405 :
名無しさん@ピンキー:2014/02/26(水) 20:53:18.25 ID:7+PFYiZG
ホワイトメリーちゃんがトイレの個室の中で
パンをかじりながら携帯電話で新しく立った2chのスレに
>>1乙するSS下さい
翼ちゃんがメルちゃんにエッチされている小説を下さい。野生児で記憶喪失の
翼ちゃんという設定でお願い…。
冬から春への季節の移行を感じる今日この頃。
という訳で、しおんとフローラの百合話を用意します。
まずは導入から。
ここは、とある山奥。俗世から離れ、滅多に人の来ない自然溢れる高原。
冬の銀世界に覆われた静かで平和な所。
…のはずであった。
そこには人間嫌いの雪女がいる…という言い伝えがあるらしい。
自然に覆われた広間にどんと置かれた場違いなかまくら。
入り口付近に青い髪と無愛想な顔をした一人の少女がいた。
「…強い風…」
わたしは不意の強い風に裾を押さえることもなく遠くを見た。
ワンピースの裾が風の喜びを感じたように舞い上がった。
他人に見られたらわたしの尻や股間は丸見えだろう。
誰もいなかった…動物すらいない。別に興味はないけど。
ふて寝するように後ろへ倒れ込んだ。
…と思ったが一人の気配を感じた。
「し お ん ちゃーんっ!」
緑の髪と白い花を散りばめた、柔らかそうなワンピースドレスに包まれた
少女がこちらへ近づく。
「ただいまですっ!」
「フラ、おかえり」
「しおんちゃん、日向ぼっこですか? 混ぜてくださいっ」
「いいわよ。ご自由に」
「わーい!お隣、いただきますねっ」
笑顔を浮かべた少女は両足を曲げ、隣に座り寝転んでるわたしに顔を近づけた。
三角座りした彼女からスカートの中が見えた。
薄く色づいた綺麗な足と、ドレスよりもさらに白〜い純白レースのぱんつ。
絶景だから黙っておこう。わたし達しかいないので言う必要もないし。
よくある光景だが、わたしは未だに慣れない。
彼女の名はフローラ。2ヶ月ほど前にここへ来た、花の精霊…のようだ。
(詳しいことは知らない。訳ありな子に聞くのも野暮だろう)
寒さは白い花を散りばめて凌ぐことができるのだ。多分人間ではない。
わたしは彼女の名前と「フラワー」にちなんで『フラ』と呼んでいる。
「しおんちゃん。最近、風が強くなりましたね」
「…そうね。春一番。もう冬も終わる頃ね…」
「それにあちこち回ったら雪解けもありまして。春の気配です!
もうすぐ春になります。そうすれば動物さんもお花さんも元気に集まりますよっ」
フラはにっこりと微笑んだ。
かわいい。わたしでも素直に思うのだから間違いないだろう。
わたしは仏頂面だが特に気にしたこともなかった。
「うん…そうね…」
「はいっ!」
そんな感じでフラとのひと時を過ごした。
わたしは口数こそ少ないが、会話を楽しんだ。
(ちなみに、彼女はずっと三角座りのままだった。頻繁に目線が寄ってしまった)
その夜、かまくらの中。
もしもの時の薬草、簡素な囲炉裏と火起こしやフラ用湯のみ。
そしてフラ手製の花布団(二人用)以外何もないところ。
でもフラにとっては大切な住まい。
わたしにとっては、フラと一緒にいるための空間。
白い花でできた布団でフラは寝息を立てている。
わたしはこの子の寝顔を眺めながら、今までのこと…フラとのひと時を思い出した。
フラが言うのに、わたしはとても優しく素敵な子…らしい。
無愛想だけど話も聞いてくれるし、森で困ったことにも相談に乗ってくれる。
道案内や動物さん達の生息地も教えてくれる。
おまけにこんなでっかいかまくらも用意してくれるっと。
わたしは雪女だからそんなことは動作もない。
その度にお礼と笑顔をくれるこの子のためにしたことだ。
『しおんちゃんがいなかったら、私どうなっていましたか…』
…以前聞いた言葉だ。
恐らくここに来る前に何かあったのだろう。でも向こうから言わない限り
それを尋ねる筋合いもない。訳ありなのはお互い様だ。
フラは寒さを凌ぐため、毎日ここで寝泊まりする。
寝る前にわたし達は布団で横になり、他愛のない可愛を楽しんでいたものだ。
フラは最近嬉しそうに言う。
ここは春が訪ればあっという間に一面の花と草が生い茂げる。
動物や小鳥がさえずる生き生きしたところになると。素敵!
…とフラは言う。
フラは春の訪れを一心に喜んでいる。そう、わたしも春の気配を感じた。
相変わらず銀世界であったが、この一週間で雪解けが進み、さっきのような強風が吹き巡っている。
今も降っているのは雪ではない。小雨だ。
しかしわたしは春の景色を知らないのだ。見たことがないから。
わたしは春の訪れとともに消える。
体が溶けるようになり…痛みや苦しさこそないが、感覚がなくなりだるくなる。
寝た時のように、五感が消えるのだ。その時にわたしは消える。
そして次の冬まで姿を見せることは出来ないのだ。
わたしはそういう体質だから、他人とは関わらないようにしている。
冬にしか会えないような面倒な奴に関わる物好きもいないだろう。
だからいつものように冬の終わりに、寝るように体を預けるだけ。
でも…こんなことは初めてだ。
となりで寝息を立ててるこの子は、無邪気にわたしへ接してくれる。
選択が違っていたら…もしかしたら邪険に扱って森から追い出したかもしれない。
勿論、それで済ますには遅すぎた。そんな訳にはいかなかった。
初めて会った時…森に迷っていた、服もぼろぼろで目も虚ろな彼女を見たとき
放っておくことはできなかった。
急いで即興のかまくらをこしらえ、
一緒に森で薬草探しや、背中にフラを乗せて温泉へ連れて行ったり。
寂しそうな時はそばにいて、話し相手になった。
口下手なわたしが…弱った彼女に。自分から話すのはとても苦労した。
時には手をつないだりもした。手に温もりがありますっ、とフラは言った。
(ちなみに食べ物は不要だ。お互いにただの生物ではないようだ)
その甲斐あってフラは元気になり、笑顔と優しさ溢れる子になった。
表情や声色で、嫌でも伝わる。
我ながらよくここまで尽くしたな、と思った。
わたしは今まで雪女なことも体質のこともフラに告げてない。
何故か伝えることが出来なかった。
『し お ん ちゃーん!』
脳裏に、微笑むフラの顔がよぎった。
何も言わず、彼女の目の届かない所へ去っても良かった。
だがもう遅い。遅すぎる。この子をおざなりにすることは出来ない。
この子はわたしがいなくなって悲しむのか。
次の冬までずっと覚えていてくれるのか。
…会いたいと思っていても、出来ないのはとても辛いことだ。
それくらいのことはわたしも分かる。
…ふと気づくと視界が揺れている。
わたしの目に、水のようなものが溢れ…やがて頬を伝っていった。
どうすればいいだろうか。
この子との思い出が欲しい。わたしの以前の記憶はずっと残る。
もしこの子に会えるのなら…次の冬が楽しみになる。今までになかった感情だ。
わたしは両手を強く握り締め、力を込めた。
小雨は落ち着いたがまた降るだろう。もう時間がない。明日に備えよう…。
しばらくして、わたしはフラの手を握ったまま眠りについた。
別の手に握っているのは…青い小石とツルで作った粗末なアクセサリー
自分の冷気で作った、ずっと溶けない不思議な氷。
導入終わりです。続き(本番)は今日中か明日です。
風邪にはお気をつけください。
(ここでクレイジーサイコレズ化するしおんちゃんに期待age)
続き。平日なので当面小刻みのあげになります
****************************************************************
今日は天気が良く、わたしにとっては少し暑かった。
動物も結構見かけた。まるで冬眠から覚めたように。
のどかな感じが心地よく広間でフラと添い寝をしてしまった。
手を繋いだまま。今度はフラから頼んできたけど。
「ん…」
「あっ。しおんちゃん。起きました?」
眼前には微笑むフラがいた。ふとうたた寝から目が覚めた。
わたしは後頭部に柔らかく暖かい感触を感じた。気持ちいい。
フラはわたしに膝枕をしていた。役得…なのかな。
あいかわらず無邪気な顔だ。明日会えるかどうかも分かってないというのに。
「しおんちゃん、涎たらしてますよ。とっても気持ち良かったんですねっ」
なっ。しかし太ももが気持ちいいので動くのはまだ早い。
「しおんちゃんはしたないですよ。うふふっ」
そう言うと、指で私の涎を拭き取った。
わたしは赤ちゃん? フラがお母さん? ふ〜む。
日が落ち、空が紅く染まっている。もうこんな時間か。
フラが左手を差し出した。わたしは無言でフラの手を握り、背中に担いだ。
「わたしが送ってあげる。ここから夜になるの、あっという間だから」
わたしは彼女を背負ったまま、宙に浮かび…飛び上がった。
フラは嬉しそうに笑顔で応対し、そのままわたし達は家路についた。
かまくらに戻ったときには日が落ち、景色も闇に染まった。
また強風が吹き荒れる。入り口から景色を眺めた
「しおんちゃん、寒くないんですか?」
「うん。わたし雪女だから平気」
「私も平気ですよ。この白いお花さんたちが守ってくれますので」
「ふーん。便利ねえ・・・」
「あらら…興味なかったんですか…ごめんなさいねっ」
「違うの。何回も聞いたから反応がね、淡白なだけ」
かわいらしい笑顔。色付きの薄い、つるつるの肌。
いつもの白い花をあしらったワンピースドレス。
その奥にはわたしにいろんなことを催すものがいっぱいあるのだろう。
…と我に返ると、目の前のフラの顔がどアップで。
しかも左手が腕組まれがっちり密着している。
「…しおんちゃんっ」
ちゅっ。
わたしの頬にキスをした。
「ふへ?」
「お迎えのお礼ですっv しおんちゃん触れ合いが好きみたいですので…」
フラの頬はすこし赤く染まっている。
「私も…スキンシップは大好きなんですよっv」
それで、手繋ぎとかよく頼む訳か。
触れ合いが好き。…確かにわたしもだ。…いや、気づいたのは今か。
頬に触れた感触はとても柔らかく温かった。わたしの何かが昂ぶった。
もう我慢できない。ここまで思われてるなら…いいよね?
「フラ、ちょっと眼を瞑ってくれる?」
「えっ? いいですけど…」
ちゅっ。
わたしはフラの唇に口づけした。
「っ!!///」
「え…しおんちゃ…きゃっ!」
密着したまま自分ごとフラを押し倒し…花布団に倒した。
フラのドレスの裾を掴み、一気に捲くりあげた…
キリがいいので続きは後日です。
>>412 ご希望に添えるかどうかはわからないですが(しおんが当初の予定より落ち着いたので)
最後まで読んでいただくと幸いです。
続き。
膝上の丈だからあっさり太ももが見え、あわやぱんつも見えそう…
…だったが両手で妨げられた。わたしが片手なせいで押し負けた。
フラが涙目でこちらを見ていた。睨んではいないけど、動揺と困惑の顔。
「ど、どうしました。しおんちゃん…?」
しまった。反射的にしてしまった。
でも、もう後には引けない。わたしの中の何かが爆発しそうで止まらない。
「あなたのせい」
「えっ!? そ…そんなっ…!?」
フラは一段と涙目になった。わたしの手を抑える両手が震えている。
…しまった。言葉を選べ、自分。
わたしは珍しく動揺してしまった。自分でも呆れるくらいに。
とにかく謝らなければ。取り返しがつかなくなって後悔してしまう。それだけは嫌だ。
「「ご、ごめんなさい!!」」
同じ言葉を同時に言った。ハモった。
裾をめくろうとする手を外し、フラの隣に座り…向かい合った。
「ホントにごめんなさい…いつも言葉が足りないな。わたしは…」
体の震えが来た。こういうのが怖い、というのか。
でもわたしは奮い立って正直に言った。いや言わなければ。
深呼吸を十回もして、覚悟を決めた。
フラは上半身を起こし、きょとんとしている。
「…しおんちゃん…一体何ですか…? 大げさな動きもして…」
「フラ…。あなたに…言わないといけないことがある」
「え…」
「とても大事な話だから、しっかり聞いて。お願いっ」
「は、はいっ!聞きますよ!どうぞっ!」
フラの泳いだ目線がはっきりし、しっかりとわたしを捉えた。
わたしは雪女で冬の間しかいられないこと。春の訪れとともに消えること。
そして今わたしは戸惑っている。消えることを怖がっているのだ、っと。
フラは突然の告白に、また涙ぐんでいた…。
「そ…そんなぁ…。しおんちゃんが消えるなんて…。
雪女というのはさっき聞き取れました。ああ…やっぱり、でしたけど。
でも、消えるって…。 …消えるなんて…嫌ですっ」
まだ…全部じゃない。肝心なことがまだだ。
わたしはフラの両手を同じように左右からつかみ…自分の胸元へ持っていった。
これを伝えなければ…消えても消えきれない。
「わたし、フラと仲良くなれて嬉しい。でも次に会えるのは来年の冬。
フラはわたしと会いたいと思っても…次の冬まで叶わない。
とても辛い。わたしは怖かったの。あなたに辛い思いをさせるようで…」
自分でもここまで正直に言ったのは初めてだ。
「何も言わずあなたの目の届かない所まで去ろうとかも思ったの…」
すべて話し終えた。わたしはホッとなった。気がつくと眼に水が溢れている。
フラは終始熱心に聞いてくれた。唇が震えている。堪えているのだ。
それでも眼はしっかりとしている。芯の強い子で…良かった。
そそそ。すり足でフラの顔、いや全身がこちらへ近づく。
気がつくと吐息すら感じる・・・半歩動くとぶつかりそうな感じになった。
そしてフラの両手は、わたしの首と背中を捉え…全身を優しく抱きしめた。
「…しおんちゃん…。辛かったんですね。
今まで一人で悩んでいて…、頑張ったんですね。
でも、こんな辛いことを打ち明けていただきありがとうございました。
もうあなたが思い詰めることはありません。私がいますのでっ…」
フラは優しく語りかけた。
ダメだ。眼の溢れが止まらない。
「いいんですよ。たっぷり泣いてください。私が受け止めますのでっ…」
わたしはかつてないほどの声を出して泣いた。鼻水も止まらない。
………………………………………
…泣き疲れてわたしが落ち着いたのを見てから、フラは体を半歩離れた。
その間ずっとフラは抱き締めたり、わたしの顔に胸を預けたりした。
フラのドレスは、わたしの涙と鼻水でぐしょぐしょだ。後で謝ろう…。
立ち話もあれだから、わたし達は白い花布団の上で座った。
わたしは正座だ。…フラはまた三角座り。勿論、奥の白いのが見えるので
嬉しいのは嬉しいけど。この子の癖なんだろうか。
…でフラは妙なことを問いかけた。
「で、さっきのキスやスカートに手をかけたのはなんだったんですか?」
…うーん。言いにくいことを。よほどびっくりしたのか。
しかし言うしかなかった。自分の気持ちを。
「思い出が欲しかった。あなたとの思い出が…あなたとした何か特別なことが。
でも…なんか変よね…ほかに何か別の方法が…」
「…なるほど…そんなことでしたか。…分かりました」
「ふへっ?」
フラはわたしの話を遮った。何故か安堵したような表情になってるし。そして。
「しおんちゃん、眼瞑ってください」
「うん…」
ちゅっ。
またしてもフラから唇を重ねた。今度は頬ではない。唇だった。
唇を離したフラは、わたしに顔を向け、うっとりとした表情で呟いた。
「私もしおんちゃんとの思い出が欲しいです」
「えっ!?」
「そんなことになるとは思ってなかったです。お別れだなんて…悲しいです。
私もしおんちゃんが好きですから…一緒に思い出作りましょう。
最後の夜、おやすみだけではつまらないですっ」
「も」ということは…そっか。
一旦引っ込んだ目のあれがまた出てしまった。嬉しくても出すんだなっと知った。
「あなたが…いえ、フラがわたしを好きで…嬉しい。
わたしも…フラが大好き…だから。…ぐすっ」
「あらあら、しおんちゃん。また涙が…。意外と泣き虫さんなんですね…。
でもほっとしました。しおんちゃん、生き生きしてますよっ」
「ぐすっ。どうしてほっとしてるの?」
「しおんちゃん、無表情なだけではかわいくないですよ。嬉しいんですねっ」
「うんっ。わたしは今、すごく嬉しい。想いをあなたに告げて良かった…」
手で目に溜まった涙(というのを今知った)を拭いながら言った。
笑顔でこの子はうなづいた。わたしもうなづいた。
「ところで、思い出作りって…あれを続けるけど…いいの?」
「しおんちゃんとなら…きっと大丈夫です。
せっかくですので…わたしも楽しめるのでしたら…是非」
とても優しい笑顔を浮かべた。この表情にわたしは逆らえない。
決めた。止める理由もない。わたしだけでなくフラのためにも続けよう。
**********************************************************
<お詫び>
エロ小説スレにも関わらず、寸止めやらパンチラだけでお茶を濁して申し訳ありませんでした。
次回以降はホントにエロい展開になります。気長に待っていただくと幸いです。
>>419 乙。いつも寸止めが多いから本番シーンがどうなるのか一度見てみたかった。
自分より文が上手いだけにちょっと残念。
でもしおフロ美味しく頂きました!
「『し お ん ちゃーん!』」に氏の本気を感じたので
これからの百合妄想もより一層力がこもります!ありがとう!
お待たせしました。本番開始です。
**********************************************************************************
「じゃあ…続き行くね?」
「ええっと、確かキスからですね? 裾はめくらないのですかっ?」
「……それは後にしてっ。あと、あまり言わないで…」
もう一度わたしから口づけをした。フラもわたしも眼を瞑っている。
今度はすぐに離さず、じっくり時間をかけ…柔らかい唇を味わえた。
柔らかいし湿ってるので心地よかった。
「んん…気持ちいいです…しおんちゃんの唇…」
「フラのもね…しっとりしている…」
なんか理性まで麻痺しそうだ。わたしは普段言わないようなことを頼んだ。
「フラの体、触っていい?」
「あらら…やっぱり。いいですけど…どこら辺ですか?」
「色んな所。嫌なら言って」
「はい、です!」
ドレスの上から、フラの胸と尻に手を伸ばした。
今までは手とか背中(抱き合った時に)ばっかりだったので新鮮だった。
「胸とか尻とか…触っていいかな…?」
「もう…しおんちゃんってば…。まあ大体そのあたり行きますよね…」
「いい? 一応…許可とってからしたいの…」
「しおんちゃんなら…いいですよv でも…優しく触ってくださいねっ」
「…勿論。傷つけないようにするわ…」
とはいえ服の上より直に触りたいけど。まあ慌てないほうがよさそうだ。
さわさわっ。
フラは一瞬ビクッとなったが、あとは頬を赤らめただけだ。
胸の大きさはさほどないが、柔らかく気持ちよさそうだ。
(服越しだから詳しくはわからない)二箇所豆のように尖った感触があったし
尻は…胸と同じくとても心地よいし、何より弾力があった。
尻の方が気持ちいいから、両手を使って一気に揉むのもいいかな…。なんて。
「…ううう…しおんちゃんが私のおっぱいやお尻を触っ…いや撫でてます…」
「そのうち服越しだけじゃなくて…直に触るよ?」
「………しおんちゃんのえっち…」
フラの息遣いが荒くなってる。興奮してるのかな?
「口開けて…舌入れるから…」
「はい…」
フラの鼻をつまんで口を全開させた。そこに舌を放り込む。
最初は遠慮がちだったフラも同調し…互いの舌を舐め合った。とても艶かしい。
ぴちゃぴちゃと、湿り気のあるやらしい音が響く。
唾液をこしらえてフラの口へ流し込んだ。
「ふあ…やあん…熱いです…」
「もっと声出していいよ。夜なんだし」
ほんのり甘くなった気がする。気のせいかな。
溢れた唾液はこちらへ持って行って…少し躊躇ったけど結局ほとんど飲み干した。
「やだぁ…飲んだんですか?」
「フラのだから大丈夫。気にしないでっ」
勿論、愛撫も止めていない。遠慮がなくなり、
フラの体を触る両手もどんどんいやらしくなった。
ドレスの隙間とスカートを抜け、強引に直に触れた。
どうやら胸の方はぱんつみたいな下着を何もつけてないようだ。
「…はうっ! やっぱり直に入れるんですねっ…えっちです」
「…もう…いやらしいですよお…。
しおんちゃん、私の体…よほど気に入ったんですね…」
口ではそう言ってもフラは全く抵抗する気はない。むしろ楽しそうだ。
もっとやって欲しそうにすら思える。そういう趣味なのか…。
勿論、愛撫も止めていない。遠慮がなくなり、
フラの体を触る両手もどんどんいやらしくなった。
ドレスの隙間とスカートを抜け、強引に直に触れた。
「…はうっ! やっぱり直に触るんですよね…えっちですっ…」
どうやら胸の方はぱんつみたいな下着を何もつけてないようだ。
フラの愛らしい体の感触を、何の妨害もなく楽しんだ。
「…もう…いやらしいですよお…。直に触るとか…。
しおんちゃん、私の体…よほど気に入ったんですね…」
口ではそう言ってもフラは全く抵抗する気はない。むしろ楽しそうだ。
もっとやって欲しそうにすら思える。そういう趣味なのか…。
体を密着させてフラを布団に押し倒して…わたしはのしかかる様にもたれた。
「…しおんちゃん…さっきからお尻ばっかり構ってますよ〜。
そんなに好きですか? 手つきもすごく変ですし…」
「うん。柔らかくて暖かいし、とても気持ちいい…」
「お気に召して何よりなんです…v
では、後ろだけじゃなくて… 前の方はどうですか…?」
え?自分で言うものなのか。 触って欲しいの?挑発? 恥じらいとかないの?
しかし欲望と快楽の波が、そんな疑問をそっぽへ攫っていく。
「うん、触りたいよ。 いいかな?」
「いいですよ…v」
わたしは片手を尻に向けたまま、別の手をフラの股間へと向かった。
スカートが邪魔だったので一気にめくった。
こちらの方は正面なので、 フラの腰周りが見えた。
白いぱんつとかわいらしいへそ。 絶景だと思った。
下着越しからフラの股間に手を触れた。 ある意味待望のお時間だ。
「あん…」
触れるだけで感じてるみたい。 わたしは胸のドキドキを抑えながら続けた。
手を股間の縦になぞるように忙しく、でも優しく動かした。
「あ、んんん…は、あああんっ…」
妙に反応が強い。きっとここを攻めるといいのだろうか。
色々位置や動きを変えて試行錯誤した。
どうも愛撫を続けるうちに…暖かさだけでなく湿り気まで出ている。
ぱんつ越しでも分かるから、きっとその奥は…。
それにフラの声や表情も…湿り気?ええっと…艶が出ているし。
服への汚れも気になってしまった。 興奮して、理性を抑えるのが大変。
わたしは恥ずかしい要求をフラに頼んでみる。…断られるのを覚悟で。
「服が邪魔になってきたなぁ…」
「いいですよ…v 脱ぎましょうか?」
「いいの? どんどんするよ?」
「しおんちゃんなら大歓迎です…もっとしてください…」
そういうと両手で裾を持ち上げ…ドレスの中身を首元まで晒した。
たくし上げのポーズ。裸体を覆っているのは純白のぱんつ以外何もない。
薄い肌色で柔らかそうな裸体。小ぶりに膨らんだ胸。桃色に色づいた乳首。へそ。
さっきまで直に触っていたが、いざ見るとなると…とても新鮮に映った。
傍から見たら誘っているようにしか見えないが、本人が気づくはずもなかった。
フラは何かうっとりとしたような顔をしている。喜んでいるのか。
「しおんちゃんって…こういう姿が好きそうですので…v」
「…あえて答えない。フラのご想像に任せる…」
「じゃあ…私の想像も言いませんね…。うふふ…」
妙に含みを込めた笑みだった。絶対バレてる。
実際、こういう姿はドキドキしてしまう。
まして相手が普段こういうことしない子だし…
いや、わたしが大好きなフラが…しちゃってる。それが最な理由。きっと。
「しおんちゃん…見とれすぎですよ…そんなに良かったんですね…」
「うん…とっても良いよ…なんてねっ」
どうもフラには素直な感想が出てしまう。さて続けよう。
もう一回キスをした。舌を入れて唾液を混ぜ合わせ…蓄えた。
(勿論尻と股間への愛撫は忘れない)
「ん…唾液ちょうだい…」
「…少しください。後はあげますよっ」
溜め込んで混ぜた唾液を口づけで分け与え…フラはごくりと残りを飲み干した。
フラの唇から離し…溜め込んだ唾液のいくらかを彼女の胸元へだらりと垂らした。
残りは味わうように、少しずつ飲み込んだ。
「はあ…はあ…んんんんん…やだあっ…熱いですよっ」
ほどよい温かみに反応している。
二つの膨らみの間にながしこんだ。
体の外に溢れないように、フラの胸に塗り広げる。
わたしの舌が筆代わりだ。でもそれだけにしない。唇も両手もある。
ときどき吸い付くように胸へキスもした。
そして両手は…桃色に色付いた2つの頂部を攻めた。
とりわけ…頂部に飛び出た、突起みたいなものへの反応が特別のようだ。
触れるだけでなく、舐めたり、押し出し、擦ったり…
その度にフラは声を出し、痙攣してる。
「ん…しおんちゃん…はぁん! いい感じです…気持ちいいですよっ…んっ…」
気づけば、フラの胸は唾液まみれになった。
白雪の明るさに反射して、裸体がきらめいている。
わたしの下半身が反応して潤った。ちょっと気になったので
わたしは左手にそれを触れた。
よく分からない粘ついたものが手に付着していた。
「やだ…しおんちゃん…どこ触ってるんですか?」
「フラは何も見なかった、そういうことにして。いい?」
「えっ……あ、はいっv 私は何も見ていませんっ」
「ありがと。 素直でいいね」
じゃれっているうちに舌を左胸に集中し、つい調子に乗って攻めた。
フラは顔が火照ってる。恥ずかしさ?嬉しさ?わたしがしてるから?
さて…次は…。そろそろいいかな?
左手ぱんつの端を摘んだ。股間の方も直に触れたい。
「そろそろ…そこも直に触れた方がいいよねっ?」
「…ええっと…汚いかもですよ?」
「フラのだから平気。 というかわたしがキレイにするから」
まったく根拠のないことを言った。本当はされたいのでしょ?
ぱんつの中に手を入れようとしたが、フラが諌める。
「下着…汚れるの嫌だから、脱いだほうがいいです…?」
とうとう観念したようだ。でも自分が脱がすのは面白くない。ちょっとからかおう。
「そうね。 脱いで。 直に触れるから」
「ええっ? やっぱり…ですよね。 …でも自分からするのは恥ずかしいですっ…」
「自分で脱いで。 わたしは両手がふさがってるのっ」
「あらら…いじわるです…しおんちゃんのいじわる…。
まあ…しおんちゃんの頼みですから…脱ぎますよ? 見てくださいっv」
もう少し経験豊富なら反応がおかしいことに気づけるのだが、あいにくそんなものはなかった。ああ、楽しんでいるのか…いいね…としか思ってなかった。
わたしの愛撫が収まらないので、フラは両手で自分のぱんつに手をかけた。
ちょっと躊躇ったが、一瞬でつるっと剥き…膝元まで脱ぎかけた。
ぱんつとその奥の間に透明な糸が引いていた。
そしてわたしはようやく見ることができた。そのフラの奥深く?とかいうものに。
上にほんのり産毛が生えた程度で、あとは桃色の縦に沿った割れ目が出ただけの綺麗な眺め。薄い色づいた肌に、割れ目の間が桃色に染まって襞を覗かせている。
更に何らかの液体で濡れそばり煌きまで帯びている。
「恥ずかしいですよ…v
とうとう…しおんちゃんに…見られました。 えへへっ」
ちょっと待て。 こういう反応をするものなのだろうか?
わたしはてっきり恥ずかしさで目も当てられない!とか、
泣いたりするのもあるかもしれない。わたしが相手だからなのか?
分かっているのはフラの嬉しそうな表情。 この子は心底喜んでいるようだ。
…後で振り返るともう少し怪しむべきだったけど…。
「触っていい…?」
「…しおんちゃんだからいいんですよ…。
しおんちゃんはそんな子じゃないんで…。
けど…。痛くしないでくださいね…?」
「善処するわ」
「またごまかしてますね…」
『しおんちゃんって、話を逸らすときに変な言い方しますねっ』
以前言われたことだ。フラに照れることを言われた後の返答での言葉。
「たっぷり可愛がってあげるね…」
「…やだあ…しおんちゃんが可愛がってくれます…きっと喜びますよ…」
わたしはフラの膨らみに手を這わせた。まずは控えめにつつくだけだ。
でも胸と同様に愛撫した。感触はとても柔らかくぷにぷにと弾力もある。
「あああ、ああああんっ…しおんちゃんが私の…に…」
フラはドレスの裾を両手と口で持って興奮を抑えていた。両目を瞑って。
かわいい…というかヤラしい。
つい、わたしは意地悪をした。
「わたしの…って…? 一体どこのことなの?」
「いじわるしないでくださいな…。私のこと嫌いになったんですか…?」
フラはそう訴えた。しかし口調が軽い。冗談のつもりだろう。
勿論そんなことはないし。お互い言う必要は無い筈っ。
舌で右の乳首を。左手で左の乳首を。右手で恥部を。
三箇所を同時に攻めて、フラを翻弄させた。
「ん、んんん…」
「やぁ…んんん……」
特に恥部からは、ぬちゃぬちゃ…とよくわからない音まで出ている。
手におびただしいぬめりが出たが、意に返す気はない。
しつこく攻めて行くことに集中して他の意識はなくなった。
「ひゃあっ…ああん…やぁ…」
フラの反応も大きく変化している。もう敬語どころか言葉すらも出ていない。
ああとか、んんとかの喘ぐような声しか出ていない。
「ふあぁ…あふうううぅ…んっ…」
そのいやらしくもかわいらしい声に煽られ、わたしの愛撫まで昂ぶってきた。
なお一層手と舌の動きを激しくした。
「あ、ああ…し、しおんちゃん…もうー」
またフラの様子が変化した。ちょっと動揺したが、愛撫はやめてない。
「…あ、あ…、あぁぁっ…ふああああぁぁぁっ!!!」
フラは裾を固く握り締めつつ背中を仰け反らせ、今までにない大声で叫んだ。
加えて割れ目から潮のように液体がちょっと吹き出した。
後ろに倒れたフラは、仰向けのままさっきの余韻に浸っているようだ。
花布団が和らげてくれたので、怪我の心配はないようだ。よかった…。
「は、はああん…。 …しおんちゃん…いいですよっ…」
フラの顔は、汗が出て湯気が出そうなほど紅潮している。
恥ずかしさと興奮のせいだと思うけど…で、合ってるのかな。
ふと見るとわたしの足元にも小さな水たまりができている。
「わたしはよくわからない。でもいい事なのだと思う…多分」
「はい…。そうなんですよ…」
太ももを伝い、粘ついた何かが自分の脚へ漏れてる。
それに全身が熱いし、気分もゾクゾクしている。
フラもだが、自分もいつもと様子が違っているようだ。
わたしは右手で自分の股間に直に触れた。
同じように粘ついた液体で溢れていた。
しかしそれに戸惑うおセンチな気分ではない。
ふと続けをしようとフラを見ると…ん?
むくり。妙にキビキビした動作で起きた。
フラは上半身を起こし、にこやかな笑みでこちらへ近づいた。
「し お ん ちゃん…v うふふっ…」
口調こそ、いつもの可愛らしい声だが…なんか違和感が。
それに…妙に威圧感のある動き。何か嫌な予感が…。思わずわたしは後ずさりした。
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今日はここで終了です。エロ展開になりましたがまだ終わりません。
もう少しだけ続きます。
最初の方、ミスが発覚したので訂正した分まで載せました。少しずらしてお読みください。
不便をおかけして申し訳ありません…。
>>420 百合は(ポプで)最も好きな内容ですので、本番前にも力を込めすぎました。
焦らしすぎて大丈夫かな?と思ったのですが喜んでいただいて何よりです。
という訳で、その後の内容はフローラの可愛さを逆手にとった展開にしました。
ほかの方同様、お待ちくださいね。
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ふと続けをしよう、とフラを見ると…
…ん? あれれ?
むくり。妙にキビキビした動作で起きた。
フラは上半身を起こし、にこやかな笑みでこちらへ近づいた。
「し お ん ちゃん…v うふふっ」
口調こそいつもの可愛らしい声だが…なんか違和感が。
それに…妙に威圧感のある動き。何か嫌な予感が…。思わずわたしは後ずさりした。
「しおんちゃん。多分初めてだと思います。…にしては上手かったですね。
舌や手先が冷たかったのは、まさかの経験でした。
でも良かったですよ…、冷たくて気持ちよかったです…」
「そ、そお…?喜んだのならいいけど…」
フラは髪留めの赤いリボンをほどき、両手でしならせた。
とても嬉しそうな笑みだが、口元がなんか変だ。
ますますもってやばそうな予感。そしてそれは確信に変わった。
「でも…まだまだ知識も経験も不足ですね…。 私がお手本を見せますね。
あなたの体を使って…反復練習しましょうっv」
「へ? な、なに…? そのリボンなんなの…!?」
そういうと赤いリボンをほどき、わたしの両手を後ろに回し、
手首を強引にきつく縛った。片結びで拘束したので解けない。
身動きがとれないからフラにされるがまま。
「ちょっ、ちょっと! フラ、なにしちゃうのっ!?」
「大丈夫です。 苦しい事や痛い事は一切しませんので!
私にお任せ下さいなっv」
すごくノリノリそうなフラ。 その能天気な様がかえって怖い。
「しおんちゃんがした時は全部自分からやりましたっ。
服たくし上げたのも、下着脱いだのも…。
ですので、しおんちゃんは何もしなくてもいいんですよっv」
「あ、あの…フローラさん? 一体どういうことですか…??
あと、わたしの話聞いてます…?????」
まるで許しを乞うようにわたしは妙な口調で言った。
しかしフラはまったく意に返していない。
「言った筈ですよ…?私は触れ合いが大好きだって…v
ましてしおんちゃんみたいな素敵な子とは尚更なんですよ〜っv
生命賛美が信条の私には、とっても楽しみなんです〜v」
フラの目が楽しそうに輝いている。今までにないくらいの眼差しで。
何ということだ。フラにこういう面があったとは!
普段見せないこの子の新たな一面に、わたしは戦慄した。
ついでに生命賛美とかまったく関係ない、絶対に。
「あらら。しおんちゃん何か顔が青ざめてますよ…一段と無表情になってますし。」
気のせいだ。多分…。
「だから私に任せればいいんですよ? 悪いようにはしませんので」
いやいや。既に悪い予感しかしませんけどっ?
フラはわたしの服の裾を一気に捲った、一切の躊躇いもなくとても楽しそうに。
服の下には何もないので、フラの目には裸体が全部見える。
さっきフラの裸体見たけど、多分わたしの方が発育悪いと思う。
そんな体で大丈夫なんだろうか? フラがお気に召すのか?
「心配要りませんよ。 しおんちゃんの身体…とても綺麗で可愛いですっv
痩せ気味ですけど…いい感じで肉付きもありますし。私のやる気も俄然出ます!
どうやら大変気に入ったそうだ。フラが気に入ったのならいいとして…。
とりあえず身体のことは安心した。しかし自分の心配をするべきだった。
「しおんちゃん、いつも何もはかないし隠す素振りもしないんですもん…
お陰で浮いてる時とか風が吹くたびに、お尻とかすじまで見えるのですよ…
見なかったり気にしてるフリするの大変でしたよっ」
しょっちゅう覗いてたのか。 ところで…すじってなに?
知らない単語に不満が募る。 フラが意に返さないので尚更。
というか…フラってひょっとして…?
「では膨らんで…ないですけど、桃色のいただきますっ」
「い、いやー! 桃色ってまさか!?」
フラは可愛らしい舌をちょこっと出してわたしの右胸を攻めてきた。
しおフロから一転してフロしおに攻守交代か…
期待せざるを得ない
慣れないせいか、艶かしい湿り気と柔らかい感触にブルっと寒気を起こす。
あと、好機と言わんばかりに左胸を揉みまくっている。
まるで果物を鷲掴みするような…いやそれよりわざとらしいほど強引に。
「うう…あううう…やだあ…」
「やっぱり冷たいし固いですね。凍傷にはならないですけど…。
でも、先ほどのあそこから愛液が出てたので…反応は多分同じだと思います
それにしても…綺麗ですべすべした肌におっぱいですね…v」
あそこ? あいえき? なんのこと???
わたしは異邦人になったような感覚に、目眩を覚えた。
「ふむ…。見えないですね、やはり陥没してますね。
実はしおんちゃん…、気持ちよくさせると…いいことがあるんですよっ!」
そういうとフラは一層胸を攻めてきた。
わたしがしたように唾液を塗っている。 やはり舌で舐め回し…
いや、胸のどこかを押し出すような変な指遣いをしている。
そして指の先でなんか豆のようなものが出た。
「わっ。 やっぱり出ましたね! いい感じですよっ」
フラの妙に気分の高揚したような声が上がった。
「しおんちゃん、見てくださいっ!」
「はい…?」
「ほら! しおんちゃんのおっぱいにも…乳首ちゃんが出てきました。
かわいいですよっ〜! うふふ…これは…可愛がらざるを得ませんね…」
妙に芝居掛かった言い回しで無性に喜ぶフラ。
こういう時にこの笑顔は反則だ…。 ううっ…ずるいよおっ…。
「はあん! ううっ…」
「勿論左胸も乳首ちゃんでましたよ! しおんちゃんに似てうぶなんですね…」
よく分からないが、一段と強い快楽が襲った。先程よりもピリっとした鋭い感覚。
なんか一層痺れるような感覚が襲う。さっきまでのくすぐったいだけとは訳が違う。
確かにフラにはそういう豆のようなものが胸の桃色に染まったところへあった。
で、今度は自分がされているのだ。 確かに快感だけど…それ以上に恥ずかしい。
「やだあ! …ああっ…うううう…ひゃあっ!」
「ぺろぺろしちゃいますよ〜。 しおんちゃんも大声で喘げばいいんですっ!」
「 いやあ!」
フラはわたしの乳首に容赦なく攻めたてている。
時々吸い付いたり、硬いものに挟まれるような感触もする。
多分フラが舌以外にも唇や歯も使ってるみたいだ。
一方別の乳首にも指でつついたり、こすったり押したり爪を立てたり…。
わたしでは思いつかない(したくもないが)いろんなやり方で攻めてくる。
色んな感触に飽きもこないが、なによりそれらを
全部フラがしてる…という事実が一層興奮する…心が昂ぶる感じだった。
「ああ…! いやあっ…そ、そんな…!」
「もう…しおんちゃんってば。やっぱり嬉しいんじゃないですか〜」
巧みに、二つの乳首に集中して休む間もない集中砲火を受けている。
「やああっ…ふええ…」
「ふええ…とかふへ?とかなかなか面白い声を出しますね…しおんちゃんってv
さて…乳首ちゃんはこの辺にしますか…」
…と一旦フラが中断した。 フラが微笑みながらわたしの顔をまじまじと見てる。
「しおんちゃん…いかがですか?」
「ふええっ…いかが? って言われても…」
「私から見るととても嬉しそうに見えるのですが…? うふふっ…」
「うん…嬉しいからもう十分だよ…この辺でいいよっ?」
とりあえず相槌を打って、気を反らせて終わらそう。
恥ずかしいからこれ以上は勘弁して。 粗相してフラに幻滅されそうだ。
特に身体の反応がおかしいから、思いがけないことをしでかしそう。
…とまたフラから妙な威圧感が出てきた。 相変わらずの笑顔で。
「しおんちゃん…簡単にバレる嘘はしないほうがいいですよ…?
お説教ですみませんが、相手との信頼にも関わりますよ…。
まして大事にしたい人とはするべきではないです…」
なっ、なぜ簡単にバレるの? 威圧感を持ってのこの台詞はとても怖い。
「あそこ…いえ、すじから愛液がたっぷり出てますよ? 見せましょうか?」
「何のことかわからないけど、もういいって!」
「とにかくしおんちゃんは楽しんでいるんです。 天邪鬼は嫌われますよ〜」
「いいから、もう終わっていいってば!!」
「駄目ですよ〜。 まだ序の口です。 お楽しみはここからですので…v」
相変わらず意に返さないフラ。 確かにこの子は見た目とは違い芯が強い。
けど、今のわたしにとっては全部裏目に出てる。
フラはわたしの両脚を器用に持ち上げた。反動で頭が下がった。
両手が塞がってるので、抵抗できないわたしはされるがまま。
「よいしょっ! では…いっきますよー!!」
掛け声をあげながら腰を支点に、身体を折りたたむようにした。
そして太ももの間に …フラの顔…いや全身が侵入してきた!
四つん這いの動きが、まるで不敵な侵略者のようだ。 来ないでー!
「ほほお…これがしおんちゃんのすじですか…」
産毛もないですし、周りは勿論、中の色付きも薄いですね
ひときわ薄い桃色です…。でも愛液がたっぷり滴ってますね…」
そう。わたしの股間やその周りがフラの眼前に堂々とさらけ出された。
しかもフラの顔が密着するように更に迫っている。
「しおんちゃん、すじを開きますねっ」
!? どういうこと!? まさか!?
「では…開きますね…」
不意にわたしの…に冷たい気を感じた。
外の風だ。わたしのあそこが晒されて外気に剥き出しになってるんだ。
…そう…とうとうフラに見られた。 見られてしまった。
こんな恥ずかしいところを一番見せたくない子に見せてしまった。
わたしは恥知らずの淫乱な女…いや雌だ…。
「わあ…また愛液が出ています…。 とろって出てますよ」
では、遠慮なく攻めますっ。 じっくりと拝見しますね。
しおんちゃんがどんな反応するか…見させていただきますねっv」
見ないでよろしい。 しかし、もうフラの暴走は止まらない。
なんとわたしが攻めた部分を口と舌でやろうというのだ!
正直、恐怖と嫌悪しか湧かない。 自分でも色々したからほんとに汚いだろうし、
ましてフラにして欲しくない。 汚してしまいそうだ。
大好きな子にそんなイヤラシイ行為させるとか…わたし最低だ!
それに、変な反応してフラに何かさせることになったら…!
何としても止めさせなければ…!
「だ、だめ! 汚いからやめた方がいいって!!」
「しおんちゃんだって、私のすじ触ったじゃないですか〜。
口ではやらなかったですけど。 まあうぶなしおんちゃんらしいですけど。
でも…私はしおんちゃんの為なら、ここまでしちゃうのですよ〜」
「いいってば! そこまでしなくてもいいよー!!」
「そうはいきませんよ〜。 折角の機会ですので、 しおんちゃんも味わうといいのですよー。 そもそも私、別に嫌じゃないですので。 全ては大好きなしおんちゃんの為なんですからv」
「ひぃやあー!! やめてーっ!!!」
必死に抵抗するが、縛られた両手ではどうしようもない。身体を振るだけだ。
そう言ってる間にもフラの顔はわたしの股間に接近してきた。
フラの吐息までわたしの…に当たっている。不覚にもゾクッとしてしまった。
「あら…しおんちゃん。 とろっと蜜が垂れてますよ…。
もう感じちゃってるんですか?」
もう勘弁して…。 あなたのためを思って言ってるのに…。
「しおんちゃんのここ…ふっくらとしていい感触です…。
冷たくてふっくらしているなんて…これは驚きです…新感覚ですね…!」
よほど感動したのか…単なる大袈裟なのか…フラの感想は興奮気味。
しかし具体的な感想はやめて。恥ずかしさが増すだけだ。
と……そこもやめてっ! お尻の穴の方にも手が出てる!
「ここも攻めましょうか?」
「だ、ダメ! そこはホントにダメっ!!」
「あらら…残念です。でも仕方ないです…強迫は駄目ですからねっ…」
「やはりしおんちゃんもダメでしたか…さすがにお尻の穴はダメですね…」
「ダメに決まってる! あともうどこも攻めないでっ!」
。というかそんな奴いるのかっ! それで喜ぶ変態が!
ついでに言うと、もうすでに強迫だ。 両手を縛ってるくせに!
「このつぼみのような所が、実はとても美味しいのですよ〜。
見逃すなんて…いけない子ですね〜」
どっちがいけない子だ。 どう見てもあなたの方がいけないと思うんですが?
そしてフラの舌使いがまた襲いかかってくる。
その…すじ?とか言ってるところの上のあたりだ。
前振り通り、強烈な快楽が襲った。
「ああん! ふあっ… ふああ、ああああんっ!!」
ジワっと来るのでなくピリっとした。 おまけにフラの息遣いや
その他もろもろが胸とは比べ物にならない刺激になってる。
身体の変な反応を避けるよう踏ん張ってるがわたしの理性ももう限界だ。
「まあ…しおんちゃん…。 愛液がおびただしく出てます。
私に触れられたのがよほど嬉しかったんですね?」
その問いには実は戸惑っている。フラに触れて欲しい、でも触れて欲しくない。
前者は欲求的に、後者は理性的に…わたしにとってフラは理想の子だから。
気持ちいいけど、同時に恥ずかしい。 怖い。
しかし両手も動かせないし、フラが巧みに攻めるのでわたしも呻く他ない。
「どんどん行きますよ〜」
「ああ…いやっ…いかないでっ…!」
ちゅぷ……れろ…ぬちゅ……くちゅ…ぬちゃ…
フラの舌か、わたしの反応かどうか知らないが湿り気のあるイヤラシイ音。
わざとらしいほど大きな音だ。 わたしに聞かせるかのように。
何かを啜っているような音もしたが、具体的なことは分からなかった。
しかし吸い付くような感覚にわたしの思考が麻痺していく。
「まあ…しおんちゃんのすじから凄い音がっ。嬉しいんですね〜」
「いやっ…だめ! これ以上は…だめってばっ…!」
わたしの何かが爆発しそうだ。 もうダメ。 我慢できない。
そもそもフラの猛攻に耐えることしかできないとか、結果はもう見えてる。
フラ…イヤラシイ女でごめんなさい…。
「あーっ、やだあっ! ふええ…もう…だめ…!」
「いいですよ…しおんちゃん。 達してくださいっ!」
フラの言葉通り、わたしは達してしまった。
「ふ、ふあああー!! あああんーー!!!」
自分自身が信じられないくらいの大声で叫んでしまった。
あまりの衝撃にわたしはどうにかなりそうだった。
全身に力がこもらない。 わたしはそのまま仰向けにだらしなく倒れた。
未だに疼きが収まらないので痙攣してる。 鼻水も汗も…太ももに湿ってるし粘り気も感じるので、きっとわたしは変な行動をしたんだ…。
もうフラに粗相したとか、自分の身体がどうなったかとか考えると…
気に触れそうだ。
「もう、しおんちゃんったら…。すごく冷たかったです。ひんやりなんですっ。
涎は出すし、涙と鼻水で私のドレスは汚しますし、今度は顔になんとかですか…。
いろいろ出してはしたない子ですねっ…」
自分でやっておいて、ここまで言われる謂れはないっ。
もうわたしは泣きたい気分だ。 と言うか泣いてる。
先ほどの痙攣とか服がまくれて全部…特にすじとかいうところが
惨状のままみっともなく丸見えとか。 でも考える気もない。
いっそそのまま消えてしまってもいい。
わたしはまた声を上げて泣いた。
「いかがでした? しおんちゃん。 気持ちよかったでしょ?…え…」
「うう…ひぐ…ぐすっ…」
また…さっきの告白みたいに自分の感情が制御できない。
あれだけ泣いたのに、 また涙が止まらない。 どうなってるんだわたし。
「…ぐすっ、ひどいよ……フラのバカ…! わたし…
フラに幻滅されたくないから断っていたのに……ひっく。
フラに嫌われたくなかったのー! それなのに…!
どうしてわかってくれないの…っ!!
うわあああああああああー!! うえええー!!!」
*************************************************************************
…とりあえずひと段落です。このまま話を終えるわけにはいきませんので
最後の方(事後のオチ)は出来てますので、まとめに入りますね。
正直これでオチに持っていったら、しおんがあまりに不憫ですので…
>>431 喜んでいただいてこちらも嬉しいです。ありがとうございました。
(この話の)性格上しおんが攻めに入るのには、無理がありましたので…。
フローラが攻めた方が面白いと思ってこの展開にしましたがちょっと陵辱気味になりました。
期待していた方に、もって行けたかどうかは分かりません…。
続きです。
************************************************************************************
もうダメ。 早くフラの前から消えてしまいたい。
「…し、しおんちゃん…泣かないでください…
私も正直どうすればいいかわからないです…
あんなに楽しそ…いや嬉しそうに喘いだじゃないですか…?」
「ううっ…、もう何も言わないでっ! わたし消えたい…! うわああんー!!」
「…しおんちゃん…お願いですから」
「うるさいっ!! もう話しかけないで!!」
「し…しおんちゃん……!」
しまった。 とうとうフラに振ってしまった。 もうおしまいだ…。
どうせフラだって呆れて嫌うに決まってる。
そうだ、所詮わたしは心も冷たい雪女だし、恥知らずの淫乱な雌だ。
フラのことにも期待なんていなけ……あれ。
またフラは四つん這いでこちらに近づいた。 でも威圧感みたいなものはない。
とても穏やかそう…いつもの感じのフラだ。
違いは、膝あたりに留まった白いぱんつが見えたことだが。
…あれからずっとあのまんまなのか。 ってそれどころじゃない。
「…しおんちゃん…落ち着いてください…」
近づいたフラがわたしを優しく抱きしめた。
「だ、だめ…! もうわたしに触れないほうが…」
「落ち着いてください…。 どういう訳なのか聞かないとわかりませんよ…」
優しい口調だ。 あんな突っぱねた言い方されてるのに怒っていない。
フラって…本当に優しいんだ…。
自分でもよくわからない気持ちを吐いた。
「わたし…嫌われるのかと思ったの。 フラにあんな恥ずかしいとこ見られて…
訳も分からないくらい叫んだり喘いだりして…。
おまけにわたしの…から変なものが出てフラを汚したから…。
こういうの見て、フラがわたしを幻滅するんじゃないかって思って…」
「そういう事でしたか…」
「うん、だから拒否しようとしたの。 それなのにフラが続けるから…」
「私は全然気にしてないです…。
言ったはずです。 そんな理由で嫌われることはないですよ…」
「初めてだし…変なことしたらフラに悪いな、って思って…
わたし自身何しでかすか分からないから怖かったの…」
フラはわたしのおでこにくちづけして答えた。 優しい穏やかな声で。
「…成程、私の為を思って拒否したんですか…。
そういう優しさがしおんちゃんとのいいところなんですっ
わたしが…あなたを好きな理由ですよ」
また私の弱いところを突いた。
でも不思議と怒ってはいない。 フラだから許されることだ。
気取って言うと、『惚れた弱み』というものだ。
またわたしの弱いところを突いた。
でも不思議と怒ってはいない。 フラだから許されることだ。
気取って言うと、『惚れた弱み』というものだ。
「ごめんなさい…しおんちゃんのお願いなんでも聞きますから
機嫌直してくださいね…」
「本当に何でもいいの?」
「はいっ」
「じゃあ…二つのお願い聞いてくれる?」
「いいですよっ。 …できる範囲ですけど…」
とりあえず、確認したいことがある。 恥じらいとかは後回しだ。
わたしは顔を俯いて頼みを言った。
「裾めくって。 そしてわたしに見せて。 今ぱんつ脱ぎかけでしょ?」
「……………うーん……いいですよっ。 今すぐですか?」
「うん。 じゃないとまた拗ねるよ?」
だって早く知らないと大変なことになるかもだから。
「まぁ…自分勝手な振る舞いですね…。 そんなしおんちゃんも可愛いですっv」
そういうとフラは立ち上がり…まったく躊躇いもみせずに裾を捲った。
「いかがですか…? しおんちゃんにとっていい眺めですか?」
「うん…すごくいいよ…。 わたし今ドキドキしてる…」
ぱんつは膝に止まったままなので、産毛もその下の桃色の切れ目も丸見えだ。
切れ目の周りは、わたしがしたよりもずっと濡れていてとてもいやらしかった。
あまりの量に太ももを伝って下へ流れている。
「やっぱりしおんちゃん…たくし上げ好きなんですね…」
「うん。 それにフラが赤面しながらしてる、ってのがもっといいの」
「……もう…しおんちゃんのえっちです…」
うん、自分でもそう思うよ。 もう開き直っておこう。
「しおんちゃんって…あれですね…」
「あれって?」
「えっちなことに関してはよくわからない子です…妙に攻めたりしますし…」
「もう…いいじゃない。 そんなこと…お互い様よっ」
わたしはまたドキドキした。 触りたい…でも今度はもっと気持ちよくさせるんだ。
「手、使えないから今度は舌と口でするね…」
「はい…どうぞ…」
わたしは舌を器用に使って切れ目を開けた。
わたしは舌を器用に使って切れ目を開けた。
両手が縛られているので手が使えない。 でも舌と口さえあれば…
でも自分が受けた時の感覚を思い出して…気持ちよくさせよう。
「あ、やあんっ…! 大胆ですよ!」
温かくぬめった感触がわたしの舌に来た。
おびただしいほどぬめっているので、わたしの顔もずぶ濡れになった。
遠慮なくフラの…を口付けした。 ついでにぬめったものも
美味しそうに舐め取った。 フラの…も綺麗にしよっ。
「あっ! …しおんちゃん…! んんっ…」
それに唇でキスしたり吸ったり、舌でつついたり舐めたり…。
そして上の方にある豆のようなところを集中して攻めた。
わたしと同じようにフラの反応が強くなっている。
やっぱりフラも喘ぐんだ。 自分もそうなって当然だったか。
「はあ…ああん… しおんちゃん…!」
ぱさり、とわたしの頭に布みたいなのが被さった。
そして手の感触まで。 どうやらフラはわたしの頭を両手で押さえてる。
今ならわかる。 フラもわたしの攻めでどうにかなりそうなんだ。
こうしないと収まらないんだ。 きっと。 フラの必死さが愛おしい。
だから、あえてこの辺にしよう。 中断だ。
ぬめったものを啜り取るように舌で舐めとり、唇で吸い、口内に集めた。・
「やあ…はああ…もうすこしで達するところでした…」
「うん。 わざとやめたの。 もったいない気がしたから」
「うふふ…しおんちゃんも、焦らすことを覚えましたか…」
「うん、おかえしだよ」
そしてそれを目を閉じて一気に飲み干した。
「これで…おあいこ…だね…。 で、知りたいの…」
「あ、はい? なんでしょうか?」
「フラ、どうだった? 恥ずかしかった? わたし、舐めちゃったけど…嫌だった?」
「そりゃあ…恥ずかしいですよ。 でも気持ちいいし、何より嬉しかったです…v」
「どうして? 嫌じゃなかったの? 汚いところなんだよ…?」
「でも、しおんちゃん、ちゃんと私をいたわってますし嬉しいと思ってます
さっきもしおんちゃん一生懸命でしたし…」
「そうだったんだ…わたしが潔癖すぎただけなんだ…」
「…そういうので粗相したから怒る人って…はっきりいって最低ですよ」
「ごめんね…。 わたしが誤解していたみたいだった…フラ、怒ってる?」
「いいんですよ…しおんちゃんは初めてですし、元々うぶな子ですので
気にしないでくださいな」
お互いに誤解が解けた。 よかったよかった。
「でも、フラがここまでするとは思ってもいなかった…びっくり」
「だって楽しむためには…こういう風にしないといけないですのでv
どこを攻めたら気持ちよくできるとか、
どんな気分にさせればいいか知ってますので…
お互いの為に…折角の機会を生かしたいだけなんですっv」
…とりあえず、フラがわたしのために熱心だったことはわかった。
その…要するにえっちな知識は…触れない方が良さそうだが…。
「引いたのかと思ってました。やり過ぎてごめんなさい」
「引いてないっと言えば…嘘だけど、別に構わないよ。
言いだしっぺはわたしだし。動揺したり呆れたりしたのは事実だけど…。
でもフラに勝手な印象持ったわたしも悪いし。
それくらいのことではわたしの気持ちは変わらない。
フラが好きだということは今も変わらないよ」
「しおんちゃん…」
「それに…フラだから一緒にもしかしたら楽しめそうな気がするの…。
あくまでも気のせいよっ? あくまでも」
フラの顔が紅潮した。 理由はよくわからないけどとにかく嬉しそうだ。
嬉しそうでなによりだ。 この顔を見るだけでわたしも嬉しい。
「で、わたしの両手縛るのって…何の意味があったの?」
「それは…私の趣味です。 うふふっv」
とんでもない回答だ。 何なんだ一体。
「……………………ひどい………」
「でも、この効果予想以上でした。 しおんちゃんの困った顔…
すごく表情でしたもんっ。しおんちゃんは受けの方が向いてますね。
磨けば光りますので…楽しみですっ!」
「…あの……いい加減にしてほしい…」
「す、すみません…。 私が悪かったです…」
珍しくフラが怯んだ。
そんな才能要らない…フラが相手じゃなかったら
多分防衛(氷漬けにして砕く)してた。
「そしてもう一つのお願い、いい?」
「はい! お次はなんですか?」
「もう一回しよう。 今度はフラも一緒にねっ」
「やったあー! はいっ! 待ってましたっ!」
素っ頓狂なほどの大声だ。 そんなに嬉しいのか…。
「では、雑談はこの辺にして…。 しおんちゃんと続き行きまっしょー!!」
「いっきましょー……はあ…」
バンザイしながらフラは発奮するような大声で叫んだ。
そしてわたしは棒読み。
ノリノリすぎて断ることも出来ない。 わたしついて行けるのか不安だ…。
************************************************************
今日はこの辺です。…どうやら明日には終わりそうです。
仕掛けもオチもほとんどできましたの、ちょうど三月と四月の合間で済ませられそうです。
最後の仕掛けは…百合もので外せないアレです。
ちなみにしおんはまだ縛られたまま。 フローラが天然Sなのは譜面的に必然なのです。
では更新です。
*********************************************************************************
「…で、わたしも気持ち良くなりたいし、フラも気持ち良くさせたい…」
「ですねっ! 私もそうしたいですっ。 まさに生命賛美なんです!」
生命賛美はともかく、お互いにとっていいのが理想的だ。
でも、そんな都合のいい方法ってあるの?
「ふむぅ…同時ですか…。 私もしおんちゃんも一緒に…うう〜ん…」
「無理難題だからね…多分ないと思うけ…」
「あ、そうです! ありましたよっ!」
「へぇっ???」
え? そんな方法あるの? なんか嫌な予感が…。
「…で、そのお互いに気持ちよく出来る方法って何?」
フラは…わたしの股間に手を伸ばした。…ま、まさか。
「うふふ…簡単ですよ? 私の…と…
しおんちゃんのここを重ねて、擦り合わせるだけなんです!」
「ふへえっ!? な、なにそれっ!?」
なんという恥ずかしいやり方だ!! 誰がそんなこと考えたんだ!!
「今更言うこともないじゃないですか〜。
しおんちゃんにとっても、私にとっても恥ずかしい事したのです。
今更…何を恐れるんですかっ?」
フラは無遠慮にわたしの濡れたあそこを触りながら言った。
簡単に言うな。よくもまあそんなとんでもないことを思いつくものだ。
止めどないフラの妙な知識に、わたしは翻弄されるばかりだ。
フラは膝に留めておいた白いぱんつを脱ぎ、片足を脱いだ。
白い布状の何かに形が変わって、フラの膝に留まった。
どうやらフラはノリノリのようだ。 もうわたしも乗るしかない…。
フラは膝に留めておいた白いぱんつを脱ぎ、片足を脱いだ。
白い布状の何かに形が変わって、フラの膝に留まった。
どうやらフラはノリノリのようだ。 もうわたしも乗るしかない…。
「なるべくフラを喜ばせるよう、頑張るねっ…」
「大丈夫です。しおんちゃんなら出来ますよ。
何事も知識と経験と…そして何より…愛情ですっv」
一見一理あるようでよく分からない理屈に押された。 とりあえず同意する。
…と……一瞬頭がボーっとなった。 まさか…。
「しおんちゃんが…不器用なりに私のために頑張るのです…。
そんな事を想像だけで…熱くなってきますっv」
「うん、頑張るね…」
「あれ…しおんちゃん…なんか顔色がへんですよ…
私の何かがしおんちゃんの顔に当たったせいですかっ…?」
何かってなに? 本当に分からないから言わないけど。
「…関係ないと思う。 持病みたいなもの。 …続けよう…」
「いいんですか? …悪い予感がしますが…」
「いいよ、わたしが言うんだから大丈夫…」
そしてフラは怪訝そうな顔で見ている。
やばい。 そう、わたしは…いつも溶ける前日のような兆候。
でもそんなことはどうでもいい。
今の時間が大事だ。 今…フラとの時が大事。 フラとの思い出のほうが大事。
とにかく自分のことは恥ずかしくても大変でも構わない。
当面…いやもしかしたら次の冬までフラはずっと一人ぼっちかもしれないから。
「本当にいいんですか? 休んでもいいんですよ…?」
「うん、心配してくれてありがとうっ。 大丈夫だよっ…」
「分かりました…では行きますよ…」
フラはわたしの右脚を持って腋に挟んだ。 …結局わたしが受け身なのね…。
そしてフラの…がわたしの方へ近づく。
「ではいきますよ〜」「うん…」
ぴとっ。 くにゅっ。
「ふええっ…」「ああ…んっv」
わたし達はもうひとつの唇でキスをした…いや、されてしまった。
舌で味わったがフラの…あれは暖かみがあって柔らかい。
確かに、自分の…あれへ感触はえも言わないものであった。
「ふああっ…。 …よ、予想以上にいいよ…」
「しおんちゃんのあそこ…冷たくて…でも柔らかい…気持ちいいです…」
「フラのも…うまく言えないけどすごくいいよ…っ」
急に滑りと暖かみが出てきた。 喜んでいるのか?
「わたし毛もないしつるつるだから、傷つけることはない。 安心してほしい…」
「……そういう問題じゃないと思います…」
とりあえずわたしの方から腰を前後して、お互いのすじを擦り合わせる。
「はうう…。 しおんちゃん…やっぱりいやらしい子です…」
「そうかもね…でも…あなたの気持ちは、変わらないでしょ?」
「はい。 しおんちゃんが大好き、っというのは変わりません。
いつも口数少なくて無表情でも…いつも頑張るあなたが大好きです」
「わたしも同じよ。 フラのことが…大好き。
いつも明るくて優しい、お花好きなあなた。 何があっても、ね」
「はい…v」
フラは嬉しそうにうなづいた。 わたしもうなづいた。
同調してフラも前後してきた。 ただ同じ感覚で動くだけでなく、左右に動いたり
時には小刻みに、また激しく。 とにかく不規則に動いた。
ぬちゃ…くにゅ…ぬちゃあ… またぬめった音が響いた。
「あうう…、おかしくなりそう…」
「ああ…しおんちゃん…! いいですよっ…」
「ふ、フラあ…! ふええっ…!」
ふと、フラが上半身をくっつけるように寄った。
わたしの胸にフラの柔らかくて温かい胸の感触を感じた。
あと…ぷっくりとした乳首までも。
「おっぱい…押し付けちゃいます…こうするのもいいでしょっ?」
「うん…そうだねっ…ああんっ!」
腰を振りつつも、わたしの背中に空いた手を伸ばして…後ろの手に触れてきた。
無意識のうちに、わたしはその手を握った。
握り返してくるフラの手は暖かく愛おしい。
わたし達は手を繋いでいる。 言ってもいないのに自然と繋いだ。
考えてることも…心も一つになったんだな…って思った。
「しおんちゃんと…手…繋がりました…」
「フラの手…温かい…」
「さて…本気出しますよ…しおんちゃん…!」
「…うん…手繋いだまま一緒にねっ?」
フラは嬉しそうにすじを激しく揺さぶった。 わたしのすじが開いて、中の襞や上の玉のようなところにも刺激が入ってきた。 …意識が吹っ飛びそうだ。
ぬちゃ…ぐちゅ…ちゅぷ…。 にちゃあっ…・
…わああ…これはまずい。 強い快感にまた気分が昂ぶってきた。
「…わたし…もう…ダメ! どうにか…なりそうっ!」
「もう少し我慢してください…! 私も…ですから…一緒にしましょう…!」
わたしもどうにかなりそうだっ。 一瞬身体がビクッとなった。
「「ふああぁぁ!! ああぁぁっーーー!!!」」
今度はわたしたち一緒に達した。
フラの身体が痙攣し、すじの方からなんか潮みたいなものが入った感じがした。
「…あああ…しおんちゃん…ちょっと倒れますね…」
「…うん、いいよっ…」
そのまま…フラは喘ぎながらわたしにのしかかるように体重をかけた。
その重みと温もりを愛おしく思えた…。
わたしたちはしばらくの間そのまま抱き合った。
手を繋ぎ…胸とぬめったあそこを押し付け合いながら。
………………………………………………………………………………
にちゃ…。 互いのすじを引きほどいた。合間に透明な糸を引き、
涎のようにぬめったものが垂れた。 よほど気持ちよかったんだ…。
「あううっ…」
「しおんちゃん…よかったですよ…とても…」
「…そ、それはどーも…。 …フラの方も良かったよ…」
「うふふふ…そうでしたか…」
「うん…えへへ…」
今回はとても良かった…。 気持ちいいだけではなく、
お互いに身も心も満たされた感じだった。
でも…フラがちゃんと色々教えてくれてお陰だ。
「いい思い出ができたよ…フラ…ありがとう…」
「私もです…ありがとうございました…っ」
さてと…そろそろあの首飾りをあげよう…って? 何? この手は…。
そして…例の威圧感を背後から感じる…。 ま さ か…。
「何を言ってますの…し お ん ちゃん? また焦らすんですか…?」
「へっ?」
フラの両手がわたしの胸を捉え…後ろから抱きしめてきた。
背中に柔らかく気持ちいい感触を受けたが、今の気分では悪寒の方が勝った。
「うっふっふ…しおんちゃん…。 お隣りいただきですっ〜!」
「な、なんか嫌な予感が…しますけど…?」
「夜はまだ明けませんよ〜。 せっかく私たちいい感じになったじゃないですか!
まだ終わるのは早すぎますよっ!」
フラはまだやる気いっぱいだった。 なんという体力とわたしとの何かへの渇望!
「えええっ!? ちょっと!! まだやるの〜っ!!?」
「やるに決まってるじゃないですか! 私はまだまだ収まらないんですっ!」
後ろからフラが頬へキスしてきた。正面からだったら絶対唇狙ってる!
ついでに左手がさっきすり合わせたすじに伸びている。胸はいいけど!
まだ腕縛られたままだから、成す術がない。
「しおんちゃんー! 愛していますー! だからもっとしましょーよぉー!」
「もうお互い気持ちを確認し合ったから、いいんじゃないですか〜!?」
「駄目ですー! やっぱりしおんちゃん、受けの素質ありますよー!」
今度は頬ずりしてきた! しかも異様に動きが早い!
そしてその隙にまた手をあそこに入れてる! また襲われるー!
「今夜は激しく愛し合いましょうねー! し お ん ちゃんーっ!!vv」
「いやああああああっーーー!!!」
そんなー! まだ元気いっぱいじゃないですか!!
結局このあと夜明け近くまで、わたし達(実際は大半が一方的。勿論フラのせい)
は悪戯をした。 …というかされた。
終始幸せそうなフラが印象的であった。喜んでいるから良しだけど…。
わたしは快楽の渦に頭が麻痺しそうであった。
………………………………………………………………………………………
おまけ:その後の展開
………………………………………………………………………………………
「あふう…やだあっ…しおんちゃん…いやらしい動きですよ…v」
「困ったな…また溢れてる…。 落ち着くかな…?」
「そこはそっと触れるだけのほうがいいですよ…v」
「わかった。そうする」
外の濃紺が薄くなってくる頃。 わたしはフラの体を綺麗にしていた。
フラが汗やら色々出て身体が汚れてるので、わたしが提案した。
勿論両手の拘束はもう外されている。
お湯をこしらえて、布で身体を拭いているのだ。 ここ以外は拭いた。
…その…フラのすじだけは、溢れが収まらないから大変だけど…。
「応急だから、ちゃんとお風呂に入ってね? もうすぐ慌ただしくなるけど」
「しおんちゃん、 とても素敵な子ですね」
白いぱんつを穿き直しながら、フラはわたしのことをそう言った。
「なんで?」
「身体綺麗にしてくださるなんて…こういう後始末まできちんと出来るのは
素晴らしいです…素敵ですよっ」
「フラの為だもん。 当たり前よ」
いつものことだから、褒めなくてもいいよ。
「いつも優しい事した後、そう言ってくださいますね。 しおんちゃん素敵です…」
くるっと裾を翻しながら、フラは嬉しそうに言った。
先程までの乱痴気騒ぎが嘘のように、清楚でかわいらしいフラに戻った。
わたしの大好きなフラの印象がそれ。 いつものあなた。
「しおんちゃんも、体綺麗にしましょうねっ」
「いや…わたしはいいよ…そんな熱いものかかったら身体に負担かかるの。」
それに…何か前兆が来てるの…」
「…そうですか。 分かりました。 じゃあこの冷たい方で綺麗にしますね」
「うん、そのほうがいいね」
フラに冷たい布拭きで任せながら、 わたしは今後のことを話した。
「もうすぐ…いえ、もう昼には雪解けが進んで行くから…気をつけて。
このかまくらも溶けるから避難してね。その後はしばらくこの辺りで過ごして…。
この広間は雪崩もクレバスも来ない、結構安全なところ。
動物は…大丈夫みたい。フラって自衛もできるもんね。
わたしが生まれたときから、ずっといたところだから…保証済みよ?」
「はい! メモもとってます。 ご配慮ありがとうございました!」
この2週間が一番危ない…けど、 無事に凌げば大丈夫だ。
フラはこう見えても神経太いし自衛能力もあるから、森荒らしにも大丈夫だ。
…以前でかくなったフラを見たからどうにかなる。 でかい拳も来てたし。
「さっきのしおんちゃんとのえっち…。 とてもよかったですよ…。
しおんちゃんの反応が素敵でして…いい思い出にはなりました…!」
そっか。 いい思い出になったのなら…もう言うことはない。
でも反応を褒めるのはやめて。 恥ずかしいから。
「わたしも。 でも冬に1〜3回くらいにしてね?」
「できれば5〜10回くらいしたいですけど…了解です!」
…多すぎる。 多分威圧感で断れる自信はないけど…。 怖いなあ。
そう言っているうちにフラがわたしの股間を拭いてきた。 そろそろだな。
「そこはいいよ…すぐ汚れるし…」
「では…代わりにこういうのはどうです…?」
フラは拭くフリして、わたしのすじに口付けした。
口と舌で残ったものを舐め取り…口についたぬめりを美味しそうに舐めとった。 …もう…。 フラってえっちなんだから。 恥ずかしいよ…。
「えっち…フラのえっち…」
「私は何も聞いてませんよ。 うふふv」
また意に返してない…。 っと本題だ。 これを済まさなければ。
「そうだ、フラにあげたいものがあるっ…」
「はい? しおんちゃんからの贈り物ですか?」
「そうだよ。 昨日…いや一昨日作ったの」
隅に置いた、石みたいなものとツルで簡素な首飾り。 小さくて蒼い色をした石だ。
「わたしの冷気を込めて作ったんだ。 フラ、付けてみて」
「! いいんですか! ありがとうございますっ!」
フラは嬉しそうに首にかけた。 その動作もいちいち可愛い。
とびっきりの笑顔をわたしに向けた。
「似合いますか?」
「うん。 とても似合うと思う」
もっともフラはかわいいから、何つけても似合うけどね。 でも良かった。
「ありがとうございます! しおんちゃんだと思って大事にしますね!!」
「うん。 そうしてくれるととても嬉しい…」
おそらく、ここでフラだったら笑顔があふれていただろう。
でもわたしは表情がぎこちなかった。
でも喜んでくれた。わたしは満足だ。 って…あれ? 景色が…揺れる。
そっか。 ついに来てしまったか。 別れの時だ…。
どさっ。
「!? しおんちゃん! ま、まさかっ…!?」
両手脚の感覚がない。 見ると水滴が溢れ、下まで落ちてる。
わたしをフラは心配している。
そして体のだるさと眠気が襲った。 わたしが春に向ける準備。
いつものことだが、今回は違った。 フラだ。
せめてこの子に「ありがとう」「またねっ」と言わなければ。
「…しおんちゃん…!」
フラは慌ててこちらに近寄り、しゃがみこんできた。
左手でわたしの右手をつかみ、力強く握ってきた。
右手で首を持ち、上半身を抱き上げて顔を近づけさせた。
「しおんちゃん…しおんちゃん…! …そんな…そろそろ…
消えちゃうんですかっ…?」
「…うん。 残念だけど……これは…どうしょうもない…」
「うう…、しおんちゃん…ごめんなさい…。 やっぱり私泣いちゃいます…ぐすっ」
みるみるうちに、涙と鼻水でフラの顔が崩れてきた。
あちこちから水滴が滴るわたしをフラは心配している。
様子こそ慌ててるが、取り乱してはいない。 この子なりに覚悟を決めてるのだ。
安心させて、やるべきことをしなければ。 わたしが錯乱してどうする。
「痛くないですか? 体さすりますからあっ…」
「大丈夫、痛くも…苦しくもないよ。 …雪女のわたしは死なない。
消えるだけ…。 …冬になったらまた出る…」
「何かあったら遠慮なく言ってください。 出来るだけ頑張りますっ!」
「…ホントにフラって…優しんだね。 …嬉しい…」
「優しいのはしおんちゃんですよっ。 私がここまで身も心も元気になれたのは
あなたですので。 私は恩返しがしたいだけです!
…ぐすっ…さっきのあれだって…しおんちゃんを喜ばせたいのが目的でした。
思い出作りにしたかったのは変わりませんよ?」
フラは必死に訴えてる。ここまで言えるなんていいなあ…
「そうだったの…。 そうだ…フラ…」
「はい?」
「…いままで……ありがとう…。 あなたといたひび…たのしかったよ…」
「私もです…しおんちゃんと会えて…仲良くなれて幸せでした…
さっきのも……変な言い方ですけど…あなたと一つになれた気がしてっ…」
フラが喜んだのなら万々歳だ。…色んな意味で衝撃的だったけど…。
どうやらあの時…わたしもしたい、と言ったのが心底嬉しかったみたい。
…まったく、もう…。 お互い様だなっ。
「……わたしの…こと…わすれないでね…」
「…は、はい! もちろんですよ! いつまでも待ってます…!」
フラは涙と鼻水をこしらえながら必死に訴えていた。…鼻水も涙もみっともない。
でもそれは真剣にわたしを心配し、自分の想いを伝えてるからだ。
その必死さが愛おしかった。 こういう顔も出来る彼女が羨ましいなっと思った。
わたしの目にも涙がこぼれた。
「繰り返しますけど…このお守り…とっても綺麗です。
しおんちゃんが作った素敵なものですし。 大事にしますね…!」
「そっか…よろこんでくれて…こ、こーえいのい…たり…」
わたしは照れくさいのでわざとキザに言った。
ろれつが回らなくなって台無しだが。
やばい、もうあとわずかだ。
「さいごに…わたしのおねがい…き…て…くれる…?」
「…は、はい。 何でも聞きますよ? 出来る範囲ですが…」
わたしが今一番欲しいもの。 それは…フラの…。
「わ ら っ て」
フラは、察したような顔をしていた。 およそ予想していたように。
「私の…笑顔ですか…?」
「うん。 かなしいのはわかっているの。 わたしもおなじ。
…でも…わたし、あなたの…えがおが…だ、だいすきだから…」
「なるほど…わかりましたっ。 私、やってみます! しおんちゃんの為に!」
まずい。 眼を開けるのも辛くなってきた。 でも、最後にフラの顔を。
どろどろになった唇にフラはキスをした。 今度はフラの方からしてくれた。
そっか、頼んでないのにしてくれて…嬉しいなあ。
そして深呼吸したフラはわたしに向き合い…大好きな顔を浮かべた。
「…また会いましょう。 私…冬まで待ってます…」
フラは目を潤ませながら笑顔で言った。
汚れを知らないような澄んだ笑顔。
わたしは精一杯の気力で、慣れない表情を作り叫んだ。
「う ん………あ り が…」
最後まで言えずに意識が途切れた。そして視界もフラの声も消えた。
最後に見た景色は、濡れた唇に、涙と鼻水でぐずんだちょっとかっこ悪い顔のフラ。
でも一瞬でいつもの満面の笑みを浮かべたフラだった。わたしの大好きな笑顔。
別れは辛い。頭で分かってもやはり辛い。
…でもやるだけのことはやった。フラを守りきった。思い出も作った。
そして…お互いに想いを伝えられた。
わたしはフラが好きなのを、伝えた。
フラがわたしを好きなのが、わかった。
わたしもフラもその二つを知ってとても嬉しかったこと。
『私…しおんちゃんと仲良くなれて幸せでした…』
とても嬉しかった。そう。これでいいのだ。わたしは冬しかいられない雪女。
でも冬には必ず姿を現す。 「さよなら」を言わず、
無言で去ることもなくてよかった。
…またあの…言いたくない経験…またしようか。もっとフラを喜ばせたいし。
…でも…自分からは誘いたくないなあ。 受けとかまた変なこと言われそうだ。
フラ。少しの間、わたしがいないけど辛抱してね? わたしは約束を守ってやる。
フラが今から会える準備をずっとするのだ。だから…わたしは必ず会いに行くね。
大好きな…大好きな、あなたの元へ。
お し ま い
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以上でフローラとしおんのお話は終わります。
エロ展開だけで進めてもよかったのですか、冬から春へと変わる季節の移り目ですので
ちょっと切ないsisterhood(エス。精神的な関係・信頼を重んじた百合)も加えました。
その為、話も異様に長くなりました…。 途中でだれた方…申し訳ありません
19の頃からしおんがお気に入りキャラでしたので、公式で接点が出たフローラを採用しました。
(勿論フローラ好きな方にも配慮して、こんなフローラもありかな?と思えるよう設定しました)
しおん:無口で無表情だけど、根は優しく、フローラへの愛情を行動で示す子
フローラ:普段は温厚で天然気味だけど、いざという時は精神的に強い頼れる子。あとドS気質あり
…作中でこう思えたかどうかはわかりませんが、イメージ通りになれば嬉しい。
あとは読みやすいように、しおんはわたし、フローラは私とつけてます。
(しかしそうではない誤植も見つかりました。すみません)
少しでも楽しんでいただけたのでしたら、ここまで書いた甲斐があるというものです。
それでは、失礼いたします。 書く機会を与えていただきありがとうございました。
参考資料:ポプカ(しおん・とけちゃうレア)・しおんとフローラの公式紹介文
453 :
名無しさん@ピンキー:2014/05/07(水) 19:20:18.79 ID:UDvo3DLI
ホワイトメリーちゃんが、音楽レアの面々全員に
手込めにされてしまうSS下さい
数か月ぶりに見に来たら長編投下されてた
今更だけど
>>452乙