる。「悪いが、そういうわけにもいかないのでね。君を『無駄』にしてしまうことも、私の目的の一つなのだから」
「目的! 目的か。ずいぶんとご大層な理由がおありなのだろう」まだだいぶ、時間稼ぎには時間が足りないかもしれない。もっと情報を引き出すか……。
「そうとも、ここボーレタリアは素晴らしいところだと思わないかね」男が両腕を広げる。相も変わらず、特大剣の重さを感じさせない軽やかな動作だ。
「ああ素晴らしい。まるで地獄だ。地獄の、それも肥だめのようだ。興奮するね」
「新たなる人の知恵と技術は、その身に危険を及ぼす窮地から生まれ出るものなのだよ」男は目を閉じ、緩やかに伸ばした腕を下ろした。どこまでも芝居がかった動作だ。
「食糧問題や照明の問題、外敵からの防衛手段の問題という窮地こそが、我々の文明をここまで押し上げた。
 古くは石器の発明、火の発見、農業や牧畜、合金、文字、印刷、火薬、新たなる武器。すべては、窮地への対抗から生まれている。
 飽くなき窮地への対抗こそが人を文明的に進化させ、そして世界を埋め尽くすまでに人類を栄えさせた。そう思わないかね」
「このボーレタリアこそまさに、貴様の言う『窮地』そのものだと?」極論、いや暴論のたぐいだ。奴は本当に狂ってしまっているのか?
「そんなものは単なる決めつけにすぎない。こんなくそったれな場所が、なにかを生み出したりなどするものか」
「はたしてそうと言えるだろうか。君だって充分体感しているはずでは? ここボーレタリアでは常に新しい技術が生まれ続けている」
「それは……」
思わず言葉に詰まってしまう。たしかに男の言うとおりだった。新しい鋳造技術や魔法、奇跡などもほとんどはこのボーレタリアから生まれているのが事実だ。
大概の優れた技術や品物は、ボーレタリアで開発され外に広まっていく。今となってはこんな状態ではあるが、優れたソウルの業があるからこそ、ボーレタリアは大国でいられたのだ。
「……語りすぎてしまったようだ。だが、時間稼ぎにはなっただろう?」ニヤニヤと、小馬鹿にするような態度で男がグレートソードを構えた。
――なるほど、お見通しというわけだ。これ以上の時間稼ぎは無理のようだ。だが、アルバートがウルスラの保護に手間取っていたら計画が狂ってしまう。もう一踏ん張りすべきだろう。
先に仕掛けたのは男の方だった。特大剣の長く肉厚な刀身を利用して前面を庇いながら、こちらに突撃してくる。
男ほどの怪力の場合、力任せの攻撃というのは単純な行為でなくなる。無理して押し返そうとすれば、男の怪力で押し通されてしまうのが必至だからだ。
つまり、仕掛けられた人間は避けるという選択肢しかなくなってしまうのだ。もちろん俺もその判断に倣って避ける。
案の定、男は接近した瞬間横なぎに特大剣を振り切った。受け止めることのできない全方位攻撃への対処は、全力で後退するか屈んで避けるかの二択だ。
俺は前者を選んだ。屈んで避ければ特大剣を振り切った男の隙をすぐさま衝くことができるが、男ほどの手練れともなると軌道を変えて攻撃することも可能かもしれない。
俺は相手の攻撃を見計らって後背に飛び退き、すんでのところで男の特大剣を避けきった。剣風の激しさはもはや言うまでもない。鼓膜を破らんばかりの風圧が体を襲う。
特大剣を振り切ったとはいえ、焦って攻勢に移ってはいけない。この男は軽々と特大剣を振り回すため、攻撃の後隙を狙うような攻め方をしても、逆に迎撃される。
そう、初めてこの男と刃を交えたときのようにだ。俺はあの時、奴の緩慢な動作――演技に騙され、一息に殺されたのだ。
あれほど大きな特大剣ならば、攻撃の後隙を狙い、距離を詰めて接近戦を挑むのが常套手段だ。
俺もあの時はそうしたが、男は特大剣を振り切り隙だらけになったように見せかけて、距離を詰めてきた俺に返す一撃をお見舞いしたのだ。
もしも奴が演技通りの腕力しか持っていなかったのなら、振り切った特大剣を迅速に返すことなどできない。
恥ずかしながら俺は、突如本性を現し俺の攻勢を瓦解させた男に対応することができなかった。結果は、俺の敗北だ。
だが、もうそれは通用しない。男の実力は把握しきっている。もう間違えることはないのだ。
349名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:03:44 ID:wSG3RM1+
後隙を狙うのは愚行。だが俺は、あえてその愚行をしてみようと刹那に思った。
振り切られた特大剣の猛攻を後ろに飛び退いてかわした俺は、三半規管を全力動員し、絶妙なバランスを保ちながら、着地した床を思い切り踏み抜いた。
男からしてみれば、飛び退いて攻撃をかわしたはずの相手が、直後にこちらへ飛びかかってきたように見えるだろう。
並の相手ならば虚を衝く完全な奇襲となりえたろうが、この男は並どころか最上の相手であり、そういった奇襲への対抗手段などとうに用意している。
案の定、男はこちらの奇襲を予想していたらしく、振り抜いた遠心力を利用してそのまま特大剣を高く掲げ、接近する俺の頭上へと振り下ろそうとする。
初めて男と刃を交えたときの俺ならば、これに対応できずつぶされてしまったであろう。
だがしかし、今の俺は男のこの反撃手段を知っている。どういうタイミングで攻撃が来るか。どのくらいの速さか。どのような軌道を描くのか。
知っているからこその、男の後隙を狙うという「愚行」だった。いくら超人じみた攻撃であろうと、来ると分かっている攻撃を避けることほど、楽なものはない!
頭上から襲来する特大剣の縦割りを、俺は紙一重で男の右半身側に避けた。つまり、「負傷した男の腕側」にだ。
超至近距離に潜り込み、さらには負傷して使い物にならない腕側に回り込んだことで、特大剣は俺を叩きつぶす手段を失う。俺は次いで、ある部位に狙いを定めて直剣を振る。
それは、「男の右手首にぶら下がった、タリスマンをくくりつけている紐」だ。
男は一度、今と同じく右腕側に潜り込んだアルバートに炎魔法を見舞っている。当然の如く、今まさに潜り込んだ俺にも炎魔法が待っているはず。
俺の行動は迅速だった。タリスマンから火が放たれるより早く、我が直剣の刃は炎魔法を直撃させようと迫る男の腕にくくりつけられた紐を断ち切り、その行為を中断させた。
紐という支えを失って足下に転がったタリスマンが乾いた音を立てる。これで現時点での奴の攻撃手段はなくなった。
勝った、とは思わなかった。化け物じみたこの男相手だと、急所に直剣で斬りつけても、殺しきれる自信がない。だがしかし、ひるませることくらいは可能なはずだと思った。
そう、しっぽを巻いて逃げ出し、アルバート達と合流する時間を稼ぐくらいには、だ。
紐を断ち切った直剣を返し、俺は男の目を狙う。この距離ならば外しはしない。男も俺の行動に対応できていない。
さしもの男も俺の先を読み尽くした攻撃が予想外だったのか、俺の顔を見開いた目で見つめている。
獲ったぞ、アルバート!
心の中で快哉を叫んだとき、直剣を握る俺の右手首が怖ろしい力で何かに捕まれ、男の眼前で急停止した。
右腕が万力のような握力で挟み込まれている。肉が張り裂けそうになり、手首の骨がミシミシと悲鳴を上げる。
あまりの苦痛に俺の握力はゆるみ、思わず手から直剣を取り落としてしまう。
350名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:04:05 ID:wSG3RM1+
――何が起こった。いったい、何が。
パニックに陥りつつある俺が見たものは、俺の右腕を掴む、「負傷して使い物にならないはずの」男の右腕だった。
「まさか。そんな、馬鹿な……!」
「また騙されてくれたな」狼狽した俺の顔を見やる男が、「目を見開いた」狂気的な笑顔で応える。
「言ったはずだぞ。時間稼ぎにはなっただろう、と」
男が左手に握られた特大剣を床に放り投げた。自由となったその腕は俺の首根っこを掴み、気道を締め付ける。
次いで、男は右腕で掴んだ俺の腕を、左腕で掴んだ首を支点にして、思い切り引き延ばした。
ぶつり、と体を伝ってなにかが切れる音が聞こえた。瞬間、俺の右腕は力を失い、痛みが全身を伝播する。
腱を、腱を切られたのか。
「祝福儀礼が施された私のグレートソードは、時間の経過で少しずつ私の体を癒してくれる。どんな重傷であろうとも、だ。
 先ほどの時間稼ぎで、ちょうど私の右腕は完治していたのだよ。そしてそれを隠していたのだ。君を捕まえるこの瞬間のために。君が攻めてくるこの時のために」
男は、腱を引きちぎった俺の腕をもはや用済みとばかりに解放し、床に転がっているタリスマンを器用につま先で蹴り上げ、自由になった右腕でつかみ取った。
またしても……またしても演技か。俺はまたしても男の演技に騙されてしまった。「男の右腕は使い物にならない」という前提で、動かされてしまっていたのだ。
まだだ、反撃を! まだ反撃を!
しかし右腕は惰性でぶらぶらと揺れるばかりで、どんなに動かそうとしても垂れてしまい言うことを聞こうとしない。盾を持っているだけの左手では、男の怪力の前になすすべがない。
八方塞がり。顔が青ざめ、背筋が震えるのが分かった。なにもできない。俺は、奴に、捕まえられた。
「惜しい。本当に惜しいよ。ここまで私を追い詰めたのは、君を除いて他にいない。これほどまでにすばらしい逸材なのに、この手で無駄にせねばならないとは」
男のタリスマンが禍々しい光を放つ。タリスマンを握った手が胸に押し当てられ、ものものしい圧迫感が胸中を満たす。
「そうだ、最期にいいことを教えてやろうか」深刻そうな顔をしていた男が、打って変わったあっけらかんとした表情で言ってのけた。
「あの坊やの実力じゃ、今のウルスラには勝てないだろうな。見た目に反して、あの娘はかなり強化してあるからね」
背筋が凍り付いた。薄々感づいてはいたが、やはりウルスラはこいつに寝返っていたのだろうか。
男の言葉には、「ウルスラがアルバートに反撃して当然」という意味が含まれているように思える。
「それと」男が更に付け加えた言葉が、俺を戦慄させた。「君はもう生き返らない。これから私がすることは、そういうものだ」
アルバート、逃げろ。逃げてくれ。この男は危険すぎる。お前だけでも生き残ってくれ、アルバート……!
男の右腕が、俺の胸の中へ沈み込む。

生きてくれ、アルバート。俺の……
351名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:04:25 ID:wSG3RM1+
「ウルスラ、待ってくれ!」階段を駆け上がる少女の姿が、目の前から消える。隠し通路に入ったのだ。
「どうして逃げるんだ、ウルスラ!」俺もその姿を追って隠し通路に進入する。ちょうど通路先の崖から日が射し込んでおり、逆光になってウルスラの姿が見えづらい。
「ウルスラ……!」隠し通路出口手前で、俺は思わずたたらを踏んだ。ウルスラが、ちょうど日を見るような形で立ち止まっていたのだ。
「ウルスラ、一緒に逃げよう。モルダーがあの男を引きつけてくれている今なら、逃げ切れる」逆光で黒い影のように見える小さな後ろ姿に話しかける。
ウルスラの返事はない。俺の言葉に微動だにしないまま、静寂を守り続けている。
「ウルスラ、ずっと心配してたんだ」
不安で胸が張り裂けそうになる。まるであの男をこそ案じているかのようにクインツと名を叫んだウルスラに対する不信感が、腹の奥で鉛のように重くのしかかっていた。
「あの男が君をそんな体にしてしまったんだね?」それでも、俺は口を噤むことができなかった。不信感よりも、ウルスラに対する思いの方が大きかった。
美しく、どこまでも気高く、子供のように純粋で、まるで夢物語に登場する勇者のようなウルスラ。そんな彼女に惹かれている俺は、見捨てることなどできるはずもない。
「なんて惨いことを。さあ、帰ろうウルスラ。もうあの男の影に怯える必要はないんだ」ただでさえ華奢だというのに、子供の体になってより一層細くなった彼女の肩に手を伸ばす。
「触らないでください!」ウルスラの背中が震えた。その姿は、少しでも手で触れてしまえば崩れてしまいそうなほど儚げに見える。
俺はおとなしく手を引いた。再び無言の壁が立ちはだかる。焦らずにはいられなかった。こうして逡巡している間も、モルダーはあの男を相手どって絶望的な時間稼ぎをしているのだ。
「ウルスラ、よく聞いてくれ」唾をゴクリと飲み込んで意を決した俺は、顔が熱くなる気配を感じながら話しかける。
「俺は、俺は、ウルスラ、君のことが」心臓が高鳴る。手が震え、脚が震え、言葉すらもおぼつかなくなる。
「君のことが、好きなんだ……」言ってしまった。こんな状況で俺はなにをいっているのか。だがしかし、このくらいしかウルスラを引き留める術を思いつかなかった。
ウルスラの肩が少し震えたのを俺は見逃さなかった。次いで言葉をつむいでいく。
「君のお陰で、俺はボーレタリアで戦い続ける気持ちになれたんだ。まだ君には話していなかったね。
 俺はこの地に無理矢理送られてきたんだ。よくある理由だよ。一族の売名のため、生贄にされたんだ。
 父がここまで育ててくれたのも、初めからそうやって売名するためだったんだ。モルダーが同行してくれなかったらとっくに死んでいたろうね。
 だから、俺はずっとこの地で戦う意味を見いだせなかった。生き残ることはできても、生きて帰ることができるとは思えなかった。
 だけど君と出会ってからすべてが変わった。君のためになら戦えると思えたんだ。君のために戦えるのなら、それが俺の本望なんだ」
早口でまくしたてる。言葉が無意識に喉を通り抜けていくようだ。それでも、なにか言葉を続けないと、目の前にいるはずのウルスラがすぐにでも消えてしまいそうな気がした。
「頼む、ウルスラ。俺を見捨てないでくれ。俺と、俺なんかのためにあの男を引きつけてくれているモルダーを、どうか見捨てないでくれ……!」
ウルスラの肩が再び震えた。しかしその揺動は、意を決したかのようにぴたりと止まる。
「アルバート……」ウルスラがゆっくりと振り向く。その表情は逆光で判然としないが、子供の体になっても、彼女自身が持つ妖艶な雰囲気は失われていないように思えた。
「ウルスラ……!」思いが通じてくれたのか! 逸る気持ちを抑えて、振り返る彼女を抱き留めるべくゆっくりと歩み寄った。
「ごめんなさい」
「え……?」
ウルスラがこちらへ振り向ききった瞬間だった。彼女が背負うようにして浴びていた目映いばかりの日光から、五つの小さな光の筋――光芒が、俺に向かって手を伸ばしてきたのだ。
こちらの目を眩ませる逆光に隠れ、ウルスラを取り囲むようにして鎮座していた光の矢は、各々が自律するような形で飛び出し、俺の体を一瞬で貫き、そして消える。
不意に下半身がずんと重くなり、自制が効かなくなった。脚の感覚がなくなり、思わず転倒しそうになる。とっさに隠し通路の壁に手をつき、かろうじて転倒を防いだ。
「う、ぐ、ぁ……」
下半身の重さがやがて痛みへと変わったところで、光の矢がこしらえたのであろう下腹部の傷から、下半身すべてを覆わんばかりに血が滲み込みつつあることを俺は察した。
352名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:04:47 ID:wSG3RM1+
「ウル、ス、ラ……?」
「ごめんなさい、ごめんなさい……」日光が雲に隠れたのか、逆光が引いてウルスラの顔を見ることができた。ウルスラは両手を顔に押し当てて泣きじゃくるばかりだ。
「どうし、て……」下半身の重みが全身へと伝播しはじめる。内蔵が傷ついて血が逆流しているのか、血の味と臭いで口の中がいっぱいだった。痛みと気持ち悪さで、吐きそうになる。
ついに手で体を支えることもままならなくなり、壁伝いにずるずると倒れ込んだ俺は、うつぶせの状態でかろうじて動かすことのできる首をひねり、目に涙をたくわえた彼女を見上げた。
「ごめんなさい、ごめんなさい……!」彼女の嗚咽は止まらない。やはり、やはり彼女はもう、あの男に……?
「やはりこうなったか」朗々としたよく通る声が、足音とともに背後から響いてきた。「まったく悲劇だ。助けようとした女に手ひどく傷を負わされるとは。それとも喜劇かな」
スキップでもするかのような軽やかな足取りで俺をまたぐと、泣きじゃくるウルスラの顎に手を添え、顔を上げさせた。
「よくやったな、ウルスラ。ご褒美が欲しいかな」微笑みを浮かべながらウルスラの目を見つめた男は、そのまま手を頬に当てる。
「クイ……ご主人様……」ウルスラは男を恍惚とした表情で見上げていた。
愕然とする。なぜここに男が現れる。モルダーはどうしたんだ。あいつは、どうしてしまったんだ。
「あの男は、もうダメだな」狼狽する心を読んだように、ニヤニヤと頬を歪ませた男が答えた。「惜しかったよ、あれほどの男を無駄にしてしまうのは。もう神殿で生き返りもしない」
ああ、モルダー!
あいつとの思い出が心の中を駆け巡る。修練所で静かに本を読んでいた姿。剣聖ここにありといった佇まいで勇敢に戦う姿。
普段は誰にも見せない笑顔を、俺だけに見せてくれたときの姿。酒を飲み、肩を組んで語り合った姿……。
男の口ぶり的に、モルダーはもういない。時間を稼ぐだけ稼いで、そのまま死んでしまった。神経質で、気分屋で、無頓着で。だけど頼りがいのあるモルダーは、もうどこにもいないのだ。
知らず知らずのうちに食いしばっていたのか、歯がぎしぎしと鳴っていた。
モルダーを殺したことだけじゃない。ウルスラをも俺から奪い去った男に、身を焼かんばかりの怒りが、大質量で燃えさかっていた。
許さない、この男だけは絶対に許さない。よくもやってくれた。よくも、よくも俺の大切な人たちを……!
「よく、も、モルダー、を……! うる、すらを……!」
この男をこそ案じているかのようなウルスラの言動に感じた不信感は、まぎれもなく正しいものだった。
彼女の男を見る目は、俺から見ても分かるほど、ただれきった熱を帯びている。完全に情人を見る目だ。想像していた最悪の結末通り、ウルスラは、男に心を奪われていたのだ。
「この男は、もうダメだ。やりすぎだ。もうじき死んでしまう」男が俺のほうを見やる。言動とは裏腹に、その表情は満足げだ。
「ご、ごめんなさ……あっ」男との会話の途中で、ウルスラは突如湿っぽい声を上げた。ぴくんと体を震わせ、上気した顔をさらに赤くする。
見れば、男の手がローブ越しに彼女の股間をまさぐっていた。「こんなに濡らしてしまって。仲間を殺ったのがそんなに興奮したかね」
「だめ、だめだよぉ、クインツ……見られてる……んっ」
「ご主人様、だろう?」男の手がローブの中に進入する。まくれあがった裾から、ウルスラの真っ白な脚と、透明な液体を内股に垂らす縦の亀裂が覗いた。
「ごめんなさい、あっ、んんっ」やがてウルスラは快感に耐えきれなくなったのか、男の腕に掴まって、ぶるぶると体を震わせる。今にも倒れてしまいそうだ。
ふざけるな。ふざけるな。触れるな、汚れきったその手で、ウルスラに触れるな! いますぐその手を離せ!
燃えさかる怒りが内奥を支配しはじめる。体の奥底で煮えたぎる熱が全身を支配し、痛みが遠のいていくのが分かる。
しかし、体は重いままでまったく言うことを聞こうとしなかった。思い通りにならないもどかしさだけが募りに募って、俺はようやく腕だけで体ごと這いずる。
重傷であるにもかかわらず這いずりだした俺を見て、男は多少驚いたようだった。しかし、それが喜びからくる驚愕だということは、その表情を見れば明らかだった。
「まだ動けるとはずいぶんと頑張るじゃないか、坊や。どうやら私は君を過小評価していたようだな」
「さ、わ、るな……! う、るす、らに……、さわ、るな……!」無理に言葉をひり出すと、逆流してきた血が喉を灼いて、ついには口の端から漏れ出すのが分かった。
「よく聞こえないなあ」そう言うと男はウルスラの背後に回り、彼女の秘所を俺に見せつけるが如く、股の下に差し入れた腕を思い切り広げた。
353名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:06:28 ID:wSG3RM1+
「やあっ、だめっ……!」言葉で抵抗こそすれど、ウルスラは男の行為をそれ以上拒みはしない。男の膝の上で、羞恥に顔を背けるだけだ。
彼女の広げられた脚の間にある肉壺からは、とめどなく愛液が流れでている。想像だにしなかった光景が、目の前に広がっていた。
いつの間にやら脱いだのか、大きく隆起した男の陰茎が、ウルスラの下にあった。情欲をむき出しにした肉棒がぬらぬらと濡れるウルスラのスリットに迫り、入り口に亀頭を押し当てる。
「やめ、ろ……! やめ、て、くれぇ……!」ついに、腕で這うこともできなくなりつつあった。爪だけが冷たい床石を引っ掻き、少したりとも前進することができない。
頼む、やめてくれ。俺にこんなものを見せないでくれ。ようやく見つけた心の拠り所なのに。やっと、この地に留まる理由を見つけたのに。
モルダーを喪って、彼女をも失ってしまえば、俺は、もう――!
「ッ! アァ――――っ!」
鋼のような男の肉棒がウルスラの秘裂へ強引に入り込み、彼女は甲高い嬌声をあげた。
やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ……! やめてくれぇっ……!
俺の前で始まった男とウルスラの情事は、動けなくなってしまった俺の視界と聴覚に否応もなく飛び込んでくる。
「あっ、あっ、あっ、んっ、きもち、いいよぉ、んっ……」
上下運動に感応してあえぎ声を上げるウルスラは、心ここにあらずといった面持ちで男に絡みつき、自ら腰を振って快感をむさぼっている。
「すきぃ、すき、だいすきぃ、ご主人様ぁ……」
どうして。どうしてこんなことになってしまったんだ。どうして……っ!
目頭が熱くなり、視界が歪んでくる。双眸から涙がこぼれ落ちる気配がした。しかし、動くことのできない俺は、それを拭うことなどできない。
「悔しいか、親友を殺されて。悔しいか、意中の女を奪われて!」男の高笑いが通路内に響く。その哄笑は、祭祀場にまで届きそうなほどこだましている。
男の腰の動きが激しくなった。動きに合わせて途切れ途切れの嬌声を上げていたウルスラのペースも、それに比例して早くなる。
「あっあっあっあっあっあっ、だめぇっ、イっちゃ……!」
(いいか、ここまで育ててやった恩を忘れるな。逃げ出そうだなどと思うなよ。ボーレタリアへ向かい、世界を救うか死ぬか、どちらかを成し遂げてこい)
親父の言葉が、不意に頭の中をぐるぐると回り始めた。首を上げる力も失った俺は、床石に頬を冷やされるのを感じながら、自嘲気味に唇を歪ませた。
モルダーはもういない。ウルスラも、もう男のものになってしまった。世界を救うか。それとも死ぬか。世界を救えると思い込んだあの時が、嘘のようだ。
モルダー、俺の親友。ウルスラ、俺のすきなひと。もう二人はいない。俺の元から、いなくなってしまった。
俺がボーレタリアにいる理由が、大切な二人が、失われてしまった。もう、俺なんかがボーレタリアにいても……。
そう思った瞬間、パキン、と小さな音が聞こえた。音のした方へ目線を動かすと、粉々に砕けた楔の縛環が目に映った。
そうか、俺はもう、生き返れないのか。それもいい。これ以上生きていたって、俺にはなんの意味もないのだ。
モルダー、ごめんよ。そしてありがとう。俺も今、そっちに行くから……。
急激に視界が窄んでいく。目の端に現れた暗闇が徐々に視界を浸食し、やがてはすべてを覆い尽くす。
視界が暗闇に閉ざされても、男の高笑いだけは響いていた。しかし、やがてはそれすらも遠のいていき、完全なる静寂が訪れる。
間近に迫った死の気配に、恐怖を感じることはなかった。それよりは安寧を感じ始めていた。死が、しがらみからすべてを解き放ってくれる救世主のように感じられた。



――――俺は、死んだ。
354名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:06:50 ID:wSG3RM1+
この俺にとってみれば、もはやこの祭祀場は自分の庭みたいなもんだ。
バカみたいにでかい鎌をこともなげに振るい、指先から光の魔法を放つおっかない死神の野郎と、そいつが使役する細長い幽霊はいるが、慣れてしまえばどうというこっちゃない。
奴らに気づかれないよう、抜き足差し足で階段を下りた俺は、いつものように地下壕へと続く縦穴の元へと歩を進めた。当然奴らには見つからない。さすが俺。
「死体は増えてないかぁ。ちっ」大穴を覗き込んで中を見渡した俺は、誰に聞かせるわけでもなく毒づいた。
この大穴は、どうも死体を放り込むゴミ捨て場だったらしい。俺が初めてこの穴を見つけたときには、既に何体かの死体が放り込まれてあった。
この大穴を利用しようと思いついたあの時の俺は、天才だったんじゃないかと今でも思う。思い出すだけで口元がニヤニヤしてきた。
要するにこういう筋書きだ。冒険者なら「中にすげえお宝があるぜ、覗いてみろよ!」と促し、中を覗き込んだ無防備な背中を蹴り飛ばして、中に落としてやる。
聖職者なら「哀れにも中に落ちてしまった信徒がいますぜ! 助けなくていいんですかい!?」と良心に訴える。もちろんその後は中に真っ逆さまだ。
落としたあとはどうするのかって? 奴が掃除してくれるのさ。この穴の中には、扉を守る黒きファントムがいるのだ。
目が悪いのか、唯一の出口である扉に近づかない限りは落ちた人間を襲ったりはしないが、やたら強いらしく、そいつに挑んだ人間はことごとく斬り殺されていった。
挑まない人間は、黒いファントムの影に怯えながら、いつかおとずれる餓死を待ち続けるだけだ。死が早いか遅いか。それだけの違いしかない。
――まあ、どっちみちその後は俺が身ぐるみをいただくけどよ。一人でニシシと嗤う。まったくボロいもんだ。幸運のパッチ様は、どこまでも運がいい。

「……と、……る、……あ」

俺の耳は鋭い。耳だけじゃないが、俺の感覚は人並み以上に鋭いという自負がある。確かに聞こえた。今にも消え入りそうな、弱々しい人の声だ。
おっとお、これはもしかして追い剥ぎができる予感? 死体が増えてないときはどうしようかと思ったが、やっぱりどこまでも運がいいぜ、俺って奴はよ!
聴覚を頼りに、声の出所を探し始める。目を閉じて耳を床に押し当てると、少し離れた場所から、わずかに人の動く音が聞こえた。人外じみてるね、俺。
声の出所は、ちょうど隠し通路の辺りだ。よし、抜き足差し足。あくまで冷静に、化け物どもに見つからないよう移動しはじめる。
はたして、そこには二人の人影があった。一つは死体で、もう一つはその死体を揺さぶったまま、呆けたようになにかをつぶやいている。
「あ、る……ば、と……」死体を揺さぶる剃髪の男は、感情のない濁った瞳を漂わせたまま、休まず手を動かし続けている。
あちゃー、と俺はつるつるの頭に手を当てた。旦那、やっちゃったのか。せっかくの商売相手だったのに。もったいねえ。
この二人は、旦那――クインツという、馬鹿みてえに綺麗な顔をした男から、偽の情報を流すよう頼まれた対象者だった。
流した情報はこうだ。「あんたらの仲間を祭祀場の奥で見たぜ」。たったのこれだけ。
そのお仲間というのが行方不明になっていたことなんか知らなかったし、まさかこの二人がこんな風にされてしまうとは思ってなかった。
旦那はよく、こういうことをするらしい。死んでいる方はともかく、「生きているように見える」剃髪の男が哀れだ。
人がソウルを奪われて思考力を失うと、こんな風に呆けたみたいになるか、人を見ればすぐに襲いかかる化け物になっちまう。
いまの男の状態は、まさしく前者のそれだった。クインツの旦那は、この男のソウルを奪い尽くしてしまったのだろう。旦那がたまに言っている「無駄にする」って奴だな。
正直な話気は進まないが、俺だって盗賊で生計を立てている身だ。おとなしく身ぐるみを剥がれてくれないと困る。ちゃちゃっと殺しちまおう。
そう思って男と死体のほうへ近づく。しかし俺はすぐにその場で立ち止まった。跳ね上がるように伸びた男の腕に握られた直剣が、俺ののど元に突きつけられたのだ。
「ちょ、ちょっと待て! わかった、わかったよ! あきらめるよ! ちくしょう!」
剃髪の男は俺が離れたのを確認すると、ふたたび死体を揺さぶる仕事に戻った。腐るまでやってろ、この野郎。
あーあ、やっぱりついてないぜ。穴に死体は落ちてないし、亡者から身ぐるみも奪えないし。ちくしょー、不運だ! やってられっか!
355名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:07:15 ID:wSG3RM1+
というわけで終わりです。次がいつになるか分かりませんが、続きます。
無駄に長い上にエロが最後にちょこっとだけしかないのはホントすまんかった。
それと、Project Dark制作発表おめでとう! 期待で心臓が飛び出そうだ!
356名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:15:09 ID:KpQ4iNIV
更新したらめちゃくちゃ増えててワロタ
ゆっくり読ませていただきます
357名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 23:04:39 ID:KpQ4iNIV
>>355
おい、あんたのせいで今夜は眠れそうにないぞ。あまりの鬱展開と描写に胸が痛くて俺の危険が危ない。
おーこれが主人公なのかなー?とか思ってたら…ほんとやられたわ。
なんて作品を書くんだあんたは。前作のときからヤバイと思ってたが、これほどとは思わなかったぞ。
あんたの文章力が少しでも俺にあれば…。よくもこんなにまで書けるもんだ。

とりあえずGJ。続き期待してるぜ。
358名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 02:14:01 ID:P5rcsfs1
すごいな。たまにこういう作品が読めるからエロパロチェックはやめられない。Wizの鑑定士シリーズとかさ

アルバートはともかくとしてモルダー……こういうのが一番ぐさっとくるんだよなぁ
359名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 02:36:30 ID:Rgfi/z6U
文章やべえ。勝てる要素がまったくない

モルダーはなあ。なんでクインツがそうする必要があったのかがこれから重要になってくるのかな
360名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 04:22:27 ID:bPOoD1/z
だれか会場でムービー見たやついないの?
ファミ通の記事見る感じ、今回はソウルじゃなくて炎がテーマっぽいな。
人間性=ソウル?

http://www.famitsu.com/news/201009/16033634.html
炎が印象的なティザームービーが公開された。
クリーチャーとの戦いなどは『デモンズソウル』っぽさはあるものの、
最後に焚き火に当たる人々と“人間性を捧げよ”との意味深なメッセージ。
361名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 04:23:16 ID:bPOoD1/z
誤爆
362名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 08:35:32 ID:3ne5Yvg1
>>360
ええ?更新されたのかと思ったら。
焚火に当たる人々って何処に出てくるんだ…??
363名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 09:09:52 ID:3ne5Yvg1
ああ会場のムーヴィーでのことか…>人々
はいはい退避
364名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 09:28:39 ID:ARnfImvN
>>355
うわあああ・・・ProjectDark発表と同じ日にこんな鬱神作品と出会えるとは・・・GJ。相変わらずすごい文章書くなあ。
これ、主人公はクインツのほうでいいのかな。他者視点から見た外道主人公っていいよね。変わり種のピカレスク小説みたいだ
365名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 22:41:05 ID:rsPia1bb
>>355
最近スレの動きがなかったから見るのサボってたらこんな神作が!
モルダーかっけえわNTRだわそもそも文章うめえわで勃起した
366名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 22:48:42 ID:rsPia1bb
書き忘れたけど、最後のパッチ視点の使い方が効果的ですごい面白かった。GJ!
367名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 07:25:25 ID:NCzwbqp7
なんでピカピカはあんなにかわいいのに萌えキャラに入ってないの?
368名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 10:52:37 ID:WWlHotqH
>>355
何という世界とは悲劇なのか…

なんかもう適切なコメントが思い浮かばないけどとにかくGJGJGJ!!!
369名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 11:55:07 ID:/BwjQsnu
すげぇ圧倒されたわGJ!!

ところで俺のオストラヴァがいつの間にか死亡していたようなんだがうわああああああああ
370名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 22:44:52 ID:IBwhPlkq
>>355
GJ!
モルダーに自キャラが持ってるありったけのソウル注ぎ込みに行きたいぜ。誰か行ってくれ頼む。
マジで質、量ともに圧倒された。
371名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 23:02:57 ID:O/3zL9jm
モルダー人気過ぎワロタ
単純にいい奴&強いからか
372名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 01:38:40 ID:f/mE8hEQ
( ;∀;)o彡゚ モルダー!モルダー!僕らのモルダー!
373名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 10:38:50 ID:LEyeFoK8
条件が一緒ならモルダーとクインツはどっちが強いんだろうな
クインツが規格外に強いのはわかるけど、SLがめちゃくちゃ高いせいで強いってイメージ
もしもモルダーがクインツと同じくらいSL高かったとしたら、どっちが強いんだろう
374名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 14:37:04 ID:5btsIMmq
>>373
同条件だと
クインツ≧モルダー>超えられない天才の壁>ウルスラ≧アルバート な感じです
剣の腕前だけで言うのならクインツとモルダーは同等レベルですが、総合的にはクインツの方が上です
彼は魔法を使うことができますし、メンタル的な部分でも怪物的です

彼については次回あたりからおいおい出自が明らかになってきますが…書ききることができるやら。設定がもりだくさんなんです
375名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 21:37:36 ID:LEyeFoK8
>>374
超えられない天才の壁吹いた
そしてアルバートの弱さに泣いた
376名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 00:03:06 ID:sAkEKb4U
モルダー主役の話が読みたいと思ってしまった
モルダーに救いが欲しい(ノд`)
377名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 20:47:35 ID:vDOrnP7W
そういえば名前がついたオリジナルキャラが出てくる作品って初めてなんじゃないか
デモンズって主人公が特定されてないから二次創作しても違和感なくていいな
378名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 21:25:33 ID:7MD77cED
>名前がついたオリジナルキャラ
主人公枠で前スレからいくつかあったじゃない
379名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 12:24:10 ID:mpTjh50U
わっふるわっふる
380名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 19:12:15 ID:+c3Zgy5S
長文一気に読んじゃった

続きがあるなんて凄く楽しみだ
381名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 16:15:37 ID:IJJL3HmY
イカ娘見てイカ頭を思いだした
382名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 20:07:01 ID:8ckt5NBY
やはり、戻れはしなイカ
どうしても彼女を害そうというのであれば、仕方ないゲソ
この地の底で腐り落ちるがいいゲソ
383名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 23:50:50 ID:0Rm2b33+
モチベあがんねえ
書く話は考えてあるのに
384名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 00:32:00 ID:PzOJUyRK
まったり書けばいいさ
締め切りがあるわけでもなし
楽しみにしてるぜ
385名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 00:33:33 ID:yxAPpLVk
たまにみる保守スクリプトさんだと思われる
386名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 13:33:58 ID:LSTCqAo1
乙かわいいよ乙
387名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 19:44:09 ID:CteRTybL
城3で乙に私には無理だ!殺されてしまう!と言わせるのが好き
んで乙を背中に庇って先生達と死闘を繰り広げるのがすごく好きだ
乙可愛いよ乙
388名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 21:43:33 ID:mstvhB7F
赤目騎士の生前の実力が気になる
389名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 21:48:58 ID:XVEKO2az
騎士団長クラスなんじゃね?
390名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 01:10:38 ID:drfm8uDL
青目…騎士
赤目…近衛隊
以上、ボーレタリア北騎士
で、他の連中は
生まれ・騎士…下級騎士(南方騎士)
生まれ・兵士…下級〜中級兵士


説明文や装備的にこんな感じなんじゃね
391名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 21:26:54 ID:s1Oq/0oL
近衛隊というと一般的には容姿才能家柄人柄クリアの出来過ぎな皆様ですねハァハァ
392名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 22:07:49 ID:CyTjO4L4
俺はまずFF4のバロン近衛兵団を思い出しちゃうんだぜ
393名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 22:31:31 ID:hhPvh+WW
わっふるわっふる
394名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 08:42:31 ID:k9yHNzEE
高貴な貴族のお嬢様が腐敗人の性欲処理機にされる妄想をしつつ純刃を集める私であった
395名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 19:39:05 ID:fvBtLR9n
あいつら性欲とかあんのかな
396名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 19:44:39 ID:JCztC+sq
まじめに考察するとソウルないなら性欲なんぞないだろ、腐敗人に限らず。
397名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 23:24:45 ID:LE4j+VoC

    乙女の     ヽ 丶  \
     純 愛  \ ヽ  ヽ     ヽ
/  /    ヽ    \ ヽ   ヽ
 /   |  ヽ \     \  ヽ  ゝ           (白べた)
ノ 丿       \  省  \   ヾ
 ノ  |   |  丶  \     \         (白べた)
   /          \     \/|                (白べた)
 ノ   |   |      \  略    |         ↑
     /\        \      |         (  ↑
   /   \       /      |          )  (
  /      \      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         (   )       酷薄な神
/_        \                    ) (          強欲な輩
 ̄  | な ガ デ| ̄          ノ⌒ ̄⌒γ⌒ ̄⌒ゝ           / /
   | い ル .||          ノ   ブ ラ ム ド .   ゝ          / /
   | で の モ|         丿              ゞ      _/ ∠
   | ね 事 .ン|        丿/|/|/|/|\|\|\|\|\ゝ     .\  /
   | ! .忘 に|                │                V
――| と .れ な|――――――――――┼―――――――――――――――――
   / い     っヽ  巛巛巛巛巛巛巛巛 人巛巛巛巛巛巛巛巛巛巛 暗銀
    う    .て
    気    も                     _    ┌┬┐        | | |       
    持               /  _|_   /|  丶  .├┼┤  |   ヽ └┼┘        
    ち              /|    .|  .|   i /   | └┴┘  ヽ     | | |       
                  ̄  |    ノ  ./   V    / ノヽ_ヽヽ       └┴┘     
398名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 21:35:06 ID:e/iEu8xS
イカの思い出で吹かざるを得ない
あと大事なところ省略されてるぞw
399名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 12:28:43 ID:VNaDFPhG
イカ娘
400名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 02:34:46 ID:oqqIv6ly
>>381-382にもどる
401名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 00:46:00 ID:3Tn2Zy+T
ナメクジに装備奪われるセレンさんの話まだー?
402名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 22:32:32 ID:4ZwChsAu
すまない、書いてみようとはしたんだがなめくじだけはどーーーしても無理だ…orz
生理的に耐えられん…
403名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 11:05:54 ID:1OrwKSRN
じゃあイカに襲われるので頼む
404名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 16:00:08 ID:G2//eIlB
前スレからだけど

ガルが誘惑に負けたパターンの妄想

「姉さん…!」度重なる誘惑に我慢ができなくなり姉を押し倒してしまったガル。
「ガル…!やめなさいガル!」とか言いつつパンツを脱がしやすいように腰を浮かすセレン。

こういう事か。イカじゃなくてクラゲじゃね?ってさっきまで思ってたわ。
405名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 01:30:29 ID:eicKitwH
キラキラ欲しがるところで
「キラキラはないけどベタベタはあるよ!」って白べた置いていったことあるのは俺だけじゃないはず
406名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 00:27:04 ID:rrMfJtt/
セレンさんが来るまで全裸待機してますね
407名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 04:12:06 ID:UGCxsmeu
この時期全裸待機はきびしいお
408名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 08:47:50 ID:/LZb1ISY
西では伊達な紳士でとおってた筈が、谷での散々な状況にどす黒い本性をむき出しにしつつあるビトー。
ひっきりなしににじり寄るナメクジを斬りはらいつつ沼地で一人荒んでいると、遠くを横切る女性騎士の姿が目に入る。
確かめれば神殿の同僚セレン・ヴィンランドであり、弟と聖女の行方を探しているという。
かつて、そしてつい先程、聖女に近づこうとしてその従者にのされた記憶が鮮明によみがえる……。

という夢を見たがエロ担当は死んだ人達だったお
409名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 11:08:45 ID:GV2dkCKe
その流れだと返り討ちにあってなめくじツリーができる展開しか見えないw
410名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 20:54:00 ID:/LZb1ISY
ビトーさんはナメクジに群れ群れされて没るという期待を裏切っちゃいけないと思うのjk w
411名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 22:08:26 ID:IqdCyD0O
その方向だとアッーな感じになってしまうがよろしいか?

つーか何が悲しくてなめくじの群れに襲われて装備溶かされてちょっとずつ肉をこそげ取られて
そのままなめくじにいろんな意味でやられちゃってご臨終なビトーさんとか考えてるんだ俺は…
駄目だ脳内がグロ満載な感じになってきたぉぅぇっぷ
412名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:30:25 ID:F7frIOt4
おい何で男の話になってるんだ!?何なんだこの流れは!?
413名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:46:15 ID:IqdCyD0O
いや待てよ、ビトーが男だなんて明記されてたか?
リザイアなんて名前からして女っぽいし、谷2に貧金装備だってあるし…
信心深い高潔な女騎士がなめくじでらめぇな展開もありだと思うんだ、うん
414名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:49:11 ID:lHhG6MKd
>>408前提で話している様だが・・・忘れたか?
ビトー自身の性別は明らかにされてないと言う事を・・・

別に前提の一文を『たおやかな淑女』だとかに変えたって
問題ないのではないか? どの道、末路まで分かってしまってる事にも
変わりはないんだが・・・保管庫のナメクジ×月光の月光がビトーになるだけだろう・・・
415名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 23:58:03 ID:/LZb1ISY
カオスw
416名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 12:50:40 ID:CTSxvSV/
           -          (白べた)  
 Ω 乙女の   ヽ ヽ  丶       
    純 愛 \ ヽ  ヽ ヽ   (白べた)  
/     .    \  ヽ             (白べた)
  丿  |  \ 侵  \∧.      ↑
 ノ    |   \ 略   |       ) ↑
   /\    \    |       (   )
  /   \   ∠__|       )  ( 
∠      >                    酷薄な神
  | な ガ デ |       √ ̄ ̄Y ̄ ̄ヽ       強欲な輩
  | い ル. | |       ノ  ブラムド.  ヽ     ノ
  | で の モ |       ∠ノ|/|/|\|\|\.ゝ   / /
  | ね 事 ン |           . |       |ヽ/ /
  | ! 忘 に |            |       |__ゝ
―| と. れ な .|. ―――――――| |――――――――――
 / い   っ  //////////// \ /////////
  う   て   ////////    // / ///// 暗銀さ 
  気  .も
  持          介 イ カ の 思い出
  ち

>>398
省略しちゃイカんな
ところでビトーさんは?
417名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 10:00:20 ID:gqpZ1oDP
ビトーさん本当に読みたいの?w
418名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 16:31:59 ID:qDC4DyNA
読みたいよ
419名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 21:20:59 ID:ABgMm2mo
ビトーさんとろけちゃいなよ!
420名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 22:28:37 ID:/uJTIUJJ
自分の文章と>>355のを比べるとがっくりくるぜ…文章力ってどう鍛えればいいんだろう
421名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 23:13:21 ID:7XUe2MQU
自分は前スレのアレみたいな文章に憧れるねどれとは言わんが
やっほ〜書いてくれた人見てる〜?
422名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:17:25 ID:QskJ0ZaZ
>>420
なんか既視感が
423名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 13:02:52 ID:pNGVdD1W
包丁娘かわいい
424名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 00:20:49 ID:8PetgH27
>>420
まったく持って同感だが、鍛えるにはとにかく書いて晒すしかない気がするんだ。
425名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 09:59:21 ID:bF171qiC
>>424
激しく同意
426名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 22:55:34 ID:F2pmPNTw
お前らどうせ自分の好みの顔の女キャラ作ってハアハアしてんだろ
427名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 23:16:17 ID:p8NnQ34a
女キャラがどうしても可愛く作れなくて、気分転換に男キャラを作ってみたら
妙に好みの美形キャラができてしまって困ってる…
428名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 23:19:20 ID:S8lDJruY
それは運命だ受け入れろ…
429名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 03:13:31 ID:7a6bp755
>>427
   ;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_,  や 公 帰 そ
 ,、,、,ミッン、,._        _,、-'゙_,、-'゙.   っ 園. り ん
 、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙  __,  て の 道 な
 }; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_|  来  ト に わ
 ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_   た イ  あ け
 ,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴  ''"_|_|  の. レ る で
  └i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴  ''"_|_   だ に
    |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴  __.|_|_
   |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _|
    |エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__
    |エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
    |エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__|
    |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
    |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__
  -,-=''┷━━|┬ニエ ┬--  .|__|__| _|_|_
   ''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l__,|⊥ |__
  二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|__| _|_|_
  二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_       |⊥ |__
430名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 20:04:37 ID:XxBWrUBh
>>429
そういう趣味は断じてない
ないと思う
ないんじゃないかな
431名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 20:42:38 ID:vkGq6IZ5
>>430
ガル「やらなイカ」
432名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 09:51:32 ID:G4wkZycn
信仰!イカ頭
433名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 05:30:35 ID:2AcWCgpg
なんかえろえろなの書いて欲しいなぁ~
434名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 17:01:24 ID:3TleaBT2
やあ。僕の名はシリアナ。
モンスターハメター3というエロゲを買ったはずなのに、
箱を開けて中身を見たらデロデロソウルというソフトが入っていたよ。
騙された!!ということで僕はボーレタリアに来たんだ。
ボーレタリアといえば、頭巾を被ったSM女王がゴツイ声で罵りながら奴隷兵を逆レイプしているそうじゃないか!?
そんな羨ま…ゴホン!けしからん状況は僕が許さないよ!

ところで、この奴隷兵の数の多さと来たらなんだい!
僕のケツに群がる奴隷兵をちぎっては投げ掘っては捨て、ようやく見晴らしのよい場所に出たよ。
青い目をした兵士によると、この階段の先に騎士が迷い込んでるらしい。
ちょうど僕も心細かったところさ。その騎士さんとやらに会いに行こうじゃなイカ!
お、どうやら彼が騎士さんだな。

「おう相棒!そんな装備で大丈夫か?」
「あ…あなたは…ちょうど良かった!奴隷兵に囲まれて、身動きができないのです。どうか助けてください!」
「やらないか?」
「私はオスノラブァと申します。身動きができないのです!」
「ちょっとしたジョークだよ。僕はノーマルさ。実はここだけの話、男性でもいけるけどね。」
「ちょっと!話聞いてるの!?」
「おっとこれはたまげた。騎士の格好をしているから男だと思ったが女か?これは失礼した。今すぐに助けます故にしばしお待ちを。」

そこで僕は手摺から奴隷兵のいる広場へ飛び降りようとしたんだ。
「危ない!」
「!?」
「ヘイユー!ファックヨアセルフ!!」

突然、僕の視界は轟音と共に炎に包まれたんだ!一般兵め。生意気に火炎瓶など持ち歩きおって!
「そんな小細工が僕に通用するとでも!?」
もちろん、僕は果敢にも炎に向かって突っ込んだのさ。するとどうだい?
視界が真っ暗になって、「デーン」という不吉な音楽が頭に鳴り響いて
僕は、、気を失った。
435名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 17:48:28 ID:3TleaBT2
「ん…ママ…シリアルナンバーじゃないです…ケツアナです…じゃなくて、シリアナです」
「ちょっとあなた!大丈夫!?ねえしっかりして!」
「ん…ここはどこだ?あれ?モンスターハメターはどこだ?」
「何を言っているの!?あなたはさっきあそこから落ちてきたのよ。兵士の投げた火炎瓶を避けようとして、派手に落下したわ。大丈夫!?」
「ほら、満月草よ。これは打ち身に良く効くの。」
「そんなものより僕は君の下半身に生い茂る草を食べたい…」
「何を言っているの!?あなた頭は大丈夫?」
「大丈夫だ。問題ない。」

モグモグ…

「元気百倍!シリアナマン!」
(この人本当に頭大丈夫かしら…心配だわすごく。)
「ふう…さて、あそこに群がる奴隷兵は一体なんだい?これは何かのショーかな?」

プツン

「さっさと退治してこいやこのウスノロ!!」
「うわ何をするヤメロ」
「やだ…私ったらつい地が出て彼を蹴り落としてしまったわ。本当に大丈夫かしら…あ…火に当たって燃えてる。」

数分後…

「ふう…僕にかかればこんなの朝飯前。つまり、朝トイレさ。」
「素敵!凄いわ。なんて男らしい方なの。」
「なあに、レディの前では動きが三倍速くなる。それだけのことさ…」
「そうだわ!お礼をしなくちゃ。はい、これ。」
「なんだい?望遠鏡かい?私の隅々まで見てほしいってか。新しいプレイだなあ。どれどれ」
「それじゃあバイバイ。私、パパに会わなきゃいけないの。またね☆」
「あ、待って!行かないでマイラバー」

おわり
436名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 03:02:00 ID:fTD+Megy
これは酷いw
437名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 07:54:32 ID:U/LZTHWL
これはwww
438名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 15:53:55 ID:iSlPmyvF
やあ僕の名はシリアナ。
このデロデロソウルというゲームにも慣れてきて、今じゃあすっかりベテランの域さ。
つまるところこのゲームはバグゲーだね。僕も先人達に習ってソウル増殖とやらをやってみたよ!
するとどうだい。この溢れでるソウルパワー!
もちろん、かぼたんに僕のソウルは全部吸ってもらったよ。

(シリアナ回想中)※一部妄想
「そーるざまいんきーとぅーらい」
「ねえねえかぼたん」
「なんでしょうシリアナ様。私はシリアナ様のためだけにあります。」
(ぐへへこの女ちょろすぎだろワロス)
「ん。呼んでみただけ♪」
「もう!シリアナ様ったら。」
「そーるざろすとうぃどろぅふろむべっせん」
(お、こうしてかがんでると、かぼたんのパンツ見えそう…)
「…シリアナ様…」
(やべっパンツ覗いてんのバレた!?)
「な…なんだいかぼたん」
「この膨大なソウルの量…一体どこで手に入れたのです…」
(なんだそんなことか)
「ああそれ?フロム神が降りてきてくれたよ」
「フロム神?私は長いことこの楔の神殿にいますが、これほどのソウルを持つお方はシリアナ様が初めてです…」
「うほっちょっと今の最後のセリフもう一回お願い。」
「?これほどの…」
「違う違う、その後だよ」
「シリアナ様が初めてです…あっ!シリアナ様!」
「もう辛抱たまらん!」
「あっ!ダメです。トマトさんとホールドうぃっしゅ☆さんが見ています…」
「ええい知るか!それそれそれい」
「あっいやっあん」
「やべっちょっとソウル出ちゃった。」
「シリアナ様…かぼはまだ心の準備が…」
「なあに、ソウルなら腐るほどあるさ。いくよかぼたん!」
「シリアナ様…あっあっ!やぁっ」
ずぬぬぬぬ
「うはあ!かぼたんの中超あったけえ」
「いやっ!あん!言わないでください…あっ動かないで」
「すごいどんどんソウルが吸いとられるよ…ああ」
「シリアナ様!ダメです!中に出しちゃダメ…あん」
「うはあ気持ちよすぎて入れた瞬間出しちゃったよ」
「いや…今日は危険日なのに…」
「はあ…気持ちいい〜はぁはぁはぁ」
「あっやんっダメっ動かないでっ」
「どんどんいくよぉ今日の僕のソウルは650万もあるんだからねっ!」
「やぁっあんいや…あんっ」

2時間後…
「ふぅ…良かったよかぼたん。プカプカ…スーハー」
「…シリアナ様…この神殿は禁煙です…!」
「もう嫌だなあそんなに怒らなくてもいいざゃないか」
「怒ってはいませんっ!」
「なんだい全く、久々の賢者モードを味わっているというのに」
「かぼは…こんな場所じゃなくて、もっと二人きりで」
「うはっ!いつの間にかソウルレベル157になってるし。ちょw僕無敵じゃんコレ!チートじゃんw」
「シリアナ様!聞いてますか!」
「おっしゃ今ならイケる!今なら憎き塔の騎士をゴリ押しで倒せる!あいつが転んだ時に頭じゃなくて股関に攻撃できるっ!」
「シリアナ様!」
「んじゃ僕ちょっくら行ってくるから」

おわり
439名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 02:30:33 ID:tTtvb/oj
不覚にもワロタ
GJ!
440名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 07:43:02 ID:W5D81D+M
フロム神って(´神`)こういうことか
441名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 14:54:10 ID:2jqWxKj/
442名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 08:36:00 ID:rqIf8zaJ
443名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 14:39:15 ID:LIJTTCkD
444名無しさん@ピンキー:2010/12/13(月) 15:16:15 ID:ByphY3l7
445名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 22:56:30 ID:+lNNsfuW
446名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 17:48:46 ID:OOKRHKlJ
アッー!
447名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 11:08:29 ID:zQmnPY8b
偶像ってダッチワイフとしても使えるのかな
448名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 23:16:01 ID:4hr3w4lA
小間使いのお古ですね分かります
449名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 10:58:35 ID:9o+MkKeq
ユーリアだって公使のお古だし
450名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 16:18:52 ID:Ir6nPM9A
お前らそんなにお初がいいのかヨ!
451名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 16:24:11 ID:9kq15waE
ビヨールの後ろは俺が貰う
452名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 16:39:29 ID:jAYgZWh2
ユルトさんもどうせメフィさんのお古
453名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 16:49:25 ID:mTY0XECz
ウルベインもアンバサ女のお古
454名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 00:59:50 ID:B0cy6vr7
トマスは?トマスはそんなことないよな?
455名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 01:38:47 ID:OXq8gCvy
いつも入れたり出したりされてるだろ
つまりそう言う事だ
456名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 02:15:35 ID:ZoKCnIKd
玉袋のトマス
457名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 00:00:29 ID:B0cy6vr7
お前ら意外とホモネタ好きだよな
他の作品のスレでこんなに頻繁にアッーな流れになることってなかなかないぞw
458名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 01:04:28 ID:4XRSiiK7
ゲイヴンが流れてきてるからな
フロム的に
459名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 01:45:27 ID:nrVAM0Tu
本スレで昔、ホモネタやってはVIPへ帰れ言われてたな。
そういや、今って本スレはどうなってるんだろ。ここしかこなくなって久しい。
460名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 13:27:18 ID:Q/r8qoh+
本スレは相変わらず対人とマジキチで回ってるよ保守
461名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 19:03:09 ID:8fCkz2Gd
今から書き始めてもいいのかねぇ?
462名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 21:38:58 ID:3aVKZTiP
塔ラトリアの物売り貴婦人が、あんな姿になるまでに
どんな苦痛を味わったのだろうかと思うと…いや、妄想すると…
463名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 22:46:18 ID:8fCkz2Gd
人いるならエロくないけどSS書こうか悩む
464名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 23:02:09 ID:Q/r8qoh+
>>463
正座して待ってます。


>>462
あの貴婦人も拷問されまくったみたいなのに、主人公が行ったときには
牢に入れられてるだけ+宝石とかアイテムの所持品が手元にあるって変な状況だよな
465名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 17:04:50 ID:pvpu2yEi
>>463
私も待ってる///
466名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 19:22:49 ID:n+AgfmUC
>>464-465
お前らの為にも頑張ってみる
467名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:44:28 ID:yEnPwVoX
ありがとう>>466
自分も待ってる!日参して見る!
自分もエロくなくてもいいのならSSできそうなのだが。
468名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 19:46:17 ID:Huc8kW5M
ミラルダさん。
12〜14歳くらいの少女でもよかったんじゃないかと妄想してる。
純粋無垢だからこそ、残虐になれるとか。
誰か書いてくれんかな。
469名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 20:10:25 ID:azn/1pb0
ミラルダさんってオーラントに仕えてたんだよね
12〜14歳の少女なミラルダさんが夜のお勤めとか妄想しちゃうね
ってか、お姉様ミラルダさんに調教されちゃうユーリアたん考えてたけど、
無邪気にいたぶる少女ミラルダさんもアリな気がしてきたぞどうしてくれる
470名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 20:26:00 ID:99jCFusb
片方が異世界からの黒ファントムなら円満両立
471名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 21:06:21 ID:MNKvJ84c
やっぱ生身が一番...ゲフンゲフン
書く作業に戻るか...
472名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:01:24 ID:SkA8qMSY
俺はミラルダさんは熟女がよい派だな
473名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 00:30:48 ID:pPZ6GMTT
美声の少女… アリだな
474名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 09:28:30 ID:5mTZamQf
42 :名無したんはエロカワイイ [↓] :2009/05/02(土) 14:57:35 ID:YKOCRs/A0
薄暗い塔の中、魔女ユーリアに監禁される公使。
もはやそこから抜け出すことはかなわず、地獄の責め苦に耐える日々が続く。
そして今日もまた、血にまみれたハットをかぶった見知らぬ男がやってきた。
公使は、もう既にお決まりとなってしまった、自分の最後のプライドを守るための強がりのセリフを言う。

公使「ェヘッ、また替わりか・・・。好きにするがいい。
    この肥えた体以外、何も得るものはないだろうがな・・・。」






公使「あおおーっ!」
475名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 19:08:01 ID:lXefjZ08
>>474
吸魂
476名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 22:03:46 ID:Pl3/A4wB
>>474
求婚
477名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 09:48:24 ID:SV4yWUQu
ユーリアはこっちが公使帽子被ってるだけで勘違いしちゃうのに
全身ミラルダコスで行っても助けに来てくれたってわかるのはおかしい

あんたミラルダに捕まったんだろ、と
478名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 20:38:51 ID:qNAHJp80
きっとあの帽子を使ったド変態プレイでトラウマになってるんだな
479名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 03:12:02 ID:Bgpj7bw8
ユーリアたんを捕まえた時はミラルダさん。
きっと、蝶ネクタイに帽子被ってばっちり決めてたんだよ。
もしくは、素顔全開とか。
480名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 22:57:48 ID:Uj6od49z
今更だけどさ。
セレンさんって、めっちゃ美人。めさめさかわいい。
まじ、お近づきになりてぇ。
481名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 20:39:32 ID:Od09RVNu
こんな場所があったとは、たどり着いたって気分だ!
482名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 00:05:18 ID:uFbVG8Tr
ところで、ここまだssの需要あったりするのかな。書こうと思ったりしてるんだけど……
483名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 00:08:20 ID:Mmp+Yjyu
いつでも、いつまでも、ありますよ。いらはいいらはい。
484名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:16:49 ID:L5jp0DBV
全裸待機には厳しい季節だけどすごいがんばって待ってます
485名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 03:08:37 ID:L5jp0DBV
俺はもうずっと全裸正座で待ち続けているお
486名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 08:57:05 ID:uFbVG8Tr
全裸待機の紳士を援護するために頑張ってみる
487名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 11:09:02 ID:mZarEMTt
>>485
はしたないぞ……これ位は身につけておくのだな
    U
 つ ( T)
488名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 16:44:46 ID:+WbFHdIh
>>487
貴公... 卑猥だな...
489名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 22:08:04 ID:gUOy9NW4
しろべた自家生産して待ってるぜ!
490名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 10:44:52 ID:t2po5v/a
女主で二周目最初のステージで開始直後に武器と頭だけ装備したユルト三人組に速攻レイプされたの思い出した。

見事な連携であっという間にハメ殺されてちょっと興奮したのは内緒だw
491名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 22:26:02 ID:+WsGbEoX
俺は城3で侵入したら女ホストが全裸で手を振っていた
これは俺も脱がねば!と武装解除したところで背後から隠密青が…

いろんな意味で泣きそうになったが後悔はしていない
492名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 02:02:20 ID:zWb6IBVj
>>491
あんた漢だぜ・・・
493名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 15:02:11 ID:cs9Se4L/
アッー!
494名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 15:57:57 ID:rvGbYQY9
>>227のお題から
しかしかっこいい>>229のまねっこになったったごめん
アッー!注意
495名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 15:59:06 ID:rvGbYQY9
「きっ貴公ッ……!!」
仮面を脱いだ暗殺者の耳元に男の荒い息がかかる。
自らの身体を私の背に押し付け、「デーモンを倒すもの」の手によって鎧が剥がされていく。
「思ったとおり、良い身体していやがる…助けた甲斐があったぜ」
愉快そうな笑みを含んだ台詞に虫唾が走る。
確かに私は助力を求める発言をしたが、このような仕打ちを受けるためではない。
もう一度非難の声を浴びせようと口を開きかけたとき、腰に怒張した男の肉棒を感じた。
ぎくりと身体が強張る。
それを見抜いたらしい男が、再び私の耳元に唇を落としてくる。
「そんな可愛い反応してくれんなよ、いきなり突っ込みたくなるじゃねぇか」
くく、と喉奥から洩れる笑みと共に恐ろしいことをほざく。
冗談ではない、いつまでも好き勝手させてたまるものか。
起死回生の機会を窺うべく、私は享受する姿勢を向けながら周囲に視線をめぐらせた…
496名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 18:19:05 ID:+2fGysZO
ちょwwwwwwwwwwwwwwww
リアルに吹いたわwwww
497名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 18:31:04 ID:D7NSsrq9
ユルトさんの方が、おかずですか?
498名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 21:27:09 ID:1HBu8lTG
続きwktk
499名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 22:15:08 ID:u07emV53
やばい、ユルトまじやばい!
500名無しさん@ピンキー:2011/01/16(日) 23:26:47 ID:rvGbYQY9
ゴミみたいな文章にレスありがとう
でも続きは勘弁してください><
501名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 01:06:40 ID:4ak1GyjS
「んっ、くぅ……」
なにがあったのだろうか、そんな事をぼんやり考えても、私の今の状況が否定されるわけではなかった。
「なんだ、見ず知らずの男に抱かれて感じているのか?」
「ち、ちが、ひゃあ」
 私の発言を止めるように男が腰を打ちつける。結合された私の中に鈍い快楽が入り込んでくる。上に来ていた鎧が揺れる度に、男はどこか興奮するように鼻息を荒くしていく。
「たまんねえな、男用の騎士装備の女を犯すってのはよ!」
「や、やめ、ああ、そんな激しぃ、ううん」
挿入され肉棒が出入りする度、体は跳ねるような快感に蝕まれていく。 そうして思い出す。どうしてこうなったのかを。
「へっ、やっぱり生身の体はいいな。ソウル体の奴とは比べものにならないぜ」
「だろ?それにコイツ、何かと親切な奴だから、簡単に騙せたしな」
 私の犯される姿を見ながら、ニヤニヤしている青いファントムの姿が目に入る。
私がサインから呼び出した味方の筈の青いファントムだ。
502名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 01:35:13 ID:4ak1GyjS
こいつを呼んだのは失敗だった。そう、二人いれば大丈夫だと思っていたのだ。
しかし、あと一人仲間がいると言い出し、近くにあったサインを指差して、その青呼んだ。
その直後、私は呼び出した二人の青ファントムに拘束され、このような辱めにあっている。
「この女、食いつきが半端ないぜ。まるで搾り取ろうとしてるみたいだ」
「あまり出し過ぎるなよ。後でおれも入れるんだからさ」
二人は笑いながら会話をするが、私の頭は与えられる快感をどうにか、ギリギリの所で止めることに必死になっていた。体が揺さぶられ、ストロークの感覚が短くなるにつれて、男の息が荒くなる。
「このまま中に出してやるぞ!俺の白くべたつくなにかで、お前の中、満たしてやるからな!」
中に出す気なのだということが分かって体から血の気が引く。
男の拘束から逃れようと必死に体を動かす。
「ははっ、コイツ尻振ってやがる。傑作だぜ!」
「なんだ、我慢できないってか? ならご要望に答えなきゃな」
その瞬間、男の手が私の腰を完全に捉える。後ろから犯されて、力強く打ちつけられる肉棒に頭が溶ける。
「いやっ、だめ、中はぁ!」
「へっ、もう直ぐ出るぞ。お前の中に魔法効果ぶちまけるぞ」
「らめっ、あひぃ、奥に当たって、だめ、だめなのにぃ」
「で、でる!」
その言葉と共に男腰が思いっきり叩きつけられ、その快感に私ははしたなく達する。中に熱いものが入ってくるとその快感に顔が惚けて、長い射精を終えて男は肉棒を抜いた。
ギュポンという音と共に体が地面へと落ちる。「おっと、まだ終わりじゃないぜ?」
うつろな目で前を見ると、すでにいきり立つそれが私の前に………


風邪が酷いからここまでで。
503名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 09:03:58 ID:T/B7GOA0
GJ! 淫乱だったぜ
風邪お大事にな!
504名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 17:56:43 ID:wDtmfE8g
文才あるな
505名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 18:32:29 ID:0TZpowzL

>>500
  U
( T) <貴公... 生殺しか...

506名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 19:36:07 ID:IXRxgnnd
これはわっふるわっふる!
507名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:54:58 ID:shV0zP/9
悔しいけど感じちゃう女の子かわゆす
508ミラルダ 自慰:2011/01/18(火) 00:15:02 ID:+1YqHL0j
風邪が少し治ったから、即興で打ち込んでみた。

『今日も一人首を跳ねてやった。王に逆らう愚か者だ』
そうミラルダは自身の手記に走らせる。ボーレタリアを色のない濃霧が覆ってから、何度も書き連ねた内容だ。
城門近くにある処刑場をねぐらにする彼女は、そう記した所で被っていたものを脱ぐ。
出てきたのはまだシルバーの肩まで届く髪と、幼い印象残る顔。ミラルダ自身もそれは分かっていることである。
「なぜ私は、こうも幼い顔なのだ」
自身の顔を見ながらミラルダは悪態をついた。この断罪者という地位につく前、ミラルダは見た目のことを理由に蔑まれてきたからだ。
「だが、あの方はそんな私をちゃんと見てくれる……」
その方が誰であるかは、想像に難しくない。老王の事である。
自問自答するように考えると、体が自然と熱くなってくる。
それがなにから来るものなのか、ミラルダは分かっている。
短い銀の髪が少し揺れる。
だめだ、それはやってはいけない、そうミラルダは思うが、手はいうことを聞かない。
自然と延びた手が、服の上から胸をとらえる。小ぶりな胸、でも服の上からそれを触ると、ピリリとした刺激がある。
「王、ごめんない。こんなこと………んっ」
王への謝罪は、その行為を認めるようなもので、そこから両手で自身の胸を弄り始める。
「ううん、はぁん………」
やがて求める性的快楽は直に触れるべきだと言い始める。
拒否権はないし、ハナから拒否するつもりもなく、ミラルダは着ている服を次々に脱いでいく。
ベッドの上、横たわり自身の胸と女を見下ろしながら、再び情事を再開する。
「あっ、硬くなってぇ……、あ、いいの」
幻影の中、彼女の胸を掴む老王がやさしく微笑みかける。
幻覚であろうとも、王と情事をともにしているということが、ミラルダの女を濡らす。
「ああっ! 王、私の淫ら姿をみてください。私は、あふ、私は、王の事を思っているから、私の全てを……」
胸を弄っていた手の一つを秘所へと伸ばす。触れただけでわかる湿り気に、迷うことなく彼女は指を一本入れる。
少しばかりの抵抗を感じながらも指は入り、肉壁に指が当たる快感に体がしびれる。
「あああん、いい、いいです、王」
指を出し入れしながら、そのまま高みへと向かう。
すでに濡れていたそこからは蜜がこぼれ落ち、快感によって発汗した毛穴からは、雌の匂いが立ち上る。
指を出し入れする度に響く卑猥なハーモニーに、ミラルダの快感はさらに高まる。
「あ、んっ、だめ、くうん……」
よだれを垂らし、快感に己をゆだねるその姿に、断罪者としての面影はどこにもなく、あるのはただの雌の本性だけである。
「ああ、もういきます。いってしまいますぅ!」
 もう終わりが近づいてると指の動きは加速する。そして、その終わりへと快感は勢いよく、ミラルダを飲み込んでいった。
「ああああぁぁぁ!」
体をしならせ、達する。体が痙攣し、勢いよく飛び出た液体がベッドを汚した。
余韻が終わり、ミラルダベッドで目をつぶる。明日もまた王に逆らうものを断罪するために……
509名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 00:23:30 ID:tZnrGvp9
>>501-502の「男用の騎士装備の女」を見て
思わず乙で脳内展開できた俺は
もう色々と戻れないかもしれない…
510名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 09:20:33 ID:bR8mn0q/
>>509
実を言うと同じ事を考えていた…
511名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 17:31:18 ID:AlvRLY2/
>>508
老王がソウル体となって、ミラルダを襲う展開も期待する!ハァハァ
襲うんじゃなくて、望むが適切かな。
512名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 23:24:10 ID:mKWSgSsx
>>508
一途な幼顔ミラルダちゃんハァハァ
ってか、ここ最近のスレの話題が何気にちりばめられてるなw
513名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 00:33:29 ID:IfeZFzlJ
>>501-502がツボったのでリスペクト


「あ、っふ、んっ、…き、きもち、いっ…、あ、あんっ!」
俺の身体の上で女の肢体が跳ねる。
両手を俺の腹に置き、腰を上下させて張り詰めた男根を味わっている。
「やだ…この子、こんなにはしたない声を上げて」
「仕方ないわよ、いっぱい待たせたし。焦らしちゃったぶんもあるわ」
騎乗位の姿勢で身をくゆらす女とは別の女が…青いファントム姿の二人が、傍らで楽しそうな声を上げる。
こいつらもさっきまで俺の上で散々腰を振っていた女どもだ。
拘束されて動かぬ苛立ちを抱きながらも、ぐちゅぐちゅと音を経てて扱かれる肉棒は
その膣内でますますそそり立つのが情けない。
「ふあっ!あ、あん!また、硬く、なっ…、すごっ…!」
唇の端からだらしなく涎を垂らしながら、女は嬌声を上げて淫らに腰を揺らす。
自分の息が荒くなっていくのが解るものの、せめてもの抵抗で快感に流されまいと眉を寄せ。
なぜ、こんなことになったのか…いつもと変わらず、別世界の人間を狩ろうとしただけなのに。

今日は、ソウルに飢えた兵士どもがうろつく城を侵入先に選んだ。
この世界にも「デーモンを殺す者」が存在する。
世界を守ろうとするそいつらの、地べたに崩れ落ちていく姿がたまらなく愉快だった。
程なくしてそいつは見付かったものの、その姿に俺は一瞬面食らった。
このボーレタリアに身を置く者は大抵硬い鎧か、魔力が込められた衣服を身に付けているのだが、
そいつは女性…しかも全裸だったのだ。
思わずその場に立ち竦んだ俺に気付いた女は、驚きもましては攻撃する気配も見せず。
僅かに微笑むと、敵である俺にそっと手を振ってきた。
……こいつ、阿呆か?
怪訝そうに見やるが、すぐに思い返して口を笑み上げた。
それならそれでいいだろう…すぐに切り殺してやろうと思ったが、愉しんでから始末するのも悪くない。
少々幼い顔立ちに反して豊満な胸、引き締まった尻の形に舌なめずりをし。
構えていた剣を下ろしながら一歩踏み込んだところで、背に重い痛みが走る。
仲間がいたのか、と気付いたときには既に遅く、俺は地面に突っ伏していた。
514名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 00:34:19 ID:IfeZFzlJ
瀕死の状態までずたぼろにされた挙句、四肢を拘束され装備を脱がされた後、問答無用の口淫。
慣れた指先と舌使いで口の中へ射精させられる前に、まず一人目の女が俺の上に跨った。
続いて二人目、三人目と…今の女がこの世界の「デーモンを殺す者」らしい。
先の二人とは違って生々しい身体に汗が浮かび、俺のモノに絡みつく膣壁も比べようがないくらい快感を与えてくる。
「あ、ああっ!こんな、に…っ!、おっきくて、ふとい、のっ、っは、はじめ、てっ…!」
片手で自分の胸を揉みながら、持ち主である俺の意志などお構いなしに男根を味わっている。
振り乱した髪が肌に張り付き、艶かしい姿態を作り出す。
「もー、いつまで独り占めしてるのよ」
「そろそろイっちゃっても良いんじゃない?」
不服そうな二人の声に、いやいやと駄々を捏ねるように首を振る。
「やっ、まだっ…、もっ、と!きもちい、いいのっ、ほしい、の…っ!」
「しょうがないなぁ…」
小さく溜息をついた一人は、嬌声を上げる女の横に膝を着いた。
顎を捕らえて口付けると、くぐもった声と共に舌を絡ませあう湿った音が洩れる。
もう一人も女の横へとついて、舌先を乳首へと伸ばしてゆき、
口に含んで舌で転がせる動きが視界に見えると、その声が甲高いものへ変わる。
それに合わせ女の締め付けが強まり、下肢に迫る快感に俺は詰まるような声を洩らした。
好過ぎる快感というのはいっそ苦痛にすら感じる。
「っふあ、や!あ、あん!もう駄目、だめえっ!とまらな…っ!」
女が口付けを解放すると、唇から零れ出る甘い声と共に腰の動きが早まる。
今まで我慢してしたものが溢れでたか、狂ったように腰を振る。
じゅぶじゅぶと結合部から洩れる音と共に、肌がぶつかりあう音が響く。
「あ、いく、イっちゃう!だめえ!まだ、もっと!あ、ああん!いく!イっちゃ…あ、あぁああっ!!」
「…く、っ…」
ぎゅうぎゅうと搾り取るような圧迫の中で扱かれ、耐え切れず俺は目を強く閉じる。
女が深く腰を落とすと同時に、膣内の奥へと白濁した液体をぶちまけた。
515名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 00:35:05 ID:IfeZFzlJ
その後も女どもは代わるがわる俺の上に跨り、勝手に俺のモノを使って快感を貪る。
何度、俺の精液は吸い取られただろうか。
回数を数えるのすら馬鹿らしくなってきた頃、さすがに底をついたらしい。
女の一人が男根に指を添えて舌を這わすが、もう精根つきて萎えきっている。
「…はやく、ころせ…」
こんな訴えをよもや自分から言う事になろうとは。
この世界で殺されようと、どうせ元の世界に戻るだけだ。
「えー、でも…こんなに大きくて立派なモノには早々会えないのよねぇ」
「もっと楽しみたいけど、これじゃあ無理かー」
つまらなそうな表情で、へたりと項垂れた俺のいちもつを指先でつんつんと突付く。
こんな屈辱はない。さっさと殺せ。殺してくれ。
暫くは女の姿すら見たくないと本気で思っていると、生身の女が楽しげに笑んだ。
「じゃーん!」
などと言いながら取り出したそれを、力が入らぬ頭を動かしてうつろな目で見る。
指輪にしては大きすぎる、腕輪にしては少々小さい銀色の輪…一部分が僅かに太くなっているようだ。
「これって『しがみつく者の指輪』?にしては、ちょっと大きくない?」
「もとはそれなんだけど、ボールドウィンに改造してもらったの。これをはめるとね、底力発揮して、あと3、4回はいけるらしいよ」
「なにそれすごーい!ボールドウィンやるぅ!」
盛り上がる女達とは反対に、俺は顔から血の気が引いていくのを感じた。
あれだけ好き放題やったというのに、更に絞り取ろうというのか。
「や、め…」
静止の声すら掠れている俺を無視して、それを手にした女は俺の下肢へ手を伸ばした。
輪の一部が外れるようになっているらしく、かちりと音を立てて外す。
「ただ、これ使うと不能?になっちゃうから気をつけろっていったけど…ま、いっか」
「こんな上玉、なかなか侵入してくれないし」
「いっぱい気持ちよくしてもらおうねー」
恐ろしいまでに明るい声が耳に届き、俺は絶望を感じた。
小さな金属音を立てて、それが嵌められた……



ネタは>>491から頂戴しました。
勝手にごめんなさい。
516名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 00:50:39 ID:OpvWcNo/
GJGJ!!
これは…羨ましいようなそうでないような…w
517名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 03:05:54 ID:30n7+UvM
快楽地獄とはこのことかw
GJ!
518名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 05:57:25 ID:8UpCAtPB
GJ! 全裸待機していた甲斐があったぜ
519名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 12:57:31 ID:u9O/ABoW
ボールドウィンGJ
520名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 18:57:54 ID:LbysqRed
GJ!!
だが、これからは黒侵入するたびにハァハァしてしまうがな。
どうしてくれる。
521名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 21:10:26 ID:IUq0mqhJ
こんなことならないように絶対裏に柄無しと誠入れてすぐ自殺できるようにしてる
522491:2011/01/19(水) 22:35:31 ID:zObVQLFi
なんか俺の実体験がすごい事になってるw
なんにせよGJ!
523名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 22:42:28 ID:FkfgrSEf
兄者!!兄者やめてくれ。な、なにを
そ、そこは・・・っあーーーーーーーーーーーーーーーー。
そしてボールドウィン兄弟は、昇天しましたとさ。
524名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 14:31:55 ID:LYjShFJP
アッーーー!
525名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 21:19:16 ID:2s2epOz8
>>523
そうか。天に召されたのか。二人ともご高齢であったからな。
ウィン兄弟が召された場合、防具修理はどうするんだ?
武器は砥石でブィ〜ンしたらいいけど、防具はそうもいかんでしょ。
つか、アーッなネタ書くなら書くで、乙変換ネタとか
>>500が断念したうさぎユルトに挑戦してみては?
アー展開全く需要が無いとは言えないだろうし、文才如何でおもしろいかも。
魅せてくれるなら見てみたいが、いかがなもんでしょ。
526名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 00:19:23 ID:GYxhuPtl
アッー!は、実際どうなんだろうなあ…
うさぎユルトぐらいならネタで笑えるが
板違うとかならんのかね?
527名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 15:51:05 ID:zk5ED1cd
523じゃないけどユルトさん挑戦しようかなww
>>526
いや、デモンズソウルがエロくなるんなら大丈夫な…はず!
528名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 16:43:58 ID:h61cexV2
大丈夫だ、問題ない
乱れるユルトさん大歓迎
529名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 22:03:53 ID:4611c+oN
ユルトも乙に並ぶ愛されキャラかと。
かごの中のうさぎさん。
出してってお願いされた時、断るとFuck youだもんな。
そりゃ開放直後に後ろからアーッして身包み剥がれるってものだ。
530名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 23:45:48 ID:zk5ED1cd
現在あいた時間に執筆中だぜ!
アッーな展開に心が折れそうだが
なんとか書ききってみせるさ…!
531名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 00:31:56 ID:+ToOm00J
グルームヘルムだけ被って全裸待機してますね
532名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 12:41:23 ID:IyHuSvyu
むしろこのスレではそれが正装。
この時期にはつらいので、おなかが冷えないうちに熱いの、頼む。
533名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 20:13:08 ID:LK9/wN9W
ガル:おい、今日どうする?
ユルト:バーミヤン行こうぜ。あそこのラーメン、しばらくすると食いたくなるんだ。
ガル:じゃあ、そうするか。俺角煮にしよ。

ガルとユルトは、職場の同僚。大体仕事帰りに、一緒に飯を食う。
二人は飯を食いながら、仕事話に盛り上がる。

ガル:いやー、俺の装備重くてさ。まいっっちゃうよ。しかもプレイヤー
来るごとにあの沼いちいち通らなきゃなならんし。体中から滝のように汗が
出るしさ。アストラエアさん、俺の臭さ分かってるのに何も言わずに顔伏せて
るのがすごく切ない。
ユルト:仕事柄仕方ないとはいえ、それは辛いなあ。でも、あんな美人良く
採用できたよな。ま、俺もあんまり良いポジションとは言えないけど(笑)。
ガル:だよなあ、お前も結構辛そうだもんな。
ユルト:ああ、お前はまだ同僚と話せるだけマシだぜ。俺なんてあんな狭くて
薄暗い檻にプレイヤー来るまで缶詰めだよ。幸い、pspとDS持ち込み許可下り
たから良かったけど。あとさ、落下した時のバンジーはやっぱ慣れないわ。
ガル:ああ、お前も大変だな。高所恐怖症の俺には無理。
    ・
    ・
    ・
ガル:ふう、そろそろ、出るか。
ユルト:ああ
ガル:・・・あれ、やべ、財布もってくるの忘れた!ユルトご免。貸して。
ユルト:ああ、・・・あ。そうだ。俺も、財布持ってくんの忘れた。
この前、プレイヤーに財布パクられてからスタッフルームのロッカーに
入れてたんだ。ヤベー忘れてた。

続く
 
534名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 21:11:42 ID:IyHuSvyu
冷えたおなかにラーメンか。温まるな。
ガルもユルトもフル装備でファミレスでつか?
二人とも、仲良いのな。
535名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 22:00:11 ID:LK9/wN9W
ガル:どうする。おい。ん?ちょっとあいつ。
ユルト:・・・あいつがどうかした?
ガル:さっきから俺たちのことガンくれてんだよ。ちょっとあいつに
金貸してもらうか。
ユルト:だってお前、全然知らない奴だぜ?そんな簡単に貸してくる
わけ・・・
ガル:大丈夫だって。俺初対面の奴と結構打ち解けるの得意だし。
まあ、ちょっと行って来るわ。

ガルはフル装備のままその男のところに・・・。
すぐに打ち解けたようだった。
ガルとその男がふとユルトの方を見た。
ユルトのことを話しているらしい。

ガル:いやー、まいったよ。あいつお前とちょっと話したいんだってさ。
お前になら貸してやっても良いって。
ユルト:なに?どういうこと?
ガル:あいつお前を一目見て気に入っちゃったみたいなんだ。
ユルト:ちょ・・・。そっち方面かよ!?やべえだろ。
ガル:あいつも手荒な真似はしないっていってるし、な!頼むよ。
次おごるからさ。

 結局ユルトは「おごる」の言葉に心が動く。
 ユルトがその男の向かいに座る。
 すかさずその男はユルトの隣に寄り添うように席を移動する。

ユルト:(声出せないから手のサインで合図)ちょ、こいつやばいって!
ガル!おい。股間まさぐってくるんだけど
男:(ユルトの耳元で)かわいい
ユルト:(全身に鳥肌が走る)
ガル:(ユルトのpspでモンハンに夢中)

 ユルトの必死の抵抗も空しく、男がユルトをトイレに引っ張っていく。

ユルト:(股間をつかまれて助けを呼べないから合図で必死に)ガルー。
やべえ、助けて。こいつ見かけによらずすげえ力だ。ガルーーーーーーーー。

続く

536名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:04:28 ID:qtY8GxAE
な、なんかユルトとガルのほのぼの(?
したssが投下されてるww
まあ、こっちもなんとか完成したぜ…!
アッーおよび、ユルトさんがおかずになるのは耐えられないってひとは
十 分 注 意してね↓
すんごい真面目に書いてるけど、まあ、ネタだからw
537名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:05:36 ID:qtY8GxAE
ラトリアの牢で暗殺目標を探索していた私は、なにかがしたたかに頭にぶつかるのを感じた。
そこで私の意識は破かれたように途切れ、ここまでの経緯など、さっぱり理解できない。
今、私は後ろ手をきつく縛られ、床に転がされた状態で、暗い牢の中にいる。
私は状況を飲み込もうと、頭だけを動かし、室内をぐるりと見渡してみた。
部屋の隅にはフードをかぶった男が一人、壁にもたれ掛かってこちらを見ており―――尤も、暗くて顔など殆ど見えはしないが、
くぐもった笑いを響かせている。
…何者だろうか。それに、室内を満たすこの甘い匂いはなんだろう。
ぼんやりした頭も幾分はっきりとしてきて、状況が理解できるようになってきていた。
察するに、前にいる男が私を捕らえたのだろうが、なぜだ?
私が密かにボーレタリアへ入り込んだ暗殺者だということを見抜いたのだろうか。
いや、そんなはずは…
そんなことを考えていると、男が口を開いた。
「目は覚めましたか?」
落ち着いた物腰で、着ているものも上等そうな上品な男だ。
この男が、私の正体を知っているとは思いたくないが…
一応、この状況については素知らぬふりをしておくことにする。
「なぜ、私をここに縛る…貴公は、何者だ?」
「アハハ、なぜかって?とぼけてもらっては困りますよ。あなたはあの悪名高い沈黙の長、ユルトだ。びっくりしましたよ。
なにせ、暗殺集団の長たる者がこんなところをうろついているのですからねえ。」
ひやりとした冷気が背筋を這い登る。
男の言葉で、私の淡い希望など、薄っぺらな演技ごとあっさり打ち破られてしまった。
迂闊だった。この国に私の素性を知る人物がいるとは。
―――長かった私の仕事も、これまでだろうか。
死の覚悟なら、今回の任務に就くときから、いや、もっと前からできている。
男がコツ、と足音をたてて近づいてきた。
その手には、鋭利な刀が一振り。
唇をかたく結んだ。
538名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:06:21 ID:qtY8GxAE
…しかし、男がとった行動は、私の予想とは違うものだった。
重量のある兜がとられ、スッと視界が開ける。
横向けになっていた私の上体を起こし、露になった私の顔を、男はまじまじとみつめ、刀の峰であごを持ち上げてきた。
「噂どおり、なかなかいい顔立ちじゃないですか。…ククク、こんなにいいツラしてんだから、隠すことはないだろうになぁ…?」
男の切れ長の目がさも楽しげに歪み、丁寧な口調がいやらしいものへと変化してゆく。
私は、この頃には既に不穏ななにかを感じ取っていた。
目には映らずとも、きっとなにかおぞましい黒い悪意が、この男から放出されているに違いないのだ。
…それにしても、この匂いはなんだろう。
この男からする匂いのようだが、やけに甘ったるく、体から力が抜けるようだ。
男は刀を放ると、今度は手で私の頬をさするようにしてあごを持ち上げ、いきなり口を塞いできた。
「…ッ!」
口内に侵入してきた熱い舌が、絡み付いてくる。
さながらなにか別の生き物に口内を犯されているかのようだ。
行為はそのままに、男は手を後ろに回し、今度は私の鎧をガチャガチャと脱がせ始める。
息苦しさに耐えられなくなり、噛み切ってやろうと思ったとき、男の指が背中をくすぐる刺激で体が反応してしまった。
その反応が愉快だったのか、男は口を離すと、耳元で低く嗤った。
「ご心配なく。お前が沈黙の長だってことは黙っててやる。お前が俺をこうやって時折楽しませてくれさえすれば、な。」
そう言い放った後、再び体を愛撫し始めた。
既に鎧は手甲以外、全て剥がされており、体を纏うものは薄い下着だけの状態となっている。
首筋を唇が這う感触は、気持ち悪くはあったが、理性を溶かしてしまうような、…そんな妖しさも兼ね備えていた。
「…いい加減に、…しろ…!」
与えられる感覚にのまれまいと、力なく訴えたが、男はやめてくれそうになかった。
539名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:07:02 ID:qtY8GxAE
さっきから抵抗しようと試みていたのだが、―――腕は縛られているから仕方ないとして、どうにも足が言うことを聞かない。
頭も心なしかフラフラして、思考がうまく働かない状態だ。
なぜだ?この甘い香りのせいだろうか?
私の考えを見透かしたように、男はまたニィ…と、嗤った。
「体に力が入らないでしょう…?クク、刺激が強いから、お前みたいに魔力が低い奴はそうなる傾向にあるみたいだけどなぁ?
もうわかってると思うが、コレのせいだよ。」
そう言って、懐から細かい意匠が凝らされた小瓶をとりだした。
いい匂いなのになあ、と男が瓶のふたを開けた瞬間、ひどく刺激のある甘い匂いが鼻をついて、むせてしまった。
「ああ、悪いね。これはな、一時期この国でお前みたいな奴らがたくさん中毒になって、使用が禁止されていたものだよ。
まあ、今は手に入りやすくなって、俺たち魔術師は大助かりさ。尤も、俺みたいな使い方してる奴は他にいねえだろうがな!」
ゲラゲラと下品に笑う男には、出会ったときの、上品な印象の面影など全く残っていない。
まるで人が変わったかのようで、その変化に若干の恐怖を覚える。
「…!…ッく…」
不意に胸元を舌が這い、思わず声が漏れてしまった。
先端を舌先で転がされると、ますます声が漏れ、羞恥と自己嫌悪が募る。
胸を舐められて感じてしまうなど、まるで女のようだ。
いっそのこと、殺してくれたほうがどれほど楽だったろうか。
抵抗できない身となった今となっては、この快楽に抗い、せめて男を楽しませないことだけが唯一の抵抗だと思った。
しかし…実際、胸だけでこんなにも感じている。
これから待ち受けているであろう行為に、果たして私は私を失わずにいられるのだろうか。
その時、男が指を股間に手を滑り込ませ、既に少し勃ちあがりかけていた私自身を扱いてきた。
「…っく…や、め……!」
まるで身体の中心に神経が集中しているようだ。
私に絡みつく指は、まるで一本一本生きているかのように動き、与えられる至高の感覚に足が震える。
触手じみた指に執拗に扱かれ、一気に息が荒くなった。
「……ッ!!…」
これ以上我慢できなくなり、男の手の中に熱を放つ。
「もう達したのか?クックック…俺より先に達するとは悪い奴だよ、全く…」
男は、自分が今撒き散らした体液を絡ませるようにして、後孔を指で解し始めた。
「…!!…」
今まで経験したことのない未知の感覚が下半身を襲う。
指が中で動く刺激から逃れようと、身を反りたかったが、もはやそれすらできないほど体の自由は奪われていた。
下では孔を掻き回され、上では再び口内を舌で犯される。
抗いがたい快感に、頭が変になりそうだ。
先ほど果てた私自身が、その刺激でまた頭をもたげ始める。
―――漆黒に染まった室内に響く、喘ぎ声、粘質の音…。
男に抱かれているはずなのに、感じてしまうのはなぜだろう。
540名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:07:53 ID:qtY8GxAE
私の舌を解放した口はおもむろに、先ほどまでの勢いを取り戻した猛りを含んできた。
そのまま根元から先端へと、舌で辿るように舐められると、ますますそれは質量を増していく。
男の舌と粘膜が強く絡みついてきて、自分でも驚くほど艶っぽい声がでてしまう。
「ハハ、お前でもそんな反応するんだなぁ?傑作だよ、……ククク…!」
もう、私の人間性なんて、どうにでもなれだ。
快楽と自己嫌悪が交互に襲って来ていたはずなのに、いつの間にか私は快楽のみに支配されてしまっているようだ。
それに身も心も支配された後は、堕落に身を任せ、ひたすら与えられるものを享受し続けるのみ。
私は…もう、待っているのだろう。
男が、次はどんな魅惑的なものを寄越してくるのか。
もういい、もう。
この流れに乗ってしまえば、楽になれる。
だから、はやく寄越せ。
男は最後に強く吸うと、口を外し、ズボンから大きく反り返った彼自身を取り出した。
そしてそのまま、体を重ねると、先端から垂れた蜜で濡れた後孔にあてがう。
「…ッあ!!…ぐ…っ!…」
強烈な異物感とともに男の猛りが挿入され、体が跳ねる。
指で解されていたとはいえ、かなりきつく、鈍い痛みが下半身を襲う。
中で粘膜が擦り切れる感覚がしたあと、滑りがよくなった。
内壁が出血したのかもしれない。
後ろから突かれつつ、再び前を巧みに扱われる。
「…は…っぁ…はぁっ…!!」
甘い香りと快楽の海で、朦朧としながら、喘ぐ。
男も私のなかで次第に熱をおび、絶頂が近いのだろうということがわかった。
腰の動きが速くなるにつれ、男も声を漏らすようになってくる。
「…っクク、…だすぞ……っく、気絶なんか、するなよ、…すぐ終わっちゃぁつまらねえからな…!!」
その言葉が合図となって、男の熱が、私の奥で爆ぜた。
火傷しそうなほど熱いそれに、私は絶叫した。
同時に、私も先端から精を吐き、頭が真っ白になり、気を失いそうになるが、
男に私自身を強くつかまれる刺激で、すぐに我に帰る。
「…言ったろ?すぐ終わっちゃ、つまらないって、さぁ……?…ククク、アッハハハハ…!!」
反響するその狂った笑いは、私の解放など、考えてすらいないようだった。

いや、…むしろそれでもいい。受け入れ続けよう。
―――…貴公の、望むまで、な。
541名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:12:36 ID:qtY8GxAE
文章については、つっこまないであげてネ
全裸待機してる人たちのために全速力でかいたもんだから(^p^)
ほんと、もう二度と書かねえぞこんなアブノーマル...
542名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:23:03 ID:LK9/wN9W
 ユルトは、後に思った。そんなすぐ打ち解けられるなら、店員を説得
 してくれれば良かったのに・・・。

ガル:(おし、ラオシャンロン撃破!あれ?ユルトは?)

 気が付くと、ユルトと男の姿が消えていた。

ガル:(ユルトが拉致られた!・・・トイレか!)

 ガルがトイレに駆けつける。

ガル:ユルトー。居るのか?返事しろ。
ユルト:ガ・・・ル・・・

 一番奥のトイレにユルトが何かを吸い取られたように、便座に力なく
座る。傍らには、丸められたティッシュと3千円が置いてあった。

ガル:ユ、ユルト!!。なにがあった!!!
ユルト:(心無しか燃え尽きたように全身が真っ白になって)け・・つが
・・・
ガル:穴が!?
ユルト:痛い。
ガル:ぶわあ(←涙)

 ガルは、他人のためにこれほどまで泣いたのはじいちゃんの葬式
 以来だった。

ガル:(俺が・・・俺がモンハンに浮気したばっかりに!!!。大切な
友人の大切なものを奪ってしまった・・・。)
ガル:(たった3千円で!!)
ガル:ユ、ユルト。悪かった!本当に悪かった。俺が目を離したばっかりに。
ユルト:いや、いいんだよ。それより俺、気づいちゃったんだ。世の中には
こんなに楽しいことがあるなんて・・・。
ガル:(ぎゃーーーーーーーーー。)ユ、ユルト。お、落ち着け。な?
お前ちょっと、疲れてんだよ。もう帰ろう。
ユルト:(物欲しそうな目でガルを見る。(相変わらず、フル装備で表情が分からなかった
だが、ガルは確信していた。))

 ガルは、非情とは思ったが、身の危険を感じ、ブラムドで一撃を食らわせた。
 気絶したユルトを引きずり連れ帰った。
 だが、その一撃で、重度の記憶喪失になり、赤子同然になってしまった。
 それでも、装備だけはどうしてもはずそうとしなかった。
 乳母車にフル装備で乗り、トミカに夢中になる日々がしばらく続いた。
 が、なんとか復活した。

 その間、ガルは、非常に責任を感じ、懸命に介護に励んだ。
 
 そして今は、元の仕事に戻り、ガルとも仲良くやっている。
543名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:29:34 ID:9ALANSbk
久方ぶりにかぼたんやユーリアでハァハァしようと来てみたら
何なんだよこのユルト祭









それでもなんか興奮しちゃう自分が悔しいっ…(ビクビクッ)
544名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 04:33:55 ID:nRKc4F3f
お二人方、GJ!
545名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 04:41:42 ID:FpxSbAUw
>>537-540
GJ!GJ!がんばった…おまいさんはがんばった!!
思ってた以上に真面目でワロタwww
襲われてるのに感じちゃうビクンビクンな沈黙の長に
興奮した俺は終わってる気もするが(゚ε゚)キニシナイ!!
546名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 05:22:37 ID:xR63d96r
ユルト祭ktkr!
2人ともGJ!!
547名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 18:13:51 ID:4FqzH9oZ
ガルとユルト。案外仲良しになれるかも。
二人ともデーモンを殺す者に敵対してるもんな。

ユルトに何やらしている奴が、フレーキーだと思ってしまった自分も。
きっと色々と戻れない。
548名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 19:13:07 ID:CbPIreJM
>>541
乙、まじ乙でした。普通にちゃんと書かれててびっくりしたw
そしてユルトも案外イケるってよくわかった。ユルト可愛いよユルト

……もう俺駄目かも分からんね('A`)

>>452
シュールすぎてワロタw
ラーメン食いたくなった…
549名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 19:24:40 ID:jQrCOcSe
ユルト×女主人公(生まれが盗賊)で暗殺のお手伝い…という電波を受信した。
デーモンを殺す者だけど、ユルトの部下。お手伝いしたらご褒美とか。
うわ……俺得すぎる orz
550名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 02:21:15 ID:iRdan0Mc
ACスレからこんにちは。
最近デモンズを始めてフロム脳のレベルがまたあがった者です。
少しだけ主人公×ユーリアを。
甘々でいかせてもらう。それしか能がない。
551名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 02:21:47 ID:iRdan0Mc
寒くないか?−
そう言って、毛布を敷いてくれる。ユーリアは男のそういうところが好きだっ
た。割れ物でも扱うように、毛布の上に丁寧に寝かせてくれた。こういう優し
さに触れたのは初めてであったから、魔女はまるで乙女のようにはにかんだ。
「どうした?」
男は注意深く、じっとユーリアの顔を見ていた。
「いや、やっぱり笑ってるほうがいいな」
「そ、そうか…?」
「あぁ、クールな感じも良いけど、笑ってる方が可愛いな」
(貴方に可愛いなどと言われたら…)
あまりに強く脈打つのが苦しくなり、ユーリアはぎゅっと自分の服を握る。
「再三言うが、私などで良いのだな?」
愛しい人を迎えるには、自分はあまりに汚れすぎた。それでも男は手を握って
くれる。ユーリアのことを真っ直ぐに愛してくれる。
「ユーリアが良いんだ」
顔が近付いてきたので、ユーリアは察して目を暝る。自分のよりも固い唇が、
自分のものに触れる。公使の口寂しさを紛らす為の乱雑なものとは正反対のそ
っと慈しむような口づけに、ユーリアは胸が一杯になり思わず涙が零れた。
「!?…大丈夫か?やっぱり…」
「違うんだ。済まない…嬉しくて。貴方に抱いてもらえるのが」


「ユーリア…」
灯に照らされて映し出された魔女の顔は、どこまでも儚く、美しい。そっとそ
の頬に手を添え、男はもう一度唇を寄せた。
久々に戻った肉体。生きている事の実感が欲しくてユーリア抱きしめた。
「あっ…」
「良いだろ?」
「分からないんだ。こんなにも動揺してしまうのは初めてなんだ。…でも悪い
ものじゃない。きっと
今日のユーリアは多弁だった。寡黙で、凌辱以上の苦痛を味わってきたことを
窺わせるような鬱屈としているのが常であった彼女が、頬を紅くさせながら喋
る様は新鮮なものがあり、また、そんな一面を自分に向けてくれるのは純粋に
嬉しかった。
「私は貴方のことが好きだ。こんな不浄な私などに好かれても迷惑なだけやも
知れぬ。でも伝えたかった…それだけは許してくれ」
男はキスを返事とした。長く、丁寧に、ユーリアの中の凍えきったものが溶け
ることを祈りながら。
「んん…はっ。ふふ、貴方といると新しいものばかりだ。キスはこんなにも温
かく、心地良いものなのだな」
552名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 02:22:19 ID:iRdan0Mc
ここ−神殿の一番上に向かうとき、男と手を繋いだ。日夜得物を握ってきた手
は厚く、硬い。初めて出会った時も、ボロボロになった三日月のような大剣を
全力で振るっていた。それが他でもない自分の事であるなどユーリアにとって
は信じられない事だった。自分の為に何かをしてくれる人間がいる。それも命
の危険を冒してまで助けに来てくれた。後になって思えば、あの時から彼に心
引かれていたのだろう。否、知っていたのだ。知っていたが、魔女である自分
が人を好いてはならぬ。そう言い聞かせて淡い想いをふさぎ込もうとしたのだ。


あんた、あいつに惚れているんだろう?−
彼が再び要石に触れ、消えたあと、神殿に居た男−トマスはそう言った。
近く居た老刀鍛治は興味もなさそうにいつも通り不機嫌な顔をしていたし、灯
を持つ女はもとより何を思っているのか分からないが、階段に座って物思いに
耽っているようだ。どうやら誰にも聴かれていない。何故かそれを安堵した。
「そんな訳無いだろう。私は魔女だぞ?」
「そうだな。正直言うと俺もあんたのことは少し怖い。でもきっと良い人だ」
「なんでそんなことが言える?」
「あいつが連れてきた人だからな。それだけで十分だ。それに分かるのさ、あんたはあいつに尽くしたいと思ってる」
「彼に協力はする。だがそれは彼への恩義だ」
「…家族捨てちまったからこそ思うだ…後悔だけはして欲しくない。まぁ、何
も出来ない野郎の独り言だと思ってくれ。ハハハ…」
じゃあ…−
「じゃあどうすれば良い!?魔女なのだ…それは変えがたい事実なのだ…!彼
を好くだけで彼に迷惑になる汚れた存在なんだ…私は……」
堪え切れずに溢れ出た感情は叫びに、最初から叶わぬ恋は涙となって表れた。

あんた、あいつに惚れているんだろう?−
彼が再び要石に触れ、消えたあと、神殿に居た男−トマスはそう言った。
近く居た老刀鍛治は興味もなさそうにいつも通り不機嫌な顔をしていたし、灯
を持つ女はもとより何を思っているのか分からないが、階段に座って物思いに
耽っているようだ。どうやら誰にも聴かれていない。
「そんな訳無いだろう。私は魔女だぞ?」
「そうだな。正直言うと俺もあんたのことは少し怖い。でもきっと良い人だ」
「なんでそんなことが言える?」
「あいつが連れてきた人だからな。それだけで十分だ。それに分かるのさ、あんたはあいつに尽くしたいと思ってる」
「彼に協力はする。だがそれは彼への恩義だ」
「…家族捨てちまったからこそ思うだ…後悔だけはして欲しくない。まぁ、何
も出来ない野郎の独り言だと思ってくれ。ハハハ…」
じゃあ…−
「じゃあどうすれば良い!?魔女なのだ…それは変えがたい事実なのだ…!彼
を好くだけで彼に迷惑になる汚れた存在なんだ…私は……」
堪え切れずに溢れ出た感情は叫びに、最初から叶わぬ恋は涙となって表れた。
「魔女だなんて関係ない−そう言ってくれる奴だからこそ、あんたは惚れたん
だろう?大丈夫、きっと応えてくれるさ」
哀れむでも同情するでもない目でトマスは諭してくれた。何か思い入れがある
のだろうか、トマスは翡翠の飾りをしきりに弄っている。
553名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 02:24:29 ID:iRdan0Mc
「貴方は…私をどう思っている!?」
「!?…?」
帰ってきてから何かがおかしいかった。火防女はいつもと変わらないが、トマ
スは妙に元気であったし、ウルベインはくれぐれも過ちをさぬようにと口煩か
った。そしてユーリアであった。声が上擦っている。
「俺は…」
「す、済まない。やはり待ってくれ!…そうだ上に連れていってくれないか?
まだ知らないのだ…」
なにより挙動がおかしい。声をかけただけでひどく驚いたり、なぜだか防止の
角度を妙に気にしたりしていた。
「あ、あぁ…」


「こんな所だったのか…」
「滅多に来ないな俺も。もう行き止まりだしな」
「で、では…さっきの事を聴かせてほしい」
「ユーリアのことか?」
「うむ…」
「助けられてるしありがたいと思ってる、感謝してるな、うん。ありがとう。
こないだ習った魔法も凄い役立ってるし」
「そうか、役に立てて嬉しいよ。…では、そう……私個人と言うかだな、そう
魔法を教えられなかったら貴方はどう思うだろうか?」
どう思っているのだろうか。言った自分ですら質問の訳が分からないし、声は
細々としてでしか出てこない。
「…ユーリア」
「な、なんだ?」
「俺はそんな自信ある訳じゃないけど、そんな朴念仁でもないつもりだ」
「どういう…!?」
言葉は男の唇で遮られた。少しの間、何が起こったのか分からず目を見開いて
固まっていたが、いまキスをしたのだと理解すると急に脚が震えて立つことす
ら敵わなくなった。
「大丈夫か!?すまん!俺の勘違い…」
「ありがとう…。私は貴方を好いている。それを許してくれるか?」
ここでユーリアの記憶は終わる。というのも、それから何度かキスをした気も
するし、抱きしめて貰った記憶もある。階段を降りるときに寄り添っていた気
もする。が、全てがぼんやりと曖昧で詳しくは覚えていないのだ。本当にした
のかすら定かではない。確かなのは、この記憶から二日後の今、ユーリアは男
に丁寧に服を脱がされていて、それを待ち望んでいた、ということだ。
554名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 02:27:18 ID:iRdan0Mc
以上、半端な所で前編終了。
キャラメイキングに失敗して微不細工になったのは秘密、ドミナントとの約束だ!
ではまた
555名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 13:10:07 ID:PO680F3r
なんか同じ文繰り返したり、誤字あるから最後に確認するといいよ。

ともあれ乙です!
556名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 20:17:45 ID:98XXKyrK
>>551-553
乙〜。いいなぁほのぼの。自分は好きだ。後半楽しみ!
自分もSS投下したいのだが、やたら長い上に脳内設定ありすぎだから…。orz
皆引かないかガクブルだよ…。
書くの早い人、尊敬するっす。
557名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 23:49:01 ID:a5toClTo
GJ!すごい描写が丁寧で甘々でいいな
ユーリア健気で可愛いよユーリア
そしてトマスがいい味出してるw

>>556
投下してくれないと引くか引かないかは決められないなあw
住人が風邪引かないうちにひとつ頼むよ
558名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 23:54:48 ID:98XXKyrK
>>557
勇気をありがとう。でも、ちょっと心の準備が…。
まだ未完成だけど、近々投下するよ。
559名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 01:46:47 ID:PBQbodtT
煮えきった男たちが、沼の肉切り黒ファンに性的復讐をする話って需要あるかな?
560名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 08:32:40 ID:cE2vuIeZ
あります
561名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 21:48:32 ID:3OJ7BBKc
>>559
もちろんだとも!

そしてそれを見つけたセレンさんが遠くでオナってたら尚最高…。
いや、さっきのは気にしないでくれ。
所詮俺の脳内ヒル溜まり。気にしないでやってくれ。
562名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 22:32:51 ID:ewZ5hqLN
むしろ需要じゃないものを知りたい
要人輪姦とかだろうか
563537-540:2011/01/25(火) 22:47:30 ID:4PyzRwks
デモンズというだけでなんでもおいしくいただけます
>>543-548
みなさんの労いの言葉に俺は涙がでそうだ…(;Д\
くそ、次のssを書きたい衝動に駆られちまうじゃねえか…!
564名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 00:26:36 ID:/I7rEKUS
>>562
腐り谷のババア純愛とか、金骸骨×黒骸骨とか、穴掘り達の手で一枚ずつ剥がされていく結晶トカゲとかじゃないか?
ところで審判者のssはまだ上がってないのかな?
565名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 01:30:15 ID:eh0Z9mli
結晶トカゲがちょっと見てみたいと思ってしまった自分が怖い。
おなかが柔らかくて気持ちよさそう
566名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 08:51:17 ID:Z81Kuk3J
金×黒見たいがなw
嵐のナメクジ巣にはいつも隅っこで身体を重ねてひっそり寄りそう二匹がいるんだぜ…
567名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 09:15:52 ID:VkJlBzmt
要人輪姦ww
ちょっとだけ怖いもの見たさかも
568名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 12:07:35 ID:s+XaFrtw
結局なんでもありじゃねーかww
569名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 13:19:32 ID:L+J0mvff
>>566
ナメクジの交尾ってすごいらしいな

美しさ的な意味で
570名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 15:52:28 ID:Qa6YMDhn
格の違いってやつを思い知らされたわ
571名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 16:26:00 ID:/I7rEKUS
ここまでババア純愛希望無し

ここなら言える。
鷹の娘(ピカピカキラキラ)を巣から落として白べたをたっぷりプレゼントしたいと思ったのは俺だけじゃないはず。
572名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 18:38:49 ID:Z81Kuk3J
>>571
ユッユー! それ、ピカピカじゃないよ! アッー!


ところで坑道2の坂道に二匹だけ羽クマが止まってるだろ。

(ク、クマ男さん。わたしあした、さいごのだっぴをするの。
 ようやくおとなになれるのよ。でもなんだかふあんで……)
(しんぱいないよクマ美さん! からがかたまるまで、ずっとそばについててあげるよ。
 そ、そしたらボクと……)

ザッザッザッ ザシュ!
「ギャー!(ああっ!? いたい! クマ男さん!)」
(こっこいつ! クマ美さんになにを――)
ザシュン!!

とか想像するとつるはしを振るう手にも力がこもるよね。
573名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 20:32:51 ID:3pz9ZvcM
「―――ソウルの力を求めるのですね…
 では、私の中のデーモンに触れてください」


 体力 :25
 知力 :13
 頑強 :22
 筋力 :36
 技量 :24
 魔力 :10
 信仰 :15
おっぱい: 6


女主 「…なんか増えてない?」
火防女「いいえ」
女主 「最後のこれ…何」
火防女「上げると胸が大きくなります」
女主 「…それで強くなるの?」
火防女「スタミナの回復が遅くなります」
女主 「逆効果?!ていうか私、6って…」
火防女「ちなみに私のおっぱいは53です」
女主 「…」
火防女「53です」
574名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 20:57:12 ID:93ysIReK
>>573
ワロタwwww
こういうSSも大好きだwww
かぼたん脱いだらすごいんだなゴクリ
575573:2011/01/26(水) 21:01:47 ID:3pz9ZvcM
ちなみに元ネタは某所のイラスト
あと、普通に運忘れてた…
576名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 21:21:22 ID:jI3r3GFH
>>571
あそこで絶対それやってるわw
577名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 21:57:51 ID:93ysIReK
いつもはあいつらの動きに注意してるのに、今日は迂闊だった。
忍び寄る気配に気付けず、振り向いたとき既に私の身体は坑夫の手に捕らわれていた。
「いや…離してっ!」
振り解こうと暴れても、背後から掴む手はびくともせず。
坑夫のにやついた顔が間近に迫ってきて、思わず顔を背けた。
何時の間にか横にいた別の坑夫が、節くれだった指をゆっくりと身体に伸ばしてくる。
私が身に付けているものをやけに丁寧に外していく。
「あ…や、だっ!やめて…!」
頭を振り乱して抵抗するが、私を辱める彼らの動きはとまらない。
無力な自分がくやしくて涙が出そうになる。
隠れていた肌が露わになると、坑夫たちは更にいやらしい笑みを浮かべて。
そこへと伸びてくる指先に、私は強く目を閉じた。




――その日、坑道では。
じたばたと暴れる結晶トカゲの柔らかいお腹をぷにぷにして和んでいる、
坑夫たちの姿があったという。





>>564-565から思わず。
しかしエロくはならんかった…
578名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 23:15:34 ID:/I7rEKUS
>>577
ふぅ・・・
579名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 03:10:37 ID:U5qQzUJD
坑夫に弄ばれているのはスキルヴィルさんですか?
580名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 16:29:01 ID:78mh5SJ+
トカゲたんハアハア
581名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 18:16:22 ID:Zuw7u8Uv
>>579
スキルヴィルさんは岩影から堪能してるよ
「…ハァ……フゥ……ヘェ…」
582名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 23:53:34 ID:dUgYbfRD
なんか、女主人公を好き勝手貪った後、
「ありがとう、堪能した。これはお礼だ」と言って
媚薬を飲ませて坑夫の群れに放り込む鬼畜スキルヴィルが思い浮かんだ。
583名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 13:31:20 ID:nJ58lnVb
流れを読まずに投下
ユルト×女主人公


「ユルト様、お迎えにあがりました」
「貴公……ふん。わざわざ出向くとは、沈黙の長も地に落ちたものだ」
ラトリアの塔でデーモンを殺す者を待つユルトの前に現れたのは、自身の率いる暗殺集団の部下だった。籠を開けた女は後ろに下がり跪き、頭を垂れた。
「いえ、これは私の独断です。罰は受けますので、どうかお許しください」

不服ではあるが事情を詰問しようと思い、いまだに頭を下げたままの女を見下ろす。
がしゃりと鎧の鳴る音に、女は身を固くし微動だにしない。
「女、弁明の機会を与えよう。但し、納得いかなければ……わかるであろう?」
冷徹な言葉を浴びせ、部下の様子を注意深く観察する。身を竦ませながら、きっぱりと告白した。
「私は、デーモンを殺す者です。楔の神殿に捕らわれ、死ぬことの出来ない身体となりました。
ですが、ユルト様の部下であります。どうか、この私に慈悲を……」
「……。顔を上げろ」
恐る恐る見上げた女は、年若く幼い顔立ちをしていた。赤みがかった茶髪に鳶色の瞳、返り血を浴びたのか顔には赤黒い汚れが付着している。
他の者に素性を隠す為か、ぼろ布を身に纏い、短刀に粗末な盾を装備し貧相であった。

しかし……ここまで来るという事は、実力が備わっているのであろう。さすがはデーモンを殺す者といったところか。

「……神殿には、誰がいる?」
安堵の表情を浮かべた女ではあったが、一瞬にして顔色が曇る。
「申し訳ありません。聖者ウルベインも魔女ユーリアも……神殿にはおりません。『拓くもの』賢者フレーキは、塔で発見しましたので神殿に戻っております」
584名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 13:32:45 ID:nJ58lnVb
まだいないという事は、このポーレタリアのどこかに生き長らえているだろう。簡単に死ぬなど有り得ない。
……この女は、デーモンを殺す者だ。これを利用して、神殿に連れてこさせれば良い。


女を視姦する。……ふむ、あまり良い身体とは思えないが、まあ仕方がない。
「わかった、許可しよう。これからは、私の手足となりデーモンを殺す者として動け。私は神殿に向かい、仕事を行う。良いな?」
「あ、ありがとうございます。ユルト様のお役に立つように尽くします。どうぞ、何なりとお申し付けください」
地面に擦り着くほど頭を下げる。
「何なりと……だな。女、服を脱げ」
「服……ですか?はい。ユルト様」
事情が飲み込めなかったが、女は即座に服を脱いだ。

様々な道標の輝石に照らされた女の身体は蠱惑的に映る。ただ、下腹部は恥じらいがあるのか、重ね合わせた両手で隠すように置かれていた。
「ふん、まあいい。神殿に向かう前に、少し楽しむとするか」
手甲を外し、痩せた身体に無遠慮に撫で回す。薄い身体にはあちこち傷痕があり、お世辞にも美しいとは思えない。
だがポーレタリアで女がソウルを失う事もなく、抱けるなど稀有である。所詮はこの女も消耗品。ならば、失う前に味わっておこう。

なだらかなラインを手でなぞり、小さな丘の頂点を摘む。微かに声を上げ、ぴくりと身体を震わせる。
寒さか緊張か、小さく震えてじっと耐えている姿は嗜虐心をくすぐる。強く乳房を握りしめ、肉の弾力を楽しみ、そのまま円を書くように揉みしだく。
「……ぁ、ひぃ……ユルト、さまぁ……」
痛みと快感の板挟みに遭い、身じろぎをするが、律儀に動かずにじっとしている。
その様子を満足し、鎧を外し兜を脱ぎ、女を抱き寄せた。
「よく躾られているな。飼い主には尻尾を振り、鳴くのが良い犬だ。存分に鳴け」
585名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 13:34:12 ID:nJ58lnVb
先端部分を口に含み、甘く噛む。大きく痙攣し、切ない声を上げる。
「んぁあ……、ぃ、いいです……」
その言葉に満足し、下腹部に手を伸ばす。そこは蜜を溢れさせ、太ももを濡らすほどだ。

蜜をすくい、ぷっくりとした肉芽に塗りつける。こりこりと強く擦る度に、女は嬌声を上げユルトの身体にしがみつく。小刻みに痙攣し、絶頂が近いのを察すると責めは一段と強くなる。
「くくっ、もうすぐだな。いいぞ、いってしまえ」
じゅぷりと指を突き入れ、肉芽をぎゅうとつねる。女は弓なりに背中をそらせて悲鳴を上げた。
「あぁあああっ!!」
びくびくと痙攣し、くわえた指を噛み切る程に強く収縮する。しばらくするとくたりと弛緩し、身体を預けて荒い呼吸を繰り返した。

「もう十分だな。女、後ろを向いて四つん這いになれ」
のろのろと後ろを向き、命令通りに犬のように四つん這いとなる。隠すべき場所は晒され、物欲しそうに秘所はひくついていた。
ちゅぷりと粘膜にあてがい、飲み込まれるようにゆっくり貫く。ざわざわ蠢く肉を押しのけ進んでいくと、こつりと子宮口にぶつかる。
「あぅぅ、ユルト様……すみません、もう、だめです……いってしまいます」
先程の絶頂の余韻が残ったまま突き入れられ、身体はぶるぶると震えている。胎内もきつく、容易に引き抜く事もかなわない。
「我慢が足りないとは未熟者め、飼い主たる主人を悦ばすのが目的ではないのか?」
華奢な臀部を軽く叩き、動けと命令する。達するには程遠いが、ゆるゆると腰を動かし、懸命に奉仕する姿を楽しむ。

「はぁ、も……申し訳ありません……ユルト様。どうか、情けを……お願いしますぅ、あっ、だめです……もう……」
腰をくねらせ、流し目で許しを乞う。誘う姿がなまめかしく、こちらの優位性を満足させる。
586名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 13:35:52 ID:nJ58lnVb
腰に両手をあてがい、固定してから、ぎりぎりまで引き抜き、一気に深く突き入れた。

「あぁあぁぁ!いきますっ、すみませんっ。んうぅぅ!!」
涙を流し、全身を強ばらせる。精液を飲み込むような動作を胎内では繰り返す。
あまりの快楽に腕では支えられずに、女は冷たい石畳の地面に顔をつけ、突っ伏した。


「……ひぃ!ユルト様、いってすみません、あっ、ああっ!」
お構いなしに腰を打ちつけ、肉芽を擦る。
これ以上にない敏感な部分を刺激され、女は髪を振り乱して謝罪するが、意識が飛ぶぐらいの責めに翻弄されっぱなしだ。
「どうした?私はまだ達していないぞ。それでもデーモンを殺す者ではないのか?くくっ」

余裕のある腰つきで、女の胎内を隅々まで擦り、突き入れる。ざらついた部分を見つけ、そこを重点的に責めると、嬌声がまた切羽詰まってきた。
「やぁ、また、いってしまいます!すみませんっ、ああぁあ!」
「いいぞ、……貴公に与えてやろう」
ぎちりと強く締め上げられ、そのまま欲望を放出させる。あまりのきつさに大量に流しこめない。
それでも長い時間をかけて全てを流し込み、ユルトは満足してずるりと引き抜く。
女はうつぶせに倒れ、隙間からは泡立ち混じり合った体液がこぷりと零れ落ちるが、意識は深い闇に落ちていった。



スレ汚し失礼しました。
587名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 16:23:23 ID:FUz9SHMH
なんでゲームじゃあんなにヘタレなんだろう







やっぱ武器か
588名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 16:33:13 ID:D7NqlxRw
>>583
GJ
久々にネタじゃないユルトさんが見れた。

>>587
おっとパリングの悪口はそこまでだ
589名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 23:57:45 ID:4e0lyR9X
皆エチぃ事する時、相手の服脱がすんだな。
俺はコスプレこそ悦だと思っている。
特に女フリューテッドの美尻加減は最高だr。
服の部分だけ脱がして裸に鎧のみ着せてみ?尻の部分だけ丸出しだぞ?
さらに机か何かに手をつかせて立たせたら、丸出しの尻がさらに突き出てだな。
俺は生まれ兵士の初期装備で固めて、木の触媒で美尻をぺしぺし甘叩き。
そうやって女に「上官、どうかお許しください」って言わせてぇのさ。
上官が兵士で部下が騎士ってのも乙かなと。
まあ、あれだ。
俺の脳内ヒル溜まり。気にしないでやってくれ。
590名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:27:23 ID:BntH0zJX
丸出しはダメだろ。貧金で妄想しろ。あれ完全にスカートだぞ。足もタイツが無い。
591名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 00:48:57 ID:07GoPAkJ
なま足より胴なしバインディッドブーツですよ
592名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 09:40:09 ID:voRdRUwc
バインディット胴+秘匿者手袋
いつも二の腕でハァハァしてる
593名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 11:11:22 ID:IlIEDG4W
「貴公、おっぱいが6らしいな」
「なっ!なぜそれを!」
「情報収集には慣れている身分でな。どうして上げないのだ?」
「き、きさまに言われたくない!それに、ステ振りには逆効果だ!」
「私でさえ10あるのだ。貴公は女であろう?16、せめて13はないと…ほう?なんのつもりだ?……貴公……」


>>573氏のネタを拝借させていただきました。
ネタユルトを書いてしまってすまぬ…。
ガル装備が男性専用なのにユルト装備は男女兼用なのは何故?
もしかしたらユルト氏は、ボインなのか?と思ったらこんなネタ書いてました。
お目汚しスマソ。
594名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 20:06:31 ID:IlIEDG4W
さすがにユルト氏におっぱい言わせたままじゃ悪いかなと思い
即効ネタとしろべた、置いときます。

メタスファンの方は、注意!
どうか広い心で見逃してやってくださいm(_ _)m
595つらぬきの騎士デーモン×女主:2011/01/30(日) 20:07:31 ID:IlIEDG4W
塔の騎士を倒した後、先に進んで行くとつらぬきの騎士メタスを模したデーモンが待ち構えている。数々の猛者たちを千切っては投げてきたデーモンを倒す物の一人も、ブヨ虫の罠ともいえるだろう王の公使を追ってたどり着いた霧の中。
だが、己の腕には自身のある騎士は、王の公使たちの卑劣な罠にはものともせず己の剣のみに突き進んできたのだ。たとえ相手の罠だとしても、貫くが騎士道。
デーモンを倒す物は、迷う事無く霧の中へと入って行った。
そこにはやはり、いけ好かないブヨ虫がせせら笑いを浮かべていた。
さあ、次はどんな手で私を追い詰めてくれるのか。
デーモンを倒す者の一人である彼女は、武者震いすらしていた。
だが、目の前のブヨ虫は、相応の死に様を見せつける。
本来なら味方であろうつらぬきの騎士につらぬかれ、肥えた腹から相応の汚い血しぶきを上げて、息絶えたなきがらをゴミのように放られる末路。
彼女はその相応の最後を笑止し、新たなる敵を見据えた。見上げるほどの背の高さ。そして、己の体以上に長い剣。その姿はつらぬきの騎士メタスを彷彿とさせている。
彼女は身震いした。強さとその美しさに。
「あなたを倒す事こそ、我が騎士としての誇り。女だからといって、容赦しないでね」
フリューテッドに身を固め、鍛えた北騎士の剣と盾を構え、彼女は颯爽と剣を振るった。
生まれが騎士だったのか、頑強スタミナ体力は男と変わらぬものがあった彼女だが、力が今ひとつ。そのためだろうか、相手の間合いの広さも伴い苦戦を強いられていた。
全ての柱がつらぬきの騎士によってなぎ倒され、広い部屋に身を隠す場所がなくなる。間合いを詰めて相手を切るも、頑丈な鎧からではその威力がうまく通らないようだ。
あせった彼女は、さらに切り込もうとむやみに踏み込む。
しまったと思った時は、すでにつらぬきの剣のえじきとなっていた。
「ぐぅうっ!」
腹に重い一撃を受けたと思えば、宙吊りのような形をとられ、あっけなく床に放られる。
それはさながら、ブヨ虫の最後と同じ格好となり、彼女の屈辱をさらに煽るような形になった。だが、彼女はデーモンを殺すもの。ブヨ虫と同じ道は歩まぬ。
彼女はすぐさま起き上がり、目の前の目標を見据える。
「そうでなくては、おもしろみがないわ」
と、男が見たら婚約を破棄したくなるほどの、ぎらついた目を見せて。
それでも腹に入った衝撃が重く思わぬ長期戦もあいまって、彼女の足は次第におぼつかなくなっていたようだった。それに気付かず彼女は、己の思う剣を振り続けていたが。
「あっ!」
不意に足がもつれたようになり、重い装備が災いして無様にもしりもちをつく。そこに振り下りたデーモンの剣だが、歴戦をかいくぐってきた彼女の肉体は、その一撃をかわしていた。だが、体勢を整えるほどスタミナが足りない。
もう少しのところで立ち上がる事に、遅れを出してしまった。
“しまった、これまでっ!”
彼女は目を閉じ、己の死を覚悟する。
所詮、楔の神殿につなぎとめられた身。たとえ此処で命絶たれようとも、ソウルの身となって復活できるのだ。チャンスは一回ではない。何度も何度も立ち向かえばよいだけ。彼女は覚悟するも次なる機会を巡らせ、この強き騎士に再度見える事に喜びすら感じていた。
だが、とどめの一撃は彼女の覚悟も空しく、振り下ろされなかった。
596つらぬきの騎士デーモン×女主:2011/01/30(日) 20:08:09 ID:IlIEDG4W
何故?と思って閉じた瞳を開けると、剣を下した騎士が己を見下ろしている。
チャンスのはず。もし、己が逆の立場なら、一撃だけでなく力続く限り剣を振っていたであろう。だが、それをしないのだ。
何故だ?と疑問に思う前に、相手の剣が床に放られた。ガシャンと重い音を立て、己の身長ほどの剣が地に付く。それを目で追っていた彼女は、今なら体制を整えて追撃できるとチャンスを逃す事なく、体を起き上がらせようとした。
が、上半身をあげたとき、彼女はふと気付く。自身の下半身に、涼しさを感じたのだ。
「なっ!」
無様にすっころげた時に、なんとか相手の渾身の一撃をかわしたのだ。かわしきれなかった切っ先が、己の体をかすっていたようだ。しかも、一番無防備な股下部分である。
フリューテッドメイルの全身鎧といえど、股下にまで甲冑をほどこせば動きに支障する。だから、その部分は鎧に覆われていないのだ。
自身の腕は鎧の上からさらに攻撃を加えるという力技であるのに、相手は確実にダメージを与える正確な攻撃。しかも、絶好のチャンスに一撃を加えないという、情けまでかけられたのだ。己の腕の未熟さを見せ付けられたように、彼女は歯軋りをした。
だが、相手はデーモンである。騎士道など、通じぬ相手であった。
彼女はさらに立ち上がろうと下半身に力を込めようとしたが。
「あ、きゃぁ!」
女としての恥じらいがそれを遅らせてしまった。
股下を剣がかすめたのだ。己のズボンは下着ごと簡単に引き裂かれており、自身の秘部は丸見えであったのだ。慌てて股を閉じ顔を赤らめたが、時すでに遅い。
「ま、まさか…」
相手が剣を投げた理由が、今の自分の状態を見て、知る。
慌てて再度、敵であり己の目標でもあったメタスを見上げる。たとえ己の目標であった、つらぬきの騎士であったとしても、もはやデーモンである。理性とは程遠い存在。
彼女の女を見せつけられ、メタスを模したデーモンは自前の剣を取り出していた。
彼女の背丈の倍以上を誇るデーモンである。その武器は彼女の腕をも超えるほど。黒光りした一物はグロテクスとは程遠く、メタスの黒い鎧を模したかのように美しくも見えた。
そのご自慢の武器を見て、彼女は「ごくっ」と喉をならした。
よく自分好みの青を呼んでは、盾ガン構えの初心者っぷりをして助けてもらったりぃ〜。黒ファンが自分好みだったらぁ、武器防具外して無抵抗してみたりしたっけぇ…。それにぃ。ターバン青呼ぶときは貧金の鎧を装備したりして、むやみにしろべた貰ったっけ。
など、相手のご立派な一物を見て、最近ご無沙汰だったと、デーモンさながらの脳内をめぐらせていた。そんな脳内だから、相手の腕に簡単に捕まり、竿状武器の餌食となるのだ。
デーモンである。理性よりも本能で動くもの。
立ち上がりかけた彼女の腰を右手で押さえ込み、彼女の背を床に押し付けるようにすると、左手で彼女の右ひざを押し上げるようにして、股をさらに開かせる。
ぱっくり開いた股下は、デーモンさながらの妄想壁が彼女の秘部をすでに濡らしていた。
股をさらに広げた事により、女の匂いが漂う。その匂いに誘われるかのようにデーモンは、前戯など一切なしに彼女の秘部を一気につらぬいた。
「ああぁんっ。お、おっきぃ…。こ、こんなのっ…。こんなの欲しかったぁ…」
デーモンさながらのデーモンを倒す者である。彼女の秘部はさらに愛液を滴らせる。
その濡れた秘部が潤滑油のように、デーモンの動きをよくさせていた。
597つらぬきの騎士デーモン×女主:2011/01/30(日) 20:10:37 ID:IlIEDG4W
つらぬきの騎士の名称どおりの攻めに、彼女は喘ぐ。ほどよく広い部屋中は彼女の喘ぐ声がこだまし、濡れた音がその声に相槌を打つように間断なく響いた。
「あん、あん、あん、あんんっ」
喘ぐ彼女を押さえつけ突き上げるデーモンの動きだが、一物が大きすぎるのだろうか、根元まで押し込む事ができずにいた。床に押さえつけていた彼女の体を反転させて四つん這いにし、片手で押さえていた腰を両腕で固定して、さらに突き上げる。
「あああっ!ああんっ!つ、つよぉい…」
最奥をさらに突き上げるように貫く、デーモンの一物。それでも全部が入らない。何度も引き抜いて一気に押し込むも、中々難しいようだ。
そのたびに彼女の愛液が、ぼとぼとと床を濡らしていく。
「もう、もうダメェ…。こんなの…ああぁあっ…」
先ほどの勇ましい彼女は何処へ行ったのか。つらぬかれる度に体中を痙攣させてイク彼女。
それでも彼女は、己の女性器の全てをつらぬかれる感覚に絶頂を何度も迎えていた。
相手がイクばかりで自分がイけない事に苛立ちを感じているのか、それとも彼女の喘ぐ声に中てられて、デーモンの中の男が煽られたか。
後ろ向きにつらぬいていた体位をもう一度彼女の体を反転させて正上位に戻すと、メタスを模したデーモンは、彼女の中をつらぬいたまま彼女を持ち上げると同時に、自身も立ち上がった。
立ち上がった姿勢のまま、彼女の腰を両手で持ち上げて、一度一物を抜くデーモン。
「あ、いや、そ、そんなの。だ、だめ…」
彼女は囚われたデーモンの腕を握り締め、これから相手がどうするかを思い描く。
と、同時に、恐怖とそれ以上の興奮が彼女の全身に走り、脳髄を満たしていく。
「そ、そんなのしたら…。もう、普通のできなくなる…あ」
彼女の力ない拒否も空しく、デーモンは本能に従った。
彼女の体を一気に押し下げると同時に、己の腰を突き上げ、彼女の中心をつらぬく。彼女の鎧の重さも手伝い、黒い竿状武器は根元まで姿を隠した。
彼女の下腹は膨れ上がり、つらぬかれた秘部からは血が滴った。
「あああぁああああっぁっ!!」
彼女の間延びした悲鳴が広間に延々とこだまする。
それと同時に彼女の全身は痙攣を起こし、それに従う女性器は、迎えた一物を締め上げた。その搾り取るような締め上げが、ようやくデーモンの本能を満たすほどの刺激となる。
どくどくと熱い滾りが迸り、彼女の下腹部をさらに膨らませた。
「もう、もう、だめぇ…。し、死んじゃう…」
彼女はだらしなく口をあけ白目を向くと体中から力が抜け、同時に彼女の肉体は蒸発するように消えてしまった。今まで溜め込んだソウルを血痕と供にデーモンの足元に残して…。

所詮、楔の神殿につなぎとめられた身。たとえ此処で命絶たれようとも、ソウルの身となって復活できるのだ。チャンスは一回ではない。何度も何度も立ち向かえばよいだけ。
彼女は覚悟するも次なる機会を巡らせ、この強き騎士に再度見える事に喜びすら感じていた。それをまた、実行に移すだけである。今度は、違った喜びでもって。

彼女は再び霧の中へと赴く。何の迷いも無く。ただ、今度は前回と大きく違っていた。
彼女の手の中に納まっているはずの剣は、霧の中に入ったとたん、鞘へと戻され、冷たい床に放られる。己の身長を越えるほどの、相手の剣と同じように。
598つらぬきの騎士デーモン×女主:2011/01/30(日) 20:12:06 ID:IlIEDG4W
「今度は、奇跡を覚えたの。一度きりの復活。今まで魔法奇跡に頼った事なかったから、香料いっぱい持っているの、持ってきたから…」
伸ばされる黒い腕を払う事すらせず、本来身を守るべく鎧すら脱ぎ捨てて。
彼女が身につけているものは、奇跡をかけるために左手に持ったタリスマンと、大量の香料を入れた布袋だけである。
儚い瞳の石を一度使うと、彼女は自身に奇跡をかける。
それと同時に、自らつらぬきの剣に身を捧げるのだ。




本来なら、此処でお助けマンが来るはずなのだが。
デーモンをブヨ虫呼ばわりする、かつての英雄は、自身がブヨ虫に成り果てていたようだ。
「ちょっと、ビヨールさん。いい加減僕の望遠鏡、返してもらえませんか?」
ブヨ虫こと双剣のビヨールは、霧の中の彼女と同じフリューテッドに身を固めた青年、オストラヴァに肩をつつかれていた。もちろん、同じフリューテッドといえど、男である。
「まあ、待たんか。年のせいで目がうすくてな。コレがないとよく見えんのだよ」
と、元英雄は、どうやら他人の物まで拝借して、霧の中を覗いているようである。
「おぬしはまだ、若い。自身の目で確かめるがよいだろう」
などと、セリフだけ聞けばかっこいい事を言っているのだが、やってることは覗きである。
ブヨ虫とて、こんな事はしないだろうに。
「何言ってるんですか!僕、この霧が晴れないと、父の元に行けないんですよ!」
と、もっともらしい言い訳をかましたオストラヴァだが、そこは若い分、見たいのは見たい。ビヨールの肩をつつくが、目線はまっすぐ霧の中である。
「うわっすげぇ。今度はタリスマンを後ろに突っ込んで前後攻めやってる。つらぬくだけが技じゃねぇよ、あのデーモン」
と、今度はまったく知らない男の声が、二人の隣から上がる。
その声に、さすがに後ろめたさがあったのか、霧の中の視線を一瞬だけ隣に変えた。
「あんた、誰?少し赤いんだけど。」
と、乙。
「ん?俺?黒ファントム」
と、隣の男。
「な〜んかさぁ。バグったっぽいんだよなぁ。あの女ホスト。超俺好みだから、隠密して後ろからヤってやろうかと思って黒侵入したら、追いつけなくて結局目標ロスト。
ロストしたのに元の世界戻らなかったからおかしいなって思って霧前まで来たら、コレだぜ。でも、結果オーライですかねぇ。うわ、すげっ。あんなでかいの、入るんだな」
と、乙が持つ物と似た望遠鏡でもって、ビヨールと同じ方向を見ている。
「えっ、ちょっと、僕にも見せてくださいよ。霧が邪魔してよく見えないんだって。ちょ、僕の望遠鏡返してって」
と、あせる乙。さすがは男の子である。自身の身分をすっかり忘れているようだ。
「何を言っておる。霧がほどよいモザイクになって、妄想力を駆り立ててよいではないか」
と、人の物を借りておきながら、何を言うか、であるビヨール。
それでも若い乙はめげずにフリューテッドを押し当てて、自身の目で確かめるのであった。
599593-598:2011/01/30(日) 20:15:20 ID:IlIEDG4W
改行とか文章とか、難だらけで読みづらくすみません。

誰かこの野郎三人と俺に、出町走り嵐してくれね?
お目汚しでした。orz
どうか広い心で…。
600名無しさん@ピンキー:2011/01/30(日) 20:23:13 ID:XFEWOuxc
GJ
オチで全部エロいの吹っ飛んじまったよw
601名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 17:33:26 ID:Utk8/mzk

     \\\
   (⌒\   U
    \ ヽヽ( T)
     (mJ     ⌒\
      ノ ∩  / /
     (  | .|∧_∧
  /\丿 | (    )
 (___へ_ノ ゝ__ノ
602名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 19:15:57 ID:YeDytYsx
GJ!
グロいの苦手だったけど、全然問題なく読めた。女主いいね。
なんというか、いろいろと間口を広げてくれるスレだな、ここはw
603名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 09:44:41 ID:qO99QvZZ
谷2の毒沼の影響でお腹を下しちゃったセレンの話を下さい!
604599:2011/02/01(火) 15:43:16 ID:I1URmW/V
600-602
コメありがとう。色々と勇気もらったよ。(;;)
眉唾だけど今途中のができたら、またアップするよ。
>>601
(T)<ダイスンスーン
>>603
グロ専ではないけど、そっちら系はちと、遠慮させてもらうよ。
605名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 21:05:38 ID:gjZclWNC
ユルト氏、Fuck youって言ってるんじゃなかったな。
よく聞いたら、ほわいゆ〜?みたいに言ってるよな。実際は何だろう。
貴公としか語訳されてないから英語できない自分には分かんね。
>>604
(T)<ダイスンスーン
606名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 22:53:03 ID:lB7BkP8e
まんま Why, you…! だよ
Whyは皆良く使ってるよねセレンさんもライデルさんも
WowやOhより品があって少々古めかしい言い方なんだろか?
607名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 23:25:33 ID:gjZclWNC
>>606
おお!そうだったのか!教えてくれてありがとう!
さっそく某翻訳してみた。
Oh you は「おお、あなた」で
Why you は「まあ、あなた」だった。
確かにWhyの方が品良さげだが、ユルト氏が (T)<まあ、あなた …はちょっと(笑)
それと、Wow you だと「あなたをアッと言わせてください」だった。
本当か?と思って逆翻訳したら「Please let me say [a] you.」だと。
全く違う意味になってしまったが、このスレ的には合ってるかもしれない。
所詮、この程度の知識しかなくて、すまん…。orz
608名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 00:22:53 ID:QuEz9IDC
GJ!
デーモン相手とは、よくがんばったな。女主。

他にデーモン相手だったらアストラエアさんと偶像さんくらいかな。
後はバケモンだし。翁は………論外だ。お?古き勇士がいたな。
あとは、オーラント王かな。そういえば、老王×ミラルダさんまだかな?

>>601
つらぬきさんですか。それとも、うさぎさんですか。

そういや、乙は普通にYouだな。しかも、ヘイユーだもんな。
フレンドリーって事なんだろうけど。
乙関連でネタって難しいよな。特にエロにもつれ込むのはさらに難しい。
女主とのSSがあったけど、乙の最後が悲哀だからなぁ。
息子じゃなく目頭が熱くなっちまうんだよ。
609名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 00:43:53 ID:KeWDJRhL
>>608
乙ドラは分かる。
妄想を膨らませて女主(ピエールの孫娘)と乙の話を考えた事があってな。
二人とも高い頑強のおかげでエロは十分楽しめて、話自体も乙が女主とピエールを護衛に父を目指すってなかなか燃えるものだったんだ。
けど、ラストを考えた時、どうしても乙か女主、どちらかがオーラントに殺されちゃうんだよな。
ピエールはイベント通り火吹きトカゲと相打ちになるし、ボーレタリア組とは悲劇なのか・・・。

まぁ、全ては頭の中で映像化したこと。文章には残って無いんだがな。
610名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 02:19:50 ID:Qw5YqaXP
>>609
最後の一行で心が折れた
611名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 12:01:08 ID:yciHfklc
ここからが本物のデモンズソウルだ
612名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 23:01:22 ID:KeWDJRhL
答えはお前の中にある
613名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 20:29:00 ID:huJ3VZSt
どうして誰もピエールに突っ込まないんだ
614名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 20:32:22 ID:GM4GOqzO
だって……たくましいから気後れして///
615名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 22:44:57 ID:mFLSLdrG
ビヨールさんが掘られる側か…
よし、任せろ!
616名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 23:25:24 ID:slLml4u0
突っ込むって、そっち!そっちの突っ込む?!
ユルト祭りの後はビヨールって…おい!
さすが此処は猛者が集まる所だな。
617名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 22:26:10 ID:jg8FJoxT
>>613
ごめんorz
ピエールじゃないよなビエールだよな。
ボーレタリアをポーレタリアと呼んでいたのを思い出した・
618名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 23:37:44 ID:AtBuU1px
ポーレタリア組みノシ
ググった時、もしかしてボーレタリア?と出てからボーレタリアと知った。
デモンズでネタサイト無いね〜。同人すら引っかからないって何?
デモンネタに飢えてるんですが。
ネタって言ったこんなんでもいいのか?

ユルトコスで行ってみた場所=回転寿司
ガルコスで行ってみたい場所=コインランドリー

ガルは綺麗好きと見た。
619名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 23:51:19 ID:WVsBNZnE
>>617
貴公…わざとか?w
620名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 00:39:23 ID:CDQyRbqX
それほどまでに突っ込まれたいとは、>>617よ……ククク
621名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 05:44:32 ID:kkVnhL+W
レベル上げて貰った後のかぼたんの台詞にはぁはぁを付けてみよう!性的な意味になるぞ!
「はぁ・・・はぁ・・・終わり・・・ましたか?」
622名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 22:19:09 ID:UsfGM6cJ
かぼたん。
体操服にブルマ似合うだろうな。
623名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 00:55:42 ID:KIoc86nv
ここからが本物のデモンズソウルだ ×
ここからが本当のデモンズソウルだ ○

一応、突っ込んどく。
624名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 01:00:56 ID:Hi8Opm4f
何処へ突っ込もうというのかね
625名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 18:14:31 ID:Pf6XXdwe
ユルトさん自重して下さいww
626名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 23:53:36 ID:KIoc86nv
どうしよう。変な妄想が…。
お、何?が一番似合いそうなNPCは誰だろとか思いはじめてしまって…。
意外とユルト氏似合わないなとか、乙は論外とか。
やっぱセレンさんかなとか思ったけど。
ガルのイカ頭見ながらアストラエアさんがもやもやしちゃうのが、一番かなとか…。
かぼさんは一人じゃなく、デモンズスレイヤー(俺)の手を借りてるだろうとか。
結局、誰だよって話し。
627名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 03:19:16 ID:gtyBi94J
苦しいです。評価し
628名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 03:31:28 ID:gtyBi94J
それにしてもあんた、すごい人だ

あのテ゛モンス゛ソウルを題材にしてエロパロssを投下しちまうってんだから

俺も書けたらなあ...

と、いうわけで誰か投下してほしいんだ
宜しく頼むよ
連続書きこみすまん
629名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 22:50:02 ID:+IIWzfxF
ネタはあるんだよ、ネタは…。ただ、文章力がついていかないだけなんだよ…。
前半だけで15スレ以上だらだら書いてしまって…。しかも眉唾自分設定付き…。
投下しようかどうしようかと思い悩んで今、筆が進まないんだ…。
肝心なエロはさっぱりだし…。
630629:2011/02/12(土) 22:58:33 ID:+IIWzfxF
間違えた。15レスな。15スレも使ったら、何の長編映画だよ。
631名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 00:17:08 ID:K9ZHU5rc
>>630
すごく…読みたいです…
と言うかあれの続きなんだろ?ずっと待ってるんだぞ!
632名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:43:17 ID:N53YyECr
>>553の続きを4レス分



あぁ、この人はどこまでも優しいのだな−
胸への穏やかな愛撫を受けながら、ユーリアは男が『がっついてしまう』と言
っていたのを思い出していた。ゆっくりと丁寧に乳首に吸い付く姿は、宣言と
は真逆の理性的なものだった。この体にさしたる魅力を感じていないのか、あ
るいは、凌辱の日々を思い出させぬよう慈しんでくれているのか。自身の小さ
な尊厳と、愛する人の為にも前者でないで欲しいとユーリアは願った。
「私に気遣わないでくれ…貴方がしたいがままにしてほしい」
「あ、あぁ…」
自分のよりも、少しだけ柔らかい髪を撫でる。赤子を愛でるように優しく撫で
る姿は、忌み嫌われる魔女から掛け離れた女性的な温かい印象を与えた。
「ユーリア…!」
「んんっ…!」
舌に篭る力が強くなる。その分だけ、ユーリアの身体に走る刺激は鋭くなる。
愛撫とは、こんなにも優しく快いものだとユーリアは知らなかった。
「貴方のも…」
革のズボンの越しに男のモノを、ユーリアの手が撫でる。こういった技術を知
っている自分が少しだけ嫌になった。
「ど、どうだ……?」
「…ありがとう。すごくいい」
「それは良かった」
篭手を捨て、男がユーリアの背に腕を回す。首筋へのキスがこんなに甘美なも
のであったとは思いもよらなかった。


「俺も脱いだ方がいいな」
幾つかの金具を外し、男は服を脱ぎ捨てた。神殿の中は暑くも寒くもなかった
が、久々の肉体での全裸は、ひどく寒く感じた。
「っ……」
「どうした?」
男の胸板に走る稲妻のような傷痕を見つけたユーリアが、悲しげな顔をした。
「…回復魔法を使えぬのが、悔しい…………貴方が傷つくのを見ていることし
か出来ぬ自分が情けないのだ…」
呪われた業に魅せられた魔女などと呼ばわれているが、その実誰よりも繊細で
心優しいのだろう。男は抱き寄せて鼓動を聴かせた。
「聞こえるか?」
「?…うむ」
「まぁだから何だって事もないんだが、そう…今はこうやって生きてるんだ。
だから何も心配すんなって、な?」
633名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:43:55 ID:N53YyECr
提案してきたのはユーリアからだった。
「私ばかりでは悪いから…貴方が嫌でなければ、だが…」
奉仕をさせてほしい。ユーリアはそう言った。
(私ばかりって…好きでやってるんだけどな……)
「いいのか?してもらってしまって?」
「してもいいか?」
「あ、あぁ。してくれるってんなら嬉しいけど」
「では、立って壁に寄り掛かってくれ」
ユーリアに言われるがままに、男は立ち上がり、神殿の壁に背を預けた。
「冷たっ!」
「大丈夫か!?」
「いや、久々に温度感じるから…うむ、なんか嬉しいな小さなことだけど…」
そうか、とユーリアは自分のことのように喜んだ。やはり笑っていると清楚な
美女なのだな、と男は再認識した。
「じゃあ…ん…」
小さな口が男のモノをくわえ込んだ。ゆっくり先端をなめ回され、男は声を漏
らす。
「すご…っつふ」
「ずっ…ぢぅ…んぷちゃ…」
徐々に深くなる口淫。男は知らず知らずの内にユーリアの頭を掴んでいた。
「ユー…リア…っぐぅ!」
「んっ!…んん……」
熱いものがユーリアの中に吐き出される。快感に震えていたが、すぐにユーリ
アのことが気掛かりになった。光る糸を引いてユーリアの口からモノが離れた。
「す、済まん!」
「んぐっ…!っは!」
「飲んだのか…?」
「気色悪かっただろうか…吐き出すのも悪いと思って……」
「無理させたくないんだ…そんなの美味くもないだろ?」
「飲みづらいし、臭いも気持ち悪い。味も良くない…」
「…」
「貴方のでなかったら飲もうとも思わん……す、すまない!言い過ぎた…」
男が聞く一方であることに気づいたユーリアは、男が気を悪くしたのだと思い
慌てて謝った。
「いや…けど、気をつけた方がいいかな」
「…申し訳ない」
「今のは効き過ぎる」
ユーリアは意味を掴めていないのだろう。困惑し、言葉を詰まらせている。そ
の様が可愛らしく、男は強く抱きしめた。
634名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:44:51 ID:N53YyECr
「あぁと……、辛かったら遠慮せず言えよ」
「私なら大丈夫…貴方の心のままに使ってくれ。………ただ、一つだけ…」
「なんだ?」
「手を繋いでいてほしい…」
我ながら恥ずかしいことを言ったと思い、ユーリアは赤面した。男がどれほど
想ってくれているのか分からないが、手を繋いでいる間は甘い気分でいられる
気がしたのだ。
「こう?」
「そう、ありがとう…」
自分の右手と、男の左手が指を絡めて繋がっている。ユーリアにはそれがこの
上なく嬉しかった。
「じゃあ、いくぞ」
「あぁ……んっ」
入ってくる、異物。あの醜悪な公使達にされたことを思い出さなかったと言え
ば嘘になる。しかし、男の声や匂い、体温などがユーリアの心を満たしていた。
「あっ…うぁ」
「ユーリア…っ」
体を出来るだけ密着させながら、何度もキスをする。舌を吸われると、興奮で
頭がくらくらとした。流れてくる男の唾液はどんな美酒よりも甘く、魔女を酔
わせる。
「どうだ…?」
「良いっ…本当に…あぁ!あん!!キ…ス…!づぅ!もっとキスして……んむ
っ…」
甘えたい。こんな気持ちになるのは初めてだった。婚約者のように身を寄せた
い。恋人のように口づけをしたい。自分は忌み嫌われるべき存在なのだと言い
聞かせ続けてきたユーリアが初めて欲求を抱いたときだった。
「…っは!…いして…!!」
「ふっ…?今、何…?」
「愛して…!お願いだ!!今だけでも…んん!!」
饒舌、あるいは感傷的になっている。襲い掛かる甘美な刺激の奔流の中でユー
リアはそう自覚していた。しかし止める術もないし、止めようとも思わない。
普段ならとても言えぬことも、今ならば言える。
愛している−
実れなどと過ぎたことは言わぬ。ただ、この気持ちだけは伝わってほしい。そ
んな思いを抱きつつ、ユーリアは一際大きな嬌声をあげて意識を手放した。
635名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:45:30 ID:N53YyECr
暖かなものに包まれて目を覚ますなど、一体いつ以来だろう。毛布の上、何か
心地の良い重さの柔らかな物がユーリアの体に乗っていた。
「起きた?」
「…う…ん?」
大好きな声はすぐ近くから聞こえた。それもそのはず、ユーリアは男に抱き着
いていたのだ。
「す、すまない…!」
「何もしてないだろ」
離れようとしたユーリアを、男は逃がさぬように抱き留めた。まだ二人とも服
を着ておらず、体温や肌の感触が直に伝わって、今更になって緊張した。
「ユーリア」
「な、なんだ?」
「ありがとう。嬉しかった。ユーリアから愛しているだなんて言ってもらえて」
「迷惑にならなかっただろうか…」
「なるわけないだろ。俺も愛している」
男の言葉が頭の中で反響して、気がついた時には涙が零れていた。男が慌てて
いる。それがかわいらしくて、泣きながら笑った。
「ユーリア!?俺なにか…」
「違うんだ…嬉しくて。人から、それも貴方からこんなことを言われたと思う
何故か涙が出て来て…」
硬い手がユーリアの頭を撫でる。安心感と幸福感が溢れんばかりに湧き、ユー
リアはぎゅっと男の胸に自分の顔を押し当てた。
「もう一度言ってくれないだろうか?」
「何度でも良いさ。ユーリア、愛してる」
やはり嬉しさに体が震えた。その震えも、男は抱き留めてくれる。
(今日は、気持ち良く寝付けそうだ…)
ユーリアは愛する男の腕の中で、再び深い眠りに落ちていった。


翌日、刀鍛治はいつも以上に不機嫌そうであった。
「なにかあったのか?」
本人に聞くのを憚った男は、一番話しやすいトマスに尋ねた。トマスは何やら
躊躇った様子であったが、しばらくしてゆっくりと口を開いた。
「あんた、建築はさっぱりだろ?俺も分からんけども」
「えっ?ま、まぁ分からんな…」
「だからそう……寝不足だったんだ。爺さんは…」
「いや、意味が…」
「つまり………昨日のは響いちまってたんだ。全部…」
トマスが何を言いたいのか察すると、男は脚に力が入らなくなり、その場に座
りこんだ。
636名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 01:50:42 ID:N53YyECr
ユルト隊長の素敵な鎧が欲しくて襲ったは良いものの、隊長が落っこちちゃって回収出来なかった筆者です。
城3で敵だけを倒し、道を開いて去って行ったカッコイイ黒ファンの人ここに居たら、ありがとう。
ではノシ
637名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 11:40:54 ID:zejmXf3U
オチに笑ったww
ごちそうさまでしたw
638名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 22:56:46 ID:LHSQkE+K
いいなぁ…。ユーリアたん。幸せだな。ほんわかいい気分だよ。
ご奉仕のPSが高くないのがよかった…。
二人が思いやってるのが、すごく伝わってくるよ。
男主が前途多難のような気もするが、二人の幸せに乾杯だな。
639名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 00:41:26 ID:a2PVEi0B
ぐっじょぶ!
男主やさしくていいね
よし、自分もなんか書こっと。
640名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 00:46:57 ID:gsqEPx9i
最近保管庫に更新が無くてさびしい・・・
アレって誰が更新してくれてるんじゃろか
641名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 09:08:07 ID:3WuAiIr6
「ああ、君ですか…。この上に、父が、オーラントがいます…。いえ、父の姿をしたデーモ…
 って、あなたなんで裸なんですか?!服着てくださいよ!」

「し、仕方無いでしょ!ボロ布装備は火に弱いのよ!ていうか見るなバカ!」

「痛い痛い!ちょ、蹴らないで下さい傷口が開きまゲホァッ!!」

「うっわ!何それ鼻血?!何欲情してんの信じらんない!いっぺん死んできなさい!!」

「いやいや!これは父上に刺された傷がってブラムドだけはやめてブラムd



YOU−DIED




「何アンタ黒ファン化してるのよ?!そこまでして私の裸が見たいわけ?!」

『誰がそんな物見たくて戻ってきますか!なんですかそのユーリアさんもびっくりの痩せた体(笑)は!
 いつもボロ布着てたのはそのせいか!』

「な…!何よこの産廃装備!チートローリング!本当は頑強8しか無いクセに!!」

『黙れ!この神職とは名ばかりの脳筋が!筋肉バカがッ!技量8!魔力も8!おっぱい6!!』

「おっぱい6言うなあぁッ!!」
642名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 22:32:31 ID:43S9uJ13
>>635
素直に良かったわw
>>641
そして嫌いじゃないww
643名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:02:21 ID:DtBqZKjf
メフィストフェレス「勘違いしないでよね! こ、これはチョコじゃなくて、ただの黒いデモンズソウルなんだからっ! 報酬よ報酬!」
644名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:04:03 ID:a2PVEi0B
ワロタww
しかし皆おっぱい6ネタ好きだなw
645名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:10:01 ID:wK3il6zw
>>641
こういうの好きだwワロタw
646名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:23:59 ID:yaFRgmGJ
(T)<私の鎧はチョコレートでできている。貴公、受け取ってはくれぬか。
647名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:32:55 ID:QGic315T
おっぱい6ネタいいなwww
こういうのも好きだwww

>>646
城2のわんわんの中に放り込んやろう
648名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 23:39:22 ID:fzCfwKNT
>>641
へたれ乙とつんでれ(でれ?)女主(おっぱい6)のへたれ愛とかなにその大好物。
だれかたのむから乙×おっぱい6の得ろ小説かいてくれ!
649名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 00:57:07 ID:Mr52/6QX
>>647
わんわんはチョコ食うと痙攣しちゃうから赤さんにしよう
650名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 13:31:14 ID:Mr52/6QX
バレンタインなど無関係なミラルダとユーリア。3レス分
※ミラルダが罵ったり暴力を振るったりします。苦手な方は注意



断罪者ミラルダは歓喜していた。
賎しくもソウルに引き寄せられ、このポーレタリアに踏み込んだ魔女をこの手
でつかまえたのだ。それはポーレタリアに集まりしソウルを護り、ひいては王
の為になることだとこの狂信的な断罪者は信じて疑わなかった。
彼女がポーレタリアに居ながら、その姿を保っていられたのもその王への忠誠
心があるからであった。ただ、未だ見たこともない王に絶対の忠誠を誓う時点
で人間性を失っていると魔女は言った。ミラルダはその言を許せなかった。
ミラルダにとってポーレタリア王とは、権力者であり唯一神であった。一辺の
侮辱も許してはならなかった。
「ぐっ…」
「どうだ?苦しいか?」
王に逆らいし愚か者はいま、ミラルダの足元に背を丸めて倒れている。銀で出
来た触媒は、魔女が吹き飛ばされたときに一緒に壁にたたき付けられひしゃげ
てしまった。使い物にはならないだろう。魔女は無力な女であった。
「愚か者が!王に盾突きし愚物めが!」
「!?っひぎいぃ!!」
地に伏す様を酷く汚いと感じ、ミラルダは魔女の背を思い切り蹴った。先程打
った場所を狙って何度も踏んだ。魔女は顔を真っ赤にさせながらも必死に声を
抑え、耐えつづける。端正な顔を涙と洟で汚しながら必死に耐えた。
「ふんっ…!さすがは魔女か。どんな修業をしてきた?どうせ人の風上にも置
けぬような事をしてきたのだろう?淫猥な下衆め」
「…」
「くくく…おい、貴様名前は」
「……」
「まだ分からんか!この売女が!!」
ミラルダは、魔女の髪を乱暴に掴んで顔を向けさせると、それを容赦なく拳打
した。左右の頬を七回づつ殴ったところでついに魔女の心が折れた。
「……許…して…」
「名を聞いている」
「ひっ!ユ、ユーリア!ユーリアだ!!だからもう殴らないでくれ…!!」
自分よりも一回り年上の気丈な女が、泣きながら懇願してくる。その姿はミラ
ルダの嗜虐的な心を揺さぶった。
「そうかユーリア、貴様生きたいか?」
「生き…たい…」
(これは…堪らんな)
覆面の下でミラルダが笑みを浮かべていこたを、怯えきったユーリアが知る由
もなかった。
651名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 13:37:53 ID:Mr52/6QX
心の中でなにかが崩れた。この呪われたポーレタリアに踏み込んだとき、ユー
リアはこのような事態に陥るなど露とも思わなかった。
疲労か慢心か−
敗因が何であったのかなど、今のユーリアには考える余裕もなかった。
「ついて来い」
みずみずしい声をした女は長く続く階段に連れて来させた。逆らう事も出来な
い。恐怖で逃げ出すことも出来なかった。
「おい、ユーリア。ここにひざまづけ」
言われるがままにユーリアは石の床に座り込んだ。座り込むと、ミラルダが覆
面を脱いだ。ショートヘアの野性的な美女がそこにいた。釣り上がった眼、細
くすっきりとした顎、高い鼻と我の強そうな口許。酷く恐ろしかった。
「愉しませろよ。ほら」
「えっ?」
「このかまととが!」
「あがっ!?」
恐ろしく冷たい目をした女は、ユーリアの肩を得物の横腹で殴った。かなりの
重さがある物なので、ユーリアは骨が軋む音を悶絶しながら聞いた。息をする
ことすらままならず、湿気で黴た床にはいつくばりながら、体を震わせた。
「さっさと起きろ!」
「ひっ…がは……っうげえ……」
「舐めろ。生きたかったら私を満足させてみろ」


「くくく…良いぞ…!犬のようにだ!」
ユーリアが自分の股間に頭を入れ、必死になって秘所を舐めている。ミラルダ
はその事実にこそ興奮していた。
「知れ!自分は惰弱な愚か者であると!!ソウルに魅せられ人から堕ち、あま
つさえ王に背いた矮小な存在であると!!!」
濡れそぼち始めた秘所を舐める音の中に、涙を啜る音が混じっていた。罵倒に
よるものか現状を嘆いてなのか、そんなことはミラルダにとってどうでもよか
った。自分の股で魔女が泣いている。これほと彼女を愉しませるシチュエーシ
ョンはそうないだろう。
ユーリアの黒髪を掴み、自分の秘所に押し付けた。ユーリアは恐怖のなかで訳
も分からぬままただ舐めつづけた。
「っあぁ!きひひひ!!…いい!いいぞ!!そうだ!豚のように夢中で貪れ!」
果てるその時まで、ユーリアの頭を密着させ続けた。ユーリアの好みなどしる
つもりもない。ただミラルダが自分の愛液を零すことを許さなかった。ユーリ
アに汚れきった床を舐めさせてまで飲みこませたのはただの嗜好だった。
「ひひひひ…淫売め。喜べ。今度は貴様を愉しませてやる」
652名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 13:39:14 ID:Mr52/6QX
「今日からここがお前の室だ」
突き飛ばされ、顔を上げると下品でいやらしい笑みの張り付いた公使が、帽子
の下で品定めをするような目で見ていた。
「魔女は男を絶つと三日も持たぬのだろう?喜べ、これからいつでも可愛がっ
てもらえるぞ…ひひひひ」
ユーリアは全身に力が入らなくなっていた。この女は最悪だ。分かりきってい
た事を今改めて悟った。
「早速か?後はたっぷり楽しみな…」
「待っ…」
立ち去る女を追おうとしたが、公使ががっちりとユーリアの体を掴んでいた。
「は、離せ…!離せぇ!!」
驚くほど力強い腕は、ユーリアを組み敷き、覆いかぶさる公使は絶望を与えた。
魔女の張り裂けるような絶叫を、と城を繋ぐ道で聞いた断罪者はケタケタと美
しい笑い声をあげた。
純潔なる魔女ユーリアはこの時死んだ。身も心も汚れきるまで。光など届くは
ずもないのだから………
……………………
…………
「っ…!!」
(また…私は……)
光が射したのは、二月後の事だった。いまユーリアには愛する人がいる。すべ
てを受け入れ抱きしめてくれる男がいる。目が合うと優しく口づけをしてくれ
た。
「うなされてたな」
「すまない…」
「良いさ。落ち着くまでずっと見ててやっから」
いまは抱擁と口づけが何よりの処方箋。消し去りたい過去を、僅かに、しかし
確実に薄れさせてくれた。
「今日はもう一度……したい」
「あぁ、いいぞ…はっむ……」
「あっ!…んっ……!」
汚れたなら洗えばいい、傷ついたなら癒せばいい。男はそう言ってくれた。
「ねぇ…」
「ん?」
「ありがとう…」
汚れた傷だらけの自分を愛していると言ってくれる。ユーリアは一度キスをせ
がむと、離れないようしっかりと腕を背に回した。
653名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 13:43:03 ID:Mr52/6QX
>>653の前日談
まだミラルダ相手のほうが救いがあるかと思ったけどそんなことなかったぜ。
ダークソウルと無双6が楽しみでやってしまった。後悔はしていない。
では
654名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 13:47:12 ID:Mr52/6QX
ミスww
>>635だった。
655名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 22:41:59 ID:OPhSmg0O
GJ!GJ!!
続き楽しみにしてたよ!
ユーリアたんどうなることかと思ったが、よかったよかった。
男主、おとこ前だよ。おっとこ前だよ!
この男主なら抱かれてもいいってまじ、思ったくらいだ!
いや、男主にはユーリアたんがいるのだっ。って、何を言ってるんだ自分は…。
656名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 22:46:34 ID:NryxLy8h
ミラルダさんまじドSw
こないだからGJGJ!!
657名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 02:29:58 ID:0s2kfZ6g
GJ!
なんとも自分にとっておいしい内容でした
658名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 12:51:26 ID:OygHCyua
デモンズソウルの続編?プロジェクトダーク(仮称)は、ダークソウルに決まったみたいだよ2011年発売予定だって

やっぱりマゾゲーだといいなあ
659名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 13:12:38 ID:DlthFtvB
仮称のほうがかっこいい気がするのは俺の気のせいか?

>>641
黒化すると発言も微妙に黒い乙w
強気黒乙とおっぱい6もいいなあ
660名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 23:28:35.36 ID:zIs0olay
乙×おっぱい6(ってこんな呼び方でよいのか?)のSS考えるんだが。
どうしても悲哀になるんだよぉ…。ギャグ…ギャグならなんとか…。
それだとエチが底辺に…。う〜ん…。自身の筆力と想像力が乏しい…。
妄想力ならラトリアの頂上を目指せるんだが。

>>643
(T)<ありがたく頂戴仕る。
ユルト氏はメフィさんに対してどんな口調で話すんだろうな。
661名無しさん@ピンキー:2011/02/20(日) 23:57:09.18 ID:F32Q48R1
ギャグ読みたい!読みたいです!
そしてやがて悲しぅエロい物語とか最高だけど、
今はギャグが読みたい。正座で待ってる。
662名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 12:22:20.44 ID:KL7ZkeYE
最近ずっと放置してたブライジさんを久々に助けてみたら>>621のレスを思い出した

ブライジ「はぁ…はぁ……満足…した…か……?」



後悔はして……るかも
663名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 23:23:59.84 ID:R4AapJkD
おっぱい6…

>>662
きっともう兄弟って言ってくれないね…
664名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 23:26:05.32 ID:tEzuHwm2
グッダイ!
665名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 23:31:17.31 ID:AgefO7Vz
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい6!おっぱい6!
 ⊂彡

おっぱい6の文章ほんと好きなの…
台詞だけなのに、光景とかすんなり浮かんじゃうんだよね><
俺もそんな文章かきたいですユルトさん
666名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 00:56:28.65 ID:wM/TcTP+
>>662
「はぁ…はぁ……だいすんすぅ〜ん……」
667名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 19:06:36.52 ID:XIuVNIvp
流れぶった切り失礼します。
小ネタ及び、新しい端末で試しに投下させてください。(エロなし)


***********

ああ、またあんたかい。黒松脂なら在庫があるから、あの子の為に沢山買っておくれ。
しかしこれだけ買っても、折れた剣なんかに使うなんて、あんたはとんだ酔狂だね。
あたしもだって?……ふん、ボーレタリアにはマトモな人間なんていやしないよ。あの女だって同じさ。

おや、もう帰るのかい?また黒松脂を沢山仕入れておくから、早く来るんだよ。



ふぅ、最近松脂を大量に買う人が顔を出さないな……死んじまったか?
ずいぶん変な客だったし、ぶつぶつと「マラソンが……」なんて言っていたしな。

お客さんがいなくなるのは、寂しいんだぜ?なにしろ頭がイカれた奴らが闊歩している世界だ。俺にだって人間らしい心ぐらいあるさ。

はあ、それにしてもヒマになっちまったな……。

***********

スレ汚し失礼しました。
668名無しさん@ピンキー:2011/02/22(火) 23:08:53.01 ID:46Ya7ct/
皆、ソウル(ネタ)を求めて此処をさまよっているのだよ。
エロなしでも大歓迎さ!

>>666
死に急ぐ事もあるまいに。
だ〜いすんすーんを、だ〜いすきすきと、見間違えた自分。
669名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:20:33.19 ID:0F1uZ+gk
なんだかかぼたんネタが少ないように感じたので
長いのをひとつ描きますた。
女主×かぼたんです。
当然百合だし、それから微グロを含む。
苦手な人は注意されたし。
670名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:26:14.64 ID:0F1uZ+gk
心を引き裂かれるような悪夢から、ようやく覚めることができた。
いつものあの夢だ。
定期的にみる、私の子供の頃の夢は、私を辛い過去に引き戻させる。
でも、今回はいつにも増して酷かった。
…この神殿の硬い床で寝ているから、夢見が悪くなるのだろうか。
さすがにこの床にそのまま寝るのはどうかと思い、薄い布を何枚か敷いてはいるけれど…。

気付けば私は、全身汗びっしょりで、濡れた衣服が体にまとわりついていた。
…気持ち悪いな。
このぺたぺたした感触は、きらい。
先ほど見た悪夢を思い出しそうになって、私は顔をしかめた。
着替えよう。下にたくさん服の替えがあるから、適当に選んで着ればいいだろう。
夢のなかで、あぁこれは夢なんだ、と認識することができたら、いくらか気が楽になるのにな。
でも、夢だとわかったところで覚めなければどのみち…。

立ち上がろうとすると、後ろから声がした。
この声…火守女のあの子だ。
「大丈夫ですか…?」
「ぁ……あぁ、大丈夫だよ!心配してくれてありがとう」
「随分苦しそうでしたので…あの、…いけませんでしたか?」
…?何に対して引け目を感じているのか、ちょっとわからない。
でも、思い出すとすぐにわかった。
私が悪い夢から覚めるきっかけとなったのは、彼女の声が聞こえたから、…じゃなかったっけ。
危ない危ない。忘れるところだった。
ちゃんと感謝しておかないと。
「ううん。むしろ、起こしてくれて嬉しいぐらい。…本当にありがとう」
「か、感謝されるほどでは…私のほうこそ、…ぁ、ありがとうございます…」
「あはは。何に対して感謝してるんだか。そんなに丁寧になり過ぎなくてもいいのにねー?」
そう私が茶化すと彼女は、ぁう、とか、ぅぅ、とか可愛らしく呻る。
…ほんとうに素直で可愛い子だ。
「…ふふ。かぼたんはえらい子、えらい子ー☆」
ふざけて頭をなでなでしてやると、ますます彼女は顔を赤らめていくのだった…。

ちなみに説明すると、かぼたんというのは、…そう、私が勝手に名付けたもの。
この世界でそう呼ぶのは私しかいないけれど、だって、名前がなかったら、呼びづらいしね。
最初はこの名前にとまどっていた本人も、今では諦めたようで、何も言わなくなったし。
671名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:30:47.80 ID:0F1uZ+gk
ひとしきり彼女をからかった後、服を着替えるために、私たちは下へ降りた。
下の広間のようなところは、今は人気のないがらんどうになっている。
いや、人気がない、というのは間違いか。
…少なくとも私やかぼたんを含め何人かの女性がいるから。
私は今や持ち主のいなくなった大きな麻袋から、適当な服をとりだした。
黒くて、ずいぶん軽い服だ。
これなら動きやすくていいかもしれない。
おまけに丈夫な素材でできているようで、試しに引っ張ってみたが、簡単には破けそうにない。
私はこの服に着替えることに決めた。

さっきまで着ていた服はどうしようか迷ったが、焼いて処理することにした。
木でできた触媒を持ち、火を放つと、燃えやすい布は火になめつくされて、あっという間に灰になる。
先ほどまで服であったそれは、風にあおられると、細かい霧みたいになってどこかへ飛んでいってしまった。
…魔法は便利だな。
なんだってすぐに灰にして消し去ってしまうんだから…。

「燃やしてもよかったのですか…?」
傍で座っていたかぼたんが、もったいないとでもいうような顔でこちらを見る。
「いいの。洗うのも面倒だし。それに、いい加減ぼろぼろでみっともなかったしね。替えなきゃいけないな、
と思ってたところだったの」
「……みっともなくはないですよ。あなたの、戦いの証なのですから…」
「…そう。かぼたんは優しいね。…私、そういうところ、好きだよ」
私は、ふっと笑うと、彼女の蝋の奥の瞳を見つめた。
向こうは私の視線などわかるはずはないが、恐らくその時は直感的に感じ取ったのだろう。
何かを言おうと口を開閉した後、赤くなってうつむいてしまった。

もう随分前から、私の彼女に対する「好き」は、友達としての「好き」とは違うものになっていた。
それが、変なことなんだってことも分かっている。
だって、おかしいよね…?
私は女なのに、女の子の髪に触れたいとか、む、胸に触れたいとか考えて…!
でも気付いたときには遅かった。
もうどうしようもないし、とめられない。
日ましに高まる思いに、私は私を偽れなくなって、遂には飲み込まれてしまった。
今ではもう、自分は同性を愛してしまう変な人間なんだ、ということを認めている。
672名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:34:39.25 ID:0F1uZ+gk
「…じゃ、そろそろ行って来るね。あなたの解放のためにも、頑張ってくるから」
ボーレタリアの要石の前へ向かい、私は軽く手をふる。
すると彼女はこちらへ近づき、ふわりと私を抱きしめてきた。
「…あなたの解放のためでもあるのです…どうか、お気をつけて」
「ん、ど、…どうしたの。私なら、大丈夫だよ…!」
耳元でする声が、背中に触れる手が、なんだかくすぐったくって、…恥ずかしい。
こんなにも距離が近いのは初めてかもしれない。
私の気持ちも知らないで、平気でこんなことをしてくるのが恨めしいよ、全く。
彼女はようやく体を離すと、傍の階段にちょこんと座った。
「お帰りを、…お待ちしております」
「う、うん。わかった。じゃあね!」
そう短く告げると、私は急いで要石に触れた。
危なかった。あともう少ししたら理性が崩壊するところだったかもしれない。
…それにしても、かぼたんの体、柔らかかったな。
あのまま襲わなかったのは、ちょっともったいなかったかも。なんてね。
あぁ、それより、はやくデーモンを退治してしまわないと…。





……あの人、デーモンを殺す者を見送った私は、階段に座って高鳴る心臓を鎮めようとしていた。
あぁ、いけないとは思っていたけれど、つい抱きしめてしまった。
まるで水と水が引き合い、一つとなるように、自然と私はあの人の体を包み込んでいた。
…私は、あの人のことが昔から気になって仕方がなかった。
自分でも把握できない程、いつから存在していたのかわからない古いデーモンである私が人間を愛するなど…。
私たちは人にとっての敵であり、同時に私たちにとっての敵は人だというのに。
いや、どちらかというと敵というよりは、糧か。
そんな私たちと人との間に、こんな感情が芽生えることは、果たして許されるのだろうか。
673名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:37:52.87 ID:0F1uZ+gk
私は手に持った杖をいじりながら、どこからか吹いてくるかすかな風の音を聞いていた。
…静かだ。
目が見えない代わりに、私はとても耳がいい。
今や神殿に反響する音は、風の唸り声しか聞こえないが、以前はここももう少し人の声で満ちていたものだった。
私のことをいつも気にかけてくれたトマスさんや、ボールドウィンのお爺さん、他にも他にも…。
皆あの日に、殺されてしまったから…。
あの人たちの声で頭を満たしていたとき、ふいにあの炎の音が記憶の中で蘇った。

あの日。
吹き上がる数多の炎の柱が、この神殿を襲った。
誰がなんの目的で行ったものかはわからない。
私は、たしかその時はラトリアの要石のあたりに座っていたから、巻き込まれることはなかったけれど、結果として、
あの魔女の人と、神の信徒である女性、それと私以外は全て殺されてしまった。
生き残った二人も、その魔法を放った者の姿は見ていないらしい。

再びここが襲われるようなことがあったら、どうしよう。
僅かに生き残った者も、殺されてしまうかもしれない。
いや、あの時は不在だったから助かったあの人だって…!
それだけは嫌だ。他の人が殺されていいとは言わないけれど、あの人が死ぬのだけは見たくない…!

その恐ろしい考えから逃れるために、私はひざを抱えてかたく目をつぶった…。





「…ただいま」
ボーレタリアから帰ってきた私は、傍でうずくまっていたかぼたんに声をかけた。
…返事がないなあ。
寝ているのかもしれない。
まあ、丁度いい。…そのまま寝ていてね、かぼたん。

私は階段を上って二階へ行った。
以前ユルトを籠から出してやったから、そろそろここに入り込んでいるはずだ。
早く殺してしまわないと、他の人が暗殺されてしまう。
はは、もう何度目かな?あいつを殺すのは…。
最初はびっくりした。
てっきり味方で、害のない人間だと思っていたら、実は彼は暗殺者だったのだから。
これでまたあのウサギみたいな兜が増えるな、と笑いながら彼の元へ向かった。

674名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:42:26.78 ID:0F1uZ+gk
貴公か。ラトリアでは世話になったな…」
全く…お前が沈黙の長なのはとっくに知っている。
本人としては隠し通せているつもりなのだろう。
そのあたりは見ていて少し愉快だ。

さあ、どうやって殺そうか?毒や疫病で少しずつ、ってのもいいし、高いところから突き落とすのもいい。
あぁ…でもそれじゃあ下にいる人たちをびっくりさせてしまうな。これじゃあだめだ。
魔法でもいいけど私の魔力は強いからきっとすぐに死んでしまうだろうな。
前回、魔法で殺した時はあっけなさ過ぎてつまらなかった。
終わりなき苦悩の針は今持ってたっけ…?
口に手をあててにやける私に気付いた彼が、怪訝そうに口を開いた。
「…なにが可笑しいんだ?」
「…いいえ?気にしないでください。くく…!」
決めた。
さっきボーレタリアで拾ったグレートソード。
あれでふっとばしながら殺そう。そうだ、そうしよう!
腕の力が足りないからあまり威力はないだろうけど、その分長く楽しめるだろうな…!
私の、男をなぶって遊ぶ悪い癖がゆっくりと頭をもたげてくる…。

おもむろにその得物を取り出すと、真上からたたきつけた。
血が跳ねて、私の頬を染める。
その赤い液体の生あたたかい温度に、ぞくりとした快感を覚える。
しかしそれと同時に、今日見たあの悪夢が頭をよぎった。
あぁもう、なんでそんな嫌なものが今でてくるの…!
とめどなく流れ込む過去の記憶に、私の脳内はあっという間に黒く塗りつぶされてゆく。
その、私がひるんだ僅かな時間で、彼は体勢をたて直し、武器を構えた。

……私は、男なんか嫌いだ。
こいつらは無理やり人の体を奪って、汚してゆく、最低のヤツらだ!
嫌いだ、嫌いだ、大嫌いだ…!
心が真っ黒に染まり、半狂乱になった私は、これでもかというほどにガンガンと鎧を打ちつけた。
彼も武器でそれを防ごうとするが、この大剣の前では武器もろともなぎ倒されてしまい、
私が剣を振るうたびに刃先から血がほとばしって、床に赤い弧を描いていった。
彼の腕に肉厚の刀身が当たったとき、ゴツ、と鈍い音がした。
手甲が外れたその腕からは、なんとも形容しがたい色の、薄く青みがかった白い骨が顔をのぞかせる。
でも私は、そんな生々しいものなど見慣れているので、構わずに攻撃を続けてゆく。
彼は痛みで絶叫しながらも、命だけは奪われまいと必死に抵抗するが、起き上がってはふきとばされるその姿に、
私はおもわず腹を抱えて吹き出してしまった。
「ぷ、あっははははッ!ざまぁないね!さあ、ほらほら、はやく!いつまで寝てんの!」
のそのそと芋虫みたいに起き上がってきたところを再びガンガンと打ちつける。

ひとしきり叩き続けた後、いい加減腕が痺れてきたし、この行為にも飽きてきたので、次の一発で終わることに決めた。
しかし、振りかぶったその手は、下ろすことはできなかった。
675名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:46:52.57 ID:0F1uZ+gk
「おやめ下さい。もう、死んでいます…」
「…か、かぼ、たん…!いつからそこに…!」
振り向いてその姿をみた瞬間、私の中の猟奇的な狂気が一気に醒める。
後ろでは、先ほどまで私に弄ばれていた彼が、細かな霧となって消え去るのを感じた。
彼女は、私の腕から手を離すと、またもや抱きついてくる。
「だ、だめだよ、血がついちゃうよ!離れて…!」
「…この前の、トマスさんたちを襲ったのも、あなたなのですか…」
「…………、さあね」
「なぜ…、あんなに優しい人たちだったのに…」
「…………」
「お答えください…!なぜですか…あぅっ!」
私は武器を放ると、丁度よくそこにあった私の寝床に彼女を押し倒した。
抵抗もあったが、この子のか細い腕の力なんて高が知れている。
おまけに、私は既に半分人外の存在なんだし…!
「トマスさんたち…?あっはは!心配しなくてもいいよ。あいつらはすぐに復活するんだから。
そうだよ、私がデーモンを倒した後に、すぐ生き返るの!だから、別になにも心配することはないんだよ?」
「で、でも…」
「……私はね、かぼたん?よく聞いて。ずっと昔から、あなたのことが好きなの。でも、男なんて大っきらい。
…殺したいくらいね。それに、男にあなたをとられるくらいなら、私は躊躇うことなくこの手を血で染めるよ。
そう、私は血濡れになっても、あなたを私だけのものにしたいの。わかる…?」
私の言葉に、どう反応していいのか困惑している彼女の唇に、優しくキスをした。
「…ん………っ」
ただ唇を重ねるだけでは満足できなくなって、中に舌を這わせる。
彼女の中はとても熱く、私の舌を、いや、私の体ごと溶かしてしまいそうで…。
その熱が体の芯まで浸透したとき、私の欲望を抑える何かが完全に崩れ去った。

巻きつけた黒布の隙間へ、まるで水面の静けさを保つかのように、…優しく、ゆっくりと手を入れる。
やわらかな胸に触れると、彼女は少しだけ身体を震わせた。
「愛しているの。あなたのことを。…それとも、あなたはこんな穢れた私なんて、受け入れてはくれないかな…?」
「…………」
私からの問いかけに、しばらくの沈黙のあと、彼女は恥らうように口を開いた。
「…あなたが、私のことを想ってくれていただなんて、そんな…」
きゅっと唇をかたく結んで、はにかみながら、続ける。
「嬉しい…、です」
…?そうなんだ……?
私は多分拒絶されるかな、と思っていた。
だから、今日の夢は実は醒めていなくて、いまだ眠り続ける私が見ている夢なんじゃないの…?と疑ってしまいそうになる。
「私は今まで多くの、楔に捕らわれた人たちを手助けしてきました。しかし、いずれも帰らぬ人となって…。
…私は、恐れていたのです。あなたも、過去の人たちと同じ轍を踏んでしまうのでは、と…」
「か、ぼたん…」
「他の方がいなくなってもいいとは言いません。しかし、あなたがいなくなるのだけは、どうしても耐えられないのです」
「…あり、がとう」
これは、なんか夢じゃない。
触れた手から伝わる、温かく甘い体温と、命の鼓動…、それらが現実のものだと私に教えてくれるから。
676名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:49:15.57 ID:0F1uZ+gk
彼女を包み込む布を、すこしずつ、剥がしてゆく。
次第に露になる白磁のような肌は、ため息がでるほど美しく、よく磨かれた真鍮のように輝きを放った。
その繊細な美しさを壊さないように、割れ物を扱うときのような優しさでそっと背中に手を回す。
「……ぅ」
「…あ、ごめんね。もしかしてさっきから私の手、冷たかった?」
試しに火照った私の頬にふれてみたが、たしかにひやりとしている。
私は手足が冷えやすい体質だからなあ…。
「い、いえ…!冷たいですけど…気持ちいい、です…」
もごもごと語尾を弱める彼女に、思わず笑ってしまった。
「ふふ。相変わらずかわいいね、かぼたんは。もっと、素直になっても、いいんだよ…?」
なんだか私は、愛おしい気持ちでたまらなくなってしまった。

後ろに回した手はそのままに、ふっくらとした胸を舐め始めると、僅かに声がもれる。
でも、そんな微かな反応だけでは、私の本能が満足しない。
もっと、もっと声が聞きたいし、彼女の乱れた姿だって見たい。
自分が行うことが、相手に悦を与えることができるなんて、なるほど、確かにこれは心が猛り立つ。
私はいつも受ける側だったから、逆の立場の感情なんて、わからなかった。
でも私はヤツらみたいに乱暴で、即物的な、愛のこもらないやりかたはしない…決して。
そう、ヤツらと同じになりはしない…。
だから今から私は、自分が本当にしてほしかったことを、この子にするんだ。
子供のときの私の代わりに。

背中の手を、秘所へと伸ばすと、彼女は身体をこわばらせた。
「…っあ……ぅ」
「怖がらないで。痛いなら、痛いと言ってほしいの。変な遠慮なんか、しないでね」
彼女が頷くのを確認すると、入り口のあたりを、指でほぐし始める。…なるべくゆっくりと。
中は冷えた指先を温かく包み込み、しっとりとした肉壁は触れていてとても心地よい感触だった。
慣れるまでは指であっても多少の痛みを与えてしまうから、いきなり奥へ入れ込むというような真似はしない。
彼女は目を蝋で塞がれているから、なかなか状態が読みとりづらいけれど、そこは僅かな声の調子で判断をする。
「あ……んぅっ…!」
「大丈夫?ごめんね今、爪でかすっちゃったみたい…」
目が見えない中、こんな敏感なところを他人に触れられれば、誰だって緊張するはずだ。
かたい爪が中で当たるたびに、彼女はぴくりと身体を震わせて反応する。
「あの……」
「ん?なに?」
「私、いま、幸せです…」
愛撫をする手とは別のもう片方の手で、私は思い切り彼女を抱きしめた。
677名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:51:49.41 ID:0F1uZ+gk
しばらく慣らした後、奥まで指を入れた。
すこし心配だったけれど本人は、もう大丈夫です、と笑みを浮かべた。
中から指を引き抜くと、奥から一気に愛蜜があふれ出てきて、それは太ももをつたって床に、いや、正確には私の、
粗末な寝床の上に滴った。
「…ぁ、す、すみません…!あの、汚してしまったのでは…?」
申し訳なさそうに彼女が尋ねる。
「気にしなくていいよ。…それに、あなたはひとかけらだって渡しはしないんだから。
たとえその相手が床であってもね?あははっ」
いつものように冗談を言うと、彼女はまた赤くなって、うぅ…と喃語のような意味のない言葉をくりかえす。
その口を塞いで舌と舌をからませ、下では再び中をかきまぜて、彼女により悦を感じさせる場所はどこなのかと探った。
秘所を扱われる刺激に反応して、時折口からもれる熱い吐息が、顔にかかってくすぐったい。

指を出し入れする速度を速めると、彼女の息も激しくなり、喘ぐ声にも艶がかかってくる。
いつの間にか私は入れる指の数を無意識の内に増やしていた。
「…はぁ…ん…はあっ…!」
荒い息に少しだけ苦痛の色があったような気がしたので、大丈夫かと尋ねる。
「いいえ…痛くは、ないです…それより、もっと……っ!」
彼女は私の身体にしがみついて、もっと、もっと欲しいです、とせがむ。
私はそれに応えるために、さらに出入りを激しくして、より多くの快楽を与えようとした。
私も自然と息が荒くなり、彼女の舌を吸う行為に、少し息苦しさを覚える。
「ごめ、ん…少し苦しいよね…?」
相手もきっと息苦しさを感じているだろうと思い、口をはずすが、逆に今度は彼女から口を塞いできた。
「苦しくはない、です…だから、離さないでください…」
「わかった…んん…っ」
舌と粘膜が濃厚にからみついてくる。
それらはとても熱くて、この子は熱でもあるのかと疑いそうになる。

指で犯している膣が、だんだんと縮小しはじめ、もうじき絶頂に達するということを知らせた。
「…ぁっ……も、う………!」
まるで心臓の鼓動のように規則的な動きでしめつけてくる。
その周期が短くなったかと思うと、彼女は私の胸の中で果て、深い睡魔に飲まれていった…。



678名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 13:55:20.44 ID:0F1uZ+gk
起きた…?」
私の寝床の上で寝ていたかぼたんに、私は優しく声をかける。
独特の、巻きつくような、束縛するようなあの服は、彼女が眠ったあとに、私が改めて着せてあげた。
…本人が寝ているぶん大変だったけどね。
私の言葉に、彼女はのそのそと起き上がり、眠たそうな声で答える。
「ぉ、おはようございます…。あれ…?この服…?」
「あぁ、いいんだよ。アフターサービスってことで」
「…あふたー??と、とりあえず、ありがとうございます」
よくわかっていないかんじで、おたおたする動作が相変わらず可愛い。

しばらく二人でぼんやりしていたところに、私は彼女に言っておかなければならないことがあるのを思い出した。
「あのさ、かぼたん…ごめんね?」
「…?どうされましたか?」
「いや、あの、トマスとか、ボールドウィンの爺さんを殺したの、怒ってるんでしょ…?」
「…だって、あの方々は、生き返ると仰ったではありませんか」
「ま、それはそうだけどさ?許してくれるなら嬉しいな…なんて。ああ、でも、それにしてもいつまで続くんだろうな…」
はあ、とため息をついて、ひとつ大きく背伸びをした。
ほんとうに、いつになったら、このループする世界は終わるのだろう。
「なにがです…?」
「その、トマスとかが生き返るって話なんだけど…実は、せっかく倒したデーモンも一緒に蘇っちゃうんだ。
ええと、デーモンを全部倒したあとね、かぼたんがあの古い獣を封じてくれるの。そこまでは意識もちゃんとあるんだけど、
気がつくとまた、私が最初にここにきたときの状態に戻ってるんだ。つまり、ふりだしに戻るの」
信じてくれないかな、と思っていたけれど、彼女はただ黙って聞いてくれた。
「かぼたんは覚えてないかもしれないけど、私たちはもうずっと前から一緒だったんだよ」
「…………」
相変わらずおしのごとく黙っている。
なにも反応がないから、信じてくれているのか、それとも信じてくれていないのか、どうにも判別しづらい。
「やっぱり、こんな話、信じないよね…」
私が落胆していると、突然彼女がくすくすと笑い出すものだから、一体何事かと思った。
「…な、なに?なんか可笑しかった?」
「…ふふふ。実は私は、知っていたんです」
…え?かぼたんも私みたいに、記憶を受け継いでいたってこと…?
予想だにしなかった切り替えしに、驚きを隠せない。
「私ですよ。私が、この世界をふりだしに戻していたんです。古き獣から力を借りて。
私も、あなたとお別れするのが辛かったから…。だから、永遠に続くこの世界に、あなたを繋ぎ止めてしまおう、
そうすれば、いつまでも一緒だって…」

そう言って、彼女は静かに笑うのだった…。
679名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 14:01:33.90 ID:0F1uZ+gk

さっきやっと完成したのが嬉しくてつい急いで投下しちまった
ユルトさんの扱いが少し酷かったかなww
ごめんね、長!後悔してる!

女主病んでたけど
健全なデモンズプレーヤーなら一度くらいは神殿の人間無差別に殺したり
ユルトさんをなぶって殺したりしてるもんじゃないの??
それとも単に俺のソウル傾向が黒いだけか…
680名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 14:47:57.03 ID:aybZ8SOx
>>679

超gj!こんなループ世界なら閉じ込められてもいいなw

自分、初クリアはかぼたんを踏んづけてエンディングだったから……今になって後悔してる
681名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 22:19:42 ID:+/8ipCps
>>679
GJ!そして、納得した!それならループ世界になってもおかしくないぞ。
かぼたんが一役買っていたのか。うん。その方がいい。
あの憎たらしい要人の罠だなんて思いたくもないからな。

かぼたん。柔らかそうだな。

682名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 23:44:51 ID:/27gZiLx
何この完璧な世界! GJすぐるぅぅぅありがとうありがとう!!!
683名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 00:02:29 ID:KQrNReMu
>>669->>679
GJ!!とてつもなくGJ!!!!
百合好きの俺としてはたまらん内容で可愛いかぼたん'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
病んでる女主も良いが、最後そうくるとは思わなかったわwww
684名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 00:07:41 ID:KQrNReMu
なんであげてんだ俺…
685名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 07:29:56 ID:PLQQnZEx
>>683-684
落ち着けwwwww
686名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 01:00:30 ID:4Dwj9Rh6
今女主×祭司場の鷹?子ネタ(双方ふたボイン)を書いてるのですが、需要あります・・・?
687名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 01:02:31 ID:4Dwj9Rh6
連投失礼。鷹子の方は非フタでしたorz
688名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 01:10:00 ID:ieoIVSES
フタってふたなりのこと?
689名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 01:17:18 ID:4Dwj9Rh6
>>688
そうです。でもここ見てると非フタ系多いので投稿しようか正直迷ってますorz
690名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 14:17:40 ID:2nlg8s/t
>>689
問題ない、さぁ早く
691名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 14:27:18 ID:nxq7oBLT
このスレの懐の深さは異常。全裸で待ってます。
692名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 15:30:33 ID:4Dwj9Rh6
>>690、691
ありがとうございます!だけどまだ書きかけ(冒頭の所まで)&就職用自己PR文作ってるので
今日の午後7時か8時の投稿になります・・・;;
本当に申し訳無いですorz
693名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 18:40:54 ID:8LEbEGtq
>>692
待ってる!
大丈夫だよ。ここのスレの懐の深さに甘えるといいさ。
いや〜、ユルト祭りの時はどうしようかと思ったが。
まあ、…。ワルクナイって思った自分も懐深い方か?
694686:2011/02/26(土) 02:16:06 ID:3Ki2g30T
やっと出来ました・・・。お待たせして申し訳ないですorz
内容は、ふたなり女主×祭司場の鷹(鴉?)子です。
苦手な方は注意して下さい。

過去の投稿者の皆様に比べて非常に拙く、短い文章ですが
暇つぶしにでもして頂けたら幸いです。
695686:2011/02/26(土) 02:18:19 ID:3Ki2g30T

ここは嵐の祭司場。昔この国の司祭者がこの場所で、何やら怪しげな儀式をしていたらしい。
とは言うものの、その伝統の儀式とやらも長続きしなかったらしく今では化け物の巣窟になっている。
空飛ぶエイ、物凄い勢いで近寄って武器を振り回す骸骨、挙句の果てには神殿に行く途中で
私を完膚無きまでに叩きのめしてくれたあのデカい化け物・・・。敵の1体1体がこれまでとは
比較にならない程強い。少しでも気を抜けばあっと言う間に神殿に戻されてしまう。
ソウルを稼ぐにはこの場所が良いと聞いていたが、正直言って回復剤の減りが半端じゃない位早い。
普通の人間だったら最初のカタナとか言う異国の武器を持ったファントムに3枚に下ろされて
終わりだろう。
そんな酷い場所でも、今となっては楽しみの1つが出来た場所だ。

私はいつもの場所に直行した。
その場所に着くと甲高い声で出迎えてくれる者がいる。
「お姉ちゃん、久しぶりぃ〜!」
「久しいと言っても3日程だ。特に変わったことは無かったか?」
===============================================================
この子と会った経緯は、ちょうど2週間程程前のことだ。
祭司場に何やら光る物を集めていて、出した物を別の物に交換してくれる奴が居るとの噂を聞いた。
最初は半信半疑だったが、行ってみて分かった。坂道を上った突き当たりに1本の枯れ木が立っていて、
木の上に何やら鳥らしき生き物が居る。
漆黒の翼、体毛に鳥の足。文献では鳥人族と言われているらしいが、その起源はよく分かっていない。
それに加えて露出された肌と胸。特に胸に関してはヘタをすると私より大きい。
嫉妬した。でもそんな気持ちとは裏腹に、私は彼女に劣情を催してしまった・・・。
もう下半身が言う事を聞かない位に怒張してしまっている・・・。
「ねぇ、お姉ちゃんキラキラ持ってる?私キラキラ集めてるの。ピカピカでもいいよ?私の宝物と交換しない?」
「キラキラなら有るけど・・・キラキラよりもっと良い物があるわよ?」
「何?」
「降りて来たら見せてあげるわ。」
「?」
その生き物は怪訝な顔をしつつ、私の前にまで降りて来た。
背丈は私の肩位だろう。顔には僅かながらに少女の面影が残っている。
「何々?何見せてくれるの?」
「じゃあ、目を閉じて少し待っててくれるか。」
目を閉じたのを確認すると私はいそいそと下半身部分の鎧を脱ぎ始めた。
「よし、いいぞ。」
「? 何これ?あ、でも何かキラキラしてる。」
既に我慢汁が良い具合に私の「モノ」の全体に全体に行き渡っていた。
「舐めてみたらキラキラよりもっと良いものが出てくるかも知れないわよ?」
「ん〜?そうなの?はむっ・・・(ちゅっ、ちゅっ)」
ビクッ!
一瞬体が痙攣した。他人に自分の物を咥えて貰うなど久しぶり過ぎて、もう何も考えられない・・・。
最後にしたのはいつかすら覚えていない位禁欲生活の連続だった私は、一気に達してしまった。
「くっ・・・駄目だ・・・出るっ!!」
「出るって何が?きゃっ・・・!?」
久しぶりの射精で私は頭の中が完全に真っ白な状態だ・・・。だが何より目の前にいる無垢な少女を自分の精液で
ベトベトにしてしまった背徳感により、全然勃起が収まらない・・・。
「けほっ、けほっ・・・何これ、こんなのキラキラなんかじゃ無いよぉ・・・。」
「ごめんなさい、汚しちゃったわね。ちゃんと綺麗にしてあげるわ・・・。」
私は彼女の顔にかかった精液を舐め取ると同時に、胸に手を回してゆっくり揉み始める。
「んぁ・・・お姉ちゃん・・・何かすごくドキドキする・・・。私・・・おかしくなっちゃったのかなぁ・・・?」
少女は卑猥な声を上げながら喘いでいた。その痴態が私の を一層加速させる。
「大丈夫よ。誰でもこんな気持ちになることはあるんだから。」
「でも・・・何か変なの・・・。乳首がすごくビンビンになっちゃってるし・・・何かお腹の所が変な感じなの・・・。」
ふと下半身を見てみると、彼女の秘部から愛液が漏れ出している。
「気持ち良くなってきているのね・・・。私ばっかり気持ち良くなってるから、貴女にもしてあげるわ。」
彼女の足を押し広げると、綺麗な桃色の秘部が露わになる。まるで洪水の様だった。
まだ誰にも侵入を許したことの無い秘密の花園・・・そんな言葉が合いそうな部分に自分の舌を侵入させる。
「ひゃうっ!?」
少女の体が激しく痙攣する。一瞬舌が抜けそうになったが、抜かせまいと腰に手を回してがっちりと固定する。
「はひゃぁ・・・!!お姉ちゃん・・・ダメ・・・そんなにされると・・・ふひぃぃ!!」
696686:2011/02/26(土) 02:20:23 ID:3Ki2g30T
「気持ち良くなって来ているのね。全部私に任せておけ。」
「ダ、ダメェ・・・ぬるぬるおしっこが漏れちゃう・・・!!そんな所、汚いよぉ・・・。」
必死に身を捩らせて抵抗するが、放す気など毛頭無い。
「ら、らめぇ・・・お姉ちゃん・・・何か変になっちゃう!!怖いよぉ!!!」
「怖い事なんて無いから、そのままイっちゃいなさい・・・!!」
「あっ、あっ、あっ・・・ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
仰け反ると同時に私の舌を急激に締め付けながら、大量の潮を噴出した。
「ぁ・・・はぁ、はぁ・・・。」
息も絶え絶えながら、恍惚とした表情の少女に私は理性など吹き飛んでしまったのかも知れない・・・。
〜デーモンを殺す者〜、普段そう呼ばれているがもうそんな事はどうだって良い・・・。
亜人と交わる等、全うな人間のすることでは無いのかも知れない・・・。
あまつさえ、この様な少女を姦淫するなど外道と罵られても仕方ない・・・。
だけど、今の私にとってはこの娘が全てだ。
「ねぇ、もっと気持ち良いことしない・・・?」
「え?な、何するの・・・?」
「これを・・・貴女のここに挿れたいの・・・。」
「む、無理だよぉ!!そんなの挿れられたら、私死んじゃうよぉ!!」
怯える彼女を意に介さず私は無理矢理に唇を奪い、覆い被さる。
「もうこれ以上は無理だ・・・。せめて、優しくしてやるから・・・。」
「だ、ダメだって・・・はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
私は勃起した自らの男根をゆっくりと彼女の秘部分に侵入させていった。
「痛くないか・・・?大丈夫か?」
「わ、わひゃんないよぉ・・・ちょっひょいはいけど・・・しょれいひょうに何かひぇんなにょぉぉ!!」
(訳:わ、分かんないよぉ・・・ちょっと痛いけど・・・それ以上に何か変なのぉぉ!!)
男根がへし折られそうな勢いで締め付けられるが、少しづつ腰を動かし抽送を始める。
「おねえひゃん・・・わたひまた・・・変になっひゃう・・・」
「イきそうなんだな・・・。もう少しだけ我慢してくれ、私もあと少しで・・・うっ!!」
「も、もうらめ!変になっひゃう!!!!はぐわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
締め付けと同時に彼女の膣に一気に射精した。
「ひゃああああああああ!!!!すごいのぉぉぉ!!!お姉ちゃんの白くてベタベタしたおしっこ、私のお腹の中に出されてるぅぅぅぅ!!!!」
さっき1回抜いたはずなのに、逆流する勢いで出て来ている。これだけ出せば・・・この娘は妊娠してしまうだろうか・・・。
正直、そんなことはどうだって良い・・・。今はこの娘をただひたすら好きな様に穢したかった・・・。
私はただ自分の欲望が赴くままに腰を振り続けた・・・。
============================================================
「お姉ちゃん?どうかしたの?」
「いや、何でも無い、初めて会った時のことを思い出していたんだ。」
「そう言えばあの時のお姉ちゃん、ケダモノみたいだったよね。私本当に死んじゃうかと思ったよ。
 しかもあの後2時間位ずっとやってたでしょ?」
「あの時は・・・本当にすまないことをした・・・。」
「でも・・・」
少女は微笑みながら、自分の股を広げてきた。
「今日も気持ち良くしてくれたら許してあげてもいいかな?お姉ちゃんのお○ン○ンでいっぱい気持ちよくしてね?」
「分かった。今日もたくさん気持ち良くしてやるからな・・・。」
(一生この娘と交わり続けながら生活するのも・・・悪くは無いかもな・・・。)
そんな阿呆なことを考えつつ、私は自分の激しく勃起した男根を一気に挿入した。
697686:2011/02/26(土) 02:26:58 ID:3Ki2g30T
今回はこれにて終了となります。一応ネタは、フタお嬢様×ラトリア1のボス戦前のフタ黒ファン等
考えているのですが、いつになるか分かりません。
今度からは完全に出来た状態で投稿しますorz

それでは〜ノシ
698名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 04:17:20 ID:7nzXwRSQ
>>697
GJ、忙しいみたいなのによく頑張った、嫌いじゃないぜw
699名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 08:51:11.60 ID:FntnyMpw
GJ!!
キラキラエロかわいいなあ。
就活も頑張れ!
700名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 13:36:20.30 ID:vaD5c+u8
えろいひと、くわっ おつなんだぜ
701名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 23:48:22.18 ID:tnnrQJla
GJ!
これでまた、キラキラの代わりにしろべたを置いていくホストが多くなるな。
獣姦…いや、忘れてくれ…。orz

乙×おっぱい6 受信した。
今、出だしギャグでただいまグダグダ中。
ここからどうエチに持って池と…。ああ…実力が問われる…。
もう少し時間おくれ。
702名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 10:19:38.82 ID:dsrokSMX
規制解除!
703名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 10:39:55.95 ID:LiAEUXul
ユーリアとミラルダの二人によるおっぱい6ネタ。アドリブで書いてるため、更新は遅いですが了承ください。
地の文は無しです。では行きます

ユーリア「こんにちわ。ユーリアです」
ミラルダ「ミラルダです。よろしく」
ユーリア・ミラルダ「二人合わせて監禁コンビです」
ミラルダ「ってなんだこれはー!」
ユーリア「この物語はフィクションであり、実在の人物、団体名、事件には一切関わりがございません」
ミラルダ「おかしくない?この組み合わせはおかしくない?しかも陵辱物ならまだしも、ただのギャグでしょ?」
ユーリア「大丈夫だ。問題ない」
ミラルダ「うぜぇ!」
ユーリア「ところでミラルダさん、あなたおっぱい6ネタは存じ上げてますか?」
ミラルダ「まぁ、知ってるけどよ」
ユーリア「あなたのおっぱいはいくつ?」
ミラルダ「知るかぁ!つーかそう来たか!」
ユーリア「ふむ、バインデットはベルトで締め付けてるから本来の数値は解りかねるわね」
ミラルダ「ぁっやん!な、なんでいきなり触った!?」
ユーリア「やっりぃ!美声乙!ちょっと濡れた!」
ミラルダ「そうか、お前は変態だったんだな」
ユーリア「開発したのは行使とあなただ」
ミラルダ「自分でいじるなぁ!」
ユーリア「え?どこを?恥部を?秘部を?」
ミラルダ「儚い魔女はどこにいったんだよ!」
ユーリア「履かない魔女?わかった。あなたがそこまで言うならブーツを脱ごう」
704名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 11:01:48.60 ID:LiAEUXul
ミラルダ「脱ぐな!」
ユーリア「あなたは今、全てのユーリアファンを敵に回した」
ミラルダ「ったく!魔女魔法の極意を盗んだ覚えはあっても、変態にした覚えはねーよ!」
ユーリア「え!あれはどう考えても塔での乱交パーティーではないの?」
ミラルダ「フロム脳を沸かすな!そこは公式が何も言わない限り想像だ!」
ユーリア「想像ではあなたのおっぱいは14くらいだと思うんだが、ふむ。これは測る必要があるわね」
ミラルダ「ねーよ!」
ユーリア「あります!大有りです!全世界のミラルダファンがみんな待望してます!かぼたん!」
火防女「どうかされましたか?」
ユーリア「かぼたん、ミラルダさんのおっぱいを調べて」
ミラルダ「え?!ちょっと待って!」
火防女「…………わかりました」
ミラルダ「いやぁぁぁぁ!やぁめぇぇぇてぇぇぇぇ!」
ユーリア「ふむ、本当に美しい声で泣くのだな」



ミラルダ「……すんすん。穢されたぁぁ……もうお嫁にいけない」
火防女「……終わりました」
ユーリア「ご苦労様かぼたん。して、いくつでしたか?」
火防女「はい、おっぱいは20でした。武器で言えばギロチンアクスを握れるくらいです」
ユーリア「ミラルダさんだけにか」
火防女「ちなみにあなたは8です。クリスナイフくらいしか持てません」
ユーリア「…………純魔だからいいもん。グスっ」
705名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 11:18:44.83 ID:LiAEUXul
ミラルダ「…………裸にひん剥いて二人して私を弄んだのに何も言わないの?」
ユーリア・火防女「ご馳走様でした」
ミラルダ「うるせぇよ!」
ユーリア「まぁ良いではないか。この中では一番数値が高かったわけだから」
火防女「一番ではないです。私は30あります。竜骨砕きを片手で振れます」
ユーリア・ミラルダ「え!?」
火防女「……ごめんなさい」
ミラルダ「と言いつつドヤ顏してんじゃねぇ!自慢か!?自慢なんだな!」
ユーリア「かぼたんが30だと?いや、ここはかぼたん様が30だったと言うべきなのか?」
火防女「おっぱい30の私でも敵わない者がいる。彼女です」
ミラルダ「誰?この金髪。ってぇ!おっぱいでかぁ!」
ユーリア「アストラエアさんね。北米版のアートブックを見た限り、作中一のおっぱいだとは思っていたが」
火防女「この胸囲は正に脅威。規格外。悔しい」
ミラルダ「…………く、火防女、その気持ちはわかるぞ」
ユーリア「…………よし、測りに行こう!この手で確かめに行ってくるわ!」
ミラルダ「バカおいやめろ!腐れ谷の要石起動すんな!」
火防女「……私も行きます」
706名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 11:45:44.51 ID:q8KrJ3du
ユーリア「やってきました腐れ谷。さて、最深部まで長いので三人で協力して行きましょう」
ミラルダ「これ、そろそろまずいんじゃないか?」
火防女「……大丈夫だ。問題ない」
ユーリア「かぼたんが大丈夫なら問題ない。それでは出発っ」

谷商人「そこのお前さんがた。この子のために何か買って行っておくれよ」
ミラルダ「なにこのババア」
火防女「ちなみに彼女のおっぱいは1です」
ユーリア「そんなの見なくてもわかるわ。このステバグ使いが。けっ!」
谷商人「お、お前さんがた?」
ミラルダ「こういうのが対人戦になったら平気で走り嵐するんだろうな。クソが!」
谷商人「なんだいいきなり!」
火防女「バグ技使いマジ滅びろ」
谷商人「なにこの三人コワイ」

セレン「ああよかった。あなた方は正気な方ですね。私はセレン。弟のガルを探しに西の国から来ました」
ミラルダ「そうか。首から下が沼に埋まってるお前は、どう見ても正気には思えないがな」
ユーリア「取り合えず掘り起こしてあげよう。よいしょ」
火防女「あ、えい」
セレン「ぁん。な、何をするんですか!」
ミラルダ「火防女、歪みないな」
ユーリア「ちなみにおっぱいはいくつ?」
火防女「これは、3ですね。いや、でも少し待ってください。それ」
セレン「ぁあ!ダメ!」
火防女「確かにおっぱいは3です。ですが、お尻は24です。これでブラインドが振れます」
ミラルダ「なに!?つまりおっぱいを削ってまでお尻にステータスを回したわけか!」
ユーリア「なるほど、この様なステ振りもあるんだな」
セレン「全然正気じゃない!誰か助けて!」
ミラルダ「騒いだって誰もこねーよ!」
ユーリア「そのステ振りの美しさ。堪能させてもらいましょう」
火防女「……いただきます」
セレン「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
707名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 12:42:03.01 ID:P35NzRXc
アストラ「ガル、お願いします」
ガル「はい、アストラエア様」

ガル「やはり来たか。立ち去らないのならば、いた仕方ない。覚悟し」
ミラルダ「邪魔だぁ!」
ガル「ゴフッ!スレスタとは卑怯な!」
ユーリア「そーれ!起き攻め嵐!吹っ飛べ!」
ガル「ちょっと待て!いくらなんでもそれは!」
火防女「黙れMOBキャラ。沼の赤子に喰われろ」
ガル「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

アストラ「ガル!?」
ユーリア「さてと。残るはあなただけか」
ミラルダ「いやまぁ、しかし本当にデカいな」
火防女「それではいただきます」
ユーリア「あ、かぼたん気をつけて。アストラエアはノーモーション怒り使うから」
アストラ「ひ、人聞きの悪い事言わないでください!」
火防女「えい」
アストラ「ふひゃぁ!何をするんですか!」
ユーリア「どうだかぼたん!数値はいくつだ!?」
火防女「ま、まさかそんなはずは……正当な数値を測るため、彼女の衣服をひん剥かせてください」
ミラルダ「よし、やれ」
アストラ「やめて!私のデモンズソウルなら上げますからやめて!」
ユーリア「えー、でも救済なんか黒ファンのときくらいしか使わないし」
ミラルダ「ブルブラだって、光塗らなきゃ微妙だしな」
火防女「この世界は悲劇。だから諦めてください」
アストラ「神よ、これが私たちへの神罰なのですか?だとしたらあまりにも」
ユーリア「神も獣も一緒だから」

アストラ「ハァ……ハァ……」
火防女「おっぱいが36………まさかこれほどとは」
ユーリア「武器で表すと?」
火防女「ブラムドが振れます。しかもその他の数値のおかげでフル暗銀でも指輪無しでドッスンにならないステ振りです」
ミラルダ「つまりデーモンおっぱいと言うわけか」
アストラ「……本当のデーモンとは人間の欲望だったんですね」
ユーリア「?何をしてるのですか?」
アストラ「もう良いです。ここで死なせてください。このような辱めを受けて、生きていくのは無理です」
ユーリア「あ、もう少し堪能したいから死なないでください。ブラムドさん」
アストラ「引き止める理由がそれ!?それとブラムド言わないでください!」
ミラルダ「お前が死んだら私が二位か。36」
アストラ「だから数値で呼ばないでください!」
火防女「ミラルダさんの上にはまだビヨールさんがいます。だからおっぱいが自決しても三位です」
アストラ「その呼び方が一番嫌です!」
708名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 12:52:35.59 ID:P35NzRXc



主人公「…………いったいここで何があったんだ?松脂ババァは口聞いてくれないし、セレンは全裸で泣いてるし」
主人公「それよりなにより、なぜ倒した覚えもないガルが金ガルになってるんだよ!」
金ガル「オレダッテマダサワッテナインダゾ!ダレノオッパイニサワッテンダアノアマ!」
主人公「なんか叫んでるし!つーか前週よりも殺意に満ち溢れてねぇ!?」
金ガル「アストラエアサマー!オレダッテパフパフシテホシイデスー!」
主人公「こんなバグ嫌すぎる!!」


なにこのカオス。スレ汚しにもほどがあるだろ♪( ´▽`)
709名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 13:02:00.77 ID:dHYDwBWT
ガルだけは無理矢理落としても赤さんに喰われないぞ、これ重要
あとはわかるな?
710名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 13:34:10.02 ID:V1UqpTkR
おっぱい6ネタGJ!GJ!!ぐっじょおおおおおぶうう!!!
このユーリアたんとかぼたん大好きだwww
ミラルダさんおっぱい20なのか…すんすん泣くミラルダさん萌え
台詞だけでテンポよく進む文面もだいしゅき///


セレンさんやアストラエアたんが裸にひん剥かれて弄ばれる場面もよみたかっ
711名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 20:32:52.59 ID:J7smOCVN
GJ、笑わせてもらったw
712名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 22:33:49.29 ID:7A6D2Ggp
おっぱい6いいなあ
乙×おっぱい6も楽しみなんだぜ
黒乙でがんがん責めるかと思いきやいざとなったらヘタレる所詮は乙とか受信した
713名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 03:12:16.51 ID:5p1Jn0Hp
GJ!! おもしろかったぜ
714名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 09:43:01.52 ID:FIzOUNqU
女主人公×オストラヴァ

奴隷兵を蹴散らし、脇目も振らずに彼の元へ一目散に向かう。もう大体の敵は一掃し、これで邪魔は入らない。

「ありがとうございます。こんな所に……うわぁ!な、何をするんですかっ」
突然抱きつかれ狼狽するオストラヴァ
、勢い余って尻餅をついてしまう。
「んー、やっぱり周回して良かった!黒ファンのオストラヴァも野性味あふれて良いけど、こっちも捨てがたいなー」
一方的に話し、オストラヴァに馬乗りになりながら鎧を自ら脱ぎ始める。自身を守る鎧は乱暴に放り投げられ、簡素な下着だけの姿となった。

「……貴方の話している意味も行為もわかりません。あの、どいてもらえませんか?」
あまりの展開に頭がついていかないが、半裸の女性に馬乗りになられる状況に恐怖を感じずにはいられない。
慌てて退かそうと腕を掴もうとするが、うっかり柔らかな双丘を触れてしまう。びくりと大きく震えて、妖艶な笑みを浮かべる。
「あんっ、なんだかんだ言ってもその気なんだ。んふふふふ、ちょっと痛いから脱ぎ脱ぎしようね」
嬉しそうに手甲の留め具を外し、素手にする。そして自分より一回り大きな手のひらを胸へ誘導し、揉むように動かす。
「あったかい……、ごめんね?生身の方が良いけど、邪魔が入っちゃうからソウル体なの。……そっか、オフラインなら大丈夫だったの忘れてた。次は生身でしようね」

訳がわからず混乱する思考に、柔らかな感触がリアルに伝わる。……夢ではないようだが、状況が把握出来ない。
ぐにぐにと押し込まれた手のひらには柔肉が形を変えて五感を刺激する。
「もう、細かい事なんか考えなくていいの。ねぇ、しよ?」
ふぅ、と溜息をつきオストラヴァは考えるのをやめた。説得に応じるようには思えない、ならば気の済むまで付き合おう……と。
今度は自らの意思で愛撫を始めた。


続きはないし、おっぱい6の人でもないのに、こんなの書き込んで本当にすみません。
715名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 13:54:02.60 ID:Dcz6KCt3
GJGJGJぅううう!!!続きはどこですかっ!

へたれに見えていざとなると腹くくる乙も良いな。苦労人だけに以外にやるときゃやるのか。
そして微妙にヤンデレ悲哀ただよう女主がエロかわゆすぎる。メタな台詞も好きだー
716名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 17:16:42.68 ID:FIzOUNqU
こんなしょうもないssにコメントありがとうございます。
なんとか続きを書き上げるようにしますので、今しばらくお待ちください。
多分、夜ぐらいには投下出来そうです。
717名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 20:27:48.83 ID:FIzOUNqU
3レスぐらいお借りします。女主人公×オストラヴァの続きです。


「んっ、はあ、気持ちいいよ……。もっと、お願い」
胸からくる刺激にうっとりとした表情で身を委ねる女性、しかし手はオストラヴァの鎧を外そうと動いていた。
すでに兜は脱がされ、胸の鎧も投げ出されている。細い身体のどこからそのような怪力があるのか?

薄ぼんやりした肢体を眺めながら、上体を起こして双丘の先端部に口づけをする。少ししょっぱい汗の味が腔内に広がる、興奮しているらしくほのかに上気した肌が小さく震えた。

「やんっ、まって……、まだ全部脱がせてないから、あぁ、ずるいよぅ」
鼻にかかった甘い声を上げて、身をよじる。反応に気を良くしたオストラヴァはさらに行為を激しくする、口に含んで甘噛みし、腰を掴んで固定し、残った片手は乳房を強く揉みしだく。
まさかここまでされるとは思っていなかったらしく、鎧を外そうとしていた手が止まり、堪えるように強く抱きしめる。

「んぅう、だめっ、こんなにしたら……あ!」
唐突に秘所を撫でられ、顔を赤くしてしまう。既に下着に染みがつくほど濡れ、もじもじと太ももを擦り付けて自慰をしていたのがバレてしまった。
「……何か言われるのも嫌だけど、何も言われないのも嫌……」
非難めいた顔でオストラヴァを睨むが、潤んだ瞳に赤い頬が誘うようだ。黙ってぷっくりとした唇に軽く口づけをする。
「鎧を外しますから、どいてもらえませんか?……大丈夫です、どこにも行きませんから」
718名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 20:30:21.16 ID:FIzOUNqU
ぱちぱちと篝火の音が聞こえる。あたりには誰もいない……いや、生きている人間はいない。全ての邪魔者は無残な死体となって打ち捨てられている。
そして一段上がった場所には半裸の男女が絡みあっていた。
女が積極的に動き、貪るように身体に奉仕する。下半身に顔を埋め、ぴちゃぴちゃと音を立てて一生懸命頬張る。
時折苦しそうに顔を歪めながら、喉の奥まで咥え強く吸引した。

「うぁ、だめです……これ以上は、もう」
切羽詰まった声を上げて、オストラヴァは拳を握り締める。すると動きを止めて、ずるりと口から抜く。てらてらと唾液で口元を濡らしたまま、にっこりと笑った。
「うん、いいよ。いっぱい出してね。全部、飲むから……」

こちらの言葉を聞かずに行為を再開する。先程より強く吸い上げながら上下に頭を動かす。
きつく窄めた唇にカリを引っかけ、舌先で尿道口を浅く抉る。目の眩むような刺激に荒く呼吸し、奥歯を強く噛み締め堪えるがもう限界だ。
「うぁ、出ますっ」
頭を掴み、より深く腔内の奥に分身を突き刺し欲望を放出する。んぅぅ、とくぐもった声を上げつつ、彼女は吐き出した体液を少しずつ嚥下していく。
細い喉がこくりこくりと動き、ちゅぅぅと吸いこみ最後の一滴まで飲み干した後、ほぅと溜息をついて顔を上げた。

「ん、いっぱい出たね。嬉しいな」
無邪気に笑い、オストラヴァに跨る。既に下着は脱ぎ、蜜を滴らせた秘所を指で割開き見せつける。
「こんなに濡れちゃったから、もう大丈夫だよ。お願い、頂戴?」
こくりと頷き、出したばかりとは思えないほど硬さを保ちながら、腰を掴んでずぶずぶとゆっくり突き入れた。
719名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 20:34:42.81 ID:FIzOUNqU
「あっ、いいよぅ、もっと、もっと頂戴……」
結合部分から白く泡立った体液が零れ落ちる。何度となく注ぎ込み、何度も絶頂に達したが、お互いに止める気配がない。
「いやらしいですね、こんなに、しているのに、まだ求めるなんて……」
切羽詰まった声ながら、相手を責める。本音は止めて欲しくないのだが、溶けかかった理性の言葉としてオストラヴァ自身に対して責めていた。
あまりにも刺激的で、甘美で手放したくない衝動が行為を止めさせない。
そんなことなど知る由も無い彼女は、羞恥に染まった顔を反らし、胎内を自らの意思で締め上げ、喘ぎながら答えた。

「だって、もう、離れたくないの。この世界が悲劇と言うなら、それでいい。貴方がいてくれれば……何も要らないからっ。あぁ、だめっ、またいっちゃう。ぁあああぁ!」
身体を弓なりに反らせ大きく痙攣し、くたりと身を預けて動かなくなった。どうやら気絶したみたいだ。

オストラヴァはそのままぼんやりと彼女を抱きしめる。彼女は一体何を知ったのか?きっとそれは全てを絶望してしまうほどの事だろう。
もし、彼女の言葉が本当なら自分のこれからする行為は悲劇を招くだけであろうか?……わからない。

「あ、ごめんね?気絶しちゃったんだ。重かったでしょ?」
のそのそと起き上がり、ばつが悪い顔を浮かべる。いまだに繋がったままだと気がつき、もぞもぞ身体をよじる。

「まだ……したいですか?」
オストラヴァの言葉にびっくりして、まじまじと見つめる。何かを言おうと息を吸いこむが、ぱくぱくと口が開くだけだ。
「……貴方はわかりませんが、私は、もっとしたいです」
ぐりぐりと恥骨を擦り付け、奥を刺激する。先端が子宮口に当たり、びりびりと快感が溜まっていく。
「んぁ!……嬉しい。もっと、しよ?」
考えるのは止めよう。自分を思ってくれる人がいる、それだけで今は充分だ。
目を閉じ、彼女に優しくキスをした。


スレ汚し、失礼しました。
720名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 23:03:16.19 ID:pKTappMP
あかーん!!こんな可愛いふたり書いたらあかーん!!!
はまってまうやろGJ!!!
えろかわいくて一途な女主人公かわいいし
いざとなったら本気出す乙もいいようううう!!

…すまん、取り乱した
俺も女主人公×乙かきたくなってきたうずうず
721名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 00:26:58.19 ID:8slxIAfR
なんかまた書きたくなってきたな
今のとこ、ユルト祭りwのときの男主(仮)×ユルトと
女主×かぼたんとか書いたけど
なんだかんだいって結局自分ノーマルかいてないんだな
これを機に乙と女主という難関に挑戦してみるか...
722名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 00:44:00.16 ID:7Bd9hSB5
自分も今、乙×おっぱい6挑戦中さ。
出始めギャグで好調だったが、エロに持っていこうと苦戦中。
もう少ししたらせめて前半だけでも投下しようと思っている。

女攻め、いいな。こう、ぐっとくるな。
乙が思わず男だし。まったく、うらやましいぜっ。
723女主人公×乙を書いた人:2011/03/01(火) 01:13:21.95 ID:oULOcc+M
コメントありがとうございます。まさかここまで誉められるとは思ってなかったので、恐縮です……。

また機会があれば書き込んでもいいですか?
ROMに戻ります、本当にありがとうございました。
724名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 01:40:37.31 ID:K6S4kV/O
女主人公×乙かきたい…と思いながら>>182の続き
百合注意




薄暗い神殿の中で、ぴちゃぴちゃと子猫がミルクを舐めるような音が零れる。
何時の間にか私は床に自分の衣服の敷き、その上に横たわる姿勢となっていた。
私の足の間に身を置いた彼女は秘所に顔を埋め。
敏感な部分を舌先で弾かれるたびに、そこから快感が体中に広がる。
「…っん、あ…っ、は、あ」
荒い息に紛れて洩れる声を隠せない。
そこを舐めることに集中してしまうのか、膣内で動く指先が止まってしまうものの。
思い出したように動きを再開する刺激に不意をつかれ、びくりと身体が跳ねてしまう。
「…、なぜだ…?」
このまま快感に身を任せていたい反面、ふと沈黙を埋めたくなり。
先ほどから胸に沸いていた疑問を口に出す。
「なぜ…こんなことを、して…くれるんだ…?」
すると下肢から届いていた緩やかな快感が途絶え、私は息継ぎするように小さく息を吐き出す。
彼女の気配が動くことに気付き、ゆっくりと目を開くと、思いのほか近くにその相貌があった。
何か言いたそうな唇が開き、迷うように一度閉じてから、小さな声が落ちてくる。
「私は…貴女が、その…捕らわれていることを知っていて、でも…ここから離れられなくて…」
一生懸命に紡ごうとするその言葉に耳を傾けようと、私は口を挟まず片手を伸ばし。
急かさぬように彼女の頬をそっと手のひらで撫ぜてやる。
「だけど…私も何かしてあげたくて、でも何もできなくて、このくらいしか思いつかなくて…」
その言葉に、私は驚きで目を瞬かせた。
彼女の見えぬ瞳はてっきり『デーモンを殺す者』しか映していないと思っていたのだが。
ちゃんと、この『魔女』の存在も気にかけてくれていたらしい。
725名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 01:42:06.27 ID:K6S4kV/O
…しかし、何かしてあげたいと導き出した結果がこれ、とは…
もっと他にあるのではなかろうかと、どこか不器用さを感じて、思わず笑みを浮かべてしまい。
気にすることはないのだと声をかけようとした時、唐突に彼女の指先が私の奥を突いてきた。
「っあ!ちょっ、待っ…!あ、っや、あ…っ!」
しかし彼女の指は留まるどころか、更に指を増やして私の中を犯してくる。
その細い腕のどこにこんな力が潜んでいるのか、しとどに塗れるそこを指先で貫かれるたび、私の身体が大きく揺さぶられる。
耐え切れず彼女の頬から手を離し、両手で彼女の身体にしがみ付く。
「もっと…もっと、ユーリアさんを気持ち良く、してあげたいんです…っ」
せつなさすら含む彼女の声はちゃんと耳に届くのだが、求めるような指使いに翻弄されて歯止めが効かない。
腰の奥から迫るような悦楽に腰が浮き、背が仰け反る。
快感を与えてくれる指が引き抜かれるたび、惜しむようにその指を締め付けてしまう。
「だ、だめっ、そんな…!んっ、し、したら、っぁ、も、もうっ…!」
「あ…すご、ユーリアさんの中、すごい…熱くて、締め付けてきて…」
陶酔したような声を洩らす彼女は、床から浮いた私の腰に片腕を滑らせ、引きつけるように抱き締める。
私も彼女の背に両手を回し、口付けをせがむように舌を伸ばすと、迎えるようにぬめるそれを絡ませてくれる。
普段控えめな彼女の姿に似つかない、貪るような口付けを与えてくる。
「ん!んんっ……っは!…っあ、イっ…!もう、イっちゃ…、あ…あぁぁあっ!」
息苦しさに思わず唇をずらすと、そこからあふれ出る声を抑えることなど出来ず。
首筋を反らし、彼女の腕の中で私は絶頂を迎えた。
726名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 01:43:45.39 ID:K6S4kV/O
浅い息遣いを繰り返しながら、達した余韻に浸っていると。
体内からゆっくりと指先が引き抜かれ、ん、と小さく声が洩れる。
「…あの、ごめんなさい…大丈夫、ですか?」
おそるおそるといった声が瞼を閉じた私にそっと投げかけられる…この声の持ち主が、今さっきまで激しく私の身体を揺さぶってくれた少女だとは。
何となく想像できず、接ぐ息の中で笑みが紛れてしまった。
呼吸を整えるために一度大きく息を吐き出すと、目を開いて床に肘をつき上体を起こす。
驚いたように身を起こすその細い腰を逃さぬよう、片腕で捕らえ。
逆の手で腿の内側を手のひらで撫ぜ上げながら、彼女の長い衣服の裾を引き上げる。
「あ、だめです、そこは…!」
制止の声を無視して布地の上から秘所に触れると、じんわりとした熱と湿った感触を知ることができた。
どうやら彼女も『人間』と同じ身体の持ち主らしい。何となく嬉しくなって、その部分を円を描くように指先で撫ぜる。
その動きに合わせ、私の両肩に手を置いた彼女がぴくりと震える姿に、一度は収まった情欲がふつりと沸いてくる。
狼狽気味な声で私の名を呼ぶ少女に、そっと口を開いた。
「…私も、だ。魔女の力を教えることができるが…それ以外は、なにも持ち合わせてない。
 …だが私も、貴女に何かしてあげたいとは、思う」
発言の意図が読めないのだろう、彼女の瞳は見えぬものの、困惑したような表情が見て取れた。
微かに唇を笑ませて、だから、と更に言葉を続けた。
「…手伝わせてくれないか…?」
私の問いを受けて、驚いたように身を竦める姿すら愛らしい。
迷うように視線を逸らす…まあ、実際にはその目線は見えないのだが、そんな仕草を置いたものの。
こちらの我侭を叶えてくれるらしい、ゆっくりと唇を寄せてくれた。
安堵と嬉しさに、私は目を閉じながら自分からも唇を近づけて。

誰かと体温を分け合うという優しい行為に、身を委ねた。





今度こそおしまい。
読んでくれてどもでした。
727名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 21:42:48.86 ID:/ykXlicY
なんだこのエロかわゆさは!GJ!ここのところのこのスレの楽園度はいったいなんなのっ?!
728名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 21:54:41.58 ID:2hokUgy0
これなら心が折れずにすみそうだ
729名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 09:13:57.83 ID:3dfrR9eF
>>708の後日談を思いついたので書きます。
730名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 09:45:58.05 ID:3dfrR9eF
ユーリア「……と言う事がこの前あったのだ」
主人公「……俺の楽しみを奪ったのはお前らだったか。せっかく青ファン呼んで黒ファンと遊びたかったのによぉ。谷で」
ユーリア「ブラムドおっぱいは最高だったぞ。そう、まるでマシュマロのような」
主人公「ボーレタリアにマシュマロなんかねーよ」
ユーリア「羨ましい?」
主人公「当たり前だろ。このクリスナイフが」
ユーリア「クリスナイフ言うな!」
主人公「あーあ、そういや神殿に来てから結構になるが、来てから一回も女とヤってないわ。寂しい事実だな、おい」
ユーリア「なるほど。だから二階で自慰行為にふけっていたのか。オカズはなに?かぼたん?ミラルダ?メフィスト?」
主人公「抜いてたのはこの際認めるが、それをお前に言う義理はねぇ」
ユーリア「け、汚らわしい!まさかわ、わた!?」
主人公「……もうどーでもいいわ」
ユーリア「うーん、なんかこうつまらないわね。もっとこう食いついて来てくれないと。ボケにやる気がおきない」
主人公「そうだな。そろそろ黙れ」
ユーリア「いや、しかし本当にブラムドおっぱいは素晴らしかったぞ」
主人公「黙れって聞こえなかったかな?」
ユーリア「……しゅん。怒れらちゃった」
主人公「あ、火防女火防女」
火防女「どうかされましたか?」
主人公「揉ませて」
ユーリア「あ、あなたはいきなりなにを言っているのだ!」
主人公「……いや、何でお前が喚くんだ?」
ユーリア「べ、別に喚いてなどないわ!それにそんなことかぼたんが許すわけ」
火防女「……はい、約束しましたからね」
ユーリア「かぼたん!?へ?約束したっていつ!?」
主人公「二日くらい前か?いや三日前かな。まぁどうでもいいか」
ユーリア「どーでもいいけど!どーでもよくない!」
主人公「んじゃ初めちゃうか」
ユーリア「ここで!なにを見せびらかす気!?」
火防女「……二階へ行きましょうか。ここじゃ、その、恥ずかしいです」
主人公「えー、面倒だな。まぁいいか」
ユーリア「ああ!私をガン無視しないでぇ!」
731名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 10:09:53.91 ID:3dfrR9eF
主人公「おーし、じゃあヤっちゃうぞ」
火防女「はい、あの、でも痛くしないでくださいね?」
主人公「わかってるわかってる。俺、プロだから」
火防女「……ん、くふ」
主人公「男に肩揉まれてもあんまり嬉しくねーかもしれないが、結構上手いもんだろ?」
火防女「トマスさんが上手だと言ってましたから。少し揉まれて見たかったです」
主人公「トマスには世話になってるしな。こんぐらいはさ」
火防女「あ、あ、あ、そこは、やん」
主人公「あー、女の身体に触れるのはいいなぁ。エロい意味でもエロくない意味でも」



ユーリア「…………二階からかぼたんの喘ぎ声がする。爆発しろ」
ミラルダ「何してるんだお前?」
ユーリア「ひぐっ!?ミラルダさん?!」
ミラルダ「何で二階へ行く階段の隅で縮こまってるんだよ。通れないからそこどけ」
ユーリア「あ!だめ!今二階は使用禁…………止じゃないので、ぜひ行って来てください」
ミラルダ「……前々から思ってたが、お前頭大丈夫か?やれやれ」
ユーリア「ふん、二人のラブシーンなんか爆発すればいいんだ」


ミラルダ「いやー、良い事させてもらったわ」
ユーリア「3P!?」
ミラルダ「3Pとか言うんじゃねーよ!いや、でもマジでテクニシャンだわ。あんたもしてもらったら?」
ユーリア「な、何を言うんですかミラルダさん!そんなふしだらな!」
ミラルダ「そういやビヨールも前に揉んでもらって嬉しかったとか言ってたのはこれだったのか」
ユーリア「嘘だ!彼は生粋の女好きでドエロのはずだ!それなのに男となんて……」
ミラルダ「ユルトも言ってたな」
ユーリア「ちょ!貴公!?」
ミラルダ「溜まったらまた揉んでもらいたいな。今日は良く眠れそうだわ」
ユーリア「うう、彼がそんな人だったなんて……」
732名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 10:18:30.88 ID:3dfrR9eF
主人公「だぁ!ウゼェ!暑苦しいから離れやがれ!」
ユーリア「なぜ私には冷たい態度を取るのだ?もっとこう優しくしてもバチは当たらんと思うぞ?」
主人公「擦り寄ってくるな!顔近づけんな!息苦しいだろうが!」
ユーリア「そんな顔を赤くしてまで怒らなくても……」


トマス「あの二人本当に仲良いな。あいつもユーリアさん相手には純情だし。ありゃ照れてるだけだな」

なんでミラルダが神殿に来てるかは突っこまないでください。では
733名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 11:56:11.41 ID:e07Lwz1W
続編GJ!!
ネタも大好物なんでおいしくいただけました。
734名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 12:07:08.21 ID:fDOVHqkw
GJGJ!!
気持ち良さそうなミラルダさんマジ天使(まっしろさんだし)
ていうかミラルダもわかって言葉選んでるよねwww
テクニシャンな男主に揉んでほしくなったわ
735名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 13:02:21.97 ID:nIcKrmvm
テクニシャンと言う事は・・・技量特化?
と考えると刃石マラソンしてそうだなw
736名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 13:28:03.57 ID:8J/uZw+5
皆さん返信ありがとうございます。
近々、ミラルダが神殿に来るまでのifストーリー書こうかと思ってます。
うーん、北米版アートブックのミラルダさんマジ美人だぁ( ´ ▽ ` )ノ
737名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 20:59:53.81 ID:e07Lwz1W
>>736
たしかに美人だよな。
しかしそれに対してユルトさんはあれはどうなんだ…
個人的になんか違う感が否めん。
738名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:06:48.06 ID:h+XpVjV6
俺も最初はなんか違う感じがしたが、最近なじんできた。

ところで誰かお題くれ。
くれないとビヨールさんアッーを書くぞ。
739名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:37:09.87 ID:dMYIRey1
自分もユルト氏には納得できなかった。
せっかく途中まで書いていたユルト×セレンを放棄したくらいだった。
まあ、でも…。10レス以上書いていたので、いつかは書き上げたい。

なので、738氏。ユルト×セレンはどうかな?
もちろん、ビヨール祭りでも、デモンズでエロが見れればもうね。
ソウルに飢えてるんですよ。ソウルに。
740名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:48:32.01 ID:f36I/VwS
最近イカと聖女様成分が足りない
女主と乙(・∀・)イイヨイイヨー♪
男主中心ギャグも好き
このところの新作ラッシュに心踊りつつ待機しとります職人様
軽いループねたで女主×乙を妄想してるが文字におこせぬ
741名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:51:27.66 ID:h+XpVjV6
>>739
レスありがとう。
しかしユルトとセレンに接点がまったく見つけられないんだが738氏はツワモノだな。
10レスまで書いたというその作品をwktkしながらのんびり待ってる。
がんばっておくれ。

一人ビヨール祭りはさっきまでやってたのだが、心がくじけてきたので現実逃避中なのだ。
それでいて「ちょwwwおまwwww」というネタが欲しいというジレンマ。
742名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 00:52:56.31 ID:h+XpVjV6
ちがうちがう739氏だよ、なに言ってんだ俺は…
743名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 01:00:40.90 ID:7Lz8OXZO
いまこそ赤目先生×乙を!
744739:2011/03/03(木) 01:02:36.15 ID:dMYIRey1
>>742
キニスルナー(^-^)そして、ありがとう。
これを機に、いっちょ書き上げてみよう。接点はこじつけ&自分設定だが。
乙×おっぱい6も同時進行してるので、激しく遅くなるけど。

「ちょwwwおまwww」で、思い出したのだが。
Wikiの名言集で「貴公」の意味例にちょwwおまwwwってのがあったな。
ビヨールも貴公って言ってるけど、ユルトの名言になってしまっていた。
745名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 07:07:58.31 ID:qXKVGo9C
>>740

イカ×聖女を書いているが、酷い仕打ちでも問題ないか?(プレイ的意味で)
いくら懐が広いこのスレでも、好みがあるだろうから気に入らなかったらスルーしてください。
あと少しで完成すると思うから、夜ぐらいにひっそりと投下します。
746名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 08:50:50.82 ID:tz853/Jm
>>745
全裸にうさ耳で待機しております
747名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 13:48:16.63 ID:ZS0h0HCg
な ぜ フ レ ー キ が ネ タ に さ れ な い
748名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 14:12:22.07 ID:1VMxPr3z
・性欲がなさそう
・ウザ弟子が見張ってそう
・不能っぽさそう

好きなのを選べ
749名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 14:19:58.26 ID:riZhCo9A
カップリング対象というか、相手になりそうなNPCもいないしな
750名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 16:06:40.91 ID:HhlnYhk5
>>747
主人公「はむぅ、んちゅぅ…こうすると魔法を習得できるのですか?」
フレーキ「ああ、そうだ。もっと強く吸って、奥まで咥えるんだ…。いいぞ、全部飲み込め」
主人公「んむぅぅ、ごく、ごく、…ぷはあ」
フレーキ「今の放出で"ソウルの光"を習得したぞ」
751745:2011/03/03(木) 18:50:40.37 ID:cJeXHPw/
IDが違いますが(iPod touchなので)、投下します。
ガル×アストラエア
(キャラ崩壊・肛姦・暴力表現注意!)

腐れ谷の最奥部でソウルを捧げる人々、表情は虚ろで自我があるようには思えない。
皆、意味をなさない言葉を呟き、祈りを捧げる。まるで聖職者を皮肉るようだ。
呻き声に混じり、微かに嗚咽が聞こえてくる。それは若き女性の声で、何度も謝罪をしていた。

「は、あっ、か、神よ……お許しください……。わ、私は、罪深き使徒、です。ど、どうか、お許し……ひぃぃ!だめです!いやぁ、あ、ぁああああっ!」
大きな嬌声を上げ、がくりと頭を垂れる。肩で大きく呼吸を繰り返し、地面に突っ伏した頬は硬い岩が火照った身体をかすかに冷ます。
四つん這いの状態で裾を大きく捲り上げられ、高級な陶磁器のような艶やかな臀部が露わに晒される。
そして排泄部分である器官には、とても並の人間では収まりきれないモノが根元まで咥えられていた。

「アストラエア様、また気をやりましたか?聖女ともあろう者が、この様な醜態を晒しているとは……困ったものです」
腰を掴んでゆるゆると揺すり、絶え間なく刺激を与える。大き過ぎるそれはいまだに衰える事なく腸内を蹂躙し、意識を失わせてはくれない。
「あぁ、ガル、すみません……。どうか、私を、罪深き私を、罰してください」
嗚咽を漏らし、両手を組み、目を閉じて祈りを捧げる。繋がったままのガルはそれを確認すると、素手できめ細やかな臀部に向かって鋭く打ち付けた。

ひぃ、と小さく悲鳴を上げてアストラエアは痛みに耐える。その度に腸内はわななき、千切れるぐらいに締め上げてぎちぎちと収縮した。
二度、三度、……数回打ち付けると、白い肌が朱色に染まる。腫れあがった柔肌はひくひくと震え、前の孔からはとろりと蜜を零す。
ガルは荒い呼吸を整え、そっと打ち付けた部分を撫で、優しく話しかけた。
「アストラエア様、よくぞ耐えられました。これで終わりにしましょう」

四つん這いから抱きかかえ、対面座位に変える。抜かずに体位を変えると、アストラエアは小刻みに痙攣し、焦点が定まらない瞳で虚空を見つめる。
口はだらしなく半開きになり、浅く呼吸を繰り返していた。
「ぅぁ……ガル、すみません。私は、貴方に迷惑ばかりかけてしまって……。
貴方は何も悪くないのです。もう、私の事など棄ててください。
堕ちるのは私だけで良いのです。どうか……」
涙を零し、赦しを乞う。神に背きデーモンに堕ちたアストラエアは、悔いていた。
752745:2011/03/03(木) 18:52:14.05 ID:cJeXHPw/
それは赦される所業ではない。悪魔に堕ちても谷の者達を真の意味で救えずに苦悩していたが、ガルは何も言わずに付き添ってくれた。そして、罰してくれる。
もはやアストラエアはガル無しでは生きていけないほど頼りきっていた。

「アストラエア様、もう、良いのです。神はいないのです。貴女がどれだけ祈りを捧げても、谷は救われないではありませんか。
どんなに罰しても、罪は清められません。ですが、貴女の支えになります。
アストラエア様、私も共に堕ちましょう。もう御自身を責めないでください」
優しく抱きしめ、背中をさする。涙をぬぐい、細く華奢な手のひらに口付けをし、ゆっくりと動き出す。
先程よりも穏やかに、しかし的確に快楽を感じるように。

「あっ、あっ、ガル、だめです、これ以上されたら……私は、いやぁ、止めてください……」
涙を零しながら、力無く拒絶する。肩に置かれた手は強く握りしめられ、小さく震えた。
「アストラエア様……ずっとお慕いしておりました。例え悪魔に身をやつしても、私はずっとついて行きます。
どうか、お側にいさせてください」
髪を撫で、緩いストロークで奥を責め、ずちゅずちゅと粘液質の音が辺りに響く。
「ガル、すみません……いえ、ありがとうございます」

押し殺した喘ぎ声は、徐々に間隔が狭まり切迫している。
「ガル……もう……。私は、はしたない女です。どうか、慈悲を、ください……」
ガルの肩に頭を預け、ぐったりと身を任せる。
下腹部は小刻みに痙攣し、飲み込むような律動を絶え間なく繰り返し、刺激を与える。秘所から零れ落ちた蜜は、抽送を続ける潤滑油となり、深く奥まで貫かれていく。

「あぁ、出そうです。アストラエア様、受け止めてください……」
獣のような低い唸り声を上げ、がっちりと身体を固定し、熱い白濁液を腸内にぶちまける。
熱湯のような温度を直接感じたアストラエアは、大きく身体を震わせ、拘束から逃れようと身を捩るが、ガルの腕力に叶うはずもない。
「んぅぅ!あ、熱いぃ!だめぇ、またきます!神よ、お許しくださいっ。ああぁっ」

「アストラエア様、数々の無礼、どうかお許しください」
小高い岩に彼女を腰掛けさせ、ガルは頭を垂れた。従者である自分が身分を弁えない行為・発言を懺悔している。
間違いなく侮辱罪として斬首されるであろう。
753745:2011/03/03(木) 18:53:23.17 ID:cJeXHPw/
アストラエアは困惑した表情を浮かべ、ガルを諭した。
「ガル、そんなに畏まらないでください。貴方は私の我儘に付き合ってくださったのですから。寧ろ、私が謝るべきです」
驚き顔を上げると、アストラエアは微笑んでいた。まるで聖母のような穏やかさで見つめている。
「そ、そんな……自分は従者の務めを果たしたまでです」
身を竦め、再び顔を出し下げた。寛大な配慮に心が乱れる。

暗がりとはいえ、赤面する顔を見られるのは恥ずかしい。ましては愛を囁いてしまったのだから、始末におえない。
心の底から後悔し、いっそ死んでしまった方がましと思えてきた。
衣擦れが聞こえ、アストラエアがガルの前にしゃがみ込む。地に伏した手を取り絡ませ、潤んだ瞳で囁いた。
「神の使徒であるのに、貴方と共に堕ちたいと思ってしまいました。……また、私を罰してくださいますか?」


純血のソウルだから、きっと後ろで……なんて妄想してしまった。後悔している。
長いし、特殊な性愛で本当にすみません。
754名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 19:22:04.97 ID:mFiWn3Qx
いやこういうのもいいGJ!

それはそれとして燃料になりそうだから指摘させてもらうが
純血という言葉の意味を同音異義語の方と混同しているかも?w
つまり前でもかまわんということ。スミカ・ユーティ(ry
755ガル×アストラエア書いた人:2011/03/04(金) 04:07:17.22 ID:xCF8zHfG
>>754

あ、血統という意味でしたか。無知でお恥ずかしいです。
ひとつ勉強になりました。ありがとうございます。
756名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 06:30:17.32 ID:zspxIGU7
GJ!朝からテンションあがったよwそして俺も純血の意味を取り違えていた…
757名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 00:25:38.97 ID:Oryj8qJu
デモンズにはババア分が足りないよな。
758名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 00:42:22.13 ID:J5Mo4pR1
>>755
(T)乙<こ、これはポニー(ry
やっぱこの二人好きだよぅ投下ありがとう最近このスレ潤ってるな

そして>>750をなぜか男主人公で想像しちまった
759名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 01:11:29.30 ID:+C6zs6qX
「ガル、少し、離れてくれませんか」
「え?あ、はい。分かりました」
「もう少し離れて。ああ、そうですわ。誰かが入ってくるかもしれませんから。
いつものポジションで盾でもガン構えておいてください」
「え?そ、そうですか。はぁ」
と、アストラエアの従者ガルは、主のアストラエアにそう言われては仕方ないと
誰も来ていないのに、思い装備をガシャガシャさせて、細い通路へと向かった。
アストラエアは、彼のたくましい背中を、熱い目で見つめていた。
そして、彼の姿が見えなくなった時、熱い息を吐く。
「ああ、ガル…。なんて直接的な装備なのでしょう…」
彼の銀に光る装備を頭に思い描きながら、彼女は聖女とは正反対の行為を始める。
右手を己の股に滑らせ、左手は片手では覆いきれない胸へと。
「私の視線を釘付けにしてしまう。なんて罪な形…」
純白の服の裾をたくし上げ、己の右手は別の生き物のように、中心を目指す。
「ああ…。彼の下の頭も、暗銀の鎧に勝るほど…イヤ…なんてはしたない…あっ」
目指した中心はすでに濡れ、硬直した肉芽がひくひくと主張している。
彼女の指が主張する芽を撫でた時、彼女の背は大きく跳ねた。
「あっ、ああっ。んんっ…。ガル…もっと、もっと私を求めてください…」
声が甲高く響く。だが、辺りは谷。汚泥の滝音によって全ての音はかき消される。
それを彼女以上に彼女の本能が知っているのだ。自身の行動が意思に反していく。
いや、意思に忠実になっていく。
芽の下に広がる花びらを割り、彼女の指は更に奥へと入っていく。
「んっ、んんんっ。ああっ」
奥へと滑り込んだ彼女の指は、中で暴れるようにうごめいていく。
谷底に堕ちた、ヒル溜まりのごとく。
片手では覆いきれない胸は、彼女の手の中でへしゃげている。
「私を、デーモンに堕ちた私を、神に背いた私を、その罪に値する罰でもって…
あなたの暗銀で、私を…。ああっ!」
濡れた秘所からは蜜が滴り落ち、じゅぶじゅぶと濡れた音が滝の音に消されていた。

一報その頃。
「最近、アストラエア様…。冷たいよな…」
と、一人寂しく盾を構えるガルでした。



ガル×アストラエアを書くつもりが…。コレ、何て変態?
このままだと逆レイプに行きそうなので、今、理性に阻まれ中。
俺のソウルは白傾向にあるようだ。
>>757
谷ババアがいるではないか。
760名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 01:21:44.62 ID:+C6zs6qX
重いを思いと誤字る…。orz
フレーキにソウルの矢、習いに逝ってくる…。

>>755
GJ!ガルアス待っていたのだ!純潔純血!
ありがとう!
761名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 07:07:24.28 ID:PxJvxbfH
>>759
ごち!時々アストラエアの発言がアホっぽく見えてしまったw
762名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 10:32:55.78 ID:D6aOyXWh
>>759
直接的な装備がやけにヒットしたw GJ!
逆レイpもお待ちしてます つ 仇の指輪
763名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 12:00:25.46 ID:QR5eLgOY
アストラエア「スレイヤーオブデーモンが来ましたね。よろしくお願いします。ガル」
ガル「承知。ですがアストラエア様、最後に一つだけよろしいですか?」
アストラエア「最後なんて言わないでください。どうされましたか?」
ガル「……罵ってください」
アストラエア「…………はい?」
ガル「もしくはこのブラムドでシバくのも可」
アストラエア「可。じゃねーよ!」
ガル「暴言を吐くアストラエア様ハァハァ」
アストラエア「ガル!ふざけてないで早く行ってください!あ!今結晶トカゲが純にび石になった!」
ガル「こっちは大マジです!だってこの主人公は黒専なんですよ!この機を逃したらしばらくは周回しない!ですから今のうちに!」
アストラエア「なんであなたが相手が黒専だとわかるんですか!」
ガル「だって中の人は有名な対人狂ですから!IDみれば一目瞭然!」
アストラエア「良いから早くいけ!腐敗人の方がまだ仕事してっぞ!」
ガル「なんと!私にはもったいないお言葉!イキそうです!」
アストラエア「イカずにいけ!イカだけに!」
ガル「それはちょっと。三点」
アストラエア「ぶ、ぶっ飛ばすぞ変態イカ!」
ガル「ぜひお願いします!」
アストラエア「お願いされちゃった!」

攻めトラエア様と変態イカの物語。ボケユーリア好きの僕にかかればこれくらい……本当すいませんでした(−_−;)
764名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 13:51:17.13 ID:pS5wg/sJ
>>763
GJ、GJ!(°∀°)
貴公、このスレでは引け目なぞ感じる必要はないのだよ。
思う様、暴走するがいいさ。
765名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 18:17:48.84 ID:XRfpBKZa
>>759
すごくハァハァしたw 続きを狂おしく期待して待機!

>>763
こんな二人もイイヨー、罵られたいガルの気持ちがわかる気がするw


そんな流れなのに、谷ババアの純愛を書いてみた。今から謝る、ごめん。


おや、またあんたかい。あの子の為の沢山買っておくれよ。
……なんでこんな所で商売しているかって?今日は随分と饒舌だね……まあ、たまには昔話をしてみようか。

あれは私が若い頃……まあ、今でも若いが、それこそ年端のいかない子供だったころの話さ。

腐れ谷には不治の病があるのさ。毒で徐々に弱っでいき、衰弱して最期には……わかるだろ?
私の父も同じ病にかかってね、医者や薬なんてないから、緩やかに死を向かえていたのさ。
いくら覚悟したって、嫌な事には変わりない。それこそ、どうにかしようと必死だったのさ。

その時出会った谷の外の男が、私に協力してくれた。未だになんで手伝ってくれたかはよくわからない。……ただの気まぐれだったのかもね……。

谷に来ては高そうな薬を譲ってくれるんだ。しかも無償で。
最初の頃は怪しんださ、何か裏があるんだろうって思った。後で高額をふっかけられたり、人身売買されるだろうとね。

介護の甲斐なく父は死んだ……まあ、思ったより安らかだったよ。あの男のお陰だね。

それから数日して、あの男が谷に来た。きっと支払いだと思って覚悟したよ。
子供の私にはあの男に支払える物なんてないから、奴隷になろうとおもったさ。唯一の肉親は死んだし、頼る術はないから。

「しばらく忙しくなるから、谷には行けそうもない。今度くる時は必ず君を花嫁として迎えに行く。少し時間がかかるが、待っていてくれるかい?」

びっくりしたよ、奴隷にされると覚悟していたのに、求婚されたんだから。
流石の私だって驚いて、嬉しくて泣いたさ。……なんだい?その目は……私が嘘言っているように見えるのかい?

まぁ、結局あの男は戻って来なかったよ。私もあの子が産まれて谷から離れる事はないしね。
おあいこじゃないか?

……長話になったね。
ん?結局どうしたって?別に何もないさ。少女は男に施しを受け成長しました……ただそれだけさ。

今でも待っているのかって?……馬鹿言うんじゃないよ。夢で生きられるなら苦労しないさ。

さ、とっとと行きな。まったく、余計な話をしてしまったもんだね……。


谷乙女(笑)もこんな時期があったとフロム脳を展開しました。
この人、個人的には嫌いじゃないので、フィルター補正掛かってます。
エロなしですみませんでした。
766名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 23:15:29.80 ID:Oryj8qJu
うぉぉぉぉ……っっ
フロム脳万歳!!!!
……ただそれだけさ。っていうのがつぼった。GJ!!
767名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 23:38:47.21 ID:PxJvxbfH
>>765
ちょっと泣きそうになったっていうw
768名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 23:43:01.33 ID:kuJUwzcV
なんというフロム脳……
769765:2011/03/06(日) 10:40:47.52 ID:yyoDezZP
感想ありがとうございます。
フロム脳というか、ただの妄想に付き合ってくれたみんなに感謝。

ここのスレは優しい人が多くて、心が折れずにすむや…
770名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 19:17:00.70 ID:TYk7a6Zd
ガル「攻めトラエア様」
アストラエア「アストラエアね。どうかされましたか?変態イカ」
ガル「少し疑問に思ったのですが、アストラエア様は死ぬと真摯な指輪を落としますよね」
アストラエア「またメタネタを。それがどうかしましたか?」
ガル「奇跡の威力が上がる真摯な祈りの指輪。ですよね?」
アストラエア「だからそれがどうかしましたか?」
ガル「今でこそアストラエア様はバグ怒りを連発する速射厨ですが」
アストラエア「失礼な事を言わないでください」
ガル「生前、つまりデーモンになる前は、もしかして指輪の力でグリコしてました?」
アストラエア「……………………ガル」
ガル「はい」
アストラエア「赤子に喰われるのと、腐敗人にリンチにされるのではどちらにしますか?選ばなかった方をしてあげます」
ガル「攻めトラエア様の美しい足で踏んでください。できればピンヒールで」
アストラエア「わかりました。ナメクジの群れに押し潰されろ。この変態イカ」

771名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 21:33:33.03 ID:crdaumu1
今更だけどデモンズのエロ同人誌あったんだな
772名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 00:02:17.72 ID:TU5HlnYk
>>770
GJ!夫婦漫才みたいな掛け合いに笑ったww
そのうち、主人公が来たらトリオ漫才になるなw攻めトリアが2人を突っ込むと勝手に予想する。
773名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 00:27:27.63 ID:nxiwdF0b
>>771
フリューテッド×かぼたんで、足コキとかするやつなら見た事あるな
774名無しさん@ピンキー:2011/03/07(月) 12:22:53.75 ID:bq1a/DC0
>>770
GJ!最近の腐れ谷の人気ぶりどうしたw

スキルヴィルって絶対あれ演技だよな
そして中身はドSで鬼畜
・・・と想像する
775名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 02:54:53.14 ID:9gEf+357
拡散世界の法則にしたがって、2周目以降に突入すると言うけどそれこそデモンズ最大の
フロムマジックなんだという説を唱えたい。すなわち、エンディング以降は静かな世界が続く…
そんな前提で書いた>>652の続き。多分最後。でもって多分最長になる
エロなし、前編だけ
776世界を繋ぎとめたあとに… 前1/4:2011/03/08(火) 02:56:32.46 ID:9gEf+357
「済まない、言っていることの意味がよく分からないんだ」
ユーリアは聡明な女性であったが、今日に限っては何度も男に聞き返した。
「俺もよく分からんのだがな…うん、どうやら人のままでもいられるが、デー
モンにもなってしまう可能性もあるんだそうだ」
「貴方が?デーモンに?…フフフ、そんな訳ないだろう…」
気がつけば痣が出来るほど強く自分の二の腕を握っていた。震えている。男の
言葉が真実であることを、理性が、心が、体が、ユーリアの全てが拒んでいた。
唯一無二の最愛の人が、数多のデーモンを殺したことで、およそ人が持ち得ぬ
ほどのソウルを身に宿した。それは皮肉にも人よりもデーモンに近しい存在に
なったことを意味するなど、受け入れられるはずがない。
「まぁ多分デーモンになることはないんだろうけどな。それでも俺はここに残
らなくちゃならん」
「何故!?」
「ポーレタリアにソウルは戻らなかった。だから楔にならなくてはならない…
つまりは要人を引き継がなくちゃならないって事らしい…」
「そんな……」
目の奥が痛い。喉が渇く。舌が締め付けられたように痛み、声がでない。息が
苦しくなり、浅い呼吸を何度もしたが、意識が薄れる。
体が現実を拒絶する。
「ユーリア!?」
立つことすら敵わなくなり、その場で崩れる。支えてくれた男から伝わる体温
や匂い。何度も触れた体の感触。何も変わっていない。
「名を……」
呼んでくれるだけでも良いんだ−
言葉は恐らく発せていない。それでも、そこに男が居てくれるのなら。ユーリ
アはそこで意識を失った。


何もかも終わった。老王の成れの果てを討った時はそう信じていた。
しかし、ここからが本当の−
「デモンズソウル…か」
正直なところ、人なのかデーモンなのか、自分でも分からない。あの汚濁の極
致で出会った乙女のように、存在自体が罪になってしまうというなら、ユーリ
アと共には生きて行くことはできない。デーモンにならずともこの呪われたポ
ーレタリアで要の人として永久に生きていかなくてはならないのだろう。ユー
リアを巻き込むことは避けたかった。
「寒いな…」
久しぶりに一人で寝た。あの安心した寝顔も、かわいらしい寝息ももう聞けぬ
やもしれぬ。そう思うと、急に体が冷えた気がして、男は毛布の中で震えた。
777世界を繋ぎとめたあとに… 前2/4:2011/03/08(火) 02:57:09.17 ID:9gEf+357
起き上がることも辛いと感じるのは、何時以来であろうか。監禁されていた時
ですら、割り切って諦めるようになっていたものだ。
今は諦められぬ。諦めたら、自分の希望は途絶えてしまうだろう。あるのは死
よりも辛い生。そう考え、ユーリアはもう五日も寝たきりであった。
いっそこのまま腐り果ててしまえれば−
自分の肩を抱きしめながらユーリアは啜り泣いた。男の言わんとしていること
は分かる。だが、だからといって受け入れられるかと言われたら、答えは「無
理」なのである。
受け入れられぬ故に気を失い、受け入れられぬ故にこうして床に臥しているの
だ。
「のわっ!?」
「…お前は……」
「な、なんだ…居たのかよ……」
パッチ−−人は彼をハイエナと呼ぶ。性根卑しく、人品は下劣であると彼に関
わった者は口を揃えて言う。ただ、ユーリアはパッチの事を嫌いになれなかっ
た。殊に彼を嫌う聖職者達と険悪であることも一因やもしれぬ。婉曲しながら
も他を見下す彼等をユーリアは好きになれなかった。まだ、堂々と言ってみせ
るパッチのほうがマシと思えるのだ。ユーリアの愛する男も、パッチのことを
『誰よりも俗物だが、嫌いになれぬ』と言っていた。
そのパッチがユーリアから何かを盗った。
「何を盗った?ろくな物もないだろう…」
「へへ…なんのことだ?俺は……」
「はみ出ているぞ?」
「えっ!?」
「嘘だ」
思わずパッチが隠したブーツの方に目をやる。細い、光る棒が見えた。ユーリ
アの使っている銀製の触媒だろう。
「こ、これはさっき神殿の上で拾ったんだっ…!もうここを出るからよ、なん
か捨てられ…」
「構わん。持って行ってくれ…」
「い、良いのか!?」
「魔女の業から抜け出す…それが今の望みだ」
もうパッチはユーリアの言うことなど聞いていなかった。頭のなかにはこの銀
の棒がいくらの価値があるのかということでいっぱいだった。
「へへへ、悪いな。遠慮せず貰ってくぜ!」
「あぁ…」
「あっ、そうだあんた。あの男のオンナだろ?ならよ、さっさと行った方が良
いんじゃねぇか?」
「なに?」
「さっき鍛治家の爺と殴り合ってたぜ?まぁあいつに限って負けることもない
ろうけどよ」
778世界を繋ぎとめたあとに… 前3/4:2011/03/08(火) 02:57:42.36 ID:9gEf+357
(確かトマスと話していたんだが…何故こうなった……)
気を抜こうものならボールドウィンの鉄拳が的確に急所を狙ってくる。
「爺さん…一体…!?」
「ふんっ!!」
聞く耳を持たず、顔面に一発貰った。口野仲を切り、血が飛んだ。酔狂の域で
はない。
「っ!!この…!!」
男は自分よりいくつも上の老人を思い切り殴り飛ばした。


「あんたがデーモンに?ハハハ、まさか」
「いや火防女のソウルを手に入れていよいよ人かどうか怪しくなってしまった」
数分前、男はトマスと話していた。古きの獣の中であったこと。聞かされたこ
と。与えられた使命とこれからのこと。
気心知れたトマスだったが、今度ばかりは反応に困っていた。
「ふむ…でもそう…まったくデーモンとかには見えないからなあ。見た目も今
までとなんら変わらんし、理性もあるし」
「まぁな…でも、もしもの事を思ってな……。トマス、頼みがある」
「なんだ?あんたの頼みだ。どんと来い」
「お前がここを離れるとき、ユーリアを一緒に連れていってほしい」
「なっ!?」
「安全なところにあいつを。出来れば魔女も魔法も知らぬ村に」
トマスは明らかに動揺していた。当然だろうと男は思ったが、静かに続けた。
「このまま俺と一緒に居ることは…もう……」
「暫く考えさせてくれ……そう、事の段取りを…だから、何言ってるんだろう
な俺、ハハハ…」
次に、ボールドウィンにも挨拶を、と視線をやったときには既に老人は立ち上
がり、男に拳を向けていた。


「…つぅ……ふざけんなよ爺さん!!」
階段を転げ落ちたボールドウィンだったが、立ち上がると口腔に溜まった血を
吐き捨てる。この時にはもう神殿中の者が、何があったのだと周りに集まって
いた。
「がーはははは、こんなものか!ワシでもデーモンを倒せたのう!!」
「あっ!?」
「トカゲ共以下の気のない拳じゃ」
嗤ったボールドウィンはステップを踏むと、ぎゅっと地面を蹴って男と距離を
詰める。下からえぐるようにして腹に拳が入った。
「げぅ!」
「情けないのう…まだいくぞ!」
「…!!」
そこからはもう赤子の喧嘩と変わりなかった。避けることなくお互い力任せに
殴り合った。

779世界を繋ぎとめたあとに… 前4/4:2011/03/08(火) 02:59:02.56 ID:9gEf+357
「っ…はぁ…はぁ……」
「ふむ…やめじゃ」
あたりが血で染まった頃、ボールドウィンはいつものように丸椅子に腰掛けた。
「デーモンがいるというから久々に動いてみたが、ふんっ…老いぼれの拳が効
く紛うことなき人間じゃったわ」
「爺さん…」
「ひよっこが、大仰に騒ぎよって」
皮が敗れた手の甲をごわごわした布で拭うと、ボールドウィンは何もなかった
ように空を睨んだ。
「まぁ…気が楽にはなった、かな……」
さっきまで青ざめていたトマスは苦笑まじりに痣の出来た男の顔を見ている。
「あぁ、そうだ…さっきの頼みなんだが。悪いが、どうしても荷物が多くて引
き受けられそうにないなぁ」
「……ありがとう」
「ほら、早く行ってやらないと」
ポーレタリアの兵が携帯する止血用のロートスを握りしめたユーリアが、今に
も泣きだしそうな顔をして見つめていた。
「ユーリア……ごめんな…」
俯いきながらユーリアが頭を振る。それに合わせて目から光るものが散った。
「一緒に居てくれるか?」
「………うん……うん…!!」
魔女が人目も憚らずに泣いた。抱き留めてくれる人がいるから、泣ける。ユー
リアはその事実に心から感謝した。


「じゃあ、頼む」
数日後、ポーレタリア城の広間で男は木を積んでいた。かつて凶悪なソウルの
亡者達が狂ったように襲ってきた場だが、すでに誰もいない。居たとしても今
や全てのデーモンを討ったこの男に敵うものはない。
「随分と律義だな」
「正直好きじゃなかったけど、まぁ、死んだらいがみ合いもおしまいだろ」
「貴方のそういうところ、良いな。人を信じてみたくなる」
組んだ枯木の中に鎮座する幾つもの小さな体。永くの間、楔の神殿で活ける人
柱になっていた『要人』達である。名前も合ったのだろうが、男もユーリアも
ただ『要人』としか彼女を指す言葉を知らなかった。
その要人の最後の一人が、死んだ。その役目は男に引き継がれ、先日、気がつ
けば座したまま息絶えていた。
「付けるぞ」
ユーリアの発した炎が枯木に移り、間もなく夜空を焼かん勢いで赫赫と燃える。
この炎が消える頃には、要人らの体も灰になっていることだろう。火葬を望ん
でいたかどうかは分からない。分からないが、弔いをせぬよりは良いだろう、
と男は楽に考えていた。
780名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 03:04:35.19 ID:9gEf+357
以上です。最近竜ミドルばっかり使っててごめんなさい
ユルト鎧、暗殺者口布のオールバックがいたらよろしくね。回線の調子悪いのか
ステルス黒ファンに後ろから刺されてばっかだけど…
ではノシ
781名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 03:28:01.95 ID:9gEf+357
ミルドだったスマン…
あと本編の誤字も申し訳ない
782名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 13:22:54.17 ID:kKJ0ISe0
gj!!こういう終わり方もありだな。
続きを待っているから、さあ書くんだww
783名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 16:17:22.37 ID:H9/z8322
ボケユーリアや攻めトラエア書いてた者ですが、ギャグカオスメタネタ無しのストーリーを書きます。



お、おや?こ、こんな場所にお客さんかな?
なんだ、お前か。俺はてっきりあの人が竜骨砕きを手に入れて来たのかと思ったよ。
え?それは済まなかったって?おいおい。あんたに謝罪は似合わないぜ。いつもみたく不敵に笑ってろよ。
嬉しそうにみえる?嬉しいに決まってるだろ。昔の同僚に会えれば、誰だって浮き足立つさ。良い職場だったしな。
仕事の方は順調かい?まぁ俺の方は相変わらずのホームレスさ。
でもなかなか良いもんだぞ。この地は先人たちの偉業や、かつての栄華がそこかしこに眠っている。
ここにいると、まるで彼らの息遣いが聞こえて来るようで、さびしさなんか吹き飛ぶさ。
それでもボーレタリアは滅んじまったからな。誰がいても止める事の出来ない悲劇だったろうな。
なに?お前が立ち上がれば良かったって?バカ言うな。俺にはヒーローの素質なんか無いさ。
そうだねぇ、竜骨砕きを探してる彼ならもしかしたら……まぁ、どっちを選ぶかは彼の自由だがな。彼には答えを選ぶ権利も自由もある。
ところで長は元気かい?おいおい、確かにあそこは抜けたが、長に対する敬意と畏怖は亡くしちまったわけじゃ無いからね。
俺はただ、この世の発見されてない叡智や技術を探求したくて抜けただけだからな。
ああそうだ、ところでこいつは返そうか?今の俺には無用の長物だしな。なに?いらない?なら持っとくよ。
こいつの存在が聖者達に渡ったら、彼らはどう思うだろうね。魔術師達の中には気づいている輩もいるみたいだがな。
ところで一体なんの用事だい?君ほどの人間がわざわざ俺に会いに来るなんて……またその話か。
言っただろ。俺はもう戻るつもりは無いってさ。それとも何かい?力づくでもって奴かな?
…………ハハハ。冗談冗談。だからそんな怖い顔するなよ。元気が良いねぇ。何か良いことでもあったのかい?
組織として来るなら願い下げだけど、友人として来るなら大歓迎さ。今度はストーンファングの地酒でも用意して待ってるよ。
それじゃあなメフィスト。久しぶりに会えて楽しかったよ。

784名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 03:54:11.73 ID:eqFUuQKs
スキルヴィルさんかっけぇ…!メフィストの表情ってか姿も見えるようなんが凄いっす。
メフィメフィとスキルヴィルさんが飲み交わしてるとことかなにその胸熱。
こういう世界観いいなあ。
785名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 11:42:51.68 ID:om80SAIz
>>776 >>783
あなたのSSが評価されました

最近、毎日投下があって素晴らしい!
エロなしでもぐっとくるねえ、いいよいいよー
786名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 14:33:58.18 ID:8h5pf+JL
謎に包まれてるスキルヴィルの出自と実力を結ぶ鍵として獣のタリスマンだと思い、そこから元は秘匿者の一派ではと想像した結果があれです。
なぜ魔術師でも神職でもないホームレスが獣タリスマンを持ってるところにフロム脳が爆発しました( ´ ▽ ` )ノ
787名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 22:53:08.78 ID:VOHVqR5Z
そういや、メフィスト依頼でも入手できるんだったな
毎回乙トラの最期看取ってるから(もしくは事故死)忘れてたぜ
788名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 00:21:09.17 ID:9Xvm/tg0
>>773
あーあれか、pixivにあったな。
俺はエロすぎて正視できんかった…
789名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:17:15.91 ID:JGRSFJPo
みんな、みんなGJだ…。それなのに、俺ときたら…。

乙×おっぱい6に挑戦したものの、心折れそう…。
出始めはギャグでうまくいったのに、何故かシリアス方面に行った。
そして、迷走中。ここからどうやって、エロに持っていくんだ…。
俺のフロム脳はこんなもなのか〜!

とりあえず、前編少し投下するよ。
まだまだ、先は長いようだ…。
790名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:18:27.91 ID:JGRSFJPo
「私は今、迷っている。伝えるべきか否かを…」
そうつぶやくのは、フリューテッドに身を固めた男。オストラヴァである。
「彼女には幾度と助けられてきた。だからこそ、教えるべきかどうか…」
彼のつぶやきは非常に小さくて外には漏れず、もごもごとフルフェイスの中で響いているのみだ。
彼の視線は目下。楔の神殿で嵐の要石と坑道の要石をつなぐ一本の道に腰をかけ、目下で行きかう人を見下ろしていた。
「彼女自身知っているのだろうか。それとも、知らないのだろうか。いや、知っているはず」
行きかう人達といえど、この呪われしボーレタリアで生き残ったわずかな人々と、混乱に乗じて来た、良く言えば新しき勇者達である。
大きな神殿には少なすぎるほど、わずかな人数だ。
「彼女の服は貧相でも女性らしさを強調したぼろ布の服。でも、彼女自身は貧相な体つ…んんっ、貧相な服が似合う体とは言い難い…」
そのわずかな人たちの中でも、彼が目を留めているのはただ一人。自身の窮地を幾度と無く助けてくれた、恩人。新しき勇者の一人だ。
「女性らしさを強調した服だからこそ、その服に体が追いついていない事が…。上から見下ろすと、良く分かるんだ…」
彼も健全な青年男子。女性の体に興味があるのだろう。しきりに、恩人である彼女の肢体を見つめている…とは違うようだ。
「その…。胸が…すっかすかなんだよな…。胸元が」
目線こそ、健全男子釘付けの、女性の胸元。だが、その眼差しは憧れの的を見ている目とは言い難い。
「ここにいる皆は座っているから、彼女の胸元より視線が下だ。だから気付かないのかもしれない」
なんともさびしそうな眼差し。哀れみを帯びたその視線。
「上げ底しているのならまだしも、ただ膨らみをごまかしているだけだから、上から見ると、すっかすかなんだよ…」
彼の声はさらに小さくなっていく。
意識的に小さくしているのか、それとも落胆からの無意識からなのかは分からないが。
「いや、確か…。黒い鎧を着た人が、座らずに立っていたよな。その人、彼女よりも背が高かった…。もしかしたら…彼も気付いて…。
いや、黒い鎧だから暗殺者ユルトだって分かったから、彼女はデーモンを殺す者として彼と戦い勝ったんだ。けっして証拠隠滅では…」
彼の彼女への視線が変わる。
「ユルトの鎧は女性も着れるくらい、胸元に余裕があるって鍛冶屋のおじさんが言ってた。ということは、彼女よりボインって事…。
って何を僕は言ってるんだ。そんな事より、彼女に教えるかどうかだよ」
フリューテッドのフルフェイスを激しく左右に振る。
彼の声こそ漏れはしなかったが、鋼で固められた鎧は揺さぶられた振動でガシャガシャと大きく音を立てた。
その音に気付いたのか、視線の先の彼女が彼に気付いたようだ。
目線を合わせて彼の元へ歩み寄る。
「あんた、此処にいたんだ。そんな装備でこんな所いたら、落ちたら大変だよ」
彼女のセリフは、よこしまとは言い難いオストラヴァの妄想とは違い、彼を気遣うものである。
オストラヴァは、目線を上に上げ、彼女を見上げた。見上げた視線は見下ろす視線とは違い、彼女を女性として見ることができた。
だからこそ、その落胆が激しいのかもしれないのだが…。
「言うべきか…言わぬべきか…」
彼はまた、ぼそぼそと口内でつぶやく。
「ん?何?何か言った?」
彼女との距離が近すぎたのか、彼のつぶやきがどうやら彼女の耳に入ったようだ。だが、何を言ったかまでは聞き取れなかったようだ。
「どうかしたの?」
いつもは出会い頭に彼の方から声をかけるというのに、何も言わない彼に違和感を隠せない。
彼女は具合でも悪いのかと、彼の視線にさらに自身の視線を近づけた。オストラヴァは再度、フルフェイスを左右に振る。
「いえ、ただ…。その…」
彼女の視線は彼の視線とは大いに違い、その視線が彼の何かに触れたようで、男オストラヴァは意をけっした。
「服装は、選んだ方がいいですよ」
彼らしい、いかにも遠まわしな言葉。だが、あまりにも遠回りで、寄り道にしかならない。
「何よ!べ、別にいいじゃない!何を着ようと私の勝手じゃない!」
それでも何か察したのか、彼女の声が若干うわずる。それがさらに、オストラヴァの心に触れる。
791名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:19:18.96 ID:JGRSFJPo
「や、やっぱり気付いていたのですね」
だからつい思っていた事を口に出し、その声が近くに寄っていた彼女にも聞こえてしまうのだ。
「どういう意味よ」
彼女の声のトーンが変わる。でも、もう言い出してしまっては、止める事はできない。
教えた方がいいかもしれないと思っていた事もあり、オストラヴァは彼女に教える事にしたのだが。
「その、胸元。すっかすか…って、あ、あの、そ、そのっ!!!」
「このとーへんぼく!どこ見て言ってる!!」
「ちょっ!!こんな所でそんなの振り回したら危ないって!あ、ブラムドだけは止めて!ブラムd」
教えるも何も、聴く耳持たない相手には通じるわけもなく。
パキャッ。と、何かが壊れる音がした直後、オストラヴァは蹴落とされ、床へと転がる。
「おいおい、何をそんなにはしゃいでおるんじゃ」
「お、お嬢ちゃん!危ないよ、どうしたっていうんだい」
二人の声を聞きつけ、鍛冶屋のおじさんことボールドウィンが声を上げ、心配性の荷物番トマスが慌てて駆けつけた。
「あ、その、彼女がいきなり…」
「そ、その口が言う!!」
丸い円の床で逃げ腰のオストラヴァを、自身の上半身よりも大きな武器を担いだ彼女が、にじり寄る。
「いったい、どうしたんだい。二人とも」
心配性のトマスが二人の間に入る。オストラヴァがトマスの顔を見て、事の次第を述べようとした時、強いオーラを察した。
『本当の事言ったら、殺す。潰す。刺す』
彼女のオーラが無言の言葉を発しているようで、それに気付く男オストラヴァは、慌ててもごもごと言葉を消した。
「はっはっはっは!若い男女がケンカと言えば、ささいな事であろうに。トマスも心配せんでもええじゃろ」
間に入るどころか、まったく動こうとしないボールドウィンは、座ったまま大声で笑い出した。
その笑いではなく、その言葉に虫の居所が悪かった彼女は、的をオストラヴァから切り替えたようだ。
「ちょっと、何?若い男女ってどういう意味よ!ボールドウィン!」
と、声を荒げてボールドウィンの下へと歩み寄る彼女。
「ちょっと君!目上の人を呼び捨てにするなんて、だめじゃないか!」
と、今度はオストラヴァが彼女の後について声を上げる。
「わーっはっはっはっは!はっはっはっは!ささいな事じゃないか、のう?トマス」
ボールドウィンは、そんな二人を笑い飛ばした。
間に入っていたトマスはボールドウィンの豪快な笑いに苦笑し、ボールドウィンに歩み寄った彼女の肩に軽く触れた。
「どんな事情か知らないけど、ささいな事が男にとって大きな事だったりするもんだ。彼に代わって男の一人として、謝るよ。
どうか私に免じて収めてくれないかな」
人の良いトマスの、優しい視線になだめられる彼女。だが心までは収まらなかったようで、彼女は大いにふて腐れた。
「トマスの方が断っ然!いい男。優しい男!オストラヴァは女の敵!ヘタレ!とうへんぼく!!」
ぷーっと頬を膨らませている彼女を目を細めてみつめるトマスは、亡くなった自身の娘を思い出しているかのようであった。
それを知っている彼女はトマスを気遣い、大きく舌を出してオストラヴァに「いーっだ!」っと言うと、目の前の要石に触れた。
そのまま彼女の体は、蒸発するように消えた。
「いーっだ、じゃなくて、べーっだ、じゃないかな」
変なところが気になる、オストラヴァである。
「まあ、何を言って怒らせたかまでは詮索しないけど、あんまり彼女をからかわないでやってくれよ」
彼女の体が蒸発したのを確認すると、トマスは傍にいるオストラヴァに視線を移して言った。
「彼女も、あんな小さな体で、俺らには到底できやしないデーモンと戦っているんだ。それに比べて、俺ときたら…」
そして大きくため息を吐くと、元の場所へと歩みを進めた。
彼の悲しみを帯びた表情にオストラヴァは少しばかりの罪悪感を覚え、つと言葉を発した。
「どうか、したのですか?」
792名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:20:01.32 ID:JGRSFJPo
自身の事で精一杯だった彼は、神殿内で人と話しをすることはなかった。だからトマスの事などましてや彼女の事など、知らないのだ。
トマスは困ったように眉を顰めたが、彼もまた彼女と同じくらいの年齢であった事が、トマスの親心をくすぐったのだろう。
「彼女が、妻と娘の仇を討ってくれているんだよ」
と、悲しみを帯びた視線でトマスは、オストラヴァにも彼女に話したように湿っぽい話しをついしてしまった。
「そうだったのですか…」
オストラヴァはトマスの話しを聞き終わり、少し鼻声でそう言った。
「はは…はははは…。俺にとって、彼女は家族みたいなものさ…。取り戻す事ができない、大切な家族の一員さ…」
オストラヴァの鼻声がトマスにも移ったようで、鼻をすする音がしばらく神殿内に響いた。

そんなこんなしていたら、思いのほか早く彼女が帰って来た。要石の前からではなく、女神像の前で。
オストラヴァは自身の非礼をわびようと彼女の元へと急いだが、彼女の姿に詫びの心はすっとんだ。
「あんた!なんて格好してるんですかっ!!」
と、大声をあげたようだが、彼女はそんな事気にもせず。
「いや〜、燃えた燃えた。やっぱブラムド一本で炎に潜むものは辛いわ」
まるで漫画のように全身からぷすぷすと音と煙を立たせ、ぼろ布はこげ落ち、半ば裸だったのだ。
それを見たオストラヴァが大声を出したのだが。
「今度青つれていこうかな。でもD青だったら黒よりもやっかいだし…ど〜しよ」
大声を出す彼など眼中にないように素通りすると、彼女は真っ先にトマスの所へ行き、荷物の整理を行う。
そして、アイテムの中からソウルを取り出し使用すると、すぐさまボールドウィンの下へ。
「またやっちゃった。ボールドウィン、お願い!」
と、元気の良い声とともに着ていた装備を脱ぐと、恥ずかしげもなく、燃え尽きたぼろ布をボールドウィンに渡す彼女。
「はっはっは。今回はまた、派手にしてくれたのぉ」
ボールドウィンも気にする事なく受け取る。
「まぁね。ちゃんと直してね!特に、胸元は私の命だからね。しっかり膨らませておいてよ」
「まかせておけ。嬢ちゃん用に、とびきり丈夫に仕立てておこう」
「んー。ちょっとニュアンス違うけど、丈夫なのはうれしいわ。ありがと!」
と、さも当たり前のような会話。どうやら、一度や二度ではないようだ。だが、装備をそのまま渡したということは。
「半裸ならまだしも!!こらーっ!」
侘びの心どころか、とうとう怒り出すオストラヴァ。
オストラヴァは、装備を脱いだ彼女を指差し、声を荒げるが、彼女は舌を出して全く反省の色を見せない。だから、とうとう。
「こっちに来なさい!」
「なっ、何よ!!」
と、男オストラヴァは彼女の手を引き、トマスの傍を素通りする。
トマスの前の階段を下りていくと、先人たちの有りがたいお言葉が床に敷き詰めてある、円形状の部屋に彼女を連れて行く。
そして、小さくも強い口調で彼女に言った。
「君ね!女性でしょ!なんて格好で、しかも、男性の前で!恥を知りなさい!恥を!!」
だが彼女は、きょとんとして言った。
「ちゃんと短パンに肌着、つけてるじゃない」
その悪げもない感じの彼女が、どうやらオストラヴァには受け入れがたいようだ。男たるもの、気になるのは女性以上のようで。
「短パンなんて、男性が履くものです!それに、肌着って…は、肌着って…。ぶ、ブラジャーつけてないじゃないですか!」
と、気になる部分を大いに直接に、言ってしまったのだ。
「ぶ!ブラジャー!あんた、男でしょ!男のあんたに言われたくないわよ!」
「男だからこそ、気になるんです!気にしてください!!いくらブラジャーが必要ないおっぱい6だからって、男と違うんですよ!」
と、やっぱりケンカになってしまった。
というか、デモンズソウルの世界は中世を模しているようなのでブラジャーの存在すらないはずだが、そこはまあ、ネタって事で。
793名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:20:45.36 ID:JGRSFJPo
「てめぇなんかに言われたか無いんだよ!」
ガキィィーン!どっすーん!
「キャイーン!」
突如、丸い部屋から彼女のドスの利いた声と、鈍く重い爆音。そして、甲高い男の悲鳴が上がった。
音がよく響く楔の神殿内に、こだまするように、それらの音が広がっていく。
トマスは慌てふためき、鼻歌交じりで裁縫に勤しんでいたボールドウィンがそのまま昇天するくらいの勢いで全身をびくつかせ、
三角すわりで「のの字」を書いていたかぼたんが誰もソウルを求めに来ていないのに立ち上がり、腰掛けていた魔法使いがずり落ち
魔法使いの帽子もそれぞれずり落ち、二人のアンバサが即座に聖者の後ろに座り供に深い祈りを捧げ、寝ていた剣士が目を覚まし、
盗人が要石の前から落っこちた。
「一体、どうした!」
トマスは二人が行く所を見ていたので、慌てふためき二人を追い、丸い部屋へと駆けつけた。
「何をするんですか!あなたのこと、友達だと思っていたのに!」
「何が友達よ!こっちはいい迷惑だっての!それに、友達ならなおさら!傷つくような事言わないはずよ!」
二人が大声で言い合っているのだが、トマスの目には大きく振りかぶった彼女に踏みつけられているオストラヴァが入る。
さすがに、目によろしくない状況で。
「ふ、二人とも!止めなさい、止めなさい。落ちついて、一体何があったんだ!」
振りかぶっていた彼女の腕を押さえ、トマスが間に入る。
トマスがいなかったら、メフェストフェレスが彼女を見初め、彼女は獣のタリスマンを手に入れていたかもしれない。
まあ、それは冗談であってほしいが。
「トマス!私に代わって、こいつをアイアンなっこーでフルボッコしておいて!」
トマスに止められた彼女は、鼻息荒く担いでいた鉄製のほうきをおろした。
そしてぶつぶつと何やら言いながらボールドウィンの所に行き、ぼろ布を再び着ると要石に触れて神殿を後にした。
「何を言ったか知らないけど…。彼女をからかわないで欲しいって、言ったの。忘れたのかな」
寂しそうに、そう言いながらトマスは、踏み潰されて一人では起きられないオストラヴァの手を引き、起こす。
「そうは言っても。彼女、下着姿だったんですよ!恥らいを持てまでは言いませんが、常識的に考えても…」
ぜひ恥じらいはもって欲しいものだが、どうしても納得がいかないのか、オストラヴァは不機嫌な口調だ。
確かにそうだと、本来なら同意の言葉が返ってくるはずであったが、トマスは無言で引き上げた彼の手を引っ張る。
「っと、どうしたんですか?」
引っ張られた力が思わず強く、オストラヴァは足をもつれさせながらも、早足に歩くトマスについていった。
「あの服は、俺の妻が最後に来ていたであろう服なんだ」
「え?」
早足に歩くトマスは、彼にしか聞こえない声で、そう言った。オストラヴァは、その意外な言葉に驚いた。
驚くというよりは、胸に何かが刺さったような、そんな感覚である。
トマスは荷物のある場所まで彼を引き連れると手を離して、言った。
「貧金の鎧、暗銀の鎧、聖者の衣、フリューテッドメイル、ミルドの鎧、柴染の鎧。どれも高価で手に入れがたい物ばかりだ。
それでも、彼女はぼろ布の服を着ているんだ。どんな形であれ、俺の妻子の遺体を見たんだ。実際はデーモンに殺されたのだが
自分が殺したように、思ったんだろう。優しい彼女は、それ以来ずっと、あの装備なんだよ。どんなに良い装備を手に入れてもな」
トマスの目は怒りにこそ彩られていなかったが、悲しみを帯びた視線は、若い彼にはこたえたようだ。
「すみません…。そんなこと、知らずに…」
オストラヴァは、頭を下げた。下げた頭を、しばらく、上げられなかった。
「ははは。もう、過ぎた事だよ。きっと彼女も、けろっとして帰って来るさ。そういう娘なんだよ」
トマスは小さく笑った。頭を上げようとしない彼が、十分反省したのが、分かったからだ。
「ですが、私は…。知らなかったといえ、ひどい事を…」
トマスは気にするなと笑いながら言ったが、オストラヴァにはそれが返って堪えたようで。
彼女の帰りを待つのに、本来なら定位置の一本道に座っているはずが、彼女が消え去った要石の前に立ちすくんでいた。
794名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:21:40.32 ID:JGRSFJPo
「やっぱむしゃくしゃした時は、爺フルボッコよね。ホストはつらぬきだったし、私のブラムドが最高に役に立った一戦だったわ!」
やがて彼女が上機嫌で坑道の要石から出てきた。入っていったのは、塔の要石だったような。
「まあ、その前にうっかりバイトしちゃって、コロネ手に入れちゃったし。D青のプレゼントにしようかな」
小さく笑いながらも彼女は、真っ先に見せびらかしたい相手が居る一本道に視線を移した。だが、そこに彼の姿はなかった。
彼女の心に彼女らしくなく不安がこみ上げる。もしかしたら、何者かに狙われたか襲われているのではないか、と…。
まさかと思いながら、周囲を見渡す彼女。
「オストラヴァ!」
不安が的中したのか、彼のフル装備が折りたたまれたような形で、自身が入って行ったラトリアの要石の前にあった。
まさか、死体…。いや、ユルトはもういないはず…。そんなの…。
胸中が一気にざわつき、彼女の瞳が小さく震える。だが、一気に駆け上がった彼女は要石の前まで来たとたん、どっと疲れた。
「どうも、すみませんでした…。私の無礼を許して下さい」
要石の前で土下座する彼を見たとたん、腰が抜ける思いであった彼女。
フリューテッドの鎧で土下座など、ありえない事であるが、その折りたたんだ体の形がまるで転がった死体のように見えたのだ。
「何ふざけてんのよ!いい加減にしなさぃ!」
と、半ば笑いかけての大声だが、その声色は心底ホッとしたようだった。だが、そこは彼女。床に額を付けている彼の頭を蹴り上げる。
「あ、いたっ」
「ああ、そうでしょうね!あんたなんか、これがお似合いよ!」
頭を蹴られたので痛みに顔をあげたオストラヴァの頭に、彼女は持っていたコロネを巻きつけた。
「わっ、何をするんです!前が、前が見えないっ!」
「何よっ!人の心配も知らずに!バカッ!このう○こターバン!」
「なっ!何て事を言うのですか!もう少しデリカシーを」
「デリカシーが無いのはどっちよ!」
と、今では珍しくもなくなった、いつものパターンに隣でしゃがんでいた盗人がへらへらと笑い出した。
「ひひひっ。前途多難だね、お二人さん」
そして、一言多い盗人。だからまた、彼女は振りかぶるのだ。
「何おーっ!」
「こらっ!や、やめなさぃっ!」
振りかぶった彼女に、オストラヴァは反射的に後ろから抱きついた。そして、彼女を抑えようと胸に手を回した時。
「きゃぁっ」
と、彼女にしては有り得ないような、小さく甲高い悲鳴をあげた。
「え?」
と、すぐさまオストラヴァはコロネを剥ぎ取り彼女から手を離すが、今何をしたのかまでは意識していないようだ。
コロネで目の前が見えなかったとはいえ、潤んだ目をして彼女が自分を睨みつけていた事に、頭が回らない。
「ばかっ」
そして彼女はまた、らしくなく小さな声でそう言うと、彼の隣を素通りし走り去っていった。
走り去った彼女を追いかける事ができないほど、オストラヴァにとって、理解できなかったようだったが。
「あんた、彼女の言うとおりだな。デリカシーねぇよ」
と、傍でしゃがんでいた盗人の言葉は、理解したようだ。むっとした視線で盗人を見下ろすオストラヴァ。
「彼女はね。ああ見えても、この神殿内じゃ火防女に並ぶアイドルなんだぜ?へへへ。彼女がもう少し腕っ節が弱かったら
彼女のハァトは盗めなくても、体は奪ってみたいって思ってるんだぜ?ひひひひひ」
盗人らしい下賎な言葉に、オストラヴァは無言で彼の襟首を掴みあげた。
「貴様のような下賎な輩には、指一本も触れさせやしない」
と、自分でも思わず低い声で相手をののしるオストラヴァ。だが、相手はそんな事日常茶飯事のようで、ヘラリと笑っていた。
そのまま殴り飛ばしたいほどに自身の胸中が騒ぐ彼だが、その行為は瞬時に止まる事となる。
と、その時、彼女の盛大なる大声が、神殿内に響いた。
795名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:22:15.94 ID:JGRSFJPo
「あ〜いきゃ〜ん、ふら〜いっ!ヒャッハー!」
走り去った彼女の行き先は、神殿内の最上階。要人が並ぶ階のど真ん中である。彼女はデモンズ恒例の、神殿ダイブを繰り広げたのだ。
「うわぁあああっっ!!」
それを目の前で見せられたオストラヴァは悲鳴を上げ、掴んでいた盗人を放り出し、慌てて彼女が落ちたであろう場所へと駆け寄った。
だが、フリューテッドのフル装備。足の速さまでは望めず、彼女の下へ駆けつけた時は遅く、おびただしい血痕が床を汚していた。
「うわぁああっ!わぁあーっ!」
オストラヴァは頭が真っ白になり、泣き叫ぶ。だが、その背後で、けろっとした声が上がったのだ。
「あんた、何そんなに反応してるのよ」
その声に顔を上げたオストラヴァは驚き、声の方へと振り向く。そこには、ぼんやりとしたソウルを漲らせている彼女が、立っていた。
「ただ、ソウル体に戻っただけじゃん。大げさっ」
そして、彼女はけらけらと笑う。その表情は、彼の胸中を大きく騒がした。
彼女の笑顔を見たオストラヴァは、無言で自身の右手にはめているガントレットを外す。
「でも、びっくりしたでしょ。まあ、私の胸を触ったんだから、これでおあいこ…」
パンっ!
彼女のから笑いは、乾いた音と頬に広がる熱い痛みによって、止められる。
ガントレットを外したオストラヴァの右手のひらが、彼女の頬をはたいていたのだ。
普段なら彼女の反撃?が続くのだが、重い沈黙が続いた。が、沈黙を破ったのは、オストラヴァの一言。
「命を、大切にして下さい。もっと、自分を大切に、して下さい」
殴られた方が本来なら涙するはずだが、一言を述べる彼の声の方が震えていた。
冗談のつもり…ではないにしろ、彼女は彼の言葉に小さくうなずくが、直後、首を左右に振った。
「命は大切にする。でも、自分は大切にしない。大切にできない立場だから」
彼女は小さくそう言うと、彼の顔を見る事なく再び要石へと行った。坑道とは正反対の、嵐へと。

彼女を追うどころか、顔すら上げる事ができないで突っ立っているオストラヴァに、一部始終を黙って見ていたトマスが、声をかけた。
「オストラヴァ君。ちょっと、いいかな?」
「あ、はい」
トマスの声にようやく時間を戻せたオストラヴァは、彼の傍に行った。
トマスは彼女の袋の中からアイアンナックルを取り出し、右手に持った。そして立ち上がる。
「ちょっと、ごめんよ」
と、言った直後、オストラヴァのフルフェイスめがけて、右こぶしを振った。
ガシャと、金属音が響く。フルフェイスで固めたオストラヴァに、痛みはなかったが。
「これで、チャラにしないか?してくれないかな?」
トマスの言う言葉が胸に刺さったように、オストラヴァは下を向いたまま、顔を上げれないでいた。
何故、自身が殴られるのだろう。当たり前の事を、言っただけなのに。
そんな憤りもあったが、トマスの悲しみを帯びた表情を見たとき、オストラヴァの憤りも冷めていく。
「君は、彼女の事、知らなさ過ぎる。もちろん、俺だって何も知らないさ。でも…。知っていて欲しい」
トマスは右手のナックルを外し、彼女の袋の中に治すと座り、顔を上げないオストラヴァを見上げて言った。
「彼女の事、理解してほしいとまでは、言わないさ。ただ、知って欲しいんだ。お願いできるかな?」
トマスの穏やかな声に、オストラヴァはハッとしたように顔を上げた。そして、言う。
「もちろんです。教えてください。私は、彼女の事。もっと、知りたいんです」
「ああ。俺が知っている範囲でしか、できないけど…」
オストラヴァの真剣な視線にトマスは、照れくさそうに頭を掻いた。
トマスに言った言葉が、そのまま自身にも響くオストラヴァ。
あの盗人が言った時にざわついた自身の胸中が、余計に、そうさせるのだろうとも思いはじめていた。
この騒ぐ胸中が何なのか分かるには、もう少し時間が必要なようだ。
796名無しさん@ピンキー:2011/03/11(金) 23:25:27.12 ID:JGRSFJPo
とりあえず、ここまでです。orz
いろいろと、アレな所多いが。どうか、広い心で見逃してやってくれ…。

時間がかかるのは、自分の方です…。
投下したからには、結末までは書き上げるよ。
ソウル…ソウルが…。
797名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 01:15:39.56 ID:i5W8obEz
GJ!
可笑しいのと切ないのとで、なんか胸が痛くなる
トマスいいやつ過ぎるし、女主も乙もかわいいし、
幸せなってほしいのか、切ないのが読みたいのか
自分でも自分がわからん…
798名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 04:31:09.49 ID:OlVlo2XR
このような事態にもビクともしないとはなんという頑強特化スレ…!
>>796
いつかこのやんごとなき女主を絵にしたい
指をさしながら叱りつける女主 頭をかきながら少し俯く乙
おお、頭のなかで構図ができた。
799名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 05:07:18.45 ID:6Njdi/hv
GJ!今後の2人の展開に期待します。乙がべた惚れって、いいな
無理せず、続きを頑張ってください

余震が怖くてssが止まってしまった。
男主人公×メフィストフェレスという誰得

被災者の皆様、お見舞い申し上げます
800名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 10:53:39.75 ID:bcB7QKW7
きせいされてるかなー?
801名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 11:40:10.31 ID:5RNtuV93
貴公か。どうかされたか?
何?私がなぜ暗殺者に不向きのショーテルを扱っているかって?
これだから素人は。上辺でしか物が見れないから困る。
確かに私の持つショーテルは暗殺には不向きだ。それどころかこのグルーム装備一式でさえ、風景に溶け込むにはお世辞にも向いているとは言えないだろう。
それではなぜ扱うのか?これは私の誇りなのだ。
かつて私も鋭利な隠密短剣とブラックレザーを装備する一介の暗殺者であった。
だが、そんな私が今の装備になるまでに、一人の男がいた。そう、先代沈黙の長だ。
彼は今の私と同じ水銀のショーテルとグルーム装備一式だけで数々の任務を遂行していた。
そうだな、先代オーラント王の病死も彼による物だ。
何をバカなだって?確かに証拠など残していないから証明はできないが、それがなんだと言うのだ?
信じるか信じないかは貴公次第だ。
そう言った経緯から私が先代沈黙の長に敬意を払うなど当然なこと。彼の背中を追う内に、私もいつしか沈黙の長と呼ばれるようになったというわけだ。
フフフ、貴公も沈黙の一団に入らないか?貴公程の戦士ならスグにわたしの右腕に…………まぁいい。最後に貴公にはこの言葉を送ろう。




この先嘘メッセージに注意しろ。
802名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 19:10:18.21 ID:KXed94tS
そうか、ぼろ布装備はトマスの妻の形見と考えられるな・・・ 気づかなかった
803796:2011/03/12(土) 22:33:08.43 ID:vD47wuWR
ありがとう、みんなありがとう。
こんな事態に不謹慎だったよな…。orz
でも今書かっなたらきっと、ずっと書けなかったかもしれないんだ。
最後が悲哀だから余計に…。分かってて投下してしまって、すまない。

被災者の皆様、心よりお見舞い申し上げます。


ちゃんと最後まで書くよ。時間はかかるだろうけど。
だから>>799もSSがんばってくれ。
男主×メフィは俺得さ! 裸グルーム(正装)で待ってる。
804名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 22:43:04.27 ID:VWChqnKq
こんなときこそ、普通に生きられる人は普通に生きなきゃ。
複数の阪神大震災被災者の方たちが言われたのは、
頑張るな、今日を凌ぐことだけ考えろってことで、無理だけはしたらダメだって。
でも今回は離れた地域にいる自分なんかでも生き残ってしまったみたいな気持ちが
どうしようもない。現地の人の気持ちをおもうとそれだけで苦しい。
ここで普通にしてられることで救われる気がする。
805名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 22:52:43.87 ID:6Njdi/hv
なんとか男主人公×メフィストフェレスを書いてみるよ。わざわざありがとう

…普通に生活出来るって、こんなに幸せなんて知らなかった
806名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 22:54:11.78 ID:OlVlo2XR
>>801
だが俺は右腕になるぜ?(・ω・///

内陸あたりの無事なやつら、親愛なるデモンズ同胞のために今こそ
このスレに万感の想いを託して、ここを活気づけるんだ!!
807名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 00:19:14.73 ID:bTHScGDa
規制解除に便乗。上、数々の作品にGJ。新作・続編にも期待。
又、被災者の皆様へのお見舞いを。
アスガル小話。何故か戯曲風味。


「ガル……。あの、最近なぜ、そのように背中を丸めているのです?」
「いえ、何でもありませんアストラエア様。どうかお気になさらず」
「妙に、内股気味ですし、その、いつも股間の辺りに手を……。
 どこか、体の具合が、収まらないのでは」
「いえ、私はいたって健康です。どうかご心配なく」
「……打ち明けてはくださらないのですか。
 貴方が少しでも楽になるよう、お手伝いしたいと思っているのです……」
「いえ、アストラエア様の御手をわずらわせるようなものは決して」
「手がよいのですか? やはりあの、口に含むのだろうかと思っていました」
「口などと、とんでもない! ……すでに見抜いておいでなのですね。ならば告白いたします。
 ずっと、ひそかに願っておりました。いつの日か貴女に、これに触れていただくことが叶えば、と」
「ああ、ガル……! ならば、心の準備はできています……!」
「お言葉、至福の極みです。その御手で可愛がられる様を想像すると、胸が熱くなります。
 ただ、生まれたての姿は、初めてですと少々抵抗があるかも知れません」
「そのようなことは決してありません。ガル、私は……」
「実はもう、ぴくぴくと動くのを感じるのです。
 早く出たくてたまらない様子ですが、この過程も貴重な経験。あせらず自然にまかせましょう」
「ガル、ガル、もう……待つことなど何もないのです。どうか私に、ありのままを見せてください!」
「あっ、いけませんアストラエア様! ご無体な! あああっ!」

――パリン! ぴぃぴぃぴぃ

「……ふぅ。どうやら無事にたまごが孵ったようです」
「……ひよこ……」
「沼に流れ着いたところを見つけてこっそり温めていたのです。
 ふ化に失敗すれば貴女が哀しまれるだろうと思い、ふせておりました。どうかお許しを。
 さあ、どうぞ御手にとって存分に慈しんでください!」
「…………美味しそう」
「えっ」

  ――たまごはさみ・消沈したままおわり――
808名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 01:55:25.09 ID:23LVAAq2
貴公・・・ 
809それでもその灯を希望と呼ぶなら 01/10:2011/03/15(火) 00:27:05.22 ID:25P1PdE3
乙トラ女体化(実は女系)、リョナっぽい要素あり、世界とは悲劇、残念品質、注意願います。



────────────────────────



「ありがとう、またな!」
男は、火防女に明るい笑顔を見せた。
「また、お待ちしています。デーモンを殺す方。
私は、ただあなたのためにあるのですから…」
火防女も、男の笑顔に応えて微笑む。

──いいなあ、楽しそうだなあ。

要石を繋ぐ橋の上で、オストラヴァはその光景を見詰めていた。
ふと視線に気づいたのか、怪訝な顔でこちらを見た男に慌てて小さく手を振る。
男は少し戸惑ったように手を挙げて返し、要石へと消えていった。

嘆息が出る。
本当は、こんなところで座ってる暇なんてないはずなのに。
王殿への旅を続けなければならないのに、いつまで私は座り込んでいるんだろう?

──また、お待ちしています。

口の中でそっと真似をする。
自分に、彼のためにできる事なんて何も無いのに。
言ってもらえても、「また」なんてないのに。
……どうして私は、こんなところで座り込んでいるんだろう?
そのわけにも気付けないまま、オストラヴァは立ち上がれずにいた。
810それでもその灯を希望と呼ぶなら 02/10:2011/03/15(火) 00:29:28.68 ID:25P1PdE3
「……でさあ、それが全然出ないんだよなあ」
ガセなんじゃねぇか?
男はしかめっ面で足をぶらつかせている。

自分といるときはどうしていつも不機嫌そうなんだろう。
火防女さんといるときみたいに笑わない。
トマスさんと話すときはこんな乱暴な言葉使わない。
「鉱石が必要なんですか?」
それなら、と、言う前に男の罵声。
「違うだろ馬鹿! 刃石だよ刃石、みかげとか純粋でもいらんわ!」
腰にやりかけていた手をさ迷わせる。
どうして、自分が話すとこの人は怒るんだろう。
橋の上、隣に座る男の顔を見遣りながら、オストラヴァは泣きそうだった。



時々こうして隣に座って、オストラヴァとしゃべるのが好きだった。
神殿の中には、男と歳の近い同性の人間は他にいなかったし、オストラヴァが
静かな性質で、なんでも話を聞いてくれるというのもある。
素で遠慮なく話が出来る唯一の相手である。

確かに縛環の持ち主の中には同年代の人間がいないわけじゃないが、
次に会うときは黒ファントムなんてのもざらなわけで、
お互い深く関わりあわないのは暗黙の了解だった。
まあ、オストラヴァだって本当は踏み込んではいけないんだろうが。

そんなわけで、意外と年長者や女性には気を遣う性質の男にとっては、
唯一の心の許せる相手であり、ストレス解消の相手でもある。
おかげでオストラヴァはいつも困ったような情けないような顔をしてばかりだが、
俺だって誰かに甘えてもいいだろう、なんて思ってみる。
オストラヴァだってわかってるから、つるんでくれてるんだろう?
811それでもその灯を希望と呼ぶなら 03/10:2011/03/15(火) 00:31:00.80 ID:25P1PdE3
「なあ、お前。刃石集めてたって、なんで?」

ばれた。何故ばれた。
顔面に血が集まるのを自覚しながら、オストラヴァは視線を彷徨わす。
ボールドウィンから何か聞いたんだろうか。彼なら大丈夫だと思ったのに。
「トマスがさあ。お前がボールドウィンに刃石のかけら集めて純粋にならないかって
聞いてたって教えてくれたんだ。お前、そんなん集めてもその剣じゃ意味ないだろ」
「あ゛ああああ言わないでください!
ダメだって分かってたけど諦め切れなかったんです!」
真っ赤になって、首をぶんぶんと横に振る。

はぁ、と男は呆れたように嘆息をつく。
「……なあ、もしかして俺のために集めてくれたのか?」
「ごめんなさい……。
何かお礼をと思ったのに、結局要石から碌に離れることも出来なくて」
嵐の祭祀場への要石など、王殿への旅にはなんの関わりも無い。自分の使命を思えば
後ろめたさも感じたけれど、それでも何か出来ればという思いが捨て切れなかったのだ。
結果は散々だったわけだが。

「あのさあ、気持ちは嬉しいけど、無茶すんなよ」
「すみません……」
俯きながら、頬が緩んでしまうのがとめられない。嬉しいって言ってもらえた。
なんの役に立てたわけでもないのに、恥ずかしいのに、嬉しいのがとめられない。
にやけた顔を見られたくなくて、顔を上げられない。

「お前、大事な使命があるんだろ」
冷や水を浴びせられたというのは、こういうのを言うんだろう。
私は何をしてるんだろう。こんな、自分の望みを叶えていていい立場じゃないのに。
血が引いていく感覚がして、顔を上げられない。
だから、余計なことすんなよ。そう言うと男は行ってしまった。
812それでもその灯を希望と呼ぶなら 04/10:2011/03/15(火) 00:34:40.70 ID:25P1PdE3
「ええっと、彼が良く使うものは出しやすいように……。
それになにがあるかも分かりやすいように、こんな風にしてみませんか」
「なるほどなあ。俺なんかはまとめて袋に突っ込んどくしか能が無いから、助かるよ」
「あ、いえ。はは、ありがとうございます」
褒められるのには慣れていない。照れて赤くなりながら、トマスと一緒に作業を続ける。

勝手に持ち物に触るなんて良くない様な気もしたけれど、トマスも整理の仕方を教えて
もらえると助かると言ってくれたから、考えていたより大々的な作業になってしまった。
途中、自分としては精一杯のお礼だった遠眼鏡が幾つも出てきて
少しばかりへこんだけれども、それと同時に何も言わずに受け取ってくれていた
男の優しさに胸が暖かくなる。

「あ、そうだ。数の多い矢なんかは、10本ずつ纏めたらどうでしょうか」
そりゃいい考えだ、と、大げさに感心してくれるトマスの優しさにも嬉しくなる。
そう、本当は戦いなんかより、こんなことの方が性に合ってる。
久しぶりに力を発揮して、初めてあの人の役に立てると嬉しくて。
もしかして、ありがとうなんて言ってもらえるんじゃないかと浮かれていた。
だからオストラヴァは、帰ってきた男の様子のおかしさに気付かなかった。

後ろから近付く足音に胸が高鳴る。
振り返って、その表情の強張りに気がつかなかったのは気が逸っていたからだ。
「あ、あの私、今度は……」
「余計なことすんなって言ってんだろ!!」

最後まで言わせずに、男の怒号。うまく頭が回らない。やっぱり勝手にいじったりして
怒らせたのか。
ああ、違う。きっと、こんなことばかりして使命を果たそうとしないからだ。
ちゃんと謝らなければ。謝って、その叱咤に感謝しなければ。
そう思うのに口がうまく動かない。
兜があってよかった。俯いてしまえば、きっとこの涙には気付かれないから。
「すみません……」
オストラヴァは、やっとそれだけ呟くと竦む身体を叱咤していつもの場所まで戻る。
いつもみたいに。この震えに気付かれないように。



「おいあんた……」
トマスの批難がましい目に、男は不貞腐れたように目を逸らした。
「……あいつ、あんたの荷物を整理してくれてたんだぞ。
あんたが使いやすいようにって」
一瞬、男の表情が揺らいだのは気のせいか。
しかし、その言葉を無視するように、男は荷物を投げ出した。
「これ、預かっといてくれ」
「あんた、これどうしたんだ!」
投げ出された剣と盾に、思わずトマスの声が大きくなる。
「ラトリアに落ちてたんだ。……あいつんじゃねぇよ」
そう、あいつんじゃなかった。どうかしてる、こんなことで動揺するなんて。
橋の上にあいつの姿がなくて、心臓が止まりそうになっただなんて。

あいつが俯くほんの一瞬、泣きそうな目が瞼に焼き付いて。
しかし、それを見た男の泣き出しそうな顔は、涙にかすむオストラヴァの目に
映らなかった。
813それでもその灯を希望と呼ぶなら 05/10:2011/03/15(火) 00:37:27.67 ID:25P1PdE3
真っ暗な、道。

王殿へと続く、王家の者しか知らぬ隠し通路。
こんな狭いところで襲われたら一溜まりも無い。
この通路を知るのは王家の者のみ。もし父がこの悲劇の黒幕でないのなら、と、
それだけを祈ってオストラヴァは進む。

表の道を進むのは早々に諦めた。恐ろしい赤目の騎士達。自分に敵うはずもない。
かつては幼い自分に剣を教え、一人では扱えぬ鎧を纏わせてくれた優しい人達だった。
彼らのソウルを奪い、悪魔の所業に手を染めさせたのが父だと信じたくはなかった。

暗闇の中、獲物を握り締めた手もじっとりと汗ばんで、酷く強張る。
この剣と盾こそが、今のオストラヴァの力を支えるものだった。
単に精神的な意味だけではなく、物理的な意味でもだ。

ボーレタリアのオストラヴァ、真実の名はアリオナ。ボーレタリアの王子である。
しかし、偽ったのは名だけではない。アリオナは、女児として生をうけたのだ。

年老い、後嗣を欲するオーラントは、生まれた児を王子として遇し、世を欺いた。
しかし、現実は非情である。長じるに連れ、アリオナの凡庸さは王を絶望させる。
せめて王者としての器があれば、女王として君臨することも可能であったかもしれない。
しかし、アリオナが持つ非凡さは、その優しさが精々であった。

男でないのならば、生まれてきたことが罪だったのだ。
否、男であっても平凡であるなら生まれてこないほうが良かったのだ。
遊学の途上、父の非行を知ったアリオナはそう思った。
だから今、アリオナはここにいる。
罪を購うため、せめて男として、王子として、父の前で死ぬために。

ルーンソードとルーンシールドと呼ばれる王家の秘宝は、またソウルの業に
まつわるものでもある。
そして、いかなる道理か?
これらの品には、本来であれば僅かな時間しか効力を保てぬソウルの業を、
その内に宿す力があった。今の男の姿と力は、これによって得たものだ。
よって、これらを手放すことは、このボーレタリアで非力な女となることは、
即時の死を意味する。そして贖いをすら果たせぬことを。
それでも今の力を以ってしても、すでに王子としての務めを果たすのは難しい。
どうか、せめてこの道を抜けることが出来さえすれば。どうか、神様。



暗闇の先には、赤い灯。
814それでもその灯を希望と呼ぶなら 06/10:2011/03/15(火) 00:42:40.21 ID:25P1PdE3
神殿に戻って、いつもの場所にあいつがいない。
またトマスのところへでもと目を走らせても、姿は無い。

「おい、あいつ……オストラヴァどうしたか知らないか?」
「どうしたって、王殿に行かなければって言って出発したぞ」
「何で……」

訝しげな目でトマスが見上げる。
自分でもバカなことをと思う。あいつは王殿への旅の途中で、
いつ旅立ったってそれが当たり前なんだ。
当たり前だけど。
「何で一人で……」

そんなことはわかってる。他人を詮索しないのがここの遣り方。
だから、今まで男は何も言わなかった。
だからずっといらいらして、だからあいつの前では何時だって不機嫌で。
今頃になってわかる。自分は、あいつが何時かいなくなるのが怖かったんだと。

ボーレタリア王城への要石に向かって走る。

どうして俺は何も言わなかった。
どうして一言、一緒に行こうと言えなかったんだ。
あいつは、友達なのに!
815それでもその灯を希望と呼ぶなら 07/10:2011/03/15(火) 00:48:10.98 ID:25P1PdE3
「行き止まり?!」
必死に走って、目も眩む高さから決死の思いで飛び降りて、目の前に現れたのは
非情な落とし戸、そしてその向こうでいやらしく笑う公使だった。
「助けて……!」
この場にその言葉を届ける相手などいないと分かっていても、オストラヴァは恐怖に叫ばずにはいられない。
騎士の重い斬撃を、辛うじて盾で受け止める。しかし受け止め切れなかった衝撃に腕が痺れる。もしかしたら、折れたかもしれない。感覚を失った両手は、命綱である剣も盾も支え切れなくなる。

「くっあ……ぁっ」
座り込んでしまったオストラヴァは死の予感に固く目を閉じた。荒い息が、
その声が、本来のものに返っていることにすら気付かない。
そして、その瞬間、騎士達の動きが変わったことにも。
触れた感触に、死を思ったオストラヴァは、続く衝撃を予想して身を竦ませた。
しかし、その手は機械的に、慣れた動きで鎧を外し始める。
剥ぎ取られたのならまだ、本能的に抵抗も出来たのかもしれない。
しかし、あまりにも自然な動きは、何が起きているのか理解する切っ掛けを与えなかった。
その思考をようやく現実に追いつかせたのは。

「あ゛あああああああああああああああ!!!!!!」

下肢を引き裂かれる痛みだった。



ちゅぷん……ばちゅ……

水音と浮かされたような甘い声。
犯され続けた体が責めに馴染まされるのに、どれだけの時間が必要だったか。
無限の時間の中、オストラヴァは早く終われと念じることさえ忘れていた。

始めには破瓜の域を超えて血を流した体も、口腔から白濁と共に流し込まれる
満月草に癒されては再び裂かれる繰り返しにいつしか順応してしまった。
比喩ではなく押し潰される乳房も、想像すらしなかった用途に震える後孔も、
快楽に繋がれて魂を汚していく。

膣と後孔を同時に突き上げられ、何度目かも分からない絶頂へ押し上げられる。
喉をふさぐ質量と粘質液にぱくぱくと動く唇は空気を取り入れられずにいる。
無理矢理に馴染まされた膣は犯し続ける男根にぴったりと添い、ぷりぷりと膨れ上がった
敏感な部分はその動きに否応無く晒され続ける。そこから降りることさえ許されなかった。
上下から注ぎ込まれる白濁にぽっこりとした腹を揺らされながら、青い瞳は薄曇りの空を
映す。きっとこんなものは、幾度と無く繰り返された悲劇なのだ。幾千の女達を襲った
悲劇を、こんな私の体で贖えるとは思わないけれど。男達を又、望まぬ罪に染めることは
苦しいけれど。

「う゛んぅう゛ぅぅぅーーー!!」

生き物とも思えぬ動きで、赤く染まった体が跳ねる。
もはや満月草の助けも及ばない、頭の中が焼き切れる感覚。
王子としての役目をさえ果たせないなら、この苦しみをせめて手向けに。

公使の下卑た笑い声が耳に響く。
このままソウルを失って、奴らのコマの一つに成り下がるのだろうか。
ああ、それも私に相応しい最期なんだろう。

──刹那、あの男に剣を振り下ろす自分の姿が脳裏をよぎって目を瞠る。
「や……っお願……!! ころし……殺…てくら……さ……!!」
回らぬ舌で叫んだオストラヴァの耳に届いたのは、公使の断末魔と、
落とし戸の上がる重い音。

目に映ったのは、あまりの惨状に呆然とする男の姿だった。
816それでもその灯を希望と呼ぶなら 08/10:2011/03/15(火) 00:50:24.84 ID:25P1PdE3
「ごめ……なさ……ご……め……」
こういうのはどうにも慣れない。
嗚咽を必死に抑えようとする女の姿に、声の掛けようも無い。
気でも失ってくれてたほうがラクだった。
肉体的には殆ど無傷なのがむしろ彼女の状況を悪化させている。
この状況にまともに向き合わされているわけなのだから。

ルーンソードとルーンシールドが目に入って、心臓が止まるかと思った。
見知らぬ女でほっとしてしまったなんて、どうかしている。
非情なのはわかっている。しかし、今は時間が無い。

「あんたさ、もしかしてオストラヴァって奴知らない?」
男の言葉に、辛うじて頭を横に振る。今、頭を働かせてはいけない。それは生き物としての本能だ。何か一欠けらでも理解してしまったら、壊れてしまう。
「あ、いや、詮索するつもりは無いんだ。
ただ、あんた、あいつと同じ獲物使ってるもんだから、もしかしたらなんか縁とか
あるかと思ってさ」
キリキリ痛む胸に耐えながら、男は一息に言い切った。その目に何か感情が浮かんだら、
続きを言えなくなってしまう。
「ごめん、ほんとは安全なとこまで送ってやりたいんだけど、そいつを探しに行かなきゃ
ならないんだ。神殿までの道なら、今なら危険な連中いないはずだから。
あいつ、バカで弱くて一人じゃ何にもできないくせに何時も一人で行っちまって、
だから俺が助けてやらなきゃ」

「あ……」
私はここにいます。叫びたい気持ちを必死に抑える。そんなわけない。こんなこと、
あるわけない。ずっと思っていた、こんな風に優しく話しかけて欲しいって。
これはきっと私の願望が作った夢だ。ダメだ、ダメだ。信じちゃいけない。
「いいえ、大丈夫です。ここからなら、帰れます」
自分の家ですから。表情を失ったまま、言うべき言葉を紡ぐ。
最後の言葉は、心の中で呟いた。
悲痛な、それでいてほっとした顔で男は言う。
「そっか、ごめんな。気をつけてけよ」
心配気に、それでも踵を返す男の背中に泣きそうになる。
あの人が行ってしまう。その姿が遠ざかる。
もうダメだ。我慢できない。

──待って。私はここにいます!
817それでもその灯を希望と呼ぶなら 09/10:2011/03/15(火) 00:52:56.59 ID:25P1PdE3
「そうだ! これ、やるよ」
叫ぼうとした瞬間、男が振り返った。
駆け戻ると、自分の指から指環を抜いて「待」の形に口をぽかんと開けたままの
オストラヴァの指に嵌めてやる。
「盗人の指環って言うんだ。ある程度離れた相手にはあんたの姿は見えなくなる。
これで少しは安全に帰れるよ」
「そんな大切なもの……」
慌てて指から外そうとするオストラヴァを制して言う。

「それに、あいつバカだから、こんなのつけてて俺に気付かなかったら困るから」

「ありがとう、ございます」
ああ、もう笑い方なんて忘れたと思っていたけれど。
「これを……もうこんなものしかありませんが」
只の綺麗な石。何の役にも立たないことは知っている。でもきっと、この人は何にも
言わずに笑ってくれる。私が笑って欲しいからって、そんな我が儘許されるはずも
無いけれど。ちゃんと役目は果たすから、だから、ひとつだけ。

「ありがとう。嬉しいよ」

ほら、ね?

女の見せた笑顔に、男もほっとした顔で笑う。
純粋なみかげ石。とても貴重な品だが、確かに彼女の獲物では使いどころは無いだろう。
もらってしまっても問題は無いと判断する。
なぜかこの石はトマスがたくさん持っているから、別に自分としても必要では
なかったのだが。受け取ったことでこんなに柔らかな笑顔を見せてもらえたのなら、
100万ソウルの価値ってやつだろ?
男は今度こそ安心して、その場を離れる。



遠ざかる背中だって、もう寂しくなんか無い。

そっと指環を外す。首からかけていた鎖に、ずっと身につけていた鍵と一緒に、通す。
だって、君に気付いてもらえなかったら、困るから。



焦る気持ちを必死に宥めながら道を斬り開く。
失う恐怖と焦りの中で、ひとつだけ灯った光。
すごくきれいな笑顔だった。
まずい、こんな状況で女に惚れるとか無いから。いくらなんでも相手に失礼だから。
神殿に戻るって言った。また会えるかな。
会えなかったらオストラヴァに文句言ってやらなきゃな。

きれいな笑顔だった。あいつとおなじ、青い目だった。
悲劇に埋もれたこの地に、それを照らすにはあまりにも小さな灯。
兜の隙間からいつものぞいていたのは、困った目、悲しげな目。
どこか遠くを見るような切ない目。
あいつの瞳が笑うのを見たいと思った。この世界にたったひとつ灯る光を。
818それでもその灯を希望と呼ぶなら 10/10
世界は悲劇だ。

もしかしたら、父の本意ではなかったのかもしれない。
それはオストラヴァに残された最後の希望。たった今打ち砕かれた希望だ。

何故まだ私は生きているんだろう。こんなところでうずくまっているんだろう。
答えは簡単、たったひとつ。ボーレタリアの王子として、この鍵を、古い伝説の剣を
新しい英雄に託す。それがオストラヴァに残された最後の使命だから。

けれど、ひとつだけ、自分の願いを叶えてもいいだろうか。否、許されるはずが無い。
大罪を犯した者の子として、この地を救わねばならぬ立場にありながら、何ひとつ役目を
果たすことが出来なかった自分にそれが許されるはずも無い。けれど、どんな罰が
与えられようとも。お願いだから、もうひとつだけ。

「ああ、君ですか…この上に、父がいます」

あの人が来ることに、なんの疑いも持たなかった。

「いや、父、オーラントの姿をした、ただのデーモンでしょうか」

あの人はいつも必ず来てくれた。

「真意を問い、諌めようと、無謀な旅を続けてきましたが、独りよがりの茶番だったようです…」

どんな時もちゃんと間に合ってくれた。

「お願いです。父を、殺してください。あれはもう、人の世に仇なすものでしかありません…」

だから今、オストラヴァは嬉しかった。もう一度会えたから。

「これを…。ボーレタリア霊廟の鍵です」

この世界に残された最後の希望。わたしの、たったひとつの灯。

「霊廟には、父の剣、ソウルブランドと対をなす、デモンブランドが祀られています」

自分のためでなくても、ただその使命を全うしているだけだと知っていても、嬉しかった。

「それで、父を…」

神様はやっぱりいるのかもしれない。
もう立ち上がる力なんて無いと思っていたのに、不思議な力で立ち上がる。
あの人の手に、自分の手をそっと重ねた。ごめんなさい。指環をあの人に返したいだなど、
この期に及んで自分の望みを叶えようなど、なんと罪深い魂だろう。けれど、この身を
何に堕とそうとも、どうかこれだけ。ひとつだけ。

一瞬戻る視界。驚いたような、君の顔。それはそうだろう。

だって、今、私、





──きっと笑ってる。