【去勢】男性器切除小説スレ【チン切り】

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449名無しさん@ピンキー:2014/05/04(日) 02:41:54.56 ID:VgX/BX6n
どう?
君か言った3番目の前半までクリアしてるよね?
続きは自分で脳内補完でもするしかないだろうけど…

だって、他人が書いたものに勝手に続きを書いて投下するわけには
いかないもんね
自分でROMって楽しむのは構わないだろうけどね
450名無しさん@ピンキー:2014/05/04(日) 03:40:56.55 ID:vNzY/bOU
いいな、そうやって自由に着脱して交換とか、取られる時の息子がかわいそすw
GJ
451名無しさん@ピンキー:2014/05/04(日) 17:14:33.33 ID:qa1hSUbf
>>449
おおっ、まさか私の稚拙な妄想に対してレスをくれる人がいるとは!
有難うございます!引用してくれた話、良いですね。確かに人の作った話に勝手に続きを書き加えてしまうのは、マズイですよね・・
この話を書いた人、続きを買いてくれませんかねw
452名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 00:05:12.68 ID:17mEU86t
例えば、男の玉袋を巾着にする事が流行ってて、睾丸やペニスも何らかの御守りになると言う理由で男狩りがとかいう話も良いね。
453名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 09:16:19.80 ID:lMl3OHoU
自分は、>>437-440まで書いたけど、興味があれば、だれがつづきを書いてもかまわないよ

不定期に書いてて、自分でも、なにができるかわからんところもあるから、
リレー小説大歓迎、そういえば、文章を書くのが苦手な人にも練習になるはず

まあ、リレー小説でも、単独でもいいけど、また、気がむいたら書いてみるわ
454名無しさん@ピンキー:2014/05/05(月) 18:34:05.50 ID:bHlYJbGE
>>446-449
男の象徴? だね
"2"もあったはずだけど息子視点だったな
455名無しさん@ピンキー:2014/05/06(火) 07:44:57.03 ID:yn6Op2Q0
2のURLってわかる?
それを見つけた時のキーワードでもいい
GOOGLEでいくら探しても見つからないんだ
奇妙な体験でも、?編でも、男の象徴でもね
456名無しさん@ピンキー:2014/05/07(水) 23:32:16.67 ID:18XyPl6A
2は休止して久しいご本人のサイトにあったので今現在net上には無いもよう
どうしてもというなら休止中サイトのURLの末尾に"koku10.html"を付けてWayback Machineにかければ出てくる
457名無しさん@ピンキー:2014/05/08(木) 19:40:56.30 ID:7s/F78h0
「次は、視聴者の方からいただいた、初夏の景色を伝えるな、すてきな映像をお送りしましょう」
「わあ、透き通った海が日の光に輝いている、きれいな海岸の風景ですね」
「田中さんは、好きな季節はありますか?」
「はい、なんといっても、夏ですね!」
「ん、これは意外な回答ですね。はは」
「そうですか?夏、大好きですよ。はい!」
「わたしは、どの季節も好きなんですが、やはり秋の落ち着いた、」
(ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン)
「なにか、特別速報が入ったようですが…ええと…」
(ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン)
「…そうでうね…では…ええと…報道部に切り替えですね」
(ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン)
「はい、どうやら、臨時ニュースが入ったようですね」
「では、番組の途中ですが、ここで、報道部より、臨時ニュースをお伝えいたします」

(ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン)
458名無しさん@ピンキー:2014/05/08(木) 20:51:08.41 ID:urR7mLfx
;; ::: :: :  :   _____________    :  : : : :: :::: ::::: :;::;::::: ::::
;;::: ::: :: : :   /|:: ┌──────┐ ::| / ピンポーン♪ピンポーン♪ : ::: :::: :;::;
;;::: ::: : :   . . |:: |         .| ::| 緊急ぬるぽ速報です : :: : ::: ::;:;
;;: :: :;;: :: :    |:: 緊急ぬるぽ速報 ...::|  強いぬるぽに警戒してください
;;: :: : ;;: :: :  .. |::..|         ..| ::| \              : :: :: ::; :: ;
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     || ドサッ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    //∧_∧
  ☆   __   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(((゙゚'ω゚'))) うぁぁぁ
    ヽ/\_\ ゴン    [#]::       ::[#] と_   ヽ ヽ
      \/__/ ⌒)   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| _)))
    ⊂⌒((;‐ω‐))    ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄   ~}
459名無しさん@ピンキー:2014/05/09(金) 21:04:03.06 ID:LZm2jg0y
悪魔という存在が人間の想像によって生み出されたものなら、
そういう可能性の方が大きいと考えるべきだと推測するが、

ならば、いま、かりに悪魔性ということを考えてみた場合、
悪魔のそれは、所詮、人間の現実には追いつかず、人間の悪魔性こそが、
言葉の本来の意味での悪魔性というにふさわしいともいえるであろう
460名無しさん@ピンキー:2014/05/09(金) 22:02:11.71 ID:LZm2jg0y
F組の男子生徒たちにペニスと睾丸は、教室の机の上に名札をつけて陳列されており、
突入した警官隊の医務官により、保存とされ、組織検査の結果、その元所有者は判明していた

ただ、保存方法などがまったく顧慮されておらず、
時間の経過により、組織の非可逆的な変性が著しく、
神経縫合術をふくむ外科的回復治療は断念せざるをえないと判断された

ここにおいて、被害者の犯人による男性の強奪が揺るぎないものとなった

前途ある思春期の青少年の男性としての未来は失われた

F組の女子生徒の目の前で男子生徒の性器の切り落としはおこなわれた
それは、思春期の男子生徒たちにとって、もっとも、見られたくなかったことだった

なにかがちがい、なにかが狂っていた、凄惨な光景、悲痛な叫び、絶望的な憤怒は、脇役に回っていた

だが、だからこそ、その場に、仮に、悪魔がいあわせたなら、
おそらく気分をそこない憮然として顔をそむけたはずなのである
461名無しさん@ピンキー:2014/05/11(日) 11:53:20.38 ID:o+kiqdpY
晒し首ならぬ晒しちんこか。
実際切り離されてる様子を知りたい様な。
462名無しさん@ピンキー:2014/05/11(日) 21:45:44.70 ID:q91mTgE+
「ほう、これはわるくないな」

犯人が次の被害者となる男子生徒の衣服と下着とをずり下げ下半身が露わになった

そのとき、犯人は男子生徒の性器をみやり、つぶやいた

「おしい、じつにおしい…見事なんだが…おしいとしかいいようがないなあ…」

犯人は、頭をかきながら、そんな独り言を口にしていた

「まあ…しかし…仕方あるまい…」

犯人は、教室の後方の窓側に集められた生徒たちにむきなおった

「おい、きみたち!みてみたまえ!」
「どうだい?そこの君!かれの性器はずいぶんと立派だとはおもわないか?ああ?」

男子生徒たちは、身体が一時的に麻痺する薬剤を用いられ、さらに手首と足首を縄で縛られていた
一方、女子生徒たちには、縄だけが使われていた

その男子生徒は、体を反転させようともがき、下腹部の露出を隠そうとしていたが、思うように動かせないようだった

「みんな、なにをみてるんだよ?だれか!この縄をはずしてくれ!たすけてくれ!」

「いや、そうはいかんのだ。おれは、すでに5人の男子生徒のを切り取ったから」
「きみのもやらないわけにはいかん。わかるだろ?たのむ…覚悟を決めてくれ」
463名無しさん@ピンキー:2014/05/11(日) 21:49:52.37 ID:q91mTgE+
「い、いやだ!た、たすけてくれ!だれかー!」
「なんで、おれなんだよ。となりに座っていた田中はどうするんだ?」

「順番はきめてないよ。だからこそ、こうやって、いいものがみれたわけだよ。わかるな?」

「だめだ!だめだ!そんなこと絶対させない!させないぞ!」

男子生徒は、しびれて身体を無理やりにでも動かそうともがき、
そして歯をくいしばりながら搾り出すような声をあげた

「そうだ!携帯で写真を撮っておこう。だれか、撮ってくれないか?」

「そうだな…在りし日の姿、思い出の写真」

「きみたち、だれか、写真を撮ってくれないか」

犯人は女子生徒にむかって、撮影の依頼をしたのである

だが、そんなことをするものは、だれもいなかった

「う〜む、だれか、彼の写真を撮りたいものはいないのか?許可しようといってるんだぞ」
「手をあげてくれないかなあ…もう…ちょっと、時間もかかりすぎてるからなあ」
「…いないか…まあ仕方ないか」

すると、人質の女性生徒の集団から、一人が手をあげた

「わたし、撮ります」

だれもが、その女子生徒をみやり、おどろきの声をあげ、教室内に小さなざわめきがおこった

「おお、そうか、じゃあ、はやくしてくれ。1枚でいいから」
「…わかりました」

彼女は、男子生徒のもとに歩み寄り、携帯を取り出した。スマホだった。

「佐々木、お前?なんで?」
「ユーくん、あたし、あなたが好きだった。だから、写真、撮りたい…」
「佐々木、おれをたすけてくれないのか?」
「わたしには、ユーくんの運命をかえられないと思う。でも、思い出がほしいの…」
「…佐々木…( ゚д゚)」

「なんてこった…おれは、罪深い人間だな…」
「佐々木、お前の気持ちはわかった。いい思い出をのこせよ。」
「おれにいえることは、それだけだ…」
464名無しさん@ピンキー:2014/05/11(日) 21:55:26.77 ID:q91mTgE+
「すみません!」

女子生徒が撮影に取り掛かろうと、アングルを決めていたときに、べつの女子生徒の声があがった

「なんだ?」

「あ、あの…わたしも、写真、とっていいですか?」

「えっ?」

一瞬、犯人は女子生徒が何をいったのか、理解できないというような困惑した表情を浮かべた

しかし、状況を理解するのに時間はかからなかった

「ああ、君も写真が撮りたいんだな」

理由などを考える必要などなかった
何より、ノルマを達成するための時間には制約がある
だから、さっさとすませればいいと決めたのだった

「大島、お前はなんで?」

彼女は、彼のつぶやきには答えなかった

そこで、意外なことがおこった

つづいて何人かの女子生徒が、手をあげ、写真の許可を求めたのだ

結局、クラスの女子生徒20名のうち、8名が被害者の男子生徒の性器の写真を撮影した

その間、約10分、犯人は椅子に腰かけ、ぼんやりと、その光景を眺めていた

そして写真撮影が終了してしばらくののち、男子生徒の絶叫が教室内にひびいた
465名無しさん@ピンキー:2014/05/11(日) 21:59:05.54 ID:q91mTgE+
あと、いくつか、プロットみたいなものを考えてますが、

なにか、おもいついた方がいらっしゃったら、遠慮なく、どうぞ
466名無しさん@ピンキー:2014/05/12(月) 14:22:11.77 ID:GXF0IZtg
教室の片隅、人質の女子生徒の集まりのなかから、なにか、声が聞こえてきていた

「ん、なんだ?だれか、気分が悪い者がいいるのか?」
「そういう生徒は、遠慮せずに申告してくれ。ここから開放するのは、まだ、できないが」
「横になって姿勢を楽にしてもいい。水分の補給も随時許可する」
「用を足したいものは、仕切りの向こうに便器をつかっていい」

だが、そのような訴えはなかった

にもかかわらず、なにか、押し殺したような、うめき声にもにた、声がかすかにだが聞こえていた

「はあはあはあ、ふうう、あー、はああ、ああ、ふうー、うくうー」

「お、お前、な、なにをやっている?」

犯人は、女子生徒の中から、声の主をみつけて、声をかけた

「あああ、ふうー、ひっく、うう…」

「この娘、オナニーしてるんだよ」

となりの女子生徒が犯人に告げた

「あ、そ、そうなのか…」

「ま、まあ、いいじゃないか。いや…いいじゃないかというより…その…なんだ…し、しかたじゃないか…なあ…」

犯人は、呆然として、しかし、気を取り直して、そう答えた

「こっちは、あんまり、いい気分じゃないけど。こういう状況だし」

「それより、犯人さんは、女の子がオナニーしてるところ、みたことある?」

「い、いや、ないが…」

「じゃあ、よく見ておくといいよ。これがふつうのやり方だとおもわれると、ちょっと、ちがうと思うけどさ」

「あ、ああ、そうなのか?わかったよ…」
467名無しさん@ピンキー:2014/05/12(月) 14:23:17.47 ID:GXF0IZtg
女子生徒は、手首を縛っている縄を下着の上から自身の陰部にあてがい、擦りつけるように上下運動をさせていた

「ご、ごめんなさい。わたし、こんなときに。こんなことして…はあはあ、あああ」

「男の子の…そ、その…あ、あそこ…みたこともないのに…う、うふ、うう」

女子生徒は、顔を真っ赤にして呼吸も若干みだれていたが、自分の行為を伝えようとしていた

「あそこじゃなくてさ、ちゃんとペニスとかさ、おちんちんっていいなよ。」

「そっちのが、もっと、興奮するとおもうんだけどさーー」

「ねえ、あゆみちゃん、ふふっ」

「お、おちんちん…が…おちんちん…はあはあ…」

「これだよー、あー、ありえないっていうかー」

「これから、男の子の…あ、あれが、切られちゃうとおもうと…」

「だから、あれじゃないっつ−の、あゆみ、ちゃんといってみ、おちんちんでしょ」

「クラスの、ずっと、いっしょだった、男の子の…」
「お、おちん…ちん…」
「なかよしだった…男の子の…はあはあ、うう、くふうー」

「お、おちんちんが!」
「切断されちゃうの?」
「おちんちん!すごいの!」
「ああ、はあはあ、す、すごいよ!おちんちん、切られちゃう!」
468名無しさん@ピンキー:2014/05/12(月) 14:23:52.39 ID:GXF0IZtg
「あんた、そんな趣味があったんだー」
「おとなしい子だと思ってたけどー、とんだ変態だったっつーか」

「おちんちん!なくなっちゃうの!すごいよ!はあはあ」

「玉の方もだよ。変態のあゆみちゃん」

「た、玉も?玉もとるの?はあはあ、うう、くふう」
「すごいよ!おちんちん切るの!た、玉も切断!」

女子生徒の手首の縄の上下運動が激しさをました
呼吸がさらにあらくなり胸の部分が波打っていた
自身の両脚をつっぱり、尻をもちあげ、体全体がなめらかな円弧をえがくようにつっぱっていく

「なに、この変態、キモイっつーの。海老ぞってさ」
「もう、いいから、さっさと、いっちゃいなよー」

「おちんちん、すごいの!金玉もいいよ!きりとるの?すごいよ!」
「はあはあはあ、ふう、あああ、くうう、あっあっあっ」
「おちんちん、金玉、おちんちん、金玉、いいよ!」
「あっあっ、いく、い、い、いきそう、いきそう!」
「おちんぽ、金玉、ちんぽ、たまたま、切断!取られちゃうの!なくなくる!」
「ああ、はあはあ、おちんぽ!金玉!ちんぽ!ちんぽ!たま!ちんぽ!」
「あっあっ、あっあっあっ、ちんぽ、金玉、あゆみのまんこ、いきます!」
「あゆみのまんこ、いく、あっあっあっ、いくーーー!」

女子生徒は絶頂をむかえ、しばらく、身体をびくつかせ、動かなくなった
呼吸は、もとにもどっていったが、さだまらぬ視線を泳がせていた
ただ、おだやかな表情に混じって満足げな笑みが浮かんでいた

「いったねー、あゆみ、でも、あんた。すごいわ」
「あたし、そこまで感じたことないもん。うらやましいっつーか…」
469名無しさん@ピンキー:2014/05/14(水) 00:12:37.77 ID:BV+4Xj6H
「……なかよしだった…男の子が…おちんちんがなくなったら…」

「あゆみ、お前、まだ、なんかあるのか?」
「もう、やめときなよ」

「セ…セックス…できなくなるよ…」
「そ…そんなの…いやだよ…かわいそうだよ…」
「お…お…おまんこに…入れられなくなるよ…」
「あゆみの…お、おまんこ…まだ…お、おちんちん…入ったことないんだよ」
「セックス…したかったのに…」
「み…みんなと…いっぱい…いっぱい…セックス…したかったのに…」
「うっ…うっ…うっ」

「そうだな、あゆみ、お前のいうとおりだわ」
「ねえ?犯人さんさ、あんた、やめときなよ」

「いや、それはできない」

「できない相談だ」

「男の子は…セ…セックス…したいんだよ…」
「たくさん…たくさん…セックスしたいんだよ…」
「うっ…うっ…うっ」
「うっ、うわあああーん!うわあああーん!」

「あんた、ほんとにやるの?」

「もちろんだ」

「お…おちんちん…はあ、はあ」
「みんな、切り取られちゃうの?はあ、はあ」
「す、すごい…お…おちんちん…」
「い、痛くしないで…やさしくしてあげて…はあ、はあ」
「お…おねがいします…おねがいします…ふぅ、あっ、はあ、はあ」

「へー、なにが、もちろんかしらないけど」
「そうかよ、まあ、せいぜい…いや…なんでもない…」
「あああ、あたしも、オナニーでもしよっと」
「あゆみにまけないすごいオナニーしてやるんだ」
470名無しさん@ピンキー:2014/05/14(水) 02:35:31.07 ID:vFpYs4Vv
切り取る前のちんちんと取った後のちんちんや玉を触ってその感触や形に興奮してまたオナニーしそう。
471名無しさん@ピンキー:2014/05/15(木) 05:04:41.85 ID:Dv9MTAyD
「押忍!」

そんな声が教室内に響いた

犯人が、どの生徒の性器を切り取るか、思案を巡らせていたときのことである

「そろそろ、はじめないといけないな…」
「そこでオナニーにふけっている二人に気をとられてしまったからな」
「毒気を抜かれるようなことはないが、集中しないとな…」

「とりあえず、公平を期するために、適当に目に付いた生徒からやるのがいいな」

そんな言葉をつぶやいていたときのことであった

「なんだ?君は?」
「おどろかせるかなよ…まったく…」
「なにをしたいのかはしらんが、ちょっと、じゃまをしないできれないか」
「考え事をしてるんだから」

「自分が先鋒をつとめるでごわす」
472名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 19:01:03.70 ID:Tb+DnCJl
「…えっ?」

いかにも体育会系の男子生徒が、声をあげた

そして、くりかえした

「自分が先鋒をつとめるでごわすよ、犯人殿!」

犯人は、その気迫に、虚をつかれ、ひるみそうになった

「ああ、そうか、そうなのか、た、たすかるよ…」

犯人は、ドン引きしながらも、気力を振り絞って、自分の方針を伝えた

「ちょっと、い、言い訳めいたことになってしまうんだが、き、君たちの性器を、き、切り取るに当たって」
「公平を期するというか…主観やら…先入観が…はいらないように…配慮をするつもりではいるわけで…」
「あくまで無作為に候補者を選んで…その…即物的に…」

「犯人殿、気にすることはないでごわす」
「自分は、犯人殿の方針には、まったく、うたがいをもっておらんでごわす」

「木藤、おまえ、勝手なことするなよ」
「お前が名乗りを上げたことで、偏りが生じて公平性がくずれるんだからな」

彼のとなりの眼鏡の男子生徒が、不満そうに言いはなち、指摘した

「き、木藤?木藤君というのか?」
「…木藤…君…か…」

「自分は、出席番号8番、木藤勇気という者でごわす」

「わ、わかった、えーと、ここにクラスの名簿があるが…ええと…」
「ああ、あった、き、木藤勇気君だな…わかったよ」
473名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 19:24:54.00 ID:Tb+DnCJl
「ええと、出席番号7番が喜多是政君で、次が木藤勇気君か…」

「まあ、君のいうことは、もっともだが…」

犯人は、眼鏡の男子生徒に説明した

「おれは、男子生徒諸君全員の性器を切り取るわけで」
「さっきの話と矛盾するようで申し訳ないんだが…」
「そうだな…午前中の授業時間が終了するときにはだな…」
「全員の切り取りが終わっているんだよ」

その言葉に、誰もがどよめいた

男子生徒は、一様に驚愕した

女子生徒は、それぞれが、別個の反応を示した

危険が差し迫り、まさに被害にあう者と、それをただ見守る者、たしかに、ちがう反応があって、当然ではあった

「…ゴクリ…」

女子生徒の集団からは、なにかしら、異様な緊張と興奮も伝わってきた

犯人は、そこに、期待のようなものが入り混じっているような気配を感じた

だが、それは、錯覚だと、自分に言い聞かせた

(まったく、そのとおりだ、そんな場面を好き好んで、見物するような生徒などいない)

そう犯人は、信ずることにしたのだ
474名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 19:36:36.03 ID:Tb+DnCJl
ところで、木藤勇気君の事の顛末、つまり性器の切断はおこなわれたのか?

それを、ついて伝える前に、すこしだけ、さまつな、周辺の出来事を伝えておきたい

まったく、いつになったら、男子生徒の未来の転換点、分水嶺が訪れるのか?

不運な男、ついてない男になるのか?

話のつながりが分断され、たいへん、申し訳ないかぎりだが、

ここで、若干、時計をすすめてみたいのである
475名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 19:44:45.36 ID:Tb+DnCJl
朝の始業から2時間が経っていた

被害者の男子生徒は、11人を数え、つまりは、いま、犯人は12人目の男子生徒と対峙していることになる

ちなみに、男子生徒は、女子生徒より2名すくない
476名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 22:20:03.08 ID:Tb+DnCJl
数年後のある女性の結婚式で、こんな会話が交わされていた

「本日は、お越しいただいて、ありがとうございます」

「おめでとう、裕美ちゃん」

「はい、いま、わたし、すごく、しあわせです」

「こちらの方は?」

「はい、姉の優希です」

「はじめまして、優希です、本日は妹の裕美の結婚式にいらしてくださり、ありがとうございます」

「…そう…たしか…裕美ちゃんには」

「おねえさんじゃなくて、おにいさんがいらしたんじゃ…」

「…兄は、ここにはいません…」

「そう、よほど、いそがしいのね、裕美ちゃんの結婚式だというのに」

「…そのかわりに…ねえさんが…いますから…」
477名無しさん@ピンキー:2014/05/18(日) 23:02:39.00 ID:Tb+DnCJl
「体がうごかない」

とうとう、俺の番がまわってきていた
犯人は俺の手首の縄をひきずり、教室の中央に、切断場に移動させた
そしてしびれ薬のはいった注射器をセロハンのふくろを破ってとりだし、俺の腕に注射したんだ

「おれも、男とはおさらばかよ!ちくしょう!」

「おねがい!やめてー!」

クラス委員長の江戸村が、人質の女子生徒のあつまりからたちあがりさけんだ

「咲!やめろ!近づくな!」

「お、おい、なんだ?君は?」
「じゃまをしないでくれないか」

犯人は、委員長をたしなめた

「ふざけんな!こんちくしょう!こいつには手はださせない!」
「あたしが許さない!お前なんか!殺してやる!」

「な、なにをする!」

江戸村は、犯人の背中に体当たりした

犯人は、もんどりうって、顔から教室の床にたおれこんだ

「いてて、こ、こら、君!乱暴はやめろ!」

つづけて、咲は、犯人の腹にけりをいれようとした…の…だが…
478名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 00:05:40.81 ID:lJcSEAMU
犯人は、もんどりうって、顔を教室の床に激突させ、たおれこんだ

「いてて、こ、こら、君!乱暴はやめろ!」

「咲!がんばれー!あたしも応援するよ!」

「わ、わたしも、い、いきますー!」

さっきまで、超すごいオナニーにふけっていた、くれはとあゆみが立ち上がった

「…あたしが…咲みたいにちゃんとしてれば…」

「でも、かたきをとる!」

佐々木がさけんでいた

教室内が絶叫と歓声とで騒然となった

みなが、それまでに、たまりにたまっていた、感情を爆発させたのだ

それは、富士山の大爆発に匹敵するかとも思われた

「くわっ!もはや、これまでか?」
「おれの野望は、ここで断ち切れてしまうのか?」

犯人ですら、挫折の感情にとらわれ、あきらめかけた

余談であるが、隣のクラスでも、生徒たちが、それを聞きつけていた

が、事態の把握にはいたらなかったのである

「また、F組か…うるせーな…」

「毎度のこと…ね…、さあ、みんな…授業をつづけるわよ」

英語教師のひとことが、それにとどめをさし、発覚には、まだ、時間がかかったのである
479名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 00:09:03.69 ID:lJcSEAMU
委員長の江戸村が、パンツがみえるのにもかまわず、
犯人の腹を蹴り上げようとしていた

…のだが…
480名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 01:05:33.76 ID:lJcSEAMU
そのとき、教室の片隅の間仕切りのむこうから、奇妙な声と音が聞こえてきた

「う…う〜ん…」
「あはっ…ん…ん…」

(プッ、プスゥー)
(ブッ!ブリブリブリッ!)
(プップッ…)

(ブー!ブバババババッ!)

(ボチャッ!)

「ふっー…ぶるぶるっ…」

教室全体が極寒の大氷河期が到来したかのように凍りついた

沈黙の支配する、時空の狭間に、教室全体が閉じ込められた

「…男子生徒は…全員ここにいるな…」

犯人は、まだ、かすかにのこる背中の痛みをこらえ、事態の把握につとめていた

委員長は、差し上げたしなやかな脚部をしずかに床におろした

俺は、幼なじみの少女のパンツの色がさわやかな白だと確認した

間仕切りの向こうの、なにかが、沈黙した
481名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 21:58:54.38 ID:lJcSEAMU
「では、ここからは、報道部より、お伝えします」

「都内の高校で鉄筋2階建の校舎2階の一教室内に38名の生徒を人質にした」

「人質たてこもり事件が発生しました」

「この事件で、生徒8名が犯人とおもわれる者から暴行をうけ、重傷を負ったということです」

「重傷をおった生徒は、都内5箇所の病院に搬送され、いずれも緊急手術をうけたとのことです」

「警視庁によりますと、生徒は重傷を負っているものの」
「いまのところ、生命に別状はないとのことですが」
「怪我の重症度、詳細はわかっておりません」

「犯人の身元、単独犯か?複数の者による犯行か?犯行動機などとともに詳細は不明」

「また犯人と見られる者は、警察、学校関係者との連絡を一切おこなず」
「負傷した生徒を火災避難用シューターをとおして、一方的に、引き渡すという行為をくりかえすのみで」

「出入り口や窓などに立ち入りを困難にする建築上の補強をおこなうなど」
「計画的な犯行を疑わせるとともに、事件解決に、相当の困難が予測される状況で」

「現在、警視庁が拉致監禁、暴行傷害事件として緊急対策本部を設置」
「事件の速やかな解決にあたっていますが、いまだ、解決に至っておりません」

「今後、けが人がさらにふえるものとみられ」
「人質となっている生徒の安否が懸念されています」
482名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 22:42:40.38 ID:lJcSEAMU
「夏森しずか記者につながりました」

「ここからは、事件現場の夏森記者に現在の状況をつたえてもらいます」
「夏森さん、現場の状況を伝えてください」

「はい、夏森です!」

「都内の高校で生徒38名人質立てこもり、暴行、傷害事件は、現在も解決をみておりません」

「傷害をうけ、重傷をおった生徒は13名をかぞえ、さらにふえるものとみられております」

「事件現場の校舎の周囲は立ち入り禁止となっており」
「わたくしがいる場所は、校舎から約100メートルの距離があります」

「あっ、いま、人質になっていたとみられる生徒さんでしょうか?」
「一人、火災避難用シューターから、警察隊に救助されます」

「約100メートルの距離にあるシューターから」
「人質になっていたとみられる生徒さんが救助されたようです」

「いま、担架に移乗がすみ、これから、病院に搬送されます」
「警察の医務官も立会い、救急車に乗り込みます」

(ちょっと!顔は映さないで!酸素マスクをしててもだめだから!)
483名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 22:45:22.84 ID:lJcSEAMU
「ええと…」

「?」

「…なにか、手に持っていたようです」

(なにが、映ってるの?ちょっと、みせて…)
(えっ?なにかしら?これ?)
(あっ!これ…う、うそ…でしょ?)

「夏森さん?現場の状況はどうなっていますか?」
「人質とおもわれる生徒さんが救急車に乗り込みましたね」

「…は、はい…」

「なにかを手に握り締めていたようですが、事件に関わるものでしょうか?」

「…は、はい…」

「…そ、それが…」

「人質とおもわれる生徒さんがもっていたのは…そ、その…」

「夏森さん?」

「え。ええと…」

「はい」

「お…」

「?」

「あ、あの…」

「はい、夏森さん?」

「お、大人のおもちゃです!大人のおもちゃだとおもいます!」

「えっ?な、なんですか、それは?」

「…お、大人のおもちゃ…です…」

「あ、あれは…た、たぶん…新型のバイブだと…おもいます…(///)」

(ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!)
(ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!)
(ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!)

「げ、現場から、夏森しずか記者の報告でした…」

「…ええ…ここからは…報道部のデスクから…ふたたび…おしらせします…」
484名無しさん@ピンキー:2014/05/19(月) 22:51:21.36 ID:lJcSEAMU
夏森しずか記者は、その夜、めちゃくちゃ、オナニーした
485名無しさん@ピンキー:2014/05/21(水) 05:54:30.83 ID:yPuytVHJ
「あゆみと!」
「勇気の!」
「ちょっと、いい話!!」

「いやあ、あゆみ殿、絶好調でごわすな!」
「そ、そんなあ!でも、勇気さんに励ましてもらえると、あゆみ、うれしいです!」
「ところで、これを書いている人は、なにがやりたんでごわすかね?」
「たぶんなんですけど…」
「やっぱりでごわすか!」
「もうー勇気さんのいじわるー、あゆみは、まだなにもいってませんよ」
「これは、失礼したでごわす、あゆみ殿!」
「いっていいのかなあ?って、おもってるんですけど…」
「なるほど、そうでごわしたか!」
「ええん、勇気さん…」
「すまんでごわす!ちょっと、先走ってしまっったでごわす」
「あ、あの…先走ってるんですか?」
「そうでごわすが、なにか?」
「…ゴクリ…い、いえ、な、なんでもありませんよ…」
「ところで、自分の名は、木藤勇気でごわすが、あゆみ殿は、上の名前はあるんでごわすか?」
「もちろん、ありますよ!おしえてほしいですか?」
「ぜひ、おねがいするでごわす!」
「真鶴です!」
「そうでごわすか!真鶴あゆみ殿でごわしたか!」
「あたし、ちょっと、気になってるんですけど…」
「気になっている?なんでごわすかね?自分は、あゆみ殿の力になれるでごわすか?」
「それは、もう、勇気さんしか頼れる人がいないんです!」
「いやあ、それは光栄でごわすな」
「あ、あのですね…それはですね…木藤勇気さんは…上の名前はなんて読むのかな?って…私、気になります…」
「うっ!」
「どうかしましたか?」
「それはでごわすね、、、いやあ、まいったでごわす、、、一本とられたでごわすよ!」
「えっ!やっぱり…一本…取られちゃうんですか?」
「うっ!」
「だいじょうぶですか?勇気さん…」
「じつは、それは、これを書いている、あの人しかしらないことなんでごわすよ!」
「あの人?ああ、あの変態さんですね!」
「そうでごわす!」
「…こまりましたね…」
486名無しさん@ピンキー:2014/05/21(水) 06:00:40.88 ID:yPuytVHJ
「ちょっと、あんたたち…」
「おお!くれは殿!」
「あ!鐘ヶ淵さん、どうしましたか?」
「そろそろ…教室にもどるわよ」
「おお、そうでごわすな」
「そうですね、もどりましょ!ウフフ」
「だからー、ウフフじゃなくて、あゆみ、いってみ、さっきのつづき」
「やや、いわれてみれば、本題がまだでごわしたな」
「えっ、なにか、ありましたか?」」
「あのねえ、あれだよ、あれ、でも、あれはあれでも、あっちのあれじゃないからね、わかってる?」
「あゆみ殿、自分のなるほどのつづきでごわすよ」
「つづきですか…なんでしたっけ?ヒント、ヒント」
「ヒントはパス!」
「あゆみ殿、これを書いている人は、なにをやりたいのか?でごわすよ」
「あうう、おもいだしました」
「あんた、やさしいねー、あーだれか、あたしにもやさしくしてくれないかなー」
「お!押忍で、ごわす…」
「わかりました!つまりですね…」
「つまりでごわすか!」
「勇気くん、だまっててくれない?」

「つまりですね…変態さんは…なにも考えてないんですよ…たぶんですけど…」

「やっぱり!」
「ごわすな!」
「というわけで、つづきがしりたいなーというところが、ありましたら、なんなりとおもうしつけくださいませ!」
487名無しさん@ピンキー:2014/05/22(木) 07:33:56.15 ID:fnpf7szT
重傷をおったその男子生徒が搬送された病院には両親が駆けつけていた

待機していた警察、学校関係者が二人をむかえたが、二人の担当医師との面会では、当然、席を外した

医師は、彼らの心情を察し言葉を慎重に選びながら、被害者の状況を説明した

「ご子息の緊急手術は無事に終了しました」

「現在無菌集中治療室にて経過観察と術後治療をおこなっております」
「各種検査結果も問題なく、モニタリング数値も安定しており、経過は順調といえますが」

「今後一週間は感染症の排除と絶対安静が必要と考えており」
「直接に面会ができるのは順調に経過しても来週以降になるかとおもいます」

「…ただ…お父様には事前に電話で説明させていただきましたが」

「ご子息は…事件に巻き込まれ…陰茎と睾丸を…鋭利な刃物のようなもので…切断されたと考えられます…」

「もちろん…いかなる場合でも…救命が最優先されます…」
「…ですが…現在…陰茎と睾丸が発見されていないため…」
「神経縫合をふくむ保存、回復治療を試みることができませんでした…」
「手術は、輸血、洗浄、止血、尿路の確保、残存泌尿器機能の保存、縫合による…創傷の治癒を目的としたもので」

「これも…お父様に、ご説明したとおりです…」
488名無しさん@ピンキー:2014/05/22(木) 18:34:47.54 ID:fnpf7szT
「先生?もし?いますぐに息子のペニスと睾丸が確保されれば?」
「息子は、もとにもどれるんですか…?」

「…それには条件が必要です…」
「…ペニスと睾丸の状態が…望みうる限り最良であることが求められます…」
「つまり…いわゆる臓器移植の場合の条件と同様です…」
「ご子息の創傷部位の場合は…手術自体の数がすくなく…」
「…方法や手順が確立されているとはいいがたいのが現状で…」
「当病院では手術例がなく…国内でも…ここ5年で…4回の手術がおこなわれ…」
「成功が報告されているのは…2例だけです…」

「…成功している事例があるなら…しかも50%の確率なら…やってみる価値はありますね…」

「…ですが、切断事例は…8例を数えておりますが」
「手術がおこなわれたのが…そのうちの…4回で、他の事例では、手術をおこなっておりません…」
「これには自動車事故などによる…破壊事例はふくまれておりません」

「…というと?息子の場合は?」

「現状…実施が非常に厳しい状況にあるとおもわれます…」
489名無しさん@ピンキー:2014/05/23(金) 01:42:42.53 ID:1o3sLUXQ
「もしもし?もしもし?」
「あ…おねえちゃん…?」
「うん、そうだよ…るーちゃん、いま、どこにいるの?」
「病院…」
「そう、もう、おとうさんとおかあさんに会った?いっしょにいる?」
「ううん、まだ…、あたし、いま、入り口のところ…」
「るーちゃん!一人でいるの?」
「あ、ちがうよ、先生といっしょ、担任の先生、…つきそいだって…」
「そう…、るーちゃん、おねえちゃん、あとすこしで、病院につくの」
「あたし…かえりたい…」
「…そっか…うん…いいよ…でも、おねえちゃんがつくまで待てる?」
「…どのくらい?」
「そうだね…あと10分くらいだとおもうから…それまで…ねっ、まってて?」
「…わかった…」
「うん、ありがと、…るーちゃん?ちょっと、先生にかわってくれる?」
「え?なんで?…いいよー」
「…そう…わかった、じゃあ、おねえちゃんがすぐくることだけ、先生につたえて…」
「…つたえる…」
「…じゃあ…るーちゃん?おねえちゃん、すぐいくから…電話きるよ…いい?」
「…わかった…、…おねえちゃん…」
「うん…なに…るーちゃん?」
「…はやくきてよ?」
「…わかった…だいじょうぶ…もうすぐだよ…」
「…うん…じゃあ…」
490名無しさん@ピンキー:2014/05/23(金) 02:55:24.97 ID:1o3sLUXQ
「あー、下田、すまん、すまん」
「あっ…先生…」
「待たせたな」
「…いえ、かまいません…もういいんですか?」
「ああ、一服してただけだから…」
「ふーん…そうですか…ふふ…」
「な、なに?」
「…メ…ン…ソール…でしたっけ?」
「え?ああ、そうそう、わるかったな、一人にしちゃって」
「…べつに…いいです…」
「そうだ、いま、電話してたか?」
「あっ…はい…」
「だれと?」
「…」
「あー、いや、いいんだ、その、気にするな」
「…」
「こんなときだからな」
「…友達…です…」
「うん、わかってる」
「…小学校のときの…」
「そうか」
「ふふ…」
「うん、なんだ?」
「…なんでも…」
「おねえさんがくるんだっけ?下田の?」
「えっ…は、はい…」
「そうか、はやく、というか、もうくるころかな?」
「…さあ…どうだか…わかりません…」
491名無しさん@ピンキー:2014/05/24(土) 18:37:33.55 ID:i/1ruaCp
「あっ、下田、あの人、おねえさんじゃないか?」
「えっ、だれですか?」
「ほら、道路の向こうの歩道を走ってくる人!」
「…ちがいます…」
「ああ、そうか」
「…おねえちゃん…」
「?」
「…あんなに元気よくないから…」
「えっ?」
「…」
「そうか、下田、すまん」
「…いえ、全然、だいじょうぶ…」
「先生、勝手に思い込んでたかな」
「?」
「いや、ほら、お前、見てるとさ」
「えっ、あ、あたしを…」
「いや、ほら、お前さ」
「は、はい…」
「その、けっこう、活発な方だろ?」
「…はあ…それだけですか?」
「いや、おれは、いいことだとおもうぞ」
「それだけがとりえです、ふふ」
「ああ、いや、それにさ」
「えっ、それに?」
「美人さんだ、ははは」
「えっ?」
「あれっ、ちがったか?」
「もう…先生…」
「ほめてるんだよ、下田をさ」
「もう…ほめても、なにもでませんよ?」
「ああ、そうか、そりゃ、残念だ、ははは」
「ふふ」
492名無しさん@ピンキー:2014/05/24(土) 22:07:50.16 ID:i/1ruaCp
病院の正面玄関に面した道路に水色のタクシーが乗り入れてきた

後部座席には、一人の女性客が乗車しており、
スピードを緩めたタクシーの窓越しに正面玄関の付近に視線を走らせていた

「あっ、おねえちゃん…」
「ああ、あのタクシーか、うしろの人が、こっちをみてるな」
「…うん…」
「横断歩道のさきで停まるみたいだな」
「よし、下田、むかえにいこう」
「…だいじょうぶ…」
「わかった、じゃあ、まってるか」

女性客はタクシーを降りる前に中学生の少女と付き添いの教師の姿に気がついていたようだった

小柄な女性が、ゆっくりと下車してきて、玄関前の石畳の歩道のところで立ち止まり、すこし息を整えてていた
その間も、その二人から目を離さず、安心したように微笑みながら、小さく手を振っていた

「やあ、どうも、こちらです」

彼女は、付き添いの教師の方に深々と頭をさげ、二人のいる場所にむかって歩き出したが、
ゆっくりと足元を確めるように歩行し、また、微妙に右足を引き摺っていた

それに気がついた付き添いの教師は、中学生に声をかけ、彼女の方にむかって歩き出していた

「下田、おねえさんをむかえにいこう」
「えっ…うん…」
493名無しさん@ピンキー:2014/05/26(月) 04:10:30.46 ID:baldielU
この部分ができれば、書き始めたときに
思いうかんだプロットで学校外のものは全部終了です

あとは、学校内でいろいろあって、結末にむかいます

物語の結末はいくつか、パターンがありますが、
ひとつにまとまめられるかもかもしれません

なんか、長い間、スレを占有しててすみません

あとひとつ言い訳めいたことになるんですが、
「脱線につぐ脱線」というのも、めざしてたことで、、
わけがわからない話になっているかとおもいますが

すみませんです
494名無しさん@ピンキー:2014/06/18(水) 17:30:12.63 ID:cxYBGzKb
近日再開予定、7月完成予定、どなたか、作品等の投稿ある場合は遠慮なくどうぞ
495名無しさん@ピンキー:2014/06/26(木) 22:49:36.52 ID:SfFgW6Bi
「じゃあ、君がまず、その先鋒というのか?ようは、先っぽを差し出してくれるわけだな?」
496名無しさん@ピンキー:2014/07/10(木) 22:42:05.31 ID:pcrzUdLg
うそつきが泥棒を始めた
睡魔せん
片付けないでござる
497名無しさん@ピンキー:2014/07/20(日) 21:37:23.72 ID:7pgvlHCu
「先鋒という戦法を考えた先人に感謝しないといけないな」
「だいじょうぶでごわすよ、犯人殿、先鋒という戦法を考案した先方への挨拶とお礼はすんでいるでごわす!」
498名無しさん@ピンキー
「先回りとはさすが先鋒、手回しがいいな」