乙女ゲーエロパロ総合 4スチル目 

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1名無しさん@ピンキー
フルキス・マイネ・ラブレボ・D3もの等、いわゆる乙女ゲー系のエロパロスレです

*ネタ投稿時にはゲームタイトル・カップリング名を表記してください
*特殊なシチュ(レイーポ/近親相姦/3P等) の場合は注意書きをおながいします
*知らないゲーム・好きではないカップリングネタが出た時には暴れたりせず華麗にスルーですぞ
*sage進行推奨。雑談OK。マターリマターリ(´∀`)


◆保管庫(ゲーム>7号室>三つ目)
http://red.ribbon.to/~eroparo/

◆前スレ
乙女ゲーエロパロ総合
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1100281290/
乙女ゲーエロパロ総合2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155483598/
乙女ゲーエロパロ総合3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198926702/

◆単独スレがある乙女ゲ
【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え16
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244292596/
ときメモGSシリーズでエロパロ 8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1255067057/
VitaminXエロパロスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180787733/
2名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 20:16:52 ID:pBaB5cI7
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |
3名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 00:09:40 ID:K65MvTjG
>>1
乙!
4名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 01:47:33 ID:I4RY2dVB
>>1
乙です
5名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 01:55:27 ID:TP5F4Wxy
>>1
乙です。 
つフルコンプ・セーブデータ
6名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 21:29:25 ID:sgKEDJr4
一乙
保守しないと落ちるよ
7名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 23:44:33 ID:FPiptlYY
そういやそうだった。
何日以内に30レスだっけ?
8名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 02:43:48 ID:GkmaLAf9
確か7日間で20レスいかないと即死だったかな
9名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 04:13:02 ID:J3zQHrWh
保守保守
10名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 09:44:28 ID:Pbb0w1HJ
保守
11名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 13:52:20 ID:5dGL2shZ
保守保守。
12名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 15:09:38 ID:jsNLjGhd
13名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 15:23:59 ID:bozPAiBe
保守

あと保管庫入れなくないか
14名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 20:31:02 ID:PdxbJxKE
ん?自分は普通に入れたよ?
15名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 20:58:49 ID:0QQtf3wq
保守
16名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:35:43 ID:PdxbJxKE
ほしゅ
17名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:37:00 ID:PdxbJxKE
18名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:39:09 ID:PdxbJxKE
19名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:41:09 ID:PdxbJxKE
20名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:48:29 ID:PdxbJxKE
即死防止完了。これからも萌えでいっぱいのスレでありますように。
あと最近三国はまったから三国ネタに期待。
あの中じゃだれが一番手が早いのかとか考えると楽しい。やっぱり待てない大人かw
逆に一番遅いのはなんとなく王子かな、と思ったら設定的に長岡君がいたか
21名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 09:49:54 ID:SsXi9riQ
保守
22名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 21:43:49 ID:NwZ1zVWU
三国とかああいう舞台のは、天蓋付きベッドというのが非常に気になる
本当にカーテン閉めてるのか?とか、どのタイミングで閉めるんだ?とか…
23名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 01:51:50 ID:lZCHG0cd
アニメ化もしたし、薄桜鬼希望
24名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 19:28:31 ID:e6pe6/cR
ひめひび2って重要あるんだろうか…。
始めて書いたはいいが、作品投下してくれた人達に比べたら、内容は短いしなにより文章があまりに稚拙過ぎて…。
25名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 09:29:41 ID:lIPOkVt/
グダグダ言わずさっさと投下してくださいおねがいします
ひめひび2、大好きだから読めるだけで嬉しい
26琉耶×菜々美:2010/05/05(水) 18:06:20 ID:/3qedaqV
>>24です。
初めて投下するので文章がマジで拙いです。
ヤンデレと監禁ありなので苦手な人は注意してください。
リュウヤのBADエンド後のドラマ「閉じ込められた世界」の後の話です。
最初は菜々美視点、次に琉耶視点、エロ表現は琉耶視点の方にあります。

あと携帯での投下なので読みづらいかも知れません。
27琉耶×菜々美:2010/05/05(水) 18:08:05 ID:/3qedaqV
私が琉耶君に「鳥かご」と呼ばれる部屋に監禁されてからどれくらいの時が過ぎたのだろう?

今、私はベッドの中でぼんやりと目を開く。
隣には琉耶君が静かな寝息を立てながら眠っている。
(今なら出れるかな…?)

そう思った…けど、すぐにそれは無理だという事を思い知る。
眠ってもなお、琉耶君が私のことを離さないからだ。

まるでお気に入りの人形を片時も離さない子供の様に私を離さない。


彼の寝顔をそっと覗き込む。
(穏やかな寝顔、私を監禁して抱いた人には見えない……)
彼の唇に目をやると、あの時始めてキスをされたことを思い出す。

琉耶君の言う通りまだ彼を好きということと、彼のボロボロの心に止めを刺したのが私だとわかってしまったあの瞬間…。

悲しい表情をするしかなかった……もう私の知ってる彼や私の知らない彼には戻らないのだから。

琉耶君の涙を見たとき私は抵抗する事をやめて彼を受け入れた…いや、受け入れざるおえなかった…。

壊れかけてた彼の心を壊したのは本当の事を伝えなかった私だから…。

「………琉耶君、ごめんなさい。」

そう彼に小さく囁くと私は彼の胸の中でまた深い眠りに付く…。
28琉耶×菜々美:2010/05/05(水) 18:12:27 ID:/3qedaqV
忌まわしい男子校の中に来た綺麗な渡り鳥…。
だけどもう何処にも渡る事は無い、俺がその美しい鳥を捕まえて鳥かごに入れたから。

彼女、菜々美を鳥かごに閉じ込めて随分経つ。

夢うつつの中、菜々美がなにか俺に言ったような気がした、だけど彼女は俺の胸の中で静かな寝息を立てて眠っている。


そんな彼女の寝顔をそっと覗き込む。

(すごく綺麗で愛しい…。)

そっと唇に触れると俺が彼女を初めて汚したあの時を思い出す。

「君を愛で続けるよ……」

その後また彼女の唇を奪った最初キスとは比べものにならないくらい深く深く堪能した。
29琉耶×菜々美:2010/05/05(水) 18:20:53 ID:/3qedaqV
彼女の服を脱がした俺は首筋、白い胸やその先にあるピンク色の蕾…様々な場所にキスや愛撫しては紅く恥じらう彼女の反応を楽しむ。

「あっ…琉耶君、恥ずかしい…。」

「恥ずかしがることはないさ、此処には君と俺しかいないんだから。」

耳元で囁くと俺は彼女の下にあるふっくらとした茂み手を伸ばしその割れ目に指を這わせる。

「………あっ!」

ビクッと菜々美の身体が強く反応する。
「ふふっ、やっぱりここが一番感じるんだね…。」

「違い…ます…。」

「違うって?そう否定する割には君の身体は俺の指を受け入れているみたいだよ?」

俺は菜々美の耳元でまた言葉攻めをする。

「それは…リ…琉耶…くんが指でわ、私の大事な所を掻き回してるからッ」

彼女が感じる事を否定をすればするほどいやらしい水音が部屋中に響き渡る。

「じゃあ、指はやめるよ。」
30琉耶×菜々美:2010/05/05(水) 18:27:13 ID:/3qedaqV
俺は潤いを帯びてきた彼女の秘部から指を引き抜くと、未知の快楽から解放されてホッとした菜々美にこう囁く。
「今度は俺自身で君を掻き回してあげる……。」
「えっ…!?」

その直後、彼女の潤った秘部に自身を宛がった安堵の表情が苦痛に歪む。

「ッ………」
「ああ…やっと、一つになったね菜々美、苦痛に歪む顔も可愛いよ」
可虐心を駆り立てられた俺はさらに彼女の中に自身を進める
「琉…耶くん、や…あぁん」
「大丈夫、痛いのは最初だけだよ…それに君の乱れた表情をもっとみたい…」

痛みと快楽に揺れ動く彼女の瞳と唇が潤いを帯びる度に理性が少しずつ溶かされてくるのを感じる。

「や…くん、ンッ」
堪らずキスで彼女の言葉を遮る。
ひたすら菜々美の最奥を突く、それに答える様に響く水音と俺と一緒に快楽を求める彼女の腕…。

「菜々美、もっと俺だけを求めて…求め続けて…。」彼女の唇から離れる度にこの言葉が出る。
「はぃ、リュ…ウヤ…くん」もうお互いになにを語ってるのかわからない、ただ名前を呼ぶことはやめられない。
「菜々美、俺と…一緒に墜ちてくれるね…」
コクんと首を振った瞬間彼女の中が更に俺自身を絞り出す様に引き締める。

彼女の最奥で自身が放たれる…お互い同時に頂点に達した瞬間だった。

行為を終えた後、初めて汚した証として菜々美に返したハンカチで精液と愛液に塗れた血を拭った。
31琉耶×菜々美:2010/05/05(水) 18:29:33 ID:/3qedaqV
(あの時、君の世界は俺だけになって俺の世界は君だけになった…)


俺はそっと眠り込んでる彼女の髪を撫で下ろす。

(俺が本当の俺でいられるのは君の傍に居るときだけ…。)

愛しさのあまりにまた抱きしめたくなる。
(菜々美、汚しても汚し足りない愛しい人…この俺を愛し続けてくれる大切な人…。)

彼女の寝顔に甘いキスをしながらそっと囁く。

「俺はこれからもずっと鳥かごの中で君を愛で続けるよ…だから、君も俺だけを求め続けて欲しい…本当に愛してるから菜々美…。」
32名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 18:34:52 ID:/3qedaqV
おしまい。

駄文なうえに改行も下手ですみません。
こんな内容でも読んで楽しめてもらえれば幸いです。
33名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 18:44:40 ID:/3qedaqV
すみません、ゲームタイトル書き込み忘れた…。
ひめひび続!二学期です。
うう…もう本当に消えてしまいたい。
34名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 04:44:43 ID:nbWejDNs
GJ!
ひめひびは未プレイだけどヤンデレいいね
大事?なハンカチで体液拭うとか萌える
35名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 12:12:59 ID:bLWQaP0B
投下乙〜!
良かったよ。次回作にも期待
36名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 17:58:27 ID:VZmRnpH3
保守
37名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 10:58:53 ID:VhLKxG6A
久しぶりに来たら投下が・・・
>>33
乙!
ひめひび好きだから読めて嬉しかったよ。
38名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 17:50:10 ID:yl/A8OCS
保守
39名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 01:07:56 ID:UdFZft70
初めての投下です

三国恋戦記で、孟徳×花
ハッピーエンドの後ではありますが、若干ヤンデレ風味あり

苦手な方は、ご注意くださいませ
よろしくお願いします
40傷痕:2010/05/21(金) 01:09:14 ID:UdFZft70
 月が、皓々と青い光を放っている。
 灯りを点していないが、今夜は満月で部屋の中がよく見えた。寝台の上の孟徳さんが、目を眇めて私を見つめているのに気づいて、私は思わず視線を落とした。
 孟徳さんと私の間に、お互いが手を伸ばしても届かない位の距離があっても、まだ余裕があるくらい、寝台は大きい。
「花ちゃん、どうかした?」
「いえ、何でもありません」
 こういう関係になる前に、何度か一緒の寝台で寝た事もあるが、思い出すだけで、顔が赤くなる。ぐっすりと眠れたのは、何も知らなかったからだ。
「まだ、慣れない?」
 くすりと笑われて、私は小さく頷いた。痛みはなくなってきたけれど、代わりに与えられるのは、恐ろしいほどの快楽だった。
 寝台が音を立てる。孟徳さんが近付いて、私を優しく抱き締めた。
「あ……っ」
 夜着の紐を引かれ、はらりと前がはだけた。下着を着けていないため、慌てて私は自分の体を隠す。
「ダメ。ちゃんと見せて。隠したりしないで」
 孟徳さんの言葉に、私の手が止まる。
「君は、可愛いな」
 孟徳さんの大きな手が、肌に直接触れる。身体が震える。思わず身体を引こうとして、夜着を踏んでいたため、後ろに倒れこんでしまう。その拍子に、夜着は乱れて全てを曝け出してしまう。
「ははっ。まるで誘っているみたいだね」
「ち、違っ……」
「うん。分かっているよ」
 安心させるような声とは裏腹に、孟徳さんの視線は、まるで質量を持っているように、私の肌の上を滑っていく。どこを見られているか、感じ取れてしまうほどだ。
41傷痕:2010/05/21(金) 01:10:16 ID:UdFZft70
 顔を横向け、視線をそらした。月光を遮らないように、寝台を覆う布は薄く、部屋の様子が朧に見える。
 これだけの月明かりだ。孟徳さんには、私の身体が全て見えてしまっていることだろう。
「孟徳さん、そんなに見ないで下さい……」
「嫌。君を、もっと知りたいから」
 孟徳さんの視線は、ささやかな胸の膨らみや、下肢に注がれているわけじゃない。
「ごめん。一生、消えないね」
 悲しそうに、けれどどこか、一片の狂気の喜びを滲ませて、孟徳さんが身体の中央に走る傷痕に触れた。他よりも皮膚が薄いそこは、触れるか触れないかの柔らかな刺激を与えられると、身体が跳ねるほど感じてしまう。
「痛い?」
 違うと分かっていて、孟徳さんは尋ねる。私は、首を横に振って否定した。そうしないと、声が出てしまう。
 胸元に、孟徳さんの柔らかな髪が落ちる。
 まるで儀式のように、孟徳さんは、いつも必ず傷痕に唇を落とす。
 癒すように舌を這わせ、刻むように歯を掠める。
 思わず仰け反った拍子に、孟徳さんの腕が、寝台と背中の間に入り込む。引き寄せられて腰が浮き、僅かに足が開く。慌てて足を閉じようとすると、孟徳さんの大きな手が、私の胸を包み込んだ。
「あ、ぁあっ!」
 悲鳴のような声に、慌てて口元を押さえた。
42傷痕:2010/05/21(金) 01:12:18 ID:UdFZft70
 孟徳さんが、視線をこちらに向ける。孟徳さんは傷痕に、ちろりと舌を這わせながら、私の胸を柔らかく揉みこんだ。固く尖った先端を、優しく掌で転がしたり、摘んだりして弄ぶ。
「ふ……っ、あ、んん……っ」
 触れられていない胸が切なく震えると、孟徳さんが身体を起して、やっと膨らみに触れてくれる。舌先で、先端を突付かれて、声が甘く掠れる。自分の声だとは、思えない。
 身体から、力が抜けていく。
「可愛い」
 笑って、孟徳さんが目尻や頬、額に唇を落としてくる。熱い吐息に、孟徳さんも興奮してくれていることが分かった。それだけで、嬉しい。けれど、こんなことを考えてしまう自分は、淫らなのだろうか。
「何を考えているの?」
「え……?」
 ぼんやりと見返すと、孟徳さんの指先が、傷痕を強く押さえる。
「あ……っ」
「俺の事以外、何も考えないで」
 今、この時だけは。
 甘い声が、耳元で囁かれる。舌先が耳朶を擽り、そのままぱくりと口に含まれる。
「私、何も……っ、んんっ」
 卑猥な水音が、直接脳に注ぎ込まれるよう。頭がぼうっとして、何も考えられない。
 いつの間にか、足を広げられていた。身体の中心を、孟徳さんの手が柔らかく撫でる。くちゅりと水音が聞こえて、孟徳さんが嬉しそうに笑った。
「もう濡れてる」
 顔が熱くなる。きっと、真っ赤に染まっている。
 固く尖った花芽を、孟徳さんの指が、優しく擽る。
「は、ぁう……っ」
 溢れる蜜を掬っては、塗りつけるようにして撫でられ、声を抑えられない。
「可愛い」
 大きく足を広げられ、濡れた感触が太腿に落ちる。内腿を、舐められたと分かった。
 身体の中心を広げられた。ねっとりとした蜜が、糸を引いているのを感じる。
「あっ!」
 孟徳さんの指先が、身体の中へ入っていく。その上で震えている花芽を軽く吸われて、私は悲鳴を上げた。
 腰骨や脇腹、臍の辺りも撫でながら、孟徳さんはくすくすと笑う。
「君が感じているのは、すぐに分かっていいね」
「んっ、しゃべっちゃ、だめ……!」
 殆ど唇を離さず、孟徳さんが囁く。
 吐息が敏感な場所を擽り、溢れる蜜を掻きだすように動かされ、私は埋め込まれた指を、ぎゅっと締め付けてしまう。
 熱い。耐えられない。
 手を伸ばすと、私の恥ずかしいところに顔を埋めている孟徳さんの髪に触れた。柔らかな髪に指を絡めて、軽く引っ張る。もう、終わらせて欲しかった。
 そこを強く吸われて、身体が跳ねる。自分の体なのに、自由にできない。
 身体が、細かく震えている。孟徳さんは、身体を起して私の頬に唇を落とす。
 私は孟徳さんの首に腕を絡め、引き寄せる。私は自分から舌を差し出して、孟徳さんの唇を舐める。ほんの少し、驚いたように孟徳さんは目を見開いたが、すぐに私を受け入れてくれた。
 口付けは深く濃厚で、どちらのものともつかない唾液を、何度も飲み込んだ。
 最後に一度、軽く唇を吸われて、孟徳さんが囁く。
「いい?」
 十分に解されたそこに、熱い楔があてがわれる。
 頷くと同時に、孟徳さんが私の中へと入ってきた。
 無意識に、縋り付く腕に力を込める。
 少し入り込んでは引き抜き、孟徳さんは馴染ませながら私の奥へと入っていく。
43傷痕:2010/05/21(金) 01:13:09 ID:UdFZft70
「あ、……っ、はぁ……」
 最奥まで辿り着いて、孟徳さんの動きが止まる。
 もう、痛みは殆どない。それでも、私の呼吸が整うまで、孟徳さんはいつも必ず待ってくれる。孟徳さんの手が、頬に張り付いた髪を払い、後ろへ撫で付けてくれる。
「大丈夫、です」
「分かった」
 粘着質な音がして、孟徳さんが引き抜かれる。縋り付くように、そこが収縮するのが分かる。
「あ、あっ、ぁあんっ!」
 張り出した部分が、私の感じる場所を刺激する。奥から溢れ出す蜜が、卑猥な水音を立てる。
 私の身体は、孟徳さんにすっかりと馴染んでしまった。こんなにも簡単に、孟徳さんを受け入れて、その形に身体が開いていく。
 圧倒的な質量が、私を翻弄する。
「……っ、あ、だめ、です。そこ……っ、あぁあ!」
「だめじゃないよね? 凄く、気持ちよさそうだよ」
 孟徳さんが、嬉しそうに笑う。繋がっている場所をなぞられて、身体が反り返る。
「だめ、壊れちゃ……ぁああっ!」
「本当に、君は可愛い、な……っ」
 身体は、完全に自由にならないのに、孟徳さんを受け入れているそこだけ、別の生き物のように引くつき蠢いている。奥深くへと誘い込む動きを感じたのか、孟徳さんの動きが変わる。
「あ、やっ! ダメぇっ!」
「凄い……な。搾り取られそうだ」
 何もかもが分からなくなるほどの悦楽に、私は身体を捩る。すると、かえって孟徳さんを締め付けて、もっと感じてしまう。
 狂ってしまいそうな快楽の波に、翻弄される。
44傷痕:2010/05/21(金) 01:13:58 ID:UdFZft70
 孟徳さんが、足を肩へ担ぎ上げる。これ以上ないほど孟徳さんを受け入れているのに、更に奥を目指してくる。
「無理、や、……っ、は、ぁああ!」
 目の奥が、赤く染まる。
「ああ、イっちゃった?」
 孟徳さんを受け入れているそこは、私の意志からもう完全に切り離されてしまった。絞り込むような動きで孟徳さんを締め付けている。卑猥な動きだと分かっているのに、どうすれば止められるのか私は知らない。
 唇が乾いて、掠れた吐息しか漏れない。
「ここが、赤い……。君の身体は、本当に嘘がつけないね」
 鳩尾から、腹部へと孟徳さんの指が落ちる。
 孟徳さんが、見ている。
 私を。
 赤く染まった、傷痕を。
「いい、よ。……たまらない」
 私の中で、一際大きくなって、孟徳さんが激しく奥へと叩きつけて来る。耐えられない。壊れそう。
「孟徳さん、好き……っ、あ……すき、です……っ!」
 だから、壊して欲しい。
「ああ、俺も、君が好きだよ……」
 とろとろに蕩けたそこが、孟徳さんの言葉に喜び複雑に絡みつく。
「可愛い、よ。君の中、凄くいい……。っ、奥、締まって……っく」
「ダメ、また、あ……っぁあああ!」
 激しく突き入れられ、身体が解放に向かう。熱い飛沫が胎内に吐き出され、私は白い闇に飲み込まれた。
45傷痕:2010/05/21(金) 01:14:43 ID:UdFZft70
 全てが終わった後、私達は静かに寄り添っていた。
「孟徳さん、好きです……」
 目を見て言うのは、少し恥ずかしい。それでも、孟徳さんの嬉しそうな、蕩けるような笑顔を見せてくれるから、私は何度も繰り返す。
「大好きです」
「俺も、君が好きだよ」
 嬉しくて、泣きそうになって、私は孟徳さんの胸に顔を埋める。すると、孟徳さんが私の背中に腕を回してきた。優しく包み込むような抱擁も好きだけれど、息が出来ないほど激しく抱き締められるのも、好き。
「好きです。大好き……」
 身体が疲れ果て、呂律も回らなくなっていく。それでも私は、うわ言の様に繰り返す。
「君だけが、好きだよ」
 どこか切なげな孟徳さんの声すら、遠い。
 このまま、眠ってしまう。
 縋り付く手に力を込めたつもりだったのに、寝台の上に力なく落ちてしまう。
「だから――――」
 声が、聞こえない。



『どうか、信じさせて』

46名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 01:15:50 ID:UdFZft70
以上で投下終わります。
最後まで、ありがとうございました。

失礼致します。
47名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 07:56:02 ID:iAhYIWdX
GJ! GJ!
萌えた!
48名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 10:26:02 ID:pKfbQwyo
>>39-46
三国恋戦記きた!嬉しい

投下お疲れさま
しっとりした雰囲気が良かったよー
49名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 10:35:22 ID:uIgpfezc
GJ! ゲームやってないけど、興味でてきた!!
良かったです。
50名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 17:25:16 ID:fCajE7/z
萌えたよ〜ありがとう

三国気になってたんだよね
主人公がめちゃくちゃ可愛いから
51名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 22:57:24 ID:Wk19VNyc
おーGJ!
花ちゃんかわいいね!
52名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 19:02:02 ID:I64kPY63
GJ
またお願いします
53名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 03:10:37 ID:w50nQRnC
>46
ゲームやってないけど萌えたGJ!
孟徳の執着してる?っぽい描写が好みだった
花ちゃんもかわいいな
54名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 17:38:14 ID:q7gy6Pb+
続いて申し訳ないけど、三国恋戦記
公瑾×花 でエロ無しです
「思いがけない告白」の直後
55公瑾×花 1:2010/05/23(日) 17:39:18 ID:q7gy6Pb+
揚州に残りたいです、と言うと玄徳さんは驚いたが最終的には私の意志を尊重してくれた。
「ごめんなさい。玄徳さんの力になることが出来なくて…」
居場所の無かった自分を受け入れてくれたのに、恩を返すことも出来ずに離れる選択をすることが申し訳ない。
視線を落とすと、ふわり、と頭に懐かしい感触。
大きな手でくしゃくしゃと頭をなでられると、自分が小さな子供になったようで、くすぐったくて落ち着かなかった。
「おまえが居場所を見つけることが出来たのなら、素直に良かったと思うぞ。揚州はいい土地だし、仲謀殿は力のある方だ。
安心してここに居ると良い」
穏やかな言葉に顔を上げる。
私を見る玄徳さんの目は優しかった。
柔らかく微笑まれると、胸が軽くなる。
(やっぱり、お兄さんみたいだな。玄徳さんの言葉は安心する)
「それから、なにかあったら、いつでも玄徳軍に戻ってきてもいいんだぞ。オレ達はいつでも歓迎するからな」
「・・・・・あ、りがとうございます」
こんな時代、一度離れてしまえば、どうなるのかなんて誰にも分らない。
この優しい人の手を自分から離してしまうのだと思うと、それが自分の選択だとしても、なんだか泣きたくなった。


ゆっくりと岸を離れた船は長江を上る。
次第に小さくなって行く船影を見送りながら、私は溢れてくる涙を必死で我慢していた。
(元の世界へ帰らずにこの世界に残ることも、玄徳軍に帰らずに公瑾さんの側に居ることも、私が選んだ・・・・・
寂しくても、泣いちゃ、ダメ)
いくらそう言い聞かせても、胸の中で荒れる波は治まらず、心細さは募るばかり。
「なんて顔をしているのですか」
「公瑾さん」
振り返ると、公瑾さんが立っていた。不機嫌そうな、心配そうな、何か言いたげな顔。
「なぜ、一人で我慢しているのですか。あなたを引き止めたのは私なのですから、不満があれば私に言いなさい」
「不満なんて……大丈夫、です。こんなの、今だけですから。公瑾さんを困らせるつもりは、無いんです」
(心配させちゃ、いけない。今はちょっと感傷的になっているだけで、公瑾さんの側に居たい気持ちは変らないんだから)
直ぐに笑えるから、安心して欲しいと、笑顔を作る。上手に笑えているだろうか。
「――あなたは」
ふいに強い力で引き寄せられ、気付いた時には公瑾さんの腕の中に抱きしめられていた。
「あなたは、いろいろ無防備すぎます。もう少し自覚を持っていただきたい」
肩を掴む公瑾さんの手に力が篭る。二人の間に、少しの空間も許さないというようにきつく抱かれた。
「自覚?」
「先ほども、玄徳殿が触れることを許していた。……あなたは、私のものではないのですか」
余裕の無い声で囁かれ、耳元に公瑾さんの吐息が掛かって身体が震えた。
公瑾さんの熱い息に、強い腕に、体温が上がる。くらくらと眩暈がしそうだ。
自分の身体さえ支えられなくなりそうで、公瑾さんの背中に腕を回して衣を掴む。
56公瑾×花 2:2010/05/23(日) 17:40:13 ID:q7gy6Pb+
「む、無防備ってなんですか。……あ、の、玄徳さんが頭をなでてくれたのは、玄徳さんのくせ? みたいなもので……
私が頼りないから、子供扱いしてるだけだと思いますよ?」
掠れそうになる声で、説明する。玄徳さんは、玄徳軍しか頼るところのなかった私を知っているから、
心配してくれているだけなのに。)
「玄徳さんはお兄さんみたいな感じで……私の好きな人は、公瑾さんだけです」
「……では」
少し力を緩めて、公瑾さんは私の顔を覗き込んだ。視線を逸らすことを許さない、強い光が公瑾さんの瞳に浮かんでいる。
炎のように熱く揺らぐ光に、呼吸さえままならず吸い込まれそうになる。
「では、あなたにこのように触れることを、他の人間に許してはいけません――」
最後の言葉は、私の唇に吸い込まれた。
私は思わず瞼を閉じてしまった。
暗闇の中、公瑾さんだけを感じる。
強く押し当てられた公瑾さんの唇が熱い。
ペロリと上唇を舐められた感触に、思わず身を引こうとしたら、背中に回された腕がそれを拒む。
角度を変えて何度も啄ばむような口付けと、どちらのものともいえない熱い息がたまらなく気持ちいい。
身体中が心臓になったみたいに、ドクドクと心臓の音が響いていて、うるさいくらいだった。
公瑾さんが好きで、幸せで、幸せすぎて切なくて、思わずため息を漏らすと、薄く開いた唇から、舌がそっと入ってきた。
私の舌を絡めとり、強弱を付けて吸われる。自由に口内を蠢く舌の感覚に翻弄され、ただ受け止めるだけで精一杯だ。
歯列を舐められ、初めての感触に思わず上げてしまった。
「……ぁ」
自分が出したとは思えない甘えるような掠れた声。恥ずかしくて、公瑾さんの反応が怖くて思わず目を開ける。
直ぐ近くに公瑾さんの顔。少し上気した頬。上がった息。公瑾さんの瞳には情欲が揺れていた。
男の人の、そんな艶かしい視線を受けたのは初めてで、少し怖いような、もっと見たいような。
自分の中に、簡単には消すことの出来ない熱の塊が生まれたことに気付く。
(心臓、壊れそう)
浮かされたような衝動を、どうにかして欲しい。
「……ほら、無防備じゃないですか」
眩しいものでも見るように、目を眇めて公瑾さんは言った。
「こ、これは公瑾さんだから、です。公瑾さんじゃなきゃ、こんなこと」
大人しく腕に収まるのも、受け入れるのも、全て公瑾さんだけ。
(恥ずかしいけど、公瑾さんだから。大好きな、大切な人だから)
熱の篭った視線から逃れたいのに、目が離せない。
「それに、やっぱり無自覚です」
「?」
――その言葉や表情が、どれだけ私を煽っているのか、あなたは判っていない。
囁くような声はよく聞き取れなかった。
もう一度言って貰おうと見上げると、公瑾さんは痛みを我慢するような顔をして、それから何かを振り切るようにため息をひとつ。
「そろそろ城へ戻りましょう。これから風が出てきます。いつまでもこんなところに居ては、身体が冷えるだけです」
公瑾さんは腕を解き、そっと私から離れてしまった。
遠ざかる熱が、寂しい。
57公瑾×花 3:2010/05/23(日) 17:41:21 ID:q7gy6Pb+
(もしかして、傷がまだ痛むのかな。それなら、あんまり公瑾さんにくっついたらいけないよね。……我慢しないと)
「そんな顔をしないでください。これでも、もうあなたを傷つけたくないと思っているのですから」
そう言うと公瑾さんは私に手を差し出した。
「城までの道はあまりよくありません。転んで怪我でもしては大変ですので、私の手を握っておいてください」
「? ここまでは一人で来たので大丈夫ですよ」
確かに舗装されていない道だけれど、まだ明るいし、ただ歩くだけなら多分問題ない。
それに、怪我が痛むのなら、私のことを気にしない方がいいんじゃないかと思たのだ。
なのに、公瑾さんは面白くなさそうに眉を寄せてしまった。
「人の厚意はありがたく受けておきなさい。さあ」
拗ねたみたいな、むきになったみたいな言い方がなんだかおかしくて、私は大人しく公瑾さんに甘えることにした。


元の世界に戻らずに選んだ暖かな手。
この手を離すことなく、ずっと側に居られるように。
この願いが繋いだ手から伝わればいい、と思った。




以上です。
お目汚し失礼しました。
58名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 23:30:37 ID:twokNKag
GJ!
公花すごい萌えた!ありがとう
59名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 14:01:36 ID:oZQVQwxq
お疲れさま
敬語の命令口調いいな
三国は未プレイだけど面白かった!
60名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 10:46:52 ID:ghbp1RJ4
投下乙
ニヤニヤしたw
61名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 01:14:44 ID:p4oywkF3
GJ!きもい顔になる位ニヤニヤできたwww
62名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 13:28:34 ID:zajgDHGi
久々に来たら三国連投!!
>>40>>55もGJ!!!
またお願いします
63名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:29:44 ID:NZo0wR3u
ひたすらニヤニヤです!GJ!
64名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 11:16:52 ID:0i8B/YDt
保守
65名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 11:17:52 ID:0i8B/YDt
あれ……違うスレだった
66名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 15:25:47 ID:IriIvdAX
40を書いた者です。
ありがとうございました。

今回、また三国恋戦記で投下させて頂きます。

全然雰囲気違うのですが、
「貴方のために、何ができる?」
仲謀×花のハッピーエンド後。
婚儀前の話です。


長ったらしくて申し訳ありませんが、
楽しんでいただければ嬉しいです。
 文字には、自分の心が表れるという。
 書き上げた木簡を見て、手本と比べるまでもない出来に、がっくりと肩を落とした。
「これじゃ、全然ダメだ……」
 歪んで滲んで、ぼろぼろだ。
 こんな事ならば、もっと真面目に習字をやっておけばよかったと思う。
 でも、こんな精神状態では、習字を習っていても同じだったかもしれない。
 今日の昼、私は仲謀との婚儀の準備をしていた。部屋を移動している時に、豪華な衣装を身に纏った、年配の女性に会った。じっと私を見詰める女性に、目礼して立ち去ろうとした時に、後ろから声をかけられた。その時のことが脳裏を過ぎり、私はぎゅっと唇を噛締めた。
「おい、花。いるか?」
 仲謀の声だ。
 こんな夜遅くに、珍しい。私は慌てて返事をして立ち上がった。
 扉を開けると、仲謀は少しだけほっとしたような表情を浮かべる。
 少し疲れている様子だ。
 一ヵ月後に、私達は結婚する。お互いその準備に忙しく、最近はゆっくり話をする事も出来ない。
「こんな時間に悪ぃ。なんか、昼間お前の様子がおかしかったと、尚香から聞いてな」
「心配して来てくれたの? ありがとう。大丈夫だよ」
「無理するなよな」
 仲謀の言葉が嬉しくて、思わず笑ってしまった。と、仲謀は眩しそうに目を細めて、すぐに顔を背けてしまう。
「じゃ、じゃあな。とりあえず、顔を見に来ただけだからな」
「もう帰っちゃうの?」
 とっさに仲謀の袖口を掴んで、引き止めてしまう。慌てて謝ったけれど、私の手は正直すぎて、握り締めたまま放せない。
「やっぱり、何かあったのか?」
「何もないよ」
 俯いて視線をそらしたまま、私は仲謀の肩に額を乗せる。これじゃ、行かないで欲しいと言っているようなものだ。
「仲謀、せっかく来てくれたんだし、少しだけでもお話しよう?」
「あのな、いつも言っているだろうが。こんな時間に、だな……」
 呆れ果てたような仲謀の声に、私は声を重ねた。
「ちょっとしんどくて、だから落ち着いて話したいの」
 私が願うと、仲謀は諦めたように溜息をついた。
 干した杏を入れた碗に白湯を入れて、仲謀の前に置き、向かい合う形で椅子に腰掛ける。
「それで、何があったんだ?」
 仲謀は、ぐいと一息に飲んですぐに話を切り出した。
 早くこの部屋を出たいという意思表示なのだと思うと、とても切ない。私は自分の碗を揺らして、杏がくるくると回る様子を眺める。
「何もないよ」
「あのな、俺様の目は節穴じゃねえぞ。お前の様子が変な事くらい、分かるんだよ」
 仲謀は私のことを真剣に心配してくれている。本当は、仲謀と少し話をして、元気を分けてもらうだけのつもりだったのに、全部話してしまいたくなる。
 仲謀の反応が怖くて、私は迷った。仲謀は、静かに私を見詰めて先を促す。
「……仲謀には、これまでも結婚話が幾つか上がっているよね」 
「ああ」
 仲謀は、素直に頷いた。
 ここ揚州は南方の穏やかな気候と、船による交易で栄えている。そんな揚州をまとめる仲謀には、私と結婚が決まる前から、相当な縁談が持ち込まれたらしい。しかも、私との結婚が決まってからの方が、妾でもいいからとかえって増えたくらいだという。
 仲謀は、根気強く周囲を説得してくれた。
 今ではその手の申し込みも、かなり減ってきていた。それでもやはり、諦めきれない人間も多い。
 昼間に会った年配の女性は、恐らく縁談相手の母親か、それに準じる人なのだろう。普通は女性が表立って動くことはないから、よほど腹に据えかねて、直談判に来たのかもしれない。
『貴女のような娘が、仲謀様に何をして差し上げられるというのです』
 蔑むような瞳で言われて、胸を刺し貫かれたような気持ちになったのを思い出す。
「多分、仲謀に縁談を持ってきた人に会ったの」
 仲謀は、苦々しい顔をした。私は慌てて両手を上げて、仲謀を制する。
「違うの。酷い事を言われたんじゃないよ。……ただ、その人の言葉で、私には身分も財力も何もなくて、孫家のために頑張っている仲謀を、助けることが出来ないってことを思い出しただけ」
「俺は、そんなもんお前に求めてねえよ」
「うん。でも、あった方が便利でしょう?」
 仲謀が、ふいと横を向いた。
「ふん。見返りを要求されるだけだ」
 私は、自分の碗を手にとって一口飲んだ。自然と溜息が零れてしまう。
「文字も読めない」
「今勉強しているじゃねえか。いずれ読めるようになるだろ」
「詩も作れない」
「でも、俺と一緒に舞えるだろ」
「うん」
 私は膝に落とした手を、ぎゅっと握り締めた。
「でもね、私だって仲謀に何かしたいのに、自分には何もないんだと思うと、とても苦しかった」
「大丈夫だ。いつか、お前なら必ず出来る。なんたって、俺様と玄徳と同盟を結ばせたのは、お前の力なんだからな。あの時、お前は本とやらを持っていなかっただろ。間違いなく、お前にはそういう力があんだよ。この俺様が選んだんだから、自信を持ちやがれ」
 仲謀の言葉は乱暴だけれど、いつも心が温かくなる。
「大体だな、いきなり全部出来るわけねえだろ。俺様だって、まだまだ何もかも足りねえんだからな。俺を置いて、一人で行くつもりかよ」
 そう慰められて、私は涙がこぼれそうになる。仲謀の方が、ずっと先を行っているくせに。
「うん、そうだね」
 だから、もっともっと頑張りたい。仲謀に気持ちを返したい。
 ああ、そうだ。私が悲しかったのは、仲謀に何も上げられないからじゃない。仲謀から貰ったものの半分も、返せていないからだ。
「私は仲謀をもっと喜ばせたくて、幸せにしたいのに、その半分も出来ないのが苦しいの」
 仲謀が、何故か怒ったような顔を見せた。
「俺は、十分幸せなんだよ! 俺の方こそ、幸せにしてやるって言ったのにお前にそんな顔をさせて、全然守れてねえよ」
「そんなこと無い。仲謀は私を守ってくれているよ。私は十分すぎるほど幸せなんだよ。気持ちだって、溢れるほど貰っているよ」
「俺は、お前から一番欲しいものを貰ってる。お前は、孫家の当主である俺じゃなくて、個人としての俺を見ているだろ」
「皆、仲謀を見ていると思うよ?」
「そうじゃなくて、だな……。例えば、お前は俺に何をして欲しい? 揚州をまとめる、この俺に」
 がりがりと頭を掻き毟った仲謀が、小さく溜息をついて真顔で尋ねる。
 でも、本当に言ってもいいのだろうか。仲謀にして欲しいこと。そんなの、数え切れないほどある。
「言ってもいいの? 呆れるほどあるよ」
「いいから言えよ」
 仲謀の言葉はぶっきら棒なのに、とても穏やかだ。甘やかされていると思う。
 何度も逡巡したけれど、意を決して口を開く。
「あのね、忙しいの分かっているけれど、本当はこうやって毎日一緒にお茶を飲んだりお話をしたい。ずっと一緒にいたい」
 仲謀が、大きく目を見開く。
 我儘だと思う。大変だって分かっているのに、それでもどんなに時間が短くてもいいから、毎日顔を見て、話をしたいとずっと思っていた。
 少し涙が滲んでいる。泣くつもりはないのに、どうしよう。
「今日、夜遅かったけれど来てくれて凄く嬉しかった。部屋に招いたのだって、もっと話をしたかったからだし、仲謀は優しいから、しんどいって言えば絶対座ってくれると思って、嘘をついたの」
「お前……な……」
 仲謀の声が震えている。怒っているのだろうか。怖くなって、私は視線を落として俯いてしまう。
「私は、ずるいんだよ。仲謀から沢山貰っているのに、もっと欲しくなる」
 仲謀に何も返せないと思っているのに、どんどんと欲深くなってしまう。
「そういうことは、もっと早く言えよ。俺様だって、お前に会いたいんだからな」
 そっと視線を上げると、仲謀は顔を真っ赤にさせて顔を横向けている。怒っていないことに、心底ほっとした。
「うん。ありがとう」
「……だから、お前は可愛いんだよ。お前が望むなら、俺は幾らだって贅沢させてやれるんだ。なのに、お前はそういうことを望んだりしねえ」
「それは、そういうのを考えた事がないからだと思う」
「違えよ。身分が高かろうが低かろうが、貪欲な奴は貪欲だ。欲望には、際限がねえ」
 そういうものなのだろうか。
「お前がそうだから、俺は……何でもしてやりたくなるんだ」
 仲謀が言うと、本当に何でもしてもらえそうな気がする。
「あ、仲謀にして欲しいって言うか、したいことがあった」
「何だよ」
「あのね、そこに座ってて」
 私は、席を立って仲謀の横に立つ。
 私の方が年齢は上だけれど、仲謀の方がずっと背も高い。だから、並ぶといつも見下ろされていた。けれど仲謀が座っている状態なら、私の方が見下ろす立場になる。
 お酒をかけてしまった時に、少しだけ触れた柔らかな手触りに、ずっと仲謀の髪を撫でてみたいと思っていたのだ。
「ちょっとだけ、ね」
 仲謀の頭をぎゅっと抱き締める。
「お、おいっ!」
「ずっと、こうしてみたかったの」
 仲謀の身体は大きくて、私の両腕では包み込めない。でも、頭なら大丈夫。
「お前は、馬鹿か!」
「うーん。馬鹿かも」
 いつも仲謀に守られているけれど、私だって守りたいと思っていた。こうやって胸に抱きこむと、自分の体で包み込んで、少しだけでも守れているような錯覚を得られる。仲謀の形のいい頭を撫で、指に絡む柔らかい髪の感触を楽しんだ。
「いいから、放せ!」
「いや」
 仲謀が暴れるから、私はなお深く抱き寄せる。
「このままじゃ、ヤバいって言ってるんだ!」
 くぐもった声に切羽詰った響きがあって、私は小首を傾げる。
「どういうこと?」
「だ、だから、それは……」
 見下ろした仲謀の顔は、耳まで真っ赤だ。
 思わず吹き出すと、仲謀がむっと唇を尖らせた。がっしりと私の腕を握り締め、強く力を込める。痛みに私が顔を歪めるのも構わず、仲謀は低い声で命じた。
「抱きたくなるから、手を放せ」
 直球で言われて、やっと分かった。よく考えれば、私は仲謀の頭を胸に押し当てていた。自分から誘っているようなものだ。仲謀を放せばいいのに、硬直してしまって動けない。
 私を見上げる仲謀の目が、欲情に妖しく光っている。
 びくりと体が震えた。
 けれど何故だろう。怖いという気持ちは確かにあるのに、身体の奥が激しく疼く。求められていることが分かって、ぞくぞくする。
 今仲謀を手放して、布越しに感じる仲謀の体温がなくなる方が嫌だ。
「私、仲謀が好きだよ」
「だから……!」
 苛立ちも露な声に、私は仲謀を更に抱き締めた。
「好き、なんだよ」
 これ以上は、言えなかった。恥ずかしくて、死にそうだ。
 仲謀の声が弱まった。
「……おい、それって……その、本当にいいの、かよ」
 仲謀の手が、おずおずと私の腰に回された。私は、少し身を屈めるようにして仲謀の額に頬を寄せ、小さく頷く。
「絶対に、止めてやれねえぞ」
「うん」
 私を支える仲謀の手が、震えている。
「もしかして、仲謀も緊張しているの?」
「……当たり前だろ」
 ぶすっとした声に、思わず小さく吹き出してしまった。
「おい、あのな……」
「ううん。私と一緒だね」
 少しだけ、安心した。
「うるせえ」
 小さく呟いて、仲謀は緊張に強張る私を引き寄せた。
 私達は、寝台の中央で、互いの衣を脱がせあった。仲謀の服は、私にはどうやって脱がせるのか分からないものも多かったけれど、仲謀は辛抱強く待ってくれた。
 ただ、下穿きに手をかけるのは恥ずかしくて、そのままになった。
 まだ成長途中の仲謀の身体は、ほっそりとして筋肉も薄いが、やはり男の人だった。自分とは違う体が、それだけでとても綺麗だと思う。私は、直視できずに俯いてしまった。自分の膝を見下ろしていると、仲謀が肩を引き寄せて抱き締めてくる。
 痛いほどの力に、自分が求められていると感じる。仲謀の熱い吐息が耳元に掛かって、怖いくらいなのに喜びの方が勝ってしまう。仲謀の胸に手を当てると、心臓が壊れそうなほど強く脈打っている。それとも、これは私の心臓の音だろうか。
「仲謀……」
 名前を呼ぶと、抱き締めてくる腕の力が抜ける。見詰めあい、どちらからともなく唇を重ねた。
 仲謀は、何度も何度も、啄ばむように軽く触れる。痺れるような感覚に、縋り付く手に力を込める。
「好き……」
 唇が離れて私が思わず呟くと、仲謀の手が止まった。
「ん、んん!」
 仲謀が、突然強く顎を掴んだかと思うと、舌を差し入れ深く私を探る。性急に求められて、私は思わず逃げ腰になる。そんな私を引き止めるように、仲謀は私の腰に腕を回す。
 舌が絡まる水音が、酷く卑猥だった。
 身体の奥に、熱が溜まっていく。初めての感覚に、私は仲謀に縋り付く手に力を込めた。
 ふっと、仲謀が顔を上げる。見上げた仲謀の瞳には、紛れもない情欲が垣間見え、壮絶な色気を滲ませていた。
 ゆっくりと寝台へ横たえられ、恥ずかしくて身体を隠そうとすると、仲謀に両手首を掴まれ、寝台に押し付けられる。
 痛みよりも、強引なそれに驚いて目を見開くと、仲謀は慌てて手を退けた。
「すまねぇ。なんか、焦った」
「私は、逃げたりしないよ」
「あれだけ俺から逃げたくせに」
「ち、違うよ。逃げたわけじゃなくて、皆の事が心配だっただけで」
 仲謀と玄徳軍のどちらも大切で、仲謀のことだけを考えられなかった。だから、仲謀の所へ行けなかった。結果としてはそれでよかったけれど、全て受け止め待ってくれた仲謀には、感謝してもしきれない。
「ふん。もう絶対離さねえから、覚悟しろよ」
 唇が軽く重ねられて、どこかくすぐったい。
「うん。離さないで」
 願うと、仲謀が優しく抱き締めてくる。やっぱり、好きだ。仲謀が好き。
 仲謀の首に腕を絡めて、顔を寄せる。
 ふわりと暖かな手が私の胸を包み、優しく柔らかく揉み解していく。時折、握るように力を込められても、仲謀の思いの強さのように感じられて、心地良いとさえ思った。
 仲謀がどこに触れても、身体が熱く火照ってくる。私を確かめる手が、胸から腰、太腿の外側を撫でおろす。円を描きながら彷徨う手が、少しずつ身体の中心へ近付いて、ようやくその意図に気づいた。
「ん……っ」
 びくりと勝手に身体が跳ねる。
 仲謀の指が、羽根で触れるように柔らかく、私の秘められた場所を探る。
「……っ、はぅ……っ」
 仲謀の指が私を暴く。何が起ころうとしているのか、わからない。
「……お前、優しく触る方がいいのな」
 くすりと笑う仲謀に、今までの自分を全て見られていたのだと気づいて、恥ずかしさに顔から火が出る。
「や……っ、見ないで……」
「見ないと、分からねえだろ」
 呆れたような声で、けれどその手つきだけはどこまでも穏やかだった。
「んっ!」
 何か、身体の奥からとろりとしたものが溢れてくる。小さな水音が、下肢から聞こえてきて、消え入りたくなった。
「……わりぃ……」
 小さく呟くと、仲謀が私の足を割り開き、そこへ顔を寄せる。
「え……何、仲謀?」
「ん……っ」
 一瞬、何が起こったのか分からなかった。ぬるりとした感触に、ようやくそこを舐められているのだと理解する。
「嫌ッ! 仲謀、やだぁああ!」
 行為の恥ずかしさに、私は身を捩って抵抗した。けれど、仲謀はしっかりと両足を抱え込み、逃そうとしない。最も鋭敏な場所を、何度も吸われて舐められて、その度に身体を電気のようなものが走って、悲鳴を上げてしまう。
「ん、ぁああっ! や、だぁあ、あ、っ……!」
 入り口を撫でていた指が、つぷりと中へ入り込む。
「や、うそ、あ……っ」
 あっけなく飲み込んでしまった指が、緩やかに中を探っていく。
「すげえ締め付け……。痛くねえか?」
「大丈夫、だけど、変な感じ」
 素直に答えると、仲謀が苦笑を浮かべる。
 暫く中を探られほぐれてくると、仲謀は更に一本増やしてきた。途端、身体を引き裂くような痛みを感じる。
「きついな。……出来るだけ、力は抜けよ」
「そんなの、出来な……っ」
 仲謀は無茶を言う。頑張って力を抜こうと思うが、勝手に身体はそこを締め付けて、仲謀を拒もうとする。
「俺を、受け入れろよ」
 敏感な花芽をちろりと舐めながら、仲謀が命令する。けれど、その指の動きはとても静かで穏やかだ。仲謀は、私の意志を無視したりしない。
 深呼吸をして、力を抜こうと努力した。息を吐くたび、仲謀の指を受け入れている場所から、水音が高く響いてくる。仲謀を受け入れるための準備が、少しずつ整っていく。
「……そろそろ、いい、か?」
 身体を起して、仲謀が尋ねた。下穿きを脱ぎ、大きく熱いものを下肢に押し当てられた。頷くと、ぐっと圧迫感が増して、私は息を飲んだ。
「いっ……っ!」
 声が出ない。
 あんなに卑猥な水音がしていたのに、身体が軋む音が聞こえてきそうだった。
「花……っ、動く、な」
 仲謀に掠れた声で言われて、私は初めて自分が逃げようとしていた事に気づく。
 見上げると、どこか苦しげに顔を歪めた仲謀が目に映る。
「……やっぱり、痛いのか」
 途切れ途切れに、押し殺すような声で言われた。
 まだ全てを受け入れていないはずなのに、引き裂かれるような痛みに声も出ない。浅い呼吸しか出来ない私の額を、仲謀が優しく撫でる。大きな手が、暖かい。仲謀も苦しそうなのに、私を案じてくれる。私がもう嫌だと拒絶すれば、やめてしまいそうだ。
「痛い、けど……途中でやめる方が、嫌……っ。ちゃんと、最後まで、して……っ」 
「お前……っ」
 仲謀が、苦痛を堪えるように眉を寄せる。圧迫感が高まって、私も小さく喘いだ。
「この、馬鹿っ! 俺を殺す気かっ……」
「え? っ、ふぅ、ん……っ、んぅ!」
 強引に唇を重ねられて、舌を吸い上げられた。激しすぎるキスに、眩暈がする。舌を絡めあう水音に煽られて、身体が熱くなる。強張っていた体から、少しだけ力が抜けた。
 その途端、仲謀が腰を進める。
 ズッ、と音がして、奥へと入り込んでくる。
「ぁ……っぁあ! ぅんんっ!」
 思わず仰け反り唇が離れる。それを仲謀が追いかけて、再び舌を絡ませる。
 身体の中を、男の凶器で無理矢理広げられる。男を受け入れたことがない場所は、引き裂かれる痛みに血を流しているはずだ。それなのにどうしてだろう。とても気持ちがいい。
「花……っ。ん、…花っ」
「仲、謀……っ」
 キスの合間に、仲謀が私を呼ぶ。額や鼻先、頬や目元に唇が落ちた。
 奥深くを穿たれるたびに、涙が零れ落ちる。仲謀が、優しく私の頬を撫でる。唇を噛締めて、仲謀が苦しげに囁く。
「わりぃ、も……止められねぇ……」
 多分、仲謀は、私が痛くて泣いていると思っているのだ。いつも、偉そうにしているのに、どこまでも優しい。
「痛い……けど、痛くない。だから、止めないで……もっと、して……」
 仲謀の首筋に顔を埋める。仲謀の汗の匂いが欲情した男の人のもので、自分が女だと言う事を突きつけられ、女の悦びに目が眩む。
「好き……。仲謀、大好き……っ」
「お前、っ…ぅあ……っ!」
 突然、仲謀の動きが止まった。身体の奥で仲謀のものが痙攣して、その度に熱いものがじわりと広がっていく。
 全てが吐き出されると、仲謀が私の上に突っ伏した。私の肩口に顔を埋めて、荒い息を繰り返している。
「……お前、何、不意打ちしやがるんだよ……」
 どこか不満そうな、悔しそうな声で、仲謀が呟く。
「ご、ごめん」
「別に、謝る必要はねえよ。俺が、不甲斐ないだけだ」
「何で?」
「……何でもねえ」
 よく分からなかった。小首を傾げる私を、仲謀が優しく抱き締めてくる。
「大丈夫か? 痛かった……よな」
「痛かったけれど……でも、それ以上に幸せだったよ。気持ちよかった」
「お前……なあぁあ! どうしてそういうことを言うんだよ!」
「な、何? 私、悪い事言ったの? 本当の事だよ。痛いのに気持ちいいって、変かもしれないけれど、仲謀が凄く私を気遣ってくれたのが分かって、嬉しかったの。仲謀の方こそ、辛そうだったよ」
「そ、それは、だな……」
 口をもごもごと動かして、言いにくそうにしているので、話題を変えることにした。照れるけれど、本当の気持ちを伝えようと思って、私は仲謀の耳元でそっと告白する。
「私は、仲謀をもっと好きになったよ」
 びくりと仲謀の身体が跳ねて、次にがっくりと肩を落とす。
「……お前、俺を煽っているよな?」
「煽るって、何を?」
 仲謀の声が、低く怒っている様子なのが不思議だった。
「とにかく! 俺はお前に無茶させたくねえんだよ。これ以上可愛い事言うな!」
「事実しか言ってないよ」
「くそ……っ。それが可愛いんだよ! いいから、暫く何も言うな!」
「わ、分かったよ」
 仲謀が、私の身体を抱き締めている。でも、自分で支えてくれているから、私は仲謀の身体の重みを、殆ど感じない。それが寂しくて、私は黙って仲謀の首と背中に腕を回し、引き寄せた。
「ば、馬鹿! やめっ……っ、動くな!」
 さっきから怒られてばかりだ。
 訳が分からない私に焦れたのか、仲謀が身体を引こうとするのが切なくて、とっさに太腿で仲謀の腰を挟む。
 すると、仲謀が低く呻いた。熱い吐息が耳元にかかる。
「え、ええ?」
 下腹部に、何か固いものが当たっている。
「だから、動くなっつっただろ……」
 情けなさそうな声に、それが何かようやく気づいた。
「で、でも、さっき終わったよね?」
「うるせえ」
「する、の?」
 先ほどの痛みを思い出してしまって、声が震えてしまう。
「しねえよ。ほっといたらおさまるし」
 むすっとした声に、仲謀を傷つけてしまったのだと思った。それに、仲謀にばかり耐えて貰っている気がする。さっきも、凄く気を使ってくれていた。それなら。
「あの、別にいいよ」
「は?」
 ぽかんと口を開けて、仲謀が顔を上げて私を見下ろす。まじまじと見られると、凄く恥ずかしいのだけれど。仲謀の頬に手を伸ばし、男の人の柔らかな唇に指を添えた。
「だって、辛いんでしょ? 私は大丈夫だから……しよ?」
 言ってから、気づいた。これは、私から誘っているってことになるんだ。仲謀は嫌がるかな。もしも嫌われたら、どうしよう。
 思わず後悔してしまった私の頬に、仲謀の大きな手が添えられ、顔を上げさせられる。深く唇が合わさり、舌を絡め取られる濃厚な口付けに、私はうっとりと目を閉じた。
 呼吸が出来ないほど激しい口付けが終わり、ゆっくりと目を開けると、端正な仲謀の顔が間近に迫っていた。欲情に目元を赤く染まっており、仲謀の熱が私に移り、心臓が跳ねた気がした。
「……私から誘っても、嫌いにならない?」
「なるわけねえだろ」
 仲謀の指が、私の足に触れる。どこか痺れたようになっているそこに指を差し入れて、中の様子を探る。開かれたばかりのそこは、仲謀の指を容易く飲み込み、奥へと誘い込んでいる。
「……なあ、入れてもいいか?」
 仲謀の精と私の蜜が混じったものが、私の中からとろりと溢れ出す。仲謀を求めて、泣いているようだ。
「んっ、お願い……入れて」
 言い終わるのとほぼ同時に、圧倒的な存在感で、仲謀が入ってくる。
 痛みは確かにあるのに、何でこんなに幸せなんだろう。
「んっ……っ、は、ぁあ……っぁ」
 仲謀の首に腕を絡めて、唇を求めた。慰めるような優しい口付けに、泣きたくなる。
 吐き出された精が、潤滑液となったため、先程よりも仲謀を受け入れるのは辛くなかった。奥深くまで仲謀を受け入れて、これ以上ないほどぴったりと身体が重なった。
「はっ……あったけぇ……」
 唇が触れ合う距離でしみじみと言われて、何だかとても恥ずかしくなる。
「……動いても、大丈夫か?」
「うん」
 音を立てて、引き抜かれる。中を擦られる痛みとは別に、身体の奥から熱が生まれる。溶けていく。
 二度目だからだろうか、拒絶するようだったそこは余分な力が抜けて、今は仲謀をしっかりと包み込んでいる。身体の中にある楔の形が、先程よりも感じられた。
 仲謀の吐息が肌に落ちて、まるで愛撫されているようだ。
「ん……っ、ぁああっ、仲謀っ」
「は、…すげ……気持ちいい…っ」
 仲謀の掠れた声に、どくりと心臓が跳ねる。まだヒリヒリとした痛みがあるのに、身体が蕩けていく。
 私は、さっきよりも何も分からなくなっているのに、逆に仲謀は少し落ち着いているようだ。私の中を楽しんでいるように、じっくりと腰を動かしている。
「ぁあっ、……っ、は、んぁっ!」
 鼻にかかった声は、自分のものとは思えないほど淫らな響きがする。恥ずかしくて、唇を噛んで堪えようと思うのに、揺さぶられてしまうと、最早声など抑えられなかった。
「……なんだ、気持ち、いいのか?」
 仲謀が、小さく笑って私に囁く。そんな言葉にさえ、私は煽られてしまう。
「うん、いいよ。……気持ちいい」
「この……っ! 優しく出来ねえだろ……っ」
 十分優しいのに、どうしてこんなことを言うんだろう。これ以上私を甘やかして、どうするんだろう。
「仲謀……の……好きにしていいよ、大丈夫だから……っ」
 痛みさえ、心地いい。仲謀に触れられると、それだけでおかしくなってしまう。胸を潰すように握られても、肌を強く吸われても、電流が走るように全身が甘く痺れる。
「花……っ」
 唇を合わせて、舌を吸われる。足を抱えられ、更に深く結合する。身体の奥を何度も突かれ、その度に目の奥に火花が散った。卑猥な水音が高く響く。仲謀に身を任せると、もっと気持ちいい。繋がった所から溶けて、身体がなくなってしまいそうだ。
「お前、あんまり可愛い事、言うなよ……」
「ん、……っぁあっ、は、だって、気持ち、いいもん……っ」
 痛みはもう、殆どなかった。あったのかもしれないけれど、そんな事よりも幸せで、気持ちが良くて仕方がなかった。
「仲謀……っ!」
「っつ……っ、ぅ……っ」
 奥深くで、仲謀が弾ける。中に放たれて、満たされる悦びに、私は気を失ってしまった。


 暖かな温もりに包まれている。とても幸せな気持ちで目を開けると、仲謀の顔がすぐ前にあった。
 驚いて、思わず声を上げそうになってから、昨日のことを思い出す。
 夢じゃなかったんだ。
 仲謀に抱かれたという事実は、何故か不思議な感じがして、私は仲謀の金色の髪をそっと撫でる。柔らかくて、気持ちいい。よく見ると、仲謀の睫毛も金色だ。当たり前なんだけれど、忘れていた。
 部屋は明るくて、整っている仲謀の顔がよく見える。
 ということは、今は何時ごろなんだろうか。今日の仲謀の予定を知らない。仲謀はよく眠っているようだし、起すに忍びない。先に起きて確認しようと寝台から抜け出そうとすると、突然腰に腕が伸びて、後ろから抱き締められる形で寝台に逆戻りしてしまった。
「仲謀? 起きてたの?」
「ああ」
「じゃあ、早く起きようよ。今日も仕事があるでしょう?」
「行きたくねえ」
 孫家の当主として、自尊心も高く責任感のある仲謀が、そんな事を言うなんてどうしたんだろう。
「もしかして身体の調子が悪いの? 昨日無理した?」
 実際、自分の体は結構あちこちが痛い。仲謀も私を庇っていたようだから、大丈夫だろうか。振り返って顔を見たいのだけれど、がっちりと腰を掴まれているので、身動きも取れない。下手に暴れると、余計仲謀に負担がかかりそうで、とりあえずおとなしくしている。
 ふと、肩口に柔らかな感触が落ちる。ちゅっと軽い音がして、肩甲骨や首筋に、唇が落ちたのが分かる。
「な、何?」
「夢じゃない事を、確かめさせろ」
「え? ちょっ……待っ」
「うるせえ。こんな都合がいいこと、絶対夢に決まっている」
 どこか切羽詰っている声に、私は混乱してしまう。まだ裸の身体を探られて、胸の膨らみを包み込まれて悲鳴を上げてしまう。
「やっ、……っ、仲謀! 朝、朝だよ! やめて……っ!」
「嫌だ」
 胸をやわやわと揉みこまれて、私はどうしたらいいか分からない。昨夜の情熱の残り火は、簡単に燃え上がってしまう。
「仲謀! 朝からだめ……っ!」
「……夜ならいいのかよ」
「いいよ、いくらでもいいから……っ」
「本当だな? 約束したからな。俺様は、絶対忘れないぞ」
「忘れないっ、あ……っ、だから、放して……っ!」
 唐突に解放されて、私は大きく肩で息をする。
 朝から心臓に悪いと思う。
 と、後ろを振り返ると、仲謀は早速寝台から出て、速攻で着替えている。仕事をやる気になったのだろうからいいのだろうが、何か腑に落ちない。
 服を着終えると、仲謀がこちらにやってきた。
 私は、まだ裸のままだ。服を着た仲謀が間近に迫っていると、恥ずかしくて死にそうになる。
「花、逃げるなよ」
「う、うん」
 低い声で命じられ、とっさに頷いたけれど、どういう意味だろうか。そもそも、どうして逃げるとか逃げないとか、そんな話になったんだろう。
 先程の会話を反芻して、私はやっと気づく。
 もしかして、今日の夜また部屋に来るのだろうか。しかもこの様子だと、ただお話したりお菓子を食べたりするだけでは、終わらなさそうだ。いや、終わらない。終わるわけがない。
「ちょっと、待って。まさか……」
「約束したからな」
 一瞬だけ、唇が重なる。
 鼻先に漂った仲謀の男の匂いに、眩暈がした。
 ひたと見据えられて、続けるべき言葉を失う。
 真っ赤になって、私は小さく頷いた。


 それに、夢じゃない事を確かめたいのは、私も同じだから。
77名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 15:48:20 ID:IriIvdAX
以上で投下終わりです。
ここまで長いお話に、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。


この話のオチですが、別展開も考えました。
9/10の後です。


 そこまで話し終えると、仲謀は手の中の碗を一息にあおった。
 茶器を置いて、目の前に座る公瑾をひたと見据えた。
「……という、夢を見た」
「仲謀様……」
 無言で滂沱の涙を流す仲謀に、公瑾は言葉も出なかった。
 二人の関係は、未だ清いままだ。


というひどい夢オチです。
漫画なら、こっちでも面白いと思いましたが、文章ではそれほどでもないので、止めておきました。
鬼展開ですし。
この二人は、幸せなのがいいと思います。
思う存分、いちゃいちゃすればいい。
そんな妄想を書けたので、幸せです。


最後までありがとうございました。
それでは、失礼致します。
78名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 21:43:03 ID:Uq8rne7a
GJ!
未プレイだったが、読みやすくて面白かったよー
夢オチは生殺しで可哀想すぎるw
三国の作品がどれも楽しめたから、ゲームが気になってきたわ
79名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 01:56:57 ID:W/xUf2gw
GJ!
夢オチverまでありがとうwwww
80名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 09:30:35 ID:bfwk+gzh
GJ!
萌え転がった!
仲謀好きなのに夢オチの方がらしく思えたのは何でだろうww
81名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 19:33:04 ID:aR61CyRa
GJ、投下乙。

萌えキャラだな〜仲謀。
三国恋戦記、いい感じだね。
買おうかなw
82名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 19:34:37 ID:aR61CyRa
サーセン、sageるの忘れてた。
83名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 00:00:25 ID:6YsenjE0
>>77
GJ!読み応えあったよ
84名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 15:15:38 ID:WV8BE8vx
超GJでした
文章読みやすいし萌えが詰まっていて
仲謀最萌えの自分は最高に幸せになれました
ありがとうありがとうありがとう
85名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 15:32:48 ID:dP8EHKzQ
てす
86名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 00:50:29 ID:g4zFSrSc
保守
87名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 02:06:14 ID:BXW6j6Xw
仲謀大好きなのでめちゃくちゃ萌えました
ありがとうGJ!
88名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 11:02:00 ID:iHy6kod0
保守。
89名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 10:53:43 ID:m24cXUaI
保守
90名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 22:54:28 ID:HRNjgttH
ストラバこのスレ的に期待してたけどネタについていけないわ
91名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 00:39:08 ID:C/CHsGVb
たまに主人公に子供できたり俺たちの家族増やそうぜ!
てな感じで終わる作品あるけど、いざ子作りの過程を
妄想しようとしてもなかなかできないもんだな
無意識が拒むんだろうか
92名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 01:09:19 ID:9D/7vKRA
爽やか過ぎるとエロ妄想しにくいんだよね
93名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 15:04:19 ID:ZfAyBsVF
>>92
同意
でも元ゲームがエロイ感じだったら感じだったで
なんかそれで満足してしまってやっぱり妄想できない
94名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 11:40:42 ID:rUzhBEM2
読み手が女の人だからどこまで書いていいのか
判断に困る時がある
95名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 13:04:34 ID:AV5/sIto
基本だけど男性向け程露骨だったりリアル過ぎる描写はダメだと思ってる
でもファンタジーになりすぎてもそれはそれで受け入れられない
96名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 16:19:27 ID:Mpuhsj/f
人選びそうな描写があるなら注意書き
してくれればスルーできるからいいかな
あんまりガチガチに××が駄目とか決めるのもなんだし
97名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 00:29:51 ID:6a9iaNLL
女の子向けって匙加減が難しいよね
98名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 00:43:32 ID:/eY4EDvq
ナマハメ中だし厳禁、ゴム描写がないと小説として認めないなんて女性向けスレあるから
エロパロなんだからいくら出してもあの日以外は妊娠の可能性なんて…って駄目なのか
99名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 07:31:01 ID:EP/zemXA
>ナマハメ中だし厳禁、ゴム描写がないと小説として認めない

そんな変なスレあるの?
初めて知った……
100名無しさん@ピンキー:2010/08/18(水) 11:33:32 ID:aTuTHN7N
別にがっつりでもリアルでもファンタジーでもかまわないけどなぁ
嫌だったら黙ってスルーすればいいだけだし。
みなさんのお話、とても勉強になります。
101名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 16:07:51 ID:OyYYCd3T
現代ものならゴムいるかなとは思うが、時代物とかは仕方がないので
外に出すなり中に出すなり…
102名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 23:09:28 ID:4t68mntI
現代ものでも何でもゴム描写は書く人の
好きにすればいいと思う
人それぞれ許容範囲は違うだろうけど
この板にいるってことは皆いい大人なはずだし
無いからってうるさく叩いたりしないだろう…たぶん
103名無しさん@ピンキー:2010/08/23(月) 07:02:32 ID:rglZglpf
個人的には現代ものでも
状況によるな<ゴム有る無し


屋外とか泥酔時の勢いなら
ゴム有る(付けてる)方がなんとなく「ちょwww」だし
部屋で来るのが分かってる状況なら
付けてないと「なんだかなあ」と思う。

まあどちらにしても
あまりそこに拘るよりも話の方に力入れてくれたら構わないよ。
104名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 16:12:35 ID:L1vsRXYx
このスレ重宝してます
105名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 00:34:03 ID:equFfhdk
保守
106名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 05:40:18 ID:yu02T6+i
上の話題についてぶり返すけど、どこまで注意書きしたらいいかわからなくなってきた

パイズリ足コキぶっかけ潮吹き69アナルお道具緊縛目隠しとかも書くべきなの?(需要があるかは別)
なんか手の内見せるみたいで若干抵抗あるけどスレによっては厳しいみたいだし気になる
良ければ教えて下さい
107名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 07:09:30 ID:giOu4xLW
自分はその中のシチュでは注意無くて構わないw


ただし元々のキャラとの崩壊が目立つようなら
書いてあるといいかな?
(可愛い系年下キャラがアナル挿入とかはちょっとひく)
108名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 11:18:49 ID:MA3aYt8y
同じくバッチコイですw
大人しい主人公が攻めるとかのキャラ崩壊・改変は一言あると嬉しいな
109名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 11:43:59 ID:R6ky1gTU
キャラ崩壊は一言欲しいです。
あと上の例だとエロ濃いめ・道具ありなど職人さんが抵抗ない
範囲でいいので注意書きしてもらえるとありがたいかな。
110名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 15:45:39 ID:uz5MeaY/
test
111名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 19:28:49 ID:yu02T6+i
レスくれた方々ありがとう!

思いの外受け入れてくれる人もいるようで嬉しい
キャラ崩壊には特に配慮しつつ、色々と試してみる事にする
112名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 19:14:24 ID:ZlPxzEt3
投下楽しみに待ってるよ
113名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 12:02:47 ID:CC1fFDJp
保守。
114名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 12:00:26 ID:4UUsrNW2
スレを立てました。報告します。

【Daisy2】三国恋戦記〜オトメの兵法!〜エロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1285124105/
115名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 12:34:46 ID:7CV/tsre
ご丁寧にどうも
116名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 01:28:18 ID:TL6iQJj5
三国好きだけど別に立てなくても……。ただでさえ過疎スレなのにさ。
117名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 21:18:59 ID:2NeDaxTB
保管庫って名作あるんだね
パレドゥレーヌのストーカーの話がすごかった
118名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 23:12:34 ID:nrY1bWRK
え?パレドゥレーヌあったの?
保管庫いってくるーー
119名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 07:23:49 ID:hV/szUSS
パレドゥだけじゃなくて文書くの上手な人が2人くらいいて全部読んじゃったわ
120名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:30:13 ID:rPf4inTq
三国恋戦記でSS書いたんだけど、こっちに投下していいだろうか
恋戦記続いてるのは知ってるけど
>>114のスレはここへの相談無しに立ったみたいだし
向こうの雰囲気もアレなんで正直こっちの方に投下したいんだ
121名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:37:16 ID:0nrujyQ0
どうぞ
122名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:44:21 ID:LWaGmG+e
専門スレあるんだからやっぱそっちに投下の方が良いとは思うけど…
123名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 23:52:16 ID:V60+8ZBA
>>120
何処に投下するかは、職人が自由に決めて良いと思うよ

どちらもスレ違いじゃないんだし
124名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:06:46 ID:rImKnlQ1
120です
やはりこちらに投下させてください

三国恋戦記 玄徳×花でED後
エクスキューズとしては婚前交渉かつ中田氏
いくら玄兄が狼でも婚儀前には襲わないだろうjkというスタンスの人には申し訳ない
あとエロ濃度は自分じゃよくわからないが全体的に少女マンガノリでファンタジー
14/14(予定)だけど前フリが長いので板的な意味での本編は10から

ではよろしければしばしの間お付き合いください
125水魚の交わり 1/14:2010/10/01(金) 22:07:55 ID:rImKnlQ1
「おやすみ、花」
「おやすみなさい」
 花の額に一つ口付けを落として、玄徳は花の部屋の前から去っていく。
パタンと扉を閉めた花はこころもち肩を落とした様子で夜着に着替え始めた。

 孫尚香の偽者の事件をきっかけにようやく想いを交わすことが出来た二人の仲は、
今や玄徳軍の主だった面々の間では公認となっている。
愛を囁かれ、体中を愛されて、初めて玄徳と結ばれたのはつい先日のことだ。
確かに花は幸せの只中に居た。不安に思うことなど無かった、筈だったのだが。
それ以来、玄徳が触れてこない。それどころか、玄徳との距離が僅かにだが開いたような気すらしていた。
玄徳が初めての恋人の花には、そういう男女の触れ合いが普通どれくらいの頻度で行われるのかなんて
よくわからなかったからなかなか気付かなかったのだけれど。

(やっぱり、ちょっと変だよね……)
 あからさまに避けられているわけではないと思う。ことあるごとに頭をなでてくれるのは相変わらずだし、
今日みたいに時間があるときは夜に花の部屋まで送ってくれる。絡めた手の温かさも変わらない。
そして、おやすみ、と口付けをしてくれて……でもそれだけだ。その口付けだって。
(今日も、唇にキスしてくれなかったな)
ここ最近、玄徳は花の唇に口づけをしなくなった。おやすみのキスは唇に、なんて決めていたわけじゃなかったけれど、
たいていはそうだったし、頬や額だけのことなどまず無かった。
それなのにこのところまったく唇に触れてこないのが、花が玄徳との僅かな距離の変化に気付くきっかけだった。

 玄徳さんと何かあったっけ、と思い返すも花としては特に思い当たる節も無く。
いつごろからこんな風になっちゃったんだろうと考えてみて、浮かぶのは玄徳との初めての夜。

あれから触れてくれなくなったってこと?だとしたら。
……もしかして、玄徳さんは、その、つまり……あんまり気持ちよくなかった、とか?
126水魚の交わり 2/14:2010/10/01(金) 22:08:41 ID:rImKnlQ1
一度思考がマイナス方向に振れると坂道を転がるように花の不安が加速していく。

実際、芙蓉姫みたいにスタイル良くないし、とくに胸なんてとても比べられないほどささやかなわけで。
自分で言ってて悲しくなるけど正直なところ偽者の尚香さんのほうが女の人っぽいくらいだったと思う。
そういえば、仲謀軍への使者になった時にも貧相な体って言われたっけ。あの時は思わず言い返して
牢に放り込まれるなんて大失態をやらかしちゃったけど、冷静に考えて、篭絡はともかく
貧相っていうのは否定できないよね。玄徳さんもそう思ってるのかな。ガッカリさせちゃったかな。
ああ、ガッカリしたのはスタイルだけじゃないのかも。一応私だって現代日本の女子高生だったわけで、
雑誌とかでそういう知識が無かったわけじゃないけど、いざ自分の身に起こってみるともういっぱいいっぱいで、
どうしたら玄徳さんに喜んでもらえるのかなんてそんな余裕全然無くて。
好きだって、愛してるって言ってくれて、痛かったけどもっとずっと幸せで、きっとすごく優しくしてくれたのに、
私からは多分その何分の一も返せてない。
玄徳さんは大人で、かっこよくて、当然そういう経験だって豊富だろうし、
私なんかが相手じゃつまらなかったんじゃないかな……。

「……もう寝よう」
 あえて声に出して思考を中断する。今ここで花が一人で悩んだところで答えが出る問題でないのは確かだった。
深刻に考えすぎているだけかもしれない。身も蓋も無い言い方をすれば、構ってもらえなくて不安になっている、
ただそれだけのことだ。その程度の事で不安を訴えて玄徳を煩わせる事はしたくなかった。
最近は玄徳も孔明も忙しそうにしていたし、そのあおりを受けて花自身も幾分疲れているのかもしれなかった。
そんなときは得てして思考がネガティブになるものだ。
どうせ明日だって師匠にこき使われるのだからちゃんと休まなくちゃ、と花は燭台の明かりを落として横になった。
明日こそ玄徳さんとちゃんとキスとかできればいいな、そうすればこの不安も消えるのに、とまぶたを閉じると
幾許もしないうちに意識が闇に溶けていった。

* * *

 翌朝。前夜の不安は何も解決を見ないままではあったが、花は身支度を整えるといつも通り孔明の執務室にむかった。
孔明は鋭い。悩んでいるのを見抜かれはしないかと行きがけはそんなことばかり考えていたけれど、
仕事が始まってしまうと忙しくて花自身余計なことを考える暇がなかったのは助かった。
127水魚の交わり 3/14:2010/10/01(金) 22:09:24 ID:rImKnlQ1
「はい、これで最後。玄徳様にこの書簡を届けたら、そのまま帰っちゃっていいから。お疲れ様」
うーん弟子思いのいい師匠だなあボクって、等とのたまう孔明に、ありがとうございますと
こちらも冗談めかして返した声がいつも通りで、花はとりあえず胸をなでおろした。
「じゃあ今日はこれで失礼します。師匠もあんまり無理しないでくださいね?」
「君に言われるまでも無くわかってるって。じゃ、よろしく〜」
こんなやり取りもいつも通り。ひらひらと手を振る師匠に背を向けて玄徳の部屋へ向かう。
その背に孔明が心配そうな視線を向けていたことに花は気付くよしも無かった。
今日はちゃんとキスしてくれるだろうか――触れてくれるだろうか。そんな落ち着かない気持ちを何とか押し込めて
花は深呼吸を一つすると、常を装って声をかけた。
「玄徳さん、花です。師匠からの書簡を預かってきました」

* * *

「……今日もダメだったなぁ」
結局今日も昨日と同じ展開で部屋に帰されてしまった。昨夜グルグルと考えていたことが再び頭をもたげてくる。
玄徳に直接尋ねればよかったのかもしれないが、本人を目の前にして、どうして抱いてくれないんですかとは
花にはとてもじゃないけれど聞けなかった。
 水でも飲んで気分を落ち着けようとしたら水差しは空で、そんな些細なことですらますます気分が落ち込む。
(気分転換もかねてお水もらいに行こう)
とぼとぼと炊事場を目指す。まだ人がいて、暗い中水差しを満たすなんてことにならなかったのは幸いだった。
その帰り道、行きに見たときは明るかった玄徳の執務室の明かりが消えていて、何となく玄徳の私室の方向に視線を向けたときだった。

「……何、あれ……」
水差しを落とさなくてよかった、などとどこか遠いところで花は考える。
わかっている、これは現実逃避だ。問題なのは水差しじゃなくて。

(あの人……誰?)
128水魚の交わり 4/14:2010/10/01(金) 22:10:04 ID:rImKnlQ1
玄徳の部屋を知らない女性が訪れようとしていた。扉が開いて玄徳が顔を覗かせる。
その場で二言三言言葉を交わしたようだったが、その女性は玄徳に招かれてするりと扉の内へと姿を消した。
この城で働く使用人などであるわけがなかった。あのように胸元と背中を大きく開けた衣装を纏う女性といえば。
(どう見てもお水の人っていうか、夜の蝶っていうか、ええと、こっちだと……歌妓、って、いうんだっけ)
思考の表面を言葉だけが滑り、内容の理解を拒もうとしている。けれどそれも僅かな間だけだった。
いっそ見なかったことにしてしまいたいのに、考えるのをやめられない。

 夜に男女が二人きりになることの意味を教えてくれたのは玄徳さんでしたよね。
男女が二人きりになるのはこっちでは不埒な行為で、その、そういうことを期待されても仕方ないって。
っていうか、芙蓉姫にも似たような事言われたな。
初めてのときのこと芙蓉姫にしゃべっちゃったとき、婚儀も挙げていないのに玄徳様ときたら、ってちょっと怒ってたっけ。
なのに、そんな風に私には言ってたのに、玄徳さんは、こんな時間にさっきの人と二人きりになっちゃうんですか。
私は帰したのに、あの人とならいいんですか。二人で何してるんですか。

何してるんですか、という思考の予想以上の衝撃にひゅっと息を飲み、そこでようやく花は自身がその場に
硬直していたことに気付いた。こんな回廊のど真ん中で立ち止まっていては迷惑だろうと
他人事のような思考でのろのろと自室へ向けて足を動かす。
その間も脳内で渦巻く言葉はとどまるところを知らない。

何をするって、そんなの決まってる。やっぱり、私じゃ玄徳さんの相手は務まらなかったんだ。
凛としてて、背が高くて、キレイな人だったな。ああ、なんか、全然勝ち目無い気がしてきた。
こっちでは偉い人には奥さんだって何人もいたりするらしいし恋人くらい何人いてもいいのかもしれないけど、
玄徳さんの何人かの恋人のうちの一人っていうのは嫌だ。それはやっぱりこっちではわがままな事なのかな。
私だけを愛し続けるって言ってくれたのは嘘だったんですか。
それとも、それを撤回するほどに、私は至らない恋人でしたか。

 気付いたら花は部屋まで帰ってきていた。水差しを戻すと急に気が抜けて、今更のように涙がこぼれる。
もう水を飲む気にもなれずそのまま寝台に倒れこんだ。
こんなひどい気分で枕に顔を押し付けることになったのは孫尚香との婚儀を後押しした日以来だ。
それでもあの時は、いずれ日本に帰ることになるのだからという逃げ道があったからマシだったのかもしれない。
本が無い今、玄徳と他の誰かが恋仲になったとしても元の世界に帰ることも出来ないという事実が
花の気分を更に暗澹たるものにしていた。
129水魚の交わり 5/14:2010/10/01(金) 22:10:59 ID:rImKnlQ1

* * *

 翌日は硯を落として墨を床にぶちまけたり、きちんと積み上げていた書簡の山を崩してしまったりと散々だった。
日も暮れかけ、花が本日いくつ目になるかわからない書き損じを新たに作ってしまった時とうとう孔明が口を開いた。

「君ねえ、いったいどうしちゃったの。昨日からなんか変だとは思ってたけど、今日は輪をかけてひどい。
 まあどうせ玄徳様のことなんだろうけど、今度は何悩んでるわけ」
「え、いやその、何って言うか……って師匠、昨日から気付いてたんですか?」
「ボクを誰だと思ってるの。ま、ボクならずとも、我が弟子にしちゃ君はわかりやすすぎるからね。
 素直なのは君の美徳でもあるけど、軍師見習いとしてはもうちょっと修行が必要だよ。
 で、何、玄徳様と何があったの」
「……何も、ありませんよ」
「そんな顔で言っても説得力の欠片もないよ」
 説得力が皆無であることくらい花自身も重々承知だったが、ある意味でそうとしか言いようが無いのも事実だった。
実際このところ花と玄徳との間には“何も無い”のだ。
その一方で昨日見た女性と玄徳との間には“何かあった”としか思えないということが花を追い詰めていた。

「でも、本当に、玄徳さんとは何も無いんです。自分の至らなさに落ち込んでるだけで」
 うつむいてしまった花を見て孔明は内心やれやれとやめ息をついた。
どう見ても玄徳様絡みなのは確かだけれど、これ以上追及しても態度を頑なにさせるだけだろう。
もちろんボクが本気で誘導尋問にかければ大体のあらましを聞きだすことは可能だろうけど、
さてどうしようか、と思案していると再び花が口を開いた。

「あの。……昨日の夜、玄徳さんのところに、その、……女の人が来てた、みたいなんですけど」
 やれやれ、と今度こそ口に出して孔明は天を仰いだ。なるほど、そういうことか。
「あの子、見ちゃったんだ」
「あの子って……師匠、知ってるんですか」
「あー、まあねえ。あの子が玄徳様のところにいったのは、ある意味ボクの責任だから」
意地の悪い言い方になってしまったのはたしかだが、花がここまで辛そうにするとは孔明にも予想外だった。
けれど、今自分の口から真実を告げたところで、花自身が信じなければ意味は無い。
ここまで思いつめているのであれば、策を弄するより直接玄徳様と花をぶつけた方がいいだろう。
花の心痛の一因と関わりある身として、そのためのお膳立てくらいはするべきだ。
このままでは的盧に蹴り殺されかねない。ちょうど“彼女”も戻ってきている頃合だ。
130水魚の交わり 6/14:2010/10/01(金) 22:11:41 ID:rImKnlQ1
 孔明は手近な木簡にさらさらと何かを書き付けて花によこした。
「はい、これ。玄徳様に渡してきてくれる?」
「師匠、これは?」
「んー、ま、たいしたものじゃないよ、半分は君が玄徳様に会いに行くための口実みたいなものだから。
 これを玄徳様に渡してきたら、ついでに昨日の子のこと、玄徳様に聞いてみな。大丈夫、玄徳様は君の味方だから。
 あ、多分今は私室の方にいらっしゃるはずだからそっちにね」
「わ、かりました。すみません」
正直昨日の今日で玄徳の私室に行くのは気が引けたが、ここで断ると何があるかわからなかった。
以前なんて、行きたくないと言ったとき真後ろに玄徳本人がいたこともあったのだ。あの時は本当に気まずい思いをした。
幸いにしてそんなあくどい真似は今回はされなかったが、花の気分が重いことには変わりなかった。
玄徳に直接昨日の女性について尋ねるなどできそうもない。
それでもせめて書簡は届けなければ、となんとか部屋まで体を引きずり、花は扉の内へと声をかけた。

「玄徳さん、花です、師匠から書簡を預かってきました」
「ん、ちょっと待っててくれ、今あけるから」

扉が開く。その向こうに昨日の歌妓を見つけて花は凍りついた。息が出来ない。
動かない花を不審に思った玄徳が花に手を伸ばし――

パシン

「え、あ、その」
玄徳の手を跳ね除けた花は、その音でようやく我に返った。ああ、やってしまったと思う。
「あ、の、ごめんなさい、お邪魔しました!!」
そう言って書簡を玄徳に押し付け脱兎の如くそこから逃れようとして――部屋から数歩も行かないうちに玄徳の腕に捕らえられる。
131水魚の交わり 7/14:2010/10/01(金) 22:12:19 ID:rImKnlQ1
「どうした、花、いったい何があったんだ」
「放っておいてください!あの、もうお邪魔はしませんから」
お願いだから。そんな風に抱きしめないで欲しい。そう花は願う。
けれども、抱きしめてくる力は強くなるばかりだ。
「花!!」
「っっ……!!」
限界だった。玄徳の腕に抱きしめられると、花はどうしようもなく玄徳に甘えてしまう。
くるりと向きを変えて玄徳に向かい合うととうとう涙がこぼれた。
言ってはならないと思っていた言葉が堰を切ったようにあふれ出す。
「なんで、あの人なんですか。私じゃ、ダメ、なんですか。」
「花?」
「わかってます。私なんかじゃ、玄徳さんにはつりあわないって。恋人は務まらないって。
でも好きなんです。もう、玄徳さんのところ、にしか、帰る場所なんてないんです。お願いだから、捨てないで――」
「捨てないで、って……いったいどうしたんだ、花!!」
ああ、もう、最悪だ、と花は思った。泣き落としなんて卑怯だと思うのに止まらない。
一方的にいいたいことだけまくし立てて、これじゃあまるで子供みたいだ。

 流石に様子がおかしいと思ったのか部屋から歌妓が姿を見せ、玄徳たちに近づいてくる。
何言われちゃうんだろう、ああでもなんにしても声なんて聞きたくないな、と思った花の耳に飛び込んできたのは
まったく予想外の声だった。

「花殿、どうなさいましたか!……玄徳様、これはいったい」

その声は花も良く知る人物のもので。
「……子、龍、さん?」
「ええ、そうですが。……花殿?」
子龍と思しき声を発した歌妓らしき姿の人物を花はまじまじと見つめた。
今の今まで気付かなかったが、確かに子龍のようだ。
昨夜感じた凛とした佇まいも、女性にしては長身だと思ったことも、正体が子龍だとすればむしろ当然だった。
けれどなぜ子龍がこのような格好をしているのかと困惑して動きを止めた花をはさんで玄徳と子龍が会話を始める。
「子龍、すまないが今日のところはこれで。とりあえずの顛末は把握したから詳しい報告は明日で構わない。
ああ、それとすまないが孔明に今から花を借りると伝えてほしい」
「承知いたしました」
それでは失礼します、と踵を返した子龍を花は放心したまま見送った。
132水魚の交わり 8/14:2010/10/01(金) 22:12:58 ID:rImKnlQ1

「とりあえず、俺の部屋に来るか」
その玄徳の言葉に花は訳もわからず頷いて、促されるままに部屋に入り寝台に腰掛けた。
隣に腰を下ろした玄徳が心配そうに覗き込んでくる。
「大丈夫か。だいぶ取り乱していたが、どうしたんだ」
「……さっきのって、子龍さんですよね」
「ああ、あれか。実は今日ちょっと捕り物があったんだが、その下準備のために数日前からある妓楼で
 内偵についてもらっていた」
「え……」
「お前に言えば、自分が行くと言い出しそうなのはわかっていたから話していなかったんだ。
 お前にそんなことをさせられるわけがないだろう。
 芙蓉にもさせたくは無かったし、第一、あいつにそういうことは向かないからな。
 それで、お前の師匠が授けた策があれだ。酒を注ぐ程度であればバレませんよと言っていたが、ああも化けるとはな」
(……ああ師匠、それは流石に子龍さんに酷ですよ……)
事の真相に、思わず子龍に同情してしまう。
「じゃ、じゃあ、昨日玄徳さんのところに来たのも……」
「なんだ、知っていたのか。決行のめどが立ったんで一度戻ってきていたんだ。ただ、執務室は人の出入りが多いから
 あの格好で話し込むと目立ってしまうし、なによりあいつが子龍だと知る人間は少ない方がいいと孔明がいうから、
 俺の私室のほうに通したんだが」

 結局自らの勘違いだったとわかり、花の全身から力が抜けていく。
(一人で空回りして、なんだか馬鹿みたいだ。おまけに玄徳さんに抱きついてわあわあ泣いて。――恥ずかしい)
「さっきから子龍のことばかり気にしているが、それとさっきのとがどう関係しているんだ?
つりあわないとか、捨てないでとか、なにやら不穏当な言葉が並んでいたように思うんだが」
「そ、それは……あの……」
133水魚の交わり 9/14:2010/10/01(金) 22:13:38 ID:rImKnlQ1
「ああ、すまない、無理に話せと言ってる訳じゃないんだ。俺には話せないというならそれでも構わない。
 だが、お前を不安に陥らせている何かがあるなら、俺はなんとしてもそれを取り除いてやりたいと思う」
玄徳の大きな手に頭をなでられて、いったんおさまっていた涙が再びにじむ。
「ああほら、そう泣くな……大丈夫だ。
 何を不安に思っているか知らないが、俺のお前を愛する気持ちが揺らぐことなど無い。
 俺にお前が手放せるわけ無いだろう」
愛されている実感と、こんなに大事に思ってくれる人をどうして信じられなかったんだろうという気持ちとがないまぜになって、
一粒、二粒と雫が花の頬を滑り落ちた。

「その……、勘違いだったんです、けど」
「ああ」
「――私、あれが子龍さんだなんて、知らなくて。昨日、玄徳さんの部屋に入っていくのを見て、
 玄徳さんに、ほかに好きな人が出来たと、思って……」
「なんだって?」
「だって、玄徳さん、初めての夜以来、全然そういうこと、してこなくて。口付けだって、唇にしてくれなくなったし。
 ……もしかしたら、玄徳さんは、私なんか抱いても、つまらなかっ、たんじゃないかって、不安になって。
 それで、昨日の夜、女の人が、玄徳さんの、部屋にはいっていって、私、わた、し、捨てられる、んじゃ、ないかって、思っ、て」
「違う!…違う、そうじゃないんだ」
だんだんと涙声になっていく花を抱き潰すほどに抱きしめて玄徳は花に語りかけた。
「すまない。まさか、そんな風に受け取られるとは思ってなかった。つまらないなんて、そんなはずが無いだろう。
 あんなにお前を求めてしまったのに、どうしてそんな風に思うんだ。
 ……俺はお前のことになると加減が効かなくなる。
 お前を大事にしたいと思うのに、求めすぎてお前を傷つけてしまうんじゃないかと思った。
 お前に口付けてしまうと、止まらなくなりそうだったんだ。現に、初めてだったお前にも無理をさせてしまった。
 俺の方こそ、呆れられてるんじゃないかと思った」
「そんな事、ないです。だって、玄徳さん、優しかったです。それに、私は玄徳さんと一つになれて嬉しかったんです。
 でも、それから何も無くて、もしかして気持ちよかったのって私だけだったのかなって不安に――」
134水魚の交わり 10/14:2010/10/01(金) 22:14:22 ID:rImKnlQ1
 続くはずの言葉は玄徳に飲み込まれてしまった。唇を食み、ねだるように表面をなぞる玄徳の舌に応えて
花が僅かに唇を開くと、待ちかねたとばかりに熱い舌が進入してくる。
おずおずと花が自ら舌を触れさせると、初めて花から触れてきた喜びに、玄徳はいっそう深く口付けた。
言葉にせずとも伝わる玄徳の愛を受け止めていると、それまで悩んでいた事が信じられないくらいだ。
触れられなかった時間を埋めるように交わされる深く長い口付けに花の不安が溶かされていく。
つ、と銀の橋を架けて二人の唇が離れる頃には花はすっかり蕩けきっていて、そのまま玄徳にこてんと上半身を預けた。
頭の上のほうから、花、とかすれた声で名を呼ばれ甘い震えが走る。
ゆるゆると顔を上げると熱情を隠さない玄徳の瞳にぶつかった。

「――お前が、欲しい」

愛おしさをただ一言にこめて玄徳がそう告げると、花は瞳を潤ませそれは幸せそうに頷いた。

帯を解かれ、袷をはだけられて一糸纏わぬ姿で花は寝台に横たえられた。
「あ、の、私だけ裸なのは恥ずかしいので…その……」
消え入りそうな声で懇願する花に、ああもういったいこいつはどうしてくれようかと玄徳は思わず口元を緩めたが、
それ以上花に言わせず自らも服を脱ぎ捨てる。そのまま覆いかぶさるように花に口付けた。
「その、私……」
胸が小さいのを気にしていると花が告げれば、玄徳はそんな事を気にすることはないと真面目にいった。
「こうやって俺の手にすっぽり収まって、俺を感じてくれるお前の胸が、俺は好きだ」
そう言って愛撫を始めた玄徳の掌に花は涙が出るほど安堵する。
やわやわと、時に押しつぶすように触れる手に花は素直に身をゆだねた。

「ふ、あっ……やぁん」
先ほどまでと異なり触れるか触れないかの絶妙な距離で乳房をなでられて花はねだるように声を出してしまう。
玄徳はそんな花の様子に僅かにのどで笑うと、色づいた頂点に口付けた。
そのまま舌で転がし、同時にもう片方を指で責めると花はビクンと体を震わせる。
(お、かしくなっちゃいそう。でも、やめないで欲しい)
行き場の無い快感に、花は飽きもせずに花の胸に口付けている玄徳の黒髪を知らずかき回す。
そんな花の反応に気をよくして頂点をちゅうと吸い上げると、いやいやと首を振った花が膝をすり合わせた。
それに気付いた玄徳の手がそろそろと花の下肢へと移動していく。
135水魚の交わり 11/14:2010/10/01(金) 22:15:15 ID:rImKnlQ1
「ひゃっ、ぁぁん」
直接触れられていたわけではなかったが、口付けと胸への愛撫でそこは既に濡れそぼっていた。
割れ目を玄徳の指がなぞる度にくちゅくちゅと水音がたつ。
「もうこんなになってる」
「……っ、い、言わなくて、いいです、から、っんああっ」
花の足を開かせると、その間に玄徳は体を割り込ませた。
花弁に、指に、蜜を擦り付けるようにこすりつけるとつぷりと指をその中心に埋める。
「ぅあ、……は、ぁっ」
開かれて間もない花の中心は、指一本でもきゅうきゅうと締め付けてくる。
この中に己自身を埋めた時の感触を思うと今すぐにでも己を突き入れたい思いに玄徳は駆られたが、
流石に花にそんな無理はさせられないとなけなしの自制心をかき集めて花の中をほぐしていく。
「ああ、ん、…玄、徳さん、……そ、こ、あああっ」
花の嬌声が高くなるに従って水音もその存在感を増していく。中をかき回す指も増やされていた。
ばらばらに中をこすられてとめどなく蜜があふれ出す。
快感と羞恥の間で眉を寄せる表情すら玄徳を煽っていることに花は気付かない。
はやる気持ちを抑えて花の弱いところを刺激し、秘芯を押しつぶすように責めるとひときわ花の声が高くなった。
「やん、そこ、…っだめぇ」
「大丈夫だ、花、俺を、素直に感じればいい」
「や、やぁっ、んん…っあぁあああ!!」

そのまま軽く達してしまった花をやんわりと抱きしめると、何とか呼吸を整えた花の力の抜けた腕が
そろそろと玄徳の背にまわされた。そのいじらしさに、玄徳の分身がさらに大きさを増す。
「花。……そろそろ、いくぞ」
こくりと頷いたのを確認して、熱い昂ぶりを花の中心に当てる。先端をぐっと埋め込むと、それだけで花は苦しげに息をついた。
だが、玄徳としてもここでやめられるものではなかった。
何度も名を呼び、口付けを落としながら、狭い花の中に少しずつ自身を収めていく。
「花……花……っ」
「はぁ、……っ、げん、とく、さん」
ようやく全てを収めると、玄徳は花を抱きしめた。抱きしめ返してくる花のいじらしさにすら心が震えるほどの喜びを感じるのに、
「私、玄徳さんに抱きしめられるの、大好きです」
などと耳元で囁いてくるのだからたまらない。
136水魚の交わり 12/14:2010/10/01(金) 22:15:53 ID:rImKnlQ1
「花っ…、そう俺を煽るな。……これ以上の無理はさせたくないんだ」
「無理なんて。……私、わたし、玄徳さんが大好きなんです。だから、だから――」

 ――玄徳さんの好きなように、してください。

もはや風前の灯だった玄徳の最後の理性はこの一言で吹き飛んだ。

「くっ……花、花っ……」
「え、あ、っはぁぁあん、ああっ」
膝の上に花を抱え起こして、グッと突き上げる。知らず逃げ腰になる花だが、玄徳に腰をつかまれそれもかなわない。
粘膜をこそぎ落とすかのような深く激しい抽挿に花の体は震えた。
支えを求めて玄徳の首にすがりつくと、更に腰が引きつけられた。花の首筋に顔を埋めた玄徳が噛み付くように口付けてくる。
「花……」
「あ、あぁぁ、……ひゃぁあんっ」
そうして首筋にいくつも赤い花を咲かせていく。
触れる玄徳の髪にすら感じてしまい花は身をよじろうとするが、その僅かな動きでさえ玄徳とこすれあう場所に
新たな刺激を生み出してしまう。
「つっ……あぁ、やぁ、あ、んんっっだめ、だめぇぇ」
「ダメ、じゃ、ないだろう。お前の中は、こんなにも、俺を求めているというのに」
「だって、あ、あ、ふぁ…そこっああ、っはぁぁっ」
ぬるぬると熱く絡みつく花の中は、きゅうきゅうと締め付けるのに、腰を引くと追いすがるように吸い付いてきてたまらない。
花の感じる場所をめがけて擦りあげるとさらに締め付けてくるのが心地よくて、何度もそこを攻めてしまう。
一方の花は執拗にそこを刺激されて、もう力が入らないほどに感じきっていた。
なのに玄徳を受け入れている場所だけが花の意識とは別のところで玄徳を締め付ける。
花はやってくる快感を受け止めきれずにぽろぽろと涙をこぼしながら玄徳にすがりついた。
「っ、玄徳さん、あぁっ、わたし、わた、し、もう……っ」
「花……っ」
互いに余裕が無いのがわかって、二人で高みに駆け上っていく。
「も、やぁぁ、助けて、玄徳さん、玄徳、さぁんっ」
「っ……、大丈夫だ、俺は、ここにいるから。愛してる、花……」
「っわ、たし、も、愛してます、……っ、あ、やぁああぁぁぁああん!!」
「く、ぅあ、……っ、花……っ!」
137水魚の交わり 13/14:2010/10/01(金) 22:16:40 ID:rImKnlQ1
ひときわ深く貫かれた花の体が震えたのとほぼ同時に玄徳は熱を放った。
花を抱きしめたまま潰さないように二人寝台に沈み込む。
そのまま触れるだけの口付けを幾度もおとすと、次第に花の焦点が定まってくる。
「ぁ……玄徳、さん……」
「ああ、気がついたか」
結局自らの求めるままに花を抱いてしまった自覚のある玄徳は、少し申しわけなさそうに花の頭をなでた。
「すまない、今日こそは優しくできると思ったんだが……大丈夫か」
「今日こそはって。……玄徳さんは、いつも優しいです」
「はぁ、まったくお前はいつも俺を甘やかしすぎだ。……だが、これで、俺がどれほどお前を求めているかわかっただろう」
「っ……、は、い。その、……気持ちよかったのが私だけじゃなくて、玄徳さんも気持ちいいって思ってくれたなら、
 すごく嬉しいで――ひゃあん!」
未だ花の中に残っていた玄徳が再び質量を増して、花は言葉の途中で鳴き声を上げた。
「……、だから、そういう可愛い事を言われると、だな」
「え、あ、……なんか、また……」
「――悪い。止まらないんだ、もう一度付き合ってくれ」
そういうと、花の了承を待たずに玄徳は再び腰を動かし始めた。

先ほどまでの貪りつくすような抽挿とかわって、先端でゆるゆると入り口のあたりをかき混ぜていく。
それでも一度達した花は更に敏感に快感を受け取ってしまう。
「はぁ、……玄徳さん、……んっ」
「花……」
時折花の弱い場所を掠めるようにすると花はびくびくと体を震わせる。
じらすようなその動きに、花の腰も揺らめき始めたのを感じ取って玄徳は口元を緩ませた。
しばらくそんなゆるゆるとした触れ合いが続いていたが、とうとう花が音をあげた。
「っ玄徳さん、お願い、意地悪しないで……」
「意地悪って、いったいなんのことだ」
「そ、んな、……ぁあん」
「どうした、言ってくれないとわからないぞ」
138水魚の交わり 14/14:2010/10/01(金) 22:18:34 ID:rImKnlQ1
度し難いなと玄徳は思う。けれど、ここまできたら花の口から求めさせてみたいという欲求には抗えなかった。促すように名を呼ぶ。
「……花」
「……、玄徳さんが、欲しいです。もっと奥まで、玄徳さんで、いっぱいにしてください――」
自ら言わせるように仕向けたというのに、玄徳の頭は瞬間真っ白になった。めまいがしそうだ。
花を泣かせたくはないのに、泣きながら己を求めてくる花が何よりもいとおしいと思う。
まったく、本当に度し難いなと胸中でつぶやいて、花の涙ながらの懇願に応えるべく、自らも待ちわびていた奥へと突き入れかき回した。
もっと、もっと、と泣きながら敷布を握り締める花の手を解いて玄徳が指を絡めると、ぎゅうっと握り締めてくる。
「はぁ、あっああん、……あぁっぁあああ!!」
「っ……、花……っっ!」
上り詰めた花に締め上げられ、玄徳も再びその熱を解放したのだった。

 玄徳さん、大好きです、と告げるや疲れ果てて夢の世界へ旅立ってしまった花を慈しむように抱き寄せる。
やはり無理をさせてしまったと思うが、好きな女に求められて抗えるわけが無いだろう、と言い訳じみた自己弁護をすると、
自らもまぶたを閉じる。
明日の朝一番に花の顔を見られる喜びを思いながら、玄徳の意識も夜の帳に覆われていった。



***オマケ***
「失礼いたします。趙子龍、ただいま帰還いたしました」
「ああ、大変だったみたいだねぇ。玄徳様のとこはもういいの?」
「取り急ぎ報告すべき事は申し上げたのですが、孔明殿、あなたから書簡を預かったと花殿がいらして――」
「あー、だいたいわかった。それで追い出されてきちゃったんだ」
「追い出されるなどと……。
 理由はわかりかねますが花殿がだいぶ取り乱していた様子だったので、玄徳様はそちらを優先なさったようです。
 それと玄徳様から、今から花を借りるとの言伝を預かっております。
 あの様子では書簡に目を通されるのは明日以降になるのではないかと」
「うん、まあ、予想通りかな。いやー、しっかし君も罪な男だね。いや、罪な女か、『香鈴』殿」
「?どういうことでしょうか?」
「んー、こっちの話」
******
139名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:19:38 ID:rImKnlQ1
以上です

玄徳ルートの花は健気で自信なさげなのも可愛いと思う気持ちと
玄徳は紳士的に振舞おうとして結局暴発する狼さんだなという感想に
香鈴にスチルも立ち絵もないという寂しさがうっかり混じってしまった結果がこれだよ!
さらにタイトルそれ自体は普通のことわざだったはずなのに
ここがエロパロ板と意識すると途端にとんだエロタイトルになってしまって狼狽したのも私だ

最後までお付き合いくださった皆様ありがとうございました
140名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:57:40 ID:vvaMMa8f
GJ!
まったく玄徳はけしからんですな!


イイゾモットヤレ
141名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 00:49:26 ID:rfdMLDbh
投下乙です!ニヤニヤしながら読ませてもらいました
水魚の交わりがもう卑猥な言葉にしか見えない

玄徳さんは最初は我慢できても結局後で大爆発するんだからもうはじめから自重しなくていい
142名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 14:15:40 ID:oJJbDmYJ
GJ!!
久々に来て、良いもの拝見させていただきました(´∀`*)
143名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 00:19:35 ID:ObLKeeUW
三国未プレイなのに、すごく楽しませてもらったよ
嫉妬や不安が大好物なので、エロに行くまでの過程にニヨニヨした
そしてエロもまさかの延長戦に萌えた
GJ!
144名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 08:25:11 ID:94YVECGj
投下乙〜
花たんかわいい

三国たくさん読めて嬉しいな
145名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 08:28:37 ID:94YVECGj
IDまでグッジョブと言っている
146名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 09:11:38 ID:1nsBnTIG
あげ
147名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 19:29:42 ID:7SfiIHeA
久しぶりに来たら玄花があったでござる
三国最萌えカプなので非常においしくいただきました
職人GJ
148名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 22:34:51 ID:Wt6znXCW
保守。
149名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 00:27:06 ID:36MRVICd
華ヤカのエロパロ見てみたいでござる
150名無しさん@ピンキー:2010/10/21(木) 02:53:53 ID:gs/PlSkO
アニメ薄桜鬼の15話見てたら薫×千鶴に禿萌えたw
ヤンデレ兄と健気な妹の近親相姦モノいいよ
151名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 10:42:32 ID:YwVSNUdj
保守。
152名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 12:39:13 ID:z7PovNJu
薄桜鬼SSLで沖千投下おk?
153名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 12:51:12 ID:LtOQav4J
おk
全裸で待機
154名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 15:16:15 ID:qsnDrRoy
期待。
155名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 17:17:55 ID:z7PovNJu
長いだけだけど投下
NGは「ナイショ」で
156ナイショ:2010/10/30(土) 17:25:12 ID:z7PovNJu
 適当に座ってねと通されたのは、何故か彼の部屋だった。
 スコーンを作りに来たはずなのにと首を傾げる千鶴を気にもせず、部屋の主は「飲み物取ってくる」と出て行ってしまった。さっきアイスティーをいただいたので結構です、と断ったのだが、「喉が渇くよ」と押し切られた。
 ――状況が把握できないのは、千鶴の責任ではないと思う。


「あれ、座っていいって言ったのに」
 アイスコーヒーらしき飲み物が入ったグラスを二つ載せた盆を両手に持って現れた沖田は、開口一番そう言った。お行儀悪いけどと呟きながら、ぽんと足でドアを閉める。
 そんな様子をぽけっと見ていたら、ガラステーブルの上に盆を下ろした彼が苦笑して、どうぞとクッションを勧めてくれた。
「あの、沖田先輩。私、お台所に」
 行ってスコーンを作りたいのですがと言おうとしたところ、沖田に先手を打たれた。

「千鶴ちゃんのはそっち。牛乳入れてあるから。シロップ一個で足りるよね?」
「あ、はい……ありがとうございます」
「いえ。インスタントですから」
157ナイショ:2010/10/30(土) 17:30:07 ID:V6zratpP
 ぺこりと頭を下げると、同じく礼を返された。勧められたクッションを潰さないように座った千鶴は、
喉は渇いていなかったが、取りあえずシロップを開けてグラスに注ぎ、添えられていたマドラーで混ぜた後、
こくりと一口飲んだ。インスタントだと言っていたけれど、牛乳が多めだからか、おいしい。
「おいしいです」
「よかった」
 にこ、と笑う沖田は素直に嬉しそうだ。自分の作ったものを、好きな人においしいと言われることの嬉しさは
千鶴もよく知っていたので、その笑顔を見て幸せな気持ちになる。
「あのですね」
「はい」
「私、沖田先輩のお家に……スコーンを作りに伺ったのだと思うのですが」
「うん。でもバターをやわらかくしないといけないでしょ?」
「それは電子レンジで」
「やだ。自然の摂理に逆らった作り方はおいしくないから駄目」
「…………今日のお弁当は、殆ど全て自然の摂理に逆らって下ごしらえしましたけど」

「あれはおいしかったからいいの。そもそも僕、過ぎたことは気にしないで生きたいなと思ってるんだ」
「……昨日のスコーンも、そうやって作ったんですけれど」
「でもそれ、他の人達に食べられちゃったよね。僕の為に作るんだから、もっとおいしく作りたいとか
思ってくれないの千鶴ちゃんの薄情者」
「な」
 どうしてそうなるんですかと言いたいが、口では沖田に敵わない。ちなみに、沖田が既に昨日のスコーンを
賞味済みであることは、千鶴は当然知らない。
「僕はね」
「はい」
「実はスコーンよりも食べたいものがあってね」
「そうなんですか?」
 ならば、それを作ってあげれば、沖田は満足するのだろうか。千鶴は料理は得意だが、
洋食よりは和食を作り慣れているので、中華でなければいいなとズレたことを考えた。
「うん。でも、千鶴ちゃんでないと駄目だから、我慢してたんだけど」
「我慢しなくても、言ってくれれば」
 作りますよと言おうとしたら。
「そう? じゃ、遠慮なく」
 ――いただきます。
 耳元に落とされた囁きの直後、狼は千鶴の耳朶を優しく噛んだ。
158ナイショ:2010/10/30(土) 17:31:57 ID:V6zratpP
「あの、あの、あのっ!」
「何?」
「その、あの、えっと」
「千鶴ちゃん、言いたいことがまとまってから口を開こうか」
「こんな状況で、まとまる訳がないじゃないですか!」
 半泣きで訴える千鶴は間違っていない。
 ――場所。恋人(沖田)の部屋。更に言えばベッドの上。
 ――相手。恋人。ちなみに自分(千鶴)の上にのしかかっている。制服はベストを脱いでシャツだけで、
緩めたネクタイが解けかかった状態で妙に艶っぽくて目のやり場に困る。
 ――状況。絶賛、押し倒され中。千鶴の制服のベストはとっくに脱がされ、きちんと結んでいるリボンを
解こうと、沖田の指がかかっている真っ最中。
「僕は言えるけど」
「私は言えません!」
「言えてるじゃない、言えないって。よかったね」
 えらいえらいと嘯いて、彼は千鶴のリボンをあっさり解いた。そしてそのまま、ブラウスのボタンに進もうとする。
「だから、どうしてこうなってるんですか!?」
「僕が千鶴ちゃんを食べるから」
「――――!」
 当然のことだと答え、そのまま額にちゅ、と口づけて。
 沖田はにこにこ笑っている。
「我慢しなくていいって、千鶴ちゃんが言ったよね」
「あ、れは……」
「だから我慢しないことにした。……そろそろ、いい加減自覚してもらわないと、僕もほんっと困るんだ」
 呆れたように溜息をつく沖田だが、呆れるべきは千鶴の方ではないだろうか。何なのだこの男の思考回路は。
「…………嫌なら、やめるけど」
 絶句していた千鶴に、やわらかく髪を梳きながら、沖田は視線を合わせて問いかけた。
159ナイショ:2010/10/30(土) 17:33:05 ID:V6zratpP
「嫌なら、やめるよ。傷つけて嫌われたくないし」
 そう囁く沖田の声が、拒めば、彼の方こそ傷つきかねない儚さを孕んでいたから、千鶴はもう色々と、
この人はずるいと思った。――彼はこういう人で、自分はそんな彼を好きなのだから、仕方がないけれど。
「千鶴ちゃんの気持ちが一番大切だから」
 綺麗な、瞳。
 男の人なのに、千鶴が沖田に対して思い浮かぶ形容は綺麗だったり可愛いだったりするものだから、
以前、「格好いいの方がいい」と拗ねられたけれど、やっぱり彼は綺麗だと思う。道場で竹刀を構えている姿は、
触れれば切れそうなほど繊細で美しい。
「君の気持ちが、まだ僕に追いついてないなら、ちゃんと待つよ」
「……私の方が、好きです」
 彼が愛してやまない剣道に、少しだけ嫉妬するくらいには。
 真っ直ぐな、刃のように怜悧な瞳に、見つめられたいと思う。けれど彼がそんな瞳をするのは、
真剣に剣道をしている時だけだから、千鶴に向けられることは決してない。
 例えば、斎藤と打ち合った時。例えば、近藤に稽古をつけてもらった時。彼はあの瞳で相手を――その向こうに
あるものを見ている。
 そうして千鶴を振り返った時にはもう、いつものどこか悪戯っぽい瞳に戻ってしまうのだ。
「私の方こそ、沖田先輩のこと、大好きです」
 先輩が知らないだけです。
 そう言い切って、千鶴は沖田を見た。
「僕も負けてないつもりだけど」
「私、これだけは譲りませんから」
「千鶴ちゃん」
 ぽふ、と沖田が倒れ込んできて、千鶴の肩先に顔を埋めた。
「……もう、追いついてくれたって思っていいかな?」
「普通、そういうことは、こんな状況になる前に確認することだと思います」
「そう?」
「そうです」
「嫌?」
「……嫌では、ないです」
 沖田が好きだ。自分でもわかっていなかった想いに気づかされたあの時より、もうずっと前から好きだった。
とても好きで、大切で……強い人だけれど、彼が時々見せる儚さを包みたかった。
「怖い?」
「怖くない訳、ないと思うんです」
「そうだよね。怖くないって言われたら、それはそれで嫌」
 くすくすと笑って、沖田は顔を上げると、今度は深い心の奥底まで見通すような瞳で、千鶴に問いかけた。
「……抱いて、いい?」
「……沖田先輩、質問ばかりです」
「そうかな……うん、そうだね。だって僕も怖いから」
 君に嫌われたくないから、確かめたい。
 そんな声が落ちてきて、千鶴は困った人だと微笑んだ。本当に、子供のような人だ。無邪気でずるくて――
ただ、愛しい人。
「私だって、確かめたいんです。……沖田先輩は、私のこと、好きですか?」
 沖田の若草色の双眸がぱちぱちと瞬いた後――無垢な子供そのままに、彼は破顔した。

「ん。大好き」
「私も、……大好き、です」
 瞳を閉じると、ゆっくり、口唇が重ねられた。
160名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 17:34:34 ID:V6zratpP
 綺麗な指だなと、ぼんやりした思考で千鶴は思った。何度となく繰り返されたキスは、
その都度深くなって、千鶴の羞恥心を少しずつ剥ぎ取った。
 慣れたような慣れていないような、そんな微妙な手つきで、沖田は千鶴のブラウスのボタンを
ひとつずつ丁寧に外していく。その指が、綺麗だった。
 竹刀を握り続けている手は、当たり前のようにマメやタコができているはずなのに。
手を繋いだ記憶を思い返しても、ただ優しかったことしか覚えていない。
 男の手だから、骨ばっているのに、節は太くない。すらりとした、綺麗な手だった。

 じっと見つめていると、彼の指が一番下のボタンを外そうとして――急に思い出した。

「あ、あの、あの、沖田先輩っ」
 がばりと身を起こしかけた千鶴だが、沖田にしっかり抑え込まれた――そういえば、
体育の実技にある柔道も得意でしたっけ。
「どうしたの」
「その、あの……今日は、その……」
「……あのさ。今更、今日は駄目ですとか言われたら、僕、多分泣くよ」
 それはそれで見てみたい。
 と思ったが、そんな場合ではなかった。
「今日は駄目というか……その」
「…………えっと、もしかしたらだけど、その、……女の子的にマズい日?」
「違いますよ!」
 真っ赤になった沖田に負けないくらい赤面して否定した後、千鶴は激しく後悔した。そうですと言えばよかった。
「だったら何が」
「可愛くないんです!」
「……は?」
 不機嫌そうに問いかけた沖田に反射的に答えたものの、彼は益々不審な表情になった。
どう言えば、この微妙な状態、そして乙女心をわかってもらえるだろうと必死に考える。
 ――そして諦めた。
「……下着、可愛くないので……」
「……そんなこと?」
 ほらやっぱり。
 沖田は全然わかっていない。考えるのを早々に放棄して正解だったと思いながらも、千鶴は何だか泣きたくなった。
161ナイショ:2010/10/30(土) 17:35:35 ID:V6zratpP
「別に、僕、君の下着には興味ないよ?」
「…………ひど」
「だって何を着てたって千鶴ちゃんは千鶴ちゃんじゃない。スポーツブラとお子様プリントのかぼちゃパンツでも、
ラ・ペルラやマリッツィアのブラとショーツ……はサイズが合わないか。でもそんなの関係ないし」
 今、さらっと酷いことを言われた気がする。聞き慣れない単語に混ぜて、聞き捨てならないことを言われた気がする。
「だから別に、可愛くなくてもいいよ。僕にとっては千鶴ちゃんが誰より何より可愛いんだから、
千鶴ちゃんより可愛い下着なんてないです」
「……そういう問題ではないです……」
「どうしても気になる? じゃ、今から出かけて、千鶴ちゃん納得の下着買って着替える?」
 それこそ、どうしても今日でなくては駄目ですかと問い詰めたい。
 しかし、沖田はどうあっても逃がしてくれそうにはなくて。
 千鶴自身、逃げたい訳でもない。ただ、千鶴だって女の子だから、少し……もう少し、夢を見ていたかったというか。
「……嫌な訳では、ないんですけれど」
「うん」
「……やっぱり、私も一応は女の子なので」
「千鶴ちゃんが女の子でないと、僕はとても困るんですが」
「………………沖田先輩は、情緒やムードという言葉をご存知ですか」
 やや怒りを込めて訴えると、沖田は不思議そうな顔をした。勿論、その言葉を知らない訳ではないだろう。
「……だって、あんまりそういう雰囲気たっぷりにしたら、千鶴ちゃん、息が出来なくなって、気を失うでしょ」
 僕はお人形を相手にする趣味はないから。
 真剣な瞳で言われた言葉を否定するだけの根拠を、千鶴は持ち合わせていなかった。
162ナイショ:2010/10/30(土) 17:36:46 ID:V6zratpP
「……ちゃんと可愛いと思うんだけどな」
 笑いを含んだ声で、沖田が呟いた。その囁きと吐息が肌に触れるだけでくすぐったくて、
千鶴はちいさく身を捩じる。
 薄い桜色に白のリボンのブラジャーは、沖田の手でホックを外された。
 それを脱がすでもなく少しずらし、現れた白いふくらみに、沖田が顔を寄せる。真っ白な肌に口づけると、
千鶴がびくりと震えた。
「……可愛い」
 気にしているだけあって、千鶴の胸は本当にちいさい。ささやかすぎると言っていい。けれど、暖かくやわらかい。
 ブラジャー邪魔だなあと思いつつも、脱がす時間も惜しいから、更に上にずらした。ちいさいが形はいいふくらみが露わになり、桜色の彩りが目を惹いた。
 外気に触れたことで尖っていくのが惜しくて、沖田はそれを口に含んだ。初めて触れた桜色の彩りは甘く、
軽く歯を立てると、きゅっと硬くなった。
「……っや……」
 舌でそっと舐めると、千鶴の身体は跳ねるように反射した。
「っん……っぁ……っ」
 口唇を噛んで声を殺そうと努めているが、堪えきれずに喘ぐ。零れてくるその声が、沖田を余計に煽る。
163ナイショ:2010/10/30(土) 17:37:41 ID:V6zratpP
 もう一方の手で、乳房を押し包んだ。なめらかな肌が、しっとりと手のひらに馴染んでくる。緩く揉むと、
千鶴の口唇からは嬌声が溢れた。
「は……っぁあん……っあ……」
 やわらかなふくらみの中、色づいて硬く尖った一点を指の腹で潰すように摘まんだ。
「あ、っああ……っ!」
 双方を同時に愛撫された為か、千鶴の声は今までより高くなった。そこに滲む快楽の色も、
少しずつ濃くなっている。
 そのまま彩りを捏ね、手のひらで乳房全体を押し上げるように包み込む。口の中で硬くなった方は、
やんわりと甘噛みした後、舌先で転がしながらつついていたら、千鶴の口唇から濡れた声が漏れる。
「ぁあああん……っ、……おき、……せんぱ……っは……っあんっ……」
 頼りなく彷徨っていた千鶴の手が、沖田の髪に差し入れられる。それは彼を自分の胸元に
強く抱き締めることになるのだが、千鶴にはそんなことを考える余裕はなかった。
 今まで全く知らなかった、未知の快感が絶え間なく千鶴を襲う。そして時々、お腹の奥がきゅっと
不思議な感覚を訴えてきて、何も考えられなくなる。
「……千鶴、ちゃん」
 胸の頂を口に含んだまま沖田が名を呼び、舌が掠める度、がくがくと膝が揺れる。怖くて、千鶴は
彼を強く抱いた。
 怯える手を取り、沖田はそっと身を起こした。口唇と舌と指で愛撫した二つの彩りは艶やかに色を増し、
桜色から濃い紅に染まっている。その一方は、沖田の口唇が銀色の細い糸で繋がって、煽情的だった。
164ナイショ:2010/10/30(土) 17:38:32 ID:V6zratpP
「千鶴ちゃん」
 ただ名を呼ぶと、茫洋とした瞳が沖田を捉える。そうして、綻ぶように微笑んだ。
 沖田に応えようとしたのか、開きかけた口唇を塞ぐ。微かに開いた隙間から舌を差し込んで、絡めた。
 深いキスには慣れていない千鶴は、それでも抗うことはない。大人しく沖田の腕に抱かれたまま、
時折、勇気を出すようにぎゅっと瞳を閉じ、舌の動きを合わせてくる。
「ふ……っん……」
 どちらのものともわからないほど、熱い。このまま融けてひとつになれればいいと、馬鹿なことを考えた。
 息継ぎが上手く出来ないのか、千鶴は、縋るように沖田の背を抱く。苦しいくせに、どこまでも受け入れようとする。
 ゆっくり口唇を離すと、千鶴は荒い息の中、沖田を呼んだ。
「おきた、せんぱい」
 あどけない声が、乱れた肢体と相まって艶やかに響く。僕は君に溺れるように恋をしている、と今更思い知った。
165ナイショ:2010/10/30(土) 17:39:22 ID:V6zratpP
 ブラウスを肌蹴させ、肩に、鎖骨に、口唇を降らせる。浮き出た鎖骨に噛みついたのは、獣じみた征服欲だろうか。
痛みに顔を顰める様も可愛いと思った。嗜虐趣味はないはずだけれど、千鶴の表情は、どれも可愛いから困る。
もっと、色んな顔を見たくなる。
 全裸より半裸の方がそそるかな、と馬鹿げたことを考えながら、細くくびれた腰に触れた。
 微かに汗ばんだ、吸いつくような肌に口づける。胸の少し下を強く吸い、いくつか痕を残した。
ささやかなふくらみを交互に揉みしだくと、千鶴はあえかな声で応えた。
「……っあ、……ん……っ」
 下腹部に触れようとして、手が止まる。スカートは、流石にどう外していいかわからなかった。なので、
本人に脱いでくれと頼んだのだが。
 ただでさえ紅潮していた頬を更に赤くして、涙に潤んだ瞳で睨まれた。
 そんな顔で睨んだって可愛いだけなのに。
 だって僕、スカート穿いたことないからわからないんだけど、と訴えてみたら、ブラジャーは外せたじゃないですかと
ちいさな抗議が返ってきた。
 ――仕方ない。スカートはそのままでもいいか。
 コトに及ぶのに支障はない。なだらかな下腹部は惜しいけれど、また次の機会に。
 そう決めて、沖田は千鶴の膝を掴み、脚を開かせた。
166ナイショ:2010/10/30(土) 17:40:11 ID:V6zratpP
「――!? おき、せんぱ!?」
 言葉になっていない千鶴の驚愕の理由は、わかっているがわからないふりをする。
突然のことに反応しきれなかった千鶴が、はっとして脚を閉じる前に、身体を割り込ませた。
 スカートをそのままたくし上げると、陽に灼けていない白い太腿が現れる。千鶴は元々色白だが、
普段は衣服に包まれている部分は特に白い。胸も肩も下腹部も、いつかのマシュマロのように白く、甘かった。
「沖田せんぱ、や!」
「何が。今更でしょ、君、今どんな格好してるかわかってないの」
 愛撫しようとした矢先に邪魔されたことで少し苛立ち、きつい言い方をした。あ、と反省して顔を上げると、
千鶴は大きな瞳に涙を湛えたまま、顔を背けた。
「ごめ」
「……かって、ます……!」
 自分が今、どんな状態か。それくらい、千鶴にだとてわかっている。肌蹴られただけで脱ぎきっていない
ブラウス、中途半端な位置にずらされただけのブラジャー、たくし上げられたスカート。
 それに引き換え、相手はただネクタイを緩めただけで、シャツのボタンひとつ、外してもいない。
 泣きたいくらい恥ずかしいけれど、沖田だから、耐えているのに。
167ナイショ:2010/10/30(土) 17:41:02 ID:V6zratpP
「……ごめん。ごめんね」
 大切にしたいと思っているのは、本当なのに。
 こんな風に、泣かせるつもりはなかったのに。
「ごめん」
「酷い、です……!」
「うん。僕が悪かった」
「わ、私、初めてで、訳がわからなくて、すごく怖くて……でも、でも沖田先輩だから、私」
 恥ずかしいのも、我慢したのに。
 酷いと呟いた千鶴に、今度は沖田が困惑したように答えた。
「あの、千鶴ちゃん」
「何ですか」
「いや、あの…………僕も、初めてなんですけど」
「……………………え?」
 背けていた顔を戻し、まじまじと穴が空くほど沖田を見つめてしまった。
「ちょっと何その反応」
「え、でも、先輩、何だかとても手慣れてて」
「そんなのは経験なくても何となくわかるじゃない」
「わかりません、普通」
「そうだよ、わからないよ。だからスカートは君が脱いでって言ったじゃない」
 脱がせ方がわかってたら自分でやったよとぶつぶつ不貞腐れていたら、千鶴は更に沖田をぶん殴るようなことを言った。
168ナイショ:2010/10/30(土) 17:42:03 ID:V6zratpP
「……いつもの、揶揄いじゃなかったんですか……?」
「………………こういう時にさ、明らかに初めての子を揶揄うのって、男としてどうかと思うんだけど」
「でも沖田先輩なら、しますよね……?」
「…………今の一言で、君が僕をどう思ってるかよくわかった」
 沖田が綺麗に笑った。――地雷を踏んだと気づいた時は、もう遅かった。
「もういい、君、僕をそんな風に思ってたんだね。うんわかった、ご期待通りに好きなようにさせてもらうよ、
今まではこれでも、一応これでもすっごく気を遣ってたつもりなんだけど、意味なかったみたいだしねえ」
「すみませんごめんなさい私が悪かったです!」
 千鶴の必死の謝罪は、にこにこと笑いながら流された。
「え、あ、せんぱ」
「知らない、もう知らない。千鶴ちゃんが悪い」
 そう言うと、今度と千鶴の太腿に手を這わせた。途端、ぞくりとした快感が千鶴の背を走る。
「――――……っ!」
「気持ちいいんだ? 恥ずかしいのを我慢して、こんなことされてるのに?」
 わざと千鶴に見せつけるように太腿を持ち上げ、そこに口づける。次いで舌が這い、吐息を落とされ、
千鶴は身体の奥が疼くような快感に襲われた。
「あ、ん、……っぁあんっ!」
「そういう反応するのは、恥ずかしくないのかな」
 やわらかな白い肌は、少し強く吸うだけでくっきりとした緋の痕が残る。スカートで隠れるギリギリのところまで
痕を散らし、沖田は少し思案する素振りを見せた。
「ここから下って……見えるよね」
「や、せんぱ」
「……明日から、スカート、長めにすればいいだけだね」
 千鶴の抵抗を力で捩じ伏せ、沖田は、スカートを穿いても見える範囲に、一際鮮やかな緋色を落とした。
 じわりと千鶴の瞳に涙が浮かび、零れる前に、沖田の指先で払われる。
「泣いても駄目」
 冷たく言い捨てると、沖田は千鶴の脚を限界近くまで広げた。
「や、です!」
「知らない」
 悲鳴に近い拒絶を無視し、薄い桜色のショーツをじっと見つめた。中心に指を這わせると、千鶴の口唇から、
今度は紛れもない悲鳴が零れた。
「嫌、や……ぁあっ!」
「嫌がってないじゃない」
 するすると何度か往復させる内に、そこはじわりと濡れてきて、桜色から薄紅色に変わる。くすくすと愉しげに
笑いながら、沖田は何度もそこを撫でた。
「いやぁ……っ、や……!」
 嫌だと訴える千鶴の声を聞き入れた訳ではないが、沖田は指を離した。千鶴がほっとしたのも束の間、
彼は指の代わりに口唇を押しあてる。薄い布越しに感じた熱い感触に千鶴は敏感に震え、更に濡れそぼっていく。
169ナイショ:2010/10/30(土) 17:42:51 ID:V6zratpP
「気持ちいいの?」
 囁く吐息が触れるだけで、声にならない悦楽が走る。身体は彼の言葉通りに反応してしまう。
「や、です……、おき、た……せんぱ……っ」
「…………」
「っん、……沖田、せんぱ……とじゃなきゃ、……嫌、です……!」
 快感に溺れようと震える身体を何とか抑えつけ、千鶴は必死で沖田を見つめた。
「……僕は、僕でしょ」
「……違い、ます。……私……酷い、こと……言いました、から……だか、ら……」
 ぐすぐすと泣き出しながら、それでも千鶴は沖田から目を逸らさない。
「……だから、ちゃんと、……沖田先輩に、抱いて、ほしいです」
 恥ずかしくて仕方なかったけれど、本心だ。だって、沖田でなければ嫌なのだ。
「………………馬っ鹿じゃないの、君」
「馬鹿で、いいです」
「あのくらいでさ、僕が本気で怒ると思ってるの。それはそれで酷いんじゃない?」
「……え」
「……少しは、怒ったけど。だから意地悪したけど。だって君が可愛いから悪い」
 子供がいじけたような物言いで勝手なことを言う。しかし沖田には沖田の言い分がある。
「僕だって初めてだし、当然君も初めてだし、わからないこともあるけど、それでも君を傷つけないようにって
僕は僕なりに頑張ってたんだ」
 それなのに、揶揄ってるとか、沖田ならやりかねないとか言われた。
 だから少しくらいの意地悪は、当然のことだ。
「……はい。ごめんなさい……」
「……だからどうしてそこで頷くかなあ」
 本当に君って変な子だよねと言いながら、沖田は千鶴の口唇に軽く啄ばむようにキスをした。
「……仲直り」
「はい」
「はいじゃなくて。君からも、して」
「え」
 それは新手の意地悪ですかと思ったものの、口にする勇気はなかった。それに、仲直りしたいと思ったのは事実だ。
 だから少しばかりの――多大なる羞恥心に耐え、千鶴は彼の口唇にキスを返した。
「……あの、ですね」
 そしてもうひとつ、聞き入れてもらえるかはわからないが、この際だから、言ってしまうことにした。
「非常に、今更だとは……自分でも思うんですけれど」
「何?」
「……初めてお邪魔した挙句、図々しいとも思いますが」
 先に、シャワーを浴びたいです。
 心からの懇願は、結構あっさり受け入れられた。
「いいよ」
「え!? いいんですか!?」
「うん。今日は僕一人だし。そうだ、下着、洗濯しないと嫌だよね」
 そう言うと、沖田は千鶴を抱き上げた。お姫様抱っこという形で。
「沖田先輩!?」
「僕は時間大丈夫だけど、千鶴ちゃんはそうはいかないよね」
 一人で納得しながら部屋を出て(器用だ)、彼の足はそのままバスルーム(と思しき方向)に向かっている。
「せん、ぱい……?」
「時間ないしね。千鶴ちゃんからのお誘いだしね」
 一緒に入ろうね。
 晴れやかな笑顔で告げられた、それは新たな試練だった。
170ナイショ:2010/10/30(土) 17:43:46 ID:V6zratpP
 上半身裸の沖田が、つんつんと千鶴の頭をつついた。
「千鶴ちゃん。時間がないですよ」
「嫌です駄目ですおかしいです!」
「諦めが悪いなあ」
 力ではどうしたって敵わない。沖田によって千鶴はブラウスもブラジャーも、ついでにショーツも靴下も
剥ぎ取られ、洗濯機に放り込まれた。乾燥機も一体型だそうで、それは何よりだが、そんなことはどうでもいい。
 誰か、どうにかしてほしい。とはいえ、沖田以外に今の姿を見られたらと想像するだけで血の気が引く。
 スカートの脱がせ方はわからないと言っていたのは本当らしく、現在、千鶴はスカートだけ穿いたまましゃがみ込み、
胸元を腕で隠している状態だった。
「これはこれで変な気分になるんだけど。お代官様的な」
「ならないで下さい!」
「お湯を張った方がいいかな。まあいいや、時間優先」
「だから人の話をですね」
 仔猫のように縮こまって蹲っていた千鶴の身体を簡単に抱き上げ、沖田はすたすたと浴室内に入った
(千鶴の悲鳴で、下だけは穿いてくれている)。
 シャワーのコックを捻ると、冷たい水が霧のように降ってくる。冷たさに身を竦ませると、沖田も顔を顰め、
すぐにヘッドの向きを変えた。
「おっかしいな。温度間違えたかな」
「で、ですから、私一人で入れま」
「温度とそれは関係ありません。それに、せっかく解してあげたのに。シャワー浴びて時間が経ったら意味ないでしょ」
「……解す……?」
 わかってない。
 溜息を呑み込んで、沖田はシャワーヘッドを手に取ると、温度を確かめた――ちゃんと適温の湯になっている。
 それで千鶴の頭から、シャワーをかけた。
「きゃ」
 片手で千鶴を抱えたままでは、色々やりにくいので、スライドバーにヘッドをセットし、両手を使えるようにした。頭上から降り注ぐ湯は温かい。
「座って」
「え」
 沖田の家は、バスタブは半埋め込み式である。普段は何とも思わないが、今は大変に有難い。
 バスタブの縁は人一人が座るには十分な広さだ。そこに訳がわかっていない千鶴を座らせて壁にもたれさせ、自分はバスタブの中に入った。
171ナイショ:2010/10/30(土) 17:45:05 ID:V6zratpP
「沖田せんぱ……」
 何事か問いかけた千鶴は、すぐにそれどころではなくなった。
 沖田が、千鶴のスカートをたくし上げたのだ。太腿には先程つけられた痕がそこかしこに残っているが、
沖田はそのまま千鶴の脚の間に割り入った。そして、スカートの影で千鶴からは微妙に見えない部分に、
顔を埋める。
「な、何……っ!」
 先程までの愛撫で濡れ始めていたそこは、すぐに沖田の舌に反応した。くちゅ、と粘り気のある水音が、
シャワーの音に交じる。
「っふ、あっ……っ!」
 小さな蕾は既に熱く、舌先でそれを強く擦り上げると、千鶴の口から嬌声が溢れた。
「ん、……っぁあああんっ……は……っ、ん……っ」
 口唇で挟み、それから口腔内で吸い上げる。千鶴の太腿が大きく震え、両手が支えを求めるように沖田の肩を掴む。
「……やっ……っぁあん……っ、……ふ……んぁ……っ!」
 秘められた花から蜜が溢れてくる。沖田がそれを啜る度、千鶴の身体はびくびくと跳ねた。
「……っああ、……っん……、せん、……ぱ……っ……」
 舌でくすぐるように弄ると、愛蜜はとろとろと溢れ、沖田が啜りきれなかった分は千鶴の太腿を伝い、床に流れ落ちた。
そしてそれも、シャワーの湯に消されていく。
 ずっと嬲り続けていたら、花蕾がぷっくりと膨らんできた。それを指で擦り、押し潰す。指先にまとわりつく愛蜜を
塗り込めるように刺激してやると、沖田の肩に千鶴の爪が食い込んだ。
「は……ぅん……っ、っあ……ん……、ん……っ」
 きつく目を閉じて快感に耐えていた千鶴が、不意に何かに気づき、沖田の肩から手を離そうとする。
「いい、よ」
「っん……っ、で……も……っは……ぁんっ……」
「平気。そのままで、いいから」
 ――痕、残して。
 秘花に舌を差し入れ、内部を抉りながら、沖田が告げる。それでも戸惑う千鶴に、彼は顔を上げて、困ったように笑った。
「君、こんな時に、僕以外の、何に縋るの」
 だからつかまっていいよと囁かれ――もうその舌の動きと口唇の微妙な揺れ、そして秘花にかかる息だけで、快感は強まっていくばかりで。
 千鶴は、彼の言葉を受け入れた。
 ぎゅ、と力が入ったのは、その瞬間に、中の深いところを抉られたからだ。
「――……っ!」
「ここ?」
 聞かれても、答えられない。そこに触れられるだけで、全身に電流が走るような気さえする。
「あ……っぁあ、……っあ……!」
 沖田がやっと舌を抜き、代わりに、蕾を弄っていた指を挿入した。男にしては節のない指だが、それでも、
奥深くまで受け入れる異物に、千鶴は彼の肩に爪を立てることで耐えた。
172ナイショ:2010/10/30(土) 17:46:06 ID:V6zratpP
「痛い?」
「へ……いき、です……っん……っ」
 痛みというより、異物感が強い。狭いそこは、沖田の指をきりきりと締めつける。
 ゆっくりと何度か出し入れを繰り返される内に、違和感も薄れてきた。ほっと千鶴が息をついた時、
沖田はずるりと指を抜き、今度は二本同時に挿れた。
「痛……っ!」
「ごめん」
 けれど抜くことはせず、そのまま、千鶴の身体から強張りが取れるのを待つ。絶え間なく降り注いでいる
シャワーの所為で、千鶴が泣いているのかどうか、わからない。
「沖田、せんぱ……痛い、です……っ」
 震える言葉は、痛みを訴えているけれど――その声に、微かな快楽の色があることを、沖田は聞き逃さなかった。
「うん。ごめんね、我慢して?」
「……はい」
 素直に頷く千鶴が愛しくて、沖田は指はそのままに、身体を起こして彼女の胸元に口づけた。
その時、身体が動いたことで指の角度が変わり、千鶴はまた痛みに襲われたが、堪えた。
 沖田は、硬く尖った頂を口唇で食み、ちいさなふくらみに吸いつき、痕を残す。何度も繰り返すと、
千鶴の意識は胸元に移り、秘花に咥えさせられた指を忘れた。
 千鶴の身体の全てに触れるとでもいうように、沖田は肌のあちこちに口づけ、舐める。白い肌を流れる湯の味と、
甘い匂いがした。
 咥えさせた指を、少しだけ動かしてみた。千鶴から痛みの声がないことに安堵しながら、そろそろと動かす。
時折、眉を顰めはするが、痛いとは言わない。
「痛かったら、言って」
 そう囁きを残し、再び身体を沈ませる。淡い桜色のそこに、自分の指が挿し入れられている光景は、
随分と淫猥だ。指を少しずつ動かしながら、千鶴の胎内を拓く。
 指を曲げたり、内襞をくすぐってみたりすると、千鶴の口唇から、甘やかな声が漏れ始めた。
「あ……っぁ、……っぁ……っあんっ……!」
 先程、舌が掠めた一点に触れた時、千鶴が声もなく仰け反った。次の瞬間、どくりと溢れた蜜に、
そこが彼女の好い点なのだと確信した。
 その部分を的確に擦り、時には爪で軽く引っ掻くと、千鶴はあられもない嬌声をあげた。
173ナイショ:2010/10/30(土) 17:47:03 ID:V6zratpP
「あ……っぁああんっ……、ん……っ……あぁ……っ」
 一度、イカせた方がいいのかもしれない。多分、その方が千鶴は楽だろう。けれど。
 逡巡し、答えが出せなかった沖田は、じっと千鶴を見つめた。
「千鶴ちゃん。ね、僕と一緒がいい? 一人がいい?」
 千鶴は、問われた意味からしてわかっていない。ただ、持て余しそうなこの快楽を与えているのも、
奪うのも、これ以上奥深くに引きずり込むのも、沖田だということだけは、わかっていた。
 そして彼の瞳の奥底にある、濡れた欲をも感じ取っていた。
 霧雨のようなシャワーの中、じっと沖田を見つめた。やわらかな髪が艶やかに濡れ、ぽたぽたと
落ちる雫さえ愛しいと想ってしまう。その人に求められ、千鶴もまた、求めている。
「……いっしょ……いい、です……」
 そう答えた彼女に、沖田は泣きたいくらいの愛しい切なさを覚え、ゆっくりと――出来るだけ
刺激しないように、指を引き抜いた。慣らされた内襞は、吸いつくように絡みついてきたけれど、
時間をかけてゆるゆると離した。
 それから、バスタブの縁に座ったままだった彼女を、自分の上に座り直させた。
「……痛いと思うから、ごめんね」
「は……い」
「爪立てても、噛みついてもいいから……僕以外、見ないで」
 懇願めいた言葉に、ぎゅっとしがみつくことで応えた。ちいさな声で、ありがとうと聞こえたのは、
気の所為ではない。
 カチャリとベルトを外す音と、それらに付随した音がして――千鶴のそこに、熱い楔が宛がわれた。
 ――怖い。
 目を閉じ、沖田の背中に縋って、その時に備える。
 何度か、秘裂に添うように行き来したそれは、十分に蜜を絡められ、ぬるりと滑った。その度、
腰から全身に悦楽の波が走る。
「……ちづる、ちゃん」
 初めて聞く、余裕のない沖田の声に驚いた直後、身体が二つに裂かれるかと思うほどの痛みが千鶴を襲った。
「――――……っ!」
 沖田の背に廻していた手が、思わず爪を立てた。肌を裂くその痛みにも、沖田は何も言わない。
ただ、自身を千鶴の中へと進めていく。
 痛い、と叫びたい気持ちを必死に堪えていた千鶴に、沖田が囁く。
「僕の肩、噛んでいいから……歯を噛み締めちゃ駄目だよ、傷めるから」
「で、も」
 もう既に、背中に爪を立ててしまったのに。指先に、シャワーの湯ではない、ぬるりとした感触がある。
 これ以上、彼に傷をつけたくない。
「いい、から……お互いさま」
 千鶴のそこからも、血は流れていた。滴り落ちるそばから湯に流され、消えていくけれど、互いに血を流しているのは確かだ。
174ナイショ:2010/10/30(土) 17:48:02 ID:V6zratpP
「それに、まだ全部入ってない」
「え……」
「我慢出来る?」
 沖田の言葉が本当かどうか、繋がったそこを見る勇気は千鶴にはなかった。
 けれど、ずぶ、と更に奥に入ろうとしてくる存在があることは、わかった。だから、沖田の言葉に従った。
「っ……っあああああっ!」
 千鶴が躊躇っている間に、沖田も耐えかねて腰を進めた。限界一杯に拡げられたそこからは、
愛蜜と血が溶け合い、薄い紅の雫が零れていた。
 やわらかな粘膜は、侵入してくるものを拒むように、同時に、どこまでも受け入れるように反発と密着を
繰り返す。そこ自体が生き物であるかのように、妖しく淫らな蠕動が、沖田を包む。
「ち、づるちゃ……、力、抜いて。きつ、い」
「は、っああ、ん……っ!」
 力を抜けと言われても、抜き方がわからない。痛くて痛くて泣きそうなのに、実際多分泣いているのに、
どうしてこんなにも、幸せなのか。
「おき、せんぱ……っ」
 ――それは、彼と一番深いところで繋がっているからだ。
「すき、……だいすき、です……っ」
 溢れてくる想いを表す言葉を、それしか知らない。こんなにも、誰かを好きになるなんて、思わなかった。
 沖田は腰を浅く引き、そしてまた深く捻じ込む。ゆっくり引いて、速く突く。急激に抜きかけ、ゆるりと時間をかけて進む。
確かめるように重ねていく内に、千鶴の好きな突き方がわかった。
「く……っ……あぁん……っ……あ……!」
 その声に誘われ、腰骨がぶつかりそうなほど強く打ちつける。千鶴は自分の重みで更に深く沖田を受け入れる体勢の為か、
急激に昇りつめていく。彼女が感じる快楽の深さを表すように、千鶴の内襞はきつく締まり、溢れ続ける愛蜜が更に深く引き込もうと蠢く。
 より深い部分に、先端の硬い部分が触れる。最も深い、子宮口の部分に触れられたことで、千鶴の身体は痛みより快楽を優先した。
「……っん、……あ……っ……ぁああんっ……!」
 声が零れ、内襞が蠢き、きゅうっと絞るように締まる。脳髄から腰まで、痺れたような快感が走り、
沖田は精を吐きそうになるのを何とか堪えた。
175ナイショ:2010/10/30(土) 17:48:52 ID:V6zratpP
 少し乱暴に突き上げると、それさえ快楽なのか、千鶴の口唇からはもう嬌声しか零れない。
意味を成さない声の中、必死に沖田を呼ぼうとする姿がいじらしくて、余計に快感が深くなる。
これ以上挿れるのは無理だと思っていたのに、もっと奥深くに入りたい。彼女の、一番深いところに。
 千鶴の中の自身を角度を変えるように捩じると、逃すまいとするかのように、ねっとりと絡みつき、
更にきつく締まる。
 最奥を硬い先端で何度も擦ると、千鶴の嬌声は悲鳴に変わった。
「あ、や、嫌、あ、っあああああ――……っ!」
 彼女が達した瞬間、内襞の一枚一枚が意志を持つように絡み、吸いつき、絞りあげる。
「……く……っ……」
 ギリギリのところで引き抜き、沖田は千鶴の太腿に白濁した精を散らした。
「は……っ」
「……っ」
 互いに荒い息を整えるだけで精一杯だったが、それでも、千鶴よりは先に回復した沖田は、
まだ呼吸の整わない千鶴の髪を払った。
「……お風呂にして、正解、だったかも……」
 千鶴が溢れさせた蜜と、沖田が吐いた精。それらでべたべたになった身体を、スライドバーから外した
シャワーヘッドで、綺麗に清めた。
「あと……ごめん」
「……何が、ですか……?」
 沖田に身体を洗われるのは恥ずかしいけれど、脱力感が強すぎて動けない。謝られた意味がわからずに
問い返した千鶴に、沖田は爆弾発言をかました。
「……ごめん。ゴム付けるの忘れた」
176ナイショ:2010/10/30(土) 17:49:48 ID:V6zratpP
「………………え?」
「中には出してない、けど……絶対大丈夫かどうか、自信ない」
 千鶴は、文字通り絶句した。
「え、あ、の……?」
「大丈夫だとは思うけど……女の子の身体のことは、あんまりわからないし」
 だからってそういうことを左之さんに聞くのは嫌だ。
 真剣な顔で言った沖田に、千鶴もこくこくと頷いた。――当たり前だ。
「それは……私も、その……恥ずかしいです」
「責任は、取るから。というか、それを理由にするから」
「……はい?」
「千鶴ちゃんは、いずれは僕のお嫁さんだし。在校中に名字が変わるだけだから」
 ――何だか悪いと思っていないような、むしろ棚ボタラッキー程度に思っていそうな沖田に、
千鶴は恐る恐る聞いてみた。
「あの……その、……準備は、して下さってた、んです、よね……?」
 たまたま、流れで忘れただけで。
 祈りにも似たその言葉に、沖田はにっこり笑った。
「部屋にはあったけど。お風呂に来る時に忘れた」
「どうして忘れるんですか!」
 一番大切なことだ。二人ともまだ学生なのに。
「だって。千鶴ちゃんが一緒にお風呂に入りたいなんて、大胆なこと言ってくれるから……僕も浮かれちゃって」
 可愛らしげに頬を染めてみても、確かに可愛いけれど、それで誤魔化される訳にはいかない。
「私は一緒にお風呂に入りたいなんて言ってません!」
「あ。洗濯終わってる。乾燥は……あと10分くらいだね。これ着てて。いや着なくても僕としてはいいんだけど」
 力一杯の抗議は完全無視された。渡されたのは、洗い立ての洗剤の匂いのする沖田のシャツ。
沖田は背が高いから、それだけで千鶴の太腿までは隠れてしまう、シャツワンピースくらいの丈はある。
「……こういうものを持ってくる余裕はあるのに、どうして……」
「え。そりゃ、『彼氏のシャツを着たら大きいから袖も裾もダボダボになっちゃってる彼女』っていうのが、男のロマンだからでしょ」
 当たり前のことだよと諭され、何だか激しく間違っている気がした千鶴だが――何を言っても無駄なのだろうか、この人は。
「恥ずかしいんだよね、千鶴ちゃん。怒りっぽくなってるのはその証拠」
 勝手に納得している。
「そりゃもう、僕は千鶴ちゃんのあんなところもこんなところも、あーんな顔もそーんな顔も、
じっくりと見ちゃった訳だけど」
「……恥ずかしいので言わないで下さい。……沖田先輩は、恥ずかしくないんですか」

「だって僕は上を脱いだだけだし……って、見たいの? なら今から脱」
「脱がなくて結構です!」
 どうしてそんなにポジティブ思考なんですかと泣きたくなった。シャツを着ながら何気なく呟いた言葉に、
意外なことに、答えがあった。
「僕は、そうだな、嬉しいからかな。……それにまだ、千鶴ちゃんの顔、全部見てないし」
 泣いた顔とか、困った顔とか、泣きかけた顔とか、涙でぐちゃぐちゃの顔とか。どれも全部可愛いんだろうな。
 つい先程結ばれたばかりの恋人が、鬼畜なことを想像しているとは思わず、ただただ脱力した千鶴だった。
今後の為に、脱力せずに叱りつけるべきだったが、彼女にはそんな気力も体力も残っていなかった。
177ナイショ:2010/10/30(土) 17:50:55 ID:V6zratpP
 ――洗濯と乾燥は終わったものの、ずっと穿いていたスカートは脱水までが(時間的に)限界だったので、
アイロンを借りて乾かした。半乾きで着心地は悪いが、あのままにしておくよりはいい。
 そして沖田の予言通り、喉の方はからからに渇いた為、彼が部屋から持ってきてくれたアイスカフェオレを
飲み干した。一気に飲んだ千鶴に、「だから言ったでしょ。あれだけ啼いたら喉は渇くに決まってるんだし」と
言い放った沖田は計画犯だと確定した。
 それならそうと最初から言って下さいと怒ったら、そんなこと言ったら、千鶴ちゃんは家に来てくれないじゃないと反論された。
「私、沖田先輩が本当にお願いしてくれる事は、できるだけ叶えてきたつもりなんですが」
 そう言ったら、彼はぽかんとして――それから、うん、とちいさく頷いた。耳朶が薄く染まっていたのが偶然見えて、
とても可愛かったから、許してあげることにした。結局、沖田が千鶴に甘いのと同等、あるいはそれ以上に、千鶴は沖田に甘いのだ。
 沖田の家を出た時には、19時をとっくに過ぎていた。部活以外でこんなに遅くなるのは初めてだ。
 お父さんには僕が怒られてあげるからと沖田が送ってくれたのだが(千鶴が上手く歩けなかったからかもしれない)、
診療時間の終了間際に急患が入ったらしく、父は不在だった。――どこまでも運のいい男だ。
「僕、運がいいよね」
 しかも自覚している。
「大丈夫。つまり僕といれば、千鶴ちゃんも幸せってことだから」
 にっこり笑った彼の言葉は、妙な説得力があった。
 だって、今、千鶴の胸はほんのりと灯った幸せを大切にしたくて、嬉しくて仕方ないのだから。
「次の休み、スコーン作りに来てね」
「…………ほんとに、スコーンですよね?」
「え、子作りしたいの千鶴ちゃ……痛い、冗談だってば」
 最後まで言わせず、かなり高い位置にある沖田の髪を引っ張った。人通りはないとはいえ、
天下の往来で何を言うのだこの男は。それでなくても、明日からスカートを少しだけ(できれば誰にも気づかれない程に)
長くしなくてはいけない元凶のくせに。
「……スコーンです。食べたいんだ」
「明日……は無理ですけれど、明後日なら、作ってお持ちしますけど」
「違う。わかってないね千鶴ちゃん。君が僕だけの為に作ってるとこも見たいんだ」
「私、いつも沖田先輩の為にって作ってますけど?」
「……わかってても、確かめたい時があるでしょ。僕にとっては、今回は特にそうなの」
 あの、愚かだった過去と向き合っても、もう心が揺るがない。そうなれたのは、彼女がいてくれるからだと気づいた。
「わかりました」
 理由はわからないなりに、沖田がそうまで言うならと了承した千鶴の頬に、沖田はそっと口づけた。
178ナイショ:2010/10/30(土) 17:51:46 ID:V6zratpP
「沖田先輩!」
「大好き」
「私だって大好きです、ですけど、そういうことは――……!」
「声大きいよ」
「沖田先輩がそうさせてるんです!」
 むきになって言い返してくる千鶴が可愛くて、沖田は彼女をぎゅっと抱き締めた。
「沖田せんぱ」
「……一杯、無理させてごめんね」
「……あれは、先輩が謝ることではないです。私が、そうしたかったんですから」
「うん。でも次も無理させるかもだから」
「………………前言撤回していいですか…………」
「駄ー目」
 溜息をつきながら、それでも沖田をきゅっと抱き返してくれるちいさな彼女が、とても愛しかった。
 ――――いつか。
 いつか、あの頃の、馬鹿な子供だった僕を話すから。
 その時も、こうして、抱き締めてほしい。
「……僕は千鶴ちゃんに甘えてばっかりだ」
「それは嬉しいので構いません」
 ほら、そうやってまた甘やかしてくれる。
「でももっと僕に甘えてね」
 僕のお願いなら、聞いてくれるんだよねと至近距離で問いかけたら、千鶴は真っ赤になって
口をぱくぱくさせて――それから、ちいさく頷いた。
 その時の彼女があんまりにも可愛かったから、頬では足りなくて、つい口唇にキスしてしまって、
それに夢中になってしまったのは、僕と彼女だけのナイショの秘密。
179名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 17:52:33 ID:V6zratpP
以上です。
長文すぎるクソでごめん
180名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 19:35:53 ID:fkjO5iiP
クソでごめんと思うようなものなら人目に晒すなよ
181名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 20:14:44 ID:z7PovNJu
>>180
うん、ごめん
クソ過ぎるよねw
182名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 23:46:56 ID:nEVaw1ON
投下乙!
原作はやったことないけど初々しい2人に萌えた
面白かったよ、GJ
それと、自虐はこういうスレでは好かれないからしない方がいいよ
183名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 01:32:52 ID:zMjCBEwR
本当に長文のクソだったね
184名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 19:40:03 ID:qYOUO3t8
というかお前涙目じゃないだろうな
きっちり対応されてる最中にこんなことしていいのか
185名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 16:52:45 ID:OWWNCJkG

千鶴が可愛くて良かった
186名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 01:02:55 ID:CgTk8QOv
GJ!!自信あるけど不安げな沖田いいないいなー。長文どんとこいじゃないかスレ進まないし。職人さん、また投下してくれると嬉しいです!
187名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 12:08:48 ID:7sgQtYPU
自分でも「長文すぎるクソ」と思ってるんなら投下しないで欲しい
せっかく最近上手い人が続いてたのに…
188名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 12:43:03 ID:wyjLWwJC
謙譲の美徳って奴だろ
別に言わんでも良いことだとは思うが、叩くほどのことでもない
気に入らないならスルーすれば良いだけ
189名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 14:09:29 ID:n9UKRAO0
日本人同士なら当たり前に通じる謙譲の精神も、相手によっては通じない。

尖閣問題での中国の対応をみれば分かるでしょ、こっちが一歩引いたら二歩も三歩も踏み込んで来る。
190名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 14:28:34 ID:bgBM5zDU
閉鎖したサイトからの無断転載だよこれ
191名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 15:17:40 ID:Ql050PG1
無断転載された挙句に>>187に貶されたラレさん乙
192名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 15:33:47 ID:bgBM5zDU
>>191
184を見て「またあいつか」とわかるのは遙か者だけだからな…

と思ったけど、「せっかく最近上手い人が続いてたのに」と
さりげなくラレさんをクソだと認めて叩いてる辺り、涙目本人の自演か?
193名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 15:55:28 ID:CNvuJQYo
凸予告かまして「きちんと対応する」と言われてんのに、
よくこんなことするよな…

>>187
明らかにどこかからの転載ネタなのに(単独だとわからないネタがある)、
本人投下なわけねーだろ、本人なら修正して単独で読めるようにするわ
194名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 16:06:48 ID:7sgQtYPU
>>190
げ、そうなのかww
だから無駄に現代設定だったりしたのかw
ら転載した奴ひでえww
195名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 16:23:38 ID:SmiadNFe
最悪
ネオロマスレが落ちて
こっちに変なのが流れて来たか
196名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 16:46:22 ID:Ql050PG1
>>194
現代設定自体は薄桜鬼公式がやってるから、それは問題ないんだがな
197名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 17:37:04 ID:aJ35yTBW
>>190
閉鎖したんじゃなく、参加イベントに凸予告して閉鎖させた、だよ

>>192
個人的には好きな書き方だし上手いと思う
何で>>187は「せっかく上手い人が続いたのに(駄文投下しやがって)」みたいな
書き方をするんだか
仮に転載じゃなくても、職人を委縮させる書き方はやめてほしい
今後投下する人は「自作に対し上手いと自信がある人」と思われるってことかよ
198名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 19:51:35 ID:UEZ2zPRL
>>187=194
元々は公式のパロ設定だから「無駄に」現代設定なわけじゃない

どっちのレスにもラレさんへの叩きが滲み出てるんだけど、
涙目本人なのか?
199名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 21:38:13 ID:7sgQtYPU
>>198
悪いけど違う
薄桜鬼は設定は大体知ってるけど未プレイ
だからオトメイト同人の争いやら涙目とかいう奴の話なんか知らんよ

単純に、クソと自虐しつつ下手な作品投下した>>179がうざいと思っただけだけど
まさか個人サイトからの無断転載とはね…

私怨(?)でコピペされた作者は気の毒だ
200名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 21:49:52 ID:uTkG8+tL
>>199
下手とか叩いてる時点で…
201名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 21:54:47 ID:Ql050PG1
>>199
本当に気の毒だと思ってんなら「クソだ」「無駄な設定」「下手な作品」と
転載された人の傷口に塩塗り込むのはやめろよ
202名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 21:59:01 ID:m4Wij2LL
ふつーに上手いと思ったけどね
読みやすかったし
転載とは思わなかったが

今までのは「せっかく上手い人が続いてたのに」で
今回のは「下手な作品」って、それは単にID:7sgQtYPUが
恋戦記好きだからじゃないの
203名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:09:57 ID:7sgQtYPU
>>201
確かにそうだね、作者は被害者で、悪いのは勝手に転載した>>179

>>202
いや三国も未プレイw
ここの作品見て少し興味持ったけど
204名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:22:07 ID:OChrXY9J
今後の投下はID:7sgQtYPUのお眼鏡に適うもの以外不可なのかねw
個人的には微妙だったらレスせずスルーしてたけど、下手とか
無駄とか言っていいんですねこのスレwww

無断転載された挙句にクソ、無駄、下手くそと貶されて心底乙だわ
自分の好みに合わないなら黙ってろよ、最初のレスはともかく
転載されたとわかってからも下手だの何だの、胸糞悪いわ
205名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:29:59 ID:06LdLrCY
見栄切った手前引くに引けなくなったんでしょ。
で、当たり散らしてるんだ。そっとしておくべし
206名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:33:53 ID:7sgQtYPU
>>204
はあ…ハイハイ
オトメイト信者は怖いからもう一切触りませんよ…

言っておくけど>>179が転載作品だと知ってたら叩かなかったよ
公式で現代設定やってるなんてのも後から知ったから
「無駄な現代設定」とか言い過ぎたのは認めるけどさ…
>>203に書いたとおり作者には同情するし、悪いのは転載した奴だと思ってるよ
207名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 22:56:40 ID:a48+b6BN
>>206
転載とわかった上で「下手な作品」と言ったことは謝らないんですね
208名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:05:02 ID:SmiadNFe
ID:7sgQtYPU
必死に自己弁護してみっともないな…
209名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:21:41 ID:7sgQtYPU
ほんっとにしつこいなー…もうこれで最後にするけど
>>208
自己弁護も何も…
「下手と言ったことを謝罪しろ!」とまで言う方が狂ってると思う
そこまで作者のことを思うなら、私の感想に噛みつくより、
作品転載した奴を通報するとかしたらいいのに

同人のトラブルとか公式の設定とかは知ったこっちゃないけど、
薄桜鬼ファンが痛いのはよくわかった
210名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:26:07 ID:RecZ/pm3
内容自体を叩いてるわけだから転載とか関係なくね?
気に入ったならGJ気に入らないならスルーがここのやり方だとテンプレ見て思ってた
作者云々じゃなくてスレのルールくらい守れよ……
まあ未プレイ作品のSSについてわざわざ文句つけるってのからして香ばしすぎる罠
まああと30分でID変わるのでどこまで踊るのか見もの
211名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:35:01 ID:ImaSdxVM
>>210
>まあ未プレイ作品のSSについてわざわざ文句つけるってのからして香ばしすぎる罠
確かにw
212名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:36:26 ID:wqR4IWIL
両方どこまで踊るか見もの
この論争に興味ない人間からすればどっちもキチガイじみてる

213名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:38:30 ID:engg8iER
>>209
どさくさに紛れて薄桜鬼ファンのせいにするとか
責任転嫁は酷いわ
214名無しさん@ピンキー:2010/11/03(水) 23:58:51 ID:wqR4IWIL
いや異常に叩いてるレスは普通に薄桜鬼儲か作者儲だろ
どっちもどっち
他でやれ
215名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 00:10:47 ID:0BtzPR12
>>180からの流れを読んだ限りでは
「下手」って一言がどうしても許せなかったみたいだもんね
216名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 00:17:20 ID:Ge6+lBZO
伸びてると思ったら新作じゃなかったのか
過疎っぽくみえて意外と人いるんだなここ
217名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 01:14:38 ID:5QCOImyq
薄桜鬼厨がどうでもいい喧嘩でスレ伸ばしてただけかと
218名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 01:19:04 ID:RUDT2msm
無神経な発言したKYに一部信者が噛みついた
あとはお互い自己正当化と他者批判でgdgd
ただそれだけのこと
219名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 01:32:42 ID:hVmb236c
投下かと思ったのにがっかり
220名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 07:44:50 ID:R6CViRvk
>>209
相手にはスルーを求めるのに自分はテンプレ違反か
気に入らない作品ならスルーすりゃ良かっただけだろ恋戦記厨
221名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 09:04:59 ID:jsiLOhrv
>>215
許せないとかじゃなく、転載だとわかってるのに
「下手」って叩くのはおかしいだろって話でしょ

気に入らなかったならスルーすればいい
それとも、気に入らなければ「下手」「好みじゃない」と
言っていいスレになったの?
批評がほしくて投下するわけじゃない職人だっているんだぞ
222名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 09:21:36 ID:5QCOImyq
まーだ続けてんのかw
薄桜鬼厨はこれだから
223名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 11:28:03 ID:XXqIae6c
ネオロマスレから変なのが流れてきたのは理解した
このスレも投下したら罵倒され職人が消えゆく運命
224名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 17:34:49 ID:6zjmHbzT
内容叩きするからこうなるんだよ
気に入ればGJ、気に入らなければスルー
それだけのことができなかった>>187がスレチにわけだ

>>223
だろうね
その時スレにいる人の趣味に合わないと罵倒されるなら、
投下するのは勇気が必要すぎる
225名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 18:30:53 ID:0BtzPR12
>>218
ああそんな感じだね

というか未だにgdgdやってて笑ったw
「下手」発言に粘着していつまで引っ張るのかな
226名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 18:53:05 ID:43hIzfML
自分も粘着して引っ張ってる事に気づいてないのかな
227名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 19:15:39 ID:RIIy2gBB
オトメイトアンチが出張してきてんじゃないの
アンチスレでは「ラレが火病ってる」と言ってたしな

言いがかりつけられれば何でもいいのな
228名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 19:25:44 ID:R6CViRvk
ネオロマアンチよりオトメイトアンチがたち悪いな
テンプレ守れ、が信者の擁護になるらしい

怖い怖い
229名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 19:40:44 ID:nminSBE2
晒された上に貶されて、おまけに荒らしの責任まで
なすりつけられてラレさん惨い

涙目の件で心身の負担がでかいのに加えて、
「オトメイト作品が好き」ってだけでオトメイトアンチに
フルボッコ食らわされるってどんだけだよ
230名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 22:47:48 ID:XXqIae6c
この件で全部悪いのはパクった奴だから
これ以上続ける必要無い
ということで、双方この話は終わり
ネオロマはさっさとスレ作ってそこでやれ
自分達のスレとこっちは違うんだよ
変な空気を持ち込むな

はい、まとまった終わり
231名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 22:59:40 ID:9lG9cRyM
そうは言っても、オトメイトアンチはここを見て
nrnrヲチってるらしいのでなー

今後オトメイト作品を投下したらまた絡まれるよ、
「薄桜鬼儲にしかわからない単語が飛び交ってて異常」
なんだそうだ
232名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 23:09:27 ID:RUDT2msm
アンチだろうが大半は飽きたら去るだろ馬鹿馬鹿しい
粘着する阿呆は分かりやすいんだからNG放り込んでスルーしとけ
233名無しさん@ピンキー:2010/11/04(木) 23:23:41 ID:5QCOImyq
まだ続けてるのかwww
薄桜鬼厨は一体どうしてほしいんだよw
234名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 10:56:46 ID:34Z0/6oe
ヲチられるのがわかってて投下する猛者がいるかね

華ヤカとか読みたかったんだがな
235名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 11:31:02 ID:YN9v0Ips
そりゃアンチから見たら面白いヲチ物件だろうね

たとえ正しいこといってても喧嘩腰だったり
ちょっと反論くらっただけでムキーってなって叩き潰そうとしてるレスは
どうしても白けた目で見てしまう
しかもしつこく何度も出てくるのがデフォだし
その度キチガイ度も増してく
236名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 18:14:39 ID:fM4ou7Zv
華ヤカは献身とか奉仕とか言われるのでなんかやらしいことを思い浮かべてしまう
夜中に使用人を部屋に連れ込んでえろい奉仕をさせているんですね
237名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 03:46:57 ID:is5qNaFz
女性視点で描かれた使用人ものってあんまりないもんな
あんなにおいしいものはない
238名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 15:10:23 ID:BORnDF0C
大量投下かと思って来たのにうんざり

ラレとか涙目とか部外者には意味不明な話を平気で持ち出すから
オトメイト厨は嫌われるんだよ
239名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 15:34:27 ID:I6PMSc2o
蒸し返すお前にうんざりだよ
240名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 15:47:59 ID:BORnDF0C
うわ早速絡まれた…キモ
241名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 15:52:46 ID:ZLh21WUO
華ヤカの場合、兄弟がはるのことを好きだと自覚する前だと
使用人=尽くすのが当たり前とか思ってるから特に長男次男だと
ひたすら奉仕させた挙句に「さっさと上に乗れ」とか言いそうだな
まさにマグロ…
242名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 16:17:18 ID:2xtyQvrV
もうオトメイト専用スレ立てれば?
243名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 21:47:28 ID:/2t5rj2n
>>241
華ヤカは未プレイだが、尊大だった男が自分の気持ちを自覚した後の言動の変化には
萌えがあると思う
素直に謝って尽くすもよし、苦しい言い訳を重ねて墓穴を掘るもよし
244名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 14:56:38 ID:tUNZxswm
>>235
同意
薄桜鬼信者は2ちゃんに慣れてないお子様が多いんだろうね
こんな過疎スレで暴れないでほしいよ
245名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 17:08:03 ID:jaF3aYq8
>>244
触ると増えるからやめとけ
246名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 17:50:37 ID:HW5s6IyF
ageんな
247名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 01:15:52 ID:hZ8jgjNp
涙目もラレも薄桜鬼じゃなくて遙か発だよ
遙か3のヒノ望儲の真性基地が火病ってるだけなんだな
オトメイト関係ないからお互い落ち着けばいいよ

ところで最近三国にはまったわけなんだが
このスレのおかげなんだぜ
248名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 11:49:48 ID:VNtr2oFh
暴れてたのはラレって人の儲かと思ってたけど、遙か厨なの?
転載した涙目って奴が遙か儲ってのはわかるが
まあどっちにしろ迷惑な話だ

自分も三国の作品好きだ
二次創作読んでゲーム欲しくなったのは初めてだ
249名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 18:40:32 ID:3vIQmSjj
涙目はラレに粘着してる真性だから、触らぬが吉
降臨したことも何度もあるしな
ラレがハクオーキやってたからハクオーキにも粘着開始したんだろ

とりあえず華ヤカこないかな待ち
250名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 19:04:52 ID:dXjLf8cJ
>>249
はいはい
ぶっちゃけ「両方」迷惑ですから

また三国来ないかな
サイキンやクラキミも読んでみたい
251名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 20:02:21 ID:VNtr2oFh
構うなって
252名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 21:37:26 ID:SsR51wn5
253名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 22:06:37 ID:6n+sFarx
三国三国言うなら三国専スレ立てろよ
過疎ってdat落ちしたけどなw
254名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 01:19:10 ID:qff7JNix
需要側が専スレたてたってしょうがないだろ
三国書いてくれる職人が大量にいるとか矢継ぎ早に投下があるとかならともかく
まだスレ分けるほど作品多くないし

>>1読む限り専スレあるのってネオロマ、GS、ビタミンの3つだけなのな
プレイ人口そこそこいそうな割に投下無いからなんとなくオトメイト系は専スレあるのかと思ってた
255名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 01:49:58 ID:y5W/cdNe
今ネオロマスレってあるんだっけ?
256名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 08:04:23 ID:cT9fIx57
ないよ
一部の馬鹿な読み手達が廃れさせた
257名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 09:37:39 ID:hMiBUnUQ
GSスレも瀕死だし、乙女ゲーのエロパロって
うまくいかないのかね?
258名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 22:15:09 ID:GVosEhPW
書ける人はここじゃなくても自分のサイトとかブログとかあるからな
まぁ書き手が投下するにも2chはちょっと勇気いる
259名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 00:04:21 ID:RaMIIK7i
ここだと単発書き捨て上等だからむしろ気楽とか自分なんかは思ってしまう
ここで絡まれたって自ブログとかで変なのに絡まれるより断然マシだし
サイト運営するほどいくつも書けないけどムラムラして書いてしまったどうしようってとき
こういうスレがあるのは便利だった
でもこういうたまにしか書かない人が多いなら過疎りがちなのもしょうがないのかもしれん
260名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 14:48:26 ID:h/+ihjF8
下手だ萌えないゴミだと罵倒される覚悟があるなら
投下できるんじゃない?

華ヤカ萌えの人ならそれは賞賛になりそうだがw
261名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:46:37 ID:gSmdyEsw
とりあえずオトメイト用スレ立てて分けてほしい
こないだの薄桜鬼信者のバトルとか勘弁
262名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 16:57:44 ID:16zafY8o
薄桜鬼儲でなくても、投下に対して下手だとか言ったら
窘められるのは普通だろ
気に入らなきゃスルーってテンプレに入れなきゃわかんないの?馬鹿なの?
263名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 17:31:19 ID:bj/VDHrB
入れなきゃダメなんだろうね、わかんないんだと思う
264名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 17:40:37 ID:uv4FCOSE
「下手だと言っちゃ駄目」という真っ当な注意したら薄桜鬼信者かよw
アンチスレでヲチとか最低だなw

367 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 08:59:07 ID:???
エ○パ○板でまで信者が暴れててワロタ

368 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 09:51:36 ID:???
どのスレかわからなくて探しちゃったじゃないかw
あれ単純にヘタクソ言われた本人が火病ってるだけじゃね?

370 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 11:44:34 ID:???
>>368
ああそうかもねw
下手とか言っちゃった奴も確かに痛いが
それにしてもあの執拗な絡み方は異常だと思った

371 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 12:26:04 ID:???
>>367
あのスレ気にいってたのに、あんなとこまで信者が暴れるとは…
あのぶんだと下手って書いたKYが謝って撤回するまで叩き続ける気かな

373 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 13:03:48 ID:???
該当スレは知らんけど多分そうじゃね?
一度食いつくと信者はすげーしつこいからw

374 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 14:59:46 ID:???
ま、どこもそうだが
信者が頑張れば頑張るほどアンチを増やすだけだからほっとけ
少なくとも延々と絡まれた人は確実にアンチになったはず

376 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 16:28:28 ID:???
>>375
いやオトメイトの専スレじゃないから
乙女ゲー総合のスレで薄桜鬼信者が暴れてたって話
オトメイト作品が来るまで平和だったのに

377 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 18:08:47 ID:???
「乙女ゲー」でやっと見つけたよ
信者必死すぎるw
書いた本人かそいつの信者かしらないが痛々しい

381 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 19:28:39 ID:???
件のスレ見たら何故かアンチのせいになってて吹いたw
信者は自分達のみっともない荒らし行為は棚上げかよwさすがw

382 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 19:49:27 ID:???
責任転嫁は儲の得意技だし気にしないでいいんじゃね?
てか、今はあちこちで必死にオトメイトアンチ叩きしてるよ
自分らがエロ板で暴れたくせに、ウザがられたら全部アンチのせいw

386 名無しって呼んでいいか? sage 2010/11/04(木) 20:10:51 ID:???
>>376
そうそう、専スレじゃないのに
薄桜鬼儲しか知らないような単語が飛び交ってグダグダに…
ほんとに迷惑
265名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 17:49:42 ID:qkEJ2/uI
儲乙って言わせたいのか?アンチ自演乙。
弁護士沙汰になったのもオトメイトアンチだし
本当基地外だな、通院した方が良いよ。
266名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 17:55:13 ID:uv4FCOSE
>>264
これはアンチの自演だな
>>261=アンチ=ラレを下手と言った基地外で確定
267名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:18:47 ID:16zafY8o
>>264
そこの368とか370とか、転載した本人じゃねーのかと思った
268名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:24:14 ID:Uw3WjwqP
>>264
スレヲチはやめとけよー
あっちでまたファビョり出すからw

自分達がよくやってるから、ナチュラルに「自演」という
発想が出るんだろうなと思うよ、オトメイトアンチって
269名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:26:03 ID:Olpb11OM
このスレ終わったな
270名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:27:22 ID:uv4FCOSE
>>267
涙目本人か
下手と言ったことを最後まで謝らなかったID:7sgQtYPUで間違いないな
271名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:33:33 ID:Uw3WjwqP
>「下手と言ったことを謝罪しろ!」とまで言う方が狂ってると思う

普通にラレを下手と言い、普通に相手を狂ってると言い…
ごく自然に暴言吐く人が、そんなに多くいるとは思いたくないので
>>270だといいなと思っている
272名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:35:39 ID:uv4FCOSE
>>269
間違いないよ絶対
テンプレ守れ、職人さんに失礼なこと言うなと
真っ当な注意しただけで「信者はしつこい」だぞw
273名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:36:04 ID:qkEJ2/uI
>>264
>>266

これのツッコミは不粋かな。
274名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:43:20 ID:0FEltqd3
「上手い人が続いてたのに」と言うが、ID:rImKnlQ1やID:IriIvdAXは上手くて
ラレさんは下手と断言するのは「?」だなあ
どっちも知らない身からしたら、同じように思える

ID:7sgQtYPUは恋戦記には興味持ったそうだから、オトメイトが
嫌いなだけじゃねーの

>>272
しかも「無断転載されたものだ」と説明されてるのに「下手」と繰り返す、
それを指摘されたら「薄桜鬼信者はしつこい」だもんな
涙目はラレさんにきちんとした対応取られているはずだが、
もし涙目でないなら、ID:7sgQtYPUや>>264の368や370も微妙なラインだ
275名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:49:13 ID:uv4FCOSE
>>273
改行が多いから2レスに分けたんだけど何?

>>271
狂ってるのは「下手」と平気で言っちゃう奴の方だよなw
276名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:52:05 ID:0FEltqd3
>>275
レス見直したら「転載作品だと知ってたら叩かなかった」だそうなので、
叩いた自覚はあるらしい

転載イクナイは当たり前のこととして、そもそも投下作品を叩くなよ…と言ったら
信者乙されるのかしら
277名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 18:58:56 ID:RpLsSPKG
こんなに荒れるなら一旦落として、オトメイトスレは別に立てた方がよくないか
10日前のことをまた蒸し返してるし…
278名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:00:49 ID:NWmS4IMi
乙女ゲの民度が低いのは自分たちで分かってんだから、
次から電子レンジに猫を入れないで下さい、よろしく>>1にうるさいほど注意書きする。で締めればいいのに
もう議論にもなってないのにグダグダ私も私もって言い合ってるのあほくさい
こんなんじゃ職人こねーよ
279名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:01:52 ID:qkEJ2/uI
>>275
自分レスにアンチの仕業って…w
ID変わらなくて自演失敗したから2行にわけたふり。
っていうように見えるんだよね。
ID:uv4FCOSEのはしゃぎっぷりが

もう落ち着いてくれよここ何スレだ?
280名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:05:36 ID:Olpb11OM
キャットファイトいや〜ん
281名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:09:21 ID:RpLsSPKG
>>279
そこは別に自演には見えないけどね

とにかくテンプレ作ることから始めるしかないのか
282名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:10:37 ID:jEtd3h84
まあ、ゆっくり作っていきましょ
283名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:21:05 ID:QN86Mo4Y
・職人さんへ 過剰な自己卑下・自虐はやめてね
・スレ住人へ 気に入ったらGJレス、好みじゃないなと思ったらスルーで
・批評は不要です(職人さん自身が希望した場合は例外)

追加するとしたらこんなところ?
284名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:38:32 ID:bj/VDHrB
>>283
そんなとこかなぁ
他スレの話題持ち込まないとかもいるかな?
285名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:42:35 ID:QN86Mo4Y
あ、一番大事なのが抜けてた

・他者の創作物を無断転載しないで下さい。二次でも著作者人格権侵害が成立することもあります。
・自サイトからの転載の場合、サイトに「某所投下中」等、作者本人が投下したとわかるようにして下さい

確かよそのエロパロは個人サイト・ブログからの「本人による転載」はおkだけど、
本人が投下したとわかる証明必須だった
286名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 02:30:23 ID:wv/RbwD+
中学生の交換日記の最初のページにでも書かれていそうな当たり前のことだな


287名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 02:55:22 ID:4Q7HsLrw
まあまあそう言わずに
288名無しさん@ピンキー:2010/11/15(月) 09:45:00 ID:kqCykOBE
荒れたときの流れを見ると注意する方にも問題あると思うし
「同じ話をいつまでも繰り返さない」もテンプレに入れた方がよくない?
289名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 17:29:44 ID:k79FyLi6
一応>>1にテンプレあるし
違反者が来たら「>>1読め、以上」で終了
後はグダグダ引きずらずにNGすれば荒れもしない

いくら正しいこと言ってるつもりでも
妙に喧嘩腰だったり、反論されただけで熱くなって
許さない!言い負かしてやる!とばかりに頑張る人は
もう荒らしと変わらんよ
290名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 18:00:48 ID:XBHgTzkq
283と285は追加してもいいと思うけど

それこそ「>>1嫁、書いてあるだろ」と言うために
291名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 18:16:50 ID:0oba6gTP
>>289
後半部分同意
反応するあなたも荒らしです、ってやつだね

>>1>>283>>285読め」でいいんじゃない?
でも>>284>>288も追加しといた方が無難なのかな?

さすがにもう空気読んでくれると信じたいけど…
292名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 18:44:09 ID:XBHgTzkq
現行スレ用にまとめとく

・職人さんへ 過剰な自己卑下・自虐はやめてね
・スレ住人へ 気に入ったらGJレス、好みじゃないなと思ったらスルーで
・批評は不要です(職人さん自身が希望した場合は例外)
・他スレの話題を持ち込まないで下さい
・他者の創作物を無断転載しないで下さい。二次でも著作者人格権侵害が成立することもあります。
・自サイトからの転載の場合、サイトに「某所投下中」等、作者本人が投下したとわかるようにして下さい
・同じ話をいつまでも繰り返さないで下さい(蒸し返さないでね)
293名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 19:45:00 ID:0oba6gTP
>>292
まとめ乙です
これでいいと思う
294名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 01:31:46 ID:zpeEdjsa
まだ学級会やってたの?
言葉が見つからないけど独特なノリだね乙女ゲーって
295名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 01:38:15 ID:r549VZqN
三日も経った後の学級会に今更ツッコミか?
296名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 03:17:34 ID:qxXEvV/z
キャンキャンキャン!!
297名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 16:37:19 ID:hqn1Wcw1
まんこスレとはこうあるべき
298名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 20:45:11 ID:IXw02DOH
何日も前の学級会に絡む方が痛いわ
299名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:22:37 ID:zpeEdjsa
毎日スレ見てる人もいれば、
何日かおきにスレ見る人もいる
だったらツッコミにも何日か開いて道理だろうと思うけど
300名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:33:12 ID:iP/+VPpU
>>292
301名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:05:28 ID:FQrZC/HA
糞ネオロマスレが落ちたばっかりに
今度はこっちがターゲットになったんですねご愁傷様です
302名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:17:07 ID:wmvZtOQ+
かわいそう
303名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:25:20 ID:9xCzjZbu
何にせよ投下しにくい雰囲気だな
304名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 00:26:44 ID:t5xoqlBw
かわいそうな人なんだよ
305名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 01:07:40 ID:0ZTwkcI7
>>301が何と戦ってるのか知らないが本当に迷惑

>>292 より
・他スレの話題を持ち込まないで下さい
・同じ話をいつまでも繰り返さないで下さい
306名無しさん@ピンキー:2010/11/21(日) 00:39:46 ID:ddfz5eHh
無惨にクソスレ化
307名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 02:30:51 ID:WJsLVy1O
保守
308名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:43:54 ID:Y4x0Lpmt
保守
309名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 23:06:39 ID:15z83Ehb
投下待ちage
310名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 18:54:56 ID:Wi4iU2Bl
保守
311名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 19:30:42 ID:A90Hopy9
着物を着ている世界が舞台の携帯アプリの書きたいなと思ったのだけど
着物を脱がすシーンだけでも
普通は何ていう種類の着物を着ていたの?とか
着物のこの部分の名称は何?とか
全然知らなくて、まずは調べるところからだ…
コルダで楽器の演奏シーンの描写を書くために調べないと
いけなくて大変だと言っていた人達の気持ちが少し分かった
312名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 21:58:50 ID:Vcn8OeVk
>>311
乙!
でもいきすぎた専門用語だと読む方がついていけなくなるからほどほどに頼むw
投下待ってます
313名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 13:55:04 ID:PlyuRzAf
漏れはスタスカ読みたい・・・。
314名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 18:47:04 ID:D0VLi4dZ
>>313
さあ、自分の妄想を文章にする修行を始めるんだ
315名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 02:34:57 ID:01Aq4JEl
妄想変換
316名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:28:08 ID:XYH9mAdF
保守
317名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 22:14:52 ID:XKE5wUi6
投下マダー?
318名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 18:14:38 ID:be07e9W3
投下したらフルボッコ食らうようなスレで何をww
319名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:54:59 ID:e5HRwaKh
どっちもどっちだったがな
何度も蒸し返してた方も異常だった

厨の争いで見事にクソスレ化
320名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:59:07 ID:JJ1uvuxS
そして今また蒸し返しているという恐るべきループ
321名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 21:16:42 ID:SboyDY3x
転載されてフルボッコ食らった人も可哀想だが、
そのせいでエロパロ読めない自分が一番可哀想
322名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 21:38:30 ID:4C+S+1Tz
結論…個人サイトまわれ。

書ける人は個人でサイト持つだろ。わざわざこんな寂れたスレに投下しない。
323名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 00:48:46 ID:q7vh9A6b
女って……
324名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 09:47:02 ID:rwPYk3Ut
馬鹿だよね
325名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 21:21:52 ID:GEwGBucA
投下しようかなと思っても、住人のうち誰か一人の気に入らなければ
クソだカスだと罵られるくらいなら、そりゃ自サイト作るかブログにうpるわな
326名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 22:33:48 ID:L7I1jD04
しつこい
327名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 23:08:11 ID:Q0+Zja3e
だがそれが真実
328名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 01:01:54 ID:y0SHISek
喧嘩しないでーwww
329名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 13:54:54 ID:FoKWjSyj
sexsex!
330名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 14:51:11 ID:Syp5AV6n
面白ければGJ
面白くなければ何も書かない
で、いいはずなのに何故喧嘩する
331名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 20:29:09 ID:0cyUziUg
薄桜鬼厨って…
332名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 20:48:21 ID:khN1n9cz
>>330
気に入らなかったらクソだと叩く人がいたからでしょ
333名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 21:04:22 ID:dR0pKVUC
荒らしが規制されない限り無駄かもね
334名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:05:50 ID:0cyUziUg
いつまでも根にもって同じこと繰り返し言ってんのは叩かれた本人?
335名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 00:10:40 ID:iFRXNWJc
学級会開きなよ
336名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 16:43:56 ID:c3/El8Mx
>>334
叩いた本人乙

って言われて嬉しいか?
337名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 17:41:05 ID:P0UInLUL
腐豚スレ
338名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 18:29:42 ID:JurC/WZd
さすがにgdgd引っ張ってるのは叩かれた書き手か
その儲乙としか思えんわ
339名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 18:41:02 ID:6sgcd8Em
転載された人はとっくに閉鎖&撤退済だよ

あれから4ヶ月近いのに投下がないのは、もうこんなスレに投下したくないって
職人さん達に敬遠されてんじゃないの
何せ気に入らなきゃスルー、という基本が守れないスレだからね
340名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 19:14:12 ID:Gu157+FY
そしてまだグチグチいい続ける、と
もう荒らしだな完全に
341名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 20:31:52 ID:oPh3gxAg
>>339
総合スレだし仕方ない

ネオロマスレもこんな感じで終わった
ジャンル別で抗争があったりアンチが居たりで
最後は誰もいなくなった
342名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 20:50:10 ID:JurC/WZd
>>339
>転載された人はとっくに閉鎖&撤退済だよ
そんなの誰も知らないっつーのw
やっぱり儲乙じゃん

>>340
まるっと同意
343名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:13:29 ID:Wv7BgkLO
いや普通に他スレ見てたらわかったぞ<転載された人が閉鎖

>>338=342も粘着乙だな
344名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 21:47:28 ID:JurC/WZd
>>343
知らんがな…他スレってのがどれかわからないし
粘着乙って言われても意味不明
みんなが薄桜鬼の同人か何かのゴタゴタ?を知ってると思い込んでる時点で
妄想乙としか
345名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 22:12:35 ID:6sgcd8Em
>>344
決めつけてんのはあんたもだと思うが

儲乙とかが決めつけ妄想ではないという根拠ないじゃん
346名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 23:16:42 ID:Gu157+FY
やれやれ
どうしようもないな
347名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 23:24:52 ID:oPh3gxAg
これって癌みたいなもんでさ…
どっちが悪いとか言うよりも、もう目をつけられたら最後
あの件を少し理解した人間ならもう手遅れって分かるかと
どうしようもない、ほっとくしかない
このスレ住民も、あきらめた方がいい
348名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 00:03:09 ID:Ih/kr5K0
ホモ解禁すれば賑わうんじゃない?w
349名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 09:34:18 ID:74reCf9y
>>347
あいつ法的対応されたって聞いたけど
350名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 12:34:01 ID:hSkdCrZC
民度低すぎ
351名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 05:45:06 ID:+zVPeLsk
金黒の奏がかわいい
352名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 02:09:28 ID:PuJ1Q2b1
その奏だが、体験版DLしただけで無理だったわ。
かわいい?どこが?わがままでひきこもりできもい。人のこと振り回すだけ振り回す。
二言目には弟に「無理!」


で、ようやく学校に行ったわけだが、その初日帰ってからがまた萎えさす展開。
弟もあんたと同じで学校行ってきて疲れてるだろうに、それでも家事するのに奏はソファでぐだぐだしてる。
洗濯するからブラウスよこせって言ってるのに「じゃあ脱がせば?」
女王様ドン引きです。


あ、攻略対象もイライラする糞ばっかでした。
理不尽にキレんなタコ助。普通にうるせー。
353名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 02:16:23 ID:eOAJ1iVo
薄桜鬼の千鶴は大和撫子可愛い
恋戦記の花ちゃんは素朴可愛い
ワンドのルルはアホ可愛い
遙か3の望美は無双可愛い
グリムのヘンリエッタは幼女可愛い
死神の小夜はまだよくわかんないけど、見た目可愛い設定
354名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 06:47:54 ID:WajLxPeN
ブスの嫉妬醜いです
355名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 16:34:05 ID:d4jJBpGm
>>352
鏡見てから言いなよ
356名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 16:55:59 ID:lD1RPuXz
「じゃあ脱がせば?」

これはエロパロ的に美味しいのでは
357名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 11:01:59 ID:/gaeADLb
じゃあ脱がしていいんだなって凄まれたら大人しくぬぐよ

さあつぎは、赤ずきんと迷いの森のビッチ女だ。自慰指南され男に跨り咥えてさわられまくる
COOL-Bの画像だけで男向けでもいけそう
358名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 09:19:11 ID:SyAy4yQ7
つまんね
359名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 20:48:45 ID:nMTE3pdT
去年10月から投下がないw
360名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 21:17:09 ID:UMzQyHbr
約4か月の間にクリスマスとかバレンタインとかSSによさげな
行事はあったんだけどねえ…
残念ながら全然ネタが思い浮かばなかったよ
361名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 13:40:16.96 ID:S0Mng/e4
なんで過疎ってんの!
ホモでもいいから投下してよ!!
362名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 17:19:36.52 ID:b/kj8XrW
乙女ゲー始めたばっかなんだけど、
エロパロ作品でも攻略対象相手が多いのかな?
ヒロイン陵辱とか輪姦とかは好まない人が多いのかな
363名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 18:27:54.88 ID:3krLAekL
男性向けに比べると特殊嗜好控えめで和姦好きが多い気はする
まあ何を書くかは職人の自由なんだし、>>1にあるように注意書きさえあれば自分は気にしない
微妙にスレチだけどネオロマスレがあったころは遙かとか結構きわどいネタもあったし
需要ゼロってわけではないと思う
364名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 20:16:41.65 ID:S0Mng/e4
ホモ頼む
365名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 22:43:55.94 ID:6dLx0w7z
うんうん
っていらねーよばかー!
366名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 00:19:38.40 ID:vzgqWfX3
>>362
どっちも全然アリだなあ
注意書きさえあれば大丈夫だろうし、読みたいw
367名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 19:16:57.88 ID:DqR46b2n
>>365
なんでホモだめなの?
ホモ差別なの?
368名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 21:41:06.33 ID:AF9WmSc1
>>367
ぶっちゃけここじゃ板違い
同性愛や801専用の板があるだろう
369名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 23:15:19.38 ID:FXxTKKW4
ageてるしただの荒らしだろ
370名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 14:12:19.36 ID:23aJX/Pj
なんで常に荒れてるんだ
371名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 23:27:09.13 ID:wK95/aHO
そんなの今までの流れ読んで自分で察してください
わからないなら黙って放置
372名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 00:08:05.85 ID:D5xIzbrq
そうそう
ホモ嫌いのアホのせいだよね!

肛門性交最高!!
373名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 00:16:30.93 ID:3ai7u0ar
男たるものお互いのちんぽをしゃぶり倒すことは当然として
ちんぽの先にうんこがべったり付着するくらい野郎のケツにぶち込み
お互いのうんこを貪り喰うくらいでないとダメだ。
374名無しさん@ピンキー:2011/03/05(土) 12:36:12.85 ID:D5xIzbrq
男の脱糞はエロいと思います
375名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 13:04:15.92 ID:hu3Flk37
ブリブリ
376名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 13:18:07.78 ID:gMWxmjCg
ネオロマンスの方、落ちたの??投下しようと思ったんだが
377名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 13:42:12.97 ID:BLVDFfgE
だいぶ前にな
378名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 07:55:55.67 ID:n4Et2T8Y
新しいスレを立てた方がいいのかな?
どれくらい投下が来るか分からないけど
379名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 11:32:19.32 ID:/fRzXNVb
新しいスレ立てないで、ここでいいんじゃない?
380名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 14:32:20.89 ID:khfDvkVn
投下歓迎
381名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 00:42:31.42 ID:eq0GqAMO
>>376は他のスレに投下したのかな?
 
単なる釣りだったのなら悲しい…
382名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 00:58:44.46 ID:ls9H2Qr4
なんで釣りとか言うかなぁ
>>381こそ釣りだったのなら悲しいわ
383名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 01:39:54.50 ID:TXAU0FeG
んなことよりホモスカトロまだか?
釣りは許さん
男が男の糞食べるやつ頼むわ
384名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 01:44:36.44 ID:TXAU0FeG
クソスレ救うにはホモが必要不可欠だろ?
しかもスカだったら最高だろ?
385名無しさん@ピンキー:2011/03/26(土) 16:11:53.88 ID:ZALjMAgA
フェイバリットディアシリーズでエロパロ 2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1300681575/

来て!!
386名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 23:24:58.80 ID:twxTny90
ここってモバゲーはいいの?
牡丹ノ庭とかさ
387名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 19:57:42.00 ID:pKrSsRpv
乙女ゲーなら何でもいいよ
388名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 00:02:57.34 ID:gR/CXf2K
保守
389名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 15:45:40.72 ID:EDBSS1x+
華ヤカものが読みたい
390名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 23:13:06.11 ID:hz9wySdy
自分で書きな。
391名無しさん@ピンキー:2011/04/20(水) 14:30:06.27 ID:WcTmHnnU
保守
392名無しさん@ピンキー:2011/04/25(月) 09:48:00.62 ID:v1OLTdgI
きたねぇ爪だな
393名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 14:48:07.55 ID:R2cPyXrj
ああん?
394名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 21:40:36.67 ID:ZuUBYgXs
ワロタ
395名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 22:02:42.49 ID:c6EAb/TH
まだあったのかw
とっくに潰れると思った
396名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 00:27:13.69 ID:3q9FOytO
ちょっと質問したいんですが…作品を投下する時はageた方がいいんですか?
397名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 00:51:22.26 ID:XYRijEUA
sageた方がいいよ
398名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 00:53:05.58 ID:XYRijEUA
ageると荒らしに目付けられるからね
399琉耶×菜々美:2011/05/04(水) 08:27:17.35 ID:3q9FOytO
親切に質問に答えて下さってありがとうございます。
以前このスレでひめひび続!二学期の琉耶×菜々美を投下させて頂いた者です

また同じ作品でカップリングも同じですが、一年ぶりに投下させて頂きます。

タイトル名は「予期せぬ出来事」
監禁、自慰、フェラがあります。
前と変わらず携帯で投下しているので読みづらいかも知れません。
では、投下させて頂きます。
400予期せぬ出来事1:2011/05/04(水) 08:29:17.85 ID:3q9FOytO
予期せぬ出来事

夕暮れが差し掛かる時間
買物帰りの一人の青年が店の前の壁に貼られてる一枚の貼紙を見ていた。

貼紙の内容は9月27日に失踪した女の子の情報を求めるものだった。

女の子の特徴はストレートのロングヘアー、眼は真ん丸で鼻と口は小さくバランス良く整っている。

普段は優しく大人しい女の子。
名前は……上河菜々美

いくら捜しても無駄だよ…お兄さん
彼女はもう俺のモノになったんだから……

青年は心の中でそう呟いた。

貼紙の内容を見終えた買物帰りの青年はその場から立ち去り、微かに口元を歪ませた様に見えた。

プルルル……
携帯電話が着信音が鳴り響く
「チッ……」
買物帰りの青年は舌打ちした後、不機嫌そうに電話に出る。
「もしもし、一体なんの用事?彼女なら相変わらず俺の所に居るよ」
「大丈夫、今はすっかり彼女も俺の用意した場所に慣れてる……」

「それより今は大事な時期だろう、俺なんかに電話しててもいいの?」

「あんたに言われなくても俺は彼女を離す気はない……じゃあ電池が勿体ないから、そろそろ切るよ。」

そう言うと買物帰りの青年は相手からの電話を一方的に切り罵った。

「ったく、クズが…いちいち不愉快でうたぐり深い奴だ…!」
電話の相手は彼の父である直村洋介。
直村コンツェルンの重鎮であり天城寺学園の元副理事長でもある人物だ。

買物帰りの青年の名は直村琉耶。

天城寺学園の元生徒会副会長だったが
共学反対派の実行犯役を父親である直村洋介から任されてた。

学園を共学にしようと努力してた最初の女生徒、相崎恋の邪魔をした琉耶の罪が暴かれ命令した父親と一緒に学園から追放されたのだ。

その後刑事裁判にかけられそうになった琉耶。
だが父親が懇意の政治家から警察に圧力を掛けて阻止する。

そして琉耶に利用価値が無いと判断した後、手切れ金一億円を渡して家から追い出してしまう。

なにもかも失って全てに絶望した日々を送ってた琉耶。
そんなある日、琉耶は駅前で天城寺学園の制服を着た見知らぬ女子に興味を持つ。
その見知らぬ女生徒が上河菜々美−−琉耶が愛してやまないあまりに監禁した女の子である。

買物を終えた琉耶は今、彼女を監禁した部屋に帰る途中なのだ。
401予期せぬ出来事2:2011/05/04(水) 08:34:42.64 ID:3q9FOytO
菜々美を監禁している部屋に帰ってきた琉耶は、買って置いた物を机に置き彼女が居る部屋に入ろうとした

「はぁ…ん…あぁっ、もっと…」

菜々美の乱れた息遣いと声がドアの隙間から聞こえてくる。

この部屋には俺以外は絶対に出入り出来ないはず……
それなのに彼女は一体何をしているんだ?

心の中で疑問に思うと彼女に気付かれない様にそっとドアを開けた。
その表情は凍り付く様に冷たく鋭く変わってた。

「あぁっ…!はぁ、はぁはぁ……」

乱れた息遣いと声が更にはっきりと聞こえて来る。
同時に琉耶が抱いた疑問も解けた

「ねぇ、君は一体なにをしているの?」

琉耶が声を掛けると菜々美はビクッと反応し今している行為を止めて、恐る恐るその声がした方を向いた。

「……あっ、りゅ、琉耶くん…私、私…」

あまりの恥ずかしさで今にも泣き出しそうな声になる菜々美。

「なにをしてたのか言ってごらん?……怒らないから。」

反対に琉耶は嬉しそうに何をしてたのか菜々美に問いただす。

「……ニー…してたの…」

一部始終とはいえ見られた恥ずかしさで小声になる。

「え…聞こえないなぁ、誰の事を思ってナニをしてたのか…はっきりと俺に聞こえる様に言ってくれないか?」

わざと聞こえないフリをする上にさりげなく質問を増やす琉耶。

「り、琉耶くんに…抱かれる事を思って…してました、オナニーを…」

彼女は羞恥のあまり泣き出しそうな顔を赤らめながら自慰告白した。

「ふふっ、正直だね菜々美は…そんなに俺に抱かれたくって堪らなかったんだ。」
402予期せぬ出来事4:2011/05/04(水) 08:41:07.73 ID:3q9FOytO

琉耶はそういうと嬉しそうに彼女に近づき耳元で囁く。

「…じゃあ、今度は俺の目の前でそれをしてみてよ。出来るでしょ?俺を愛してるなら…」

戸惑いと驚きを隠せない彼女を尻目に自慰を要求する琉耶。

「……わかりました…。」

琉耶に心も身体も捕われてる故か菜々美には断ることが出来ない。

茂みに覆われた秘部に自分の指を侵入させる。

「んっ…」

クチュクチュといやらしい水音を起こしながら侵入させた指を掻き回す。

「あぁ…はぁ、はぁ…」

秘部にある蕾も刺激する荒い息遣いがより乱れてくる…。

「あっん、はぁん…いい…」

秘部を掻き回す頻度と蕾を刺激する頻度が速くなると同時に羞恥に乱れる表情。

琉耶によって彼の目の前で自慰をしてる…
その事実がよりいっそう身体を火照らせ絶頂へと駆け巡らせる。

「ンッあぁっ、もうダメ…イッちゃう…!」

ビクンっと身体を跳ねらす菜々美の様子を琉耶はただ嬉しそうに眺めてた。
403予期せぬ出来事4:2011/05/04(水) 08:43:26.06 ID:3q9FOytO

「よく頑張ったね…でもまさか君がそんな事をするとは予想外だったよ。」

自慰で絶頂に達した菜々美の頭を優しく撫でる。


「急にどうしても我慢できなくて、気がついたら…あ、あの…琉耶くんはしないんですか…?」

恐る恐る琉耶に自慰の事を質問する菜々美に琉耶は答える。

「俺…?俺は菜々美、君が居るからそんな事をする必要は無い。」

そう答えたあと服を脱ぎだして菜々美の唇にキスをする。

「…んっ………」

自慰で迎える快感とは段違いの味に酔いしれる菜々美。

「さっき自分の手で絶頂したのに君の身体は満足してないんだね…」

彼女の耳元で吐息を混じらせながら甘く囁く琉耶

「ひゃあ…ち、違い…アッ…」

「ククッ、違わないみたいだよ?君の下の方は…」

抵抗させる間もなく自らの手で濡れさせた秘部と蕾を今度は琉耶の手によって刺激される。

「さっき見た限りだと此処が一番感じてたみたいだね?」

「アァッ!や、やめ…」

さっきの自慰を眺めた時に気付いた彼女の感じ易い部分を更に強く刺激する

「ま、また…きちゃう琉耶くんの手で……イッちゃうよ!アァンッ!」

「やっぱり俺の手でイカした方が君はいい声で鳴いてくれる
さっきよりも艶やかでそそる声だ…」
404予期せぬ出来事5:2011/05/04(水) 08:50:33.89 ID:3q9FOytO
返す言葉もなくただ物欲しげに潤んだ瞳で琉耶を見詰める菜々美。

「その前に君が俺にすることがあるでしょ?」

その言葉に静かに頷くと菜々美はそそり立つ琉耶の陰茎を手で包み込みそして口で奉仕する。

「…そう、君は本当によくわかってる。」

赤く可愛いらしい舌を使いながら自分の陰茎を一緒懸命に奉仕している菜々美が堪らなく愛しい。

それと同時に彼女の口の中で琉耶の陰茎がますます固く大きくなっていく。

「…ッそろそろ、出るよ」

琉耶の言葉を合図にドクンッと菜々美の口の中に精液が注がれる。

広がる精液の苦味に耐えながら注がれたそれを全て飲み込む。

「随分上手くなったね、最初の頃は飲みきれなくてよく顔に掛かってたのに。」

精液を注いだ陰茎を引き抜かれた菜々美の口からは何も語れない
ただ潤んだ瞳で琉耶になにか求めている。

「俺にナニをして欲しいか自分の口で言ってごらん。」

そんな菜々美を見てニコッと微笑みながら意地悪そうに問い掛ける琉耶。

「…り、琉耶くんと一つになりたい…です。私のこと激しく抱いてください…。」
「ふふっよく言えたね…。」
405予期せぬ出来事6:2011/05/04(水) 08:51:43.72 ID:3q9FOytO
何とか口を動かし恥ずかしそうに答える菜々美

琉耶は嬉しそうに再びそそり立った陰茎を愛液で十分に潤った彼女の秘部に宛てがう。

陰茎はズブズブと肉壁を掻き分けあっという間に奥にまで入り込む。

「ああっ…」

待ち望んでた挿入に声が漏れる
結合された秘部からは更に愛液が溢れ出しそして肉壁がキュッと絞まる。

「くっ…相変わらずキツイけど暖かくて気持ちいい…動くよ。」

グチュグチュといやらしい水音と立てながら最奥を突かれ掻き回される。

「はぁ…琉耶く…ん、もっと……」

「最初抱いた頃はあんなに痛そうにしてたのに。
今はすっかり順応してるね…いや、淫乱になったのかな?」

「ち…違います…。り、琉耶くんが私を…あぁンッ!」

菜々美の言葉を封じ込むかのように更に激しく最奥を突く琉耶。

「でもいいか、その可愛いらしく喘ぐ声も淫らで艶やかな表情も全て俺だけのモノだから…。」

私はもう琉耶くんからは逃れる事は出来ない…
その言葉を聞いた菜々美は改めてその事実を思い知る。

「あぁ、琉耶くん…私もう…」

「そろそろイクのかい?なら一緒にイッちゃおう…」
琉耶の問いにコクんと頷くとそれを合図に菜々美の膣内に熱い愛欲が注がれた

お互いに感じあい恍惚に溶け合い絶頂に達する

私はもう、琉耶くん無しではいきれない……

一人で自慰をする時では決して味わえない快感を琉耶と一緒に味わいながら菜々美は強く思った
406予期せぬ出来事7:2011/05/04(水) 08:54:48.96 ID:3q9FOytO
お互いの愛欲を貪り終えた後、菜々美は琉耶の胸の中に居た

夢心地なのか表情はとろんとしてただ胸の中でしがみつく様にしている。

そんな菜々美に琉耶は語りかける

「ねぇ、菜々美…」

黙ってはいたがピクッと微かに反応する菜々美、構わずに話を進める琉耶

「さっき外出した時に君の為に紅茶とお菓子を買ったんだ、後で一緒に食べよう。」

とろんとした視線で琉耶を見つめた後コクんと微かに頷く。

「ありがとう、君は本当に愛しくてしょうがない。その表情も可愛いくて綺麗だよ…。」

最近になって見せる様になったとろんとした表情
それは琉耶が菜々美をひたすら愛で続けた結果だった。

特に今回は身体を気遣かって、抱くのを少し止めてたのと何回も絶頂に達した為か夢見心地が長い様だ。

「俺に抱かれるのを想像しながら自慰行動を起こすなんて嬉しいよ…
それだけ君が俺のことを求めていたんだから。」

最初は兄や友人、学園の人達の事も思ってた。

だけど琉耶の手によって抱かれては優しく愛撫され甘く囁かれる
そして快楽を覚えれば覚える程
次第に外に出たいという気持ちが薄れ、心と身体が琉耶だけを求め続ける様になって来た。

「でも一人でするより俺と一緒の方がずっと良かっただろ?」

とろんとした瞳を潤ませながらまた頷く

「ふふっ、そうだろうね。俺が君なしではいられないのと同じ様に君も俺なしではいられない…。」

髪の毛を撫でたあと優しくキスをする
そして彼女に甘く囁く様に言った
「ああ…愛しいよ、菜々美。これからもずーっとこの鳥かごの中で君を愛で続けるよ…。」

琉耶くんの言う通りだ、私はもうこの人なしではいられない…
離れることなんて出来ないよ…

とろける様な意識の中で菜々美はそう痛感した
そして琉耶と一緒に眠りの中に墜ちて行った。
407名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 09:23:36.96 ID:3q9FOytO
おしまいです
思った以上に長文で疲れました…。
それでも読んで貰えたら幸いです。
そしてまた以前の様に職人さん達の投下を楽しみに待っています。
もちろん始めて投下する人も歓迎しますよ
投下するのはメジャーな乙女ゲーやマイナーな乙女ゲー…
乙女ゲーならなんでも良いんです。
>>1をちゃんと守って作品に対する愛があればOKと思います。
408名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 16:59:31.25 ID:gYsk2Zay
GJ
409名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 17:04:50.18 ID:SqRxi9RR
>>407
何でそんなに上から目線なんだか
410名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 19:31:31.83 ID:vmNY7Foy
乙乙
411名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 01:16:04.97 ID:lTz4OqnJ
乙だがその後書きはいらん
412名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 06:04:05.11 ID:L1XgfLu8
>>407
乙っす

グッドと冊子のグッド後も好きなので
もし暇があれば書いてください
413名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 16:51:13.55 ID:2U1mG+iR
>もちろん始めて投下する人も歓迎しますよ

偉そうに言うなら誤字は直しておけ
414名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 01:42:22.65 ID:qII3KXRD
過去にこの板にあったネオロマスレは、
PINK難民の方に投下した小説と投下者の悪口を言うスレがあったけど。
この乙女ゲースレにはそういう陰口スレはないの?
415名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 13:09:20.07 ID:94HfIMWB
こんな過疎スレには必要ないでしょ

半年以上も投下なかったんだし
416名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 13:17:27.49 ID:YKWpV1xY
女向ゲー一般板でここの陰口叩いてるのを見たよ
乙女ゲーマーは民度の低いガキばかりだからね
417名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 14:20:49.10 ID:9F4y0q65
自分で書いたくせになにを言ってるの
418名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 16:37:01.29 ID:qII3KXRD
また陰口スレ復活して欲しいな。
エロパロ作品読むより陰口言ってる方が楽しいもんw
419名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 17:06:49.66 ID:m9fVy65q
>>418
自分で立てて好きなだけ書き込めば良いじゃないw
420名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 19:29:26.71 ID:94HfIMWB
これだからネオロマ厨は
アホ
421名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 20:27:38.05 ID:Rv7nVZmf
馬鹿
422名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 00:58:43.21 ID:q7TpIrjo
厨女の隔離スレ
423琉耶×菜々美:2011/05/19(木) 23:29:57.92 ID:VLLGsHv7
なんとか作品投下したかったので、またひめひび続!二学期を投下をさせていただきます。
同じカップリングですが今度はGOODエンド後の二人です。
424胡桃とカモミール1:2011/05/19(木) 23:32:05.78 ID:VLLGsHv7
胡桃とカモミール



とある一室、そこにはテーブルとベッドが置いてある。
テーブルの上には胡桃のクッキーとカモミールティーが置いてある。
そして大きめのパジャマに身を包んだ一人の女の子が居た。

「あーあ、失敗しちゃったな…」
そう一人で呟いたあとカモミールティーを口に含む

せっかく琉耶くんが家に招待してくれたのに、こんな事になるなんて…

彼女の名前は上河菜々美
今日は琉耶が家でデートの約束をしていて今は琉耶の家に居る。

それがどうしてパジャマの姿なのか?

琉耶との待ち合わせの時間と場所には行けた、本人とも合流出来た。

が、家に行く道中で急に雨が降り出して来たのだ。
そして琉耶の家の玄関前で転んでしまう。

彼の為に用意した手作りお菓子…胡桃のクッキーは守り抜いた
しかし転んだ先には水溜まりがあったので服の方が汚れてしまったのだ。

その後、汚れてしまった服と身体を洗う為に洗濯機と乾燥機、シャワーも使わせて貰う。

その際、用意して貰った着替えが彼…琉耶のパジャマだった。

どうやら他に替えの服がなかったらしい。
425胡桃とカモミール2:2011/05/19(木) 23:33:39.52 ID:VLLGsHv7
あの時の琉耶くん苦笑いしてたよね…

一連のやり取りを思い出しながら、ぼんやりと窓を眺める。
外はまだ雨が激しく降っていた。

雨なんて降らないで欲しかった
琉耶くんに迷惑かけちゃうしせっかく作ったクッキーも少し割れちゃった…。

窓に向けてた視線をクッキーの方に向ける

「クッキー割れちゃったけど、琉耶くん美味しいって言ってくれるかな。」

そうは言ってはみたもの帰りたいという気持ちもあった。
お洒落をした服は転んで汚れるわ、洗濯機や乾燥機シャワーまで使わせて貰ってる

迷惑を掛けに此処に来たんじゃない…

だけど服はまだ洗濯と乾燥の途中、琉耶もその間にシャワーを浴びてる最中だ

何よりパジャマを着た状態の上に家に招待してくれた本人に黙って帰る訳にも行かなかった。

琉耶くんのパジャマ、大きいな…

部屋にあるベッドに視線を向けるとテーブルの側から離れベッドに腰を降ろした。

いつもこのパジャマを着てこのベッドで眠ってるんだよね…

そう思ったら少しだけ胸が高まってきた

……………………
426胡桃とカモミール3:2011/05/19(木) 23:40:30.96 ID:VLLGsHv7

その時だった、ガチャと部屋のドアが開いた。

「俺のベッドの上で何をしているのかな?」

シャワーを浴び終えた琉耶が部屋に戻って来たのだ。
「えっ!?あ、ご…ごめんなさいっ!私、そんなつもりじゃあ…」

「ふふっ、いいよ別にベッドに居ても。ただ座ってただけだろう?」

顔を赤く染めて慌ててベッドから離れようとする菜々美。
そんな彼女の様子を見て隣に座る琉耶

「どうしたの?顔が赤いよ。」

「な、なんでもないです!」
不思議そうに菜々美の顔を覗き込む琉耶。

視線が合いますます顔が赤く染まって行く。

「………なにか、考えてた?」

「えっ…」

「例えばさ、俺がこのベッドでいつも寝てるのかな…とかさ。」

「……はい。で、でも変な意味はありませんよ。」

「変な意味ってどういう?」
悪戯っぽく質問する琉耶。

「どうって…そうだ!服がもう乾いてるかも知れません…」

質問から逃れようとする菜々美を引き止める。

「ごまかさないで、俺の質問に答えて。」

真っ直ぐ菜々美を見つめる琉耶。

「…本当に変な意味はありませんよ。」

思わず出た言葉なのでそう答える事しか出来ない。

「だと思った。俺のベッドの上で赤くなってる君を見たら、ちょっとからかいたくなったんだ。」

その言葉を聞いた瞬間、少しむくれ顔になる

「もう、琉耶くんってば、からかわないで下さい…」
427胡桃とカモミール4:2011/05/19(木) 23:41:31.07 ID:VLLGsHv7
気を取り直して服を取りに行こうとベッドから離れ部屋から出ようとする。

「待って、菜々美。」

「えっ…」

引き止める声がしたので振り向こうとした瞬間、後ろから包み込まれる様に抱きしめられてた。

「まだ時間はある、だから行かないで…一緒に居てほしい。」

抱きしめられながら耳元で囁かれる。

「でも私、この格好のままじゃあ…」

「構わないよ、俺のパジャマを着たままでも。」

耳元からは吐息雑じりの声、後ろからは体温が伝わるのを感じる。

それと同時に収まりかけた胸の鼓動も高くなっていく。

「………はい。」

それしか答えられなかった。

「ありがとう、菜々美。じゃあ戻ろうか。」
428胡桃とカモミール5:2011/05/19(木) 23:43:13.77 ID:VLLGsHv7
それからまたベッドに腰を降ろす二人。

会話をするわけでもなく沈黙が流れる

まるでこの部屋だけ時間が止まってしまった錯覚を感じる。

「ねえ、菜々美…」

そんな沈黙を破る様に琉耶が口を開く

「俺のパジャマの着心地はどう?」

「ぶかぶかですが…とても暖かいです。」

少し照れながらも素直に答える菜々美

「そう、じゃあ俺が君を抱くのとそのパジャマどっちが暖かいと思う?」

「り、琉耶くんなにを…」

「俺の質問に答えてほしいんだけど?」

「そ、それは…あの、琉耶くんの方が暖かいかと…」
「ふーん、そうなんだ。それじゃあ、本当にそうなのか試してみる…?」

「試してみるって、えっ…?」

次の瞬間ベッドの上に押し倒される菜々美

「きゃっ、いきなりなにを…!?」

「こういうこと。」

冗談交じりに感じる言葉とは裏腹に琉耶の眼差しは真剣だった

「琉耶…くん」

同じシャンプーを使ったハズなのに彼からは蠱惑的な香りが漂ってる気がする

「菜々美…」

心なしか動き出す唇は艶っぽく、そこから出される声はさっきよりも甘く優しく響く

「私、相手が琉耶くんなら構わない…です」

潤いを帯びた眼差しで見つめ返す菜々美

「本当に?君を汚すことになるよ、それでも…いいの?」

「はい、琉耶くんになら…琉耶くんだから…んっ…」
震える唇から発せられる先の言葉はキスで塞がれた

ありがとう、好きだよ菜々美…

琉耶からのキスにはその言葉が含まれた気がした。
429胡桃とカモミール6:2011/05/19(木) 23:46:30.96 ID:VLLGsHv7
甘いキスのあと琉耶は彼女が着ているパジャマを脱がしていく

下着姿で組み敷かれて恥じらう菜々美
彼女が見上げる視線の先には衣服を脱いだ琉耶が居た

「菜々美、これからどうなるのか怖い…?」
下着に手を掛けながら語る琉耶
「はい、始めての事ですから…あ…」
ブラが外され豊満で白い胸が露出される。
「…思った以上に大きな胸だね」
今度は下も脱がされ茂みに覆われた恥丘が露出する。
「どうしたの、恥ずかしくて喋れない?」

恥じらいの表情を浮かべ黙って頷く菜々美。

「俺も同じだよ、始めてで恥ずかしくて…色んな気持ちがないまぜになってる。でも君を悪い様には…んっ…。」

さっきとは逆に菜々美から琉耶にキスをする。
彼女の気持ちに応じる様に口内に舌を入れて重ね合う。
深いキスのあと今度は菜々美の耳たぶをあまがみする。

「きゃっ…そこは…」

「やっぱ此処、弱っかたんだ…」

そう耳元で囁いた後、ふぅと息を軽く吹き付ける。

「琉耶くん、擽った…っ…」
今度は胸を揉まれながらその先にある蕾を刺激される
「痛かった?可愛いらしくて柔らかいからつい…」

「あ…だ、大丈夫です…」

そんな会話やり取りがあっても琉耶の手は止まらない
430胡桃とカモミール7:2011/05/19(木) 23:47:20.10 ID:VLLGsHv7
さっきよりも更に顔と身体が赤く熱くなっていく

胸の刺激が止んだと思ったら次は下の茂みに手を伸ばす

じっとりと潤いを帯びた割れ目に侵入してそこに有る小さな突起物を刺激される
「あ…」

誰にも触られた事のないそこを刺激されビクンッと身体が敏感に反応する

同時に秘部からの潤いもますます帯びていく

「……此処も君が感じる弱い箇所なんだね」

ある程度、突起物を刺激すると指は更に奥へと侵入して来る。
「あぁ…」

それと同時に声が自然と漏れる頭の奥もジンジンしてくる
侵入にしてくる指が増える程クチュクチュといやらしい水音が部屋に響く

「このいやらしい音、君の身体から聞こえるね…」

否定は出来ない、始めて味わう快感にただ堪えるしか出来ない

「ひあっ…」

また突起物を刺激される
「そ、そこは…だめ、あぁんっ!」

身体が軽い絶頂を覚えると愛液で濡れた指が引き抜かれる

乱れた長い髪に潤いを帯びた表情、荒い息遣い

そんな菜々美を見て思わず首筋に噛み付くようなキスをして後を残す

「始めて見るね、その表情…」

秘部に硬いモノが当たる

「そろそろ、君の中に入れるよ…」

「…はい、琉耶くん…」
431胡桃とカモミール8:2011/05/19(木) 23:49:10.20 ID:VLLGsHv7


琉耶の男根が十分に潤いを帯びた菜々美の秘部に挿入にされる

「んっ…」

男根がゆっくりと膣内を進む度に菜々美の表情が苦しげに映る。

「大丈夫?菜々美…」

心配する琉耶、コクんと首を縦に振る

構わないで続けて欲しい

苦しげな表情ではあるが潤んだ瞳がそう語ってた

「君の中、とても気持ちいい…それじゃあ動くよ」

菜々美の中で琉耶の男根が動き出す。

「は…あっん」

突かれる度に艶めかしい仕種と声が漏れていく

結合部からはグチュグチュといやらしい音がする

それらの要素がだんだんお互いの理性を解かしていく
「菜々美…」

自分の手で乱れていく彼女の名前を呼ぶ

「我慢しなくいいよ…もっと俺を求めてよ…」

涙を浮かべる瞳の付近にキスをする

「あ…り、琉耶…くん…」

それに応える様に琉耶の背中にギュッと腕を掛ける

無我夢中に最奥を激しく突かれる

「あぁ、琉耶くん…好き…んんっ」

菜々美がその言葉を口にした途端キスで塞がれる
思わず背中に掛けた腕に力を込めてしまう

絶頂が近づいてるがキスで塞がれ口にする事は出来ない

けど言葉は要らなかった
真っ白になる最中、菜々美の子宮内にドクンッと熱いモノが注がれ満たされた瞬間
お互いが絶頂に達した事がわかったのだから
432胡桃とカモミール9:2011/05/19(木) 23:50:26.90 ID:VLLGsHv7
情事を終えた二人はベッドの中に居た

菜々美は琉耶の腕の中でスヤスヤと寝息を立てていた

その表情は愛らしくとても穏やかだった


そんな菜々美を優しく見守るように見つめる琉耶

「ん…」

菜々美の眼が覚める

「琉耶くん…」

「眼が覚めたみたいだね。」
「すみません、眠ってしまって…」

「構わないよ、可愛い寝顔が見れたし」

髪の毛を優しく撫でた後、首筋に手を置きキスマークの部分をそっとなぞる

「キスマーク、残しちゃったね…痛くない?」

「はい、痛みはありません。琉耶くんの方は…?」

「俺の方は大丈夫、ちょっと背中に引っ掻き傷を付けられちゃったけど」

「えっ…!?ご、ごめんなさい!私、そんなつもりじゃ…」

あわてふためく菜々美、まさか背中に傷を付けてるとは思わなかったのだ。

「いいよ、別に謝らなくても。俺も君にキスマークを付けたんだし、おあいこだよ。」

悪戯っぽく笑う琉耶。

「琉耶くん、あの…」

「なあに?菜々美。」

「琉耶くんに…抱かれて凄く良かったです」

恥ずかしそうに思いを打ち明ける菜々美

その言葉を聞いて嬉しそうにする琉耶

「………ありがとう。俺も君を抱くことが出来て、凄く良かったよ。菜々美」

そして菜々美の額に労いのキスをする

「もう少ししたら、君が焼いてくれた胡桃のクッキー食べさせて貰うよ。」

「…はい、口に合うかどうかわかりませんが…。」

そんな会話を交わしながら二人は再びベッドの中で身を沈めた。
433胡桃とカモミール10:2011/05/19(木) 23:53:34.32 ID:VLLGsHv7
それから二人は着替えてテーブルの前に座ってた

テーブル上には菜々美が焼いた胡桃のクッキーと入れ直したカモミールティーが置いてあった。

「琉耶くん、どうですか?クッキー美味しいですか。」

クッキーを食べてる琉耶に感想を求める菜々美。

「うん、美味しい。胡桃の香りが広がって凄く美味しいよ。」

「そう言って貰えると、嬉しいです。」

良い感想を貰って喜びの表情を浮かべる菜々美。

「ねぇ、菜々美。」

「はい、なんですか?琉耶くん。」

「眼を閉じて口を開けて。」
「えっ、どうしてですか?」
いきなりの要望に戸惑う菜々美

「俺から君にクッキーを食べさせたくなっちゃったから、だから眼を閉じて口を開いて。」

戸惑う菜々美の問いに嬉しそうに答える琉耶。

「わ、わかりました…。」

要望通りに眼を閉じて口を開く
434胡桃とカモミール11:2011/05/19(木) 23:55:02.88 ID:VLLGsHv7
そうして待っている菜々美に少しの間が開く

そして次の瞬間

えっ…!?

琉耶にキスされた…いや、正確には口移しで胡桃のクッキーを食べさせられたのだ。

クッキーの甘い匂いと胡桃の香りが口の中に広がっていく

確かに美味しい…が、いきなりの不意打ちで顔が真っ赤になる

口移しでクッキーを味わった後、カモミールティーをグイッと飲み干す。

「琉耶くん、な、なにをするんですか!?」

「なに…って、君にクッキーを食べさせてあげたの。」

あわてふためく菜々美と逆に平然と答える琉耶

「アハハ…それよりさクッキー、美味しかったでしょ?」

「わ、笑わないで下さい…琉耶くんの言う通り美味しかったです。………自分で味見した時よりも…」

恥ずかしそうに素直な感想を述べる菜々美。

しかし言うつもりもなかった言葉も無意識の内に口にしてしまう。

「ゴメンゴメン、そっかぁ…君は俺が口移しした時の方がクッキーを美味しく感じるんだ。」

その言葉を聞き逃さずに嬉しそうにする琉耶。

「あっ…!」

しまった!という顔をする菜々美

「…本当に今日は色んな君が見れて楽しいよ。」

「…私も同じ気持ちです、琉耶くん」

お互い笑顔で見つめ合うと二人はもう一度キスを交わしてた。
435名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 23:57:50.11 ID:VLLGsHv7
おしまい。

投下作品のタイトルは胡桃とカモミールでお願いします。
長くなりましたが読んで頂ければ幸いです。
436名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 12:42:24.28 ID:s27H/cEh
保守
437名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 16:30:42.23 ID:tlGiLpve
投下乙、gj
お節介なようだけど、改行の仕方を変えたほうがいいかも
空白行が多くてちょっと読みにくいかな
438名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 17:09:21.74 ID:bkTWsZeA
乙!
439名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 21:21:30.03 ID:YFmJSxYI
投下おつ〜
440名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 13:48:08.75 ID:jMMxZnPI
保守
441名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:32:16.62 ID:LLxkbm6F
今更、幕末恋華は需要ないかな
442名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:53:55.26 ID:cPyWM8i9
「蝶の毒 華の鎖」

真島バッドエンド後の真島×百合子を投下させていただきます。
長文です。

※盛大なネタバレにつき、プレイ前の方はご注意ください。

NGワードは『上海夜曲』です。
よろしくお願いします。
443名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 21:56:16.72 ID:cPyWM8i9
>>441
横から入る形になってしまってすみません。
スレを更新してませんでした。

需要ありますので、ぜひお願いいたします。
本当にすみませんでした。
444真島×百合子 「上海夜曲」(1):2011/06/04(土) 22:11:03.57 ID:cPyWM8i9

「ふう……」

白いバルコニイの柵に浅く腰掛けると、百合子はゆっくりと息を吐いた。
僅かに潮の香りのする新鮮な空気を吸い込むと、ピンと張り詰めていた気がゆるむのを感じる。

この三階建ての邸宅からは、黄浦江がよく見えた。
月の光に小船の白い帆がゆらゆら浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出している。
広い海に浮かぶ頼りなげなその帆船を見て、百合子はまるで自分のようだと思った。

真島に連れられて日本から遠く離れたここ、上海までやってきた。
いや、連れられ、というのは違うかもしれない。
百合子が連れて行って、と言ったのを彼は叶えてくれただけだ。

真島はそれ以来、百合子をとても大切に扱ってくれている。
それは彼女にもはっきり分かっていた。

事実、真島はいつも決まって百合子を大切な商談の場へと伴った。
今日も表向きは英国人の貿易商の夜会に招かれた形だが、
その実、真島は裏で招かれた商人達と大規模な阿片売買の密約を交わしているのだ。
上海に彼女が来てからずっと、真島はいつも重要な取引の場に百合子を伴った。
……大切な、家族として。

百合子は、確かに真島の家族になりたかった。
だがそれは彼の妻になりたかったのであって、妹になりたかったのではない。
けれど、それは自分のもくろみが外れただけだ、と今の百合子は分かっていた。
彼の肉親への情を、あのときの自分が勝手に異性への情と勘違いしただけなのだ。

「馬鹿ね……」

百合子は寂しそうにぽつりとつぶやいた。
長いまつげに縁取られた瞳が、夜の海のように潤む。
家族を捨て、身分を捨て、それまでの安穏とした生活すべてを捨てて、身一つで男に付いてきた。
でも、その男は決して自分を異性として愛してくれない。
4452真島×百合子 「上海夜曲」(2):2011/06/04(土) 22:13:34.80 ID:cPyWM8i9
「本当に、馬鹿だわ……」

だが、百合子は真島に惹かれる思いを止められなかった。
……彼が、血を分けた兄と分かっても、なお。

夜ごと彼に抱かれる妓女に焼け付くような嫉妬を覚えながら、百合子はまるでその気持ちを埋める様に、裏で必死になって彼を支えてきた。
自分の代わりはいない。
彼にとって、役に立つのは……彼に必要とされている女は、自分だけなのだと思おうと。
真島に頼まれたのではない。
ただ、彼女は闇の阿片王と呼ばれる真島に対するどんな小さな裏切りも許さなかったし、彼のためには汚いこともやってきた。
それは、ただ百合子が一途に彼を愛しているからだ。
真島に敵対する相手にどんなに冷酷な行動をとっても平気なのは、彼が百合子にとっての世界のすべてだからだった。

けれど今日のように美しい夜は、百合子の心を過去の世界に舞い戻らせた。
借財はあったが、あたたかな家族に囲まれ、幸せに暮らしていた昔の百合子へ。
まだ何も知らず、不安に胸を痛めながらも、真島への恋心を告白をしたあの誕生日の夜へと。

けれど唐突に後ろから伸びてきた手に、一瞬にして百合子のその想いは打ち破られた。

「やっと会えたな……お姫さん」
「……!」

百合子は声にならない声を、慌てて両手で押さえ込んだ。
仕立てのいい黒い背広に身を包んだ偉丈夫。
上海の夜。白い大理石の床に黒い革靴で立っていたのは、斯波だった。

「ずっと、ずっと……あなたを探していた」

興奮にかすれた声が百合子の耳を打つ。

「ずっと……」

むき出しの素肌を捕まれた腕にぐっと力がこもった。
その力に驚いて顔を上げると、彼は泣きたいような笑いたいような複雑な顔をしていた。
446真島×百合子 「上海夜曲」(3):2011/06/04(土) 22:15:27.80 ID:cPyWM8i9
(どうしてこの人が、ここへ?)

百合子は混乱した。
斯波は、最後に会ったときよりも少し痩せているようだった。
だが、百合子をつかんだ指はもう二度と放さない、というように細かく震えながらも強く百合子を捕らえていた。
真島とは違う日に焼けた頑丈な指。
その圧倒的な男の力に、彼女は脅えた。

「放手!(放して!)」

とっさに中国語で話すと、斯波の手から離れようと身をよじる。

「下手な茶番はよせ、お姫さん。姑娘(中国娘)ごっこか?」

陶酔を破られたかのように、斯波は目をしばたたいた。
だが皮肉げな台詞を口にしながらも、決してその手を百合子から放そうとはしない。

「放手!我不知道・是誰(放して!誰よ、あなた)」
「是我。斯波……我找・找得很久(俺だよ、お姫さん……。あなたをずっと、ずっと探してきた)」

感情のこもった声。
その流暢な中国語に百合子は暴れるのをやめ、押し黙った。
これ以上しらばくれるのは無駄だと悟ったのだ。

「……」
「なんだ?もう良いのか?」

可愛い瞳でにらみつける百合子に、やっと余裕を取り戻したのか、斯波はその白い歯をこぼした。

「しかし、相変わらずだな、あなたは……」

うれしさを堪えきれないと言ったように満面の笑みを浮かべて、斯波は百合子を見た。
そして深い夜色の旗袍(チャイナドレス)に包まれた柔腰を抱き寄せると

「いや、ますます魅力的になった」

ぎゅうと力を込めて百合子を抱きしめた。
小さな百合子の体は、すっぽりと斯波に抱きしめられてしまう。
あたたかな腕。
夜気に冷やされた百合子の体を、斯波は力強い腕で包み込んだ。
447真島×百合子 「上海夜曲」(4):2011/06/04(土) 22:19:40.31 ID:cPyWM8i9
「や……」

彼女は必死に斯波の胸を押し返そうとするが、その頑丈そうな胸はびくともしなかった。けれど、百合子のそんな抵抗を気にもとめず、斯波は彼女の首元に首を埋めた。
そして百合子の甘い香りを肺いっぱいに吸い込むと、強い憧れのこもった口調で言った。
「ああ……あなたはまるで美しい蝶だ」

彼のうっとりと吐き出した温かい息が、一本に結い上げて無防備になった首筋の後れ毛を揺らした。
夜会に呼ばれた楽団がせつなく美しい音楽を奏で、室内から漏れるガス灯の光がゆらゆらと二人に光を投げかける。

「探して探して。あなたをずっと追い求めて……やっと捕まえたと思ったら、篭からするりと逃げていく」

男らしく筋ばった指が、百合子の纏っているなめらかな絹衣の上をゆっくりと滑る。
ひんやりとした生地の上を撫でる指に、百合子はまるで火傷しそうなほどの熱さを感じた。
未だ純潔だが、夜ごと違う女をその手に抱く真島を思って枕を濡らす百合子には、刺激が強すぎたのだ。

「だが、もう二度と逃がさない」

斯波の榛色の瞳が決意に強く光った。

「お姫さんは俺のものだ……」

口づけをしようと迫ってくる顔。
燃えるような情熱を秘めた真摯な瞳に、真島から女として拒絶され続けた百合子の心が僅かに揺れた。
だが次に聞こえてきた冷ややかな声に、一瞬にしてそれは元に戻る。
448真島×百合子 「上海夜曲」(5):2011/06/04(土) 22:22:00.29 ID:cPyWM8i9
「おやおや、俺の大切な妹に手を出そうとは、命知らずな馬鹿がいるものですね」

ふたりきりのバルコニイに突如現れた出現者に、斯波は百合子の腰を抱いたまま、ゆっくりと振り返った。
そこには、まるで百合子と対のように黒い中国服を纏った真島が、しなやかな黒豹のようにに立っていた。
腕を組んでたたずむ彼の唇には余裕の笑みが浮かんでいたが、その目の奥には隠しきれない冷たい怒りの炎が燃えていた。

「やはりな、お前か。真島」

確信の篭もった口調で、斯波は短く言った。

「あれ、いつかどこかで見た、馬鹿な成金に似た奴ですね……」

言っていることとは正反対に、さわやかな笑顔で真島は言葉を返した。
だが、その瞳は全く笑っていない。
憤怒の表情こそ表に出さないものの、いつもやわらかな声はまるでいま、氷の様に冷たかった。

「お前が百合子さんをかどかわしたんだな」
「かどかわしたとは、またおかしな事を言いますね。俺は自分の妹をここに一緒に連れてきただけですよ。ねぇ?」

斯波の台詞を馬鹿にしたように笑うと、真島は百合子に向かって首をかしげた。
その所作で、つややかな真島の髪がさらりと音を立てる。

「そうよ、彼を悪く言うのはやめて!私が勝手に付いてきただけなのよ」

呪縛が解けたように、百合子はとっさに真島に駆け寄ろうとしたが、斯波にしっかりと腕を捕まれていて、できない。

「妹……?」

斯波は理解できない、と言ったように眉間に深くしわを寄せると、真島の顔をじっと見た。
449真島×百合子 「上海夜曲」(6):2011/06/04(土) 22:23:22.39 ID:cPyWM8i9
男にしては綺麗に整った優美な顔。
そこに何を見つけたのか、見つけなかったのか

「まぁそんなことはどうでも良い」

すぐに気を取り直したようにさばさばと言った。

「あなたがこの男の妹だろうが、何だろうが、かまわない。俺はお姫さんをここから連れ出す。婚約者と、夫としてな」
「そんなこと、私はぜんぜん望んでないわ!」

百合子は必死に噛みついた。
彼女の望みは真島とずっとずっと一緒にいることだ。
それ以外に、ない。

「だが、あなたはちっとも幸せそうじゃないか。いや、むしろ不幸そうだ」

彼女はその言葉にたじろいだ。
それと同時に、真島の瞳には斯波に対する憎しみの色が浮かんだ。

「あなたに何がわかるんです?」

氷点下にまで下がった冷たい声。
目線だけで人が殺せるなら、斯波はこの瞬間殺されていただろう。
けれど斯波はその視線をものともしなかった。
彼が見つめているのは、追い続けているのは、百合子だけだった。

「一目見ればわかるさ。……この憂いを秘めた瞳。細くなった頬の線。そして……」
「やめて」

まるで斯波に隠していたものをすべてむき出しにされてしまいそうで、百合子はそれ以上言わせまいと口を挟んだ。

「あなたには関係のないことでしょう?」
「いいや、大いにあるさ。なんといっても俺は、お姫さん。あんたを追いかけてはるばる大陸にまで渡ったんだからな」
450真島×百合子 「上海夜曲」(7):2011/06/04(土) 22:24:50.50 ID:cPyWM8i9
斯波は百合子をじっと見つめると、わずかにその相好を崩した。
少し尖った八重歯がその口からのぞく。
そうすると、彼の顔は子供のように腕白になった。

「どうしてそんなことまでするの?私にはそんな価値、もうどこにも残ってやしないわ。身分も、何も。……華族令嬢としての私はとっくに死んだのよ」
「そんなもの、なんの関係もない。俺はあなた自身が欲しいんだ」

一瞬にして真顔になると、斯波はなんの迷いもなくそう言ってのけた。

「………………」

なぜ彼がこんなに自分に執着するのが分からない。
あの誕生日の舞踏会の日と、次の日に二度、会っただけなのに。
自分の身分が目当てで無いとしたらなんなのだろう?
百合子にはまったく見当が付かなかった。

「……俺が欲しいのは、百合子さん。あなただけだ」

斯波のきっぱりとした言葉に百合子はたじろいだが、それでも彼を諦めさせようとなんとか彼女は言いつのる。

「あなたは知らないのよ、あの頃の私とは違うの!いまの私はなんと呼ばれているか……」
「……闇の阿片王の片腕、氷の女帝?」

百合子の声を遮るように、斯波は平然と声を重ねた。
その唇には、余裕そうな笑みまでも浮かんでいる。

「……知っているのなら、なぜ?」

呆然とした瞳で自分を見上げた百合子に、斯波は苦笑した。
百合子は気がつかなかったが、その瞳には隠し切れない思慕が浮かんでいた。

「言ったろう?お姫さん。俺は何があってもあなたを諦めないと。……それに」

いとおしそうに、強い憧れを込めた瞳で百合子を見る。

「……あなたは何も変わっちゃいない」
451真島×百合子 「上海夜曲」(8):2011/06/04(土) 22:25:59.86 ID:cPyWM8i9
斯波はフッと笑って百合子の耳に口を寄せた。
紙巻き煙草の香りと共に、温かい息が百合子の耳にかかる。

「まだ、百合子さん、あなたは清らかなままだ……」

その途端、百合子の頬がカッと羞恥に熱くなる。
どうして分かってしまったのだろう。
自分の顔にでも書いてあるのだろうか?
百合子は混乱した。

けれどそんな百合子の姿を見た真島は心底不快そうに、眉をひそめると

「いい加減、百合子から離れてくれませんか」

不機嫌さを全く隠そうともしない口調で、斯波に銃口を向けた。
しかし、斯波は全く余裕を崩さなかった。

「何でお前が兄を名乗っているのか皆目検討も付かないが。……なぁお義兄さん?あんた、ちょっと妹愛が強すぎるんじゃないのか?」

その言葉に、一瞬大きくひるんだように肩を揺らした真島だったが、

「ええ、大切な大切な妹ですからね……悪い虫が付いたら困るんですよ」

銃口をぴたりと斯波に向けたまま、にっこりと綺麗な笑顔で笑った。

「一番の悪い虫はお前だと思うがな」
「きゃあっ!」

月明かりに照らされて、黒く鈍い光を放つ銃。
いつの間に取り出したのか、斯波の手には、真島と同じように銃が握られていた。

「撃ったことがあるんですか?」

互いに銃口を向け合いながらも、余裕の顔で真島は言った。

「多少はな……。あまり上手とは言えんかもしれんから、命の保証はできんぞ」
「大丈夫ですよ、心配しなくて。俺だったら確実に殺してやれます。まあ苦しませないとは決して言えませんが」
452真島×百合子 「上海夜曲」(9):2011/06/04(土) 22:27:14.99 ID:cPyWM8i9
冷え冷えとした会話に、百合子は大声を上げた。

「馬鹿な事はやめてっ!」

黒々と光る不吉な鉄塊に、百合子の全身が震えた。
彼女の脅えた様子に、斯波は肩をすくめるとあっさりと銃口を下に下ろした。

「ああ、すまないお姫さん。驚かすつもりは無かったんだ」

慰めるように百合子に笑いかけると、ちらりと真島を見る。
冷め切った瞳。
その唇には百合子に向けたような笑みは全くなかった。

「……まあいい。今日のところは引かせてもらいましょう。だが……」

そう静かに言うと、斯波は素早く百合子を引き寄せた。
え?と百合子が思った瞬間には遅かった。
身をかわす間もなく、百合子の頬にあたたかなものが押しつけられる。
やわらかなそれは、斯波の唇だった。

「またすぐに求婚にうかがわせてもらいますよ、お義兄さん?」

嫌みなまでににっこりと笑った斯波が手を放すと、百合子は頬を染め、慌てて彼女の保護者たる真島の元へ駆け寄った。

「………………」

無言で百合子の手を強く握ると、真島はその場から身を翻した。
能面のような顔は、彼の底知れぬ怒りを感じさせた。

「またすぐにあなたに会いに行く、お姫さん。……どこにいたって追いかけて、見つけてみせるさ」

はははっと可笑しそうに笑う、斯波の声。
二人はまるで罪人のように互いに手を取り合いながら、後ろから追いかけてくるその笑い声から逃げた。
453真島×百合子 「上海夜曲」(10):2011/06/04(土) 22:29:38.30 ID:cPyWM8i9
*****

あれから車も使わず、無言で租界を歩いて帰宅すると、真島と百合子は居間の卓子に付いた。
けれどその瞬間、真島は何かに気づいたように不快そうにきつく眉を寄せると、百合子を見た。

「あの男の臭いがしますね」

きつい眼差しに百合子の体がびくんと揺れた。
斯波の、香り。
オーデ・コロンと紙巻き煙草の香りは真島の甘い体臭とは反対に、苦く渋い大人の匂いがした。

百合子が斯波のことを考えていることが分かったのか、真島は嫌みなほどに、ことさらゆっくりな口調で言った。

「もしかしてあいつに揺れた?……俺にどこまでも付いていくと言いながら」

驚きに目を見開いた百合子の姿に、形の良い唇が嘲笑するような形につり上がる。

「俺のことが好きだと言っておきながら、他の男に求婚されると、ふらふらとそちらに行ってしまうんですね」
「違うわ、でも、……真島はっ」

百合子の瞳が泣き出しそうに歪むと、吐き出すように悲痛な声で叫んだ。
いつの間にかその口調は、彼女が華族の姫君として暮らしていた当時のものへと戻っていた。

「私の事なんてただの妹としか思って無いじゃないの」

石の床にこすれて、木製の椅子が大きな悲鳴を上げた。
倒れた椅子。
立ち上がった百合子に、真島はその動きを一瞬止める。
だが一呼吸置くと、彼はその唇に再び、ゆっくりと笑みをのせた。
454真島×百合子 「上海夜曲」(11):2011/06/04(土) 22:31:16.30 ID:cPyWM8i9
「だって、そうでしょう?それはしょうがない。あなたは正真正銘、血のつながった俺の妹だ。」

黒く余裕たっぷりの声とは裏腹に、真島の瞳には一瞬、何か痛みを堪えるような色が浮かんだ。
しかしそれもつかの間。

「しかも、俺の血は薄汚い近親相姦の果てに生まれた、汚れた血だ。あなたの母親と、その兄である叔父の血が全身を醜く流れている」

彼の、卓子の上で強く握った拳が激情にぶるぶると震える。

「この呪われた血を誰よりも嫌っている俺が、まさか、自分の妹と同衾するとでも?」

そう言って立ち上がった彼の皮肉げな顔は、いつしか泣き出しそうな顔へと変わっていた。

「でも……」

真島の心を思えば言うべきでは無いかもしれない。
けれど、斯波の出現で、己の恋の成就を諦めきっていた百合子の心にまた息がふきかえってしまった。
それは今まで、真島の相手をしてきた妓女達への嫉妬と相まって、恐ろしいほどの情熱で彼女の身を焦がしたのだった。
積み重なった思いが、堰を切ったように口をつく。

「私は……私はお前のことが好きなの。兄とではなく、男性として。どうしようもなく……!」

体を貫いた衝動のまま、百合子は彼に抱きついた。
途端、甘い甘い香りに包まれる。
誰よりも恋い焦がれたその香りに、体温に百合子は何もかもを忘れてうっとりとした。
だが

「やめてください。吐き気がする」

あっさりとそのぬくもりから引き離されると、代わりに両手首をつかまれ、無理矢理彼に向き合わされる。
455真島×百合子 「上海夜曲」(12):2011/06/04(土) 22:32:39.12 ID:cPyWM8i9
「やっ」
「男性として?」

真島の目が光り、彼女を射貫く。
ぎりり、と手首に食い込む指の力に百合子は脅えた。
だが、意に介さず怒気のにじむ口調で真島は続ける。

「俺に抱かれたいんですか?自分の、兄に?」
「……」

兄妹だって、そんなの関係ない。
抱いて欲しい。
けれど、柳眉を逆立てて怒る真島の様子に、そして彼の不幸な生い立ちに、百合子はとてもそうだとは言えなかった。

「俺に抱かれれば、満足?そうなの?……もと華族令嬢ともあろう人が、男に抱いてと乞うなんて、とんだ淫売ですね」

馬鹿にしたように、端正な真島の顔が歪んだ。
まるで自分を心底憎んでいるかのような声に、百合子は冷水を浴びせかけられた様な衝撃を感じる。

妹として大切に思ってもらえればそれでも良い、と今まで思っていたのにも関わらず、耐えきれずに真島に愛を乞ってしまったのだ。
斯波の出現に、ギリギリのところで踏みとどまっていた百合子の強がりはあっという間に霧散してしまった様だった。

「でも残念ですが……俺はそんな畜生にも劣る行為しません」
「畜生……」

百合子は自分が汚らわしい、と真島に言われた気がした。
耐えきれず、ぽろり、と瞳から涙の粒がこぼれる。

一粒こぼれると勢いづいたのか一粒、また一粒、と滑らかな白い頬に真珠の様な珠が次々と転がった。
暗い部屋の中、月明かりに照らされ、それは百合子の美貌と相まって幻想的な美しさを醸し出していた。
456真島×百合子 「上海夜曲」(13):2011/06/04(土) 22:33:47.48 ID:cPyWM8i9
「……あなたのことは好きです」

妹の美しさから目をそらすようにぎゅっと瞼を閉じると、真島は絞り出すような声で言った。
それには先ほどまでの力強さは霧散していた。
そうして自分に言い聞かせるように、ゆっくりと真島は言った。

「たった一人の妹として、大切に思っています。愛してさえいる」

一度百合子の抱擁を拒絶した腕が、彼女の体にそろそろと回された。
けれどそれはまるで彼らしくもなく、百合子に触れるのを怖がっているようにさえ見えた。

「でも俺は決して。決してあなたを抱きません」

きっぱりとした拒絶の言葉に、百合子の胸は止まってしまいそうになった。
苦しくて、悲しくて、どうにかなってしまいそうだ。

「わかったわ……」

けれど彼女はこれ以上、自分が好いた男を苦しめたくなかった。
思い切るように、大きく息を吸う。
真島の香りに、肺が引き攣れるような痛みを感じた。

「ごめんなさい、お兄様」

真島と決別するために、百合子はあえて瑞人と同じように彼を『お兄様』と呼んだ。
彼を諦めなければいけないのだ。
今までは、想うのだけは、焦がれるのだけは、自由だった。
けれどそれも、やめなければならない。
痛みに指先が凍えそうに冷たくなる。

「ごめんなさい……」
457真島×百合子 「上海夜曲」(14):2011/06/04(土) 22:34:51.42 ID:cPyWM8i9
そうして真島の腕を解くと、一刻も早くここから立ち去ろうと、百合子はドアに向かって小走りで駆けた。

「……どこへ行くつもりなんです?」

ところが両開きの扉を開ける前に、焦ったように後ろから腕を捕まれる。

「どこへだって良いでしょう?」

百合子はこれ以上みじめな泣き顔を見られないように、振り返らずに答える。

どうして彼は止めるのだろう。
百合子は今この瞬間、この場にいるのは耐えられなかった。
完膚無きほど徹底的に拒絶されたのだ。
悲しみにうまく息が吸えない。苦しい。
彼女はその苦しみからただ逃れたかった。

「他の男の元へなんて絶対に行かせません!」

だが感情が高ぶったように震える怒声に、百合子の頭にかっと血が上った。
その勢いのまま、真島に向き直る。

「どうして?どうだって良いでしょう?お前にとって私は、ただの妹なんだから!」

そうして真島に捕まれた腕をはずそうとよじると、涙腺が切れてしまったのか、涙が再びあふれ出してきた。
けれど彼は頑として聞き入れようとはしない。

「俺にはあなたを保護する責任があります」
「私はもう大人だわ、兄の保護がいる年齢じゃないのよ。他の男と寝たっていいじゃない」

押さえつけるように、早口で言われた言葉に、百合子はわざとすれた言い方を返した。

「良いわけが無いでしょう」

真島の顔が一瞬にして鬼のような形相になる。
今にも絞め殺されてしまいそうだ。
でも百合子はそれにも関わらず、言いつのった。
458真島×百合子 「上海夜曲」(15):2011/06/04(土) 22:36:13.18 ID:cPyWM8i9
「自分は絶対に駄目、でも他の男も駄目。だめだめばっかり」

泣きすぎて枯れた声で百合子は耐えきれないように絶叫した。

「私はお前の何なの?ただの都合のいい愛玩動物?」
「あなたはあのとき、それでも良いと言ったはずだ。何でも受け入れると」

静かだが怒気のにじむ口調。
切れそうに冷たい視線が、百合子に突き刺さる。

「確かに言ったわ。……でも、もう苦しいの。どうして良いのか、分からない」

百合子はあえぎながら震える声で言った。

「私は、お前が……っ、真島が、他の女を抱くのなんて、もう見たくないのだもの」

百合子は、一度は止まっていた涙が再び頬に熱く流れてくるのを感じた。
喉に焼き付くような痛みを覚える。

「おねがい、もう、手を放して……」

百合子は、依然として捕まれた腕を外そうと、彼の手に自らの震える手のひらを重ねた。
「駄目です」

だが、にべもなく断られる。

「どうして……?」

百合子は弱々しく聞いた。
心が疲れ切っていた。
涙がひりついた頬に染みる。

「そうしたら、姫様はどこかに行ってしまう。……他の男に抱かれるつもりですか?あなたは俺に一生付いてくると言ったじゃないですか。一蓮托生だと誓ったはずだ」

いつの間にか百合子にあわせて真島の口調も、彼が百合子の家の庭師としてやっていた頃の様に元に戻っていた。
その痛みを堪えるような声音に、百合子は呆然とつぶやいた。

「真島……」
459真島×百合子 「上海夜曲」(16):2011/06/04(土) 22:37:20.37 ID:cPyWM8i9
「逃げる?そんなこと、許せるわけがありません」

彼の目が暗く光る。
そして、やりきれない思いをぶつけるように、真島は目前の紫檀の扉を強く叩いた。
細かく浮かび上がる彫りの文様がつぶれ、砕ける。
その鈍い音に、百合子はとっさに目を閉じた。

「きゃっ……」
「ましてや姫様、あなたをあの成金に、他の男に取られるなんて、そんなこと。耐えられる訳がない」

怒気をにじませた口調。
彼は僅かに赤くなった手で百合子の前髪を掻き上げると、そのままその手をそっとなめらかな頬に滑らせた。

「ねぇ姫様。あなたは一体どれだけ俺を苦しめれば気が済むんです?俺は昔から、必死にあなたを拒絶しているのに、それを全く分かっていない」

今にも泣き出しそうな、切ない顔
真島はまるで永遠に癒せない渇望を癒すかのように、百合子の頬を包んだ。

「毎夜女を抱いても、思うのはあなたのことだけだ。
本当に俺が抱きたいのは姫様、あなただけなんです。
狂ってしまいそうです。あなたを手に入れたい。
その髪も、唇も、肌も、寸分違わず俺のものにしてしまいたい」

そう言って、まるで耐えきれない苦痛を感じたように大きく顔をゆがめると、百合子を抱きしめた。
その強さに百合子の背骨がきしむ。

「だけど、それは決してできないんです」

静かな声。
強いあきらめの口調。
万力のような力で百合子の体にを締め付ける腕が、ゆるむ。

「俺は、おぞましい近親相姦の果てに、巻き込まれて殺された両親のことを決して忘れることができない!」

さっきとは対照的な、今にも血を吐き出してしまいそうなほどの悲痛な台詞とは裏腹に、真島の腕は再び百合子を強くかき抱いた。
460真島×百合子 「上海夜曲」(17):2011/06/04(土) 22:40:52.57 ID:cPyWM8i9
「俺はこの腐った血の呪いを忘れちゃいけないんだ……なのに」
「んっ……」

熱い唇が百合子のそれを塞いだ。
柔らかな舌が彼女の口腔をめちゃくちゃに舐めまわる。
だがその乱暴な動きでさえも、百合子に頭の芯がしびれるような甘い快楽をもたらした。
胸が高鳴り、求められる幸福に体が宙にふわふわと浮かんだような気さえする。

「ああ、まるで姫様は阿片だ。俺を甘く苦く誘惑する。
どんなにやめよう、やめようと思っても抑えられない。
一度その魅力を味わうと、永遠に求める心を、体を止められない。
そして、気づいたときにはもうあなた無しでは生きられない体になっているんです」

百合子を抱きしめながら、真島の体は激情にぶるぶると震えていた。

「本当に、狂ってしまいそうだ。……どうして、どうしてあなたはそんなに俺を苦しめるんです?姫様」

体に回された腕の力がいっそう強くなる。
まるで泣いているかのようにくぐもった声に、百合子は真島の背中にその白く小さな手を回した。
互いにこんなにも強く求め合っているのに、彼は最後の一線を越えられないと言う。
それなら……。
弱々しい、だが強い決意を込めた口調で百合子はきっぱりと言った。

「もし、兄妹で体を重ねることが罪だと誰かが言うのなら、私がすべての罪を負うわ。
……お前のこれから負う罪。
お前を生んだお母様と、叔父様の罪。
そして真島の両親を殺したお父様の罪も」

後ろ手にまわった百合子の手が、さらさらと真島の頭を撫でる。

「……もしお前がこれ以上罪の子を世に生み出したくないというのなら、私はその瞬間、身籠もった我が子と一緒に死んでも良い」
461真島×百合子 「上海夜曲」(18):2011/06/04(土) 22:43:31.97 ID:cPyWM8i9
死と言う単語に、真島の体が脅えたようにびくりと震えた。

「地獄へ堕ちるのは私だけで良いわ。お前には誰にも何も言わせない、だから……」

百合子をきつく抱きしめたまま、真島は首を横に振った。

「もともと俺なんか、生まれ落ちた瞬間から極楽へ行けるわけがないんです。
でもあなたは違う。
こうやって俺の仕事を手伝っている今でも、あの男の言うとおり、変わらず白く純真だ。
……だからあなただけは綺麗なままでいて欲しかった。
この薄汚れた俺が手に入れた中で、唯一美しいものはあなただけだ。
……それを、俺は汚したくなかった」

小さく、震える声。
百合子の首筋が、なにかひんやりと冷たいもので濡れた。
真島は泣いているのだろうか?
百合子はゆっくりと彼の心を解きほぐすように、ささやいた。

「私はそんな事望んでなんていやしないわ。
たとえどんな地獄の底だって、お前のためなら喜んで一人で身を沈める。
……たとえ誰かに石を投げられても、真島に一度抱いてもらえたらそれで死んだって良いわ。
……だって、私の心も体も、お前と共にいなければ、死んでしまっているようなものだもの」

百合子は本気でそう思っていた。
そのことが声音にも表れたのだろう。
真島は、いっそうきつく百合子をかき抱いた。

「ああ、あなたはそんなことしなくても良い。そんなこと、する必要がない。
……分かっているんです。本当は誰よりも罪深いのは俺だと。
あなたの本当の願いを知りながら、ずっと分からない振りをしていた。
でも、あなたをそばに置きたくて。
あなたを抱ける訳もないのに、他の男にやることもできず、こんなところにまで連れてきてしまった」

真島の肩が震える。
462真島×百合子 「上海夜曲」(19):2011/06/04(土) 22:45:04.04 ID:cPyWM8i9
「……あなたが他の男に抱かれるのを想像しただけで、気が狂いそうになったからだ。
もしそんなことになったら、俺は、相手の男も、姫様も、きっと殺してしまっていたでしょう」

だからあなたをここへ連れてきたのだ、と彼は絞り出すような声で言った。

「俺は狡いんです。そうしてあなたの願いを徹底的に封じ込めて。
けれどその裏で実の妹に劣情を抱き、毎晩想像で汚す様な男だ……本当に救いがたい」

そう言って百合子を見つめて笑いながらも、真島の頬は涙にしっとりと濡れていた。
透明な涙が、幾筋も、幾筋も、彼の頬を伝う。

「お前が救われないのなら、私も同じよ。それに……私は救われ無くったっていいわ」

真島の瞳を、百合子は間近からまっすぐと見つめた。
百合子の、自分とよく似た色の、でも正反対に澄み切った、美しい瞳。
あなたといっしょなら、とその瞳でやさしくささやく彼女の姿に、真島は一度きつく目を閉じた。
それは、まるで何かを思い切るための儀式のようだった。

「……わかりました。俺と姫様は、これからは本当の本当に、一蓮托生です」

そう誓うように口にして百合子を強く抱きしめると、その腕の力とは反対に、真島は彼女を優しく抱き上げた。
彼に横抱きにされ、白い石造りの階段を登るごとに、百合子の胸の音はどんどんと強くなっていく。
まるで、全身が心臓になってしまったようだった。
喜びと期待と、そして少しの不安に、百合子は押しつぶされそうになる。

そしてついに真島の寝室のドアをくぐると、彼は、百合子をまるで宝物の様に、そっと高足の寝台へと横たわらせた。
朱色の格子の付いた窓から、冴え冴えとした月の光が漏れる。

「好き……」
「俺も、好きです。愛している」
463真島×百合子 「上海夜曲」(20):2011/06/04(土) 22:46:23.83 ID:cPyWM8i9
真島は百合子の髪を解くと、そのままゆっくりと覆い被さった。
その動きに、二人の下で黒絹の上掛けがさらさらと鳴る。

「本当は、ずっとずっとこうしたかったんです。出会ったときから。……もう、何年も、何年も前から。ずっと」
「んっ……」

真島はすべての箍が外れたように、抱きしめた百合子の唇を熱っぽく吸いながら、彼女の喉元にある金糸でできた釦を性急に外した。
そして現れたきめ細かく白い肌に、彼は感嘆の声を漏らす。

「ああ……なんて綺麗なんだ」

百合子のふくらみを両手で持つと、彼はその片方にうやうやしく唇を寄せた。

「ああっ……」

赤く色づいた先端を口に含まれ、百合子の体はびくんとはねた。
口中で硬くなっていく塊をゆっくりと舌でなぶりながら、真島の指がやわやわと彼女の胸を揉む。
そうすると、その部分から、じわじわとしびれるような快感が、百合子の背中を駆け上った。

「やわらかい……」

そう微笑みながら言うと、真島はもう片方の頂に唇をつける。
ぴちゃぴちゃという水音が石造りの部屋に響いた。
真島の唾液で濡れたそこに、彼がふうっと息を吹きかけると、百合子の足の付け根が熱くなる。

「ひゃっ……」

もじもじと膝をすりあわせた百合子に、真島の唇が笑みの形を作った。

「これだけで、もう感じているんですね。……百合の香りが強くなった」
「そんなこと、言わないで……」

百合子は恥ずかしそうにぎゅっと敷布を握ると、真島は白い歯をこぼした。

「恥ずかしがる事なんて何もありません」
「でも……ああんっ」

服の下に差し込まれた手に脇腹を撫でられ、百合子の首がのけぞる。
464真島×百合子 「上海夜曲」(21):2011/06/04(土) 22:48:14.15 ID:cPyWM8i9
「感じやすいんですね、姫様は。……とても可愛いですよ」

そのままするりと旗袍を脱がされ、ぴんと張った首筋を舐められる。

「ああっ……」

百合子は快感でおかしくなりそうだった。
真島の触れるとこ、口づけるところすべて、溶けてしまいそうな快感が走る。
これが普通なのだろうか。
こうして真島の寝台で彼の甘い香りに包まれ、百合子はまるでこの月夜から切り離されて快楽の膜に包まれてしまった様な気がした。

ぼうっとした悦楽に身をゆだねていると、いつの間にか、真島が彼女の足を大きく開き、そのすき間に頭を埋めようとしていた。

「やっ……そんなとこ、汚い……」

百合子はびっくりして彼から腰を引いた。

その拒絶に、真島はゆっくりと顔を上げる。
そして、耳まで真っ赤にして泣きそうな顔をしている百合子の頭を撫でた。
切りそろえられた前髪。
さらりと細くまっすぐな髪が真島の手で梳かれる。

「姫様のここは全然汚くなんてありません。それに、房中の男女は皆こうしているんですよ」
「そうなの?」

疑うことを知らない無垢な瞳で、百合子は真島を見た。
彼は百合子の頭を撫でたまま、安心させるようにその目を見て微笑むと、さらりと言った。

「そうですよ」
「お前がそう言うなら、本当ね。……我慢するわ」
「ええ」

よどみない言葉に、百合子は白い頬を真っ赤に染めながら、おずおずと膝を開いた。
彼の言うとおりそうしたものの、百合子は恥ずかしくて、おかしくなってしまいそうだった。
羞恥に膝頭が震える。
その姿に、真島は笑って百合子の頬に唇を落とした。

「大丈夫……きっと気に入りますよ」

さらりとした髪が腹を撫でるのを感じながら、百合子はぎゅっと瞳を閉じた。
465真島×百合子 「上海夜曲」(22):2011/06/04(土) 22:49:29.54 ID:cPyWM8i9
「ひゃっ」

くちゅ、という音と共に、恥ずかしい部分を舐められ、百合子の腰が浮かんだ。
鋭い快感が、百合子の全身を貫く。

「あ、あ……」

真島の舌が翻るごとに、絶え間ない快楽が百合子を襲った。

「ああ……こんなところも甘いんですね」

うっとりとした真島の声が、どこか遠くから聞こえる気がした。
耳が高所に登ったときのようにぼんやりとし、過ぎる快楽に百合子は息の吸い方さえも忘れてしまったような気がした。

「あっあっ……ぁああっ…うぅうっ!」

赤く尖った部分にそっと歯を立てられ、百合子は大きくあえいだ。

「まるで、生まれ落ちたときから桃しか食べずにいるために、その体液がすべて甘く桃の香りを放つという桃娘(タオニャン)の様だ」

ちゅうと強くそのひときわ敏感な部分を吸われ、百合子の背中が大きくしなる。

「あああああああっ」

突然目の前が真っ白になり、百合子は大きく叫んだ。
痛いほどの悦楽に、四肢が散らばってしまいそうな感覚を覚える。
怖い。
怖い。
気持ちいい。

「ああ、もう気をやってしまったんですか?」

だが責めるような台詞に、百合子は高みから引きずり下ろされたように、快楽の涙で睫を濡らしながら唇をわななかせた。

「……ごめんなさい」
「いいえ、いいんです。別に責めているわけでは無いんですよ」

そう言いながらも、真島の指は百合子の達したばかりでまだ細かくけいれんしている割れ目にぐちゃぐちゃと差し込まれた。
466真島×百合子 「上海夜曲」(23):2011/06/04(土) 22:51:10.52 ID:cPyWM8i9
「はぁあっ……」

痛みを感じたのもつかの間。
熱く熱を持った部分をひどく擦られ、百合子の体がはねた。

「いっぱい出てきますね。敷布がびちょびちょだ」
「あああぁあっ」

真島の言うとおり、胎内からあふれ出した蜜が絹を汚しひんやりと腿に張り付く。
けれど百合子にはどうしようもなかった。
まるで海に浮かぶ小舟のように、彼女は彼にされるがままだったのだ。
自分の体が自分のものでは無くなってしまったように感じる。

「ほら、見えますか?これが姫様の感じている証拠です」

百合子の奥を苛んでいた手がそこから離れる。
真島の細く長い指に、とろとろと絡みついた、粘着質の液。
ねっとりと糸を引いたそれを唇に運ばれる。

「口を開けて」

言われたとおりにすると、そこにべたべたに濡れた指を差し込まれた。
自分の発情した香りを強く感じる。
その行為はたとえようもなく卑猥だった。

「んっ…んっ……」

舌に絡ませるように、真島の指が百合子の腔内を蠢く。

「はぁっ……」

百合子の赤い唇の端から、飲み込みきれなかった透明な液がつうっとあごに伝った。
それを真島は尖らせた舌で舐めると、そのまま彼女の柔らかな唇に再び自分の唇を重ねた。

「んっ、ふっ……」

ぴちゃぴちゃと舌を吸われ、唇で軽く挟まれ、そして歯茎の裏をなぞられる。

「可愛いな、姫様は。……めちゃくちゃにして、食べてしまいたいほど、可愛い」

少し意地悪そうな笑顔で、彼は百合子を見つめた。
けれど続いた百合子の言葉に、真島は驚きに目を見開くことになる。

「私も、お前に……何か、したいわ」
「え……?」
「真島も……気持ちよくさせたいの」

百合子は頬を上気させて言った。
467真島×百合子 「上海夜曲」(24):2011/06/04(土) 22:52:51.60 ID:cPyWM8i9
快感に潤んだ瞳。
白い肌に咲く薔薇のように赤い唇。
つややかな黒髪をそっと耳に駆けてやりながら、真島は笑みを深くした。

「……じゃあ、俺のそこに口づけてください」

一瞬ためらったものの、百合子は真島の言うとおりに、つるつるとしたそこに唇を押し当てた。
だが、それからどうやれば良いのか、全く分からない。
戸惑って上目遣いに真島を見ると、その部分がひときわ大きくなった気がした。

「……まず先端を吸って」

先端からとろとろと流れる透明な液体を吸うと、百合子の頭に添えられている真島の手が震えた。

「真島のも、なんだか良い香りがするわ」

百合子はそう言うと、おそるおそる両手でその大きな棒を持った。
熱く太いそれが、これから自分の中に入るのかと思うと、百合子は信じられなかった。
僅かな恐怖さえも感じる。
だがその思いとは裏腹に彼女の秘所からは、ねっとりとした蜜が止めどなくあふれ続けた。

「……そう。そうやって手で持って、アイスクリィムを食べる時のように舌を絡ませてください」
「んっ……これで良いの?」

言われたとおり、それをゆっくりと舐めあげる。

「ええ、お上手ですよ……それから、歯を当てないように口に含んで上下してください……」
「ふっ……むっ……」

大きくて苦しかったが、百合子はそれを一生懸命口に含んだ。
じゅるじゅるという水音が響く。

「はっ……っ……」

形良い唇から短く漏れる吐息に、百合子は力づけられた。
真島を口にしたまま彼を見ると、綺麗に整った顔が僅かに上気し、眉間にしわが寄せられていた。
感じているのだろうか。
そう考えると、百合子の中心がまたじゅんと熱くなった。
468真島×百合子 「上海夜曲」(25):2011/06/04(土) 22:54:10.53 ID:cPyWM8i9
「くっ、ぁっ……」

唇で擦りあげる度に、真島の体がびくびくと揺れた。
自分にこんな力があるなんて。
陰茎を口にくわえたまま、百合子はその行為に夢中になった。

「っ……もう、大丈夫です。気持ちよすぎて、出てしまいそうになる」

百合子から腰を引くと、真島は手で彼女の頭を持ち上げた。
そしてその赤い唇の端からこぼれた唾液を親指でぬぐうと、確かめるように百合子のぬかるみに触れた。

「あれ?……またあふれてきてますね。……もしかして、俺のを咥えながら興奮したんですか?」

真島は喉の奥でくくっと笑った。
我を忘れ、淫猥な行為に夢中になった自分の心を見透かされ、百合子は恥ずかしそうに睫を伏せた。

「ふふ……淫乱なお姫様だ」
「んっ……、そんなこと、言わないで……ぁっ」

淫核を撫でられ、百合子のつま先が跳ね上がる。

「責めてる訳じゃありませんよ……ああ、こんなにはしたなく蜜をこぼして……そんなに俺のが欲しいんですか?」
「あ、あぁっ……」

百合子は自分が何が欲しいのか分からなかった。
真島が触れているところから、とろとろと、全身が蝋のように溶けてしまいそうになる。
けれど、満たされない。
彼の言うとおり、それをもらえれば、このもやもやした感覚は晴れるのだろうか。
わからない。
混乱した百合子は救いを求める様に、真島を見た。

その姿に真島はごくりと唾を飲み込むと、自分の指を百合子の両手の指に絡みつかせた。

「……入れますよ」
「……ええ」

こくり、と百合子が小さくうなずくと、熱の塊が彼女に押しつけられる。
それだけで、互いにどろどろになったそこは、ぐちゃりという音を立てた。
469真島×百合子 「上海夜曲」(26):2011/06/04(土) 22:55:37.80 ID:cPyWM8i9
「んっ……」

百合子は必死に彼の手を握った。
それに答えるように、真島の指に力が入る。
互いに繋いだ手を放さないように力を込めると、彼はひといきに、百合子の中に自分を突き入れた。

「あああああああぁッ」

打たれたかのような衝撃に、百合子の瞼の裏に火花が散る。

「……ああ、すごい。…絡みついてくる」

彼はあえぐように大きく吐息を吐くと、そのまま、自分の剛直を最奥まで差し入れた。

「……大丈夫ですか?」
「ええ、少し痛いけど、平気よ」

真島を見上げる百合子の瞳は、幸せそうに潤んでいた。

「……だってやっとお前とひとつに繋がれた痛みなんだもの」

ついに彼と結ばれたのだ。
百合子は喜びに鼻の奥がつんとなった。

確かに痛かった。
今も、そこが裂けてしまいそうな痛みは変わらない。
けれど、その焼き付くような痛みが、この行為は現実のものなのだと。
真島と繋がった痛みなのだと百合子に感じさせた。
夢ならば、一生さめたくない。
百合子はそう感じてしまうほど、幸福だったのだ。

「可愛いことを言いますね。……我慢できなくなってしまいそうだ」

百合子の額に張り付いた前髪を優しく掻き上げると、真島はゆっくりとその濡れた唇に自分の唇を落とした。
そして百合子の舌をきつく吸うと、そのまま彼女の膝を折りまげて、大きく広げた。

「んっ、んっ……」

大きな杭が百合子の中を激しく揺さぶる。
先ほどそこを舐められたときほどの快楽はない。
まだ痛みが勝っていた。
けれど、百合子は全身を兄の香りに包まれて、例えようもないほどの興奮に包まれていた。
470真島×百合子 「上海夜曲」(27):2011/06/04(土) 22:57:05.31 ID:cPyWM8i9
「ああ、とっても、熱い……」

百合子の中に激しく突き入れながら、途切れ途切れに真島は吐息を漏らす。

「あっ、あっ、あぁんっ」

絶え間ない律動に、百合子の白い胸が揺れた。
真島の汗が玉となってその上にぽたり、ぽたりと落ちる。
二人の匂いが混じり合う。
強く甘い芳香に、酔いしれる。

「ああ、俺のものだ……あなたは俺のものだ……ぜったいに手放さない。誰にもやるものかっ!」

百合子の瞳を熱っぽく、じっと見つめながら、うわごとのように彼は叫んだ。
自分の情熱で百合子を強く揺さぶることを止めないままに、再び舌を絡ませる。

「んっ……ふ、……おねがい、放さ、ないで」

百合子は息を切れ切れにしながら、彼に懇願した。

「愛してる……愛してる」

それに答えた真島の顔が、切なげに歪む。
腰の動きが速くなる。
そして

「はあ……っ、うっ!うう……っ!!」
「あああああああっ」

百合子の腰を強くつかむと、彼はどくどくとその中に自分の情欲を注ぎ込んだ。
471真島×百合子 「上海夜曲」(28):2011/06/04(土) 22:58:49.65 ID:cPyWM8i9
*****

月の明かりに照らされて、互いに足を絡ませあって抱き合う二人は、まるで寄り添って咲く二輪の花のようだった。

「……花の香りがします」

百合子の少し汗ばんだこめかみに唇を付けると、真島はゆっくりと言った。

「お前もとても良い香りがするわ」

それに答えるように、百合子は彼の鎖骨のくぼみに顔を寄せると、大きく息を吸った。
肺が、彼の柔らかな香りに満たされる。
こうやって甘い香りに包まれ、寄り添っていると、体から余分な力がすべて抜けきってしまう。
とても、落ち着いた。
ここ以外に、彼のそば以外に、自分の居場所など無いと感じられるほどに。

「お前まるで花ね。人を引きつけて止まない。……私は蝶のようにお前の蜜を求めて、ずっとその周りをぐるぐるとさまよっていたんだわ」

百合子はやっと手に入れた幸福にうっとりと息を吐くとそう言った。
けれど

「いいえ、それは姫様の事です。払っても払っても周りにうるさい虫が隙あらばぶんぶんとたかってくる」

何かを思い出したのか、真島は不思議な、冷たい笑顔を顔に浮かべた。

「あなたの魅力に哀れな男達は跪かずにいられない。あなたこそ、その名の通り高貴な百合の花のようだ」

百合子の長く伸びた髪を撫で梳くと、彼はそのままその艶やかな髪に唇を落とした。
472真島×百合子 「上海夜曲」(29):2011/06/04(土) 22:59:56.36 ID:cPyWM8i9
「でも、真島。……もしも私が花というならば、あなたという太陽がいないと、枯れてしまうわ」

百合子はそう言って、唇をほころばせた。
目がいたずらっぽく輝いている。
それはまるで、少しお転婆な少女だった、以前の彼女に返ったようだった。

「それに……誰よりも花について詳しいのは、庭師だったお前でしょう?」

何かをねだるように彼を見上げた百合子の姿に、真島は苦笑した。

「まったく、あなたには敵わない」

百合子の望み通り、二人の唇が重なる。
とろけるような口づけに酔いしれながら、百合子はぼうっと考えた。

(私はお前という庭師の手でしか、花咲けないわ)

軽い口づけが、段々と深いものになるにつれて、百合子は自分の思考を手放した。






甘い甘い、螺旋の罠。
ついに、互いの罪を共有した二人。

甘い香りに包まれて、異国の夜は更けていく。


[END]
473名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 01:03:30.36 ID:0p8rayIU
>>442

自分的にはフルコンプしてるんで投下はうれしいのだが、本スレでもネタバレ解禁していない
状態なんでエロパロスレでも解禁前の走召 木亥 火暴 弓単なネタバレを含むSS投下は荒れる元
なんだけど。 マリエは確か以前もそんなことがあったような。
474名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 01:50:45.07 ID:7AzoTkXw
投下乙!

>>473

ネタバレ有りの注意書き有るのだから
ネタバレ嫌な人はNGワードあぼーんするでしょ
475名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 03:01:06.65 ID:t3b8lINv
GJ〜!
476名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 04:42:32.73 ID:hBAzh5Ow
良かったけど、一つだけどうしても気になってしまった
「かどわかす」だよ
477名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 23:26:54.68 ID:5pkwz4M8
GJ!!
まさか蝶毒のエロパロが読めるとは
478名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 13:04:52.67 ID:PiotLidZ
乙GJ
読みたかった作品なので嬉しい

お疲れさま〜
479名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 21:32:39.33 ID:39eLI5d9
倉庫の感想もここでいい?
ガネクレの方すごく萌えました
ありがとう
480名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 22:41:09.47 ID:YfRLetWT
>>39
今更ですがこの孟徳×花とても良かった
執着心が見える孟徳さんおいしいです
ぜひまた書いてくださいませ
481名無しさん@ピンキー:2011/06/07(火) 04:45:46.65 ID:ZJs5gLqS
>>442
真島バッドってこっちか GJ!
本編の他の√で出てくる内容にも沿ってるんだな
斯波も好きなんで、相変わらずな感じで出てきてくれて嬉しかった
482名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 21:03:35.52 ID:x7MFhiMW
>>442
超GJです。最萌カプだから大変ごちそうさまでした。
483名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 16:54:41.25 ID:f93TffnJ
GJ
読み応えあった!
484名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 03:22:16.00 ID:Nf6kp+qy
保守
485名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 09:34:26.21 ID:UOY3UyVW
>>442
すごく良かったGJ!
本編でこのBADEDにもう少し描写あればいいのにって思ってたからツボだった
486名無しさん@ピンキー:2011/07/01(金) 18:38:26.08 ID:Udjfs4s4
>>480 でも中学生みたいな何もしないエッチだね
花ちゃんが受け身過ぎない?
487名無しさん@ピンキー:2011/07/01(金) 21:42:44.53 ID:6di+ma+f
>>486が受け身じゃない花を書いてくれるんですねヤッター
488名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 08:03:10.37 ID:a2wTX04I
ホシュ
489名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 00:51:10.00 ID:TcePRgK2
なにが花ちゃん(笑)だよ
三国厨きもい
490名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 05:38:37.90 ID:4qp2NIUZ
また始まった

誰かホモセックス書いてね
491名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 13:45:26.26 ID:qsLkqmGE
BLゲーのエロパロスレって無かったっけ?

何故だろう、18禁BLって18禁乙女よりエロシーンが多い気がする
市販のBL小説にエロが多いから、BLはそういった需要が乙女系より多いって事なんだろうか
女だと酷いプレイはBAD以外遣りにくいけど、男なら多少酷い目にあってもエグさを感じないからって事か?
492名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 01:34:49.36 ID:eKU0P4PV
BL好む人がエロ好きなんでしょ
需要があるから供給されてる
493名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 23:02:52.23 ID:em5pMZXP
仕事中すみれでエロ考えてたら気がついたら10分位経ってた…
仕事中に何やってんだと思いつつ気分転換の一つだったりするんだよね
トウワで奴隷期間もしくは奴隷にした期間でとか
カナデで学園時代のエロとか再会してからのエロとか
頭に浮かんだ文章そのまま書き出す機械があればいいのに
494名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 19:36:13.58 ID:jvj87t6B
保守
495名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 08:08:16.69 ID:D9c/Sde7
保守
496名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 17:08:02.92 ID:IdjfVNNx
抜ける乙女ゲーってある?
497名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 07:14:39.55 ID:EGV10wPN
>>496
18禁で良ければUTMとか?
某風音様が主人公やってるやつ
498名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 13:13:52.43 ID:qsbPMlSW
「仁義なき乙女」の朝生×沙紀

ツンデレ成分ほとんどなし
本編&FDのネタバレあり

NGワードは『二世の契り』で
※同一タイトルの乙女ゲーとは一切無関係
499二世の契り1:2011/08/20(土) 13:15:54.99 ID:qsbPMlSW
私の余命は後三カ月。
だが沙紀は、朝生さんの子供が欲しいです、と言ってくれた。
他のどんな男よりも私を選ぶ、と。

病気の事実が判明して今に至るまで、さんざん自問自答した。
本当の気持ちを告げず、黙って逝くことが最善の策ではないか。
沙紀には龍、京吾、灰谷、武藤、ヤスなど、好意を抱く男には事欠かない。
あの喜多川さんですら、虎視眈々と彼女を狙っている。
私は自分の持てるものを全て遺したうえで、そのあとは他の男に彼女を委ねるべきではないか、と。

が、今の私は、残り少ない人生を自分の気持ちに正直に生きると決めた。
婚約自体は亡き先代が決めたものだったが、今はただの男として沙紀を愛している。そして、彼女も。
お互いの気持ちを通わせることができて、私の心は嬉しさに満たされた。
もっと彼女に優しくしていればよかった、とか、もっと早く気持ちを打ち明けていればよかった、などと激しく悔いた。が、それは詮ないこと。
散歩から帰った沙紀は顔を赤らめながら私に、抱いてください、と打ち明けた。

愛する女から抱いてくれとねだられて、拒める男など男ではない。
後悔しないんだな、と問うた私に、絶対しません、と答える沙紀。
私はもうたまらなくなって、ベッド上できつく沙紀を抱きしめた。
しばらくすればいなくなってしまうというのに、それでも無心に慕ってくる彼女が哀しい。そして愛おしい。
どれだけ罵られようと、このまま他の男に渡すなど絶対にできない。
500二世の契り2:2011/08/20(土) 13:17:58.99 ID:qsbPMlSW
私は、午後の検温の時間が近づいていることに気がついた。
これからのことを邪魔されるなど、考えただけで虫唾が走る。
私はナースコールを押し、看護師に状態が変わりないことを告げ、大事な来客が来ているので2時間ほど誰も訪室しないでほしい、と伝える。
看護師から了承した旨の答えがあり、ナースコールは切れた。

私の腕の中で緊張しているのか、沙紀は体に力を入れて固くなっている。
強張った体を解きほぐそうと、何度も口づけた。
浅いキスを角度を変えて何度も繰り返しながら、徐々に深くむさぼるようなキスへ。
このまま沙紀を食べてしまいたいような衝動にかられながら、私は唇のみならず、頬や首にもキスの雨を降らせていった。

胸の上に、手のひらを置く。
服ごしに触っても、柔らかいのが十分わかる。
そして向かい合わせになり、服のボタンをはずして脱がせた。
沙紀もぎこちない手つきで私のパジャマを脱がせ、お互いに一糸まとわぬ姿となる。
ベッドに横たえ、胸の中央の突起を口に含み、舌で転がす。
あ、とかすかな声が上がる。

胸を刺激された沙紀はたまらなくなったのか、私の背中に腕を回す。
火傷の痕が、何度もなぞられる感触。
物問いたげな表情に気づいた私は沙紀の耳元に、それは後で説明する、と囁いた。
私から家族を奪った忌まわしい火事の記憶は、いずれ話しておくべきことだろう。しかし、今はこの行為にのみ集中したい。
愛撫を深めるほどに、沙紀の声も大きく、高くなっていく。
501二世の契り3:2011/08/20(土) 13:20:44.23 ID:qsbPMlSW
秘部に触れる。
沙紀は苦しそうな表情を浮かべるが、それにはかまわず指を中に入れていく。
既に潤った中は熱く、異物を排除しようと締め付けてくる。
今すぐにでも入れたいとはやる気持ちを抑え、私は指での探索を繰り返す。
探られるたびに、床上で沙紀の体がのたうつ。白いシーツがしわになる。
そして、反応がひときわ大きくなるある場所を見つける。
そこを攻められるたびに、やめて、と甘い声で懇願されるが到底辞められるものではない。
その声を楽しみながら攻め続けると、体を痙攣させて沙紀は達した。

いいか、と尋ねた私に、はい、と沙紀が答える。
淡い後悔が脳裏をよぎったが、私は己の意思に忠実であろうと決めた。もう迷わない。
皮膚を隙間なく密着させてお互いの背中に腕を回し、足を開かせてすっかり固くなった脈打つ物を一気に突きたてる。
入れられて苦痛を感じているのだろう、沙紀は低く呻き、きつく眉根を寄せている。
思い切って最奥まで入れ、しばらく動かず体になじませる。
苦痛を減らす助けになればと、私は心中を吐露した。
ずっと前から好きだったこと、自分の気持ちに素直になれず意地悪ばかりしてしまったこと、沙紀に近づくほかの男どもに嫉妬していること、そして今、結ばれてとても満たされていること。
思わぬ告白を受けた沙紀は、潤んだ目で私を見あげ、私も、とつぶやいた。

反応を確かめながら、私は少しずつ腰を動かす。
動きを、次第に激しいものにしていくとベッドがきしみ始めた。
呻きは消え、代わりに淫らな水音と甘い嬌声が部屋に響く。
初めてですごく感じて本当に淫乱だ、と私が囁くと、こんなに感じるのは朝生さんだから、との答え。
男は相手がだれでも等しく快楽を感じることができる。が、女はそうはいかない。
愛こそが最高の媚薬。
もう、私は仕事のことや組のこと、自分が去った後のことなど考えられなくなり、沙紀とともに快楽の極みに達することにのみ集中した。
502二世の契り4:2011/08/20(土) 13:22:49.38 ID:qsbPMlSW
とうとう沙紀が私の動きに同調し、快美を訴え出した。
感じてるのか、との問いに、すごく気持ちいい、と酔いしれた表情を浮かべて答える。
お互いの腰を振動させ、更なる快楽を紡ぎ出す。
沙紀に対する愛おしさに満ち溢れた半面、壊したい衝動にも駆られながら抽送を繰り返す。
絶え間なく嬌声を放っていた沙紀が私の耳元に口を寄せ、名前で呼んでもいいか聞いてきた。
無論、拒む理由などありはしない。
声を限りにして、義之さん愛してる、と喘ぐ沙紀。
私は、自分が長く持ちそうにないのを自覚した。

中は熱く、絞り取ろうと絡みついてくる。
そして沙紀自身も、私を離すまいと両腕両足を巻きつけている。
沙紀が望むように、子供を与えてやれるかどうかは分からない。神のみぞ知る。
が、これからはタイムリミットが来るまでそばにいて、体力の許す限り抱いてやることにしよう。
そんなことを考えながら、必死に射精の衝動を堪える。
その時、沙紀の体に二回目の痙攣が訪れた。私は強い締め付けを感じ、耐えられなくなって熱い欲望を解き放った。

お互い汗のにじんだ肌を密着させて、快楽の余韻が去るのを待つ。
私は額に貼りついた沙紀の髪の毛を撫でつけてやった。
これで私たち夫婦だね、と沙紀がつぶやき、ああ、と私は答える。
もし生まれ変われるものならば来世でも沙紀と夫婦になりたい、と願いながら。


―――真実を告げに来た院長が自らの死刑執行書にサインしに来るのは、それから間もなくのことである。
503名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 13:50:27.94 ID:So2Ed1wp
>>498
デレメガネいいよデレメガネ
FD未プレイだけどニヤニヤしたわ
504名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 13:24:59.12 ID:UMiRD3jd
投下乙
仁義なき乙女は未プレイだけど
良いシチュだった
505名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 01:12:28.97 ID:D1ae7iqK
乙乙!
506今際の際0:2011/09/03(土) 22:38:15.12 ID:Sn8amWyx
仁義なき乙女 朝生ルート うそつきED後

*朝生死亡ED後のため非エロ
*死にネタ
*鬱展開

NGワードは「今際の際」で
507今際の際1:2011/09/03(土) 22:40:09.59 ID:Sn8amWyx
急患が運び込まれたICUは、いつだって修羅場鉄火場。
「ダメです、血圧80を切りました!」
「昇圧剤を使え!側管からワンショットだ!」
「しっかりしてください、社長!」
看護師の報告、医師の指示、付き添いの悲鳴、全てが怒号のように病室内に響き渡る。
その間も、心電図モニターの心拍数を示す数字は、どんどん少なくなっていく。
“…一体、どうしたの?”
私は、その戦場にも似た光景を部屋の上から見下ろしていた。
「京吾!お嬢はどうした!」
その時、荒々しくドアを開けて入ってきた人がいる。
“龍さん、お久しぶり。私、もうお嬢って呼んでもらえるような年齢じゃないんだよ?”
私は彼に声をかけたが、ちっとも聞こえていないようだった。

「若頭、もとい龍蓮会の組長。事故です。酔っぱらいの運転する車が突っ込んできて…。運悪く、彼女の乗っていた後部座席を直撃したんです。」
「で、お嬢は助かるのか?」
言い淀む京吾の代わりに、隣にいた灰谷が口を開いた。
「…無理だな。出血多量、肺挫傷、多発肋骨骨折、それに頚髄を損傷している。たとえ万が一に助かったとしても寝たきりになって、人工呼吸器なしには生きられない。」
医者らしく淡々と説明する灰谷に、思わず龍は食ってかかる。
「それじゃ何か灰谷、お前はお嬢が死んじまってもいいっていうのか!」
「いい悪いの問題ではない。…が、その可能性は非常に高い、と言わざるを得ない。覚悟しておいた方がいい。」
沈鬱な表情で事実を告げられ、龍はその場に崩れ落ちた。
508今際の際2:2011/09/03(土) 22:41:47.99 ID:Sn8amWyx
彼がいなくなって、私は組長を辞めた。
そして、一年留年して大学の経営学部に入りなおし、本格的に会社経営についての勉強を始めた。
いったい、彼がどういうことをしていたのか知りたかったから。
勉強は大変だったけど、遺志を継ぐのは私しかいない、と思うとそれも耐えられた。
そして、名ばかりの社長だった私は、大学卒業後本格的に桜コンツェルンの社長として経営に携わるようになった。
もちろん、周りからは「小娘に何ができる」って目で見られたし、侮られることも多かった。
そういうときは、彼のやり方を思い出し、それを真似てみた。
いなくなっても、いまだに辣腕経営者として人々の記憶に残っている。
私は徐々に、やり手の女社長として、名が知られるようになっていった。
そんな私に言いよる人も多かったけど、どんな素敵な男性も彼と比べると色あせて見えた。
ますます私は、仕事に集中するようになった。
そうして桜コンツェルンは、更に業績を積み重ねていった。


それから、更に年月が経って。
“ああ、私、事故にあったんだ。今日も商談に出向くはずだったのに。”
心電図モニターの機械音が鳴り響く中、私はベッドに横たわった私を見つめる。
ベッドわきには天音君、ヤスさん、スミスさん、山木さん、灰谷先生がいて、私を取り囲んでいる。
みんな、私の意識が少しでも戻るようにと、必死に呼びかけている。
“いいんだよ、私、死ぬのは怖くない。だって、あの人に会えるんだから。”
509今際の際3:2011/09/03(土) 22:44:33.73 ID:Sn8amWyx
“遅かったな。いつまで待たせるつもりだ?”
その時、私の後ろから、とても懐かしい声が聞こえてきた。
“…朝生さん!”
私はためらわず、愛する人の胸元に飛び込む。
彼は優しく微笑みながら、私を固く抱きしめてくれる。
“約束しただろう。お前は、もう忘れたのか?”
“忘れてなんかない、ちゃんと覚えてるよ。”
そう、それは今際の際の誓い。
もし生まれ変わることがあったら、私だけを愛する、って。
“…約束を果たしに来た。おい、沙紀。行くぞ。”
“うん。”
私は彼に導かれるままに、白い光の中を歩きだした。


それまで弱々しく波形を描いていた心電図モニターが、けたたましい警告音を発し、赤いランプの点灯とともに水平になる。
そして、心拍数を示す数字も0になった。
灰谷は無表情のまま、ペンライトを持って沙紀の瞳を照らし、首を横に振った。
うなだれ、悲嘆にくれる一同。
その時ヤスが、沙紀の顔を見ながらすすり泣く。
「ぐすっ、お嬢…。なんでお嬢だけ笑ってるんですか…。」
「あの人が迎えに来たのかもしれませんね。彼女、本当に朝生さんだけを愛してたから。」
寂しそうに京吾がつぶやく。
「朝生も罪な野郎だ。お嬢の心をかっさらったままあの世に行って、今度はお嬢そのものまで連れて行きやがった…。俺の、俺達のお嬢を!」
やりきれなさを込めて、龍が拳を壁に叩きつける。
怒りと悲しみが支配する中、沙紀だけが幸せそうな微笑みを浮かべていた。

<終>
510名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 22:55:03.22 ID:qSrW6xqN
すみれの蕾小ネタ

絶賛ネタバレ中(特にエロシーン)

すみれの蕾の面々で蝶毒の終幕みたいなのを書いてみたかった
謝罪はするが、賠償は(ry

NGワード「小ネタ」
511小ネタ:2011/09/05(月) 23:01:03.78 ID:qSrW6xqN
ムツキ「皆さんこんにちは。さて今回は、すみれの蕾攻略対象者の皆さんにお集まりいただき、『姉ちゃんを一番幸せにできるのは誰か』というテーマで座談会をして頂こうと思います。司会は私、早坂ムツキです。よろしくおねがいします。」

カナデ「あいつを一番幸せにできるのは、やっぱり幼馴染の俺に決まってるだろ?」
ユキ 「うわー、来ちゃったよ。学園編で唯一エロシーンがある奴。」
トウワ「…しかも、強姦魔だしね。」
カナデ「うるせえよ!無理やりだろうとなんだろうと、俺はあいつをを愛してるんだからいいだろ!」
清一郎「その割には、メガネのことをブスブス言いすぎなんじゃないか?」
ハル 「だよね…。女の子に、一番言っちゃいけないセリフだと思う…。」
ユキ 「男に『粗○○』って言うくらいひどいよね。」
カナデ「…お前ら、『愛情の裏返し』って言葉を知らねえのかよ。」

ユキ 「はーい、僕なら彼女をきっと幸せにできるよ!」
カナデ「3P野郎が言っても、全然リアリティが感じられねえ。」
清一郎「ぬわにいいいいいいい!さ、ささ、3Pだと…!それはうらやま、もといけしからん!実にけしからん!」
トウワ「職場で、セクハラしまくるところが挙動不審。」
ハル 「それに…、路上で触るのはよくないよ。彼女、恥ずかしがってるし…。」
トウワ「それを出歯亀して、3Pに加担したお前が言っても説得力皆無。」
清一郎「3Pの相手はお前だったのか!そこになおれ!成敗してくれる!」
ユキ 「はいはい。セイ、男の嫉妬は醜いよ。」

清一郎「やはりここは、梨園の御曹司たる俺の出番だな。」
ハル 「でも…、歌舞伎役者って、すごく遊んでるイメージなんだけど…。」
ユキ 「だよねー?女優さんとかー、モデルさんとかー、芸妓さんとかー。」
トウワ「それに、早漏のお前が彼女をきちんと満足させられるわけ?」
清一郎「黙れトウワ!いつまでも早漏でいるわけはないわ!」
カナデ「しがらみの多い世界で、あいつに苦労かけて、それでも幸せにできるって?すごい自信だな。」
清一郎「梨園の妻となって俺を支えるのがあいつの幸せ、ひいては俺の幸せだ。異論は認めん!」

ハル 「あの…。僕…、幸せに出来るかどうかは分からないけど…。でも…、彼女を思う気持ちだけは、誰にも負けないから…。」
トウワ「幸せにできるかどうかわからない、って発想が既に負け犬。」
カナデ「気持ちって、言葉や行動にしなきゃ伝わらないからな。それができない、って時点で詰んでねえか?」
ユキ 「カナデがそれを言う?ハルって正真正銘の犯罪者でしょ。ゲーム冒頭の注意書きは、カナデとハルのためにあると思うし。」
カナデ「俺をこいつと一緒にするな!」
清一郎「監禁してまで一緒にいたい気持ちがわからん…。」
ハル 「あ…、愛の形は一つじゃなくて、人それぞれでいい、んじゃないかな…。」

トウワ「何、最後は俺?俺があいつを幸せにできるか、なんてわかりきったこと聞かないでよ。」
ユキ 「出た!ドSのドラキュラ伯爵。夜な夜な、彼女の血をすすってたりして?」
清一郎「おい、俺がメガネと電話で話してる時に、後ろからセクハラしてやがっただろう!」
トウワ「隙だらけのあいつがいけないんだよ。『襲ってください』と言わんばかりの、ね。」
ハル 「電話中のセクハラって…、どっかの、BLゲームのネタでもあったね…?」
カナデ「しかも、あんな態度のでかい奴隷なんていねえよ。」
トウワ「俺はあいつを逃がさないし、俺も逃げるつもりはないから。覚悟してよね?」

ムツキ「えーと、宴たけなわではございますが、この辺で座談会をお開きにしたいと思います。皆さん、ありがとうございました。姉ちゃん、本当にこんなメンツで幸せになれるのかな…。それではまた来週!」
ハヤタ「続きません。」
<終>
512名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 01:00:11.85 ID:n7c0peES
投下GJ
513名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 13:42:52.81 ID:Y3q7MdTQ
保守
514名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 18:05:38.93 ID:XDepvSEz
面白い
ちゃんと声が再生できましたぞ
515名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 18:13:17.36 ID:XDepvSEz
514はすみれ座談会の事です。
スレ後ろから読んでるので前後するけど
朝生パロを美味しくいただきました
朝生さんが未だに一番なのでこうやって雄姿が見れると嬉しい
516名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 22:44:16.24 ID:NJA2BG71
|ω`)ダレモイナイ

|ω`)トウカスルナライマノウチ?
517うた☆プリ トキ春1:2011/09/15(木) 22:48:15.66 ID:NJA2BG71
うた☆プリ
トキヤ×春歌
変態淑女たちのおかげでたぎりました
春歌自慰ネタ
トキヤ自重なにそれおいしい?




一ノ瀬さんがいません。もうずっと、おうちに帰ってきていません。メールを送っても深夜に一言だけ。電話も勿論できません。
それというのも、いま一ノ瀬さんは映画の撮影中なのです。
新人なのに主役に大抜擢!さすが一ノ瀬さんです!
でも、天候の関係でロケが延長してしまって、もう何週間も一ノ瀬さんと会ってない。
早く会いたいです。
さすがにそんなわがままは言えないので、心の中だけで一ノ瀬さんに甘える。
ただいま、ってぎゅってしてほしい。私だけが知る一ノ瀬さんの微笑みを見せてほしい。
518トキ春2:2011/09/15(木) 22:49:28.04 ID:NJA2BG71
ちょっとしたイジワルだって、今なら喜んで受け入れますから。
恥ずかしいけど、もしいま一ノ瀬さんに会えたら、私からキスをしてみたい。そしたら痛いくらいぎゅっとしてくれる。
一ノ瀬さん、淋しいです。
寮のベッドは私のサイズに合わせてあるのに、何故かとても大きく広い感じがする。一ノ瀬さんと一緒に眠ると丁度良いのに。
私は人恋しさを紛らわせるために枕を抱きしめて丸くなった。
膝も抱えてしまおうとしたとき、体の中心……いつも一ノ瀬さんにいじられるソコが熱くなっているのに気づいた。
「う、うそ……」
ちょっと一ノ瀬さんのことを考えただけでこうなっちゃうなんて!
気になってしまったが最後。
足を少し動かしただけで下着が擦れて、なんだかすごくじれったい。
「ちょっと、だけ……」
パジャマの中に手を入れて、下着の上から触れてみる。それだけで、布地と肌の間に粘液がたまっているのがわかる。
いてもたってもいられなくて、下着の中に手を差し入れてしまう。
一ノ瀬さんの指は、いつもこの粘液を掬っては塗っていくような動きをしていた。
519トキ春3:2011/09/15(木) 22:50:38.28 ID:NJA2BG71
私は自然と、一ノ瀬さんの動きを思い出しながら、指を動かしていた。緊張で指先は冷たいのに、触れるところが熱くて、なんだか変な感じ……。
「ふぅっ、ん…」
敏感なところがどこか、一ノ瀬さんにたくさん教えてもらったから、わかる。一ノ瀬さんに触れられている時はいつもぼんやりしちゃってるけど、こんな時にしっかり思い出しちゃうなんて……!
「ぁ、あ……っ」
指を入れて欲しい。たくさんかき混ぜて欲しい。一ノ瀬さんに、名前を呼ばれたい!
「いちのせ、さ……!」
くちゅくちゅ、と指を動かす度に、恥ずかしい音が私の耳を刺激する。恥ずかしいけど、一ノ瀬さんにしてもらってるときみたいで、気持ちいい。
「んーっ……!」
指が止まらない!
一ノ瀬さんの名前を何度も呼んで、キスをしてくれたことを思い出して、私は夢中で自分を慰める。一ノ瀬さんにしてもらうみたいに、指を入れたり出したり、グリグリと抉ってみたり。
自分でするのは初めてなのに、一ノ瀬さんみたいにしたくて激しく動かしてしまう。
520トキ春4:2011/09/15(木) 22:52:08.17 ID:NJA2BG71
……その感覚はすぐにきた。
絡みつく、なんていつも一ノ瀬さんが言うように、私の熱い内壁がきゅうきゅうと指を締め付ける。
「あっ、…んっ」
一ノ瀬さん、一ノ瀬さん!
「い、イッ……!」
つま先まで駆け巡る快感に圧されて、我慢していた涙が零れる。
一瞬止まった息を吐き出して、乱れた呼吸を整えようと深呼吸。
まだ残るわずかな快感と疲労感が、指を引き抜くのも躊躇わせる。
気持ちよかったのに、足りない。
いつの間にか私、一ノ瀬さんがいないとダメになっていたのかも……。
でも、ここに一ノ瀬さんはいません。
切なくなって、私は震えた声で、そっと名前を呼んだ。



「一ノ瀬さん……」
甘い色香を伴ったその声に、止まっていた思考回路が再び動き出すのを自覚した。
長引いたロケがようやく終わって、驚かせたくて連絡をせずに帰ってきた私を待っていたのは、ベッドで自分を慰めている可愛い恋人の姿。健気に私の名前を呼んで、淫らな音を立てて、懸命に快感を追う姿に、こちらの方が驚かされてしまいました。
壁側に向かって猫みたいに丸まっている上に、自慰に夢中な所為で、春歌はまだ私が帰宅したことに気づいていないのでしょう。
果てる時にまで名前を呼んで、なんて可愛らしい……。
絶頂を迎えて少し冷静さを取り戻したのか、先ほどよりははっきりした発音で私の名前を呼ぶ。
衝撃から解放された体で、足音を立てずに静かに寄っていく。ベッドに手をついたと同時に覆い被さって、春歌の腕を撫でながら素早く下着の中に手を入れる。
「きゃん!……え、ええ!?い、一ノ瀬さん!?」
「ただいま、春歌」
ちゅっと頬にキスをすれば、ふわりと微笑み返してくれる。本人も無意識なこの笑みにどれだけ私が弱いか、君は知らないのですよね。
521トキ春5:2011/09/15(木) 22:53:25.88 ID:NJA2BG71
「こんなに長く一人にしてしまって、どうなるかと思いましたが。意外と楽しんでいたみたいですね?」
そう言いながら、まだ入れっぱなしの春歌の手に自分の手を添えて、濡れた指と指の間に人差し指をねじ込んでいく。ぬるぬると簡単に入ったことに気をよくして、中指も同じく挿入する。
「んん…っ」
まだ時折痙攣する内部をかき混ぜると、すぐに甘い嬌声が紡ぎ出される。春歌の手を押し付ければ、その下にある敏感な突起を刺激されて、春歌の背中が弓なりに反る。
可愛い。
こんなに我慢していたのです。早く味わいたいと思うのは当然。
春歌の絶頂がすぐそこに来ているのを理解していながらも、春歌の手ごと指を引き抜き、覆い被さっていた身体を離す。
期待を裏切られた表情も可愛くて、思わず笑いながらキスをする。久しぶりの彼女の唇の感触を堪能しながら、手早く服を寛げ、再び華奢な身体を組み敷く。
唇を合わせたまま春歌の足を広げて片足を私の肩に載せる。普段なら恥ずかしがってイヤイヤと泣くのに、今日は歓喜に満ちた顔でキスに応えてくれる。
普段の初心な春歌も可愛いですが、こんな風に素直に求められるのも良いですね。
濡れそぼった入り口に私のものをあてがって漸く唇を離すと、とろけた瞳が雄弁に見つめてくる。その視線に微笑みで答えると、私は一気に根元まで挿入した。
「きゃっ……、っあ、やあああんっ」
指でいじった時に絶頂の寸前でやめたからか、春歌は挿入と同時に果てた。ぎゅうぎゅうと締め付けてくる膣の感覚は強烈で、私のなけなしの理性が焼き切れる音がした。
「すみません、少し激しくします」
522トキ春6:2011/09/15(木) 22:55:03.30 ID:NJA2BG71
痙攣を繰り返す内壁をこじ開けるように抉り、亀頭まで抜いては根元まで突き入れる。何度も何度も収縮する感覚と、あられもない嬌声に、春歌が絶頂を繰り返しているのを知る。
「やっ、だめっ、また、……ん、んんっ」
ああ、またつま先までピンと伸ばして、シーツを握りしめて……。
本当に、春歌は仕草ひとつひとつ可愛らしい。
きっと終わらない絶頂の所為で苦しいだろうに、それでも私は止められそうにありません。
「もぉだめ……っ」
ヒクヒクと入り口を私の形に歪ませて、乱れた息を絶え絶えにした春歌に、私はもう我慢できません。
「いちのせさんっ、いちのせさ…!」
「ああ…春歌、春歌っ」
境目すらなくなっていくような、熱の応酬。
名前を呼び合うことしかできす、私たちは久しぶりの愛に浸りあった。



一晩中繋がりあい、空が白み始めたころ。
欠けていた半身を埋めるような激しい貪り合いも一心地つき、ベッドで並んで横になる。
汗と愛液でベタベタしているのに、気にならないくらい心が満たされているのがわかる。
「言い忘れてました。お帰りなさい、一ノ瀬さん」
照れた笑みが可愛くて、優しく抱きしめてキスをする。
「ただいま、春歌」
きっと私も気持ち悪いくらいの微笑みを浮かべているのでしょう。でも、春歌はその顔すら好きだと言うくらいですから、気にしません。
「それにしても、意外でした。きっと大げさに驚いてくれると思ったら、私の方が驚かされましたから」
もちろん春歌の自慰のこと。
ああ、顔を真っ赤にして動揺する春歌も可愛い。
「あ、あれは一ノ瀬さんのことを考えていたら……!はっ、一ノ瀬さんはそういうこと、なかったんですか?」
「しませんよ」
嘘ですけど。
毎夜のように君を思い浮かべて慰めていたと知ったら、どんな顔をするのでしょうね。
それはそれで気になりますが、いまは私の嘘に騙された表情がたまらなく可愛らしいので、追々焦らず楽しみましょうか。
523名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 22:58:31.74 ID:NJA2BG71
♪<おわりー


もしもしからなので短くぶつ切りな投下で失礼しました。
524名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 03:59:00.47 ID:dfNurgim
流行りものだし、ネタはとてもよかった
でも、途中で視点を変えるのは難しいので、ちょっと工夫が必要だったかも?
ともかく投下乙
525名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 20:47:02.92 ID:NTCwf1+w
>>523
乙ー
自重しないトキヤも乙
526名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 21:20:10.36 ID:eCBAP5Qs
旬ネタ投稿乙。
最近アニメ→ゲームやったばかりなんだが、ヒロインマジでこんな感じで、再現率高いね。
527名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 20:04:05.53 ID:ZH1gaLlG

ヒロイン、ノリのいい娘で可愛いな
528名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 01:35:30.02 ID:BHeENIQN
嘘つきなトキヤたまらんな!おつでした!
529名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 13:48:06.52 ID:qJ1obXWq
乙です!
うたプリ好きだから感謝
530名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 01:30:26.54 ID:y0C93erm
GJ!
531名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 23:38:10.24 ID:Rx9Wrxh3
うたプリのピンク板のスレってあったっけ?
数字は見たけどノマはない?
532名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 06:26:19.96 ID:B2OXJmHH
雑談だったらピンク難民だよ
533名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 14:43:35.28 ID:P96aNW8a
ぴん難は結構エグい話題多いイマゲ
トキヤの扱いひどいし
534翔ハル1:2011/09/23(金) 22:11:09.59 ID:B2ZuNlK9
うた☆プリ
翔×春歌
一ノ瀬さんの時よりちょっと大胆なハルちゃんです
というかハルちゃんって、翔ちゃん相手だとなんか等身大って感じじゃないすか?
同い年カポー最高!




今日は翔君が早く帰ってくる日です!
お仕事のドラマもひと段落して、お昼には帰ってきてくれます!
今日はドラマのクランクアップと、一緒にいられるお祝いに、翔君のお部屋で食事を用意して待ちます。
最近はずっとすれ違いばかりだったから、自分でもなんだかとってもテンションが上がってるのがわかりますっ!
「喜んでくれるといいなあ」
翔君の好きなご飯をたくさん用意して、大好きな翔君の帰りを、翔君のお部屋で待って。
なんだか新婚さんみたい……照れちゃいます。
新婚さんといえば、「ご飯にする?お風呂にする?」が定番だと友ちゃんに聞いたことが。
お仕事してきてるんだもん、やっぱり汗を流したいよね。
勝手知ったる何とやら、ということでお風呂掃除もしちゃいます!
事務所の寮のお風呂は広くて綺麗。
清潔さを保つのは一苦労ですが、お仕事の疲れを癒やしてもらうためにも、リラックスできる空間にしたいです。
めいっぱい背伸びして壁のタイルも洗います。
535翔ハル2:2011/09/23(金) 22:14:14.77 ID:B2ZuNlK9
翔君はいつも、お風呂で転ばないように気をつけろよって言うけど、私だってそんなにドジじゃないんですからねっ。
「ひゃっ……きゃ!」
つるっ…ドタッ。
…………ドジじゃないんです。
「いたた…。あ、泡だらけ…」
いつの間にか床一面泡だらけになってました。
強く打ちはしなかったけど、床についた手や足、おしりが泡だらけに。
「おーい、なんだ今の音……って、春歌!?転んだのか!?」
「あ、翔君。お帰りなさい!えっと、これはその」
「ただいま。…うん、見りゃわかる。食事も用意しててくれたの見たし。ありがとな」
わああ!久しぶりの翔君です!
「で、お前はそのまま風呂に入れ。泡でびしょ濡れだぞ。ちゃんとあったまらないと。」
「うん…。でも翔君、濡れてない?」
「ああ、雨降ってきたから。ここまで送ってもらったけど、さすがにちょっとは濡れたかな」
「そんな!風邪引いちゃいますよ!翔君が先に入ってください!」
「いや大丈夫だって!このくらい何ともないから!」
「でもまた体調悪くしたら……!あ、じゃあ一緒に入りましょう!」
…きっとこの時の私は、テンションが上がってて、まともな思考回路ではなかったんです。
いつの間にか私は裸で湯船に浸かっていて。お風呂場の泡をは綺麗に流されて、ピカピカ。
536翔ハル3:2011/09/23(金) 22:17:16.41 ID:B2ZuNlK9
私はシャワーを浴びる翔君に背を向けて、ぼーっとタイルを見ていました。
うう、ドキドキしますっ。え、エッチなことはしたことがありますが、2人でお風呂なんて初めてです!
いつか絶対そういうことがあるから!と、友ちゃんは言ってたけど、まさかまさか。
「おーい」
「は、はい!」
ぐるぐる考え事してたら、シャワーを終わったらしい翔君が声をかけてくれました。
で、でも振り向いて良いのかな?
「そのまま、ちょっと寄ってくれねえ?入れねー」
クスクス笑いながら翔君が私の肩を突っつく。
「ご、ごめんなさい!」
慌てて隅に寄ったら、翔君が笑いながら入ってきて。
あ、と思った時には、私は向かい合うように翔君の膝に乗せられていました。
見ないようにしていたのに、翔君の、は、裸が、目の前に……!
細い体に、それでもしっかりついた筋肉が、お湯を浴びてキラキラ光って、綺麗。
「え、ああああの」
「あー、やっと春歌こっち向いた」
向いたというか、向かされたというか…。
でも、私を見る翔君の瞳が優しくて、私は照れより嬉しさが増した。
537翔ハル4:2011/09/23(金) 22:19:35.47 ID:B2ZuNlK9
「お帰りなさい、翔君っ」
「ああ、ただいま」
ちゅっ、と翔君がキスしてくれる。
幸せです。こんなに間近に翔君を感じられるなんて。
私たちは自然と手を繋ぎ合わせて、夢中でキスを繰り返す。
啄むように、何度も接しては離れていく微熱に、私の心臓がうるさく高鳴る。
「春歌…」
ちゅ、ちゅっと繰り返されるリップ音の合間に、熱っぽい声で名前を呼ばれて、ドキドキしちゃいます…。
「翔君……っ、んっ、んゃ……っ」
私もお返しと名前を呼んだ瞬間、翔君の舌が私の口内に入って、暴れ出す。
激しいキスに、私の体がピクピクと震える。繋いだ手にぎゅっと力が入ると、それ以上に強く優しく握り返してくれて、

嬉しい。
「っひゃ!」
翔君の指先が、私の背中を撫で上げた。お湯の中なのに冷感みたいな感覚が走って、思わず唇を離してしまう。
「可愛すぎ…」
翔君が呟く声が耳に入ったそのとき、お腹に翔君の熱が当たるのがわかった。
入浴剤を入れてないから、お湯の中で翔君のが、私を求めてくれているのが見える。
いままでこういうことをするときは部屋を暗くしていたし、私もいっぱいいっぱいだったから、こうして翔君が私を欲して

くれてるところをちゃんと見るのは初めてで。
でも、翔君は私が翔君のを見てることに気づかず、私の中に指を入れて、ほぐし始めた。
「あっ、あんっ」
538翔ハル5:2011/09/23(金) 22:22:01.27 ID:B2ZuNlK9
翔君の指が私のそこを広げるたび、お湯のわずかな水流を感じて、なんだかむずがゆい。
「春歌のココ、お湯の中でもすげーぬるぬるしてる」
「ん、だ、だって、翔君の指が……っ」
「指が、何?気持ちい?」
「うん…っ」
素直に頷けば、翔君は照れたように頬を染めて、笑顔を返してくれる。
「あ、のね…、もう、指、いいから……っ」
翔君のそれが私を欲してくれるように。
私だって、翔君を感じたいのです。
途切れ途切れにそう言えば、翔君は顔を真赤にして、わたわたと慌てだして。
「えっと、ずっと見えてて、その…お湯の中」
「げっ!……うっわ、恥ずかしーなこれ!」
「どうして?私は嬉しいよ。こんな私でも、その、求めてくれるんだなーって……」
「こんな私って何だよ。俺は春歌だから好きだし、こういうことしたいんだって!」
「翔君……」
私が少しでも自分を卑下すると、翔君は自分のことの様に怒ってくれる。
そして、私のことが好きって言ってくれる。
こんな翔君だから、私もとっても好きなのです。
翔君は指を引き抜くと、私の腰を持ち上げて、お尻をさすりながら位置を調整する。入れてくれるんだ、と思うと、無意

識におなかがキュンとなってしまう。
539翔ハル:2011/09/23(金) 22:26:07.88 ID:B2ZuNlK9
続きは明日
540名無しさん@ピンキー:2011/09/23(金) 23:32:35.88 ID:HeDH+B+J
楽しみにしてる!
541名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 06:50:17.63 ID:hyMztrRP
つ、続きはまだか!爺!続きを早く持ってくるのだ…!
542名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 12:35:20.87 ID:39SPI192
超GJ!前編だけでもふたりがエロかわいすぎてニヤニヤ
続き楽しみに待ってるよ
543翔ハル6:2011/09/24(土) 17:01:01.47 ID:EFJJD7dx
早く、早く翔君を感じたい!
私はいてもたってもいられなくて、翔君の首に腕を回すと、充てられていた熱に自分から腰を落とした。
「う、あ、…春歌っ、」
「はぁっ、あぅ…っ、翔君、翔君……!」
私の中を、翔君の熱が割っていく。熱くて、熱くて、心の中まで入ってくるみたい。
「すげー、熱ぅ」
翔君も私の熱を感じてくれてる。嬉しい!
「ごめ、我慢できない!」
突然、翔君が私の腰をぎゅっと掴んで、下から突き上げた。体中を走る快感に、私は背を反らして喘ぐしか出来なかった。
「ああっ、あー……っ」
翔君に掴まっていないと、この強烈な快感に負けてしまいそうで。
翔君が私を突き上げるたび、私の喉から甘い悲鳴が上がる。それが浴室中に響いて、恥ずかしさと気持ちよさに、私の体も翔君の動きに合わせて、ゆらめく。
二人の動きに合わせてお湯が跳ねるけど、そんなことが気にならないくらい、私たちは互いを求め合う。
「ぅあ、春歌っ、もう出……っ」
翔君が一層私を強く抱いて、熱を放つ。私もその熱さに追い立てられるように達してしまった。
はぁ、はぁと荒い息遣いだけが響く。私たちは抱きしめあって、快楽の余韻を味わっていた。
と、そのとき、翔君が「あ!!」と声を上げた。
544翔ハル7:2011/09/24(土) 17:03:57.20 ID:EFJJD7dx
「春歌、いま俺たち、な、ナマで……!」
「え?……あ!本当です!」
お風呂で、しかも勢いでしてしまったので、いつもと違って避妊具をしていませんでした!
とはいえ、今日は安全日?というものなので。この前友ちゃんと確認したのですっ。
「あのね、翔く……」
「ごめん春歌!俺気きかなくて!」
「え、あの、っひゃ!」
翔君は私を抱き上げてバスタブから出ると、そのままシャワーチェアに座った。さっきとは違って、同じ方向を向いているので、翔君の胸板が私の背中にぴったりくっついて、なんだかこそばゆいです。
「ほんとごめんな、マジ気ぃつけるから。いまはとりあえず俺の…ちゃんと出しとこうぜ」
「ああああのっ、翔君!?」
翔君の足に私の足を乗せられて、そのまま大きく開脚させられる。
こんなの、恥ずかしいです!
でも翔君は私を抱きしめながら、ごめん、ともう一度呟いて、さっきまで繋がっていたそこに指を入れた。
いつもと違う角度と、達したばかりという状況の所為で、それだけで気持ちいい。
「んん…、っや、だめ、そんなにかき回しちゃダメ……っ」
「ちゃんと出してやるから。あーもう、そんな可愛い声、反則っ」
ぐちゅぐちゅと激しく出し入れされて、翔君の指と一緒に、さっき中に出されたばかりのそれも流れていくのがわかる。
すごい、こんなに出てたんだ……。
545翔ハル8:2011/09/24(土) 17:07:04.18 ID:EFJJD7dx
「あっ、ひぁっ」
出てくる量が少なくなれば、内壁をこすったり、弦を弾くように動かされたり、とにかく刺激されちゃう。
「やあああ……っ」
仕方ないのに、折角翔君が出してくれたそれが流れていくのが、残念です。
「結構出たな」
翔君はそう言ってシャワーをホルダーから外すと、蛇口を回して、勢いよく流れ出すお湯を、私のそこに充てる。
その瞬間、私は今までに無い強烈な感覚に支配された。
「っきゃああああ!しょ、翔君、やめっ、それダメぇ!」
「え?あ、ごごごごめん!」
「ああああっ、い、イっちゃ……!!」
翔君に跨ったまま、私はビクンと痙攣させて、二度目の絶頂を迎えた。
うう、翔君がいるのに、翔君じゃないものに気持ちよくさせられるなんて……。
「ご、ごめんな春歌。なんか…色々と」
シャワーを止めた翔君が、私の顔を覗き込む。
「私も、ごめんなさい……」
くったりと翔君に凭れて、息を整えてると、お尻に翔君の感覚が。
「あ、あのね。私、二回も気持ちよくさせてもらったから、今度は私が翔君にしてあげるね」
546翔ハル9:2011/09/24(土) 17:10:20.39 ID:EFJJD7dx
翔君の上から退いてタイルに膝をつ……つこうと思ったら、膝が立たなかったので、ぺしゃんと座って翔君に向き直る。
丁度目の前に翔君のそれが来て、しやすいかも。
「は、春歌!?ちょっ、お前それ誰の入れ知恵だ!?」
「男の人は、口でして貰うのも気持ちいいって、友ちゃんに貸して貰った雑誌に……」
「渋谷GJ!!じゃなくて!」
「あのね。翔君は、こういうの、……いや?」
翔君に拒否されたらどうしよう。
恐る恐る見上げると、翔君はうー、あー、と唸って、「頼む」と言ってくれた。
「えっと、じゃあ、失礼します……」
こうやって間近に見るの、初めてです。
えっと、確か、す、筋?を舐めると良いんだよね?
それから、頬張れるくらい頬張って、口の中で舌でたくさん撫でてあげるんだっけ。
含めない部分は手でたくさん擦ってあげて、なるべく全体を刺激する、んだっけ?
私は雑誌に書かれていたことを思い出して、ぎこちなくだけど、頑張りました。
段々苦味が口中に広がってくる。確か、気持ちよくなってくると、出てくるんだよね?
翔君はいつも私のを舐めて、甘いって言ってくるけど。男の子とは味が違うのかな…?
547翔ハル9:2011/09/24(土) 17:14:16.60 ID:EFJJD7dx
翔君、気持ちいいのかな。
そう思ってチラリと見上げると、目を閉じて、唇を噛みしめて、頬を染めて耐えてる翔君の顔が。
すっごく……すっごく可愛いです!!
翔君が感じてくれるのが嬉しくて、もっともっと頑張ってみます!
「ッは……、やべ、出そう」
「ふぁい、らしてくらしゃい」
うう、上手く喋れません。
でも翔君にはそれが良かったみたい。口の中で、それが一際大きくなって、ビクンビクンと力強く鼓動を打つ。
「春歌、ごめ……!」
「ぁ……っ」
頭を離されたかと思うと、翔君の白いものが勢いよく飛んできて、顔や髪にかかる。
「うわわわわごめんでもすっげー良かった!」
余韻に浸る間もなくシャワーで洗い落とされて、やっぱりちょっと残念です。
「も、もうコレくらいにしようぜ。あ、そだ、ほら食事!冷めちゃってるし!」
「そうでした!温めなおします!」
「ああ、頼むぜ。…大丈夫か?」
「はい、もう立てます!ちょっと、頑張りますけど…」
「ほんっとごめん!じゃ、俺ここ片しておくから、な?」
「じゃあ私、ご飯の用意してきますね!」
翔君の為に作ったご飯を忘れちゃうなんて!
私はだるさの残る体を叱咤して手早く着替えると、食事の支度を始めました。
だから、翔君がお風呂で自慰をしていることは知らなかったのです。
548翔ハル:2011/09/24(土) 17:16:36.73 ID:EFJJD7dx
♪<終わりー
最後、ナンバー10でした。すみません。
半端だけどここで終わりです。
初シャワー攻めと初フェラ入れられて満足です。
ありがとうございました。
549翔ハル:2011/09/24(土) 17:22:14.09 ID:EFJJD7dx
余談ですが、ハルちゃん視点で書いているので、精液とかtelinkoとからめえとか
エロい単語を使わないようにしているのは仕様です。
あと前半、変なとこで改行入っているのはメモ帳からコピペした時に何故か入りました。
あんまりスレ占拠しないようにまたぼちぼち書きたいです。
ありがとうございました。
550名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 20:43:38.67 ID:LTZSu44/
>>548

翔春可愛いよ翔春
ニヤニヤが止まらない
翔ちゃん相手のハルちゃんはちょっと積極的なのがいいよね

551名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 22:34:31.95 ID:n0108Dj5
>>548
翔春最萌えなので嬉しかった。ありがとう。ただ、次も書いてくれるなら一つだけ、呼び名「翔くん」だよね。小姑っぽくてごめん。
気が向いたらまた投下してくださいね。
552名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:04:09.42 ID:9qHp9sH9
>>549
乙ーごちそうさまでした
553名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:04:24.94 ID:RNoXHrRe
>>551
ID変わってるけど書き手です。指摘ありがとうございます。
全部気にしないで変換してしまってました。
もう一度ゲームやり直してきますわ…
554名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 01:47:34.84 ID:jeOJclpW
>>548
翔春おいしいです。ごちそうさまでした!
555名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 05:05:35.03 ID:D5pdXBhK
>>548
最高!翔春いいよー本当良かったー
ぜひまた機会があれば他のプリンスとか第2、3段と見たいです
おつかれでした☆
556名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 13:10:19.02 ID:bgZ3+0v3
>>548
乙です!
翔ハル大好きなので萌え転がりました。
また別カプでも翔ハルでもいいので、書いてくれると嬉しいです。
557名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 02:34:40.45 ID:Qg+V0djX
うたプリで音也×春歌(トキヤのパートナー設定)投下です。
うたプリ続いて申し訳ない。

■ご注意
 音也視点です。
 本編のif設定です。(トキヤ√から派生した設定です)
 トキヤとのエロはありませんがトキヤ?が少しだけ登場します。
 音也がヤンデレ風味です。ちょっとレイーポ気味かもしれない。
 回避される方は、「Syncopation」でNGしてください。

初めての投下なので見苦しい点が有るかもしれませんがご容赦ください。
558Syncopation:2011/09/27(火) 02:38:09.26 ID:Qg+V0djX
『部屋くる?』

 そんな簡単な5文字のメールで、俺と七海の時間は始まるんだ。
 

「いらっしゃい。トキヤいないよ」

 金曜の夜。俺は七海を寮の俺たちの部屋に招き入れた。

 七海春歌。
 トキヤのパートナーで、作曲家コースの女の子。
 たぶんトキヤが好きな女の子で、たぶんトキヤを好きな女の子。

「おじゃまします」

 廊下に誰もいないことを確認して、普段よりラフな格好をした七海が部屋に滑り込んだ。
 ドアを後ろ手に閉めて、ふぅ、と息をつく。

「誰にも見つからなかったでしょうか……」

「大丈夫じゃないかな。みんなもう部屋でゆっくりしてるころだし。
 マサなんかもう寝てるかも」

 時計の針は、もうすぐ夜中の12時を回るころ。
 普段の俺なら、そろそろ寝よっかなって時間。

「ごめん部屋散らかってて。あ、適当に座っていいよ」

 ドアの前でちょっと居心地悪そうに立ってる七海に声をかけて、
 俺はベッドの上でドサッとあぐらを組む。
 少しだけ迷ってから、七海は俺の隣に、ぽすん、と座った。
559Syncopation:2011/09/27(火) 02:42:05.67 ID:Qg+V0djX
 七海が俺たちの部屋に来るのは初めてじゃないし、俺と部屋で二人きりになるのも初めてじゃない。
 でも、七海はいつまでたっても慣れてなくって、今も俺の隣でちょっぴり硬くなって、きょろきょろしてる。
 そういうところ、すごく可愛いって思う。

「一十木くん、ゲームの途中だったんですね。どんなゲームしてたんですか?」

 そういえば七海を待ってる間にやってたゲーム、一時停止にしたままだった。

「あ、そうそう、今ちょうどさー……」

 そんな感じで七海と色々しゃべったり、ゲームしたりして、気づいたら大体いつも夜中の2時くらい。

「やった!俺の勝ち!ほんと、七海ってゲーム弱いよね」

 レースゲームを一緒にやると、10回に8回くらいは俺の勝ちだった。
 ちょっと拗ねた感じで七海は、

「私が弱いんじゃなくて、一十木くんが強いだけですよー」

「でも俺、トキヤとやったら大体負けるよ?
 ていうかトキヤが勝つまでやめさせてくんないんだけどさ。
 『勝ち逃げですか?卑怯ですよ』とかなんとかって」

「一ノ瀬さんがですか? なんだか意外です」

 七海が、くすくすって笑う。


560Syncopation:2011/09/27(火) 02:44:09.14 ID:Qg+V0djX
 ……やばい、なんかだめだ。
 
 七海かわいーっていうほわほわした気持ちと、
 トキヤの話楽しい?っていうどろどろした気持ちで、
 どうにかなってしまいそう。
 
「七海、しよっか」
 
 そのまま俺は、七海をベッドに押し倒した。

 
「ん、あ……」

 スカートの下に手を入れて、七海の女の子の部分をショーツ越しに探ると、
 七海のソコが、くちくち、と可愛い音を立てた。

「も、濡れてるね」

 かあっと七海が耳まで赤くなる。

「脱がすよ」

 七海のパーカーとスカート、あと下着も脱がしてしまう。
 俺の方もジャージをぽいぽいっとベッドの上に脱ぎ捨てた。

 服で隠れてた七海の首元や胸元には、俺がつけた赤いシルシ。

「俺のシルシ、ちょっと薄くなってきたね」

 ちょっと残念。
 でも、目立つとこにつけ直すと七海こまるかな。
 内ももにシルシをつけながら、七海の潤んだところをそろそろと撫でる。
561Syncopation:2011/09/27(火) 02:46:11.92 ID:Qg+V0djX
「指、入れてみてもいい?」

「あ、はい……大丈夫、です」

 ぷちゅ、と音を立てて、俺の中指が七海のソコに沈んでいく。
 ナカで指を曲げたり伸ばしたりするたびに、ぴくぴくと七海が震えた。

「気持ちいい?」

 七海の好きな部分――七海の内側の手前の方を、猫の喉をなでるようにくすぐる。

「はい、そこ……いい、です……」

 外側の粒の部分を一緒に触ると、七海のナカがきゅん、と俺の指に絡みついてくる。
 同じことを俺のモノにもしてもらいたい。
 そう思ってしまうと、俺はもう我慢できなくなってた。

「入れるよ」

 七海からあふれたぬるぬるを俺のものになじませて準備して、
 俺は七海に俺のものをねじ込んだ。

「んっ……いた」

 でも、七海の方の準備は、まだちょっと足りないみたいだった。
 まだ途中までしか入ってないのに、俺のものでぎちぎちになっている。

「ごめ、いったん抜くよ、っあ」

 焦って腰を引こうとした拍子に、ベッドの上に放りっぱなしの服とか、
 マンガとか、テレビのリモコンとかが、バサバサとおちた。

『おはやっほ〜っ!みんな元気かにゃあっ!』
562Syncopation:2011/09/27(火) 02:48:14.86 ID:Qg+V0djX
「!」

 息をのむ。

 テレビの液晶越しに、HAYATOと――トキヤと目があった。
 俺じゃどうやったって敵わない、七海のアイドル。

『今日は〜ボクの新曲を紹介しま〜すっ! この曲は――』

「いちのせ、さん」

 ぽかん、とテレビの中のHAYATOを見つめている七海。
 七海と繋がってる部分が、俺を拒むようにきゅ、と締め付ける。

「や……一十木くん、わたし……」

「……どうしたの?」

「い、一ノ瀬さんが、お仕事をされている間に、わたし、こんな……」

 七海のソコは、きゅうきゅう俺を締め付けるのに、
 奥の方からぬるっとしたものがあふれてくる。

「ごめんなさい、一十木くん。やめて、ください」

「嫌だ、やめない」

 七海の腰をぐっと掴んで、俺は七海の一番奥まで潜り込んだ。

「――っいっときく、あっ……ぅ」

「俺をみてよ、七海。今、七海と「してる」のは、俺だよ」

 七海の腰を押さえたまま、さきっぽのほうまで引き抜いて、根本まで押し込む。
 何回も腰をゆすっていると、七海のナカがちょっとずつ柔らかくなっていく。
563Syncopation:2011/09/27(火) 02:50:31.08 ID:Qg+V0djX
「いっときくん、だめ、です……んっ……」

 七海は「ダメ」だっていうけど、七海のナカは俺をゆるゆると受け入れ始めている。
 HAYATOの――トキヤの声を聞いて、興奮した?

「音也だよ。音也って呼んで」

「い……や、おとや、くん……」


『それじゃあ聞いてくださぁいっ!』


「だめ……いちのせ……さんの、うたが……」

 今度は、ぐりぐりと七海の奥の方に押しつける。
 だめだってわかってるし、七海が絶対いやがるからしないけど、
 七海の一番奥の部分で俺を全部受け入れてもらえたら……って思った。

「今だけでいいから、俺のこと、好きになって」

 行き止まりになっているところに、何度も俺の先っぽを押しつける。
 七海の一番深い部分にいるのは
 HAYATOでもトキヤでもなくて、俺なんだって、そう言ってしまいたかった。

「う、だめ……ですっ。お……くっ」

 俺はすげー気持ちいいけど、七海にはつらいらしかった。
 今まで気持ちよさそうだった声が、今はちょっと苦しそう。

「ん、ちょっとだけ、がまんして……」

 かわりに七海が一番弱い外側の部分をくりくりといじめる。
 動き方も、押し込むような動きじゃなくて、円を描く要領でナカで動くようにしてみる。
564Syncopation:2011/09/27(火) 02:52:42.99 ID:Qg+V0djX
「――――っ! ぅあ、あっ……んぅ」

 とたん、ぎゅ、と七海のナカが、俺のものをしごくようにうねる。

「あ、ちょ、だめだっていきなりっ。――俺もう出るっ」

「……ん、ん――――ッ!」

 あっけないくらいすぐに、俺と七海はイってしまった。


『いっつも応援してくれてるファンのみんな〜っ! ありがとね〜っ!』


「トキヤの今日の仕事、さっきの生番組だったんだね」

 終わった後、七海の身体に残ったべとべとを拭う、俺。
 ほんとは、終わった後もずっと七海にくっついてたいけど、
 俺は七海の恋人ってわけじゃないから、そういうのは我慢。

「で、このあと、おはやっほーニュースかぁ。
 トキヤ、じゃなくてHAYATOってほんと忙しいんだね」

 七海の方はまだ余韻が抜けきっていないみたいで、
 ぼんやりとしたまま、俺にされるがままになってる。

「トキヤが帰ってくるまでまだ時間あるね。もっかいしてもいい?」

 七海の耳元で囁く。
 びくん、として七海は。

「……ごめん、なさい。今日は……」

「あ……うん。ごめん、今の冗談。忘れて」
565Syncopation:2011/09/27(火) 02:55:06.36 ID:Qg+V0djX
 ほんとは、半分くらい本気だったけど。

「風呂、入ってくよね。わかしてくるよ」


 俺と七海で交互に風呂に入って、お互いが落ち着く頃には、
 時計の針は4時を指していた。

 ぶかぶかな俺のTシャツを着た七海は、ベッドの上で三角座りしている。 
「あの……一十木くん。さっきはごめんなさい」

「ん?さっきってなに?」

 風呂上がりの七海もやっぱかわいー、とか
 そういうとりとめのないことをぼんやりと考えていて、
 七海が何て言ったのか聞き取れなかった。

「……している時、いきなりテレビがついてHAYATO様が映ってしまったものですから、
 わたし、動転してしまって……」

「ああ、うん。リモコン、ベッドの上に置いたままだったからさ。
 偶然電源がはいっちゃったみたいだね」

 偶然っていうのは、わりと嘘だ。
 あの時間なら、ちょうどHAYATOが出てるだろうなって思っていたから。

「その、一十木くんにひどいことを言ってしまいました。ごめんなさい」

「あれ、そうだっけ。
 俺もういっぱいいっぱいだったから、覚えてないや。ごめんね」

 違うよ七海。謝るのは俺の方なんだ。
 だまし討ちみたいにして、七海を試して、そして、勝手に嫉妬した。
 ごめんね、七海。
566Syncopation:2011/09/27(火) 03:08:36.02 ID:npg2lO7L
「そう、ですか……」

 そのまま七海は黙り込んでしまう。
 沈黙がおりてくる。

「心配しなくても、俺、怒ってないから。
 約束はちゃんと守るよ」

「ち、ちがいますっ……わたし」

「トキヤがHAYATOだって、誰にも言ってないし、言わないから」

「ちがいます、わたし、あの、そういうことではなくて」

「あ、もちろん俺と七海のことも誰にも言わないよ。もちろんトキヤにも」


 そう、それは本当に偶然のことだった。
 俺は、HAYATOの正体がトキヤであることを、知ってしまったんだ。

『お願いです。このことは誰にも言わないでください!』

 そう言って七海は俺に頭を下げた。

 確かに俺はトキヤのことはライバルみたいに思っていたけど、
 それでもあいつは親友だし、七海にそんなことされなくても、
 誰かに言ったりするつもりなんてなかったのに。

 ……俺ってそんなに信用ないのかな。

『わたしができることなら、何だってします』

 そんなにトキヤが大切なの。
 ――そうだよね、大切だよね。
 トキヤは君のパートナーなんだから。
567Syncopation:2011/09/27(火) 03:11:17.67 ID:npg2lO7L
 でも俺だって、出来ることなら君のパートナーになりたかった。
 君の歌を、俺だって歌いたいんだ。
 君が、好きなんだ。

 トキヤにだって、誰にだって渡したくないんだって、思う。

『だったら七海、俺とセックスしてくれる?』
 
 だったら、むりやりにでも、俺のものにしてしまえばいい……?


「あの、そろそろわたし、部屋にもどります」

 時刻はもうすぐ5時。
 もうすぐおはやっほーニュースの時間だ。
 やっぱ七海、部屋にもどったらテレビ見るのかな……。

「うん。見つからないように、気をつけてね」

「はい。それでは、お邪魔しました」

「七海、あのさ」

 もうちょっと一緒にいたい、とか。
 七海のこと好きなんだ、とか。
 ごめん、とか。
 言いたいこととか、言わないといけないことはたくさんあった。

「はい、なんですか?」

 でも、結局俺は何も言えなくて。

「なんでもないよ。またね、七海」

 END
568557:2011/09/27(火) 03:13:27.01 ID:npg2lO7L
以上です。
連投で規制されてしまったので、
途中から携帯での投下になりました(´・ω・`)
長々と失礼しました。
569名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 21:18:10.73 ID:p/udX5c0
投下乙
嫉妬&ヤンデレのコンボがよかった
570名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 01:05:12.56 ID:FVnSxcWB
>>568
乙です
ヤンデレ好きなので嬉しい 淡々とした描写が逆に音也らしくて良かった
571名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 01:58:51.08 ID:DXUm3MRM
>>568
とっても良かったです!良い作品をありがとう
572名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 00:26:53.18 ID:D3xClbzu
>>568乙です
NTRでいいのだろうか?
本編にはない展開だったし新鮮で良かった
573名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 08:59:24.40 ID:Y2pyIfNw
音也ンデレか。
574名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 07:58:33.31 ID:Uaf+7V/Q
>>568
GJ、乙です
個人的に音也は結構薄暗い面も持ってると思ってるからそういう部分が出ていて切なくてよかった
どうもありがとう
575名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 12:20:01.79 ID:dXbZtFml
久しぶりに覗きにきたらうたプリ祭りが開催されていたでござる
トキ春スキーなのでおいしくいただきました 職人GJ
576名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 00:03:53.11 ID:JiGYtlbh
うたプリ単独スレ欲しいけど、結局過疎るだろってことで無しになったんだっけ?
577名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 21:14:54.86 ID:4gc4Bl2n
あれば欲しい
なければここが埋まる
いつの間にか話消えてたし、ここに投下して良いのかな?
578名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 21:27:32.37 ID:Iii1xysj
個人的にはあってもいい気が
連続だと投下しにくくなる人も居るし
落ちたらまたここに来ればいいって感じで
579名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 21:33:40.92 ID:/L2GEr1l
本スレ投下も有りだと思うよ。
低年齢のいない板だし流れは早いけどまったりしてるしそんな荒れないと思うんだけどなあ…
580名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 22:22:48.65 ID:4gc4Bl2n
本スレって雑談スレにってこと?
それは無いでしょ…
リクと感想とお世辞だらけになるよ
581名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 22:33:49.25 ID:Iii1xysj
ID出ないからな・・・荒れるのも目に見えてる
582名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 23:51:46.01 ID:JiGYtlbh
雑談スレは避けたほうが良いよ。過去投下してた人いたけどスルーかスレ違い扱いだったような。

私は単独スレあったら嬉しい。ショートストーリーしか書けないけど…。
583名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 20:31:26.13 ID:MxMd0sio
私は書いたら小ネタの延長みたいなのか長編の両極だからなw
立てた方が嬉しい
584名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 19:48:09.34 ID:WQ6wlxNy
アニメやっててこの頻度なら過疎って落ちそう…
585名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 11:59:02.19 ID:zaQej0SW
過疎ってもよくない?
とりあえず行き場のない人のためにも立てていいと思うんだが
つかここまで議論するくらいなら立てようぜw
586名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 21:28:48.95 ID:wIfnRtZp
自分もさっさと立てちゃえばいいと思うし立てたいんだけど、
確認したらレベル足りなかったw

雑談スレはうたプリ関連スレにURL貼られたし、
SSが嫌な人もいるみたいだから投下はしない方がいいと思う
587名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 15:28:07.58 ID:kiTwBpZ9
スレチ続いてごめんなさい
スレ立てるなら変わりに立てるよ
588名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 17:45:23.36 ID:JpdOoLT1
別に立てなくていいよ
上にもあるけど個別スレ立っても来年位には過疎ってそうだし、ここもこれ以上過疎になってどうするの?
たくさん職人が来てくれて20以上のSSが書き込まれたっていうならスレ立てても問題ないけど
589名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 18:16:21.58 ID:Jtx49Kvg
もう立てられてたんだぜ…
きっと一人二人しか書く人こないんだろうな
過疎化の未来しかみえないわ
590名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 15:05:09.31 ID:7eGnMyVH
このままここで同一ジャンルの投下が続いても色々言われてただろうし
いいんじゃない?
591名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:23:28.99 ID:AxgfkR+t
PWA  ゲルハルト×ユメ 
 
ゲルハルトグッドエンド後

ネタバレはあるが、未プレイ者にはイミフだと思われ
本編のエロシーンはツンしかなかったので、デレるゲルハルトを補完してみた
ツンデレ眼鏡かわいいよツンデレ眼鏡

NGワードは「卒業後には」で
592卒業後には1:2011/10/17(月) 00:24:57.86 ID:AxgfkR+t
あの、「黄金の夜明け」から数カ月。
私は、週末は必ず、魔法使い通りにある先生のラボで過ごすのが恒例となっている。
アカデミー内では教師と生徒の立場を崩せないけど、敷地外では恋人同士であることが許されるから。
最初は麓の町に降りるたび、玉麗やシャルロッテに冷やかされて恥ずかしかったけど、そういうことも今では慣れた。
今日も先生のラボで、食事を作りながら先生の帰りを待っている。
料理の腕は、本当は先生の方がプロ級で、女としての自信を打ち砕かれるぐらい上手なんだけど、それでも、私が出したものを微笑みながら「上手いよ」と言ってくれるのは嬉しい。
ちょっとだけ、先生の奥さんになったみたいな気分を味わえるし。
そんなことを考えていると、先生が帰ってきた。
二人での食事を済ませた、その後。
593卒業後には2:2011/10/17(月) 00:25:46.67 ID:AxgfkR+t
「来なさい。」
寝室でベッドに腰掛けた先生から低い声で誘われると、私には抗えない。元より、抗うつもりもないけど。
先生はまだ眼鏡をかけたまま。つまり、見つめた相手を自在に操る、イービルアイの特殊能力は使っていない。
さびついたブリキのおもちゃのような、ぎこちない動きで私は先生に歩み寄る。
力強い二本の腕に捕まえられ、服ごしに先生の熱い体温を感じ取る。
先生は私をベッドに横たえ、なんなく衣服をはぎ取った。
こうして、生まれたままの姿にされるのは、今でもかなり恥ずかしい。
必死にシーツで体を隠そうとするけど、先生はそれを許さない。
「ダメだ。そのままおとなしくしていろ。」
裸の私と、きっちり服を着込んだままの先生。
なんだか、猛烈に先生がズルい、と思う気持ちが湧いてきた私は、先生のネクタイを手にかける。
以前はこれの解き方もよくわからなかったけど、今となってはお手の物。
そうしてジャケット、シャツ、ズボンを脱がせ、脱がされたお返しをしていく。
観念したのか、先生はアンダーシャツとトランクスは自分で脱いだ。
これで、素肌と素肌の接触を妨げるものは何もなくなった。
594卒業後には3:2011/10/17(月) 00:26:30.67 ID:AxgfkR+t
もう一度、ベッドで上になった先生は、下になった私を抱きしめる。
先生の腕の中は、まるでアマツの海のようだ。
何物にも動じず、深く、時には凪のように穏やかで、時には逆巻く嵐のように激しい。
この穏やかさをもう少し楽しんでいたかったけど、それを打ち切る合図であるかのように、先生が私に口づける。
私たちの関係は、体のつながりが先行して、キスは最後の最後だった。
その失われた時間を少しでも取り戻そうとするかにように、先生はキスにかなりの時間を割く。
先生の分厚い舌が侵入し、まるで何かの生き物であるかのように、私の口腔内を蹂躙する。
「ん…、…っ、は、ぁ…」
「…っ、ふ…、ちゅ、…っ」
私も先生の口に舌を差し入れ、対抗してみるけどあえなくねじ伏せられる。
「私に勝とうとするなど、百年早い。」
唇を解放した先生が、私の耳元でそう囁く。
一回りは年上の先生は経験もあるし、私より上手で当たり前、なんだけど。
595卒業後には4:2011/10/17(月) 00:27:30.85 ID:AxgfkR+t
先生の、大きくて温かい手が私の胸をまさぐる。
初めて抱かれた時はまだ小さい胸だったけど、こうやって体を重ねるうちに今はそれなりのボリュームになってきた。
嬉しい反面、最近、制服の胸回りがきつい。
そんな私の気持ちなどどこ吹く風で、先生は私の胸を揉みしだく。
「大きくなったな、胸。」
薄い微笑みを浮かべ、先生が左手で乳首を刺激する。
「やっ、あん…、そこ、ダメ…」
「口では嫌がっても、体は嫌がっていないようだが。」
右手はいつのまにか私の中心は差し入れられ、人差し指でそのぬかるんだ感触を味わっている。
「ダメったらダメ…。私、おかしくなっちゃう…!」
「おかしくなればいい。私は、君にそれを望んでいる。」
人差し指はわたしの花芽を簡単に探り当て、たゆまず動いて、私を追い詰める。
「気持ち、いいんだろう?」
「はい…、いい、です…。すごく…!」
快感の前には恥じらいも何もあったものではない。素直にそう答えてしまう。
「ならば、イけ…!」
「ああっ、もう…、ああぁぁぁっ!」
白い光が脳内に氾濫したかと思うと、私は先生の体を力の限りに抱きしめて、体を弓なりに反らせた。
596卒業後には5:2011/10/17(月) 00:28:42.63 ID:AxgfkR+t
乱れた息を整えている私を、先生は満足したように見つめている。
先生は、その、杖を口で御奉仕するのが大好きだ。
だからこの流れなら、そうなるのかなと思ったけど、そうではなくて。
「ユメ、いいか?」
先生が、私の足を開きながらそう尋ねた。無論、私にも否やはなくて。
「きて、ください…。」
「ああ。」
「…っ、せんせ、…。」
先生の杖が、私の体を割り開く。太くて熱い杖は、私の体内で傍若無人に振舞う。
それに痛みが伴っていたこともあったけど、痛みが消えた今それによってもたらされる底知れない愉悦を知ってしまった。
粘膜と粘膜の摩擦によって生み出される、この魔力に似た感覚。
先生が官能を生み出す怒涛の律動を繰り返す。私は、嵐に遭遇した小舟のようにベッドでたゆたう。
でも、ただ揺さぶられるだけじゃなく、未熟ながらも腰をもじつかせて迎え撃つ。
「いい…、すご、い、気持ち、いい…!」
「私も、だ…。っ…!」
先生はその端正な顔の眉根を寄せながら、ひたすらに私を突きあげる。先生だから、もっとして欲しい。もっともっと。
「ゲルハルト、せんせ、い、愛してる…!」
「私もだ、愛してる…、ユメ!」
お互い愛の言葉を口にしながら、快感の終焉にたどり着く。私は意図せず、先生の吐精を促そうとして締め付ける。そして、先生は目をきつく閉じて、私の中に欲望を放った。
その時、一瞬だけ黄金龍を見たような気がしたけど、あっという間に私の意識は闇に包まれて、何もわからなくなった。
597卒業後には6:2011/10/17(月) 00:30:22.26 ID:AxgfkR+t
気がついたとき、私は先生の腕の中だった。嵐が去った後は、いつも穏やかで優しい。
私の体を気遣うように、そっと背中を撫でてくれる。
「ユメ。君は、アカデミーに来て、たくさんの物を手に入れたな。」
「そうですね。家族、友人、魔法。そして、『黄金の夜明け』まで。」
「…そして、未来の夫もだ。」
「え…?」
ゲルハルト先生を見上げると、私を抱きしめたまま真っ赤になっている。先生は大人だけど、こういうところはきっと少年のころから変わってないんだろうな、と思う。
そう、私のお母さん、マーガレットを愛したころから。
恋はまだ二度目の、不器用な人だから。
「先生、それって、プロポーズですか?」
「い、いちいち聞かなくてもいい!」
照れ隠しなのか、先生は何度か咳払いする。
「そうか、じゃあ、先生はわたしのお母さんに、『お嬢さんをください』って申し込むんですよね?」
「あの、ハナコにか…。」
先生とお母さんはアカデミーの同級生だったそうだけど、あまり相性はよくなかったらしい。こめかみに手を当て、深くため息をついた。
と思ったのもつかの間、先生は意地悪そうな笑みを浮かべる。
「ハナコが私の義理の母となるなら、ベリンダ先生は君の姑と言うことになる。血はつながっていないが、私は彼女の息子だからな。」
「うっ、それって…。」
緋色の魔女と謳われる、あの何でもお見通しのベリンダ先生が、私のお姑さん?
それって、とってもヤバいと思うんですけど。
でも、逃げられるはずもなく。
「先生、プロポーズならきちんとしてほしかったです…。」
「まだ早い。君はまだ学生だろう、学生の本分は勉強だ。たとえ『黄金の夜明け』を成功させたとしても、世界はまだまだ謎に満ちている。学びすぎる、ということはない。」
すげなくあしらわれてしょげた私をあわれに思ったのか、先生が再び咳払いする。
「そ、その、正式なプロポーズは君がアカデミーを卒業してからにしようと思っていたんだ。だから、話の続きは卒業後だ。」
「きっとですよ、先生?」
「ああ、約束する。」
「良かった。それじゃ、おやすみなさい。」
安心した私は、眠りに意識を任せていった。
黄金龍の半身である私が見る、この世界の幸せな夢。
それはきっと、永遠に続いていくものなのだから。
598名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 00:34:43.33 ID:AxgfkR+t
以上、稚拙極まりないもので申し訳ない
PWAは、いわば生みの母からもそっぽを向かれてしまったかわいそうな子なんだけど、君を愛する人は他にもいるよ、という気持ちを込めて書いてみた
蛇足で失礼
599名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 03:47:15.27 ID:ul0qhGjx
うわあああPWA投下ありがとう!本当にありがとう!
金太郎も含めて大好きなゲームだからすごく嬉しい
本当…公式はそっぽ向いちゃったからさ…
600名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 08:05:07.39 ID:aoD3IVot
PWAってなんだと思ったらファンタ作った人の18禁乙女ゲーか
601名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 12:52:58.45 ID:oqgXmKDJ
(・×・)< PWA
602名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 17:36:02.69 ID:9cjFSXwG
PWA小ネタ

エロシーン絶賛ネタバレ中

PWAの攻略対象者で月影の「真実の愛」みたいなのを(ry

*キャラ崩壊注意!

NGワード「娘一人に婿五人」
603娘一人に婿五人1:2011/10/23(日) 17:44:45.01 ID:9cjFSXwG
シャルロッテ「玉麗、大変よ!今日はユメさんの結婚式だというのに、教会に花婿が5人も現れて大騒ぎになってるの!」
玉麗    「ほほー、それは面白、じゃなかった、大変ですねえ。急いで行きましょう!」

アキト  「ユメ、結婚しよう。絶対に、お前を幸せにする。」
ユーリ  「はいはい、寝言はそこまで。シスコン強姦魔にそんな権利ないから。」
アキト  「ごうか…、って未遂だし!愛はあるし!」
ソイ   「言い訳無用。思いが通じないからといって力に訴えるとは、男の風上にもおけんわ!」
ゲルハルト「殿下がそうおっしゃっても、全く説得力に欠けるのですが。」
カルロス 「アカデミーはじまって以来の天才の割には、もっていきかたが強引だしすぐキレるしがっつくし。で、童貞のお約束でやっぱり早…。」
アキト  「うわああああ!先輩、それ以上言わないでください!」

ユーリ  「じゃあ、ここは正統派王子様の僕が花婿ってことで。」
アキト  「腹黒テクニシャンの間違いだろ?」
ソイ   「うむ。やはり昔取った杵柄、というやつじゃな。余もチャーム3の特殊属性に胡坐をかくのではなく、技を覚えて研鑽をつまなくては、と気の引き締まる思いであった。」
ユーリ  「殿下、いちいち過去の古傷を持ちださないでくださいよ?」
カルロス 「奴はほめてるつもりなんだ。あのうぶなユメに一人遊びを覚えさせるまで仕込むなんてよ。」
ユーリ  「先輩も、人のこと言えないじゃないですか。」
ゲルハルト「アカデミーの授業に閨房術があれば、間違いなく君が主席だ。経験値0のアキトでは話にならん。残念だったな。」
ユーリ  「い、嫌だなあ先生、悪い冗談はよしてくださいよ。」

ソイ   「ここはひとつ、本物の王子たる余がユメを娶ることにするぞ。喜べ、玉の輿じゃ!」
ユーリ  「強姦魔その2のお出ましですね。」
ゲルハルト「お言葉ですが、殿下の年齢では我が国の法に触れます。教え子が犯罪者になるのを、私は黙ってみているわけにはいきません。」
クリシュナ「はっはっは、呪いが解けて大きくなったぞ。これで問題ないであろう?」
カルロス 「でも、ユメは小さいあんたが好きみたいだけど?」
ユーリ  「そうだよね、ユメちゃん、小さい殿下のときノリノリだったもんね。自分でも、ショタプレイに目覚めた変態だ、って自覚してたし。」
アキト  「俺は絶対認めないぞ、こんなやつが兄貴だなんて!」
ソイ   「アキト、いくらでも嫉妬せい。余は、そうされてしかるべき暁の王なのじゃから。」
604娘一人に婿五人2:2011/10/23(日) 17:47:55.03 ID:9cjFSXwG
カルロス 「ユメ、その、お前と幸せな家庭を作りてえ、と思ってる。だから、俺の嫁になってくれ。」
ソイ   「全く、不良にあるまじき、柄にもないことをほざくのう。」
アキト  「でも、このツンデレ先輩、最初の時ユメに逃げられそうになってたから、案外ヘタレなのかもな。」
カルロス 「誰がヘタレだ!」
ユーリ  「でもさ、教室でのリモコンバイブプレイには、僕びっくりしたよ。さすが、童貞を神にささげたカルロス先輩、って感じ。」
ゲルハルト「何っ!神聖なる学び家で、そんな破廉恥な行為に及ぶとは…。至急、何らかの処分を検討しなくては。」
アキト  「お前が言うな!ったく、どいつもこいつも、俺の姉貴に無茶ぶりしやがって…。」
カルロス 「可愛いし、惚れてるからこそイジメたくなるんだよ。それがわからないようじゃまだまだ子供だな。」

ゲルハルト「キタムラ、君が伴侶に選ぶべきは、この中で唯一の大人であり、アカデミー講師として社会的地位もあるこの私だ。」
アキト  「言ってろ。教師=変態って生きたテンプレ見本のくせに。」
ソイ   「生娘に特殊能力を使って、口での奉仕を強要するとは、おぬしは真性の変態に決まっておる。」
カルロス 「おっさん、2回目がすぐできないからって、ユメにおもちゃ使わせて興奮してんだもんなあ。変態以外の何物でもないだろ。」
ゲルハルト「だ、誰が変態だ、人聞きの悪い!」
ユーリ  「いやだなあ、先生は立派な変態ですよ。でもその割には、恋をするのが重荷だとか、キスはしないとか、行動パターンがやたら乙女ですよね。」
ソイ   「そうじゃのう。でもその割にユメの扱いがひどくないか?ラブイチャエッチが一つもないとは、とんだ逆鬼畜眼鏡じゃ。」
アキト  「乙女な変態おっさんが兄貴だなんて、俺は絶対に嫌だからな!」
ゲルハルト「アキト、お前が嫌だ嫌だと言っても選ぶのはキタムラだ。彼女はきっと、私を選ぶ。いや、選ばせてみせる!」

シャルロッテ「あれ?肝心の花嫁さんはどこに行ったのかしら。ユメさん、ユメさん!」
玉麗    「ここに置手紙がありますよ。えー、なになに、『こんなんじゃ恥ずかしくて誰とも結婚できません。ほとぼりが冷めるまで実家に帰ります』だって。」
シャルロッテ「ユメさんったら…。ねえ玉麗、バカな男どもは放っておいて、これからアマツへ遊びに行きませんこと?」
玉麗    「いいですねえ、転送陣も用意できますし、アマツでユメさんやハナコさんと遊びまくりましょう!それでは、しゅっぱーつ!」
<終>
605名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 20:59:07.16 ID:NtAWWRbX
GJ!!
童貞を神にささげたカルロス先輩
にカルピスふいたwww
嘘じゃないけど…嘘じゃないけど…w
606名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 18:03:05.95 ID:uhxAErRg
PWA  ゲルハルト×ユメ(?)

エロ成分少なめ、ラブイチャ要素なし

第九話のバンパイア治療イベント中のゲルハルトに、ヤンデレ妄想が漲ったので書きおこしてみた

すごく、ヤンデルトです…

悪魔つきの彼だからこそ、聖書の朗読が全キャラ中随一似合う

NGワードは「魔道転生」
607魔道転生1:2011/10/26(水) 18:06:08.66 ID:uhxAErRg
「主は十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。」
バンパイアに血を吸われたキタムラを魔法の縄できつく縛め、教会の祭壇前にある魔法陣に封じ、聖なる言葉を唱え、ガラスの小瓶に入った聖水を注ぐ。
カースの属性を持った私が、このようなホーリー系の儀式を行うのは、本当は生きながら身を削がれるに等しい。
しかし、弟のアキトに生理的な恐怖を感じた彼女は、彼がついてくることを拒否した。それはすなわち、私に『治療』を依頼したいということに他ならない。
やらなければ、キタムラはバンパイアと化してしまう。
教師の私には、生徒を救う義務がある。
ならば、答えは、ただ一つ。

「家の滅びた羊のところに行きなさい。行って、天の御国が近づいたとのべ伝えなさい。」
聖なる言葉を唱え、聖水を、魔法陣の中のキタムラに注ぐ。
「ああっ…、痛いっ!先生っ、やめてぇ…!」
聖水のかかった体から、白い蒸気が立ち上る。肉の焦げるにおいが辺りに立ち込める。
私の手は、火傷したかのように赤くなり、ひりつく痛みが絶え間なく伝わってくる。
「ダメだ。」
赤い瞳に涙を浮かべて、キタムラは『治療』をやめるよう懇願する。
しかし、彼女の言葉に耳を傾けてはならない。
バンパイアに血を吸われ、人であって人でない、不確かな存在。生と死、人の世界と神魔の世界の狭間を漂っている。
そう、今のキタムラはただの悪魔なのだ。

「病人を癒し、死者を生き返らせ、病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。」
聖水を注げば注ぐほど、蒸気はさらに立ち上る。
「あぐうっ!お願い、苦しい…!」
キタムラが苦痛に耐えかね、魔法陣の中でのたうちまわる。
「君が暴れれば暴れるほど、体の傷が増えるだけだ。おとなしくしていなさい。」
私の手も、すでに表皮がひきつれ、米粒大の水ぶくれがいくつもできている。
しかし、朝の太陽が昇るまでは、これをやめるわけにはいかない。
そして、私の中の何者かも囁くのだ、『これでは足りない。もっともっと、責めたてろ』と。
608魔道転生2:2011/10/26(水) 18:10:21.58 ID:uhxAErRg
「ただで受けたのだから、ただで与えなさい。帯の中に金貨も銀貨も銅貨も持っていってはならない。」
聖なる言葉と聖水が、彼女をますます痛めつける。
「せん、せい…。お願い!ア、アキトを呼んで、ください…!」
魔法の縄にきつく縛られたまま、弱々しい声で涙ながらに哀願する。
「彼がついてくるのを、断ったのは君だ。」
私の手の水ぶくれは、豆粒大ほどに広がっている。そのうちの一つが破れ、中から液体が流れ出す。
彼女をすげなくあしらううちに、私は自分の中の嗜虐心がそそられていることに気がついた。
キタムラを見ていると思いだす、苦渋に満ちた初恋の思い出。
めちゃくちゃにしてやりたい、と何度思ったことだろう。彼女が、アカデミーの生徒でさえなければ。
ある意味、これは『チャンス』なのかもしれない。

「旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持っていってはならない。」
聖なる言葉と、聖水の『治療』は続く。
「許してえっ!先生、何でも、しますからぁ!」
キタムラの顔が、涙でぐしゃぐしゃになっている。それを見た私の奥に、いびつな欲望が湧きあがる。
「絶対にダメだ。」
私の手の水ぶくれは消えうせ、その下の肉が焼け焦げはじめている。
しかし今は痛みより、公然とキタムラを責められる喜びの方が大きい。
彼女がアキトやユーリ、あるいは殿下やカルロスと楽しそうに話しているのを見つけたとき、私はいつも昏い嫉妬に苛まれていた。
これは、教師である私にそのような感情を抱かせたことに対する、罰なのだ。

「…働く者が食べ物を受けるのは当然である。」
キタムラから立ち上る蒸気は、ますます激しさを増している。
「あううう、助けて…。」
恥も外聞もなく転げまわるキタムラを見ながら、私はいい気味だ、と感じている。
「もちろんそうしているとも。生徒を助けるのは、教師の役目だ。」
自分でも白々しいと思いながら、私は自らの行いを正当化する。
とうとう私の手は炭化し、指先の一部に骨が露出し始めた。神経が焼き切れたのだろう、もう痛みは感じない。
かつて私が愛した、汚れなき天使を思い出させる。それゆえキタムラが憎い。が、苦しむ姿がいっそ愛おしいとさえ思いながら儀式を続ける。
奈落の底へ堕としてやりたい。むごたらしく穢してやりたい。
本当の悪魔は彼女ではない。この世に生を受けた時から悪魔に愛された証、イービルアイを持つ私の方なのだ。
だから、私を愛するな。嫌え。遠ざけろ。こんな鬼畜の所業しかできない私ではなく、君を優しく受け入れて愛する男を選べ。
明るい天の高みから暗い井戸の底へ引きずり込むことでしか、私は君を愛するすべを知らないのだから。
609魔道転生3:2011/10/26(水) 18:13:16.89 ID:uhxAErRg
「町や村に入ったら、そこで、ふさわしい人はだれかをよく調べ、旅立つ時まで、その人の元にとどまりなさい。」
自らを苛む痛みに精も根も尽き果てたのか、キタムラは地に伏して微動だにしない。
「…ゲルハルト。」
聖水を注いだ手が止まる。彼女はなぜ、私の名を呼ぶ?しかも、キタムラによく似ながら異なる、懐かしいその声音。
「マーガレットよ。ゲルハルトったらつれないわね、私のことなんて、もう忘れちゃったのかしら?」
「…っ!」
キタムラの髪の毛は腰まで伸び、やや小ぶりだった胸ははちきれんばかりに豊かになっている。魔法の縄の縛めからも、既に解放されている。本当に、私の愛したあの人なのだろうか。
いいや、騙されてはいけない。だって、マーガレットは私が殺したのだから。

「…その家に入ったら、平和があるように、と挨拶しなさい。」
気を取り直して聖なる言葉を唱え、聖水をふりかける。
「ゲルハルト、私ね、あなたに会いたくて戻ってきたの。」
体中から白い蒸気を上げながら、彼女は私に手を伸ばして天使のように微笑む。痛くないはずはないだろうに。
「…あなたのパートナーは、クロガネだ。私ではない。」
自分にそう言い聞かせるように告げた私に、赤い瞳のマーガレットは憐れみを含んだ笑みを浮かべる。
「だって、今の彼は帽子なんですもの、愛し合えないじゃない?それに、今の私が愛してるのはあなたよ、ゲルハルト。」
隠しておいた古傷をほしいままにもてあそぶ、悪魔の嘲弄に私は思わず動揺する。
嘘だとわかっていても、つい耳を傾けてしまいそうになる甘美な誘惑。
私がいるのは、井戸の底ではなかったのか。もっとさらに、底があるというのだろうか。

「い…、家の人々が、それを願うに…、ふ、ふさわしければ、あ…、あなたがたの、願う平和は、か、彼らに…、与えられる。」
聖書のページをめくる手が震える。聖なる言葉を唱える口調がうわずる。聖水があらぬ方向へ注がれる。
「つれないわね、一緒に黄金龍召喚をした仲じゃない。忘れたの?私は、あなたと愛し合いたい、本当のパートナーになりたい、と言ってるのよ。」
忘れてなどいない、忘れられるはずがない。
マーガレットの誘いに乗り、彼女と交われば、教師として、人間として、全てを失う。人ではなくなり、冥府魔道をさまよう、ただの悪魔となる。
だが、私は時を巻き戻し、マーガレットを取り戻したい。そして、彼女を己のものにしたい。
「もちろん、私だって今でもあなたを愛している。しかし…。」
我知らず、本音が口からまろびでる。それを聞いたマーガレットは、場末の小屋の踊り子のように、見せつけるようにして服を脱ぎだした。私の欲望の火を煽るように。
見たいと願っていた、目の前で露わにされていく白い裸体。思わず、生唾を飲み込んだ。
610魔道転生4:2011/10/26(水) 18:24:09.86 ID:uhxAErRg
「は…、はっきり、言おう。さ…、裁きの、日には…、この町、よりも、ソ…、ソドムと、ゴ…、ゴモラの、地の方が…、か、軽い罰で、すむで、あ…、あろうと…、いうことを。」
聖なる言葉を唱えながら、激しく息が切れる。脂汗が額ににじみ出る。聖水に触れるのを指が拒否する。
「ゲルハルト、あなたは私を抱くしかないのよ。」
死ぬほど恋焦がれた女からそう宣告され、抗える者がどれだけいるだろう。
私は、聖書と聖水の入った小瓶を投げ捨てる。イービルアイを封じていた眼鏡が粉々に砕け散り、私は力を解放する。
慌ただしく服を脱ぎ、彼女のいる魔法陣に入りこむ。聖なる光にさらされ、体から煙が立ち上るが、そんなことに構いはしない。
「マーガレット、愛している…。」
私は彼女をかき抱く。だが、前戯など必要ないと言わんばかりに、私の手をとって、彼女の秘部に導く。
すでにそこは、熱い体液で潤い、私の来訪を今か今かと待ちかまえている。

「ゲルハルト。もう、ちょうだい?」
マーガレットが、赤い瞳を潤ませて、張り詰めて固くなった私の分身をねだる。
無論、私にも否やはない。
「…わかった。」
その時ふと、ベリンダ先生の言葉が脳裏に蘇る。
『イービルアイは悪魔に愛された証。それを持つものは、悲劇的な死を遂げることが定められている。でも、あなたならきっと、悪魔つきの運命から逃れられた、世界で最初の人間になれるわ。』
ベリンダ先生、ごめんなさい。私は、私を救うことができず、あなたとの約束を守れませんでした。しかも私は、悲劇的な死を遂げるより恐ろしい、おぞましい悪魔と化すでしょう。
しかし、決して後悔しません。マーガレットとなら、たとえ冥府魔道に落ちたとしても本望です。
きっと、私はそのために生まれてきたのだから。

「ねえ、早くぅ…。」
マーガレットは横たわり、誘う様に足を開く。
性急な動作で、彼女の秘所に己の杖を突きたてる。それは温かい底なしの沼。私を逃さぬよう、じんわりと喰いしめる。無論、逃げるはずなどないのであるが。
「これよ、これが欲しかったの…。」
キタムラにはパートナーがいない。だから、その体も当然無垢で、体を慣らしたとしても交わりには痛みが伴うはずだが、マーガレットは全身で快美を訴えている。
しかし、そんなことはどうでもいい。
「…っ、最高だ。君の、中は。」
今は、この快楽に浸りきることに集中するべきだ。
私は欲しかったもの手に入れ、したかったことをしているのだから。

マーガレットとつながってから、一体どれほどの時間が流れたのだろう。
聖なる空間である教会の祭壇前で、激しく淫らに交わる、二体の赤い瞳をした魔物。神をも恐れぬ冒涜行為。
彼女は私の胴体に両足を絡め、快楽の泉をくみ取ろうと、必死で腰を振り立てている。が、私だとて同じ。水音がたつことなどお構いなしで、激烈に彼女を穿ち続ける。
それこそが、私の望み。
ああ、そろそろ交わりの終焉が近い。それと同時に、『ゲルハルト』としての私は闇に呑まれる。
救いなどいらない。君さえいれば。
マーガレットが、歓喜の声を上げる。間もなく、信じられないほど甘美な感覚に襲われる。私の精が大量に、マーガレットの奥に注がれる。
「…くうっ!」
「よかったわ、ゲルハルト。これで契約完了ね。」
満足そうなマーガレットの言葉が、私の耳朶を打つ。これからは君と一緒だ。永遠に。


後世、『邪視王ゲルハルト』『妖華マーガレット』として、人々に恐れられることになる、二体の悪魔の誕生の瞬間であった。
611名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 18:36:32.23 ID:uhxAErRg
以下蛇足。
展開に救済の余地がなく、あまりにも暗すぎる、と思われた向きもあろう。
物語を2までの時点で話を終わらせた場合、本編にある通り『治療』が成功してユメは人間に戻る。
その後のゲルハルトの優しさのかけらもない交合も、こう考えていたなら説明がつく、と考えた。
また、『治療』中に彼がユメを抱かなかったことも。
基本的に予定調和や大団円を好む方は、2で物語を終えたことにしてほしい。
機会があれば、デレハルトも書いてみたい。
612名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 00:26:26.89 ID:v6aNuKZd
>>606
投下乙
最近PWAプチフィーバーだね
金太郎飴と聞いて手出してないけどやりたくなってきたわ
613名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 08:54:28.09 ID:gnyylnUp
すみれの蕾  カナデ×サツキ

カナデ専用ルート嫉妬イベントの直後

公式ではツンが目立ったカナデをかなりデレさせてみた

既プレイ者には、先割れボイスの脳内再生シンクロシステム搭載推奨

NGワードは「二度目の初恋」
614二度目の初恋1:2011/10/31(月) 09:00:02.11 ID:gnyylnUp
どうして、こんなことになってるんだろう。
広告代理店の岡村さんと食事した後。
巴草先生が息せき切った様子でショッピングモールまでやってきて、私は、先生が捕まえたタクシーに強引に乗せられていた。
よく聞えなかったけど、先生が行先を指示したようで、タクシーは間もなく動き出す。
酔いのせいで頭が十分に回らない。
それでも、漠然とした不安を感じた私は、ろれつが回らないながらも巴草先生に尋ねた。
「せん、せい、どこへ、行くんですか?」
先生はイラついた口調で、短く答えた。
「…いいから、黙ってろ!」
そういう答えだと、もう何も言えない。
後部座席でシートにもたれ、窓から流れていく夜の街をぼんやりと眺めていた。

「…おい、着いたぞ。」
そこは、いつも行き慣れた先生の家。でも、夜来るのは初めてで、明りの落ちた家はなんだか知らない場所のような気がした。
先生は、あらかじめ用意したあったお金を運転手に渡し、お釣りはいらないと言っているようだった。
動きが鈍い私より先に車を降り、反対側に回ってドアを開けると、手首をつかんで強引に引っ張りだす。
固い表情の先生は、口を固く引き結び、明らかに怒っている様子だった。
「きゃっ…!」
まだ酔いが抜けず、ぼうっとしていた私は、予期せぬ先生の行動にバランスを崩して転びそうになる。
「おっ、と!…悪い。」
背中から倒れて頭を打つ、と思った瞬間、たくましい腕に肩を抱きとめられた。
不可抗力とはいえ、私、先生に抱きしめられている?
胸の鼓動が早まったのは、きっと酔いだけのせいじゃない。それからも、私の心臓はちっとも落ち着いてはくれなかった。

私の肩を抱いたまま、先生は家の中に入っていく。服の下から、温かさが伝わってくる。
「お前、歩けるか?」
先生が私にそう聞いてきた。足は少しもつれるけど、何とか歩ける。
「大丈夫、です。」
私が小声で答えると、先生は階段を上っていく。確か2階は、先生のプライベート空間として、寝室に使っていたはず。
その部屋のドアを開けたかと思うと、あっという間に私の体はベッドの上に投げ出された。
「先生、何を、…っ!」
先生が私の頬を両手で覆い、抵抗する間もなく口をふさがれる。
あの雨の日の時みたいに、唐突で強引な激しいキス。
「好きだ。サツキ、お前が好きなんだ…。」
唇を何度も何度も重ねながら、先生はうわごとのように囁いている。
615二度目の初恋2:2011/10/31(月) 09:04:45.52 ID:gnyylnUp
「先生が、私を、好き…?」
そんなことあるはずない。世話係は地味で目立たない人間がいいって、歌劇団に要望を出したのは先生で。
女性として、見られていないはずなのに。私は、回らない頭で漠然とそう考えていた。
まだキスの雨はやまない。それどころか、先生は私が着ている服のボタンをはずして、首筋や鎖骨、胸元まで範囲を広げだした。
素肌に、無数の赤い花びらが散らされていく。
「ああ、そうだ、ずっと昔から、お前が好きだった。それなのにお前は無防備で、俺がはずすなっていった眼鏡をはずしてる。他の男と、お前に何かあったらと思うと、俺は…!」
先生は、苦しそうな、泣きそうな表情になっている。傷ついた子供みたいに、がむしゃらに抱きしめてくる。
「昔からって、と、巴草先生?」
「違う!」
「え…?」
「カナデだ。…俺は、お前の嫌いな、カナデだよ。」

「カナ、デって…。巴草先生が、カナデ?」
突然告白されて、事実を告げられ、私の頭は混乱する。カナデのことは、幼いころからずっと好きだった。…あの件があるまでは。
そして今、巴草先生のことを好きだ、と思う自分がいる。
でも、先生はいつもぶっきらぼうで、愛想が悪くて、時々はきつく当たることもあって。とても、私に対する好意を感じさせるような人じゃなかった。
「騙してて、悪い。お前に嫌われてる、ってわかったから言えなかった。でも、もう無理だ!お前を他の男に渡すぐらいなら、いっそ…。」
巴草先生、いやカナデは私のつけているブラを上にずらし、露わになった胸を荒々しく揉みしだいた。
「やめて、カナデ!」
私は、思わずカナデを突き飛ばそうとした。もちろん、私の力ではびくともしないのだが、カナデは予期せぬ抵抗にあって驚いたようだった。

我に返った私は、カナデの手を振り払って叫ぶ。
「嘘よ!私を嫌ってるのは、カナデの方でしょ!『あんなブス、誰が相手にするかよ』って、他の男の子に話してたじゃない!」
思わず感情が高ぶり、カナデの胸板を何度もたたく。
「…聞いてたのか?」
珍しく怒りの感情を爆発させた私を、カナデはバツの悪そうな表情で受け止め、落ち着くまでしたいようにさせていた。
抵抗が止んだころを見計らって、カナデがおもむろに口を開く。
「まあ、その、なんだ。ガキだったんだよ。他の連中にからかわれるのが嫌で、つい本心とは違うことを言っちまったんだ。…馬鹿だよな、俺って。」
「カナデ…。」
口調に後悔をにじませてカナデは語る。
「ごめんな、サツキ。」
616二度目の初恋3:2011/10/31(月) 09:06:50.93 ID:gnyylnUp
カナデが、不安そうな色を浮かべて私を見つめる。
「サツキ、答えてくれ。今でも、俺のことが嫌いか?」
今まで、心の底に閉じ込めていた本当の気持ち。9年前に、カナデに打ち明けようとして、果たせなかった気持ち。
あのとき、もう恋なんてしないと誓ったのに、また同じ人を好きになっている自分がいる。
この時の私も、カナデと一緒で不安な表情をしていたと思う。
カナデの気持ちがわかっていても、告白とは、とても勇気のいる行為だから。
「…好きだよ。」
そして私は、自分の方からカナデにキスをした。
今までずっと心に秘めていた、好きだという思いを込めて。

それから、カナデと私は、夢中で何度もキスしあっていた。
お互いの唇を貪ることで、失われた時間を取り戻そうとするかのように。
カナデの両腕が背中に回され、がっしりとつかんで離さない。
私も負けじと、カナデの体を強く抱きしめる。
ついばむような浅いキス。相手の吐息を奪うかのような濃厚なキス。経験のない私にも、少しずつ官能の扉が開いていく。
キスが、こんなに気持ちいいものだなんて知らなかった。
口づけを解いたカナデが、真剣な眼差しで私の顔を覗き込む。

「…なあ、サツキ。」
「何?」
カナデは顔を赤らめながら一瞬ためらった後、意を決したように切り出した。
「お前を俺のものにしたい。その、お前が、欲しいんだ。」
「ええっ!」
それって、やっぱり、そういうことをしたいってこと、だ。
経験のない私には、正直言って、心の準備ができているとは言い難い。
「嫌、か?」
「…嫌じゃないけど…。」
好きなんだからいいじゃない、という思いと、未知の行為に対する恐怖がせめぎ合う。
いや、恐怖の方が大きいかもしれない。かといって、カナデの望みを無下に断るなんてできない。
ちょっとだけ、私は姑息な手を打った。
「わかった。でもカナデ、その前にお風呂貸してもらってもいいかな?ついでに、ムツキにも電話しておきたいし。」
「あ、ああ。」
お酒を飲んで汗をかいたから、それを流してさっぱりしたいという気持ちは、確かにあった。
でも、本当はカナデとのことを先延ばしにしたい、というだけのこと。経験のなさが、私を臆病にしていたのだった。
617二度目の初恋4:2011/10/31(月) 09:12:48.46 ID:gnyylnUp
世話係として掃除を任されてたから知ってるけど、浴室は寝室の隣にある。私はお湯をため始めた。
家に電話すると、案の定ムツキは怒っていた。心配をかけたのは私の方だから、謝る他はない。
それで、今はカナデのところにいると正直に伝えたら、ムツキは少しの間黙りこんだ後、母さんにはうまく言っておくよ、と言ってくれた。
本当に、ムツキはできた弟だ。こんな姉で申し訳ない。
電話を切った後、服を脱いでお風呂に入る。カナデが借りているこの家はやたら広く、当然湯船も大きくて、お湯のたまるのには時間がかかりそうだった。
先に髪と体を洗う。いつもと違うシャンプー、せっけんの匂い。
カナデと同じ匂いをまとうんだ、と思うとやたら気恥ずかしかった。
洗い終えても、まだお湯は浴槽の半分ぐらいしかたまっていない。
それでも、浸かると体の疲れをほぐしてくれる。少しぬるめのお湯が心地いい。

ぼんやり浴槽につかっていると、勢いよく浴室のドアが開けられる。
「…カナデ!」
「べ、別にいいだろ!俺だって、お前を追いかけて汗かいたんだよ。」
そう言われてみればそうだ。でも、カナデは裸に、腰にタオルを一枚巻いたきりの格好で、なんだか目のやり場に困る。
カナデが体を洗ってる間、恥ずかしくてなんとなく壁の方を向いていた。
シャワーの音が止まって、カナデが浴槽にざぶりと浸かる音がする。
男の人とお風呂入るなんて、小学生のころムツキと入ったこと以来だ。
とりとめのないことを考えていたら、突然手首を引っ張られ、後ろ抱きにされた。
「捕まえた。」
「ちょ、ちょっと、カナデ…。」
「焦らすお前が悪い。」
そう言ってカナデは私の濡れた髪をかきあげ、耳朶に舌を這わせる。経験したことのない、ぞくぞくするような感覚に、私は思わず身をよじった。
「・・・んっ!」

カナデはしっかり私の体を抱きしめていて、離れることなどできはしない。
「こら、逃げるな。」
「だって…。」
カナデは耳だけではなく、首筋や肩も舐めてくる。そうしながら、両手で私の胸を弄び始めた。
細くてしなやかな人差し指を使って、胸の突起を巧みに刺激してくる。体の奥に、少しずつ熱が生まれて来る感覚。
「本当に、柔らかいな。服着てたら、わからなかったけど。」
「やっ…、そこは…、ああぁっ!」
変な声が出てしまうのが恥ずかしい。我慢して唇を噛むけど、カナデがそれを制止する。
「声を我慢するな、傷ができちまうぞ。」
「恥ずかしいの!…イヤらしい声、出るし。」
カナデはほくそ笑み、私の耳を甘噛みしてから囁いた。
「ヤらしいことしてんだから、当然。ほら、もっと聞かせろ。」
「あ…、ダメだよ、カナデ、ダメだってばぁ…!」
618二度目の初恋5:2011/10/31(月) 09:18:14.21 ID:gnyylnUp
私の抵抗などおかまいなし。もちろん、私だって本当に嫌か、と聞かれればノーだ。ただ、恥ずかしさが先にたつのはどうしようもない。
いつのまにかカナデは、右手を私の秘部に伸ばしていた。自分でも、そんなところ触ったことないのに。
「ここは、洗ったのか?」
「…、そんなこと、聞かないでよ…。」
「じゃあ、俺が洗ってやる。」
「やだあっ…、あぁっ…!」
カナデの指は、あっという間に最も感じる花芽を探り当てる。そこをしばらくいじってたかと思うと、私の中におもむろに指を入れてきた。
決して強引ではないけど、ゆるやかに、確実に動く。
「お、お願い…、指、抜いて…っ!」
「イヤだ。ちゃんと慣らしとかないと、つらいのはお前だぞ?」
そう言って、カナデは指の抜き差しを続ける。体内を開かれる初めての感触に、どうしていいかわからない。その、体の奥から、何かがあふれてくる感覚にも。

「そろそろ、いい、か。」
そう一人ごちたカナデは、後ろ抱きの体勢を解いた。ようやく解放されると思ったのもつかの間、カナデの体が上から覆いかぶさってくる。
「やっ、カナデ、こんなところでっ…!」
「9年間待ったんだ、もう待てねえよ。」
カナデは私の足を開き、すっかり固くなった分身を入れようとする。でも、私が未経験なせいなのか、すんなりとは入らない。しびれを切らして、カナデが強引に分身をねじ込む。
「いっ、痛い…!カナデ、痛いよ…!」
「…悪い。ちょっとだけ、我慢してくれ。」
カナデは、狭い道を少しでも広げようと躍起になっている。私は、体をこじ開けられる痛みを堪える。
でも、カナデとすれ違い、意地を張って傷つけあった痛みの方がつらかった。だから、この痛みだって耐えられる。

「まだ、痛むか?」
「ううん、大丈夫。」
そうは言ったものの、苦痛のあまり私は泣いていたらしい。目尻に浮かんだ涙を、カナデが舐め取る。
全部入った後も、カナデはしばらく動かずに体をなじませていた。
「…ごめんな。サツキ、愛してるよ。」
「私も、愛してる。カナデ。」
体を密着させて、湯船の中で愛し合う。痛みも少しずつ薄れ、カナデが動くたびに別の感覚が湧きおこってくる。水面に立つさざ波が、だんだん激しくなってくる。
内臓をかきだされるような、粘膜を激しくこする動き。なぜだろう、もっとそうしてほしい、と願う自分がいる。
初めて覚えた快感。恥ずかしい、でも、もっと欲しい。
「カナデ、やめてっ!私、おかしくなる…!」
「バカ、おかしくなっちまえ。俺は、お前のそういうところが見たいんだよ。」
カナデは恥ずかしげもなくそんなことを言う。余裕たっぷりのカナデが、少し憎らしくなった。
619二度目の初恋6:2011/10/31(月) 09:25:46.88 ID:gnyylnUp
でも、私の思うほど、カナデも余裕があったわけではなかったらしい。分身を何度も私の奥に突きたてながら、眉根を寄せる。
私は、そんなカナデの下でのたうつのみで。
「マジ、ヤバい…。締め付け、すぎなんだよ。」
「そんなの、わからないよ…。ああっ…、んぅ…、はぅっ…!」
カナデの体が揺れるたびに、湯船のお湯も波打つ。私は、カナデの体に必死でしがみつく。
そうしないと、お湯に溺れてしまいそうになるから。
でも、これから、私は溺れていくのだろう、カナデと愛しあうことに。
それでも構わない。カナデにとことんまで溺れて、引き返せなくなっても本望だ。
「ああ…、俺、もうダメだ…っ!」
「いいよ、カナデ。来て…!」
一際鋭いカナデの声が、終わりが近いことを告げる。お互い理性をかなぐり捨てて、本能のままにふるまう。
「…っ、…うぅ、イ、ク…!」
「んっ、…ああっ、カナデ…、カナデ!」
最奥で、どろりとしたものが放たれる。私の頭の中にも、白い火花が散った。思わず、カナデの体を、きつく抱きしめる。
一つになって、溶けあえた瞬間だった。

けだるい空気の中、私たちはまだ抱き合っていた。いい加減出ないと、湯あたりするのは分かってるけど。
ためらいながら、カナデが口を開く。
「俺、今の仕事が終わったら、オーストリアに戻らなきゃいけないんだ。」
「うん…。」
カナデは、ピアニスト兼作曲家。ピアノはあちらの方が本場だから、いつまでも日本にはいられない。それは分かってるつもりだった。
でも、こうやって改めて切り出されると、別れが目の前に来ているようでつらい。
「サツキ、その、俺が戻るときに、一緒に来てくれないか?」
「…いいの、私で?」
「いいも悪いもあるか。お前じゃなきゃダメなんだよ。まあ、即答は難しいだろうから、答えはしばらく後でもいいけど…。」
「…いいよ。私、カナデについてく。」
「本当か?」
「うん。だって、私、カナデと離れたくない。だから…。」
「ああ。俺だって同じだ。…愛してるよ。」
そうして私たちは、再びキスを交わした。
9年間のブランクを経て、私たちは再び巡り合い、傷つけあい、惹かれあい、愛し合った。
いろいろと試練は多かったし、これからの道も平坦とは言えないかもしれないけど、きっと乗り越えて行ける。
だって、カナデは私の運命の人だから。
620名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 09:35:38.72 ID:gnyylnUp
カナデはメイン攻略キャラのくせに影薄すぎワロタ
公式ではツンツンしすぎてちょっと痛々しいこともするけど、サツキスキーなのは全キャラ中一番かもしれない
幼馴染枠の彼には、こういうラブラブ初体験を持ってきてほしかったので書いてみた
駄文失礼
621名無しさん@ピンキー:2011/10/31(月) 15:45:13.70 ID:Ffcsk2fg
乙です
カナデがんばったね
愛情が空回りしてレイプ率高いから不憫でした
レイプ後に口直しにラブラブHがあればよかったよね
622名無しさん@ピンキー:2011/11/01(火) 21:07:45.46 ID:mj2AVixv
投下乙
>>612
亀だが、PWAは世界観が凝っているし、キャラ萌えできるし中の人も頑張ってるし、1周目はとても楽しめる
ただし、あまりの金太郎ぶり(シナリオの内容が60〜70%はかぶっている)に2周目から飽きる恐れが高いので、最萌えから攻略することをおすすめする(先生のみ攻略制限あり)
623名無しさん@ピンキー:2011/11/16(水) 10:58:56.99 ID:3hNtR4B5
保守
624名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 08:46:55.56 ID:9XCCyvpI
相変わらず過疎ってるなー
625名無しさん@ピンキー:2011/11/18(金) 23:32:39.31 ID:qkZnd5fg
職人少ないんだろうな…
でも荒れるよかいいよ
626名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 16:09:17.77 ID:NTKh1mBb
魔恋プレイ始めたけど、個別ルートだと革命前夜にセックルしてそうだ
627名無しさん@ピンキー:2011/11/20(日) 00:43:51.47 ID:KU9Liziy
職人(笑)
628名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 21:59:06.39 ID:jNBxTYWE
投下します。
旧作の18禁乙女ゲーですが、よかったらどうぞ。

「仁義なき乙女」の龍×沙紀です。

恋恋三昧アフターストーリー前後。
屋敷居住組と武藤先生がちょっとだけでてきます。

回避される方は「仁義なきハネムーン」でNGをお願いします。

お見苦しい点等あるかもしれませんが、どうぞご容赦くださいませ。
629仁義なきハネムーン1:2011/11/21(月) 22:00:40.19 ID:jNBxTYWE
ここはとある南国のホテルの一室。
虎桜組若頭の那由多龍は、組長で妻の沙紀とハネムーン中。
日中は大して面白くもない買い物だの観光だのに付き合っていたが、夜こそお待ちかねの時間。
窓の外には素晴らしい夜景が広がっているが、そんなものを鑑賞する余裕は龍にない。
先にシャワーを済ませた龍はバスロ−ブをはおり、寝酒を飲みながら、沙紀が出てくるのを今か今かと待っている。
屋敷ではなかなか思うようにイチャイチャ出来ず不満が溜まっていた龍であったが、旅行中は沙紀を独占できる。
そして、鼻の下を伸ばしながら、沙紀とのあれこれを妄想するのであった。

「ごめんなさい龍さん。お待たせしました。」
「い、いえ、お嬢。さあ、こっちへ来てください。」
バスルームから出てきた沙紀は、龍と同じくバスローブ姿だった。ほのかに漂うシャンプーの香りが、龍の欲望をそそる。
龍はベッドから起き上がり、手招きして自分の隣に座るように誘う。
恥ずかしそうにうつむいた沙紀の顔を上げ、目を閉じて唇をふれ合わせようとした、その時。
RRRRRRRRRR!
「誰かな、こんな時に。」
けたたましい電話のコール音に、沙紀はついと立ち上がる。
龍は標的を失って、勢いをつけてベッドへ沈んだ。
「うわああああっ!」
そんな龍をよそに、沙紀は電話対応していた。
「もしもし。はい、そうですけど…。香織?どうしたの?」
龍は何とか立ち直り、電話が終わるのを仕方なく待った。
通話が終わったことを確かめて、龍は声を荒げた。
「誰ですか、全く、こんな時間に!」
「ごめんなさい。香織から、智とこっちのコンドミニアムに来てるから、明日一緒に遊ぼうって…。でも、断っておきましたから。」
「俺も、ちょっと言い過ぎました。お嬢が謝ることじゃないですよ。さあ、こっちへ。」
気を取り直して沙紀の手を握り、お互いの顔を見つめあう。
「お嬢、愛してます。」
「龍さん、私も…。」
どちらからともなく、二人の唇は重ねあわされた。
630仁義なきハネムーン2:2011/11/21(月) 22:04:54.96 ID:jNBxTYWE
RRRRRRRRR!
甘い雰囲気をぶち壊すコール音にハッとする二人。
「お嬢、今度は俺が出ます。」
電話を取ろうとする沙紀を制して、龍が出る。
受話器から聞こえてくるのは、龍にとって聞き飽きたというか、あまり聞きたくない、耳に馴染んだ低い声。
『私だ。組長はいるか?』
「朝生?お前、なんでこんなとこまでわざわざ電話してきやがるんだよ!」
『用事があるからに決まっているだろう。それすらも理解できん馬鹿か、お前は。』
「あ、朝生!てめえ…!」
『いいからさっさと組長に代われ。お前と無駄話をしている暇はない。』
朝生に譲る気はないと悟り、しぶしぶ龍は、沙紀に受話器を手渡す。
「お嬢、朝生からです。なんでも、お嬢に用があるとかで。」
「朝生さんが?わかりました。」
沙紀が電話に出て話している間、明らかに龍はイラついていた。
しばらく後に通話を終えた沙紀に、龍がたずねる。
「で、朝生の用事って何ですか?つまらねえ事なら、帰ってからたたき切ってやる…!」
「いいえ、すごく大事なことでしたよ。お金の件で。」
「お金?」
「はい。龍さんがお金を使いすぎるので、カードを使えないようにした。その分、戻るまでに私専用のカードを作っておく、ですって。」
「なにいいい!朝生の野郎、俺の、俺の大事なpizaゴールドカードをっ!」
激昂した龍を、沙紀がなだめる。
「でも龍さん、お金は無限に湧いてくるものじゃないし、やっぱり無駄遣いはよくないと思うんです。私たち結婚したんだから、いずれ子供ができた時のためにきちんと貯金していきましょう?」
「は、はい。そうですね。俺とお嬢の子供…。」
沙紀似の娘がいる家庭をしばし夢想する龍。
リビングのソファで新聞を読む龍、白いエプロンをつけてキッチンで料理する沙紀、そしてそれを手伝う沙紀似の娘。
その妄想が龍の本能を駆り立てた。
「お嬢、その、俺と子供を作りましょう。」
直接的表現過ぎる誘いに、沙紀は顔を赤らめた。
「龍さん…。」
龍は沙紀を抱きしめ、そっとベッドに押し倒した。

RRRRRRRRRRR!
二度あることは三度ある。
龍はうんざりした表情で立ちあがり、荒々しく受話器を取った。
「もしもし!」
自棄になって出た龍の耳に響く、おなじみの無気力ボイス。
『あ、青龍。小泉、いる?』
「無為先生!どうしたんですか?」
『今、お前たちと同じホテルにいる。小泉のカレーが食べたい。』
「ダメです!俺達は今ハネムーン中ですから、いくら無為先生の頼みでもダメです!!」
『カレー…。』
「失礼します!」
受話器の向こうでカレーに執着する武藤を無視して、強引に龍は電話を切った。
「はあ、なんでこう、どいつもこいつも…。」
RRRRRRRRRRR!
またまた部屋に鳴り響く無粋な電話のコール音。
「だから無為先生、お嬢は貸せませんったら!」
『違いますよ、若頭。僕です、京吾ですよ。』
「京吾、お前まで俺らの邪魔をしようってのか!」
『そ、そうじゃないんです。ヤスさんたちが二人の邪魔をしようって計画してたから、それを知らせようと思って――』
ツーッツーッツーッ。
そこで京吾の声は途切れ、電話の切れた音だけが龍の耳にこだまする。
「おい京吾、おい!」
「あの、龍さん…。」
沙紀の右手には、引き抜かれた電話のコード。
「これでもう、誰にも邪魔はできないですよ。」
「は、はは、最初からそうすればよかったですね。」
お互いに顔を見合わせ、ひとしきり笑いあった。
631仁義なきハネムーン3:2011/11/21(月) 22:06:54.23 ID:jNBxTYWE
「お嬢…。」
「龍さん…。」
甘い雰囲気の中、龍は沙紀をベッドに横たえる。
唇を貪りながら、龍は沙紀のバスローブの紐を解き、腕を抜いた。
瑞々しい肢体を前に、龍も慌ただしくバスローブを脱ぎ捨てる。
沙紀の両腕が龍の背中に回され、更に唇を重ねあう。
陶然とした瞳をした沙紀は、龍の耳元で囁いた。
「龍さん、今日からは私のこと、名前で呼んでくださいね?」
「わかりました。おじょ、いや、沙紀…。」
龍は少し体を離し、大きく温かい掌で沙紀の胸を揉み始める。
「すごく、柔らかい…。」
「…っ、あぁ…。」
沙紀の喘ぐ声が、龍の欲望の火を煽る。
胸とは反対側の手が、沙紀の首筋、鎖骨、わき腹、太ももなどを撫でまわす。
「沙紀の肌は、なめらかで、指に吸いついてくる…!」
「んっ…!ダ、ダメ、です…。」
口では拒否しながら、もっとその先を期待している。
軽く抵抗して龍を煽ることで、結果として沙紀自身の官能が高まることを知っているのだ。
「ダメなことはないでしょう?ほら…。」
「あ…、ああっ!」
胸の頂点を軽くつままれて、沙紀は大きい声を上げる。
「沙紀、気持ちいい?」
「そんなこと、言えません…。」
恥じらう沙紀を、龍はなおも追い詰める。
一瞬の隙をついて右手を両足の間に割りこませ、秘所の状態を探る。
指の感覚で、既に潤ってきているのを知った龍。
その中で、一際敏感な肉芽を探り当てた龍はほくそ笑んだ。
「ここ、濡れてきてる。正直に言って?」
「あ、あん、気持ち、いい…。」
肉芽を攻められた沙紀は、素直に与えられた快感に酔う。
もっと沙紀を喘がせたい。自分の前でだけしか見せない姿を見せてほしい。
龍は己の感情に従って、沙紀を乱れさせることに専念した。
632仁義なきハネムーン4:2011/11/21(月) 22:08:48.14 ID:jNBxTYWE
「すごいな、もう、こんなにあふれてる…。」
指を沙紀の中に入れ、わざと音がするようにかき回した。
ちゅくちゅく、という淫らな水音が、沙紀に羞恥を覚えさせた。
「りゅ、龍さんが、そういうコトするから…!」
体をよじって逃れようとする沙紀だったが、いつの間にか龍の左腕が首の下に差し入れられ、しっかりと頭をつかんで離さない。
その間にも龍は中を攻め、指を曲げたり、かき回したりと間断なく嬲り続ける。
甘い吐息と嬌声、中の感触に興奮が極限まで押し上げられた龍は、沙紀の耳元で囁いた。
「もう、入れてもいい?」
「龍さん、お願い…!」
龍は張り詰め切ったものを入り口に押し当て、一気に突きこんだ。
潤みきったそこは、なんなく龍を受け入れる。
「すごいな、中が、こんなに熱い…。」
「…はあぁぁん!」
沙紀を狂わせようと、激しく動く龍。
次第に、沙紀の声も大きく、快楽を素直に訴えるものになっていく。
「もっと、お前を感じたい。沙紀に、もっと俺を感じて欲しい…!」
「ああっ…、龍さん、りゅ、う…、すごく、感じる…!」
こみあげる愛おしさと同じくらい、沙紀を突き続けて壊してしまいたい。
龍は相反する感情を抑えきれず、律動を続けながら沙紀に口づけた。
「沙紀、俺だけの沙紀…!」
「あっ…、龍さん、激し、すぎ…っ。」
沙紀も負けじと、腰を動かして龍を歓待する。
歓喜した龍に思うがまま蹂躙されて、沙紀は息も絶え絶え。
「も、もう…、私…!」
「いいよ、イッて…?」
限界を訴えた沙紀を、容赦せず追い上げる龍。
快楽の階段を駆け上がった沙紀は眉根を寄せ、きつく龍を抱きしめた。
「あぁん…、イ、ク…、イっちゃう…!」
龍は激しく締め付けられ、己も臨界点に達することを悟る。
「俺も、もう…、ううっ…!」
龍は熱い精を放ち、沙紀の中で果てた。

事後の余韻の中でひしと抱き合う二人。
「龍さん、愛してます…。」
そう言いながら、沙紀は龍に軽いキスをした。
「俺もです、お嬢。」
龍も口づけを返す。それを聞いた沙紀は少し不満げな表情を浮かべた。
「もう、『お嬢』はやめにするんじゃなかったんですか?」
「そ、そうでしたっけ、あは、あはは…。」
笑ってごまかす龍。
再び欲望の兆しを覚えた龍は、沙紀の耳を甘噛みした。
「もう一回、いいですよね?」
「りゅ、龍さんったら…、あんっ!」
そして二人は、再び快楽の海へと耽溺していった。
633仁義なきハネムーン5:2011/11/21(月) 22:13:10.84 ID:jNBxTYWE
一方そのころ、虎桜組屋敷では。
「おっかしいなあ、なんでつながらないんだろうなあ?」
「や、やめましょうよみなさん、若頭はハネムーン中ですし…。」
「京吾、お前は黙ってろ!」
「そうだ、ホテルのフロントにかけてみるとかどうっスかね?」
「お、いいアイデアだなヤス。そっちにかけてみるか。」
居間で三バカトリオがよからぬことを企み、京吾がそれを止めかねている。
そこへ朝生が呆れ顔でやってきた。
「お前ら、そこで何やってる?」
「ええと、若頭とお嬢の邪魔を…。」
「バカ、正直に言うやつがあるか!」
余計なことを言ったばっかりに、山木にしめられるヤス。
「すいません、僕は止めたんですけど…。」
京吾が申し訳なさそうに説明する。
朝生は冷たい眼差しで、その場にいる全員に言い放った。
「そんなことをしている暇があったら、とっとと仕事をしろ!無駄飯食らいを養ってやるほど、私は甘くないからな。」
朝生の剣幕に恐れをなした組員たちは、しぶしぶ仕事に取り掛かるべく立ち上がった。
「朝生さんだって、お嬢に電話したくせに…。」
例によってヤスが余計なことを言う。
「何か言ったか?」
「いえ、何も…。」
踵を返そうとする朝生は、ふいに立ち止まった。
「京吾を除いて、来月のお前らの給料は20%減棒する。」
「ええっ、そんなあ!」
人の恋路を邪魔した報いを受けた、3バカトリオの悲鳴が屋敷内にこだまするのであった。
634名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 22:13:45.01 ID:jNBxTYWE
以上です。
失礼しました。
635名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 23:35:54.80 ID:ka2SUSzu
いいね違和感なかったよ
636名無しさん@ピンキー:2011/11/21(月) 23:48:06.23 ID:vBdnnW9E
投下乙! 仁義好きだー。
しかし、三点リーダー(…)が一個だけなのと、 ”。」” が気になる、気になる。
ここんとこの投下は全部三点リーダー一個なんだけど、ひょっとして同じ人?
637名無しさん@ピンキー:2011/11/23(水) 23:52:14.16 ID:JoFXDW7T
だとしたらなんなんだ
特定することに意味なんてないだろ
638名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 19:04:22.47 ID:rCjJ/fhw
いや、一人でずっと書いてるのなら、すげえ!と思って。
639名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 21:50:19.64 ID:/7B+gPva
…を二個セットで使うって事知らない人多いしね。
別に一人で書いてるわけじゃないだろ。

2chだし絶対に知らなきゃダメとかいうつもりはないけど、一応「文章作法」
でググってみるといろいろ出てくるよ。
640名無しさん@ピンキー:2011/11/25(金) 01:08:43.94 ID:nz+VfVR+
なるほど、勉強になった>文章作法
641名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 00:13:47.28 ID:Vy9kIlhC
ネタかぶりですみませんが、投下します。

仁義なき乙女の朝生×沙紀です。

<注意書き>
*エロ要素薄め、長文です。
*「一粒の涙」ED(主人公が別の男を思いながら朝生と結ばれるED)後の設定です。
*鬱EDを何とか救済へ持っていこうと企んだため、ストーリーの粗や超展開があります。
*龍の扱いがひどいです。龍スキーの方は回避してください。
*京吾と喜多川さん、例の3人が出てきます。
*キャラ崩壊に注意してください。

NGワードは「真実の鎹」でお願いします。
642真実の鎹1:2011/11/27(日) 00:15:32.80 ID:Vy9kIlhC
んっ……、お、お願い……!」
体の中心を貫かれ、腰をくねらせてねだる私を、あの男はわずかに熱を帯びた瞳で見下ろ
している。
「ふっ、そうか……」
切れ長の目をわずかに細め、戯れに思いついた自分の考えが面白くてたまらない、といっ
た風情の笑みを浮かべた。
「ならば……、そうだ、私のことを愛している、とでも言ってみろ」
「そ、んなっ……」
あの男は知っている、私が誰を愛していたのかを。
そして、私があの男を愛してはいないことも。
「どうした、言えないのか?言えないなら、ずっとこのままだぞ」
冷徹なあの男は、捕らえた獲物をどういたぶろうかと考えている豹のよう。私の望むもの
は与えず、ただ焦らすばかり。
「ぁ……」
「聞えん」
火のついた体は、一刻も早く快楽を与えてもらいたいと、私の理性が意図しない言葉を吐
き出そうとする。
「ぁ、い……、し、て……」
「そんな、小さい声では聞えんな」
冷たい声であの男は言い放つ。
私は理性も羞恥もかなぐり捨て、ただ自分の望むものを与えてもらいたいばかりに、その
言葉を口にした。
「あそ、うさん……、あい、してる……、だから、お願い!」
その言葉を聞くや否や、あの男は律動を再開した。
「あんっ……、いいっ!朝生さん、もっとっ……!」
たちまち快楽の糸に絡め取られていく私を、あの男は思う存分支配していく。
「そう、だ……。お前は、私の下で、そうやって喘いでさえ、いればいい……」
私は激しく奥を突き上げられながら、より快感を増幅させるべく腰を同調させて動いた。
これこそが、私の欲しかったもの。
背中のざらつく感触にもかまわず、私はあの男の体をきつく抱きしめ、腰を打ちつけなが
ら欲望のままにふるまう。
「すごく、いいっ……!あん、も、もう、ダメっ……!」
「っ……、イけ、私も……」
最奥を責められ、目の前に火花が散る。私は快楽の頂点に押し上げられ、意図せずあの男
の物を絞り上げる。
「あんっ、あ、はあ、ああぁぁぁっ!」
「くうっ……、だ、出すぞっ!」
あの男はきつく眉根を寄せて、私の中に欲望の結露を注ぐ。
その間も私の中はヒクヒクと動き、それを体内のより深いところに運ぼうとしている。
脳髄を蕩かされる絶頂を極めた後、あの男の荒い息遣いを聞きながら、私の視界はぼやけ、
ゆっくりと意識を手放した。
643真実の鎹2:2011/11/27(日) 00:17:46.05 ID:Vy9kIlhC
龍蓮会を潰すと宣言し、それを実際に行動に移したそのやり方は、実にあの男らしいもの
だった。
龍蓮会の資金源を断つ、という行動に出たのだ。
大概のヤクザは非合法な物品の取引をしたり、フロント企業を通じて収益を上げたり、風
俗産業の元締めをしていたりしているものだが、そういうところを着実に兵糧攻めにして
いった。
警察に密告して物品の取引を成立させないようにしたり、フロント企業のスキャンダルを
暴いて赤字に追い込んだり、風俗営業の女性をごっそり引き抜いたり。
ヤクザといえども人間である以上、収入がなければ生きていけない。
また、裏で龍蓮会と関わっているとされる大物代議士のスキャンダルをネット上に流し、
証拠隠滅を不可能にしたうえ、その代議士を引退に追い込んだのもあの男の差し金だ。
これで、龍蓮会を庇護する者はいなくなった。
それから、龍蓮会ナンバー2の桐生銀二の裏切りも大きかった。
もともと銀二は自分こそが次世代の龍蓮会を仕切る存在だと自負していたから、那由多龍
司の息子であるというだけで組長を継いだことをよく思っていなかった。
新たに桐生組を立ち上げ、龍蓮会に不満を持つ構成員をあの手この手で大量に引き抜いた。
ほどなくして龍蓮会は瓦解、解散に追い込まれた。
その後、元組長の行方は杳として知れない。

その後私は心ならずもあの男の妻となり、表向きは組長と社長、二つの業務をこなしてい
る。
もちろん、実際は両方ともあの男が実権を支配していて、私はただのお飾りにすぎない。
私は、あの男の能力に見合った地位につくべきだと説得したが、「飾りと言うのも役割の一
つだ」などとうそぶき、そのままになっている。
そういう場に慣れない私の居心地の悪さなど、全く気にかけるつもりはないらしい。
無論、愛のない女と平然と結婚できるような男だから、そんな心遣いなど期待するほうが
無駄というものなのだろう。
ハンコ押しは退屈でもまだいい、屋敷から一歩も出ずにこなすことができる。
でも、様々なパーティやレセプションでは、私はあの男の妻として一緒に出席することを
義務付けられている。
きらびやかなドレスをまとってその場を盛り上げる会話を行い、社長としての立場を取り
繕わなければならない。
外面のいいあの男は、そういう場では「愛する若妻を気遣う夫」として完璧に振舞ってい
る。
そう、本当に私は愛されているのではないか、と錯覚さえ起こしそうなほどに。
しかしそれは、屋敷に帰ってきたときには魔法が解けたようにそっけない態度に戻り、期
待が打ち砕かれるのが常であった。
そして、お互いにすれ違う、空虚な言葉の応酬が繰り返される。
それでもあの男は私を抱くことをやめないし、私も、あの男に抱かれ続けている。
何故だかはわからない。
こうした状況に私は、次第に慣れていかざるを得なかった。
644真実の鎹3:2011/11/27(日) 00:19:39.79 ID:Vy9kIlhC
あるとき私は、亡き父の墓参りに出かけた。
父とは幼いころに別れたきり、ついに死に目にも会えなかったが、こうして時々は参るの
が習慣になりつつある。
もし父が生きていたら、なぜあんな男を婚約者としたのか問いただしたい、と思いながら。
静謐な時間の流れる墓地に着いた。
墓前には既に誰かの手によって、新たな線香と花が手向けられている。
「朝生さん、でしょうね。先代には、それは世話になったそうですから」
驚きの表情を隠せない私に、運転手を務めるスミスさんが淡々と語る。
「他に、朝生さ……、いえ、夫について知っていることはありますか?」
息せき切って尋ねる私に、ヤスさんがのんびりした声で答えた。
「朝生さんが俺達と話すことなんて、めったにないっすからね。朝生さんのことをよく知
ってるのはやっぱり若頭でしょ。なんたって桜学園時代からの同級生で……、ってうわあ
ああああああああ!」
「おい、ヤス!てめえは地雷踏むしか芸がないのか、ちっとは成長しろ!」
ヤスさんの答えは、山木さんのヘッドロックによって中断された。
久々に聞いたその肩書。
胸によみがえる、実らなかった恋の思い出。
その感傷もさることながら、私は夫たる人のことについて何も知らないのだ、と愕然とす
る思いが先に立った。
私が知っているのは、組長としても社長としてもやり手なこと。
政財界に人脈の厚いこと。
そして、冷たい態度とは裏腹に、ベッドで激しく、熱く、残酷なまでに快楽を与えてくる
こと。
それだけだ。
それだけしか夫のことを知らない妻、というのもどうなのだろう。
父だって、娘を不幸にしたくて、やみくもに婚約者を決めたわけではないはずだ。別れる
まではとても私のことを可愛がってくれたのだから。
なぜ亡き父があの男を婚約者と決めたのか、その答えは自分で見出さなければならない。
その手始めとして調査会社に依頼し、あの男、いや、夫の情報を少しずつ集めていった。


朝生義之氏に関する報告書
朝生義之氏(28歳)
19××年7月8日生まれ。
かに座、A型。
身長178cm、体重68kg。
桜学園フェンシング部OB。
国立○○大学法学部××学科卒。
政治家秘書の一人息子として生まれ、何不自由ない幼少時代を過ごす。
11年前、自宅の火事で両親を失う。
その時自身も大火傷を負うが、九死に一生を得る。
以来、虎桜組の組長に引き取られて育つ。
桜学園在学中はフェンシング部の部長として活躍。
桜学園卒業後は、○○大学に進学。
○○大学を優秀な成績で卒業し、ビジネス感覚に優れ、先代組長の信任を得る。
虎桜組の構成員として桜コンツェルンの業務を任されるようになり、現在専務の肩書を得
ている。
そして組員としても頭角を現し、組長亡きあとは組長代行を任されるまでになる。
○ヶ月前先代の組長令嬢である、沙紀夫人と結婚。
意外な一面として、実は無類の甘いもの好き。
今後の活躍が期待される人物である……等々。
645真実の鎹4:2011/11/27(日) 00:21:59.22 ID:Vy9kIlhC
「意外だな、朝生さんって、甘いものが好きなんだ……」
私はリビングで、調査会社の報告書を読んでいた。
その後、書類を手にしたままいろいろと考えにふけり、誰かが後ろから近づいてきたのに
も気がつかなかった。
「何してるの?」
「あ、天音君!?」
声を掛けられて、私は思わず報告書を取り落とした。天音君はおもむろに、散らばったそ
れを拾って手渡してくれる。
天音君は桜学園を卒業した後もずっと屋敷に住んでいて、大学に通いながら虎桜組の準構
成員を続けている。
大学卒業後は、正式な構成員になる予定だそうだ。
「これ、朝生さんについてのことだよね。こういうのは、本人に聞いた方がいいんじゃな
いかな」
「そうだけど、聞いても『そんな無駄話をするほど、私は暇な身分ではない』って、言わ
れそうじゃない?」
「あ、あはは、それもそうだよね」
天音君は乾いた笑いを浮かべる。彼も夫の本性を知る、数少ない人物の一人だから。
「そういえば、初めて君が朝生さんと会った時のことを覚えてる?」
唐突に天音君が振った話題に、私は過去の記憶を呼び覚ます。
そうそう、私が強引に組へ連れてこられた時、屋敷の前で初めて対面したんだっけ。
あの時の夫は、今もそうだけれども、三つ揃いのスーツをきっちり着こなし、エリートと
呼ばれる男だけが持つ、自信と色香を放っていた。
でも、あの時の私には「気が滅入りそう」としか思えなくて。
「朝生さんは、柄にもなく優しく振舞って、本当に君に気に入られようと努力してたよ。
先代の遺言を守って、組長になった君と結婚してこの組を盛りたてていくつもりだったん
だと思う」
「そうね、あの人が大事なのは組と会社だから」
「いや、そうじゃなくて……」
天音君は一瞬ためらい、もどかしそうに口を開いた。
「ヤクザの組長の後継者って、基本的に実力本位で血縁関係は重視されないんだ」
「どういう意味?」
「関西にある、濱口組って知ってる?」
もちろん知っている。東の虎桜組、西の濱口組と謳われ、全国でも三本指に入る組織力を
誇る組だ。
天音君は、私にわかりやすく説明してくれた。
「あそこの組長は現在六代目なんだけど、直接血縁関係があるのは初代と二代目のみで、
三代目以降に血縁関係は全くないんだ。つまり、その地位に見合う実力がなければ、組長
を継ぐことはできないってこと。他の組織も例外じゃないよ」
「じゃあ、私は……?」
「確かに、組の実務は朝生さんがすべて取り仕切ってる。でも、名ばかりでも君が組長に
は違いない。そして、これがすごく大事なことなんだけど、あのときの朝生さんには、組
長を継ぐ実力が十分にあった。でも、そうしなかったのはなぜだと思う?」
「どうして……?」
理解できない問題に頭を抱えた私を見て、天音君は薄く笑った。気のせいか、声が低く、
目が細くなってるような?
「じゃあ、これは俺からの宿題。たまには、自分の旦那のことをじっくり考えてみるのも
悪くないだろ?」
そう言って、私の答えを待たずに居間を出ていく。去り際、「この二人には、本当に世話を
焼かされる……」って天音君のつぶやきを聞いたのは空耳だったのだろうか?
646真実の鎹5:2011/11/27(日) 00:25:21.09 ID:Vy9kIlhC
天音君の宿題は全然解けないまま、時間だけが淡々と流れる。
夫に聞きたい誘惑にも駆られたが、尋ねたところですげなくあしらわれると思うと、その
気にもなれなかった。
そういえば、間もなく夫の誕生日。
甘いもの好きだということだったから、ケーキを差し入れてみよう。
私は天音君に頼んで、おいしいと評判のケーキ屋さんのバースデーケーキを手配してもら
った。
……本当は手づくりできたらよかったんだけど、お飾りでも社長業ともなればなかなか忙
しく、時間が取れない。
届いたケーキを手に、私は夫の執務室をノックした。
「入れ」
返事を待ってから、そっと部屋に入る。
夫は入ってきた私などいないかのように、パソコンのモニター画面を注視して顔を上げな
い。
「あの……」
「何だ。私は忙しい。用がないなら帰れ」
こんなあしらいをうけたぐらいで、いちいちくじけてはいけない。
私はケーキの箱を差し出し、お祝いの言葉を口にした。
「朝生さん、今日はお誕生日おめでとうございます。ささやかですがお祝いに、ケーキを
用意しましたから、どうぞ」
そこでやっと夫は顔を上げたが、眼鏡の下の切れ長の目をさらに細めて言い放った。
「誕生日、だと?……くだらん。子供でもあるまいし。」
自分の好意をくだらないと切って捨てた夫に対し怒りが湧いたが、何とか思いとどまった。
ここで言い返せば、元の木阿弥になってしまう。感情を抑えて対応しなければ。
「ま、まあそう言わずに、よかったら食べませんか?」
「ふん……」
夫はさも馬鹿にしたかのように鼻を鳴らしたが、持って帰れとは言わない。
私はケーキを箱から取り出し、机の上において箱に入っていたキャンドルを立て、ライタ
ーで火をつけようとした。
その時。
「……や、やめろ!私の前で火をつけるな!!」
突然夫の怒号が響きわたり、鋭い剣幕に驚いた私はライターを取り落とした。
夫はいつもの冷静さを欠いて、初めて見る戸惑いにも怒りにも似た表情を浮かべている。
「ご、ごめんなさい!」
その時ふと、あの報告書の一節を思い出した。
夫は家事で両親を亡くした。そして、自身もひどい火傷を負いながら、命だけは辛うじて
取り留めた、と。
だったら、火は苦手に違いない。
図らずも夫のトラウマに触れてしまった私は、自分から夫への歩み寄りが失敗したことを
悟った。
「あ、あの、いらなければ処分してくださって構いませんから!」
それだけ言うのが精いっぱいで、いたたまれず執務室の外に飛び出した。
「おい……!」
夫が何か言いかけたようだったけど、それを受け止める余裕が今の私にはなかった。
息せき切って走り、自室前の廊下で一息ついたのもつかの間、自分のやり方のまずさにし
ょげ返る。
……本当は、夫と二人でケーキを分け合って食べられたらいい、と思ってたのに。
それから、自分の部屋に入って、落ち込んだ気持ちを引きずったまま、ずっとベッドにも
ぐりこんでいた。
次の日、天音君が教えたくれたところによると、夫はぶつぶつ文句を言いながらも一人で
ケーキを全部たいらげていたそうで。
『全く。私一人に、5号のケーキは大きすぎる。あいつも、少しは物を考えて行動する癖
をつけろ』と、言っていたそうだ。
これって、喜んでくれたのだろうか、それとも……?
647真実の鎹6:2011/11/27(日) 00:29:02.45 ID:Vy9kIlhC
ケーキの件があってからしばらく後、屋敷に珍しい来客があった。
「よう、沙紀ちゃん、久しぶりだな」
警視庁捜査四課の刑事である喜多川さんだ。昔バイトしていたお花屋さんで、私を娘のよ
うに可愛がってくれ、とてもお世話になった人。
母子家庭で育った私からすれば、こんな温かくて優しく、頼りがいのある人がお父さんだ
ったらいいな、って思っていた。
結婚後は、こんな人が旦那さんだったら、とも。
「喜多川さん!」
懐かしさのあまり、思わず私は喜多川さんに駆け寄って抱きついた。
「おいおい、人妻がそれはマズイんじゃねえか?」
「ごめんなさい。うれしくて、つい」
「い、いや、何も、謝るこたあねえよ。ただ、もう沙紀ちゃんも若奥さんだ。自重しねえ
と、俺が朝生に殺されちまう」
「そんなことないですよ。……お互い、好きで結婚したわけじゃないし」
「沙紀ちゃん……」
喜多川さんは一連の事情を知っている。だから、他では言えないこんなことも私は言うこ
とができる。
でも、私の言葉を聞くと、喜多川さんは悲しそうな顔になった。
娘のような存在だった私が、意に染まない結婚をしたことを気の毒に思っているのだろう
か。
それはともかく、私は喜多川さんを居間に通した。こうしてわざわざ訪ねてきた、という
ことは、きっと何かの話があるからに違いない。
テーブルに着き、運ばせたお茶を一口飲む。
喜多川さんはと言うと、話をしようとするも、どう切り出したらいいものか躊躇している
ようだ。
以前の私だったら、息せき切って何の話か詰め寄っていたところだが、こういうときは静
かに待つことが肝要だ、と知っている。いささかは、私も成長したと言えるかもしれない。
しばらくの間、居間には茶器の音と、お茶をすする音だけが響く。
やがて、喜多川さんの表情から迷いが消え、口を開いた。
「沙紀ちゃん、もうあいつのことは諦めな」
「あいつ?」
「俺相手にしらばっくれる必要はねえだろう。朝生の恋敵だった野郎だ」
私の手は、茶器を持ち上げようとして止まる。そして、無慈悲な宣告は続く。
「こないだ、埠頭で一体の水死体が発見された。身元を示すようなものは何もなく、また
外見から判断できる状態じゃなかったため、遺体の身元判定はDNA検査でおこなうこと
になった。それでようやくわかった。だが……」
今の私は、おそらく顔面蒼白で喜多川さんの話を聞いているのだろう。その遺体とはきっ
と、私がかつて愛した人。
今となっては名前しか偲ぶよすがのない、身を焦がした恋の思い出。
648真実の鎹7:2011/11/27(日) 00:31:20.08 ID:Vy9kIlhC
一瞬喜多川さんは言い淀むが、話を続ける。
「遺体の身元は判明したものの、上からそれを公表するのを避けろ、と圧力がかかった。
詳しい死因も解明されることなく、事件性のない身元不明の遺体として処理された。俺は
納得できなかったが、上からの命令には逆らえない。所詮、一介の公務員にすぎないから
な」
「ま、まさか、夫が殺したとか?」
思わず気色ばむ私に、喜多川さんはやんわりと否定する。
「解散した組の組長を手にかけるほど、朝生は暇じゃねえだろうよ。むしろ、手を下す理
由があるのは、新しい組を立ち上げた銀二の方だ。あいつを生かしておいたら、いつ龍蓮
会を復活させるかわからない。そうしないためには、ってな」
確かにそれもそうだ。龍蓮会の創始者那由多龍司の一人息子は、龍蓮会復活の絶好の切り
札となる。それくらいは、私にもわかる。
「朝生は、あいつを殺しちゃいない。だが、公表を避けろと圧力をかけたのは、奴だ」
「なぜ、なぜですか?」
「妻が悲しむから、だとさ」
「う、嘘……!」
私は耳を疑った。いつも冷たい態度ばかりとっている夫が、演技ではなく、私のことを本
当に気遣ってるなんて。天と地がひっくり返ってもありえない。
「今までの朝生の態度を見りゃ、信じられねえのも無理はねえよ。だけどな沙紀ちゃん、
ちょっと考えりゃわかることだが、朝生は冷たいように見えて、決して義理のない男じゃ
ねえ。もしそうなら、とっくの昔に組や会社を私物化して、自分がそのトップにおさまっ
ているだろうよ。奴ならそうできる手段はいくらでもあるし、またそうなっても周りが異
論を唱えないだけの実力がある。でも、今の立場におさまってるってことは、先代の遺志
とその娘である沙紀ちゃんをの立場を尊重しているからだろう」
喜多川さんの言葉は、天音君から出された宿題の、ほぼ満点に近い答えなのだろう。
なおも、喜多川さんは淡々と続ける。
「沙紀ちゃんなら、朝生が誇り高い男だっていうのは知ってるだろう?先代の娘と結婚し
て組を盛りたてていくつもりが、トンビに油揚げ攫われて、奴のプライドはズタズタだ。
そりゃあ、冷たくもなるし意地も悪くなるだろうさ。でも、トンビの野郎はもういない。
沙紀ちゃん、朝生と和解するなら今のうちだぜ?」
「でも……」
ためらった私を力づけるように、喜多川さんが温かい言葉をかけてくれる。
「朝生は、ああ見えて自分から歩み寄ったりできない不器用な人間だ。ここはひとつ、沙
紀ちゃんの方から折れてみちゃどうだ?そうでないと、朝生は一生頑なな態度のままだろ
うよ」
喜多川さんは、本当に私たちを心配してくれて、わざわざ忠告しに来てくれたんだ。その
言葉の一つ一つが、素直に胸に沁みこんでいく。
「ありがとうございます、喜多川さん」
「なあに、俺は礼を言われるようなことは何一つしちゃいねえ。余計なおせっかい焼きの
おっさんで悪いな」
そう言って、喜多川さんは帰っていった。
649真実の鎹8:2011/11/27(日) 00:34:03.39 ID:Vy9kIlhC
喜多川さんの見送りを終えた私は、突然激しい吐き気に襲われた。あわててトイレに駆け
込み、洗面台にこみあげてくる吐瀉物を吐き出した。
黄色い胃液が食道を逆流し、嘔吐する苦痛。それがおさまった後、私は生理がしばらく来
ていないことに思い当った。
それが何を意味するものか、わからない訳はない。
今までずっと状況に流されるままで、ついぞ自分で決断をしたことがなかった。でも、こ
れは私に「自分で考え、決めて生きろ」という選択を迫るきっかけとなるだろう。
そして、どんな困難に見舞われようとも、必ずそうしなければならない、
私は、心に決めた。
思い立ってすぐ灰谷先生の診療所を訪れたが、「それは俺の専門外だ」といって、他の病院
を紹介してくれた。
そこで診察を受け、推定は確信に変わる。
話をしようと私は執務室に向かったが、あいにく夫は留守だった。
しかも、留守番の組員によると、出張で今日は戻ってこないらしい。
正直に言って出鼻をくじかれた思いだったが、こんなことでへこたれていてはいけない。
むしろ時間を与えられたと思って、自分のするべきことを片付けていかなければ。

その夜自室で寝ていた私は、熱さと焦げ臭いにおいと何かがはじける音で目を覚ました。
気がつくと部屋の中は煙が充満し、カーテンから火の手が上がっている。
あわててとび起き、逃げようとする。
何とかベッドから立ち上がったものの、体が思うように動かず、その場にうずくまってし
まった。
どうやら、煙を吸いすぎたらしい。
逃げなければいけないと思って必死にあがくが、少し這っただけで頭がくらくらする。
このまま私、煙に巻かれて焼け死ぬのかな……。
せっかく私のところに来てくれたのに、あなたを生んであげられなくてごめんね。
そして、朝生さん、こんな妻でごめんなさい。
薄れゆく意識の中、私は夫と子供に詫びた。
そのとき、誰かが駆けよってきて、しっかりと私の肩を抱き抱えて助け起こしてくれた。
「おい!大丈夫か?沙紀、しっかりしろ!」
「……朝生、さん?」
普段は一分の隙もない身なりなのに、今は皺が目立つスーツのあちこちにススがつき、髪
も少し焼け焦げ、呼吸も激しく乱れている。
心なしか顔色も悪く、体も小刻みに震えていたが、それでも、夫に間違いなかった。
いろいろと聞きたいことはあるが、上手く頭が働かない。
夫の肩につかまり、もつれる足を懸命に動かしながら、何とか部屋の外に出た。
「どうして、来た、の……?」
「ば、馬鹿を言え!身重の妻を見殺しにする夫がどこにいる!」
「え……?」
「話は後だ!逃げるぞ!」
夫は私を、ほとんど引きずるように外へ連れ出した。
庭では、天音君や他の組員が消火活動に当たっている。
「大丈夫ですか、朝生さん?」
「京吾、早く救急車を呼べ!こいつを、医者、に……」
「朝生さん!」
庭まで出てきて安心したのか、私を抱きしめたまま、夫はその場に崩れ落ちた。
私も、緊張の糸が切れ、意識を失い何もわからなくなった。
650真実の鎹9:2011/11/27(日) 00:37:27.91 ID:Vy9kIlhC
あの後、火事はすぐに消し止められ、小規模の被害で済んだ。
原因は、配電盤の故障による漏電だった。
本当は専門の業者を呼んで直してもらわないといけないのに、ヤスさんがいろいろと修理
を試したそうだ。
それがかえって、火災を招く結果になったということだった。
私の命を危険にさらしたということで、ヤスさんは厳しく叱責され、一時は破門の危機に
あったが、何とか謹慎処分で落ち着いたそうだ。
あれから私は、直ちに救急搬送されて入院した。
倒れた夫も、大事をとって一緒の病室に入院することになった。
本当は、これぐらいのことでいちいち入院していられるか、とごねたそうだけど、天音君
に説得されて渋々そうしたらしい。
病室にパソコンを持ち込み、点滴や検査などがない時は忙しそうに仕事をしている。
私は、というと、今のところの検査では異常がなく、医師の指示通りに安静を守って、点
滴を受けている。
夫とは結婚してからも部屋が別々だったから、一緒の部屋にいることには少し違和感があ
る。でも、決して嫌ではない。
検査を終えて部屋に戻ってきた。部屋に入るとき少し緊張するけど、すぐに解ける。
水玉のパジャマを着た夫は、ベッドに座りオーバーテーブル上のパソコンを操作していた。
顔を上げ、視線を私に合わせる。
「ただいま」
「帰ったのか」
「はい」
私は、自分のベッドサイドに腰掛ける。
夫のベッドと距離が思ったより近い。
「で、どうなんだ?」
「はい。出血もないし、発育も順調だから、全ての検査に異常がなければ帰れるでしょう
って」
「そう、か。よかったな」
夫は、かすかにほほ笑んだ。
皮肉のかけらもない夫の笑み。こんな笑い方もできるって、知らなかった。
私は、あの火事の日に助けてもらった礼を言った。
「あのとき、助けてくれてありがとうございました」
「妻の窮地を、夫が助けるのは当たり前だ。まして、妊娠しているのならなおのこと」
「……どうして、子供のことを?」
「灰谷が知らせてきた。『お腹の子と、その母親をいたわってやれ』とな」
「それで、予定を変更して帰ってきたんですか。でも、朝生さん、火が、苦手なのに……」
「……なぜ、そう思う?」
「ケーキを持って行った時、ライターをつけるなって言いましたよね。それに、その背中
の火傷の痕」
「っ……」
夫は不安げな表情を浮かべ、あらぬ方向に視線を泳がせた。
こんなにも自信のない表情は珍しい。
長い沈黙の後、夫は私から顔をそむけたままようやく言葉を発した。注意してないと聞き
そびれてしまいそうな、小さな声だった。
「……あいつがいなくなって、お前まで失うかと思うと、俺は……!」
「朝生、さん……」
表情はうかがえないけど、学園時代からの好敵手を失って、夫はやり場のない感情を抱え
ている。
普段から決して仲がいいと言える関係ではなかったけど、何らかの哀惜の念を抱いている
ことは確かだった。
651名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 00:39:56.02 ID:H5yWfIl4
しえん
652真実の鎹10:2011/11/27(日) 00:43:46.56 ID:Vy9kIlhC
子供ができたとわかった時、夫には別れて欲しい、というつもりでいた。組や会社の
権利を全て譲って、屋敷を出よう、と。
もともと私も母子家庭育ちだし、仕事を見つけて子供と二人で暮らしていくことに何の不
安もなかった。
でも、いつもの傲岸不遜な態度ならともかく、傷つき疲れた様子の夫を放ってはおけない。
私は、思い切って夫に声をかけた。
「あの、隣に行ってもいいですか?」
「……好きにしろ」
まだ顔はそむけたままだったが、夫はそう答えを返してきた。
私は夫の横に座り、体を密着させた。服の上から伝わる温かさが嬉しい。
驚いた夫は目を見開いて私を見つめたが、何も言わなかった。いや、言えなかった、と言
うべきだろうか。
私たちは身じろぎもせず、部屋の中を沈黙が支配する。お互いに言いたいことは数あれど、
どう言葉にしていいかわからない、そんな空気だった。
勇気を出して、私は言いたかったことを言葉にしてみる。
「朝生さん、今までごめんなさい。私、自分の気持ちにばかり囚われていて、あなたの気
持ちについてなんて全然考えてなかった。たくさん傷つけて、本当にごめんなさい」
「それについては、私も同罪だ。私の態度はお前に優しい夫だとは、到底言えるものでは
なかったからな」
「それは、もういいんです。あの、よかったら、私とやり直してみてもらえませんか?」
「そう、だな。……お互い、遠回りをしたな」
初めて会った時、私が夫を素直に愛していれば、お互いにここまで苦しみ、傷つけあい、
回り道をすることもなかっただろう。
でも、そうすることで初めて得られるものもある。
これからの再構築には、きっとお腹の子供も力を貸してくれるだろう。
突然、夫が私のことを見つめてきた。決意に満ちた視線に、私はドギマギする。
「おい、沙紀」
「はい」
夫は顔を赤らめ、わずかに視線をそらしながら言葉を発した。
「私には、自分の子を無条件に愛する義務がある。無論、その母親も同様に、だ。だから、
お前もそうしろ、いや、そうしてくれ」
「……はい」
夫の回りくどい告白を受け、私はいまさらながら夫の不器用さに呆れるとともに、これから
もこの人の側にいようと思った。
私に、そっと夫の唇が重ねられた。今まで経験したことのない、優しい口づけ。
やっと、私たちは本当の夫婦になれる。
それが、再構築の合図だった。
653真実の鎹11:2011/11/27(日) 00:49:59.85 ID:Vy9kIlhC
時が満ちて、私は男の子を出産した。
夫は後継ぎができたと喜び、大きくなったらフェンシングを教えてやると張り切っている。
相変わらず忙しくて顔を合わすのがままならないのもしょっちゅうだが、それでも心は通
じていると実感できる。
出産して病院を退院する時、夫は時間の都合をつけて迎えに来てくれた。
真っ先に向かったところは、亡き父の墓だった。
墓前に香華を手向け、息子を抱いて、父に孫が生まれたことを報告する。
「本当は、生きているときに見せたかったが……」
誰に聞かせるともなく、夫がそうつぶやく。
その時私は、父の墓の隣に新しく、こじんまりとしたお堂が作られていることに気がついた。
夫はそちらにも香華を手向け、お堂に安置されている仏像に手を合わせた。
息子を抱きながらそれにならったが、その像を見て、私は愕然とする。
仏像はいわゆる不動明王だったのだが、その、顔立ちがあの人に非常に似ていたのだ。そ
して、背部の炎には無数の龍の浮き彫りが施されている。
私の様子に気がついた夫が、淡々と説明した。
「あいつはにぎやかなのが好きだったからな。ここなら先代もいるし、寂しいことはないだろう。」
その言葉に、私は無言でうなずいた。
二人とも、これからもきっと見守ってくれることだろう。
また来るよ、と胸に誓って、私たちは墓地を後にした。
<終>


作中に引用した朝生さんのプロフィールは、公式VFB掲載のものです。
お見苦しい点等あるかもしれませんが、どうかご容赦くださいませ。
ここまで読んでくださった方々、支援くださった方、長文乙にもかかわらずどうもありがとうございました。
狂言回しを務めてくれた、京吾と喜多川さんにも感謝の念を。
失礼いたしました。
654名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 17:26:42.02 ID:jPPzksQX
GJ! よかったよ〜。
最近投下多くて嬉しい。 いつも過疎ってたからな。

新しいSSも期待していいですか。
アルカナ・ファミリアとか。
655名無しさん@ピンキー:2011/11/28(月) 23:51:55.35 ID:e3Xh2nx5
>>654
SSだけじゃなくて妄想ネタだけ書き込んでもいいと思うんだぜ?
656名無しさん@ピンキー:2011/11/29(火) 00:20:42.56 ID:cNJYubVw
アルカナ・ファミリアは考えようによってはかなりヤバいよね。
ココアルシステム(攻略対象の心を覗くことができる。ヒロインが持ってる力)で
あれくらいの年頃の男達の心覗いたら、「ヤりたい」ばっかだろ。普通www
実際は健全なゲームなんで「性欲」はまったく表示されないけど。 
657名無しさん@ピンキー:2011/11/29(火) 19:03:11.70 ID:Gzt7/lWs
>>656
誰かこのネタでSS書かないか?
自分はPSP持ってないから_
658名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 22:51:54.89 ID:9pW5jXDd
最近乙女ゲが多すぎて、プレイしてパロ書こうとすると、もう次のゲームに萌えててとかでなかなか投下でき
なかったよ。

「お菓子な島のピーターパン」投下します。 ティンク×ウェンディです。
私が教えてあげなきゃダメなんだもんね、と思っていたら何時の間にか調教されてます。
ひたすら二人の世界(ドS風味)で当て馬とか無し。

・ウェンディ……ピーターに拉致られて、ネバーランドに連れてこられたヒロイン。いつも貞淑で完璧を目指す。
まじめに囚われたちょっと面倒くさい女性。
・ティンク=ベル……ティンカー=ベルの兄。 イタズラ好きのウソつき妖精。
ネバーランドの「世界の意思」に作られた「世界の意思」の望むとおりに動く人形。
ティンクEND後はウェンディのモノになっている。
・ジョン、マイケル……ウェンディの血は繋がらない弟達。 

回避される方は、「教育調教」でNGしてください。
659名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 22:52:24.35 ID:9pW5jXDd
  「妖精の教育、淑女の調教」


母の言う”全てをパーフェクトにこなす完璧なレディ”となる。 
それが私、ウェンディ=ダーリングの目指していた理想の未来。

「それがどうしてこんなことになっているのかしら……」
ウェンディは不思議に思う。 

このネバーランドにピーター=パンに連れてこられ、ティンクと関わるうちに母の呪縛から解き放たれて、
私は母の言う”完璧”に拘る必要はない、普通でいいんだ、と悟った。
「でも、だからって、本当に私このままでいいのかしら……」

その問いにアドバイスをくれるはずの弟達は元の世界に戻って、もうこのネバーランドにはいない。
そして弟達と変わって、私の周りにいるのは、私が生まれた世界の”普通”からは遠くかけ離れた人たちばかり。
大人になったり子供になったりする男の子や、チョコばかり食べている海賊の船長と、時計ワニをこよなく
愛する海軍指揮官。 そして。もっとも普通じゃない、空を飛ぶイタズラ妖精=私の恋人。

("普通"どころか、人間ですらないのだもの)

見た目は美青年。 蜂蜜のような豪華な金髪にグリーンがかったブルーの瞳。 褐色の肌。
小さい頃読んだ絵本の中の妖精は、トンボのような薄い透明な羽を持つモノや三角帽子を頭にちょこんと
のっけた姿の、人間より小さな生物だったはず。
でも実際は背も、肩幅も、手のひらも……何もかもが私より大きい。
落ち着いた雰囲気なので私より年上かと思っていたのに、生まれてからたった約100日程度しかたっていないらしい。

人間でいえば、生まれてから100日なんて、まだ赤ちゃんだ。
そう思うと、ティンクはなるほど、赤ちゃんのような気がする。 見た目でなく中身が、だ。
赤ちゃんのようにまっさら。  何も知らなくて、だから何でも知りたがって。
善悪の区別が付かないので、それがどんな残酷な事でも平気でやってのける。

そんな彼も、二人で一緒にいる時に何度も根気よく駄目なこととして良いこと、人がされて嫌なこと、
喜ぶことを教えてきたので最近は私がお説教をする事もかなり少なくなっている。
……はずなんだけど……。 ある面についてはとても困ったことになっているのだ。

  ☆★☆
660教育調教2:2011/11/30(水) 22:53:02.50 ID:9pW5jXDd
「ウェンディ、どうかしましたか?」
ティンクに後ろから声を掛けられてはっとする。 いつの間にか、カップを洗っている手が止まってしまったようだ。
二人で一緒にディナーを食べ、私は食器を洗っている最中だったのに。

弟達がいなくなって広くて持て余していたこの家にティンクが居ついてしばらく経つ。
一人きりだと寂しくてあれこれ余計なことを考えがちだから、ティンクが居てくれてとても助かっている。
何も知らないティンクに家事を教えていると、ジョンやマイケルが小さかった頃をつい思い出してしまう。
(あの子達は大きくなっても家事を器用にこなす事はできなかったわね。)
でも、ティンクは違った。
妖精とは自分達が言うように人間よりも数倍優れた生き物なのかもしれない。
彼は一度言ったことはなんでも直ぐに覚えてしまってその後は完璧にこなした。 
ただ、やるかやらないかはその日の気分次第だから結果的にあまり役に立っていないかもしれない。

「ウェンディ?」
ダメダメ。 今は洗い物に集中しなきゃ。
慌てて泡だったスポンジでカップを擦る。
「な、何でもないの。 ちょっとぼーっとしちゃっただけ」
「ぼーっと? 何か考えていたのでしょう? 何が面白いことでも考えていたのですか?」
気にしないで座ってて欲しいのに、逆に椅子から立ち上がって私のほうにやってくる。
ティンクは直ぐに私の顔を覗き込む。 初めの頃はまったく空気の読めないヤツだったけど、最近は私の
表情を見て、あれこれ心配してくれたりする。 それはうれしいのだが、こういうときはちょっと困る。
「な、なんでもないの」
「俺に言えない事なんですか?」
ひょいと覗き込んできた顔が思いのほか自分の頬の近くにあって胸がドキンと跳ねる。 かぁっと頬が赤くなってしまい
それを悟られたくなくてつい、視線を避けて俯いてしまう。
「そんなんじゃないったら」
「俺はあなたのことなら何でも知りたい。 教えてください。 何か楽しいことですか?」
「ほんとになんでもないったら」

あなたの事を考えていた、なんて言ったら、更に根掘り葉掘り聞かれちゃう。
だから言わないでいたら、後ろからすらりと長い腕が身体に絡みついてくる。
その手がイタズラではなく、マッサージなどの癒しでもなく、色を含んだ動きをする事に気が付きこんな場所で?と
戸惑ってしまう。
661教育調教3:2011/11/30(水) 22:53:24.78 ID:9pW5jXDd
「ちょ、ちょっとティンク……まだ私洗い物が終わってない……ん…………ぅ」
両手が泡だらけのままなので、ティンクの腕から逃げられない。 恥ずかしくて身体を捩るが強く抱きしめられたまま
首筋にチュッと軽くキスされて、私の抵抗は口だけになってしまう。
「教えて……ウェンディ……。俺はあなたのことが知りたい……どんなことでも……」
大きな掌がいつの間にかエプロンの下に潜り込み、ウェンディの身体を摩り、乳房を下から持ち上げるように
愛撫を加え始める。
「や……」
ふにふにと乳房の柔らかさを堪能した後、徐々に硬くなりつつある頂を服の上から探り当ててスリスリと
指で刺激する。 直接触られたわけでもないのにジンッと感じてしまって思わずピクリと身体が反応する。
「硬くなってる……。 感じてるのですか?ウェンディ」
そう言いながらまたキスをし、そのまま片手はするすると下のほうに降りていき、スカートをたくし上げる。
「ティンク、ダメよ。 邪魔しないで」
慌てて泡のついたままの手で、イタズラな手を掴んで止めようとしたけど、時既に遅し。
「食器洗いならあとで全部俺がやっておきますよ」
そう言いながら、何度か下着の上からくすぐるように撫でた後、彼の我侭な指は既に私の下着を掻き分けて
奥に進入し始めてしまう。 薄い草叢を掻き分けて、小さな蕾を見つけだすと円を書くようにゆるく摩りだす。
「あっ!……もう、ダメだったら……んっ!……んんっ……」
「もう濡れ始めていますね」
掠れた声で耳元で囁かれると、背筋がゾクゾクとしてもう何も考えられなくなってしまう。
「ウソよ」
ウソじゃないのは自分が一番良くわかっている。 最近の私はティンクが私に触れただけで、直ぐにこんな風に
とろとろになってしまう。 以前はこんなんじゃなかったのに。いつの間にこんなはしたない身体になってしまった
のかしら。
「まだ教えてくれないのですか? 俺の知らないことを何でも教えてくれる約束でしょう?」
首筋の次は耳たぶを甘噛みしながらまだ教えてくれとせがむ。
言えない。 だって困っているのよ、あなたの事ばかり考えてしまって。 私達、これって”普通”かな?って。
初めての時だって。……。
二人で初めて愛し合ったあの夜のことを思い出す。
662教育調教4:2011/11/30(水) 22:53:46.94 ID:9pW5jXDd
ティンクは言った。 ”あなたを気持ちよくしたい”と、私を抱きしめながら。
でも、ティンクにとっては何もかもが初めての事だから、大変だった。
愛を交わすのにも一から説明が必要なのだ。
よく考えたら、ジョンもマイケルもそういうことっていつの間にか学んじゃっているのよね。
学校の友達から聞いた話だったり、小説だったり。 何かしらその手の情報はいつの間にか耳に
入ってくるものだから。 
でもティンクはそうじゃない。だって生まれてから約100日だし。
それに両親もいないのだ。

いつか、ティンクが妖精の生まれる瞬間を見せてくれた事がある。
花の妖精は”妖精の森”の花畑で咲き始める花の中から月の光を浴びて生まれる。
ティンクやティンカーは光の妖精だから強い光の中から生まれたらしい。
つまり――。 男女が情を交わしてを子供ができる、という概念が妖精にはないとティンクは言った。

「キスはあなたからしてくれたのよね。 キスは誰かとしたことあるの?」
「はい。妖精同士でたまに。 でも本来、妖精に性愛の欲望はありません。
でも人間達が街でしているのを見かけていましたから。 見よう見まねです。
前から不思議だったんです。どうして人間はキスをするのか。 したらどうなるのか。 
でも今までは人間の誰かとしたいとは思わなかった。 でもあなたにはしたくなりました。
だからあの時、キスをしましたけど……イヤでしたか? 俺はとても気持ちが良かったし、
もっといっぱいしたいけど、あなたがイヤならもう二度としません。」
そういってニコリと笑う。
「性愛の欲望がないって……妖精は全て無性愛ってこと?」
「そうです。 生殖……つまりSEXはしなくても仲間は次々に生まれてきますから。 人間はSEXをしないと
人間が生まれてこないのですよね?」
「ええ」
「ウェンディは俺とSEXをしたいですか?」
663教育調教5:2011/11/30(水) 22:54:05.53 ID:9pW5jXDd
「えっ!」
そんなにダイレクトに聞かれると恥ずかしい。
顔を赤くして何と答えたらいいのか戸惑っていると、返答がないことをNOと受け取ったティンクがしょんぼりとした。
「したくない、ですよね。 ……。俺、妖精で人間じゃないですし、できるかどうかわからないですもんね。
俺自身、どうしたらいいのか良くわかってないですし」
小犬がしゅーんとしょげかえるような項垂れ方にちょっとキュンとする。
「……したいわ。 ティンクとならしたいと思う。 キスもティンクならうれしいからいっぱいして欲しい」
「ホントですかっ!」
「ええ」
「あなたがそう望んでくれるのなら、俺、できそうな気がします。 だってウェンディは俺の世界だから。俺はあなたが
望むからこの世界に存在できる。 だからあなたが望む身体に俺はなっているはず」
「そうなの?……かしら?」
ティンクが私の身体をぎゅっと抱きしめる。
「そうだと思います。 これから試してみましょう。二人で。 俺にどうしたらいいのか教えてください」
それからあれこれ身振り、手振り、時には紙とペンを使って図式で説明するなど、人間のSEXについて
説明すること小一時間。 やっとなんとか行為にこぎつけたのだが――。

「こんな小さなところに本当に俺のが入るのですか? 何かの間違いではないでしょうか」
とか
「あなたがどんな味がするか、ココ、舐めてもいいですか?」
とか
「どうしてこんなにヌルヌルなんですか?」
とか。 もう返答に困る質問ばかり。
どちらも初心者で勝手が分らないので、色っぽさの欠片もない、まるで理科の実験でもするような会話が続く。
それでもなんとか挿入した後は、どんどん燃え上がっていき、止められなくなっていた。
前儀のときはあんなに余裕そうだったティンクが、眉間にしわを寄せて、段々息が荒くなっていく。
「これは……、こんなのは初めてです。 気持ちよくて……あなたは何をしているのですか?中が、中が絡み付いて……」
「そ、そんなの……あ、……わからな……んっ……」
ティンクの切羽詰った声に、自分の身体が彼にそんな声を出させているのかと思うと、安堵とともにうれしく思う。
664教育調教6:2011/11/30(水) 22:54:26.09 ID:9pW5jXDd
「あ…ぅ……、おかしいです。 俺……ごめんなさい……、腰が止まらない……く……ぅ……」
段々腰を打ち付けるスピードが上がっていく。 額から汗を滴らせて無心で腰を振り続けている。
もっと快感を引き出す為に、ティンクが私の足を肩に担ぎ上げて、更に奥へと突き上げる。
「いい……気持ちいい。……こんなに気持ちいいなんて……思わなか……った。 こんな、快感があるなんて……」
「あ……ああ……あ……あぁっ!!」
突かれる度に溢れ出る愛液が純潔の血と混ざり合って、シーツに滴り落ちる。 初めての痛さがいつの間にか快感にすり替わる。
「俺…、俺……もうっ!……ああっ……っ!!」
ティンクが荒い息のままぎゅーっとウィンディの身体を強く抱きしめる。 
きつく抱かれて息が苦しいくらいだけど、それに勝る幸福感が身体を満たす。
そうして、ティンクはウェンディの身体をさらに熱い楔で何度も突き上げ、やがて弾け、熱い液を奥深くへ吐き出した。

「ハァ……ハァ……。 今の……」
ティンクの身体の力が抜けてウェンディの上に崩れ落ち、ぐったりとしたまま質問してくる。
「今のは……なんですか? 俺が今まで経験した事がない感覚です」
「今のは……エクスタシーとか絶頂とか人は言うけど……つまり……『イった』って事なのよ」
「”イク”ですか……。実に興味深い。あなたは俺に知らないことをいっぱい教えてくれますね」
そういいながらティンクがウェンディの頭を抱き寄せチュッと髪の毛にキスをする。
「愛し合う二人でないと体験できない事なのよ」
「俺達が”愛し合ってる”ということですか。 なんだか良くわからないけどうれしいです」
そう言いながら、ニコリと微笑んで腕枕をしてくれる。
「だから……私以外の人と……人だけじゃなく妖精とも、人魚とも、したりしないでね」
「わかりました。 ウェンディ以外の人間とはしません。妖精とも。 人魚は出来るんですかね?」
人魚は美人ばかりだけど足がない。
「さあ、人魚になったことないから分らないわ」
ティンクは何か想像したのかちょっと考えたあと、
「人魚になったあなたも素敵だけろうけど……あなたはあなたのままでいてください。 ウェンディ……愛しています」
とまた、強く抱きしめてくれた。
「私も愛しているわ、ティンク=ベル」
満たされた思いでいっぱいで、とても幸せだった。
そんなふうに、なんとか初体験はクリアしたのだが――。

☆★☆
665教育調教7:2011/11/30(水) 22:54:49.19 ID:9pW5jXDd
先ほど、食器洗いの途中でいきなりティンクにイタズラされた私は、お姫様抱っこされてそのまま私の部屋のベッドに
連れ込まれていた。 そしてティンクは手早くウェンディの服を全て脱がしてしまう。
舐めて塗らした指をウェンディの蜜壷に挿入し、クプクプと出し入れしながら、一番感じる突起の包皮を剥いて、
むき出しにしたままのそこを舌でぴちゃぴちゃと転がしだす。
「ヤ……だめぇ……ティンク……そこだめぇー……」
そうしてそのまま愛撫を続けられ、何度もイキかけるのに、イキそうになるとはぐらかされる……それを
ずっと繰り返されていた。
指は入り口から浅い部分までしか届いておらず、酷く感じているのに絶頂には至らず、生殺しの状態のまま。
「ね……ティンク……おね…がい……」
もう何度も何度もお強請りをさせられた。 でもティンクはワザととぼけてイかせてくれない。
「『おねがい』? 何をしたらいいのかちゃんと言ってください。 俺にはどうしていいのか分らないから」
「う、ウソよっ! もう分っているのでしょう? あれから何度も何度もしたじゃない」
「ええ。でも今、あなたが何を望んでいるのかなんて俺には分りませんから」
「ウソよっ!絶対ウソだわ。 もうお願いだから意地悪しないで〜」

そう、これが今現在、私が悩んでいること。

初めてしたときに、私が説明しながらした。それ以来、ずっとこんな調子で、私がティンクに何をさせたいのか、
どこが感じるのか、今、気持ちいいのかを喋らせたがるのだ。
初めてのときだって死にそうに恥ずかしかったのに、ティンクに教える為に必死で恥ずかしさに耐え、説明したのに。
初めだけだから、とあんなに我慢したのに、こう毎回なんてイヤ過ぎる。

そうしているうちにもじゅるじゅると耳を塞ぎたくなるような音をたてながら、ティンクが花芯を強く吸い上げる。
こんなに強烈に感じているのにイケないなんて……。もうおかしくなってしまいそうだ。
「あああああぁっ!……もう……だめ。……ティンク……して……お願いだから」
「何をしたらいいのですか? ちゃんと言ってください」
「だめ……そんなこと……いえな……あっ……ん……」
「言えないのですか? あなたが望んでいる事ですよ? どうして言えないのですか?」
「うう……あン……して……お願い」
恥ずかしさのあまり、両手で顔を覆ってしまうが、意地悪なティンクはその腕を掴んで強引にベッドに縫いとめる。
「さあ、ちゃんと、言って」
「ああ……」
「言ってください」
イキたいと思う欲求が強固な羞恥心を徐々に塗りつぶしていく。
666教育調教8:2011/11/30(水) 22:55:13.81 ID:9pW5jXDd
「……入れて……」
「俺のを入れて欲しいのですか? そんなにコレが欲しい?」
「ええ、欲しいの……ティンク……早く欲しい。もう我慢できないわ……」
片足を抱え、ようやくティンクが自身を蜜口にあてがい、二、三度こすり付けた後、ゆっくりと入ってくる。
しかし、先ほどの指と同じように入り口近くの浅い場所で、焦らす様に動かしているだけだ。
そんな事をされるともっと奥に剛直を飲み込もうと恥ずかしいヒダが勝手にヒクヒクと蠢いてしまう。
「……もっと、もっと……」
「ん? もっと?」
言葉を促すかのようにチュッとキスをする。
「もっと強く……激しく……してぇ……」
「どうしてですか? あなたはいつも俺に、『女性には優しくする事!』と言っているのに。 だからこうして優しくしているのですよ?」
「……あ……あ……でも……ダメなの……もっと強くして……お願い……」
「もっと?強く、……何を、どう、『強く』するのですか?」
ティンクはいつもと同じようににこやかな笑みを浮かべて、ウェンディを見つめている。

(どうして? 私はこんなに気が狂いそうなほどティンクが欲しいのに。どうしてティンクは平然としていられるの?)

「……や、いや……もう、ティンク、意地悪しないで。 そんなにいじわるしないでぇ……」
焦らされすぎて、ついに泣き出してしまう。
「『意地悪』? どうしたらいいのか聞くことが『意地悪』なんですか? 俺には分りません。 あなたが嫌なことなら
止めたほうがいいですか?」
そういうと、ティンクが動かしていた腰を止めてしまう。
「いやぁ……っ!? ああっ……あ……ダメ……止めちゃダメなの……」
「止めてはダメですか? あなたは我侭だなぁ。 じゃあ俺がどうしたらいいのか、ちゃんと俺に分るように教えてください。
抜いたほうがいいですか?」
ティンクは腰を引いて抜こうとする。
「ひっ! ダメッ!! だ、だから……っ!」
意地悪されて腹が立つのに、もう思考がぐずぐずで何も考えられなくなっている。 
「はい?」
「だから……だから…………ダメ。恥ずかしくて言えな……ンッ!!やあああぁっ!!」
恥ずかしくていつまでも言えないでいるウェンディに焦れたのか、ティンクがいきなり腰を突き上げる。 
突然奥まで挿入されグリッと突き上げられると、ウェンディの足の爪先がビクンビクンと空を蹴る。
「こうして中を摺るんですよね?」
「……ええ、ええ、そうなの」
「でもそれだけじゃダメなんですよね?」
667教育調教9:2011/11/30(水) 22:55:33.28 ID:9pW5jXDd
「や……ティンク……ティンク……もう、ダメ。 ……奥が……奥が……っ!」
「奥がなに……?」
「もっと欲しいの……。 もっと奥まで……、もっと激しくして、……もっと、もっと……突いてぇっ!!」
ついに羞恥で顔を真っ赤にして叫び出す。 きつく閉じられた瞳からは目尻からは涙がボロボロこぼれていく。
「……奥ですか?……激しく?……あなたの言った『優しく』からはかけ離れていませんか?」
「いいの……いいから、早くぅ!!」
「分りました……ン……ウェンディ、瞳を開いて、俺を見て……自分で両膝を持って足を上げて……できますか?」
目を開いたところでもう焦点など合わなかった。 それでもぼんやりとした意識の中でウェンディはティンクの
言われるまま、瞳を開ける。 そして両足の膝裏を掴んで足を上げる。 ティンクに向けて足を開き、濡れそぼった
花からとろりと蜜が溢れてしたたり落ちるのを見られているのに、もうまったく抵抗することもなく、潤んだ瞳で
ティンクを見つめる。 普段のウェンディなら絶対にしない媚態を楽しみ、それでようやく満足したのかティンクは
ウェンディの両の足首を掴み抱上げ、キスをしながらもうこれ以上無理なところまで屹立を埋め込んだ。 
お互いの上体に挟まれてウェンディの乳房が押しつぶされる。
「ああっ!!」
「――ン……ぅ……ウェンディ、口を開けて……舌を出して……」
「あぁ、ティンク……ぅン……」
言われるままおずおずと舌を出すと、直ぐにティンクが舌と舌を絡める。 口腔を摺られ、飲みきれなかった唾液が
顎を伝っていく。
「ああ……、ウェンディ、……可愛い……、もっと……もっと、俺を欲しがって……。俺だけを欲しがってください」
両の手のひらをあわせて握り合う。 何度も何度も奥の感じる部分や、子宮口をゴツゴツと抉られ、
繋がっている部分からはクチャクチャと音が響き、愛液が白く泡立ちながら滴り落ちる。
「あっ……あっ……ティンク……ティンク……も…イク、……イっちゃう……」
「ハ、……ッハ……。 お、俺も……気持ちよすぎて……もう……我慢……できなっ……ふっ!……っ!!」
部屋中に身体を繋げる激しい音が響く。 壊れてしまいそうなほど激しく最奥を突かれて、ウェンディが先に絶頂を迎える。
「――――っ!! ああぁあああああっ!!…………ン……ぁっ……ぁっ……ぁっ」
達しても、ティンクがまだ突き続けるので感じすぎる身体がビクンビクンと痙攣するように跳ね、深い悦楽を味わい続ける。
「――っ!!ウェンディ……ッ」
快感に痺れたウェンディの身体を押さえつけ、ティンクもついに奥深くに飛沫を解き放った。

☆★☆
668教育調教10:2011/11/30(水) 22:55:53.62 ID:9pW5jXDd
息が収まった頃、ウェンディ、とティンクが笑顔で言った。
「さっきの顔、俺にもっと見せてください」
「さっきの顔?」
「今日はあなたの素敵な顔をいっぱい見られました。 空から落とされて悲鳴上げているあなたの顔も好きだし、
俺のイタズラに怒っているあなたの顔も好きだ。 
でも一番好きなのは俺を見て笑ってくれる、あなたの笑顔だったんです。 と、今日まではそう思っていたのですが……」
今日までは?
「でもイッた瞬間の顔が最高過ぎて……。ウェンディ、今日初めて俺ので中でイってくれましたよね? イった顔も声も
身体も……中も……最高でした。 涙目で余裕がなくて……素敵で可愛くて、もっと酷く泣かせたくなってしまいました」
とても聞いていられないような恥ずかしいことをティンクはさもうれしそうに語りだす。

「だからもっと俺に見せてください。さっきの顔。 俺にもっと教えてください、新しい感情を。
もっと、もっと……知りたい。あなたのことを。 
ああ、あなたはなんて素晴らしい人間なんだ。 俺は退屈する暇なんてありませんよ。 あなたのあんな姿、
ピーターも、ジョンやマイケルですらも知らないいんですよね? 俺だけが知ってるんだ。 ああ、最高です」
中空を見つめ、うっとりと微笑みながら、可笑しな言動を続けるティンクにウェンディはげんなりする。

「ふふふ、ティンクったら。 ”イキ顔がみたい”とか言われて私は 最 悪 だわ」
折角の夜が台無しになって、ムカついて拳骨と拳骨でこめかみをぐりぐりしてやる。
「イタタタ。 えー?どうして怒るんですか、俺にはまったく分りません。 さっきまであんなに喜んでいたのに」
「っ!……コホン。 レディに対して、そういう顔が見たいとか言ってはいけないの。それはマナー違反よ」
「そうなんですか? ”あなたの笑顔が見たい”と言ったときにはそんなこと言っていませんでしたよね?」
それとこれとはまったく別次元だという事がティンクには分らない。
そもそも見せてといわれてもそう簡単にハイッ!と見せられるようなものでもない。 
更に言えば、あんなに恥ずかしいのはもうコリゴリだ。 
これからはもう少しすんなりと事を運んでくれるよう言い聞かせなくては。
669教育調教11:2011/11/30(水) 22:56:28.61 ID:9pW5jXDd
「いいから! 情事の話を事後にあれこれ言うの禁止!」
「うーん。人間のマナーは難しいなぁ。 ……本当はあなたと俺が繋がっている所をどうなっているのか開いて見て
みたいなー、と思ったのですが、ウェンディが死んでしまいそうだから我慢しているのに。 イク顔くらいみせてくれても……」
恐ろしい呟きに、自分が魚のヒラキにされた図を想像してぞっとしてしまい、慌てて釘を刺す。

「私に限らず、人間を”開く”とか、絶対にダメよ、いいわね!」
「分っていますよ。 退屈なときにはしたくなりますが、あなたがそばに居てくれていいる限り、
俺は退屈しませんからね。 だからずっとずっと、俺のそばにいてください。」
退屈したら殺してもいい……と思っているのだ。その考え方だけは何度注意しても変わらないから恐ろしい。

私はどうして、この世界に残ってしまったのだろう。 そしてどうしてこんな彼を愛してしまったのだろう。
「私だってティンクがそばにいる限り、退屈とは無縁だわ」

☆★☆

「と、言うわけで、あなたのお兄さん、ちょっと、というか、かなり変なのよ。 妖精ってそういうものなの?」
翌日、久しぶりに妖精の谷へティンクに連れていってもらって遊んでいると、後からティンカーもやって来た。
ティンクの妹であるティンカーに二人の性生活を相談するのは凄く恥ずかしいが、
他に相談できる女友達がこの世界にいるわけもなく。 ティンクと恋人同士になって以来、友達になったティンカーに
ぼやいてみる。 すると、思いもかけない言葉が返ってきた。
「あははははっ!! ばっかじゃないのっ!! そんなわけないじゃないっ!!」
「えっ?」
「あーー。ティンクに騙されているわけね。 バカみたい。 あーあ、しまった。言わなきゃよかった」
ティンカー=ベルは可愛らしい見かけとは反して毒舌妖精だ。 それは友達になっても変わらない。
「それ、どういう事なの?」
「妖精と言っても、私とお兄様は普通の妖精とはちょっと違うってわけ。 人間のように感情も身体も作られているし、
生まれたときから大人の身体で生まれてくるのだから、それなりに知識も持って生まれてきたのよ。 
それにお兄様は今までだっていろんな人間と……あわわ」
「ティンカー。ウェンディと何を話しているんだい?」
いつの間にかティンクが私の後ろに立っていた。 それに気が付いたティンカーが慌てて羽ばたいて空に浮かび上がる。
「な、何でもないのよ、お兄様。 あははは。 あ、私、ピーターとドロップの花畑に行く約束していたんだったわ。
ウェンディ、お兄様、じゃーねーっ!」
そういうが早いか、ティンカーはあっという間に流れ星のような勢いでピーターの住む方向に飛んでいってしまった。
670教育調教12:2011/11/30(水) 22:56:55.21 ID:9pW5jXDd
残されたのは怒りでプルプルと身体を震わせているウェンディと、いつものようにニッコリ笑顔のティンクだけだ。
「〜〜〜〜〜ティンク?」
「はい、何でしょう。ウェンディ」
「全てウソだったのね」
「はい?」
「妖精はSEXしないって事も、初めてだって事も、やり方を知らないって事も」
「全部ウソってわけじゃないですよ。 俺にはあなたがどうして欲しいかなんて分らないですから」
「でもそれを私が口にするという事はとても恥ずかしい事なのよ」
「ウェンディ。 俺は人間のマナーについては、まだまだ分らないことばかりなんです。 あなたがちゃんと教えて
くれないと、俺はあなたが望む俺になれません だから――」
そういうとティンクはチュッと唇にキスをして微笑んだ。
「恥ずかしいのは”ちょっとだけ”我慢してください」

「全然ちょっとじゃないわよっ!! もう、絶対に イ ヤ」
「ウェンディ。 俺はただ学びたいだけなんです。 他に他意はありません。 だからまた――」
「いやよっ!なんであんな羞恥プレイをさせられなきゃいけないのっ!」
「”羞…恥プレイ”? あなたの世界にはそんな呼び名があるんですか? やはりこれが楽しいのは俺だけじゃなかったんですね!」
「〜〜〜〜〜〜〜っ!! やっぱり全部ウソなのねっ!!」
「あ、やば」
「ティンク〜〜〜〜っ!!」
「ご、ごめんなさい。 だって仕方ないです」
拳骨を握り締めた私に慌ててティンクが両手を広げてガードしながら言い訳する。

「俺はその”恥ずかしがるウェンディ”が見たいんです。淑女なあなたが俺に攻められて必死で平静を保とうとして
いるのにできなくて、顔を真っ赤に染めて、泣きながら恥ずかしそうに『もっと……』とか『して……』とか、
そんなあなたの顔を見ると俺は堪らない気持ちになるんです。 これは本当に初めての感情です」
「それのどこが”仕方ない”のよっ!!」
そう怒り狂うウェンディを前にして、ティンクがしれっと言い放つ。
「それに俺は、ああいうことをしたらいけないなんて知らなかったし」
「知らなければ、私を”言葉攻め”して、からかって遊んでいいわけねっ!」
「”言葉攻め”? 違いますよ。 愛し合ってるんです。 ですよね?」
「ウソよっ!私を辱めて楽しんでるんじゃないのっ!」
「?辱める?さっきから難しい言葉ばかりですね。 良くわかりません」

(このドS妖精め〜〜〜っ!本当は何もかも分ってて言ってるんじゃないでしょうね〜〜〜〜!!)
671教育調教13:2011/11/30(水) 22:57:28.35 ID:9pW5jXDd
しかし、ティンクのきょとんと首を傾げる姿を見ていると、やはり本当になにも分っていないように思えるのだ。
そう、彼は約100日前に生まれたばかりなんだから。
「怒っているのなら謝ります。 許してくれますか?」
しょんぼり小犬のような顔をした彼が目の前で謝っている。

そう。 ”羞恥プレイなんて、普通のカップルはしない”って事を知らなかったのよ。 だからしょうがない。
私がこれからもいろいろ教えてあげないと。
「……。そうね。あなたは生まれたばかりでまだ何も知らないのよね」
「はい!」
そうティンクがうれしそうに笑う。
どこまでがウソでどこまでがホントか。 まったく分らない顔で。

「それでも、もう次からはああいうことはしないから」
キッパリと言うウェンディに、ちょっとがっかりした顔をしたティンクが言葉を返す。
「そうですか。わかりました。 あなたがどうしてもイヤというなら無理強いはしません。
 ……でも、羞恥プレイがイヤなら、別の遊びを考えないといけませんね」
「っ!?」
「今日はどうしましょうか? コットンキャンディの雲の上でふわふわしながらはどうですか? たまには外も刺激的
ですよね。 あ、食べるとHな気分になっちゃうチョコが自生している場所を見つけたのですけどウェンディに食べさ
せてもいいですか?」
「……ティンク、お願い。私、普通がいいの。 普通になって」
ティンクもピーターといっしょで、言い出したらどんなにイヤダと言っても止めてくれないので本気でその気になる前に
慌てて止めてくれるように懇願する。がもちろん止めるつもりは無いようだ。
「え? 俺、普通ですよね?」
「普通じゃないわよ。 ちっとも!!」
「そうですか?」
いつものように爽やかにニコリと微笑んで言う。
「俺はあなたのモノ。 恋人になったあの日から、俺はあなたが望んだとおりに成長するんです。普通でないのは
あなたがそれを望んでいるから。 ちゃんと自覚して、俺をこんな風にした責任、取ってくださいね」
そういってこの恋人は私を抱きしめ、誰よりも甘い声で耳元で囁くのだ。
「それにウェンディは”普通”なんかじゃ物足りないでしょう?」
「〜〜〜っ!!」
(ウソでしょう!? これが私が望んだ世界なの?? 誰かウソだと言って〜〜〜!!)
赤面しながらあわあわしている間に、頭から金色に光り輝く”妖精の粉”を振り掛けられて、ふわりと身体が浮き上がる。

 ここはネバーランド――。
この世界に来てまだ数ヶ月のウィンディのほうが、この世界の理をまったく知らない、赤ちゃんだという事に
ウィンディは気が付かない。
そしてドS行為にすっかり味をしめたティンクは、そんなウェンディが可愛くて大好きだなぁなんて思いながら、
あっという間に青い空の彼方まで連れていってしまった。


糸冬
672名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 22:59:02.08 ID:9pW5jXDd
お粗末さまでした。 誤字脱字スマソ。 長文スマソ。
この話のティンクが話している事は、ウェンディが好きな事以外、基本ウソだと思ってください。
彼は人間をからかうのがお仕事のイタズラ妖精なんで。


1番目の書き込みでNGワード入れ忘れてしまいました。すみません。
673名無しさん@ピンキー:2011/11/30(水) 23:05:39.68 ID:Yn08LyqD
>>672
GJ!
すごくよかったよ、ドS敬語攻めの焦らしプレイがエロすぐるw
674名無しさん@ピンキー:2011/12/02(金) 12:31:18.12 ID:IeCw3WBE
>>672
作品未プレイでも面白かった。ドSエロGJ
ゲームに興味出たw
675名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 07:48:41.98 ID:7ERTMTHJ
「仁義なき乙女」でクリスマス小ネタ

小ネタ嫌いな人は「仁義なき男たちからクリスマスプレゼントがあるようです。」でNGお
ながいします
<那由多龍>
お嬢、すみません、やっぱり冬場は焼きそばの売れ行きが厳しくて、どうしてもプレゼントを買う費用が出せませんでした。
俺、お嬢を幸せにしようと頑張ってきたのに、苦労ばかりかけて、ううっ、ぐすん……。
龍さんさえいてくれれば何もいらない、って?俺もです!お嬢さえいれば、たとえ火の中水の中、はたまた弾丸の降り注ぐ出入りの中!……え、違う?
そうだ、町でやってるイルミネーションを見に行きましょうか、お金はないけど手っ取り早くクリスマス気分が味わえますから。
そして家に帰ったら、俺にお嬢をください。俺も、たっぷりとお嬢にあげますから。いいですね?

<朝生義之>
……お前からのクリスマスプレゼント?ふん、安っぽいデザインのネクタイだが、まあ、いい。仕方なくもらっておいてやる。
おい、何なんだその小汚い服装は。私に恥をかかせるつもりか?さっさとこれに着替えて来い!
……よし、お前でも何とか見られるようになったな、高級ブランドのオートクチュールはやはり違う。馬子にも衣装、とはよく言ったものだ。
服のサイズがよくわかったな、だと?毎晩お前を抱いている私が、それぐらいわからないはずはないだろう。
い、いいから、早く出かけるぞ!ディナーの後はホテル最上階のスイートを取ってある。意味はわかるな?
わ、わかったから人前でベタベタするな、うっとうしい!

<天音京吾>
ごめんね、この時期のケーキ屋は戦場だから、バイト終わるのが遅くなってしまって。日付が変わる前に帰りたかったんだけどね、本当にごめん。
……このケーキ、君と一緒に食べようと思って、店長に頼んで取っておいてもらったんだ。遅くなったけど、僕たちのクリスマスはこれからだよ。
バイト帰りのコンビニで、シャンメリーと、フライドチキンも買ってきたよ。僕達まだ未成年だからお酒は飲めないけど、少しでもパーティー気分を味わおうと思って。
これ、僕にプレゼント?開けてみてもいいかな。……スノーボールだ、すごく綺麗だね。ありがとう、君から素敵なプレゼントをもらえて、とても嬉しいよ。
……今夜の君は、僕だけのものだよ。朝まで離さないから、ね?

<武藤一郎>
……クリスマス?そんなの、めんどくさい……。
ああ、今ちょうど、お前の絵ができた。……欲しいなら、持っていけば?
何か欲しいものはないか、って?……カレー。お前の作ったカレーが食べたい。
……やっぱり、カレーより、お前がいい。今すぐお前を、俺の色に染めたい……。
<灰谷仁>
クリスマス、か。……俺がアメリカに留学していたころは、家族や友人にカードやプレゼントを贈るのがメインで、日本みたいにバカ騒ぎをする日ではなかったぞ。
ほら、お前へのプレゼントはこれだ。俺が作った熊のぬいぐるみ。
サンタの帽子をかぶせて、ちゃんとクリスマスバージョンにしておいたからな。……喜んでもらえたなら、俺も嬉しい。
……これを、俺に?ほう、有名ブランドの万年筆じゃないか。これなら、カルテに記録を書くのもはかどりそうだ。ありがとう。
今日は、俺の腕によりをかけた手料理を用意してある。お前と二人で食べようと思ってな。……なあ、今夜は泊っていくんだろう?

<喜多川戴正>
おう、嬢ちゃん、今日も元気そうだな。熱心にバイトしてくれてとても助かってる。お袋も大喜びだ。
……これ、いい年のおっさんがちまちま作るようなもんじゃねえけど、クリスマスリース。よかったら部屋に飾ってくれ。
このリースにはドライフラワーをふんだんに使って、バラのオイルをしみこませてある。リラックス効果は抜群だ。
お、嬢ちゃんからもプレゼントをくれるって?……これは、新しいエプロンじゃねえか。
確かに、俺にはいい加減ピンクは似合わねえ、と思ってたところだからな。ありがたく使わせてもらうぜ。
……その、今日お袋は町内会の旅行で、温泉に行ってて誰もいねえんだ。よかったら、上がっていかねえか?

<遠藤康成>
お嬢、クリスマスですよ、ク・リ・ス・マ・ス!ツリーの飾り付けして、ケーキとチキン食べて、プレゼントの交換して!
え、はしゃぎすぎ?……俺、お袋が看護師だから、クリスマスも仕事に入って一人で過ごすことも多かったんですよね。
プレゼントはもらえたけど、やっぱりにぎやかなクリスマスに憧れてて。……すみません、なんだか湿っぽい話になっちゃって。
あ、これ、俺からっす。つまんないものですけど、このバレッタ、きっとお嬢に似合うと思いますよ。
お嬢からもプレゼントが?……あ、これ、手編みの手袋じゃないですか。わざわざ作ってくれたんですか?感激っす!ありがとうございます。
え、今夜、ですか?それは行きたいのは山々ですけど、お嬢の部屋になんか行ったら、若頭に殺されちまいますよ。
……じゃ、じゃあ、みんなが寝静まったころに行きますから。待っててくださいね?
678名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 08:01:59.33 ID:7ERTMTHJ
以上です。
龍からのプレゼントは「愛」一択でw
679名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:00:57.11 ID:cOP9jKUR
保管庫更新来てるね
管理人さん乙です
680名無しさん@ピンキー:2011/12/15(木) 14:25:57.83 ID:682WDfu4
>>678
乙!
681名無しさん@ピンキー:2011/12/17(土) 23:20:42.03 ID:eQ35TRyI
エロ小説読みたいのでくれ
682名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 23:42:16.57 ID:ya1yoarC
はくおーきって荒れちゃうのかな?
683名無しさん@ピンキー:2012/01/09(月) 22:02:19.48 ID:YkP4GiSI
↑荒れるよ

あとネオロマスレで職人()やってたけどw
書くもの書くものに一々難癖つけてくる高尚読み手とか
ネチネチと気難しいババァどもがウザかったなー
二度と書かねーわwww
684名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 08:27:06.38 ID:I4l8zJnQ
某乙女ゲ専スレがそんな感じだな
たかが素人が趣味で書いたものに、害基地レベルで叩いてきやがる
嫌ならNGしろって、わざわざNGワードつけても結果は同じ
あれじゃ新しい職人来たって居付かねーわ
案の定過疎っててざまあwww
685名無しさん@ピンキー:2012/01/10(火) 13:45:51.25 ID:R9b4jeAr
ネオロマスレ落ちてざまぁwwwww
686名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 03:16:53.68 ID:8ICW6mE/
嫌な事件だったね
687名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 14:32:52.16 ID:Z4ZxARa+
>>684
下手糞職人乙
688名無しさん@ピンキー:2012/01/11(水) 15:19:52.81 ID:mGfp0U5A
場外乱闘しないでぇ><
689名無しさん@ピンキー:2012/01/20(金) 10:13:16.01 ID:zSdbuY8b
投下してみなよ
批評してあげるwww
690名無しさん@ピンキー:2012/01/20(金) 19:28:43.77 ID:NU1MNDjO
>>689
投下してほしかったらもっと文をひねれや
-10点だな
691名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 02:54:12.53 ID:Yd3ecY5I
↑自称職人?
だとすれば上から目線乙
692名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 15:24:28.35 ID:3qY8vnqr
上から目線同士乙
693名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 21:53:13.35 ID:OBgmilFf
そしてますます過疎って行くのであった、めでたしめでたし
694名無しさん@ピンキー:2012/01/22(日) 00:59:22.30 ID:MFVAGWuS
18禁ものだがオペラ座に期待してる
公式とはまた違うベクトルでのエロ妄想が働くんだよな
695名無しさん@ピンキー:2012/01/23(月) 12:28:34.07 ID:vePgeSXR
ほしゅ
696名無しさん@ピンキー:2012/02/02(木) 11:57:53.27 ID:FfN3GjAL
はやく投下して
つまんないのは分かってるから
697名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 19:03:48.68 ID:qxdCIDGy
あさき、ゆめみしのエロパロが読みたい
698名無しさん@ピンキー:2012/02/11(土) 23:41:59.59 ID:/4T3YUlM
サルベージage
699名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 21:24:49.94 ID:Uvy7im6S
念のため保守
700名無しさん@ピンキー:2012/02/21(火) 00:14:23.30 ID:z9UoaaCp
投下しないの?
701名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 17:47:14.66 ID:3A06b1NR
遙かはここでいい?
702名無しさん@ピンキー:2012/02/22(水) 21:29:50.12 ID:jDSgYJyJ
いいんじゃない?
確かネオロマスレってもう落ちてるんだよね
703 ◆DOgyhO.nGQ :2012/02/25(土) 12:15:45.98 ID:ziM3BKUX
ネオロマスレ落ちてたwww
続き完成したら殴り書きスレに落とすよ
704名無しさん@ピンキー:2012/02/29(水) 23:54:12.21 ID:E/ZPLkMn
ほす
705名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 23:52:31.10 ID:lsj2FwF4
書かなくていい
期待してないから
706名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 18:25:58.99 ID:zGVfoVsP
このスレ、スカトロ投下していい?
「遙かなる時空の中で」の時代背景を考察したスカトロものを書いたんだけど
あくまで愛はある自信はある
707名無しさん@ピンキー:2012/03/14(水) 20:05:36.63 ID:zGVfoVsP
誰もいないのかな?
じゃあ、乙女ゲーで野グソと糞食の表現ってどこまで許されるか、暇なときでいいので教えて?
708名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 04:28:39.33 ID:NKSNTF9v
投下歓迎
709名無しさん@ピンキー:2012/03/15(木) 12:11:17.23 ID:Ej4yEl02
最初に注意書き付ければスカでも問題ないでしょ
710名無しさん@ピンキー:2012/03/18(日) 01:12:07.78 ID:v3gmZ9ri
塗糞
711名無しさん@ピンキー:2012/03/26(月) 17:04:33.01 ID:Hinx2D6k
保守
712名無しさん@ピンキー:2012/04/01(日) 14:58:17.62 ID:O2KJH7Uy
713名無しさん@ピンキー:2012/04/03(火) 12:24:59.84 ID:NY6f4FMF
いつでも待ってるぜ
スカトロ塗糞ぐっちゃぐちゃのやつを頼む
714名無しさん@ピンキー:2012/04/12(木) 00:24:18.68 ID:VAZvwDEQ
スカまだー?
715名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 12:09:20.09 ID:+8lYmd3k
ネオロマ落ちてんのか……
ネオロマのログってどこにまとめてあるの?
716名無しさん@ピンキー:2012/04/24(火) 12:13:37.95 ID:+8lYmd3k
解決しました
717名無しさん@ピンキー:2012/04/29(日) 18:31:16.17 ID:kXKKkKLb
スレ立ってから2年経過してるのか…
718名無しさん@ピンキー:2012/04/30(月) 14:41:31.55 ID:KBmJlGay
2年経過しても7割しか消費されてないのか

いかに投下が少ないかわかるな
719名無しさん@ピンキー:2012/05/02(水) 15:53:47.77 ID:b52Wn7Ss
ほしゅ
720名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 18:44:13.43 ID:cNmnTwJH
あれ?
721名無しさん@ピンキー:2012/05/03(木) 22:07:57.89 ID:xngCwjwp
ずっとスカトロ作品を待っているのですが
722名無しさん@ピンキー:2012/05/04(金) 13:21:30.12 ID:DFZUynlJ
投下するする詐欺でしょ
723名無しさん@ピンキー:2012/05/05(土) 15:42:20.48 ID:ZOczwxBZ
1ヶ月半もの間投下なしだもんな、するする詐欺だろw
724名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 05:09:07.91 ID:/kaFfPnm
スカトロお願い
725名無しさん@ピンキー:2012/05/06(日) 21:04:10.94 ID:4FVa7Gc/
こねえよ
726名無しさん@ピンキー:2012/05/07(月) 19:51:36.18 ID:/z9drJ6N
あと10日で2ヶ月か

こないだろうな
727名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 00:01:54.33 ID:jlpdFWYR
エルクローネのアトリエ、ラルフ×メリー投下します。
アトリエスレはあるけど乙女ゲだしこっちのほうがいいだろうなーということでお借りしますよー。
・ED後数年後、たぶん婚約中。ネタバレというほどのものはない…はず。
・婚前交渉、かつ中生。錬金術士なのできっと大丈夫という根k(ry
・ツンデレがデレデレです。
・メリー視点。
・初々しくない。
・細けぇことは(ry
・NGは「INエルクローネアカデミー書庫」で。
728INエルクローネアカデミー書庫(1/6):2012/05/08(火) 00:02:33.88 ID:jlpdFWYR
空気は冷たくて、少しだけ黴くさい。
天井は高いけれど、一部の空間以外には陽は入ってこないようになっている。
光で本が傷むのを防ぐために。
そう、ここは書庫だ。知識の宝庫で、研究職である自分たちにとっては神聖ささえ孕んでいるところ。
なのにそんな場所で何をやっているんだと、遠い目をして皮肉ぶる余裕など、もちろんあるはずがなかった。
「っは……ぁん……」
声が漏れてしまったことに驚いて、メリーは息を止めた。だが、もちろん長くは続かない。意識して作った
緊張は、すぐに甘い刺激にゆるゆると溶かされて流れて、どこかへ行ってしまう。
書庫の奥、あまり人気のない蔵書ばかりが揃っている一角。そこで彼女は、一緒に資料を探しに来たはずの
青年に抱きすくめられ、貪られていた。
「ちょ、ラル、フ……もう、ダメ、ってばぁ……!」
「……何が、ダメだってんだよ」
問いかけのような台詞を発しながら、答えることは許さない。メリーが言葉を探す前に唇は無理やりふさがれ、
生ぬるいものが深く入り込んでくる。ブラウスごしにやわやわとふくらみをさすっていた手が、急に素早い
動きを見せてブローチとタイを取り払った。
目を瞑っていても、ボタンが外されていくのがわかる。
露出させられた胸元がひんやりした外気に触れるのがわかる。
「んんっ! んむぅ……!」
足はとっくに力が入らなくなっていた。書棚の一部に臀部がひっかかっているのと、ラルフの背中に
しがみついているのでなんとか立っていられるものの、そうでなければその場に崩れ落ちてしまいそうだ。
そう、手はしがみついているから抵抗ができない。だからいいようにされるのを阻止もできなくて、
どんどん流されていくのだ……とは、言い訳なのか真実なのか、どうにも判断はできないけれど。
つんと尖った先端を、綿のレースがひっかいていった。びくっと硬直して目を見開いたメリーの視界に、
どこか嗜虐的な光を宿したラルフの瞳が映り込む。何がダメなんだ、と視線で尋ねてくるのを睨み返しても、
たいして効果があるふうではなかった。敏感な場所をつまみあげられる。
729INエルクローネアカデミー書庫(2/6):2012/05/08(火) 00:03:23.29 ID:jlpdFWYR
「ひ、あっ!」
声が出た。
いつの間にか唇は離れていた。それに気づいて自制する間もなく、湿ったものが顎から首筋へ、鎖骨の間を
通って胸元へと落ちていく。
「ふあぁっ、……あん、ぁ、やぁあ……」
こりこりと硬くなったその場所は、青年の口の中で弄ばれている。舌で押し込んでみたり、歯を立ててみたり、
音をたてて吸ってみたり、好き放題。口で刺激できないもう片方はといえば、これまた爪を立てられたり指で
こすられたり、休める暇がない。
メリーはラルフの頭を抱え込むようにして、彼の髪の中に口許をうずめた。喘ぎ声がくぐもって、少しだけ
音量を抑えられる気がする。それに、慣れ親しんだ香りはやっぱり心地よい。
身体は相変わらずどんどん熱くなるばかりだったが、精神的にはなんだか落ち着いた。このまま彼が
遊び飽きるまでこうしていよう。じゃれあいと言うには度を越えたいやらしさがあるとはいえ、
ラルフに触れられること自体は嫌いじゃない。まあ恥ずかしいけれど気持ちもいいのだし。
深く考えるだけ無駄かもしれない、うんそうしよう、もう決めた。
「……おいコラ、何思考停止してんだよ」
「え? ……って、きゃああ!」
いつもと違う、下から見上げてくる瞳が剣呑さを帯びていた。閉じていた膝はいつの間にか割られ、
ラルフが身体ごと間に入り込んでくる。そうやって脚を閉じられないようにした状態で、普段から
むきだしで無防備な腿の内側を、つつと指が這い登ってくる。
「どどど、どこ触ってるのよ!?」
「どこだろうな。……つーか、今更すぎねぇ?」
「ど、ん、んんっ! んむーっ!」
噛み付くような口付けは少々乱暴だ。抗議の意を込めてどんどん背中を叩いてやったが、
覆いかぶさる体躯はびくともしない。
730INエルクローネアカデミー書庫(3/6):2012/05/08(火) 00:03:57.35 ID:jlpdFWYR
不埒な指は少しも躊躇わなかった。即座に付け根まで達した指先が薄い布地の上から二、三度割れ目を往復し、
するりと内側に入り込んでくる。胸への愛撫ですでに潤みを帯びていた入り口はすんなりと、
いやむしろ大喜びで彼を迎え入れた。
「んむ……ふっ、ん、んぅ……」
ラルフの指は、もちろんメリーのそれよりも長い。奥の奥、埋み火のある場所まで簡単に到達してかき回す。
表面の灰を剥がされて内側の燃えるものが露出させられれば、後はもう勢いを増すだけだ。
とろとろと身体の奥から甘いものがあふれ、彼の手のひらまで汚し始めるに至っては、もうメリーは
すっかり力を抜いて恋人の為すがままになっていた。
「はぁ、は……ぁん、ラルフ、ラル、フ……」
「メリー……メリー」
嚥下しきれなかった唾液が顎を伝って胸元に落ちた。それを舐めあげられ、耳に、口に、舌と吐息が
入り込んでくる。身体の中心では本数の増えた指が複雑な動きを見せて、まだ隠れているはずの快楽を
引きずり出そうとうごめいている。そうでなくとも愛しげに名前を呼ばれるたび、
背中をぞくぞくと震えが通り抜けた。
ぐっと書棚に押し付けられる。
メリーは小さな金属音にはっとして目を開けた。ぼうっと霞がかかったような視界の端で、ラルフがベルトに
片手をかけているのが見える。慌てて目を逸らし――彼女は唐突に、ここがどこであるのかを思い出した。
「ちょっ……と、待って、ラルフ!」
「あ? なんだよ」
「こ、ここでするの? 最後まで?」
忘れていたが、ここはアカデミーの書庫だ。部外者は立ち入らないとはいえ、一応施錠してあるとはいえ、
合鍵はひとつではないしここに用がある人間も皆無ではない。こんな場面を見られたらどうやったって
言い訳は立たない。二人の関係は世に憚るようなものではないが、場所がまずい。
メリーはともかくラルフの立場はなくなるだろう。
慌てるメリーとは対照的に、ラルフは落ち着いた様子で目を細めた。
731INエルクローネアカデミー書庫(4/6):2012/05/08(火) 00:04:29.49 ID:jlpdFWYR
「大丈夫だって。このコーナーには滅多に人来ねぇし……来ても、取り繕うくらいはしてやるよ。心配すんな」
「するわよ! だ、だいたい、最初は真面目に本を探してたはずなのよ。一体いつの間にこんなことになったの!」
「……お前が誘ったんだろーが」
「誘っ……えぇ? そうだった!?」
本気で思い当たらなくて狼狽する。彼は呆れたようにため息をついた。
「キスしただろ……あーそうだよ、お前はそういう奴だよ。密室で男女二人きりでキスしてきといて
そんなつもりありませんでしたとかいう奴だよ!」
「そこまで鈍くはないわよ!」
赤くなって怒鳴り返してみたが、なるほど冷静になってみれば説得力はない。なんだかんだでお互い友人も
たくさんなので、街中やアカデミーを歩いていても本当に二人きりになれる機会というのはそう多くないのだ。
……まあ、皆はちゃんと気を利かせてくれてはいるのだが。出歯亀したがる人員が相当数いるのも事実は事実で、
人目のある場所だと落ち着いていちゃつけない。
正真正銘邪魔者なしの空間に、嬉しくなって悪戯をしかけてみたメリーに罪はないだろう。と思う。たぶん。
ただ、ラルフがその気になってしまうという可能性を失念していた。
「ならやめとくか? ま、指だけでも満足させてやる自信はあるけどな」
未だその場所に収まったままの指が、くっと奥に食い込んだ。
「ひゃっ……!」
くちゅくちゅと水音が響く。書庫の静けさの中、それは殊更大きく聞こえて、メリーは今更ながら
顔を真っ赤にした。錬金術と料理と。繊細な作業を難なくこなす指は、音も快楽も思いのままに引き出す。
さてどうするとでも言いたげに意地悪く口角を上げているのが憎たらしい。
「ん、は、ああ……」
「ほら、メリー。どっちがいいんだ?」
聞かれても、彼の肩に顎を乗せて喘ぐのが精一杯だ。硬くて質量のあるものが時折内腿に当たるのはわざとか。
腰を押し付けようとすると逃げる。追いかけきれなくて膝が崩れそうになると、抱え直される。
ふくらみはラルフの着ているシャツの胸元に押しつぶされ、やわらかく形を変えた。
732INエルクローネアカデミー書庫(5/6):2012/05/08(火) 00:04:56.56 ID:jlpdFWYR
「……ラルフ……!」
絞り出した声は、まるで泣いているかのようだった。
「お、おねがい……いじわる、しないで……?」
「意地悪? やめてってことかよ」
「ちが……そうじゃ、な……!」
快楽と同じくらいに大きい渇望で、目が回りそうだ。足りない。やっぱり、足りるはずなんてなかった。
息も絶え絶えになりながら、懸命にラルフの耳に口を近づける。
ちいさく、ちいさく。でも聞こえたのだろう。彼は満足そうに笑ったから。
「……だから、最初から素直になっとけってんだよ」
直後、圧倒的な質量がメリーの中心を貫いた。
「――――!!」
「……っ! ちょ、おま、喜びすぎだろ……!」
青年は、先ほどとは打って変わって余裕をなくした表情でうめいた。
「だ、だって、立っ……おく、やあぁっ!」
身体を重ねるのは初めてではない。けれど、こんな風に直立した状態で交わったのは初めてだ。
書棚は最早補助の役目を果たしているかどうかも怪しかった。全体重をラルフに支えられているためか、
今まで最後の最後にしか叩かれなかった奥の壁に、容赦なく楔の先端が突き刺さる。
「……っく、あんま、絞めんなって……!」
「やあ、そんなの、しらなっ、しらない、ふあ、あ、ラルフ……!」
「メリー……!」
好きだ、と聞こえた。わたしもと返して、夢中で唇を重ねる。舌を絡める。まぶたの裏が、ちかちかする。
苦しげなラルフの表情が愛しい。たぶん自分も同じ顔をしている。眉をひそめて、頬を染めて、
瞳には愛情と、それから欲とを混ぜ合わせて沸騰させて発酵させて、もうどうしようもないくらいに
どろどろになった何か得体の知れないものがたゆたっている。
繋がれるかぎりの場所で繋がって、奥の奥まで求め合って、突き上げられるたび揺すり上げられるたび、
高みへと一歩一歩近づいてゆく。
最後の悲鳴は声にはならなかった。互いの息を飲み込んだ瞬間、最奥で熱いものが爆ぜるのを確かに感じた。
733INエルクローネアカデミー書庫(6/6):2012/05/08(火) 00:05:22.29 ID:jlpdFWYR
「……は、激しかったな」
「……そうね」
「……久しぶりだったしな」
「……そうね」
簡単に身支度を整えた後。二人は当初の目的だった本を見つけて、閲覧机の上に積んでいた。
もっとも、メリーはまだ足に力が入らないので動くのはもっぱらラルフだ。
椅子に座ってぐったりしている彼女を気遣ってか盛んに声をかけてくるが、気の利いた返答が思いつかない。
「なあ、メリー」
低く呼びかけられて目を上げた。彼はなんともいえない顔をして、迷子になった子どものようだ。
どうしてそんな顔しているんだろう、と内心首をひねったメリーは、続く言葉を聞いてさらに首をかしげた。
「怒ってるのか?」
「えっ、どうして?」
何故そんな解釈になるのか。びっくりして瞬きする。
「べつに怒ってなんかないわよ。どうしてそう思ったの」
「……いや、口数少ねぇしよ……俺調子に乗って好き放題やったし……」
「い、いいわよそれはもう。わたしだって」
そこで急に尻すぼみになる。直視できなくて、彼女は本のタイトルを見つめた。
「わたしだって……その、気持ちよかったし。嬉しかったし」
「ホントか?」
「あ、当たり前でしょ!? ほんとに嫌だったら引っ叩いてでも逃げ出すわよ!」
「あ……そっか。お前、そういう女だったなそういや」
苦笑の気配とともに頭を撫でられた。頬が熱い。ふくれっつらをつつかれて、ぷっと唇から空気が漏れた。笑われた。
「もー……何よぉ……」
憎まれ口を叩くかと思えば、やけに甘やかしてくれたり。ラルフはよくわからない。
でもラルフと一緒にいるのは好きだ。ああでもないこうでもないと論争するのは楽しいし、
ただ黙って隣にいても心地よい。
しばらくおとなしく撫でられていたら、肩をぐっと引き寄せられた。耳に吐息が当たって首をすくめる。
「……なあ、今夜、工房に行くから」
「…………うん」
チビはうまく言いくるめて早めに寝かせとけよなんて言っている。何それと口では呆れて突っ込んで、
だけど幸せで、メリーは花のように微笑んだ。
734名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 00:06:24.06 ID:jlpdFWYR
以上です。
メリーの服って着たままやりやすそうだな! とか思ってたらこうなった!
735名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 09:03:27.63 ID:OnvzJLSg
乙です!
おもしろかった!
736名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 14:37:13.78 ID:e1DypFVG
乙!
丁度ラルフ攻略したばっかりだったから
さらに萌えられた。ありがとう!
737名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 20:17:04.08 ID:XV00rgV2
投下乙
図書館でのエロはなぜこうも滾るのだろうか
738名無しさん@ピンキー:2012/05/08(火) 22:11:25.58 ID:WMlw7fDy
そこはかとない背徳感があるからではないかと
739名無しさん@ピンキー:2012/05/10(木) 20:47:35.83 ID:hOKNGDyx
いつ誰に見られるかわかんないw
というシチュという意味では青姦も同じなのに、そっちより図書館とか
放課後の教室とか執務室とかそういうのに萌える

チラリズム派だからだろうか
740名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 00:33:58.58 ID:95uRSeqY
本来なら勉強とか仕事する真面目な場所で快楽に耽るとか興奮するよね><
741名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 07:16:06.99 ID:gRoP0szl
PersonA〜オペラ座の怪人〜小ネタ

公式のお楽しみ要素が待ちきれなくてむしゃくしゃしてやった。今は反省している

<注意>
*ネタバレがひどい
*キャラ崩壊がひどい
*オチがひどい
*NGは「クリスティーヌは俺の嫁」で
742クリスティーヌは俺の嫁:2012/05/11(金) 07:22:47.46 ID:gRoP0szl

オペラ座の華クリスティーヌ・ダーエ嬢。
彼女が幼少期を過ごした思い出の教会で、にぎにぎしく挙式が執り行われるはずだったのだが……。
駆けつけてきたのは目も綾な正装に身を包んだ5人の男。
果たして、彼女を妻にするのはいったい誰なのか?

怪人「クリスティーヌ、幼いころからずっとお前のことを思い続けていた。どうか、私の花嫁になってほしい」
ラウル「こんな日の当る所に出てこないで、陰気でカビ臭いオペラ座の地下に引きこもってれば?コミュ障にはそこがお似合いだよ」
フィリップ「全く、無理強いしては嫌われる行動が多すぎなんですよ。素直に彼女の心をほぐして愛を囁けばいいのに」
リシャール「メインの立場で他ルートに散々出張ってくる割には、あいつを抱く回数が少なくて不憫だな」
レミィ「……リシャール様、実に的を得た御指摘ですが、オペラ座支配人の立場で怪人への同情は禁物かと」
怪人「とにかく、クリスティーヌは私のものだ。誰にも渡さない!」

ラウル「やっぱり、彼女の花婿にふさわしいのは、初恋の相手で正統派王子様の僕だよね」
リシャール「ヤンデレ監禁王子様の間違いじゃないのか。闇組織のトップの俺も驚きの黒さだぞ」
レミィ「しかも隙あらばすぐフィリップ様に寝取られ……。兄としてダーエ嬢を嫁がせたのは早計だった気がしてなりません」
フィリップ「ラウルが戦争に行ったとき、このまま戻ってこなくていいと思ったのは私だけではないようですね。安心しました」
怪人「彼女の才能を潰す貴様だけは許せん!いつもいつも俺のコンプレックスを刺激しやがって……。リア充死ね!」
ラウル「ごちゃごちゃうるさいなあ。クリスティーヌ、僕から君への愛は永遠だよ」

フィリップ「ここはひとつ、シャニー伯爵としてこの中で最も社会的地位の高い私が、彼女を娶ることにいたしましょう」
レミィ「お言葉ですがフィリップ様。あなたには愛人エンドか間男エンドの方がお似合いかと思われます」
怪人「最年長なのにあの盛り具合はどういうことなんだ。バルコニーやカーテンの陰であいつを……。許せん!」
リシャール「馬好きという名前より、女好きに改名した方がいいんじゃないのか。精力が種馬並みなのは認めるが」
ラウル「兄さん、せいぜい食事には気をつけることだね。まかぬ種は生えぬ、ともいうし」
フィリップ「くだらない男どもの戯言に付き合う必要はありません。さあクリスティーヌ、お手をどうぞ」

リシャール「仕方ない。おい、オペラ座支配人として、音楽家として、俺が一生お前の面倒を見てやる」
ラウル「リシャールさんって鬼畜眼鏡かと思ってたら、ただの熱血鬼コーチだったよね。僕びっくりしたよ」
レミィ「あまりの暑苦しさに、バレスレでは修造眼鏡と呼ばれておりました。……その割には、余裕たっぷりで私を3Pにお誘いになりましたが」
怪人「あいつをレッスンできるのは俺だけのはずなのに、ましてや3Pなどと……。許せん!」
フィリップ「闇組織のトップが最も紳士的だった、と期待を裏切る展開にがっかりしたレディも多かったのでは?」
リシャール「なんとでも言え。クリスティーヌ、必ずお前を素晴らしいプリマドンナにしてやる。だから俺を選べ」

レミィ「ダーエ嬢。私はしがない執事の立場に過ぎませんが、必ずあなたを幸せにするとお約束いたします」
フィリップ「おやおや。正式に結婚できず、駆け落ちするしか幸せになれない立場の者がよくも言ったものですね」
ラウル「ヤンデレミィさん、本当に怖いんだよね。素直に僕の妻になった方がいいと思うけどなあ」
怪人「同じ監禁ヤンデレ枠のお前が言うな!カイル、お前はあいつの兄だからライバルにはならないと思ってたのに……。許せん!」
リシャール「従者のお前の方がエンド数が多かったり、俺が保護者化していて非常に納得がいかん。お前ら、兄妹ならなぜもっと苦悩しない?」
レミィ「つまらないことに耳を傾けてはいけないよ。ロッテ、妹としても一人の女性としても、お前を愛してる。さあ、俺と一緒に行こう」

リュカ「あーあ。こんなに収拾つかないんだったら、僕が彼女をさらっていこうかなー」
ダロガ「おいおい、待てよ。お嬢ちゃんは俺がペルシャに連れていくんだ。お前さんの好きにはさせないぜ」
メグ「もう、あんたたちまで事態をややこしくしてどうするのよ!馬鹿な男どもは放っておいて、一緒にお茶に行きましょ」
<終>
743名無しさん@ピンキー:2012/05/11(金) 13:11:24.86 ID:mH3ms+Ud
>>742
いちいち怪人が小者でかわいいw
744名無しさん@ピンキー:2012/05/14(月) 21:26:07.54 ID:SS4wr9Qd
何かよくわからん

SSじゃねーじゃん
745名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 22:44:28.48 ID:LV4Wg+hq
薄桜鬼書いたら叩かれるんだろうなあ…
746名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 00:41:41.90 ID:1kZK3Dak
誘い受けZ
747名無しさん@ピンキー:2012/05/19(土) 16:04:20.56 ID:iQ0uHc/n
黙って投下しろ!!
748名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 20:36:31.05 ID:f5eint3A
>>746
水木アニキ乙
749名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 20:53:29.55 ID:ySwMxmnO
>>745
叩かないから投下ヨロ
750名無しさん@ピンキー:2012/05/27(日) 15:58:26.61 ID:ESK4sm7y
ほらな、投下ない

するする詐欺ばっかり
751名無しさん@ピンキー:2012/05/29(火) 21:14:48.65 ID:eF+2G2nX
2週間かかっても投下しないならする気はないんだろうな
752名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 22:59:21.26 ID:nhH1Pmga
5月も投下なしか
753名無しさん@ピンキー:2012/06/04(月) 15:22:30.19 ID:JvvDlG+R
ほしゅ
754名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 22:00:55.80 ID:6Xryu79K
保守るか
755名無しさん@ピンキー:2012/06/06(水) 19:43:42.50 ID:uYj13hl2
6/6
756名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 21:53:11.21 ID:V1S+0A1Y
3週間か
757名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 10:55:59.67 ID:/xAWKGYy
まだー?
758名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 11:10:58.75 ID:1Xz9cnGk
>>757
鋭意執筆中だと思っとけ
759名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 21:03:58.08 ID:7WKHaahw
まだですか
760名無しさん@ピンキー:2012/06/13(水) 21:36:47.97 ID:+Un1hhro
スカこそ至高!
761名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 02:07:25.83 ID:e96Nm+Q8
こないねい
762名無しさん@ピンキー:2012/06/15(金) 21:46:06.97 ID:alnekYc+
来ませんね
763名無しさん@ピンキー:2012/06/17(日) 13:16:44.09 ID:pni6hT+4
こないこない
764名無しさん@ピンキー:2012/06/18(月) 03:04:10.29 ID:QhnJPoYT
みんなどの作品が読みたいの?
765名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 20:21:40.04 ID:aCB3yigk
薄桜鬼はよ
766名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 16:42:49.33 ID:XijX96O3
こねー
767名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 02:36:34.95 ID:Z5Fn7C8C
いつからスカスレになった
768名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 18:14:12.05 ID:Nd+520NU
スカはいらん
769名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 18:59:48.74 ID:1mOgHyzo
何ヶ月投下ないんだ

せめて1季節に1つはほしい
770名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 23:30:37.69 ID:7WLjyqnX
お前が書けばいいやろ!!!!
771名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 23:39:16.38 ID:BNd7hFQE
せやせや
772名無しさん@ピンキー:2012/06/24(日) 22:12:06.15 ID:QtqJ65iK
あさき、ゆめみしでいちばんエロそうなキャラ誰だと思う?













ぎおたん以外で
773名無しさん@ピンキー:2012/06/24(日) 23:19:32.30 ID:2B+nKWHk
>>772
愁ちゃんに決まってるだろ
トラは口だけだし、眼鏡はうかれててそこまで考え回らなそうだし、郷長は…ほら郷長だし
サブキャラは壱人は手綱握られてるからな、カガチは照れ屋だし
結論→愁ちゃん一択
774名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 21:01:09.27 ID:fou8fPdw
こないなあ投下
775名無しさん@ピンキー:2012/06/27(水) 19:44:58.73 ID:L/T0OJoY
夏のうちに来ればラッキー
776名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 01:14:00.86 ID:dg1g+n9p
諦めろって!!
777名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 09:49:13.40 ID:3bImn/P9
あきらめんなよ!!
778名無しさん@ピンキー:2012/06/28(木) 21:00:05.76 ID:BbLZ6xk1
無理だな
779名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 19:59:17.47 ID:eEVkHKJs
諦めたらそこで
780名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 01:57:47.56 ID:d1EdgbvG
試合終了ですよ
781名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 17:27:45.68 ID:MP7YkM76
試合終了だよ、の方が好きだ
782名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 01:25:52.71 ID:ZoMEa3QF
突然ですが、
祝PSP版リメイク「アラビアンズ・ロスト」発売って事で、アラロスのスチュアート×アイリーン
投下します。
というかアイリーン×スチュ?
当て馬はいませんが当てモンスターがいます。 半分触手モノです。


・スチュアート=シンク
北地区・まとめ役の跡取り息子。 冷たい男で、美男子。 高飛車で、潔癖症。
・アイリーン=オラサバル
無法者の国とも犯罪国家とも称される、ギルカタールのプリンセス。
悪人ばかりの婚約者たちとの結婚を厭い、プリンセスを”辞める為”せっせとモンスターを倒してお金稼ぎ中。

回避される方は、「カンケイ」でNGしてください。
783カンケイ 1/10:2012/07/01(日) 01:27:19.51 ID:ZoMEa3QF
「姫と婚約者候補のカンケイ」


 何処までも続くかと思わせる灼熱の砂漠の中に、ぽっかりと現れた奇跡の空間。
蒼く澄んだ水を湛えたオアシス。
生きとし生けるもの全てが乾きを恐れる砂漠で唯一の安息所。
わずかだが草やナツメヤシが茂り、涼しい木陰を作る。
湖水も深さはさほどではないが飲み水にできる透明度だ。

このオアシスはアイリーンがモンスターを倒しに砂漠に入ったときにたまたま見つけたもので、一般人には
危険な場所な為、国民にはほとんど知られていない。 立ち寄る人はまずいない。
だから戦いに疲れたときや熱さでふらふらになった時はたまに立ち寄ってくつろいでいた。
なので失念していた。
 たとえオアシスでも魔物は存在するという事を―――


   ☆★☆



水浴びしている湖水の透明さに紛れていつのまにかアメーバがアイリーンの足元に忍び寄ってきていたらしい。
「きゃあっ!」
「!?」
アメーバはそんなに強くない。
いつもなら難なく倒せるレベルのモンスターだ。

しかしアイリーンは思い出した。水浴びをするために服と一緒に武器もアイテムも全てを岸に置いてきた。
つまり、まったくの丸腰。
流石に か弱いとは言わないまでも、女の身で素手でモンスターを倒すなんて芸当はできそうにない。

慌てて岸に戻ろうと走るが水に足を取られて早く進めない。
そうこうしているうちにアメーバが水の中を魚のように音もなく素早く忍び寄ってきて足首に絡み付いてくる。
「きゃああ!」
両腕と両足に紐のように細くなったアメーバが絡みつき、水の中に転んで身動きが取れなくなってしまった。
784カンケイ 2/10:2012/07/01(日) 01:27:49.59 ID:ZoMEa3QF
アイリーンは焦ってあらん限りの声で悲鳴を上げた。
「スチュアート!! スチュアート、助けてっ!」
「……アイリーン!どうした!!何かあったのかっ!?」
今日はスチュアートを伴ってモンスターを狩っていた。 スチュアートは潔癖症で砂で自分が汚れるのを
嫌っているが、アイリーンが声をかければ、嫌そうな顔をしつつもちゃんと砂漠に付いてきてくれる。

ナツメヤシの木陰に腰掛けて寛いでいたスチュアートが慌てて飛び起きて湖に走りよって叫ぶ。
が、アイリーンの状態を見て、なんだバカらしい、と脱力する。
「何でアメーバなんかと遊んでるんだ」
「ちょっと、あんたにはこれが遊んでるように見えるわけ!?」
「私の忠告も聞かずに水遊びなんかしているからだ。 自業自得だな」
「そんな事言って、あんた、水が恐くて入ってこれないからそんな事言うんでしょ!」
スチュアートは泳げないのだ。 その事をプライドが高い本人は頑なに認めようとしないが幼馴染の私が
そんな事くらい知らないわけがない。
「べっ、別に……恐くなんか、ない」
「なら助けてよっ! このカナヅチ!!」
そんな言い合いをしている今も、アメーバの触手がどんどん絡みついて、ついに太ももまで這い上がってきた。
なのにスチュアートは湖の縁でただイライラと歩き回るだけでいっこうに助けにこようとする気配はない。
「ダメだ。 ………………服が濡れる……」
「何よ、やっぱり恐いんじゃないの!!このヘタレッ!!」
スチュアートがこの言葉を言われて怒らないはずがない。
すぐさま額に怒りマークが浮かぶ。

「……お前、本当に助けて欲しいのか? そうならもっと真剣にお願いするのが得策だと思うが?」
「お願い、スチュアート様。早く助けて〜」
「だが、王にもなるべく娘の成長の為に、極力修行に手出ししない様に、と言われていることだしな。
たかだかアメーバだろ。モンスターの中では最弱だ、自力でなんとかするんだな。戦闘レベルも少しはあがるぞ」
結局スチュアートは助けに来ないつもりらしい。
785カンケイ 3/10:2012/07/01(日) 01:28:28.42 ID:ZoMEa3QF
「こんな真っ裸に近い格好でどうしろっていうのよー」

自力で何とか手足を解こうともがくが、相手はぬめぬめのアメーバだ。力任せに引っ張ったところで伸びるだけ。
そのくせ戒めの力は少しも弱まらない。 
それどころかアメーバの身体からまた新たな触手が現れてアイリーンの身体を這い回り始めた。
「ひっ」
何本もの触手がぬるぬると肌を這い回ってやがてビキニの水着の下にも潜り込み始めた。
何かを探すようにそれらはあちこちを無遠慮に這い回っている。
予想もしなかったアメーバの動きに先ほどまではどちらかというとまだ余裕があったアイリーンも怖くなって
顔が青ざめてくる。

「そういえばライル先生に聞いたことがある。 アメーバの中には人間の胎内に卵を産み付ける種類がいるって……」
アイリーンは顔を青くして鳥肌を立てる。
慌てて手足を動かして戒めを解こうとするのだがただ闇雲に湖面を蹴って水しぶきを立てるだけ。

「いやああああ、スチュアート!スチュアート!早く助けてぇーー!!」
「そうは言っても……くそっ」

しかしスチュアートは本当に泳げなくて、膝までの水たまりに入ることもできない水恐怖症だ。
このオアシスの湖が腰くらいの水深しかなくて、飛び込んだところで絶対に溺れるわけがないことは頭では解っている。
が、身体がまったくいう事をきかないのだ。 助けたくてもどうすることもできないらしい。

アメーバの触手がアイリーンの太ももを這い上がりきって、やがて足の付け根に触れる。
「っひ!」
慌てて足を閉じて進入を拒もうとするが、足を拘束する触手に阻まれて完全に閉じることができない。
「っ!?」
必死で束縛から逃れようと身体を捩っていたアイリーンだが気がついてしまった。 
アメーバの触手が、脇腹や耳の後ろ、体中の感じる部分をこすり始めて―――嫌悪が次第に快感になり始めた事を。
それでもスチュアートの見ている前でそのような痴態を晒したくなくて理性で快楽を押さえつける。
786カンケイ 4/10:2012/07/01(日) 01:28:56.08 ID:ZoMEa3QF
邪魔とばかりに、ビリリと音がして水着の胸の覆いも股間の覆いも触手に破りとられた。 
ついに完全に素裸にされてしまった。
さらに伸びた触手が今度は胸の既に硬くなった乳房に伸ばされる。柔らかい胸にグニグニと蛇のように触手が
巻きついた後、それの先がパックリと割れた。
「やっ!」
咬まれる!と思ったのだが、違った。それは優しく、幼子のように吸い付いてきたのだ。ちゅうちゅうと吸い付かれて
快感で胸の頂が固く尖り始める。
アイリーンはいっそ咬まれたほうがマシだと思った。 痛みのほうがまだ我慢ができるから。
「やあぁあああぁっ」
なのにこの下等生物に果てしない快楽をあたえられて、だんだんここが何処であるかも、スチュアートが見ている
ことすらも頭から消し飛んでしまいそうになった。
それでも歯を噛み締めて必死に堪えていたアイリーンだったが――
乳首を咥えているのと同じ触手が、アイリーンの股間のうっすらとした茂みを掻き分け、まだ包皮に包まれたままの
感じやすい紅玉に、ぷちゅりと吸い付いた。
「……ぁ……」
大きく見開かれた瞳から、涙がこぼれる。
今までの泣き叫ぶような声と違う。 必死で堪えたのに。 つい漏らしてしまった甘い声。 
それはアイリーンの理性が快楽に負けた事を意味していた。
「あ……んぅ……や…」
一度出てしまった後はもう、声を止めることはできなかった。 快感が一気に体中を駆け抜けて、背筋がゾクゾクする。
もう完全に抵抗する気を無くしたアイリーンはアメーバのされるがままだった。 両足をアメーバに戒められたまま、
大きく広げられる。
「あ……」
アイリーンが気がついたときには他の触手とは形が違う凶悪なモノが、アイリーンの胎内にゆっくりと時間をかけて、
入り込もうとしているところだった。
場所を見極めたアメーバがゆっくりと中に触手を押し込んでくる。
その狭い場所に入りやすいよう、切っ先は細く、でもそこを押し広げようとするかのように次第に強く太くなっていく。
「いや、…いや…………や、やめて……はいらないで……入れないで……そんなモノ入れないでぇ!!」
まるでぐにぐにとヘビのように、強弱を付けながら奥へ奥へと進んでくる触手の動きに本人の意思とは関係なく快感が
身体を蝕む。 
触手からは媚薬のような粘液が出ているのか、中で触手が蠢く度に、ジリジリと疼いて普段よりも少しの刺激で感じて、
おぞましい触手を締め付けてしまう。
787カンケイ 5/10:2012/07/01(日) 01:29:20.55 ID:ZoMEa3QF
快楽で薄桃色に染まり、火照ったアイリーンの身体が、アメーバに持ち上げられたまま空中でひくんひくんと反応する。
「い…やぁ……も……やめ……んっんーーーー!」
必死で懇願するがもう頭の中では解っている。スチュアートは助けてくれないし、自分は自力では逃げられない。
私はアメーバに好きにされている。 穢される。 スチュアートの目の前で。 好きな人の目の前で。
悔しくて涙が零れて頬を伝う。

と、その時。 ドスッと音がして、アメーバは急に拘束する力を弱めた。
アイリーンの身体はそのまま水の中にバチャリと崩れ落ちる。
顔まで水没しかけたアイリーンを誰かが力強い腕で抱き起こしてくれる。
「…………スチュア…ト……?……ど…して……?」
「……」
アイリーンの問に答えず、スチュアートは水の中に沈んだ透明なアメーバを探し、まだバシャバシャと剣で
水面を突いている。錯乱状態のような目つきだ。
「スチュアート? もうアメーバは死んだわ。スチュアート?……スチュアートっ!!」
傍によるのもはばかられる様な剣幕で、とっくに死んでしまったアメーバにいつまでも剣を突き立てるスチュアートに
ぞっとしながらアイリーンが大声で叫ぶ。
するとスチュアートは焦点の合わない目をしたままアイリーンを肩に担ぎ上げるとさっさと岸に向かった。
そして草が茂る岸につくと乱暴にアイリーンを肩から降ろした。顔面は蒼白なまま。アイリーンを睨みつけている。

「スチュアート、大丈夫?……ねぇスチュアート!」

「私……だけだ」
「え?」
スチュアートが何かをぼそりと呟いた。声が小さすぎて良く聞こえない。

「この肌に触れていいのは私だけだっ!何であろうとも、お前の肌を私以外のモノが這い回るなんて絶対に許せないっ!!」

突然スチュアートが大声で怒鳴りだした。目が完全にイっちゃっている。 アイリーンを見ているようでまったく見ていない、
そんな眼つき。
788カンケイ 6/10:2012/07/01(日) 01:29:44.32 ID:ZoMEa3QF
「許せないのはお前もだ、アイリーン。 あんな声をだして。……そんなに気持ちよかったのか?
あんな下等生物に犯されて」

言われたことの意味が理解できなかった。あまりの言い草に。 反芻してやっとその意味を理解し唖然とする。
「私が喜んでたとでも思ってるのっ!?」
「喜んでいただろうっ!」
「そんなわけないじゃない!! あんなもんに這い回られて、気持ち悪いだけよ!!」
「……ほう。 そうか? なら確かめてやろうか?」
「えっ?」
いきなり両手を捕まれて、草原に押し倒される。 呆然としているアイリーンの足を性急に押し広げ、スチュアートは指で
先程までアメーバの触手が潜り込み愛撫され、はしたない粘液で蕩けたままの秘裂を撫であげる。
「ひぅっ!」
我に返ったアイリーンは慌ててスチュアートを押しのけようともがくが、チュアートの片手で両手をいとも容易く拘束されて
しまい、またもや身動きができなくなっていた。
「見ろ、なんだこれは……。このぬめりはなんだ。 化け物に犯されて、感じていた証だろう」
ぬるぬるとした愛液を感じる突起に塗りこめくちゅくちゅとこする。
「やっ……そ、それは、アメーバのよ。 私じゃないわ」
アイリーンが顔を赤らめて視線を逸らすとスチュアートは強引に中まで指を進入させる。
「ウソをつけ。 中からこんなに溢れ出して……どんどん出てくる」
「それは……今、あんたが変なことしているからよっ!……やだ……もう、やめっ……あぅっ……は……ん……」
「あんなものでこんなに感じて……許さない」
アイリーンの言葉を遮り、わざと乱暴に中をかき混ぜられる。ぴちゃぴちゃと恥ずかしい音が響いて、耳を塞ぎたくなる。
「スチュアート、やめて……正気に戻って」
そう懇願するが、スチュアートはアイリーンの言葉を聞き入れるどころか、長い指をさらに三本に増やして蜜口に強引に
突き入れた。
「いやっ!……いま、かき回さないでっ……お願い、お願い、だか、ら……スチュアート、やめ……ん」
もう淫らなあえぎ声しか紡げなくなった唇にスチュアートがキスをする。
789カンケイ 7/10:2012/07/01(日) 01:30:04.63 ID:ZoMEa3QF
「んむぅ……ん……ん……」
蕩けるようなキスの間にも、媚薬が染み込んで熱く震える蜜壺に、指が何度も何度も勢いをつけて突き込まれる。
「や……、も、だ……ダメ、ダメェ、こんなのでイキたくな……いっちゃう、いや、いっちゃう……んんっ!!」
アイリーンの身体が草の上でびくりと跳ねる。 
こんなわずかな愛撫で簡単に絶頂を迎えてしまった彼女を見て、スチュアートの怒りは更に増したようだ。

荒い息でぐったりと横たわる全裸のアイリーン。絶頂を迎えても、先ほどのアメーバの媚薬の効果はまだ終わっていない様で、
湖の水に濡れたまま、砂漠の明るい日差しの下で息を乱し、悶えている。
「まだ足りないのか……淫乱なプリンセス」
先ほどまでスチュアートに嬲られていた女陰の奥から、とろりと愛液が溢れ出し、その誘うような濃厚な香りにスチュアートは
コクリと喉を鳴らす。そして意地の悪い笑みを浮かべながら、自身の塗れた服を脱ぎだした。
シャツを脱ぎ、下ばきの紐を緩め、既に固く反り返った欲望を取り出した。

「これは……消毒だ。 この私が直々に消毒してやるんだからありがたく思え」
スチュアートから告げられた言葉が信じられない。
いつものアイリーンならこんな暴挙は絶対に許さないだろう。しかし、身体にはまだ力が入らず、スチュアートにされるがまま。
両足を抱えられ、熱い切っ先が既に潤い切った蜜口にあてがわれる。
「や……待って、入れないで」
「うるさい、だまれ」
いつもよりもずっと低い声で恫喝され、アイリーンの背筋がぞくりと震える。
結局何の抵抗もできないまま、強引に腰を推し進められると、まるで吸い込まれるかのように難なく肉棒がアイリーンの
胎内の濡壁を押し広げて奥まで収まってしまう。
「……く……んっ……」
熱い楔に貫かれ、壁を擦られる、また直ぐに登り詰めてしまいそうになるのを必死に耐える。
「こんなにトロトロに蕩けて……、まったく何てはしたないヤツだ」
そうアイリーンの事をなじりつつも、自分の欲望を包み込む感触に感嘆のため息をつきながら、腰を二三度軽く前後させ
蜜道に馴染ませる。
790カンケイ 8/10:2012/07/01(日) 01:30:32.18 ID:ZoMEa3QF
「……あふ……ん……いや……いや……スチュアート」
戒めが解かれ自由になった両手で、スチュアートの胸を何度か叩いて抗議するが、媚薬に置かされた身体では
大した抵抗もできず無視された。
アイリーンが悔しそうに唇を噛んで睨みつけるが、目尻には涙が溜まり、頬はピンク色に染め、
熱い吐息を漏らす。そんな快感に染まった様子をスチュアートは熱を帯びた眼差しで見つめ返す。

「……アイリーン。 お前、締め付けすぎだぞ。……く……何て淫らな感触なんだ……はぅ……」
今にも放ってしまいそうな快感を必死で抑えて、スチュアートは己の欲望のままに腰を突き動かした。
「……だめぇっ……激しくしたら……また……またぁ……」
「なんだ、もうイクのか? ……いいぞ、ほら、好きなだけイケ。何度でも付き合ってやる」
そう言い放つと、膣壁に熱い楔の括れを擦りつけるように、一層激しく突き動かす。
アイリーンの身体はゾクゾクとした愉悦に翻弄され、ひっきりなしにあえぎ声が漏れる。
「やぁ……動かさないでぇ……いやぁああっああーっ!」
「いや、じゃないだろ……こんなに感じておいて」
まるで罰するかのように激しく突かれ、肌と肌がぶつかる音が響く。
「いいか……今後、この私以外のものに肌を許すな……。絶対だ。この命令を違えたら、許さない」
「わ、わかったから、もう……わかったから……ぅむっ……!」
もう何も考えられず、ただ分かったと呟くアイリーンの唇を熱いキスで塞ぎ舌を絡ませられる。
「はぁ……これから、お前を抱いて、抱いて、抱きつぶして、私のモノをこの身体に覚え込ませて、私のでしか
イケけない身体にしてやる」
ごつりと最奥を太い切っ先で突かれたとき――アイリーンの身体はびくりと跳ね、また強烈な絶頂を迎えた。
その悦楽に震える膣壁にきゅうと締め付けられスチュアートも堪え切れずに直ぐに奥深く、子宮口に己の欲望を
押し付け熱を弾けさせた。
「ひゃあぁああっ……」
胎内で感じた熱に驚いてアイリーンが身体を捻って逃げようとするが、スチュアートが上体を押さえつけ、
さらに奥で何度も飛沫を放ちきる。
「……や……あぁ……ぁ……」
悲鳴をあげ続けるアイリーンの耳元で、小さくスチュアートが呟く。

「愛してる……愛している、アイリーン」

スチュアートが荒い息を吐きながらアイリーンの上に力を抜いて伸し掛かってくる。
アイリーンが瞑っていた瞳を開けると、苦しそうな顔のスチュアートがいた。
(どうせ我に返ってつまらない事を考えているのよね。……しょうがない人)
そのままそっとどちらともなくキスを交わす。
スチュアートのサラサラとした長い髪が、アイリーンの顔にかかって乱れた彼女の髪と混じり合う。
このまま永遠にこの砂漠のオアシスで、二人の全てが溶けあってしまえれば……そうアイリーンは願った。



   ☆★☆
791カンケイ 9/10:2012/07/01(日) 01:30:57.40 ID:ZoMEa3QF
アイリーンが目が覚めると、オアシスは闇に包まれていた。傍には薪をした後の燃え残りの火がチラチラと
揺れていた。
隣には同じように眠っているスチュアートがいる。
二人とも裸のままだったが、ブランケットにくるまれてその上、スチュアートの両腕の中で、
抱かれて眠っていたらしい。
夜のオアシスは昼と違って肌寒いが、スチュアートのおかげで寒くはなかった。

眠っているスチュアートの腕をそっと外し、アイリーンが起き上がる。
スチュアートは一瞬目を覚ましたが、アイリーンが「身体を清めてくる」と言うと、微笑みを返し、
また直ぐに眠ってしまった。

アイリーンにはやることがあった。
スチュアートが眠っているうちに。

(よかった、見つかってなかったみたい)

静かな湖に足を浸し、そのまま膝まで浸かりながら進んでいく。
そこは彼女がアメーバに襲われた所。そこで破れてしまった水着とその近くに沈む……小瓶。
アイリーンはそれを拾い上げて水着と一緒にまとめて自分の荷物の入っている皮袋の中に突っ込んだ。


   ☆★☆


スチュアートと私は幼馴染で、私にとって、スチュアートは初恋の相手だった。
スチュアートだって私の事を好きでいてくれていた。……はずだった。
でも彼はある日を境にまったく口をきいてくれなくなった。

彼は、過去のあることがトラウマとなって、自分が嫉妬に狂って私に危害を加えてしまう
ことが恐ろしくて、私から遠ざかった、と最近になってやっと話してくれた。
792カンケイ 10/10:2012/07/01(日) 01:31:23.50 ID:ZoMEa3QF
でも、そこまで。 その後は以前と同じ壁みたいなものに阻まれた。 何を言ってもダメ。
どんなにスチュアートに近づきたくても頑なに拒まれた。
そのくせ、私に近づこうとする者は陰で片っ端から暗殺していた。

(私の事好きなんでしょう? ならそうだって言えばいいじゃない。本当にイラっとするわ)

それで荷物の中に忍ばせておいた「即席アメーバの粉」を湖水に溶いて、アメーバに自分を襲わせてみた。
商人のユウがおススメと言っていたので買ったアイテムだ。 
あんなエロモンスターになっちゃうとはまったく予想していなかったけど。
かなり高かったので今の私には痛い出費だったが、確かにそれだけの効果はあった。

「でも、まさか水の中にまで入ってきちゃうとは思わなかったな。 やってみた私自身も驚くわ」
なんの罪もないモンスターにはかわいそうだが、それでも人が死ぬよりはマシだろう、そう自分に
言い訳をしてみる。
あのアメーバに水着を破られたとき、粉が入っていた小瓶も水の中に落ちてしまったからちょっとだけ
ヒヤッとした。

この事をスチュアートが知ったらどう思うだろう。
本当は、もう、とっくに気付いているのかもしれない。

今はこうして私を愛していると言っている。 けど、またいつ気が変わるか解らない。
そんなことはないと思いたいのに思えない。
ただ、愛されているだけでは、足りない。
彼が本当に私のものになるまで、何度だってやってやる。

「さて……次はどんな手を使おうか」

空が薄紫色に染まる。地平線の向こうから光がやってくる。
もうすぐ砂漠の夜が明ける。
また熱い一日が始まる。


糸冬
793名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 01:31:57.60 ID:ZoMEa3QF
タイトルの「カンケイ」は=姦計でした。
お粗末さまでした。 誤字脱字スマソ。 長文スマソ。
794名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 02:57:11.75 ID:glQ5bzMv
投下やー投下がきたでーヽ(;▽;)ノ
ありがとう。作品知らないけどいいエロだ
795名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 20:39:01.35 ID:AQbWBj84
アラロスは興味ないけどエロは嬉しいありがとう

でもキャラがどんな人かわからないままなんで、触手ネタってだけで楽しむわ
796名無しさん@ピンキー:2012/07/01(日) 23:47:37.88 ID:eOeRRRBT
モブキャラによる主人公陵辱とか攻略キャラヤンデレ化でもいいの?
797名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 00:59:00.15 ID:nIEcE3T1
何か問題でも?
798名無しさん@ピンキー:2012/07/02(月) 16:56:51.21 ID:j0w1959x
投下GJ
文章も読みやすいし面白かった
触手エロいいね〜
799名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 18:38:45.79 ID:0S91WLPJ
乙乙
楽しませて貰った
800名無しさん@ピンキー:2012/07/04(水) 21:03:01.11 ID:b3SRiKqU
ひさしぶりのエロらしいエロ投下だな
801名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 17:12:45.51 ID:FDnYRq0R
ロゼらしいロゼにふさわしいエロらしいエロ
802名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 21:53:31.90 ID:kta3jNtw
ほしゅ
803名無しさん@ピンキー:2012/07/10(火) 21:50:55.60 ID:OEYt3CBG
保守保守
804名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 19:31:57.70 ID:lVKAKE3y
ほしゅ
805名無しさん@ピンキー:2012/07/12(木) 21:41:52.35 ID:jYEgMzH4
投下なしー
806名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 22:55:34.91 ID:2CK+TkOn
なしー
807名無しさん@ピンキー:2012/07/17(火) 23:09:39.84 ID:Y1QKZX+L
なしー
808名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 01:22:43.96 ID:s0v8Q9C8
みこー
809名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 21:54:58.89 ID:E61mETn8
ほしゅ
810名無しさん@ピンキー:2012/07/23(月) 21:55:54.59 ID:Dol5K8mx
ないねえ
811名無しさん@ピンキー:2012/07/24(火) 22:18:28.07 ID:xD4bU4A8
保守
812名無しさん@ピンキー:2012/07/28(土) 21:05:24.28 ID:oMmIrsCi
保守
813名無しさん@ピンキー:2012/08/01(水) 17:38:32.66 ID:zLg4IPqb
8月
814名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 20:43:29.98 ID:FC60wxCt
ほしゅ
815名無しさん@ピンキー:2012/08/10(金) 13:14:23.91 ID:RXKY1k+h
保守
816名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 03:11:46.63 ID:4Q/c0KGa
過疎だねー
みんなどの作品のエロパロが読みたいの?
817名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 08:28:54.13 ID:PtwMNcCp
作品名を上げたら「こんなところにまで……これだから○○厨はw」とする罠だな
818名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 16:32:32.57 ID:9vtodP8n
マニアックに華ヤカかワンド読みたい
819名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 17:30:33.84 ID:dIM3+NUF
じゃあさらにマニアックにデザキンとかあさきよみたい
820名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 17:41:52.26 ID:oSiR7gbP
早く書け!!
821名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 21:47:55.39 ID:Ok5dnRi7
三国がおもしろかったから読みたい
保管庫にもすごくいいのがあるけど
822名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 22:51:03.19 ID:olzkCrjf
はと彼
823名無しさん@ピンキー:2012/08/13(月) 22:26:45.85 ID:98sLtaJd
彼ヘンの漆原先生もの読みたい
あとはソラユメの暁兄
824名無しさん@ピンキー:2012/08/15(水) 23:10:39.74 ID:9wPM1vC0
気に入った作品の妄想はよくするが文章化まではいかない(文才的な意味で)
SS投稿とか大変だと思うから他のスレみたいにちょっとしたネタだけレスもおkなら盛り上がるんじゃないの?
825名無しさん@ピンキー:2012/08/23(木) 00:35:00.37 ID:NoM6ZjAM
過疎
826名無しさん@ピンキー:2012/08/26(日) 11:52:01.92 ID:FZBCkuDZ
過疎のまま夏が過ぎ
827名無しさん@ピンキー:2012/08/27(月) 02:00:53.48 ID:dyBJ3gav
乙女ゲー主人公が攻略キャラ以外にメチャクチャにされる話が読みたいお
ルルたんとか千鶴たんとか千尋たんとかいいね!
828名無しさん@ピンキー:2012/08/28(火) 22:16:00.50 ID:Q005fgkG
そうだね
829名無しさん@ピンキー:2012/08/28(火) 22:16:00.59 ID:KHKhXOlY
そうだね
830名無しさん@ピンキー:2012/08/31(金) 13:57:30.00 ID:NDEFONJZ
夏が終わる
831名無しさん@ピンキー:2012/09/03(月) 00:06:21.89 ID:7Qx2kmfx
もっと頑張れよ!!
832名無しさん@ピンキー:2012/09/03(月) 00:59:28.45 ID:ave0QtgE
主人公とお相手の性転換ネタとかもおk?
833名無しさん@ピンキー:2012/09/03(月) 23:31:35.44 ID:TyIQOPwr
こんなにカソってるんだから、何でも好きにうpすればよろし。
834名無しさん@ピンキー:2012/09/04(火) 00:06:31.82 ID:wgitjB1r
ホモレイプでもいいのよ^^
835名無しさん@ピンキー:2012/09/06(木) 21:02:28.22 ID:UqstpGf6
いまあさきゆめみしやってんだけど
サヤってやばくない?
コードギアスのCCと一緒で処女膜再生するんじゃないの?
836名無しさん@ピンキー:2012/09/07(金) 01:20:24.50 ID:OWOh8FiF
薄桜鬼の千鶴もそうなんかな?
毎回痛いとかギャーやな
837名無しさん@ピンキー:2012/09/10(月) 21:56:22.89 ID:EovwxBdR
そこは都合よく再生しないんじゃないの、「傷ではない」とかでw
838名無しさん@ピンキー:2012/09/11(火) 18:40:16.46 ID:53mqf9dz
そういうば薄桜鬼ネタないね
職人さんはよ
839名無しさん@ピンキー:2012/09/12(水) 10:35:18.75 ID:7XD90fb3
ワガママ言うな!!
840名無しさん@ピンキー:2012/09/13(木) 02:20:57.81 ID:6OTgS5P8
羅刹にペロペロされちゃう千鶴たん
女装先生とレズプレイごっこしちゃう春歌たん
敵兵に捕まってめちゃくちゃにされちゃう花たん
魔法失敗で突然変異した植物に襲われちゃうルルたん
鬼の変態仮面にいたずらされちゃう花梨たん
ロリコン眼鏡のお兄さんに甘やかされちゃうヘンリエッタん

ネタは浮かぶけど文章にできないお

841名無しさん@ピンキー:2012/09/13(木) 11:19:01.56 ID:pQV5LFe9
アルカナファミリアって乙女ゲー?
誰か書いて下さい・・・
842名無しさん@ピンキー:2012/09/16(日) 20:17:34.31 ID:ZyL3gz7f
>>841
支部に投稿したものじゃだめですよね?
843名無しさん@ピンキー:2012/09/17(月) 20:41:48.81 ID:XZSVPG95
ヒロインが攻略対象の男片っ端から喰いまくる肉バイブSSないのー?
844名無しさん@ピンキー:2012/09/19(水) 03:27:25.60 ID:JALUNofm
>>842
おお!是非投下お願いします!
845名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 21:01:53.35 ID:j45lYSeR
初投下します

アルカナ・ファミリア ルカ×フェリチータです。
支部に投稿済みです。

NGは「スマイル・ジェネレーション」で


846スマイル・ジェネレーション:2012/09/20(木) 21:09:00.78 ID:j45lYSeR
最後の書類にサインを入れれば今日の業務は終了。
フェリチータは手慣れた様子でサインを入れペンを置く。
幽霊船の騒動のおかげでスケジュールが滞り、今日は溜まっていた書類を確認
するために費やした。長いこと机に向かったのは久しぶりだ。
サインを入れた書類を待っていたスートへ渡す。彼は一礼し退出した。

アルカナデュエロが終わり、ファミリーにも日常が戻った。変わったこととい
えば、フェリチータと従者ルカの関係。ただの主従関係から恋人へと変わった
のだ。しかし、普段の二人はこれまで同様の立ち位置で過ごしている。
窓の外はすこし傾いてきた日差し。風があるのか木の枝が揺れている。フェリ
チータはふと、今朝の巡回で見かけたカップルを思い出した。風を避けるよう
に二人で寄り添い、ほほえみを交わしながら何かを話していた。ファミリーに
属している自分には恋人と外で奔放にふるまうことはできない。仕方がないこ
と…と分かってはいるものの、羨ましいような気持ちになることだってある。

ふと物思いにふける彼女の耳に扉をノックする音が聞こえた。声をかけるとほ
どなく、盆を手にした男性…ルカが室内へ滑り込む。
「お嬢様。お疲れ様でした。…休憩になさいますか?」
フェリチータは頷くと応接用のソファに腰掛けた。ルカは慣れた手つきでポッ
トのお茶をカップへと注ぐ。テーブルに茶器とドルチェののったプレートを置
き向かい側へと座った。
「ルカ、今朝の巡回のときのこと覚えてる?」
「今朝…ですか。ああ、女性の帽子が風で飛ばされていて、一緒に探しました
よね。それが何か?」
 小さく切ったパイにクリームを乗せて口に運ぶ。おいしいと伝える代わりに
ルカへ満面の笑みを向ける。ルカの頬が少し染まったように見えた。
「あの二人、『恋人同士』って感じだった」
「そうでしょうね……あの後二人で港へ向かったようですから、どこかへ出か
けたのかもしれませんね。―――羨ましいですか?」
持っていたカップを置き、真剣な表情でルカが聞く。
「…羨ましいんでしょう?お嬢様」
「え…」
 今度はフェリチータが頬を染めた。
「そう、見えたものですから……」
847スマイル・ジェネレーション:2012/09/20(木) 21:13:06.47 ID:j45lYSeR
思わずうつむく。とっさに答えが言えなかった。普通のカップルが羨ましいだ
なんてとても言えない…。ドンナとしてしっかりしないといけない時期なのに。
沈黙が場を支配した。――ルカは返事がないのをどうとらえたのだろう。
足音が近づく。気付くとルカのきれいな顔が目の前に合った。そのまま顔が近
づくと、口元に温かいものが触れた。
「―――!」
驚いてルカを見つめる。少し開いた口から赤い舌が見えた。どきりとする。
「…ん。確かに良いクリームです……。」
「いきなり……。」
何をするのと続けるつもりが、
「口元に…付いていましたよ。まだまだ子どもですよね。フェリチータ。」
と返されてしまった。ますます顔が熱くなる。
「ほら…ここにも……」
こんなことをするときのルカは…綺麗だと思った。見つめるのが恥ずかしくな
り目をつむる。反対側の口元にルカの唇が触れ、ほどなく舌がフェリチータの
唇をなぞる。
「ん……」
ゆるんだ唇の隙間からルカの舌が入ってくる。ほんのり甘く感じるのはクリー
ムのせいなのか。
「はぁ……んっ…」
いつまで続くのか…と思った時、ふとルカが離れた。目に入ったルカの濡れた
舌と唇にどきりとした。
「――何を思っていたのです?フェリチータ」
刺激にぼんやりした頭に、さっきと同じ質問が入ってきた。
「……うらやましかったの。」
ぽつりと返した。本音を。
「恋人が私では不満ですか?お嬢様」
「――!そんなっ」
いつになく真剣なまなざしをフェリチータに向け、ルカは続ける。
「私は、いつだってお嬢様のそばにいます。愛しています。本当は片時も離し
たくない……。どこかに閉じ込めておきたい、などと思うこともあるんです。
……もちろんそのようなことはしませんが」
至近距離からの告白。フェリチータは瞬きも忘れ、ルカを見つめる。
「私たちは幸せだと思います…。同じ館の中で、一番近い位置でいられる…。
でも…フェリチータのすべてを……私のものにしたい。」
そっと耳元でささやかれ、体の熱が上がる。ルカの腕はそんなフェリチータを
やさしく抱きしめそっとソファへ倒した。
848スマイル・ジェネレーション:2012/09/20(木) 21:17:45.74 ID:j45lYSeR
「―――ルカ……恥ずかしい…」
「それは、この状況?―――恥ずかしいのは私も同じです………でも今日は止
めません」
唇をふさがれた。先ほどよりも熱く、狂おしく舌が口の中を探る。舌を探し当
てるとそうっとからませる。手袋をしたままの指先は腰から下へと。ニーハイ
と太ももの境目をつぅっとなぞられ、思わず体をよじらせた。長い髪が床へと
散る。
「もっと…いろいろな表情を見せてください……フェリチータ…」
唇が首筋をたどる。舌の感触とかかる吐息がくすぐるように体を刺激する。ル
カの手が触れたところが熱い。心臓の音が近くに聞こえる。
ルカは体を起こし、フェリチータの両足の間に体を入れた。強制的に足を開か
され恥ずかしさに顔を手で覆う。
「お嬢様……」
しゃがみこんだルカは、あらわになったフェリチータの太ももに口づけを落と
す。何度も何度も。時折舌でなめ上げられる。
「はぁ……お、嬢様ぁ……っ」
ルカは執拗にフェリチータの足を攻め立てる。恥ずかしさが薄れ、だんだんと
嫌でなくなっている自分にフェリチータは気付く。ルカの片方の腕は胸元に伸
びていた。上着の隙間から滑り込んだ指先がさわさわと胸の稜線をたどる。頂
に指が触れたとき思わず声が漏れた。
「んっ……ルカぁ……」
目があった。ルカはフェリチータの表情を確かめると綺麗にほほ笑み、次の瞬
間太ももの付け根に強く口づけた。
「ん……っ!」
「きれい…ですよ……お嬢様……ここも、ね…」
「………!」
下着で隠された部分にルカの唇が触れ、温かい舌が触れる。じわりと何かがし
み出た。足を執拗に触れられていたときも恥ずかしかったのに、足を閉じるこ
ともできずにそこを見られているかと思うともっと恥ずかしい。ルカの息遣い
と舌の音が恥ずかしさを一層強くさせた。
「あ……っ……はぁぁ…」
「お嬢様……」
ルカは手袋を外すと、口で触れていた部分を指でなぞった。電流が走ったかの
ようにフェリチータの体が動く。指は下着の隙間から内側へと滑り込んでいた。

849スマイル・ジェネレーション:2012/09/20(木) 21:21:02.76 ID:j45lYSeR
そんな時。
「お嬢!いるっ?」
けたたましいドアのノックの音と同時にリベルタの声が聞こえてきた。
「ち、ちょっと待って……!」
あわてて二人は体を離す。ルカが落ちた帽子を拾い頭に乗せ、フェリチータが
ソファから体を起こしたところでドアが開いた。
「マンマがさぁ、お嬢に見せたいものがあるから連れて来いって言うんだよ…
まったく困るよなぁ…って、二人ともどうかしたのか??」
微妙な空気が流れた室内に明るい声が響く。
「き、休憩中だったんですよね…お嬢様…」
「そ、そうよ…」
「ふぅん。一緒に行けるか?」
ルカとフェリチータは顔を見合わせた。
「書類の整理が終わったら…行けると思う」
「そっか。んじゃ、ちょっと訓練場で時間潰して戻ってくるから。そしたらマ
ンマのところへ行こうぜ。」
「うん」
リベルタはあっさりと部屋から出て行った。

「…良いところだったのに……お嬢様……大丈夫ですか?」
最初の一言に心なしか、声に怒りのトーンが入っているような。リベルタへ向
けたものだろう。
「立てますか?」
ルカの手が差し出された。フェリチータはその手を取り立ち上がる。乱れた衣
服を直し髪を整えた。ルカは手際よくテーブルとソファを片づける。
「続きは、……今夜でいいですか?」
「―――!」
耳元で囁かれ一気に顔が熱くなった。反射的にルカの足を軽く蹴る。
「ぐぅっっ!?何も蹴らなくてもいいじゃないですかー」
騒ぐルカの唇をフェリチータは自分の唇でふさいだ。しばしの沈黙の後離した
唇をルカの耳元へ寄せて囁いた。
「……やさしく、してくれるなら……」
少しの驚きの後、綺麗な頬笑みを浮かべルカは答えた。
「わかりました……」
ルカがドアを開けると廊下の奥からリベルタが手を振って近づいてきた。フェ
リチータはそちらへ歩いていく。ルカはドアを閉め、そのあとを追った。
850名無しさん@ピンキー:2012/09/20(木) 21:23:09.14 ID:j45lYSeR
以上です。

改行などおかしかったら申し訳ありません。
851名無しさん@ピンキー:2012/09/22(土) 05:17:37.77 ID:3b2xFfr4
乙ー

でもアルカナってアニメみたけど、世界観とか設定薄くてあんまり入り込めないんだよなー
852名無しさん@ピンキー:2012/09/22(土) 23:18:13.43 ID:cK1VErmc
480KB超えたんだけど、次スレ立てられる人いますか?
853名無しさん@ピンキー:2012/09/23(日) 20:23:50.66 ID:MPjxmBu1
>>850
おつかれともっち
854名無しさん@ピンキー:2012/09/24(月) 00:12:31.16 ID:wsdhQMNm
>>850
GJ
ちょうどアニメ見てるから嬉しい
855名無しさん@ピンキー:2012/09/25(火) 00:24:41.95 ID:4e1NYBVH
次スレいらない気がする
856名無しさん@ピンキー:2012/09/25(火) 02:10:52.89 ID:JVnv5G2k
だよね☆
857名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 03:51:37.77 ID:AGziX9Tp
858名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 13:28:45.68 ID:DnLc/VSc
859名無しさん@ピンキー:2012/09/26(水) 13:45:23.79 ID:l1ATQA2j
次スレ立てました
何か不備があったらすみません

乙女ゲーエロパロ総合 5スチル目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1348634613/
860名無しさん@ピンキー:2012/09/28(金) 07:27:53.88 ID:u/oEJ90q
いらんことしなくていいのに
861名無しさん@ピンキー:2012/09/29(土) 02:43:48.83 ID:CwIdgpR/
そんなこと言うな
862名無しさん@ピンキー
ヒロインがもっとちんこちんこファックファック言うようなのきぼんぬ