こちらは咲-saki-を題材としたエロパロ創作の為のスレです。
※投下される方へ
あ).オリキャラ有り等の理由で人を選ぶ作品を投下する場合には
必ず本編投下前に注意書きとして明記し、NG指定推奨の単語等を提示して下さい。
い).エロパロ板では1レスあたり、最大約2,000文字(4KB)、最大60改行、1行最長128文字が基準になっています。
う).総書き込み容量は500KBとなっておりますので、総書き込み量が480KBを超えた後に最初に書き込む人は、スレ立て宣言をした後、新スレを立てて下さい。出来ない場合は、その事を書いてその次の人に引き継いで下さい。
え).書き込み件数は
>>1000レスまでです。
>>980レスを超えた後に最初に書き込む人は、スレ立て宣言をした後、新スレを立てて下さい。出来ない場合は、その事を書いてその次の人に引き継いで下さい。
【共通】
1)こちらでは男女カプのSS、妄想補完を優先とします。同姓ものについては専用スレの利用を推奨しています。
但し、こちらでの百合ものの投下の禁止はしていません。
2)苦手なネタやジャンル、趣味との不一致等はスルーやNG指定でご自衛下さい。
「禁止しろ」「やめろ」「他のスレに行け」などの書き込みは、禁止します。また、そのような書き込みに対しては、荒らし行為として、スルーやNG指定を行ってください。
【それぞれの住人へのお願い】
(読む人)
書き込む前にリロード、過剰な催促をしない、好みに合わない場合は叩かずにスルー、
荒らしはスルーマジレスカッコワルイ、噛み付く前に専ブラであぼーん、特定の作品or作者をマンセーしない
sageる。ageは荒らしとみなします。
(書く人)
書きながら投下しない(一度メモ帳などにまとめ書いてからコピペ投下推奨)、
連載形式の場合は一区切り分まとめて投下する、投下前に投下宣言&投下後に終了宣言、
誘い受けしない(○○って需要ある?的なレスは避ける)、
初心者を言い訳にしない(却ってスレが荒れます)、
内容が一般的ではないと思われる場合も閲覧注意を呼びかけること、感想に対してのレスは控え目に、
作品か意見の区別上、投下時以外のコテは非推奨。
sageる。ageは荒らしとみなします。
高速の2ゲット
1乙
これは乙じゃなくてアイスラッガーうんぬん
新スレ祝いに一つ……
【ブラック京太郎】
「やだっ。い、痛い、痛いしっ」
京太郎は、瞳を冷酷な色に染めたまま、華菜の背中をしっかりと抱き、ズッズッズッと規則的に腰を打ちつけてくる。
挿入時に増して、律動は苦痛だった。
「いいぜ。もっと暴れろよ。そのほうが気分が出るからさ」
京太郎は冷たい口調で言った。
華菜の手首の拘束をほどいてくれたのは、『暴れたほうが気分が出る』からだったのだ。
――私、間違っちゃったのかもしれないな……。
京太郎がなんとなくいい人そうに思えた華菜。
だが、耳に心地よい言葉は、今まで自分を騙すための演技だったのかもしれない。
――バカだ、大バカだ。私って本当にバカだし!
「いやだあああっ。やだよぉ。やめてよぉ!」
華菜は顔を歪めてすすり泣いた。
腰は割れそうに痛いし、割れ目の中は火でもつけられたようだ。
快感などカケラもない。
京太郎は口元を歪ませながら、痛む傷口をさらに蹂躙するような執拗さで、腰を打ちつけていく。
「許して……お願いだし、も、もうやめて欲しいしぃ!!」
華菜は腕を振りまわし、京太郎の胸を押しかえして暴れる。
殺されるのではないかという恐怖と苦痛で縮みあがった膣内が、よけいに京太郎のペニスの大きさを感じてしまう。
「痛いっ、痛いし、やだっ、やだよぉ!助けてぇ、キャプテン!」
「いいぜぇ、泣けよ!もっともっと、俺を楽しませてみせろぉ!」
京太郎は華菜の悲鳴に満足するように腰を振り続けた。
「くっ…」
「あっ…や、やだっ」
京太郎は和の溢れそうな胸にペニスを挟み、必死に腰を打ち付けた。
ぐちゅっぬるっぐちゅっぬるっ
「和…きもちいっ…さ、さいこー、いいっいいっいいっ」
「やらっ…はぐゅっ、んぱぁ…んぶっ…んぶっ」
強引に口の中を蹂躙され、和はきつく目を閉じた。
宮永さん…
思い出すのは愛しい人の笑顔。
「くっ、でるっでるっおはぁっ」
「んぶっ、んぶぶっ…んん゛ーー〜っ…げほっけほっ…じゅるる…じゅるる…こくん」
口の中で京太郎が弾け和は咲の笑顔を思いながら懸命に飲み込んだ。
自分が京太郎に身体を差し出さなければ今頃は咲が…
「い、いつもみたいに言ってくれよ。の、のどかぁ」
「は…はひ…き、京太郎さんの…お、おちんちん…大好き…です。今から綺麗に…しますね」
「くぁっ…の、和ぁ…最高…大好きだぁ」
女の子みたいに喘ぎ、優しく和の頭を撫でて身を委ねる京太郎。
なんだか少し…可愛い
頭に浮かんだのは信じられない感情。
和はそれを否定する様に懸命に京太郎のペニスの掃除を始めた…
「っ…」
「や、柔らかけ〜」
今日も京太郎は和の胸を両手で揉み扱いていた。
和は時折り、嫌悪感を上回る恍惚を必死に否定したくて目を閉じた。
しかしそこに浮かぶのは咲の笑顔ではなくて…。
「うわっ」
「きゃっ」
その日、京太郎と和がぶつかったのは偶然だった。
床に散らばる互いの荷物。
「わ、悪い…」
「いえ」
何故か顔を赤らめた京太郎も珍しい事ではなかったので、和は冷静に荷物を拾っていく。
咲へのラブレターを見るまでは。
「あっ」
「!?」
京太郎が慌てて「それ」をバッグに隠した。
和は言い様のない不安に襲われた。
身体が震えて視界が歪む。
咲が京太郎に汚される映像が生々しく拡がって…。
「須賀くんっ」
「は、はいっ」
「好きですっ」
「はいっ?」
和は脊髄反射的に京太郎への愛を告白して二人の関係は始まった。
「の、和…いいか?」
「は…はい」
いつもの様に胸を顕にし、京太郎が赤ん坊の様にそこに吸い付く…
ちゅぱ…ちゅぱ…ちゅううう…ちゅぱ…
「っ…は…はぁっ」
「んっ…の、和ぁ…和ぁ…んちゅっ」
穢らわしい。
こんな事を須賀くんが宮永さんにするなんて耐えられない。
和は憎しみを絞り出す様に京太郎を睨み付けた。
「和ぁ…」
「あっ…や、あんっ」
片方の乳首を吸われ、もう片方を指先で擦られ、和は自分でも信じられない声を出した。
「んっんっんっんちゅ、んぱっ」
「あっ、や、やんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あはっ」
信じられない。
こんな…こんな情けない声を出すなんて。
「和…可愛いよ」
「っ…みないで…みないでえっ…ああああああンっ」
海老反りになって震える和…。
愛しさから抱きしめた京太郎を強引に押し退けて、和は走って家まで逃げた。
汚い!汚い!汚い!
和は泣きながらシャワーを浴びて全身を強く擦った。
あんな…あんな声を出すなんて…あんな…あんな悦ぶなんて…
「っ…おぇっ…っげほっ…お゛え゛えええええっ」
和は溢れる嫌悪感から浴室で吐いた。
「はあ…はぁっ…はぁっ…大丈夫、大丈夫よ。私がやらなければ宮永さんがこうなった…大丈夫…宮永さんは綺麗なままです…」
和は必死に浴室で自分に言い聞かせていた。
「の…和…」
学校に一人取り残された京太郎は、和の温もりが残る指を握りしめ、自分を殴った。
付き合い始めてから自分は和の身体をいやらしく触っていただけじゃないか。
「もう、和には触らない。これからは清く正しい男女交際をするんだっ」
誰もいない教室で京太郎は固く夕日に誓った。
GJです
しかしながら次からは書きためてから、投下してくだされ
GJです
続くんですよね?続くんでしたらぜひ頑張ってください
14 :
咲×京太郎:2010/03/14(日) 22:19:37 ID:vDI7N54o
「あ、あっ、もう――」
京太郎が切羽つまった状況を伝えると、咲は手の動きをとめ、きょとんと首をかしげた。
「どうしたの、京ちゃん?」
「あの、もう、出るから……」
「あ、精液が出そうなんだね」
にぱっと笑みをこぼし、咲は手筒の上下運動を再開させた。
「いいよ、出して」
射精間近と知って、咲の手コキがリズミカルになる。
もはや我慢も限界。
下半身が気怠く痺れ、京太郎の腰が自然にうねりはじめた。
「あ、いく」
一瞬目の前が真っ白になり、腰椎が蕩ける。
そして尿道を熱い滾りが貫いた。
びゅくんッ!!
しゃくりあげたペニスから、濃厚な白濁液が糸を引いてほとばしる。
「わッ!」
驚いて悲鳴をあげた咲が、パッと手を離した。
「あ、そんな――」
これからというところなのに、このままでは快感が立ち消えになる。
せっかくのオルガスムスを無駄にしてなるものか。
もっともっとと脈打つ肉根を、京太郎は自ら握り、猛然としごいた。
快美が背骨を走り、呼吸がとまる。
とぴュッ、びゅるッ、だくンッ――。
青臭く粘っこいものは、これまで経験がないほど多量に噴出した。
ほとんどはすぐ前にいる咲にかかり、全開になった胸もとをヌメヌメと彩る。
「あ、すごい」
射精の様子を、咲は驚嘆の面持ちで観察した。
「はぁ、はぁ……」
息が荒ぶる。
疲労を伴った快感の名残にひたり、京太郎は肩を大きく上下させた。
「へえ、これが精液なんだ。すごく飛ぶんだね」
特に嫌悪は感じていないらしく、咲は自身の肌を汚したものを指ですくい、しげしげと観察した。
投下が増えたのは嬉しいけどなんだろうこの生殺し
続きor完全版を期待したいところです。
17 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 01:07:30 ID:erVg4cYt
>>11の続きです。
エロ要素少なめですが投下しますm(_ _)m
18 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 01:12:48 ID:erVg4cYt
誰もいない部室で互いの肉がぶつかる音が響く。
「や…んっ、んあっ、しゅ、しゅがくっ…あおぉっ」
「和っ、和っ…のどかぁっ」
後ろから和を組み敷いた京太郎が必死に腰を打ち付け果てた。
「…はぁっ…はぁっ…はっ…ま、またやっちまった…」
部屋のベッドで一人処理をする京太郎。夕方、二度と和には触らないと誓ったばかりなのに、和の感触が蘇り立て続けに三回も和で自慰をしていた。
「ケダモノか…俺は」
ティッシュをゴミ箱に捨てながら京太郎は自分で自分が情けなくなる。
「俺が好きなのは和の身体だけじゃねーぞ」
賢者タイムになると、頭に浮かぶ和はいつも寂しそうに目を逸らしていた。
「絶対に触らねーからな!」
五度目の自慰を終え、京太郎はベッドに横たわりきつく目を閉じた。
「あ…」
「よ、よぉ」
登下校で部員同士が顔を合わせるのは珍しい。
どことなくぎこちないまま京太郎と和は並んで歩く。
嫌でも昨日の醜態が蘇り、和は嫌悪感と恍惚が同居した複雑な心地で目を逸らした。足元が揺れて、身体が震える。
ダメだ。もうこれ以上一緒に歩けない。
「す、す…須賀くん」
「そんなに緊張しなくていいって」
「…え?」
「俺、もう和に触らねーからさ」
「え…?えっ?」
「そ、そうだ、和。放課後お茶に行かないか?すげぇ美味いスイーツの店があるんだって」
「え…あ、あの須賀くん?」
この人はいきなり何を言い出すのだろう。
京太郎の真意が掴めず和は彼を見つめた。
19 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 01:19:21 ID:erVg4cYt
「や…なんつーか、せっかく付き合い始めたのに、俺アホみたいに発情してただろ?」
「…」
「だからさ…ええと…こ、これからは健全に普通のカップルらしい事を頑張るから…まだ好きでいて…い、いいか?」
「なっ…へ、へっ、変な事を言わないで下さいっ。い、今さらそんな事っ」
「わ、悪かった…」
「……か」
「へ?」
「す、須賀くんは…卑怯です!勝手ですっ」
「の、和?」
『あなたがもっと嫌な男の子なら―もっと簡単に嫌いになれたのに』
和は京太郎を置き去りに走って逃げた。
「や、やべぇ…和、スゲー可愛い…って落ち着け、この馬鹿っ」
一人取り残された京太郎は膨張したジョニーを必死に抑えつけた。
「何してんの?京ちゃん?」
「おわぁぁっ!?な、なな何でもないですよ!」
「ふーん?…あ、そうだ、京ちゃん、放課後ひま?」
「え?なんで?」
「あのね、すっごい美味しいスイーツのお店があるんだって」
「へ、へぇ…」
「それで良かったら一緒に…」
「あー、悪い!咲。俺、今日ちょっとヤボ用でさ。ヨメダナの奴と出かけるんだ」
「…そうなんだ」
「つ、次は空けとくからさ」
「あ、気にしなくていいよ。原村さんと優希ちゃんを誘って行くから」
「へ?」
「あ、私日直だから先に行くね」
タッタッタ…
「ど…どうしよう?」
京太郎は途方にくれてその場に立ち尽くした。
20 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 01:30:19 ID:erVg4cYt
『ど、どうしよう…』
昼休み、咲から放課後のお茶を誘われたのは、朝、京太郎に誘われた場所と同じだった。
いつもなら二つ返事でOKするはずなのに…和は未だに答えられずにいた。
「のどちゃん?何か用事でもあるのか?」
「原村さん?」
「え、ええ。実は父から頼まれ事がありまして…」
私は何を言っているの?
和は自分がわからなくなる。
「そうなんだ…じゃあ優希ちゃん、どうしようか?」
「ん。じゃあ今日はタコスでも食べにいこーじぇ」
「またぁ?」
目の前で笑いあう二人をよそに、和の頭の中には何故か朝の京太郎が繰り返されていた。
『な、何を考えてるんですか!?私は!…たっただ須賀くんが宮永さんに手を出して欲しくないだけです。それ以上の何でもありませんっ』
和は必死に自分に言い聞かせた。
放課後。
「あ…」
「よ、よぉ」
朝と同じように鉢合わせになる和と京太郎。
「い、いきましょう」
「へ?い、いいのか?だって咲にも誘われてんだろ?」
「さ、先に誘ったのは京太郎くんの方だからいいんです。それだけで深い意味は…ど、どうしたんですか?」
「な、なななんでもないですっ!はいっ。いきましょう!」
赤面し歩き出す京太郎の後ろを、和は首を傾げて後に続いた。
21 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 01:37:30 ID:erVg4cYt
『や、やべぇ。和に名前呼ばれると…何かやべぇ』
昂るジョニーを抑えようと京太郎は早足になっていく。
「き、京太郎くんっ」
「あ、わ、悪い」
距離を離された和が小走りで近寄り京太郎の裾を掴んだ。
「あ、あのさ…手…つないでもいいか?」
「えっ…」
「あ、や、ごめん。何を言ってんだ、俺…」
「いいですよ」
「へ?」
きゅっ…
控えめに摘まむように和が京太郎の手を握った。
「い、行こうぜ」
「そ、そうですね」
『こ、こんなに小さくて柔らけーんだな』
『こ、こんなに大きくて温かいんですね』
二人は赤面したまま手を繋いで歩き出した。
………
店内は女子高生やカップルで賑わっていた。
向かい合う和と京太郎のテーブルには小綺麗なケーキが並んでいる。
「わぁ…凄く美味しそうですね」
「…」
「京太郎くん?」
「あ、ああ」
「何を見て…あっ」
和が京太郎の視線を追うと同時に、学生のカップルが「あ〜ん」をした。
「あ、あの…」
「は、はは…お、俺たちもやってみる?」
「えっ」
「な………なんつって」
「い、いいですよ」
「えっ?」
22 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 01:42:42 ID:erVg4cYt
『ど、どうしたんだ?今日の和…やけにノリが良いな』
『これは京太郎くんが宮永さんに手を出さないために必要なんです。それ以上の意味なんて…ない』
沈黙し俯く二人が同時にスプーンに手を伸ばした。
「の…和…い、いくぞ」
「は…はぃ……はむっ…はむ…」
「う、美味いか?」『や、やべぇ…な、何か…やべぇ』
「は、はぃ。じ、じゃあ今度は私からいきますね?」『や、やだ…な、何だか…変な感じ』
「お、おぅ…はむっ…はむ…」
「お、美味しい…ですか?」
「〜〜〜〜〜っ」
目の前で可愛い和が上目遣いで聞いてくる状況に京太郎は身悶えして顔を伏せた。
「き、京太郎くん?」
「ち、ちょっと待った。今顔がスゲーふにゃふにゃしてヤバいから…頼む、待っ」
「…本当ですね」
「う、うわ、ちょ…み、見んな。やばいから。の、和さん?」
「どうしてですか?もっと見せて下さい」
「ちょ…本当に恥ずかし…」
「京太郎くん、可愛いです」
「う、うわ、やめろ。和、お前わざと言ってるだろ?」
「うふふ」
結局。
店が閉まるまで京太郎は和から目を逸らして困惑し、和は京太郎をひたすら見つめ笑い続けた。
23 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 01:59:30 ID:erVg4cYt
「ずいぶん…遅くなっちゃったな」
「そうですね…」
帰り道、二人は自然に指先を絡めて手を繋いで歩いた。会話らしい会話もないまま心地良い沈黙が流れていく。
「あ、ここで大丈夫です」
「そ、そか」
「…」
「…」
「あ、あの…京太郎くん…指…」
「和こそ…指…」
指先が絡まったまま向かい合い立ち尽くす二人。
ブロロ…
「あ…」
「っと」
二人の横を車が通り過ぎ、京太郎はとっさに和の壁になった。
「ン…」
身体が密着した二人は自然にキスをした。軽く触れるだけの。
『な、なんだこれ?』
『ま、前と…違う』
京太郎も和も頭がじんと痺れる感覚に驚きながら唇を離した。
「…ん……の、和」
「…んっ…はぁ…き、京太郎…くん」
キスが終わり唇を離しても二人は視線を逸らせないまま硬直した。
「の…和……好きだ」
「私も…好きです」
口から溢れたのは今まで大切にしなかった言葉。
二人は再びキスをした。
一度…二度…三度…少しずつ深く長くなる。
全身がふわふわしてむずがゆい感覚に和も京太郎も視界が狭くなっていく。
「んっ、んっ、んっ、ぷぁっ…のどかっ…」
「…きょうたろっ…くんっ、んふっ、んっ、んぷっ…あむっ…」
和と京太郎は何度も何度も激しくキスを繰り返した…。
24 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 02:07:08 ID:erVg4cYt
ゆっくりと…
和は京太郎の背中を、京太郎は和の太ももを撫でていく。
京太郎の頭がじんと痺れて指先の動きが早く強くなる。
「の、のどかぁっ」
「あンッ」
京太郎の指先がショーツに滑り込み、大量の和の愛液が宙に舞った。
「のどかっ…のどかっ」
「い、いやっ」
強引にブラウスに手を差し込む京太郎を和が全力で押し戻した。途端に冷水を浴びた様に我に返る京太郎。
『や、ヤバい…俺、今何した?』
「…ぁ…わ…わ、悪い…お、俺…」
「はぁ…はぁ…こ、ここじゃ…ここじゃダメです」
「ほ…本当にすまねぇ……約束したのに…俺…」
京太郎は前以上の激しい自己嫌悪に襲われた。また和を怖がらせてどうするんだ。情けなくて涙まで出てくる。
「す…するならうちでして下さい。お、一昨日から父は出張ですから…」
「の…和…」
和は京太郎の頬を優しく撫でて笑った。指先が微かに震えている。
「あ…き、今日はやめとくっ。ほ、ほら、俺、約束破っちまったし…お仕置きって事で」
「え…」
「あ、焦る事ないよな。俺…今日は和に色んなもん貰ったし…これ以上一日で貰うのは贅沢だよなっ」
「き…京太郎くん…」
本当は今すぐに突撃したい。でも震えて笑う和を見たら、京太郎はジョニーを解放する気にはなれなかった。だから今は精一杯強がって笑った。
「お、おやすみ、和っ」
「おやすみなさい、京太郎」
ちゅっ…
和は京太郎の頬にキスをして踵を返して家の中へ入っていった。
後にはポカンと呆けジョニーを持て余し立ち尽くす京太郎が唯一人。
「絶対…わかってやってるだろ…和っ」
乱暴に頭をかきむしる京太郎の背中に、部屋から和が小さく返事をした。
「ばか」
(おしまい)
25 :
のどかなきょう:2010/03/17(水) 02:11:32 ID:erVg4cYt
ひとまず以上です。
長々と失礼しましたm(_ _)m
咲さんとタコス、出番削ってごめん。
よーしよーし
鬼畜もいいがやっぱりハッピーエンドが一番だね
続きに期待だ!!
>>25 朝っぱらからニヤニヤしちまったじゃねえか
GJ!
で、肝心のエッチシーンはまだかね?
こちとら全裸で正座してるんだが。
あせらず膝をつき大気
和かわいいな…
30 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 02:01:01 ID:IX+qvSnU
久カモン
久でカプを妄想
久×まこ
久×かじゅ
久×美穂子
久×和
久×咲
久って攻めだな・・・
受けになるのはいつだ?
>>31 そこはほら、京太郎×久の京太郎攻めで
年下の男の子相手に受身になる部長ってよくね?
百合は禁止だと何度言ったら分かるんだ
35 :
31:2010/03/19(金) 23:22:27 ID:mTw618cM
正直、タコスとの百合絡みが想像出来ないのが現状のワタクシ。
ついに禁止にまで持っていったか、百合排除厨は
ターゲット確認、排除開始
タコス確認、排除開始
そろそろ京太郎×キャプテンが来ても良い頃のはず
そろそろ久部長×キャプテンが来ても良い頃のはず
そろそろ京太郎×久部長×キャプテンが来ても良い頃のはず
京太郎→久部長←キャプテンとな?
44 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 21:53:57 ID:emh90zX2
いや、
京太郎←久部長→キャプテン
だな
京太郎じゃなくて部長が二股かよw
京太郎には目的があってパシリをやっている
百合厨いい加減にしろよ
こないかな
かじゅと部長とキャプテンをまとめて相手する京ちゃんの話はどこですかい?
(こ、怖い……今の須賀君、なんか怖いわ……!)
久は初めて、京太郎を怖いと思った。
けれど、その感情は決して嫌なものでもないのが不思議だった。
(私、望んでるの?……須賀君に、怖い須賀君に荒々しく犯されることを?……)
征服されたい。
久はこのとき初めて、自分の内に潜む倒錯した願望に気づいた。
今まで京太郎を征服することで自分の優位さを誇示してきたのは、実は京太郎に支配されたいと願うマゾ性の裏返しだったのだ。
そのことに気づいた瞬間、久はこのうえない至福を感じた。
真実の自分に出会えたという僥倖だった。
(そうだ、私、須賀君に支配されたいんだ!須賀君のあの逞しいオ○ンチンで、思いきり泣かされたいんだ!……)
そう思ったと同時に、久の肉体は素直に反応していた。
「部長のココ、また濡れてきましたよ。ほら、くちゅくちゅって音、聞こえますよね?本当にいやらしいですねぇ」
京太郎の指が、執拗に久の濡れそぼった割れ目を刺激している。
「や、やだぁ……お願い、意地悪しないで……」
「部長さん?」
まるで別人のような久の声に、京太郎の理性が一瞬戻る。
「バカァ……名前で呼んでよぉ…須賀君…」
「部長……」
京太郎はもう自分を抑える事が出来なかった。
続き、続きはまだかな?
新刊は来月だっけ
「んああっ!はうう、ど…どうっすか京太郎?気持ちいいっすか?」
「ああっ…モモの中…いやらしく絡み付いてくるぞっ……くっ!」
「あんっ、京太郎の…もっと大きくなったっすよ!はぁんっ!」
清澄の部室にて京太郎と桃子はお互いを抱き締めながら、快楽を求め合う。
京太郎が桃子に唇に舌を入れる。桃子もそれを受け入れるように舌を絡めた。
「京太郎……!好きっす…!本当に大好きっす!ああうっ!」
「俺もだよ、モモ……!俺もモモの事が…!」
愛の言葉を掛け合う度にモモの中で暖かい何かが徐々に膨らんでいく。
東横桃子と須賀京太郎……一見何の脈絡のない二人が何故こんな関係になったのか。この二人の出会いは春に遡る。
「やれやれ、早く帰らねーと怒られちまうよ!」
その日は目の前があまり見えなくなるほどの豪雨だった。
傘も遥か彼方に吹き飛び、京太郎は一人ずぶ濡れになりながら走り続けていた。
「チクショー、天気予報では小雨って言ってたのによ〜!嘘八百並びたてやがってさ!」
京太郎は今日の朝に見たニュースに対して文句を呟きながら、信号に差し掛かる。
「おいおい、なんで俺がいくと信号が赤になるんだよ!」
点滅する信号を恨めしそうに眺めながら信号の前で待機する。そんな京太郎の視界に一人の少女が入った。
「あれ…信号が赤になったのに気がついてないのかな?」
京太郎が注意しようとした丁度その時、かなりのスピードを出した車がブレーキをかける事もなく
その少女に向かってきた。
「まずい―――――!」
頭より身体が先に反応した京太郎はその少女に向かって走り出す。
ピイイイイイイ…
車はクラクションを鳴らしながらもスピードを緩める事なく突っ込んでくる。
「なむさぁぁぁぁぁぁん!」
京太郎は叫びながら、その少女を抱き締めると力の限り飛び込んだ。
幸いにも車は京太郎を避け、何事もなかったかの様に走り去っていった。
「ふう………間一髪だったぜ」
京太郎は大きくため息をはくと、その少女を見下ろす。
「何やってんだよお前!信号が赤だったのが見えなかったのか!?」
京太郎はその少女に大きな声で注意する。
「ご……ごめんなさいっす…雨が激しくて信号をよく確認できなかったっすよ…」
語尾に特徴のある少女は小さな声でそう京太郎に言った。
京太郎が再び注意しようとした瞬間、その少女はハッとした様な表情をした後、京太郎の顔をまじまじと見つめながら口を開いた。
「ア……アンタ、私の姿が……見えるっすか…!?」
これが…京太郎と桃子の初めての出会いだった。
素晴らしい
続き期待
>>53からの続き
信号での出会いの後、京太郎と桃子は近くの建物の下で雨宿りをしていた。雨の方は相変わらず激しく降り注いでいる。
「ほれ、暖かいうちに飲みなよ」
「あ…ありがとうっす」
桃子は京太郎から缶コーヒーを受けとった後、改めて京太郎の方に顔を向ける。
自分から存在をアピールした訳ではないのにも関わらず、この男は自分の事が見えている。
それは桃子にとって初めての経験だった。桃子は自分の事を非常に影の薄い人間だと認識していた。
昔の頃から自分からアピールをしなければ、周りの人達は彼女に気がついてくれなかったのである。
なのにこの男は自分の姿が見え、車にひかれそうな所を助けてくれた。
それは桃子にとって非常に重大な出来事であった。
「あの…本当になんであなたには私の姿が見えるっすか…?」
桃子は再び質問を京太郎にぶつける、それに対して京太郎はポリポリと頬をかいて桃子の顔を見る。
「なんでも何も、俺には普通に見えるんだが…?そもそも人の姿に見えるとか見えないとか…言っている事が理解出来ないんだけどさ」
確かにその通りである、桃子は京太郎に自分が非常に影の薄い人間である事。
そのせいで、今まで人に気が付いてもらえずにいた事を説明した。
「なるほどね、だからあの時に車はブレーキどころかクラクションも鳴らさなかったって訳だ。
俺はてっきり雨のせいだと思ってたよ」
京太郎はコーヒーを一口飲み、外の様子を見る。雨の激しさは幾分かおさまってきている。
「本当にありがとうっす、あなたが助けてくれなかったら今頃私は…」
桃子は缶コーヒーを握りしめながら京太郎に礼を言う。京太郎は桃子の言葉に恥ずかしそうに頭をかいた。
「礼を言う事はないよ、俺はただ…当たり前の事をしただけだから」
「でも……」
「おっ、雨があがったみたいだな」
京太郎の言うとおり雨はすっかりやんでいた。京太郎は大きく背伸びをすると鞄を持ちあげる。
「じゃあ、俺は用事があるからいくよ!そっちの方も車に気をつけろよ!」
京太郎は桃子に微笑んだ後、おもむろに走り出した。
「ちょっと待って欲しいっす!」
桃子は思わず京太郎をひき止めてしまう。本当はまだ桃子は京太郎と別れたくなかった、自分の姿が見え、そして自分を見失わない人と。
けれども、初めて出会う人間に対して交際を求めるなんて桃子には出来ない。
なら、せめて―――。
「あの……良かったら名前だけでも教えて欲しいっす!」
桃子は大きな声で京太郎に向かって叫んだ。もうこの人とは会えないなんて桃子は考えたくなかった。
だからもし、再び会う事ができたなら…自分から話かける事ができるかもしれない。その時のために名前だけでも知りたかったのである。
「名前?別に名乗るほどじゃあ…」
「お願いっす!私は…あなたの名前を知りたいっすよ!」
大きな声を出しながら京太郎に名前を聞いてくる桃子。その姿に京太郎はしばらく無言になった後、大きな声で叫んだ。
「俺は京太郎!須賀京太郎だ!」
須賀京太郎、その言葉を聞いた桃子は小さく京太郎の名前を呟いた。
「須賀……きょうたろう」
「また雨が降らないうちに帰った方がいいぞ!そんじゃーな!」
京太郎は手を大きく振ると、再び走り出した。
「あっ、待ってっす!私は…!」
桃子は自分の名前を京太郎に伝えようとするが、すでに彼の姿は遠くに行ってしまった。
「京太郎…須賀京太郎…」
残された桃子は一人、京太郎の名前を繰り返し呟き続ける。
名前を繰り返す度に桃子の胸の中が大きく鼓動する。同時に切ない気持ちが桃子を襲ってくる。
なんで言えなかったっすか、自分の名前を京太郎さんに。これじゃあまた会ったとしても、京太郎さんが私の事を忘れているかもしれないじゃないっすか。
「私のバカ」
桃子は自分の頭をコチンと軽く小突く。京太郎からもらった缶コーヒーはすでに冷たくなっていた。
その出来事から、しばらくの時が流れた。あれから桃子を取り巻く環境はかなり変わっていった。
加治木ゆみという麻雀部に所属する少女の勧誘により、桃子は鶴賀学園の麻雀部に入部する事となり彼女は一人ではなくなる。
加治木を始め、蒲原智美、津山睦月、妹尾佳織などの麻雀部の仲間達と共に行動する事が多くなった。
「ワハハー、それでなかおりん」
「あははは、智美ちゃんったらー!」
今日も桃子は麻雀部の仲間達と一緒に部室で会話に参加していた。
自分には関係と思っていた他の人達のさりげない会話、桃子は自分を麻雀部に誘ってくれた加治木ゆみに感謝の気持ちで一杯だった。
なのに何かが足りない、自分を必要としてくれる人達がいるのに何故か気持ちが満たされない…。
桃子はふと窓の方を見る。
「どうしたモモ?何か考え事でもしているのか?」
桃子の様子に気が付いた加治木が桃子に声をかける。
「な、なんでもないっすよ先輩!気にしないでくださいっす!」
ごまかす様に手を振りながら笑い声をあげる桃子。自分の心が満たされない理由、桃子にはそれが分かっていた。
須賀京太郎、あの出会い以来、桃子の胸の中で京太郎の存在がずっと引っ掛かっている。
あの日から毎日の様に桃子は京太郎と出会った場所に行っているものの、
京太郎と再会する事が出来ない。
また京太郎に会いたい、そしてもっと話がしたいという感情が日増しに桃子の中で大きく膨らんでくる。
それは加治木や他の部員達と一緒に行動する様になってからも変わらなかった。
帰り道、桃子は再び京太郎と出会った場所に行ったが、やはり再会する事が出来なかった。
分かっていた事とはいえ、桃子の心に虚しさと切なさが突き刺さる。
「どうして、どうして京太郎さんに会う事が出来ないっすか?ずっと会いたいと思っているのに…」
ピチャン・・・
桃子の目から涙が零れ落ちた。京太郎の事を思えば思うほど張り裂けそうな悲しみで一杯になっていく。
ただ、一回だけ会っただけなのに、自分の事を話しただけなのに。
なのに、何故…こんなにも会いたいと思ってしまうのだろうか。
桃子はもう気が付いていた、自分が京太郎に対して抱いている感情を。
桃子は、京太郎に恋をしてしまったのだ…自分の存在を見失わない彼に対して。
「神様、お願いっす…もう一度、もう一度あの人に会わせて欲しいっす…」
星空を見上げながら桃子は神にお願いをする。再び京太郎に出会えるように――。
「んっ……!はぁん……!ああっ……!」
その日の夜、桃子は自分の部屋で自慰に耽っていた。
いけない事だと桃子自身は思ってはいるが、頭の中が京太郎の事で一杯になると無意識のうちに自慰をしてしまう。
「だ……ダメっすぅ…!そんな激しくしちゃあ………あんっ!」
桃子は自分の胸の突起をコリコリと指で弾きながら、京太郎の顔を思い浮かべる。
「あんっ………ふわぁ…!」
乳首を刺激する度に桃子の身体がピクンッと震え、口から甘い声が漏れていく。
家族にバレないように桃子は必死で喘ぎ声を抑えようとするが、胸を弄っていくにつれて段々と声が大きくなってしまう。
(ダメっす…!こんな事をしちゃ……ダメなのに…!)
桃子はこれ以上はいけないと自分を説得するが、押し寄せる快感に次第に彼女の思考が麻痺していく。
さらなる快感を求め、桃子の手がショーツの中へと移動していく。ショーツの中はすでにぐっしょりと湿っている。
桃子は軽く深呼吸すると、ゆっくりと指を割れ目へと潜りこませた。
くちゃ……
「ふわぁっ!」
指が割れ目の中へズブズブと入っていくにつれて桃子の身体がビクッビクッと大きく震えだす。
ぐちゃ…ぐちゃ…ぐちゃ…
桃子が指を出し入れする度に卑猥な水音が部屋の中で響き渡る。
「んっ!んんっ!んんっ!」
自分の口に手を当てながら桃子は必死に喘ぎ声を我慢する。
もっと、もっと気持ち良くなりたい。
桃子は割れ目の中に入れる指を一本から二本へと増やし、さらに激しく膣内を掻き回した。
チュブッチュブッチュブッ……とさらに大きな水音がリズミカルに桃子の頭の中で響く。
「ああうっ! うっ、ああっ…!」
桃子は身体を大きく反らし、ぎゅっと目をつぶる。
(もう何も考える事が出来ないっす…!京太郎さんの事以外何も――!)
桃子は京太郎の顔を思い浮かべながら、指を激しくピストンさせる。
「ああっ!くる……なんかくるっす……!ダメっ…ダメぇ…!」
激しい波が桃子に押し寄せる、桃子は膣内のザラザラした部分を中心に指で激しく擦り上げてゆく。
そして……。
「んああああああああっ!」
桃子は身体を激しく痙攣させながら絶頂をむかえた。膣壁が彼女の指をキュウキュウと締め付ける。やがて激しい波がおさまり、桃子の身体を脱力感が襲ってくる。
「はあっ…ん……ああっ……」
桃子は天井を見上げながら肩で大きな息をして、絶頂の余韻に浸る。身体の方はまだビクンッ…ビクンッ…と断続的に痙攣している。
ニュルッ………
「ああうっ……!」
桃子は割れ目からゆっくりと指を抜いていく。指の周りには桃子のいやらしい液がべっとりと絡み付いていた。
「また……やっちゃったっす……」
桃子は溜め息を吐くとティッシュで指を拭き、ショーツを脱ぐ。
ショーツはすでに桃子の愛液によってビショヒショに濡れていて下着の役割を果たしていなかった。
「こんな所…京太郎さんに見られたら、きっとはしたない女の子だと思われるっすね…」
桃子は小さく独り言を呟きながら、下着をタオルの中に隠すと風呂場へと向かっていった。
『ヒック・・グスッ・・・』
――そこで泣いているのは誰っすか?
『グスン・・・エック・・パパ・・ママ・・どこに行ったの・・?」
――あれ?この子はもしかして……小さい頃の私?
『グスッ・・・一人ぼっちはいやだよぉ・・・』
――昔から私は一人ぼっちだった…いつも皆を遠くから見ていただけだったっす…
『グスッ・・ママぁ・・パパぁ・・』
――この時だって私は…
「う………ん……」
桃子はゆっくりと目を開くと、ベッドから起き上がる。どうやら、さっきの光景は桃子が見ていた夢だったようだ。
ふと、孤独感に襲われた桃子は毛布を握り締めながら窓を見る。
「嫌な夢を見ちゃったっす…子供の頃の夢」
子供の時からステルスだった桃子はよく両親とはぐれて迷子になっていた。いつも泣きながら両親が来るのを待っていた。
桃子にとってそれは思い出したくない思い出の一つだった。
(でも、今は違うっす…私には先輩が…麻雀部の人達がいるっす……だからもう一人ぼっちじゃないっすよ)
桃子はしばらくの間、無言でそう自分に言い聞かせ再び眠りについた。
そして時が流れ、桃子は麻雀大会予選の日をむかえる。
「ワハハー!今日は人が沢山いるなー!」
「な……なんだか緊張して来ましたよぅ…」
「うむ、だがプレッシャーに負けぬよう気を引き締めよう」
鶴賀麻雀部は会話をしながら会場の中を移動していく。
「モモ……ここで負ける訳にはいかない…お前の力を頼りにしているぞ」
加治木はポンと桃子の肩を叩きながら激励の言葉をかける。
桃子はそんな加治木に対して笑顔で返事をする。
「はい!先輩のため、麻雀部のために頑張るっすよ!」
自分を救ってくれた加治木の期待に答えられるよう、この大会で活躍しよう――桃子は自分にそう誓う。
今はあの人の事を忘れよう、今はただ…先輩のために頑張らなければ。
しかし、やはり緊張してしまったのか桃子は急にトイレに行きたくなってしまった。
「先輩、ちょっとトイレに行ってくるっすね」
「ああっ、早めに済ましてこいよ……モモ」
桃子は加治木に許可をもらうと、トイレへと向かう。
途中、色々な人達にぶつかってしまうが誰も桃子の存在に気が付く事はなかった。
「やっぱり人混みは嫌いっす……」
慣れている事とはいえ、やはり良い気分はしない。
トイレを済ませた桃子は小走りで先輩達の所へと向かう。
「早く先輩達のいる所に戻らないと……きゃっ!」
ドスン・・・
桃子はまた人にぶつかってしまい、その場でしりもちをついてしまった。
「いたたたっす……」
「す、すいません!大丈夫ですか?」
「えっ…!?」
この声はもしかして…桃子は恐る恐る顔を上げる。
「あ……あなたは……もしかして…」
「はい?」
桃子の目に写った人物―――それはずっと会いたいと思い、願っていた須賀京太郎だった。
東横桃子と須賀京太郎……二人の運命は麻雀大会という場所において再び交わる事となった。
―――――――
ここまで。
わくわく。
わくわく!
久しぶりの続編に期待
GJ
続きも期待しています
65 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 23:10:22 ID:zh08Ukr2
「だから…京太郎の、おしゃぶりさせて」
「ち、ちょっと……待って。待ってくださいよ……」
細い指が、はちきれそうな隆起をむんずとつかみ、
「ふふ……京太郎だって、すっかりその気なんじゃない…」
「こ、これは、その……」
こうまでしっかりと欲情の証をつかまれていては、言い訳のしようもない。
「京太郎のコレ……早くお外に出たいって言ってるよ?」
パソコンからの情報で、すっかりコツを飲み込んだのか、智紀が京太郎のこわばりを巧みな手付きで揉みしだく。
フェラチオという、抗しがたい魅力を持つエサを鼻先にぶら下げられて、健全な男子である京太郎は、もうこれ以上自分を抑えておくことができなかった。
「ホントに……ホントにいいんですか智紀さん?」
「うん。京太郎の……私の口で、気持ちよくしてあげる……」
もう、どうにでもなれ……という、半ばヤケに近い気持ちで、京太郎はその場に立ち上がると、ズボンと下着を一緒くたにして脱ぎ捨てた。
びぃんッ!
下着の締め付けから解放された勃起が、誇らしげに聳え立つ。
「京太郎の、もうこんなに勃起してる…」
早々と臨戦体制をとっているペニスに、智紀が驚きの声をあげる。
「京太郎、私の話で興奮したんだ……」
「…………」
図星を指されて、京太郎は淫靡な笑みを浮かべ、自分を見上げる智紀の顔から照れ臭そうに目をそらせた。
66 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 20:50:23 ID:os63+/bz
ともきー期待
67 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 23:13:51 ID:hQRRgNKm
京太郎の力
須賀京太郎による清澄麻雀部の調教物語でもよろしいかな?
是非!
鬼畜京太郎か……ぜひ頑張ってくれ!
71 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 23:53:21 ID:/FAXNoyz
京太郎鬼畜説
そういや、まだ久のエロはないんだな。
久、ともきーが最後の大物。
須賀京太郎――清澄高校麻雀部に所属する唯一の男子部員である。
部長である竹井久を始めとする五人の女子部員にパシリと雑用ばかりさせられ、まさに女尊男卑と言っても過言ではない日々を送っている。
それに対して京太郎は「自分は初心者だからその分、皆のために頑張るのが当たり前」と述べ、文句を言う事もなく受け入れている。
たが―――本当にそれが理由なのだろうか?よく、考えて欲しい。
普通の男性ならば、女の中に男が一人という状況だけでも精神的に辛いのではないだろうか?
しかも、毎日のように女子部員達に顎で使われるのは並大抵の苦痛ではない。
通常ならば苦痛に耐え兼ね退部するか、怒りを爆発させ部長や部員に文句を言うかの二つであろう。
だが、須賀京太郎という男は文句を言う事もせず、退部をする事もせず、雑用をこなしている。
京太郎は男としてのプライドを捨て、美少女に囲まれる事に快感を覚えているヘタレ――そう考えるのが妥当であろう。
だが、須賀京太郎ほどの外見の持ち主が男のプライドを捨ててまで麻雀部に尽くす必要があるのだろうか?
つまり―――須賀京太郎には屈辱に甘んじてまで達成したい目的があるのではないか。
もしそうならば、その目的とは一体―――。
「ただいま〜!買い出しに行って来ましたよ部長〜」
ある日の清澄麻雀部。いつも通り京太郎は部員達からの雑用をこなしていた。
「お疲れ様須賀君。荷物はそこに置いておいてちょうだい」
「はい、分かりました・・・よいしょっと」
「おい犬!早くタコスをよこすんだじょ!」
買ってきた荷物を机の上に置いていた京太郎に語尾に特徴のある片岡優希が飛び掛かる。
優希は京太郎にタコスを買いにいかせたり、
ことあれば犬呼ばわりしてちょっかいを出したり五人の女子部員の中でも久と並んで京太郎の事をこきつかっている部員である。
「はいはい分かった分かった!ほらよ、お前が大好きなタコスだ」
いつもと変わらずちょっかいを出してくる優希に京太郎は、溜め息を吐きつつもタコスを差し出す。
「よしよし!偉いじょ〜!褒めてつかわすぞ犬!」
優希は京太郎からタコスを受けとると、宮永咲や原村和のいう卓上へと駆け出していく。
「それにしても、染谷先輩はどうしたのでしょうか?」
咲と会話をしていた和がふと思い出したように久に尋ねる。染谷まこは麻雀部に所属する、咲達の一つ学年が上の先輩であり、メガネをかけていて広島弁を話す少女である。
「う〜ん、私の方も電話やメールをしてみたんだけど、一向に連絡がとれないのよね・・・朝の時にはいたんだけど」
「なら、もう帰ったんじゃないですか?ほら、店に急用とかができて連絡するのを忘れたまま行ってしまったとか?」
京太郎は荷物を机の上に並べながら久に話す。
「確かに須賀君の言う通りかもしれないわね。それならそれで連絡の一つもしてくれれば良いのに」
「まあ、染谷先輩だって悪気があって連絡をしなかった訳じゃないと思いますよ。 もし心配ならもう一回だけメールでもしたらどうでしょうかね?」
「そうね、須賀君の言う通りまこにメールする事にするわ」
京太郎に促されるように久は携帯を取り出して、ポチポチと書き込んだ後、まこにメールを送信した。
「じゃあ皆!練習を始めるわよ!」
久は携帯をしまうと卓上に向かって歩き出す。その様子を京太郎はニコニコと笑みを浮かべ、ポケットに手を入れたまま眺めている。
結局、部活が終わっても久の携帯にまこの返信が来る事はなかった。
部活も終わり、部長である久が帰る支度を始めている傍らで京太郎は後片付けをこなしていた。
「結局、染谷先輩から連絡が来なかったみたいですね」
「ええ、いつもならちゃんと返信してくれるはずなのに・・・」
「きっと染谷先輩も店の手伝いで忙しいんだと思いますよ?
明日になればいつも通り顔を出すでしょう」
「そうね・・・それじゃあ私は帰るわね。後片付け頑張ってね須賀君」
「はい、分かりました」
久は鞄を持ちあげると、京太郎に手を振りながら部室を去っていった。
久が立ち去るのを確認した京太郎はポケットから携帯電話を取り出す。
『まこ、今日は一体どうしたの?店の手伝いがあったのなら連絡してくれても良かったのに』
携帯電話には久からのメールが何通か届いていた。
この携帯は京太郎のものではなく染谷まこのものであった。何故、彼女の携帯を京太郎が持っているのだろうか。
京太郎は一通りメールを確認するとフフッと不敵な笑みを浮かべながら再び携帯をポケットの中にしまう。
「さてと・・・そろそろ行くかね」
そう京太郎は一言呟き、胸ポケットからタバコを取り出してジッポーで火を付ける。
そして、フゥーと口から煙を吹き上げると京太郎はタバコをくわえたまま部室から立ち去っていった。
京太郎が向かったのは旧校舎の端に位置する教室であった。この教室は普段使われる事もなくほとんど人が来ない場所である。
「どれ、今頃はどうなっているのかなっと」
鼻歌を歌いながら京太郎は吸っていたタバコを捨てると教室の鍵を外し、扉をゆっくりと開いた。
「んんっ………くうっ……ううっ…」
扉を開けた先には今日麻雀部を休んだ染谷まこがいた―――だがそれはあまりにも異様な光景だった。
まこは椅子に縛られ、口にはボールギャグをくわえられ、半脱ぎの制服に乳首とクリトリスにローターを付けられていた。
「んんっ!んんんんんっ!」
まこは口から喘ぎ声を漏らしながら身体をビクンビクンと痙攣させる――どうやら絶頂を迎えたらしい。
京太郎が扉を開けるまでの間、何回も絶頂を迎えた証として椅子が彼女の愛液でベショベショに濡れていた。
「あらら、こんなにアソコを濡らしちゃうなんて・・・よほど気持ち良かったんでしょうかね」
まこの恥態を眺めていた京太郎はニヤリと口元を歪ませながら、わざとらしく大きな声をあげる。
「うむっ・・・!むうううううう!」
京太郎の声を気がついたのかまこは身体を振るわせながら、京太郎のいる方に顔を向ける。
まこは口の周りを涎だらけにして京太郎を睨み付けながら声をあげた。
「どうしました染谷先輩?何を言っているのかさっぱり分かりません・・・しっかりと話してくださいよ」
彼女の口が封じられている事を分かりきっているはずなのに、京太郎はニヤニヤと笑いながら困ったように肩をすくめる。
それでもまこはポタポタと涎を垂らしながらも京太郎に対して唸り続けた。
「やれやれ、分かりました分かりました・・・」
京太郎はポリポリと頭をかきながらフッと小さく溜め息をはき、まこの方に近寄ると彼女のボールギャグを取り外した。
「ぷはっ!はぁ……はぁ……!」
ようやく口を解放されたまこは大きく口を開けて深く呼吸をする。そして、京太郎の顔を見上げるとキッと睨み付けた。
「京太郎……!わりゃあ……なんでこんな……ああん!」
京太郎はまこの言葉を遮るように、ローターを外してクリトリスを弄くり始めた。京太郎は微妙な力加減を用いて、爪でカリカリと引っ掻き回し、まこを責め立ててゆく。
「いやぁ……!やめぇ……きょうたろお……!ああん!」
まこはクリトリスを弾かれる度に大きく身体を振るわせる。
乳首に付けられているローターと爪によるクリトリスの刺激にまこの割れ目から愛液が溢れてゆく。
「染谷先輩のアソコがトロトロになっているせいで俺の指がふやけちゃいそうですよ?
気持ち良いのはここですかね?それともこの……」
「くあああああ!?」
耳元で囁かれる京太郎の言葉責めと乳首とクリトリスの刺激によってまこの頭の中が徐々に真っ白になっていく。
「んやぁ!も…もうやめてきょうたろぉ!で……出ちゃう……!」
刺激を受け続けたせいか、強い尿意がまこを襲い始める。それを察知した京太郎はニヤリと冷酷な笑みを浮かべ、指の動きを止めた。
「何が出るんですか染谷先輩?…もしかしておしっこで出るなんて言わないですよね?」
「………………」
京太郎のなじる言葉にまこは顔を真っ赤にして京太郎から視線をそらす。その姿に京太郎はフンと鼻を鳴らすと、指の動きを再開させた。
「いひいっ!?や、やめんさ、京太郎!お願いだからやめてくだしゃひぃ!」
「ほーらほら、どうぞ遠慮なくおしっこをしてください染谷先輩!
この真っ赤に膨れあがったクリトリスが擦りきれるまでこすってあげますからね!」
京太郎は指の動きを一層激しくさせながらクリトリスを刺激していく。
「やああああ!やめて、やめてぇ!」
まこはどうにか尿意に耐えようと必死に我慢をするが、京太郎の執拗な言葉責めとクリトリス責めで段々と理性を奪われていく。
「さあ、染谷先輩・・・おトイレの時間ですよ!」
京太郎はチロッと舌を出すとクリトリスをギュッと摘まみ、強めの力でコリコリとしごき出した。
「―――――――!や・・・やああああああああああああ!」
今までとは比べものにならない刺激についにまこの理性が崩壊した。
ぷしゃああああああ………
まこのアソコから黄金の液体が放出され、部屋の床をびしょびしょに濡らしてゆく。
まこには自分の中で何かが崩壊していくのを感じながら、自分の尿が床を汚していく音を身体を震わせて聞く事しか出来なかった。
しばらくの間、まこから放出される黄金の液体が橋を作って床に落ち続け、彼女の尿意がおさまった頃には椅子の周りはまこのおしっこで湯気が立ち込めていた。
「全く、恥ずかしいと思いませんか染谷先輩?後輩の前でおしっこをしちゃうなんてさ……」
京太郎はニヤニヤと口元を歪ませながらまこの目の前へと移動する。
まこはおしっこをしてしまった事へのショックと、溜まりに溜まっていた小水を解放した事による快感でしばらくの間、呆然と天井を眺めていたがふと我にかえりキッと京太郎をにらみ付けた。
「この……腐れ外道が!なんで……なんでワシがこんな目をあわんといけないんじゃ!?ワシがお前に……一体なにをしたっていうんじゃ京太郎っ!」
自分の後輩に辱しめを受けた事に対する怒りと悔しさにまこの目から涙が浮かび上がる。
その元凶たる京太郎は怒りに吠えるまこを見下ろしながらポリポリと頭をかいた。
「特になにも?俺はただ……染谷先輩を奴隷にしたいだけですよ」
「なっ……!?奴隷…じゃと…」
「はい、奴隷ですよ……染谷先輩だけではありません…部長と和、咲や優希もいずれ俺の性奴隷にするつもりですよ。奴隷の一人目がたまたま染谷先輩だった……ただそれだけの事です」
京太郎はクックッと含み笑いをしながらまこを見下ろす。
麻雀の部員全員を自分の奴隷にする―――それこそが京太郎が麻雀部に所属していた真の理由であった。
そのために京太郎は今まで部員達に顎で使われ続けていたのである。
そしてついに今日、京太郎は欲望と悪意に満ちた己の牙を彼女達へと剥けたのであった。
「ふ……ふざけるのも大概にしいや京太郎!奴隷なんて……そんな阿呆な真似は…!」
「ふざけてなんかいませんよ染谷先輩、俺だって遊びでやっている訳じゃあ…」
「ふざけとるじゃあないか京太郎!さっさとワシを解放せい!このボケ!」
「…………なに勘違いしてんだよコラ」
急にドスのきいた声で京太郎は呟いた。
まこの態度に腹が立ったのか、今までのにこやかな表情とうって変わって京太郎の顔が恐ろしい表情へと変貌する。
バシィン!
「くああっ・・・!」
京太郎はまこの頬に平手打ちをくらわせる。まこの眼鏡が床にカランカランと音を立てて落ちていく。
「もうテメエは俺の奴隷なんだよ!奴隷の分際でご主人様にぱーじゃあうーじゃあグダクダ文句垂れんじゃねーぞコラァ!
あんましふざけた態度をとるならこっちだって容赦しねーぞ!おい!?」
京太郎は普段のヘタレの姿からは想像出来ないような剣幕でまこに怒鳴りつける。
あまりの京太郎の変貌ぶりにまこは怯えたような表情で震えてしまう。
やがて京太郎はいつも通りの表情に戻ると、眼鏡を拾いあげて再びまこにかけさせた。
「心配しないでください染谷先輩、ちゃんと言う事を聞いてくれたら乱暴な事はしませんよ」
麻雀部でいつも見る京太郎の笑顔が逆にまこの恐怖心を煽りたててゆく。
京太郎は平手打ちをして真っ赤になったまこの頬に軽くキスをすると、自分のズボンのチャックをおもむろに開き始めた。
「それじゃあそろそろ・・・本番といきますかね」
「えっ・・・」
京太郎の言葉にまこの顔が青ざめていく。京太郎が今から自分に対してなにを行うのか理解してしまったからである。
まこの予想通り、京太郎はすっかりとそそりたった自分のモノを彼女に見せ付けた。
「じゃあ、俺も気持ち良くさせていただきますよ……染谷先輩!」
京太郎はまこの割れ目に自分のモノをあてがい、まこに対して笑みを見せる。
「や、やめんさい京太郎!それだけは………それだけはぁ!」
「もう観念してくださいよ染谷先輩!言ったでしょう……もう先輩は俺の奴隷……だってねえ!」
まこの願いを一蹴するかのように京太郎は自分のモノを一気に挿し貫いた。
「きいいいいいいいいいっ!?」
アソコを一気に挿し抜かれる激痛にまこは金切り声をあげた。彼女が今まで守って来た乙女の清純が須賀京太郎という男に一瞬にして奪われる。
「くぅ………まさか先輩が初めてだったなんてね……意外と言うかなんて言うか…」
「あっ……ああっ……!」
京太郎の言葉に反応する事もせず、まこは自分を襲う鋭い痛みに身体を震わせている。
そんなまこに京太郎は情けをかける事もなく、腰を動かし始めた。
「んはぁ!?い、いや!いやぁ!んああああっ!」
突然の事にまこは身体を反らしながら叫び声をあげる。挿入されただけでも痛かったのに、激しく動かされた事によって更なる痛みがまこの身体を伝っていく。
「ハハハハ!快感だ、それそれぇ!」
「い、痛い京太郎!抜きんさい!早く抜いてぇ!お願いだからぁ!」
「ええ!俺だって先輩の頼みを聞いてあげたいんですけどね……気持ちよくて出来ないんですよおっ!アーハッハッハッ!」
まこの叫び声に興奮したのか、京太郎は情け容赦なく腰の動きを激しくしていく。もはやこの男に人間の情というものは存在していなかった。
「んむうっ!?」
京太郎はまこの唇に自分の舌を差し入れ、彼女の舌を陵辱する。
まこと京太郎の舌が絡み合う水音と、まこのアソコと京太郎のモノから出される水音が淫靡な音楽の様に部屋中で響き渡る。
「い、いやぁ!こんなの……こんなの夢じゃあ!夢に決まっとるううう!」
「ところがどっこい…!これは夢じゃありません!現実です……残念ながらこれが現実!染谷先輩が今日、ここで……俺の性奴隷となる現実ですよ…アハハハハハハハ!」
京太郎は勝ち誇ったような笑い声をあげ、まこの精神をズタズタに引き裂いてゆく。
そして京太郎は溜まりに溜まった性欲をぶつける様にまこを責め立てる。
(こいつ……人間じゃない……鬼じゃ…!部長と比べものにならないくらいの悪鬼じゃあ!)
まこは京太郎の本性にようやく気が付いたが、もはやこの状況にいたっては後の祭りである。
もし、このまま京太郎が部長や咲達にまで毒牙をかける事になったら―――まこの脳裏にそんな考えが浮かんだが、自分を襲う快楽と痛みによってすぐにかき消されてしまった。
「さーて、そろそろ……射精そうですけど……染谷先輩は膣内と外…どちらがよろしいでしょうかあ!?」
京太郎は腰を激しく振りながらまこの耳元でそう問い掛けた。
その言葉にまこは首を横に振って大きな声で答える。
「な……中はやめろぉ!出すなら外に、外に出しんさいいいい!」
「分かりました………では膣内に一杯射精してあげますよぉ!」
「い、いやじゃあああああああああああああ!」
京太郎は歪んだ笑みを浮かべると腰の動きを一層、激しくする。
最初から京太郎は膣内に射精するつもりであり、まこに問い掛けたのも彼女の心を陵辱するためのものであった。
「ああ、出る…出ますよ!たっぷりと受け取ってください!」
「やめろ、やめろお!もうやめてくれぇぇぇぇぇぇ!」
まこは力の限り叫んだが、その叫びもむなしく部屋中に響き渡るだけであった。
「お……おお…!出る!」
己の射精を感じ取った京太郎はまこの膣内の奥まで自分のモノを挿し込むと、一気に自分の精液を放出した。
「んああああああっ!中で……中で出されちょるうううううう!ひああああっ!」
自分のアソコの中を京太郎の精液によって汚されていく事に、まこは身体中をビクンビクンと痙攣させながら絶頂を迎えた。
「おお……ああ……すげぇ……膣内で…搾り取られていきやがる…」
「熱い………熱いよお…」
自分の子宮の中に京太郎の精液が注がれていく事に快感を覚えながらも、まこはポロポロと涙を流してしまう。
これが夢であったらどんなに楽な事か。しかし――京太郎の言うとおりこれは夢ではないのだ。
「ふぅ〜!気持ち良かったですよ染谷先輩。いやー、初めてでこんなに感じるなんて……流石は麻雀部の副部長なだけありますねえ」
京太郎はまこの割れ目から自分のモノを抜き、近くに置いておいたティッシュペーパーで綺麗に自分のモノに付いた液体を拭き取る。
ゴボッ…………
まこの割れ目から白い液体が大量に流れ落ち、床の上へと落ちてゆく。
「ワシ………なんでこんな事に……ああ…」
口をパクパクと動かしながらまこは天井を眺め続ける。
京太郎はそんなまこの姿にゾクゾクと興奮しつつ、セットしておいたビデオカメラを確認する。
「うん、バッチリ撮れているみたいで良かった良かった。これから部長や和達も撮影するかと思うと楽しみで仕方ないぜ」
京太郎はカメラを鞄の中にしまうとポケットの中から携帯電話を取り出した。
「さて、染谷先輩!記念撮影をしますよ〜!ハイ、チーズ!」
携帯電話のカメラが撮影される音にまこは耳を貸す事もなく、涙を流し続ける。
もう、自分は逃げられないのだ――須賀京太郎という男から。この血も涙もない冷酷で残忍な男から。
「それじゃあ、縄をほどいてあげますよ染谷先輩。そこにあるティッシュは良かったら使ってください!
……もし、この事を麻雀部の連中や他の奴に話したら……その時は分かっているよな?」
「………………」
「返事なし、ですか……じゃあ、俺は帰りますから!これからよろしく頼むぜ……俺の可愛いマイペット」
京太郎は高笑いをして呆然と座りこんでいるまこの頭を優しく撫でると、胸ポケットからタバコを取り出してジッポーで火をつける。
「フゥー、一発ヤった後のタバコもまた格別……」
京太郎は煙を吹き上げるとまこを一人、部屋に残したまま教室を後にする。
「ううっ………ぐすっ……ぐすっ…」
薄暗い部屋の中でまこは一人、涙を流し続けていた。
「さてと…染谷先輩は完了っと。残るは四人だが……誰にしましょうかね」
京太郎は口にタバコをくわえたまま麻雀部員達の写真を手の上に広げながら歩き続ける。
竹井久、原村和、片岡優希、そして宮永咲。
京太郎は次は誰をターゲットにするかしばらくの間考え込んだ後、ある一枚の写真を除く三枚の写真をポケットに入れる。
「決ーめた、次はコイツにしようっと」
ターゲットを決めた京太郎はニヤリとほくそ笑むと、くわえていたタバコを捨てる。
須賀京太郎の欲望はまだまだ尽きる事はない―――。
81 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 20:56:43 ID:MdjG7Pfc
続きに期待。
モモの人やともきーの人にも期待。
部長責めきぼんぬ
グッドジョブ。
いいねいいね。
次はタコスか咲を希望。
84 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 23:21:16 ID:kMRVHUAn
よいぞよいぞ
和を熱望!
(くっ……。やばい!)
一度果てていたことを忘れたように、京太郎の下半身に充満する欲望が、早く射精しろと脳髄を焼き焦がす。
「智紀さんッ……もう出る!出ますから!」
京太郎は無意識のうちに、シーツをぎゅっと握りしめた。
こうでもしないと、今すぐにでも出てしまいそうだった。
「射精したいの京太郎…?ねぇっ……したいのっ?」
智紀は誘うような、艶やかな視線を京太郎に投げる。
智紀は嬉しそうに笑みを浮かべたまま、シーツを握った京太郎の手に自分の手を重ねた。
自然と二人の指が絡み合い、恋人同士のように結ばれる。
「あ……。好きなだけ、ん……っ、好きなとこに……っ、シャセイして」
智紀は深々と京太郎のペニスを受け入れ、腰をまわして尻を押し当てる。
京太郎は快感をすべて智紀へとかえすべく、激しく腰を動かしはじめた。
「あっ、あっ、あっ!」
腰と腰がぶつかり、衝動が智紀の身体を激しく揺らす。
それは京太郎の肉茎にも還元され、相乗効果でより激しい刺激へと昇華していく。
「はっ!あっ!やっ!あっ!!」
智紀から放たれる細切れの喘ぎが京太郎の征服欲を刺激する。
限界を超えていたが、京太郎は歯を食いしばって耐えつづけた。
「智紀さんっ!智紀さんっ!」
まるで子供に戻ったように、京太郎がとろけそうな表情で腰を激しく振り続ける。
「もっとぉ……京太郎っ……!」
甘い声で京太郎を求める智紀が愛おしくてたまらない。
京太郎と呼びながら智紀が尻を振るたび、京太郎の興奮はいっそう高まる。
自然と腰に力が入り、下半身に火が走る。
京太郎は子供のように智紀の胸にしゃぶりつき、智紀の手をきつく握りしめていた。
「あううっ……!」
智紀の口から、唸り声のような喘ぎがもれる。
容赦のない愛技から少し逃れるために智紀が腰を引くが、それは逆効果だった。
急に強く締め付けられた刺激が熱となって一気に京太郎の身体を駆け昇る。
びくんと震えた肉茎が智紀の一番深い所にむけて、熱い体液が一気に噴出した。
「ああああ…!京太郎の精子がドバドバ出てる……っ」
大量に放出される精液は智紀の子宮を満たし、さらに搾りとろうと射精している肉茎を締め付ける。
智紀は京太郎の肉茎の脈動がとまると、京太郎の顔を愛おしげに頬ずりして大きく息を吐いた。
GJ!
続きが楽しみですよ。
89 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 23:04:22 ID:A1TObrqK
「い、痛、痛いよう……京ちゃあん…」
「ごめんな…咲……」
謝りつつも京太郎は、咲の細い身体を抱きながら、小刻みに動きながら奥へ奥へと侵入する。
咲の割れ目は、ペニスの先端を押しかえし、硬く道を閉ざして抵抗する。
ぴちぴちの身体は冷たい汗にまみれている。
咲の顔は真っ赤になり、しかめた眉の中央に、苦痛の皺が刻まれている。
「ひっ、痛い……う…あ…痛い」
ムリヤリなカンジがするものが、身体の奥を蹂躙していく。
さっき、京太郎が服を脱いでいたとき、咲は恥ずかしくて顔をそむけていた。
京太郎のペニスは想像よりも大きくて熱くて硬い。身体が二つに割れてしまいそうだ。
「痛い……痛いよぉ……ぅう」
熱い剣のようなペニスが、身体を串刺しにしていく感触は、苦痛以外の何物でもなかった。
舌で愛撫されたときのような気持ちよさはかけらもない。
「いや、京ちゃん痛い……つらいよ……やめてぇ」
咲の顔に、ポタリと水滴が落ちた。
びっくりして目を開くと、京太郎の顔が汗まみれになっている。
顎を伝ってまた汗が落ちた。
京ちゃんが、真剣な顔をしている。
申しわけなさを感じる一方で、京太郎が自分のために一生懸命になってくれていることが嬉しい咲。
「くつ、キツイな……」
「ご、ごめん」
咲の謝罪の言葉に
京太郎がびっくりしたように目を見開いた。
「なんで咲が謝るんだ?」
「そうだね。……ご、ごめんね京ちゃん」
京太郎が、少し強く腰を進めたとき、ひときわ強い苦痛が咲を襲った。
「あううっ!」
最近生殺しが多いぜ。
嬉しいが、悔しい。
でも感じちゃう。
京太郎に対する愛が足りない
愛も欲しいけど、エロが一番なのです。
94 :
のどっち無双:2010/04/19(月) 22:43:13 ID:nKjo8TDR
「あん……!」
放課後の部室に、和の甘い声が響き渡る。
麻雀の牌が無造作に置かれている雀卓の上に腰掛けている和は、大きく内股を開いていた。
脱いだピンクの下着が右足にぶら下がっている。
「ぁあんっ!」
彼女の内股の間に顔を埋めていた京太郎の舌先が、和の割れ目をゆっくりと舐めあげていく。
和は京太郎の舌の動きに反応するかのように、肩がピクピクと小さく跳ねていた。
和は時折、指先を口元に当てて、唇から零れる甘い吐息を必死に押し殺していた。
「和…我慢しなくてもいいんだぜ?遠慮なく声を出しなって」
「あうう……そんな事言ったって……もし宮永さん達が来たらどうするんですか須賀君?」
「なーに!もう夜なんだから誰も来ないって」
「もう須賀君ったら……ひああっ!」
京太郎は舌先の動きを早める。秘唇を押しのけ、こんこんと溢れ出る蜜をすすりながら、クリトリスをじっくりと転がしていく。
京太郎の舌先は、割れ目の中へと侵入を始める。
少し入っては蜜をかき出し、クリトリスへと戻る。
そしてまた、割れ目の中へと舌先を入れていく。
「いやぁ…!すがくぅん……だめっ…!」
その繰り返しに、和の膣内は身体の震えにあわせて小刻みに収縮していた。
京太郎は割れ目から口を放すとニヤリと笑い、身体を起こす。
「須賀君?」
和が不思議そうに首を傾げる前で、京太郎は自分のベルトに手をかける。
はちきれんばかりにそそり立った京太郎のモノが和の目の前に姿を現した。
95 :
のどっち無双:2010/04/19(月) 22:44:09 ID:nKjo8TDR
京太郎は和を立たせると、雀卓に手をつかせた。
「いくぞ…和」
「はい………どうぞ須賀君」
和はコクリと首を縦に振る。その姿を見た京太郎は和の尻に手を当てると、一気に自分のモノを和の割れ目の中に突き入れた。
「ぁああああああっ!」
和の身体が大きく弓なりになる。京太郎は和の胸元へと手を伸ばして、シャツのボタンを強い力で引きちぎる。ブチブチとシャツのボタンが音を立てて床へと落ちていく。
「ちょっと須賀君っ……!?」
「大丈夫だ和……ちゃんと新しいのを買ってやるからさ」
「そういう問題じゃあ……はぁうっ!」
シャツからピンクのブラジャーに包まれた胸が露になる。
京太郎が腰を激しく打ち合つける度に、和の首にだらしなくぶら下がっているリボンと和の豊満な胸が、ブラジャーに包まれたままでも大きく揺れ動く。
京太郎はむんすと和の胸を鷲掴みにして、しばらくの間感触を楽しむと、ブラジャーを乱暴にずりあげる。
「ちょっ、ちょっと須賀君、このブラジャーは新しく買ったばかりなのですから、あまり乱暴に……ああんっ」
和の抗議もむなしく、毟り取られるようにしてピンクのブラジャーがハラリと床に落ちた。
先端が柔らかさを失っている胸を、京太郎は強い力でこねくり回し続ける。
「あんっ!あああっ!」
京太郎の腰の動きにあわせて、ジュブジュブと和の割れ目から愛液が音を立てて溢れ出す。
和の太ももを幾重にもすべり落ちる蜜が、床の上に小さな水溜まりを作っていく。
96 :
のどっち無双:2010/04/19(月) 22:45:22 ID:nKjo8TDR
「はぁんっ!そ…そんなに激しくしないでぇっ!」
和は、京太郎の責めに思わず雀卓に突っ付してしまう。そんな和の後ろ姿を見ながら、京太郎はさらに腰の動きを早めた。
「ああっ!ひぃやああっ!おくっ、奥ぅ!いいいいっ!」
甘い声もより甲高く鳴り、唇から思わず零れた涎が雀卓の上にポタポタと落ちていく。
「んんんっ!ぁあああっ!ううっ!」
身体の中をかき回す快楽の波に、和は雀卓の上に爪を立てる。汗に濡れ張り付いた髪の毛を振り乱しながら、和は喘ぎ続けた。
「悪い和……俺もうイキそうだっ…!」
京太郎はそう和は耳元でささやくと、さらに腰の動きを早める。
京太郎に膣内をかき回され、身体をビクビクと震わしている和は絶頂への階段を登り始めた。
時折、膣壁をえぐるような京太郎のモノの動きに、和の身体は大きく跳ねあがる。
「私もぉ、私もぉ!イッ、イクッ!いっちゃうっ!」
和はろれつの回らない声で何度も叫びながら、ギュッと目を閉じて張り詰めた糸が切れそうになるのを必死に堪えていた。足に力をこめて、和の身体が大きく震え始める。
京太郎のモノがギュウギュウと和の膣壁によって痛いくらいに締め付けられていく。
「もうダメっ!いっちゃう……いっちゃうううううううっ!」
絶頂をむかえた和が叫びにも似た大きな声をあげる。
全身を激しく痙攣させながら、大きく弓なりになる。
その時、肌に浮かんだ汗が胸の谷間に滑り落ちていった。
和の絶頂の声にあわせて、膣壁が京太郎のモノをグニュグニュと包みこんでいく。
97 :
のどっち無双:2010/04/19(月) 22:46:43 ID:nKjo8TDR
「くうっ!」
京太郎も堪らず小さな声をあげた。射精しようとした瞬間に、自分のモノを膣内から抜いた。
その瞬間、大量の白濁とした液が宙に弧を描いた。
それは和の大きな尻を汚すと、ゆっくりと床へ向けて滑り落ちていく。
「はぁ……はぁ……はぁ…」
和は恍惚そうな笑みを浮かべながら、大きく息を吐き続けていた。
すっかりと暗くなってしまった校舎を、京太郎と和は手を繋ぎながら後にする。
「もうっ……須賀君ったら乱暴すぎますよ……」
頬を膨らませながら和は京太郎の顔を見つめる。
和は京太郎によって破られてしまったシャツの代わりとして、京太郎のシャツを着ていた。
「すまん……和があまりにも可愛いからつい……」
ポリポリと頬をかきながら恥ずかしそうに京太郎は笑う。
その言葉を聞いた和の顔がみるみるうちに真っ赤に染まっていった。
「須賀君のバカっ……もう知りません!」
プイッと首を横に振りつつも和はどこか嬉しそうな笑顔をする。
京太郎の手を握りしめていた和の手の力が一層、強くなった。
「和……?」
「須賀君………浮気なんかしたら許しませんからね?」
「なっ……!?バカ言うなよ!俺がそんな事する訳」
「ふふっ、冗談ですよ須賀君!須賀君が浮気なんかしないって私は信じてますから」
ニッコリと笑いながら和は京太郎に軽くキスをする。
「なっ……お前なぁ!」
「私のシャツを破った仕返しですよ!悪く思わないでくださいね?」
そう京太郎に言う和の表情には満面の笑顔を浮かんでいた。
終わり
愛があるじゃない!
超GJ!
99 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 22:51:11 ID:zWxWFafk
良いぞ良いぞ
100 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 17:43:37 ID:D6s8Yjpr
衣、和、桃、俺の面子で脱衣麻雀をやりたい。衣が局面を支配し、まず俺が全裸に。そして少しずつ脱がされていく和と桃。そして衣は2人を脱がすことで俺を発情させ、勃起した俺のペニスを卓の下で弄び、何度も射精させる。
101 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 22:51:43 ID:2sEljx65
咲達が校長と部費をかけて鷲巣麻雀をするという電波を受信。咲達の賭けるのは当然、服とかバイブのスイッチとか。
京太郎が不遇になればなるほど、京太郎をより残酷にする事ができます
京太郎はそろそろキレていい
なにかあったのか
なにもないから問題なんだよ
何かあったらあったで嫌だけどな。
次回京太郎出番あるかなぁ……
京太郎が清澄、鶴賀、風越、龍門渕メンバーを次々と凌辱すれば問題はない
京太郎×咲
このスレではけっこう活躍しているな
単に男役としてだけな気も…でもハギヨシさんにほとんど出番がないのは謎だな
全国の最中に咲ちゃん&京ちゃん&照ちゃんの3人の中学時代が見られれば嬉しいのだが
113 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 21:04:40 ID:znY0cJqz
京太郎は最後に死ぬ運命にあるのだ
114 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 22:53:38 ID:nVPHmrcn
鬼畜ハギヨシによる龍門渕責めとな
ハギヨシと透華のラブラブが見たい
ハギヨシにマッサージさせてトロトロにされる透華が見たい
規制されてなかったら一本投下
頑張ってくれ
期待
咲の世界に男はいらね
そう思うなら、ここより百合スレに行ったほうが楽しめるだろう。
京太郎がハギヨシと共に一を調教する話でもよろしいかな?
「お願いです!もうやめてくだしゃひいいい!」
一はハギヨシに哀願するがそんな事に全く耳を貸す事もなく、ハギヨシはバイブを強く押し当て続ける。
透華が「和に存在で負けてるのは胸のせいだ」と思い、男に揉んでもらうと大きくなる
という事を知りハギヨシに「私の胸をマッサージしなさい」と言ってマッサージをして
もらうがあまりに上手すぎて絶頂を迎えてしまう。それからも胸を大きくさせる為に
毎日揉んでもらう。
それを偶然見てしまった一と衣もバストアップのマッサージに参加する訳ですね!
なんというハーレム
「あぅっ」
深夜の屋敷に龍門渕透華の声が響いた。
夏のインターハイで魑魅魍魎たちに「当てられた」のか、大会が終わってから透華はハギヨシに「体の熱」を訴える様になっていた。
「は…ハギヨシ…は、早く…早く鎮めなさいっ」
「は、透華お嬢さま」
真っ赤になって揺れる主人を執事は後ろから優しく抱きしめて、パジャマの上からでも控えめに存在を主張する双丘の頂を同時につまんだ。
「はぅっ…はっ…はっ…ハギヨシ…」
「透華お嬢さま…」
ビクンと透華の体が跳ねて震えた。いつもの自信に満ちた主人の顔ではない、年相応の、いやどこか幼さを感じさせる女の顔に変わっていた。
ハギヨシは透華の首筋をなぞる様に何度も舐めながら少しずつ両胸に添えた掌に力を込めていく。
透華が息も絶え絶えに、「いやいや」と足をばたつかせながらネコが甘える様に頭をハギヨシの胸元にこすりつけた。
「透華お嬢さま」
「はっ…ぅ…はぎ…よしぃ…」
必死に声を押し殺す主人が愛しくてハギヨシは軽く耳たぶに甘噛みした。
「あんっ」
ビクンと再び透華が跳ねて、ハギヨシの膝と股が擦れ「ぐちゅっ」という音が響いた。
「こ……こ…こんなの私じゃありませんわっ…きゃっか…ですわっ」
透華は真っ赤な顔で震えながら言い訳した。
「存じております」
うやうやしく目礼しながら執事の指は止まらない。的確に優しく主人を昇らせていく。
超支援
「はぅっ……こっ…こんなの…こんなの私では…私では…っ」
ぴくんぴくんと体を痙攣させると透華はきつく握りしめていたシーツをゆっくりと離した。
それを確認したハギヨシが控えめに透華のお腹に左手をおろしていく。
「ん…ん……あぅ…」
ぴくぴくと透華のアホ毛が揺れて伸びた。
ハギヨシは労る様に透華の熱を帯びた下腹部をさすっていく。
ガラス細工を扱う繊細さで、秘処には決して触れない様に。それが透華をより昂らせる行為だとしてもハギヨシには譲れない一線だった。
「〜〜〜〜っ……ハギ…ヨシ…」
目をトロンとさせた透華が唇を寄せると、ハギヨシは後退して避けた。
「ハギヨシっ。何故いつも逃げるんですの!?これでは生殺しですわっ!」
「申し訳ありません。私はただの使用人。お嬢様の純潔を汚す訳にはいかないのです」
「おだまりなさい!私が許可しているのですっ。ですから…ですから……せ、せ…せ、せせ接吻…くらい…し、し、して」
「……透華…お嬢様」
ちゅっ…
透華の額に唇を軽く触れ、ハギヨシは離れた。
「申し訳ありません」
「……」
「透華お嬢さ…」
「許さないと言ったのですっ。ハギヨシっ!」
「むぐっ」
透華は強引にハギヨシを押し倒した。ギシッと大きなベッドが揺れ、ハギヨシの唇が塞がった。
「…ン…んっ…んっ…ンんっ……は、ハギヨシ…ハギヨシ…あむっ…」
「…透華…お嬢…さま…」
執事は必死に沸き上がる劣情を抑えようとしたが主人がそれを許さなかった。
「ハギヨシ…貴方は私がただの使用人に「あんな」命令をする様な恥知らずな女だと思っていますの!?」
「透華…お嬢様…」
「貴方がハギヨシだからでしょう!私を…龍門渕透華を見くびらないで下さいまし!」
透華は一度も目を逸らす事なく真っ直ぐに射抜く様にハギヨシを見つめた。執事の頬に主人の涙がノックする様に何度も穿つ。
「透華……お嬢様」
「ん」
ハギヨシは返事の代わりに微かに唇を塞いだ。
「ん…ん………ン…」
ちゅ……ちゅ……ちゅっ…ちゅっ…ちゅぅっ、ちゅぅっ、ちゅぅっ…
私は使用人として失格です。
そう思う程にそれは甘く淫靡なものになり、執事は主人とのキスに溺れていった。
「ぷぁっ…はぁっ…はっ…はぅ…」
「と…透華…お嬢様…」
離れた唇に銀の橋がかかり乱れたパジャマから僅かな乳首が頭を覗かせ、透華はぼんやりと上目遣いでハギヨシを見つめて続けた。
「ハギヨシ…ずっと私の……龍門渕透華の………とーかの傍にいて」
「ここに」
「…ハギ…ヨシ…」
安心したのか、こてん、と肩にもたれる様に透華は意識を失った。
ハギヨシは起こさない様に透華を寝かせ、水面の月をすくう様に、指を絡めて再度答えた。
「ここにおります、透華お嬢さま」
指先に僅かな力がこもり、透華のアホ毛がくてっと緩んだ。
おしまい
以上です。
本番や国広くんと衣の乱入はまた後ほど…
133 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 19:12:00 ID:oMgEAS8l
GJですなぁ
井上殿は参加しないのかね?
134 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:04:54 ID:A11r4tfk
続きを要求させていただく
GJ!
とーかかわいいよとーか
136 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 23:12:17 ID:sFcNCohY
よいぞよいぞ
137 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 05:59:04 ID:U86c2aql
『ええ乳しとるのう』とか言いながらトモキーとかおりんの乳をいじり回すまことみはるんを妄想した。
百合は百合スレで
うむ
140 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 19:01:02 ID:FlkLGntd
衣の人マダ?
ああ衣の人が現れる奇跡が起きてくれ
おお やったね
誤爆ったじ
結局衣の人はあれで完結なのだろうか。
もうだいぶ前の話になるのか・・・
ヤンデレ咲はこのスレでは大丈夫なのだろうか?
エロイのが入るなら問題ないのでは?
あと18禁描写とか
>>144 もうスレ見てないんじゃね?保管庫の人も投げっぱなしだし
期待
149 :
片岡優希:2010/05/27(木) 17:46:55 ID:YFErqJcD
タコス!うまぁ〜っ!!!
『保守age!!だじぇ〜っ!!!』
過疎ってるな
もはや百合排除にも飽きたか
もう少し待ってくれ
>>144 まああれ以上恋人が増えられてもそれはそれで困るし…あのぐらいの人数がちょうどいいだろう
あるいはまったく新しい話でくるか
漫画の最初の巻を見るに明らかに咲は京太郎の事が好きなのに、最新刊での京太郎のポジション・・・
どうしてこうなった
咲は京太郎からのどっちに乗り換えました
>明らかに咲は京太郎の事が好きなのに
えっ?
深道ランカーは200位以上いた気がする
誤爆…
ところで照の近親相姦SSの続きってまだ?
あのフェラで終わってる奴
>>151 とりあえずここは百合許されないんでそこだけはよろしく
161 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 23:03:18 ID:E/74B/wX
京太郎×ともきー
wiki管理、管理人以外でも出来るようにすりゃいいのに…
>>160が勝手にそうほざいてるだけで百合でもおk(^^)
まぁ百合だったら百合板にスレがあるけどなー
あっちは栄えてるのにね。
だってちんこ役って京ちゃんくらいしかいないしな
>>167 こっちで変なのが粘着してなきゃ、それなりに賑わったろうになー。
まあ、両方見てれば読み手としてはこまらんけと。
>>168 ハギヨシ様わすれんな!!
170 :
スガッピオ:2010/06/07(月) 23:43:37 ID:fBDxjWvW
京太郎×佳織こそ至高
今週中に再び投下させていただきます
172 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 22:32:46 ID:oFibe+kF
咲が京太郎を押し倒すSSじゃあ納得出来ないよな?
納得出来ないが期待している。
本当に期待している。
今週過ぎたか・・・残念
予定は未定よくある話。
結局読みたい二次創作は自分で書くしかないのさ!
南浦プロの性豪列伝はまだ?
老いてますます盛況なり的な
そうか南浦プロが小鍛冶プロに踏まれる的な状況か…
>>61からの続き
「あ……あの……」
ようやく京太郎と再会する事が出来た桃子であったが、突然の事に思うように言葉が出ない。
どうしよう、このままじゃ京太郎さんが行ってしまう。
桃子は焦りを堪えつつ、勇気を振り絞ってようやく声を出した。
「須賀……京太郎さん…!」
「………はい?どうして俺の名前を……」
京太郎の返事を聞いた桃子は落胆する。やはり京太郎は自分の事など覚えていなかったのだ。
それはそうだ、たった一回の出会いでしかもほんの数十分の事など覚えている訳がない。
分かってはいた事だけど辛い…桃子は泣きそうになってしまうのを隠すために顔をうつむかせた。
「…………あっ!もしかして君……」
「えっ……」
「いつだったかな……雨の日に車に轢かれそうになってた娘だよね?」
京太郎の言葉に桃子は顔をあげる、京太郎は桃子の事を忘れていなかった。
自分の事を覚えていてくれた――桃子は無意識のうちに笑みを浮かべる。
「………はい!」
「いやー!まさかこんな所で会うなんて偶然だね!えーと………」
「桃子……私の名前は東横桃子っす!」
ようやく言えた、あの時言えなかった自分の名前を京太郎に。
桃子は嬉しさのあまり、その場で跳び跳ねたくなってしまった。
「それよりも、大丈夫かな東横さん…?強くぶつかっちゃったけど…本当にごめんな」
京太郎は申し訳なさそうに頭を下げると桃子に手を差し出した。
「あ、ありがとうっす須賀君……」
桃子は恥ずかしそうに手を伸ばすと、京太郎の差し出した手を握りしめた。
ギュッ・・・・
(あれ………?)
桃子はふと、握りしめた手になんとも言えない違和感を覚えた。
なんだろう、懐かしい…それになんだか分からないけど、身体の中が暖まって心が穏やかになっていく。
桃子はしばし無言で握りしめた手を見つめ続ける。
「あのー……どうしました東横さん?やっぱりどこか痛めてしまったんじゃ…」
「は、はい!?私は大丈夫っすよ!ごめんなさいっす、ボーッとしちゃって…」
京太郎の呼び掛けにようやく我に返った桃子は慌てた様子で立ち上がった。
桃子は改めて握りしめた方の自分の手を見つめる。
(さっきのは一体……?)
京太郎の手を握った時のあの感覚は一体なんだったのか。
桃子は長考してみたものの結局その答えにたどり着く事は出来なかった。
「はい、ジュース」
「あ、ありがとうっす……もらってばかりっすね私…」
「気にしない気にしない」
京太郎は桃子にジュースを渡すと、彼女の隣の椅子に腰かけた。桃子はふぅっと息を吐いて京太郎の顔をチラッと見る。
(どうしよう…)
ようやく、京太郎と再会する事が出来たものの何を話せば良いのか分からない。
いざ、口を開こうとしても緊張のあまり声が出ない。
(あれだけ話がしたがっていたのに何をしてるっすか……私のバカ)
桃子は心の中で自分自身を叱りつける。何も言い出せない自分が嫌になってしまう桃子であった。
「東横さんがここにいるって事は…やっぱり東横さんも麻雀大会に参加しているんですか?」
「ひゃい!?」
突然、京太郎に話を振られた桃子は思わず間の抜けた返事をしてしまった。
桃子はどうにか自分を落ちつかせつつ、京太郎の方に顔を向ける。
「は、はいそうっす!私も団体戦に参加しているっすよ。……須賀君もやっぱり今日の団体戦に参加しているっすか?」
「……………」
一瞬、表情が曇る京太郎。しかし、再び笑顔に戻りジュースを一口飲んだ。
「………いや、俺の場合は個人戦だけだよ。男子部員は俺だけだからね…応援さ、今日の所は」
どこか寂しげな様子な京太郎に、桃子は不安そうな表情を浮かべる。
もしかして、なにかまずい事でも言ってしまったのだろうか?桃子は缶ジュースを握りしめながら京太郎の顔を見つめる。
「おーい!モモー!どこにいるんだ〜!」
桃子を呼ぶ声が彼女の耳に入る。どうやら加治木達が自分を探しに来たようである。
もっと京太郎と話がしたかったが、加治木達の所に戻らなければならないようだ。
「ご、ごめんなさいっす須賀君……私、そろそろ戻らないと…」
申し訳なさそうに頭を下げる桃子に京太郎は笑顔で手を振る。
「ああ、気にしないでくれ。俺もそろそろ皆の所に戻ろうかなって思ってたから。
……大会の方、頑張ってな!応援してるよ」
「……はい!」
京太郎はジュースを一気飲みすると、そのまま走り去っていった。
その姿を見送ったまま桃子は立ち尽くす。
「あっ」
京太郎の連絡先を聞いておけば良かったと、今さらながら気がつく桃子。
何で、もうちょっと早く気がつかなかったのだろう。
「本当に……私の馬鹿」
桃子は自分の頭をコチンと軽く小突く。
でも、また大会に行けば会えるかもしれない。その時は必ず京太郎の連絡先を聞いてみせる。
自分にそう固く誓う桃子であった。
で、もう終わりなの?
生殺しは嫌だ
早くエロシーンに到達して欲しい
乙
続きを書きにくれただけだけでもありがたいこれからも頼む
まぁ落ち着け三ヶ月ぶりなんだ
俺達の全裸待機戦いは始まったばかりなんだぜ!
久しぶりの乙
自分のペースでで構わないから書き続けてほしい
引退宣言
大作(注:言い過ぎました)のアイデアが頭の中に浮かんで、
死ぬほど考えてプロットを組み立てて書き始めたつもりだったのに、
なにかがおかしい!そう思った時、続きが書けなくなった。
いつまでたっても手がキーボードを打ってくれなくて、無理やり動かしてもまともな物が作れない。
出来上がったと思っても、推敲する度に「すべて選択(A)→Delete」の繰り返し。
頑張ってやり直しても、結局は削除地獄に嵌っていく。
馬鹿の一つ覚えみたいに同じシチュを言葉を変えて書き直すだけの、破滅の無限ループから抜け出したのは、
歴戦を重ねたヒロインを書いたつもりが、実は歴戦とは同じ戦いが繰り返されただけのことに過ぎないと気付いた時だった。
見事なまでに成長の無いヒロインの話を長々と投下した事が恥ずかしくなり、それがおかしい物の正体だと気付いた時にはもう手遅れだった。
俺が途中まで投下したSSにGJをくれた人たちには申し訳ないけれど、俺はもう書けなくなってしまった。
もう一度やり直そうとしても、途中まで投下した部分が破綻するだけ。
頑張っても頑張っても満足のいく続きが書けなくなってしまったんだ。
バイバイ、スレのみんな。
ろくでもないSSばっかり投下した上に、途中で投げ出してしまって申し訳ないと思ってる。
何故ここにそのコピペを張る?
元々過疎ってるところに張っても誰も騒がんぞ?
取敢えずオリ男は出しても構わんと思うのですよね、俺は……何故みんなそんなに嫌うのでしょうか?
189 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:03:11 ID:rRn2uEO7
京太郎の友人役としてオリジナルキャラを登場させたいとは思っているんだ……エロには絡ませるつもりはないけど
それでもやっぱりダメなのか?
注意書きさえちゃんと書いてくれれば、ある程度は何をやってもいいと思う。
オリキャラ絡むとそれだけで萎える
俺個人の性癖というか傾向だとは思うんだが、アレは不思議な現象だ
嫁だな君を使えばいいんじゃない
俺は嫌いだからって文句を言って荒らし紛いにならなければ別にイイよ
もち注意書きは欲しいけどね
でも一応俺は京太郎派
板違いの百合じゃなきゃなんでもかまわん
その態度が過疎を招いたのがまだ分からんのか。
いやまぁ、禁止でいいけど。
また百合厨が騒いでるのか
マジで百合厨死ねよ
分かりやす過ぎるから少し黙ってろ
百合だらけのこのアニメから百合とったら何も残らねえだろ
基地外自治厨こそマジで氏ね
投下も無いのに荒れてるんじゃねーよw
ただの自演荒らしなんだけど人がいるって分かってちょっとホッとした。
ふたなりはどうなの?
男と絡むならOK
女相手はNG
はじめちゃんが実は男の子だったていうネタは?
百合厨は黙ってろ
自治厨は黙ってろ
何でふたなりや男が男と絡まないとダメなんだよw
それこそスレチだろが。
百合はNG
ホモはOK
なんかもう漫才に見えてきた。
スレで遊んでる低級漫才師だろ?
かおりんの人にもモモの人にも期待させていただきます
スレが進んでると思って期待して覗いてみたらみたらただの百合議論。
がっかり感が半端ない
どこが百合議論だ。
どう見てもホモ議論じゃないか。
百合アヌメで百合はダメとか言ってる奴は基地外
どこが百合アニメだ
男が少なくて女がいっぱい出てれば百合アニメなのか?
「いくぞ京太郎!」
急所を温かい手に包まれてしまった京太郎が、動揺もあらわに窺うと、鬼と呼ばれた久保コーチの瞳には明らかな揶揄の色が浮かんでいた。
性的な興奮で視野が狭窄していた京太郎は、自分のことでいっぱいいっぱいで気づかなかったが、貴子とて相手のことを観察していたのだ。
京太郎が食い入るように自分の透けた裸体を見つめていたことなど、とうに承知している。
第一、童貞の発情ほどわかりやすいものはない。
男根がギンギンに痛々しいまでに勃起しているのだ。
怒るのも可哀想だと考えて、少しぐらい見せてやろうという軽い気持ちでいた。
また、子犬の如き純真さで、一途に慕ってくる京太郎を、少しからかってやりたい気分もないではない。
「ふふ、幹は硬くて、ガンガンだな!しかし、袋のほうは柔らかく、ひんやりとしているぞ!」
京太郎の逸物は、取り立てて巨根でも、短小でもない。年相応といったところだが、大人の目から見れば、男性の象徴というよりも、まだまだお子様のおちんちんにすぎない。
得物を持たせれば、無双の強さを示す久保コーチの手が、京太郎の得物を握り締めて、感触を確かめるように撫で回す。
猛り狂っている逸物を貴子の柔らかい指に包まれるのはなんとも心地よい。
しかし、同時になんともいえない高ぶりが、いまにも噴火しそうで、恐ろしかった。
「すごいな…」
急所を弄ばれて身悶える京太郎の姿がかわいくて仕方がないといった表情を浮かべる貴子だが、その目元はピンク色に紅潮し、瞳に狂気を宿している。
貴子自身もこれはちょっとやりすぎなのではないか、と思わないでもなかったのだが、相手はまだまだ幼い。
変に性的なことを考える自分が、かえって恥ずかしい行為に思えて、意図的に普通に振る舞おうと努力していた。
し、支援!
220 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/25(金) 19:01:42 ID:uOXOcYvL
>>217 予想外の組み合わせ。
前後が気になります。
>>215 咲Xのどっち
部長Xキャプ
ステ桃X「私にはお前が必要だ」女・・・
どう見ても百合カップルだらけだろ
小学生でもわかることも理解できない奴は池沼
ワハハー、この欲張りさんが〜
>>222 それはどう見ても友情とかの類だろ
それを百合とか言っちゃう人って・・・
>>224 別に百合でいいじゃん
だからって妄想が制限されるような貧相な脳みそなの?
>>225 レズじゃないのに勝手にレズ扱いされるキャラクター達がかわいそうだろ
別に百合でもないのにキャラ崩壊させてまで百合にするとか不愉快極まりない
それ言い出したら二次創作なんてキャラ崩壊と捏造設定の固まりじゃん
作中で特に関係深くもないのに勝手にカプ設定とか
普通の男キャラなのに絵柄補正で男の娘に仕立てるとか
>>226 どう見ても百合アニメです
理解できない奴は類人猿以下w
本当にありがとうございました
咲「私ノンケなのに・・・
レズとか気持ち悪いよ・・・」
>>230 ゆうき「なら、マージャン部止めてのちゃんと絶縁するといいじょ?」
>>227 >普通の男キャラなのに絵柄補正で男の娘に仕立てるとか
はじめちゃんの事か
公式HPが百合キーワードでこれるようになってたり、
読みきりのシールスオンライン(ネトゲ)題材の漫画で
なぜか百合キスあり&前作漫画もそれっぽい雰囲気、なほど作者百合好きだったり、
今作でも決勝中、咲&和が下半身裸で同衾してたり、モモ→かじゅがストレートに告白してても
百合じゃ無いっすか、そうですか
>>233 まあ、それと妄想は別だってことだな
じゃなきゃ京太郎無双のSSとか読めないだろ
ていうかどっちでもいいから荒らすな
二次創作はある程度は自由。
嫌ならスルーすればいい。
ただ、スルーできるように注意書きは書いて欲しい。
百合OKでも幅があるからな
例えば俺は女の子同士が好き好きオーラ出し合っていちゃつくのは好きだが
ガチレズになると勘弁
かじゅ→モモくらいの微妙かつ不器用な距離感がちょうどいい
あ、でもネタとしてなら部長無双でもどんと来いっす
京太郎がいくら頑張っても部長をはじめとする麻雀部の連中は京太郎の事を仲間だとは思っていない
麻雀部での集合写真に京太郎を入れていないのが何よりの証拠
きっと使い捨ての道具としか見ていないのだろうな
仮に咲か和を守って命を落としたとしても葬式どころか誰も墓参りにすら行かなそう
残念ながらそれが京太郎が置かれている状況なのである
咲「私レズなのに・・・
ノンケとか気持ち悪いよ・・・」
ここはエロパロ板なんだからエロイ物描いた者が正義だ
まあなー
エロエロならなんでもええねん
ただし百合はNG
一人で頑張るなぁ。
自分が嫌なものはスルーでおk
わざわざ喚くな
んで、新作まだー
コピペとかしてるしやっぱ孤独レスだったのか…
咲がおもむろにキスしてくる。
「んっ……!」
「ふっ…ぴちゃ……」
たどたどしく舌を絡めて深いキスをしながら、咲は服を脱いでいった。
「ぷはっ…!咲……いきなりこんな事…」
「…こんな事、いや?」
「いやじゃねーけどさ…」
「私ね……京ちゃんが原村さんと楽しそうに話をしてた所を見て、凄く胸が痛かった……。
それで気がついたの…ずっと前から京ちゃんの事が好きなんだって」
「えっ!?」
いきなりのキスに続いて、いきなりの告白。順序が逆じゃないのか咲?
いや、本当なら俺が咲に告白するつもりだったのに咲に先を越されてしまった……。
「昔から京ちゃんに守ってもらってばっかりで…京ちゃんに麻雀部を紹介してもらったおかげで
お姉ちゃんと仲直りするチャンスが出来て……もうダメかもしれないけど…京ちゃんが原村さんの事が好きだったらあきらめるから…。でも、たった一度だけでいいから…心から好きだと思える人に抱かれたいの…」
涙をポタポタと流しながら言葉を続ける咲を見て、俺は決心をした。
「咲!俺だって……俺だってずっと前からお前の事が好きだった!」
「ほ、ホントッ!?」
「こんな事で嘘なんかつくかよ!だからあきらめるなんて事を言わないでく……」
「うれしいよ京ちゃん!」
咲は満面の笑みを浮かべながら俺に抱きついてきた。
火照った咲の素肌が、俺の身体に密着する。俺は咲の耳たぶを噛みながら丸いお尻を撫でた。
「ひゃあんっ!」
俺の腕の中で咲が身体をよじる。俺は咲の胸にゆっくりと両手を移動させた。
「いくぞ…」
俺は小さなピンク色の乳首を交互にしゃぶっていく。
「あっ……うぅん、はぁ…ああ…」
小さなふくらみに舌を這わせ、尖った乳首を舌先で転がしてみる。
「ふぁうぅ……あううっ、ひぃん!」
俺の舌を押し返すほど固くなった乳首を甘噛みしてみた。
「ああぁうぅんっ!」
ちゅうちゅうと乳首を吸いながら俺は手を咲の下腹部へと滑らせていく。
「もう……そんなに吸っても…おっぱいなんか出ないよぉ……」
「そうだな……でも、こっちの方はいっぱい出てるぞ?」
咲のアソコは、すでに熱く潤っていた。俺は咲の股間に顔を埋め、割れ目からこんこんと湧き出てくる愛液をすする。
「だって……だってぇ……ひうっ!」
突き出した舌先で、俺は割れ目の入り口をほじるように刺激する。
「そ…そんな事…それたら……はぁんっ!」
頭をぶんぶんと振りながら、咲は快楽に溺れていくような姿を見せる。
そんな咲をもっと見たくて、充血したピンク色の突起を指で撫でる。
「ふぅあっ!ひっ……あっ……あん…くあぁうっ!」
全身を貫く快感に、咲は小さく痙攣する。愛液の量がさらに増え、俺の手をべっとりと濡らした。
「咲……そろそろ…」
「ん…待って京ちゃん……私がしてあげるから…」
上気してうっすらと汗ばんだ咲の身体が俺をまたぐ。
咲がゆっくりと腰を下ろし、咲のアソコが大きくそそりたつ俺のモノの先端に触れる。
「…んうっ!」
先端部が密着している粘膜をこじ開けたかと思うと。亀頭全体が熱くて柔らかな感触に包まれた。
濡れそぼった咲のアソコの内側はそれ自体が生物であるかのようにヒクヒクとうごめいて、俺のモノを飲み込んでいく。
「はあっ!ふぅうっ…!」
「くっ……咲っ…!」
咲の膣内は今まで味わった事のない気持ち良さで、飲み込まれた俺のモノが溶けてしまいそうだ。
「んんうーっ!くぅんっ……!」
結合部から、一筋の血が流れる。それが咲が初めてだという証だった。
「咲……」
俺は咲の唇を吸い、子供をなだめるように頭を撫でる。
「ちゅっ……んんっ…!」
「痛くないか咲…?」
「だい……じょうぶだよ……平気……だか……ううっ!」
平気そうにはとても見えないが、今さらやめるなんて事はできない。
俺にできる事は、咲がなるべく痛くならないように、そしてなるべく気持ち良くなれるようにしてやる事だけだ。
俺は咲の腰を浮かせ、時に浅く、時に深くモノで粘膜をこする。
「はあっ、ふう……ふぁん!ああああっ!」
緩急をつけたピストン運動を繰り返すうちに、咲も段々と痛み以外の声をあげはじめる。
割れ目から血を洗いながすように大量の愛液が溢れ俺の下腹部を濡らしていく。
「ふぁああうんっ!ふぁっ!くうっ!あふぅっ…!」
「凄いぞ咲…!お前の中……凄く熱くて……頭がおかしくなりそうだ…!」
「やっ、やだぁ……そんな事…言わないでぇ…」
俺はあえて咲が恥ずかしがるような事を言い続ける、これも全て咲を気持ちよくするためだ!
「ほら…きゅうって俺のを締め付けてくるぞ……」
「だめ……ひゃめっ……!やぁ……やんっ!」
生まれて初めて男の侵入を許したばかりの咲のアソコがにゅくにゅくと脈動しながらきつく収縮する。
「最高だぜ……もの凄く気持ちいいよ……咲の中…」
「あぅっ……あああぁうぅんっ……!」
俺と咲は狂おしい欲望に身を焦がしながら、獣のように腰を振り続けた。
「んっ、ふぁんっ……ひぃん!」
「咲っ…!」
上下運動をしながら身体をくねらせる咲の胸を、下から手を伸ばして揉む。
「やあっ、はうっ……ダメだよう…おっぱいいじられたら……おかしくなっちゃうう…!」
身体を襲う快感に拍車がかかると、咲のアソコがさらにきゅうきゅうと俺のを締め付けてきた。
「くっ……」
俺も負けじと激しく突きあげる。結合部で愛液が泡立ち、じゅぶじゅぶといやらしい音が鳴りひびく。
「ひうっ……ふっ…くあぅっ!」
俺は身体を起こして、咲と身体を密着させぎゅっと抱きしめながら激しく腰を打ち付ける。
「ああっ!あっあっ……こんな……激しいの……私……もう…いっちゃ……いっちゃうよぉ!」
俺の全てを搾り取ろうとするかのように、咲の膣内が収縮する」
「ダメ!ダメっ!ダメぇぇぇぇぇぇ!」
絶頂に達したのか、咲の全身がぶるっと震える。
「くうううっ!」
そして俺もその振動と締め付けに耐えきれず。咲の中で果ててしまった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
咲はぐったりとした様子で俺に身体を預けてきた。
色々とあったけど、ようやく俺と咲は結ばれる事が出来たんだ。
これ以上は何も望むまい……満足だ。
「ねぇ、京ちゃん」
「ん、なんだ咲?」
「これからも……一緒だよね?」
「……当然だろ」
「ふふっ……大好きだよ……京ちゃん」
咲は甘えるように俺に抱きついてくる。
―――やっぱり言えない。俺が病に侵されていて全国大会が終わるまで耐えられるかどうか分からない事を。
それでも、今はこの幸せの時を少しでも味わっていたい。
咲、ごめんな……お前が惚れた男はこんなにも最低な奴なんだ。
でも、この命が続くまでずっとずっと守ってみせるよ。
だって咲は俺にとって―――全てを犠牲にしても守りたい、お姫様なのだから。
終
京ちゃんネタもいい加減飽きたな
咲Xのどっちか
部Xキャプものが見たい
なんと唐突なレスし辛さに吹いた
>>250 おkじゃ余計な事喋らずにそうゆうスレに行こうな
もしくは巣に帰ろうな?
GJなのだがラストが非常にレスし辛い……
百合エロカモン
ああ、ただし濃厚レズエロな
下品上等
今の所、このスレの書き手はアインズの人とまこ陵辱の人とモモの人とかおりんの人……で良いのかな?
百合厨まだいたのか
百合は禁止って言ってるだろうが
うむ、やはり京咲は良いな
GJです
自治厨まだいたのか
とっとと氏ねよwww
レズならいいだろ、百合なんて生縫いぐらいのw
レズはレズ板へ
百合は途中までのスパイスとしては逆にイイ
>>261 そんな決定権はお前にはない
投下する人間の自由だからw
あと過剰に嫌がるからからかわれてるっていい加減気がつけw
レズとか誰が得するんだよ
投下されたら文句言えばいいだろ
黙ってろ
まだレズOKとか板違いの主張する馬鹿が居座ってるのか
>>268 自治乙
ローカルルール読んで出直してこい!
さわんなよ、喚いてるのこいつだけだしw
単なる保守係だろ?
保守お疲れの意味を込めて全力で突っ込むのが礼儀だと思ってた。
正直すまんかった。
またレズOK派とNG派の血で血を洗う争いが始まるのか
もう百合板でやってくれで平和になったと思ったのに
また随分臭いレスだ
百合NGとか俺ルール爆裂の自治厨は氏ね
>>271 新シャア板での福田監督大喜利みたいなものか
以前と同じで百合NG派というより百合スレ厨だろ
「百合は百合スレでも書いてください」と素直に頼めばいいのに、NG派を装ってるから性質が悪い
事の成否はともかく争いを避けるって意味では住み分けがきちんと出来てたんだがなあ
正義の戦いでSSも投下されないままスレが伸びる日々に逆戻りかい?
レズ物投下されてもないのに、いちいち目くじら立てて喚くやつがアホなだけだろw
というか投下がもうほとんど無いw
投下が無い時は常に喧嘩してるよな、ココw
喧嘩というよりも大喜利になっているような気がする
>>281 可哀想なのが1人でがんばってるだけなんだけどね
どのスレにも1匹は居るだろ口汚い輩は
咲と和がレズっていると思ったら何時の間にか京太郎が加わってた
むしろ咲和がレズってる最中に京太郎が乱入レイプするという流れ
誰も得しない流れだな。
そーゆー中途半端が一番悪いよ。
どっちかに絞れ。
本編準拠なら、咲和がレズってる一方で、京太郎はオナニーしてた、って流れで
京太郎のレイプだけでおk、レズはいらん
じゃあ京太郎のレズで
何?男だろ?
TSして京子爆誕
○○は実は男の娘だった。
いままでレズなしで回ってたのに執拗にレズいれたがる奴はなんなのか
スレの総意だぜよ
スレの総意(笑)
おかしい……この会話前にもしたぞ……っ!
このままではまた……っ!?
スレがズレた
レスがレズった。
297 :
竹井 久:2010/07/16(金) 01:20:45 ID:FRHImawb
はぁ〜ん?
そういう下らない洒落たセリフを
>>296は
MJ4のフィールドでチャットを出してるわけねっ?
甘いな?
優希(男)×京太郎(女)
いちごちゃんが出てくる話をお願いします
百合板に他愛もない奴があったぞ
京「ちゃちゃの〜〜ん♪」
ち「京ちゃ〜〜ん♪」
咲「むっ!」
蒲原
「つぎ! 選手出ろ!」
妹尾
「じ……次鋒・妹尾佳織、いきます!」
審判
「それでは……はじめ!」
妹尾
「わ…私に麻雀はよくわからないんだ!!
蒲原部長にそそのかされてムリヤリ入部させられたんだ!」
染谷
「いけないなァ、部長の事を悪く言っては!」
妹尾
「え、えーと…みっつずつ、みっつずつ」
染谷
「グォゴゴゴゴ」
竹井
「ダーハハハ!! 蒲原部長さんよ、お前の可愛い幼馴染を棄権させるなら今のうちだぜ!」
蒲原
「フッ、棄権をした方がいいのは其方のワカメガネの方だがな」
竹井
「なんだと?」
染谷
「メンゼンっ! 二盃口ッ!」
妹尾
「や……役満、四暗刻!!」
染谷
「ギャアアアーーーーー!」
竹井
「…………」
京太郎×永水でSSが見たいな
無茶苦茶言うなよ……。
接点無いじゃん
接点が無ければ作るものってばっちゃが言ってた
っていうか
>>303の京太郎って、「俺」ってことだろ?
キモいよw
>>307 もうめんどくさいから巣じゃなく獄中にでも行っとけよ
百合厨は百合板へ
嫌百合は居場所がなくて大変だね
本編も嫌だココも嫌だ
我慢して牌譜だけ観てな
単独カプスレにすら負けてるからな、ココ。
ヘテロはお呼びじゃないってことか。
本編は嫌じゃないよ百合じゃないから
お前らが勝手に百合に仕立て上げてるだけだろ
ヘテロにも見えないけどな
なるほど
本編が百合に見えるキチガイがここに常駐してるのか・・・
そりゃあ序盤は百合には見えないさ
咲と和はライバル、カプは咲と京太郎、と思ってた
俺だけじゃなくみんなそう思ってたはずだ
この漫画に百合など無い、最初はそれで間違いない
だが今はどうだ
たとえば、一やモモが男とくっつく姿など想像もできない
百合脳過ぎて論外
次
いや、次(キリッ じゃねぇよw
百合レズ議論したいなら余所いけ。作品投下もしないで何仕切ってんの?w
別に百合脳じゃねえしな
むしろ本編に男キャラもっと出して今いる女キャラに絡ませてほしいと思ってるくらいだ
そうすりゃイメージが変わるだろう
現状だって百合なんかひとつもないのに
>たとえば、一やモモが男とくっつく姿など想像もできない
こんな事言うから百合脳だと揶揄られてるんじゃないの
あれで百合に見えるとかなら百合脳といわれてもしかたないわ
お前の中では「正しい咲」「本当の咲」というのがあるんだろう
だがそれは他人には通用しないのだよ
本当に正しくてもな
ケネス・アーノルドの見たUFOが円盤型だというのは間違い
これが「正しい」
だが、この世から「空飛ぶ円盤」という言葉を消し去るのは不可能だろう
いったん定着したイメージの力というのは大きい
なんだまたわざとらしい排除菌が蔓延してるのか
だから早く巣に
どうせ職人散らしが目的なんだろ
投下が無いと皆カリカリします
透華でもポリポリさんでもどんとこいやー!
立は百合嫌いみたいなのに百合厨がよってたかって百合作品とかいうから
変なイメージがついて変なやつらがあつまってくる
本当に百合嫌いなら男キャラもっと出せっての
いちごちゃんとか普通に彼氏いそうじゃん
>>324 立たんはお前の身内か彼女かよw
俺だけはどう思ってるかわかってるんだぜってのがキモイわ
>>324 前作とシールスオンラインの百合漫画見れば分かるが本人はノリノリだろwww
百合要素なしから百合作品書いちゃうんだぞww
嫌百合厨は遂に捏造にまで手を染めたか。
哀れだな。
落ち着いてここは
ふくよかすこやかコンビのカー×××でも妄想しようじゃないか
うむ
ん 規制が解けたか
とりあえず
>>324は保存しておこう。
嫌百合厨の醜悪さを示す、よいサンプルだ。
「はい、須賀君」
久は、京太郎の前に一歩歩み寄ると、目を閉じてつま先で立つ。
しかし京太郎は、うろたえるようにあたりを見渡すだけだった。
「須賀君」
久が少し強く言った。観念したのか京太郎はそっと久に唇を寄せる。
「んっ…!」
京太郎の唇の感触を感じた時、久は両手を京太郎の背中に回してグッと抱き寄った。
ブラジャーに包まれていない乳房の感触が、京太郎の身体に押し付けられる。
京太郎は怯んだのか久から距離をとろうとしたが、久の腕がそれを許さなかった。かといって振りほどくわけでもなく、京太郎はなすがままにお互いの唇の感触を感じていた。
やがて、久は京太郎の唇を貪るようなキスを始めた。舌で舐めあげ、唇ではさむ。
そんな久にようやく火がついたのか、京太郎の手がゆっくりと久の背中に回った。
「ふぅ………」
重なった唇からため息が漏れた。京太郎は久の胸元に手を回し、シャツの上から乳房を揉んでいく。
段々と柔らかさを失っていく乳首の感触が京太郎の掌に伝わる。
やがて、お互いが唇を放すと透明な糸が伸び音もなく消えた。
「……ふふっ、須賀君ったら意外とキスが上手なのね」
「…部長だって」
京太郎は久の言葉に小さく呟くと久の首筋に顔を埋めた。
うなじのあたりに舌を這わせると、久の身体がピクリと震える。
「あんっ……!」
肌を這う舌は、艶やかな跡を残していく。それと同時に京太郎は指先でシャツごしに乳首を軽く捻るようにつまむ。
久の唇から甘い吐息が漏れ始めた。
「須賀君……!」
京太郎は久のスカートに手をかける。少し力を入れると、スカートはストンと床の上に落ちた。
今まで乳首の感触を楽しんでいた京太郎の指先が下へとしていく。
「あんっ!」
久が小さく肩をすぼめた。それは京太郎の指先が久のアソコに達したからだった。そこはパンストごしにも分かるほどに潤っている。
「凄いです部長……もうこんなに濡れてますよ」
京太郎が久の耳元で小さく囁く。久はちょっと恥ずかしくなったのかプイッと顔をそむけた。
京太郎の指先が久のアソコをパンストの上から何度も擦りあげていく。
最初のうちはシュッシュッと布の擦れる音であったが、それがグチュグチュという卑猥な音へと変化していく。
京太郎はパンストからそっと指を放し、今度は下着の中に手を入れていく。京太郎が思っていた通り、アソコはすでにビショビショに濡れていた。すぐに指先に彼女の愛液がまとわりついていく。
「あっ…!ああ……ふわぁっ!」
京太郎は割れ目から溢れる愛液を掻き出すように指を動かす。それは、久が今まで経験した事がないような動きだった。
久の割れ目はほんの少しの間に、湧き出る泉のように止めどなく愛液を溢れさせていく。
やがて快感に耐えきれなくなったのか久の身体がガクガクと大きく震えて、京太郎の身体に寄りかかった。
(ダメっ……須賀君ったら凄く上手……!もう立ってられないわ……!)
「部長……立っているのが辛いんですか?」
京太郎は久を心配するように声をかけ、久を抱き抱えて、雀卓の上に座らせた。
シャツの上から乳首を口に含むと、舌先で転がしていく。
唾液に濡れたシャツから桜色の乳首が透けて見えた。
京太郎は乳首を弄びながら、久の足を広げさせる。そして、彼女の内股に顔を埋めると割れ目へと舌を伸ばす。
すでに溢れかえる久の愛液で雀卓の上には小さな水溜まりが出来ていた。
その様子をドアの隙間からずっと見ていた福路美穂子はゴクンと生唾を飲み込んだ。
久に呼ばれて清澄へと足を運んだ彼女であったが、久と京太郎の情事にどうする事もできなかった。
「上埜さんが私に見せたかったものって…これだったんだ…」
美穂子はそう小さく呟き、自分の胸元へと指先を這わせる。自分の指で鳥肌が立つほどに美穂子は興奮していた。
ブラジャーの隙間から指先を入れるとギュッと自分の乳首をつまむ。
「んっ…!」
美穂子の肩が小さく跳ね、床の上にペタンと座りこむ。
息遣いが荒くなり、少し乱れた服の隙間から見える肌には、赤みが差していた。
内股をこすり合わせ、身体中から湧き上がる欲望を美穂子は必死に堪える。
「ふぁぁ!」
久と京太郎が重なりあっている影で美穂子は小さな吐息を漏らしていた。
終
なんか意味は違うが部長GJ!
やっぱ最近多発する大幅規制の巻き添えくらってる職人さんもけっこういるんだな?
GJ!
とりあえず作品が投下されることが重要だ
えり好みとか贅沢いったらあかん
少しずつだが規制が解けているみたいだな
早く他の職人の方々にも戻って欲しいものじゃのう
時刻は午後四時、国広一は薄暗い廊下を走っていた。空は夕焼けに染まり、鮮やかなオレンジ色の光が窓から差し込んでいる。とても美しい光景だったが、一にそんなことを考えている余裕はなかった。
向かう先は旧校舎1Fの一番奥、2年前まで麻雀部の部室として使われていた部屋だ。一は以前に透華たちとともに麻雀勝負をし、退部に追い込んだ元麻雀部員たちに旧部室に来るよう手紙で呼び出されたのだ。
(今日の放課後、旧部室に一人で来い。さもなくば龍門渕透華が酷い目に遭うぞ)
その手紙には一枚の写真が同封されていた。透華が目隠しと猿轡をされ、手足を縛られている写真だった。それを見るなり、一は走り出していた。
部屋の前に立つと、中からは人の気配がした。一つ深呼吸をしてから、立て付けの悪い木戸を思い切り開けた。
中には数人の男たちがいた。扉の開く音に一瞬驚きの表情を浮かべ、それがすぐにニヤニヤとした笑みに変わった。
「透華はどこだっ!」
男たちの視線が集まり、気後れしそうになるのを吹っ切るがごとく、一は叫んだ。
「いきなり威勢がいいですね。透華君、君の専属メイドが到着したようだよ」
そう言ったのは丸眼鏡に黒髪を真ん中で分けた男……旧麻雀部の部長だった男だった。
そして、その男が席を立つと後ろには薄汚れた体育マットの上で自由を奪われた透華の姿があった。
「う〜、んんっ、う〜」
猿轡をされて声を上げることも出来ず、必死に呻く透華を見て、一は激しい怒りを覚えた。
「安心したまえ。別に危害は加えていないよ」
「どうして……どうしてこんなことを?」
それに答えたのは金髪で切れ長の目の男だった。
「自分の胸に聞いてみなよ」
その言葉、表情には憎しみがこもっていたようだった。一を睨みつける金髪の男を制して、前部長が不気味に柔らかい声で答えた。
「僕らは君たちに部を追い出されて居場所を失ってしまったのさ。そのお礼のつもりだよ」
「……それで、ボクに何をしろと?」
「また僕らと勝負してくれないだろうか。脱衣麻雀で」
「なっ」
驚きを隠せず顔を赤らめる一を見て、男たちはニヤリと笑った。
透華はまたう〜う〜と呻いている。きっと透華のことだから「こんな奴らの誘いに乗ってはダメですわ!」とか言いたいのだろう。
しかし、透華の姿を見て、一は落ち着きを取り戻した。
「……わかった。やってあげるよ」
一は静かに言った。透華を守る、そのために麻雀を打つと強い決意を胸に秘めて。
「勘違いして欲しくないのは、脱いで終わりってゲームじゃないってことだ。君が勝ったら透華君を解放しよう。ただし、負けたら君は僕たちの言うことを何でも聞く……どうだい?受けてくれるかな」
男たちの卑猥な妄想は嫌というほど伝わってきたが、一に拒否権は無かった。
「それで、ルールは?」
「単純明快。役や点数に関係なくあがられたら脱ぐ。ツモなら親が二枚、子が一枚、ロンなら振り込んだ人間が二枚脱ぐ。
親のツモ上がりでは他の三人は二枚脱ぎ、親に振り込んだ場合は一気に四枚脱いでもらう。半荘を終わるか、誰か一人が全裸になった時点で決着。わかったかい?」
一は何も言わず頷いた。
このルールを聞いて一は少しほっとした。もしも男3人が組んで打ってきたとしても、振り込まなければ大きく負けることはない。
ツモ上がりなら上がった人間以外は最低一枚は脱がなくてはならない。一の服装は頭のリボン、胸のリボン、上着、ワンピース、靴と靴下、それに下着の上下で8枚。
対する男性陣はそろって制服の上下、靴と靴下、それに下着の5枚。自分の親でツモられたとしても一枚多く脱ぐだけ。
最悪の状況を考えても一が裸になる前に、男子の誰かが裸になってゲームは終わる。
基本はベタオリで配牌が良いときだけ早めの上がりを目指していれば負けはない。
「あ、それから……」
前部長が思い出したように言った。
「当然のことながらイカサマは禁止だよ?もしもイカサマが発覚したときにはその時点で負け。いいね?」
一の過去を知ってか知らずか……いや、前部長の馬鹿にしたような表情や、クスクスと笑う回りの反応を見れば、間違いなくそれを知ってのことだろう。その言葉は一を動揺させ、動揺はすぐに怒りへと変わった。
「わかっているさ。前置きはいいから、さっさと始めようよ。早く君たちを裸にして、透華を連れて帰りたいんだ」
一は強い口調で言い放った。
「ククク……威勢のいいことだ。では早速、始めるとしようか」
卓を囲むのは一、丸眼鏡の前部長、金髪の男、小柄なおかっぱの男だった。
前部長と金髪の男は旧麻雀部にいた記憶が微かに残っているが、小柄なおかっぱの男は初めて見る顔だった。
体格の小ささを見るに一年生のようだ。緊張しているのか、ずっとうつむいて顔を上げようとしない。
まずは一の親番。配牌はリャンメン十分のイーシャンテン。ここは上がりを目指すべきだと一は判断した。
二順目に早速テンパイ。役はタンヤオのみだがこのゲームでは役は関係なく、リーチをするメリットは無い。ここはダマで待つのみだ。だが……
「ツモ。ピンフのみ」
「なっ」
全く警戒していなかった一は、驚きのあまり声を上げた。
上がったのは小柄なおかっぱの男だった。目を卓に伏せたまま無表情で上がりを宣言した。
観戦していた数人の男からは「おおっ」という歓声があがった。
「おっと、あがられちまったな。これで一枚脱がなきゃ……親の国広さんは二枚脱いでくれよ」
「あと、靴と靴下は無しにしよう。ゲームが長引いて、透華君を苦しめるだけだからね」
突然のルールの追加だったが一は抗議しなかった。靴と靴下を省略できれば、ゲームが早く終わる可能性は高くなる。透華を一刻も早く助け出したかった。
だが、そのぶん、一がここの男たちに肌を晒す可能性も高くなってしまった。
まず、各人は靴と靴下を脱ぎ捨てた。男性二人はすぐにベルトを外した。
(しまった……ベルトを計算に入れてなかった……)
これでは振り込まなくても、裸を晒す可能性が出てきてしまう。
ただ、一自身はこれからリボンを二つ外そうとしている。ベルトを一枚とカウントすることに抗議をするわけにはいかない。
「さあ、国広君。二枚脱いでくれたまえ」
前部長が笑みを浮かべて言う。
「わかってますよ」
一は強い口調で言い返すと、頭のリボンをはずし、胸のリボンを解いた。
外野からは「おいおい、リボンはないだろ!」との声が上がったが
「いやいや、僕たちもベルトを外しているわけだし、リボンは認めてあげないと、ね」との前部長の一言で落ち着いた。
東二局、親は前部長。一の配牌はクズ手で、ここから上がりに持っていくのは至難の技だ。
当初の作戦通りなら、ここはベタオリで次の機会を待つべき場面なのだが……
(もしもここで親の前部長に上がられたら、ボクは二枚脱がなきゃならない……こんな大勢の前で、下着姿になるなんて……)
簡単に降りるわけにはいかなくなってしまった。
だが、一が思慮を巡らす間もなく、前部長から声が上がった。
「ツモ。三色ドラ2。ま、この際役は関係ないけどね」
前部長は丸眼鏡を不気味に光らせ、一を見てにやりと笑った。
観戦している男子からは拍手喝采が巻き起こった。
「うわ〜部長えげつないな〜、これで俺はパンツ一丁っすか。国広さんは女の子だから下着が二枚あっていいなぁ」
金髪がそんなことを言いながら脱ぎ始めた。おかっぱの男もベルトとワイシャツを脱いだ。そして、男子の全ての視線が一に注がれた。
「さぁ、国広君。二枚脱いでください」
いやらしい視線に晒されながら、一の脱衣ショーが始まった。
一はライムグリーンのワンピースに、同じ色の長袖のシャツを上から着ていた。まずは上着を脱がなくてはならない。
下はワンピースなので、上着を脱いでも下着を見られることは無いのだが、長袖のシャツを脱いで肩から腕を晒すことすら、この状況では恥ずかしかった。
(透華を守るんだ……下着姿なんてなんでもないさ……もともとボクは露出の多い服のほうが涼しくて好きだったじゃないか……)
そう自分に言い聞かせて、まずはシャツを頭から脱ぎ去った。露わになった肩と腕の肌は白く透き通るようで、その線の細さは触れたら壊れてしまいそうな繊細さを感じさせた。
そして、すぐにワンピースの肩紐に手をかけた。時間をかければかけるほど、羞恥に耐える時間は長くなると思ったし、
恥ずかしさに脱ぐことをためらっている姿を見せるのは、男たちを喜ばせるだけだと思ったからだ。
部屋は意外にも静まり返り、男たちの生唾を飲み込む音があちこちで聞こえる。
まずは右、そして左と肩紐を外すとワンピースはスルリと脱げた。
「あっ……」
自分の意志ではなくワンピースが落ちてしまい、小さく動揺の声を上げてしまう一。
そして、ワンピースは床に落ちた。
ついに、一は下着姿になった。
下着の色は幼い一の外見からは想像できない大胆な赤だった。
しかも、上下ともに面積はとても小さく、ショーツにいたっては紐で結ぶタイプ、いわゆるヒモパンだった。
小さい胸にブラのカップが合っておらず、ブラと体との間には大きく隙間が出来ている。風でも吹けばブラがずれて、幼い蕾が顔を出しそうな際どさだった。
一はあまりの熱視線に耐えかねて、胸と股間に手をやり、体をよじった。
白かった肌は羞恥にほんのりと赤く染まっていた。
(見られてる……ボクの下着姿……こんな奴らに……)
沈黙が数秒続き、そして品評会が始まった。
「小さい下着だな〜、けしからん」
「しかし見事なまでにぺったんこだなぁ。ブラとか意味あるのか?」
「一ちゃんかわいいよ一ちゃん」
卑猥な言葉が飛び交う。
「赤い下着かぁ。挑発的だね、国広君は」
前部長もにやけながら言った。
一は恥ずかしさと悔しさに下唇を噛んだ。
一の下着姿の品評会は、その後数分続いた。
「さぁ、そろそろいいだろう。続きを始めようか」
下着姿で座った椅子はひんやりと冷たかった。いやらしい視線は絶えることなく一の体に注がれている。
(気にしちゃダメだ……集中するんだ……)
全国レベルの麻雀スキルを持つ一は、こんな状況下においても何とか卓に集中することができた。そして、冷静に現状を分析し始めた。
(今までの二局……あまりにも上がりが早すぎる……誰も鳴いていないしツモ上がりだからサインで出来る芸当じゃない。積み込みをしている気配も無かったけれど……
でも、何かおかしい……)
積み込みやすり替えのようなあからさまなイカサマであれば、一が見抜けないはずはない。しかし、相手側に都合のいい人間が連続して早上がりする状況には何か仕掛けがあるとしか思えない。
洗牌をしながら、一は相手を観察していた。
(もし、イカサマがあって次に上がる人間が決まっているとしたら……子の金髪男しかありえない。他の人間が上がった瞬間、金髪は裸になって、結果的にはボクの勝ちだ……となると、金髪男の配牌に何か仕掛けが……)
東三局はその金髪男の親だ。彼がツモ上りすれば、他の三名は二枚脱がなくてはならない。つまり、一は裸になって負けてしまう。もしも、予想通りに金髪男が勝つシナリオが用意されているのであれば、なんとしてもそれを阻止しなければならない。
一の配牌はトイツが揃っていた。チートイツを狙う手もあったが、前部長の捨てた東をポンした。金髪男の手順を飛ばしつつ、自分の手を進めていこうと考えたのだ。多少、強引な作戦ではあったが、三巡目には部長から二度目のポンで見事にテンパイまでこぎつけた。
(金髪の手順を二回飛ばしたし、捨て牌を見てもまだまだテンパイは遠そうだ。このまま行けば金髪が上がるよりも先にボクが上がれるし、最悪、他の人が上がっても、金髪が裸になって終わりだ。胸を見せなきゃいけないのは嫌だけど……それでも、ボクの負けはない!)
四順目。あわよくば上がってしまいたかったが、そう上手くはいかなかった。ツモった不要な白を捨てようとした時、前部長が「ククク……」と不気味に笑った。
「な、何がおかしい?」
「いやぁ、国広君は素晴らしいね。今度は鈴木……いや、そこの金髪の彼の名前だよ、彼が上がる番だと考えて、彼の手順を飛ばしつつ、自分の手を進める作戦をとったわけだね。そして、それは成功した……と思い込んでいる」
「……!!」
一は動揺した。
(すべて読まれていた……それだけじゃない……彼は「成功したと思い込んでいる」と言った……どういう意味だ……ボクが、負けるとでも言うのか……)
「もうこの状況になったら、タネ明かしをしてもいいでしょう。今回の勝負はある人物によって支配されていました。と言っても、イカサマなどではありません。その人物の圧倒的な力のよって、です。その人物とは……おかっぱ頭の彼、山田太郎君です」
前部長は小柄なおかっぱの男を指差した。おかっぱの男、山田はゆっくりと顔を上げた。
「ぼ、ぼくは、特別な、う、打ち手なんです。あ、天江衣さんのような……」
「こ、衣だって?!」
一は大声を上げてしまった。天江衣……龍門渕高校最強の、そして全国でもトップクラスの打ち手。彼女は不思議な力で場を支配し、相手の自由を奪い、圧倒的な点差をつけて勝利しつづけている。そんな彼女と、この山田が同じ力を持っているなんて……
「そ、そんなはずない!君からは、何も感じなかったよ!」
天江衣のような不思議な力を持ったものと相対すれば、嫌でも体がその力を感じてしまうはずだ。恐怖にも似たその感覚が、この勝負では一切感じられなかった。
「そ、それは、ぼくが、場を支配する打ち手ではなくて、場の流れを利用する打ち手だから……です。天江衣さんは、圧倒的な力で流れをせき止めて、自分の海を作ろうとするけど、ぼ、ぼくは、流れに小石を置いていって少しずつ自分の思い通りの川にしていくんです……
ほ、本当なら長く時間をかけないと上がれないんですが、こ、今回はあなた以外の人は味方なので、ぼ、ぼくが作った流れを利用して、ぶ、部長さんに上がってもらったんです……」
「そう、彼は流れに逆らうことはしない。だから、彼の力を感じることは難しいのさ。でも、ゆっくりと流れを作っていた彼は、この東三局四順目で目指していた川の形を完成させたのさ!」
山田に続いて、前部長が興奮気味に言った。
「それはどういう……」
「意味だ!」と言おうとして、一は気付いた。金髪男、鈴木に集中しすぎて警戒が薄れていた前部長と山田の捨牌は、一の手牌の全てが危険牌であることを教えていた。一は既に罠の中だった。
「聡明な国広君ならもう気づいてくれたと思うが……君が何を捨てても、僕と山田君は上がってしまうよ」
「そ、そんな……」
一は震えた。その震えは、こんな状況を作り出してしまう山田への恐怖心であり、罠に嵌めた前部長への怒りであり、罠にかかった浅はかな自分への後悔であり……そして、これから男たちに一糸纏わぬ姿を晒さなければいけないという恥ずかしさ、悔しさからだった。
一の手から、白の牌が麻雀卓に転げ落ちた。
「ロン。ピンフのみ」
「ロン。タンヤオのみ」
前部長と山田の声が同時に発せられ、そして、周囲の男たちからは拍手と歓声が巻き起こった。一は呆然と立ち尽くすしかなかった。運動マットの上で拘束されている透華は目をギュッと閉じ、顔を背けた。
「さて、二人に振り込んだわけだから、四枚脱いでもらわないとね。あぁ、でも、あと二枚しか脱ぐものがないか。ククク……」
前部長の嫌味も一の耳には届かなかった。
一は下着姿のまま両手を縛られ、天井に吊るされた。脚は辛うじて爪先が着く程度で、気を抜くと手首に体重がかかって鈍い痛みが走る。
高校二年生とは思えない、幼く白い体は、赤い下着に隠された秘密の場所以外は全て晒され、隠すことはできなくなった。
そしてこれから、その秘密の場所すらも男たちの前で露にされてしまう。
「さて、それでは国広君の最後の二枚を剥ぎ取ることにしましょうか」
前部長が言うと、男たちは大きな歓声を上げた。
透華はうーうーと呻って、必死に体を動かしている。目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
(ゴメン、透華……ボクが不甲斐ないばっかりに、透華を泣かせてしまった……)
磔にされた一は、それでも透華のことを考えていた。
ブラを外そうと背後に回った前部長に、一は言った。
「約束通り、ボクは裸になるよ。手首を縛られて吊るされたんじゃあ、抵抗もできない。だから、透華はもう解放してあげてくれないかな」
「それはダメです。今、透華君を解放したら、助けを呼びに行くに決まっていますからね。君の脱衣ショーが終わってからでないと、解放はできません」
前部長は冷たく言い放った。
「それなら、この下らないショーとやらを、さっさと終わらせてくれないかな」
「いいでしょう。彼らももう待ちきれないといった様子ですしね」
そう言われ、一が視線を正面にやると、息遣いの荒い男たちがじっと一の体を見つめていた。そのいやらしい視線に耐えかねて、一は顔を背けた。
「おやおや、さっきの強気な態度はどうしたんですか?ククク……」
「……っ!!いいから、早く……」
「では、お望みどおりに」
声を荒らげた一の言葉を遮って、全部長は言った。と同時に、一のブラのホックを外した。
「あっ……やっ……」
不意を突かれた一は小さく声を上げてしまった。それは、虚勢の裏に隠れたか弱い乙女の声だった。
赤いブラは重力に逆らうこと無く、はらりと、あっけなく床に落ちた。
一の胸が露になった。色白の体の中でも、特に太陽に晒されることのない胸は、透き通るような白さだった。
一般の女子高生にはあるべき胸のふくらみは見られないが、全くの平らというわけではない。微かではあるがふくらんだ乳房があり、その中心には小さなピンク色の突起があった。
「うわぁ、やっぱり胸小さいな〜」
「いや、俺はもっとぺったんこなのかと……なんか、ふくらみかけって感じがエロくね?」
「ロリコンは死ねよ……とは言ったものの、俺も勃起せざるを得ないわ」
「ってか聞いたか?ブラ取られるときに『いやっ』とか言ってたぜ。やっぱり恥ずかしいんだろうな〜」
「乳首の色ってこんな綺麗なピンクなんだな……エロ本やAVとは違いすぎる……」
磔にされ、男たちの視線に晒され、自分の体を好き勝手に言われることは、想像していた以上の屈辱だった。あまりの羞恥と悔しさに、一の頬は赤く染まった。
両手の自由を奪われた一にできることは、目を閉じて、歯をくいしばって耐えることだけだった。
「恥ずかしくて目も開けていられないのかな?」
前部長の挑発的な言葉にも、反論することができなかった。今、口を開いたら「お願いだから、もう見ないで!」と言ってしまいそうだったから。
それから一分ほど、一の胸の鑑賞会は続いた。その終わりを告げたのは、前部長の一言だった。
「では、最後の一枚を脱がす前に、山田君にご褒美を上げましょう。山田君はこっちへ」
「は、はい」
(ご褒美?ご褒美って何……)
「今回のゲストに国広君が選ばれたのにはいくつかの理由があります。まず、透華君を人質にすることで、こちらの誘いに確実に乗ってくると思ったから。
二番目に打ち筋。流れを読む井上くんや、山田君のようにオカルトめいた力を持つ天江さんでは僕らの作戦はうまくいかないからね。
そして、もっとも重要だったのは、山田君のやる気を100%引き出してくれるのが国広くんだったってことだ」
「や、やる気……?どういう意味……?」
一は少し顔を上げて尋ねた。
「つまり、山田君は君みたいなロリロリな美少女が大好きだってことさ。さて、山田君、ご褒美の時間だ。国広君の可愛らしい胸を存分に可愛がってあげなさい」
「なっ……!!」
(嘘……ボク……触られるの……?)
裸を晒すことは、想像以上に恥ずかしかったとは言え、覚悟はしていたつもりだった。しかし、胸を触られるなんてことは、全く想像していなかった。
まだ誰にも触られたことがない胸を触られることで、どうなってしまうのかも想像がつかなかった。
ただ一つ言えることは、一にとって屈辱的な、男たちにとっては最高のショーになるだろうということだけだ。
背後から荒い鼻息が近づいてくる。一が振り返ると、山田と目が合った。血走った目は彼が異常に興奮していることを表していた。
(こんな奴に触られるなんて……)
一は目を閉じ、うつむいた。その瞬間、山田の手が一の胸を鷲掴みにした。
「いっ!いたっ……!」
電気が走るような衝撃が一を襲った。小さな胸に対して、あまりにも乱暴な山田の行為は、一に痛みと、今まで感じたことのない痺れるような感覚を与えた。
恋人同士が触れ合うのなら、気持ち良く感じるものだと一も知ってはいたが、この感覚はとても快感とは思えなかった。体を痺れさせ、鋭く脳を刺激して、吐き気を催す。山田が胸を揉むたびに、その感覚が全身を駆け巡る。
(なんだ……これ……気持ち悪い……吐きそうだ……)
体をくねらせ、歯を食いしばり、苦痛に必死に耐える。しかし、一の感覚とは裏腹に、胸の桃色の突起はどんどん膨らみ、存在を主張していった。男たちから見れば、一は快感に喘いでいるようにしか見えなかった。
「おいおい、一ちゃん、感じちゃってるんじゃないの?」
「童貞の山田にイカされちまうのか〜?恥ずかしすぎるぞ、一ちゃん!」
(ち、違う……感じてなんか……無い……)
男たちの勝手な発言に反論しようにも、声が出せない。
そして、山田の手はピンク色の突起に標準を定めた。
「んあっ!!」
乳首を触れられた一は、声を上げてのけぞった。興奮し、暴走状態の山田は、一の行動など意に介さず、指先で乳首を強くつまみ続けた。
敏感な突起を弄ばれ、沸き上がってくる声と、吐き気を必死に堪える一の姿に、ギャラリーはさらに興奮した。
「いいですよ、山田君。そのまま楽しんでいてください。僕はそろそろ最後の一枚を脱がしてあげることにします」
前部長はそう言うと、小刻みに震え、うつむいている一の下着に手をかけた。
「では約束通り、丸裸になってもらいますよ。覚悟は出来ていますか?」
(……え、な、何……?ボク……これ以上、何をされるの……)
胸と乳首を触られ続け意識が混乱している一は、部長の問いかけを理解することも、返事をすることも出来なかった。
ただ目をギュッと閉じうつむいている一を見て、前部長はニヤリと笑いながらショーツの紐に手をかけた。
「えっ、あっ!」
目を開いて驚きの声を上げる一。
「何を驚いているのかな。早く脱がしてくれと言っていたじゃないか」
そう言うと、前部長はショーツの紐とほどいた。赤く小さなショーツはヒラリと舞いながら一の体を離れた。
一はついに、一糸纏わぬ姿を男たちに晒すこととなった。
想い人以外には決して見られてはならない場所を、もっとも軽蔑すべき男たちの前で露にされてしまった。
教室は一瞬にして静まり返り、男たちは一のもっとも見られたくない部分を凝視した。眼を閉じていても、顔を背けていても、その視線は痛いほど伝わってきた。
背後から胸を弄んでいた山田も手を止め、一の秘部を観察しようと前に回った。
一の秘部には恥毛は一切生えていなかった。幼い外見同様に、秘部も幼いままであった。
汚れのないワレメを男たちの視線から守るものは何もなく、両手を縛られ、吊るされて、つま先立ちを強制されている現状では、両足を寄せて隠すこともできなかった。
顔を背けて、太股をもじもじと摺り寄せるのが、今の一にできる精一杯の抵抗だった。
教室の沈黙を、山田の震える声が破った。
「つ、つ、つるつるだ……理想通りだ……」
その一言を皮切りに、男たちは卑猥な言葉で一の秘部の感想を口にし始めた。
「本当だ!さっすが、期待を裏切らないね〜国広さんは!」
「お、俺、初めて見るよ……こんなになってるんだ……」
「パイパンだから初心者にもバッチリ見えますな」
「胸もワレメも良いけど、一ちゃんの恥ずかしがってる表情が最高だわ!」
「体は子供だけど、頭脳は大人だからな〜。素っ裸になって、恥ずかしくないわけないよな〜」
(……い、言うなっ。見るなぁっ……)
心の中で叫んだ。しかし、実際に口に出すことはない。こんな姿を晒されても、恥ずかしがっていることが知られていても、許しを乞うなんてことは絶対にしない。
それが、男たちを喜ばせるだけだとわかっているし、何よりも、一のプライドがそうさせなかった。
(……悔しい……でも、これに耐えれば……)
脱衣麻雀に負けて裸になるのは仕方ない。この屈辱を乗り切れば、透華を連れて家に帰れる……一はそう考えていた。
男たちの視線と卑猥な言葉を浴びせられ、恥辱にまみれて小さく震えている一は、勝負を始める前の前部長の言葉を忘れてしまっていた。
「勘違いして欲しくないのは、脱いで終わりってゲームじゃないってことだ。君が勝ったら透華君を解放しよう。ただし、負けたら君は僕たちの言うことを何でも聞く……どうだい?受けてくれるかな」
一に対する陵辱は、まだ始まったばかりだった。
「毛が生えていないとは言え、このままではワレメの中が全然見えませんねぇ……そうだ、鈴木君。国広君の足を抱えて、広げて見せてくれませんか」
「りょ〜かいしました、部長」
金髪の男、鈴木が近づいてくる。
(ワレメの、中?足を抱えるって……まさか……)
「じゃ、失礼しま〜っす」
一の背後に回った鈴木は一の太股に手をやった。そして、そのまま両足を持ち上げようとした。そう、彼は一を抱え上げ、足を開かせて、恥ずかしいワレメの奥の奥まで晒してしまおうとしていたのだ。
「いやだっ!!」
鈴木の意図に気づき、さすがの一も抵抗の声を上げた。太股を激しく動かし、鈴木の手を振り払った。
「っつ!!」
体が宙に浮き、縛られた手首に全体重がかかり、痛みが走った。それでも、迫り来る鈴木の手を振り払うために、必死に足をバタつかせた。
「頑張れ〜一ちゃん〜」
「『いやだっ』だってよ〜、萌えるわ〜」
「鈴木〜、早くやれ〜」
傍観者たちは笑いながら言った。一の必死の抵抗も、男たちには興奮の材料にしかならなかった。
「国広君、約束は守ってくださいよ。君が負けたら僕たちの言うことを何でも聞くと、約束したじゃありませんか……まぁ、約束を破るのならば、こちらにも考えがありますが……」
前部長の視線の先には、拘束された透華がいた。目は赤く充血し、涙がポロポロとこぼれていた。そして、う〜う〜と必死に呻き声を上げていた。
「早く透華君と帰りたいのでしょう?それならば、鈴木君に体を預けた方が良いと思いますが……」
「う〜う〜」
透華はバタバタと暴れ、大きな呻き声を上げた。「私のことは気にせず、抵抗して」とでも言いたいのだろうか。しかし、そんな透華を見て、一は抵抗を止めた。
全裸で磔にされた状況では、どんなに抵抗をしてもいつかは両足を抱えられてしまうだろう。そんな無駄な抵抗で、透華が苦しむ時間を増やすことはない。
それに、万が一、彼らの矛先が透華に向くようなことになったら……
(ゴメン、透華……ボクにできることは、もうこれしか……)
「ククク……それでいいのです。さぁ、鈴木君」
「アイアイサー」
鈴木の手が再び太股に触れた。内腿を触られるその感触だけでも、気分が悪くなるほどの屈辱だった。
そして、心では抵抗しないと決めていたはずが、自然と足に力が入ってしまった。心の中の少女の部分が「こんなことをしてはいけない」と叫んでいるのだ。
「おっと、また抵抗かい、一ちゃん」
茶化すような口調で鈴木は言った。
「でも、そんな小学生みたいな体で抵抗したって……無駄だよっ!」
「やあっ!」
鈴木は両足を揃えたまま、一気に抱え上げた。一は空中で体育座りをしたような格好になってしまった。
足こそ開いてはいないが、小さな尻が男たちの前に晒された。太股を抱えられているため、尻たぶは引っ張られ、本来は尻の奥に隠れていなければならない恥ずかしい窄まりまでもが晒されてしまった。
「うお〜、あれはひょっとして、肛門ってやつですか〜?」
「ケツの穴までピンクじゃん!」
尻を広げられ、ピンク色の肛門がヒクヒクと収縮する様に、男たちは大興奮している。
(いやだっ……こんなのっ……)
「さて、お次はお待ちかねの……」
鈴木が腕に力を入れ始めた。ついに、一の足を開いてワレメの奥を晒すつもりなのだ。
「いやだっ……これ以上は……」
一は抵抗の言葉を口にした。足に力を込めて抵抗した。これ以上の恥辱には、もう耐えられそうもなかった。
胸を、秘部を、大勢の男の前で晒され、尻も広げられ、肛門までも露にされるなど、女性にとってこれ以上の屈辱はない。
日頃、透華たちとしか接することがなく、異性に対して免疫のない一にはなおさらだ。さらにこれから、自分でも見たことのない秘部の奥の奥まで観察されてしまう……
恥ずかしさ、悔しさ、そして恐怖が入り交じり、一は正気を失う寸前だった。
「い、いやだ……絶対……」
必死の抵抗。しかし、鈴木は涼しい顔をしている。
「部長〜、こいつ、この期に及んで抵抗してますよ〜」
「悪い子だな、国広君。後でお仕置きだ。ククク……」
前部長から発せられた恐ろしい一言も、今の一の耳には届かない。足に力を込め、開かせないように、それに集中していた。
しかし、その抵抗によって一の体はプルプルと震え、肛門の収縮はより激しくなり、男たちを楽しませる結果になっていた。
そして、そんな必死の抵抗を、鈴木の腕力はいともたやすくこじ開けた。
「はい、リンシャンカイホウ〜!」
最低の例え文句と共に、一の脚は開かれた。そして、ピンク色の割れ目は左右に引っ張られ、その中の嫌らしい赤をちらりと覗かせた。
「うおおおお!」
「かわいい〜」
男たちの興奮はピークに達していた。
「いやだ……こんなの……もういやだよ……」
一の口から、ついに弱音がこぼれた。触られているのは太股だけなのに、体中が痛かった。
激しい心臓の鼓動の度に、胃液が逆流しそうになるのを必死に堪えていた。呼吸が荒い。もう、一の心はボロボロだった。
「もうちょっと広げてくれよ〜。全然中が見えないぞ〜」
誰かが言った。
「確かに、国広君は綺麗すぎて、脚を広げたくらいじゃ中まで観察できませんね。それでは……」
前部長が近づき、一の前でしゃがんだ。そして、一の秘部に手を伸ばした。
「な……何する気……」
一は怯えきった表情で前部長に言った。前部長はその表情を見て「ククク……」と笑うと、一の質問には答えず、ピンク色の幼い秘部に触れた。
「ああっ、やだっ、触るなっ!」
もう強がることはできなかった。しかし、前部長は無視して、一のワレメをそっとなぞった。
「んぐっ!!」
全身が痺れた。乳首を触られた時以上の感覚だった。痛みにも似たその感覚がなんなのか、一にはわからなかったが、快感などではないことだけは確かだった。
悔しさ、憎しみ、怒り、そういった負の感情しか沸いてこなかったからだ。
「さぁ、みんな、近くでじっくり観察しようじゃないか」
前部長は男たちを一のすぐ近くまで呼んだ。片目を開けると、息の荒い男たちが至近距離で一の秘部に卑猥な視線を送っているのが見えた。
今まで見た景色の中で、最も醜い光景だった。
そして、前部長は一の秘部を一気に広げた。
「うおおおおおおおお」
「部長!さすが!」
「見える!奥の奥まで見えるぞ!」
一の全てが晒された。部長の指で広げられた秘部は一片の汚れもなく、処女膜を確認するまでもなく、男を受け入れたことのない体であることを示していた。
上部には小さな突起が可愛らしくたたずみ、小陰唇もヒダと呼べるほど発達してはいなかった。
しかし、その幼さとは裏腹に、ワレメの奥の男を受け入れる部分は少し濃い赤で、ぬらりと光っていた。そのギャップがいやらしく、男たちを興奮させた。
「やだっ、はなしてよっ!もう、いやだっ!」
一はプライドを捨てて叫んだ。しかし、一のかわいい鳴き声は男たちをさらに喜ばせるだけだった。一はイヤイヤと首を不利、ついには、今まで我慢していた涙を流した。
男に免疫のない高校2年生が、体の中まで見られている現状を気丈に振る舞えるわけがなかった。
「ククク……可愛いよ、国広君。さて、記念撮影をしようか」
前部長は秘部を広げる役割を山田に譲った。山田は部長以上に乱暴に広げ、限りなく顔を近づけて観察を始めた。山田の呼吸が一の秘部を刺激する。
再び痺れるような感触と、吐き気が一を襲った。
「山田どけよ〜!見えねーぞ!」
「暴走しすぎだろ〜!」
「まぁ、でも、こんなことができるのも、山田の力のおかげなんだし……」
前部長はこの光景をカメラに収めた。そして、言った。
「君たちに無茶苦茶にされた高校生活だったけど、最後の最後で最高の思い出ができたよ。ありがとう、国広君」
そんな嫌味な言葉にも、一は怒りすら感じなかった。限界を超えた恥辱に、肩を震わせ、涙を流し、嗚咽することしか出来なかった。
352 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/06(金) 20:17:12 ID:xVQRAz15
よいぞよいぞ
これはGJを送る必要がありますな
それって前にあったやつなの?
つか完全版っていうか続きはあるのけぇ?
白でピンフやタンヤオになる理由を教えてくれ
357 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 23:49:31 ID:v+mdCDlg
京太郎が清澄麻雀部を解雇され、風越麻雀部の食客として(性的な)無双をするストーリーでもよろしいかな?
ばっちこい
こいやああ
期待
頑張れ
〜あらすじ〜
清澄麻雀部に所属していた須賀京太郎であったが、部長を始めとした部員達からのパワーハラスメントに嫌気がさし
麻雀部を出奔してしまう。
在野の士となった京太郎はある日、不良にゆすりを受けていた片目の少女を助ける。
その少女は福路美穂子と名乗り、助けていただいた礼として料理を振る舞うと言われ、
京太郎はその少女に導かれた場所―――風越麻雀部。
少女は京太郎に自分は麻雀部のキャプテンである事を京太郎に告げ、もし良ければ部活の時間だけでも良いから手伝いをして欲しいと京太郎に依頼する。
麻雀部を退部してから退屈の日々を過ごしていた京太郎は、福路を頼みを快く快諾する。
そして、京太郎は福路に連れられ風越麻雀部の面々に自己紹介する事となった。
つまらないテンプレにしか見えないあらすじはいいから、本編が読みたいです。
釣りだろ
夏ダナw
悔しい。でも釣られちゃう。
京太郎「 御 無 礼 、ロンですよ、部長」
久「そんな…!」
タコス「げぇ、今日やった半荘5回、全部京太郎が取ったじょ!」
和「こんなオカルト…」
咲「京ちゃん…(まるで別人みたい…)」
京太郎が強いと質問役がいなくなる
>>354 撮影されて全裸で放置されてボロボロ放心状態の一ちゃんを
たまたま通りかかった俺が
そのままとーかの見てる前で初体験→中出し→一ちゃんレイプ目
という一ちゃん伝説の続きがあるに違いないね!
透華ってどれくらいの金持ちなのだろうか
京太郎もいずれ天へと還るのさ
?
ヤスイが咲×京太郎の同人誌を書くなんて意外だったぜ・・・
kwsk
ヤスイってヤスイリオスケの事か?
HP見て来たけどそれっぽいのは無かったけど
376 :
○羽:2010/09/04(土) 23:33:50 ID:f2R/fwnC
かつて世話になった者に対しての恩義を忘れ、逆にその者を貶める様な振る舞いを続ける宮永咲こそ犬畜生にも劣る不義の輩よ!
誰だ貴様っ!?
378 :
エピローグ:2010/09/06(月) 22:16:22 ID:tTTun4Nx
――どうしよう。私、ヘンだ。
和は京太郎に乳房を揉ませながら、半裸体の身体をモジモジさせた。身体の内側で炎が勢いよく燃え上がり、お腹の下と乳房の内側が激しく脈動する。興奮に充血した秘唇の熱さも耐え難いほどになっている。
――ああ、どうしよう。アソコ、掻きたい。いじりたい。奥のほうが熱くて熱くてたまらない。
「はぁ……あぁ……んっ……んんっ」
京太郎の手は、苦痛を感じるギリギリのところで和から的確に快感を引き出してくる。餅をこねるみたいな、ねちっこい動きがたまらなく気持ちいい。
ゴムまりのような弾力を持つ和の乳房が、京太郎の手の中で複雑に形を変える。
「んっ、はぁ、はぁ、はぁ……くっ」
「和の胸……柔らかくて気持ちいいよ……その…吸ってもいいかな?」
「い、いいですよ……」
京太郎は和の前に膝をつくと、大きな乳房を搾る様に揉んだ。乳房がいびつに歪み、さらに前へと突き出した乳首をチロッと舐める。
興奮した乳首がさらに硬く尖り出す。
「ああんっ!」
京太郎は乳首を乳輪こど唇で捕らえチュウチュウと吸っていく。
乳房の内側の、キュンキュンするカタマリが吸い出されてしまいそうだった。ゾクゾクとした感覚が四肢の先端や脳の奥に到達し、膝がガクガクと生まれたての小鹿のように震えてしまう。
「あ、んっ!」
和はたまらず膝を折った。お尻を降ろし、そのまま力が抜けたように仰向けになってしまった。
379 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 22:17:14 ID:tTTun4Nx
その時、無我夢中になった京太郎が、和の乳首をカリッと噛んだ。苦痛と同時に危険な快感が和を襲う。
さっきからずっと感じていた乳房の内側のキュンとする甘い疼きが、爆発した。目の裏で星が飛ぶ。ふわっと空中に浮く感覚に襲われる。
「んあぁあぁああっ!!」
和は小さな顎をクッと仰向かせて伸び上がり、身体をグッと硬くさせた。
ふと秘部に当たるつるんとした硬い何かを感じた和が目を開くと、京太郎が仰向けになって放心している和にのしかかろうとしているところでだった。
京太郎は、膣口に亀頭を押し当て、今まさに挿入しようとしている。
「い、いや……」
和が本能的な恐怖を感じてずり上がると、京太郎が心配そうな顔つきで覗き込んできた。
「や、やめるか……?」
「い、いいですよ……してください……」
「や、やっぱりやめようぜ。和だって初めてなんだろう?」
京太郎の言葉を聞いた和は思わずカッとなった。和と同じ立場である童貞の京太郎に言われたくはない。
怒りと恥ずかしさで身体が熱くなった。
「よ、余計なお世話ですっ!そんなことっ。は、早くしてください!」
和は腕を伸ばして、京太郎の背中を抱くと、しぶしぶという感じで腰を進める。
未知の苦痛に怯えていると京太郎がぎゅっと抱き締めてきた。
「和、さっきは噛んでしまってごめんな」
京太郎の謝罪の言葉に和の心臓がバクンと高鳴る。
今まで和は京太郎の事をただの同じ麻雀部員だとしか思っていなかった。
和が京太郎の事を異性と認識したあの出来事が起こるまでは。
期待
投下乙。
続き期待。
過疎だなあ
ハーレムスレから御苦労
「ほれほれ、パンチラ。少し位なら触ってもいいじょ」
「い、ら、ねーっつーの」
清澄高校麻雀部。今日のメンバーは優希と京太郎だけである。
「遠慮するな、京太郎」
「全力で遠慮するっ」
「今なら誰もいないから平気よ?あ、な、た」
「そーゆー問題じゃねーよ。つかアナタじゃねーし」
「むぅ…相変わらず京太郎は意気地が無いじぇ…こんな美少女が誘ってるのに…」
二人っきりになるといつも以上にセックスアピールが増す優希に京太郎は疲れ果てていた。
「お前な…仮にも女の子なんだから、簡単にそーゆー事を言うな」
「じょ?」
「世の中にはお前みたいなお子さまでも欲情する変態がいるんだから。少しは警戒しろ」
おっぱい星人である京太郎にとって幼児体型の優希は欠片も欲情しないのだが。最近の行動は友人として心配になる。
「にゃはー、食いついたね。私のパンチラに食いついたね、京太郎」
「ちげーよ!」
「心配するな京太郎!私がこーゆー事をするのは京太郎だけだじぇ」
「だから違うっての!」
しかし京太郎の心配は優希を喜ばせ、彼女の行動に拍車をかけただけだった…
パイパンをチラッと見せることをパンチラというらしい
「でも乱暴なのは嫌だじょ。優しくしてね?京太郎」
「話を聞けよ!」
「今日はお気に入りのシマシマだじょ。ちらっちらっ…ちらっ」
「…」(ブチッ)
一方的に浮かれる優希に京太郎は自分の心配が馬鹿にされている気がした。
「京太郎?」
「優希っ」
京太郎は乱暴に優希を押し倒した。
ちょっと驚かせてやるか。あんまりふざけた事が出来ない様に。何より俺はムカついてるんだ。
「じょっ!?」
「優希、優希、優希!」
「き、京太郎!落ち着くじょっ。痛いっ!痛いのはイヤァッ」
「うるせー!散々、人を煽っといて何言ってんだ!」
「っ」
京太郎が強く怒鳴ると優希は弾かれた様に動かなくなった。
ここで止めたらまた調子に乗るな、こいつは。
強引に制服の中に手を入れると、「もちっ」とした優希の肌が京太郎の手に吸い付いた。
プに…プに…プに…プに…
「ぁっ……やン…」
「…はぁ…はぁ…」
それが予想以上に艶かしくて、京太郎は自然と優希のお腹周りを撫で回した。
「ゆうき…」
「っ…き、きょうたろ…」
真っ赤になって身を捩る優希が怯えた小動物のようで京太郎の嗜虐心をくすぐる。
「ペロペロ」
「あぃっ。怖い!怖いじょっ京太郎!」
首筋に強く吸い付くと赤くキスマークが出来、優希は更に怯えていく。
「はぁー、はぁー、はぁー。お前の肌…スベスベでスッゲー吸い付くな。ペロペロペロペロ…」
「あっ、やっ、き、京太郎っ!やだぁっ。うっ」
「はぁはぁはぁ…ペロペロ」
「うっ…うぅっ…ひっ」
ビクンビクンと時折跳ねて震える優希に京太郎は息を飲んだ。
「お?気持ちいいか?感じてきたか?それじゃそろそろ…」(ジィーカチャカチャ…)
「やだぁっ、怖いっ!怖いじょっ、京太郎!いやぁぁっ」
ここまで、だな。
子供みたいに手足をバタつかせる優希を押さえつけ、京太郎は殊更嫌な顔をして笑い、続ける。
「いっただきま〜すっ」
「ひっ…うわっ、うわあぁぁぁん。うっうぅっ、うわあぁぁぁん」
「ば、馬鹿落ち着けっ。ちがっ。あだっ」
泣き出す優希に京太郎は慌てて手を離した。優希の右手が顎に当たったがそれ所ではない。
ヤバい。悪乗りしすぎた。軽い仕返しのつもりだったのに。
「うっ…ひぐっ…うわあぁぁぁん…うぅっ…」
「な、泣くなよ。…すまん…やりすぎた」
「…ぐすっ…飼い犬に…噛みつかれたじぇ…ひぐっ…」
「だ、だから落ち着けって。悪かった。本当に襲う訳ないだろ?」
「う…ううぅーっ…がぶっ」
「いってぇ!……お、落ち着いたか?」
頭を撫でようと伸ばした手を噛みつかれながら、京太郎は必死に笑顔でなだめ続ける。
「ぐすっ…っ…京太郎…怖かったじぇ…ぐすっ…」
「だ、だから言っただろ…こーゆー事もあるから気を付けろって」
「…っ…うっ…じぇっ…じょっ…ひぐっ」
まだ震えて距離を取る優希に京太郎の罪悪感が膨らみ続けていく。
「ま、まぁ…やりすぎたよ……本当に…すまん…」
「…タコス…」
「ん?」
「……帰りにタコスおごってくれるか?」
「あ、あぁ。だからもう泣くな…忘れてくれ」
俺も忘れたい。こいつの体の感触は。
気まずそうに目を逸らす京太郎に優希が詰め寄る。
「…京太郎、少し目を瞑って歯を食いしばれ」
「は?お前、なにを…」
「うるさい!この発情犬!ご主人の体を散々まさぐっておいてタコスだけで許されると思うのかっ?」
右手をブンブン振り回しながら睨み付ける優希に京太郎は後退する。
「う…そりゃ……悪かった…って、おまっ、殴んのかよっ?」
「いいからそこになおれ!ここからは全部私のターンだじぇっ!」
「わ、わかったよ…」(仕方ねーか…驚かし過ぎたし……)
「いっくじぇ…」
「お、おう、どんとこいっ」
「……」
「…?」(あ、あれ?時間差?)
「んちゅっ」
「!?お、おまっ…」
不意討ちに唇を奪われ、京太郎は仰け反った。ガチッとお互いの歯が軽く当たった事も予想以上に京太郎の思考を停止させた。
「にゃはっ。ほれ、京太郎。早く帰るじぇ」
「か、勘弁してくれよ…俺の初めてを…お前…」
「ん?まだしたいのか?京太郎。でもキッスは一日一回限定だじぇっ」
いたずらっぽく笑う優希の手足が震えている事に京太郎は気付き、京太郎は胸が詰まりそうになる。
こんな時でも笑って俺に気を使ってんじゃねーよ、この馬鹿。
「…そ、そーゆー問題じゃねーよっ!だからもっと警戒しろって…」
「仕返しだじぇっ!」
嬉しそうに逃げていく優希を京太郎は少し遅れて、いつもより優しく追った。
おしまい
389 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 17:54:35 ID:yiWSKI1i
続きはある事を祈りつつ乙
寸止めからキスとはあざとい
まさに優希の勇気だなGJ!
京太郎VS清澄麻雀部
393 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 23:55:59 ID:DHuCPtrn
京太郎が勝つな
394 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 23:17:26 ID:A5sW/NbU
嫌われ京太郎の一生
一ちゃん陵辱の続きまだ?
>>394 京太郎じゃなく鏡でも見て言ってるのか?
397 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 23:16:43 ID:uq+ThgqT
京太郎がいなければ麻雀部は嫌われていただろうな
京太郎は女の子に人気があるので同性からはあまり好かれない。
前の投稿から随分と経ってしまいましたが、和の憂鬱の続きです、
今回は京太郎×衣×智紀×純です。
毎回の事ながら今回も長いです、苦手な人はスルーしてください。
誤字・脱字があるかもしれませんがご容赦を。
「困った・・」
沢村智紀は道すがら途方にくれていた、何が理由かと言えば目の前にあるキャリーバッグで、何時もはその底についているはずの左右四つの車輪、しかし今は右の二つのみ、簡潔に言えば車輪が外れたのだ。
「何かにぶつかったのか・・って、今はどうでもいい」
それなりに丈夫なはずの物が何故壊れたのか気になった智紀だが、それよりも先に考えなければならない事があった。
「さて・・」
バッグを開けて中身を覗く智紀、当然自分の知っている中身と変化している訳も無く、そこにあるのは本、本、本、大量の本が入っていた、それは同時にこのキャリーバッグがそれなりの重さがある事を意味していた。
「すぅ・・はぁ・・、うっ・・」
深呼吸をし息を整え覚悟を決めてキャリーバッグを持ち上げる智紀、見事に持ち上がったのだが、右に左にとよろけてしまう。
「お、重い・・うっ、はぁぁ」
想像していたよりも重さに、一旦キャリーバッグを地面に下ろして智紀は大きく溜め息をついた。
「どうする?」
自問する言葉、しかし本来の引いて帰ることができないならば、キャリーバッグを抱えて帰るか、あるいは引きずって帰る選択肢しか思いつかない、とは言え持つのが辛い以上、それは選択肢と呼べる代物では無かった。
「はぁぁ、仕方ない・・」
「沢村さん?」
「うん・・、須賀・・京太郎?」
智紀が諦めて引きずって帰ろうとした、その時、名前を呼ばれたので振り返ると、そこに居たのは智紀の友達の恋人で、智紀も良く知る男性、須賀京太郎であった。
「こんにちは・・って、どうしたんですか、それ?」
挨拶もそこそこに京太郎が指差したのは、片側の車輪がなくなり不恰好になってしまったキャリーバッグだった。
「・・・壊れた」
「それはまあ・・見れば、しかし何故?」
智紀の答えは間違いではない、間違いではないが京太郎が聞きたかったのは何故こんな特殊な壊れ方をしたかだ、しかしそれは聞くだけ無駄なこと、なぜならば。
「急に車輪が外れた・・いや、割れた・・というべきか・理由は不明・・」
智紀自身にも理由はわからなかったからだ、分からない事を説明できるわけも無く、出来ること言えばポケットから取れた二つの車輪を取り出して京太郎に見せる位。
「本当だ・・見事に折れていますね」
問題の車輪はというと、京太郎の言う通り見事なほどに根元がぽっきりと折れていた。
「ここまで見事だと清々しくもある、しかもこんな日に限って大量の本を購入・・はぁぁぁ」
皮肉そうな笑みを浮かべながら車輪をポケットに戻す智紀は、溜め息をつきキャリーバッグに手を伸ばす、すると隣から出てきた手が智紀より早くキャリーバッグに手を掛けた。
「えっ?」
突然の事態に驚いた智紀は自然と伸びてきた手を目で追う、その先にいたのは、その手の持ち主は当然。
「うん、これだと重くて大変でしょう、俺が持ちます」
京太郎だ、京太郎はキャリーバッグを持ち上げて重さを確認し、女性の力では持ち帰るのが大変だと認識して手伝いを申し出た、その思いもよらぬ事態に智紀は黙って考え込む。
(悪戦苦闘していたから、正直ありがたい・・けど、須賀京太郎は衣の恋人であって、私とは・・顔見知り程度、それなのに・・手伝ってもらっていいのかな?)
苦労していた智紀にとって京太郎の申し出は願ったり叶ったりであったが、親しいとは言えない自分が京太郎の力を借りても良いのかという迷いもあった。
(もしかして俺、迷惑がられているのか?、あんまりしつこくするのもなんだよな・・よ、よし)「えっ〜と、その・・迷惑なら、気にせずに言ってくれれば」
黙って考え込む智紀を見て、自分の行為が迷惑なのではないかと思い始める京太郎は、それなら断りやすくしようと自分から言い出すのだが。
「迷惑ではない!、あっ、いや・・その・・・困っていたからた、助かる」(な、なんで・・大きな声で、でも・・め、迷惑な訳ないから・・勘違いしてほしくない)
すぐさま京太郎の言葉を否定する智紀、思わず出てしまった大きな声に自分でも戸惑いながら、最後に小さく迷惑で無いと事を告げる。
「ふぅ、それなら俺が持ちますね」
「・・うん、お願いする」
迷惑で無かった事に安心して胸を撫で下ろした京太郎、智紀もあそこまで言って今更断る気にもなれず、素直に京太郎の助けを受けることにした。
「じゃあ行きましょうか・・って、すみません、どこまでですか?」
智紀にお願いされて勢いよく歩き出そうとした京太郎であったが、肝心の目的地を聞いていないことを思い出して苦笑しながら訪ねる。
「ぷっ・・・龍門渕家まで・・お願い」
そんな京太郎を見て、智紀は噴出しそうになりながらも何とか耐え切り目的地を告げた。
「わかりました、じゃあ行きましょうか」「うん・・」
そう言って歩き出した京太郎に、智紀も続いて歩き出す。
京太郎と智紀の間に特に会話は無く、龍門渕家に向う二人の間に流れるのは沈黙のみ、最初は特に気にしていなかった京太郎であったが、十分が過ぎようとした頃。
(どうしよう何か話したほうが良いかな・・・でも、何を話せば、麻雀は・・無理か、俺と沢村さんじゃレベルが違うよな、なら・・衣の事かな・・)
さすがに何か話した方が良いのではないかと思い始め、話題を考えるものの、あまり話しをした事の無い智紀相手に京太郎が頭を悩ませていると。
「一つ・・聞いても良い?」
「あっ、はい、なんでも聞いてください」(た、助かった・・このまま龍門渕家に付いたら何か微妙だったからな・・)
突然沈黙を破り問いを投げかけてきた智紀、しかし沈黙をどうするか迷っていた京太郎にとってそれはありがたいもので、すぐさま智紀の質問に答える意思を見せた。
「何故・・私を助けた?」
「えっ、何故って言われても、う〜〜ん・・知り合いなのもありますし、沢村さんは衣の大切な友達ですから・・」
まさかそんな質問が来るとは思わなかったか、少し戸惑いながらもそれらしい理由を探して答える。
「そう・・」(衣の友達・・嬉しいような・・そうでないような・・って、あれ・・私なにをがっかりしている?)
衣の友達、それは十分すぎる理由のはず、そう理解しているはずなのに智紀の心はすっきりとせず、どこか寂しい気持ちを覚えた。
(もしかして・・駄目だったか、でも助けた理由なんて・・そんなにないし・・あとは、う〜〜ん・・あっ!)
どことなく智紀が落ち込んだのを感じ取った京太郎は、何か他に理由になりそうなことを探し何かを思いつく。
「後はやっぱり・・・綺麗な人が困っていたら絶対助けなくちゃってのが・・」
冗談めいた口調で語る京太郎、その訳の中で智紀はある一部分に引っかかりを覚え、首をかしげて考え込む。
「綺麗な人が困っていたら?、綺麗な人が?・・綺麗な・・ひと・・綺麗!?」
引っ掛かりを覚えた部分を何度か繰り返し、今現状で『綺麗な人』を指すのが自分だと理解すると智紀の顔は火がついた様に真っ赤に染まる。
(き、綺麗・・須賀京太郎がわ、私を綺麗って・・・)「ええっ!?」
頭の中で京太郎の声がリピート再生され、改めてその意味を理解すると、智紀は心臓がドクンと大きく脈打つのを感じた。
(わ、私の事を・・ほ、褒めてくれた!?)
智紀は容姿を褒められたことなど殆ど、いや覚えが無かった、人より劣るとも勝るとも思っていない、むしろそんな事に興味が無かったというべきか、それなのに京太郎に容姿を褒められた今、鼓動が早くなり心が掻き乱されていた。
(・・ほ、褒めてくれた・・須賀京太郎が、私を・・あっ)
でも、考えたことすらなかったからだろうか、京太郎のその言葉に不安を覚えたのは。
(お・・お世辞かもしれない、あるいは・・社交辞令?、いや・・でも・・)
どちらも先ほどの綺麗という言葉を否定する意味に思える、京太郎を疑うわけではない、それでも、何故だろうか、どうしてもさっきの綺麗が、間違いでなかったのか確かめたくなってしまう智紀は口を開いた。
「じょ、冗談は良くない・・」(き・・きっと、冗談でお世辞・・)
智紀は頭の中で想像していた、こういえばきっと京太郎はああ言ってくるだろうと、そして。
「あっ・・やっぱり冗談ってわかりますか、あはは」
ある意味智紀の想像通り、京太郎は苦笑いを浮かべて少し悪びれた様子で頭を掻いていた。
「あ、当たり前・・わ、私が綺麗なはずが無い・・」(予想通りのはずなのに・・なぜこれほど、と言うか・・別にわかっているなら聞かなくても良かった・・筈、どうして・・)
予想通りの答えに呆れた口調で冷静に返したつもりの智紀だったが、声は震えていた、心もまた震えていた、そんな自分の動揺具合に驚く智紀、そして何故態々確認したのかと言う後悔を覚え始めた、その時。
「えっ・・沢村さん綺麗じゃないですか?」
そう言って首をかしげたのは、今し方それを否定したばかりのはずの京太郎であった。
「???・・で、でもさっき冗談って・・」
智紀の脳裏に浮ぶのは疑問符ばかりで、最後にようやくその疑問が形となって口から出てきた、だがそれを聞いた京太郎は再度首を傾げながら口を開いた。
「いや・・だから、絶対助けるって言うのが冗談ですよ、さすがに絶対は言いすぎだと思いますから」
「つまり・・私が考えていた冗談と、京太郎の言った冗談は別・・な、なら・・」(ど、どうする、態々確認してあっちまで冗談ですって言われたら・・で、でもあ、あの言い方なら大丈夫なはずだから・・)
京太郎の説明を聞いて、自分と京太郎の話のズレを理解した智紀は改めて確かめようとするが、先ほど覚えた後悔が足を引っ張ると、なんとか大丈夫だと自分自身に言い聞かせて踏み込もうとしたのだが、その問いを口に出す前に。
「えっ〜と、よくわかりませんが、沢村さんは綺麗ですよ」
京太郎が笑顔で、智紀が聴きたかった言葉を口に出した。
「・・っっ!?」(す、すが・・須賀京太郎が・・わ、私を・・き、綺麗・・こ、今度は・・ま、間違えなく・・ど、どきどきするけ・・けど、い、嫌じゃない・・)
思わぬ不意打ちに焦る智紀、鼓動は先ほどよりも強く激しく脈打つ、あまりのドキドキに苦しさすら感じる智紀だが、それが嫌だとは微塵も思わなかった。
(この感覚は・・まさか?)
ネットか本、何かで得た知識の中に今の自分と類似する説明のされていた感覚、それを思い出す智紀、しかし普段は疑わないはずの知識を疑ってしまうのは、それがあまりに信じ難いが為か。
「黙り込んでいますけど・・どうかしましたか?」
黙りこんでいるのを心配した京太郎は智紀の顔を覗き込む。
「っっ!?・・・な、なんでもない!」(び、びっくりした・・し、心臓に悪い・・)
目の前に突然現れた京太郎の顔に驚く智紀、心臓が口から飛び出さんばかりにドクン!ドクン!と激しく脈打つ。
(お、驚いたけど・・こ、これは・・違う・・こ、これは・・おそらく・・)
智紀自身もわかっていた、ただ驚いただけの鼓動と今のそれが違っていることに、ちらりと京太郎の顔を見ればやはり鼓動が高鳴るのを感じる。
(わ・・私は・・す、須賀京太郎を・・)
「・・俺の顔に何かついています?」
智紀の視線を感じたのか、自分の顔を指差し尋ねる京太郎。
「うっ・・あっ、ち、違う・・ついてない、そ、その・・・・あっ、そ、そう、そのビニール袋の中身が何かと思ったから・・」
まともに見合うことができず、京太郎の顔から視線を逸らす智紀、ついでに話題も逸らそうと辺り見回すと、京太郎がキャリーバッグとは反対の手にビニール袋を持っているのに気付き、それを指差す。
「えっ・・ああ、これですか?」
確認するように、ビニール袋を智紀に見せる京太郎。
「そ、そうそれ・・少し気になった、良ければ・・だけど、何の本?」(す、少し・・踏み込みすぎ?)
いくら知り合いとは言え、袋の中身を訪ねたら気分を害するかもしれない、そんな些細な不安を抱きながらも、智紀はこれ以上自分の内心がばれないように必死に訪ねる。
だがそんな智紀の不安を余所に、京太郎は少し照れくさそうな笑みを浮かべて答えた。
「これは絵本ですよ」
「絵本・・あっ・・」
京太郎と絵本の組み合わせに首を捻りそうになる智紀だが、直ぐにそれが誰のために買われた物かを理解した、そして京太郎も智紀の態度から、理解したことを読み取った。
「ええ、この前に衣の部屋で読んだのと似た雰囲気の絵本があったんで、それで・・でも、絵本って買うのを初めてで・・衣が気に入ってくれれば良いんですが」
不安を口にする京太郎、それを聞いていた智紀の鼓動は徐々に落ち着きを取り戻す、でもそれは決して呆れたからでも、嫌いになったからでもない。
智紀は京太郎の肩に手を置いて笑う。
「・・・大丈夫、須賀京太郎からのプレゼント、衣が喜ばないわけが無い」
「ありがとうございます、沢村さんにそういわれると、自信が出てきました」
智紀に元気付けられた京太郎は、すっかり自信を取り戻し様子で笑みを浮かべる、そんな会話がちょうど終わろうとした時に、龍門渕家の大きな門が見えてきた。
「と、つきましたね」「うん、今開ける」
龍門渕家の正門前に着くと、智紀はインターホンを押して正門横の通用口を開けてもらい、京太郎と智紀はそこから龍門渕家の敷地内に入った。
「・・・ありがとう、助かった」
「あれ、そこまで運びますよ?」
敷地内に入ると直ぐに礼を言って両手を差し出す智紀、ここまでで良いと言う意味なのだろうが、建物までの距離が距離のため京太郎はもう少し運ぶ気でいたのだが、智紀はゆっくりと首を横に振った。
「ここまでで十分だから、早く衣のところに行って・・それをプレゼントすると良い」
「えっ、でも・・」
車輪が壊れて途方にくれていた智紀を考えれば、幾等先ほど帰り道より短いといっても、素直に渡す気に離れない京太郎だったが。
「私は・・私は須賀京太郎と衣の関係を応援しているから・・」
(沢村さん、そこまで俺と衣の仲を・・仕方ないか、あんまりしつこくしてもなんだし・・)
そこまで智紀に言われては、京太郎も無理に送ってゆく事も出来ず、また龍門渕家の敷地は広く送れば衣と過ごす時間が少なくなるのは事実、衣は気にしないだろうが、智紀は確実に気にしまうのは分かりきっていた。
「わかりました、それじゃあお言葉に甘えて衣の所に行きますね、ここに置きますね」
京太郎は智紀の言うことを聞いて、キャリーバッグを智紀の前に置いた。
「うん・・ここまでありがとう、本当助かった」
「どういたしまして、それじゃあ」
もう一度お礼を言われる智紀に見送られ、衣の住む邸に向かう京太郎、智紀は見えなくなるまでその姿を見送ると。
「・・・ふぅぅぅ」
溜め息をついた、当然京太郎と居るのが憂鬱だったわけではない、むしろその逆。
「・・あれ以上京太郎といたら・・まずい、私は須賀京太郎と衣の関係を応援しているのだから」
そう、先ほどの言葉は京太郎を説得する意味もあったが、それとは別に自分自身に言い聞かせる意味もあった。
(そう・・だから・・この思いは駄目、絶対に・・駄目)
京太郎に褒められた事を思い出すと、鼓動が少し早くなるが、それはいけない感情だと自らに言い聞かせた智紀は、自分の前に置かれたキャリーバッグの取っ手を掴む。
「さて・・お、重い・・やっぱり」(優しくて・・力も持ち・・それで、私を・・)
持ち上げてみるがやはりかなり辛い、一旦下ろして後で思い浮かべるのは平然とこれを持っていた京太郎の事、男性と女性の差はあるかもしれない、だがやはり思い出されるのは態々持ってくれた京太郎の優しさ。
「・・・だめ」
智紀が頭を振って振り払おうとするのは、再び浮びそうになる京太郎の言葉か、それとも。
「・・今日中に読まないと駄目・・・明日はきっと衣が自慢話をするから・・」
絵本の事を思い出して、それをプレゼントされた衣を想像すれば、明日にはきっと喜びに溢れた衣が麻雀部のメンバーに絵本を自慢しに来る図が智紀の脳裏に思い浮かぶ。
「・・ふぅ、行こう・・・」
衣の幸せそうな顔を思い浮かべると、智紀の鼓動は落ち着きを取り戻した、そして持ち上げることを諦め智紀はキャリーバッグを引きずって、京太郎とは違う方向に歩き出すのだった。
「お〜〜い、衣〜〜」
そう言いながら衣の住む邸の廊下を進むのは、部活が無いため暇を持て余していた井上純であった。
「お〜い、衣〜」
もう一度呼びかけるものの反応は返ってこず、邸に響くのは純の声のみ。
「暇だから・・遊んでやろうと思ったんだがな居ないのか?、それとも・・トイレか奥の部屋・・は無いか」
聞こえているのならば何かしら反応があっても良さそうなものだが、それが無いのは返事が出来ないところに要るのか、聞こえていないのか、それとも邸内に居ないのか。
「はぁぁ、ハギヨシが居ればわかるんだけどな」
溜め息混じりに愚痴を零す純、確かにここに世話役のハギヨシが居れば、衣がどこに居るかまでは知らなくても外出中か否か位は把握しているだろう、とは言え今はそのハギヨシも所要で出かけているため無理な話だ。
「虱潰しに探すのは・・無理だな、しゃあない、部屋だけ見て帰るか」
かくれんぼをしている訳でもあるまい、居るかどうかわからない衣を探すにはこの邸は少々広すぎるので、純は一番居る可能性の高そうな衣の部屋だけ確認しようと、部屋の戸に手を掛けた。
「お〜い、衣さんや居ませんか〜?」
「あっ・・やっぱり、井上さん」
戸を開けて声を掛けながら部屋の中に入る純、部屋の中から返ってきた衣の声ではなく京太郎の声であった、大きいソファーに腰掛けていた京太郎は立ち上がる事無く顔だけを出入り口に向けて、入ってきたのが純であると確認した。
「えっ・・須賀、あっ、わ、悪い邪魔した」(須賀が来ていたのか、そりゃ呼んでも出てこない訳だ、さすがに俺が居ても邪魔だろうしな・・)
恋人と楽しく過ごしていたのなら、自分の呼びかけに反応が無くても仕方ないと納得した純は、さすがに恋人との一時に一人で乱入する気にはなれず謝って直ぐに部屋を出ようとするのだが。
「あっ、井上さん、ちょっと待ってください」
「うん、なんだ?」
出てゆく直前で呼び止められた純が振り返ると、呼んだ本人である京太郎が立ち上がりもせず、ただ手招きをしてこっちにこいと呼んでいる様だった。
「なんだよ、邪魔したのは悪かったけど・・」(なんだ乱入したから怒っているのか?)
警戒しつつ京太郎に歩み寄る純、徐々に京太郎の近づいてゆき、京太郎の足、正確に言えば太ももを見て、なぜ京太郎が立てなかったのかを理解した。
「えっ、衣!?」
純の眼に飛び込んできたのは、京太郎の膝枕で規則正しいリズムで呼吸をしながら、気持ち良さそうに眠る衣の姿。
「寝ているのか・・なんで?」
「ああ、それはですね」
京太郎が遊びに来ていたらテンションが高まり、夜でも寝そうに無い衣が寝ていることに驚く純、京太郎はその疑問を説明するのに目の前の机に置いてある絵本を指差した。
「この絵本をプレゼントしたいんですけど、衣気に入ったみたいで、それで折角だから何回か読み聞かせていたら・・いつの間にか」
「なるほどな、そういや衣を寝かしつけるのに絵本が要るって、透華が言っていたな」
よく衣を寝かしつけている、龍門渕透華から聞いた話を思い出し納得する純。
「それで、すみませんが、ベッドの上にある・」「ああ、わかっている」
京太郎が頼み終える前に、純は何を頼まれるのかを理解し、ベッドの上に置かれている毛布を手に取り、衣を起こさないようにそっと上に掛けた。
「冷えるといけないなとは思ったんですけど立てなくて、ありがとうございます」
「気にするな、さすがにその状態じゃ無理だろうからな、ははは」
苦笑して礼を言う京太郎、純も膝枕している相手を起こさずに立ち上がるのは至難の業なのは分かっており特に気にしてはいないようだ。
「うっ・・きょうたろ〜・・」
(あれ、起きちゃったか!?)(まずい、起こしちまったか!?)
衣が声を上げた瞬間、京太郎と純は五月蝿くして起こしたのかと思い反射的に黙り込むが。
「うっ・・うにゃ・・すぅぅ・・すぅぅ・・」「はぁぁぁ」「ふぅぅぅ」
少し体を動かし後、衣は眼を瞑ったまま規則正しい息遣いに戻り、京太郎と純は安堵の息を漏らした。
「たくぅ、脅かしやがって・・えい・・」「あんまりしていると、起きちゃいますよ」
文句を言いながらぷにぷにと衣の頬を指で軽くつつく純、京太郎は注意しながらもその手を止めようとはせず笑みを浮かべて見守っていた。
「わかっているって・・しかし、寝顔はまさに天使って感じだな・・頬も柔らかいな、ふふ」
純も衣を起こすつもりは無いので、素直に京太郎の注意を聞いて突くのを止めて見守ろうとしたが、衣の寝顔を見ているとつい触れたくなってしまし今度はそっと手を伸ばして、今度は優しく頭を撫ぜる。
「ふふ・・ふ・・」
良い夢を見ているのか眠りながら微笑む衣、それを見ていた純は、改めて目の前で眠る衣と自分の差を感じていた。
(本当に可愛いな・・俺もこいつみたいだったら、男扱いもされないんだろうな・・)
目の前に居るのは自分と同じ性別だが、自分には絶対に使われないだろう『可愛い』という言葉が良く似合う少女、透華達に男っぽいと言われるのが冗談だとはわかっているが、純も女性であり多少気にしていた。
(って、そんな事考えても今更どうにもならないし、それに別に女扱いされたい訳でもないからな)
気になっているとは言え、自分の今の性格を変えられるとも変えたいとも思わない純。
(そのうち・・俺を女扱いする、物好きな奴がでてくるだろう・・って、自分で言っているとさすがに・・)「はぁぁぁぁ」
自らを擁護する言葉を自分で想像していると、純は空しさを感じ長めの溜め息をついた。
「井上さん?」
「うん・・ああ、そうか悪い、あんまり撫でていたらさすがに起きるよな・・」
京太郎に声を掛けられて、思考の世界から現実に引き戻された純は、まだ衣の頭を撫ぜ続けていたことに気付き、京太郎もそれを注意しようとしたのだと思い慌てて手を引っ込めようとする、だが。
「あっ、違いますよ、井上さんのその中指・・怪我しているんじゃないんですか?」
京太郎が指摘したのは衣の頭を撫ぜ続けたことではなく、撫ぜていたのとは逆の手、その中指が切れて、その傷口から血が零れていた。
「あっ、確かに・・切れているな、気付かなかったぜ」
純も自分の指を見て初めて怪我をしている事を知り、血が出ているので少し驚いたものの痛みは無いので焦った様子は見せなかった。
「早目に手当てしたほうが良いんじゃないですか?」
「良いって、こんなの舐めて放っておけば治るだろう・・えっ?」
心配する京太郎を余所に、痛みも特に感じない為か純は適当に治そうと傷がついた指を口に含もうとしたが、寸前のところでその手をがっしりと掴まれ止められた、もちろん純をこんな止め方をするのはここには一人しか居ない。
「はぁぁ・・駄目ですよ、そんな治し方」
「あん・・そんなの俺の勝手だろう」
呆れた表情で溜め息をつく京太郎、しかし純は自分のやり方に口を挟まれるのが気に食わないのか不機嫌そうな表情で京太郎を睨め見つけた。
「うっ・・だって井上さん女の子なんでしょう」
純に睨まれ一瞬怯んだ京太郎であったが、それでも純の手は離さず傷口に唾をつけるだけの治療と呼べそうに無い治療を止める。
「だからほうって・・へぇ、お、女の子・・お・・俺が・・女の子!?」
純も聞く耳を持たないつもりであったが、その内容に・・手を、口を、思考と呼吸以外の行為を止めさせた。
(ままままま、まさか・・こここ、こいつがぁぁぁ!?)
いつか現れると思っていた自分を女性として見てくれる男性、しかし予想よりも圧倒的早く突然の登場に驚いて固まる純。
「そうですよ、傷ついて反射的に舐めたとか言うならまだしも、舐めて終了じゃ駄目ですよ・・男じゃないんですから」
「そ・・そそそ、そうだな・・うん、そうだ・・確かに・・」(そ、そういうもんなのか・・やっぱり・・)
珍しく女扱いされたためか、京太郎の言葉に只管頷く純、それを見て京太郎はわかってくれたのだと思い、安心した様子で胸を撫で下ろす。
「ふぅ・・そうですよ、だから普通に絆創膏でも貼ってください」
「そ・・そうしたいけどよ、絆創膏なんて持ってない・・あっ」(も、もしかして普通の女子は持ち歩くのが当たり前・・とか?)
そんな事は無いとは思うが、女子ならば持ち歩いているのではないかと想像してしまう純、思い出してみればクラスメイトの女子は色々な物を持ち歩いている、その中に絆創膏一つや二つ、あったところで何の不思議もなかった。
「ああ、そうですね、全員が全員持ち歩いているわけありませんよね、いや〜今日怪我した時に咲が絆創膏をくれたんで、女子って色々持っているから持ち歩いているのかなって・・勝手に思い込んじゃって、すみません」
「い、いや・・気にするなって、あはは」(な、なんだ・・須賀も俺と同じこと考えていたのか、よかった当たり前じゃなくて・・)
京太郎が偶然自分と同じ考えをしていただけだったのに、安心して胸を撫で下ろす純。
「あっ、そうだ確か・・咲に予備用だってもう一枚・・ああ、あった、これよかったら使いますか?」
(な、なんか、須賀と居ると・・ぺ、ペースが掴めないな・・、絆創膏だけ貰っておくか)
話をしているうちに予備の絆創膏の存在を思い出した京太郎は、すぐさまズボンのポケットから絆創膏を取り出して純に使うどうか訪ねる、自分のペースを乱されてドキマキされっぱなしの純は早めに絆創膏を受け取り退散する事に決めた。
「お、おう・・ありがたく使わせてもらうぜ・・・・って、な・・何しているんだ?」
絆創膏を受け取ろうと手を伸ばす純、しかしその手に絆創膏が渡されることは無く、絆創膏は京太郎の手によって外紙と粘着部分についた紙が剥がされ、京太郎が何をしようとしているか分からない純は首を傾げた。
「何って、使うんでしょ・・さぁ、怪我した指だしてください」
「あっ・・ああ、って、いや、えっ?」(これって・・えっ、どういうことだ?)
京太郎に言われ一旦は怪我をした指だけを立てた純だが、訳がわからずすぐさま引っ込めようとしたのだが。
「あっ〜駄目ですよ、じっとしてくれないと上手く巻けないじゃないですか」「えっ、ああ・・悪い」
京太郎に注意され反射的に謝ってしまう純、そのままじっとしていると直ぐに怪我をした部分が絆創膏によって覆われていった。
「はい、終わりましたよ」
「あっ、う・・うん」(・・貼ってくれたんだな・・態々・・って、そ、それどころじゃないだろ!)
京太郎に終了したことを告げられ、これまた反射的に返事をした純は、自分の指に貼られて絆創膏をぼうっと見つめながら何が起こったのかを少しずつ理解し、そしてある重要な事を思い出す。
(れ、礼だよ礼、は・・早く言わないと、け、けど・・こんな時、女ってどういうんだ、い、いや・・俺も女だけど、そ、そうじゃなくて・・折角女の子って、だから・・それらしい言い方は・・)
珍しく女の子扱いされたためか、なるべく女性らしい言葉と考えるが、普段使っていない言葉がそう易々と出てくる筈も無く、勉強や麻雀などよりもはるかに難しい難問に苦戦する純。
「あれ、もしかして俺、貼り方間違えましたか?」
「えっ、ああっ、ち、ちげぇよ、そ、その・・あ、あれだ、自分で貼るといつもずれるから、貼るのが上手いなって感心していただけだ、あはは!」
考え込んでいる純を見て心配そうに絆創膏を巻いた指を覗き込む京太郎、純もよもやそんな事態に陥るとは思わず、慌てて適当な理由をつけて誤魔化そうと笑い飛ばす。
「あっ〜そうですね、自分で貼ると失敗することってありますよね」
「あっ、ああ、だから気にすることじゃねぇよ」(と、とにかく、れ、礼だ・・これ以上誤解されてもなんだしな・・、早く女性らしい言葉で・・よし!)
何とか誤魔化すことに成功した純は、これ以上余計な誤解を生む前に、なるべく女性らしい言葉遣いでお礼を言おうと意気込むが。
「あ・・ありがとな・・」(・・ち、違う、礼の言葉だが、ぜ、全然、女の子らしくない・・いや、それ以前に素っ気無さ過ぎるだろう、ううっ・・こ、これじゃあ・・須賀も・・)
ようやく口から捻り出したお礼の言葉、でもそれは純自身も痛感するほどの可愛らしいとは程遠い素っ気無いもの、折角女性扱いをしてくれている京太郎もこれでは・・と思いがっくりと肩を落とす純、だが。
「いえ・・お礼なんて良いんですよ、早く治ると良いですね」
別に気にした風も無い、むしろお礼を言われて恐縮しがちな様子で純の具合を心配しながら笑いかけてくる京太郎。
(よかった気にして無いみたいだ、それに須賀って、こんな顔して笑うんだな・・前に見た時と・・まあ、良いか・・)
京太郎の様子に言葉に笑みに、安心して胸を撫で下ろした純、京太郎の笑みが以前に見た時とは違うように思えたが気にしないことにし。
「そうだな、心配してくれてありがとう、須賀」
偶然かたまたまか、安心しきったからか京太郎の笑みにつられたらかは分からないが、先ほどと違いお礼を口にする純の顔には笑みが浮んでいた、ただそれは自然に浮んだものなのだろう、何故ならば。
「へぇ〜、井上さんって笑うと結構可愛いんですね」
「えっ、俺笑って・・って、それよりも須賀、い、今なんて言ったんだ!?」(可愛いって・・いや、そんな馬鹿な?)
京太郎の言葉で純は自分が笑っていた事を理解し驚きそうになるが、それよりも信じられない部分があり聞き直す。
「えっ・・ですから、井上さんって、笑うと結構可愛いんですねって」
「やっぱり可愛いって・・・えっ、えええええええええええええええ!?」
京太郎が先ほどと同じ言葉繰り返した瞬間、頭をハンマーで叩かれたような衝撃が純を襲う、僅かに考える間があり、言葉に意味を理解した瞬間、信じられず叫び声を上げてしまう。
(ここ、こいつが・・す、須賀が、おおお、俺のこと可愛いだと・・えっ、ど、どういう・・つもりだよぉ!?)
「えっ〜と、井上さん・・大丈夫ですか?」
急に叫び声を上げた純を見て心配した京太郎が、純の顔に手を伸ばそうとした、瞬間。
「けけけけけけけっこう、かかかかかわいいって、そそそ、そんなことかか、簡単に言うんじゃねえよ、ば、バッキャローー!!」
言葉だけでも混乱しきっていた純は、手を伸ばされたことに驚いて、訳の分からない文句を言い残して部屋を飛び出していってしまった。
「・・もしかして・・結構が余計だったとか・・」
衣を膝枕している京太郎は追いかけることも出来ず、出来る事と言えば自分の言葉の反省点を探すこと位であった。
「はぁはぁ」
部屋を飛び出した純、そのまま勢いで建物も飛び出して龍門渕家の広大な庭を走るが、次第に息も続かなくなり、足もそれに連れて動きが鈍くなり、やがて歩みを止めた。
「はぁ・・はぁ・・はぁぁぁ、まったく須賀の奴・・・俺が、か、か、可愛いなんて、何言って・・えっ、あ、あれ?」
息を整えながら先ほどの京太郎の言葉を思い出して、文句を口にする純であったが、そこでようやく自らの行動に疑問を感じた。
「ま、まてまて、べ、別に須賀は・・変なこと言って無いんじゃ・・」
一度落ち着いてしまえば、とことん冷静になれるのが人間という生き物か、京太郎との会話を最初から思い出すと、京太郎のした事と言えば、純を女性扱いして、怪我を手当てし、そして笑顔を褒めた、ただそれだけ。
「ま・・まて、な、なんで、悪態ついて飛び出してきたんだ?、も・・もう一回・・」
自分でとった行動であったが、何故自分がそんな行動をとってしまったのか分からず首を傾げる純、仕方なくもう一度最初から思い出してみるのだが。
「えっ〜と、け・・怪我した指を舐めて終わらそうとしたら、あ、あいつに・・注意されて、それで・・・」
視線が京太郎に貼ってもらった絆創膏に行く、そこからゆっくりと貼ってもらった後の会話を思い出す胸を高鳴らせながら。
「そ、それで・・あ、あいつ・・笑って、そ、それで・・礼を言って、そ、それで・・」
純の脳裏に浮ぶのは京太郎の笑顔と、『可愛い』と言うその言葉。
「!?」(な、なんだ、なんで・・た、確かに、褒められてう、嬉しかったけど・・それでも、なんで・・こ、こんなにドキドキするんだよ!?)
思い出した瞬間、強く激し胸の高鳴りを感じる純、だがその正体はよく分からず、飛び出した理由もよく分からないまま、しかしそんな純にも一つだけ分かっていることがあった。
「す、少なくとも、馬鹿野郎って叫んで飛び出てくることはなかったよな・」
純の口から出るのは反省の言葉、とは言え今更後悔したところでどうなるモノでもない、できる事と言えば謝罪位なのだが、状況が状況のため直ぐに行き気にはなれず。
「呆れただろうな、須賀の奴も、これで須賀も俺を女性扱いしなくなる・・よな・・」
京太郎が自分を女性として見えくれなくなったと思うと、純の胸にグサリと何かで刺された様な痛みが走った。
「うっ・・仕方ねえよな、俺が男だったらそう思うからな、はぁぁ・・・今度、謝ろう」
取ったしまった態度が態度だけに、自分自身で仕方ないと納得できてしまう純、今はあの場所に戻って謝る気力も無く、溜め息をついて邸とは反対方向に歩き出すのだった。
「はぁぁぁぁ・・」×2
夜、夕食も終わり、龍門渕家の浴室に響くのは純と智紀二人の溜め息、お互いにいる事は分かっていたものの、特に会話の無いままであったが、今の溜め息で互いを意識したのか両者の目があった。
「どうしたんだ、豪くお疲れなご様子だが」「純こそ・・・疲労困憊」
何時も通り少し軽め口調で訪ねる純に、何時も通り淡々と返す智紀。
「まあ・・色々あってな、今日は疲れた」(まさか・・可愛いって言われて、文句言って気まずくなったなんて言えねぇしな・・)
「私も疲れた・・」(言えない、助けられた事は良い・・けど、その後は言えない・・)
自分の事を聞かれたくないからか、相手の話にも互いに突っ込んだ態度は取らず、会話はそこで途切れた。
(可愛いって・・褒めてくれたんだよな、あいつ・・)(綺麗って、褒めてくれた・・あの人が)
会話も無く互いに見合うのも何か微妙な雰囲気になって、純も智紀も天井を見ながら今日の事を思い出していると、天井に昇る湯気にふと思い出していた人物の顔が浮かび上がってきて。
「須賀京太郎か・・・えっ?」×2
ぽつりと口から漏らした名前が同じである事に驚き、立ち上がって再び互いを見合う純と智紀。
「ど、どうしたんだ、す、須賀と何かあったのか?」「純こそ・・須賀京太郎と何が?」
気になるものの言葉になったのはそこまでで、後に流れるのは沈黙のみ。
「あっ、うっ・・・」「・・うっ・・」
どちらも答えられぬまま再び湯船に体を沈める、自分も答えられないのだから、責めることもできず、話し合いはそこで終わる・・はずだったのだが。
「京太郎がどうかしたのか?」
「どうしたって・・こ、衣!?」「衣・・お、驚いた・・・何時の間に?」
話に意識がいっていた為か、人の気配に気付かなかった純と智紀は、さらに話して頭に描いていた想像もあり衣の出現にかなり驚いた様子であった、とは言え普通に入ってきた衣は何の事かわからず不思議そうに首を傾げる。
「何時の間にも何も衣は普通に入ってきたぞ、それとも衣の姿に何かおかしいところでもあるのか?、う〜〜ん?」
驚かれたのが気になった衣は、何かおかしいところがあるのかと思い水面に映る自らの姿を見つめるが、特におかしいところは見当たらず不思議そうに首をかしげた。
「えっ、いや、その・・あのな」(な、なんて言えばいいんだよ・・)
未だ水面を見つめ続ける衣に、何か言わなければならないと思う純であったが、どう言えば衣が納得してくれるのか迷い視線で智紀に助けを求めた。
「衣におかしいところは無い・・ただ話しに集中していて気付かなかっただけ」「そ、そうだぞ、それで急に声を掛けられたから俺もこいつも驚いただけだ・・」
差し障りの無い訳を話す智紀に、純も乗っかり適当に相槌を打った。
「おおっ、それでか、確かに突然立ち現れたと思えば驚くのも道理、それで純と智紀は何を話していたのだ、京太郎の事か?」
二人の理由を疑うことはしないが、自分の恋人の名前が出ていたので気になった衣は話の詳しい内容を尋ねてきた。
「うっ・・それは」「それは・・その・・」
「どうした純、智紀・・・もしや・・衣には話し難い内容なのか?」
普段ならば衣が尋ねると純と智紀は普通に答えるのだが、今回は微妙な内容の為か答えずに黙っていると、衣がその空気を察し引くような言葉を口にする、凄く寂しそうな悲しそうな今にも泣き出してしまいそうな表情で。
(うっ・・って言うか、こ、衣の奴今にも泣きそうな顔しやがって、あっ〜もう・・えっ〜と、絆創膏をもらった位なら・・)(悲しそう・・荷物を運んでもらったくらいなら、大丈夫?)
「・・衣に話せない・・京太郎に関係する話し・・・京太郎に関係する・・あっ、そうか、わかったぞ!」
衣の表情が気にかかった純と智紀が、下手に突っ込まれないために話しても大丈夫そうな部分を纏めようとしていると、残された衣は一人ぶつぶつと呟きながら二人の会話の内容を想像していると、ある瞬間的な閃きが脳裏を駆け抜け声を上げた。
「なっ!?」(えっ・・ま、まさか、あの時薄っすら意識があったのか!?・・いや、そ、それより・・)
「う、嘘!?」(・・今日は絵本をプレゼントされた、とは言え須賀京太郎と世間話をしなかったとは考え難い・・その話の中で私の話がでて・・・違う、今重要なのは別)
考えが纏まりかけていた時の衣の言葉に驚く純と智紀、どうして衣がわかったのか理由に思考が進みそうになるが、それよりも重要な事がある事に気付くのだが、何かを出来るわけでもなく黙って衣を見守る、そして。
「純と智紀は・・・京太郎にお礼をしようとしているんだろう!」
「・・・はい?」×2
自信満々な衣の口から出てきた言葉に首を傾げる純と智紀、そんな二人を見て今度は衣が不思議そうに首をかしげ、自分の考えを話し始める。
「純と智紀は何かで京太郎の世話になって、そのお礼を秘密裏に話し合っていたのではないのか?。それを衣に話し情報が漏れては、折角の秘密でしていた準備が台無しになると、口を噤んだのではないのか?」
「えっいや・・その・・」「当たっている部分もある、けど別に衣を疑ったわけではなく・・さして決まって無いから話せないだけ、ねっ?」
純は何か言おうとするが上手く言葉が出ず墓穴を掘ってしまいそうなので、智紀は純と衣の間に入り言葉を遮る、そしてちらりと純の方見て、話を合わせろと眼で合図を送る。
「あ、ああ・・そうなんだよな、話したんだけど・・須賀が何好きかも分からないからな・・どうしようかって・・な」
合図を正確に受け取った純は、嘘がばれないように其れらしい理由を適当に並べた。
「なるほど・・それならば仕方ないな・・・」
(衣に嘘つくのは気が引けるが・・話せないからな・・悪い)(ごめん・・衣、けど・・話せないから許して)
まったく疑う欠片も無い衣を見て、罪悪感から胸を痛める純と智紀はせめてもと心の中で謝罪の言葉を呟く。
「よし・・純と智紀の気持ちは良くわかった、ここは京太郎の一番の恋人である衣も、微力ながら協力するぞ!」
「えっ・・いや、でも・・」「これは・・私たちの・・問題・・」
衣の突然の協力の申し出に、これ以上に嘘に巻き込んでは悪いと思い遠慮する純と智紀、しかし。
「何を言う、遠慮は不要だ純、智紀、友達が困っているのだ、衣だって力になりたいぞ!」
純と智紀が遠慮していると思った衣は、やる気が衰えることは無く、むしろ先ほどより強く協力を申し出た。
「友達か・・・ああ、それじゃあ頼むよ・・あっ・・」(しまった、友達って言葉が嬉しくてつい・・お、怒って・・ないか?)
衣の言葉が嬉しくなり申し出を受けてしまう純、しかし勝手に返事をしてしまった事を怒られるかと思い恐る恐る智紀を見た。
(良い・・私も・・同じ・・嬉しかったから・・)「それでは友達として・・助力をお願いする・・」
純の視線と気持ちに気付いた智紀は、視線を純に向けて一度だけ一度だけ左右に首を振り、今度は大丈夫だと言わんばかりに一度だけ頷いた後に、衣に視線を移し申し出を受け入れる意思を見せた。
「任せておけ、京太郎はな・・」
友達に頼りにされるのが嬉しく、更に話すのは大好きな恋人の話、衣はとても楽しそうに色々な事を純と智紀に語って聞かせるのだった。
風呂から上がり衣と別れた純と智紀は、部屋に戻ろうと庭を歩いていた。
「ふぅ・・風が気持ち良いな」「・・うん」
揃ってしている赤い顔は体の芯まで暖められた証、少し熱が篭りすぎているのか純は胸元大胆に開けて風を取り込んでおり、智紀もまた吹く夜風を気持ち良さそうに浴びていた。
「はぁ・・・しっかし・・衣の話しが・・あそこまで長いとは思わなかったぜ」「うん・・少しのぼせた・・」
苦笑して二人が思い出すのは、一時間近く続いた衣による京太郎とのラブラブな話、聴いている事態は苦痛ではないものの、流石に湯船に浸かったままの状態ではのぼせてしまい少々辛く感じた、
だが純も智紀も特に嫌そうな顔はしてないのは、やはり衣が友達として自分たちの力になろうとしてくれたからだろう。
「とは言え、衣の奴まだ話たがっていたみたいだけどな・・」「そうね・・けど・・あれでは無理・・」
就寝時間が近づいたのか、話をする衣の言葉遣いがどんどん怪しげになってゆき、仕方なくそこで話を終えたのだが、衣はまだ話したいことがあったのか眠たそうな眼をこすりながら『無念だ・・・』と言って部屋に戻っていった。
「だな・・まあ、あれだけ聴けば十分わかったけどな・・」
「うん・・良くわかった、衣が須賀京太郎の事が大好きだって・・」
(そういう意味じゃ・・いや、智紀の言うことも・・わかるな・・)
自分が言った意味とは違うが、智紀の言った事は純も感じていた、何せ京太郎との思い出を話す衣はとても楽しげで、わかりやすいほど幸せそうだったからだ。
(話をするだけであれだけって事は、本人と居るときはもっと・・まあ、遊園地の時もそうだったからな・・)(前に遊園地で見たときも・・いつも、あんな風に・・仲良く・・)
二人が思い出したのは、衣と京太郎の遊園地デートのとても幸せそうな光景、一緒に乗り物に乗って食事をして、最後に観覧車での。
「羨ましい・・えっ?」×2
偶然か必然か、思い浮かべた光景の感想も同じ、当然互いの感情になど気づいていない、いやそんな事を気にかける暇さえ無いのだろう。
(た、確かに・・あ、あんな風に仲良く出来る相手がいたら・・良いとは思うが、け・・けどなんか・・ちょっと違うような・・)
(前にも・・思った、須賀京太郎みたいな恋人だったら欲しいと・・けど違う、私は・・須賀京太郎が・・)
優しい恋人が居ると言う憧れ、それとは違う気持ち。
(可愛いって・・・言ってくれたよな・・)(綺麗って・・褒めてくれた・・)
思い出すのは今日言われて、鼓動を早くさせた京太郎の言葉、その言葉と先ほどの観覧車のシーンが重なると、いつの間にか衣の立ち位置が自分に代わり、そして。
「つぅぅ!?、へっ?」「ううっ!?、えっ?」
想像の中で二つの顔が重なりそうになった瞬間、叫んでしまいそうになるのを何とか長込む純と智紀は、隣に居る者も同じ様な事になっているのに気付き互いを見合う。
「えっ、ど、どうしたんだ、急に?」
「じゅ、純こそ、どうしたの?」
先に言葉を発した純も特に理由を聞きたかったわけではない、突然の事に混乱してつい言葉が出てしまったのだ、そしてそれは智紀も同じで。
「えっ、いや・・はは・・な、なんでもないかな」(この・・気持ちって、ま、まさか・・)
「そ、そう、ふふ・・私も・・なんでもない・・」(この気持ちは・・やっぱり・・)
互いに答える事が出来ず、適当に笑いながら誤魔化す、純も智紀も更に訊ねられそうなぎこちない笑みではあったが、どちらもそんな事を気にするほど余裕は無い、自分自身で手一杯で、思考もまた自分の気持ちの事だけに向いていた。
(こ・・い、いや・・ち、違うだろう、あ、あれだよ・・あれ・・)(こ・・違う、そんな訳無い・・勘違い・・)
自分の今の気持ちに思い当たる言葉を直ぐに閃く純と智紀、だが二人とも自分の考えを否定する、それが抱いてはいけない気持ちだと思っているから、そして人の脳とは上手くできていて、否定したい事に理由を、それから逃げる為の口実を作る。
(そ、そうだよ、絆創膏を貰って一応でも褒めてくれた相手に、あんな態度とったから・・そうだよ、うん、あれさえ謝れば・・そ、それなら・・あ、あれ・・使えるよな?)
純の脳裏に浮んだのは、良くしてくれた京太郎に酷いことをしたと言う蟇目、ならばそれを無くしてしまえば良いと思うと、同時にそれを叶える手段も思いついた。
(・・初めてだったから・・・きっと、そう・・これは勘違い、嬉しさと・・混同しているだけ・・それだけの筈・・なのに、だ・・駄目、これ以上考えては駄目、だけど・・)
一方の智紀もある程度思い浮かぶが、それを完全に思い込むことが出来ず、自分自身を納得させようと更に考えるも浮んでくるのは駄目な考えばかりで、途方に暮れそうになった、その時。
「な、なぁ・・話は変わるんだけどよ」
「な、何!?」(た、助かった・・)
タイミングよく純が話しかけてくれたので、智紀は変な風に考えが進む前に意識を目の前に居る純に集中させ、じっと睨みつける様に見つめる。
「うっ、その・・今日・って言うかさっき、風呂で衣に・・嘘・・ついちまっただろ、須賀に礼をするって・・」
「うん・・確かにあれは嘘、衣には悪いことをした・・」
智紀に睨まれて一瞬たじろいだものの、立て直して罪悪感を思い出しながら風呂での話を蒸し返す、それを聞いていた智紀も衣に悪いことをしてしまったのを思い出した。
「それで・・罪滅ぼしって訳じゃないけどよ、実は今日俺、本当に須賀に世話になったから、だから・・」
「純も・・実は私も、須賀京太郎に・・お世話になった・・」
「な、なんだ・・智紀も世話になっていたかよ・・衣の奴、勘かどうかは知らないが、凄いな・・」
思っても見なかった智紀の言葉に、風呂に入ってきた時の衣の推理があながち間違っていなかった事に、かなり驚いている様子だった。
「確かに・・私も驚いた、けど・・今それは置いておく、それよりも・・私は須賀京太郎にお礼をしたい・・純もしたいの?」
「えっ、ああ・・そうだ、世話になったからな、それに・・なんていうんだ、ちょっとした手違いというか・・ちゃんと礼も言えなかったらな、だから・・そのお詫びの意味もこめてよ」
(い、言えないよな、まさか傷の手当てしてもらっておきながら、可愛いって言うのにびっくりして悪態ついて出てきたなんて、しかもそれが気なっているのか・・須賀の事が妙に気になるなんて・・口が裂けても)
智紀に訊ねられ、本当の事を言えない純は適当に理由をつけて京太郎に礼をしたい事を告げた。
「そう、私はお礼言ったけど、もう一度ちゃんとしたお礼をしたい、純もしたいなら・・一緒にする?」
「お、おう、そうだな・・ちょうど良いだろう、須賀も部室に衣との時間もあるから、あんまり時間を取らせてもなんだろうしな」(とりあえず・・これで謝る参段はできたな、一人じゃないし・・変な事・・・いや、ちょっとまてよ・・)
「そうね・・須賀京太郎も・・・忙しいから」(・・とりあえず、変な考えをしなくて済んだ、それに・・純と二人なら・・須賀京太郎と一緒でも、変な考えは・・あれ?)
二人でお礼をする、それで今までの心配事は消えるはずだった、だが京太郎にお礼をしている所を思い浮かべた時の事を想像して、ある事に気付いた。
(智紀が居るときはいいけど、智紀がトイレとか行って・・その時、たまたま・・無いとは思うが、可愛いってまた言われたら・・・俺は・・ど、どうする?)
(・・純が居るときは良いけど・・もしも、純が何かの拍子も居なくなって・・二人きりになったら・・・まずい・・)
京太郎に二人で礼をすると決めたまでは良かったが、もしもどちらかが居なくなり一人で京太郎と一緒に居る所を想像すると、気持ちが落ち着かなくなり不安にかられる純と智紀。
(止めるわけにはいかないし・・智紀にも悪いし、態々俺から持ちかけたのに・・それに、このまま謝らないと気持ち悪すぎる、それに衣にもな・・)
(中止は無し、純もやる気だし・・私も認めたから・・それに・・私もできればお礼はしたい・・それに・・衣にも悪い)
発言への責任、互いへの思い、そして京太郎に謝りたいと言う気持ちと、お礼をしたと言う気持ち、色々な気持ちが混ざり合い中止という決断は出来ない純と智紀、罪悪感からか衣に顔が浮かんできて・・そして、閃く。
「そうだ、衣も一緒に!・・えっ?」×2
今日何度目だろうか、声がハモって互いの顔を見合う純と智紀は、ほんの少し固まった後どちらともなく口を開いた。
「そ、その・・いくら本当に礼をするからって嘘ついたのが消えるわけじゃ無いだろう」
「うん・・それに、須賀京太郎もやっぱり、衣と・・恋人と一緒の方が楽しめると思う・・」
「だ、だよな・・な、なら衣も誘うって事で、良いよな?」
「良い・・きっと・・衣も喜んでくれるから・・」
焦っているので早口になりながらも、それらしい適当な理由を並べ互いを納得させた純と智紀は、京太郎にお礼をする時に衣を呼ぶことを決めた。
(これで大丈夫・・だよな、須賀もまさか衣が居るのに・・俺に可愛いとか・・無い、絶対無い、恋人が居る横で・・しかも衣みたいに可愛い奴が居るのに、俺みたいな奴を可愛いなんて・・そんな事・・無い)
(これで仮に純が居なくなっても、二人っきりになることは無い、それに・・衣と須賀京太郎が一緒に・・仲良くしている姿を見れば、さっき感じた・・あの気持ちが勘違いだとわかる・・はず・・)
衣も一緒、そう考えれば悩みも一気に解決された・・・はず、だったが。
(・・可愛いって、言ってくれないよな・・)(あの気持ちは・・間違いであって・・欲しい・・はず・・)
それを願っていたはずなのに、そうなった事を想像すると純と智紀の胸に寂しさが広がる。
「と、ところでよ、何時ごろにするよ、京太郎への礼って・・あ、あんまり遅くなってもなんだしよ・・」(止めだ止め、今は何するか決めて、謝ることだけに集中しろ)
「確かに、明日までに何をするか・・考えて、場所はその後で決める・・で、どう?」(考えるのは止める・・須賀京太郎にお礼をして・・・衣に謝る・・それだけで良い)
悩みを振り払うように、どんなお礼をするかを考える事に集中する純と智紀。
「良いぜ、しっかし・・何するか、う〜〜ん・・好きな食べ物でも奢ってやる・・とか?」
「・・いかにも・・純らしい」
お礼といわれて、直ぐに食べ物を思い浮かべた純を見て、想像していた通りの答えにクスっと笑ってしまう智紀。
「どうせ俺は大食いだよ・・・悪いか?」
少し拗ねた様子で悪いのか訊ねる純に、智紀はゆっくりと首を横に振った。
「悪くない・・好きな食べ物を用意するのは・・・賛成」
「おっ、そうか・・じゃあこれも決まりだな、何用意するかな・・・衣に聞いた話だと、あんまり好き嫌いはなさそうだけど・・けどな」
智紀に賛成された純は、早速何にするかを衣の話を思い出すが『京太郎は衣の家の夕食は凄くおいしいと言っていた、衣もそう思う、特に京太郎と一緒だと普段の何倍もおいしいぞ』と惚気混じりで、あまり参考にならなかった。
「衣の夕食を作っているのはおそらく専門家、私達では無理」
夕食を作っているのは龍門渕家に仕えるシェフであろう、さすがにその味を再現するのは素人の純と智紀には不可能である事は明白だった、そして龍門渕家に仕える物である以上、純や智紀がどうにかできる訳も無く。
「う〜ん・・透華に事情を話して頼んだら、協力してくれるんじゃないか?」
「可能性はある・・・色々言われるだろうけど、衣の事とか・・」
さすがの透華の指示ならば作らせるのは簡単であろう、とは言え事情が事情、特に衣に対して嘘をついたと知られれば何を言われるかという不安が純と智紀の脳裏によぎる。
「はぁ・・まあ、それは仕方ないだろう、とにかく頼んでみようぜ、駄目だった、駄目だったで考えなきゃならないし・・今から聞きに行くか」
「そうね・・駄目だった時は、明日改めて何か考える」
色々とどやされる事を覚悟した、と言うよりは自業自得と諦めた純と智紀は、二階のテラスがある部屋を見上げる、そこには明かりが灯っており部屋の主が居る様子であった。
「さてと、そんじゃ行きますか・・うん?」
純が透華の部屋を目指し歩みを進めようとした、その時、カチャっと部屋とテラスを隔てる戸が開き透華がテラスに姿を現した。
「おっ、透華じゃん、ちょうど良いよ、おー・」「待って」
透華の姿を見た純が声をかけようとした瞬間、智紀が純の口を片手で塞いだ。
「・・(何するんだよ?)」「・・少し待つ、今電話中」
急に口を塞がれた純が不満そうに智紀を見つめ目で文句を言うと、智紀は説明しながら透華のほうを指差す、すると智紀の言う通り透華は片手に受話器を持って、誰かと会話中の様子が窺えた。
「・・今、透華を怒らせるのは、得策じゃない・・」「・・」
智紀の言うことを理解した純が一度頷くと、智紀も純の口を塞いでいた手を下ろす、二人は透華の電話の邪魔をしないように静かにしていると、辺りが静かだからか透華の話しが聞こえてきた。
「ええ、素敵なプレゼントをありがとうございます・・はい、衣はとても喜んでいましたわ・・ふふ、まあ・・京太郎さんからのプレゼントですから当たり前ですわね、ふふふ」
時折笑い声を交えて、純や智紀の眼から見ても解り易いほど上機嫌で楽しそうな透華、電話の相手は聞こえてきた内容から京太郎である事は容易に想像出来た。
(須賀京太郎・・相手に凄く楽しそう、衣の話だから?)(豪く楽しそうだな・・・衣関連だからか?)
会話の流れから見るに、今日京太郎が送った絵本について、それは智紀と純にも理解できた、しかし問題なのは透華の態度だ、楽しげ声もそうだが、少し離れて見える透華の表情も、それに合わせている様に楽しげに微笑んでいた。
(・・とても、楽しそう・・まるで)(なんか・・衣に似ているな、いや・・衣ほど可愛らしくは無いが、だけど・・)
一瞬、智紀と純の脳内で京太郎の事を話す衣と今電話している透華が被る、親戚とは言えお世辞にも似ているとは言えない二人が被った理由、それは。
「はい、京太郎さんならいつでも大歓迎いたしますわ、ええ、衣なら当然・・・も、もちろん一も・・ううっ、い、意地悪ですわ京太郎さんたら・・もう」
電話の向こうの京太郎に何か言われたのか文句を言う透華、しかも純や智紀など麻雀部のメンバーにからかわれて怒るのとは違い、今は拗ねて怒っているといった感じを受ける純と智紀。
「怒っていませんわ・・・本当ですわ、うっ・・そ、そのような発言はずるいですわ京太郎さん、そのような事言われたら・・文句も言えませんわ・・・もう」
からかわれた怒りも何処やら、何を言われたのか純と智紀にはわからなかったが、透華の機嫌は直ぐに治まり、単純に照れくさくなったのか、それを誤魔化すように開いている方の手の指で髪の毛をくるくると巻いて気を紛らわしている様子だった。
(今の・・透華の・・ま、まさか・・・)(お、おい・・嘘だろ、そうだよな・・た、ただ仲良いだけだよ、衣の恋人だからな・・)
智紀と純の脳裏に浮ぶのはある予想、いや予感といったほうが正しいだろうか、だが当然その答えが信じられない二人は、自らの考えを否定に走る、しかしそんな二人を嘲笑うかの様に透華の口から漏れ出た言葉は。
「・・ええ、はい・・はい・・もちろん、私も愛してしますわ、京太郎さん」
「なぁ!?」(しまった・・)
「・・隠れる」(信じられない・・けど)
二人の考が間違ってはいないことを示してしまい、思わず声を上げてしまった純と声すら上げられなかった智紀は、気づかれないように慌てて近くの木の陰に隠れる。
「おや・・・えっ、ああ、いえ、なんでもありませんわ、はい、それでは・・おやすみなさい、京太郎さん」
声に気付いたのか辺りを見回す透華だったが、一見して誰も見つからないので電話に戻り、就寝の挨拶をして電話を切る。
「やはり・・・気のせいですわね、さぁ戻りますわ・・・、お話しできたのは良かったですけど、はぁ、今日京太郎さんに会えなかったのは残念でなりませんわ・・」
念のためにもう一度下を見回す透華であったが、やはり誰も見つからないので、京太郎と電話で話せた事を喜びながらも、会えなかったのを残念がりながら部屋に戻って行った。
「ふぅぅ、あ・・あせった」「はぁぁ・・うん・・・けど」
透華が部屋に戻るのを見届けて、木の後ろから姿を出した純と智紀は安心し胸を撫で下ろしたいところであったが、そうは行かなかった。
「な、なぁ、おい、今さっき・・透華がとんでもないこと言った気がしたが・・」
「しっかり・・間違えなく・・『私も愛している』と」
自分の聞き間違い出会って欲しいと願いながら尋ねる純、だが智紀の口から漏れたのは、純の聴いた通りの言葉であった。
「どういうことだ、須賀は衣の恋人だろう、まさか・・奪い取るって・・」
「・・それは無い・・と思いたい・・・」
透華が衣から京太郎を奪い取る光景を想像しようとしたものの、想像できず否定する純と智紀、だが先ほどの言葉が嘘ではないと・・透華の表情と口調から容易に想像出来た。
「・・・名前が一緒の違う京太郎とか?」
「それは無い・・透華は衣がもらった絵本の話をしていたから・・・須賀京太郎であることは間違いない」
「うっ、じゃ、じゃああれだ・・・透華が一歩的に熱を上げているとか?」
「・・・それも無いと思う、透華は『私も』と言っていた、だから・・・先に須賀京太郎の方から『愛している』か、その類の言葉が・・」
純は様々な可能性をあげてゆくが、それは智紀によって次から次へと否定され、自分たちが否定したがっていた可能性がだんだんと確信へと近づいてゆく、だがそれを簡単に認められるのならばこれほど悩んではいないだろう。
「あっーーーもう、じゃあ、どうしろって言うんだよ、何もせずに大事になるのを待てって言うのかよ!?」
「そうは言っていない・・・今考えているのは、あくまでも私達があの会話から導いた可能性、確かめたわけじゃない・・・だから」
悲痛な叫びを上げる純を、そっとなだめ落ち着かせた智紀はしゃべりながらポケットに入れた、携帯電話を取り出して何回かボタンを押して画面を純に見せ付ける。
「これって・・お前・・まさか!?」
画面に表示されている名前に驚き純が確認すると、智紀はゆっくりとうなずいた。
「そう・・・確かめる・・」
「け、けどよ・・電話じゃ・・それに正直言うかどうか・・」
電話ならば切ってしまえば終わり、更に本当の事を話してくれる確証も無い、それでは無意味になってしまう可能性が高いと心配する純、もちろんそれは智紀もわかっていた。
「電話で無理なのはわかっている、だから・・明日来てもらって直接、嘘を言われるかも知れない・・けど、これ以外に手は無い」
これ以上ここで頭を悩ませたところで事態が好転する訳も無い、ならば取る行動は一つであろう。
「確かにな・・わかった、じゃあ明日呼び出して・・二人で確かめるか」
「確かめるだけなら、私一人でも大丈夫・・・良いの?」
二人で行く必要は無い、ただ会って確認するだけなら一人でも十分なはず、そんな考えから思わず尋ねてしまう智紀。
「当たり前だろう、それとも、こんな中途半端なところで引くなんてお前ならできるのか?」
苦笑しながら逆に尋ねられた智紀は一瞬考えて首を横に振る。
「無理・・気になるから・・・」
「だろう・・それに一人より二人の方が聞き出しやすいし、言い逃れもされにくいだろう?」
「確かに・・私一人よりは心強い、じゃあ・・・一緒に」
「おう・・あの言葉がどういう意味なのか、しっかりと聞き出してやろうぜ!」
智紀は純と見合い大きくうなずくとコールボタンを押した。
「う〜〜ん」
普段ならば部活に出ている時間帯、京太郎は部室には居らず龍門渕家へ行く道を歩いていた、別に部活をサボった訳ではなく理由があって休んだのだ、その理由が今京太郎を悩ませている原因でもあった。
「なんだろうな・・沢村さんの大切な話って・・」
事の起こりは昨晩掛かってきた智紀からの電話、その内容は『凄く大切な話しがある、会って話しがした』と言うもので、電話越しでも何やらただ事で無さそうな雰囲気を感じ取った京太郎は、部活を休んで龍門渕家に向っていた。
「昨日はそんな雰囲気無かったよな・・俺が気付かなかっただけか?」
京太郎は昨日会った智紀の様子を思い出すが、特におかしな所も無くあの電話に繋がりそうな雰囲気は感じ取れなかった。
「・・わからないな、う〜〜ん、でもやっぱり沢村さんが俺に話ってなると、衣の事だよな・・けど、それなら透華さんが・・う〜〜ん?」
一番可能性が高そうなのは衣についてだが、それならば智紀の前に電話で話していた透華が何かを言ってくれる筈、そう考えると話の内容が予想できなくなってしまい京太郎は首を傾げる。
「やっぱりわからないな・・まあ行ったらわかるだろう、でも・・昨日特におかしいところなかったのにな・・うん、おかしいところが無い?」
これ以上は時間の無駄だと予想するのを諦めた京太郎は、昨日の智紀の様子を思い出しながらある事に気がついた。
「そういえば、昨日妙に余所余所しいとか、変な目でも見られなかったし、透華さん、まだ俺との関係を公言していないんだよな・・きっと」
いくら衣や透華から事情を聞こうとも、あの関係を聞けば何かしらの反応があると思い、まだ聞いていないのだと想像する京太郎。
「俺から話しても良いけど、透華さんなんか自分で言いたがっていたみたいだし・・まあ今日は言わないで、後で聞いてみるか」
宣言する気満々の透華の顔を思い出すと、気が引けた京太郎は自分で言うのは止めて透華に訪ねることを決める。
「しかし、沢村さんも聞いたら驚くだろうな・・井上さんも知らないだろうからきっと・・って、そういえば井上さん昨日急に飛び出していっちゃったけど・・」
智紀が最初に恋人の輪の話を聞いた時の事を想像して、苦笑いを浮かべる京太郎、そして同じくまだ関係を知らないであろう純の顔を思い浮かべた瞬間、昨日飛び出していった姿が思いだされた。
「う〜〜ん、あれってやっぱり、俺が余計なこと言って怒らせたのかな・・それなら時間置くのも微妙だよな、沢村さんの話が終わった後で謝りに行くか・・よし!」
自分が怒らせたと思っていた京太郎は、時間が経てば気まずさが増すと思い早めに謝ろうと決意した。
「・・ああ〜・・」「少し・・落ち着く、慌てたところで・・どうにもなら無い」
龍門渕家の別館の一室、これから起こる事を想像して落ち着かない様子で部屋の中を歩き回りうなり声を上げる純、それを見て智紀が読んでいた本を離して落ち着くように諭す。
「わかっているけどよ・・って言うか、お前も少し落ち着いたらどうだ・・本逆さまだぞ」
「・・・確かに、人のことはいえない・・はぁぁ」
行動していなかったとは言え、智紀もまた純に負けないほど落ち着いておらず、気を紛らわせようとした本も、純に指摘されるまで逆になっていることにさえ気付かない有様で、本を閉じて近くの机に置き溜め息をついた。
「なぁ、もしも本当に・・須賀と透華がで、出来ていたらどうする?」
話をして少し落ち着いたのか、ベッドに腰掛けた純は自分達の予想が当たっていた場合、どうするかを訊ねる。
「・・・わからない・・純は?」
「俺も・・わからないな・・」
二人の答えは全く同じで迷っている事も同じ、もし想像通りだった場合は衣と透華どちらかの味方につくのか、あるいは原因である京太郎の排除に動くのか、だが排除しようとして出来るのかどうかも分からなかった。
「はぁぁ、外れてくれたらな・・そうすりゃ、俺達が怒られる程度だしな・・」
「うん・・怒られて・・少し嫌われる・・程度・・」
純も智紀も自分たちの予想が外れていた時の事を考えると、変な疑いをかけて呼び出した自分が京太郎に嫌われる事は容易に想像出来た。
(たった・・それだけじゃねえか、まあ印象は・・滅茶苦茶悪いよな、昨日の事もあるし・・手当てしてくれて、それに・・じょ、冗談にせよ・・お、俺の事・・か、かわいいって言ってくれたのに、も、もう・・言って・・あ、あれ?)
(嫌われる・・それだけ、印書は最悪になる・・もう手伝ってもくれないだろうし、話しかけても・・綺麗だなんて・・二度と・・あ、あれ?)
二人とも昨日京太郎に良くして貰った事と笑顔で褒められた事を思い出す、外れていて京太郎と衣の間に何もなくても、自分たちは嫌われてしまい二度と褒められることも、京太郎の笑顔を見ることも無いのだろう、そう思うと二人の胸に痛みが走った。
(なんだよ・・今の、須賀に・・き、嫌われると思ったら・・急に・・嫌な気持ちに・・、な、なんだよ・・これ・・わけがわからねぇ・・)
(こ、これは・・あの時の、駄目何を考えている・・わ、私は衣と須賀京太郎の幸せを・・だから透華との事を確かめようと・・だから、そ、そんな訳無い・・け、けど・・)
痛みの正体がわからず混乱する純、一方の痛みの正体がわかってしまい混乱しながらもそれを否定しようとする智紀だが、それが簡単にできればここまで頭を悩ませていないだろう、そのまま思考のループに突入しそうになった、その時。
ピピピ!
「うぉ!?・・って、で・・電話じゃねぇかよ・・」「うっ・・お、驚いた・・」
突然鳴り響いた電子音に驚いて考えるのを止める純と智紀、音のした方を見れば机に置かれていた智紀の携帯電話が眼に留まる。
「た、たくぅ・・誰からだよ・・って!?」(助かった・・けど、本当に誰・・!?)
文句を良いながら携帯電話を覗き込む純、純とは少し違い思考のループ状態から脱してほっとしながら携帯電話を覗き込む智紀、しかし液晶部分に表示される名前を見た瞬間、二人の気持ちは重なり声も重なる。
「須賀・・京太郎・・・」×2
「はぁ・・はぁ・・遅れてしまって・・申し訳ない」
電話で待ち合わせ場所である龍門渕家の裏門前に、既に京太郎が到着している事を知らされた智紀は、全力疾走でやってきて息も絶え絶えの状態で必死に謝罪した。
「いや・・俺の方こそその、何か急がせてしまってすみません、一応連絡入れたほうが良いのかなって思って・・」
「うん、連絡してくれたのは・・ありがたかった」(本当に色々な意味で、ありがたかった)
思考がループしそうになった事を思い出しながら胸を撫で下ろす智紀。
「それなら良かった、それで・・話しってなんですか?」
「あっ・・こ、ここではなんだし・・場所を変える・・ついてきて」(あ、安心している場合ではない、早く純の所に行かないと・・)
「あっ、はい」(凄く大切な話しって言っていたし・・ここじゃ話せなくても当然か・・)
京太郎に言われて本来の目的を思い出した智紀、気を取り直して純の待つ部屋に向おうと裏門を潜ると、京太郎もすぐさまその後を追う。
(けど・・どこ行くんだろう・・・沢村さんの部屋かな・・いや、そこまで親しくないかじゃあ客間かな、あんまり広いと・・緊張するな、ってここで心配してもな・・)
何処に案内されるか気になって心配する京太郎だが、今さら気にしても仕方ないと思い覚悟を決めて智紀の後をついて歩くのであった。
「どうぞ・・」
「あっ、どうも・・」(ここか・・ある意味意外だな・・)
予想外の部屋に連れて来られた京太郎、しかし驚いてはいたが辺りを見回すような事はしない、マナーが悪いから控えている訳でも、緊張して余裕が無い訳でもない、ここは京太郎にとって見慣れて慌てる必要の無い場所だったからだ。
「もしかして・・いや、だった・・この部屋だと・・」(ここなら・・須賀京太郎も余計な警戒しなと踏んだけど・・・読み違えた?)
戸を閉めようとドアノブに手をかけた智紀は、京太郎の微妙な表情を見て動きを止める。
「あっ、いや・・そんな事無いですよ、てっきりだだっ広い客間に通されたら緊張するなって、余計な心配をしていただけですから・・むしろ、ここの方が慣れているし気が楽でありがたいです」
「そう・・それなら、よかった・・」(客間は・・誰かに聞かれるかもしれない・・そんな場所で、この話をする訳にはいかない・・・)
心配が杞憂に終わり安心した智紀は止めていた動作を再開させ戸を閉めた、それを確認した京太郎が早速話を切り出す。
「それで・・大切な話しって何ですか?」
「それは・・」「お前に聞きたいことがある!」
「えっ!?」
後ろから聞こえてきた声に驚いて振り向く京太郎、すると柱の後ろから純が姿を現した。
「い、井上さん・・えっ、さ、沢村さん・・えっ、ど・・どうして井上さんが!?」
大切な話しだから二人だけになれる場所を用意したと思っていた京太郎は、純の突然の登場に混乱し、純と智紀を交互に見てどちらにとも無く訊ねた。
「黙っていたのは悪いと思う・・けど」「・・大切な話しがあるのは・・俺も智紀も一緒だからな・・」
(な・・なんだ、いったい・・ふ、二人とも・・なんか怒っているみたいだし、お、俺・・二人を怒らせるようなことしたかな・・?)
強張った表情で京太郎を睨みつける智紀と純、京太郎も当然二人のただならぬ表情を読み取り、二人を怒らせてしまった理由を考えるが特に思いつかず。
「お、俺・・何かしましたっけ?」
「自分の胸に聞いてみな!」「それが・・良い・・」
思い切って聴いてみるも二人の怒りを煽っただけ、仕方なく京太郎は自分の胸に手を当てて今一度何かなかったかを思い起こす。
(ばらばらに考えよう、沢村さんは・・昨日最後まで送らなかった・・って、それは無いか、じゃ・・じゃあ・・井上さんは・・ま、まさか・・あ、あれで・・け、けど何か違う気が・・で、でも、それしか・・そ、それとなく聴いてみるか・・)
唯一思い浮かんだのは、昨日純の怪我を治療した後、純にお礼を言われて言ってしまったあの一言、何か違う気もしたが思いつくのはそれ一つのみで、他に思いつかなかった京太郎はもう一度それとなく訪ねる。
「えっ〜と・・やっぱり傷ついちゃいましたか?」
「なぁ、マジかよ!?」「そ、それは・・本気で言っている?」
まさか考えている事が違うと思わない純と智紀は、京太郎の言葉に驚いて声を荒げる、京太郎も二人と考えている事が違うと思わないので、その態度に逆に驚いてしまう。
「はい・・そこまで傷つくとは思わず、すみませんでした」(そんなに驚くなんて、やっぱり女の子に言う時には注意しないと駄目だな・・)
素直に本当の事を言って反省をしながら謝る京太郎、それが火に油を注ぐ結果になるとも思わず。
(あ、ありえない・・透華になら手を出しても黙っていると、それとも衣は浮気されても文句を言わないと思っていたの・・どっちもありえない、こんな・・こんな男だったなんて・・許せない、須賀京太郎も・・自分も・・)
京太郎の言葉に智紀は大きな失望すると共に怒り、更にこんな男を衣の恋人と見ていた自分に腹立ちを覚える、だか性格からか智紀は怒りを行き成り前面に押し出すタイプではないそう近くに居る純とは違い。
「ってめぇぇ!!」「えっ・・ちょ、ちょっと・・まって、って、うわぁ!?」
いきなり京太郎に掴みかかる純、突然の事態に驚いた京太郎は逃げようと動き回るものの、途中で後ろにあるベッドの存在に気付かず足を取られてそのままベッドに倒れこんだ。
「お、お前は・・お前は言う奴はああああ!!」「純、駄目!!」
そのまま京太郎に馬乗りになって腕を振り上げた純、さすがに不味いと思ったのか智紀が純の腕に掴みかかり身を挺して止めに入る。
「ちょ、ちょっと・・まってください、結構とかつけたのは俺が悪かったですが・・その」
自分が仕出かしてしまったことでここまで怒られるとは思っていなかったのか、一先ず純を落ち着けようと謝るのだが。
「何を訳の分からないこと言ってやがる!」「意味不明・・」
「えっ・・?」(な、なんだ・・なんで、えっ・・も、もしかして・・)
自分の謝っていることに対しての純と智紀の反応を見て、京太郎はようやく違和感の招待に気付く、この二人が怒っている理由は別にあるのではないかと、そして。
「あの・・つかぬことをお聞きしますが、い、井上さんと・・沢村さんは何を怒っていらっしゃるのでしょうか?」(た、たぶん怒られるだろうけど・・聴かないとわからないからな・・)
話しが繋がらなければどうにもならないと思い、怒らすのを覚悟で思い切って訊ねる京太郎。
「い、今更・・何を・・」(けど・・そういえば・・何か会話がおかしいかった気が・・)
「っっざけるな、こっちはなぁ昨日のお前と透華の話を聴いているんだ、しかも一度は認めておいて・・今更言い訳が通るかよ!」
ほんの少し冷静な部分が残っていた智紀はそこで話が噛み合っていない事に気付くが、頭に血が上りきっている純はそれに気付く訳も無く、京太郎を睨みつける目に更なる力が入るだけだった。
(やっぱり勘違いしていたか、でも・・俺と透華さんの会話って、電話だよな・・昨日何か話したか、いや・・特に変な話はしていなかったはず・・絵本のお礼言われて・・それで透華さんを少しからかって・・特におかしなところは・・)
自らの考えが正しかったことに一先ず安心する京太郎、しかし純の口から出てきたヒントらしき、昨日の透華との電話について思い出すも特におかしな点は思い出せず、黙り込んだまま考え込んでしまう。
「黙り込んでいるって事は・・思い当たるところがあるんだろ・・」
黙っているのを自分の言葉の肯定と受け取ったのか、純は眉を引きつらせて鬼の形相で京太郎を睨みつける。
「えっ、ち、違います・・落ち着いてください・・」(えっ〜と、確か・・最後に愛していますよって・・あ・・あれ・・透華さん俺との関係を二人には・・って、ま、まさか・・いや、それなら・・納得がいく・・)
純になんとか落ち着くように言いながら、昨日の会話を全て思い出したその時、ある可能性が思い浮かぶ、自分と透華の昨日の会話を関係を知らない二人が聞いていたなら、二人が怒っている理由も大よそ検討がついた。
「えっ〜と、その・・誤解ですよ・・井上さんや沢村さんが・・思っているとは違って・・」
「誤解、それはどう・」「だったらお前と透華はどんな関係なんだよ!?」
先ほどから違和感を覚えていた智紀は京太郎に言葉の真意を尋ねようとしたのだが、純によってその言葉は遮られる。
「えっ・・そ、それは・・」(素直に言ったら・・説明が終わる前に、井上さんに怒られるだろうし・・けど、だからって・・う、嘘ついたら・・好きだって言ってくれた透華さんに悪いし・・それに・・)
嘘をつけばこの場を乗り切れるかもしれない、しかし乗り切る為だけに嘘をつくのは自分の恋人である透華にも、そして目の前に居る二人にも悪い気がして言えない京太郎。
(どうしたの・・否定しない、誤解ならば・・否定しておしまいのはず、さっきのは言い訳で・・本当は私たちの予想があっていたから・・・それとも、何か違う原因があるから?)
「どうした、誤解だって言うならどんな関係かはっきり言えよ!」
もう一度純に問い詰められた瞬間、京太郎は覚悟を決めた。
「・・透華さんは・・俺の恋人です!」(嘘は・・つけないよな・・やっぱり・・)
「なぁ!?」「う、嘘!?」
驚いて絶句する純、同じく驚いた智紀は掴んでいた純の腕を離して、口元を手で覆いながら後ろに数歩下がる。
(と、兎に角・・今は少しでも説明を)「驚くのはわかります、けどこれは衣・」
少しでもわかってもらおうと説明を、全てを話そうとした京太郎であったが衣の名前が出た瞬間。
「黙れぇぇぇ、そんな口で衣の名前をよぶんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
恋人発言で頭に血が上り、その状態で京太郎の口から衣の名前を聞いたからか、純は完全に理性が吹き飛び、抑えるものがなくなった拳を京太郎目掛けて振り下ろす。
(しまった、あの状態で離せばどうなるかなど・・くぅ!?)(しまっ・・仕方ない!!)
智紀は自分の失態を呪い、京太郎は覚悟を決めて歯を食いしばり、純の拳に備えようとした、瞬間。
「ここか、京太郎?」
「衣!?」「嘘!?」(なんで・くっ!)
戸が開きそう訊ねながら衣が入ってきた、当然緊迫した雰囲気であった京太郎と智紀もそれに気付き声をあげる、純も衣の存在に気付き、衣の目の前で殴り飛ばすのは気が引けたのか、咄嗟に握り拳を解き京太郎の顔の真横に手をついて殴るのをなんとか止める。
(あ・・危ない、いくらこいつが・・最低でも、衣にとっては・・・くっ!)
なんとか衣の前で恋人を殴ると言う最悪のシーンを見せずに済んだ事に安心する純、しかし腹立たしさが消えるわけではなく悔しそうに京太郎を睨み付ける、だがそれも一瞬。
(・・今はそれどころじゃないよな、殴ろうとしたのは・・見られただろうし、どう言えば良いんだよ・・そのまま・)
今すべきことを思い出す純、もしも殴ろうとした理由を聞かれた時に、どう答えれば衣を一番傷つけずに済むかを考えるが、それを待ってくれるほど時は優しくは無い。
「・・純・・これはどういうことだ?」
(お、怒っている・・ど、どうする、どう答えれば・・・)
いつの間にかベッドの直ぐ横まで来ていて衣は、先ほどの何処か楽しげな声とは違う静かにどこか冷たさを感じさせる声で純に訊ねる、純は声から静かな怒りを感じたがどう答えたものか迷い口を紡ぐ。
「衣・・怒っているの?」(やはり・・殴ろうとしたから?)
「当たり前だ!」
(やっぱり・・けど、どう答える!?)(どうすりゃいい、どうすれば・・)
純の代わりに智紀が訊ねると、今度は激しい怒りをあらわにして叫ぶ衣、智紀と純は次に確信をつく言葉が来た時になんと答えるかを必死に頭をフル回転させて考える、そしてその瞬間は直ぐに訪れた。
「体でお礼をするなど、衣は断じて認めないぞ!」
「・・・はい?」×2
衣の怒りに満ちた目とは違い、自分達が予想していたのとは余りに違う言葉に、純と智紀は間の抜けた声を上げて首を傾げる、だが衣はそれに気付いた様子も無く、熱く語り始める。
「純がどれほど京太郎の世話になったか衣の知るところではない、しかし体でお礼など・・好いている相手に対してならまだしも、お礼で体を差し出すなど絶対に駄目だ!」
「・・えっ、お、お礼・・何のことだ?」「お礼・・お礼、体で・・あっ、そうか、純、衣が言っているのは昨日お風呂で話した・・須賀京太郎にお礼をすると言う話」
衣が何を言っているのか今一つ理解できない純はもう一度首を傾げる、一方の智紀はキーワードから昨日の風呂での会話を思い出して、純にわかりやすく説明する。
「えっ・・ああ、そうか・・でも体って・・どういうことだ?」
「それは・・衣が純と須賀京太郎の体勢を見ての判断、衣が・・いえ、事態の流れを知らない人が・・客観的に・・今の状態を見れば・・見方によっては・・」
「なんだよ・・もったいぶって、知らない奴が今の状態を見れば・・・・俺が・・須賀の上に・・」
智紀に言われ純は今の状態を口頭に出しながら確かめる、ベッドの上に仰向けの京太郎、その京太郎の腰の辺りに馬乗りになって座る自分、それを事態の知らぬ者が見た場合、それはつまり。
「俺が須賀を・・押し倒して・・いる?」
きょとんとした目で、まるで悪い夢でも見ているかのように顔を引きつらせながら智紀に訊ねる純、しかし無常にも智紀首は縦に振られて、そして衣の口から聞こえてきたのは、ただ一言。
「違うのか?」
「ちちちち、違う・・違うぞ衣、これは・・違うぞ、これは・・お、押し倒したわけじゃない、絶対違う!」
衣の言葉から自分の出した答えが正しいと判断した純は、慌てて京太郎の上から飛び退いて衣の前に立ち誤解を解こうとする。
「・・それでは同意の上でベッドに入ったのか?」
押し倒したことだけを否定されたと思った衣は、首をかしげながら聴き方を変える。
「それも違う、いや・・そもそもそんなお礼をするつもりでここに来たんじゃなくて、俺がここに来たのは透華と須賀が浮気しているかもって思ったからで・」「じゅ、純!?」
誤解を解こうと必死になるあまり、一番話してはいけなかったはずの、京太郎を呼び出した目的を口走る純、更に続きそうになったところを寸前で智紀が止めに入る。
「あっ・・くぅ!?」(お、俺は何を・・く、くそ・・これじゃあ何のために・・)
(純だけの責任じゃない・・私が衣の性格を計算に入れてなかったから・・そもそも、私が確かめようなどといわなければ・・)
それ以上余計なことを言わないように自らの口を手で押さえる純、だが既に口にしたことは取り消すことなど出来るはずも無い、純も透華は自らのミスを悔いる。
「京太郎と透華が浮気・・馬鹿なことを言うな、そんなのありえない!」
悪い冗談だと思ったのか、衣は怒りを露にして純の言葉をばっさりと切り捨てる。
「そりゃそうだ・・俺だって最初は信じられなかった・・けど、けどな、須賀の奴が透華は恋人だって、そう言いやがったんだぞ!」
これ以上衣が騙されるのが耐えられなかった純は、一番説得力のある、一番重要な言葉を口にする、それが衣を傷つけるとわかっていても。
(言っちまった・・けど、これ以上隠しても衣が余計に傷つくだけだ・・)(言った・・けど、仕方ない・・これ以上衣に隠すのも・・辛い・・)
目を逸らしたくなる純と智紀、知らせた者の責任、そしてそれに同意した者の責任か、ゆっくりと衣の表情を見る、最初は驚き理解した瞬間悲痛な声と表情をするのだろう、そんな想像をしながら、そして二人の目に映ったのは。
「理解しているではないか、そうだぞ京太郎と透華は相思相愛の恋人だ、なんだ後ろめたい関係では無い、浮気だなどと言ったら透華が怒り狂うぞ」
「・・はい?」「えっ・・なんで、こ、衣は二人の関係を知って・・いや、認めているの?」
にっこりと笑い楽しそうに京太郎と透華の関係を語る衣の姿、純は意味が分からず頭が真っ白になり首を傾げる、智紀も一瞬間の呆けた顔になったが何とか持ち直し、慌てて透華と京太郎の関係が浮気で無いのかを衣に確認すると。
「認めるも何も、透華が京太郎に告白して、透華と京太郎が恋人になったのは衣の目の前だぞ」「・・なるほど・・」
平然と、と言うよりはなぜ態々そんな事を聞くのか、不思議そうにしながらもちゃんと答える衣、それを受けて納得がいったのか頷く智紀、そして。
「なななな、なんだそりゃああああああああああああああ!?」
衣の意外すぎる言葉にショックを受けた純の叫びが、邸の中に響き渡ったのだった。
少し落ちついたが今一つ納得尽くす事が出来ない純の為に行われたのは、京太郎の膝の上に陣取った衣による京太郎と透華がいかに恋人なのかと言う説明であった。
「と言うわけだ・・うん、どうした鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして、う〜ん・・そんなに変わったところはなかったはずだが・理解し辛かったか?」
雄弁に語り終えた衣が目にしたのは、間の抜けた表情で口をぽかぁんと開いた純の顔で、その顔をみて自ら話した事を思い出すも特に引っかかる点など無く衣は首をかしげた。
「わ、分かり易かったぞ、透華が衣の前で想いを伝えてって・・勘違いして、恋人にしてやるって言うのも透華らしいと思うぞ、だがな・・なんで一の名前が出て来るんだ・・そ、それってつまり・・」
押し黙る純、透華が京太郎に告白して結ばれる場所に一が居た、しかも恋人になった透華を喜んで迎え入れたと聞けば、一の立場など一つしか思いつかなかった、だがそれをあえて口にするのは躊躇ったのは信じられなかったからだ。
「決まっているだろう、情交をしていたからだ・・一も京太郎の恋人の一人だからな」
戸惑うが馬鹿らしく思えるほど、衣はいとも容易く純の考えが正しいことを認める。
「一もって・・そんな簡単に・・」(こんな奴の何処が・・別に麻雀が強いわけでも無いし、腕っ節も強そうに見えないし・・見た目は悪いとは思わないが・・)
自分の友達三人が夢中になる秘密を探ろうと、膝に乗せた衣の頭を優しく撫ぜる京太郎を見て考える純だったが、顔以外は思い当たるほどの事も無く、そのまま視線を動かさずに居ると京太郎に見ている事を気付かれる。
「うん・・どうかしましたか井上さん、俺の顔に何かついていますか?」
「えっ、あっ・・いや、その・・」(うっ・・ま、まさか何処が良いのか・・探してなんて言えないし・・あっ、そうだ・・さっきのまだ謝ってなかったな・・よし)
見ている事に気付かれた純は慌てて京太郎から視線を外し、本当の事は言えないので何か無いかと考えて、先ほど殴りかかった事を思い出し早速謝ろうとするのだが。
「そ、その・・さっきは悪かったな、いきなり・・殴りかかって・・」(って・・な、なんでこんな謝り方に・・これじゃあよけい怒らせる・・よな・・)
緊張からか咄嗟だったからか、言葉として素っ気無く謝る意思は本当であったが、それが伝わったどうか不安を覚える純は少し震えながらも、怒られる覚悟を決めて京太郎を見た、しかし。
「いや、俺がちゃんと報告してればこんな事態は起きなかったんですから、嫌な思いさせてしまって済みませんでした、井上さん、沢村さんも」
純の予想とは真逆の反応、京太郎は自分の非を認めて純と智紀に謝罪する。
「衣が傷ついていないのと、衣と透華が険悪にならないのなら、私は特に気にしない」
「お、俺もそうだけどよ・・智紀は兎に角、殴ろうとした・・俺にまで謝らなくても・・」
智紀は特に焦ることも無く何時ものように落ち着いた口調で返すも、純はまさか逆に謝られると予想外の中でもとびきりのもので、とことん戸惑った様子であった。
「良いんですよ、大切な人が遊ばれていると思ったら・・・ああいう行動は致し方ないでしょう、俺だって井上さんと同じ立場だったら怒るでしょうから、だから気に病まないでください」
「す、須賀・・」(な、なんで・・そんなに優しくするんだよ、し、しかも笑顔で、お、俺は殴ろうとしたのに・・うっ、こ・・こういう、優しいところが良いのかな・・衣も一も透華も・・恋人になれば・・もっと・・)
向けられたのは京太郎の笑みと優しさ、それに触れた純は何と無くだが皆が京太郎を好きになるのが分かった気がした、そして視線は衣に移り、恋人ならこの京太郎の優しさに笑みに触れられるのかと想像する、それが何を意味するかも分からぬままに。
「・・・純、顔が赤いけど・・どうかした?」
「あっ・・いや、なんでもない」(な、何考えているんだ俺は・・殴ろうとしたのに恋人なんて、それに・・衣や一みたいに可愛い訳じゃないし、透華は・・性格はあれだけど美人だしな、それに比べると俺は・・男らしいって言われるからな・・)
智紀に声を掛けられ少し冷静さを取り戻した純は自らの考えに驚きながら、名前の上がった京太郎の恋人達を思い浮かべ、自分との魅力の差に愕然として肩を落とす。
「そう・・なら良いけど、衣と須賀京太郎・・一つ聴きたい事がある良い?」(純も少し気になるけど・・今はこっちの方が・・)
純の態度に引っかかりを覚える智紀、しかし今は目の前に居る二人のほうが優先すべきと思い頭を切り替えて衣と京太郎に視線を向けた。
「なんだ、なんでも答えるぞ」「俺も答えられる事なら・・」
質問に乗り気を見せる衣と、何を聞かれるのかと思い身構える京太郎、そして許可を貰った智紀はゆっくりと口を開いた。
「最初に・・衣以外の恋人を作ろうと言い出したのは・・・須賀京太郎、それとも衣?」
「それは・」「衣だ、衣が優希を見て思ったのだ・・恋しい思いはそう易々と諦めきれるものではない、もしも衣が優希の立場だったなら・・と、だから衣は願い出た優希を恋人にしたらどうだと・・それが最初だ」
智紀に問われた京太郎がちらりと衣を見ると、衣は雄弁にただありのままの事実を答える、あの時の優希の事を思い出した為か一瞬衣の表情が曇るも、最後は笑顔で話を閉めた。
「そう・・」(須賀京太郎が・・衣を言いくるめて、なんて事態じゃなくて安心した・・)
心配していた事が杞憂に終わり安心した智紀、そこで話は終わる、筈も無く。
「ま、まてまてまて、そう・・じゃないだろう、何を落ち着いているんだよ・・優希って、あのタコス・・じゃなくて、俺と戦った片岡優希だろう・・あ、あいつも恋人なのか!?」
衣の話に出てきた優希の名に驚いて、特に追求しようとしない智紀に更に驚く純、仕方無しに自ら衣に事の真意を訊ねる。
「もちろんだ、優希は衣の次に恋人になったんだぞ、その次が咲で次が一、その次が透華」
(衣に片岡優希、宮永咲、一に透華・・見事に体形が、偶然・・それとも須賀京太郎はそういう娘が好みなのだろうか・・じゃあ、私は・・・)
「こ、衣以外に・・四人も居るのかよ・・」(片岡も・・生意気そうだけどあれはあれで可愛いとか・・、宮永咲も・・麻雀は凄いけど、それ以外は普通の女の子みたいだしな・・)
衣が上げた名に反応を見せ智紀と純、智紀はその恋人達の体形を思い浮かべ自分の胸を見て、純は優希と咲の事を思い浮かべて其々が魅力的だなと思い、両者とも肩を落とす。
「四人ではないぞ、最近ノノカも仲間入りしたから五人、衣も含めて六人だぞ」
「ああ・・もう一人ね、ノノカ・・って、原村和!?」「まさか最後の一人が原村和とは・・びっくり・・」
間違いをすぐさま訂正する衣、今更一人増えたところで驚くつもりはなかった純と智紀であったが、今まで名前の上がっていた恋人達とは明らかに毛色、ではなく体形が違う和の登場に驚く。
(は、原村和は当然、あ・・あれ、あの圧倒的な、須賀京太郎は・・別に胸が小さくなくても・・良いの?、そ、それなら・・私にも・・)
(は、原村和って・・や、やっぱり・・女らしい奴が好きなんだな・・、片岡や宮永や一や透華なら・・い、一応胸とかなら・・勝てそうだけど、原村は・・身長位か、い、いや・・それで勝ってもな・・)
胸の事を考えていた智紀にとって和の名は可能性を繋ぐ希望となり、女性らしさを考えていた純にとっては可能性を断ち切り絶望にしかならなかった。
「そうだ、優希、咲、一、透華、和、そして衣の六人だ・・・って、どうした純、何やら気を落としているようだが?」
「・・えっ、いや・・その・・それだけ人数居たら、衣はちゃんと相手をしてもらっているのかなって・・」「純!」
落ち込んでいることが衣にばれた純は、内容がばれないように適当に誤魔化そうとするが口にした内容が不味く近くに居た智紀が純の口を塞ぐ。
「ん・・んん!?」(って、し、しまった・・お、俺は何を口走っているんだ・・こ、これじゃあ・・まるで・・衣が・・お、怒っているよ・・!?)
怒られると思った純が見たのは、怒るどころか寧ろ余裕の笑みを浮かべた衣であった。
「その様な心配は杞憂だ、京太郎は衣も他の恋人と同じく・・いや、他の恋人よりも沢山愛してくれているぞ、なぁ、京太郎」
「ああ・・なるべく会いにきていますから、心配かもしれませんが・・安心してください、井上さん」(井上さん・・本当にそれを気にしていたのかな・・何か違う気が・・)
甘えるように京太郎の腕に抱きついて、仲の良さをアピールしながら京太郎を見つめる衣、京太郎も衣の体を抱きしめて同意しながら、純の不安を取り除く言葉を話すものの、純の態度と言葉に微妙な違和感を覚えていた。
「・・そ、そうか・・そ・れなら・・いいんだけどよ・・」(よ、よかった・・お、怒ってないみたいだな・・)
元々疑っていたわけではないので純の返事は素っ気無いもので、それよりも衣が怒っていないことに安心する純、だがその態度が予期せぬ事態を招くことになる。
「う〜ん・・・言葉だけでは納得尽くことは出来ないか、それも致し方ないか・・」
「えっ・・、な、なんで・・?」「純が気の抜けた返事をしたから、衣は純が不安を拭えなかったと判断した」
ちゃんと言葉にしたはずなのに衣には通じていなくて戸惑う純に、冷静に事態を分析した智紀が分かりやすく説明をした。
「よし・・今から証拠を見せてやろう、良いな京太郎?」
(う〜ん、でも衣の予想が当たっていたら・・衣の言う通りにした方が良よな・・)「わかった、じゃあ・・するか」
智紀の分析が当たっていると証明するかのように、衣は自分が愛されていることを証明しようと京太郎に是非を問う、思うところはあるもがそれが当たっている自信が無い京太郎は衣の提案を受け入れる。
「ここで止めると・・ややこしくなる、だから・・しっかりと見せてもらう」「わ、わかっている・・しっかりと見せてもらうぜ、ちゃんと相手にしてもらっているって証拠を」
これ以上事態が妙な方向に進まないように釘を刺し視線を衣と京太郎に移す智紀、純もこれ以上ややこしくする気は無く、智紀の言うように黙って衣と京太郎をじっと見つめる。
「うむ、渇目してみるがよい・・京太郎・・」「衣・・」
純と智紀の見る気を感じたのか衣はにこりと微笑んだ後、京太郎と対面になる様に体制を変えて京太郎の名を呼び目を瞑る、京太郎もそれに答えるように衣の名を呼んで、顔を近づけ、唇を重ねた。
(うっ・・な、なんだ、き、キスかよ・・で、でも・・確かに手っ取り早いかもな)(愛されている証明がキス・・どこかのゲームみたい・・)
観覧車でのキスを見ていた純と智紀にとって、普通のキスはそれほど強い衝撃は受けず、多少気恥ずかしさがあるが落ち着いて衣の京太郎のキスシーンを見守っていた、だが。
(こ、こんなに長かったけ・・それに・・あ、あんなに動いたか・・それに・・この音・・き、キスってこんなのだっけ?)
思っていたよりも長い衣と京太郎のキスを見て、観覧車の時の事を必死に思い出そうとする純、しかし二人の動きも、ゴンドラ越しだったから聞こえなかったはずのぴちゃぴちゃと言う音も、記憶とは違う気がしてくる。
(あの時とは違う・・何かはわからないけど、まるで・・互いの熱を・・交わすような・・そんな・・)
純とは違い、今目の前で行われている行為と観覧車での行為とが、別のものだと気付いた智紀、しかしそんな二人の事など知らぬと言わないばかり、京太郎と衣はキスを交わしていた、互いの舌絡め、唾液を、熱を感じ交わすようなキスを。
「ぷはぁぁ・・はぁぁ・・京太郎・・」「はぁ・・衣・・」
(お、終わった・・よかった、これを見せられ続けたら、どうしようかと・・)(終わった・・いや、違う衣の目が・・まだ、終わりじゃない!?)
京太郎と衣の唇が離れ、ようやく証明が終わったと思い安心する純、しかし智紀は衣の瞳が自分達を全く見ていない事に気付き、まだ証明が途中である事に悟る。
「はぁぁ・・京太郎・・衣は・・今のキスで・・体が熱く・・」
甘く熱い途息を吐きながら衣が膝で立ちながら下着を下ろすと、下着と股間の間に愛液が糸の様に伸びて、先ほどのキスで感じて準備ができている事を示す。
(なんだ・・お、終わったんじゃ、こ、衣のや、奴・・な、何を!?)(これは・・まさか・・)
衣が何をしようとしているのか分からず混乱する純と、衣が何をしようとしているのか理解しながらも混乱する智紀。
「衣はエッチだな・・まあ、それは俺もだけどな・・」
衣が何をしたがっているのか理解した京太郎は反対しようとはせず、少し腰を上げて下着ごとズボンを下ろすと、窮屈な場所から解放されたモノが衣と同様に準備が万端であると言わんばかりに、天井をさし示していた
「ああああ、あれって・・ま、ままま・・まさか!?」「須賀京太郎の・・あぅぅ・・」
知識はある、しかしそれをさし示す言葉が出ないのは恥じらいか、あるいは何だかの方法で見たモノとの差か、純と智紀は衝撃を受けて黙り込んで思考が止まりかける。
「京太郎ぅぅ衣はもう我慢できないぞぉぉ、京太郎としたい・・情交を、京太郎に愛されたい・・いっぱい・・」
衣は京太郎のペニスにおま○こを擦りつけながら京太郎の許可を待つ、その表情は大好きな餌を前にお預けをさせられている子犬の様な愛らしい表情、だが衣が求めるのはそんな可愛らしいものではなく、肉と肉の性と性の重なり合い。
「俺もしたいぞ・・衣といっぱい・・愛し合いたい!」「よし、今日は衣が入れるぞ、京太郎は動かなくて良いからな!」
京太郎の許可が下りると、証拠を見せると言ったからか、単純に我慢の限界だったのか、それとも単純に一度してみたかったのか、京太郎に動かない様に指示を出して、ゆっくりと腰を落としえ京太郎のペニスを自分の膣内に挿入してゆく。
くちゃ・・くちゃ・・
「あはぁ・・京太郎の・・あいかわらず、おっきぃぃ・・」
(はぁ!・・み、見ている場合か、と、止めないと)「ま、待って、そこまでしなくても!」
快楽に震える衣の声で朦朧としていた意識がはっきりした純は、当然そこまで見る気など無いので京太郎と衣の行為を止めようとする・・が。
「えっ!?」「ひゃぁっ!?」
このタイミングで止められるとは思ってもいなかった京太郎が驚いて体を動かすと、その衝撃で衣が体勢を崩し膣内の一番奥まで一気に京太郎のペニスが押し入る。
ズブッッッッッ!!
「いきなりぃぃぃぃぃ!!いくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
行き成り奥まで一気に突き上げられる快楽に、衣は我慢する間も無く絶頂に達し体を大きく震わせた。
「連鎖反応・・純が声をかけたことに対する・・」「えっ、う、嘘・・ま、まじかよ!?」
今衣が絶頂に達してしまったのが自分の責任だと聴いた純は、まさかと思いつつもゆっくりと自分の責任で絶頂に達しさせてしまった衣の顔を窺う、すると。
「じゅ・ん・・なぜぇぇ・・はぁぁ・・じゃまおするのだぁ・・はぁぁ・、見るのでは・・なかったのか?」
「た、確かに・・わ、わるい・・」(そ、そうだよな・・衣は最初からこうする気で、い、いくら想像していなかったとは言え、あ、あんな所で声かけちゃ駄目だよな・・)
荒い呼吸の衣が純を睨みつけながら止めようとした理由を問うと、純も一度自分が見ると誓ったはずの事を、想像と違うだけで止めてしまったことを反省する、だが衣の怒りはそれで収まる訳も無く。
「うっ、せっかく・・京太郎と一緒に・・」「衣、悪いんだけど・・怒るのは後にしてくれないか・・このままお預け食らうのは・・結構・・な」
純に更に文句を言おうとする衣だが、それは京太郎によって遮られた、京太郎は絶頂による締め付けの気持ち良くなりながらも、衣が怒った状態では続ける気はなれないのか、腰を動かしてもどかしさを主張する。
「ひゃあぁ・・あっ、そうであっ・はふぅ・たな・・すまぬ、今は・なにより大切な恋人の・・秘め事だった・・あっ、動いてくれ京太郎・・、今度は一緒に気持ちよくなろう・・」
「ああ、わかっている・・今度は一生にイクぞ・・」
純に対する怒りよりも今は京太郎との情交が優先だと思った衣は、すぐさま意識を切り替えて京太郎を誘うような妖しい声で囁く、京太郎も我慢の限界だったのか一声かけると腰を動かし始める。
(た、助かった・・でも、見続けるのか・・ああ言ったから見ないのも・・ううっ、し・・仕方ない・・よな・・うわぁぁ・・すげぇぇ・・)
衣の怒りが逸れた事で胸を撫で下ろす純、既に止める気は無くなり、一瞬迷ったものの約束を守るべく目の前の行為に視線を向けると、迷いなど直ぐに忘れその行為に魅入られる、一方先ほどの騒動でも黙っていた智紀はと言うと。
(あんなに深くくわえ込んで・・衣・・凄い・・、原村和で・・良いなら・・私も・・いいのかなぁぁ?)「あっ・・あはぁ!」
右手を股間に伸ばしパンツの中に突っ込んでおま○こを弄り、左で左の乳房を揉みながら、興味津々と言った感じで京太郎と衣の情交を魅入っていた。
(あっ・・どれ位・・経ったんだ・・わからねぇな・・けど・・)
ふとそんな疑問を抱く純、十分と言われればそんな気も、三時間と言われればそんな気もして、大よそですらどれ程時間が経過したのか分からずにいた、ただ一つ分かっていたのはその時間に部屋に響いた音が。
ズブブッッ!!ズブッッッッ!!
肉と愛液が混じりあい。
「ひゃあぁぁぁ!・・きょうたろぅ・・こ、ころもは・・かんじすぎてぇぇぇ!」
「ああ・・いいぞ、俺もだ・・俺ももうすぐ・・だからぁぁ!!」
喘ぎ声と互いを求める声もしくはキスの音、それらが目の前で交わされている京太郎と衣によって奏でられていると言うことだけであった。
(ああ・・すげぇぇ・・衣・・あんなに・・痛いくらい・・声あげて・・)
苦痛かと聞き違えるかと思うほどの衣の声、それでも京太郎に快楽を与え与えられる衣はとても幸せそうな表情をしている気がする純、そして京太郎もまた幸せそうに見えた。
(あ・・熱いな・・でも、衣と須賀は・・もっと熱そうだな、あんなに突き上げられて・・声を上げて・・そんなに気持ち良いんだ・・いいなぁ・・)
純の頬は赤い、最初はただ見届けるつもりであったが見ているうちに、京太郎と衣の熱に、男女が交わるいやらしい匂いに当てられ、頬だけではなく体の芯まで熱が篭っているようだった。
(須賀の恋人って・・みんなあんな風に愛されているのかな・・・良いな、須賀なら俺を・・って、な、何考えているんだ・・俺は、いくら許されたからって、あ、あんなことした俺をそんな風には・・って、だ、駄目だ、集中、集中だ!)
衣や京太郎の恋人に対する羨みだろうか、一瞬京太郎に抱かれる自分を想像しそうになった純だが、すぐさま否定し二人の行為に意識を集中させようと頭を左右に振って考えを吹き飛ばそうとする、とその時。
「・・うっ・・はぁ・・くはぁ・・」(・・こ、この声って・・ま、まさか!?)
聞こえたのは京太郎と衣の声ではない別人の者、艶やかで湿っぽい声はナニをしているのか純が理解するに十分なものであった、ちらりと横を見た純の目に飛び込んできたのは。
「んんっ!・・くっ!!・・」(や、やっぱり智紀!?)
服を噛んで声を押し殺しながらも殺しきれない、京太郎と衣の情交を餌に片手で服の上から胸を揉み、もう一方の手はスカートの中に入れて自慰行為に耽る智紀の姿であった。
(声を漏らしちゃ・・駄目・・邪魔に・・なる・・けど・・手が止まらない!)「うっくっ!?」
智紀は純に見られている事に気付かない、気付く暇など無いのだろう、止められない手か来る快楽で声を上げ、目の前の仲睦まじい恋人の邪魔をしないように必死だったからだ。
(と、智紀の奴こんな風に・・するのか、こ、こういうことに興味ないと思っていたけど・・い、意外と凄いな・・)
情交を見せられるのも初めてだが、同姓のしかも友達の自慰行為を見るのも初めての純は、そちらに視線を奪われそうになるが。
「きょ、きょうたろう・・こ、ころもはもうぅぅほんとうにぃぃぃ!!」
(あっ、こ、衣!?)(衣と須賀京太郎がぁ・・うっく!)
衣が限界を迎えた声に智紀のことのなど吹っ飛んで純はすぐに京太郎と衣に目を遣る、智紀は視線を外さないものの更に快楽を求める肉欲が手の動きを止めずにいた。
「ああ・・俺も限界だ、いくぞぉころもぉぉぉ!!」
絶頂後に敏感な状態で与えられ続けても、京太郎が気持ちよくなるまではと言う衣の我慢も、京太郎の声であっさりと限界を突破した。
「いっしょぉぉぉ!!きょうたろうとぉいっしょにいくぅぅぅぅぅ!!」
「俺もいくぞぉぉぉ!!」
声を上げて体を大きく振るわせて二度目の絶頂を迎える衣、その声に応えるかのように京太郎も絶頂に達した。
ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!!
「きたぁぁぁぁぁきょうたろうのせいえきぃぃぃぃ!!」
京太郎が気持ちよくなった証拠である精液を膣内に射精され、その幸福感に衣は先ほどより体を大きく震わせて歓喜の雄叫びを上げる。
(そ、そんなに・・気持ちいのかな・・うっ、お・・お腹・・っていうか・あ、あそこが・・)
快楽に身を焦がす衣を見て、純は体を伝わっていた熱が下腹部に集まるのを感じた、そして京太郎と衣の行為を餌に自慰行為に耽っていた智紀は。
「衣いやらしい顔・すがきょうたろ・うっ、くぅぅ・・つぅぅぅ!!」
二人の顔が快楽に染まりきるのを見届けて自らも絶頂に達したのだった。
「はぁはぁ・・きょうたろうぅぅ、すごくぅぅ・・きもちぃよかったぞぉぉ・・」
精液を全て受け取り終えた衣が、荒い息遣いで苦しそうにしながら笑顔で感想を述べ目を瞑ると、京太郎はそれに答え唇を重ねて数秒、離れると衣に笑いかけた。
「俺も凄く気持ちよかったぞ、ありがとうな衣、けど連続でイッたから疲れたろう、少し休もうな」「へっ・・きょ、京太郎、衣はまだ・・」
そう言うと京太郎は衣の体を持ち上げペニスを引き抜くと、戸惑う衣を自分の横にそっと寝かした。
「京太郎、衣はまだでき・・うっ・・」「ほら、あんまり無理するなって、休んで後でもう一回な・・」
すぐさま京太郎の膝の上に戻ろうとする衣だが、二度の絶頂で体に力が入らず起き上がれず、それを見ていた京太郎は宥め様と衣の頭をそっと撫でる。
(む、無理・・させないんだな・・や、優しいよな・・須賀って、で、でも・・あれは、やっぱり1回程度じゃ満足しなって事なのか・・?)
(衣は・・すぐは無理、須賀京太郎はよくわかっている・・優しい、衣も理解しているだろう・・けど、あれを見せられては・・黙っていられないか・・)
京太郎の優しさに感心しながらも、無理をしようとする衣の気持ちも少し理解できる純と智紀、頬を染めるその視線の先にあるのは一度射精したとは思えないほどに勃起している京太郎のペニスであった。
(京太郎の言う通り、悔しいが体が思うように動かぬ以上・・しかし)「な・・なぁ、京太郎・・こっちなら・・どうだ?」
思うように動かない体に諦める事無く、気合を入れた衣は体制を変えて京太郎の足に腕をかけると口を指差した。
(衣の奴・・何する気だ、口を指差しているけど・・)(衣・・まさか・・)
やはり衣の取る行動が何を意味するかわからない純と、何と無く理解する智紀、京太郎は当然衣が何をしたいのか理解していた。
「それなら・・まあ、けど・・無理は駄目だからな」
「無論だ、約束する・・・ふふ、さぁ・・京太郎、衣の口で存分に気持ちよくなってくれ」
釘を刺されながらも出た許可に、衣は嬉しそうに笑いやる気の満ちた視線を京太郎のペニスに向け、口を開く、そして。
(えっ!?)
ぺろーん・ぺろーん・・ずずず・・
「じゅぶ・・ごっく、はぁぁ・・この匂い・・この味・・京太郎の精液だ・・・」
京太郎のペニスに残った精液を舐めとり、最後に先っぽを銜え込んで音を立てて尿道から残った精液を吸いだした衣は、少し舌で転がして匂いと味を楽しんだ後で喉を鳴らして飲み込みうっとりとしながら息を吐いた。
「・・・って、こ、こここ、衣、何しているんだよ・・おお、おとこの、おち・・おち・・うぉぉぉ!?」
理解するまで数秒、衣の行った行為が理解できないと理解した純は行為について説明を求めようとするが、男性器の名が言えず赤面しながら無駄に叫び声を上げた。
「どうしたと言うのだ純は・・まあ良い、これはふぇらちおと言ってだな、おちんちんを口で愛撫するのだ、舐めたり吸ったりすんだぞ・・ああ、それに精液を飲むと京太郎が喜んでくれるぞ!」
突然叫びを上げた純を怪訝な表情で見ながらも、聴かれたことにはしっかりと答える衣。
(あ、愛撫って、あ・・あそこって・・お、おしっこも・・出るんだぞ、衣はそれを・・知っているよな・・さすがに・・そ、そこを嫌そうな顔もせずに、し、しかも飲むって!?)
「わかってくれたようだな・・それでは続けるぞ・・見ているが良い」
純の考える間の無言、衣はそれを納得したと受け取り、純に見せつけようと宣言した後にフェラチオを再開させる。
ぺろぺろ・・・れろれろ
「うっ、良いぞ・・こ、衣・・・あっ、そこ・・気持ちいい!」
「ふふ・・もっと感じてくれ・・」
裏筋を舐め、鈴口を舐める、衣は自ら知っている技を惜しみなく使い、京太郎の声が表情が快楽に染まるたび、妖しい笑みを浮かべながら更に快楽を与えようと舌を動かす。
(うっ、こ・・衣、凄い顔しているな・・須賀もだけど・・)(きもち・・良さそう・・須賀京太郎も・・衣も・・良いな)
タイミングを逸した純は何も言えなくなりじっと衣を見守る、先ほど絶頂に達した智紀はぼんやりとしながら二人を羨ましそうに見つめていた。
「・・はぁぁ・・京太郎、匂いが強くなってきたぞ・・ふふ、それでは・・いくぞ!」
じゅぶ・・じゅぶ・・じゅぶ・・じゅぶ
衣は不敵に笑うと、口を大きく開け限界一杯まで京太郎のペニスを頬張り、引き抜くという行為を繰り返す。
「きょ・・今日は、激しいな・・けど・・いいぞ!、くっ、あんまり長く持たないかも・・」
「では・・もっと速度を上げるぞ・・」(もっと・・もっと気持ちよくなってくれ、し・・しかし・・京太郎の匂いが強くて・・こ、衣まで・・)
京太郎に限界が近いことが分かると、衣は動きの速度を上げて京太郎を絶頂へと押し上げてゆくが、匂いのせいで衣も快楽を感じ始めており自然に手が股間に伸びてゆく。
(あ、あんなに・・音をたてて・・激しく、すげぇ・・た、確かに好きな人が喜んでくれるなら・・き、気にならないかな・・他の奴もこうやって須賀を・・も、もしも・・もしもだけど・・)
「私がしたら・・喜んでくれだろうか・・」
「・・そうだな、衣みたいに・・って、えっ?」(い、今のって俺の声じゃない!)
自分が思っていた言葉が聞こえ思わず同意する純、だがそれは自分以外の誰かが呟いたモノだと気付き声のしたほうをちらりと見る、行為に意識が行っている衣と京太郎はそんな声に気付きもせず。
「くっ、だ、だすぞ!」
「ふぉい!!」
京太郎が限界を告げると、衣は開いている手でペニスを押さえ込んで離さないように銜え込んで、来るべきものに備える、そして。
ドクゥゥン!!ドクゥゥン!!ドクゥゥン!!
「ふぃら・・うっ・うっ・・ごくぅ・・ごくぅ・・ごく・・」(京太郎の・・いっぱい、気持ちよくなってくれた・・)
京太郎が快楽を得て絶頂に達した証拠である精液を、衣は目を輝かせながら喉を鳴らしながら飲み込んでゆく。
(うっ・・の、飲んでいる・・しかもあんなに喉を鳴らして・・う、美味くは無いだろう・・あっ、でも須賀・・の、飲んだら・・喜んで・・あっ・・う、嬉しそうだな・・良いな・・)
食べるのが好きな純ではあったが、衣が今口に含んでいるモノは味が良さそうだとは思えず、飲んでいること事態が信じられなかった、だが衣の言葉を思い出して京太郎の快楽に染まり嬉しそうな表情を見ると、少しだけ衣が羨ましく感じた。
ドクゥゥゥゥンドクゥゥゥゥン!!
「うっくぅ・・ごくん・・ごく・・」(ま、まずい・・精液の匂い・・京太郎の匂い・・と味で・・あ、頭が・・だ・・駄目・・だ、最後まで・・)
精液が不味いわけではない、ただ口に広がる独特の匂いと味は衣を快楽の段階を簡単に引き上げてしまい、なんとか射精が終わるまでは離すまいと耐える衣。
「須賀京太郎が・・あれだけよろこんで・・・私も・・私も・・」
今度は純も目の前の事に目を奪われていて気付かない、もちろん衣も京太郎も、そう呟きながら立ち上がった智紀に。
ドクゥゥゥン!!ドクゥゥン!!・・ずずぅ
「ごく・・ごく・・ごくん!・・ぷはぁぁ・・はぁはぁ、京太郎・・どう・・だった?」
射精の勢いが完全に無くなり、尿道に残った精液を吸いだし、それらを全て飲み終えると衣はようやくペニスから口を離して、荒い息遣いで京太郎に感想を訪ねる。
「今日は凄い激しかったな・・・凄くよかったぞ、ありがとうな・・」「あっ、い、今、撫でるのは・ふあぁぁぁぁぁぁ!?」
ビクンビクンビクン!!
京太郎が感想を言いながら何時も通り衣の頭を優しく撫でる、だが先ほどの匂いと味、そして手淫で高まった衣にそれはご褒美ではなくとどめになり、体を大きく震わせた。
「衣・・フェラで・・感じていたんだな・・」
「はぁ・はぁ・・うっ・・こ、恋人のあ、あんなに強い匂いと・・味を味合わされたら・・体が疼いてしまうは・・必然、だが・・終わったら直ぐにまたおま○こで気持ちよくなってもらおうと思ったのに・・すまないな京太郎」
フェラチオで体力を回復する時間を稼いで、その後でまた京太郎と体を重ねると言う思惑が失敗に終わり、衣は悔しそうにしながら京太郎に謝る。
「良いって・・それよりありがとうな、気持ちよかったぞ・・衣のフェラチオ」「京太郎・・」
気にした風も無く、ただ自分を気持ちよくしてくれた礼を言い、衣をなるべく刺激しないように頭にそっと手を置く京太郎、衣もそれで気が楽になったのか・・笑顔を浮かべた。
(・・こ、衣の奴・・なんでそこまで・・いくら恋人を喜ばせるためでも・・須賀も、もう・・って、えええっ!?)
何故衣がそこまでかんばるのか分からず、ふと京太郎の股間に目をやった純が見たのはまったく大きさが変わっていない様子の京太郎のペニスであった。
(ななな、なんで・・まだ大きいままなんだ、だって・・二回もしたのに、ふ、普通満足すると萎むって・・ってことは、つまり・・須賀はまだ満足してないのか!?)
「少し休んだら・・続きをするぞ・・良いな京太郎?」
「わかっている、だから今は休むんだぞ・・」
あれだけ何度を達そうとも衣はやる気に限りは見えず、次に向けて寝転がって体力を回復させようとしていた。
(どうする・・衣は須賀を満足させる気みたいだけど、あんな状態じゃ・・うっ、お、俺が手伝えば・・少しは楽に・・け、けど、良いのか・・俺でも、いやでも・・こ、衣を助けるためでもあるんだし、よ、よし!)
京太郎で良いのか、ではなく自分で良いのか、そんな迷いを抱きつつも衣の為、そんな言葉が純の背中を押し、それを言葉にしようと席を立った純は口を開く。
「須賀京太郎・・私を・・衣の代わりに・・抱いて欲しい」
「うん?」「えっ?」「なぁ・・なんで?」
その発言に驚き声を上げたのは京太郎、衣、そして純、純は信じられないと言った表情で目の前にいる言葉を発した当人である智紀を見つめていた、しばしの沈黙が辺りを飲み込む、その沈黙を最初に破ったのは衣だった。
「駄目だ、認めら無いぞ智紀、確かに衣は京太郎を満足させるに至っていない、だからと言って恋人でも・・好きでもない者の相手をするなど駄目だ・・うわぁ!?」
智紀に掴みかかろうと手を使い、起き上がろうとした衣だが、上手く力が入らず体制が崩れて転びそうになると、すぐさま京太郎が手を伸ばして衣を支える。
「よっと・・落ち着け衣、その・・なんかそう言う意味じゃないみたいだぞ・・ほら」
「京太郎・・それはどういう・・あっ・・」
京太郎に言われるまま正面に居る智紀をよく見る衣、その目に映ったのは何かを必死に考える智紀の姿であった、そして智紀が口を開く。
「そ、その・・代わりと言ったけど、そういう意味の代わりでは無い、衣としているのを邪魔すると悪いから・・衣が休んでいる間に抱いて欲しいと思っただけ、う、上手く言葉にできない・・」
自分の言い表したことが上手く言えず、戸惑いながらも必死に説明しようとする智紀、その気持ちは京太郎にも衣にも伝った。
「・・それはつまり・・智紀も京太郎が好き・・なのか?」
「わからない、初めての気持ち・・けど、これがきっと好き・・という感情、衣がずっと羨ましかった・・もしも、ありえないかもしれないが須賀京太郎に抱かれているのが自分だったらと想像すると・・心と体が疼いた・・」
とても恋する乙女とは程遠く感じるほどの言葉、だがそれを話し京太郎を見る智紀の表情は頬が赤く染まり、紛う事無き恋する者で衣を納得させるには十分であった。
「わかった、先ほどは好きでもない者などと言ってすまなかったな・・衣はもう何も言わない、後は智紀と京太郎次第だ・・」
「いいの・・・衣、ありがとう」
智紀の説明と表情で気持ちを悟った衣は謝るべきところだけ謝り、これ以上口を挟まない事を明言し、智紀は首と一度だけ左右に振って、衣に礼を述べると視線を京太郎に戻し己の思いを口にした。
「正直恋愛と言うものはよくわからないけど・・須賀京太郎、私は貴方の事がもっと知りたい・・私の事も知って欲しい、もっと貴方と親密に慣れたらと考えると・・たまらなく嬉しくなる、これが恋・・なんだと思う、
私は正直言って・・女性らしいとはとてもいえない・・外見も気にしないからあまり綺麗でもないと思う、それでも、もし・・もし嫌でなければ・・私を恋人にして欲しい」
お世辞にも色気をなど感じさせない智紀の告白、しかしそれがどれ程必死に捻り出された物かと言うのは、不安そうに体を小刻みに震わせている智紀を見れば京太郎も理解できた、京太郎は一度衣を見て頷いたのを確認して智紀を真っ直ぐ見つめる。
「嫌な訳ありませんよ・・沢村さんが俺を想ってくれるのは凄く嬉しいです、俺も沢村さんは好きですよ・・今は友達と言うか知り合いとしてですから、だから・・女性として好きになるのは今からですけど・・良いですか?」
「・・構わない・・むしろ望むところ、・・須賀京太郎・・好き・・大好き・・」
京太郎は逆に訪ねられ、それが何を意味するか理解した智紀から不安と緊張が消え去り、自然と笑顔になり今度はしっかりと好きである事を告げ、目を瞑る京太郎に顔を近づける。
「俺も好きですよ・・」
京太郎がそれに答え、刹那、唇が重なり・・そして離れた。
「・・これが・・キス、なんていうか・・胸が暖かくなって凄い・・気持ち良い・・、なるほど・・衣が気に入るのも・・納得・・」
初めてのキスによほど感激したのか、智紀はうっとりとした表情で語りながら、衣をちらりと見て、衣が京太郎にキスしてもらった場面を思い出し今なら良く分かると深く頷いた。
「うむ・・衣も京太郎との接吻は大好きだ、でもな智紀、今智紀がしたのと、衣が智紀と純に見せたのは少し・・いや大きく違うぞ、あれは凄い接吻だからな」
「凄い接吻・・ディープキス・・」(確かに・・あれは違った、なんと言うか雰囲気もそうだけど・・もっと互いを貪る様な、そうな・・今のより凄いの・・)
衣に言われ先ほどの行為と今自分が体験した行為が違う事を認識する智紀、そして認識してしまうと知識欲か性欲か、衣に見せられたディープキスに沸々と興味が湧いてくる。
(してみたい、けど・・どういえば、とりあえず・・お願いする)「須賀京太郎・・その・・私も・・あの・・ん!?」
興味から願い出ようとする智紀、口にしようとしたのは良いがどの様にお願いしたら良いかはわからず戸惑っていると、智紀が何を従っているか理解した京太郎は智紀の唇を自分の唇で塞ぐ。
「うっ・・んくっ・・」(あっ・・わかってくれた・・でも、これは・・さっきとおな・えっ、し、舌・・す、須賀京太郎の舌が口に・・うっ、な・・舐められている!?)
違いなど分からず一瞬疑問を感じた智紀だったが、侵入してきた京太郎の舌によりあっさり看破され、そのまま口の中を弄ばれる。
「ん〜・・はぁ・・んっ!!」(そ・・想像以上・・あたま・・まっしろに・・だめ・・わたしも・・しあ・・ああっ・・からん・・あぅ!?)
想像の遥か超える快楽に意識が朦朧とする智紀、少しは京太郎を気持ちよくさせようと思い舌を伸ばすも、それもまた京太郎の舌に絡み取られ嬲られ・・そして。
「ぷはぁ・・はぁぁぁ・・はぁぁぁ・・あぅ・」「おっと・・大丈夫ですか?」
唇が離れて京太郎の舌から解放された智紀は、ディープキスが衝撃からか力なく倒れそうになり京太郎は咄嗟に智紀を抱きとめる。
「はぁぁ・・はぁぁ・・大丈夫じゃない・・頭が真っ白になって・・意識が飛ぶかと・・思った・・それに、体が・・あ・つ・い・・」
荒い息遣いのまま京太郎の腕から抜けた智紀は、覚束無い足で立ち虚ろな瞳で妄言のように呟きながら着ている物を脱いで下着姿になると、手を後ろに廻す。
ぷるん!
智紀がブラジャーを外すと、圧迫から解放された柔らかく大きく実った二つの果実が京太郎の前に全容を晒す。
「おおっ・・沢村さんって胸大きいんですね」
「・・原村和よりは小さいと思う、須賀京太郎はこれ位の大きさは嫌いじゃない?」(自信は・・無い訳ではない、けどもしかしたら・・極端が好きって可能性もある、だったら・・どうしよう・・)
感心するような京太郎の言葉に、智紀の意識も少しはっきりしたのか、そんな心配事が頭をよぎり思わず訊ねてしまう。
「嫌いだなんてそんな・・和と比べるとかじゃなくて、恋人の胸は特別ですから・・沢村さんの胸も好きですよ・・うっぷ!?」
好き、その言葉が聞こえた瞬間、智紀は京太郎の頭に抱きつき、京太郎の顔面に自らの乳房を押し当てる、嬉しそうな笑みを浮かべ全身で喜びを表す様に。
「今までは動くのに邪魔だし、肩がこるから好きじゃなかったけど、須賀京太郎がそういってくれるなら・・自分の胸好きになれそう」(たった一人が・・好きって言ってくれただけで、でもそれがこんなに嬉しいなんて、これが恋の力・・なのかな?)
人に恋する気持ちが段々と分かってきた気がする智紀、だがそんな気持ちにひたる時間は無かった、なぜならば。
「んんっんっっ〜〜〜!!」「あっ!・・っと・・い、いけない!」
幾等恋人の乳房が柔らかく触れて気持ちよい物だとしても所詮は肉の塊、押し付けられて息が出来ずにいた京太郎が苦しそうにもがくと、智紀は慌てて抱きついていた手をどけて京太郎を解放する。
「ぷはぁぁ・・・はぁはぁ・・乳に溺れて死ぬのが夢って・・はぁはぁ・・前に友達が話していたけど・・さすがに・・死ぬのはちょっと・・あはは」(あんまり気にされてもなんだけど・・って・・沢村さん・・あっ〜ちゃ〜)
冗談を交えながら苦笑い浮かべる京太郎、智紀を気遣っての言動なのだが、肝心の智紀は目に見えて落ち込んで見えた。
「・・ごめん・・なさい、須賀京太郎の言葉が嬉しくてつい・・今ので胸も私もきら・ひゃぁ!?」
落ち込んだ智紀は謝って飛びついた理由を話し、その続きで不安も口にしそうになったが、それは京太郎が智紀の両乳房を鷲掴みにする事によって防がれた。
「俺をなんだと思っているんですか、あの程度で嫌いになりませんよ・・ほら、わかりましたか!」
智紀の言葉が腹立たしかったのか、智紀の乳房を揉むために動かされていた京太郎の指には少しばかり力が入っていた。
「はひぃぃ!?・・ごめんっっ!?・・わ、わかったからぁぁ!!・・はふぅぅ・・」
智紀のわかったという言葉で、京太郎の指はようやく止まり、行き成りの快楽に混乱して戸惑っていた智紀は息をついた。
「わかってくれればいいんですよ・・少しは自身をもってください、大丈夫です・・俺は好きなんですよ・・智紀の事」
「あっ・・名前・・ふふ、私も・・京太郎の事が好き、京太郎で・・良い?」
笑顔で名前を呼ばれ不安が一気に吹き飛んだ智紀は嬉しそうに笑いながら、京太郎の言葉に答えながら、京太郎を名前で呼ぶ許可を求める、それに対して京太郎の返事は・・キスだった。
「・・良いに決まっているだろう・・って格好をつけたところでなんですが、その・・結構辛いから・・そろそろ良いですか?」
苦笑しながら我慢の限界を示すように、京太郎は固く勃起したペニスで智紀のおま○こを下着の上から突く。
「あっ・・う、うん、良いに決まっている、パンツを脱ぐからちょっとまって・・あれ・・なかなか・・あっ・ととっ・・なんとか・・脱げた・・おまたせした・・あっ・・」
智紀は一旦京太郎から身を離して直ぐにでも下着を脱ごうとするが、先ほどの自慰行為で湿って肌に張り付き脱ぎ辛く、バランスを崩しながらも何とか脱ぎ終えて、再び京太郎を見る、すると先ほどとは違い京太郎が全裸で立っていた。
「智紀だけ裸なのはずるいかなって、それにこの方が互いの熱をよく感じ取れるだろう、好きな相手とは沢山感じて・・気持ちも快楽も深めたいなって・・」
「確かに・・互いに肌を触れ合わせるほうが・・良さそう、はぁぁぁ・・考えていたまた興奮してきた・・うっ、京太郎!」
京太郎の言葉に、肌を擦り合わせながら、互いの熱を性を感じ取るところを想像した智紀は艶かしい溜め息をつきながら我慢できなくなったのか京太郎に抱きついた。
「・・おっと・・うわぁ!?」
突然智紀に全体重を預けられた京太郎は、ベッドに足が引っかかりそのままベッドに倒れこんだ。
「あっ、ごめん京太郎、けど・・想像したら、こんな風に・・肌を重ねて・・」(京太郎の体・・大きくてあったかい、それに・・これが京太郎の・・におい・・ドキドキする・・)
謝りながらも智紀は先ほど想像していた京太郎の温もりに触れ、京太郎の匂いを嗅いで感じるのは謝罪の気持ちよりも胸の高鳴り。
「平気だから・・気にしなくても良いって、それよりも智紀は平気なのか?」
特に痛むところも無いので気にした様子も無い京太郎は、自分よりも智紀の身を案じて視線を自分の胸に顔を埋める智紀に向けた。
「怪我って意味では・・何とも無い、けど・・こんなに京太郎の匂いをかいだら・・うっ、へ、平気じゃない・・はぁぁ・・京太郎と・・ますますしたくなる、今すぐにも・・京太郎・・このまましても良い?」
上半身を起こし京太郎を見下ろした智紀は、怪我は無かったものの京太郎の匂いで欲情をし辛そうな表情をしながらも、それ以上暴走しない様に自らを必死に抑えつけながら、京太郎に許可を請う。
「このままって・・その、十分に解さないと・・痛いですよ?」
「大丈夫、京太郎と衣を見ながら・・はぁぁ・・自慰を・・自分で弄っていたから・・十分に解れている・・それに騎乗位の方が楽だと・・うっ」(最後の・・結ばれる瞬間は、京太郎と・・一つに・・なりたい・・)
身を案じてくれる京太郎に、心配の必要が無い事とこの体位の有意義さを説明する智紀、本当ならば直ぐにでも始めたいところであったが、体だけではなく心も一緒になる為に京太郎の一言を必死で待つ、そして京太郎もその気持ちを理解した。
「わかりました、それじゃあ・・これで、ただ・・あんまり痛かったら、止めてくださいね・・智紀が必要以上に痛がるのは、俺も望むことじゃありませんから・・」
(あっ、やっぱり京太郎は優しい、それに今のは・・恋人として向けられた優しさ・・恋人として私に・・)「京太郎、大丈夫、それくらいは自分で調整できる・・だから・・する・・」
優しさに触れて、今一度自分が京太郎の恋人になった事を強く認識した智紀は、笑みを浮かべながら、京太郎のペニスを自分のおま○こに押しる。
「ああ、自分のタイミングで良いからな・・」
「わかっている・・まずは先を咥え込んで・・それで・・」(ここから痛みを伴うはず、一気にしたほうが・・痛みは少ないはず・・よし!)
ペニスの先を膣内に咥え込むと、痛みを少なく終わらせようと体重を掛けて一気に腰を落とす。
ズブッッッッッ!!
「いだぁぁ!!ぐぅぅぅぅ!!」(これが破瓜の・・凄すぎる、けど・・耐えないと・・京太郎に余計な心配を・・)
破瓜の痛みは智紀の予想を難なく上回るほどの激痛で、智紀は顔を歪めて叫んでしまいそうになるも京太郎に余計な気を使わせないように押し殺そうとする。
「うっ・・くぅぅ、智紀・・声は抑えなくて良い、初めは痛くて当たり前だから、それに・・声を出した方が楽になるから・・だから声に出してもいいんだぞ・・思いっきり」
必死に絶える智紀が忍びなかった京太郎は、少しでも智紀を楽にしようと声を出すようにアドバイスをする。
「い、いだああああああああああああ!!」
京太郎の言葉が引き金になり、耐えることなど忘れ智紀は有らん限りの力をこめて痛みを叫んだ。
「・・どうだ・・少しはましになったろう・・・」
「はぁ・・はぁ・・うん、京太郎の言う通り、声に出したら・・大違い、まだ痛むけど・・さっきに比べたら・・雲泥の差・・これなら・・くっ!」
声を出して痛みが随分と和らいだのか、先ほどの耐え忍ぶ顔から一転して笑みまで見せる智紀。
「まだ痛いか・・まあ初めてじゃしかたないかな、それじゃあ・・もう少し痛みが引くようにおまじないだ・・よっと!」「えっ、おまじない・・んっ!?」
京太郎が腹筋を使って上半身を起こす、突然の事に驚いた智紀であったが、直後唇を奪われて更に驚く。
「・・どう、少しはおまじない利いたか?」
唇を離し京太郎が尋ねると、最初は目をぱちくりさせていた智紀だが直ぐにキスされた事を理解し、その表情が笑みに変る。
「うん、凄く利いた、これなら・・動いても大丈夫なはず・・私が動くから京太郎は寝転んでくれていて」
「別に痛いなら、もう少し休んでも良いんだぞ、智紀の膣内に入っているだけでも結構気持ちいいから」
「その・・今のキスで・・我慢できなくなった、京太郎をもっと感じたい・・京太郎を私に刻みつけて欲しくて、体が・・心が疼く、だから動きたい、無理はしないから・・お願い・・」
「智紀・・ふっ、そこまで言われると刻み付けたくなるよな、それじゃあ・・・頼むぞ」
智紀は恥ずかしそうに視線を逸らす、京太郎も智紀にそこまで言ってお願いされては止める気になれず、むしろ智紀の言う通り智紀に自身を刻み付けたく思い、智紀の言う通り再び寝転んで智紀の動きをまつ。
「まかせて欲しい・・それじゃあ・・くっ!?」(やっぱりまだ痛い・・けど)
動こうとした瞬間、苦痛に顔を顰める智紀、だがそれで怯むほど智紀の決意は甘いものではなかった。
じゅぶ・・じゅぶ・・じゅぶ・・
「うっく!!、あっく!!・・くっっ!!」(痛い、けど・・だんだん・・痺れてきたのか痛みが・・)
「うっ・・」(気持ちいけど、智紀はまだ辛そうだな・・とは言え止めるのは・・なんだしな、よし、それなら・・)
なんとか腰を動かすものの未だ痛みの方が強い様子の智紀を見て、早く痛みよりも快楽を感じさせようと智紀の乳房に手を伸ばし揉み解す京太郎。
「ふあぁぁぁ!!・・きょ、京太郎・・な、なにを!?」
「いや、手持ち無沙汰だったから、それにこうすれば智紀も気持ちいいかなって、嫌か?」
急に乳房を揉まれて驚く智紀、京太郎は冷静に応えながら乳房を揉む手を動かし続ける。
「いやじゃなひぃぃ!!・・痛いのも忘れて・・でもわ、私ばかりきもちよくわぁぁぁ!!・・なっていられない!」(このままじゃ駄目・・もっと京太郎に気持ちよくなってもらう!)
胸を愛撫されて苦痛よりも快楽の色が強くなってきた智紀、更に自分ばかり気持ちよくなっていてはいられないと思い、腰動かす速度を上げた。
じゅぶじゅぶ・・じゅぶじゅぶ・・
「んはぁ!!京太郎の大きいのがあぁぁ!!・・ど、どう・・京太郎私の膣内はぁぁ!?」
「ああ、智紀が動くたびに・・くっ!、自分で動くのとはまた違って・・気持ちいいぞぉ!」
速度に上がるに連れて苦痛は次々と快楽に塗りつぶされてゆき、智紀の声もどんどんと艶が増してゆく、その動くに相応して智紀の膣内は京太郎のペニスをうねりながら締め付け、自身が動き時とはまた違った快楽を京太郎に与え、声を上げさせた。
「はぁぁ、京太郎がよろこんでいる・・んんっ!!」(嬉しい・・もっと、もっと、もっと!!)
耳で目でそして体で恋しい人の喜んでいる様子は智紀に伝わり、それが智紀の興奮を誘い腰の速度を更に速めさせた。
ズブッッッッ!!ズブッッッ!!
「もっとぉぉぉ!!もっとぉぉぉ!!きもちよくなってぇぇきょうたろうぉぉぉぉ!!」
声で腰で膣内で自分を気持ちよくさせようと必死になる恋人を見て、京太郎も当然興奮し気持ちよくならない訳がない。
「くっっっ!!きもちいいぞぉぉ!!ともきもぉぉもっとみだれろぉぉ!!」
気持ち良さそうにしながらも、智紀にやられっぱなしでは男の面子に関わるのか、智紀に対して更に快楽を与えようと両乳房を鷲掴みにした。
「ひゃぁぁ!!まぁ・・まけないぃぃぃぃ!!」
揉まれるのとは違う強い快楽に一瞬動きが止まる智紀、快楽に身と膣内を震わせながらも京太郎に負けないよう、腰を持ち上げて持ち直そうとした、その時。
「へっ!?」
先ほど一度して予想以上に疲れていたのか、智紀は突然足の力が抜けたのに驚く、それと同時に亀頭だけ膣内に収められていたペニスは、一気に智紀の膣内を一番深いところまで貫いた。
ズブッッッ!!
「くはぁ!?いくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
散々高められた快楽、不意打ちは最後の止めとなるには充分すぎるほどのもので、智紀は一気に絶頂にもっていかれた、そしてタイミングが外されたのは京太郎も同じで、更に智紀の絶頂による強力な締め上げも追加され、限界を迎えた。
「くっっ!?お、俺もでるぅ!!」
ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!
「あつぅぅぅぅぅ!!な、なにぃぃぃ!?おなかぁぁぁやけるぅぅぅぅぅ!!!」
絶頂で混乱している中で膣内に吐き出された精液に戸惑う智紀、だが智紀の混乱など余所に京太郎の射精が簡単にとまるわけも無く。
「精液だよ・・ほらもっとでるぞぉぉ!!」
ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!
「せいえきぃぃぃぃ!?、あはぁ、きょうたろうがぁぁぁきもちよくなったしょうこぅぅぅぅ!!」
頭が真っ白に染まりそうに快楽でも、精液が出る=京太郎が気持ちよくなった証拠であると言う事はわかるらしく、智紀は喜びにそしてそれによって発生した快楽に更に身を震わせた。
「そうだぁぁ智紀の膣内がきもちよくてぇぇ・・」
「わらしのからられぇぇぇ・・うれしぃぃぃ!!うれひぃぃぃぃぃ!!」
「くっっっ、さ、最後だぁぁぁ俺に色にそまれぇぇぇぇ!!」
ドクゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥン!!
「そまるぅぅぅ!!きょうたろういろにぃぃぃぃぃぃ!!、かはぁぁ・・」
京太郎の最後の一撃で頭の中まで完全に真っ白に染まりきった智紀は、体を大きく震わせると京太郎の胸へと倒れこむ。
「ひゃぁぁぁ・・はぁぁぁ・・はぁぁ・・はぁぁ・・」
「はぁぁ・・はぁ・・ふふ、気持ちよかったぞ・・智紀・・」
絶頂とそれに至るまでの行為で体力を使い果たした智紀は、ただただ荒い息遣いで京太郎の胸に顔を埋めていた、そんな恋人を愛おしそうに見つめ京太郎が感想を述べると、智紀も顔を上げて京太郎を見る。
「はぁぁぁ・・はぁぁ・・はぁぁ・・わ・・わらしも・・すごく・・きもちよかった・・あはぁ・・・」
荒い息遣いに舌足らずな言葉ながらも、智紀のその笑顔はとても満足気で、京太郎との行為が如何に有意義なものであったかは明白であった。
「智紀の想いしかと見届けさせてもらったぞ・・すばらしかったぞ、おめでとう・・・そしてこれからは同じ京太郎の恋人としてよろしく頼むぞ、智紀」
「衣・・うん、こっちこそ・・・よろしく、ふふ・・京太郎の恋人・・」
情交中黙って見守っていた衣が智紀に近づき祝辞を述べると、智紀も衣から京太郎の恋人と認められたのが嬉しいのか口元を緩めた、そしてもう一人黙って、ではなく喋れずに居た者は、今も声を発さないまま黙って三人を見つめていた、それは。
「はぁぁぁ・・・」(・・と、智紀の奴・・凄いな・・こ、告白して・・それで・・)
智紀の京太郎への突然の告白、そしてそのままキスからの情交へ、その流れがあまりに見事すぎたのか純は何か言葉を発するのも考えるのも忘れ見入っており、今ようやくその緊張から解き放たれたところであった。
(さ、最初は痛そうだったのに、さ、最後は・・あ・・あんなに激しく、乱れて・・いやらしい音に・声も・・沢山・・ううっ)
見入っていた為か純の記憶は意外なほど鮮明で、京太郎と智紀が互いに肉体を擦りつけ、部屋に響き渡るような淫らな音と声でまぐわう姿を、頬を染めながらも容易に思い出すことができ、そんな中で思うのは。
(も、もしも・・俺が手伝うって言ったら、こ、衣に・・怒られていたんだよな、じゃ、じゃあ・・もしも智紀みたいに普通に告白したら・・俺も智紀みたいに・・)
もし自分が智紀と同じ様に京太郎に告白したらと、そんな事を想像しながら京太郎とその恋人二人に視線を向ける純、だが。
(無理だな・・よく考えろ、智紀は・・あんまり恋愛に興味無さそうだったけど、胸は大きいし、それになんだかんだ言っても綺麗だよな・・それに比べて俺は背が高くて・・力があって・・って、女性に対しての褒め言葉じゃないよな・・)
告白に成功した友達と比べ、自分の女性としての魅力が思いつかずがっくりと肩を落とした純には、智紀と同じ様に告白しても断られる状況しか思いつかなかった、しかしその程度で諦める純ではなかった。
(ま、まて・・そんな告白する前から負けた気でどうする、須賀は・・可愛いって言ってくれたんだぞ、大丈夫だ、だから告白を・・って、大丈夫だよな・・たぶん大丈夫だと思う・・いや思いたい・・)
京太郎に言われた可愛いと言う言葉を思い出し、なんとか告白へのやる気を上げようとする純であったが、だが一度感じた不安はどんどんと大きくなってゆき、頑張ろうとする心を簡単に砕こうとする、だから。
(いや、でも・・あれだよな、須賀も今日は衣と智紀の相手に三回もしたんだ、何回できるか知らないけど今日は疲れただろうし、告白しても俺だけできないってのは寂しいし、けど須賀に無理させるわけにもいかないし、今日のところは)
逃げの思考、それらしい言い訳を考え、なんとか今告白せずに済まそうとする純、ただ純は知らなかった男が平均何回できるかなど、そして京太郎がその平均を大きく上回ると言う事も、そして純がそれに気付くのはこの直後。
「うっ・・京太郎・・その、京太郎のが・・まだ固くて、このまま・・刺激され続けると・」
「ああ・・・イッてから刺激されっぱなしじゃ辛いよな・・ごめんな、気付かなくて・・」
少し休んで痺れていた感覚が戻った智紀が、膣内の刺激を敏感に感じ取り辛そうな顔で
それを訴えると、京太郎は気付かなかったことを詫びる。
「気にしていないから・・京太郎も気にしないで・・、抜くね・・くっ・・うんはぁ・・」
智紀は笑みを浮かべ一度だけ首を振り、度重なる快楽で重くなっていた腰をゆっくりと上げて京太郎のペニスを引き抜くと、体を転がして京太郎の横に転がる。
「うっくぅぅ・・あっ・・あ、あふれぅぅぅ・・」
ごぽぉ・・ごぽぉ・・
京太郎の横に寝る体勢になりながら、栓の役割を果たしていたペニスが抜けた影響で智紀の膣内から精液が溢れ出た。
(あ、あんなに・・射精したのに、さ、三回も・・そ、それなのに、なんだよアレは!?)
智紀の膣内から流れる精液の量に驚いた純であったが、だが純がそれよりも驚いたのは智紀の横、すなわち京太郎の股間で雄雄しく聳え立つ、三回射精しても尚変らぬ硬さを誇る京太郎のペニスであった。
(嘘だろう・・まだできるのかよ、で、でもできそうだよな・・となればど、どうする・・ここで告白すれば、あ、あるいは・・けど・・)
純にとっては突然できた予想外の思いを遂げるチャンス、いや断られるピンチだろうか、言うべきか言わざるべきか迷う純であったが、答えが出るまで待ってくれるほど状況は甘くはなかった。
「はぁぁ・・京太郎・・今、舐めて・・綺麗にする・・うっっ・くぅぅ・・」
破瓜の血と愛液、そして精液でべとべとに汚れた京太郎のペニスを口で綺麗にしようと、顔を京太郎の股間に持っていこうとする智紀であったが、度重なる絶頂で体は重く思うように動かないのか悔しそうな表情を浮かべていると。
「はい、ストップ・・智紀、そんな無理してフェラチオしなくてもいいんだぞ」
智紀の頭に京太郎の手が置かれ、無理やり動こうとしていた智紀を制止する。
「きょ、京太郎・・・け、けど・・」
「してくれるのは凄く嬉しいけど、あんまり無理してまでして欲しくはないから・・だから今は休んでくれ、頼むよ」
「うっ・・わ、わかった、少し休んでからにする・・」
最初は渋った智紀だったが、頭を撫ぜられながら笑顔でお願いされると何故か嫌とは言えず、照れくさそうに頬を染めながら聞き入れるのだった。
(良いな・・智紀の奴・・お、俺も告白したら、あ、あんな風に・・)
京太郎に頭を撫ぜられる智紀を羨ましそうに見つめる純、その脳裏に浮ぶのは告白すれば今の智紀と同じ様に笑みを浮かべて撫ぜられる光景、しかし。
(で、でも・・無理だよな、お、俺みたいな男っぽい奴、お、俺も・・も、もう少し可愛げがあれば、透華達に男だなんだって言われなくて済んで・・須賀にも・・)
普段、男だなんだと言われてもあまり気にしていなかった純、だがここに来てその言葉が大きく肩に圧し掛かる、もう少し衣の様な可愛げがあれば、そうすれば京太郎にと、そんな純の視線の先に居る京太郎に衣がゆっくりと擦り寄る。
「きょうたろうぅぅ・・智紀が今しばらく休むのなら、もう一度・・衣の相手をして欲しいぞ・・」
甘えた声を出して、先ほど出来なかった続きを強請る衣、当然京太郎も嫌な顔などはしないものの少し考えていた。
「う〜〜ん、俺は良いけど・・智紀フェラしてくれるの、衣とした後になるけど良い?」
「構わない・・休みながら、ここで見物させてもらう・・二人の行為を・・」
すまなそうに言う京太郎に対して、休んでいる事は変わらない智紀は嫌そうな顔も見せず、むしろ観戦する気満々の様子だった。
「そうか・・ありがとうな智紀・・・よっと、それじゃあ・・するか衣?」
智紀の頭を撫ぜていた手を止めると、京太郎は上半身を起こして衣に声をかけた。
「うん、衣は・・京太郎と交わりたい」
これからの事を期待し笑みを浮かべた衣が目を瞑ると、京太郎はそれに答えるように目を瞑って衣の唇に自分の唇を重ねた。
(うっ、き、キスか・・何回見ても気持ち良さそうだな・・お、俺もこ、告白したら・・してくれるのかな・・あんな風に衣や智紀みたいに・・き、キスを・・)
ふと、純の脳裏で京太郎とキスをしている人物が衣から自分に代わる、それは妄想、現実ではない妄想、それでも純はとても幸せな気分になった、だからだろうか。
(良いな・・凄く良い、も、妄想する位は自由だよな、け、けど・・あれだな、いきなりこんな離れた位置で告白は無いよな、ま、まずは・・そうだ、須賀の前まで歩くだろう・・)
純の妄想は更に勢いをます、妄想の中なのに現実味の無さを感じた純はそれを補う。
「純?」「えっ・・井上さん?」「うん・・どうした純?」
純がベッドに歩み寄ると、それに気付いた智紀、京太郎、衣が少し驚いた様子で声を上げて純を見上げる。
(そう・・きっと、いきなり俺が近づいたから驚いて、それで不思議そうな顔で見るんだよな・・きっと、少し安易か?、・・でも俺の妄想だしな・・だ、だから、こ、この後は・・)
あまりに安易と思える自分の妄想に思わず苦笑する純、だが自分の妄想であるならば、都合が良いのは当然の事、だから何の疑いも無く続けた。
「須賀・・お、俺は・・お前が好きだ、お、俺みたいな男っぽい奴は嫌かもしれないけど、でも・・す、好きになっちゃって、だから・・」
(ああ、せめて妄想の中で位上手くいえたらな・・け、けど、この方が現実っぽいかな・・兎に角、告白を聞いて、それで・・須賀はきっと、いきなりの告白に少し戸惑って、それで・・遠慮がちにお、俺を褒める・・けど、また戸惑う)
「えっ・・えっ〜と、その・・た、確かに井上さんはかっこいいとは思いますけど、男な訳ないですし、井上さんは可愛い女の子だと思いますよ・・って、年下なのに可愛いとか生意気ですかね?」
純の妄想通りに、京太郎は突然の告白に少し混乱しながらも、純が男っぽいと言う事は否定して褒めるが、再び戸惑う。
「いや・・その・・嬉しいぜ、須賀にか、可愛いって言ってもらえて、なぁ須賀・・その、よければこ、告白の答えも教えてくれないか?」(こうやって、も、求めたらきっと、衣をちらっと見て、それで・・須賀の答えは決まっていて)
京太郎が衣を見ると、衣も京太郎の視線に気付いて何が聞きたいのかを理解すると、笑顔で一度だけ大きく頷く、それは純ならば受け入れても良いという証、それを見た京太郎も衣見てこくりと頷いた。
「俺も・・好きですよ、今は友達としてですが、だからさっき智紀に言った通り・・恋人としてはこれから好きになってゆく、それで良いなら」
「ふっ、良いぜ・・俺に惚れさせてやる!」(なんか、お、男っぽい台詞だな・・けど、良いか、妄想だし)
思わず出た男の様な台詞も、妄想の中であると思えばどうでも良くなり、それよりも受け入れてもらえたという喜びが純の顔を緩ませた、そしてこの後はもちろん。
純はベッドの上に載って、京太郎と視線を同じ高さに持ってゆく。
「なあ、須賀・・キスしたい・・」
「はい、俺もしたいです、井上さんとキス」
(うわぁぁぁ・・妄想の中でも、す、須賀の言葉が嬉しすぎてつい・・)
思わずだらしないほどの笑顔になりそうになり、表情が崩れすぎないように意識して目を瞑る純、そして京太郎はゆっくりと純の唇に自分の唇を重ねた。
(あ、暖かいよな・・こんな風に、うん・・・こんな風に?)
唇に当たる感触、そして伝わってくる熱、妄想のはずなのに妙にリアリティを感じる純、眼を開くとまだ妄想の中にあるのか京太郎の顔が目の前にあった。
(須賀だ・・って、当たり前だよな・・今須賀とキスして・・って、あれ・・もしかして、俺・・本当に須賀と、キ・ス・し・て・い・る?)
夢見心地ではあったが夢と・・妄想と呼ぶにはあまりに長く、感触、匂い、熱、どれも鮮明すぎて、純もそれが現実であると理解し始めたところで唇が離れた。
「なんで・・俺・・須賀とキスしているんだ?」(夢・・って言うか妄想で告白して、なんで・・俺本当にキスを?)
自分の理解を超えた事態に、呆けた表情で何度も首を傾げる純。
「なんで・・って?」「何を言うのだ純、告白したではないか・・京太郎に」
キスを終えて、いきなりそんな事を訊ねられた京太郎は訳も分からず首を傾げる、それを見ていた衣も首を傾げながら、純と京太郎がキスをしていた理由を短く説明した。
「こ、こくはく・・って、だ、誰が・・・誰に?」
少し考えればわかりそうなものだが、それが考える余裕も無いのか純は思いっきり首を傾げながら誰とも無く訊ねると、今度は智紀がその質問に丁寧に答えようとする。
「純がこう・・京太郎に好きって、自分は男っぽいから嫌かも知れないけど・・」
「ス、ストップ、わ、わかった、わかったから・・もう良い・・」(お、俺が妄想だと思っていたことが・・現実の事、つ、つまりお、俺が・・こ、ここ、告白!?)
自分がした告白の内容を他人から聴かされると言う羞恥プレイに耐え切れず、半泣き状態で智紀の言葉を止める純、一応状況を理解できたものの混乱は増すばかりでショックを受けて頭を抱える。
「井上さん、何か悩んでいるようですけど・・どうかしましたか?」
「えっ・・いや、その・・須賀には関係ない・・ことも無いか、えっ〜と・・そのな、う〜んと・・」(な、なんて言えばいいんだ、妄想と勘違いして告白した・・ってただの頭がおかしい奴だよな・・)
自業自得とは言え京太郎への告白が原因なのだから、京太郎が関係無いとは言えなくなってしまた純は、素直に話す気にはなれずどう言えばよいか悩みまくる。
「もしかして・・・キスが嫌でしたか、それとも気持ちよくなくてがっかりしましたか?・・なら遠慮せずに・」
必死に何かを考えている純を見て、京太郎は自分とのキスが期待していた物よりも劣っていたから、言い辛いのかと思いすまなそうな表情で謝ろうとするが。
「そんな訳無い、凄く気持ちよくて暖かくなって、これがキスなんだって幸せな気分になって、凄い気持ちよかったし嬉しかったぞ!!・・・あ、あぅ」(お、おおおお、俺は何を口走っているんだ!?)
京太郎に勘違いされているのが嫌で、初めてのキスで感じた素直に感想を力強く述べる純、しかしその内容の凄まじさに今度は違う意味で頭を抱えることになった、しかしその必死さは京太郎にも伝わり、京太郎は安心した様に笑みを浮かべた。
「はは、俺も気持ちよくて・・嬉しかったですよ」
「あっ・・う、うん、それはよかったな」(な、なんか・・京太郎の笑顔、い、何時もと違うって言うか、凄く良いな・・傍から見ているより何倍も、やっぱり恋人としてみてくれているからかな?)
京太郎の笑顔に純の心臓が激しく脈打つ、何度か見たはずの京太郎の笑顔だが、今はそれが何処か違って見えた、実際京太郎の笑顔が違うのか、それとも純の心境の変化なのかはわからないものの凄く嬉しい事だけは間違えなかった。
だが、いや、だからと言うべきか、喜び同時に純の脳裏に浮んだのは戸惑い。
(こ、このままじゃ駄目だよな、あ、あの告白は・・間違いみたいなものだし、で、でも・・そんなこと言ったら嫌われるか?)
本当の事を言えばあきれられるのではないかと言う不安、嫌われるのではないかと言う恐怖に包まれそうになる純。
(で、でも・・やっぱり、お、俺も見て欲しい、俺の正しい気持ちを知って欲しい、それに・・・ちゃんと須賀の笑顔を正面から、胸を張って見たい!)
戸惑いを覚えさせたが京太郎の笑みならば、戸惑いを晴らして踏み込ませたのもまた京太郎の笑みであった、純は欲求と言うにはあまりに純粋な願いを抱いて口を開く。
「す、須賀、聞いてほしい実は・・」
「と、兎に角そういうわけで、さっきの告白は間違いで、勘違いだ!」
純は全て話した、妄想と現実を混ぜこぜにして告白し、そのままキスまで至ったこと、そしてそのキスでこれが自分の妄想ではなく現実だと知ったこと、それを聴いた京太郎の反応はと言うと。
「は、はぁ・・」
「な、なんだよ、その気の抜けそうな返事は、そ、そりゃぁ・・も、妄想と現実をごちゃ混ぜにして告白するなんて奴嫌かも知れ無いし、そんなメルヘンな考え俺みたいな奴には似合わないだろうけどよ・・」
間の抜けた声を上げる京太郎に、純は呆れられて何も言わないのかと思い自虐な言葉を吐き捨てた。
「あっ、いえ、違いますよ、急に妄想と言われて確かに驚きましたが、そんなに呆れたりはしていませんよ・・ただ一つ気になっただけで」
(と、取りあえず、呆れた訳じゃなくて良かった)「な、なんだよ、何が気になるんだ?」
京太郎の言葉に胸を撫で下ろす純、少し嬉しそうにしながら京太郎が気にしている内容を訊ねた。
「いや、その・・妄想と現実をごっちゃにしたって言いましたけど、井上さんって俺の事・・好きなんですよね・・・?」
「へっ・・?」(な、なんでそんな事聞くんだ・・・?)
遠慮がちに確認してくる京太郎に、純は間の抜けた声を上げて混乱していた、そんな純に助け舟を出したのは京太郎の恋人になりたての智紀と恋人暦が一番長い衣であった。
「ふぅぅ・・純、あれが間違いで取り消したのなら、告白自体も取り消しになる」「そうだな・・あれを取り消すなら、もう一度告白しなければ京太郎の恋人にはなれないぞ」
「・・はい?」(えっ、俺は・・誤解を解いただけで、告白自体を取り消したわけじゃ・・えっ、あ、あれ・・も、もしかして・・・あれか!?)
その時純の数分前の自分の言葉を思い出す、『さっきの告白は間違いで、勘違いだ!』と、それを理解した瞬間顔が真っ青になる。
「いや、ち、違う、あ、あれは告白は間違いだけど、好きが京太郎なのは間違いじゃなくて・・って違う、そうじゃなくて・・だから・・その・・えっ〜と・・」(なんていえば良いんだよ!?)
純は混乱した、勘違いを正してこれで晴れて恋人になれるかと思っていたのに、その矢先に出た問題に、このままでは恋人にと言う話も立ち消えになってしまいそうな事態に、半泣きになりそうになりながら必死に考えるも妙案など出る訳も無く。
「あっ、あの・・井上さん、その・・もう良いんですよ、わかりましたから・・」
(うっ、須賀の奴もう良いって、あ、呆れて嫌いに・・うっ、も、もう自棄だ!)「男っぽくて嫌かも知れないし、あんな勘違いで告白するような女嫌かも知れ無いけど、それでも俺は須賀、お前が好きなんだよお、男としてぇぇ!」
厭きれられ嫌われたと思った純は、自分の心を、自分の思いを、京太郎に届けようと思い力いっぱい叫び上げた。
「・・な、なんで・・わかったって言ったのに・・態々、しかもそんなに力強く?」
別に京太郎は呆れた訳ではない、ただ辛そうにしていた純を見兼ねて止めようとしただけ、それなのに何故かその直後に力強い告白をされてしまい、今度は京太郎が混乱してしまう。
「だ、だって、わかったって、俺に呆れて、もう良いって・・そういうことだろう?」
「違う・・たぶん京太郎は、純が必死なので・・純がどれほど自分を好きかがわかった、だから・・『わかった、もう良い』って・・でしょう・・京太郎?」
純の勘違いを訂正したのは京太郎ではなく智紀であった、なるべく分かり易い様に説明をして、最後に京太郎を見て自分の考えが間違っていないかを確認すると、京太郎は何度か首を立てに振って間違いで無い事を認めた。
「えっ、そ、そじゃあ・・今の告白って・・しなくてよかったのか?」
「あっ、はい・・すみません井上さん、勘違いさせちゃって・・」
「い、いいって、別にただ本当の気持ちを言っただけだし・・ちょ、ちょちょちょっと、おおお、大きめな声で・・べべべ、別にききき、気にすることじゃないぞ・・あははは」
笑い飛ばそうとする純であったが、やはり恥ずかしかったのか耳まで真っ赤に染めて、ショックを受けている様子であった、それは京太郎もわかっており、当然見てみぬ振りをするようなことはしない。
「すみません、恥ずかしい思いさせちゃって・・・けど、井上さんの告白、すごく嬉しかったです、俺も井上さんが好きですよ・・・女性として」「えっ・・あっ・・」
そんな感想を言いながら京太郎は純の顔に手を当てると、そのまま自分の顔を近づけてゆく、言葉に喜びを覚えながら迫り来る京太郎に驚いて固まる純、そして。
(き、キス・・お詫び・・いや・・ご褒美か・・まあ・・どっちでもいいか・・・って、えっ・・な、なんだこれ!?)
唇が重なる、どうして京太郎がキスをしてくれるのか、少し気になった純であったが、京太郎の暖かさに触れているうちにどうでもよくなり、喜びのうちに目を瞑り身を委ね様とした、その時、突然、予想もしていなかった感覚に目を見開く純。
(し、しし、舌・・なんで舌、えっ、これキスだよな、あっ・・そうかこれが衣の言っていた凄いやつか・・た、たしかに・・これは・・すごい・・なぁぁ・・もっとほしい・・)
突如進入してきた京太郎の舌に戸惑う純、だがそれが衣の会話に出てきたものだとわかると、特に抵抗もせず直ぐにその快楽に身をゆだねるばかりか、自ら舌を伸ばして更なる快楽を強請ると京太郎もそれに応え舌を絡め取る。
(すごっ・・おれの・・ぜんぶなめられて・・あ、あらま・・まっしろにぃ・・・ああ・・)
意識まで塗りつぶされそうな快楽に身を焦がす純、永遠に続くと思われた行為も、京太郎の唇が離れ終わりを告げる。
「ふぅぅ・・気に入りましたか・・今の?」
「はぁぁぁぁ・・はぁぁ、あ・・ああ、凄いな・・・なんか、口だけじゃなくて・・体も・・ううっ・・・はぁぁぁぁぁ」
離れて感想を尋ねられた純は、息を整えながら少し惚けた表情で答えると、その快楽を蘇ってきたのか身を震わせ艶かしい息を吐いて立ち上がる。
「体が・・熱い・・もう、我慢・・・できない・・・ううっ・・くっ、ああ、もうっ!!」
体の火照りを訴えた純は、その熱さを少しでも和らげようと服を脱ごうとするが、先ほどのキスの後遺症か頭がぼうっとして上手くシャツのボタンが外れず、イラついた純はシャツのボタンを引きちぎり脱ぎ捨て、ズボンと下着も早々に脱ぎ捨てた。
「おおっ〜なんとも男らしい・・」「凄いな・・純は」「・・・・・」
「へっ?、あっ、お、俺・・その・・あの・・こ、これは・・その」(や、やっちまった)
智紀と衣が感心する声で、一気に現実に引き戻された純は自らの格好とボタンが弾け飛んだシャツを見て、自分がどんな行動を取ったかを理解した。
(ただでさえ・・お、男っぽいのに、こ、こんな風な脱ぎ方したら・・・須賀も・・)
緊張した面持ちで想い人に視線を送る純、だが京太郎は特に何か言葉を発するわけではなくじっと純を見つめていた。
(な、何も言わない・・)「な、なぁ・・須賀・・そ、そんなに驚いたか?」
「そ、そうですね・・・結構驚きました」
「だよな・・やっぱりあんな服の脱ぎ方する女、嫌・・だよな・・あははは」(お、終わったな・・俺の恋・・)
一応笑いはしたものの、純は明らかにショックを受けており力なく肩を落とす、そして次に来るであろう終了の言葉に嫌々ながらも耳を傾け、あきれているであろう京太郎を見る、しかしその目に映るのは。
「えっ〜と、井上さん誤解していませんか・・俺が驚いたのは、井上さんの裸が・・その・・予想以上に素敵だなって」
「・・・へっ?」
戸惑い、少し恥ずかしそうにしながら、先ほど黙り込んでいた理由を話す京太郎、だが突然の事態に何が何やら理解できない純は間の抜けた声を上げる。
「あっ、予想って言っても前から裸を想像していた訳じゃありませんよ、井上さんって背が高くて胸もあるし脂肪もついてないみたいだから、前からモデルみたいだなって思っていて、改めて見て・・綺麗だなって思って」
「モデルみたいで・・綺麗・・って、ええっ!?」
純が誤解しないように分かりやすく丁寧に説明をする京太郎、それを聞いた純は混乱する、理解できなかったからではない理解したから故の混乱だった。
(モデルは、何回かファンから言われたことはあるけど、まあクラスの男子から羨ましいとか言われたことはあるけど、須賀に言われるとなんか違うな、いや、それよりも須賀の奴き、綺麗って言ったよな?・・聞き間違いか?)
しっかり聞いたはずなのに、嬉しすぎる言葉だからか、我が耳を疑ってします純。
(も、もう一回・・聞いても、大丈夫だよな・・間違っていたとか、あきれられたりしない・・よな)「す、須賀・・い、今俺の事綺麗って・・言ったよな?」
もしも、これが間違いならばこのまま聞かないほうが幸せなのだろうと思いながらも、もう一度京太郎の、愛する人の口からその言葉が聴きたくて純は訪ねると、京太郎はにっこりと笑みを浮かべて答えた。
「はい、井上さんは凄く綺麗ですよ」
「あっ・・ふわぁぁ・・」(き、聞き違いじゃない・・間違いじゃない、め、滅茶苦茶嬉しい・・)
聞き間違いで無い事を認識した純、その言葉を噛み締めて幸せな気分に浸る、しかし幸せすぎる為か純の思考が麻痺していた、だから。
「それじゃあ、俺と情交を交わしたいと思うか!?・・・あっ」(お、俺はな、何を口走っているんだ・・折角女としてみてくれたのに、こんな言い方したら・・ううっ・・)
浮かれてつい口を滑らせてしまった純は、慌てて口を塞ぐも既に手遅れ、吐き出した言葉を飲み込むことは許されず、今日何度目かの自己嫌悪に陥り京太郎から顔を背ける純。
「したいですよ・・」「えっ?・・んっ・・・」
言葉に反応した純が京太郎の方を向くと行き成り唇を奪われた、突然の事態に純が混乱し硬直していると少しして唇が解放をされ、京太郎が真剣な眼差しで訴えてくる。
「井上さんの気持ち・・伝わってきました、そこまで俺を思ってくれて嬉しいです、だから俺は井上さんにもっと触れたい、もっと井上さんの色々なことが知りたいです、だから・・俺は井上さんと情交を交わしたいです・・」
「お、俺だって・・須賀をもっと知りたいし、俺を知って欲しい、だ・・だから、し、してくれ!」
有りっ丈の想いを言葉に乗せて、純は京太郎に応えた。
「じゃあ、しましょうか・・っと言いたいところなんですけど、えっ〜と・・先に井上さんとしても良いか衣?」
(そ、そうか、さっき衣とするって・・うっ、でも、今日できるのって回数的に考えてもこれが最後だろうし・・駄目だったら・・仕方ないよな、直ぐ言わなかった俺の責任だし・・)
一応先に情交をすると約束をした手前、許可を取ろうと衣に視線を向ける京太郎、純も譲ってくれないなら仕方ないと思いつつ衣に視線を送る、しかし。
「うん、純が先でかまわないぞ」
「えっ、い、良いのか、その・・譲ってもらって言うのもなんだが、衣は須賀の一番の恋人だろう、それなのに・・・」
あまりにあっさりと了承されたので、純の方が驚き思わず聞き返す。
「うむ、純の告白、心の叫びは、見ていた衣にもしっかりと伝わった、だから今は純に譲ろう、ただしこれは純が初めてだから特別な事だ、今後はこのようなことがあっても譲るつもりはない・・それを努々忘れるな」
「わかった、今は衣の行為に甘えさせてもらうぜ、ありがとうな」
純を見て改めて順番を譲ることを了承する衣、しかし最後に釘を指しながらにやりと笑う、純も衣の思いを理解してただ今はその言葉に甘え礼を言うのだった。
「うん、そう言う訳だ京太郎、純から先に頼むぞ、でも・・純が終わったらちゃんと衣の相手をしてくれないと、衣は拗ねるぞ」
「ああ、わかった・・ちゃんと相手させてもらうよ」
少し拗ねる衣だったが、京太郎の言葉を聴くと直ぐに機嫌を直して笑顔を見せた。
(あれ・・須賀って、これで最後だよな、衣の相手って・・)
「それじゃあ・・しましょうか、えっ〜と、まずはベッドに行きますか?」
「えっ・・あっ、その・・」(だ、駄目だ、今は須賀との行為に集中しろ)
衣の言った事が気になり京太郎に呼びかけられたのに反応が遅れてしまった純は、一番重要な事以外の考えを振り払おうと首を左右に振るうのだが、今その行為は別の意味を持っているなどとは思ってもいなかった。
「えっ、立ったままするんですか?」
「へっ?、あっ・・いや、その・・お、おかしいか?」(ち、違うだろう、ここはベッドに・・って、け、けど・・今更だよな)
純が首を振った理由をベッドが嫌だと思った京太郎、念の為にこのまま始めても良いのか確かめるのだが、純もほぼ反射的に返事をしてしまう、自分でも驚くほどの。
「いえ、そんな事ありあませんよ、初めてだからベッドの方が楽かなって思って・・井上さんがしたいなら、立ったままで」
(い、言えない・・こんな優しくしてくれる奴に、で、できるなら良いよな・・)「ああ、立ったままで頼む、そ、それで・・その、い、いれるんだよな!?」
なるべく望みを叶えようとする京太郎の優しさが裏目に出て、何と無く言い出せなくなってしまった純はそのまま突き進もうとするが。
「えっ、いや・・その、まずは解さないと・・辛いですよ」
「えっ、ほ、解す・・だって、その衣や智紀は・・・」
不思議そうに首を傾げる純、それもそのはず純もある程度の知識があるとは言え、これだけの行為を目の当たりにしたのは今日が初めてであった、だから知識も衣と智紀の時のものだけ、なんとなくそれを理解した京太郎も説明を始める。
「えっ〜とですね、衣はするの・・慣れているのと、今日はキスでよく感じてくれたら解さなくても良かったんであって、智紀は自分で解してましたんで・・その、井上さんも・・」
「い、いや、し、してないぞ・・俺は見ていて感じていただけで・・あっ」
説明をして最後に遠慮がちに問う京太郎に、純は自慰行為をしていないことを証明しようとするとも相変わらず余計なことまで言ってしまうのだった。
「すみません、恥ずかしい思いをさせてしまった・・それじゃあ、まずはほぐしますね・・」
京太郎は純を慰めながら、純の後ろに廻ると、左手を純の左乳房に右手はそっとしたに伸ばして純のおま○こに触れた。
くちゃ・・くちゃ・・
「ひゃぁぁ!?、こ、これが、ほぐっすぅぅ!・・ひぃぃぃ!?」
京太郎の手は壊れ物を扱うかのように、優しく優しく乳房を揉み解し、膣内に少し指を入れて内部を解す。
「確かに・・濡れていますね、それに・・胸も握りやすくて凄く良いですね・・」
指伝わる湿り気を確かめ、純の胸を揉みながら満足気な笑みを浮かべる京太郎。
「ひゃぁぁ!?、須賀は俺の胸も・・好きになってくれるのか?、智紀みたいに大きくないけど・・」
「大きさは関係ありませんって、だって好きな人の・・恋人の胸ですから、好きですよ」
(好きな人って・・恋人って言いやがった、や、やばい滅茶苦茶嬉しい・・でも、もっと好きって言わせたい、もっと俺を知って・・)「そ、そうか・・」
好きな人、恋人、その言葉だけで純は感じたこと無い幸福感に満たされる、だが満たされはずなのに直ぐに餓えてしまう、だから想うもっと愛して欲しいと。
「な、なあ須賀、その・・もうそろそろ良いんじゃないか、お、お前を迎える準備・・」
逸る気持ちを抑え、恥じらいに耐えながら、何時もとは違う遠まわし口調で京太郎を求める声を上げる純。
「そうですね、もう良いとおもいますよ、それに・・・俺も井上さんとしたくて、うずうずしていますから・・」
いきり勃ったペニスを押し付けて、自分も我慢の限界である事を告げる京太郎。
「そ、そうか、俺も・・もう、だから」(今、井上さんって言ったよな、衣も智紀も名前で呼んでいたのに・・言わないと駄目なのかな、と、年上だから遠慮しているとか?、けどこんな事一々言うと女々しいって・・・って、俺は女だろう・・)
京太郎と結ばれる、それで万々歳の筈の純、しかし自分がまだ苗字で呼ばれている事が気になってしまう、そんな自分の女々しさが嫌になると同時に、散々からかわれてきている男っぽさも嫌になった。
「井上さん・・痛かったら声に出してくださいね、その方が楽になりますから・・ああ、どうしても無理そうな場合はそう言ってくれれば止めますから、お願いしますね」
「あ・・ああ、わかっている・・」(ま、また井上って・・ど、どうする・・言うか、言ったら・・よ、呼んでくれるかな?)
一応返事はするものの、最初に苗字で呼ばれたのが気になり、どうすれば名前で呼んでもらえるか考えていた。
「えっ〜と、すみませんが・・そこの壁に手をついてこっちにお尻を向けてくれますか、直立のままだとし辛いんで」
「ああ・・」(じゅ、純って・・呼んでくれたら、幸せだよな・・す、好きな男が呼び捨てで・・それで・・純って・・)
京太郎の指示に従い、純は京太郎に背を向けたまま壁に手をついてお尻を突き出す、一応京太郎の言葉は耳に入っているが、頭は既に名を呼ばれることでいっぱいだった。
「それじゃあ、いきますよ・・井上さん」
そんな純の意思など知らない京太郎は、固く勃起したペニスを純のおま○こに宛がい、挿入しようとした、その時。
「あっ、ちょっとまて!」「えっ・・っと、何ですか・・」
純に声を掛けられ、寸でのところで動きを止めた京太郎は急に止められた事もありかなり驚いているようで、それは後ろに顔を向けた純にも理解できた。
(な、何やっているんだよ俺は、い、いくら名前を呼んで欲しいからって・・こ、こんなところで止めたら須賀だって嫌になるんじゃ・・)
肉体的にも精神的にも互いに良い状態で始められるはずだった行為を、自らの行動で潰してしまう京太郎に嫌われるんじゃないかと心配する純、しかし。
「・・ああ、すみません、初めてで不安ですよね、なるべく優しくはしますから・・安心してください」
純の考えとは違い、京太郎は純を不安がらせてしまったと思い謝りながら、純の不安を取り除くための優しい言葉を掛けた。
「あっ、う、うん・・頼むわ」(や、やっぱり優しいな須賀って・・)
京太郎の優しさが嬉しくなり、つい反射的に返事をしてしまう純。
(って、ち、違うだろう・・そうじゃなくて、け、けど今更名前呼んでほしいってだけで止めたとか言ったら怒られるかな、いや怒られるくらいなら良いけど・・もし嫌われたら・・だ、黙っている方が良いよな・・)
京太郎に嫌われることを考えると純は頭から血の気が引くのを感じ、止めた本当の理由を話さずに済ませようとするが。
「井上さん・・もう少し緊張を解いてからにしますか?」
「あっ・・」(別に苗字でも良いだろう、須賀の恋人になれたのは変わらないんだし・・)
「どうしました・・井上さん?」
(呼んで欲しいな、名前で・・純って・・)
黙っていると決めたはずなのに、京太郎に井上と呼ばれるたびにで、自分も名で呼んで欲しいと言う欲望が沸々と純の中に沸き立ち、そして。
「悪い須賀、その・・・今止めたのって別に優しくして欲しいとか、そんなことじゃないんだ・・」
「えっ、じゃあ・・どうして止めたんですか?」
「それはその、お、俺も須賀に・・いや京太郎に、名前で・・純って呼んで欲しいなって、俺も京太郎って呼びたいし・・だから、それが理由で、こんな事で嘘つく女って嫌だよな・・」
欲望に背を押され本当の理由を話す純、だがその表情にいつもの男らしさなど無く、ただ嫌われる事を怯えるごく普通の少女の顔であった。
「それが・・止めた本当の理由・・うっ・・」
(呆れている・・いや怒っているのか・・)「その、こんな事で止めてわる・」
溜め息をつきながら手で口を押さえて、声を押し殺そうとする京太郎、それを見て純は京太郎が怒っている早々に謝ろうとする純、しかし次の瞬間聞こえてきた声は意外なものであった。
「・・はは、確かに衣や智紀・・他の恋人も名前なのに、井上さんだけは苗字で呼んでいましたね、そうか名前をですか・・ははは」
「・・・はぁ、そ、そんなに笑わなくても良いだろう・・お、俺だって・・」
堪えきれなく笑い出す京太郎、あまりの事態にあっけに取られ大口を開けた純だったが、直ぐに何故笑われたのか理解して文句を言いたげな表情で京太郎を睨み付けた。
「あっ、すみません・・その、別におかして笑ったわけじゃないんですよ、ただその・・不安に怯えながらお願いをする井上さんが、あまりに可愛らしくて・・・つい、はは」
「か、かかかか、可愛らしいって・・お、お前な・・そ、それに今、また・・そ、それだけだよ、もう自由にしろ!」(ま、まったく京太郎の奴は・・け、けど、可愛いって)
先ほどの純の表情を思い出し再び笑う京太郎、それとまた苗字で呼ばれたこともあり、純の途端に不機嫌そうに顔を背けるも、可愛いと言われ内心それほど不機嫌と言う訳ではない。
(井上さん、可愛らしいとは思っていたけど、今のあの表情は反則的だったからな、う〜ん、確かに普段男らしさもあるからギャップが強いからかな・・でも、幾等可愛らしくても笑うのは駄目だったな・・)
京太郎は心の中で反省しながら、純の耳元にそっと近づいて耳打ちをする。
「笑ったりしてすみませんでし、好きな人に名前を呼んで欲しいと思うのはごく普通の事なのに・・ゆるしてくれるかい・・・純」
自分の非を認め謝罪をして、最後に相手の名前を囁く京太郎。
(呼んだ!、今、俺の事名前で、うう、嬉しい、滅茶苦茶嬉しい、け、けど・・まだ、これは・・は、始まりで、だから・・この勢いで)「ゆ、許して欲しければ・・お、俺を満足させてみろよ・・きょ、京太郎!」
呼ばれた瞬間、叫んで転げまわりたくなるほどの喜びの中で、まだ京太郎との情交を済ませていない事を思い出した純は、お尻を突き出して名を呼びながら交換条件の様なモノを突きつける。
「わかりました、ではしっかり感じてください・・謝罪の気持ちと好きだって気持ちを・・その体で」
「お、おう・・い、一気にこい・・」
交換条件を聞いた京太郎は、当然嫌な顔一つせずに自分のペニスを純のおま○こに押し当てる、その声とペニスの感触に顔と体を強張らせる純。
(う〜ん、こんな状態だと・・余計に痛い気が、けど言っても逆効果だろうし・・あっ、そうだ)
普通に言っても無理だろう状況に、ある事を考え付いた京太郎は直ぐにそれを実行に移す。
「力を抜いてください・・可愛い純ちゃん」
「おっ・・へっ、か、かわいいじゅんちゃ・・ぐあああああああああああああ!?」
ズブブブッッッッッッッ!!
突然の可愛いとちゃん付けに気を取られた純の体から力が抜け、京太郎はそれを見逃さずペニスを一気に純に膣内の一番奥までたたきつけた。
「くはぁぁ・・な、なに・・しやがるぅぅ・・それにぃぃ・・いまのくわぁ・・いいって?」
「ごめん・・でも、ああでもしないと純の緊張が解けないと思ってさ・・、普通に言ったら余計に緊張させてしまいそうだから・・」
「確かにそうだけど・・よぉ・・くっ、つまり今の可愛いは俺を油断させるための・・嘘かよ」
理由を聞いて何故可愛いと言われたのか納得する純、だがいくら油断させる為とは言え、お世辞を言われたと思い腹を立てる純、しかし。
「注意逸ら逸らそうとして言ったは事実だけど、純が可愛いと思ったのも本当の事だぞ・・・そこは信じて欲しいな」
「うっ・・ま、まあ・・信じてやるよ・・一応・・」(か、可愛いって・・本当だったんだ・・嬉しい・・)
京太郎の真剣な口調に、可愛いと褒められたのが嘘で無いと理解した純は、口では大して興味なさ気な感じをかもし出すも、心もの中では京太郎の言葉を噛み締め喜びに打ち震えていた。
「ありがとう、それとごめんな変なタイミング言って勘違いさせちゃって・・これはお詫びだ・・」
「べ、別にそんな・・あぅ・・んん・・・」
自分の言葉を信じてくれた礼と、勘違いさせた事を謝りながら純に顔を近づけた京太郎、別にお詫びなどしてもうつもりは無かった純だが、お詫びの品がキスだとわかると素直にそれを受け取る。
「・・きょうた・んんっ!?」(な、なんで・・二回も・・って、あっ、これって・・)
唇が離されお詫びが終わったと思った純は京太郎の名を呼ぼうとする、だがそれは直後に来た二度目のキスにより遮られる、二度目のキスの意味が分からず疑問に感じる純であったが、ひとつ思いつく事があり二度目のキスも素直に受けいれた。
「はぁぁ・・な、なあ、二度目のってもしかして・・智紀の時に言っていた・・」
「はい、純の痛みが少しでも楽になる様におまじないです・・少し楽になりましたか?」
「うん?・・・ああ、痛みは・・・楽になったぞ、け、けどな・・その・・」
京太郎におまじないの効き目を利かれた純は、痛みはましになったと言いながらも、何か言葉を濁す。
「痛むなら無理しなくていいんですよ・・」
「い、いや、本当に痛み大丈夫なんだ、それは本当だ・・うん、その痛みがましになったら、なか・・って言うか・・そこに京太郎のがあるって・・だから、その・・」
まだ痛みがましになっていないと思った京太郎は、純の痛みが引くのを待つつもりである事を告げるが、純はそれを否定して痛みが引いている事を告げる、だがやはりその後に続く言葉は勢いを感じず詰まったものであった。
「純さん?」
そんな純を不思議そうに見つめる京太郎、そんな視線に気付いた純はなんとか自分の思いを伝えようとするが。
「だ、だから・・その、ああああ、もう疼くんだよ体が!、京太郎のおちんちんが膣内にあると思うと!、だ、だからもっと俺に京太郎を感じさせて欲しいんだよ!、文句あるか!?」
途中で我慢できなくなったのか、自分の抱えていた気持ちを全て吐き出した純は京太郎を睨み付ける、だがその眼に言葉ほどの強さはなく、取り返しのつかない言葉を発してしまい不安で今にも泣きそうな少女の眼差し。
「・・・ふっ、ありませんよ、言ったじゃないですか、感じさせるって・・俺の純を好きだって気持ちを」
「京太郎・・お、おう、感じさせてくれよな!」
恥かしさの限界に達したのか、返事をした直後に純が京太郎から視線を逸らし正面を向くと、京太郎も笑みを浮かべながら体勢を直して純の後ろに構える。
「じゃあ・・はじめるよ・・」「お、おう、こ、こい!」
京太郎が声を掛けると、純は緊張し構えてしまい、余計な力が入りまくった結果、体がガチガチに硬くさせる、それは見ている京太郎もわかるほど明確なものであった。
(どうしよう、緊張しないで・・って言っても余計緊張させちゃう気が、冗談でも言って・・解れないよな・・・あっ、そうだ・・・)
どうにか純の緊張を解こうとする京太郎であったが、中々良い方法が思いつかず考えあぐねていると、先ほどの事を思い出す。
「純、いくよ・・力を抜いて」「お、おう、わ、わかっているて!」
当初の予想通り、やはり緊張をしないように促すも、逆に緊張させてしまうだけ、そこで京太郎は一計を案じる。
「そんなに力まなくていいんだぞ、可愛い純ちゃん」「へうっ!?」
可愛いとちゃん付けで呼ばれた瞬間、あっけに取られた純の体から力が抜ける、そして京太郎はその瞬間を見逃さない。
じゅぶ・・じゅぶ・・じゅぶ・・・
「いづぅぅ!?・・ま、またぁふぃうちか・・ぎょぉ!?」(お、同じ手に引っかかるなんて・・か、かわいいって・・いわれただけなのに・・)
挿入時と同じ作戦に引っかかってしまい、悔しそうにしながらもまだ残っている破瓜の痛みに顔を歪める純。
「すみません、けど・・・ああでもしないと、純の緊張が解けなくて、余計な苦痛を背負わせてしまいますから・・・」
「ぐぅぅぅ!!・・・だ、だったら・・文句言えねぇぇぇぇ!?・なぁぁ・・」(俺に気を使ってくれたのか、ま、まあ・・それなら、仕方ないよな・・う、嘘でも・・)
腰を動かしてピストン運動しながら京太郎は、何故態々ちゃん付けと可愛いといったのかを話す、理由を聞いた純は自分の事を気遣った京太郎の行為を責める気にはなれず、だが嘘で可愛いといわれ少し悔しそうな表情をしていた。
「ふふ、拗ねた顔も可愛いですね純ちゃんは・・・」
ズブッッッ・・ズブッッ・・ズブッッ
「へっ!?、ひゃぁぁぁ!?・・にゃ、にゃんれぇぇ!!お・・俺のひょうしょうわかるんらぁぁぁ!?」(お・・俺、前しか向いて無いのに・・)
言葉に気を取られた純は膣内を襲う刺激に声を荒げる、だがその色は先ほどから徐々に変化を見せる痛みから快楽へと、そんな中でも純は疑問に感じていた何故、京太郎の位置から見えるのは後頭部だけのはずだから。
「なんでって・・鏡に写っているからですよ、気付きませんでしたか?」
「へっ・・かがみぃ?」(・・・あっ、本当だ・・)
京太郎に指摘され正面を良く見た純の視界に飛び込んできたのは、間の抜けた表情をする自分と、そんな自分を後ろから貫き不思議そうな表情をしている京太郎の姿だった。
(俺なんて顔してんだ・・・あっ、京太郎って・・あ、あんな顔で・・って)「お、お前、いいい、何時から・・きじゅ・・いっ・・てたんら!?」
焦って舌を噛み涙目になりながらも質問を続ける純、その問いに返ってきたのは。
「何時からも何も・・ここに泊まるときは常にこの部屋を・・使っていますから・・」
行為に始める時はより前、つまり部屋に入った時には鏡の存在を知っていた発言に衝撃を受ける純、それが意味するのはつまり。
(さ、最初から・・か、かかか、顔見られて・・間の抜けた顔も、最初に貫かれて痛みを堪える顔ももぉぉ!?・・か、可愛いって言われて・・よ、喜ぶ顔も・・ぜ、全部!?)
見られていないと思い、安心してやってしまっただらしの無い表情を、行為の最初から全て見られていた事を理解する純、それと同時に襲ってくるのは羞恥心と絶望感であった。
(くぅぅ、さ、最初から・・羞恥プレイを楽しもうって、京太郎のやつ・・ここを・・って・・この部屋のこの場所選んだのは俺だ・・)
一瞬、京太郎を攻めたくなる純であったが、それが己のミスだと分かると、より強い絶望感を感じてしまう。
「どうしたんですか・・気持ちよくありませんかぁ?」
そんな悩んだ表情をしている純を見て、まだ気持ちよくなれないのかと思い京太郎は速度を上げて突き上げる。
ズブッッズブッッッズブッッッ
「ひゃぁぁぁ!?・・ふ、ふいうちはひ、ひきょ!!・・はぁぁぁ!?」(か・・かお・!?)
一突きされるたびに今考えていた事など忘れ快楽に声を上げる純、だが直ぐにそれでまた恥ずかしい表情をしていると思うと慌てて片手で顔を覆い隠す。
「顔なんて隠して、折角のいい顔しているんですから・・・見せてくださいよ・・っと」
京太郎は純が顔を覆い隠していた方の手首を掴むと、そのままその手を引っ張り後ろに伸ばさせる。
「う、うわぁぁ・・な、何するんだよ!?」「駄目ですよ・・」
純は慌ててもう一方で顔を覆い隠そうとするが、そちらの手首も京太郎に捕まれ、もう一方と同じ様に後ろに引っ張られた。
「うわぁぁぁぁ!!、も、もう見るな・・見るんじゃねぇぇぇぇぇ!?」
恥ずかしさのあまり頭を振り回しながら、奇声に近い悲鳴を上げながら顔を真っ赤にして叫んでいた、そんな純を見て京太郎も掴んでいた手首を離し純に問いかけた。
「・・・純さんは、そんなにしている時の顔を俺に見られるのが嫌ですか?」「・・・えっ?」
時が止まる、純が頭を止めて正面を見ると、寂しそうな表情で自分を見る京太郎の顔が映りこんでいて、それを確認した次の瞬間。
「そんなに嫌なら・・・目瞑りましょうか?」
京太郎の気遣いに、恥ずかしさで混乱していた純の頭は、一気に冷静さを取り戻した。
(な、何してんだよ俺は・・そう言う事しているんだから、見られるのも当然だろう、その程度も・・覚悟していなかったのかよ、それなのに京太郎はそんな俺に気遣って・・ば、馬鹿野郎!)
自分が今何をしているのかを改めて考え、純は思い知る、己の覚悟の甘さを、そして思い知ったからこそ、純が行動に移る。
「なぁ、京太郎・・・」
「気にしないで下さい、純さんが・・恋人が嫌がる事はしたくありませんから」
鏡越しに見る京太郎の笑み、少し寂しそうに見えたが、それでも自分に向けられた優しさを感じ、喜びを覚えてします純。
(だ、駄目だ駄目だ)「ち、違うんだ、そのさっき・・・手で顔を隠したり、頭を思いっきり振ったり、叫んだのは・・・か、感じている顔や、その間の抜けた顔を、お前に見せたってお、思うと・・つい・・」
余計な考えを振り払い、純は先ほどの行動を取ってしまった理由を話そうとするが、最後の最後でつまってしまう、京太郎は何と無く言いたいことを理解できた様子で確認の為に訊ねる。
「つまりは・・恥ずかしくて、ついやってしまったと?」
「あ、ああ・・・そうだよ、けどそう言う事しているんだから見られて当たり前なのに、は、恥ずかしくて・・ついな・・」(こ、こんな事・・呆れられるかな?)
鏡から顔を逸らして恥ずかしそうに答える純、答え終えた後で京太郎がどんな表情をしているかが気になり、ちらりと横目で鏡を見つめる純、そこに映っていたのは下を向いて肩を震わせる京太郎の姿。
「恥ずかしさのあまり・・・顔を覆い隠すのは・・まだしも、頭を振り回したんですか・・・ま、まったく・・」
肩と同じく震える声で、ぽつりぽつりと言葉を漏らす京太郎であったが、最後に口を押さえて黙り込んでしまう。
(どうした・・も、もしかして怒っているのか、余計な事で折角の気分が台無しにされたから、ど、どうしよう『面倒だから』って理由で止められたら・・いや、こ、行為位なら良いけど、付き合う事自体をや、止めたいって言われたら・・)
京太郎を怒らせたと思った純は、黙り込んだ京太郎の次の言葉を想像する、それは最悪の中でも特に最悪なもので、想像しただけで純の顔を血の気が失せる。
(あ、謝れば・・ゆ、許してくれるかな・・京太郎は優しいし、で、でも・・い、いや、諦めるな・・よ、よし)「あ、あのよう・・へ、変な行動とって・・わ、わるか」
想像のような最悪な結果を避けようと、純がすぐさま謝ろうとした、瞬間、京太郎は口に当てていた手を離し顔を上げた、そして。
「ふふふ・・はははは」
「へっ・・きょ、京太郎・・な、なんで・・笑って・・へっ、お、怒っていたんじゃ・・えっ・・?」
予想とは余りに違う、真逆と言ってもいいほどの京太郎の反応に、戸惑うのではなく混乱してしまい、鏡と京太郎の顔を交互に見比べる純。
「えっ・・ふふ、何を怒るんですか?」
「いや、その、だから・・あ、ああいう反応をする女は面倒で嫌かなって・・って、人が滅茶苦茶心配していたのに、い、何時まで笑っている気だよ!?」
京太郎の疑問に答えようとした純だが、その間も笑っている京太郎を見て、妙にムカついたのか文句を言いながら京太郎を恨めしそうに睨み付ける。
「ああ、すみません・・つい・・」
「な、なんだよ・・そんなにおかしいかよ、俺がは、恥ずかしがっているのがよ・・、くそ・・こ、これじゃ・・心配していた俺が馬鹿みたいじゃねえかよ・」
声に出して笑うのは止めた京太郎だが、謝る中でもやはり顔には笑みを浮かべており、それを見た純は悔しそうに言葉を漏らしながら京太郎から視線を逸らす。
「ふぅぅ・・ごめんな純、確かに少しおかしかったのはあるけど・・笑っちゃったのはそれだけが原因じゃないから・・」
「な、なんだよ、じゃあ、何がげ・・んいん・・だって・・」
謝って笑っていた訳を話そうとする京太郎に、よほど腹が立ったのか文句を口走る、が頭に何か暖かい感触を感じて、ゆっくりと視線を鏡に戻す、すると先ほどとはまた違う優しげな笑みを浮かべる京太郎が映っていた。
「だって・・・そんな風に恥ずかしがる純が、とっても可愛いって思えてさ・・」
「か、可愛いって・・ほ、本当か・・・本当にそれで笑っていたのかよ!?」
可愛いの、その一言で怒りなど吹き飛ぶ純、だが悲しいかなそれを直ぐに信じる気にはなれなかった。
「はい、それとさ、衣の話を聞く限りは・・・純って衣のお父さんって感じがしていたから、ああ・・そんな人が俺の前では女性としての部分を見せてくれているんだって思ったら・・嬉しくなって・・つい」
「う、ううう、嬉しいのか、あ、あんな態度を取る、おおお、女が!?」(お、俺は何言っているんだ・・こ、こんなじゃ京太郎も・・)
素直に喜べば良いものの悲しいかな、それができる程純は女性として褒められた経験が無く、信じたい言葉とは裏腹な言葉が口から出てしまう、そして心配そうに京太郎に視線を向ける純、だが。
「はい、だって・・あんな純が見られるのって、恋人の特権でしょ?」
京太郎は気にする風も無く・・いや、寧ろ嬉しそうに恋人である事を自慢するようなそんな笑みを浮かべていた。
(よ、良かった・・怒ったり呆れたりしてないみたいだ、で、でも・・恋人の特権か、う、うんそうだよな・・恋人でこう言うのをしているんだから仕方ないよな・・で、でも)「こ、恋人の特権ってのはわかるけどよ・・あんまり見るんじゃねえよ」
恋人の特権と言う言葉に喜びを感じ、自身を納得させようとする純あったが、恥らう気持ちは健在で、文句の様な言葉がつい口をついて出てしまうが。
「無理ですね」
「なぁ・・ううっ、お、俺の困った顔とか・・照れている顔とか、見て何が楽しいんだよ?」
あまりにもあっさりと否定されてしまい、そのまま流す気にもなれずつい理由を訪ねてしまう純。
「何がって・・好きな人の色々な面を見るのって楽しいじゃないですか、それに知れば知るだけその人の事を愛せますから」
「ば、馬鹿なこと言っているんじゃねえよ・・そそ、それに本当に見られたくない顔だってあるだろうが!?」(こ、こいつ・・何あっさりと言ってくれているんだ・・け、けど・・)
さも当たり前に笑顔で答える京太郎に、照れくさくなったのかつい乱暴な言葉を吐いてしまう純であったが、よく考えれば理解できなくもなかった。
「だから・・さっきも言いましたが、純が本当に嫌なら目を瞑りますよ・・いつでも言ってください・・」
(うっ、め、目を瞑ったら・・見えなくなるし、は、恥ずかしくも・・け、けど・・)
先ほどもあった京太郎の提案、目を瞑って貰えば恥ずかしさは感じなくなる、だがそれと同時純の心に芽生える感情がある、それはもっと見て、もっと愛して欲しいと言う欲望。
「目・・瞑りましょうか?」
「へ、変な顔するかもしれないけど、それで嫌いになったとか言ったらな、殴るからな!」(俺って奴は・・素直に見てくれって言えばいいものを・・なんでこんな風に・・京太郎は怒ってないかな?)
結果的に欲望が勝ったものの、恥ずかしさからつい強い口調で脅しとも取れる己の発言に、素直になりきれない自分に少し嫌気を覚えながら、心配そうに京太郎を見る純、しかし。
「言いませんよ・・それに・・さっきから色々な純を見て、より好きになっていますから」
嫌そうな表情など微塵も見せず優しく微笑んだ京太郎は、告白を受けて時よりも好きになっている事を告げる。
(きょ、京太郎の奴・・恥ずかしげも無く・・よ、よし)「見たければみろよ、け、けど見るなら今以上好きにならなかったら承知しないからな!」
「もちろん好きなりますよ・・だから、もっと色々な表情を見せてくださいね」
京太郎の言葉に触発された純は、見る事を認め勢いのままに己の欲望も口走る、それを聞いた京太郎は楽しそうな笑みを浮べる。
「もちろん好きになりますよ・・だからもっと、色々な表情を見せてくださいね・・」
「わ、わかった・・・こ、こいよ・・ごくっ・・」
京太郎がゆっくりと腰を引きながらそう言うと、それが何を意味しているのか純も察すると、緊張で顔と体を強張らせて固唾を呑み来る衝撃に備える。
「もう少し力を抜いてください、可愛い純ちゃん」「なっ、またぁ!?」
純の注意がそれて体の力を抜けた瞬間、京太郎はペニスで純の膣内を一番奥まで貫く。
ズブッッ!
「ひぐぅぅぅぅ!!・・い、いきなり卑怯だぞ・・きょうたろろぉぉぉぉ!!」
「すみません、でもさっきの純、体に余計な力が入っていたもんで、ああでもしないと・・でも可愛いのは本当ですから」
腰をゆっくりと動かしながら、先ほどの行動にでた理由を説明した京太郎は最後に笑顔でもう一度純の好きな言葉を呟いた。
「ま、まらぁ・・か、簡単に使いすぎだ!」(そ、そんなにいわれたら、落ち着く暇が無いだろうがぁぁ!)
鼓動を高めた純は、口では文句だが表情はそう語ってはいない、やはり嬉しいのか口元は微妙に緩み、それに反するように膣内は京太郎のペニスを締め付ける。
「ふ〜ん・・でも、嬉しそうな顔していますよ・・・それとこっちも喜んでいますよ!」
ズブッッ!!ズブッッ!!
「か、きゃぉぉぉぉぉ!?・・なかぁぁぁぁぁぁ!?」
表情と膣内を言葉とペニスで指摘されて、自分の感情が京太郎に丸分かりである事を知った純の感情に徐々に変化が生まれる。
(ば・・ばれているなら・・も、もう・・我慢しなくても・・いいかなぁ)「あひゃぁぁぁぁぁぁ!?・・あっぱっ・・くぅぅぅぅぅされるぅぅぅ!!」
そんな事を考えている間にも京太郎は待ってはくれず、純は徐々に快楽に侵食されてゆき、漏れるのも文句から甘い声に変わり始める。
「純、凄く気持ち良さそうな顔しているぞ、ほら・・鏡を見てごらん」
(かがみぃ・・・うわぁぁ・・)「えっちぃぃぃ!!・・かおしてるぅぅ・・きょうたろうは・・こんなかおの・・お、おれはき、きらいじゃないかぁぁぁ!?」
京太郎に指摘されて鏡を見る純、鏡などあまり見ながらそこに映っていたのは今まで見た事も無い快楽に崩れる自分の顔であり、少し不安を覚えたのかそんな問いが口から零れる純。
「嫌いだなんて・・好きに決まっているじゃないですか、俺の言葉で・・俺のペニスで感じてくれているんですから、それに感じている顔も可愛いですから」
「か、かわいいとかぁぁぁぁ!!・・そ、そういう・・うれしいこというなよぉぉぉ!!」
京太郎の褒め言葉に照れも無く、いや照れは有るものの先ほどとは純の反応は明らかに違っていた、誰が見ても分かるほどに。
「そうか・・嬉しいか、そういう素直な純も可愛いぞ・・」
「すなおなおれもってぇぇぇ!!そんな・・そんなうれしこというなよぉぉぉぉ!!・・お、おかしくなるだろうぅぅぅ!!」
素直なところを褒められた純は、少し戸惑いながら歓喜に体を膣内を震わせ、感じるままに声を上げる。
「はぁぁはぁ・・良いんですよ、おかしくなっても・・・もっと気持ちよくなってゆく、純の顔を見せてくれぇぇ!!」
ズブッッッッ!!ズブッッッッ!!ズブッッッッ!!
「ひぐぅぅぅぅ!!きょうたろうのおっきいのぁぁぁぁ!!おれのなかであばれているぅぅぅぅぅ!!」
純の色んな表情に見るため速度を速めてペニスで純の膣内を突き上げる京太郎、その狙い通り純の表情はどんどんと快楽の色が濃さを増してゆく、膣内も同じ様に締め付けが強くなっていた。
「当たり前だろう、純のあんな表情とこんな締め付けられた・・興奮して・・気持ちよくなって大きくならないわけないだろう!」
「これかきょうたろうぁぁ・・よろこんれるしょうこなんらぁぁ!、くぅぅ・・らめら・・そんなうれひぃぃ・・こと・・いわれたらぁぁ、よふぇいきもちよふなっひまふぅぅ!!」
自分が京太郎を喜ばせている証拠を文字通り突きつけられた純、僅か張り抗っていた意識も快楽に塗りつぶされてゆく。
「ひょうたろうぅぅ・・も、もうぅ・・おれぇぇ・・」
廻らない呂律で己の限界が迫っている事を告げる、しかしその目には自分だけが達していいのかと言う迷いの色が僅かばかり見受けられた、そんな純を見て京太郎は笑う、だがその顔に余裕は無い、なぜなら。
「ああ、俺も限界だから・・だから純も俺と一緒にイって、その顔をしっかり見せてくれ・・」
「う、うん・・わらっら・・みれろよぉ、お、おれのいふかおぉぉぉぉ!!」
純の膣内で締め付けられていた京太郎も絶頂は近く、それを聞いた純の目が光り鏡に顔を向けた、すると京太郎は少し腰を引き、そして。
「ああ・・見せてくれ純!」
そう言うと京太郎は純を快楽の頂点に導くため、勢いをつけて一気にペニスで純の膣内を突き上げた。
ズブッッッッッッッッ!!
「みられなからぁぁぁぁいぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
我慢する必要も無くなった純は、鏡に自分の顔を映しながら感じるままに一気に絶頂に達し、その大きな快楽に体を大きく震わせ、膣内は愛おしい者をより気持ちよくさせんとぎゅっと締め付けて、京太郎を絶頂に導く。
「くっっっ!俺もイクぞ!!」
ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!
「あふっ!?なんらぁこれぇぇぇえ!?はらんなかやふぁれるぅぅぅぅぅ!!」
膣内に吐き出される精液の熱さに声を上げ、それによって与えられる快楽にさら身を震わせる純、快楽に染まる顔は何時もの凛々しさは影を潜め、だらしない雌のモノへと変化していた。
「くぅぅぅ!凄くエッチな顔しているぞ、純!」
ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!
「らぇっふぇぇぇぇ!!ひょうはろうはひもひよふさせふふぁらぁぁ!!えっふぃなほはふぃらふぃぃ!?」
精液に意識まで塗りつぶされそうになる中で聞こえた京太郎の声に、呂律が回らない中で心配そうな言葉を叫ぶ純、だが心配する意識に反し純の体は更に快楽を得ようと京太郎のペニスを締め付ける。
「くっっ・・いいや、そんな顔の純ちゃんも可愛いなって、思ってさ・・」
今日何度目かの『可愛い』と言う言葉、しかし今までとは少し状況が違った。
「ひっ・・ひっま!かふぁひひとふあぁいっふあららめぇぇぇぇぇ!!」
京太郎の言葉を意識した瞬間、僅かばかり残っていた純の理性が完全快楽に飲み込まれ、もはや純の中に抗うものは何も無く、より恋人を喜ばせるために、より恋人から快楽を与えてもらうために、純の膣内は更に京太郎のペニスを締め付けて射精を促す。
「くっっ、これが最後だぁぁぁ!」
ドクゥゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥゥン!!
「まらぁひふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
大好きな相手に褒めてもらえたと言う喜びを耳で感じ、大好きな相手の気持ちよくした証拠である精液を膣内で感じ、快楽に意識を持っていかれた純は体を仰け反らせ。
ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・
「・うっ・・れれ・・るぅ・・・」
股間から透明な液体を噴出したかと思うと、今度は純の体から一気に力が抜けた。
「おっと・・大丈夫か純・・純?」
純が倒れこまないように慌てて抱え込む京太郎は、純に呼びかけてみるが、返事も反応も返ってこなかった。
「純・・?」「はぁはぁ・・はぁ・・はぁ・・」
京太郎が顔を覗き込んでもう一度呼びかけてみるが、荒い息遣いだけが聞こえ何の反応も返ってこなかった、つまり。
「気を失っているのか・・う〜ん、下手に起こさない方がいいよな、衣、智紀、悪いけど少し開けてくれるか」
「わかった」「うん」
純を休ませようと考えた京太郎は、衣と智紀にベッドにスペースを作るように言うと、二人は素直にそれに従いスペースを開けた。
後ろから抱きかかえたまま純をベッドに運ぶ京太郎、純をベッドにうつ伏せで寝かせると京太郎はペニスを引き抜く。
「うっ・・はぁ・・はぁ・・くっ、・・はぁはぁ・・あ・・あれか鏡が・・無い、俺は・・?」
股間が刺激されて目が覚めたのか、荒い息遣いのまま前を見た純は、そこあると思っていた鏡が無くて首を傾げる。
「あっ、目を覚ましちゃいましたか、すみません・・少し休んでもらおうとしたんですが?」
「はぁはぁ・・きょうたろう・・あ、あれ・・はぁ・・はぁ・・う、動けねえ・・うっ、それに股間から・・あふっ!」
京太郎の声のする方に体を向けようとする純、しかし絶頂の余韻で上手く体に力が入らず、全身をもぞもぞと動かそうとすると膣内から精液が逆流してきた。
「あれだけ派手に達したんですから無茶しないで下さい、仰向けにしますか、それとも座りますか?」
「えっ、あっ、悪い・・はぁぁ、座らせてくれ」
京太郎は無茶をしないように釘をさすと、京太郎は体勢だけ聞いて純の体を持ち上げて座らせる。
「あ、ありがとうな、京太郎」
「どういたしまして、ところで体は大丈夫ですか・・痛いところとかありませんか?」
「えっ・・ああ、うん・・なんか全身がだるいけど、大丈夫だろう・・って言うか、これって京太郎の精液だよな、つまり俺・・本当に京太郎と」
全身に気だるさと疲労を覚える純、しかしそれはどこか幸せなもので、股間に手を伸ばすと膣内から逆流してきた京太郎の精液を指で拭う事が出来、それを体験が夢で無い事を確信する。
「はい、俺と純は恋人になって・・情交を交わしたんですよ・・」
「そ、そうだよな・・あ、あそこで・・俺と京太郎は・・・す、凄かった、なんか色々と気持ちよくなりすぎて、最後は頭真っ白になって・・・つぅぅ!?」
京太郎から情交と言う言葉を聞かされ、純は先ほどまで使用していた鏡の前に目をやると、だんだん最中の記憶が鮮明になってきたのか、最後に漏らして気を失った事までも、慌てて自分の足についていた液隊を拭い臭いを確かめる純。
「えっ〜と、どうかしたか純・・あっ、もしかして最後に・」
「ち、違うぞ、あれはしょ・・ぅぅ、おしっこじゃないからな、漏らしてないからな、に、臭いもしてないんだからな、ほ、ほら・・あれだなんていうんだ、えっ〜と・・」
純は京太郎に何かを指摘される前に、顔を真っ赤にしながら快楽のあまり失禁した訳ではない事をわかってもらうために、必死に説明しようとするが、上手く言葉が思い出せずにつまってしまう。
「確かに臭いはしない、可能性敵には潮のほうが高い」「うん、つまり漏らしたではなく噴いたというほうが正しいな」
「うんうん、そうだ潮だ、潮・・智紀と衣言う通り・・って、智紀、衣!?」
隣から聞こえてきた声に二度か頷いた純は頷いて話を続けようとするが、その声の主に気付くと話を止め驚いた様子で振り向いた。
「どうしたのだ、純?」「どうかした・・?」
(い、居るに決まっているんだろ・・智紀は俺の前にしていたし、衣は俺に順番譲ってくれたんだから・・で、でも俺が衣や智紀のしているとこ見ていたみたいに・・衣や智紀も・・)
存在を失念していたなどと言える訳も無く黙り込んでします純、頭に過るのは痴態の数々と、それをどれほど見られたかと言う心配であった。
「もしかして・・まだ意識がはっきりしないのか?」「頭がぼうっとしているなら休んだ方が良い」
「えっ・・いや、まあまだ疲れはあるけど・・平気だ、うん・・」
反応の無い純を心配そうに覗き込む衣と智紀に、直ぐに返事を返して大丈夫な事を示す純、事実それほど頭がぼうっとしている訳ではない、むしろ考えて悩むほどには頭は動いていた。
(見られていたよな・・当然、でも・・何処まで見られたんだ・・たぶん全部だろうな)「な、なあ衣、智紀、そのよ・・俺が京太郎と情交しているところって・・しっかりと見ていたか?」
確かめるのも恥ずかしい純だが、確かめないで考え続けるのも性格的に出来ず、思い切って衣と智紀に訊ねてみた。
「当然だ、可愛いといわれて戸惑うところや純の顔が快楽に染まるところ、最後の潮を噴くのもしっかりとこの目に焼き付けたぞ、途中気まずくなった時はどうなるかと思ったが、杞憂であったな」
「私も、純も京太郎も気持ち良さそうで、幸せそうだった・・私もあんな風になっていたのかなって思うと、体がまた熱く・・それに純の意外な・・可愛い一面も見られた・・」
「うっ・・や、やっぱり・・潮噴くところもちゃんと・・見られていたか・・はぁぁぁぁ」
可愛いと言う言葉にも少し引っかかりを覚えた純だが、やはりそれよりも潮を噴いた場面をばっちり見られていた事の方が気になって、長い溜め息をついた。
「どうした純・・それほど潮を噴くのを見られたのが気になるのか?」
「あ、当たり前だろう・・って言うか、ひ、引いただろう・・衣も智紀も・・」
友達とは言え、初体験で潮噴きをしたら倦厭されるのではないかと心配する純、しかし。
「何故引く必要がある、驚いたかと聞かれれば驚いたが・・」
「私も・・初めて生で見たからびっくりはした・・・けど、そこまで気持ちよかったのかと思っただけで引く事は無い・・」
「そ、そうなのか?」
衣と智紀はただ驚くと同時に感心しているだけで、特に倦厭するような様子も無く、質問をした純が驚く結果となった。
「そうだ、恋しい者との情交で想いが弾け、快楽に身を焦がすは自然の理だ、感じすぎて色々となる事はあるだろうが・・だがそれは些細なことだ、気にするでないぞ純」
「私もそう思う・・あの感覚は凄すぎる、色々なモノが噴出すような・・潮を噴くのは個人の体質的なものだと思う・・・」
楽しげに語る衣と、話しながら思い出したのかブルっと体を震わせる智紀。
「体質的なものか・・なら仕方ないよな」(よ、よかった・・衣と智紀が引いてなくて、引かれていたら流石に凹むからな・・)
二人の話を聞き納得してゆくにつれ純の表情から不安の色が無くなる、しかし。
「うん、京太郎も潮位気にしないだろうかな、なぁ京太郎?」
(そ、そういえば、京太郎が潮を噴く女が嫌じゃないって決まっているわけじゃ、ど、どうする、まだお漏らしの方が可愛げあるとか、あ、あるいは・・どっちも嫌とかだったら、た、確かさっき最後に・・何か言おうとしていたよな・・)
衣の言葉で純の緊張感は一気に最高まで持っていかれる、ようやく安心を手に入れたと思ったら一転、再び不安に叩き落され悪い考えばかりが浮び、だが出来ることも無くただ京太郎の言葉に耳を傾けていた。
「えっ・・ああ、その・・」
「な、なな、なんだよ・・やっぱりき、汚いと思っているのか・・い、言いたきゃ言えよ!?」
何か言い辛そうにしている京太郎に、強めの口調ではっきりするように言う純、しかしそれが強がりである事は、心や体と同じく震える声で周囲にはバレバレであった、そして京太郎もそれを見抜くと、迷い無く純を後ろから抱きしめた。
「違うぞ純・・俺は純が俺との情交で潮を噴くまで感じてくれて嬉しく思ったぞ」
「う、嘘だろ・・じゃあ、なんでさっき・・」
信じられないといった感じの純に、京太郎は苦笑いを浮かべながら答えた。
「だって・・純が滅茶苦茶気にしているみたいだから、喜んで良いものかどうか迷ってさ・・恥ずかしい思いさせちゃったのは事実だからな」
「うっ、つまり・・京太郎は嫌じゃないんだな、俺が潮を噴く女でも?」(あんまり言うと鬱陶しいかな・・)
しつこくすると嫌われるかもと不安を抱きながらも、どうしても京太郎からの一言が欲しくなり、つい問うとしまう純、そんな純の気持ちもわかるのか京太郎は嫌な顔もせずに答えた。
「純が潮を噴こうが噴くまいが、俺が純を好きな事には変わりありませんよ、だからそんなに気にしないでください」
「京太郎、そうだな・・京太郎が好きで居てくれるなら、この癖もそんなに悪くなって思えるぜ・・ありがとうな京太郎」
再びかけられた優しい言葉に、全ての不安が吹き飛び安心した純は満足気な笑みで京太郎に答えるのであった。
「なぁ、言ったとおりであろう・・純」
「衣・・うん、ありがとうな、それと余計な心配掛けて悪かったな・・智紀も」
目の前で嬉しそうに笑ってくれている衣を見て、横に居る智紀にも一緒に心配かけてしまったことを謝る純。
「気にしていない・・嫌われたと不安に思うのは仕方ない事・・」「その通りだ、不安や心配は恋に付き物だからな・・だが京太郎ならば、それを吹き飛ばしてくれるがな」
「ああ、今さっき充分思い知ったよ・・・はぁぁぁぁ・・・うっ・・」(また・・精液が・・)
自分達の恋人が優しいことを確認しあいながら、張り詰めていた気が抜けた純は大きく息をつくと、体も緊張が解けたのか、膣内から精液が流れ出るのを感じる。
「どうした、純・・まだ気になる事でもあるのか?」
(下手に何かいうよりは・・正直に言ったほうが良いか)「その・・京太郎の・・せ、精液が溢れてきて・・」
誤魔化そうとして散々な結果にあった為、少し恥ずかしそうにしながらも正直に話す純。
「そうか・・確かに京太郎の射精は量の濃さも・・熱さも・・すべてが凄いからな・・・」
「確かに・・・満たされて余るほどだった・・膣内も体も・・頭も全部真っ白になるみたいで・・凄かった」
京太郎の精液を膣内で受けた感覚を、頬を染めうっとりとした表情で考え深げで語る衣と智紀。
「うんうん、だよな・・そんなのを四回もできるってどんだけ・・」
「四回?、純、何を終わった様な事を言っているんだ、京太郎はまだできるぞ・・」
京太郎の精力に感心し頷きながら漏らした純の言葉に、衣は首をかしげて疑問を呈した。
「えっ・・いや、さすがに・・もう・・」
「・・なぁ!?」
「えっ・・いいっ!?」
衣の言葉の否定しようとした純であったが、京太郎を見た智紀が驚きの声を上げた為、否定するのを止めて振り返り驚いて固まる、二人が見ているのはもちろん京太郎の顔ではなく、もっと下にある股間で一際自己主張しているモノであった。
「きょ、京太郎・・そ、それって・・」(な、なんでまだ・・大きいままなんだよ!?)
「・・す・・ごい・・」(四回も射精したら小さくなるって・・思っていたけど、もしかして絶倫?)
「えっ〜と、衣の言う通りで・・四回じゃ、ちょっと治まらないかなって・・」
唖然とした純と智紀を見て、京太郎はどう言ったものかわからずただ苦笑いを浮かべるのみであった。
「衣の言った通りであろう、純も智紀も京太郎を侮りすぎだ」
「いや・・四回でも充分に・・いや、まあ・・凄いな」(いったい・・後どれ位できるんだ?)
「認める、ぐぅの音も出ない・・」(・・侮っているつもりなんてなかった、ただ・・京太郎は私の予想を上回る人物なのは確か・・いったい後何回位できるんだろうか・・)
別に侮っていたわけではない純と智紀、だが京太郎の精力を目の当たりにした状態では言葉が出ず、ただ感心すると同時に京太郎が後何回できるのかと言う疑問だけが頭の中を駆け巡るのだった。
「分かればよい・・さて京太郎、さきほどは純に譲ったが・・次こそは衣の番だぞ」
そんな純と智紀の気持ちなど知るよしも無い衣は、ただ二人に認めさせたことに満足気な笑みを浮べ、気分よく京太郎に自分の番を主張した。
「もちろん、わかっているよ・・けど、その前に綺麗にした方が良いかな・・これ」
京太郎が衣に応えつつも視線を下に向けると、衣だけではなく智樹や純もそれに釣られ京太郎の視線の先に注目する、そこにあるのは二度の行為で血と愛液と精液に染まった京太郎のペニスであった。
「確かに、智紀と純と情交の証が・・沢山でベタベタしているな・・」
(あれが・・俺が京太郎とあ、愛し合った証・・い、いや俺だけじゃなくて、智紀の分も・・け、けど、残っているのはほとんど俺のか、こ、衣の奴あんなまじまじと見て・・なんか恥ずかしいな)
(純と京太郎の情交の名残・・少しは私の分もあるかな、まあそれはどちらでも良い、問題は綺麗にすると言う京太郎の言葉、あれを綺麗にすると言う事はつまり・・あ、あれを・・し、したいけど・・駄目今は衣の番・・)
感心して色々なモノに塗れたペニスを見つめる衣と、まるで情交そのモノを見られているような錯覚に陥り照れる純、そして綺麗にするという言葉から衣に聞いた口を使った掃除を連想し、してみたいと言う欲求に駆られるも衣の番だと心に言い聞かせて我慢しようとする智紀。
「ああ、このままじゃ少しし辛いかなって・・今拭くからちょっと待っていてくれ」
「それならば衣が・」「ふ、拭く位なら私が・・あっ・・」
京太郎の言葉に衣だけではなく、したいしたいと沸々と気持ちを滾らせて智紀も思わず声を上げてしまうも、その直後自分が何を口走ったかに気付き慌てて口を押さえるが、時すでに遅く。
「おお、そう言えば智紀もしたいと言っていたな、あの時は体力的に無理だったが・・回復したのならばするか?」
「えっ・・で、でも、衣も純が終わるのを待っていた・・今は衣の番だから・・」
智紀の言葉で、智紀がしたがっていたのを思い出した衣は直ぐにお掃除フェラの権利を譲ろうとするが、衣の番を奪う気にもなれない智紀は断ろうとするが。
「純に順番を譲ったのは衣の勝手だ、それに・・譲った理由は純が初めてだったからだからな、智紀も・・ふぇらちおは初体験であろう、だから今回は特別だ」
(初めてだから特別・・今回だけは良いのかな・・)「ほ、本当に良いの衣?」
特別、その言葉で智紀の気持ちも揺らぎ、そのまま訊ねてしまう。
「無論だ、ただしふぇらちおだけだぞ、次に京太郎のおちんちんを受け入れるのは衣だからな」
「わかっている・・安心して、その京太郎は・・するのは私で良い?」
にやりと笑いながら釘を刺す衣に対して、智紀は笑顔で頷きながら、京太郎に掃除をするのが自分でも良いのかを確かめる。
「俺は良いって言うか、してくれるのは嬉しいけど・・良いのか、その・・かなり凄いから・・無理しなくても良いんだぞ?」
汚れ具合を見て初めて経験する智紀にさせるのに躊躇する京太郎であったが、智紀は首を横に振る。
「うんん・・無理じゃない、綺麗にしたい・・そして出来れば気持ちよくなって欲しいから・・だからお願い・・させて欲しい」
真剣な目で頼み込んでくる智紀、京太郎もそこまでされて断る理由など無く。
「わかった、こちらこそ頼めるか智紀」
「うん、しっかりと綺麗にさせてもらう・・それじゃあ京太郎、ベッドに座って・・足を外に向けて・・」
「ああ・・こうだな」
短い返事をしながら、京太郎は智紀の指示に従い足を外に向けてベッドの淵に腰掛けた。
(と、智紀の奴凄いな、あ・・あんな凄いのをく、口で綺麗にするのかよ・・は、初めてだろう当然!?、初めてなのにその・・自分のでも無いのがついたモノをな、舐め取るって・・あ、あれには俺の・・そ、そうだ俺の!?)
「と、とととと、智紀、良いのか・・そ、それって、かなり俺のがついているぞ・・」
座る京太郎を見ながら、今から行われるであろう行為を想像した純は、京太郎のペニスについているモノの多くが自分のモノであることを思い出し慌てふためき、行為を行う智紀に訊ねた。
「元から、衣のした後でする気だったから・・・別に気にならない」
「い、いや、けどな・・その、お、俺は、その・・潮噴いただろう・・」
自分のモノでは無いモノを舐め取る事を気にした風も無い智紀に、潮も気にしていないのかを訊ねる純であったが智紀の答えは変わらず。
「特に気にしていない、それに潮を噴いたと言っても挿入状態だったから、ほとんど掛かっていないと思う」
「うっ・・た、確かに、け、けどな・・」
逆に納得させられてしまい、それでも舐め取られるのが恥ずかしいのか何とか反論しようとするも。
「もしかして・・純もお掃除フェラをしたい?」
「えっ、い、いや・・俺はそんなフェラなんてしたく・・・京太郎だって、俺にされても嬉しく無いだろう!?」(さ、さすがに舐めるのはな・・)
そこまで止められる事を不思議に思った智紀に、逆に聞かれてしまい慌てて否定しようとする純であったが、したく無いとは言い切れず、だが汚れている性器を舐めると言う行為に躊躇する面もあり、仕方なく京太郎に話を降るが。
「いや・・純がしてくれるなら嬉しいけど・・」
「なぁ!?」(う、嬉しいって・・お、俺が・・あ、あれを・・舐めたら京太郎はう、嬉しいのか!?)
予期せぬ京太郎の答えに、自分がフェラチオをしている場面を思い浮かべて頬を染める純。
「でも・・嫌なら無理してまでして欲しいとは思わないぞ、恋人には嫌な思いはなるべくさせたくないから・・」
「ま、まあ・・そうだな嫌なら無理するのはな・・」(い、嫌じゃなきゃ・・して欲しいのか・・やっぱり、したら京太郎は喜んでくれるのか、俺が・・京太郎を・・)
京太郎の補足する言葉を聞き返事をするが、純の頭は既にフェラチオの事でいっぱいになって、多少あった嫌悪感も恋人を自分の口で喜ばせられるという魅力の前では霞、流されそうになったのだが。
「純も決意ができたらさせてもらえば良い、私は先にさせてもらう・・」
(と、智紀・・そう言えば智紀が先にしたいって言っていたよな、それに衣から譲って貰ったのって智紀だよな・・だったら、ここで俺がしたいって言っても・・邪魔するのも)「あっ、ああ・・そうだな・・」
自分より先に自分より強く、やる気を前面に押し出した智紀の前では、流石に欲を出すのも気が引けた純は素直に引き下がる。
「・・京太郎・・そろそろはじめて良い?」
「ああ、待たせて・・ごめん」
「気にしていない、元々純に訊ねたのは私だから・・だから京太郎も気にしない」
待たせたことを謝る京太郎に、智紀は首を横に振って否定した。
「・・そうか、じゃあ・・お願いできるかな」
「任せて・・と言っても初めてだから衣の様にはいかないと思う、でも・・頑張るから、だから私の口で・・気持ちよくなって欲しい・・」(・・もしも京太郎が喜んでくれたら・・)
京太郎にお願いされやる気を更に掻きたてられた智紀は、初めての行為に少し自信の無い様子ではあったものの、気合とやる気、そして想像力だけは充分で、京太郎が気持ちよくなった姿を思い浮かべ・・口元に笑みを浮かべていた。
(智紀の奴・・やる気充分だな、まあ・・そりゃそうか、あんな風に頼まれたら・・俺だって・・、きょ、京太郎も・・俺がするって言ったらあんな風にお願いして・・)
京太郎と智紀のやり取りを見ていた純は、智紀と同じ言葉を自分にむけて言われた場合を思い浮かべ心臓が大きく脈打つのを感じた。
(す・・凄いな、でも・・本当に向けられたらもっと・・・って、妄想している場合じゃないよな、でもお願いは俺がしたいって言わないと、で・・でも言える状態じゃないし、それに次は衣だから・・できるとしてもその次・・・うん?)
最初からフェラチオをやる気だった智紀もそうだが、一度順番を譲ってもらった衣の時も割り込む気がしない純は、次に自分の順番を想像した時、ある事に気付く。
(京太郎はもう四回射精しているよな、智紀と衣が一回ずつだとしても次の俺の番でな、七回目!?・・さ、さすがに・・それは、いや・・でも・・)
純は侮ってなどいない、既に自分の予想を上回っているのだから当然か、だがだからこそ分からない次に自分の番が廻ってくるのか、純は廻ってこない可能性を高く感じていたが、衣の言葉が頭の隅に引っかかっていた。
(これ以上考えてもな・・・でも、さすがに邪魔するのはな・・)「な、なぁ・・衣、こんなこと聞いても良いか分からないけどよ・・京太郎って何回位できるんだ?」
既に自分が想像できる範囲では無く、考えるのを早々に放棄した純は、本人に聞くかとも思ったが、盛り上がっている京太郎と智紀を邪魔する気にはなれず、今はまだ暇そうで先ほど侮るなと言っていた衣に訊ねる。
「う〜ん・・京太郎は絶倫だからな、六回から八回ほどと言ったところか・・」
「は、八回!?・・八回って、あ、あんなのが八回も続くのか?」(八回って、あ、あんなのが後、四回も続くのかよ・・幾等なんでも・・で、でも絶倫なら・・嫌、でもな・・)
衣の口から聞こえてきたのは、純の予想を大きく上回る、いや飛び越える結果で信じる信じない以前に混乱しまくる純。
「俄かに信じ難くとも無理は無い、だが京太郎は凄いんだ・・まあ八回と言うは多いときの話で、無論・・そこまで回数が至らない場合もあるがな」
「まあ・・そりゃそうだよな・・」(六回って可能性もある・・いやその方が高いか、それでも充分凄いけど、でもそれだと後二回だから、つまり俺には・・廻ってこないか・・)
八回よりも六回の方が納得の行く純、だが少ない方で考えて場合の自分に廻ってくる可能性の低さにがっくりと肩を落としうな垂れる。
(まあ・・仕方ないか、ああ言ったのは俺だしな、それにこれで恋人関係がどうにかなる訳でも無いから、幾等でもチャンスはあるだろう・・)
何かと理由をつけて諦めようとする純、しかし喜んでほしいと思う気持ちと、好きな人を喜ばせたいという欲望はそう簡単に治まる、抑えられるものではない、故に。
「はぁぁ・・でも、俺もしたかったな・・」
溜め息と共に心の声が漏れる、だが純は気付かない、と言うよりは想像すらしていない、自分が今何を言っているかなど、だから。
「したかったって・・フェラチオを?」
「はぁぁ、それ以外になにがあるんだよ、あんな態度とって、こんな事思うのはわがままに見えるかもしれないけどよ・・でも、やっぱり好きな人が喜んでくれるって聞くと・・してやりたくなるだろう・・」
問いかける言葉に答える純、意識していない為かあまり恥ずかしそうにせず、ただ思い感じていることを口にした。
「わかる、確かに京太郎が喜んでくれるなら・・やる気が出る」
「だろう・・俺だって、京太郎を喜ばせたいって言うか、喜んで欲しいって気持ちがもある・・でも幾等やる気出しても回数はどうにもなら無いからな、はぁぁぁ・・譲ってくれとは言えないからな・・」
同意してくれる声が嬉しかったのか、更に話し続ける純、だができないと言う事実を自らで再認識すると溜め息をついて、無理そうな願いを口にする。
「・・譲るのは無理・・」「わかっているよ・・そんなの・・言われなくても」
あまりの予想通りの答えに、思わず苦笑しながら頷く純、しかし、話しかけた相手の言葉はそこで終わっていなかった。
「譲るのは無理だけど・・一緒にするなら・・」
「一緒にって、二人で京太郎のを舐めるのか、・・・ううっ、確かにそれなら俺も智紀も京太郎を喜ばせることができるか・・・い、いや、でも・・それだと俺はよくても・・その智紀や・・衣は・・」
想像すらしていないかった案に、その光景を思い浮かべて頬を染めた純、それは自分も智紀も、そして京太郎も満足させられる名案に思えたが、自分は問題が無くても智紀と衣の気持ちを考えれば、直ぐに首を縦に振ることはできなかった。
「衣は問題ないぞ、二人一緒でなら・・時間もあまり変わらないだろうからな、それに京太郎を、恋しい相手を気持ちよくさせて、喜んで欲しいと言う気持ちはよく分かる・・京太郎も問題なかろう?」
「えっ・・ああ、って言うか、俺はしてもらう方だから・・純がそれで良いなら、問題ないぞ」
そんな問題は不要とばかりにあっさり提案を肯定する衣、最後に京太郎にも意見を尋ねるが当然純が嫌がっていないのならば問題ないと改めて強調した。
「そ、そうか・・衣も京太郎も問題ないか・・って、えっ!?・・な、なんで・・二人が返事を・・って言うか、お、俺もしかして・・声に出ていたのか?」(って言うか、い、今話していたのが、衣でも京太郎でもないって事は・・つまり)
ようやく純も、自分が頭で考えているだけではなく言葉にしていた事も気付き顔を上げる、それと同時に気付く今の返事をしたのが衣と京太郎であるのならば、今純が話している相手はそれ以外と言う事になる、つまりは。
「・・純・・もしかして私と話をしている・・つもりじゃなかった?」
純の態度を不思議に思ったのか、智紀は疑問に感じたことを訊ねながら首を傾げた。
「うっ、そ、それは・・その、はぁぁ・・その通りだ・・」
「なるほど・・・道理で素直すぎると思った・・」
言い逃れする気も起きなかったのか、純の素直な答えに疑問が解けてすっきりとした表情の智紀。
「わ、悪かったな・・どうせ俺は素直じゃねぇよ、・・・そ、それよりも智紀、京太郎のまだ綺麗になってないけど、お前なんでまだしてないんだよ?」
恥ずかしさから話題を変えようと、純はちらりと視界の隅に入った、まだ汚れている京太郎のペニスを見て智紀のフェラチオに話題を逸らそうとするが。
「しようとしたら『八回』って純の声が聞こえたから何事かと思って中断したら、その少し後に『したかったな』って言うから、それで・・したかったのはフェラチオか否かを訊ねたら・」
「わ、わかった・・邪魔して悪かったな・・」(俺の責任か・・)
淡々としていながら分かり易い智紀の説明を聞き、結果として更に自分を辱めることになった純は慌ててそれを止めて謝るが、智紀はゆっくりと首を左右に振る。
「それは良い、それよりも・・今は純に聞かなければならないことがある・・」
「な、なんだよ・・これ以上何が聞きたいんだ!?」(もう話すことは無いだろう・・あれが本音だって言ったんだし・・)
智紀が何を聞こうとしているのか、皆目検討も付かず体と表情を強張らせる純、そして智紀の口がゆっくりと開いた。
「するの?、しないの?」
「なぁ!?」(するか・・しないかって、フェラチオをだよな・・ど、どうする・・)
とても短く単純で主語も無い問いであったが、純は何を問われているのか直ぐに理解して考えようとするが。
「・・・したくないなら・・私は一人でするけど」「くぅぅ・・」
熟考する時間は与えられず、智紀に直ぐに答えを出すように求められ戸惑っていると。
「純、純の気持ちはよくわかったから・・さっきも言ったけど、無理しなくても良いんだぞ」
「京太郎・・」(そうか・・京太郎もちゃんと返事していたんだから聞いているよな・・俺の本音、・・はは、何を躊躇しているんだ俺は・・もう隠すことも無いだろう)
自分を気遣う恋しい人の言葉で、純は先ほどまで漏らしていた本音を聞かれていた事を思い出すと、悩んでいる事が馬鹿らしくなり、笑って智紀の問いに答えた。
「智紀、俺もするぞ・・良いよな?」
「純・・もちろん、駄目なら提案なんてしない」
悩みを吹っ切った純の笑みを見て、智紀も満足そうな笑みを浮かべた。
純はベッドから降りると智紀と一緒に、ベッドに腰掛けている京太郎のペニスが目の前に来るように床に腰を下ろす。
「あ・・改めて見ると、大きいな・・これが・・俺の膣内に・・はぁぁ」(こ、こんなに・・沢山、俺のが・・凄いにおいが・・)
「うん・・こんなに大きいのが、私の膣内で暴れて・・気持ちよくしてくれた・・、その証拠に純と私と京太郎の・・色々液隊でべとべとして、エッチな匂いが・・はぁぁ」
改めて見る京太郎のペニスの大きさに驚く純と智紀、それと同時にペニスに纏わりつく、自分達の初めてを捧げ証の破瓜の血と愛液と精液の後を見て、その独特の雌と雄が交じり合った薫りを嗅いで艶かしい息を漏らす。
「あの・・確かめるのは良いんですけど、そのまま放って置かれると少し辛いんですが」
「へっ・・あっ、そ、そうだったな・・うん、そろそろ始めないとな、初めだから上手くいかないかも知れないから・・何か不味いところがあれば言えよな」(や、やばい・・匂いを嗅いでいたら、さっきの事思い出して意識が飛びかけた・・)
「うん・・直ぐにする、駄目なときは指摘してくれると良い、それと・・気持ちよくても・・教えて欲しい」(匂いに・・興奮している?、早く・・始めたい・・早く喜ばせたい)
強い匂いにトリップしそうになる純と智紀、しかし京太郎の辛そうな声に我を取り戻し、直ぐに行為を始めることを告げるが、やはり初めてだからか少し感じていた不安も口にした。
「ああ、ちゃんと言うよ・・だから頼むな、純、智紀」
「ま、任せろ・・」「うん・・気持ちよくなって、京太郎」
京太郎の顔を見上げながら微笑んだ純と智紀は、左右からそれぞれ舌を出しながら顔を近づけてゆき、そして。
ぺろーーーーん・・ぺろーーーーん・・×2
左右の動きを合わせるように、ペニスの根元からカリの部分までの汚れを舐め取る純と智紀。
「うん・・いいですよ、くぅ・・」
「ふぉーか・・」(よし・・最初はよかったみたいだな、しかし・・口の中べたべたで、嗅いでいる時より、強い臭いで・・味も変だし、これって京太郎の精液・・それとも俺か智紀のか?・・い、いや・・あんまり考えないでおくか・・)
「ふぅ・・わかった」(最初は特に困ってない・・問題はここから、それにしても匂いが凄い何か体が熱くなるような、それに味も・・ごくっ、喉に引っかかるような・・粘々してて、これが精液の・・いや私たちのも混ざった味?、まあどっちでもいい)
まずは最初の一手でミスをしなかった事に安堵する純と智紀、初めて口にする味とそれに伴い口の中に広がる香りに少々戸惑いながらも、純は気恥ずかしさから、智紀は優先すべき事柄から、それぞれ意識を切り替えて次の行動に移る。
「純・・悪いけど、先っぽ貰う・・」「えっ・・さ、先っぽ?」
智紀は突然そう宣言すると、戸惑う純を尻目に京太郎の亀頭を銜え込んでまだ手付かず、いや舌付かずの亀頭に残っている色々なモノを激しく舐め取る。
ぺろぺろぺろぺろ
「くっっ・・と、智紀、良いぞ・・舌が亀頭を撫ぜているが・・分かる」
(やっぱり・・これで良いんだ・・)「ぷはぁ・・わかった、続ける」
自分の考えが間違い出なかった事を確信し安心した智紀は、京太郎のペニスを更に綺麗に、そして京太郎を気持ちよくするべく更に続けようとする。
(と、智紀の奴・・凄いな、あ、あそこって・・おしっこも出るとこだろう、で、でも京太郎の奴気持ち良さそうだな・・って感心している場合か、お、俺も・・するんだろ、でも先っぽは智紀だよな、なら・・俺は・・)
智紀の行為に感化されたのか、純も京太郎を気持ち良くさせようと思うが、亀頭の方は智紀が咥えている為に何もできないと判断すると、視線を下に向けて意を決する。
「お、俺もするぞ・・京太郎、痛かったら言えよな!」「へぇ!?」「んんっ!?」
純も宣言をして口を開いたかと思えば、直ぐに京太郎の左の玉袋を銜え込む、その行動には突然感触を感じた京太郎だけではなく、亀頭に奉仕を続けている智紀も驚いた。
れろれろ・・ぺろぺろ・・れろれろ・・
塗れていた液体の一部は重力に従い下に垂れてきていて、それらは玉袋まで至っており、純は口に含みそれらを舐めて取りながら、舌先で弄ぶように玉を転がす、もちろん男性の弱点である事はわかっているので、なるべく優しくだが。
「そ、そこはぁぁ!、くっっっ・・はぁぁ、じゅ、純・・初めてなのに・・そこまで、それに上手いな・・あんまり強くされると、あれだけど・・ほどよくて気持ちいいぞ」
初めてフェラチオをする、純にここまでされると思っていなかった京太郎は一瞬驚き体を硬直させたが、直ぐに純の見事な舌遣いに緊張は和らぎ感嘆の声を上げた。
「・・はぁぁ、・・空腹しのぎにアメとかよく舐めていたからな、玉上のも転がすのは得意だ・・」(よし・・大丈夫みたいだな、それなら・・もう一つの方も)
「・・まふぇられない・・」(私も・・京太郎を喜ばせる)
褒められたことで自身の行動と舌遣いに自身が持てたのか、純は綺麗になった方を離してもう一方の玉袋を食え込む、それを見ていた智紀も対抗心に駆られ口の動きを再開させた。
あむぅ・・あむぅ・・あむ・・ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ・・ちゅぅぅぅ
「純・・くぅ、そこだけじゃなくて・・竿の部分・・そう・・良いぞ、智紀・・まだ尿道にも残っているから・・くぅぅ、そうだ・・吸い出してくれると気持ちいい、はぁぁ・・純も智紀も上手いな・・凄く気持ち良いぞ」
上下から責めてくる純と智紀に、気持ちのよい場所やして欲しいことなどを告げ、それが叶うと京太郎は溜め息をついて、満足気な笑みで感じていることを素直に告げる、それはもちろん純にも智紀にもしっかり聞こえており。
(俺・・口で京太郎を喜ばせているんだな、なんだろう・・凄く嬉しいな、衣がフェラチオしたがるのも納得だな、こんなに嬉しいなら・・って、まだ終わって無いんだから気を抜いた駄目だろうが、さ、最後まで気をぬかずに・・ふふ)
自分が京太郎を気持ち良くできていると言う事実に、幸せで胸が熱くなる感覚を覚えながらも、まだ行為が終わっていないので気を引き締め直し取り掛かろうとする純、しかしその嬉しさは簡単に抑えきれず、その口元からは笑みが零れていた。
(ああ、熱い、京太郎が喜んでくれている私と純の口で、私も喜ばせている、そう考えると胸が、体が、意識が熱くて溶けてしまいそう、でもまだ駄目、溶けるのは京太郎のおちんちんを綺麗にして、もっと喜んでもらって、それで)「・・あっ」
京太郎の言葉で体を火照らせる智紀、それはとても幸せな熱さで、そのまま身を任せたくなるが、純と同じくまだ行為が終わっていないことを認識して続けようとする、
だがその後に続くであろう展開を考えた瞬間、ある事に気付いた智紀の動きは止まりペニスから口を離して小さな声を上げた。
「うん?」「どうした智紀、もしかして嫌に・・はならないか、疲れたか?」
てっきり行為を続けるものだと思っていた純は驚いて同じく口を離して首を傾げる。
一方される側の京太郎も不思議そうに首を傾げる、一瞬臭いや味で嫌になったのかと想像するが、それならばもっと早く離しているはずだと思いその考えを捨て、別の理由を考えるが、智紀はそれに対して首を横に振る。
「違う、嫌になって無いし疲れてもない・・ただ、このまま位置関係で続けて、京太郎が今よりも気持ちよくなってくれたらって・・想像したら、少し問題があるかと・・」
「京太郎が気持ちよくなって・・それの何が問題なんだ?」
抵抗感もなくなり、すっかりフェラチオに見せらていた純は、別段問題も無いと言いたげな表情で首を傾げる、もちろん智紀も京太郎を気持ちよくさせる事には抵抗などあろう筈も無い、ただ智紀が気になっていたのは。
「智紀・・もしかして、俺があのまま射精まで行ったら、全部・・は無理でも、大部分を浴びるのは自分になるって、それを気にしているのか?」
「・・そう、射精は・・京太郎が気持ちよくなって、絶頂に達した証だから・・純はそれでも良いの?」
話を聞いていた京太郎が、智紀の言いたいことを読み取り代弁すると、智紀は大きく頷き改めて純に訊ねた。
「京太郎が気持ちよくなってくれた証・・そ、そりゃあ欲しいけどよ、でも・・出る所は一つだろう、だったら・・最初からする予定だった智紀が貰うのが当然だろう、お・・俺はさせてもらっただけでも」
問われた純は包み隠さず本音を口にするも、智紀の好意で参加させてもらった負い目からさせて欲しいとは言えずにいた、ただ純の本音を聞いた智紀は口元に笑みを浮かべた。
「うん・・確かに、精液が出るのはおちんちんの先っぽ・・銜え込めるのは一人だけ、そう・・あくまでも銜え込むのなら・・一人が限界と言う事、だったら・・咥えなければ良い」
「へっ・・で、でも・・受けるって言うなら・・口じゃないのか?」
「受け方にも色々ある・・そして私は、京太郎の気持ちよくなった証を・・受け止められれば・・何処であろうと構わない・・だから・・京太郎、ちょっと・・失礼する・・」
頭に疑問符を浮かべまくる純を見て、智紀は楽しげな笑みを浮かべると、京太郎に一言断りを入れて両乳房で京太郎のペニスを包み込んだ、すると智紀の胸の谷間から京太郎のペニスの先端が顔を覗かせた。
「京太郎のおち・・おちんちんを、胸で挟んでって・・そ、そのまま胸でするのかよ!?」
「正確には胸と口で、ところで京太郎はパイズリされるの・・嫌いじゃないかな?」
当然の行為に驚いて声を上げる純に、冷静に間違えている部分を訂正しながら、京太郎にこれから始める行為が嫌いで無いかを訊ねる智紀、決心して行動に移したものの、その顔には多少不安げな色が出ていた。
「ああ・・和にもしてもらったことあるしな、嫌いどころ好きだだぞ・・って他の女性の名前だしたら不味いか?」
「問題ない・・京太郎が嫌でならならば、それで良い・・さて純・・」
他の恋人の名前には特に反応をみせず、京太郎がパイズリを好きな様子に安心した様子の智紀は視線を再び純に移し声をかける。
「こうやって・・胸で扱きながら先っぽを舐めれば、咥え込まずに・・初心者の私達でも、京太郎を最後まで気持ちよくすることが出来ると思う・・そうすれば口内は無理でも、顔に浴びること位はできると思うけど・・どうする?」
「ど、どうするって、と、智紀は良いのかよ・・俺と・・っっぅ」(俺は馬鹿か・・ここまでしてもらって、何を聞こうとしているんだよ・・俺に気を使ってここまでしてくれたんだ・・ここはしないと悪いよな・・)
自分が愚かな質問をしようとしていた事に気付き、慌てて言葉を飲み込んで、己の愚かさを呪った純は、気を使ってくれた智紀の事を考えて直ぐに返事をしようとする、しかし。
(だぁぁぁぁ、違うだろう、智紀が聞きたいのはそう言う事じゃなくて・・京太郎が俺で気持ちよくなった証を・・口じゃなくて顔面でも受け取りかどうかだろう・・)
自分が考えていることが間違いである事に気付いた純は、改めてここまでしてくれた智紀の気持ちを頭の隅に置きながらも、己がどうしたいのかを考えようとするが。
(って、もう答え言っているんだから、今更考えるのも恥ずかしがるのも無駄か)「俺だって京太郎の気持ちよくなってくれた証欲しいから、口でも顔でもどこでも良いから・・だから・・するに決まっているだろう!」
先ほど自身が口にした言葉を思い出した純は、考えるのを止め、少し恥ずかしいのを我慢して、純は自分の気持ちを改めて素直に、そして力強く宣言するのだった。
「それじゃあ、そろそろ・・始める、京太郎・・パイズリは初めてだから上手く良くはわからないけど全力を尽くす・・だから、存分に・・気持ちよくなって欲しい」
「お、俺も・・全力を尽くす・・だから、い、いっぱい射精しろよな!」
緊張感からか肩に力が入り緊張した面持ちで始める前の決意を述べる智紀と純、そんな二人の言葉を受けて京太郎は口元に笑みを浮かべた。
「最初に言ったけど、智紀と純がしてくれるってだけ嬉しいから・・でも、してくれるなら俺も楽しませてもらうよ、だから・・気持ちよくしてくれよ、智紀、純」
「京太郎・・うん、任せて」「京太郎・・お、おう、任せろ!」
京太郎の言葉で智紀と純の顔から緊張感が多少抜け、更に京太郎にお願いされたことで、二人の体にやる気が満ち溢れ力強い言葉を返す。
(しかし、京太郎のおちんちん凄く熱くて、挟んでいるだけで・・全身にその熱が伝わってくるみたい・・って、いけない・・勝手に興奮している場合じゃない)「・・始める」
胸の谷間に挟まっているペニスの熱さに誘発されて、体の奥底が熱くなってゆくのを感じる智紀、そのまま流されたら奉仕をする前に終わってしまうと思い、気合を入れなおし一声だけ発すると動き出した。
まずは両乳房を掴んだ智紀は、その二つの肉の塊を擦り合わせながらゆっくりと上下に動かす。
「うん・・良いぞ、もう少し早くても良いぞ」
「わかった・・」
京太郎に言われるまま、智紀は胸を動かすスピードを上げる、ただ上げるだけではなく、時折ペースを緩めたりして変動を付けながら。
「はっ、くぅ・・良いぞ、うん・・そうやって不規則な刺激も・・気持い良いぞ!」
「うん・・もっと味わう、私も・・味わうから」
智紀の大きく適度に柔らかい乳房によって与えられた刺激に、思わず声を上げる京太郎、それを聞いた智紀は嬉しそうな、そして楽しそうな笑みを浮かべながら、亀頭に向けて舌を伸ばす。
(京太郎凄い気持良さそうにしている、智紀も凄い・・幸せそうだし、あれって挟む方のも気持ち良いのかな・・俺の胸でもギリギリ・・)
体の一部を遣い、京太郎に快楽を与える智紀を羨ましそうに見つめる純、自然と視線は自分の胸に向いおり、頭の中で京太郎のペニスが挟めるかどうかを考えていた。
ぺろぺろ・・
「・・苦い、これが・・我慢汁」
(って、考えるのは後だ、早くしないと智紀が一人で終わらせちまうから・・まずは、京太郎を気持ち良くする事だけを考えろ)「と、智紀・・俺もするぞ・・」
亀頭を舐めた後の智紀の感想を聞き、ふと我に返った純は、このままでは何も出来ずに終わってしまうと気付くと一声かけて、顔を出し智紀が舐めていた亀頭の先、鈴口の部分を舐める。
ぺろ・・ぺろ・・
「うっ・・た、確かに苦いな・・なんなんだこれ?」
勇んで舐めたものの、予想よりも凄い味だったのか純も智紀と同じ様に顔を顰めた。
「それは京太郎がちゃんと気持ちよくなってくれている証だ」
「カウパー線液とか、我慢汁とか色々呼び名はありますけど、衣の言う通り・・気持ちよくなってくると、それが出るんですよ・・」
自身有り気に話す衣、それを足りないであろう部分を補足するする京太郎。
「そ、そうなのか・・そんなのが出るまで智紀の胸で気持ちよく・・」
「確かに、智紀の胸は気持ちよかったですけど・・さっき、智紀と純に舐めてもらって気持ちよくされていましたから・・それもあるんですよ」
「そ、そうか・・そうだよな、うん、じゃあ・・ちゃんと出させた責任は取らないとな」「私も・・ちゃんと自分のお尻は自分で拭く・・」
先ほどのしかめっ面もどこへやら、自分達が気持ちよくさせられた証拠だと聞いた純と智紀は、躊躇なく鈴口から溢れ出す我慢汁を舌先で争う様に舐めだす。
ぺろ・・ぺろ・・ぺろ・・ぺろ・・
「くぅぅ・・ちょ、ちょっと・・そんなに舐められた、お、俺も・・さっきので結構、あんまり耐えられないかも・・」
代わる代わる責めてくる快楽に、思わず情け無い声を漏らす京太郎、だが当然と言うべきかその言葉を聞かされて止めるように智紀と純ではなかった。
「我慢は厳禁・・したい時に射精してくれればいい」
「ああ・・だから、もっと気持ちよくしてやるろ・・ほら、智紀、胸のほうがお留守だぞ!」
「ひっ!?」
純は智紀の腕の動きが止まっていると見るや、手を伸ばして智紀の両乳房を掴み、先ほど見ていた時のように上下に動かす、ただし動きは荒々しいものであった。
「じゅ、純・・きゅうには、ひゃあぁ・・そんなにすると、京太郎の・・おちん・・の熱でぇ・・熱いくぅ!?」
(や、柔らかい・・・この胸で京太郎を・・)「何言っているんだよ・・折角挟めるだけのモノがあるんだから・・こうしないとな・・それに、ほら・・京太郎も・・・」
自分では予想できない他者にさせられた行為に思わず声を漏らす智紀、一方の純は手に触れた柔らかさを羨ましそうに見て、少し意地悪な口調で手を動かし続けた。
「くぅぅぅ・・こ、これは・・さっき智紀の時と違ってこ、これは・・これで・・」
「京太郎が・・京太郎が私の胸で・・はぁぁ・・舌も・・使う」「俺も・・胸を使えない分、舌で・・満足させるぜ」
京太郎の顔が快楽に染まるのを見て、智紀は文句を言う気も失せる、と言うより京太郎に更に快楽を与えたいという欲望が勝ち舌を伸ばす、純も智紀の胸を揉んだり押し付けあったりさせながら、再び舌を伸ばす。
ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ
胸の谷間から顔を覗かせるペニスの先に、智紀と純の舌による集中砲火が浴びせられる、鈴口だけではない、カリ首や亀頭全体が二人の舌により荒々しく舐め取られ、
時折互いの舌が絡みつくが二人は気にした様子もなく、ただ愛おしい者を喜ばせる為に舌を動かすと、その思いと行動が通じ京太郎が叫ぶ。
「悪い智紀・・純、お、おれ・・もう!」
「ふぅ・・何も気にすることは無い・・かけて・・ふふ」「ああ・・俺も、智紀も・・顔で・・受け止めるから・・たっぷり射精しろよ・・あはぁ」
京太郎の快楽に飲み込まれそうになった叫びに、智紀と純は不敵な笑みを浮かべ最初から予定されていたかのように、左右からカリ首に舌をつけ、そのまま鈴口まで舌を這わせて舐め上げる。
ぺろーーーーん
「ぐぅぅぅ、でるぞぉぉぉ!」
その連携は京太郎を達せさせるには充分なもので、京太郎の叫び声と共にペニスが大きく脈打つ。
(くる・・受け止める!)(こい・・全部受け止めて!)
京太郎を絶頂に導けた事に、思わずガッツポーズでもしたくなる智紀と純であったが、達せさせられた証である精液を受けるために、最後まで気を抜かず身を構えるのだが。
ビクゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥン!!
「うぷぅぅ・・なぁ!・・凄い勢い、口にも・・顔にも・・おおっ!?」「なんだ・・五回目・・ごぽぉ・・量じゃ無いだろう!?」
予定していた顔面や智紀の胸だけではなく、口の中や髪の一部まで精液で汚される智紀と純、その京太郎の射精量に驚くものの、一瞬でそれがまだ始まったばかりだと知る。
「ま、まだでるぞぉぉ!」
ビクゥゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥゥン!!
「ま・・まら、うぷっ・・つづくの!?」(京太郎のおちんちんが・・乳房の間で暴れている・・もう五回目なのに・・ううっ)
「どんだけ・・ごほぉ、だ・・すんだよ!?」(膣内の時も・・凄いと思ったが、智紀の胸を・・通じて俺の手にまで・・脈打ちが伝わって・・くぅぅ)
乳房に挟んでいる智紀どころか、京太郎の射精の勢いは智紀の乳房に手を添えていた純にまで伝わってきており、二人の驚愕の色に染まるも、それも束の間であった。
(わ、私の膣内でも・・こんな風に、だ、だめぇ・・熱いのが顔にも・・口の中にも・・沢山、それに・・においもぉぉ・・もう・・なにも・・)「ら・・らめぇ・・」
(こんな・・凄いのを・・俺は膣内で受けたのか・・こんな熱いのを・・た、沢山、顔も・・口も・・精液で・・ぜんぶきょうたろうの・・においれぇ・・いっぱいにぃぃ・・)「らまん・・れきねぇ・・」
京太郎の精液が染めているのは、智紀と純の口や顔全体や髪や胸だけでは無い、その熱と味と匂いよって智紀と純の頭の中も、そして。
「こ、これで・・最後だぁあ!!」
ビクゥゥゥゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
最後に一撃が智紀と純に降り注ぎ、智紀と純は顔も口も頭の中も真っ白に染め上げた。
「いいぐぅぅぅぅぅ!!」×2
声をハモらせ、体を大きく震わせて、仲良く絶頂に達する智紀と純。
「はぁ・・はぁ・・ふ、二人とも・・イッたのか・・?」
「はぁぁ・・はぁぁ、うぷぅ・・お・・おめぇら・・ぱか・・みらいにぃ・・らふらら・・はぁぁ・・はぁ、おもひらひれぇぇ・・うっ、かはぁ!」
「はぁぁぁ・・はぁ、げぽぉ・・あんなにぃ・・はぁぁ、むれ・・しれひされら・・はぁはぁ・・あんな・・すほひぃ・・におひぃ・・かかされ・・はらぁぁぁ・・ろうれん・・うっく・・くはぁぁ!」
京太郎に訪ねられて、文句を言おうとする純と冷静に語ろうとする智紀、しかしどちらも絶頂の余韻か呂律が廻っておらず、また体を小刻みに震わせていた、そんな二人を見た京太郎は。
「うん二人が凄くよくしてくれたからな、ありがとうな、智紀、純、凄く気持ちよかったぞ」
お礼を口にすると共に、智紀と純の頭を優しく撫ぜて労をねぎらう。
「はぁぁ・・これはいい、ぜっちょうとはちがう・・けど、むねがあったかくて・・ふふ」(これが衣の言っていた・・これなら衣が楽しげに話すのも納得、それにこれは京太郎を喜ばせることもできた・・)
「はぁぁ・・が、がきじゃ・・ないんだから、あたまなんて・・でも、いやじゃないかな・・」(ファンの子を撫ぜたりするけど、こうして撫ぜられるのも悪くないな・・あっ、そうか・・好きな奴に褒められるのって、こんなに嬉しいんだな・・)
智紀と純、言っていること考えることは違うものの、京太郎を気持ちよく出来たという満足感と京太郎に頭を撫ぜられ心地よさに頬を緩めるのは同じであった。
「ふふ〜ん、どうだ智紀、純、京太郎に頭を撫ぜられるのは心地よいであろう?」
「うん、確かに心地良い・・あっ、衣、ごめん、今代わる・・」「年下に撫でられるのも・・悪くないかなって、あっ・・衣、悪い、直ぐ退くわ・・」
感想を尋ねられた智紀と純は素直に答えたものの、その問いをしたのが待たせていた衣だとわかると、直ぐに退いて順番をまわそうとするが。
「はぁぁ・・他の恋人の幸せを邪魔するほど、衣は野暮でも心が狭くも無いぞ・・確かに京太郎と早く愛し合いたいことは否定しないが、でも・・今は智紀と純の時間だ、だから存分に幸せを噛み締めろ」
自分が急かしたと思われたことに呆れ溜め息をついた衣は、京太郎と早くしたい事は否定しないものの、邪魔する気がない事を言い聞かせた。
「衣・・うん、わかった、そうさせてもらう」「良いのかね・・まあ、ここで何か言っても時間が延びるだけか・・わかった、それじゃあ・・もう少しだけ、感じさせてもらうか・・」
衣の気持ちを汲み、そして自身もまたもう少しこの幸せに浸りたいと思っていた智紀と純は、素直に衣の言葉に従い、京太郎の手の温もりに身を委ねるのであった。
「ありがとうな衣、待たせた分は・・たっぷりとするから・・」
「うん、期待しているぞ京太郎、しかしたっぷりか・・・ふぅ〜、今日後何度出してもらえるか・・」
智紀と純の頭を撫ぜながら衣に礼を言いつつ、待たせた分のサービスする事を告げる京太郎、一方告げられ衣はこの後の事を想像しながら、頬を染めて言葉通り期待に胸を高鳴らせる。
「何度もって・・出来ても後一回くらいじゃ・・あまり複数回は無理な気が・・」「純・・声に出ている」
京太郎と衣の会話を聞いて、思わず疑問に感じたことを口にしてしまう純と、それを嗜める智紀、しかし気分を盛り下げられること言われた衣はいたって気にした様子もなく。
「う〜ん、そうだな・・純の言う通り、下手をすれば後一度が限度かも知れない・・」
むしろこの後の事を再び想像し、純の言葉を肯定する様な呟きをする。
「ああ、あんまり無理するのはよくないかなって・・・」(まあ、別に次が限界でも不思議じゃないよな、六回って言っていたし・・というかあれだけ五回射精できる方が・・)
「確かに、無理は体に良くない・・」(確かにあんなに量を射精するのに、何度もなんて・・と言うか五回目の時点で充分・・)
純も智紀も驚くというよりは衣の言葉に納得してしまう、だがその考え自体が勘違いである事を二人は数秒後に気づくことになる。
「そうだな・・無理は良くないか、しかし京太郎がたっぷりと言ってくれたのだ、衣が一度でへたばる訳には・・」
「えっ、へたばるって・・衣が、後一度が限界ではと言うのは・・京太郎の事だろ?」
衣の言葉にわが耳を疑った智紀は、そのまま疑問を衣にぶつけるが返ってきた答えは。
「何を言う、京太郎が六回で終わる分けがなかろう」
さも当然だと言わんばかに答える衣、だがその言葉で驚いたのは返された智紀ではなく、その前に居た純であった。
「ま、まてまて、なんで六回で終わりじゃないんだ、あ、あれだけ射精したんだぞ、それに衣だって俺が聞いたとき、六回から八回だって・・あれって嘘だったのかよ!?」
「衣は嘘なんてついてない、純が『あと』何回京太郎ができるかと聞いたのだから、衣はちゃんと答えたぞ!」
「嘘・・それって、つまり・・」「六回から八回って言うのは・・」
嘘吐き呼ばわりされたと思ったのか、衣は怒りを露にして純に、先ほどの言葉が間違いで無いと事を断言すると、智紀と純の表情が驚愕にそまり始め。
「当然京太郎の残り回数だ・・・まったく京太郎が一桁で終わる訳なかろう」
最後は少し呆れ気味に呟く衣であったが、その言葉が智紀と純に届くことはなかった、何故なら京太郎が十回以上できると分かった時点で。
「う・・嘘・・」「嘘だろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
智紀も純も驚きすぎて、それ以外の事が耳に入る余地など無かった。
「珍しく純が食べ物にも手を付けず机に突っ伏していると思えば、まさかそんな大事があったとは・・ふぅぅ、驚きましたわ」
日も変わり、純と智紀が京太郎の恋人となった翌日の龍門渕高校麻雀部にて、部室に来た透華が最初に目にしたのは、机の上にある食べ物にも手を出さず、机に突っ伏している純の姿であった。
それを見て、少なからず異常を感じた透華は、近くに座る智紀に何があったのかを訊ねると、智紀は特に戸惑うことも迷うことも無く、素直に昨日の一部始終を話し、それを聞いた透華が納得したところで、先ほどの言葉が透華の口から出たのである。
「でも、純がへたばっているのに智紀は平気なんだね?」
首を傾げながら、透華の隣に立つ一が智紀にそんな疑問を投げかけた。
「平気ではない、私も昨日の疲れはまだ残っている、ただ純が私よりも疲れているのは昨日純が私よりも多く回数をこなしていたから、私は二回だったけど、純は三回だった」
「京太郎さんとの情交が凄まじいのはわかりますわ、でも一回でここまで差は・・」
二人の体力差を考えてか、智紀の説明に今一つ納得がいかない様子で首を傾げる透華。
「今の回数は京太郎に膣内に射精してもらった時のもの、達した回数は別で私はフェラの時も含めて四回、純は・」「それいじょう言うんじゃねぇぇぇ!!」
透華の疑問に答えようとする智紀であったが、それは先ほどから机に突っ伏して話だけは聞いていた純によって止められた。
「あら純、起きていましたの?」
「はぁぁ、たくぅ・・自分の初体験の話を聞かされながら眠れるかって・・」
眠っていたと思っていたのか、それともわざとか、ほんの少しだけ驚きを見せる透華に対し、溜め息をつきながら愚痴を漏らす純。
「あはは・・確かに恥ずかしいよね、ごめんね純」
「赤の他人や、男性ならばまだしも・・ここにいるのは京太郎の恋人ばかり、特に問題は感じない」
「智紀の言うとおりですわ、それに京太郎さんとする時は見られながらも多いですのよ、話された位で一々気にしては京太郎さんの恋人など務まりませんわ」
苦笑しながら謝る一だけで、智紀は何故話すのが悪いのか分からず首をかしげ、透華にいたっては些細な事と相手にした様子も無い。
「はぁぁ、あのな・・確かに、京太郎には恋人も多いのはわかるし・・たぶん情交のときは複数ですることが多いだろうけどよ、あれを一人で治めるのは・・なんていうか、その・・」
溜め息をついて反論しようとする純であったが、透華の言葉に昨日の事を思い出したのか、頬を染めて体をぶるっと震わせ、最後に言葉は篭ってしまう。
「はっきりしませんわね・・男らしくはっきり言いなさい!」
「あ、あのな、俺はおん・」
純の態度を見て透華は苛立ち、はっきり話す様に男と言う言葉を強調する、正しそれに一番反応を示したのは当の純ではなく。
「透華、それは違う、純は男の子っぽいところもあるけど、凄く女の子」
「と、智紀・・」「えっ、なんでだ?」「あら、智紀・・女だというのは知っていますわ、でも純のどこが女らしんですの?」
智紀であった、さすがに智紀に言われるとは思っていなかったのか、一も純も驚いた表情であったが、透華だけは冷静そうにどこが女らしかったのかを智紀に問う。
「京太郎に可愛いとか褒められた時とか、京太郎に突かれて感じてイク時の顔とか声とか・・こんな風に」
智紀は手に持ったブック型のパソコンを少し弄り、透華達の方にディスプレイを向けた、するとディスプレイには。
『ひぐぅぅぅぅ!!きょうたろうのおっきいのぁぁぁぁ!!おれのなかであばれているぅぅぅぅぅ!!』
「ぶぅ!!」「これは確かに、凄いですわ」「うわぁぁ、本当だ・・凄く女って言うか・・雌って言うか・・」
後ろから京太郎に突き上げられて絶頂に達する純の姿が、横から音声つきでばっちり映っていた。
「な、なななな、なんだよこれぇぇ!、なんでこんなモン撮っているだよ、嫌がらせか!?」
すぐさま智紀に詰め寄る純、しかし興奮している純とは違い智紀は落ち着いた様子でこう答えた。
「もし本当に京太郎が衣を騙していて、これからも出す気だったら証拠を撮っておこうとうごかしていて、そのまま忘れていた」
「うっ、そ、そうか・・それなら仕方ないけど・・いや、でもよ、なんで残しているんだよ、直ぐに消せば良いだろう!?」
理由が理由の為か少し怒る気が削がれた純だが、恨めしそうな目と声で残している理由を尋ねると、智紀はまたしてもあっさりと答える。
「京太郎と純が初めて結ばれた時の映像、二度とは無い大切な思い出だから消すのは聞いてからと思って・・」
(た、確かに・・初めては一回だけだから消せば二度と見られないか・・)「お、思い出ね・・まあそれはそうだけどよ、でも・・ほら当然智紀も映っているんだろう、自分のだと恥ずかしくてつい消したくなったとかは・・?」
思い出と言う言葉に消すのが惜しくなってゆく純、しかし恥ずかしさも残っており自分と同じく撮られていたであろう智紀は、自分と同じく恥ずかしくて消してしまいたくならなかったのか訊ねると。
「残念ながら私の音声だけだっだ、仕方ないから音声だけ抜き出したけど・・聞く?」
「いや遠慮する・・はぁぁ」(智紀はそう言うの、好きな方だったのか・・)
悔しそうにする智紀を見て、消せという気力も無くなったのか純は溜め息をついて肩を落とした。
「ああっ、純・・体を震わせて・・」「当然ですわ、京太郎さんの射精を膣内で受ければ私や一だって、このように・・」
「だぁぁぁ、お前らは何時までも見ているんじゃねえよぉぉ!、って言うか智紀も、もう人に見せるんじゃねぇぞ・・」
純は机に置かれたブック型のパソコンを取り上げて閉じたかと思うと、注意しながら智紀に渡す。
「わかっている、これからは京太郎以外に見せるときは純の許可を貰う」
「いや京太郎にも・・いや、まあ・・京太郎なら良いか・・」
自分の初体験を見られるのは恥ずかしいが、恋しい人が自分との初体験を見たがっていると思うと、悪い気がせず否定できない純であった。
「ふぅぅぅ、確かにあの純は凄く女らしかったですわ」
「う、うん、あんなのを見せられたら・・もう男らしくとは言えないよね・・」
「あんまり・・嬉しく無いぞ・・はぁぁ」
映像を見て興奮したのか透華も一も少し頬を染めながら、純が女らしいことを認めた、だが恥ずかしい映像を見られた純は、認められても素直には喜べず肩を落として大きく溜め息をついた。
「あら純、さっきよりも疲れている様子ですわね・・本当に大丈夫ですの?」
「はぁぁ、疲れさせているのはお前だろう・・って言うか、もともと疲れているのも、あんな恥ずかしい思いをしたのも透華、お前が原因だろうが・・」
純の顔色を見て心配した様子を見せる透華、純はもう一度大きく溜め息をつくと、恨めしそうに文句を言う。
「あら、私と京太郎さんの電話を勝手に聞いて勘違いして、確かめもせず勝手に動いたのは誰でしたかしら?」
純の恨み言に対して自分に非が無いこと主張する透華。
「た、確かに、それは悪かった・・でも俺等だって、もしかしたら衣が悲しむことになるんじゃないかって、心配で・・それで透華も騙されていて、衣を傷つけたら後悔するんじゃないかって心配で、それで・・」
「勝手に動いたことは謝る、でも衣も透華も私たちにとって大切な人、だから凄く心配だった」
盗み聞きをして、思い違いで動いてしまったのは本当の事で、何一つ言い訳をしない純と智紀であったが、ただ衣と透華を大切に思っていることだけはしっかりと告げる。
「私が衣の悲しむような真似をする訳ありませんわ、純も智紀も全然わかっていませんわ!」
「うっ・・」「・・・はぁぁ」
「と、透華・・それは流石に言いすぎなん・・」
透華の言葉にうな垂れる純と智紀、見かねた一がフォローを入れようとするが。
「ま、まあ・・驚かせようとして、京太郎さんと恋人関係になっていたことを言わずにいた私にも落ち度はありますから、そ、それについては謝罪しますわ・・余計な心配をかけて、すみませんでしたわ」
「あっ、ああ・・いや、俺らも悪かったな、盗み聞きしてよ」「ごめん・・なさい」
大切といわれて嫌な気分はしない透華は、自分の非も認めて純と智紀に謝罪すると、純と智紀も盗み聞きしたことを謝罪する。
「透華・・・、智紀、純、僕もごめんね黙っていて、僕が話していたらこんな風にならなかったのに・・」
「良いって、それに一から聞いていたら、こんな風に恋人になれたのかわからないし」
「うん、結果が良かった、私も恋人なれて嬉しかったから・・終わりよければすべてよし」
透華に続いて謝罪を口にする一であったが、純も智紀も今の状態が良いようで、起こることも無く一を許した。
「これで黙っていた件については、今後言わないと言う事で・・よろしいですわね?」
「ああ、わかっているよ」「了解した」「うん」
念の為に確認する透華に同意する純と智紀と一、これでこの話も終わり話題が違うことに移ると思いきや。
「はぁぁ、でもよ・・本当にびっくりしたぜ、衣以外に恋人が居るって聞いた時には、しかも衣が認めているって聞いた時にはよ」
「あら、また蒸し返しますの?」
話題が戻るのかと思い、さきほどの言葉を聞いていなかったのか言いたげな非難する視線を純に送る透華、それに気付いた純は慌てて首を大きく左右に振る。
「いやいや、そうじゃなくてよ、透華や一だけじゃなくて、人数もそうだけど、あのタコス娘・・片岡も、恋人だって言うじゃないか、だから驚いたぜ」
単純に人数とその面々に驚いただけだと話す純、それを聞いて一と透華も納得した様子で頷いた。
「そうだね、僕も宮永さんと衣と京太郎君が最初にしているのを見た時は凄くびっくりしちゃったよ」
「私も五人目と言われた時は・・かなり驚いてしまいましたわ、しかし京太郎さんはちゃんと其々を愛して大事にしてくださいます、ですからたとえ他に誰が居ようとも私は京太郎さんを愛するだけですわ」
自信満々、余裕たっぷり、自分が五番目と聞いた当初は驚き焦っていた透華であったが、今や誰の名前を聞こうとも焦る気配は無い。
「おっ〜凄い自身だな、まあ・・俺も智紀も京太郎には良い印象持っていたからな、衣が許しているなら・・加わっても大して驚かないか」
「それだけじゃない、もう透華が一番気にするであろう、原村和も加わっている・・だから他に気にする相手も居ない」
「当然ですわ、ほほっ・・うん、原村和・・何故智紀は原村和の名を挙げたんですの?」
感心と言うよりは納得した様子を見せる純と智紀に、余裕の高笑いをしようとした透華であったが、聞こえたライバル視している和の名に目の色が変わり智紀に問いかけると、純と智紀が互いの顔を見合わせて首を傾げる。
「なぜって・・透華だって知っているだろう、原村和も京太郎の恋人だった」
「い、いいい、何時の間に!?」
「原村和が六番目で、私が七番目で純が八番目だから、透華がなった後で私達が告白する前」
冷静に淡々と透華の問いに答えてゆく智紀、すると透華の表情は先ほどの余裕から一転して落ち着きは消え驚きに染まる。
「そ、そんなわ、私と原村和がお、同じ殿方のこ、恋人!?」
なにやら衝撃を受けている透華を横目に、椅子から立ち上がり体を乗り出して話を始める智紀と純。
「な、なぁ・・もしかして、透華は知らなかったのか・・原村和が巨京太郎の恋人の一人だって・・」
「あの態度から見るに用意に想像がつく、それと・・そこで苦笑いを浮かべている、一は知っていたと言う事も・・想像がつく」
智紀が一を見れば、それに続いて純も一を見る、見られた一は苦笑を続けながら立ち上がり二人の会話に加わる。
「実はね衣に聞いていたんだけど、その・・透華ここ数日忙しそうだったから、それで・・」
「黙っていたと・・」「衣にも黙っていてもらった・・」
純と智紀の言葉に小さくこくりと頷く一、とは言え二人とも一を責める気にはなれない、むしろ今の透華を見る限りははじめの行動が正しいものだと思えた。
「あっ〜もう、ここで考えていても埒が明きませんわ、ハギヨシ!」
「はい」
頭を掻き毟って考えるのを止めた透華が名を叫ぶと、ハギヨシがどこからともなく姿を現した。
「車の用意を、それと衣も呼んできてくださる」
「はい、直ぐに準備をいたします」
透華が指示を出すと、ハギヨシはまた何処かに姿を消した。
「何をしていますの、貴方達も準備なさいな」
「えっ、な、なんだ・・・何処か行くのか?」「この状況で行くとしたら一つだけ」
純は透華がどこに行こうとしているか分からない様子であったが、智紀はすぐさま透華が何所に行こうとしているのか理解する、そして一が目的地と思われる場所の名を告げる。
「清澄高校麻雀部、京太郎君のところだね」
「ええ、こうなったら、京太郎さんと原村和本人から、直接話を聞かなければ気がすみませんわ」
「いや、まて・・別に直接聞かなくても・・」
気がすまないと言う理由で押し掛けることに抵抗を示し、止めようとする純だったが。
「いいえ、京太郎さんにお聞きしなければ気がすみませんわ、それに・・純と智紀は昨日も一昨日も逢っているのだから良いでしょうけど、私はもう五日も・・はぁぁ、兎に角行くと言ったら行くんですわ!」
「そ、そうか・・まあ、仕方ないか」(な、なんだよ・・聞きたいっていうよりは、逢いたいっていうのが本音か・・なら仕方ないか・・)
和の事が気にしているのは確かであろう、しかしそれよりもそれを理由に逢いたいと言うのが透華の本音であろう、そんな本音を見抜いてしまった純は途端に止める気も失せてしまった。
「そうですわ、さぁ、行き先が分かったのなら早く準備なさい、これから私達の愛おしいお方に会いに行くのですから、少しでも綺麗にしておかないといけませんわ」
折角恋人に会えるのだから、身嗜みを整えるように言い聞かせる透華、しかし当の本人も。
「透華、さっき頭を掻き毟ったから髪が崩れているよ」
「うっ、私としたことがはしたない姿を京太郎さんにお見せしてしまうところでしたわ・・こほん、では一あちらで身支度を整えますわよ」
自分の事を失念していた透華は、少し頬を染めると咳払いを一つして、気持ちを切り替え一に髪型を直すように命じる。
「はい、了解しました、透華お嬢様、ふふ」「もう、嫌ですわ一ったら・・ふふ」
楽しげに笑みを浮かべながら一と透華は、身支度を整えるために部屋を後にした。
「はぁぁ、行っちまったか・・でも本当に良いのか・・さすがに全員で行ったら迷惑なんじゃ」
「なら、純はここに残る?」
京太郎に迷惑が掛かるんじゃないかと心配する純に、不敵な笑みを浮かべながら問いかける智紀。
「うっ、そ・・それは・・」
即答できない純、それは迷惑だと思う一方で透華と同じ気持ちを抱く部分もあるからであろう。
「ふふ・・ごめん、意地悪なことを言って、純の心配もわかる、でも透華の気持ちも良く分かる・・それに私も逢いたいから・・京太郎に」
「はぁぁ、言われなくてもわかるって、お、俺だって同じ気持ちだからよ・・」
意地悪をしたことを謝り素直に自分の気持ちを話す智紀に、純は溜め息をつき恥ずかしそうにしながらも智紀の言葉に同じ気持ちである事を認めた。
「なら・・」「行くに決まっているだろう!、お、俺だって逢いたいからな・・」
もう一度智紀が問おうとする前に、一度認めて開き直ったのか純は自分の決意を高らかに宣言する頬を赤く染めながら。
「うん、それで良い『素直になれば京太郎はもっと愛してくれる』って、アドバイスを貰ったから・・」
「誰に・って、衣しかいないか・・ふぅ、それじゃあそのアドバイスにしたがって行くか」
「うん、私もそうする」
問いが終わる前に自分で答えを導き出した純が、アドバイスを素直に受け入れる事を決めると、智紀もそれに同意する。
「純、智紀、何をしていますの、行きますわよ!」
「はぁぁ、やれやれ・・それじゃ行くか」「うん」
準備がすっかり終わった透華の自分達を急かす声が聞こえると、純と智紀は互いに見合い、そして。
「大好きな恋人に逢いに!」×2
声を重ねて、部屋を飛び出した。
終わり。
今回はかなり長かったので、
収まる様にしたら、途中から番号を増やす結果になってしまいました、
長々と失礼しました。
459 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 07:28:53 ID:+2mQoeNt
良いぞ良いぞ
なんだなんだ長作か!?
くそう仕事から帰るまでお預けか
これはひどいカオスww
待ってましたよー!!!
超GJ
まさか衣の人が帰ってきてくれるとは
464 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 22:57:29 ID:lQ7YvEjb
よく帰って来てくれました!ありがたやありがたや
本当に長いな!?
このままだと県大会決勝の面々が全員食われそうな気がしてきたな・・・
なんという力作
同人誌にしたほうがいいのでは
467 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 19:53:14 ID:Phl9bVQq
今北!!!
初めてこのスレに迷い込んだが、神に感謝する!!
垣間見た! いや、神はいた!!
スーパーGJ!
……しかし何だね。あなた様はスレが過疎って俺がお気に入りから外した直後に投下なさいますな。
……そ、そんなに俺に読まれたくないのかよ!w
みんなはえーよ!
俺は毎日少しずつ読ませてもらってるぜ
うわあああああああ
帰ってきてたまじGJ!!
ありがたやありがたや
やはりこのスレには京太郎しかないな
俺の記憶の中にはまともに登場した男が京太郎しかいない
あと記憶にあるのってハギヨシと実況の人だけだ
どっかの解説のジーちゃんと雀荘の客もいたか
大作GJです。
まさか続きが見られるとは・・・。
投下します。 前半は咲×和、百合。 後半は寝取られ風味です。
10レスくらいです。
「宮永さん……あ、あなたのことが好きです……」
ここは清澄高校麻雀部の部室……。
夕暮れ時の部屋はオレンジ色の日差しをいっぱいに浴び、いかにも放課後の部室といった様相を醸し出している。
――すぐそこにはさきほどまでみんなで打ち合っていた雀卓があった。
いまだ部員のみんなの熱が覚めやらない様を示すよう、そこにはたくさんの牌が散りばめられている。
私は気恥ずかしさを隠すため、その白い牌達を紅潮した顔でジっと見つめていた……。
信じられない。 いまだに私には信じられなかった。 まさか彼女から告白を受けることになるなんて……。
原村和さん――。
私がこの麻雀部に入ろうと思った(誘ってくれたのは京ちゃんだけど)きっかけをくれた人であり、また麻雀の本当の楽しさを教えてくれた女の子でもある。
私にとって家族との付き合いでしかなかった牌の塊を、今は手に握るだけで胸がドキドキするものにまで変えてくれた原村さん……。
そしてそのドキドキはいつしか、彼女そのものに対して抱く感情へとも昇華していた。
それはつまり、私自身も彼女のことが好きであるという証拠でもあったので――私は迷わずそう言葉を紡ぎだしていた。
「わ、私も……私も原村さんのこと好き。 大好き……」
黙っていたら断ったと思われるかもしれない。 私は顔を原村さんの方に向けながら、その言葉だけを精一杯搾り出す。
……目線は合わせられない。 だって今の私の顔はきっとタコみたいに真っ赤になっちゃってるだろうから。
――嬉しい。 ――夢みたい。 仮に夢だったとしても絶対に覚めて欲しくなかった。
私は指先を自分のほっぺへと持っていく。
そしてギュゥっと強くそれを抓ってみると、刺すような痛みがそこに走った。 ……あう、痛いよう。
すごく痛いけど、嬉しい。 だってこれは夢じゃないんだから。
原村さんの告白が夢ではない。
今彼女がこうして私の前に立ち、私に好きだと言ってくれたこの光景が夢じゃないなんて……。
それはもう幸せ以外の何物でもなかった……。
「ああ……宮永さん、嬉しい……嬉しいです」
原村さんの表情がほころぶ。 私の返事を聞くとホっと安心したような声を出し、まるで天使のような笑顔を向けてくれた。
彼女も私と同じきもちらしい。 そのままトコトコとこちらへ駆け寄ってくると、念願叶ったとばかりに私の身体をギュっと抱きしめてきた。
「わ、わわわ! は、原村さん……?」
「ごめんなさい、突然。 でもずっとこうしたかったから……ああ、宮永さん……」
私は突然の彼女の行動に驚きを隠せない。 けれどそれは嫌だったからではなく、身体を重ね合わせる恥ずかしさからくるもの。
原村さんの身体のポヨンとした柔らかさと、甘い果物みたいな香りを鼻先に感じると……すぐに抵抗を止めてそれに浸り堕ちていく。
拒む理由なんてなかった。 だってもう私達はただの友達じゃなく、恋人同士になったんだから。
それはつまりこれからはこうして抱きしめ合うどころか、それ以上のことをしても良いということでもある。
今私の顔に当たっている原村さんのお餅のようなほっぺとか、こうして抱きしめているだけで折れちゃいそうな細いウエストとか……。
それらがもう私だけのものであり――好きにシテいいという許可が下りたってことだよね……?
――抱きしめている原村さんの身体を見る。 まるで男の子のようないやらしい視線で、ジロジロと。
綺麗なピンク色の髪……。 真っ赤なリボンで二つに分けられたツインテールは、女の私から見てもとても可愛らしい。
今まで髪型なんて気にしたこと無かったけど、原村さんと友達になってからは私も髪を伸ばしてみようかななんて思うこともしばしばあった。
おもわず触ってみると、それは指先をまったく止めずにスススっと撫でることができた。 余程の手入れをしていなければこうはいかないだろう……。
「ん……あ、そ、それもっとして下さい……ああ……」
その長い髪の毛をナデナデと撫でていくと、原村さんは少しくすぐったそうにしながらももっとシテとお願いしてきた。
なんて甘美なおねだりだろう。 気を良くした私は更に上質の織物のような髪を撫でていく……。
そして視線では同時にその豊満な身体にまで欲望の矛先を向けていた。
制服から突き出る、スラリと流れ落ちた手足……。
ムッチリとした身体とは対象的なその細い腕はとてもしなやかで、ニーソックスに包まれた脚もまるでモデルのように綺麗だ。
――羨ましい。 私もこんな可愛いニーソックスが似合う女の子なら良かったのに……。
羨望を込めた眼差しを向けながら、私は空いたもう片方の手で原村さんのふとももを撫でる。
ほどよく肉付きの良いそこは心地よい感触を手のひらに返してきて、男の子ならこのふとももだけでも興奮できるだろうなと簡単に見て取れるいやらしさがあった。
「んあッ! ちょ、ちょっとくすぐったい、です……んんん……♪」
スリスリスリと撫でていくと、原村さんはもどかしいように身をよじった。 そのいじらしい仕草が私を更なる欲望の深みへと誘っていくのがわかる……。
そしてここまで来るともう彼女の――原村さんの特徴的すぎる『そこ』へ興味がいかないわけがなかった。
視線をゆっくりとそこへ――。 その大きな二つの膨らみへと向けていく……。
「………ごくっ」
さっきから目の前で大きく上下している膨らみ――それは完全に視界に捉えると、私はおもわず生唾を飲み込んでいた。
原村さんの乳房――セーラー服の前を包みきれないほど大きく押し上げているその巨乳が、私に揉んでくれとばかりにその存在を淫らにも自己主張していた。
しかもなんていやらしいんだろう。
セーラー服の中心にはなんとポッチリと丸い粒が二つ浮かんでいて――ブラジャーの存在が確認できそうになかった。
「ど、どうして……ブラしてないの……?」
「え……? あ、こ、これは……その……」
おもわずそう尋ねていくと、原村さんは言いよどむようにして顔を俯かせる。 オロオロと慌てるような仕草がもう可愛いらしくて仕方がなかった。
わかってる。 それはきっと私の為に外してきてくれたのだと、わかっていた。
ならば何も躊躇することはない。 私はその目の前で豊満にも自己の存在をアピールする乳房に――ガバッと顔を埋めていった。
「ひゃんッ! あ、そ、そんな……宮永さ……ん……!」
原村さんの口から悲鳴ともとれる声が漏れていく。 ――けれども私は迷わなかった。
――ずっと気になってた。
思えば初めて会ったときからずっとずっと、彼女のこの大きな乳房は常に私を誘惑していたような気がする。
部活の最中、彼女がツモ!とポーズを決めるたびブルンブルン揺れる二つの塊にもう何度欲情したかしれない。
合宿の時もそう。 温泉に入るとき初めて生で見れた原村和爆乳に、私はおもわずむしゃぶりつきたくなってしまったのを今でも憶えている……。
あの時は部長達が一緒だったからまだ理性を保てたけど、もし二人きりだったと思うと……ほんとに恐ろしくなりそうだった。
「んん……すごい、すごい原村さんのおっぱい……顔がうにゅーって、うにゅー」
「ダ、ダメ、ダメです……あぁぁ……」
でももう、そんなこと我慢しなくてもいいんだ。 だってだって、原村さんは私に告白してくれたから。
それはつまり私達が両想いだったってことで、そしてつまりはこれから二人は恋人どうしになるってことで……。
恋人同士がシテいいことをいくらでもシテいいってことだから。 つまり……。
このいやらしい男好きのするデカパイ美少女爆乳のたまらないスケベなおっぱいを私の好きにしていいってことだからそうだよね?ね?ね?そうだよね?ねぇねぇねぇ?
「やわらかぁい……おっぱいおっぱい、原村さんのおっぱい……」
顔の左右にはポヨンポヨンと柔らかい感触。 学園の男子が憧れてやまない爆乳に私は埋もれていた。
まるで大きな凹凸のある枕に顔を埋めているような心地よさは、そのまま眠りについてしまいそうに危うい。
私はその感触を更に楽しもうと顔をグイグイと押し付けていく……。
「んんんー柔らかい。 あうあうはふはふ……おっぱいおっぱい、夢にまで見た原村さんのおっきなおっぱい……」
「み、宮永さん……あんまり大きなおっぱいって言わないで……ん、んんッ!」
「柔らかいよう。 ぽよんぽよん、おおきいよう、ぷにぷに……」
「あんッ! か、顔そんなに動かさないで下、さ……い……」
原村さんの声が可愛いらしい。 私が顔をグリグリと押し付けるたび、彼女の口元から喘ぎ声が漏れるのがとにかく嬉しかった。
しかもその声はどこか艶っぽくて――まるで喘ぎ慣れているように感じられて、それがまた私の中の興奮を煽っていた。
本当にこのセーラー服の乳房の感触はすごい……。 想像以上に素晴らしいものだった。
私は堪らず両方の手のひらを被せていく。 顔の左右にあるでっかい膨らみをムニュウウと鷲づかみにしていくと、指先を深く埋めていく……。
「ああッ! や、ダ、ダメです……そんな、指でなんて……」
「わ、すっごい。 指が飲み込まれちゃう、むにゅーむにゅー……」
「んんッ! はぁ、あぁ、宮永さん……いやぁぁぁ」
はぁはぁといういやらしい息遣いが耳に届く。 原村さんはどうにかそれを抑えようと指を口元へと運び、ギュっと指先を噛み締めるようにした。
嫌という声は聞こえた――けれど私はそれを彼女の了承のサインだと受け止め、更に大胆に指先を動かしていった。
10本の指――いつもは牌を握るために使われている細い指先達が、今は原村さんの大きな乳房を弄ぶために使われている……。
……京ちゃんが知ったらきっと羨ましがるだろう。
彼はいつもいつも、彼女のこの爆乳を眺めてばかりいたから……いやらしい目で。
「もにゅーもにゅー、指が沈むー食べられちゃうーすごーい……」
「み、宮永さんダメで、す……私のおっぱいで、あ、遊ばない……で……」
「だってすごいんだもん。 原村さんのおっぱい、ほんとやわらかいねー♪」
「そ、そんなこと……ないで、す……あッ!」
原村さんは嫌々とかぶりを振る。 きもちはわかるけど、こんな手のひらに収まりきらない乳房をくっ付けていては説得力が無いと思った。
私の指先はもうのめり込むように彼女の爆乳に食い込んでいき、柔らかい肉が指を見えなくなってしまうほどに深く埋もれさせていた。
……もう服の上からじゃ我慢できない。
私は彼女のセーラー服に手をかけていく。 そしてそれを脱がそうと上に向かって捲り上げようとした。
制服の上からでもこんなにも柔らかいのなら、直接触ったりなんかしてしまったら――一体どれほどの天国なのだろうかとそれを乱暴に捲り上げていく……。
「…………ッ!? ダ、ダメですッ!!!」
けれどもそうしてセーラー服を持ち上げようとした刹那、原村さんはグイっと身をよじるようにして私の手を拒んだ。
「…………え?」
虚を付いた彼女の行動に私は唖然としてしまう。 なぜなら拒絶されるなんて、夢にも思っていなかったから……。
いままでずっと為すがままにされていてくれた。 髪を触ってもふとももを触っても――そして胸を触ってすら、彼女はジっとしてくれていたのに……。
いざ制服を脱がそうとした途端、原村さんは激しく抵抗したのだ。 ふたたび手を伸ばそうとすると、彼女はビクッと身体を反応させる。
それは彼女が私に対して怯えている様相を如実に表していた……。
「ど、どうして原村さん。 私のこと、嫌いになった……?」
嫌われたくない――彼女の怯えるような仕草を見て、まず私はそれだけは聞かずにはいられなかった。
「ち、ちがいます。 宮永さんのこと嫌いになるなんてことありません……け、けど……」
すると原村さんはフルフルと首を振ってくれる。 ――良かった、嫌われたわけではないみたい。
けれどもいまだ彼女は震えている。 ただジっと目を伏せたまま身体を震わせるだけで、まるで何かに怯えているように見えた。
「じゃ、じゃあなんで……胸、見ちゃダメなの……?」
「………………」
ブラジャーを付けないでいてくれたのなら、これ以上をしても彼女は嫌ではないはず……。
けれども私の問いかけに彼女は答えてはくれなかった。 ただセーラー服のすそをギュっと握り締め、何か後ろめたいことでもあるようにその身を震わせるだけ……。
――――おかしい。
私はこの頃にはすでに、目の前の原村さんに対して激しい違和感のようなものを感じずにはいられなかった。
告白までしてきてくれた彼女。 そしてさきほどまであんなにも私の愛撫を受け入れていてくれた彼女が――急に遠い存在に感じられてしまったのだ。
そしてそう思えた理由はおそらく、彼女の身体に何か問題があるように思えた。
こんなにも胸も大きく、ウエストも細い原村さんの魅力的な身体に一体何があるというのか……。
私はとめどない不安と共にそれを確かめずにはいられない衝動に駆られていき――ゆっくりと口元を開いていく。
「もしかして……制服、脱がされたくないとか……?」
「………………」
私のおそらく確信を付いた質問に、彼女はやはり答えてくれない。 何か後ろめたいことでもあるように目を逸らしたままで……。
よく見るとその瞳にはうっすらと涙までもが浮かんでいて、可愛らしいガラス玉の中でそれがキラキラと光り輝いていた。
――泣いていたのだ。
原村さんは涙を流していた。 もちろんそれは私と添い遂げられた嬉し涙などではなく、おそらくそれとは正反対の悲しみの涙。
いまこの状況でどうしてそんな涙が流れるのだろうと、私は激しい戸惑いを感じずにはいられない……。
原村さんのこんな予想外の表情は、牌を囲んでいる時にすら感じたことがない。
私から視線を外すその被虐的な仕草は、どう見ても異常な『何か』を隠しているように思えて――私はそれがどうしても気になって気になって仕方が無かった。
――だからもう我慢しなかった。
「……!? あ、い、いや、嫌です! 宮永さん……や、やめてぇぇぇ……」
気づくと私は原村さんのセーラー服を乱暴に掴み上げていた。 そしてそれをむりやり捲りあげるよう上へと引き絞っていて……。
さきほどの甘い百合の雰囲気はどこへやら。 どこからどう見ても私が原村さんを犯そうとしてるようにしか見えないだろう。
私だって大好きな原村さんが嫌がるようなことしたくない。 彼女の涙ながらに訴える言葉が胸にジクジクと響いていく……。
「い、いや、嫌です。 制服から手を離して宮永さん……あぁぁぁ!」
「ごめんね、ごめんね原村さん……。 けどこうしないと……もうダメなのッ!!!」
けれどもうそんなことは言っていられない。 今の私の優先すべきことは、彼女の身体――『裸体』をこの目で確認することなのだから。
私は力いっぱいセーラー服を捲り上げていく。 少し上まで持ち上げると、やはり大きな乳房が布にグイグイと引っかった。
けれども更に乱暴に上へと持ち上げると、それはブルン!という音と共に外へと解放されていく。
――やっぱり。 原村さんはブラジャーをしていなかった。
生の肌色の乳房が露出されていくと同時に、ピンク色の可愛らしい突起物が私の目に飛び込んできた。
そして続いて更に無数に目にチラついてくる、桃色の色彩――。
それは綺麗な彼女の上半身に不自然なほどの数のアザとなっており、それが一瞬、私の思考を停止させる。
「あ……あぁぁぁ……」
そのまま原村さんのセーラー服を完全に脱がしていく。 ピンク色の髪の毛をスルリと通していくと、原村さんは抵抗を止めていった……諦めたかのように。
――そして私は見る。 彼女が服を脱がされるのを拒んでいた理由を、目の辺りにしていく。
「……ふぇ。 な、何、これ……」
最初にそれを見たとき、私は『それら』が何かわからなかった。 なぜならおそらくそれは私が生まれて初めて見るものだっただろうから。
原村さんの上半身――透き通るように綺麗なその裸体には、無数とも呼べるおびただしい数の『色』が付いていたのだ。
肌の上に付けられたピンク色のアザ――首の下から鎖骨のあたり、そして胸元。
二の腕や脇の下、果ては縦に整った可愛らしいおへそのあたりにまで、びっしりと……小さな桃色の痣が付けられていたのだ。
……よく見るとそれは乳房のあたりに密集しているように思う。 手のひらで掴みきれない原村さんの生の乳房の上には、それこそ群がるようにその痣がおびただしい数刻印されていたのだ。
卑猥にも尖った乳首周辺にも――貪るように、乱暴に――強欲に。
「は、原村さ……こ、これ、なに……」
「……み、見ないで。 見ないでください……」
原村さんは私に見られたくないように、両腕でそれらを隠していく。
けれどもそんな細い腕じゃ隠し切れないほど身体には無数に痣が付けられており、その隠したがる彼女の被虐的な表情が――私にそれらが何なのかを気づかせていった。
以前、友達が持ってきたちょっとエッチな本に書いてあった。
それは唇で簡単に付けられるアザで、よく男の子が女の子の身体に自分の物だということを植えつけさせるためのモノで……。
それはいわゆるキスマークと呼ばれるものだった。
それが原村さんの裸体には付けられていたのだ――無数に、おびただしい数が。
「だ……誰にやられたの、それ……」
「………………」
私はおもわず問いただしていた。 それが本当にキスマークといわれるものなら、原村さんの身体じゅうにそれを付けた人物がいるはずだから。
原村さんは押し黙る。 顔を羞恥で真っ赤にさせながら目を伏せると――ゆっくりと語りだした。
「私は…………彼の奴隷、なんです……」
原村さんの口から漏れた呟き――それが私の脳天にビシャリと直撃する。
彼――それも奴隷という単語があきらかに普通でない関係を想像させる。 それはつまり、ご主人様と奴隷という意味なのだろうか……。
「か、彼って……誰……?」
「………………」
「だ、黙らないで教えてよ原村さん。 ねぇ、彼って誰のこと? 私の知ってる人かな……?」
「……麻雀部に男の人は……一人だけです」
「……ッ!? そ、それって……」
原村さんの言葉を聞き驚愕する――ありえないと思った。 色々な意味で。
たしかに私は知っている。 彼が原村さんを好きなのを知っていた。
幼馴染である私だけにということで、彼は――京ちゃんはそれを教えてくれたのだ。 顔を真っ赤にさせながら、気恥ずかしそうに話してくれた彼の顔は今でも鮮明に脳裏に思い出される。
そしてだからこそ信じられなかった。 あんなにもウブで純真な京ちゃんが、まさかこの目の前にいる原村さんを――奴隷にしているだなんて、とてもじゃないけど信じられない。
「ほ……本当なの? ほ、ほんとに京ちゃんが、原村さんのこと……?」
そしてそんな問いかけが自然と口をついていた。 だってだって、彼がそんなことをする人だなんて幼馴染である私だからこそ信じられなかったから。
「…………本当、です……」
原村さんは当然のように頷く。 そして身に着けているスカートの中にスっと手を入れると、そこから何かを取り出していく……。
――携帯電話だった。 それは私も見覚えがある、原村さんの携帯電話。
彼女はそれをパカっと開いていくと、両手でカチカチとそれを操作していく。
そして目当ての画面を出せたことを確認すると、それを私に向かって突き出してきた。
「これを……これの中身を見てください……」
「う、うん……」
私は差し出された携帯電話を受け取る。 そしてその液晶画面を見ていくと、そこには画像フォルダと思われる映像達が映し出されていた。
小さな画像群であるためそれだけでは何が写っているかわからない。
私はその内の一つにカーソルを合わせると――それを開いていった。
「…………!?」
画像を見た途端、喉がひきつるのがわかった。 あまりのショックに息が詰まりそうになる……。
私の目に飛び込んできたのは、原村さんが全裸で立ちつくしている画像だった。
画像の中の彼女の顔は羞恥に染まっていて――裸で撮られることにまだ慣れていないことがうかがえるものだった。
それも背景を見る限り、どうも場所はここ……麻雀部の部室らしい。
今のように放課後の誰もいなくなった部室で、原村さんが上下とも裸になっている画像がそこには納められていたのだ。
「こ、これって……」
「……はい。 彼に脱げと命令されて……ここで撮られました」
原村さんが驚愕の真実を語りだす。 命令されてという単語は、彼女が京ちゃんの言うことを何でも聞いているという事実に他ならない。
私は更に指先を躍らせ画像フォルダを漁っていく。 もはやプライバシーなどカケラも無いことはあきらかだった……。
2枚目の画像が表示される――。 そこには大きく原村さんの乳房だけがアップされた映像が映し出され、それが撮影者の嗜好をよく表していた。
同様に3枚目、4枚目の画像を開いていく。 そしてそれも同じようにバストのアップばかり……。
京ちゃんは原村さんのおっぱいばかり見ていた。 ならばこうして胸ばかり撮影するのもすごく納得できて……ああ、そ、そんな……。
「京ちゃん……こ、これ全部、京ちゃんに撮られたの……?」
「……はい。 私のご主人様……です」
はっきりと口にされていく。 原村さんの口から、ご主人様…と。
それは二つの驚きとなって私に襲い掛かってくる。
ショックを隠しきれないまま私は更に画像を閲覧していく。
しばらく胸のアップばかりが続いていくと、急に今度は二人で写っている画像が表示されていった。
――原村さんが跪いていた。 京ちゃんと思われる男の人の前で膝を付き、そして……。
「こ、こんなことまで……」
私は絶句する。 その画像はあまりに卑猥で予想外な……けれども二人の関係を考えれば当然ともいえる結果を示していた。
原村さんがおちんちんを舐めていた。 京ちゃんのと思われる大きな――お父さんのしか見たことないからわからないけれど、大きなおちんちんに舌を這わしていた。
その表情はいじらしい。 喜んでやっているようには見えないけれど、けれども相手の言うことには逆らえない被虐的なものを浮かべていて……皮肉にもそれはとても可愛らしかった。
「いつも……京ちゃんに、し、してたの? こういうこと……」
「……言われればどこででもシテます。 部室でも外でも教室でも……どこでも……」
原村さんは身体を震わせながら告白していく。 自分が今までにシテきた卑猥な行為の数々を……。
そこには私への罪悪感のようなものが見え隠れしていた。 そしてそれは私の指先を更なる好奇心へと誘い込んでいく……。
「も、もっと見ちゃっても……いい?」
「あ……そ、それ以上は見ないでください。 そこから先は……ダメです」
「あう……ど、どうして? だってまだこんなに先があるのに……」
携帯の液晶画面には10/100という数字が浮かんでいる。 つまりはまだ全体の十分の一程度しか私は目にしていないということだ。
けれども原村さんはこれ以上は見られたくないと訴えている。
それはつまり、もっともっと卑猥な画像が納められているということで……それは私のドクドクとした欲を更に掻き乱していた。
「宮永さんには……み、見られたくないんです……」
「………………」
原村さんのすがるような声を無視し、私は携帯電話をカチカチと操作していく。
11枚目の画像――いや、そこには画像ではなくムービーで納められている彼女の痴態があった。
私はゴクリと生唾を飲み込むと、その液晶画面に映し出された『再生』の文字を押していく……。
『ああッ! あ、あ、あんッ! いい、いいです、きもちいい……須賀さん、ああ、もっと、もっと突いて下さいッッッ!!!』
「……!? ふ、ふぇぇぇぇ……」
私はおもわず携帯を取り落としそうになる。 ムービーを再生した途端、そこからは原村さんの淫らな喘ぎ声が響いてきたからだ。
……まさか音声付きとは思わなかった。 しかもその音質はとてもクリアで、PCのそれと変わりが無いものだった。
『ん、んん、んんんッ! ああ、ご、ごめんなさい、ご主人様……はい、あなたは私のご主人様です、あ、ああ、あああッッッ!!!』
「い、嫌ぁぁぁぁッッッ!!!」
携帯から流れ出る原村さんの喘ぎ声と、目の前の彼女の声がシンクロしていく。
彼女はブルブルと首を振り、その携帯から流れ出る自分の声を必死に否定しているようだった。
けれどそんなことをしても意味がない。 なぜなら私の目にはもう原村さんがおちんちんに……京ちゃんに身体を貫かれている姿がありありと映し出されていたのだから。
原村さんは雀卓に寝かされていた。 そう、今もすぐそこにある、麻雀部の全自動雀卓だ。
彼女のセーラー服に身を包まれた裸体――京ちゃんの好みなのかそれは全て脱がされることはなく、大きな乳房だけが露出されたまま彼女はそこへ寝かされていた。
そして京ちゃんはそこに覆いかぶさっているのだろう。 画面には原村さんの紅潮した顔と半脱ぎの身体がいっぱいに映し出されていた。
――おまけにさっきから画面が揺れている。 まるで何かを突き入れているような激しい動作で、前後に……。
『ああ、あんッ! あ、あ、あ……こ、こんなところ宮永さんに見られたら……ああ、そ、そんな突き上げないで下さい……』
そして次の瞬間、カメラの視点が下へと向けられていく。 原村さんの大事な部分――膣の入り口が映し出された。
そこにはジュプジュプと音をさせながら入り込んでいるおちんちん。 女の子の大事な部分に大きな棒が突き刺さっていく様が、画面いっぱいに写りこんできた。
そしてそこには二人が繋がっていることを示すよう、透明の液体がピストンが繰り返されるたびにビュルビュルと結合部から吐き出されている。
なんて……なんていやらしい光景だろう。 これが原村さんと京ちゃんのセックスだなんて……信じられなかった。
「ああ……そ、そんな、京ちゃん……原村さ……ん……」
私は絶望する。 大好きな幼馴染と大好きな恋人が繋がっている映像を……絶望の眼差しで見つめていた。
嫌悪、悲哀、嫉妬――それらの感情がごちゃ混ぜになりながら、私の頭の中を縦横無尽に駆け巡っていく。
目の前の原村さんを見ると、彼女も同様に感情を処理できないようだった。
……そして今ならわかる。 その上半身に無数に付けられたキスマークが物語る意味が……。
「い……いつから、なの……?」
気づくと私はそう問いかけていた。
普段生活をしている中で、二人が――原村さんと京ちゃんがこんな関係だなんて思ったことは一度としてない。
もっともそれはただ私がニブイだけなのかもしれないけど、それでも何らかの違和感には気づきそうなもの……。
原村さんは私のことを後ろめたいような顔で見つめてくると、ゆっくりとその口を開いていった……。
とりあえずここまでです。 それではおやすみなさい
487 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 20:51:47 ID:IUPWp7DL
まさか衣の人が帰って来るとは・・・・相変わらずの京太郎の無双ぶりには感動しますなぁ・・・恐ろしい子!
>>486 GJ
続き待ってます
のどちゃん可愛い
490 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 22:59:20 ID:wHy1Fw0i
失われた京太郎と咲の絆
むしろ京ちゃん奪う気満々だよ(キリッ)
姫様が姫様スレの連中50人にマワされるSSマダ−?
京太郎が寝ていた姫様を監禁するSSを創作しているのですが何の脈絡もない者同士でも問題ありませんかね?
問題ないと思う
このスレはレズじゃなきゃ何でもOK
問題なさ過ぎる
同人誌とか見てても思うけど京ちゃんは本当に都合のいい存在だな
あまり本編でも描写がないせいか好き勝手にキャラ漬けできる
498 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 22:40:02 ID:n85LmIgB
鬼畜京太郎によって清澄麻雀部が学校の有力者に売られるなんてものもあるな
頭沸いてやがるw
確かに沸騰せずにはいられないな
501 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 22:00:44 ID:0RbffW2P
「う、む……い、痛い……」
京太郎は、睦月のふっくらした身体を抱きながら、小刻みに動きながら奥へ奥へと侵入する。
睦月のアソコは、ペニスの先端をギュウギュウと締め付け、硬く道を閉ざして抵抗する。
ぴちぴちの身体は冷たい汗にまみれている。
睦月の顔は真っ赤になり、しかめた眉の中央に、苦痛の皺が刻まれている。
「ひっ、痛い……う……痛い……ひいい…」
ムリヤリなカンジがするものが、身体の奥を蹂躙していく。
さっき、京太郎が服を脱いでいたとき、睦月は恥ずかしくて顔をそむけていた。
ペニスは想像よりも大きくて熱くて硬い。身体が二つに割れてしまいそうだ。
「痛い……痛い……ぅう」
熱い剣のようなペニスが、身体を串刺しにしていく感触は、睦月にとって苦痛以外の何物でもなかった。
クリトリスを弄られたときのような気持ちよさはかけらもない。
「いや、痛い……つらいよ京太郎……んああ…!」
蒲原の顔に、水滴が落ちた。
びっくりして目を開くと、京太郎の顔が汗まみれになっている。
顎を伝ってまた汗が落ちた。
京太郎は、真剣な顔をしている。
申しわけなさを感じる一方で、京太郎が睦月のために一生懸命になってくれていることが嬉しい。
「ああ、うう……」
「ご、ごめんなさい睦月さん」
睦月がびっくりしたように目を見開いた。
「なんで京太郎が謝るんだ?」
「そ、そうですね。…すいません」
京太郎が、少し強く腰を進めたとき、ひときわ強い苦痛が睦月を襲った。
「はああうっ!?」
502 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/24(日) 00:12:15 ID:FCMvj4bA
むっきー無双
GJ
前後の投稿もお待ちしています
待て
途中で相手変わってないか
505 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 23:41:33 ID:5W9uuTzg
京太郎射精地獄
506 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/02(火) 23:07:19 ID:0zBH5OsP
信じていた部長や咲達に見捨てられ、自暴自棄になって暴れていた京太郎
そんな彼に手を差し伸べたのは名門風越のキャプテンを務める福路美穂子であった
507 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 22:39:37 ID:ravngLra
姫様が京太郎&ハギヨシに監禁されるSS
ハギヨシと智紀の従者同士のカップル
509 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 21:54:20 ID:1N6ORby/
宮永咲VS須賀京太郎
ベッドの中の戦争
咲……麻雀好きか?
嫌いから始まる物語――
511 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 22:41:47 ID:/LHsj6vY
所詮、京太郎の存在なんて咲にとって孤独を紛らわすための道具に過ぎなかったんだよ
肉バイブってやつか…
513 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 21:03:04 ID:DVF4na9A
京太郎がまた尻を揉みはじめると、咲はあごをそり返らせた。
ドンと剥き出しの背中をぶつけ、愛撫から逃れようとする。
だが、指の感触をひたすら泌みこませるようにハイスピードで双尻を挟みまくるうちに、咲はまたしても背中を丸めてきた。
十本の指がずぶずぶと尻に食い込んでは尻肉をしぼり、また食い込んではしぼってをくり返す。
咲は重たそうに首を上げ、イヤ……と声をもらした。
だが、すぐにアッ、アッとかわいい声をあげた。
「イヤ、もうやめてよ……」
「咲って、すげえ尻感じやすいのな」
「バカ、ん、んんっ……」
「何度イッてもいいぞ」
「イヤッ、ダメだよぉ……」
咲が小刻みに上半身をふるわせた。
「イッちまえよ」
「イヤァ、ほんとにイッちゃう、ほんとにっ……」
咲の声が消えた。
つづいて、ブルッ、ブルッ、ブルッとまるで何かに驚怖したように全身を揺さぶって、それから再び小刻みなふるえがつづき、咲は倒れ込みそうな様子で息をついた。
京太郎は激しい興奮を感じていた。
十分足らずの間に、咲は三度も尻への愛撫だけで絶頂に達してしまったのだ。
514 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 21:38:43 ID:Omu7iOu3
続きを要求する
京ちゃんもふもふ
516 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 22:05:10 ID:JazOqQEy
長年一緒だった咲にさえ見捨てられ・・・・京太郎もここまでか
517 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 21:12:18 ID:fpXX6RRY
いちご「避妊なんて考慮しとらんよ・・・・」
保守
519 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/09(木) 21:20:09 ID:yRsHmdhy
変態京太郎の麻雀講座
京太郎「まず服を脱ぎます」
次に靴下だけ履きます
522 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/15(水) 23:05:11 ID:TcI9JF+k
最後に幼馴染みを部屋に呼びます
あー、咲が中年男に電車で痴漢されるSS書きてぇ…
524 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/27(月) 21:37:47 ID:wtcc0Iwo
京太郎と睦月の空気キャラ同士のセックス
単行本8巻が出れば多少盛り上がるかも
ここまで来たら8、9同時発売かもだが
>>527 いや10局づつ収録でも春か初夏には出せる筈
定期休載を考慮しても最新話が75局だし
>>528 ストック 73-75
1月 76.77
2月 78
3月 79.80
4月 81
5月 82.83
以上9巻分
無理
>>529 7巻が60までだしそれなら8巻10局、9巻10局でも80までだから初夏には出せんじゃね?
531 :
アインズ ◆oTcfXds8i2 :2011/01/06(木) 21:06:07 ID:LyDXJkKn
テスト
>>530 70局までだとふくすこ足しても総ページ数が足りない
結論無理
上重漫ちゃんにエロくて鬼畜ないたずらをして泣かせたい
534 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/09(日) 00:40:53 ID:mS6Xl6b5
しかしこのスレ過疎だ
>>532 あれそんなにページ数少なかったっけと思ったが
確かにページ数足らんのか
神代一族の5人にエロい事したい
537 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/19(水) 00:56:43 ID:QLFF0JuX
すればいい。
そしてココに投下するともっといい。
>>532 70局まで+ふくすこで172ページか・・・
28ページ穴埋めするのはややキツイなー
まさかの来週も休載無しの連載
540 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:29:46 ID:o9JU2bxJ
漫ちゃんかわええ
父親に犯される部長の話希望
542 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 23:04:32 ID:AmAEqHRE
全ての物語は須賀京太郎の消滅によって完結する
543 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 08:05:43 ID:3zvuET/+
京ちゃんって可愛いよね
お前のほうが可愛いよ、咲
保守
547 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 23:35:26 ID:WHTDHt7b
ハッちゃんと子作りしたい
ワハハさんと京太郎の絡み書こうと思ったけど書けんかった。
胡桃ちゃんにムラムラ来た
性欲持て余す、マジ犯したい
550 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 22:54:03 ID:0LAzMmjb
京太郎を犯す部長
ふかふかおっぱい
って表現最初に考えた奴、ブランケット症候群の気があるはず
ありがとうございました。僕もです。
552 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 20:52:22 ID:O4XNtvQP
審判
「つぎ! 選手出ろ!」
染谷
「次鋒、染谷まこ逝きます!」
妹尾
「じ……次鋒・妹尾佳織、いきます!」
審判
「それでは……はじめ!」
妹尾
「わ…私に麻雀はよくわからないんだ!!
幼馴染の蒲原部長にそそのかされてムリヤリ入部させられたんだ!
え、えーと…みっつずつ、みっつずつ……」
染谷
「いけないなァ、幼馴染の事を悪く言っては!」
竹井
「ダーハハハ!! 蒲原部長さんよ、お前の可愛い幼馴染を棄権させるなら今のうちだぜ!」
蒲原
「フッ…棄権をした方がいいのは、そちらのワカメヘアーの様だがな」
竹井
「なんだと?」
染谷
「メンゼンっ! 二盃口ッ!」
妹尾
「や……役満、四暗刻」
染谷
「ギャアアアー!」
竹井
「ゲーッ! なんだこれは!!」
蒲原
「どうだワカメガネ、お前の経験でもこの妹尾佳織のビギナーズラックまでは計算できなかったろう!!
フハハ、全国への切符はこの鶴賀麻雀部がもらうのだーっ!!」
和
「チッ…染谷まこのうすのろめ! どうせ負けるんなら
もうちょっとマシな役で上がってから負けりゃあよかったんだ!」
553 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 20:35:26.88 ID:TsjIKRQn
京太郎とハギヨシによって次々と美少女雀士達が凌辱される話を投下させてもらう
554 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 20:56:26.37 ID:Yyy/UjQK
期待して待つ
555 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 04:26:53.62 ID:WRt2Fc6H
保守
556 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 22:47:44.94 ID:C3f955ti
咲と京太郎の同棲生活
おっす糞ども
雑談ばっか楽しそうだな
ageといてやるから感謝しろよw
前に上がってから1日と経っていないのにwwww
おっともうこんなに芝生が育ったか
>>548 そうか
気が向いたら再挑戦してくだされ
ワハハは普段が普段なだけに乱れたら逆にエロいか別にそんなことはなかったぜ!になるか
561 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 22:01:53.78 ID:ByIukeDd
京太郎・ル・クルーゼ
562 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 06:21:48.62 ID:zKF5dvUw
保守
渋谷尭深の電車行動
564 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 20:46:05.68 ID:AhmtlsA3
アイドルにスカウトされた睦月の陵辱物語
まこの口調が難しい。
広島人凄いなぁ。
ちゃちゃのんとの会談はまだですかまこ先輩?
567 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 08:01:04.37 ID:ZL9/fHyt
保守
>>565 はだしのゲン全巻読破でしごうしちゃるけぇ
みんなピカが悪いんじゃ
ハッちゃんやべぇぇぇw
露出痴女じゃないか……犯したい
>>565 まこ好きだけど口調が難しくてss挫折したw まだ関西弁なら分かるのに
ばんこ元気な女子高生
>>571 がんばれ俺もまこは好きな方だ
それにこれがいければ佐々野さんもいける!
神代一族の巫女さん達とえちぃ事したい
575 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/18(月) 20:32:09.44 ID:VqenCya/
まこはレイプ願望がある
霞さんとハッちゃんは淫乱
前スレって過去ログ倉庫にすらログ残ってないのん?
●で読み込めないんだけど
咲はまた休載なんだってよ……いったい何時に為ったら全国大会が完結するんだと言いたい。
>>577 URL間違ってるのでは?
違うならスレ名で検索すれば見れるサイトに当たるかも
それで無理ならわからない
>>578 今年になってから頑張ってはいたからね
それに今回の休載は単行本発売前のお約束みたいなもんだし
>>578 本スレのテンプレに載ったから向こうで書けないんだろ?
馬鹿じゃねぇの、お前w
581 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/26(火) 23:29:11.56 ID:MVagz0K6
清澄黙示録京太郎
www
583 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 23:09:06.87 ID:KfIa4k5n
京太郎がともきーに搾り取られるSSを書きたいと思っているが
「SSを書きたい」と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!
「SSを書いた」なら使ってもいいッ!
585 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 21:41:53.41 ID:M5Vqk1wA
駆け巡る脳内物質・・・・!
保守
587 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 21:33:16.39 ID:boa7pQvH
どや!
588 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/19(木) 23:15:39.81 ID:JjlG8XEV
実家を立て直すために姫様が身体を売るSS…消してしまった
かおりんは痴漢されるのが良く似合う
593 :
名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 22:54:50.20 ID:t3KcIitv
うむ
部長×京太郎
ワハハ!
そして蹴られるエトペン
それにしてもなんだね、アニメ版放映中は盛り上がれたのに
アニメが終わっちゃうと何かこう全体的に……いったい何故なんだろうな?
取り敢えず小林先生は度重なる休載癖を早く矯正するべきだと言いたい。
タダしか見ない奴が脱落するから
599 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/09(木) 21:33:18.87 ID:8eH3jNkX
咲はオワコン
>>596 一瞬、股間からコードが伸びているように見えた
ハーレムルート
ハーレムスレで京太郎×姫様を書いてたけど規制されてるうちにスレが消えちゃったからここで続きを再開してもいいかな?
おk
でもエロ無しは寂しい
606 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 21:50:50.44 ID:QDM80vL2
>>605 同意
エロい身体をした姫様とのねっとりプレイを所望する!
607 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 23:16:56.17 ID:qboKuhoT
まだかな?
規制怖い
2期なのか外伝なのか
610 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 10:29:59.48 ID:04Nisqir
誰か菫姐さんでエロSS描いてくださらないでしょうかと……
>>603,606
あの部長を余り活躍させないのは何の嫌がらせなんですか小林先生
次はもっと京太郎にスポットが当たるといいな
612 :
名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 19:57:08.59 ID:UQpA2c0B
保守
原作が遅い原作が遅い一体どうすればいいのだ
614 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 01:48:10.69 ID:S7MZ/A3i
さっさと9巻出して貰わないとな
ところでまとめサイトが酷い設定な上に更新が管理人しかできないからどうしようもなく糞な件
いいね
あっちを乗っ取ろうぜ
>>617 乗っ取るっていうのは
こちらで多くのSSを投稿してもらうってこと?
こちらのSSを百合スレまとめサイトに登録するってことだ
つかってないみたいだし有効利用しても問題ないだろ?
620 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 23:01:39.93 ID:kpN9Z8QR
ワシはSSが投下出来ればそれで良い
じゃあこっちの名作SSを載せていこうぜ
流れるのもったいないし
622 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 12:09:03.80 ID:gfj3jcYu
やめい。
住み分けは大事だぜ。
はぁ?あそこ使ってない見たいだから別にいいだろ
それもこれも原作のスローペースが悪いんだ
625 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 21:36:06.19 ID:xvZcXyF9
今の咲は中途半端でよろしくない
アニメやったら盛り上がるかな?
627 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 22:37:26.12 ID:OeLjL5i9
二期をやるとしてもアニメのためのストックがあるのかね
二回戦までならちょうど終わるんじゃないの
629 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 12:04:17.98 ID:d3KrE6yZ
オリジナル展開になってまた変な事になる可能性が高いんだが
sageれば?
和キャプ桃の四天王で回していれば安牌だろう
一は単騎では弱いので透華とセットで
まとめサイト作ったら作品収録やってくれる?
635 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 22:42:54.82 ID:YAT1riyC
ようするに京太郎の爆死だな
どうしたおまえその歳でもう脳が爆死したのか?
京太郎が二桁射精を余裕でこなしているのを読むと
自分も出来るんじゃないかと思ってしまったりするが
当然そんなこともなく射精後すぐ萎えてしまう
相手が咲さんや和、衣やはじめちゃんだったらそんなこともないんだろうか
和は母乳でたんぱく質を補給してくれる
咲は前立腺を刺激、
はじめは手品で膀胱に擬似精液を注入
風越のドムさんとトレードされてしまった京太郎は部員全員の常軌を逸した歓迎を受けるのであった
640 :
【東電 76.2 %】 :2011/08/04(木) 21:06:04.30 ID:OebS8s1B
原作が進んでくれないとエロパロも順調に出来ないのに
小林先生と来たら……なんで週刊誌でやらないんだろうと言いたい。
週刊誌だったら休載増えていたんだろうか
ページ数が減ったろうな。頭文字Dみたく
643 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 22:23:42.57 ID:/w4wIVO9
恐らく一回の戦いで十年以上はかかっていただろうな
644 :
【東電 53.2 %】 :2011/08/12(金) 07:36:17.49 ID:KysHNA+J
保守上げ
結局今のペースが作者のペースということか。
ここのSSのペースもそんな感じなんだよ
647 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 22:20:30.57 ID:m9jkSzJa
ハンターハンターよりはマシ
アカギよりはマシ(一試合の長さ的な意味で
649 :
名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 22:16:07.99 ID:PV1ZFx23
ようするに京太郎が道に迷った姫様をラブホテルに連れていってコトに及ぶ訳だな
行為の最中に何度も失神(ねて)しまう姫様に夢中になる京太郎。
濃密な時間が終わり、京太郎が天井の染みを数えながら余韻に震えていると、姫様がゆっくり目を開ける。
これからは、全力でお相手致します!
馬乗りになって姫様が可愛らしく拳を握ると豊満な乳房が寄せられ、京太郎の目は釘付けになる。
姫様の逆襲に京太郎の嬉しくも悩ましい悲鳴がホテルに残響した…
さあその脳をこのスレにぶちまけろ!
京太郎×巨乳
京太郎×貧乳
並ディスんな!
TVアニメ『咲-Saki-』の再放送が決定!
2011年10月6日(木)の深夜2時15分より全13話で放送。
放送日時は都合により変更になる場合がある。
まあ。例によって、放送地域、放映日時、などは地域で変わるけどね。
テレビ北海道。テレビ東京。テレビ愛知。ぎふチャン。三重テレビ。びわ湖放送。
奈良テレビ放送。テレビ大阪。テレビ和歌山。テレビせとうち。TVQ。
何処で放送されるかな?
再放送自体はクソだけど2期の前座としてはおk
麻雀いらんから、ほんまに
キャプテンや鶴賀、龍門淵、ふくすこ、永水リンとの日常シーンだけでいってくれ
再放送はいいけど13話?
どこ削るんだろ
いきなり本戦からとか
しかし過疎だな
結局衣の人のはあれで終わりなんだろうか
もともと爆発的な人気があるわけじゃないんだ
アニメで興味を持った人が多少増えたでけで
それでも二期さえ始まれば人も来るだろ、気長に待とう
保守
あまりにも男キャラの存在が薄いのが問題よな
去勢されてるのかと思うレベル
10日の羊 は、女の子たちを襲うはずない。
だから、京ちゃんが行動しない限りオトコの出番が無い。
ミニスカートでパンツ穿いてない子達にかこまれて、何か問題が起きたのかな?脳内で。
京太郎は自分が空気である事を自覚しているだけの事よ
667 :
名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 20:20:33.84 ID:sc5qOMAW
ほし
ハギヨシ×智紀
お人形に透華のコスをさせてみたw
妄想設定
あまりに男嫌いの透華を案じた両親が、透華を女らしくさせるため、俺を
雇って、透華専用の心理&身体カウンセラーとしてハギヨシとは別に常に
透華に付き添うことになって、寝室にも出入り自由になり、やがて透華も
疲れた心と身体を俺に預けるようになっていく・・・というカンジw
まあ、妄想はタダだからねw
たまに抱くならこんな嬢
今日は長野県は飯田、ソープ風越に参りました
No.1である美穂子さんは即戦力という事で二年前にスカウトされ
たった一年で長野南部の有力店から全国区の風俗店へと成長させました
誕生日の今日などは半年前から予約しなければならないほどの人気だとか
実は今日の取材も特例中の特例でオーナーが許可していただきまして…
わたくしも些か緊張しております
では早速こんにちは〜
「いらっしゃいませ」
いやぁ〜空間を有効に利用したいい部屋ですね〜
「ありがとうございます。さ、服はこちらに」
え、もうですか
「お客様には日ごろの疲れを癒して頂くよう、いっぱい気持ち良くなってもらおうと思って」
なるほどなぁ〜予約して来ているわけですから顧客は既に準備万端というわけですね。では失礼します(脱ぎ脱ぎ
「お客様の中には三ヶ月我慢してらした方もいらっしゃって、それはもう情熱的に十回もしていただいたんですよ」
え、十回も?確かここは…
「えぇ、30分の完全入れ替え制です」
それで十回も?いや〜羨ましい、実に絶倫でらっしゃる…ウッ
「あんっ!…お客様も凄いんですね、お出しになられたのにまだこんなに…」
いやぁ〜お恥ずかしい。いや、しかしこれならば十回もしたくなるのはとうぜんですな〜素晴らしい
「ありがとうございます。…あの、早速ですけどよろしいですか?」
いやはやありがたい、ちょうど挿れたかったんですよ…では失敬して…それっ!
「んっ!」
これは素晴らしい…い〜い膣してますね〜実に素晴らしい!
このぷっっっくりとした胸も手に吸い付くようで実にダイナミックな味わいを与えてますね〜ウッ
「くあぁぁ〜」
おぉ、中出しを足を絡めて…一滴残らず吸い尽くそうと膣もバクバクしてますね〜
いやぁ〜最高です。半年我慢する気持ちも分かりますよ
「ありがとうございます。ではもう一度…よろしいでしょうか?」
喜んで!いや、その前に情報を…
うおっ!い、いかん!このフェラは…これはたまらん!
おいカメラ止めろ!取材なんて上品にやってられるか!
美穂子!美穂子おおおおおおおおおおおお!
風越……マニア向けな店員が多そうだ。
672 :
まこ×京:2011/10/02(日) 20:25:15.12 ID:IEP1w9IP
麻雀部の部室で皆帰ったあと、こっそり居残りのまこと京太郎
長椅子の周りに男女の制服と下着が脱ぎ捨てられて散乱する
「よおく揉んどくれ… 女は準備に時間がかかるけえ…」
仰向けで寝そべるまこの豊かな胸を、京太郎は取り付いて念入りに揉み解す
「これ、あんたは胸を頬張るんが好きじゃのう さすがにしつこすぎじゃあ
いつまでもそんなんされたら、しまいに和みたいに膨れてしまうけえ
ええ加減、腰から下もかまってくれんかのう」
京太郎は言われるままにまこの腰から下へずり降り、先輩の太腿から尻を舐め上げ
股間に顔を埋めた、明らかにまこの呼吸のリズムが変わり
愛撫をせがむように太腿が後輩の頭を挟み込んだ
「だいぶ暑くなってきたの そろそろ、ひとつに…抱き合う頃合いかのう」
まこのやや赤らめた肌の上を京太郎の体躯が覆い被さる
「そうじゃのうて、ここじゃあ」
何度も滑らせるばかりでいっこうに上手く入れられない京太郎に
まこが自らの股ぐらに指を躍らし、入り口を示して見せる
京太郎の怒張した舳先がまこの幾らか涎の滲んだ溝口をぐりっとその幅に広げて塞ぐ
そのまままっすぐじゃ… という先輩の指示に従い、後輩は腰を沈めていく
京太郎は吸い込まれるようにまこの中へ根元まで嵌り込み、
ついに二人は部の先輩後輩の一線を越えた
「うぅ…っつ まこ先輩… 全部、入っちまった……です
くうぅ 先輩の体…の中 あ、熱いぃ……」
「はふ… 京太郎もわしの中でびきびき熱く脈打っとるわい
こ、これが…セックスというものじゃぁ…… さあ、わしの体しっかり抱いて
がっつりと愛し合って男を磨くんじゃあ その前に、乾杯の口付けじゃ」
眼鏡を外し、唇を半開きにして尖らすまこ、それに京太郎はぐちゃりと咥え付いた
咥えあった口の中で舌先が突っつき合い、粘った唾液を絡め合わせると同時に
繋がった腰も蠢き始めた
胸も腹もべったりと肌を密着させて二人はまぐわう
京太郎の胸板がまこの柔乳を圧し潰して容赦なく揉みあげた
まこは脱力して京太郎に身を預けつつも、両腕両足は彼の背中と腰にしがみつき
必死に自分を愛で立てる後輩を抱き包んでいた
二人の結合が深まる度、咥えあった唇の隙間より、ふひゅぅ… ふひょぉ…と
混じり合う唾液でいがらんだ息が漏れた
京太郎は初心者にしてはしぶとく、一心不乱にまこを突き上げ、
まこは京太郎から生えた雁首に産道を掻き毟られる度、精神を押し上げられていく
「あ! あぇ! えぇ! ええ…よ! ええ…のぉ! いく! いっ!…てまぅ!
あがっ…! のわっ! てはぁ! ろっ!ろおぉ!!…ぅぅん……」
絶頂を得たまこの体がぎくぎくと痙攣し、入り込んでる京太郎を締め搾って
射精を促す
「うぐぉ!いきなり、きっつい!し、しぇんぱい!お、俺も、ツモおおおお!!」
応えずにおれない京太郎、のめり込むようにまこの中に深々と打ち込むと
その子宮に噴出の脈を伝えた
反射的にまこの京太郎に巻きつけた手足がぎゅっと締まる
京太郎は執拗なほど腰をぐりぐり押し付けて一滴残さずまこの体に注入する
しばし抱き合ったまま余韻に浸る二人のセックスはこうして終了した
「がんばったのう… まさか一度だけとはいえいかされるとは思わんかったけえ
じゃけど、男は己れが出す間に、女を三度はいかせて一人前じゃあ
それが出来るようなるまでわしがあんたの女でおったるけえのお」
眼鏡をかけ直したまこは京太郎の汗を拭ってあげつつ、彼の精液を吹きこぼす
自身の下半身を見やっていた
673 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 22:34:53.12 ID:YMIZYERH
続きを要求すると同時に保守
GJ
京太郎がんばれ
アニメに続いて原作漫画読んだが トモキ、もも、妹尾はすげえ巨乳だな
アニメだと和が単独、化け物乳揺らしまくりだったけど
漫画では福路と前記三人も引けを取らないわがままおっぱいぶりに見えた
保守
アニメ化は阿智賀編か〜
678 :
まこ×京2:2011/10/08(土) 12:31:32.52 ID:WiJwDB/I
麻雀部の部室から男女の上擦った声が流れる
「えぇ… えぇのぉ… 京たろぉ…もっと もっとじゃぁ…」
「ふ…ふぁい 染谷せんぱぃ… 俺も… 気持ち… 良すぎ…です」
雀卓に両手をついて尻を突き出すまこを京太郎の腰がぱしぱしと叩きつけていた
先輩女子と後輩男子が度を越した親交に耽る
二人共上着は着たまま、剥き出しにされた下半身をひたすら嵌め繰りまわす
次第に雀卓の揺れの間隔が短く強くなっていく
「あ!ぅ! は!うぁ! も!もぉ!いぐ! ろっ!!おぉぉ…」
絶頂に達したまこががっくりと雀卓に突っ伏す
そのがくがくと痙攣する肉体の中で京太郎も引きずられて達する
「んっ!ぐぅ!!……」
まこを背後から離れぬように羽交い締めにし、尻に腰を食い込ませ
己れと彼女の粘膜をずっぽしと密着させて精を射ち込んだ
まこの子宮が京太郎の白濁色に染め込まれる
しばし余韻に浸ったのち、横向きのまこの顔に京太郎の顔が回り込んで
軽く接吻を交わし、ぬるりと腰が離れる
陰茎が引き抜かれた瞬間、まこの膣口からどろりと二人の混合汁が溢れ落ち
床にあぶくが立った
「はぁはぁ… 部屋の空気を入れ替えんと… においで… ばれる…
床はわしが掃除するけぇ… 京太郎は…至急、窓開け頼むわぃ…」
679 :
まこ×京2:2011/10/08(土) 12:43:04.58 ID:WiJwDB/I
事後の証拠隠滅も無事済ませ、ゆったりと茶を啜るまこと京太郎
「皆、今日は遅いのう
…やはり、部室のど真ん中でやるんはスリルがありすぎじゃけえ…
二度とやらんほうがええかのう
ん? なんじゃ? わしの初体験?
そうじゃな… あれは小学六年の時じゃったのう……」
唐突な京太郎の質問にまこは淡々と語り始める
当時、雀荘に来たある客と一局打って、まこは見事に打ち負かされた
負けたら一度だけ何でも言うことをきくという賭けをしていた
そして彼女は律儀に約束を守ってその客の家を訪ねたのだった
何やら、出された飲み物を口にした途端眠くなって気を失い
体がやたらと揺れ動かされていることで目を覚ました
「ん! ん! お… おっちゃん、何? 何!しちょるん?」
「お! おぅ… 股ん中に、薬塗り込んでハメてるから い、痛くはないだろぉ!?」
気がつくと布団の上で、自分も上に乗っかってる男も素っ裸で
何やら腰を貼りつかせて揺さぶり合っていた
確かに痛みは無いものの体に何か詰め込まれてギュウギュウ息苦しかった
やがて男は低く唸りをあげて動きが止まる
その後、風呂に入れられて体を綺麗に洗われ、帰ってから痛みが走るようなら
飲むようにと何かの薬を渡された
「あの時点では何をされたんか全然理解できんかったのう
あれが女の子だけの課外授業で教わったセックスちゅう行為じゃと
知ったのは二度目におっちゃんと対戦した時
その後もわしはおっちゃんと何度も打って、結果はいつも負け
その度におっちゃんと裸で布団の上じゃった
負けること自体が悔しくて堪らんて、勝つまで挑戦じゃと
小学校卒業した時の春休みなんて毎日おっちゃんと打って、
毎日おっちゃんの布団に寝そべったわい」
中学生になって部活等で忙しくなり、男との対局はかなり減った
それでも、碌に掃除もしない部屋に敷きっぱなしの黴臭い煎餅布団に
寝転がらなければならない事態を月に数度味わう
「中一の夏休みに親に嘘ついておっちゃんちに泊まったわい
負けた条件の所為でそげなことになったんじゃけど
おっちゃんちに着いてから別れるまでずっーと素っ裸でおって
もう、頭痛と眩暈でおかしなりそうなほどセックスしよったけえ」
乾く間もなく押し倒されて、女らしさが芽生え出した体を
隅々まで接吻され、精力剤で勃起した物を、奥から男の感触が
抜け切らない所に挿入される
夕飯後、男は胡座の上にまこを乗せてテレビの野球観戦みながら一服
入浴時は泡だらけの体貼り着かせて奥の方まで洗い合い
風呂から上がると二人の流した熱気の跡が生々しい部屋にて
またまた室内を大人の男と十三才の少女の蒸気で充満させる
綺麗に洗った体は再び互いのにおいに塗れた
「疲れて繋がったまま寝ちょって、翌朝がに股で帰ったわい
他の日ではドライブに連れていかれたけえ
狭い車内で汗びっちょり、椅子が固くてあちこち痛くなったのう
それから青姦ちゅうのもやったわい、薮蚊に食われまくりながら
夜空で月と星がぐわんぐわん回っちょった
結局夏休み中、おっちゃんに十回くらい付き合わされたかのう」
中二の春に遂に男に勝ち、以降連戦連勝
食事や服を奢らせまくった挙句、男は雀荘に現れなくなった
歳の離れた男に異性としての特別な感情は無く、
性行為についても快感なぞを覚えたことは無かった
一年半続いた出来事は頭の中で自然とただの思い出の一コマに変わっていった
680 :
まこ×京2:2011/10/08(土) 12:48:44.79 ID:WiJwDB/I
「一年半くらい経った中三の半ばころじゃったかのう
ふとしたことが切っ掛けで急に体が疼くようになったんじゃ」
体の下から生温かい異物を挿し込まれて中から摩擦されるあの感触が妙に懐かしく、
また再現したい気持ちが湧き上がってきた
彼女は情報や知識を方々で仕入れ、自ら慰めることを覚えたのだった
男性器を模した成人玩具を夜の自販機で購入、よく体と口で温め濡らして、
己れの股の下からズブズブ挿し込んでみた
ぶるぶるっと肩が震えて、指が勝手にせわしく出し入れする動作が止まらなくなり
全身がぐずぐずになるような、いてもたってもいらない快感に包まれた
「わしの体はあのおっちゃんに、すっかりセックスの味を染みつけられて
おったんじゃなあ… 今でもバイブは一人遊びの友じゃけえ
生身を挿入されよったのは三年ぶり、
そしてガチンコの嵌め繰りで和了ったんは京太郎とが初めてじゃ」
京太郎は一週間前、初めて彼女と交わった時を思い出していた
唐突にモーションをかけられ、流れに乗るように手ほどきされて肌を合わせた
まこは京太郎の目を見返す
「なんじゃ… 聞いてて興奮しよったか?
わしも話してて興奮してきたけ… いつ部員が来るかもしれん
しばし、トイレに篭もろうかのう」
男子トイレの一角、固く閉じられた個室の一つよりごそごそと音が流れる
狭い空間にさきほど雀卓の周囲を覆っていたのと同じ密度の濃い空気が漂う
便座に腰かけた京太郎の腰の上にまこの尻が着座してムチムチと揺すり合う
制服のボタンをすべて外し露出した京太郎の胸板に、セーラー服と下着を首元まで
捲り上げて露出したまこの柔胸が貼り付き、その上では二人の顔もべったり
咥えあっていた
この男子トイレにはまず人は来ない、しかし壁一つ挟んで隣は女子トイレ
声が漏れ出さないよう口付けを交わしながら繋がった肉体を揉み合い昂めあっていた
んぅぅ… ふぅぅ… んぅぅ… ふぅぅぅ…
粘膜を擦り合わせるリズムに合わせて湧き出す濃密な吐息
絡め合う舌の所為で出口を塞がれ、鼻から吹きこぼれる
二人にとって一日に連チャンでセックスするのは今回が初めて
く!ぷふぅ… まこが一際甲高く鼻息をふきこぼす
よく開発されたまこの体が絶頂に達し、大量の露をしとどに溢れさせて
京太郎の膝をべたべたにする
しかし彼は彼女の淫らな締め付けに耐え、尚も逞しく突き上げ続ける
「は… あ! わし… とろけ! そうじゃぁ……」
「う! くぅ! お、おれも… です!」
すっかり骨抜きになったまこの腰のくびれを京太郎の腕ががっしりと掴んで
彼女の肉体でさらに激しく己れを扱きあげた
性の快感に溺れる二人、やがて先輩の体内で後輩の男根は限界まで育ち
突き抜くかのように深々と密着して固定
京太郎から発するがくがくと小刻みな震動がまこの柔らかい尻肉に伝わった
子宮の入り口まで京太郎に塞がれたまこの膣内に精液の異臭がみるみる充満し
結合の隙間から溢れて大便器の水たまりにまで滴れ落ちた
終わり
とんでも設定、適当方言、まこファンの方ごめんなさい
次は…
>>681 今読んだがGJだ!
次の投下も待ってる!
GJ!
684 :
久×京:2011/10/13(木) 15:48:53.56 ID:k81fDpwC
京太郎が部室に行くと、部長の久が仮眠を取っていた
覗き込んだ彼に被った毛布から眼から上だけ覗かせた彼女が唐突に切り出した
「まこから君、最近上達してきたって聞いたから 少しつきあって」
思わず呆気に取られた京太郎は脇に畳んで置かれた部長の制服一式を見つけた
…ここに制服があるということは、まさか部長、毛布の中では…
ごくりと唾を呑み込む後輩の心中をからかうように部長は
被った毛布を剥ぐってみせる
案の定下着だけの姿、それもブラジャーはホックが外れて緩めた状態
「う〜ん… 胸の辺りは和や風越のキャプテンには全然敵わないけど
決して恥ずかしいスタイルではないと自負してるんだけどねえ」
金縛り状態で凝視する京太郎の前で色っぽく腰を捩って見せる久
「今日は皆、まこの家を臨時で手伝うといってたから来ないわ
つまり本日ずっとここは私達だけということ
そんなわけだから、さあ制服脱いで」
一々話が早い部長、いつもの優しげでありながら半ば強制的な声に促され
京太郎はパンツ一枚になった
「前から思っていたけど、結構筋肉質な体してるわね
文化部の男子には見えないわ 家で鍛えてたりするの?」
三年部長の指が一年男子部員の体を撫ぜ回す
「いつまでパンツなんか履いてるの? さっさと中身を見せなさい」
そう言いながら彼のパンツに手をかけ、あっという間にずり下ろした
自分はショーツを着けたままの癖に全裸に剥いた後輩の股間に顔を近づける
「なるほど、これがまこと何度もよろしく致した代物か」
久はそういうとすでに半勃ち状態の物を手に取り、息を吹きかけた
京太郎の肩がびくっと震える
「フェラは初めて? まこは経験豊富な割にこれはやったことないらしいからね」
久は亀頭の真上から舌を伸ばして涎の雫をまんべんなく滴れかける
京太郎の男根を唾ソースで泡濡れ塗れにした挙句、
彼女は眼だけ京太郎の顔に向けたまま口を開くと、すぽっと亀頭にかぶりつき
そのまま見る見る根元まで呑み込んでいった
「う!わわぁ!」初めてのフェラチオ体験に京太郎は喘いだ
久の口の中の生温かさが上下動を開始する
じゅぷっ じゃぷっ じゅぷぅ… 「うあっ! あぁっ! く!はあぁ…」
性器と化した久の口腔に容赦なくしゃぶり扱かれ、
京太郎は女の子のような悲鳴をあげた
その間、一貫して久の瞳は京太郎の表情を観察したまま
彼がいきそうになったら咥える力を緩め、再び徐々に咥える圧とリズムを高めていく
…そろそろ限界かな… 久はやや浅めに咥え直すと舌先で亀頭を集中攻撃した
「ぐっ!おおおぉ!!」京太郎の下半身ががくがく震える
彼から発した脈打ちが一気に久の口の中に流れ込んだ
久は最初舌で受け止めて味を見ると、すぐに深く喉奥まで咥え込んだ
ごくっ… ごくん… 京太郎を飲み干す久、白い涎を口元に滲ませながら顔をあげる
「疲れた? 少し休みなさい」久は余韻でぼーとしてる京太郎の頭を優しく掴んで
己れの胸の中に抱き寄せた
「…部長…いい…におい…」京太郎は無意識のうちに彼女の胸の膨らみを
顔で揉み始める
久の半端に肩に引っかかっていたブラジャーがはがれ落ち
さらに下半身では自ら最後の一枚の布を足から抜き取っていた
685 :
久×京:2011/10/13(木) 16:22:47.58 ID:k81fDpwC
久の乳首は京太郎の唾液でねっとりと塗れ光っていた
三年部長は後輩一年生の手にその肌を自由にさせていた
今京太郎の顔は、高校生にしてはよく発達した久の尻の中にあった
「うん… そんなところ…やらしいやつ…」肛門を後輩に悪戯され部長は腰を捩る
そして京太郎の顔はいよいよ久の芳香の元へたどり着いた
よく手入れされた陰毛の下に咲く、色も形も今まで見てきたまこのそれとは違う
…これから、ここに入る…よく解さないといけない……
まこの教育が行き届いた京太郎の鼻が、既に幾らか興奮気味でやや露を滲ませた
二歳年上の女の秘所へ潜り込んだ
「あ… あぁ… あん」後輩に啜られ、久に似合わぬ可愛らしい声があがる
「さすがに… まこの教育の…仕込みの所為…かしら じょう…ず…」
京太郎は夢中で愛撫しながら、目をあげて久の表情を窺う
じっと見下ろす彼女と目が合う
今弄られてる所に更なる強い刺激が欲しいと部長の目が訴えていた
京太郎の体が立ち上がる、彼もまたもう我慢が出来ない
この包容力溢れる優しい先輩に深く甘え込むべく、その体に覆い被さる
「それでは京太郎君、部員同士の親交を深める究極の行為に至りましょう」
「は、はい…竹井部長」
麻雀部部長は一年生部員をその身に受け入れるべく脚を大きく開張させた
「…さあ、おいで」「…部長、入ります…」
京太郎は久に宛てがうと同時に挿入を開始
「ぐ!…ぅ…」男子の先端が女子の入り口を割った合図が
二人の唇から同時に漏れた
先ほど一方的に咥えられていかされた京太郎が今度は久に挿し込み
みるみる奥へ奥へと貫いていく
他人の体温と結合していく何とも言えない心地よさに
二人共わなわな肌を震わせて、濃いため息を間断無く零した
「…ぜんぶ… はいりました… くうぅ…竹井部長と…
生徒議会長と… お、おれ… セックスしちまってる……」
「…肩書き連呼は… 勘弁して…
今は…ひとりの女の子…竹井久に過ぎないのだから
それにしても…お腹の中、すごい熱い… それに、すごい固くて…
いつもと…ちがう… 君はどう? まこと較べて…私の具合は……」
いつもの超然とした表情が綻んでしまうのを誤魔化すように腰を振って、
体内に居る京太郎を挑発してみせる久
「うぉ! ぶ、ぶちょう… 俺も熱くて… なんか全然…わかんねええです……」
「そう、それじゃ… この一体化した時間を… たのしもう……」
好奇心旺盛な高校生の肉体を乗せたベッドがぎしぎしと軋み始めた
麻雀部部室で不純な交遊を満喫する男女の部員
後輩の眼下で脱力した部長の乳房が揺れ乱れ、緩んだ唇から喘ぎが漏れる
「いぃ… なかなか… いぃわ… きみぃ… あ… あ……」
…部長…俺本当に… 部長と…ずっぽし…… 部長…なんてやらしい顔だ…
普段は窺い知れない彼女の本性に後輩は興奮を禁じ得ない
勢い、彼女を突き上げる動きに熱が入る
当初、ベッドの軋みより微かだった、男女の性器の摩擦音が次第に大きくなり、
負けずに久の喘ぎも甲高くなっていった
「いぃ! あっ!あっ! ほんっ!とに… いく!あぁ!!」
髪を乱して欲の極みを曝け出す久、普段の部長としての凛とした表情は微塵もなし
最初の気をやり、いよいよどろどろに熱した淫らな炉と化す久の体内にあって
京太郎はその居心地に酔いながらも放出には至らない
「ん! そこっ! そこ、もっと…コスって… そう!そんなふう!
あ! んぁ! いぃ… あっ! あっ! もっと!うんと、特打ちしてぇ!」
久がまた愉悦の天上へ舞いあがる
すっかり髪を乱し、真っ赤になった顔に浮かぶ虚ろな視線をぐったりと後輩に向ける
「君が和了るまでに私… 何回鳴かされちゃうかしら…」
久は両手を広げる、自分を抱き締めるよう態度で指示を出していた
二人共汗まみれ、後輩は部長を力一杯抱き締め、ひっしりと肌と肌とを密着させた
久と京太郎は互いの汗を塗り込め合うようにベッドを軋ませ続ける
…う!う!ぶちょう!ぶちょう!きもちいぃ!もっと!もっとやるんだ!
…あ!あ!こんなに!長く!愉しめちゃってる!なんて…予想外!あ!あぁ!…ん
フェラで一度抜いておいて、本番は長持ちさせる久の策は
彼女の予想以上に効果覿面
十代の少年少女のスベスベの肌が長々と大人の夫婦のように絡み合い
溶け合うように青々とした性欲をぶつけ合っていた
久は二度絶頂を仰ぎみて、今は己れの体内に入り浸られる心地よさに
ゆったりと身を窶しつつ、粘膜から伝わる後輩の固さと太さと呼吸を
敏に感じ取っていた
まこからの報告では、彼との行為は最初の五回ほどは
生で繋がったまま最後まで行った
しかしそれ以降はすべて避妊具着用か外で放出させていたという
久は手足を後輩の背中と腰に強く巻きつけた
「京太郎くん… いいわ…! いいから! もぉ、リーチかけて…
このまま…最後まで打って! 私の中で、和了っていいからっ!!」
部長の許可を受けた後輩が待ってましたとばかりに張り切りを見せる
久しぶりに女子の体内で遠慮なくブチまけられる喜びで、
一心不乱に久の粘膜で己れを扱き捲り、いよいよ太く固く漲っていく
「んぐっ! で、出ます! ぶちょ!!おぅ……」
最高の瞬間を向える男女の肉体、久の膣奥で京太郎の熱い中身が弾けた
久はきゅぅと尻を締めて、自身に精を爆発させる京太郎を搾る
「おぉ…ぉ…ぶちょぉ…」
体の一部が彼女の中へ流れ込んで行くかのように錯覚するほどの射精
京太郎は呆然としながらも力強く、最後の一滴まで注ぎ込む
「あぁ… 君ってば… 必死…すぎ……ぃ」
好奇心の赴くまま、最後の最後まで許してしまった
子宮に後輩の精子が貯まっていく妄想が久を三度目の性の極致に追いやる
激しいセックスの後の、どっとけだるい余韻の中、二人はかなり長い時間
身を預けあっていた
687 :
久×京:2011/10/13(木) 17:00:01.54 ID:k81fDpwC
「すごい… 君の出したのが止め処なく溢れ出してる…
自分達、すっかり子作りに励んでしまったわね
…これでは、私も君も早晩学校止めないといけないかも」
性交を完遂させた跡生々しい自分の股間を眺めながら
いつもの調子で恐ろしいことを言い出す部長に後輩はどきりとさせられる
「冗談 きちんと事後避妊処理するわ、この歳で母親にはなりたくないからね
え? 私の初体験?
私はまこと違って、あなた達が入部してくるまでは清い身だったわよ
一気に入り用が増えて、学校からの部費だけじゃ全然足りなくてね
何しろ実績無かった部だから
それで個人的に信頼のおける人と交渉したってわけ
もちろん今でも続いてるわ でも、ストレス溜まらないといったら嘘になる
時には同い年くらいの男子と発散したいかな、なんて
丁度いいポジションに君がいたわけよ」
終わり
久々の京ちゃんSSか
GJだ
また来ている…だと…
GJすぎる
久様最高やっ!
691 :
咲×父:2011/10/17(月) 10:59:45.82 ID:fWKly5vM
ここは宮永家、一人入浴中の咲
風呂の戸が開き誰かが入ってきた 彼女の父親である
体を洗っている最中だった年頃の全裸娘は平然とした様子で、
全裸の父親に尋ねる「背中流そうか?」
「頼むかな」当たり前のように答える父親
咲は手に石鹸を取ると泡立て、自分の前でバスチェアに腰かけた
父の背中に広げていく
「今日は部活はどうだった?」「うん、あのね…」父娘の在り来りな会話
「そうか、ははは」「おかしいでしょ?うふふ」時折笑い声が風呂場に流れる
立ち上がる父親、咲も立ち上がり、父の前側に回りこむ
「咲は相変わらず男の子みたいだな」「お父さんのバカ…」
十五才の愛娘の裸身を眺めて率直な感想を述べる父とそれに対して唇を尖らせる娘
咲はほっぺたを膨らませながらも父親の胸板から腹にかけて丹念に洗い上げる
「娘を子供や男の子扱いする割にはお父さん…」
隆々と化してしまっている父のある部分を包み揉むように洗いながら
娘は呆れた声を出す
「固くなってしまうのは仕方がない、何しろ咲からいい香りがするから」
やがて父をすべて洗い終えて、咲は徐に背中を向ける
「でも後ろから見ると立派な女の子だ」「お父さんのバカ…」
父の手が咲の歳相応に発育したお尻を撫ぜる
「さて、咲の指の届かないところを洗ってあげるか」
咲は風呂の壁に手をついて体をやや屈め、尻を突き出した
父親の手が娘の尻タブをめくりあげ、己れの股間に備わった器管をグッと
娘の蕾口にセットする
そのまま真っ直ぐ、娘の腰を掴んで固定したまま自分だけ腰を前進させた
「は!んぅ…」嗚咽を漏らす咲、その背中が撓る
父の器管は、娘の蕾溝をぎちぎちその太さに広げながら突き進み
やがて父の嚢が娘の花弁に蓋をした
「…咲…何だか…すごくキツいよ… いつ…以来だったかな」
「…はぁ はぁ… 二週間……ぶり…」
「そんなに… 間が開いたか… 少し…咲は…幼少に戻ってしまったかな…
さぞかし沢山……垢が溜まっていそうだ……」
父の腰が娘の尻を弾ませ始める
「ふ… う… ん…」宮永家の浴室にその家の娘の切なげな声が流れる
父親の肉ブラシが娘のまだまだキツい未成熟な粘膜を絡めながら
奥の奥まで恥垢を掻き出そうと果敢に往復を繰り返す
「咲は…いい子だな そろそろ……、父さんの想いを…奥に詰めるぞ…」
そう宣言すると、父は獰猛に娘を突き上げはじめる
毛深い中年男の腰が柔らかい十五娘の尻を豪快に叩く音を風呂場に響かせる
「はっ!はぁ!あっ!んあっ!……」
短い髪を振って喘ぐ娘の肉体で父は容赦なく扱き立て、固く膨らませていく
「んん!あぁぁ…ぁ…」体内の圧迫が限度を超えた咲は肩を震わせ、
ついに漏らした
四本の足が重なって立つ床の排水口に咲から吹き漏れる黄金色の液が
吸い込まれていく、そして父親も限界を迎える
低くくぐもった男の嗚咽が娘の背中を吹き渡り、父側から発した脈打ちが
睾丸がめり込むほど密着した父娘の性器を通して娘に伝わり、
二人してぶるぶると戦慄いた
咲は今、出て行った母親の代役を全身で務めていた
咲の子宮を、血を分けた肉親の、彼女を作った素が充たしていく
すっきりとした父が先に風呂場を後にし、一人湯船に浸かる咲
逆上せた顔で湯の底に滲む、自身の股間を眺める
いまだ固く熱い異物感が抜けず、じーんと奥まで湯が沁みる
「こんなことするから私、お姉ちゃんに……」咲の濃いため息が湯面に
ぽつりと波紋を作った
692 :
和×父:2011/10/18(火) 12:03:14.09 ID:/BVNqwyr
ここは春村家、和の部屋
ネットでの対戦が一段落つき椅子に凭れかけてため息をつく彼女
不意にドアが開き、父親が顔を覗かせた
「今、可能か?」尋ねてくる父に娘は少しを間を置いて頷き
椅子から立ち上がる
和はパジャマの下だけ床に落とす、白い生脚がベッドに横たわり、
布団を腰までかけて、エトペンを抱いて天井を見ながら父親を待つ
やがてワイシャツだけとなった父が娘のベッドに上がり込み
布団を剥ぐって潜り込んできた
布団の中でごそごそして間もなく、布団の端から和のショーツが
父親の手で摘み出される
その直後から、和の腰までかかった布団の中で父親の頭が浮き沈みし
水音のような音色が流れ始める
「う… う…」時折、和の肩がぴくっと小さく跳ねて、口からか細い嗚咽が漏れる
ざらついた感触が和の敏感な箇所を執拗に探索していた
父親は娘を念入りに調べる 味を、においを、湿度を、それらの変化を
立て膝にされて太股の内側から裏側を探査の手がめぐり、
柔らかい両方の尻たぶを擽った後、尻の谷に沿って放射状の皺に鼻を突っ込まれ
そして柔らかな陰毛に包まれた女の部分に達し、最近鮮やかさを増してきた
陰の唇のその奥までざらついた舌先に潜入された
布団の中で父の口舌と娘の陰の口が激しく接吻する音が鳴り響く
「ん! んぅ…」頭を振って肩を震わせる和
自然と逃れようとする腰を父の指先が尻を抓りあげて制止させる
そうして和は父に気の済むまで啜られた
布団の中から父の頭が現れる、口の周りが濡れ光り、甘い匂いが漂っていた
「和、おまえのにおいだ」そういうと父親は娘の唇を奪った
んちゅ… くちゅ… 父娘の重なった顔の間から湿った音が流れる
親子の限度を越えた濃密な接吻を交わす和とその父
実際は待ち構える和の口の中を父の舌が舐り回すだけ
父は無抵抗な舌を搦め捕り、娘の唾液の味を賞味した
和の唇を父の顔が解放すると今度は、下半身が蠢き出す
父が手探りで己れと娘の性器の位置を合わせる
間もなく打ち寄せる重苦しい荒波に備え、和はエトペンをぎゅっと抱き締めた
693 :
和×父:2011/10/18(火) 12:27:41.62 ID:/BVNqwyr
父親の固い先端が娘の柔溝を割る
「ひ! ぐぅ…」血を分けた男の体温を体内に感じ、固く結ばれる和の唇から
悲痛な息が漏れる
興奮した父親の怒涛は呆気なく父娘の垣根を踏み躙り、本来彼の妻…
和の母親以外に向けてはいけない欲望の塊を娘の肉体に挿し向け
容赦なくその体の一番奥まで打ち寄せてきた
実父相手の援助交際… 週一程度の頻度でやってくる重い義務
経済的に独立していないで我侭を言ってるのだから仕方がない…
自分にそう言い聞かせて、和は父との性交渉に臨んできた
根元までしっかり結合を果たした父娘の性器が一段落置いてから
ゆっくりと摩擦し始める
「ん! ん… んん!……」今宵も始まった下半身だけ露出させての行為
和はじっと目と口を綴じ、荒波に打ち揉まれる時が過ぎるのを待つ
父親の視線が自分の何処に注がれているか、娘は敏感に気づく
男の腰が少女の腰に打ち寄せる度、伝わる波動で派手に弾み跳ぶ
和の二つの巨大な胸の膨らみ
「まったく、だらしない… こんなになって…
一層下品さに拍車が掛かっているか」
父親は今までこのたわわな所に触れたことすらない
「くっ……」父の吐き捨てるような短い言葉に和は一層強く
エトペンを抱き締め自分の胸に押さえつけた
いよいよ父は娘を導こうという企みをもたげて、最近探り当てた
擦ると声の変わる辺りを重点的に責めてくる
…あ! あぁ! あ! いやぁ!……
肉体を駆け抜けるおぞましい快感に必死で耐える和
父の腰の動きが早くなる、二人の腰までかかっていた布団がずり落ち
おぞましく結合し、禁忌を貪る父娘の下半身が蛍光灯の元に晒される
くの字に曲げられた十代小娘の白い足と毛深い中年男の足が絡みつき
密着した和と父の股間が猛然と互いの粘膜を刻み合っていた
「ん! あっ!はぁぁ!!……」
遂に父の手で快感の扉をこじ開けられてしまう和
びくびくと戦慄きながら勝手に湧き上がる飛沫を父の腰に吹き掛けた
父親は満足げに見下ろしながら、女体の本能のまま射精を促す娘の締め付けの中で
精力剤を使ってまで増量させた濁った劣情を存分に放出させる
「…みや…なが…さん… たす…けて……」和は心の中で親友に助けを乞いながら
悲惨な現実を子宮に受け止めさせられ続けた
近親相姦は終わった 和は今宵も義務を果たした
体の奥まで濁流に侵食された感覚の余韻でいまだ腰をひくつかせる和の耳に
父親が出て行くドアの音が冷たく響く
雀卓の上に事後避妊薬が放り出すように置かれていた
694 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 22:11:07.09 ID:atIyv768
うむ
ムッキー乙
いつもGJ
697 :
和×咲父:2011/10/23(日) 10:30:11.30 ID:f4J/g24U
和が咲の自宅を訪問するのはこれが二度め
以前は咲自身に誘われて訪れた、今回はアポも取らずにいきなりの訪問
「あれ?留守かな だけど中に人の気配はあるのだけど…」
何度か玄関のホーンを鳴らしてみたが、家人は顔を出さない
しかし今、室内から給湯器の鳴る音が聞こえていた
庭の方へ回ってみようかと思い立った矢先、ガチャリと玄関のドアが開いた
「あら!春村さん!」息を弾ませた咲がドアの向こうから現れた
「突然来ちゃってごめんなさい」
何か取り込んでいた様子を察し、頭を下げる和
「ほんと、びっくりしちゃった とにかくあがって」
落ち着かない雰囲気の咲に居間に通される
以前来たときはいきなり彼女の自室にあげられた
「…今ね 私の部屋、散らかってるから あ、すぐにお茶入れるね」
パタパタと様子は何時もの咲なれど、明らかに雰囲気に違和感を抱く和だった
「やあ、いらっしゃい…」奥から彼女の父親が顔を覗かせる
「あ、お邪魔しています」初訪問時にも顔を合わせたことのある咲の父親
ゆっくりしていくよう伝えるとすぐに引っ込んで行った
…おじさま、髪が濡れていた… こんな時間からシャワー?……
改めてお茶を持って戻ってきた咲に何気なく観察眼を走らせる
…汗を掻いた跡…慌てて着替えたような服…
「私の部屋片付けてくるから少し待っててね」そう言い残し、また姿を消す咲
ドタバタと足音が階段を何往復かして、やがて洗濯機の回る音が鳴り出す
「お待ちどうさま 私の部屋へ移動しようか」
部屋へ行くと以前訪問したのと変わりない室内風景、
唯一ベッドからシーツと布団が無くなっている以外は
和はその点について尋ねない 勘の鋭い彼女は気づいたから
…宮永さん、ここで私が来る直前まで性交を行っていた………
状況からしてその相手が彼女の父親であることも同時に察していた
和自身が実父と近親相姦の間柄にあるからこそ瞬く間に感づいたのだった
麻雀の話で盛り上がる二人
どこか抜けてる咲は布団やシーツの証拠隠滅は図っても、屑籠の中身はそのまま
和は隙を見て中身を確かめる
丸められたティシュの山から漂い出る男女の放出物の匂いが鼻をつく
「あの宮永さんが… 実のお父様と肉体関係を持っている…
この私と同じように……」
和は咲の家を後にしてから、少し離れた丘から彼女の家の方向を眺めてみた
薄暗くなった景色の中、ぽつぽつと民家の窓に灯りが滲む
遠く指で摘めるほどの大きさに映る宮永家も窓の向こうが明るくなっていた
あの内側で、自分が来訪する前の続きが行われているように思われてならない
二人にどんな事情があるかはわからないが、実の父娘がセックスをするなどという
それ自体が異常なこと
「せめて、宮永さんには止めさせたい」漠然とそんな思いが沸き起こる和であった
698 :
和×咲父:2011/10/23(日) 10:35:27.07 ID:f4J/g24U
「宮永…咲さんを解放してください」
開口一番、花村和が目の前にいる中年男性に向かって述べた口上
「弱ったなあ いつ見られたのかな、それとも咲本人から聞いたのかい?」
頭を掻きながら誤魔化し笑いを浮かべる宮永咲の父親
しかし焦ってる様子はない、その姿に和は余計に苛立ちを募らせた
「ご自宅を外から覗かせて頂きました、証拠の写真もあります」
「おいおい、困るじゃないか 勝手に人の家を覗いて写真まで撮るなんて」
「警察に届けますか? 構いませんよ」
もちろんハッタリである 警察沙汰などにはしたくない
この男が言い出すまでもなく、そんなことをすれば咲を大きく傷つけてしまう上
もし拍子に自分と父との関係が表沙汰になったりすれば父をも犯罪者にしてしまう
そもそも証拠写真などというもの自体が存在していないのだ
愛くるしい顔に精一杯の強気な態度を浮かべてみせる和であった
が、このやり取りが返って男を追い詰めることになってしまった
少し考えさせてほしいという咲の父親の願いを聞き入れ、その場は別れた
そして数日が経ち、娘との関係は断つから写真を渡してほしい
取りあえず次の休日に会って話し合おうという内容の連絡が和の携帯に入った
咲の父親の運転する車の中で和は急激な尿意に見舞われていた
走ってる場所は丘陵を縫う田園風景の真っ只中、公衆便所など何処にも見当たらない
「どうしたの?」「ええ… その… ちょっと……」
バックミラー越しに尋ねて来る男に彼女は辛そうに応えるのみ
今にも漏らしそう、車が揺れる度危うく放出しそうになる
「何だか用を足したくなったな あの丘の陰に入るとするか」咲の父親は
そういうとハンドルを切って舗装されてない畦道に車を乗り入れていった
…やっと、用が足せる… 束の間ほっとした表情を浮かべる和
しかし彼女はあまりにも甘すぎていた
親友の父親であり柔和な顔と態度の男の勧めるままに飲み物を口にし
車に乗り込んでしまった
和は辺りに人影が無いことを確認すると草むらにしゃがみ、スカートを捲り上げて
下着を膝までずらした
ジョジョっ…と水滴の束が体から放たれると同時に訪れる解放感
しかしその直後、車の発進する音が鳴り、こちらに近づいてきた
「え? ええ?」振り向いた和が驚いている間に、車は草むらを掻き分け
和のすぐ背後まで駆け込んできて停止した
その開かれた窓からはハンディカムを構えた咲の父親の姿
「やだ! やめて! と、撮らないで!!」ショショショおぉぉぉ…
溜まりに溜まった膀胱の中身の放出を意志の力で停められない
真後ろから放尿姿を激写されてしまう和であった
699 :
和×咲父:2011/10/23(日) 10:50:12.28 ID:f4J/g24U
再び車の中、後部座席で俯いたまま顔をあげられない和
「まさか娘の友人に脅されるとは思わなかったよ
こんなことはしたくはなかったけど、のどかちゃんが悪いのだからね
そんなわけで、今撮影した映像とのどかちゃんが写した私と娘の写真を
交換ということでいいね」
「……そんな写真… はじめからありません……」
顔を伏せたまま白状する娘の友人、
その頭に男のいつもと変わらない調子の柔和な声が浴びせかかる
「嘘をつくのは悪いことだよ、のどかちゃん
君みたいな可愛い子が、そんな悪い子だとは思わなかったな」
車のシートが全部倒される、フラットになった車室内に力なく項垂れた
和の体が投げ出された
「嘘つきの舌を出して見せてごらん」親友の父に命じられる
和はおずおずと口を開いてちろりと舌を震えながら突き出してみせる
男の顔が和の顔を覆い、間もなく和の舌がしゃぶられる音が鳴り始めた
「初見の時から気になっていたんだよ こんなに服の前側が膨らんでるなんてね
一体、服の下には何が詰まっているのか」
和のブラウスのボタンがどんどん外されていく
外国製のブラジャーに包まれた巨大な膨らみが、ぼーんと飛び出して来た
しげしげと眺めながら自分の娘と較べる男
「同い年なのに随分と光景が違うものだね」「…言わないでください…」
羞恥に顔を背ける和の背中に男の手が潜り込みブラのホックを外す
遂に和のたわわ過ぎる代物が余すことなく男の視線に晒された
「なんたる… 我侭な育ちっぷりだ」
男性に… それもよりによって親友の父親にナマの胸を見られている…
余りの羞恥に声も出ない和
その緊張した呼吸に合わせて微かに揺れる、ツンと上を向いて
未熟な薄い色を頂く十代の豊かな膨らみに男の手が伸びる
「…はぅ…」大きなカーブを描く張り詰めた柔肌に初めて捺される男の手の感触
中年男の手がその掴みきれないほどのボリュームを鷲掴みにし
弾力性と柔らかさを調べ始めた
「ん! ん…く… そ、そんな… そんなに…揉まない…で
あっ… あぁぁ……」
和の胸の膨らみは、頂きを指で押されながら縦横無尽に揉みしだかれ、
様々な形に変形させられた
「揉み応えあり過ぎて、何というか百万点の体といったところかな
さて、今度はお味のほうを…」
咲の父は和の乳首に指と入れ替わりに顔を近づける
舌先で数度突っついたのち、むぐりと乳輪ごとかぶりついた
「はっ! あっ…あぁ!…ん…」親友の父親に乳を吸われる和
今まで触れられたことの無かった胸への愛撫、和は思わず首をそらして悶えた
白い巨大な無垢の果実に男の唾液が幾重にも滴る
「うっ!」突然鋭い声が和から流れる
男の片方の手がスカートをめくりあげ、ショーツの中に潜り込んで来たからだ
胸への愛撫の効果がどれほど現れているか、男の指が和の股間をなぞって調べる
潤った湿り気が男の指につき、胸を犯されて発情していることを
まんまと見抜かれてしまうのだった
700 :
和×咲父:2011/10/23(日) 11:14:33.40 ID:f4J/g24U
集落から遠く離れた丘陵の畦道、そこから草むらを踏みつけた轍が続き
その先に一台の車がボウボウに茂った草の間から覗く
車内には全裸の少女に、やはり裸の中年男性が取り付いていた
和は首筋を吸われたのを手始めに、親友の父親の手指と口唇にその肌を
余すことなく賞味される 腑を擽られ、臍を穿られ、尻を嗅がれた
…宮永さんのお父様に…自分の娘と性交を行う男に…弄ばれている…
和自身も父と関係がある、しかし咲の父親はずっとねちっこい
足の爪先から脹脛まで舐め上げられ、太股の前も後ろも内側もしつこく
舌先でトレースされる 咲さんもいつもこんなふうにされているのか
親友と同じことを自分がされている
…宮永さん…ごめんなさい…こんなはずではなかったのに……
…私… あなたのお父様と…こんな…いやらしいことを………
和の股間からじゅるじゅると啜り上げる音が鳴り響いていた
「やはりのどかちゃん、彼氏がいるんだね 胸の反応がウブだったから
処女を期待したのだけど、これだけ可愛いのだから経験済でも当たり前か」
和の性器を口で味見しながらそれなりに経験のあることを見抜いた咲の父親が
彼女の股から抜け出して、その全身を被うように身を乗りだし
いよいよ我が子の同級生の女の子を抱く体勢を作る
「咲…さんは、初めて近親相姦なされた時は処女でしたか?」
「…まいったな、そうストレートに言われると罪悪感が湧くじゃないか
もちろん咲はこれが最初だったよ」
咲の父親は和の股の位置に宛てがった己れの一物を目で指し示した
「さて、これからのどかちゃんにも咲にしてるのと同じ
これを入れるから… いいね」
咲の父は亀頭と膣口を合わせる、そして和の肩を両手で押さえ、
彼女の体にのし掛かった
メリッと和の入り口が男の直径に割り開き、彼女の乳房が一度大きく弾む
咲の父親は、グッと口を噤んで目も固く瞑る娘の同級生の体に
ずっずっと挿し引きしながら、徐々に入り込んで行く
半分強まで繋がったところで「もうすぐ…根元まで到達する…」
そう囁くと同時に微かに腰を浮かし、一気にずんっと根元まで打ち込んだ
一瞬緩んだ和の口元が、一気にへの字に歪み、歯が軋んだ
足を大きく広げ、ハァハァと肩で息を弾ませる和の体は
咲の父親に深々と占拠されていた
…く!…ぅ… 父より短いけど… 太い……… 宮…永さん…
ごめんなさい… とうとう…あなたのお父様と… 性…交……
ごめんなさい… ごめんなさぃ………
…おぉ…これが… のどかちゃんの…中か……
いつまで経ってもキツすぎる咲と違って……この子は…絡み心地が絶妙だ…
男は和の顔から己れと結合してる部位まですべて入るアングルでビデオを回す
咲の父と和の淫行が一部始終これから記録される
701 :
和×咲父:2011/10/23(日) 11:39:43.49 ID:f4J/g24U
「のどかちゃんの中… すごく熱く、おじさんとひしめき合ってるね
これからもっともっと熱くなろう」
咲の父は娘の友人の頭を優しく撫ぜると、その体にゆっくりと打刻を加え始めた
「う… うぅ… んぅ…」和の口元から、無意識のうちに
男の腰に突かれるに合わせる微かな嗚咽が漏れる
「…反応がいいね、のどかちゃん… これほどの体つきだから
かなりの好き者なのだろうとは予想はしていたが…
私が入り込む度、しっくりと絡みついてぐいぐい絞ってくる……」
咲の父の言葉に和は、そんなことはない!とばかりに口をきゅっ締めて、
視線を横に向け、表情だけ我関せずな態度を無理やり作った
しかし体の方は交合に対する明らかな化学変化を見せていた
膣内を男根が通過することにより、時に肌を震わせ、時に鼻息が乱れる
そして掻き出される愛液が糸を引く
咲の父は和の反応に合わせるように貫き挿しを行う
今まで実父に開発されてきた肉体は別の男性に我が物顔で耕され
みるみる噛み合う粘膜が熱を持ち、男の側が張り詰めて少女を内側から圧迫した
眉間にシワを寄せ、噤んでいた口を微かに開いてやや苦しげな息を吐く和
「こんなに具合良くては、とても辛抱できない…
取りあえずのどかちゃん…… 一本、抜かせてもらうよぉ…」
咲の父は、限界まで張り詰めた肉棒で数回、和の粘膜と強めに擦り合ったのち、
睾丸がめり込むほど深く没入、和の子宮口を押した状態で亀頭の先を開いた
どっと迸る濃い液塊、あたかも放尿感覚のごとき男の欲の排泄が和の膣に流れ込む
咲の父はしっかりと両腕で和の肩を固定し、己れの射精を体に受け入れる
我が子の同級生の顔を眺める
和の顔は何事も起こっていないと自分に言い聞かせているかのように横を
向き続けていた
放出を一旦終えると、男は「ふう…」と気持ち良さげなため息をこぼす
しかし下半身の結合は解こうとしない
しっかりと嵌め込んだまま、己れの排出した生温かい粘汁が少女の粘膜を侵す様に
思いを馳せて悦に入る
咲の父はしばらくじっと動かず、和の温もりの中で回復を待つ
眺めているだけで興奮を誘う和の姿態とその体から漂う汗の芳香、
年甲斐もなく早々にむくむくと鎌首をもたげていった
咲の父親は一旦抜け出て、和に宛てがい直す
そして、ゆっくりと挿入すると見せかけて、突然腰を突き上げ
一気に和の奥まで貫き込んだ
「あ!!ひぃゅ!」いきなりの串刺しに和の目と口から大量の滴が飛び散った
「二戦目は…長いよ のどかちゃん…たっぷりと愛し合おうか……」
ハアハァと肩で息を切らす和の耳元で中年男は囁いた
702 :
和×咲父:2011/10/23(日) 13:02:59.11 ID:f4J/g24U
草むらの中に駐められた一台の車が不自然に揺れている
「…咲は… 楽しく部活動に取り組んでいるかね?……」
車の室内に流れる上擦った声での会話
咲の父は己れの腰の律動に合わせてゆさゆさと揺れる美巨乳を眺めながら
言葉をこぼす
「ん… は、はい……」男の突き上げに絞り出されるように答える和
二人の繋がった下半身、和の膣内で彼女の露と先ほど男が出した汁が
攪拌されるにちゃにちゃ…という音が響き、滴れこぼれて和の尻の下の
シートが泡立っていた
「…そう そうか… あの子からも聞いてはいたし…
以前より明るさが増していたのは… 気づいていたのだが……よかった」
「あっ… あの… 彼女の…咲さんの… お姉さんは…
あっ…の どう…して…」
「…あの子には… 今まで色々と…苦労を…かけた……」
和と咲の父、上半身で顔を見合わせ、たどたどしく会話しながら
下半身のほうは熱々と絡め合う
咲の父は徐に和の胸の膨らみの深い谷間に己れの顔を埋めて来た
息の根が止まりそうな程の和の芳香と彼女の心臓の鼓動が男の顔を叩き、
咲の友達と父親の会話は途切れ、二人は単なる年の離れた男女へと集中していった
「ふう… かなり暑くなったね のどかちゃん… すまないが…
手を伸ばして… ドアを開けてもらえる…かな?」
「ん… んぅ… ふ、ふぁい… お、おじさま… 少し動くのを…とめ…て」
和の指がロックを外し、男性に入り込まれたままの腰から生えた足が
目一杯伸びてドアを蹴り開く
裸の少女とその胸に顔を埋めた裸の中年男が外の空気に晒された
汗まみれで重なる二人の肌に外からの風が吹き渡る
急激に下がった周囲の温度に二人の肌にぞくっと鳥肌が立つ
思わず和は咲の父に両手両足でしがみつき、
彼の顔をエトペンにするのと同様に自身の胸に押し付けていた
車の不自然な揺れ軋みが強さを増す
う! お! おぅ! の、のどか!ちゃ…!
あ! あ! あぅ! おじ!…さま…ぁ!
本格的に熱を篭めて自分を抱く親友の父親に和はしっかりと抱きついて
その情熱を受け止めていた
本能のままはげしく肌をぶつけあい、嗚咽を絞り出す咲の父と和
咲の父の顔が胸の谷間から這い上がる
深い柔肉に揉まれてすっかり赤くなった中年男の顔が今度は胸の頂きに
這い登り、濃い桃色に染まった頂上にかぶりついた
「あっ!うぅ!…… いや!… あああ!!…んん…」
突然の乳首への刺激に合わせて、飛んでしまう和
咲の父親は和の乳房を両方共平等に愛しつつ、決して腰のほうも妥協はしない
しっかりと彼女を耕して己れの形と味を刻み込んでいく
…だめ! やめて! 内蔵が! 脳みそが! ぐらぐら! 沸騰しちゃうぅ!
703 :
和×咲父:2011/10/23(日) 13:05:31.07 ID:f4J/g24U
ぎっしん!ぎっしん!ぎっしん! がさっ…がさっ…がさっ……
中年男の毛深い足と少女の白い足がひっしりと絡み合う光景が車内から覘く
車のボディーが猛烈に軋みながら周囲の草むらをも揺らす
さんざん耕されて、咲の父とのセックスに馴染まさせられた和の膣が
情熱を奮う男根を限界まで固く太く漲らせる
「はぁ!はぁ!…のどかちゃん…麻雀は…好きかい?」
「はぅ…はふ… だいっ… すきぃ…ですぅ……」
「ふふ… また体にリーチがかかって… いるようだね…
振り込んで…あげよう」
咲の父親は和の乳首を甘嚼みすると同時に腰を強く打ち込んだ
「あぐっ?! はっ!…あぁ!…ぁぁ……」
和は気をやり、がくがくと身を戦慄かせる
「こういうときは… ロン!って…元気に言うんだろ… のどかちゃん…」
「はっ… はっ… ふぁ…い ろ… ろぉんん……ですぅ……」
「私も…和了らせてもらうよ!
君の…体に… こう締め付けられては…ね!」
顔も胸も腰もすっかり蕩けて綻んだ和の体
咲の父は一度目の時同様めり込むほど密着し、彼女の一番深い所で
白濁の絶頂を味わった
「く… ふぅ… からだの奥に… 出ているの… わか…る…」
男の放出にぴくぴくと敏感に反応する和の淫らな肉体に
咲の父はぐりぐりと執拗に押し付けて己れの精を搾り出す
「ふう… ふう… 連チャンで…中出ししたのは久しぶりだよ…
のどかちゃんがあんまり可愛すぎて… つい、剥きになってしまった」
和の頭を撫ぜながら、存分に吐き出して萎えた物をゆっくりと抜き出す咲の父
だらしないほど開いた和の膣口から二度に渡る膣内射精による精液と
彼女の愛液が混じった汁がどろどろ溢れ出し、車のシートに猛烈な臭気の
泡濡れが広がった
何週間かが過ぎた、人気のない林の中に駐められた一台の車
開け放たれたドアの向こう、木漏れ日で滲む室内に和はいた
制服を捲り上げて露にされた巨大な乳房の谷間には、咲の父の男根があった
今、彼からパイズリなる技能を教えられている最中
「んん… のどかちゃん これだけのボリュームがあると
教えるまでもなく挟まれただけでみるみる勃ってくるね…」
和は頭を撫ぜられ、倒したシートに寝そべるよういわれる
制服のスカートを捲り上げられ、露になった尻には股の奥から続く白い筋が…
ここに到着してすぐに二人は本能をむき出し、咲の父の溜まったものを
和の体が受け止めた跡であった
あの日以来、咲の父は実の娘を妻の代わりにすることはなくなった
彼の性欲を引き受けるのは咲の親友の和の役目となっていた
和と咲の父親が性交渉に及ぶのは、あれから数えて今日で四度目
和もまた、実父との行為を強く拒むようになっていた
「…早く…また、お願い…おじさま…」
ひくひくと情交をせがむ和の体は間もなく咲の父と隙間無く密着した
「あっ! あっ! はぁ! いぃ! あ!はぁ…」
性の快感の坩堝に嵌って喘ぐ和、乳首を吸われながら突き解された挙句
”ろんっ!!”と鋭く呻いて、体をぎくぎくと震わせた
汗まみれの体の内側でどくっどくっ…という脈打ちが、
さんざん突っつき転がされた子宮に伝わる
…ごめん…ごめんなさい… さき……さん……
親友の父親の射精を身中深くに受けながら、心中で咲に詫びる和であった
(おわり)
乙
ちんちんおっきおっき
705 :
!ninja!:2011/10/24(月) 23:40:08.32 ID:rmhDVDFM
え?
和父は、どうしてますの?
和が相手しなくなってから?
無論そっちもでしょ
もしくは咲さんが…
咲父、 そのたびに車内の匂いとか、消臭しているのかなぁ?
お外で、青空の下とかのほうが後始末が楽なのに。
でも、そういうのは一ちゃんやはっちゃんのほうが得意なのかな?
>>706 >>703 >和もまた、実父との行為を強く拒むようになっていた
これってどういう意味ですの?
>>708 拒まれようと犯すとか
ほら、和とならレイプでも和姦だし
ごめんね、あとね 気になったんですけどね。
原作の漫画どうりのばあいでは、ですけどね
和、ブラジャーもショーツ(パンツかな?ドロワースかな)も、そういう下着というか肌着は着用していません。
というか、どうも、そういう女性用下着などは社会的に存在していないみたいです。
別に着用してない描写はないが
>>711 まあまあ、そう尖った言い方しないで
確かにショーツ見当たらないですよね
アニメ、原作一度つづしか読んでないもので
いつもの調子で書いてしまいました
ちょっと手落ちでしたね
どうせレスしたあとはスレ読んでないだろうから
返答するだけ無駄じゃね
>>713 ほう?そういう決め付けはねぇ。良くないです。
>>709 確かにそういう経緯もありがちですね。
>>711 そう?
原作で、服の透けた絵、スカートの中を描いた絵は、皆、下着の生地、線、は描かれていません。
素肌の線などは有ります。
和、咲、優希、一、などですが。