ツンデレのエロパロ8

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1名無しさん@ピンキー
ここはツンデレのSSを書くスレです
SS職人さんによるSSの、二次創作も随時募集中です
GJなSSには素直にGJと言いましょう。職人さんたちのやる気の糧になります
そしてみなさん、和の心を大切に
2名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 20:54:16 ID:BXaEvHI2
3名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 21:56:45 ID:K6XDpubr
>>1
久しぶりに立ったが……即死だけは免れたい
4名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 00:18:49 ID:yaLI7h0J
>>1

復活か
5名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 00:54:42 ID:8U4KKPmV
「なあ」
「何?」
「本当にいいのか?」
「何が」
「せっかくアイツが帰ってきたんだ。一言くらい何かあってもいいんじゃないのか」
「なんで私がわざわざそんなことしなきゃならないのよ」
「好きなんだろ」
「……っ」
「ほら、図星だ」
「馬鹿! そんなわけないじゃない!」
「顔真っ赤にして言っても説得力ねえよ」
「誰が真っ赤よ!」
「お前だお前。あのな、別に否定しなくてもいいだろ。好きな気持ちを隠してもいいことないぞ」
「……」
「ま、お前が素直な性格じゃないことは百も承知だけどな。で、どうする?」
「……私が何か書き込んだくらいじゃどうにもならないわよ」
「どうかな? 書き込まれたら、アイツも嬉しいと思うぞ」
「……」
「素直になれよ」
「……帰るわ」
「……本当にいいのか」
「しつこい。帰るったら帰る」
「…………じゃあ俺が代わりに何か書き込んどいてやるよ」
「……」
「どうしてそこまで、って顔だな。まあこのままアイツが即死するのも忍びないしな」
「……」
「それに俺だって好きなんだよ。アイツ──ツンデレスレのことは」
「……物好き」
「かもな」
「ありがと、ね」
「……なんだよ急に」
「本当は私、昨日書き込みするつもりだったの」
「む」
「でも先に保守してる人がいた。あれ、あんたでしょ?」
「……」
「私がなかなか素直になれないから、代わりに保守してくれたんだよね。だから……ありがとう」
「…………い、言っとくけどなっ、お前のためじゃなくて、スレのためだからな! このまま落ちるのは忍びないから、」
「ふふ、顔真っ赤よ」
「う、うるせえ!」



という保守
6名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 03:02:02 ID:+GeFzDxp
>>1
このスレは良作多いからぜひ復興してほしい。書けない人間だが応援してるぜ
7名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 09:46:41 ID:0VrcfND3
復活キター!
8名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 01:46:41 ID:o7+1NXZW
待ってたよ
9名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 18:12:37 ID:88pxzGTS
前スレからいつぶりだ?
10名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 23:08:54 ID:HWE3yQ3X
保管庫を確認してみたが、自分の作品が無い所を見るとどうやら必要とされてはおらぬご様子・・・
あの作品の続編は別のスレに投下した方がよろしいみたいですね
11名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 00:15:28 ID:i7O27hj0
 「おい、そこのピアス」
 「せめて名前で呼ばない?」
 「呼んでほしければピアスを外しなさい」
 「いつも言ってますがそれはムリでーす」
 今の時代あまり見かけなない校門での風紀委員。遅刻者や校則違反者を厳しく取り締まり、学校の風紀を
取り締まるのが風紀委員である「折白 咲」の役目だ。
 そしてこの学校には他校では見られないのはもう一つあり、それが葉々崎高校名(迷)物であるピアスと
呼ばれた「四條 未斗」とのやり取りだ。
 「風紀委員長はクラスメートの名前も覚えられないんですかぁ?」
 「覚えてるよ!!四條でしょ!?……呼んだんだからピアス外しなさい」
 「名前呼んだらピアス外すなんて一言も言ってない」
 「なっ!?卑怯よ!!」
 「……」
 いきなり黙って咲を見る四條。いや折白の後ろを驚いたような目で凝視していると言った方が正しいだろう。
それに気がついた咲は振り返る。―――――――――そこには特に何もなかった。ただ生徒が校門に入り、
風紀委員が校則違反者のチェックを行っているいつもの風景。
 「ちょっと、何もないわ……よ?」
 未斗の方へ振り返った……ではなく未斗がいた方に振り返った咲は
 (騙された!!)
 と、未斗一杯喰わされたことに気づく。
 だが時すでに遅し。未斗はもう校内に入っていた。
 咲が風紀委員になってからの服装チェックは今回も未斗の勝利となった。


 どこの学校にも服装が乱れている者、授業中の態度が悪い者は存在する。存在するだけで周囲に悪い影響を
与え同じ様な者が出る。それは学校近辺の住民に悪印象を与えるだけでなく、この高校に進学したい中学生の
気持ちを奪うことにも繋がる。自分の出身校は誇れるものであってほしい。その一心で風紀委員になった彼女に
とって未斗の存在は校風を乱す癌である。
 「では今朝の違反者報告を行う……とは言ってもそんなにいないだろ」
 「先生!今日も四條がピアスを着けて登校しました!」
 咲以外の風紀委員は「またかよ」と笑いながら呟いた。
 「先生!これでは風紀が乱れ他の生徒に示しがつきません!なにか処置をとってください!」
 「そう言ってもなぁ〜。……いつも言っているが四條はピアスを着けてはいるが授業の態度や成績が悪いわけ
じゃないし……逆に四條を見て素行が悪い生徒の成績が良くなっているのも事実だしな」
 この高校は別に校則が厳しいわけではない。成績が良いものはアルバイトが認められており、犯罪でなければ
染髪やピアスを教師は黙認している。入学当時から成績が良く特に問題を起こしているわけではない四條のピア
スについては学校は認めているのだ。
 「それでは風紀委員の意味がありません!!」
 「折白。お前は立派に風紀委員の職務を行っている。だが折白も一人の生徒なんだ。少しは肩の力を抜いて
高校生活を楽しんだらどうだ?」
 「……ご心配ありがとうございます。ですが私は中途半端に職務を放棄したくありませんので」
 教師はやれやれといった表情で軽く溜息をついた。
12名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 00:16:43 ID:i7O27hj0
 憂鬱な表情で教室に入る咲の目にすぐに映るのは友人と話す未斗の姿。
 「しぃ〜じょ〜う」
 「俺の名前はそんなユニークなものじゃありません」
 「うるさい。アンタのせいで風紀委員の仕事が上手くいかないのよ」
 「えー」
 「えーじゃない」
 「でも以前より服装が乱れてるヤツ減ってるじゃん。俺のおかげで。成績が良ければオッケーなのが解って
勉強しだしたヤツもいるし。単純だよねー」
 「だからといってアンタが校則違反していい理由にならないでしょ」
 「アッハッハ」
 「笑うとこじゃない!」
 「え?なに?泣けばいいの?」
 「……そうね。跪いて涙流せば少しは見逃してあげるわよ」
 ニヤァと微笑む。
 「女王様って呼ぶわ」
 「ちょ!?それは何か違う!」
 両手を力いっぱいブンブンと振って否定する咲。
 「イタイ!やめて下さい女王様!!いやんっ」
 「当たってないでしょ!?それにいやんなんて言うな!!」
13名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 00:17:09 ID:i7O27hj0
 夕日が辺りを真っ赤に染め上げる放課後、委員会を終えた咲は学生カバンを取りに教室に戻った。そこには
花瓶を持った未斗の姿があった。
 「そこの不良男子」
 「どんどん酷くなっていくね」
 「アンタにはお似合いじゃない。で?なにしてんの?」
 視線を花瓶に移して聞いた。
 「あーコレ?油で揚げたら美味いかなって……いうのはウソなんで睨まないでください。水をあげてただけ」
 そんな面倒事やるなんて、と思いながらも睨みつける。
 「睨まれたくなかったらピアスを外せ」
 「やっぱそこなんだ」
 まぁそりゃあそうですよねと表情で苦笑する未斗。そんな彼を見て少し見直した自分が馬鹿みたく思え、不快
になったのかイラつきながら咲は
 「ねぇ。なんでアンタそんなにピアスしてんの?ってか何個開けてるのよ?」
 彼のトレンドマークであるピアスについて聞いてみた。
 「開けてる数は5個」
 「嘘っ!?」
 ビックリ箱を開けたかのように咲は驚いた。
 「うん、嘘」
 「殴るわよ……?」
 右拳をプルプルと震わせこめかみに青筋を立てる咲。
 「冗談だよ女王様」
 「そのネタはもういい!!で?本当は?」
 「右耳に3と左耳に2個。んで眉と口に……全部で7個」
 「はぁ!?バッカじゃないの!?」
 「一応これでも成績は上位です」
 「そういう意味じゃない!?」
 「あっ。でもでも鼻にも開ける予定」
 なんでこんな奴が成績優秀者なのだろうと思いながら溜息。そこには風紀委員としての怒りもなく、ただただ
呆れた感情しかなかった。
 「それでピアスを開けた理由なんだけど……」
 「それは……?」
 「……教えてあげないよ。ジャン♪」
 「ぶち殺す」
 「うわー。風紀委員とは思えない発言」
 楽しむように答える未斗に対し、先程の怒りが沸き上がる咲。
 「まぁ小さい頃からピアスがカッコいいって思ってたんだよ」
 「ふーん」
 「折白はさー、もっと肩の力抜いたほうがいいよ。気楽にしんしゃい」
 「それ、先生にも言われた」
 同じことを同じ日に言われたからか咲はイラっとした。それもそうだ。事の原因は目の前にいる未斗のせいなの
だから。
14名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 00:17:38 ID:i7O27hj0
 「いつもムっとした顔してんじゃん。女の子なんだからなんて言わないけどさー。かわいい顔してんだから
笑顔も大事だろ?」
 「はぁ!?」
 コイツには何回も驚かされる。平気でテストで高得点取るは、校則破るは、いきなり突拍子もないことを言う。
 「かわいい!?アタシが!?」
 予想外だった。いつも風紀委員という一般生徒からは嫌われる役職にいたから男なんて寄り付かない。女子と
して最悪なことも聞いた。男子が自分のことを「いつも怒っているから彼女にはしたくない」などと話していた
のだ。人として正しい行動をしているのに何故そんなことを言われなければならないのかとショックを受けた。
 コイツは本当に問題児だ。人をイライラさせたり、驚かせたり、…………喜ばせたり。
 「普通にかわいい顔してんだろー。責任感強いのはスッゲー良い所だけど、折白も生徒なんだから学校生活
楽しまないと損だぞ?」
 「じゃぁアンタが楽しま……!?」
 (ちょっと待って!?アタシ今何を言おうとした!?)
 「そんな折白にこのCDを貸してやろう……あっ別に損とそんなを掛けたわけじゃないから」
 「……」
 下らない冗談のせいか熟れたリンゴのように赤い顔は元に戻った。
 「10年前位いに売れたバンドなんだけど何回かミリオン出したから知ってる曲だと思うけど」
 「あーコレね。っていうかこのCD聞いただけで楽しい学校生活が送れるわけ?」
 「それは折白次第。これはキッカケ」
 「なによそれ?……まぁいいわ借りとく」
 「おう。じゃあ帰るわー」
 「ん。バイバイ」



 パジャマ姿でベッドに寝転んでいる咲。頭に装着されているヘッドホンから流れるのは未斗から借りたCD。
ロック調な音楽を聴きながら歌詞カードに視線を送る。
 「これ……懐かしい」
 10年前にミリオンしたと言えば咲もテレビで何回も聴いたことがある。歌詞など全くわからない。ただ知って
いるのはサビの部分だけ。
 「それにしてもこのヴォーカルどっかの問題児みたいにピアスが多いわね」
 (あれ……この人のピアスの位置。アイツと同じ?)
 未斗に足りないのは鼻にピアスがないだけ。それ以外は全て同じ位置にピアスがされている。
 「影響でも受けたんだか」
 そう呟いたとき曲が変わった。
 その瞬間咲に鳥肌が立った。音楽に興味がなかった当時。頭にとても印象に残っている曲が流れたのだ。その
曲だけはイントロを聴いただけで当時好きだった曲と解った。
 (あぁ。……このバンドだったんだ)
 「10年前かー……!?」
 (10年前?小さい頃?)
15名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 00:18:10 ID:i7O27hj0
 何か引っかかる。
 なんだっけとても重要なこと……。
 CD。ピアス。この曲。
 「あっ」
 思い出した。なんで忘れていたんだろう。
 「四條」



 思い出してくれっかなー。
 『この曲いいよね!!』
 『うん!』
 『お金あったらCD買えるのになぁ……』
 『そうだね……』
 『ライブにも行けるのに……』
 『よく知らない人達のライブなのに?』
 『みぃ君うるさい!』
 『でもライブってなんか怖そう』
 『みぃ君は子供だなー。見て見てこの人!すっごいピアス!!カッコいい』
 『痛くないのかなー』
 『痛そうだけどカッコいいよね。みぃ君もやってみなよ』
 『えー』
 『ピアスしたらカッコいいよ!!』
 こんな事でピアスするなんてカッコ悪いよな。ハッハハ。
 速く思い出してくれよ女王様。楽しい学校生活送らせてやるから――――――――――――



 数週間後、葉々崎高校にはピアスをした優等生の隣に可愛らしい風紀委員の花が咲いた。








 デレがないのに気付いたけどそれは妄想で補えばいいと思うんだ。
16名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 00:57:16 ID:i7O27hj0
トレンドマークってなんだよ・・・
トレードマークだった
17名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 00:57:47 ID:MdIyK2SK
祝復活&GJ
18名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 01:16:16 ID:vjrmlalN
>>15
19名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 18:48:23 ID:QQ8u1i4I
20名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 18:57:48 ID:hiXLfbmL
祝復活!
21名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 11:01:32 ID:L/NSigms
嫌い→好き→大嫌い→大好きって話が大好物
22名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 00:15:23 ID:hoabd1zX
23名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 01:33:47 ID:7h3QmGli
嫌い→嫌い→大嫌い→大々嫌い
(早く気づけ、馬鹿…)

ってのが大好物
24名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 23:02:20 ID:UTYxrW66
芹沢文乃w
25名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 04:37:27 ID:D0z1TkJy
大嫌い大嫌い大嫌い大好き
26名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 12:20:49 ID:As8AzNTg
あー♪
27名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 02:05:23 ID:PH23bWML
28名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 04:32:21 ID:0pdZcpOC
ツンデレにツンデレ乙って言ったらどうなるの?
29世界のヘイポー:2010/05/06(木) 21:51:14 ID:jr1LzHN0
復活おめでとうございます
30名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 05:55:23 ID:xdST4aoa
>>29
あなたのSS好きだから期待してます
31名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 02:42:09 ID:abTV0SP0
vipでは5周年か
32名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 23:58:29 ID:7Bek2TKv
ツンデレ×ショタ
33世界のヘイポー:2010/05/12(水) 10:58:30 ID:S8+ovQ9m
>>30
過去の作品を一新してシリーズ物としたいのですが大丈夫でしょうか?
34名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 21:03:19 ID:YlBh+8uh
家紋
35名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 08:44:03 ID:5sC2CTvN
シリーズものだけしかないと多分また寂れていくけどな
36名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 16:47:13 ID:li76T+oQ
書き込めた
37名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 14:07:10 ID:QE1lU+Fw
しかし、誰も来ない。
38名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 14:12:31 ID:QE1lU+Fw
さげるの忘れていた(´・ω・`)
39名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 02:24:25 ID:32E45jjG
久々ですね!?
所で他スレでss投下して行間や句読点がボロボロで
うざい、とか、死ね とかスルーとか酷いレスを受けて凹んでる毎日ですが…
                    ss作成に当たり基本的に守らなければならない事とかあるのでしょうか?


40名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 22:28:01 ID:gF5UeMRR
とりあえず、その改行おかしくね?
41名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 12:38:06 ID:1KtC+f0m
>>39
名乗らんと誰かわからないし、久しぶりとかもわからないのだが……

注意点は
作るだけなら文法に気を付けてれば問題なしだと思う。
投下の際は空気を読む事。
スレが荒れてる場合は空気を変える意味で敢えて空気を読まなくてもOK。
投下する以上、叩かれるのはある程度覚悟する事。
感想でちゃんとした意見をもらえる場合もあるので、それは真摯に受け止める。
普通言われるのがこんなとこかな?

とりあえず>>39で気になった所
>「久々ですね!?所で他スレで……」
これさ、「久々ですね」って言った後に「!?」っておかしくないか?
そもそも、第一声に「久々ですね」ってのが違和感ある。
挨拶なら「お久しぶりです!」や「久しぶりですね!」とかになると思うのだが。

「所で……」は「ところで……」だと思ったが。
使い方も、話題変えのはずなのに前の話題がないからしっくりこない。

「〇〇です。皆さんお久しぶりです!

他スレでss投下して行間や句読点がボロボロで、うざい、死ね、などの酷いレスやスルーをされて凹んでる毎日です……。
皆さんにお聞きしたいのですが、ss作成に当たり基本的に守らなければならない事とかあるのでしょうか?」
俺なら>>39はこんな感じにする。
特定の名前を名乗って無いなら作品名を上げるとかするかな。
アドバイスが欲しいだけなら「他スレで投下してる者ですが……」にでもすればいい。叩かれるなり誘導なりされるだろう。

ごちゃごちゃと書いといて今更だが、こういう事は此処じゃなくて書き手用のスレがあったと思うから詳しくはそっちで聞きなよ。
ググれば文章の書き方指南サイトなんていくらでもあるだろうし、自分の悪い場所がわかってるなら自分で調べてみるのも有効だと思う。


か、勘違いしないでよ!別にアンタのためじゃないんだからねっ!
42名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 20:43:47 ID:JBQhwMKl
>>39ありがとうございます。
こちらのスレでは読み手専門だったので…
ツンデレスレが途絶えてから理想のエロを追求するため頑張ってまいりましたが
エロパロ板の厳しさに挫折しかけておりましたが思わぬ暖かいツンデレの回答
ありがとうございます。
いつか恩返し出来る様頑張ります。


43名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 23:59:19 ID:0Exx6C/s
「ギャーギャー騒ぐな耳障りだ…」
屋上の階段の上から現れたそいつはうんざりした様な顔で私の事を見下ろしている。
そいつは子猫の様な顔立ちをしていて、かなり身長が低い…多分、私よりも小さいと思う。
まるで小学生の様な姿をしていたそいつに見下された私の中で、沸々と怒りが込み上げてきた。
何で初対面の上に、こんな子供に偉そうにされないのいけないのよ!
「なによ!ここは誰でも使ってもいいんだから私が何をしようと勝手じゃない!」
私はキッとそいつを睨み付けながら大きな声で反論した。

私の名前は天野伊織、
友人からは気の強い性格だとよく言われる。
私もそれを自覚しているし、直そうとも思わない。だって私は何も悪くないもん、普通にしているだけなんだから。
だいたい、最近の男は軟弱過ぎるのよ。ちょっと強く言われただけですぐに押し黙っちゃうなんて、情けないったらありはしないわ。
中には私に襲いかかってくる奴もいるけど、空手の全国大会で優勝した経験を持つ私の敵じゃない……言うまでもなくボッコボコにしてやったわ。
私に喧嘩を売る度胸もないヘタレにいたっては、遠くから大女だのなんだの悪口を言ってくるけど所詮は雑魚の戯言……全く痛くも痒くもない。
44名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 22:11:10 ID:Ytq7LtG7
保守
45名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 13:25:02 ID:19TdQnuP
ツンデ霊
46名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 20:42:38 ID:2oYUQnWC
こんなんじゃ復活させた意味全く無いな
47名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 09:49:17 ID:7Yg4WEdM
>>46諦めたらそこで試合終了だよ…
べ・別にアナタをな・慰めたわけじゃないんだからね!!…
48名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 09:43:13 ID:T5euORoQ
エロ成分が足りぬ
49名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 09:53:03 ID:R4pFgGvr
全くだ!
50名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 01:57:38 ID:KgcrzECl
そう言えばツンデレ系のssってエロ少ないな?
やはりツン→デレの描写に力を入れ過ぎてエロまで持って行けてないのか…
しかし…「ふん…そんなの…気持ち良く…ないんだからね…」
と言いながら下は濡れてるツンデレ…
「じゃあ止めようか…?」
「…だ…め…」「は?」「止めちゃ駄目って言ってるの!!!」
と顔を真っ赤にするツンデレとか最高何だが…
後は一旦リミッターが外れると超エロエロとか最高!!

51名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 10:47:22 ID:hNm2mYd+
>>50
書けいや書いてくださいお願いします
52名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 02:27:33 ID:ghTTguG1
>>50
書きやがってください
53素直になりたくて:2010/06/06(日) 08:58:40 ID:weCHJAf1
私は津村理沙高三の女の子…髪型は茶髪のツインテール染めてる訳じゃ無いのよ…
顔は…良くオタク共から告られる…萌えると言う事らしいけど…全部断ってる。
だって…気持ち悪いし…ソレよりも私には小さい頃から好きな…
って!何言わせるのよ…勘違いしないでよね!!
あ……そろそろ武史起こしに行かなくちゃ‥ 毎日の日課をこなす為隣の家へ…
「タケ…そろそろ起きなさい」身体を揺する。
「……う‥ん…もう…食べられ無い…」
全然起きない‥この馬鹿、本当に寝起き悪いんだから!
「タケいい加減にしてよね」
私は布団を剥ぎ取って小柄な武史をヒョイと抱え上げる。
「ふわぁ…」子猫の様に身体を伸ばす武史。
「ふわぁ、じゃ無いわよ…」
こいつの名前は岡元武史私の幼馴染み‥両親が二人共外務省のお偉いサンとかで現在
海外駐在中で一人暮らし‥一言でゆうとヘタレでショタで朴念仁。
身長は150p位私が168pだから同い年だけど良く姉弟と間違えられる。
小さい頃から私が居無いと何にも出来ない奴なので自動的に私が面倒を見ることに
ハァ…メンドくさ…
「理沙チャンおはよー」
「…あんたネェ…」腕の中の武史をじっと見詰める私。
「…理沙ちゃん…そろそろ…下ろして…」 照れた武史の顔も…って
ハッ…私とした事が…
「あ・あんたが…し・しがみついてるからでしょ!!…いい加減にしてヨネ」
私は真っ赤に染まった顔を悟られない様にソッポを向く。
「…ごめんなさい…」
可愛い……じゃない!!
「……そ・そろそろ・お・起きないと‥ち・遅刻するわよ!」
「うん!!」ニッコリ笑う武史。
「あ・朝御飯出来てるからサッサと着替える!」
私は武史を抱き締めたい衝動を理性を総動員して叩き伏せる。気を取り直して
武史の弁当の準備をするため台所に向った(ハア…この素直に成れない性格我
ながら嫌になる)私は心の中で大きな溜め息を一つ吐く‥親友の千春によれば正真
正銘のツンデレとの事‥千春は私の事ツンデレのツンと呼ぶ、どこがツンデレよ
冗談じゃないわよ!!……
私が思考と格闘していると何時のまにか武史が台所に現れた。
今日はトーストと目玉焼きにサラダ…武史の口に合うかしら?‥
「…理沙ちゃん‥どうしたの?」私の視線に気付いたのか武史が呟く。
「な・何でも無いわよ!」
珍しく空気を読んだのか武史はしまった、とばかりに私に謝る。
54素直になりたくて:2010/06/06(日) 09:02:05 ID:weCHJAf1
「理沙ちゃん…ゴメン…頂きます言って無いや……頂きます理沙ちゃん」
「…ふん、いっまでも子供何だから…で…どうなの…」
「え?」
「味はどうなのって聞いてるのよ!!」
「うん、美味しい」嬉しそうな武史
「ふん!私が作ったから当たり前じゃない…」
武史が喜んでわたしも嬉しいのに…私のバカ…
「…ずっと理沙ちゃんのご飯が食べたい…」
(こ、このバ・バカ朝っぱらからプロポーズ!?)胸の心音が高鳴る。
「そ・それって‥どう言う意味よ…」
武史は何を言わんやとゆう顔で…
「うん、理沙ちゃんが僕のお母さんになってくれたらって‥」
(ハア!!お母さん?お嫁さんの間違いでしょう‥)本当にこの男は…
「あんた…本当に17才!?…この朴念仁、もう知らない!!」プィと顔を背ける私。
「…理沙ちゃん…怒った…」
飼い主に怒られた子犬の様な目で此方を見る武史。
「何で私が怒らなくちゃいけないのよ!!…心配しなくてもタケの母さんには借りが有
るからお嫁に行くまでは面倒見てあげるわよ‥」
「ありがとう理沙ちゃん」
本当に武史の無邪気な笑顔を見てると怒れないナァ…
でも別に武史の事愛してるとか言う訳じゃないんだから…本当にそうなんだからね…その後武史と一緒に登校する事になる。
校門まで武史と手を繋いで…え?何故か
って、武史は極度の方向音痴で目を離すと直ぐ迷子になるから…
一度中学校の時登校中にフラフラ歩いていて隣町まで行ってしまって大騒ぎにった
事があった。それからはずっと私が手を引いて登下校している。
勿論オバサンに頼まれてるから仕方なくよ…

昼休みは、いっもの様に武史とお弁当を食べた後教室に戻る。
自分の席に座ると千春が寄って来た。
彼女はこの学校では唯一武史と私の小学校時代からの付き合いで私の親友でもある。
ウェーブの掛かった金髪と少し化粧の入った派手目の容姿で何処から見ても気合いの
入った遊び人だ。
「ツン、タケ君とはどうなのさ?」
ニヤニヤと笑う千春
「別に変わらないわよ」
「あんたさ〜タケ君がいっまでも彼女が出来ないとでも思ってるの…」
「ふん‥あんなヘタレに靡く女なんて居無いわよ‥」
千春は少し眉を寄せて此方を見る。
「あんた‥だけってか?‥」千春は苦笑いを浮かべた。
「ツンの場合分かり易いツンデレだからね…」
「チー私は…」
55素直になりたくて:2010/06/06(日) 09:04:01 ID:weCHJAf1
千春は私の言葉を遮ると真剣な顔になって…「良い…ツン、一年の夏美がタケ君狙っ
てるって話よ」と衝撃の発言。
一年の夏美と言ったら雑誌の読者モデルをやってる美少女だ‥るのは‥死んでもイヤ…)
「ふ・ふ〜ん‥タケに彼女が出来たら私も…た・た助かるわ」
目の前が真っ白で肩が小刻みに震える。
「ハイハイ‥」呆れた顔で此方を見る千春どうやら此方の動揺は見透かされてる
様だ…流石に親友か‥
「それと昨日あんた…二年のオタ坊振ったでしょう‥あの子三年の島田の弟みた
いよ」
三年の島田と言ったら不良グループの一人だ…
「…だからさ‥ツン、そろそろタケ君とくつっきな‥私が段取りしてやるからさ」
「何言ってるのよチー私は別に‥」
「ツン!!!」‥バン!!‥千春は周囲が一瞬振り返る程大きな音で机を叩く。
「良いかい…ツンとタケ君がくつっいたら夏美も島田も何とか成るんだよ‥良い
…私に任せな…それともお互いに一緒に居られなくなってもいいのかい!?」
千春の迫力に私は黙って頷くしかなかった。
「フウ‥ツンデレの親友と朴念仁の彼氏のキューピットも難しいネェ」
千春は肩を竦めた大袈裟なポーズを取ると曖昧に微笑んだ。


(イヤ…タケを取られ
56素直になりたくて:2010/06/06(日) 09:08:38 ID:weCHJAf1
放課後……‥私と武史は千春に連れられてドンドン家とは違う方向に…
「理沙ちゃん…何処行くの…」
心配顔の武史
「……ネェ‥チー…」
「ん…あたしんち‥あ・それから夏美も島田も話がついたから…」
千春は何事もなかった様な顔だ…
彼女の家は母子家庭で母親は仕事で飛び回っているらしい…
小さい頃から大人びて‥でも少し寂しそうで‥千春によれば小学校の頃雨の日親が
向かいに来れない千春を一緒の傘に入れてあげて家迄送ってからの縁らしい。
「雨の日は何時も私は一人で‥あの時のツンの笑顔は一生忘れない」
との事だ…私は覚えてないけど…
私と武史は千春の部屋に通される。彼女の部屋も久し振りだ…
私達三人は千春のベットに並んで座る形だ。
「さて‥と‥イキなりだけどタケ君‥ツンの事好きかい?」「ちょ‥チー」    私を無視して千春は真剣な目で武史に尋ねる。
「うん、好き」
「女の子としてかい?」
「……分かんない」
「フウ‥聞き方が悪かったね‥ツンの事考えると、おちんちん固くなる?」
なな・なんて事聞くの…私は絶句して固まる。
「……なる」
「今も…」
「……」俯いたまま顔を赤く染める武史。
すると…なんと千春は武史のズボンのチャックを開き分身を取り出す。
「!!!!!」千春は目を見開き混乱している私の手を取り武史の分身へ。
「…ツン…男の子がこうなってる‥とゆう事はツンの事女の子として好きってゆ
うことなの‥」
武史の分身は熱くてビクビクと脈打ってる。
「所で…ツンはタケ君の事好き?」
混乱している私を更に混乱させる質問だ…「私は…別に‥」
「理沙ちゃん…」悲しそうに俯く武史
(違うのよ武史…本当は…私は…)
…千春はもどかしいとばかりに、いきなり私の制服の上着を捲り上げるとブラをずら
して乳房を露出させる。
「へぇ〜以外と大きいんだね…」
千春はニヤリと笑うと私が反応する隙を与えず武史の手を私の胸に…
「どう…タケ君‥ツンの胸ドキドキしてるでしょ」
「うん」顔を真っ赤にして驚く武史…多分私の顔もトマトみたいに赤い筈だ。
「これは‥タケ君の事が本当は好きって事なんだよ‥」
目をパチクリする武史…
「ずっとツンと一緒に居たいのならタケ君が女の子としてツンの事愛してあげなきゃ
‥」
「うん僕ずっと理沙ちゃんと一緒に居たい!!」力の有る目で私を見詰める武史…
次に千春は私の方を見据えると「ツン…タケ君とキスしたい?‥」
57素直になりたくて:2010/06/06(日) 09:10:51 ID:weCHJAf1
(当たり前じゃない…でも‥恥ずかくて‥そんな事‥)
顔だけじゃなく耳まで真っ赤で俯いたままの私…
「下半身丸出しの男とおっぱい丸出しの
女が今更カッコっけたって様にならないよ!!」「どうなんだい!!!」
「……」私の頬に両手を当てて迫る千春。「……………………………………して…」
蚊の鳴く様な声で始めて言った私…キスして…と
千春はフッと笑うと
「さて‥後はお二人さんに任せるよ…ツンの家には電話しといたからごゆっくり…
それから家のママ今日帰って来ないから」
そう言い残すと千春は風の様に去って行った……
「理沙ちゃん…僕は…」
武史が私の背中に両手を回し顔を近付けてくる‥
…大好きな人に抱きしめられてキスを迫られたらツンデレだろうが何だろうが
もう…逃げられない…私はソッと目を閉じた。
武史の熱く甘い唇の感触が私を酔わす…
武史は大胆にもキスをしながら私の乳房を触ってくる‥
(駄目‥声が‥そんな‥恥ずかしい声なんて‥絶対出さないんだから…)
「ん‥んん」しかし本能には逆らえない様で自然と吐息も濃いピンク色に…
武史の手が胸から腰へと下りてきて…そして制服のスカートの中に…
「理沙ちゃん…気持ち良い…」
(バカ‥そんな恥ずかしい事私に聞くな!!)武史の手が下着越しに私の秘部を弄る
「…く‥う…触れば…分かるでしょ…このバカ!!」
「うわ〜グショグショだ…」
嬉しそうな武史…本当にデリカシー無いんだから…でも‥気が遠くなる‥
秘部の一番敏感な突起に武史の手が触れる‥「ああ‥だめ‥」
私の身体がビクンと跳ねる。
(屈辱だわ…武史なんかに‥でも‥幸せかも…)後で知った事だが‥これが“イク”
とゆうことらしい。
武史が私の下着に手を掛ける。
「僕‥理沙ちゃんと一つに成りたい‥」
(勿論私も…)
「ふん‥良いけど‥まだ‥私は母親代わり?」
武史は苦笑いすると…照れた様に囁く
「いや‥お嫁さんにしたい‥」
(う・嬉しく‥死んじゃいそう‥)
「ふん‥私を‥幸せにしなさいよ‥バカ‥」
武史は私の腰を抱えると自分の分身を私の秘部へ‥
「くうぅぅ……」身が裂かれる様な痛み…「理沙ちゃん…」
心配そうな武史の顔…
「…心配しないで…くぅ…それより…はぁ…途中で…あ‥止めたら承知しないから」
今の言葉は本当の事‥
武史は黙って腰を動かす。私と武史のリズムが一体となる‥身体が溶け合う様に‥
58素直になりたくて:2010/06/06(日) 09:13:27 ID:weCHJAf1
「あぁ‥タケ‥」武史にギュッとしがみつく‥
「理沙ちゃん…僕‥もう…」
どうやら武史の射精も近いらしい…私は両手を武史の背中に両足を武史の腰に絡める
…もう離れない…「理沙ちゃん…」
「…タケ…」熱い武史の精が私に注ぎ込まれる。
その時…私達は一つとなった…

翌日千春にからかわれて大変だった…でも今が幸せなら良いか…
そう‥武史と一緒なら‥‥
59名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 09:14:37 ID:weCHJAf1
初投稿なのでお手柔らかに…
60名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 17:39:42 ID:ghTTguG1
GJ!
いいツンデレっぷりだー
イクことも知らなかったってことはそうとう純情だねw
61名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 02:22:30 ID:7h/NZU7h
GJ。
岡元武史・・・岡村隆史?

まさかな・・・しかし、体も両方とも小柄だし。
62名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 02:23:24 ID:7h/NZU7h
下げないですいません。
63名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 04:46:19 ID:aDgsCdTr
>>50ですけど投下します。エロのみですストーリーもへったくれもありません。
64ツンデレsex:2010/06/07(月) 04:51:20 ID:aDgsCdTr
…とあるカップルが全裸でベットの中で絡み合う…
男は女を抱きしめ髪を撫でながらジッと見詰める…
「つん奈…」
女は紅潮した顔と潤んだ瞳で男を見据えると呟いた
「ちょ‥ちょっと梨男‥髪が乱れるでしょう‥」顔を真っ赤にしての精一杯の虚勢‥
男は女の言葉をいっもの事とばかりに受け流すと自分の唇で女の唇を塞ぐ…
「ん‥んん‥」最初は手をジタバタさせてた、つん奈だが‥次第に大人しくなる‥
梨男の舌はここぞとばかりに、つん奈の口内に侵入する。
初めは逃げていた、つん奈の舌も次第に絡み合うとくちゃくちゃと
舌と唾液が混じり合う音が深く長く続く…「なな‥何すんのよ!!」        つん奈の顔が、火が出そうな程赤くなる。
「嫌かい?」
「べ‥別に‥嫌とは言ってないでしょ‥」
つん奈はいつも心と真逆の言葉を吐く、梨男はそんな彼女を可愛く想うとニッコリ
と笑う
「何笑ってんのよ‥」
「いや‥別に‥」
梨男はつん奈の首筋に舌を這わせると小振りで生意気な胸を揉みしだく‥
ビクッと震えるつん奈‥
「つん奈…感じる…?」
「はあ?‥べ‥別にぃ……」
「乳首をこんなに勃起させて言っても説得力無いよ…」
「し‥知らない‥」
つん奈は真っ赤になってそっぽを向く…
梨男はつん奈の勃起した乳首を軽く甘噛み
をする‥
「ふあぁ‥ああ‥」
つん奈の口から甘い吐息が漏れる‥
梨男はつん奈の乳首を攻めながら手は脇腹から腰を経由して太ももへ‥
「はあん‥ああ‥」
だいぶ柔らかく火照ったつん奈の身体だがいきなりアソコを攻めたりしない…
梨男はつん奈を降参させるのが楽しみで有るからなのだ…
「……ねぇ」
「なんだい…つん奈」
「さ………わ‥‥…って」
消え入りそうなつん奈の声…
「ハッキリ言わないと分からないよ?」
「触って‥って言ってるのよ!!」
「何処を…」
「アソコを触って…って言ってるの…このバカぁ!!!」
つん奈は恥ずかしさで顔を手で覆ってしまった。耳まで真っ赤だ…
逆ギレされても…いや‥泣かれても‥厄介なので、ここは素直に…
梨男は太ももから抵抗の無くなった股間に手を伸ばしつん奈の割れ目をソッとなぞる
と…「ああ‥いやん…梨男‥あ‥」
くちゃくちゃと水音を立てるつん奈のアソコ…
「つん奈…濡れてる…」
「…あ‥あんたが‥はぁ…かわいそう…だから‥感じて‥あげてるの‥あん‥‥
かんちが‥い…んんっ…しな‥…いでよ‥‥ね‥あああ‥」
65ツンデレsex:2010/06/07(月) 04:53:58 ID:aDgsCdTr
こんな時まで憎まれ口を叩くつん奈が愛おしい…アソコの突起を擦ってみる。
「ひゃぁ、梨男・・そ、そこはぁ・・・はぅぅぅっ!?」
半分涙目になり止めてとお願いするが梨男は執拗に突起を擦り中指をつん奈の小さく
狭いあそこに出し入れしていく。
「だめぇぇぇ!!!!!!!」
つん奈の身体はガクガクと痙攣し、いつの間にか目を大きく開けて、口からは涎くも
零れていた。
「まだイッちゃ駄目‥」
梨男は悪戯ぽく笑うとつん奈の手を自分のペニスへ導く‥
つん奈の身体がピクンと跳ねる…
「まだ…お子ちゃまのつん奈には…早いかな?」梨男ニヤリと笑う。
つん奈はこちらを睨みつけてると、猛然とくってかかる‥
「ふ‥ふん‥フェラ位なによ…梨男のなんか…平気なんだから!!」
…想った通りだ、つん奈は自尊心をくすぐるとこちらの意図にハマってくれる。
つん奈はそそり立った梨男のペニスを見て、大きなため息を漏らした。
「な……なに…こんなに大きくなってる」恐る恐るペニスに手を添えると軽く擦る
「梨男の……」ゴクリと喉を鳴らし上気した顔を近付けると赤い小さい唇で梨男のペ
ニスを含むつん奈。「ふぅむ・・・・むぅ・・・・んっ・・・んぅ・・・」
上手いとは言えないが舌を満遍なく使いゆっくりと、時には激しく使うつん奈。
舌だけでなく唇もペニスにしっかりと咥え込み絡み付く様に、と思うと素早く
出し入れし梨男に快感を与える。
「う…うう‥つん奈」
つん奈が上目遣いでニヤリと笑う‥
所で、つん奈は梨男のペニスを舐めている。ということは……。
つん奈の尻は梨男の方に向いている。
梨男はつん奈の尻を抱えるとソッと秘部を舐めた「…んあ…ん」ぴくんとつん奈の尻
が跳ねる。
つん奈の秘所からは蜜が溢れ出し、梨男の顔に滴り落ちていた。
「……ねぇ‥ゆるしてあげる…」
「は!?…何が…」
「あたしの中に入れるのをゆるしてあげると言ってるのよ…感謝しなさい!!」
梨男は大笑いしそうに成る衝動を必死に堪えて苦笑いをする…
つん奈の脚を抱えて左右に大きく開きペニスを膣に当てる…
ねぇ早く…とばかりに膣口がヒクヒクしている。
「あ……」
驚いたように一瞬大きく目を開き、すぐにまたつん奈は目を閉じる。
梨男はそのままゆっくり腰を進めた。
つん奈の肉壁の感触に激しく動かしたい衝動をなんとか押さえて、ゆっくり潜り込ませる。

66ツンデレsex:2010/06/07(月) 04:56:24 ID:aDgsCdTr
つん奈のそこは滑らかで、にもかかわらずしっかりと捉えて離さないような
感触だった。小さくつん奈が呻いた。
「んっ」
「つん奈…気持ちいい…」
「……う‥…まあまあ……ね」
息も絶え絶えに答えるつん奈
「つん奈が動いて欲しい…」腰の動きを止める梨男
「……え!?」
つん奈は小さく驚いた後下から腰を突き上げる、ぴちゃぴちゃとした水音が結合部
から響く…
(そろそろ潮時だな)
梨男はつん奈にキスをしながら片手は乳首をもう片方の手はアソコの突起を刺激
しながら強く腰を突き上げた
「ん んんあ!!!!!!!!」
これは対つん奈用のリーサルウェポンの三カ所責めだ…つん奈の身体がビクビクと
痙攣して結合部から愛液が滴り落ちる
67ツンデレsex:2010/06/07(月) 04:58:36 ID:aDgsCdTr
「…もっと…いて……もっと突いて!!」
落ちた!!梨男は征服感と勝利に満ち溢れる…後で後悔する事に成るのだが…
「しゅきぃ…なしおぉ…だいしゅきぃぃ……あああ!!」
遠慮は無用とばかりにつん奈の奥まで何度もペニスを突き上げる梨男
「もっとぉ…はげしくぅ…めちゃめちゃにして…あたしをこわしてぇぇぇぇ…」
「つん奈………」
「しゅごぃ…あたしの…お〇〇こ…がきもちいい…よぉ…なしおの…お〇〇ち〇…
きもちいい…よぉ…」
ギャップ萌えと言うのか…淫乱モードに入ったつん奈は普段は憎まれ口しか叩かない
のに獣のように淫語連発で別人のようだ… 「つん奈…そろそろ…で‥出る…」
つん奈は梨男の言葉を聞くと足をガッチリ梨男の腰に絡めて死んでも離さない
とばかりに抱きつく
「だしてぇ…あたしの…なかにぃぃ…なしおの…あつい…せいし…いっぱい…
ちょうだい…」
「つん奈……」ビュルビュルビュルッ… 梨男の精液が大量に放出される。
その瞬間つん奈は幼い肢体をビクンビクンと大きく痙攣させ、
「あ、ふあぁ・・・ああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜っっ!?」
悲鳴のような声をあげるとそのままぐったりとなってしまった。
…………
「ふああああ!!!」
獣の様に梨男の上に乗り狂った様に腰を振るつん奈…淫乱モードに入ると力尽きる
までこの状態だ…
「こんどはバックから姦してぇぇぇぇ♪」
梨男はその後24時間耐久SEXに入る事となった…
明日は休日で良かった…軽く目を瞑る梨男であった。
68名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 05:08:57 ID:aDgsCdTr
終了です。本当は色々絡めたかったんですが…力尽きました。www
と言うか書いてて分かったのですがツンデレの場合元々キャラ属性自体が特徴で有り
ツン期を如何に描写する事が大事なのかとゆう事も有りエロに持って行く事が遅めに
なるとゆう事が分かりました。…自分も他の職人さんの作品を見ながらエロこねぇ〜
と思った口だったんですが…
それではご静文ありがとうございました。
69名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 07:57:24 ID:ZqQYkzRu
なんだこのもどかしさ
とりあえず10番目くらいに言いたいことなんだが
リーダは三点か二点、あるいは中点に統一して
使用のタイミングを見極めた方がいい
ただし二倍三点に特別執着する必要は無いと思う

キャラクター性を大事にするのもいいが
リーダの件含め本筋と関係ないところで読みにくくなって損してる気がする
改行とか間の取り方を工夫すればかなり改善するはず
70名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 10:47:48 ID:nc278g5F
>>68
かわいいじゃないかつん奈
71名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 23:42:06 ID:ulsWznie
ボーイッシュなツンデレ
72名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 02:51:14 ID:kSApkC9i
エロは良い……(遠い目)
ヤンデレのキモウト
「お兄様と私は一生2人だけで暮らすのですフフフ、さあ‥行きましょう2人だけの世界に…」
クールで素直なキモウト
「兄さん…愛し合ってる2人は結ばれて当然、肉親の壁など関係は有りません…さあ、結ばれましょう!!」

ツンデレのキモウト
「べ、別にお兄ちゃんなんか好きじゃ無いんだから…部屋にお兄ちゃんのトランクスが有ったのは偶然なんだから…かんちがいしないでょね!!」
73名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 03:14:59 ID:Di/52niB
ショタの朴念仁主人公をブチ切れて逆レイプする大女のツンデレ娘…ツンデレ娘に搾り取られて死亡となると幸せ過ぎでbat endに成らないとだろう…
74名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 21:10:23 ID:c8on5CVB
日本語でおk
75名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 22:52:25 ID:nR7lEnWO
昔の職人さんは戻って来ないのだろうか…。
今ワールドカップを見ているが後世界中のツンデレを集めてのバトルを見てみたい。「ツンデレ対戦」
76名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 19:47:26 ID:KnNCvxQR
中でだしたらぶっころすからね!っていいながら足を絡めてホールドしてくる娘がいいなあ
77名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 11:13:57 ID:OhuaLLQQ
ツンデレ定番台詞集
「勘違いしないでよね」
「あんたバカ!?」
「そんなんじゃ、無いんだから…ただ〇〇だけなんだから…」
「し、仕方ないわね‥あんたが〇〇だったら…可哀想だから〇〇〇〇してあげる…」
「感謝しなさい」
「……つ!?…バカバカバカバカバカ!!」
「はあ!?…何言ってるのょ」
「はん!!…〇〇ごときが、十年早いのよ!」
「ちょっと!!…何やってんのよ」
「や!?ちが…って…そんなんじゃ…」
「わ、悪かったわね!!…」
「…そんなの……ぃ‥ゃ………〇〇じや嫌って言ってんのよ!!」
本心を指摘される→逆切れから→デレが定番かな。
後、お嬢様系、体育会系、エリート系、上司お姉様系、小生意気な妹系、幼馴染み、擬ビッチ、偽氷の女等属性により台詞は若干変わって来るだろう。
78名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 14:15:26 ID:/gvWiW3C
嫌がるツンデレを抱きしめて耳元で「とってもかわいいよ」って言ったらどうなるのっと
79名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 15:51:30 ID:2m9oYHyH
>>78
「ばっ・・・・・ばかぁ〜・・・・そっそんなのいわれても全然嬉しくないだからぁ・・・・」
80名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 10:34:50 ID:D1eaDuxX
その後キスしたり乳揉みしたりして、どの位の段階でツンデレは落ちるのか…
81名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 16:30:08 ID:ORZgu9LZ
「落ちる=ツンが全くなくなってデレonlyになる」なら、
最後まで落ちないで踏みとどまっていて欲しい。

口では抵抗しながら体は正直でそれを指摘されてまた照れてうにゃーーとか最高。
82埋めネタツンデレ一家:2010/06/24(木) 03:45:57 ID:9AftJNrL
あ〜あ…見ちゃいられない…。
「な、なな‥何するのよ!!」
「ふん……口‥紅を変えたな‥」
子供の居る前でイチャっくなよバカ夫婦が!親父は、確か料理研究家とかで、現在39歳、オフクロは5歳下で34歳だ。
あ…状況を説明すると、親父がお袋を抱き寄せキスをして、お袋が驚いて親父を突き飛ばした所だ。
お袋は見た目は女子大生に見えるらしい‥黒の綺麗に切り揃えたショートカットのヘアースタイル、色白で明るくパッチリした目元、3人も子供を生んだと想えない
スレンダーな体型は、近所でも評判の美人奥様と言う話だ。
しかし俺としては…自分の両親のラブシーンなんてキモいだけだ。
「……最近の口紅は有害な添加物が含まれる物が多いと聞くので調べただけだ、勘違いするなよ!!」
「は〜あ、あんた、ばかぁ…素直に私の事が好きなら‥そう言いなさいよね」
「…っちが‥お前こそ、嬉しいなら、嬉しいと言え!」
「ぃゃ………ちが‥べべ別に……」
「「………………」」
おい、おい、いい年こいて、10代のガキかよ…おい、こら、待て!!!
「…ん、ああ…」
「……………ベットに…」
「あ、あ、あんたがそう言うんだったら…行ってあげても、いいかな…」
「……………」
「ぃゃ……んあ」
いきなり乳揉むな!!はい、スイマセン単なるいい年したツンデレバカップルです。
一度教育上良く無いと言うことで長男として、お袋に抗議した事は有るのだが…
「う、う、うるさいわね、お父さんがどうしてもって言うから、仕方無いでしょ!…それとも、あんた、お父さんが浮気しても良いと言うの!!」
と逆切れされてから、放置状態だ。
やってられないので、俺は自室に戻る事にした。
□■□■□■□■□■


83埋めネタツンデレ一家:2010/06/24(木) 03:52:00 ID:9AftJNrL
「はぁ〜疲れた…」
今日は寝よう…疲労困憊の俺は、ベットに向かおうとしたが…ん?…誰も居るはずの無い俺の部屋に一人の女が…
「あら、早かったわね」
「姉貴…」
俺の部屋に居るこの女は長女の愛だ。
長い黒髪と涼しげな目元、緩やかな曲線を描く細身の身体ながら、出るところは出てる理想の体型。
実際姉貴は、街を歩けば5分と経たない内に大手芸能プロダクションからスカウトは来るは、ナンパはされるは…
俺の周りでも大して親しく無い奴が俺の友達と称して姉貴目的で大勢遊びに来る…後写真くれとかパンツくれとか……まあ本人はあまり興味無いみたいだが。
「何やってんだよ!」
「弟が性犯罪者に成ったら困るからね、エッチな本とか有るんだったら、とっとと出しなさい」
「あ、あほか!!」
「何よ、せっかくあたしが、心配してあげてるのに〜」
「はい、はい、分かった、分かった、分かったから出てってくれ」
俺が姉貴の背中を押して外に出そうとすると、クルッと綺麗なターンで俺をかわす。
「ちょっと、今日観月と一緒に下校したでしょ」
「ああ…何で知ってるんだ?」
「人から聞いたのよ。べ、別にあたしには関係ないけれど、観月には彼氏がいるんだから…」
「ふ〜ん、偶々帰り道が一緒なだけだったんだけど…それで?」
「それでって……あたしは、どうでもいいんだけど、あんたが勘違いして惚れたら可哀想でしょ」
「ほ〜それは、お優しい事で…」
「…っ‥あ、あたしは、あんたがふられようと構わないんだけど、弟が無様にふられるとこの家の長女として恥ずかしいんだから、ただそれだけなんだから‥か、勘違いしないでよね!」
頬を紅潮させて、両手を握りしめモジモジと身体を揺らす我が愚姉、姉貴よ‥残念だが、俺は実姉に萌える趣味は無いのだよ。
「お姉さまありがとうございます。それでは、おやすみなさい」
今度こそ終わりとばかりに姉貴を排除に掛かる俺。
「ちょっと、待ちなさい」
ん?……まだ何か用があるのか‥
「こ、これを…」
姉貴が取り出したのは2枚の映画のチケット。
「何、それ?」
「由美子達と見に行く予定だったんだけど、みんな明日デートで…」
「へ〜姉貴はデートの相手は居無いのかい?」
「し、失礼ね、このあたしが無様な男と一緒に歩けるわけ無いでしょ」
これは、事実だ、姉貴はモテるくせに、奥手なのか、単なる面食いなのか知らんが男友達は居無い。
84埋めネタツンデレ一家:2010/06/24(木) 03:54:12 ID:9AftJNrL
「そ、それであんたを仕方なく誘ってやってんだから、ありがたく思いなさい」
「う〜ん明日は舞と…」
姉貴の顔色がサッと変わる。
「あんた、ロリコン!!あんなガキは、ほっときなさいよ、それともバカ弟の分際でこの姉の言う事が聞けないとでも…」
「分かった、分かりました、お姉さまのおっしゃる通りにいたします。」
…これ以上逆らうと後でどんな酷い目に遭うかわからない…諸君俺も命が惜しいのだよ…
「ふふふ、…仕方無いわね、シスコンの弟を持つと大変だわ、明日はボランティアでに付き合ってあげるから感謝しなさい」
愚姉は上機嫌で自分の部屋に戻って行った。しかし参った、舞の奴もスッポカスと、どんな報復をされるか分かったもんじゃ無い、仕方無い、明日は舞も一緒に映画に誘うか…。
高橋の奴は俺の事を家庭内ハーレムとかぬかしやがるが、実際良い迷惑何だけどな………明日は3人で映画か…………べ、別に眠れないのは、明日の映画が楽しみとかじゃ無いんだから、
勘違いしないでよね!!


85名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 03:56:42 ID:9AftJNrL
妹編が2話目に有ったのですが、間違って消してしまいました。
86名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 05:00:09 ID:9AftJNrL
コレが本来は83です。
87埋めネタツンデレ一家:2010/06/24(木) 05:01:18 ID:9AftJNrL
バカ夫婦のおかげで精神的なダメージを食らった‥疲れた、とっとと部屋で休もう。
俺が部屋の前に来ると、後ろから黒い影が…ズガッ右脛に鈍い痛みが‥俺が後ろを振り返ると、そこには一人の少女が蹴りを、いやくそガキが、このガキの名前は舞、9歳に成る末の妹だ、
栗色のツインテール、大きな愛らしい瞳俺の悪友オタクの高橋によれば、こんなに可愛い生物がいるのか、との事だが…高橋よ…欲しけりゃあげるよ。
「な、何しゃがる」
「お兄ちゃんなんて大嫌い!!」
ズガッ左脛にも蹴りをかましやがった。
「あうち!!」
「お兄ちゃんなんて嫌いだ、嫌いだょ」
目尻に涙を溜めて叫ぶ舞。
「嫌いならほっといてくれ」
鬼気迫る鋭い目で俺を睨みつける舞、お前本当に9歳か…お兄ちゃん心配だよ。
「きょう…女のひとと…かえり…いっしょ…見た」
「あ〜あ…観月さんの事か…帰りが偶々一緒でって…舞には関係ないだろ!?」
俯いて肩を震わせながら小さな拳を握る舞、俺が努めて優しく笑い掛けると…堰を切った様に涙を流しながら…喚く
「おんなの人といっしょのお兄ちゃんなんて、嫌いだもん、大嫌い、大嫌いだょ」
俺の胸当たりに向かって殴りかかって来る…まあ…子供の力なのでダメージは殆ど無いのだが…
仕方がないので、舞の頭を優しく撫で背中をさする。
「分かった、分かった、明日は特に予定が無いから一日中舞に付き合うよ」
舞は涙顔を上げて、本当に、とばかりにこちらを見つめる。
「しょ、しょうがない、ま、舞もひまじゃないけど、お兄ちゃんが、そこまでゆうなら‥しかたないから、つきあってあげる」
舞は顔を真っ赤にして、俺の胸に頭をコシコシと擦り付けて来る。
妹よ‥言葉と態度が全く違うのだが…しかし‥ほっといたら後1時間は泣き喚いているからな。
疲れ果てた俺は、大きな溜め息を1つ吐くと嫌がる舞を引き剥がして自室に戻った。
88名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 05:04:16 ID:9AftJNrL
お騒がせしました。終了です。
89名無しさん@ピンキー:2010/06/24(木) 12:28:38 ID:Q1dk+wvy
〜はするわ、〜はするわ、だよね。
するは じゃないよね。

でも乙
90名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 09:24:40 ID:hLw3npBj
いいと思う
91海のツンデレ×黄泉のツンデレ:2010/06/27(日) 11:31:53 ID:E0P9v2J+
恋人の梓が逝ってから一年が経った。
今も彼女の事を想う…………
長い豊かな黒髪、褐色の健康そうな肌、大きな目の中心でクルクル良く動く瞳も黒真珠のような漆黒に輝き、形の整った薄桃色の唇と、小さく並びの良い真っ白な歯が端正な顔にアクセントを添えていた。
「優也あんたバカァ〜!?」会えばいっも憎まれ口ばかり叩いていたが、その僕しか知らない内面の優しさも…
彼女が海難事故で亡くなってから、こうして‥よくボートに乗り海に出て寝転んで星空を眺める。穏やかな海、綺麗な星空も涙で歪む。
「あず……さ……」
呟く言葉も虚しい限りだ……とその時急な大波が襲ってきた、ボートがぐらりと揺れて海に投げ出される。決して泳ぎが下手だったわけではない。
むしろ泳げる方であった。でも僕は溺れた。
(あぁ僕はこのまま死んでしまうんだ……ようやく君の元へ往けそうだよ…梓)
視界が白くなってゆく……。white・out
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
92海のツンデレ×黄泉のツンデレ:2010/06/27(日) 11:33:21 ID:E0P9v2J+
「う…………ん」
ここは天国か?、いや、洞窟‥今は岩の上…中はけっこう狭く、学校の教室が二つ分といったところか。
海水は流れ込んでいるが、その水位は膝の辺りまでとかなり浅い。そして奥の方はというと地肌が見え、陸面が露出している。
「ようやく‥気づいたようね」    
声の方を振り変えると、誰‥女の子…流れる様な黄金色の髪、エメラルドグリーンの瞳、透き通った白い肌‥それと‥梓…に、そっくりな容姿…しかしその下半身は…
魚類そのもの下半身を覆う、一面の鱗。
その先端はぴちぴちと跳ね、尾びれの形状と化している。全体がクリアブルーで、淡く美しい色彩……
少女の姿は、まさにマーメイドそのものだった。                
僕が口をあんぐり開けてポカンと呆けてると。
「何、そのバカ面‥助けてあげたんだから、お礼くらい言いなさいよ!」
「ご、ごめん‥あず・さ‥じゃないよね…」
「はあ?わたしはマーメイドのメルよ‥あんた危ない所だったのよ」
しかし似ている…髪と肌と瞳の色を除けば梓そっくりだ。
「助けてくれて、ありがとう‥僕は優也‥に、人魚」
メルは手に腰を当て、首を横に振ると‥でっかい溜め息を一つ吐いた。
「…まだ現実が分かってないみたいね‥まあいいわ……ちょっと目的があって、それで助けたの‥優也だっけ!?、協力してもらうわよ」
「僕に出来る事なら何でもするよ」
「そう、人間にしては素直ね‥じゃあ、早速あなたをいただくわね」
無愛想だったメルだが、微かに笑みを見せたような気がした。
「も、もしかして‥僕を食べるの……」
そういえば服を着ていない、トランス一枚だ…
「あんたバカァ〜!?私達は、あんた等野蛮人と違って精霊界の生き物なの、大体人間が人魚の肉を食べるんでしょ!」
精霊界って…エルフや妖精…と一緒…?
「ごめん、それで何をすれば…」
「種付けよ、そろそろ時期だし」
「はあ?種付けって…」
「交尾のことよ、本来はマーマン族と交配するのが支流なんだけど、わたしはあんなグロい生き物となんてゴメンなんでね、それと‥わたしのパパは人間だし」
僕は不思議と彼女の事を恐いとも、異種族とも思わなかった。
この気持ちは、そう……僕の思考を中断するかの様にメルが呟く。
「さっさと済ませるわよ」
面倒そうに言いながら、メルはずるりと僕のトランスを引き下ろしてきた。
たちまち下半身は露出し、ぽろん、とペニスがこぼれ出てしまう。


93海のツンデレ×黄泉のツンデレ:2010/06/27(日) 11:38:23 ID:E0P9v2J+
それは当然ながら、全く大きくなっていない状態だった。
「わわっ、ちょっと……!まだ、心の準備が……」
「何よ、興奮してないの? 子作りする時って、人間の男は興奮しないもんなの?」
恥ずかしさやら何やらで狼狽する僕を見据え、メルは眉をひそめる。
「しょうがないわね」        
メルがおもむろに胸の貝殻のブラジャーを外すと小振りながら形の良い乳房が顕わになる。僕はその美しさにゴクリと喉を鳴らした。
「な、なに見てんのよ!」
メルは顔を赤らめキッと僕を睨む。
「い、いや〜あまりに綺麗なものだから…」
「はん!人間に言われても、別に嬉しくないわよ」
メルは顔を背けると同時に手を僕の股間へと伸ばしてきた。
「あ、ちょっと……!」
「手で刺激すると、射精するんじゃなかったっけ?」
メルの温かい掌に握られ、ペニスはむくむくと大きくなっていく。
とにかく強引に、僕の意向など関係なく話を進めていくメル。        
「あ、大きくなった……握って、上下に動かせばいいのよね?」         しゅこしゅこしゅこしゅこ……
メルはペニスを握ったまま、手首のスナップを利かせて軽快に上下運動を行う。人魚である彼女の指と指の間には、薄い皮で形成された水かきが備わっていた。    
ペニスを握って上下に扱くメルの右手……その親指と人差し指の間の水かきが、絶妙の刺激を生み出す。
「あう……あ」
「ねぇ、これでいいの? 痛くない?」
「ああ……気持ち、いい……」
「ねぇねぇ、なんで人間の男の人って、気持ちいいと射精しちゃうの?」
しこしこと手を動かしながら、メルは無邪気に尋ねてくる。
正直なところ、メルの疑問に答える余裕はなかった。        
「だいたい、なんでオチンチンをコスったら気持ちよくなるのかも良く分かんない……」
ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅ……と、ペニスを擦り上げる音が変化していた。
尿道から先走り液が溢れ、それがメルの指や掌、水かきを濡らしていたのだ。
「わっ……なに、これ……?」
メルは掌で異常を感じ、眉を寄せる。それは嫌悪というよりも、好奇心の方が優先されている感じだが。
「射精は、もっとビュービュー出るんだよね? おしっこ……?」
「いや、先走り……気持ちよくなってくると、出るんだ……」
息を荒げながら、僕は答える。
「ふ〜ん、良く分かんないけど、気持ちいいんだ」        

94海のツンデレ×黄泉のツンデレ:2010/06/27(日) 11:45:35 ID:E0P9v2J+
メルはにんまりと笑い、僕にのしかかってきた。体重が預けられ、ふんわかした乳房が押し付けられる……
そして僕の太腿や足には、魚そのもののヌメヌメした下半身が密着していた。
「ほらほら、どうしたの〜♪」
「あう、う……う……」
にゅこ、にゅこ、にゅこ……
少女の柔らかい手で握られ、扱きたてられる快感……   
「う…う…で、出る…」        「ちょっと、バカ、早く言いなさいよ!」                
メルは慌ててペニスの根元をギュッと押さえる。
「ふ〜あぶない、あぶない、射精はここで受けとめないと…」
そう言いながらメルは丁度股間の人肌部分と魚部分の境目に視線を落とした。
彼女のヘソから下は、魚の半身と化している。そして股間部分には、女性器のような縦スジが入っていた。そこは微かに膨らみ、そしてぴっちりと口が閉ざされている。
「大丈夫よ、痛くないわよ、多分」
メルは上気した顔で、僕のペニスをそっと掴むと自分の女性器にあてがい二、三度入り口付近に亀頭を擦り付ける。
「さあ、挿れるわよ」
にゅる‥っとした感触がペニスに伝わる。
「ん…んん…」
メルは、白い肌を紅潮させて目を瞑る、人魚だからなのか痛みは無いようだ。
「うう…ああ…」
メルの中のヌルヌルとした温かい感触が心地良い、油断してると直ぐ出てしまいそうだ。
「優也‥あなた可愛いわね」
メルが僕の頬に手をあて、ソッと撫でる…
「メル…僕は……」
「か、勘違いしないでよね、人間にしてはって意味よ」
メルがプイと恥ずかしそうに横を向く…僕はこの人魚の少女を愛おしく感じていた。
「メル……」
上体を少し起こして、メルの背中に手を回し夢中で乳房に貪りつく。
ちゅぱ、ちゅぱ
「……まるで赤ちゃんみたい…」
僕の頭をフワッと抱え込んで優しく撫でるメル…
「メル‥メル‥メル!!」
何度も彼女の名を叫びながら下から腰を突き上げる。
「うっ…んん…あ…ん……ま、また中で大きくなった」
僕の首の後ろに回るメルの手の力がギュッと込められ、女性器の締め付けが強くなっていく。一気に射精感が高まる。
「メル、もう…出る…」
「ん…んあ…ああ……いいわ……ゆ…う…や」
メルの泉の中で浮遊する高揚感。
「うああ…ああ!!!!!」
「んん………!!!!!」
僕はメルの中に、白濁液を大量に放精した。メルの身体がブルブルと震えていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
95海のツンデレ×黄泉のツンデレ:2010/06/27(日) 11:52:24 ID:E0P9v2J+
僕が暫くメルと抱き合って微睡んでいると、彼女の声が聞こえてきた。
「ねぇ‥優也…あなたが起きたときは、そのまま浜辺に居る筈だから安心して…それから此処での事は、全て忘れる…」
「!!!…嫌だ」
慌てて両肘を軸に上半身を起こして、メルと向かい合う。こつん、と自分の額を彼女の額にくっつける。
「仕方ないでしょ、種族が違うんだし…ワガママは止めてよね‥」
メルは視線を逸らし、何時もより大分気弱な声で囁く。
「関係ない、離れたくない」
僕の目から涙が溢れる。メルの瞳も潤んでいる。
「……最後だから言ってあげる…わたしも、優也に会えて…良かったわ…」
メルの瞳から一滴の涙が零れ落ちる。その瞬間視界が霞み意識が朦朧としてゆく…僕は最後の力を振り絞って彼女を力一杯抱き締めるとソッと口づけをした。
「な………何すんのよ…バカ!!」
彼女の耳まで真っ赤に染まった顔が映ったのを最後に意識が途絶えた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その後僕は浜辺で発見されて、病院に一週間程入院してから、自分の部屋に戻った。僕の住んでいる下宿先は海の家の二階である。そして‥なぜかメルの記憶は失っていなかった。
只下宿先のおばちゃんを始め、周囲に大分心配をかけたようなので、流石に暫くは温和しくしていたが、僕は今晩早速メルを探す決意を固めていた。
「よし、海図は持ったし…コンパスは…」
リュックに荷物を積めていると…トントン…ドアを叩く音がする。おばちゃんか?それとも‥友達?どうする…無視するか…いやしかし、心配をかけたばかりだし…
僕が意を決してドアを開けると……
……そこには、月の光を全身に浴びて佇むメルが立っていた。
「優也、何してんのよ」
「いや‥君を探しに行こうと…それより足…」
「は〜ぁ…後先考えず…バカ…後人間の常識でみないでちょうだい」
「ご、ごめん…」
「それから‥最後に‥そ、その‥キ、キスしたでしょ、あれって意味分かってんの!?」
「いや‥」
「あれって‥婚姻の意味なのよ、どうするの!?」
メルと婚姻?頭が混乱している。だけど…彼女と一緒に居れるのなら、どうでも良かった…僕は気がつくとメルをきつく抱き締めていた。

96海のツンデレ×黄泉のツンデレ:2010/06/27(日) 11:55:58 ID:E0P9v2J+
「ちょっと…優也…」
「メル…もう離さない」
僕はメルの頬を撫でながらソッと顎に手を添え見詰める。彼女は何も言わず、頬を赤く染めて目を瞑った。僕とメルの顔が近づき唇が触れる瞬間………
ガッン…いきなり後頭部に鈍い痛たみ‥?…振り返ると…!!!…信じられ無い事だが、時計やまな板、本や包丁など日用品がプカプカ宙に浮いていた。
「超常現象…メル…これって!?」
日用品は、僕等に狙いを定めた様にこちらをむくと、一気に襲いかかってきた。本や時計が僕の背中にガツガツ当たる、そして包丁がキラリと光り飛んでくる…その時…
メルが僕の首に掴まりながら、反動をつけて空中に足を投げ出す、同時に足を尾ビレに変化させ、ブレイクダンスの様に回転しながら尾ビレの力で包丁などを弾き飛ばす。
次弾が来ない事を確認すると、メルは虚空をキッと睨み叫んだ。
「あんた…誰!!!!!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「こ、こここ、この半漁人のばけものめぇえええ」
虚空に怒声が響き渡りボンヤリと人型が浮かび上ると…段々形が鮮明になってきた。
少女?…どこかで…
「はあ!?半漁じゃなくて、人魚よ、あんたこそ、妖怪の怪物でしょ!!!」
「なんですってぇえええ…よ、妖怪…こ、殺すわよ、この泥棒猫、私は幽霊よ!!!」
梓!!!……そう…幽霊を名乗る少女は梓だったのだ。
「はっ、幽霊…アンタねぇ‥スレ違いだから消えなさい…今時ツンデ霊なんか、流行らないのよ」
「あんたこそ、人魚も半漁も似たようなもんでしょ、とっとと海に帰りなさい」
「梓……どうして」
「は?優也、この幽霊知ってるの!?」
「うん‥僕の前の彼女で…」
「優也…あんた何考えてるのよ!!…せっかく一周忌で、出てきてあげたのに…」
一周忌…そうか…メルの事で頭が一杯で、すっかり忘れてた。
「ご、ごめん…梓」
「……ひ、ひどいよ優也…」
梓が泣きながら僕の胸に飛び込んできた。
「梓…………」
メルはこめかみをひくつかせると、梓の腕を掴んだ。
「離れなさいよ、この幽霊、わたしと優也はもう婚姻しているの」
「く…くくくく…もう頭に来たわ…刺身にしてやる…」
梓が言うや否や包丁や重そうな本などが次々と浮かび上がった。
「あんたこそ、返り討ちにして成仏させてあげるわ…」
メルの瞳が怪しく光る。

97海のツンデレ×黄泉のツンデレ:2010/06/27(日) 11:58:07 ID:E0P9v2J+
このままでは殺し合いが始まる…と、止めなければ…僕は夢中で二人の間に割って入った。
「梓、メルと婚姻したのは本当だ、彼女とはもう離れられない」
「そ、そんな‥優也…」
「メル、梓は死別した前の彼女だ見捨てることはできない」
「優也………」
「分かったわ…今日の所は引き下がってあげるけど…絶対あきらめないから」
梓はそう告げると虚空に姿を消した。
「あ、梓…」
僕が虚空に手を伸ばすと、メルがソッと僕の手を握り自分の胸に。
「大丈夫、心配しないで」
僕はメルに笑いかける。しかし‥これは僕の大変な日常の始まりだったのだ。
98名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 11:59:30 ID:E0P9v2J+
修行中なのでコメントを頂けると嬉しいです。
99名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 13:25:50 ID:qiHASTdb
べ、別に続きなんて待っていないんだからね!
100名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 18:03:57 ID:ek0QS9Sj
荒れるの覚悟で厳しいこと言うと、GJ
101名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 02:04:49 ID:v6N4DpT1
GJww
102名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 01:40:56 ID:1yEeRy++
@ロリちびっ子ツンデレ
Aヒロインツンデレ
Bボーイッシュツンデレ
Cお嬢様ツンデレ
D人外ツンデレ
Eキャリアウーマンツンデレ
F眼鏡三つ編みツンデレ
どのツンデレが一番好き?

103名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 01:46:13 ID:hB9fCYFM
Cです
104名無しさん@ピンキー:2010/06/29(火) 02:49:43 ID:Wyol/H0A
全 部 好 き だ
105ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 22:59:55 ID:gBXEqVHk
☆〜愛〜☆
あたしは一般的に言うとモテるらしい。
学校では毎日の様に告られるし、街に出ると必ずといっても良いぐらい芸能プロダクションのスカウトに捕まる。
只あたし自身は芸能界も、言い寄ってくる男達にも全く興味が無い。
何故ならあたしが興味の有る異性は弟だけだから……え!?弟に告白しないのかって?じょ、じょ、じょーだんじゃないわよ、何であたしがあのバカに告白しなけりゃいけないの?……
フゥ〜…と、まあ…天の邪鬼と言うか…素直じゃ無いと言うか…この性格のお陰で一ミリも進展無しだ。
でも…考えてみて、あたしと弟がくつっいたら近親相姦に成るじゃない…やはりこの家の長女としては両親に心配はかけられ無いし当然の事よ、そう、そうよ!
但し弟がどうしてもあたしと結ばれたいと言うんだったら……まあ…考えてあげなくもない…かな。
なに?何故他の男は眼中に無いのかですって、うるさいわね…ハァ〜…他の男達はあたしを女としての外見…美少女であるとか‥女の形の部分しか見ていないから…。
あたしが歩けば、やれ可愛いだ綺麗だ、あたしが荷物を持てば、箸以外は何でも持ちたがる…嘘臭いのよね…うんざりだわ。
けど弟は昔からあたしが居無いと何も出来ない子だった。
今でこそ姉貴とかエラそうに呼んでくれちゃってるけど、昔はお姉ちゃん、お姉ちゃんと言って、あたしの後ろからついて回る子だった。
でもあたしが風邪をひいて熱を出したら、一晩中泣きながら看病してくれた弟。
あたしが今の高校に受かった時自分の事の様に喜んでくれた弟。
常にあたしをあたしとして見てくれる弟……
ん…なによ!…まだなんかあるの、ウザイわね‥え、なにぃ!?弟に彼女が出来たらどうするか?ですって‥そんなの決まってるわよ‥
ずうぇぇったい許さない!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
106ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:01:31 ID:gBXEqVHk
☆〜舞〜☆
舞は生まれた時から、すでに将来だれのお嫁さんになるか決まってるの。
そう、舞はお兄ちゃんのお嫁さんになるの。
たしか…幼稚園にあがる前くらいまでは、「お兄ちゃんのお嫁さんになる♪」
と毎日いってたっけ…さいきんは、ぜんぜんいわないけどね…なんでって、それは……きゃー、はずかしい…かわいい舞ちゃんに、お兄ちゃんがぷろぽーずしてくれるからよ。
これはもう、きまってることなの…でもお兄ちゃんニブいから…つい舞も
「大嫌い」
っていっちゃう。
お兄ちゃんのことを大嫌いとゆうのはウソだけど、好きでもないのよ…だって…舞はお兄ちゃんのことが…大好きなんですもの……キャ!!
だから舞が嫌い、大嫌いってゆうのは、ぜんぶ反対のいみなのよウフフ…
お兄ちゃんわかってるかなぁ〜
絶対わかってるわ、なぜかって?だって…舞のお兄ちゃんだから…
舞‥お兄ちゃんのお嫁さんになったら子供はお兄ちゃんに似た男の子がいいなぁ‥
え!?どうしたら子供ができるのか知ってるの?ですって‥
小学生だからといってバカにしないで!そんなこと舞もしってるもん。チューしたら赤ちゃんできるんだよね。
お兄ちゃんとなら舞‥今すぐにでもチューしたい‥でも舞…はずかしがり屋さんだから、バカとかスケベとかいいそう‥
でもだいじょうぶだょ、お兄ちゃんのことだから舞の頭をやさしくなでてくれて‥チューしてくれるの‥…
だけど……一つしんぱいなことがあるの……。
お兄ちゃんの二コ上のババぁ…愛姉‥もう〜、あたまにきちゃう…だって舞とお兄ちゃんが二人きりになるといつもジャマしにくるんだよぉ…
後、ちょっとお兄ちゃんより早く生まれたからといって、いばってるの。ほんと、腹たつんだよ。
でも愛姉には渡さない、さいごはかならず舞がお兄ちゃんのお嫁さんになるんだからぁぁあ。
はい!?なあに?お兄ちゃんにがーるふれんどができたら?キャハハハ‥ありえない〜
でもお兄ちゃんをいじめる女があらわれたら…舞がお兄ちゃんをぜったい守るんだから!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
107ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:03:14 ID:gBXEqVHk

日曜の昼下がり街中を一人トボトボ歩く、何故か自然と溜め息が漏れる。
「ハア〜姉貴と舞の奴どうしょうも無いなァ〜」
今日は姉貴と舞と兄弟三人で映画を見に行った。しかし……こんなに消耗させられる事に成ろうとは……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昨日の夜……舞の訳の分からないヒステリーで、貴重な日曜日を一日付き合わされる羽目になった。
せっかく惰眠を貪ろうと思ってたのに…俺が溜め息を吐いてると今度は部屋に潜入している姉貴から映画に誘われたと言うわけだ。
まあ…姉貴も舞も機嫌を損ねるとシャア並みの強烈なプレッシャーをかけてくる……平穏無事を愛する俺としては、三人で映画を見に行くとゆう選択肢しか残されていなかった。
(姉貴は露骨に嫌な顔をしていたが)
朝‥朝食を食べた後その旨を愚母に告げる…「(聞いちゃいねぇ〜)」
母よ…資金を調達したいだけなんだが…
愚母は食い入るようにテレビに注視している…
又親父の番組か……料理研究家の親父は日曜の朝からテレビ番組に出演をしている。
「先生、この料理の判定は?」
「おのれ〜このワシにこんな豚の餌を食わせるとは!!!」
ガシャーン、ドカッ、テーブルをひっくり返し大暴れをする親父…たんなるDQNじゃねえか…
「お父さん…素敵…」
ハア〜ダメだこりゃあ〜俺が愚母に文句を言おうとすると、姉貴がサッと手を前に出し止める。
「どうせ…家計を助ける為お父さんの番組をチェックするわたしの邪魔をする気なの!!べ、別にお父さんに見とれてた訳じゃないんだから〜とキレるだけなんだから…」
と、そりゃそうだ…俺達は資金を諦めて出掛ける事にした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
映画館に向かう道すがら早速攻防が始まる。
舞は「お兄ちゃんは舞の引率者なんだから、仕方ないけど‥手を繋いであげる」
と言い俺の左手をしっかりと握る。
すると「引率者は長女のあたしなんだけど…」
と姉貴が早速応酬する。
そしたら舞が「おとしよりは引っこんでて」
と強烈な切り返し
頬をひくつかせる姉貴…九歳児相手に高校生がキレるな愚姉よ…舞もあまり挑発をするな…
すると今度は反撃とばかりに姉貴が………「弟君は今日はボディガードとして仕方なく連れてきてあげてるんだから…」
108ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:10:29 ID:gBXEqVHk
と俺の右手を握る。
そしたら舞が「ぼでぃがーどなら手を繋ぐ必要がない」と呟く。
姉貴は舞の言葉を聞くと勝ち誇った様に嘲笑うと…
「お姉ちゃんが直ぐナンパされたりする事は舞も知ってるよね?弟と手を繋いどかないと、映画所じゃ無くなるのよ…まあ…お子ちゃまには分からないかなぁ〜」
と大威張りだ…ギリ、ギリと舞の歯軋りの音が聞こえてくる。
愚妹よ…そんなに歯軋りをすると、その年で総入れ歯になるぞ…姉貴も小学生相手に…何やってんだか…
そんなやりとりが俺を挟んで映画館に着くまで繰り広げられた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
映画館に入るとギャーギャー喚く姉妹はほっといて早速中列の席に座る。すると‥いっのまにか俺の左側に舞が、右側に姉貴が座る。
日曜とゆう事も有り結構混んできている。暫くして舞の隣にいかにも通報されそうなオッサンが座ってきた、舞の事を横目でチラチラ見ている…
危ないと俺が感じていると、何を思ったのか舞が自分の席を立ち俺の膝の上に座ってくる…
「お、おい‥舞…」
「し、しかたないでしょ…お兄ちゃんは舞がロリコンのえじきになってもいいとゆうの!!」
…そりゃそうだが……そうすると右側でもの凄い目で睨んでいる姉貴が俺の手を掴むと…「あんた、あたしの痴漢除けになりなさい!」
とばかりに俺の右手を自分の両腕で、おもいっきり引っ張って胸の辺りに抱え込んだ。姉貴…オッパイが当たっているんだが…舞よ俺の脚に太股を擦りつけるな…
しかも…映画が始まると視殺戦を繰り返し時々何か喚く…そのたびに‥前の家族連れや後ろのカップル等からジロリと睨まれる。
…勿論謝るのは俺の役目だ…お陰様で映画の内容は全然頭に入って無い…疲労困憊の俺は映画が終わると、人混みに紛れて阿呆姉妹をまいたとゆうわけだ。
暫く宛もなく歩いていると前から顔見知りが……高橋か…
「やあ、家庭内ハーレム男」
「なんだ高橋か…またエロゲーの調達か?」
こいつは、エロゲーマニアの変態だが、何でも萌えの一言で済ますので無害だし、面白いので友達付き合いをしている。
まあ…俺に姉妹丼のハーレムエンドを勧めてくるのは‥鬱とおしいが‥
「ラブプラスよりリアルなイリュージョンの新作エロゲ『リアル彼女』が凄すぎるのでな‥所で君はまだハーレムエンドになっていないのかい?」
「あのなぁ〜その二次とリアルを混同するのは止めてくれよ…」
「何を言う、僕にとっては三次の方が嘘臭い」
109ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:13:24 ID:gBXEqVHk
「(はいはい‥それでこそ高橋だよ……)」
「所で…先程君んちの萌え姉妹を見たが…」
「そうか‥で、どうだった…」
「ん……何やら怒ってた様だが…」
やっぱり……
「それよりも、萌え姉妹の後を剛田兄弟が着けていたぞ…」
剛田兄弟…兄のタケシは姉貴と一緒の学校で、毎日毎時姉貴に告っては玉砕しているらしい…そして弟のスネオはロリコンで舞を狙ってるとゆう噂だ……
あいつ等は常に五人位でツルンでるのでたちが悪い。
「所で高橋‥姉貴達はどっちの方に?」
「うん…公園の方かな?」
「そうか‥ありがとう…助かったよ、高橋」
「何か良く分からんがフラグを立ててこいよ…」
俺は高橋に感謝しながら急いで公園に向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここは、公園………
「愛ちゃん…いい加減オレの気持ちに気付いてよ…」
こう言うのは兄の剛田タケシ‥大柄な体格で、如何にも一昔前の番長といった風情だ。
「あのねぇ〜アンタみたいなダサいのは お・こ・と・わ・りって何回言わせるの!!」
「舞ちゃんはボクと遊ぼうね♪」
一方こちらは弟のスネオ‥兄のタケシより大分小柄だが‥いかにも変質者的な目の色だ。
「けっこうです!まにあっています!」 すると…剛田兄弟の取り巻きの一人がいきり立って息巻く。
「こ、このアマァ〜すかしやがって」
愛の肩を掴む、同時にスネオが舞の手を引っ張る。
公園に到着して、その光景を目撃した俺は全身の血が駆け巡り沸騰する。どうやら今なら包丁が前から飛んできても立ち向かえそうだ…
俺は姉妹と剛田達の間に割って入ると自然と叫んでいた。
「俺の姉貴と妹に手を出すな!!」
「へ〜テメェが馬鹿弟か…」
不適に笑うタケシ。
「兄ちゃん、この馬鹿兄貴ボコっちゃおうよぉ」
冷笑してはやしたてるスネオ。
「ちょっと、剛田、弟は関係無いんだから…」
「そうよ…これは舞達の問題なんだから…」
心配するな…姉貴、舞、俺は必ず…意を決して二人に低い声で呟く…
「二人とも黙っていてくれ…」
緊迫した空気がながれる…
すると取り巻きの一人の金髪の男が前に出る。「よお、ナイト気取りか…」
いきなり助走無しの金髪の左が飛んでくる、なんとかかわした。こんどは右だ…よし、かわせた‥金髪が大きくバランスを崩す‥いまだ、金髪を後方に突き飛ばす。
金髪が大きく吹っ飛びタケシとぶつかる‥よし‥これで相手に隙が出来た。

110ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:15:56 ID:gBXEqVHk
すると金髪の影からパーマの男が向かってくる…蹴りか‥かわせない‥バシッ‥腹部に喰らった‥いや‥まだ動ける‥
パーマと対峙しているとスネオが舞に向かう、クソ‥俺はスネオの手をつかんで投げる‥よし、綺麗に決まった。
しかし今度は体勢を立て直したタケシがいきり立って俺に向かってくる…右か…これを喰らうわけには…その時パーマが俺の身体を押さえる。
引き剥がせない…タケシの右を喰らった‥痛恨の一撃…地面と接触する‥駄目か‥その後動けない俺は五人から殴る蹴るのリンチを喰らうだけだ‥
「姉貴〜舞〜にげろぉぉお!!」
俺が二人の方を見て叫ぶと…二人は俯いて肩を震わせている。
「こ、こここ、この〜よ、よくもあたしの弟を」
ギリ、ギリ、ギリ舞の激しい歯軋りの音…「お兄ちゃんを…ゆるせない…ぜったい…ゆるせないぃぃ…」
姉貴はいきなり奇声をあげると上空高くジャンプしてタケシにハイキックを喰らわす、そして着地をする前に周囲の男共を回し蹴りで吹き飛ばす。
これって確か旋風脚?舞はポーチから鉛筆を取り出すと、男達に投げつける‥
鉛筆は目にも留まらぬ速さで飛んでゆく。首筋や耳元に鉛筆が正確に突き刺さる‥スネオは頸動脈を掠っているのか‥血が吹き出す。
「うわ〜兄ちゃん‥こ、殺されるよぉ〜」
青ざめる剛田達‥
「さて‥あたしの弟に此処までの事をしてくれたんだから、最低病院送りにはなってもらうわよ」
手をボキボキと鳴らし構える姉貴。
「そうよねぇ〜愛姉、お兄ちゃんを殴ったことを死ぬほどこうかいさせなきゃ、ところで今度は目をねらうけど左目が良いそれとも右目…」



111ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:20:48 ID:gBXEqVHk
鉛筆を左右三本、計六本持ちニヤリと笑う舞。
おい、おい…二人ともキャラが崩壊しているぞ……
剛田達は命有っての物種とばかりに、次々と逃げ出す。
「「ま、待てぇえ〜」」
姉貴と舞は恐ろしい形相を浮かべて普段の不仲が考えられぬ連携で剛田達を追いかけていった。
ふ〜しかし姉貴や舞があんなに怖い女だったなんて……
俺が呆気に取られて佇んでいると…
「大丈夫か…?」
声を掛けてくる少女が一人…
「観月さん…」
そこにいたのはクラスメイトの観月未唯さんだった。
観月さんはクラスの委員長で、学年トップの成績と新体操のオリンピック強化選手に選ばれた事もある欠点の無いパーフェクトガールだ。
おまけに肩まで伸びた黒髪は艶やかに風になびき、涼やかな目元と薄い唇、稟とした雰囲気を持つクールビューティーでもある。
「いや…剛田達にやられちゃって…」
マジィなあ…見られてたか…
「うむ‥見てたぞ」
あっさり肯定する観月さん。
「いやぁ‥俺、情けなくて…助けるつもりが、助けられて…」
「そんなことは無いぞ、そこが君の良いところだ…」
俯く俺は観月さんの以外な言葉にハッとして顔を上げる。
「まあ…良い、とにかく家まで送ろう…」
俺は観月さんの肩を借りて自宅に帰る事になった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

自宅に帰るとお袋は俺が喧嘩して殴られた事より女の子を連れて帰った事に驚いた様子だった…
「まあ…がんばりなさいよ‥」
と一言いい残して、奥へ引っ込んだ…何を頑張れってゆうんだ…愚母め。
自室に戻ると早速観月さんの手当てを受ける事になる。まあ…大した怪我では無いんだが…
「ありがとう観月さん…」
しかし普段クールな観月さんから優しくされるとグッとくるものがあるなぁ〜
「これで良しと……ああ‥別に感謝する事はないぞ…当たり前の事をしたまでだ」
「観月さん…」
「しかし君は勇気がある…私はもう少しで人を呼びに行こうとしていた」
「そんな…」
「強い者が弱い相手に向かう事は難しい事では無い、しかし弱い者が強い相手に立ち向かう事は難しい…まあ…そこが君の好ましい所でもあるのだが‥」
観月さん…が‥俺を好ましいと…?
「それって…」
「君の事が好きってことだ」
「…!?」
俺が驚愕に包まれていると…ガチャとドアの開く音…
「お姉さん、いらっしゃい」
現れたのはおぼんに飲み物を二つ運ぶ舞、表情はにこやかだが目は笑って無い…

112ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:23:19 ID:gBXEqVHk
「お、おう‥帰ったのか‥所で観月さんの事知ってるのか?」
「うん、友達の美穂ちゃんのお姉さんなの」
その時‥足元の救急箱に躓いて舞がバランスを崩す‥危ない!!‥とっさに観月さんを庇う俺。
コップは放物線を描き氷と中味をぶちまける‥幸い観月さんに被害は無い様だ…俺のズボンやシャツはずぶ濡れだ…
しかしこの液体‥なんか身体がヒリヒリするぞ‥それになんか服が少し溶けてる様な…こいつ何入れたんだ‥
「観月さん、ゴメン」
「いや‥こちらこそ‥ありがとう…」
ほんのりと赤味がかった観月さんの顔、なんかギリって歯軋りの音が聞こえた様な…「ごめんね観月…」
今度は姉貴がお菓子とタオルを持ってきた。
「ああ‥先輩お邪魔しています」
姉貴と観月さんは元々部活が一緒だった様だ…しかし姉貴そのお菓子は…
「おい‥姉貴それってキャットフードでは…」
「…泥棒ねko……あら、やだ…あたしったら…」
ニヤリと笑う馬鹿姉
「もう良いから二人共出てってくれ…」
失礼な馬鹿姉妹に冷や汗ものの俺…
「ダメよ、あんたなんか駄目弟が、観月を襲ったら大変じゃない…ちゃんと監視しなきゃ…」
「そうよ、お兄ちゃんにお姉さんはもったいないわよ」
ソッポを向いて息をぴったり併せる阿呆姉妹…普段はあんなにいがみ合ってる癖に。すると黙って聞いていた観月さんが口を開く。
「そんな事は無い…私は彼の事が好きだ…」
全員ピシリと固まる。
「その‥なんて言うか…彼に襲われたら‥嬉しいとゆうか‥」
赤くなってモジモジしてる観月さん…可愛い。すると…一際大きい‥ギリ、とゆう音と共に舞が観月さんの手を掴む。
「お姉さん、ちょっとお話が……ねぇ愛姉‥」
「そ、そうね舞」
姉貴はそう言うと観月さんの反対側の手を抱える。
「お、おい‥観月さんをどこに連れて行くつもりだ?…」
「「え?ちょっと樹海まで…」」
シャ、シャレになんねぇ〜いよいよ俺が怒ろうとすると…観月さんがいきなり笑い出す。
113ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:24:38 ID:gBXEqVHk

「アハハハハ〜先輩、舞ちゃん…それってやきもち…かな?」
驚く姉貴と舞。
「な、なに言ってんのよ‥あ、あたしは…こんな奴何とも思って無いんだから!!」
「そ、そうよ、舞はお兄ちゃんの事なんか大嫌いなの!!」
顔を真っ赤にして叫ぶ二人。
「では‥彼の事は私がもらって良いんだな?」
「「………………」」
ピシリと固まる自爆姉妹。
「フゥ〜私にはツンデレとゆうのは理解出来ないが…まあ‥良い、別に直ぐにとゆうわけでも無いし‥今日は失礼させていただこう‥」
「み、観月さん…」
観月さんはにっこり俺に微笑むと静かに囁いた。
「楽しかった………またね」
俺は固まり、姉貴と舞は俯いていた。
観月さんが帰った後姉貴と舞は仲良く家の門に塩を撒いていた。
急に結束する姉妹と先程の観月さんの笑顔を思い浮かべて俺は肩を竦めるのだった。
「舞どうする?」
「べ、べつにどうもしないわよ…お兄ちゃんなんか大嫌いなんだから……な、なに笑ってんのよ…可愛い?ほっといてよ!!」

114ツンデレ一家とシスコン ◆Yz3nHZbb76 :2010/07/02(金) 23:26:07 ID:gBXEqVHk
終了です。ご感想お待ちしております。
115名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 00:55:12 ID:ZtaXiD0e
ヒャッハーGJ
ジャイアンとスネ夫とパーマンはいいとして金髪は誰じゃろ…
116名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 02:52:07 ID:V4UJ6HbL
gjでした。後最近保管庫が更新されてないような・・・
117名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 03:05:30 ID:cjhS/tlD
サイコー
118海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:34:47 ID:MVNlLaGa
朝‥目覚めると味噌汁の匂いがする。
懐かしい良い香りに誘われて、ふらふらと台所へ向かうと…
「おはよう、優也」
「あ、梓‥」
何と台所で朝食を作っていたのは幽霊の梓だった……
「梓、お前朝食‥と言うか、物に触れるのか?」
肉体が無いから幽霊の筈、何で??ハテナマークが沢山浮かぶ。
「え!?へへへ…精神感応力次第かな?半漁人には、朝食なんか作れないでしょ…」
「梓…」
去年のままの梓の姿に自然と…後ろから肩を抱きすくめ様とする…しかし手がスルリとすり抜けた‥
「あ、ダメよ優也、今は実体化に霊力は使って無いんだから…それと‥昔の習慣で料理してるだけなんだから、勘違いしないでよ!」
真っ赤に頬を染める梓、幽霊なのに朝何故出てくるのか?とか色々疑問が無い訳じゃないけど、生前と変わらぬ彼女にホッとしてまう。
「ちょっと、先にお風呂すましてよ、相変わらずグズなんだから!」
ふふ‥この口調やっぱり梓だ…自然と笑みが零れる‥そう言えばメルはどこ行ったんだ…疑問に思いながら風呂場へ向かう‥
さて、今日は夜まで大学に居ないといけないし…あ、僕は現在海洋研究で水産大学に在学中だ…さてと‥服を脱いで、風呂場へ入る為扉を開ける。
ガラガラ…「キャ!!」
「メ、メル!」
風呂場に居たのは下半身の尾鰭をピチピチ揺らす人魚のメルだ…メルは尾鰭を足に変化させる事が出来て陸上でも行動出来るらしいが、やはり水の中が落ち着くのか‥
まあ‥それだからかも知れないが、久々の水場で安心していたのか普段着けてる貝殻のブラも外して呆けてた様子…そこに突然僕が入って来たのでビックリしたようだ。
しかし慌てて両手で胸を隠し、顔を真っ赤にそめるメル‥可愛い‥こりゃ、きりないな。
「もう〜ユウったらビックリするじゃない!」
両頬をプクーッと膨らませ僕を睨む‥ああ…萌える……い、いかん、下半身が…
「な、なな、何大きくしてんのよ…ユウのスケベ、変態」
僕のいきり立ったペニスを見て耳まで赤くして、僕に水をパシャ、パシャ掛けるメル。
「ははは…こ、これはメルが…可愛いから…」
彼女は仕草の一つ一つが僕のツボにドンピシャではまるんだよなァ。メルは困った様な顔で、僕の言葉に困惑したのか、口を尖らせ…ポッリと呟く。
「………バカ」
目を潤ませて上目使いで僕を見詰めるメル、僕がぼーっとしていると、いきなり彼女に手を引っ張られる…おっと…危うくバランスを崩し、すっころぶところだ。
119海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:37:49 ID:MVNlLaGa
「うわあ〜メ、メル」
そのままハンマー投げの要領で湯船にドボン。プハッ!!…頭から湯船に突っ込んで、慌てて首を水面から出し、大きく息を吐き、水しぶきをあげて首を左右に振る…
すると…僕が次の反応をする前に頭上から黄金色の見事な髪を靡かせてクリアーブルーの綺麗な尾鰭で上手く舵をとりながらメルが飛び込んで来た。
「えへへ、ユウ捕まえた♪」
「メ、メル‥さん?」
「ユウ‥わたしもお腹空いちゃった、朝ご飯もらうね♪」
「は!?朝ご飯?」
「あ‥言って無かったっけ、わたしら人魚は普通の食事で勿論賄えるけど、一番の好物は雄の精なの♪」
僕の首に手を回し嬉々として話すメルの顔が近い‥ほんのりと甘い香りがする。
「精‥…ね…」
「そう言う訳なんで‥ユウの精、頂くね」
そう言うや否や僕の両足を抱え腰を浮かし、ペニスを水面から露出させる。丁度メルの下でM字開脚をしている様な格好だ…
そして形の良い乳房で僕のペニスを挟み込む。
「メル!」
「あ‥か、かんちがいしないでよね…これは食事で、ご、ご奉仕じゃないんだから‥」
メルの柔らかい極上の乳房の感覚がペニスに纏わりつく、同時に彼女の上気した顔が近づきマシュマロの様な唇が僕の口を塞ぐ。
「ん…んん…」
絡み合う舌と舌…クチャクチャとお互いの唾液が混ざり合うメルのキスは海の深い味がする…僕の大好きな味だ…
同時に乳房に挟まれたペニスは、尿道から先走り液が溢れ彼女の胸を濡らしグチョグチョとペニスの滑りを良くして行く。
更にメルの手が僕の首筋から胸に下りてきて乳首をコリコリ刺激する…ま、まずい乳首は弱いんだが…
「ん…んん…んんんん!!!」
多分キスで口を塞がれてなければ、僕の女の子の様なみっともない喘ぎ声が、風呂場中に響き渡っていた事だろう。
「可愛い…ユウ……あ‥タマが上がってきた、そろそろね♪」
メルが口を離すと唾液がツツ〜〜と糸を引く。
「ああ…あ‥メ・ル‥もう…出る」
「お、男なんだからもうちょっと我慢しなさい!」
僕の射精が近い事を察したメルは、ペニスを軽く掴み顔を近付ける、そして尿道に軽くキスをすると一気に根元までくわえ込んだ…
「メル〜うあああ!!!!!」
僕はメルの暖かい口内の感触に、一溜まりもなく白濁液を大量に放精する。
「ん‥んぐ‥ん」
メルは愛しそうに最後の一滴まで、僕の精を丁寧に飲み干していた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
120海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:39:30 ID:MVNlLaGa

「メル…満足したかい」
僕の精を飲み終えたメルは目を輝かせて首にしがみついてくる。
「わ、わたしは、グルメなのよ…」
顔を赤らめソッポを向くメル
「ああ…良かったよ」
まあ自分の精液が美味しいかどうかなんて、試す気は無いが…メルが満足なら良かった。
「ねぇ…ユウ…」
「ん?なんだい」
メルのおねだりする様な表情。
「お腹が満足したら今度は下の口で、デザートを食べたくなっちゃった」
尾鰭を左右に可愛くピチピチ振るメル…子犬じゃあるまいし…
「はあ…」
苦笑いをするしか無い僕。その時壁から殺気が漂ってきた。
「風呂がやたら長いと思ったら…こ、ここ、この〜朝っぱらから〜痴女半漁人が〜」
壁から黒髪を逆立てて鬼の様な形相の梓が現れた。
「あ、梓‥こ、これは‥」
梓は問答無用とばかりに両手をサッと上げる。するとお風呂場の桶、石鹸、剃刀、タワシ等が次々と空中に浮かぶ…ポルターガイストか‥
「ちっ、妖怪か‥」
メルは短い舌打ちの後、両手を祈るように前で組み目を瞑る…すると下からシャボン玉の様な水玉が空中に次々と浮かぶ…そう…まるで空中機雷の様に。
「ユウは危ないから動かないでね‥」
メルが短目に囁く
「はん、何をするかと想えば…そんなシャボン玉でどうにかなるとでも…」
「やって見ればわかるわ」
梓はメルの言葉にムッとした表情を見せると手をサッと前に突き出す。すると空中に浮かんでいるお風呂場用品が次々とメルを襲う、剃刀がキラリと光る。
「危ない」
僕は思わず目を瞑る…
メルは僕の心配をよそに、余裕の表情で両手を横に開と水玉が向かって来るお風呂場用品の行く手を遮る。
空中で激しくぶつかる水玉とお風呂場用品、ピシャとした炸裂音とともにお風呂場用品が次々と大きく弾かれる。
「な………」
121海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:43:34 ID:MVNlLaGa
「アクアブレス‥まあ‥水性の炸裂弾ね…高圧をかけてるから…その程度は全部迎撃出来るわよ」
「こ、小癪なぁぁあ〜」
梓は切れたのか、全身から青白い炎が噴き出す。
「面白いわ‥よもや妖怪如きに、これを使えるとは…」
メルは不適に笑うとエメラルドグリーンの目がキラリと怪しく光る…大気が震える。
「ちょ、ちょ、ちょっと、いい加減にしてくれ〜大学に遅れる〜〜!!」
僕の大声に‥え?‥とばかりに二人の攻撃が止んだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その後黙々と食事を済ますと梓はプィっと姿を消し、メルは僕が帰るまで海に居るとの事だ‥…
僕は支度を済ますと一階の下宿先のおばちゃんに声を掛ける。
まあ…海の家を経営してるだけあって、今の時期は忙しそうだ…各言う僕も休日には手伝っているのだが…
おばちゃんは遠縁の親戚に当たるが、忙しい両親に変わって昔から良く面倒を見てくれたので逆らえない、実際今も両親は海外で、会えるのは二〜三年に一度位だ。
但し何故僕が水産大学で海洋研究をしているのかと言うと、これは両親の影響は否定出来ない所ではある。
そう言えば大学に行く前にふと思ってメルに尋ねてみた。
「あの時風呂場で、そのまま攻撃を交わしてたらどうなったんだ?」
「ん?…多分この建物は消滅したでしょうね」
と‥シレッと言う…僕はがっくり肩を落とす事となった。
只‥メルも梓も人外だが不思議と怖いとも恐ろしいとも思えない、普通だったら人間を遥かに超えた二人の力にボロボロになって、尻尾を巻いて逃げ出しても非難はされないだろう…
しかし…僕からすると、たまたま好きになった女の子が人外だっただけで、どうしょうも無い事なのだ。
まあ…二人の内どちらかを必ず選べと言われると答えを出すことは出来ないが…
そんなこんな色々考え込んでいると、大学の建物が見えてきた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「やあ、優ちゃん、もう大丈夫なんかい」 大学構内で松永から声を掛けられる。
眼鏡を掛けてヒョロりとした外見だが、これで中々喰えない男で、実家が退魔師をやっているせいか神出鬼没で、この間僕が海で遭難した時も彼が第一発見者だった。
「ああ…もう大丈夫だよ」
「そうか…そんなら構わんけどな」
とニヤリと笑う…こいつ一々鋭い。
「所で海野先生は?」
「ああ…部屋で待っとるみたいやで」
海野真夜先生僕のゼミの助教授だ、まだ三十前だった筈だが、非常に優秀で次期教授候補の筆頭らしい。


122海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:46:47 ID:MVNlLaGa
更に短く切り揃えられた艶やかな髪、目元はやや吊り目がちだが細いフレームの眼鏡が知的な印象を醸し出す、熟れた唇、細身だが豊かなバストは男好きしそうな身体だ。
多分十人中九人は海野先生の事を美人と言うだろうが、僕はどうも苦手だった。
「優ちゃん」
「何だ、松永」
「海野は気をつけた方がええと想うよ…優ちゃん妙に気に入られてるみたいだし」
「何を気をつけるんだよ…まあ…美人だが相手は助教授だぞ」
「ああ‥そうなんやけど…よう説明出来んけど…なんか胡散臭いんよ」
「分かった、分かった、忠告はありがたくうけとっておくよ」
「その方がええよ」
松永は手を振りながら去っていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
海野助教授の部屋の前ーー部屋の扉をノックする。
コンコン「入りなさい」
「優也です失礼します。」
「ああ‥優君…」
席に座りノートパソコンで何やら作業をする海野先生。僕の入室を確認すると微かに笑う。
「今日はゼミ大会のレポートを纏めるんでしたよね」
「そうね」
「他の人は……」
「居ないわよ」
「はあ……」
「あのねぇ〜〜君は二週間近く穴を開けてるわけで…この位一人でやって当然でしょう……」
まあ…入院で迷惑なのは事実だけど……
「心配しなくても、私が手伝ってあげるわよ」
海野先生が妖しく微笑んだ、僕は背筋に冷たいものを感じた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その後…黙々とレポートの入力作業を進める。
「先生五人分は入力終わりました」
「そう…後少しね…」
「…はい」
「少し、休憩しましょう…」
「分かりました」
海野先生の手が僕の肩に触れるとピクッと震えがくる
「な〜に優君…いやねぇ」
「すいません…」
何故なんだろう…美人で優しい先生なのだが…生理的恐怖感がくる。この気持ちは、蛇に睨まれた蛙?…天敵!?…まさか…何でこんなフレーズが……うん?良い香りが。
「はい、コーヒー入ったわよ」
海野先生の一言に思考が遮られる。
「あ、ありがとうございます」
「所で優君‥最近はどうなの?」
「え!?」
「彼女とか……」
いきなりの質問に戸惑ってしまう。
「いや‥……まあ‥」
つい俯いてしまう‥まさか人魚や幽霊と一緒に暮らしているとは言えないだろう‥多分言っても頭がおかしいと思われるだけだが。
「そう、ごめんなさい…確か去年彼女を亡くしたばっかりだったわね…」
俯く海野先生

123海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:49:01 ID:MVNlLaGa
「いや、べ、別に気にしてないですよ」
愛想笑いするしか無い僕。
「もう‥何時までもウジウジしていたら、彼女も浮かばれないぞ!!」
いや‥それは、直接聞いてみなければ…‥海野先生は後ろから優しく僕の首に手を回し微笑む‥基本的には良い人なんだよなぁ、こんな優しい先生に…嫌な気持ちを抱くなんて有り得ない、多分気のせいだろう。
「はい、分かりました」
「よろしい、そろそろ新しい恋に生きなきゃ」
「はい」
海野先生にギュッと抱きしめられる‥いい匂いだ…ガタッ‥地面が傾く‥バターン
124海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:54:19 ID:MVNlLaGa
「い、痛〜」
見事にすっころんだ、どうやら椅子の足が折れた様だ。
「大丈夫‥おかしいわね、まだ新しい椅子なのに」
「ははは‥平気ですよ…」
「ふぅ〜優君は危なっかしくて心配だな…何なら私が公私共に面倒見てあげようか」
「光栄ですが……いてて‥」
足に痛みが、大して打っていないはずだが…
「もう‥」
「先生終わらせちゃいましょ」
「……そうね、そうしましょう」
僕等は短い休憩を終えて、再び作業に戻った。
入力を続けていると先程の良い香りがしてくる…何故か気持ちが落ち着き安らぐ
「先生…」
「何?」
「先程から良い香りがするのですが」
キーボードを打ちながら、先生に香りについて尋ねる。
「ああ…これは、ハーブよ、enchantcharm,breathe(魅了する息)高貴なバラと甘いバニラの香りハーブをプラスすると出来るのよ」
ハーブか…中々良いものだ…でも落ち着き過ぎて、さっきから眠いな。
「優君、ちょっと能率が落ちてる様だけど…」
「はあ…すいません、さっきから眠くって」
「もう少しだから頑張りなさい」
「分かりました」
何故か昔まだ小さい頃母さんに抱かれる感覚に襲われる、これはまだ赤ちゃんの時の…いかん、いかん、さっさと終わらさなければ…でも瞼が重い。
パチン、パチン「よし!!」
気合いを入れ直す為自分の頬を叩く。
「ふふふ」
先生も呆れた様に笑ってる。
しかし入力する手が鉛の様に重い‥瞼も自然と下りてくる。
「優君、優君‥」
先生に肩を揺さぶられた。どうやらパソコンに突っ伏していた様だ…
「す、すいません」
「まだ身体が本調子じゃ無いのかも、ちょっと休んだ方がいいわ」
僕は先生の肩をかりて宿直室まで行き簡易ベットに寝かされる事になった。
「せ、先生」
「いいのよ、優君‥私こそ無理をさせてごめんなさい」
「先生が謝るなんて…」
「一〜二時間位したら起こしてあげるわ、今日はそのまま帰宅すると良い」
「はい……」
先生が僕の頬を撫でる‥柔らかい手の感触が心地よい‥
「優君…おやすみなさい」
海野先生の手が瞼を軽く触れると意識が闇に沈んでいった。black・out
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「優君…可愛い…」
さっきから‥あの海野とゆう女、優也の頭を撫でている‥もう、何なのよ!
「私だけの優君…」
海野は優也に顔を近づけると、その熟れた唇で優也の口を塞ぐ
125海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:56:48 ID:MVNlLaGa
「ん…んん…」
舌で唾液を絡みとりクチャクチャとゆう音をさせる。くっ‥朝、あの半漁人が余計な事をしなければ直ぐにでも叩き潰せるのに。
「んあ…んん…」
あ、あの女ブラウスのボタンを外し、左手で自分の無駄にデカい乳房を揉みながら、右手でスカートを捲り上げベージュの下着の中の汚らわしい秘部を弄る。
へ、変態女じゃない!優也をずりネタに使ってやがる…大体オッパイがでかい女は頭がおかしいのが多いのよ。
「んあ…ゆう…くん」
身体を仰け反らせ、喘ぎ声を漏らす、軽くいったようね‥唾液が糸を引く‥
大体優也…あたしが椅子の足を折っても、足を蹴り上げても、全然気付かないんだから‥お人好しで本当にバカ。
あ、ああ‥あのバカ女優也のズボンのベルトに手を掛けて‥トランクスごと一気に引きずり下ろす、優也のペニスが露出する。
「ふふふ優君」
バカ女は優也のペニスを根元まで口に含み激しく顔を上下に動かすとみるみるペニスが隆起して行く。
しかし、何であたしが実況しなけりゃ成らないのよ、え!?エロパロ板だから…ふざけんな!!
「優君そろそろ私の物に成ってもらうわよ」
あのクソ女、優也に跨りペニスを腐れマ〇コに挿れようとしている…ごめんね…もう頭にきた…実況は出来無いわ‥文句があるならいっでも相手になるわよ!!
あたしが念を集中させると、花瓶や椅子、ハサミ等浮遊する。
「………誰!!」
え?あたしが見えるの
「あんた、みえてんの」
「ふふふ‥ああ‥優君の元カノね」
こいつ…まさか…
「元じゃないわよ!!」
「化けて出てくるとわ」
「やかましい!!」
冷笑するクソ女頭にくる、あたしは問答無用に空中に浮かぶ日用品を海野に向かって襲わせる。椅子がうなりをあげる‥よし当たった全治二か月って所ね。
「ふ……」
消えた、あっ、右側に移動している…まぐれよ…今度はハサミがクソ女に高速で向かう…ふふ次は死ぬかもね…ま、また消えた。
「ポルターガイスト…無駄よ」
「ふん、逃げてばかりじゃあたしに勝てないわよ」
「只‥逃げているとでも」
不適に笑うクソ女は襲いかかる日用品や家具を次々とかわす、おかしい‥しだいに身体が重くなる。
「そろそろ動けないでしょ」
「な、何をしたの」
「六芒星封魔の呪法…もうじき、あなたは動けなくなる、その後優君はゆっくり頂く‥そう、永遠に私の物に成る、あはははは」
126海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 03:59:22 ID:MVNlLaGa
「くっ‥こいつ普通の人間じゃ無い」
あたしは霊力を温存させる為身を屈ませガードの体勢を取る。今描いてるのが六芒星なら、最後に来るのがあたしの所、その時が勝負。
「ふ…諦めたのかしら」
「………」
次々と風のように移動しながらあたしに近づく女…
「ふふふ…これで終わりよ」
海野があたしに迫る…いまだ!!!
「ずあーっ!!!!!」
あたしは屈んだ身体をいっぱいに伸ばし、全霊力を開放する。女の気配が消えた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ふう〜どうやら優也は無事の様ね、でもあたしも…もう動けない…誰か助けて…
その時ドアの向こうから気配がする。まさか海野か…くっ‥不味い‥もう力が
ガチャ「優ちゃん無事か!?」
部屋に入って来たのは海野じゃ無くて若い男…確か‥松永‥優也の友達だった筈。
「あんた梓ちゃんか‥びっくりせんでええ‥俺は退魔師や」
127海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 04:00:30 ID:MVNlLaGa
どうやら松永君はあたしの声に呼ばれて来たらしい、あたしは優也を彼にお願いして一緒に帰宅した。
時間はもう夜の十一時‥部屋に戻ると半漁人が仁王立ちでまっていた。
「妖怪、いや‥梓どう言う事なの‥」
「メ、メル…」
そう言えば彼女は人魚だから、あたしが見えてもおかしくないか…
「ユウに何が有ったの、答えなさい梓!!」
何時に無い真剣なメルの表情に戸惑うあたしだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「ふふふ‥優君にあんな幽霊が取り憑いていたとわね‥でも優君は私の物‥何百年も前からね…今度こそ……あはははは…あははははははははははははは‥………」
128海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆d1wcL715sw :2010/07/07(水) 04:05:49 ID:MVNlLaGa
終了です。裏設定としては人魚のメルは基本S(攻め好き)で火がついたら止まらない。
幽霊の梓は普段から優也に取り憑いてるけど、優也の負担を軽くする為普通は姿を消していると言う感じです。
129名無しさん@ピンキー:2010/07/07(水) 06:33:20 ID:9c5sN7TH
最後の一行が分からん・・・
130海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆j9z72.F/vQ :2010/07/10(土) 03:51:47 ID:JcckDJ4l
「ふふふ‥優君にあんな幽霊が取り憑いていたとわね‥でも優君は私の物‥何百年も前からね…今度こそ……あはははは…あははははははははははははは‥………」
 私は優君を愛してる…海野真夜として、いや‥その前から…ず〜っと、ず〜っと前から…邪魔する者は全て消し去ってあげるわ‥うふふふふ
待っててね‥優君…いや‥あなた…
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
海の家裏〜〜
幽霊‥いや梓の話によると海野と言う助教授がユウを襲ったらしい。
ユウは例によって底抜けのお人好しで馬鹿なので、海野に何も悪意を持って無いみたいだが…
「梓‥あなた、常に実体化出来る訳じゃ無いんでしょ‥わたしもユウを守る為大学に行きたいけど…人魚に戸籍なんてないし…」
「ふん、あたしが居れば、あんたなんか必要ない‥‥と、言いたい所だけど、あの女普通の人間じゃ無いのよね…」
「え!?何者」
「さあね…解剖してみないと分かんない‥まあ、その件に関してはあたしに心当たりが有るから…」
「へ〜あなたが、わたしに力をかすなんて……」
「勘違いしないで、優也の為よ、それに、あんたも気に入らないけど‥あの女がそれ以上に気に入らないだけなのよ!!」
「へい、へい、あなたも素直じゃ無いわね」
「うっさい!!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜大学構内
最近自分の体力の無さをとみに感じる。
先日も海野先生の部屋でだらしなく倒れて先生に迷惑を掛けるし…
「聞いたか…デンマークから超美人の留学生が来ているらしいぞ」
「へ〜北欧美人か?後で見に行こう」
……廊下をすれ違い様話声が聞こえる‥この話題、今日何回目か?確かに北欧からの留学生は珍しいけど…
‥大きな溜息を一つ吐く、別に超美人とやらに何かある訳じゃ無いけれど、メルと梓に振り回されている僕としては余り関係の無い話だ。
そう言えば……最近メルや梓が何かコソコソやってたような…しょっちゅう出掛けるし、時々裏で二人して何やら話しているようだし…まさか果たし合い!?
また大事にならなきゃ良いが…
「よぉ、優ちゃん」
後方からの突然の呼びかけに思考を遮られる、この声は松永か…
「やあ……」
振り返るとそこには何時もの松永。
「優ちゃん…この間海野の部屋で倒れたってな、大丈夫やったか」
本当に耳が早い奴だ…まあ、退魔師とか言いながら‥ハッキングや公文書偽造等CIA並みの事もやってのける男だから……
「いや別に…ただ単に疲れてただけだから…」
131海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆j9z72.F/vQ :2010/07/10(土) 03:54:24 ID:JcckDJ4l
「ほんまか〜」
ニヤニヤ笑う松永、この話題を早く変えなければ。
「所で、デンマークから留学生が来ているらしいが‥松永の事だから‥もう知ってるよな」
「え…そうなんか…へぇ」
おかしい、反応が素っ気ない…松永は‥この手の話題は好きな筈だが……おや、前の方で人集りが出来ている。
「何だろう」
「行ってみるか」
二人で 人集りに近づいてみると…“日本語お上手ですね”“日本の印象は?”とか話声が聞こえてくる…どうやら人集りの中心にいるのは留学生のようだ‥その時…
「ユウ…」
聞き慣れた声に呼び掛けられる。
「もう…コッチだってば、ユウ」
首を左右に振り辺りを見回す…何故か人集りの視線が、こちらを向く。
「ユウ!!」
僕に飛びついてくるブロンドのロングヘアーの女性…その正体は…
「メ、メル!!」
な、なんと留学生の正体はメルだったのだ。
「ちょ、ちょっと、メ、メル…」
人目が有ったので僕は慌ててメルの手を引き、その場を駆け出した。
「ハァ、ハァ…」
「ユウ!?どこに連れて行くの…」
とにかく…人目の無い所に…僕はメルの手を引いて、全速力で屋上に上がった。
メルは“もう〜”とか“何よ”とか喚いていたが…
「フ〜ハァ…ハア…久々に全力で走った…」
「何なのよ、ユウ」
「何なの!?…それは僕の台詞だよ‥一体どう言う事なんだ」
「フ、フン、べ、別にユウに会いたいとか淋しいとかじゃ無いんだから‥か、勘違いしないでよね!‥そう…そうよ…社会勉……社会勉強よ」
「いや、だから…留学生って!?」
「そ、それは…マツのおかげよ」
マツ?誰だ!?
「すまんな…優ちゃん…俺のことや」
出入り口のドアから現れたのは松永…
「え!?知り合いなの?」
「幽re…梓の紹介よ…」
え…梓ァ〜何で…
「すまんな…優ちゃん…梓ちゃんの紹介で、どうしてもって頼まれてな」
確かに梓は生前松永と会った事があるが…いがみ合ってた二人が何で?
「優ちゃん…最近体調良くないやろ…それで二人共心配して‥俺の所に来たとゆう訳や」
「それで‥学籍偽造を‥って事はメルの正体も……」
「まあ……」
苦笑いをする松永…まあ僕のせいでもあるわけだが…
「とにかく優ちゃんを心配しての事なんや、二人を怒らんといてんか」
「もう〜マツ、余計な事は言わなくて良いわよ…とにかくユウ、しっかりしてよね!…その前に…」
132海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆j9z72.F/vQ :2010/07/10(土) 03:58:01 ID:JcckDJ4l
メルの右手の人差し指と中指が緑色に光り僕の股間に二本の指が深々と突き刺さる。
 ドスツ‥「メ、メル、何を…」
「‥これで良しと…おまじないよ…講義があるからこれで失礼するわ」
メルは急ぎ足で校舎に戻って行った。
「可愛いやないか…」
僕の肩をポンと叩く松永…余計な…いや‥自分が情けないからか‥ガックリと肩を落として俯くしかない僕だった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

133海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆j9z72.F/vQ :2010/07/10(土) 04:02:35 ID:JcckDJ4l
メルside〜〜
もう〜何なのよ、いきなりユウと会っちゃうし…わたしの目的はユウを守る事もあるけど‥先ずは敵の正体を突き止める事…そう、海野真夜と言う女の。
わたしは先ず、海野が講義をしている教室に向かう事にした…確か今の時間なら‥
二○三教室の筈何だけど…あ〜ん、こう広いと迷っちゃう‥海ならどんなに離れていても直ぐなのに…二本足は不便だわ!!
そうこうする内に二○三教室に何とか到着…中は講義が始まったばかりなのか静かな状態だ、わたしは前から三列目に座り…そして教壇に立つ敵の顔を見据える。
「(あの女は……間違いない…)」
わたしは目の前の海野の顔を見て、確信を持って有る女の名前が浮かんだ。
そして、それは終業まで待つことを意味することになった。
暫くして…‥キン〜コン〜カン〜コン〜終業のベルが鳴る‥
「今日の所は前期テストに出ますので良く復習しておくように‥それでは以上です」
海野が教壇から離れる‥人気のある授業なのか終わってからも人集りが暫く出来ていたが…周囲に人が居無くなった頃を見計らって海野に近付いた。
「先生…お話があります」
「えっと…あなたは留学生のメルさん!?でしたっけ」
「はい…」
「何の話でしょう…いいわ、私の部屋にいらっしゃい」
「分かりました」
わたしは海野の部屋に行くことになった。
海野助教授の部屋〜〜
「で、お話とは何です‥メルさん」
こじんまりとした部屋に海野と二人きり‥どうやら…こちらの事はまだ気付いて無いみたい…しかし狭い所は苦手だわ、よし、先手必勝よ。
「何の事か聞きたいだけよ、海の魔女マヤさん…」
海野の…いや‥マヤの眉がピクリと動く。
「!!!‥……お前何者‥」
「ふふふ」
「ま、まさか…しかし…母親の面影がある…ティティスの娘…そうか…確かメルとか…」
「その通りよ」
「で、マーメイドが何のようだ!?」
「しらばっくれないで!‥ユウには手を出さないで!!」
「あはははは〜何を言うかと思えば、バカバカしい‥」
いきなり笑い出すマヤ…あ〜あ魔女は苦手だわ!!
「な、何よ」
「あのね…彼の事…正体に気づいてないの?」
「正体!?」
「優君の前世は……ハンスなのよ…ハンス・クリスチャン・アンデルセンよ」
「え!?パパ…」
ん…何?忙しいんだけど、アンデルセンが何故パパかって?う〜ん話せば長くなるんだけどね…昔パパとマヤは恋仲だったらしいんだけど…

134海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆j9z72.F/vQ :2010/07/10(土) 04:04:56 ID:JcckDJ4l
パパが乗った船がある嵐の日に遭難して、その時に助けたのがうちのママ…そして一目惚れしたパパはママに求婚して…生まれたのがわたし。
それを見て怒り狂った海の魔女マヤが陰謀を巡らして、海の女王に有る事無い事話して、掟を破ったとゆう罪でママは女王の怒りで泡にされちゃったの
そしてママが泡になって悲観したパパはそれから生涯独身を貫いて、マヤは捨てられちゃった訳、で、自分の体験を元に書き上げたのが童話人魚姫。
「そう、彼はハンスよ…私の物なの…マーメイド一族は引っ込んでて頂戴!…」
「ふん、前世がパパって話でしょう…今はユウよ‥大体振られた腹いせにママを消したくせに」
「な・にィ…お前の母親が、あの泥棒猫が現れなければ、ハンスは私の物だったのに」
「こ、このクソ魔女がぁああ…」
「やると言うの…別に良いけど…あなたに勝ち目は無いわよ」
「ふ……陸地でも使える技はあるわよ」
「そうじゃなくて…あなた…竜宮神楽乙姫殿に優君の事…話して無いんでしょ…」
竜宮神楽乙姫とは海の女王の事…浦島太朗?そう‥正解…同一人物よ、海の支配者…の名前。
「はん、近い内話すわよ」
「ふふふ…あの事件以来、乙姫殿は人間に懐疑的だ…果たして許してくれるかな?お前も泡にされるのが、おちだと想うが…」
「ク、クッ…あ、あなたこそ、次に下手な事したら…タダではすまないわよ」
「そんな事は分かっている…あの件以来乙姫殿の私に対する目が厳しい事も…でも私は必ず優君を手に入れる…必ずな」
不適に笑うマヤ、わたしも決断しなければならない日が近いと言う事か…
「そうそう‥言い忘れていたが、今この場で‥やり合うと間違いなくこの建物は崩壊する‥それと私は未だ今の地位を失う訳にはいかないのでな…今日はお引き取り願おう」
「わたしも絶対に負けないから」
マヤを睨みつけた後踵を変えして部屋を後にするわたし…ユウ…わたしは…あなたを…
135海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆j9z72.F/vQ :2010/07/10(土) 04:06:59 ID:JcckDJ4l
相当長くなりそうだったので一回切りました(苦笑)次回また。
136実験作品ツンデレ秘書の本音:2010/07/11(日) 01:00:32 ID:Po8EU4h4
「定時なので帰らさせて頂きます」
金が無かったので派遣で雇った新規秘書…アップにした髪型、クールで美麗な顔立ちと眼鏡をクイッと上げる冷然とした仕草が良く似合う。
スレンダーな身体に似つかわしく無い豊かなバスト、そして何と言っても後ろ姿のミニスカから零れる様な見事なヒップ…俺は尻フェチなのだ。
彼女をモノにしたい…何度視姦した事か…しかし‥あの秘書、うんともスンとも言わないのだ‥
親睦を深めようと話し掛ければ
「雑談は契約にありませんから」
とにべもない有り様‥
一度出張で間違ってホテルが一緒の部屋に成った時など、夜這いを掛けてやろうか…とゆう俺の思惑をぶち壊すかのように、ベットの周りにトラップを張り巡らす。
「何してんの!?」
宇宙服の様な変なスーツを着ている我が秘書‥
「下がってて下さい…私の半径二メートル以内に近づくと、七千ボルトの電流が流れる仕組みですから…」
「そ、そんな……!!」
愕然として、なすすべもなく見守るしかない俺、そんな俺の情けない表情にちらりと目線をくれて、クール美女は呟く。
「おやすみなさい」
その冷たい美貌に、ほんの少しさびしそうな色が浮かんだような気がしたのは俺の気のせいか。
これじゃあ手が出せねぇ〜クールで美しい彼女を思って一人自分を慰める俺である。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「弱虫……」
やりきれない思いを吐露しそうになるのを堪えて今日も帰宅する。
 私の存在意義は彼の業務効率を上げること。
 しかし、長く付き合っていれば社長を男性と意識してしまう。
男性は美しい秘書にあらぬ欲望を抱くもの。
 メディアでは、そんな言葉が蔓延しているが、私の雇い主にはあてはまらないらしい。
「押し倒してくれてもいいじゃないですか」
決して口には出せない言葉を今日も飲み込む。
ああ、今日も時間がきた……。
ねえ、社長。貴方の理性を壊すには どうしたらいいのでしょうね?
よし…明日は勝負に出てやろうかしら‥…あなたの性癖は分かってるのよ‥明日は超ミニで出勤してあげる‥
〜〜〜☆翌日☆〜〜〜
ふふふ…膝上三十センチの、マイクロミニで出勤してやった…顔を真っ赤にして可愛いったらありゃしない。
彼のデスクの目の前でわざとらしく、後ろを向いて書類整理、丁度前屈でお尻を彼に突き出している感じかな…ちょっと恥ずかしいけど、効果はてきめん…
ほら…必死で私のパンツを覗こうとしている。





137実験作品ツンデレ秘書の本音:2010/07/11(日) 01:05:05 ID:Po8EU4h4
あ…コーヒーを飲んだ、それって興奮剤が入っているの…ちょっとお尻を振ってあげようかしら…
あ…前を押さえてる…大きく成ってるのね…楽しみだわ。
ふふふ…フラフラとこちらに寄って来る‥もう〜何を躊躇しているの…お尻を彼に向かって思い切りグイッと突き出す。
恐る恐る彼が私のお尻を撫で回す、一応お約束で、右の高速のビンタを炸裂させる。 案の定
「す、すまん」
と言って離れようとする彼、私はバランスを崩したふりをして、わざとらしく左手で彼の身体を離さないようにする。
驚き見開かれる彼の目…デスクに押し倒される…ふふふ…作戦成功…あ‥あ…私濡れてきちゃった……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ヤン…離してよ…この変態!!」
「左手を離してくれないと身体を離せな……」
「中出ししたら…殺してやるから」
「こ、腰に絡めた…あ、足を離して……」
「はあぁぁぁ!!!!!」
「足が離れない……」
「いぃいいいい…ああ…」
138名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 04:23:46 ID:c3vPxBsu
それツンエロや…

あれ、それでいいのか?
139名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 19:45:18 ID:YJmiod0t
いいですとも!
140無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:17:55 ID:maRqDN9q
……彼女と もう少し打ち解けられないものかなぁ……
僕は自販機にコインを投入しながら、そんなことを考えた。
生徒会書記である彼女は、同じ一年生でもご覧の通りな抜けてる僕と違って、仕事も卒なくミス無く無駄口も叩かず効率的にテキパキとこなすデキる女だった。
見た目だってそれを裏付けるように一部の隙も無く整えられた制服といい、きっちりと肩口で切りそろえた髪型といい、細いフレームの眼鏡越しの、クールなまなざしといい、日本人形
のように整った顔立ちのなかで崩された事を見たことがないクールな表情といい、まさに、氷の女とか、クールビューティーと言うのに相応しい。
でもそれだけに、無言でテキパキと行動しては周囲に威圧感を振りまいてしまう……周囲も何かあった時には頼りになるけど、普段は近寄りたいとは思わないし彼女も周囲に歩み寄ろうとしない。          
そんな浮いた存在となってしまっていた。そんな彼女に対して僕は、何くれと話しかけるようにしてたんだ。
けど……最近になると、話しかけても言葉少なに返事してすぐそっぽを向いてしまうような、そんなことが多くなっている。
彼女は一人で何でもできるし実際一人でいることが多いし、ちょっかいかけてくる僕のことが煩わしいんだろうか?
……正直ヘコむよなぁ……
ごとん、と落ちてきた紙パックのジュースを拾い上げる。
そのジュースのパックを見つめながら、僕は思う。
でも、手伝ってくれてるんだよなぁ……
今日の僕の居残りは、自分の自業自得だって言うのに…
だから僕は、今日は一人で残って仕事をしていくつもりだった。
そこに彼女は、自ら協力を申し出てくれたんだ。
「……あなたがミスする事を織り込めなかったのは、私のミスだから」っていう
お言葉つきだったけどね……
でもそれ以降、文句一つ言わないで、ずっと仕事を手伝ってくれてる。
正直、彼女の手助けなしだったら、僕はいつまでも見通しも立たないままに途方にくれるばかりだったろう。
…僕は…彼女が…好き…なんだよね。
僕は一度しまった財布を取り出すとコインを取り出した。
彼女は確か……お昼なんかによくアップルジュースを飲んでたっけ。
僕が生徒会役員室に戻ると……部屋の中から、香ばしい香りが漂ってきた。
141無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:20:14 ID:maRqDN9q
見ると……彼女はマグカップを両手で包み込むようにもって、息を吹きかけてコーヒーを冷ましてるところだった。
そして横目にちらりと僕を見ると“おかえり”とだけ声をかける。
「 あ、うん、ただいま……」
僕はとっさに、買ってきたアップルジュースを背後に隠す。
あああああ、なんていうか、間が悪い……
微妙にヘコんだ心境のままで、僕は自分の席に向かって……そして気付いた。
僕の机の上にも、暖かな湯気を上げるコーヒーの入ったマグカップが一つ、置かれてた。
これ……彼女が淹れてくれたのかな?
思わず彼女のほうに目をやるとその視線に気づいたのか、彼女も視線を上げて。
「 ……ついで だったから」
そういうと、すぐに視線を伏せて、またコーヒーに息を吹きかけ始める。
……改めてみるその仕草がなんだか子供っぽくて、彼女のイメージとのギャップで思わず小さく噴出してしまった。
「……なによ?」
「ああ、ごめんごめん、なんでもない」
再び顔を上げて睨みつけるように言う彼女に、僕はにやつく口元をごまかすように口早に答える。
「コーヒーありがとう、そのお返しって訳じゃないけど」
ある種のプレッシャーから開放された僕は、後ろ手に持っていたアップルジュースのパックを彼女の机の上に置く。
「 差し入れ、手伝ってくれてありがとう」
彼女は弾かれたように顔を上げた、その目が、僅かに見開かれている……いや そんなに驚かなくても……
そして彼女は、何度か僕の顔とジュース を見比べてから…
「 ……あ……ありがとう」
そう呟くように言った彼女の表情は、伏目がちで、かすかに頬が染まっていて……今まで見たことがないくらいの、柔らかい表情だった。
それに、なんとなくドキマギしてしまう……可愛い…好きだ。
室内にコーヒーの香りと沈黙だけが満ちる―――
彼女が上目遣いに僕を睨む。そして不安げに周囲を見回した。僕が彼女の肩に手を掛ける。びくっと震えながら、彼女は僕の顔をじっとみつめた。
「……キ、キスしていいか?」
僕は震える声で言った。
じっと僕の顔を睨む。否定の言葉が出ないのを肯定とうけとめ、僕はゆっくりと唇を彼女のそれに重ねた。
「……」
 かち、かちかちっ。お互いの歯があたる。
142無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:23:18 ID:maRqDN9q
僕の口も震えていたが、彼女の口も震えていた。その薄くて微妙な感触を味わう余裕もなく、僕は手を彼女の肩から
そっと胸に動かした。
「……!」
 びくっと彼女が震える。制服越しに触れた彼女の胸は、思ったより大きくて柔らかかった。僕は制服の隙間から手を差し込む。彼女の手が一瞬動いたが、すぐに手を僕の肩に伸ばしなおした。
ブラジャーの外し方がわからない。僕は焦って、そのままブラをずらして胸に触った。熱い。トクトクという彼女の脈が伝わる。
「……痛!」
 小声で彼女が叫ぶ。思わず力を込めすぎたようで、僕は胸に触れた手を離した。
「ご、ごめん。その、初めてなもんで」
「……」
 無言で彼女が僕を見つめる。しかし今度は、彼女から僕に抱きついて唇を重ねてきた。暖かいキス。僕は彼女の胸を再び注意深くもみ、そしてゆっくりと手をスカートの裾にすべりこませた。

「……!」
 はあ、と彼女が息を呑む。僕の指が、布越しに彼女の秘部に触り少し湿っているそこを意外に思いながら、僕は布の上からでもわかる膨らみを軽く刺激する。
「……嫌」
 くっと唇をかんで足を閉じる彼女。でも僕はそのまま布を横にずらし、隙間から指をねじ込んだ。ごそごそと茂みをかきわけ、熱いクレバスを指でなぞる。
「嫌!」
やや大きい声で彼女が叫んだ。しかし僕はそんな彼女の唇に三度キスをする。何かを言おうと開いた彼女の口に、僕はそつと舌を差し込んだ。熱い感触。甘い唾液。
彼女の強張った体が徐々に柔らかくなる。
「僕、もう挿れたい……」
「……」
 唇を離して僕が囁く。お互いの唾液が蜘蛛の糸のようにつつっと二人の唇の間に結ばれる。ぷいっと彼女が顔をそらす。しかしその口からは、「……嫌」の言葉は聞こえなかった。
僕は彼女の下着をゆっくり脱がせた。焦って彼女の秘部をみてないのが残念だったが、僕もそのまま自分のズボンを脱ぎ、イチモツを取り出す。
僕の肩に手をかけ、彼女が覚悟を決めたように目を閉じる。僕は彼女の片足を持ち上げ、息子の位置を合わせながらゆっくりと彼女の中に固いイチモツを挿入した。
「……っ!」
彼女がぎりっと歯を食いしばる。なかなか入らなかった息子が、突然ずるりと彼女の中に入った。あまりの熱さ、そして狭さ。僕はしばらくその感触を味わっていた。
彼女は僕にしがみついてくる。

143無口なツンデレ:2010/07/14(水) 01:25:57 ID:maRqDN9q
「……動くよ?」
「……」
 ひいひいと息の音が聞こえる。しかし言葉は出なかった。僕はゆっくりと彼女の中からイチモツを抜いていく。そして8割方抜いたところで一旦とまり、再びゆっくり奥へ挿入し始めた。
彼女のしがみつく力が、挿入にあわせて強くなる。息の音が、いつの間にかひいひいからはあはあに変わっていた。そして。

「……好き」
耳元で囁くように彼女が言う。僕は一瞬動きを止めた。空耳かと思った。それぐらい小さく、短い言葉。
「……もう一度言ってくれるか?」
「……好き。好き……好き」
「……っ!」
不覚にも涙が出た。ぐっと彼女の中に深く差し込む。そしてその熱さと狭さに、僕は思わず精を彼女の奥深くで発射した。   そのまましばらく僕たちは抱き合っていた。離れる前にもう一度キスをする。そして僕はゆっくりと彼女の中に入っていた息子を抜いた。
彼女の秘部からは、赤い血と僕の精液がこぼれている。それをみて、スカートが汚れないよう裾をめくりながら彼女が涙目で僕を見つめた。
「ああ、ごめん。つい暴走しちゃって」
「……莫迦」
「なあ……もう一度、好きって言ってくれないか?」
「……嫌」
「どうして?」
 問いかける僕に、彼女がそっと唇を重ねた。熱い感触。甘い唾液。
 それは言葉よりも雄弁に、彼女の心を僕に伝えていた。






144名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 03:47:24 ID:WkOK/cYJ
>>143
GJ!甘いな

続きはあるのかな
145有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:12:11 ID:0nQ78ATp
「ふ〜っ…もう十一時四十分か……」
 もう直ぐ昼休みになる…憂鬱でたまらない…え!?何故かって‥僕、岩倉智也にとってはみんなが楽しみな昼休みが魔の時間になるからだ。
それは…今日もまた僕の幼馴染み…有栖川アリサが、もう直ぐ来ると言う理由からである…彼女の家は旧華族の家柄で、母親はイギリス人で侯爵家の出らしい…
 まあ要するに…筋金入りのお嬢様だ‥容貌も真っ白な陶器の様な肌、栗色の緩くウェーブのかかった艶やかなロングヘアー、真っ赤な小さな唇、ダークブラウンの大きな瞳をいっも細めて
(色素が弱い為)見詰める様は、社交界では月下美人と称えられている。
僕の家は先祖代々有栖川家に仕える家系らしく、父親は有栖川家執事、母親は厨房で働いている。
 僕自体も登下校時はいっも一緒で鞄持ち兼ボディガードをしている…“アリサ様も車で登下校すればいいのに”…彼女の父親もこの物騒なご時世故、車での登下校を
勧めているらしいが…アリサ様が頑として断ってると言う…
「岩倉、この問題をやって見ろ」
おっと…ポーッとしていたら教師に目を付けられた様だ…僕は頭を大きく左右に振り溜め息を一つ吐いた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 午前中の授業が終わった…多くの生徒が、学食や購買に向かう中、僕は弁当を待っていた。
「岩倉、一緒に食べようぜ」
 中学校からの親友である山本が机をくっつけてきた。
「別に良いけど…今日もお嬢様が来るけど……」
僕の弁当は何故かアリサ様が持っていた。
「いいの、いいの、今日もお裾分けがあるから…」
ニヤニヤ笑う山本…セレブのアリサ様が来るとみんな遠慮して近寄らないのに…流石オタク…神経が無い、まあ‥そこが良い所でもあるのだが。
 “ガラガラ”音と同時に、教室のドアが勢いよく開かれた…教室にいた生徒は驚いてそちらの方を見て、またか、という様な顔をした。
その場に月下美人が咲き誇る様な少女漫画的雰囲気と共にアリサ様が現れた。
「御機嫌よう、智也…待ちましたか」
「いえ、お嬢様」
「もう、智也…学校では名前を呼んでくれないと困りますわ」
「すいません…アリサ様」
 アリサ様は何故か弁当を三つ持っていた…豪華なブランド物のスカーフで包まれた物が一つ、普通の弁当が一つ、後大きな赤い包みの可愛い弁当が一つ…
「はい…智也」
 アリサ様が僕に渡したのは赤い包みの弁当。
「また…ですか…」
「何か言ったかしら」
 
146有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:14:30 ID:0nQ78ATp
ギロリと睨むアリサ様。
「べ、別に」
普通の弁当をアリサ様は山本に渡す。
「これ、余りましたので、良かったらどうぞ」
「イヤ、イヤ、有栖川さん、何時もすいませんねぇ〜」
この山本のお調子者め…実は豪華な弁当はアリサ様の、普通の弁当は僕の、どちらも僕の母親が作った物だ…しかしながら赤い包みの弁当は…アリサ様のお手製なのだ…
「アリサ様…僕の母親が二人分の弁当を作ってるので、何もわざわざ‥自分で作らなくても……」
「べ、別に…花嫁修業の一貫ですわ…智也の為に作ったんじゃ有りませんのよ」
「しかし……」
僕はうんざりする様に言った。するとアリサ様は顔を赤くして、
「あなたねぇ、わたくしがせっかくお手製のお弁当を差し上げるって言ってるのよ!
殿方だったらつべこべ言わずに食べなさい!」
 と、言った。ついでに、一空間からも非難の声が上がるが、僕は無視した。
「あんなの全部食べられるわけないじゃないですか!」
 アリサ様の弁当は別に不味くはなかったのだが、異様に量が多く、超塩辛いのだ。
 残そうしたり、誰かに分けようとすると、アリサ様は急に泣きそうな顔になるので、
僕は意地でもアリサ様の弁当を完食しなければならない。
 弁当を食べ終わった頃には、僕は机に突っ伏して、うめき声しか上げられない。
 アリサ様は帰り際にいつも、「いつもこんなことがあるとは思わないで下さいね。
き…今日は気紛れなんですからね!」
 という捨て台詞を吐いて出て行くのだ。
 ちなみに、その捨て台詞が履行されたことは一度も無い。
「まあ‥何と女々しいことを!これくらいなんともありませんわ!」
「あんなのを毎日食べてたら、僕が死んじゃいますよ!」
 今日こそははっきり言わないと、この負の連鎖が続いて身が持たない。
 僕はいつもより厳しく言った…間近で見ている山本や、一空間の住民達はへらへらしながらこの論争を楽しんで見ていた。
その時…「有栖川さんいい加減にして下さい!」
アリサ様に向かって叫んだのはクラス委員長の堀北さんだった。
「あら…あなた、何ですの」
「岩倉君が迷惑しています…クラス委員としては見過ごせません」
「まあ…これは有栖川家の問題ですのよ‥部外者は引っ込んでて、いただきたいわね」
「別に岩倉君があんたの家来って訳じゃ無いんでしょ」
「委員長……」
147有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:16:54 ID:0nQ78ATp
僕は委員長の言葉に感動していた…だって他の人達はアリサ様には何も言えないんだもん…僕が彼女を熱く見詰める視線を感じたのか、アリサ様がブルブルと肩を震わせて僕を睨み付ける。
「い…いいですわ。分かりましたわ!
せっかくわたくしが好意でお弁当を差し上げているのに、
食べないって言うなら……‥も‥もうお弁当を作っても、智也には絶対あげないんだから!」
 アリサ様は顔を真っ赤にし、目に涙を浮かばせる…マズいこれ以上お嬢様を怒らせたら…
「アリサ様分かりました…僕が間違っていました…使用人の息子として、お嬢様の花嫁修業の協力はさせてもらいます…
それと…委員長…ありがとう…でも、もういいんだ…」
 委員長は悲しそうな顔で僕を見詰めていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
数日後の昼休みに、アリサ様がいつもの様に弁当を持ってきた‥ただ、いつもとは違っていた。
「今日から、わたくしもここでいただきますわ」
 そう言うなり、空いている机を僕の机にくっつけた…昼食は、僕、アリサ様、山本とにぎやかなものとなった。
「そういえば、智也、お付き合いしているひととかいますの?」
アリサ様が箸で僕を指した…僕の父親が見たら“お嬢様、淑女にあるまじき行為ですぞ”って大騒ぎになるなぁ…
「いませんけど…、なにか…?」
「やっぱり。あなたみたいな人に“いいひと”がいるはずないですわ」
「それ、地味に傷付きます…」
僕はアスパラの肉巻きを口に入れた…相変わらずショッパい…
「そう言う有栖川さんにはいるんですか、彼氏?」
 隣から山本が口を出してきた。
「わたくしに見合うような殿方はいないですわ…」
僕と山本の答えがシンクロした…こんなわがままで高飛車な女を彼女にしたら、彼氏の方は心労で倒れてしまいそうだ、こういうのを「地雷女」と言うのだろうか。
「あの〜、もう一つ聞きたいんですけど、なんでいつも岩倉に弁当持ってくるんですか?」
 山本はやはり気になっていたようだ…自分の目の前で繰り広げられる、ギャルゲー、もしくはエロゲ的展開を。
「前から言ってる事ですけど。花嫁修業の為にお料理の勉強をしてまして、仕方なく智也にあげてますの」
「それって何故毎日の様に?
それに、なんでよりによってあげるのが岩倉なんですか?」
「そ…それは、知らない殿方には……」
「ようは、岩倉以外に手作りのお弁当をあげたい人がいないと…」
148有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:24:03 ID:0nQ78ATp
「ようは、岩倉以外に手作りのお弁当をあげたい人がいないと…」
「な…そ、それは…」
アリサ様は雪の様な真っ白な肌を茹で蛸みたいに真っ赤に染めて固まってしまった。「ふ〜ん…」

 山本はどこか納得したらしく、再び弁当に口を付け始めた。
 その後、三人は雑談をしながら昼食を楽しんだ。
 アリサ様は帰り際、いつもの捨て台詞を吐いて、教室を後にした。
 アリサ様が出て行ったのを見届けると、山本が近付いてきた。
「岩倉、お前も大変だな」
「はぁ?なにがだ?」
「いずれ、分かるさ…フラグを逃すなよ……」
 山本が気になることを言って、教室から出て行ってしまった…僕は山本の言っている意味が分からなかった‥委員長の熱い視線が有ったことも。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
高校生にとって一番うざったい期末考査と、夏休みが重なる心情的に少し微妙な七月。
委員長のご指名で、放課後…夏休み前のクラスアンケートの入力作業で居残りする事に成った…アリサ様は終わるまで待つと言って大騒ぎしていたが……僕は父親に
電話してアリサ様の向かいの車を寄越してもらって無理矢理お嬢様を先に帰した‥アリサ様は両頬をフグの様に膨らませてむくれていたが。
「岩倉君、有栖川さんの事どう想っているの」
パソコンを入力しながら横目で僕をチラ見する委員長。
「彼女は小さい頃から一緒で幼馴染み、みたいなモノだから…」
「そうじゃなくて、有栖川さんの事は一人の女の子として好き?…」
 アリサ様の事を……一人の女の子として…うーん、考えた事も無かったな…でも身分が違うし…委員長がじっと僕を見詰める。
「一人の女の子として考えた事は無いよ…第一身分が違うし…」
「そう…よかった」
 ほっとした様に微笑む委員長…彼女も可愛いんだよなぁ〜アリサ様のように派手さは無いけど…優しいし…気がつくし…
「委員長は彼氏とか居ないの?」
「私みたいなお堅い女は敬遠されるのよね…」
俯く委員長…
「そ、そんな事ないよ、委員長は可愛いし、優しいし、僕がこんなんじゃ無かったら委員長と付き合いたいくらいだよ」
や、やべえ〜まるで告白みたいじゃないか…人畜無害が取り柄の僕としては不味い発言だ…警戒されてしまうなぁ…
「いいよ…」
「へ…!?」
「岩倉君だったら私……」
「委員長……」
149有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:26:11 ID:0nQ78ATp
潤んだ瞳で見詰めてくる委員長…お嬢様に振り回されるのはもう嫌だ、こういう女性を彼女に出来れば皆に自慢できる。
 それに、夏休みになればどこにでも遊びに行ける…高嶺の花のアリサ様よりこうゆうカスミそうの様な女の子が僕のオアシスなんだ……僕は委員長と付き合う決心を固めた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
次の日の昼休み、僕はアリサ様、山本が来た所で、昨日のことを告げた。
「岩倉、お前、堀北さんと付き合うのか!?
俺はてっきり、有栖川さんと付き合うもんだと思ってたぜ!」
「だから、そんなんじゃないって言ってただろ。
 僕とお嬢様はあくまで幼馴染み。そうですよね、アリサ様?」
「そ……そう…よ…。わ…わたくし達は…あくまで…幼…馴染み…です…わ…」
 途切れ途切れの物言いからは、動揺がひしひしと伝わってきた。
 よっぽど、ヘタレの僕に彼女が出来たことがショックだったんだろうか…僕だってやれば出来る子なんだ。
「それからアリサ様。明日から弁当いりませんから」
「えっ…!どう…して…!?」
「明日からは委員長が弁当を作ってくれるって言うから。試食の方は僕の母親に頼んで下さいね」
二人は僕の惚気話を黙々と聞いていた…特にアリサ様はなにかの感情を押し殺すように黙って聞いていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
終業式の日に、国語、数学、理科、社会、英語と順にテストが返された…別にテストの点など、どうでもいい。
 山本は五教科全てヤバイ点を取って、夏休みの補習が確定していた‥横で山本がさめざめと泣いていたが、僕はそれを無視した。
僕の頭の中では、夏休みに委員長とどこに行こうかという考えでいっぱいだ、すると、委員長が僕の所にやって来た。
「あっ、委員長。どうかしたか?」
「ひっ…あ…あの…岩倉…くん…」
 なぜか怯えたような声を出した。どうしたんだ?
「あ…あの……私…別れて…ほしいの…」
「はぁ…はぁ!?」
 まったく予測できない言葉に僕は大いに動揺した。
「委員長。僕、君に何かしたかい!?昨日だって一緒に帰ったじゃないか!?
いったい、どうして!?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
 彼女はただそう呟くだけだった周囲は賑やかに騒いでいたが、僕にはそれを無視する余裕も、突っ込みをする余裕もなかった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



150有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:27:30 ID:0nQ78ATp
わたくしと智也の関係は、小学生一年生の時まで溯る。
普段から篭の鳥で、どこに行くにも護衛付きのわたくしは…とにかく一人で外を歩きたかった。
その頃は智也に対しても何時も一緒にいる遊び相手と言う感じだった。
小学校の入学式が終わってから、わたくしは…意を決して‥護衛の目を盗んで、一人で帰った…一人で歩く外の世界はワクワクする事ばかりの様な気がした。
しかし…外の世界は篭の鳥には甘くなかった…二人組の男にさらわれそうに成ったのだ…今考えたら身の代金目的の誘拐犯だったかもしれない。
大人の男に口を塞がれ、車に連れ込まれそうに成った…その時…
「アリサちゃんを離せ!!」
小さい智也が男にいきなり飛びかかったのだ…勿論大人に適うはずがなく…軽く跳ね飛ばされた、だが…智也は諦めなかった。
「いてて…このクソガキ噛みつきやがった」
「早く車に乗せろ!」
「分かってるよ!‥このガキ!」
男は噛みついて離さない智也を容赦なく殴りつける、智也の顔面が血だらけになる…
「やめて!!智也ちゃんが死んじゃう!!」  わたくしは力の限り泣き喚いた…やがてわたくしの泣き声に気付いた大人が駆けつけて来て男達は逃げ出した。
「智也ちゃん‥死んじゃダメ!!」
泣き縋るわたくしに智也は……
「アリサちゃん…無事で…よかった…」
そう言うなりニッコリ笑って気を失った…わたくしは…ソッと智也に口付けをした。
それ以来智也以外の男には興味を失った…どんなに地位、能力がある男だろうと…一度アラブの石油利権を持つ王子様とかゆう人に求婚された事が有ったが、
智也以外の男はわたくしにとっては路傍の石同然だった。
それが……「それからアリサ様。明日から弁当いりませんから」
151有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:33:57 ID:0nQ78ATp

「えっ…!どう…して…!?」
「明日からは委員長が弁当を作ってくれるって言うから。試食の方は僕の母親に頼んで下さいね」
 それだけは駄目…分かってる。分かっているのに、口から出てきたのは、
「えぇ…わたくしもこれから早起きしなくて清々…しますわ…」
 いつもの様な、憎憎しい言葉だった‥この後、智也はなにかを言っていたが、まったく聞き取れなかった。
 いや、実際は聞こえていた…でも、頭の中が強制的にその言葉を遮断したのだ。
 放課後になって、下駄箱に向かうと、そこでは智也と楽しそうに話す堀北の姿があった。
本来ならば、その隣にいるのはわたくしなのに…どうして…?どうしてどうしてっ!どうして彼はあんな女を選んだの!?わたくしのほうが、彼のことを誰よりも知っている!
 彼のことを誰よりも一番愛せる!彼のためなら死ねる!彼のためなら誰だって殺せる!
「許せない、許せない、許せない、許せない、智也を取られるのは死んでも嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、あの女、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、
ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!!」
“智也待っててね”…わたくしは…全身に殺意のオーラを感じていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 終業式が終わり、生徒達が教室に帰る中、わたくしはまっすぐに堀北の元に向った。
「堀北さん。お話がありますの…」
 わたくしはそう言って、堀北の手を引いて歩き出した。
「ちょ…ちょっとどうしたんですか!?」
「ここでは話しにくいので、付いてきてくださいまし」
 堀北の言葉を半ば無視して、わたくしは体育館から少し離れたトイレに堀北を招き入れた。
「あの…こんな所で、いったいなんの話があるんですか?」
「堀北さん。あなた、智也と付き合ってるんですってね…」
わたくしの質問に、堀北は少し驚いた。
「えっ!えぇ…そうですけど…」
 驚いた中にも、どこか嬉しそうに堀北は答えた。
当たり前か…智也と付き合っているのに…お前の様な、薄汚く、下劣で、下等な泥棒猫が付き合うにはもったいないぐらいに!!
 でも大丈夫。今すぐ起こしてあげる…お前が見ている幸せな夢から、本当の現実の世界に戻してあげる!!
「嘘……ですよね…?」
「はぁ…?」
 わたくしの言葉が理解できないらしく、泥棒猫は疑問の声を上げた。

152有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:37:46 ID:0nQ78ATp
「あなたが…智也と付き合ってるなんて…嘘なんですよね…?」
 わたくしは今度ははっきりと、泥棒猫に言った。
「なに言ってるんですか、有栖川さん。私は彼から直接…」
 凄まじい音が響いた。わたくしが泥棒猫の言葉を遮る様に、猫を壁に強く押し潰したたのだ。
「つ…な…なにするんですか!?有栖川さん!?」
「ふざけたこと…抜かさないでくださいよ、堀北さん…。
わたくし…知ってるのよ…。あなたが勝手に智也にくっついているだけだって…。
それで彼と付き合ってるだなんて…誇大妄想にも程がありますわ…」
「こ…誇大妄想なんかじゃ…」
 再び、猫の言葉を遮る様に、風切り音を、猫の耳元で聞かせた。
 わたくしの手には、狩猟用のボウガンが握られていた‥縞馬でも一撃ですのよ‥
「ひっ…」
猫の口から悲鳴がこぼれ出た。
「もう一度…聞きますね…?あなたが智也と付き合ってるなんて……嘘……ですよね…」
ゆっくりと、平坦な声で、猫に語りかける。
「あ…あなたの方が、誇大妄想じゃ…」
風を切る音。再び壁にボウガンの矢を突き立てた。
「ひっ…」
「わたくしはそんなことを聞いてるんじゃなくてよ?
もし…また関係のないことをほざいたら…今度は…」
わたくしはそう言うと、ボウガンの切っ先を、泥棒猫の額に向けた。
 もしも、理解出来無ければ殺処分するしか有りませんわね。
 猫は歯の根が合わず、ガチガチと歯を鳴らした。
「……は……はい…そう…です…わ…私は……う…嘘を…つ……吐いて…いました…」
 猫が目に涙を溜めながら、途切れ途切れに言った。
「やっと正直に言ってくれましたわね。それじゃあ、今言ったことを、智也にも言ってくださいましね」
ほほほほほ…やっと自分が猫である事を理解できたようよ…智也……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
教室に戻ると智也が机に顔を伏せていた。「あなたねぇ…。いつまで、あの女のこと引きずってますの!?
あの女はあなたのこと捨てたんですわ!?だったらあなたもあの女のこと忘れなさい!」
「………」
 智也は黙り込んでしまった‥悩むことなんてないのに…人間である智也が、あんなのとくっついちゃいけない。獣姦になってしまう。
確かに獣を慈しむのはいいことだけど、甘やかすと獣は付け上がる‥現に、智也は優しくしていた雌猫に引っ掻かれましたわ。
 
153有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:40:27 ID:0nQ78ATp
 やっぱり、わたくしが教えてあげなきゃいけないわね…。
「あぁ〜、もう!決めましたわ!わたくし、なにがなんでもあなたを慰めてあげますわ!来なさい!」
 強硬手段だけど、智也を引っ張っていくことにした。実力行使だけど仕方がない。  教室の入り口まで引っ張っていくと…… 「ア…アリサ様。分かりました。一人で歩けますから。だから、手を離してください」
 と、言ったのでしぶしぶ手を離した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
智也を久々に自室に招き入れた‥ドキドキする‥わたくしは落ち込んで暗い顔した智也を見て‥‥ある決心をした。
「智也、目を瞑りなさい!」
「はあ!?」
「早く」
戸惑いながら目を瞑った智也にわたくしは‥ソッと唇を重ねた…智也は大きく目を見開いて呆然としている。
「アリサ様…な、何を」
「もう!ニブいですわね…わたくしは…あなたの事が…す、すすすす…」
 恥ずかしくて言えない‥意を決したわたくしは…この間アラブの王子様からお父様宛てに頂いて、まだお父様に渡しそびれているアルコール六十度
のお酒をボトル事ラッパ飲みした。
「お、お嬢様、いけません!!」
 慌ててボトルを取り上げ様とする智也を睨みつけると…
「……わたくしは…あなたが好きなの…智也は…わたくしを…どう想っているの」
「!!!……アリサ様いや‥僕もアリサの事が…好きだ…」
今度は智也の方からキツく抱き締められて優しくとろけるようなキスをされた…それからは…いっのまにか…ベットの上で全裸にされていた。
智也がわたくしの乳房にちゅう、ちゅうと吸いつく…
「ん…ん…智也赤ちゃん…みたい‥」
「アリサ…綺麗だ…」
智也がわたくしの秘部をソッと撫でる…
「ああ……」
アルコールのせいもあるのか淫らな声が洩れてしまう…
「アリサが欲しい……」
熱い視線をわたくしに投げかけ、耳元で囁く智也…わたくしは自然とコクリと頷いていた。
「つ!…………」
智也のモノがわたくしのナカに入ってくる…鋭い痛みが走り‥目尻に涙が溜まり、太股に血が伝わる…心配そうな顔の智也…
「心配しないで…今智也と一つに成れて‥最高に嬉しいんですの‥」
「アリサ…」
智也がわたくしの名前を呼ぶ、もっと呼んで、もっとキスして…
「智也…………!!!!!」
154有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:42:41 ID:0nQ78ATp
彼の動きが速く強くなる…身体が熱く成り、ベットのシーツに愛液と血が混じり滴り落ちる…わたくしがクライマックスに達した時…同時にわたくしのナカに智也の精が大量に注ぎこまれた。
わたくし達が幸せの余韻に浸って抱き合っていると、智也のモノがわたくしのナカでムクムクと大きくなる。
「アリサ…もう一回いいかな…」
 照れた顔でわたくしに呟く智也…勿論わたくしに異存があるはずがなかった。




155有栖川アリサ:2010/07/17(土) 02:45:02 ID:0nQ78ATp
終了…当初は三千文字の短編のつもりが…えらい長く成ってしまいましたorz
156名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 06:44:54 ID:UbBGm4Sj
後半ヤンデレじゃねぇかww
157名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 07:47:28 ID:Tnh7o7yR
ツンヤンデレ? ヤンツンデレ?
よしツンデレの「ツ」とヤンデレの「ン」をくっつけて「ツンデレ」って呼ぼうぜ! うはwww新ジャンルwww



あれ?
158名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 11:16:33 ID:9J10Gpoh
>>141の途中まで、無口スレのツンデレ、ほぼそのままなんですけど…。


>>155
GJ。やはりツンデレはヤンデレに進化しやすいのでしょうか…?
退化なのかもしれないけど。
159名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 13:35:53 ID:X7Nh7H2O
智也…なんつーかクズっぽい
160名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 14:47:14 ID:UbBGm4Sj
振られてすぐ乗り換えだもんなw
161ロリLOVEL:2010/07/18(日) 06:23:40 ID:ED3GAUqH
 中尾嘉宏は集英院大学の三回生である‥先日郷里の母親から、十歳下の従妹の桃夏が付属小学校に通う事に成ったので、面倒を見るようにとの通達があった。
 嘉宏は期待と不安が入り混じった複雑な感情が浮んで消えた‥不安は勿論優雅な一人暮らしライフが消滅してしまう事である‥期待は桃夏とまた一緒に暮らせる事であろうか… 
 実は嘉宏はロリコンの妹萌え男であったのだ‥‥桃夏とは実家で中一から高三の間の六年間一緒に住んでいた‥嘉宏の母親が父親と離婚後実家に出戻った形である。
 桃夏は実姉もいたが嘉宏に過剰なまでに懐いていた‥寝るのも一緒、お風呂も一緒、一度トイレにまで一緒に入ろうとした事があった。
 そして何かあるたびに…
「桃夏、お兄ちゃんのお嫁さんになる!!」  
 と言い放つ始末であった‥
「どうせ…一緒に寝る事に成るのだし、部屋の配置は今のままでいいか…」
 嘉宏は当時の事を思い出しては、顔をニヤニヤと緩ませてしまうのであった。 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 数時間後……宅配便の荷物と一緒に桃夏が到着した‥どうやらトラックに便乗して来た様だ、ケチな母らしいことではあるが‥
 桃夏は到着するなり憮然として表情で部屋をキョロキョロ見回した‥いきなり抱きつかれると思っていた嘉宏は正直桃夏の反応に困惑した。  
「お兄ちゃん、まだ片付けてないの!」
 第一声がこれである‥容姿は相変わらずのツリ目がちの大きな瞳、ツインテール、栗色の綺麗な髪と変わらぬスレンダーな美少女振りである。 
 しかも、付属小学校の制服が可愛さを引き立てているのだが、その言動は昔とうって変わって… 
「片付けるって…荷物は机位だろう…」 
「何言ってんのよ、洋服タンスにベットもあるのよ!バッカじゃないの!」
 それは刺々しい言葉の連発である‥やはり三年間も離れたら、少女は変わっていくものなのか‥ふと、娘に“臭い”と言われて落ち込む父親の気持ちが分かる様な気がした。
「え〜と、後何が来るんだ……」
「パソコンにテレビに…それと…あ!?お兄ちゃんはグズグズしないで、トットと部屋を片付けて!」
 嘉宏は桃夏に圧されてノロノロと部屋を片付け出す‥彼女が使う筈の部屋は現在お宝エロゲーやDVDの保管庫に成っていたので、桃夏に見つかって“キモイ”
とか“寄るな”とかボロくそに言われて更に落ち込む嘉宏であった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


162ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:25:07 ID:ED3GAUqH
 バタバタとした部屋の片付けと引っ越しが終わったのは夕方に成ってからである。 
 桃夏の部屋の入り口にはアコーディオンカーテンがしっかり引かれ、“部屋には勝手に入るな”とか“キモイので洗濯は別”とか事細かい制約が一方的に決められた。
 “終わった”…と思う嘉宏であったが…とりあえず、飯にしようと思い…
「桃夏、そろそろご飯にしようと想うが外に食べに行くか?」
「はぁ‥バカね‥学生が外食なんて‥勿体無いでしょう、だからお兄ちゃんは変態に成ったのね」
「分かった、じゃあ‥俺がつくるよ」
「ふん、私は食中毒になりたく無いわよ…いいわ、私が作るから」
「お、お前料理なんて‥出来るのか?」
「バカにしないでよ!!何時までも子供扱いしないで!!」
 ムッとした顔でキッチンに向かう桃夏‥いや‥小六は子供だろうとゆう突っ込みを入れられず‥口では桃夏に勝てない嘉宏であった。
 一方の桃夏は別に嘉宏の事が嫌いに成った訳ではなかった‥むしろ想いは募るばかりであったが、そこは三年間もほっとかれたと言うイライラと反抗期の入り口に差し掛かる微妙
なお年頃が混じり合って、素直になれないだけであったのだ‥しかも嘉宏のエロゲーやDVDを発見して怒りに拍車がかかっていたのだ‥但し桃夏は料理には自信があった。
「どう、お兄ちゃん」
 嘉宏が家を出てから必死に料理の勉強した‥有り合わせの材料にしては‥自分としては上手く出来たと思うが…祈る様に嘉宏を見詰める桃夏。
「うん、すげー美味しいよ」
「あ、当たり前でしょ!」
 赤く染まった頬を見られない様にソッポを向く桃夏‥嘉宏はそんな彼女が愛おしく思えたのだが…
「所で桃夏、そろそろお風呂入ろう」
「…そう、私から入ろうかしら」
「え?」
 お風呂場に行きかけた嘉宏の足が止まる。
「昔みたいに、一緒に入ろうよ〜」
「私、もう六年生だよ、一人で入るからいい」
 思春期の女の子に、お風呂に一緒に入ろうと言う嘉宏が、空気を読めないだけなのだが‥嘉宏は目の前が真っ暗になっていく。
 彼からすれば突然、桃夏に拒否された事に驚きを隠せない。
 嘉宏の落ち込み方が予想に反して大きかった事を桃夏は怪しむ‥一緒に入らないだけで、この様子はおかしいとさすがに彼女も感じ出す。
「何でそんなに一緒に入りたがるのよ」
「え?だ、だってさ…」
 
163ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:27:46 ID:ED3GAUqH
 返事を濁す嘉宏に桃夏は何かの違和感を憶えたが、もしやと感じた事はあったが嘉宏に限ってそんな訳ないと思ってた事実。
「私の裸が目的なんでしょ」
 思い切ってにぶつけたら、鋭い視線で見つめると、嘉宏の顔は、ばつが悪そうに引き攣っていく。
「……」
「……」
「そ、そんな訳ねーじゃん」
 一瞬、妙な間が開いた後、たどたどしい答えが返る、桃夏に気づかれた事で嘉宏の動揺は隠せない。
 あまりに分かり易い嘉宏の反応に桃夏の持ってた違和感は確信へと変わる。
 そして、恥ずかしさは頂点に昇っていた。
「お、お、お兄ちゃんのバカー!エッチー!変態ー!」
 桃夏は近くにあったクッションやらテッシュの箱やら、手当たり次第に投げつける‥嘉宏は閉め出されるようにリビングを後にしていた。
 仕方なく一人でお風呂に入りながら嘉宏はがっくり肩を落とした‥いつかはこんな日が訪れるかもしれないが、まさか今日やって来るとは思ってもみなかった。
 もう2度と桃夏と一緒にお風呂に入る機会がないと思うと残念でならない。
 目に焼き付けていた桃夏の裸を思い出すと自然と勃ってくるのだが、それも何処か虚しかった。
 嘉宏がお風呂から上がると、入れ違いに桃夏がお風呂に入っていく。
 桃夏にとってはいつもの一人お風呂だった。
「ちょっと…言い過ぎちゃったな」
 嘉宏に吐いた暴言‥ 落ち込んだ“お兄ちゃん”の顔を思い出すと今頃になって反省していた。
 お風呂から上がると除いた部屋で寂しそうにTVを見てる嘉宏の姿‥後悔の気持ちはますます大きくなるばかりだった。
 強い言葉で毒は吐くものの、本来の性格は優しい桃夏‥冷蔵庫からアイスを2つ取り出した彼女は嘉宏の部屋へと向かっていた。
「お兄ちゃん、アイス食べよう」
「…桃夏」
「どっちがいい?イチゴとバニラ。好きな方取って」
 桃夏が気づかってくれたのが嘉宏の身に染みる‥優しい彼女の気持ちが嬉しかった。
164ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:32:38 ID:ED3GAUqH
 確かに桃夏も小学六年生となり、大人になりつつある‥嘉宏もいつまでも一緒にお風呂に入り続ける事など頭ではおかしいと分かっていた。
「んんー、おいしい」
 まだ髪も乾かしてない桃夏からは、いつも使ってるシャンプーの匂いが嘉宏の鼻を擽る。
 お風呂上りで、まだほんのり火照った桃夏の体が側にある‥今までずっと我慢してきた感情がついに抑えられなくなっていた。
「…桃夏」
「―――っ!?」
 嘉宏は桃夏の体を抱きしめてしまった。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「な…ちょっと…お兄ちゃん…」
 当たり前の事だが桃夏が男に抱きしめられるのは初めての事だったが、従兄が相手とはいえ、心臓の音がドクドクと早くなっていく…しかし、不思議と嫌な気分にはならない。
「俺の事嫌いになった?」
「何言ってんのよ」
「だったら何で…」
 冷静を装うフリをしながら、桃夏の内心はドキドキ。
 嘉宏の手を振り解こうとするが桃夏の力では適わない。
 がっちりとした体付きは抱きしめられて改めて分かる。
 桃夏も嘉宏に男性を感じていた。
「でもさ、俺も気づいてたんだぜ」
「…何を?」
「桃夏だって、いつも俺のチラ見してたじゃん。」
「―――!」
 気づかれないように細心の注意を払ってたはずなのに知られていた…桃夏は動揺する。
 しかし、それは嘉宏が鎌掛けた嘘、もしかしたらと思いながらついた嘘だった。
 桃夏の顔色が変わっていく事で嘘が本当だったと確信する。
「桃夏が見たいなら、いくらでも見せてやるよ。」
 ズボンに手をかけると、躊躇なく下ろす。
「ちょ、ちょっと…お兄ちゃん!」
 飛び出した陰茎は大きく反り返り、天井を向いている…お腹に張り付く程勃っているのは若くて元気な証拠だ。

「そんなの見なくていいからズボン履いてよ」
 言葉で言うのとは裏腹に桃夏の視線は勃起した陰茎から離れない。
 初めて間近で見る陰茎に驚く。
「触ってもいいんだぜ」
 興味があるから驚きながらも目を反らさないに違いない。
 桃夏が素直に応じないのは照れと恥ずかしさからだった。
 その心中を察した嘉宏は、なかなか触ろうとしない桃夏の手を取り、陰茎部分に持っていく。
「お、お兄…!!…あっ…」
「すげーだろ」
 触れた陰茎は桃夏の思った以上に硬い物だった。
 フニャフニャとしたイメージを持ってたのに、今触れている陰茎は鉄の塊のようだ。
 
165ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:34:12 ID:ED3GAUqH
 ニギニギと形を確かめるように握り出すと、嘉宏は沿えてた手を離していた‥桃夏は勝手に触り始めている。
「あったかい・・・ってゆーか、熱い。」
 小さな桃夏の手で触れられる感覚に嘉宏は身震いする。
 自分で触る感覚とは違って気持ちがいい。
「桃夏…ちょっと…待って…んっ!…」
「…えっ!?」
「あ…あぁ…あぁぁ…」 
 その瞬間、陰茎の先端から白濁とした液体が勢いよく飛び出す‥まるで噴水のように吹き出た精液に桃夏は驚く。
え?え?な、何…これ?」
「ん…ごめ…でも、止まんねー…っく…」
桃夏の手の中でビクビクと収縮を繰り返す陰茎、今まで嗅いだ事ない匂いなのにエッチな匂いだと本能的に感じていた。
 桃夏の目の前で息を荒げた嘉宏が苦痛の表情で目を閉じていた‥桃夏は心配そうに嘉宏の顔を見つめていた。
「(もしかして…これって…精…子…?…嘘!?…)」
「桃夏にエッチに触られて…あー、でも気持ち良かった」
 桃夏は普通に触ってたつもりだった、そんな言われ方をすると自分がエッチな子だと思われてる気がして恥ずかしくなってゆく。
 しかし、桃夏もどこかおかしな気分になりつつあった。
「なぁ、桃夏」
「何?」
「お、俺のも見たんだから、桃夏のも…なんて…」
「見たいの?」
「うん」
「どうしても?」
「うん」
「下着…じゃ…ダメ?」
「それでもいい!」
 いつもなら怒ってもいい嘉宏の言葉だが、桃夏は怒れなかった‥確かに嘉宏の陰茎を見た‥しかも、触って射精までさせてしまった‥それを負い目に感じている。
 一方嘉宏も普通なら小学生の従妹に下着を見せてもらう事は情けないの一言だ。
 しかし、切羽詰まった嘉宏に背に腹はかえられない状況だったろう‥尤もシスコン、ロリコンの嘉宏には願ってもない答えだったのかもしれない。
 仕方なくパジャマのズボンに手をかけた桃夏‥お風呂場と違い、部屋で下着姿を晒す事に抵抗があるはずなのに嫌な気持ちがない。
 気づいてなかったが、実は桃夏もこの状況に興奮していた。
「お…おぉ…」
「お兄ちゃん!ち、近いよっ!」
 下着を見入る嘉宏の顔がくっつく距離に近づく‥嘉宏の息は下着越しの桃夏の陰部にかかっていた。
「(ん?…あれ?これって、まさか…)」
 桃夏の下着の変貌に気づいた嘉宏‥下着の中の陰部のワレメに沿うように、うっすら滲んで濡れていた。
166ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:37:17 ID:ED3GAUqH
 ワレメの溝から出た愛液がそうさせたのだろう‥桃夏本人は気づいてなかった。
 さっきから桃夏が感じたムズムズは桃夏がエッチな事に感じた疼きだった。
「もうー!お兄ちゃんの変態!何で匂い嗅いでるのぉ!」
 極度に興奮している嘉宏には桃夏の声は聞こえなかった。
「・・・あっ!?」
 下着をずらしと目の前にまっさらなワレメが顔を出す‥毛も生えてないツルツルの幼い陰部。
 こんなに至近距離で見た事がないから分かるその清潔さ。
「下着だけって…言ったのにぃ…ばかぁ!」
「ごめん…マジでごめん」
 バタバタと足を動かす桃夏の蹴りを体に受けながら、それでも嘉宏は夢中になって見入っていた。
「ちょっと濡れてる‥桃夏も感じてたんだな」
「う、嘘だ」
 嘉宏の陰茎を触り、精液の匂いを嗅いだ桃夏は初めての発情したのかもしれない。
 ワレメからは今も粘り気のある液体が少し滲んできている。
 嘉宏はその匂いに興奮していく。
「あっ!!」
 次の瞬間、桃夏は大きな声を上げる‥嘉宏は桃夏に黙ってそのワレメに舌を刺し込んでいた。

「バカ、バカ!それはダメだってばぁ!」
 嘉宏の頭をポカポカと叩く桃夏だが、もちろんそんな事ぐらいで嘉宏が止まる訳もない。
「あっ!…んんっ!…何…これぇ…」
 ワレメの溝に沿うように刺し込んだ舌先が下から上へと舐め上げる。
「あっ…んっ…やぁ…んっ…」
 込み上げる衝動に思わず出た声。
「ぷぁーヌルヌル、すげー」
 嘉宏が疲れて顔を上げた頃には、桃夏の陰部は唾液と愛液で嘉宏が言った通りヌルヌルしていた。
「へ、へ、変態っー!」
「げほっ!…痛っ…ご、ごめん!」
 途端に我に返った桃夏の強いキックが嘉宏のみぞおちに入る。
 一瞬息が止まる程苦しいキックなのに嘉宏は全く気にもしてなかった‥それで済むなら安いもんと満足すらしていた。
「でもさ、桃夏、気持ち良かったんじゃないか?」
「え?…そ、そんな事ある訳…っと…あの…」
 嘉宏のその問いに桃夏は照れながら頷いた‥確かに気持ち良かった。
「だろ…もっと舐めちゃだめか?」
「どうしてもしたいなら…後…ちょっと…だけ…いいよ…特別に…」
 いけない行為と分かりつつ止められない。
「桃夏…桃夏のここ…美味しい…」
 恐る恐るだった嘉宏の舌使いは大胆になりつつある。







167ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:40:46 ID:ED3GAUqH

 ワレメに沿っていた舌が、今は膣内に深く入り込んでいた。
「ふぁ!…あっ…やん!…お兄ちゃ…あっ!…」
 桃夏は少しづつ力が入らなくなっていく自分の体の変調に気づき出す。
「お兄ちゃ…ちょっと…」
「どうした?どっか痛いとか?」
「お腹ん中…熱いの…ドクドク脈打って…」
 大きく拡げた足、あんなに恥ずかしがっていた桃夏が大胆に陰部を嘉宏に晒していた。
「ムズムズしてぇ…どうしたら治まるのぉ…」
 桃夏のエッチな仕草と声に嘉宏は唾を飲み込む‥ 我慢してた最後の一線を超えてしまう背中を後押しするのに十分過ぎる姿だった。
「だめぇ‥恥ずかしい…お兄ちゃん…」
「ホントだ…膣内…熱くなってる…」
 膣内に入れた指に、桃夏の言ってた通りの熱さを感じる‥そして、思ったよりも拡がった入り口に嘉宏は驚いていた。
「(これなら…入る…)」
 力の抜けた桃夏を見ると、ついに決心を固めた嘉宏は桃夏の陰部に陰茎を宛がった。
「あっ…えっ?お、お兄ちゃ!?…んんっ!…何してんのぉ…」
 陰茎の先端が熱さに包まれていた…そのままの勢いで少しづつ腰を突き出すと、陰茎は桃夏の陰部に入り始めていく。
「ちょっと…入った…」
「だめ…だめぇ!…ばかぁ!」
 さっきまでの舌と違い、硬くて太いのが入ってきてるのが桃夏にも分かる。
 メリメリとお腹の中の何かが破れる感じがしていた‥桃夏が処女喪失した瞬間だった。
「気抜いたら‥すぐ射精そう…」
「は、初めてだったのにぃ…お兄ちゃんとだなんて…」
 もっとロマンチックなシチュエーションを夢見てた桃夏には幻滅する初体験になりそうだ。
「従妹と相手に…信じられない…変態…」
「そうかもしんないけど…でも、俺は…俺はずっと桃夏とこうしたいって思ってた」
「もう…バカで変態なんだから…でも、許してあげる」
 嘉宏の頬に両手を沿えると、桃夏は自分からキスをした…桃夏のファーストキスはセックスよりも後になってしまった事になる。
 そのキスは彼女が応じてくれた証明に思えた。
「んっ…すごい…これがセックスなんだね」
「ああ…そうだな…気持ちいい」
 嘉宏の快楽は桃夏には分からない‥ちょっと動くだけで痛みが走る。
 しかし、拡がった入り口が陰茎をがっちり咥え込んでる光景を見ると考えが一変する‥ギチギチと隙間なく埋まっている陰茎に桃夏は興奮していた。
168ロリLOVEL:2010/07/18(日) 06:44:13 ID:ED3GAUqH
「ちょっと…動いてもいいか?」
「うん」
「痛かったら言えよ」
「うん」
 狭い膣内へ陰茎の抜き刺しを試み出した。
「痛かったか?」
「だ、大丈夫…ピリってするけど…痛くない」
 それは桃夏の心遣い‥本当は痛みを堪えていた。
 しかし、嘉宏の胸に抱かれるとその痛みは然程感じなくなる気がした
「桃夏…んっ…桃夏…あっ…」
「んっ…あっ…やっ…お兄ちゃ…あっ…んっ…」
 痛かった動きが徐々に和らいでいた、桃夏は膣内が痺れるような感覚に陥っていく…結合した部分が熱い。
「お兄ちゃん…んぁ…お兄…あぁ…」
「桃夏…キツイ…んっ…射精ちゃうって…」
 嘉宏は懸命に結合した部分を擦り合わせて夢中になっていた。
「あ…んん…桃夏っ…射精…るっ!んんっ!」
 しがみついた嘉宏の体が、一瞬固まったように動かなくなる。
 桃夏は膣内が痛みと痺れた感覚で鈍くなっていた。
 限界を迎えた嘉宏が桃夏の膣内に大量の精液を放出してる事も気づかない。
全部が出切った後も、そのままの体勢でしばらく抱きついていた直行。
 桃夏は意味が分からず、嘉宏の肌の温もりを確かめるように抱き返すだけだった。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「じゃ…行くぞ」
「…うん…んっ」
  すべての事が終わった後、汗だくになった二人は一緒にお風呂に入っていた。
「やだぁ…」
「どうした?」
「どうしたじゃないでしょ!」
  いくら初潮も迎えてないとはいえ、いきなり膣内射精しには桃夏が怒るのも無理はない。
 膣内から溢れてくるトロリとした精液に驚く。
 さっき手の中で行われた射精が、膣内で行われた。
 改めてセックスした事実を思い知らされた瞬間だった。
「ああー、気持ちいいなぁ」
「狭いよ」
「まあ、いいじゃん」
 
169ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:47:59 ID:ED3GAUqH
 二人は珍しく一緒に湯船に浸かっていた。
「痛いだけで気持ちよくなるのかな?」
「なるんじゃないか?何回かしてたら、女の子だって気持ち良くなるだろ」
「ふーんあの…でさ」
「ん?」
 桃夏は言葉を濁す…うまく言いたいけど言えないのは恥ずかしいからだ。
「な、何で私とって思った?」
「んー桃夏は小さくてかわいいからな、従妹だけど大好きだし」
「な、何言ってんのよ!」
は後ろ向きで良かったと胸を撫で下ろす。
嬉しくて顔がニヤけていた。
 最初の相手が嘉宏で良かったと感じていた。
 自分も嘉宏の事が大好きだと伝えたいが、それはやはり恥ずかしさが邪魔して言えない。
 そして、目の前で後ろ向きで小さくうずくまって座る桃夏の姿を見て嘉宏は思っていた。
 一回だけの関係で終わる事なく、何度でもしたいと。
「またしたいって思ってんでしょ?」
「えっ?」
 心中を読まれた事に驚く嘉宏。
「な、何で分かった?」
「…さっきからお尻の辺りに硬いのが当たってんの!バカ!」
 狭い浴槽に密着したせいで、嘉宏の勃起した陰茎は桃夏にくっついていた。
「お兄ちゃんがどうしてもって言うんなら…もう1回ぐらい…いいよ」
「マジで!?」
「別にお兄ちゃんの為じゃなくって、私が慣れときたいって言うか…その…」
「桃夏♪」
 桃夏の複雑な気持ちも気づかず、嬉しい嘉宏は後ろから抱きついていく。
「ちょ、ちょっと!もう離してよ!」
「いいじゃん、いいじゃん」
 困ってるものの、実はちょっと嬉しい桃夏だった。






170ロリLOVE:2010/07/18(日) 06:48:54 ID:ED3GAUqH
終了です。
171名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 11:32:49 ID:UbnUMu8k
おつ
EDでも妄想はできるんだなww
172名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 23:47:07 ID:b3A3mht9
EDてなに?
173名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 04:34:11 ID:nJOgBvyb
エンド・オブ・男性器
174名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 11:25:23 ID:QVuiGxQE
え?mjd?
175名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 12:04:28 ID:+IvfkFAL
エンド・オブ・ダンディズム
176名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 15:44:20 ID:SiHULWIR
ツンデレとツンデレがつきあったらどうなる!?
例…ベジータ×アスカ
 …海原雄山×天童あかね…とか
177名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 17:12:12 ID:GMeZLF7A
なんで例が萌えないんだよ…
178名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 19:38:04 ID:kjS1FWE0
アスカがツンデレか否か、問題となる
179名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 04:56:23 ID:vPHGPtjB
>>178
「地球は狙われている!」の人だと、腐女子向けだねぇ
180名無しさん@ピンキー:2010/07/21(水) 10:01:29 ID:F2Q2hlGy
>>179
アレならデビッドだ罠(ツンデレ)
高橋監督のツンデレと言えば他にはキャナリーとか鏑木とか(ry
181名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 06:06:23 ID:7hqDZWRt
ツンデレと言えば幼馴染み
182名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 22:03:27 ID:lTT1TSll
お姫様と従者…女上司と部下とかも良いな‥後気の強い女がしおらしく成る時…ってスレが有るけど…気の強い女とツンデレの明確な違いはどの辺かな?
183名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 22:12:46 ID:03xxW9v5
気が弱くてもツンデレは成立する
184名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 09:46:07 ID:co8+OnCQ
臆病者のツンデレ…オドオドしたツンデレ…想像出来ん!
185名無しさん@ピンキー:2010/07/24(土) 10:20:28 ID:oeOjQzQ5
気が強い非ツンデレだって普通にある罠
186ツンデレ攻略法:2010/07/25(日) 02:48:23 ID:wozGbkdq
「お前のことが好きだ…」
「はあ?笑わせないで…」
「何だとぉおお…人がせっかく…告ってやってるのにぃい……このブス!!」
「ぬわんですってぇええ〜〜〜」
「ケッ!!てめぇみたいな“ブス”に告った俺がバカだったんだよ…あばよ…」
「ま、待ちなさいよ…だ、誰も‥嫌だとは……」
「へぇ〜〜ひょっとしたら…お前も俺の事が好きなのかなぁ?」
「だ、誰が…あんたなんて“大嫌い”」
「ほぉ〜そうですかい!…ほな、さいなら…」
「この、バカぁああ!!!」
ラブコメの王道では有りますが‥エロパロ板で、これではエロ迄持って行けません‥ツンデレの攻略法を考えてみましょう‥
〜*〜*〜*〜
「お前の事が好きだ」
「はあ?笑わせないで」
「…そうか…嫌なら良いんだ…」
「あ……べ、別に嫌とは…」
「フッ」
「な、なな、何笑ってんのよ!」
「いや…ごめん、可愛いなって…思ったから…」
「なっ!?……つっ!」
「昔から…好きだった…お前は?」
「え?」
「お前は俺の事どう思ってるんだ…」
「わたしも…その…あなたの事…あの…その…すすす…き…と言うか…」
「ツン……」
「え…(やだ…肩を掴まれた…)」
「………いいかい」
「聞かないでよ…ばかぁ…(目を閉じる)」
「…………」
「ん‥んん…ん…やだ…あ…」
「ツン……」
「……す…き…」
〜*〜*〜*〜
@ツンが来たら一歩引いてみる
Aツンデレはおだてに弱い傾向がある。
Bデレを見極めたら一気に攻めろ
187名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 09:19:27 ID:EfH9CG/g
C自分もツンデレになる
188名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 19:56:59 ID:Y/VJtDd1
一つアイデアが出た…日本人嫌いの海外留学生が主人公の家にホームステイ…ツンは強烈そうだ…う〜ん…駄目だ政治板から荒らしがいっぱいきそうだw
189名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 20:12:40 ID:xyh1i8KU
その言い方からするとその留学生は特亜出身のつもりみたいだがそんなの俺もお断りだ
190名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 21:38:42 ID:ZDXeI/vO
>>189
もしかしたらNINJAに強盗に入られたアメリカ人少女かもしれないじゃないか!
191名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 23:41:30 ID:kKy4dZZK
>>190
才能を持て余しすぎだろ
192名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 10:02:59 ID:rKh3rGW4
しかし…ツンデレの場合最初のツンが強ければ強い程、後からのデレでカタルシスが得られると言うもの……
主人公=男が親の敵とか、幼馴染みにしても家柄や知能、容姿に劣っていて心から馬鹿にしているとか‥何か良いシチュない?
193名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 10:40:03 ID:kQqAWH8B
小同じ→中別→高同じ
小の頃に男にいじめられてたせいで人間関係がうまくいかなくなり中から高に至るまでずっと孤立
こんな状態(性格?)になったのは男のせいだとしてずっと男の事を恨んでいる…

んー何かこれでも弱い気がするな
あと自分で言っておいてアレだがいじめの内容次第で胸糞悪くなりそう
194名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 17:15:23 ID:g2DT2xg6
なにか例題があるといいんだがな
芙蓉楓? 近衛素奈緒?
195名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 18:18:36 ID:lmfVYCvS
>>188
「日本人なんてあんたみたいな変態ばかりだからいやよ!」
あれ、あんまり変わらんな
196名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 08:14:19 ID:ZsutsQvD
デレが尋常じゃないくらい甘々なツンデレ
197名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 17:05:43 ID:XeR5YYQ2
デレとツンの配分は?
198名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 02:42:51 ID:i3jBLlDv
常々言いたい事があったんだ、聞いてくれ
人には5つの感情、即ち五情がある。だが最近は、喜怒哀楽愛憎の六情であるとも言われてる。
しかし、何か足りん。そうだツンデレが足らん!
つまり喜怒哀楽愛憎ツンデレである。七つの感情に目覚めてこそ究極の燃え&萌えの境地に達する。
てなわけで心理学者共は早急に改正汁!

199名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 03:19:20 ID:YBSnyxeO
ああ?
セブンセンシズにあやかってセブンエモーションズとでも言いたいのか?
200名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 23:24:15 ID:oYzcJDkA
ツンデレの上に淫乱なんてのはどうだろうか
201名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 19:15:56 ID:a8sfEaL1
ツンデレキャラと言えば貧乳、ウブ、処女、とのイメージが有るけど…淫乱、巨乳、痴女のツンデレキャラとか居るだろうか…
202名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 20:32:22 ID:OwkydqdP
巨乳はありだろ

俺がありって言うんだから間違いない
203名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 21:48:04 ID:h5NFFxiy
ウブじゃないツンデレもアリだ罠(書くの難しそうだけどナー)
204名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 23:37:48 ID:Czc097ht
やはり年上のツンデレですなぁ
205名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 11:06:29 ID:YDGS2P+6
ビッチがだんだん一人にのめり込んでいくのとかいいじゃない
206名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 11:10:04 ID:JTv3UPr9
207名無しさん@ピンキー:2010/08/05(木) 02:25:04 ID:zkit3aw8
>>206他スレの宣伝をするんじゃない!!wただでさえ属性的にツンデレは他に分散されてると言うのにorzビッチでもツンデレならこっちで発表すべき…ヤンキー娘と童貞教師とか萌えそう…
208名無しさん@ピンキー:2010/08/06(金) 12:51:14 ID:4bVhOjxx
悪の女幹部ってツンデレぽくない!?…イースとかダークプリキュアとか園崎若菜とかw
209名無しさん@ピンキー:2010/08/06(金) 13:05:37 ID:CfYSalui
某エロゲのことかと思った
210名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 03:07:01 ID:yKxgWlPO
ミク「ありがとうございます///なんでこんな変態の家に来ちゃったんだろう・・・」
ミクはツンデレなだけだよ! ツン:デレ=999:1 なだけ!
211名無しさん@ピンキー:2010/08/08(日) 22:51:47 ID:mZfoYa/B
本当は好きなのについ怒鳴ったり憎まれ口を叩いてしまい
男は自分は嫌われていると思い込み、彼女を不愉快にさせないようにと距離を置くようになる
212名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 03:53:37 ID:wuOdT1r3
ウチの嫁はツン100%何だが…デレを引き出す方法は無いものか…イヤまじで…
213名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 07:48:18 ID:HmWoqik4
ツン100%でどうやって結婚したんだよwwww
214名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 09:46:47 ID:5+ZN/de6
政略結婚か…胸熱
215名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 21:14:19 ID:hrTi+kuV
政略結婚なツン
216名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 23:58:09 ID:k5qtOMtO
政略結婚させられそうになったツン姫が見合いを破談させるために結婚相手の王子に対して
罵詈雑言を浴びせたり、嫌がらせをしたりするがそれに対して王子は反論せず親に告げ口もせず
黙って姫の悪口を受け続ける

業をにやしたツン姫はある日、城を抜け出すが途中で盗賊に誘拐されてしまった
「私に手を出したらどうなるか分かっているの!?」
とツン姫は強がるが、盗賊団は下卑た笑みを浮かべるのみ
そして盗賊がツン姫を凌辱しようとしたその時、村人の話を聞いた王子が盗賊団に対して斬りかかる
悪口を言われても「気安く触らないで」と手を叩かれても表情一つ変えなかった王子が
怒りに満ちた顔になっているのを見たツン姫に何かが芽生え始める
そして盗賊団を一掃した王子が「さあ、皆が心配している…早く城へ戻ろう」と
ツン姫に手を差し出し、ツン姫が憎まれ口を叩きながらもその手を握ろうとする
しかし、盗賊の一人が最後の抵抗として姫に目掛けて毒矢を放つ
それに気が付いた王子が姫を庇ったために毒矢を受け重傷を負ってしまう

その後、王子は城へ運ばれ治療を受けるが今夜が山だと医師は告げる
ツン姫は自分のせいだと自分自身を責め、謝罪するべく王子が寝ている部屋へと向かうが医師に止められる
そこで目を覚ました王子が二人にして欲しいと医師に頼み、部屋の中は王子とツン姫の二人だけになった
ツン姫は謝罪の言葉を口にしようとするが、姫という立場だからか日常において他人に謝る事がなかったため思うように言葉が続かない
そんなツン姫の姿を王子はしばらくの間、無言で見つめていたがやがてツン姫を責める事もなく、ツン姫が無事で良かったと無表情ながらに告げる
そんな王子にツン姫は「何で私の心配をするの!?私のせいであなたは―――!」
と涙目になりながら王子に問う
それに対し王子は「……自分の妻を守るのは夫として当たり前の事だ」
と優しく微笑みながらツン姫の頭をゆっくりと撫でる。
王子の言葉と笑顔にツン姫はその場に泣き崩れ「ごめんなさい…ごめんなさい…」
と今まで悪口を言い続けた事を王子に謝り続けていた
そして、王子とツン姫の唇が重なり―――




というストーリーを考えているんだが三国志10をクリアした後で良いですか?
217名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 00:01:31 ID:e1QmJb9Z
今すぐ執筆作業に移るんだ
218名無しさん@ピンキー:2010/08/12(木) 01:08:19 ID:41KEgeP3
そこまであらすじバラされると投下されても先の楽しみが無い
219名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 03:30:08 ID:XJ/P6Rev
ツンデ霊ものとかどう?オカルト板はエロ無しだし…規制が何時掛かるか分からないし…
220名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 13:54:21 ID:kWuAlx3I
ツンデ霊でぐぐれ
まとめサイトが見つかるぞ
221名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 13:55:18 ID:kWuAlx3I
すまん俺が浅はかだった
忘れてくれ
222変態男とツンデレの監視者:2010/08/15(日) 04:30:16 ID:2vh1PtM/
 泉宗太郎は変態である…どの位変態かと言うと、迷惑防止条令による検挙十八回、県警による不審者リストにもバッチリ登録をされている程である。
 しかし彼はまだ刑務所等にぶち込まれた事は無い。
 何故かと言うと未成年で高校生とゆうこともあるし、母親の実家がさる有力代議士であることも関係しているであろう…でも‥一番大きな理由は監視者が居るからである。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
223変態男とツンデレの監視者:2010/08/15(日) 04:34:27 ID:2vh1PtM/
ーー通学の電車内にて
「はあ、はあ」
「……どうしたの宗太郎?」
「だって…ミニスカートの女子高生がいっぱい…」
 普段は自転車通学の宗太郎であったが今日はたまたま自転車が朝から故障してしまったのだ。
「はあ!?バカじゃない!!」
 宗太郎の股間は見事に盛り上がっていたのだった、多分常人より性欲が強いのだろう‥彼女‥由花子‥宗太郎の幼馴染みの名前だが、大きな溜め息を一つ吐いた‥
「由花ちゃん♪ちょっと逆さ撮りして来るね」
 携帯を片手に女子高生の群れに突入しょうとする宗太郎。
「こ、この‥バカ!!また、捕まりたいの」
 由花子は宗太郎の足を力一杯踏みつける、しかし180を超える大男の彼には小柄な由花子の体重は、さしてこたえた様子はなかった。
「へへん‥じゃ、ちょっと行って来るね」
「ちょっと宗太郎‥待ちなさい!」
 由花子は鋭い目つきで、カバンから金属バットをスルリと取り出す。
「あわわわ!!ゆ、由花ちゃん‥そ、それは勘弁してよ‥」
 顔面蒼白な宗太郎‥由花子は別にソフトボール部ではない‥彼女は常につかず離れず宗太郎に寄り添い、問題を起こす前に毎回金属バットで彼をタコ殴りにしていたのである。
 頑丈な宗太郎でなければ、間違いなく病院送りであろう勢いで。
「で、でも‥うぇ…うぇええん…うぇえ」
 由花子は小柄で可愛らしい少女であるが幼稚園の頃から宗太郎の天敵であり頭が上がらない存在で有ったのだ‥
「デッカい図体して何泣いてんのよ、あんたみたいなのが、独活の大木って言うのよ」
 由花子は盛り上がった宗太郎の股間に膝蹴りを何度も喰らわす。
「うぇ…イタいよ…由花ちゃん‥うぇええ‥」
「奴変態のクセに生意気なのよ!」
 膝でグリグリと肉棒を潰してやるとばかりに鋭角に押し付ける由花子
「イタいよ…イタいよ…勘弁してよ‥」
 泣き喚く宗太郎を後目に、由花子の責め苦は勢いを増すばかり‥しかし彼の肉棒は彼の意志と反してますます硬度を強めていった。
「こ、このデカ‥ち〇ぽが…生意気ね」
「だって…だって…」
「だってじゃない!!…ちょ、ちょっと、こっちに来なさい‥」
 由花子は強引に宗太郎の手を引っ張り、電車の隅に連れて行く。
「ねぇ〜どこ行くの由花ちゃん‥ねぇ〜」
「うるさい!勃起したままで学校に行けないでしょ!」
 由花子は自分のスカートで宗太郎の股間を隠すと‥ヂーツ‥と器用にチャックを開き宗太郎の肉棒を取り出す。



224変態男とツンデレの監視者:2010/08/15(日) 04:37:51 ID:2vh1PtM/
「由花ちゃん‥何を‥」
「バカは黙ってなさい!」
 戸惑う宗太郎を一喝すると由花子は彼の肉棒は由花子の誘導の下、スカート越しではなく下着の上から直接お尻の谷間に挟まった。
「…ッ!!」
 思わず声が出そうになる宗太郎‥柔らかな圧力と包み込むような温かい感触が快感となる。
 幸い乗客は現状に気づいてはいないらしい。由花子もそれに気がついたのか、擦るスピードとパワーを徐々に上げていく。
 フリルの付いた由花子の下着はピストンの度に裏スジの部分をこすり、何ともいえない絶妙な刺激を与えてくスジの部分をこすり、何ともいえない絶妙な刺激を与えてくれる。
 そしてそのまま電車の揺れに合わせて小さくお尻で一物を擦り合わせ始めたではないか。
……グリッ……ゴリッ……グニッ……
「うう…由花…ちゃん…で、出るよぅ…」
「ば、バカ…こんな所で〇ーメ〇ぶちまけるんじゃないわよ…」
「で、でも…」
「(…このままでは私まで捕まってしまう……そ、そうよ…蓋をすればいいのよ)」
 何を思ったのか…由花子は自分の下着をずらすと宗太郎の肉棒を自分の秘部へ…
「ん…!!!!!」
 声が出そうに成るのを必死に宗太郎の肩に噛み付き、声を押し殺す由花子と発射寸前の宗太郎‥その時同時に電車は駅に到着した。
 

225変態男とツンデレの監視者:2010/08/15(日) 04:39:47 ID:2vh1PtM/
‥その時同時に電車は駅に到着した。
 ドアが開いた瞬間、由花子に手を引かれ乱暴に男子トイレに放り込まれていなければ大惨事になっていたに違いない。  それから由花子に処理してもらい、半ば放心状態の宗太郎‥ 「あんた‥また大きく成ってきたわね」
「え‥えへへ……」
「しょうがないわね…今日は学校は昼からね」
「え?」
「し、しかたないでしょ…このデカち〇ぽ‥何とかしないと…」
「ゆ、由花ちゃん‥」
「か、勘違いしないでよね…こ、これは世の女性の為、人助けなんだから…」
「うん」
「しかし、この濃さだと後7回は出来るわね」
 こうして毎回由花子から搾り取られてるおかげで宗太郎は無事社会生活をおくれるのであった……破れ鍋に綴じ蓋?違ったっけ?お後がよろしいようで。


226名無しさん@ピンキー:2010/08/16(月) 11:55:40 ID:vmx/lKzc
えっろす
227ツンデ霊とツンデレ少女:2010/08/19(木) 00:20:17 ID:PSVh2IN/
 ある新入生の少女が某格安物件のアパートの部屋を借りた…しかし、そこは…
「あんた何よ!出て行きなさいよ!」
「あのね…わたしが先にココにいたの」
「……幽霊のくせに」
「ふん、ツンデレ女が……」
「……所であんた‥何で幽霊に成ったの?」
「………………」
「ねぇ〜何でよ〜」
「う、うるさい!呪い殺すわよ!」
「はは〜ん‥大方片思いの男にでも未練があるよでしょう〜ほら言ってみ!うり、うり」
「///………………………………………」
「え!?マジ…………」
「ば、ばか…死んじゃえ〜」
 ツンデ霊はその日を境に忽然と姿を消した……
「あ〜あ…酷い事言っちゃったかな〜」
「でも、アタシもあの幽霊の事笑えないんだよね〜」
 そう…アタシも片思いの人が…でも…素直になれなくて…
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 数日後なんと片思いの彼から…告白された♪
「いや〜数日前から変な女の子が夢に現れてね‥そ、その君の事を良く見ろと…まあ…良く見たら…か、可愛いなと…」
 もしかしたら…あの幽霊…の仕業…どう言うつもり…アタシは急いでアパートに戻った…
「ちょっと!幽霊!聞いているんでしょ!出てきなさい!」
「…………何よ、うるさいわね〜」
「あ、あんた‥何で余計な事を…」
「余計な事?…アナタはわたし、素直に成れない…それが“私達”」
「あ、あんた…身体が…」
「ふふふ…アナタが望みをかなえたので…満足したのかも」
「そ、そんな…」
「さようなら…アナタに会え…て…良かった…わ…」
「ば、ばか…勝手に成仏するな!!…」
 彼女が答えることは二度となかった…
「///……さようなら…親友…」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ふう…やっと書き終わった…」
「へ〜どれ、どれ」
「って…どわわっーーーー!!!…あ、あんた…成仏したはずじゃ…」
「誰か成仏したって…アナタみたいな“ばか”を残して往けないわよ…」
「///」
「わたしにまた会えて嬉しいでしょ…うり、うり」
「こ、このバカーーーー!!!///」
「それは良いんだけどね…ア・ナ・タ…今日の彼に対する態度はナニ!!…このツンデレ女!今から可愛く成る特訓よ!クリアーするまで飯抜きね」
「ひえええ〜〜〜」
228名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 04:18:25 ID:1rIAM257
Yu♪Ray☆裏飯屋!!
小傘ちゃん見たいなのなら大歓迎
所でツンデレの乳揉みをした場合
開始→一分後→十分後の反応はどうなる
だろう?と言う妄想に取り憑かれております
229名無しさん@ピンキー:2010/08/21(土) 20:53:20 ID:KMqWgCyG
開始→死亡→蘇生→夜這い→寝惚けていて状況が読み込めないツンデレ→夢の中でぐらい素直になりなよ→(略)→
→朝→今度こそ死亡かと思いきや→「せっ、責任取りなさいよ……ばかぁ/////」→(略)→結婚
230名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 06:18:59 ID:kJNJHaqx
夢の中なら素直になれるってのはツンデレの王道ですね
231名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 14:26:00 ID:S17ykHr0
人いないな
232名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 23:42:28 ID:zxb2EEcy
書き手が少ないと進行は滞りやすいからね
233名無しさん@ピンキー:2010/08/28(土) 19:54:43 ID:87FenUMZ
愚痴る位なら1024文字内の小ネタから投下してみよう!コレって間接キスだよな…辺りから
234名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 12:40:38 ID:kAgpK3wo
「ツンデレちゃんのお尻なでなで…」
「な、何すんのよ!こ、こ、このド変態!!」
「ふへへへへ」
「怒…(ドカッ、バキッ、ベシッ)」
「…これって、ソフトSM…」
「帰らせてもらいます…」
235名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 15:15:50 ID:LzWZNVRH
「さらに放置プレイとは・・・!!」
236名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 21:58:13 ID:eJnh/j8i
ツンデレなんて最初から無かったんや!
237名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 01:43:32 ID:/jY7cyaC
久々に懐かしのエロゲーをやっている
スマン!スレチかも試練我
まきいづみのツンデレは良いなぁ〜〜
238名無しさん@ピンキー:2010/09/03(金) 17:56:56 ID:0MfMg5A/
いいもんもってんじゃねーか
239名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 22:34:30 ID:7cPZhxSP
犬猫合戦
240名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 20:43:27 ID:iwD2ykZM
ツンデレの最高度だと思われる
ゼロの使い魔(ヒロイン)
ハヤテのごとく(ヒロイン)
あとは
らんま1/2
フルメタルパニック(ヒロイン)
となグラ!(ヒロイン)
あまえないでよ!(ヒロイン)
陰からマモル
アキカン!(ヒロイン)
GTO
スクールランブル(ヒロイン)
護くんに女神の祝福を(ヒロイン)
半分の月がのぼる空(ヒロイン)
つよきす(ヒロイン)
しかし‥規制でどの板も住人減ってるなぁ〜〜運営やjimは何を考えているのだろうか……
241名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 00:39:57 ID:2pgpu9kA
連載再開される修羅の門はまた現地でツンデレ娘を引っ掛けることになるんだろうか
242名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 07:04:50 ID:f3RJHQYj
つよきすはツンデレかね
243名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 01:42:29 ID:jB5mm3XF
素奈緒がツンデレじゃなかったら俺は何を信じて生きていけばいいんだ
244名無しさん@ピンキー:2010/09/09(木) 22:52:20 ID:LO/UB2Mu
ツンデレは一歩間違えると関係が険悪になるのでほどほどに
245あるツンデレ幼な馴染みのモノローグ:2010/09/10(金) 22:59:07 ID:BRoE7r0i
心臓がバクバクする
あいつの顔を見る度に顔が火照る
けれど出てくる言葉は……
「バッカじゃないの!」
「ほらほら、あんた邪魔だから」
憎まれ口ばかり…
この間あいつの気を引く為に
他の男からもらったラブレター見せたら
「良かったね」とほざきやがる…
早速ボコボコにしてやったけど
バカバカバカーーっ
何で私の気持ちに気づかないのよ
って‥そりゃあ私が素直じゃ無いからかもしれないけど…
こんな可愛い幼な馴染みが居たら
告るのが当たり前じゃない!
そんな事は日本国憲法でも決まってることだし
アイシュタインや呂布や聖徳太子や
坂本竜馬やトム・クルーズも認めてることなのよ…って
この間夏休みの作文に原稿用紙八百枚分のレポートを提出したら(題ー幼な馴染みと告白の法則)担任から精神科を紹介された……
だめ、気持ちが押さえられない…本当はあいつを監禁して……
だめだめ! それってヤンデレじゃない!
やっぱりあいつが私に告って、それで私が言うの……
「ふん、しょうがないわね!ほ、本当はいやだけど、仕方ないから付き合ってあげるわ…死ぬ程感謝しなさい!」
って……
そしてあいつが私に言う…
「あ、ありがとう…こんな身近に素敵な女の子が居ただなんて」
「そうよ、あんたって鈍すぎ!」
そしてあいつが私を抱きしめて………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
は!いけない、妄想の世界にハマってしまったわ‥よ、涎が(ジュルジュル)
しかし最近学級委員長の三つ編み女があいつを見る目が熱い…今度裏に呼び出して…交渉…決裂…樹海…埋め…
は!まただわ…最近現実と夢の世界の区別が……
大丈夫!絶対あいつに私の魅力を気付かせてみせる!
只今日もあいつをボコボコにしちゃったんだよね……あの三つ編み女に見詰められて
顔を真っ赤にしたものだから…つい…金属バットで…私の魅力に気付く前にMに目覚めたら心配だな…

246名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 23:15:05 ID:VH50Bh+4
ん〜
なんか違うな
247名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 00:54:29 ID:Ien4ScgI
うん
ただのキチガイだ

自分から動こうとしないくせに相手にすべて責任を押し付けてるあたり、クズの臭いがする
248名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 17:53:59 ID:8KSp6I+d
これはむしろヤンデレの域だ
249名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 13:20:39 ID:1mbyrpOo
つってもツンデレ自体精神疾患なわけで
250名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 19:11:03 ID:5qeCRkS1
>>246-247こういう出来そこないは駄ラノベに多いなw
251名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 23:02:42 ID:sFIDuSZs
ツンツンな人魚姫もまた良い
助けた王子が別の女の人を好きになるのを見た時にどうなるのか見物だな
252名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 19:13:12 ID:4VdoRa/9
そしてやっぱりヤンデレになりそうだな
253名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 02:07:42 ID:5woVN/xi
人魚と人間のハーフな怪力ツンデレが出る話は読んだことがある
あれはもっと続けられたはずなのに、もったいなかった
254名無しさん@ピンキー:2010/09/25(土) 22:36:25 ID:g+ciSHlt
若い女上司に差別され続けて鬱になりそうだ………俺が一体何をした
255名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 03:39:04 ID:r2Rm3WQc
ツンデレかビッチかの識別方法
誉めてみる…
ビッチーー「ふん!」鼻で笑う
ツンデレーー「そ、そんな事言われたって、べ、別に嬉しく無いんだから…」
256名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 22:16:32 ID:0XkVe70s
好きなのに冷たくし続けた結果、相手が病になってしまったらツンデレ娘はどうするのだろう
257名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 22:45:43 ID:u3Dkt+JZ
ほしゅあげ
258名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 22:33:20 ID:0SYmLFpw
>>256
ストレスが溜まって胃腸辺りに来そうだな
259名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 03:16:03 ID:IdhYQ2xY
俺の体調が悪いのもそのせいだな
260名無しさん@ピンキー:2010/10/16(土) 04:20:09 ID:IAyZqOPt
261名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 08:49:20 ID:TLfEV9CX
「らめぇえっ!おちんぽみるくでますうっ!!!」
262名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 19:00:11 ID:xZ9TADCK
青葉りんご さん 出演数(45本)
【代表作品】
・馬岱(真・恋姫†無双 〜乙女繚乱☆三国志演義〜)
・四方堂 ナリカ(超昂閃忍ハルカ)
【キャラ出演傾向】
年下キャラを中心といった感じで、特にツンデレキャラがメインですかね。
【コメント】
2005年が初出演という新人声優なんですが、今となってはネタ声優と成り果てていますw
歌もうまいのでエロゲの主題歌でも歌っていたり。
エロゲ声優なのに顔出しバリバリな声優としても有名です。
ほめらじPPでは荻さんに若干嫌がれているのが印象的ですw
なんでこんなに出演数がすごいと言うと・・・大半が抜きゲーに出演しているからだ!w
263名無しさん@ピンキー:2010/10/23(土) 20:18:13 ID:IiI/pf6k
エロゲーの声優がssを朗読するサイトが有れば流行るかもしれない
264名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 00:10:34 ID:SA+UsiSo
ツンデレVSツンデレ
265名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 23:59:16 ID:FCvu5oEq
ツンデレカップルの場合どうしてもすれ違い成分と心の奥底に有る純情無垢な部分の描写に筆を取られがちでエロ成分が薄く成りがちだが…こうゆうのはどうだろう
主人公(男)とヒロイン(女)を義理の姉弟とする。 お互い好きあっているが素直に成れない
数日前義姉と派手な喧嘩をして何日も姉と口を効いてない義弟は姉が不在の日にこっそり部屋に忍びこんで姉を想って弟が姉の所持品でオナっていると
そこに姉が帰宅し……最初は驚き叩き出そうとした姉だが、持ち前のSっ気から弟に折檻しょうと考えて……
良く考えればこのパターンはエロゲーに有るなw
266名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 01:27:59 ID:HnNY3l+H
ツンデレのラブコメは押した時よりも引いた時のリアクションが個人的要
267名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 03:02:17 ID:mTscdigR
ふむふむ…で、具体的に言うと?
268名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 23:45:49 ID:HnNY3l+H
押すと慌てて離れる
引くとさらに慌ててくっついてくる
269名無しさん@ピンキー:2010/10/29(金) 03:56:26 ID:9TYD/boJ
「お前俺に気が有るんだろうw」→「はん!誰があんたなんか!」
「俺の彼女でも無いのに何で口出すんだよ!嫌いならほっといてくれ!」→「誰が嫌いって言ったのよ!私あなたのことが昔から…って…や…ちが…もう、バカ!!」
ですかね…
270名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 03:04:58 ID:sxQ7KSuR
ツンデレはヒロインの王道
271名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 23:05:31 ID:3iDznigz
貴族育ち故にプライドが高く常に他人を見下し続けるツンなお嬢様
272名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 06:38:27 ID:tC3u0UKt
何年前の少女漫画だったか…主人公(男)対して金持ちの高飛車令嬢と
ヤンキーのツッパリ少女のWツンデレヒロインの作品が有ったな…題名が思い出せないが……
273名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 21:33:03 ID:/p62TLKj
その漫画スゲェ読みたいんだけど。
274名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 12:46:40 ID:MD8k/pUO
話の流れで一つアイデアが浮かんだが…
不良少年(男装)と高飛車お嬢様
男を馬鹿にしてたお嬢様が不良少年(男装)に助けられて…
もしくはワガママツンデレ姫と復讐にもえる男装ツンデレ傭兵戦士…
男装戦士の復讐相手が実はワガママ姫の父親だった…
最初は敵に近付く為に姫の恋心を利用する男装だったが…
しかしエロパロ板では百合は別板でやれと言われる事が多いので微妙なネタだが…
275名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 16:00:47 ID:9V4OpFmh
>>274
百合板じゃないのに何故そこまで男装キャラに拘るのかワケワカラン
素直に男キャラでいいじゃないかと(ry
276名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 19:07:37 ID:MD8k/pUO
>>275
 いや〜あスマン丁度『花とゆめ』『フルーツバスケット』           の男装ツンデレ
草摩慊人タンに、萌えてたので…
277名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 23:26:13 ID:iWtTkxsT
今までパシりにしていた男の子に噛み付かれる展開を考えてみた
278名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 04:23:32 ID:hwBBOnxY
お!?それ良いんじゃね・・・
主人公(男)ー気弱なショタ
ヒロインー主人公の幼馴染み気が強いツインテール・・・金持ちお嬢様と使用人の倅orヤンキー娘とショタでも良いかも
279名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 19:26:41 ID:MapZObg6
今までこき使っていた幼馴染みの男の子が、ある日別の女の子と楽しそうに笑っている所を見て
「私にはあんな笑顔を見せた事ないのに…」
と影で涙を流しつつも、こき使うのを止める事が出来ない自分がいてさらに自己嫌悪に陥ってしまうお嬢様・・・・という展開を思いついたが時間が無くて困ったよ
280名無しさん@ピンキー:2010/11/14(日) 20:02:43 ID:OyW6ofLw
とりあえず気乗りする時だけ書いたら良い・・・
原稿料もらえるわけでも、大会に出展するでも無いしね
気分が乗れば短時間でいくらでも書けるし、乗らないと時間が有っても全然書けない
281名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 21:49:54 ID:FWbPtKCZ
ツンがデレに進むと、誰が決めたんだ
282名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 22:02:20 ID:XZtL4ATx
B型H系の山田は良いツンデレだった
283名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 09:44:27 ID:PTPMAGtJ
>>281
ターンデレターン♪ターンデレターン♪ターンデレ〜♪
284名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 09:46:35 ID:PTPMAGtJ
こっちの方がいいか…
ツーンデレツーン♪ツーンデレツーン♪ツーンデレ〜♪
285名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 10:45:03 ID:1oLiDJay
ツンはどこまで許せる?
286名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 05:08:14 ID:Clo2XcXW
後のデレ次第だろう曖昧が一番いかん!
萌えるのは→9:1最初は無関心、嫌悪感、軽蔑でも→8:2→最終的には6:4位で普段人前では口調がきついがスイッチが入ると・・のパターンが良い

ストーリー的にはツン期間7割戸惑い期間2割デレ覚醒期間1割か
287名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 02:54:57 ID:jm37GX+M
ツンがどの位と言うかデレが匂わないと萎えるので…どんなに厳しいツンでも常にデレを匂わせて頂ければ耐えられると思う (デレが露骨過ぎると嫌だが…ってワガママw)
288名無しさん@ピンキー:2010/11/19(金) 21:58:37 ID:pQnT/OjG
?「暴力とかは論外だとボクは思うな・・・・」
289名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 01:53:30 ID:uJMtpag+
散々使い古された設定だが、幼なじみの暴力娘とか良いよな
普段は「てめぇ!」とか言って主人公をボコボコにしたりしてるけど、
ある日主人公が後輩の女の子に告白されてるのを目撃してしまい、
その子とどうなったのか聞くに聞けず悶々とする日々
「あーっ、なんであいつの事なんかこんなに気になるんだアタシは!」みたいな

290名無しさん@ピンキー:2010/11/22(月) 21:54:28 ID:MAHIHTNs
過度かつ不必要な暴力は無理。
最近多いよねそういう手合い。
291名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 07:56:57 ID:oP+u5dsM
まあまあ
292名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 19:45:48 ID:vhzxA/8T
何事も必然性や雰囲気とゆうものが大事だ
例えばヤンキー幼馴染み
会う度に照れ隠しに主人公をボコボコにするーー×
リアリティに欠ける↑
会う度に自分の世話をやきたがる主人公にウザイから蹴りを毎回入れるーー〇
描写の使い方が大事だと想う

293名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 21:06:57 ID:m42MrsSJ
???「照れ隠しに暴力を振るうなんて相手を思いやる心がない証拠だよね」
??「同感だな」
294名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 02:34:14 ID:m09DoEwM
何がしたいの?
295名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 15:11:30 ID:tGnXm+42
スレチだが撲殺天使ドクロちゃんは好きだ・・・
296 ◆IbVa0csTh. :2010/11/30(火) 19:16:03 ID:vx/DZWfs
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜〜♪
297名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 02:47:34 ID:RPwOpxGs
京都弁のツンデレは萌えるだろうか?

「何ゆうてんどすか・・・ウチはあんさんの為にやったんのと違うどすぇ」

「勘違いされるとこまりわすわ〜」
おっとりとした和風ツンデレ・・・
誰かリアル関西人の感想を聞きたいな
298名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 15:57:29 ID:PPMeVrNh
関西人の俺参上
・・・滋賀県だけどな
299名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 07:10:58 ID:1mdMk6Ui
京都は独特の閉鎖的文化というか、一見さんお断り文化がある代わり、
一度中に入れば居心地がいいからな
まさに都市自体がツンデレ
300名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 00:22:29 ID:mfoTyCqr
京都の公家さんってツンデレが多そうだ…
紫式部や清少納言なんか題材として面白そうだ
後徳川家茂の正妻の和宮も幕府始まって以来の皇室出身の御台所で最初はツンツンしてたとゆう話もある
301名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 20:41:20 ID:IWVtoqHw
もはやツンデレは絶滅しつつある
302名無しさん@ピンキー:2010/12/05(日) 21:04:45 ID:mTsJRBDv
絶滅したのではない
様々な要素と同化し、進化したのだ
303名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 10:49:11 ID:937QqkkL
他スレのssを観ても必ず何処かの場面にツンデレ要素が入ってるね…
ツン要素が書けないとヒロインssは書けないと言っても言い過ぎでは無い!
304名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 23:57:11 ID:TvqPexkK
>>302
それなんてbyde?
305名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 23:05:16 ID:sktPNmfA
ツンデレVSクーデレ
306名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 14:24:53 ID:mRVUUacW
マジャル語でツンデレは妖精の意味
まあ実際の発音はチュンデーレに近いが
307名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 14:23:18 ID:wrZHBB4I
ツンデレは最早スタンダードに成っている
308名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 23:59:14 ID:qhxGkfBv
もっともベーシックなツンデレ
309名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 04:55:56 ID:Ioz/MTjf
タイプ別ツンデレ
@普段はよそよそしいが二人きりの時はベタベターーツンデレ嫁‥長所デレ成分が大きい・短所ツン好きマゾ君には物足りない
A普段は「別にただの〇〇よ!」って言ってるけど、こちらが女の子と話したりすると不機嫌に成るーーツンデレ幼馴染み‥長所話が造りやすい・短所パターンが決まってくる
B最初は憎んだり軽蔑したりするけど徐々に態度が軟化してゆくーーツンデ霊‥長所ギャップ萌えで話が盛り上がる・短所心理描写の切り替え時期が難しい
C大人視線でこちらを子供扱いしたりするが何かの拍子に誉めたり感謝の言葉を吐くと無口に成るーーツンデレ教師、メイド長‥長所少し毛色が変わったツンデレ・短所ツンデレと気付かずに終わる事も・・・
D普段はツンツン照れるとより過激にツンツンーーツンデレお嬢様‥長所ツンの中のデレ成分を見つける楽しさ・短所一般ロマン小説では大体敵役
310名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:35:19 ID:PcAL0sP6
暇なのでノクターンノベルズでツンデレを検索してみたw
炎の少女の焦がし方
作者:アキ/小説情報
連載中
(全46部分)  高瀬恭夜は夏休みのある日、ひょんなことからガスコンロに吸い込まれてしまう。気が付くとそこは、紛れもなく牢屋だった。
生徒会長はツンデレ露出少女
作者:名越正司/小説情報
連載中
(全8部分) 生徒会長・鶴ヶ峰いずみは容姿端麗、成績は常にトップの優良少女。しかし彼女には全裸露出という悪癖があった。
俺は知っている
作者:ポニョル/小説情報
連載中
(全78部分) 聖上坂学園に通う仕黒柊は、完璧という言葉が相応しいまでの容姿と能力を持っていた。教師、生徒……誰からも愛される存在の彼だったが…………。
悪魔DEメイド隊
作者:ジャスミン/小説情報
完結済
(全15部分) 魔王の弟でありながら魔力が全く無いため人間界にホームステイしている少年悪魔ネロ。そんな彼の元に魔王の命で三人の美少女がやって来た!
え…?ご主人様って俺のこと…?
作者:ピクルスの化身/小説情報
連載中
(全20部分) ある日俺はご主人様になっちまった ************
俺の妹がこんなにとびっきりに変態なわけがない
作者:チョ・ゲバラ/小説情報
連載中
(全6部分)  俺の妹――乃木真帆奈は美少女である。まだあどけなさが残るが端正で愛らしい顔立ち、新雪のように透き通った優しい肌、腰まで伸びた黒絹のような長い髪。
ガテン系のお姉さんは好きですか?
作者:千鳥/小説情報
連載中
(全15部分) 夏。肉体労働のバイト先で知り合ったのは、高身長でムキムチなお姉さんだった。ツンデレならぬガテンデレ。
キーワード: 恋愛 純愛 巨乳 フェチ ほのぼの オレっ娘 デレ ラブコメ
すくらんぶる☆えっち
作者:猫じゃらしポン吉/小説情報
完結済
(全73部分) 新任で小学校の保健医として赴任してきた虹野(にじの)守(まもる) 
イケ面なのと穏やかな性格で女生徒の人気者になるのだが、派手な外見とは裏腹に内面は奥手な小心者だったりする。
311名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:37:35 ID:PcAL0sP6
魔法少女 リリカルなのは StS,EX 外伝! なのラン! とある魔王の青春模様。
作者:テスタメント/小説情報
連載中
(全3部分) 魔法少女 リリカルなのは StS,EX 番外話。「とある魔王の恐らくは日常である筈のデート」の続編♪ あれから数カ月。
つんとしたれでぃ!
作者:佐藤 茶/小説情報
連載中
(全42部分) 親父が死んだ後、一人残された一軒家に、突如現れたスペックの高い女子高生は、腹違いの妹?その他もろもろ、増殖を続ける我が家は、一体どーなるの!?
キーワード: 妹 ツンデレ 女子高生 ハーレム
戦艦ノアの宇宙<ソラ>の旅
作者:涼/小説情報
連載中
(全7部分) 地球を棄てて宇宙に飛び立った人類が再び地球を我が物とするために争い出した。地球防衛のための最後の救世主として世に送り出された宇宙戦艦『ノア』。
イマ☆ドキッ娘。
作者:猫じゃらしポン吉/小説情報
完結済
(全88部分) 小学6年生の東桃子、南梓、北川瑞希は仲良し3人組。今時の女の子らしく、性的な事に興味津々の思春期を迎えていた。
カメラ男子日記
作者:源伊之/小説情報
連載中
(全1部分) 甲星学園きってのプレイボーイが揃う写真部。そこを中心にした人間模様をほぼ各話完結で書いていく予定です。
ノストラダンスの大破壊(仮)
作者:麻技淮/小説情報
完結済
(全12部分) 【現在、制作休止中です】 聖暦2012年7月14日。 九つ集めるとどんな願いでも一つだけ叶えてくれる武器『ユニゾンキューブ』を回収するために、八裂首折の戦いの旅が始まった。
四季おりおり
作者:かりん/小説情報
連載中
(全13部分) 四季子:母46歳黒○瞳似の美人義母春香:24歳OLセクシーダイナマイトなお姉さま日夏:20歳女子大生清楚なお嬢様系女子大生秋奈:17歳女子高生幼児体型ロリ系女子高生冬季:15歳女子中学生中学生
発育の良いツンデレ娘こんな5人と一つ屋根の下。貴方ならどこから食べますか?
鶴とウサギと亀の恩返し
作者:麻技淮/小説情報
完結済
(全9部分) 「本当は萌える昔話シリーズ第一弾」 鶴と、亀と、ウサギがいっぺんに恩返しをしたら…‥酒池肉林のエロライフがはじまってしまった!!
三十路男と女子高生
作者:イヨカン/小説情報
連載中
(全8部分)  タイトル通りのお話し、ありきたりな作品です。
312名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:39:51 ID:PcAL0sP6
ポ☆ケ☆モ☆ン 
作者:泰/小説情報
連載中
(全2部分) 20××年。野生ポケモン達による、人間へのレイプ行為が問題になり始めていた。 暴走するポケモンたちを止める事が出来るのは、同じくポケモンを使役する”ポケモンマスター”だけ。
CROSSING 作者:各務一只/小説情報 完結済 (全3部分) 中1になった慎は、或る日クラスメートの朋に、「放課後付き合って欲しい」と誘われた。朋の用とは……?そしてその後、更に雪音と由香にも同じ様に… キーワード: ロリ 女子中学生 能天気 ツンデレ
小さい頃から好きだった…… 作者:各務一只/小説情報 完結済 (全2部分) 中2の和耶には、小6の双子の妹・里香と由香が居る。或る日和耶は小さい頃の夢を見て、由香を意識し始めた……。 キーワード: ロリ 女子小学生 兄妹 ストリップ ツンデレ 恋愛 自宅 男性視点
取り敢えず只検索しただけなので読んでみないと自分も分からないが・・・
313名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 21:55:51 ID:ExIEK3Ul
ツンな女の子がデレになる瞬間
314名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 01:32:21 ID:MHfdwAdg
>>310
チョ・ゲバラ氏、そこにいたのか
315名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 20:35:17 ID:Mk5dlZ+F
ツンツンデレな女子と鈍感でバカバカいわれてる男子のお話。
「あ、あんたなんかき、嫌いなんだからっ」
「そうだよね、嫌いだよね。ゴメン……」「えっ、あ、何で謝るのよ……バカ一っ」
316トライアングル☆ツンデレ・ブロンドの侵略者編:2010/12/16(木) 19:21:05 ID:HXA+J/4v
〜 三年前 イギリス・ロンドン郊外 〜〜

“イギリス名門貴族レコンキスタ邸”

 丁度今は午後のティータイムの時間でして食堂では旦那様とお嬢様がくつろいでおります。
 レコンキスタ卿のお屋敷は総面積四千坪、ベッドルームの数30室、バスルームの数40室、部屋の総数は250室の大豪邸ですが
御家族は現在卿と一人娘のファティマ様だけです・・・
 わたしですか?…わたしはジェイク・ボンド、レコンキスタ家に仕えてる身でございます。
 午後のアフタヌーンティーはレコンキスタ家では「パートリッジ・ティー」(Partridges)とスコーンです。
 パートリッジ・ティーとは英国王室御用達の紅茶でございまして、スコーンは英国ではかなり一般的な食べ物です。
 簡単にゆうと小麦粉を使った原始的なパンの一種ですが素朴な味が特徴で甘さは控えめですが、紅茶との相性は抜群です。
 旦那様は英国の王室とも親密で有り政財界にも強い影響力を持っている方ですが、お嬢様にはお優しいのが一つの魅力でしょうか。
 お嬢様は最近とみに亡き奥様に似てこられてまして・・・
 え?お嬢様の容姿が良く分からない?スイマセン皆様に分かり易くゆうとブロンドのウェーブの掛かったロングヘアーと碧いパッチリとした瞳は、まるで生きてるフランス人形と言った所でしょうか・・
 お嬢様はお気に入りのブラウンズホテルのプーレンスコーンを一口頬張るとわたしに視線を向けた。
『ジェイク、もう一杯ティーのお代わりを頂戴』
『分かりましたお嬢様・・』
 おや? 旦那様が何かお嬢様にお話のご様子で・・
『ファム、お前も来年はジュニアハイスクールを卒業に成るが、そろそろ先の進路は考えているのかな?』 
『お父様、ワタシ将来は理工学を専攻しようと思っていますわ』
 ほう・・お嬢様は理工学を・・・そう言えば数学が得意でしたな。
『理工学か・・・なら将来的にはロンドンでは無く海外留学とゆう事になるかな』
 お嬢様が留学?・・・大丈夫だろうか
『フランスですか?パリ市長のご令嬢フランソワーズとは是非また会いたいと思っていましたわ』
『いや、フランスでは無いよ』
『では、ドイツですか?ドイツ人は勤勉なんですけど暗くって・・・』
『いや、ドイツでも無いよ、ファム・・・ってゆうかヨーロッパでは無いよ』
『えーー!!もしかしてアメリカですか?アメリカ人はガサツなんでワタシ好きではないんですけど・・・』
317トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:26:15 ID:HXA+J/4v
『いや、ファム・・アメリカでも無い・・・ジャパンだよ』
『ジャパン?』
 な、何と日本とは・・・・・・
『ジャパンのT大学には現役の教授が最近ノーベル賞を受賞してね』
『お父様ジャパンってブルース・リーの国よね?』
『いや、彼はチャイニーズだ』
『もしかしてフジヤマ、サムライ、ハラキリの?』
 お嬢様・・・何時の時代の話ですか?
『そうだよ』
『えーー嘘!お父様!ジャップってイエローよね?』
『そうだ』 
『東洋の蛮族がそんなに進んでる訳ないわ!』
 お嬢様・・露骨に嫌な顔をしている・・・皆様スイマセン! ファム様は決して差別的な人間では無いのですが、ココだけの話何せ箱入りの事・・有色人種(カラード)と接した機会が無いのです・・
 それどころか幼少の頃からミッション系の女子校に通った経験しかありません。
『ジャパンは東洋のイギリスと呼ばれていて今や世界有数の経済大国だよ・・・・・・ でも、ファムが嫌ならロンドンに居たら良い』
『でも、お父様理工学ではジャップが一番なのよね?』
『まあ、ノーベル賞受賞者が居るT大学が一番だろうな』
『ワタシは一番じゃなきゃ気が済まないし・・・仕方無いわ! 余り気が進まないけどジャパンに行くわ』
『そうか・・・まあ、直ぐとゆう事では無いよ、それにジャパンの治安はロンドンより良い位だ・・一応念の為ジェイクをSPとして付けようと思っている、しかし先ずは日本語の勉強からだな』
 わたしもジャパンに?分かりました命を賭けてもお嬢様はお守りいたします。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
318トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:29:14 ID:HXA+J/4v
〜三年後斎藤家邸宅庭〜
「「ふっ・・・・・・ふっ・・・・・・」」
 無言の二つの短い呼吸音が場の空気を支配する。
 今対峙している相手に僕は一度も勝てた事がない・・しかし焦ったら此方の負けだ
「はっ!」
 風切り音と共に右の掌底が胸元に襲いかかってくる・・チャンスだ!相手の片腕を取り、肘と手首の関節を相手の後ろの方へと折りたたむようにして倒す
僕の得意技小手返しを出す時だ。
「甘い!」
 僕が身体事体重移動をして相手の右手を取ろうとした時サッと対象の腕が後方へ流れ・・と同時に右足に鈍い痛みがはしる!
 どうやら右の下段蹴りを喰らった様だ
「わ、わわ・・フェイント!?ずるい!」
 え?何をしてるかって?今庭で姉さんと合気術の稽古中・・・で僕は何時も姉さんにはケチョン、ケチョンにやられている訳だ。
 案の定右下段蹴りでバランスを崩された後ヨロヨロとしている僕の左肩を姉さんが軽く払うと・・・
 ズデーン!!と見事にすっころんだ。
「いてて・・・」
 僕が目を開けると・・・・・・
「チェックメイト!」
 姉さんの手刀が目の前で止まる。
 今日も負けか!僕斎藤裕一郎は産まれてこの方一度も姉斎藤裕美に勝てた事が無い・・・姉さんは花の女子大生で長い黒髪をなびかせる近所でも評判の美人との事だが
今は色気の方には興味が無いらしい・・
 あ、でも僕が小学校から今通ってる高校迄人並みに過ごせるのは姉さんのお陰かも、お袋は僕が物心つく頃には居なかったし
親父は外務省の官僚で海外を飛び回ってるせいかめったに家に帰って来ないし姉さんに世話に成りっぱなしの僕としては頭が上がらない存在なのだ。
「ユウ君、意図が見え見え!それじゃあ手の早い相手には通用しないわよ」
 しかしナァ、姉さんが言いたい事は分かるんだが・・・僕が難しい顔をしていたら
「あ〜〜!その顔は納得してないなぁ〜」
 姉さんは両頬をプクーッと膨らませてそう言うと僕に一本の木刀を投げてよこす。
「何?姉さん」
 僕が訝しげに姉さんの方を見ると姉さんはとんでも無いことを言い出す。
「それで打ち掛かってきなさい!」
「何を言ってるんだよ!防具を着けないと大怪我するよ!」
319トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:31:41 ID:HXA+J/4v
「あのね・・・私ユウ君に怪我させられる程落ちぶれて居無いわよ!」
 こうなったら姉さんは梃子でも動かない
「どうせ僕が断ったら晩飯抜きとか言うんだろう・・・」
「御名答!」
 ったく!晩飯抜きはごめんだ!姉さんたらニコニコして本当に格闘オタク何だから・・・
「分かったよ・・・」
 僕は大きい溜め息を一つ吐いて木刀を持ち正眼に構える・・・こうゆう時は逆に下手に躊躇すると相手に怪我を負わせる事に成る。
「はあぁ〜!」
 気合いを入れてピタリと中段に狙いを定める・・姉さんも真剣な顔だ。
「おりゃあぁ〜!!」
 僕が気合い一閃一気に踏み込みとスーッと視界から姉さんが消えた。 
「え!?」
 何と姉さんはしゃがむと同時に回転して片足を伸ばし、僕の足元をなぎ払う!別名水面蹴りを放った。 
「わ、わわ〜! まさかその手で来るとは!」
 姉さんは遠心力を利用してそのままクルッと起き上がると身体が流れバランスを崩した僕の手を払い木刀を弾き肘と手首の関節を決め後ろの方へと体重を掛ける・・・
320トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:36:16 ID:HXA+J/4v
「うわ〜!?」
 後は姉さんの小手返しが決まるのみだ!僕はもんどり打って倒れた・・・・・・
「良いユウ君、手の早い相手には下半身を崩してそれから責める、それが鉄則よ」
「わ、分かったよ・・・姉さん」
 関節を決められ無様に倒されてる僕の上で姉さんは柔らかい表情で呟く
「でも、あの泣き虫ユウ君がここまで逞しく成るとはねぇ〜」
 姉さんは僕の頭を撫でながら微笑む
「今のユウ君なら、あの子を守ることを出来るかもね」
「ね、姉さん・・・」
 その時ーーーパチパチパチパチーー母屋の方から拍手の音が聞こえてきた。
「いやぁ〜さすが裕美! 見事な技だ」
 縁側の方から聞き慣れた声がするので振り向いてみると・・・ 
「お、親父!」
「お、お父さん!」
 そこには久し振りに見る我が家の父親の姿があった。
 しかもどうやら客と一緒らしい・・一人、いや二人か・・・庭から縁側迄の距離はそうは無いのだが親父の横に居るのはブラウンの髪の毛の白人・・
年は二十代後半から三十代前半位だろうか?身長は180を超えたガッチリとした体格をした逞しい男だ・・それから後ろにもう一人居るような気もするが、
どちらにしても親父が連れてる処からすると外国の大使館関係者か、官僚か・・・
「姉さん、親父の奴久し振りに帰って来たと思ったら、また客を連れて来ているよ」
「しょうがないでしょ!親の商売が外務省なんだから!」
 親父は社交的なのか、よく外国の政府関係者を家に連れてくる。
 僕が愚痴をこぼしても姉さんは親父の性分が分かっているのか諦め顔だ
 仕方無い・・・挨拶を済ませたら、とっとと退散する事にしょう。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  思い立ったら吉日では無いが、僕は姉さんを追い抜いて駆け足で親父達の前に向かった。
 後ろで姉さんが「もう!ユウ君たら・・・」
 と言ってる声は聞こえないふりをして・・・
 僕は白人男性の前まで来ると深々とお辞儀をして大きな声で挨拶をする。
「はじめまして斎藤勝正の長男の裕一郎といいます!」
 え!?何故外国人に日本語で挨拶をするのかって?
 それは単純な事、大体日本人の家に遊びに来る程の関係者は殆ど親日家で言葉が喋れるモノだ、仮に喋れないにしても好感は持ってくれるし早めに退散出来るとゆう
寸法だ。
「・・・・・・・」 
 
321トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:38:03 ID:HXA+J/4v
 あれ!?反応が無い・・恐る恐る顔を上げて見ると白人男性は困った顔をしているーー親父の方も同様だ、ん?どうゆう事だ?
「いや、わたしはイギリス大使館付けのSPでして・・・」
「 は・・・SP・・・!?」 
 横で親父が困惑した顔でボリボリと頭を掻きながらポッリと漏らす。
「裕一郎・・ゲストはSPのジェイク君の後ろだ・・・」
 後ろってーー改めて見てみると・・・そこにはおとぎの国から来たような金髪の美少女が居た。
 う〜〜んそれにしても可愛い!金色のウェーブの掛かった髪がなびく、真っ白な肌と宝石の様な碧瞳と真っ赤な形の良い唇・・まるでお伽話のお姫様そのものだ。
 とボンヤリと僕が思考を漂わせてると少女は腕を組みをして険しい顔をして口を開く・・・
「イギリスのレコンキスタ候爵の長女のファティマ・F・レコンキスタよ・・・
今日から世話になるから特別にワタシの事は“ファティマお嬢様”と呼ばせてあげるわ」
 わ〜〜キッーー!! 何このお嬢様ふんぞり返ってるし・・それにしても日本語上手いな・・・後世話になるとは?
 僕が怪訝そうにしていると親父が目を宙に泳がせながら語り始めた。
「実はなこのファティマお嬢さんはな・・・今回T大理工学部のノーベル賞を取った鈴木教授に教えを受けたくて留学しに来た」
「留学って・・・」
「いや、受験まで我が家にホームステイをする事に成った・・・ちなみに裕一郎、お前と同じ学年だ」
 えーー!!嘘だろう・・まだ一年以上有るじゃないかーー僕が親父に抗議をしょうとすると後ろから来た姉さんが目を輝かせながら・・・
「キャーー!可愛いーー!お人形さんみたいーー!キャ!!ーキャーー!!!」
 姉さんはいきなりお嬢様に飛び付いた
「この金色の髪の毛本物ーー!!あ〜それと関節が柔らかそう・・二重関節かしら?」
 ・・・姉さんはお嬢様をギュッと抱き締めてベタベタと触りだした、姉さんは元々相手が大統領でも仮に宇宙人でも態度を変えない人だが。
 最初は耐えていたお嬢様だが徐々にその白い肌が真っ赤に染まっていき・・・
「離せ!このジャップが!イエローモンキーがワタシに馴れ馴れしく触るんじゃ無いわよ!半径二メートル以内から離れなさい!」
 と暴れ出した・・・しかしこのお嬢様口が悪いなぁ〜だが姉さんはお嬢様を完全に無視して抱きついたまま腕を曲げたり延ばしたりしている。
 
322トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:43:06 ID:HXA+J/4v
 何でそんな事をしてるかって?多分関節の可動範囲を計ってるんでしょう・・フィギュアフアン?違う違う!どうしたら関節を決められるか考えているんだよ
 何せ姉さんの基準は全て格闘技だから・・・中学や高校の頃実戦練習と称して周りの不良共の関節を決めまくって近隣に悪名が轟いてたし、お陰でミスコンで優勝出来
る程の美人なのに男っ気ゼロだもんな・・・おっと、そうそう早く止めなきゃ
「ブルシット!ファッキンジャップ!ウ〜ウ〜!!」
 お嬢様は唸りながら赤鬼の様な形相で肩を震わせ両手の握り拳に満面の力を込めてスラング言葉丸出しにして完全に頭に血が上って怒り狂っている。 
 それにしても親父の奴は相変わらずこうゆう揉め事の時は頼りに成らない!知らん顔をしてやがって・・・
 あ〜!?お嬢様・・・姉さんに噛みつこうとしている!マジかよ・・・歯全部折られるぞ〜
 僕が姉さんを止めようとした時お嬢様の隣で困った顔してたジェイクがたまりかねて口を挟む。
「何をしている・・お嬢様が嫌がってるだろう」
 と姉さんの肩に手を掛けた・・一瞬姉さんと姉さんに噛みつこうとしていたお嬢様の動きが止まった!
 よし、今だ!と僕が姉さんを羽交い締めしょうとすると・・・
「あら、こっちの男(ひと)の方が筋力有りそ〜う」
 と嬉々とした顔でジェイクに飛び付き腕を取ったりしている。
「ユウ君、お人形さんの相手は任せるわ〜部屋は離れを使ってもらってぇ〜」
「誰が!お人形さんだ!この、イエローメスゴリラ!」
 姉さんは新しい対象に興味が移ったのか喜色満面の顔でこちらの方はアウト・オブ眼中だ。
 やっと解放されたお嬢様はギャーギャーと英語と日本語のチャンポンの罵倒言葉で喚きながら碧目をひんむいて、まだ全身を真っ赤にして肩で息をしていた。
 親父の方を見ると・・・
「裕美の言うとおりで良い・・・裕一郎、部屋に案内してあげなさい、わたしも今日は早く帰るから・・」
 と言うや否やそそくさと退散して行ったーーもう、帰って来るな!糞親父が!
 後ろでジェイクの悲鳴が聞こえた様な気がしたが無視をした。
 合掌ーーチーン・・・・・・・・・・・お嬢様の荷物を持ちながら離れに案内しょうと廊下を歩いていると
323トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:50:02 ID:HXA+J/4v
「やはり、ジャップの家ってウサギ小屋って本当だわ」
 って呟くから、我が家はこれでも近隣では一番大きな屋敷だし、そんなに狭くないぞ!と思って訪ねたらお嬢様の屋敷は四千坪だと・・・絶句だ
  それと・・・もう一言
「ワタシの許可が無ければ半径二メートル以内に入ってこないこと!」
 って言うもんだから
「どうでも良いけど僕以外にジャップって言ったら駄目だぜ」
 と言ったら
「ジャップにジャップって言って何が悪いのよ!」
 何て怒り出す
「姉さんは僕には止められないよ!」
 って忠告してあげたら
「あのイエローメスゴリラはワタシに近付けないでちょうだい!」
 と言った後「・・・でも、あなたの忠告は一応聞いといてあげるわ!」
 だって・・・ 
 彼女は僕と同じ高二だとの事だがT大の理工ってかなり難しい筈だし・・イギリス人でしかも女子で理工学部って珍しいな・・・って聞いたら
「ウルサいわねぇ〜〜余計な詮索はしないで!少なくては猿よりは頭がいいわよ!」
 って憎まれ口を叩くものだから、もう黙ってた・・・一応初来日だし、まだ不安なんだろう、馴れたらマシになるさ!と楽観視していたんだが、
これが波乱万丈の日々の始まりに成るとはこの時想像もつかなかった・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
トライアングル☆ツンデレ・ブロンドの侵略者編ーー終了
324トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/16(木) 19:52:02 ID:HXA+J/4v
試行錯誤中なので批評を頂ければありがたいです。
325名無しさん@ピンキー:2010/12/17(金) 19:17:15 ID:lHOLWs50
投下乙
326名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 01:53:24 ID:TqmeZXyE
お疲れ様…
327名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 21:24:58 ID:uRqAaQf4
本邦初(?)、差別ツンデレか
328名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 23:28:58 ID:XOLoPH21
いけよぉ!ファング!
329名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 23:49:44 ID:OToMaQxS
一つ疑問なのだけれど、男がツンデレでも良いの?

 イギリスから来たファティマお嬢様が我が家に来て数日が過ぎた・・・兎に角ほんとーーーに、何もやらない!それに超ワガママだ!
 食事の時も午後のアフタヌーンティーの時も常にジェイクが給仕をしている。
 後片付けも全部ジェイクがやる・・・ジェイクは大使館のSPじゃないか?ってーー実はジェイクはお嬢様の父親レコンキスタ卿の肝入りで大使館に派遣されたらしい。
 元々はレコンキスタ家に仕えていた身分だった様だ
 一度頭にきて
「日本の皇室でも海外に留学すると自炊したりするとゆうのに、召使い付きで留学するバカが何処に居るか!」
 って怒鳴ったら
「皇室?あ〜あ・・テンノウの事ね!猿のキングとワタシを一緒にしないでちょうだい!」
 て吠えたから一瞬殴ってやろうと思ったら、ジェイクが僕の袖を引っ張り奥へ連れて行き
「もうしわけありません・・・お嬢様は奥様が亡くなられてからレコンキスタ卿が溺愛し過ぎて・・それに気付いた旦那様が今回の留学を思い付かれたのです。
只娘を思う余り過保護に成るのです。
旦那様もお嬢様も内心は寂しいんです・・・どうか生暖かく見守ってやってください」
 と頭を下げるものだから
「あんた、良い人だな・・・」
 って言ったらジェイクは苦笑いしてた。
 後お嬢様は夕食とお風呂はイギリス大使館を利用する。
 何故かって?思い出すのも嫌なんだけどな・・・
 初日お嬢様の歓迎会とゆうことで姉さんが腕によりをかけた料理を振る舞ったが
お嬢様は料理を一瞥すると
「猿の残飯は食べれない!」と言い出した
 流石に姉さんがキレないかビクビクしていたら、ジェイクが見るにみかねて
『お嬢様!ジャパンの諺に“郷に入ったら郷に従え”と言う教えがあります!もう少し謙虚に成られてわ・・・』
 ってたしなめたら
『ワタシは十分謙虚よ!それとねジェイク、ワタシが首部を下げるのはお父様と女王陛下だけよ!ジャップになんかごめんだわ!』
 と英語で口論している・・・あの・・お二人さん、ココに居る我々は全員英語が分かるんですけど・・・と後でジェイクに教えたら蒼く成ってたな・・
 で、肝心の姉さんだがキレる訳でもなく「お人形さんの接待係はユウ君何だからあんたが責任を取りなさい!」
 って二人分の料理を僕に押し付けて知らん顔・・親父は相変わらずヘラヘラと愛想笑いを浮かべて傍観者を決め込むし最悪だ!
 更に風呂場は修羅場に成った・・・・
331トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:13:50 ID:jWzeB7fp
 更に風呂場は修羅場に成った・・・・
ファティマお嬢様は日本の風呂は気に入ったみたいだったが兎に角長い!三時間近く入ってる!しかもお嬢様が入浴中はジェイクが浴室のドアの前で見張ってる
ものだから家族は洗面所も利用出来ない
 流石に姉さんは合気術の練習後で風呂に入りたくてイライラしてたのか、速攻でジェイクをチョークスリーパーで気絶させ
風呂場に乱入してた。
 風呂場から「キル!ユー!」とか
「イエローメスゴリラ!」
 とかの叫び声が聞こえてきたが僕は聞こえない振りをした。
 その後風呂から上がった姉さんに「お嬢様はどうしたの?」
 って恐る恐る聞いたら
「明日の朝まで大好きな風呂に入ってるんじゃない」
 と涼しい顔だ・・・翌日から何故かお嬢様は姉さんの前だけでは大人しく成ったけど・・
 トラブル後お嬢様は朝食と昼色とアフタヌーンティーはイギリス大使館御用達のホテルから出前を取り夜はイギリス大使館で夕食と入浴を済ませて家には寝に帰るだけの生活に成った。
 こんな事なら大使館で生活した方が良いのではと想うんだけど・・・
 明日から連休も終わって学校が始まるけど送り迎えは大使館の車でジェイクがすると言うが学内は流石にジェイクも入れないし僕に面倒を見れと言う・・
 
332トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:19:52 ID:jWzeB7fp
 明日から登校拒否をしたい気分だ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「ふあぁぁぁーー!!・・・昨日はよく眠れなかったなぁ〜〜」 
 ジリリリリ〜ンとけたたましく鳴り響く目覚ましのベルで飛び起き、ベットで思いっ切り覚醒の為の背伸びをする・・憂鬱な朝がやってきたのだ。
 僕はそのままのろのろと着替えると洗面所へ直行し洗顔を済ませ、朝食を食べる為食堂に入った。
「おはようユウ君、相変わらず朝は弱いわねぇ〜」
 と開口一番まだエプロンを付けている。姉さんに声を掛けられた
 広く長いダイニングテーブルの上座、中央正面にお嬢様が座っていた。
 後ろにジェイクも居る・・僕は姉さんにおはようの挨拶を返しジェイクとお嬢様にも“おはよう”と声をかけた。
 ジェイクは「おはようございますユウイチロー」
 と挨拶を返してくれたがお嬢様は黙って縦に首を振るだけだ。
 まあ、別に期待はして無かったけど・・お嬢様の朝食はいわゆるイングリッシュ・ブレックファスト「ソーセージ、ベーコン、目玉焼き、トースト、焼きトマト、豆、マッシュルーム」
 ジェイクによれば朝食も伝統的と言えば聞こえはいいが、お決まりのものとなっていますとの事。
 横に居た姉さんに「早く食べないと遅刻するわよ!」
 と言われたのでまずは朝食を片づけることにした。
 僕が何時ものペースでそそくさと食事を食べているとジェイクが驚いた顔をしている・・イギリス人はどうやら食事はのんびりの様だ。
 朝食を食べ終えて皿を台所に持って行き姉さんから弁当をもらって登校の準備を終えて食堂に戻ると、まだお嬢様はモーニングティーなどすすってる。
「いい加減登校の準備をしないと初日で遅刻するんじゃないか!?」
 と一言忠告してあげると、ジェイクがにこやかに「車で行けば五分とかかりませんよ」
 などと説明してくれたが横からお嬢様がジェイクに「ジャップに余計な事は言わないで!」
 って釘をさして、碧眼を細めてこちらをチラ見した後、手を横にヒラヒラとしている・・・どうやらシッ、シッと追い払ってる仕草の様だ
 僕は付き合いきれないのでそのまま登校する事にした。
 ちなみに姉さんはこちらのやり取りは全く興味が無い様で大学に行く準備をしていたし親父は早出とかで朝から居無かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  
333トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:22:38 ID:jWzeB7fp
 家から出るとデカい溜め息が一つ・・このまま、あのワガママ捻くれお嬢様を僕はフォローしきれるのだろうか・・・
 先ずあのお嬢様の性格からして必ずクラスでは浮きまくる、あ・・今回は特別措置とかで僕のクラスに編入する事は決定事項だとジェイクが教えてくれた。
 僕は一般人だしSPでは無い・・・このままだと、こちら迄虐めにあうじゃないか!ってジェイクに抗議したら
「まあまあ、日英友好の為ですから・・・」
 と苦しい言い訳をしていたが・・・まさか、本当に外交問題迄発展するのか!僕では荷が重すぎるぞ・・・等と考えていたら筋道から“顔見知り”が出て来た。
 何故あえて“顔見知り”と強調したかとゆうと、チト因縁の有る相手だからだ・・
 彼女は秋月舞、別名“紅毛の舞”通り名の示す様に肩までのセミロングの髪の毛は全部真っ赤だ、元々赤みがかった髪を染めてるらしい、後制服のスカートはやや長めで
リボンは外してる・・・分かり易く言うと一昔前のヤンキーかな!?
 ウチの学校は一応進学校だし彼女はかなり目立っ存在だ、オマケに華奢な身体に左頬に目立っ傷・・この傷に関しては僕も関係が有るのだがまた次の機会にでも語ろう。
 そして傷の有る無しに関わらずハッとする美貌、全く笑わないし氷の様な美しさか・・・
 更に彼女の名を近隣に轟かせたのは暴走族相手に女単身で喧嘩を売って無事に生還出来た事か。
334トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:27:45 ID:jWzeB7fp
 しかも生還出来ただけではなく、火炎瓶と灯油缶で暴走族三十人をビビらせ・・あわや大量虐殺犯に成るところだったとゆう
 昔は可愛かったのになぁ〜・・・ってゆうか元僕の幼馴染みだ
 ある事がきっかけで僕とは全く口をきかなく成ってしまったが僕は今でも幼馴染みだと想っているのだが・・・
「舞、おはよう!」
 一応挨拶はする!だって昔からの顔馴染みだもん。
「・・・・・・・・」
 舞はこちらを氷の様な目でチラ見するが勿論挨拶を返したりしない!
 只一つ「チッ!」と舌打ちすると憎悪を込めて僕を暫く睨みつけた後足早に消えていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 教室に着き自分の席に座る。
まだホームルームの前なので彼方此方でクラスメートの話し声が聞こえるのだ。
 例えば横でギャル系の黒河の集団が合コンの成果を馬鹿笑いしながら話したり、後ろではオタク集団のエロゲー談義が聞こえたり・・・
 それらの話し声を目を瞑りバードウオッチャーのごとく耳を傾けてると川上が早速僕に近寄って来た。
「なあ・・斎藤君耳寄りの情報を聞きたくないかね」 
 別に聞きたくは無いがコイツとは腐れ縁だし時々有益な情報も提供してくれるから無視は出来無い。
「何だよ、勿体ぶるなよ」
 とめんどくさそうに聞くと、含み笑いを漏らしながら川上が
「実はな今日イギリスから留学生がこのクラスに編入してくるようなのだ」
 やはりその話か、ただ彼に彼女が家でホームステイをしている事をバラすのは得策では無い。
 いずれバレる事だが鬱陶しい話は後回しにした方が精神衛生上得策だろう。
「ウチが外務省なのは知ってるだろう?別に外国人なんか珍しく想わないよ」
 と答えると川上が何にも分かってねぇなぁ〜みたいな顔をして
「それが今度来る留学生って言うのがすんごい!美人と言う事実が判明したのだよ」
「へ〜そうかい」
 とやる気の無い返事をすると川上は不満そうに
「君は相変わらず女の子に関する話題は素っ気ないネェ〜もしかしてBLなのか?」
 BL?ボーイズラブ・・・こいつとんでも無いことを言いやがる!
「ーーっ・・あのなぁああ!」
 と僕が思わず立ち上がると“ガラガラ”と扉が音をたてて開いた。担任のミセスが入ってきたのだ。

 ミセスは、三村聖子というのだが、英語の教師で、最近アメリカ人と結婚したのだが。
 名前とそのことから誰とも無くミセスというあだなになっている。
335トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:30:59 ID:jWzeB7fp
「おはよう、みなさん。今日は新しいお友達を紹介します。さあ、君、入ってきて」
 ミセスの声とともに、人影が教室に現れ、……男子のどよめきがわき上がった。
女だと聞けば直ぐに浮かれやがって。
「じゃあ、まもなく授業だし、簡単に自己紹介をしてちょうだい」
 教壇にたった金髪女生徒にミセスはそれだけを言うと、椅子にどっかりと座り、
自己紹介に目もくれずノートを取り出した。
「ごきげんよう、ワタシはイギリス候爵家レコンキスタ卿の長女ファティマ・F・レコンキスタといいます。
 現在そこにいる斎藤裕一郎宅にホームステイしています。
 ワタシはめんどくさい事は嫌いなので細かい事は全部彼にきいてちょうだい!」
 その時クラス中の突き刺すような視線を感じた。ゲッ!やらかしやがった・・そんな事言ったら注目されるだろうがバカお嬢が!
 ハリウッド女優以上の金髪美少女が貴族の娘でそれが流暢に日本語を操る様は強烈なインパクトを感じさせたのか、クラスの男子から僕に殺気が送られた。
(極悪な本性を知らないくせに・・・しかし、ミセスは相変わらず無表情だ。)
「ということで、みんな、彼女をよろしくね。じゃあ、レコンキスタ君は斎藤君の隣の席に座ってね。
さて、それでは授業を始めるわよ」
 ブーイングが男子から起こったがミセスが立ち上がって教卓の前に陣取ると静かに成った。
 ミセスを怒らせるとタダではすまない事もあるが、授業中は一時の平穏だった。
 休み時間はお約束のようにクラスメイトが、お嬢様を囲んだ。
 僕はというと海老蔵のごとく釈明記者会見を開かなければならなかった。
 とゆうのもお嬢様が
「うるさいわねぇ!細かい事は斎藤裕一郎に聞けっていったでしょ」
 なんて全部お鉢を回してくるものだから・・・
 あんまりお嬢様が高飛車な態度をとるものだから早くも周囲から“感じ悪い〜”って声も聞こえ始めてきた。
 そしてよせばいいのに川上が
「斎藤君との関係は?」
 ってバカな事を聞くものだから、お嬢様が激怒して 
「ジャップとの関係?はん!笑わせないで!所詮猿と人間よ!」 
 何てぬかしやがるから、一気に周囲の男子がドン引きして、人波が引いていった。 
 オワターーー僕の学校生活・・・すると横からギャル系の黒河彩が口を挟んできた。
 黒河は舞と違った意味で目立っ女生徒だ。
 短い髪は色合いはカラフル、悪く言えばケバめな印象を受けるもの。
 
336トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:33:56 ID:jWzeB7fp
 顔立ちはよく見れば可愛い男好きしそうな雰囲気だ。
 しかし、校則ギリギリ、いや、おそらく違反しているであろう口紅やアイメイクの濃さが目についた。
 一説によれば売春万引き、援交何でも有りで黒い社会の交友の噂も有る危険人物との事だ。
 まあ、全部川上の受け売りだが・・・
 黒河はニヤニヤ笑い、お嬢様の肩に気安げに手を置いてガムをクチャクチャ噛みながら耳元で囁く。
「ウチのクラスの男子全部ダサいし〜・・・」
 お嬢様は横目で黒河を睨み付ける。
「そんな恐い顔してたら男が寄りつかないよ〜 それよりさ〜 今日合コンがあんだけどさ〜・・・」
 俯きながら黒河の話を聞いていたお嬢様は顔を真っ赤にしていきなり立ち上がると黒河を突き飛ばした。
「無礼な!ガムを噛みながらワタシに話かけるとは・・・その香水臭いも反吐がでる。メス猿は二度と近寄らないでちょうだい!」
 と啖呵を切った。
 黒河は直ぐ隣の席の僕とぶつかり尻餅を着くが怪我は無い様だ。良かった・・・
 転けた際超ミニスカの隙間からピンク色の下着が見えたが、今はどうでも良い。
 そして直ぐ立ち上がるとサッと顔色を変えて低い声で呟く。
「このクソ外人何様〜 もうやっちゃうか〜」
 と掴み掛かろうとしている。
 周囲も“やれやれ!”とか“日本人が嫌いなら帰れ”とか殆どが黒河の味方だ
 こうなれば僕がやる事は一つだ。
 僕は席を蹴飛ばす様に立ち上がり床に両手を着くと深々と頭を下げた。
 ようは土下座だ。
「彼女は日本に来たばかりで、まだ慣れて無いんだ!すまん!」
 流石に土下座迄されてはとゆう雰囲気に成ったのか、黒河も周囲も気が削がれてしまったのか、お嬢様に非難の目を向けながらも何とか引いていった。
 お嬢様は「余計な事をしないでちょうだい!」
 と僕に言っていた様だが疲労困憊していた僕に反論する力は無かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
337トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:37:39 ID:jWzeB7fp
 その後何となく気不味い空気がクラスの空間を漂っていた。
 お嬢様は昼食は学校で食べず大使館に行った様だ。まあ、特例を無理やり押し込んだ事は想像出来るが、僕としては彼女に係わると神経が磨り減るので助かるくらいだ。
 川上が「君も大変だな」
 って慰め?の言葉をかけてくれたが、今の僕にはどうでも良い事だった。
 そして事件は午後三時時過ぎ日本史の授業中に起こった。
 日本史の担当は林とゆう気難しい、うるさ型の教師だ。川上によるとネトウヨじゃないか?との話だが・・・
 その林の授業中に、いきなりお嬢様が席から立上がり教室を出て行こうとしている。
 それを見た林が眉間に皺を寄せて咎める。 
「レコンキスタ君何処へ行くのかね?勝手な退席は許されないよ!」
 お嬢様は林の言葉を全く気にする風でも無く
「アフタヌーンティーの時間ですので・・・本校はその様な施設が無いと聞いたので退席するのです。」
 おいおい、今度は教師に噛みつくのかよ!勘弁してくれよ!僕は内心頭を抱えてしまった。
 周囲も唖然としている。
 林は更に厳しい表情で・・・
「ここは、日本だ郷に入れば郷に従えだよ!レコンキスタ君!」
 お嬢様は何を言ってるの?みたいな顔をして
「我が国イギリスは伝統文化を重んじる国で、ワタシのいた学校もキチンとアフタヌーンティーの時間は有りました。
 しかしジャパンは何から何まで規律で個人の意志を尊重しない・・・だから三流国なのですよティチャー」
 それを聞いたネトウヨ?林は激怒した。いや周囲の全員が・・・(当たり前か)
「日本文化を理解しないで留学とは笑わせる・・・レコンキスタ君キミは祖国に帰った方が良い!帰れ!」
 林の言葉に同調する様にみんな一斉に“帰れ、帰れ”の大合唱だ。不味い、本当に不味い!
 僕は慌てて席を立ち上がるとお嬢様に駆け寄りその腕を掴み・・・
「お嬢様、いやファティマ!ここは先生とみんなに謝った方が良い、僕も一緒に謝るから・・」
 と必死に懇願した。
 周りから“そんな奴を庇うな!”と罵声を浴びせられたが僕は必死だった。
 しかしお嬢様は・・・
「ジャップ!ワタシを呼び捨てにしないでって言ったでしょ!」
 と僕の腕を振り払う。もう、ここまでだ・・・ 
「いい加減にしろ!」
 パシーーーン!!
 おもいっきり彼女の左頬を張る。僕は産まれて初めて女性をひっぱたいた。
 
338トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:41:17 ID:jWzeB7fp
 お嬢様は最初何が起こったのか分からない様な表情で左頬を押さえていたが、次第に目に涙を溜めて
「バカーーーッ!みんな嫌いよ!」
 と叫び、僕を思い切り突き飛ばすと教室を飛び出てしまった。
 二メートル位吹き飛ばされて呆然と倒れたていた僕を川上が、やれやれといった感じで助け起こしてくれると。
 川上は僕に一言。
「斎藤君、彼女を追いかけなくて良いのかい?」
 教師もクラスメートも僕の次の言葉を待っている様だ。僕は・・・
「良いんだ、校門にはSPが居るはずだし心配は無い。彼女は帰国する事に成るだろう・・」
 そう自嘲的に言うのが精一杯だった。


ーーーその後職員室に呼び出され、取りあえず僕から親父に報告してから今後の事を考えるとゆう結論に成った。
 彼女の留学は外務省も絡んでるし、学校側も慎重の様だ。
 放課後に成り川上は何処か気晴らしにでも行かないか?等声をかけてくれたが気持ちだけ受け取っておくよ、と答えておいた。
 さて、家族には何て言ったら良いものか・・・と考えながら校門にさしかかると一台のリムジンが留まってる。
 何故今英国大使館の車がここに?とおもい運転席の厚いフィルムの貼ってある窓をトントンと叩くとゆっくりとウインドガラスが降りてきてジェイクが
「どうしましたユウイチロー」
 とにこやかに話しかけてくる。
 僕は焦り気味に
「ファティマお嬢様は!?」 
 と尋ねると
「ここにはまだ来てませんが・・・
 一緒じゃ無かったんですか?」
 と答えるものだから僕は簡単に今日トラブルが有ってお嬢様が教室から飛び出した事を話した。
 ジェイク話を聞き、驚いて青ざめた顔をしたが、やる事は一つだ。
「ジェイク、取りあえずお嬢様は家に帰ったのかもしれない、後大使館や空港とかを探して来てくれ!
 僕は繁華街の方を探してくる!」
 と僕が言うとジェイクも・・・
「分かりました、何か有りましたら必ず連絡してください」
 と言うなり急いで車を発進させた。
 僕は街中を全力で走りながら無事で居てくれ・・・そう願うだけだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

トライアングル☆ツンデレ・お嬢様よ何処へ行く@終了
339トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/19(日) 00:43:25 ID:jWzeB7fp
終了です。
今日は飲み過ぎたので寝ます。
お休みなさい。
340名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 18:38:03 ID:E3sr6frY
つんでれというは、かくもむつかしきものかは
341名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 23:17:24 ID:N/BIcu+z
ストーリーはなかなか面白いが文章が読みにくい
句読点の使い方がおかしいし、誤字も目立つ

もっといろんな本(小説に限らない)を読んで勉強したら良いよ
続きは気になるから気が向いたらまた投下してください
342名無しさん@ピンキー:2010/12/19(日) 23:29:57 ID:sSxfrk7V
これツンデレじゃなくて唯の精神障害じゃね?
343名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 01:01:18 ID:0v1SXw79
まあ、これからなんだろう
344名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 17:52:59 ID:0F/RRTan
「とゆう」使いすぎ。
突っ込まれるためにわざと使ってるとしか思えん。
345名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:16:58 ID:aVnGWwOG
>>342残念ながら、俺もそう思った・・・。ここまできたら、もうデレてもうれしくない・・・。
でも、この手のイっちゃってる奴がラノベやらアニメやらなんやらで溢れてるのが、時勢なんだよね悲しい事に。
支持されちゃうんだよな。
最後にデレりゃ、BD売れるという。
346名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:31:06 ID:zZqNNKJs
ツンデレってよくあるキャラだから
ホントに面白いものを書くのが難しいんだと思う
347名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 22:19:13 ID:ymKx/cu8
ヨーロピアン
348名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 00:18:31 ID:NDr6Iee3
当方はROM専なので
投下自体には乙といいたい

他の職人の投下もしばらく無いことだし
文章に関しては
生暖かく見守る予定
349名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 22:16:22 ID:OPhU1gRO
自分が書きためているSSが本当にツンデレなのか不安になってきた・・・・
350名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 22:43:18 ID:1NtYSDIM
あなたがそうだと思うものがツンデレです。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
351名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 05:07:43 ID:mHICzH8O
まあ、良いじゃないの…
ルール無視や荒れる方向に行かない限り

投下も自由、意見を言うのも自由ってことで
最近過疎ってたし、ある程度の刺激は有った方が良い
 街中をあてもなくトボトボと歩く・・・
「どうしてこんなコトに成っちゃたんだろう。」 
 自己嫌悪で涙が出てくる。
 別に日本人に反感が有る訳でもない。
 逆に最初は極力仲良くしたいと思っていた。
 只この国でワタシは独りだ。髪の色も、肌の色も、言葉も全く違う・・・
 こうして歩いていてもみんなワタシを振り返りジロジロ見る。
 小さい子供が“お母さん外人だよ”って指をさす。
 まるで珍獣扱いだわ・・自虐的な気分になる。
 この異文化の中、気を張ってないと自分のアイデンティティが崩壊すると思ったのだ。実は日本に来てからあまり眠れてない。
 斎藤裕一郎に頬を張られて教室を飛び出した後、先ずは空港に行く事を考えた。
 しかしその為にはパスポートを取りに斎藤家に行かなければ成らない。
 今は斎藤家の人間ともジェイクと会うのもちょっと気不味い。
 それにこのままイギリスに帰るのも逃げるようで癪に障るが、事後処理した後はおそらく帰国とゆうことになるだろう。
 辺りを見回すと、何時の間にか小さい公園に着いていた。
 疲れたのでベンチの方に行きゆっくり腰掛けると、手が左頬に自然と行く。
 人に叩かれたのはいつ以来だろう。
 お母様とレイ兄さんが航空機事故で亡くなってから、お父様もワタシを叱らなくなった。
 厳しかったけど暖かったお母様・・・そして強く優しかった最愛のレイ兄さん・・
 想えばレイ兄さんが亡くなってから、ワタシは常に独りだったのかも知れない。何せ小さい頃は兄さんこそが世界の全てだったのだから。
 左頬をさすってると何故かレイ兄さんと斎藤裕一郎の顔がオーバーラップする。
「(バカな! 兄さんと斎藤裕一郎では何もかも違うのに。)」 
 ワタシは苦笑いを作り、空を見上げる。
 今日は気候も良いし、公園は人もまばらで少しは落ち着く。
「なんか疲れちゃった。」
 ふと、独り言が自然と漏れる。
 これからどうしょう。そんな事をかんがえていると自然と瞼が重くなる。
 何もかも忘れたい。
 そう思うワタシが深い眠りの誘惑に勝てるわけは無い。
 次第と意識が闇に沈んでいく感じが、心地良く成るのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆  
 放課後腐れ縁の早紀とナツと一緒に繁華街に向かってぶらぶら歩いている。
 しかし、全く以ってあの金髪外人女は不愉快だ。今日は隣に居る早紀の金髪まで忌々しく思える。
353トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/23(木) 00:33:59 ID:vnvOyHdO
「ねぇ。彩どうしたのさっきから黙っちゃって?今日はケンさんの事務所にいくんでしょ?」
 後ろからパイナップルヘアーのナツが話しかけてくる。
「あ、あぁ・・・」
 あたしは気の無い返事を返すだけだ。
 ケンさんとは一個上で本名が伊野波謙という。元暴走族のリーダーで、直ぐナイフを抜く所から切り裂きケンと呼ばれてた男だ。
 一昨年迄傷害事件を起こして少年鑑別所に入ってたが、去年この町に戻って来て地元の暴力団事務所に出入りしている。
 切れると手が付けられない程狂暴だけど、エッチが上手いしカモに成りそうなオヤジを紹介してくれてあたし等を儲けさせてくれるので、深い付き合いをさせてもらっている。
 「ちょっと!ケンさん最近正式に組員に上がったらしいよぉ〜  
 お祝いしなくっちゃ!」
 脳天気に早紀がはしゃぐ、すると隣のナツがあたしをチラ見して・・
「あやぁあ〜 まだあの外人の事気にしてんの〜 どうせ強制送還よ強制送還!」
 パイナップルヘアーを揺らしながら、たしなめる・・・
 確かにそうかも知れないが、あたしはああ言う純粋培養のお嬢様は人種を問わず生理的に嫌悪感が湧く。
 あたしが暫く思考を漂わせていると、前から見知った顔が歩いてくる。
 あの赤毛は秋月舞だ。
「紅毛の舞さん今日も喧嘩上等ですかぁ〜」
 早紀が囃し立てる。
「そんなにピリピリしてたら男が近寄りませんわよ・・・キャハハハハ」
 ナツも馬鹿笑いをして秋月をからかうように挑発すると、紅毛はこちらを一瞥して・・・
「ウゼェーんだよ・・あたしに話しかけるな!ビッチが・・」
 秋月が低い声で唸る。 
 すると早紀が眉を寄せて・・
「この紅毛なまいきぃい〜!」
 独特の語尾を伸ばす話し方で絡むと、秋月は足を止めてこちらを睨み付けてきた。
 奥底から心底煩わしい気持ちがこみ上げてくる。 「早紀、ナツ、今はこんなのに関わってるヒマはないでしょ」 
 あたしが二人に早口で呟くと
「くろかわぁあ〜そりゃあ、お互い様だわ」
 ニヤリと奴が笑う
 あたしは秋月を無視してその場を足早に立ち去った。
 ナツと早紀が“ほっといて良いの”
 とあたしの方に顔を向けてくるのを・・・
「良いんだよ!」
 強い口調で吐き捨てる。
 今はあんな喧嘩馬鹿に関わってる暇は無いんだ!
 今は・・・・・・

 暫く歩くと小さい公園が見えてきた。
 ここからケンさんの事務所迄は直ぐそこだ。
 
354トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/23(木) 00:36:47 ID:vnvOyHdO
 ここからケンさんの事務所迄は直ぐそこだ。
 公園の中を通って行くと近道なので何時もそうしている。
 平日の午後四時だが人もまばらでジョギングしている奴とかニ〜三人位だ。
 丁度公園の真ん中頃を通ったとき・・・
「あれって彩のクラスの例の留学生じゃない。」
 ナツがベンチの方を指差す。
「学校バックレて昼寝かよ。   
 良いご身分だねぇ〜」
 早紀が皮肉たっぷりと肩をすくめながら言う。
 “有ること”を思いついてナツと早紀の方に顔を向け・・・
「ちょっと、あの金髪外人の所に行くよ・・・」
 あたしが低い声で呟いて、歩行速度を上げてベンチの方に向かうと。
「ちょっと彩! どうしたのぉお〜」 
 ナツと早紀はそう言いながら慌ててついてきた。
 
 ベンチの前に着くとスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている金髪外人女を見つけた。
「この金髪叩き起こしてやろうか!」
「ば〜か!あんたも金髪じゃない。」
 早紀が絡んで、ナツが皮肉を言う何時もの掛け合いが始まった。
 
 あたしは黒い感情が吹き出してきて、なぜか顔に笑みが自然と浮かぶ。
「まあまあ、可愛い顔で眠ってるじゃないか・・起こすのは可哀想だよ。
 代わりと言っては何だが、あたし達で楽しい所に連れて行って上げようじゃないか。」
 あたしの歪んだ笑みに、黒い感情を察したのか
「ま、まさか事務所に連れて行くわけぇ〜」
「そ、それヤバいよ彩。」
 二人は諫めようとするが・・・
「何言ってんの・・ 今日本では毎年十万人が行方不明に成ってるんだよ。
 それにこの外人、金持ちのお嬢様らしいじゃないか・・
 上手くすればケンさんが幹部に成れるかもしれないし・・」
 あたしの提案にびびったのか。
「でも彩、人が見ているよぉ・・・」 
 早紀がジョギングしている女を指差す。 
それを見て
「何見てんだよ!このクソがぁああ〜!!」
 あたしが怒鳴りつけると、チラ見していたジョガーは慌てて何処かへ行ってしまった。
「ほら、見てごらんこんなもんだよ。 
 今のご時世他人にはみんな無関心なのさ。
 それにあたし等にも美味しい話がもらえるかもってもんだし」
 あたしの言葉に戸惑ってた二人も
「「そ、そうだね。」」
 と同意した。
 ズタズタにしてやるよ!お嬢様・・・
 さあ、パーティーの始まりだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
355トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/23(木) 00:42:34 ID:vnvOyHdO
「・・・・・・って」
「だから・・・・・・」
 ・・・う、うん・・話し声?
 どのくらい眠ったのだろう?
 頭が重い。
 え!手が縛られてる。
 口の方も中に何か布のような物を押し込まれて、上から更にタオルで縛られてる。
 これって確か猿轡。(さるぐつわ)
 今居るのはソファーの上?薄目で辺りを見回すと、どうやら何処かの事務所のようだ。
 男が四〜五人、女が二〜三人、女はウチの学校の制服?
 まあ、監禁されている事には間違い無いらしい。
 とにかく先ずは状況確認からだ。目覚めた事は悟られないようにしなくては。

「ケンさん、この金髪外人どうするのぉ〜」 
「ヘヘヘ・・どうするかな。
 ねぇ、アニキ」
「ふん・・・」
 今ワタシの目の前に居るのはアニキと呼ばれた背広の男、ケンと呼ばれている角刈りのアロハっぽいシャツを着た男、それから彩とゆう名前の女の三人だ。
 彩とゆう女は確か同じクラスに居た黒河か・・・
「ねぇケンさん、あたし的には焼きを入れたいんだけどね。」
「焼き!はっ!勿体ねぇ・・・
 彩、お前がこのお嬢さんと何があったのか知らないが、こんな綺麗な女を傷つけるなんて・・・」
 ケンとゆう男はワタシの身体を上から下まで舐めるように見ると、手を顔の方に伸ばしてくる。
「たまんね〜なぁ」
 男はワタシの頬から顎のラインを二〜三度撫でるとニヤニヤと笑う。
 気持ち悪い!鳥肌が立ってくる。
 更に顎から手が徐々に下りてきて胸の辺りまで手がくると、制服のリボンを指で弄ぶ。
 それからおもむろにポケットに手を入れてナイフを取り出すと、リボンに刃を軽く当てる。するとスパッとリボンの端が切り離された。
 強姦、殺害、最悪のシナリオが頭に浮かび、ガクガクと小刻みに揺れる膝の震えが抑えられなくなってくる。
「さ〜て、こんな上玉は二度と味わえ無いかもしれないし・・」
 男の顔がワタシに近づいてくる。
 その時・・ガスッ!と鈍い音。アニキと呼ばれた男がケンの頭に拳骨を喰らわせた。
「いてっ!あ、アニキすいません!
 やっぱりアニキから先に・・・」
「バカやろう!ケンてめぇ、この金髪のお嬢さんをどうするつもりだ。」
「どうって・・姦った後風呂屋に沈め・・・」
「だからバカと言うんだ!」
「彩、このお嬢さん確かイギリスのお偉いさんの娘何だよな?」
「え!?ええ、そう聞いてるけど・・・」
356トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/23(木) 00:45:13 ID:vnvOyHdO
「え!?ええ、そう聞いてるけど・・・」
「そんなお嬢さんを姦った後風呂屋に沈めたら、警視庁が組に殺到してくるだろう!」
 このアニキとゆう男、少しは冷静のようだ。
 もしかしたら助かるかも・・・ 
「アニキ・・じゃあ、この娘には手が出せねぇんですかい?」
「そうじゃねぇ・・・手順がいるとゆう事だ。」
「手順?」
「先ずはヘロインでこちらの言うとおりになる身体にした後、セックス漬けにする。 
 当然ビデオで撮影してケツの毛まで抑える事は必要だな。
 その後海外ルートで売るんだ!
 要人の令嬢なら五千で捌けるかもしれねぇ・・」
「五千って・・・」 
「五千万だ」
「「ご、ご、五千万〜!!」」
 アニキと呼ばれた男は単純なチンピラと違って、より狡猾な頭脳の持ち主のようだ。
 ワタシの見通しが甘かった。やはりジャパニーズマフィア、最低最悪だ!薬漬けにされた上でどうやら海外に売り飛ばされるらしい。
「海外に売っちまぇば、警視庁は勿論CIAやイギリス情報部が出てきても、こちらには手が回らねえ」
「流石アニキ」
「(ふっ!さようなら金髪のお嬢様・・・   
 もうあたしと二度と会うことも無いだろうねぇ)」  
「よし!ヘロインを持って来い。」

 あぁ・・・誰か・・誰か助けて
 お父様・・ジェイク・・レイ兄さん・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



トライアングル☆ツンデレ お嬢様よ何処へ行くA終了
357トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/23(木) 00:50:07 ID:vnvOyHdO
 素人の駄文に御意見
 大変ありがとう御座います。
 
 率直な指摘には大変感謝、感激であります。
m(__)m
358名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 19:38:26 ID:k98KN4gz
乙。
雄一朗とジェクが助けに入るも、返り討ちに。そして・・・ぐっはぁ
359名無しさん@ピンキー:2010/12/23(木) 22:06:13 ID:XQ88CZgm
良いぞ良いぞ
360名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:21:01 ID:EBUZJjIs
頑張れ

厳しい意見はあると想うが
ココの住民は心は狭くない
とにかく先ず本を読む事だ
361名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 23:09:08 ID:KAiyIQX3
規制解除されてるかな・・・?解除されてたら投下
「ハアハア・・・・・・」
 
 喫茶店の敷地を出てすぐそこにある電柱に手をついて、息を整える。
 何かに寄りかからないと立っていられない。これほど必死になって走ったのは久方ぶりだった。
 飲食店や本屋さんなどを回り何の収穫も得られなかったことに落胆した。
 ブロンドの美少女なんて何処にでも落ちてるわけでは無いので、直ぐ見つかると想っていたが・・・ 
「それにしても、もう喉がカラカラだ」 
 もう暫く行くと公園が有る。
 そこで水分補給を兼ねてジェイクに連絡を取るかな。
 僕は再びスピードを上げて走り出す。
 飲み屋街のビルを抜けると公園はすぐそこだ・・・人影? 
 街路樹の陰からビルの入り口の方を見ている人がいる。
 まあ、お堅いイギリス人の少女が、この時間から酒を飲む事は考えられない。
 ビール好きのドイツ人あたりだったら気晴らしに一杯やるかもしれないが・・
 そんな事を考えながら、一応確認の為に走るスピードを緩める。細かい情報を見逃さない事は人捜しの基本だし。
 よく観察してみると街路樹の陰に居る人物は上下黒のスウェットスーツ。帽子を被っているが、後ろから黒髪が露出して肩の方迄伸びている。
 どうやら女性のようである。街路樹の方からビルの様子を伺っている感じだ。
 確かビルの三階には暴力団の事務所が有ったはずだし、警察関係者か?だったら何か手懸かりが・・
 そう思って更に近づくと細面のメガネを掛けた小柄な女性。挙動もオドオドして、どう見ても捜査官には見えない。
 しかし、どこか見覚えもあるように感じられる。う〜ん・・もしかしたら。

「山本さん!」
 思い切って声を掛けてみる。
「ひゃう!!」
 
 女性は僕に突然話しかけられてビックリしたのか、小さい悲鳴を上げて転けそうになる。やはり山本さんか。
 山本さんとは姉さんの大学の合気術サークルの後輩で、家にも時々きたことが有る。 
 姉さんによれば、腕前はイマイチらしいのだが、生真面目で人が善くてドジっ娘属性でほっておけない後輩らしい。

「驚かせて申し訳有りません、僕ですよ、斎藤裕一郎ですよ。」 
「ゆ、裕一郎くん・・・」
「はい、お久しぶりです。今日はこんな所で何をしているんですか?」
 山本さんは確か酒は一滴も飲めないはずだ。

363トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/26(日) 00:44:59 ID:pYsXp8mo
 山本さんは確か酒は一滴も飲めないはずだ。

「裕一郎くん・・実はね、さっきまで公園で走ってたんだけどね・・・女子高生の三人組が・・金髪の女生徒をどこかに連れて行こうとしていたの・・」
「金髪!もしかして外国人では!」
「う〜ん、そうかもしれない。
 それに何かリンチでもしそうな雰囲気だったんで、こっそりつけて来たんだけど・・・このビルに入っちゃって・・」
「まさか・・・三階の・・暴力団事務所に・・・」
「うん、多分間違いないと思う。
 チンピラみたいな人が上からおりてきてたし。」
 
 女子高生の三人組・・もしかして黒河達か、噂通りなら暴力団事務所と一本の線が繋がる。 
 僕は目を瞑り大きな深呼吸を一つするとビルの三階の窓の方を見上げる。 
 突入するしかない!警察に通報する手もあるが、もし手遅れに成ったら・・・

「山本さん。僕、暴力団事務所に行ってきます。
 多分連れ去られたのは顔見知りみたいだし・・・
 もし、三十分以上たって僕が出て来なかったら警察に通報して下さい。」 
 僕は携帯を確認するとビルの中に入っていった。

「裕一郎くん・・今ーーー」

 山本さんが後ろで何か叫んでいたようだが、もう後戻りは出来ない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「アニキ!ヘロインを持ってきました。」
「よし、注射器には・・・」
「すでに準備が出来ています。」
「分かった。」
「アニキ、俺が打ちましょうか?」
「ケン、慣れてる者でないと失敗する事が有る。
 ヘロインは高いんだ、俺がやる。」 
「分かりました!」
 
 男達はどうやらワタシに薬を打つ準備を終えたようだ。 
 確かヘロインとか・・・・・・
 薬物に関してはロンドンの学校で習った事がある。ヘロインはその使用者に対して肉体面での依存症と精神面での依存症の両方を形成する。
 「快」の面でも「悪」の面でも最も高峰に位置するものとして、「薬物の女王」の代名詞を持つ。
 打たれたらワタシは終わりだ。
 チャンスは一瞬。男がヘロインを打つ瞬間に注射器を蹴り飛ばすのだ。
 もしかしたら逆上した男達に殺されるかもしれないが、薬漬けにされるよりマシだ。

「さ〜て、お嬢ちゃん今天国に連れて行って上げるからね〜」 

 男はワタシが横に成っているソファーの前まで来ると、しゃがみこんで右腕の方に手を伸ばしてくる。
 
364トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/26(日) 00:47:46 ID:pYsXp8mo
 そしてワタシの右手を掴むと腕を丹念に消毒しながらニヤリと笑う。  

「ほ〜 肌がスベスベしてやがる。
 やっぱり物が違うよな〜」
 気色悪いが今は我慢だ。
「さ〜てと」 

 男が左手でワタシの右腕をしっかり掴むと、右手で注射器を持ち、針を腕に徐々に近づける。
 針は先端部分が不気味な光を放ちワタシのうでに迫る。後十センチ!今だ!

 ワタシは渾身の力を振り絞って蹴りを放つ!
 しかし・・・

「おっと・・狙いは良かったんだけど、生憎起きてることには気づいていたよ。」 
 最悪だ。こちらの意図はバレていたようで、足を捕まれてしまった。

「おい、誰かこのべっぴんさんの足を押さえろ!」
「あたしがやるよ!」
「おう、彩か・・足の上に乗っかって、しっかり押さえてろよ!」

 男は暴れるワタシを押さえると、今度は足の上に黒河が飛び乗ってきて両手で体重を掛けて太股をしっかりと固定する。
 もう、逃げられない。

 “いや!いやぁあああ!!”泣き叫ぶワタシの声は猿轡に塞がれて
「う〜う、う〜」
 と呻き声を発するのみ。

「何言ってるのかわからないけど、さようなら金髪のお嬢様・・・」
 黒河が冷酷に笑う。もう駄目・・・

 その時・・・ドガーンーーー!!
 ワタシが諦めようとした瞬間ドアの方から物凄い音がした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 駆け足で階段を上がる。
 三階のフロアーに到着すると、ふうっと、小さく息を漏らす。
 ドアの前に立つと自分の胸にソッと手を当てる。すると鼓動が早鐘のように激しく打ち鳴らす。
 僕は自分を叱咤する為に両頬をニ〜三度叩くと、ドアノブをゆっくりと回す。
 
 ガチャガチャ・・・鍵が掛かっている! どうやらもう時間的な猶予は無いみたいだ。僕は助走の為にニ〜三メートルドアから離れると
「でゃあーー!!」

 気合一閃体当たりをドアに敢行した。

 ドガーンーーー!!
 轟音と、ともに身体ごと数メートル吹っ飛び転がると、目の前が開けてくる。
そこはまさに修羅場と呼ぶに相応しい光景が広がっていた。
365トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/26(日) 00:51:13 ID:pYsXp8mo
「なんだ!てめぇはーー!!」
「おう!クソがきゃあぁぁーー!!」
「殺すぞ!おらぁああーー!!」

 部屋に突っ込んだとたんにいきり立ったチンピラに囲まれる。男が五人女が三人・・・
 女はやはり黒河達か、お嬢様は縛られて猿轡をかまされている。アニキ分らしき男がお嬢様の前に立ち、手には注射器を持っている。
 もしかして薬?状況的には戦うか、逃げるか?逃げる事は考えられない。逃げる位なら最初から突っ込まない。
 だが、何分五対一だ。ここでやられたら、何にもならない。
 まずは状況を見切ることだ。勝てそうなら戦う。判断の根拠はいつも単純だ。 
 しかし僕は範馬刃牙では無い。今戦うことは自殺行為だ。ならば、出来ることは一つ・・・・・・

「すいません!このお嬢さんが何をしたのか知りませんが、許して下さい。」

 部屋の真ん中で床に両手をついて渾身の土下座をする。
 え、情けない?昔から謝るのは慣れてるし、謝ってすむのなら幾らでも謝るさ。
 蛮勇を振るって二人とも死ぬなんて、そんなくだらないプライドはゴミ箱に捨てた方が良い。
 
「いちびってんのかーー!!」
 アニキ分が、がなり立てて今にも飛びかからんばかりのチンピラを“まあ、待て”とばかりに制して僕の目の前に立つ。
 
 男はその場にしゃがみ込むと、僕の髪の毛を無造作に掴む。そして荒々しく強引に顔上げさせられると僕は一瞬殴られる事を覚悟した。
 しかし顔はその行動と不気味なほど対照的に、穏やかな柔らかい表情で僕に言葉をかける。

「坊やは・・このお嬢さんの何なんだい」
「家族です。いや、別に血縁関係は無いですけど・・
 彼女は僕の家にホームステイをしてますし、一緒にすんでる以上家族なんです!!」

 アニキ分は僕の言葉に冷酷な笑みを浮かべる。
「そうかい、普通なら身内の為に身体を張るなんて、男の中の男と誉めてやりたい所だが・・・
 現場を見られた以上お嬢さんと二人このまま帰すわけにはいかないなぁ」 

「ねぇ・・こいつの親父、外務省の役人だよ。」
 黒河が不安そうな表情でアニキ分の方に顔を向ける。
「なぁに・・今日日の(キョウビ)高校生が突然の家出・・・良くある事だ。
 所で彩、同級生が死ぬのは流石に見たくは無いだろう。
 お前等は帰った方が良い・・・」

 黒河達はその冷酷な呟きに驚いて言葉を失ったようだが、チンピラ達に追い出されるようにその場を後にした。
 
366トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/26(日) 00:53:58 ID:pYsXp8mo
 黒河達はその冷酷な呟きに驚いて言葉を失ったようだが、チンピラ達に追い出されるようにその場を後にした。
 それで良い・・僕だって同級生に死体を見られるのはごめんだ。まあ、実際死んだ経験は無いが、死んだらタダの肉の塊か・・・

 僕は髪の毛を引っ張られ、そのままソファーの角に頭を叩きつけられる。
 変な話だがその時僕は恐怖や痛みより、髪の毛が抜けたらどうするんだ!と可笑しな心配をしていた。
 ふと横を見ると、ソファーで拘束されているお嬢様と視線が合う。彼女は悲しそうな顔で僕を見詰めて必死に首を横に振る。
 ・・・いいんだよ別に・・君が悪い訳じゃないさ・・そして君の為に死ぬ訳でもない・・僕はそんなに偉い人間じゃ無いんだ。
 ただ、やるべき事は後一つ・・・
 
「さて、勇気ある坊やは別の場所で始末してあげよう。 
 心配しなくてもお嬢ちゃんは今直ぐ死ぬわけではないよ。
 只、薬漬けにされて遠い国で暫く生きる屍に成っているだけさ・・アハハハハハ」 
 アニキ分は愉快そうに笑う。
 完全に勝ち誇って油断しているようだ。 僕は男の背広の胸ポケットから出ている注射器を素早く抜き取ると地面に叩きつけた。

 パリーン!!ガラス製の注射器は液体を撒き散らして、あっとゆうまに破片になって四散した。

「こ、このがきゃあぁぁー!!ヘロインはグラム八万だぞ!」

 今まで一貫して余裕の有ったアニキ分は、最初呆気にとられたような顔をしていたが、みるみるうちに逆上した。そして背広の内ポケットから黒い塊を取り出す。
 け、拳銃・・!? 
 そして銃口を僕の顔に近づけると、なんとーーそのまま僕の口に先端を突っ込む。
 口いっぱいに鉄の味が広がる。チンピラ達もアニキ分のキレっぷりに驚いてるようだ。
  
「アニキ、ここで殺るのは不味いって!」
「アニキを止めろ!」
「うるせえーー!!てめぇら、人を殺すってことが、どうゆう事かよく見ておけよ・・・」 

 チンピラ達は顔色を変え慌てて止めようとするが、逆上したアニキ分はどうやら止められないようだ。
 
 え!どうして注射器を壊したかって? 簡単な事さ・・ヤクザの事務所に入った時点で第一の目的は先ずお嬢様を救出すること。
 その為にお嬢様に危険が及ぶヘロインを破棄する。
 
367トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/26(日) 00:56:40 ID:pYsXp8mo
 僕が死ねば死体の処理をしないといけないし、再度ヘロインを打つにしても時間が掛かるだろう。早めに通報出来れば彼女が助かる確率も上がるってもんだ。
 自分自身のことは優先順位的に先送りに成っただけさ。何故冷静かって?・・色々経験したからさ・・そう色々。
 まあ、君達があの世に来たら話す機会もあるだろう。

 親父・・先に逝く。姉さん・・もう練習は一緒に出来ないね。ジェイク・・あんた良い男だったよ。川上・・別に言う事は無いな。舞・・仲直りしたかったよ。
 母さん・・向こうでまた会おう。
そしてお嬢様・・線香位は頼むよ。





トライアングル☆ツンデレ・お嬢様よ何処へ行くB終了
368トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/26(日) 01:03:14 ID:pYsXp8mo
 前回レスを頂いた方々どうもありがとう御座います。今後の励みに成ります。
 ここで纏めて御礼を申し上げます。

>>361様投下を是非お待ちしております。
 一読者として今から楽しみです。
369名無しさん@ピンキー:2010/12/26(日) 13:39:33 ID:13C23YfM
オツ。

次回をおとなしく待つわよ
370名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:08:26 ID:pYsXp8mo
お疲れ様
371名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 00:12:13 ID:8P4LpSnb
すいません誤爆です。
372名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 18:45:17 ID:+LIbuhaw
エ?
373名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 00:11:19 ID:e74nnA9J
ねぇ投下マーーダーー!!
374名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 18:18:12 ID:0FxU+ulR
>>371べつに、誤爆宣言しなくてもいいじゃない!!!そのままで!
375名無しさん@ピンキー:2010/12/28(火) 22:24:24 ID:s0jtQzus
ツンデレの定義とはなんぞや?
376名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 10:00:43 ID:rqPlgUe0
>>375
>>350へとループ
377名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 11:29:16 ID:g+YeayMb
それを言ったら身も蓋も無い

今日子供と一緒に藤子不二雄先生のDVDを見たがやはり原点に成るモノは有ると想う氏の作品でいえばパー子こと星野スミレとか…しずかちゃんはどちらかといえばビッチ系かな?
378名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 11:50:33 ID:rqPlgUe0
しずかちゃんがビッチ系とか脳に蛆湧いてるんじゃないか?
 死んだな僕。後は最終確認だが、死ぬのはしょうがないとして・・ってしょうがなく無いけど、とにかくお嬢様が助からないと意味がない。犬死にはごめんだ。 
 山本さんが三十分後に通報してくれることに成ってるが、まだ五分ほどしか経過していない。

 僕は自分の右手のポケットに手を突っ込み携帯電話のボタンに手を掛ける。
 ちょっとでも力が加われば短縮ダイヤルが発信するとゆう寸法だ。
 ーーそう、110番さ。

 後は死後硬直か、撃たれた時のショックで上手く発信してくれるだろう。
 携帯電話からだと警察が逆探知してくれるか不安は有るけど、最近GPS機能付きの携帯電話からの通報では、概ねの通報場所を瞬時に把握出来るようになったって聞いたことあるし・・
 例え上手く行かなくても、僕を殺した後多分彼等は気付くはずだから、その時パニックになって時間稼ぎには成るはずだ。
 大丈夫。後は辞世の句でも残したい所だが、何分才能も時間も無いので次の機会にでも・・・

「ほ〜う、以外と度胸があるなぁ。あまりブルってないようだ。ちょっと殺すのは惜しい気もするが・・まあ、しょうがねぇ。」
 
 誉めてくれてありがとさん。でも殺るなら早くやってくれ!ああ・・今から脳みそ撒き散らして死ぬのかーー痛いんだろうな。僕はギュッと目を瞑る。
 周囲の人間も顔を背けた。カチャっと撃鉄を起こす音が聞こえて・・

 ーー我が生涯に一片の悔い無し!?

 その時ドアの方からビューー!!と風を切る音が聞こえ、冷たい風が僕の顔に当たる。突風?僕が薄目を開けると・・

 まるで竜巻が通った後の倒壊した家屋のように、男達が床に転がっていた。
 アニキ分の顔を見ると口を開けて固まって動かなくなっている。
 こんなことが出来る人間は僕が知る限り唯一人。

 姉さんだ。アニキ分は気を取り直して僕の口から銃口を抜き取るが“遅い”とゆう声と共にビジネスフォンがうなりを上げて飛んでくる。
「あぐっ!」
 アニキ分の持っていた拳銃は遥か後方に飛ばされる。そして次の瞬間もう姉さんの姿は視界から消えていた。

「なんだ・・あの女は?人間か?それともサイボーグ?」
 サイボーグねぇ・・似たようなものだけど我が姉君です。
 アニキ分が驚いてると姉さんはもういつの間にか目の前にいる。その顔には薄笑いが浮かんで・・・これはやばい、完全にキレてるようだ。
 
380トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/30(木) 00:30:35 ID:M6vEPiI1
「うら若き乙女を改造人間呼ばわりとは、失礼しちゃうわね。」
「ひっ!寄るな怪物!」

 姉さんが腕を掴んだと同時にアニキ分の身体は一メートル位空中に浮かぶと体が反転して頭から地面に落ちる。う、腕が逆方向に曲がっている。
 技が速過ぎてどう投げて、関節を決めたのかよく分からないが。

「うぎゃあーー!!い、いてぇ!!」

 男は転がってのたうち回るが、(骨折は間違いない)姉さんはその体を引きずり起こすと、首をグイッとねじ曲げる。わかりやすくフェースロックって言った方がいいか。

「ウチの身内を痛めつけて、弟を殺そうとしたんですもの。
 仕方ないわね。」
「た、助けてくれ!」
「クス、だーめ。」

 男は血の気が引いたように青ざめるが、姉さんは嬉々として首を更に深く捻る。やばい!

「姉さん!僕は生きてるし、お嬢様も無事だ。これ以上は殺しちゃうよ!」

 僕は姉さんの肩を掴んで必死に止める。  
 すると後方から一人のチンピラが恐る恐る姉さんに話しかける。

「あんた、もしかして鬼百合の斎藤裕美さん・・」
「ん?まあ確かに昔はそう呼ばれてたけど・・あんた誰?」
「俺です。ケンです。」
「ケン?もしかして切り裂きケン?」
「はい!お久しぶりです。」

 姉さんとチンピラの会話を聞いて姉さんの腕の中でアニキ分が苦しそうに呻く。

「なんだ・・ケン・・この化け物・・・お前の知り合いか?」
「この女・・いや、この御方は不良狩りと称して解体したヤンキーの数は数百人。
 合気道の日本チャンピオンで警察庁にも一目置かれている鬼百合こと斎藤裕美さんっすよ。確か組のブラックリストにも乗ってたはずですが・・」

 まあ、我が姉君ながら恐ろしい。姉さんが本気になれば、組の一つぐらいは潰せるだろう。

「説明ご苦労さん。所でユウ君が泣いて頼むから、このまま無事二人を返してくれるなら見逃してあげてもいいんだけど・・
 それともあくまでも殺るとゆうなら、このまま全員解体してあげる♪」

 姉さんは涼しい顔でサラッと恐ろしい事を言う。しかしその効果は絶大でチンピラは全員土下座してアニキ分の命乞いをしている。

「す、すまねぇー。
 あんたの身内と分かってたら絶対手は出さなかった。後生だから命だけは助けてくれ、いや助けてくださいーー」

 アニキ分も涙を流し完全に降伏状態だ。 
 姉さんはつまらなそうな顔でアニキ分の首から手を離す。

381トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/30(木) 00:34:04 ID:M6vEPiI1
「あ〜あ、せっかく思う存分人を解体出来ると想ったのにぃい〜〜」

 姉さん・・あんたって人は・・・
 ヤクザ達は全員固まって土下座したままだ。

「ユウ君お嬢ちゃんは任せるわ・・早く外にでるわよ!」

 姉さんの言葉にハッと思い出してお嬢様の拘束を解く。するとお嬢様は僕の首に飛びつくと子供のように泣き出す。

「ふぇっ、うえー・・っ・・ぇっ、うえーっ・・ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
 
 ずっと僕の首にしがみつき泣きながらごめんなさいを繰り返すのみだ。仕方がないから頭を撫でて、笑いかけた。
 ひっく、と泣きすぎてしゃっくりが止まらないらしい。息苦しいだろうに、それでも離れようとしない。しゃっくりが収まるようにと背中をさする。
 “立てるか?”と声を掛けると、なんとか立ち上がろうとするが、膝がガクガクしてどうやら無理らしい。

「ユウ君!お嬢ちゃんはあんたがおんぶしなさい。」
「分かったよ・・姉さん。」

 姉さんに言われて“ほら”と背中を差し出すと素直に僕の首に手を回してきた。
 いつもこうなら可愛いのに・・
 よっこらしょ。けっこう軽いな。まるで手の掛かる妹みたいだ。・・妹?彼女が?ふと可笑しさがこみ上げてくる。
 僕は階段を慎重にゆっくり降りながら今日一日の無事を感謝してこの場所を後にした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
382トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/30(木) 00:39:02 ID:M6vEPiI1
 ユミから連絡が有った。

「あーージェイク。
 私、裕美だけど。
 お嬢ちゃんがヤクザの事務所に拉致されて、ユウ君が助けに行ったみたいなんだよね。」
「え!?どうゆうことですか・・・」
「詳しい経緯はよく分かんない。
 私迎えに行って来るね。」
「ちょっとユミ!バカなことは・・
 プッーーツーツー」

 電話が切られてしまった。相変わらずユミはミステリーだ・・
 それはともかくお嬢様がヤクザに拉致!?急いで助けに行かなければ・・場所は分かっている。わたしは車を急発進した。

 こうゆう時大使館の車は便利だ
。信号を三つ程無視させてもらう。

 ・・・お嬢様どうか無事で居て下さい。 
 命に代えても必ずわたしが助けて見せます!
 
 よし、ビルが見えて来た。ここの三階との話だが・・
 車を建物の前に停めて乱暴にドアを閉めて降りると、車体の陰で拳銃の銃弾の数を確認する。六発。後は入り口の見張りの数を確認。え!一人・・・しかも女性?
 
「ジェイクさんですか・・・」 

 見張り?の女性はニコヤカにこちらの方に手を振っている。まあ、ヤクザでは無いだろう。

「アナタは・・・」
「私は裕美先輩の後輩で山本といいますぅ。」
「ユミの?状況は?」
「あ・・・今先輩が事務所に入った所ですぅ。」
「分かった。・・ヤマモトはココで待っていてくれ。わたしが必ず全員助け出す。」
 意を決してビルの入り口に向かってダッシュしようとすると、ヤマモトが背広の袖を引っ張る。

「あ・・・待って下さい。
 先輩が迎えに行ってるから大丈夫ですよ。ジェイクさんが行ったら足手まといに成りますぅ。」
「いや、いくらユミが強くても女性独りでヤクザに適うわけは無い。」
「アハハ・・先輩は並の人間では無いですよ。人間凶器です。この間も路上で酔っ払って暴れ出したプロレスラーを一撃で取り押さえましたしぃ。」

 はあ・・緊張感の無い女の子だ。
 確か日本語で天然と言うのか、しかしこのままってわけにも・・・
 わたしとヤマモトが入り口で押し問答をしていると、階段からユミが降りてきて、ニコヤカにこちらの方に向かって手を上げている。

「ヤッホー!ヤマモっちゃん!ジェイク!」
「わーい♪流石先輩ですぅ何人壊したんですか?」
「はあ?ヤマモっちゃん、私は範馬勇次郎じゃ無いんだから」
「史上最強の生物ですぅ♪」

383トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/30(木) 00:41:37 ID:M6vEPiI1
 ユミとヤマモトの緊張感の無いやりとりを聞きながら、わたしはユミに近づく。

「ユミ!無事か・・お嬢様は?そしてユウイチローは?何処に・・」

 わたしの問にユミは笑顔で親指を後ろに向ける。するとお嬢様を背負ったユウイチローがゆっくりとした足取りで降りてきた。

「お、お嬢様・・よくぞご無事で。
 さあ、早く車に。」 
「やあ・・ジェイク。」
「ユウイチローも無事で良かった。」 

 お嬢様は泣きはらした顔をしているが、どうやら身体の方は何ともないようだ。

「お嬢様念のために病気まで車で送ります。お乗り下さい。」

 わたしは車のドアを開けてお嬢様を待っが、一向にユウイチローの背中からおりる様子が無い。

「お嬢さんは恐怖で立てなく成っちゃったんだよ。」
「そうでしたか・・
 それは気づきませんで・・・
 ユウイチローわたしが車まで背負って行きましょう。」
「・・・・・・」 

 しかしお嬢様はユウイチローの背中に顔を埋めて動こうとしない。ユウイチローも困った顔をしている。

「さあ、お嬢様」
「どうしたんだい?」
「・・・・・・」

 何を言ってもお嬢様は答えない。仕方がないのでお嬢様の手をユウイチローの首から外そうとするが、更に力を入れてユウイチローにしがみつく始末だ。

「ふーーう・・ユウ君は前からだけど、ジェイクも相当鈍感ね。」
「乙女心が分かって無いですぅ。」
「はあ?姉さん何を・・・」
「うるさーい!つべこべ言わずお嬢ちゃんを家まで背負って帰る!」
「わわ!姉さん・・家まで何キロ有ると・・・」
「やかましーーい!」

 ユウイチローはユミに尻を蹴り飛ばされて、ブツブツ言いながら、お嬢様を背負って家路へ向かった。

「・・・(成る程。そうゆうことか)」
「ジェイクどうしたの?」
「どうしたんですか?」
「いや・・お嬢様には十年前に飛行機事故で奥様と一緒に亡くなられたレイノルズ様とゆうお兄様が居られたのですが・・
 子供の頃お嬢様はレイノルズ様から一時も離れないお子さんでした。
 特にレイノルズ様の背中が一番のお気に入りでああやって何時間でもおんぶをせがんだものでした。」
「ふーーん」
「ブラコンお嬢様ですか・・」
「ブ、ブラコンって・・・」

 女性二人の突っ込みにわたしはタジタジになる。日本の女性は強い!いや日本人に限ったことでは無いか。
 
384トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/30(木) 00:44:12 ID:M6vEPiI1
「ブラコンだけならまだ良いけどね。」
「え!何か言いましたかユミ?」
「何でも無いわよ。
 さあ、私達も帰りましょう。」

 何か昔のことを懐かしく思い出す日に成ったな。わたしも帰ることにするか・・・
「お二人とも家まで送りますよ。」
「わーい♪リムジンですぅ」
「・・・・・・」
「ジェイクどうしたの?」
「いや、何でも・・さあ、レディお二人のご乗車。心より歓迎いたします。」

 ユウイチローお嬢様は頼みましたよ。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 真っ赤な炎のような夕日が僕達二人を赤く照らしていた。小さい頃を思い出して懐かしい気持ちになる。疲れてたはずだが何故か足取りも軽い。
 
「ねぇ・・ユウ、今更何だけどユウって呼んで良い。」
「え!?あ、良いよ・・お嬢様。」
「ありがとう・・ファム・・ワタシのことはファムって呼んで。」
「ファム?」
「そう・・ユウはあの時ワタシのことを家族と言った。」
「うん。」
「家族はワタシをファムって呼ぶのよ。」
「分かったよ・・ファム。」
「だ・・・・・・き。」
「おい、ファム何か言ったか?」
「・・・・・・」

 後ろを振り返るとファムは寝息を立てて眠っている。ふ・・可愛いじゃん。それに金髪から甘くかぐわしい臭いがして、柔らかなモノが二つ当たっている。こいつ結構胸が大きいな。
 うおっほん!今は色気より早く家に帰らなければ。しかし今日は長い一日だった。
 ーーん・・・あれは・・・!?

「ま、舞・・・」 

 今日最後の試練?か前から舞が歩いてくる。真っ赤な夕日を浴びた彼女の赤い髪の毛は紅蓮の炎のように染まっていた。
385トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/30(木) 00:50:01 ID:M6vEPiI1
 舞は僕に視線を合わさず厳しい表情で通り過ぎる。何事も無く終わったと想われたが、後ろから彼女の声がする。

「斎藤裕一郎・・その女は何だ。」

 舞はこちらを振り返らず、後ろ姿のままだ。しかし舞が僕に話しかけるなんて何年振りだろう。

「この子はファム。
 家でホームステイをしているんだ。」
「あ〜あ、例の黒河達と揉めたイギリスの留学生か・・」
「そうだ。」
「それで、その様子では・・
 お前はその子を助けたってわけか?」
「まあ色々・・・・」
「アハハハハハハハハハハハ・・」

 突然舞が狂ったように笑い出した。

「何が可笑しい」

 舞は僕の声を聞くと、表情を一変させていきなり近寄ってくると、憎悪がこもる目で僕を睨みつけて、胸倉を掴んでくる。

「止めろ舞!ファムが起きる。」
「ふん、あんたはいつもそうさ。
 人の気持ちも気づかずに善意の押し売りばかりをする。」
「舞・・僕は・・・」

 舞はわざと自分の頬の傷を僕に見せつけるように近づける。

「この傷も!あたしの家族も!・・壊したのは全部お前だ!」
「・・・・・・舞」
「心配しなくても何もしないさ・・あたしもこれ以上疫病神につきまとわれたく無いからね。」

 舞は僕から手を離すと、踵を返し足早に去って行く。その後ろ姿は何故かどこか寂しそうに思えた。
 舞・・・僕は・・・・・・

「ユウ・・・・・・」

 ファム?・・・寝言か・・そうだった。今は僕のことより彼女のことだったな。
 帰ろう僕達の家に・・・

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




トライアングル☆ツンデレ・お嬢様よ何処へ行く(完結)終了
386トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2010/12/30(木) 00:52:32 ID:M6vEPiI1
お嬢様よ何処へ行く編終了です。

皆さんツンデレ娘と良いお年を。

(^^)/
387名無しさん@ピンキー:2010/12/30(木) 22:05:22 ID:dH6B94yD
ふむ
388名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 06:27:39 ID:dbAW5P58
ストーリーは嫌いではない
389名無しさん@ピンキー:2011/01/01(土) 22:33:24 ID:48c3Awy4
ハイパーメガカノンを使うぞ
390トライアングル☆ツンデレ・紅毛の舞編@:2011/01/02(日) 00:14:45 ID:iKsfg11Y
「ねー、ユウちゃん?」
 突然聞こえてきた声に総毛立つほどびっくりした。
 次に、同じ空間内に人間が居ると思い至り、瞬間だけ安心したのも束の間、幽霊か何かかと思い直して今度は鳥肌が立った。
 しかし状況把握に努めると、ただ声が聞こえたのは子供の声だった。
 高校生が子供だとするなら僕もまだ子供であるが、その前提があったとしてももっと子供っぽいと言える声だった。
 声変わりするにはまだまだ遠い、数年はかかりそうな高い声。小学校低学年か幼稚園生か・・
 推考。―――ふむ、どうやら僕は夢を見ているらしい。この声は察するに女の子のようだ。
 場所は日本ではよく見かける洋風を意識したつくりの部屋。家具を含むインテリアも同じく。
 特殊なのはそれらの配色が淡泊であるというところ。
 雪が降っている訳でもないのに窓の外が真っ白。家の周りが画用紙で覆われているよう。
 女の子の顔には見覚えがある。
 舞をデフォルメした容姿。女の子には舞の面影がある。
 ここは数年来訪れてないが舞の住む家、そこにいる舞そっくりの女の子。
 この光景が過去のものであるなら、女の子は舞本人。そして隣に同じくらいの年の男の子。“ユウちゃん”って呼ばれてる所からして多分僕。
 今は名前を呼ぶのも嫌みたいだが、昔舞は僕をユウちゃんと呼んでいた。

「なんだよマイ・・」
「ユウちゃんって好きな女の子はいるの?」
「もくひけんをおねがいします。」
「だーーめ!もくひけんはゆるされません。」
「えーーっ!!じゃあ、じゃあいいだしっぺのマイからいえよ〜」
「ユウちゃんのバカーー!!女の子にそんなはずかしいことをきくなんて・・・」

 チビ舞は後ろを向いて耳まで真っ赤である。そして小さい僕はそれを見てオロオロしている。情けないぞチビ僕。

「・・・ごめんよ、ごめんよマイ・・」

 チビ僕は必死でチビ舞の機嫌をとるように肩を揺さぶる。するとチビ舞はクルッと振り返り満面の笑顔でチビ僕に飛びつく。

「ユウちゃんだいすーーき♪」
「マイーーずるいぞぉ・・・」

 恐るべしチビ舞完全に手玉に取られてるなぁ僕。しかしチビ舞積極的過ぎる・・・

「ユウちゃんあたしのこと好き?」
「・・・ああ。」
「みよちゃんより?」
「あやちゃんより?」
「ああ・・・」
「ほかのだれよりも?」
「ああーー!!」
391トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2011/01/02(日) 00:18:55 ID:iKsfg11Y
「じゃ・・じゃあマイのことおよめさよにもらってね。」
「わ、わかったよ。」
「うれしい・・」

 結婚の約束までするハメになってるぞ、なんとゆう優柔不断な僕。
 実際あの頃は好きな女の子とかはいなかった。確かに舞は幼馴染みの大切な存在で舞が笑うと僕も笑えるし舞が悲しいと僕まで悲しかったけれど、それは異性を好きとゆう感情とは違う。
 まあ、今だから分かることかもしれないなぁ。

 スリッパの音が入り口方向から聞こえた。チビ舞から視線をそちらへ向けると、妙齢の男性が一人立っていた。
 はっきりした年齢はわからない。しかしオヤジより若いのは間違いない。ジェイクと比較すると微妙。


「あ、パパーー!!」

 おじさん・・チビ舞がパパと呼ぶところからしてこの人は舞の父親。たたたっ、とチビ舞が駆け寄ってくる。自然とおじさんの相好が崩れた。
 腕に飛び込む舞をキャッチするおじさんとは少し離れた場所にいる僕。確か舞の家は母親が女医で父親がフリーライター。家に遊びに行くといつもおじさんが居た。

「おじさん、こんにちは。」
「やあ、裕一郎君いらっしゃい。
 おじさんも丁度休憩時間だから一緒にお茶とお菓子にしょう。」
「うん、パパ。ユウちゃん一緒にいこう。」
「はい。」

 ーーピンポーン
「あれ?玄関のチャイムが・・誰かお客さんかな?パパが見てくるから舞は裕一郎君と一緒に台所で待ってなさい。」
「「はーーい。」」

 この場面は・・まさか・・まさか

「君達はなんだーーうわあ!!」
「なに!?今玄関でパパが・・・
 ユウちゃんーー!!」
「マイ行ってみよう!」

 幸せな家庭を壊す一瞬の悲劇ーー
 思い出した。あの日舞の家に密入国の外国人武装強盗団が入ったのだ。行くんじゃない!チビ舞、僕。
 そう・・玄関に二人で行ったら、おじさんが倒れていて三人組の男が立っていた。

「おじさん・・・」
「あ!パパが・・」
「コドモカ、ドウスル。」
「ヤルシカアルマイ。」

 パパーー!!と必死に駆け寄るチビ舞に男が刃物を向ける。危ない!と思ってチビ舞の前に立ちはだかり目を瞑る僕。
 唐突に舞が悲鳴をあげた。あまりの声量に顔を顰めた。すると、小さな声が耳に入り込んできた。声のする方向、舞の居る方向へと目を向ける。
 横たわる舞は頬を押さえていた。
 血が両手を染めている。顔中に紅い血糊が付いていた。
392トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2011/01/02(日) 00:22:38 ID:iKsfg11Y
 手から、肘から垂れていく鮮血がフローリングの床を汚していく。
 そう、庇ったはずの舞が逆に僕を庇って傷ついたのだ。

「チッ、オンナノガキカラサシチマッタ。」
「フッ・・ドチラニシテモ、オナジコトダ。ツギハオトコノガキダ。」

 次はお前の番だといわんばかりに包丁の刃を僕に向ける。その時僕は茫然自失になり、ただ立ち尽くすのみであった。
 早く動けよ!イライラするな・・僕。
 男の刃物が僕に迫る。その時僕の前におじさんが立ちはだかる。

「ああ・・!!
 に・・げろ・・・まい・・ゆういち・・ろう・・くん・・・」
「おじさーーん!!」
「いやあぁぁあーー!!」

 おじさんの腹部から出る大量の血・・手も顔も何かも真っ赤だ。フローリングも壁も視界さえも赤く染まる。
 そう、あの日僕は守られるだけだった。舞から、おじさんから。その後近所の人が不審に思って通報したらしく警官隊が駆けつけた時は男達は慌てて逃亡していた。
 その後舞は一年間学校を休んで、僕も精神科の病院に通院する日々が続いた。
 正直この間の記憶はあまり無い。舞のお袋さんは元々仕事人間だったが、事件後悲劇を忘れるように仕事に没頭して家にほとんど帰らなくなった。
 舞も女の子で頬に目立っ傷故か気づいた時はもう近隣でも名の知れたヤンキーと成っていた。 

 そう・・僕が弱かったせいで。
*****
393トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2011/01/02(日) 00:26:17 ID:iKsfg11Y
「ーーーーて。」
 ん?姉さん?
「起きて、起きて。」

 おや珍しい。寝ている僕を起こしに来る人間がいるなんて。
 姉さんなら起きてなんて緩いことは言わない。関節技かベッド上での豪快な投げ技で一発覚醒だ。然るに断じて姉さんではない。
 声からして、僕の肩を揺すぶっているのは女の子らしい。
 貴重だ。あまりに貴重すぎる。嬉しすぎる。もう少し幸福感を噛みしめていたいので狸寝入りしよう。

「もう、いいかげんに起きろーー!!」

 バチ!パチパチ!な!?全身にピリッとした痺れが伝わり強制的に覚醒させられる。目の前に居るのは金髪の少女!ファム何でここに?その手に持ってる怪しい物体は?

「おはようユウ。もう、早く起きないと遅刻するでしょー」
「おはよう。いや、君がなんでここに・・それと手に持っているのは?」
「ネーが起こしてきなさいって、あ!これ?これはスタンガンよ。」
「おい!ショック死したらどうするんだ。」
「別に大丈夫よ!いちばん弱い電流ながしたし。」

 ああ・・ちなみにネーとは姉さんのことね。おねえさんとはイギリス人には発音し難いのか、最初はオネェと呼んでいたが、姉さんが私はオカマじゃ無いのよ!ってことでネーと成った。
 しかし護身用のスタンガンで起こすとはとんでもない奴だ。所で着替えたいので早く出てって欲しいんだが・・

「ファム、着替えたいんだが。」
「それは良いんだけど、なんでふとんから出てこないの?」
「いや・・・・・」
「あやしい。」

 ファムはジト眼をしながら僕から布団を剥ぎ取ろうとする。いや男には事情とゆうものが(下半身的に)

「えい!」
 バサーッ。げ!布団が・・・
「あははははは」
「・・・・・・」
「ファム?」
「ユウ・・股間が腫れている。」
「は!?いや、生理現象だし。」
「見せて!」
「何を・・ってアホか!」
「病気かも・・べ、別にしんぱいなわけじゃないんだけどね。」
「ファム、性格変わりすぎ!」

 見せろ、見せないでギャアギャアと押し問答をやっている。こいつワザとか?それとも天然か?性格変わりすぎだろう?
 そう思ってると我が家の最強実力者がやって来た。

「あのね!二人とも早く食事に来てくれないかな!片付かないんだけど。」
「姉さん・・・」
「ネーたいへんよ!ユウの股間が・・」
「はあ?粗チンがどうかしたの・・・」
「ユ、ユウの股間が・・は、はれてるのよ。」
394トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2011/01/02(日) 00:29:44 ID:iKsfg11Y
「朝の勃起でしょー。あんた本当に箱入りねぇ。イギリスには性教育は無かったの?」
「性教育って、らんしとかせいし・・あ、あったけど、あまりきょうみがなくて。
 って・・・えーーー!!あれのこと!」
「いや、だから早く出てくれないかなぁと・・」
「ユウのエッチーー!!」

 顔を真っ赤にしてトマトみたいに成っているファムが僕の顔面に枕を投げつける。

「ぶつ!この〜ファム!!」
「ネー助けて変質者が。」
「誰が変質者だ!」

 枕を仕返しにファムへ投げ返してやろうと思ったけど、ファムは姉さんの後ろに隠れてあっかんべーをしている。
 姉さんは頭をポリポリ掻きながら大きな溜め息を一つ吐く。

「もう、あなた達いい加減にしないと遅刻してもしらないわよ!
 ファムちゃん、早く朝食を食べちゃいなさい。ユウ君はサッサと着替えて。」
「はーーい!」
「ああ・・・」

 一変した我が家の風景ってやつですか。 ファムはあれから大使館にほとんど行かなくなり食事も風呂も家で済ますようになる。日本食も結構あうようで僕が苦手な納豆すら食べるようになった。
 風呂も姉さんと一緒に入ったりする変わりようだ。元々一人っ子で箱入りで甘えん坊が彼女の本性らしく、来日時は単にツッパリ過ぎていただけのようである。
 姉さんは元々妹が欲しかったらしくて、すごく喜んでいた。ただ学校への送り迎えはいまだにジェイクがやっている。
 最初は僕と一緒に登校すると言って相当ダダをこねたが、このことはファムの父親のレコンキスタ卿の強い要望とのことで渋々従っているみたいだ。
 まあ、破られるのは時間の問題だろう。 
 ジェイクは暇になった分姉さんの練習台にされる時間が多くなった。
 勿論イギリス大使館の仕事もこなしているが・・あ!それからクラスのこと気になるよね?最初あれだけ反感を買ってたわけだし。

そのことは今から話そう。
*****
 ざわついた教室。ホームルーム前に一人の金髪美少女が教壇の前に神妙な顔して立っている所だ。勿論ファムである。  

「今まで失礼なことを言ってごめんなさい!」

 ファムが深々と頭を下げるとクラスメートは軒並み目を丸くして押し黙ったままだ。しかし唯一人我が悪友の川上はニヤニヤと笑っている。

「いやぁ〜我が友ヒーロー君の英雄的行為はみんな知ってるだろう。」

 川上の声でみんな僕の方に一斉に視線が集まる。そう事件はみんな知っている。

395トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2011/01/02(日) 00:32:29 ID:iKsfg11Y
 川上の声でみんな僕の方に一斉に視線が集まる。そう事件はみんな知っている。
 何故ならば事件後暴力団事務所に県警が入り麻薬所持法違反で六名が検挙されたからだ。
姉さん曰わく誘拐のことは見逃してあげるけどヘロインのことは別だとゆう。
 黒河達に関しては“最初はワタシが悪かった”とファムの強い要望が有り斎藤家や大使館側は不問にすることになったが、学校には三人とも来ていない。(今は来れないだろう。)

 新聞でも報道されたし、近所の事件。大体の概要はみんな知っているわけだ。

「元来ヒーローとは英雄的行為でお姫様をダンジョンから救う。お姫様は高慢な女から一途な女に変貌してゆく。 
 そしてツンデレのお姫様とヒーローのラブロマンス及び結ばれることは神のシナリオで決められたことだ。
 今回のことは起こるべくして起こったことなのだよ。」

 川上の奴大袈裟な長弁を振るいやがって。誰もお前の妄想なんて聞いちゃあいないよ。と思ったんだが・・
396トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2011/01/02(日) 00:35:50 ID:iKsfg11Y
 ピーピーーー!!ヒューヒュー!!
「よっ!ヒーローーー!!」 

 クラス中に口笛や歓声が飛びお祭りのようなやんやの声と拍手の大騒ぎになる。
 おい!皆さん方そんな奴の与太話を何で・・ファムがまたキレるかも・・・
 心配になってファムの方を見ると、手を前で交差し、俯き加減で顔を真っ赤にしてモジモジしている。う〜ん手の交差は萌えポイントが高いってーー違うだろう!!

「よーーし、そこまで!」

 え!?珍しい・・無表情、無感動、無関心の担任ミセスが口を挟む。しかも笑っているぞ!ミセスが笑ったのっていつ以来だ?勿論ミセスが教壇に立つとみんな静かになる。
  
「レコンキスタさん・・もう席に着きなさい。」

 ミセスはファムを自分の席に戻す。

「まあ、斎藤が立派なことをしたのは間違いないけれど彼は超鈍感で大朴念仁だ。
 ヒロインの気持ちも考えて暫く生暖かく見守るように。」

 なにーー!!ミセスがフォロー?しかし生徒に超鈍感とか大朴念仁ってどうゆうことやねん。しかも笑いながら言ってるし。これは暫く言われるなぁ・・ 
 目立つのは好きじゃ無いんだけど。
 まあ、彼女がクラスにとけ込めるなら了とするかな。

*****






トライアングル☆ツンデレ・紅毛の舞編@終了
397トライアングル☆ツンデレ ◆WXGiSVZK0w :2011/01/02(日) 00:42:37 ID:iKsfg11Y
あけましておめでとうございます。

今年こそ良いツンデレ娘と出会えますように。
m(__)m
398名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 07:49:16 ID:uRTl+lzg
屁理屈ばかりで投下もせず

建設的意見も言えない

自分のクソ観念にこだわる偽評論家の

キモオタカス人間よりも

投下をする君に乙といいたい

ssスレなのに投下を阻害するようなバカや観念的な理想論だけ並べる口だけの奴は所詮荒らしか了見の狭い自治厨なので気にするな!

399名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 10:07:09 ID:zn65EltF
自演?w
400名無しさん@ピンキー:2011/01/03(月) 23:00:18 ID:QuCOwOJ/
トランザム!
401名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 22:57:28 ID:eMHGgqzU
ツンサテライトキャノンを使わせてもらうわ!
402名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 11:20:49 ID:ZdIyerl7
誰か知らんけど保管庫更新乙

元々管理人いないし作者かスレ住人なんだろうけど…
403名無しさん@ピンキー:2011/01/05(水) 18:49:12 ID:GaSnDCzU
404名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 15:30:08 ID:JKQ6dBWh
>397
頼むから「いう」を「ゆう」と書くのやめてくれw

アホキャラの演出だからどうしても譲れないってことならあきらめるけど。
405名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 19:26:32 ID:gk6YZLZi
どうでも良いが…

また大規模な規制が有るらしい
406名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 19:39:02 ID:U21mAUpx
大騒動だったらしいな
407名無しさん@ピンキー:2011/01/06(木) 20:45:28 ID:QR7Z+3Yu
pinkは平和だな
408名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 12:04:08 ID:JQIBRS1d
bbspinkでもかなりの職人が離れたり、住民が去って過疎化したスレも有るらしいぞ!
409名無しさん@ピンキー:2011/01/07(金) 22:46:51 ID:kGP26kJy
ツンデレは皆が皆ツンでデレだとは限らないと思う
410名無しさん@ピンキー:2011/01/08(土) 23:12:54 ID:kGpwawf9
こうなったら他の強気スレと統合するしかないな
411名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 09:08:12 ID:CLbCuV76
ツンツンツンツンツンツンでストレス溜めといて最後に盛大にデレ
412名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 23:31:20 ID:QWsaibho
規制が解除されてたら投下する
413名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 00:33:23 ID:7z8iNIok
解除されてるじゃないか。さ、糖化したまへ。
いや、別に待ってるとかじゃないからな?
414名無しさん@ピンキー:2011/01/11(火) 21:16:53 ID:lqSENakQ
ツンデレとは・・・デレる事と見つけたり!
415名無しさん@ピンキー:2011/01/12(水) 21:39:01 ID:YpSjrA42
ツン9割とかムリです。
ツン方も暴力的なのはムリです。最近多いけど
416名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 02:09:35 ID:wpKKpPpK
最近じゃねぇよ
417名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 10:56:24 ID:b8/PLrg7
机上の空論を垂れ流しても仕方あるまい

ようはヒロインに可愛らしさを感じられるか感情移入出来るかだろう
ツンデレのジャンルはギャップ萌えと最終的にカタルシスを得られることに意味が有るのだから
418名無しさん@ピンキー:2011/01/13(木) 21:04:45 ID:1z5AxlFs
押し倒してもらいたいがためにわざと弱気な幼馴染みの男の子に対して「チェリーボーイ君」だの「根性無しのヘタレちゃん」だの
男のプライドを焚き付けるような嫌味を言って押し倒された後も
「可愛いヘタレちゃんじゃこれが限界ね」とか「このまま中に出す勇気がチェリー君にあるのかしら?」とか煽り立てるのはツンデレになるのかな?
419名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 08:37:48 ID:naH3Zaa3
虚勢はいいが、最終的にどこかで崩れないとな
420名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 22:59:47 ID:L+4A9hPq
ギャップの定義が良く分からん
最初からツンツンしてなきゃいけないのか
421名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 09:27:43 ID:TiNALOAU
>>420
展開に説得力を持たせられるなら、最初からツンでも後からツンに移行してもいいと思う
「ツンとデレの振り幅が萌えの要」という言葉の通り、要はギャップ(空隙の量)なんだよね
デレるタイミングや量の好みは人それぞれだから普遍化は難しいけどね

422名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 23:34:40 ID:C3EXTB1H
オレっ子ツンデレ
423名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 07:10:27 ID:Qv89Bjz0
424名無しさん@ピンキー:2011/01/17(月) 22:51:09 ID:ZqC0gmCz
もはやツンデレを愛する者はいないのかこの世は小動物系が流行りなのか
425名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 00:16:09 ID:ISbcIAJX
衝動ぶつ系
426名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 23:39:45 ID:2edKGHHl
ツンデレもまだまだ需要があると思うんだ
427世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:20:35 ID:hcPd2nHD
【タケトリ物語・1】

カタ・・・カタ・・・
図書室に置いてあるパソコンの前で男子生徒が難しい顔をして画面とキーボードを交互に見ながら文字を入力していた。
「うーむ、やはりパソコンというのはよく分からないものだな・・・ミナ」
その男子生徒は小さく溜め息を吐き、自分の頭に手を置く。
「まあ、慣れないうちはそんなものよハル。アンタはまだまだ初心者なんだからゆっくりやんなさい」
私はハルにそう言って欠伸をした。ハルは「む」と言って小さく頷くと再びキーボードを押す作業に戻る。
私の名前は鳥井美奈(とりい・みな)、そんで人差し指だけを使ってパソコンの前で奮闘している男子生徒の名前は武田春信(たけだ・はるのぶ)。私は春信の事をハルと呼んでいる。
「ミナ、ようやく入力が終わったぞ!私の成果を見てくれ!」
「あっ・・・ようやく終わったの?どれどれ・・・」
私はハルに促されパソコンの画面に顔を向けた。

『武田春信』

入力画面にはハルの名前だけが入っている・・・一時間以上かけてハルが入力したのは名前だけだった。
私はポリポリと頭をかくと改めてハルの方を見る。ハルは真顔のまま私の顔を見つめている。
「・・・ま、ハルにしちゃあ頑張った方だとは思うよ」
「そうか!良かった、これもひとえにミナが共にいてくれたおかげだ! 感謝するぞミナ!」
「まあね・・・アハハハ・・・」
私は乾いた笑い声をあげて、ハルの見えない所で溜め息を吐いた。一時間も待って出来た仕上がりが自分の名前だけなんてあまりにも遅すぎやしませんかねハル君?
(でも、まあ仕方ないか・・・『あの』ハルがパソコンを使えただけでもたいした進歩だしね)
私は再びぎこちない動きで入力作業に戻ったハルを見て微笑みを浮かべた。

ハルと一緒に行動するようになってからもう一年以上が経つ。ハルと初めて出会ったのは中学三年生になったばかりの桜が満開の春の時だった。
私が幼い頃に父親が交通事故で死んで母子家庭だった私は家にも学校にも自分の居場所がなくて荒れに荒れていた。
いつも教師には反抗的な態度を取ってたし、学校をズル休みしたり深夜になっても外をブラブラしたり
学校の不良達と喧嘩をしたりしてイライラを誰かに、何かにぶつけていた。
もちろんそんな事をしているから友達も出来る訳がなく、教師からも見放されて学校に行っても退屈で嫌だった。
だけど、家に居てもお母さんが悲しそうな目で見てくるから家に居るのはもっと嫌。
428世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:24:06 ID:hcPd2nHD
高校受験の時期である三年生になっても私の気持ちは変わらず、どうせ今までと同じように退屈で不愉快な一年になるんだろうなぁ、と私は思っていた。
だけど、それは大きな間違いであった。何故なら私の席の隣に座っていた生徒が武田春信というとんでもないトラブルメーカーだったからだ。
春信とのファーストコンタクトは三年になって一日目の帰り道の事だ。喉が乾いた私はジュースでも飲もうと学校の近くに置いてあった自動販売機へと向かった。
そして、自動販売機にたどり着くと機械の前で一人の男子生徒が立っていた。私はそいつの後ろに並んだがその男子生徒は立ったままジュースを買おうとしない。
『ねぇ、そこのアンタ。ジュース買わないんだったらどいてくれない?邪魔なんだけど』
痺れを切らした私が苛立ったように男子生徒にそう言い放つ。
『むむむ・・・申し訳ない。どうもこの機械の勝手が分からぬもので・・・誠に不甲斐ない事だ』
男子生徒はそう言って振り向き、困惑した様子で手に持っていた小銭を眺め続ける。
『はぁ?アンタ、もしかして自動販売機の使い方を知らないの?』
『うむ・・・拙者は普段、竹筒に茶を入れておくのだが今日は忘れてしまったのだ・・・ん?もしかして、お主は拙者と同じクラスの鳥井美奈殿ではないか?』
『はい?同じクラスって・・・そもそもアンタ誰?』
『拙者の名前は武田春信、美奈殿の隣に座っていた者である。思い出してもらえぬか?』
『隣の席って・・・・・ああ、思い出した思い出した』
本来、私は同じクラスの人間には興味がないからクラスメイトの名前なんか覚えやしないのだけど、
コイツの事だけは少しは覚えていた。まぁ、銀色の髪の毛をした人間なんてコイツ以外にはいなかったし。
と、同時にコイツは自分の事を拙者と呼ぶイタイ奴だっていう事も思い出す。とにかく、コイツと関わり合いになりたくなかった私は別の自動販売機の所へ行こうとした。
そんな私を見た春信は私を呼び止めた。
『すまない美奈殿・・・・どうか私に自動販売機の使い方を教えて欲しい』
『ハァ!?何で私がアンタに教えないといけないのよ!面倒だから別の誰かに教えてもらったら!』
『しかし今、私が頼る事が出来るのは美奈殿だけしかおらぬのだ。どうか、どうかお頼み申す!』
春信はそう言って私に対して深々と頭を下げる。もし断ったら春信に何をされるか分からないし、こんな所を誰かに見られたら恥ずかしいと思った私は溜め息を吐いて
春信が持っていた小銭を手に取った。
429世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:26:02 ID:hcPd2nHD
『まずはお金をここに入れる、分かった?』
『ふむふむ』
春信は私の行動を真剣な表情で眺め続ける。本当はとっとと済ませたかったけど、分からなかったからもう一度なんて事になるのも嫌だったから
敢えて私は手の動きをゆっくりとする。
『次に自分の飲みたいジュースの下にあるボタンを押す。で、アンタは何を飲みたいの?』
『むむ、拙者はそこの緑茶を所望している』
『所望って・・・まぁ、いいや。じゃあ押すからちゃんと見ときなさいよ』
『承知した』
ピッ、ガタン
ボタンを押すのと同時に缶が受け取り口へと落ちる。私は缶を取り出すと春信へと差し出した。
『ほら、簡単でしょ?何でこんな簡単な事が出来ないのか本当に分からないんだけど・・・』
『誠にかたじけない美奈殿、この春信、感謝致しますぞ。・・・・ん?』
春信は私から手渡された缶を不思議そうな顔で確認し始める。
『どうしたの?さっきから缶を眺めてさ。お茶を飲みたかったんじゃなかったの?』
『むむむむむ・・・これは何処から飲めば良いのだろうか?飲み口がないではないか』
『・・・ハァ?アンタさぁ、缶ジュースの飲み方すら知らないなんて言わないわよね』
『・・・・面目ない』
『・・・全く、どこまで世話を焼かせるんだか。ほら、貸してごらん』
私は春信から缶を受けとり、プルタブを開けると再び春信に手渡した。
『おおっ!まさかこのような場所に飲み口があるとは・・・これは一本取られたな』
『・・・アンタ、本当に缶ジュースの飲み方を知らないのね。どこの田舎者なのよ・・・全く』
私は感嘆の声をあげる春信を尻目に自動販売機にお金を入れ、ジュースを購入する。
『それじゃ、私は行くからさ、もう私に話しかけてこないでね?
アンタのような自分を「拙者」って呼ぶイタイ奴と知り合いだと思われたくはないから』
『むむ、それは何故だ美奈殿?己の事を拙者と呼ぶ事が何故いけないのだ?』
『・・・もう付き合ってらんない。侍ごっこなら他の誰かとやってよね。そんじゃ』
私はそう言い捨てるとジュースを飲みながら春信に対して手をヒラヒラと振り、その場を後にした。

『ちょっと・・・言い過ぎたかな』
信号の前で立ち止まった私は空になったスチール缶を握りしめながらボソリと呟く。アイツはただジュースの飲み方を教えてもらいたかっただけなのに
あんなキツい言い方をしなくても良かったかもしれない。
―――いいや、あんな奴。アイツがどう思おうが私には関係ないし。そもそもアイツとは同じクラスってだけで全くの赤の他人だし。
これから話しかけられても無視する事にしよう。私はウンウンと頷いて信号を渡る。
430世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:28:35 ID:hcPd2nHD
『これはこれは・・・誰かと思ったら鳥井美奈さんじゃーないですか』
『ああん?』
私が振り向くと頭を金髪に染めた見るからに不良っぽい男が数人の仲間を連れて、ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべていた。
『誰かと思ったらまたお前かよ・・・アンタもいい加減懲りないねぇ・・・土門』
ポリポリと頭をかきながら私はウンザリしたように溜め息を吐いた。この土門という男は他の学校で問題を起こし続けているここら辺ではちょっと名前が通っている不良だ。
なんだか良く分からないけど、私を目の敵にしている・・・土門が言うには私が調子に乗っているからだって。本当に馬鹿じゃないかしら。
『ハッハッ、そんな事言っちゃってもいいのかな美奈ちゃんよ?あまり粋がってると痛い目を見るかも知れんぞ・・・おおっ!?』
土門は無駄に凄みながらゲラゲラと笑い出す。ほんっ・・・と不愉快だわコイツ。
段々イライラしてきた私はスチール缶を握り潰し土門を睨み付ける。
丁度いい、さっきの武田春信の事でもモヤモヤしていたし、コイツらをボコボコにしてストレス解消といくか。
『ハン、仲間を連れてきてる癖にそんな事を言えるなんてな。所詮、一人じゃ何も出来ない雑魚助が粋がってんじゃないよ!』
『ちっ、相変わらず口の減らない女だな!上等だ、お前を俺様の奴隷してヒィヒィ泣かせたるわ!やっちまうぞてめーら!』
土門と愉快な仲間達は金属バットやら鉄パイプやらを片手に私に突撃を仕掛けてきた。
(素手で武器を持った相手と戦うの・・・ちょっとヤバいかな)
そんな事を考えながらも私が喧嘩の構えを取ったその時――――。

『待たれよ!』

私を含め周りにいた人間の動きを止めるほどの大きな怒鳴り声が響き渡った。この声・・・どこかで聞いたような・・・と言うよりもつい最近に聞いてるよね?
まさかと思い恐る恐る怒鳴り声のした方を見ると、自動販売機に苦戦していた男―――武田春信が仁王立ちをしていた。
『な、なんだてめえは!?俺達になんか用でもあるのか!おおっ!?』
『何も持たぬ者に対し武器を持って挑むとは卑劣なり!
美奈殿!この春信、義によって助太刀致す!』
春信は何やら長い棒みたいなものを取り出すとこちらに向かって歩き始める。
『ちょっ、ちょっと武田!アンタ余計な事はするなって・・・』
『なんだ美奈!この変な野郎、てめえの知り合いか!?』
『いや、知り合いといえばそうかもしれないし違うと言われたら違うかも・・・』
『なんだそりゃあ!?意味が分からねーし!』
グダグダと、私と土門が会話をやり取りしている間に春信はさっさと私の隣に移動を終えていた。
431世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:30:50 ID:hcPd2nHD
『・・・けっ!一人増えようが二人増えようが気にする事じゃねえや!おい、やっちまうぞ!』
土門はバットを高々とあげ、兵隊共を煽動すると突撃を再開した。私は構えを取りながらも春信に声をかける。
『私がコイツらを相手している間にアンタはさっさと逃げなさいよ!アンタがいたって足手まといになるだけだし、邪魔だから!』
けれども、春信は逃げるどころか突撃している土門達へと歩み寄っていく。人の話を聞けっての、この馬鹿!
『ちょっと何してんのよ!私の話を聞いて・・・』
『心配は無用!決して足手まといにはならぬ』
人の話を聞かない馬鹿・・・もとい春信は長い棒を包んでいた布をスルリと外す。それを見た私は思わず目を疑ってしまった。
棒だと思っていたものの正体・・・それがテレビとかで見た事がある【刀】であったからだ。
『うおおおお!?』
それを見た土門達も面食らったように動きを止める。春信が刀を鞘から取り出すと同時にキラリと刃先が光を放った。
『・・・おいおい』
あまりに突然の事で私は口を大きく開けたまま固まってしまった。そんな私を気にかける事もなく春信は刀を構えるとスゥッと息を吸い、再び怒鳴り声をあげた。
『刮目せよ賊共!これが武田春信の覚悟よ!お主らの覚悟・・・・拙者にも見せてみるがいい!』
その怒鳴り声はまるで雷のように響き渡って、土門達をさらにビビらせている。現に助太刀をされる側の私でさえもちょっとビビってしまっている。
ジリジリと春信が前に進む度に土門達は脅えた様子で後退りをする、もはや主導権は春信が握っていた。
『ちょっとアンタさぁ・・・それはいくら何でもやり過ぎなんじゃ・・・』
『何を申される美奈殿!彼らとてあのような得物を持っておられるではないか!』
『だけどアンタ、刀って・・・・』
『おいおい、油断しちゃあいけんなぁ!くらいな!』
春信が私に顔を向けた隙を突いて、土門がバットを春信の頭に向けて振り落とす。
『危ないたけ――――!』
『そりゃあっ!』
春信は私の叫び声よりも早く、気合いを入れた一声と共に刀を土門のいる方へと振った。
刀は土門―――ではなく土門の持っていたバットを見事に斬り、真っ二つになったバットはカランと音と共に地面へと落ちていった。
『ひ・・・ひいい!』
バットを斬られた土門はその場に座り込み口をパクパクとしながら悲鳴をあげ、脅えた目付きで春信を見上げる。
432名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 00:32:55 ID:hcPd2nHD
そんな土門に春信は一瞥もくれず、立ち尽くしながら成り行きを見ていた兵隊達の方に顔を向けた。
『さぁさぁ!次は誰が拙者に挑むのだ!遠慮する事はない、全力でくるが良い!』
『ひっ、ひいい!』
刀を向けられ、戦意喪失していた兵隊達は蜘蛛の子を散らすように逃げていき、土門もまたハッとしたように我に返ると一目散に逃げていった。
『むっ、逃げたか・・・情けない賊共であった』
春信は刀を鞘に戻し、改めて私の方に顔を向けた。
『美奈殿、これでもう大丈夫でございますぞ』
『・・・大丈夫でございますぞ・・・じゃなーい!』
私はありったけの大声で春信を怒鳴り付けた。助けてもらった事よりもコイツが刀を持っている事の方が私にとって問題だったからだ。
怒鳴られた春信はキョトンとした顔になり、不思議そうに首をかしげた。
『何を怒っておられるのだ美奈殿?拙者はこのように賊共を追い払ったではないか』
『そういう問題じゃない!アンタ何を持ってると思ってるのよ!そんな危ないものを持って、何を考えてるの!
全くこんな所を警察にでも見られたらどうするつもりなのアンタは!』
『どうする・・・とは?刀というのは武士にとって命、常に持ち歩くのは当然の事であろう?
それがなぜいけない事なのだ?』
『な――――!』
春信の言葉に私はようやく全てを理解した。コイツは遊びのつもりで侍の様な振る舞いをしているんじゃない。
コイツは、春信は悪い意味で本物の侍なんだ・・・だから拙者とか所望とかの古い言葉を普通に使うし、
刀を持つ事に対して何ら疑問を持つ事をしない。
これが二、三百年前の時代だったら特に何もないけれど、問題は今が21世紀である事だ。
刀を持っている事だけで銃刀法違反で犯罪者になる。しかも本人はその事を悪いとは思わないだろうから余計にタチが悪い。
むしろコイツがこの状態で今日まで生きてこられたのがある意味奇跡的な事だ。
『いかがなされた美奈殿?急に黙りこんで・・・どこか痛む所があるのか?』
もし、このまま放っておけばいつか必ずこの男は取り返しのつかない事をする。そうなる前にこの男をどうにかしないといけない。
よくよく考えてみれば私は春信とは何の関係もないのだから、このまま無視しても良かったんだ。
だけどこの時私は――――春信が現代に生きられるような(変な言い方だけど)立派な人間にすると決意を固めていた。
433世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:34:43 ID:hcPd2nHD
『美奈殿?』
『・・・武田!』
急に名前を呼ばれた春信は驚いたようにビクッと身体を震わせた。
『むっ!?突然いかがなされた美奈殿、険しい表情をなされて・・・』
『しかめっ面のアンタに言われたくない!まぁ、いいわ。武田、今日から刀とかそういう武器を持って来ちゃ駄目だからね!分かった?』
『なんと・・・!?何ゆえそんな事を言うのだ美奈殿!?刀は武士のたましい・・・』
『言い訳しないの!とにかく刀を持って来るのは禁止だからね!』
『し、しかし・・・・拙者は』
『き・ん・し!分かった!?』
『・・・・承知した』
春信は納得いかないといった顔をしながらもゆっくりと首を縦に振る。
『うんうん、素直でよろしい!後は・・・その拙者とか承知したとか難しい言葉遣いも直す必要があるわね』
『むむむ?それはどういう意味だ美奈殿・・・?』
『まずは、自分を拙者と呼ぶのは止めなさい、自分を呼ぶ時は「俺」か「私」にする事。それと人を呼ぶ時に殿じゃなくて「さん」でよろしい!ま、私に対しては美奈で構わないよ』
『なんと!己を拙者と呼んではいけないなんてそれはいくら何でもあんまりではないか!
美奈殿は拙者に恨みでも・・・』
『コラ!言ってるそばから拙者を使ってる!今まで誰も武田に何も言わなかったみたいだけど
私はビシビシ言っていくからね!分かった!?』
『むむむむむ・・・承知した美奈殿』
『そこは「承知した」じゃ無くて、「分かった」にする事!後、「殿」は駄目!分かった!?』
『む〜む〜む〜・・・承・・・ゴホン、分かっ・・・たぞミナ』
『よろしい!私もアンタの事を武田じゃなくてハルって呼ぶ事にするから、これでお互い様でしょ?』
『むっ、承ち・・・分かったミナ。取り敢えずは・・・これからよろしくお頼みもうす』
『うん!』
―――これが私とハルが一緒に行動するようになったきっかけだ。

ハルと行動するようになってからとにかく驚きと苦労の連続だった。
先ずは言葉づかい、ハルは難しい言葉ばっかり使って自分の言いたい事を相手に伝えるという事が
あまり出来ていなかった。
私は毎日付きっきりでハルに現代の言葉を使っての会話を教え込んだ、・・・まぁ、現代の会話を教えるってのもおかしな話だけどね。
とにかくハルには私達が考える常識というものは通用しない。
刀の件のように私達が当たり前だと思っている事とハルが当たり前だと思っている事が全く違う。
434世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:37:00 ID:hcPd2nHD
何せカップラーメンの食べ方すら分かっていなかったんだ。目の前でお湯に戻す前の麺をバリバリと食べた時は何の悪い冗談かと頭が痛くなった。
他にも学校の池にいる鯉を釣ろうとしたり、私の調子が悪い日には元気になるからと学校に生きたスッポンを持って来て
目の前で首を斬って生き血を飲ませようとしたり(この時は全力でハルを止めてスッポンは一命を取り留めたけど)
体育祭での騎馬戦の時に本物の馬を連れていこうとしたり(これも全力で止めました)、他にも他にも・・・いいや、例をあげたらキリがないのでここらへんにしておこう。
ハルが問題を起こす度に私はハルに厳しく注意した。ハルは私に注意されると、その度に何故それがいけない事なのかと理由を聞いて来るけど、
私がそれに答えると『むっ、分かったぞミナ』ときちんと言う事を聞いてくれる。ハルは良く言えば素直、悪く言えば単純。
怒られた事はもう繰り返さないように努力するし、褒めてあげると(顔はしかめっ面のままだけど)嬉しそうに私にお礼を言う。
はっきり言えばハルは幼い子供なんだ。確かにハルは男としては頼れる所があるし根性もそこら辺の男共よりもはるかに据わっている。
その反面、何か分からない時があると迷子になった子供みたいに私の所に来て頼ろうとする。
私はそんなハルをまるで自分の弟のように接している、・・・・本当に世話のかかる弟だけどね。
世話がかかると言えば高校受験の時が一番大変だった。私も決して成績は良い方じゃなかったけど、ハルの方はもっと問題だった。
何せ英語のABCどころかローマ字すら分かっていなかったからだ。ハルは国語や歴史に関してはほぼ満点だったけど、
逆に記号がある理科や数学では赤点ギリギリ、英語に関しては常に点数が一桁だった。
私はハルを受験に合格させるために朝早い時間や放課後とか、とにかく時間に余裕があれば勉強を教えた。
その甲斐があってハルは私と同じ高校に入学する事ができた・・・あの時に本当に大変でしたよ、やれやれ。
私の中学最後の年はハルに付きっきりの一年だった。一日もズル休みする事なくハルの面倒を見てきた。
教師達はこれは自分達が今まで頑張って来た結果だと言わんばかりに、恩着せがましく周囲に振る舞っていたけど
私が学校に来てたのはハルが何かしでかしやしないかと心配になっただけなのに・・・本当、大人って汚い。
後で知った事だけどハルもまた教師達にとって問題のある生徒だったらしい。まぁ、その理由はよーく分かるけどね。
435世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:39:19 ID:hcPd2nHD
高校に入った後もハルには世話を焼かされている。でも、中学の頃と違うのはあのハルにも友達が出来た事だ。
私の方も荒れてた頃の性格がすっかりおさまった影響で話が出来る女友達が数人か出来た。
そのせいかハルと一緒にいる時間が中学の時よりも減ったような気がする。ハルに友達が出来た事は喜ばしい事なんだけど、なんだか寂しいな・・・って何を考えているんだ私は。
別にハルが私から離れても・・・・・離れても・・・・・もしハルが私から離れたら・・・?

「さっきから何をブツブツと呟いているのだミナ?」
「えっ!?う、ううん!何でもないよハル」
ハルの言葉で我に返った私は慌てながらも笑って答える。
・・・考え過ぎよね、ハルが私から離れるなんて。最初の頃より成長したと言っても、ハルはまだまだ子供で私がいないと駄目なんだから、これからも私がしっかりとハルの面倒を見てあげないとね。
でも、なーんかモヤモヤしてすっきりしないので取り敢えず私はハルのほっぺたを軽く引っ張った。
「ふぇっ?」
頬をつねられたハルはそんな間の抜けた声を出しながら私の顔を眺める。
そんな反応しないでよね・・・全くハルは本当に子供なんだから。
私はハルの柔らかいほっぺたをぷにぷにとつまみながら小さく溜め息を吐いた。

次の日の昼、ハルとご飯を食べ終え何もやる事がない私は一人、廊下でボーッとしていた。
「よっ!美奈!」
「ん?ああ・・・香か」
香は私の肩をポンと叩くと片手に風呂敷で包んだ重箱を持ちながら、私の横に立つ。
香は私が高校生になって初めに出来た友達で、色々な事を相談できる数少ない存在だ。
「どうしたどうした美奈!昼間っからボーッとしてさ!何か考え事でもしてたのか?」
「いや・・・・暇だから適当に過ごしてただけ。香の方こそ、大層な重箱をぶら下げて・・・また佐々木と二人っきりでご飯を食べたのか?」
「・・・ヘヘッ、まーなー!全く炎の奴はバグバグと沢山食べやがるから困ったもんだ!作ってる私の身にもなって欲しいよな!」
「・・・・ふーん」
口ではそう言ってるけれども、アンタの顔は明らかに嬉しそうな笑顔になってますよ香さん?
しかし、香が佐々木と騒動を起こした時は本当にびっくりした。
授業が終わった直後にいきなり香が叫び、佐々木の瓶底眼鏡が外れて奴が教室でぶっ倒れた時は何事かと思ったよ。
佐々木が保健室に運ばれた後、香は泣きながら『私が悪いんだ・・・私があんな事をしたから炎は・・・・』と自分を責め続けて、
下手したら窓から飛び降りるんじゃないかと私は内心ヒヤヒヤしたものだ。
436世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:41:41 ID:hcPd2nHD
どうにか私は同じクラスで佐々木の友人である朝比奈と太陽の三人で香を説得し、保健室に行かせたけど喪中みたいに俯いてトボトボと歩いていく香を見て
私は大丈夫なのかと不安にはなったが、どうにか香は佐々木と上手くいったみたいで良かった良かった。
・・・・良かったんだけどね。

「本当、炎って甘えん坊なんだよな〜!この前なんて、私が膝枕をしてあげたらさー!」
「あら、そうなの・・・良かったですねアハハハハハ・・・」

今度は香が私にノロケ話ばっかりして来て鬱陶しくて仕方ない・・・。いや、ノロケ話は構わないんだ。それだけ香が元気になったって事だし、私だってノロケ話は嫌いって訳じゃない。
でもね、毎日毎日聞かされたらいい加減ウンザリしてきます・・・。
今日は佐々木が弁当を美味しく食べただの、佐々木が抱き締めてくれただの・・・・そういう報告はいちいち私にしなくても結構です。
佐々木と付き合う前はアイツは私にとって乗り越えないといけないライバルなんだ、絶対に勝ってやると息巻いていたけど、
そんな香は今じゃあ佐々木とラブラブバカップル街道を突き進んでいる。
恋は人を変えるって良く聞くけど、あれは本当だったんだな・・・今も彼氏とのラブラブ話をしている香がそれを証明してくれている。
佐々木の方も瓶底眼鏡を光らせながら香を挑発してたのに、今では眼鏡を外して香に満面の笑顔を見せてるし
世の中何が起きるか本当に分からないな。
「ところで美奈、武田を見ないけど何処にいったんだ?」
「ああ、ハルなら佐々木達に手伝いを頼まれたからってどっか行っちゃったよ。ま、いつもハルと一緒っていうのもなんだしね・・・」
「・・・ふーん」
急に香は見てて何か腹が立つような笑みを浮かべてきた。
「な、なによそのムカつく笑いは。何か言いたい事でもあるの?」
「いーや、別に〜?ただ一人で立ってた美奈ちゃんが、ハルがいなくて寂しそうに私には見えたからさ〜!」
「は・・・はぁ!?何言ってんのアンタ!何でハルがいないだけで私が寂しがらなきゃならないのよ!?」
私は声を荒げて香の言った事を真っ向否定する。何で急にハルの話題になるのか全く意味が分からない。
・・・確かにハルがいないと何だか不安になる時があるけど、それはハルが私の目の届かない所で問題を起こすんじゃないかという不安で
ハルがいなくて寂しいだとかそういうのじゃ断じてありませんから!
437世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:43:48 ID:hcPd2nHD
「おやおや〜?急に慌てふためいてどうしたのかにゃ〜美奈ちゃん?旦那さんの事を聞かれたもんだから、動揺しちゃったんですか〜?」
「だ、だだだだだだ旦那ですって〜!?」
旦那と言う単語を聞いた私の全身が一気にヒートアップしていく。この女、いきなり何を言いやがりますか。
「バ、ババババ馬鹿じゃないの!ハルは旦那とかそういうのじゃないから!
どちらかというとハルは私にとって世話のかかる弟みたいなものですので!ちょっと目を離したら何をしでかすか分からないし、
携帯電話を片手で握り潰しちゃうくらい不器用だし、女に平気で体重を聞いてくるようなデリカシーのないおバカだし・・・他にも!」
「あれれ〜?随分とまあ武田の事をご存知だね〜?もしかしたら他人に言えない二人だけの秘密とかもあったりするのかにゃ〜?」
「はぁっ!?そんなものありませんから!もうとにかくあっち行け!せっかくの昼休みを邪魔するな!ぶん殴るわよ!」
完全に頭に血の登っていた私は右手でグーを作りながら、香を追い出そうとした。これ以上ハルに関しての質問は一切聞きたくなかった。
「アッハハハハ!耳まで真っ赤にして可愛い〜!ちょっと茶化しただけじゃねーか!そこまでムキになんなよなー!」
私の恫喝にも香は全く怯える様子を見せず、馬鹿笑いをしながら腹を抱えている。そんな香に私のイライラは募る一方だ、一発デコピンでもかましてやろうかな!?
「う、うるさいうるさいうるさい!とにかくあっち行きなさいったら!本当に怒るよ!」
「はいはい、分かりました〜!美奈は本当にからかい甲斐があるよなー!
・・・でも、一つだけ言っておくぞ」
今まで馬鹿笑いしていた香が真剣な表情へと変わった。
「な、なんだよいきなり?言いたい事ってなに?」
「美奈・・・人を好きになるってのは恥ずかしい事じゃないんだよ?
確かにさ、好きだって気持ちを素直に認めたくないっていうのもあるかもしれねーさ。
・・・・でも、その気持ちを受け入れれば自分を変える事だってできるんだよ。アイツも・・・炎も人には言えない苦しみを背負っていたんだ」
とても悲しそうな顔をしながら香はそう言うと自分の胸に手を添える。
まるで佐々木が倒れた時の様な香の様子に私はただ黙って話を聞く事しかできなかった。
438世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:46:05 ID:hcPd2nHD
それから香は私に佐々木が女性恐怖症だった事や、佐々木が教室で倒れた理由を教えてくれた。
だけど、なぜ佐々木が女性恐怖症になったのか理由を聞いてみたけど香はそれだけは絶対に言えないと答えてくれなかった。
「そうだったのか・・・」
「私は保健室で炎の話を聞いた時、胸が張り裂けそうだった・・・だから私はこれ以上、炎を苦しませたくなかったから
アイツとの関係を終わりにしようと思った。
―――――でも炎はそんな私の手を掴んだんだ・・・。
・・・・本当にビックリしたよ。女性恐怖症のアイツが自分から女の手を握りしめて来たんだからさ。
私が女が怖いんじゃないのかって聞いたらアイツ、『香がいなくなる事の方が怖い』って・・・大泣きしながら答えたんだ。
だから私ね、決めたんだ。炎の苦しみを一緒に背負っていこうって、心から私を好きになってくれた人と共に生きようって」
ポリポリと頬をかきながら香は恥ずかしそうに笑った。香の奴・・・普段は炎とイチャイチャしてノロケ話をしてるけど、そこまで炎の事を考えていたんだな。
「だからさ、美奈もあまりに意固地にならねーで自分に素直になりなよ?今はまだ素直になれないかもしれないけど、美奈にもきっとその時が来ると思うからさ」
「だ、だからハルは別に私の・・・!」
「はいはい、分かってる分かってる。さてと、私は行くわ。じゃーな美奈、頑張れよー」
香はヒラヒラと手を振ると教室へと入っていった。
「もう、香の奴なんなの!結局アイツが言いたかった事って佐々木とのノロケ話じゃないのよ!」
私は苛立った様子で声をあげる。本当に腹立つったらありゃしないわ香の奴!
まるで私がハルの事をす、すすすすす・・・・好。
「ミナ、待たせてすまなかった」
「すきィィィィィィ!」
ハルの声が耳に入った瞬間、私は馬鹿みたいな声を出してしまった。
そんな私の姿にハルはビクッと身体を震わせ少し驚いたように(相変わらずしかめっ面だけど)眉を動かした。
「ど、どうしたミナ?急に奇声をあげるとは。何かあったのか?」
「あっ、ううん!なんでもないよハル!いきなりハルが話しかけるもんだから、ちょっと驚いただけだから!
もう、驚かさないでよねハル!」
「むむっ、それは申し訳ない事をした。すまないミナ」
ハルはペコリと頭を下げて私に謝る。まぁ、さっきの会話の事もあったけどね・・・とりあえずこの事はハルには黙っておこう。
439世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:47:32 ID:hcPd2nHD
と、私はハルのシャツの襟が立っている事に気が付く。全く、普段から身だしなみには気を付けろって言っているのに・・・そういうずぼらな所は昔から変わってない。
「ほら、ハル。またシャツの襟が立ってるわよ!そういうだらしない所を直しなさいよね」
私は溜め息を吐きながらハルの襟をキチンと直してあげる。
「むむむ、重ね重ね申し訳ないミナ。余計な気遣いをさせてしまって」
「そう思ってんだったら次からは気を付けなさいよ?私だって同じ事を何度も言いたくはないんだから」
私は口ではそう言いつつも、きっとハルはまた近いうちにだらしない格好をするんだろうなと内心では思っていた。
他の事はキチンと守れるのにどうして身だしなみの事となるとハルは駄目駄目なんだろう。
ま、世の中完璧な人間なんていないしハルだって悪気はないんだから優しく見守っていく事にしましょう。
私はフゥッと息をつくとハルのほっぺたをぷにぷにと突っついた。
「むっ?」
ほっぺたをつつかれたハルは不思議そうな表情をして私を見つめる。それにしてもハルのほっぺたは本当に柔らかいわね・・・まるでお餅みたい。
「ミナ、そろそろ授業が始まるぞ。早く行かねば」
「あ、ごめんごめん。それじゃ行こっかハル」
「むっ、分かったぞミナ」
私とハルは教室の中へと入っていく。次の授業は確かハルが大っ嫌いな英語だったっけ。
どうせハルはまた私を頼るんだろうなぁ・・・そんな事を考えつつ、私はすでに困ったような表情を浮かべているハルの横顔を見ながら英語の教科書を開く。
「・・・すまないミナ。分からない所があるのだが」
案の定、早々にハルは私に助けを求めてきた。全く、ハルは私がいないと駄目なんだから。
440世界のヘイポー:2011/01/20(木) 00:51:01 ID:hcPd2nHD
今回はここまで
なお、炎と香の事については『犬猫合戦』を参照にしてください
それでは、また
441名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 18:31:56 ID:SAL5PL+R
このスレも終わりだな
442名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 17:48:33 ID:v/rdt0Ry
>>441
鏡見てみろよ
お前の人生こそ終わりじゃないか?

たかし
お前、何時まで意地張ってんだよ!
風俗行って、プライドも童貞も捨てて来いよ……
443名無しさん@ピンキー:2011/01/26(水) 13:36:46 ID:IQSbairF
海のツンデレ×黄泉のツンデレ  ◆j9z72.F/vQ

おいお前、モンスター娘百覧の文章パクっってんじゃねえよ
SS書きの資格無し
444名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 00:47:05 ID:J9IasLHQ
どうでも良いが‥‥

寂れてるなぁ〜‥‥
445名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 02:41:08 ID:pAdcdRCJ
評論厨が多い→クソss連発→投下数減少→スレが荒廃

点綴的な廃墟→即死→二度と復活は無い
のパターン
446名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 11:31:10 ID:aonYUfbE
>>445
おっ、いい事言うじゃないか。つまり>>391>>427のような低レベルなSSは追い出してレベルの高いSSを要求すればいいって訳だな。レベルの底上げを図る事でスレを存続させるという事か
447名無しさん@ピンキー:2011/01/29(土) 03:12:33 ID:be5nICtL
>>446お前が有無を言わせないssを書けるのならな
各スレの投下減少が進む中
民度の低い住民とクソ職人
しか居ないスレにGJ職人は降臨しない
どうせお宅も口だけだろうw
448名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 21:12:04 ID:gAW8ivWf
昔の住民は良かった
449名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 22:27:06 ID:tyBl770g
昔も何も、ここ最近の短期間でキチガイが住まうようになったって感じじゃないの。
450名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 23:07:25 ID:MCDpzqj9
ヤンデレスレや嫉妬スレに比べたらマシで有ろう
451名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 03:21:54 ID:nworcl9u
甘えんぼうスレの>>56がよい
452名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 23:42:54.62 ID:SjwtLpQi
さーて
453名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 00:02:38.68 ID:zaZ7mUbf
来週の
454名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 02:00:07.06 ID:+4Z6RfYX
ツンデレは
455名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 04:02:33.12 ID:qJoZgrzX
べっ、別にアンタの為に予定を教える訳じゃないんだから!
これがあたしの仕事なの。仕方なくよ、仕方なく。

『どんなに貴方のことを想っていても、口から出るのはキツい罵倒ばかり。
どうして私ってこうなんだろう……落ち込む私の頭を貴方がそっと撫でる。
「ばーか。何年幼馴染みしてると思ってんだよ。お前の性格なんて百も承知だっての」
なによ、ばか。一ヶ月しか違わないのにお兄さんぶって。そんな余裕釈釈なところが大嫌いなの!

…………うそ。だいすk』

って何よこれー!!?
ち、違うんだからね! これはあくまで>>452-454の流れを受けた予告ネタであって、投下予告でもアンタのことが好きな訳でも何でもないんだから!
ほんとなんだからね! ……って笑うなー!!!
456お見舞い:2011/03/04(金) 19:00:25.90 ID:hURYzK/D
「と、いうわけで、や・ら・な・い・か?」
「・・・死ね。」

何がやらないか?だ。公園のベンチで座って男に言えよマジで。
あ、説明しよう!
ベッドの上ひっくり返りながらへらへらっ、と間抜けな顔を晒しているこいつは、
私の彼氏。最も周囲からは奴隷呼ばわりだが。
場所は公園でもベンチでもない。夕陽に赤く染まった病院の個室だ。
何故病院かというと、こいつが両手首を折ったからだ。
高校生にもなって、学校でプロレスごっこのあげくがこの様だ。
キャプチュード・スープレックスは受け身ができないよ反則だ!などと喚くのをなだめ
られながら、救急車に押し込められる姿はあまりにもイタくて涙が出た。

で、見舞いに来たら、一言目にこれだ。ちんこ立てて。
頭をうって死ねばよかったのではないか、と思ってしまう。
仕方がない。死の危険に晒されて種の保存本能に目覚めたのだろう。
むしろ、実は私こそ超したい。飛びかかってにゃんにゃんしたい。
しかし、ここで軽々しく股を開く訳にはいかない。
ツン、してデレという過程こそがスイーツに素晴らしいスパイスをかますのだ。

「ふん、仕方ないわねー。恩にきなさいよ?」
「うぃっす。一生ポチと呼んでください女王様。」

安い。安すぎる。こいつにはプライドというものがないのか。まぁ、そこがいい。
心拍数が高くなる。どくん、どくんという鼓動が体の中で鳴り響く。
私の火照った顔が、夕陽に隠れてばれなければいいけど。

嫌そうに顔をしかめながら、パジャマのズボンを降ろす。ばいん、とアレがでてきた。
呼吸が激しくなるのを感じながら、まじまじと見つめる。大きい。
先っちょからもう汁が出ている。
とっても愛おしいんだけど、あえて嫌そーに咥えた。
あ、臭いが凄い。お風呂に入っていないのか。
いつもは石鹸の匂いであまり気にならなかったけど、なんか、こう、おしっこ臭い。
でも、野性的な感じ。男に口を犯されているというかなんというか。
まずは亀頭だけを唇で撫でる。舌で穴をこちょこちょして、ぞろり、と舐めまわす。
あ、腰がもぞもぞしている。我慢してるなー?少し刺激を弱めた。
457お見舞い:2011/03/04(金) 19:03:00.62 ID:hURYzK/D
いつもなら頭をなでなでしてくれるのに、手をギプスで固定されているから触ってく
れない。寂しいなぁ。
奥まで咥えて、ぐっちょんぐっちょん音をさせながら上下する。
喉の奥に当たって苦しいけど、私尽くしています!って感じで気分が良い。
もちろん目は快感に呆けた顔を睨みつけながら。
ああん、感じてる顔見てアソコが濡れちゃう。こっそり指でいじくる。
ぐちゃぐちゃでもう収拾がつかない。

体が燃えあがっちゃって、口の方も俄然ヒートアップ。
じゅぷじゅぷ頭を動かしながら、舌を強くアレに絡めて快感を引き出す。呻き声。
あ、出る!口内で射精を受け止める。どぴゅー、どぴゅーて音がしそうな位、勢いが良い。
精液の臭いに蕩けそうになるのを我慢、無理してしかめっ面を作る。

「もふ!にゃにくひにだしへるのよ!」

口の中の精液がこぼれない様に注意しながら文句を言う。
ん、んって見せつけながら飲み込む。
不味いけど、私で気持ち良くなってくれた、ってとても嬉しく感じてしまう。
でも、顔は不機嫌にジト目。これは譲れない。

「ごめん、ありがとう。凄く気持ちよかったー!」

はぁ!?何一人ですっきりさっぱりしてんだよ!?風俗か?風俗なのかここは?
この熱くなった体の責任とれやボケカスゴラァ!
靴を脱いでベッドの上に仁王立ちになる。制服のスカートをめくり、下着を見せた。
ほらほら、アンタの好きなしましまパンツだぞー。あそこが濡れて迷彩になってるけど。

彼の頭の上に移動して、膝立ちになる。しましま効果が効いて舌を伸ばして舐めてきた。
ちろり、ちろりと舌の感触。
布越しでも敏感になったあそこは敏感に反応する。快感で膝が震える。
より快感を得る為に、彼の頭に股間を押しつける。

「か、勘違いしないでよ!舐めて欲しい訳じゃないんだからね!足場が悪いだけだから!」

嘘でーす。舐めろ。たくさん舐めろ。舌がもげるまで舐めろ。
膨れ上がったクリトリスを布越しに口先で咥えられる。舌がちろちろ刺激する。
腰が抜けそう。体ががくがくする。

「あ、あはぁん・・・ばかぁ・・・へたくそ・・・は、激しい・・・ん」

もっと刺激がほしい。パンツを脱ぎ棄てて、より強くアソコを押しつける。
アソコの襞を優しく舐められ、口で吸われて腰が悶える。
膣口をぐりぐりと舌を刺しこまれ、唇でついばまれて愛液が止まらない。
もう無理。我慢できない。コイツの、欲しい。
458お見舞い:2011/03/04(金) 19:06:06.92 ID:hURYzK/D
「ふん・・入れたいんでしょ!?お願いしたら、してあげてもいいよ?」

こくん、と頷いた。普段なら「お願いしますだろゴラァ」だけど、今は私に余裕がない。
膝で足元に移動して、手でアレを固定する。私のアソコにあてがった。
やっぱり、入れるときはまだ少し怖い。慣れたつもりでも、初めての時の痛みを思い出して、ぞくり、と体が少し震える。

萎縮する気持ちを奮い立たせて、ぐっ、と腰を落とした。ぐぢゅ、と抵抗なく入る。
体の中に熱い異物が入っていく。激しい違和感。奥まで入れて、慣れるまで深呼吸。
ゆっくりと私の中がアレを包んでいく感じ。深呼吸を繰り返したら、違和感が無くなった。
体の中の空洞が満たされる。今度は動きたくない、と体が囁く。ガン無視。

ゆっくりと腰を上げて、ゆっくりと腰を落とす。固い私の中が、少しずつほぐれていく。
そのうち、中がやわやわになって動いても常にアレを包んでいる感じになってきた。
動けば動くほど、気持ちいい痺れがアソコを中心にして体中に回っていく。
彼に触れているお尻や太腿まで気持ちいい。どんどん腰の動きが激しくなる。

「ふうっ、ん!」少しだけ、声が出てしまった。ぶるっ、と体が震える。
「気持ちいい?」彼が、穏やかに聞く。調子いい?みたいな。なんかむかつく。
「全然・・・気持ち良くない・・もん。」めっちゃ気持ちいいっすよ旦那。

腰を必死に動かす。ぎぃ、ぎぃとベッドが軋む。一方的に、激しくキスをする。
唇で唇をふやかし、舌と舌を絡ませ、たくさん唾液を送り込んで飲ませる。
普段なら抱き締めてくれる彼の手は、相変わらずベッドから動かない。
物足りないけれど、なんだか凌辱しているようで頭がおかしくなりそうだ。
少し、彼が痛そうな顔をした。ベッドの振動が腕に響くのだろうか。

「ああん!うう・・だ、大丈夫・・・?」一応、聞いた。
「うん、大丈夫だよ。」にこり、と笑った。
459お見舞い:2011/03/04(金) 19:08:57.37 ID:hURYzK/D
なんだか胸が熱くなって涙が出そうになる。私の為に我慢してくれてる。頭が蕩けた。
痛いといっても腰を振るつもりだったが、合意の上だ。遠慮なく腰を暴れさせた。

「あ、はぁ!アソコがぐちゃぐちゃって・・・気持ちいいよぉ!」

頭がかっかして、ぼーっとする。口がだらしなく開いて、涎が垂れてしまう。
アソコはもうお漏らししたみたいに熱い汁でぐずぐずになっている。
彼がぐぅ、と呻いた。イキそう?ふと、ゴムを付けていなかった事を思い出す。
二人でイキながら中出し、てのはレディコミ好きとしては最高のシチュだが、さすがに高
校生でそれはヤバい。

渋々、ずるり、と彼のものを抜いた。後もう少しで初めてイケそうだったのになー。残念。
私のアソコの外でぐりぐりと彼のものを擦る。
雑誌で読んだ素股、ってやつを初めてやったけど、クリや外側の襞が刺激されて中々気持
ちいい。
少し余裕が出て、彼を観察する。眉をひそめて、こらえてる。かわいー。
私の動きで気持ち良くなっているんだ。少し、サドっぽい気持ちになる。
手を伸ばして、寝巻の上から乳首を爪で軽くぎゅ、ってする。彼が、うぅ、と呻いた。

「ごめん、痛いよ・・・やめて。」困った顔をして懇願された。

ずきゅうううん!ハートを射抜かれた。これはやばい。私のS属性が発動した!
さっきよりは摘む力を弱くして、乳首をきゅぅきゅぅする。

「ほらぁ、乳首、固くなってるよぉ?気持ち・・・いいんでしょ?」

彼は眉をひそめて困った顔。でも唇を噛んでるから、気持ち良さを堪えているのかな?
そんな様子を見て私も更に興奮する。腰が止まらない。イクにイケない快感に身を捩る。

「あ、あぁん!ほらぁ、イっちゃえ!!」

んっ!と彼が呻いた。びゅる、びゅると精液が飛んで彼のお腹を汚す。
手ですくい取って舐める。やっぱ、2回目ともなると薄いんだなー、と思った。
体を折り曲げ、貪るように唇を合わせる。照れたような、困ったような顔。ずっと見ていたい顔。
460お見舞い:2011/03/04(金) 19:13:13.45 ID:hURYzK/D
「はーい、失礼しまーす。」

突然、扉の外から看護師さんの声がした。
慌ててベッドから飛び降りて服装を瞬時に整えると同時に、彼のシーツを元に戻す。
彼が悶絶していた。あ、ごめんねー。ベッドから降りた時、手を踏んだみたい。
看護師さんは検温を終えると出て行った。

「焦ってたねー。大丈夫?」彼がくすくす笑う。

うるせー。私は黙って頭をはたいた。踏んだ手を見ると、少し赤くなっていた。
しゃがんで、指を口に含む。ギプスから覗く手はがさがさになっていた。
不思議と、甘ったるい匂いがする。指を、ちろり、ちろりと舐める。
寂しい。離れたくない。そう思いながら、指から口を離した。

「あと一回だけ、キス、いいかな?」彼が恥ずかしそうに言った。
「・・・やだね。」一回と言わず、百回でもしたいよ。

一度だけ、ちゅっ、と小鳥のように唇をついばむキス。
外は夕陽が沈んで、暗くなっていた。帰らないと。

「じゃ、帰るね。とーっても忙しいけど、明日も来ていじめてやるわ。」
「来てくれてありがとう、嬉しかったよ。気をつけてね。」

少し、寂しそうな顔。
そんな顔しないでよ。帰れない。
でも、振り返らずに思い切り中指を突き立てて病室を出る。
さっきまでのHの余韻にニタニタしながら歩き、駐輪場に着いた。
スカートの中がやたら涼しい。・・・やばい、パンツ履いていない。
彼のベッドの中だろうか。でも、今さら戻ったらかっこ悪い。

仕方がない。痴女プレイという事で納得する。明日はパンツをネタに虐めてやろう。
「あんた、あの後私のパンツでオナニーしたんでしょ?」とかネチッこく絡んでやるんだ。
妄想でまた濡れてしまい、自転車のサドルにまたがるとアソコがくちゅ、ってなった。
うわ、気持ちいい。家に帰るまで耐えられるかな。
そうだ、あいつの両手が使えないうちに、一杯虐めちゃおう。
たぶん、怪我が治ったらエロく仕返しされるだろうが、とっても激しく気持ち良くしてく
れそう。
ペダルを力強く踏む。さぁ、明日から戦闘開始だ。鼻歌交じりに、家路についた。
461名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 20:08:28.21 ID:+4Z6RfYX
GJ!
462名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 21:15:15.94 ID:dmsW3BRH
両手使えないのにどうやってオナニーするんだ ってのは野暮か
463名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 23:15:56.29 ID:hURYzK/D
>>462
・・・な、なに伏線読んでんのよ!
「よーし、続きできた投げちゃうぞー」って開けたらこのザマ!

『オナニーしたでしょ?』
『両手塞がって出来ないからオナニー手伝ってー』

って繋げようとしたのにばかぁ!
何私とシンクロしてんのよ!

・・・分かった、貴方は私と繋がったのね!
せ、責任とってよね!
責任とって、なんかSS作ってよね!

責任とってくれるなら・・私・・>>462の事、す、すきに・・ごにょごにょ・・・
464名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 00:21:46.89 ID:r+J9Fuos
彼女さんも彼氏くんも名前はでてないな
そこがおもしろい
465名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 23:27:09.19 ID:k0tcvKyP
まだこのスレ有ったんだ……
466名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 16:19:36.97 ID:auJIwCUK
ツンデレツンツンデレくらいの甘い話が読みたい
467名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 21:25:56.91 ID:wPWLLgwU
久しぶりに見に来たけど、このスレは某スレのようにレベルの高い作品を期待しているみたいだな・・・・続き消そう
468名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 07:08:22.93 ID:0qV+/Dia
住民がただでさえ少ないのに投下する作品を育てずにケチばかり着ける&スルーしてたら過疎って当然だw
469名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 22:40:34.87 ID:qMVC9nrI
つまりここの住民は爆死だな
470名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 22:41:18.87 ID:CdSe/h40
元々終わったスレを懐古厨が無理やり復活させたんだろうw
ツンデレ自体は他スレで形を変えて読む事が出来るので、別に良いけど
471名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 00:52:28.95 ID:cSh3xRaH
それでここまで来てるなら別にいいんじゃね
472名無しさん@ピンキー:2011/04/14(木) 19:29:15.85 ID:DHQwUsyM
自分は某消滅した過疎スレに居たのだが‥‥

やはり作品が投下されたら、スレを盛り上げたければ、無理にでもGJと言った方が良い

後誤字脱字の指摘はいいが、萌え無いとかシチュがとかの抽象的な批判は止めておいた方が良い

後最後に指摘するなら、こうした方がもっと良くなる的なレスがいい

これは別に書き手に媚びなさいと言っているのではない

先ずエロパロ板はssが投下されないと存続が難しいからというのも有るが、書き手が投下し易い環境(スレ)で無いと名作も産まれないからだ
473名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 01:15:39.21 ID:O+d42U1w
ココのスレは作品というより萌えるヒロインを求める指向が強いようだな
474名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 21:13:25.26 ID:SyZWbhfv
今のこの場所で投下するくらいなら別のスレに投下した方がマシですよ
………と言わせていただく
475名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 10:03:54.74 ID:9ktCyRRD
@住民が多くて投下が多いスレ
A住民は少ないが荒れてないスレ
B住民が多くて荒れてるスレ
C住民が少なく荒れてるスレ

このスレはCw萌えツンデレ評論家がスレから去らなければこのまま衰退していく一方だろう…

476名無しさん@ピンキー:2011/04/27(水) 21:55:33.85 ID:qS2RAKuE
ロボ氏でさえもこのスレに呆れ果てて別の場所で活動しているしな
477名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 21:13:01.74 ID:5sVHozaV
結局素人が“無料”で趣味的に投下してるのに、これまた素人が、上から目線でああだこうだ言うなってことだな
478名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 22:37:39.86 ID:UAQ6bjRO
おい!ツンデレ評論家なんか言えよw

それとも荒らして過疎らせたらお終いかw

479名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 01:46:52.07 ID:KHuNVZcJ
自分じゃそう思ってないんだろ
480名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 22:34:27.56 ID:y+MjUwIo
レベルの低い私はもうこのスレには一切投下しませんので、レベルの高いツンデレの物語が来るまでどうぞゆっくりとお待ちくださいませ>^_^<
481名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 23:22:41.28 ID:hXiJ4WDV
だみだこりゃー
このスレ既に死に体だな……………
482名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 21:58:18.42 ID:oLecDxGw
当スレに住民が居るか居無いか分からないが……

嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第57章で当スレのトライアングル☆ツンデレの無断転載が有った

トリが違うので作者では無いようだw
向こうの住民は直ぐにツンデレスレの作品と解ったもよう

しかし荒らしの巣の異名をとる嫉妬スレが当ツンデレスレに関わっていたとは……
483名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 13:42:28.82 ID:ttF9/uT/
結局読み手と書き手って住み分けが必要なのよねぇ
荒れてるスレって元書き手の読み手が多いんだけど…
「自分ならこうするのにぃ〜!」
って厳しい目で見ちゃうんじゃないかしら…
ただ。批判するのもあくまで素人で書いているのも素人
生暖かい目でマッタリと読み手の立場になれない所に素人の限界と問題があるのよ

後匿名掲示板だと一度批判的な意見が出ると誰が書き込んでも解らないから愉快犯が次々と現れるという

ただ。このスレは私は、まだやり直せると想うわよ…
勿論投下と住民のレス次第だけどw
484名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 22:01:48.44 ID:OgLuSN+H
レベルの低い作者はお断りしているスレのようですな
これではペンペン草すら生えませんぞ
485名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 18:10:20.70 ID:hNRiuqQF
>>1を始めとしたここの住民は
今こそ真摯な態度で職人に投下を頼むべきだな
それとも、あれだけ批判したら‥もう怖くてレス出来ないかw
それなら折角復活させたスレも廃墟に成るだけだが‥
今回は投下数が多く中々落ちないはずだから野晒しだなw
どうするの?
486兵法:2011/05/16(月) 20:11:00.45 ID:Cw0InuXl
うむ
487名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 20:28:17.25 ID:GOeHjCDp
突然の不躾なレス、誠に申し訳ありません
トライアングルツンデレとかいう作品を書いている◆WXGiSVZK0w氏から、
当スレを荒らしてくれるよう依頼を受けた者ですが
同氏は本当にこのスレの書き手さんでよろしいのでしょうか?
あと、氏がどの様なスタンスで当スレと関わっているのか
差し支えのない範囲で結構ですので、教えていただきたいのですが

最近トリをパクったなりすましでの依頼が横行しているようですので
一応の人物確認を兼ねて、ご挨拶までと思いレスさせていただいた次第です
488名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 00:13:28.64 ID:faIUpGE6
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレからですが >>487は嫉妬スレに粘着する犯罪者の荒らしで
他人も自分同様荒らすことしか考えてない人間しかいないと考える精神障害者であります
どうかスレ運営を円滑に進める為にはスルーを強く推奨します

489名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 01:22:47.89 ID:+aGU02o6
ようやくことの重大さに気づいた◆WXGiSVZK0wが、必死になってもみ消しに走っているようですw
手遅れでしょう
490名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 06:05:41.56 ID:faIUpGE6
>>489
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレからですが
精神障害の犯罪者荒らしは別IDによる自己弁護と他人に責任をなすりつけるのが得意の悪質荒らしですから気にされないでください
かく言う私もこいつの悪質な妨害で筆を折られた職人の一人で有ります
こういう存在は板独特の一番汚い部分で有り、ssサイト特有の病的部分で有ります
491名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 06:34:36.99 ID:faIUpGE6
大体投下しただけで荒らし依頼って馬鹿としか思えませんw
詳しい事は嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第57章 をみてください

まあ、トライアングルツンデレの作者氏も爆弾スレに投下した事は迂闊と言われても仕方無いでしょうが・・・
ツンデレスレに置いて精神障害の犯罪者荒らしは自演を交えて後数レスはするでしょうがあれもヤンデレスレをはじめとして複数スレを荒らしているようですので
スルーすれば直ぐ消えるでしょう
住民の皆様には再度強くスルーを推奨します
492でぃすぱ ◆s/1H/T2Ci2 :2011/05/22(日) 20:49:07.68 ID:/cirUMoD
この場所でSS書きとしてデビューをし、今日まで多くの物語を書いた私が言うのもなんですが

ここで書きたいとは思いませんね
493名無しさん@ピンキー:2011/05/24(火) 07:32:38.65 ID:l4okYeng
さて‥他スレ云々は別にして、こう言われて作品批判をしてた奴らや
>>1を始めとした古参住民はどうする?
それとも都合の悪い話はとことんスルーかw
494名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 03:26:12.18 ID:KCgcV3fN
古参かどうかって関係あんの?
495名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 07:34:32.15 ID:1UFH3xZe
ここを復活させたのは旧ツンデレスレの住民だが‥その後荒らしが流入して、投下しても阻害しまくり、その後職人が地雷スレに投下して今回の嫉妬スレの荒らし予告
まあ‥ものは云えないよなぁ
496名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 21:03:15.76 ID:BJj3mLEN
昔からの書き手に捨てられたスレに未来はないな
497名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 22:27:21.67 ID:ET80dfVt
嫉妬スレはどうやら落ちたようだw向こうはヤンデレスレを荒らすのに忙しいようでwこんな過疎スレ相手にもしないかw
所でツンデレスレの作品を叩きまくった連中は沈黙を守っているが、こういう奴等に限って投下が有ると復活して、
また叩きまくるんだよなぁw
根っからのクズかw
498名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 11:51:14.17 ID:9WsClucK
はやくトライアングルツンデレの続きかわ読みたい…

499名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 00:23:11.17 ID:S1AzhYCh
>>498
デカい釣り針?w
500名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 17:43:39.41 ID:S1AzhYCh
折角だからみんなが続きを読みたいssを挙げてみてくれ
501名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 21:34:51.99 ID:OFZCCQlm
いくら過去作を挙げても高レベルなツンデレ(笑)を求めているスレで誰も続きなんぞ書かねーよ
初代スレからここで長編書いていた俺のようにな
502名無しさん@ピンキー:2011/06/03(金) 22:09:05.96 ID:S1AzhYCh
いや‥そうではなく、今のレス数なら放置状態で落ちないだろうし
そうかといって復活も難しいし、多分次スレも無い。
となればスレの歴史を振り返りながら、自分の好きなツンデレ作品を語ろうってことw
一応ssスレだしなw
503名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 22:52:27.50 ID:ev4KnVo9
このスレの住民が納得するツンデレとやらを見せてくれよ
おう早くしろよ
504名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 23:52:20.32 ID:hPJ/2Q7t
投下して萎える瞬間

@放置A叩きB投下を無視して雑談
505名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 19:47:55.52 ID:iLFYHxSJ
全て当てはまる当スレ
506名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 22:25:10.27 ID:5fuXQmN7
投下してもハブられるんじゃ
そら投下なんかしたかないわな
それならちょっと形を変えて別スレに投下した方が利口だぜ
507名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 22:33:39.92 ID:iYe9IWrw
当スレはこれで再起不能に成ったわけだが‥‥最大の戦犯は嵐よりそれを放置してスレを守らず、盛り上げ無かった>>1を始めとした旧ツンデレスレからの住民にある!
508名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 06:56:37.98 ID:GDtw4JT0
自治スレを観てきたが忍法帖のお陰で規制が入って投下がしずらく板全体の投下が減ってるらしいなぁ。
板の存亡の危機なのにこんな過疎スレどうでもいいョw
509名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 09:58:26.76 ID:jUmHwWO6
このスレの住人までツンデレとはなwww
510名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 22:07:14.25 ID:Kd+fND5N
ツンデレはオワコン
511名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 02:23:25.49 ID:9LzMwGGK
ツンデレはとっくに細分化されてるんだよw
他スレの保管庫に行ってみな‥必ずツンデレ属性の作品が有るからw
ただこのスレの役目は終えただけの話さ……
512名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 21:51:04.76 ID:ExUWkGhi
中には個人サイトで細々とやっている人もいるしな
叩かれたりスルーされるような場所に投下する阿呆はおるまいて
513名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 05:50:16.17 ID:63AJA6IJ
今なら過疎ってるし投下しても確実にスルーだろうなぁ…
514名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 21:22:27.17 ID:WtXy9BSc
スルーせんから投下してみ
515名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 23:40:30.09 ID:63AJA6IJ
>>514
嫌…ラノベ風の駄文とかwこんなの萌えないとかw訳の分からんいちゃもん着けられるのも萎えるんですけどw
後一回乙が着いて二〜三日レスが無いとかね(苦笑い)
516名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 08:18:11.02 ID:b+EvBaJ7
>>515
まあ、モチベーション保てないのは分かる
レスされてもそれだと気分上がらないよな
悪かったな無理にとは言わんさ
517名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 22:14:04.34 ID:KO4z8vNf
この場所で投下するのはドM
518名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 16:43:36.16 ID:yXTXefgs
面白い作品なら普通に感想はつくでしょう

でもここの人らが言ってることは、面白くなくても「乙!GJ!(とりあえず)よかったよ〜」
といくつもの賞賛レスをしてあげて、(無理矢理)活性化せよってことだろ
萎えるだのなんだの自分の力量が劣ってるくせに、反応しない住人の
せいに全部するってどうなの?

受け入れないことによる盛り下がりの過疎化もあるけどさ、
そういうの最初から期待する書き手の傲慢さってどうかと思う
519名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 19:48:55.72 ID:wXkYv74x
つまり>>518殿は「ここはレベルの高いSSしかいらんから雑魚書き手は他所へ行けや!クズ!」とおっしゃりたい訳ですな
なるほど、流石はこの場所を廃墟へと見事に変貌させただけありますのう
ところで>>518殿はでぃすぱ氏やその他の職人の皆様の今のこの場所への否定的なコメントに対してどうお考えでありますかな?
やはり自分の力量が足らぬ小物の戯言とみなし、切り捨てるのですかな?
520名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 11:10:44.52 ID:wlCVx/MG
>>518
別に書き手マンセーをしろって言いたい訳では無いけどw
ただ‥自分達の理想や萌を語っても抽象的でアドバイスやスレの活性化に繋がらず、単なる誹謗中傷に成ってるよ、と言いたいだけw
後「つまんねー」の一言で斬り捨てるのでは無く、こうすればもっと良くなる的なレスやここは評価できる的なレスが無いということだ。
職人を追い出すのは簡単だが育てるのは難しい。看板作品が無い、雑談も少ないスレではss職人が投下しないとスレが成り立たない事を認識していないからだと想うが。
もしかしたら自分のストレス発散の為に職人叩きや作品叩きをしてるだけかま知れない。
それなら職人も素人が無給で趣味的にやっていることだし叩かれる場所で投下するのはゴメンだと成るのは仕方なし。
それが今現在のスレの状況に繋がってるということだな。
521名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 17:09:51.35 ID:SIa2dINC
保守
522名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 18:41:48.67 ID:cbmrcShH
保守って…まだ住民居たんだ……
523名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 22:58:04.89 ID:dF+qjvl+
駆け巡る脳内物質・・・・!
524名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 07:05:24.32 ID:FvmTBK3Q
ツンデレ!?
古くは星一徹、海原雄山、ベジータ。
元々ツンデレキャラって男だろう。
それをエロゲー業界やアニヲタが萌え属性にしただけ。
525名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 22:32:56.62 ID:lbFq4iut
さっきからツンデレの奴が震えてやがるぜ
526ヘ○ポー:2011/08/06(土) 22:26:26.37 ID:JuCBKLr1
(;´д`)
527名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 21:30:37.45 ID:eH4egPbl
みんなsageようぜ!
528名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 10:51:15.24 ID:Dm3ehQky
保守
529名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 21:48:02.55 ID:Pr9gqA2v
おお‥
まだあったんだ。
このスレw
530名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 17:57:49.59 ID:ZhiZfYs+
常駐してるからいつでも投下してもいいんじゃよ
531名無しさん@ピンキー:2011/08/27(土) 01:06:23.27 ID:SUdHUFXK
保守
532名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 22:13:12.72 ID:JeIJck3K
終わりの始まり
533名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 20:18:56.30 ID:+3DEONrW
自分はラノベ的な分かり易いツンデレが好きだ。
534名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 22:59:28.69 ID:zhLKnyxk
うむ
535名無しさん@ピンキー:2011/09/10(土) 07:20:52.08 ID:B7suuw1i
ヒステリー的なツンデレでも良いと思う。
536名無しさん@ピンキー:2011/09/20(火) 22:16:13.21 ID:rYtnEhEn
537名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 23:40:11.93 ID:TPQx05yA
もはやこれまでか
538名無しさん@ピンキー:2011/09/22(木) 03:05:42.72 ID:OTecgEgE
花形属性も今は昔
539名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:46:11.48 ID:y9ZyXU2j
願掛けするしかないな
540名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 07:45:31.96 ID:1E4/30Wu
ボヤくくらいなら、小ネタで良いから自分で投下すれば良いんだよ。
541名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 18:55:39.44 ID:lkqhA7ib
小ネタ。エロなし。



テスト期間中は部活が活動休止になるからか、部室の暖房は使えなかった。すき間風も冷たい。それでも友達との待ち合わせはここと決めてしまったのだからここで待つしかない。
椅子の上で体育座りをしてできる限り熱を逃がさないようにする。あぁ、なんで女子の制服はスカートだけなんだろうか。
こんな寒い中、自分以外にも物好きがいたらしい。

「うわ、ここ外と変わんないじゃん…」

「部長」

この部長に一目惚れしてこの部に入った。同じ空間に彼がいることを意識すると自然と身体が熱を持つ。

「…バカですね。寒いのになんで更に寒い場所に来るんですか」

立てている膝に顔を埋める。赤くなった顔を隠すのと嫌みな自分への自己嫌悪。

「いやぁ、ここに電気ついてるのが見えたからさ」

部長は私の右隣にあるパイプ椅子に座ると同時にくしゃみをした。

「…バカは風邪引かないって言いますけど、部長が風邪引いたら活動の時に困りますから」

自分の手をぎゅっと握って恥ずかしいのを堪えて部長の左肩に頭を乗せる。

…ちらっと見上げた部長の顔が緩んでたのはムカつくけど、暖かいから今だけ許してあげる。
542名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 22:20:19.54 ID:UPXLEKqT
>>541
今北産業
投下乙
次回エロ有り期待
543名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 00:41:04.32 ID:fVunbe+m
>>541
続きは?
544名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 23:59:20.63 ID:SGBRCaSr
ハンター
545名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 04:24:27.25 ID:T6UjwVnl
×
546名無しさん@ピンキー:2011/11/14(月) 08:32:50.76 ID:00k7ssXk
モンスター
547名無しさん@ピンキー:2011/11/24(木) 06:40:47.87 ID:Wu3DpSIm
はい
548名無しさん@ピンキー:2011/11/29(火) 23:50:09.02 ID:Dx3qHkrb
ヤンキー系のビッチツンデレとかは好みだ。
549名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 16:01:31.50 ID:0EK8vu79
         ,、,, ,、,, ,, ,,
       _,,;' '" '' ゛''" ゛' ';;,,
      (rヽ,;''"""''゛゛゛'';, ノr)
      ,;'゛ i _  、_ iヽ゛';,    お前それサバンナでも同じ事言えんの?
      ,;'" ''| ヽ・〉 〈・ノ |゙゛ `';,
      ,;'' "|   ▼   |゙゛ `';,
      ,;''  ヽ_人_ /  ,;'_
     /シ、  ヽ⌒⌒ /   リ \
    |   "r,, `"'''゙´  ,,ミ゛   |
    |      リ、    ,リ    |
    |   i   ゛r、ノ,,r" i   _|
    |   `ー――----┴ ⌒´ )
    (ヽ  ______ ,, _´)
     (_⌒ ______ ,, ィ
      丁           |
       |           |
550名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 20:48:30.00 ID:mL6R/RNK
`ヘヘ/ ̄~Y ̄ ̄\ヘ∧
| // ̄   ̄\ ヽ /
∧//      Y|/ヽ
/| |||V||ヽ||\|
\|||||~~||||||_/|
| レハ/=V |/=N/ノ |
| (|ヒOソ  ヒOソ|)  |
| 人 ̄ `  ̄ /イ  |
|  |\ ー / | | |
| ||/)`ーイ\_| | |
| ∧ヽ \/ /ノ ∧ |
/ ) )⌒只⌒)( ( \
  ( ( Y」LY ) )
`/ \\)ヽ / /\
  / レ、_ノ て(

勘違いしないでよね!
551名無しさん@ピンキー:2011/12/14(水) 15:05:04.73 ID:w138woCo
はい
552名無しさん@ピンキー:2011/12/23(金) 20:12:35.78 ID:KsjF22vI
負けることを恐がるのは
およしなさい!

   / ̄Y ̄\
 _/ヽへ|へノ\_
/ /ヽ人(⌒⌒)人ノヽ\
\(ヽノ ゙) (″ ヽノ| /
`/|-イ__  ノ__|-|/|
/ |-|ミヒOソヽ イヒOソミ|-| |
\| ヽ ̄ |  ̄ ノ |ノ
|ヽソ )  |  (ヾノ\
/ ( (  ヽ  ) ) /
\ 个そ ー― ζソ| /
丿V |\  ̄ / |/ヽ
|  | `ーイ  \ |
|  ノ    \ \ ヽ|
ヽ/ヽ ヽ  ノ ヽ| ||
/| |    /⌒|| ||
      ((ニノノ ノ|
553名無しさん@ピンキー:2011/12/25(日) 18:43:43.06 ID:wcQuYom9
   _/⌒/⌒\
  / /Y ̄ヽ/⌒ヽ
   / ゙̄<二L  |
  /     \ |
 /       ヘ |
/ /  ハ  |  |ヽ
7||//イ /Vレ| | |
`レイV●)//イ●)|ハ/ |
 (| ̄ 、  ̄ _ノ  |
  人 ヽ_ノ ノ|  |
 / \   / |/| N
 7 _) ̄ /__ | |
 //|   /(/\ヽ|
 |\\_//  )|
 / /  ̄茆 ̄ ヽ /||
`/ | ̄T ̄TT ̄| ||
( |  / | | |/

べ、別に、あ、あんたの為じゃ、無いんだから!
554名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 00:29:55.23 ID:bUr040OE
なんだこのキモイAA群
555名無しさん@ピンキー:2011/12/26(月) 18:34:14.92 ID:uw6zl2zc
可愛いゴスロリ服を着て
「〜ですわ」「よくてよ」
とかしゃべり方がちょー可愛ツンデレお嬢様と
ツンケンしていて、何だかいつもダルそうで、学校の授業もサボっちゃう、髪の毛もガンガンに染めちゃうし、そんで喧嘩も強いが、実は根は優しくて純なヤンキーツンデレギャルと
小柄でロリ系の可愛いツインテールのツンデレキモウトが
一人の男(主人公)を巡って大修羅場ツンデレバトルというシチュエーションが浮かんだが、
ストーリーとか主人公(男)に関して何か良いアイデア無い?

556名無しさん@ピンキー:2011/12/30(金) 15:26:08.08 ID:jX/XLZ33
スレ的には投下も無い終わったスレだが、
仮に一昔前の投下が有った時期だったとしても、このスレのssは、ヤキモチ、一目惚れ、ホノボノ日常系の作品が多いので、
ドロドロした修羅場作品はスレ的には評価されないのではないかと想われる
まあ、ヤンデレ系のスレに投下した方が受けるのでは?


557名無しさん@ピンキー:2011/12/31(土) 07:14:32.42 ID:CZsh0Y+Z
今更ツンデレssも無いでしょー
大体ツンデレヒロインは、ツンの部分が強調され易く、一般ssでは脇役で、一途なメインヒロインの応援に回って、HAPPYend後「実は、わたしも彼のことが…」って密かに判明するパターンが多い。

エロ面で言っても、簡単に主人公(男)と結ばれたら、ツンデレに成らないので長編になり、カタルシスの形成が遅れがちで、そこまで話のネタを保たせるのが難しい。
まあ、ツンデレは今後キャラネタで生き残っていくしか無いかもね。

558 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2012/01/01(日) 12:52:43.79 ID:fBqlQOl3
何故、ツンデレは衰退してしまったのか…
559名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 20:34:27.54 ID:F/U9FJiS
>>558
時代はツンデレより、もっと分かり易い一途なヒロインを求める傾向に有るのだろう。
それだけユーザーサイドにツンを楽しむ余裕が無くなったということか…
まあ、557がいうようにツンデレはキャラネタで生き残っていくしか無いだろうな。

560名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 20:36:44.66 ID:4fj8HFmB
クソッタレ
561名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 16:06:30.58 ID:aQ1CJGry
ツンデレ×朴念仁
というパターン化されたシチュばかりだから飽きられる。
ツンデレ×ヤンデレとか
ツンデレ×クーデレ
とか男側のキャラを変えてみれば、まだ新鮮なssも出来るかも知れない

562名無しさん@ピンキー:2012/01/03(火) 16:44:46.42 ID:J0MTjPdD
男のヤンデレはNo thank you
563名無しさん@ピンキー:2012/01/04(水) 00:53:15.35 ID:q1R/NF85
個人的な趣味に成るが、強気スレの「喜多さんと僕」やHの時デレデレスレの
「ホンジョロイド」
みたいに未開発なツンデレ?がS男?(SMではない)に開発され、最初は理性で激しく抵抗しながら、やがては、精神的にも肉体的にもエロく成って行くみたいなssは当スレには無かったはず。
「喜多さんと僕」はヤンキー女で「ホンジョロイド」は無機質優等生だったはずだが…(勿論主人公の男に密かに惚れているという前提)
最初のツンブリもエロく成って行く過程や男を「ご主人様」という下りも(勿論スイッチが入ってエロく成った時だけ)
非常に良かった。

興味の有る者は一度読んで観ると良い。
直ぐ探せるはず。

両作品は他スレの物だが、真性ツンデレの調教物は興味有るね。

564名無しさん@ピンキー:2012/01/21(土) 23:36:48.74 ID:qMm+JqiG
残念ながらツンデレというのは一時スレが無くなっても誰も立てようともしなかったほど衰退しているのだよ…
過去の栄光さ…
しかしその過去の栄光をもう一度輝かせてくれる作者が現れたらなぁ…(チラッ
565小ネタ ◆cK8XKLHfwo :2012/02/07(火) 23:14:53.85 ID:7xT4/rti
俺の親父は外交官だ。なので、今現在俺はフランスの学校に居る。元々フランス人は日本人に対して友好的だと聞いてはいたが…
貴族のお嬢様フランソワーズだけは、やたら俺に好戦的なのだ。
ジャップは半径三メートル以内に近寄るなとか、同じ空気を吸いたくないから、教室から出て行けとか、不良を三人くらいけしかけられたこともある。
一応これでも護身用に合気道を習っていたので全員叩きのめさせてもらった。
それからだが…フランソワーズの態度が微妙に変わってきた……
※※※※

「ジャップ…いや…ユウヤだからユウと呼んであげるわ。
ありがたく想うことね」
「ああ…そう。
ところであまりくっつかないでもらえるかな?フランソワーズ」
「ば、ばか‥じゃない! ゆ、ユウがくっつくからでしょー! そ、それと今日からわたくしのことはフランでいいわ」
「はあ…」
今日も偶然帰り道に会ったと言っては俺の腕を掴む。今日で三日連続なんだが…フランは俺の腕をしっかりと両手で抱え込むと、思いっきり胸を押し付けてくる。
金髪の甘い香りと、透き通る白い肌。俺もこれでも思春期の少年だ。美少女のふくよかな胸を押し付けられるとドキリとしてしまうのは仕方ないこと。
「と、ところで、ふ、フラン‥家に着いたから離れて欲しいんだが……」
俺がそう言うと顔を真っ赤にして、腕をパッと離す。何故かその顔には落胆の陰が伺えるような…
「しかし、参ったな。今日から親が居ないし、飯どうしょう?」
俺の何気ない一言にフランの表情が変わる。
「な、なに?ユウの家今日から御両親いないの?」
「ああ…俺ん家両親共外交官で…今日から郊外に出張だ」
「あら、そう。分かったわ。な、なら、わ、わたくしが、ユウのご、ご飯を作りに、い、行って、あ、あげるわ」
「え!? フランが! な、何故?」
「べ、別にイイでしょう!」
家にラーメンぐらいは有るし、別に二〜三日食べなくても飢え死にはしないと想うが…
フランは顔を真っ赤にして、手を腰に当てて、唇を突き出して、俺にまくし立てる。
何をそんなにムキに成っているのか?
「わ、分かったよ」
「分かればいいの! でも別に外国人に親切なのはパリジェンヌの基本なんだから… ただ、それだけなんだから… か、勘違いしないでよね!」
これって、もしかしてツンデレ?まさかな?日本人が珍しいだけだ…

そう俺はタカを括っていたが…
しかしいつまで経ってもフランは帰ろうとしなかった。
566名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 02:11:54.73 ID:KFgt0FKw
続きマダー?
567名無しさん@ピンキー:2012/02/08(水) 02:16:10.42 ID:zL6deprZ
>>565
小ネタで終わるのはあまりにも惜しいと思います
というわけで続きお願いします!
568小ネタA ◆cK8XKLHfwo :2012/02/11(土) 22:14:13.49 ID:NoFtXSws
「蒼井おはよー!」「……」
女は凄い形相で俺を睨みつけると、無言で通り過ぎていった。
彼女は蒼井葵。
長身で、長い髪は赤茶色。細面の顔は小麦色で、涼やかな目元と形の良い唇は誰が見ても美人なのだが、彼女を知る男子の中で 、蒼井に声をかける者はいないだろう。
何故ならば、彼女はステゴロのタイマンなら男の不良も含めてNo.1ではないか?
と言われるヤンキーだからだ。
実は俺とは幼な馴染みで保育園の頃から一緒だった。
しかし彼女は小学校高学年の頃父親が事業を失敗して夜逃げ。母親はそんな夫を後目に、一人で子供達を育てる為頑張っていたのだが、無理がたたって寝たきり。
その頃から蒼井はグレ始めたらしい。
らしいと言うのは、俺は親が外交官でフランスに四年程居たので、その時期の蒼井を知らないのだ。
帰国後最初蒼井に会った時、昔のノリで
「葵ちゃーん。おはよー!」
といって肩をポンと叩くと、阿修羅のような形相で胸ぐらを掴まれて
「なれなれしく下の名前で呼んでんじゃねーよ! このカス!」
と脅されて以来蒼井と会話は無い。
ただ、数少ない昔馴染みだし、挨拶は人としての基本だと信じる俺としては、無視されても蒼井に声をかけるのだった。
※※※※

学校の帰り道、公園の中を通る。うーん…幼い頃と変わらないな。ここは。
俺が思い出に浸っていると、蒼井が切羽詰まった表情で、物凄い勢いで公園のトイレに飛び込む。
どうやら所々怪我をしているようだ。
次の思考が浮かぶ隙もなく、それから四〜五人のヤンキーのお兄さん達が、手に角材を持って現れた。正直関わりたくない連中だ。
お兄さん達は殺気だった目で辺りを見回している。
その内お兄さんの一人が俺に近寄って来て、血走った目で俺に話しかけてきた。
「おい! にいちゃん。ここに赤茶色の髪をした、ハクい女が来なかったか?」
ヤンキーの男は殴りかからんばかりの剣幕で俺に凄む。
俺は丁重に今来た逆方向の道を指して、女が走って逃げて行ったと教えて上げたら、ヤンキー達は礼も言わずに、走り去っていった。
翌日。
昼休み。売店にパンを買いに行こうとすると、蒼井に呼び出された。クラスメートは厄介ごとはゴメンとばかりに全スルー。
はぁ…もしかして、余計なことしたとかいって殴られるのかな?
俺がうんざりした表情をしていると蒼井が真っ赤な顔して一言。
「余ったからやる!」
と可愛らしい弁当箱を差し出す。
やれやれ…コイツもツンデレか…
569名無しさん@ピンキー:2012/02/12(日) 10:28:06.63 ID:mvMPiGyw
>>568
乙。
話し繋がってるの?
570名無しさん@ピンキー:2012/02/13(月) 20:58:59.71 ID:0NdYNJ9W
体験談:お姉ちゃんはとってもツンデレ [萌え]
http://kamibakusho.com/archives/51260434.html

今日久々に実家に電話かけた
母「俺君から電話かかってきたよ」
姉「ぅおおおおおお!(受話器から離れてるとこから叫んでる)」
母「春先には帰って来れるん?」
姉「おねえちゃんだよぉおお!(受話器から離れてるとこから叫んでる)」
母「こっちは旅行の予定立てとんよ」
姉「親孝行ぉ♪親孝行ぉ♪(受話器から離れてるとこから歌ってる)」
母「そうなんよ、おねえちゃんが連れてってくれるんよ」
姉「帰って来いよ♪(受話器から離れてるとこからry)」
母「それで俺君も」
姉「さびしいぞ!くぁwせdrふじこ!(受話器から離れてry)」
母「来れるんやったら一緒に」
姉「混浴だー!家族風呂だー!(ry)」
母「もうおねえちゃんに替わるね」
姉「いいよ、しゃべることないー!(ry」
姉「・・・もしもし、顔見せろ、以上」
母「ごめんね、おねえちゃん照れ屋だから」
姉「ツンデレおねえだよぉお!(受話器から離れてるとこから叫んでる)」
571名無しさん@ピンキー:2012/03/04(日) 17:35:52.37 ID:rPWZlfJN
大体ツンデレヒロイン物の相手主人公(男)は朴念仁でヒロインの気持ちに気づいていないで、その言動に振り回されるかor鈍感過ぎてヒロインをやきもきさせるキャラが多い。
まあ、王道では有るが、それだとエロ成分が欠けてくるし、ワンパターンになりがち。
それより、ツンデレヒロインの気持ちに気づいていて、その言動を見透かして自分のペースに持ち込んだり、精神的に多少やきもきさせるのを楽しんだり、
性行為を表向きに拒絶するツンデレヒロインの本音を見透かし、調教するような…少しS的な主人公(男)だと、また展開が違ってくるのでは無いか?
572名無しさん@ピンキー:2012/03/06(火) 23:47:17.99 ID:38PFMN1D
男の方が物分かり良かったり、女を奔走するタイプだと
ツン成分が薄れる可能性が出てくる。
過剰なツンの後来るデレが良いのではあるが…
そう考えるとワンパターンでも,男は鈍感や朴念仁の方が良いのかもしれない。
573名無しさん@ピンキー:2012/03/07(水) 22:05:30.30 ID:LV9JYG55
ツンデレとはギャップ萌
やはり男側の反応で、先ずは読み手はヒロインのツン度を感じる
そしてヒロインのデレが見え隠れするが、男の方は鈍感で気づかない
そこで読み手はフラストレーションを感じる
最後にデレデレでカタルシスを読み手に与える
俺はこれがツンデレの王道だと想うが
574名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:44:43.93 ID:dz9mM2jF
ツンデレと言えば幼馴染だよなあ
575名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 00:28:35.77 ID:slWynszT
ものすごく同感
576名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 09:10:34.96 ID:PJbt6z4T
幼馴染のツンデレって周囲に冷やかされたのに対して「べ、べつにそんな仲じゃない!」って返す所が拡大した感じだな。
577名無しさん@ピンキー:2012/06/21(木) 15:33:49.24 ID:KcVKMtyw
僕は本当にキレた。今まで大切にしていたラジコンを妹を壊されたから。「腹立つ腹立つ腹立つ〜いっそのこと家から追い出してやる」
隣の部屋から妹の泣き声がする。ラジコンの件か。
「絶対許してやらないから」
ますます泣き声が大きくなった。
一週間後。
母は紅茶を入れていた
「昨日からあの子見ないんだけど」
「知らないし、家族じゃないんだ。もう」
時計を見ると4時だった。
「ゲームの発売日だからお店に行ってくる」
この周辺には迷路のように入り組んでいる所がある。
TSUTAYAの裏側に来ると声がした。
「お兄ちゃん」
そこには泥々になった妹の姿があった。
「う…。犬に追われて道が分からなくなったの。でもなんでお兄ちゃんがいるの?」涙目でこっちを見る
「そりゃゲームを買いに来ただけだついでだ。そんな汚い格好じゃ家に上がれないな。おんぶしてやるから帰ろうぜ」終
578名無しさん@ピンキー:2012/07/21(土) 01:14:41.59 ID:rNOc8qXA
HO
579名無しさん@ピンキー
>>577
ツンデレというかVIP産的SSだなw