【俺の妹が】伏見つかさエロパロ4【十三番目のねこシス】

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1名無しさん@ピンキー
ここは伏見つかさ作品のエロパロスレです
次スレは>>980か480KBあたりで立ててください

まとめwiki
http://www15.atwiki.jp/fushimi_eroparo/

前スレ
【俺の妹が】伏見つかさエロパロ3【十三番目のねこシス】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/
2名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 15:35:42 ID:0rPlFbED
>>1

追加

SSを書く参考に
 【控え室まとめ】
 http://hikaeshitsu.h.fc2.com/frame.html
3名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 21:07:53 ID:3hTFGGOS
>>1
ありがとう、兄貴…
4名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:01:25 ID:xKP8fqJO
前スレに貼っていた者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
5名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:02:31 ID:xKP8fqJO
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第054回

 日曜日の昼、俺は桐乃と加奈子と一緒に朝食を取り、さてリビングで3Pでも始めるかと思っていた矢先、桐乃の携帯が鳴った。
電話をかけてきたのはあやせで、加奈子もいるのなら是非これから家に遊びに行きたいとのことだった。
「どうしよっか?」
 電話を保留にして桐乃が問いかけてきた。
断らせればいい話だが、元からあやせに対して悪感情を抱いている訳でもなく、それも可哀想な気がした。
だが、折角加奈子も夕方まで時間が取れるというのに、桐乃と共にあやせに渡してしまうのも惜しい。
俺が一頻り考えていると、加奈子が横から邪悪な笑みを浮かべて言ってきた。
「お兄ちゃん、あやせも犯っちゃお? 加奈子と桐乃で押さえつけとくから」
 見れば、桐乃も加奈子に同意するように頷いている。確かに三人で襲えば拘束するのは楽だろうが、調教時間が足らない。
中途半端な状態で家に帰さざるを得なくなり、親や警察に訴えられでもしたら大事だ。
写真を撮って脅してもいいが、それで泣き寝入りするような性格かどうかの判断がつかない。
加えて瀬菜と黒猫のこともある。手を広げ過ぎるのも考えものだ。しかし、ただ放っておくのも残念に思える。
「桐乃、来ていいって言え」
「えっ? いいの?」
「ああ。何時間ぐらい遊びに来れるのか確認しとけ。加奈子、ちょっと付いて来い」
「は〜い」
 俺は自室へと向かい、加奈子をドアの外に待たせて、クローゼットから先々必要と思われる物を予備のバッグに詰め込んだ。
後にドアを開いて加奈子を招き入れ、バッグを渡しなから言葉をかけた。
「今日から夏休みが始まるまでの間に、お前と桐乃であやせを堕とす準備をしろ。指示は俺が与えてやる。
それと、今後のことを考えてこれを渡しておく。他に必要なものも随時渡してやる。但し、あやせには俺が許可するまで使うなよ?」
 加奈子は頷き、次いで渡されたバッグの中身を確認してニヤリと笑った。俺は薄く笑い返して、加奈子の頭を優しく撫でてやった。
「じゃあ、まず、あやせってのはどんな子なのか話してみろよ?」
6名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:03:59 ID:xKP8fqJO
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第055回

 桐乃と加奈子からあやせの人となりを聞き出して本日の指示を与えた後、俺は事前に準備しておいた荷物を持って外出することにした。
携帯で瀬菜へ電話をし、駅前の喫茶店へ呼び出すと、荷物を向かいの席へと差し出した。
「……なんです? これ?」
「プレゼント。開けてみろよ」
 瀬菜は怪訝な表情をしたままテーブルの上で包装紙を取り、中を開けて目を丸くした。
「こっ、こっ、これはっ」
「この前のレクチャー代だ、瀬菜ちゃんにやるよ」
「いいんですかッ!」
 身を乗り出して問い掛けてくる瀬菜を見て、思わず俺は笑ってしまった。渡したのはBL系の同人誌数冊とホモゲーだ。
全て瀬菜の好みに合わせてあり、現在所持していないものばかりだ。だが、俺はそれを本人から聞いた訳ではない。
「言ったろ、レクチャー代だって。俺も勉強になったし、その礼だよ」
「こちらこそっ! ありがとうございますっ! 特にこのゲーム、体験版やってみてからずっと欲しかったんですよっ。
健気攻めとツンデレ受けという鉄板でありながら、キャラに歪みのない高度な設定。
男同士が融合して誕生する主人公、ふんだんに盛り込まれた輪姦シーン。えっへっへ、うへへへへへへっ」
 瀬菜はホモゲーのパッケージに頬擦りを始めた。どうやら脳の病気でないというのは俺の勘違いで、やはりかなりの重症患者らしい。
原因が理解出来た今では気味が悪いということはないが、果たして本当に堕とせるのか疑問に思えてきた。
現実の男に興味はあるのか確認しておいた方がいいかもしれない。
「瀬菜ちゃん、彼氏欲しいとか思ったことあんのか?」 
「そりゃ、欲しいと思いますけど、あたし、こんな趣味ですし……」
「一応は三次元にも目を向けてんだ?」
「あたし、自慢じゃないけど超守備範囲広いですよ。生ものだろうと二次元だろうと無機物だろうと、琴線に触れれば脳内補完して妄想が可能です。
極端な話、フォークとスプーンさえあれば、それだけで愉悦に浸れます」
 明らかに女子中学生としては変態の部類だが、一旦堕としてしまえば調教は楽かもしれない。
彼氏を作りたいという気はあるようだし、そろそろ本題に入ってもいいだろう。
「でもな、疑問に思わねえのか?」
「え?」
「何で瀬菜ちゃんの好みを俺が知っているのか、そこをまず確認しろよ」
「あ……」
 そこでやっと瀬菜も気付いたようで、じっと俺を見つめてきた。
「どういうことです?」
「瀬菜ちゃん、俺が秘密を知ってるってこと、赤城に話したか?」
「え? 言ってませんよ? だって先輩が話すなって、この前の時、言ってたじゃないですか。あたしのことで、お兄ちゃんに変に気を使わせたくないからって……」
「だよな。で、瀬菜ちゃんに礼をしたくてさ。悪いとは思ったけど、試しにそれとなく赤城に聞いてみたら、事細かに欲しがってるものを教えてくれた。
妹の瀬菜ちゃんにこんなこと言いたくねえけど、赤城は口が軽い。もう少し用心した方がいいぞ?」 
「そんな、お兄ちゃんが……」
 愕然とした表情の瀬菜を見ると、どうやら予想通りに事が運びそうな気配だ。俺の狙いは瀬菜に赤城への不信感を抱かせること。
俺以外に瀬菜が腐女子ということを知っている人物が赤城だけなら、信じられなくさせれば孤独を感じて隙ができる筈だ。
信用する相手を俺へと切り替えさせ、良き理解者と思い込ませ、段階を経て身体を楽しませてもらう。とは言え、あまり悠長にことを運ぶつもりもない。
場合によっては一気に犯してもいい。その為にも可能な限り心を揺さぶり、後々付け入り易くしておきたい。
「赤城のことをこうやって忠告しといてやんねえと、いつ誰が瀬菜ちゃんの秘密に気付くか判んねえだろ? 本当に悪かったな、そんな真似して」
「いえ、あたしの方こそ、ありがとうございます。まったく、お兄ちゃんてば、きつく言っておかなくちゃ」
 瀬菜は怒気を含んだ声で言ったが、それは駄目だ。赤城に対して抱いた怒りは決して晴らさせず、瀬菜の中で燻り続けさせなければ意味がない。
「いや、この件は赤城には言わないでくれ」
「ええっ? どうしてです? 今後の為にも兄には言っておかないと……」
「前にも言ったろ? 赤城は友達だし、変な気を使わせたくねえ。瀬菜ちゃんが今後、気をつけてくれればそれでいい話だろ?」
「それはまあ、そうですけど……」
「赤城に相談したいことがあったら、俺に言ってくれ。何でも言ってきていいし、可能な限りは協力するから。何しろ瀬菜ちゃんは俺に色んなことを教えてくれる先生だからな」
 俺の言葉に瀬菜は目を丸くし、次いで笑顔で頷いた。
7名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:04:56 ID:xKP8fqJO
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第056回

 喫茶店を出てから瀬菜と別れ、その他の用を済ませて夕方に自宅に戻ると、既に加奈子もあやせも帰宅した後だった。桐乃は玄関で俺を出迎えて事の首尾を報告してきた。
 あやせの下着姿、可能なら裸を本人に気付かれないように動画に収めておくこと、というのが指示した内容だったのだが、どうやら上手くいったらしい。
桐乃の部屋でふざけた振りをして下着の見せ合いをし、後に裸の見せ合いもしたそうだ。
「じゃあ、その様子でも見てみるか」
 俺が言うと桐乃は無言でスカートを捲くって裸の尻を向けてきた。
「おい、下着は?」
「昨日、加奈子の方が一回多かった」
 拗ねた口調から察するに、その分ここで性交しろと言うことらしい。ショーツを穿いていないのはその為か。
「折角だから、動画を確認しながらするか」
「ダメ。今はあたしだけ見てすんの」
 怒った口調でそう言ってくるが、単に玄関で交わるというのも面白味がない。俺が迷っていると、桐乃が急かすように言ってきた。
「あたし、明日から一週間、薬呑まないんだよ?」
 言われて俺も思い出した。桐乃は明日から薬を呑まずに排卵する期間に入る。
時期は自由に選べるので、桐乃の翌週は麻奈実、その次は加奈子をそうさせることにした。それを各々別個に了承させた後、期間中は性交をしないと言い渡してある
。生理中の血に塗れるのは俺の好みではなく、今さらゴムをつけるのも面倒だからだ。尻穴に入れればいいのだが、生理中の秘所を見るのも勘弁願いたい。
ついでに言えば俺は糞便も苦手で、スカ系で許せるのは尿までだ。
「ちゃんと抱くから、風呂の後にしろ」
「それなら最低三回」
「判ったよ」
 そう俺が答えると、桐乃は嬉しそうに腕を絡ませてきた。
8名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:07:12 ID:xKP8fqJO
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第057回

 以前、桐乃ほどスタイルはよくない、とあやせは言っていたが、然程スリーサイズは変わらないようだ。
桐乃と共にワンピース、タンキニ、ビキニなどを身体に纏ったグラビアと、裸の映った動画を見た限りでは、恐らくあやせの胸囲は八〇前後。
乳房は桐乃が二、三センチ、腰と尻はあやせが二、三センチ太く大きいといったところだろう。実際に裸に剥き、桐乃と並べて確認するのが楽しみだ。
加奈子も加えて、十四歳の少女三人との4Pというのも悪くない。
「なあ、夏休みになったら、あやせも泊まりに連れて来れるか?」
 俺は自室のパソコンデスクの前の椅子に座りながら、ベッドの上の桐乃に問い掛けた。だが、返答がない。
桐乃は裸で大の字になって仰向けに寝そべり、膣と尻穴から精液を漏らしているばかりだ。計五回の射精を受けて、未だに半ば失神状態にあるらしい。
溜息を吐きながら椅子から立ちあがり、俺は傍に行って桐乃の頬を数回軽く叩いた。
「おい、そろそろ正気に戻れよ。もう一回してやるから」
 それでも桐乃は無言のまま、虚ろな目で天井を見上げている。気付けに小便でも鼻か口に注いでやりたいところだが、自分のベッドを汚す気にはなれない。
桐乃の部屋のベッド同様、シーツの下には防水シートを入れてあるが、場合によってはシーツの交換が必要になり、臭いも篭る。
今までにシーツや布団の交換、芳香剤などにはそれなりの額を使っている。加奈子の調教後には桐乃の部屋のマットレスの交換もした。
こうなるとやはり専用の調教部屋が欲しいところだ。桐乃の部屋、もしくは一階の客間をそうしてもいいが、親父たちが帰って来た時に気付かれると不味い。
特殊な調教は可能な限りラブホテルで行うしかないか。
 再度パソコンの前に行き、少しばかり通い慣れたラブホテルの詳細をHPで確認してみると、多人数での入室も可能らしい。
SM部屋があることは知っていたが、これなら先々色々と使えそうだ。そうなると残るは金か。念の為、少し補充しておきたい。
 時刻を確認すると午前一時十二分。親父たちのいる場所はアメリカ中西部なので朝十時過ぎだ。
金の無心と次回の帰国時期を確認する為に、俺は携帯電話を手に取った。


9名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:08:24 ID:xKP8fqJO
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第058回


 火曜日の放課後、俺は近所の書店で今度は制服姿の黒猫を見つけた。背後に忍び寄ってみると、パソコン用のゲーム製作の専門書を熱心に読んでいる。
先日、桐乃に貸りた黒猫の同人誌は小説だったのだが、今度は同人ゲームでも作る気なのかもしれない。パソコンに詳しかったのも頷ける話だ。
時折、背表紙の値段を確認しているところを見ると、購入を迷っているというところか。
「お前、ゲーム作んの?」
 俺が声をかけると黒猫は振り向き、少しだけ驚いた顔をしたが、すぐに見覚えのある無関心な表情になって口を開いた。
「……何か疑問でも? 私がゲームを作ろうが作るまいが、あなたには関係のない話でしょう?」
「まあ、そうなんだけどな」
 数日振りに会ったというのに言い草は変わらない。その口調で是非とも足コキして欲しい。手でもいい。
オナホールを手にローションを塗った陰茎を責めて欲しい。と、言えないのが残念だ。
「それとも、単に見かけたから声をかけてみたとでも? そんな一般的な発想では行く末も想像できるわね。もっと違う対応は取れないのかしら?」
「違う対応って何だ?」
「……そうね。例えば『松本ぼんぼん』を歌い踊りながら近付いて、その場で平伏してみせるとか、かしら」
「あからさまに変質者じゃねえか」
 桐乃のブログの件といい、瀬菜の豹変振りといい、どうもオタク少女の発想が掴みきれない。でもまあ、発想か。ちょっと確認してみるか。
「で、お前、その本、買うのか? そういう専門書って結構な値段するよな?」
「……だから考え込んでいたのよ」
「その本がいいのか? 別の本じゃなくて?」
「近隣の書店も回ってみたのだけれど、この本が一番内容が充実しているわね」
 さも当然、と言った調子で黒猫が言った。念の為に本棚を見てみると、その本は黒猫が手にしている一冊だけのようだ。
ならば話が早い。俺は隙を見て本を奪い取り、黒猫の華奢な手を引いてレジへと向かった。
「ちょっと、離して頂戴」
 俺の行動に文句を言い続ける黒猫を無視して片手でポケットから財布、財布から紙幣を抜いて会計を済ませる。
次いで手を離して、紙袋に入れられた専門書を黒猫の前へ差し出してやった。
「……なんの真似? どういうつもりなのかしら?」
「お前が言ったんじゃねえか、違う対応しろって。桐乃が世話になってるからな、俺なりの礼だ」
「……そんな施しをして、どうしようというの?」
「言ったろ、礼だって。それで納得できなきゃ、そうだな、この本読んでゲーム作った時には、俺にもプレイさせてくれ。つまり前払いのゲーム代ってことでどうだ?」
 そう言って俺が笑いかけると、黒猫は呆れた顔をしながらも、おずおずと本を受け取った。
(今回分、終わり)
10名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 21:48:01 ID:PEUua8qT
あやせに黒猫、そして瀬菜…
キターー(゚∀゚)ーーー!
GJ! GJ!! GJ!!!
ガチだ!この作者ガチ過ぎる!
11自宅のPCが規制くらったから満喫からいくぜ:2010/02/23(火) 22:11:16 ID:7wC8ys7x
前スレで書いた地味子の続きあげときます
それにしても今まで私小説タイプは真面目なキャラのしか書いたこと無かったから、
京介の口調をつかむのに想像以上に時間がかかった

俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがない

「…………うっ」
ジリリリリッと、けたたましく鳴り響く目覚まし時計の音がうらめしい。
まだ時差ボケが残っているせいか身体がだるいが、このまま二度寝をするわけにはいかない。
この俺高坂京介は妹の桐乃の身を案じて、数日前に桐乃が留学しているアメリカまで飛んでいき、見事説得に成功して数日後には日本へと兄妹そろって帰国した。
帰国直後の空港には黒猫が待ち構えていて、開口一番に桐乃と憎まれ口を叩きあっていた。その様を傍で見ながら、あぁ桐乃が帰って来たんだなぁとニヤニヤしていると、桐乃と黒猫二人から声を揃えて「キモい」と言われてしまい、俺は苦笑するしかなかった。
せっかく来てくれた黒猫をそのまま帰すなんて野暮なことは出来ないので、外で待っていた親父の車に乗せて送ることにしてやった。
親父は初めて生で見たゴスロリ衣装を身に纏う黒猫に一瞬言葉を失ったが、少しずつオタク業界の知識をしっかりと取り入れているので流石にその場で卒倒するまでには到らなかった。
桐乃の趣味を認めさせるために写真では一度黒猫の写る姿を見せたことはあったが、一般人には多少刺激強い格好だったかもしれない。
黒猫も帰国初日から我が家に来て久しぶりの家族水入らずを邪魔するようなことはせず、我が家に到着すると後は自分の足で帰るとだけ言ってそそくさと帰ってしまった。例の「呪い」についてお礼を言おうかとも思ったが、なんとなく止めておいた。
べ、別に恥ずかしがってるわけじゃないだからな! 思い出しただけで顔真っ赤とかそんなこともねぇから! ……そこぉ、なにニヤニヤしてんだこらぁ。あんましそんな暖かい目で見守ってると、終いには泣くぞ。
まぁそんなことは置いといて、アメリカから帰国した俺と桐乃を家で待ち構えていたものはお袋とお袋の努力の結晶が垣間見えるご馳走の数々であった。
お袋も桐乃が帰ってきてくれてやはり嬉しかったんだろう、俺の誕生日の十倍は豪華な食事を用意していやがった。正直なところとても食いきれる量ではないのだが、そんなことは誰に気にせず久しぶりの家族四人揃って食卓に座り食べることになった。
食事のあいだ桐乃は少ししかアメリカ留学の話題には触れなかった。途中で諦めて帰ってきたという気持ちがやはりどこかであるのか、その話題についてのことを言うとわかりやすいまでに言葉が詰まっていた。
俺も親父もお袋もその話についてはあまり触れないようにし、俺が代表で桐乃の心が落ち着いたてから話したくなってから話せば良いと言っておいた。
それを聞いた桐乃がしおらしく頷いて素直に「ありがとう」と言うもんだから、その可愛らしさに俺は感涙しかけてしまった。
絶対にシスコンと呼ばれること受けあいであったので、『あぁ、俺の妹はこんなに可愛いかったのか』という心の中から沸いたツイートは、一生俺の心に秘めておくことにした。俺の脳内なう。
12自宅のPCが規制くらったから満喫からいくぜ:2010/02/23(火) 22:13:10 ID:7wC8ys7x
その後はただ笑って話していたことしか覚えていない。
年に一回見たら十分であった強面親父の笑顔も、この日は腐るほど見せられた。
さて、そんな大団円が開かれていたのがつい昨日の出来事。昨日の今日で俺もいろいろとあったので、今日は一日家でゆっくり休もうかとも考えていたのだが、なんとも間が悪いことに昨日は日曜日だった。
つまり今日は月曜日で平日。早い話が俺は学校へ行かねばならんのだ。
元々俺がアメリカに行くと決めた勢いそのままに親父が許可をくれたので、冷静に考えれば俺はアメリカに居た数日間高校を休んでいたことになる。
警察に勤めている真面目な親父がこれ以上体調を崩しているわけでもないのに、学校を休ませてくれるはずもなく、昨日の夜に上機嫌な笑みを浮かべたまま明日は学校に行けよと釘を刺されてしまった。
親父よ、そんな微笑みを浮かべながら忠告しないでくれ。真顔で言われるより怖いから。
まぁそんなわけで俺は未だに気だるい身体を何とかベッドから起こし、学校へ行く準備をし始めた。

「おはよう親父、お袋」
「あぁ、おはよう」
「おはよう京介」
食卓には新聞を広げる親父の姿とお茶をすすっているお袋の姿があった。
テーブルに並べられている料理は朝食にしてはとても豪華……もとい昨日のご馳走のあまりものだ。
お袋は朝食作りでサボタージュしたというのに俺は真面目に学校である。しかしいつもより頑張った朝食のように見える不思議ッ! じゃねぇよこのやろー。レンジで温めただけじゃねぇか!
それでもいつもより箸が進むペースが速いので、文句を言えた義理じゃない。
あぁそうだよ、箸が進むペースも速いから自然と家を出る時間も早くなったさ。これじゃ欠席どころか遅刻すらしそうにないぜ。
ちなみに桐乃はアメリカ留学中も日本の義務教育制度に従って中学三年生へと進級していて、今日は月曜日なので中学校があるはずなのだが、手続きの都合上2〜3日休みらしい。
昔は桐乃との待遇の差に泣いたもんだが、やつが帰ってきて早々それを思い切り突きつけられるとは思わなかったよド畜生。
「京介。学校には家庭の事情で数日間欠席すると伝えてある。学校に行ったら先生方に誤解の無いよう話をするのだぞ」
「わかった」
一晩明けてもニヤニヤが抜けていない親父に少々不安を覚えながらも、俺は短く返事をして食卓から立ち上がると真っ直ぐ玄関へと向かった。
「いってきま〜す」
玄関の扉を開けてやる気なさげにそう言うと、お袋から小さく返事が来た。
やれやれ朝食作りをサボタージュしてんだから朝の見送りぐらいしてほしいもんだね。
あーあ、こんな日には俺の心のマイ・スイート・エンジェル・あやせたんといっしょに登校したいもんだぜ。フヒヒ。
……あぁん? 黒猫といっしょに……なん、だと……? コホン、諸君よ。もうそれは一旦勘弁しといてくれねぇかな!? 
ただでさえ桐乃を連れ戻すために燃やしていた闘志の炎が落ち着いて、ようやく身体の熱が下がり始めてるってのによ。また俺のお熱が上がっちゃうだろうが!
あぁ、もうさっさと学校行くぞ学校! ……あぁん? だから、別に一秒でも早く黒猫に会いたいから行くんだろとか言うなそこ! 聞こえてるぞ!!
13自宅のPCが規制くらったから満喫からいくぜ:2010/02/23(火) 22:15:41 ID:7wC8ys7x
学校に着いた俺はまず職員室へと行って、担任に今日からいつも通り授業に出席する旨を伝えた。
担任は心配そうな表情を浮かべながらも、俺の言葉に少し安心したようだった。
まぁ受験を控えた三年生のこの時期に、家庭の事情で欠席しますと俺から直接ではなく親から連絡されれば、否が応でも教師側には緊張が走るだろうさ。
その家庭の事情が、アメリカ留学している妹が心配で心配で仕方ないから説得をし帰国させるという事と知ったら、
一体どんな顔をされるだろうかと思いながら、俺はその事情の内容についてはぼかしを入れながら話をした。
担任も俺がわざと内容をぼかしているのを話しづらい事情があるのだろうと悟ったらしく、細かい内容についての追及はせず、ひとまず安心したと笑顔を浮かべながら俺を解放した。
帰国直後の疲れが抜けていない俺はこれ以上の精神的負荷がかからなかったことに歓喜した。
長々とめんどくさく追及される可能性もあったし、実際にそうなっていたら相手の追及をかわすのはとても骨が折れる作業だったに違いない。
俺は軽い足取りで職員室を後にして、数日振りにのぼる校舎の階段を一段一段踏みしめながら我が教室へと入っていった。
「おーっ、大丈夫だったか高坂?」
「あぁ……まぁいろいろとあったが大丈夫だ。もう問題ない」
教室に入ると一番に赤城が話しかけてきた。柄にもなく心配そうな面しやがって、ちょっと嬉しいじゃねぇか。
……しかし、今この胸に浮かんだ喜びは絶対口にしないことにしよう。
こいつの妹の瀬菜が聞いたらまた変な妄想で悶えるに違いない。
何度か見たことあるが、あいつの眼鏡の下に浮かぶグヘヘと笑う表情は思い返すだけで背筋が震えそうになる。
偏見を無くそうと思えばそういう方面にも慣れればならないのだろうが、逆に慣れてしまう方が問題の気もするので難しい。
…………ん? ふと瀬菜の顔を思い浮かべたとき、どことなく今の自分に違和感を覚えた。
アメリカから帰国してようやく普段の日常に戻ったのに、まだ俺が本調子じゃない気がするのは単なる時差ボケではあるまいに。
瀬菜かー、瀬菜と言えば……やっぱしあの巨にゅ……よりも先に眼鏡だな眼鏡。うん、ビバ眼鏡である! しかし俺にとって眼鏡といえばやっぱり。
「あれっ、そういや麻奈実はどうしたんだ?」
やれやれ、眼鏡を思いうかべてようやく麻奈実を思い出すとは、俺も随分疲れがたまっていたらしい。
冷静に考えてみれば今朝は登校するときも会わなかったし、普通数日間学校を休んだ後に学校へ復学したらまず一番に話すのは麻奈実だろうが。
麻奈実という俺の中での絶対的不動な地位にいるあいつは、俺にとっての心のオアシス、隣に居るだけでその場所が癒しの空間となりえる幼馴染だ。
そうか、俺が本調子じゃないのは数日間一言も麻奈実と会話をしていないからだ。そうだそうに違いない。
しかし麻奈実を探そうと教室中を見回してみるが、その姿はどこにも見当たらない。
14自宅のPCが規制くらったから満喫からいくぜ:2010/02/23(火) 23:27:32 ID:7wC8ys7x
すると赤城が驚いたような表情で俺に迫ってきた。
「えぇっ? いやっ、それは俺が言いたかった台詞なんだが……」
「はぁ、なんだそりゃ?」
まじめな声を出すな息を吹きかけるな顔が近いんだよ気色悪い。
赤城の驚いた表情に驚きたいのはむしろ俺のほうである。
俺が言いたかった台詞だと。なんだ、麻奈実に何かあったのか?
「……いや、知らないなら良いんだ」
「良くねぇよ。俺が休んでる間に麻奈実に何かあったのか?」
「いやまぁ大したことじゃないんだが。田村さんも学校休んでんだよ」
「いつからだ?」
「お前が家庭の事情で休み始めた日から今日までずっと」
なんてこったい! せっかく平和な日常に舞い戻ったと思っていたのに、
その俺の求めるいつもと変わらぬ平穏平和な日常をその身体で体現しているとも言える麻奈実が学校を欠席しているだと。
アメリカに行っている間は連絡をとるほど心の余裕は無かったし、帰国した昨日もいろいろあって麻奈実の近況を知るすべなどなかった。
「だからさ、みんなで噂してたんだよ。お前と田村さんがかけおちでもしたんじゃねぇかって」
「はぁ!? なんでそうなるんだよ!」
その発想が一番の驚きであった。
確かに麻奈実との仲はすこぶる良好であったが、二人が同時のタイミングで長めの欠席をしたらかけおちした勘ぐるとかおかしだろそれ。
あーそういえば前に俺と麻奈実はクラス連中からすれば付き合っているようにしか見えないらしいな。
ちくしょう。こうなったらクラス中に広がる朝の小さな喧騒も、
麻奈実とかけおちしたはずの俺が一人で学校に来ていることについて、ひそひそと論争しているように思えてきたぜ。
ちょっとした男女の友情をすぐさま恋愛認定とか、発情期の犬かって話だ。
「良いか赤城。もう一度言っておくが、麻奈実と俺はそういう関係じゃないんだ」
「へいへい、わーったよ。そういうことにしとけば良いんだろ」
「だーかーらー」
あーあ、もうこの先は聞いてないな。そういう顔してやがる。
やれやれと思いながら俺はいたしかたがたなく麻奈実が来るのを期待して、
ホームルームが始めるまでの時間を赤城とのたわいも無い会話で過ごすが結局麻奈実は担任の先生が教室に入ってきても登校してくる気配は無かった。

今回はここまでです
前回分を投稿した日にwikiの方が更新されてて死ぬほど嬉しかったんだぜ
麻奈実とかスルーされる覚悟満々だったが、エロパロにも麻奈実期待してくれてる人がいて良かった
続きはまた後日に
15名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 23:41:46 ID:wwMv0MXi
超GJ!!、
エッ…エロカワ先生マジでパネぇ…
もうとことんイッチャッてくださいっあやせ編がスゲェ期待です

それと満喫先生もGJ!! 続き期待してますっ。
16名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 03:16:10 ID:hPo8rTEj
これは所謂ヤンデレものと見て間違いないのだろうか……dkwk
17名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 08:53:12 ID:O+gpAPTG
展開のさせ方が半端無くうまいなこの人…原作次巻でやりそうな展開過ぎだろ

次もマジ期待してます、GJ
18名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 13:23:10 ID:TM7bl2T7
>>14

続き首を長くして待ってます、無理しない程度に頑張ってください。
地味子ハッピーエンド希望。
19:2010/02/24(水) 16:19:50 ID:aifj7T+q
「うー寒びぃ。温暖化温暖化言ってるけどアレ嘘じゃね? すっげー寒いぜ」

誰に言ってるのかは知らないが、今は2月。旧暦ではもう春とはいえまだまだ寒い。
嘘くさいIPCCの研究データを信じるならば温暖化してるそうだが、少なくとも今、俺が感じてるのは厳しい冬の寒さってやつだ。

そんなわけで、2階にある自分の部屋からお茶でも飲もうとリビングに降りてきてみれば、
テーブルに突っ伏してウトウト眠っている桐乃の姿を見かけたわけだ。
全く、幸せそうな顔で寝てやがる。どうせ大好きなメルルとやらの夢でも見てるんだろうよ。

なんとなく通り過ぎようとした俺だが、ふと、一つ閃いた。

「いつもいつもいつもいつもいつも面倒ばっかり掛けやがって。たまには仕返ししてみるか」

我ながらしょうもない思いつきだとは思ったが、そこはかとなくニヤニヤしながら俺はマジックを手に取った。
まぁ、仕返しっつっても、コイツが普段やってるエロゲーのようなクレイジーで18禁な仕返しじゃないから安心してくれ。

桐乃を起こさないよう、そっと近づくと、慎重な手つきで額に文字を書き入れる。『肉――』

「……フヒヒ。上出来だ」

思わず笑いが込み上げてきちまったぜ。
間抜けな出来上がりと、些細な仕返しに満足して、俺は部屋に戻った。



「ふぁ……。って、もうこんな時間か」

宿題を済まそうと思って参考書を開いていたら、何故か開いてたのは漫画に変わっていたわけだが、一体いつの間に。
しかも、時間泥棒まで現れてやがる。時計を見ると不思議な事に1時半も進んでいたりするのが恐ろしい。
まぁ、別にいいけどよ。

「――ん?来客か?」

下でインターホンが鳴ってるのが聞こえた。バタバタと言う足音と、玄関の開く音が聞こえたってことは桐乃が出たらしい。

「そういやぁ、なんか忘れてるような……」

そうだ、思い出した。宿題だって宿題。またついうっかり漫画を読みふける所だったぜ。全くこれだから自分の部屋って奴は問題だ。
アイツの家にでも行くか。


そんなことをぼんやり考えていると、下から猛烈な足音が聞こえてくる。

「なんだ……?」

その音はやがて段々大きくなり、ついには――
20:2010/02/24(水) 16:20:50 ID:aifj7T+q
ダンッ――!

「死ねぇェエエエェェエェェエエェェエエェェエ!!!!!!!!!!!!!」

「って、どうしてあやせがいるんだよ!? ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

勢いよくツッコンで来たあやせが放った膝がシャイニング気味に的確にヒットする。
格ゲーだったらライフ8割超削られる大技だろコレ!?

「な、な、なんでいきなりバーサクしてんだよッ!?」

「あ、あ、貴方、桐乃に何したんですか!?」

「桐乃!? 別になんもしてねーぞ………」

あやせの後ろには今だ状況をよく理解してないのか、咄嗟の出来事に驚きを隠せないでいる桐乃と目が合った。
そして、その額には……。

「に、にに、『肉』便器ってなんなんなんですか!? いえいいです。説明しないでください、聞きたくありません」

「あ、いや、これはだな……」

「聞きたくないって言ってるでしょ! ど、どうせ桐乃の内股の所には『正』の字とか、1回100円とか書いてあるなんて信じられませんからッ!」

「書いてねェよ!? っていうか無茶苦茶詳しいなお前ッ!?」

「いくら変態近親相姦上等シスコンロリコンついでに眼鏡フェチな鬼畜お兄さんでも、政治家の遺憾の意発言くらいには信じてたのに!」

「断固として言うが俺はそんな鬼畜じゃない! だいたいちょっとした悪戯でだな――」

「悪戯ッ!? インターハートですか!? いくらなんでも痴漢電車なんて、犯罪でしょう!?」

「お前は何の話をしてるんだッ!?」

喧々囂々のやり取りの中、業を煮やしたのか桐乃が口を開いた。

「ちょっとアンタ達、何の話をしてるのよッ!? ちゃんと説明してよ」

ピタリ。
と、動きを止めた俺とあやせは部屋を見回すと、全く同じ動作で鏡を指差した。


その後のことは、まぁ言うまでもないだろう。
21:2010/02/24(水) 16:25:47 ID:aifj7T+q

                Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                ( ・∀・)< 『肉便器』この単語を生み出した奴は神
             _φ___⊂)__ \_______________
           /旦/三/ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        |牝豚みかん|/
22名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 19:06:14 ID:O+gpAPTG
あやせたんはそんな低俗な言葉使わないやい!
純真無垢なエンジェルなんだい!





次もお願いしますm(_ _)m
23名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 21:34:45 ID:SujDieJK
桐乃のオナネタが増えたな。
24名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:12:31 ID:1PURHnar
昨日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意

25名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:14:11 ID:1PURHnar
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第059回

 性交をしないで四日目、木曜日ともなると桐乃は朝から不機嫌だった。ちょっとしたことで睨む、怒鳴る、物を叩きつけると言った具合で、以前の態度そのものだ。
何かストレス発散の方法でも考えてやろうと思い、俺は麻奈実を金曜の夜から日曜日の朝まで桐乃の部屋に泊めることにした。
幸い麻奈実の家族には信頼されているので無理な話ではない。
 二人は初対面ではないが、ほとんど話したことはなく、いずれ並べて楽しむためにも親睦を深めさせ、桐乃には麻奈実相手に愚痴でも言わせて鬱憤晴らしをさせてやるつもりだった。
桐乃が一方的に麻奈実を嫌っていることは知っていたが、説得すればいい。そう思って話したところ、桐乃は不貞腐れながらも俺の案を了承した。
ついでに麻奈実とも肉体関係があることを話し、今後も関係を続けることを認めさせておいた。麻奈実も桐乃とは仲良くしたいとの事で、二つ返事で家の了解を取ってきた。
 金曜日の夜には三人で食事をし、個別に風呂に入って就寝となった。
二人は多少ぎこちないものの、それほど険悪な雰囲気でもなく、俺は桐乃と麻奈実との3P時に何をするかを考えながら、自室で安らかな眠りに就いた。
 そして土曜日の朝。料理上手な麻奈実に朝食でも作ってもらおうと、桐乃の部屋のドアを開けた途端、俺は異様な光景に出くわした。
「いい気になって泊まりにくるなんて、バッカじゃないの? 聞いてんの? ねえッ!」
「おらおらおらおらっ、もっとケツ振れ、この雌ブターっ! お兄ちゃんに色目使いやがって、調子に乗ってんじゃねえぞっ、判ってんかっ、こらァ!」
「んぎびあぁ……ごめんなざいぃ……あぎびぐあぁ……ごめんなざいぃ……」
 いつの間にか加奈子が来ていて、ベッドの上で桐乃と共に裸の麻奈実を嬲っていた。
桐乃はショーツ一枚の姿でペニスバンドを着け、四つん這いになった麻奈実の菊門を後ろから責め、加奈子は全裸で同じくペニスバンドをつけてベッドに仰向けになり、麻奈実の膣を突き上げている。
見ると、麻奈実の両手首には縄が結ばれており、ベッドの支柱へと繋がれていた。縄と二つのペニスバンドは、先々のあやせ攻略用にと予め二人に渡しておいたものだ。
「……おい」
「あれ、来てたんだ? 朝ご飯? もちょっと待ってて」
「あっ、お兄ちゃん、おっはよ〜ん。一緒に遊ぼ」
「はぎゃあぎあっ……だじげでぇ……ひぐがばああっ……ぎょうぢゃんだじげでぇ……」
 三者三様の答えが返ってくる。桐乃と加奈子は淡々としているが、麻奈実は泣き顔で息も絶え絶えだ。
とは言え、試しに近寄って覗き込んでみると、両乳首は目玉クリップで挟み潰されていて勃起状態は不明だが、陰核は包皮から突き出して大きく勃起し、淫裂からは愛液をダラダラと垂れ流している。
「桐乃、加奈子、何やってんだよ」
「だってさぁ、ねえ、加奈子」
「そうそう、この雌ブタ生意気なんだも〜ん。こんな身体しやがって、加奈子に対する嫌味かッ! おらッ! このぶよぶよとデカ尻は嫌味なのかよッ! 謝れッ!」
「んぎひゃあげはぁ……ごめんなざいぃ……あひあひぃへあっ……ごめんなざいぃ……」
 まあ、相性はいいのかも知れない。意地悪そうに笑う加奈子はともかく、桐乃はすっきりとした顔をしているし、苦悶に顔を歪めている麻奈実も快感を得てはいるようだ。
いつかは調教を桐乃と加奈子に任せるつもりでいたし、麻奈実に実妹との関係を説明して納得させる手間も省けたし、別にいいか。
「じゃあ、加奈子の分も朝飯作っとくから。ほどほどにな」
「えっ? ご飯作ってくれんの? あたしの当番の日なのに? 混ざんないの?」
「お兄ちゃ〜ん、加奈子としようよぉ。今日は泊まれるよぉ」
「ぎびあがあっ……ぎょうぢゃんだじげでぇ……んごぐげはあっ……だじげでえぇ……」
「何が、た・す・け・て、だっつーの。こんなにオマンコ汁漏らしちゃってさ。ほらッ!」
「おらおら、何回イったか言ってみろや、あァ? おらっ、言えッ!」
「あぎあぐがはぁ……じうなながいでずううっ……んごはぎああっ……じうなながいいいぎまじだああっ……うがぎびあがああっ……もぶ許じでぐだざいいいいいっ……」
「飯の準備して喰ったら、用があっから出かける。夕方には戻ってきて混ざるから、それまでは好きにしろ。それと、クリップがまだあんならクリトリスにも付けて潰しとけ。但し、麻奈実を完全に壊すなよ?」
 そう言って部屋を出てドアを閉め、俺は朝食を作る為に階下へと向かった。
26名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:15:20 ID:1PURHnar
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第060回-1

「やっぱり先輩は攻めが似合うと思うんですよね。受けは、あたしのクラスの男子です。ほら、ここ。こんな感じで男子を順番に犯していく先輩、激萌えです」
 先日のレンタルルームの中、瀬菜は嬉々とした様子で頼んでもいないイラストの解説をし始めた。
昨晩、珍しく携帯に電話があり、暇ならば見て欲しいものがあると言ってきた時には何事かと思ったが、どうやら俺の手にしている数枚のケント紙を見せたかったらしい。
そこには男同士が裸で絡み合う、俺としては吐き気を催しそうなイラストが描かれている。が、それは何とか我慢してもいい。我慢できないのはモデルが俺だということだ。
当然、裸どころか想像上の陰茎まで描かれている。まさか瀬菜にこんなセクハラを受けるとは思っていなかったので、俺は一頻り唖然としていた。
「これはスキャナで取り込んで彩色して、あたしのHPで公開するつもりです。で、こっちは先輩のお尻にもバイブレーター入れてみました。ほら、ここです、ここ」
「……おい、瀬菜ちゃん」
「えっ? なんですか? もしかしてお尻に入れるの、プラグとかの方がよかったですか? まさか、受けがよかったとか? ダメですよ、先輩は攻めです」
 真剣な顔で言い放つ瀬菜を見ると、怒る気にも、この場で強引に犯す気にもなれない。素直に家で4Pをしているべきだった。
「……こういうの描く時には、俺じゃなくて赤城とかをモデルにしてくれよ」
 この精神的虐待から逃れられるのなら、赤城の立場を多少回復させてやってもいい。
「嫌ですよ、あんなの。大っ嫌いですから。描きたくもありません」
 拗ねた口調と不貞腐れた素振りを見ると、今では心底赤城のことを毛嫌いしているようだ。だが、不信感を抱くように計らったのは一週間前だ。事の展開が早過ぎる。
「どうした? 何かあったのか?」
「べ、別に何もありませんよっ。それよりちゃんと見てください。正直な意見が聞きたくて、こうして先輩にお見せしてるんですから。ほら、これも」
 少し焦った様子で、瀬菜はショルダーバッグからクリアケースを取り出した。中に入っているのは同種のイラストだろう。
今のところは深く追求せず、話を合わせてやった方がいいか。望み通りに正直な意見を聞かせてやろう。
27名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:16:09 ID:1PURHnar
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第060回-2

「チンポ」
「はひぃ?」
 俺の言葉に瀬菜は素っ頓狂な声を上げ、クリアケースから紙を取り出す姿勢のままで固まった。
「だからチンポだよ、チ・ン・ポ。これな、このイラスト、こっちもそうだけど、こんなチンポの奴なんかいないぞ? あとこっちのキン玉袋な、これじゃ狸だ」
「ちょっ、ちょっとっ、そんな言葉繰り返さないでくださいよっ!」
 瀬菜は顔を真っ赤にしながら俺を睨み付けてきた。
てっきり腐女子ということで淫語は標準装備だと思っていたのだが、オプション追加の必要があるらしい。しかし、実際に描いておきながら今さら言葉で驚くか?
「じゃあ何て言えばいいのかな? 瀬菜ちゃんはいつも何て言ってんだ?」
「い、いつもなんて言ってませんっ。……そ、その、お、おちんちん、とか……」
「じゃあ、そのおちんちんな、イラストは上手いと思うけど、おちんちんに違和感があんだよな。正直に言うと、おちんちんが細長過ぎて触手みたいだ。
まあ、こういうおちんちんが好きなら別にいいんだろうけどさ。おちんちん、ちゃんと実物を見たことあんのか? おちんちんの実物を」 
「な、何度も言わないでくださいっ。あ、ありますよっ、見たことありますよっ。その、あの、子供の頃に、父のとか、兄のとか……」
 そのまま瀬菜は言葉を詰まらせ、弱弱しく項垂れた。このまま話を誘導し、俺の陰茎を瀬菜の眼前に晒してやることは可能だろうが、安易過ぎて面白味に欠ける。
ここは少し赤城に対する負の感情でも煽っておくか。
「おちんちん、赤城に頼めば好きなだけ見せてくれるだろうに」
「あんな兄のなんか見たくありませんッ! 目が腐りますッ!」 
 眉を寄せ、怒りの形相を俺へと向けてくる瀬菜の様子からすると、やはり赤城絡みで何かあったようだ。
まさか仕掛け中の別策が上手くいったとも思えないが、素直に話してこないのは言い辛い内容なのかもしれない。強引に聞き出すよりは、話題を変えた方がよさそうだ。
「おちんちん、HPやってるくらいなら、ネットで好きなだけ見られんじゃねえの?」 
「いちいち言わないでくださいっ。そりゃ、確かに写真でなら何度も見てますけど、描くとこう、何か違う気がして……」
「じゃあ、これが瀬菜ちゃんの理想のおちんちんなんだ?」
「べ、別に理想じゃありませんっ。って言うか、これならスルスルっと結腸の奥まで入りそうかなって……」
「どこまで入れる気なんだよっ!」
 我慢し切れずにそう突っ込んで、恥じ入る素振りの瀬菜の前で俺は笑った。
28名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:17:21 ID:1PURHnar
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第061回

 瀬菜と別れて所用を済ませ、予定通り夕方に自宅に戻ると、桐乃たちによる調教は中休みの最中だった。
麻奈実は桐乃のベッドの上でうつ伏せになり、身体をピクリとも動かさず、恍惚感に満ちた顔でうわ言を呟いている。
「はぁ……桐乃様ぁ……はぁ……加奈子様ぁ……」
 俺は未だペニスバンドを装着したまま傍らに立つ、二人の中学生に尋ねてみた。
「何回イかせた?」
「さあ? 五十回過ぎた頃からどうでもいっかって思っちゃって。加奈子、覚えてる?」
「加奈子も覚えてな〜い。ごめんね、お兄ちゃん。本人に聞いてみよっか? おらっ、起きろッ! 起きろってんだよっ、雌ブタッ!」
 加奈子が尻を何度か蹴り飛ばすと、麻奈実は必死にだらしない顔を上げ、俺と桐乃、そして加奈子を見上げて嬉しそうに笑いかけてきた。
「はぁ……何でしょうかぁ……はぁ……加奈子様ぁ……はぁ……きょうちゃん……はぁ……帰ってたんだぁ……はぁ……おかえりぃ……」
「なに勝手に媚びてんのよっ! 馴れ馴れしくすんなっ!」
 どう見ても手加減せずに、桐乃が麻奈実の頬に二発の平手を喰らわせた。だが、麻奈実は嬉しそうに叩かれた頬を擦っている。完全に桐乃と加奈子に隷属しているようだ。
元々麻奈実には被虐的な資質があったとは言え、一日足らずでここまで堕としたことに俺は少なからず感心した。
「おいこら、雌ブタ。お兄ちゃんのことを名前で呼ぶんじゃねえ。加奈子たちのお兄ちゃんなんだから、お前は今後、ご主人様って呼べや。お兄ちゃん、それでい〜い?」
「……ああ」
 加奈子の態度の切り替えの早さに、俺は苦笑いしながら答えた。早々と加奈子を堕としておいたのは間違いではなかったようだ。桐乃以上に加虐的でありながら俺には従順で、その落差が何とも可愛らしい。
「はぁ……判りましたぁ……はぁ……加奈子様ぁ……」
「でな? テメエ、何回イったか覚えてっか? ちゃんとお兄ちゃんに報告しろや」
「はぁ……わたしが覚えてるのはぁ……はぁ……六十七回目までですぅ……はぁ……その後は覚えてませぇん……はぁ……申し訳ありませぇん……はぁ……ご主人様ぁ……」
 実際に聞いてみると、幼馴染にご主人様と呼ばれるのも悪くない。
「あァ? 使えねえブタだなぁ、テメエ。お兄ちゃん、どうしよっか? 少し身の程を判らせちゃう? 加奈子がお仕置きしよっか?」
「加奈子はセックスしてもらいなよ、あたしはできないから。その分、地味子によっく判らせとくから。でも、明後日からはちゃんとしてよね、兄貴?」
 半裸の妹と裸の少女二人を前にして、確かに俺の陰茎は勃起しているが、正直、少し気を取り直してから始めたいところだ。
「まだ時間はあるし、まずは夕飯でも喰おう。その後、風呂に入ってから、桐乃はここで麻奈実と、加奈子は俺の部屋で。それでいいか?」
「ん、あたしはいいよ、それで。オチンポ見ちゃったら、我慢できなくなっちゃうもん」
「加奈子、お兄ちゃんとお風呂入りた〜い」
「はぁ……判りましたぁ……はぁ……ご主人様ぁ……」
(今回分、終わり)
29名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 00:36:49 ID:JwwYGN6O
いつの間にか結構更新してるな
GJ!
30名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:17:10 ID:nVArqurn
>>21
どーん氏のあやせは実にすばらしい!
31名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:22:50 ID:GaEwGwVq
うーん、この何とも言えない常時とはズレた感じがたまらんな
こういうエロゲーありそうだよな

次回も期待GJ!
32名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 15:56:13 ID:PTRcbBPP
エロカワ先生のヒロインズ、程よい調教&開発で
淫らに堕ちた地味子も、これまたイイ感じで牝奴隷になったな

ぜひとも、かんざき先生絵でのエロ同人で見たいものだが…

黒猫&あやせ堕とし編を超期待でありますっ! エロカワ先生超GJ!!
33名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 01:07:06 ID:QpgmPkQw
>>21
ああやっぱりどーん氏なのか。
さすが、あやせが活き活きしてる。
34自宅のPCが規制くらったから満喫からいくぜ:2010/02/26(金) 16:27:02 ID:w4p/MQRl
二日に一回更新するつもりだったのに遅れたぜ
現実の兄がスカイプ導入したせいで最近PC占領されることが多くなって、
俺の寿命がストレスでマッハなんだが

俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがない

それから日中の授業はどうにも集中できず時間だけが流れ、とうとう放課後となってしまった。普段から特別集中しているわけではないが、今日は授業中にいつ麻奈実が来てもウェルカムな対応が出来るよう身構えていたのだ。
と言っても、特別な対応が出来たわけでもなければ、それをしようとも思っていない。
ただ数日振りに、いつもと変わらぬ俺らの普通の会話をしようと考えていた。
たまたま同じ日から休んで、たまたま同じ日数だけ欠席し、たまたま同じ日に登校してきたとしても、お前はきっと「すごい偶然だよね〜」と、ほんわかな微笑みを浮かべながら言って、その後はいつもと変わらぬ取り止めも無い会話が始まっている。
お互いに何で休んでたのか話して、きっとまた無茶な行動に出てた俺を麻奈実が笑い、きっといつもと変わらぬ他人からしたらどうでも良いようなことで休んでいたであろう麻奈実を俺が笑い、じゃあ今度授業を休んでいた間の穴を埋めるため勉強会を開こうと話をしていただろう。
それが俺と麻奈実のいつものパターン。きっと俺たちが死ぬまでこの穏やかな流れは変わらない。
一時間目からじゃなく授業の途中から遅刻でも良いから来てほしかったのだが、どうやら麻奈実は本日も欠席らしい。
休み時間には麻奈実の携帯に何度も連絡を入れたのだが電話が繋がる気配は無い。
帰りのホームルームの終了後担任をつかまえて聞いてみたところ、麻奈実の欠席理由は体調不良だそうだ。
うちの担任は朝の出欠確認で欠席者の名前は点呼するが理由まで皆に伝えることはしない。
なんだちくしょう、赤城の心配そうな表情は俺が家庭の事情で休んでいたからじゃなく、単純にお前の誇大妄想で俺と麻奈実の関係がどうなったかが気になって仕方が無かっただけかよ。俺の喜びと感動を返せコノヤロー!
しかしながら、そうなると今日の放課後の予定を大幅に変更する必要がある。
もし麻奈実が途中からでも来てくれれば、放課後はゲーム研究会に顔を出すつもりだった。
俺の出来ることは黒猫と瀬菜の間に入って二人の創作物の小さな手伝いをするぐらいのことだが、ちゃんと入部届けを出している正式な部活なので、一応短期の休暇を取った後は顔を出しておくべきだろう。
だが麻奈実の欠席理由が体調不良となれば俺はそちらにも行かねばならない。ただでさえ日曜を挟んでまで学校を病欠するほどの風邪を引いたのに、俺は一回も麻奈実のお見舞いに行けていないのだから。
お見舞いに行けなかった理由が、アメリカに行っていたからなどというぶっ飛んだ内容であることを麻奈実は知らないし、なぜ来てくれないのだろうと不安になっているかもしれない。
まぁ麻奈実のことだから、お見舞いに行ったら行ったで「風邪がうつるから来なくて良かったのに〜」と、俺に気をつかいっぱなしの状態になったかもしれんが。
正直なところ休み時間にかけた電話の返事がないのも気になる。ただの偶然なら良いが、電話に出る余裕も無いほど麻奈実が衰弱している可能性も捨てきれず心配で仕方無い。
もし本当にそうだったら、俺はアメリカの出発と同じタイミングで麻奈実を襲った間の悪い病原菌を全力で罵倒し、駆逐方法を模索しウィルスとの戦争に取り掛かるだろう。戦争だ、一心不乱の大戦争だ。
とにかくこうなれば麻奈実の家には何が何でも行かねばなるまい。
だがゲーム研究会の方も何らかの挨拶だけはしておこうかとも考えている。
はてさてどうしたものか。
麻奈実が気になるので一秒でもどちらかの行動に移りたいのだが。
35自宅のPCが規制くらったから満喫からいくぜ:2010/02/26(金) 16:31:11 ID:w4p/MQRl
↑の最後の一文に間違え発見「一秒でも」の後ろに「早く」の二文字入れ損ねてた
スマソ。以下本文の続きです

そんなことを考えながら教室の机で帰りの支度をしていたとき、俺はふと誰かの視線を強く感じた気がした。
なんだこれは……背中にひしひしと伝わってくるこの熱視線。まさか俺のマイ・スイート・エンジェル・あやせたんがわざわざお疲れの俺を癒しにきてくれたのか! 
よっしゃあやせたんが癒してくれれば、桐乃のどんな命令だって全力全開で取り組めるぐらいまで体力が回復するぜフヒッサー!!
などと実にくだらない寸劇を頭の中で繰り広げながら、ふと視線を感じた教室の後ろのトビラの方に振り向いてみると、そこには俺の方をうつむき加減のジト目で睨んでいる黒猫の姿があった。
「…………よう」
「…………っ」
黒猫と俺の目と目が合う。俺がゆっくりと片手をあげて挨拶する。一瞬の間を置いて、黒猫が顔を赤らめながらぷいっとそっぽを向いてしまった。
ぬわー。これは……俺は一体どう対応すれば良いのだろう。黒猫の例の『呪い』を受けてからこうしてあいつと直に会うのは、空港でやつが桐乃の帰りを待ちわびていた昨日を加えて二回目だ。
しかし昨日は桐乃の帰国ということもあってそれどころではなかったが、今こうして冷静に対峙してみると何とも言えぬ恥ずかしさがこみ上げてくる。
そこ、ヒューヒューだの何だの囃し立てるんじゃねぇ! ……えぇ? 誰も何も言ってないって?
……こらそっちの傍聴席! 黒猫フラグキタコレとか言って盛り上がるんじゃない! ……はい? みんな静かにしてるだと?
…………だぁぁぁぁぁああああああああああああああ!
何か言えよ盛り上がれよ騒ぎ踊り狂えよ! そんな固唾をのんで見守るんじゃねぇ!
冷やかされるより恥ずかしいじゃねぇかゴラァ!!
くっ……し、しかしだな。こ、ここはお、俺が勇気を出す場面だろうよ。そうだ、まったくもってそうだ。
平穏な日々を暮らす平凡な一男子高校生に、あんな厄介な『呪い』なんてかけてくれやがってよう。俺がへこたれたら身体中から出血する『呪い』だと? 怖くて怖くて即日アメリカ行きだったんだぞ。
そんな悪いことする猫には俺からしっかりとしたしつけが必要だ。
机の中にあった残りの教科書を無造作に学生カバンへ詰め込むと、俺は威勢よく闊歩して黒猫の眼前に立つ。
ああちくしょう、勢いよく近づいてきた俺に対してビクッと震えるあたかも子猫のような姿が可愛いぜ。一気に俺の心にあった勇気が吹き飛んでって、残ったのは緊張だけじゃねぇか。
「……ぉ、おぃクゥロネコォ」
「な、なにかしら……」
おうおうおう。いつも言いなれてる黒猫のイントネーションすらおかしくなってるぜ。
まるでとある警部をおちゃらけて呼ぶときの大怪盗三世のようだぜとっつぁ〜ん。
黒猫のやつはいつもの低い声を頑張って出しているが、明らかに逸らしたままの視線が泳いでやがる。
「……いや、あのな」
「…………」
だぁくそ二の句がでねぇ! 当たって砕けたとはまさにこのことか!
せっかく勇気だして踏み出した一歩も、踏みしめた先に1ミリも隙間無く地雷が埋められてたんじゃ意味が無い。
もはやそれは地雷原じゃなくて単なる地下爆薬庫だからね!
情けなくも俺が何も言えないこの状況を打開してくれたのは、実に可愛いらしい俺の後輩であった。
「の、呪いは……解けたわ、先輩。に、人間風情のくせに、なかなかやるじゃない……」
「お、おう……それぐらい当たり前だっつの」
「そ、そうね。ここはお見事とだけ言っておくわ。素直に喜びなさい」
「お、おう……フ、ヒッ、……フヒヒッて高笑いしといてやるぜ」
「ちょ、調子にのるんじゃないわよ! ……た、ただ一つだけ言っておきたいことがあるのだわ。その……せ、先輩には、今日部活に来てもらうと困るの」
「……えっと、そ、そりゃどういうことだ?」
「の、呪いの影響なのだわ。そ、そのせいで……と、とうぶん先輩と、普通に話すことができないの。だ、だから……部活のときいろいろとまずいわけ」
「……そ、そっか。それはまずいな。その影響とやらが無くならないとまずそうだな、うん。そういやさっきからやけに話づらいと思ったら、それが原因か」
「えぇそう、そうなのよ。で、でも明日ぐらいには、というか明日までには何とかなるよう今夜儀式をするから! だ、だから明日まで部活に来るのは待ってほしいの……。部長には私の方からうまく言っておくから」
「わ、わかったぜ。……じゃ、じゃあまた明日な」
「え、えぇ……また明日」
36自宅のPCが規制くらったから満喫からいくぜ:2010/02/26(金) 16:35:57 ID:w4p/MQRl

そう言いきると、黒猫はいじらしくも何かに驚いた猫のように素早く身を翻して廊下を走り去っていった。
さて、先ほどの恐ろしく無駄の多い文章をものっそい手短に要約するとしよう。
まだ恥ずかしくてお互いに話すのも間々ならないし、一日だけど日を置いてからじゃないと目も合わせられません。だから今日は部活に来ないで下さい。
うん、おそろしく簡潔にまとまった。実に的確な要約だ。
そうとなれば後腐れも無く麻奈実のお見舞いに行けるってもんだ。
あぁもう駄目だ、ここ最近こういった普通じゃないことの連続で、俺の身体は思わずオンドゥル語が飛び出してしまいそうなほどボドボドダ!
やっぱし俺は普通が良い。あぁ、ますます麻奈実が恋しくなってきたぜ。
やれやれ。この調子で麻奈実の家に行ったら、逆に俺が疲れを癒されることになりそうだ。
一秒でも早くお前の顔が見たいぜ。出来れば風邪でうなされた寝顔ではなく、ほとんど治りかけの穏やかな顔で居てくれよ。


本日分ここまでです
文章の配分ミスって最後が短くなってしまいました。次回から気をつけます。
あと先日(wikiの方では02だったかな?)あげたところにも脱字箇所が見つかりました。たびかせね申し訳ない

今度あげるときはチェックもう少し厳しくしてからあげます
37名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 17:05:46 ID:rhULZv3w
>>36
一本槍GJ!!!
続きに期待し続けます
38名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 21:06:40 ID:iZUUbN0e
公式ツイッターがアレゲなことに
桐乃が黒猫に劇場版なのはを観に行くのを断られたので『しかたなく』兄貴と観に行ったので、黒猫が対抗して高坂先輩と観に行こうとしてギャーギャーやってる。
いや、違うかもしれないがω
39名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 22:19:08 ID:FEoDi/ut
俺は一緒に見に行った以外は実際は両者とも行ってないと感じたのだが
共にぼろぼろの紙っきれの嘘で牽制してるだけ
40 ◆x8MEL5BF3g :2010/02/26(金) 23:40:54 ID:UsFpQ0sj
お久しぶりです
今夜のTwitterおもしろかった!

てなわけで勢いで書いてみた。1レスだけど!
41 ◆x8MEL5BF3g :2010/02/26(金) 23:42:35 ID:UsFpQ0sj

「ふう、全く……」

 売り言葉に買い言葉。あの女とはいつもこんな調子ね。

『@kuroneko_daten くっ…………そーだね! べ、別に興味なんてないし!』

 けれど、パソコンに残るあの女からのリプライを見ると、何故か怒りより楽しさがこみ上げてしまうわ。
 こういうのを喧嘩友達、と言うのでしょうね。仲良く喧嘩しているのだもの。
 ……認めたくはないのだけれど。

「でも、本当に誰と行ったのかしら……?」

 あの女は、ああ見えて友人が多いけど、アニメ映画を観に行くとなればかなり絞られるわ。
 わたしが知る限りでは、三人だけ。
 あの女は「別の奴」と言ったわね。学校の親友……とやらには「奴」とは言わないでしょう。
 これで二人。そして沙織だったら、わたしがいくら興味が無いと言っても誘ってくる筈。
 お節介だもの。わたしをノケモノになんて……。……不愉快だからこの線は無しとして。
 これで残るは一人。
 やはり、あの人と行ったんでしょうね……。
 ウキウキしながら闊歩するあの女と、ボヤキつつもまんざらではない感じに後を付いていくあの人が、眼に浮かぶわ。
 全く、あの女に「別の人を誘って観に行く」って言ったのにこれでは……。

 ……別にいいかしら? 
 あの人は困るでしょうけど、それもありね。
 クククッ、あの女も嫌がるでしょうし、そうしましょう。だって……
 
 ……妬ましい。
 
 以前のわたしだったら、あの人のことでこんな感情は無かった筈。素直に微笑ましく思っていたでしょうね……

 けれど、わたしはあの人を“呪って”しまった。……人を呪わば穴二つ。
 “呪い”は確実にわたしにも却ってくる。下手をすると、あの人へのそれよりも。
 却ってきた“呪い”は日に日にわたしを蝕んでゆく。

「……ふん、知ったことじゃないわ。だったらもっと凄い“呪い”をかけてやるだけよ」

 これはあの女の影響。妬んだり羨んだりするぐらいなら、わたしは突き進む。

「……けど、もっと凄い……“呪い”って……?」

 !?……!!……!!…………!……!…。ドスンッバタンッ!!

「あ、危なく、冥府魔道に、堕ちるところ、だったわ……はあ、はあ、す〜は〜、す〜は〜」

 ……わたしは一人で何やってるんでしょうね……。 
 けれど……はあ……。折角の夜、私の時間なのに。全然創作が出来ないじゃない。

 まあ、それもいいかもしれないわ。
 あの人をどうやって誘うか、それに……あの女にもいつかは伝えなくてはいけないし、考える事は沢山あるもの。


 今夜はわたしの物語を紡ぎましょう。

 【END】
42 ◆x8MEL5BF3g :2010/02/26(金) 23:48:52 ID:UsFpQ0sj
おっと時系列へのツッコミはTwitterへ言ってくれ!
それではそのうちまた。
43名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 00:07:03 ID:btVHOICL
くそぅ!何だこの猫は!?
可愛すぎるぞコンチクショーw
GJですよ!
44名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 04:42:48 ID:McDMpTJf
やばいくろねこかわいい。かいたい。
45┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ :2010/02/27(土) 04:56:57 ID:gPXQuohG
「と、いうわけでござる」
「何がというわけなんだ?」

突然良く分からない事を言い出したのは沙織だが、いま俺の部屋には、桐乃、黒猫、沙織の3人がいる。

「ですから、ご両親がご旅行ということで、きりりん氏に誘われまして、こうしてお泊りにきたのですよ」
「いや、それだったら俺の部屋じゃなくてもいいだろ」
「私の部屋だとちょっと狭いから、アンタの部屋を使ってあげるって言ってんの。鈍いわね」

相変わらず憎まれ口を叩いたのは俺の妹だが、いや、しかしだな自分の部屋に女子高生が3人もいるというシチュレーションは中々問題ではないだろうか。

「さて、こうして4人いるわけですから、今日はこんなものを持ってきたのです」

ドラえもんよろしく沙織が取り出したのは――

「麻雀?」
「そうです。4人で出来るゲームの定番ですからな」
「っても俺、ルール知らないんだけど」
「だいじょうです。拙者も教えますし、やりながら憶えていけばいいのです。黒猫氏ときりりん氏は大丈夫ですかな?」

「っふ、私は『咲』でいうところのどっちレベルよ。心配いらないわ」
「あんたの何処がのどっちなのよ。どっちかっていうと桃子じゃない。私は衣レベルだけど」
「はっはっは。皆さん、お強いですなぁ。では拙者は美穂子部長ということで」
「お前等、なんの話をしてるんだ……?」

いつもながら俺が全く理解出来ない言語で話しやがる。咲?なんだ?ギャルゲか?

「折角ですし、その局のトップが何でも好きな事を1つ命令出来る、というのはどうですかな?」
「フ、いいわね。そこの勘違いしてるビッチを黙らせてあげるわ」
「あんたこそ私が勝ったら、語尾を『にょ』にしてわげるわ」
「……なんという外道」

こうして麻雀が始まった。



――んだが、結果だけ見るとこうだ。

1位黒猫:51000点
2位桐乃:50300点
3位沙織:29000点
4位 俺 :-112000点

まぁ、見て分かる通り、俺の大惨敗。ルールを覚えながらの俺が全く手加減しない桐乃や黒猫に振込みまくりで、こんな結果になっちまったってわけさ。

「ちっ、あと少しだったのに」
「これが実力ってやつね。分かったかしら?」

あっちはあっちで熱い火花を飛ばしている。

「ったく、容赦ナシだなお前ら」
「相手の捨て牌や待ちを読むのも重要なんですぞ。さて、京介氏もルールを把握なされたようですし、これまでのは練習として、つぎ本番に入りましょうか」
「いや、ルール覚えたての俺が勝てるレベルじゃねーだろ」
「ふぅむ……。でしたら、京介氏のヤル気を保つ為にも、こういうのはどうですかな? 麻雀の定番『脱衣麻雀』!」

「な・にぃぃぃぃぃぃぃいいいいいい!!!!!!」
46┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ :2010/02/27(土) 05:01:06 ID:gPXQuohG
俺と、それまで言い合っていた、桐乃、黒猫が一斉に声を上げた。

「はっはっは。それくらいの方がスリリングで面白くなりますぞ。脱衣と言っても、京介氏に誰かが振り込んだ場合、その人が脱衣とすれば、そう厳しいルールというわけでもないでしょう」
「ま、まぁ確かに今のコイツの実力なら大丈夫そうだけど……」
「わ、私は構わないわよ。どうせまら私が1位になるんだろうし」

まさかの急展開でいきなり麻雀が脱衣麻雀大会になりやがった。

「ん、雨が降ってきたのか……?」

ふと窓をみやると、雨が降り出してきていた。勢いも段々激しくなっている。不吉な雨だった。
こうして伝説の夜が始まった――


2局目

東場はこれまでとあまり変わらない勝負展開。しかし決定的に違う点が一点。京介、相手の待ちを読んで、危ないと見ればベタ降り。
これによって、1局目と打って変わり、それぞれのツモアガリが増え始める。

東4局終了時点で、1位桐乃と4位京介の差は30800点。
相変わらず京介が4位ではあったが、トップとの点差は少なく、混戦の様相を呈していた。

南1局

かすかな違和感が場を支配し始める。この麻雀で初めての番狂わせ。京介、黒猫の捨て牌3万をロン。3900点で初のアガリを得る。

「そんな、まさか!?」
「お、やった上がった! 初めて上がれたぜ!それも黒猫から」
「く、私としたことが読みを違えたとわ」
「黒猫氏、これは脱衣麻雀ですから……」
「フン、分かってるわよ。脱ぐわ。脱げばいいんでしょ脱げば」

そういうと黒猫は穿いていた白のオーバーニーを脱いだ。
俺にとって初つのアガリ、そして脱衣麻雀というこの状況に、俺のテンションはガンガンに上がってくる。
考えてみれば、もう南1局。残り3局とも自分が誰がロンで上がり続ける可能性は少ない。
それをコイツラも理解しているから、こうして和やかな雰囲気なんだろうさ。だが、

(ククク……)

南4局

南2局は流局、南3局は沙織がツモアガリで、相変わらず順位に変動はない。しかしトップとの点差は23500点と狭まっている。

「ククク。来たぜ、ぬるりとな」

京介、6索をカン。この瞬間、京介の手配大きく化けてまさかのドラ4。
京介の待ち牌も変化。2,4筒待ち。このとき、京介に先駆けてリーチを宣言していた桐乃。凍りつく。
場に出ている牌は3つ。リーチを宣言している以上、待ちを変える事が出来ない。

ざわ…
      ざわ…

そして持ってくる。まるで引き寄せられるかのように、ロン牌4筒。


47┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ :2010/02/27(土) 05:03:49 ID:gPXQuohG
「ロン」

京介、桐乃から初の直撃。そして、この瞬間、順位が大きく入れ替わり、土壇場で京介1位に躍り出る。

「そ、そんな!?」

しかし、現実。覆らない。起死回生のドラ4!!

「いやぁ京介氏、凄まじい雀力ですなぁ。さすがに驚きました」
「まさか、ドラ4とはね。流石にどうしようもないわ」
「い、いまのはコイツの運が良かっただけよ!折角、黒猫に勝ってたっていうのに。 納得いかないわ!」
「そうはいってもなぁ。ほら、ルールなんだから、脱げ」

「くっ!憶えてなさい!」

キッと京介を睨みつけて、黒猫と同じように桐乃がソックスを脱ぎ捨てる。

「それにしても、これだから麻雀というのは面白い遊びですな。こういう事も起こりうる」
「えぇ。全く。これがラストの局だったから良かったものの、この流れが続いてたらヤバかったかもしれないわね」

「お前等、何か忘れてないか?」
「え?」


3人の声がはもる。

「その局のトップが何でも1つ命令出来る」
「おぉ! そうでしたそうでした。しかし、京介氏、エロイのは禁止ですぞ」
「理解ってる、理解ってる。 俺 か ら は そ ん な 要 求 言 わ な い さ 」
「では、京介氏はどんなご命令を?」


/  " ,, "  "  ゙  ゙  /
,イ " "  "  八 ゙ i ゙ |   :  倍
/ ,ィ´ "/' イ /::: ヽ ト、゙|  :  プ
// ィ' /| /| /::: , -ヾ、ヽ,|   :  ッ
 l  l /-レ、レ'  ´_, a==| !  シ
 ! /l,ハ=a=、  ヾ`ー  ´|     ュ
 '"  ',`ー/ :::      |    だ
     ', / ;:::: 、      ヽ_  ___
      ∨_, - '  _,  ::::/;;;;::ノノ ヾ
      丶 ー '' "´   .:::/;;;;;::´   `
  r―、,/丶  ==  .:::/;;;;;::::::
`<´ヽ r‐ヾ-、 \   :::/;;;;::::::    /
.(´ヽ ゝー)r┤/\:/::;;;;::::::    /
48┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ :2010/02/27(土) 05:07:24 ID:gPXQuohG
「そ、そんな!?」

京介の要求で始まった3局目。これまでの1,2局とは違い異様な空気が場を支配していた。
桐乃と黒猫は、既にソックスを脱いでいる状態。それに2局目ラストの流れ。
この局、ひょっとすればひょっとすることも あ り え る か も し れ な い ?

「ロン」
「なっ……なんで!?」

東2局

再び振り込んだのは桐乃。京介の待ちを読んでの4筒切り出しのはずが、その4筒を京介、単騎待ち。

「ククク……。こんな見え透いた手に引っ掛るなんて、お前らしくないな」

桐乃、こちらを睨みつけながらてTシャツに手を掛ける。その手はカタカタとかすかに震えていた。
Tシャツの下には何も着ていなかった。若草色のブラだけである。

この瞬間、京介を除く3人に戦慄が走る。

(この局はヤバイ……!)

まだ東2局である。南場では京介に親が回ってくる。もし、そこで連荘されて場合、避けられない。

黒猫は内心焦っていた。黒猫の服装はゴテゴテとフリルがついているとはいえ、シンプルなワンピースだ。
(次に振り込んだら、私、終わりじゃない!)

桐乃は内心焦っていた。何故、いま自分はこんな姿で麻雀を打っているのか?
(絶対に、負けられない……!)

沙織は内心焦っていた。自分が言い出した脱衣麻雀でまさかこんな状況に追い詰められるとは。
(2局目、終了のときに辞めようといえなかったのが失敗でござった……)

だが、そんな決意も空しく、京介の快進撃は止まらない。
南1局目。京介圧倒的な親連荘。

沙織、黒猫、桐乃からそれぞれアガリを得る。

「まさか、私がこんな……」

呆然自失の黒猫はノロノロとした動きでワンピースに手を掛ける。華奢な身体付きながらも、上下揃いの紫の下着が扇情的だった。

「ど、どうして……」

先ほどまでの鋭い目つきは徐々に力を失いつつあった。桐乃がゆっくりホットパンツに手を掛けると、
健康的でプルンとした引き締まったお尻が露出する。

「さて、桐乃。お前がこれまでツンツンしすぎてごめんなさいと一言言えば、ここで辞めてやってもいいぞ」
「え? ……ふ、ふざけないで!誰がッ!」

折角、俺がチャンスをやったって言うのに、あっさりコイツは棒に振りやがった。黒猫や沙織の為だってのに、意地を張りやがって。

「ヤレヤレ。なら、終らせない。地獄の底まで行く」

元々、京介には黒猫や沙織を裸にするつもりなどなかった。しかし、桐乃にはどうやらお仕置きが必要らしい。
49┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ :2010/02/27(土) 05:11:33 ID:gPXQuohG
なんとか京介の親を蹴った南3局。ここまでくれば後の2局。早アガリでなんとか終らせる事だけに3人は注力していた。
しかし、そんな逃げの麻雀は、逆に御しやすい。

「ククク……。まるで白痴だな桐乃」
「え?」
「ロン」
「……っ!」

一気に蒼白になり、次第に身体が震えだす。

「さっき俺がやったチャンスを棒に振ったんだ。その覚悟はあるんだろう」
「きょ、京介氏、さすがにやりすぎでは?」
「馬鹿言うな。脱衣麻雀はお前が言い出したルールで、お前等全員納得してこの勝負を始めたんだぞ」
「それは、たしかにそうですが……」
「にも関わらず、辞めろというのは変だろ。当然、こうなる覚悟はあったってわけで、まさか最初からただ俺をカモにするつもりだったのか?」
「いえ、決してそんなことは――」

沙織は内心傷ついていた。こんな風になるとは思ってなかったとはいえ、恐らく京介が4位になって、何かしら罰ゲームを受けて楽しむ。
そんな思惑が少しもなかったのだろうか。そのことが少なからず、京介を傷つけなかったと言えるだろうか?

「い、いい。ソイツの言うとおり。脱ぐ……」

ゆっくり桐乃がブラに手を掛ける。ホックを外すとブラがずり下がった。慌てて身体を抱えて隠すが、桜色の乳首が見え隠れしていた。

「ククク……。まだ最後の局が残っている。席に戻るんだな」


この局さえ凌げればいい。そんな脆い感情など、狙い撃ちにするのは難しくない。
開始早々のベタ降り。しかし、それも現物が無くなれば切っていかなければならなくなる。そして、まるで吸い寄せられるかのように、切ってしまう。そのロン牌。

「残念、間に合わなかったな。ロン」
「な、なんでッ!?どうして!? 場に3枚出てるじゃない!」

京介、地獄単騎待ち――!
まさしく桐乃だけを狙い撃ちにした究極の待ち。手はたかだかタンヤオでしかない。だが、それで充分と言えた。

「どうした、やっぱりお兄ちゃん、これからはツンだけじゃなくて、デレたりもしますと謝るか?」
「……………ご、……ごめ……」
「ククク。何だって聞こえないぜ?」
「……っく! いいわよ」
「あん?」

そいうと、桐乃は一気にショーツを脱ぎ捨てた。ていれしてるのはか、うっすらと生えた揃った陰毛が成長を感じさせる。

「ど、どう? これで満足なんでしょ!」
「馬鹿を言うな。この局のトップは誰だ?」
「あ……?」

そうこの局のトップは京介。京介には何か一つ命令する権利がある。

「京介氏、さすがにこの局で終らせていただけないでしょうか。きりりん氏や拙者達ももう限界でござる」
「私からもお願いするわ。もう見ていられない」
「あぁ。大丈夫心配するな。これ以上、続けるようなマネはしねーよ」
50┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ :2010/02/27(土) 05:13:13 ID:gPXQuohG
「さて。桐乃、お前に一つ命令をしよう」

そういって俺は震える桐乃に近づいて耳元で囁いた。

「そ、そんなっ!?出来るわけないじゃない!」

当然の要求に桐乃はそれを否定するが、再び耳元で囁き掛ける。

「だったら、もう1局続けるか? 今度、全裸になるのは沙織か黒猫か、どっちなんだろうな?」
「止めてッ!?」
「いいか勘違いするな。俺はお前らが作ったルーツに従ってるに過ぎない。お前が逃げるなら、誰かに命令する」
「分かった……。やればいいんでしょやれば」

そういうと桐乃はベッドに向かって行き、ベッドの上に体育座りで腰を降ろした。

「どうした?クク、脚が震えているぞ」

目に沢山の涙を浮かべながら、その屈辱的な格好のまま徐々に足を開いていく。

「そんなに見たければ好きに見ればいいじゃないっ!」

そして自分の秘所にゆっくり右手を持っていくと、

くぱぁ

と、開いて見せる。まだ誰にも見せた事はないであろう、普段は閉じられているその部分から薄い色の小陰唇がヒク付いているのが分かる。
これが脱衣麻雀。迂闊にそれに手を出した末路……。


「はは、は、はは、ハーッハッハッハッハ! これにて脱衣麻雀大会を終了する」

最高に気分の良いまま、俺は高らかに宣言する。
途中、まるで神域の男に魅入られたように、相手の待ちや心理状況が全て理解出来たのは、なんでだったんだろうな?
誰かに取り憑かれたりしてのかもしれないなんて馬鹿げた事を思ったりもしたが、まぁ、それより今は桐乃の痴態を写メで取っておくことの方が先決だ。


そして、悪夢の夜は終った。
51┣¨┣¨┣¨┣¨・・・ :2010/02/27(土) 05:23:06 ID:gPXQuohG
昔よくアーケードにあった廃れた脱雀は何故、あんなに興奮したのだろうか。
妄想するエロス



      /゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ
      i ノ   川 `ヽ'
      / ` ・  . ・ i、
     彡,   ミ(_,人_)彡ミ  うっせー早く寝ろ!
 ∩,  / ヽ、,      ノ
 丶ニ|    '"''''''''"´ ノ
    ∪⌒∪" ̄ ̄∪
52名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 07:30:35 ID:McDMpTJf
いるよなあ、麻雀になると人格変わる奴w
53名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 09:07:28 ID:MQblVTSc
まとめサイト管理人さんへ

メンバー登録申請をしたので、確認お願いします。
54名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 10:24:41 ID:piLTfg3N
沙織の脱衣後の細かい描写が無いんだけど投下ミスだよな?
55名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 11:08:36 ID:yk9akrSC
>>54
めがねは最後まで脱衣しないんだよな
56名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 11:19:44 ID:h4/z9CLy
>>41
黒猫ぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおお お お お  お  お  お  ! !!
57名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 13:05:10 ID:l5a9vGGe
>>49
場に3枚+単騎=5枚?
58名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 15:41:10 ID:piLTfg3N
>>57
きっと京介が隠し持ってたんだよ、なんたって神域だしな
59名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 16:47:21 ID:WcNHRvAK
タンヤオと見せかけた国士だったんだよ!!
60名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 19:23:23 ID:t7r6rXTb
GJっ…!
圧倒的GJっ…!

>>57
河から拾ったという可能性も。
咲みたくカメラに見られてるわけじゃないし、神域の男ならイカサマし放題だろう。

>>41
黒猫さんガチっすねw
想い人のベッドに寝転んでる時点で相当重症だと思いますけどw
61名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 19:23:40 ID:ZlDbuZbr
先日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意

62名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 19:24:52 ID:ZlDbuZbr
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第062回

「んっ、お兄ちゃん、はぁ、ど〜お? んんっ、加奈子の乳首、んあっ、気持ちい〜い?」
 問い掛けながら加奈子はあどけなく笑った。
洗い場で風呂椅子に座った俺の前に跪き、陰茎を握り締めて自身の平らな胸へと擦り付けながら、徐々に乳首を尖らせてきている。
愛らしい乳首の感触と共に、溢れる先走り汁を幼女の胸に塗り付けているいう征服感も相まって、俺の陰茎はもう射精が近い。
「気持ちいいし、上手だぞ、加奈子。どこに出して欲しい?」
「んとね、オマンコの奥。でも、飲んでお兄ちゃんの臭汁の味、覚えてみたいかも」
 言われてみれば加奈子にはまだ精飲させたことがない。調教時に尿道や尻穴にもバイブを入れたとは言え、膣への中出しばかりだ。
しかし、単に飲ませるのも味気ない気がしないでもない。疑似ペニスでの拡張も済んでいることだし、そろそろ腸内射精でも覚えこませてみるか。
ローションを持ってきてはいないが、幸いここにはリンスがある。
「飲ませてやってもいいけどな、ケツとかどうだ? 綺麗にしてあんだろ?」
「うんっ、お兄ちゃんと会う時はいつも綺麗にしてあるよ。お尻でオチンポ、試してみたいもん」
「それならバスタブに手を着いてケツ向けろ。初めてだからな、挨拶もしてみろ」
「は〜い、んしょっと、加奈子のおケツオマンコ、ここもお兄ちゃんのもんで〜す。オチンポ穴にしてくださ〜い」
加奈子は小さな尻を差し出し、肉付きの少ない尻たぶを片手で開いて見せた。自分の陰茎と加奈子の尻穴とにリンス液を塗りたくり、俺は挿入を開始した。
ある程度の拡張をしたとは言え、加奈子の腸壁は異物を強く締め上げてくる。
その心地よさに耐え、桐乃の時のようにならないようゆっくりと、俺は陰茎を中学生幼女の腸内に呑み込ませていく。
「んくひああっ……お尻拡がるよおっ……はひはくあっ……これすごっ……あはひうあっ……これすごいよおっ……うくあはあっ……お兄ちゃんこれすごおおっ……」
 滑らかなリンス液の効果もあり、やがて加奈子の直腸は陰茎を根元まで受け入れた。そのまま腰を前後に動かすと堪えられない程の快感が押し寄せてくる。
「痛くないか? 大丈夫か?」
「あひくはあっ……気持ちいいのおっ……んひくひあっ……オチンポすごいいっ……はうふうあっ……これ大好きになりそおっ……うくふああっ……これ大好きいいっ……」
 加奈子は身体を震わせながら、俺に合わせて少しずつ腰を動かし始めた。桐乃のように振り回すことはせず、単に前後に揺らしている。
どうやら奥を突かれるのが気持ちいいようだ。その拙いカクカクとした動かし方が何とも可愛らしい。
「始めたばっかりで悪いけどな、もう出そうだ」
「んひくはあっ……出してえぇ……ふくはひああっ……奥に飲ませてえぇ……うひくはああっ……お尻で覚えるからあっ……ふくひうああっ……臭汁の味覚えるからああっ……」
「奥だな? ほらよっ」
「あぎひふあああっ……この味すごおっ……んくひうあはあっ……熱くて染みてるよおっ……ふはうくはああっ……臭汁めちゃ美味あぁ……イっく……イ……くうううううっ!」
「まだ出るからな、ちゃんと全部受け止めろよ?」
「はぎひひゃはあっ……まだ入ってくるううっ……んくひゃあああっ……またイっ……くうううはへえあああっ! あひっ……かはあっ……まだイってるイってるよおおおっ!」
 絶頂時の加奈子はいつもプルプルプルプルと愛らしく身体を震わせるのだが、今回はガクガクと痙攣させている。
と、一瞬の間を置いて俺の太腿に水流の当たる触感があり、見てみると加奈子が放尿していた。自分でも気付いたのだろう。全身を引きつらせながら、健気にも謝罪してきた。
「ひきはへあはぁ……ごめんなさいぃ……んくひっ……お兄ちゃあん……んくはぁ……ごめんなさいぃ……かはあぁ……ごめんなさいぃ……んんぁ……嫌わないでぇ……」
 俺は腕を伸ばして、少しだけ涙声で言ってくる加奈子の頭をそっと撫でてやった。
63名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 19:25:39 ID:ZlDbuZbr
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第063回

 失禁してからの加奈子は以前にも増して甘えてくるようになった。一緒に浴槽に入ってからは俺の乳首に自身の小さな乳首を押し当て、子猫のように唇を何度も舐めてくる。
顔には麻奈実を嬲っていた時のような険しさは微塵もなく、穏やかな眼差しで微笑んだままだ。
その様子があまりにも愛らしいので、俺は湯に浸かったまま加奈子を抱き上げて座位で膣を貫いてやった。
射精すると同時に加奈子も果て、繋がった状態で一頻り互いの身体に触れ合っていると、不意に加奈子が問い掛けてきた。
「お兄ちゃんにお願いがあんの」
「言ってみろよ。俺に可能なことなら、聞いてやってもいい」
 ここまで素直で従順になった以上、俺としては出来ることなら何でもしてやりたい。
「夏休みになったらね、ずっと泊まりに来たいの。桐乃に言ったら、お兄ちゃんがOKならいいって」
 少しだけ呆気に取られて俺は黙り込んだ。身近にいてくれるのは有り難いが、確か加奈子は習い事が多くて多忙な筈だ。
「……お前、ダンスとか歌とかのレッスン、どうすんだよ?」
「どうしても行かなくちゃなんないもんだけ、ここから行く。それじゃダメ?」
「いや、俺は別に構わねえけど。夏休み中ずっとか? 親には何て言うんだよ?」
「んとね、レッスン先の長期合宿とか言っとけば、加奈子ん家の親はバカだから平気。だから二学期始まるまでずっと。だって、桐乃ばっかりズっこいもん。いつも一緒で」
 つまり、俺の傍にいたいということらしい。桐乃は家族なのだから一緒の家で暮らしていても別にズルくはないと思うのだが。
だがまあ、こんなことを言われて俺が断るわけがない。聞いたところでは、あやせの家は厳格らしいが、桐乃と加奈子が一緒ならば家に何泊かさせることも可能かもしれない。
「なら、いいぞ。その代わり、色々と手伝ってもらうかもしれないからな?」
「は〜い。加奈子、何でもするよ? お口でもオマンコでも。妊娠とかでもいいよ?」
 嬉しそうに加奈子は笑って身を寄せてくるが、妊娠は勘弁して欲しい。と言うか、アイドルを目指している中学生が妊娠してどうするつもりだ。
「ねえ、お兄ちゃん?」
 俺の頬に何度も唇を押し当てた後、再び加奈子が尋ねてきた。先刻と違い、少しだけ意地の悪い口調になっている。
「何だ?」
「夏休みになったら、あの雌ブタ、ここで飼おうよ」
 試しに顔を覗いてみると、加奈子は残忍そうな笑みを浮かべていた。そんな加奈子に反応し、俺の陰茎は幼い膣の中で再び勃起し始めた。
64名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 19:27:04 ID:ZlDbuZbr
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第064回

「んぐぽっ……んろれっ……むもごっ……ぶもれっ……がぽおっ……あむぼっ……」
 夏季休暇に入るまで残り二週間と少し。現状で好き勝手に出来るのは、桐乃、加奈子、麻奈実の三人。
攻略中なのが瀬菜、未だ手を付けていないのが、あやせと黒猫か。沙織は機会があったらということにして、夏休みが始まる前に、残り三人をある程度は堕としておきたい。
「あむれおっ……ぷはあぁ……はぷっ……んぼむっ……んれろっ……んちゅっ……」
 まずは瀬菜だが、赤城に対しての不信感を植え付けることには成功したようだ。赤城からも、妹が冷たい、と何度も同じ愚痴を聞かされている。
赤城との間に何があったのかは不明だが、瀬菜が赤城を嫌悪しているのは間違いない。このまま信頼を得て、当初の予定通り段階的に身体を弄んでいくか。
それともやはり陰茎でも見せてやって、見返りを求める方向で行くべきか。どちらにしても堕とすのは難しくないように思えるが、時間はかかりそうだ。
当てに出来るとは思えないが、他に用意した策も一応は進めておき、まずは一度、遊びにでも連れて行って俺に対する感情でも確かめてみるか。
「んぷぽっ……ぺひゃあぁ……んちゅっ……れろれおっ……はむっ……ぶむぐっ……」
あやせに関してはなかなか攻略が難しく、未だに裸の動画止まりだ。泊まりに来ないかと桐乃が誘っても色好い返事が貰えないらしい。
別策として、事ある毎に性的好奇心を高める会話やスキンシップをするよう桐乃と加奈子に命じてあるが、このままでは埒が明かない。
聞けば、父は議員、母はPTA会長とのことで、普段から生活態度には厳しく、門限も決まっているとのことだ。
そんな親がよくモデルの仕事を許したものだとは思うが、単に自己顕示欲の強い一家なのかもしれない。それならば自尊心を叩き潰すことで精神的に隷属させることは可能だろう。
が、やはりまとまった時間が欲しい。夏休みに入れば加奈子が家に来る。そのことを伝えた上で、再度泊まりに来るようにと桐乃に強く誘わせてみるか。
何日か泊まりに来さえすれば、強引に堕としてやる。
「むおぼっ……ぷふぅ……んれっ……むちゅっ……かぷっ……もぶもぶっ……」
 黒猫に対しては攻略の糸口しか見えていない。桐乃から借りた黒猫の同人誌を読んだ限りでは、やはり自己顕示欲が強く、その点をどうにかすれば付け入る隙はありそうだ。
だが、あやせの自尊心は崩壊させてもいいが、黒猫は別だ。どうしても無理ならば仕方がないが、可能なら現在の傲慢な態度で奉仕をさせてみたい。
その為にも、どうにかしてもう少し交流を深める必要がある。ゲームを作ったら渡してくれるとは言っていたが、全く時間の見通しが立たない。
泊まりに来させてもいいのだが、そうなると沙織も一緒に来るかも知れず、果たして良策となるかは判断に迷うところだ。好機が到来するまでは現状維持で我慢するしかないか。
「あもれっ……はぷうっ……あもっ……んろれろれっ……あぐぽっ……んむっ……」
 更に言えば、仮に全員を隷属させても六人、日替わりで楽しむにはもう一人必要だ。
間違いなく瀬菜は巨乳、齢相応なのが麻奈実と桐乃とあやせ、見た目から推測すると黒猫は貧乳、幼児体型が加奈子。
巨乳を追加するならば沙織だが、身体はともかく、あの口調でピロートークなどされたら陰茎が萎えそうでもある。他に目ぼしい女と言えば……。
「んんぽっ……ぷひゃあ……あはっ、お兄ちゃん、もう出そう? ピクピクしてんよ?」
 俺は思考を中断し、嬉しそうに問い掛けてきた加奈子の乳首を軽く摘んでやった。加奈子はベッドの上で胡坐をかいた俺の股座に顔を埋めながら、気持ちよさそうに目を細めている。
陰茎をしゃぶり続けていた口からは糸が引き、子猫みたいに愛らしくありながら何とも淫靡だ。
「加奈子、出すから飲め」
「は〜い。あむっ」
 加奈子が陰茎を口に咥えるのと同時に俺は射精した。

65名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 19:28:24 ID:ZlDbuZbr
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第065回

 翌朝、裸で眠る加奈子をベッドに残して私服に着替え、桐乃の部屋に入った瞬間、俺は目を丸くした。
驚いたのは、あまりにも惨い麻奈実の裸体にだ。ベッドの上、うつ伏せで尻を高く突き出した状態で、尻穴に太くて丸い何らかの器具を入れられ、そこから電気コードを生やしている。
更に観察してみると、身体の至る所に淫語が落書きしてあり、陰毛は焼かれ、片方の乳首にはホッチキスの針、もう片方の乳首にはコンパスの針まで刺してある。
当然、俺は桐乃に何の指示もしていない。それどころか、ここまでやるとは予想もしていなかった。
それでも麻奈実は蕩けた顔で嬉しそうに涎や愛液を垂れ流しており、俺は加減を知らない妹と、それを喜んでいる様子の幼馴染に呆れ、深い溜息を吐いた。
「……おい、桐乃。ケツには何入れた?」
「ん? えっと、名前なんだっけ? んんっ? キンチョウリキッド?」
 これには俺も再び驚いた。未だ俺が麻奈実の尻穴に陰茎を入れてないにも関わらず、桐乃は液体蚊取りの本体を入れたらしい。
長さは然程でもないが、太さだけなら優にバイブ数本分だ。
「……お前、やり過ぎなんだよ。まだ麻奈実のケツ穴、試してなかったんだぞ」
「こんなのとするなら、あたしとしようよ? もう血も止まってるから」
 桐乃はショーツを下ろして尻を差し出してきたが、秘所には経血の滲んだナプキンが当てられており、面食らっていたこともあって犯す気にもなれない。
「後にしろ。それより、おい、麻奈実? 意識あんのか? おい?」
「はひぃ……ごひゅ人はまぁ……起きてまふぅ……なんれふかぁ……」
「……お前、痛いとか、苦しいとか、辛いとかないのか?」
「わらひぃ……めしゅブタでしゅからぁ……こうひて頂いへぇ……幸へでふぅ……」
「この変態、自分からしてくれって言ってきたんだからね?」
 そう言って、桐乃は拗ねた顔で唇をツンと突き出した。そうしながらも俺のズボンとパンツに強引に手を入れ、下着の中で項垂れた陰茎を擦ってくる。
「ちょっと待てよ、着替えたばかりなんだぞ。汚したらどうすんだよ」
「いいじゃん、別に。あたし洗うもん。それより、こんな動きどっかな?」
 桐乃は手のひらを亀頭に当てて子供の頭を撫でるような動きに代え、同時に犬のように俺の顔を舌で舐め上げてきた
。剥き出しの乳房の先は触れてもいないのに勃起し始めている。視線を移すと、麻奈実が羨ましそうな顔で俺と桐乃の方を見ていた。
このマゾ奴隷と化した幼馴染にも、何か調教を受けた褒美をやるべきだろう。
「桐乃、ズボンから手を抜け」
「ええっ? これダメなの? 気持ちよくない?」
「気持ちいいけどな、また後でやらせてやるから、抜け」
 名残惜しそうな顔をしながらも桐乃は指示に従い、次いで陰茎に触れていた手を自分の鼻に当てて臭いを嗅ぎ始めた。こいつも今では完全な奴隷だ。
俺は隷属する二人に見せ付けるようにしてズボンとパンツを脱ぎ、自ら陰茎を扱き始めた。
身を摺り寄せてくる桐乃を払い除け、麻奈実の傍へと行き、先走り汁に塗れた一物を目の前に差し出してやる。妹と幼馴染の物欲しそうな視線を浴びて、射精限界が近い。
「麻奈実、欲しいか?」
「はひぃ……ごひゅ人はまぁ……オヒンポぉ……ほ舐めひたいでふぅ……」
 麻奈実は虐げられた状態のまま、弛緩した顔で笑った。
「ちょっとぉ、あたしにはぁ? 全部飲んで、その後、綺麗にもするからぁ」
「桐乃は黙ってろ。麻奈実、精液を舐めたかったら誓え。一生、俺の奴隷になるってな」
「なりまふぅ……もうなってまふぅ……わらひぃ……ごひゅ人はまの奴隷でふぅ……」
 その言葉を聞き、俺は麻奈実の手前のベッドシーツの上へと精液を放出した。
「麻奈実、舌で舐め取れ。絶対に残すな。桐乃、口で掃除しろ」
(今回分、終わり)
66名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 20:43:21 ID:0MMK2q1E
うわぁ…地味子、遂に完成…
次は瀬菜かあやせか黒猫か…(正直沙織の「素面、及び喘ぎ口調」が思いつかないw)

エロカワ先生超GJ!!!!でありますっ!
67名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 21:15:26 ID:9E0Pnzjh
GJ!なんという合法イジメ

>>66
GJなのはいいけど2行目はいらなくね?
作家さんにいらないプレッシャーかかったらどうする
68名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 21:33:34 ID:6l5QCyYQ
GJ!
69名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 21:52:48 ID:t7r6rXTb
>>67
触るなよ…
70名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 22:08:22 ID:Z9nkuNja
いつもの頭がアレな子なんだからスルーしとけ
71名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 22:22:30 ID:btVHOICL
GJ!
京介の策士っぷりw
72名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 03:19:43 ID:34seR5FT
むぅ…針系は微グロに属するんじゃないのか?
ラブリーマイサンがキュッてなったわい

何にせよGJ
73名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 04:27:18 ID:HW0QH72H
>>72悟史くん?!
74名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 10:18:25 ID:KSiZ6wbC
変ゼミが好物そうだな
75名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 18:33:58 ID:YORdDBaF
ブさ地味子はそんなに好きじゃないけど流石に針は同情する

それにしても加奈子がちゃんとヒロインの一角な作品は珍しいからGJ
普通にデレデレでかわいすぎる
76名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:32:49 ID:heIHRbbm
昨日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
77名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:33:34 ID:heIHRbbm
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第066回

「はひゃあ……やっぱオチンポ最高おっ……んくひぃ……オマンコ溶けちゃうよおっ……あへはぁ……ズボズボいいよおっ……うひはぁ……もっと突いてええっ……」
 現在時刻は六時二十一分。早朝に起こされた時にはどうしてくれようかと思ったが、週明けの朝から桐乃の身体を楽しむのも悪くはない。
桐乃は後ろ手に手錠を嵌めてやっただけで愛液を漏らし、座位で交わり始めた直後から身悶えし、今では漏らした粘液状の体液を四方に飛び散らせている。
乳輪と乳首を勃起させ、俺の動きに合わせて尖った陰核を陰茎の根元に押し付け、一週間振りの性交を満喫しているようだ。調教を進めるには好機と言える。
「おら、さっき教えてやった挨拶、全部言ってみろ、桐乃」
「んくはあっ……桐乃は兄貴専用のおっ……ひうああっ……妹精液便所ですうっ……あくふあっ……お好きな時に何度でもおっ……はうひあっ……オチンポ汁をお恵みくださいいっ……」
「お前は妹の前に奴隷だ、判ってんな?」
 尋ねながら少しだけ腰の動きを小さくしてやる。
「あふひあっ……判ってるからもっとしてえっ……んひああっ……何でもするから突いてえっ……はふうあっ……奴隷でいいのおっ……ふひはあっ……奴隷がいいのおっ……」
 その答えに満足し、俺は思い切り腰を動かし、亀頭に当たっている子宮を磨り潰すように円運動も加えてやった。
同時に尻穴に左の親指を突っ込み、右手で陰核をつまみ上げてやる。途端に桐乃は俺に強くしがみ付き、全身を痙攣させ始めた。
「んくひゃあっ……妹マンコ溶けるうぅ……あひはああっ……奴隷マンコイくううっ!」
 その言葉と同時に桐乃の股間から大量の液体が漏れ出した。小便かと思ったが、どうも潮を吹いたらしい。
桐乃は天井を見上げながら口を開いて舌を出し、気持ちよさそうに涎を垂らしている。
十四歳の少女が果たしてどれだけの量の潮を吹くのか興味が芽生え、俺は腰の動きを更に加速させ、手と指もそれぞれの箇所を嬲るように動かしてやることにした。
「はひゃああっ……今はダメなのおっ……んあひゃあっ……イくの止まんにゃいよおっ……あはひへあっ……またイくうぅ……はぎひいいっ……イきまくっちゃふよおおっ……」
 繋がった股間からは淫靡な水音ばかりが響いてくる。膣内の柔肉がうねるような動きをし始め、もう俺も我慢しきれそうにない。
「桐乃、出すぞ」
「あひくはあっ……待ってちょっと待ってえぇ……んくひゃあっ……今はダメえぇ……うひはくあっ……今出しちゃダメええっ……かひはふあっ……すごいのがくるううっ……」
「一番奥で出してやるから。受け取れ、おらっ」
「んくひへあああっ! あひあふへああっ! すごいのがくるくるうううっ! またくるううううっ! 何度もくるううううっ! あはあああっ! はぎっ……ひあっ…………」
 桐乃の身体の揺れはどんどん大きくなり、やがて突然言葉と共に止まった。白目を剥いたり口から泡を噴いたりはしていないが、こんな様子は見たことがない
「おい? 桐乃?」
 俺が言葉をかけた途端、桐乃は大きく全身を震わせて深く息を吐きながら、潮でなく黄色い小便を漏らし始めた。
「はふううううっ……あひっ……んあっ……ふぁ……く……はぁ……気持ちいいぃ……」
78名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:34:33 ID:heIHRbbm
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第067回

 学校から夕方に帰宅し、自室のパソコンで桐乃とのハメ撮り写真を整理していると、携帯電話から着信音がした。
液晶画面を見ると、未登録の見知らぬ番号だ。少しだけ迷ったが、俺は通話ボタンを押した。
「もしもし?」
『――もう少し早く出たらどうなの? 愚図は何をやっても愚図ね』
 電話の向こうは黒猫だった。
「ああ、どした? って言うか、何で俺の番号知ってんだよ?」
『あなたと血縁の、勘違いスイーツ女に聞いたに決まっているじゃない。そんなことも判らないの? お亡くなりになっているのは右脳? それとも左脳?』
「……ま、いいか。で? 何か用か? 桐乃に用事があって、携帯に電話しても出なかったとかか? あいつは今日は仕事で、まだ家に帰ってきてねえぞ?」
『……』
「もしもし?」
『……』
『おい、黒猫? 黒ちゃーん?』
『……変な略称で呼ばないで頂戴。……そ、その、約束を履行する為の単なる連絡よ』
 俺は携帯電話を手に首を傾げた。黒猫との約束と言えばゲームの件だけだが、専門書を買ってやったのは丁度一週間前だ。
そんな短期間でゲームが作れるとは思えない。だが、相手はオタク少女。即ゲーム製作が可能な特殊スキルを所持しているのかもしれない。
まあ、聞いてみるしかないか。
「それってゲームの件か? もう出来たのか?」
『まだ、完成はしていないわ。ただ、私一人ではできないことがあって……』
 黒猫の言葉に俺は少し驚いた。力を借りたいと言うことらしいが、何故に俺に? 確かに本は買い与えたが、他に接点と呼べるほどのものはない。
何より、部屋のパソコンにエロ動画やエロ画像を隠していることを知っている黒猫が、俺を簡単に信用するとは思えない。
「協力ならするぞ? で、何で俺だ? 桐乃にも頼んだのか?」
『そのあなたの妹が、あなたに依頼するように言ってきたのよ』
 俺は再び首を捻った。俺が黒猫を狙っていることは桐乃に告げていない。どうして俺に頼むようにと桐乃が言ったのか真意が判らない。
だが、交流を深めるチャンスには違いない。
「ま、いいや。で、俺は何をすればいい? 今からか?」
『……まだ少し時間が必要なの。でも、夏季休暇までには準備が整うと思うわ。あなたに依頼したいのはその後、夏季休暇中にお願いすることになると思うわ。単純作業なのだけれど、構わないかしら?』
 夏休みか。それなら都合がいい。自宅に誘き出して強引に事を進めることが出来るかもしれない。
その期間には俺と桐乃と加奈子、加えて麻奈実にも随時泊まりに来ることを命じてある。四人がかりで黒猫調教というのも夏のいい思い出になるだろう。
黒猫の自尊心を保つのは諦めることになるだろうが、この際、堕とした後に傲慢な態度での奉仕を命じることで良しとしよう。
「いいぞ。具体的には何をすりゃいいんだ?」
『ゲームのデバッグよ。単純で辛い作業になるわよ?』
「別に構わねえよ。じゃあ、準備が出来たら連絡を入れてくれるんだな?」
『ええ。他にも、あのでかぶつにも任を与えようと思うの。これから連絡するから、今日はこれで切るわね?』
 でかぶつとは沙織のことだろう。確か一緒に自宅に来ていた時もそんな呼び方をしていた。だが、それは拙い。黒猫を襲い難くなる。
沙織も同時に調教してもいいが、仮にあやせや瀬菜を監禁することになったら手が回らなくなる恐れがある。
体力、時間、部屋数などを考えると、同時に調教できるのは二人が限度だ。
それに、襲う機会を逃した場合のことを考えると、この件においての信頼は俺が一人で得ておくべきだ。
「いや、俺だけでいい。どんなに辛い作業でも、可能な限りは一人でやりたい」
「……無理よ。人数が多い方が作業も早く済むのよ? どうしてそんなことを?」
「お前の力になりてえからに決まってんじゃねえか」
 その俺の言葉に、黒猫は一頻り無言のままだった。

79名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:35:20 ID:heIHRbbm
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第068回

 その日の夜、モデルの仕事を終えて帰ってきた桐乃に黒猫のことを確認すると、意外な返事が返ってきた。
「だって、家に来た時、兄貴、ずっと目で追ってたじゃん。だから奴隷にするきっかけになれば、と思って。あのクソ猫にも兄貴のオチンポの味、教えてやろうよ?」
 どうも俺の思惑は見透かされていたらしい。だが、黒猫を麻奈実のように蹂躙させる訳にはいかない。桐乃に任せたら壊しかねない。
「お前、単に虐めたいとか思ってるだけじゃねえだろうな? 麻奈実みてえに」
「地味子は特別。昔っから何かっていうとベタベタしちゃっててさ。クソ猫には別に、まあ、ムカついたりすることは多いけど、そんな気はないしぃ。兄貴の為にはそうした方がいっかなって」
 リビングのソファに座りながら、桐乃は少しだけ不貞腐れた顔になった。
「本当に俺の為なんだな? 言っておくが、黒猫を堕としたとしても、お前の好き勝手にはさせねえぞ? それでもいいんだな?」
「うん。なんかでムカついたら地味子がいるから別にいいよ?」
 麻奈実だけは嬲り続ける気でいるらしい。まあ、麻奈実にしてもそれを喜んでいるのだから構わないのだが。
しかし、俺の為に友人を次々に差し出そうとする桐乃には褒美を与えてやるべきだろう。俺は桐乃の隣に座り、一瞬だけ唇を奪ってやった。
「んむっ……ふはぁ、もっとキスしてよぉ」
「御褒美だ、お前の好きなように奉仕してみろ」
 そう言うと、桐乃は満面の笑みを浮かべて俺のシャツを捲り上げた。そのまま俺の乳首を口に含んで唾液に塗れた舌を這わせてくる。
同時にスボンの上から陰茎を撫で、ジッパーを下ろして手を中に入れ、下着へと指先を潜り込ませて尿道口を擽り始め、そこで慌てて顔を上げた。
「言い忘れてた、ごめん」
「何をだ?」
「あやせのこと。泊まりに来れるかも」
「本当か? 詳しく説明しろ」
「加奈子のことを話して誘ってみたら、あやせ自身は前から泊まりには来たかったんだって。でも、お家の人がダメって言ってたらしいんだよね。
でも、あやせん家に逆に泊まりに行って、あたしと加奈子のこと信用してもらえれば大丈夫かもしんないって。だから、今週末、加奈子と泊まりに行ってもいっかな?」
 朗報だ。泊まりに来さえすれば、あやせは強引且つ一気に堕としてやる。黒猫もどうにかなりそうだし、残るは瀬菜か。
「いいぞ、行っても。じゃあその分も込みで御褒美だ。抱いてやるから裸になれ」
 満足そうに笑いながら立ち上がり、いそいそと服を脱ぎ出す桐乃を見ながら、俺も脱衣の為にソファから腰を上げた。

80名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:36:26 ID:heIHRbbm
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第069回

 金曜日の夜、桐乃はあやせの家へと泊まりに行き、加奈子も同様とのことで、俺は排卵期間中の麻奈実でも泊まりに来させようかと考えた。
時刻は十九時を回っていたが、俺の命令なら家族に嘘を吐いてでも従う筈だ。
桐乃が戻るのは日曜の夕方の予定で、それまで特に予定はなく、奴隷と化した麻奈実に炊事洗濯などをやらせ、合間に性交以外の奉仕でもさせれば退屈しのぎにはなるだろう。
そう思って携帯に手を伸ばすと同時に、チャイムの音がした。
 驚いたことに、玄関の扉を開けて立っていたのは瀬菜だった。以前に自宅の場所を教えてはいたが、家に呼んだことはない。
どうも様子がおかしく、思い詰めた顔をして俯き、大きなバッグを手にしている。取り合えず俺は家に招き入れ、リビングに案内してソファへと座らせた。
「どうした? こんな時間に。用があれば電話くれれば良かったのに」
 言いながら俺は隣のキッチンからジュースとグラスを用意し、瀬菜の隣へと座った。
「……すみません。勝手に押し掛けてきちゃって。ご家族の方にも、ご迷惑ですよね?」
「いや、今日は俺一人だし、別に迷惑なんかじゃねえよ。それより、どうした? 何かあったんなら相談に乗るぞ?」
 努めて優しい口調で言いながらグラスにジュースを注いで差し出してやる。瀬菜はそれを受け取って頭を下げ、少しだけ口元を綻ばせた。
だが、目が赤い。家に来る直前に泣いていたことは察しがつく。もしかしたら別策が上手くいったのだろうか? 
仮にそうだとすれば、瀬菜にそれを語らせることで堕とす為の前準備が一気に進むことになるのだが。
「……いいんです……そんな……言えるような話じゃ……ありませんから……」
「赤城に襲われそうにでもなったか?」
 俺の言葉に瀬菜は唖然とした顔をした。金魚みたいに口を開閉させながらも、言葉が出てこない様子だ。どうやら当たりらしい。
俺は真顔で瀬菜の言葉を待ちながらも、別策が功を奏したことに少しばかり驚嘆していた。
 俺の別策とは、赤城を焚き付けて瀬菜を襲わせることだった。目的は瀬菜と赤城との完全な断絶、そして瀬菜の孤独感の増加だ。
瀬菜を堕とすと決めてから赤城の言動を注意深く観察していた限りでは、仮に赤城が瀬菜に迫ってもセックスまではしないという確信があった。
何しろ赤城は常日頃から瀬菜のことを崇め奉っている。瀬菜が本気で嫌がれば、それ以上のことが出来る筈がない。
勝手に暴走する危険性もあったが、その点については賭けだ。場合によっては兄に強姦された瀬菜を慰めついでに調教してやればいい。
そんな理由から、俺は口実を設けては妹をレイプしたり調教したりする成年漫画や小説などを無償で赤城にくれてやり、精神の汚染を進めていた。無論、その為だけに買った書籍だ。
とは言え、あくまでも赤城主体の策なので正直に言えば全く期待していなかったのだが、瀬菜に不信感を持たれ、対応が冷たくなったことにより、期せずして罠に嵌まってくれたらしい。
持つべきものは友人というところか。
「……お兄ちゃん……あたしがお風呂に入ってるのに……ううっ……ぐひっ……」
 言って泣き出した瀬菜の背をそっと擦ってやりながら、俺は口元を歪めずにはいられなかった。

81名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:38:09 ID:heIHRbbm
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第070回

 瀬菜の話を要約すると、先刻、両親の不在中に瀬菜が風呂に入っていると、裸の赤城が強引に中に入ってきたそうだ。
力で押さえつけられて乳房を揉まれ、秘所を触られた時点で瀬菜は風呂桶で赤城を殴り、殊更大声を上げたらしい。
赤城は慌てて逃げていったそうだが、瀬菜にしてみれば強姦しようとする兄と同じ家にいられる筈もなく、手早く外泊の準備をし、まずは俺に赤城のことを相談するべく家を訪ねてきたのだと言う
。だが、実際に顔を合わせると言い出し辛く、口篭ってしまったとのことだ。
 更に先日のレンタルルームでの毛嫌いの件を聞いてみると、その数日前に赤城は瀬菜の洗濯前の下着を自室に持ち込んでいたらしい。
たまたま瀬菜が赤城の部屋に辞書を借りに行った時にそれを発見し、合わせて俺のくれてやった漫画や小説も見つけて実兄を詰り、以降は一切言葉を交わしていないと言う
。男同士の輪姦などのイラストを描いているとは言え、瀬菜としては身の毛のよだつ思いを抱いたに違いない。
 上出来だ。赤城には今度昼飯でも奢ってやろう。だが、この先瀬菜に対して暴走しないよう、何らかの処置をしておく必要がある。
事故に遭わせて入院させてもいいが、その場合、瀬菜が赤城に同情してしまう危険性がある。
ここはやはり女か。以前に赤城本人から麻奈実に気があることは聞いていたし、デートのお膳立てでもして瀬菜以外に目を向けさせてやろう。
セックスは許さないが、必要なら麻奈実に命じて手コキ程度はさせてやってもいい。
 さて、そうなると現状での瀬菜への対処だ。瀬菜は既に泣き止み、未だに俯いてはいるが、胸のつかえが取れたように穏やかな表情になっている。
幸い家には俺一人、このまま喰うのも難しくはない。まずは親身になった振りをして、もう少し餌付けをしておくことにしよう。
 俺は隣に座った瀬菜の肩に手を置いて優しく身体を引き寄せ、心底同情している口調で尋ねてみた。
「この先、どうすんだ? また赤城に襲われそうになったら」
 瀬菜は拒むことなく俺に身を委ねていたが、その言葉に身体を竦ませた。
「……その時は、両親に話します」
 と言うことは、今回の件は親には話さずに我慢しておくつもりなのだろう。好都合だ。
「俺に任せてみるか? 赤城は俺の幼馴染に惚れてるらしくてな。そいつを通して、瀬菜ちゃんを襲わないように言い聞かせてやるよ。
もちろん、今日の風呂場での件は知らないことにしてな。それでどうだ?」
「でも……」
「もう一つ、瀬菜ちゃんと俺が恋人同士ってことにすんのはどうだ?」
「はへっ?」
 そんな言葉など予想もしていなかったのだろう、瀬菜は間抜けた声を上げた。困惑した顔を俺に向け、少しだけ頬を赤く染めている。
「そうすれば赤城も俺の彼女ということで、瀬菜ちゃんに対して下手な真似はしなくなるかもしんねえし。瀬菜ちゃんが嫌なら別の方法を考えるけどさ」
「そ、それじゃ、先輩にご迷惑がっ、そ、そんな、好きでもないあたしなんかにっ」
 狼狽えながらも瀬菜の顔は真っ赤だ。下手な策などいらなかったかもしれない。
「好きに決まってんだろうが。最初に会った時から大好きだ」
 当たり前のことのように俺は言ってやった。現在の瀬菜は孤独だ。
学校には友人もいるのだろうが、本人が腐女子ということを負い目に感じている以上、全てを話せる相手はいないだろう。
以前は唯一の理解者だった赤城とも断絶状態にある。そこにあからさまな好意を与え、慕うが故の暴走とでも思い込ませれば、ある程度の無茶な行為も出来る。
要は俺が施す予定の調教に、瀬菜が認識し、受諾出来る程度の理由付けをしてやればいい。
 瀬菜は呆気に取られたまま、返事をしようともしない。そろそろ止めを差すか。
「聞こえなかったのか? 俺は瀬菜ちゃんのことが大好きだ」
(今回分、終わり)
82名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 23:08:52 ID:HW0QH72H
gj!gj!相変わらずのクオリティww
83名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 23:27:35 ID:9wKyo7wO
この京介は策士のくせに愛があるなw
GJ!
84名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 23:56:29 ID:6IpBZtH4
GJ!! マジ最高っす!!
地味子を赤城にあてがわさせるとは…
85自宅のPCが規制くらったから満喫から行くぜ:2010/03/01(月) 00:24:17 ID:Q1gO+OAy
二日に一回と言っておきながら、三日経ってしまったorz
書けてるところ全てあげるとややキリが悪いので、キリの良いところまであげときます

俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがない

俺は自宅を華麗にスルーして歩いて行き、商店街のなかにある一軒の店の前にたどり着いた。
いつもなら麻奈実と雑談しながら歩いて到着するのが、この俺の眼前にある和菓子屋田村屋なのだが、当然のごとく今日は俺一人で静かにここまで来た。
やけに学校から田村屋までの距離が短く感じたのはいつもの雑談が無かったからだろう。
いや、決して早歩きで来たから短く感じたとかないからね。途中で少し走ったのも赤信号に変わりかけた横断歩道だけだからね。
べ、別に寂しくて一秒でも早く着きたかったとかないんだぞ!
……はぁ、最近俺は自分で自分の首を絞めることがやけに多くなった気がする。
くやしい…! でも…感じちゃう! という性癖を持った記憶は無いのだが。
まぁくだらない言い訳はここらへんにしておこう。
あぁそうだよ。高校生にもなって放課後に全力疾走だ、文句あっか。
やっぱり素直に心配なわけだ。どんなに落ち着こうと考えても身体は正直だ。一秒でも早く麻奈実を見ていろんな意味で安心したかった。
いつ見ても二十一世紀から取り残されたかのような古風なたたずまいをしている田村屋の店内を覗いて見ると、珍しくカウンターのところで店番をしているロックの姿があったので俺は勝手口に回らず直接正面から田村屋に入ることにした。
「おうっす、ロック。久しぶりだな」
「……おー、あんちゃんか」
こいつとは久しぶりに会ったがいつの間にかヘアースタイルを五厘刈りで定着させたらしい。しかしながらいつもと比べ様子がおかしい。
いつものこいつはどれだけ売っても売れ残るほどのハイテンションの持ち主だ。それなのに今日は俺が話しかけても反応は鈍い。
おまけに旧式のレジスターがある会計台に突っ伏した状態で、顔をあげるようともしない。
なんだなんだ、ロックよお前まで風邪かなんか引いたのか?
まさか俺の知らない間に田村家では何か凶悪なウィルスが大横行していたというのか。
今にも五厘刈りから毒キノコが生えてきそうなほどのどよんどした空気が流れる店内であったが、それまで半死のような状態であったロックの身体が突然ビクリと動き、がばぁっと顔を上げる。
「……ぁ、あ、あ、あああんちゃん!? 本当にあんちゃんなのか!!」
「うぉっ!? なんだ、なんだってんだよ急に」
突然死者が目覚めまるで親の仇を見るかのような目で睨みつけてきた。なんだロックのやつ元気じゃねぇか。
「あ、あんちゃん! もう、お、おっ、おっおっおっおおっ……」
「おっ、落ち着けロック!」
いやいや冗談じゃなくやばいって! 瞳孔開いんてじゃねぇっのって勢いでロックの両の目が見開いてやがる。
しかも呂律も回っていないもよう。第一おっおっおっを言いすぎだろ。
…………なんだ? まさかこいつこの後、「おえぇぇぇっ!」つって吐くんじゃねぇんだろうな!?
いやもうなんかそんな空気がするぞ! この奇行というかおかしい振る舞いは体調がおそろしく悪いゆえの行動としか思えない。
これは実にまずい。マジで泣きたい五秒前! だがしかしこのまま何もしないほどあきらめの悪い俺ではなく、バケツかなんかねぇのかと店内を見回した。
そうしてロックから目を離した次の瞬間、俺にとって想定外の出来事が起こった。
86自宅のPCが規制くらったから満喫から行くぜ:2010/03/01(月) 00:25:30 ID:Q1gO+OAy
「遅えぇんだよあんちゃんのバカヤロー!」
凄まじい音量の罵倒が俺の両耳に鳴り響く。よもやロックに本気でバカ呼ばわりさせる日が来ようとは。
さっきまでのあれは「遅えぇんだよ」って言いたかったのね。吐しゃ物と共に「おえぇ」じゃなくて良かったよ。
ただし俺の顔には思いっきり叫んだロックのツバが大量にとんできたけどね。
「バカはてめぇだコラァ! 汚えぇじゃなぇかよぉオイ!」
俺はただちにカウンター越しにいるロックの五厘刈り頭に対してヘッドロックをかけてやった。
「あいたたたぁっ! あんちゃんロープロープッ!!」
身体がカウンターの向こう側から引っ張られて大変痛々しいことになっているが、いつもかけているプロレス技と同じくらいの力加減にはしておいてあるので大丈夫だろう。さぁ俺にかけたツバと同じ量の涙を流してもらおうかロックよ。
しかしながら、さっきのロックが叫んだ内容の意味は理解できたぜ。
麻奈実が体調を崩してずっと学校を休んでいたのに何でもっと早くお見舞いに来ないんだって言いたかったんだろう? なんだかんだで姉想いなやつである。
でもそのことについて麻奈実からちょっとした小言を言われるならまだしも、お前にマジギレされるのはお門違いだろうが。
「あのなぁ、俺にだっていろいろ都合ってもんがあるんだよ。特に最近はいろいろあってな、今日になってようやく一段落着いたところなんだ。それで、麻奈実の調子はそんなに悪いのか?
ことと次第によっちゃ今すぐ麻奈実の部屋で看病しはじめる気マンマンだから、さっさと現状を教えやがれ」
俺は長々しくそう言い終わると同時に、ロックにかけていた技をほどいてやる。するとロックは技から開放されたことよりも先に、重要なことを思い出したと言わんばかりの表情で俺に詰め寄ってきた。
「そうなんだよ! ねーちゃんがおかしいって言うか……なんつうかさぁ、とにかく変なんだよ!」
まじめな声を出すな息を吹きかけるな顔が近いんだよ気色悪い。本日二度目のこのセリフである。
それにしてもロックがこれほど狼狽するとは珍しい。どうやらすぐにでも麻奈実の様子を見に行った方が良さそうだ。
「これロック、うるさいわい! ……って、きょ、きょ、きょ、きょうちゃん! お、お前さんって奴はお、おっ、おっ、おっ、おっ、おおぉっ!」
「まじめな声を出すな息を吹きかけるな顔が近いんだよ気色悪い。それと遅くて悪かったなジジイ。ロックみたいに叫んだら、奴と同じ目にあってもらうぞ。それで、ジジイの目から見て麻奈実の様子はどうなんだ?」
おそらく今の麻奈実より元気であろうご老体が店の奥から出てきて同じ事の繰り返しになりそうだったので釘を刺しておく。
俺の目の前までわざわざ迫ってきた麻奈実のジジイは、喉元まで来ていたであろう叫びを押さえこみながら、俺の質問にしっかりと返答してきた。
「麻奈実の様子がおかしいって言うか……なんというか、とにかく変なわけよ!」
「ロックの言ったのと同じ情報しか含まれてねぇ!?」
「えぇ!? ワシってばロックと同じこと言ったの? マジでショックなんですけど!」
こいつらは本当に家族みんな天然揃いだなオイ! あーあ、ロックが「えっ!? 爺ちゃんが俺と同じこと言ったよ。マジでショックなんですけど!」って顔をしてやがる。
しかしまぁ、こんなところでこの二人のリアクション芸に付き合ってやるほどの暇も心の余裕も無さそうだ。
ひとまず俺は爺さんが出てきた居間と店内をつなぐところで、俺の顔を見て天の救いを求めるかのような視線を向けてくる麻奈実の親父さんとその後ろにいる婆ちゃんに小さく会釈をした。
87自宅のPCが規制くらったから満喫から行くぜ:2010/03/01(月) 00:32:53 ID:Q1gO+OAy
田村家の居間には買い物に出かけた母と麻奈実を除いた四人と俺が机を中央に皆それぞれの顔が見渡せるように座る。
婆ちゃんが入れてくれたお茶を少し口にするが、いつもより温度が高い気がしたので冷めるのを待つことにしよう。
居間に座った俺は役に立たないロックとジジイを尻目に、親父さんから聞かされた話を頭の中で整理しながらある一つの結論にたどり着いた。
「それって……引き篭もりってことか?」
麻奈実の親父さんから聞いた話によると、俺がアメリカに飛び立った日から麻奈実の様子はおかしくなったらしい。家に帰ってくるやいなや何も言わず二階の自室に飛び込んでいったそうで、何か急ぎの用でもあったのかとさして誰も気に止めなかったらしい。
しかし、夕飯の時間になっても姿を見せずロックが呼びにいったが部屋から出てくる気配は無く、麻奈実が部屋から出てくるのはトイレか風呂に入るときだけだそうだ。
「まぁ今時の言い方だと、それが一番正しいんだろうねぇ……」
俺の言葉に婆ちゃんが困惑した表情でそう返した。
それにしても麻奈実が引き篭もりをするなんて俺は未だに信じられない。
俺の知る限り麻奈実は精神的に病んで病んで参っちまうなんてたちじゃないし、俺がアメリカに行った日から引き篭もりはじめたというのだから、あいつが何かもの凄く気の病むような出来事が起こった記憶も無い。
「本当にどっか身体が悪いってことはないんだな?」
「それは間違いないってあんちゃん。みんな心配して病院に診てもらおうかって言ったら、ねーちゃんが部屋の中からだけど『身体は本当に大丈夫だから!』って、すっげぇ強く言ってきたしさ」
「ふーん……飯はどうしてるんだよ? トイレと風呂のときしか出てこないんだろ?」
「お盆にのせてねーちゃんの部屋の前に置いとくんだよ。……でも、ほとんで食ってないみたいだ。ご飯もおかずも半分以上残してるし」
「なんだよそりゃ、やっぱ病気なんじゃねぇのか? 無理矢理にでも部屋に入って、様子見たほうが良いだろうよ!」
「それが無理なんだよ。ねーちゃんがどうしても一人になりたいって言うんだから。一回だけ無理矢理入ろうとしたんだけど、そしたらねーちゃん中から凄ぇ声で絶対入っちゃだめって叫んだんだ。俺、ねーちゃんがあんな大きい声出すの初めて聞いたよ……」
「むっ……そうか。…………チッ」
88自宅のPCが規制くらったから満喫から行くぜ:2010/03/01(月) 00:33:32 ID:Q1gO+OAy
あまりの苛立ちと歯痒さに俺は思わず舌打ちをしてしまった。どうやら今までには無いほど麻奈実は不安定な状態らしい。
実際にその声を聞いたわけではないが、その異常さは話だけでも片鱗が伝わってくる。
なんせこんなしょぼくれて心配そうな表情のロックは初めて見たからな。
なぜこんなことになってしまったのか、俺にはまったく思い当たる節が見当たらない。それ故に明確な改善の方法も思いつかない。
しかも俺がアメリカに行った日に引き篭もりはじめるという、まるで悪魔的に絶妙なタイミングである。
原因がわからなくても、引き篭もりはじめた初日から毎日通っていれば麻奈実は今頃普通に過ごしていることが出来たかもしれない。
例え引き篭もりが続いていたとしても、麻奈実の心に何らかのアプローチはかけれたはずだ。
俺のアメリカ行きの件を麻奈実は知らないから、結果的には俺がずっとあいつを放置していたことになってしまう。というか、麻奈実にそうとられてもおかしくない。いや、おそらくあいつはそう思っているだろう。
今日の昼にかけた電話に出なかったということは、散々知らんぷりを決め込んでおいて何を今更という許せない気持ちだったに違いない。
そう考えたら、俺にはこの場にこれ以上一秒でも長く留まっていることは本能が許してくれなかった。
「……行ってくるぜ。麻奈実の部屋に」
すっかりぬるまってしまった婆ちゃんが入れたお茶をズズッと一気飲みをして、俺は力強く立ち上がり居間から廊下へと歩きはじめた。
気づいたことがある。どうやらお前の入れてくれたお茶じゃないと、俺の口には合わないらしい。
田村家の面々は俺を止める気は無い。むしろこの未曾有の危機を唯一解決できるかもしれぬ英雄の出陣を見守る平民のように、期待の込められた視線を送ってきているようだ。
他人に話したら、家族すら入り込む余地が無いのにたかが幼馴染が何になると鼻で笑われるかもしれない。
だがな、そんなことを言う輩には俺からはこの一行をメール便で百通ぐらい送ってやる。
たかが幼馴染、されど幼馴染だ。
その一行は、言うなれば長年培ってきた俺と麻奈実の絆がなせることだろう。
想像してみろよ。大して変わった会話も無く、いっつも同じようなゆったりとしただけの日々を何年もの間過ごして、飽きることなく大学までいっしょに行こうとしているんだぜ?
しかも大学卒業後でも、きっと今までと変わらない日が続くと心のどこかで思い期待している。
悪いがもう俺と麻奈実はすでに家族みたいなもんなんだよ。
……あぁ、心の中でとはいえ何て恥ずかしいこと言わせやがる。こんな状態にならねぇ限りと二度と言わないからな。
田村家の二階にある麻奈実の部屋に行くために階段を上りながら、俺が行けばきっと大丈夫などとまるで暗示か何かのようにずっとそう唱えていた。

今回はここまでです。
宣言しといて申し訳ないですが、多分二日に一回あげるとか無理っぽいです。
今後、一応二日に一回は目安として考えてくれると幸いです。それでは
89名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 00:56:56 ID:YSnnsddX
この京介は自分の所有物を大事にするから、女の子たちには堕ちてくれた方が安心するな
堕ちる直前の段階が一番可哀想な感じさえしてくるわ

あれ? 俺精神汚されてね?
90名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:10:24 ID:YSnnsddX
>>89>>81の感想で

>>88
いよいよ始まってきたって感じだな、こういうの本当に原作でやってくれねえかな…

次に期待の全裸待機しとくんで早めに上げて下さいお願いします
91名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:35:24 ID:T0DRvkzL
スゴイドキドキしてきた

なつーかこうなってもおかしくない気はするけど本編の方は本当にびっくりなくらいいい人だな
92名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 18:50:04 ID:Sl6SplZP
やっと復活した…
93名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 00:57:39 ID:ASOuRFkJ
まとめて読んだけどエロカワ氏の京介がデスノートの月の声で脳内再生されるわw
94名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 01:33:23 ID:E1UYi+8l
>>93
CDの声聞く前は福山潤が一番しっくり来てた
95名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 21:44:08 ID:MJcRYiNx
もぎたて桐乃おっぱいを吸いたい
96名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 23:34:49 ID:V0LE7mpD
桐乃の乳をもぐ………なん…だと…
97名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 23:38:40 ID:kSBmO/cb
ダメ! 快楽で心を壊しちゃうのは良しとして(良くねーよ!w)
リョナでマジ肉体破壊しちゃダメ!
98名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 23:44:55 ID:2MakDoyn
作中で京介のクラスの制服の夏服って出てきてないよな?
99名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 23:48:09 ID:2MakDoyn
失礼本スレと間違えた
100名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 00:36:41 ID:nBXM8Do6
>>94
俺は杉田を期待してた
101名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 00:56:51 ID:Rw4E4qk7
>>100
俺も、杉田病らしく
どの、ラノべとか読んでも
主人公男の声が杉田で脳内変化されてるわ
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQYmuEeDA.jpg
102名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 13:09:50 ID:aSD+Bvhr
どういうシチュエーションなんだよwwww
103名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:03:40 ID:XtJSJAU2
ちょっと聞きたいんだけど、ホモネタはホモスレで投下した方が良いのかな?
俺妹のキャラならここでも大丈夫?
104名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:16:22 ID:Fj9fyt6C
>>103
注意書があれば言いと思うけど、正当な評価とかお褒めの言葉が欲しけりゃ
ホモスレに行った方が幸せになれるよ
まあ俺はそういう作品も応援するよ、頑張れ
105名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:18:45 ID:XtJSJAU2
>>104
注意書きですか、わかりました
ありがとうございます
106名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 19:20:44 ID:F1FZqrXq
>>103
「変態!! 変態!! 変態!!」


まあ、マジレスすると、程度にもよるが他所に投下がいいと思うよ
多分、ここより相応しい場所があるだろう
107名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 21:48:56 ID:uOHouBu7
百合もホモも個人的にはバッチコイだが、拒絶反応を示す人が多いのも事実なのよね。
108名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:11:28 ID:jil+Y30q
それ専用の板があるんだからそっちでやれば喜ばれるしよっぽどヒドイ出来じゃない限り批判もされないしどっちが懸命か分かる気がする
109名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 10:26:33 ID:C9FihNTz
少なくとも俺はホモ絶対に無理だなぁ
それが親しみある小説のキャラであっても
てかホモ大丈夫なヘテロセクシュアルな男って居るのか?
110名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 13:39:12 ID:uVKHOFnj
ショタならイケるが百合はダメな俺みたいのも居るぞ?
まあ俺は「書きたいなら好きに書きな、俺も好きにスルーするぜ」って考えだから投下そのものには反対じゃないがな。



ところで、各キャラが京介に依存気味になったらどんな感じだろうか?
111名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 13:50:17 ID:TsW0ZEFi
まぁどうせ瀬菜の妄想オチなんだろうけど。
112名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 13:51:45 ID:i6YmvoIS
既に依存しきってる奴がいるような気もするが…

沙織とかあやせは想像がつかないな
113名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 13:58:55 ID:TsW0ZEFi
>>110
桐乃黒猫地味子は既に依存気味ではないか?
114名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 00:56:22 ID:MKUEa27H
京介の方がみんなに依存してるような…
115名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 17:05:41 ID:ckWtzliH
相互依存なんて最高じゃないか。
116名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 19:07:27 ID:P3HxRD9q
君とは美味い酒が飲めそうだ。
117名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 19:36:16 ID:XPSFkEAi
yahooで検索ワード欄に入力途中、
onaって入れたところで予測候補にこんなんあがった

* おナニー
* お名前
* お名前シール
* お名前.com
* おナニー やり方
* 尾長屋
* 小名浜
* お腹 ダイエット
* おナニー動画
* おナニー やり方 女    ←これ、何よ
118名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 20:04:53 ID:IPAnbc2r
中に突っ込むか豆を擦るかってことだろ
119名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 20:32:33 ID:9JDa2FoA
微乳淫妹 桐乃「私にいやらしいコスプレさせるなんて……この変態っ!」
とかいうエロゲーでねえかなあ……いや、このタイトルだとむしろ微乳淫妹あやせのほうが正しいか
120名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 21:48:34 ID:cbvSjgY+
仮に高坂家の長女があやせだったら、見事なシスコンブラコン兄妹になってた気がしてならない。
121名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 08:33:52 ID:33Re8u+j
すでに立派なシスコンブラコン兄妹だとおもうがww
122名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 11:50:25 ID:6nGt1dz1
長女というからには次女が存在するんだよな?
桐乃か?
京介を巡って姉妹の骨肉の争い…萌える展開だ。
123名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 12:22:30 ID:8Mr5d41+
そこは黒猫が長女であやせは幼馴染で
麻奈m(ry
124名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 14:43:22 ID:xBdR8H5+
桐乃「兄貴」
黒猫「兄さん」
あやせ「お兄さん」
麻奈実「お兄ちゃん」
沙織「お兄様」
加奈子「兄ちゃん」

なんて妹ハーレムwww



番外
瀬菜「お兄ちゃん……って被った!?」
125名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 15:09:39 ID:33Re8u+j
>>124
赤城「瀬名ちゃんはかわいいよ、瀬名ちゃんは悪くないよ」
126名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 15:17:06 ID:J7RTdQZK
おいィ妹の名前間違える訳ないだろうが
人の名前を騙っといてそんな暴挙にでるとかおれの怒りが有頂天になった
127名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:48:27 ID:IddzLsSI
流石にほぼ毎日投稿してた人が1週間開けると不安になってくるな…
エロカワさん、ネタにでも詰まったのだろうか…
128名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 23:59:35 ID:E48Z3TMU
他でも書いてるみたいだし忙しいんじゃない?
気長に待ちましょ
129名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 02:00:12 ID:vPZorkdq
書き込み規制って可能性もあるんじゃない?
規制中ってなんかモチベーション保てないんだよな。
130自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 03:56:08 ID:Z8gu0UNn
先日のお隣さんからの攻撃が2ch鯖を襲いましたが、不幸中の幸いとはこのこと
一回鯖が落ちたおかげで規制解けましたwwワロスwww
まぁ、そんなくだらない前置きはこのぐらいにして続き投下しときます

俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがない

麻奈実の部屋の前に到着した。外観は以前来たときと何も変化は無い。
俺ははやる心を落ち着かせながら閉じられた襖を軽くノックする。木製のドアではしない小さく鈍い反響音がした。
あえて名乗ることは避けて反応を待ってみたのだが返事は無い。どうやら本当に誰とも会いたくないらしい。
「……麻奈実、俺だ」
少し声色が低くなった気がする。チッ、やっぱり緊張してやがるな俺。
この緊張を何とか取り除くために麻奈実の反応を待ってみることにした。
「…………」
しかし俺の声に反応は返ってこない。部屋の中に人の気配は感じるので、麻奈実が居ることは間違いないと思うのだが、いかんせん襖越しからは今まで麻奈実からは感じたことも無いようなプレッシャーを感じる。
なんだなんだ、今まで普通だと思ってたが実はこいつニュータイプかなんじゃねぇのか?
麻奈実の無言がこれほど怖いもんだとは思わなかったぜ。
でもなぁ、最近の俺はいろいろとお疲れではあるけれども、それに応じて経験値もたくさん積んでいたわけよ。
こうやって相手が拒絶してるときってのは、ストレートに俺自身の気持ちをぶつけて相手にどうして欲しいか伝えるのが一番なんだよ。
「単刀直入に言う。麻奈実、俺はお前の顔が見たい。部屋の中から出てきて、話をさせてくれないか?」
ただしこれには一つ難点がある。
事と場合によって、俺の恥ずかしさがマックスになっちまうってことだよちくしょう!
おそらく今の俺の顔は完熟トマトと見間違えるほど真っ赤に違いない。
こんな顔を麻奈実に晒すのもあれだが、これで麻奈実が部屋から出てきてくれるのなら安いもんだろう。
やっぱ素直って大事だよな。こっちが本音を出せば、意外と相手も素直に自分の気持ちを見せてくれるもんだぜ。
しかしどうもその俺の考えかたは、今回ばかりは少々短絡的過ぎたらしい。
「…………やだ。部屋から出ない」
131自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 03:58:54 ID:Z8gu0UNn
本日ようやく麻奈実から始めての返事が返って来た。
久しぶりに聞いた麻奈実の声は、すごく弱々しくて、それでもどこか心に一本の堅い芯が通ったような声をしていた。
なるほど。さっきから幾度どとなく感じてはいたものの、こうして麻奈実の声を直に聞いて改めて確信した。
こいつは重症であると。
だが返事が来たのは良い兆候、まずは一歩前進である。
「そうか、お前の気持ちはわかった。じゃあ部屋からは出なくて良い。代わりに俺をお前の部屋の中に入れて話をさせてくれ、頼む」
本当は部屋から出して一階に居る田村家の面々にひとまず麻奈実の無事を確認させたかったが、俺が次にお願いしたこの内容でも今は十分である。
それに麻奈実はどちらかと言うと押しに弱い。こういった譲歩という形で頼めば、受け入れてくれる可能性も高いだろう。
しかし俺の希望的観測はいとも簡単に崩れ去った。
「……絶対やだ。もし無理矢理入ってきたら、例えきょうちゃんでも許さない」
ぐっ……! 1HIT! あぁ〜、これは……まずい。麻奈実のやつ、俺に対しても怒ってやがるな。
さっき言ったただの「やだ」に「絶対」が付きやがった。
今起きている状況は、麻奈実の人生の中で類を見ないレベルの悩みだったのだろう。
それなのに本物の家族を除いて一番近しいであろう存在の俺が、アメリカに行っていたという理由があったとしても、ずっと連絡をしなかったのはいけなかった。
まずはそこから謝るべきだったな。
「麻奈実、俺にもいろいろあってな。今日までまったく連絡できなくて悪かった。本当にすまない。……麻奈実、怒ってるか?」
「…………。もういいよ、きょうちゃん」
「ゆ、許してくれるのk―――」
「もういいから、早く帰ってくれないかな? 許すとか許さないとか、もうどうでもいいから」
ぐはっ……! 2HIT! そうですかそうですか。なんだ、俺も麻奈実の顔を見たくなくなっちまった。ここまで怒った麻奈実の顔を見るなんて怖くて仕方がない。
もうどうすれば良いんだろう。麻奈実からここまで強い言葉のボディブローを喰らうことになるとはな。本当に麻奈実の言うとおり帰ろうかな……。
俺はどうかならないもんかと考え黙って沈んでいると、襖の奥から麻奈実が俺に言葉をかけてきた。
「きょうちゃんだって私と同じなんでしょう? ……もう、私のことなんかどうでもいいんでしょ? じゃあ、無理に私たち仲良くする必要無いよね。だって、私たち……」
3HIT! 4HIT! 5HIT! 死んでしまいそうです。もう死にかけですよ、俺。しかもその上さらにとどめのコンボの準備までしてやがる。
麻奈実がここまで怒っているのは見たことが無い。いやまぁ実質見てないのだが。これでもし暗い表情の麻奈実まで視界に入っていたら、俺の精神ダメージはとっくにゲージが赤一色になっている。
エコーが掛かった叫び声と共に倒れこんじゃうよ。YOU LOSEって文字が見えてくるよ。
「私たち……所詮はただの幼馴染だし」
132自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:01:00 ID:Z8gu0UNn
全てが飛んだね。さっきまでの俺の心の余裕は全て飛んだ。何がYOU LOSEだバカヤロー。そんなこと言ってる場合じゃねぇってこれは。
元々ふざけるつもりは無かったけど、最近お疲れ気味かと思われていた俺はどうやら脳内でストUを展開させる余裕があったらしい。
そんな余裕、さっさと切り捨てて俺の全力をぶつけなきゃいけない事態だったてのによう。
「麻奈実っ! …………黙れ」
それだけは、言っちゃだめだろうよ。俺が何日も連絡しなかったことがお前にとっての地雷なら、今のお前の言葉は俺にとっての核弾頭だ。
「お前が学校に来なかった今日一日、俺が何を考えていたと思う? お前が遅刻でも良いから、さっさと学校に来ねぇかなぁって考えてたんだよ! それでもしお前が来たら、何を話そうか考えてたよ。
どうせいつもしてるようなどうでもいい会話と大して変わらない内容だろうってのに、それだけで俺の学校での一日はしっかり潰せてました。あぁ、大学受験控えた受験生が何してんだよって話さ」
お前は俺に何て言ったか覚えているか? 『所詮は、ただの幼馴染』だと?
まさかさっき俺が言った一行を、よもやお前に送る羽目になるとは思わなかったよ。
「たかが幼馴染、されど幼馴染だ。俺はお前と幼馴染でいれて、それを所詮なんていう言葉で片付く関係だと思ったことはねぇ」
「…………」
今のお前にはすかした言葉に聞こえるかもしれねぇが、それが本心なんだから仕方ねぇだろう? 悪いけど恥ずかしいこと言って照れる暇も無いね。
もう何もお前には言わせねぇよ。仮に何か言っても聞く耳もたねぇな。
だって俺の知ってる麻奈実じゃねぇんだもんよ。麻奈実じゃないやつの言葉を冷静に待っているほど今の俺は大人じゃないぜ?
「……良いか、お前は勘違いをしている。実を言うとな、俺は麻奈実がずっと学校を休んでいたのも、こうして部屋に篭り続けていたのも、……一人そうやって悩んでいたのも、俺は今日はじめて知ったんだ」
「えっ……?」
「いろいろあってな、なんつー間の悪い偶然か。たちの悪い悪戯なんじゃねぇのって言いたくなる。お前が休み始めた日から、俺もずっと学校休んでたんだ」
「ほ、ほんとにっ……?」
部屋の中に居る麻奈実が喰いついてきた。やっぱり麻奈実は俺があいつの現状を知っていながらずっと放置していた思っていたらしい。
やれやれ、俺も意外と麻奈実に信頼されてなかったんだな。
「本当だっての……まったく。お前が何日も学校休んだってのに、俺がお見舞いに来ない時点でおかしいって気づけよ」
俺が苦笑いを浮かべながら毒づいた。お前のピンチを見過ごして平然と過ごせるほど安い関係じゃねぇよ、幼馴染ってやつはさ。
「俺はお前が、今何に悩んで何に苦しんでいるのかわからない。ひょっとしたら今のお前を救う事は俺に出来ないかもしれない。だがな、それでも抗う!
お前に来なくて良いと言われても毎日様子を見に来るし、お前が部屋から出てこなくても外から話しかけるし、お前が俺を一切無視して話に反応しなくても居続ける。
そしてその時は、そんな俺のことをいくらやっても無駄なのに馬鹿な奴だと鼻で笑えば良い。その鼻で笑った瞬間だけでも、お前は笑っているんだろう?
悩みを忘れて、苦しみは薄れ、麻奈実は笑っているんだろう? それなら俺は、その瞬間が来ただけで満足だ。なんせ俺の大事な幼馴染が笑ってくれてるんだからな。俺もいっしょに笑ってるだろうよ。
……さぁ、逃げ場所は作ったぜ! 話したくなけりゃお前は無視していい。全部俺の独り言になるだけだ。麻奈実よ、今お前は一体何に苦しんでいるんだ? もし良ければ俺に話してくれないか?」
133自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:02:36 ID:Z8gu0UNn
ここまで長々しい大演説をしたのは生まれてはじめてだ。
平たく言えば、あれだ。ここ最近はずっと黒猫におせっかい焼いて、つい先日は桐乃のためにアメリカまでおせっかいを焼きに行って、本日は幼馴染におせっかいを焼こうというわけだ。
まったくお前の言うとおり、最近の俺は優しすぎるな。
こんなおせっかい、昔ならお前にしか焼かなかっただろうに。
おかげで火力が足りなくて、麻奈実に焼いている分のおせっかいが生焼けになっていたらしい。
だけどこれからは安心しやがれよ。真っ黒こげの消し炭になるまでたんまり焼き続けてやるからな。
一気に強火で。それでダメなら、何日、何十日、何百日とかけてもとろ火でじわりじわりと。
アメリカからの帰国疲れなんて今はとっくにどこか遠くへ飛んでいる。まぁ後々その疲れに麻奈実への看病疲れという利子まで付いて戻ってくるだろうがそれも問題ない。
高校での生活に馴染めた可愛らしい後輩と、アメリカで一人無茶をしていた生意気な妹と、いつも俺の隣で微笑んでくれる大切な幼馴染。
これだけ役者が揃えば、俺のいつもの平穏な生活は戻ってくる。
俺の休養はそれからでも遅くは無いはずだ。
「…………」
「…………」
襖を挟んだ俺と麻奈美の間にはしばしの沈黙が流れた。
どうやら長期戦の様相を呈してきたようだと、臨戦態勢に入った俺はひとまず廊下に座って次にかける言葉を考えようとしたとき、予想外の事態が起こった。
「……きょうちゃん」
不意に襖が揺れる気配がして、まさかと思って目を見開いて注視すれば、するすると襖が流れるように半分ぐらいまで開き、そこから麻奈実が控えめな声とともに顔をのぞかせていた。
「麻奈実……」
久方ぶりに俺の目に映った幼馴染の姿はひどく悲痛な姿であった。
俺の顔を見るやいなや視線を下に落としてうつむき加減になる。部屋に電気を点けていないせいか顔色も普段の麻奈実の三倍は暗い。廊下側にある窓の明かりがかろうじて麻奈実の顔をかすかに照らしている状態だ。
ほとんど食べ物を口にしていないせいか、身体つきも幾分かやせ細っている気がする。いつもと変わらないのは眼鏡だけだった。
そして、目元から枝分かれして、一体いくつ流れているのかわからないほどの涙の跡があるのがはっきりとわかる。
ロックは麻奈実が部屋から出るのは風呂とトイレの時だけだと言っていた。風呂にはおそらく毎日入っているだろう。
つまりは、この涙の跡は今日付いたもの、今日流した涙ということだ。
「……あんまし、じっと見ないで。今、私きっとひどい顔してるから、恥ずかしい……」
「……気にすんなよ。お前の顔を見れただけで少し安心した」
本当は逆だった。むしろちょっと不安になっちまった。今日何度目だろう、ここまで麻奈実を不安になったのは。
髪の毛が少し乱れていたのは寝ていたからだろうか。襖と麻奈実の隙間からいつもしっかりと押入れに片付けてあるはずの布団が、この昼間の時間帯から敷かれていた。おそらく万年床の状態になっているのだろう。
「……えへへっ。そう言ってもらえると、少し嬉しいな」
「そうか。そりゃ良かったよ」
そう言って、暗がりで麻奈実から垣間見えた笑顔がとても扇情的だった。
何となく今の麻奈実を直視すると目頭が熱くなってしまい、ようやく念願の麻奈実を見れたというのに思わず目を逸らしてしまった。
134自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:03:34 ID:Z8gu0UNn
「……ねぇ、きょうちゃん」
「な、なんだ?」
俺がしばらく黙っていると、麻奈実の方から話しかけてきた。顔を見せてくれただけで初日にしては上出来と考えていたが、どうやら麻奈実は俺に伝えたいことがあるらしい。
やはりこれから話してくれる内容は麻奈実が引き篭もりなった原因なのだろうか。
「あの……ごめんね」
「ヘッ、気にすんじゃねぇって。お前におせっかい焼くのは、俺がしたいからやってるだけで……」
「うぅん違うの。そういうことじゃなくてね……」
すごく話しづらそうにしている麻奈実の姿を見ていて俺の方がもどかしくなった。
それでも今は俺が耐える時と心の中ではわかっていたのだが、次に麻奈実の口からでた言葉は俺の心を抉らざるをえなかった。
「……本当にごめんなさい。私、正直今までと同じようにきょうちゃんと接していいのか、本気で悩んでる。……どこまであの言葉を信じていいのか、わからなくなっちゃった」
今にも泣きそうな顔をしてる麻奈実に、また俺は麻奈実から顔を逸らしていた。
「…………そうか」
昔なら手放しで信じていたということか。「なっちゃった」っていうことは、以前の麻奈実ならさっきの俺の言葉も信じていたというのだろう。
どうやら俺は麻奈実の信用を失うようなことをしたらしい。ちくしょう、高二のときの麻奈実に会えなくなった事件以来、幼馴染とはいえ言葉選びには行き過ぎないよう気をつけていたつもりだったんだがなぁ。
あいにく今のところ俺の記憶にはそれに該当するような出来事や発言は記憶が無く、明日麻奈実の家に来るまでに思い当たる節をいくつか考えておこうと思った。
「それは、たぶんお前が謝ることじゃねぇよ」
そして今もなお自己嫌悪に満ちた空気で表情を曇らせる麻奈実を励ましておく。
そこまで到って、俺は何も言えなくなっていた。
心の中でこれほどの大事になっているにも関わらず、初日から麻奈実の顔を確認し、これだけ話すこともできたことに僅かながら満足感を抱いていたからだ。
それに家へ帰ってからの課題もできた。やれやれ、いつもと変わったことを思い出すのは簡単だが、いつもの変わらぬ日々を思い出すってのはなかなか難しそうだ。ついでに親父にでも引き篭もりの一般的な対処法でも聞いておこうか。これは田村家のためにだが。
しかしなによりも、俺の言葉が今の麻奈実に信頼を受けていないのがつらくて仕方なかった。一秒でも早く信頼を取り戻したい。
そう考えると、いつもの授業の難易度よりも高い宿題だってやる気になっていた。
……今日はもう帰るかなぁ。これ以上一日にいろいろ詰め込むのは麻奈実にも良くないかもしれない。エロゲとかでもそうだろ?
そう思って、顔をもう一度麻奈実の方へ向けると、今にも泣きそうな顔からいつの間にか麻奈実は俺の顔色を覗いながら不安そうな表情になっていた。
「……きょうちゃん、大丈夫?」
そりゃ俺のセリフだっての。なんだ麻奈実のやつ、じぃーっとこっちを見やがって。どうせならいつもみたく擬音を口に出してくれ。見られてたのに全然気付かなかった。
「すっごく怖い顔してる」
「えっ、あっ? そ、そうか?」
いかんな、真面目な顔をしていたせいでそれを見た麻奈実が勘違いし脅えてしまっている。咄嗟に顔を崩して笑って見せるが、どうにも麻奈実はずっと心配そうな顔をしている。
これはまずい。このタイミングで帰るとは言いづらくなってしまった。別に帰りたいわけではないのだが、今日はここらが潮時というやつだ。
しかし今このタイミングで俺が帰ると言えば、麻奈実に、そして俺にもどこかもやもやとしたものが心の奥に残ってしまう。
何か食べ物が歯に挟まったようなむずがゆさを感じていた俺なのだが、おどおどとしていた麻奈実が数瞬の後、急に意を決したかのように半開きの襖を全開にしたもんだから、そんな気持ち悪さは一瞬でどこかへ飛んでいってしまった。
135自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:04:53 ID:Z8gu0UNn
「きょうちゃん、私の部屋入る?」
「えっ?」
ゆっくりと、それでいて穏やかな口調で、まるでいつもの麻奈実が帰ってきたんじゃないかと錯覚して、俺は呆けた声を上げてしまった。
俺の眼前にいる麻奈実の顔は、少し無理をしているのは見て取るようにわかったが、確かに笑っていた。
正直なところ、麻奈実の突然の変化に一体何が起きたのか、俺の頭の処理速度では整理できずにいた。それでも必死に言葉だけは紡いだ。
「は、入っていいのか?」
「うん、いいよ。それより今日一日私と話したかったんでしょう? 何を話すつもりだったの〜?」
散らかっててごめんねと言いながら、万年床を和室の隅の方へと動かす麻奈実を一瞥しつつ、部屋の中を見回してみる。
久しぶりに見た麻奈実の部屋に大した変化は無く、和室とマッチした卓袱台やタンスに三面鏡、それぐらいしか目立った家具の無いがらんとした部屋。
ただ一つ違うところといえば、麻奈実の部屋にいつも光を差し込む窓がカーテンによって完全に締め切られていたことだけだった。
「ねぇ、きょうちゃん」
カチンッという音ともに、部屋の電気に灯りがともる。
気付いたら麻奈実は和室とはやや不釣合いな可愛らしいクッションを敷いて、襖のところで呆然としていた俺を得意の上目遣いで見つめていた。
「それで、わたしと何を話すつもりだったの?」
なんとなく察しがついた。なぜ俺を部屋に入れてくれたのかということ。
そして、この幼馴染のお人好し加減に俺は呆れて苦笑してしまう。
なんとも馬鹿らしい話なのだが、こいつは俺がさっきまで浮かべていた真剣な表情を、自分の説得がうまくいかなくて俺が落ち込んでると思い、俺を元気付けるため一度は「絶対やだ」とまで宣言しておきながら俺を部屋に入れようとしているのだ。
ついさっき信用できないとまで言ってのけたこの俺をだ。
自分がひどくつらい思いをして、引き篭もりをしている真最中だというのに。
やれやれ、こいつにまでお人好しでおせっかい焼きと言われる俺はどれだけ善人なんだか。
「ハッ、いつもと変わらねぇ、くだらない話さ。強いていつもと違う話なら、お互いなんで休んでたんだよっていう話で盛り上がるのを考えてた」
せっかくだから、その厚意にあずからせてもらうとしよう。俺は麻奈実の部屋に足を踏み入れて、麻奈実と対面するように座り込んだ。
「もしお前が今日学校に来てたら、ちょうど俺と同じ日から同じ日まで休んでたことになるわけだろ? そしたらお前が『凄い偶然だよね〜』とか言って、笑ってくれるんじゃねぇかって考えてたんだよ」
「あはは、私なら言いそうだね〜」
「なっ、そうだろ? それで遅れた分の勉強会を開いてくれるのを期待したり、他にもいろんなこと話したりして笑うんだろうな〜ってよ」
「それだけで今日一日が潰れちゃったの?」
「そうだよ。ヘッ、悪いかよ」
「うぅん、きょうちゃんらしいなぁ〜って思った」
「おいおい、それは褒められてるのか?」
「……ところでさ、きょうちゃんは何で休んでたの?」
久しぶりにする麻奈実との普通の会話で、こんな状況でもやはり嬉しくなってしまう。
あぁ俺はなんて単純な構造をしているんだか。
「俺が休んだ理由か? まぁ、いろいろと大変なことがあったわけよ。実はな―――」
ついつい自然な流れで話が進んでいく。さっきまで麻奈実が俺を部屋に入れるのを頑なに拒んでいたことなどすっかり忘れてさっていた。
136自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:06:59 ID:Z8gu0UNn
俺の目の前で絶叫した麻奈実。
俺の頬にひやりとした液体があるのを感じた。
それは今しがた絶叫した麻奈実の口から飛んだツバでもなく、麻奈実の瞳のはしに溜まった涙でもなく、俺からでた冷や汗であった。
なぜ、こうなってしまったのだろうか。俺の心を焦りが支配する。
そして、どうして俺は今……、

「―――ということがあったのさ」
俺はついつい麻奈実との会話に夢中になっていた。だからこそ、今しがた話したこともほんの大した内容ではないと思っていた。
「…………えっ?」
しかし麻奈実は俺のその言葉を聞くと途端に怪訝そうな表情になった。俺もそれに気付いて、軽快に紡いでいた話を一旦止めていた。
「……あれっ? 俺、なんかおかしいこと言ったか?」
不意に止まった話の流れに、俺は少し戸惑いながら麻奈実に問いかけた。
「……きょうちゃんが休んでいた理由って、アメリカに居る桐乃ちゃんを心配して、その日のうちにアメリカまで行って、桐乃ちゃんを説得してつい昨日連れ帰った。……っていうこと?」
「あ、あぁ。確かにそう言ったが……」
俺がさっき言った内容を復唱する麻奈実。その麻奈実の声はどこか震えていた。
何だ、まさかこれも何かの地雷だったか?
まさか自分も苦しんでいるのに、俺が桐乃を優先して助けたことに嫉妬しているとでも言うのか?
……いや、ありえん。
第一麻奈実がこんな状況になってるのを知ったのは今日になってからだとさっき話したし、麻奈実は自分がつらいときでも他人が同様に苦しんでいるなら、平気で他人を助けてしまおうとする奴なのだから。
俺はこのとき、そう心で結論付けていた。
「……ごめん、きょうちゃん」
一度そう言って、麻奈実はうつむいた。謝っているので頭を下げたつもりだったのかもしれない。
そうしてうつむき加減の麻奈実の身体ががたがたと震えていた。まるで何かの禁断症状が出たかのようだった。
「ま、麻奈実!?」
俺は驚いて麻奈実の傍まで近づいき肩を支えようとした。だけど、その手を麻奈実に軽く弾かれてしまった。
そしてゆっくりと顔を上げた麻奈実と目が合って、麻奈実の口が開いた。
「さっき私、きょうちゃんを信用できないって言った。それでね、今の話を聞いて思ったの。あぁ、やっぱり私は間違ってなかったんだって」
そのとき俺が目にした麻奈実の双眸は、今まで俺が見たことないほど悲哀と憎悪のこもった色をしていたような気がした。
「今言ったこと、うそでしょ?」
137自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:07:54 ID:Z8gu0UNn
俺はそのとき麻奈実が突然何を言いだしたのかわからなかった。
「きょうちゃんが桐乃ちゃんを連れ戻すためにアメリカまで行ってたから休んでいたなんて、うそだよね?」
あぁ、そのことかと思いながら……確かに馬鹿みたいで信じがたい話ではあるが、俺は即座に麻奈実の言葉を否定していた。
「うそじゃねぇよ。俺は確かに学校を休んでアメリカまで行って、桐乃を日本に連れ戻してきたさ」
「うぅん、というよりも学校を私と同じ日から学校を休んでたってのも、うそでしょ?」
麻奈美のやつは俺の声がまるで耳に入っていなかった。
麻奈実の様子がおかしいのはわかっていたが、どうもこれはさっきまでのおかしいとは違っていた。何というか狂気をはらんでいた。
「あー、麻奈実。ひとまず落ち着いてくれ、俺がついていけてない」
それでもさっきより俺が落ち着いていたのは一度麻奈実と普通の話ができたおかげだろう。俺の心に麻奈実は意外と大丈夫という慢心が入り込んでいた。
だからこんな言い方をしてしまったのだろう。とうに麻奈実の心の歯車はくるう寸前であったというのに。
「もういいからね、きょうちゃん。無理しなくても大丈夫だから。やっぱり私みたいな地味な女の子と話してても、楽しくないんでしょう?」
俺はこんな必死な表情をしている麻奈実に対しても、未だ支離滅裂なこと言っているという印象を抱いていた。
どうしてさっきみたく、真剣にとりあってやる気にならなかったのだろうか。
「さっき言ってくれたあの長い言葉も、その前の励ましも、最初に言ってくれた私の顔を見たいって言葉も……みんなみんなうそなんでしょう?」
最後のこの言葉は、もはや悲鳴に近かった声色だったはずだ。それなのに、呑気なことに俺はそう言われて、麻奈実を気づかう前に逆上していた。
「なっ……! 麻奈実、いい加減にしやがれ。俺はお前をマジに心配して、一つの偽りもなく素直に俺の気持ちを言ってきた! それを全部うそなんて……さっきから、なんでそんなに俺の言葉を信じてくれねぇんだよ!?」
「信じられるわけないでしょ!!」
馬鹿な俺は頭に血が上っていた。自分の信頼を無くした要因を考えるために今夜は徹夜だなどと決めた覚悟はどこへ行ってしまったのか。
俺の叫びが最後の着火剤。麻奈実の心の炎は涙ぐらいじゃ消えないほど燃え上がっていた。
「私見たもん! 見る気なんて無かったし、そんなの見たくも無かったのに……。けど、見ちゃったんだもん……」
そのときもはや麻奈実の目に悲しみや哀らしさなどは消え去っており、ただまっすぐ俺の顔を睨みつけるだけであった。
「あの日、きょうちゃんが黒猫さんと、キスしてるところ! 私は見たのっ!」
麻奈実の大絶叫は俺の鼓膜を通して脳を揺らすのに十分なほどであった。

俺の目の前で絶叫した麻奈実。
俺の頬にひやりとした液体があるのを感じた。
それは今しがた絶叫した麻奈実の口から飛んだツバでもなく、麻奈実の瞳のはしに溜まった涙でもなく、俺からでた冷や汗であった。
なぜ、こうなってしまったのだろうか。俺の心を焦りが支配する。
そして、どうして俺は今……、どうして、どうしてこんなに後ろめたい気持ちで心がいっぱいなのだろう。
138自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:09:22 ID:Z8gu0UNn
「あの日、きょうちゃんが桐乃ちゃんから来ためーるを見て、すっごく怖い顔になって、様子がおかしくなったまま別れたよね?」
そういうことだったのか。
「私は心配だった。きょうちゃんのことがとにかく心配だった。なんだったら、助けてあげたかった。だからきょうちゃんと別れたあと、私引き返して後を追ったの」
なんてこったい。まったくもって想像の範囲外だった。
「学校に着いて、きょうちゃんを探し回って、校舎裏でようやく見つけたと思って近づいていった。そしたらさ、そしたら……黒猫ちゃんが、きょうちゃんの頬にっ……!」
黒猫とはそういう関係じゃねぇ。黒猫にそういう気持ちがあるとかの話は、まだしてないんだ。
「信じられなかった! なにそれ? 桐乃ちゃんからのめーるは? あやせちゃんにかけた電話は? 全部うそだった。わざわざ黒猫さんに会うための言い訳だった!」
でも麻奈実からしたら関係ない。そりゃそうだ、人気のない校舎裏で同じ部活動の仲が良い先輩と後輩が居て、後輩の方からキスをしている景色なんて第三者から見れば、十人が十人その二人はそういう仲なんだと思ってしまう。
「それで、桐乃ちゃんのために学校を休んでアメリカまで行ってたから、私がずっと休んでるのを知らなかったなんて、信じられるわけがないでしょう!? どうせ私が休んでるのを良かれと思って、ずっと黒猫さんと遊んでたに決まってる」
信用なんて失って当たり前だ。俺が麻奈実の立場だったら、信用を失うどころか軽蔑している。
「……ていうか、ひどいよきょうちゃん。いくら私と下校してる途中でどうしても黒猫さんに会いたくなったからって、アメリカで一人頑張ってる桐乃ちゃんをダシに使うなんて……」
麻奈実の心情は、まさしくこの一言につきていたのだろう。
俺が麻奈実の信用を失った理由は、俺が黒猫と恋仲にあり、なおかつ幼馴染との下校中に色欲をかもしだした俺が、自然な形で黒猫と会うためにアメリカ留学中の桐乃を利用したと、麻奈実が勘違いしているからなのだ。
「いやっ、麻奈実それはちがっ」
「言い訳なんて見苦しい真似しないで」
「言い訳じゃねぇって! あのときに来たメールは、本当に桐乃から来たメールだ!」
「……違うって言うなら、あのとき来た桐乃ちゃんからのめーる、いま見せてよ」
「えっ? ……いやっ、それは。その……」
それは出来ない。あのときのメールの内容は、あまりに衝撃的で今でも一字一句覚えている。
『アンタに預けたあたしのコレクション ぜんぶ 捨てて』
このメールを麻奈実に見せるということは、内容の意味についても説明しなくてはいけない。
それはつまり、麻奈実に桐乃の趣味をばらすことになってしまう。
「……出来ないんだ。それともめーる消しちゃった? それならめーるの内容言うだけでも良いよ。嘘じゃないなら言えるよね?」
「…………」
俺は何も言えなかった。
これなら即座にハッタリでも言えばまかり通ったかもしれないが、元々混乱していた俺に嘘八百を並べる冷静さもなければ、麻奈実を信じさせることのできる内容を言える自信も無かった。
無言を貫くことしか出来ない俺を見て、麻奈実はため息を一つ吐いた。
「……やっぱり、うそだったんだね。そこまでして黒猫ちゃんに会いたいなら、毎日ずっといっしょに居れば良いよ。
朝からいっしょに登校して、お昼ご飯もいっしょに食べて、放課後もいっしょに部活で遊んで、いっしょに仲良く帰れば良いよ? だけどその代わり、二度と私と幼馴染面しないで」
139自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:11:09 ID:Z8gu0UNn
麻奈実が俺に怒っていることは理解した。信用を失った原因も把握した。
確かに麻奈実の怒りはもっともである。俺が黒猫とのお付き合いのために、妹を利用して幼馴染との接近を避けた。今の麻奈実には、俺がそういうことをする人間に見えている。
「わかったでしょ。そんなきょうちゃんが、いくら私のことを心配してるとかなんとか言ってきても、信じられるわけがないの……」
とある人でなしが、お前との楽しかった日々はくだらなくない、とっても大切な日々だったんだ、だから引き篭もる幼馴染の身が心配だ、と言っている。
これでその幼馴染がその人でなしの言う事を信じるというのなら、もはやその幼馴染は聖人君子をも軽く凌駕する清い存在なのではないだろうか。
「……わかったよ、麻奈実」
あぁ、わかったとも。なんてひどいすれ違いだコノヤロー。だけど今の俺に麻奈実の信頼を取り戻すための絶対的な方法が無い。仮に今、桐乃に電話をかけて事情を説明させても、俺が桐乃にそう言わせるよう懇願したとこいつは思うかもしれない。
なんせ今の麻奈実から見たら、俺はそういうこともやりかねない人でなしだからな。
俺に今、麻奈実を信用させる方法は無い。お前は俺が黒猫といちゃいちゃラブラブしてて、お前との幼馴染の関係が手に余って困り果てた末に、アメリカにいる妹を利用している最低な男に見えているんだろうからな。
「でもな、俺がお前を心配しているこの気持ち、それだけは信用してくれ! そして、お前のためなら俺は何でもする気でいるということも。お前のために、俺は明日からずっとお前が学校に来るまで毎日ここに来ようとしていることも。頼む、信じてくれ……」
今はそれだけで十分だと俺は考えた。
俺のことをいかに最低で頭にドが付くほどのクズな奴と勘違いされたままでも今は構わない。ゆっくりと時間をかければいずれ誤解も解けるだろう。
しかし、このまま麻奈実を引き篭もりになってしまうほどの苦悩と一人で戦わせてなどいられるか。それを指くわえてただ見ているのもだ。
「……無理だよ」
「頼む……頼むから……」
気付いたら、いつの間にか俺は土下座をしていた。麻奈実に対して土下座をする日が来るとは思いもしなかった。
顔を伏せているので麻奈実の表情は見えない。俺の懇願に麻奈実は一体どういう反応を示してくれるんだろうか。
拒絶か許容、後者であれば良し。前者でも良し。前者なら俺の顔をあげる時間がまだまだ先になるだけのこと。
俺はお前に以前よりも優しくなったと言ったが、それはある意味あきらめが悪くなったとも言えるんだぜ?
140自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:16:04 ID:Z8gu0UNn
「……さっき、『お前のためなら何でもする気でいる』って、言ったよね。あれ、本当?」
「あっ、あぁ。勿論だとも」
永遠とも思えるような静寂をやぶった麻奈実の言葉。
俺は内心やったと思い、希望の光に照らされる奴隷のような面持ちで顔をあげる。
……おぉ、こわいこわい。あいもかわらず麻奈実は今まで俺が見た事ないほど怖い表情をしていた。
顔のどのパーツとっても笑っていない。というか表情が無い。まだ怒ってる顔の方が怖くないと言えるだろう。
麻奈実の顔を見ながらそんなことを考えていたら、俺の視線に気付いたのか麻奈実は僅かに口の端を上げる。
この後の麻奈実の言葉を聞いた後、今しがた麻奈実が浮かべた笑みを表すのに、悔しくも魔性の笑みという単語が一番的確だと思ってしまった。
「じゃあ、今すぐ黒猫さんに電話かけて。それでお前の事が大ッ嫌いだ、付きまとわれていい迷惑だ、って言って。そうしたら信用する」
おう、オーケーオーケー! 第一黒猫とはまだ恋人とかそういう話はしてないし、それぐらいのことで済むのなら……って、オイ!
「なっ!? い、いくらなんでもそれは……」
というよりも、そりゃおかしいだろうよ!? 確かに麻奈実は俺と黒猫が恋仲であると勘違いし、挙句その影響で俺が最低なことをしている奴に見えているのだろう?
だけどそれで黒猫に別れの電話をかけたら許すって、話の流れが合わねぇって。
むしろ麻奈実の言うとおりにすれば、俺は幼馴染の信用を取り戻すために黒猫の気持ちを踏み躙るゲス野郎になってしまう。
……さっきよりも余計に信用が置けない人間のする行動になっているように感じるのは、俺だの気のせいだろうか?
「出来ないの? 何でもするって言ったのに」
それでも麻奈実は狼狽する俺に冷たく言い放つ。
くそっ、冷静になってくれ麻奈実。お前の言う通りの行動を俺がとったしよう。だが、それでは何の解決にもなってないことに。
お前の悩みは解決されないし、俺の信用が本当の意味で戻るわけでもない。ただ「黒猫」が傷つくだけなのだと。
「…………あぁ、出来ない」
「そう……」
俺が申し訳無さそうに言うと、麻奈実は寂しそうに呟く。
まるで初めからその答えが返ってくるのはわかっていたと言いたげな表情だ。
ちくしょう、そんな顔をしないでくれ。お前は俺よりも何倍も頭が良いから、ちょっと頭を冷やしてくれればわかるはずだ。
自分の言っていることがいかに支離滅裂で、自分の提案した条件がどれほど無駄であるかを。
「いくらなんでもそれはねぇよ、麻奈実。今の状況で悪いのは、うまく身の潔白を説明できない俺だ。黒猫に罪はない……」
「……ふぅん、黒猫ちゃんには優しいんだね」
何とか麻奈実に今一度思いなおして欲しいという意図を込めて麻奈実の言ったことを否定するが、返ってきたのは苦々しげな表情を浮かべながら放たれた皮肉だった。
チッ、なんだなんだその言い回しは。まるで黒猫を目の敵にしたような言い方するじゃねぇか。麻奈実らしくもねぇ。
桐乃にいらねぇこと吹き込まれた影響で黒猫が麻奈実のことを嫌っているのは気付いていたが、ひょっとして麻奈実も黒猫のことが嫌いなのか?
141自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:17:46 ID:Z8gu0UNn
「そういうことじゃねぇって! 第一、今回のことで黒猫は何も関係ないだろ!?」
「関係ない……って?」
「俺はお前の信頼を無くしちまった。だからお前は今引き篭もるほど深刻な状況なのに、俺は助けになってやることが出来ない。でもそれと黒猫のことは別のことだろう?」
どうかこれでわかってくれ。麻奈実が自分の言葉の浅さに気付いてくれと、俺は心の中で祈った。
両手を広げ自分の身体全体を使って俺の考えを伝えようとした。
そんな俺の姿を見て、麻奈実はしばしの沈黙のあと、すっと重い腰をあげて立ち上がった。
俺は土下座から顔と身体を上げた状態、言うなれば正座の姿勢をしていたのだが、何かせねばならないという衝動に駆られて俺も麻奈実につられて立ち上がっていた。
「…………きょうちゃん」
すると麻奈実は俺の名を呼んだ。フルネームではないけれど、長年麻奈実に呼び親しまれた、もう一つの俺。俺の分身のような名前であった。
いつもと違うのは麻奈実の声が震えていたことだけ。
「バカ」
返事をしようかと思った瞬間、小さな声で確かに麻奈実の口はその二文字を囁いていた。
その後、俺は顔面に鈍い衝撃を感じとってから、身体が大きく後ろに吹き飛ばされていた。
「ぶへっ!?」
いい歳をして何とも情けない声が上がってしまった。
ドーンッ、と大きくも低い音が響く。俺の身体は一瞬何者かに支えられたような感覚を覚えたあとに、ゆらりと床に身体を打ち付けていた。
「痛ぇっ……!?」
身体全体が軋むような痛みを感じながらも、先ほどの顔に感じた痛みの方がひどく痛くて鼻の頭あたりを中心に手で押さえていた。
麻奈実の部屋を閉じきっていた襖が俺の身体によって廊下側へと倒れていることに気付く。
どうやらさっき俺の身体を支えていると錯覚したものはこの襖のようで、襖がいくらか床に倒れこむ衝撃を吸収してくれたから身体全体の痛みほうは和らいだのだろう。
あまりに一瞬の出来事で何が起きたか頭で理解ができていなかった。しかし、前方にいる麻奈実へと視線を向けると、同じく一瞬で何が起きたかを頭で理解していた。
一歩前に出された足と軸足の見事なバランスに、ありあまる力の余波を受けたのか強く握り締められた左手。痛みに耐えるような表情と震える右腕。
そして、つい先ほど俺の顔面を直撃した、麻奈実の前方に勇ましく突き出された右の握り拳。
俺は麻奈実に、グーで殴られていた。それも顔を。
142自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:19:45 ID:Z8gu0UNn
「なっ、なにすんだっ!?」
俺は麻奈実に、グーで殴られていた。
こんな一行を俺の人生でお目にかかることになるなんて、今までの俺は一回でも考えただろうか。いや、ない。
今俺が怒鳴っているこの瞬間ですら、何か悪い夢を見ている気分だった。
でも目の前にいる麻奈実は、やはり俺がよく知る幼馴染の麻奈実であって、それ以外の何者でもなく、またそれ以上それ以下でもない。
何度見直そうともそれは俺の幼馴染であり俺を殴りとばした、ただの麻奈実であった。
「きょうちゃんのバカァッ!! 私が今何で悩んでるかも、どうしてきょうちゃんが信用できないかも、きょうちゃんは何もわかってない!!」
「何もわかってないって何だよ!?」
麻奈実も俺と同じできっと自分達が出せる最大音量で叫んだに違いない。
先ほど無表情が一番怖いと言ったが訂正する。やっぱり、人間感情を剥き出しにして怒った表情が一番怖い。
眼鏡の奥にある麻奈実の瞳はキッと俺だけを睨みつけ、歯を動物のキバのようにギリギリと隙間からのぞかせながら、声には怒りを抑えるといった一切のためらいが無かった。
ひょっとしたら俺が全力で言い返したのは、あまりに攻撃的な麻奈実の姿に命の危機を感じた俺の生存本能が、麻奈実に対して威嚇をしたのかもしれない。
二人の視線が直行する中、田村家の階段を慌ただしくドタドタと誰かが駆け上がってくる音がする。
そりゃ襖がはずれて倒れるほどの音がしたんだ。一階で事の成り行きを気にしていた田村家の皆様だって、何事かと思って様子を見に来るだろうよ。
一番初めにたどり着いたのはロック、次に親父さん。そうして少し遅れてから爺ちゃんと婆ちゃんがやって来た。
倒れた襖から部屋を覗き込んでいるのだろうが、俺はもうそちらに意識をやる余裕など無い。
麻奈実が倒れこんだ俺の襟元を掴んで、涙を流しながら絶叫したからだ。
「私はきょうちゃんが大好きなのッ!」
…………えっ?
「幼馴染としてじゃなくて、女の子として、ずっとずっと昔から、きょうちゃんのことが大好きだったの!!」
…………。
「それなのに、信じられない。きょうちゃんは何もわかってなかった!
黒猫さんとキスしているのを見ただけで、私が死ぬほどショックだったことも、そのせいで食事も喉が通らないのも、ずっと部屋から出たくなくて、誰とも会いたく無くなって、だから引き篭もってるってことも。
私よりも黒猫ちゃんのことを大切にしてるきょうちゃんなんか……信用できなくなっちゃったってことも、全部わかってなかった!!」
俺がアメリカに行くきっかけは、黒猫から受けた「呪い」だった。
その「呪い」は黒猫の世界では俺がへたれたら全身から出血するというものだったが、俺の生きる平凡な世界ではキスと呼ばれるもので、好意を寄せる者にしかしないものだ。
その「呪い」を、麻奈実は目撃していた。
麻奈実は幼馴染であったが、いつからか俺に好意を寄せ、いつの間にか俺を一人の男として見ていた。
俺が黒猫に「呪い」を受けたのを目撃してから、麻奈実は家に引き篭もった。
俺が麻奈実の心配をして家に見舞いへ来た。
麻奈実は俺を信用せず、「たかが幼馴染」と言った。
麻奈実にとって、「幼馴染」とは、確かに「たかが」という副詞が冠されるに相応しい立ち位置だったのだ。
…………………………あっ、繋がった。全部、繋がった。
143自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:21:57 ID:Z8gu0UNn
「帰って。きょうちゃんなんて、もう顔も見たくない」
吐き捨てられた言葉が現実には見えずとも、確かに俺の身体へと突き刺さった。
襟元から手が離れたかと思うと、麻奈実はすっと俺に背を向けた。
振り返りざまに見えた麻奈実の顔は、ただの一人の少女の、悲しさに震える泣き顔であった。
「みんなの顔も見たくない。襖が倒れてるからって、もし部屋に入ってきたら私本気で許さないから」
あぁ、俺は何ということをしてしまったのだろう。
もしこの状況を第三者が見たら、麻奈実のことを一方的に悪く思うかもしれない。
麻奈実の様子を心配して見に来た俺に、自分の言いたい事だけ吐き捨て、その思いが伝わらないことに苛立ち俺を殴った自分勝手な女の子。そんな風に見えるだろう。
だが、違うのだ。
普段の麻奈実は俺を殴るどころか、虫を殺すのも可哀想だと考えてしまうほど優しいのだ。
ただただ怠惰な人生を過ごしてきて、出来の良い妹に嫉妬して忌み嫌い、妹に人生相談という名目の命令でエロゲーを強制的にやらされ、麻奈実といっしょでなければ勉強をする気もあまり起きないような、
そんなどうしようもない俺の幼馴染であってくれて、そればかりか俺のことを幼馴染以上の存在といつの間にか見逸れてくれていた。
それが麻奈実であった。
では、その優しい麻奈実にすらグーで殴られた俺は、どれほど最低な人間なのか。
今日の会話の中ですら、俺の人間性の酷さを片鱗だけでも容易に見て取れる。
田村家の皆様が心配するなか、俺が行けば何とかなるなどというわけのわからぬ自論を頭の中で展開。俺が行けば以前に、俺自身が今回の件の元凶であったというのに。
そのくせ麻奈実に少しきついことを言われれば、俺はたかだか今日一日会えなかっただけ寂しかったんだぞと絶叫プラス長大な演説。アメリカに行って何日間も麻奈実を放置していたといのに。
優しすぎた麻奈実はそんな俺の安っぽい演説にすら反応してくれて、部屋から顔をのぞかせた後に部屋の中にまで入れてくれた。お前の心中の方が俺よりもよほど荒れていたはずなのに。
それだけで俺は有頂天、まるでもういつもの麻奈実を取り戻したかのように、何の警戒もせず麻奈実の心のデリケートゾーンを土足で走り回っていた。
絵に描いたような自分勝手、自己中心。我が田んぼに引いた水などもう既に溢れている。
144自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:22:59 ID:Z8gu0UNn
第一、俺は今までの麻奈実と過ごした日々で、薄っすらとだが気付いていたはずだ。
麻奈実が俺に幼馴染以上の特別な感情を寄せていることを。
クラス中の皆からは付き合っているようにしか見えず、桐乃曰くキモいくらいにベタベタ。
時折幼馴染の行動の意味がわからなくなるだと? どう見ても照れ隠しです。本当にありがとうございました。
俺は本当にどうしようもないクズなのだ。
俺は心の中で麻奈実が俺に異性として好意を寄せていると気付きながら、麻奈実と幼馴染の関係であることがあまりに心地よくて、その関係を崩さないようあえて麻奈実の気持ちに明確な答えを示さぬようにしていたのだ。
そのことに、ついさっき麻奈実に大好きだと言われ気付いた。
俺はずっと麻奈実との関係の進展を誤魔化してきた。
麻奈実が俺に黒猫がキスをしているところを見たと言ったとき、俺が焦りを感じ後ろめたさを覚えたのが何よりの証拠だった。
俺が麻奈実のことを本当にただの幼馴染と認識し、麻奈実だって俺のことをただの幼馴染と考えているに違いないと思っていれば、黒猫とのキスを見られたと言われたところで俺は何も思わないはずだ。
それなのに焦りと後ろめたさを俺が感じたのは、麻奈実が俺に寄せる純粋な乙女心に感付いていたからに他ならない。
俺は麻奈実の気持ちに気付いていながら、自分のことだけを考えて行動しつづけていた。
幼馴染という関係の永続調和、恋人でも無ければただの友人でもない。永久に望んだ幼馴染。
その結果、我慢の末の限界突破。麻奈実をグーで殴らせるほど、怒らせてしまったのだ。
俺は正真正銘のクズであったのだ。
「…………麻奈実。俺、帰るわ」
崩れた襟元を正しながら立ち上がり、俺は別れの言葉を告げた。
本来なら今も背を向けて肩を揺らしながら泣いている麻奈実を支えたくて仕方無かったが、俺にはその資格は無いと思ったからだ。
ずっと麻奈実を騙し誤魔化し、幼馴染であることを強制していた俺には、たとえ麻奈実から傍にきて支えて欲しいと頼まれても、行く気にはなれなかった。
震える背中に、俺も背を向ける。
「今まで、すまなかった」
麻奈実の返事は無い。もはや「さようなら」と、別れの言葉すら交わせないのだ。
最後のその俺の言葉には嗚咽が混じっていた。男泣きというには、いささか不純すぎる。かつて男泣きをしてきた全ての日本男児に申し訳が立たない。
なんせ、この期におよんで俺が涙を流し惜しんでいるのは、麻奈実との幼馴染の関係が崩れてしまったことへの悲しみと寂しさからなのだから。
きっと麻奈実が今流している涙は、俺を殴ってしまったことへの断罪であろうというのに。
145自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/03/08(月) 04:35:33 ID:Z8gu0UNn
「……失礼します」
麻奈実の部屋のはずれた襖からのぞく田村一家に一礼する。これは挨拶でなく謝罪だ。
麻奈実を助け出せなかったことではなく、皆様の大切な麻奈実をずっと苦しめていたことの。
安心してください。もう二度とあなた方の麻奈実には、一切手を出しません。
それどころか、もう麻奈実の顔を思い浮かべることすらしないよう、努力します。
「……あ、あんちゃん!」
「とめるなロック。……今は手加減できそうにねぇ。次引き止めたら、殺すぞ」
今にも泣きそうなロックであったが、俺が睨みつけたとたんヘビ睨まれたカエルのように身体を硬直させた。なんだ、そんなに俺の顔が怖かったのか?
冗談言っちゃいけねぇ。さっきの麻奈実の方がよっぽど怖い顔してだろうよ。
……チッ、しまった。さっそく麻奈実の顔を思い浮かべてしまった。
田村家の皆様すいません。もう少しだけ、せめてこの傷が癒えるまで、俺というクズに麻奈実の顔を頭の中だけで思い浮かべる権利を下さい。
そうして俺は田村一家が立ち尽くす襖前を通り抜けて、階段を一歩一歩下りていく。
ふと足を止めて、今この階段から飛び降りたらどうなるだろうと考える。
死にたくなったわけではない。ただ、さっきの襖が倒れた音よりも凄い音がするだろうから、麻奈実が心配して見にきてくれるかもしれないと思っただけだ。
…………実に危ない。麻奈実が来てくれると思ったら、俺は本当に飛び降りかねない。
気が付いたら明らかに転落するほどの大股一歩を踏み出しかけていた。
俺は気をしっかりもったうえで、ややぎこちない足取りになりながら階段を下りきる。
その後の記憶は覚えていない。
足早に麻奈実の家を出たあとは、夕暮れの視界が涙で歪む中、家に帰るまで道に迷わないよう必死だったから。


今回ここまでです。
つーか今回めちゃくちゃ時間かかった……久しぶりに小説書いてて死ぬかと思った。
業務連絡というか、多分三月中に続きを一切あげられそうにないです。三月は忙しいです……決算とか。
他の方々も同じ理由で更新が少ないのかもしれませんよ?

あと、>>136で突然書き方が変わるのは、一旦ここまであげようとしていたからです。でも勢いでここまで書いちゃいました。
それと今回むちゃくちゃ長いのでwikiのまとめをして下さっている方は、自由に区切ってのせていただいて構いません。
これだけ長い内容を一ページにまとめると、重くなる可能性がありそうなので。
自分の更新頻度の気まぐれでwikiを見づらい状況にするのは忍びなくて……。

それにしても、これだけ長い内容書いておいて、ようやく折り返しなんだが……完結まで気力は持つのだろうか……。
長くなりましたが、それではこの辺で 
146名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 11:29:30 ID:73HwNIS0
ヤッハアアアァァァ!!
麻奈実可愛いよ麻奈実。読んでて凄い楽しいな。ぜひ最後まで読ませて欲しいぜ!
GJ!
147名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 15:06:08 ID:kzZKQp8f
これはいい麻奈実だな、読んでて切ねえぜ、麻奈実も京介も…
続き楽しみに待ってるぜ、決算頑張れよ!
148名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 15:55:52 ID:+cwd50Ti
GJ!
すごい胸にきた
もうこの二人がどうにか幸せになってくれないと俺がダメになる
149名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 20:04:28 ID:1bfO0CZJ
>>145
GJ!
そして規制解除オメ!

何故パスポートを見せないんだと突っ込むのは野暮ですか?
150名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 20:36:51 ID:GlWeAMVZ
盛り上がってまいりました、だな

>>149
俺もそれを考えたが好きな女を傷つけてその女にあんなこと言われたらその場ではまともな判断できないと思う
151名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 22:43:00 ID:KDEDofmc
パスポートって渡航記録とか載ってるのか?
海外旅行なんてしたことないからわからん
152名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:23:07 ID:WKjUogQE
>>入国と出国の記録が残ったはず。判子押される
153名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 00:57:02 ID:m6KqW7Td
こういう時の女ってのは、必ずより不利な証拠を
直感で優先して求めてくるもんなんだよw

男はそれに気付かず、よりによって致命的な所からボロを出してしまって
「あれ、一体なんでこんな事に……!?」ってのは実際よくある話w
154名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 08:46:32 ID:rPODLJTZ
実際→自分の周り
155自宅のPCが再び規制をくらい満喫出戻り:2010/03/09(火) 14:47:52 ID:i+l3T9uq
昨日書きこもうと思ったら一日で規制食らい直した件www
おそらく先日の更新が鯖に負荷かけたのが原因っぽい

続きを書く余裕はないが、スレをのぞく余裕だけはありました
ついでに言えば、ツッコミが入るだろうなと予測してたところが書かれてたので

>>149
パスポートという視点は想像外でしたが、頑張れば麻奈実に京介のアメリカ行きを信用させられるのでは
というツッコミが必ず入るだろうなと予測はしておりました。
そして答えを用意していたら、>>150でまんま俺の用意していたのと同じ内容の擁護があった件
個人的にあのシーンで京介にそこまで考える冷静さは無いかと思います。
まぁ逆に言えば、この後に冷静さを取り戻せば……というシーンは構成上入れていく予定

あとエロシーンなんですけど、非情に困った事態になっている。
今まで何作かエロパロで書いたけど、一回も眼鏡っ娘のエロを書いたことがない……orz
眼鏡っ娘ってギシアンしてる最中も眼鏡ってかけてるもんなのかな?
156名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 15:55:15 ID:WCWlgZLD
>>155
お前さんは眼鏡っ娘の何足るかをしるべきだ!
眼鏡を外して良いのは水辺だけなのよな!
157名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 16:37:19 ID:CT3FTedN
甘いぞ、眼鏡っ娘とは眼鏡をかけているだけにあらず。

眼鏡をかけていても良し、はずしてギャップを楽しんで良しの普通の子より2倍、いや3倍も4倍も美味しいキャラなんだぞ
知的さやあどけなさを瞬時に切り替える事のできる魅力というのも眼鏡ならではの良さなんだ。

また眼鏡をはずした際には視力が悪くなるという弱点ができ可愛さが増す点も考慮しなくてはならない。
これを利用してHの際には「顔を見ながらしたいからもっと抱きついて…」と甘えさせる事もできるのだ
158名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 16:51:52 ID:orZ1zSgZ
>>156
仕事してください、教皇代理
159名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 17:24:53 ID:6CeVnxnc
眼鏡は魂にかけるんだよ
160名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 18:51:36 ID:VK0ro+HS
眼鏡をかける
眼鏡にかける
161名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:17:00 ID:wH6SVJYR
うむ、地味子うぜぇ
地味子本人というより女の右脳言動で叩きつけられてなお地味子正当化に必死な京介の反応がうぜぇ
コレは間違いなく伏見先生直筆
162名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:34:17 ID:6CeVnxnc
またか
過疎スレにしたくて必死なんだね
163名無しさん@ピンキー[sage]:2010/03/09(火) 23:36:24 ID:gJqL3TZu
>>156
その通りだにゃー。
164名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:53:37 ID:PFHuQP4I
うざいなら読み飛ばせばいいのに
みんなそうしてるよ
165名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:57:38 ID:6CeVnxnc
荒らしが目的なんだろ
嫌いな組み合わせが消えても好きな組み合わせは増えないしそれどころか追い出そうとする奴がいるところに書き手が増えるわけがない
166名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 00:06:23 ID:RcRPqn62
荒らしがうざいなら読み飛ばせばいいのに
みんなそうしてるよ
167名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 00:38:36 ID:YQrGG4mx
>>166でFA
反応してるのは自演としか……
168名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 00:59:57 ID:EaC4u8ef
俺含めてそういうレスも邪魔だよ

気にせずどんどん投下してもらうのが一番良い
瀬菜ちゃんの妄想みたいなのは数字板にいって欲しいけどね
169名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 01:30:01 ID:RcRPqn62
だね。
でも、途中で切られると、どうしても突っ込みを入れたくなる。
てなわけで少しだけ…


アメリカはノービザ渡航できるらしいので、ビザは無視。
パスポートだけでは「日本にいなかったこと」しか証明できないが、
アメリカの関係者(リアたんや留学関係機関等)に問い合せれば、
京介がアメリカにいた事は証明できる。

それに加えて京介と黒猫の通う高校の出席簿を調べれば、
「黒猫が日本にいた」ことが確定する。
遊ぶどころか会うことすら不可能ということになる。

「桐乃の説得」は完全には証明できない。
が、出入国と留学と編入の書類を洗えば、
「口裏合わせのための一時帰国」ではなく、
「留学プログラムを中止した本当の帰国」
であるとわかる…と思う。

以上、一般人でもできる京介の行動の裏付け集。

一日学校に行くだけで京介がいないことは確認できた。
地味子はそれすら拒否した。
現実から逃げたのだ。
愛する妹のため地球の裏側まで飛んだ男に、
確認努力を怠って引き篭もった女が何か言う資格が有るのか?

そもそも、京介と地味子は付き合ってるわけでも何でも無い。
黒猫と何したからって文句を言われる筋合いは無い。

謝る理由が無いのに、わざわざ謝りに来てくれた京介に対して、
『テメーの言うことなんざ信じられるかボケ』
と問答無用のグーパン。



なんかむかついてきた…
170名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 01:34:49 ID:EaC4u8ef
あぁ自覚有りでやってるから質が悪い
171名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 01:38:42 ID:cIk7pQ5U
ここはフェイトさん未満のワナビもどきでも住んでるのか
きつく言われたら逆ギレ、やんわり言われたら続行
どうしようもねぇな
172名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 04:58:31 ID:2PjZxjAA
麻奈実のエロは数が少ないから楽しみだな。
173名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 07:46:30 ID:gBKV0UkH
>>161は褒め言葉じゃねえの
キャラがウザいっていうのは描写が濃厚じゃないと出てこない言葉だろうし
伏見先生認定されるほど原作をつかめてるってことだしよ

>>169もラストはともかく分析の一種に見えるが
174名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 08:24:02 ID:bd0Nyudb
>>173
流石にそれはこじつけだろ

でも、ちょっと批判や野次がつくと感想以上の速さと頻度で荒らしだ、「何が嫌いかよりry」だ、
誰にも好きなキャラは語られてないのに仮想敵を連想してそこの作者が増えるわけじゃないとか的外れな批判を返したり
しょっぱい反応しちゃってる人たちがいるのも確かだね

地味子ファンか、とにかく非難とみると許せない「正義の味方」か知らないけど
そういう逆にコレな人たちが出るのってだいたい主人公や作者に善玉扱いで持ち上げられてるけど…ってキャラなんだよね
法則性でもあるのかな
175名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 08:39:27 ID:G9VJjgEC
俺も>>161は褒め言葉だと思うな、最後の一行見た感じ。まぁ伝わりにくいかもしれんが
乞食の身としては外野の声は気にせずどんどん続きを投下してもらいたい
176名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 09:35:11 ID:BXdSuMtc
いや普通に褒め言葉だろ。
この種のキャラ批判と作品批判とは別物だろ?
177名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 09:37:46 ID:iVCqulQD
>>174
>地味子ファンか、とにかく非難とみると許せない「正義の味方」か知らないけど

本スレもここも1スレ目から見てきてる俺だが、
他のキャラの場合、批判受けたり顔パンAA出されてもここまで過敏なの見た覚えが無い気がする
麻奈実ファンは某国や黒人さんみたいに何かコンプレックスでもあるんだろうか
178名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 09:46:29 ID:EaC4u8ef
結局荒らしの思う様になるのね
言わんでもいいことを一々付け加えるのは何でなんだろう
179名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 11:49:17 ID:Bh4r0x3R
思わず読み耽ってしまったぜ、GJ!

メガネはね、掛けてる時間が長いなら掛けながらの致し方で問題ないと思うし、
普段コンタクト→日常生活メガネなら、ニャンニャンして火がついた時に
(メガネ邪魔・・)な感じで枕横に置く仕草に萌える訳さ、そうだろう!?


・・・・あれ、何でだろう?目から汗が・・・(;ω;)
180名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 12:58:15 ID:bd0Nyudb
>>177
コンプ持ちというよりは耐性がないんだろうな
主人公(メタなこと言えば作者様)もいいやつ、素晴らしい子認定で絶賛してる俺の〜がこんなに嫌われてるわけがない!
なら、悪く言うやつは荒らしだ、って

「善玉」「正義」「白」扱いのキャラ信者というのは
どうも作中評価と外の評価の(都合悪い方への)ズレを認められない傾向があるらしい
181名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 14:24:08 ID:cec82xAx
本スレでやれ
182名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 16:53:01 ID:cIk7pQ5U
本スレで追い出された結果がここなんだろ
役に立たない評論(笑)が好きな読者様(笑)の最後の安住の地なんじゃね
183名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 16:57:46 ID:P/QJJx7J
エロカワ先生来てるのかと思えば…
184名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 18:57:53 ID:suM1Hmkv
あーもうめんどくせーな
規制中だから面倒かけさせんなよ
いちいち通信端末つけにゃならん

グダグダ言いたい奴は場外いけ
ほらよ http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/

これで誘導に乗らんかった奴はスルーすりゃいいだろ
185名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 20:46:36 ID:2CI0wVmR
エロカワ先生の投下ペースが早かった分(良い意味で)、今の静けさが不安に思えるな
>>145
遅くなったがGJ!
186名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 22:16:52 ID:gBKV0UkH
この反応…
本当に地味子厨ってのはめんどくさい俺様正義さんなんだな
命令形か愚痴で他人を動かそうとする前に別の話題でもふりまくればよかったろうによ
そんなだから地味子関係のものまで評価が悪くなるのもわかんねえみたいだしな
187名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 23:02:28 ID:RcRPqn62
読者は京介の武勇伝(?)を知ってるが、
地味子はその辺の事情を殆ど知らないんだよな。
あやせから多少は聞いているかも知れないが。
いきなり「アメリカまで行って桐乃を連れ戻してきた」と言っても冗談としか思われない可能性はあるか。
どちらにせよ、高坂家に行けば済む話だけど。
188名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 23:40:50 ID:cec82xAx
>>186
つ鏡

>>187
詳しい内容は知らなくても、妹の人生相談に乗っていることは知ってるはず
189名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 23:58:14 ID:gBKV0UkH
地味子厨のありようを非難したら つ鏡 か
なんでもかんでもとりあえず返しゃブーメランになるとでも思ってるなら相当アレだな
190名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 00:05:07 ID:1y7dvefz
またお子様が湧いてるんか
春休み・・・いや学年末のストレス発散かね
191名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 00:07:07 ID:36rf5Mn2
>>188
そーいや、最初にオフ会の提案をしたのは地味子だったっけ。
ロックの受け売りっぽいけど。

新刊に備えてもう一回読み返そうかな。
192名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 00:09:28 ID:Bb13L53P
>>188
原作設定的には詳細は無理でも何かしてることぐらいは知ってるんだよね

余計、地味子が出来ることも試してみないで逆ギレしてるだけのメンタルヘルスさんじゃないか…
地味子の桐乃以外の高坂家への浸透度ならあの母親あたりに聞けばべらべら教えてくれただろうしね

昔の普通、普通言ってるだけだったきょうちゃんならともかく今の超かっこいい京介があの地味子を盲信するのはなーんかなあ
193名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 04:03:55 ID:fKioz5/7
ずっと好きで好きで堪らなかった初恋かつ現在進行形で好きな女が、
ポッと出の別の男とキスしてたと考えてみろ。そりゃ何も手につかなくなるわ。
194名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 04:11:35 ID:CmBxUVdk
ずっと生まれた時から一緒で好きだった男が、
毎日のように他の女と会ってたり、時にはそいつの所に泊まってきたりしてても、
自分のやるべき事を見失う事なく進んでいく女が同じ作品にいるから、
それとどうしても比較されちゃうのかもね……。
195名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 08:48:02 ID:KzTyPWT0
>>194
桐乃いい女すぎるだろ。
196名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 13:05:22 ID:WMK3/vwh
>自分のやるべき事
パンツを嗅いだり
197名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 13:33:48 ID:g9vg4ys9
伸びててもどうせまた沸いてるだけだろと思いながらもしかしたらと思いついつい覗いてしまうくらいに
いい作品がくるスレなのにどうして書き手のレベルに反比例するような低レベルなレスが増えてしまうんだろうか
198名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 14:22:13 ID:CmBxUVdk
>>197
他人のレベルに対し、どんな感想持つかは自由だけど、
なんというか、スレ読んでなくても書けるコピペ並の内容のレスでそれを語るのはどうかと思う。
199名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 14:34:31 ID:KzTyPWT0
>>197が高レベルなレスの手本ですよ!
みなさん見習ってくださいね!
200名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 14:54:14 ID:g9vg4ys9
反応するのも会話してた2人だけですか
そういやこっちの方はPCも携帯も規制と無縁でしたね
201名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 15:03:40 ID:mGT6YJO0
いや、もうそういうのいいからw
仲良く好きなキャラのSSでも書こうぜ
エロパロなんだから
202名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 21:10:45 ID:36rf5Mn2
>>194
己の信念を貫くためなら
気に喰わない奴にも頭を下げることも厭わない、
誇り高い猫さんも忘れないでやってください。
203名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 21:34:54 ID:jXRR73X3
いや、黒猫は瀬菜を認めてるから頭を下げたんだよ
「こいつ気に入らないけど目的のためなら頭下げとけ」って気持ちではない
腐バレして部活に来なくなったのも理解できなくないだろうし
何より瀬菜の魔眼を埋もれさせてはあまりにもったいないという思いがあったはず
204名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 22:00:59 ID:CmBxUVdk
>>200
俺の>>194が気に障っての書き込みだったのか?もしかして。

>>202の意見や地味子ファンに配慮した形で言いなおすと、地味子が取り立てて悪いわけじゃないが、
どうしても桐乃や黒猫と比べられて叩かれ気味だって思うって話だよ。

で、俺個人の意見としては叩くのは酷だと思う。そういう部分は桐乃や黒猫の魅力であり、
麻奈実の魅力じゃないんだから、そこで比べるのはね。
一方で、主役は桐乃なわけだから、読者の中にそういう桐乃の魅力を評価基準として
他のキャラを計ってしまう人がいるのもまた、仕方ない事だとも思うのであまりカリカリするのもどうかと。

>>203
そういう部分は、京介が推測した桐乃がフェイトに寛容だった理由とよく似てるな。
205名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 22:49:32 ID:36rf5Mn2
>>203
いや、「こいつ気に入らないけど目的のためなら頭下げとけ」ってのは事実である可能性高くないか?
そうでもしなきゃ瀬菜は動かなかったかもしれない。
「嫌な奴に頭なんか下げたくない」と言う子供じみた意地を捨てたことを評価したい。
もちろん信念のこともあるだろうけど、
「誰かと一緒にゲームを作りたい」って気持ちも大きかったんだろうな。
プレゼンの後も不機嫌そうだったし、
四巻で京介との会話をバジーナに邪魔された形になった時、
露骨に不機嫌だったし。

>>204
二人の魅力は、もちろん容姿やツンデレな性格に依る部分が大きいと思う。
しかし、二人が努力家であることも忘れてはならない。
目標は自力で掴みとる物。
雛鳥みたいに口を開けてピーチク囀ってるだけではエサはやってこない、と理解している。
さて、地味子はこの二人に対抗できる何かがあったのかと。
幼馴染で付き合いが長いとか言われても、読者には知ったこっちゃないんですよね。
206 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/11(木) 23:35:18 ID:fIOTUfPE
空気を読まないでカキコ

----------

桐乃?
桐乃!?

部屋に引きこもった妹様に声を掛けたが、返事が無い。
昨日くらいから少しだけ青い顔をしていたのが気にかかる。

だから、俺は桐乃の部屋のドアを開けた。
布団にうずくまっている。

なあ、おい、大丈夫かよ、
なんかあったのかよ、
もしかして加奈子が。。。

「兄貴、身体が動かない」

「どうしたんだよ?」

「生理、重いみた・・・っつ」

桐乃が腹部を押える。

心配するなよ。俺が一緒に寝ててやるからさ。

「ありがとう、兄貴・・・」


桐乃の笑顔が悲痛に感じる。
207名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 23:55:41 ID:WMK3/vwh
シナリオ上、地味子は読者に嫌われるために作られたキャラだからな
内面をあまり掘り下げて下手に人気が出てはいけないし、だからといって
空気キャラになってはいけない立ち位置
だから伏見氏は地味子が好きと言ったんだろう
208名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 00:18:57 ID:adfiUsjN
オタ面子やあやせや親父殿どころか桐乃さえ出てこない3巻2章なんかやってる時点で伏見先生は真性じゃないか

2巻2章より先なら地味子不人気嫌われが強まる前だし
あのときの京介の悪い意味での糞駄目ぶりにも説得力出たと思うけども
あの順番でそれでもやっちゃうのがねえ

逆に人気も省みずに地味子は、京地味は素晴らしいんですよ、田村家ごと最高ですよ
って、作者と読者の思い入れの差に気づいてないか無頓着な神の暴走を感じた
結果は地味子章消滅と眼鏡の真打ち瀬菜ちゃん登場&真バジーナフラグだったわけだが

それでも性懲りもなくあやせに寄生させるのは最早無謀
嫌われキャラのつもりならそんな新関係は与えないはず

あと、地味子は内面掘り下げたらむしろ自分の無神経さに気づかない無神経キャラみたいなことになるんじゃ…
209名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 00:27:03 ID:h99fmX6G
よそでやれ
210名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 00:49:28 ID:bHfokium
桐乃モノwktk
211名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 02:33:04 ID:jAaPPT+D
>>207
嫌われる為って事はないだろ。
読者的にはスゲーカッコイイが実は「自分の事」を何もしていない京介にしてみりゃ、
地味子まで何か自分の道すすんじまったら完全に置いていかれるわけでたまったもんじゃないからな。

あ、そうなって自暴自棄気味に駄目人間化した京介と、
やっぱり編集者も駄目だったフェイトちゃんの駄目人間カップルとか良いなぁ…
すごく爛れた性活してくれそうだし。
212名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 09:59:22 ID:jcyMYBMS
最近まとめサイトを編集していた者です。

うちの厚木so-netがアク禁を食らったみたいなので、今後編集ができそうにないです。
どなたか引継ぎよろしく。
213名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 10:56:52 ID:xdYKsocg
マジでエロカワ先生どうしちまったんだ?…
これから濃厚な黒猫、あやせ編だったってのに…(泣
214 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 11:19:03 ID:3iDOaHJ9
空気を読まないでカキコ の続き

寝ぼけて書いたから昨夜の分台詞の括弧が付いて無かったりですまん
どっかで直したいw

あと、下げ忘れごめん

----------

桐乃の顔色が青い。
すこし、震えている。

桐乃の布団を少しめくり上げると、女の子の日のにおいがした。
女の子は大変だな、と思った。

後ろから、桐乃の肩を抱えるように抱きしめる。
少し、身体が冷たい。

「ん、お前、なんか冷えてんぞ?」

「痛み止め飲みすぎちゃったら、なんか体温が下がっちゃった。
 ・・・あんまりくっつかないでよねっ」

それ、まずいんじゃない?
体温が落ちすぎてはいけないと、ぎゅっと抱きしめた。

一瞬、桐乃は拒んだが、す、と、身体の力を抜いた。
少しだけ、桐乃の体温が上がってきたようで、
彼女の女の子の匂いに包まれた。

「すこしは、あったかくなったか?」

「・・・うん」
215 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 11:23:55 ID:3iDOaHJ9
すこし、落ち着いたのか、桐乃が俺の腕の中で、すう、と寝息を立てている。

こうしていると可愛いんだけどな。
思わずそんなことを考えてしまう。

桐乃に釣られて、俺もまどろみの中に落ちる。
216 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 11:26:07 ID:3iDOaHJ9
「・・・にき、アニキ、兄貴!」

ん、ああ、桐乃か。
俺も釣られて寝てたらしいな。

「ごめ、ちょ、放して」

「あ、すまん」

「ちょっと、お手洗い行ってくる。
 あ、アニキはそのままにしていて!」

・・・って、俺、このままでいろと?

そういって、桐乃が部屋を後にした。
217 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 11:35:01 ID:3iDOaHJ9
暫くして、桐乃が戻ってきた。

朝と比べて、顔色が少しよくなっている。
落ち着いたのかな。

俺が寝ている自分の布団にもぞもぞと桐乃が入ってくる。

「ね、兄貴。
 もう少し、抱きしめていて」

「お、おう・・・」

さっきと同じように、桐乃が背中を向ける。
後ろから、肩を抱くように腕を伸ばす。
その俺の腕に、桐乃が、す、と手を添える。

「兄貴、ありがと」

「ん、なんだよ、急に」

振り向きざま、桐乃が愛らしい笑顔を俺に向ける。

えへへ、と笑って、彼女は言った。

「あたし、兄貴の妹でよかった、って思うよ」

「きょ、兄妹ってのは仕方ないだろ、そう生まれたんだから」

「だよね。へへ。
 でもさ、兄妹は結ばれちゃいけないんだよね」

少し寂しそうに、桐乃がこぼした

「馬鹿、当たり前じゃねーか。
 妹に手を出すなんて、エロゲーじゃないんだし」

・・・第一、俺があやせに殺される。
218 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 11:43:26 ID:3iDOaHJ9
俺の腕の中で、くる、っと、身体を俺のほうに向け、
切なそうな瞳を俺に向けて、桐乃が言った。

「いいよ、手を出しても。
・・・まだ、生理終ってないから、赤ちゃんできないし」

「って、おい、桐乃」

そういって、桐乃が俺の背に腕を回し、俺の胸に頬をつける。
乳房の感触越しに、桐乃の胸の高鳴りを感じる。
彼女のほてりが、俺にも伝わってくる。

「ね、お願い。
 今だけさ、兄貴じゃなくて、あたしの男で居て欲しいんだ。
 初めては兄貴がいいの。
 ・・・安心、できるからさ。」

そういって、桐乃が俺にキスをする。

桐乃の女の匂いと、口腔の粘膜の感触に、俺も正常な判断を失いつつある。

俺の口の中に差し出される桐乃の舌に、俺の舌を絡め、押し返すように、キスを彼女の口の中に移す。

「ふぁぁあ・・・」

桐乃の身体がふるふると震え、少しだけ熱っぽさを帯びる。
気持ちよさに、呑まれているのだろう。
それから俺たちは今まで出来なかった分のキスを続ける。
219 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 12:03:43 ID:3iDOaHJ9
一通り、キスをしたあと、桐乃が、少し顔を離して、言った。

「ね、あたしに触れて。あたしの全部に。あたしもアンタの全部に触れたいの」

俺は桐乃の瞳を見つめながら、無言で彼女の願いに応える。

パジャマの胸のボタンを外して、まだ少女の乳房に優しく触れる。
成長途中のそれはやわらかさの中に硬さを残している。
やがて、その手が彼女の乳首にたどり着く。
愛おしく、それをもてあそぶ。

桐乃が、ん、と声を漏らす。気持ちよいのだろう。
暫く、それを弄る間、彼女の息遣いが少しずつ荒くなる。

桐乃もまた、俺のシャツの中に手をのばし、俺の背に直接触れる。
俺が彼女の乳首を弄るたびに、その手が絡まって爪を立ててくる。
そして、その手を俺の胸元に回してくる。

もう一度、俺たちはキスをした。
220 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 12:13:20 ID:3iDOaHJ9
「ねえ、もっと、
もっと、して欲しいの」

「もっと、何を?」

少し意地悪だったかなと思ったが、桐乃はそれに応えるように俺の手を自らの下腹部に導いた。

「ごめんね、まだ終ってないから、ちょっとアレだけど、それでも、触れて欲しいの・・・」

「・・・いいよ」

桐乃にキスをしながら、彼女のパンツの中に手をのばす。

彼女のそれは既に濡れ、彼女の肉体の花弁が俺の指を迎え入れようとしている。
包皮の中の陰核が、こりこりと、指に当たった。

彼女の入り口に中指を当てて、じらしながら、指の付け根の部分で、それを弄ぶと、
快感を感じながらも、じれったいような声を漏らす。

じらされたことに抗議するかのように、桐乃もまた、俺のズボンの中に手をいれ、
パンツの上から俺のその部分に触れる。
いとおしむように、いつくしむように、ねだるように、桐乃の手は、俺を求める。
俺もまた、既に女としての桐乃を求めて怒張していた。

221 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 12:20:54 ID:3iDOaHJ9
「指じゃ、嫌。あたしの中に最初に入るのは兄貴自身がいいの」

「俺も、お前が欲しい、桐乃」

はだけた桐乃の胸にキスをしながら、桐乃のパジャマのズボンを、パンツを下ろす。
桐乃は愛らしい鳴き声をあげ、はやく、と、俺を求めてせがむ。
彼女の下半身をむき出しにしたところで、もう一度桐乃の頬にキスをしながら、俺もパンツを脱ぐ。

桐乃が俺のキスに応えながら、もう一度唇を絡ませつつ、おれ自身の部分をしごくようにいじる。
俺も手を止めることなく、彼女の陰部を弄ぶ。それを求めた彼女自身は、既に溢れるようになっている。

「あたしも、これが、兄貴のこれが欲しい・・・」

俺は桐乃のその部分にあてがい、押し込む。

桐乃は破瓜の痛みに、一瞬顔をしかめ、その後、絶頂に達した。
222 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 12:27:26 ID:3iDOaHJ9
そうして、散々にお互いの身体を生で貪りつくした後、俺たちはもう一度、キスをして、抱きしめあった。

腕の中で、桐乃が恥ずかしそうに、言った。

「・・・しちゃったね、あたし達。兄妹なのにね」

「いいじゃないか、そういうのは、もう」

「ん、そうだね」

こくん、と、彼女はうなずき、もう一度、俺に抱きついてきた。

「ホントはね、ちょっと怖かったんだよ。
 やっぱり兄妹でこんなことするなんて、いけない事だって思うし。
 でも、いつも兄貴は他の女の子を見てて、あたしのことを見てくれないから。
 それでも、何かあればいつもお兄ちゃんヅラしてさ、あたしのことを妹として扱ってくれて。
 でも、あたしって、妹にすぎないのかな、って。
 だから、しちゃった。
 別に、後悔なんてしてないんだからね」

「無茶するなよ。
 俺も、後悔はしてないよ。
 お前は妹でも、俺の一番大事な女の子だからな」

そういって、俺たちは抱きしめあった。
223 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 12:35:31 ID:3iDOaHJ9
「・・・と、こんなものかな。

んー、でも、なんかちょっと気持ち悪いな、これ。」

桐乃はノートパソコンに向かいながらひとりごちた。

今の彼女はリノ先生としての桐乃ではなく、
黒猫たちの新作のシナリオライターの一人として、
ゲーム部特別部員としてサブヒロインの脚本を書いているのだ。

「大体、妹キャラがサブヒロインってのが気に食わないのよね。
 絶対に主人公と結ばれないじゃない。
 かといって、こうやって書いてみると気持ち悪いし。

 あ゛ーーーーー!もう!」

ふ、と、彼女は言った。

「これは、取材が必要ね!」


隣室で、京介は身の危険のようなものを感じて身震いした。
224 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/12(金) 12:39:19 ID:3iDOaHJ9
おしまい。

あ、しまった、非実在青少年にエロエロさせちゃった(棒読み)

でも、非実在青少年が非実在青少年にエロエロさせる話を書くのは問題ないよな
だって非実在青少年の近親相姦を作品として書いているのは非実在青少年だもんな(笑)

225名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 13:21:29 ID:/xaCeZOT
乙!!!!
wikiで桐乃モノを復習して時間をつぶした甲斐がありましたww
226名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 18:39:14 ID:Ar1ON74P
京介×フェイトちゃんを書こうと3巻読んでて、ケータイ小説が出版決まったときのいやんいやんと恥じらう桐乃に萌え死んだ
227名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 20:11:33 ID:sCS7QGud
>>224
GJ! 何ら問題はない続けたまえ。



黒猫にマタタビ(京介の匂いが染み付いた私物)を与えるとどうなるの、っと。
228名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 20:40:07 ID:GmFWdNQq
>>224
松戸は東京都じゃないからおk
229名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 21:05:01 ID:Y790zNO/
>>224
乙!

>>228
都条例?
二次もダメなの?
230名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 23:06:18 ID:3iDOaHJ9
>>229
というか、今回はむしろ二次元っていうかいわゆるオタクジャンルが明確に標的ですよん☆ミ
231 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 00:10:55 ID:YrhNJr+J
CAUTION!
本作では、非実在成年女性が非実在青少年と性的交渉を持ったことを示唆する描写や、
非実在青少年が飲酒するなど法に反する表現が含まれて居ますが、全てフィクションです。
実在の人物。組織等に一切の関連はありません。

また、非実在青少年の物語をつむぐ私自身もどうやら存在が規定されていない、非実在の存在の様です。
そのため加害者も被害者も存在しません。存在するのは、多様な愛の形だけです。

------------------------

「・・くん、・・・介君、京介君!」

ん・・・
俺はまどろみの中からその声に引き戻された。
吐瀉物とアルコールの香りが、俺が息をする度に臭ってくる。

「漸く起きたんだね。
 まったく。。。
 僕も大変だったんだからね。」

中性的な彼女の声が少しずつ、俺の脳を起こしにかかってくる。

「まったく、君の激しさは手に負えなかったよ。
 責任、とってくれるよね。」

ん、どういうことだろう。まだ、意識があいまいなのだ。

「ショックな事があったのはわかったよ。
 たまたま送ったメールで君に逢ったときに、様子が変だったからね。」

そうだ、俺は、確か・・・

「高校生がお酒を飲むなんて、ダメだよ。
 っていっても、僕のとこに連れてきちゃったせいかな。

 朝ごはん、簡単に作っておいたから、食べられるようなら、食べて。
 ダメなら、ポカリを置いてあるから、それを飲んで。」

「ありがとう、・・・フェイトさん」

既にグレーのパンツスーツに着替えていた彼女は、じゃあね、と、言葉を残して部屋を出た。
232 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 00:14:33 ID:YrhNJr+J
そうして、俺はフェイトさんの自宅に一人残されることとなった。

頭が痛い。
初めて酒を、よりによって、許容量以上飲んだため、頭痛と悪寒にさいなまれている。

そして、俺はその状態のまま、彼女のベッドを借りてぽつんとしている。

そう、俺は、どうやらいろいろ、一人ぼっちみたいなのだ。
233 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 00:16:59 ID:YrhNJr+J
きっかけは、些細な事だった。

あやせから珍しく電話があった。
どうやら、桐乃に彼氏が出来たらしい。
あやせがショッピングに誘ったのだが、高校生の男子と出かけるからと、断ってきたらしい。
ボロボロに泣いたあやせは、恋人を取られて、どうしていいかわからない少女のようだった。

マジかよ!?そんな物好きが居るのかよ!?

心底思った。

あの瞬間までは。
234 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 00:31:12 ID:YrhNJr+J
あやせから電話があった次の日の放課後、
麻奈実と俺はいつもどおりの帰り道についていた。

俺が麻奈実をからかいながらも、素直に自分の気持ちを返して来る。
悪くないよな、やっぱり。

「ねえ、たまには、よりみちして帰ろうよぉ」

麻奈実が珍しくそんな提案をした。
それも悪くないな、と、駅前の商店街に立ち寄った。

麻奈実と他愛も無い話をしながら、最近話題なんだって、っていってたカフェに、桐乃を見つけた。
あいつ、こういうの好きだもんな。
ただ、一緒に居る奴に俺は自分の目を疑った。

赤城浩平

サッカー部所属の女子人気の高いイケメン。
俺の級友にして、アキバの中心で愛を叫んだ男、腐女子の妹をどこまでも愛している男。

そいつが、俺の妹と、楽しそうに話をしているのだ。

もしや、あやせの言っていた、桐乃の恋人って言うのは、こいつなのか!?

この裏切り者の、イカサマ野郎が!
235 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 00:35:32 ID:YrhNJr+J
最初は、ちょっと乱入して、ぶち壊しにしてやろうか、とも思った。

だけど、桐乃の笑顔を見て、やめた。

桐乃は、今、幸せなんだろうな。
確かにあいつが昔言っていた、同級生じゃ話にならないっていうのと、妹空の「本当の彼氏」に、ちょっと似てるもんな。
残念だが、アイツのオタク趣味に、俺は浩平おにいちゃんほど理解を示すことは出来ない。

何もかもが負けた気分になり、

「麻奈実、悪いな」

そういって、俺はその場を離れた。
236名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 00:48:40 ID:VY5OPNGy
最後まで読みたいけど眠い…くううう
支援しつつ落ち
237 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 00:50:53 ID:YrhNJr+J
それからのことは、あまり覚えていない。

いわゆる、上の空って奴だ。

そんなとき、俺の携帯にフェイトさんから、連絡があった。

流石に年収53万円では生きていけないことと、
出来る限りのことをやりつくした結果、
最終的に自分が創作者より編集者であることに気づいた彼女は電撃の編集部で、熊谷さんの下で働いているらしかった。

「ふふ、いつぞやのお礼、させて欲しくて。きょうはア●ムの出番は無いから、安心して、ね」

でもこれ、居酒屋じゃないですか?クオーターの貴女にはあんまり似合わないと思うんですけど。
流石に言うわけにもいかない。

「大体言いたいことはわかるわよ。でも、なんかね、こういうときは、こういうところがいいと思うの。」

「そういうものなんすか?」

「そういうものよ」

そういいながら、彼女はヨーグルトサワーを飲み干した。

「強いんですね」

「クオーターだからね、僕は。多分、おじいさんが強かったんだよ。
 ま、君は未成年だから、食べて食べて!」

そういって、居酒屋メニューを大分制覇した。
238 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 00:55:10 ID:YrhNJr+J
おなかいっぱい食べて、少し落ち着いたようだった。

「ふふ、男の子なんだね、君は」

「そりゃあ、そうですよ」

「じゃあ、きっと、大事な人が、誰かのものになっちゃったんだね。
 今の君からは、そういう雰囲気が伝わってくんだよ。」

「・・・」
俺は、返答に窮した。あまりに核心を付いていたから。
239 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 01:06:03 ID:YrhNJr+J
「わかるよ、そういう気持ち。僕だって、伊達に年月を重ねてきたわけじゃないんだからさ。
 ねえ、なんだったら、僕のうちにおいでよ。殺風景だけど、妹さんと顔をあわせるよりはいいんじゃないかな?
 ほんの少しだけ、普通とは違ったところで過ごすのも悪くないよ」

「そう、ですよね・・・」
やはり、今、妹と顔をあわせるのは、気まずい。

「じゃ、決まりだな。京介君、おいでよ、うちに」

そうして、俺はフェイトちゃんの家に連れられていった。

240 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 01:11:02 ID:YrhNJr+J
そうして、フェイトさんの家に行った俺は、

「ほろ苦い、大人への通貨儀式だよ」と、彼女からビールを勧められた。
ビアグラスに注がれたそれを飲み干す。

大人の味、なのだろうか、ホップの味が舌にまとわり付いた

同時に脳髄の中心部にピリピリと来て、
慣れない感覚に、俺の感覚が少しずつ、あいまいになってきた。
241 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 01:23:44 ID:YrhNJr+J
だんだん、酔いが僕を支配してくる

「ふぇいとさん、きいてくらさいよ」

「もう、なあに?」

「俺、どうしようもないシスコンだったみたいです。
 妹に恋人ができたってくらいで。しかもそれが、同級生の親友だったなんて!
 おれは、俺は!」

もう、泣き出しそうだった。

そんな俺を、フェイトさんが諭していった。

「それだけ、妹さんのことが好きなら、もっと妹さんのことを愛してあげても良かったんじゃなくって?」

「う、そうですけど、でも」

「じゃあ、仕方ないわ。代わりに私が愛してあげるから。」

そういって、フェイトさんは俺にキスをした。
それからのことは良く覚えていない。
242名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 01:56:38 ID:TCUUMPm5
連投規制?
支援

フェイトそんのくせに、フェイトそんのくせに
243 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 06:30:05 ID:YrhNJr+J
うん、ごめん、完全に寝オチ
ボク、今日ちょっと出かけるので、
続きは携帯からか夜に続き書きます

伊織・フェイト・刹那
244名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 06:37:12 ID:/yWI4/9J
フェイトそんGJ!
245 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 11:25:46 ID:jux6ynFW
通貨儀式ってなんだorz
通過儀礼の間違い

ちょいちょい続きをおとしていきます

----------

そうして、俺は今に至るわけだ。

なかなか頭痛が引かない。
フェイトさんの作ってくれた目玉焼きと厚切りハムのトーストは流石に食べられそうに無いので、俺はポカリを飲み干し、横になる。

身体中がダルさに包まれて悲鳴をあげている。
これが大人になるってことなのか。

身体が休息を求めるままに、俺はまた、眠りについた。
246 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 11:58:31 ID:jux6ynFW
もう一度目を覚ましたら、既に夜になっていた

漸くダルさも抜けて頭も回るようになって、自分の現状に呆れるとともに、かなりヤバい事に思い至った。

でも、もう、どうでもいい。
いいんだ、もう。

桐乃には、俺よりも頼りになるであろう彼氏ができたのだからな。

ぼお、っと、そんなことを考えていると、フェイトちゃんが帰ってきた。

「あれ?まだ居たの?
帰らなくて大丈夫なの?
親御さんだって…」

「いやぁ、いいんすよ。
家は妹ならともかく、俺は比較的放任主義なんで」

「そう、なんだ?」

フェイトちゃんは俺の言葉を額面通りには受け取ってくれてない表情をした。

「そういえばフェイトさん、週末なのに遅いんですね、帰り」

「そうよ、編集の仕事は休みなんて無いのよ。
もう、くったくた。
特に、校了前はね」

「そうなんですか」

「あと、いくつか新しい企画も始めてるし、大変よぉ」

「はぁ…」

「キミも無関係じゃ無いのよ?」

「え?」

彼女の言う意味が今一ピンと来ない。
247 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 12:10:34 ID:jux6ynFW
ため息をついて、彼女は言った。
「本当に君は、もう…

ま、いいわ。
ね、まだ僕のところに居るつもりなら、また、身体で返してもらいましょうか?」

「へ?」

「もう、忘れたの?
昨日あれだけ僕をめちゃくちゃにしたくせにっ。
責任、取りなさいよね?」
そういって彼女は俺の唇を奪った。

濃厚なキスに、昨日のアルコールと同じ酩酊感に教われ、とろけてしまった。
248 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 12:21:03 ID:jux6ynFW
フェイトちゃんは俺の服を脱がし、胸元に、腹に、キスをする。

「ふふ、京介君の身体って、少年の身体付きよね。
綺麗よぉ」

何時もの中性的な声が、より艶やかに、響くと、まるで美少年に迫られているような倒錯的な気分になる。

そして、彼女のキスが下腹部に達し、下着の上から、いきり立ったそれを責め立てるようにねぶる。

「美味しいわ…」

勃起したそれを彼女は直接口に含む。
淫猥な吸い付く音を、俺に聞かせるかのようにたてて、彼女はそれを悦しむ。

俺はたまらず射精した。
249 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 12:34:50 ID:jux6ynFW
そして、フェイトちゃん自身もまた、服を脱ぎその裸体をさらけ出す。

スレンダーな身体に、毛細血管まで見えそうな透き通った肌。
クォーターだけあって、エロティックで綺麗な身体だ。

彼女はもう一度キスをしたあと、クンニを要求してきた。

一瞬俺が顔をしかめると、俺を押し倒して、顔面に臀部を押し付けてきた。
クォーターだからか、少し体臭がきついが、それが俺の動物的欲求を掻き立て、仕方なしに彼女の求めに従う。
俺の舌の動きに、身体で応える様が俺の嗜虐心を誘い、俺はクリトリスを甘噛みする。
こりっとした感触が歯に伝わる。

「は、ン」

不意の反撃に、フェイトは一瞬、達してしまう。
250 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 12:44:04 ID:jux6ynFW
「もう、ずるいわよ、不意打ちなんて」

「身体で返す約束ですからね」

「うふふ。男の子ね。
ほら、もっとしましょ?」

彼女の匂いで、俺もまた完全に獣になって、成熟した女性の身体を貪りたくなっていた。

「ダメよ、そのままじゃ。
はい、今日はちゃんと着けてするのよ?」

フェイトちゃんは薬局の紙袋からコンドームの箱を取り出して言った。

でも、多くないっすか、その量…

もっとも、3ダースセットのそれは、結果的に正解であったが。
251 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 12:47:27 ID:jux6ynFW
それから俺たちは、ほぼ24時間、彼女の部屋で散々に、考えられるだけのあらゆるセックスに耽った。

そして、強烈な疲弊感に襲われて、俺たちは、深い眠りに落ちた。
252 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 13:01:20 ID:jux6ynFW
「・・くん、・・・介君、・・京介くん」

フェイトちゃんの声で、また俺は目を覚ました。

「はぁ、もう、キミ、ホント、若いのね。
あんなに…」
白磁色の肌をわずかに紅色に染め、彼女が言った。

「ね、キミ、ちゃんとケータイチェックした?
何かすごい着信があったよ?」

だるい身体を引きずりながら、携帯を開き、着信履歴を見る。

ずらりと並ぶ桐乃の名前。
それも、数分おきに。
最初の履歴が今朝方ということは…

次に、メールの履歴を確認する。
…こちらも数分、下手したら数十秒おきに、桐乃の名前が並んでいる。

その文面は…

いや、やめておこう。
なんていうか、桐乃に勧められてやった、エロゲーでこんな展開があったことだけは伝えておく。
253 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 13:13:55 ID:jux6ynFW
「え?何で!?」

「はぁ、もう。
キミは本当に鈍いなあ…」

そうして、フェイトさんの口から、恐らく真実と思われるストーリーが語られた。

実は今、彼女と桐乃で新しい携帯小説の企画を立ち上げたところだったらしい。
妹空とはまた違い、今度は近親恋愛をダイレクトに扱った作品になるらしかった
タイトルは妹風

フェイトちゃんが察するに、赤城とのデートは取材だったのではないかということだった。

兄の関心を買おうと、兄の友人とデートするシーンがあるらしく、黒猫のツテで赤城をその相手にしたらしかった。
それを、たまたま見かけてしまったようなのだ。

「でも、どうしたものかしら。僕たちの事を知ったら…」

フェイトちゃんが少し意地悪な笑顔を俺に向けてそう言った。
254 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/13(土) 13:23:24 ID:jux6ynFW
おしまいです
255名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 13:59:14 ID:8tg9AK4m
GJ!
続きが読みたいような、読みたくないような・・w
256名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 16:02:05 ID:7hlh5510
◆cnAl6CXNe5FX 乙
ちょっとツッコミ
京介が放任主義ってのは・・・
夕食の時間に少しでも遅れたら飯抜きな厳しい家なのに
257名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 16:50:50 ID:904DQo5+
>>213
えらいすんません ちょっと予定外のことが多々ありまして
再開する気はあるので、もうしばらくお待ち頂けると幸いです
ちなみに次は瀬菜なんですけど・・・
258名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 18:26:34 ID:7rWsoOCH
おおっ!! 
いやいや、何かあったかと思って心配しておりました。
次回、ワクワクしつつお待ちしております。
259名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 19:06:34 ID:VY5OPNGy
>>254
乙!
フェイトさんなのかフェイトちゃんなのか統一した方がいいぜ!

年上の女性との爛れた関係って、なんか憧れるんだよな…
260名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 20:16:01 ID:VY5OPNGy
261名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 01:40:32 ID:5NqvLfYJ
黒猫はパイパン
262名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 10:22:22 ID:J5Xdw0ah
なにを当たり前の事を
263名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 11:42:27 ID:bwJ0831c
>>260
そうそう、それそれ
264名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 21:38:02 ID:DSDbujww
まとめていた人がアク禁らしいのでかわりに少しやってみた。
へんてこなところがあれば指摘よろしくです。
265名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 21:49:23 ID:bwJ0831c
>>264
ありがとです
実は

◆Vs.TiQ > ko. = ◆cnAl6CXNe5FX です

多分、BBS PINK の仕様変更によるものですが、
青臭すぎて見失ってたけど、これがないと、僕がボクで居られないんだなと

許されるなら、せめて自分の作品に修正くらいしたいかな、と。
266名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 22:17:16 ID:LcdLN/cO
>>264
おつおつ。
多分、@Wikiは非ログイン状態で編集をし続けるとアク禁になる気がする。

管理人さんにはメンバー登録送信したんだけど、反応が無いし
どうしたもんだろ。
267名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 22:49:55 ID:7gK0bApF
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9995498
さぁ、戦争だ……
268名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 05:10:26 ID:IbST7vno
黒猫の病気(看病)ネタとかはぜひ見たいな。
269名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 12:30:45 ID:+GHFVhsL
病気の黒猫を看病するのか
病気なんで黒猫に看病してもらうのか
どちらかによって大分内容が代わるな…

前者なら看病している内にムラムラして…
後者なら看病してもらってる内にムラムラして…
270名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 12:38:33 ID:R/iH3r1G
京介×黒猫なら看病する側だとそこはかとないエロ、看病される側だとアクティブエロ

桐乃×黒猫なら…
ゴクリ
271名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 16:58:35 ID:PZ5nQN7X
げんじつに当てはめると病気の時にムラムラされても困る気がするんだぜ
272名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:19:42 ID:R/iH3r1G
>>271
まぁ、あくまでファンタジーだからね

黒猫を看病するシチュエーションがイマイチ浮かばない…
273名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:25:04 ID:ZisIpgic
憎まれ口を叩きながら甲斐甲斐しく世話をする黒猫が浮かんだ
274名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:55:43 ID:+uRt9ZCH
「ん、ここか。意外と普通の家だな」
ここが何処かというとだな。黒猫の自宅なわけだ。
初めて来たんだが、本当に家から近いんだな。普段使わない方向だから気がつかなかったぜ。
何でこんな事になってるかというと、ゲー研に顔を出したら瀬奈から黒猫が学校を休んだ事を聞いて、急ぎのクラスの配布品があるから渡しに行って欲しいと頼まれたわけだ。

門扉から玄関までが数歩の二階建て一軒家。我が家よりちょっと広いか?ってくらいの、いわゆる中流家庭の家だな。
玄関脇に呼び鈴があったので、俺は門を開けて中に入った。

りんご〜ん

・・・・・・・・・・・・
留守か?一人で寝てるとか、ありえるな。
もう一度呼び鈴を押して誰も出なければ、ポストに配布品を入れて帰るつもりだった。

りん
・・・・・・パタパタパタ
「誰よ!」
ご〜ん
ナイスなタイミングだよ。愛想の無い威厳高なわりに元気の無い声で、黒猫がドアを開けて顔を出した。
「よう。風邪だって?だいじょうぶか?」
俺は極めて愛想良く話し掛けたつもりだったが
「何であなたがここに居るのかしら?」
黒猫の愛想が良いとは限らねぇよな。思いっきり不機嫌オーラを出してるぜ。まあ、風邪を引いてる時に愛想の良いヤツってのも珍しいとは思うが。たださ・・・・・・
「しょっぱなからそれかよ。瀬奈に急ぎのプリントを届けるように言われて来ただけだよ。具合が悪い時に尋ねてきて、悪かったな」
それだけ言って帰ろうとしたんだ。もちろん、プリントは手渡したぞ。
「ん・・・・・・」
ところが、だ。
黒猫が俺に抱きついてきた。
「そ、、、う。。。ありが、、、と・・・・・・」
いや、俺に向かって倒れこんできたんだ。高熱で、本当に寝ていたらしい。
「おい、だいじょうぶか?家の人は?」
俺は、黒猫のおデコに手を当てて問い掛ける。
「うち、、、共働き、だから。私、、、ひとりよ」
息も切れ切れに言う。結構熱いぞ、お前。
「すまなかったな。
ちょっと上がらせてもらうぞ」
俺は黒猫を抱きかかえて・・・・・・いわゆる「お姫さまダッコ」だ・・・・・・家の中へ入っていったんだ。
275名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:56:51 ID:+uRt9ZCH
いけね・・・・・・ミスって送信を押しちまった。。。OTL
276名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 19:00:06 ID:I9inWR6N
ミスならしょうがないな
277名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 19:20:51 ID:5e46FFiB
っていうか、レスエディタに直書きなんだ。たまに送信エラーで消えたりするから怖くてできねーw
278名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 19:32:14 ID:+uRt9ZCH
いや、テキストで作ってコピペだけど・・・・・・

完っ壁に操作ミス。m(__)mスマン
279名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:23:42 ID:x6rD/bje

GJ

あえてケチつけると、知らん仲でもないんだし瀬菜ちゃんが自分で送ってやれってとこか
アカギ家の場所によっては近所の京介に頼んだ方がいいけど
あと、FAXって手も
まあ、話の都合、と
280名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:30:48 ID:StEbItcK
とりあえず続きを待ちたい!

>>279
瀬菜ちゃんが気を利かせた路線ではないかと
瀬菜ちゃんはかわいいよ、瀬菜ちゃんは悪くないよ
281名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 22:03:33 ID:i1NFhRk1
>>278
ドンマイ! ・・・はいいが続きは?w

あと、やっぱりお姫様抱っこからおんぶに移行してもらいたい!
身体の密着、高い体温、伝わる鼓動、そして柔らかな膨らみ・・・っ!
282名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:20:15 ID:Cm4zP2yf
>274 で誤爆しちまったから、とりあえず続けてみた。エロパワーが降りてこないんで、まだ消化不良になるかもしれん。

「よう。お前の部屋、どこだ?」
入ったはいいが、初めて来る黒猫の家だ。右も左もわからねぇ。これが麻奈美の家なら目を瞑ってでも歩けるんだがな。
「二階の、右側・・・・・・」
俺の問いかけにすら辛そうだな、おい。憎まれ口すら利けないのか。そんな状態で出迎えたのか?
俺は二階へ上がっていった。部屋が引き戸で助かったぜ。こいつのイメージじゃないけどな。
部屋に入って驚いたね。なんつうか・・・・・・桐乃の部屋の押し入れがそのまま部屋になったって感じ。
「ジロジロと、見ないで、、、ちょうだい」
「ああ、スマン」
憎まれ口に素直に謝ったが、やっぱいつもの迫力がねえな。部屋の奥、窓際に置かれたベッドに、俺は黒猫をそっと横たえた。
「ギリギリ、合格、ね。あなたにしては、上出来だった、わ」
だからよ。息も絶え絶えになってまで憎まれ口を叩くか、ふつう。
「おい、着替えられるなら着替えた方がいいぞ。それと、薬を飲んで寝ておけ」
倒れかかってきたから部屋までは運んだものの、家の人が居ないんじゃさすがにヤバいだろ。俺はだから、見舞いもそこそこに帰るつもりでいたんだ。
だけどさ。帰ろうとした俺の制服の裾を、黒猫のやつが掴むんだ。

「着替え・・・・・・出して。クローゼットの中にあるから」
そう言って、部屋の入り口の脇に備え付けられたクローゼットを黒猫が指さした。まあ、着替えを出してやるくらいはいいか。
俺はクローゼットを開けた・・・・・・予想はしてたけどな。黒いドレスがズラ〜っと掛けられてたんだ。
「余計なものは、見ないでちょうだい。着替えは、チェストの上から二番目の引き出しよ」
はいはい。余計なところは開けねえよ。俺は、言われた二番目の引き出しから、一番上にあったパジャマの上下を取り出した。着替えるならついでに、と思って黒猫に問い掛けた。
「タオルはどこだ?着替えるなら、身体も拭いておけ」
「・・・・・・・・・・・・」
心配しただけなんだが、なんで言い澱むんだ?
「おい、聞いてるのか?」
「・・・・・・一番上の引出しよ。余計なところを見たら殺すからね」
小声で聞き取りづらかったが、わかった。一番上だな。チェストの上に替えのパジャマを置いて、俺はその引出しを開けたんだ。

・・・・・・・・・すまんかった。
タオルはあったよ。あったけど、そのほかに・・・・・・その、小さく丸められたショーツが綺麗に並べられていたのも目に入っちまった。余計なところってのは、この事か。
俺は、見なかった事にしてチェストを閉めてパジャマとともにタオルを黒猫に渡してやった。
「ほれ。一人でできるか?できるなら外へ出てるぞ。まだ帰らねえから、終わったら声かけろ」
「・・・・・・・・・殺してやるっ」
ああ。元気がねえけど、言いたい事はわかった。見たよ、見ましたよ。
「わかったわかった。元気になったらな」
いつもの事だ。俺は軽く流して、黒猫の部屋から出て外で待つことにする。

十分ほど外で待機していただろうか。俺は、ドアの外から黒猫に声をかけてみた。
「お〜い。まだか〜?」
しばらく待ってみたが、ウンともスンとも言わねえ。俺は、あいつの機嫌が悪くなるのを承知でドアを開ける事にした。。。開けてよかったよ。
黒猫は、着替えの途中で前かがみに倒れてたんだ。
「おい、だいじょうぶか?」
さすがに慌てたね。意識があったのは幸いだったけど・・・・・・
「やっぱりだめだわ。。。兄さん、お願い。薬を・・・・・・キーボードのところにあるから」
おれは言われたところにあった薬袋と、処方箋を黒猫に渡した。
「・・・・・・・・・・・・」
おい。薬袋を見て、熱が上がったのか?顔が真っ赤だぜ。
黒猫が、薬袋を俺の方へ差し出した。俺が飲んだってしょうがねえだろ?と思って見てみると・・・・・・

座薬

・・・・・・・・・俺にどうしろと?いや、マジでさ。


続きは後日
P.S.
274で、瀬菜の「菜」の字が「奈」になってたな。大人のスルー、感謝。(-人-)
後半、ライトエロで本番なし・・・さすがに、病人の年下をヤっちゃうような鬼畜に、京介をすることはできん・・・のつもり。
283名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 01:29:50 ID:zGYVuAoO
>>281
ちょwwwえー
・・・おk、ここでならその展開もアリだ
後半期待
本番なしのライトエロでも、こう漲るようなのを頼んます!
284名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 03:12:36 ID:zGYVuAoO
安価先間違えた!>>282さん宛ですよ!
285名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 10:40:28 ID:uZ1KrjsZ
作者様激烈GJ

…なんと言う生殺しw。
あなた超焦らし上手ナリ…
286名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 14:14:44 ID:rbbmwJEz
>>282
GOD JOB!略してGJ!

勿論京介氏のマグナムを座薬の代わりに挿入する続きがあるのでござるな!!
287名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 15:07:23 ID:RcS41/XL
看病って言ったら座薬プレイが真っ先に思い付くのは正常だよね
288名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 16:10:10 ID:yBbaT3/I
普通に「ツプッ」と入れてみる→何故か押し戻ってくるw→指で押しこんでみる

→やはり戻ってくる…w→ならば「『長い棒状の物w』で奥まで押し込みだっ!!」
289名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 19:09:53 ID:FMsqmRPa
座薬を入れると便意を催すんだよね
だから入れる前に腸を空っぽにしておいた方がいい
290名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 20:27:01 ID:Cm4zP2yf
>282 の続き

「だ・・・・・・誰にでも頼む、ってわけじゃ、ないんだからねっ。。。はっ、はっ、はっ・・・・・・」
お前の顔が紅いのは、病気のせいか?羞恥のせいか?
「いや、俺だって使ったことはないんだがな」
といっても、かなり具合が悪そうだ。あまり時間もかけていられない。黒猫の潤んだ瞳が、なんかこう誤解をしてしまうような雰囲気を醸し出してるのも確かなんだよな。
「とりあえずうつ伏せに寝ろ」
って俺の言葉に文句も言わず素直に従うってのは、よっぽど悪いんだろう。ただな。この時俺は、ヘンなスイッチが入っちまったみたいなんだ。
「脱がすぞ・・・・・・」
俺は、わざと黒猫の耳元で宣言してやった。さらに顔が紅くなったのは、間違いなく羞恥のせいだろう。
おれは、まだ着替えの終わっていないパジャマの下と一緒に、ショーツも捲り下ろした。驚いたね。
女の下着が汚れやすいってのは知ってはいた(もちろん、その手の本の知識だ)けど、ここまでとは・・・・・・体調を悪くして、フロにも入ってねえのか?
けど、不思議と汚いとは思わなかった。なんでだろうね。

「尻・・・・・・持ち上げるぞ」
再び耳元で宣言してやったのは、間違えなく黒猫を羞恥で追い込む為だ。心持ち幼児体型の残るお腹の下に腕を差し込んで、下半身だけ膝立ちさせる。いわゆる、伏せのポーズだな。
「み・・・・・・見ないで、、、兄さん」
見ないでっていわれてもなあ。見なきゃ座薬なんて入れられないだろ。もっとも、その他の部分もこのポーズなら丸見えだけどな。
陰の唇とはよく言ったものだ。口を横に真一文字に結んだ唇にそっくりだよ。そこは淡いピンク色をしていて、桜餅のようだったね。
パジャマの下とショーツが膝の上でくしゃくしゃになっていて、膝は閉じられてるのに腿と腿の間には隙間が開いている。その先に見える下腹部には、翳りの「か」の字も無かったんだ。
それも余計に桜餅のように感じた原因だと思う。ホント、そこだけプクッと盛り上がっていて震えてるんだよ。

汚いとは思わなかったが、さすがにそのまま触れるのは憚られたし、こいつも嫌だろう。
俺は周囲を見渡すと、パソコンラックにウェットティッシュがあるのを見つけた。
「ちょっとそのままでいろ」
そういって、ウェットティッシュを何枚か抜き取ると、人差し指に巻きつけた。
今度は宣言なしに、まだ少女の面影として硬さを残す黒猫の尻タブを割って、お目当ての腔にウェットティッシュを巻いた指を差し入れようとした。
「ひっ!」
黒猫が可愛い悲鳴をあげた。やべぇ・・・・・・加虐心が湧いちまう。
けど、肝心の腔の方は、変に力が入って窄まってしまった。とりあえず、周辺だけ拭き取ってみるが、ウェットティッシュはそれほど汚れていなかった。

調子にのった俺は、だから前の方・・・・・・黒猫の、秘密の唇の方にも指を伸ばしたんだ。
「あっ、そっちは、、、違う。バカッ・・・・・・何、やってるのっ!ヘンタイっ!!!」
何をしたかって?それは・・・・・・

秘唇を指で開いて、顔を近づけていったんだよ。
臭かった・・・・・・想像以上に臭かった。そりゃそうだよな。フロに入ってない女のアソコだもんな。
しょんべんの渇いた饐えた臭いと、乳臭い子供っぽい臭いに混じって・・・・・・強烈な臭いは、あとになって欲情した牝の臭いだと知ったんだけどさ。
「座薬、とは、関係ないところ、でしょう。覚えて、なさい。あとで、ぜったい・・・・・・殺してやるっ、から」
黒猫が何か呟いてるんで耳をかたむけてやると、そんな憎まれ口を叩いていた。
だけどさ。。。
いつも高飛車でツンとすまして憎まれ口を叩いている黒猫でも、こんな牝の臭いをさせてるんだと思うと、そこはかとなく親近感が湧いたのも事実だよ。

だから俺は、黒猫の耳元でこう言ってやったんだ。


続く
291名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 20:29:11 ID:Cm4zP2yf
>290 の続き

「いい匂いだぜ。お前でも、こういうくっさい臭いをさせるんだな」
「っくっっ・・・・・・ウソよ。昨日から、おフロにも、、、入ってない、もの。臭い、だけでしょ。それとも、兄さん、っはっ、、、そういう、臭いっ、がっ、好きな・・・・・・ヘンタイ、なの。
知らなっ、、、っかったっ、わ・・・・・・」
黒猫が息も絶え絶えに憎まれ口を返す。息も絶え絶えなのは、俺が黒猫の秘唇の中を、ウェットティッシュを巻いた指で刺激してるからさ。
病気の熱のせいだけじゃないのは、指が外側のヒダと内側のヒダの間を滑らせてる時に、内側のヒダが縒り合わさったところにある肉芽に触れる時に息を詰まらすからわかるよ。
俺は、黒猫のそこを弄りまわした。いや、最初は掃除のつもりだったんだけどさ・・・・・・察してくれよ、わかるだろ。

ひと通り撫でまわすと、俺は一度指を引き抜いた。後ろの腔と違って、こっちはだいぶ汚れていた。臭かったのは、これのせいじゃないのか?
恥垢とかスメグマとかいうんだろ、これ。
「臭ったのは、これのせいだろ。お前・・・・・・自分でシてないのか?」
羞恥を煽るために、指に巻いていたウェットティッシュを広げて黒猫の目の前に差し出した。
「・・・・・・・・・・・・」
効果覿面ってのはこの事だろう。真っ赤になって枕に顔を埋め、首を横に激しく振る黒猫なんてのは、滅多にお目にかかれるもんじゃないと思うぞ。
俺は、汚れたウェットティッシュを丸めて捨てると、綺麗になった黒猫のそこへ再び顔を近付けていったんだ。
もう臭くはなかったぞ。牝が発情するいい匂いはしてたけどさ。
「ひっ、なっ、なに・・・・・・ぁんっ!」
だから、そこに口を付けるのにも躊躇いはなかったよ。それに、黒猫の、だもんな。
「あっ、あっ、あっ・・・・・・ざ、座薬とはっ、関係ぃっ、ない、のにぃ。。。」
言葉では抵抗してるけど、元々体調がよくない黒猫の身体には力が感じられない。それでも、身体の方は反応して、肉芽が少しづつ膨らんできている。

「あっ、はっ、、、はっぅ、っくぅ、、、・・・・・・」
黒猫の息遣いが荒くなってきた。憎まれ口も少し前からなくなっている。
「はっ、はっっ、、はっぅ、、、ぁん、、、ぁうぅぅ・・・・・・」
黒猫の膣腔は、俺の唾液とは別のもので濡れ始めている。
「に、兄さん。。。なんっ、何かっ・・・・・・ヘン、、、ヘンに。。。」
その言葉に、俺は肉芽を舐め・吸っていた舌を、膣腔に捩じ込んでいったんだ。
「ひゃっ、はぅう〜〜、ぅん、くぅ〜〜っぅ!!!」
そんな嬌声とともに、全身に力が入り、俺が膣腔に捻じ込んだ舌を締め上げて、黒猫が絶頂を迎えた。
俺は、本来やらなきゃいけなかった事を思い出した。座薬を入れるんだったよな。

薬袋から座薬を1錠取り出して、挿入れる準備をする。黒猫はまだ絶頂の余韻で、まだ全身に力を漲らせているからな。これじゃ、さっきと一緒だ。
「はっ、はっ、、はっっ、、、はぁ、はぁぁ、、はぁぁ〜〜〜ぁ・・・・・・」
呼吸が戻ってくると共に落ちそうになる腰を、再度お腹の下から腕を廻して降りないようにする。
力が入っていない膝を無理やり立たせて、尻タブを割った。力の抜けるタイミングを見計らって、予告もなしに一気に座薬を挿入してやった。
「ひゃっ、んっ・・・・・・」
いまさら力んでも遅いよ。もう、薬自体は後門内に納まっちまってるって。
でも、入り口で止まってちゃダメなんだよな、こういう薬って。
だから俺は、もう一度力みの抜けるタイミングで、人差し指を捻じ込んでやった。
「あっ、ああ〜〜ぁ」
人差し指の第一関節までスッポリと納まった。やっぱ、結構熱いな。
指先に薬が当たる感じがする。それを、少しづつ奥へ押し込んでやる。
「あっ、あっ、あっ、、、ぅんっ、っんっ、、んっぅ・・・・・・」

最終的に、俺の指は第二関節まで挿入っていったんだ。


続く
P.S. あと1回かな
292名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 20:55:50 ID:4hnqlGsM
後ろに入れたものを前にいれる場合、ちゃんと綺麗にしてからにしないと色々問題が…

弱ってるところに羞恥プレイとか…
タンスのパンツ見ただけで謝ってたヤツと同一人物とは思えんなwいいぞもっとやれ。
293名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 21:41:35 ID:Cm4zP2yf
自分で書いていると、細かいところがねぇ。。。
ウェットティッシュと替えるシーンは、考えていたんだけど、文字数制限と区切りの関係で・・・。(^^;ゞ

自分で書いてみて、よくみんなエロの部分だけ抽出して書けるもんだと感心しちゃうよ。
294名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 01:12:35 ID:BjUAsNJp
最近俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがないの人こないな
295名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 01:18:16 ID:C76s/O4i
296名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 01:18:44 ID:7gdidHHy
エロカワ先生ーっ、せめて生存報告でもお願いしまーすっ
心配してますよ俺達。
297名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 02:00:14 ID:MQGcHJEG
>>296
まだ生きてます、えらいすんません
>>257にも書いた通り、3次元で色々ありまして
加えて、書いても書いても自分の文章が気に入らなくて、合間を見てエロ表現の勉強中です
何とか別スレも含めて今月中には再開したいと思ってるんですが・・・
298名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 04:04:56 ID:eipjn174
座薬入れるってよっぽど症状が酷いって事なのに、そこに追い討ちかける
この京介が相当鬼畜なのは否めないな
299名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 08:11:23 ID:txXBgN0x
俺今まで座薬なんてしたことないや…(39度の熱の時は点滴と注射して
帰ったが…)

どんな時にするもんなの?
300名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 08:20:56 ID:OCAaS6Tq
>>299
妹が兄を陥れるとき
妹キャラ可
301名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 09:19:58 ID:IewUf5TK
これは責任とって結婚しなさい、だな
302名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 15:51:07 ID:axFU6Dga
つまり妹がいやがる兄を押さえ付け座薬を入れる訳か…

「もう…お婿に行けない…」
303名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 19:00:07 ID:AiUXdzTG
>291 の続き

「ぁん。。。」
俺が指を抜くと黒猫は軽い奇声をあげたが、よく見ると寝ているのか意識を飛ばしたのか、それ以外の反応はしない。
「そういえば、熱があるんで座薬を使ったんだよな」
俺は、そこでようやく冷静になれたんだ。病気の黒猫にこんなイタズラをしちまうなんて・・・・・・と、後悔したね。

でもさ。コレを読んでるアンタならどうするさ。
いつも威厳高ですましてる黒猫が、伏し目がちに座薬を差し出してきたんだぜ。熱のせいとはいえ、目を潤ませて火照らせた顔でさ。
我慢できるヤツが居たら見てみたいね。そもそも、そんなヤツはこんなところでこんな駄文を読んでねえダロ。俺ぁ、そう思うね。
最後の一線で踏みとどまった事の方を褒めて欲しいくらいだ。
・・・・・・ゑ?ヤるなら最後までヤれって???俺は、そこまで鬼畜じゃねえよ。

と誰に向かってだかわからないノリツッコミをしてても始まらねえな。黒猫は、パジャマの下とショーツを膝のところでくしゃくしゃに下ろした状態で、下半身丸出しだ。
俺は、クローゼットから新しいタオルと、ついでにその横に整理されている替えのショーツと共に取り出してくると、黒猫の両脚からパジャマとショーツを抜き取った。
俺の唾液と黒猫の愛液でベトベトになっている割れ目を、新しいタオルで拭き取ってやりショーツを穿かせたあとで、。着替えとして出しておいたパジャマの下も穿かせてやる。

あお向けにひっくり返して身だしなみを整えて、布団をかけてやったところで黒猫が気がついた。
「「・・・・・・・・・・・・」」
黒猫は布団を引っ張りあげ、顔を半分隠して俺の方をジッと怨みがちな目で見ている。
桐乃に観せられたアニメ、新世紀エバンゲリオン?の主役の少年の気持ちがよくわかるぜ。俺ってサイテーだな。でも、逃げちゃだめなんだよなあ?
「あ・・・・・・」
「とりあえず、お礼を言えばいいのかしら?薬のおかげで、だいぶ楽になったのは間違いないから」
俺の事を睨みつけながら、とりあえず礼を言ってくれた。
「でも、された事は忘れないわよ。姦られなかった事には一応赦しておいてあげるけど、いいように弄んだ事は事実でしょう。
座薬を差し出したのは私だけれど、それ以外の事をお願いした覚えは無いわ」
「す・・・・・・」
「謝らないでちょうだい。ひとつ貸しにしておいてあげるわ」
そう言うと黒猫は、ベッドから足を下ろし起き上がる。
「今日はもう帰ってちょうだい」
取り付く島もないとはこの事だと思うが、俺がやった事を考えればしょうがないだろう。俺は素直に従った。

俺が部屋を出て行こうとすると、黒猫がついてくる。
「お、おい。見張ってなくても帰るからさ。ムリするなよ」
俺は気遣ったつもりだったが
「この家に私一人なのよ。あなたが帰った後に、誰が玄関の鍵を閉めるのかしら?」
ごもっとも。
俺たちは、無言で玄関まで降りていった。
「じゃあな。お大事に」
「忘れないでね。ひとつ貸しですからね」
黒猫との付き合いもこれまでかなぁ。玄関の扉が閉まり鍵を締められた時俺は、ボンヤリとそんな事も考えていたんだが・・・・・・。


続く
304名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 19:01:17 ID:AiUXdzTG
>303 の続き

ゲホッ、ゲホッ・・・・・・
翌日、俺は風邪を引いていた。理由なんか、考えなくたってわかるわな。
「大丈夫?京ちゃん」
隣で麻奈実が心配そうに声をかけてくる。
「ああ、何とかな」
口ではそう言うが、よくまあ今日一日持ったもんだってくらい気分はよろしくない。
昇降口を出たところで、同じく帰り支度の黒猫と鉢合わせた。俺は気まずかったので声をかけないでいると、黒猫の方から挨拶をしてきた。
「こんにちは、田村先輩」
「こんにちわ。黒猫ちゃんも、いま帰り?」
俺とは目をあわそうとしないで、麻奈実と挨拶を交わしている。どういうわけか、黒猫は俺たちを無視しないで一緒になって帰路を歩いている。
「先輩は風邪ですか?気をつけたほうがいいですよ」
問い掛けてるのは、麻奈実にだ。俺の事は、鉢合わせた時から無視を通しているが、麻奈実とは珍しく会話をしている。

そのまま俺たちは、いつもの分かれ道についた。いつもなら、三人別々の道に別れるところだ。だけど、黒猫は俺と同じ方向に歩いていこうとする。
「約束しているのよ。だから、ついでに送っていってあげるわ」
ん?桐乃とか?
「そっか。じゃーねー、黒猫ちゃん」
そう言って麻奈実だけが俺たちと別の道に帰っていく。
二人きりになったところで、俺は恐る恐る黒猫に問い掛けた。
「桐乃と約束でもあったのか?」
無視されるかと思ったが
「ないわ、そんなもの。田村先輩への方便よ」
そんな事を言いながら、黒猫はスタスタと俺の家への道を歩いていく。
「ひとつ貸しって言っておいたでしょう。昨日の事なのに、もう忘れたの?」
そう言って俺の方へ振り向いた黒猫が、カバンの中の巾着袋から取り出したのは・・・・・・

俺が昨日黒猫に使った座薬のパッケージだった。俺の背筋に、風邪とは違った悪寒が通り抜けた。
黒猫は、俺の家への帰路を急ぐ。
「早く帰りましょう、兄さん。ちゃんと私が治してあげるから」

その日、帰宅してからの事は・・・・・・また別の話だ。
ああ。しっかり搾り取られたよ、黒猫に。おかげで翌日には完治してたけどな、風邪は。


-完-


これにて完結です。お目汚し、失礼しました。

エロが薄いとか色々批判もありましょうが、練らずに導入だけ書いて誤爆してしまった勢いで始めてしまいましたので、許してくださいませ。

後日談は、もう書けませぬ。。。勘弁して下さいm(__)m
305名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 21:06:01 ID:OCAaS6Tq
>>304
匂いのくだりの嗜虐性のあるそこはかとないエロさとかが自分には思い付かないエロさで、キタコレ!って感じ

なにより落とし方が好き

そしてオチの黒猫のターンを妄想して軽く萌え死んだ

尻馬に乗らせて頂いて一本書きたい欲求を掻き立てられちゃったけど、あり?
306名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 21:17:33 ID:AiUXdzTG
>305
お任せします。
続きを書く気力はねぇっすから(^^;ゞ
307名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 21:20:34 ID:kBZPyECm
何を搾り取られたのかな?w

>>305
期待してるぜ!
308名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 21:47:06 ID:AiUXdzTG
>307

「か、風邪の病原菌に決まってるじゃないの。他に何かあるんなら言ってごらんなさい」
と黒猫氏は申しておりますが・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・」
京介氏は沈黙を守っておりますな。なぜか、いつもとは違いげっそりとしていてツッコミにも勢いがありませぬが。。。
ハテ、何があったのでしょうなあ。

沙織・・・・・・本編で出番がなかったからって、こんなトコに出張ってくるなよ。


ってなやりとりがあったとかなかったとか(w
309名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 22:49:51 ID:IewUf5TK
白い膿を吸いだしたんですねわかります
310名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 07:31:57 ID:i95lIuYJ
黒髪キャラには白濁が良く似合う。
京介×黒猫×あやせ
311名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 08:32:51 ID:Jxl+xnnY
★口論の末兄を刺す、15歳妹を逮捕

・岩出署は17日、 紀の川市内の自宅で同居中の兄 (18) の背中を果物ナイフで刺したとして、
 女子中学生の少女 (15)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。

 同署によると、 兄妹は両親と4人暮らし。 同日午前1時半ごろ、 妹は 「兄が自分の部屋に
 入った」 と疑い口論に。 怒った妹が兄に暴行を加えようとしたところを母親と、
 一緒に現場にいた妹の友人(16)が制した隙に、 妹は部屋にあった刃渡り24センチの
 コンバットナイフナイフで兄の左背中を刺したという。

 兄は市内の病院に搬送。 傷は心臓まで達していたが、 命に別状はない。
 
 少女はおおむねで容疑を認めているが 「殺すつもりだった」 と一部否定しているという。

 http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/10/03/100317_6497.html

312名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 09:40:16 ID:/CiWtjSQ
>>311
年齢、改変すんなwww
313名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 10:22:46 ID:w1L2BO6s

>311 の記事を見た沙織が
「妹の友達が、妹と同じ名前のキャラが兄と同じ名前のキャラの入浴中に兄と同じ名前のキャラが直前まで穿いていたパンツの匂いを嗅いでハァハァするマンガを描いてあげないからそんな刃傷沙汰を起こすのでござるよ。そうは思わないですかな?京介氏」
なんて事をぬかしやがる。誰と誰の事だ?ごらっ。
桐乃も、紅くなってなんかいないで何か言え。
「あら、図星なの?これは、私が作ったフィクションよ。まさかホントにそんな事をやっているの?」
黒猫も追い討ちを駆けてんじゃねぇ!
「瀬菜ちゃん悪くないよ、瀬菜ちゃんかわいいよ、と落ち着くまで言ってやらないから、背中から刺されるんだぞ」
赤木、いいからお前は出てくるな。ってか、何時の間に俺の部屋へ来た。
「このお兄さんと友達の方。どっちが攻めでどっちが受けだったんでしょう。ああ・・・・・・想像が膨らんでしまいます。。。」
しかも妹連れかっ!だから瀬菜、俺の腕に両腕を絡めて押し付けるな。兄貴がすげえ顔をして俺の事を睨んでるんだっ!ってか、おまえホントにフォークとスプーンでも想像できるんだな。
でも、それは想像じゃなくて妄想だと思うぞ、俺は。

ってか、お前ら全員俺の部屋から出て行けーーっ!


・・・・・・エロにならんネタを落とすなよ、>311 。。。OTL
314名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 12:15:36 ID:YPiV2DP9
兄 (18)
女子中学生の少女 (15)

同日午前1時半ごろ
一緒に現場にいた妹の友人(16)
背中を果物ナイフで刺した

妹「この泥棒猫っ!!あんたなんかがいるからァーー!!」
兄「危ないっ!」
ザシュッ
妹「あ、兄貴・・・そんな・・・」
315名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 16:55:23 ID:JDNIKAs9
刃物は振り回さなくとも、ごつい灰皿で襲いかかってくる
316名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 20:10:49 ID:asAITjRB
ヤンデレキリリンか
「兄貴どいて!そいつ(地味子)殺せない!!」
317名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 21:04:00 ID:vWfiRsWU
>>316
妹とヤンデレは相性がいいからな
318名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 21:08:20 ID:b+W6t/Ln
キモウトか
319 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/19(金) 23:05:57 ID:t+Y+mBUz
>>306
ありがたく尻馬に乗らせていただきます
っていうか、昨日書いてて寝オチしちゃってスレの流れがヤンデレなのに、もうねwww

----------------------
その日、私は初めて絶頂を識った
それも、愛する人の手で
彼は私を辱め、私を貪り、私の・・・の処女を奪っていった

だけど・・・

だけど、本当の意味で私を女にしてくれることは無かった

どうしてなのかしら
きっと、あの女のせいなのね
彼と一つ屋根の下に住む、あの女
勇気を出して初めての告白をしようとしたあの時も、
わたしの前から彼を奪っていった、あの女

だから・・・

だからわたしは、彼に「呪い」をかけたのだ

  *  *  *

すっかり風邪の治った私は、呪いの効果を確かめるため、先輩の様子を見に行った
いつものようにベルフェゴ・・・田村先輩とイチャイチャしている
○○○死ね、といいたい処を、ぐっと我慢する
死なれたら、呪いが叶わないじゃない

「ゲホ、ゲホ、」
ほうらね、効果はてきめん、しっかり呪いが効いたようね
ほんの少し頬が赤くなるあたり、わたしと同じ症状ね

「大丈夫ぅ?きょうちゃん」

田村先輩が彼に心配そうに声をかけるが、ああ、なんとかな、と、ぶっきらぼうに答える彼は、田村先輩に心配をかけないようにしているのだろう
何処までもお人よしというか、

「もし、良かったら、きょうちゃんのお家にかんびょ・・・」
もじもじした声で田村先輩がわたしの先を越そうとしているのがわかった
くっ、やはり、魔王のやることは・・・

「こんにちは、田村先輩」
けん制のために田村先輩に声を掛ける
激しい咳で彼は彼女の台詞を聞き取れなかったらしい
流石だわ、わたしの呪いは彼の意識をも奪いつつあるのね!

「こんにちわ。黒猫ちゃんも、いま帰り?」

黒猫・・・だと?
ベルフェゴール!貴様、この夜魔の女王を、彼の妹の友人に封じ込めるつもりか!?
今のわたしは五更瑠璃、高坂先輩の後輩なのよ

「高坂先輩は風邪ですか?田村先輩も気をつけたほうがいいですよ」
わたしの呪いは、彼だけのもの
貴女なんかにくれてやるものでは無いわ

320 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/19(金) 23:06:20 ID:t+Y+mBUz
  *  *  *

そうして分かれ道で、先輩達はじゃあな、と、お互いの家に向かった
わたしは、自然と高坂先輩の後についていった
え?といった表情を、まず田村先輩が、次に高坂先輩が浮かべた

「約束しているのよ。だから、ついでに送っていってあげるわ」
わたしが先輩の妹の友達であることは、二人は知っている
おそらく、彼女との約束だと思い込んでいるようで、田村先輩は笑顔で私にきょうちゃんをよろしくね、と、言ってきた
自分が本妻だ、という余裕のつもりだろうか

高坂先輩と彼の家に向かいながら、様子を見る
ゲホ、ゲホ、と辛そうにしている
・・・少し、効きすぎたのだろうか?
「桐乃と約束でもあったのか?」
無神経にあの女の名を出す彼は、本当に鈍感なのね

「ないわ、そんなもの。ひとつ貸しって言っておいたでしょう?」
イマイチ彼には伝わっていないようなので、直接的な表現に出た
ちりめんの手縫いの巾着袋から、銀色のパッケージを取り出す
「昨日の事なのに、もう忘れたのかしらね?」

一瞬、くらっとした先輩の手をとり、こういった。
「早く帰りましょう、兄さん。ちゃんと私が治してあげるから」

  *  *  *

先輩の家にたどり着く
さっきより彼の様子が思わしくない
呪いが効きすぎたのだろうか
これでは、想いが叶えられるのか怪しくもある

ふらつく先輩の手をとり、彼の部屋に導く
最近頻繁に出入りしているため、彼のお母様はだんだん私のことを気にしなくなった
当初は先輩の新しい彼女と誤解していたようだが、あの女が帰ってきてから、共通の友人という事は理解したらしい

ただし今はあの女に出てこられるのは、困る
念のため、靴を隠し、足音を消して彼の部屋に向かう

321 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/19(金) 23:07:00 ID:t+Y+mBUz
  *  *  *

よろける彼を、彼のベッドに導く
発熱と咳で、弱っているのがあきらかだ
わたしの言うがまま

「あらあら、いい様相ね。お疲れのところ悪いけれど、貸し、返してもらわなくちゃね?」

肝心のときに雄々しい彼も、今は少し、弱気のようだ
「黒猫、お前、何するつもりだよ?」

彼の呼び方に残念さを覚えた。
「瑠璃、って呼んで頂戴?あなたには、真名を教えているのだから」

「あ、ああ、五更。すまないな。で、おまえ、それでどうするつもりだよ?」
瑠璃と呼んでもらえないらしいのが、悔しかった
あの女はちゃんと下の名前で呼んでもらえるのだろうに

「ふふ、どうして返して貰おうかしら」
悪戯じみた声で、彼に応え、携帯を見せる
「拒否権はないわよ。もし貴方がわたしに従わないときは桐乃にメールがいくようになっているの。それと、変な事をしてもすぐ伝えるわよ。緊急回避ボタン、かしらね。くっくっく」

  *  *  *

困り果てた表情で、彼は言った
「五更、おれ、マジで限界みたいなんだよ・・・」

「ふふ、それ、わたしの呪いのせいだから、当然よ」

「っていうか、風邪がうつっただけだろ?」

「違うわ。呪いよ?さあ、この薬を・・・そうね、まずは飲むと良いわ」
銀色のパッケージの薬を口に含み、彼の口に移す

「どうかしら?このお薬、身体の力が抜けるはずなの」
暫くすると、彼の身体の力が少しずつ抜けつつあるのが見て取れる

「くっ!」
先輩が、力なく、ベッドに倒れこんだ。
これ、ただの風邪薬なのに。意外と思い込みが激しいようね
322 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/19(金) 23:08:50 ID:t+Y+mBUz
  *  *  *

「先輩、いえ、兄さん、のほうが良いかしら?お薬はもう一つあるのよ?」
同じく銀色のパッケージ、ただし今度はかなり大きなものを取り出す。

「同じ風邪みたいね?だったら、同じ治療が必要よ」

「五更、うそだろ!?」
「いいえ、必要なことなのよ?さ、パンツを下ろして?」

一旦は拒否のしぐさを見せたが、すかさず携帯の送信ボタンに指を伸ばす
その場合に起きる出来事を想定してか、彼はわたしに言われるがままにパンツをおろし、臀部を露出させた

やだ、男の人のお尻って、綺麗なのね・・・引き締まっていて
でも、お薬を入れるには、この姿勢は無理があるわ

「先輩、仰向けになって脚を開いて頂戴?でないと、入らないから」
「おい、嘘だろ、幾らなんでも、それはないだろ!?」

「あら、昨日貴方がわたしに何をしたのか忘れていて?
あら、貴女の妹さんの足音が聞こえたわ?隣に居るのではなくって?」

その一言でおとなしくなる彼に、結局あの女なの?という口惜しさとともに、嗜虐心をそそられる

   *   *   *

仕方無しに脚をMの字に開く彼の姿に、さらに火がついた

「くっくっく・・・無様ね・・・しかも、貴方のもの、随分と粗末じゃあないの」

「う、うるさい!風邪引いてるのに元気な奴がいるかよ」

「あらあら、体調がよければ欲情して漲ってしまうのかしら。本当に貴方は歪んでいるのね」

「いや、歪んでいるのはお前だろう」

パシ!
彼の頬に平手をくれてやる
その瞬間、彼のものが反応した
わたしはそれを見逃さなかった

「本当に変態さんなのね?妹さんが隣の部屋に居るというのに?でも、そうね、貴女たちは兄妹で妹モノのエロゲーをやる変態さんですものね?」

わたしの言霊の一つ一つに、彼の身体と心が反応するのがみてとれる
これが民俗学で言うところの妹の力というものなのかしら?(違います)

「さ、今度はわたしの番。ゆっくり、可愛がってあげるから」

323 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/19(金) 23:09:20 ID:t+Y+mBUz
  *  *  *

パッケージを剥いて、座薬の解熱鎮痛剤を取り出す
彼の中に入れやすいように、すこし口に含む
わたしの唾液で濡れたそれを、彼の穴にあてがい、少しずつ挿入を試みる
しかし、私を拒むかのようにそれは入っていかないのだ

「兄さん、力を抜いて頂戴?これでは治療ができないじゃないの?」

「う、そ、そんな事いわれてもだな・・・」

仕方がない
半勃ちの彼のものを口に含む

「むぶ」

不細工な声をあげて、一瞬彼の身体がこわばる
「黒猫、おまえ、何するつもりだよ!?」

「あら?子猫にはミルクをあげるものではなくって?」
ことさら、彼の羞恥をあおるように、音を立てて彼自身にむしゃぶりつき、それを味わう

「ふふ、しょっぱいわね。もっと、綺麗にしないとねぇ?兄さん」
わたしはそれに吸い付き、甘噛みし、ねぶり、しゃぶりつくし、さらに彼の物の興奮を誘う
私自身も自然と牝の匂いを発してしまっている
おそらく昨日覚えたばかりのその匂いに、彼の興奮がますます高まるのを、口腔の粘膜で確認する

「兄さんは匂いが好きなのね、ふふ、本当にどうしようもない変態さん」
さらに激しく彼のそれを責め立てると、彼の全身に緊張が走り、彼の全てが弛緩した
その隙をみて座薬を挿入する

  *  *  *

わたしの口腔内に、彼の大量の精液が吐き出された
わたしはそれをいとおしむように味わう

これが、彼の味なのね
ねっとりとしたそれを味わっている私を見て、彼は力なく言う

「お前、実はとんでもないSだったのかよ!?」

「そうかもしれないわね?でも、貴方、見込んでいた通り、本当にドMね。もっとも、あの妹にして、この兄あり、かしらねえ?」

彼を飲み干して、くっくっく、と、意地悪く笑いながらわたしは答えた

「く、黒猫、おまえなあ・・・」
彼の情けない表情が、もはや愛らしい

あはは、と、声をあげて笑った瞬間、彼が反撃を試みる

「「あ゛」」
思わず、手に持っていた携帯の送信ボタンを押してしまった
324 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/19(金) 23:10:34 ID:t+Y+mBUz
  *  *  *

ドタドタドタ
廊下に足音が響いた後、バタン、と、彼の部屋のドアが開いた

はぁはぁ、と、息を切らしながら、あの女が来た

「ちょっと、アンタ、わたしの友達に何かしてないでしょうね!?」

「な、なにいってんだよ?俺がおまえの友達に何かするわけないだろう!?」
彼が言った

「そうね、彼は、なにもしてないわよ?貴女のお兄さんが風邪を引いたから、後輩としてお見舞いに来ただけよ?」
そう、彼は、何もしていない

「ふぅん」
ジト目で彼を一瞥したあと、彼女が言った

「まあ、いいわ。
それより黒猫、あんた折角来たんだからあたしの部屋に来なさいよ。
シスカリの対戦するのよ。
もち、ハンデ戦よ。ハンデありまくり。
松戸ブラックキャット(笑)様なら当然よね!」

まったく、この女は・・・
「いいわよ、貴女にわたしが負けるわけがないじゃない?」

そうして、わたし達は彼の部屋を後にした

それにしても、布団一枚でその下は下半身を露出した変態さんは、そのあとどうしたことだろう。
325 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/19(金) 23:12:35 ID:t+Y+mBUz
黒猫の逆襲、おしまいです

・・・ライトSM物が書きたかった
いまでは公開している

文字通り尻馬に乗らせていただきありがとうございます
326名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 00:17:35 ID:ZzNhYHhf
"こうかい"違いGJ!w

俺はいつも暇を見つけてはネタを考えてるのに(仕事まじめにしろw)、
文章につなげることができないんだよなあ。それか落ちが思いつかない。

皆さんのSSを参考にさせてもらいます(´・ω・`)
327名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 02:27:00 ID:naE6i38R
>>326
あんまり考えすぎても良い物は出来んよ
少しの間、そういう事から離れてみると
再開したときに意外に良い物が出来るもんなんだよ

って先生が言ってたよ
328名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 06:54:18 ID:AvWaMkLn
完全にデレた黒猫にすりすりべたべた甘えられる夢を見た










329名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 08:01:41 ID:awyFdWaZ
>>326
似た病気だ・・・
オチがつかないのはそのネタによるので、
ネタだけかいて、落ちのない蜜柑畑ができちゃってます

作品出来たの読ましてねー

>>328
その夢なら俺も見たぞ


330 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/20(土) 09:01:32 ID:awyFdWaZ
書き手ですがwiki編集中

ご要望あったらおねがいしますぅ

エロカワ先生とマナミラバー先生の作品はマジ半端無いな・・・
エロカワ先生、早く帰ってきてくらさい

収録にあたり、間に合ったものは「・」を「・」に変更させていただきました
なんっか、見出しと読み違えられちゃうんですよね
331名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 09:39:04 ID:awyFdWaZ
・・・自分のところ編集してオワタ
いつもwikiへ収録して下さってる方、ありがとうございます
332名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 10:13:04 ID:bYh/H+jM
「看病」GJ
編集乙

蜜柑畑を美柑畑と読み間違えた…
妹キャラだし、CV黒猫と同じだということに気づいた
333名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 14:00:51 ID:gctSSqyV
ええいエロいわけがないの続きはまだか
334名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 17:17:38 ID:fVDSXYm3
そんな事言うから・・・・・・
335名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 18:53:50 ID:D1bbu2Np
まとめの過去作品でもいいものいっぱいあるな
誰々とかは荒れる可能性があるから自重
336名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 20:08:06 ID:FNSewwon
今気付いたけど、何か物足りんとおもったら他のスレみたいな注意書きテンプレ無いんだな・・・
337名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 20:28:28 ID:awyFdWaZ
妹が大好きなお兄ちゃん達に悪い人は居ない!
338名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 21:17:45 ID:D1bbu2Np
>>336
そうした話題が出たこともあったけどな
まあテンプレひとつ作るのも、中々意見がまとまらないものです
339名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 21:46:29 ID:ZQtuREhY
前々スレだったかな?>テンプレ案
結局、有耶無耶になっちゃったのよね。
>>333みたいな過剰催促は煙たがられるので、早めに整備したかったんだけど。
340名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 23:41:15 ID:rAvZajQ0
>>333は、催促っていうより応援だろ。いや、催促かもしれないけど、応援であることは間違いない。
俺なんかもちょっとやる気が下火の時とか、催促されないと続きかけなかったりすることあるしな。

特殊性癖や、独自シチュでのリクエストを交えた催促は、困る人多いだろうけど、
便所触手みたく、これさえも答えちゃう人いるからw 何が駄目って一概にはいいにくいかも……
341名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 23:46:25 ID:D1bbu2Np
規制なんかもあったしなー
一応次スレ立てる人に任せるって話だったけど

そういや、ねこシスの発売の頃だったな
ここまでねこシスSSは無し、と
342名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 23:46:30 ID:FNSewwon
ぶっちゃけ便所触手は困ったちゃんを黙られる為に書いてくれたような物だったけどなw
>>333に関しては単純な応援だけでも良かったんじゃないかと思ったり。。。
エロかわ先生は本人曰くモチベ低下じゃなくて仕事が忙しいっていう外的要因みたいだしさ
343名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 00:11:23 ID:7hKUNZBh
いいスレだ
344名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 00:59:09 ID:4Amc/Yw4
>>342
そゆこと。
投下する人にも事情がある。
だから催促ばかりすんな、って話。
345名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 01:02:36 ID:sutlyJuC
すまなかった。
みなさん応援してます。お詫びに俺も書くかな…
346名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 01:26:01 ID:96S+qjdh
書く書く詐欺も嫌われちゃうぜ
とりあえずSS書く人は>>2のまとめにざっとでいいから目を通して欲しいな
347名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 07:59:42 ID:LUdOlx0I
黒猫(文字通り)を拾って可愛がる京介を見て、何かむずむずしちゃう瑠璃ちゃん。
348名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 10:15:40 ID:OIuTRCjP
おまいら本当に黒猫が好きだな

俺も好きだ
349名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 14:57:52 ID:4Amc/Yw4
だって可愛いんだもん
350名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 18:15:41 ID:OIuTRCjP
ゲーム部の帰り道の話

京介「捨て猫、だな」
瀬菜「捨て猫、ですね」
京介「五更、おまえ、なんとかならないか?家は動物無理だしな…」

そう言いながら京介は、捨てられていた黒い仔猫を拾い上げ、愛くるしいそれを撫で回す
気持ち良さそうに京介になつく仔猫に、黒猫は嫉妬した

黒猫「な、何よ!幾ら私の前世が猫だからって、引き取らなきゃならない謂われは無いわ」
瀬菜「前世って…何痛い事言ってるんですか。」

京介「そうだよな…」
瀬菜を無視して困り顔でつぶやく
京介の腕の中の仔猫をあやしながら謝る
黒猫「ごめんなさいね、うちで一緒に居てあげたいのだけど…
…あら、この子、オスね」

その一言に鼻息を荒くした瀬菜が飼い主に名乗り出た

京介「いや、赤城が言ってたけど、お前んちも動物禁止だろ?
や、やっぱり、この黒猫は俺がなんとかするからさ、
って、五更、なに羨ましそうな目で見てるの!?」

黒猫「ち、違うわよ、別にあたしがあなたに世話を焼かれる謂れはないわ」
京介「いや、今は仔猫の話をしてるんだけど…」

勘違いに気付いて真っ赤になって下を向く黒猫の頭を、ぽん、と叩いて言った
京介「まあ、気になるよな、やっぱ。じゃあさ、お前も里親探ししてくれないか?」

さらに真っ赤になりながら、黒猫はこくんと頷いた

なんて山もオチもない話が浮かんだ
351名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 21:46:56 ID:7hKUNZBh
ものすごくいいともおう
352名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 22:14:02 ID:OIuTRCjP
>>351
そう言って貰えるとうれしいよ
353274@+uRt9ZCH:2010/03/22(月) 00:00:34 ID:wReFK0Lc
一時的に黒猫を預かった京介が、家の中で「黒猫」って連呼するのを、最初は突っ込んでいた桐乃がそれに慣れた頃に
瑠璃黒猫とイチャイチャして、合体して声が大きくなった時に桐乃が怒鳴り込んでくる、と・・・

って感じに持っていけば、山もオチもつくんじゃないか?
354名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 00:07:38 ID:UYSTTnwC
酉失敗かとオモタ
355名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 00:14:25 ID:5offp97T
>>353
黒猫を看病した>>274さん?

展開としては、黒猫拾得京介が帰宅、桐乃が可愛いものに反応するものの、
こいつ、黒猫じゃんって、反発しながらも、可愛いは正義に勝てなくて、オタメンバーの里親クエスト。

仔猫との別れ際、京介は妹の嫁入りに重ねてしんみりしちゃうとかじゃ、だめ?
356名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 00:17:55 ID:a9jqw4u4
>>353
君が描かない限りこの物語は完結しなくなった。

それは、君が発案者だからであり、他の者が、君が汗水垂らして考えた
その物語を、君が思い描いた通り、完璧に表現することは絶対に出来ないからだ。

筆を取れ。

君がこの物語を思う通り完結させた時、我々は総出で歓迎しよう。
それが、物語を完結させた者が唯一手にする栄光なのだから。
357名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 00:27:16 ID:5offp97T
>>356
それは違うと思うんだ。
物語を終らせることが出来るのは、語り部だけだ
そうして、もし、アイディアを出したつもりの者がしゃしゃり出ても、
完結した物語を書いたものが本物になるんだよ。

たとえ>>353が書かなくても、他の誰かが書いた話でも、
世界が終わらなければ通じてしまうのさ。
358名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 00:49:03 ID:YoFtA+7V
>355
うぃ

別スレの書き手をいまんトコやってるんで、物理的に不可能だな。
274は自分のミスから導入部を投下した手前、続きを書かせてもらったが。
実際、続きの282のラストで「俺にどうしろと」って書いて締めたのは
自戒の念もあったわけで。

僕も、その直前の看病云々ってネタで導入だけ書いてその後続けたわけだから
投下した350に続きを書いて欲しいな。
359名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 15:00:35 ID:5offp97T
>>358
いや、>>350自体は本来それで終わりなんよ
女性向けイベントの帰りに、本来やおいってこういうのを言うのかなって感じで書いてみたの
だから、無理に物語にする(山とオチと意味を与える)なら、ボクの場合は>>355が大筋になるんです

同じく他(っていうか某イベント用SS本)でちょっといっぱいいっぱいだけど、
脳のリフレッシュ用に、散発投下、微エロor非エロであれば平行して進められるとおもう

ただ、沙織まで出して探索物のフォーマットだと、下手するとそれなりの長文になっちゃうから、
構成やり直してからもっかい話をすすめるね。

あと、>>357はボクの持論を中二病で書いたもの
たまにあるんだけど、「こういう話どう?」って言われて、「いいよん」、ってちょっとした文章書いて読ましてみたときに、
「やっぱりあたしのアイディアはすばらしい」とか返されて、耳を疑ったことがある
それともう一つ、誰かに書く事は強制できないっていうことで、例え駄文でも書くにはそれなりの労力が必要だから

そういう意味では書き主のボクが続きを書くのが一番いいんだけど、・・・トリップ付け忘れたw
360名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 15:29:53 ID:5offp97T
そんなわけで、続きを

-------------

一旦、京介は仔猫を連れて帰宅した

京介「ただいまー。お袋、悪いんだけどさ、ミルク無ぇ?黒猫拾ったんだけど、親父には黙っててくんねーかな。」

キッチンから母親の声が聞こえる

高坂母「京介?なに動物なんて拾ってきて!お父さんに見つかったら叱られるわよ」

京介「とりあえず飼い主が見つかるまでの間だけでいいからさ、家に置いてやっていいだろ?」

高坂母「そりゃ、それくらいなら・・・ただ、不衛生なのはダメよ?黒猫、お風呂でちゃんと綺麗に洗ってあげるのよ。」

京介「うーい」

黒猫を抱いた京介が一旦部屋に向かおうとすると、母親が仔猫を一目見ようとやってきた

高坂母「あら、可愛いわねー、黒猫ちゃん、お名前はなんていうんですか?こちょこちょ」

にゅー、にゅー、と、気持ち良さそうに仔猫が鳴く

京介「名前付けると、情が移るだろ、黒猫だよ、黒猫」

高坂母「じゃあ、そうね、この子、瞳が瑠璃色だから、ルリちゃん、ってしましょ!」

リビングで「ガシャン!」と大きな音がした。
この時間、高坂家の父親はまだ帰っていない。

京介「な・・・なんて名前付けやがる!?」

高坂母「あら、別にいいじゃない。それとも、ダメな理由があるの?ルリちゃん、いい子いい子!」

そう言って京介の母は仔猫を可愛がった。基本的に世話好きな人なのだ。
ただ、高坂家では父親の言葉が絶対だ。ペット禁止も、父親の言いつけだからだ。

その様子を、はぁ、と、溜息をつきながら京介が見る

京介「お袋、とりあえずその黒猫、抱いててくれよ、私服に着替えてくるからさ」

高坂母「はいはい、るりちゃーん!お兄ちゃんにいってらっしゃいするのよ」

仔猫の手をもち、ぶんぶん、と、左右に振る
そういえば、小さい頃桐乃がそうやって俺を見送ってくれたっけ、と、一瞬京介は思った。

再度、リビングで「ドガ!」っと音が鳴った
361名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 15:43:36 ID:5offp97T
Tシャツとジャージに着替えた京介は、タン、タン、タンと、小気味よい音を上げて階段を駆け下りる

階下には、黒猫を抱いた人物が居たのだが、それは母親ではなく、桐乃だった

愛らしい表情で仔猫をあやす桐乃は、年相応の少女の表情を見せていた
京介は、こうしてると、うちの妹様も、ちょっとは可愛らしいんだけどな、と、思った

桐乃「ちょっと、なににやけてんのよ?」

京介「に、にやけてなんかいねーよ。黒猫を風呂に入れようと思ってさ。貸してくんねえ?」

桐乃「はっ!なにさ、黒い猫に『瑠璃ちゃーん』って名前までつけて、イチャイチャして!まったく、どんだけあの泥棒猫を投影してんのよ!・・・キモ」

京介「泥棒猫?っていうか、名前付けたのはお袋だし。それに、良く見ろ、そいつはオスだ」

桐乃「へ?」

桐乃は思わず黒猫の両手をもって、高い高いをした

・・・ある

京介「ちょ、おま、なんて確認方法してんだよ」

桐乃「か、確認っていうか、そうだけど、そうじゃなくって!」

京介「いいから、貸せ」

しぶしぶ、仔猫を京介に引き渡す桐乃
心なしか、彼女の表情はすこし寂しそうだ

京介「お前、意外とこういうかわいいの好きだよな」

桐乃「は!別に!」

桐乃は京介の腕の中で、にゅーにゅー、と、鳴きながらじゃれる仔猫を見ながら答えた
京介はほんとにこういう所はかわいくねーな、こいつは、と思った、が、言わないことにする

京介「まあいいや、黒猫、一緒に風呂に入るぞ!」

桐乃「な、何言ってんのよ!?」

京介「?だから、この猫の名前だって」

京介は首を捻りながら、風呂場に向かう
362名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 15:46:25 ID:5offp97T
汚い仔猫を見つけたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。
嫌がる猫を風呂場に連れ込みお湯攻め。
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。

その後に、乾燥した不味そうな塊を食わせる事にする。
そして俺はとてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。

その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して
猫の闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。
ぐったりとした猫をダンボールの中にタオルをしいただけの質素な入れ物に放り込み
寝るまで監視した後に就寝。
363名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:01:46 ID:5offp97T
京介「・・・桐乃、なに不気味な解説してんだよ、それじゃ俺が仔猫を虐待してるようじゃないか」

京介が仔猫を風呂場で洗ったあと、ミルクを与えて、猫じゃらしで遊ばせている様子を伺いながら、桐乃がおどろおどろしい解説をつけていたのだ。

桐乃「はん!この程度のネタも知らないの?」

京介「ネタって言うか、危なくねえか?表現が」

桐乃は京介の突っ込みを完全に無視して、すやすやと眠る仔猫をうっとりとした目でみる。

桐乃「それにしても可愛いわねえ、ホント、あのクソ猫とは雲泥の差ね!」

京介「おまえ、幾らなんでも友達にその言い様は無いだろ」

桐乃「んぐ、あ、アンタにはわからない事情があるのよ!ほんと、可愛い」

えへへ、と笑う桐乃に、京介は「悪くねぇ」と、一人ごちた

そのとき、玄関で、ガチャリ、と音がして、高坂家のドアが開いた
364名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:08:41 ID:5offp97T
やばい、京介は思ったが、時、既に遅かった。

リビングで仔猫をあやしていた所に、親父が帰ってきたのだ。

京介と、桐乃、そして黒猫と、目線を移した後、親父殿が言った

親父殿「母さん、この猫のことは知っているのかね?」

キッチンから、お袋がアチャーという表情でやってきた後、素直にゲロってしまった

高坂母「え、ええ、まあ・・・京介が拾って来たのよ、里親が見つかるまで、って」

親父は、京介を一瞥したあと、言った

京介「京介、お前に話がある。母さんと桐乃はリビングから出て行くんだ」

心配そうにするお袋と桐乃。
桐乃もまた、何かいいたそうにしていたが、親父の眼力に流石に負けつつある

だけど、京介は、俺はこういう状況になれている、安心しろよ、と、桐乃に目で語り、
桐乃には、引き下がるように伝え、それから親父殿と対峙した
365名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:29:37 ID:5offp97T
京介と親父、それから仔猫がリビングに取り残された

いつぞやと同じく、母親が親父に熱燗をもってきた
酒でなだめよう、ということだが、京介には逆効果なのでは、という疑念が残る

相変わらずの酒豪っぷりを発揮した後、親父殿は口を開いた

親父「いいか、京介、俺が何でお前達にペットを飼う事を禁じてるか、わかるか」

京介「わかんねえ。だけど、ちゃんと面倒が見れるかどうか、ってことじゃねえか、ってのはわかる」

親父「そうだ、その通りだ。ちゃんと面倒が見られるのか、つまりは、その命を引き受けることに、覚悟は有るのか、ということだ」

だん、っと、親父は盃を置いた

段ボール箱の中で、うつらうつらとしていた仔猫が一瞬ぴく、っと、反応し、小さなあくびをして、また眠った

一瞬だけ、酒っ気を帯びてはいるが、慈愛に満ちた目をそれに向け、親父は続けた

親父「京介、俺はな、職業柄、人の命を預かることもある。それは、大事なものだ。愛おしむべきものだ。
もし、お前が誰かの子供の命を預からざるを得なかったとして、お前にそれをするだけの覚悟はあるか?家族として迎えるだけの覚悟は有るのか?」

京介は、無言で、答え、親父は続けた

親父「それは動物でも同じだ。ペットとして飼うということは、その命に対して責任を負う、ということだ」

京介は、うなずき、真顔で答えた

京介「親父の言うとおりだ。だから、うちじゃ飼えないことはわかってる。
だから、飼い主の見つかるまでの間だけでいいんだ、家に置いちゃあくれないか?」
366名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:37:03 ID:5offp97T
京介は、親父の目を真っ直ぐに見た
いつぞや、桐乃の大切なものを護るため、鬼の形相の親父と対峙したときを思い出しながらも、
今度も、守るんだ、という強い意志をもって

緊迫した空気の中、仔猫が目を覚まし、にゃあ、と、鳴いた
ふるふると震えて、おしっこをして、それからどうしよう、と言う目で、仔猫が親父を見つめた

仏頂面で親父が仔猫に手を伸ばすのを、静止しようとする京介に、言った

親父「馬鹿もん、敷いたタオルを変えてやれ。まったく、それくらいもわからずに家に置くといったのか」

そういって、親父殿は仔猫を抱きかかえ、予想外の反応に面食らった京介に、さっさとせんか、と、怒号を飛ばす

京介は慌てふためいて、リビングを出る

様子を伺っていた、桐乃が、どうだった、と、尋ねる

京介「いいから、タオルをくれよ、猫に敷いてやる奴」

お袋が、タオルを差し出し、京介はそれを受け取り、再度リビングに戻る
367名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:47:12 ID:5offp97T
京介がリビングに戻ると、親父が仔猫をあやすようにしていた

面食らうだろう、普通?あの、鬼のような親父が、まるで自分の娘や息子をあやすようにしていたんだぜ?

だが、京介は、その光景に見覚えがあった。京介の世界に、桐乃が初めてやってきたときの光景だ。
そのとき、親父は、京介、今日からお前はおにいちゃんだ、だから、桐乃を、妹として大事にしてやるんだぞ、お前も男の子だろう、そう、言っていたと思う。

京介の表情がほころんだ

京介「親父、タオル持ってきたぞ」

親父「うむ、ちゃんと換えてやれ。あくまで飼い主が見つかるまで、だから、全てのしつけをしてやるわけには行かんが、トイレくらい出来るようにさせておかないと、里親が困るだろうが」

ごほん、と、咳払いをしながら、親父が黒猫を京介に引き渡す。
にー、と、愛らしい表情を浮かべて京介に突き出される仔猫を受け取った京介は、初めて妹の手を握ったときを思い出した。

片腕で黒猫を抱き、タオルを交換して、ダンボールの仮住まいに仔猫を戻す

京介「親父、この仔猫、里親が見つかるまで家に置いていても、いいよな?」

親父「俺の言ったことがわかっていれば、言うことは無い。ただし、一週間だけだ。それ以上かかるようなら、俺のほうで何とかする」

予想外の回答に、京介は目をしばたたかせた。
368名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 16:53:51 ID:5offp97T
そうして、京介は段ボール箱毎、リビングを後にした。

心配そうな表情で、桐乃が聞いた

桐乃「ねえ、その黒猫、どうなっちゃうの?」

ああ、こいつも、もしかしたら後から来たものとして、おんなじ不安を持ってるのかもしれねーな
そう思った京介は、ぱふ、っと、桐乃の頭に手を置き、答えた

京介「一週間以内に、飼い主を見つけろってさ。それなら、いいってよ。それよりかかったら、親父がなんとかするとよ」

桐乃「そっか・・・お父さんが何とかするって、保健所とか、かな」

京介は、多分そんなんじゃねーよ、と思いながらも、桐乃の髪をくしゃくしゃにしながら、にっこりと笑って言った

京介「だから、お前も、里親探し、手伝っちゃくれねーか?」

桐乃「うん、わかった」

その表情は、京介が初めて桐乃の手を握ったときのそれと一緒だった
369名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 17:09:12 ID:5offp97T
後日、仔猫の里親が決まった

細かい話は省くが、なんだかんだで沙織のツテで見つかった里親のところに、京介は桐乃と仔猫を連れて行った。

里親は老夫婦で、独立していった息子たちの代わりに、ということで、仔猫を引き取ってくれた。

ぺこ、ぺこ、と、最後までお辞儀をしてくれた老夫婦に、京介達も頭があがらなかった。

帰り道、桐乃は京介に尋ねた

桐乃「ねえ、なんでそんなに熱心に黒猫の飼い主を探してやってたの?やっぱりあの泥棒猫のほうがいいの?」

京介「はぁ?だからなんで泥棒猫なんだって。っていうか、俺はお前が・・・」

伝えてはいけないことを続けそうになって、京介は自制した

京介「違げーよ。親父じゃないけど、命に対する責任って奴だよ。だいたい、親父の奴だって、署内で里親探ししてたんだぜ。ポスターまで作って」

京介は、憤慨した表情で、天を仰ぐ仕草をした。
すでに夕焼け模様の河川敷の遊歩道を二人で歩きながら、少しずつ歩みを遅くした桐乃を、京介が振り返る。

京介「おい、桐乃、ちゃんとついてこないとおいてくぞ?」

桐乃「うん、ありがとう、兄貴!」

そういって、桐乃は京介に駆け寄る。

もう、昔とは違う、ヘルメスの脚をもった彼女は、京介にすぐに追いついた。
370 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/22(月) 17:16:31 ID:5offp97T
おしまいです

ごめん、マジで先にこっちの話を終らせちゃった
エロに繋げられなくてすまんこ

あと、一応、トリップ出し
あえて自己主張してみる
あ、石を投げないで

なぜか当初は京介×黒猫のはずが、遠まわしな京介×桐乃に・・・
371名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 17:19:39 ID:tJDQALDr
>>370
リアルタイムGJ!
何やら愛に満ちたお話でした
最後のところで京介自重する必要なかったのに、と思ったのは俺だけか?w
372名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 19:46:44 ID:OViTtXOU
>>370
乙!
トリップなしでも三点リーダとか読点とか改行で分かったりするw
373名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 19:50:36 ID:vFMxFBCH
>>370
お疲れ様でした。
やはり俺妹最強のツンデレは親父殿ですなw
次が京介。
お前が悲しむ顔を見たくなかったから、ってところ?
どんだけ妹ラヴなんだよ〜w
374名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 20:41:39 ID:YoFtA+7V


いぁ、やっぱ考えた本人が書くのがいいやね。
>362 みたいな発想はまったく無かったわ。

by 353&358
375 ◆cnAl6CXNe5FX :2010/03/23(火) 01:00:18 ID:RPbukT9S
おはよう、そして眠い^^;
もっかいねます(笑

>>370
リアルタイム読み、ありがとう
ドジスン先生の血筋だからもう、仕方ない
なんかもう、エロがかけないんだ・・・・

>>372
やっぱ、わかります?
今回試験的には台本に出来るように、ってしてみたんだけど・・・

>>373
気づけば男の子の世界に。
親父とか、敵との対決は原作の特権なだけどね。
あと、今回の親父殿の独白は多分原作ではできない、IF展開が含まれてるのです。

>>374
エロ無しで完走しました
っていうか、エロは無理なんじゃないかと、俺には。
あと、桐乃大好きなので、こういうオチになってしまうのです

そして>>362は、なんていうかお約束のネタ
メガホンを持った桐乃が、京介が黒猫を手入れしてる横でガチで解説入れてますwww
この辺は脳内でアニメーションになってる^^;
376名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 01:16:46 ID:RPbukT9S
はう、>>375>>370>>371さんあて
おやすみなさります><
377名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 01:53:08 ID:I4A8+VzT
話題変わるけどさ、みんなドラマCDは届いた?
三月下旬に配送みたいなこと書いてあったけど、業者からメールとかも来ないんだが
378名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 16:18:02 ID:8iUefCey
俺も発送のメールすらまだ来てない
というか、本当に俺は予約注文できてたんだろうかと不安にかられている
控えメールごみ箱に捨てた(ような覚えがある)俺の馬鹿!
379名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 18:16:32 ID:kZXWq/Gx
>>377
そういう話はラノベ板の本スレでやれよ
380名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 18:58:36 ID:JBeqa8fj
今度ばかりは正論だw
381名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 19:19:14 ID:Xo6JducO
生まれたままの姿の黒猫








猫の話ですよ?
382名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 19:54:37 ID:G9hA/AoA
……っふ……何を想像したのかしら?
本当にスケベね、兄さんは
383名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:20:53 ID:aJ8YeFEq
お、俺は何もエロいことは考えてないぞ
黒猫のちっぱいなんて想像するもんか!!



ところでみんな貧乳ばっかりだよね
384名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:33:00 ID:8U43prAR
>>382より
 そう言うと黒猫は足を組み直し、俺をじっと見つめた。

 ここは俺の部屋。黒猫の俺への呼び名が「兄さん」である事が示す通り、二人きりである。
 ……どうしてとか訊くんじゃねえ、俺にもよく分かんねえんだよ! 

 クククッ、という黒猫の笑いに、はっとする。
 ……コイツ、ここ最近妙に大人っぽいというか……、いや、以前から大人っぽい奴ではあったが、そう、……色っぽいとでもいうのか。
 とにかく、だ。……マズい。何がマズいのか分からんところが、特にマズい。

「ねえ、兄さん。あなたの想像した“黒猫”は綺麗だったかしら……?」
「なっ、」

 待て待て、これはいつものからかい、馬鹿にされてるんだよ! 俺! しっかりしろ!
 ……くっ、駄目だ・・・! 絶妙のタイミングで打ち込まれた言霊は、俺の脳裏の映像を再度浮かび上がらせる。
 目の前の黒猫の一糸纏わぬ裸身を。

 真っ白ななだらかな曲線。触れたら折れてしまいそうなぐらい華奢なのに、きっと温かく柔らかい。
 胸の膨らみには色素の薄い頂点があって脂肪のないお腹の下には――

「……想像と本物、見比べてみる・・・?」
「なっ!? ちょ、ちょっと」
「いいわ……兄さんになら……がっかりしない、って約束するなら見せてあげても」

 ええええぇェエェェ――っ!? も、もしもし、黒猫さん!?
 そんな俺の動揺してよく分からない心の叫びを無視して、黒猫は服を脱ぎ始めた。

 まずは上着。そして、スカートのホックを外しファスナーを下ろす。
 ストンッとなんの引っかかりもなく床に落ちた。

「クスッ、あなたもこれで夜の眷属ね」
「……」
「ねえ、ボタンを……外して……」

 黒猫の瞳がまた、赤く――。
 魅入られたように、震える手でボタンを一つづつ外していく。
 下着は上下ともレースのあしらわれた黒だった。
 おへその辺りの最後のボタンを外すと、黒猫が抱きついてきた。

 早鐘のような鼓動は俺のものだけじゃない。こいつ、黒猫の鼓動も感じる。
 俺を見上げる瞳が潤んでいた。頬も真っ赤だ。身体も震えていた。

 ああ、そうか――。
 俺は黒猫のあごにそっと指を当て、上を向かせる。
 星が瞬くような瞳をみつめそして……。

――†――†――†――†――†――†――

「い、勢いに任せて、トンデモないものを書いてしまったわ……」

 おかしい……。私は「わたしの物語」を紡ごうとして……。どうしてこうなった。

「くっ、間違いなく、私の黒歴史、いや暗黒歴史と言わざるをえないわ……」

 星が瞬くような瞳って……。自分を絞め殺したくなるわね……。
 いくら想像の翼を広げられる私の時間、夜であってもこれは私自身が許せない。消去するしか……。

 ……でも、私は本当に今でも夜の眷属なのかしら……?

「こんなに楽しみにしているのに、あの人に会える朝を」 
385名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:35:45 ID:8U43prAR
ぎゃー三点リーダー打ち間違えてたのが二箇所あったwww
失礼しました!
386名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:44:08 ID:5Q8y7IKu
おい何だこれ!
GJだぞおい!
そのまま次の日、京介と顔を合わせて妄想を思い出し冷静を装って慌てふためく黒猫と、様子がおかしい黒猫を心配して色々気にかける京介がドキドキなハプニングを巻き起こすお話に続くんですね?
387名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 22:45:36 ID:RPbukT9S
>>385
かわええ(*´д`)
痛々しさがなおさら愛らしい

>>383
まだ成長段階だからなんとも
沙織は別格としても、年齢にしてはそれなりにいいものをお持ちなはず
・・・誰得フェイトちゃんは貧乳確定だけど
388名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 23:58:16 ID:G9hA/AoA
>>385
うっきゃー!
中二病で尚且つ乙女。
胸が熱くなるな…
四巻の時点で大分意識してるのは間違いないと思うので、
五巻のベッドゴロゴロや「足をもんで頂戴?」の時、
実は心臓バクバクだったのかなとか考えてたら夜も眠れません。

>>383
まだ中学生ですから…と思ったけど、最近のお子様は発育いいですからなあ。
389名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 04:58:18 ID:Rj7Nxgfa
黒猫って品乳なのか?
俺的イメージとしてはBカップはありそうなんだが

>>388
ヘッドロココに見えた
幸七フェザーにくすぐられてくる
390名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 07:26:36 ID:TE+gXFfH
>>384
GJ!
短いのに印象に残るなあ。
特に最後の2行、いいっす。
391名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 08:28:34 ID:ZQS28DDS
俺ゴスロリ=貧乳というイメージが……
桐乃よりはちいさいような気が……
まぁあいつ自身若干平均以下くらいに見えるが
392名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 13:01:42 ID:cUMz8nE+
>>390
なんだろう、ツンデレとは微妙に違うんだよね
素直になるっていうのが
それが萌えになる
393名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 15:52:43 ID:xf2omnfI
黒猫は夢見る少女だからなー
それに恋する乙女が加わりゃ最強!
394名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 03:22:52 ID:avlejp9z
黒猫は結構、現実知ってると思うなあ。

アニメと現実の境が曖昧ってのは、あくまで京介評で。
裏設定で、ねこシスの黒猫と同一人物と考えると、決して黒猫の言動が
アニメと現実の境がわかってないからってばかりじゃないと感じるしね。

それにしても、瀬菜の魔眼がマジだったのはびっくりだった……
ああいう、超能力みたいなのが直接的に描写されたのは俺妹本編じゃはじめてだよな……。
395名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 03:47:26 ID:Mkz49Vmw
>>394
現実を知ってそれでも夢見る少女でいるところに萌えるんじゃないか!
夜の眷属として自由に想像の翼で夜空を翔ぶ・・・
わっかんねえかなー
396名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 05:53:25 ID:9ru8Tgsy
「私は貴方のネコよ…」
と擦り寄っていく黒猫が見たい
397名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 14:32:33 ID:oaGNbkXb
た、タチは!?
398名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 14:41:47 ID:FvmswDzu
ちょ、ちょと、あやせってば興奮しすぎ!
399名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 15:22:52 ID:oWjXe7a2
あやせは決して百合の人
400名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 15:24:14 ID:oWjXe7a2
途中で送信しちまったorz

あやせは決して百合の人ではないと思うんだ。
401 ◆x8MEL5BF3g :2010/03/26(金) 19:31:03 ID:cYoOA08d
と、言う方は次レスをスルーお願いします
1レスだけなんで、すいません
あ、一応>>384も俺です、すいません・・・
402名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:33:00 ID:cYoOA08d

「だ、だって、……黒猫さんがネコならやっぱり……タチは……きり、の……?」
「ちっが〜〜っう!! どーしてそうなんのよ! アンタ、あたしがアメリカ行ってる間にキャラ変わった?」

 ここは、あやせの部屋である。桐乃は学校帰りにあやせの家に寄り、何故このような展開になっているかは……誰にも分からない。

「わたし勉強したもん! 桐乃が妹好きだから! だから……桐乃、おねえちゃん……」
「ぐはぁ!」

 鼻血を出しそうになる桐乃。あやせの放った攻撃はクリティカルヒットになった。
 二次と三次を一緒にしてはいけない、そう自分にも言い聞かせていたのに……。
 仕方がないのかもしれない。あやせは二次にも勝るかもしれない美少女なのだから。

「わたし……大好きなおねえちゃんがいない間、寂しかった……寂しかったよう」
「……あやせ……。……ってアンタいったい何処触って、ちょ、ま、」
「気持ちいい? おねえちゃん?」
「まて、まてぇ――い! ちょ、ホントに、ホントにダメだ、から、……あ、」

 反抗しようにもびくともしない。流石は戦闘力6000万である。
 そのくせ、あやせの愛撫は優しく、丁寧であった。
 絶妙な手腕で服をはだけさせられ、スカートをめくり上げられる。

「きれい……桐乃おねえちゃん……」
「はあ、はあ」
「くすっ、わたしとおそろいだね。ぬぎぬぎ」

 器用に桐乃を押さえつけながら制服を脱ぎ去るあやせ。
 確かにあやせの言うとおり、おそろいの下着だった。桐乃は薄いピンク、あやせは淡いブルー。

(マ、マズい……なんとかして、あやせのペースから抜け出さないと……!)

 しかし、今のあやせは超常モード。この状態のあやせには全く言葉が通じない。

「ひゃうっ」

 爪の先で背筋を撫でられ身体が反る。突き出したようになったブラの先端をあやせの同じ箇所が擦り上げた。

「はあん、あぁっ」
「あん、くうん」

 痺れるような快感に頭がぼーっとする。同じ快感を得ているであろう、あやせの顔が間近にあった。

「んン……ちゅ、ちゅ」

 あ、初めてだったのに……。でも、まあ、あやせとなら……。
 唇を合わせただけのキスから、ついばむようなキス。

「ちゅぶ、れろ」

 そして舌を絡め合い、お互いの唾液を交換するようなディープキス。
 あやせの舌は桐乃の口内を蹂躙し、上顎や歯茎の裏なども刺激する。
 桐乃はその快感に慄きつつも、お返しとして同じように舌を使った。

「な!? お、おまえら、あ、あにしてんだ!?」
「え、加奈子!?」

 部屋の入口に加奈子が立っていた。加奈子はあやせの家をフリーパスで入ることが出来る。あやせは心中で舌打ちを……しなかった。
 あやせは光彩を失った瞳で囁く。

「桐乃おねえちゃん……ほら、もう一人妹が来たよ。クスクス」
403名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:35:37 ID:cYoOA08d
あれ? コメディー風にしようと思ってたのに何故かホラー・・・
他の書き手さんの作品に影響されることもありますが、自分のSSに影響されることもありますよね・・・
ではまた
404名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:48:28 ID:Ly+S0UXs
>>403
お疲れ様でした。

あやせガチレズヤンデレ説は本スレで何回か見た覚えが。
実際、あの執着ぶりはただの友達を超えている気がする…
黒猫はタチだと思う。
桐乃は京介以外の人には総受け。
京介は総受け。
異論は認める。
405名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 21:25:51 ID:avV4mIry
>>402
あの声で「おねえちゃん……」だとぅ!?
桐乃じゃなくても貧血で軽く死ねますね
406名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 03:36:38 ID:DQBuAqQu
あやせが、かなかなを触りまくったりしてたのは、まあ女子高とかでありがちらしい
スキンシップ好きって奴だとは思うんだけど……
同じような事、桐乃にもしてたりすんのかなあ……なんか想像しにくいんだが。

あやせ初登場時の京介への対応とかみてると男嫌いってわけでもなさそうだから、
ガチレズな感じもしないんだけどなー。
407名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 11:44:26 ID:kAekeSQJ
いやまあ思春期女子は特に女子は男子と違って
普通にボディタッチをコミュニケーションにしてたり、
憧れみたいな感情を恋心と勘違いしたりするものらしいので、
あやせはガチレズorガチ百合じゃなくて、
単に桐乃のフォロワーだとおもうよ

劇中描写からすると、むしろ京介に対して歪んだ憧れがあるんじゃないかな
408名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 13:50:40 ID:zr0prgg5
>>403

今気付いたんだけど・・・便所触手さんじゃないっすかw
触手から乙女まで、レパートリー広いっすねー
409名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 13:53:21 ID:xu5Jhtx8
早い話男女の差なんだろうな
街で女同士で手を繋いでボディタッチでスキンシップとりながら談笑してても仲いいなぁとかですむが
男同士で手を繋いで同じ事してたらざわ…ざわ…ものだし
フォロワーっていうのはしっくりくる表現だと思う
オタ趣味を知らない人たちからしたら太陽みたいに輝いてる様に見えるだろうし
ある程度近しい人なら輝くためにどれだけ頑張ってるかも知ってるから余計に惹かれるんじゃないかな
410名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 15:39:38 ID:kAekeSQJ
>>408
ほうほう

って、まとめサイトで読んでみたら便所触手スゲーwww

黒猫・沙織のキャラ把握の適切さと伏見節らしい筆致がすごい
411名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 19:33:25 ID:ZZ4ZBiD4
そういや黒猫とあやせは本編ではまだ絡みがないんだよな(二巻の駅の描写は除く)
まあ多分あやせは邪気眼を許容出来ないだろうけど
412名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 19:45:08 ID:1d6HMDH5
2巻P342からすると桐乃からのフォローはありそうだったけどな
だからこそ嫉妬というのもありそうだがw
413名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 21:01:26 ID:DQBuAqQu
おまいら、便所触手さんには別にハンドルネームがちゃんとあるんだぜ……?

まあ、いっか。なんか定着してるしw
414名無しさん@ピンキー:2010/03/27(土) 23:24:44 ID:1d6HMDH5
ちょwww
……まあいい。傑作を書いてカッチョいいタイトルを付ければいいだけのこと……!
415名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 01:20:09 ID:uufjhYkG
傑作作る宣言

プレッシャーに押し潰され自分の作品に自信が持てなくなる

結局名無しで投稿しちゃう
or
そのまま失踪

失踪だけにはならない事を祈る
416名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 10:40:15 ID:iGYI1xRD
読んでる人的には投稿者のHNとかトリップってあった方が良いのかね?
ネーミングセンスが無いからSSのタイトル自体付けてない状態なんだが。
417名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 11:13:03 ID:QYaU1RIz
スレによっては職人の自己主張として嫌う所もあるけどな
ここではあまり気にされないから、酉ぐらい付けた方が認識しやすくていいかも
SSタイトルはスレで読む分に気にならないけど、まとめには欲しいな
これから先、作品数も増えてくだろうし

まあ、書き手さんの好きにするのがいいさ〜
418名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 14:29:38 ID:F51yswzy
>>416
タイトルなんてオマケですよw
無くてもいいんでない?
トリは付けた方が成りすまし防止になるよ
419名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:22:10 ID:iGYI1xRD
>>417,418
トリップは付けた方が良いのか、レスサンクス。
次投下する時はトリップ付けようかね。
タイトルはちょっと考えてみるか。
420名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 21:24:54 ID:REQRvQX3
>>419
まってまーす!
421名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 19:23:11 ID:yR2vGxzh
エロパロ版のスレ一覧をちょっと見てみたんだが。
俺の妹のエロパロの伸びってかなり早い方だよな。
伏見つかさの他の小説のエロパロが一切無いのとは対照的に。

それもこれもエロインの桐乃のせいだな。
422名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 19:43:31 ID:MqAMiDdE
いやいや
ここ伏見つかさ総合スレだから
俺妹スレってわけではない
423名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 19:51:45 ID:kxAHQemn
>>421は多分、他の伏見さんの作品は投下されてないけど、スレ自体の伸びは良いよね
って意味だと思うが
424名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 20:40:52 ID:Dvu9ANFY
早い方なのかな?
他のところにはあまり行かないので分からないが。

桐乃だけじゃないぞ!
黒猫やあやせも頑張ってるぞ!
そーいやあやせって出番はあんまり無いのに愛されてるよなあ。
ペットと言うか、性欲処理係的な扱いだけど
425名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 21:01:04 ID:oqPbM72F
俺は普通だと思うけど

禁書の所とかは、もはや本スレ並の伸び
426名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 21:02:18 ID:ZMaxOGxc
エロカワの人のペースが異常だっただけだろw
427名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 21:12:36 ID:yLLGKOmw
禁書はともかく、ここのところ毎回500レスまでいかないとらドラ、てのもあるしな
ただ普通ではないよ、エロパロ全体の過疎り具合からすると
書き手のみなさんご苦労様です
428名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 22:11:15 ID:itB4LSn1
完結して一年たってるのに量と質がすごいよな
エロを読みに行くってより二次創作よみにいってるわ
429名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 22:26:13 ID:Ic/t9She
>>421
最初の頃は桐乃一色だったけど最近は少ない気が。
430名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 22:36:25 ID:Dvu9ANFY
エロパロスレ一覧をざっと見たけど、アニメ化されたりして有名だから伸びる、って訳でもないみたいね。
禁書やとらドラみたいに何十も伸びるスレは少なく、1スレとか2スレしかないものが割と多い。
そんな中、ラノベだけで4スレ行ってる俺妹は相当頑張ってる方なんだな。

竹宮ゆゆこスレ、現在274レスで457KB…おいおいw
431名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 02:11:15 ID:EGgH+cN9
パロ以外のドマイナーなシチュ系スレなんて
落ちずに2スレ行けばマシな方なんだぜ・・・
432名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 07:28:13 ID:YhzstOe1
シチュスレにもニッチなはずなのにたまにスレの伸びが異常なのがあったりするけどなw
ラノベ関係は在りし日の谷川スレは凄かったんだけどな……
433名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 00:54:32 ID:gRIkJcRW
お兄さんって桐乃と、その……シちゃってるんですよね?
じゃあ、そのお兄さんに私が抱かれれば、私は桐乃と間接セックスになりますよね。
抱いて下さいお兄さん!

ま さ に あ や せ
434名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 05:07:55 ID:ySr9B6nZ
あやせをペットとして飼いたい
435名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 14:07:50 ID:HrIs0uMR
あやせにペットとして飼われたい
436名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 14:20:05 ID:aKaqpNgV
狼と香辛料のスレはいつでも開店休業状態になってるぞ
あれだけメジャーなのに・・・
437名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 20:20:47 ID:vHwwxLq0
あのふたりはさっさと子作りでもしてきゃっきゃうふふしながら幕とじりゃいいんだよ
438名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 21:02:23 ID:V1CBwqHT
あやせはペットだろ。
「変態!」とか「鬼畜!」とか「シスコン!」とか
口汚く罵られながら奉仕されるんだぜ?
439 ◆AYASExLmi. :2010/03/31(水) 21:43:19 ID:fHuVM8r6
トリップテストのついでに短いですがSS投下します。
440 ◆AYASExLmi. :2010/03/31(水) 21:45:06 ID:fHuVM8r6
開放的理乃


桐乃が陸上の為のアメリカ留学で世界のレベルの高さを目の当たりにし、心身ともに限界状態だったあいつを放って置けず。
俺は即渡米し何とか説得して二人で帰国したのはつい先日の事だ、体感では何週間も前の出来事の様に思えるがな。
だが、あいつは帰国してからと言うものどうも様子がおかしい。
あいつの宝物であり生き甲斐の一つの押し入れに隠されたコレクションを捨てろとメールで伝えてきた、
あの時と比べれば大した事は無いのかも知れないが。
かも知れないのだが……正直俺は戸惑っている。
姉や妹が居る奴なら分かって貰えるだろうが、基本的に兄弟は男と見なしてもらえない物だ。
だからこういう時どう言えば良いのか悩むところなのだが。
よし、まずは状況を整理しなければならないな。
クラスメイトに相談でもしようものなら異端審問が開かれかねないから赤城にも言えないが。

桐乃がな……恥らいが無くなったつーか、暑いからって下着姿でリビングをうろうろしたりするんだぜ。
正直、目のやり場に困る。
もし、妹の下着姿を見て勃ってしまったりしたら兄として情けないじゃないか、それよりこれをあやせに知られたら殺されかねない。
だから、兄の尊厳と俺の命を守る為にも一発ガツンと言ってやらないとな。

丁度、桐乃が風呂から上がって下着姿のまま冷蔵庫のドリンクを飲みにリビングへ入ってきた所だ。
「お、おい桐乃!最近お前格好がだらしな…い……ぞ?」
「なにぃ?」
と言って俺の方を向いた桐乃を見て俺は愕然とした。
「ってオイ!ブラも付けてねーじゃねーか!」
「はァ?ちゃんとタオルで隠れてるからいいじゃん」
いやいや、タオルを巻いてるならまだしも首からかけてるだけじゃねーか!
フェイスタオルほどのサイズの布は乳首は辛うじて隠れている物の、自己主張をし出した丸く形の良い胸はほとんど丸見えだった。
「隠れてるって言うか動いたら完全に見えるだろうが!」
「別にいいじゃんあたしが気にしないんだから、アメリカじゃこんなの普通だしー、あたし寝るときはブラしないから面倒なんだよね」
「気にしないってお前……」

A「お前が気にしなくても俺が気にするんだよ!」>>441
B「親父が見たらどうするんだよ」>>442
441A:2010/03/31(水) 21:45:44 ID:fHuVM8r6
「お前が気にしなくても俺が気にするんだよ!」
意を決して俺がそう告げると、桐乃は驚いた様なきょとんとした顔をした後に暫し考え込む動作を見せたが。
「へぇ、あんた妹のあたしの体見て欲情したんだ。これだからエロ妄想ばっかしてる童貞は」
と黒猫に自慢を言っている時のように勝ち誇った様な嫌味な顔をした。
お、押し倒してー……じゃなかった、張り倒してぇ!
「……ど、童貞ちゃうわ!」
咄嗟にそう言い返すので精一杯だった。べ、別にエロ妄想なんかしてないんだからな!童貞かどうかは置いといて。
「へぇ、童貞じゃないなら別にイージャン。おっぱいくらい見慣れてるんでしょ?」
「ぐ……ッ」
こんな時どうやって言い返せば良いんだ。ちくしょう!舐めやがって!
そう言えば、前に見たアニメにこんなシーンあったな。
「それは違う、桐乃の裸に少しはいやらしい気持ちになったりもする」
「な〜んだ、見栄張っちゃって本当は童貞なんじゃん」
「俺が童貞かどうかは置いてといてだな、女の子はもっと恥らいを持たないとダメだろ」
「さっきも言ったけど、アメリカじゃこんなんふつーだしー」
結局、そこに戻るのか。
「お前がそこまでアメリカ式に拘るならこっちにも考えがあるぞ」
「何?あんたも脱ぐとか抜かしたりするんじゃないでしょうね、この変態」
は、はっはっは、そんな安直な事するわけないじゃないかエロパロスレじゃあるまいし。
「アメリカで下着姿で家の中彷徨くのが当たり前なら、家族ならハグしたりキスしたりするのもアメリカじゃ当たり前だよな」
「え……?そりゃ……まあ……」
「ならこうするまでだ!」
俺は正面から桐乃に抱き着いた、俺の着ているTシャツとタオル越しに柔らかい感触が伝わってきて、
風呂上がりの石鹸とシャンプーの良い匂いが鼻孔を刺激する。
やべぇ柔らけー!こうやって密着すると心臓の鼓動まで聞こえてくる、桐乃の奴は驚いたのか心臓がバックバクだ。
「ちょ……ちょっと!」
「何だアメリカじゃ普通の事なんだろ?」
さっきとは攻防が逆になりこちらから意地悪な台詞を吐いてやる。
「そうじゃなくて、暑苦しいから止めてよね!」
「それじゃ答えになってないな、ハグの後のキスがまだだぜ」
そう言って桐乃の背中に回していた両手のうち右手だけを離し、その右手で桐乃の顔を上に向けさせー
「いい加減にしろー!」
同じく片手が自由になった桐乃の張り手が俺の頬に炸裂した。
桐乃は顔を赤くし目には涙を浮かせて、ゼェはぁ言いながら肩を荒く上下させていた。
どうやらこの勝負俺の勝ちみたいだな。
勝利宣言を言おうと思ったその時、ばさりと言う音がして桐乃の肩にかけてあったタオルが床に落ちた。
「これに懲りたら風呂上がりでもまともな格好しt……て、おい!おっぱい丸見えだぞ!」
「ふぇ?あ……キャー!!」
よっぽど恥ずかしかったのか桐乃はタオルをほっぽり出して階段をドタドタ登って自室に逃走したみたいだ。
さっき、一瞬見えたが桐乃の乳首ってあんな形してたんだな、なんかちょっと起ってた様な……。

その後は、桐乃も羞恥心を取り戻したのかそれとも俺のお灸が効いたのか、とにかくタオル一枚や下着姿で家の中をうろつく事も無くなった。
だが、相変わらず風呂上がりはキャミソールやらタンクトップやらの下にブラは付けてない様だ。
あの時裸を見てしまったからかどうかは分からないが、胸の頭頂部にポチリと浮かぶビーチク様が気になって仕方ない。
けど、せっかく少なくても服を来てくれる様になったのに余計な事言って悪化させても困るから苦言を呈する事も出来ん。
世のお兄ちゃん達は妹のけしからん格好を見たらどうやって窘めてるんだろうな。
言っても聞かないからそのまま放置だって?そんな事してたら俺の股間が有頂天になってしまうじゃないか。
いや、昔は兄妹で一緒に風呂入ったりした事もあったはずだが、あの時は何とも無かったのにいつからこんな気持になる様になったんだろうな。
442B:2010/03/31(水) 21:46:11 ID:fHuVM8r6
「親父が見たらどうするんだよ」
そう俺が言った瞬間「ぐふぉハァ!」という叫びと共にガタっと倒れる音がリビングの食卓用テーブルの方から響いた。
「って親父居たーーー!!?」
親父が血を吐いてテーブルに突っ伏していた。
「お、おい……大丈夫かよ親父!」
いくら刺激が強すぎたからって血を吐くなんてどんだけ親馬鹿なんだよ。今時ギャグ漫画くらいでしか見られない光景だぜ。
と思ったら吐血では無く鼻血だったらしい。
とりあえず、上を向かせて鼻血を止めないとな、それから鼻血を拭くものを用意しないと。
「ティッシュティッシュっと……」
「お父さんこれ使って」
そう言って桐乃はタオルを親父に手渡した。
「お、済まんな桐乃」
って、そのタオルはつい今しがたまで桐乃が使ってた奴じゃ……。
「ごはぁ!?」
案の定親父の目の前には桐乃の双丘が。

後日、高坂家の家訓に「例え自宅の中であっても妄りに肌を露出べからず」という項目が追加された。
443 ◆AYASExLmi. :2010/03/31(水) 21:50:01 ID:fHuVM8r6
SSはここまでで終わりです。
初めに思い付いたのはBの方だったのですが。
どうせだからと選択肢を作ってみました。

あと、トリップですが。
俺の妹っぽいトリップにしようとトリップ解析を使ってみただけで。
あやせのSSを書く予定は今のところありませんので期待した人にはごめんなさい。
444名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 22:37:16 ID:V1CBwqHT
>>443
お疲れ様でした。

遠慮が無くなったと見るべきか誘ってると見るべきか…
「誘ってる」なんて考えが出てくる時点で、俺も大概エロゲ脳だなw
あやせは次巻とドラマCDに期待。
445名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 22:43:52 ID:r0Z+a/To
>>443
おっつおつー
おやじ・・・www

特定は荒れるもとかもしんないけど、NTRの書き手さんかな・・・?
446名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 23:51:04 ID:kkVMMDTz
乙!
選択肢Aにさり気に紛れてる「押し倒てぇ」「股間が有頂天」に吹いたwww
447 ◆AYASExLmi. :2010/04/01(木) 00:13:27 ID:b313MgV7
>>444
桐乃が誘ってるかどうかは想像に任せるにしても。
数ヶ月ぶりに帰ってきた妹が半裸だったらドキドキしてしまうのは仕方ないよね。

>>445
何故バレたし!?
ちなみにバレンタインイベントのとケフィアトラップも俺です。
最近、短いのばっかりでサーセンw

>>446
楽しんで貰えて良かったです。
エロは不得意ですが、クスっと笑って貰えるSS目指します。
448自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/04/01(木) 01:41:22 ID:/3iiSmmL
いま誰か居ますか?
居るなら恥を忍んで質問したい。今友人に単行本を全巻貸しているため確認できないのだが、
2巻で京介が麻奈実にプレゼントした枕はクマのキャラが描かれた抱き枕であってたっけ?

教えてくれたら今晩中に麻奈実のオナヌ小説をあげるつもりなんだぜ。
エイプリルフールじゃないお
449名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 01:49:40 ID:b313MgV7
>>448
うさぎの抱き枕って書いてあるな。
とても胴長で、抱き心地の良い素材で出来ている。
実はアニメのキャラクターだとかどうとか。

実は俺も原作1〜3まで借りたままなんだ。違うと思うが貸してくれた友人済まない。
450自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/04/01(木) 01:55:58 ID:/3iiSmmL
>>449
ありがとうございます。
自分が貸してるのは1〜5巻だから友人とは違うと思います。

麻奈実の一人宴までしばしお待ちくだしあ

あと決算は何とかなりました。今書いてるのはリハビリようです
451自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/04/01(木) 03:34:12 ID:/3iiSmmL
完成させました。
俺の幼馴染が〜 シリーズとはまったく別物の短編です。
皆さんの意見を参考に眼鏡の正しい使い方について考慮してみました。

愛液は白くないって? こまけぇこたぁいいんだよ!!

背徳感。この三文字が今の私の心全てを包んでいた。
「んっ、んん……」
時刻は深夜二時。いつもなら寝ている時間だった。
それでもあんな夢を見てしまったから、今ではすっかり目が覚めて身体が疼いてしまっている。
「あっ、ん。あっ……だめっ、だめぇ」
いつも優しくて格好良い、だけど鈍感すぎるのがたまにきずな人。
鈍感すぎるはずなのに、今日の私の夢に出てきたあの人はとても積極的だった。
いきなり手をつないできて、それだけで私が顔を真っ赤にして困っていたら、その戸惑った顔が可愛いなんて真顔で言ってきた。
嬉しいながらも焦りに焦って、ただただ手をひかれるだけの私。
いつまで続くのかと思っていたら突然立ち止まって、もう我慢出来ないとさっきと変わらず真顔で言いだした。
そうして次の瞬間、私の方を向きなおしたと思ったら目一杯に私の身体を抱きしめてきた。
全ての血液が沸騰したんじゃないかと思うほど身体が熱くなった。
そして最後にとどめの一言が、私の耳にゆっくりと囁かれる。
『―――麻奈実。俺、ずっとお前の事が好きだったんだ』
「わ、私もっ……好き、らったからぁ、ん……! ずっと、好きだったのぉ……んあっ!」
夢の中とはいえ、その声は確かに私の心を揺らした。
すっぽりときょうちゃんの身体に包まれていた私は、嬉しさのあまりギュッときょうちゃんを抱きしめ返していた。
きょうちゃんの胸に顔をうずめると、ガッチリとした胸板から香る男らしい汗のにおいが私の鼻腔をくすぐってくる。
もはや沸点などかるく飛び超えて、身体だけでなく私の心の奥底まで高温に熱せられ、私の全てがまるで湯煎されたチョコレートのように甘くとろけきった感覚におちいっていた。
やがて自然と目を合わせ見つめあう。
きょうちゃんの唇と私の唇の距離が少し縮まっていって、そして―――そこで夢が終わり私は目を覚ました。
夢の中と同じで身体中がとっても熱くて、恥ずかしいことに秘所からは湯煎されたホワイトチョコがあふれ下着を濡らしていた。
夢とわかった途端に切なくてその熱は冷めてしまいそうだったが、それでも寂しさからか最上級の甘美なホワイトチョコを求めるかのように、いつの間にか私は秘部を一心不乱にまさぐっていた。
実のところ、私はあまり一人で慰めることは好きではない。きょうちゃんの私と幼馴染でいたいという純粋な気持ちを裏切っている気がして、行為の快感よりも終わった後の罪悪感の方が勝ってしまうのだ。
しかし今宵見た夢はあまりにも甘過ぎて、久しぶりに衝動が抑えられなかった。どうしても甘いモノが欲しい。身体ごととろけてしまいそうな甘美な刺激が。
「はぁ、はぁ……んっ」
本当はホワイトチョコよりも、もっと和風な甘いモノが欲しい。例えば、きょうちゃんがくれる……濃厚な甘酒とか。
「やぁっ……あっ、ん! あぁっ!!」」
変なことを考えていたら秘所がビクンッと反応を示して、思わずかなり大きな声が出てしまっていた。それでも指は止まらない。
はじめはパジャマの上から控えめにいじるだけだったけど、下着だけに収まらずパジャマにまで
ホワイトチョコが染み出してからは、まどろっこしくなって直接下着の中に手を入れて秘部を指で弄っていた。
私の中はよほど加熱されているのか、ホワイトチョコの粘り気はいつもの三割り増しぐらいねばっこい気がする。
右手で秘所を弄り掻きまわし、左手で胸をもみしだく。平凡なサイズであることはわかっている。もう少し大きければ、きょうちゃんにもっと目を向けて貰えるだろうか。
ただ見られているとなると、それはそれで恥ずかしい。
ときおり胸の先の突起物を弾いてみたりするが、どうも下半身以上の快感が得られない。
いつもよりも激しく下を弄っているせいなのだろうか。やるせなくなってしまって、左手を所在無さげに胸から離してどうにかならないものかと右往左往させる。
452自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/04/01(木) 03:38:28 ID:/3iiSmmL
すると左手にぽふっとした触り心地が実に気持ち良い何かを探し当てた。
その感触はよく覚えている。というよりも、忘れるはずが無い。
「あっ……『きょうちゃん』」
それは二年生の頃にとある事情で様子のおかしくなった私の心配をしたきょうちゃんがプレゼントしてくれたウサギをかたどって作られた抱き枕であった。名前は『きょうちゃん』。普段は問題ないが、現在の状況では本物と混同しかねないまぎらわしい名前だ。
それでも今興奮している私にこの『きょうちゃん』は逆にちょうど良い玩具(おもちゃ)となりえた。
私は『きょうちゃん』を空いた左手で掴み、私の目の前に『きょうちゃん』の顔をもってくる。この無気力でどこか不機嫌そうな目つきが本物のきょうちゃんによく似ている。
「もうっ……そんな顔しないでよきょうちゃん。私だって、我慢できないときはあるんだもん……」
こんなにも近くにきょうちゃんの顔があると思ったら、より一層興奮してきた。とろけたホワイトチョコの甘い匂いが香りたつ。
これだけ近い距離になったのは、さっきの夢のときと、きょうちゃんがふざけて私の眼鏡をとって自分でかけて、私に顔を見せようとしたときぐらいだ。
あのときは鼻の頭があたるぐらいのニアミスで、夢の中で見た距離よりも近かったかもしれない。
「……そうだぁ」
良い事を思いついた。あのときはきょうちゃんに、眼鏡をかけたら頭が良く見えるかと聞かれて、思い切りバカァッ! と叫んでしまったていた。
それでもあれは鼻の頭があたるというニアミスをしたにも関わらず、きょうちゃんが大して気にしていない様子だったので、つい怒ってバカと叫んでしまったにすぎない。
一瞬しか見えなかったけれども、きょうちゃんの眼鏡をかけた顔は、知的でいつものきょうちゃんとは違う魅力をはらんておりとても格好良かった。
「はい、きょうちゃん。……やっ、そんなに見つめないで。かっこよすぎ……そんな目で見られたら、恥ずかしいよ……んっ!」
私は左手で眼鏡を外して、その外した眼鏡を抱き枕の『きょうちゃん』にかけていた。
あのときに垣間見えた本物のきょうちゃんの眼鏡をかけた顔と『きょうちゃん』がだぶって見えて、大興奮のあまり秘部からホワイトチョコが一気に出たのがわかってしまう。
453自宅のPCの規制が解けたから自宅から行くぜ:2010/04/01(木) 03:47:19 ID:/3iiSmmL
やがて身に着けているパジャマと下着すらうっとうしくなってしまい、右手では秘所を弄りながら、左手ではパジャマと下着を器用に脱いでいく。
「やぁっ!? 着替えてるんだから見ないでよぉ……。もぅ、きょうちゃん……ってば、えっちぃ、なんだからぁ……はぁん」
もう私には『きょうちゃん』が本物のきょうちゃんにしか見えていない。
というか『きょうちゃん』ってなんだろう? 始めから私の傍にはきょうちゃんしかいなかったはずだ。
「はぁ、はぁ……もう、きょうちゃんのせいで、私のここベトベトになっちゃったよぉ。私、和菓子屋の、子なのに……はぁ、ん。こんなに、ホワイトチョコばっかり、作って……たら、お父さんに、怒られちゃうよ……」
ずっと掻き混ぜて掻き混ぜて、温めつづけた私のホワイトチョコレートは、この世のものとは思えないほどの糖度となっているに違いない。
「だから……さぁ、あん、ん、あぁぁっ! ……せ、せきにんとっれ、きょ、きょうちゃんがぁ、ん! ぜんぶ、たべてよぉ……」
私は身体を上半身だけ起こして、秘部から右手を退かせた後に、左手で掴んだきょうちゃんの顔を私の秘部におしつけた。
「んっ、あっ、あっ、あぁっ! ……ねぇ、おいしい、きょうちゃん?」
柔らかいきょうちゃんの鼻先が私の秘部を豪快に弄ってくる。濃密な匂いに酔いしれているのだろうか。
「もっと、もっと、もっとぉ〜……! なめまわしてよぉ……おぃしぃからぁ、んんっ!」
かちゃ、かちゃ、と金属がこすれる音がする。かけっぱなしの眼鏡が揺れているのだろう。硬い眼鏡のフレームが秘所に当たって、今までにない感触を私に与えてくる。
「あっ、あっ、だめぇ! もぅ、だめだよ、……おいしいくても、もっとぉやさぁ、しくして、くれないとぉ……いっちゃ、ぅからぁ……」
そう言ってもきょうちゃんは言うことを聞いてくれない。どんどん動きが激しくなる。
秘部に眼鏡があたるということは、股のあたりにこぼれたホワイトチョコを舐め取っているのだろうか。
柔らかい感触が私の下半身の広範囲に広がったホワイトチョコを舐め取っているのがわかる。
「うぁ、だめぇ! 眼鏡、メガネ、めがねがぁ……奥に入ってきて、イッ、ク……いっちゃうぅぅっ!」
硬い眼鏡が秘部の辺りで暴れ狂う。そして偶然にも眼鏡のレンズとテンプルの間にちょうど私の陰核が挟みつけることになり、そのままピンッとビンビンになった陰核引っ張る形になった。
「はぁ、ぁぁぁああああああああああんっ!!」
その瞬間、私の身体に今まで感じたことの無い快感が電流となって流れる。それと共にとても大きな嬌声が部屋に反響する。
私はきょうちゃんに見立てた抱き枕と自分の眼鏡によってイってしまった。
私は身体をビクビクと痙攣させながら、心地よい疲労感と共に布団へ倒れこんだ。その後の記憶はない。

「……ふぁ〜ぁ。………・・・っ!? やぁぁぁ、きょ、きょ、『きょうちゃん』がぁぁぁあああっ!?」
そして翌朝。気だるい身体を起こすと顔の部分がぐしょぐしょにふやけて見るも無残な姿になった『きょうちゃん』と、下半身に何もつけていない私が布団の中に居たのだった。


終わりです。眠いです。はじめて眼鏡キャラのエロモノを書いたので、うまくいってるかすごく不安です。
眼鏡でそんな展開ねぇよ! というツッコミがきそうで怖い。
ひょっとしたら眼鏡シチュは苦手かもしれない……尿シチュならばっちこいなんだが。
久しぶりに文章書いてリハビリぐらいにはなったと思います。
俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがないの方も、ゆるりとですがそのうち更新すると思います。
まぁ雑談はこの辺で。おやすみ。
454名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 04:53:41 ID:b313MgV7
>>453
乙です。
枕を押し付けてというのはよくあるシチュだけどきょうちゃんカワイソスw
455名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 06:11:48 ID:AxIqNmyL
麻奈実かわいいよ麻奈実ハアハア。そしてきょうちゃんかわいそうw

ところで、「エイプリルフールにかこつけていつもの三倍くらいの勢いで京介を罵倒する桐乃」って電波が送られて来たんだが。
456名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 07:51:07 ID:nOYhOjoh
エイプリルフールにかこつけてラブリーマイエンジェルあやせたんを口説き落とす電波が
457名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 09:01:08 ID:6bCK7tqU
>>456
嘘のつもりで口説いたら、意外と良い反応が…
458名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 15:07:04 ID:q1xlfbNS
>>457
エイプリルフールの冗談なのは確定的に明らか
459名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 16:05:32 ID:6Nv8ssAG
「よう、あやせ。 今日も今日とて可愛いな。 嫁にしたいくらいだ」
「こんにちはお兄さ……えぇっ! お、お兄さん何言ってるんですかっ!?」
「いやぁ実は初めて会った時からお前のことが気になっててな」
「そ、そんなっ……わ、私なんかより、桐乃の方が可愛いですよ!? で、でもお兄さんが、その、どうしてもというなら…私」
「HA☆HA☆HA! 今日はエイプリルフール! 全部うーそっ…え? あやせさん? ままままマジですか!?」
「冗談です」
「……orz」
460名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 18:07:54 ID:aUsK9vGO
実はわたしもお兄さんのことを…
な〜んちゃって。冗談ですよ。
今日はエイプリルフー…
ちょ、ちょっとお兄さん!?
何するんですか!離し…
ちょ、どこ触って…!
461名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 18:43:53 ID:Z54hGroQ
んぁっ!、はぁん!、ンンッ!…んぁぁあぁ……

…って、調子に乗るなっ!
死ねえええぇぇぇえええぇぇぇえええぇぇぇ――――ッ!!!!w
462名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 19:55:48 ID:uDYeSuNe

「祝メルルアニメ化! ひゃっほいっ!」
「出たわね、この4月莫迦……」
「もーアンタってばホント、ノリ悪いわね〜」
「……ふん、私は今のエイプリルフールの風潮が気にくわないだけよ」
「そんなの楽しんだ者勝ちだっての! 文句言う方が寒いわっ」
「……まあ、そう言われればそうなのかしら。元々由来のはっきりしない物だもの。……好きに楽しむのもいいかもしれないわね」
「お、珍しく素直じゃん」
「私はね、エイプリルフール、というのは一回だけ嘘をついていい日だと教わったわ。……あなたなんかに大事な一回を使う気はないの」
「……時々乙女だよね、アンタ」
「ほっといて頂戴」
「で、アンタはその大事な嘘を誰に使う気?」
「……あなたのお兄さんによ。……『好きです』って』
「ブホッ! ちょ、ちょ、ちょっと正気!?」
「勿論そのすぐ後に『嘘よ』って言うつもりだけど。……どうかしたのかしら……?」
「あ、いや、でもそれって……。……。……そうか、面白いかも。あたしもアイツに言ってみよかな」
「…………」
「なによ!」
「……私達、似たもの同士なのかもね」
「うえっ、何言ってんのよ、キモッ」
「……ふん、全く以て同感だわ」
463名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 23:10:45 ID:PurB+ZkK
桐乃黒猫ダブルで好きですと言うも「実は沙織が気になる」と京介がカウンターで返すという電波を受信した
464名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 23:14:45 ID:odUqPTwa
>>462
「好きです」が嘘か「嘘よ」が嘘か
桐乃もわかってるくせに〜
しかし一日一回の嘘だとしたら、黒猫も桐乃もかなり素直にならざるを得ないなw
465名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:20:45 ID:xpPNyMBg
>>462
すごいな。二人の関係の縮図みたいになってる。感動した
466名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:46:10 ID:apcSwk6o
 桐乃がアメリカに留学して1ヶ月。
 ここ最近、何をするにもあいつが絡んでいたせいで、俺はすっかり気力が無くなっていた。
 学校には通うものの、幼なじみの麻奈実や、なぜか俺の後輩となった黒猫らと絡む気力も無く、
毎日テキトーに授業をこなして、家に帰る。
 唯一の楽しみといえば、桐乃の部屋であいつが残していったエロゲーをプレイすることだ。
 ノーパソはあいつがアメリカに持っていっちまったから、デスクトップを借りてやっている。
 最初は妹のものを勝手に使うことに抵抗があったが、なに、あいつが留守の間、
コレクションを守ってやるという対価だと思えば、そんなもの、軽く吹き飛んじまった。
 俺がマウスを握るたび、あいつの手のひらの感覚が俺の手の甲に戻ってくる。
 クリックをするたび、妹キャラを攻略するたび……。
 俺は……。

 俺は桐乃を思い出してオナニーをするようになった。
「あぁぁ……桐乃…桐乃たん……ハァハァ…」
妹の部屋で、妹モノのエロゲーをプレイして妹をオカズにオナニーをする。
 変態と言われようが構わない。事実、俺は実の妹を脳内で犯して興奮するような男なのだ。
 タンスに残っていた桐乃の下着で、固くなったモノを包み、しごく。
 最高の感触だった。桐乃が身に付けていた下着というだけで俺の肉棒はガチガチになって、
精液を吐き出すべく膨張している。
「桐乃…きりの……うぁ…」
びゅっ、びゅびゅっ、びゅうっ!
 肉棒を包んだまま、妹の下着を白濁液で汚していく。受け止めきれなかった汁が、
じわりと染み出して液だまりを作っていく。
「ふぅ……やはり実妹ルートに入るにはフラグ管理が必要か……」
エロゲーの話ではない。現実の話だ。
 アメリカに陸上競技の留学に行っている桐乃は今現在、体調が崩れて満足な記録が出ないという。
 きっと愛する兄と離ればなれになってしまい、お兄ちゃん分が不足しているに違いない。
 意外と脆い兄のことだ。近いうち必ず日本に帰ってくるだろう。
「うまく行くと思っていた海外留学で、思ったような成果が出ずに打ちひしがれる桐乃……。
そこを俺が抱きしめてやる!お兄ちゃん!桐乃!そして二人は結ばれる…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーTrue end.《真実の愛》ending no.19ーーーーーーーーーーーーーーーーー
467名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:47:29 ID:apcSwk6o
 完璧だ。『しす×しす』のフラグを空で暗唱できるほどやりこんだ俺なr
「気持ち悪い……。さっきから何をぶつぶつと呟いているんですか。通報しますよ?」
「おわっ!」
背後からの突然の声に、俺は椅子から飛び退いて声の方向に向き直る。
「たん?……やっぱり京介さんが変だっていうのは本当だったんですね。」
あやせが立っていた。なぜか今日はメガネをかけている。
「あ、あやせた……あやせ、なんでうちに?」
「麻奈実さんに言われたんです。お兄さんが何か変だ、って。話しかけてもボーッとしてるし、
いつもは一緒にやってる勉強も乗り気じゃなくて、学校が終わったらすぐに家に帰ってしまうって。
それに今だって桐乃の部屋で、その、いかがわしいゲームをしているし」
それで、うちに来た?
「でも……なんであやせが?麻奈実とはあんまり面識ないだろ?」
「えー?麻奈実さんとは結構仲いいんですよ?わたし」
そうだったのか……。ここらへん、女ってよくわからない生き物だと思う。
「それで麻奈実さんが“私じゃ駄目だと思うから…”って、なんでかわたしが頼まれました」
「じゃ、じゃあそのメガネは?お前視力悪かったっけ?」
「いえ、新しい春コーデを試してみたんですけど、何か物足りないのでメガネをかけてみました」
伊達ですけど、と最後にあやせは付け加えた。
「似合います?」
「あ、ああ……似合ってる」
「そうですか?えへへ、やったぁ」
くるり、とその場で一回転するあやせ。甘い匂いが鼻腔をくすぐる。
「やっぱりお兄さんは桐乃のお兄さんなんですね」
「……どういうことだ?」
少し俯いて、あやせは虚ろな目で俺に視線を戻す。
「桐乃はお兄さんのことを悪く言ってますけど、それが本心じゃないことなんてとっくにわかってます。
桐乃はお兄さんのことを好きでたまらない。でも……辛いのを我慢して、わたしたちに黙ってアメリカに行った。
そして、お兄さんも桐乃が好き。その証拠に、こうやって桐乃の部屋で桐乃のことを思い出している」
……いや、間違っちゃいないけど、俺は妹でオナニーしてたんだからね?
「桐乃がいないから、お兄さんは寂しいんですよね?ですから……」
急にもじもじとしだすあやせ。顔を火照らせ、じっと俺の目を見ている。
「桐乃がいない間、わたしが……京介さんの、妹になってもいいですか?」
 ハーレムエンドフラグktkr!
468名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:48:40 ID:apcSwk6o
 一歩、二歩とゆっくり俺に近寄り、右手を差し出し、俺の胸板に軽く触れる。
「京介……お兄ちゃん?」

 その瞬間、俺の中の何かがはじけた。
「黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん
黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん
黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん
黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん黒髪ロング眼鏡妹あやせたん」
「ひぃィっ!」
一転、青ざめた顔で後ずさるあやせ。
「あやせたんあやせたんあやせたんあやせたんあやせたんあやせたんあやせたん
あやせたんあやせたんあやせたんあやせたんあやせたんあやせたんあやせたん」
ゾンビの様に両手を前にならえして、あやせを抱き寄せようとにじり寄る。

「変な呪文を唱えないでくださいっ!」
ラクーンシティに湧いたゾンビから逃げるべく、踵を返し逃げるあやせ。
 しかし足がもつれて転んでしまった。それでも何とか狭い室内で俺から逃げようとして、
四つん這いのまま手足をじたばたさせる。
 その拍子にスカートがまくれあがって、パンツが丸見えになっている。
 大人っぽい黒のレース。
 そんなんじゃだめだ。中学生なんだから、もっとかわいらしいのを履かないと。
「俺が履かせてあげるよ」
四つん這いのままのあやせの尻に手を伸ばし、一気にパンツを膝まで下ろした。
 白くて肉付きのいい尻の間に、ぷっくりとふくらんだ割れ目が見えていた。
「やだっ!何するんですかっ!痴漢!変態!やめてください!」
大事なところを覗かれて、あやせは髪を振り乱してもがいている。
「お兄ちゃんにそんなこと言っちゃダメだろ」
パァンッ!
「きゃあっ!」
勢いよく尻を叩く。何度か叩くうち、みるみるとあやせの尻は赤くなっていく。
「やぁっ、京介さん、やめてくださいっ!」
パァンッ!
「はぁんっ!」
尻の赤みと比例するように、あやせの声に段々と色が混じってきた。
 あぁ……あやせたんは尻を叩かれて感じるドMだったんだね。
 手のひらを見ると、透明な粘液が付着していた。あやせの尻……いや、性器から漏れ出た液だ。
「濡れてる……」
「いやぁ……言わないでください……」
体を固くして、ふるふると小動物のように震えるあやせ。
 ぶっちゃけ俺も体を固くしてたんだけど。一部分だけな!
「お兄さんって本当に変態ですね。妹の部屋で妹の友達のお尻を叩いて……。
し、しかも、お、おちんちんをそんなにおっきくして……」
赤面するあやせたん。やべーちょう萌える。
「わたしも、お兄さんと同じ変態です……。こんなになっちゃって……。
もう、こんな格好させて、責任とってもらわなきゃ死んでもらいますからね」
一瞬の隙を見て俺の腕から逃れて、俺と対面するかたちで正座するあやせ。
俺の顔をそっと撫でて、顔を近づけ……唇と唇の淡いキス。
伊達メガネがほんの少し、邪魔だった。
「ホント、女の子からキスだなんて、死んでください」
憎まれ口を叩いたあやせの顔は、笑っていた。


 俺も内心、ほくそ笑んでいた。
 あやせたんのHシーン、ゲット。
469名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:49:30 ID:apcSwk6o
 桐乃のベッドで、あやせと二人。俺が上で、あやせが下。
 もちろん!メガネはかけたまま!パラダイス!
「京介さん……、やさしくお願いします」
俺は無言で、あやせの穴に肉棒をあてがう。ピンク色をしたわれめの、下のほう。
 無修正!モザイクなし!メガネあり!たまらんね!
 濡れそぼった割れ目は、俺の肉棒をぬるっと飲み込んでいく。
 途中、わずかな引っ掛かりがあったが、体重に任せて押し込んだ。
 根元まで入ったところで、あやせの耳元で囁く。
「あやせ……愛してる」
前にやったエロゲーと同じセリフ。これであやせたんはぼくのもの。
「はい……わたしも……同じ気持ちです…」
あやせたんは背中に手を回して、ぎゅっとしてくれた。
 ハァハァ……もう我慢できないよ。
「あやせ……動くから」
返答を待たずに、ピストンをはじめる。
 股と股が触れあうたびに、乾いた音とくちゅ、くちゅという濡れた音が部屋に響く。
「はぁっ、あっ、お兄さんのおちんちん、きもちいいですっ!
わたしのぉ、ここに、お兄さんのが、出たり入ったりしてますっ!」
「ぁあっ、あやせ、あやせっ!あやせの中、あったかくて、ぬるぬるしてきもちいいよっ!」
互いに快感を確かめあって、更なる快感に昇りつめていく。
「ぁっ、だめっ!あぁっ、きもちいいのぉ、お兄さんのおちんちんが、おまんこのおくで、
わたしの大事なところを叩いてますぅっ!」
あやせの中を少しでも長く感じていたかったが、初めて味わうあまりの快感に、
俺は限界が近いことを悟った。
「あやせっ!もう出るよ、あやせの中に、俺の、出すよっ!」
「はい、わたしももう、イっちゃいますからっ!くださいっ、お兄さんのぉ、
わたしのなか、お兄さんでいっぱいにしてくださいっ!」
互いに手を握りしめ、フィニッシュに向けて小刻みに腰をふっていく。
「イクっ!イクっ!あやせっ!大好きだ、あやせっ!うぅあっ、イクっ!」
びゅるっ、びゅっ、びゅびゅっ、びゅうぅ!
「ああああっ、出てるっ!お兄さんのせいえき、どくどくって、
いっぱい出てますっ!ふぁあ、あ、あつい……」
「ぉあぁ……あやせ…」
とんでもない量だった。自分の手でするのとは全然違う。
 途方もない快感が全身を走り抜けた。
 穴から肉棒を抜いてからも、精液は出つづけた。
「ぁは……こんなにいっぱい出して……お兄さん…大好きです…」
メガネにかかった精液を舐めとり、あやせは微笑んだ。
「責任、とってくださいね?……ね、お兄ちゃん?」


 あやせの眠るベッドの上で、俺は、次の攻略対象を誰にすべきか考えていた。
 一周目からハーレムエンドは、やっぱり難しい気がしてきたぜ。
470名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 01:59:49 ID:apcSwk6o
>>467の五行目にミスです。
その前に京介が「あ、あやせたん!」って言ったつもりだったんですが…これだと噛み合わないorz

初投下なんで勘弁してくだたい。
471名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 04:58:02 ID:FBVws/LQ
うーん、初投稿にしてはGJ過ぎるな。
この俺を満足させるに至っている。
これからも頑張っていけばまた皆を満足させる事の出来る作品が描けるよ。

次も期待している。
472名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 10:38:32 ID:j2/UAi84
>>470
変態だー!(AA略

凶介頑張れ!
超頑張れ!
473ヤンデレふたなり少女あやせたん:2010/04/04(日) 02:42:10 ID:U7N55UxX
 日曜の昼下がり。俺がリビングでくつろいでいると、思わぬ来客があった。
 リビングのドアが少し開いて、その隙間からひょっこりと顔を出したのは……あやせだった。
「おじゃましま〜す。あ、こんにちは、お兄さん」
「お、あやせか。桐乃なら上にいるから、呼ぼうか?」
 天井を指差して、あやせに確認する。
「お願いします。わたし、ここで待ってますので」
 そのままソファのほうまで行って、前のテーブルに置いてあるファッション雑誌を手にするあやせ。
 俺は階段を昇り、桐乃の部屋の前までくると、ドアをノックした。
「おーい桐乃、あやせが来てるぞー」
 返事が無い。ただのしかばねのようだ。
「開けるぞー。開けるからなー。……ホントに開けるぞ?」
 それでも返事がない。少しためらったが、ゆっくりとドアを開けた。
 いた。デスクトップに食らいついて、エロゲーをやっている。
 ヘッドホンをしてるから、聞こえなかったのか。
 それでも、俺が部屋に入ると、気配を感じたのかヘッドホンをとって、口を開いた。
「ちょ、何勝手に部屋に入ってんの!マジキモいんですけど!」
 てめー、それが用を伝えに来た家族への態度か。
「あやせが来てるんだよ。……お前わかんなかったの?」
「へ?……あ、忘れてた!今日約束してたのに!」
 突然の来客にあたふたと慌てる桐乃。
 ……ま、確かにこんな部屋じゃ友達を入れるなんて、できねーわな。
 『普通』の友達なら、な。
 桐乃の部屋にはエロゲーの箱やら同人誌やらが散乱していた。
「どうすんだよ。待たせんのか?」
「くっ……。ゴメン、急いで片付けるから、アンタはお茶でも出してて!」
「へいへい、終わったら下りて来いよ」
 手をひらひらと振って、桐乃の部屋を後にする。
 ありゃ、当分終わんねーな。
 さて、あんまりあやせを待たせても悪いから、早いトコ戻らねーと。
(あれ?そういえば……)
 妙案を思い付いて、俺はにやりと、心の中で笑った。
474名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 02:42:58 ID:U7N55UxX
「あ、桐乃〜?って、お兄さんじゃないですか」
「わりー、アイツ、今部屋片してるから、ちょっと待っててくれ」
 手を合わせてあんまりあやせに謝る。
「今、お茶入れるから。あ、ジュースがいいか?」
「なんでもいいですよー。……桐乃、どうしたんですか?」
 そりゃ、せっかく遊ぶ約束してる友達の家に来たのに、ソイツが中々出てこなけりゃ、疑問に思うよな。
「昨日、陸上で疲れて、ずっと寝てたんだとさ」
「ふうん、珍しいですね。桐乃がお昼過ぎても寝てるなんて」
 まさか、エロゲーを隠してるから……とも言えまい。
 あの事件があってから、あやせも色々と『勉強』してるみたいだけど。
 一応嫌悪すべき対象としても見てるから、桐乃としては見せたくはないだろう。
「ま、あいつもモデルに陸上に、忙しいみたいだからな。たまにはこういうこともあるんだろ」
 食器棚からティーセットを取り出し、紅茶を用意する。
 フッ……俺だって美味しい紅茶の淹れ方くらいは知ってるんだぜ。
 まずはカップを温めて……と。(中略)……どうだ!ティーバッグだけど俺は頑張ったぞ!
「はい。紅茶で良かったか?」
「ありがとうございます」
 あやせはさっきから雑誌を食い入るように見つめている。
 ああ、桐乃がモデルをやってるやつか。あやせ、幸せそうだな。
 しかしこいつ、本気でレズ入ってるんかな。桐乃のことを喋るとき、目がおかしいもんな。
 俺は黙って対面に座り、紅茶を啜る。
 心なしか、いつもより美味しい気がするな。やっぱり真紅流は違うのかな。
 あやせを見つめていると、俺の視線に気付いたようで、雑誌から顔を上げてカップを手に取る。
 友達の兄貴が淹れてくれた紅茶だ。飲まないわけにいかないよな。
 そのままカップに口をつけ……飲んだ。
 よしっ!
 小さくガッツポーズ。
―――作戦、成功―――――――。

「美味しいですね。お茶の葉が違うんですか?」
「いや、何の変哲も無いティーバッグだお」
「……だお?」
 はっ!あまりにすんなり飲んでくれたので、口調が乱れてしまった。
 ……やる夫まとめサイトの見すぎだな。
「失敬。隠し味が入ってるんだよ」
「えー?隠し味ですかぁ?レモンじゃないしなぁ……なんですか?」
「……媚薬。」
475名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 02:43:42 ID:U7N55UxX
 あやせは太目の眉をひそめて、カップを傾ける。
「びやく?スパイスですか?」
 どうやら媚薬について詳しくレクチャーする必要があるようだ。
「その歴史は古く、紀元前から存在する。最も有名なのはインドのカーマスートラかな。
世界最古の性書と呼ばれ、媚薬についての記述もある。一般的には、性欲増進や勃起不全をサポートする薬。
効果については半信半疑だったんだけど。どうやら効いてるみたいだな」
 カップを持つあやせの手が震えている。
 次第に握力が弱まり、最後にはカップを落としてしまった。
 しかし、そんなことは最早どうでもいいのか、背中を丸めて、体全体まで震えが伝播していた。
「あっ、はぁあ……はっ、はぁっ、ぉ、にぃさ、ん……」
 呼吸が荒く熱っぽい顔で体の不調を訴える。
「まさか、ここまで効果があるとは。あやせ、気分はどうだ?」
「なん、か……。からだの、ぉく、が、あついです……。たすけ、て…」
 必死な表情で懇願してくるあやせ。

「よし、今助けてやるからな」
 ソファから立って、あやせの肩を触ったその時。
「や、ぁあああああんっっっ!」
 あやせはビクビク、と丸めていた背中を一気に反らし、恍惚の表情を浮かべる。
 まさか、これだけでイったのか?
 とりあえずあやせをソファに寝かせて、様子を見る。
 額に大粒の汗をかいて、だらりと全身を弛緩させている。
 ……ふと、あやせの股間に目が行った。
 何か『もっこり』と。あるはずのないモノが股間に存在している。
 俺は数峻、あやせのスカートを押し上げているモノの正体について考えたが、 これって、アレだよな……。
 という結論に至らざるを得なかった。
「ちょっと、服を緩めるからなー」
 と、了解をとるつもりは毛頭ないが、一応確認してスカートに手をかけ、おそるおそる捲り上げた。
 薄黄色のパンツがちらりと見え、そしてすぐに……それの正体が判明した。
「……ちんこ」
 ちんこだ。
 あやせの華奢な体躯と不釣り合いなほどに立派に屹立していたそれは、まさしく男の生殖器だった。
 パンツを脱がせて、あやせの上に乗って脚を開く。そこには、中学生らしくかわいらしいわれめと、
 そのすぐ上に、天井を向いたまま、バキバキに勃起したちんこがあった。
「これはこれで、……アリ、かも」
 これを使ってどんなプレイをしようか……なんて考えていると、目を覚ましたらしいあやせと目が合った。
 その表情を形容すると……鬼神?
「死」
「ちょ、ちょっと待っ」
「ねェェエェェェエェェェェェェエェェ!!!!!」 渾身の膝蹴りが俺の股間にヒットした。
――――――――暗転―――――――。
476名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 02:44:48 ID:U7N55UxX
「まったく、こんなことをする人だとは思いませんでした」
 ソファにうつ伏せになってのびている鬼畜変態兄を見下ろして、パンツを履いた。
 しかし……この状況をどうしようか。
 紅茶に入っていたらしい媚薬とかいうものを飲んでしまったせいで、まるで全身が性感帯になってしまったかのようだった。
 お兄さんに触られた瞬間、その……イ、イってしまったし。
 今は若干治まったけれど、今度は股間に違和感、が。
 こ、これって……?
「ごめ〜んあやせ、お待たせ〜」
 桐乃が息を切らせてリビングに入ってきた。
「あれ、兄貴寝てるの?あやせがいるってのに、なにしてんのよ!」
 悪態をつきながらソファに近付いていく桐乃。
 そして、数歩歩いたところで、部屋の異常に気付く。
 床に落ちて割れたカップ、股間を押さえてうずくまる京介。
 背後には……同じく、股間を両手で押さえているあやせ。
「え?なに、どうしたの?これ、」
 自分の顔から、血の気が引いていくのがわかる。
 状況を説明しようにも、股間の……コレが足かせになる。
 ――わたしは悪くない。全部お兄さんが悪いんだから。
「桐乃、聞いて!あ、あのね」
 桐乃の目がわたしの下半身に向けられる。
「あやせ……それ、なに?」
 奇異に思うのも仕方がない。だって、わたしの股間には、女の子にはあるはずのないもの……。
 おちんちんが、生えていたから。
「違うの!お兄さんがね、わたしに変な薬を飲ませて……」
 わたしは焦っていたのかもしれない。
 だから、もう、どうなってもいいやって。
 明らかに取り乱している桐乃の手をとり、こちらに引き寄せて。
「あやせ!?ちょ、んむっ……」
 桐乃の唇を、奪った。
「桐乃……ずっとこうしたかった……」
 一旦顔を離して、もう一度。今度は、舌を割り入れる。
 桐乃の舌にわたしの舌が絡んで、ぴちゃ、ぴちゃと音がする。
「やぁ、あやせ、ふぅ、ん、んん…ろうしちゃった、のぉ……?」
 今なら、男の人の気持ちがわかる。
 男の人は下半身で動くっていうこと、本当だったんだ。
 欲望の赴くまま、桐乃の口内を貪る。
「きりのぉ、んちゅ、むぅ、はぁっ、はぁ……」
 左手で桐乃の頭を抱えて、右手を腰にまわす。
 無意識のうちに、おちんちんを桐乃の股間に押し付けて、ぐりぐりと、気持ちいいところを探しちゃう。
「あやせ、ぁ、あたってるよぉ……」
「あててるの」
 最後に桐乃の舌を思い切り吸って、唾液の交換を終える。
「ふぅ〜、へぇ、ぇええぅ…んっ」
「あは、桐乃のつば、美味しい♪」
 桐乃にも聞こえるように、ごくんと、のどを鳴らして唾液を飲んだ。
 本当に美味しい。好きな人と体液を交換するのって、こんなに気持ちいいことなんだね。
 腕の力を緩めると、桐乃はその場にへたり込んでしまった。
「あやせぇ、なんか変だよ……もうやめて……」
「変じゃないよ。桐乃、わたしが桐乃のこと、好きなの知ってるでしょ」
「それは、あたしも好きだけど……友達としてでしょ!?」
「ううん。もちろん友達としても桐乃のことは好き。でもね、今は友達以上に、桐乃を愛してるの」
「そんなの変だよっ!女同士なのにっ、こんなこと!」
 『あの』桐乃が涙を浮かべて懇願している。
 もう、わたしはそれだけで絶頂に達してしまいそうだった。
477名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 02:45:20 ID:U7N55UxX
「そう。だから、これがあるの」
 そう言って、わたしは桐乃に股間を近付けた。
 さっきから痛いくらいに勃起して、先っぽから透明な液が出て、わたしのおちんちんをぬらりと、
 淫猥に光らせている。もう桐乃には、これがなんなのかわかっているはずだ。
「……お、ちんちん」
 桐乃の口から出た言葉。それに反応しておちんちんがぴくりと動いた。
「うん。さっきから、このおちんちんがね、桐乃が欲しいって言ってるの」
 さらに桐乃に近付ける。 何をされるか察した桐乃は、ゆっくりと後ずさる。 でも、逃がさない。
 肩をがっしりと捕まえて頭を固定する。
「やだっ!あやせ、やめて!エロゲーじゃないんだから、やだ、こんなのやだぁっ!」
 そしておちんちんが桐乃の唇に触れ、段々と口内に侵入していく。
 桐乃の歯、桐乃の舌、桐乃の上顎、桐乃のノド。
 根元まで入って、とてつもない快感がわたしを包んでいく。
「ぉごぉっ…、むっっぷ、ぐえぇ……」
 逆に、桐乃は口を限界まで開いて、息をするのも苦しそうにしている。
 上目遣いというか、黒目がぐりんと上向いて、ほとんど白目を剥いているのに近い。
 桐乃が辛そうなのに、なぜかわたしはもっと桐乃を虐めたくなる。
「そのエロゲーとおんなじくらいわたしが好きなんでしょっ!?だったら、桐乃もわたしを愛してよ!!
わたしを気持ちよくしてよ!!ねぇ桐乃っ!聞いてるの!?」
 がぽん、がぽんと桐乃の頭を揺らして、口の中を蹂躙する。
 気持ちいいのに、なんだか切ない。
 相変わらず桐乃はされるがままで。
「桐乃っ!桐乃ぉっ!好きなの!あなたが欲しいの!でも、女の子のままじゃあなたを愛せない!
 だからっぁ、う、ふぅううう……!」
 言葉と共に、ノドの奥に想いを吐き出す。
「ぐぅええぇっぇぇえぇぇっぇぇえぇぇぇ、うぼっ、ぶふっ、うっうぇぇええ」 鼻から白い液を噴出して、苦しそうにする桐乃。
 わたしはイったあとも、桐乃の口の中を堪能するため何度か腰をゆすってから、おちんちんを引き抜いた。
「ごぼっ!ぶぁっ、ぐへぇっ!ゴホっ、は、ゴホッ、あ、はぁぁああああぁあ」 気管に入ったのか、激しく咳き込んででいる。
 唾液と白い液の混じった臭い汁を少しでも吐き出そうと、床を汚すこともためらわずえづく。
 わたしはというと、射精したあとの虚無感のようなものに襲われていた。
 射精……精液?これは……精液なのだろうか。
 床にこぼれている唾液混じりの白い液を掬いとって舐めてみた。
 苦い。前に加奈子と三人で猥談をしたときに、精液は苦いものと聞いていたので、おそらく、これは精液で間違いないだろう。
 ……これで、桐乃を愛することができる。
 わたしはそう確信した。
478名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 02:46:17 ID:U7N55UxX
 ソファで卒倒しているお兄さんを横目に、反対側のソファに桐乃を寝かせる。
 桐乃はさっきから、全身の力が抜けて、ぼうっとしている。
「ごめんね、桐乃…わたしが無理やりにしちゃったから…」
 桐乃を胸に抱いて、頭を撫ぜる。
 さっきまでは、桐乃の体を求めていただけだったが、今ではただ桐乃が欲しい。
 わたしの友達が、こんなにもいとおしい。

やり直しの意味を込めて、ほっぺたにキスをした。
 顔を近づけると、桐乃の甘い匂いがして。いつまでも抱きしめていたくなる。
 ……あ。…まただ。
 また、おっきくなってきた。
 こんなこと考えてちゃだめなのに。
 桐乃を汚したくて、たまらなくなる。
「あぁ……ごめん、ごめんね桐乃」
 ソファの上で、桐乃に覆いかぶさる。
 そしてわたしは、桐乃の全身を、くまなくなめていく。
 耳、首筋、ピンクでかわいらしい乳首……胸。
 やわらかい。自分で触るのとは違う、まるでマシュマロみたいに柔らかい。
 そして赤ちゃんみたいに桐乃の乳首を舐め、吸い、噛んだ。
「くぁっ、だめ、ちくび、だめぇ……」
 桐乃の白い肌が、わたしが愛撫することで、だんだんと赤みを帯びてくる。
 桐乃も感じてくれているのだろうか。
 右の乳首を口に含みながら、右手で下の方をまさぐる。
 ショートデニムの隙間から、するりと手を入れると、桐乃の薄い毛に触れることができた。
 そのもっと下に手を伸ばして、われめの中にある、小さいとっかかりを中指ではじく。
「くぅぅっん!そこ、こすっちゃだめっ」
 ぎゅううっ、と太ももで手を締め上げられた。
「桐乃、かわいい……」
 唇にキス。すると、足の力が抜けて、手が解放される。
 再度桐乃の股間を攻める。われめになぞって縦に降りていくと、小さな穴にたどり着いた。
 その穴に触れると、びしょびしょに濡れていると表現したほうがいいくらいに汁が垂れている。
 ……もう、我慢できない。
 デニムの前ボタンを乱暴に開けて、パンツと一緒にずり下ろした。
 桐乃の片脚を肩の上にかけて、桐乃のそこを観察する。
 そこは物欲しげにぱっくりと口を開けていて、呼吸をするたび、ぱく、ぱくと意思があるかのように蠢いていた。
 ここに、『これ』を入れたら、どうなっちゃうんだろう。
 気持ちよすぎてすぐにいっちゃうかもしれない。
 でもそれでもいい。桐乃と一つになれるなら。
「桐乃、わたし、入る、入るから…桐乃の中に……」
「あやせ…あたし、あやせなら、いいよ……」
 薄く目を開けて、答える桐乃。
 それは肯定なのか、諦めなのか。
 どっちにしろ、既に止まる気などなかった。
 突き進むだけ。ここまで来たら。
479名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 02:47:05 ID:U7N55UxX
 おちんちんを桐乃の股間に擦り付け、ゆっくりと、桐乃の中に入っていく。
「あぁ、桐乃、桐乃ぉ……」
「うあ、あ、ああぁ、ぁ、あやせが入ってくる、入ってくるぅ……」
「桐乃、わたし桐乃の中に入ってるよ……」
 やがて全部が入ってしまった。
 気持ちよくて、すぐにでも動かしたかったが、桐乃と一つになった瞬間をもう少しだけ味わっていたくて、その体勢のままキスをした。
「見て、桐乃とわたし、つながっちゃった」
「あたしと、あやせ……?」
「うん、一つになったの」
「一つに……?じゃあもう、離れられないね」
「そうだね。ずっと一緒だね」
「えへへ、あやせ、大好き」
 桐乃の方からキスを求めてきた。
 わたしもそれに応えて、キスで返す。
「あやせ、あたしの中でびくびく動いてる」
「桐乃も、わたしのおちんちん離さないようにぎゅってしてるね」
「勝手にそうなっちゃうの」
「動かしたらどうなるかな?」
「や、ちょっと待って!」
「だーめ」
 わたしは少しイジワルをして、腰を振りだした。
「はぁっ!ゃらっ、気持ちいい、きもちいいよ、あやせぇっ!」
「わたしも気持ちいいの!腰、止まんないよぉっ!」
 闇雲に腰を振る。
「あやせ、あやせ、あやせぇっ!」
「きりの、きりの、きりのぉっ!」
 互いの名前を呼び合う。 本来なら結ばれることはなかったから。
 そしてこれからも、二人が一緒でいられるわけもないから。
 だから今、相手の名前を叫ばないと、消えてしまうんじゃないかという漠然とした不安を抱えて。
 ただ、快感を求める。
「桐乃、もうだめ、イっちゃう、出ちゃう」
「あはっ!いいよ、あやせ、中に出すんでしょ、中に出して、出してぇっ!」
「桐乃ぉっ!」
 おちんちんを桐乃の一番奥に打ち付ける。
──────どくん。

 射精するとき、わたしの心臓が、一瞬、とても大きく鼓動した。
 それと同時に、おちんちんが、小さくなっていく。 桐乃とせっかく一つになれたのに、ここまで来れたのに、神様はなんて不条理なのか。
「イヤ、嫌ッ!!!」
 おちんちんが萎んでいって、体から完全に無くなった瞬間、わたしは目の前が真っ暗になった。


「あれ、俺、寝てたのかな」
 ソファから起き上がると、対面にあやせが寝ているのを見つけた。
 ご丁寧に毛布までかけられている。
 桐乃は……いた。キッチンで何かしている。
 そういえばあやせが家に遊びに来たとこまでは覚えてるんだけど、何で俺とあやせは寝てたんだ?
「あ、やっと起きた。もー、二人とも寝ちゃったからあたしチョー暇だったんだからね!」
「わ、わりぃ!」
 うーん、何か大切なことを忘れてるような。
 しかしあやせのやつ、いい寝顔してるな。
 あ、やべぇ。結構長い間寝てたから、尿意が。
 トイレトイレ。

「んーーー……桐乃……。大好き……」

「あたしもだよ……あやせ」
 チュッ。
480名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 02:58:53 ID:U7N55UxX
以上、『ヤンデレふたなり少女あやせたん』でした。
ちなみに>>466ー469も俺です。


後出しですが
・ふたなり
・陵辱

以上の二点を多分に含みますので、苦手な人はご注意を。

なに?オチが弱い!?
オチなんて飾りです、エロい人にはそれがわからんのです!

481名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 07:08:56 ID:/hAkU7RD
>>480
最後に注意書きされてもなぁ…
いや、まぁタイトルでわかるが…
482名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 08:45:54 ID:5j0nepcw
>>480
GJ!
ではあるけど、注意書きは最初にした方があなたとみんなのためになると思う
483名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 12:16:04 ID:U7N55UxX
そらそうか


しかしあやせかわいいな…
ドラマCDで活躍してるらしいから買おうかな
484名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 16:32:50 ID:au4JTO1q
>>483
あやせ好きなら買って損はしない。
ドラマCDも小冊子も
485名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 04:03:36 ID:I8zu43x0
京介「猫拾って来た」
黒猫(瑠璃)「にゃ、にゃあ……」
桐乃「」
486名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 07:49:18 ID:eRbXyqfk
汚い仔猫を見つけたので虐待することにした。
「好きにするがいいわ」
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。
「こんなところに連れ込んで…何をするつもり?」
嫌がる猫を風呂場に連れ込みお湯攻め。
「ちょ、やめなさい…。熱いじゃないの」
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
「ふっ、儀式の前に体を清めるということかしら」
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。

後は頼んだ
487名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 21:11:46 ID:gCBZRxnh
すみません、チラシの裏しか書けないテキスト中毒者です。
短い非エロ作品を書かせて貰っても宜しいでしょうか?

>>486
短毛種のネコの嫌がり方は半端じゃないです。それこそ、命をかけて、死ねばもろともにと抵抗しますので参考に。
一方、長毛種は借りてきたネコのように大人しいです。
488名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 21:15:20 ID:qfHqraz/
>>486
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
「頭からかけないで頂戴」
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
「ちょっと、痛いじゃないの。もう少し優しくしなさい」
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。
「髪は女の命なのよ。あ、こら、そんな乱暴にしちゃだめ」

その後に、乾燥した不味そうな塊を食わせる事にする。
「コッペパンね。初級儀式に必要なものだわ」
そして俺はとてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
「……嫌味かしら」
もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。
「あら、気が利くじゃない」

その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して猫の闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。
「あっ、にゃ……ふぅ」
ぐったりとした猫をダンボールの中にタオルをしいただけの質素な入れ物に放り込み寝るまで監視した後に就寝。
「すぅ……」

>>487
どうぞどうぞ
489487:2010/04/06(火) 22:40:34 ID:gCBZRxnh
「今日は桐乃と二人きりだな・・・」

家に帰ってみると、何かおかしい。

きれいに掃除された室内、きらびやかな飾り付け・・・。

食卓には満漢全席。

そして、居間には布団が一つ、枕が二つ。

そしてそして、正座して俺の帰りを待っていた桐乃の存在・・・。

桐乃に無言でせかされて、俺は食卓に付く。

お互い無言のまま、豪華な夕食がいやおうなしに開始された。

桐乃は無言のまま、表情も変えずに食事を取っている。

俺は、桐乃がどんな言葉を発するかだけに全神経を集中せざるを得なかった。

「ねえ・・・、私、今日、がんばったんだよ・・・」

夕食の途中に桐乃から言葉が漏れた。

分かるよ桐乃、がんばったのは分かるよ、でも、何のために・・・?

「時間がなかったからうまくいかなかったけど、あんたの帰りを歓迎するために出来る事は全部やった。料理も難しかったけ

どがんばった。洗濯も済んだし、お風呂も洗った」

それは分かる。でも、何のためにがんばったかを聞きたい。

「ねえ・・・、今日は、私と、一緒に寝て欲しいの」

なななななな、なんですとぉおおおお!!

「勘違いしないで」

桐乃は、こちらの反応を読んでか、こちらの余計な考えを断ち切る冷静な一言を述べた。

「私ね、凄い怖い夢を見たの・・・、今日一日正気を保っていたのは奇跡なぐらい怖い夢を見たの・・・、だから、一人はい

や、だから、一緒に寝て」

ああ、なんだ、添い寝か。

妹に変な気を起こさない兄に頼むのはある意味道理であろう。

でも、ここまでの事をしてまで俺に頼むか普通?

「分かった、お前にここまでしてもらったのは初めてかもしれない。それに免じて引き受けさせてもらう」

どうせ断っても一晩中なにかしらの行動を仕掛けてくると判断した俺は賢明な措置を取ったと思う。
490487:2010/04/06(火) 22:41:55 ID:gCBZRxnh
そして、運命の時を迎えた。

風呂上りの桐乃、パジャマかと思いきや肩が出た薄着だし。

「おやすみなさい」

「おやすみ」

制限時間朝七時半までの一本勝負が始まった。

俺は、早急に寝て太陽が昇ることを期待した。

が、そうは行かない。

俺が動かないと判断すると、桐乃は二言ほど声をかける。

そして・・・、来た!!

そのまま頭を体に預けてくる。

俺は抱き枕じゃねえええ!!

妹である桐乃相手に意識こそしないが、心と体の制御が不安定になっているのが分かる。

そして、桐乃の行動はそれだけではなかった。

俺の腕をとり、自分の体に寄せる・・・。

「!!」

腕の感触で分かる。桐乃は下着しか付けていない。

正確にはレースが付いているような女性ものの下着ではなく、スポーツタイプのものであるが。(普段の時でも、これの上に

適当な布をつけて室内を歩いていたりする)

こ、これは俗に言う「あてているのよ」状態?

正確には、体の一部の素肌が当たっているだけで、その、胸とか変な所が当たっている訳ではないが、威力は十分だ。

多分、俺はこの日の出来事を忘れない・・・。

と、俺の記憶はそこまでだ。

睡眠導入剤を飲んでいた俺の勝ちだ。
491487:2010/04/06(火) 22:42:23 ID:gCBZRxnh
次の日、とことん不機嫌な桐乃の顔を見ながら朝を迎えた。

朝食ではバターまみれの皿をよこし、焦げたトーストを放り投げてきた。

何故だ、とことん紳士的に添い寝してあげたのに何故不機嫌なのだ?

まさか、意識が飛んだ後・・・。

有り得ない、有り得ないよな・・・。

そうこう悩んでいる俺に、とどめのメールが・・・。


from あやせ

題名 変態兄へ

本文 変態×100


桐乃おおおおおおおおおおおお、何で言う事を聞いてあげたのに、こうするかなぁ!!

俺は数日間眠れない程唸る日々を送った。



しまった、結局少しエロくなった。

>>488
かわいい・・・。大人しいですね、頭から薬品を取り去ろうとする時が反逆のクライマックス。
492名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 04:34:01 ID:eCjoaoE6
黒猫VSあやせ
京介の心をゲット出来る真の黒髪ストレートキャラはどっちだ対決
493名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 20:27:17 ID:SZ4Kwn/S
『あぁ〜…ダメなの…くぅ…きょうちゃん…またイッちゃう…』
これで何度目のアクメだろう…麻奈実は気が遠くなるほど感じていた。
ぬちゃぬちゃと湿った卑猥な音と、パンパンとヒップに当たる音が混じり、
麻奈実の喘ぎ声と重なって響いた。
『あぁ〜…中に…麻奈実の中に熱いの…熱いのちょうだい…』
振り向き、哀願する麻奈実

ヒップに打ち付けるスピードが速くなり、麻奈実の声もより大きくなる。
次の瞬間、子宮の奥に熱くほとばしる物を感じた。
カラダを大きく『ビクッ』と痙攣させ、崩れ落ちる…
『はぁ〜…はむ…』
麻奈実と京介のエキスが混じったものを垂らしながら、いとおしそうに京介のモノをくわえ、
切ない顔で京介を見つめる…

丁寧に最後の一滴まで搾り取るように、京介の尻に手を回し、舐め、そしてくわえ続けるのであった。
494名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 05:58:45 ID:I58q5oFf
おばあちゃん……、ぬいぐるみ相手にあんな…………。
495名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 22:05:06 ID:tSOBDW/I
予告無しにいきなりグロ映像見せられた気分だ
496名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 22:21:30 ID:W2/u+lJd
やっと規制解除。

>>491
お前という奴は…w
これは妹云々以前に、女の尊厳を踏みにじる行為だ。
罰として、貴様には桐乃から罵られながら踏まれる刑を命ずる。
497名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 00:15:58 ID:pPGa2/yh
>>492
黒染めして漁夫の利を狙ったが純粋な黒髪ではないと京介から拒絶されマジ泣きのきりりんを幻視した。
498名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 12:52:38 ID:TlGSn9D1
あやせと京介が仲良くなったら麻奈実が言ってくれるはずだ

体だけが目的なんだよ、と
499名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 14:19:39 ID:LOjWl3X3
「あやせちゃん、最近きょうちゃんと仲いいよね」
「はぁ……まぁ、お兄さんとは色々ありましたし」
「気をつけなよ。きょうちゃんは体だけが目的なんだから」
「え」

こうですかわかりません
500名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 15:15:31 ID:jH5JXd0E
「わかってますよ、そんなこと」
「え」
「お兄さんの心はいつも桐乃の方を向いています。
でも、身体が触れ合ってる間は、繋がってる間だけは、私の方を見てくれる。
そんなみっともないこと、してるんですよ、わたしは…」


こんなのあやせじゃNEEEEEEEEEEE
誰かもっと可愛くてエロいあやせを頼む
501名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 16:09:59 ID:E7yyEHUW
>>500
め、めちゃくちゃかわいいじゃねえか!
ラブリー マイ エンジェル あやせたん!

ちょっと強引に続けてみる

-----------

俯き気味にしてそう自嘲的に麻奈実に答えたあやせは、
よどんだ瞳のまま言葉を続けた

「でもね、田村先輩、
 少なくとも私はあなたと違って女としてみてもらってますから、
 先輩よりは幸せだと思いますよ?」

「あ、あやせちゃん!?」

思いもしなかったあやせの切り返しに、麻奈実は返答に窮してしまった
京介のいわば正妻の座を脅かされていることに気がついた麻奈実をみて、
あやせは、くすくす、と、悪意の込もった笑いで応えた

「ふふ、ほんとうに可哀相な田村先輩。

 私は女だから本当に好きなものは自分のものに出来ないから、
 だからせめて大好きな人の大切な人を私のものにするの」

最後のほうはぶつぶつと、呟く様に誰にとも無く語る様子に、
麻奈実は戦慄のようなものを感じた
502名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 17:28:52 ID:HBTRgTrF
更に便乗してみました。方向性が間違ってるような気がしなくもないです。

 と、不意にあやせは麻奈実の制服のスカートを捲り上げた。
「ちょっ、な、なにっ?」
 人通りが絶えているとはは言え、路上で淡いピンクのショーツを露出させられ、麻奈実は慌ててスカートを押さえようとした。
が、その手を強引に払い、あやせは麻奈実に軽蔑の眼差しを向けた。
「ふん、色気のない下着。こんなものでお兄さんが喜ぶとでも思ってるんですか?」
「ちょっと止めてっ、あやせちゃんっ。誰か来たら見られちゃうっ」
「でもお兄さんになら見てもらいたいんでしょ? なのに相手にしてもらえないから、親切そうに私に忠告したんですよね? 身体だけが目的だよ、なんて……」
 淡々としたあやせの口調に怯え、麻奈実は全身に鳥肌を立てた。
「とっ、とにかくっ、スカートから手を離してっ。お願いっ」
「はっきり言うとですね、先輩、邪魔なんですよ。桐乃とお兄さんの傍にいるのは、私だけでいいんです。そのことを少し教えてあげましょうか?」
 そう言って酷薄な笑みを浮かべるあやせを見て、麻奈実は思わず息を呑んだ。
503名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 17:46:00 ID:E7yyEHUW
意外に面白いなw
もっかい便乗しますか

----------

あやせの手が麻奈実の頬に伸びる
白く、美しいそれは、皮下の血流が見えるかのように薄い桜色を帯びているかのようだ

しかし、麻奈実の頬に触れ、彼女の頬をなでたそれは、氷のように冷たかった
麻奈実は、ぞくりとした

一転、あやせが麻奈実の耳のうしろに指を伸ばす

「ひゃうっ」
普段から他人の敏感な部分を捜すのが得意なあやせの指が、麻奈実に待ち焦がれていた快感を与えた
504名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 18:00:35 ID:E7yyEHUW
あやせは麻奈実の耳たぶを弄びながら、彼女の耳元に愛らしい口元を近づけて、ささやいた

「あらあら、田村先輩ったら。
 慣れて無いですものね。
 いえ、そもそも、誰かに触れられて気持ちよくなったことなんて無いですよね?」

くっく、っと、麻奈実をあざ笑いながらあやせの手は麻奈実を責めることをやめなかった
彼女の手は、耳元から首筋へ、首筋から胸元へ這いずり回るように伝っていく
麻奈実の胸を揉みしだきながらも、あやせは嘲笑を止めることは無かった

あやせの手が麻奈実の胸の頂点に達し、麻奈実は性的な快感をただこらえることしか出来ない

「や、やめてよぅ、あやせちゃんっ」
精一杯自分を抑えながら、麻奈実はあやせを静止しようとする
しかし、麻奈実の身体からは女の匂いが漏れていた
それが、却ってあやせの嗜虐心を刺激することになった

「本当にだらしの無いひとね、田村先輩は。
 あなたみたいな人がお兄さんの傍にいるから、桐乃のお兄さんが平凡に座してしまうの。
 それなのに、こんな、汚らわしい匂いまでさせて・・・」
505名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 18:05:41 ID:E7yyEHUW
あやせの言葉は、麻奈実の羞恥をさらに刺激することになり、
さらにあやせは逆上しながらも己を抑え、麻奈実の耳元にささやき続ける

「あなたみたいな人が居ると、桐乃が輝けないの。

 お兄さんがあなたの話をした次の日の桐乃はね、教室で溜息をつくの。
 桐乃も気がついていないけれど、 私しか気がついて無いけれど、あなたのせいよ?

 わたし、お兄さんに初めて会ったときに、わかってしまったの 

 桐乃がお兄さんが好きってことを。

 だから、私も桐乃のお兄さんを好きになりたいのに・・・」

あやせの目が過去を見ていることに気がつき、
麻奈実は、ぞくりとした

次の瞬間、あやせの唇が麻奈実の耳たぶに触れた
しっとりとしたその快感に麻奈実が堕ちそうになった瞬間、彼女は麻奈実の耳たぶを強く噛んだ

「痛っ!」
たまらずに、麻奈実はあやせを突き飛ばしてしまった
506名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 18:13:51 ID:E7yyEHUW
はぁ、はぁ、と、何時に無く息を荒げた麻奈実と、
地面に突き飛ばされ、予想外の反撃にきょとんとしたあやせ

たまたま通りかかった高坂兄妹は、
その奇妙な光景に、先ほどまでの口喧嘩をやめ、二人の間に入る

「ちょっと、地味子、あんたあたしの友達に何てことするの!」
倒れこんだあやせを抱き起こしながら、桐乃が麻奈実を責めたてる

京介も、大丈夫か?と、あやせの手をとろうとする
こちらは桐乃に静止されたが

「おい、麻奈実、いったいなんだってんだ?」
京介は振り返りながら、問いただす様に聞いた

麻奈実は京介の肩越しに、桐乃の叱責するような視線と、
それからあやせの乾いた薄笑いを見て、思わずその場を走り去った
507名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 18:22:29 ID:E7yyEHUW
京介も桐乃も、走り去る麻奈実に、どうすることもできず、まずはあやせを助け起こした

「お、おい、大丈夫か?」

「大丈夫です。心配しないでください、お兄さん」
桐乃に助け起こされながら、あやせは立ち上がった

「ちょっと、バカ兄貴、あんたの幼馴染のせいでこうなったんだからね!
 土下座の一つもしなさいよ、今すぐに!」
麻奈実の責任は京介の責任とばかりに、無理難題をつきつける

「いいのよ、桐乃。ちょっとした行き違いだから」
桐乃を静止して、あやせが言った

あやせがそう言うなら、と、桐乃も引き下がった
実際、京介は本当に土下座をしかねないし、それはそれで桐乃としても悔しいことなのだ

「お兄さんも気にしないで、 ちゃんと、 いつものように してください ね」
桐乃は気づかなかったが、あやせの含みのある言い回しに、京介は背筋に冷たいものを感じた

---------------

あれ、なんか方向性間違えたかな?
508名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 20:03:29 ID:ZPu0QztL
「きょうちゃん、最近あやせちゃんとなかよしだよね」
「ん?ま、まあな。ほら、桐乃の事なんかで相談受けてるうちになんとなく、な」
「あやせちゃんはきょうちゃんの体だけが目的なんだよ!」
「って、えエエェェ――!? まま、麻奈実? 一体何を……」
「うそじゃないもん! あやせちゃんは実は……」
「じ、実は……?」
「うっ」 ばたり
「な、麻奈実!? 急にどうした、おい! しっかりし……」
「お姉さん、どうかされたんですか!?」
「あやせ!?」



最初から間違えてた俺がイル
でも結果は何故か似たような感じwww
509名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 20:28:43 ID:KHA5au4p
麻奈実がいるとあやせが輝くなぁw
なるほど、乾物は乾物なりに出汁に使えるという事か
510名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 21:59:25 ID:XtmbNr22
>>509
いや、むしろあやせのお陰で内弁慶な麻奈実が家以外でも積極的になるから、
むしろあやせがいると麻奈実が輝くと俺は見ている
ラブリー マイ エンジェル あやせたんすらも薬味に使うとはさすが麻奈実!
桐乃や黒猫たちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
511名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:07:32 ID:jH5JXd0E
みんなGJ!

>>507
>「でもね、田村先輩、
>少なくとも私はあなたと違って女としてみてもらってますから、
>先輩よりは幸せだと思いますよ?」
桐乃や黒猫に異性を感じている場面はあったが、地味子には…
あったかもしれんが、思い出せない。

>>508
あやせこええ!
吹き矢でも使ったのかw
512名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:25:57 ID:E7yyEHUW
>>511
原作はバリバリ女としてみてるんですよね
居心地のいい幼馴染の枠に収めてしまいたい、って京介の欲望に対して、健気に応える麻奈実と、
お泊りの回で一緒にお風呂に入ろうか、ねたやっちゃうとか。

正確に言うと、おばあちゃんって描写も、実は結婚出産を通して、最後にジジババになることを求めてるんじゃないかな。
513名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:49:11 ID:aORjZnII
エロカワ先生ー
生存報告だけでもいいですから
答えて下さーい

心配っす…
514名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:50:53 ID:LD4/kVrU
地味子ファンの発言て一々拡大解釈が行き過ぎてて宗教みたいでこわい……
今朝ポストに入れられてた聖書配布協会だかのカルトの小冊子の内容みたい
細い糸にすがらないとやってられないのかな?;
515名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:57:53 ID:vnv0RGKL
地味子ってそんな大げさに持ち上げるほどの存在じゃないよね
まあ、容姿や能力、性格、果ては主人公との人間関係でも他キャラの誰かにもっと凄いやつがいる「普通」キャラの信者は
過剰なマンセーに走ってしまうものだけど
516名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 00:31:01 ID:VnuOxeJ1
ま〜た湧いてるし
良い子は寝る時間ですよ〜

あ、反論あったら場外でね
ここではスルーすっから
517名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 00:39:25 ID:EnUBPwE7
真奈実はドラマCDで印象変わった
文字であんな天然はウザいだけだが声にしてみると意外と良い

桐乃は「き→り→の↑」の発音以外はマッチしてた
あやせは言うことない

京介は自覚してるオタに聞こえるからもっと下手なやつにやらせたほうがいい
518名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 00:53:56 ID:QTZ7SC6U
>>513
生きてますし、時々続きも書いてます
ある程度のストックが溜まったら再開するつもりです
もうしばらくおまちください

ちなみに>>502も自分です
ちょっと夕方に時間が出来たもんで
お目汚し失礼致しました
519名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 03:55:32 ID:h8kWds3s
いやぁ、リレー小説も書き手がハイレベルだと面白いなーw
先生方GJです!

>>516
調子乗るから最初からスルーしとけって、このロック野郎!
520名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 07:07:47 ID:9h4I7Mcz
>>518
エロカワ先生お久しぶりです^^
まさかこんな形で絡めたとは
521名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 10:59:25 ID:DZBxW3cq
京介と桐乃が近親相姦
    ↓
両親にバレて家庭崩壊
    ↓
    退学
    ↓
  人生の落伍者
    ↓
   自殺
あやせ「(ガーン!)このままでは桐乃が死んじゃう!
   私がお兄さんの性欲を何とかしないと」
みたいなのはどうだろうか?
522名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 11:26:42 ID:IvP80vGk
と、思わせといて実は桐乃の義姉の座を狙うのがあやせ
そんなSSあったな・・・
523名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 11:33:51 ID:o5BOiwyq
ああ、あのあやせはエロかったな
524名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 12:29:30 ID:9h4I7Mcz
>>522
保管所にあるかな。探してみよう。

なんとなく思いつめたあやせ+エロゲ脳になった京介だと、こんな感じかな

あやせ:
いいですか、おにいさん。
いくら妹が好きだとはいえ、結婚は出来ません。
もちろんセックスもです。
せいぜいキスまで・・・いや、キスもいけません。

ですがあなたは四六時中、妹が好きだと絶叫しているような方ですから、
このまま桐乃の傍にいてはいつか手を出しかねません。

そんなことになっては、桐乃が悲しみます。
ならばいっそ、私が桐乃の代わりにあなたの性欲処理をしてあげますから、
桐乃には絶対に手を出さないでください。

京介:
(さすがラブリーマイエンジェルあやせたん!
・・・違う、違う、ちゅーか、あやせの妄想が膨らみすぎじゃないか?
とはいえ・・・)

1>わ、わかった。・・・本当にいいんだな・・・
2>あのなあ、俺が本当に妹に妹に手を出すと思うのか?俺が好きなのは、お前だよ
3>ごめん、無理


って小ネタが浮かんだんだが、劇中の京介は
「ちょ、あやせ、落ち着けって。
 あのなあ、あの時俺は妹が好きだって言ったけど、
 あれは家族愛みたいなもんで、桐乃を女としてみることなんてできねーよ。
 だいたいお前、自分で言ってることわかってるのかよ。
 余程お前が言う”いけないこと”じゃないか」
とか朴念仁な事言って、素に戻ったあやせに、死ねえええええ!って言われるのがオチだ
525名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 19:54:26 ID:4l+v7/1v
実際どうなるだろうか

・有言実行
桐乃の弾避けとして京介と肉体関係を結ぶが、
セックスの快楽を知ったあやせは桐乃そっちのけで情事に溺れる。
そして京介への独占欲が暴走し、手のつけられない地雷女と化す。

・有言不実行
京介のティンポを見ただけで卒倒。
以後、二人でエッチとはなんたるかを勉強する
ふたりエッチみたいな展開に。
(家族計画の末莉でも可)
526名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 20:59:49 ID:9h4I7Mcz
いまんとこ地雷女以外の何物でもないので、有言実行ヤンデレコースで

ドラマCD聞いた後だと、中村悠一さんの声のせいで、
実は京介は絶対可憐チルドレンの皆本みたいな完璧超人なんじゃないかと思えてくる
527名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 21:26:17 ID:lrLWMefo
あやせより些細な理由で引き篭もったりする眼鏡の方が地雷

京介は地味とか普通とか言っててアレなのを除けば完璧かもしれない
528名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 21:49:23 ID:4l+v7/1v
待て。それはSSの話では…

京介ってそんな大した奴じゃないだろ。
鬼のようなオヤジに立ち向かったり、
ヤンデレじみた友達の誤解(?)を力技で解決したり、
大手出版社にカチコミかけたり、
妹を連れ戻すためにアメリカまで飛んだり



…あれ?
529名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 21:51:01 ID:lrLWMefo
ヒキはSSだけど原作でも髪切り過ぎたからって不登校になったことあったし
530名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 21:54:53 ID:4l+v7/1v
言われるまで思い出せなかったorz
531名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 22:34:37 ID:4l+v7/1v
なんか色々とチクショーなんで小ネタ
地雷女vs黒猫
みなみに俺はあやせ超大好きです。


黒猫「くすくす。大層な御託を並べていた優等生様とは思えないザマね」

あやせ「未通女は黙ってて。あなたに男と女の何が分かるの?」

黒猫「策士が策に溺れ、情欲にまで溺れてしまった結果がこれでしょう?
呆れを通り越して滑稽だわ」

あやせ「そのイタい言動、どうにかしたら?
     世の中理屈だけじゃないの。
     まあ二次元の人には解らないでしょうけど」

黒猫「…ふ。そうやってレッテル貼りして逃げることしかできないのね。
   本当に無様。
   まあ、あなた如きクズ虫がどうなろうが知ったことではないのだけど…
   桐乃を泣かせた落とし前だけは、取らせてもらうわ」
532名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 22:50:29 ID:Vrg9gkDj
・・・あれ?・・・オチ・・・は・・・?
533名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 01:41:35 ID:HkRkKI8m
これから書いていくんでしょ たぶん きっと おそらく

つーか未通ってあやせは開通してんのかよ!
534名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 03:07:30 ID:afV/5DBG
>>533
有言実行コースなんだろう
まさか少し上のレスが読めないわけないよね?
眠くて目が曇ってるだけだよね?ね?
535名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 05:29:30 ID:rd4eoaJQ
あやせを性的な意味でいたぶりたい
536名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 14:53:53 ID:843YqBb9
>>533
8x4だけどな
537名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 21:46:54 ID:843YqBb9
>>531
何気に黒猫が桐乃を思いやってるのが良いね
配役的には逆になりそうな組み合わせだけど、それだけに
538名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 23:33:22 ID:dXl5NSyH
黒猫のイメージは名前の通り黒猫
あやせも気位の高い猫っぽい
桐乃はああ見えて犬属性だと思うんだ
京介は間違いなく犬だな
539名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 23:54:00 ID:SR+Xa7cJ
あやせは猫というより飼い主にしか懐かない番犬って感じがする
540名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 02:25:34 ID:MDeLYPBE
※ 猛犬注意 ※
541名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 02:36:36 ID:mSwmVY+k
そのかわり、一度心を許したらもう後は服従街道まっしぐらですね。わんこ的な意味で。

あやせ「お兄さん好きですお兄さんー♪(すりすり)」
京介「ははは、あやせは可愛いな」
542名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 12:37:17 ID:2BvSR8CY
>>541
という夢だったのさ
543名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 19:37:00 ID:HDWAAN/r
おまえらに質問なんだが、


京介を「お兄さん」として好きになるのと、「京介さん」として好きになるのと、

おまえらはあやせにどちらを望んでる?
544名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 20:03:05 ID:q0dC8t3P
ドスケベのセクハラ野郎の変態として好きになるのがいいな
545名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 20:04:53 ID:1ljSo2yh
両方。
始めは桐乃経由で知り合ったから(桐乃の)お兄さん、
個人的に親密になったら京介さん。
名前呼びイベントは定番ですよね。
546名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 02:15:30 ID:2zlRuUUF
好きじゃないのに・・・悔しいっ(ビクンビクン を望んでる
547名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 12:10:58 ID:RXfiOgLs
でも実際あやせはそれなりに京介に好意持ってるよね?
548名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 19:18:28 ID:FoPBBNnE
残念だけど着信拒否してるから好意なんてこれっぽっちもありません
それでも京介に付き合ってやってるのは桐乃のためです
桐乃がいなければあんな鬼畜兄は殲滅するべきだと割と本気で思ってます
549名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 20:25:07 ID:mjKWV78J
相手からの好感度で言うなら、あやせより早織のが高そうだ、と思えてしまうくらい嫌われてる気がする
550名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 20:28:34 ID:Q9YbMnhF
>>548
(笑)
551名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 22:57:31 ID:lTit2FP5
桐乃がブラコンになるのも解る気がする、って感じなんじゃないかと思う
それとともに、桐乃のお兄さんなんだから、もっとちゃんとして下さい! とも思ってそう
セクハラして変態呼ばわりされるのは京介がうらや・・・じゃなくて悪いだろw
好感は持ってないが魅力はわかる、そんなところじゃないかなあ
552名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 02:17:41 ID:WcfWSAaj
そもそも一度は、自分からアドレス交換してほしいって申し出たくらいだからな。
ある程度の好感度はあったはず。

それが例の一件で、いろいろこじれたのと、桐乃との関係に関する疑念もあって
あやせ自身、自分でもよくわからなくなってそうだ。

基本、京介とアドレス交換したり、ドラマCDでは麻奈実を焚きつけたりと、
恋愛にオクテってわけじゃなさげなのに、なんか、最近、あやせが百合っぽいのは、京介の責任かもしれんw

553名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 04:13:21 ID:DJYYNPnM

派手子 「あやせちゃ〜ん、やっぱりこの格好は少し恥ずかしいよ〜」
あやせ 「大丈夫ですって。お姉さん化粧とか映えますし、髪型だって以前がモッサリだったから大変身!って感じです」
派 「も、もっさり……。でもきょうちゃん、あのままでいいって……」
あ 「甘いですよ! そのままでいい、とかいいながら他の女にちょっかいを出すのが男ってなもんです!」
派 「うっ……すごい説得力……」
あ 「とにかく、せっかくわたしが協力して大変身したんだから、お兄さんに見てもらわなくちゃ意味無いじゃないですか」
派 「う、うん。……わ、わたしっ、がんばる!」
あ 「その意気ですよ! へんた…いや、お兄さんのえさ…じゃなくて、恋人になってください!」
派 「こ、こいびと……! ぽやや〜ん」
あ 「(なんて扱いやすさ……フフフ) ……でもお兄さん、見当たらないですね……?」
派 「うん、教室にも部室にもいなかったし、校舎裏の方かな〜?」

あ 「あ、いましたよ! ってあれ、あの人は……」
派 「黒猫さんだよ〜。最近きょうちゃんとなかよしなの〜。それで、わたし、じぇらしー妬いちゃって……」
あ 「えぇ? そ、そうなんですか? ってちょっと待ってください、様子が変ですよ……?」
派 「あ、うん、とっても真面目なお話してそう〜」
あ 「いや、あ、あれは……ひょっとして告白タイムというやつでは……!」
派 「ふぇ? あ、なんか二人とも真っ赤になって……だ、だだだ抱き合った!?」

あ 「…………」
派 「どど、どうしよう、あやせちゃ〜ん、ぐすっ」
あ 「いや、もうどうしようもないですね。頑張って奪い返すなり、諦めるなりしてください」
派 「がびーん! 態度が激変した!? ちょ、ちょっとあやせちゃ」
あ 「……くくくっ、はあっはっはー! なんて好都合! まさかあちらから桐乃争奪レースを脱落してくれるとは……! しかも二人も……!」
派 「小躍りしてる!? あ、あやせちゃん……?」
あ 「ええい、鬱陶しいですよ! フフフッ待っててね桐乃、すぐに行って慰めてあげる! フフフフフフ……」
派 「す、すごいすぴーど!? あやせちゃ〜ん、ま、待ってよ〜!」

地味子→派手子化計画 失敗
桐乃わたしの物計画 第一章 大・成・功!!



俺のあやせ観はこんな感じですw
554名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 09:04:15 ID:wGkm9qSa
あやせはもう一波来るッ!

そう思っていた時期が俺にもありました
555名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 20:53:32 ID:BvIE1sQy
@ω@ 6巻は拙者のターンでござるよ
556名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 23:09:39 ID:ZYMfSFRF
そういや6巻発売までひと月きったんだっけな
また発売されたら没るネタもあるだろうし、みなさんSS書くなら今のうちですよ!
もちろん俺も書く! 

……多分
557名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:55:12 ID:GrxYr8jI
設定が新刊の発売と共にお蔵入りになる事態か……SS書き的には一番嫌な事態だな。
だが俺が温めているネタはいくらオリジナルといえども被ることはまずあるまい!

書かないとな……。
558名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 00:58:01 ID:ocp7bjEH
俺、6巻を無事読む事できたら、今度こそエロパロスレに復帰するんだ……。
559名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 01:30:27 ID:XqGd15fM
すぐ書けよ! 俺は書いてるぞ!


書く書く詐欺・・・
560名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 04:04:51 ID:+KYRfA04
モノ書き()が書くとか使っちゃあいけねぇ
書いた、なら使ってもいい

というわけで、京介の部屋でいつもの四人で遊ぼうと思ったら
京介が寝ていたためその場で雑談、でもなんか寝言で卑猥な言葉を…
相手はわたしいや黒猫さまいやいや拙者でうんぬんかんぬんという話を

書いてもらいたい
561名無しさん@ピンキー:2010/04/17(土) 06:34:40 ID:cIDF5iPm
五巻発売前にもあったような。
桐乃がいなくなったので黒猫やあやせと絡ませやすくなるぞ!

五巻であっさり帰国
562名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 20:40:44 ID:diMd2HKz
あやせがデレたら可愛いだろうな。
563名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 23:25:01 ID:lV1lYIHX
「はい?」
「いやー、あやせがデレたらかわいいだろうなって」
「な、何言ってるんですか変態っ……!通報しますよ…」
「嘘だよ。今のままでもあやせはじゅーぶんかわいいから」
「ふふ、ふざけないで下さい!」
「照れちゃって、まあ」
「馬鹿にして……あっ!」
ギュッ
「なでなで」
「うぅう〜〜」


あやせかわいいよ
564名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 09:32:47 ID:W49rKG/u
>>561
黒猫とはフラグを完遂したじゃないですかー!
つか、部活同じだし桐乃帰ってきても一緒にいる時間はむしろ増えたんだぜ?
これはうれしい誤算

あやせはまさか着信拒否してるとは予想しませんでしたが…
565名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 12:53:22 ID:/eUs+8yF
>>563
>ギュッ
首絞めたのかと思ったわ
566名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 18:26:09 ID:4PB19i0p
逆に考えるんだ。

あやせ「お兄さんの着拒、どうしようかな……。
    着拒なんて人生の中でされることなんてそうはないですし、気付いたらきっとお兄さん、悩みますよね、私に嫌われたのかって。
    うん、しばらくこのままにしよ。そしたらお兄さん、ずっとずっと私のことを考えてくれますよね」

なんてことを思ってると考えるんだ!
567名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 19:02:34 ID:9YglTq7z
そして桐乃の部屋に遊びに行って京介と鉢合わせして、つい冷たくしたら、ガチで落ち込む京介を見て後ろめたい気分になるんですね
568名無しさん@ピンキー:2010/04/19(月) 23:33:48 ID:TraZrxdi
半年以上気づいてもらえなくて、しょんぼりしてると
569名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 11:16:51 ID:UGAH8aUE
作品的ににツンは多すぎるから
一人くらいヤンが欲しいところだよな

あやせに期待しようか
570名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 14:53:20 ID:YMI3sCd6
>>569
つジミコ・デラックス
571名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 21:53:26 ID:1Z+tuLBR
地味子がぷりっぷりん体操を踊るのか
572名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 03:57:52 ID:BF6bZ+Py
あやせは7巻でフィーバすると期待する。

五巻黒猫仕様(1巻模倣)のあやせをみたい輩として。

とはいえ、桐乃最強。
573名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 13:01:27 ID:EcmPlAW6
マナミラバー先生の続き来ないなぁ……
574名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 20:38:47 ID:mkCkrY83
エロカワ先生もだよ…(泣
575名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 22:25:06 ID:lGwFvSiW
「小説家になるのに一番大切なことはなんですか?」
「作品を最後まで完成させることです」
ってくらい、難しいことらしい……。
576名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 23:55:21 ID:ptcIREEb
まだこっちのが完成率の面では相当高いと思うけどな。
オカルト板のゾンビ小説スレなんかだと書き手が定期的に出てくるのに、フェードアウト率9割5分くらい…
577名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 00:39:44 ID:nVmPaift
>>576
お前の性癖が逆に分からない
578名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 01:45:34 ID:J38JdV6o
>>577
性癖は関係ないっしょww
別にネクロフィリアなスレでもあるまいし
579名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 02:47:30 ID:S36tz70F
素朴な疑問だけど、なんでみんな最後まで書いてからうpしないのかな。
後から、前に書いた部分をいじったりしたくならないんだろうか?

プロの作家は仕事だから「連載」しないとご飯たべられなくて困るだろうけどさw
580名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 08:53:03 ID:T8efNCvB
最初の方は「書きたい」って気持ちだけで書けるけど、
そのテンションで書けるのは……まぁ頑張っても文庫本半分ぐらいが限界。

それより書き進めるには読者からの感想が必要になるのさね。
581名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 18:21:29 ID:pTkV2RjQ
結局は構ってちゃんなだけか
本当に「書きたい」だけなら原稿用紙500枚ぐらいなら余裕で書けるけどな
582名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 19:46:51 ID:dOWWj6GN
こればっかりは書いたことがないとわからんでしょう
感想が欲しいのは作者として当たり前だよね

桐乃だって『誰か』に見てもらいたいから妹空書いたんだろうし
583名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 20:44:49 ID:Kd8cINdr
>>581
書くだけなら簡単
でもそれが読むに耐えるモノであるかは別問題

って皮肉じゃないの?
つかなんだよこの流れ。
ここで一つ、あやせたんのエロ可愛い痴態を頼む
584名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 21:40:59 ID:pTkV2RjQ
「ふふ……どうしたんですかお兄さん? あんなに嫌がってたのにもう骨抜きじゃないですか」
「我慢汁をこんなに垂れ流して、恥ずかしくないんですか? 口元も涎でべとべとだし、今のお兄さんはただの豚ですね。変態です」
「……あれ? おちんちんがまた硬くなりましたよ?」
「もしかして、罵られて興奮したんですか?」
「ふふ、否定しても体は正直ですよ。お兄さんは女の子にいじめられて興奮しちゃう変態さんなんです」
「ほら、またびくってしました。精子を吐き出したいっておちんちんが訴えかけてきてますよ」
「それはそうですよね。なんせもう一時間もずっと先っちょだけをいじくられてたんですから。友達に聞いたんですが、ここだけを刺激されても、射精はできないらしいですね」
「やだ、何いまさら照れてるんですか。こんな痴態を晒しておきながら妙なところで純情なんですね」
「我慢しすぎるのも体に悪いですし、そろそろ一発出しますか? 今の状態なら竿を一撫でしただけでザーメンがドピュドピュ出そうですね」
「……え? 何ですか? ……足?」
「そうですか。お兄さんって足でされるのが好きなんですね。いえ、否定しなくてもいいですよ。お兄さんがどうしようもない変態だってことはわかってますから」
「それじゃ、ちゃんとおねだりしてください。『もう我慢できないのであやせ様の足で最後のスイッチを押してください』って」
「まさかこの期に及んで人間としての尊厳とかくだらないことを言わないでくださいね。お兄さんはもうずっと前から「豚」になってるんですから」
「……はい、よくできました。それじゃお待ちかねの――きゃぁっ!」
「もう、先走りすぎですよ。話の途中なのに自分からおちんちんを擦り付けてくるってどういう神経をしてるんですか?」
「おかげで新品のハイソックスが汚れちゃったじゃないですか。真っ黒で気に入ってたのに、先輩のドロドロした精液のせいでもう使えません」
「しかも、ずっと溜め込んでいたせいか、私の顔まで飛んできましたし。もう、どうしてくれるんですか」
「この制服も、一度クリーニングしたぐらいじゃ着れませんね。お兄さんの臭いが全身に染み込んじゃいました。首元から中にまで垂れてきましたし……マーキングもほどほどにしてくださいよ」
「――あっ、髪の毛まで! ちょっとお兄さん、どうしてくれるんですか!? 髪の毛を洗うのがどれだけ大変なのかわかってるんですか? ……って、あれ」
「反応がないと思ったら、寝ちゃってますね。一回出しちゃったから疲れたんでしょうか? ……それにしても、可愛らしい寝顔ですね」
「まだまだ文句はありますけど……まぁ、今だけは許してあげます」
「おやすみなさい、お兄さん」

こうですか?解りません><
585名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 22:51:55 ID:Kd8cINdr
有難う御座いました。
てかどんな状況だよコレw
最後のちょっぴりデレにときめいた…
586名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 22:56:55 ID:iNNnRxME
GJ! 小ネタでも投下してくれるとありがたいっす。あやせたんはホント足コキ似合いますねw
587名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:02:22 ID:D7SjWN5+
>>584
ごめん、>>581でここまで言われてるので、あえて厳しいことを言わせて欲しい

情景描写も無く、どこかのエロ漫画かエロゲで見かけたような台詞の羅列で、始まりと終わりもわからない
なによりこの台詞のキャラが「新垣あやせ」として感じられるポイントが無く、二次創作としては致命的

申し訳ないけれども、まさに書くだけなら簡単、でもそれが読むに耐えるモノであるかは別問題ってことに追加して、
批評するだけなら簡単、読むに耐えるものを書くのは至極困難といわせていただきたい(by ぷーりん)
588名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:09:19 ID:Kd8cINdr
できれば黒ストでお願いしたいw
589名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:25:57 ID:pTkV2RjQ
>>587
俺何か言ったか?そこまで酷いことは言ってないと思うんだが
まぁ、問題点も挙げてくれてるし厳しくても意見を言われるのは嬉しいけどね
その意見が的を外していないから更に嬉しい

これは個人的な意見だけど、そんな風に他の作品にも意見をどんどん言ったほうが色々な意味でこのスレのためになると思うよ
GJって言うだけとか中身が無いからね

批判された程度で傷付いたり拗ねたりするのならその程度の人間
俺の言葉も間違ってはいないんだから噛み付いてくるのは止めてね

そのうち気が向いたらまともなSS投下するからその時も対等な立場で批判するなり賞賛するなりして意見を言ってくらさい
590名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:39:19 ID:gqlEjbT+
>>589
乙&GJ
正直な感想書くよ
つーてもラノベですらほとんど読まない俺の戯言だけどな

SSというよりドラマCDの脚本みたい
でもあやせの台詞だけでここまでの描写ができるのはスゲーと思う
あやせの台詞回しは全く違和感を感じないのも良いね
出来れば他のキャラのSSも読みたい、つーか書いて下さい
591名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:46:08 ID:Kd8cINdr
>>589
そいつ荒らしだから相手すんな。
問題提起はしても回答は出さない。
自分が分からないんだから出る訳ないけどなw
592名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 23:59:44 ID:D7SjWN5+
>>589
ごめん、あなたの行動には自分的にはしっくりしないんだ

確認させて欲しいんだけど、>>581>>579は別人?
もっとも別人であっても、傍目には>>581>>579を受けた発言と取れるんだ

で、この流れの中で、折角>>583さんのあやせエロで払拭しようぜ、って流れに、
>>584>>581さんが流れに乗って変えてくれようとしてくれてるのはいいんだけど、

>>581でご自分で
>結局は構ってちゃんなだけか
>本当に「書きたい」だけなら原稿用紙500枚ぐらいなら余裕で書けるけどな

って、発言されたあとに、このレベルでの投下は私にはちょっと納得がいかない

そこまでいうなら、原稿用紙500枚くらいの分量できちんと物語になったパッケージを、
二次であってもオリジナリティのある品質の高いものを投下して、ぐうの音も出ないくらいのことはして欲しかった。
批判するからには「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」並みの覚悟があってほしいんだ。

なのに、他人を「構ってちゃん」と中傷したり、
本当に「書きたい」だけなら原稿用紙500枚ぐらいなら余裕で書けるけどな 、と大見得を切られたことが納得できない。

何故なら、私自身もたまにSSを書くし、その中で苦悩するし、未完を作ってしまうし、読んで下さる方の言葉に一喜一憂するから。
でも、本質的には、自分の萌えを形にして、それを共有してくれる楽しみとか、
あるいは、馬鹿話をしながら面白いネタを見つけたりとか、そういうコミュニケーションの場としてのBBSを楽しんでいるから。
そしてまた、そうであっていいと思うし、それはカウチポテト的な安易さがあっていいと思う。
そういう気軽さで、作品を投下できるからこそBBSを作品発表の場に選んでいる人間も居ることを知ってほしい。

ぶっちゃけ間違いが無い、というけど、あなたの>>581での誹謗中傷的な物言いは、私には正しい言葉とは思えない。

だいたい、今書いたSSがまともで無いと宣言している時点で、私はがっかりだよ。
593名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:09:12 ID:OZ5la3HW
うっざ〜
ちゃんとした批評が欲しかったら山田スレや文芸サイトでも行きゃいいのに
個人の嗜好が大きく左右するエロで、なにがスレのためなんだか
もともとラノベはキャラに対する萌えがあるしな
偉そうな上から目線の批評なら、自分のサイトでやってろと思う

特に自分が間違ってないとか言う奴の批評なんか、スレを汚すだけだな
594名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:14:07 ID:7W0QjLVN
>>593
そいつ荒らしだから相手すんな。
問題提起はしても回答は出さない。
自分が分からないんだから出る訳ないけどなw

二回目…
595名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:17:57 ID:OZ5la3HW
ああ、言っとくが ID:pTkV2RjQへのレスな
単にケチつけたい構ってちゃんはこいつだろ
大半の住人がスルーしている自分の好みにあわないSSを叩きたいだけだろ
雑談追い出ししようとしてた奴と同一のニオイがする
596名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:27:56 ID:xiXtK0By
どっちも うざいです^q^
597名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:31:43 ID:nA6an0zq
まあ、つづきやるなら場外でってことだな

http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/
598名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:35:11 ID:6vkI1EPa
荒らし認定されても仕方ないのか。

でも、言わせてください、せめて。
繰り返しにはなりますが、私には、>>581の発言が一番引っかかっているんです
いざ自分が物を書いたときに、安易にそんなこと言うことなんて出来ないよ、っていうことなのです。

もっともID:pTkV2RjQ さんの本気の作品を読む前に言うのは早計ですが、
だとしても、>>584の作品が単なる台詞のシーケンスであり、
そこにあやせ×京介として共有できる要素がなく、
唯一これが俺妹の、あやせ×京介であることが、
台詞中の「お兄さん」と「あやせ様」しかないことが、
パロディとしての本家との距離感が違いすぎることに納得がいかないのです。
正直固有名詞とこれがパロディ元とする作品名を変更するだけで、
別作品に流用できるものである時点で、もはや俺妹のパロディである意味はないと思うのです。

これがあやせであれば、あやせが事ここに至るまでの経過が語られるべきですし、
これが京介であれば京介があやせにこの状態で責められ抜く理由が欲しいです。

でも、それらが端折られていて、結局俺妹のパロディーである必然性が無い。

ただ、それが盛り込まれていて、クライマックスの展開がこれであれば、
きっと納得できるあやせ×京介のラブラブSMになっていたと思います。
599名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 00:36:25 ID:6vkI1EPa
場外誘導感謝。
まずは移動します。
600名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 03:44:10 ID:edVuwaVi
なんか気持ち悪いのが湧いてたんだな。

ところで『気持ち悪い』と言えば言わずと知れた瀬菜ちゃんだが、
彼女は普通に男(京介)と恋愛できると思うか?
601名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 03:54:32 ID:Ew6pHFsd
赤城兄の妨害は免れないな
あかぎ兄妹の禁断の恋の方が容易に想像できる



「なあ、京介。お前知ってっか?」
「ん……なにをだ?」

「妹ってさ……すっげえ気持ちイイんだぜ……?」
「一体なにを!?」
602名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 08:52:53 ID:xNoijEoT
>>582
一般の人がそういう気持ちってのは理解できるが、桐乃を一緒にすんなよw

結局、感想(というか、応援だね)をもらわないと続きを書けないってのは自分で自分のモチベーションを持続できないってことで。
でも、桐乃はそこらへんのモチベーションを自分で持続させる力が凄いんじゃないかね。
603名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 08:55:06 ID:xNoijEoT
あ、なんか偉そうな事書いたみたいになったが、私も一般人ですんで、応援とか欲しいクチですw
604名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 09:41:55 ID:8ILTDHNZ
>>602
桐乃のモチベーション:兄、黒猫
605名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 10:34:59 ID:ZxYJYT40
桐乃はアメリカいたときに無意識で兄貴分が足りないとか思ってそうだな

恐ろしく今さらだけど、兄妹揃ってツンデレだなぁw
606名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 11:07:19 ID:xNoijEoT
こういうスレだから、そっち方面の話になるのは仕方ないし、
もちろん、兄貴の件もあるとは思うけど。

やっぱ、陸上の件で桐乃がたびたび言ってる、自分に負けた人に対する目線とか
そういうのも彼女のモチベに働きかけてると思う。

チャンスを欲しくても得られない人もいるって意識。そういう人達に対する義務感。
そういう部分も、桐乃のキャラにおいて重要な部分だと思う。
とにかく、あんまり全てを色恋だけに結び付けたくないんだよね。

もちろん、桐乃×京介のSSを書く時は、そういうものを、
「いくら京介を好きでもそのチャンスを得られない自分」とかと絡めて書いちゃうわけですがw
607名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 11:59:36 ID:jFIYTbot
なんか最近長ったらしい自分語り増えたなぁ。

そんなの他人にとっちゃどうでも良いのに。

「思う」とか予防線貼ってるけど押し付けがましいし。
608名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 12:02:37 ID:kpFu4i8u
そうだね
609名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 12:19:50 ID:Ew6pHFsd
最近〜とか語っちゃう奴は前からいたなwww
610名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 14:10:02 ID:xNoijEoT
自分と違う考えを読むと「押し付けられてる」って感じる人が多いのは勘弁してほしいわ。何もいえなくなる。
思うって書いてようが書いてまいが、だれも君に押し付けてない。それこそ君なんてどうでもいいんだし。
611名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 14:37:43 ID:GbN1XS4p
>>610
多いってのは間違いだろw
自分だけが正しいとも読めるから周りを不快にする
最後の一文も余計だな
書き手なら常駐スレで煽り返すなw

一応また場外貼っとく
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266820218/
612名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 16:24:34 ID:6YTqM9gu
要するにここで続けろと言いたいのか
613名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:34:15 ID:xiXtK0By
われわれssこじきは ssを かいてさえもらえればいいのれす^q^
614名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:42:52 ID:UDj5Umsy
俺頭悪いからよくわからないんだけど
作者よりうまい文章を書けない人間に批判する権利はないってことでFA?

>>610には禿げ上がるほど同意
615名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:51:53 ID:xiXtK0By
けんりとかいいだすから またおかしくなる^q^
wktkして まってようず^q^
616名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:54:39 ID:fTTLGxt8
以前に貼っていた者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意

617名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:56:13 ID:fTTLGxt8
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第071回

 その後、瀬菜に夕食を用意してやってから俺はリビングを出た。アリバイ作りの為だ。
自室で携帯を手に麻奈実へと電話を掛け、道端で泣いている瀬菜を見つけたので保護し、自宅に泊めることにした、と赤城の家に電話連絡を入れるよう指示を出す。
経緯については触れず、本人を電話に出せと言って来た場合には自分の裁量でどうにかしろ、とも付け加えておいた。当然、事の首尾を報告するようにとも告げた。
瀬菜に聞いたところ、両親は温泉旅行に行っており、日曜日の夜まで不在だという。
それで赤城も行動に踏み切ったのだろうが、馬鹿な奴だ。みすみす俺に瀬菜を犯す機会を与えたことになる。
相手が赤城一人なら、麻奈実が電話してきたことには驚くだろうが、瀬菜への後ろめたさから宿泊を許可する筈だ。
明日の夜も同様の電話を麻奈実に入れさせれば、日曜の夜までは瀬菜を手元において置ける。
 麻奈実との通話を終えた後、ベッドの上を整え、簡単に部屋の清掃をしていると、携帯から着信音がした。かけてきたのは麻奈実で、瀬菜の宿泊の許可を得たと言う。
後日褒美をくれてやると告げて電話を切り、清掃を終え、俺はリビングへと戻ることにした。
再びリビングに戻ると、瀬菜が心配そうに俺を見つめてきた。宿泊先の嘘に関しては、麻奈実に電話をする前に瀬菜に話して了承させてある。
上手くいったのかどうか、赤城しかいない自宅に帰らないで済むのかどうか、それが心配なのだろう。
「大丈夫、許可は貰ったらしいから。これで安心だろ?」
 瀬菜は小さく頷き、照れ臭そうに頬に手を当てた。好意を伝えてからは、常時はにかんだ笑みを見せて俺の言葉に従っている。
当初は俺への相談を終えた後で女友達の家に泊まりに行く予定だったとのことだが、こんな機会を逃すつもりはない。
瀬菜自身、これから何をされるのか理解した上で、覚悟を決めているようにも見える。ここまできたら性急に犯す必要はない。まだ時間はたっぷりとある。
「まだ食べられるか? 喰いたいもんがあれば作ってやるぞ?」
 そう言って俺は瀬菜の隣に座り、極力優しそうに微笑んでみせた。
「いえ、御馳走様でした。先輩、お料理、上手なんですね。美味しかったです」
「じゃあ、どうする? 俺の部屋でも行くか?」
 途端に瀬菜は恥ずかしそうに俯いた。部屋に行ったら即喰われるとでも思っているに違いない。
「……あの、お、お願いしてもいいですか?」
 消え入りそうな声で瀬菜が囁いた。避妊のことでも気にしているのだろうか?
「何を?」
「……初めてご自宅にお邪魔して、こんなこと言うのもなんですけど」 
「トイレか?」
「ち、違いますっ。……あの、お風呂、お借りしてもいいですか?」
618名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:57:37 ID:fTTLGxt8
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第072回

 瀬菜に尋ねると、自宅で風呂に入ってはいるが、赤城に邪魔されたので再度入りたい、触られた場所も丁寧に洗い流したい、とのことだった。
試しに説得もしてみたのだが、一緒に風呂に入るのだけは絶対に嫌だと言う。諦める条件として、俺は瀬菜に避妊薬を呑ませた。
瀬菜が出た後に俺も風呂に入り、リビングから自室へと場所を変え、互いにベッドに腰掛けて他愛無い話をし、そうしている内に夜も更けてきた。
「そろそろ寝るか」
 俺がそう言うと瀬菜は黙り込み、身体を縮込ませて俯いた。自業自得とは言え、このところ淫乱の相手しかしていなかったので、その態度は新鮮だ。
俺は瀬菜の頬に手を当て、顔を上に向けさせて唇にキスをした。
「んむっ……んっ……」
 唇を合わせながらゆっくりと押し倒して眼鏡を外してやり、そっと肩を撫で、その手を首から鎖骨、そして乳房へと滑らせていく。
瀬菜は怯えて身体を硬くさせていたが、パジャマの上から胸の先を優しく擽ってやると徐々に力を抜き、甘く鼻を鳴らしてきた。
パジャマの前ボタンを一つだけ外し、そこから手を入れてブラの上から豊満な乳房を揉み、頃合を見て指を差し入れ、直接乳首に触れてやる。
指先で撫で、擦り、弾き、扱き上げてやると面白いように乳首が硬くなっていく。
恥ずかしさに耐えられないのか、瀬菜は身を捩って俺の手から逃れようとしたが、口中に舌を入れて絡ませてやると、一切の抵抗をしなくなった。
「んぶむっ……もむごっ……おぶもっ……んごくっ……むぶうっ……ごむぶっ……」
 目を開けるのが怖いのだろう。きつく瞼を閉じ、恐る恐る俺の舌を舐めてくる瀬菜は予想以上に可愛い。破瓜の痛みを与える前に、悦楽を徹底的に叩き込んでやりたくなる。
俺は手早くパジャマの前ボタンを全部外して肌蹴させ、背に手を回してフリルの付いたブラのホックを外した。露出した薄紅色の乳首は尖りきっている。
そこに口を付けて舌を這わせてやると、瀬菜は腰を震わせて切なそうに吐息を漏らした。
「んはぁ……先ぱぁい……あふぁ……ダメですぅ……はあぁ……恥ずかしいですぅ……」
 そう言って瀬菜は嫌々と小さく首を振ってきたが、未だ全てを俺に任せたままだ。もどかしそうに肩を揺らし、少しずつ虚ろな目になりつつある。
俺は乳首を甘噛みしながら片手を瀬菜の股間へと滑らせ、指先でズボンの上から秘裂をなぞってやった。
「あんふぁ……先ぱぁい……んくはぁ……恥ずかしいぃ……ふうあぁ……ダメえぇ……」
 瀬菜の喘ぎ声はどんどん激しくなっていく。嫌がるように足を閉じては快感に耐え切れずに開き、また閉じては開き、何度もそんなことを繰り返している内に淫裂を嬲る指先が微かに湿り始めた。
「瀬菜ちゃん、もっと気持ちよくしてあげるから」
 乳首から耳元へと口を移して囁きながら、俺は瀬菜のズボンに手を入れ、下着の中へと潜り込ませた。
さらさらとした陰毛の感触を確かめながら、濡れた陰唇の上、ちょこんと勃起した陰核をやわらかく指先で叩いてやる。
「あうはあっ……嫌あっ……んくはあぁ……嫌嫌あっ……くうああっ……嫌あっ……」
 たったそれだけの行為で瀬菜は足を絶え間なく開閉させ、腰を上下にくねらせ始めた。陰核はかなり敏感らしく、背中を仰け反らせながらシーツを強く握り締めている。
「可愛いな、瀬菜ちゃんは。気持ちいいって言ったら止めてやるから。こんなのどうだ?」
「ふあはあっ……嫌それ嫌あっ……んくふあぁ……言いますっ……はうああっ……言いますからあっ……
うはああっ……だから止めてえっ……うふああっ……気持ちいいっ……んはふあっ……気持ちいいからから止めてくださいいっ……」
 四肢を小刻みに震わせているところを見ると、こんな愛撫だけでも高みに導いてやれそうだ。指先で可能なあらゆる愛撫を駆使して陰核を責めながら、もう一度俺は囁いた。
「このまま瀬菜ちゃんののこと、イかせてあげるから」 
「んあふあっ……嫌ですそんなのおっ……はくふはあっ……言ったのにいっ……ひふはああっ……
気持ちいいって言ったのにいっ……んくふああっ……先輩ダメですうっ……あっあっ……ダメダメダメええっ……あ、ああっ……んああっ……嫌あああああああっ!」
 大きく全身を反らせながら瀬菜は高く声を上げ、一時腰を前後に動かした後、力なくベッドに横たわって息を弾ませた。
大きな乳房が後を追うように揺れるのを見ながら、俺は瀬菜の頬に口付けをしてやった。
619名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 21:03:25 ID:fTTLGxt8
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第073回

 充分に余韻を楽しませてやってから、俺は瀬菜を裸に剥くことにした。時折恥ずかしそうに首を振り、怯えた表情を浮かべながらも、瀬菜は俺の言いなりだ。
ショーツを脱がせる時には自ら腰を上げ、濡れた秘所を隠そうともしない。覚悟を決めていると言うよりは、覚え立ての肉悦に抗えないといった様子だ。
自慰の経験くらいはあるのだろうが、誰かの手で絶頂を迎えたことなどなかったのだろう。このまま快楽を与え続けてやれば、今以上に全てを委ねてくるのは明白だ。
 俺は仰向けに寝た瀬菜の脚を大きく拡げさせ、その間に座り込んで秘所に顔を近付けた。甘酸っぱい淫臭を深く吸い込みながら、包皮から顔を覗かせている陰核を舌先で擽ってやる。
「んくはあっ……先輩いっ……かはふうっ……先ぱぁいいっ……」
 瀬菜は腰を小さく揺らしながら天井に向かって俺を呼び、白く濁った淫蜜を漏らし始めた。試しに舐め取ってみると、酸味が強いものの味は悪くない。
陰唇に舌を差し入れ、膣口の周囲を愛撫しながらその酸っぱさを存分に味わっていると、瀬菜は脚を震わせながら二度、三度と軽く達し、その度に粘度の高い愛液を大量に溢れさせてくる。
その反応に気をよくし、俺は夢中になって愛液を啜り続けた。
「あひはあっ……ふぇんぱひいっ……んかはうっ……もう許ひてくらはひいっ……」
 やがて瀬菜は呂律の回らない口調で行為の中断を申し出てきた。秘所から口を離して顔を覗き込んでみると、半分白目となって口の端から涎を垂らしている。
しばらく放置しておいた乳首は乳輪と共に大きく膨れ上がり、触れられるのを待っているかのようだ。陰部も充分過ぎる程に濡れており、そろそろ陰茎挿入の頃合いかもしれない。
俺は服を脱ぎ捨てて裸になると、瀬菜の上へと覆い被さった。
「瀬菜ちゃん、入れてもいいか?」
「んひぁ………ふぇんぱいなりゃ……くはぅ……ふぇんぱいになりゃ……あふぁ……しゃれてもいいれふぅ……」
 瀬菜は俺の問い掛けに薄らと微笑んで頷いてくれた。が、余程クリニングスの刺激が強かったのか、その表情は弛緩しており、口調も含めてまるで白痴のようだ。
腐女子という点を除けば普段は理知的に見える為、落差が著しく、それがまた何とも愛らしく思える。
俺は瀬菜の唇に短くキスをし、次いで一物に手を添えて亀頭を膣口に当てると、ゆっくりと腰を前に動かした。
陰茎はすぐに処女膜に振れ、それをそっと押し広げながら、苦痛が少なくて済むように手を伸ばして陰核を擦ってやる。
途端に瀬菜は俺の背に両手を回してしがみ付き、顔を歪めながらも甘美な嗚咽を漏らしてきた。
「くふはあっ……ふぇんぱひいっ……はうふあっ……しょれ気持ちいひでひゅうっ……」
「それってどっちだよ? チンポ、じゃねえよな? 指か?」
 瀬菜は何度も小さく首肯し、更に強く抱き付いてきた。快楽に意識を集中することで破瓜の痛みから逃れようとしているらしい。
この状態ならば淫語を教え込むのも容易かもしれない。俺は陰核を擦る指の動きを早めながら、優しく諭すように囁いた。
「なら、クリトリス気持ちいいって言ってみてくれよ? ほら、ここがいいんだろ?」
「かはひあっ……クリトリフひ持ちいひでふうっ……あひくうっ……クリトリフひ持ちいひっ……んくひあっ……クリトリフひ持ちいひいっ……」
 淫語を口にしながら興奮しているらしく、瀬菜はそれ以上苦しそうな顔をすることがなくなった。愛液の量も増え、もう陰茎は殆どが膣の中だ。
根元まで一物の残りの部分を押し込んでも、特に痛みを訴えるような素振りはない。そのまま俺が抽送運動を始めても、喘ぎの合間に教えられた言葉だけを唱え続けている。
どうやら麻奈実ほどではないにせよ、瀬菜にも痛みに対する耐性があるようだ。かと言って被虐的な資質が過分にあるようには思えない。
単に恥ずかしいことに愉悦を感じる性癖と言ったところだろう。自分の特殊な趣味を他人に隠しているだけに、痴態を晒し、それを受け入れてもらうことに喜びを感じているのかもしれない。
上手く調教してやれば、一人前の露出狂に育て上げることも可能だろう。
「じゃあ、次な。オマンコにチンポ、じゃねえな、オマンコにおちんちん入ってるって言ってみてくれ」
 俺は瀬菜にそう告げながら、腰と指の動きを加速させた。
(今回分、終わり)



620名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 21:06:10 ID:fTTLGxt8
昨日からやっと少し時間が取れたので、ちきっと少ないですが流れを無視して貼ってみました。どうもすんません
それと、ちょっと教えて欲しいんですが、以前に書いた分を見直した場合、どこかにうpすることは可能なのでしょうか?
他スレの保管庫には直接投稿する項目があったのですが・・・
何かいい方法がありましたら、ご教授頂けると幸いです
ほんじゃ、また
    

621名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 22:54:08 ID:niv/nd5L
>>620
見直すというのは、誤字脱字などを修正したいということかな?
それなら、該当ページを開いて、左上の [編集] → [このページを編集]をクリックして
該当箇所を修正。画像の英数字をフォームに入力して[保存]ボタンを押せばOK
622名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 22:57:36 ID:WwPPimIh
>>620
乙だぜ!!
623名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 23:35:54 ID:fTTLGxt8
>>621
どうもです
お陰様で見直したところまで修正することができました
ありがとうございます
624名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 00:10:29 ID:/3Ockh3D
エロカワ先生お帰りなさいっ!一日千秋の思いで待っとりました 
超乙っ!!
625名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 00:18:01 ID:ZZH94rYF
エロカワ先生ktkr!!
やはり眼鏡っ娘は良いですな、GJ!
626名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 01:31:53 ID:bNJD7nCX
>>589
>これは個人的な意見だけど、そんな風に他の作品にも意見をどんどん言ったほうが色々な意味でこのスレのためになると思うよ
GJって言うだけとか中身が無いからね

が怖くて気軽にGJできないにゃん・・・
627名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 01:45:29 ID:3LYfWuS1
細けぇこたぁいいんだよ!
GJが言いたいなら深く考えずにそう言っちゃえばいいんだぜ
とにかくエロカワ先生GJ!
628名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 12:41:35 ID:s18Y2SrM
GJ

以前、別のスレで陵辱ハーレム連載してた人が叩きと規制でいなくなったことがあったから
エロ皮氏が戻ってきてくれたのはほっとする
629名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 19:58:55 ID:R+GI7I+q
昨日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
・瀬菜好きの方は読まない方がいいかもしれません
630名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 20:00:06 ID:R+GI7I+q
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第074回

 反応を確かめつつ陰核を重点的に責め、ゆっくりと時間を掛けて腰を動かしていると、瀬菜は次第に性交に慣れて悩ましい表情を浮かべるようになった。
当然、合間にはいくつもの淫語を教え込み、一つ覚える度に口付けや乳首への愛撫など報酬も与えてやっている。
その甲斐あってか、それとも腐女子ということで元からの素養があるのか、瀬菜は伝授された言葉を瞬く間に我が物とし、自ら考えて発してくる。
約一週間前のレンタルルームでの時とは別人のようだ。
「ふくひあっ……ふぇんぱいのおひんひん暴れへまふうっ……かふはあっ……あらひのオムァンコをジュボジュボってへえっ……あくひいっ……なんれこんなにひ持ちいいのほおっ……」
「んだよ? クリトリスはどした? もう気持ちよくねえのか?」
「んくはあっ……クリトリフもひ持ちいひでふうっ……はうひあっ……おひんひんがこんなに凄ひなんれえっ……ふうひあっ……クリトリフもオムァンコもどっひもひ持ちいひいっ……」
 どうやら膣肉を擦られる快感に目覚めてきたらしい。一時は引っ掛かるような抵抗を感じていたのだが、再び漏れ出してきた愛液のおかげで膣内の抽送も滑らかになりつつある。
とは言え、その締まり具合は相変わらずきつく、あまり腰の動きを早めると俺が先に果ててしまいそうだ。何とか先に恍惚の頂点へと導いてやりたい。
自然とそう思える程、臆することなく淫悦に身悶えし続ける瀬菜は可愛い。
「もっともっと気持ちよくしてやるからな?」
少しだけ考えてから俺はそう囁き、空いている手を瀬菜の尻へと回した。菊門に指を当てて擽り始めるのと同時に、陰核を撫でる指と腰の動きを容赦のないものに変えてやる。
どちらが先に達するか我慢競べとなるが、それもまた面白い。
「はひくふあっ……しょこは違いまふうっ……んくひはあっ……おひりは嫌れふうっ……」
「でも瀬菜ちゃんの描いたイラストじゃ、ここにチンポ入れてたじゃねえか? 取り敢えずは指だけど、どんな感じか作品を作る時の参考にしてくれ」
 そう言って俺は瀬菜の尻穴に中指を第一関節まで呑み込ませた。指先で軽く腸壁を撫でてやると、瀬菜は俺に強く抱き付きながら明らかに歓喜の声を上げた。
「あひはへえっ……指がおひりの穴にひいっ……ひうくはあっ……あらひ初めてらのに虐められへるふうっ……かひくふあっ……ふぇんぱいにおひりまれ犯はれてるふうっ……」
 拒む言葉の一つも出てこないことに若干驚きながら、俺は瀬菜への認識を改めた。どうも被虐的な資質がないと思ったのは勘違いだったらしい。
輪姦のイラストなどを自ら描いていたのは、単に趣味だけではなく、自らもそうされたいという願望を持っているからこそなのかもしれない。
もしもそんな願いを持っているのなら、いずれは桐乃と加奈子、場合によっては麻奈実にもペニスバンドを付け、俺も含めて四人で嬲ってやってもいい。
「んひはふあっ……ふぇんぱいもうダメれふうっ……かふへひあっ……あらひもう限界れふうっ……あへひくあっ……初めてらのにヒっちゃいまふうっ……」
 瀬菜はそう言いながら総身を震わせ始めた。反応を見るに尻穴が一番の弱点のようだが、その様子を楽しんでいる余裕はない。俺も間もなく臨界点突破だ。
「いいぞ、イっても。このまま俺も出すからな?」
「かひくはあっ……ふぇんぱい早くふうっ……ふひかへあっ……あらひヒっちゃふうっ……」
 瀬菜は俺の射精に合わせて絶頂を迎えるつもりのようだ。その気持ちに感じ入りながら、俺は一層深く腰を前に突き出し、亀頭を子宮口へと押し当てた。
「ちゃんと子宮で受け止めろよ? おらっ」
 そう告げて膣内に精液を撒き散らすと、瀬菜はしがみ付いた腕に力を込め、腰だけを前後に跳ね上げて俺の中指を自ら腸内深くへと取り込んだ。
「んくはふひあっ……オムァンコがヒくうううううっ! おひりまれヒってるふうううっ!」
 初体験で尻穴まで弄るのは可哀想だったろうかと思いつつ、俺はそのまま腸壁を擦り続け、その間延々と瀬菜は快楽の境地へと昇り詰め、後にぐったりとして動かなくなった。
631名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 20:00:54 ID:R+GI7I+q
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第075回

 回復を待って風呂場に連れて行こうとすると、瀬菜は一瞬平素の態度に戻ってから極端な程に恥ずかしがった。ベッドの上で薄手の毛布に身を隠し、片乳首さえ見せようとはしない。
あまりの豹変振りに驚きはしたものの、掴めない性格であることは充分に理解している。俺は裸のまま瀬菜の正面に座り、その身体を毛布ごと優しく抱き寄せた。
「瀬菜ちゃん、どうしたんだよ? なんで急に毛布なんか……」
 そう尋ねると、瀬菜は俺を抱き返しながらも、真っ赤になって俯いた。
「だって、その、あたし、夢中になっちゃって……。ううっ、あんなこと言ったり……」
「あんなことって何だ? おちんちんか? マンコか?」
「もう先輩っ! デリカシーなさ過ぎですっ!」
 意地悪く問い掛けると、瀬菜は顔を上げて睨み付けてきた。肌を重ねた今となってはそんな態度も愛らしい。俺は素早くその唇を奪い、口を離した後で宥めるように囁いた。
「でも可愛かったぞ? チンポ突っ込まれてアヘアヘ喘ぐ瀬菜ちゃん」
「アっ、アヘアヘなんて言ってませんっ! せっ、先輩こそ、き、気持ちよさそうな顔して出してたじゃないですかっ!」
「だってなあ、本当に気持ちよかったし。瀬菜ちゃんは気持ちよくなかったのか?」
 その言葉に瀬菜は再び顔を垂れ、少しだけ間を置いてから小声で答えてきた。
「……きっ、気持ちよかったです」
 俺はその返答に笑いなから枕元の眼鏡へと手を伸ばし、瀬菜の顔にそっと掛けてやった。
瀬菜は何度か瞬きした後、真面目な顔で俺の目を見つめてきた。
「……本当に、ありがとうございます」
「眼鏡ぐらいで大袈裟だろ」
「そうじゃなくて、その、先輩がいてくれなかったら……。あたし――」
 言葉を詰まらせて真摯な眼差しを送ってくる瀬菜を前に、俺は僅かに気後れした。
その一途な素振りは真剣に惚れてしまいそうな程だが、心情の背景には精神的に追い詰められたが故の逃避も含まれている。
そう仕向けたのは俺だが、そのことを語る訳にはいかない。かと言ってこんな物言いをされたのでは罪悪感に苛まれてしまいそうだ。
どうするべきか無言で考えていると、瀬菜は俺の頬に自分の頬を擦り付けながら小さな声で呟いた。
「――先輩のおかげで、お尻のことがよく判りました」
「そっちかよっ!」
 叫んだ後に俺は手のひらを自分の額へと当てた。熱が出そうだ。
「でも、ほんとに感謝してるんですよ? 指一本であんな感じなら、やっぱり今後は長さより太さに重点を置いて描くべきかなって。でも、あんまり太いと見た目にも痛そうだし……」
 俺は苦笑しながら空いた手を瀬菜の額へと押し付けた。この変人も熱はないようだ。
「えっ? どうしたんですか? 先輩、おでこフェチなんですか?」
 瀬菜の真顔での質問に、俺は呆れて深く息を吐いた。
632名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 20:01:51 ID:R+GI7I+q
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第076回

 その後、粘り強く説得を続けると、瀬菜は渋々とではあったが一緒に風呂に入ることを了解してくれた。
洗い場で各々自身の身体にこびり付いた破瓜の血や体液を洗い流し、共に浴槽に入ると瀬菜は僅かに顔をしかめた。湯が秘所に染みたらしい。
俺は早々に入浴を切り上げようとしたが、当の瀬菜は折角入ったのだから我慢すると言ってきた。
俺はそれを受け入れてバスタブの中に座り直し、瀬菜を背中から膝の上に抱え込んだ。ついでに両手で乳房を下から揉み上げてやると、瀬菜は拒むことなく息を弾ませ、俺の胸に背を押し付けてきた。
「ふはぁ……先輩の触り方エッチですぅ……くふぁ……そんな先っぽばっかりぃ……」
 先刻までの恥じらう素振りは消え、瀬菜は媚びるような口調になっている。どこかに平常と肉悦の切り替えスイッチがあるらしいが、在処については皆目見当も付かない。
直接本人に尋ねてみようかとも思ったが、それも無粋な気がする。ここは詮索などせず、どんな反応を返してくるか判らない点を大いに楽しむべきだろう。
「なら、こっちな」
 俺はそう言って片手を乳房から離し、股間に当てて陰核を撫でてやった。時折顔を歪めているところを見ると、まだ膣内は痛むらしいが、そこ以外なら平気だろうと思ったからだ。
案の定、瀬菜は肩と首を竦めて身震いし、官能的な吐息を漏らし始めた。
「うふはぁ……またそんなとこぉ……くはふぅ……でも先輩の指気持ちいいぃ……」
「だったらもっと触るから、大きく脚開いて。そう、いい子だぞ」
「あくふぅ……こんなことばっかりされてたらぁ……んくはぁ……先輩から離れなれなくなっちゃいますぅ……ふはぁん……家になんか帰りたくなくなっちゃうぅ……」
 愛撫を続けながら、俺は瀬菜の言葉に少しばかり考え込んだ。こうしていられるのは長くても明日までだ。その後は赤城のいる家へ帰さなくてはならない。
だが、仮に麻奈実に手コキまで許したとして、瀬菜を赤城の欲望の対象から外すことは本当に可能だろうか? 逆に煽ってしまったりはしないか? 
念の為に瀬菜の口から赤城が襲ってきたことを両親に告げさせ、親に行動を監視させるべきか? その場合、俺が瀬菜と会えなくなる可能性はないか? 
一番都合がいいのは瀬菜をこの家に住まわせることだが……。
「……なあ、瀬菜ちゃん?」
「はくふぁ……何ですかぁ……んふはぁ……出来れば呼び捨てにして欲しいですぅ……」
「じゃあ、瀬菜。お前、近くに親戚とかいるか?」
「あくはぁ……何ですか急にぃ……うくふぁ……特にいないですよぉ……」
 そうだろうな、と思いつつも俺は微かに落胆した。近くに親類宅でもあればそこに瀬菜を住まわせようと思ったのだが、そうそう上手くはいかないようだ。
しかし、どうにかして瀬菜と赤城を切り離しておきたい。他の手段を考えていると、瀬菜が喘ぎながら言葉を掛けてきた。
「んふあぁ……去年までならぁ……くふぅん……この近所に祖母が住んでましたけどぉ……」
 思わず俺が手の動きを止めると、瀬菜は怪訝そうな顔で振り向いてきた。
「んはぁ……どうしたんですかぁ? はふぅ……止めちゃうんですかぁ?」
「ちょっと休憩な。その話、詳しく聞かせてくれ」
633名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 20:02:52 ID:R+GI7I+q
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第077回

 詳細を問い質すと、瀬菜の父方の祖母は去年から特別養護老人ホームへと入っており、それまでの住居は現在空き家となっているとのことだった。
三年前に亡くなった祖父が退職してから建てた家とのことで、築年数も然程は経過していないらしい。
既に各種の権利は瀬菜の父に移っており、赤城か瀬菜が結婚でもしたらそこに住まわせる予定なのか、それとも財テクの一環なのか、売却の手続きなどはしていないと言う。
更に都合のいいことには、祖母の荷物は殆ど残っておらず、定期的に瀬菜が母親と共に掃除に訪れている甲斐あって、止めてある水道や電気、ガス等を通せば、すぐにでも住むことが可能とのことだ。
 そこまで聞いて俺は内心薄く笑った。前言撤回。世の中は割と上手く出来ている。
瀬菜は常日頃から自宅の鍵と一緒にその家の鍵も持ち歩いているとのことで、早速明日にでも下見に行っておくべきか。
 しかし、赤城の実妹強姦未遂を伝えたとして、果たして瀬菜の両親が女子中学生の一人暮しを認めるだろうか? 
瀬菜と赤城の切り離しについては諦め、取り敢えず親に監視だけさせておき、件の家は性交可能な場所としてこっそりと使用するに留めておく方がいいような気もする。
仮に各種の調教用の道具を置いたとしても、今後は一人で掃除をするとでも瀬菜に言わせれば、母親が訪れてくることもないだろう。
だが、電気等のライフラインを通さなければ色々と不便も生じる。
 一頻り思い悩んでいると、瀬菜はバスタブの中で姿勢を変えて俺に正面から抱き付き、じっと目を覗き込んできた。
「さっきからどうしたんです、先輩? もしかして、あたしをお婆ちゃんの家に住まわせたいとか考えてます? その方が嬉しいですか?」
「そりゃ当たり前だろ? その方が会い易いし。でもな、瀬菜の親が――」
「判りました。あたし、お婆ちゃんの家に住みます」
 瀬菜は何でもないことのように言い、俺は目を丸くした。
「ちょっと待て。中学生の一人暮しなんて、普通の親なら許さねえだろ?」
「……私もここに来る途中で考えてたんです。あんな兄と同じ家に住むのなんか嫌ですから。先輩がそうして欲しいなら、どうにかします」
「それって、赤城のことを親にバラすってことか?」
「いえ、父はあたしには甘いですから、そのことを言わなくても多分大丈夫だと思います。受験生だし、一人で勉強に集中したいとでも言えば……」
 あまりにも自信あり気に言ってきたので思わず頷きそうになったが、その理屈は変だ。
受験生ならば尚のこと、一人暮らしの雑事、例えば炊事や洗濯などに時間を費やしている場合ではないだろう。
そのことを問うと、瀬菜は淡々と言葉を返してきた。
「あたし、そこそこ成績優秀ですから。総合テストで学年二位ですし。料理もそんなに苦手じゃないですし、洗濯物は一週間に一度自宅に持って帰れば済みます。
だから先輩、時々は泊まりに来てくださいね? あ、私が泊まりに来てもいいですよ?」
「……親父さんが甘いって言うけど、それだけに瀬菜を手放さないんじゃないか? それに、そんだけ成績優秀なら一人で勉強に集中ってのも変だろ?」
 俺がそう言うと、瀬菜は首を傾げて黙り込んだ。何か考えている素振りだ。
一体どんな結論に至るのかと様子を見守っていると、程なく瀬菜は少しだけ目を伏せて俯き、独り言のようにポツリと呟いた。
「……その時は、父に兄のことを言います」

634名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 20:04:52 ID:R+GI7I+q
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第078回

 好都合過ぎるというのも気味が悪いが、当初は内緒にしておくと言っていた赤城の件を告げてまで近所に越してきたいのなら、これ以上俺が口を挟むこともないだろう。
だが、そう思うに至った分の褒美はきっちりと与えてやるべきだ。
 俺は瀬菜を連れて風呂から上がると、共に裸のまま自室へと戻り、ベッドの上で改めてその身を正面から膝の上に抱え込んだ。
勃起した陰茎を下腹部に押し付けながら何度も口付けを交わし、瀬菜の表情が緩んできたところで優しく尋ねてみる。
「瀬菜はどうして欲しい?」
 この状況下でこんな問い掛けをされたら、普通はまだ膣内が痛むとしても耐える決意をし、性交をねだってくるだろう。
そう思っての質問だったのだが、瀬菜は恥ずかしそうに身を捩りながら予想外のことを言い出した。
「せっ、先輩の、オっ、オナニーが見たいですっ」
 正直、この発言に俺は口中の息を噴いた。どうも瀬菜に対しては目論見も判断も覆される傾向にあるらしい。
出会いの時からそうだったことを考えると、運命と言っても差し支えないのではないかとさえ思えてくる。
当人も意識して俺の思惑を外そうとしているのではないのだろうが、それ故に事前の対処は不可能だ。
「……あのなぁ? もうちょっと他に何かねえのかよ?」
 俺がそう言っている最中にも関わらず瀬菜は早々と膝から折り、少し離れた場所に横座りになると、鼻息を荒くして胡座を掻いている俺の股間を注視し始めた。
「どっ、どうぞっ、始めてくださいっ」
 瀬菜はそう告げてから大きな音を立てて生唾を飲み込んだ。完全に期待している目だ。
止むを得ずに俺が自ら陰茎を扱き始めると、露出した乳房の先も隠さずに徐々に身を乗り出してもきた。
とても先刻まで処女だったとは思えない態度だが、瀬菜に関してはこれが当たり前なのだと割り切るしかないのかもしれない。
「んはぁ、そのくらいの速度から始めるんですかぁ、くふぅ、そうすると二十一回擦った後にカウパー液が出てくるんですねぇ、あふぁ、袋の方とかって弄らないもんなんですかぁ?」
 瀬菜は目の前の自慰に興味津々で息を荒げているが、俺は実験動物になった気分だ。幾ら何でもカミングアウトし過ぎだろう。
「瀬菜、もっと近くに来い。オカズになれ」
 そう言うと瀬菜は俺の左隣に座り直し、瞳を輝かせながら寄り添ってきた。俺の二の腕に乳房を押し付け、真上から一物を見下ろしている。
俺は瀬菜の正面へと身体の向きを変え、左手を伸ばして乳房を少し強めに揉み上げてやった。
「はぁん、あたし今ぁ、んふぁ、先輩のオナペットになってるんですねぇ?」
 気持ちよさそうに上半身をくねらせながら、瀬菜はうっとりとした表情で目を細めた。それでいて陰茎からは一時も目を離すことがない。
観察への熱の入れように俺は失笑したが、瀬菜の乳首が大きく膨らんでくるに連れ、たまにはこんな倒錯的な行為もいいかと思い始めた。
何しろスタイル抜群の女子中学生の裸を素材に自慰に耽り、堪えきれなくなったならば強引に犯しても恐らく文句は言ってこない。
更に相手は俺以上の変態であり、育て方によってはどんなプレイも実行可能だ。
そう考えると頭の中から現状の行為に対する馬鹿馬鹿しさが消え、瀬菜への愛情が募っていく。併せて一物も昂ぶり続け、程なく射精限界がやってきた。
「瀬菜、もう出る。どこに出せばいいんだ?」
「えっ? じゃあ、こっ、ここにっ」
 瀬菜は慌てて両手を重ね合わせ、水を掬うような形にして陰茎の前へ差し出してきた。
「零すなよ? くっ」
「くふはぁ、先輩の精液ぃ、んふうぁ、掛けられちゃってますぅ」
 俺が両の手のひらに体液を放つと瀬菜はブルブルっと身体を震わせ、射精が終わると同時に嬉しそうに微笑みながら手を鼻先に近付けて臭いを嗅ぎ始めた。
「ふんふんっ……、あふはぁ、生臭ぁい」
 瀬菜はそう言って顔をしかめたが、果敢にも舌先で少量の精子を掬い上げて口に含み、味見まで始めた。
「んくっ……、うぶっ、苦ぁい」
 俺は僅かな余韻に浸ることも忘れて瀬菜が不愉快そうに舌を出す様を眺め、もしかしたらこの真性には調教など不要なんじゃないだろうか、と物悲しい気分に陥った。
(今回分、終わり)


※瀬菜好きの方、誠にすんませんでした
635名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 20:39:58 ID:sbsveiLK
>>634

瀬菜好きだけど俺は好きだよ、このシチュエーション
636名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 22:38:21 ID:OZjAOnPD
>>634
エロカワ先生 超乙っ!!
上に同じく、全然問題無し 
637名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 00:29:20 ID:y7X+5Ppz
だいぶキャラぶっ壊してるように見えて
案外各所でそれっぽいw
だから面白いんだけどさ
638名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 01:08:04 ID:BE8nUK5c
>>637
堕としたという設定があるから壊れててもアリじゃね
639名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 00:29:30 ID:L8G2NRdv
GJ
640名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:42:39 ID:MgNov+tt
先日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
641名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:43:45 ID:MgNov+tt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第079回

 昼過ぎまで眠った後に食事を取ると、俺は瀬菜に祖母宅を案内して貰うことにした。
歩いて十分程の所にある和洋折衷の二階屋で、レンガ風の高い塀に囲まれている為に中の様子は判らなかったが、家の前なら何度も通ったことがある。
玄関から中に入ると案外に広く、6LDKと言ったところか。
 一階は八畳の和室が二部屋、同じく八畳の洋室が一部屋、リビングダイニングキッチン、風呂場と脱衣所という当たり障りのない作りだ。
が、先行きの介護でも意識していたのか、風呂場は無駄に広く、浴槽も四人までなら一緒に入れそうな程に大きな物が据えられている。
 二階は八畳の洋室が三部屋とベランダだけだが、このベランダが中々に面白い構造になっていた。
戸袋からアクリル板を引き出せるようになっており、透明な壁に囲まれた密閉空間にすることが可能で、その気になれば外の景色を眺めながら性交が出来る。
無論、外からも丸見えとなってしまうが、時間を夜に限定し、室内灯を点けなければ周囲の人間に感付かれることもない筈だ。
瀬菜の話では祖母はガーデングが趣味ということで、その為に使うつもりだったのだろうが、精々俺の快楽の為に活用させて貰うことにしよう。
 最後に庭だが、残念ながら庭木は殆ど朽ちており、縄を使って吊せるような枝振りの樹木は一本もない。
とは言え、それなりの広さがあり、敷地を囲む塀はどこも高く、場所を選べばここでも交じり合うことが出来そうだ。
「けど、何でこんなに幾つも部屋があんだよ? ここには瀬菜の爺さんと婆さん、二人しか住んでなかったんだろ?」
 一通り確認した後に庭先で尋ねると、瀬菜は少しだけ寂しそうに微笑んだ。
「ほんとはあたしの家族と一緒に住みたかったらしいんです。でも、父がそれを断って……。それでも、いつでも泊まりに来られるようにって……。以前、お爺ちゃんにそう聞きました」
 俺は黙って相槌を打った。祖母が介護施設へ入所しているという話を聞いた時にも思ったのだが、瀬菜の祖父母と両親との間には何らかの確執があるのかもしれない。
それが嫁姑の諍いだろうと、エディプスコンプレックスの成れの果てだろうと俺には関係ないが、亡くなった祖父の供養の為にも、この家を使って孫娘を存分に可愛がってやるべきだろう。
「で、本当にこの家に住むのか?」
 しんみりとした雰囲気の瀬菜の頭をそっと撫でてやりながら、俺は穏やかな口調で問い掛けた。何しろ事ある毎に肩すかしを喰らわせてくる相手だ。
今になって矢張り止めたと言い出してこないとも限らない。となれば、この家をどのように利用するか考えても全て無駄となってしまう。
しかし、そんな心配は無用だったらしく、瀬菜はそれまでの陰りを振り払うように明るく笑って首肯してきた。
「はいっ、もう決めました。例え父に昨日のことを話すことになったとしても、兄の自業自得ですし。それで一人暮しが出来るなら安いもんです。
もうこれで誰の目も気にせず、好きなゲームをしたり、イラスト描いたりしていられます」
642名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:44:55 ID:MgNov+tt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第080回

 祖母宅を出て駅前のファミリーレストランで食事をし、自宅へ戻った後は当然のことながら性交の時間だ。
真奈美を使って再度赤城から宿泊の許可を取り、避妊薬を飲ませてから風呂場で二回、自室のベッドの上で三回ほど射精してやると、
瀬菜は苦痛の陰もなく陰茎の抽送を受け入れ、俺の指示も受けずに自ら腰を振るようになった。
それも自己の淫悦の為ではなく、俺を喜ばせようと思ってのことらしい。
その心意気に応えようと俺も激しく膣を責めてやり、結果として交じり合いは小休止を含みながらも十二時間に及んだ。
 深い眠りを経て目覚めた時には夕方間近で、俺は瀬菜と共にリビングで軽い食事を取ると、再び性愛に耽ることにした。
帰宅しなければならない時間が迫っていた為か、瀬菜は座位で繋がるとすぐに俺にしがみ付き、殊更に乱れて何度も何度も繰り返し果てた。
当初は稚拙だった腰の動かし方も次第に上手く潤滑になり、その痴態と快感に耐えきれずに俺が精を放つと媚笑を浮かべて同時に達し、後に余韻に浸りながら嬉しそうに頬を擦り寄せてきた。
「はぁ……先ぱぁい……はぁ……好きですぅ……はぁ……先輩大好きぃ……」
 背中を撫でてやりながら俺は薄く笑った。最早精神は完全に墜ちたと言っていい。後は身体だが、瀬菜に対して調教する気はもう失せた。
今までに培ってきた腐女子としての性知識と偏った趣味性、そして予想外の言動を楽しむだけで充分だ。
感度のいい肉体を弄りつつ望む行為を許容してやれば、いずれ自ら性の奴隷となってくれるだろう。
 腕の中で息を整える瀬菜から枕元の時計へ視線を移すと、時刻は十六時三十八分。そろそろ行為終了の頃合いだ。
俺がそっと一物を引き抜こうとすると、瀬菜は哀し気に俯いた。
「……妹さんが帰ってくる時間ですか?」
「十八時頃って言ってたからな。シャワーも浴びてえし、今回はもう終わりだ」
「……今夜は帰らなくちゃ、ダメ、なんですよね?」
「夜になったらな。けど、会えなくなる訳じゃねえだろ? また泊まりに来いよ」
「はいっ。今度はちゃんと準備してから来ます」
 瀬菜は顔を上げて朗らかに笑ったが、何となく嫌な予感がして俺は尋ねてみた。
「……準備って?」
「あの、もっと可愛い下着とか、まだ着ていないパジャマとか――」
 その当たり前の返答に俺は息を吐いた。とんでもないことでも言い出すかと思ったが、どうも疑心暗鬼に捕らわれていたようだ。
「―――洗顔料とか、デジカメとか――」
「……ん?」
「――ボイスレコーダーとか、綿棒とか……」
「……ちょっと待て。デジカメ以降はいらねえだろ?」
「でも、先輩にイラストのモデルになって欲しいですし、その、出す直前の可愛らしい声と息遣いも録音して手元に置いておきたいです。
こういう関係になったんですから、いいじゃないですか」
 どうやら瀬菜は瀬菜で俺を充分に活用するつもりのようだ。勢いに乗じてハメ撮りも出来そうだし、デジカメは許してやってもいい。残るはボイスレコーダーだが……。
「俺の声を録音してどうすんだよ? オナニーでもすんのか?」
「うへへっ」
 俺の問い掛けに瀬菜は気味の悪い声で答えてきた。図星だったらしいが、せめて演技でもいいから恥じ入る素振りをして欲しいところだ。
しかし、その場で上手く誘導してやれば自慰を見せてくれる可能性もある。ここは許しておくべきか。
「まあ、それでもいいや。それと、綿棒って何だ? そんなもんならウチにもあるぞ?」
「いえ、お願いする立場ですし、やっぱりあたしが用意するべきかなって……」
「お願いする立場? 何をだ?」
 悪寒の核心に迫った気がして俺は唾を飲み込んだ。
「尿道オナニーです。あたし、一度見てみたかったんですよね。それも先輩のが見られるなんて、すっごく感激です」
「しねえよっ! って言うか、したことねえよっ!」
 俺が怒鳴ると、瀬菜は何を勘違いしたのか、両手を頬に当てて満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ、初の尿道オナニーってことですね? なら、ちゃんと記録に残さなくっちゃ」

643名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:46:04 ID:MgNov+tt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第081回

 その後、浴室で瀬菜とシャワーを浴び、リビングで夕食を取っていると、予め聞いていた時間よりも幾分早く桐乃が帰宅してきた。
と言っても、瀬菜を家に泊めることにした時から二人が顔を会わせるのは予想の内だ。
桐乃は明らかに不愉快そうな態度になったが、瀬菜が同人誌の話題を振ると簡単に喰い付き、俺が互いを紹介してやるまでもなく、やがて二人は和気あいあいとした雰囲気になった。
もちろん、瀬菜に同人誌のことを口にさせたのは俺の指示だ。他にも桐乃の性格、趣味嗜好などを伝え、仲良くしてやって欲しいとだけ話してある。
それでも瀬菜は演技しているようには見えず、桐乃の方も沙織や黒猫と話している時よりも明るく見えた。
共に学校では趣味を隠しているだけに、似通ったところや感じ入る部分があるのかもしれない。この分なら遠くない日に二人を並べて犯すことも出来そうだ。
「あの元絵師でしょ? 主人公そっくりだったじゃん。瀬菜さんもそう思ってたんだ?」
「よく出版社が許したなって思いますよね? 桐乃さんは新刊読みました?」
「あたしコミックスはパ〜ス。アニメになってキャラデザが変わるなら見てもいいけどぉ」
 よく判らない会話を聞きつつ俺は先に食事を終え、自分の食器を持って隣のキッチンへと向かった。
汚れた皿を流しに置き、桐乃の分の食事を用意してトレイの上に並べてやる。
ついでに三人分の紅茶を用意してリビングに戻ると、桐乃が俺に向かって問い掛けてきた。
「でさぁ、瀬菜さんって誰? なんで家にいんの?」
 その口調は決して意地悪くも辛辣でもなかったが、突然のことではあった。俺が返答に詰まっていると、瀬菜は頬を赤く染めて怖ず怖ずと口を開いた。
「……その、あたし、先輩の、かっ、彼女、かもしれません」
「瀬菜さんも? じゃあ、えっと、四号だ」
「四号?」
「おいこら、桐乃っ!」
「いいじゃん、どうせいつかはバラすんでしょ? あたしが彼女一号、加奈子が二号、あやせが仮三号だから四号じゃん、地味子は単なる肉奴隷だし……」
「ええっ? せっ、先輩っ、どういうことですかっ? ま、まさか妹の桐乃さんにもっ?」
「うん。あたしも兄貴のオチンポ恵んでもらってるよ。こういうのなんて言うんだっけ? 穴兄弟? 女だから違うか。茎姉妹? ロザリオとか授けて欲しい?」
「そっ、そんなっ、先輩が実の妹さんとなんてっ」
 瀬菜は目を見開いて嫌々と首を振ると、何かに導かれたように椅子からフラフラと立ち上がり、そのままリビングを出て行こうとした。
急に訪れた修羅場に俺が為す術もなく呆然としていると、桐乃は笑いながら瀬菜の背中に言葉を放った。
「兄貴のこと諦めて逃げんの? あたしは別に構わないけど?」
 挑発的な物言いに瀬菜は振り返り、全身を震わせながら桐乃を睨み付けた。桐乃は余裕のある素振りでその視線を受け止めている。
完全に俺は置き去り状態だが、そのことについて文句はない。と言うか、このまま何もなかったことにして自室に帰って寝てしまいたい。
「にっ、逃げませんよッ! 諦めもしませんッ! あたし負けないですからッ!」
「じゃあ、仲良くしようよ? 最後に選ぶのは兄貴なんだし、別にあたしたちが喧嘩することないじゃん。あたし、瀬菜さんとは気が合うかなって思ってんだけど」
 その言葉に瀬菜は首を傾げて黙り込み、一頻り何かを考え込んだ後に元の椅子に腰を掛け、深く溜息を吐いた。
「……詳しい話を先輩の口から聞きたいんですけど?」
 俺は怖々と頷いた。

644名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:47:34 ID:MgNov+tt
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第082回

 しばらく瀬菜は頬を引き攣らせていたが、俺の話の途中で桐乃が自ら極度のブラコンであることを告げると、少しだけ表情を和らげてくれた。
赤城は別として、その他の人間の特殊な嗜好性や性癖については一応理解があるらしい。
更に桐乃は畳み掛けるようにして、加奈子には素直になれる相手が必要だったこと、あやせには自分を解放させる相手が必要だなどと嘘を並べて力説し、言葉巧みに瀬菜を納得させてしまった。
中でも傑作だったのが麻奈実の説明だ。誰に対しても欲情する性欲過多の色情狂であり、俺が相手をしているのはリハビリの一環だとまで言い出した。
俺は必死に笑いを堪えたのだが、瀬菜の目には悲しみに耐えているとでも映ったらしく、この時点で態度が急激に軟化した。
 更に話は黒猫に及び、桐乃はその人となりを瀬菜に伝えた後、他人とコミュニケーションが殆ど取れず、明らかに重度の精神病であり、
整形外科医で額に義眼を埋めて邪気眼とか言い出す前に何らかの処置が必要であると言ってのけ、人肌の温もりを教え込むのが一番の治療法だと説いた。
驚いたことに、滅茶苦茶な理屈であるにも関わらず瀬菜は桐乃の意見に同意した。
聞くと、瀬菜が委員長を務める現在のクラスにも似たような女生徒が一人おり、その対応には日々手を焼いていて他人事とは思えず、どんな形であれ更生させるつもりならば協力は惜しまないと言う。
試しにその女生徒の特徴を聞いてみたところ、黒猫と完全に一致した。
「桐乃。お前、どう思う?」
「……本人じゃん?」
「えっ? その黒猫って人、五更さんなんですか?」
「瀬菜、そいつの名前は?」
「五更瑠璃さんですけど……」
「ぷっ、瑠璃? なんでそれが黒猫になんの? 今度会ったらルリルリって呼んでやろっと」
「ぷぷっ、その時にどんな顔するのか、あたしも見たいです」
 桐乃と瀬菜は顔を見合わせて笑った。ありがたいことに当初の険悪な雰囲気は霧散したが、桐乃のオタク仲間が瀬菜のクラスメイトというのも妙な気分だ。
ついでに沙織についても聞いてみたが、瀬菜はそういう人物の心当たりはないと言う。
 その後も穏やかな空気は続き、俺と桐乃が全てを説明し終えると、瀬菜は困り顔で笑いながら一度だけ大きく頷いた。
「それぞれ事情があることは判りました。別に先輩が全員とそういう関係にならなくてもいいとは思いますけど……。ですが、五更さんのこともありますし、もう何も言いません。
但し、先輩が結果としてハーレムを作るというなら、あたしもその中に入れるつもりなら、あたしにだって条件があります」
「……取り敢えず言ってみてくれ」
「月に何度か、最低でも月に一度はモデルになってもらいます。その日はあたしの玩具です。それと、一人暮しを始めたら、あたし、この家に入り浸らせてもらいますから。
先輩も桐乃さんもそれでいいですか?」
 俺は正直、拍子抜けした。もっと酷いことを言い出すかと思ったが、その程度で済ませてくれるなら願ったり叶ったりだ。
「ああ、判った」
「あたしもいいよ。泊まりに来た時、たまには一緒に寝よ?」
 桐乃の問い掛けに瀬菜はにこやかに微笑んだ。
(今回分、終わり)

645名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 21:49:19 ID:YxRKFGzM
>>644
リアルタイムで見てた乙
次回も期待しています
646名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 22:26:36 ID:dj1kX951
>>644
乙です
次回も期待
ってこれだけでは味気ないのでツッコミを
部屋がオール8畳ってのは無いわw
647名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 23:35:51 ID:Z9cxpz+e
うっひょうGJ
これ大好きだ
648名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 23:42:33 ID:gLymjVcG
エロ可愛い妹がまた1人追加、だなw
GJ!
649名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 00:27:24 ID:oGfB85hQ
尿道のくだりクソワロタwww
650名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 01:08:40 ID:bo3ady41
GJ!
毎度の事ながら面白いなw

>その日はあたしの玩具です
アッー! ですね。わかります。
651名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 11:07:38 ID:RvsnNbis
>>650
>その日はあたしの玩具です
 アッー! ですね。わかります。

そんなの誰得w

ここは まぁアレだ…
「初めてのモデルの日」に京介を玩具にするはずが
『京介・桐乃・加奈子(+αで地味子?)に徹底的に三穴でイカせ捲って、
地味子に次いで肉奴隷2号へと堕ちていった…」
で、おけ?。    異論求むw

         
652名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 11:08:42 ID:RvsnNbis
書き忘れてた

エロカワ先生、超GJ!
653名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:42:39 ID:MUNdMpZZ
昨日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
654名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:43:35 ID:MUNdMpZZ
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第083回

 両親の帰宅時間に合わせて瀬菜を自宅まで送り届けると、俺は家に戻ってから自室に桐乃を呼び付けた。
勝手に瀬菜に関係を告げた真意の確認の為だ。
「だってぇ、瀬菜さんと話してて平気かなって思ったしぃ。ライバル心を煽ってから理責めにすればどうにかなるかなって。
現に納得して帰ったじゃん。結果オーライって奴?」
「理責めったって嘘八百じゃねえか。後でバレたらどうすんだよ?」
「平気っしょ? あれは完全に兄貴に惚れてる目じゃん? ちょっとムカついたけど、まあ、趣味合いそうだし、瀬菜さんならいっかって。
兄貴だって理解者が多い方がよくない?」
 悪怯れずに言ってくるのには多少苛ついたが、桐乃は桐乃なりに俺のことを考えてくれてはいるらしい。
だが、勝手な真似を許しておくと後々どんな揉め事を引き起こすか判らない。ここはペナルティが必要だろう。
「お前、今日から一週間セックス抜きな」
「ええっ? あたし、兄貴の為に瀬菜さんを説得したんだよ?」
 桐乃はそう言って不服そうに頬を膨らませた。気持ちはありがたいが、簡単に許すつもりはない。
瀬菜があの場を去って二度と会ってくれなくなる可能性だってあったのだ。
「俺の為なら、自分勝手に何をしてもいいとか思ってんのかよ? あ?」
「だって、少しでも協力して、もっと兄貴に好きになってもらいたかったんだもん」
「勝手な真似したら嫌うって言ってんだよっ! 判んねえのかっ!」
 その言葉に怯えたのか、それとも怒鳴られたことがショックだったのか、桐乃は不貞腐れた顔から一転して物悲しい表情になると、立ったまま深く頭を下げてきた。
「ごめんなさい……嫌わないで……ごめんなさい……」
 椅子に座って腕を組み、桐乃の様子を眺めていると、やがてポタポタと床に水滴が落ち始めた。どうやら泣き出したようだ。
「ぐひっ……ごめんなさい……うぐっ……ごめんなさい……ひっぐ……ごめんなさい……」
「……もういいから頭上げろ」
 俺がそう言うと、桐乃は涙を流しながら指示に従った。鼻水まで垂らしている。
「もう二度と勝手な真似すんな。判ったか?」
「ふぐっ……はい……うえっ……判りました……ぐすっ……ごめんなさい……」
「なら、今回は許してやる。膝の上に来い」
 桐乃は頷いて膝の上に正面から座り、俺はその間に机の上の箱からティッシュを数枚抜き取ると、目尻と鼻の下を拭ってやった。
「すんっ……ほんとにごめんなさい……うぐっ……もう怒ってない?」
「ああ」
「ぐすっ……あたし……ふえっ……もっといい子になるから……」
 桐乃は俺の背中に手を回し、掠れた声で囁いた。
655名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:44:37 ID:MUNdMpZZ
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第084回

 俺個人の考えだが、他人に約束を守らせる方法を突き詰めると二つに大別される。一つは恐怖、もう一つは報酬だ。
履行しなかった場合にどのような立場に追い込まれるのか、守った場合にはどんな喜びが待っているのか、共に当人に想像させることで約束はより強固なものになる。
とは言え、場合によっては先払いしてやるのも一つの手だ。
 俺は泣き止んだ桐乃をベッドへと連れて行き、共に裸になって並んで横たわると、優しく胸に触れてやった。
乳房の外周を撫で、時々乳首を指先で軽く弾いてやると、桐乃は切なそうに身体をくねらせ、程なく我慢しきれずに自ら秘所を弄り始めた。
「んくあっ……もうオチンポ入れてえっ……ふはうっ……妹マンコ使ってよおっ……くふあっ……もうグチョグチョだからあっ……はくうっ……早く突っ込んで犯して欲しいよおっ……」
「グチョグチョってどのくらいだ? この位置からじゃ見えねえし、説明してみろよ?」
「かはあっ……ケツオマンコまでトロトロなのおっ……んはうっ……オチンポ好き好き汁でどっちの穴もびしょ濡れなのおっ……
はふうっ……どっちも兄貴専用の便所穴だからあっ……ふくあっ……好きな方にオチンポ入れて穿り回してえっ……」
「なら、お前が上に乗ってこい。出し入れが見えるように腰振ってみろ」
 そう言って仰向けに寝ると、桐乃はそそくさと俺を正面から跨いで陰茎を手に取った。
見せつけるように大きく足を開いて膣に一物を取り込み、上体を後ろに反らして腰を使ってくる。
四十八手の反り観音という体位だが、恐らく桐乃はその名も知らず、単に俺の指示に従っただけだろう。
シーツの上に両手を突き、殆ど寝そべった状態で淫らに腰を振る様は変形版と言ってもいいかもしれない。
「あふはあっ……見て見てえっ……かはふうっ……あたしのオマンコがいやらしくオチンポ咥え込んでるとこ見てえっ……はくふあっ……硬いオチンポ大好きなのおっ……」
「その大好きなチンポを失いたくなかったら、二度と勝手な真似をすんなよ?」
「んふはあっ……判りましたあっ……くはふあっ……もう絶対しませんからあっ……はふうあっ……だからお願い突いてえっ……かふはあっ……オマンコ下から突き上げてえっ……」
 望み通りに俺が腰を動かしてやると、桐乃は接合部から白く濁った愛液を大量に溢れさせてきた。粘度の高い体液が局部に幾筋もの糸を引いていく。
「ふひはあっ……兄貴のオチンポ最高に気持ちいいっ……はへふあっ……妹に生まれて幸せえっ……くふはあっ……犯してもらえて幸せえっ……んへひあっ……オマンコ溶けるうっ……」
 淫笑を浮かべながら桐乃は一際激しく腰を振り立ててきた。動きを合わせようがない程の早さだ。加えて膣肉は妖しく蠢き、陰茎を絞り上げてくる。
「おい、少し加減しろ」
「はへくあっ……そんなこと言われてもおっ……んかはあっ……オチンポ気持ち良過ぎて無理だよおっ……
ふひうあっ……勝手に腰が動いちゃうのおっ……あへひあっ……イくイくイっちゃうイっちゃうよおっ……んきひいっ……妹マンコイっ……くうううううっ!」
 二度、三度と桐乃は大きく腰を跳ね上げて絶頂を迎えたが、それでも物足りないのか腰使いを止めようとはしない。
大方潮だとは思うが、粘液とは別に水っぽい体液を淫裂から漏らしながら、更に動きを加速させている。
これも身勝手な行動の内に入るとは思ったが、俺は敢えて何も言わずにおいた。肉悦の虜となっている以上、身体の自然な反応を咎めても意味がない。
「んかはへえっ……またイくオマンコいくうううううっ! あひくへあっ……イってるのにイくの気持ちいいっ……かふくひいっ……セックス大好きオチンポ大好きいいいいいっ!」
656名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:45:22 ID:MUNdMpZZ
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第085回

「んれっ……れおっ……あはっ、この味大好きになっちゃった……ろれっ……んちゅっ……」
 二回射精した後に掃除を命じると、桐乃は陰茎に舌を這わせながらそう言って笑った。
自分の股間から垂れ流している精液と愛液には目もくれず、残り汁が欲しいのか、合間に陰嚢を手で揉みながら尿道口を何度も確認している。
「この味ったってなあ、半分はお前のマンコ汁だろうが」
「ぺおっ……れろっ……そりゃそうだけどぉ……ちゅっ……あむっ……んずっ……ぷはぁ……兄貴のオチンポ汁だって思うから美味しいんじゃん……はぷっ……んろっ……ごくっ……」
 照れ臭そうに文句を言いながらも桐乃の態度は献身的であり、眺めている内に一物に少しずつ活力が戻ってきた。
桐乃もそれに気付いたのか、亀頭を口に咥えたまま嬉しそうに微笑んでいる。
「もう口はいいぞ。後は手で扱いて勃起させろ」
「んぶぼっ……もぶもっ……ぱふぁ……うんっ。手でしてる間、隣に行ってもいい?」
俺が頷くと、桐乃は並んで横になり、手慣れた調子で陰茎を擦り始めた。
次第に動きを早めながら、時に指の腹で尿道口を刺激してくる。もう手コキやフェラに関しては教えることは何もない。
「こうやって手の中で大っきくさせるのも好き。あたしの手で育ててるんだって、愛しくなっちゃう。ねえ? こんどはどこでする? ケツオマンコも使って欲しいんだけど」
「別にどっちでもいいぞ。それとだな、お前、今度から頭にオを付けんな。マンコはマンコってちゃんと言え。んで、今まで通りに時々は頭に妹とか便所とか付けろ」
「うん、判った。じゃあ、オチンポはチンポでいいの?」
「ああ。意識しねえで言えるようになったら、何か一つ願い事を聞いてやってもいいぞ?」
 そう言うと、桐乃は一物を愛撫する手を止め、目を丸くして俺を見つめてきた。突然の提案に驚いている様子だ。
「そっ、それって、なんでもいい?」
「まあ、俺に出来る範囲ならな。何かあんのか? 言ってみろよ?」
「え、あ、うん。そんな難しいことじゃないと思うんだけど……」
「何だよ?」
「う、うん。あ、あのね? あ、愛してる、って言って欲しい……」
 その発言に俺が思わず噴き出すと、桐乃は拗ねた顔になった。
「笑うことないっしょ? 兄貴、言ってくれたことないじゃん。好きって言ってくれたのだって、初めての時だけだったし……」
 言われてみれば確かにそうだが、そんな慎ましい望みなら今すぐ叶えてやってもいい。
俺は桐乃の頬に手を添えて唇にキスをし、次いで耳元に口を寄せて優しく囁いてやった。
「桐乃、愛してる」
「ふあっ? あっ、ダメっ、やんっ、ううっ、ふくはあっ……あっ……んんっ……くぅ……」
「何だよ、その反応は? って、お前っ?」
 腰の辺りに湿り気を感じて視線を移すと、シーツの上に染みが拡がっている。
「んはぁ……ごめんなさい。その、嬉しくて、オシッコ出ちゃった」
 桐乃は真っ赤になってそう言うと、恥ずかしそうに肩を竦めた。
657名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:46:36 ID:MUNdMpZZ
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第086回

 月曜日に学校に行くと、赤城は両頬を腫らしていた。よく見ると、額や腕にも擦り傷のようなものがある。
瀬菜が父親に強姦未遂の件を告げ、折檻でもされたのだろう。俺は一旦教室を出て階段の下で腹を抱えて笑い、後に再び教室に戻って心配そうに尋ねてみた。
「おい、赤城、どうしたんだよ? 喧嘩でもしたのか?」
「ん? ああ、まあな。駅前で女の子が不良に絡まれてたから、ちょっと人助けをな」
「そりゃ大変だったな。で? 相手は何人だ? リベンジすんなら助太刀すんぞ?」
「あ、えっと、三人、いや、五人だったな。俺が勝ったから、リベンジは必要ない」
「すげえな、お前。五人相手に勝ったのかよ? どうやったんだ?」
「せっ、正拳突きをだな、二人に、残りは、んと、跳び蹴りだ」
 笑い所が多過ぎて対処に困ったが、ここまで見栄を張る元気があるなら多少は絶望させてやっても構うまい。俺は真顔になって赤城を見つめ、僅かに頭を下げた。
「高坂? な、何だよ? 気味悪いな」
「いや、話変わるけど、俺、瀬菜ちゃんと付き合うことになったから。一応挨拶をだな」
 俺の言葉を聞いて赤城は唖然とした顔になり、何度も瞬きを繰り返した。
もう少し面白い反応が見られるかと思っていたのだが、当人の性格と置かれている現状を考えたらこんなものだろう。
「麻奈実の家に行ったら何故か瀬菜ちゃんがいてな。話している内に何となくそういうことになったから。今後とも宜しくな、お兄ちゃん」
「ちょっ、なっ、何だよ、それっ?」
「だから挨拶だって言ってんだろうが。将来、結婚でもしたら義兄弟だしな」
 俺は淡々とした口調で言うと、自席に座って成り行きを眺めていた麻奈実を手で招いた。
麻奈実には登校の途中で凡その事情を話し、口裏を合わせるように言ってある。
注意深く話を聞けば多少の齟齬が出るだろうが、元から鈍い赤城がそのことに気付くとは思えない。
「なーに、きょうちゃん? あっ、赤城くん、おはよう。ごめんね、瀬菜ちゃんを無理矢理に泊めちゃって。でも、道端で泣いてたから心配で……」
「あっ、いやっ、田村さんは何も悪くなんて……」
 悪いのはお前だよな? との突っ込みを我慢して、俺は適当に相槌を打った。
「俺もびっくりしたよ。聞いても事情を教えてくんねえしさ」
「いや、その、俺もよく知らないけど、なんだ、瀬菜も何か傷付いてるみたいだし、あまり聞かないでやってくれ」
「そうはいかねえよ。なんてったって、俺、彼氏だしな。瀬菜ちゃんを泣かせるような奴がいるんだったら、代わりに殴ってやるしかねえだろ?」
「……こ、高坂って、昔、拳法習ってたんだよな?」
「まあ、短い期間だったけどな」
 この話は本当だ。小学生の頃、近所に道場があり、三ヶ月間だけ習いに行ったことがある。
短期間で辞めたのは道場主が夜逃げした為だ。門弟が俺を含めて四人しかおらず、経営が苦しかったのだろう。
現在は滅多に殴り合いの喧嘩をすることなどないが、それでも相手が二人までなら何とかなると思ってはいる。
喧嘩で必要なのは技でも体力でもなく、警察に捕まってもいいから相手を殺してやる、という覚悟だ。それさえあれば、例えその場で負けたとしても復讐の方法は色々とある。
「けど、跳び蹴りで三人倒す赤城には敵わねえよ。もしも相手が判ったら、お前も兄として協力しろよな? 相手が男で瀬菜ちゃんに酷いことしてたなら、半殺しにしてやろうぜ?」
 俺がそう言って肩をポンと叩くと、赤城は真っ青な顔になって後退り、そのまま俯いて黙り込んだ。
(今回分、終わり)
658名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:49:33 ID:XKkB1IV1
>>657
リアルタイムで見てた乙
次回も期待しています
659名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 21:56:07 ID:ruI6KI3z
GJ

原作で彼女未満になったこともないキャラを靡かせたり
逆に良好な関係だったキャラを壊したりするためとはいえ
アカギsageHIDEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE(笑とかじゃなくマジで)と思わなくもないが
こういう大規模な改変が見られるのも二次創作の醍醐味ってもんだな
660名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 22:05:49 ID:V4eAMg0I
これだけ規模の大きい改変だといっそ清々しいなw
GJ!
桐乃が可愛すぎて死にそうだw
661名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 01:27:04 ID:gJH+q6OE
かなかなと純愛
662名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 09:48:19 ID:dYcld+Oh
>>661
何?書いてくれんの?w
よろしくw
663名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:27:34 ID:ojW+EAAb
先日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
664名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:29:20 ID:ojW+EAAb
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第087回

 授業中、俺はノートに板書を写しながら、八日後から始まる夏期休暇について考えた。
 まず桐乃だが、身勝手な言動さえなくなれば現時点で何の問題もない。
初日から泊まりにくる予定の加奈子、いつでも呼び出し可能な麻奈実についても同様だ。
強いてこの三人に何かをするのなら、桐乃は加虐も被虐も可能な両虐奴隷、加奈子は加虐奴隷、麻奈実は被虐奴隷として特化させる為の調教ぐらいなものだろう。
 次に瀬菜だが、昨晩送ってきたメールによると、一人暮しの件は父親が渋っており、可否判断にはもう少し時間が掛かるらしい。
困った点は瀬菜の両親が麻奈実の自宅への訪問を希望しているということだ。娘が世話になった礼をしたいらしいが、そうなると少し拙い。
ここは逆に麻奈実を瀬菜の自宅に向かわせて、事を曖昧に済ませる他ないだろう。対応を間違えないように俺が同行してもいい。
瀬菜を送っていった時、麻奈実に急遽頼まれてと告げてあるので、一緒に行っても不自然ではない筈だ。
その点さえどうにか出来れば、以降は麻奈実の家に泊まりに行くとでも言わせて、俺の家に宿泊させることも可能になる。
 あやせは次の標的だ。桐乃によると、親族が集まるお盆以外ならば随時あやせが泊まりに来られるように許可を取り付けてきたと言う。
どのように話を持っていったのかは知らないが、父親所有の海辺の別荘を自由に借りられる約束もしてきたそうだ。当然、そうなればあやせも同行となる。
取り敢えず夏休み初日から七月末まであやせを自宅に連泊させるよう、桐乃に指示を出してある。まだ返答は聞いていないが、希望が叶えば存分に好きなことが出来る。
七月中に完全に堕とすことも可能だろう。
 黒猫からはデバッグ依頼の後に一度だけ短い電話があり、実際の作業は早くても八月前半にずれ込むとのことだ。
黒猫は申し訳なさそうな口調だったが、こうなると逆に都合がいい。
あやせの次は黒猫を泊まりに来させ、なるべく短期間で堕とし、八月後半はあやせの父親の別荘でハーレムプレイといこう。
 しかし、これでやっと六人。矢張り最低もう一人は性交可能な相手が欲しいところだ。ついでに言えば犯した女全員と同居可能な環境も欲しい。
だが、精々性交相手の予備として沙織がいるくらいで、環境については全く当てがない。と言うか、どうしたらいいのか判断がつかない。
先立つものは金銭だろうが、親からの仕送りには限界がある。桐乃の給料を奪うのは可哀想だし、他の女たちにしてもそうだ。
当面は自宅と瀬菜の祖母宅を活用し、何か策が浮かぶのを待つしかないのだろうか。
いや、女たちを上手く使うのはどうだろう? 桐乃とあやせの着エロ写真をDVDに焼いて売り、加奈子も含めて賞金の出るミスコンに出させ、瀬菜と黒猫には同人ゲームでも作らせて捌く。
麻奈実には雑用をやらせればいい。だが、そうなると大人の協力者も必要かもしれない。俺が法律上未成年であるだけに、いれば何かと心強いし、場合によっては責任を擦り付けられる。
 そこまで考えて俺は溜息を吐いた。机上の空論も甚だしい。そんなことに手間暇を掛けさせるのなら、議員であるあやせの父親の弱みでも探させた方が手っ取り早く金になりそうだ。
仮に弱みがないのなら、勝手に捏造してでも……。
「……情報が足んねえか」
 俺はそう呟くと、残りの授業時間中、机の上に伏せて寝ることに決めた。
665名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:30:59 ID:ojW+EAAb
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第088回

 昼休みに学食で早々に昼食を済ませると、俺は麻奈実を連れて旧校舎へと向かった。瀬菜の件での褒美を与えてやる為だ。
いつもの教室に入って適当な椅子に座り、まずは靴と靴下を脱いで足指を舐めさせてやる。
麻奈実は制服が汚れることも気にせず床へと四つん這いになり、咥えた指に丹念に舌を絡めながら焦れったそうに尻を振った。
「んぼっ……ぶもっ……れおっ……んぱぁ、ご主人様ぁ、もうご褒美頂きたいですぅ……」
「堪え性のねえ女だな。で、どこにどうして欲しいんだよ?」
 俺が尋ねると麻奈実は立ち上がってスカートとショーツを脱ぎ、再び四つん這いになって裸の尻を突き出してきた。
「お尻にオチンポ欲しいですぅ、綺麗にしてありますからぁ」
 その言動を鼻で笑いながら、俺はズボンとパンツを脱いだ。
未だ麻奈実の尻穴に挿入したことはなく、手元にローションもないが、液体蚊取りが入るなら大した痛みもないだろう。
陰茎に手を添えて亀頭を菊門に押し付け、無言で一気に貫いてやると、麻奈実は大きく背を反らして淫裂から霧吹きのように愛液を噴き上げた。
「んぎひはあっ……勃起オチンポ気持ちいいいいいっ! あひかふへぇ……お尻マンコすごいですぅ……
はへひくうっ……オチンポ入れられただけでイっちゃいましたぁ……」
「余韻に浸ってねえで、早くケツ振れ」
 俺がそう言って尻たぶを叩くと、麻奈実は慌てて腰を使い始めた。何度か前後に動かし、円運動を加え、更に左右に振ってくる。
初の尻穴性交ということもあり、どう動けば心地いいのか調べているようだ。そんな試行錯誤を繰り返した後、程なく動きは上下に振りながら円を描くものに落ち着いた。
「はくふあっ……オチンポ気持ちいいオチンポ気持ちいいっ……あへふうっ……ご主人様どうですかあっ……
くひはあっ……雌ブタのお尻マンコ楽しんでくれてますかあっ……」
「まあまあだ。痛くはねえのかよ?」
「ふくひあっ……お尻なら大丈夫ですうっ……かはあうっ……桐野様と加奈子様に拡げてもらいましたからあっ……
ふひくあっ……それに痛いのも大好きですからあっ……」
 麻奈実は喘ぎながらそう言うと、更に速く大きな臀部を振り立ててきた。
はっきり言えば腸内の締め付けは桐乃や加奈子と比べて若干緩いが、締め付けられて一物が痛いと言うこともなく、腸液もそれなりに分泌されていて使い心地は悪くない。
何より幼少時から知っている相手の尻穴を犯すというのは中々の気分で、陰茎は速くも精液の射出準備を整え始めた。
「なら、もう少し速く動け。このまま出してやるから」
「くひへあっ……判りましたご主人様あっ……ひくふうっ……お尻にオチンポ汁貰えるうっ……
はふくあっ……オチンポ汁恵んで貰えるうっ……んかふあっ……嬉しくて雌ブタお尻マンコイっちゃいそうですうっ……
かはひあっ………前も後ろもイくイくイくうううううっ!」
 大量の愛液を再び周囲に撒き散らし、麻奈実は全身を小刻みに震えさせた。それでも腰を止めることなく、貪るように振り回している。
俺はその尻を両手で抱え込んで強引に動きを止めると、陰茎を目一杯突き入れた状態で精液を放ってやった。
「あぎひはへえっ……お腹が焼ける焼けてるうっ……んがきひはあっ……オチンポ汁染みてお尻イっくうううううっ! 
ひぐはひふあっ……またイくイくイくイくうへひほあひいっ!」
666名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:32:34 ID:ojW+EAAb
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第089回

 翌日の放課後、俺は一旦自宅に帰ってから麻奈実と待ち合わせ、赤城家へと向かった。
訪問することを事前に瀬菜に知らせ、口裏合わせも済ませた上でのことだ。
赤城は所属しているサッカー部の練習に出ており、家には瀬菜と母親しかいなかったが、二人は俺たちを手厚く持て成してくれた。
俺も粗相のないようにし、和やかに対面は済んだ。
 その甲斐あってか、一人暮しを父親に認められた、と夜に瀬菜から電話があった。
夏休みになったら祖母宅に荷物を運び入れるとのことで、その際には暇を見て手伝うと告げると、瀬菜は嬉しそうに礼を言ってきた。
 更にその翌朝。教室に入ると、赤城は殊更に暗い顔をしていた。
瀬菜の別居に衝撃を受けていることは判ったが、念の為に確認してみると原因はそれだけではなかった。
今回の一件で父親に部活禁止を言い渡され、夏期休暇中は禅寺で延々と精神修養しなければならないらしい。
将来に向けて心身を鍛える為だ、などと当人は言っていたが、事情を知っている俺にとっては笑い話でしかない。
もう役目も終わったことだし、本音を言えば二学期以降も寺に籠もっていて欲しいくらいだ。
 しかし、これで瀬菜に関する当面の懸念は全て払拭することが出来た。桐乃の言葉を借りるなら、茎四姉妹の完成だ。
その協力に感謝し、俺は学食で赤城に昼食を奢ってやった。
 それから二日間は特に何事もなく過ぎた。が、金曜日の夜になって一つだけ大事なことが決まった。あやせの宿泊の件だ。
俺の指示通り、桐乃はあやせから長期宿泊の了承を取ってきてくれた。これで夏休み前半の予定は確定したが、問題点もあった。
あやせの調教には桐乃の部屋を使うつもりだが、加奈子だけならともかく、瀬菜と麻奈実を泊まりに来させた場合、どこで寝起きさせればいいか? 
別に全員を揃える必要はないが、瀬菜は自ら入り浸ると宣言しており、麻奈実は雑用を処理させる為に必要だ。
俺は一頻り考えてから、取り敢えず瀬菜には俺の部屋、桐乃と加奈子には一階の客間、麻奈実にはリビングを宛がうことにした。
瀬菜の引っ越しが完全に終われば祖母宅の一部を使うことも可能だろう。それまでは様子を見つつ、不満が出るようならばその都度考えてやるしかない。
 だが、そうなると瀬菜の転居を済ませるのが最優先事項となる。
ならば初日から桐乃、加奈子、麻奈実、そしてあやせの四人を連れて手伝いに行き、早々に終わらせるというのはどうだろう? 
引っ越し作業で疲れさせておけば、後にあやせを犯す時、抵抗してきたとしても軽くあしらえる。
「なに考え込んでんの? ご褒美くれる約束じゃん」
 思考に耽っていた俺に向かい、桐乃が焦れた素振りで声を掛けてきた。
「ん? ああ、そうだったな。少ししたら行くから、自分の部屋で待ってろ」
「一人で寝ちゃうつもりじゃないよね?」
「ちゃんと行くから、服脱いでベッドで寝てろ。好きなとこに入れてやっから」
「そんならいいけど、なるべく早く来てよ?」
 不貞腐れた顔で部屋を出て行く桐乃を横目に、俺は携帯電話を手に取った。
667名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:34:19 ID:ojW+EAAb
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第090回

 約束通りに部屋に行き、前に三回、後ろに二回精液を出してやると、桐乃は俯せで尻を高く突き出しまま満足そうに眠りに就いた。
よくそんな姿勢で寝られるものだと思ったが、時折菊門から精液を噴き出す様は見ていて楽しい。
俺は薄く笑いながら陰茎の汚れを濡れティッシュで拭き取り、行為を始める前の電話の内容に思いを馳せた。
 通話の相手は瀬菜で、内容は祖母宅の何部屋まで自由に使用できるかの確認だ。
二階の二部屋以外なら自由に使っていいと瀬菜が言ってくれたおかげで、寝泊まりの問題は解消することが出来た。
 順番としてはこうだ。まず瀬菜の引っ越しを一日で終わらせ、その晩からあやせの調教に入る。その際、自宅に泊めるのは桐乃と加奈子だけだ。
あやせに対しては言葉で誘導することなく、嫌がる様子を楽しみながら強姦するつもりなので、現段階の瀬菜には刺激が強過ぎる。
場合によっては止めに入ってくるかも知れず、祖母宅で待機させておいた方がいい。麻奈実もその晩は瀬菜の所に宿泊させ、夜通し荷物の片付けを命じておく。
前後の穴にバイブでも突っ込んでやれば、喜んで指示に従う筈だ。
 翌日以降は瀬菜以外の手駒を日替わりで常時一人だけ自宅に置いておき、あやせの性奴隷訓練を手伝わせる予定だ。
合間に俺から出向いて瀬菜の相手もするつもりなので、その間の嬲り役は必須と言える。
加奈子の時とは違い、明確な調教計画を立てていないが、何しろ今回は期間が長い。行き当たりばったりでもどうにかなるだろう。
 ある程度あやせが従順になった時点で、瀬菜の祖母宅の有効活用
一階の和室二間は全員の寝床とし、洋室は調教部屋、二階の洋間には厚手のマットレスを複数並べて設置し、一部屋全体をベッドとして使う。
出来れば調教部屋にはX字磔台、拘束吊し台、M字開脚診察台、拘束可能な木馬などを置いておきたいが、それには結構な額の金が要る
ホームセンターなどで材料を購入し、似たような物を作るという手もあるが、そうなると工作作業の時間が惜しい。まあ、当面は我慢するしかないか。
 そう考えた時、脳裏に閃くものがあった。恐らく一番金持ちなのはあやせの家だ。
父親のスキャンダルをでっち上げるのもいいが、実際に金を管理しているのは母親だろう。ならば、あやせの協力を得て母親を犯すというのはどうだ? 
母娘を並べて陵辱出来る上に、脅せば金も手に入る。更に日頃から多忙ならば、堕とした後にあまり相手をしてやらなくても済む。
「おい、桐乃、起きろ」
 肩に手を掛けて何度も身体を揺すってやると、やがて桐乃は薄く目を開けて俺を見上げてきた。
寝惚けているようだが、それでもいい。確認したいことは一つだけだ。
「んんっ……あはっ……まだしてくれんのぉ?」
「聞きてえことがあるだけだ。あやせの母ちゃんは美人か?」
「ふうっ……んとねぇ……うん……あやせに似てる……けど、ちょっと性格きつそう……」
 この際、性格はどうでもいい。年増の裸を見て陰茎が勃起するかどうかの問題だ。
年齢は三十代後半を過ぎているだろうが、あやせに似ているのならどうにかなりそうではある。
その場で屹立しないようなら、ペニスバンドを装着した愛娘に犯させてもいい。
「判った。起こして悪かったな。また寝てろ」
 そう言って優しく尻を撫でてやると、桐乃は返事をする代わりに再び菊門から体液を噴き出した。
668名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:36:03 ID:ojW+EAAb
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第091回

 土曜日の午後、俺は桐乃にせがまれて一緒に秋葉原へと出掛けた。何でも『星くず☆うぃっちメルル』のコスプレ大会があるのだそうだ。
会場は秋葉原UDXのオープンスペースで、ステージはきらびやかな☆型の電飾や『第二回 星くず☆うぃっちメルル公式コスプレ大会』と書かれた横断幕などで飾り立てられていた。
到着した時点で既に人が群がっており、その数は軽く百名を超えるだろう。殆どが成人男性、いわゆる大きなお友達だ。
メルルの顔がプリントアウトされたピンクの半纏を身に纏い、糸乱れぬ整然とした挙動で色取り取りのペンライトを振り回している。
その異様な迫力と周囲に漂う酸っぱい臭いに俺は顔をしかめた。いつまでもこんな悪臭地獄にいたら鼻が曲がってしまう。
だが、手を掴んで強引に人並みから連れ出そうとすると、桐乃は駄々っ子のように全身で拒絶してきた。
「もうちょっとで始まるから、少しだけ我慢してて。お願い」
 あまりにも真剣に頼み込んできたので、仕方なく俺は片手で鼻を摘んで耐えることにした。周囲の目には失礼な人間と映るだろうが、それこそ俺の言いたいことだ。
せめて臭い元の人間には、風呂に入ってから外出するなり、デオドラントスプレーを使うなりして欲しい。と言うか、キャラクター物の消臭スプレーとか出せば売れるんじゃないのか?
 不快な顔を向けてくる何人かの相手を適当に睨み付けていると、程なくステージにマイクを持った若い女性が姿を見せた。
隣の桐乃に尋ねると、主人公メルルを演じる人気声優で、星野くららという名前らしい。くららは辺りを一通り見渡して頷くと、不意に叫び声を上げた。
「星くず☆うぃっちメルルっ! はっじまるよぉ――っ♪」
『WOOAOOOOOOOOOOOOOOOOOOO! HOAAAAAAAAAAAA! メルル――ッ! KUKU、くららちゃあ――ん! HYAAAAAAAAAAA!』
こうして観衆からの凄まじい大歓声と共にコスプレ大会が始まったのだが、俺はしばし呆気に取られていた。と言うのも、くららの声が加奈子と瓜二つだったからだ。
「おい、加奈子の声そっくりじゃねえか?」
「ひゃっほー! く・ら・ら! く・ら・ら! ハイハイハイハイ!」
俺の問い掛けに見向きもせず、桐乃は興奮してピンク半纏集団と同じような雄叫びを上げている。
「おい? 桐乃?」
「KUKU、くららちゃあ――ん! ハイハイハイハイ! くららちゃあ――ん!」
俺はそれ以上の質問を諦め、ステージへと視線を戻した。まあ、別にくららと加奈子の声が似ているからといって、何か問題がある訳でもない。
「みんな! ありがとぉ〜っ♪ 待ちに待った『第二回 星くず☆うぃっちメルル公式コスプレ大会』の日がやってまいりました。
司会は今年も私、星野くららが務めさせていただきまぁす。それではさっそくエントリーナンバー一番っ♪ 
イギリス出身の十歳、第一回のコスプレ大会の優勝者、アルファ・オメガのコスプレでブリジットちゃん登場でぇす!」
 声援に応えて愛想良く手を振りながらくららがそう告げると、背後の布地の間から見事なブロンドヘアーの白人幼女が現れた。
黒衣の上に同色のマントを羽織り、黄金色に輝く長剣を持っている。衣装に包まれていて身体つきは判らないが、顔は唖然としてしまう程に可愛い。
『UWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA――!』
 観衆の殆ども俺と同意見だったらしく、くららの登場時と変わらない程の歓声が辺りを包み込んだ。見ると、桐乃もバンバンと手を叩いて鼻血を垂らしている。
「っきゃ――っ! リアルあるちゃんSUGEEEEEEEEEEEEEEEEE! かっわいいいい! 萌え! 萌え萌え! 家に持って帰ってリアル妹にしたいよおおおおおおっ!」
 その言動に呆れながらも、俺はバッグの中のポケットティッシュへと手を伸ばした。
(今回分、終わり)
669名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:45:24 ID:nnvSVdrN
つ、ついにあやせ攻略始まるかと思いきや
ここでブリジットちゃん登場!
こりゃ8Pへの期待が止まりませんわw

8P描写は過去にあまり例がありませんが有言実行で頑張ってください
応援してます
670名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:49:50 ID:frai14oC
きりりん自重しろ(笑)
かぁいいからってお持ち帰りするのは犯罪だ
671名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:58:19 ID:ojW+EAAb
えらい、すんません
見直したら途中で文が欠けてたり、スペース入れ忘れてたりしてます
まとめの方を修正しておきますので、ご了承ください
672名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 23:14:53 ID:ojW+EAAb
と思ったらよくやり方が判かなかったです
後日、どなたかに貼って頂いた時点で修正しときます
低能ですんません
673名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 00:31:26 ID:EAJdHFt0
すばらしいGWの幕開けの予感
674名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 01:09:19 ID:A9xaleBY
エロい祭りが始まりそうだと聞いてwktkが止まりますん
675名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 05:58:25 ID:FfZ/d0mx
数時間前に貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
676名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 05:59:55 ID:FfZ/d0mx
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第092回

 その後もコスプレ大会は順調に進行していった。可愛い女の子が次々に現れ、一芸を披露してはステージの後ろに消えていく。
それだけなら特に文句もないのだが、困ったのは会場の熱気が冷めず、嫌な臭いがどんどん濃密になっている点だ。
臭いの主を殴り倒して遠くへ引き摺って行きたいところだが、四方八方から臭ってくる為に誰がそうなのか判断がつかず、次第に俺は気持ち悪くなってきた。
隣の桐乃は平気なのか、それとも慣れてでもいるのか、片方の鼻の穴に捩ったティッシュを詰め込みながら出場者に歓声を送っている。
「萌え萌え――っ! 可愛い過ぎいっ! 今パンツ見えたあっ! 脱いで中身も見せてええっ! つーか見せろやあああっ!」
 中年親父のような発言内容はピンク半纏集団よりも質が悪い。
兄として注意をしておくかと口を開き掛けた瞬間、ステージ上のくららが声を張り上げた。
「注目してくださぁい! 次はみんな、ちょっと驚くと思いまぁす! 
エントリーナンバー二十一番っ、現役女子中学生のメルルのコスプレで〜す。では、かなかなちゃんどうぞ〜っ♪」
「はあ〜いっ♪」
 甘ったるい声を返して現れたのは、ディープピンクのミニスカートに胸リボン付きのチューブトップ、ニーソックス姿のツインテール少女だった。
その他にも細々とした装飾品を身に着け、紺色のランドセルまで背負っている。
桐乃に勧められて何度か一緒にアニメを観賞したことがあるが、衣装も顔もメルルそのものだ。だが、その顔には見覚えがあった。
「……おい、あれ、加奈子じゃね?」
「可愛いいいいいいいっ! なにアレなにアレ? CG? CGなの?
質量のある立体映像をイリュージョンあたりが開発したの? レイプレイ万歳っ! 人工少女3万歳っ!」
 またしても俺の問い掛けを無視し、桐乃はもう一方の鼻穴からも血を垂らし始めた。だが、興奮する気持ちも判らなくはない。
それ程までにステージ上のメルルは愛くるしく、例え加奈子本人だったとしても、見た目だけなら天使のようだ。
他の観衆たちも呆然として見惚れ、次いで会場に怒号が響き渡った。
「うおおおおおおおおっ! スゲええええええええええっ!」
「メルル最っ高ぉ――っ!」
「かなかなちゃん可愛いよおっ! ロリ可愛いよおっ!」
「メ、メメメっ、メルルがついに三次元に降臨なされたでござるうううううっ!」
 そんな絶叫の中、突如スピーカーから音楽が流れ始めた。どうやら一芸としてオープニング曲を歌うらしい。
メルルはマイクを手の中でクルクルと器用に回しながら、イントロに合わせて軽やかにステップを踏み始めた。
その様子を見て、俺は矢張り加奈子当人であることを確信した。
何故なら媚びるように笑顔を振り撒いてはいるものの、その視線は冷ややかで、明らかに観客を小馬鹿にしている。
と言うか、汚物でも眺めているかのようだ。客の殆どはそのことに気付いていないようだが、こんな性悪が加奈子でない筈がない。
「♪めーるめるめるめるめるめるめ〜、宇宙にきらめ〜く流れ星から〜」
 予想以上に上手い歌を聴きながら、俺はその度胸に感嘆の吐息を漏らした。

677名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 06:01:24 ID:FfZ/d0mx
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第093回

 予想通りと言っていいのかどうか微妙なところだが、コスプレ大会の優勝者は加奈子に決定した。審査員から得た点は百点満点だったそうだ。
二位は九十九点のブリジットで、二人は賞賛の声の嵐の中、ステージの上で固い握手を交わした。
それなりに感動的な場面ではあったものの、相手の健闘を讃えるような爽やかな笑顔を浮かべる加奈子を見て、俺は吹き出さずにはいられなかった。
 大会終了後、すぐに桐乃の携帯に加奈子からメールが届いた。一緒に帰りたいので控え室まで来て欲しいとのことで、俺たちが来ていることに気付いていたらしい。
簡単に控え室に入れるとは思えなかったが、試しに近くの係員に知人であることを告げると、どこかと無線機で連絡を取った後、呆気なく部屋まで案内してくれた。
「お兄ちゃ〜ん」
 ドアを開けて控え室に入ると、コスプレ衣装のまま加奈子が抱き付いてきた。見ると、部屋にいるのはブリジットだけで、その他の出場者の姿は無い。
その理由を尋ねると、加奈子が返答する前にブリジットが怖ず怖ずと口を開いた。
「か、かなかなちゃんが、みんなに、じゃまだから出てけって、それでわたしだけに……」
「あァ? 加奈子はお前にも言ったんだよっ。早く出てけや、このくそガキがぁ。これからお兄ちゃんとイチャイチャすんだからよっ。先輩だからっていい気になってんじゃねえよっ」
「あう……」
 項垂れるブリジットを見て、俺は加奈子に文句を言った。
「こんな小っちゃい子を虐めんな。可哀想じゃねえか。それにお前、今、生理中だろが」
「だってぇ、せっかくお兄ちゃんと会えたのにぃ。セックス以外ならいいんでしょお?」
「じゃあじゃあ、ブリジットちゃんはぁ、お姉ちゃんとイチャイチャしよっか? 
ブリジットちゃん相手ならぁ、お姉ちゃん禁断の道に走ってもいいよぉ。って言うか、あたしぃ、もう辛抱堪んないだけどぉ」
 桐乃のその言葉と、両の鼻の穴にテッィシュを詰めてニタニタ笑う姿に怯えたのだろう。
ブリジットは涙目になって部屋の隅へと逃げて行き、震えながら背中を向けて膝を抱え込んだ。
「可愛いいっ! 小動物みたいっ! ねえ兄貴っ、これ、飼ってもいいっ? いいよねっ?」
「落ち着け」
 俺はそう言って桐乃の額にデコピンを喰らわせた。
「ったぁ〜っ。だって、すっごい可愛いじゃない、この子」
「桐乃ってば、ばっかじゃねぇの? 優勝したんだから加奈子のが可愛いっつーの。
つーか、鼻に詰めてんの何? どゆこと? 加奈子の魅力に気付いて鼻血でも出したん?」
 俺は桐乃と加奈子を無視してブリジットに近寄ると、背後からそっと頭を撫でてやった。
「ごめんな。お兄ちゃんたち、すぐ部屋出てくから」
 優しい口調でそう言ってやると、ブリジットは恐る恐る振り向いて俺を見上げてきた。
「……ううっ」
 潤んだ瞳で縋り付くような視線を送ってくる姿は、確かに桐乃の言う通り愛玩動物として手元に置いておきたい程に可愛い。
それだけに現在の状況は不憫だ。俺はもう一度だけブロンドの髪を撫でると、桐乃と加奈子に向かって言葉を掛けた。
「帰るぞ。加奈子、荷物があるなら持ってやる。桐乃は鼻血が止まってんなら、ティッシュ抜いとけ」

678名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 06:02:24 ID:FfZ/d0mx
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第094回

 帰り掛けに話を聞くと、つい先日加奈子は所属事務所が決まり、ブリジットはそこの先輩に当たるらしい。
それ故に加奈子に文句を言われても帰らなかったのかもしれない。
コスプレ大会に出たのも事務所の指示で、まだCDデビュー等の話はないが、当面はコンテストや催事に参加し、ある程度名前が売れた時点で今後の方針を決める予定になっているとのことだった。
目出度い話だが、先々忙しくなって会えなくなるのは困る。俺がそう言うと加奈子は嬉しそうに笑い、それなら何時辞めてもいい、と言ってくれた。
そういうことも考えて、規模は小さいが後々揉めたりしないような事務所を選んだのだと言う。正直、加奈子に知性を感じたことは皆無だが、それなりに強かではあるようだ。
 結局その後は加奈子を連れて自宅に帰り、優勝祝いに料理を振る舞ってやることにした。好物なら既に知り尽くしている。
食事の途中、加奈子から今回の優勝トロフィーである『EXメルル・スペシャルフィギュア』を手渡され、桐乃は小躍りして喜んだ。
「いいのか? 記念の品だろうに」
「だって加奈子、アニメに興味ないもん。だから桐乃、今晩お兄ちゃん貸してくんね?」
「うんうんっ、好きに使ってっ。ああっ、こんなプレミアもんのフィギュアが手に入るなんてえっ。あたしこの原型師の大ファンなのおっ」
「……おい、お前ら。って言うか、加奈子、泊まってくのかよ?」
「お願い、お兄ちゃん。加奈子、セックス抜きでも我慢するから。一緒に寝よ?」
「じゃあ、あたしはこのフィギュアと寝よっと。んはぁ、萌え〜っ」
 真顔の加奈子と蕩けた笑みを浮かべる桐乃を見て、俺は渋々と頷いた。二人が満足するのなら今回だけは大目に見てもいい。
加奈子相手に添い寝だけで済むとは思えないが、二、三度精液を飲ませてやれば納得して眠りに就いてくれるだろう。
「わ〜い、お兄ちゃん大好き。でも、一緒にお風呂はダメなんだよね?」
「生理中はな。でも、明日には終わんだろ? そしたらまた入ってやるから」
「うんっ。それに明後日からは夏休みだし、ずっと一緒にいられるね?」
「ダメだよ、加奈子。今回はあやせ優先なんだから」
「ちっ、しゃーねーか。ま、加奈子もあの清楚振ったブスがヒイヒイ喘ぐとこ見てえし」
 加奈子の辛辣な発言に俺は眉を潜めた。
「おい、加奈子? お前ら親友なんだろ? 本当は仲悪いのかよ?」
「だって、あの女ぁ、最近加奈子のこと無視して桐乃とばっか喋ってんだも〜ん。それも目をギラギラさせてだよ? 態度見てるとレズっぽいし、気味悪〜い」
「……うん、確かに。近頃なんか急に胸とかお尻とか触ってきたりすんだよね。兄貴に言われたようにこっちからも触ってはいるんだけど、全然嫌がらなくなったし」
 二人の申告を聞いて俺は腕を組んだ。桐乃たちから性的な会話やスキンシップを受けている内に、変な方向に目覚めてしまったのかも知れない。
だとすれば、堕とし方に一工夫必要だろう。処女膜を桐乃に譲る気はないが、裸で同席させておけば勝手に興奮してくれるかもしれない。
「使えそうだな、その話」
 俺はそう言って桐乃と加奈子に笑い掛けた。

679名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 06:03:34 ID:FfZ/d0mx
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第095回

 食事を終えて全員が入浴を済ませた後、俺は加奈子を自室へと招いた。
生理用ショーツ一枚の姿でベッドの上へと座らせ、自慰をしながら腋の下に亀頭を擦り付けてやると、加奈子は頭の後ろで両手を組んだまま切なそうに身を捩ってきた。
「ふはぁ……くすぐったいよぉ……はぅん……加奈子ぉ、臭汁塗れになっちゃうぅ……」
「臭い付けは嫌いか?」
「んふぁ……大好きぃ……くはぅ……お兄ちゃんにされるのなら何でも好きぃ……」
 そう言って加奈子は先走り汁に濡れた自分の脇へと顔を近付け、うっとりとした顔で臭いを嗅ぎ始めた。
小さな薄紅色の乳首を徐々に尖らせながら、両脚を切なそうに何度も擦り合わせている。
ステージでの姿が愛らしかったので髪はツインテールにさせたままだ。俺は特にメルルのファンではないが、こうしていると本当にアニメキャラに悪戯をしているような気分になる。
目新しい刺激に一物は猛り、そろそろ一度目の限界が近い。
「もう少しで出すからな? どこに掛けて欲しい?」
「くぅん……お口の中ぁ……あふぁ……そのままお掃除もするぅ……」
 中腰で陰茎を扱く俺を見上げ、加奈子は大きく口を開けてきた。一物を差し入れてやると夢中になって舌を這わせてくる。
本来は淫靡な光景だが、加奈子が相手だと妙に可愛く見える。
「んぼっ……れおっ……ぶもっ……んぐっ……ろれっ……あもっ……んむっ……おぼっ……」
「出すぞ? ほらっ」
「おぶもごぶっ……おぼむおっ……んごくっ……ぼもおごっ……んごくっ……ごくっ……」
 繰り返し大きく喉を鳴らしながら、加奈子は放出する度に口中の精液を飲み下していった。
当初は多少顔を歪めていたものだが、近頃は恍惚感に満ちた表情をするようになっている。
喉に粘液が引っ掛かることもあるだろうに、咽せたり吐き出したりすることはなく、行為が終わってからも文句の一つさえ言ってこない。
他人に対する平素の口調や態度からは想像も付かないほどの献身振りだ。
「もがぼっ……んごくっ……ごくっ……ぷはあっ……はい、お兄ちゃん、あ〜ん」
 精液を全て嚥下したことを証明しようと、加奈子は指示も受けずに再び口を開いた。
俺が頷くと満足気に頷き返し、改めて陰茎を咥えて丁寧に舌で掃除をしていく。
そんな素振りを見ている内に、俺は加奈子にも愛していると言ってやりたくなった。
まさか桐乃のように尿を漏らすことはないだろうが、別にベッドの上を濡らされても構わない。
奉仕の礼の意味も含め、少しでも喜ばせてやりたい。俺はそっと加奈子の頬を撫で、小さな声で囁いた。
「ありがとな、加奈子。愛してる」
 加奈子は一瞬だけ口中の動きを止めて目を見開き、次いで再度舌を使いながらポロポロと涙を流し始めた。
顔付きから嬉し涙だということは判ったが、奉仕を終わらせようと俺が腰を引いても身を乗り出し、陰茎を渡そうとはしない。
「んれっ……ふぐっ……うぶっ……すんっ……おぶっ……ぐひっ……ぶむっ……」
「加奈子?」
 俺の呼び掛けに加奈子は身体をビクンと震わせ、瞳から大粒の涙を零した。
680名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 06:04:42 ID:FfZ/d0mx
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第096回

 十数分後。泣き止むと同時に陰茎を解放してくれた加奈子に尋ねると、奉仕継続の理由は単純なことだった。
途中で止めたら大泣きしてしまいそうだったとのことだ。つまり、嗚咽を防ぐ物理的手段として一物を咥え続けていたらしい。
言葉一つでそこまで感激してくれたことは素直に嬉しいが、矢張り阿呆だ、阿呆の子だ。
「別に俺の前で泣いたっていいじゃねえか。前にも泣き顔見たことあんだし。それよりだな、自分の口塞ぐのに人のチンポ使うな」
「だってお兄ちゃん、急に言うから……。どうしていいか判んなくなっちゃったんだもん」
 加奈子はそう言って照れ臭そうに顔を伏せた。多少は自分の行いを恥じているようだ。
「まあ、突然言ったのは悪かったけどな。でもよ、予告して言うもんじゃねえだろ?」
「……うん。でも、ほんと? 加奈子のこと愛してる?」
 顔を上げて真剣な表情で目を覗き込んできた加奈子に向かい、俺は穏やかに微笑んだ。
「ったりめぇだろ?」
「えへっ、嬉しいっ。加奈子ね、男の人に愛してるって言われたの初めてだよっ」
 安堵したように笑う加奈子を見て、俺はふと疑問を抱いた。
「……父親は? 一度くらい言われたことあんだろ?」
 そう尋ねると、加奈子の笑顔に陰が差した。下唇を噛んで再び俯き、小さく肩を震わせている。
俺が自分の失言に困惑していると、やがて加奈子は静かに言葉を紡いできた。
「……一度も言われたことない。ウチのジジイもババアも、加奈子のこと嫌いみたい。
加奈子も両方大嫌いだから別にいいけど……。あんな喧嘩ばっかりしてるバカ親なんか……」
 どうやら加奈子の性格の歪みの原因は両親にあるようだ。アイドルを目指しているというのも、親に自分の価値を認めさせたいからなのかもしれない。
何とかしてやりたいが、大本が夫婦の不仲ならば手に余る。俺は加奈子に近付き、身体を優しく抱きしめてやった。今は他に術がない。
「え? お兄ちゃん?」
「なら、俺がこの先、何度でも言ってやる。耳にタコができるくらいにな」
「……お兄ちゃん」
「加奈子、愛してるぞ」
「……お兄ちゃん、大好き。加奈子もお兄ちゃんのこと、すっごく愛してる」
 俺の背に手を回し、加奈子はそっと抱き付いてきた。そこにいるのを確かめるように、何度も背中を擦りながら顔に頬を押し付けてくる。
俺は腕に力を込め、そんな加奈子を強く抱き竦めた。
口が悪かろうと、根性が曲がっていようと、知性が足りなかろうと、寂しい思いをしているのならその分を俺が埋めてやる。そんな決意の表れだ。
「加奈子、愛してる」
 もう一度囁くと、加奈子は大声で泣き出した。
(今回分、終わり)
681名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 07:32:33 ID:A9xaleBY
俺の股間がサンダーブレェェークしそう
ってか桐乃落ち着けww
超GJなんだぜ
682i118-19-32-119.s04.a014.ap.plala.or.jp:2010/04/30(金) 18:21:35 ID:5IiQxeR0
5/10発売wwww
683名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 19:58:45 ID:INzbIqtJ
俺の妹がこんなにキモオタなわけがないわけがない!
684名無しさん@ピンキー:2010/04/30(金) 21:57:01 ID:A9xaleBY
そういや6巻発売間近か
沙織のターンっぽいが
685名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 03:17:15 ID:hZcgS1IY
>>661の希望通りの展開じゃねーか…
でも素直に加奈子可愛いってオモタの初めてかも

GJ
686名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 03:19:39 ID:ZKJqyGCd
加奈子で直球とかこれは予想外GJ
687名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 03:52:33 ID:XwG9dM7F
桐乃は白濁液の品評をするエロゲ妹に感化されて
お兄ちゃんの部屋のゴミ箱に頭突っ込んでクンカクンカしたことあるよね
あれ、意外と……、ああ、家族だから……
とか思ったに違いないよね
688名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 06:21:30 ID:MEg+ueO0
昨日貼った者ですが、続きを投下したく思います。

【注意事項】
・キャラ改変注意
・陵辱注意
689名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 06:22:40 ID:MEg+ueO0
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第097回

 翌朝。シャワーを浴びに行っていた加奈子が裸のまま俺の自室へと駆け戻ってきた。経血が止まったので抱いてくれと言う。
試しにM字開脚させて確認すると申告通りであり、俺はまず衣装を身に着けさせることにした。
渡したのは加奈子専用に購入しておいた猫耳カチューシャと赤いランドセルだ。
その格好でベッドの上に四つん這いにさせ、猫の鳴き声以外喋るなと告げてから後背位で膣を犯すと、加奈子はすぐに心地よさそうに喘ぎ始めた。
「にゃあんっ……んにゃあっ……にゃああっ……ふにゃあっ……にゃううっ……」
「んだよ? そんなに気持ちいいのか? マンコ汁、すげえ量だぞ?」
「にゃうあっ……ふにゃうっ……くにゃあっ……にゃふあっ……はにゃんっ……」
 俺の抽送に合わせて小さな尻を自ら揺らしながら、加奈子は既にプルプルと総身を痙攣させている。
久し振りの性交を満喫しているようだが、俺としては少し物足りない。と言うのも、尻尾付きの振動アナルプラグを買っておくのを忘れていたからだ。
鈴の付いた首輪も欲しい。猫耳の色に合わせ、黒のニーソックスも次回までに用意しておいた方がいいだろう。
「んにゃああっ……ふにゃあうっ……にゃふはあっ……にゃおんあっ……」
手での奉仕がさせ難くなるのでグローブは不要だ。黒の下着は各種取り揃えてある。
後は乳首だが、以前ネットでハート型の黒ニプレスを見掛けたことがあった気がする。あれはどこのショップだったろうか?
「んくにゃあっ……ふうかはあっ……くふはうあっ……お兄ちゃんもうダメえっ……かはひうあっ……加奈子イっちゃうっ……はひうふあっ……オマンコイっちゃうよおっ……」
 いずれは桐乃や瀬菜にも猫の格好をさせ、取っ替え引っ替えというのも面白そうだ。
そうなると各々メインカラーを設定しておいた方がいい。他の衣類などを買う時にも色で迷わなくて済む。
そうなると黒は名前通り先々の黒猫用にして、加奈子はピンク、桐乃は髪に合わせてブラウンかオレンジ、あやせは紺が似合うだろう。瀬菜には赤が合いそうだ。麻奈実には黄色でいいか。
「あふひくあっ……オマンコイくうううううっ! ひはくへえっ……早く出してえっ……ふへはうあっ……臭チンポ汁出してえっ……んひあふうっ……加奈子のこと妊娠させてええっ!」
 膣内が収縮を繰り替えしているのに気付き、俺は我に返った。加奈子は前屈姿勢で尻を突き出したまま、息も絶え絶えになっている。
鳴き真似も腰使いも勝手に止めていたようだが、まあ、勘弁してやろう。俺は腰を加速させ、精液放出の準備に取りかかった。
「おらっ、加奈子っ、どこに欲しいか言ってみろっ」
「かひはへあっ……それ気持ちいいっ……はひくふうっ……そのまま子宮突っついてえっ……あひふくあっ……そんで一番奥で出してえっ……んくきひいっ……一番奥でええっ!」
「ここか? おらっ」
 腰の動きを止めて尻を抱え、子宮口の感触を確かめながら精液をぶち撒けてやると、加奈子は珍しく全身を跳ね上げた。
「んはぎふひいいっ……またイくイくイっちゃううっ……オマンゴイぐうへひくほふあっ!」
690名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 06:24:04 ID:MEg+ueO0
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第098回

 その後は桐乃も部屋に呼んで3Pとなった。
左右から陰茎を舐めさせて各々の顔に精液を掛け、ベッドの上で抱き合わせて上下に並んだ膣を交互に犯し、
互いの顔の粘液を舐め取りながら乳首と陰核を擦り合わせるように指示を与えると、二人は共に潮を噴いて何度も何度も繰り返し果てた。
それでも桐乃と加奈子は飽くことなく、俺の休憩中もシックスナインの体勢になり、相手の膣内の精液を啜り取っては新たな愛液を漏らし続けていた。
 一頻りそんな時間を過ごした後、揃ってシャワーを浴びてからリビングで食事を取っていると、不意に桐乃が意味深な笑みを浮かべて俺と加奈子を見比べてきた。
その媚びて誘うような愛想笑いに、加奈子は気分悪そうに眉をひそめた。
「あに? 桐乃? 喧嘩売ってんなら買ってやんよ?」
「喧嘩なんか売んないよぉ。加奈子に、お・ね・が・い・があんの。あと、兄貴にも」
「俺にも? 何だ、まだヤリ足んねえのか?」
「それもあるけどぉ。ねえ、加奈子。ブリジットちゃん、今度家に連れてきてくんない?」
「はァ? どゆこと? お兄ちゃんが言うなら判っけど」
「だって可愛いじゃん。あたし、お友達になって一緒にお風呂とか入りた〜い。それと――」
 桐乃は一旦言葉を切り、俺を見つめてニヤリと笑った。
「あの子が兄貴にチンポ入れられてぇ、よがるとことか見てみた〜い。ね、いいでしょお?」
 俺は思わず頬を引き攣らせた。確かにブリジットは美少女だが、性対象としては幼過ぎる。
先行きを楽しみにしつつ現時点から色々と教え込むのも面白そうではあるが、まだ性感も発達していないような相手に快楽を教え込むには手間も掛かるだろう。
「可愛いとは思うけど、まだ早いだろ? あの子を相手にすんだったら、精々二、三年後だ」
 俺がそう言うと、桐乃は横に首を振った。
「今だからいいんじゃん。外人は劣化が早いんだかんね? 今の内にチンポの味覚えさせて、
セックスして欲しかったら容姿に気を配れ、って教え込んでやった方があの子の為じゃん?」
「セックスに関係なく、気を配れって言ってやるだけで済む話だろうが」
「そーそ、お兄ちゃんの言う通り。別に今すぐチンポの味とかいらなくね?」
 俺と加奈子の言葉に桐乃は一瞬たじろいだが、すぐに身を乗り出して言い返してきた。
「い・る・のっ! 今すぐチンポがいるのっ! 必要なのっ! 
セックスで喜ぶようになった後じゃなきゃ、あたしがペニバンで犯しても詰まんないじゃんっ!」 
「……」
「……」
「……えっ? あっ、えっと、その……」
 本音を漏らしてしまったことに気付いたのか、桐乃は失態を恥じ入るような表情で頭を掻いた。
「……お兄ちゃん、ど〜する? 加奈子は別に構わないけど?」
「……あの、んと、あ、あの子の処女は前も後ろも兄貴にあげるからっ、ねっ?」

691名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 06:25:35 ID:MEg+ueO0
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第099回

 桐乃の嘆願は延々と続き、勝手に犯したりしないことを条件に、俺はその意見を受け入れることにした。
が、話の途中で俺はその口調から加奈子がブリジットを敵視していることに気付いた。
理由を聞いてみたところ、真面目振っていて癇に障るのだと言う。
嬲らせるつもりはないと俺が言うと、加奈子は少しばかり拗ねながらも指示には従うと誓った。
ならば何も異存はない。調教開始時期は黒猫陥落後とし、家に呼び入れる方策については加奈子に一任することにした。
 一応はこれで七人目の目安が付いた。多少不本意な流れではあったが、沙織とブリジットを比べれば後者の方が俺の好みではある。
色々と面倒なこともあるだろうが、ここは前向きに考え、幼女の性奴隷が手に入りそうな状況を喜んでおくべきだろう。
 残る問題は二つだ。一つ目は先々全員同時に犯せるよう各自を諭しておくことだが、この点について不安はない。
既に瀬菜と黒猫のことは加奈子にも伝え、了承を得ている。後は現在隷属している四人に、あやせ、黒猫、ブリジットの調教を手伝わせれば、済し崩し的にどうにかなる筈だ。
ブリジットのことを伝えた時に瀬菜がどんな反応をするかは不明だが、桐乃に話させれば先日のように上手くやってくれるだろう。
 二つ目は今後の為に金銭を得る方法だ。こればかりは幾ら考えても良案が浮かばない。
試しに金策について二人に尋ねてみると、顔にモザイクを掛けてくれるなら性交時の動画を売ってもいいと桐乃が言い出し、加奈子もその意見に頷いた。
が、それは拙い。販売した物がこちらの弱みになる可能性があり、場合によっては流通に関して堅気でない人間が出てくる恐れもある。
他にも合法ドラッグやコスプレDVD、使用済下着の販売、美人局など色々と意見は出てきたものの、どれも名案とは言い難い。
仕方なく俺はあやせの母親の件を二人に話し、感想を聞いてみることにした。
「それでこの前、あやせのお母さんのこと聞いてきたの? ん、まあ、いいいんじゃない?」
「加奈子も賛成―っ。家の中滅茶苦茶にしてやりた〜い」
「んじゃ、取り敢えずはその案で進めっか。けど、あやせを堕としてからの話だしなあ。結構時間喰いそうだな」
 俺がそう言うと、二人は真顔で身を乗り出し、左右から俺の目を見つめてきた。
「すぐに必要なの? 幾ら? あたし結構貯金あるよ?」
「加奈子も出す出す。ウチのバカ親、気前だけはいいから」
「それは駄目だ。金策には協力して貰うけどな。お前らの金はお前らで使え」
「……ん、判った。でも、ほんとに必要な時は言ってよね?」
「お兄ちゃん、その時は加奈子にも言ってよ?」
 俺は二人を左右の腕で個別に抱きしめてやった。
「ありがとな。でも、まだ手持ちもあるし、どうにかなるから心配すんな」
 そう告げると、桐乃と加奈子は俺の頬に同時に口付けをしてくれた。
692名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 06:36:38 ID:MEg+ueO0
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第100回

 翌日の終業式の後、俺は瀬菜と駅前で待ち合わせ、新生活の為の買い物に付き合うことにした。
ホームセンターや家電屋等を回り、持てる荷物は両手に抱え、大きな物は配達の依頼をしておく。
瀬菜の様子は明るく、赤城に対する負の感情は全く見受けられなかった。
「それで先輩、明日は何時頃来ます? 桐乃さんとお友達も来るんですよね?」 
 祖母宅に手荷物を置いた後で、瀬菜はそう尋ねてきた。
当初の予定では俺、桐乃、加奈子、麻奈実、そしてあやせも連れて来るつもりだったが、少しばかり事情が変わっている。
俺は済まなそうに頭を下げてから、宥めるように言葉を掛けた。
「それがな、ちょっと用が出来ちまってさ。俺、来れそうもねえんだよ。悪い」
「えっ? そうなんですか? ……残念です」
「その代わし、桐乃と、その友達の加奈子、それと、この前会った麻奈実に手伝わせるから」
「……全員、先輩と、その、関係があるんですよね? それなのに先輩がいないなんて……」
「来れるようだったら来るからさ、本当にごめん。勘弁してくれ。な?」
 謝ってから唇に短くキスをしてやると、瀬菜は仕方なさそうに頷いた。
「……でも、先輩? 今日はもう少しいられるんでしょ?」
 セーラー服姿のまま身を寄せてくる瀬菜の髪を撫でながら、俺は言い聞かせるようにゆっくりと囁いた。
「ああ。でも尿道オナニーは勘弁な?」
「……ちぇっ。じゃあ、普通のなら見せてくれます?」
「この前見たろ? もっと他にねえのかよ? 映画見るとか、って、まだテレビとか届いてねえか。となると、なんだ、お茶飲みながら話すっとか」
 俺の言葉に瀬菜は驚いた顔をし、次いで納得したように首肯した。
「なんだ、そういうことでもいいんですか。じゃあ、ゲームでもします? ノートパソコンなら持ってきてますし。『学園ヘブン』と『ホモゲ部』、どっちがいいですか?」
 俺は眉間に皺を寄せた。どちらも聞いたことのないタイトルだが、後者は間違いなく却下しておくべきだろう。前者も何となく嫌な予感がする。
「それってどんなゲームだ? ボーイズラブとかじゃねえだろな?」
「『学園ヘブン』はそうですけど、『ホモゲ部』は違いますよ? そんな温くありません。こんなこと言ったら何ですけど、先輩に買って貰ったゲームよりシナリオもCGも凄いです。
神ゲーと呼ぶべきガチホモゲーで、特に輪姦シーンは必見です。涎以外にも色んなものが漏れちゃうこと間違いなしです。ああっ、思い出しただけで……えへっ、うへへへへへっ」
 鼻息荒く説明する瀬菜を見て、俺は肩を落とした。どうしてそんなゲームを一緒にやらなければならないのか? 矢張り腐女子の発想は理解の範疇の外だ。
「どっちもパス。つーか、電気来てんのか? 水道とガスは? 汗かいたし、入れんだったら風呂とかどうだ?」
「なんだ、やっぱりそういうことの方がいいんじゃないですか。じゃあ準備しますね?」
 そう言って自分のバッグから綿棒の束を取り出した瀬菜の後頭部を、俺は軽く引っ叩いた。
(今回分、終わり)



※ちょいとご挨拶を
お陰様で100回となりました。これも偏にこのスレの皆様のおかげです。ありがとうございます&今後とも宜しくお願い致します。
当初はこんなに長く貼ってくつもりはなかったんですが、なんか、まだ続きそうです。正直、そろそろ別作書きたいんですけど。
尚、次回投下分あたりから、あやせの話になるかと思います。が、ストックが尽きているので、少し時間掛かりそうです。
ほんじゃ、また。



693名無しさん@ピンキー:2010/05/01(土) 10:56:27 ID:KXGDneyt
早朝からエロカワ先生 超GJ!!

…遂に…、遂に次回から待ち焦がれてたあやせ編…
何時でもお待ちしてますので、濃厚な三穴凌辱調教描写を
スゲー期待して待ってますっ!

もっかい超GJ!
694名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 01:02:27 ID:70KkfFFN
エロカワ先生超GJ!
100回目おめw
あなたのなら別作とやらにも興味あるけど、個人的にはこのシリーズ頑張ってほしかったりします
ともかくGJ!
695名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 01:20:20 ID:P43tMtyh
倉田って...爆死予定?
696名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 01:20:36 ID:P43tMtyh
すいません誤爆でした
697名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 08:24:24 ID:bW7fVhUD
アニメ化記念アゲ
698名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 12:36:26 ID:qHcZpSLP
あれこれ一年前くらいにアニメ化してたんじゃないっけか
699名無しさん@ピンキー:2010/05/02(日) 12:50:03 ID:70KkfFFN
ネタかもしれんが、してないよ
したのはドラマCD化
700名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 22:46:54 ID:8odlYIVf
京介と桐乃の兄妹セックスを想像しながら慰めるあやせ
701名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 22:51:57 ID:3QuyIb+O
エロカワ先生?のまとめの更新見て連休が終わってしまう悪寒
702名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 05:19:03 ID:7Xc0vP9k
実に有意義なGWだな
703名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 04:10:23 ID:5BXXZAyR
そろそろ次スレ立てた方がいいんですかね?
704i118-19-103-65.s04.a014.ap.plala.or.jp:2010/05/05(水) 09:44:28 ID:20g2lCuN
これには吹いたwwwwwwwwww
705名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 10:22:01 ID:gx8Gd8bs
現在486KB
容量がヤバいので次スレ立ててこっちは埋めた方が
706名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 23:44:55 ID:gx8Gd8bs
立ててみる
707名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 23:55:44 ID:gx8Gd8bs
立った
【俺の妹が】伏見つかさエロパロ5【十三番目のねこシス】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1273071103/

埋めまっしょい
708名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:10:00 ID:CMJRf58H
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709名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 01:11:35 ID:CMJRf58H
いけねセリフ入れ忘れた

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    l:::::::::_!::::::l::ノ/,.ニ,,.ー .,_ノ/  jノ!,.'",.zュ.,、  }:::::::|,:}  ばかっ!エッチ!
    .V:::/, l:::::|:i´/ ん:::ム    /  /lス:::ハ ヾ l:::::::::}:リ 二度と電話かけて来ないでくださいね・・・変態!
    l:::l !l::::::l {  {::::ワ::リ      弋::フリ } j:::::::/ノ
     l:l { l::::::l   ゞ- ´        ` "   .{:::::::ノ
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 ヘ: : : : : : : ヽ  .,_,. '": lヾ { .{ lヘ ` .,,ー ´: : : ll      ,':|
  ,: : : : : : : : ヾリ:: : : : :/〃} l l }:´: : : : : : : : ll       〉:|
710名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 10:31:55 ID:pV+pcWSQ
あやせ可愛いよあやせ
711名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 20:39:20 ID:E7PMVdUJ
712名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 22:22:58 ID:x/UITAcy
 その晩、桐乃とリビングで食事をしていると、事前に何の連絡もなく麻奈実が訪れてきた。
ソフトタイプのギターケースを右肩に背負い、何やら必死な顔でズカズカと家に上がり込んでくる。
思い掛けない麻奈実の行動に、俺も桐乃も玄関で唖然としていた。
「おい、麻奈実、どうしたんだよ?」
「きょうちゃん、大変なのっ、アニメ化が決まったのっ」
「はあ? そんなのもう知ってんだけどぉ? それよりなんで地味子がギター持ってんの?」
 桐乃の問い掛けに麻奈実は我が意を得たり、といった感じの笑みを浮かべた。
「これは桐乃ちゃんのだよ? ギターじゃなくてベース。わたしと一緒にバンド組も?」
「なんであたしがアンタと? 頭、大丈夫?」
「わたしがドラム叩くから。それでオープニングとエンディング任せてもらお? そうすればオリコンでいいとこ狙える気がするの」
 その言葉の意味するところが判らずに、麻奈実に真意を尋ねようと思った瞬間、開け放たれていた玄関の扉の向こうからバスケットボールが飛んできた。
「えっ? あぎゃ!」
 勢いの付いたボールを顔面で受け止め、麻奈実は床に倒れ込んだ。
「ちょっ、地味子? って言うか、誰?」
 桐乃が玄関の外に向かって誰何すると、小柄な人影が現れた。よくよく見ると顔見知りの人物だ。
「おい、黒猫、麻奈実に何してくれてんだよ?」
「……ふ、バスカーッシュ!」
「なにソレ? アンタ、地味子と一緒に変なモンでも食べたの?」
 桐乃の問い掛けを無視して黒猫は土足のまま家に上がり、麻奈実の横に転がっていたボールへと手を伸ばした。
が、それを素早く横から奪い取った人物がいる。あやせだ。
黒猫に目を奪われていた隙に玄関から入ってきたらしいが、困ったことにこいつも土足である。
「ちょっと、あやせまでどしたの? もしかしてクソ猫と知り合いだったの?」
「確かに私は端役でしたけど、ボールに賭ける想いは負けませんっ。バスカーッシュ!」



 という小ネタを思い付いたんですけど、使い所がないので埋めついでに投下してみました。えらいすんません。
713名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 23:18:09 ID:pV+pcWSQ
何か非常に和んだGJw
714名無しさん@ピンキー:2010/05/06(木) 23:21:03 ID:jiYmXFyT
けいおんじゃあるまいしw
そーいや桐乃はあずにゃんだっけか
715名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 04:51:26 ID:CGVA0vXi
>>712エロカワ先生何やってんすかwww ともかくgj!
716名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 18:54:39 ID:vTLvVfcp
新刊出ちゃったか……
717名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 00:27:13 ID:TepTmICj
バカシュッシュは酷かったなあ……w

個人的に桐乃は戸松が良かったな
教えてやってよ、マル顔はステータスだってさあ! とかピッタリなのにw
718名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 01:35:08 ID:c9UxP7YY
>>717
戸松さんだったら

京介「チルドレン解禁!」

って話を書けたのに・・・残念です
719名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 04:25:25 ID:PUAMv/EO
はあ……本スレはともかく、エロパロスレすら覗けなくなるとは。
ネタバレ厨は何処にでも涌くな。
720名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 04:37:09 ID:zg1TJThZ
ん? どっかにネタバレあるのか?
未読だからよくわかんないが……
721名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 04:43:04 ID:K4RjuE6j
>>712のことだろ。
6巻で、ここまで麻奈実がはじけるとは思わなかったわ……
722名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 04:55:24 ID:c9UxP7YY
>>712を投下した者です。
お気に障ったら申し訳ないんですが、私、まだ新刊読んでません。
アニメの声優がドラマCDと同じとの記事を見たので

・竹達彩奈
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(高坂桐乃)
けいおん!(中野梓)

・佐藤聡美
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(田村麻奈実)
けいおん!(田井中律)

・花澤香菜
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(黒猫)
バスカッシュ!(ココ・JD)

・早見沙織
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(新垣あやせ)
バスカッシュ!(ヴィオレット)

という、単なる声優ネタのつもりだったんですけど・・・。
723名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 05:27:34 ID:ZhqSEToM
だよな。ほとんどの人が声優ネタだとわかってる。

何をどうネタバレと思ったんだ?
少なくとも読んでない限りネタバレだと判定できない。
724名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 06:06:15 ID:tn2jLWz5
え、ってか>>712をネタバレだと思うような純粋な人がこのスレにいるのかw
逆にそれはそれですごい
725名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 12:24:33 ID:s9u8OR9u
釣られるなよ
わざわざ携帯使って自演までしてるのに反応してやるな
それはそうとあやせ可愛いよあやせ
726名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 19:52:52 ID:g1VLqz1n
赤城、瀬菜ちゃんデフォだったんだな……
書き直したら……なんかクドいんですが
かといってちゃん付けの相手をあいつ、こいつに置き換えるのもなんか妙だ
文章そのものをある程度書き変えにゃならんのか……はあ
727名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 23:20:22 ID:1PyLpxGw
>>726
消えろ
728名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 08:43:10 ID:xjFNmK6G
アカギのせいでニメが色々心配なので
OVAかエロ○げー化を望む声は相当高そうだけど
まずはアニメ化で一般認知度を得てから!という戦略に違いない。

でフォで人がエロパロにも集まり、同人も飛ぶように売れ
作品は一線を保ちながらも、作者うはうはのようなイメージ、

黒猫の恥じらいエロとか。書きたいみたいよ。
729名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 23:50:38 ID:YPX1nFuT
>>>>>>>>>>>>>>>1
ume ume 梅
730名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 01:12:08 ID:xf8Q+0XY
エロカワ先生の投下が待ち遠しい
731名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 01:59:19 ID:le9Rsv1X
久しぶりにきたらまためにフェイトのがあって吹いた
732名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 20:26:30 ID:3i5bblSc
さて埋めるか

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733名無しさん@ピンキー
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