【クェイサー】吉野・佐藤健悦作品でエロパロ【舞・舞乙】
アニメ放送中なのにクェイサーのスレも立っておらず、舞シリーズのスレも残ってないようなので総合スレとして立ててみました。
扱う作品は聖痕のクェイサー、舞、舞乙、VITAセクスアリスなどです
なおアニメ脚本としての吉野作品は入れない方向にしたいと思います。
舞作品につきましても基本的にコミックスの内容に触れたものでお願いします。
聖痕のクェイサーアニメ公式
ttp://www.qwaser.jp/ 舞-HiME・舞-乙HiMEシリーズ公式
ttp://www.my-zhime.net/
保守ついでにwiki参考にした作品紹介
聖痕のクェイサー
特定の元素を操ることができる能力者クェイサーたちのバトル漫画だが
クェイサーが戦闘するためには聖乳(ソーマ)という物質が必要になるが、これが女性の乳から分泌されるもので得るためには搾乳行為が必須となり
エネルギーを補給するという建前で乳を吸うことを正当化している変態漫画である
3 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:37:36 ID:WImG8rjL
普段はアニメ2板の舞乙スレをage保守点検している者ですが、
このスレで書いて欲しい被虐レズSSがあります。
少々の暴行と、精神的な屈辱で完全に屈服させられるSSをきぼんぬ。
マシロ→偽女王だったという罪で全裸で追い出され、臣民に暴言&投石、乞食化
ナオ→国際会議で普段の狼藉&品行不良を叱責され、王侯貴族等に卑しい出自をバカにされ、お姉さま方に調教される
ユキノ→今までの数々の強硬外交のツケで経済封鎖され、不信任決議で追放。侵略されて奴隷にされる
ナツキ→眼前で生徒や仲間、シズルを殺戮され、廃人になってレズ用肉便器として売られる
ニナ→ハルモニウム使用の大罪で、全校生徒&全卒業生環視の中で服を剥ぎ取られ、処女を奪われる儀式をされる
こういう、ちょっと可哀想な話を基本に、百合をさらっとテイストした悲話を…
4 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/03/28(日) 21:38:14 ID:WImG8rjL
コテ忘れたw
他の作品の紹介も書こうと思ったが、俺には無理だった
とりあえず即死は避けたい
とりあえず支援
7 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/03/28(日) 23:12:13 ID:WImG8rjL
乙himeってメイド風の格好してるけど王侯貴族出身者が多いよな
ならば高貴な乙himeを奴隷にして奉仕させるストーリーを書いて欲しい
9 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:40:18 ID:GN6lZz17
をう、立ったか。
ネタ投下したいが規制中…
カーチャをズタボロに虐待してエムプレスとしての誇りを奪ったりしてみたいな。
10 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/03/29(月) 01:29:38 ID:wxBtqZwT
じゃあ俺は、
ナツキとフィアとアインとユキノを徹底的に虐待し精神的に追い詰めて
衆人環視のもとで辱め、処女を奪い、ボコボコにして
口で奉仕させ、廃人にしたい
カーチャをふたなり化
させたらクェイサーの
全女性キャラを食いそうだ。
原作がエロすぎるとエロパロしにくい傾向
つかお前ら何で純愛ものって選択肢がないんだw
マシロ君もありか?
15 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 15:31:05 ID:GN6lZz17
いいんじゃね。
吉野が生んだ萌えキャラとしては最強だし。
16 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/03/29(月) 16:00:31 ID:T3+pzxbq
漫画版舞乙も、結局おいしいところは全部ニナに取られちゃったねwwww
アリカって本当に人気無いんだな… プゲラッ
やっぱ舞は混ぜないほうが良かったかもしれんな
18 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/03/30(火) 01:05:11 ID:Ta7qK98/
純真紅の血十字
永久忠誠剣舞
永久三角関係包囲網
この技名のセンス(主に一番下)に脱帽したw
20 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 13:59:05 ID:MjBtAln1
どうせ過疎化するんだから、作品に縛り入れないほうが良いんとちゃう?
21 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 19:21:53 ID:6RkKfzby
もともとがエロマンガだから、ネタにしにくいかもね。
読み手は原作でリビドー満たされてるw
やはりカーチャを奴隷調教しかないか……
するならサーシャきゅんだろjk
23 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 18:58:17 ID:dl137nkF
サーシャきゅんかわいいよサーシャきゅん
六巻の眼鏡サーシャきゅんのお顔にぶっかけたいよ〜
25 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 22:00:06 ID:dl137nkF
黒ふーちゃんに逆レイプされるサーシャちゃん
26 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/04/05(月) 22:40:51 ID:owRj5cVW
なんでクェイサーばっかなんだよ
マシロ陵辱SS、ユキノ拷問SS希望!
そうだ!マシロくん最高だぜ!
ニナとの絡みも良いがナオに責められるのも捨てがたい!
28 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/04/06(火) 00:39:46 ID:czd014xs
>>27 漫画ではナオがあんまり活躍できなくて残念
マシロ君×アニメのナオが見てえ!
ウジウジするマシロくんを軽蔑し責めるナオチャン ハアハア
ナオはマシロのちんこ握ったりもしてるんだよな…
セクスアリスをだな・・・
ドラマCDのキャスト無駄に豪華だな
原作呼んでみたけど意外と面白かったという…
ニナとたまきがキャラ的に(二号さんという意味でもw)かぶってる。
某所でも書いたが吉野の脳ミソの類似点
・大剣を振り回す野良少女(リジー=命)
・美由梨=漫画無印でぼちん
・銀髪美少年女装ネタ
・酷いツンデレ
・キワモノ設定(処女でないと力を失う、おっぱい吸ってぱわーあっぷ、女の子と合体して変身w)
・おっぱいとか、おっぱいとか、おっぱいとか……
120 :革命聖戦士 ◆Ecz22rKivI :2010/04/08(木) 22:08:03 ID:r2zMN/st0
>>117 ぶっ殺すぞこの野郎
サーシャきゅん×アレクサンドラたんとかどうよ
35 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 02:41:13 ID:qD4XphMt
サーシャくんとちゅっちゅしたいよぉ
ghf
37 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 17:49:48 ID:qD4XphMt
お便所がお便所でレイプされる話はまだですか
38 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 07:13:08 ID:LkzCDOUR
サーシャきゅんのお尻に無理やり頬擦りしたい
んで、いやなのーおひげがちくちくするのー って言わせたい
39 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 15:26:19 ID:MGSsZa5L
変態仮面があらわれずそのままレイプされるサーシャきゅん
リジー×幼児退行サーシャ
酔っぱらったリジーが、怯えるサーシャを無理やり押し倒してパンツ越しでスマタ。
だんだん大きくなるサーシャのぱおーん、それをパンツから引っ張り出して興味シンシン
で弄りまくるリジー。
飛び散るサーシャの特濃コンデス、顔真っ赤で今にも泣きだしそうなサーシャ、
気付くとリジーのお股も熱くなっていて…
この場合どっちが淫行になるのかしらん?
41 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/04/14(水) 19:25:51 ID:FiDBS3Ob
ところで、俺にナオ話を書いてくださる方、そろそろお願いいたします。
・ナオは愛していた母親に捨てられる(ママはナオをぞんざいに扱ってたが、それでもママを嫌いになれないナオ><
・一人で雪が降るアルタイの路地裏に放り出されたナオチャン…
・それからいろいろあって(略)
・毎年この時期にはママへの愛憎と寂しさで悶々とする…
・いろいろ思い出して泣いているナオチャン
・そこへナツキが入ってきて…
以降は前と同じようなもんでいいです!
では、よろしく (ハアハア
VITAセクスアリスも大概・・・w
カーチャに捕獲された、幼児退行サーシャ。
「あなたは私の奴隷なのよ」とウソ教え込まれて、調教されるヤツ。
それを見て嫉妬した華がサーシャを虐めるも、サーシャが可愛らしすぎて
つい童貞を奪ってしまう。
それをカーチャに見つかって…
リジーが男の子だったら最強だったのに…
45 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 04:42:47 ID:IEoYp4MV
流れぶっちぎって 舞himeの楯×舞衣×なつきを
…漫画版から入りました自分ですがなにか?
あと保管されてない舞himeとか舞乙とかのSSてどこにあるのさ
46 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 05:17:46 ID:IEoYp4MV
いやいや ここは舞乙のレナ母さんがアリカを孕むための子づくりSEXをですね
吉野・サトケンコンビのマンガって、物語の背景とかシチュエーションのエロさは
あっても絵はあんましエロくないよな?
吉野が頭で妄想してるストーリーはエロいんだけど、サトケンの絵はそうじゃない感じ。
ここで言ってるエロさってのは、絵自体の卑猥さみたいなものと思って。
48 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 04:58:31 ID:ly7wZ+J/
>>47 わかる。なんか小綺麗な感じだよなサトケンの絵
つか少女漫画っぽい
そしてサトケンのサーシャきゅんが結局一番可愛い
49 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/04/21(水) 09:46:29 ID:gznovYSV
ところで、俺にナオ話を書いてくださる方、そろそろお願いいたします。
・ナオは愛していた母親に捨てられる(ママはナオをぞんざいに扱ってたが、それでもママを嫌いになれないナオ><
・一人で雪が降るアルタイの路地裏に放り出されたナオチャン…
・それからいろいろあって(略)
・毎年この時期にはママへの愛憎と寂しさで悶々とする…
・いろいろ思い出して泣いているナオチャン
・そこへナツキが入ってきて…
以降は前と同じようなもんでいいです!
では、よろしく (ハアハア
50 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 18:49:44 ID:2zkeOK/E
だから保管されてないSSてどこにあ(ry
佐藤は背景とかいちいち細かくて凄い綺麗な絵なのに
なんでこう吉野の奴隷のようにエロいものばかりw
なんでって、実際に吉野の奴隷だからだろw
それはそうと、吉野が変態野郎なせいで原作がすでにエロ満載なので、
ここでエロSS書いて見せろと言われても逆に困るSS書きもいるだろうな
シスター・ウィルマとか絶好の材料なんだけど
リジーとナトリウムおっさん希望
舞HIME/乙スレ復活させたいけどこっちと重複とか言われて批判されそう・・
>55
当然だろ
総合スレがここにあるのに敢えて単発スレ立てなきゃならんほど
巨大な需要があるのか?
ここ総合スレなの?
>舞作品につきましても基本的にコミックスの内容に触れたものでお願いします。
これの意味がよくわからんかったので・・
60 :
革命烈士 ◆Ecz22rKivI :2010/04/29(木) 23:02:52 ID:H6kHbo6B
おい、誰もSS投下しないのか? クズだな
さっさと薄幸ヒロインSSを書いて俺のチンコを立たせてみろ
ナオ、ニナ、ユキノ、サラ、ウーナ、アオイ、マシロ等を、徹底的に虐めたり、
精神的にいたぶって凹ませたりするお話をきぼんぬ
吉野ってまだ40歳なんだな。
見た目的に53歳くらいかと
62 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 18:55:40 ID:7DQaqSpv
名もなき一般生徒達にリンカーンされるサーシャきゅん
男子生徒でも女生徒でも可
サーシャとリジーは乳兄弟
64 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 10:42:34 ID:AVV7pHZP
カーチャ×華
全裸で待ってるよ
需要は高いはず
カーチャの手足切り落として目玉叩き出して耳鼻削いでクリ切り取ってマンコに焼きゴテ当てたあと、
華添えてチェルノブイルに強制送還したい。
「ママ…」とうわ言を言うだけの廃人になったカーチャを華が泣きながら毎日看病して、
二人でジワジワ被爆症で命を削られてくさまがみたい。
もっとフツーのが良いなぁ。。
巧晶とか巧舞とか静なつとかで癒されたい
67 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 12:52:52 ID:0zjAF3K4
今日は晶くんの誕生日♪
>>巧晶とか静なつとかで癒されたい
これはフツーだが
>>巧舞
これは犯罪w
そんなこと言われちゃ巧海が気の毒だ
70 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 18:01:11 ID:CW1Nhb05
もう落ちたスレで巧×舞茸の近親書いてた人、戻って来ないかなあ…
なんか規制に巻き込まれうやむやになったらしいけど、俺はまだ待ってる。
みてたら答えてくれ、姉弟姦神
えーと、舞と巧海のSS書いてた者です。なんか例のSSが途絶してしまって恐縮です・・
続行意図はあったんですが、ずっ〜っと規制食らってる内にスレも落ちたりして。
一応腹案はありまして:
*舞は順調wにメロメロのエロエロに
*奈緒が暗躍
*晶クン、異常に気付き、巧海を「救おう」と介入、一触即発
なんて考えてました
>>71 続き待ってるよん。
規制とけたなら大丈夫だね♪
「サーシャのソーマ、あたしのココに頂戴」的な作品はないのか?
サーシャとテレサ、別離の逢瀬。
VITAセクスアリス3巻きたな
もうなんていうか
色々とふっきっちゃってるなー・・・
なんで吉野が十八禁逝かないか不思議だ。
ここで、異教徒の俺登場
せっかくの統合スレなんだからサトケンクロスオーバーもありなんじゃまいか
マシロくん×カーチャとか考えたけど、マシロくんの聖乳が吸われ尽くされるだけなような気がしてきた
マシロ様とカーチャ様はいいお友達になれそう
「気品が感じられない貧しい乳だな、こんなものじゃ俺の心は震えない」とかサーシャに言われそう
そして
「 な ぜ か 」 ショックを受ける真白クン
>>77 結局、仲良しになりそうなんだよね。
カーチャたんは不幸ゆえ歪んでしまっただけで、人間的感情を捨て切れてないのは端々に伺えるし、
マシロきゅんはあの通りのピュアホワイトだから、始めは鬼畜SMプレイやりまくっても、
次第カーチャが癒され、ツンデレロリになりそう。ヰタ流にいえば「調教」やねw
で、華は自殺するとw
ところで舞茸近親姦神まだか?
81 :
小品:2010/05/29(土) 14:38:10 ID:Yjp1ZeV2
小ネタ、某同人からのパクリ
寮の一室、ベッドに向かい合って――
巧「昌くん……」
昌「な、なんだよ、改まって……」
巧(俯いていたが、意を決したように)
巧「僕、僕……男でもいい、昌くんが好きなんだ!!」
昌「!!」
昌(た、巧海ぃ……)
昌(嬉しくて泣きそうだけど、複雑な気分)
昌「俺は……」
巧「?」
昌「俺は、女だあっ!!」
「…………」
巧「(顔を背けて)……ごめん、昌くん、僕、男の子の昌くんの方が……」
昌「んな! Σ(;゜Д゜)」
―― 一週間後――
巧「ごめん昌くん、冗談だったんだってば」
昌「ふざけんな、この野郎、俺がどれだけ……どうせ俺なんかオカマ野郎だよ!!」
巧「ち、違うよ、僕は女の昌くんが大好きだよ……」
巧(でも、やっぱ男の昌くんの方がry)
昌「(ギロ)てめえ何か言ったか?」
巧「な、なんでもない!! (;゜Д゜)))」(必死に首をふる)
昌「なら、さ……」(昌くん、もじもじ)
昌「ちょっと、俺の女の姿、見てもらいてぇんだ……」
巧「昌くん……」
昌「ちょっと待ってろ、命に制服借りて来る!!」
82 :
小品:2010/05/29(土) 14:41:31 ID:Yjp1ZeV2
風華学園裏山。巨乳の女が一人。ふらりふらり。
舞「まさか、嘘よね、千絵ちゃんにあおいちゃんってば……」
舞「何かの間違いよ、うちの巧海に限って……」
舞「巧海が……昌くんと『不純同性交友』してるなんて、ハハ、バカみたい」
昌「まだ、こっち向くなよ!」
巧「うん……」
舞「! この声は巧海だわ!」
舞(物陰からのぞく)
舞「!!」
昌「ほら、どうだ……」
巧「昌くん、綺麗だよ……」
舞「Σ(;゜Д゜)ガビーン た、たくみぃ!! あんた昌君に女装させてなにやってんのよ!!」
舞「まさか、まさか……」
巧「(気付いていない)ずっとこうしていたいな……」
昌「バカ、そんなこと無理に決まってるだろ……」(恋人らしく抱き合ってる二人)
舞「まさか……これは巧海が『攻め』なの!?」(←雪之に影響されてるアホ)
舞「あんたたち!!」
巧&昌「げ、お姉ちゃん」「た、巧海の姉貴!!」
舞「昌君……たくみを頼むわ、『男』にしてやって!!」
舞(そのまま後ろも振り返らずダッシュ)
昌「やべ、女だってばれたか?」
巧(お姉ちゃん、また何か誤解してる……)
(完・つか、オワレwwww)
Σしまった、晶くんの字間違った!
カグツチに焼かれて来る…
風華学園って、レベル的にどうなんだろ?
財界とかとの関係みると、階級的には名門なんだとは思うけど、
学力的には? 舞衣とか命とかあまり利口そうに見えない・・
と言うより、学力とか家庭の経済力でクラスが分かれてるんじゃないか?
舞衣らがいるのは庶民の子弟のクラスだとか
もちろん公にそういう差別は出来ないから、暗黙の了解で
>舞茸近親姦
続行要望があるようなら、前スレ?で中断したところから、テキトーに再開してみますです
チョイお待ちをば
87 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 06:11:39 ID:sZnV9TBj
1巻にてよかれと思ってシフル殺害を敢行した罰ゲームか何かで2巻で脱衣ポーカー的なので裸に剥かれ
お嫁にいけないと泣いてたエリオットだけど
エリオット的にレナが自分の目の前でレイプされるのと
自分がレナの目の前でレイプされる
どっちがエリオット的に精神的ダメージがデカいんだろ?
舞茸謹慎まだあ?
89 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 23:36:09 ID:jf3kFMrh
漫画版ベース
「黒曜の君」となった巧海くんが、祐一を捕獲。
「せっかくだから、祐一さんを女の子にしちゃおう」
「まてこら」
「さーて、媛星スイッチ・オン」
「あ〜〜れ〜〜」
媛星の神秘の力で、剣道美少女「楯祐子」新生。
「よし、宇宙四大美少女で、地球を征服だ♪」
「「「おー!!」」」
「人を勝手にメンバーにするなっ。というか、お前は地球を滅ぼすんじゃないのか?」
「ええ、滅ぼしますよ。百年か二百年後に」
「うおい」
「さあ、まずはハーレム作りだ‼」
(オワットケ)
乙女舞闘史でのナツキVS舞衣での戦闘前で
ナツキの菌類に貶められるよりはマシの発言で、何故かキノコに凌辱される舞衣が頭をよぎった
そして、ミコト相手に猫に負けたら一生・・・・いや死後もヘタレよわばりされるから、私の為に負けてくれ!と懇願するナツキがミコトに調教されたり
91 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 15:31:42 ID:l/B33fSI
舞茸近親期待あげ
鳳が変態で終わった…
93 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 00:22:06 ID:2JrluiXM
巧晶舞茸の人まだか?
ここに投下する気ないならステアドさらすから続き読ませて呉れ。
94 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 12:49:52 ID:LDm3n8Gw
委員長の肉便器SSまだ?
巧舞SS書いてた者です。
なんか今日は凄く暫くぶりで書き込みできてますが、なんつか自分のプロバイダだと
書き込める日の方がごく稀な例外みたいな感じです。
もしこのままアクセス規制が復活しなければ再開します。。。
>>95 IDにHIPが入っているということは一緒に二三さんのお話も書くべきだという天啓ではなかろうか。
ついでに上げとく。
放置プレイかよヽ(`Д´)ノ
規制ならうぷろだか別サイトにうぷしる!
今更ながら放置してた夏コミの戦利品をはじめて読んだが、新作ができのいいのばかりで驚いた。
まだまだこのジャンルは廃れてないな。
静留スレが落ちたのには目を疑ったが規制の影響だろな。
静なつ個人サイトなんて腐るほどあるし。
99 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 18:31:25 ID:oxHaE5wR
サーシャきゅん(*´Д`)/lァ/lァ
テレサ×幼児退行サーシャ
罪悪感を覚えながらもサーシャに手を出したテレサ、そのことを思い出して
ひとりで自慰……とか
世界真白サミット
全舞シリーズのマシロが一堂に会してマシロ君を絞り取るお話。
四肢を縛られたマシロ君の前に、二三さんが笑顔で大人の玩具積んだカート持ってくるの。
102 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 08:55:36 ID:gbf4Nzpg
全員ゆかなじゃねーか
理事長(アニメ) 人形
理事ちょ うさぎさん
マシロ(アニメ) ゆかな
マシロ(姫、漫画) 戦闘力53万
舞タケ近親ずっと待ってる・・
test
(もうお姉ちゃんの意識が戻っちゃう… その前にお姉ちゃんのオマンコ見ておこう…)
巧海は、つい先ほど自分の指弄で激しい絶頂へと至らされ、ベッド上で未だ桃源郷に彷徨っている姉舞衣の
脚を広く開いた。むっちりと白い太腿の内側はとめどなく滴る愛液で濡れ光っている。
昂奮に指を震わせながらブルマの股布をずらすと(巧海的には、せっかくの姉ブルマを脱がすなど
という発想は当然無いw)、淫液にぬめり、鮮やかに充血した秘唇と可愛らしい肉芽が顔を出す…。
(お姉ちゃんの…オマンコ… なんて綺麗なんだろう…!!)
初めて見る、成長した姉の女性器に巧海はしばし見とれてしまう。心臓が文字通り胸から飛び出る程
高鳴り、時間が自分の回りで止まってしまったかのように感じられた。
巧海も童貞とはいえ、イマドキの中学生なので、海外むしゅーせーサイトを渉猟して女性器写真自体は数多く
見たことがある。ゆえに、色も形も毛の生え方も千差万別であり、しばしば正直グロぃ(失礼)形状のものも
ある事も知っている。焦がれるように欲してきた姉の秘部が、一見して落胆するような外観だったら嫌だな…
というような怖れも内心わずかにあった。
が、…目の前にある姉の秘部は、贔屓目もあるかも知れないが、これまで見たどんな性器画像より美しく思えた。
というより、妙な言い方だが、何もかも想像していた通りの、姉舞衣らしい女性器と思えた。
女性ホルモン過多でもあるのか、姉の恥丘は殆どツルツルで、僅かながらの産毛のような飾り毛が生えている
だけだった。その稚なげなたたずまいと、十二分に成熟した腰や太腿とのギャップが酷く淫猥である。
反面、大陰唇にはたっぷりと肉がのっていて、丁度姉の胸の上の巨乳のように過剰な自己主張をしている
その間の小陰唇は端整に対象形で、多量の愛液にまみれながらも少女らしく慎ましやかに息づいている。
その上には、包皮の中から鮮やかに充血したクリトリスが半ば顔を出していて淫らにも愛らしい…。
(綺麗で、可愛くて、超エロくて… まるでお姉ちゃんそのものみたいなオマンコだぁ…)
痺れるような陶酔感につつまれながら巧海は思わず溜息をついた。
いつまでも姉の美器を凝視めてもいたかったが、既に抑制の限界であった。巧海はやにわに顔を姉の性器に埋め、
激しくその秘唇を吸い始めた。唇で秘芽を摘み、舌を伸ばして膣口辺りを舐めたて、歯を立てて淫肉を甘噛みする…
姉の愛液はネットリとして僅かに酸味があり、溢れるようにいくらでも湧き出てくる。味としては、先に恣にすすった
姉の唾液の方がサラサラとして芳ばしく甘く美味だと感じたが、姉の、雌としての猥らな昂奮の何よりの徴である淫液を
舌上に感じることはまた違った悦びがあった。
(・・・・・??・・・!! アタシ、巧海にアソコ舐められてるゥ!!)
ようやく激しい絶頂から意識が戻った舞衣であるが、脚を広く開かされた股間に弟巧海が顔を埋めている状況に
仰天した。今夜、巧海の性ショリをすべく巧海の部屋に来たからには当然その程度の展開は覚悟していたのだが、
いざ自分の性器が実の弟の目の前に剥き出しにされている状態になると、恥ずかしさにたちまち全身が紅潮するのが
抑えられなかった。
「ぁぅぅー… 巧海ぃ、ダメょぉ… お姉ちゃん恥ずかしいょ…」
力なく抗議して太腿を閉じようとするが巧海はどこ吹く風で舌を動かし続けている。
舞衣の方も、つい先刻、弟の指で激しいエクスタシーに達せさせられた昂ぶりが残っているところに追い討ちのように
舌と唇での愛撫を受け、たちまちまた肉体に火がついてしまう。
「はぁぅっ… タ・・クミぃ・・ダメだったらぁ・・ そんなとこぉ・・ ・・汚いしぃ・・」
実の弟に、ついに女が女である秘奥の器官までさらけ出し、触れさせてしまったという事が、僅かの罪の感情と、
それに遥かに勝る昂ぶりをもたらし、舞衣の全身を満たしていく。
「お姉ちゃん、全然汚くなんてないよっ! お姉ちゃんのオマンコっ! 凄く綺麗で可愛いよっ!!」
上ずった声で答えてくる巧海。
(あんなトコが可愛いだなんて・・ホント・・なのかな・・)
自分では見たこともない部分を巧海に褒められて、迂闊にも条件反射的に赤面し嬉しさを感じてしまう舞衣である。
その間にも巧海の舌は舞衣の性器周辺を満遍なく動き回り、実姉の一番感じる部分を必死に探し当てようと
している。淫核、小陰唇、尿道口、膣口、肛門周辺・・
それぞれから微妙に違った快楽を間断なく送られて、舞衣の唇からはたちまち哀訴混じりの喘ぎ声が漏れ始める。
「くふぅっっ 巧海ぃ・・ そこダメぇっ ハゥゥ・・ らめ・・らったらぁ・・ ひぁァァっ・・」
(ここらへんが・・ 感じるのかな・・?)
肉芽から尿道口辺りをソフトに刺激すると一番姉は超反応するようである。クリトリスを包皮の上から唇ではさんで
かすかに吸い、撫で上げる。舌先をすぼめ、尿道口を舐めたてる・・
「か・・はぁぁ・・・・ あふぅぁぁっ・・」
今や愛する姉は巧海の舌のわずかな動きに従って激しく身を捩り、ベッドの上でのたうつようによがり始めている。
(お姉ちゃん・・オシッコの穴も感じるの・・?)
少し訝しく感じながらも、さらに尿道口の奥に舌をこじ入れようとした瞬間、突然舞衣は絶叫にも似た悲鳴をあげて
弓なりになった。
一年ぶり?とかですが、前スレで書いてた舞巧エロパロでつ。
これ以前の部分は、そのうちpixivに小説アップ形式ででも
しようと思いまつ。
「キャフゥゥっっ!」
悲鳴とともに、舞衣の股間から一筋の流れが迸った。
巧海は一瞬、何が起こったのかわからなかった。ややあって、ようやく姉が失禁したことに気が付き、
さすがに少々驚いたが、舞衣の方は恥ずかしさと自分への情けなさでもうどうしてよいか分からない態である。
「ば・・馬鹿ぁ・・巧海の馬鹿ぁ・・ だから・・やめてって言ったのにぃ・・」
舞衣は顔を手で覆って子供のように半べそをかいている。
(ぅぅ・・巧海に一番恥ずかしい姿見られちゃったょぅ・・)
確かに、弟の舌で快感に追いやられて失禁したのでは姉としての威厳も何もあったものではないが、
実は舞衣が特に落ち込んだのにはちょっとした理由があった。
いかに寄り添うように暮らしてきた天涯孤独の姉弟といっても、そこはティーンエージャーであり、たまには
ケンカする事もある。そんな時、舞衣は巧海に
「何よ、巧海なんてアタシに小さいときオムツ替えて貰ってた癖に!」
と巧海のあずかり知らない昔の恩義wを持ち出して黙らすのが常であった。
然るにいい歳をして巧海のベッドに失禁してしまったのではまさに立場逆転である。これから何と言われるか
わかったものではない・・。
姉が見るからに落ち込んでいるのを巧海はしばし困惑した表情で見ていたが、やがてそろそろと顔を再び姉の
性器に近づけ、無言で舌を伸ばして太腿や内股の雫を舐めとり始めた。
「!!!っ 巧海っ やめなよっ そんな汚いよっ!!」
思わぬ弟の行為に舞衣は動転し身をよじって制止しようとする。
「ゴメンネ、お姉ちゃん・・ でもお姉ちゃんに汚いとこなんてないからっ! 僕が全部きれいにしてあげるからっ!」
言いながら巧海は性器から肛門の辺りまで丹念に舐めあげていく。
(巧海ぃ・・)
弟の懸命な姿に舞衣の心がきゅんと揺れた。同時に胸の奥から暖かい感覚が流れ出し、全身を満たしていく。
(巧海・・アタシの事、ホントにホントに、何もかも・・愛してくれてるんだ・・)
知らないうちに舞衣の瞳から涙が一筋零れ落ちた。舞衣は抗うのをやめ、目をつぶって弟の舌での愛撫に
身をまかせることにした。
巧海の舌がゆっくりと舞衣の腿の内側を動いていく。くすぐったいのか、舞衣の全身が時々ピクッと揺れる。
巧海はだんだん舌を姉の秘裂へと近づけ、大陰唇から小陰唇、膣口へと徐々に刺激する場所を変えていく。
既にとうに舞衣の性器は浄め終わっていたが、とめどなく溢れる美姉の愛液をまだまだ味わいたかった。
舞衣の方ももう抵抗することなく、愛弟の舌による刺激になかば夢見心地といった風情で悩ましい吐息をついている。
執拗に舌先でねぶりあげられた姉の花弁は今や充血し、鮮やかに色づいて雄を誘っているかのようである。
その下の処女口からは絶え間なくネットリとした淫液が滴り落ち、たとえようもなく淫猥な眺めであった。
耐え切れず、巧海は唇を姉の秘唇に重ね合わせ、吸いたてた。女蜜を音を立てて啜り、舌を膣口に差し入れて
内側を舐め味わう。
(はゎゎ〜・・ 巧海、アタシのアソコとディープキスしてるぅ・・)
膣の入り口に舌が侵入する初めての感覚に、舞衣の全身に電気が走った。巧海は更に舌を伸ばし、今や姉の
処女膜を嬲るように舐めあげている。
「巧海ぃ・・ そこお姉ちゃんの・・処女膜だよぉ・・ そんなに押したら・・破れちゃうょっ・・!」
必死に身を捩りながら哀訴する舞衣。
巧海はそんな姉の言葉も耳に入らぬかのように、必死に姉の処女膜を舌で責め立てている。姉がまだ処女である事は
普段の様子から9分9厘確信があったが、自分の舌でそれを確かめえた事は大きな喜びであり、巧海をひどく
昂ぶらせた。
(これがお姉ちゃんの膜の形!、味!・・ もうすぐ僕が破ってやるんだから、これを感じられるのは今だけで、
この世に僕だけなんだ!)
一息つくと、今度は舌を精一杯伸ばしすぼめて、あたかも男根であるかのように姉の膣口に挿入を試みる。
わざと荒々しく激しい抜き挿しを繰り返し、愛姉に悲鳴を上げさせる。
「クゥっ・・ 巧・・海ぃっ・・ そんな乱暴にっ・・ 舐めないでぇっ・・!! ァ・・アァンっっ!!」
言いながらも、弟に舌で犯されているかのようなぁゃしぃ感覚に舞衣の心も異常に昂ぶり、喉から勝手に嬌声が
もれ始めてしまう。
「ア・・ヒハァッ・・ 巧海ぃっ・・ 好きぃっ! 大好きぃぃっ!! 」
もう自分が何を叫んでいるのかも舞衣には分からなかった。
と、突然意識にピンク色のベールがかかったようになり、その夜のそれ以降の記憶を舞衣は失った。
111 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/26(火) 11:38:32 ID:e+NdDnV9
GJGJGJGJGJッ!!
キタキタ、神様ついに来たわあ
(´Д`;)ハアハア
最高です!
おお神きてた!
グッジョ
続きですが、つなぎ部分なのでエロ無しの単なるラブラブですスイマセン。
この後、また奈緒タンが出てきたり鋭い晶君が疑いをもったりします
(・・・・・ っ!!)
キッチンからかすかに漏れる、食器を並べる音で舞衣は目を覚ました。全身に心地よい疲労感がある・・。
ぼんやりと周りを見回して、一瞬なぜ自分が巧海のベッドで寝ているのか訝しく思った舞衣だが、
(そうだ・・ 昨夜、巧海のショリしてあげるために部屋に来て・・何度も・・凄くイカサレちゃって・・
そのまま・・)
そこまで思い出して、ガバと跳ね起きた。
自分が意識を失っている間に何があったのか・・ 普通に考えれば巧海に犯されたのではないか。
避妊具なんてアタシも巧海も持ってなかったし、まさか妊娠させられてたら・・
ベッドに座ったまま股間に意識を向けてみる。指で恥丘あたりを押してみても痛みは無いし特に違和感も
無い・・。舞衣は自分がまだ体操服を着たままであることにも気が付いた。
(・・巧海・・あのまま脱がさないで何もしないでいてくれたの・・?)
半信半疑でもう一度下腹部を見ると、ブルマの上に染みがあって明らさまにゴワゴワしている。
(・・エッチする代わりにブルマに出すだけで我慢してくれたんだ・・)
不思議でもあったが、舞衣は妙に感心してしまった。多分、世の普通の男なら、激しく唇を重ね愛撫をしていた
女がベッドの上で達しまくって意識を失ったら、誘惑に堪えきれずにそのままエッチの一つもしようとするの
ではないか。
(巧海・・ アタシのこと凄く大事に思ってくれてる・・ ぃゃもしかしたら単にブルマにしか興味無い・・?)
何にせよ一瞬とはいえたった一人の弟の事を疑ってしまったことに、舞衣は少し罪悪感を感じた。
「あ・・お姉ちゃん、起きた?」
と、ドアを開けて巧海が顔を出した。いつもと同じ大人しげな、屈託の無い笑顔である。
「・・ぅん・・」
舞衣の方は昨夜の自分の様々な痴態を思い出して思わず赤面する
「お姉ちゃん、今朝は僕がごはん作ったよ。起きて一緒に食べようよ。」
そういえば開いたドアからベーコンやポタージュの匂いが流れてくる。
「ありがと・・先にシャワー浴びるね・・・」
口の中で呟くと、舞衣は風呂場へと向かった。
シャワーを浴び終わって軽く身体を乾かし、巧海の部屋に脱ぎ捨ててあったローブを取りにいって身に
纏うと舞衣は巧海の居るダイニングキッチンに向かった。明るい部屋はおいしそうな朝食の匂いで
満ちていて舞衣の胃がぐぅと鳴る。
「さ、座ってよ、お姉ちゃん」
「巧海、ごはん作らせちゃってごめんね・・」
「何言ってんの。いつも作ってもらってるんだし、たまには、ね。」
笑って言うと、巧海はフライパンを取りにレンジに向かう。
舞衣が、厚皿のポタージュをスプーンで掬って飲んでみると、非常に美味である。
「巧海、料理上手よね・・」
「お姉ちゃんの弟だしね。へへ・・」
巧海は自分のバタートーストを半分割いて舞衣によこし、フライパンからベーコンエッグも
切り分ける。このベーコンエッグもハーブなど使ってあってなかなか悪くない。
オレンジジュースは一杯分しか無かったようで、少し口をつけたグラスを舞衣の方にそのまま
寄越してくる。舞衣は受けとって啜りながら、
(ぅぅ・・なんか・・幸せぇ・・ 急に新婚夫婦みたいな雰囲気だし・・)
どれも他愛の無いことではあるのだが、とろける様な感覚がじわっと心を浸す。
自分がずっと本当に欲しかった、ただ一つのもの・・危険なそれにとうとう気が付いてしまった気がした。
食事が終わり、部屋で制服に着替え終わって出ると、既に準備のできている巧海が廊下で待っていた。
二人で玄関口まで来て、舞衣が靴を履いていると、巧海が腕時計に目をやり、
「まだ少し時間・・あるね・・」
と囁いて舞衣の事を熱っぽく見つめる。その意を悟った舞衣も潤んだ瞳でコクンと頷くと、巧海は
嬉しそうに姉をギュッと抱きしめ唇を合わせ、舌を絡めてくる。二人は激しく息をつきながら玄関で
立ったまま互いの舌や歯と戯れ、唇で愛撫しあい、互いの唾液をうっとりと味わうのだった。
ふと、どちらからともなく気が付くと、もう十分ほど経っている・・
「巧海・・もうやめなきゃ・・遅れちゃう・・」
「・・そうだね・・」
名残り惜しそうに身を離す巧海。
アパートから出てドアに鍵をかけ、歩き始めると、巧海が無言で舞衣の手を握ってきた。
舞衣は驚いて、
「ダメだょ巧海・・ご近所の人に見られたら変に思われる・・」
「僕、平気だよ。どう思われても」
「ダメったらダメよ。言うこと聞いて」
「分かった・・ じゃぁ・・町内から離れたら、手、つないでも良い?」
巧海の突然の駄々っ子ぶりに舞衣は少し困ってしまうが、仕方なくコクリと頷き、
「・・いいけど・・学校のそばになったら手を離すのよ」
「分かってるよ、お姉ちゃん」 屈託無い笑顔で巧海は返し、舞衣は微苦笑して溜息をつく。
鴇羽家の姉弟は並んで学校へと歩き出した。
(´Д`;)ハアハア
舞衣が教室に入って椅子にかけると、つと千絵が寄ってきて顔をしげしげと眺め、尋ねた。
「舞衣ちゃん、何かいいことあったの?」
「へ・・? え・・まぁ・・ あった、・・かな・・ ちょっと・・」
不意のことで、思わず赤面し、しどろもどろに答える舞衣。
「昨日はなんか悩んでるみたいだったけど、今日は晴れ晴れ〜としてる感じ・・
あ、もしかしてー、楯さんとー、イイことあった?」
「ぃゃ、そぅゅぅんじゃ・・」
事実全く無関係なので否定する舞衣だが、考えてみれば、そこにも問題発生の可能性があるわけである。
実際、楯とは、例の騒動後、なんとなーく互いに付き合い始めてるような雰囲気が続いていた。
とはいえ、昨夜一晩にして既に随分遠い世界の出来事のように感じられてしまっているのも事実である。
(ハァ・・巧海と楯かぁ・・ 楯には悪いけど、いざこうなっちゃうと、正直、比べることもできないなぁ・・
でも楯には詩帆ちゃん居るし、ダイジョブでしょ・・ てゅか・・詩帆ちゃんの許に戻るアリバイできて
楯的にも渡りに船かもだし)
身勝手な理屈ではあるが、自分自身に引き比べて、そんな風にも思える。
(待てょ、巧海は、晶クンと・・つきあってるのかな・・? まぁ所詮中学生・・ でもサイキンの
中学生はススんでるというし・・ どうするつもりなんだろ。アタシは単なるショリしてくれる便利な
姉で本命はあくまで晶クン・・? あんなに求めてくれるんだし、まさかね・・ でも・・)
様々な思いが去来して混乱する舞衣である。
そうこうしている内に担任が出席簿を持って教室に入って来、舞衣は一時考えるのを打ち切った。
その後、四時限目が終わり、教室へと舞衣が歩いていると、結城奈緒が物陰から出てきて舞衣を呼び止めた。
「ねぇ、昨晩の首尾、どうだった? ちゃんとエロ弟のショリしてあげた?、ショリ?」
あからさまに興味津々、目がギラギラ輝いている。
「え・・ショリ?・・ それが・・なんというか・・」 言葉を濁す舞衣に、
「何よぉ・・ いざとなったら日和ったの? 意外と度胸無いのね・・」 酷くツマラナそうに言う奈緒。
「じゃなくって・・ ショリしてあげようとしたら・・」
「???」
「反対にショリされた、というか・・」
「へ・・?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・つまり、ショリしてあげようとしたら返り討ちにあって、一晩中、一方的に可愛がられちゃった、
ってワケ? アハハハ・・」
しつこく尋ねる奈緒に、仕方なく昨夜の顛末を打ち明けてしまった舞衣だが、奈緒の方は何がおかしいのか
ケラケラと大笑いしている。
「ちゃ・・ちゃんとやるわよ、今夜は」
「あぁ、敗者復活ってわけね・・ がむばってね。でも・・」
「でも・・?」
「弟のショリはいいけど、くれぐれもエッチにだけは気をつけたほうが良いわよー。なぜって・・
・・アンタどうしてきょうだいエッチが禁止されてるか分かる?」
「それは・・ ・・・・えーと・・・ ・・イデン的な何かそういう・・」
「そんなん表向きだったら。ホントはね、一度でも姉弟とかでエッチしたら、あまりにキモチ良すぎて、
二度と他の相手となんか馬鹿らしくてスル気にならなくなっちゃうのよ。だから超キケン!!、てわけ。」
一体、舞衣に注意してるのか煽っているのか、分かったものではない奈緒の”助言”である。
「・・・・」
何事か想う風に黙ってしまった舞衣の表情に一瞬、陶酔と憬れの影が差すのを奈緒は見逃さなかった。
ニヤリと笑みを浮かべ、
「また結果を聞かせてね、”舞衣ちゃん”」
と耳元に囁くと、立ち去っていった。
GJ
巧尚黒杉w
舞衣は足早に家へと向かっていた。
本当はアルバイトに行く日だったのだが、既に電話を入れて休みとさせてもらっている。
(今日は、ちゃんとショリしてあげなきゃ・・ 考えてみたらアタシ、巧海に昨夜何もしてあげて
ないんだよね・・。姉として!ちゃんとギ・・ギム・・を果さなきゃ!!)
一体どこの世界のギムなんだか分かったものではないが、舞衣の表情に微妙に焦りが見えるのには
実は先ほど校庭で見かけた光景が与っていた。
高等部で授業が終わった後、巧海を誘って途中まで一緒に帰ろうかとも思っていたところ、偶然
巧海が教室移動でグラウンドの反対側を歩いているのを見かけた。そのすぐ隣には晶が居、親しげに
巧海と話をしている。晶が細く形の良い脚を見せ、制服のスカートを翻して歩いているのがいやに
艶かしく見える。舞衣も晶が今は女生徒の格好をしている事は知っていたが、それまでの男装の
イメージが強いので、突然オンナを正面に出してきたような印象で、少々ショックを受けた。
(・・そりゃ、尾久崎クンにも感謝してるわよ、巧海の病気が悪いころ色々支えてくれたし・・
でもあんなにベタベタ付きまとうことないじゃない! スカートだってアレ、短かすぎくない?
確かにスラッとして顔も綺麗だけどさ・・、巧海は胸とかちゃんとある女の子が趣味だもんね・・)
本人は意識していないが、傍から見れば随分見苦しい嫉妬の感情である。
クラスメート達の前で、姉に一緒に帰ろう、と誘われるのはさすがに巧海もあまり嬉しくない
だろうと思われたので一人で帰ることにしたが、わざわざアルバイトも休んだのは巧海が戻る
前にしておきたい事があったからである。
二人の住むアパートに着くと舞衣は靴を脱ぐ時間ももどかしく、キッチンに駆け入り、冷蔵庫の奥を
探す。チルドルームから買い置きのサラミソーセージを見つけると、しばし大きさを量るように
眺めた後、テーブルの上に置き、自分は洗面所に向かった。
日直の仕事もあり、巧海が帰宅したのは舞衣に遅れること一時間ほどだった。今日は舞衣の
アルバイトの日である事を知っているので、無言でドアを開け、チェーンをかけようとした時、
「巧海ぃ、お帰りぃ〜・・」
と言いながら、まだ制服姿の姉が奥からやってきたので巧海は驚いた。
「あれ・・? お姉ちゃん、今日は仕事の日じゃないの?」
「仕事? 休んじゃったー・・」
婉然と微笑む舞衣だが、そのまま巧海の前に膝まずき、長い睫毛を瞬いて巧海を見上げる。
知ってか知らずか、(ちょ・・それ反則級・・)と思わず呟きたくなるほどの愛らしさである。
「お姉ちゃん・・何を・・?」 掠れた声を何とか絞り出す。
「巧海、ちょっとじっとしてて。」
「わゎ・・!」
舞衣は巧海の制服のズボンのジッパーを下ろし、既に半勃ちの陰茎を引っ張り出した。
美姉の細く柔らかい指に触れられると見る見るうちにカチコチになる。やはり凄い大きさである。
舞衣もさすがに緊張を隠せぬ様子で、
「巧海、お姉ちゃん、初めてだし、上手くできなかったらゴメンネ・・」
言うと、突然、弟の巨根を唇に含んだ。初めて味わう、生々しい男根の味が口の中に広がる。
「はぅっ・・!!」
巧海の喉から小さな悲鳴のような声が上がる。愛する姉が、自分の淫茎を口中に含んでくれている・・。
脈打つ硬い肉の棒が、熱く柔らかい粘膜に優しく包まれ、また滑らかな舌にも軟体動物のように
まつわり愛撫され、それだけであたかも天国に導きいれられたような心地よさである。
「お・・姉ちゃん・・僕、もう出ちゃぅぅ・・」
姉が窄めた唇の間で肉茎を挟みゆっくりとしごき始めると、もう堪らず、巧海の口から喘ぎ声が漏れる。
舞衣は一瞬、唇の動きを止め、巧海を見上げながら、悪戯っぽく弟を見上げる。
(・・巧海、どぉ?お姉ちゃんのお口ぃ・・? こんな事してあげるのは絶対巧海のオチンチンにだけ
なんだよっ! でも、もうちょっと我慢して。 お姉ちゃん、もっとスゴイ事したげるから!)
心中に呼びかけると、勢いをつけ、巧海の巨茎を喉穴の更に奥へと自らグイッと押し込んだ。
巧海は姉が何をしたのかしばし分からなかった。
姉の口中にあった筈の自分の肉棒が突然ずっと奥へと引き入れられ、狭い肉穴に強く締め付けられている。
(??!!っ これ何っ??・・ ・・も、もしか、マンガとかで読んだ、喉マンコ、って奴っ??!!)
思い当たったときには巧海の巨根は、殆ど根元まで姉の喉奥に飲み込まれていた。巧海は舞衣が
先ほどまで小一時間、サラミで喉交の練習をしていたwことなど知る由がないので思いも寄らない
姉の超絶テクに驚愕するばかりである。
その舞衣は絶え間なくえずき、瞳からポロポロと涙を落としながら、健気にも頭を前後に動かして
喉肉で弟の巨大な性器をしごきたて始める。
(くぅっ・・巧海ぃ・・ これちょっと辛いけど・・ ・・エッチさせてあげられない代わりだもん・・
お姉ちゃん、でぃーぷすろーと頑張るよっ!)
やがて舞衣の咽喉の奥でジュポッ、グシュッ、と肉塊と粘液の立てる淫らな音が流れだした。異物を
押し出そうとする舞衣の気道の痙攣さえが巧海の男根を刺激して、更なる快感をもたらす。巧海は今や
非道な昂奮の極みに達していた。
・・病で辛いとき、苦しい時、いつも自分に微笑みかけ、優しい言葉をかけてくれた、愛する姉の天使の
ような口許を、今、精液を流し込み穢す為の”性器”として自分が使っている・・罪悪感と奇妙な征服感が
ないまぜになった言いようの無い感情の中で、巧海はただ激しく腰を振りたて姉の喉穴を蹂躙し、程なく
肉具の先端から大量の白濁液を噴き出させた。
・・・・・・・・・・・
「・・エヘ・・どぉだった、巧海?」
顔を覗き込み、尋ねてくる舞衣の言葉に巧海はようやく我に返った。射精後、一瞬意識が飛んでいた
ようである。まだ肉根は余韻にビクンビクンと引きつるように震え続けてい、達した快感の深さを
物語っている。
「あ・・・お姉ちゃん・・ 物凄くキモチよかった・・けど・・ あの・・苦しかったんじゃないの?」
「平気よぉ。あのぐらい。・・ゴホンッ・・」
とはいえ、咳き込みつつ、まだ涙を指で拭いながら言う姉の様子を見るととてもそうは思えない。
「ご・・ごめんね・・ 僕・・ あんな・・」
姉の苦悶の様子も顧みず、ひたすら快感を貪った自分が大悪人のように思え、今更ながらの自己嫌悪が
巧海を満たした。
「馬鹿ねぇ、巧海。ダイジョブだって!」
唇を噛み、下を向いてしまった弟を強く抱きしめると、舞衣は手を握り、
「制服汚れちゃったね・・ 一緒にシャワー浴びよっ」
と巧海を風呂場に引っ張って行った。
126 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 02:24:31 ID:6ExML/du
キタコレ!
あげとく
gj
つづきまだかな
すいません、今、タクティクスオウガやってて・・ あっちはヤンデレ姉ですがw
区切りがついたら再開しまつです
ほしゅっとく
落ちそうっぽい
クェイサーの小説って少ないね
tudukiきたいしてます
漫画版もなかなか捨てがたいものがあるな。
でも漫画版は毒がないよね
あげ
漫画版は遥のキャラと愕天大王とか、ラスボス弟が良かった
全体的にもっとドロドロして欲しかったけど少年誌だしな
>ラスボス弟
姉ちゃんを泣かせたあの台詞がすげぇ残酷だったよなw
さすが吉野原作
漫画はなつきがかわいかった
テレサのエロ小説書いていい?
自身
漫画版の晶くんの衣装の方が好きなんだよなー
フードがいい アニメ無印のスパッツ絶対領域も捨てがたいけど
脱衣場に二人で入ると、安アパートのユニットバスの一部なので、随分狭い。
それ以前に、そもそもここで二人で揃って服を脱ぐという状況自体がこれまで
考えもしなかったものなので、巧海はそれだけで何かドギマギしてしまう。
舞衣はといえばそんな巧海の様子には構わず、手際よく巧海のベルトを緩め、バンザイを
させるとシャツをたくし上げて行くが、上半身が露になると少し手を休め、目を細めて
弟の裸身を見つめている。
「・・何、お姉ちゃん・・?」
「ぃゃ、サイキン、巧海オトコっぽくなったなぁ、って。胸とか腕も、急に・・逞しくなってきたよね」
「エヘヘ・・そうかなぁ・・」
巧海の方は愛する姉に男性らしく見られて、他愛もなく喜んでいる。
次は当然制服のズボンであるが、既にカチカチの巧海の性器が盛大にテントを張っているので、
脱がすのも一苦労である。亀頭に下から突き上げられた下着を何とかずり下ろすと、解放された
巨茎が勢い良く上下にひとしきり揺れ、そのまま天を衝くように下腹部にピタリと貼りつく。
「こ・・こっちは、もっと逞しいかも・・」
床に膝を付いたまま、舞衣が頬を染めて呟く。指で弟の肉棒をピンと弾いてみると、誇張なく、
木のような固さである。両の掌の中にそっと包み込むようにして触れてみると、灼けるような
律動がドクン、ドクン、と手の皮膚を通して伝わってくる。
(・・このコ・・こんなに熱く・・脈打って・・ そんなにアタシの・・ナカに・・入りたいの?
ホントは、アタシだって・・同じなんだよ・・ 姉弟じゃなかったら、今すぐ・・)
熱っぽい目で見つめるままに、舞衣の乳首や陰核も痛いほど充血し、処女口からは熱い樹液が
滴り落ち始める。
裸のままの巧海がクシュンと鼻を鳴らし始めたので、舞衣は我に返り、慌てて自分の制服も脱ぎ始める。
上着を取ると、スリーブレスのシャツの下で双つの巨大な乳肉が、重たげに揺れる。シャツをも
そそくさと脱ぎ、背中のブラのフックに指をかけたところで、舞衣は弟が血走った目で自分の胸に
見入っていることに気がついた。
「ちょ・・やーね、そ・・そんなに見ないでよ・・」
真っ赤になり、手で乳房を隠しながら(と言ってもサイズ的に隠しきれるものでもないのだが)、
舞衣は巧海に弱々しく抗議する。
考えてみると、昨夜一晩中、上下左右裏表、あらゆる肉穴や膨らみを見られ、指や舌で触れられ、
弄ばれたのだから、今更恥じらうのも妙な気もするのだが、恥ずかしいものは恥ずかしいので仕方がない。
「ゴ・・ゴメン・・」
巧海は言われるままに一瞬視線を床に落とすが、目と鼻の先でスカートのホックを外す音を聞いては
欲望に抗しきれる筈もなく、再び視線を上げる。姉は精一杯左腕で巨乳を覆いながら右手でスカートを
落としていく。それとともに小さな下着に覆われた、色白でムッチリとした姉の腰と太腿が顔を出した。
下着と靴下を足から抜き取ると、姉も今や美しい、生まれたままの姿である・・。そこで舞衣は弟の
視線を感じて急に振り向き、
「もぉ巧海ぃっ またっ!」
と、少し怒ったように言い、身をよじって、巨大な胸やほぼ飾り毛の無い陰裂を何とか隠そうとする。
・・まぁ人生経験の浅い舞衣にはまだ分からない事だろうが、そんな仕草にこそ
男というものは萌え狂うわけであり、当然凝視める巧海の心拍数も危険な程上がってしまうのだった。
舞衣はため息をつくと、巧海の手を取って風呂場に入り、二人でシャワーの下に立って、レバーを捻った。
144 :
舞衣x巧海:2011/03/31(木) 18:40:07.89 ID:z2FduM/V
ラチが開かないので、少しずつでも書き足していきます・・
遠からずして晶君登場ですが・・ウチの巧海君はかなり姉回帰してるので、
巧x晶派の方は許してね
鴇羽家の姉弟の火照った体を温水の飛沫が心地良く叩く。舞衣は初めこそ巧海の体をスポンジで洗って
やろうとしていたが、巧海がひしと抱きついてきて離さないので諦め、自分も弟の背中に腕を回して
強く抱き返した。そうやって、濡れた滑らかな肌を密着させ、愛する弟の瞳の奥を見つめているだけで、
全身を陶酔が満たし夢見心地になってしまう。奈緒が言っていたこと・・この血を分けた弟のカラダが、
この世の他の誰よりも自分を満たしてくれるというのは、きっと本当なんだろうな、と舞衣は思った。
「タクミ・・」
囁きながら舞衣は自分から顔を寄せて唇を弟の唇に重ねた。招くように僅かに開いた唇の間からすぐに
巧海の舌が侵入してくるのを、出迎えるように唇と歯で軽く噛み、挨拶する。更に奥に分け入ってくる
弟の舌を、絡めとるかのように自分の舌で舐り、迎え入れる・・。美姉弟は抑えきれない昂ぶりに激しい
息をつきながら、時の立つのも忘れたように、肉親の舌と粘膜を貪るのだった。
ひとしきり互いの唾液を啜りあい天国の時を過ごした後、未だ陶然と潤んだ目で、舞衣がおずおずと
口を開いた。
「・・巧海さ、・・キス・・上手いよね・・ ・・あの、あ、晶クンと・・その・・経験あるの・・?」
そこで言葉を切り、不安そうに巧海を見つめる。巧海は不服そうに、
「そんな、お姉ちゃんが初めてだよっ。お姉ちゃんこそ、”上手い”、だなんて、楯さんと・・いつも
一緒だったし、もしかして、キスとかしてたの・・?」
「な、ないよっ!! ないない! 巧海だけだよっ!!」 慌てて返す舞衣。
顔を見合わせた二人は、拍子抜けしたように、フフ・・と笑いあい、
「アタシたち、バカみたいだね・・姉弟同士でこんな・・嫉妬・・みたいな事して」
「でも・・お姉ちゃん」
「ん・・?」
「僕、何だか嬉しい」
「・・アタシもかな・・ 巧海が心配してくれて」
二人は目を閉じると、新しい契約をするかのように、熱く、長い口づけをまた交わすのだった。
二人で手をとりあって脱衣所に移ると、舞衣は巧海の髪やカラダをバスタオルで拭いてやった。
柔らかな布を手足に滑らせて水気を拭い、半勃ちの巨根は念入りに押し包んで乾かしてやる。
弟に着替えの部屋着を渡しながら、舞衣はふと、登校前に、昨夜着ていた体操服を洗濯機に
放り込んでおいた事を思い出した。学校に居る間に脱水、乾燥までとうに済んでいるはずである。
何の気なしに、
「・・巧海、また体操服着てあげようか?」
「エっ!! ホント?!」
聞いて、巧海の股間で肉棒が㌨秒単位で膨張し嬉しそうに跳ね上がり、お腹まで反り返る。
(・・まるで子犬の尻尾・・ てゅか、どこまで体操服好きなのよー、巧海・・)
さすがに少々呆れる舞衣だが、弟が喜んでくれる(性的な意味で)のは舞衣の望むところでも
あるので、ドラム式洗濯機のノブを開けようと手を伸ばすと、
「あ、・・でも、今日は・・他のが良いかな、やっぱ・・」
と巧海が舞衣の表情を伺いながら言い出した。
「?? 他のって、どんなの?」
「・・お姉ちゃんの・・中学の頃の制服、また見てみたい。」
「・・えー・・っと・・ そんなんまだ有ったかなぁ・・ 東京の家から引っ越したときに捨てたかも」
「捨ててないよ。押入れの中にあったもん。僕らの古い服をまとめて入れてある箱」
自分が覚えていない中学制服の在り処を巧海が知っている事に少々不審な気もし、驚いたが、自分から
言い出した事なので、舞衣は、探してくる・・、と言ってバスタオルを巻いたまま、廊下の奥の押入れに向かった。
それほど大きい押入れでもないので、物を幾つか動かすとすぐに衣装箱は見つかった。開けて中を探って
みると、確かに中学の夏制服上下がたたんで入っている。取り出すと、一年半は入っていたので、
パラゾールの匂いが少しついている。
弟注視の中でこんなものを身に着けるのは照れくさいので、制服を持ってそのまま自分の部屋に向かう。
通っていた都立中学の制服は、何の変哲もないセーラー服である。袖を持って目の前で広げて
みると、少しサイズが小さいかな、と思える。
バスタオルを落とし、家用のブラを付け、制服上衣を纏うと、やはり少し小さいようで、胸の
辺りがピンと引っ張られているし、その結果として丈も寸足らずになってお臍が見えてしまう。次いで
スカートを腰に通すと、こちらも成長、というか成熟度を加えた腰回りのせいか、ミニ化が著しい。
舞衣は部屋の姿見の前に立って自分を映してみた。
(ぅぅ・・ なぜか・・凄く、エッチな気がする・・)
鏡の前で一回りしてみると、二年前はこれで通学していたはずなのに、不自然というか、これでは
全くコスプレにしか見えない。舞衣は、服を脱いで巧海に、
「やっぱ恥ずかしいから勘弁して」
と言うことも考えたが、先刻見た晶の、少女らしい制服姿をふと思い出すと、もしかしたら巧海は
毎日見ているこの手の制服が好きなのかも、とも思えてき、舞衣は意を決して居間(兼ダイニング)
に歩いていった。
巧海はソワソワとソファーの上に座っていた。舞衣が近づく音を聞いて、こちらを
振り向いたはいいが、びっくりした様子で黙っているので、舞衣は少し不安になってきた。
(・・やっぱ、似合ってないのかな・・ バストとヒップの分、太って見えるとか無いよね・・)
と、次の瞬間、
「お姉ちゃんっ、凄く可愛いよっ!!」
叫んで、巧海がソファから飛び上がり、キラキラした目で舞衣の事を熱っぽく嘗めまわした。
「お姉ちゃんってさっ、きっと!!、・・絶対っ!!、学校で一番キレイだよねっ!!」
嬉しさ余ってか、そんな歯の浮くような事まで言い出すので、舞衣も何と答えていいか分からず、
頬を赤らめつつ、
「もぉ・・そんな事・・ないよぉ・・ そんなジッと見られたら・・ハズカシイょ・・」
小声でたしなめるが、誰より愛する弟の瞳が自分に釘付けになり、女神を崇めるかのように
陶然としているのを見るのは、悪い気分なはずもない。
「僕、いつも、悔しかったんだ・・ お姉ちゃんの同級生や、先生は、お姉ちゃんの水着や
体操服や制服を見てるのに、僕は学校も違うし、ベッドで寝ていたり・・、お姉ちゃん
キレイだから、きっとみんなにジロジロ見られてるんだろうな、って・・ お姉ちゃんが
取られたみたいで悔しくて、だから・・」
言いながら、舞衣に抱きついて、制服の胸に顔を埋めて頬ずりする。
(・・そうか・・巧海、そんな風に、感じてたんだ・・)
弟のフェチ趣味もそう知ってみると、何やらいじらしく、愛おしいような気もしてくる。
「バカね、巧海・・ お姉ちゃんは、いつでも巧海のお姉ちゃんだよ・・」
舞衣は胸の中の巧海の頭を両腕で抱きしめると、耳元で囁いた。
乙です。巧晶派ですが楽しく読めました。
でも晶君と出会ってなければ少なからずこういう方向にはいきそうですよね。
姉バカだしw
おお、続き来てる!乙です!
実は俺も巧晶派だが拓海はシスコンでこそ拓海だと思ってるから氏のSSは好きだぜ
姉のセーラー服の胸の中に顔を埋めながら、巧海は心の中に思う。
(なんでお姉ちゃんは僕のお姉ちゃんなんだろう・・ なんでこんなにキレイで優しくて、
エッチな身体のオンナノコが僕のお姉ちゃんになってくれたの・・? 僕の心臓が悪かったから、
神様のお詫び? だったら僕は、ホントは世界で一番幸せな子だったのかな・・?)
思いが溢れるままに、巧海は、つと、姉を見上げて言う。
「お姉ちゃん、僕の恋人になってよ! それで、いつか結婚して・・いつまでも一緒に居たいっ!」
「ハィ〜っ?! 恋び・・?! けけ、結婚って・・」 さすがに動転する舞衣。
「・・ダメ・・?」 消え入りそうな声で言う巧海。
「だ・・ダメとかじゃなくて・・ た、巧海、まだ子供じゃない・・ アタシだって17だし・・」
「僕、子供じゃないよ・・ じゃぁ、もっと大きくなったら良い? 卒業したら、誰も僕達のこと
知らないとこに行って、二人で暮らせば・・」
(ひぇぇ・・ どうしよ・・)
突然弟から「プロポーズ」されてパニックする舞衣である。が、それとは関係なく、唐突に頭の中に
ウェディングドレスの自分とタキシードの弟の幸せそうな姿が浮かんできたりして、更に混乱に拍車を掛ける。
「だ・・ダメだよ、アタシたち、結婚なんて、まだ・・早すぎる・・」
言ってしまって気がついた。まだとか早いとかそういう問題ではない。絶対無い。うー、アタシのバカバカ、
ここは姉としてしっかり・・と焦る舞衣の気持ちも気づかぬげに、
「じゃ・・恋人だけならいいよね?」
腰に手を回し、強く姉を抱きしめながら嬉しそうに言う巧海
「・・ぃゃあの、・・その、・・って・・ だからぁ・・」
言葉にならない声で必死に抗弁しようとする姉の桃色の唇を、巧海は軽く二度三度キスをして閉じさせ、
すがるような、迫るような眼で、姉の目をのぞき込む。
「ね、お姉ちゃん、いいでしょ・・?」
「ぃ・・ぃぃょ・・今だけ・・」
またもや、勝手に言葉が口から漏れてしまい、舞衣は自分で自分に呆れはてた。一体自分はどういう
姉なんだ、弟と恋人なんて良いわけないじゃない、と心の半分は叱りつけているのだが、残りの半分は
弟の言葉と熱く烈しい抱擁に、勝手に際限なく昂ぶり、蕩けきってしまっているのである。
(ぁぅぁぅ・・ダメだ、アタシはダメな姉だ・・ 姉以前に、人間としてダメすぎる・・)
元は弟のショリだった筈なのに、ついに恋人になる約束までさせられて・・何より悪いのは、弟の「コイビト」
になった事に、なれた事に、ときめき、悦び、心躍らせている自分がいることだった。
巧海は嬉しそうに舞衣の顔じゅうにキスの雨を降らせながら、制服の上から舞衣の胸を撫でまわす。たちまち
姉の喉から、クゥ〜ン・・という媚声が漏れ出すのを耳に聞きながら、制服の上衣をブラごとたくし上げて、
双つの巨大な球体を引っ張り出す。姉の柔らかい、汗ばんだ乳肉から甘やかな匂いが仄かに立ちのぼった。
巧海は初めはゆっくりと優しく、次第に激しく、あたかもパン生地をこねるかのように、美姉の早熟な
巨乳を執拗に揉みたて、握り、押し、潰し、絞り上げていく。
「巧海ぃ・・そんな・・オッパイばっかりイジメちゃ・・ダメぇ・・」
いつ果てるともない乳房への弄びに、舞衣はかすれた声で切れ切れに抗うが、その声の悩ましい喜悦の響きに
かえって指に熱が入ってしまう巧海である。
ピンクで大き目の乳輪をつまんで両の乳首をキュッ、キュッっとニ指で刺激しだすと、突然小さな悲鳴と共に姉の
総身が一瞬ひきつり、そして力が抜けて、ガクンと膝から崩れ落ちそうになった。巧海が咄嗟に支えなければ
床に倒れ込んでいただろう。
(お姉ちゃんって・・こんな、オッパイだけで、逝っちゃうんだ・・)
快楽の余韻にまだグンニャリしている姉を脇下で支え、ソファまで引きずって横たわらせると、舞衣が
ぼんやりとした、未だ焦点の合わない眼を開けて、荒い息の下から必死に言ってくる。
「タクミぃ・・エッチだけは・・ ダメだょぉ・・」
「分かってるよ、お姉ちゃん・・」
未だ夢うつつの姉に、のしかかるように自分の身を重ねながら巧海は小声で答えた。
この巧海心臓大丈夫なの?
154 :
巧x舞:2011/04/10(日) 16:20:15.60 ID:NNOHGPI4
前スレで一応、書いたのですが、一連の騒動が収束した後日談で、皆、進級したという
時期設定です。だから巧海は手術成功後で、晶君も既に女生徒姿。
で、舞衣と巧海はなぜか寮を出てアパートで暮らしとります
155 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 02:48:54.74 ID:TtGqk/S7
GJ
巧海は仰向けに横たわっている姉を見下ろした。姉の潤んだ美しい瞳は、不安と陶酔を同時に映しながら、
ぼんやりと視線を弟の顔や壁、天井に泳がせている。巧海には舞衣の思っていることが手に取るように
分かった。二人は今初めて、いわば正常位の姿勢にあり、巧海がその気ならこのまま肉親として超えては
ならない一線を超えるのは一瞬の事なのである。巧海は片方の膝を姉の脚の間にそっと割り込ませた。
もし今、膝を無理に開かせて自分の肉根を姉の秘裂に導き、全体重をかけて処女を引き裂こうとしても、
おそらく姉は抵抗しないだろう・・ そして自分は愛する姉の全てを、ついに自分のものにする・・
その思いが巧海の総身を麻薬に酔ったように痺れさせ、巧海は震える手でジッパーを下げ、脈打つ凶具を
引っ張り出した。右手で姉の制服の短いスカートを、ウェストまで乱暴にめくり上げ、小さめの薄い
ナイロンの下着を露にする。ピッチリとした下着の、雌芯を覆う部分はとめどなく滴り落ちる愛液に
濡れ半透明となって、姉の可憐で淫らな秘唇と陰核を透けさせている。
(お姉ちゃんだってホントは待ってるんだ! ホントは入れて欲しいんだ! だからっ!!・・)
下着に手をかけて少しずり下ろすと、ネットリと花蜜にまみれた秘所が顔を出す。
巧海は荒い息をつきながら、亀頭を姉の膣口にあてがった。
その時、それまで口をつぐんでいた姉、舞衣が全身をピクリとさせ、しゃくり上げるような泣き声を喉から
漏らした。思わず目をやると、美しい顔に恐怖と哀訴を湛えつつ、唇をかすかに震わせている。
「巧海・・ お願ぃぃ・・ もし赤ちゃん、できちゃったら・・」
消え入りそうな声で囁く舞衣の瞳から涙が一筋、頬にこぼれ落ちた。
巧海は一瞬躊躇した後、腰を引き、両手で姉の両脚を堅く閉じさせた。そしてそのまま肉茎に手を沿え、
姉の太腿と淫裂の間に勢い良くすべらせ、突き入れた。
(ギシッ・・ギシギシッ・・)
ソファが烈しく軋み、ダイニングに大きな音を響かせている。ソファの上では鴇羽家の姉弟が喘ぎ
ながら身体を重ねあい、腰をすりつけ合って快楽を貪っていた。巧海が姉の身体の上で激しく腰を振る
たびに、グシュッ・・グチュッ・・と濡れた肉と肉の立てる淫らがましい音が漏れる。巨根のひと突きごとに、
亀頭が膨らんだ肉芽を引っかき、固い肉竿が充血した淫唇を擦り上げていく快感に、舞衣は既に
半ば狂乱とも言える態である。
「ハゥゥっ 巧海ぃっ これ、キモチぃぃょぉっ!! もぉ・・逝っちゃぅっ!!」
舞衣は腕を巧海の背に回し抱きしめ、激しく口づけをせがむ。唇を重ねると待ちきれなかったように
舌を絡め巻きつけて来る。巧海の裸の胸に当たる姉の乳首も固く勃起しているのがはっきり分かった。
巧海は結局、姉との肉交をあきらめ、素股に切り替えたのだが、姉の柔らかな性器と、ムッチリした
太腿との狭い三角地帯に締め付けられる感覚は、これはこれで絶美とも言うべき素晴らしさである。
膣口から尽きること無く流れ出る姉の淫液に滑らかに肉棒を撫であげられ、若々しく瑞々しい
姉の肌に下半身をくまなく愛撫され続け、巧海も既に快楽の限界に達していた。
「お姉ちゃんっ! 出すよっ!!」
瞬間、腰を引いた巧海の男根の先端から、白濁した大量の精液が噴き出し、舞衣の制服のスカート、
恥丘、太腿あたりまで勢い良く振りかかる。
「はぅぅ〜・・」
睾丸がカラカラになったような感覚と、脱力感に、呻きながら姉の足の上にペタンと座り込む巧海。
舞衣の方も、未だ桃源郷といった表情で今しがた浴びせられた弟の樹液を指で掬い上げ、ぼんやりと
眺めつつ、
「たくさん、出たねー・・ こんな熱いんだ・・」 などと独り言のように言っている。
「お姉ちゃん、僕、疲れたからちょっと休む・・」
巧海は舞衣の隣に身を横たえると、腰に腕を回して姉を引き寄せ、抱き締め、目を閉じた。
暫くソファの上で抱き合ったまま絶頂後の疲労と恍惚を楽しんでいた二人だが、半時間ほどして、
ようやく舞衣が半身を起こして言った。
「巧海、もうご飯作らなきゃ」
「僕、何でもいいやー・・ 冷凍ピザか何かで」
「ダメよ、そんなの。運動・・したんだから、ちゃんとした栄養ある物・・」
頬を染めながら言う舞衣。
そこで巧海も起き上がり、
「そうだ、一緒にスーパーに買物行こうよ。で、二人でご飯作ろう。僕、お姉ちゃんの
好きなもの作るっ」
「・・そうねぇ・・ それもいいかも・・」
舞衣の脳裏にはまたしても、並んで買い物し料理するいかにも新婚風アツアツ/甘甘の
自分と巧海の姿がよぎって、胸がキュンとなったりする。
「こんな中学の制服じゃ外出られないから、着替えてくるね」
「えー、いいのに。」
巧海は言うが、さすがにここは舞衣も折れず、自室に戻り私服に着替えてきた。とはいえ、
スリーブレスでかなりきわどいミニのワンピースという、微妙にデート着っぽい格好をしてきたのは
巧海へのサービスだったかもしれない。
「じゃ、行こっ!」 ウキウキして言う舞衣に、
「どこ行こうか?」 エコバッグをキッチンの野菜かごから引っ張り出しながら尋ねる巧海。
「駅前のヨーカ堂でいいんじゃない?」
二人はアパートのドアの鍵を閉め、駅へと歩んでいった。
尾久崎晶は部活後、学園から数駅のところにある文房具屋まで足を運び、画材を選んでいた。
選び終わって代金を払い、店を出ようとした時、少し離れた先から聴き慣れた声がする。歩道に出て
声の方を目をやると、やはり鴇羽巧海とその姉が談笑しつつ歩いていた。
晶は走って行って巧海に声を掛けようとしたが、ふと、どことなく二人の様子が普段と違うのに
気がついた。世間の普通の姉弟の域を越えて仲良さげなのはいつもの事として・・ 今日はまた
度を越している気がする。
(幾ら何でも、いい年した姉弟があんな超密着、腕まで組んで歩いてるってどうなんだ・・
巧海、アパート暮らし始めてからまた姉貴ベッタリに戻ってきたなぁ。最近微妙に
付き合い悪いし・・)
ため息をついて、二人の方に歩んでいく。
「巧海、姉さんと買い物か? いつも仲良いなー」 少々皮肉を込めて呼びかける晶。
「あ、晶君!」 振り返って、朗らかに微笑む巧海。 そこで晶の持つ画材店の袋に気づき、
「絵の道具買ってたの? どんなの? 見せてよ。 ぅわー、たくさん・・」
巧海は、晶の影響で最近美術に興味が出てきているので、色々な画材を見て感心したり羨まし
がったりしている。そんなこんなで話が弾み、五分ほども立ち話をして居たが、巧海がふと
思い出したように、
「あー、お姉ちゃんと夕御飯の買い物の途中だったんだ。ゴメン、晶くん、続きはまた明日
学校でね」
と言い出した。晶も、ちょっと姉貴に悪かったかな、と感じて舞衣に目を向けると、思いの外
舞衣は気を害した様子もなく、にこやかに弟の顔を眺めている。晶と目が合うと
「晶クン、いつも巧海の良いお友達で居てくれて有難うねー、これからも仲良くしてあげてネ」
などと普段言わないような事を言いだし、ニッコリと晶の目を見て微笑みかけた。
晶はなぜだか少し意表をつかれ、
「あ・・うん・・、もちろん・・」 と、しどろもどろで答えるのだった。
手を振りながらスーパーの中に消える巧海を見送り、晶は駅の方に歩き出した。今見た何かが心に
引っかかっているのだが、その何かがはっきりと分からない・・。
(巧海の何かが変だったかな・・? ぃゃ・・別にいつも通りだったよな・・。 じゃぁ、
姉貴か? そんな気もするが、一体どこが・・)
数分し、ハタと気がついた。思えば、巧海の姉貴が自分にあんな風にニッコリと笑いかけた事はこれまで
一度も無かった。晶とて、くのいちの端くれである。表情から人の心の微妙な動きを読む術には長けて
いるし、人が隠そうとしている感情もそれなりには見透かす事ができる。
これまで、舞衣が自分と巧海に向けていた視線には、いつも密かな嫉妬、苛立ち、悲しみなどの影が
差していた気がする。これまでがこれまでだから、簡単には弟離れができないんだろう、と、さして
気にもして居なかったが、なぜ今日に限っては一点曇りなく微笑みかけたのか・・
巧海はもう一度、頭の中で舞衣の表情や口調を再生してみた。間違いない、さっきの舞衣の満面の
微笑みにあったのは・・ 勝ち誇った女の表情と・・自分への・・哀れみにも似た気遣いだった。
そう思うと、今日に限って弟と腕を組み、しなだれかかって歩くなどという奇妙な振る舞いをしていた
のも腑に落ちない。
(巧海と姉貴・・ 何か・・あったのか・・?)
晶は少し躊躇した後、踵を返し、巧海と舞衣とが入っていったスーパーへと急いだ。
翌日、昼休み、舞衣がまた校舎の中庭のベンチに座っていると、音もなく近づく者の気配が
微かに後ろにあり、
「・・晶クン?」 舞衣は振り返らずに尋ねる。
小さく息が吐かれ、晶の声が聞こえた。
「来ると思ってたのか?」
「うん・・ 昨夜も、スーパーからアパートまで、アタシ達のこと、尾行てたでしょ。」
「・・・・」
「アタシと、巧海のこと・・ 驚いた?」
「驚いた、とは言えないが・・ やめさせたい。」 低い声で答える晶。
舞衣はため息をつき、
「晶クンに諦めて欲しかったから、わざと帰り道で巧海と抱き合ったり・・キスしたりして
見せたのよ」
「虫のいい事言うな。諦めろ、なんて言える立場か!」 小声ではあるが、晶の激高が伝わってくる。
「仕方ないわね。ここじゃ話ができないから、場所を変えましょ」
舞衣は立ち上がり、校舎のはずれの木立の方に向かい、晶も無言でその後を追った。
木立の中に入ると昼間でも薄暗く、ひんやりとしている。湿った地面の上で、つと立ち止まり、
舞衣は晶の方に振り返った。不思議なほど静謐な表情をしている。なぜか晶は少し気圧された。
晶きゅん(´;ω;`)
「お前のしてることは・・許されないことだ!」 沈黙に耐え切れず、とうとう晶が口を開いた。
「アタシ達・・ 両親も早くからいなくて、巧海は長いこと病気で明日をも知れない命だった・・
少しぐらい二人で・・二人きりで幸せになろうとして・・どこが悪いのよ・・」
呟くように舞衣は答える。
「そうやって・・いつまでも巧海の事を離さない気なのか?」
「・・そうよ。巧海だってアタシといつまでも一緒に居たいと言ってるもの」
「巧海は優しいから、しがみついてくるお前を見捨てられないだけだろっ」
「その反対よ。巧海にはアタシが必要なのよ。巧海の世話を一番してあげられるのはアタシだもん」
「同じことだ。お前がいつまでも取り込もう取り込もうとするから、結局お前に依存するしか
なくなってしまうんじゃないか!」
舞衣の表情が微かに動いた。晶の目から口元へと視線を移し、口ごもるように言う。
「・・そうかもしれない・・でも・・」
ゆっくりと目を上げて、晶を見据え、言葉を続ける。
「でも、アタシは巧海を誰にも渡さない! 晶くんにも、誰にも、絶対にっ! 巧海のことが好き!
この世の誰よりも大事なのっ。だから、邪魔するなら・・」
「そら見ろ、結局自分の気持ちを押し付けてるだけじゃないかっ! そんなのは・・」
言いかけて、晶はギョッとして口をつぐんだ。舞衣の両手首に宝輪が光り始めている。
(ここで・・やりあう気か・・)
瞬時に晶の手中にもクナイが物質化し、晶は数歩下がって間合いを取る。チャイルド同士を
戦わせるわけにはいかないのはお互い分かりきっている事である。だがエレメントを駆使しての
肉弾戦ならかえって自分に分があるだろう。ここで姉貴をぶちのめして、何とか目を覚まさせて
やる・・
瞬時に舞衣の横に回りこみつつ、右、左とクナイを放つ。宝輪で跳ね返す舞衣だが、思ったとおり
飛び道具の速度には対応しきれず、己が身を守るのに精一杯である。四つ目のクナイを叩き
落している隙に、晶は舞衣の懐に飛び込み、脇腹に鋭い蹴りを放った。咄嗟に左手ではらって
直撃は避けた舞衣だったが、表情が苦痛に歪む。そのまま晶は後方に退き、再び間合いを保つ。
(うん、こんな感じでいいだろ・・ こうやって少しずつガードを下げさせて、足が立たなく
なったらぎギュウギュウ締め上げて・・)
心中に思っていたところに、突然後ろから声がした。
「譲ってやんなよー、尾久崎・・」
ギクリとして振り向くと、結城奈緒が鈎爪を舐めながら歩んでくる。
「何だよ、関係ない奴は黙ってろ」
「・・そっちだって気持ちは本当なんだろうけど、まだやり直し効くだろ? 一年前に戻るだけ
じゃんか。こっちの姉さんは、弟っていう一本の糸に人生がぶらさがっちゃってんだしさ。
手を放したら落ちちゃうんだよ」
言いながら、奈緒は晶の真後ろへと移動する。腹背に二人のHimeを受け、挟まれた形となり、
晶の額に冷や汗が一筋流れた。
「そんな理屈があるか!」 苛立たしげに叫ぶ晶。
「そう、理屈なんかないよ。これはあたしの勝手な感情。感情だから、勝手に助太刀させて
もらう。・・やり合うなら、二対一ってこと。どーする?」
ニヤリと笑って奈緒がうそぶいた。
エロ無しですいません。終盤ですので進行上の要請でして・・w
ほ
あげ
PSP ヒーローズ ファンタジア
「スーパーロボット大戦」シリーズのバンプレストレーベルから、1990年代〜2000年代までの名作アニメキャラが多数出演する、完全新作のRPG「ヒーローズ ファンタジア」が発売決定。
登場作品は「スクライド」「DARKER THAN BLACK 流星の双子」
「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」「魔術師オーフェン」
「ケロロ軍曹」「R・O・D READ OR DIE」「スレイヤーズREVOLUTION」
「魔法戦士リウイ」「舞-HiME」「BLOOD+」の全10作。
本作だけのオリジナルキャラクターも登場。
ttp://www.imagebam.com/image/d7c9d9143321188
買いかどうかは分からんけど、命もスクショに居る。舞衣と命が出て玖我が
出ないと言うのはありえないので、最低限この三人は確実視されとる。
そこそこ売れればスパロボみたいになるかもなので、お布施としてでも買うつもり
「スーパーロボット大戦」に対して、「スーパー超能力者大戦」とでも呼ぶべき
路線のゲームなのかな
しかし、いかんせん今となっては古いアニメばっかりだし、どこまで売れるかな
年季の入ったファンのいるロボットアニメだからスパロボ大戦が商売として成立したけど、
これはどうかな
クェイサー、BLOOD-Cとか現役アニメも入れたほうが良かったんでは
分かっていたこととはいえ、ケロロが浮きまくってる。どういう積もりで入れたし
微妙なオリジナルストーリー仕立てにするより、
素直に格ゲーにした方が良かったんじゃないのか、とは言われてるな。
規定路線とはいえ、なつき確認。犬も居る
久しぶりの更新だな
携帯RPG板見ると、意外にゲーム盛り上がってるみたいだ。
限定版売り切れとか。あと、ケロロ一派とHIME集団が、なんか他作品に
比べて贔屓されてるぐらい総出演に近い。嬉しいけど
舞衣
なつき
命
碧
雪之
奈緒
巧海
静留
黎人
深優
アリッサ
2話のオーファン
捕手
ファミ通の点もそんな悪くなく、7〜8点程度だった。
良ゲーから凡ゲーの間って感じかな。原作補正でファンはそれに上乗せあるだろうし。
携帯RPGのスレも、叩く者もあまり居ず、比較的肯定的に推移してる
ho
絵柄と声の違いを気にしなければふうかたいせんが良ゲーだな
「クラス会のお知らせ」が届いたのは、蒸し暑い初夏の事だった…
「本当、懐かしいよな」
そのハガキを手に取り、ほんの2年前を思い出す佑一
「みんな元気にしてんのかなぁ〜〜?」
オーファン事件以来、特に変わった事は無く、平凡な高等部生活を送った佑一
再び剣道部に入部して、部活動を楽しみ…
生徒会執行部にも所属し、学園行事を盛り上げ…
気になるアイツと両思いになり、学園生活を楽しんだ…
そんな充実した懐かしい日々を思い出す…
しかし卒業間際、アイツはいなくなった…
どうして…
「舞衣…来るのかな…」
俺とアイツは3年生の春、大喧嘩をした。
些細な出来事だった…
〜舞-HiME 二次小説 「同窓会」〜
進路を決める三年生時…放課後の教室…
「お前、この先苦しいままでいいのかよ!!?もっと…自分のやりたい事とか無いのかよ!?」
「いいじゃない!!あたしの勝手でしょ!!同情なんてやめてよ!!」
誰も居ない教室で口論しあう男女の姿。
楯佑一と鴇羽舞衣…
2人は「彼氏彼女の関係」仲のよいカップルとして既に周囲にも認められていた。
そんな2人が口論…
「あたし…もう耐えられないの!巧海が…これ以上苦しむ所見たくないの!!」
涙を浮かべ叫ぶ舞衣…佑一の制服を掴む。
「気持ちは分かるよ!だけどな…今すぐ学校辞めて就職しても…何も変わらねーよ!!卒業して…いい就職先見つけて…それからでも遅くねーだろ!!」
舞衣の肩を両手で支えながら必死に説得する佑一。
春休みも終わり始業式直後、舞衣の弟、巧海の病状が悪化、舞衣は病院に呼び出された。
そして費用を前借して手術を行うことを決めたのだ。
費用は2000万円
身寄りの無い学生が払えるわけが無い金額。
「遅いのっ!!今すぐ!!今すぐ巧海を助けたいっ!!」
涙が舞衣の頬を伝う…
「…勝手にしろっ!!」
一歩も譲らない舞衣の態度に、佑一も観念…いや…呆れたのか…舞衣を突き放す。
「そうね!!勝手にさせてもらうわ!!いままで…ありがとう…楽しかった…さようなら…」
それから数日後…朝のホームルームで…佑一は舞衣の退学を知った。
「おにーちゃん♪」
俺が高等部時代を懐かしんでいると、詩帆が腕に抱きついて来た。
「何だよ〜〜暑いよ、うぜ〜よ!」
俺は詩帆を振り解く。
「ぶ〜〜いいじゃない〜〜詩帆はおにーちゃんといつも一緒に居たいの〜〜!!」
駄々を捏ねる詩帆…俺は詩帆を適当にあしらった。
俺は今も風華町に住んでいる。ここから近くにある某3流大学に進学したのだ。
風華学園の近くのアパートに住んでいるから、当然コイツは遊びに来る。
今では彼女気取りだが、俺はコイツを彼女とは認めていない…当然だ…俺の彼女は…
「ね〜ね〜〜!私、何時になったらおにーちゃんの彼女になれるの〜〜?」
詩帆は撫で声で俺に絡んでくる…鬱陶しい…
「しらね〜〜よ!!」
俺はまた適当にあしらった。すると詩帆の表情は一変する…
「まだ…あの女が…忘れられないの…?」
憎しみ、悔しさがにじみ出る表情…俺はゾッとした…
「何怖い顔してんだよ!!忘れられる訳ねーだろ!!」
本心を言った。詩帆の表情は更に険しくなり…
「ふ〜〜ん!そうなんだ!!うん、いいよ…でも…何時か忘れさせてあげるから!!あの女の事!!」
険しい表情のまま、詩帆は部屋から出て行った。
『私、大きくなったら…おにーちゃんのお嫁さんになるの!!』
幼少時からの詩帆の口癖だった。本気でそう信じてたらしい…勿論今も…
「勘弁してくれよな〜〜あれ、子供の時の約束だろ〜〜」
俺はため息を付く…おっとそろそろバイトの時間だ。
高校中退娘が二千万稼ぐのは、風俗かAVしか無いんでないか。
舞衣なら巨乳童顔ってことで小坂めぐる程度には人気出そう
楯x詩帆の展開にも期待でつ
風華学園女子寮…
「ただいま〜〜っ♪ふぅ〜〜暑い暑い…」
日本の夏って本当に暑いよね〜〜♪
これって誰のせい?地球温暖化のせい?
私は帰宅するなり、真っ先にバスルームに向かったの。汗だく蒸れ蒸れだったから(笑)
ほら、女の子は常に清潔にしとかないと、もしおにーちゃんとイイ感じになった時、大変でしょ♪
私はノースリーブのシャツを脱ぎ、ミニスカートを脱ぎ…下着姿になる
中等部時代よりも若干成長した身体を鏡に写す…こう見えても、胸はBからCになったんだから!
「あの女…あたしの全てを奪ってくれたんだよね…」
私は呟いた…そう、私はあの女が憎い…
私は鏡に向かって、ふざけて自分に話しかける…
「なんと!詩帆はバージンじゃありませ〜〜ん♪さて問題です!!詩帆の初体験の相手は誰でしょう?」
「正解は〜〜不良のおにーさんたちでした〜〜(笑)」
「詩帆の初体験は、何と「レイプ」でした〜〜!!パチパチパチ♪」
「詩帆さん!初体験の感想をどうぞ!!」
私はふざけて、鏡に映る自分にインタビューしてみる。
「…最悪に決まってるじゃない…」
私はお得意の憎しみの表情を浮かべた…蘇って来る悲惨な思い出…
私は前の学校でレイプされた。
3人の不良生徒に体育倉庫で犯されちゃったの…
でも、おにーちゃんが助けてくれた…竹刀で不良たちをボッコボコ♪
結果、あたしは傷モノ♪おにーちゃんは剣道部を退部♪
もう最悪〜〜(笑)
逃げるようにして、私達は風華学園に転校してきたのでした〜〜!!
「ふぅ〜〜気持ちいい♪ふんふんふ〜〜ん♪」
シャワーのお湯が汗を流していく…気持ちいい…
「玉のお肌に磨きをかけて〜〜♪何時かおにーちゃんに抱かれたいな〜〜♪」
私は…またいつもの表情を浮かべた…
「あの女…おにーちゃんの「初めて」を…奪ったんだよね…許さないんだから…」
そうなの!!聞いて聞いて!!詩帆は凄く可哀想な女の子なの!!
だって、詩帆の「初めて」は、知らない不良に奪われて…
おにーちゃんの「初めて」は、あの憎い女に奪われちゃったんだよ〜〜!!
可哀想だと思わない?だから…私はあの女を絶対許さない!!
許さない許さない許さない許さないユルサナイユルサナイユルサナイ…
絶対に許さないんだからっ!!
そして数日後、私はおにーちゃんから「同窓会」があることを聞かされたの
復讐…しちゃおうかな〜〜(笑)
8月の中頃…同窓会当日…
一次会は、風華学園高等部の教室を借りて行う事になった。
二次会は、中の良い人同士がそれぞれ行うという形式だ…
夏の日差しが照りつける風華町…晴天。
風華学園の校門前に懐かしい面々が集まる…
「おっ!!懐かしいな!!久しぶり!!」
佑一は久しぶりに会う同級生達に笑顔で挨拶した。
20歳を迎えた記念に行われる事になった同窓会。
「おう!楯久しぶり!!相変わらず元気そうだな!!」
「で、隣にいるのは…彼女?」
「ちげーーよ!!」
佑一の隣には、なぜか詩帆の姿が…
「えへへ〜〜おにーちゃんの彼女の詩帆で〜〜す♪」
「おいおいやめろよ詩帆!!いや、こいつがどうしても付いて来るっていうからよ〜〜!!」
「おうおう!!見せ付けちゃって!!アツいねぇ〜〜あははは!!」
「だからちげーーよ!!本気で!!」
同級生と談笑しながら、同窓会が行われる教室に向かった…
「待ってよ〜〜おにーちゃ〜〜ん♪」
慌ててついて行く詩帆
教室に着いた同級生たち…和やかな雰囲気の中、同窓会は始まった。
みんな当時を思い出し談笑する。
大学に進学
就職
フリーター
家業を継ぐ
無職…
みんな様々な道に進み、人生を謳歌していた。
「俺?俺はほら、この近くにある○○大学だよ、まぁ、ありきたりの毎日だけどな〜〜(笑)」
笑顔で懐かしい面々と話す佑一。暫く談笑していると、佑一の携帯の着信音が鳴り響く。
「ん〜〜誰だよ〜〜こんな時に…って、店長から?」
着信の主はバイト先…リンデンバウムの店長…
「はいっ、はい、はいはい…あぁ〜〜〜っ!!マズイっすねそれ!!わかりました!!」
「あれぇ〜〜どうしたの〜〜おにーちゃん?」
ワザとらしく詩帆は聞く…
「何かさ、材料庫の鍵持ってないかっていわれて、俺家に持って帰ったままだったんだよな!!悪い、ちょっと俺抜けるわ!!すぐ帰ってくるから!!」
そういうと、佑一は足早に教室を去る…
「いってらっしゃ〜〜い♪」
意地悪な表情を浮かべた詩帆は、佑一を見送った。
佑一不在のまま、同窓会は盛り上がる。
佑一が居なくなった事で、自然と浮上する話題は、決まっている…
3年の春に退学した「鴇羽舞衣」の話題だ…
「なぁ、佑一と付き合ってたじゃん、鴇羽…退学したけど、今どうしてるのかな?」
「あぁ〜〜突然だったからな〜〜俺ビックリしちゃったよ!!当時…」
「女子、何か知らねーの?」
「う〜〜ん、何か先生の話だと…弟さん、いたじゃない?病弱な…弟さんの手術費用が…とか聞いてたけど…」
「そうそう、舞衣、毎日バイト三昧だったよね〜〜本当に頑張ってたよね…」
「でもさ、あの子、同情すると凄く怒ってたよね〜〜(笑)」
「そうそう!!変なところで意地っ張りで!!でも…イイ子だったよね」
「そう〜〜?あたしあの子嫌いだったな〜〜(笑)いかにも「頑張ってます〜〜!!」って言う感じで?」
「そうそう!!何か付き合い悪かったし〜〜!!話題にも付いてこれないし〜〜!!」
「でもな…凄かったよな〜〜鴇羽の胸!!」
「ヤダ男子ぃ〜〜!!サイテー!!」
「そうそう!!楯には悪いけど〜〜俺、体育の時間とかいつも鴇羽の乳揺れ見てたし〜〜(笑)」
「俺も俺も!!」
「実は僕も…」
「お前もか〜〜!!」
舞衣の話題で盛り上がる生徒達…舞衣の話題で出てくる言葉…
苦学生 バイト 弟 巨乳…
結局最後に出てくる言葉は、舞衣の身体的特徴である「巨乳」だった…
次第に話はエスカレート
「何かさ〜〜鴇羽って、出席日数埋めるために、担任誘惑してたって話だぜ?」
「俺が聞いた話と違うな〜〜?体育の出席日数埋めるために、体育の森田とセックスしたって聞いたけど?」
「え〜〜〜マジ〜〜!!舞衣やる〜〜♪」
「ちょっと、男子言いすぎじゃない?」
「だって、女子だって思ってたもんね〜〜鴇羽ヤラしい身体してるよね〜〜って」
「そうそう♪」
面白半分に舞衣の噂や身体的特徴を挙げ、笑い話を始める心ない同級生達…
その同級生達を冷たい目で見つめる心ある同級生達…
同窓会の場は、舞衣と言う壁が場を隔ててしまった…
なんか欝な展開になりそうな予感・・
「はいは〜〜い♪皆さんお静かに〜〜♪」
舞衣の話題で盛り上がっている中、詩帆が立ち上がり、教卓の前に立つ。
「あの女…いいえ、舞衣さんの話題で盛り上がってますけど〜〜私、今回の同窓会のために、DVDを作成しちゃいました〜〜♪」
詩帆は1枚のDVDを取り出す…
「詩帆ちゃん作成、ドキュメントドラマ!!「鴇羽舞衣ちゃんは今!!」今日は皆さんで視聴しちゃいましょう!!」
教室に備え付けられてある大画面のプロジェクターにDVDプレイヤー…詩帆はDVDをセットする。
「おいおい、何であの子…鴇羽の今を知ってるんだよ?」
「っていうか、ドキュメントって何だよ?」
「でも、面白そうだよな!」
「早く観ようぜ〜〜!!」
教室のカーテンが閉められ、照明が消される…そしてDVDが再生された…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
DVDが再生されて10分…
「はいっ、レポーターの詩帆ちゃんで〜〜す♪」
レポーター気取りの詩帆が、画面にアップで映される…
「はい、興信所の調査の結果、舞衣さんは、ここ○○市の繁華街にあるソープランドで働いている事が分かりました!!」
教室内はどよめく…
「マジで〜〜?鴇羽ソープで働いてるの〜〜?」
「ヤダっ!!信じられないっ!!」
「ちょっ!!お、俺行きたいよ!!そのソープランド!!」
DVDは、ワイドショーのレポーターに扮した詩帆が、ドキュメント形式で舞衣の居場所を突き止めるという内容…
詩帆は興信所への依頼料、機材費、人件費など…50万円を自己負担した…
50万円かけても、今現在の舞衣を晒し者にして復讐したかったのだ。
舞衣の卒業後の意外な進路に驚きと興奮を隠せない同級生達。DVDは無情にも再生を続ける…
「はいっ!!ここが、舞衣さんが勤めているソープランド「ソープ泡姫館」ですっ♪見て下さい!!この古びた造り!!」
カメラには古びた歓楽街にお似合いの、古びた建物が映し出され…電気の切れ掛かっている看板に場末の雰囲気さえ感じさせる。
「残念ながら、私は女の子なので、お店に入ることが出来ません、ざ〜〜んねんっ♪しかし!!今日は撮影に協力してくれる方を連れてきました!!」
詩帆が手招きをすると、3人の男性が現れた。
「では紹介しま〜〜す♪こちら、サラリーマンの田中さん!!」
「へっへっへ…こんにちは〜〜風俗大好き田中です〜〜へっへっへ」
スーツ姿で、歯も黄色く歯石だらけ…見るからに脂ぎった肥満オヤジと言う感じの男性が現れる…
「それでは2人目♪山本さんで〜〜す♪」
「こ、こここ、こんにちは〜〜ど、童貞の山本ですっ…はぁ、はぁ…今日は童貞捨ててきます!!」
如何にも「オタク系」な肥満男性が、照れながら挨拶する。
「そして、3人目は〜〜老人ホームを抜け出してきた、佐々木さんで〜〜す♪」
「ひっひっひ…佐々木です…若い娘っ子に年金全額使う馬鹿爺ですじゃ…」
如何にも助平そうな老人…歯が一本も無く、頭もハゲ、正に老人といった姿…
「この3人の男性に、隠しカメラを仕込んでもらいますっ♪そして、舞衣さんの現在の働きぶりを思う存分見せてもらいましょう!!
退学し、社会に出て、舞衣さんが何を学んだのか…必見ですっ!!」
そう締めくくられ、映像は店内に移った…
サラリーマンの「田中」と自称する男性が、隠しカメラを持って入店した…
暫くすると田中は個室に案内される…そこに映し出されたものは…
「いらっしゃいませ〜〜♪ご指名ありがとうございますっ♪今日お相手させていただく「舞衣」といいます♪」
安っぽい白いブラとショーツに身を包んだ舞衣の姿がそこにはあった。
「90分間精一杯サービスさせていただきますので、よろしくお願いします♪」
正座してご挨拶する舞衣は笑顔で三つ指を着き深々とお辞儀する…床に頭を付けるほど深々とお辞儀した。
「いやぁ〜〜舞衣ちゃん、若いねぇ〜〜歳いくつなの?」
いやらしそうな声で田中は舞衣に質問する…
「はい、今20歳なんですよ〜〜♪」
舞衣は田中のお洋服をたたみながら答える。田中が全裸になった後、舞衣もブラとショーツに手をかけた。
隠しカメラに写される、ソープ嬢「舞衣」の裸体…教室は歓声につつまれた…
「うぉおおおぉ!!胸でけぇえええ!!」
「やっぱ巨乳だったんだな!!」
「揉みて〜〜よ!!吸いて〜〜よ!!」
「ヤダっ!!本当、男子サイテーー!!」
「てか、よく裸になれるよね〜〜お仕事とは言え感心するわ〜〜」
舞衣がブラを取ると、プルンと大きく張りのよい乳房が露になった…舞衣の乳房は垂れることなく見事な張りを保ち、
正に巨乳と言う言葉が似あう乳房だった。その見事な御椀型の乳房の頂にあるピンク色の乳首は、既にツンと立ち
自己主張している様子…
そして安っぽい白いショーツも躊躇せず下ろす…カメラの前に、髪の毛と同じオレンジ色の陰毛や秘部を晒した…
一糸纏わぬ姿になった舞衣…高等部時代と変わらないショーとボブの髪型に薄化粧…
豊満で張りのよい乳房、程よく締まった腰やお腹回り…むっちりとした健康的な色気を放つ太股…形良いお尻…
スラリとした手脚…そして何より、高等部時代と殆ど変わらない表情の舞衣は満面の笑顔で田中に微笑み話しかけていた。
場面は移り、古びたバスルーム…
「んぁあ…あんっ…んっ…あっ…んっ♪お客さん、いかがですか〜〜?」
助平椅子に座る田中…その田中に密着する泡まみれの舞衣…舞衣は自分の体に盛ったボディソープの泡で、肥満体型の
田中の身体を洗う…泡おどりというプレイだ…
「おぉう…んほぉ〜〜いいねぇ〜〜舞衣ちゃん!おっぱい大きいね〜〜!!何カップなの?」
「んぁ、あんっ…んっ…んっ♪はいっ?胸ですか〜〜?Eカップですよ〜〜♪あんっ…んんっ♪んんっ♪」
舞衣は大きく張りのよい乳房をムニュムニュと田中に押し付けながら泡おどりを続ける…
「あたしの胸、結構お客さんたちに評判いいんですよ〜〜♪んっちゅっ…んちゅっちゅく…れろっ♪」
舞衣は笑顔で話しながら、時折田中の唇に、その可憐な瑞々しい唇を重ね、舌を絡めあいディープキスを交わす。
そして背中に回り…田中の背中に乳房を押し付けながら、8の字を描くように乳房を動かし泡立てる…
♪むにゅっ、むにゅる、むにゅる、むにゅっ、むにゅる、むにゅ、ぬちゅっ♪
そして両手は田中のペニスを掴み、上下に擦りあげる…
♪しゅっ、しゅっ、しゅっ、しゅっ、しゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅ、にゅちゅ、ぬちゅる♪
「気持ちいいですか〜〜お客様?今日はお仕事帰りですか?」
「おほぉ〜〜おっぱい気持ちいいね〜〜舞衣ちゃん!!そうそう、今日はお仕事帰り♪」
舞衣は満面の営業スマイルでニッコリ微笑みながら、田中と営業トークで盛り上がる…
「鴇羽…マジエロい…」
「ヤベ…俺…ちょっとトイレ…」
「やだ…舞衣…本当にソープ嬢やってたんだ…」
「好きでもない男の人と…エッチな事するなんて…」
口々に感想を語る同級生達…生々しい映像はまだまだ終わらない…
「んちゅっ、ぺろぺろっ、れろっ、ぺろっ、れろっちゅっ、ぺろっ…んちゅっ♪あはっ^^お客さん、おちんちん大きいですね〜〜♪」
椅子に座る田中のペニスを咥え、髪の毛を振り乱しながら頭を上下させフェラチオする…
「んちゅぺろれろちゅぱちゅぱちゅぱじゅるちゅぱっちゅう〜〜〜ちゅぱっ♪はぁ、はぁ、とりあえず…一回出しちゃいましょうか♪」
「おっ、おっ、んっ、おっ、おおっ!!舞衣ちゃん、フェラ上手だね〜〜!!うん、おじさん、一回出しちゃうよ〜〜!!おおおおっ!!」
田中は、舞衣の口の中で大量に射精した…
「ごくっ、ごく、ごくん、ごく…ぷはぁ〜〜〜♪美味しかった♪ごちそうさま〜〜(笑)」
「ご馳走様」の言葉に、教室は爆笑に包まれた。
「きゃはははは!!舞衣サイテーー」
「本当に風俗嬢に成り下がっちゃったよね〜〜(笑)」
「しかしよくやるわ…私なら立ち直れないわ…」
再び場面は移り…
♪ぬちゅるにゅる、にゅるぬちゅにゅる、むにゅるむにゅにゅるっ、むにゅるにゅるっ♪
「あんっ♪んっ…あっ♪あんっ♪んんっ…あっ、あんっ♪どうですか〜〜?気持ちいいですか〜〜?」
大きなエアマットの上で、ローションまみれの舞衣と田中…2人はローションプレイの真っ最中だった。
全身ローションまみれの舞衣が、その柔らかく弾力のある乳房や腕、太股やお腹で、うつ伏せになっている
田中の身体を這いずり回る…肌を密着させ、舞衣の木目細かいスベスベの肌触りと、ローションのヌルヌル感
を与える。田中はあまりの快感に細めで喘ぎ声を上げた…
「あぁあ…舞衣…ちゃん…本当…最高だよ…おじさん…またイッちゃうよ…あぁあ」
「お客様〜〜営業で外回りだと…水虫になっちゃうでしょ〜〜♪あむぅ…ちゅぱちゅぱちゅぽっ、ぺろぺろれろっ♪」
舞衣は、田中の脚の指を一本一本口に含み、舐めて綺麗にする…
「きゃああ!!信じられないっ!!ちょっと…ゴメン…吐きそう…」
「プロ根性よね〜〜(笑)あたしには絶対できないけど〜〜!!」
「お金のためとは言え、よくやるわ…」
女子達の悲鳴や笑い声が響く…
田中が仰向けになると、舞衣は田中のそそり立つペニスに跨る…
「では、失礼しま〜〜す♪」
田中のそそり立つペニスに舞衣は秘部を当てる…そしてゆっくりと腰を下ろし、ペニスは舞衣に挿入されていった。
「んほぉぉぉぉお!!舞衣ちゃん!!ま○こ…締まるっ!!」
ぬぷぬぷと挿入された田中のペニス…そのペニスを受け入れる舞衣の秘部…
「んぁああぁぁん♪お客さん…大きいっ♪」
舞衣のあそこは、田中のペニスを締め付け快感を与える…柔らかな膣壁がペニスを包み込み、キュウキュウと締め付けた…
「じゃ、動きますねっ♪はぁ、はぁ、はぁ…あっ♪あっ♪あんっ♪あんっ♪あっ♪あんっ♪」
舞衣は騎乗位の体勢で、自ら腰を上下に動かしペニスを出し入れする…ぬちゅぬちゅと卑猥な水音を立てながら、舞衣の
秘部は田中のペニスに快感を与え続ける…
「あんっ♪あっ、あっ、あんっ♪あっ、あんっあんっ♪はぁあ〜〜はぁあ〜〜お客さん、気持ちいい?気持ちいい?」
「おっ!ああおっ!!おおっ!!気持ちいい!!気持ちいいよっ!!舞衣ちゃんっ!!あああっ!!」
田中も自ら腰を動かす…舞衣の激しい腰使いに言いようの無い快感が田中を襲う…田中の視線の前には、大きく上下左右に
揺れ動く舞衣の大きく形の良い巨乳…田中はその巨乳を両手で鷲掴みすると腰を動かしながら荒々しく揉みしだいた。
「あんっ♪あんっあんっ♪あんっ♪あひぃいいっ♪おっぱいいいのっ♪もっと揉んでっ!!おっぱい揉んでっ!!」
舞衣は全身に汗を浮かべ、上下左右に揺れ動く乳房からは玉のような汗が飛び散る…舞衣の周囲は、舞衣の甘い汗の香りと
田中の…中年男性特有の加齢臭が混ざり…何ともいえない香りが充満した…
「あんっ♪あんっ、あんっあんっ♪ダメダメっ♪あたしイッちゃうっ♪お仕事なのにイッちゃうのっ♪」
「はぁ、はぁ、はぁあぁあ…舞衣ちゃん、おじさんも…おじさんもイッちゃうよ〜〜!!出しちゃうよ〜〜!!中で出しちゃうよ〜〜!!」
「うんいいよっ!!お客さん!!あたしの中でいっぱい出してねっ!!あんっあっあっ、あっ♪ダメダメっ♪イクイクっ!!イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!」
「ふひぃぃぃぃぃぃぃいいぃい〜〜舞衣ちゃんっ!!」
田中は、舞衣の膣内で大量に発射…中出しした…
舞衣惨めだなw
しかし二十歳で巨乳で可愛かったら吉原の高級店で人気になって月に200万稼げると思うんだが
場面は再び移り…ベッドルーム…
田中と舞衣は談笑する…
「ゴクゴク…ぷはぁ〜〜〜!!風呂上りのビール最高!!」
「ゴクゴク…あたしはお風呂上りはウーロン茶なんですよ〜〜♪」
「それにしても、舞衣ちゃん凄いね〜〜もうベテランなのかな?」
「はい♪もう2年目なんですよ〜〜♪」
ニッコリ笑顔でお話する舞衣…このやりとりから、舞衣が高等部中退後すぐにソープランドで働き始めたことが分かった。
「うわぁ〜〜やっぱり…あれからすぐ…鴇羽…ソープで働き始めたんだぜ!!」
「これ…今居ないからいいけど…楯…知ると…傷つくよな…」
「っていうか…弟の医療費のためだろ?本当…よくやるよな…」
「っていうか、他の返済方法とかあるんじゃない?あたしはちょっと…こういうのダメだと思う…」
「よくソープ嬢なんてやる気になったわよね…信じられない!!最低!!」
佑一が居ない事をいいことに、口々に舞衣の事を評価し、感想を述べる同級生達…その同級生達の反応を見て意地悪な笑顔を見せる詩帆。
「みんな…もっと観て…今からまだまだ…良い場面があるんだからっ!!へへ…へへへ…ふひひぃひぃひぃ…」
憎しみのこもった歪んだ笑顔で、静かに教室内を見守る…
場面は安っぽいベッドに仰向けになる舞衣が映された。
「むちゅう〜〜〜ちゅぅ〜〜ちゅっちゅっ♪んふぅ〜〜♪舞衣ちゃんのおっぱい…大きくて柔らかくて最高だねぇ〜〜!!」
仰向けになっても形崩れしない舞衣の乳房を、夢中になり揉みしだきながら、ツンと立った乳首に吸い付く。
「あんっ♪あぁん♪お客さんダメっ♪おっぱい…乳首弱いのっ♪ダメっ♪ああんっ♪」
舞衣の両乳房は、中年男性の加齢臭漂う唾液まみれにされ…そして田中は正常位の体制で挿入
「イクよ〜〜舞衣ちゃんっ!!んはぁああぁぁ〜〜!!」
「あぁぁんっ♪いいよ〜〜お客さん突いてっ!!おちんちんもっと突いてっ!!」
「はぁあ、はぁあ、はぁ、はぁ、はぁ、ふひぃ、ひぃ、ひぃふひぃぃふひぃいい〜〜!!」
田中は夢中に腰を振る…加齢臭タップリの汗を身体中から噴出し、舞衣に垂らしながら快感を得る為に必死で腰を振り続ける。
「あんっ♪あんっ♪あんっ、あんっあんっ♪あんっ♪あひぃいいいっ♪あんっ♪お客さん凄いっ!!凄いのっ♪」
舞衣も、両腕を田中の首に回し、肌を密着させお互いの体温を感じながら、プレイルームに卑猥な喘ぎ声を響き渡らせる…
そして…田中は今日2度目の中出しをした。
「ありがとうございました〜〜♪またご指名よろしくおねがいしますっ♪」
2度も中出しした相手に、満面の笑顔を向けお見送りする舞衣…
高等部時代…誰がこんな舞衣の未来を想像しただろう…
誰もが明るい未来を想像しただろう…
しかし現実は違った…
舞衣の未来…それは…
お金の為に、毎日笑顔で見知らぬ男性と肌を重ね、身体を汚され笑顔でレイプされる…
風俗嬢…ソープ嬢という性の捌け口同然の存在に成り下がっていた…
まだまだ映像は続いた…
「あっ、童貞なんだ〜〜!!今日が初めて?はい、わかりました〜〜♪今日は頑張りましょうねっ♪」
「おじいちゃん大丈夫ですか〜〜?はい、横になったままで良いですよ〜〜〜♪はいっ?はい、わかりました〜〜♪お尻の穴から脚の指、
腋の下まで嘗め回して差し上げますねっ♪」
童貞青年の筆おろしを優しくしてあげ、そして老人とは、歯槽膿漏の匂い漂う葉の一本も無い口にモ関わらず、笑顔でディープキスを繰り返し、最後はフェラで1年ぶりの
絶頂に導いてあげた…
舞衣の姿…それは風俗嬢というよりも…全てを受け入れる場末の女神のようだった…
DVDを見終わり、1次会は終了した。
教室を出る同級生達…みんな口々に舞衣のことを話していた…
「あっはっはっは〜〜!!楽しかった〜〜!!」
詩帆はひとり教室に残り再びDVDを再生しながら高笑いしていた。
「お金はかかったけど〜〜最高の復讐ができてよかった〜〜!!」
詩帆はDVDを焼き回して100枚造りあげ、同級生全員に配布した…この時点で、詩帆の復讐は終了したかに思えた…
「でも…まだ…まだ…まだだもん…本当の復讐は…ふひぃ…ふひひ…ふひひひぃ♪」
詩帆の歪んだ笑みが更に歪み…もはや笑顔とはいえない表情になっていた。
二次会…とある居酒屋…
「ち〜〜っす!!遅れてゴメンな〜〜!!」
バイト先のトラブルに巻き込まれた佑一が、二次会組と合流した…そして早速、心ない男子が先ほどのDVDの話をする。
「ふざけんじゃね〜〜よ!!何言ってんだよ!!舞衣が…舞衣が…そんな訳ねーーーよ!!」
心ない男子に殴りかかる佑一。止める同級生…
そして改めて、DVDを渡されると、急いで居酒屋を後にした…
佑一のアパート
恐る恐るDVDを、ノートPCで再生する…
「そんなはずは無い…そんなはずは…」
「人違いだ…そうだ…人違いだ…」
「舞衣…信じてるぜ…」
そして…再生された映像に、佑一は絶望した…
「そんな…くそっ!!」
翌日
「おにーーちゃん♪」
風華学園高等部の制服姿の詩帆が、佑一のアパートを訪ねてきた。
いつもの変わりない光景…
復讐は終了した…そう思っていた詩帆…
「おにーちゃんは私のものになった」
そう思っていた詩帆…
もう〜〜またお寝坊さんなの〜〜?鍵、開けちゃうよ〜〜♪
合鍵でドアを開ける…
「おにーちゃーん!!居ないの〜〜?本当に居ないの〜〜?」
アパートはもぬけの殻だった…誰も居ない…
詩帆はテーブルの上に置かれたノートPCに目を向ける…そこにあったものは…
あっ…DVD…
粉々に砕かれたDVDがテーブルに置かれていた…
「クスクス…おにーちゃん、DVD…観てくれたんだ〜〜♪詩帆うれし〜〜〜い♪」
キャッキャと喜ぶ詩帆…勿論表情は歪んでいた…しかし次の瞬間テーブルの中央に置かれた置手紙に気付く。
「ふひぃひぃひぃひぃ〜〜ひひひぃ〜〜♪ん?置き…手紙?」
『ありがとよ!詩帆!俺は舞衣を助けに行く!!』
置手紙を呼んだ詩帆は、手紙を引き裂く…
「きひぃぃぃいいい〜〜〜!!このぉ〜〜〜〜!!舞衣ぃぃぃぃ〜〜〜〜!!いっつもいっつも私からおにーちゃんを奪いやがって〜〜!!」
詩帆は歪んだ笑顔を浮かべたまま、暫く泣き続けた。
風華駅前
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…舞衣っ!!待ってろ!!舞衣!!」
早朝…始発電車が動き始める時間帯…Tシャツにジーンズ姿の佑一は財布一つ持ち駅に向かって走っていた。
DVDを一通り観た佑一は、不覚にも興奮してしまい自慰行為を行ってしまった…
「アイツが苦しんで頑張ってるのに…俺は…お前を見て…シコってる場合じゃね〜〜んだよっ!!」
舞衣がソープ嬢として働いていたという事実に、佑一は絶望した…
それと同時に、その舞衣の姿を見て自慰行為に走った自分の節操の無さが情けなくて悔しさがこみ上げてきた…
「畜生っ!!待ってろ!!舞衣っ!!今すぐ行くからなっ!!」
駅まであと2キロ…走るにはまだまだ遠い…
「あっ!!」
夢中に走り続けた佑一は躓き転倒してしまった。
「くっそぉぉぉお…こんなところで…こんなところで…立ち止まってる暇は…ね〜〜んだよっ!!」
再び立ち上がり走り出そうとするが…足を捻り捻挫してしまった様子…
「くそっ…こんな時に…」
その足を引き釣りながらも、佑一は駅を目指した…
「はぁ、はぁ、はぁ…やっと…やっと着いたぜ…」
足を引き釣りながら、何とか駅に到着する…そして何とか始発電車に間に合った…
「待ってろよ…舞衣…今…今すぐ…行くからな…」
佑一以外誰も居ない車両…ドアが閉まる直前、老人が乗車してくる…
「ふぅふぅ、何とか間に合ったな…おや?そこの若いの?朝から血を流して…若いのぅ〜〜!!お前さんは朝早くから何しに行くんじゃ?」
すると、佑一は意を決した表情で力強く答えた。
「大切な人を…助けに行くんです!!」
大切な人を救う20歳の旅が、今始まった…
佑一にとって、一生忘れる事のできない、大切な旅が今始まった…
(完)
爽やかなエンディングで安心しましたが、詩帆cどうなっちゃんでしょう
刃傷沙汰の予感
ご意見ありがとうございます。
刃物沙汰…良いアイデアですね…
参考にさせていただきます。
なんか詩帆って不憫だよね。乙でも更に訳分からんキャラにされてるしw
あそこまでしがみ付かれてもなびいてあげない楯もちょっと冷たくないか?
盗撮の証拠DVDでしっかり残してるから怖いおにいさん来ちゃうよね
なるほど・・誰かがネットにうpしそう
でも893にボコられそうなのは、お客になった三人組でないんかな
店側に圧倒的有利につきボコる必要なし、取れそうなほうから取るだけ
DVDと撮影した奴、それと同窓会に出てた奴を証人として押さえて
今回の件でうちがこうむった損害払っててもらいましょか、いやなら出るとこ出ましょでおk
盗撮だけでもヤバイのに上映会+DVD配布は民事だけでなく刑事でもいけんじゃね?よく知らんけど
前科+賠償金か、吹っかけ示談金の2択
裁判は勘弁してください、でもこんなの払えませんってなったら
ちょうどいいお嬢ちゃんソープのお仕事興味あるんでしょ、いやビデオのほうが向いてるんじゃね?
といったフォローもしてくれるよ
ぃゃぃゃ、そもそも、ゼニコ取っての本番行為自体が違法でっせ。
物凄く欺瞞的だけど、日本全国の特殊浴場では本番行為は一切行なわれていないという不思議な建前だから
であるので、むしろガサが入るのはソープの方だわ。店主逮捕する警察も、
何を今更なぁ・・と気の毒に思いながら一応しょっぴかざるをえない
場末の町のとあるアパート…
「ふぅ…今日も暑いわね…」
お昼近く…あまりの暑さに鬱陶しさを感じながらも、あたしは出勤するためにアパートを後にする…
「よしっ!!今日も頑張って稼いじゃうわよっ!!」
あたしは自分に気合を入れるために、両手で頬を軽くパンパンと叩き、ニッコリと笑顔を浮かべる。
Tシャツにデニム生地のミニスカート姿のあたしは、自転車に跨り颯爽とお仕事先に向かった…
「こんにちは〜〜♪」
顔なじみの浮浪者に挨拶する…
「おじさん、元気〜〜?」
近所に住む日雇い労働者のおじさんにも笑顔で挨拶した。
ここは浮浪者や日雇い労働者が行き交う場末の町…
この町の中心にある労働福祉センターには、毎朝大勢の日雇い労働者が職を求めにやってくる…
そして、この町では…普通の町では見ることができない荒んだ光景を見ることができる。
お昼になると、道端では白昼堂々と賭け事をする住民たち…
昼間からお酒を飲み、道端に寝転がる中年男性たち…
公園では盗品を並べて露店を開くおばさんたち…
行き場を失い、ただ只管路上に座り続ける老人…
住民同士の喧嘩…騒ぎを起す薬物中毒者…平然と盗みを働く住民…
ここは法律なんて、ほとんど意味を成さない無法地帯といってもいい場所…
そんな町に…あたしは住んでいる…
〜舞-HiME 二次小説 「贖罪」〜
オーファン事件解決後、あたしと巧海は特待生の資格を剥奪された。
学費も生活費も、全て自己負担になり、あたしのバイト生活は更に苦しくなった…
でも、折角仲良くなったお友達や、慣れた学園生活は魅力的で、あたしは幾らでも頑張る事ができた。
アイツとも…離れたくなかったから…
でも…高等部3年生の春休み…巧海の病状が悪化した。
苦しみ続ける巧海…
あたしを見れば「ごめんね、お姉ちゃん」と謝る巧海…
そして、自分自身を責める巧海…
見ていられなかった。
「お姉ちゃんに任せて!!」
あたしは満面の笑顔で、巧海にそういった。
そして…担当医のアドバイスを受け、手術費用を前借し、巧海に手術を受けさせることにした。
費用は2000万円…身寄りの無い中卒少女に払えるわけ無いわよね(笑)
そんな事も考えず、あたしは学校を退学し…働いてお金を返済する覚悟をした。
何人もの人が退学を考え直すよう説得してくれた…勿論…アイツ…佑一も…
しかし、躊躇することはなかった…
一緒に悩んで、苦しんで、考えてくれたアイツ…との口論も後押しになり、あたしは風華学園を退学した。
オーファン事件を隠したい学園側にとって、あたしは厄介な存在だったらしく、退学はすぐに受理された。
何のコネも頼りもない…身寄りの無い中卒少女が就ける職業なんて限られている…
あたしは、何とか担任の先生が紹介してくれた、ある地方都市の町工場に就職する事ができた。
先生は事情を知っているので、なるべく給料の良いお仕事を紹介してくれた。
でも…幾ら給料が良くても…収入は知れている…
返済どころか、利子を払うのが精一杯の状況だった…
返済金の振込みが遅れると…最初は医療関係者の優しそうな人が忠告に来てくれていたけど…
次第に、金融会社の…怖い暴力団風の男の人が来るようになって…
あたしに信じられないような言葉を投げかけるようになってきた。
ある日…あたしは住み込みで働いていた町工場を夜中ひっそりと逃げ出した…
財布と着替え…僅かな荷物だけを鞄に詰め込み、あてもなく逃げ続けた…
何処まで逃げても、取立ての男の人が追いかけてくる…そんな恐怖に怯えながら、必死に逃げ続け…
何日も何日も歩き続け…
そしてたどり着いたのが…この町だった。
巧海君は治ったんだろうか
この町にたどり着いたときにはもうフラフラだった。
何日も…何も食べず…眠らず歩き続け…疲れきったあたしは、この荒んだ町を彷徨った…
ふと通りかかった公園に目を向けると…そこには浮浪者の行列…
公園では、神父さんらしき男の人が炊き出しをして、浮浪者たちに食事を与えていた…
ほんの数ヶ月前のあたしなら、そんな光景からはすぐに眼を背けたと思う。
しかし、その頃のあたしは飢えに負けて…行列に並んだ。
そしてあたしの順番が廻ってくる…
「おや、初めて見る方ですね。」
優しそうな男の人は、あたしに笑顔で話しかけてくる。
「はぁ、はぁ、はぁ…あ、あの…あたし…この町の人じゃないんですけど…ご飯…」
その時、何を言ったのか正直覚えてない…多分こんな事言ったと思うんだけど…
あたしは気を失って倒れちゃった。
気がつけば、小さな教会の一室…
あたしは介抱されていた。
その後、食事をご馳走になりシャワーを借りた後、神父さんがあたしの話を聞いてくれた。
生い立ち…両親の事…弟の事…自分自身の置かれている状況…その状況に耐えられず逃げ出した事…全てを話した。
最終的には、誰にも話したことも無い、口にしたことも無いこと…あたしだけが思っていた事…
「あたし自身が不幸を呼び寄せているのかも…」
そんな事まで話してしまった。
「自身を責める事はやめなさい」
「まずは弟さんのために、あなたが精一杯生きなさい」
「逃げる事は悪いことではありません、再び働くための手段なのです」
神父さんはいろいろアドバイスしてくれた。
優しい口調で時折微笑みながら、あたしを諭すように話しかけてくる。
そのアドバイスを聞き、何だか少し心が楽になった気がした。
そして、最後のアドバイス…
「もし、どうしても…弟さんに罪悪感があるのなら…「贖罪」を行う事をお勧めします…」
と言う事だった…
「贖罪」
いろいろ話してくれた…難しいことはよく分からないけど…簡単に言えば「罪滅ぼし」のようなものらしい。
方法は何でも良い…自身の行いで、人々の為になるような事をして罪滅ぼしをする事らしいの。
「贖罪」
この言葉が暫く頭を離れなかった。
教会には2日お世話になり、あたしは再びこの場末の町を彷徨った…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出勤途中…ふと昔の事を思い出していた…
舞衣は強い夏の日差しに照らされながら自転車を漕ぐ。
そしてやっと自身の勤務先…ちょっとした歓楽街にある薄汚いある店に到着した。
「ふぅ〜〜暑っつ〜〜〜い!!もう汗だく〜〜!!」
既に大量の汗をかき、Tシャツは汗でピッタリと身体に張り付き、その見事な身体の線を見事に露にしていた…
舞衣は手で胸元を仰ぎながら、古びたネオンで彩られるお店のドアを開け、入室した。
「ソープランド 泡姫館」
2年前…途方にくれていた舞衣が立ち止まったのも、この店の前だった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
教会を出て暫くして、あたしは賑やかな通りを歩いていた。
下品な歓楽街を途方も無く歩いていると、何だかイヤらしい看板が多く並ぶ通りに出る…
そして、ある大きな看板が立つお店の前で立ち止まった。
「ソープランド 泡姫館」
ソープランド…良くは知らないけど…大体どんな所なのかは知っている。
以前学校で、ある女子たちが援助交際について話していて、その流れから風俗のお仕事について話していた事を
小耳に挟んだ事がある。
風俗…そこで働く女性…風俗嬢…
知らない男の人…初めて会った男の人と肌を重ねる職業…
お仕事で、気持ち悪い男の人と…助平なおじさんと…
当時は考えるだけでゾッとした。
「贖罪…か…」
あたしは、ガラス窓に映る自分の姿を見た。
そして視線を自分の胸元に移す…
そして苦笑い…
「本当に…ムダに大きいのよね…」
あたしは自分の胸を両手で持ち上げてみる…ずっしりと重く、手で持ち上げると肩が少し楽になった。
胸は小学4年生から大きくなった。
当時から、同級生の男子にからかわれ…上級生の男子にも見られ…
挙句の果てに男の先生たちも、チラチラとあたしの胸を見ていた。
中学、高校時代は、更に視線を感じるようになった。
男子達があたしの胸の事で盛り上がっていた事も知っている。
「ソープランド…ソープ嬢…か…ふふ…あたしには…お似合いかもね…」
痛々しい笑顔を浮かべながら苦笑い…
あたしには身よりも無い、何のコネもない…資格や特技も無い…
そんなあたしが持っているのは…この身体だけ…
スタイルにはちょっとだけ自身がある。
あたしには、男の人がイヤらしい視線を向ける、この身体しかない…
「そうだ…あたし…ソープ嬢になって…贖罪しよう…」
不安 恐怖心 屈辱感 羞恥心…
様々な感情がこみ上げてきて、あたしは自分の身体をキュッと抱きしめていた。
でも、もう引き下がれない…
あたしは若干躊躇しながらもお店のドアを開け、入店した…
「ここで…あたしは贖罪する…」
そう決意した…
思慮は少々浅いが行動力と意志力はある・・ 舞衣らしいな
234 :
名無しさん@ピンキー:2012/03/22(木) 18:18:35.28 ID:VYTU+Wnk
一年くらい経ってるけど巧海×舞の更新待ってるわ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「こんにちは〜〜♪舞衣で〜〜す!今からシフト入りま〜〜す!」
お店に入るなり挨拶する。
「おっ、舞衣ちゃんおはよ〜〜!今日も元気だね〜〜!!」
中年肥満体型の男性…このお店の店長が奥から現れる。
「舞衣ちゃんは稼ぎ頭なんだから、今日もしっかり頼むよ〜〜!」
「はいっ、今日もお仕事頑張って、バンバン稼いじゃいますからっ♪」
舞衣は笑顔で会話を交わすと、早速自分のプレイルームに向かった…
今から夜の10時まで…今日の「贖罪」の時間が始まる…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
狭いプレイルーム
部屋に張り巡らされた下品で薄汚いピンク色の壁紙
安物の固いベッド
所々ひび割れているバスルームのタイル張りの床
建物同様古びたプレイルームで、上下自前の白い下着姿で、あたしは今日最初のお客さんを待ち続けた…
待つこと30分…
「こんにちは〜〜舞衣ちゃん、久しぶり〜〜!」
プレイルームのドアを開け、スーツ姿の中年肥満男性が現れる。
「あっ、山田さ〜〜ん!お久しぶりです〜〜♪」
今日最初のお客さんはこの町の労働福祉センターに勤める山田さん…
山田さんは脂ぎって汗だくの身体から蒸れた汗の匂いを立ち上らせながら、ハンカチで汗を拭いていた。
「お久しぶりですね〜〜1ヶ月ぶりじゃないですか〜〜♪」
あたしは笑顔で話しかけながら、山田さんのスーツを脱がせハンガーにかける…山田さんの汗の香りにむせ返りそうになりながらも、
営業スマイルは絶やさない…
「だよね〜〜最近忙しくてさ〜〜ほら、この前から日雇いのオヤジどもが暴動起したりしてたじゃない?あれの処理に忙しくてね〜〜」
「あぁ〜〜ありましたね〜そういう事…大変でしたね〜〜!!」
あたしは笑顔で相槌を打つ…
「そうなんだよ〜〜もう大変でさ〜〜部下を怒鳴って上司に頭下げて…もう大変だったんだから〜〜!!」
「そうなんだ〜〜毎日お仕事ご苦労さまで〜〜す♪」
「舞衣ちゃんだけだよ〜〜そう言ってくれるの…だから、今日は外回りしてくるって嘘言ってお店に来ちゃったんだよね(笑)」
「あぁあ〜〜!!いけないんだ〜〜(笑)お仕事サボっちゃって〜〜!!」
そんな会話を繰り広げていると、山田さんの携帯の着信音が鳴り響く…
鬱陶しそうに携帯を手にする山田さん。
「げっ…課長からだ…はいっ!!山田ですっ!!はいっ、はいっ…今は外回りです!はいっ…あっ、それはいけませんね!」
携帯をもちペコペコと頭を下げながら敬語で話す山田さん…そして携帯を切ると、苛立ちを見せる。
「クソ〜〜〜!!あのバ課長!!今更緊急会議しても遅いっての!!はぁあ〜〜今日はタップリ楽しもうと思ったのになぁ〜〜」
「あはは…残念でしたね…あの…お金…返金しましょうか?」
苛立つ山田さん…仕方ないよね…でも、山田さんはニヤリと笑みを浮かべると、あたしに信じられない事を要求してきた…
「ゴメ〜〜ン舞衣ちゃん、何だか急用が出来ちゃったから、手っ取り早く済ませてもらおうかな〜〜」
「はいっ?手っ取り早く…ですか?」
「うん、そうだな…うん、とりあえず…手っ取り早く、即アナル即尺で抜いて貰おうかな!」
最悪…あたしは思わず絶句してしまった…
即アナル…洗っても居ないお尻の穴を舐めまわす行為…
即尺…洗っても居ないペニスを口で愛撫する行為…
どちらもプロの風俗嬢でさえ嫌がる行為だけど…
「贖罪」
あたしはそんな行為も、満面の営業スマイルで受け入れた。
「はいっ、解りました〜〜♪即アナルに即尺、承りました〜〜♪」
満面の笑みで了承すると、あたしはブラを取り豊満で張りの良い乳房を曝け出す…自前のブラを汚したくなかったから…
そして、山田さんは壁に両手を着き、膝立ちになったあたしにお尻を突き出した。
あたしは山田さんのズボンと、汗で蒸れ蒸れの下着を下ろす…
「では、失礼しま〜〜す♪」
あたしの目の前には、中年おじさんの汚い毛だらけのお尻や、汚らしいお尻の穴が晒される。
そして次の瞬間、汗とお尻独特の匂いが混ざった、何ともいえない悪臭があたしの顔を包み込む…
吐き気と嫌悪感がこみ上げてきた…
でも…あたしは耐える…耐えなければいけない…
だってこれは…「贖罪」だから…
「あははっ♪お尻丸出し〜〜!!こんな格好見られるの恥ずかしいでしょ〜〜(笑)」
あたしは笑顔を絶やさない…ニッコリ微笑みながら、お尻丸出しの山田さんに微笑み話しかけた。
「うん、恥ずかしいよ〜〜!!ほらほら、舞衣ちゃん、時間無いから〜〜さっさと始めちゃってよ」
下品な金色の腕時計で時間を確認しながら、あたしに行為を催促する山田さん…
「は〜〜い♪わかりました!さっさと済ませちゃいましょうね〜〜♪」
そう言うとあたしは笑顔で、山田さんの悪臭漂うお尻のワレメに顔を埋めた…
『やればいいんでしょ…やれば…』
内心そんな事を考えながら、あたしは即アナルという行為を始める…
「失礼しま〜〜す♪んふぅ…むぐっ…れろっ、れろれろっ、ちゅっ、れろれろっ、ぺろぺろれろっ…ぺろれろっちゅっ…れろれろちゅ…れろっ♪」
あたしは笑顔で山田さんのお尻の穴に舌を這わせ、上下に舐めあげる。
「ちゅっ、ちゅくれろれろれろぺろぺろれろっ…れろっ、ぺろぺろっ、れろっ…れろっぺろぺろっ♪」
舌を上下左右に動かし、肛門のシワにあわせて舌を動かし…舌を器用に動かし、あたしは肥満中年男性のお尻の穴を舐めまわす…
臭い…凄く臭い…汗とお尻独特の香りが混ざった匂い…何ともいえない悪臭と感触、味に、あたしは何度も吐きそうになった。
「ペロッ、ぺろっ、れろっ、ぺろっ、ぺろっれろっ♪はぁあ〜〜はぁあ〜〜山田さ〜ん、お尻にいっぱい汗かいちゃってますね〜〜♪」
あたしの精一杯の愛撫に悶絶しながら、山田さんは答える。
「はぁあ…はぁあ、はぁあ…おほぉおお!!ま…舞衣ちゃん…お尻舐めるの…上手すぎ!!おほぉ!!はぁ、はぁ…うん、汗かいちゃってるよ〜〜」
あたしの舌がお尻の穴を這い回る度に、山田さんはお尻の穴をヒクヒク動かしながら、気持ち悪い声で喘いだ。
「はぁあ、はぁあ…んふぅ〜〜♪こんな…こんな子が…私みたいなおじさんの尻の穴を舐めてるなんて…しかも…こんなに丁寧に…んほぉぉぉ!!」
あたしはお尻を嘗め回しながら、既に固く大きく勃起した山田さんのおちんちんを手で掴み、ゆっくりと上下に扱き始めた。
「ちゅく、れろっ、れろ…ぺろぺろれろっ、ちゅっ♪はぁあ〜〜はぁあ〜〜んちゅっ♪ぺろぺろれろっ、ちゅっ♪」
♪しゅっ、しゅっ、しゅっ、しゅっ、むにゅっ、ぬちゅっ、ぬちゅっ、むちゅっ、しゅっ、しゅっ♪
お尻の穴を嘗め回しながらの手での愛撫…あたしのスベスベで木目細かい掌で快感を与えられると、息を上げその快感に耐える山田さん…
「んほぉぉぉ〜〜舞衣ちゃん!も、もう我慢できないよ!!く、咥えて!!ちんぽ咥えて!!口でして欲しいな!!」
「ぺろれろっ、ぺろぺろっ、ぺろっ…んはぁあ〜〜はぁあ〜〜はぁあ〜〜は〜〜い♪即尺、承りま〜〜す♪」
あたしは笑顔でそういうと、正面を向いた山田さんのおちんちんをペロペロと嘗め回し始めた…
「ぺろっ、ぺろっ、れろっ、ちゅっ♪ぺろぺろれろっ♪あはっ♪もうおちんちんビクビクしちゃってますね〜〜!」
焦らしながら洗っていない汗臭いおちんちんを舐めまわす…悶える山田さんの姿が気持ち悪いけど面白い…
「んほぉお〜〜んほぉお〜〜も、もうダメ…ま、舞衣ちゃん!!咥えて!!ちんぽ咥えて!!」
山田さんは涎を垂らしながら腰を前後に動かし、イヤらしい笑顔であたしに要求してくる…
「はぁ〜〜い♪失礼しま〜〜す…はむぅ…んちゅ、ちゅぱちゅぱっ♪ちゅぱちゅぱ…ちゅぱじゅるちゅぱ…」
おちんちんを咥え、頭を前後に動かす…あたしのプルプルの唇で圧迫しながら、おちんちんを味わうように舌を絡め、
山田さんに快感を与える…何百人のお客さんのおちんちんを咥えて鍛えた、あたしのフェラチオの技術で、山田さんに
快感を与えた…
「ちゅぱっ♪ちゅぱちゅぱちゅぱっ♪ちゅぱじゅるじゅるじゅぷっ♪ちゅるじゅぷちゅぱちゅぱちゅくちゅぱちゅぱっ♪」
ショートボブの髪の毛を乱しながら、あたしは頭を前後に動かし口での愛撫を続ける…
「ほぉぉぉぉ〜〜!!舞衣ちゃん…口…上手すぎ…音…いやらしすぎ…ぅおぉ…んほぉ…んっ!!んほぉおおぉ〜〜!!」
相変わらず気持ち悪い声をあげる山田さん…
あっ…おちんちんビクビクしてる…そろそろかな?
そう考えながら、あたしはラストスパートをかける…
「ずちゅっ、ずちゅっ、じゅるじゅぷじゅるちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱじゅるじゅるじゅぷずちゅずちゅるちゅぱちゅぱちゅぅぅぅぅぅぅぅうううぅ〜〜っ♪」
口を窄ませ頬を凹ませ、舌を絡ませ…ひょっとこのような…何ともいえない卑猥な表情で思いっきりおちんちんに吸い付きながら頭を前後させる…
おちんちんの匂い…おちんちんの味…おちんちんの感触…
お客さんのおちんちんの感触全てが、あたしの感覚を麻痺させる…あたしをイヤらしい気分にさせる…
「おほぉぉぉぉ〜〜!!舞衣ちゃん、も、もうダメ…イク…だ、出すよ!!口の中に出すよ!!」
「じゅるるるるちゅぱじゅるじゅぷっじゅるちゅぱちゅぱちゅぱ…んぐっ…っ!!」
山田さんは、あたしの頭を両手で押さえつけながら、あたしのお口の中いっぱいに射精し…精液を流し込んだ…
「んっ…んんっ…ごく…ごくん…ごく…ごくん…ケホケホ…ケホっ…ぼほっ…はぁ、はぁ、はぁ…」
あたしは、山田さんが射精した精液を一滴残らず飲み下す…
生暖かくて…しょっぱくて…苦くて…生臭くて…複雑な味…全然美味しくない…当たり前だけど…
「はぁあ〜〜はぁあ〜〜はぁあ…はぁ〜〜い♪いっぱい出ました〜〜ご馳走様ですっ♪」
あたしは山田さんのおちんちんを舐めて綺麗にしながら笑顔でお礼を言う。
「ふぅう〜〜スッキリした〜〜!!おっと!!そろそろ時間だ!!また来るよ〜〜舞衣ちゃん!!」
山田さんは時間を気にしながら急いでお店を出て行った…
山田調子乗りすぎだろ・・
いくら金払ってるとは言え最低限の思いやりを持てw
ここに楯が来るが、前にも増した色香に耐えきれず舞衣を買っちゃうのかな
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
山田がプレイルームを出ると、舞衣は早速イソジンでうがいをする。
山田のアナルを嘗め回した、あの味がまだ舌先に残っていた…
「うぇえ…洗ってないお尻…舐めさせられるなんて…」
山田のようなお客さんは珍しい…
しかし舞衣は自身に「贖罪」と言い聞かせ、今まで様々なお客さんの大概の要求に応えてきた。
即アナル、即尺などまだマシな方で、中には「即ベッド」を要求してきたり、
いきなり乱暴に襲い掛かり、そのまま犯された事もある…
酔っ払ったお客さんがコップに尿を入れ、それをイッキ飲みさせられた事もある…
その度に、舞衣は自身に「これは贖罪なの…」と言い聞かせてきた。
うがいを済ませると、安物の固いベッドに座り、次のお客さんが来るまで暫くの休憩を取る…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
舞衣が務めるこのソープランドは、俗に言う「格安店」という部類のお店で、
料金は90分8000円…
30分延長で1000円…
「町の外」のお店に比べると格段に安い。
日雇い労働者や浮浪者…老人などが殆どのこの町ならではの値段設定…
「訳有り」の人たちが多く住むこの町に相応しく、このお店に勤めるソープ嬢も「訳有り」の女性ばかり…
多くは舞衣のように、借金取りから逃げてきた女性が殆ど…といった感じ。
何らかの理由で人生を踏み外し、借金取りから逃げてきた女たちはソープ嬢になり、この無法地帯の性犯罪防止の為に性欲処理役を務める。
立派な社会貢献をしていた…
勤務している女性の年齢層は幅広く、舞衣のように20代前半のソープ嬢もいれば、30代、40代のソープ嬢…
そして、中には50代、60代のソープ嬢もいる…
そんな様々なソープ嬢がいるこのお店でも、舞衣は常に1位2位を争う人気を誇っていた。
そんな「格安店」を利用する客層は大体決まっている。
多くは日雇い労働者や、臨時収入があった浮浪者…そして年金暮らしの老人など…
労働福祉センターの職員が、勤務中や仕事帰りに来店する事もある。
他には、如何にも暴力団組員風の男性など…
そして…舞衣が暫く休憩していると、この町を象徴するようなお客さんが来店して来た…
格安店にこんな人材居たら、他店からスカウト来るよなぁ
二時間七万円ぐらいの高級店なら2000万ぐらい1、2年で軽く返せるだろう
エロもさることながら舞衣、楯、詩帆の修羅場に興味が高まるw
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「いらっしゃいませ〜〜!ご指名ありがとうございます♪」
舞衣はいつものように正座し、三つ指を着き挨拶する…
「ほう、舞衣さんとやら…こういう店は初めてじゃが…こちらもよろしく頼みますぞ」
そして舞衣の目の前には杖を突いた老人…
「あっ、初めてなんですか〜〜?わかりました!全部あたしに任せてくださいね〜〜♪」
舞衣は満面の笑顔で老人をもてなす…
「外暑かったでしょ〜〜?すぐにお風呂入ってサッパリしましょうね〜〜♪」
舞衣は老人のお洋服を脱がせると、自身もブラとショーツを取り、一糸纏わない姿になる。
「ほぉお…こりゃ…て、天女様のようじゃ…」
「ぷっ…あはは!!お客様!お世辞でも嬉しいです、ありがとうございます♪」
老人の意外な言葉に噴出しながらも、舞衣は笑顔で老人をバスルームにエスコートした。
「お客様〜〜足元気をつけてくださいね〜〜」
バスルーム
舞衣は洗面器にボディソープとローションを流し込み、慣れた手つきでかき混ぜる…
「お客様はこの町の方ですか?」
助平椅子に座る老人は懐かしむように話し始めた…
「あぁ…そうじゃよ…この町に来て60年…日雇い労働者としてこの町に来たんじゃ…」
「へぇ〜〜そうなんですか〜〜!!聞いた事あります、この町って、昔は凄く栄えてたんですよね?」
「あぁ…毎日毎日仕事に明け暮れて…「わしらが未来の日本を創るんだ!!」と日々充実しておったわい…」
この老人の姿が、この町の象徴…
高度経済成長期を支えた人材。
日本の発展に大きく貢献した日雇い労働者達…
大きく貢献したにもかかわらず、恩恵を受けることなく見捨てられた人たち…
やがて人々は老いてしまい、本当に無力な老人になってしまった。
老人以外にも、安い労力として使われた日雇い労働者は、不況の煽りを受け、この町に集まった…
本来恩恵を受けなければいけない人材は、法の下に使い捨てにされ、この町に集められたのだ…
ある者は必死に仕事を探し働き…
ある者はホームレスになり…
ある者は、生活保護や僅かな年金を受け取り生活し…
そしてある者は…道を踏み外し犯罪に走る…
この町の住人=幸薄い人たち…と、舞衣は認識していた…
「では、失礼しま〜〜す♪」
舞衣は、自身の胸やお腹、腕や太股に泡立てたボディソープをかける。
老人の身体にも、タップリと泡をかけた…
そして、舞衣は老人と身体を密着させ、大きな乳房をムニュっと押し付け、ゆっくり動かしながら、その加齢臭漂う身体を洗い始めた。
「んっ、んっ♪んぁ…んっ♪はぁ、はぁ…お客様〜〜気持ち良いですか〜〜?」
舞衣は笑顔で老人に尋ねる…
「おおっ…舞衣さん…見事なおっぱいじゃのぅ〜〜んぉお…気持ち良いぞ…はぁ、はぁ…」
老人は、舞衣の乳房のスベスベの感触に感嘆の言葉を漏らす。
乳房、お腹、太股…全身を使って老人の身体を泡まみれにして綺麗にしていく…
そして舞衣はその可憐な唇を、老人の干からびた唇に重ねキスする…
「ちゅっ…ちゅ…んっ…んちゅっ…れろちゅっ…」
そして舞衣は舌を老人のお口の中に入れ、老人のお口の中を蹂躙する…
老人と舌を絡め、唾液を流し込み…抜け落ちて少ない歯の一本一本にも舌を絡めた…
「んちゅっ…んちゅれろ…ちゅっ…んはぁ、はぁ…はぁ…あはは♪お客様〜〜歯が無いとご飯食べる時大変でしょ〜〜?」
本来風俗嬢のキスといえば、サービス程度の適当なもの…しかし舞衣は、まるで恋人と交わすような濃厚で愛情のこもったキスで老人をもてなした。
口内を蹂躙された老人は、うっとりと恍惚の表情を浮かべる…
「ふぅ…ふぅ…こんな爺と口付けを交わしてくれるとは…ありがとう舞衣さん…」
薄っすら涙を浮かべながらお礼を言う老人…
「あはは!!大袈裟ですよ〜〜(笑)折角8000円も払ってもらってるんですから、タップリ楽しんでいってもらいますからねっ♪」
舞衣は満面の笑顔を老人に向けた。
♪むにゅる、むにゅっ、むにゅる、むにゅむにゅ…むにゅる、むにゅっ、にゅちゅ、むにゅっ♪
「んぁあ…あんっ…んっ♪あっ…んっ…んっ♪どうですか〜〜お客様?」
老人の背中に、泡まみれの大きな乳房を押し付けながら上下左右、8の字に動かし、背中を綺麗に洗っていく…
「ほぉお〜〜極楽じゃ…10日ぶりの風呂じゃて…臭い爺の身体をこんなに一生懸命洗ってくれるとは…」
「あっ、そうなんですか〜〜?じゃ、隅から隅まで綺麗にしちゃいましょうね〜〜♪」
舞衣は老人の汗臭い首筋に舌を這わせる…そして垢にまみれた首筋をペロペロと舐めてきれいにしていった。
「ぺろっ、れろっ、ぺろぺろ…れろっ…ちゅっ…れろれろ…はいっ、今度は万歳しましょうね〜〜♪」
老人の両腕をあげさせ、頭の上で組ませる…舞衣は老人の汗だくの腋の下に舌を這わせ始めた…
「ぺろぺろれろちゅっ…ぺろぺろ…れろっ…ぺろぺろ…ここもいっぱい汗かいちゃってますね〜〜♪」
何日も汗をかき続けた両腋の下を舐めて綺麗にする…汗の匂いにむせ返りながらも、舞衣は笑顔で老人の腋の下を嘗め尽くした…
「あっ、お顔も汚れちゃってますね〜〜♪少々お待ちくださいね〜〜♪」
舞衣は胸の谷間に泡立てたボディソープをかけると、汚れた老人の顔をその深い胸の谷間に挟んだ…
「お顔もキレイキレイしましょうね〜〜♪失礼しま〜〜す♪」
大きく柔らかい乳房で老人の顔を挟みこむと、ゆっくりと上下に上半身を動かす…
舞衣の泡まみれの胸の谷間は、老人の顔の汚れをゆっくりと洗い流していく…
「んっ…んっ♪んぁ…あんっ♪お客様〜〜苦しくないですか〜〜?」
「んほぉ…な、何と言うおっぱい…何と見事なおっぱい…」
胸の谷間と老人の顔の泡を洗い流すと、咄嗟に老人は舞衣の両乳房を鷲掴みにする。
「何と見事なおっぱいじゃ…はぁ、はぁ…この張り…柔らかさ…」
夢中になり舞衣の乳房を揉み続ける…
「あんっ♪んっ、んぁあ…あんっ♪はぁ、はぁ、はぁ…いいですよ〜〜好きなだけ…あたしのおっぱい…好きなだけ触ってくださいね〜〜♪」
舞衣は笑顔で、夢中に乳房を揉み続ける老人の肩に手を回し密着する…
「はぁあ、はぁあ…手を押し退けるような弾力…瑞々しい肌…それに…サクランボのようなこの乳首…はむぅ…ちゅう…ちゅっ、ちゅぅ〜〜!!」
老人は我を忘れて舞衣の乳房の頂にある、サクランボのようにピンク色でツンと立った乳首に吸い付いた…
「はぅう…んっ♪やっ…あんっ♪あっ、あっ、あんっ♪感じちゃう…ダメ…乳首弱いの…あんっ♪」
夢中になり両乳房を揉みながら乳首に吸い付き、乳輪を舌で舐め回し、時折甘噛みし…
舞衣は快感に身体を仰け反らせながら感じ続ける…
「あっ、あんっ♪あっ、あんっあっ…んっ♪お、お客様…あたしのおっぱい…そんなに良いですか?」
「はぁはぁ、最高じゃ…もっと…もっと…この哀れな老人を…その見事なおっぱいに甘えさせておくれ〜〜!!」
老人は涙をこぼしながら舞衣の大きな乳房に甘え続けた…
暫く老人は舞衣の乳房に夢中になり…その後舞衣は、老人のお尻から足の裏、脚の指一本一本に舌を這わせ舐め回し、
全身の汚れを洗い流してあげた。
ベッドルーム
舞衣はバスローブを取ると、その一糸纏わない格好で安物ベッドに仰向けになる。
「はい、お客様…どうぞ…抱いてください…」
仰向けになった舞衣は、両手を広げて慈愛の笑みを浮かべて、老人を招く。
仰向けになっても形崩れしない見事な乳房…瑞々しくスベスベで木目細かい肌…身体から漂う甘い香り…
健康的な色気と共に、神々しささえ漂わせる舞衣の身体…
「ほぉお…これは…まさしく…観音様じゃ…」
どんな相手でも…たとえこんな薄汚い老人にも全身を使って奉仕し、そして慈愛の微笑を浮かべながら受け入れてくれる…
正に老人は場末の女神…全てを受け入れる場末の観音菩薩を目の当たりにしていた…
老人は舞衣に覆いかぶさると、舞衣の身体を抱きしめ、豊満な乳房に顔を埋める。
「はぁあ、はぁあ…観音様じゃ…舞衣さん…あんたは観音様じゃ…はぁ、はぁ…こんな…こんな老人に…微笑んでくれて…」
老人は抱きつく以外のことをしなかった…
「んふふ…いいんですよ…いっぱい…いっぱい甘えてくださいね♪」
胸に顔を埋め甘えてくる老人を抱きしめながら、頭を撫でる…
「この町に住んでると…毎日…辛い事ばかりでしょ?だから…少しでも…あたしの身体で疲れを癒してくださいね…あっ?」
舞衣は、老人のペニスが勃起していることに気づいた。
「おおっ!!これは…勃起など10年ぶりじゃて!!」
一番驚いていたのは老人本人だった…
「すご〜〜い♪ご立派じゃないですか〜〜♪ちょっと待っててくださいねっ!」
老人のペニスを口に含み、瑞々しい唇でくわえ込みながら頭を上下に動かし口で愛撫する…
「んちゅっ…ンチュッ、ちゅぱっ、ちゅっ、ちゅく、ちゅっ…」
更に老人のペニスは大きく固くなっていく…
「おっ、おおっ、舞衣さん…気持ちええぞ…おおっ!!」
頃合いを見て、舞衣は仰向けになる老人の腰に跨った。
「ではお客様、一緒に気持ちよくなりましょうねっ♪」
勃起したペニスをヌルヌルに濡れた秘部に当て、ゆっくりと腰を降ろしていく…舞衣のあそこは、ヌプヌプと老人のペニスを飲み込んでいった。
「んはぁぁああ♪入ってくる…お客さんの…おちんちんが…んんんっ♪」
舞衣は完全に老人のペニスを受け入れる…暖かくヌルヌルの膣壁が、老人のペニスを優しく包み込む…舞衣の膣内の暖かさや柔らかさを伝えた。
「んほぉぉぉぉお!!お、女じゃ!!20年ぶりの女じゃ!!この歳で…女を味わえるなんて…ほぉおお!!」
舞衣の膣内の感触に…こみ上げてくる快感に感激しながら声を上げる老人…舞衣はゆっくりと腰を動かし始めた。
「では…動きますねっ…あっ、あっ、あんっ、あっ、あんっあんっ♪あんっ、あっ、あんっ、あんっ♪」
老人の体に負担をかけないように、腰を上下に動かしペニスを膣内に出し入れする…
「あんっ♪あんっ、あんっ、あんっ♪はぁ、はぁ、はぁ、あんっ♪あんっ、あんっ、あんっ♪あっ、あっ、あっ…気持ちいいですか?あんっ♪あんっあんっ♪」
舞衣は必死に腰を動かし老人に快感を与える…身体中に玉のような汗を浮かべ、上下左右にその大きな乳房を揺らしながら必死に腰を上下させた。
「ほおぉ!ほおおぉ!!おほぉお!!気持ちええぞ!!気持ちええぞ!!舞衣さんっ!!んほぉおお!!」
老人は、ショートボブの髪の毛を乱し、乳房を大きく揺らしながら全身の玉のような汗を飛び散らせる舞衣の神々しい姿に見入っていた…
「ほぉお!!おほぉぉぉ!!舞衣さんっ!!舞衣さんは…観音様じゃ!!ほんに舞衣さんは観音様じゃ!!ほぉぉおお!!」
舞衣の情のこもった献身的なセックスに、老人は涙を浮かべながらそう叫んでいた…
「あんっ♪あんっ♪あんっ、あんっ、あっ、あっ、あひぃいいっ♪気持ち良いっ♪気持ち良いのっ♪」
舞衣も、老人が自分の身体で気持ちよくなってくれている事が嬉しくて、涙を浮かべていた…
「はぁあ!!はぁああぁ!!んほぉぉお!!ま、舞衣さんっ!!い…イクぞい…20年ぶりに…イキそうじゃぁあぁぁ!!」
「あんっ♪あんっ、あっ、あんっ♪い、イキましょうっ♪あんっ、あんっ、あんっ♪一緒に…イキましょっ♪あんっ、あんっ、あんっ、あんっ♪
ダメダメっ!!イッ…イッちゃうっ!!あたし…あぁぁああぁんっダメダメっ!!イクっ!!イクイクイクっ!!イックぅぅぅぅぅぅぅぅうううう〜〜っ!!」
老人は20年ぶりの絶頂を味わった…
舞衣の胎内に、老人の精液が流し込まれる…
「はぁあ、はぁあ、はぁあ…お客様…イケましたね〜〜♪気持ちよかったですか〜〜?」
「ふひぃ〜〜ふひぃ〜〜はぁ、はぁ…ま、舞衣さん…ありがとう…ありがとう…」
老人は時間いっぱいまで舞衣に抱きつき涙を流した…
舞衣の「贖罪」…
それは、安い賃金で、この町の恵まれない人たちに自身の身体を提供する事…
舞衣の「贖罪」…
それは、自身の身体で、この町の恵まれない人たちの心と身体を癒してあげる事…
舞衣は「贖罪」を通して「場末の観音菩薩」になる事を望んでいた…
その後2人のお客さんの相手を務め、その日のお仕事は終了した。
身障者や老人のための性的奉仕の仕事って実際あるらしいな
楯が来たら舞衣どんな顔するのかな
普通ならものすごく嫌だよな
同窓会でバラされた事も知ったらさすがに怒るだろ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜23時…この時間から翌日のお昼までが、あたしの自由時間。
お店から出たあたしは、行きつけの居酒屋に向かう…
この町の繁華街に相応しく、下品で埃っぽいお店に入った。
「大将〜こんばんは〜〜♪」
「おっ、舞衣ちゃん!お仕事お疲れさん!!」
あたしは笑顔でお店のご主人に挨拶した。
あたしがこのお店に出入りするようになったのは、19歳の時。
店長に連れられてこのお店に来たのがキッカケだった。
初めて飲んだお酒…気分が良かった…
ほんの一時、嫌な事を忘れる事ができた…
以来時間とお金に余裕があるときは
大概ここで憂さ晴らしするのが日課になっていた。
未成年がお酒を飲んでも咎める人は居ない…この町に法律は有って無いようなものだから…
「大将〜いつものお願い〜〜♪」
あたしは焼酎の水割りとモツ鍋を注文する。
席に座り、いつものように一人遅い夕食…
お酒を一口飲む…喉がすぅ〜〜っと熱くなる…
次第に顔が火照って…体も熱くなってきた…
酔いが回り、気分が良くなる…
注文したモツ鍋を食べながら周囲を見回す。
お客は疎らに入っている様子。
お腹が減っていたあたしは、あっという間にモツ鍋を平らげると、残りのお酒を飲み干した。
「大将〜〜焼酎水割り追加〜〜♪」
ホロ酔い加減のあたしは、お酒を追加注文する…そしてまた周囲を見回す…
何だろう…あのスーツ姿の人たち…あっ、前も見たことあるよね…確か…ここで一緒に飲んで…
お話して…う〜〜ん…その後…よく覚えてないのよね〜〜
あたしはお酒が好き…でも…あまり強くないの…
時々飲んだ後の記憶が曖昧な事があるんだけど、
その事を店長に話すと「女の子がお酒を飲みすぎちゃダメでしょ!!」って怒られちゃった(笑)
あれっ…あの人たち…あたしを見ながら話してる?
「えへへ〜〜こんばんは〜〜♪」
って…あたし…酔っちゃったのかな…何笑いながら誘ってんのよ!!
あっ…あの人たち…こっちに来る…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
居酒屋
スーツ姿の中年男性2人と、若い肥満男性が隅の席に座り飲んでいる…
この町の労働福祉センターに勤める職員2名と、出張で福祉センターを訪れた某県庁職員だ…
「しかし…噂には聞いてましたが…本当に凄いところですよね…ここは…」
若い県庁職員は話し始める。
ビールの紛い物のような飲み物を飲みながら、福祉センターの職員達も話し始める…
「まぁ、ここはこういう場所だよな…見るだけでも良い経験になったでしょう?」
「最低の場所…最悪な場所…それがここですよ…これが現実です…」
「はい…日本にも…こういう場所があったんですね…」
話が弾む中、中年男性は少し離れた席に座る女性の姿に気付く…
「おっ…ほらほら…おい…あれあれ…」
「あっ…あれは…ほほぅ〜〜今日も居るじゃないか〜〜」
中年男性が指を指す先には、焼酎の水割りを飲み干す舞衣の姿が…
「おしゃぶりねーちゃん、今日も憂さ晴らしかな〜〜?」
「まぁ、そんなところだろうな〜〜(笑)どうだ、今日も…酔わせてみるか?」
「面白いね〜〜(笑)」
中年男性たちは、舞衣に視線を向ける…すると、舞衣の方から中年男性たちに笑顔で挨拶した。
「よぉ〜〜舞衣ちゃん、久しぶり〜〜!!」
中年肥満の男性が、舞衣に声をかける。
「お久しぶりで〜〜す♪一緒に飲みませんか〜〜?」
「ああ、いいよ!何ならおごっちゃうよ〜〜!!」
舞衣は男性達を手招きすると、男性達は酔ったダラしない笑顔を浮かべて舞衣の座るテーブルに集まった…
男性達は舞衣を取り囲みお酒を飲み続ける…というか、舞衣に飲ませ続けた…
「はぁあ〜〜はぁあ〜〜あはは♪もう飲めませんよ〜〜あはは♪」
完全に酔いが回り、陽気に笑いながらお酒を煽る舞衣…
頬を紅潮させ、全身も紅潮させ…身体中に汗を浮かべ…汗でTシャツを体に貼り付け…
知らず知らずのうちに舞衣は周囲にセックスアピールしていた。
「ちょ、ちょっと…お2人とも…こんな若い子に、こんなにお酒を飲ませてもいいんですか?」
若い県庁職員は、酔っ払う舞衣の姿を見て心配する。
「あはは…いいから、いいから…」
「大丈夫だよね〜〜舞衣ちゃん?」
「はいっ、まだまだ大丈夫ですよ〜〜♪」
若い県庁職員を横目に、更にお酒を飲ませる…当然舞衣は泥酔してしまった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お酒の席はまだまだ続く…
「そうなの〜〜!!で〜〜あたし〜〜弟にメール送ったら〜〜「おねえちゃんも頑張ってね」って返事返ってきて〜〜!!」
すっかり出来上がった舞衣は、男性3人に熱弁する。
「へぇえ〜〜良かったじゃない!やっぱり舞衣ちゃんの頑張りのお陰だよ!!」
「そうそう!!舞衣ちゃんが毎日頑張ってるから、弟くんが元気になれたんだから!!」
舞衣を調子付かせようとお世辞を投げかける…
「ですよね〜〜ヒック…あはは!!でも…でも…くすん…くすん…」
熱弁して、笑ったあとは涙を浮かべメソメソと泣き始める…
「でもね…でもね…ヒック…あたしのせいで…あたしのせいで…ヒック…巧海…いじめとか遭ってないかな〜〜って…
あたしのお仕事の内容知って…あたしの事…嫌いにならないかなって…くすん…くすん…」
手のつけられない酔っ払い娘…そんな酔っ払い娘を、周りは更に囃し立てる。
「そんな事無いよ〜〜!!仕事の内容なんて関係ないよ!!舞衣ちゃんが頑張ってる事が重要なんだからさ」
「そうそう!!舞衣ちゃんが頑張った、そして弟くんが良くなった…それで良いんだよ!!」
そうお世辞を良いながら、酔っ払った舞衣を横目にヒソヒソと話す男性達…
「そろそろ…おしゃぶりねーちゃんのお出ましだな(笑)」
「あぁ…おい、若いの…今から良いもの見せてやる…」
そういうと、男性の一人が、平手でパンっと舞衣の背中を叩く…
「ほらっ、メソメソしてないで!!堂々と胸張って!!」
「きゃっ!!あはは♪そうですよね〜〜!!あたし…泣いちゃって…馬鹿みたい!!」
舞衣は堂々と胸を張り、その大きく張りのよい乳房を突き出して見せる。
「そうだよ〜〜舞衣ちゃんは、いつも笑顔で胸を張ってないとね〜〜っと…油断させといて〜〜ぱいタ〜〜ッチ!!」
男性の一人が舞衣の両腕を抑え、もう一人の男性が、大胆にも舞衣の大きな両乳房を鷲掴みにして揉みはじめた…
「はいぃぃぃっ!!?やっだ〜〜〜あはは(笑)」
舞衣は両乳房を鷲掴みにされ揉まれても笑顔で拒否しない…
「もうやだ〜〜!!きゃはははは!!それってセクハラですよ〜〜(笑)」
『出来上がったな…』そう確信した男性二人…若い県庁職員は、あまりにも大胆な行動に驚くだけ…
「もう…ダメですよ〜〜(笑)でも…ありがとうございます…ヒック…あたしの愚痴を聞いてくれる人ってそんなに居ないから嬉しいです♪」
セクハラに爆笑していた舞衣は、次の瞬間しんみりした表情で話しはじめ…次の瞬間、男性の股間に手を這わせ始める…
「ありがとうございます〜〜クスン…クスン…えぐっ…クスン…あたし…心配されるの弱いんですよ〜〜」
舞衣の酒癖…それは、笑い上戸と泣き上戸の激しい変化…
そして…普段は同情されると怒る癖に、酔った状態で同情されると完全に感激モードになってしまう事だった…
「えっ、舞衣ちゃんどうしたの〜〜?いきなり(ニヤニヤ)」
男性はニヤニヤしながら舞衣にワザとらしく話しかける。
「あの…お礼したくて…あたしに出来ること…これくらいしかないから…」
舞衣は男性のズボンと下着を下ろすと、ペニスを手で上下に扱き始めた…
「ちょ、ちょっと…これって…ええっ?」
信じられないといった表情で舞衣を見つめる県庁職員…
もう一人の男性と県庁職員…そして他の席で飲んでいる酔っ払いもチラチラ見ている中、舞衣は男性のペニスを咥え、
口での愛撫を始めた…
「あたしのお礼…受けてくださいよねっ♪はむぅ〜〜あむぅ…ちゅぱちゅぱじゅるちゅぱちゅぱちゅぱ…」
洗っても居ない汗臭く蒸れた中年男性のペニスを咥え愛撫する…瑞々しい唇で咥え込み、舌を絡めながら自慢の
フェラチオであっという間に男性を絶頂に導いた…
「舞衣ちゃん…いいよ…おっ、おっ、おおっ!!」
中年男性は、舞衣のお口の中に大量の精液を吐き出す…
「ごくっ、ごくっ、ごくん…えへへ〜〜もうイッちゃったんだ〜〜♪気持ちよかったですか〜〜?」
続いてもう一人の中年男性のペニスも咥える…そして絶頂に導き…
「ふぃい〜〜ありがとう舞衣ちゃん!やっぱり舞衣ちゃんは優しい子だね〜〜!!」
「ついでに舞衣ちゃん、この…若いやつにも…舞衣ちゃんのお口でしてあげてよ〜〜」
「えっ?い、いや…あの…僕は…」
「ヒック…いいですよ〜〜ヒック…おにーさん…遠慮しないで〜〜あたしのお口でピュッピュッピュッって出しちゃってね〜〜♪」
舞衣はダラしない表情で涎を垂らしながら、県庁職員に近づく…
「ひっ!?あのっ、ぼ僕は…あの…あぁ…遠藤さ〜〜ん!!」
中年男性に目を向ける県庁職員…
「いいじゃないか(笑)折角おしゃぶりねーちゃんがご降臨されたんだから(笑)」
「そうだそうだ…ありがたくしゃぶられとけ(笑)」
舞衣は、若い県庁職員のペニスを咥え、1分も立たないうちに絶頂に導いた…
その後酔っ払い客数名のペニスを笑顔で咥えた後、酔いつぶれてしまった…
『おしゃぶりねーちゃん』
この居酒屋での舞衣のあだ名…
酔っ払った舞衣に優しい言葉をかけてあげると、舞衣は感激してフェラをしてお返ししようとする…
その酒乱性質を利用して、この居酒屋では舞衣を見つけると巧みに近づき、お酒を奢り、
酔わせて優しい言葉をかける男性が後を絶たない…
そして、厄介なのが…酔いがさめた後、当の本人舞衣がその大半を忘れている事だった。
今日も複数の男性に、性欲処理の道具のように扱われた舞衣…
「すぅ〜〜すぅ〜〜はぁ〜〜すぅ〜〜」
深夜…お店は閉店し…舞衣はいつものように大将と店員に運ばれ玄関先に放置された…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日の朝
「んんっ…んっ…んっ?」
太陽の光が眩しい…
「んっ?外…?」
目を開けると…昨日の居酒屋の前…
「いけない…あたし…外で寝てたんだ…んっ?」
頭を掻きながら立ち上がると、Tシャツの胸元が精液まみれになっている事に気づいた…
「あちゃ〜〜また…やっちゃった…はぁ…」
そう…またやっちゃった…
あたし…酔うと時々記憶を無くしちゃうのよね…
覚えてないけど…何をしたか…大体解る…
「はぁ…あ〜〜あ、また後悔…か…」
二日酔いでガンガン頭痛がする中、あたしは一度アパートに帰ることにした…
「あぁ…今日も…暑くなりそうね…」
随分と荒んだ毎日を送ってるよね…あたし…
とりあえず…アパートに帰ったら…お昼まで寝よう…
そして、目が覚めたら…
あたしは 「場末の観音様」 になる…
そして…精一杯 「贖罪」 しよう…
(完)
このままじゃ性病かかってボロボロになって死ぬとかの末路だな舞衣
悪事もせず悪意も無いのにどうしてこうなった・・
舞衣は料理だって上手じゃん。何も一足飛びに風俗譲を天職と決める事もなかろうに
修羅場マダー?
更新遅れてすみません…
多忙につき、少々お待ちください…
フミさん冷たいなw
さんざん殺し合いまでさせたのに中退する舞衣に手も差し伸べないのかよ
真白なら金ぐらい貸そうとしただろうに
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お前…頑張りすぎなんだよ!!少しは自分を労われよ!!」
「はいっ?何よそれ!!?余計なお世話よっ!!」
「俺はな…お前の身体を気遣って言ってんだよ!!この分からず屋!!」
…俺と…舞衣…?
あれ…何で…俺達…言い争ってんだよ…
「はいはい!お気遣いご苦労様!!もう…同情なんてゴメンだわ!!」
「だから!!そんな事一言も言ってね〜〜だろ!!」
あぁ…これは…3年生の時…
ちょっと待て…何で…俺…舞衣を…怒鳴ってるんだよ…
「大体な、今すぐ学校辞めても…どうにもならね〜〜よ!!」
「どうにかしてみせる…どうにかして見せるわよ…あたしが…あたしがどうにかするしかないの!!」
何で俺…舞衣に…優しい言葉をかけてやれなかったんだろう…
泣いている舞衣を…優しく抱き寄せてやれなかったんだろう…
そりゃ…いなくなるよな…俺の前から…
馬鹿だな…俺…
「あたしが…あたしが巧海の手術費用を稼ぐ!!あたしが…あたしが…だから…」
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・・・・・・・・・・・・・・・
「お〜〜い」
「お〜〜い、若いの…こりゃ…よく寝取るわい…」
「んっ?」
「んぁあ…ふわぁ…あぁ…夢…か…」
電車内…向いの席に座るじいさんの声で俺は起きる…いけね…いつの間にか寝てたんだな…俺…
「おぉ、起きたな若いの、もう昼近いぞ…ほれ、弁当…食うか?」
小柄なじいさんは俺に駅弁を手渡してくる…そういや…朝から何も食べてなかった…有り難い。
「おっ、いいんすか?ありがとうございます!!」
俺は差し出された駅弁を受け取ると、遠慮せず貪り食った。
「そうじゃ、続きじゃ続き!!話の続きを聞かせてくれい!!」
弁当をくれたのは有り難い…
俺みたいな見ず知らずの人間に話しかけてくれるのも有り難い…
しかし…
このじいさん…何者なんだ?
〜舞-HiME二次小説 「再会」〜
昨日行われた同窓会…
そこで俺は、3年前に姿を消した舞衣の居場所を知った。
そして、舞衣が現在置かれている現状も…
居ても立っててもいられなくなった俺は、舞衣を助けるために、アパートを飛び出した。
当てもなく、ただDVDで得た情報だけを頼りに、俺は早朝の始発電車に乗り込んだ。
こうしている間も…舞衣は苦しい思いをしている…
こうしている間も…舞衣は…他の男と…
考えるだけで…胸が締め付けられる…
「ほれ、若いの!続きじゃ!続きを聞かせてくれんか?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
佑一がこの老人とであったのは、今朝の事。
怪我をした佑一が電車に駆け込んだ直後、この老人が乗車してきたのだ。
脚を挫き額から血を流していた佑一を見て、老人は血気盛んな若者と称した。
「老後の楽しみは当てもなく電車に乗って人間観察をする事」 と笑顔で語る老人は
佑一が気に入ったのか…絶えず佑一に話しかける…
「続き?あぁ…話の続きか…まぁ…いいですけど…」
押さえ切れない気持ちと、内に秘めた決意…そして言いようのない精神的な苦痛もあり、
誰かに気持ちを打ち明けたかった佑一は、その人懐っこい老人に事の次第を話した。
「っと…何処まで話しましたっけ?」
「もう忘れたのか〜〜?ほらあれじゃ!!あれあれ…お前さんと彼女の馴れ初めじゃよ」
待ちきれず話の続きを催促する老人…
この老人と知り合ってすぐに、佑一は老人に、昨日までの出来事を話した。
話して少しでも楽になりたかった…
見知らぬ人間…二度と出会わないであろう赤の他人だから話す事ができた。
3年前、自分の前から最愛の人が居なくなった事…
その最愛の人が今、逃げられない運命と闘っている事…
そして、その最愛の人の居場所がわかったこと…
物語に聞き入る子供のように熱心に話を聞く老人。
しかし、佑一が「最愛の人の居場所」を話すと、老人の表情は一変した…
「ほう…また随分と荒んだ場所に住んでおるの…」
「えっ?知ってるんですか!?」
老人はしみじみと語り始めた…
自身が過去に日雇い労働者として、その町によく出入りしていた事…
現在も年に数回その町に出入りしている事…
現在のその町の治安や町の様子など…
あまりにも荒んだ町の情報に、佑一は驚いた。
「そんな所に…住んでるのかよ…舞衣…」
「舞衣」と言う名前に、反応する老人…
「舞衣…舞衣ちゃんか?」
驚く老人は佑一に目を向ける…
「えっ?何すか?何かいいました?」
「おぉ…いやいや…何でもない…」
老人は車窓から外を眺める…
「場末の観音様が…救われる日が来るとはのぅ…」
老人は呟く…
「ん?ちょ、ちょっとじいさん!!何泣いてんすか!?」
再び老人は呟いた…
「おっ?ほほほ…ボケたんじゃ…わしゃボケたんじゃよ…ほほほ」
老人は立ち上がり、少し離れた席に移動する…
そして、携帯を取り出し話し始めた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
暫くの沈黙の後、老人は再び話し始める。
「お前さん…どうやってそこまで行くつもりじゃ?」
「細かい事は決めてねーな…今朝…居ても立っても居られなくて飛び出してきましたから…」
きっぱりと答える佑一…老人はその無鉄砲さに笑顔を浮かべる。
「おおっ!!若者らしいのう!!ええのう、ええのう!!」
再び笑顔を浮かべながらも、老人は佑一にアドバイスを始めた…
「あそこは盆地じゃから…鉄道が通ってないのじゃ…じゃから…「足」があった方がええじゃろ…」
「足…っすか?車とか…バイクとか…ですか?」
「まぁ、そんな所じゃ…お前さん…○○駅で降りるのじゃろ?丁度ええわい、わしもそこで降りるんじゃ…じゃから…」
老人は得意げに話し始めた…
「じゃから…わしがお前さんにいい物をやろう!!ふふっ…期待して待っておれ!!」
そして、電車で四国を横断した佑一と老人は、四国の終点駅で下車した…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
駅を降りると、佑一は老人に連れらら駐輪場に向かう…
そして老人は得意げに指を指した。
「これを…お前さんに譲ってやろう!!」
老人が指差す先には…古びたバイク…
「何すか?これ…」
佑一はバイクを眺める…
バイク…と言うか…スクーターに近い乗り物…
数十年前の新聞配達などに使用していたような…通称 「プレスカブ」 と呼ばれるバイク…
お世辞にもカッコいいとはいえない代物…
「むむっ!!何じゃ?呆れておるのか?これは…わしの青春の思い出が詰まった乗り物なんじゃ!!」
老人は熱心に、その思い出を語り始める…
日雇い労働者として働いていた時、仕事があればこのカブで何処までも走ったらしい…
そんな昔話を聞かされながら、佑一はカブに跨る…
そして、エンジンをかけると…何ともいえない軽々しいエンジン音が鳴り響いた。
「ほれ、ここから先は電車よりも、海路で行くほうが一番近道じゃろうな。」
老人は電車内で描いたであろう、幼児が書いたような地図を手渡す…
「フェリー乗り場に行くがいい…フェリーから降りたら…町はすぐじゃ!!」
「足」を手に入れ、そして近道まで教えてもらって…舞衣の元に1歩近づいたような気分になった佑一は精悍な表情を見せる。
「ありがとうございます!!何か…俺…舞衣…アイツを助けられるような気がしてきました!!」
佑一は、老人に感謝の言葉を述べると、ヘルメットを被りカブに跨る…
そして、軽快なエンジン音を響かせながらフェリー乗り場を目指した。
「ふぅ…行ったのう…」
老人は呟く…
「まさか…あの泡姫の知り合いとはな…」
感慨にふける老人…暫くすると、老人の前に大きな黒ベンツが停車した…
中から黒服の男性が2名降りると、老人に会釈する…
「相談役、お待たせしました」
黒ベンツの両サイドには、某大手建設会社の代紋が大きく描かれている…
通行人の好奇の視線を浴びながら、老人は車に乗り込む。
「相談役…何か嬉しい事でもあったのですか?」
老人は何も語らず、ただ微笑み続けた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同窓会翌日 荒んだ町の歓楽街
ぼっ、ぼぼぼぼ、僕、歌山ノブヲ、20歳。
たっ、たたたた…ただ今2浪中なんだよね。
風華学園の高等部に、かっ、かかかかか、通っていたんだけどね…
ほっ、ほほほ、ほらっ、僕って…肥満体型で臭いし…キッ…キキキキ…キモイって言われるから…
女の子…おおおおっ、おほぉ〜〜!!女の子に…ももももモテなかったんだよねェへエヘへへェ〜〜♪
こっ…こんなに優しいのに…こっ…ここここ…こんなに…家もお金持ちなのに…どっ、どどどどど…どうして…
僕って…おっ…おっ、おおおおおっ…おほぉ〜〜♪女の子に…モテないのかな?
きっ…ききききっ…昨日はね…昨日はね…はぁはぁ、はぁ…どっどどどどど…同窓会が…あったんだよね…
でっ、ででで…でね、僕…行ったんだよね…どっ…どどどど…同窓会…
同級生にはね…はぁ、はぁ…むむむむむ…無視されちゃったんだけどね…えへへへへぇ〜〜♪
でででっ、でもね…でもね…えへへぇ〜♪いい情報を得る事ができたんだよね〜〜♪
ととと…鴇羽…舞衣ちゃん…
ぼっ…ぼぼぼぼぼ…僕ね…鴇羽さんのこと…3年間…ずっと…すすすすす…好きだったんだよね♪
いっ、いいいい今でもね…えっと…時効だよね?いっ、いい今でもね…ぇぇと…もう時効だよね?いっ…いいい…一年生の時に…
あのっ、本当に…じじじ…時効成立だよね?
いいいいいい今でもね…いいいい一年生の体育祭の後…の…のののの…更衣室で…ぬぬぬっ…盗んだ…
鴇羽さんの…時効だよね?とっとととと…鴇羽さんの…ブラ…ブラブラブラ…ブラジャー
汗の匂いタップリの…ブブブブブラブラブラブラ…ブラジャー…宝物なんだよね…えへ…えへへへぇへえへ♪
そっ、そんな話はどうでもいいだってぇええええええぇっ!!?
ばっ、馬鹿にしやがってぇぇぇぇええええぇ!!?
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…
でっ、ででで…でね…鴇羽さんがね…
ソ、ソソ…ソープランドで…働いているって…しっ、ししし…知ったんだよね…
うぇへうぇへうぇへへへへぇへぇへぇへ…
でね…ききき…来ちゃった♪
どどど…同窓会中にね…だっ、誰も…ああああ…相手にしてくれないから…抜け出してね…
すすす…すぐにね…ししし…私用人の井上を呼んでね…くくく…車で連れて来てもらったんだよね♪
さささ…さっきね…宿泊先のホテルから来たんだけど…すすす…凄いね…この町…
あっ、いいいい、今はね…朝の11時…井上の車の中なんだけど…
とととと…鴇羽…さんの…務めているェへへへへへへ…店をね…ェへへへへへへ…さっ、さささささ…探してるんだよね…
とっ、とっ、とっ、とっ、鴇羽さん…はぁ、はぁ、はぁ…たっ、たたた…楽しみ…だなぇへへへへへ♪
キタキターっ! 色々輻輳してドラマチックになってまいりました!!
正直エロとかより展開に期待している俺が居るw
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「到着しました、ノブヲ様…」
黒ベンツの運転席に座る黒いスーツ姿の初老の男性は、歌山ノブヲに仕える私用人の井上…
「うっ、ううううぅうん、あっ、あああぁありがとう、井上」
そしてこの醜く太った男が、不動産業界で名を馳せている歌山グループの御曹司、歌山ノブヲだ。
「しかし…いいのですか?ノブヲ様…明日は大事な模擬試験の日でしょう?」
ノブヲの幼少時から仕える井上は、心配そうに尋ねる。
「いっ、いいい、いいの…いいんだよ、井上…でも…ご、ごごご…ゴメンね〜〜わざわざこんな所まで運転させて…」
身長170センチ、体重100キロ…見事な肥満体型のノブヲは、ハンドタオルで汗を拭きながら、申し訳なさそうに
井上に言葉を返した。
歌山ノブヲ
風華学園でのノブヲは、一言で言うと「嫌われ者」だった…
しかし彼自身は、恵まれた環境に育ったにもかかわらず驕り昂る事も無く、心の優しい少年だった…
非常に小心者で内気なノブヲは、なかなか学校の男子たちと仲良くする事ができず…
小学生時代から、専ら友達といえる人間は殆どいなかった。
内気なノブヲは昔から動物が大好きで、犬や猫、オウムなど…父親に様々な動物を買ってもらい、
その動物達と過ごす毎日を送っていた…
そんな少年が…学校という集団生活で上手くやっていくのは難しい…
内気で無口…幼少時からの癖の独り言…醜い容姿…
彼はその風貌だけで「嫌われ者」にされてしまった少年…
人間が持つ偏見で「嫌われ者」にされてしまった…そんな少年だった。
幼少時代から受け続けた心への暴力…
その暴力は、ノブヲを「キモい男」にしてしまった。
「ふぅ〜〜きょ、きょきょきょ…今日も暑いなぁ〜〜」
ノブヲは鞄片手に車を降りると、お店の前に立つ。
「ソ、ソソソソ、ソープランド…あわ、あわあわあわ、泡姫館…ここかぁ〜〜♪」
舞衣に会える嬉しさからか、お店の前で股間を膨らませ棒立ち状態…ノブヲは暫くお店の前で立ち尽くした…
「とっ、とととと…鴇羽さん…いっ、いいいい、今すぐ…会いに…いっ、いいいいくいくいく…行くからねぇえ〜〜えへへ♪」
ノブヲはお店のドアを開けて入店した。
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「いらっしゃいませ〜〜こちらへどうぞ」
店長の中年男性は、ノブヲを待合室に案内する…
そして待合室のソファーに座るノブヲ…
ノブヲは待合室においてある写真を眺める。
「うわわ…おっ、おばさんはヤダな…うっ…この子は…ヤ、ヤヤヤ…ヤンキーだよね…絶対…」
写真を見ながら、泡姫たちの風貌に幻滅する…
厚化粧にケバケバしい風貌の泡姫たちに、ノブヲは拒否反応を起した。
しかし次の瞬間、ノブヲの表情は一変する…
「うわぁああぁ!!うわわわわわわぁ〜〜!!とっ、ととと、鴇羽さんだ!!これ、鴇羽さんだよね!?」
泡姫名簿の「舞衣」の写真を見て、かつて恋心を寄せていた舞衣だと気づき、ノブヲは歓喜する。
そしてソファーから立ち上がると、ノブヲは店長に写真を見せながら訴えた。
「あっ、あぁぁああぁ〜〜?あのっ…あぁあ〜〜?鴇羽さん!!鴇羽さんお願いします!!しっ、ししし、指名?」
店長は驚き引き気味に身構える…
「おっ、お客さん!ちょ、ちょっと落ち着いて!!鴇羽さん?鴇羽さんって…あぁ…舞衣ちゃんね〜〜はいはい…」
写真を見て理解した店長は、早速ノブヲを、舞衣の待つプレイルームに案内した…
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真夏のプレイルーム
電気代節約の為に、店内は冷房を強くは効かせていない。
そのため、店内…特にプレイルームは若干蒸し暑い状態…
下着姿の舞衣は、胸元に玉のような汗を浮かべながらも、団扇で胸元を扇ぎ、暑さに耐えながら来客を待った…
そして、今日一人目のご指名客が来店した事を、店内のインターホンで知らされる…
舞衣は身体の汗をタオルで拭き、化粧を整えると、早速お客さんを迎え入れる準備をした。
「いらっしゃいませ〜〜♪ご指名ありがとうございま〜〜す♪」
舞衣は何時ものように、現れたお客さんの前で正座すると三つ指を着き、頭を床に着けるようにお辞儀した…
「はじめまして、舞衣といいます、今日は時間いっぱい精一杯サービスさせていただきますので、よろしくお願いします♪」
そして頭を上げる…上下おそろいの白いブラとショーツ姿の舞衣は、笑顔を絶やさずお客さんの表情を伺う。
その瞬間、舞衣の表情は一変…目の前のお客さんが、かつて同級生だった歌山ノブヲだということに気付いたのだ…
「はいぃぃいっ!!?も、もしかして…歌山…くん?歌山…ノブヲくん…だよね?」
舞衣の言葉に、ノブヲは歓喜の表情を浮かべた。
「そっ、そそそ、そうだよ!!ぼっ、ぼぼぼぼ、僕ノブヲだよ!!歌山ノブヲだよっ!!」
「ええっ!?ちょ、ちょっと…はいぃぃいっ!?なっ、何で…歌山くんが…こんな所に!!?」
驚きを隠せない舞衣…恥ずかしければ逃げればいいのに、動けないほど驚いてしまっている様子…
「あっ、あああっ、あのね…ぼっ、僕ね…おっ、お父さんの会社のお使いでねっ…ここに来たんだけど…ついでに…お店にね…えへへ」
ノブヲはあくまで偶然を装う…
「あっ、あはは…久しぶり〜〜だよね?確か…高等部2年生の…終業式以来だよね?」
かつての同級生の来店に、流石の舞衣も気まずさで苦笑いを浮かべた。
舞衣はノブヲに下着姿を見られるのが恥ずかしいのか…頭を掻きながら照れ笑いする…
「あはは…何か…恥ずかしいところ…見られちゃったね…えへへ…」
ノブヲは、舞衣の下着姿…胸元や股間部分に視線を這わせながらも、凝視できず視線が泳ぐ…
「そ、そそそ、そうだよね?本当に…ひ、ひひひっ、ひさしぶりだよね?へへへぇ〜〜♪」
そして2人は暫く会話する…多くはノブヲの近況報告だった。
そして、ノブヲのプライベートな話になり…ノブヲは自身の事について話し始めた…
「彼女居ない暦=人生」 だという事…
今までの人生で、女性と殆ど触れ合った事が無い事…
女性と経験が無い…自身が童貞と言う事…
舞衣も、最初は引き気味に聞いていたけど、素直に言葉に詰まりながらも話しかけてくるノブヲに
好感をもてたのか…次第に笑顔で話し始めた。
「歌山くん…卒業したんだよね…良かったね…辛かったでしょ?学校…」
舞衣は、ノブヲが学校でどんな目に遭っているか知っていた。
辛さの内容も、境遇も違う…しかし 「辛い」 部分は間違いなく共通していた2人…
高等部時代の舞衣は、密かに心の片隅に、ノブヲとの 「共通部分」 を意識していたのだ。
「そうなんだ〜〜歌山くん、女の子とエッチなことするの、初めてなんだ〜〜いいの?あたしなんかで(笑)」
舞衣は笑いながら歌山くんに話しかけた。
「とっ、ととと、鴇羽さんに…おっ、お願いしたくて!!とっ、鴇羽さんおっ、おね、おねおね、お願いっ!!」
いきなり土下座するノブヲ…舞衣は驚きながらも、ノブヲに頭を上げるようお願いした…
「はいはい!!わかりました〜〜♪うんっ、わかったわ!!そこまでいわれちゃ仕方ないわねっ(笑)」
舞衣は満面の笑顔でそう答えると、ブラに手をかけホックを外す…
舞衣の、大きくて張りのよい…見事な形の乳房が、ノブヲの視線の前にプルンと揺れ動きながら露にされる…
白く瑞々しい素肌に、キュッと締まった腰…そして豊満で見事に実るたわわな乳房は、ノブヲの視線を釘付けにした。
「ふぁああっぁぁぁあぁ!?とっ、ととと、鴇羽さんっ…ふぁああぁぁ!?いっ、いいの?本当にいいの!?」
高等部時代、毎日のように一人自慰に耽りながら想像していた舞衣の乳房…その乳房を目の前にして、
ノブヲは感嘆の声をあげる…
「いいわよっ♪今から90分間…あたし、歌山くんの彼女になってあげる♪だから…今日は初めてのエッチ、頑張ろうねっ♪」
舞衣はノブヲに近づくと、自ら腕を回し身体を密着させキュッと抱きつく…
ノブヲの身体に、舞衣の柔らかい乳房の感触を与えながら抱きついた…
「じゃ、まずは…キス…しよっか♪」
舞衣は目を閉じると、顎を上げ可憐な唇をノブヲに向ける…しかし、舞衣はハッと目を開けノブヲに尋ねた。
「あっ…やっぱり…キスは…好きな子とか、未来の彼女になる子の為に取っといた方がいいよね?」
興奮を隠せないノブヲは、声を震わせながら呟いた…
「とっ、とととっ、とき…鴇羽さんに…貰って…ほっ、ほほほっ、欲しいな…ぼっ、ぼぼぼ、僕の…ファースト…キス…」
そう聞くと、舞衣はニッコリ笑顔で頷き…目を閉じる…
そして瑞々しくプルプルな舞衣の唇は、ノブヲの突き出された唇と重なり合った…
「んっ…ちゅっ…んちゅ…んっ♪」
そして舞衣の方から口をあけると、ノブヲの口の中に自ら舌を入れ…ノブヲの口内を舌で蹂躙した…
「んちゅっ、んちゅ、ちゅる、ちゅっ…ンちゅ…れろっ、ん…ちゅっ♪」
舌を絡ませ合い、ノブヲの口の中に、舞衣の甘い唾液をタップリ流しこむ…
「れろちゅぱ…ちゅっ、んちゅ…んふぅ〜〜〜と、ととと、鴇羽…さぁん…」
ノブヲは舞衣の甘い唾液と甘い香り…そして舞衣の舌の何ともいえない心地よい感触に、身体の火照りと脳まで痺れる
ような何ともいえない感覚に襲われた。
あたし…何やってるんだろ…歌山くんに…同情…しちゃってるのかな…
あたしがされると一番嫌な行為を…歌山くんに…しちゃってる…
90分だけ彼女なんて…馬鹿みたいだよね…
アイツ…どうしてるのかな…
ゴメンね…佑一…
キスを終わらせると、ノブヲをソファーに座らせる。
そして、舞衣はノブヲの前に立った…
「下着…脱がしてみたい?」
ノブヲは緊張と興奮で言葉が出ないままコクリと頷くと、目の前に立つ舞衣のショーツのサイドに手をかける…
そして、ゆっくりと…舞衣のショーツを下ろしていった。
ショーツはノブヲの手によってゆっくりと下ろされる…
下腹部が見え…髪の毛と同じオレンジ色の陰毛が見え…そしてしっとりと濡れるワレメが見え…
むっちりとした健康的な太股やふくらはぎをショーツが通り、そしてショーツを足首から抜き取る…
初めて見る女性器に無言で興奮するノブヲ…
「す…すすす、す…凄い…これが…おっ、おお…女の人の…鴇羽さんの…」
そして、舞衣はノブヲのお洋服を脱がしていく…
Tシャツからズボン、靴下や下着まで丁寧にたたみ籠に入れる…
全裸になったノブヲの身体は肥満体型そのもの…
まるでトドのようなその身体には、舞衣も苦笑いするしかなかった。
「じゃ、そろそろはじめよっか♪行こっ、歌山くんっ!」
舞衣はノブヲと腕を組み、隣のバスルームに向かう…
「足元滑るから気をつけてね〜〜♪」
緊張でガチガチなノブヲを少しでもリラックスさせようと、舞衣は満面の笑顔をノブヲに向け続けた…
キモピザ君にもなんか辛い人生があったんだな
ちょっとしみじみしてきた
しかし、楯が救いに来ても、舞衣のほうは救われたいとは思ってないわけで
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バスルーム
助平椅子に座るノブヲ…変わった形の椅子に戸惑いながら、既に固く大きく勃起したペニスを両手で隠し続ける。
その姿を見て微笑む舞衣…
「あはは、隠さなくてもいいじゃない(笑)あたしだって裸なんだし♪」
「でっ、ででで、でも…は、はは、恥ずかしいよ…ち、ちんちん見えちゃう…はわわ…」
すると舞衣は、ボディソープを洗面器内で泡立てる作業を一旦止める。
そして、すっと立ち上がり、助平椅子に座るノブヲの前に歩み寄った。
「ほら、見て」
舞衣は右手を腰にあて、胸も秘部も隠そうともせずノブヲの視線の前に曝け出した。
「ねっ、あたし隠して無いでしょ?お風呂なんだし、裸なんて当然だよね?あたしも裸…歌川くんも裸…恥ずかしくないよね?」
少し動けばユサユサと揺れ動く舞衣の整った大きな乳房…丁度目の高さに来る、舞衣のワレメや陰毛…
そして何より、瑞々しく艶のある肌は高等部時代の舞衣と変わりない健康的な色気を放っていた。
「うわぁ…あぁあ…あぁあ…はぁ、はぁ…」
そう説明されると、ノブヲは恥ずかしがりながらも両手を股間から離す…
これ以上ないほど勃起したノブヲのペニスが露になった。
「わぁあ!!凄いじゃない〜〜歌川くん!!凄く大きくて立派よ〜〜♪」
そう言いながら、舞衣は何気なくノブヲのペニスを片手でキュッと握る…すると…
「はわわわぁ〜〜?とっ、とと…鴇羽さんっ…うっ!!?」
キュッと握った瞬間ノブヲは絶頂に達し、射精した。
ノブヲの生暖かい精液が舞衣の顔に降りかかる…
「はいぃ〜〜っ!?も、もう!?」
あまりに早く訪れた射精に、驚きの声をあげる。
「ごっ、ごごご、ゴメン…鴇羽さん…顔…僕の…白いので…はぁ、はぁ、はぁ…」
言葉に詰まりながらも謝るノブヲ…
「あはっ、いいよ〜〜気にしないでねっ♪初めてなんだから、しょうがないよね〜〜(笑)」
顔中精液まみれの舞衣は、ノブヲに笑顔を向けた。
そうよね…歌川くんは…女の子の裸を見るのも初めてなのよね…
それに…女の子に…おちんちんを触られたのも初めてよね…
さっき 「90分間、歌川くんの彼女になってあげる」 って言ったばかりなのに…
舞衣は考えた…
折角90分間だけの彼女になってあげるのだから…歌川くんにとって、いい思い出にしてあげないと…
そう思い始め、舞衣はある提案をする。
「ねえ、歌川くん…お風呂で身体洗ったら、ベッドでエッチしよっか♪」
「うっ、うん…鴇羽さんが…そ、そそそ、そういうのなら…」
主導権を握る舞衣は、ノブヲの身体を念入りに洗ってあげると、身体を丁寧に拭いてあげ、
バスルームのすぐ隣にあるベッドに座って待っているように言った。
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お風呂から上がった二人は、ジュースを飲みながら何気ない会話をする。
「いっ、いいい、今はね…予備校に通いながら…い、いいい、家で勉強する毎日…かな、えへへ」
「そうなんだ〜〜凄いじゃない!毎日お勉強頑張ってるんだ!」
「さっ、流石に…来年は…だ、大学受験…終わらせないとね…け、けけけ、結構プレッシャーなんだよね…えへへ」
「あっ、お家がね〜〜歌川グループの御曹司様だもんね〜〜♪」
「そっ、そそそ、そんな…僕…い、イヤなんだよね…跡取り…なんて…」
「いいじゃない♪ほら、お金とか…いっぱいあって…」
「お、お金?うん…ぼ、ぼぼぼ、僕…お金持ちよりも…獣医さんとか…ペットショップとか…そういう仕事が良かったな…」
「そういえば…歌川くん、動物が好きなんだよね?やっぱりそういう職業に就きたいの?」
「う、うん…そ、そそそ…それが…ぼ、ぼぼぼ、僕の?ぼぼ、僕にとっての?本当の…ししし、幸せ…だから」
「本当の…幸せ…か…」
暫く沈黙が続く中、ノブヲは俯き加減の舞衣を心配する。
「あっ、ゴメンね〜〜♪あはは!いろいろ考えちゃって(笑)」
顔を上げた舞衣は、早速笑顔でノブヲに話しかけた。
「じゃ、今から… 「恋人ごっこ」 はじめよっか♪」
舞衣は自ら意識してテンションを上げながら、簡単な演技を始めた。
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「ノブヲくん…前から…ずっと…ノブヲくんの事、好きだったの!」
舞衣はさっきまでの会話の雰囲気を消すような演技を始める…
「えっ?ええっ?と、鴇羽…さん…ええっ?」
告白の演技を始めた舞衣の真剣な表情に、ノブヲは驚き戸惑う…
「あのっ…ノブヲくん…あたしと…付き合ってください♪」
ニッコリ笑顔でノブヲに告白する舞衣。
勿論演技だが、ノブヲに最高の思い出を作ってあげようと必死だった。
「えっ、ええっと…あ、ありがとう…えへへ…ぼ、僕もね…鴇羽さんの事…好きだったんだよね♪」
赤面しながら照れ笑いするノブヲ。
「ねえ、ノブヲくん…「鴇羽さん」…じゃなくて…「舞衣」って呼んでもらってもいいかな?」
ノブヲの両手をキュッと握り、上目遣いで恥ずかしそうに尋ねてみる。
「うっ、ううう、うん…じゃ…舞衣…ちゃん…舞衣ちゃん…僕の…かかか、彼女になってよ!!」
「うんっ!!」
満面の笑顔を浮かべた舞衣は、ノブヲの大きな身体に抱きつく…そして、顎をあげると自ら可憐な唇を捧げ、
濃厚なキスをはじめた。
「んっ…んちゅっ、んちゅ…ちゅ…んっ…んちゅ…れろっ…ちゅっ…んっ♪」
唇を重ねる程度の軽いキスから、次第に舌を絡め…お互いの唇や舌を貪りあう濃厚なディープキスに…
まるで本物の恋人同士が交わすような濃厚なキスに、お互い気持ちが昂り始める。
ノブヲが高等部時代…密かに望んでいた光景…それが今 「演技」 の中で実現しようとしている…
濃厚なキスを交し合った2人…ノブヲの視線は、風華学園在籍時よりも少し大きくなった乳房に注がれる。
「クスクス…えっち♪あたしのおっぱい…そんなに気になるんだ…いいよ…ノブヲくん…おっぱい…触っていいよ…」
ノブヲは声を出さずに歓喜しながら、長年夢見ていた舞衣の豊満な乳房に手を這わせ始めた。
「んっ♪んっ…んぁあ…んっ♪あんっ♪いいよ…優しく…優しく触ってね♪」
舞衣の乳房を両手で揉みはじめる…初めて触る女性の身体…そして初めて触る乳房の感触に、興奮を隠せないノブヲは
息が荒くなる。
「はぁ、はぁ、はぁ…舞衣ちゃんの…お、おおお、おっぱい…大きくて…柔らかくて…温かくて…はぁ、はぁ、はぁ…」
その見事な弾力と肌触り…そして温もりを手で味わいながら、胸の谷間に顔を埋める。
「あんっ…んっ♪どう?あたしのおっぱい…あたしのおっぱいは…ノブヲくんの物だからねっ♪」
胸の谷間から立ち上がる甘い汗の香りにうっとりとしながら、ノブヲは舞衣の乳房の頂にあるピンク色の乳首に目を向ける。
「はぁあ…はぁあ…ちっ…ちちち…乳首が…たっ…起ってる…はぁ、はぁ…あむぅ〜〜んちゅっ、ちゅっ、ちゅう〜〜っ!」
乳房に唇を押し付けながら、夢中になり乳首に吸い付く…味わうように、舞衣のツンと立った乳首に舌を絡ませながら、
ちゅうちゅうと卑猥な音を立てながら乳房に吸い付いた。
「ひゃっ!?んぁあ…あんっ♪あっ、あっ、あんっ♪あはは…ノブヲくん…赤ちゃんみたい♪あっ、あっ、あんっ…」
両手で乳房を揉みながら胸の谷間に顔を埋め、その肌触りや温もり、そして匂いを感じ、夢中になり乳房に吸い付く…
ノブヲの夢中な愛撫に、舞衣も徐々に身体の芯が熱くなり始め…一つ一つの愛撫に感じ始めた。
汗っかきのノブヲは、既に全身に汗をかき、舞衣と肌を密着させると、そのヌルヌル感を舞衣に伝える。
舞衣はノブヲのキツイ汗の香りを吸い込むと、何ともいえないイヤらしい気分になり、気持ちが昂り…肌が触れ合うだけで
感じてしまう。
「あっ、あっ、あんっ…んっ♪どう?ノブヲくん…女の子の身体…」
「はぁあ、はぁ…はぁ…うっ、うう、うん!やっ、やや…柔らかくて…温かくて…い、いいい、いい匂いがして…凄くいいよ!!」
ノブヲは再び舞衣と濃厚なキスを交わすと、首筋から胸の谷間、おへそから脇腹まで、味わうように舐めまわす…
舞衣の体の隅から隅まで…触って…嘗め回して…頬ずりして…匂いをかいで…温もりを感じて…
舞衣の身体を味わった。
そして、次第にノブヲは舞衣の小股に近づく。
初めて至近距離で眺める女性器…髪の毛と同じオレンジ色の陰毛を撫でながら、愛液でぬるぬるのワレメを凝視した。
「やっ、ヤダ…ノブヲくん…そんなに…じっくり見られると…恥ずかしい…わよ…はぁ、はぁ、はぁ…」
今まで相手して来たお客さんとは違う…純粋で興味津々な視線に、舞衣は言いようの無い羞恥心に襲われた。
「そこがね…女の子の大事なところ…おまんこ…ほら…あたし…いっぱい感じちゃって…気持ちよくて…濡れちゃってるでしょ?」
舞衣は脚を大きく開き、はしたなく小股を晒す…ノブヲに見えやすいように、大股開きで秘部を晒す。
「ほっ、ほほほ、本当だ…舞衣ちゃんの…お、おおお、おまんこ…ぬるぬるのぐちょぐちょで…凄く…や、やや…ヤラシイ…」
「はぁ、はぁ、はぁ…ここの…お豆みたいなのがね…クリトリス…っていうの…女の子はね…ここを舐められると…気持ちよくなっちゃうの」
舞衣は自ら人差し指でクリトリスを弄ってみせる…自慰のような行為に、舞衣は身体をピクピクと震わせながら感じる…
「ク、クク…クリ…トリス…はぁ、はぁ…」
ノブヲは舞衣の広げられた小股に顔を埋めるように近づけ…そしてクリトリスに舌を這わせる…
「んぁあぁ!あぁ…んっ♪んぁあ…あぁ…うん、いいよ…そう…もっと…舐めて…ひゃう…んっ♪」
舞衣の秘部から立ち上る愛液の香り…舞衣の香りを吸い込みながら、ノブヲはクリトリスを舐めまわす…
丹念に舌を這わせ、舞衣の喘ぎ声を聞けば、更に熱心に舌を這わせた。
「あっ、あっ、あんっ、あっ、あっ、んっ♪いいよ、うん…いいっ♪はぁ、はぁ、はぁ…」
舞衣はノブヲの舌に感じさせられながらも、女性器の説明を続けた…
「あっ、あんっ♪ここ…ここがね…男の人の…おちんちんを入れる穴…なの…んっ♪」
舞衣は指で指して説明する…説明しながら、舞衣はノブヲの下半身に目を向ける。
「あんっ♪あっ、あっ…はぁ、はぁ、はぁ…ノブヲくん…あたし…もう我慢できないよ…頂戴っ♪ノブヲくんのおちんちん
あたしの…あたしのおまんこに…頂戴っ♪」
本気で感じてしまった舞衣は、ノブヲに哀願する。
「はぁ、はぁ…いっいいい…いいの?ままま…舞衣ちゃん…本当に…本当にいいの?」
興奮しながらも、何度も舞衣の意思を確認する。
本当に自分が、舞衣とセックスしていいのか…本当はイヤなんじゃないか…そんな事を考えながら、何度も舞衣に確認した。
「はぁ、はぁ、はぁ…あぁ…うん、いいよ…ほら…もう…こんなになっちゃってるんだから♪」
そして、ノブヲは舞衣の秘部にペニスを当てる…
「うん、そう…そうやって…割れ目に沿って…押し付けながら…ゆっくりおちんちんを…下げていって…んっ♪」
ペニスの先が、ヌプッと舞衣の膣内に入る…
「んふぅ〜〜!?ちちち…ちんちんが…ちんちんが…舞衣ちゃんの中に…はぁ、はぁ、はぁ…」
「うん♪そのまま…奥に…んぁあ♪あんっ…そう、そう…ゆっくり…んぁあ♪あんっ♪いいよ…入ってくる…」
ゆっくりと…ペニスが舞衣の膣内に挿入されていく…固く大きく勃起したノブヲのペニスを、舞衣は受け入れていった。
完全に挿入されたペニス…舞衣の柔らかい膣壁は、ノブヲのペニスをキュウキュウと締め付け快感を与える。
「はぁ、はぁ、はぁ…ははは入った!!ちんちん…舞衣ちゃんの…お、おおお、おまんこに入ったよっ!!気持ちいいっ!!ひゃぁあぁ〜〜!!」
「はぁ、はぁ…うん…入ったねっ!!おちんちん…あたしのおまんこに入ったねっ♪もう…童貞じゃないんだよ!おめでとう!ノブヲくん♪」
歓喜の声を上げるノブヲ…ノブヲは舞衣に覆いかぶさると、自ら腰を動かし始めた。
「あんっ、あんっ、あっ、あんっ、あっ、あっ♪いいっ♪上手いじゃない♪あっ、あっ、あんっ♪上手よっ♪ノブヲくん♪」
「はぁあ、はぁあ、はぁあ…まっ、ままま…舞衣ちゃんのおまんこ…気持ちいいっ!!ちんちん…ぬるぬるで、締め付けてきて…はぁあ、はぁあ!!」
舞衣に抱きつくように密着しながら必死に腰を動かす…ノブヲは舞衣の身体に汗をぼたぼたと落としながら、不器用ながらも精一杯腰を動かした。
舞衣も、ノブヲの背中に手を回し、脚を絡め…キュッと抱きつきながらノブヲを受け入れた。
「はぁあ、はぁ、はぁ…も、もうダメ…出ちゃう!!舞衣ちゃん!!出ちゃうよ!!」
「あっ、あっ、あっ、あんっ♪あんっ…いいよっ♪出してっ!あたしの中に…思いっきり出してっ!!」
「うっ、うううっ、うんっ!!だっ、だだだ…出すよっ!!出すよっ!!はぁああぁぁぁ〜〜!!」
「んひぃぃぃぃ〜〜!!ダメダメっ!!イッちゃうっ!!イクイクっ!!ダメイッちゃうぅぅぅぅぅぅぅ〜〜っ!!」
ノブヲは、舞衣の膣内に大量の精液を放った…と同時に、舞衣も絶頂に達した。
「はぁ、はぁ、はぁ…あぁ…き、きききき、き、気持ち…よかった…こ、これが…セックス…なんだ…」
「はぁ、はぁ…ノブヲくん…気持ちよかった?」
呆然としているノブヲに笑顔を向ける舞衣…舞衣はベッドに座るノブヲに近づくと、ペニスを手で握り上下に擦る。
「えっ?ええっ?ちょ、ちょっと…ま、ままま…舞衣ちゃん?」
舞衣は笑顔で話し始めた。
「若いんだし…まだまだ…出来るよね?」
舞衣はノブヲのペニスを上下に擦る…射精した直後にもかかわらず、ノブヲのペニスはムクムクと大きくなる。
「ちょっと待ってね〜〜また元気にしてあげるから♪」
舞衣は精液と愛液に塗れたペニスを咥えると、口での愛撫を始める。
「あむぅ〜〜んちゅっ♪ンちゅ…ちゅぱちゅぱじゅるちゅぱっ♪ちゅぱちゅぱじゅるっ、ちゅぱちゅぱっ♪」
頬を凹ませ唇で圧迫しながらペニスを味わうように舐めまわす…
座って脚を広げるノブヲの股に顔を埋めるようにしながら、頭を必死に上下させ口での愛撫に専念すると、
ノブヲのペニスは再び固く勃起した。
「ちゅぱんちゅっ♪じゅぷじゅぷじゅるっ…んはぁ、はぁ、はぁ…ノブヲくん、疲れてるでしょ?今度は…
あたしが上になるねっ♪」
舞衣は、仰向けになるノブヲの下半身に跨る。
そして、ゆっくりと腰を降ろしていき…騎乗位の体勢で再び挿入…
「んぁあぁぁぁぁあ〜〜んっ♪おちんちん…ちんちん来たぁぁああぁぁ〜〜♪」
再び舞衣の膣内にペニスが挿入された…舞衣の口から歓喜の声が上がる。
「おちんちん…気持ちいいっ♪いいのっ…はぁ、はぁ、はぁ…う、動かすねっ♪」
舞衣は、ノブヲの下半身に跨りペニスを受け入れると、ゆっくりと…そして徐々に腰を動かすスピードを上げる。
「あんっ♪あんっ♪あっ、あっ、あんっ♪いい?ノブヲくん気持ちいい?」
舞衣は腰を必死に動かす…舞衣が上半身を動かすたびに、その大きな乳房は上下左右にユサユサと揺れ動き、
身体中に浮かべた玉のような汗は周囲に飛び散る…肌を紅潮させ、全身汗まみれの舞衣は、周囲に甘い汗の
香りを振りまき…舞衣の甘い汗の香りとノブヲの汗の香り…二つが混ざり合い、プレイルームはイヤらしい匂いが
充満した。
「あぁあ!はぁああぁ!!まっ、まいいい…舞衣ちゃんっ!!ダメ…また…またイッちゃうよっ!!」
「あんっ♪あっ、あんっ、あっ、あんっ♪いいよっ!!また中に出してっ!!ノブヲくんの精液、タップリ出してねっ!!」
舞衣はいやらしく腰を振りながらノブヲに快感を与え…ノブヲを再び絶頂に導いた…
「はぁ、はぁ、はぁ…えへへ…また…出しちゃったね〜〜♪んっ…ちゅっ、んっ♪ちゅっ、ちゅく…れろっ♪」
再び射精して快感に意識が飛びそうになっているノブヲに、舞衣は覆いかぶさり唇を奪うようにディープキスした。
「れろぉちゅく…れろれろちゅく…ちゅっ…れろっ♪」
舞衣は自らノブヲの口の中に舌を挿入し、温かく甘い唾液を流し込む…
「れろっ、ちゅく…ちゅっ…はぁ、はぁ…ま、ままま…舞衣…ちゃん…んちゅ…れろっ…」
ノブヲからも舌を絡ませ、舞衣の口内を蹂躙するように舐めまわす…
お互い唾液を流し込みあい、味わいながら唾液を交換し飲み下す…
約10分間、濃厚なキスを繰り返す…まるで本物の恋人同士のような2人…
すると見る見るうちにノブヲのペニスは再び固く大きく勃起した。
ニッコリ笑顔の舞衣は、四つんばいになりノブヲにお尻を向ける…
「はぁ、はぁ、はぁ…まだ…できるよね?そろそろ時間だし…最後は…バックでしちゃおっか♪」
ノブヲは四つんばい姿の舞衣に興奮したのか…慌てるように歩み寄る。
「うっ、ううう、うん…さ、最後は…後ろから…お、おおお、思いっきり…しちゃうねっ!!」
「うん♪思いっきり…男の子らしく思いっきり、壊れるくらい思いっきり突いてねっ♪」
舞衣は笑顔でお尻を高く突き出す…ノブヲは舞衣の腰を持つと、ゆっくりとペニスを挿入してきた。
「んひゃぁああぁぁぁ〜〜♪ノブヲくんが入って来るっ♪」
「はぁぁぁあぁ…舞衣ちゃん!動かすよっ!!ぼ、ぼぼぼ、僕も気持ちよくなるから…舞衣ちゃんも…気持ちよく…
なってねっ!!はぁ、はぁ、はぁ…」
ノブヲはバックから挿入すると、ハァハァと息をあげながら一心不乱に腰を振る…
大きなお腹を震わせながら、舞衣のお尻に下腹を打ち付けるようにパンパンと音をさせながらペニスを出し入れした。
「あんっ♪あんっ♪あんっ♪あっ♪あんっ♪いいっ♪凄いっ!!突いてッ!!もっと突いてっ!!おちんちんで突いてっ!!」
まるで獣のように腰を振るノブヲに応えるように、舞衣はプレイルームに響く程、恥ずかしい喘ぎ声を響かせる…
「あひぃいいっ!!あひぃ!!あひぃい!!あひゃぁあぁひいぃっ!!壊れちゃうっ!!壊れちゃうっ!!あたし壊れちゃうっ!!
気持ちよくって!!ダメダメっ!!おちんちん気持ちいいのっ♪くひぃぃいいいいっ!!ダメぇ〜〜もうダメぇ〜〜♪イクイクっ!!
もうダメぇ〜〜イクゥ〜〜〜♪あたしイッちゃうぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜♪」
ノブヲの腰使いに、舞衣は大きな乳房をユサユサと揺らしながら歓喜の声を上げる…まるで四つんばいの乳牛が乳を揺らすように、
全身汗だくの舞衣は動物同士の交尾のようなセックスに夢中で感じ喘ぎながら意識が飛ぶような快感に襲われ、絶頂に達した…
「はぅあぅあぅあぅあぅう〜〜舞衣ちゃん!!また…出しちゃうよっ!!ぼ、ぼぼぼ…僕の…どろどろで…臭くてドロドロの…せ、せ、
精液…タップリ…あぅあぅあぁぁぁあぁぁぁぁでちゃうっ!!出ちゃうよぉぉぉぉぉぉ〜〜!!」
ノブヲは、四つんばいの舞衣にタップリ膣内射精してしまった…
ノブヲは20年間の人生で貯めに貯め続けた女性の身体への欲望を、舞衣の身体にタップリと吐き出し尽した…
その欲望を受け止めた舞衣…全身から2人の汗の匂い…精液と愛液の香り…イヤらしい匂いが立ち上る…
「はぁあ…はぁあ…はぁ…えへへ〜〜好き…大好き…ノブヲくん…えへへ…」
意識が朦朧とする中、虚ろな瞳で舞衣は演技を続けていた…
すみません…
歌川くんではなく、歌山くんでした…
間違えてしまいました。
舞衣と風俗嬢ネタの馴染み具合は異常
俺が楯だったら ソープ嬢やってたことはまだしも不問に付せても
酔っ払って飲み屋の不特定多数の酔客にフェラしちゃうような舞衣の悪癖は
我慢できん気がする なんでだろ
続き待ち
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
プレイ時間終了10分前のタイマーが鳴り響く…
「んっ…んっ?あ…いけない…あたし…寝てた?」
ノブヲとの激しいセックスで失神していた舞衣は、意識を取り戻した。
「あっ…ま、ままま…舞衣ちゃん、め…目が覚めた?」
ノブヲは心配そうに舞衣を眺めていた。
「うん…ごめんね…時間、あと10分だから…」
舞衣は起き上がると、ノブヲをバスルームまでエスコートする。
そして、シャワーでお互いの汗を洗い流す…
帰り支度を整えるノブヲ…
舞衣も、ブラとショーツを身に着け、何時もの待機スタイルに…
お店の出入り口…
「ありがとうございました♪またのご来店お待ちしてます!」
舞衣は満面の笑顔で、しかし決まりきった素っ気無い挨拶をする…
残り時間10分のタイマーが鳴り響いた時から、2人は殆ど会話らしい会話を交わさなかった。
まるで舞衣が、タイマーの音を境に 「恋人ごっこ」 を止めたようだった。
雰囲気に呑まれるように、ノブヲも黙り込んでしまったのだ。
しかし、舞衣も素っ気無い態度を取るのはノブヲに悪いと思ったのか…舞衣は笑顔で口を開く…
「さようなら…歌山くん…元気でね…受験…頑張ってね!」
舞衣の言葉を聞いて、ノブヲは意を決した表情になる…
「とっ、ととと、鴇羽…さん…こんな店…辞めて!!ぼぼぼ…僕が…鴇羽さんを…助ける…だから…
だから…ぼっ、ぼぼぼ…僕と…付き合って…下さいっ!!」
ノブヲは舞衣の手を取る…言葉に詰まりながら、必死に自身の言葉を伝えようとした。
しかし…
舞衣は、ノブヲの手に自身の手を上から優しく重ねた…
「…ごめんね…歌山くん…」
舞衣は多く語らず…ただ笑顔で頷いた…
舞衣の気持ちを察したのか…ノブヲは舞衣から離れる。
「そ…そそそ…そ…そうなんだ…ぐすっ…ぐすっ…そうなんだ…」
生まれて初めての告白…自身の気持ちを不器用ながら伝えたにもかかわらず、断られたノブヲは涙ぐむ。
そして再び意を決した表情になる…
「でっ、でで…でも…ぼっ、僕は…諦めないよっ!!僕は…鴇羽さんの事…いつか…」
そんな時、待合室から中年男性の声が…
「舞衣ちゃ〜〜ん、まだぁ〜〜?もう待ちくたびれたよ〜〜」
待合室から現れた中年男性は、舞衣に馴れ馴れしく話しかけた。
「あっ、山田さん♪」
二人の前に現れたのは、労働福祉センターに勤める山田…このお店の常連客…
「舞衣ちゃ〜〜ん、何時まで待たせるの〜〜?舞衣ちゃん指名したんだから〜〜早く準備してよ〜〜」
山田はプレイ前にもかかわらず舞衣に抱きつき、舞衣の乳房をブラの上から揉みはじめる…
「あははっ、山田さ〜〜ん!それフライングですよ〜〜(笑)」
舞衣はノブヲの前にも関わらずスキンシップを求めてくる山田に苦笑いしながら、当たり障りの無いように対処した。
「今日は舞衣ちゃんに会うために、仮病で早退してちゃったんだよね〜〜(笑)だから、時間はタップリあるよ〜〜んん〜〜〜ちゅっ…」
山田はノブヲが見ているにもかかわらず、堂々と舞衣の唇を奪った…
「んっ…ちゅっ…ちゅっ…んっ…んはぁ、はぁ…はぁ…いけないんだ〜〜!またお仕事サボっちゃって〜〜!」
舞衣は溜息をつく…そして、呆然とするノブヲの方を向き、笑顔で話し始めた。
「見たでしょ?あたし、どんな男の人ともこういう事する女なの…こういうお仕事してるの…だから…」
舞衣は言葉に詰まる…
「だから…あたしの事なんか忘れて…もっと優しくて可愛い女の子見つけて…彼女作りなさいよねっ♪」
ノブヲは悔しさに唇をかみ締めながら、目に涙を浮かべその場から走り去る…
「歌山くん!!」
出入り口のドアを開け、走り去るノブヲに向かって叫ぶ…
雨…
土砂降りの雨…
2時間前まで晴れていたのに…いつの間にか天候は崩れていた。
「雨…降ってたんだ…」
雨に打たれながら走り去るノブヲを眺めながら、ポツリと舞衣は呟いた…
「ゴメンね…」
心の中で 「また…人を不幸にしちゃった…」 と思いながら、感慨に耽る…
「舞衣ちゃ〜〜ん、まだぁ〜〜?」
廊下から、山田の声が聞こえる…
「あっ、は〜〜い!!今すぐ準備しま〜〜す!!」
山田の声で我に返った舞衣は、急いでプレイルームに向かった…
ノブヲ割に良い奴じゃんw
山田はキモぃから楯にフクロにされないかな
命はあれだけひっついてたのにすっかり縁が切れてるんか
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
工業地帯に面する古い港…
その港に佑一を乗せたフェリーが到着したのは、既に夜の10時…
「やっと到着か…」
客室から甲板に出ると、プレスカブを押しながらフェリーから降りる佑一。
「にしても…スゲー雨だな…」
佑一の到着を拒むような豪雨…
そして、工業地帯独特の悪い空気…
佑一は見知らぬ土地に来た事を改めて確信した。
「今日は無理だな…悔しいけど…」
夜…しかも見知らぬ土地…そして豪雨…
こんな状況で下手に動き回ると、逆に大変な事になる。
そう判断した佑一は、フェリーの待合室で一晩を過ごすことにした。
「朝までに晴れるといいんだけどな…」
無人の待合室…その待合室のベンチに寝転がった…
「ふぁあ〜〜朝まで…もう一眠りするか…」
ひたすら降り続ける雨の音を子守唄に、佑一は睡眠をとることにした。
時折寝返りをうちながら物思いに耽る…
「今更だけど…舞衣…俺と会ってくれるのかな」
「DVDの事…話した方がいいよな…」
「でも…舞衣…傷付くよな…絶対…」
佑一は心の中で葛藤する…
舞衣に真実を…DVDを見て居場所を知った事を話すべきなのか…
「あぁ〜〜もうっ!!俺どうすりゃいいんだよ〜〜!!」
暫く眠る事はできなかった…
そして雨は降り続ける…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「…んっ?」
眩しい…太陽の光?
それに…騒がしい…
あぁ…もう朝か…
「ふぁあ…よく寝たな…」
そういや俺、待合室で寝てたんだよな。
やべ、周りの人たち、俺の事変なヤツだと思ってるよな、絶対。
俺は起き上がると、すぐに自販機の前に向かった。
ジュースを飲みながら待合室から出る…
昨日までの雨が嘘のようだ。
見事な晴れ…日差しは強い…
雨の後独特の蒸し暑さに俺は鬱陶しさを感じながらも、駐輪場に停めていたプレスカブに跨る。
そして、じいさんから貰った手書きの地図を頼りに、俺は舞衣のいる街に向かって出発した。
「てか、本当に、工場だらけだよな〜〜」
軽快なエンジン音を響かせながら、俺は町を走り抜ける…
工業地帯…見渡す限りの工場…
大きな工場が立ち並ぶ独特の風景…そして道路にはトラックや作業着姿の男達…
俺はバイクを止める。
「すみませ〜〜ん、ちょっといいスか?」
作業着姿のにーちゃんに、DVDで聞いた町の場所を尋ねた。
どうやらこの道を真っ直ぐ進めばいいらしい…
俺は只管真っ直ぐ進んだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
暫くすると風景は変わりはじめる。
大きい工場が立ち並ぶ地域から、小さな町工場が立ち並ぶ地域に…
「そういや舞衣は中退した後、町工場に就職したって噂だったよな…」
こういう感じの町工場に就職したのかな…
「そのまま働いてりゃ良かったのに…何で…ソープなんかに…」
そうだ…何で…よりによってソープなんかに…
他に仕事なんて幾らでもあるだろ?
ダメだ…考えちまうぜ…
舞衣が…他の男と…
助平なオヤジと…
「あぁ畜生っ!!もうすぐだからなっ!!舞衣っ!!」
俺はぶつけようの無い怒りを抑えながら、舞衣が待つ町に向かってバイクを飛ばした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
泡姫館
舞衣のプレイルーム
「はぁあ、はぁ、はぁ…まっ、舞衣ちゃ〜ん!ええのんか?ええのんかぁ〜〜!?」
「あんっ♪あんっ♪あんっ、あんっ♪いいっ、いいのっ!!山田さん凄いっ!!」
お昼前…今日も山田さんはお仕事をサボってお店に来てる。
そして、今日もあたしを指名してくれた…
「はぁ、はぁ、はぁ…まっ、舞衣ちゃんはいいよねっ!!男とヤルだけで…うっ…お金貰えて!」
ベッドの上で四つんばいになるあたしの腰を掴み、必死に腰を振る山田さん…
汗だくになりながら腰を振ってる…
「あんっ♪あっ♪あんっ♪んぁあ♪あんっ♪あっ、あたし…これしか…無いんですっ!!エッチな身体しか…
取り得が無いんですっ!!あんっ♪あっ、あんっ♪」
あたしは感じたフリをしながら、山田さんに言葉を返した…でもこれって、本当のことよね…
「はぁあ、はぁあ、そうなんだ?はぁ、はぁ…んほぉ〜〜舞衣ちゃんは、売春婦になるために生まれてきたんだねっ!!」
…流石に傷付いた…
お仕事柄、常に営業スマイルは欠かさないけど…流石に苦笑いしちゃう…
「んっ♪んっ♪そ、そうなのっ!!あたし売春しか稼ぐ方法が無いのっ!!あんっ♪あんっ♪あんっ♪」
あたしだって…こんな未来は望んでなかった…
「はぁ、はぁ…このっ…売春婦!!牝豚!!牝豚っ!!」
「きゃっ!?やっ!やっ!痛いっ!きゃっ!?」
山田さんはあたしを 「売春婦」 「牝豚」 と罵りながら平手でお尻を叩く…
あたしは思わず悲鳴を上げた…
悔しさに涙を浮かべてしまう…
でも、あたしは受け入れる…
あたしのお尻を叩く事に飽きた山田さんは、あたしを仰向けにして正常位の体勢で腰を降り始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ…舞衣ちゃんの身体は…はぁ、はぁはぁ…有料の…精液便所なんだねっ!?」
「あっ♪あっ、あんっ♪あんっ、あっ…そ、そうなのっ!あたしの身体は…8000円の有料精液便所なのっ!!」
悔しい…山田さんの言葉が、あたしの心を傷つける…心が痛い…
でも…これも 「贖罪」 だから…
あたしは受け入れる…
「はぁ、はぁ、はぁ…このっ…精液便所!!かぁぁぁ〜〜〜っ…ぺっ!!」
山田さんは喉を鳴らすと、あたしの顔に唾を吐きかけてきた…
「んっ…んんっ…」
臭い…ヌルヌルした唾があたしの顔に吐き出される…
「ぺっ、ぺっぺっ…かぁ〜〜ぺっ!!んぺっ!!ぺっ、ぺっ!!」
あたしの顔は唾まみれ…ヌルヌルの唾だらけ…
「あんっ、んっ、んっ…えへへぇ〜〜♪あたしの顔…唾だらけ〜〜(笑)」
あたしは笑顔で吐き出された唾を受け止める。
山田さんの癖…それは、興奮すると、あたしの顔に唾を吐きかけてくること…
興奮すると、憂さ晴らしのように上司や同僚の名前を叫びながら、あたしの顔に唾を吐きかけてくる…
「はぁ、はぁ、ううっ…んほぉ〜〜!!舞衣ちゃん!!まんこ急に締りが良くなって…気持ちいい?唾気持ちいいの?」
気持ちいい訳ない…でも、あたしはとびっきりエッチな表情で応えてあげた…
「えへへぇ〜〜唾…気持ちいい…あんっ♪あっ、あっ、あんっ♪唾…頂戴っ♪唾頂戴っ♪」
臭くてヌルヌルの唾があたしの顔中に纏わりつく…不覚にもあたし、感じちゃってる…
「いいの?こんなおじさんの唾がいいの?ふひひぃ〜〜舞衣ちゃん、口あけてっ!!口っ!!」
あたしは言われた通り、口を大きく開ける…
すると山田さんは、器用に腰を振りながら、あたしの口の中に唾を垂らし始めた。
「ふひぃ〜〜ふひぃ〜〜はぁ、はぁ…れろぉ〜〜〜ろろろ…」
山田さんの舌先から、ヌルヌルの唾液があたしの口の中に流し込まれる…
「んちゅ、れろ…ちゅく…れろれろ…ごく…ごく…ごくん…」
歯周病のような匂いに、煙草のような苦い味…何ともいえない感触の唾液を、あたしは笑顔で飲み下す…
「唾美味しい〜〜♪あんっ♪あんっ♪あんっ♪唾美味しいのっ♪」
あたしはワザと 「美味しい」 と言ってみせる…そうすれば、山田さんは満足すると思ったから…
「んほぉおおぉ〜〜!!舞衣ちゃんっ!!舞衣ちゃんっ!!イクよっ!!中出ししちゃうよっ!!」
「んぁん♪あんっ♪あんっ、あっ、あっ、あっ、あんっ♪いいよっ!!あたしの中に…一杯出してねっ♪」
「ふひぃぃぃいいいっ!!あああっ!!」
山田さんは、あたしの膣内で絶頂に達した…
プレイ終了後、お互いシャワーを浴びた後雑談した。
「労働福祉センターで舞衣ちゃんの評判いいよ〜〜」
「そ…そうなんですか…何かちょっと恥ずかしいですね」
無神経な言葉に、あたしは愛想笑いしながら受け応える。
「そうそう!だから〜〜みんなで話したんだけどね?今度の社員旅行、舞衣ちゃんも誘って、旅館で乱交パーティーしようって
計画があるんだけど?どうかな〜〜?」
信じられない事を笑顔で話す山田さん…
人のこと、何だと思ってるの?この人…
「…乱交…あの…それは…」
「おっと、そろそろ時間だ…早く行かないと!!じゃ、舞衣ちゃん、みんな期待してるよ〜〜!!考えておいてね!!」
笑顔で去っていく山田さん…
「はぁ…もう…やだ…」
久しぶりに弱音を吐いちゃった…
辛い…辛いの…もう…
何時まで続くのかな…こんな生活…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あまりショーモない客だと舞衣が文句言ったら店が出入り禁止にするんじゃねーの?
SMクラブじゃないんだから過度のスパンキングとか唾吐きとかは一発でアウトかと
そうですね…
過度の行為は、女の子が直訴すればそのお客は出入り禁止になるでしょうね…
しかし、舞衣ちゃんは 「贖罪」 という試練を自身に課しているので、
その辺が 「お客の横暴」 を受け入れているのかもしれません。
全てを受け入れる 「場末の観音菩薩になる」 という舞衣ちゃんの決意から
受け入れるのかもしれません…
あと、稼ぎを重視するお店側に逆らえないという立場もあると思います。
ただ一言いえる事は、
舞衣ちゃんは 「贖罪」 という洗脳を受けているという事です。
人間は、ある一定以上の恐怖や絶望を与えられる事で洗脳が可能です。
この時点での舞衣ちゃんの精神は 「まとも」 では無いということです。
その辺を、佑一くんがどういう感じで救ってあげるのか…
今回の描写、非常に下品でした。
もし不快感を受けたのでしたら申し訳ありません。
>洗脳
なーるほど、舞衣は普段、飄々としてるから、いつもの軽いノリで、
よーし、アタシ贖罪する!とか思ってるだけかと思ってますた。
>お店側に逆らえない
ジブンの見てきた印象ではw、基本、嬢や姫の方が立場強い感じがあるんですよね。
売れっ子なら特に。風俗店も、江戸時代じゃないし、今風の娘たちに
どう「最低限の社会的マナー」=遅刻しない、無断欠勤しない、などを
何とか守ってもらうことで精一杯みたいな・・
hoshu
バイクを走らせて2時間。
周囲の光景は更に変化する…
「やべぇな…ここ…」
佑一は、噂に聞いた通りの光景に驚きを隠せない。
「うわ…あれ…絶対…クスリやってるよな…」
正気の沙汰ではない男性同士が起す乱闘騒ぎを目の当たりにする…
「おいおい…堂々と博打なんてしてんじゃね〜よ…」
そして道端では堂々と賭け事を行っている人々…
「ホームレス…だよな…俺初めて見たよ…」
公園を埋め尽くすようなダンボールハウスと、その公園に住み着く浮浪者たち…
見るもの全てが衝撃的で、佑一は唖然としながら、町をバイクで走り抜けた…
そして見えてきた薄汚い歓楽街…
「華やか」 というよりも 「下品」 と言う言葉がお似合いのチープな歓楽街…
「ここだ!!ここに…この歓楽街に…舞衣が…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
山田のストレス発散の相手を務めた後、舞衣は少し遅めの昼食を済ませた。
暑さが鬱陶しい夏の午後…
早速次のお客が舞衣を指名する。
「よぉお〜〜舞衣ちゃん…久しぶりやなぁ〜〜」
「あっ、渡辺…さん…」
大柄でガッチリとした身体つき…パンチパーマで顔には幾つかの傷…
如何にも暴力団組員といった風貌の男性が、舞衣の待つプレイルームに現れた…
「ホンマにご無沙汰やなぁ…今日は久々に舞衣ちゃんの顔見に来たでぇ〜〜」
妙な威圧感タップリの渡辺は、舞衣の身体をジロジロ眺めながらにこやかに話しかけてくる。
「ありがとうございます…あたしも、久しぶりに渡辺さんの顔見ることが出来て嬉しいです♪」
舞衣は引きつった造り笑顔で渡辺に言葉を返す…
渡辺は某有名暴力団組織の構成員で、組からこの町の支配を任されている。
この町で行われている非合法的行為
違法薬物の売買…
拳銃の売買…
闇医者による臓器摘出と、その臓器売買…
それら全てを取り仕切っている人物が渡辺だった。
法に触れる行為を生業としているにもかかわらず、一向に逮捕されないのは
この町の住民に、圧倒的な支持があったからだ。
なぜならば、この町に住む日雇い労働者たちに仕事を提供しているのが渡辺であり、
更に一部の働けない住民には 「情銭」 と称して、最低限の生活が出来る程度の
「非合法な補助金」 を支給しているのも渡辺だった。
実質労働者たちに仕事を提供している渡辺には、労働福祉センターの人間達は逆らう事ができず…
渡辺を逮捕すれば、この町の住民達が暴動を起してしまうので、地元警察も渡辺を逮捕する事が出来ない…
正に渡辺はこの町の支配者と言っても過言ではなかった。
「では渡辺さん、お洋服脱ぎましょうか♪」
舞衣は笑顔で渡辺のスーツやシャツをハンガーにかける。
「っ!きょ、今日も…暑いですね〜〜♪」
舞衣はゾッとする…目の前には渡辺の背中…そして、その背中に大きく描かれている不動明王の刺青…
以前に何度も見ているのに、思わず舞衣は言葉を失い恐怖した。
服を脱ぎ、全裸になった渡辺…筋骨隆々とした身体に、背中から太股まで描かれている刺青…
身体から漂う独特の 「カタギではない」 雰囲気に、舞衣は手を震わせる。
「おぉ…そうや…舞衣ちゃん、ほら…あれや、前の話…考えてくれといたかぁ〜〜?」
舞衣はビクッと身体を震わせる。
「あっ…あのっ…もう少し…考えさせてください…」
「釣れんの〜〜舞衣ちゃん…まぁ、ゆっくり考えてや」
渡辺がこの店に来て以来、舞衣はこのどうしようもない男に気に入られてしまい、何度も情婦になれと
誘いを受けていたのだ…
情婦になれば、借金はすぐに返済できる…
舞衣は一度だけ情婦になろうと考えた事があったが、プレイルームに飾ってある巧海くんの写真を見て、思い止まった。
そんな事を思い出しながら、舞衣は浴室の準備を進める。
「あっ、ちょっと待ってくださいね…」
舞衣が浴室の準備をしていると、ボディソープとローションが殆ど無いことに気付いた。
「ごめんなさ〜〜い、渡辺さん…ちょっと今、ローションとソープを切らしちゃってるんで、替えを持って来ますね〜〜♪」
舞衣は渡辺に謝ると、早速ブラとショーツ姿のまま、店長の居るフロントに向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
下品な歓楽街のとある店舗の前…
「…ここか…」
佑一はプレスカブを停めると、店の前に立つ。
ソープランド 泡姫館
「やっと…やっと見つけたぜ!!」
何度もぶち壊してやりたいと思っていた店の名前…
その店が今、自分の目の前に…
自身に何度も 「落ち着け 冷静になれ」 と言い聞かせながら、佑一は泡姫館のドアに手をかける。
「くっ…ど…どうして?」
ドアノブが回せない…手が動かない…
「はぁ、はぁ…どうしちまったんだよ!!…俺!!」
佑一の心の中での葛藤が、佑一の手を止めていた…
「動け!!動けよ!!何してんだよ!!折角ここまで来たんだぜ!!」
自身に訴える…心の迷いを断ち切ろうと、必死に自身へ訴えた…
『本当に会っていいのか?』
『俺が会いたくても、舞衣が会いたくないんじゃないか?』
そんな事を考えてしまう…しかし…
「アイツが…舞衣が会いたくなくても…俺が舞衣を助けたいんだ!!俺が助けたいだけなんだ!!」
『俺が舞衣を助けたいだけ』
佑一は心の中で答えを出した。
すると自然に迷いは断ち切れた。
佑一はドアノブを回す…そして入店した…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
古臭いピンクの壁紙が張り巡らされた店内…
殺風景でそれほど広くない待合室…
会計と書かれてあるカウンターに座る中年肥満男性が一人、ラジオを聴きながら新聞を読んでいる。
その男性に歩み寄る佑一…
「舞衣…鴇羽舞衣は…いますか?」
真剣な表情で自身の感情を押し殺しながら、佑一は店長に問いかける。
その尋常ではない雰囲気に、何かを感じる店長…
「あぁ〜〜お兄さん、お客さんじゃないの?あのね〜〜ウチはね、お客さん以外の男はお断りなの、わかる?」
その言葉に、佑一は冷静さを無くす。
「だから…鴇羽舞衣は…舞衣は居るのかって聞いてんだよ!!さっさと答えろよ!!」
店長は、やれやれといった表情で言葉を返す。
「お兄さん、若いから知らないだろうね〜教えてやろう…こういうお店でね、名前を尋ねられて 「はい、居ますよ〜〜」って
素直に教えるヤツは居ないの」
店長には、お店に勤める女の子達を守る義務がある。
理由がどうであれ、素直にお店の女の子を差し出す事は出来ないのだ。
「るせ〜〜よ!!へ理屈言ってんじゃね〜〜よ!!いるんだろ!!?さっさと出せよなっ!!」
壁を思いっきり叩きながら、佑一は怒鳴る。
「ひいぃっ!!に、兄さんチンピラか?出てってくれ!!さっさと出て行かないと…」
金髪…鍛えられた身体…そして若さからの勢い…そんな佑一の怒鳴り声に、店長は怯えた。
そんなやり取りをしていると、待合室の奥から女性の声が聞こえてくる…
「すみませ〜〜ん!店長〜〜っ!ボディソープとローション切らしちゃったんですけど〜〜替え、有りますよね〜?」
懐かしい声が聞こえる…
佑一は緊張しながら、声の主の登場を待った…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ついに楯到着か
だが こんなとこで下手に暴れたら渡辺某に港の底に沈められちゃうん違うか
「店長〜〜聞いてます〜〜?」
ドアの向こうから現れたのは、紛れも無く舞衣…
佑一が探していた、最愛の人 『鴇羽舞衣』 だった。
自前の白いブラとショーツ姿の舞衣は、高等部3年時よりも若干成長した姿を佑一に見せ付けた。
「舞衣っ!!」
3年ぶりに舞衣の姿を見た佑一は、堪らず叫ぶ。
「はいっ!!?」
自分の名前を呼ぶ声に振り向く舞衣…
そして目の前にいる若い男の姿を見て、思わず絶句した…
「…っ!!?ゆ…佑一!!?」
舞衣は目を疑った…信じられないといった表情で佑一に視線を向ける…
佑一の姿を見た舞衣は呆然と立ち尽くし、手に持っていた空の容器を足元に落とした…
「やっ…イヤッ!!」
そして次の瞬間、舞衣はその場から立ち去ろうとする。
「待てよ!!」
立ち去ろうとする舞衣の腕を掴み、食い止める佑一。
「やだっ…離してっ!!いやっ!!」
それでも、佑一の前から立ち去ろうとする舞衣…
「待てよ!!待ってくれよ!!会いたかったんだよ!!舞衣、ずっと…謝りたかったんだよ!!」
佑一は顔を逸らす舞衣に、何とか話を聞いてもらおうと訴えた。
「あたしは…会いたくなかった…」
顔を逸らしたまま、ポツリと一言…
現状を一番知られたくなかった人に、見られてしまった…
その羞恥心に、舞衣は佑一の顔を直視する事ができなかった。
「舞衣…今更だけど…あの時…お前の力になれなくて…悪かった…ゴメン…」
「…」
舞衣は顔を逸らしたまま、無言で俯く。
「だから…俺と一緒に帰ろうぜ!!風華町に帰って…俺と一緒に暮らそうぜ!!なっ、いいだろ!!?」
「…っ!!?」
舞衣は佑一の言葉にハッと息を呑む…しかし、顔を逸らしたまま…佑一のほうを向こうとはしない…
「舞衣っ!!頼むっ!!こっち向いてくれ!!辛いのは解るけど…そんなに拒否しないでくれよ!!なあ!!」
すると舞衣は佑一の方を向く…
目に薄っすら涙を浮かべている舞衣…
「…さっきから…何言ってるの…?」
「何って…それは…」
舞衣の言葉に佑一は咄嗟に返答できず戸惑った。
「あんたに…何ができるっていうのよ…」
舞衣は呟くように言葉を投げかける。
「ほら…見てよ…」
舞衣は店内の壁に貼られているポスターを指差した。
数名の泡姫たちの写真が張られている中、舞衣の写真もあった。
「ここが…どういう所か知ってるわよね?」
舞衣は佑一に尋ねる。
無言の佑一…
「あたしはね…最低な女なのっ!!」
正面を向くと、佑一に訴えるように話し始めた。
「いい?よく聞いてねっ!!あたし…お金のために…たくさんの男の人と…セックスしてきたの!!」
頬を紅潮させながら…自身の醜さ、愚かさを解ってもらおうと叫ぶように話し始める…
「好きでもない人と…その日会ったばかりの人と…笑顔で肌を重ねて…キスして…助平なおじさんや
イヤらしい男の人たちの…おちんちんを…平気で咥えて…」
舞衣の涙が頬を伝う…
「好きでもない助平なお客さんと…平気でセックスしてきた…あたし…お金のために平気で身体を売る…そんな女なの!!」
舞衣の涙は止まらない…
「どう?嫌いになった?幻滅したでしょ?だから…帰って!!帰って頂戴!!もう…二度と来ないで!!」
『さよなら…佑一…』
心の中で、舞衣は呟いた…
「…好きで…この仕事に就いたわけじゃないんだよな?」
佑一は舞衣に問いかける…
「当たり前でしょ!!あたしだって…普通のお仕事で借金を返済したかった!!」
舞衣は泣きながら佑一に向かって叫んだ。
「お前…昔から…頑張り過ぎなんだよ…」
舞衣の肩に手を置き正面を向かせると、ゆっくりと言い聞かせるように話し始める佑一…
「幻滅したか…って言ってたな…言っとくけどな…イヤなら来ねーよ…お前の事…嫌いなら…こんな所…来ねーよ…」
「けどな…巧海の為に身体張って…女としてのプライドを捨てて…心も身体もボロボロになるまで傷つけられても頑張ってる…
そんなお前を…お前を放って置ける訳ねーだろ!!俺はな!!お前を見捨てる事なんて出来ねーんだよ!!」
「佑一…」
今すぐ逃げ出したい…今すぐ、佑一と一緒に風華町へ帰りたい…
こんなに落ちぶれた自分を今も想ってくれている佑一の言葉に、舞衣の心は揺れ動く…
と、その時…
「よぉ〜〜舞衣ちゃん…何時まで待たせるつもりやぁ〜〜?」
店の奥から、腰にタオルを巻いた渡辺が現れる…
「っ!?わ…渡辺…さん…」
舞衣は渡辺の声に身体を震わせた。
「っ!!?」
佑一は、目の前の男の姿に息を呑む…
筋骨粒々とした身体に刺青…そして独特の雰囲気…
普通のチンピラ風情の男では無いと直感した。
「舞衣ちゃ〜ん、幾ら夏でも湯冷めしてまうわ…はよしてやぁ〜〜」
渡辺は舞衣の腕を持ち、引っ張る…
その瞬間、佑一は渡辺の手を払い除けた。
「よう、おっさん!!気安く触んじゃねーよ!!」
佑一の意を決した行動…相手が暴力団組員だという事は、見ただけで解った…
恐怖心に声が若干震えてしまう…
「んん〜〜?何や兄ちゃん…舞衣ちゃんの知り合いかぁ〜?」
渡辺は佑一に目を向ける。
「まぁ、そんな所だな…なぁ、おっさん…悪いけどな…舞衣は今、ソープ嬢を辞めたんだよ!」
一瞬呆気に取られる渡辺…しかし次の瞬間、大きな声で笑い始めた。
「ひゃはははははぁ〜〜!!兄ちゃんおもろいわ〜〜!!今何て言った?」
爆笑する渡辺の姿を見た佑一は激怒する…しかし何とか冷静さを保とうと務めた…
佑一は財布から1万円札を取り出す…そして渡辺に差し出した。
「ほら…これでいいだろ?他の女指名するか…金返してもらって他の店にでも行けよな…」
と、次の瞬間、佑一の腹部に激痛が走った…
「んぐっ!!?」
一瞬何が起こったのか解らず…
気付けば、佑一の腹部に渡辺の膝蹴りがめり込んでいた…
「ぐぁあああぁぁ〜〜〜っ!!」
その場に倒れこみ腹部を押さえながら、のた打ち回る佑一…
「佑一っ!!」
目の前で起こった惨事に、舞衣は両手で口元を押さえ佑一の名を叫んだ。
「ぐぁああぁ…げほげほっ!!げほっ!!」
今までに味わった事の無い痛み…苦しみ…咳き込むと口からは胃液と共に若干の血が吐き出された。
「よぉ〜〜兄ちゃん…人の楽しみ奪っときながら、その代償がこれっぽっちかいなぁ〜〜?」
ゆるい口調が次第に強い口調に…そして渡辺の表情が一変する。
「人が買った女、横取りした上に…舐めた真似してんじゃね〜〜ぞコラァァァァァアアア!!」
渡辺は、自身の背に描かれた不動明王のような表情を浮かべると、怒鳴りながら勢いよく佑一を踏みつけ始めた。
「オラァ!!オラァ!!落とし前つけろや!!オラァ!!このまま殺すぞワレ!!オラァ!!死ぬかぁ!?死ぬかぁ!?オラァ!!」
「ぐぁあ!!うぁあ!!ぐふぅ!!げほっ!!げほっ!!ぐぁあ…げほっ!!げほっ!!」
頭…顔面…腹部…背中…腕…脚…佑一の身体を容赦なく踏み潰し、蹴りつける渡辺…
たちまち佑一の身体はアザだらけになり、床は佑一の血で赤く染まる…
「止めてっ!!お願いしますっ!!渡辺さんっ!!止めて下さいっ!!」
舞衣は泣きながら渡辺に抱きつき訴えた…
しかし、渡辺は佑一への暴力を暫く止めなかった。
「死んじゃうっ!!佑一が…死んじゃうっ!!止めてっ!!渡辺さんっ!!お願いしますっ!!」
舞衣は意を決して、身体を張って佑一を庇った。
「きゃぁあああああぁ!!」
店内に響く悲鳴…舞衣の身体は、佑一と同じように乱暴に踏みつけられてしまった…
舞衣の悲鳴を聞き、渡辺は我に返る…
「はぁあ、はぁあ、はぁあ…はぁあ…ふぅ…おぉ…済まんなぁ…舞衣ちゃん…大丈夫かぁ〜〜?」
何時ものゆるい口調に戻った渡辺…表情も徐々に戻る…
「あぁ〜〜折角の休日が台無しやわ…店長、また来るわ…」
渡辺はプレイルームに返り身支度を整えると、店を後にした。
「佑一!!大丈夫!?佑一!!佑一!!」
舞衣は泣きながら佑一に声をかける…
「佑一!!しっかりして!!佑一!!佑一っ!!」
佑一の身体を揺すりながら、必死に声をかける…
「うぅ…舞…衣ぃ…」
佑一は暫く意識を失ってしまう…
気を失いながらも、佑一は舞衣の名前をうわ言のように呟いていた…
893と佑一のリョナプレイでおっきした
続き期待
ほしゅ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夕方、強い西日が室内に差し込む…古いアパートの一室
「うぅ…ぁあ…はぁ、はぁ…」
6畳一間の一室に横たわる佑一は、時折舞衣の名前を呟きながら悪夢にうなされていた…
「うぅ…舞衣ぃ…はっ!?」
意識が戻った佑一は、はっと我に返り周囲を見回す…
「はぁ、はぁ、はぁ…えっ?ここ…どこだ…」
壁にもたれ掛かりながら佑一を膝枕していた舞衣…
「よかった…気がついて…よかった…」
舞衣は、意識が戻った佑一を見ると安堵の声を上げながら涙を浮かべる…
そして涙は舞衣の頬を伝い、佑一の頬を濡らした…
そんな舞衣の姿を見て、佑一は腫れ上がる顔の痛みに耐えながら笑顔を向ける。
「良かったんなら…泣くなよな…へへ…照れるじゃんかよ…」
「ばっ…馬鹿っ!!これは…泣いてるんじゃなくて…これは…もうっ!!」
安堵の涙を見られるのが恥ずかしいのか…舞衣は佑一の頭を軽く小突いた。
「イテっ!!おいおい、こっちは怪我人だぜ〜〜もっと優しく扱えよなっ!」
「あははっ!怪我人にしては元気そうじゃない♪でも…本当によかった…」
一瞬、高等部時代のようなやり取りを交わす2人…そして感極まった舞衣は、佑一の胸元に抱きつき…泣いた…
「だから…折角会えたんだし…泣くなよな…」
佑一も、胸に抱きつく舞衣を抱き寄せ、頭を撫でる…
暫くの間、2人は無言で再会の喜びを分かち合った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『ここが…舞衣が住んでる部屋か…』
起き上がった佑一は、舞衣に傷の手当をしてもらいながら、周囲を見回す。
高等部時代、佑一は舞衣の部屋…男子禁制が原則である風華学園女子寮の舞衣の部屋にいつも入り浸っていた。
同居人の野生児、命のチョッカイを受けながらも楽しく過ごした舞衣の部屋…
しかし佑一が今いる部屋は、その懐かしい舞衣の部屋とは明らかに雰囲気が違っていた。
6畳一間の畳部屋…ボロボロの木のドア…エアコンのない蒸し暑い室内…
そして何より、テレビやパソコンなど、無駄な電化製品は無い。
部屋には、冷蔵庫とちゃぶ台…そして敷きっ放しの布団に携帯ラジオ…
必要最低限の物しか置いていなかった。
「あはは…殺風景なお部屋でしょ?お風呂なしのトイレ共同なのよね」
ふぅっとため息をつきながら苦笑いする舞衣…その表情から、切り詰めた生活を送っている事が伺えた。
「な、なぁ…ああいう仕事って…その…稼ぎいいんだろ?もっと…いい所に住めばいいだろ?」
佑一は疑問に思った…どうして舞衣がこんな安いアパートに住んでいるのか…理解できなかった…
すると、舞衣は淡々と答える。
「そうね…でも…今も巧海の手術費用を返済してるから余裕無いのよね(笑)」
笑いながら答える舞衣の表情は、何だか疲れ切っていた…
「っていうか…何で…何で…お前…あんな仕事始めたんだよ…工場に就職したんじゃなかったのかよ…」
この3日間持ち続けた疑問を舞衣に投げかける。
すると舞衣は溜息混じりに、ソープランドで働くまでの経緯を説明した…
「そんな事があったのか…辛かっただろうな…本当に…大変だったんだな…舞衣…」
舞衣が苦しんでいる時に、自分が何もできなかった事を今頃になって後悔する佑一…何もしてやれなかった自分が悔しい
のか…唇をかみ締め、俯いた…
そして、舞衣の方からも佑一に質問がぶつけられた。
「どうして…あたしの居場所がわかったの?」
佑一はその言葉に動揺する…
『DVDの事…話すべきなのか…』
迷いながらも、佑一は真実を話す事にした。
「いいか…舞衣…落ち着いて聞いてくれ…実はな…」
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舞衣、泣くか怒るか諦めの境地か どーなる
佑一はここに至るまでの真実を舞衣に伝えた。
詩帆が舞衣のことを憎んでいた事…
その詩帆が興信所に頼んで、舞衣の居場所をつきとめた事…
店内の舞衣を隠し撮りした事…
そして、詩帆の陰謀によって席を外す事を余儀なくされた佑一を見計らい、詩帆が鑑賞会を開いた事…
そのDVDが全員に無料配布された事…
全てを話した…
舞衣がソープランドで働いている事を知り、居ても立ってもいられなくなって助けに来た事も伝えた…
「そう…なんだ…」
舞衣の反応は以外にも落ち着いたものだった…
「そうなんだ…って…お前…怒らねーのかよ!!腹立つだろ!?俺、DVD叩き割ってきたぜ!!他の奴等のも…
叩き割ってやりたい…」
自分の膝を殴り悔しさを露にする佑一。
「畜生っ!!詩帆の奴…風華に帰ったら説教してやる!!自分がどんな罪を犯したのか…解らせてやるぜ!!」
何度も何度も…佑一は自分の太股を殴りつける…
「詩帆ちゃん…怒ってたわよね…あの時…」
舞衣は当時の事を思い出すように話し始めた…
「ほら…話したことあるでしょ?あたし…詩帆ちゃんと約束した事あるの…詩帆ちゃんの…恋を応援してあげるって…」
舞衣は高等部1年生の時、宗像神社でバイトした時、詩帆に「恋愛を手伝う」約束をしていた…
しかしオーファン事件が解決後、舞衣は自分の気持ちには逆らえず佑一の告白を受け入れた…
「裏切り者…」
ある日ばったり出会った詩帆に言われた言葉…その言葉が今、脳裏に蘇って来る…
何ともいえない憎しみの表情にゾッとした事も思い出した。
「あたし…詩帆ちゃんを裏切っちゃったし…仕方ないのかな…」
苦笑いしながらポツリと呟く…
「仕方ない訳無いだろ!!アイツのやったことは犯罪だ!!舞衣の人生を滅茶苦茶にしやがって!!」
怒りが収まらない佑一…
「ううん…いいの…これは… 「贖罪」 だから…詩帆ちゃんに対しての… 「贖罪」 だから…」
「贖罪?何だよそれ…訳分からねーよ!!いい訳無いだろ!!」
すると、舞衣は立ち上がる…
「今回のDVDは…詩帆ちゃんの恋愛を台無しにしちゃった…あたしの贖罪…だから…あたしは…受け入れる…」
立ち上がった舞衣は、ゆっくり歩きながら窓際に向かう…そして夕日が差し込む窓枠に座った。
「…あたしが…ソープで働き始めた動機はね…他にもあるの…」
窓際には、小さな折り紙で折られた折鶴…幾羽もの折鶴が糸で繋げられた、造りかけの千羽鶴が飾られてあり…
それを手に取ると、撫でながら話し始めた。
「ここに来る少し前から…あたし、思い始めたの…お母さんも…お父さんも…巧海も…あたしのせいで不幸になっちゃったのかなって…」
舞衣は立ち上がると、作りかけの千羽鶴をちゃぶ台に置く…
「教会の神父さんがね、どうしてもそう思うのなら 「贖罪」 をしなさいって…アドバイスしてくれたの…」
そして舞衣は棚から小さな折り紙を一枚取ると、再び窓枠に座り話し始めた。
「 「贖罪」 ってね、罪滅ぼしみたいなものなんだけど…あたし…自分に何が出来るか考えた…」
「あたしには…何も無かった…お金も…特技も…資格も…コネも…何も無かった…」
「でもね…窓ガラスに映った自分の姿を見て気付いたの、あたしには…この身体があるって…」
「男の人を喜ばせる…エッチな身体があるって…」
その言葉に、佑一は耳を塞いでしまいたい衝動に駆られる…
「…やめろよ…」
静かに訴える佑一。
「…巧海はね…小学生の頃、一度手術を受けた事があるの…テレビやネットで 「難病の少年を救おう」 って、
有志の人たちが募金を募ってくれて…」
舞衣は、手に取った小さな折り紙を折り始める…
「当時のあたしは…巧海が治ると思うと嬉しくて…学校が終わったら、すぐに帰って…毎日毎日鶴を折り始めたの…千羽鶴を作るために…」
器用に、そして綺麗に鶴を折る…
「手術の前日に…やっと千羽鶴を完成させて…巧海に手渡したの… 「絶対に成功するから、頑張ってね!!」 って…」
「でも…巧海の様態は変わらなかった…何も変わらなかったの…」
「この町に来て…教会で話を聞いて…その事を思い出したの… 「普通に折った千羽鶴なんて…意味無かったんだ」 って思い始めて…」
「だから…あたしは、巧海への罪を償うために…ソープで働いて贖罪しようと決めたの…」
佑一は堪らず立ち上がった。
「馬鹿野朗っ!!そんなの…巧海が喜ぶ訳ねーだろ!!?」
尚も舞衣は淡々と語り続けた…
「あたしね、ソープで…男の人に一人抱かれる度に…鶴を一羽折ることにしたの…だから…今日は一羽…」
舞衣は立ち上がると、折り終えた鶴を、造りかけの千羽鶴の糸に通す…
「2年前からね…あたし…巧海の病気が完治するように…願掛けしてるの…だから…千羽鶴を完成させるために…
あたしは…1000人の男の人達に抱かれようって…1000人の男の人に抱かれて…贖罪しようって…決めたの…」
「くっ!!」
佑一は、舞衣が手に取る作りかけの千羽鶴を奪い取る…そして同じ長さに揃えられた鶴の一列を数え始めた。
2…4…6…8…10… …20… …40… …80… …100…
一列が100羽…全部で8列…
そして半端が57羽…
全部で…857羽…
佑一の手は震えた…震えが止まらなかった…
折鶴の羽数を数えた事で、舞衣が2年間の間に857人の見ず知らずの男達とセックスしたという真実を知ってしまった佑一…
あまりの絶望感に、膝からガクッと崩れ落ち…ちゃぶ台にもたれ掛かった…
面白い展開だ
巧海はまだ風華学園に居るんかね
hoshu
暫くの沈黙が続いた後、佑一は口を開いた…
「…もうすぐ…完成だな…千羽鶴…作り終えたら…どうするんだよ…」
舞衣は溜息をつきながら、自傷気味の笑みを浮かべ答える…
「完成させたら…また一から作り始めるわよ…また完成させたら…また…千羽鶴を折り続ける…」
佑一の絶望に追い討ちを掛けるような舞衣の言葉…
堪らず佑一は立ち上がり、舞衣を抱きしめた。
「馬鹿野朗っ!!お前…どれだけ苦しみ続ける気なんだよ!!」
久々に舞衣の身体の温もりを感じながら、暫く舞衣を抱きしめ続ける…
そして少し離れると、佑一は舞衣の両肩を手で支えるように持ちながら舞衣を諭し始めた。
「舞衣…もうお前は充分頑張った…巧海の為に…充分頑張ったんだよ…」
風華学園高等部時代から、毎日巧海の看病とバイト三昧だった学生生活を知っていた佑一。
自分とは対照的な学生生活を送っていた舞衣の事を思い出しながら語り続ける…
「これ以上不幸になってどうするんだよ!!そんな不公平…世の中にあって堪るかよ!!」
佑一は自分の気持ちを伝えるように訴えた。
「舞衣、もうお前は…幸せにならないといけないんだ…」
その言葉に、舞衣はハッとした表情で佑一を見つめる…
「…ダメ…あたし…幸せになれない…幸せに…なっちゃダメなの…」
佑一は再び舞衣を優しく抱き寄せ抱きしめる…そして優しい笑顔で舞衣を見つめると、佑一はゆっくりと舞衣の唇に、
優しく唇を重ねた。
「んっ…ちゅっ…んっ♪」
久々に交わした佑一とのキス…舞衣はキスにうっとりと恍惚とした表情を浮かべながらも、自分から唇を離した…
「んっ…んはぁ…はぁ…はぁ…ダメ…あたし…汚れてる…たくさんの男の人に…あたしの身体…汚されてるから…」
舞衣は後ろめたさを感じながら、佑一から身体を離す…
そんな舞衣の行動も、佑一は優しく受け止める…
佑一は再び舞衣を優しく抱き寄せた。
「俺が…身体を…綺麗にしてやるよ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夕日が落ち始め、窓から差し込む西日も若干和らいできた頃…
佑一は、舞衣の服を一枚一枚脱がしていく…
一糸纏わぬ姿になった舞衣は、布団の上に仰向けになった…
「舞衣…やっぱ綺麗だよ…」
佑一は、久々に見た舞衣の身体に感嘆の声を上げる。
染み一つ無い綺麗な素肌に、仰向けになっても崩れない大きく張りのよい乳房…
まるで高等部時代の舞衣そのものを見ているようだった。
「ダメ…何か…恥ずかしいよ…」
舞衣はじっくりと身体を見られると羞恥心がこみ上げてきて、思わず顔を両手で覆う。
佑一に見られるだけで気持ちが昂り、息が上がり赤面してしまう…
久々に舞衣の身体をジックリ眺める佑一。
高等部時代に、毎日のように求めていた舞衣の身体…
その身体を目の前に、佑一は興奮を隠せない。
佑一は身に着けていたTシャツを脱ぐと、ゆっくりと舞衣に覆いかぶさり、唇を重ねた…
「んっ…ちゅっ…んっ…」
キスを交わした後、舞衣の大きな乳房を両手でゆっくりと円を描く様に揉む…
「相変わらず…デカいよな…」
ゆっくりと、舞衣の乳房の柔らかさを味わうように揉み…そして、胸の谷間に顔を埋める。
そして舞衣の乳房の肌触りや胸の谷間から立ち上る香りをタップリ味わい、久々に味わう舞衣の身体の感触に、佑一は感極まった…
「はぁ、はぁ…舞衣の身体…はぁ、はぁ…俺…本当に…舞衣に再会できたんだな…うぅっ…」
堪えながらも涙を浮かべる佑一の姿に、舞衣も感極まる…しかし絶対涙は見せないと、舞衣は涙を堪えながら、笑顔を佑一に向けた。
舞衣の身体の感触を充分に味わった後、佑一は舞衣の首筋に吸い付く…
「ひゃっ!?あんっ…ダメ…あたし…いっぱい汗かいちゃってる…」
そんな言葉も無視して、舞衣の首筋、肩、腕をゆっくりと、丹念に嘗め回していく…
「俺が…舞衣の身体を綺麗にしてやるって言っただろ?」
まるで舞衣の身体に付いた汚れを…男達に汚された舞衣の身体を綺麗にするように…佑一は舞衣の身体を舐め回し始めた。
お客達に揉まれ続けた乳房や胸の谷間を嘗め回し…そして、多くの男達に吸われたであろうピンク色の乳首に吸い付く…
「ひゃぅん!?んっ♪あっ、あんっ♪おっぱい…ダメぇ…あたし…弱いの知ってるでしょ?んっ♪」
佑一の唾液によって濡れていく舞衣の両乳房…佑一に舐められ、吸われ…まるで快感と引き換えに、自分の身体から
汚れが消えていくような感覚を感じた。
二の腕から肘、手首まで…丹念に舐めまわすと、指の一本一本も口に含み丹念に舐めまわす佑一…
お客のペニスを何本も握ってきた舞衣の手を、佑一は舐め回し浄化していく。
「はぁ、はぁ、はぁ…ありがとう…佑一…クスン…綺麗にしてくれてる…あたしの身体を…ありがとう…」
舞衣の上半身を起すと、背後から乳房を持ち上げるようにして揉みしだきながら、背中を舐めまわす…
肩甲骨から背筋に沿って舌を這わせ舐めて、キスしていく…
大勢の男が、舞衣の背中や腰に手を回してきた…その汚らわしい手で付けられた汚れを落とすように、佑一は舐める…
「はぁあ、はぁあ…あぁ…変…なの…はぁあ、はぁあ…身体の芯が…熱くて…溶けちゃいそう…」
全身を舐められキスされ、舞衣は身体の芯から熱くなり、フワフワするような感覚に陥る…
既に全身性感帯になった舞衣は、何処を触られ舐められキスされても、感じてしまうほど敏感になってしまっていた。
「んぁあ…あんっ♪あっ、あんっ♪いい…気持ちいいよ…佑一…」
舞衣の身体に舌が這うと、頭から脚の指先まで波打つような快感が走った…そして、佑一は舞衣の秘部に近づく。
大勢の男の…857人の汚らわしい男達のペニスを受け入れてきた舞衣の秘部…
その汚された舞衣の大切な場所に、佑一は舌を這わせた。
「んひぃ♪あっ、あんっ…ダメっ!そこ汚いっ!あたしの…汚いからっ!!ひゃう…んんっ♪」
舞衣は佑一の頭を両手で押さえながら、愛撫を拒否する。
「だから…言ったろ…俺が…綺麗にしてやるって…」
舞衣の拒否を優しく解くと、佑一は舞衣のワレメを優しく舐め始めた。
丹念に舐め回し、そして多くのお客が悪戯に弄ったであろう舞衣のクリトリスにも優しく舌を這わせる…
「あんっ、佑一…あたし…幸せ…幸せになっちゃうっ♪身体の芯が熱くて…身体が…フワフワして…はぁあ、はぁあ…」
舞衣は全身に広がり波打つ快感に身体をピクピク震わせながら喘ぐ…声にならない声で快感を訴えながら、舞衣は更に
全身をビクンビクンと痙攣させ絶頂を迎え始めた。
「はぁ、はぁ、はぁあ…イッ…イクっ…イッ…イッちゃうっ♪はっ、はっ、はぁ…ダメっ♪イクっ♪イクイクっ♪イッちゃうっ!!」
舞衣は、全身から汚れが消えていくような感覚を味わいながら絶頂に達した…
「はぁあ、はぁ、はぁ…あぁ…あたし…イッちゃった…はぁ、はぁ…あれっ?」
全身を痙攣させながら数十秒絶頂を味わい続けた舞衣は、佑一の股間に気付く。
「クスクス…いいよ…佑一…久しぶりに…しちゃおっか♪」
佑一は仰向けになる舞衣に覆いかぶさる。
そして肌を密着させ、舞衣の肌のスベスベ感を感じながら正常位の体制でゆっくりとペニスを挿入した。
「んぁあ…あぁ…いいよ…やっぱり佑一の…んっ♪」
佑一の首に両手を回しキュッと抱きつきながら、舞衣は久しぶりの佑一のペニスを受け入れる…
「うぁあ…舞衣…久しぶりの舞衣の中…熱くて…締め付けてくる…はぁ、はぁ…」
舞衣が学園から去って以来、彼女も作らないまま過ごした佑一…専ら性欲処理は自慰行為で済ませて来た佑一は、
久しぶりの女の身体…舞衣の身体に歓喜の声を上げた。
「舞衣…動かすぞ…」
佑一は、舞衣の身体を抱きしめながらゆっくりと腰を動かす…
「…あっ…あっ…あんっ…あっ、あんっ…ゆ…佑一ぃ…はぁ、はぁ…」
舞衣は恍惚とした笑顔で佑一を抱きしめ受け入れる…
肌を重ね、お互いの体の温もりを感じ…お互いの優しさを感じ…唇を重ねながら、お互いの身体の匂いを感じ…
言葉を交わしながら愛情を確かめ合い、そして快感を高めあった…
「あっ…あっ…あんっ♪佑一…あたし…幸せ…凄く…幸せ…あっ、あんっ♪」
舞衣は全身で佑一の愛を感じながら幸福感に包まれ、再び絶頂に達した…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
時刻は夜9時を回った…
その後、何度も何度も2人は身体を求め合い、何度も絶頂に達した…
佑一は身体の傷の痛みも忘れ…
舞衣は、開けっ放しの窓から自身の喘ぎ声が響き渡っている事も忘れ…
何度も求め合った。
次第に暑さも忘れ…
疲労も忘れ…
空腹も忘れ…
お互い汗だくになり、互いの唾液…そして愛液と精液に塗れながら何度も絶頂に達した…
そして今…
疲れ切った二人は、お互い布団に仰向けになる…
「はぁ、はぁ、はぁ…ははは…も、もう出来ないぜ…はぁ、はぁ…」
「はぁあ〜はぁあ〜〜も、もうダメ…はぁあ、はぁあ…疲れた〜〜!!」
妙な充実感と心地よい疲労感に酔いしれる2人は、呼吸を乱しながらお互いの手を握り合い、天井を眺めながら笑う。
舞衣は壁にかけてある時計を眺める…
「あっ…もう9時…」
すると舞衣は起き上がる…
「佑一…銭湯…行こっか」
佑一も上半身を起す…そして、このアパートには風呂が無いことを思い出した。
「あぁ…もう汗だくだぜ…それに…」
佑一のお腹から、ぐうぅぅ〜〜っと空腹を伝える音が…
「あはは…腹減って死にそうだ(笑)」
「お風呂の後は晩御飯ね♪」
2人は汗だくの身体をタオルで拭くと身支度を整え、アパートを出る。
銭湯に向かって歩く2人…
「しかし…ヤバイ町だよな…ここ…舞衣…お前大丈夫だったのかよ…」
佑一は、改めて舞衣にこの町の事を聞いてみる。
「うん…確かにこの町は危険だと思う…でもね、みんな悪い人…ていう訳じゃないの…だから…何とかやって行けたのかな」
2人で会話しながら歩いていても、道端には浮浪者が物乞いをしている様子が伺える…
そして、銭湯に到着した二人は、早速それぞれ男湯、女湯に向かった。
「んぁああ〜〜気持ちいいっ!!」
浴場でお湯に浸かりながら脚を伸ばす佑一…
長旅と乱闘…そして久々に時間を忘れ舞衣と交わった疲労感から、佑一はお湯の心地よさに声を上げる…
心も身体もある程度落ち着きを取り戻した佑一は、お湯に浸かりながら数日間を振り返った。
「やっと…舞衣と巡り会う事ができた…本当…信じられないぜ…でも…夢じゃないんだよな…」
同窓会…詩帆の復讐…そして衝撃的だったDVDの内容…
アパートを飛び出し…妙な老人との出会い…そして幸運ともいえる老人からの情報と援助…
自身との葛藤と再会…そして乱闘…
そして今、互いの愛情を確かめ合う事ができた事…
ここ数日間で起きた出来事を思い出しながら、佑一は湯船から出ると、頭から桶で掬ったお湯をかぶり、
汗で固まった金髪をシャンプーで洗い始めた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男湯を出た佑一は、銭湯の入り口で舞衣を待つ。
「よかった…確かによかったんだけど…これから…どうすればいいんだ…」
再び苦難が襲って来る事を、佑一は容易に想像できた…
舞衣を守るために…舞衣を幸せにするためには、一体どうすればいいのか…
佑一は悩んだ…
「ごめんね〜〜待った?」
女湯から出てきた舞衣と再会する。
「んっ?どうしたの?」
湯上りの舞衣の姿は艶やかで、思わず佑一は見惚れてしまう…
高等部時代にも見た事が無い舞衣の表情や姿に、改めて惚れ直した…
『絶対に…守って見せる…どんな手を使っても…』
佑一は心に誓った…
ハッピーエンディングになって欲しいね
男湯を出た佑一は、銭湯の入り口で舞衣を待つ。
「よかった…確かによかったんだけど…これから…どうすればいいんだ…」
再び苦難が襲って来る事を、佑一は容易に想像できた…
舞衣を守るために…舞衣を幸せにするためには、一体どうすればいいのか…
佑一は悩んだ…
「ごめんね〜〜待った?」
女湯から出てきた舞衣と再会する。
「んっ?どうしたの?」
湯上りの舞衣の姿は艶やかで、思わず佑一は見惚れてしまう…
高等部時代にも見た事が無い舞衣の表情や姿に、改めて惚れ直した…
『絶対に…守って見せる…どんな手を使っても…』
佑一は心に誓った…
(完)
すみません…悩んだ結果、お話のキリがいいので、
〜「再会」〜 は、ここで(完)とさせていただきます。
舞衣を守るといっても、実際のところ、問題はせいぜい借金だけだよね
857羽って事は、格安店としても二千万の四割程度は返してるんでないか
素直に高級店で働いてたら二年で完済してたのになぁ 勿体無い・・
そうですね…
問題は借金ですが、それ以外にも舞衣ちゃんは 「自分が周りを不幸にしているのではないか?」
という思い込みや、罪悪感を持っているということです。
家族や周りの人を不幸にしているのは自分のせいではないかと思い込んでいるので、その贖罪の為に、
お金の無い…恵まれない…「外の街」のお店…「大衆店」や「高級店」「格安店」にすら行く事が
できない人たち…
「浮浪者」や「日雇い労働者」 または「老人」や「生活保護を受けている働けない人たち」など…
(ここでは本当に働けない人たちを指します)
そういう人たちに、自分の身体を捧げて自ら最も安い賃金で男性達の慰み者になり、正に全てを受け入れる
「場末の観音様」になる事で、罪滅ぼしをしようと思っている感じでしょうか…
確かに問題は「お金」なのですが、その根本には、やはり「贖罪」 があるという感じですね。
お金は二の次という感じでしょうか…
上手く言えなくてごめんなさい…
あっ、でも…確かに…
「舞衣を守る」
何から守るのか…というと、やっぱりお金絡みの事からですよね(笑)
借金取りさんとか…あと、渡辺さんでしょうか(笑)
訳わからなくなってきました。
借金はどこまで行っても民事だし職業選択権・移動の自由とは無関係だから
舞衣がこのままどこへ行こうとそれを妨げるものは(精神的なもの以外)無いと思われ
ただおっしゃるように本人の心がまだ縛られてたらどうしようもないな
舞衣の罪悪感の根源は、弟と母親を溺れさせた過去のトラウマにあるので根が深そうだ。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お待たせ〜〜♪」
「おっ!やっと来たか!もう腹減って死にそうだぜ〜〜!」
…んっ?ここは…風華学園の…屋上…か?
「ごめんね〜〜女子は体育長引いちゃって。男子は良かったよね〜〜早く終わって」
「それよりも、メシにしようぜ!!俺、最近舞衣の弁当目当てに学校に来てるんだからよ(笑)」
「はいはい、わかってるわよ♪」
うわ…懐かしい…舞衣の手作り弁当…美味かったよな…
「いただきま〜〜す!!モグモグ…んはぁ〜〜!!やっぱ美味いよ!!舞衣、お前やっぱ料理上手いよ!!」
「っていうか、落ち着いて食べなさいよ(笑)これからも毎日作ってあげるんだから」
そういや…あの頃は…毎日舞衣が…俺の為に弁当作ってくれてたよな…
「…ごめんね…佑一…最近忙しくて…これくらいの事しかできなくて…」
「…えっ?何謝ってんだよ?」
「ううん…その…最近あたし、付き合い悪いな〜って…デートにも行ってないし…学校以外で会う回数も減ってきたし…」
「ごくん、ごくんごくん…ぷはぁ〜〜!!まぁ、気にするなよ!…バイト忙しいし…巧海の看病とかもあるしな」
「これじゃあたし、彼女失格よね…」
「そんな事ねーよ!デートしなくても、遊びに行かなくても…こうやって毎日舞衣と弁当食べながら話せるだけでも…
俺は楽しいし、幸せだよ」
そうだ…俺、毎日舞衣と会えるだけで嬉しくて…話すだけでも楽しくて…毎日が充実してたよな…
「ふぅ〜〜食った食った♪ご馳走様〜〜♪」
「あたしも、ご馳走さま♪」
…そういえば…当時の俺が腹いっぱいになった後は…やっぱり…
「なぁ…舞衣…あのさ…授業始まるまで時間あるから…いいだろ?」
「はいっ!?もう〜〜しょうがないなぁ〜〜(笑)」
当時の俺…節操ないなぁ〜〜(笑)
「ゴメン、舞衣!!俺…もう舞衣のばかり考えてるとムラムラして勉強も頭に入らなくてさ〜〜大変なんだよ(笑)マジで!!」
「はいはい、わかりました〜〜(笑)もう…口でするだけだからねっ!」
今考えると…かなり大胆な行動じゃね?
「あむぅ〜〜あむっ、ちゅぱちゅぱちゅぱっ♪ちゅぱちゅぱじゅるっ♪ぺろぺろちゅぱちゅぱじゅるっ♪」
「おっ…おっ…んっ!はぁ、はぁ、はぁ…す、スゲ…舞衣…上手い…はぁ、はぁ、はぁ…」
やべ…舞衣の口…やっぱ気持ちいい…あぁ〜〜当時の俺は幸せ者だったんだな…
あの頃の俺は…本当に充実してた…
毎日が楽しかった…
てか…懐かしい…
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
〜舞-HiME 二次小説 「奪還」〜
「…んっ?ふぁあ〜〜あ…あぁ…夢か…」
高等部時代のワンシーンを思い出させるような夢から覚めた祐一。
眠気眼の祐一は徐々に意識をハッキリさせていく…
「何か…やけに生々しい夢…だったよな…って…っ!!?」
意識が徐々にハッキリしていく中、自分の股間に何とも言えない快感が走っている事に気付いた。
まるで、夢の中で舞衣がしてくれたフェラチオが続いているような…
そんな快感に、祐一は悶えた…
「はぁ、はぁ、はぁ…うはぁ…ちょ、ちょっと…これ…んはぁ!はぁ、はぁ…」
あまりの快感に、祐一は頭を押さえ声を上げる…訳もわからず悶え息をあげた。
「なっ…何だこれ!?あぁあ…はぁ、はぁ、はぁ…どうなって…ええっ!!?」
仰向けの状態で悶える祐一は、ふと自分の下半身に目を向ける…
すると視線の先には、男性特有の生理現象で、固く大きく勃起した祐一のペニスを一心不乱に咥え口で愛撫する舞衣の姿が…
「あむぅ〜〜んちゅっ…ちゅぱちゅぱじゅるじゅるじゅぷっ♪じゅぷちゅぱちゅぱじゅるちゅぱっ♪」
隆々と勃起したペニスを、その柔らかく瑞々しい唇で咥え込みながら、ショートボブの髪の毛を振り乱し…口での愛撫を続ける。
「ずちゅっ、ちゅぱじゅる、ちゅちゅう〜〜ちゅぱっ♪んふぅ〜〜んふぅ〜〜れろれろぺろぺろれろっ♪んちゅっ、ちゅっ、ちゅぱっ♪」
うっとりと恍惚とした表情を浮かべながら、愛おしそうにペニスに舌を這わせ、咥えこみ卑猥な水音を立て愛撫する。
「んふぅ〜〜ちゅぱちゅぱじゅるちゅぱちゅうううっ♪ちゅぱちゅぱっ♪んふぅ〜〜んちゅっ♪ちゅぱちゅぱじゅるじゅるちゅぱっ♪」
額に汗を浮かべながら口を窄ませペニスに吸い付く…口を窄ませながら、味わうように舌を絡め…激しくも愛情のこもったフェラを続けた。
「はぁあ、はぁあ、はぁあ…あぁあ…舞衣…す、凄すぎる…ちょ、ちょっと待て…で…出るっ!!も、もうダメだ!!」
舞衣の口愛撫は、祐一になんとも言えない快感を与え続ける…そんな舞衣の愛撫に、長い時間祐一が耐えられるはずも無く…
「はぁあ、はぁあ、はぁあ…うっ…ああぁ〜〜〜もうダメだ!!舞衣っ!!出すぞ!?出すぞ!!?あああぁぁぁぁああぁ〜〜!!」
情けない声を上げながら、祐一は舞衣の口の中に射精した。
大量の精液が舞衣の口内に放たれる…
「ちゅぱっちゅぱちゅぱじゅるっ…んふぅぅぅんっ!?んんっ!!?ごくっ、ごくっ…ごくん…ごくん…ごく…んっ…」
口の中に出された精液を、舞衣はゆっくりと飲み下していく。
「ごくっ…ごく…んっ…はぁ、はぁ…ケホケホっ!はぁ、はぁ…」
ゆっくりと…喉を鳴らしながら飲み下していき…
「ふぅ〜〜やっと起きたわねっ」
精液を全て飲み干した舞衣は、祐一の精液まみれのペニスをペロペロと舐め回し綺麗にすると立ち上がる…
「おはよう祐一♪もうお昼よ」
眠気眼の祐一に笑顔を向け、優しく挨拶する舞衣。
祐一は欠伸しながらゆっくりと立ち上がった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お昼の12時
舞衣の部屋…
「本当に…あんた、よく長い時間寝れるわよね〜〜(笑)」
舞衣は呆れたように話しかける。
「ふぁあ…まぁな…ほら、いろいろあって疲れてたからな〜」
起きたばかりの祐一は、身体を伸ばしながら答える。
「っていうか…いきなりでビックリしたぜ!!その…いきなり…口で…」
祐一は赤面し、照れながら舞衣に驚きを伝える。
「しょうがないでしょ〜〜だって、朝から何度起しても起きないんだから〜〜」
舞衣は、祐一を何度も起した事を呆れたように話した。
「あそこ膨らませてニヤニヤしてるお寝坊さんを目覚めさせるには、これが一番かな〜〜ってね(笑)」
舞衣は悪戯な笑みを浮かべながら、祐一をからかってみせる。
「一番かな〜〜って…おっ、俺にもな、一応…心の準備がな…」
祐一は赤面し、照れながら舞衣に言葉を返した。
「あははっ、照れちゃって可愛い〜〜♪」
2人は暫く高等部時代のノリで会話を楽しんだ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お腹空いたでしょ〜〜?ちょっと待っててね…」
舞衣は立ち上がると、台所から料理を運んでくる。
祐一の目の前に…ちゃぶ台に並べられる料理…
「おっ、結構スゲーじゃん!!」
高等部時代に何度も食べた、舞衣の特製ラーメンに、海老ピラフ…そしてデザートの杏仁豆腐…
ちゃぶ台を彩る料理に祐一は目を輝かせた。
「はいっ、朝ごはん兼昼ごはん!さあさあ、召し上がれ〜〜♪」
「あぁ!もう腹減って死にそうだぜ!!いっただっきま〜〜す!!」
祐一は、目の前に並ぶ料理を美味しそうに食べ始めた。
懐かしい料理…懐かしい味に当時を思い出しながら、その美味しい料理に舌鼓を打った…
「うは!!やっぱ美味い!!舞衣、やっぱ料理美味いよな〜〜!!」
「うん、ありがとう♪今朝ね、材料を買ってきたの」
舞衣は海老ピラフを食べながら、美味しそうに料理を食べてくれる祐一の表情をニコニコしながら眺めていた。
「もぐもぐ…んぐっ…ごくん…はぁ〜〜美味い…って…んっ?どうした?俺の顔に何か付いてるのか?」
自分の表情を見ながらニコニコしている舞衣の姿が気になる祐一…
「はいっ?あぁ…ううん…あのね…料理して…喜んでくれる人がいるのって…何かいいな〜〜ってね…」
舞衣はふぅっと溜息をつきながら呟くように話した。
「そういや…お前、いろいろ創作料理のレシピ考えるの趣味だったよな?あれ、今もやってんのか?」
高等部時代、学業とバイトの両立で、毎日多忙な日々を送っていた舞衣の数少ない趣味の一つ…
それは入退院を繰り返し、帰ってきても風華学園男子寮で学生生活を過ごす巧海の為に、美味しいものを食べさせてあげようと
日々料理を考える事だった。
「うん、今もいろいろ考えてるわよ♪いつか…巧海に…勿論…祐一にも…食べてもらうために…」
舞衣はそう答える。
祐一がここに来て初めて聞いた、舞衣の希望に満ちた言葉だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
奪還 というからには ここからやくざ者とかと揉めながら風花に逃げるんだろうな
つか、ミウに頼めば追手なんか百人来ても瞬殺でねw?
ミウは碧ちゃんには多大な恩義があるから 碧経由で頼めば何とか・・
「ふぅ〜〜食った食った!!ご馳走様っ!!」
「あたしも、ご馳走さま〜〜♪」
2人は食事を終えた。
早速後片付けをする舞衣。
「ふんふんふ〜〜ん♪」
何だか嬉しそうに鼻歌交じりで食器を洗い始めた。
その間、祐一は鏡の前で絆創膏を自分で張りかえる。
そして自然を装いながら、祐一は舞衣に尋ねてみた。
「なぁ、舞衣…今日は…その…仕事…行くつもりなのか?」
すると、舞衣からは意外な答えが返ってきた。
「今日はお仕事お休みなの。」
意外な答え…というか…舞衣の今後の意向が窺えない答えに、祐一の心にもどかしさが残る…
「今日と明日…2日間お休みなの…だから…一緒に居られるわね」
少なくともこの2日間は舞衣が他の男の慰み者になる事は無い…
祐一は安心した。
5日出勤して2日休み…
基本、舞衣は週休二日のペースで出勤していた。
もし、同窓会の日が一日遅れていたら…
この町への到着が一日遅れていたら…
おそらく祐一は舞衣に会うことが出来なかったかもしれない。
祐一がその幸運に気付くのは、暫く後の事だった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
食事後、2人はお茶を飲みながら暫く談話する。
内容は月並みだった…
舞衣が去った後の学校生活…
同級生の進路…
そして祐一の普段の生活など…
「へぇ〜〜大学合格したんだ♪凄いじゃない!!」
「そんな…凄くねーよ(笑)ほら、知ってるだろ?〇〇大学…風華町にある大学だよ」
「あっ、知ってる〜〜〇〇大に通ってるんだ〜〜」
「あぁ…ウチの両親が、どうしても大学に行けってうるさいからな〜〜仕方なく…な…」
「いいじゃない、折角お勉強させてもらえるんだから〜〜で、どういうお勉強してるの?」
「一応法学部の国際政治学科なんだけど…何かさ、高等部の授業よりも結構面白いぜ」
「へぇ〜〜そうなんだ〜〜♪毎日が充実してるみたいね」
「そんな事ねーよ…大学行って…バイトして…たまに友達と騒いで…まぁ…ありきたりの毎日だな…特別楽しい事も無いし…」
祐一は、自身の日常を 「ありきたりの毎日」 と表現した。
「みんな無事に卒業できたのよね?あおいちゃんと千絵ちゃんは…やっぱり大学行ったの?」
「あぁ、あの二人は確か…東京の大学に行ったみたいだぜ?」
「あかねちゃんは?」
「日暮も…確か東京の大学に…和也と同じ大学に行った…って言ってたような…」
「あの2人、まだ仲良いみたいね♪」
「そうそう、命のやつ高等部に進学した後、陸上部にスカウトされただろ?アイツ去年インターハイ出場したんだぜ!」
「はいぃっ!?命が!?うそっ!!」
「あぁ、棒高跳びでな!なんか、もう大学に推薦入学決まってるらしいぜ(笑)」
「あはは!あの子運動神経よかったよね〜〜(笑)でも、大学なんて…あの子、大丈夫なのかな〜〜」
舞衣は親しい友人知人たちの卒業後の進路や近況を聞き、満面の笑顔を祐一に向ける。
「あっ、そういえば…なつきは…どうしてるの?」
「玖我か?あいつは…確か…う〜〜ん…忘れた…」
「そっか…うんうん、でもみんな元気でよかった〜〜♪」
会話は尽きない…そんな中、祐一はある話題が出ることを恐れていた…
「同窓会」 の話題…
しかし舞衣は、その 「同窓会」 の話題に触れてきた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「…同窓会…あったのよね?みんな来てた?」
祐一は言葉に詰まった…
「あぁ…男子は結構来てたけど…女子はそんなに来てなかったな…確か…日暮とか…田島とか…」
「その…あたしの裸…皆に…見られちゃったのよね?」
「…らしいな…」
DVD鑑賞会が行われた場に居なかった祐一は、曖昧な答えを返す…
「あっ、そうそう…居なかったんだよね?その場に…」
「俺があの場に居たら…画面ごとぶっ壊してやったよ…ぶっ壊せなくて残念だ…くっ!!」
2人の間に暫くの沈黙が続く…
そして、舞衣が口を開いた…
「あのね、実は…一昨日お店に…歌山くん…歌山ノブヲくんがお店に来たの」
その言葉を聞き、祐一の顔は引きつる。
「歌山って…ノブヲが!!?アイツ…確か同窓会にいた筈…まさか…」
そして次の瞬間頭に浮かんだのは、舞衣の貞操だった。
「舞衣!!もしかして…お前…ノブヲと!!?」
「ううん、それは無かったんだけど…」
舞衣は真実を隠した。
「あたし…歌山くんに告白されちゃった(笑)」
「告白!!?」
「うん…何か…あたしの居場所がわかったから、告白しに来たらしいの…勿論丁重にお断りしたわよ」
「そ…そうか…はぁ…よかった…」
祐一は安堵の溜息をついた。
「歌山くんは告白だけだったけど…これから他の男子達がお店に来ちゃったりしたら…」
昨日までの舞衣なら、同級生の男子がお店に来ても普通に相手しただろう。
しかし舞衣は今、自身の身体をキュッと抱きしめている…
人並みの貞操観念が戻ったのか…自分の身体が大切に思えてきたのか…
どちらにしても、祐一の登場で舞衣の心境は明らかに変化してきた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なつき行方不明なんかw
あれだけ仲良かった命とも完全に切れてる
だが命の「好き」はその場その場の感情っぽいので、離れるとすぐ忘れそうではある
舞衣の方も微妙に冷たいとこあるのかもね。 長い間、
巧海の大切さ>>>>>>(無限の壁)>>>>>>それ以外の全て、
というイビツな発想で生きてきたから、不要になったものを生活から切るのはお手の物で
午後
2人の会話は尽きない。
祐一は鏡を見ながら、顔の絆創膏を張りかえる…
「イテテ…しかし…俺、ここに運ばれてきた事覚えてないんだよな…」
「当たり前じゃない!!アンタ気を失ってたんだから…正直、もう死んじゃうのかと思って…」
「うわ…そんなにヤバかったのか…俺…」
「あれだけ蹴られて殴られて…運がよかったわよね〜〜本当に」
「ここには…舞衣、お前が運んでくれたのか?」
「ううん…店長がね、車で運んでくれたの」
「店長って…あの…小太りの?」
「うん、塗り薬とか包帯とか用意してくれたのも店長なの…」
会話を続けているうちに、祐一が暴行を受けた後、店長が祐一をこの部屋まで運んでくれた事を知った。
「そうだ…俺、バイク店の前に停めたままだった!!」
バイクを路上駐車したままだったことを思い出した祐一は、舞衣と一緒にアパートを後にする。
そして舞衣に案内されながら、バイクが盗まれてない事を祈りつつ泡姫館に向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後…泡姫館の前
「とっ、ととと…鴇羽さん…今日も…お店に来ない…ど、どどど…どうしたのかな?」
泡姫館の前に停車している黒塗りのベンツ…
その車内でノブヲは只管お店の出入り口を監視していた。
「ノブヲ様、私が言うのも何ですが…諦めも肝心だと思います…」
若干呆れたような口調で、私用人の井上はそう告げる。
「たっ…たたたた、た…確かに…でっ、でもでもでも…でもね…はぁ、はぁ…もう少し…もう少しだけ…考えさせて…」
2日前…告白を断られたノブヲは、突然の雨にずぶ濡れになりながら井上の待つベンツに乗り込んできた…
そして、自分の恋が「失恋」と言う結果に終わった事を注げた。
宿泊先のホテルに帰った2人は、途中で買った缶ビール片手に「残念会」を開く。
狭いホテルの一室で、缶ビールを何本も空けながら二人でドンちゃん騒ぎ…
ノブヲも、もう諦めたつもりだった…
しかし諦める事ができなかったノブヲは、翌日の午後から監視と言う名のストーカー行為を始めた…
井上は、ノブヲに何度も諦めるように訴えた…
しかし、予備校の授業も模擬試験も放棄してまで舞衣の安否を気遣うノブヲに、井上も感心したのか…
普段なら強引に連れ帰るところだが、ノブヲのワガママに付き合うことにした井上だった。
「んっ!?あっ、あぁぁぁああ?あれは…とっ…ととと…鴇羽さん!?」
ノブヲはドアの窓ガラスに顔を押し付けながら、現れた舞衣を凝視した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お店の前に現れた舞衣…
ノブヲは舞衣を凝視する…
「とっ、とととっと…鴇羽さん…」
そして、舞衣の隣にいる男性の姿が気になるノブヲ…
「ああっ!!あれは…たっ…たたた…た…楯…くん…」
ノブヲは、舞衣の隣にいる男性が祐一だということに気付いた。
「ど、どどど…どうして…どうして楯くんが…はわわ…はわわわ…」
ノブヲは、今にも泣きそうな表情を浮かべる…
高等部時代、2人はクラス公認のカップルと言っても過言ではなかった。
その「2人の仲のよさ」を知っているノブヲは 「自分の入る隙は無い」 と一瞬で分かった。
「たっ…たたた…たっ…楯…くん…そうなんだ…心配になって…来てたんだ…くすん…じゅる…」
「ノブヲ様…今日も残念会…ですね…」
井上は若干寂しそうな声で話しかける…
「くすん…じゅる…じゅる…くすん…ちっ、違うよっ!!いっ…いいいいっ…「一旦残念会」だよっ!!」
ノブヲは鼻水と涙を流しながら強がって井上にそう言い放った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「何?このバイク…古っ!!」
「ここに来る途中に、変なじいさんに貰ったんだよ(笑)」
祐一のプレスカブは無事店長によって、店の路地裏に放置されていた。
安心した祐一はカブを押し、路地裏から本通りに出る。
「そうだ舞衣、後ろに乗ってみるか?」
「はいっ?いいの〜?あたし結構重いよ〜〜(笑)」
そういいながら、舞衣はカブに跨る祐一の後ろに乗る…
「おっ、結構乗り心地変わるな!」
「重くて悪かったわねっ!!」
祐一は、自分の被っていたヘルメットを舞衣に手渡し被らせると、早速アクセルを吹かしてカブを走らせた。
「きゃぁあああ〜〜凄いっ!!結構運転上手じゃない!!」
「あはは!!ま〜〜な!!乗り始めて3日なんだけどな〜〜(笑)」
舞衣は祐一の腰に両手を回し、抱きつくような格好で後部座席に座る。
初めて味わう感覚…
スピード…
風…
重力…
そして何時もより早く移り変わる風景…
その全ての感覚が新鮮で、舞衣は祐一にキュッと抱きつきながら共に楽しい時間を過ごした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜
舞衣の部屋…
「ふんふんふ〜〜ん♪」
舞衣は鼻歌交じりで料理中…
カブを取りに行った帰りに買った食材で、晩御飯を作っている最中だった。
暫くすると、今日の晩御飯がちゃぶ台に並ぶ…
麻婆豆腐に、舞衣特製の手作り餃子。
そして、焼酎の水割り…
「おっ!!スゲー!!美味そうじゃん!!」
「ふふ〜〜ん♪美味しいお店で買ってきた豆腐で作った麻婆豆腐に、あたし特製の餃子!!美味しいわよ〜〜♪」
「スゲーいい香り!!いっただっきま〜〜す!!」
「あたしも、いただきま〜〜す」
2人は一緒に食事を始めた…
そして暫くすると、舞衣は焼酎の水割りを口にする。
「…舞衣…お前、酒とか飲むんだな…」
祐一はポツリと呟くように言う。
「あはは…引いちゃうよね〜〜(笑)でもね、これくらいしか、楽しみ無いから」
舞衣も、呟くように言葉を返した…
「俺も…飲んでみていいか?」
「あっ、うん、いいけど…大丈夫?」
舞衣は、祐一に随分薄めた焼酎を手渡した…
「大丈夫だって!俺、大学のコンパとか結構飲んだ事あるからな〜」
コップに注いだ水割りを一気に飲み干した祐一。
「ケホケホケホッ!!うぇえ〜〜不味いっ!!」
その言葉を聞き、舞衣は思わず微笑んだ。
「安いお酒なんだから〜〜我慢しなさいよねっ」
そんなやり取りをしていると、窓の外からドンッ!!という大きな音が響いてきた…
「あっ!!祐一!!見て見て!!花火!!」
「えっ?花火?あぁ〜〜見えるな!!小さいけど!!」
窓から見える港の向こうに小さく見える打上げ花火…
はるか彼方に見える色鮮やかな打上げ花火…暫く遅れて聞こえる花火の音…
2人は花火を鑑賞しながら心弾ませ、箸を進めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
食事は終わっても、2人はお酒を飲み続けた。
「ヒック…でね〜〜あたしも…巧海に…お仕事の内容言えないじゃない?そこが凄く悲しくて〜〜!!ヒック…」
すっかり出来上がった舞衣…
「ふぅ〜〜舞衣、お前…酔ってるな…ま、俺も…かな〜〜り酔ってるけどな…」
祐一も、顔を赤くしながら何とか正気を保っている様子…
「なぁ、舞衣…最近、巧海とは連絡取ってるのか?」
酔いに任せて…酔った舞衣に、ここに来て聞けなかった質問をしてみる。
「巧海とはね〜〜ヒック…携帯でメールしたり…話したり…1ヶ月に2回くらいね〜〜」
「そうか…っていうか、お前…携帯の番号とアドレス…もしかして変えた?」
「うん…今までのあたしと…断ち切る為に…退学してすぐに…」
「そうか…だから…」
花火が終わり、静まり返った室内。
舞衣は小さなラジオの電源を入れる…
雑音に紛れて聞こえてくるのは野球中継…
「何よ〜〜何か暗くなっちゃったじゃないの〜〜!!」
「だな(笑)ってか、メシ美味かったぜ!!ご馳走様!!」
「あははっ!!まだまだ飲むわよ〜〜♪ほらっ!!祐一!!あんた…何か芸しなさいよっ!!暗くした罰よっ!!」
寂しさに落ち込んだ後は絡み酒…性質が悪い…
「はあっ?芸!?そんなの出来ねーよ(笑)」
「ヒック…何よ何よ〜〜芸の一つもできないの〜〜!?」
「出来ねーよ…っていうか、お前は何かあるのかよ?」
「あるわよ〜〜!!とっておきの芸が!!」
すると、舞衣は笑顔で立ち上がった。
「ヒック…エントリーナンバー1番っ!!鴇羽舞衣っ!!一肌脱ぎま〜〜す♪」
舞衣は笑顔で、鼻歌交じりに踊り始めた…
「ふんふんふ〜〜ん♪まずは一枚っ♪」
Tシャツを躊躇せず脱ぎ捨てる…そして、大きな乳房を押さえつけていたブラジャーも…
あっという間に上半身トップレスになった舞衣は頭の上で腕を組み、その大きな乳房を揺らしながら
踊ってみせる…
「それそれそれ〜〜っ♪お代は見てのお帰りよ〜〜♪ヒック…」
酔っ払い、トップレスで陽気に踊る舞衣の姿に、祐一は興奮できなかった…
それどころか酒乱の気があることを知り、幻滅してしまった…
「…最悪だ…」
舞衣の新たな一面を知ってしまった祐一は、水を飲み若干正気を取り戻した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「す〜〜は〜〜すぅ〜〜」
散々酔っ払った舞衣はトップレスのまま畳の上に仰向けになり、そのまま寝息を上げはじめた…
「はぁ…いい気なもんだぜ…」
祐一は残った餃子を摘み、口に入れる…
「特製の海老餃子か…やっぱり…料理好きなんだよな…舞衣…」
改めて部屋の中を見回す祐一…
「本当に…何も無いよな…」
若干悪いとは思った祐一だが、舞衣の部屋を少しだけ探ってみることにした。
物色…とまでは行かないが、舞衣がどんな生活をしていたのか気になって仕方なかった祐一は、
舞衣の普段の生活を探るべく、引き出しなどを開け始めた…
「これは…写真…あぁ…あの時の…」
高等部2年生の時、文化祭で撮った写真…
クラスのみんな…そして、中心には舞衣と祐一の姿…
楽しかった思い出を、舞衣は今でも大切にしていた。
「この分厚いファイルは…懐かしいな…」
ピンク色のファイルに丁寧に綴じてあるのは、舞衣特製の創作料理レシピ…
病に苦しむ巧海に、何時か食べさせてあげるために一生懸命考えた舞衣の特製料理のレシピが書かれてあるファイル…
100ページ近くもあるファイルを一枚一枚捲って見る。
「本当に…料理好きだよな…」
そして一番上の棚を開けると、目に飛び込んできたのは…舞衣の携帯…
「これって…あの時のまま…」
「これって…あの時のまま…」
高等部2年生の春、一緒に機種変更した時のまま…その時の機種のままの携帯…
この携帯を覗き見れば…自分の前から去った後の舞衣を知る事ができる…
この携帯を覗き見れば…舞衣がどんなに苦しい生活をしていたのか知る事ができる…
見たい…
知りたい…
しかし、携帯を元に戻す祐一…
「ダメだよな…こんな事…ゴメンな…舞衣…」
舞衣と巧海…そして、舞衣と借金…
自分と舞衣との関係以外は、あくまで舞衣のプライベートである事に変わりは無い…
祐一は反則を犯すことを拒んだ。
舞衣の部屋を若干探って解った事…
それは、舞衣が今でも風華学園での生活の思い出を大切にしている事…
今でも自分のことを大切に思っていてくれている事…
そして、高等部時代と変わらず…常に巧海の体調を気にしている弟思いの優しい少女であり続けたこと…
「よかった…安心したよ…俺…」
高等部時代と変わらない舞衣に安心した祐一は、そろそろ寝ようと舞衣を起しに向かった。
「舞衣、そんな格好で寝てると風邪引くぜ…っ!?」
酔いが覚めた祐一は、舞衣がトップレスのまま仰向けになって寝ていることに改めて気付いた。
「やっぱ…スゲーよな…舞衣の胸…」
仰向けになっても形崩れしない舞衣の乳房…大きな御椀のような形を維持した舞衣の乳房は、
舞衣が呼吸するたびに肋骨と共に上下している。
「たまんねーよ…はぁ、はぁ…こんなの見せられて…我慢できねーよ!!」
堪らず祐一は舞衣に覆いかぶさると、その大きな両乳房を鷲掴みにして揉みはじめる…
「はぁ、はぁ、はぁ…あはは…やっぱ俺…節操ないよな…」
祐一は寝ている舞衣に何度も挿入し、欲望の限りを尽した…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これこれ、それはレイプと変わらんぞw
まぁ、自分で脱いだんだし、この程度なら・・
井上のキャラが良いな。使用人ではあるが憐憫というか友情というかそういうものがある。
ノブヲの方にも何か良い面があるんだろう
ふと思ったんだが下手すると巧海に舞衣の職業がバレる可能性かなりあるな
まだ風華学園に居るなら確実に噂が流れるし仮に東京に戻ってても学園に残ってる
友人と電話して聞くとかありうるし 姉が自分の手術のために底辺売春婦になってた
とか知ったら下手すると最悪自殺とか
翌日
飲酒した翌日にもかかわらず、祐一は早朝に目が覚めた。
「ふぁ〜〜あ…あぁ〜〜喉カラカラだ…」
布団から起き上がる祐一の目の前には、既に起床していた舞衣の姿が…
「おはよう祐一、今日は早いわね」
窓枠に腰掛け、昇る朝日を眺めながらラジオを聴いている舞衣…
暫くすると、ラジオから懐かしい曲が流れ始めた。
「おっ、ラジオ体操じゃん!あはは、懐かしいな!」
小学生の時以来聞いていなかったラジオ体操の曲に祐一は思わず笑ってしまう。
「でしょ?あたし好きなのよね…ラジオ体操の曲…ほら、何か 「夏休み」 って感じがするじゃない?」
祐一は喉の渇きを潤すために、冷蔵庫から飲み物を取り出す…
「あぁ、確かに…何かガキの頃を思い出すよな」
ペットボトルのお茶を一気飲みする祐一…
その間も舞衣は、ラジオから流れる軽快な音楽を聴きながら窓の外に広がる風景を眺めていた。
美しい朝日に見入っていたのか…
冷たい空気の心地良さに浸っていたのか…
少女の頃、巧海と共に過ごした夏休みの思い出を振り返っていたのか…
祐一には解らなかった。
ただ祐一には、風景を眺める舞衣の表情はとても心地良さそうに映った。
やがて軽快な音楽が鳴り終わると、辺りから蝉の鳴き声が徐々に大きくなり始める…
「しかし…昨日の夜も暑かったよな〜〜!!もう俺汗だくだぜ」
普段エアコンのある生活に慣れている祐一にとって、ここの環境は苛酷だった。
寝ているだけで汗だくになっていた祐一は、タオルで体の汗を拭き取る。
「あはは!慣れれば全然平気なのよね〜〜」
祐一と違い、平然とした表情で微笑む舞衣…
「そうだ…祐一、銭湯行かない?あの銭湯って朝風呂もやってるのよ」
「朝風呂?何かじいさんみたいな趣味してるな(笑)」
「気持ちいいのよ?あたし…何だか昨日の夜、寝ている間に随分汚されちゃったみたいだし?」
「っ!!それは…ちょっとした…出来心と言うか…下心と言うか?あはは…」
「胸も小股もヌルヌルして気持ち悪いし〜〜?あたし…寝てる間に何されちゃったのかな〜〜?」
「…わかったよ…行こうぜ…俺もサッパリしたいしな」
「決まりねっ!じゃ、準備するわね♪」
舞衣の一存で、2人は朝風呂に入るために銭湯へ向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝 7:00
銭湯…
「おはようございま〜〜す♪」
「おはよっす、大人2人」
祐一は番台で入浴料金を支払う。
「おっ、舞衣ちゃん今日も朝から夫婦で仲がいいね〜〜♪」
番台の中年男性は、ニコニコ笑顔で舞衣に声をかける。
「あはは♪夫婦に見えます〜〜?」
舞衣は笑顔で番台の男性に言葉を返した。
「えっ?いや…俺達は…」
一方、祐一は夫婦と言われて照れ笑いする。
料金を払い終えると、二人はそれぞれ男湯、女湯に別れた。
「兄さん、舞衣ちゃんは明るくていい子なんだから、大切にしてやれよ!」
番台の中年男性は、そういうと祐一の背中をバンッ!と強く叩く…
「ぶはっ!?ケホケホッ…あはは…あぁ、勿論大切にしますよ(笑)」
キツイ洗礼を受けると、祐一は脱衣場で服を脱ぎ、浴場に向かう…
「ふぁあ…あぁ〜〜マジ気持ちいい…はぁあ〜〜」
お湯にゆっくりと身体を浸けていく…若干熱いお湯が心地良い…
祐一は溜まらず声を上げた。
「カップルなら分かるけど…夫婦って…あはは…でも…悪い気はしねーな…へへっ…」
夫婦といわれる事に、祐一は巧く言えない感覚…幸せな気分を味わった…
この雰囲気…この気持ちが…これからもずっと続いて欲しい…
この僅かな時間に感じた幸せな気持ちを、これからもずっと感じたいと思い始めた。
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お昼前…
舞衣のアパート
「祐一〜〜洗濯物乾いたわよ〜〜!」
舞衣が俺にTシャツと下着を手渡してくれる…
「おっ、サンキュー」
俺は今、腰にタオルを巻いただけの姿…
殆ど全裸の俺は、舞衣から洗濯したてのTシャツと下着を受け取った。
そして早速身に着ける…
3日前…財布と携帯だけを持ち夢中でアパートを飛び出して来た俺は、当然着替えなんて持ってる訳がない…
舞衣が1階の共同洗濯機で数日間の汚れ物を洗濯するついでに、俺の服も洗濯してくれた。
「どう?気持ちいいでしょ?あたしはまだまだ洗濯物残ってるから、続きを洗って来るわね」
舞衣は、汚れ物第二段を洗濯する為に、再び共同洗濯機のある1階に降りて行った。
ってか…一体どんだけ汚れ物溜めてんだよ…
ジーンズを履く…
太股に携帯の感触…
「あっ…そういや俺、携帯の電源切ったままだった…」
同窓会終了後、すぐに俺は携帯の電源を切った。
詩帆や同級生の奴等からの連絡を一切断ち切るためには、それが手っ取り早かったからな…
俺は携帯の電源を入れる…
久しぶりに見る携帯画面…
「一応…店には連絡入れといたほうがいいよな…」
バイトもサボって3日目か…連絡入れとかないと…多分クビになるよな。
電源を入れて暫くすると、メールの着信音が鳴る…
「なっ…嘘だろ!!?」
俺は驚いた…
かなりビビッた…
『メール着信件数102件』
尋常じゃない数のメールが俺宛に届いていた…
「何だこれ!!?迷惑メールか!!?嫌がらせか!!?」
俺は恐れながらも、メールの送り主を確認する…
宗像詩帆
宗像詩帆
宗像詩帆
宗像詩帆
宗像詩帆
宗像詩帆…
・・・・・・
・・・・
・・・
…殆どが詩帆からのメールだな…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
楯が舞衣を連れ帰ったりしたら、詩帆はテロ活動wに出るだろうな
例のビデオを親戚中にばらまかれたら、楯の親だって結婚とか絶対許さないだろ
一応…読んでみるか…
『おにーちゃん!お願い!!戻ってきて!!』
『詩帆がしたことは悪い事だと思ってる、でも、おにーちゃんからあの女を遠ざけたかったの』
『おにーちゃん、大丈夫?連絡ください』
『おにーちゃん、今何処にいるの?』
『お願い、おにーちゃん、連絡頂戴!』
『詩帆寂しいよ!』
・・・・・・・
・・・・・
・・・
一応1通1通読んでいく…
こんな感じのメールばかりだな…
『お願いおにーちゃん!あの女に騙されないで!!』
『あの女なんて、ただ胸が大きいだけの女なんだから!!』
『今何処にいるの?もしかして、あの女の所?』
『あの女、絶対許さない!!』
・・・・・・・
・・・・・
・・・
30通目辺りから、何か舞衣に対しての恨みが感じられる文章になってきたな…
俺は周囲を確認する。
よかった…舞衣はまだ洗濯中だ…もう少し時間掛かりそうだな…
『好きでもない男の人に抱かれる女の何処がいいの?』
『おにーちゃん、詩帆だけを見て欲しいの』
『あの女に騙されないで!あの女はおにーちゃんの事絶対不幸にしちゃうと思うの』
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
…何か心が病んで来るようだ…
『でね、その後、おにーちゃんと私は学校の裏山で、誰にも見られてないか気にしながらキスするの。
でね、我慢できなくなったおにーちゃんは、詩帆を押し倒して、制服を強引に脱がせると、詩帆の胸に
顔を埋めるの。でね、おにーちゃんは詩帆に言うの。 「詩帆、お前、胸大きくなったな」って。詩帆は
テレながら「うん、おにーちゃんの為に大きくなったんだよ」って言うの。』
『でね、詩帆は学校卒業したら学業と恋を両立させてね、おにーちゃんと同じ会社に就職してね、毎日
おにーちゃんと一緒に会社に出勤してね、おにーちゃんと一緒に、同じマンションに帰るの。でね、詩帆は
おにーちゃんにプロポーズされちゃうの!!ええっ!!どうしよ〜〜〜!!ねえねえ、どうしよ〜〜〜!!』
『でね、結婚式は、海が見える丘にある綺麗な教会でしようと思ってるんだけど、おにーちゃんはどうかな?
ウエディングドレスの詩帆を見て、おにーちゃんは言うの「詩帆綺麗だよ…」って!!キャーキャーキャー!!
どうしよ〜〜〜〜〜!!ねえねえ、どうしよ〜〜〜〜!!でもねでもね、その瞬間詩帆はおにーちゃんの呼び方
を変えるの!「うん、ありがとう、アナタ…」キャーキャーキャーキャー!!アナタだって!!アナタ!!その日から
おにーちゃんは詩帆の「アナタ」になるの!!ず〜〜っと一緒、ず〜〜〜っと一緒だよ!!おにーちゃん!!』
…やべぇ…これ…下手な怪談より怖いぜ…
『おにーちゃん大好き!大好き!好き!おにーちゃん、詩帆おにーちゃんの事が大好き!!好き!結婚したいの!
ずっと好きだったの!おにーちゃん好き!大好き!早く帰ってきて!!帰ってきたら一緒に遊びに行きたいの!
おにーちゃんの言う事なんでも聞いてあげる!えっちな事もいっぱいしてあげる!!私おにーちゃんの命令なら何でも
きいちゃうの!!』
『おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好
き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん好き!おにーちゃん
好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!
好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!
好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!好き!』
…俺は頭を抱えながら携帯を閉じる。
メールを読み進めていくうちに、詩帆の心が徐々に病んでいく様子が手に取るように解った。
確かに…女の子に慕われるのは、男なら悪い気はしない。
幼馴染で一途に想ってくれているのは嬉しい…
でも、所詮俺は詩帆の事を 「幼馴染」 としか思えない…
アイツを 「彼女」 と思うことに無理があるんだよな…
何ていうか…そういう対象じゃねーんだよ…
「解ってくれよな…詩帆…」
と、心の中で詩帆に愚痴ってると、携帯からメールの着信音が鳴る…
「んっ?これは…アイツから…」
俺がもう一つ恐れていた…同窓会に出席した同級生からのメール…
「そういや…他にもコイツ等から届いてたな…」
俺は受信したメールを読み始めた。
『何だよ、メール返事返って来ねーよ?ツレねーじゃん?』
何が言いたいんだよ…コイツ…
俺は102件のメールの中に幾つかあった、同級生からのメールを読み始めた…
『祐一後愁傷様(笑)』
『昨日鴇羽のDVDで3回抜いたぜ、もしかして、お前も抜いたとか?』
『元カノの裸、じっくり見させてもらいました』
「くだらねぇ…やっぱコイツ等か…」
伊園と名嘉島…
割と普通の奴等が多い風華学園高等部の中で、僅かにいる不良…
その内の2人がコイツ等だった。
素行の悪さは評判通りで、札付きの不良…
女癖も悪く、レイプの常習犯って噂もあった位だ。
コイツ等に目をつけられちまうと…流石にヤべーな…
更にメールを開く。
『今度、俺等6人で、鴇羽のいる店に行こうと思ってるんだけど、お前も行く?』
『安い金払って、鴇羽を合法的に輪姦しようぜ〜って、今盛り上がってるところなんだけど(笑)』
・・・・・・・
・・・・・
・・・
他にも幾つかメールは届いてたけど…下衆な文章に読む気が失せた…
コイツ等…やっぱ最低な奴等だな。
俺は携帯の電源を再び切ると、ジーンズのポケットにしまう。
「ふぅ〜〜疲れた〜〜!!やっとお洗濯終了っと♪」
舞衣が洗濯を終わらせたみたいだな…そろそろここに来る…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
正午
舞衣の部屋…
2人は簡単に昼食を済ませた。
「ふぅ…今日でお休みも終わりね…」
窓枠に腰掛ながら風景を眺める舞衣は、ポツリとそう呟いた。
「…明日から…仕事…行くのか?」
祐一は恐る恐る舞衣に尋ねてみる。
「うん…行くわよ…基本サボりは罰金だし?お金も沢山要るし?」
祐一の問いかけに飄々と答える舞衣。
祐一は耐えられなかった…
また明日から…舞衣が行きずりの男と肌を重ねる…
また明日から…得体の知れない罪滅ぼしに、精神と生命をすり減らしていく…
そして、ここにいる事で、いずれ伊園と名嘉島たちが店に来て舞衣を買い犯していく…
また明日から舞衣が困難に晒される事を、祐一は見過ごす事ができなかった。
「もう…行くなよ…」
「はいっ?」
「もう…あんな店…行くなよ…」
「行くなよって…じゃ、お金はどうするの…っ!!?」
祐一は、窓枠に腰掛ける舞衣に近づき、キュッと抱きしめた。
驚く舞衣…一瞬何が起きたのかわからず…
しかし、密着する祐一の身体から伝わる体温と独特の体臭にうっとりする…
「もう…どうしたの?祐一…」
舞衣は、祐一の心情をある程度予想しながらも、自分への愛情を再確認するために、ワザと尋ねてみた。
「耐えられねーよ…絶えられねーんだよ!!これ以上…舞衣…お前が傷付いていくのが…」
「そう…なんだ…あたしが傷付いていくのが…辛いんだ…」
「当たり前だろ!!だから…俺はここに来た!!お前を助けるために…俺はここに来たんだよ!!」
「そうなんだ…あたしを…助ける為に…ここに来てくれたんだ…」
「あぁ!!舞衣、俺にも…罪滅ぼしをさせてくれよ…俺にお前を助けさせてくれ!!」
その言葉を聞いた舞衣は、ハッとした表情を浮かべる…
そして目に涙を浮かべながら、ニッコリ微笑んだ…
「…クスン…ありがとう…」
こんな日が来るとは思っていなかった…
「贖罪」 といいながらも、心の何処かに「 この町を抜け出して、自由になりたい」 という気持ちがあった。
心の片隅で、いつも 「あたしを助けてくれる人」 が来るのを待っていた…
その 「あたしを助けてくれる人」 は、高等部時代偶然出会い、そして共に楽しい時間を過ごした 「大切な人」 だった。
そんな事を考えていると、舞衣は涙を堪える事ができなかった。
「ありがとう…祐一…あたし嬉しい…」
「あぁ…この町を抜け出して…一緒に暮らそうぜ」
蒸し暑い室内で、2人は暫く抱き合い愛情を確かめ合った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
詩帆はもう病院行ってお薬貰ったほうがいいな
ノブヲが傷心で激痩せしたら割と見られる容姿であることが判明・・
色々あって詩帆とくっつくというのわどーだろ?
舞衣はこの町を抜け出す事を決意する…
この2日間、舞衣は様々な事を考えた。
罪滅ぼしの為に始めた 「贖罪」 という行為が、自分自身だけでなく、大切な人たちの心まで傷付けていたという事…
自身を傷つけて罪滅ぼしをしても、誰も幸せにはなれないという事に気付いた…
そして何より、舞衣は再び祐一と充実した毎日…幸せな生活を送りたいと思い始めた。
舞衣は祐一のお陰で、罪の意識に締め付けられていた心を開放する事ができた…
全ては祐一のお陰だった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後
2人は町を抜け出す計画を練る。
「じゃ、今夜…って事でいいな…」
「うん…」
窓を締め切り、周囲に会話が聞こえないように細心の注意を払いながら話し合った…
計画を練り終えた2人は、早速準備に取り掛かる…
財布や携帯電話…そして通帳や印鑑などの貴重品や、写真などの思い出の品…
舞衣は最低限の荷物をバッグに詰め込んだ。
そして、舞衣は壁に飾っていた千羽鶴を手に取る…
千羽鶴…舞衣の痛々しい思い出が詰まった造りかけの千羽鶴…
「…どうしようかな…これ…」
造りかけの千羽鶴を手に取り、悩む舞衣…
これは…何?
あたしにとって、この鶴は何なの?
努力の結果? 巧海への愛情の大きさ? それとも…汚された記録?
「なぁ、舞衣〜〜そろそろいいか?もう暑くて…やってらんね〜よ」
悩んでいると、祐一が話しかけてくる…
ハッと我に返った舞衣…
「はいっ?う、うん、もういいわよ…窓開けて…」
舞衣は悩みながらも、造りかけの千羽鶴をバッグに入れた。
祐一が窓を開けると、風が一気に部屋の中を吹き抜ける。
風がある程度の蒸し暑さを追い払うと、二人は夜の計画実行の為に身体を休める事にした。
布団に寝転がる2人…
「…暑い…こんなに暑くて…寝れるわけねーよな…なぁ、舞衣…?」
「すぅ〜〜はぁ〜〜すぅ〜〜」
蒸し暑さにうなる祐一を横目に、舞衣は既に眠っていた…
「よく寝れるよな…」
そんな事を思っているうちに、いつの間にか祐一も眠っていた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
深夜1時
携帯のアラームが鳴り響く…
「…んっ…んぁあ…ふぁあ…時間…か…」
起き上がる祐一
携帯のアラームを消すと、早速舞衣を起した。
「舞衣…時間だ…」
「んんっ…んん〜〜?もうそんな時間なの?」
舞衣は、目を擦りながら起き上がる…
暗闇の中、携帯の僅かな明りを利用して周囲を確認する…
舞衣は、外に明りが漏れないように雨戸を閉めた。
そして部屋の明りを点ける…
「とりあえず…最後の準備でもするか…」
「そうね…まだ時間あるし…」
2人は身支度を整える。
そして簡単に食事を済ませた2人は荷物の最終確認をする…
深夜2時…
2人は物音を潜めながらアパートのドアを開ける。
「もう…思い残す事は…ないよな?」
「うん…大丈夫…行こっか…」
若干名残惜しそうな表情を浮かべる舞衣…
2人はアパートを後にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
真っ暗な夜道…
「本当に…真っ暗だな…」
「うん、この辺凄い田舎だから…風華に住んでたら信じられないでしょ?」
コンビニもファミレスも無い場末の片田舎は街灯一つ無く、当然深夜になると人一人歩いていない…
そんな真っ暗闇の中、2人は月明りを頼りに歩き続ける。
「で、ここ真っ直ぐでいいんだよな?」
祐一はカブを押しながら歩く。
「そうね…この道が一番人通りがないから…多分気付かれないと思う…」
バッグを背負い歩く舞衣は、祐一に道案内をする…
ここは一気にカブで走り抜けたい気分だが、それは舞衣に止められた。
カブのエンジン音で住民が舞衣の姿に気付くと、いろいろ面倒な事があるらしい。
歩き続けて暫くすると…
「あっ!!いけない!!」
突然舞衣が、何かに気付いた様子…
「うわぁ!!何だよ、いきなり…ビックリした〜〜!」
突然の舞衣の声に驚く祐一…
「ゴメン祐一…あたし…お店に忘れ物しちゃった」
「忘れ物〜〜?」
「うん…写真…巧海の写真…」
舞衣は申し訳なさそうに話す。
舞衣は自分のプレイルームに、小さな額に入った巧海くんの写真を飾っていた。
お客とのプレイ中には、写真の額を裏返しにして、それ以外は常に巧海くんの写真に向かって話しかけ、微笑んでいた…
舞衣にとって大切な写真…それをお店に置いて行くことはできなかった。
「ま、しょうがねーな、いいぜ…ここから遠いのか?」
舞衣の事情を誰よりも知っている祐一は、怒る事も無く承諾した。
「ううん、そんなに遠くないわよ…ごめんね…」
「いいって、気にすんなよ…行こうぜ」
2人は一旦本通に出ると、繁華街に向けて歩き始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
繁華街
泡姫館前…
「ちょっと待っててね…すぐ戻ってくるから」
「って、店閉まってんじゃねーか?入れるのか?」
「うん、大丈夫…店長、いつも決まった場所に裏口の鍵置いてるから…」
舞衣はお店の裏口に回る…
そして、傘立ての下に隠してある裏口の鍵を手に取ると、早速ドアを開け店内に入った…
舞衣は自分のプレイルームに入る
明りをつけ、改めてプレイルームを見回した…
「…汚い部屋…カビだらけのタイル…お風呂…ここともお別れね…」
巧海くんの写真をバッグに入れながら、舞衣は感慨に耽る。
「じゃ、行こっか…巧海…」
入店した当時からの嫌な思い出の全てが一瞬で脳裏に蘇る…
「…さよなら…」
しかし舞衣は、思い出の全てを払い除けるように 「さよなら」 と手を振った。
プレイルームを後にする舞衣…
決してプレイルームを振り返る事は無かった…
その頃、祐一は…
「舞衣遅いな…もう10分立つぜ…」
薄汚く毒々しい下品な雰囲気に包まれた繁華街の光景を眺めながら、舞衣を待つ祐一。
幾ら繁華街とはいえ田舎なので、深夜の2時を過ぎると人通りは少ない。
カブを置き、暇を持て余した祐一はその場に置いてあったコンクリートのブロックに腰を降ろす。
「とりあえず…この町を抜け出したら…何処行くかな…」
そんな事を考えていた矢先…
「ぐはぁああっ!!」
祐一の頭部に一撃…激しい衝撃と激痛が走る…
「ああぁ…てて…痛てて…なっ…何なんだよ…オイ…」
周囲に飛び散るビール瓶の破片…
祐一は背後からビール瓶で頭を殴られてしまった。
流血しながら激しい痛みに耐える祐一は、後ろを振り返る。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヤクザ者か・・だが舞衣と一緒に逃げようとしてる事はまだ知らない筈だが
424 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 11:31:54.38 ID:i/ge6a+Q
舞‐Hime使う必要性が欠片も無い
もうオリジナルでやれよ
設定ちゃんと使ってるしキャラも崩れてないじゃん
ま、エロっぽい状況からは暫くご無沙汰してるのは事実。
でも面白いので俺的にはOKだぜ。つかさ、
>>424だって代わりに何か投下する気は無いんだろ?
「ぐぁあ…あぁ…テメェ…何しやがんだよ…って…あっ…アンタは…」
流血する頭を抑えながら後ろを振り返ると、目の前には酔っ払い…
しかも、何処かで見たことのある姿…
「おやぁ〜〜?偶然やなぁ〜〜〜兄ちゃん…」
筋骨粒々とした身体に長身…そして独特のパンチパーマに、顔の傷…
そう…祐一の頭部をビール瓶で殴った男は、あの 「渡辺」 だった。
「はぁ、はぁ、はぁ…よう…おっさん…何でこんな所に…」
2日前…渡辺に暴行を受けた事を思い出しながら立ち上がり、強気に尋ねてみる。
「何でって…決まってるやろ〜〜さっきまでツレと飲み歩いてたんやぁ〜」
渡辺の背後からチンピラが2名現れる…
「渡辺さん、何すか?この金髪」
「この辺じゃ見ない顔ですね…この餓鬼…渡辺さんにタメ口きいてんじゃねーぞ!!?」
渡辺の舎弟らしき2人のチンピラは、立ち上がった祐一を威嚇する。
「ん?この兄ちゃんか?へへぇ〜〜この兄ちゃんはな、ワシの折角の休日の楽しみを奪った…命知らずの兄ちゃんやでぇ〜〜へへぇ…」
酒に酔った渡辺は、独特の視線で祐一の身体を下から上に舐めるように眺める…
「へへっ…おっさんよ…あの後、あの店で女買ったのかよ?」
あの日の恐怖が蘇る…祐一は直立したまま、恐怖に思わず手が震えた…
『やべぇ…俺…怖くて…身体が動かねーよ…』
「はぁ?あぁ〜〜あの後か…あの後はなぁ〜〜オモロないから、事務所帰って…借金の形に捕った女朝まで犯して遊んでたわ…」
『…最低の下衆野朗じゃねーかよ…こんな奴に…舞衣が…舞衣が…』
祐一は、そろそろ現れるであろう舞衣の心配をする…
『ヤバイ…そろそろ…舞衣が店から出て来る…どうする…』
僅かな時間に、祐一は思考回路をフル回転させた…
『こうなったら…先手必勝だろ!!』
次の瞬間、祐一は意を決して渡辺の懐に素早く接近する。
そして右拳を握り瞬時に体重の乗った右ストレートを渡辺の顎に打ち込もうとした…
しかし…
「ぐはぁあ!!」
次の瞬間、呻き声を上げたのは祐一の方だった…
右ストレートを打ち込もうとした瞬間、カウンターで祐一の腹にめり込んだ渡辺の前蹴り…
「がはぁ…げほぉ…げほぉげほぉ…うえぇぇええぇ〜〜」
店の壁に飛ばされた祐一は倒れ込み、血を吐き嘔吐する…
「ひゃははは!!兄ちゃんええカッコやないか〜〜(笑)もっとゲロゲロ吐いて笑わせてやぁ〜〜♪」
祐一の嘔吐する姿を見ながら馬鹿笑いする渡辺…
それに釣られて笑い転げるチンピラ2名…
と、その時…
「ゴメンね〜〜祐一…ちょっと遅くなっちゃった…」
裏口から舞衣の声が聞こえる…
絶体絶命…舞衣が渡辺達の前に姿を見せてしまった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お店の裏口から舞衣が現れる…
「ぐぁあ…はぁ、はぁ…ま、舞衣…ダメだ…く…来るな…」
声にならない声を上げながら、祐一は目の前に現れた舞衣に訴えた。
「どうしたの〜〜?祐一…ひっ!!?」
血まみれの祐一を目の当たりにした舞衣は、思わず絶句する。
あまりの光景に、舞衣は口元を両手で押さえたまま身体を硬直させてしまった…
「いやっ…ゆ…祐一…どうして…やぁあ…」
ブルブル震える半泣き状態の舞衣…そして舞衣は、すぐに渡辺の姿に気付いた。
「おやおやぁ〜〜?兄ちゃんの次は…舞衣ちゃんやないかぁ〜〜♪」
この光景に…そして自身に似合わない笑顔を舞衣に向ける渡辺…
「おやおやぁ〜〜あれぇ〜〜?これは…もしかして…あれぇ〜〜?」
感の鋭い渡辺は何かに気付いた…
人目を避けた夜中の外出…
バッグを背負った舞衣の姿…
2人の 「足」 に使うと思われるプレスカブ…
渡辺が今まで何度も目撃してきた 「夜逃げスタイル」
渡辺は、直感的に2人がこの町を抜け出そうとしている事に気付いた。
「ほほぅ〜〜なるほど…そういうわけかぁ〜〜へへぇ〜〜なるほど…」
意味深な表情を浮かべながら、渡辺は舞衣に歩み寄る…
「はぁ、はぁ、はぁ…わ、渡辺…さん…あっ、あの…お…お久しぶり…ですね…はぁ、はぁ、はぁ…」
舞衣は緊張と恐怖心で身体を震わせながら引きつった笑顔を浮かべる…
「そやなぁ〜〜ひっさしぶりやなぁ〜〜この…糞売女がぁああああぁぁああ〜〜〜〜!!」
渡辺の表情は一変する…
舞衣がこの町を抜け出そうとしていた事を知った渡辺は、自身の背中に彫られた不動明王のような
表情を浮かべると、暴言を吐きかけながら舞衣を思いっきり平手打ちした。
「きゃぁああああぁぁ!!」
舞衣は溜まらずその場に崩れ落ちる…
平手打ちされた頬を手で押さえながら、舞衣は渡辺の姿を見上げた。
「まぁ…売女風情にウツツを抜かしたワシが馬鹿やったわぁ…情婦にしようとか…ワシが馬鹿やったわぁ〜〜」
渡辺が一番怒る行為…
それは 「裏切り行為」
渡辺は今まで生きてきた中で、自分を裏切った人間は尽く始末して来た。
その渡辺の願いを完全に裏切った舞衣は、次の瞬間から 「タダの売女」 へと変わってしまった…
「簡単に逃げられると思ったら大間違いやぁ!!おらぁ!!立てや!!この売女がぁ!!」
舞衣のTシャツの胸元を思いっきり掴むと、無理やり舞衣を立たせる…
渡辺は、立たせた舞衣を思いっきり往復ビンタし始めた。
「きゃっ!!やっ!!痛いっ!!きゃっ!!やっ!!」
悲鳴を上げる舞衣…見る見るうちに、舞衣の頬は腫れ上がる…
そして渡辺は、舞衣をチンピラ2人の方へ突き飛ばした。
「はぁ、はぁ…おう!お前等…この売女犯せや…この場で好きに犯したったれや!!」
突き飛ばされた舞衣を支える二人のチンピラは、次の瞬間満面のいやらしい笑みを浮かべた。
「へへぇ〜〜いいんスか〜〜?こんないい女?」
「マジで!?マジでいいんですか?へへぇ…遠慮しねーっすよ俺!!」
舞衣を羽交い絞めにするチンピラ…
「いやぁぁあああぁ!!離してっ!!離しなさいよっ!!」
羽交い絞めにされながらも、何とか抵抗して逃れようとする舞衣…
「ジタバタしてんじゃねえよっ!!オラァ!!」
もう一人のチンピラが、舞衣の腹部を思いっきり殴る…
「んぐっ…ぅああぁぁあ…」
腹部を思いっきり殴られた舞衣は身体に力が入らず…
「舞衣っ!!」
舞衣に歩み寄ろうとする祐一…
「へへぇ〜〜兄ちゃん、自分の彼女が犯されるなんてぇ下手なAVよりも興奮できるでぇ〜〜へへぇ〜〜ジックリ見たってや〜〜♪」
舞衣に歩み寄ろうとする祐一に、再び前蹴りを浴びせ舞衣から距離をとらせる渡辺…
祐一の目の前で、悪趣味な余興が始まった…
悪趣味な渡辺の舞衣に対する仕打ちが始まってしまった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
下手に強姦すると精子やDNAが物証になるから逮捕逃れようが無いぞ
ロシアマフィアを描いた「イースタンプロミス」でもドンは強姦罪で引導渡されてる
喧嘩慣れてるかもしれんが、ヤニ、酒で不健康な生活してる
中年ヤクザぐらい棒一本あれば楽勝でねーの楯も
「はぁ、はぁ…うぅ…いやっ…離して…」
腹部を殴られ、身体に力が入らない舞衣を羽交い絞めにする中年のチンピラ…
「へっへっへ…この女、なかなかの上物ですね〜〜へへッ…ふぁあ〜〜いい匂い…」
舞衣を羽交い絞めにするチンピラは、背後から舞衣の髪の毛に顔を埋めて思いっきり匂いを嗅ぐ…
そして舞衣の首筋にネットリと舌を這わせ始めた…
「ひっ!!?いやぁあっ!!止めなさいよねっ!!…気持ち悪いっ!!」
首筋に伝わる気持ち悪い感触に、舞衣は思わず鳥肌を立ててしまった。
身体に力が入らない舞衣は、気力を振り絞り思いっきり怒鳴ってみせる…
「それにしても、スゲー乳してんじゃねーかよ!!オラァ!!」
もう一人のチンピラが、羽交い絞めにされている舞衣のTシャツの胸元に手をかけると、思いっきり引っ張り
Tシャツの生地を引きちぎった。
シンプルなデザインのブラに包まれた、舞衣の豊満な胸の谷間が露になってしまう…
「いやぁぁぁぁああぁ!!はぁ、はぁ…なっ…何するのよっ!!このっ!!離しなさいよっ!!」
舞衣は思いっきり右足を振り上げる…
目の前にいるチンピラの股間を思いっきり蹴り上げた。
「んほぉぉぉぉお〜〜!!?」
股間に蹴りがヒットした瞬間、チンピラは前屈みになり股間を押さえ悶絶した。
「ひゃはははは!!オメェ、だせーよ(笑)ひゃはははは!!」
舞衣を羽交い絞めしているチンピラは、股間の痛みに悶絶する相方を見ながら爆笑する。
「テメェ!!この野朗!!いい気になってんじゃね〜〜ぞ!!」
舞衣の股間蹴りに激怒するチンピラ…
チンピラは懐からナイフを取り出す…
そして、そのナイフを舞衣の頬に突きつけた。
「暴れんじゃね〜〜よ!!この売女がぁ!!ガタガタ騒いでると刺すぞコラァ!!」
頬からナイフを離す…
そして、ナイフの先端は首筋…肩…そして舞衣の豊満な胸元に下りていく…
「ひっ…はぁ…はぁ…はぁ…あぁあ…や、止めて…じょ、冗談…よね…?」
ナイフを突きつけられ恐怖に震える舞衣…
完全に抵抗する気力を失ってしまった…
「こっちは人一人殺すなんて簡単なんだぜ…へへぇ…抵抗なんてしないで大人しくしてろっての…」
チンピラはニヤニヤしながら、舞衣の豊満な胸の谷間…ブラのカップとカップの間に刃を当てる…
そしてナイフでブラを両断する…2人の視線の前に、舞衣の大きく張りの良い見事な巨乳が露になってしまった。
「…はぁ、はぁ、はぁ…やぁ…あぁ…やだ…やめ…て…」
恐怖心により完全に腰が抜けてしまった舞衣…
そんな舞衣の状態に気付いたチンピラは、羽交い絞めを解く。
下半身に力が入らない舞衣は、その場にへたり込んだ…
「ヤダっ…来ないでっ!!いやっ!!近づかないでっ!!いやっ!!いやぁぁあああぁぁ〜〜〜っ!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
腰が抜け脱力してしまった舞衣は、路上に仰向けにされ身体を弄ばれる…
「うほぉ〜〜スゲ〜〜揉み心地!!ほら触ってみろよ」
「マジで堪んね〜〜!!ムチムチのボインボインじゃね〜〜か(笑)」
2人は代わる代わる舞衣の大きな乳房を鷲掴みにして乱暴に揉む…
「やっ…あっ!!痛いっ!!やっ!!あんっ…やめてっ!!んっ!」
舞衣の乳房は2人の男達によってムニュムニュと形を大きく歪める…
そして男達の手に、スベスベの手触りや見事な弾力を伝えた。
「ヒヒヒッ…止めてだってよ(笑)でもなぁ〜〜ほら」
「だよなぁ…へへっ…お姉ちゃんよぉ〜〜そんな事言っても、もう乳首ビンビンにおっ立ててるじゃね〜〜かよ(笑)」
乱暴に乳房を弄ばれていた舞衣は無意識のうちに感じてしまい、既にピンク色の乳首をツンと立たせてしまっていた。
「んんっ…はいいっ?こ、これは…違うのっ!!」
舞衣は自分の身体の正直な反応を否定する。
「違うっ!!あたし…感じてなんか…気持ちよくなんか…」
「ウヒヒィ〜〜身体は正直だよなぁ〜〜ほぉ〜〜れモミモミぃ〜〜♪」
「マジで乳首立たせて…お姉ちゃんマジでイヤらしい女だよなぁ〜〜はむぅ…チュウ…」
「本当に助平な女だぜ…こんな状況で乳首立たせてるなんて本当の助平女だよなぁ…あむぅ〜〜チュウっ♪」
2人は舞衣を言葉攻めしながら、その仰向けになっても肩崩れしない豊満な乳房の頂にある、ピンク色の乳首に思いっきり吸い付いた…
「チュパチュパ、ちゅうぅぅうぅ〜〜!!ちゅぱちゅぱちゅぅぅ〜〜〜っ!」
「ずちゅぅぅぅぅぅ〜〜ちゅぱちゅぱ…ぺろぺろぺろちゅぅぅぅ〜〜〜!」
「やっ…やだ…んひぃぃいぃぃ〜〜〜!!?んんっ…やだ…気持ち…悪い…んっ…はぅう…んっ♪」
2人の男達の唇が舞衣の乳房に触れ、思いっきり乳首に吸い付いた…
左右の乳房にそれぞれが夢中になり乳房に吸い付く。
唇を微妙に動かし、乳首に舌を這わせながら…時々乳首を甘噛み…
「ひゃう…んんっ…んぁ…あんっ…あっ、あっ…あんっ…ダメ…あんっ…」
ナメクジが乳房を這うような感触…悪戯な舌使い…
舞衣は不快感に鳥肌を立てながらも、身体の芯が熱くなる感覚に陥る…
そして、不本意にも感じ始めていた…
感じやすい上に敏感になった舞衣の乳首には、舌が這い甘噛みされ、吸い付かれる度に電気のような快感が走る…
「はぁあ…はぁあ…あっ…あんっ…ダメ…おっぱい…乳首…ダメぇ…はぁ、はぁ…んんっ♪」
玉のような汗を浮かべる舞衣の乳房…そして汗で蒸れた深い胸の谷間…
舞衣の胸から立ち上る甘酸っぱい汗の香りと、舞衣の喘ぎ声…
甘酸っぱい香りと喘ぎ声に、男達は更に興奮した。
一人が舞衣の乳房に顔を埋めてその感触を楽しんでいると、もう一人の男は舞衣の下半身に目を向ける。
仰向けになる舞衣の両脚に身体を割って入れると、デニム生地の身にスカートを捲り上げた。
「おうおう!!見ろよこれ!!汗蒸れまんこスッゲ〜〜匂い!!」
舞衣の小股にショーツが食い込み、汗と愛液で蒸れ蒸れの小股はショーツ越しに形がクッキリと浮き出ていた。
スカートを捲り上げただけで、汗と愛液で蒸れた匂いが漂う…
「いやっ!!見ないでっ!!いやぁあああぁ!!」
舞衣は両脚を大きく広げて小股を披露したままジタバタ暴れた。
男はナイフで舞衣のショーツのサイドを切る。
あっという間に、舞衣の秘部は露になってしまった…
「へぇえ〜〜売女の癖に、綺麗なまんこしてんじゃねーかよ!!」
何百人の男達を受け入れた舞衣の秘部は、今も綺麗なピンク色を保っていた…
そのピンク色の秘部を、男は弄び始める。
「俺が気持ちよくしてやるからなぁ〜〜ヒヒぃ〜〜♪」
男はクリトリスを指で擦りながら、同時に指を2本舞衣の膣内に挿入した…
そして、指を舞衣の膣に出し入れし始める…
「やっ!!あんっ!あっ、あんっ♪ダメっ!!指…入れないでっ!!汚いっ!!止めてっ!!いやぁああ!!」
指の動きは徐々に早くなっていく…最初は痛かったクリトリスも、徐々に気持ちよくなってきて…
舞衣の小股からは愛液が溢れ始めた。
「あっ、あんっ、あんっ♪あっ、あっ、あんっ♪はぁ、はぁ…あんっ♪指…抜いてっ!!あんっ♪あんっ♪あんっ♪」
快感に身体の芯が熱くなり、頭が真っ白になり始める…
両手両脚がフワフワし始め、舞衣は快感に気持ち良さそうな喘ぎ声を上げ始めた。
「はぁあ、はぁあ、あひぃ〜〜はひっ、はひっ♪あんっ♪気持ちいい…ダメっ…おかしくなっちゃうっ!!」
その声を聞いた男たちは、思わず噴出した。
「ぷっ…あははははっ!!おいおい聞いたかよ!!気持ちいいってよ!!」
「あぁ、本当に助平女だよなぁ〜〜彼氏ご愁傷様だよなぁ(笑)」
舞衣は乳房と小股を弄られ、快感に口を大きく開き涎を垂らしながら喘ぐ…
「あんっ♪あんっ、あんっあんっ♪ダメぇ〜〜祐一…見ないで…お願い…あんっ♪あんっあんっ♪」
無意識のうちに祐一に謝りながら、舞衣は快感から逃れることを拒んだ。
そして、絶頂が近づいてくる…
「ほらほらお姉ちゃん、もう乳首ビンビンじゃねーか!!こんなにコリコリで長い乳首見たことね〜〜よ!!ひゃははは!!」
「グチョ濡れまんこクっさ〜〜!!お前女として恥ずかしくね〜〜の?これ女じゃなくて、牝の匂いだぜ…うひひひぃ…」
「はぁあ、はぁ、はぁ、ダメっ、ダメっ気持ちよく…なっちゃダメっ!!はぁ、はぁ…あんっ、あっ、あっ、あんっ、ダメっ、ダメなのっ!!」
2人の男達は、舞衣の絶頂が近いと知ったのか…身体と同時に言葉で精神的にも責め立てた…
「ひゃひぃぃぃぃ〜〜っ!!らめぇ〜〜らめらめ…ダメぇ〜〜イクっ!!イクっ!!イクイクっ!!いっちゃうのっ!!あひぃいぃぃぃぃっ!!」
舞衣は上半身をビクンビクンと身体を震わせる…
両脚をピンと張りながら上半身を痙攣させ…口から涎を垂らし…
恍惚とした表情を浮かべながら絶頂に達してしまった。
約1分間、絶頂を感じ続ける…
祐一の目の前で、知らない男達に身体を弄ばれながら快感に悶え続けた舞衣は絶頂に達してしまった…
「舞衣…糞っ!!」
何もできない祐一は、舌打ちをして下を向いた…
「おらぁ!!兄ちゃんはこっちや!!」
「うぐっ!!」
祐一は、渡辺によって更に離れた場所に蹴り飛ばされた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
舞衣の下半身を責めていた男は、自らズボンを下ろし下半身を晒した。
すでに勃起したペニスを、舞衣の濡れた小股に当てる…
「ひっ!!?そんな…嘘…よね?ダメっ!!イヤイヤっ!!それだけはイヤッ!!」
上半身を押さえつけられている舞衣は、イヤイヤと頭を振る。
しかし男達は躊躇しない…
「馬鹿野朗っ!!もう我慢できるわけね〜〜だろうがよ!!」
「そうそう、折角気持ちよくしてもらったんだから、俺達にお返ししてもらわないとなぁ〜〜」
男は舞衣の秘部に、ゆっくりとペニスを挿入する…
「ひぁああぁ…うぅ…だ…ダメぇ…」
ゆっくりと舞衣の膣内に入っていくペニス…
舞衣の秘部は、ペニスを抵抗なく受け入れ…
舞衣の柔らかい膣壁はペニスをキュウキュウと締め付け、何ともいえない快感を与えた…
「いやぁああぁ…ダメぇ…あたし…犯されちゃう…ダメダメ…祐一…見ないで…はぁ、はぁ…」
大切な人の目の前で犯される屈辱が、舞衣の被虐心を駆り立てた…
背徳的な舞台に、不覚にも何とも言えない快感がこみ上げて来た…
「あんっ♪あんっ、あんっ、あんっ♪やだっ、見ないでっ!!あんっ、あんっ、あんっ♪はぁ、はぁ…ダメっ!!犯されちゃってるのにっ!!あんっ♪」
男はゆっくりと腰を振りながら、その快感に思わず声を上げる。
「うぉお…はぁはぁ…このねーちゃんのまんこ…スッゲ…気持ちいい…うほぉ〜〜!!」
舞衣の膣内は無意識に男のペニスをリズムよくキュウキュウと締め付け、見事な快感を与え続ける。
「おいおい、早くイッて交代しろよ!!ったく…我慢できねーよ…」
「ばっ、馬鹿野朗っ!!こんなに気持ちいいまんこ…そう簡単に替われるかっての!!」
「しょうがね〜〜なぁ〜〜〜!!ほらお姉ちゃんよぉ!!口開けろや!!口!!」
もう一人の男は、舞衣の鼻を摘む…呼吸できずに口を大きく広げた舞衣の口に、汗で蒸れたキツイにおいのするペニスを突っ込んだ。
「はむぅぅう!!?むぐぅ…んんっ!!?」
舞衣の口にペニスを突っ込んだ男は、ゆっくりと腰を動かし始める…
「おらおらぁ!!歯、立てんじゃね〜〜ぞ!!」
ゆっくりと…そして徐々に腰を動かすスピードを上げていく。
「んっ、んっ、むぐっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅく、んんっ!!んちゅっ…」
舞衣の口を性器として代用し始めた男…舞衣の瑞々しい唇や絡みつく舌は、男に快感を与える…
「おらおら、おらぁ…はぁ、はぁ…ヤベ…気持ちいい…これ…マンコよりも気持ちいいんじゃね?」
「むぐぅ、んぐっ、んちゅっ、んちゅぱ、ちゅっ、ちゅく、んぐぅけほけほっ!!んぐっ、ちゅぱ、じゅる、じゅる…」
喉の奥までペニスを突っ込まれ咽ながらも、舞衣は口と喉で不本意にも男に快感を与え続ける…
「はぁ、はぁ…うほぉ〜〜まんこ締まる締まる!!こんなマンコ初めてお目にかかるぜ!!はぁ、はぁ…」
「この口も堪んね〜〜よ!!はぁ、はぁ…」
全身を弄ばれ…口も秘部も犯され…
今…舞衣の身体は、人間として扱われていなかった…
まるで、玩具…人形のように扱われていた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午前2時30分
泡姫館から少し離れた路地…
黒塗りベンツの車内…
「…もう…本当に…悔いはありませんね?」
いっ…いいい…井上が僕に尋ねてきた…
「うっ…ううう…うん…く…くっくくく悔い?は…あるよ?でもね…このままじゃ何もかっ…かかか…変わらないから?」
そっ、そそそ…そうなんだ…このまま…こここ…ここにいても…なっ、ななな…何も変わらないとおっ、おお…思うんだ。
だっ、だだだ…だから…僕はね…いっ、一旦…お…お家に…かっ、かかか…帰ろうかな〜〜って思ったんだ。
たっ、たたた…対策?を練って…それから…でっででででっ…出直そうかな〜〜って…思って…
でっ…ででで…でもね…その間も…とっ、ととと…鴇羽さんは…男の人たちに…
何人もの…男の人たちに…
でも…その分…男の人たちに…傷つけられた分…
いつか…僕が…ぼぼぼ…僕が…しっ、ししし…幸せに…してあげたい…だから…だから…悔しいけど…
僕は…一旦…たっ、たたた…退却するっ…
そっ、そそそ…そう決めたんだ…
「賢明な判断です…ノブヲ様…」
いっ、いいい…井上は…そう言ってくれたんだ…
そして…ぼっ、ぼぼぼ…僕は一旦車から降りたんだ…
「ノブヲ様…どうされました?」
ぼっ、ぼぼぼ…僕はす、少し照れながら…照れながら…こっこここ答えた…
「ちょ、ちょちょちょ…ちょっと…風華に帰る前に…エヘへ…」
すすす…すると井上は、ぼ、ぼぼぼ…僕に忠告を始めた…
「ノブヲ様…知っておられると思いますが…立ちションは軽犯罪法違反の罪に問われる事になります…」
しっ、ししし…しまった…立ちションしようとしてたの…ばっばばばバレてた?
ぼっ、ぼぼぼ…僕は…あわ、あわあわあわ…慌てて答えた…
「ちっ、ちちち…違うよぉ〜〜!!ちょっと、そ、そそそ外の空気を…吸いに…」
すると、わ、わわわ…渡辺は呆れたように答えた。
「…わかりました…そろそろ出発しますから、お早めに済ませて下さいね」
ぼっ…ぼぼぼ…僕は…車から降りると…路地裏を通りながら…あわあわあわ…泡姫館に向かったんだ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とっ…ととと…鴇羽さん…
今日も…おっ、おおお…お店に…現れなかったんだよね…
よっ、よっ、よよよ…夜中まで…見張ってても…お店に来なかったんだよね…
も…もう…会えないのかな…
「とっ…ととと…鴇羽さんと…会えないのかな…」
そ…そんな事を思っていると…寂しくなってきて…
さっ、さささ…寂しいと同時に…くっ…くくく…悔しくて…
とっ、ととと…鴇羽さんに…お客?おおお…お客を…取らせる…お店が…
おっ、おおおお…お店…お店が…にっ、憎い…憎くて…憎くなってきて…
「くっ…悔しいのかな…くっ…悔しいのかな…」
わ、わわわ…解ったぞ…ぼっ、ぼぼぼ…僕は…お店が…憎いんだ…
だっ…だから…お店に…とっ、ととと…鴇羽さんを…汚した…おっ…お店が…憎い…
だから…だだだ…だから…
ふ…ふふふ…復讐…してやる…復讐してやるんだな…
どどど…どうやって…復讐してやろう…
あの…ててて…店長…小太りの…店長を…なっ…ななな…殴ってやろうかな…
そっ、そそそ…そんな事を考えているうちに…おっ、おおお…お店に着いたんだ…
「おっ…お店…真っ暗だよ…誰もいないね…」
ここは…うぅうう…裏口…なのかな?
こ、ここでいいや…ここで…せめてもの…ふふふ…復讐…
お店に…おっ…おおお…お店のドアに…おっ…おおお…オシッコ…かけてやる!!
ぼっ、ぼぼぼ…僕は…ズボンを下ろしたんだ…
「このっ!!ぼっ…ぼぼぼ…僕の…恨みっ!!おおお…思い知れっ!!」
ドドド…ドアノブから…ドア全体に…ぼっ、ぼぼぼ…僕のオシッコ…かけてやったんだ!!
たったったた…沢山…オシッコ…出ちゃったんだ…はぁ…すすす…スッキリした…はぁ…
「じゃ、じゃじゃじゃ…そろそろ…か…かかか…帰ろうかな…」
かっ…かかか…帰ろうとした時…表から…女の人の…ひっ…ひひひ…悲鳴が…聞こえた…
「いっ…いいい…今の声は…もっももも…もしかして…」
ぼっ、ぼぼぼ…僕は…足音を潜ませて…ゆっくりと表口に向かったんだ…
そして、かっ、かかか…壁に隠れて…表を…かかか…確認する…
「あわわわ…あわわわ…とっ…ととと…鴇羽さん…はわわわ…」
とっ、ととと…鴇羽さんが…らっ、乱暴…されてる…
とっ、ととと…鴇羽さんが…はわわ…
たったたた…助けないと!!
いっ、いいい…いつも…乱暴な人からは逃げようとしてた僕…
でもね…でもね…今日はね…にっ…ににに…逃げなかったんだ…
足元にあった…大きな…こっ…こここ…コンクリートブロック…
ぼぼぼ…僕は…持ち上げてみた…
こっ…こここ…これ…ドッグフードの袋と…おっおおお同じ位の重さだから…5キロ…くらいかなぁ…
ぼっ、ぼぼぼ…僕は…コンクリートブロックを…両手で持ち上げると…
とっ、ととと…鴇羽さんに…乱暴している…怖そうな…おおおお…男の人に…背後から近づいた…
「あっ、あああ…あのっ…ららら…乱暴は…だっ、だだだ…ダメじゃないか…ふんっ!!」
ぼっ、ぼぼぼ…僕は…怖そうな男の人の頭に…コンクリートブロックを叩きつけたんだな…
「ぐぁあああああぁぁ〜〜!!」
おっ…男の人は…頭から…血っ…ちちち…血を噴出して…その場に倒れこんだんだ…
「ぐぁあ…あぁ…あぁ…」
おっ…おおお…男の人の耳から…黒い血が噴出して…流れて…
男の人は…動かなくなっちゃったんだ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もし強姦ヤクザが死んでも執行猶予つくから大丈夫だぞ
すみません、誤字です。
レス438
身にスカート→ミニスカート
でした。
コンクリ塊で後頭部殴ったら頭蓋骨陥没軽いな
100%自業自得だが・・舞衣にしてもトラウマになるんでないか
今まさに自分に入ってたティンポ野郎が目の前で頭グシグシャで死亡したらw
コンクリートブロックで殴られたチンピラは、頭から血を噴出しながら前のめりに倒れる…
「はぁあ…はぁあ…っ!?えっ…歌山…くん?」
「ノ…ノブヲ…どうして…ノブヲがこんな所に…!?」
突然の出来事に、何が起こったか理解できない舞衣…
そして、ノブヲの登場に驚く祐一…
ノブヲに殴られたチンピラは、舞衣に覆いかぶさるように倒れてくる…
「いやぁあぁぁ〜〜〜っ!!」
血まみれのチンピラに驚いた舞衣は、思わず倒れてきたチンピラを脚で思いっきり蹴り飛ばした。
「ひぃっ!!?血っ!?いやっ!!いやっ!!」
何度も何度も血まみれになったチンピラを蹴り、自分から遠ざけようとする舞衣…
「なっ…何だテメェ!!」
さっきまで舞衣の乳房を弄んでいたチンピラは、ノブヲの登場に動揺を隠せない…
「とっ…ととと…鴇羽さんから…は、ははは…離れて…」
ほぼ無表情のノブヲは、持っていたコンクリートブロックを再び持ち上げる…
そして、もう一人のチンピラに向かって振り下ろした…
しかしチンピラはすぐに立ち上がると、ノブヲの攻撃をかわす…
「ふんっ!!ふんっ!!ふんっ!!」
ブロックを振り回すノブヲ…
「ぐっ…っ!!?こ、この…キ〇ガイ豚野朗が…ナメてんじゃねーぞ!!」
ブロックを大振りに振り回すノブヲの隙を見て、チンピラはノブヲの顎にカウンターの右ストレートを打ち込んだ…
「あがっ…ううっ…」
顎に綺麗に入ったカウンター…
ノブヲは腰からガクッと崩れる…
「うぐっ…こ、このぉ…」
ノブヲは持っていたコンクリートブロックを、チンピラの足首に向かって投げつける…
チンピラの足は、靴の上からでも解る位に形が変わった…
「うがぁあああぁ!!やっ…やりやがったな…この豚が!!」
骨折の痛みに耐えながら、ノブヲに掴みかかるチンピラ…
しかしノブヲは右手で握り拳を造ると、掴みかかってきたチンピラの頭に拳を振り下ろす…
「ふんっ!!ふんっ!!ふんっ!!ふんっ!!」
何度も何度も…チンピラの頭部に拳を振り下ろした…
そしてノブヲはチンピラを投げ飛ばす…
「うっ…はぁ、はぁ、はぁ…」
投げ飛ばされたチンピラは懐に手を入れると、携帯を取り出す…
「はぁ、はぁ、はぁ…おい…お前等…ちょっとソープの前に来い…手ぇ貸せや…はぁ、はぁ…」
チンピラは援軍を呼び寄せる様子…
「エモノも…忘れんじゃねーぞ…ぐぁあああ〜〜っ!!?」
息も絶え絶えに援軍を呼ぶ最中、チンピラは叫び声を上げて失神した…
「ご無礼ながら…一部始終拝見させていただきました…」
チンピラの背後には、車内でノブヲの帰りを待っていたはずの井上の姿が…
「天晴れです…お見事でした…ノブヲ様…」
ノブヲの活躍ぶりに感激する井上の手にはスタンガン…
井上は、チンピラをスタンガンで失神させた様子…
使用人でありながらも、普段はノブヲの警護も任されている井上…
もちろん格闘の技術も身につけている井上は、咄嗟に助けようとした…
しかし、逃げようとせずチンピラに立ち向かったノブヲの姿を見て感動した井上は、
ギリギリまでノブヲの戦いぶりを見守った。
「この井上…感激しました…ノブヲ様…ご成長されましたね…」
「えっ?えええ…えへへ…てっ…ててて…照れるなぁ…えへへ…」
会話を交わす2人…しかし、すぐにチンピラの援軍が3人現れる…
「何だぁ〜〜?おら!!そこのデブとじじい!!」
「派手にやってくれたじゃね〜〜かよ!!」
座り込んでいるノブヲに、井上は警棒を手渡す…
「さあ、ノブヲ様…立ち上がってください!!この程度で立ち上がれなくなる彼方ではない筈です!!」
立ち上がるノブヲ…
「うっ、ううう…うん!!ぼっ、ぼぼぼ…僕は…全力で…と、ととと…鴇羽さんを…まっ、ままま…守るっ!!」
「承知しました…この井上…全力で加勢させていただきます!!ノブヲ様…共にひと暴れしましょうぞ!!」
2人は襲い掛かってくるチンピラたちを迎え撃つ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「何や…あの豚…」
ノブヲと井上の登場に驚きを隠せない渡辺…
渡辺の心に隙ができた瞬間を、祐一は見逃さなかった。
「こらぁ!!おっさんよ!!よそ見してんじゃね〜〜よ!!おらぁ!!」
祐一は咄嗟に立ち上がると、渡辺の顔面に向かって思いっきり頭突きを食らわせた。
「うぐっ…なっ…何っ…!!?」
もう屈服させたと思っていた相手に、捨て身の攻撃をされた渡辺…
フラつく渡辺…
「おらおらっ!!油断禁物だぜっ!!」
祐一は瞬時に渡辺から離れる…
そして、倒れて蹲っていた時に発見した廃材の鉄パイプを手に取る。
「へへっ…コイツがあれば…百人力だぜ!!」
祐一は鉄パイプを手に取ると、スッと構えた…
長年修練してきた剣道の構え…
祐一の心から、恐怖心や雑念が消える…
「ホンマびっくりしたわ〜〜にーちゃん…ホンマ兄ちゃんおもろいわ…」
徐々に渡辺の表情が変わっていく…
渡辺は懐から刃渡り30センチはあるナイフを取り出した。
「おもろいけどなぁ…ワシの顔に傷つけて…タダで済むと思うなよコラぁああああぁぁ〜〜!!」
自身の背中に彫られている不動明王の刺青のような表情を浮かべると、渡辺はナイフを構えて祐一に突進して来た。
しかし祐一は表情一つ変えず、突進してくる渡辺に向かって構えを崩さない…
「死ねやコラぁぁあああああぁぁぁぁ〜〜っ!!」
ナイフを振りかざす渡辺…
祐一は1歩踏み込む…
「正面ガラ空きだぜっ!!食らいやがれっ!!」
祐一は渾身の力を込めて、渡辺の喉下目掛けて 「突き」 を放った。
「ぐぁああああぁ〜〜〜〜っ!!」
渡辺の喉に鉄パイプがめり込むと、そのまま店の壁まで突き飛ばされた渡辺…
「ぐぁあ…げほげほっ…げほっ…うぐぅ…げほっ…」
渡辺は血を吐きながら咽返る…
仰向けに倒れる渡辺に瞬時に歩み寄ると、祐一は鉄パイプを振りかざした。
「おらっ!!おらっ!!おらっ!!ふんっ!!ふんっ!!おらっ!!」
倒れる渡辺を鉄パイプでメッタ打ちにする祐一…
5発…10発…20発…30発…
頭…腕…身体…脚…
渡辺の身体中をメッタ打ちにする…
『立ち上がったら…殺される…今度こそ…殺される…』
心の中でそう自分に言い聞かせながら、祐一は渡辺を鉄パイプで殴り続けた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
路上では、ノブヲと井上がチンピラ達と交戦中…
「さあ、ノブヲ様!!今ですっ!!」
「うっ、ううう…うんっ!」
スタンガンや催涙スプレーなど、道具を駆使してチンピラを戦闘不能に陥れる井上…
そして、腕力に物を言わせて警棒を振り回すノブヲ…
2人は見事3人のチンピラを倒す事に成功した。
一方…
「おらっ!!おらっ!!おらぁああああぁ〜〜!!」
「もう止めてっ!!」
渡辺を鉄パイプで50発近く殴り続けた祐一は、ようやく立ち上がることができた舞衣に止められ我に返った…
「はぁ、はぁ、はぁ…あぁ…こんなモンだろ…大丈夫か…舞衣…」
「もう…祐一…またこんなに怪我しちゃって…逃げれば…よかったのに…」
「馬鹿だなぁ…お前を置いて…逃げれる訳ねーじゃんよ…」
上半身裸の舞衣は、血まみれの祐一にキュッと抱きついた…
「とっ、ととと…鴇羽さん…だっ…だだだ…大丈夫!!?」
闘い終えたノブヲが舞衣に歩み寄る…
「歌山くん…歌山くんも…助けてくれたんだよね?ありがとう」
「しかしビックリしたぜ!!ノブヲ、お前結構やるじゃん!!」
「うっ、ううう…ううん…そそそ、そうかな?えへへ…照れるなぁ〜〜」
二人に褒められまんざらでもないノブヲ…
そしてノブヲは、舞衣が上半身裸でいることに気付く。
「はわわわ…とっ、ととと…鴇羽さん…はだ…はだはだ…裸だぁ…」
「はいっ?あ…あはは…そういえば…そうだった…あはは…」
大きな両乳房を晒したまま照れ笑いする舞衣。
「ばっ、馬鹿っ!!笑ってないで隠せよな!!」
隠さず照れ笑いする舞衣に呆れる祐一…
すると、ノブヲは自分の着ていたシャツを脱ぎ始める…
「とっ、ととと…とりあえず…これ…着てよ…ははは…裸…より…いいい…いいよね?」
シャツを受け取る舞衣…そして、シャツを羽織りボタンを留めた…
「ありがとう…歌山くん…って…はいぃぃぃぃぃ〜〜っ!!?」
「…ノブヲ…お前…それ…何?」
「はぁ…ノブヲ様…あれほど…忠告しておいたのに…」
3人の視線の先…上半身裸になったノブヲ…そのノブヲの胸元には…
「ね、ねえ…それ…2年生の時に…無くなった…あたしの…」
そう…ノブヲの弛んだ胸元には、2年生時の体育の時間に女子更衣室で盗んだ舞衣のブラジャーが食い込んでいた…
生地の痛んだ白と水色のストライプのブラジャーは、ノブヲの弛んだ胸肉や脇肉に食い込む…
「こっ、こここ…これは…その…じ、じじじ…時効…だよね?」
照れ笑いするノブヲ…
「ぷっ…あははは!!何その格好!!あはははっ♪」
開放感から、思わず噴出し笑ってしまう舞衣。
「あははははっ!!ノブヲ〜〜それ学校でバレてたら退学だぜ!!あははははっ!!」
同じく、開放感から笑い始める祐一。
「ぷっ…くすくす…わははははっ!!す、すみません…ノブヲ様…ぷっ…わははははっ!!」
井上まで堪えきれず笑い始める。
「えへへ…ばっ、ばばば…バレ…ちゃったかな?えへへ…」
恐怖からの開放感から笑う4人…
しかし…
「えへへ…えへ…はっ!!ととと…鴇羽さんっ!!あああ危ないっ!!」
何かに気付いたノブヲは、咄嗟に舞衣の前に立ちはだかる。
そして、次の瞬間…
乾いた破裂音が響き渡る…
銃声…
辺りに漂い始める硝煙の匂い…
「ノブヲ!!」
「歌山くんっ!!」
「ノブヲ様っ!!大丈夫ですかっ!!」
舞衣の前に立ちはだかったノブヲの腹部は、血で真っ赤に染まる…
そして銃声の鳴り響いた先には、拳銃を構える半殺し状態の渡辺の姿…
「へへぇ…舞衣ぃ〜〜はぁ、はぁ…殺し損ねたわ…」
下品な笑みを浮かべながら舞衣に話しかける渡辺…
「くっ…こっ…この野朗〜〜〜〜〜っ!!おらぁ!!」
祐一は渡辺が手に持っている拳銃を蹴り飛ばすと、すかさず鉄パイプで脳天を叩き割った…
渡辺は、完全にぐったりとした状態…おそらく、こん睡状態に陥った様子…
「はぁ、はぁ、はぁ…とっととと…鴇羽さん…はぁあ、はぁあ…だ、大丈夫…だった?」
身を挺して舞衣を守ったノブヲの表情は苦しむどころか、どこか満足そうな表情を浮かべていた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ノブヲ死んだったん?
午前3時
「歌山くん!大丈夫!?しっかりして!!」
「ノブヲ!!しっかりしろ!!」
「ノブヲ様…」
拳銃で腹部を撃たれたノブヲは、大量の血を流しながらぐったりと路上に仰向けになる…
そのノブヲに膝枕してあげる舞衣…
「ノブヲ様…大丈夫ですか…」
井上は自分が着ていたカッターシャツの袖を破り、布地を傷口にあてがう。
しかし、ノブヲの出血は止まらない…
意を決した井上は立ち上がる…
「お2人とも、暫くノブヲ様を頼みましたぞ!!」
そして車を路上駐車してある、少し離れた路地裏まで走って向かった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
暫くすると、3人がいる泡姫館の前に大きな黒塗りベンツが停車する。
「お待たせしました!さあ、ノブヲ様を後部座席へ!」
祐一と舞衣、そして井上の3人がかりで、ノブヲの巨体をベンツの後部座席へ運ぶ。
後部座席で仰向けになるノブヲ…
そのノブヲの意識が若干回復した。
「うぅ…んんっ…はぁ、はぁ…鴇羽さん…楯くん…井上…ごごご…ごめんね…あああ…ありがとう…はぁ、はぁ…」
「歌山くん…良かった…気がついたのね…」
「大丈夫かノブヲ!?…なぁ…おっさんよ!!ノブヲを…早く病院へ…病院へ連れて行ってやってくれよ!!」
ノブヲの意識が回復して安堵する舞衣…
逆に、ノブヲの状況を心配する祐一…
しかし、井上は冷静だった。
「大丈夫です!!ノブヲ様は歌山グループの御曹司であられるお方…連絡すれば救護ヘリがすぐに飛んでまいります!!」
タダでさえ瀕死状態のノブヲ…いつ容態が悪化して命を落としてしまうか分からない…
そんな中、2人はそれぞれ最後の言葉をかけた…
まずは祐一が後部座席に乗り、声をかける。
「ノブヲ!!お前…マジでカッコよかったぜ!!絶対…絶対死ぬんじゃねーぞ!!いいな!!」
ノブヲの手を強く握り、訴えかけるように言葉をかけた。
ノブヲはできる限り手に力をこめ、握り返すと、笑顔で頷いて見せた。
祐一が降りると、続いて舞衣が後部座席に…
「歌山くん…あたしの為に…あたしを守って…こんな事になっちゃうなんて…」
すると、ノブヲは笑顔で舞衣に語りかけた。
「だ…だだ…だい…じょうぶ…きき…気に…しないで…はぁ、はぁ…」
その言葉を聞き、舞衣は目に涙を浮かべる…
「ぐす…ぐすん…ありがとう…歌山…くん…」
ノブヲは舞衣に精一杯の笑顔を向けた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ノブヲとの別れを惜しんでいると、先ほどのチンピラのうちの誰が連絡したのか…
新たな暴力団組員風の男達が7、8人こちらに向かってきた。
「おらぁ!!ガキ共がぁ!!待っとれやコラァ〜〜!!」
ナイフや長ドス…日本刀などを所持している男達…
明らかに今までのチンピラとは雰囲気が違った。
「やっ…ヤダ…また来たわ…」
「ヤベ…今度のは…かなりヤバそうだな…」
「これはいけませんね…お2人とも…ご乗車されるといい!!」
井上は、舞衣と祐一に車に乗るよう提案した。
しかし…
「いえ、俺達は…俺達でどうにかしてみせます!!」
「あたし達…2人で乗り越えようって…決めたんです!!」
二人の意志の固さを感じた井上は頷く…
「分かりました…では…私が車で奴等の気を引きますので、その内に…」
そういうと、井上は懐から名刺を取り出す…
「何かあれば…ここに連絡を…それでは御武運を!!」
黒ベンツは勢いよく走り始める…
「何だコラァ!!うわぁああぁ!!」
「舐めた真似しやがって!!」
「ふざけんじゃねぇぞ!!コラァ!!」
井上の運転する黒ベンツは、暴力団組員たちの群れに突っ込む。
慌てて回避するガラの悪い男達…
そして数名の組員達が、舞衣と祐一の姿に気付く。
「コラァ!!そこの売女とガキ!!待たんかい!!」
祐一はプレスカブに跨りエンジンをかける。
「舞衣っ!!早く後ろに乗れ!!行くぞ!!」
舞衣がカブの後部座席に跨ると、祐一はエンジンを力強く吹かす…
そして井上達が進んだ正反対の道を走り始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
速度出ないしなぁ
ケータイで連絡されて車で追いかけられたらすぐ詰んじゃいそう
ここはやはりmiyuを呼び出してガトリングで一掃・・
プレスカブって、スピードあまり出ないのですね…
調べて分かりました(笑)
一応結構スピードが出る感じの設定にしたいので、歌山のおじいさんが
若い頃改造して乗っていたカブということで…
若い頃改造して仕事が入れば現場まで乗り回していたカブを祐一くんに
渡したという設定でお願いします(笑)
あまり細かい事言うのもアレだが、あと、二人乗りの問題があるね・・
プレスカブは当然二人乗り不可。だが、もし爺さんがエンジンごと変えて
プレートもそれを反映してたら可能かもしれない
そうですか〜二人乗りも無理なのですか…
配達のおじさんが後ろに何か乗せてた光景を思い出して書いてみたのですが…
では、改造して2人乗りできるということで(笑)
プレスカブ…やめとけばよかったです…
バイクとかって、全然分からないんですよね(笑)
治外法権エリアから抜け出せば暴力団も白昼滅多な事はできないだろうから一安心としても
アパートに帰ったら最凶に病んだ詩帆という更なる地獄が待ってるわけでどうする楯
午前3時15分
井上が運転するベンツは町を抜け…高台に繋がる山道を走る…
「もうすぐ合流地点に到着する!至急担架と救護の手配を!!」
後部座席で苦しむノブヲを心配しながらも、車内に取り付けてある無線で連絡を取る井上…
暫く沈黙が続く…
先に口を開いたのは井上だった。
「ノブヲ様…あんなに臆病だったノブヲ様が…あのような荒くれと対等に戦うとは…」
若干目に涙を浮かべ声を震わせながら…井上は呟いた…
「はぁあ…はぁあ…はぁ…いっ…いいい…井上…?」
高熱と多量の出血で意識が朦朧としているノブヲは、何時もと違う雰囲気の井上が妙に印象的で…
思わず井上を眺める。
「なっ、ななな…泣いてるの?井上…どどど…どうして?」
すると井上は答えた。
「嬉しいのです!臆病だったノブヲ様が…私には…今まさに立派なお世継ぎ様に見えるのです!!天晴れですっ!!」
幼い頃からノブヲの世話をしてきた井上…
その井上にとって…今日と言う日は、生涯忘れる事ができない日となった。
2人は山道を抜け、見晴らしのいい高台に到着した。
ベンツを停車させると、井上はおもむろにスーツのポケットに手を入れる…
そして、何時の間に拾ったのか…さっきまで舞衣が身につけていたブラジャーを取り出した。
そしてノブヲに手渡す…
「さあ!もうすぐ…もうすぐヘリが到着します!!それまで…これで元気を出してください!!」
ブラを受け取るノブヲ…
ブラのカップの内側を顔に密着させ、舞衣の汗の匂いを堪能する…
しかし…
「こっ、こここ…こんな物無くても…ぼっ、ぼぼぼ…僕は…頑張れるんだ!!」
ノブヲは窓からブラを投げ捨てた。
「こっこここ…こういう事からは…そそそ…卒業だっ!!」
ノブヲは自分なりに、過去の自分と決別した。
「…ノブヲ様…本当に…立派に成られましたね…この井上…感無量です…」
感極まった井上は涙を流す…
そして、再びおもむろにスーツのポケットに手を入れる…
これも何時の間に拾ったのか…先ほどチンピラによって剥ぎ取られた舞衣のショーツを取り出した…
舞衣のショーツで涙を拭く井上…
そんな中、高台全体が強い照明によって照らされる。
辺りには強い風…そして力強い自家用ヘリのプロペラの音が響き渡る…
「おおっ!!ノブヲ様!!来ましたぞ!!迎えが来ましたぞ!!」
「はぁあ、はぁあ…ととと…鴇羽さん…はぁあ…はぁあ…ぼぼぼ…僕…ががが…頑張るよ…」
意識が朦朧とする中、ノブヲは心の中で 「絶対に生き延びる!!」 と心に誓った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午前3時15分
「待てやコラぁぁああぁ!!」
「待たんかいっ!!」
「停まれやコラぁあああぁ〜〜!!」
暴力団組員風の男達は、プレスカブで走り去る祐一と舞衣を追いかける…
しかし、若干の改造を施してある一風変わったプレスカブは、アクセルを吹かす度にドンドンスピードを上げていく。
「待てぇぇぇ〜〜」
「…」
「…」
ガラの悪い男達の下品な叫び声は遥か後ろに聞こえ…
そして聞こえなくなった。
「舞衣っ!!大丈夫か!!?怖くないか!?」
「うんっ!!あたしは大丈夫!!」
かなりのスピードの中、慣れない改造カブを必死に運転する祐一。
その祐一の腰にしっかりと抱きつき、振り落とされないように一生懸命な舞衣。
下品なネオン…下品な看板…薄汚い街並み…
2人は下品な繁華街の中央通を一気に駆け抜けた。
「なぁ!!舞衣!!聞こえるか!!?」
「はいいいっ!!?聞こえるわよっ!!」
エンジン音と風の音に声をかき消されながらも、2人は会話を交わす。
「なぁ!!もうこの町に!!思い残す事はねーよな!!?」
祐一は、舞衣に聞こえるように大きい声で尋ねる。
「無いわよっ!!あるわけ無いでしょ!!早くこの町から出るわよっ!!」
祐一の問いかけに、舞衣は大きくはっきりと答えた。
舞衣の答えに迷いはなかった。
2人が乗る改造カブは走り続ける…
暫くして舞衣は後ろを振り返る…
遥か後ろに、下品な歓楽街が見えた…
あれ程嫌だった街…
いつも抜け出したかった街…
辛い思い出しかない…身も心も傷つけられた街…
そんな街が、今は遥か後ろに見える…
街を振り返った瞬間、舞衣の脳裏に様々な思い出が蘇ってくる…
絶望…
屈辱…
慈愛…
人情…
この街で、普通の人生では恐らく触れることが無い様々な感情を味わった舞衣。
「…さようなら…」
舞衣は下品なネオン街に向かって呟く…
『もう戻らない』
舞衣は心の中で誓った…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おぉ脱出か
2人は歓楽街を抜け出す…
そして、小さな町工場が立ち並ぶ地帯を走り抜け…
大きな工場が立ち並ぶ工業地帯を走り抜け…
山に面した細い道を走り抜ける…
時折停車して休憩を取りながら、確実に先へ、先へ進んだ。
山を越え…
県境を越え…
2人は走り続けた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午前5時30分
綺麗に整備された海岸沿いの国道…
カブに乗る2人は、見晴らしの良い海岸線をゆっくりと進む。
「あっ!!見て見て!!朝焼け!!綺麗ねっ!!」
「おおっ!!マジすげーー綺麗じゃん!!」
穏やかな海を照らす綺麗な朝焼けに歓喜の声を上げる二人。
誰一人いない…車一台通らない海岸線…
聞こえるのは…穏やかな波の音とカブのエンジン音…
人一人いない情景に…今だけ世界には2人しかいないような…
そんな錯覚さえ覚えてしまう…
「疲れた〜〜!!ちょっと休憩しようぜ!」
「うんっ!!」
若干広い路肩にカブを停める。
そしてカブから降りた二人は、うんっと気伸びをして身体をほぐした。
低い防波堤越しに海を眺める2人…
「海…綺麗ね…」
「あぁ…何ていうか…静かな海も悪くねーよな…」
暫く海を眺めていると、祐一が口を開く…
「ワリ…俺…ちょっと用足してくるわ」
「はいぃっ?もう…いちいち言わなくていいの!!」
舞衣は笑いながら祐一を見送る…
そして舞衣も、防波堤に沿って歩き始めた。
「本当に…本当に…あの街から…あたし…出てきちゃったのよね…」
舞衣は海を眺めながら呟く…
「本当に…こんな日が来るなんて…」
感慨深く物思いに耽る舞衣…
「あっ…そうだ…これ…」
舞衣はふと何かを思い出す…
そして背負っていたバッグから、造りかけの千羽鶴を取り出した。
「これ…どうしようかな…」
造りかけの…857羽の折鶴…
舞衣の身体と精神が傷付いた回数を偶像した 「悲しみの折鶴」 を、舞衣は両手で持ち、じっと眺める。
「巧海の為に…頑張ってきた結果?違うわよね…これは…あたしにとって…嫌な思い出…嫌な思い出そのものよね…」
自身が行った 「贖罪」 という行為が、愚かな行為だった事を理解した舞衣は、自身にとって折鶴は無用のものと悟った。
そして…
「もうこれ…いらないわよね…」
そういうと舞衣は、造りかけの千羽鶴を海に投げ入れた。
海に投げ入れられた千羽鶴は、穏やかな波に乗って沖へ沖へと流される…
「…さようなら…」
舞衣はそう呟いた…
流される折鶴に…ではなく…
自身の忌まわしい過去に…
舞衣は 「決別の挨拶」 をした。
「よしっ!!終わり終わりっ!!さ〜〜て!!アイツ…トイレ済ませたかな〜〜♪」
舞衣は晴れ晴れとした笑顔を見せながら、祐一の元へと向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
渡辺どうなったんか
有段者の突きって竹刀でも凄いぞ。ましてや鉄パイプ。その後滅多打ち+脳天唐竹割り。
よくて全身骨折、半身不随とかだと思うが
普通死んでる
カブに跨り、携帯を持つ祐一…
「そーっすか!!良かったですね!!はいっ、伝えておきます!!はいっ!!」
祐一は携帯を折りたたんだ。
「おっ、舞衣、何処行ってたんだよ!ってかさ、あのノブヲと一緒にいたおっさんに連絡したらよ、ノブヲ!容態は安定してるってさ!!」
「そうなんだ!!よかった…本当に…」
町から脱出できた今、唯一の気掛かりだったノブヲの安否…
そのノブヲの無事を知った舞衣は、ホッと胸を撫で下ろす。
舞衣は防波堤に座り海を眺めながら、数日間を振り返った…
「あたし…一週間前までは…こんな状況、想像できなかった…」
「俺だって…舞衣に再会できるなんて…これっぽっちも思ってなかったんだぜ?」
当然祐一も、ここ数日間を振り返っていた…
晴れて最愛の人と再会できた祐一。
そして、絶望の淵にたたされ続けた日々から開放された舞衣。
既に二人の前には、新たな苦難が待ち望んでいた…
精神的な呪縛から開放され、自由の身になった舞衣…
しかし…今の舞衣の状況は…
住む場所もなく、収入も無く…
手元には僅かな金銭と着替えだけ…
そして残る借金…
不安だらけだった。
「ふぅ〜〜あたし…これからどうしようかなぁ〜〜」
舞衣は溜息をつきながらポツリと呟く…
「そうだな…風華町には…もう戻りたくないよな…」
舞衣の精神面を案じて、自ら風華町の自分のアパートに誘うことはしなかった祐一…
「うん…ちょっと…ね…」
高等部時代を風華学園で過ごした舞衣は、勿論風華町が大好きだった。
在学中は、卒業してもずっと住みたいと思っていた程好きな町だった。
しかし…DVDで自身の荒んだ過去を知られた舞衣は、風華町に向かう事には精神的に抵抗があった…
少なくとも…今は風華町には戻りたいとは思わなかった…
「舞衣、聞いてくれ!!」
祐一は真剣な眼差しを舞衣に向ける。
「3年生の春…俺達…大喧嘩したよな?」
舞衣の肩にそっと手を回す祐一…
「舞衣…お前がいなくなって…俺、後悔の毎日だったんだ…」
人生に迷い悲しむ舞衣を、優しく抱きしめてやれなかった当時を思い出す祐一…
「もう俺は…後悔する人生は送りたくない!!だから…俺は…お前を守り続けることにするぜ!!」
「っ!?ゆ…祐一…!?」
「ほっ…本気だぜ!?俺は!!もう大学辞めてもいい!!バイトクビになってもいい!!俺はお前を…守り続けたい…」
突然の言葉に、舞衣は赤面してしまう…
暫くの沈黙が続き…
そして…
「うん…ありがとう…えへへ…あたし…嬉しい」
赤面しながら照れ笑いする舞衣…
祐一は照れ笑いする舞衣を優しく抱きしめる…
2人はお互い愛情を確かめ合った。
その後、2人は再びカブに跨り先を目指そうとした。
その時…
「祐一…行き先、まだ決まってないのよね?」
「あぁ…これからどうすっかな〜〜て思っててよ」
「そうなんだ…あのね…あたし、行ってみたい所があるんだけど…」
「行ってみたい所?」
「うん…ここから…かなり遠い所なんだけど…」
すると、祐一は生き生きとした笑顔を舞衣に向けた。
「言ったろ?俺はお前を守り続けるって!!お前が行きたい所なら…何処までもお供するぜ!!」
祐一の言葉に、舞衣は薄っすら目に涙を浮かべる…
そして、カブの後部座席に座る舞衣は、キュッと祐一の背中に抱きついた…
「で、お前が行きたい場所ってのは?」
祐一は、舞衣の 「行きたい場所」 を尋ねる…
「それって…確かお前の…」
舞衣の口からは、意外な地名が語られた…
祐一は携帯で地図を開き、方角を確認する。
「よしっ!このまま真っ直ぐ進めばいいんだな!!」
方角を確認すると、祐一は改造カブのエンジンをかけ、アクセルを吹かした。
「とりあえず飛ばすぜ!!舞衣!!しっかり摑まってろよ!!」
「大丈夫!!絶対離れないからっ!!」
そして2人は目的地に向かって走り始めた…
空を赤く染める綺麗な朝焼けは、新たな目的地に向かう二人を優しく見守り続けているようだった…
(完)
どこだろ
HOSHU
乙でした。
3月29日…春…
午前 7:30
「んぁあ…あぁ…いっけな〜〜い…もうこんな時間だ…」
オレンジ色のショートボブの女性は目覚まし時計のタイマーの音に目を覚ました。
「ふぁあ…早く朝ご飯作らないと…」
東京都杉並区…
とあるアパートの一室…
豊満な胸元を若干露にしたパジャマ姿の彼女は、ベッドから起き上がる…
そして、隣でまだ寝ている上半身裸の金髪青年を起こさないように気遣いながら、
朝食を作り始めた。
20分後…
「ほらっ!!祐一っ!!もう朝よ〜〜!!起きなさいっ!!」
彼女はカーテンを勢いよく開けると、眩しい朝日が狭い部屋に差し込む…
「すぅ〜〜はぁ〜〜すぅ〜〜うぁあ…舞衣…もう…5分だけ…寝かせて…」
いつもの決まり文句を言いながら、金髪青年は再び眠ろうとした…
しかし…
「ダメよ〜〜!!ほらっ!早く起きないと、学校遅れちゃうわよ〜〜!!」
金髪青年の逞しい両腕を引っ張り無理やり上半身を起こすと、彼女は目覚まし時計を
青年の目の前に持ってきて時間を見せ付けた。
「んぁあ〜〜何だよ…って!!うわ!!ヤベ!!もうこんな時間!?」
慌てて起き上がる青年は、男性特有の生理現象も隠さず晒したまま、トイレに向かった。
しばらくして…
「ヤベ〜〜マジ寝過ごす所だった!!」
「もう〜〜しっかりしなさいよねっ!!はいっ、朝ごはんサッサと食べちゃって!!」
炊きたてのご飯に味噌汁…
焼き魚に、ふわふわに仕上がった厚焼き玉子…
美味しそうな朝食がテーブルに並ぶ…
「いっただっきま〜〜す!!」
「あたしも、いただきま〜〜す♪」
勢いよく、かき込むように食べる青年…
落ち着きニコニコしながら味わうように食べる彼女…
対照的な食事風景はいつもの事だった。
食事が済むと、二人は身支度を整える。
そして、玄関先で顔を合わせる二人…
「今日は俺バイト休みだからよ、学校終わったらすぐ帰ってくるから!」
「うん、あたしも…バイト終わったらすぐに帰ってくるねっ♪」
二人は玄関先でその日の打ち合わせをするが日課になっていた。
「行ってきま〜〜す♪」
「じゃ、気をつけて行けよ」
仲良くアパートの階段を下りると、二人は正反対の方向に向かって歩き始める。
二人の姿は、どこにでも居る…普通の仲睦まじい同棲カップルにしか見えなかった。
ほんの数ヶ月前まで…過酷な運命に翻弄されていたカップルには、到底見えなかった。
〜舞-HiME 二次小説「帰郷」〜
7ヶ月前…場末の街を抜け出した俺達…
紆余曲折を経て、たどり着いた場所…
それは、舞衣が風華学園に転入する前に住んでいた町…
東京都杉並区の某所…
舞衣の故郷だった。
あの日、俺は舞衣に 「どこまでもお供する」と誓った。
そして…俺は今でもその誓いを実行している。
もう…後悔なんてしたくないからな…
あの日以来、俺は風華町に帰ることはなかった。
バイト先であるリンデンバウムにも携帯で辞めると連絡した…
店長は「舞衣ちゃんを全力で守れ!!」と励ましの言葉をかけてくれた。
そして、俺は両親に 「大学を辞めて働きたい」 と相談した。
しかし、どうしても俺に大学を卒業してほしい両親と口論になり…
話し合った結果、同系列の大学に編入することでお互い合意した。
てなわけで…俺は今、大学生って訳だ。
おっと…早くしないと遅刻だぜ!!
俺はあの日以来愛車にしているプレスカブのエンジンを吹かすと、
早速大学に向かって走り始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あの日…あたしたちは、あの街を抜け出すことができた。
でも…喜びと共に、大きな不安があたしたちの頭をよぎった…
「これから…どうするの?」
大好きだった風華町…
でも、もう戻れない…
少なくとも…あの時は…
でも…祐一は、あたしに誓ってくれた…
「どこまでもお供するぜ!!」
嬉しかった…
本当に嬉しかった…
力強い言葉に、不安なんて吹き飛んじゃったの!!
そこで、あたしはダメ元で あたしの故郷「杉並区」に行きたいって言ってみたの。
最初はほんの「里帰り」のつもりだった…
でも、やっぱりここは過しやすくて…
いつの間にかここで生活してたわね(笑)
で、現在に至るって訳なの♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここに来てすぐに、あたしはバイトを始めた。
某有名中華料理チェーン店で朝から夕方までのバイト…
本当は厨房で働きたかったんだけど、まずは接客からって言われちゃって…
なんだか超ミニのユニフォーム着てウエイトレスっぽいお仕事してるの(笑)
でも、やっぱりお料理好きだから…厨房で働かせてもらえるまで頑張ろうと思ってる。
あたしは毎日自転車でバイト先に向かう…
アパートを出ると、すぐに住宅街に差し掛かる。
「おはようございま〜〜す」
小学生の男の子があたしに挨拶してくる…
「あっ、おはよ〜〜♪」
あたしも挨拶を返す…
いつも出会うあの子…
いつも通勤途中に差し掛かる、あの家から出てくるあの子…
あの家は…あたしが住んでた家…
あたしが引っ越す前に…売りに出して、巧海の手術費用の足しにした…
懐かしい… 「元、我が家」
毎朝、あたしは感慨に耽りながら出勤していた…
ここに来て、中学時代の同級生にも何人か会ってお話したり、遊びに行ったり…
あっ、そうそう!!
ここに来て一番ビックリしたのが、千絵ちゃんとあおいちゃんとの再会!!
原田千恵ちゃん
瀬能あおいちゃん
二人とも風華学園高等部時代の同級生、大事なお友達!!
あたしが風華学園に転校して来て以来、ずっと仲のいいお友達なの!!
まさか、こんな所で出会えるなんて思わなかった…
しかも、二人とも祐一と同じ大学に通ってるのよね!!
あっ…でも…千絵ちゃんは…出版社に勤めたいからって、大学辞めちゃったんだけど…
よくわからないけど…記者になりたいんだって…
昔から好きよね〜〜千絵ちゃん…
でも、二人とは良く会うし、今夜もうちに集まって晩御飯食べようねって約束してるの。
お酒飲みながら、お鍋を囲んで女子会しようね〜〜って(笑)
あっ、もちろん…アイツも入れてだけど♪
今晩は凄く楽しみだなぁ〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その夜…
「こんばんは〜〜舞衣ちゃん♪」
「こんばんは、失礼するよ〜舞衣♪」
舞衣と祐一が住むアパートにお邪魔する千絵とあおい…
「いらっしゃ〜〜い♪上がって上がって♪」
二人を歓迎する舞衣…
「おっ、来たか?売れない漫画家にパパラッチの見習い!!」
祐一の言葉に、早速口を開く二人…
「私は売れない漫画家じゃなくて〜〜同人作家なのっ!!」
「パパラッチ〜〜?煮ても焼いても食えない奴等と一緒にするなっての!!」
二人は祐一の言葉に反論しながら、リビングに招かれる。
「はいっ、今日はあたし特製の野菜と鶏肉の塩ちゃんこ鍋!!たっぷり召し上がれっ♪」
お部屋に美味しそうな香りが充満する…
「きゃあ!!すっご〜〜い!!さすが舞衣ちゃん!!」
「いやぁ〜〜舞衣…本当に凄いね…豪華だねぇ〜〜♪」
見事な盛り付けになんともいえない香り…舞衣の見事な料理の腕前に、
二人はため息をつく…
その姿を見て、自慢げな祐一…
「おっ!さすがなだぁ〜〜舞衣!!じゃ、早速食べようぜ!!」
4人は鍋をつつき、お酒を飲み始める。
女3人、男1人の 「女子会?」 が始まった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2週間に一度…多いときは1週間に一度、この面子は集まる…
集合場所は、専らここ…舞衣と祐一の住むアパートだった。
「んん〜〜舞衣ちゃんって、本当に料理上手だよね〜〜!」
「本当に…私らなんか…料理すらしないよね〜〜(笑)」
「あはは、そんなに褒められると照れちゃうな〜〜あたし♪」
すると、千絵がいつもの決まり文句を祐一に放った。
「楯〜〜アンタ幸せものだよ〜〜(笑)舞衣ちゃん大切にしてやんなよ〜〜!!」
千絵はバンバンと祐一の背中を叩く。
「ぶはっ!!ごほっ!!分かってるって!!てかさ、お前らはどうなんだよ…
その…将来の夢とか?」
そう…この二人はそれぞれ夢を持っていた…
瀬能あおいは、もともと好きだったボーイズラブ(男の子同士の恋愛を題材とした作品)
の趣味が高じて、大学に通いながら同人作家としてBL漫画を描き、イベントへの参加や
出版社への作品持込などをしていた。
原田千絵は、出版関係に就職が有利になると思い大学に入学したが、人伝に某有名
出版社の記者に弟子入りすることができ、先月大学を自主退学した。
今後は出版業界で記者として生きて行くと決心した千絵…
舞衣の友人二人は、高等部卒業後、小さいながらも夢への一歩を踏み出していた。
「女子会?」 が始まって2時間後…
「ヒック…あたしは〜〜出版業界の伝説になるっ!!以上!!」
「いいぞぉ〜〜ヒック!!あたしは〜〜BL界のお姫様になるの〜〜♪」
「あはは…二人とも出来上がっちゃって…」
盛り上がる二人…苦笑いの舞衣…
すると、舞衣の携帯にメールが届く。
「あれ…メール…誰から?」
舞衣は携帯を確認する…
メールの送り主は、舞衣の弟…鴇羽巧海…
「あっ…巧海からだ…」
「ええっ!!巧海くん!?何なに?見せてっ!!」
あおいは興奮気味に舞衣に尋ねる。
無理もない…瀬能あおいをBLの世界に踏み込ませたのは、他でもない、
当時風華学園中等部、美男子ランク2位の鴇羽巧海の影響が少なからずあったからだ。
あおいの狂乱ぶりを横目に、舞衣はメールを確認する…
『明日、風華学園に行きます。新学期楽しみです!
お姉ちゃん、学費振り込んでくれてありがとう。
僕、一生懸命勉強するよ!!』
内容は、巧海くんが明日風華学園に向かうということだった。
「そっか…そういえばそうだったよね…巧海…おめでとう…頑張ってね!!」
舞衣は、まだ見ぬ高等部の制服を来た巧海くんの姿を想像しながら、彼にエールを送った。
そして 「女子会?」 はお開きとなった。
「ご馳走様〜〜舞衣ちゃん♪巧海くんによろしく言っといてね〜〜♪」
ほろ酔い加減のあおいは、舞衣に巧海くんによろしくと一言告げる…
「ヒック…お邪魔したね〜〜舞衣♪」
ご機嫌な千絵は、祐一を見ると手招きする…
「こらぁ〜〜楯っち〜〜!!本当に幸せものだねぇ〜〜アンタ…」
そして、再び祐一の背中を思いっきり叩く千絵…
「ぐはぁ!?痛ぇ〜〜!!何だよ!?」
すると千絵は、右腕を祐一の首に回し、耳元で呟いた…
「本っ当〜〜に…舞衣ちゃん、大切にしてやんなよ〜〜!!」
そして、二人は退室した。
静まり返る室内…
二人は協力して洗物を片付ける。
「ふぅ〜〜帰った帰った!!で、舞衣…巧海、明日風華町に行くって?」
食器を洗いながら舞衣に尋ねる祐一…
「うん、一応…新学期からは風華学園で過ごしたいからって…」
嬉しそうな…幸せそうな…なんとも言えない優しい表情で話す舞衣…
「でも…スゲーよな!!編入試験合格…しかも飛び級でだもんな!!」
「うん…とにかく…療養中も勉強頑張ってたみたいだから」
その後、入浴を済ませた舞衣は疲れからか…すぐに寝入ってしまった…
「舞衣〜〜って…寝てんじゃん…はぁ…今日はお預けか…」
あの二人が来た日はセックスはお預け…
お決まりのようなイベントに、祐一はがっかりしながらも入浴を済ませ、
ベッドに寝転がった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3月29日
正午…
風華町に向かうフェリーの甲板…
「わぁ!!懐かしいなぁ〜〜」
穏やかな瀬戸内海をゆっくりと進むフェリー。
フェリーは、やがて大きな橋が架かる鳴門海峡を通過する…
そして、その鳴門海峡を懐かしむように眺める少年…
彼の名は 「鴇羽巧海」
生まれつき重度の心臓疾患を持っていた彼は、風華学園高等部に進学する直前に
心臓の病が再発してしまった…
しかし姉の努力により、彼は海外で心臓の手術を受けることができ、帰国後は
気候が穏やかな東北地方のとある片田舎で療養生活を送っていた。
療養中は風華学園の教科書や教材を取り寄せ、独学で勉学に励み…
既に高認合格を果たした巧海…
しかし巧海は 「少しでも高校生として学園生活を送ってみたい」 という
ささやかな願いから去年の冬、風華学園高等部の編入試験を受験した。
私立学園という比較的自由の利く特製を利用して、彼は飛び級の編入試験に
見事合格した。
「やっぱり…いいなぁ…瀬戸内海って…」
穏やかな海…綺麗な水色の海…
太陽の光を反射してキラキラ輝く海水…
そして景色を彩る小さな島々…
数年前、姉と初めて訪れた時の記憶が蘇って来る…
「みんな…僕の事…覚えてくれてるかな…」
巧海は、自分が再び風華学園の生徒として、みんなの輪に溶け込むことができるか
心配で仕方なかった…
「そうだ…晶ちゃん…元気かな…」
携帯を広げる巧海…
中等部時代、学生寮で同室だった「元くノ一」…尾久崎 晶から送られたメールを読む。
感慨に耽る巧海…
オーファン事件解決後、二人は付き合い始めた…
事件解決後、晶が最初に自分が女性である事を告白したのは、巧海だった。
そして巧海は、その真実を自然に受け止めた…
晶の真実を受け止めた直後、巧海も晶に告白した…
「晶くん…いや…晶ちゃん…君が好きです…僕と…付き合ってくれないかな?」
その瞬間、晶は赤面してコクリと頷くことしかできなかった…
その光景を、巧海は今も鮮明に覚えている。
フェリーは既に風華町へ近づいていた…
懐かしい…整えられた島が見えてくる…
綺麗に整備された港が見えてきた…
「よしっ!!見えてきたぞ!!」
そしてフェリーは港に到着する。
巧海は、これから始まる学園生活に大きな希望と多少の不安を抱きながら、
約3年ぶりに風華町の地を踏む…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
祝復活。
狂った詩帆が復讐のために巧海君の童貞を逆レイプとかそういうドロドロのエロはどないやろか
出版業界って大学出てた方がいいんでないかな。千絵は頭も良さそうだし。
という老婆心が‥
同日 午後1時
風華学園女子寮前
「もう少し女の子らしい格好した方がよかったかな…」
私服姿の私は、窓ガラスに映った自分の姿を見て呟いた。
デニムジャケットにTシャツ…デニム生地のショートパンツ…
いつもの普段着姿…
やっぱりアイツは私に、もっと女の子らしい格好して欲しいのかな…
その…ミニスカートとか…白いワンピースとか?
そんな事を考えているうちに、時間は過ぎていく。
私は最近買ったお気に入りの原付バイクに跨る…
そして、ショートボブに切りそろえた緑髪を手でかき上げ、ヘルメットを被った。
「もうすぐ巧海に会えるなんて…夢みたいだ…」
私は巧海に会える瞬間を楽しみにしながら、バイクのアクセルを吹かす。
そして、颯爽と待ち合わせ場所の港に向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺…じゃなかった…私は 尾久崎晶。
風華学園高等部3年生。
うちは代々忍びの家系で、私も幼い頃から「くノ一」として教育され、育てられた。
鍛錬や修行は辛かったけど、何の疑いもなく私はくノ一として生きてきた。
オーファン事件が解決するまでは…
オーファン事件解決後…つまり任務終了後…
俺はお頭から 「女として生きる」ことを命じられた。
すべての任務が終了した今、くノ一として生きる必要など何もないから…らしい。
幼い頃からずっと周囲に、自分が女であることを隠して生きてきた俺…
その俺が、初めて「自分が女であること」を告白したのが、巧海だった。
あっ…ダメだ…また「俺」なんて言葉使ってるし…
もう4年間も「女の子」やってるのに…まだ慣れないんだよな。
で、初めに知ってほしかったのは、やっぱり巧海だった。
大切な人に…私が…一番好きな人に知って欲しかった。
嫌われるか…笑われるか…それとも…嫌悪されるか…
不安で仕方なかった…
でも…巧海は笑顔で私を受け入れてくれた。
そして…その…えっと…その後…巧海から告白されて…
私たちは付き合うことになった。
でも…
付き合い初めて2年が経ち…
巧海の病気が再発した…
別れの挨拶をする間もなく、巧海は私の前から居なくなった。
その後しばらくして巧海から、手術を受け安静にしているという手紙を受け取った。
すぐにでも会いに行きたかった。
でも…巧海は私に、自分の居場所を教えてくれなかった…
病に侵された自分の姿を見せたくなかったらしい…
でも…今日会える!!やっと…やっと巧海に会える!!
巧海が居なくなって2年間…大勢の男子…数名の女子に告白されたけど…
私の心に迷いはなかった。
だって、私が一番大好きなのは…巧海!!お前なんだから♪
あっ、港が見えてきた…ちょうどフェリーが到着したみたいだな。
巧海…背、伸びたかな…格好良く…なったかな…
うわぁ〜〜〜なんだか緊張してきた〜〜!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後2時
風華港
愛車「ベスパ」から降りた晶は、緊張した面持ちでフェリー乗り場に向かった。
「えっと…ここで待ってれば…会えるんだよな…」
到着したフェリーから大勢の乗客が降りてくる…
晶は巧海を必死で探した。
「居ない…あれ?居ない…ってか人多すぎ…って!!押すなよなっ!!」
人混みに押されながらも必死に巧海を探す晶…
10分後…
「晶ちゃん!!」
巧海の声に振り向く晶…
「巧海!!」
笑顔で手を振る巧海に、晴れやかな笑顔の晶が走り寄る。
そして、晶は人目も気にせず巧海に抱きついた。
「巧海ぃ〜〜会いたかったよ〜〜!!私、ずっと待ってたんだからな〜〜!!」
ずっと会いたかった巧海に出会えた感動からか…晶は目に若干涙を浮かべた…
「僕も会いたかったよ…晶ちゃん…」
巧海も、晶との再会に感激したのか…笑顔で静かに晶を抱きしめる…
1分近く…二人は無言で抱擁を交わし続けた。
お互いの感触…温もり…香り…
懐かしいお互いの感触を感じ合う…
「ひゅ〜〜ひゅ〜〜!!お熱いねぇ〜〜お二人さん!!」
次の便の乗客の一人が、二人の抱擁を冷やかした。
その冷やかしの声で、二人は我に返る…
「あっ…あはは…ゴメン…巧海…私…」
「うん…こちらこそゴメンね…僕…嬉しくて…つい…」
何だか恥ずかしくなった二人は赤面し、お互い一歩ずつ下がる…
「そういえば…今日転入の最後の手続きを済ませるんだろ?」
「うん、そうだね…久しぶりの風華学園…楽しみだな…」
二人は雑談しながら、港の駐輪場に向かう…
そして、晶は自分の原付バイクのエンジンを吹かした。
晶の愛車 「べスパ」 は、可愛らしい車体から軽快なエンジン音を響かせる…
「わぁ!!それ晶ちゃんのバイク?」
「あはは、バイクっていうか…原付なんだけどな…私の愛車だ♪」
自分と同い年の少女が、原付とはいえバイクに乗っている…
巧海は晶に尊敬の眼差しを向ける。
「乗れよ巧海!風華学園まで連れて行ってやるから!」
べスパに跨った晶は、わずかに座れる座席の後部をポンポンと叩く。
巧海は緊張しながらも、晶の後ろに座る…そして、晶の腰に両腕を回した。
「しっかり捕まってろよ〜〜巧海!!」
「うん、いいよ!!晶ちゃん!!」
初めての二人乗りに若干戸惑いながらも、巧海を後ろに乗せた晶は、バイクを飛ばす…
そして、目的地である風華学園を目指した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晶がついてたら巧海もほぼ安全だな
つーか原付は二人乗りしたら…
多分原付2種なんだろう。ベスパって色々あるから
風華学園 応接室
「…以上で正式に編入が受理されました」
中年女性の事務員は、予め送られた巧海の編入関係の資料に目を通すと、承認の印鑑を押す。
「始業式は4月8日となっています…何か学園について質問はありますか?」
事務員の女性は丁寧な口調で巧海に話しかける。
以前中等部に在籍してた巧海に質問はなく…手続きは短時間で終了した。
応接室を後にした巧海は、屋外で待つ晶の元へ向かった。
「お待たせ、晶ちゃん」
「おっ、意外と早かったな…ほら…見てみろよ巧海…綺麗だな…」
校舎から校門までの一本道…
その両サイドには、並木の如く植えられた桜の木々が歩道を彩る…
桜の木々は満開の花盛り…
満開の桜は、まるで二人の再会を祝福しているように見えた。
「本当だ…凄く綺麗だね…」
巧海は、桜の花から晶に視線を移す。
と同時に、気まぐれな春風が周囲に桜の花びらを散らした…
桜吹雪は二人を取り巻く…
「…晶…ちゃん…」
デニムジャケットを脱いだ晶の姿は、明らかに2年前とは違った。
スラリとした若干細身なスタイルを維持しながらも、胸やお尻の膨らみが増した
女性らしい体つきに変化した晶…
そして桜の花を見上げる優しい表情はあまりにも可憐で、巧海は見入ってしまう…
「んっ?どうした、巧海」
「うん…桜も綺麗だけど…晶ちゃんも…綺麗だよ…凄く…綺麗になったね…」
巧海は思わず自身の気持ちを惜しみなく言葉に表した。
その言葉を聞いた晶は、ハッとした表情になり、思わず赤面する。
「そっ、そそそ…そんな事…馬鹿っ!!照れるだろっ!!」
思わず下を見ながらモジモジする晶…心の中では嬉しくて、思わず顔がニヤけてしまう…
「た…巧海も…背…伸びたよな…前よりずっと…格好良くなったと思う…」
晶はポツリと呟く…そして、巧海にそっと身体を近づけ寄り添う…
晶は、身長が若干伸びた巧海を見上げるようにして顎を上に上げると、
その可憐な唇を晶に差し出した。
「巧海…好き…んっ」
巧海はニッコリ微笑むと、晶に顔を近づける…
「僕もだよ…晶ちゃん…」
二人は2年ぶりのキスを交わした。
唇を重ねる程度の初々しいキスで愛情を確かめ合った二人…
久しぶりに恋人気分を味わった二人だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その後巧海は、寮の部屋に届いた荷物を片付ける為に一人で男子寮に向かった。
手伝うと言った晶だが、周りの目を気にする巧海に丁重に断られてしまった。
一人になった晶は、バイクを押しながら一人女子寮に向かう…
「はぁ、はぁ…巧海…本当に格好良くなったよな…はぁ、はぁ…」
興奮気味の晶…
久しぶりに交わしたキス…そして久しぶりに味わった巧海の温もりと感触…匂い…
その感触全てが、晶の身体を火照らせた。
興奮し火照った身体は、10代特有の抑えられない性欲を溢れさせる…
歩きながらも、既に晶のショーツのクロッチ部分は愛液でヌルヌルに濡れてしまっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…あっ…トイレ…」
女子寮に向かう途中で、晶は道端にある公衆トイレに目を向ける…
性欲を抑えきれない晶は、バイクを道端に置くと、太ももを擦り合わせながら
千鳥足に近いフラフラした足取りで女子トイレの個室に入った。
「はぁ、はぁ…身体が…熱い…」
晶は個室のドアを閉めると、携帯を取り出す…
そして携帯の小さいディスプレイに、数年前撮影した巧海の写真を表示する…
「ふふっ…この頃は…まだこんなに可愛い顔してたのに…」
晶は微笑むと、羽織っていたデニムジャケットや着ていたTシャツを脱ぐ…
更にデニムのショートパンツも脱ぐと、綺麗に畳んで洋式トイレのタンクに置く。
下着姿になった晶…
「こんな所…誰も来ないよな…春休みだし…」
続いて晶は身に着けていたシンプルなデザインの白いブラを取る…
形の良い程よい大きさの乳房が露になった…
ブラが汚れないように、ドアに引っ掛けると、ショーツも下ろし、足首から抜き取る…
晶は一糸纏わない姿に…
「はぁ、はぁ…あぁ…私…こんな所で…公衆トイレで裸で…何やってるんだろ…」
あり得ない場所で裸になった晶は、誰が来るかもしれない状況に興奮しながらも、
洋式トイレに座る。
そして携帯を持つと、ディスプレイに写る巧海に見せ付けるようにしながらM字開脚した。
「ほらっ、巧海…あたしの身体…2年前とは大違いだろ?」
携帯のディスプレイを、自分の育った乳房に近づける…
「胸も…こんなに大きくなったんだぜ…あんっ♪」
可愛い喘ぎ声をあげる…自分の乳房を持ち上げるようにしながら揉む…
ムニュムニュと張りの良い乳房に指を食い込ませながら、自分の乳房を揉み続ける…
「はぁ、はぁ、はぁ…はぅ…んっ♪んっ、んっ♪んぁ…あんっ♪」
トイレットペーパーを床に敷き、携帯をドアに立てかけた晶は、両手で乳房を揉み続け、
次第にツンと起ちはじめたピンク色の乳首に指を這わせ始める…
「あぅ…んっ♪んぁ…あんっ♪あっ、あっ…はぁ、はぁ…私の…胸…巧海…見て…」
巧海に見られていることを想像しながら、晶は自慰行為を始めた…
乳房を揉み、コリコリになった乳首を摘みクリクリと弄り回す…
乳首にくすぐったい…電気が走るような快感がこみ上げてくる…
身体の芯が徐々に熱くなり…ふわふわとした感覚が襲って来た…
「巧海ぃ〜〜気持ちいいよ…はぁ、はぁ…気持ちいいよ巧海ぃ…」
切なそうな声を上げ始めた晶は、右手を下半身に這わせる…
髪の毛と同じ緑色の陰毛を掻き分けながら、既に愛液でヌルヌルに濡れた秘部を指で触れた。
「ひゃあ…あんっ…あっ…んっ…私…こんなに…いやらしい女だったのか…」
自分の行っている行為…そのはしたない行為に赤面しながらも、晶はクリトリスに
指を這わせる…
「んぁあ…あっ、あっ…あんっ♪気持ち良い…あんっ♪」
次第にクリトリスを激しく弄り始めた晶…
トイレの個室内にグチュグチュと卑猥な水音を響かせながら、晶は巧海を想い
自慰行為を続けた。
「あっ、あっ、あっ、あんっ…はぁ、はぁ…巧海ぃ…見て…私の…いやらしい姿…」
顔を真っ赤にしながら大きく股を開き…乳首を摘み引っ張り弄りながら小股を擦る…
他人には絶対見せられない恥ずかしい行為…
その姿を巧海に見られていることを想像しながら、晶は気持ちを昂らせた。
「巧海の事…こんなに好きなんだ…私…巧海の事考えるだけで…んぁああぁ…あんっ♪」
身体の芯は更に熱くなり…頭の先からつま先までフワフワとした感覚に陥る…
身体の火照りは頂点に達し、身体中をピンク色に染め、全身に汗を浮かべる…
晶の身体からは、甘い汗の香りが立ち上る…
そして、卑猥な水音を響かせる小股からはいやらしい雌の香りが広がる…
トイレの個室には、何ともいえないいやらしい香りが充満した…
その香りに、更に気分を昂らせた晶…
全身を飛んでしまうような快感に支配されながら、晶は思わず声を上げた。
「んはぁぁああぁ…ダメダメ…イクっ…イクイクっ♪トイレで…トイレでイッちゃうっ♪」
絶頂を迎えた晶…
身体を痙攣させながら、つま先をピンと伸ばし…口を大きく上げ切ない声を上げる…
恍惚とした表情を浮かべ1分近く快感を味わった晶…
「はぁ、はぁ、はぁ…はぁ…はぁ…あぁ…何やってるんだろ…私…」
絶頂を味わった数分後、冷静になった晶は思わず呟く。
そして、立ち上がろうとしたその時…
「だよね〜〜キャハハハ♪」
「本当にヤダよね〜〜♪」
誰も来ないと予想していた公衆トイレに、二人の女子が入ってきた。
慌てる晶は、急いで洋式トイレのタンクの上に置いていた衣服を身に着ける…
「本当に〜〜何であたし等が新学期の準備につき合わされないといけないの〜〜?」
「そりゃ、アンタ、あたし等が素行不良で奉仕活動しないといけないからでしょ〜〜(笑)」
女子トイレに入ってきた女子の一人が、隣の個室に入る…
もう一人の女子が、晶の入っている個室のドアノブに手をかけた。
「ってかさ〜〜この後どうする〜〜?って…あれ…開かない…んっ?誰か入ってる?」
晶は焦った…急いで携帯を拾い衣服を身に着けると、精神を集中して久しぶりに
「くノ一」としての能力を使用した。
ドアを開けると、一瞬にして女子トイレから走り抜け脱出した晶…
「きゃっ!!?なっ…何今の…女子?」
「何〜〜?どうしたの〜〜?」
「う、うん…今ね…ここに誰か居たんだけど…」
用を足すのも忘れ立ち尽くす女子…
やがてもう一人の女子はトイレを済ませ個室から出てくる。
「んっ?あぁ…確かに…誰か居たんじゃない?ほら…あれ…」
女子は晶が居た個室のドアの上を指差す…
ドアには、晶の白いブラとショーツが引っ掛けたまま放置されていた…
5分後…
慌ててバイクのエンジンを吹かし、何とか女子寮にたどり着いた晶…
下着を忘れていったことに気づいたのは、不覚にも夜の入浴時だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同日 午後4時
東京に向かう新幹線の一般車両…
「なるほど〜〜そうなんだ〜〜♪おにーちゃんと舞衣さん…今同棲してるんだ〜〜♪」
詩帆はね…今、新幹線の一般席で興信所の調査結果の書類を読んでるの…
「住所は…東京都杉並区…ふ〜〜ん♪」
私は思わず悪戯な笑みを浮かべちゃった♪
だって、面白いんだもん♪
おにーちゃんの近況や、あのイヤな女の近況が手に取るように分かっちゃうのが。
「フヒヒ…フヒヒヒィ〜〜はぁ、はぁ…いいなぁ〜〜同棲…私もしてみたいなぁ〜〜♪」
私ね…去年の夏…おにーちゃんに捨てられちゃったの…
おにーちゃんはね…私を捨てて…エッチな身体だけが取り得のヤリマン女の所へ行っちゃった。
おにーちゃんは騙されてる…そう…絶対騙されてるの!!
詩帆が…おにーちゃんを正気に戻してあげるから!!
私は、おにーちゃんがどうすれば正気に戻るか考えた…
答えは簡単だった。
あの女…舞衣からおにーちゃんを引き離すだけでいいの。
ううん…あの女を…おにーちゃんから引き離すだけで…おにーちゃんは幸せになれるの!!
そこで私は興信所に依頼して、二人が何処で暮らしているか調べてもらったの…
50万円かかっちゃった(笑)
お金なんて惜しくない…
詩帆とおにーちゃんが幸せになることができるのなら…
あの…あの憎いヤリマン女が離れていくのなら…
「ふ〜〜ん、半年前から杉並区で暮らしてるんだ〜〜」
私は学校に「志望校の体験入学に行ってきま〜〜す♪」と言って、外出して来ちゃった。
うん、それも本当なんだけど…
詩帆にとっては、やっぱり…
『おにーちゃんからあの女を引き離す大作戦!!』
が、メインイベントなの(笑)
私は一通り資料に目を通した後、資料に閉じてある二人の写真を取り出す…
「おにーちゃん♪すぐに会えるから…楽しみにしててねっ♪」
私はおにーちゃんの写真にチュッとキスしちゃった♪
写真はもう一枚残ってる…
憎いあの女の写真…
私はDVDの画像の鮮明なシーンから全裸で正面を向いたあの女の写真をプリントアウトして
興信所に手渡した…
うん、そうそう…この写真…
いつ見ても…スケベな男が好きそうなイヤらしい身体…
「この写真…もういらないよね〜〜♪」
あたしはバッグからマジックを取り出し、可愛い丸文字で落書きを始めた。
『名前 ときは まい 』
『B:89 . W:58 . H88 Eカップ♪』
『巨乳の舞衣は、ただ今セックスフレンド募集中♪ 090−xxxx−xxxx』
あの女の…本当の携帯の番号まで書いちゃった(笑)
興信所って凄いよね〜〜!!こんなことまで調べちゃうなんて♪
この写真…後で東京駅の男子トイレに忍び込んで貼り付けちゃおっと(笑)
舞衣さ〜〜ん♪悪戯電話、たくさんかかって来るから、楽しみにしててねっ♪
フヒヒ…フヒヒヒッ…楽しみだなぁ〜〜♪
早く…着かないかなぁ〜〜♪
ヒヒィ…ヒヒヒヒィ…はぁ、はぁ、はぁ…フヒヒヒィ…
「あっ、すみませ〜〜ん♪冷凍みかん下さ〜〜い♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
詩帆執念深っ
嵐ヶ丘やな
3月30日 午前7時50分
杉並区 アパート
昨晩のお酒の影響もあって寝坊してしまった二人は、簡単に朝食を済ませると、
急いで身支度を整えた。
「ほらっ、祐一〜〜早く支度しないと、遅れちゃうわよ〜〜!!」
出勤にはまだ若干の余裕がある舞衣が、遅刻しそうな祐一に声をかける…
「わ〜〜かってるって!もう準備できたぜ!」
補習授業用の教科書を詰め込んだ鞄を抱えて、気だるそうな祐一が玄関に現れる。
昨晩の酒が身体に残っている訳ではないが、若干の寝不足の祐一は、欠伸しながら
靴を履こうとする。
「もう〜〜寝不足なの〜〜?大丈夫?」
祐一の心配をする舞衣…
しかし…舞衣の心配を横目に、祐一はドアを開けようとする舞衣に背後から密着し抱きついた。
「きゃっ!!ちょ、ちょっとイキナリ何!?」
突然背後から抱きつかれ驚きの声をあげる舞衣…
「なぁ…舞衣…出る前に…その…一発ヤラせてくれ!!頼む!!」
「はいぃ〜〜〜っ!!?アンタ何言ってるのよ!!」
さすがの舞衣も呆れ顔…祐一を振り解こうとする。
しかし、性欲を抑えきれない祐一は、背後から舞衣の両乳房を持ち上げるように揉み始める…
「なっ、頼む!!俺ムラムラしちゃってさ〜このままじゃ俺、補修に集中できないって」
「イヤッ!!ちょっと…あっ…離して!!ちょっと…あんっ♪何考えてるのよっ!!」
祐一は舞衣のシャツのボタンを器用にはずしていく…
あっと言う間に舞衣の胸元は肌蹴て、豊満な胸元が露になってしまった…
背後から抱きつく祐一は、その固くなった股間を舞衣のお尻に密着させる…
その感触に、舞衣も興奮し始めたのか…徐々にショーツを濡らしてしまう…
「いいだろ〜〜すぐに…すぐに済ませるからよ!一発…一発だけヤラせて!!頼むっ!!」
祐一は、舞衣のブラを上にずらすと、露になった舞衣の豊満な乳房を鷲掴みにして、
ゆっくりと慣れた手つきで揉み始めた…
「やぁ…あんっ♪そんな事…言われても…あんっ♪んっ♪はぁ、はぁ…あんっ♪」
乳房を弄ばれ、舞衣は不覚にも甘い声をあげてしまう。
外気に晒された舞衣の乳房は、揉まれる度に祐一の手に見事な張りと弾力を伝える…
すぐにツンと起ってしまった乳首を摘まれクリクリと弄られると、身体をヒクヒクと
震わせながら快感を味わった。
胸が人一倍感じやすい舞衣は、乳房を弄ばれると内に眠るスケベ心が目覚めるように性欲を
抑えきれなくなる…
今日も自分を抑えきれなくなった舞衣は、性欲と快感に従順になってしまった…
「もう〜〜しょうがないわね〜〜!!わ、分かったわよっ!!」
はぁ〜〜っとため息をつく舞衣…
相変わらず呆れ顔の舞衣は、デニム生地のミニスカートを捲くり、ショーツを膝まで下ろす。
そして玄関のドアに両手を突くと、お尻を突き出した。
「本っ当に助平なんだからっ!!ほらっ!早く済ませちゃってよねっ!!」
玄関先での性欲処理の相手を引き受けた舞衣は、少々照れながら祐一を受け入れる決意をする。
「サンキュー舞衣!!早く済ませるからよ!!へへっ♪」
満面の笑みを浮かべる祐一は、時計を気にしながら急いでズボンと下着を下ろすと、早速
硬く大きく勃起したペニスを舞衣の秘部に当てた。
「んっ…んっ♪もう…本当に…ムードも何もあったもんじゃないわね…」
舞衣は苦笑いしながらも、祐一のペニスの感触に興奮を隠せない…
そして、祐一は遠慮なしに舞衣の秘部にペニスを挿入する…
「んぁあ…あぁ…んんっ♪入って…来たぁ…あんっ♪」
「はぁ、はぁ、はぁ…ま…舞衣…動くぜ…」
祐一はゆっくり…そしてすぐに激しく腰を動かし始める…
♪ずちゅっ、ずちゅっ、ちゅく、じゅぷ、じゅぷ、ぬぷっ、ぬぷにゅぷっ♪
祐一のペニスを受け入れる舞衣のあそこは、玄関に卑猥な水音を響かせる。
「あんっ♪あっ、あんっ♪あっ、あっ、あんっ♪はぁ、はぁ…ね、ねえ…気持ち…いい?」
舞衣はお尻を突き出した格好で、必死に腰を振る祐一の表情を確かめながら尋ねる。
「はぁ、はぁ、はぁ…あぁ…スッゲー気持ち良い…はぁ、はぁ…」
恍惚とした表情を浮かべながら、舞衣の膣内にペニスを出し入れする祐一…
少々乱暴な腰使いに思わずいやらしい喘ぎ声を上げてしまいそうになる舞衣…
しかしドア一枚の向こうには、ご近所の奥さんたち…近所の子供たち…
いやらしい声を聞かれてはいけない人たちが居る。
舞衣は右手で口元を押さえ、必死に喘ぎ声を堪えた。
「はぁあ、はぁあ…ヤベ…出るっ!!舞衣!!そろそろ…ああっ!!」
「あんっ、あっ、あっ、あんっ♪はい〜〜っ!?ちょ、ちょっと…中で?ちょっと待って!!」
舞衣の制止も虚しく…祐一は舞衣の膣内でたっぷりと射精した。
「はぁ、はぁ…あっ!!ヤベ!!もうこんな時間!!舞衣、サンキュー!!」
恍惚とした表情を浮かべながら舞衣の膣内にたっぷりと精液を流し込んだ祐一は、
時計の時間を確認すると急いで服装を整え、アパートを後にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「まったく…強引なんだから〜〜!!」
一人玄関に残されたあたしは呟いた…
「ふぅ〜〜何か…バイト前に疲れちゃったわね…はぁ〜〜」
出勤までにまだ若干の余裕がある…あたしはため息をつきながら、汚れたショーツを換える。
そして、改めて戸締りを確認してアパートを出ようとした矢先、携帯の着信音が鳴る…
「ん〜〜誰?」
あたしは非通知の着信に警戒もせず通話した。
「は〜〜い、もしもし〜〜どちらさまでしょうか〜〜?」
どうせ強引な電話セールスの類よね…と思ってたんだけど…
最初に聞こえてきたのは、中学生…と思しき男の子の声だった…
「あっ…あのっ… 『ときは まい』 さんですか?」
おどおどしながら話す男の子…
あたしの名前を知ってる?
どうして?
「はいっ?あぁ…はい、そうですけど…どちら様でしょうか?」
心当たりのない声…あたしは相手に尋ねる…
「あのっ…僕…中学生なんですけど…いいですか?」
「いいですか…って…何がいいですか?なの?」
「はぁ、はぁ…あのっ、それは…セックスフレンドになりたくて…」
「はいぃぃぃっ!!?」
何なの一体!!?
見ず知らずの男の子が自分の名前を知っている…
しかもその少年は、あたしとセックスフレンドになりたいと言って来た…
嫌悪感を覚えたあたしは、思わず通話を切る…
「もうっ…タチの悪い悪戯電話ねっ!!朝から最悪っ!!」
気持ち悪いいたずら電話に嫌悪感丸出しのあたしは、耳元にまだ残る気持ち悪い声を
忘れようと勤め、颯爽とアパートを後にした…
でも…
「はぁ、はぁ、はぁ…舞衣ちゃん…おっぱい大きいねぇ〜〜」
「おじさん…お金払うから…おじさんとエッチしようじゃないか」
「キミ巨乳だね〜〜!!ねえ、複数プレイとか興味ない?」
「あのっ…僕小学生なんですけど…おねーさんで…抜きました…」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
お昼までに数え切れないほどの悪戯電話が携帯にかかって来た。
「もう…また〜〜!!?」
呆れた声をあげながら、ついに携帯の電源を切ってしまった。
「もう最低っ!!」
あたしは、言いようのない不安と嫌悪感に襲われた…
まるで…あたしの事を知っているような口調…
まるで…みんな…あたしの身体をじっくり眺めながら話しているような口調…
あたしは、大勢の見ず知らずの男の人に裸を見られているような錯覚に陥った…
「何か…怖い…何があったの…」
あたしは思わず自分の身体を抱きしめた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同日 正午
大学構内
「え〜〜っと、学食ってこっちでよかったよな?」
今日は朝からいろいろあって、愛妻弁当なし…
だから俺は、日頃利用しない学食を探した。
学食は俺がいる法学部の棟から結構離れた場所にあるんだよな…
「ふぅ〜〜何だよ〜〜これ入れねーじゃん…」
やっとたどり着いた学食はなぜか満員御礼…
どうやら俺はたどり着くのが遅過ぎたようだ…
ってか、今春休みだよな?
補習授業受ける奴って、こんなに居たっけ?
「しょうがね〜〜な〜〜」
俺は学食を諦めて、近くのコンビニで何か買って来る事にした。
こんな時、弁当の有り難味が良く分かる…
本当に…舞衣には感謝している…
朝飯作ってくれて…弁当作ってくれて…晩飯作ってくれて…
家事もしっかりしてくれるし…
俺の心の支えにもなってくれる…
本当に…いい嫁さんになるよな…舞衣は…
「って…あはは…俺、何考えてるんだろ…」
ってか…俺は密かに、考えている…
何をって?そりゃ…決まってるだろ(笑)
俺、密かに舞衣と結婚しようかな〜〜って思ってるんだよ。
まだ誰にも言ってないけどな…
もちろん…舞衣にも言ってない…
でも…いつか…俺は…
「っと…何だ何だ!!?」
考え事しながら歩いていると、福祉学科?の棟の前に大勢の人だかりが…
そういや…今日はうちの大学の体験入学の日だったな…
なるほど…学食は高校生に占領されてたのか(笑)
「あはは、賑やかだなぁ…っ!!?」
大勢の人だかりの中…俺は一瞬信じられないものを目の当たりにした…
そして目を疑った…
「そんな…嘘だろ…」
印象的な髪型…
左右2本ずつ…計4本のテールに結った明るい色の髪の毛…
そして屈託のない笑顔を浮かべる無邪気な表情…
幼い頃から知っている…見間違えるはずがない…
「…詩帆…」
次の瞬間、詩帆の姿は無かった…
建物の中に入ったのか…俺の見間違いなのか…
いや…見間違いだろ…
そうだ…見間違いだ…
あれ以来、連絡も取ってない…着信も拒否している…
俺たちが何処にいるのかも知らないはずだ…
そうだ…詩帆がここに居る訳がない…
しかし…俺は言いようの無い恐怖を感じた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同日 19時
アパート
食事中の二人…
「明日は珍しくお休みが重なったよね〜〜」
「そうだな、二人の休みが重なるなんて珍しいよな」
久しぶりの二人の時間をどう過ごすか話し合っていた。
「そういや…瀬能から連絡あったけど…舞衣、お前携帯の電源切ってる?」
「うん…ちょっとね…何かね、朝から悪戯電話が凄くて…」
舞衣は悪戯電話の件を祐一に話す…
「そうだったのか…それ…絶対ヤベーよ…」
不安げに話す舞衣を心配する祐一…
「あっ…そうそう…あのな…見間違いかもしれないけど…」
祐一も、昼間の出来事を舞衣に話した。
「そうなんだ…うん…あたしも…見間違いだと思う…」
食卓は暗い雰囲気に包まれた…
「あはは!何か暗くなっちゃったね(笑)」
明日は折角の休日…
せめて明るい話題をと思い、舞衣は口を開いた。
「そうだ、明日は午前中、買い物に付き合ってくれない?」
「ああ、良いぜ!!久しぶりだよな、二人で買い物なんて!!」
「そうね♪あと…夜はまた千絵ちゃんとあおいちゃんを呼んで女子会しちゃおうかな〜って♪」
「あぁ、いいんじゃねーかな」
二人の元に起こった奇怪な出来事…
それは正にこれから起こる波乱の前兆だったのかもしれない…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつ舞衣に安息の日は訪れるのか・・
3月31日 午後4時
アパート
午前中に掃除や洗濯を済ませ、お昼過ぎから買い物に出かけた二人…
帰宅後は二人でゆっくりと過ごしていた。
久しぶりに二人で過ごす…のんびりとした時間…
美味しい紅茶を飲みながら、まったり過ごす午後…
「調度お肉が安くてよかったわよね〜〜♪」
「あぁ、すき焼きなんて久しぶりだよな〜」
「千絵ちゃんも、あおいちゃんも喜んでくれるかな?」
「そりゃ喜ぶんじゃね?あいつ等、あまり良いもの食って無さそうだし(笑)」
しかし…そんな憩いの時間を過ごす二人に割る込むように、呼鈴が鳴る…
「あれっ、誰かしら?まだ二人が来るには早い時間よね…」
「この時間っていったら、タチの悪い勧誘とかじゃね?俺が出るよ」
タチの悪い勧誘と決め付けていた祐一は、ドアの向こうの厄介な輩を
追い払おうと、玄関に向かう…
呼鈴は何度も何度も鳴り続ける…
玄関にたどり着いた祐一…ドアノブに手をかけた…
「はいはい出ますよ〜〜今出ますよ〜〜っと!」
ドアを開ける…目の前にはスーツ姿のセールスマンが立っていると高をくくっていた。
しかし…目の前には…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「っ!!?し…詩…帆…!!?」
目の前にいたのは、少女…
4本のテールを結った特徴的な髪型の少女は、満面の笑顔を浮かべ祐一を見つめていた。
「えへへ〜〜♪すっごく久しぶりだねっ!!おにーちゃん♪」
無邪気な笑顔を浮かべる詩帆…しかし、その瞳は何処か病んでいるようで…
思わず祐一は引いてしまった…
「なっ…何で…どうして…ここが…分かったんだよ…」
「うんっ♪私ねっ、大学の体験入学で東京に来たの!でねっ、ついでにねっ♪えへへっ♪」
答えになっていない…
言い様の無い恐怖が込み上げて来る…
と同時に、詩帆が舞衣に対して行った犯罪とも言える侮辱行為が頭をよぎった…
舞衣の人格を貶した…あのDVD…
舞衣の一番辛い姿を晒し者にしたDVD…
舞衣が…風華町に帰ることができなくなってしまった…その原因を作った…詩帆…
許さねぇ…
許さねぇ…
いくら詩帆でも…あの行為は許さねぇ…
ニコニコ笑顔の詩帆を見ているだけで…祐一の怒りは頂点に達した。
祐一は、無意識のうちに手を振り上げていた…
「馬鹿野郎!!今更…今更何しに来たんだよっ!!!」
「きゃあああぁっ!!?」
祐一は詩帆を思い切り平手打ちする…
ヨロけて後ずさりした後…左の頬を両手で押さえ、その場に蹲る詩帆…
そして祐一は近所の目も何も気にせず怒鳴った。
「お前…自分がどんな事したのか分かってんのかよ!!」
祐一は、何とか自分を落ち着けようと呼吸を整える…
何とか気持ちを抑えようとする…
殴りかかりそうな衝動に駆られながらも、何とか気持ちを落ち着け冷静に対処しようとした。
「お前のやったことはな…最低な事だ…俺は…絶対許さねぇぞ…」
声を押し殺すように…ゆっくりと詩帆に語る…
しかし…何時までも自分を押し殺すことができず…
「よくも…よくも舞衣の人生を滅茶苦茶にしやがったなっ!!!」
手を振りかざす…
そして、再び詩帆の頬を思いっきり平手打ちした。
「きゃああああぁぁっ!!やめてっ!!おにーちゃん!!」
「ちょっと祐一っ!!何なのっ!!?一体何があったの!!?」
騒ぎに気づいた舞衣が、玄関に現れる…
そして、涙を浮かべ蹲る詩帆の姿に気づいた…
「そんな…詩帆…ちゃん…」
信じられないといった表情で詩帆に目を向ける舞衣…
「ぐすっ、ぐすっ…えぐっ…くすん…くすん…ごめんなさい…おにーちゃん…」
玄関で蹲って泣く詩帆に、祐一は容赦しない…
祐一は詩帆の胸の辺りを掴むと、思いっきり引っ張って立たせた。
「帰れっ!!今すぐ消えろっ!!もう…二度と俺たちの前に現れるなっ!!」
再び腕を振り上げる祐一…
しかし、信じられない状況に呆然としていた舞衣が、二人の間に割って入った。
「やめてっ!!お願いっ!!もう止めてあげて!!」
詩帆を庇うように二人の間に割って入ると、祐一の正面に立ち、何とか詩帆を守った。
「舞衣っ!!庇うんじゃねーよ!!」
「舞衣…さん…?」
舞衣は何とか二人を離す…
「ねっ、落ち着いて!お願い…詩帆ちゃんも…中に入って頂戴…」
怒りが収まらない祐一を横目に…舞衣は詩帆を室内に招いた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
盛り上がってまいりましたw
アスペなストーカーを部屋に入れるなんてロクなことにならん予感
リビング
「くすん…くすん…えぐっ…くすん…」
フローリングの室内…
低いテーブルの前に正座し、嗚咽する詩帆…
その正面には、怒りを押し殺すことができず、詩帆を睨む祐一…
そして、その隣には…何とか祐一を宥めようとする舞衣…
3人が座り、しばらく沈黙が続いた。
そして、まず口を開いたのは舞衣…
「ねえ詩帆ちゃん…どうやって居場所を調べたとか…そういう事はもう聞かないわ…
でもね…何をしに来たのかは…教えて欲しいの…何か目的があって来たのよね?」
高等部時代、詩帆に「恋を応援する」と約束した舞衣…
その約束を破った「うしろめたさ」を今も感じているのか…
舞衣は、自身の人生を詩帆に傷つけられたにもかかわらず、気遣いながら話しかけた。
しばらくの沈黙の後…詩帆は話しはじめる。
「くすん…くすん…あのね…今日はね…私…舞衣さんと…おにーちゃんに…謝りに来たの…」
意外な答えだった…
「謝りに!!?謝って済む問題じゃねーんだよ!!」
「お願い!静かにして祐一!」
祐一の癇癪を抑えながら、舞衣は詩帆に話すよう促した。
「あのね…詩帆…凄く悪いことしちゃったな…って思ってるの…本当だよ!!」
「おにーちゃんは…2年間離れ離れになっても…ずっと…ずっと舞衣さんの事を…」
詩帆は言葉に詰まりながら話す…
「…ずっと舞衣さんの事を想ってた…それが…悔しくて…」
「大好きなおにーちゃんが…詩帆に振り向いてくれないのが…悔しくて…」
「…っ!だからって…だからって…あんな事…許されるとでも…」
祐一は言葉に詰まる…
確かに…長年慕ってくれた詩帆に振り向いてやることが出来なかった…
どうしても「幼馴染」としか見ることが出来なかった。
その事を伝えるべきだった…ハッキリ言うべきだった…そう気づいた祐一。
自分は罪作りなことをしてしまった事に気づいた。
後悔の念が込み上げて来る…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
詩帆は話し続ける。
あの同窓会の日以来、良心の呵責に苦しんでいるという事…
これからは二人の恋愛を心から応援するという事…
そして…DVDの件は深く反省していて、警察への自主も考えているという事…
涙ながらに話した。
そして…
「お願いします!!舞衣さん、おにーちゃん!!詩帆を…詩帆を許してっ!!」
詩帆は一歩下がると、頭を床につけて土下座した。
見るに絶えない哀れな姿…
二人の情けを誘った…
再び沈黙が訪れる。
そして…
そして…
「分かったわ…詩帆ちゃん…よく分かったわ…」
舞衣は優しい口調で詩帆に言葉を投げかける…
「あたし…詩帆ちゃんを…許してあげようと思う…」
『けへへぇぇぇ♪』
「ここまで謝ってくれてるんだし…充分反省してると思うの…」
『ふひひぃい♪』
「ねえ、祐一も…詩帆ちゃんを許してあげて…」
「ま、まぁ…俺にも非はあったんだし…舞衣がいいんなら…俺は…良いと思うぜ…」
『けへへへぇ〜〜〜ふひぃぃ〜〜♪』
土下座し、両手で顔を覆う詩帆の表情は醜く歪んだ笑みを浮かべた…
心の中で、いやらしい笑い声をあげる詩帆…
当然…二人には見えない…その醜く歪んだイヤらしい笑みは…
歪んだ笑みを何とか消した詩帆は、泣き真似をしながら顔を上げた。
「くすん…ふぇえ…くすん…ありがとう…ありがとう…舞衣さんっ!!おにーちゃん!!」
「うん…もういいの…だから…もう泣かないで…詩帆ちゃん」
詩帆の背中を撫で下ろす舞衣…
「もう、可愛い女の子が泣いてばかりじゃダメでしょ〜〜♪あっ、そうだ!!」
舞衣は立ち上がる。
「今日ね、お客さんが来るの!ほら、あたしの同級生の千絵ちゃんとあおいちゃん!!」
「あっ、はい知ってます!!舞衣さんと仲の良いお二人さんですよねっ♪」
「そうなの!!今日はうちで晩御飯食べようねって約束してるの♪詩帆ちゃんもどう?」
「あっ、はいっ!!是非、ごちそうになりま〜〜す♪」
詩帆は明るい笑顔を浮かべる。
「よ〜〜し!!じゃ、今日はすき焼き、腕に寄りをかけて作るわよっ♪」
「あっ、舞衣さん!私も何かお手伝いしちゃいます〜〜♪」
キッチンに向かう舞衣についていく詩帆…
詩帆がこの時、何を企んでいたのか…
この時、二人はまだ気づくことができなかった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
千絵とあおいに毒でも盛るんか
舞衣を壊すには弟を狙うのが一番と思うんだがな
午後7時
「あれっ…あなた…確か…」
「詩帆ちゃん…だよね?」
アパートを訪れた千絵とあおいは、詩帆の姿に驚いた。
お互い顔を見合わせる二人…
笑顔を絶やさない詩帆…
『どうして…詩帆ちゃんがこんな所に…』
二人の考えている事は一緒だった。
無理も無い…
舞衣に対して詩帆が何をしたのか…二人は知っていた…
同窓会に出席しなかった二人だが、友人知人を通じてDVD鑑賞会の内容は聞いていた。
DVDの下衆な内容も聞いている…
詩帆が舞衣を相当恨んでいたことは知っていた…
だから二人はいつも舞衣を気遣い、同窓会に関することについて会話することは無かった。
『ふ〜〜ん…とりあえず…「ぶりっ子ちゃんの復讐開始」…ってトコかな…』
詩帆の後姿を見ながら腕組みをして佇む千絵は、心の中でそう呟いた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後8時
すき焼きの鍋を囲む5人…
いつものような賑やかさは無く…
ニコニコ笑顔の詩帆を除いて、独特な雰囲気の中、時間は過ぎていく…
「詩帆ちゃんは、うちの大学を受験することに決めたの?」
舞衣と祐一の表情を伺いながら、あおいは無難な会話を詩帆に振る…
「う〜〜ん、まだ迷ってるんですよ〜〜どうしようかな〜〜♪」
屈託の無い笑顔で答える詩帆…
一方…千絵はビールを飲みながらチラチラと詩帆の様子を観察していた…
『何か…気に入らないんだよね〜〜あの子の目…』
千絵は、時折舞衣にキツイ視線を向ける詩帆に気づいていた…
もちろん、そのキツイ視線に舞衣は気づいていない…
「ゴメン、舞衣…ちょっとトイレ借りるわ…」
千絵は場の雰囲気を確認すると、スッと立ち上がる…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぅ…今日の雰囲気…頂けないね…」
ビールってのはトイレが近くなっちゃうからイヤだよね…
私はトイレを済ませると、便座に座ったまま物思いに耽った…
「まったく…詩帆ちゃん…どうやって二人を丸め込んだのかな…」
なぜ今更…あの子がここに現れたのか…
記者としての頭脳をフル回転させるまでもなく私は理解した。
たぶん…今日彼女が行ったことは「警戒の解除」と「下調べ」 だと思う…
私、前から思ってたけどさ…あの子…絶対ヤバイよね…
話からすると…もう暫くこの辺に居るつもりらしいけど…警戒した方が良いね…
「舞衣…私は友人として…これ以上キミに不幸になって欲しくない…」
そう…舞衣はこれ以上不幸になっちゃダメなんだよ…
今は楯と一緒だから…たぶん大丈夫だと思うけど…
「まあ…念の為に…ね…」
私はポケットから小指程度の大きさの物体を二つ取り出す…
これは…記者としての七つ道具の一つ…ボイスレコーダー…
科学の進歩ってのは凄いよね…こんな小さいレコーダーで、12時間録音可能という代物…
そのレコーダーを二つ取り出す…
あっ、ちなみに…
『ジャーナリストに休息は無い』
ってのが…私のお師匠のモットーなんだけど…
休むなって事じゃなくて…常日頃仕事を忘れるなって事で…
だから、私はいつも取材の為の道具はある程度持ち歩いている。
イザ!!って時の為にね…
私はレコーダーのタイマーをセットした…
ひとつは、今日の午後10時から翌朝午前10時まで…
もうひとつは、明日の午前10時から午後10時まで…
これで…このアパートで何が起こったか…最低24時間は記録される…
タイマーをセットすると、私は2つのレコーダーを粘着テープで覆う…
粘着テープで覆ったレコーダーを袖の下に隠すと、私はトイレから出る。
そして、何食わぬ顔でテーブルに戻った…
「おまたせ〜〜ごめんね〜〜何か最近、便秘がひどくてさ〜〜(笑)」
私は下品なジョークで場を誤魔化すと、早速袖の下からレコーダーを取り出し…
バレないように…テーブルの下に貼り付けた…
何だか盛り上がらない女子会も終わり…
私たちは舞衣に、玄関で挨拶を交わす…
「美味しかったよ、舞衣…また来るよ…」
あのぶりっ子を意識しちゃったのか…素っ気無い挨拶になっちゃったな…
玄関を出る前に、楯と目が合った。
私は忠告の為に楯を引っ張り寄せると、いつものように楯にヘッドロックをかけた。
「何があったか知らないけど…舞衣ちゃんを…守ってやんなよ…」
私の忠告…楯に伝わったかな…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
千絵使える奴だ
翌日 4月1日
朝9時
宿泊先のビジネスホテル
「ふんふんふ〜〜ん♪」
ビデオカメラをセットして〜〜♪
よしっ、録画OK!!
あとは〜〜カメラをバッグに隠して〜〜
盗撮準備OK!!
ううん、盗撮なんかじゃないの!
今日は、私とおにーちゃんの…ラブラブ物語の撮影日!!
今日は…たくさんいい思い出を作ろうねっ♪
私はシャワーを浴びる…
寝汗でべたべたの身体でおにーちゃんに迫っちゃうなんてできないよね〜〜(笑)
何時おにーちゃんに押し倒されても良いように…私は珠のお肌に磨きをかける…
シャワーを終えると、私は自分の身体を鏡に映した。
完璧っ♪
私って〜〜どうしてこんなに可愛いのかな♪
あの…イヤらしい身体をした女よりも…ずっと…ずっと可愛い…
私は鏡に向かってニッコリ微笑みながら、真っ白い勝負下着を身に着ける。
そして、フリフリふわふわの黒いゴシック系のワンピースを着ると、再び鏡の前に立った。
「今日は『小悪魔な妹キャラ』で…おにーちゃんに迫っちゃうんだからっ♪」
私はビデオカメラを隠したバッグを持つと、おにーちゃんが住むアパートに向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午前11時
アパート
「ふぁあ〜〜疲れたっ!!」
補習授業もバイトも休みの祐一は、一人黙々と勉強に励んでいた。
同じ法学部とはいえ、国際政治学科から法学科への編入はハードルが高く…
日々補習授業の復習や、担当教授からの課題をこなしながら、遅れを取り戻していた。
バイトと同棲生活…そして勉強…
祐一の日常はそれなりに充実していた…
「ふぅ〜〜頭パンクしちまうぜ!!休憩休憩っと…」
一息入れようと立ち上がった祐一。
そこに呼び鈴が鳴る…
「んっ…誰だ…こんな時間に…」
何の疑いも無く祐一は玄関のドアを開ける…
「えへへっ♪おはよ〜〜♪おにーちゃん♪」
目の前には…フリルが目立つ黒いゴシック系ワンピース姿の詩帆が佇んでいた。
「…詩帆…」
それ以外、言葉が出なかった…
「えへへっ来ちゃった〜〜♪」
屈託の無い無邪気な笑顔を浮かべる詩帆…
「…上がれよ…」
近所の奥様たちの目を気にした祐一は、詩帆を室内に招いた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この二人は何も学ばんな・・ 自業自得という気もしてきたw
リビング
テーブルの前に正座する笑顔の詩帆…
その向かいには祐一。
無意識に詩帆を警戒してしまう…
「…で、今日はどうしたんだ?舞衣ならバイトで夕方まで帰ってこないぜ…」
すると、詩帆の笑顔が若干曇る…
深刻な表情を浮かべた詩帆は、祐一の様子を伺いながら話し始めた。
「今日はね…詩帆…おにーちゃんとお話したくて来たの…」
「えっ…俺と?」
詩帆の意外な言葉に若干驚いた祐一。
「俺に…話があるのか?」
「うん…詩帆ね…舞衣さんには謝ったけど…おにーちゃんには…まだ謝ってなかったから…」
そして、詩帆は涙を浮かべながら祐一に謝罪を始めた…
「あのね…詩帆…幼馴染っていう立場を利用して…ずっとおにーちゃんに付きまとってたよね」
「…そうだな…」
詩帆を目の前に 「正直ウザかった…」 などとはさすがに言えず…
「詩帆ね…本当に…おにーちゃんの事が好きだったの…本当だよ…本気だったんだからっ!」
祐一は言葉に迷う…自然と無言で俯いてしまった…
「でもね…今考えたら…一方的だったな〜って思うの…」
詩帆は約10分間、一方的に祐一を追い求めてきたことを謝罪した…
「えぐっ、ぐすん…くすん…だから…もう…詩帆ね…おにーちゃんを想い続けた日々は…
いい思い出として胸にしまっておこうと思うの…」
それを聞いて安心した祐一は、優しい笑顔を浮かべて詩帆の手を取る…
「ありがとう詩帆…解ってくれたんだな…」
祐一も本心を話し始めた…
「詩帆…俺…お前の事…どうしても幼馴染としか見る事ができなかった…」
「昔から…俺にとってお前は…可愛い妹みたいな存在だった…どうしても…異性として
見る事ができなかったんだ…その事を…正直に話すべきだったんだよな…」
「だから…俺も悪かったんだよ…本当に…ゴメンな…」
「うん…もういいの…」
詩帆は涙を拭きながら笑顔で答えた。
「詩帆ね、明日から…新しい自分になるの!新しい自分になって…新しい恋を探すの♪」
「あぁ…その意気だ!頑張れよ!!」
しかし…一瞬悪戯な笑みを浮かべる詩帆…
「でもね…新しい恋を探す前に…詩帆…一区切りつけたいな〜って思ってるの…」
「一区切り…?」
詩帆の言っている事が理解できない祐一…
「うん…私…おにーちゃんに…お願いがあるの…聞いてくれる?」
次の瞬間…詩帆は信じられない言葉を言い放った。
「おにーちゃん、お願い!!詩帆を…詩帆を抱いて頂戴!!」
「抱くって…詩帆…お前…何言ってんだよ…」
詩帆の信じられない言葉に、祐一は驚く…
そして、瞬時に脳裏に浮かんできたのは、舞衣の顔だった…
「ダメだ…出来ねーよ…そんな事…出来ねーよ…」
『舞衣を裏切るような真似はできない』
祐一は、それだけを考えていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
フラグ立ちましたー
「お願いっ、おにーちゃん…詩帆…おにーちゃんと結ばれることだけを考えて生きてきたの!」
切実な表情を浮かべ、詩帆は祐一に訴える…
「詩帆ね…あんな不良たちが初体験の相手なんて…嫌だった…だから…いつか…おにーちゃんと
結ばれることを夢見てきたの…ずっと…ずっと夢見てきた…詩帆ね…夢を叶えたいの…」
祐一はあの忌まわしい事件を思い出す…
風華学園へ転校する以前に在籍していた学校で、詩帆が被害に遭ったレイプ事件…
「…おにーちゃん…この傷…覚えてる?」
詩帆は左手首を祐一に見せる。
手首には…細い一筋の傷痕…
リストカットの痕は、悲しい思い出と詩帆の自虐性を物語った。
「あの時ね…こんなに…こんなに…傷ついちゃったの…」
レイプ事件後、病院でリストカットを行った詩帆…
当時見舞いに向かった祐一は、偶然目の前でカットの瞬間を見てしまった…
そのトラウマを抱える祐一は、当時を思い出してしまう。
「…やめてくれ…詩帆…もういい…見せるなよ…」
詩帆の心の傷を癒してやりたい…しかし、舞衣との関係は絶対壊したくない…
やはり、祐一の答えは決まっていた。
「ゴメンな詩帆…やっぱり…俺…舞衣を裏切ることなんてできない…だから詩帆…お前を
抱くなんて…できねーよ…」
その言葉を聞き…詩帆の表情は一変する…
「…ふぅ〜〜ん…そうなんだ…ふぅ〜〜ん…」
詩帆の表情は歪む…
「嫌なんだ…そんなに…そんなに私とえっちするのが嫌なんだ…」
詩帆の憎しみに歪んだ表情は次第に嫌らしい笑みに変わる…
「巧海くん…鴇羽巧海くん…新学期から編入してくるんだよね?」
『っ!!?なぜそれを…詩帆が知っている!!?』
「鴇羽くんに…1年前の…舞衣さんの愛嬌たっぷりの働きぶり…見て貰おうかなぁ〜〜♪」
「詩帆…お前…ふざけんじゃねーぞ…」
詩帆は遠回しに 「巧海くんに、DVDプレゼントしちゃうぞ♪」 と脅迫してきた。
祐一は巧海の性格をよく知っている…
もし巧海が、あのDVDを見たら…どんな事を思い、どれだけ傷付くか容易に想像できた。
そして詩帆は、懐から剃刀を取り出した。
「おにーちゃんが詩帆を抱いてくれないのなら…DVDを鴇羽くんに送って…
鴇羽くんの心を傷つけて…舞衣さんの心をボロボロにして…それを見届けたら…
詩帆は…詩帆は…両手首を切って…死んじゃうんだから〜〜〜っ!!!」
逆上した詩帆は、憎しみの表情を浮かべ泣き叫ぶ…
鋭利な剃刀を手首に当て、耳を覆いたくなるような言葉を吐き散らした。
『くっ…どうすりゃいいんだよ…』
DVDに映った舞衣の痛々しい表情を思い出してしまう…
更に、身体を売る舞衣を見て傷つく巧海の表情を想像してしまい…
そして、目の前には逆上した詩帆…
祐一は追い詰められた…
どうすれば良いのか思いつかなかった…
「はぁ、はぁ…わ、わかった…詩帆…もうやめろ…」
祐一は意を決した。
「…わかった…わかったよ…だけどな…今日だけだからな…」
「えっ…おにーちゃん?」
詩帆の絶叫は止まる。
「…お前の夢…俺が叶えてやる…だから…馬鹿な真似はやめろよな…」
「ほ…本当に!!?」
憎しみの表情は、一瞬にして愛嬌ある可愛い笑顔に変わった…
「ただ…約束してくれ…誰にも…誰にも言うんじゃねーぞ…」
「うんっ!詩帆、秘密は絶対守るよ♪」
『ゴメンな…舞衣…』
最悪な契約を交わした二人は、リビングとドア一枚隔てた寝室に向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここで寝てやったからといって詩帆は攻撃の手を緩めやせんだろうになぁ
「ふぅ〜〜ん、ここが寝室なんだ〜〜♪」
寝室…
舞衣と祐一しか入る事が許されない…二人だけのプライベートルーム…
ここに来て、二人が毎晩のように肌を重ね愛情を確かめ合った部屋…
その二人だけのプライベートルームに、詩帆が遠慮なく入室する…
寝室の中で、詩帆は祐一にある条件を出してきた。
くだらない条件だった。
「おにーちゃん…少し…お部屋の外で待っててくれる?」
「あ、ああ…どうしたんだよ…何かあるのか?」
「女の子はね、いろいろ準備が必要なの〜〜っ!!」
手っ取り早い言い訳を口にすると、詩帆は祐一を寝室から追い出した。
そして詩帆は、さりげなく持ってきた鞄を置く位置を考える…
「う〜〜ん…この位置が…ベストアングルだよね〜〜♪」
ベッドから少し離れた位置にバッグを置くと、中に隠してあるビデオカメラの録画ボタンを押す。
「はぁあ、はぁあ…夢にまで見た…おにーちゃんとのえっち…夢じゃないんだよね…」
詩帆は身に付けていた黒いフワフワしたワンピースを脱ぐ…
そして、上下おそろいの純白の下着も脱ぎ…一糸纏わない姿に…
「…いいよ…おにーちゃん…入ってきて…」
詩帆は祐一を寝室に呼んだ。
「っ!!し…詩帆…」
寝室に現れた祐一は、全裸の詩帆の姿に驚く…
「おにーちゃん…詩帆の身体…見て…」
胸と股間を手で隠していた詩帆…しかし、祐一にすべてを見せるために、両手を後ろで組み、
すべてを晒した。
「最後に…一緒にお風呂に入ったのは…詩帆が小学2年生の時だよね?」
詩帆は、スレンダーな身体に程よい大きさに育った乳房や、下品でない程度に処理した陰毛…
可愛いお尻…まだまだ大人の女性には程遠い、若干幼い身体を見せ付けた。
「ねえ…おにーちゃん…詩帆…綺麗?」
「あぁ…綺麗だ…」
「はぅう♪ほ、本当に!?本当に!?ありがとう…おにーちゃん♪」
理想の思い出作りの為に、詩帆が祐一に出した条件…
それは 『詩帆の言葉をすべて肯定すること』 だった。
祐一はすべてを晒した詩帆に近づく…
そして自らTシャツを脱ぐと、詩帆を抱き寄せた。
「…おにーちゃん…詩帆の事…好き?」
「あぁ…」
「ちゃんと言って欲しい…詩帆の事…好きだって…」
詩帆は小声で祐一に囁いた。
「好きだ…俺…詩帆の事が…好きだ…」
「もっと大きい声で…はっきり言って…詩帆を抱きしめて…キスして♪」
再び小声でリクエストする詩帆…
「詩帆!!俺…お前の事が…好きだ!!本当だ!!本当にお前の事…大好きなんだ!!」
自棄気味にそういうと、詩帆を抱きしめる…
「やっ…んっ♪おにーちゃん…詩帆も…おにーちゃんの事…大好きだよ♪」
抱きしめられた詩帆は顎を上げ、ピンクのリップで彩られた瑞々しい唇を祐一に向ける…
『くっ…舞衣…すまない…』
心の中で舞衣に謝りながら、祐一は詩帆とキスを交わした。
「んっ…ちゅっ…んっ…んっ♪」
お互いの唇を重ねるだけの軽いキス…
しかしその軽いキスに、詩帆は恍惚とした表情を浮かべる…
次第に頬を紅潮させ、気持ちの昂りを表情に出し始めた。
「んちゅ…ちゅっ♪んぁあ…ぁあ…おにーちゃ…んっ♪」
少女なら誰でも夢見る、好きな人とのファーストキス…
詩帆が長年夢見てきた祐一とのキスは、あまりにも感動的で、
唇を重ねたその瞬間、詩帆は軽く絶頂に達してしまった…
「んっ…んんっ♪んぁあ…はぁあ…はぁあ…はぁあ…」
恍惚とした表情を浮かべた詩帆は、キスだけで登り詰めた脱力感と興奮で下半身に力が入らず…
「おい…詩帆…大丈夫か?」
「はぁあ…はぁあ…お膝ガクガク〜〜♪あっ、詩帆は大丈夫だよ、おにーちゃん♪」
足元がおぼつかない詩帆をお姫様抱っこする祐一…
そして、祐一はそのまま詩帆をベッドに仰向けに寝かせると、詩帆に覆いかぶさる…
「えへへ♪おにーちゃん…優しくしてねっ♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ひゃあ…あぅ…んっ♪」
ベッドの上に仰向けになった詩帆…
その詩帆に覆いかぶさり、肌を重ねる祐一…
祐一の身体の温もり…感触…香りを感じるだけで詩帆の気持ちは昂る…
お互いの身体を密着させ、互いに肌の感触を味わった。
そして祐一は、詩帆の程よい大きさの乳房を揉みながら、谷間に顔をうずめ頬ずりする。
「んぁあ…あんっ…んぁあ…おにーちゃん…詩帆のおっぱい…可愛い?」
「…あぁ…いいぜ…詩帆の胸…俺…詩帆の胸…好きだぜ…」
言いたくない台詞を強制的に言わされる祐一…
「あんっ♪もっと…もっと褒めて…詩帆の身体…もっと褒めて…」
詩帆は再び小声でリクエストした。
「…詩帆…お前の身体…スッゲー綺麗だぜ…胸も…腕も…脚も…全部綺麗だ…」
「そんな…詩帆恥ずかしいよ…えへへ♪」
祐一は詩帆の身体に舌を這わせ始める…
「んっ…あっ…あっ、あっ、あっ…んっ…きゃははっ♪くすぐったいよ〜〜おにーちゃん♪」
乳房を優しく揉みながら、首筋に舌を這わせ…
そして、硬くコリコリしてきた乳首に優しく吸い付く…
「んひゃあ♪あぁ…んっ♪おにーちゃん…赤ちゃんみたい♪」
「詩帆の胸…好きだぜ…俺…これくらいの大きさが…俺好きなんだよ…」
何とか詩帆の機嫌を損ねないように…
詩帆を優しい言葉で煽てながら、時が過ぎるのを待った。
「はぁあ…はぁあ…おにーちゃん…今度はねっ…詩帆の…大事な所…舐めて欲しいな〜♪」
そういうと、詩帆は羞恥心に震えながら股を開いていく。
そして、既に愛液でヌルヌルの秘部を晒した。
「ひゃぁああぁ…あっ、あっ、あっ…あんっ♪やだ気持ちいいよ…あっ、あっ…あんっ♪」
詩帆の割れ目にゆっくりと舌を這わせ…クリトリスを優しく嘗め回す…
詩帆の小股から漂う少女の香りに意識が朦朧とするような錯覚に陥りながら、
祐一は愛撫を続けた。
「はぁ、はぁ、はぁ…おにーちゃん…お願い…来て…」
詩帆は股を更に大きく開いた…
「お願い…おにーちゃんのおちんちん…詩帆の…詩帆のおまんこに…頂戴っ♪」
詩帆はあられもない格好とはしたない言葉に羞恥心がこみ上げてきたのか…
顔を両手で覆い、指の隙間から祐一を眺め、哀願した。
「…わかった…本当に…本当にいいんだな…」
「うん…いいよ…おにーちゃん…おちんちん…頂戴っ」
祐一は詩帆の腰を両手で支えると、ゆっくりとペニスを秘部に近づける…
そして、ゆっくり…ゆっくりとペニスを詩帆に当て、挿入し始めた。
「ひぁあ…あぁ…痛いっ…痛いよ…あっ!!」
以前にレイプされたとはいえ、まだ経験の浅い少女にとって男を受け入れる行為は苦痛だった。
しかし、詩帆の秘部は、ゆっくりと祐一のペニスを受け入れていく…
「はぁあ…はぁあ…んっ!!入ってくる…おにーちゃんが…入ってくるよ…んんっ♪」
詩帆の膣口はペニスを飲み込んでいき…やがて根元まで受け入れた。
「うっ…はぁ、はぁ…詩帆のまんこ…スッゲー締まる…何だこれ…」
あまりの締りのよさに、祐一は声をあげてしまった。
「はぁあ…はぁあ…いいの?そんなに…そんなに詩帆のおまんこ…いいの?」
「あぁ、良いぜ…スッゲー締まって…ヌルヌルで…はぁあ…あぁ…我慢できねーよ!!」
ゆっくりと腰を動かしはじめた祐一…
「あっ、あっ、あん♪あっ、あんっ♪気持ち良い?おにーちゃん気持ち良い?」
「はぁ、はぁ、はぁ…うっ…あぁ…気持ち良いぜ…はぁ…あっ!!」
詩帆の膣壁は、祐一のペニスをキュウキュウと締め付け、何ともいえない快感を与える…
次第に祐一の腰の動きは早くなる…
「あんっ、あっ、あっ、あんっ♪あんっ♪おにーちゃん凄いっ!!凄いよ!!詩帆も…詩帆も
気持ちいいよ♪動いてっ!!もっとおちんちん出し入れしてねっ♪」
何ともいえない快感に、祐一は夢中で腰を動かす…
「うっ…んぁあ…はぁ、はぁ、はぁ…詩帆…うっ…も…もうダメだ…詩帆…あああっ!!」
あまりの締め付けのよさに、祐一はあっという間に絶頂を迎え、詩帆の腹部に射精してしまった。
「はぁあ、はぁあ、はぁあ…おにーちゃん…詩帆のおまんこ…気持ちよかった?」
「ああ…最高だった…マジで…スゲー締まりで…気持ちよかった…」
思わず本音を語ってしまった祐一…
すると、詩帆は射精を終えたばかりの祐一のペニスに顔を近づける…
「はむぅ〜〜んちゅっ♪むふふ〜〜♪ほひーひゃんほ、おひんひん〜〜♪」
詩帆は精液まみれのペニスを咥えると、ちゅうちゅう吸い付き始めた。
その馴れない口での愛撫に、祐一は思わず噴出した。
「ぷっ…おいおい詩帆〜〜何だよそれ(笑)」
「ちゅぱちゅぱっ、ちゅっ、ちゅぱちゅぱっ♪」
なれない愛撫を一生懸命行う詩帆の頭を思わず撫でてしまった。
次第に祐一のペニスはムクムクと再び硬く大きくなり始め…
「ちゅぱちゅぱ…ぷはぁ〜〜!えへへ…おにーちゃんのせーえき、美味しかったよ〜♪」
笑顔を向けながら、詩帆は起き上がる…
「詩帆ね…おまんこの初めては…おにーちゃんにあげる事ができなかった…でもね…」
そういいながら、詩帆は四つんばいになりお尻を向けた…
「お尻…お尻の初めては…あげる事ができる…だから…おにーちゃん…詩帆の
詩帆の…お尻の処女…おにーちゃんに捧げたいの!!」
詩帆はお尻を祐一に向け…お尻の穴をヒクヒクさせながら祐一に哀願した。
舞衣ですら頼んでも嫌がりそうな行為…
その行為に興味津々の祐一は、欲望に負けてしまい…詩帆のお尻の処女を奪うことにした。
「んひぃいいいいいっ!!痛いっ!!ひぎぃぃぃいいっ!!」
詩帆のアナルにペニスを当て、強引に入れようとする祐一…
『これが終われば…俺は解放される…俺だけじゃなく…舞衣も…巧海も…』
心の中でもっともな理由をつけながら、まだ経験の無いアナルセックスの快感を味わおうと
強引にペニスを挿入しようと試みる。
「痛いっ!!痛いよ…おにーちゃん!!でも…詩帆…詩帆がんばるからっ!!」
四つんばいの詩帆は、目に涙を浮かべながら必死に痛みに耐える…
そして、祐一が挿入を試みて暫くして…
「ひぎぃぃぃぃ〜〜〜いっ!!あぁあああぁ…入っちゃったぁぁぁぁ〜〜〜ひいぃいいいっ!!」
詩帆のアナルに、祐一のペニスが強引に挿入された…
「あがががががぁぁああぁ〜〜!!あひぃい〜〜〜いいっ!!ちんちんが〜〜ちんちんがお尻に
はいっちゃったぁ〜〜〜♪お尻痛ぁあああああぁ〜〜〜い!!ひぎぃぃぃぃぃい!!」
涙を流しながら痛みに耐えると同時に、初めてを捧げた喜びに浸る詩帆。
詩帆のアナルから鮮血が流れ落ちる…
「おっ…うわぁあ…はぁ、はぁ、はぁ…ヤベっ…気持ち…よすぎる!!」
初めて味わう快感に、祐一は唸り声を上げる…
そして、痛みに呻き声をあげる詩帆を気にせず…祐一は腰を動かし始めた。
「はぁ!はぁ!はぁ!!詩帆…スゲーよ!!アナル…スゲー気持ちいいぜ!!」
「あひぃい!!あひゃぁああぁ〜〜!!あひぃい!!ひぎぃいいいっ!!あひゃぁああぁ〜!
ふひぃぃいいい〜〜!!詩帆も…詩帆も気持ちいいよぉ〜〜!!」
再び、あっという間に絶頂が近づいてきた祐一…
しかし、詩帆の口から返答に迷う言葉が…
「ひぎぃぃぃい!!ひゃひぃぃぃいいいっ!!ねえ、おにーちゃん!!詩帆の身体と…
舞衣さんの身体…どっちがいい?ひぎっ!!ひぎっ!!あひっ!!あひゃぁああ!!
詩帆の身体と…舞衣さんの身体…どっちが…おにーちゃん好み!!?教えて!!
詩帆に教えて欲しいのっ!!」
『ここで本音を言うと…この快感が中途半端な快感で終わってしまう…』
下心から…祐一は偽りの答えを言い放った。
「うっ…はぁはぁはぁ…ああっ!!はぁ、はぁ…し…詩帆…詩帆の身体が…一番だ!!
はぁはぁはぁ…うぁあ…はぁはぁ…舞衣の身体より…詩帆の身体の方が…俺好みだ!!」
「ひぎっ!!ひぎっ!!あひっ!!あひゃぁあ!!くひぃいいいいっ!!ほ…本当に!!?
詩帆嬉しいっ!!あっ…あれっ!!?詩帆の身体…おかしいよ!!?んひいぃいいいいっ!!
詩帆の身体…熱くなって…身体の芯が…熱くなって…フワフワしてきて…ひゃぁあああぁぁぁ〜
ダメダメっ!!お尻気持ちよくて…詩帆…詩帆飛んじゃうのっ!!あひゃああああああぁぁ
あひぃぃいいいいいっ!!詩帆溶けちゃうっ!!詩帆飛んじゃうっ!!!」
詩帆は始めてのアナルセックスにもかかわらず…これ以上ない快感に襲われながら
絶頂に達した…
「はぁはぁはぁ…ダメだ…俺も…俺も…あああっ!!詩帆!!出すぞ!!中に…あああっ!!」
祐一も絶頂を向かえ…詩帆の直腸内に大量の精液を放った…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
暫くして…
「シャワーありがとう、おにーちゃん…」
「…あぁ…」
身支度を整える詩帆…
「詩帆ね…今日のことは…一生忘れないから…今日はありがとう…おにーちゃん♪」
詩帆は最後にキュッと祐一に抱きついた。
舞衣を裏切った行為に後悔しながら呆ける祐一は、抱き疲れても無表情のまま…
「おじゃましました〜〜!!おにーちゃん♪またねっ!!」
笑顔でアパートを後にする詩帆…
『…しょうがなかったんだよ…』
詩帆と身体を重ねたことに後悔しながら、心の中で何とか正当化しようとしていた祐一。
『舞衣…本当に…ゴメンな…』
祐一は上半身裸のまま、寝室のベッドに横たわった。
その日の夜は、舞衣とほとんど会話を交わさないまま眠りに付いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おもろい
6日後…
4月7日 アパート
「ふぅ…ちょっと一息入れようかな〜〜♪」
お昼前…家事を一通り終わらせた舞衣は、リビングで一休みする。
今日はバイトが休み…
舞衣は日頃の疲れを癒すために、今日一日はゆっくり過ごすと決めていた。
「祐一が帰って来るまで…お昼寝しようかな〜〜って…何かあたし、
おばさんみたいなこと言っちゃってるわよね(笑)」
家事とバイト…借金返済…そして祐一の学生生活のサポート…
それぞれの両立は、決して楽ではなかった…
しかし、忙しいながらも充実した日々を送っていた舞衣は、今の生活に満足していた。
「って…はい〜〜っ!?もうお昼〜〜?」
リビングで紅茶を飲みながらテレビを見てくつろいでいた舞衣は、休日の時間の過ぎる早さに
驚きながら、昼食を作る為に立ち上がった。
「ふんふんふ〜〜ん♪」
鼻歌交じりに料理する舞衣。
見事な腕前…鮮やかな手捌き…
昨日の晩の余りものは、舞衣の手によって見事な料理に生まれ変わった。
「いただきま〜〜す♪」
一人昼食を済ませた舞衣は、リビングに寝転がる…
疲れが溜まっていたのか…
お昼のワイドショーを見ているうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後3時
舞衣は、突然鳴った呼び鈴の音に目を覚ます。
「…んんっ…誰か…来たの…?」
ゆっくり立ち上がった舞衣は、玄関に向かう…
「は〜〜い、どちら様ですか〜〜?」
ドアを開けず…ドアの向こうの訪問者に話しかける…
しかし…返答が無い…
「…誰も…居ないの?」
回覧板や普通の訪問者なら、ドア越しに挨拶の一言でもあるはず…
しかし、何の返答も無い…
舞衣は気にせずリビングに戻った。
しかし…舞衣がリビングに戻った瞬間、ドアの向こうの訪問者は悪戯に呼び鈴を連打した。
「ちょ、ちょっと!!何よ!!何の悪戯よっ!!」
舞衣は、近所の子供が悪戯に呼び鈴のボタンを連打していると思い、注意しようと
急いで玄関に向かった。
「ちょっと、待ちなさいよっ!!」
ドアを開けると…そこには誰も居なかった…
しかし…玄関に立つ舞衣の目の前…コンクリートの廊下に置かれた小包に目が留まった。
「何よ…これ…」
白い紙でに包装された、その小包を手に取る…
「何これ…鴇羽…舞衣様へ…はい〜〜っ!?これ…あたし宛てなの!?」
小包には、可愛い丸文字で 「鴇羽舞衣様へ 私立風華学園より」 と書かれてあり…
送り主の住所も名前も…何も書かれておらず…
「風華学園…う〜〜ん…巧海宛ての間違いじゃないの?」
舞衣は周囲を確認すると、その如何にも怪しい小包を室内に持ち込んだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リビング
心当たりの無い小包を開けると、中には薄い透明ケースに入ったDVDが一枚…
中に添えられていたカードには 「記念DVD」 とだけ書かれていた。
「記念?卒業生宛に届いたのかな…あっ、でも…あたし卒業してないし…」
舞衣はテレビ台の棚に置かれているDVDプレイヤーに目を向ける…
「…でも…懐かしいわね…風華学園…」
自身の学生時代を振り返る舞衣…
その風華学園で、明日から学園生活を送る巧海の事を思い出した。
「あたしが学園生活を送った校舎で…明日から巧海も学園生活を送るのよね…」
感慨深く当時を思い出しながら、舞衣はプレイヤーにDVDをセットする…
そして、リモコンの再生ボタンを押した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『…これって…どう見ても…うちの寝室よね…?』
あたしは、画面に映し出された光景を見て言葉を失った…
どうして…どうしてうちの寝室が…見間違い?いや…ちがう…
あのベッド…化粧台…タンス…
すべて同じもの…同じ配置なんてありえない。
やっぱり…うちの寝室なんだ…
「ちょっと…何よこれ…どういう事なのよ…」
言い様の無い恐怖が…あたしを襲う。
あたしが居ない間に…誰かがこの部屋に…
思わず周囲を見回した。
誰も…いない…いるわけない…
そして、画面に映った見覚えのある二人…
祐一…そして…詩帆ちゃん…?
「…嘘…でしょ…?」
あたしは、とにかく信じられなかった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
DVDは無常にも再生を続けた…
固定位置から撮影された、編集だらけの途切れ途切れの音声と映像…
詩帆が宿泊先のホテルで、映像編集ソフトを使用し…自分の都合の良いように編集した映像…
ホテルに篭り…数日かけて…持参したノートPCで不眠不休で編集したであろうDVD…
素人感丸出しの映像にも関わらず、舞衣はうまく騙されてしまった。
「詩帆…俺…お前の事が好きだ!!」
「詩帆も…おにーちゃんの事…大好きだよ♪」
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
「詩帆の胸…スゲーいいぜ…」
「詩帆…綺麗な肌してるんだな…」
「気持ちいいか?詩帆…」
「可愛いぜ…詩帆…」
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
593 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/25(土) 21:34:19.06 ID:HwBCvGDd
画面に映る祐一は、詩帆に優しい言葉をかけながら、優しく愛撫を続ける…
そして、その愛撫を幸せそうな笑顔で受ける詩帆…
舞衣は信じることができなかった…
しかし…次の瞬間、祐一の口から信じられない言葉が…
「はぁ、はぁ、はぁ…し、詩帆の方が良い!!詩帆の…詩帆の方が好きだ!!はぁ、はぁ
はぁ…詩帆の身体のほうが…舞衣よりも…舞衣よりも詩帆の方が好きだ!!ううっ!!」
その言葉を聞いた舞衣は、DVDプレイヤーの電源を切る…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「そう…なんだ…」
あたしはDVDの電源を切ると、暫く立ち上がることができなかった。
『舞衣よりも…詩帆の方がいいぜ』
その言葉が、あたしの頭から離れなかった。
考えられる限り、あたしに対しての最大の裏切り…
あたしは…許せなかった…
あたしたちは、普通の…ナンパや合コンで出会った普通のカップルとは違うと思うの…
祐一との出会いは、あたしにとって 「運命的な出会い」だったと思う…
いつも…あたしを支えてくれた…
絶望の淵で…あたしを助けてくれた…
そして…「どこまでもお供する」と誓ってくれた。
だから、これからは…あたしは祐一の進む道を全力でサポートしようとしていた矢先…
『どこまでもお供するぜ!!』
あの言葉は…何だったの?
今までの…あたしへの優しい態度は…ただの同情だったの?
アンタにとって…あたしって…何だったの?
「彼女」っていうアクセサリ?
安上がりな「家政婦」?
それとも…都合のいい…「やるだけの女」だったの…?
あたしは立ち上がると、身支度を整えた。
部屋着から私服に着替えると、鞄に少しの着替えを詰め込む…
身支度を整えると、あたしは置手紙を書く…
『さようなら 探さないでね 二度と会いたくないから』
そう書いた手紙をテーブルに置くと、その上にアパートの鍵をそっと置いた。
あたしは部屋の鍵もかけず、そっとアパートを後にした…
「ふぅ…これから…どうしようかなぁ〜〜」
あたしは、当ても無く歩き始めた…
本当に…これからどうしようかな…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜7時 アパート
「ただいま〜〜!!ふぅ〜〜〜今日も疲れたぜ!!」
補習授業とバイトを終わらせてきた祐一は、いつものように帰宅する。
「ただいま〜〜!腹減った〜〜!飯にしようぜ!!舞衣!!」
いつものように、祐一は舞衣の作る晩御飯を楽しみにしながらリビングに向かう…
しかし…今日はいつもと雰囲気が違う…
「あれ…舞衣…舞衣?まだ帰ってないのか…」
リビングに向かった祐一は、テーブルに置かれた置手紙を発見した。
「…何の冗談だよ…」
最初は冗談と思っていた祐一だが…
8時…9時…10時…
一向に舞衣は帰って来ない。
「…冗談…だよな…」
祐一は晩御飯も食べずに、ここ数日間を振り返った…
何も…舞衣を不快にする出来事は無かった筈…
そう思っていた矢先…「あの出来事」を思い出した。
「あれは…そんな事は…」
『あの出来事は、絶対にバレていない』
祐一は、そう信じていた…
結局…翌日の朝まで寝ずに待った祐一…
しかし、舞衣は帰って来ることはなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぶっちゃけ、元ソープ嬢の舞衣がそんなに怒れる事でもない気もするが、
身体しか自慢が無い舞衣にはキツかったんかねぇ
4月8日 風華町
朝6時30分 風華学園 男子寮
登校にはまだ早い時間…
巧海は既に起床し、登校の為の身支度を整えていた。
憧れていた風華学園高等部の制服…
その制服を、感慨に耽りながら着る巧海…
「今日から僕…高校生なんだよね…」
お部屋の鏡に自身を映し、制服姿の自分を鑑賞する。
「お姉ちゃんにも見て欲しかったな…僕の制服姿…」
整理整頓された部屋…
教科書や参考書がすべて整頓され並べられた本棚…
既に各教科の予習を済ませた様子が伺える数札のノート…
巧海が、どれだけ学園生活に憧れていたか…伺える光景だった…
見晴らしの良い高台にある男子寮…
春の朝日が差し込む窓から、外を眺める巧海…
「よしっ!!今日から頑張るぞ!!」
今日から始まる新しい学園生活に希望を膨らませながら、巧海は寮を後にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男子寮前
「よっ、巧海!!」
「あっ、晶ちゃん!おはよう!!」
待ち合わせしていた晶と合流した巧海は、晶の高等部の制服姿を初めて見た…
「晶ちゃんの制服姿…初めて見たよ…凄く似合ってる」
すると晶はたちまち赤面し、言葉に詰まった。
「巧海も…その制服…凄く似合ってるぜ…背も伸びて…本当に格好良くなったよな…」
照れながらモジモジと、初めて見る巧海の制服姿についての感想を述べた晶だった。
二人はまだ人通りの無い、桜並木の一本道を歩きながら会話する。
「そうだ、なぁ巧海!私デジカメ持ってきたんだ!写真、撮ってやるよ」
晶はシンプルで可愛いデザインのデジカメを取り出すと、笑顔で巧海を被写体にして構えた。
「うん…僕…晶ちゃんと一緒に写りたいな」
「ああ、良いぜ♪っていうか…誰かに頼むにしても…誰もいないしな〜〜」
まだ登校には少し早い早朝…辺りを見回しても誰も居なかった…
しかし…道端にあるベンチに目を向けると…寝転がる人の姿が…
「なぁ…あの人に…頼んでみるか?」
「えっ…あの人…まだ寝てるみたいだよ…何か悪いよ…」
二人は、新聞紙を被りベンチに寝転がる人物に恐る恐る近づく…
そして、声を掛けてみた。
「あの…すみません…ちょっといいですか?」
恐る恐るベンチに寝転がる人物に声を掛ける巧海…
「んん〜〜〜っ…あぁ…ふぁあ〜〜〜あ…あれっ…もう朝なの〜〜?」
被っていた新聞紙を払いのけると、ムクリと起き上がってきたのは…なんと女性…
栗毛色の髪の毛をポニーテールにまとめ…
ジャケット代わりの青いジャージの上着…その下は大胆なヘソ出しキャミソール姿…
そして、膝上20センチのタイトなミニスカート…
「ふぁあ〜〜あ…やぁやぁ…おはよう〜〜少年少女たち♪」
「って、何だよ…杉浦先生じゃん!!こんな所で何してるんだよ〜〜!」
呆れ顔の晶…
そう…ベンチで寝ていたのは、私立風華学園高等部の教師 「杉浦碧」だった。
「あっはははは♪実はさ〜〜夜中の3時までこの近くで飲んでてね、何だか家に帰るの
面倒になっちゃって(笑)そのままここで酔い潰れてたって訳♪」
バーボンの小瓶を懐から取り出すとベンチに置き、うんっと身体を伸ばす碧…
そして三度目の大欠伸を終わらせた碧は、巧海の姿に気づく。
「おやぁ〜〜?キミは…もしかして舞衣ちゃんの弟くんかなぁ〜〜?」
「はい、鴇羽巧海です…以前は姉がお世話になってたみたいで…」
数年ぶりに見る巧海の姿に、碧は目を輝かせる…
「うわぁ〜〜〜久しぶりだよね〜〜♪」
碧は巧海に歩み寄ると、頭の先からつま先まで…舐めるように視線を這わす…
「うひひっ♪背も伸びて…格好良くなったよね〜〜巧海くんっ♪」
碧は隙を突いて、巧海に抱きつく…
「あ〜〜ん♪私オヤジ趣味だけど〜〜これはこれで良いかも〜〜♪」
アルコール交じりの甘い息を吹きかけられながら、巧海は強引に抱きつかれ抵抗できない様子…
「うひひぃ〜〜♪オヤジもいいけど〜〜♪イケメンもいいかも〜〜♪うりうりぃ〜〜♪
おねーさんのナイスバディどうだぁ〜〜♪あぁ〜〜ん!もう私、浮気しちゃおうかなぁ〜〜♪」
教師という身分を忘れ、乱れる碧…
「ちょ、ちょっと先生!!離れろよっ!!巧海から離れろっ!!」
夢中で巧海から碧を離そうとする晶…
朝から騒がしい教師と遭遇したことに若干後悔した晶だった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから10分後…
「はい、チーズ♪」
レトロな響きの合図を口にすると、碧はデジカメのシャッターボタンを押す。
花盛りの桜の木の下で、仲良く並ぶ巧海と晶…
制服姿の笑顔の二人を撮影した碧は、デジカメを晶に手渡した。
「はいっ、晶ちゃん♪いい具合に撮れたと思うよ〜〜♪」
「はいっ、ありがとうございます!」
「おっと…そろそろ時間だ…っとその前に…ちょっと碧ちゃん、朝のお勤め済ませてくるから!!
二人は遅刻しないようにね♪」
そう一言言うと、碧は近くの公衆トイレに駆け込んだ…
苦笑いしながら見送る巧海…
「下品っ!!」と一言口にする晶…
いつの間にか時間は過ぎていて…辺りにも人通りが多くなってきた。
「よしっ、じゃ…行こうか♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高等部 玄関ロビー
ロビーには、それぞれの学年のクラス編成が書かれた大きな紙が張られていた。
「え〜〜っと、私は…3−Cだな…巧海は?」
「僕は…3−Aだね」
「あ〜〜そうか…クラス…違うんだな…残念…」
「残念だね…でも…僕、晶ちゃんと学園生活が送れるなんて…嬉しいよ…夢みたいだよ…」
クラスが別々になったことを残念に思いながらも、二人はそれぞれの教室に向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晶はくのいちとして殺人も辞さずだから下手に巧海に手を出すと詩帆は軽く
返り討ちされそうだ。考えてみりゃゲンナイの恨みもあるw
クラス別々だとはw展開がたのしみです!
詩帆は巧海たちの一歳上の筈。詩帆が大学見に行ってるなら
巧晶は高二ではなかろうか
しまった!!そうなのですか(笑)>学年
実は…舞衣ちゃんとの年齢差を考えると、巧海くんは高校生かどうかも怪しいのです(スミマセン)
二次創作ということで、大目に見てやってください(笑)
矛盾点だらけで本当にゴメンなさい〜〜!!
巧海君は療養中に猛勉強してすでに大検受かり、飛び級した、とかで無問題。
くのいち君はくのいち君で文化省からの書類偽造とかもお茶の子だろうしさ
再計算した
舞衣の退学時点で巧海は中三、現在それから二年強程度と思うので高三で良いと思う
つまり問題なのは詩帆なんだな・・ 足も悪かったし留年したとか
3−A 教室
若干緊張した面持ちで教室のドアを開け入室した巧海…
巧海を見た周囲の生徒が騒ぎ始めた。
「…!?お…おい」
「あれっ…もしかして…ほら…巧海じゃね?」
「あっ!本当だ!鴇羽だ!!」
久しぶりに見た巧海の姿に、男子生徒は盛り上がった。
「よう鴇羽〜〜!!久しぶり!!」
「久し振りだな!!中2の時以来だよな?」
「また病気で手術したとか聞いたけどよ、大丈夫だったのかよ?」
周囲から一気に話しかけられ、返答に困る巧海…
「みんな…久しぶりだね!!またみんなに会えて…僕…嬉しいよ!!」
懐かしい同級生たちとの再会に感激した巧海は、笑顔で答えた。
「あの時よ〜〜心配したんだぜ!また手術受ける為に海外に行ったって聞いてよ〜〜!!」
「今ここに居るって事は、もちろん手術は成功したんだよね?病気は完治したんだよね?」
周囲の男子生徒は、懐かしさもあって興味津々と言った表情で巧海に話しかける。
「うん、一応病気は治ったんだけど…まだ激しい運動はしちゃいけないって言われてるんだ…」
「…そうか…ま、その辺は気長に治して行けばいいんじゃね?」
「そうだ巧海、3年ですぐに引退だけど、部活とか考えてる?」
「あっ、もし良かったら…僕らの萌えアニメ研究会に!!」
「テメェ!!巧海をヲタクの道に引き込んでんじゃね〜〜よ(笑)」
教室に男子生徒たちの笑いが響き渡る…
男子の輪の外からは、女子たちの話し声が…
「鴇羽くん…格好良くなったよね〜〜!!」
「うんっ!!身長も伸びて…凄くイイ感じじゃない?」
「前は何か…可愛い系だったけど〜〜本当に雰囲気変わったよね〜〜」
遠巻きに巧海を見ながらソワソワしている女子たち…
そんな女子たちの反応にも、巧海は何となく気づいていた。
『僕は…皆に受け入れられている…僕は…皆に忘れられていなかった…』
自分を受け入れてくれた周囲の反応に、巧海は安心と自身…そして充実感を覚えた。
始業5分前…
「ふぅ〜〜ギリギリセーフ!!」
左右4本のテールを結った少女は、遅刻ギリギリに教室に到着した。
そして、少女はすぐに巧海の存在に気づいた。
「あっ、鴇羽くん!久しぶりだねっ♪」
遠巻きから見ている女子たちとは違い、屈託のない笑顔で無邪気に話しかける詩帆…
「あっ、宗像さん…おはよう、久しぶりだね」
詩帆と会話を交わそうとした時、ホームルームのチャイムが鳴る…
そして、3−Aの担任が颯爽と教室に現れた。
「は〜〜い♪みんな席に着いて〜〜!!」
席に着いた生徒たちの前で、自己紹介を始めた女性教師…
「みんな〜おはよ〜♪今日からこのクラスを担任する杉浦碧です♪碧ちゃんって気軽に呼んでねっ♪」
男子にも女子にも人気のある碧の登場に、クラスは盛り上がった。
「高等部の3年生!!皆にとっては、ここ…風華学園で送る最後の学園生活だよね。
皆が最高の1年を送れるように、碧ちゃん頑張るから、よろしくねっ♪」
「よろしくお願いしま〜〜す!!」
「よろしくね〜〜碧ちゃん!!」
碧の挨拶に対し、生徒たちもそれぞれ挨拶を返した。
「それと…もう皆も知ってると思うけど(笑)ウチのクラスに初日から
転校生が来てるんだけど〜〜♪巧海くん、自己紹介お願いね」
巧海は教卓の前に向かうと、生徒たちの方を向き自己紹介を始めた。
「中等部からの人たちは、お久しぶりです。高等部からの人たちは、初めまして。
今日から風華学園高等部に編入することになりました、鴇羽巧海です。
今日から1年間、よろしくお願いします!」
巧海の自己紹介が終わると、碧が付け加えるように話し始めた。
「知ってる子も多いと思うけど〜〜巧海くんは心臓の手術の為に、一度風華学園を退学したの。
それから独学で勉強して既に高認合格済み♪だけど、少しでも風華学園で高校生としての生活を
送ってみたかったのよね?だから、去年ウチの編入試験を受けたの。凄いのよ〜〜♪
なんと巧海くんは異例の飛び級合格を果たして編入してきました!!」
「マジで!!?スゲ〜〜じゃん!!」
「飛び級って…いきなり3年生って…今までに例がないだろ?」
「鴇羽くん、凄〜〜い!!」
異例の優等生に、周囲からは羨望の眼差しと歓声が向けられる。
そして、碧と巧海の自己紹介が終わると、教室に始業式が始まる連絡が流れた。
「さぁさぁ!!泣いても笑っても、学園生活はあと1年!!どうせ送るなら、楽しんで過ごそうね!!
今日から卒業式の日まで、学園生活を皆で盛り上げて行くわよ!!」
教室に生徒たちの若く張りのある歓声が響き渡った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
巧海君は健康上の不幸には苦労したけど、あまり人間関係で酷い目にあった
描写は無いし(あえて言えば姉と対立した奈緒に襲撃されたぐらいだが
多分あの時は何が起こってるか全くわかってない)、
突然詩帆の煮えたぎった悪意に晒されてどうなっちゃうのか
4月9日 午後6時
都内 某歓楽街
「ねえねえ、ちょっとあれ…見てよ…」
「ヤダ〜〜何あれ…」
「プッ…何あの女…恥ずかしい格好(笑)」
…あれ…あたし…何か注目されてる?
突然の雨…
あたしは傘もささず、雨にずぶ濡れになりながら人混みの中を歩く…
「おっ…あれ見ろよ!スゲーじゃん!!」
「うわぁ…乳でけぇ!!」
「てか、乳首透けてるよな…見せ付けてんじゃねーの?」
遠巻きから…すれ違う人たちから…あたしに向けられる言葉や視線が鬱陶しい…
…うるさいわね…さっきから…何言ってるのよ…
あたしはふと自分の胸元に視線を落として気付いた。
…あっ…いけない…あたし…ノーブラのまま出てきたんだ…
白いロングTシャツの生地はびっしょりと濡れ、あたしの身体にピッタリと張り付き、
あたしの身体の線をハッキリと曝け出していた。
白い生地から透ける肌の色…
ハッキリと分かる胸の形…
両胸につんと立ったピンク色の突起…
もう…裸と一緒よね…
あたしの姿を興味津々といった表情で眺める人たち…
まぁ…どうでもいいわよ…
雨に濡れようが…変な目で見られようが…今はもう…どうでもよかった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから何日経ったのかしら…
アパートを飛び出した後、あたしは当ても無く歩き続けた。
気の赴くままに歩き続け…
気がつけばこんな賑やかな街にたどり着いてたの。
煌くネオン…建ちひしめく雑居ビル…
街には帰宅途中のサラリーマンやOL…
そして学生や若い人たちでいっぱい…
っていうか…ここ…何処なの…?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
雨は降り続ける…
傘を差し、すれ違う人たちは、あたしに好奇の視線を向ける…
「わ…見てあれ…何か凄いよ〜〜!」
「ふんっ…よっぽど身体に自身あるんじゃない?見せ付けてるのよ…」
「あんな女がいるから…あたし等も変な目で見られちゃうのよね〜〜」
OL風の女の人たちから蔑みの視線を向けられると、少しだけ申し訳ない気がした…
「おいおい…あれ…誘えばヤラせてくれるんじゃねーの?」
「うわ、見ろよ!歩くたびに揺れてるぜ!マジ巨乳じゃん!!」
「おほっ!福眼、福眼!」
若い子からおじさんまで…男って…本当に馬鹿よね…
あ〜〜あ…もういいわよ…見たければ見ればいいじゃない…好きなだけ見れば…
何なら…今ここでTシャツ脱いであげようかしら…
あたしに近づく勇気も無いくせに…
「やぁ、こんばんは〜〜♪そこの綺麗な彼女♪」
あたしに直接話しかける度胸もないくせに…
「キミだよキミ♪ナイスバディで魅力的なキミ♪あれ…聞こえてる?」
遠巻きから…あたしの身体を盗み見して…影口叩いて…
「傘持ってないの?ずぶ濡れで大変だね♪よかったら傘貸そうか?」
まったく…鬱陶しいのよ…
「思い詰めた顔してるね〜〜何かあったの?俺でよければ相談に乗ろうか?俺暇だし(笑)」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
っていうか…さっきから…本当に鬱陶しい…
…誰…?誰なの…?
あたしは不意に声の聞こえる方を振り向いた。
大勢の通行人があたしを避けて通る中、あたしの近づいてきた男の人が一人…
「あれ〜〜?もしかして完全無視?あはは〜〜俺傷付いちゃうなぁ〜〜(笑)」
長身で、スーツを着崩した…ホスト系?っていうのかな…チャラチャラした感じの男の人は、
遠慮なしに話しかけてくる…
あ〜〜本当にうるさいわね…
あたしのイライラは溜まってくる…
「っていうかさ〜ぶっちゃけ、おっぱい丸見えなんだけどさ〜(笑)もしかしてそういうプレイ?」
あたしは思わず男の人の顔を思いっきり睨んでやった。
「うるさいわねっ!!ナンパなら他当たってくれない!!?」
すると…男の人の態度は一変する…
男の人は、あたしの顔をじっくり眺めると…何かを思い出したかのようにハッとした表情になり…
「あれっ!!?もしかして…鴇羽…鴇羽じゃね?」
っ!!?どうして…どうして…あたしの名前…知ってるの?
「ほらほら、俺だよ俺!!何だよ〜〜覚えてないのかよ〜〜!!」
知らない…こんなチャラチャラした知り合いなんて…いるわけ…
あっ…もしかして…
「…もしかして…大塩…くん?」
「正解〜〜!!嬉しいなぁ〜〜♪俺のこと覚えていてくれて!!」
あたしは思い出した…
『大塩 教くん』
中学生時代の同級生…
まさか…こんな所で出会うなんて…
「ってかさ、ずぶ濡れじゃん?良かったらさ〜〜俺ん家結構近いんだけど…来る?」
あたしはその言葉に迷った…
普段なら全然迷わず断るのに…
あたし…寂しいのかな…
「何か…深刻そうな顔してるし…良かったら…服乾かして、ちょっと話そうぜ♪」
「…いいの…?」
あれっ?あたし…何言ってるの?
こんな…中学生時代、素行不良で有名だった同級生に…あたし…ついて行くの?
ま…いいか…正直もう辛いし…
行く当てもないし…
大塩くんのお家で…休ませて貰おうかな…
あたしは無言で頷く…
大塩くんは笑顔を向けながら、馴れ馴れしくあたしの肩に腕を回してきた…
あたしは肩に回された手をじっと見つめる…
そしてあたしは…なすがままに…連れられ…
とある雑居ビルに入っていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
妙なチャラ男と出会う代わりになつきと偶然会うような運が無いのが舞衣だな
運もないけど判断力も無いよ舞衣は・・ 普通に千絵とアオイに頼ればいいじゃんか。
なぜに何の善意も期待できない第三者にわざわざ身を任せる?w
どうせまたレストランも辞めちゃうんだろ。石を暫く積み上げて、何かあると
全部崩してどっかへフラフラ行く。不幸の原因は部分的には自分のせいでもあるぞこれ
雑居ビルの一室
少し前までホテルか何かだったのか…
部屋にはベッドやソファーが並ぶ…
…薄暗く埃っぽい部屋…
「ふぅ…シャワーありがとう…」
濡れた服をシャワールームのハンガーにかけ、乾かす…
上は大塩に借りた男性用のカッターシャツ一枚…下はショーツという姿で大塩の前に現れた舞衣…
濡れた身体はシャワーのお湯で温まり、疲れや緊張は若干和らいだ様子…
「いいって、遠慮するなよ♪」
大塩は笑顔でそう答えると、キッチンから飲み物を運んで来た。
「あ〜〜悪い、飲み物ビールしか無かったんだけど、いいよな?」
グラスに注がれたビールを舞衣の前に差し出す大塩…
「…いいよ…ありがとう…」
グラスを受け取ると、ビールをゆっくりと飲み始める舞衣…
約2日間殆ど飲まず食わずで歩き続けた舞衣は、すぐにビールを飲み干した。
「おお〜〜っ!!いい飲みっぷりだねぇ〜〜!!ささ、もう一杯!!」
その「少し変わった味」のビールを再び飲み干す舞衣…
久しぶりのアルコールに、舞衣の頬は紅潮し始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
繁華街には多くの雑居ビルが立ち並ぶ…
その中でも一際古く…1,2階には「テナント募集」の張り紙が張ってある人気の無い4階建ての雑居ビル…
その廃墟のようなビルの4階に案内された舞衣…
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
「はぁ!!?マジで!!?それ絶対別れた方がいいって!!いやマジ別れた方がいい!!」
久しぶりに再会した中学生時代の同級生との会話は、いつの間にか舞衣の身の上話に…
酔いが回った舞衣は、若干緊張が解れたのか…自分の今の状況を語り始めた。
「彼氏が他の女とヤッてるの目撃しちゃったらさ〜〜普通別れるっしょ!!?」
大塩は舞衣の感情を煽り立てるように言葉を発する…
「ヒック…だから…あたし…別れるためにアパートを飛び出して来たんだから…」
大塩は思わずイヤらしい笑みを浮かべる…
「でもさ〜〜どうせ行く当てとか無いんだろ?もしよかったらさ〜〜暫くここで暮らせばいいんじゃね?」
大塩の突然の言葉に、舞衣は戸惑いを見せる…
「遠慮しないでいいって(笑)どうせここ家賃タダだし、結構広いし…」
戸惑う舞衣の表情を見た大塩は、言葉で舞衣にトドメを刺す…
「あっ、もしかして〜〜彼氏の事、忘れられないとか?今すぐ戻って仲直りしたいとか?」
その言葉は、酔った舞衣の神経を逆撫でした…
「そんな訳ないでしょ!!絶対…絶対に帰らない!!暫くお世話になるから!!」
大塩は再びイヤらしい笑みを浮かべた…
「う〜〜ん、やっぱり…彼氏の事忘れられないんだ〜〜鴇羽…」
そういって、大塩は引き出しから何かを取り出す…
「あのさ…嫌な事とか…一気に忘れる事ができる…いい物があるんだけどさ〜〜」
「んっ?いい物〜〜?高いお酒飲んでぱ〜〜っと忘れちゃえって事?」
「いや…そうじゃなくて…へへっ…もっと凄い物だって…」
大塩がテーブルの上に出したものは…
注射器…そして、パケ(小さいビニール袋)に入った白い粉…
酔いが回っていた舞衣も、大体どんなものかは理解できた。
「はいいっ!?ちょ、ちょっとこれ…クスリ…よね?ま…麻薬…とか?」
「あはは〜〜大丈夫大丈夫!!ヤバイ薬じゃないって(笑)合法ドラッグって知ってる?」
「合法…ドラッグ…?」
「そう、合法ドラッグ!これってさ、普通に薬局とかで売ってるんだぜ、知ってた?」
酔った舞衣に、言葉巧みに説明する大塩…
「ビタミン剤にカフェインが少し混ざってるような物なんだけど〜〜ま、点滴みたいなものだって」
そういいながら、大塩は注射器に水と白い粉末を注ぐ…
そして、舞衣の目の前で自ら注射して見せた。
「俺もさ〜〜嫌な事とかあったら使うんだよね♪もうストレスなんてフッ飛んじゃうぜ♪」
注射を済ませた大塩は、多少頬を紅潮させながら気分よさそうな笑みを浮かべた。
「ほら…鴇羽…気分良いぜ…嫌な事…忘れられるぜ…」
大塩は再び水と粉を注射器に注ぐと、その注射器片手に舞衣の隣に座る…
「鴇羽も…嫌な事…これで忘れちゃえよ…」
注射器を舞衣の腕に近づけると…やはり恐怖心があるのか…舞衣は腕を隠す…
「何だよ〜〜気分良いんだぜ〜〜♪イヤな元カレの事なんか…すぐに忘れられるぜ…」
「でも…やっぱり…クスリは…」
「あっ、やっぱり…帰ったほうがいいんじゃね?やっぱり…彼氏に土下座でもして…謝って…」
「じょ…冗談じゃないわよっ!!」
舞衣は逆上した勢いから、大塩に腕を差し出す…
「打って頂戴!!注射!!ほらっ!…あたしも…嫌な事忘れたいの!!」
大塩は心の中でほくそ笑みながら、シミひとつ無い舞衣の綺麗な腕に注射器を近づける…
そして舞衣の静脈に、ゆっくりと注射針を刺す…
「んっ…っ!!」
アルコール消毒なしの…いきなりの痛みにピクンと身体を震わせた舞衣…
そして…次の瞬間…
「ふぁああぁぁぁあ…あぁあ…何…何これ…はぁあ…はぁあ…」
初めての薬物使用は、舞衣の身体…意識…感覚に強烈な快感を与えた…
「身体が…身体が…フワフワ…はぁあ…はぁあ…あぁ…身体が…熱い…火照って…はぁ、はぁ…」
身体中を紅潮させながら、全身に玉のような汗を浮かべ始める…
心地よい浮遊感…爽快感…そして、何ともいえない開放感が舞衣の気分を昂らせる…
「はぁあ、はぁ、はぁ…あ、あはは…凄い…これ凄い…あはは…あはは♪」
『堕ちた』
大塩は心の中でそう呟き…ほくそ笑んだ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アホやな
詩帆に足を引っ張られてるのは仕方ないとしてもなぜ毎回いちいち
一番深い穴に落ちることを選ぶのかこの女はw
「あはははっ♪何これ凄〜〜い!!はぁあ、はぁあ…フワフワして…飛んでる感じィ?」
初めて味わうトリップ感に、舞衣は歪んだ笑顔を浮かべ歓喜の声をあげる…
「はっ、はっ…はぁああぁぁぁ〜〜〜♪あぁあ♪あははっ♪はぁあぁぁ♪気持ちいいぃぃ♪」
焦点の定まらない視線…そして、思わぬ快感に痙攣を起こす身体…
舞衣の身体は、初めての薬物使用に異常な反応を示した…
「あははっ♪楽しい〜〜♪あははっ♪何か凄く楽しいしぃ〜〜♪」
ソファーから立ち上がった舞衣は、おぼつかない足取りで数歩前に出ると、
手をひらひらさせながら…まるでフラダンスのような振り付けで踊り始めた…
「はぁあ、はぁ、はぁ…ふんふんふぅ〜〜ん♪らんらんららん♪あははははっ♪」
壊れた笑顔を浮かべながら踊る舞衣を目の前に、大塩もビールを飲み始めた。
「いい女に旨い酒!!いいねぇ〜〜へへっ♪」
ソファーに座り…舞衣を見ながら笑う大塩…
「鴇羽〜〜スゲー汗じゃん、暑いんなら脱げよ♪スッポンポンで踊って見せろよ〜〜♪」
「ヤダえっち〜〜!!あはははっ♪でも〜〜暑いから脱いじゃうね〜〜♪」
舞衣は腰をくねらせ踊りながら、男性用のワイシャツのボタンを外し始める…
「あはははっ♪ちょっとだけよ〜〜ん♪あははははっ♪」
一つ一つボタンを外していき…恥じらいも無く躊躇せず…舞衣は大塩の前で上半身を晒した。
紅潮しピンク色に染まった肌…
そのピンク色の肌に浮かべる玉のような汗…
そして、大きくても垂れることなく形を保つ見事な乳房…
少し動けばユサユサと揺れ動く大きな乳房を、大塩に見せつけながら…舞衣は踊る…
「あはははっ!やっぱ鴇羽って巨乳だったんだな!!」
「やっぱって何よ〜〜!!」
「何って、そりゃ〜〜アレだよ!中学生の頃からさ、鴇羽の胸ってデカかったじゃん?
だからさ〜〜鴇羽の胸って、野郎共の注目の的だったんだぜ!知ってた?」
「ヤダっ!!男子サイテー(笑)あははははっ♪」
普段の舞衣なら嫌悪するような会話も、薬物によって正常な判断力を失った今、
笑い話として受け入れる…
「デカいけどさ〜〜形いいし、乳首も綺麗なピンク色じゃん?ってかさ、何カップ?」
「はいぃっ!?普通そんな事聞くかな〜〜(笑)Fカップだけど〜〜中3の頃はEカップだったのよね〜〜(笑)」
「中3でEあったのかよ!!やっぱ凄かったんだな〜〜でもさ、鴇羽の裸見れるなんて、マジ俺得じゃね?」
「あはははっ♪同級生に自慢するつもりなの〜〜?」
「当たり前じゃん!!ぶっちゃけ鴇羽とヤリたいって奴、結構居たんだぜ(笑)」
「あっ…あたしと…ヤリたい…」
「体育の時間とか、マジで乳揺れジックリ見てた奴とか居たし(笑)」
「はぁ、はぁ…あたし…結構…見られてたんだ…」
「えっ、知らなかったとか?とりあえずさ、鴇羽は3年3組のオナペット一位だったんだぜ(笑)」
「オ…オナ…ペット…はぁ、はぁ…そんな目で…あたし…」
自分の身体を男子生徒がチラチラと見ていた事を、舞衣は知っていた…
男子生徒どころか、教員からの視線も感じていた…
しかし、直に言葉として聞くと、何ともいえない羞恥心が込み上げて来る…
「あたし…はぁ、はぁ…エッチな目で…見られて…はぁ、はぁ…」
羞恥心が込み上げ…気持ちが昂り…
舞衣はソファーに座ると、両手でその大きな乳房を持ち上げ、ゆっくりと揉み始める…
「あっ…あぁ…あんっ…あっ…ダメぇ…手…止まらない…はぁ、はぁ…」
興奮を隠せず、自らを慰め始めた舞衣…
その姿を特等席で眺める大塩…
「あっ…あたしと…ヤリたい…」
「体育の時間とか、マジで乳揺れジックリ見てた奴とか居たし(笑)」
「はぁ、はぁ…あたし…結構…見られてたんだ…」
「えっ、知らなかったとか?とりあえずさ、鴇羽は3年3組のオナペット一位だったんだぜ(笑)」
「オ…オナ…ペット…はぁ、はぁ…そんな目で…あたし…」
自分の身体を男子生徒がチラチラと見ていた事を、舞衣は知っていた…
男子生徒どころか、教員からの視線も感じていた…
しかし、直に言葉として聞くと、何ともいえない羞恥心が込み上げて来る…
「あたし…はぁ、はぁ…エッチな目で…見られて…はぁ、はぁ…」
羞恥心が込み上げ…気持ちが昂り…
舞衣はソファーに座ると、両手でその大きな乳房を持ち上げ、ゆっくりと揉み始める…
「あっ…あぁ…あんっ…あっ…ダメぇ…手…止まらない…はぁ、はぁ…」
興奮を隠せず、自らを慰め始めた舞衣…
その姿を特等席で眺める大塩…
『へぇ…意外…鴇羽って…こういうので興奮するんだ…』
強気な舞衣の意外な弱点…大塩は舞衣を弄ぼうと、次々に言葉を浴びせ始めた。
「体育の時間さ〜〜マジで乳揺れ凄かったよな〜〜!!みんな見てたぜ(笑)」
「更衣室覗かれてたの知ってた?」
「水泳とかさ〜〜健康診断、修学旅行の風呂の時間とか、いつも男子の間で名前が出るのって、
鴇羽だったんだぜ(笑)てか、教師まで話してたよな〜〜(笑)今頃鴇羽は〜〜って(笑)」
「俺らの不良仲間、居ただろ?あいつ等全員で…いつか鴇羽をレイプしちゃおうぜとか、
体育倉庫で犯そうぜとか計画立ててたりして…懐かしいよな〜〜(笑)」
中学生時代の…同じクラスだった男子たちのエピソードを聞かされ、興奮はさらに高まる…
「はぁあ、はぁ、はぁ…あぁあ…そんな風に…あたし…見られて…あんっ♪」
我慢できなくなった舞衣は、ショーツを脱ぎ捨てると、既にヌルヌルに濡れたあそこを弄り始める…
「ひぁあ…あぁ…んんっ♪恥ずかしい…恥ずかしいのに…こんなに濡れて…気持ちよくて…」
高等部以来…暫くしていなかった自慰行為…
その自慰行為自体に興奮を覚えた舞衣は、恍惚とした表情を浮かべながらクリトリスを優しく擦る…
「あっ、あっ、あんっ♪あんっ、あっ、んっ♪クリ…気持ちいい♪あっ、あっ、あんっ♪」
大股を開き、恥じらいも無く…すべてを曝け出し、自慰行為に耽る…
左手で乳房を揉み…乳首を摘み弄り…
右手でクリトリスを擦る…
ドラッグの効果もあり、舞衣はすぐに絶頂が近づいてくる…
「あっ♪あっ、あんっ♪はぁあ、はぁあ…あんっ♪もう…もうイッちゃうっ♪んんっ♪
気持ちいいっ♪恥ずかしくて…はぁ、はぁ…クスリ…気持ちよくて…あんっ♪ダメダメっ♪
見られてるのに!!見られてるのにイッちゃうっ♪イクイクイクっ♪んんん〜〜〜っ♪」
全身がフワフワになり…身体をビクンビクンと震わせながら…舞衣は絶頂に達する…
「はぁあ、はぁあ…はぁ…あれ…あれ…おかしい…まだ…身体が…」
絶頂を迎えた後も…舞衣の身体が…精神が…満足していないのか…
身体の火照りは収まらず…
舞衣は再び自慰行為を始めた…
「あっ、あっ、あんっ♪あっ、あんっ♪ダメよぉ〜〜全然ダメなの〜〜!!
あっ、あんっ♪はぁ、はぁ…やっぱり…オナニーじゃダメなのっ!!
ちんちん…おちんちん頂戴っ!!お願いっ!!大塩くんっ!おちんちん…
大塩くんのおちんちん…あたしのマンコにじゅぷじゅぷして欲しいのっ!!」
大塩は、やれやれといった表情で立ち上がると、ズボンのポケットから携帯を取り出す…
「しょうがねーなぁ…俺のちんぽ…欲しいんだ…鴇羽…」
「うんっ♪頂戴っ!!おちんちん頂戴っ!!お願いっ!!もう身体が疼いて…変になっちゃいそうなのっ!!」
我慢できない舞衣は、大塩に哀願する…
頬を紅潮させ、潤んだ瞳で見つめる舞衣…
しかし、大塩はそんな舞衣に容赦ない…
「じゃさ、とりあえず〜元3年3組男子の皆へのサプライズに協力してくれたら…」
そういって、大塩は携帯を舞衣に向け…動画を撮影し始めた。
「よ〜〜し、じゃ、鴇羽、今から撮影するからさ〜〜オナニーしてよ♪」
「はぁ、はぁはぁ…はいいいっ!?撮影?そんな…恥ずかしいわよ…」
ドラッグで正常な判断を失った舞衣…しかし、わずかに羞恥心が残っていたのか…
撮影という言葉に、思わず躊躇した。
そんな舞衣の気持ちも気にせず…大塩は舞衣の耳元でコソコソと呟く…
「はいぃっ!?そんなの…そんなのイヤよ…恥ずかしくて…できるわけ…」
「あ〜〜そうか〜〜じゃ、ずっとオナニーでもして我慢しとけば?俺、気分乗らないし?」
身体の疼きが止まらない舞衣をコントロールする大塩…
「わっ、分かったわよっ!!分かった!!する!!だから…お願い…はぁ、はぁ…」
景気付けに、大塩はもう一本…舞衣にドラッグを注射する…
そして、中学時代の元同級生男子たちに向けての「サプライズ」撮影が始まった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「はぁあ、はぁあ…○○中学、元3年3組のみんな〜〜♪お久しぶり!!」
全裸で大股を開き、いやらしい表情を浮かべた舞衣は、笑顔で挨拶する…
「みんな〜〜あたしの事、覚えてる?出席番号22番、鴇羽舞衣で〜〜す♪」
大塩の要求通り…満面の笑顔で挨拶する…
「はぁ、はぁ…みんな、あたしの事見て、毎日興奮してたんでしょ?あたし知ってるんだからっ♪」
「あたしの裸見ようとして先生に怒られた男子…あたしの着替えを覗こうとして怒られた男子…
修学旅行のお風呂を覗こうとして丸坊主になった男子…それに、毎日あたしの裸を想像して
オナニーしてくれてた男子♪毎日誘惑しちゃってて本当にゴメンね♪」
舞衣は両手で乳房を持ち上げ…柔らかい乳房に指を食い込ませ…舌をペロッとだしエヘッと
小悪魔的な笑顔を見せる…
「今まで誘惑しちゃったお詫びに〜〜あたし、「3年3組男子のオナペットナンバー1」の、
鴇羽舞衣が、全裸でオナニーショーを配信しちゃいま〜〜す♪みんな〜〜あたしの裸…
あたしの…おっぱいとか…おまんことか見ながら…いっぱいオナニーしちゃってねっ♪」
笑顔でそういうと、舞衣は撮影されているにもかかわらず…激しいオナニーを始めた…
「あんっ♪あんっ、あんっ♪おっぱい気持ちいいっ♪あんっ♪みんな〜〜♪あたしの胸、
見てたんでしょ〜〜?はぁあ、はぁあはぁ…あたしの胸を想像しながら…おちんちん
シコシコしてたんでしょ〜〜?あはははっ♪見てみて〜〜♪これが〜〜オナペットナンバー1
鴇羽舞衣ちゃんのおっぱいとおまんこで〜〜す♪あははははははっ♪」
身体を見せ付けるように…舞衣は自慰行為を続ける…
同級生たちに裸を見られていることを想像する舞衣…
言いようの無い羞恥心…そして、何とも言えない背徳感…
様々な感情が、舞衣を再び絶頂へと導いた。
「はひぃぃい♪イッちゃうっ♪イクイクっ♪おっぱいも、おまんこも気持ちよくて♪
あたしイッちゃうのっ♪はひぃ♪あひぃ♪あっ、あっ、あっ♪見られながら…
あたし皆に見られながらイッちゃうっ♪もうダメっ♪みんなも…皆もおちんちん
シコシコしてイッてねっ!!携帯の画面越しに…あたしに…ドロドロでクッサい精液
いっぱいかけて頂戴っ♪ひゃひぃぃぃいいもうダメっ♪イクっ!!イクイクイクっ!!
イッちゃうっ♪あひぃぃいいいいいぃ〜〜〜っ♪」
全身をビクンビクンと痙攣させながら…舞衣は絶頂を迎えた…
「はい、カ〜〜ット!!オッケ〜〜いい動画撮れたぜ(笑)」
大塩は携帯を閉じると、残っていたビールを一気に飲み干した…
絶頂を向かえぐったりとしていた舞衣は起き上がる…
「はぁあ〜〜はぁあ〜〜やっぱり…やっぱり…疼きが止まらない〜〜〜!!」
目に涙を浮かべながら、大塩の脚に縋り付いた。
「やっぱりダメよぉ〜〜おちんちんじゃないとダメよ〜〜!!お願い〜〜!!
頂戴っ!!大塩くんのおちんちん…マンコに頂戴〜〜!!ぐすっ、ぐすっ…」
初めての薬物使用により精神が不安定になってしまった舞衣は、ついに泣き出し…
大塩に泣き縋る…
「ま、しょうがねーな…約束だし?」
そして、大塩は舞衣を四つんばいにさせると、自らズボンを下ろし…硬く勃起したペニスを取り出す…
「俺さ〜〜女には不自由してないんだけど…しょうがないか…人助けだと思ってしてやるよ(笑)」
大塩は四つんばいになった舞衣のあそこに、ゆっくりとペニスを当て…一気に挿入した。