729 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 20:10:16.03 ID:D1mQnQcq
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
「そんなふらついた腰で、”家出じゃねーの”の金メダルがとれるか!」
滋悟郎の声に富薫子は、むっとした表情を浮かべた。
「”家出じゃねーの”じゃなくて”リオデジャネイロ”よ!もう、おじいちゃんうるさい!あっちいって!」
そう言うと、ざるに山盛り盛ってある塩を投げつけた。
「年寄りになんてことを・・・」
恨みがましい声でつぶやくと、滋悟郎姿がみるみる薄くなっていく・・・
「また、おじいちゃん出てきたの?お盆おわったんだからかえらなきゃだめじゃない・・・。」
富薫子の叫び声を聞いた柔が、エプロンで手を拭きながら道場に入ってきた。
「ゴメンね。ロンドンの不甲斐ない結果が、よっぽど悔しかったのか出てくる回数が増えて・・・。
多分とり殺されることはないと思うんだけど・・・・富士子さんのところにも行ってないかしら。」
申し訳なさそうな顔をする。
「別におじいちゃんが出てくるのはいいんだけど・・・・。メダル、メダルって、うるさいんだもん。
そうだ!柔さんがもう一度オリンピックに出ればいいんだ!そうしたら私のところに来なくなるかも。」
いかにも名案が思いついた、といったふうに柔の顔を覗き込んだ。
「そう?フクちゃんが言うんなら、準備をして、またあの舞台に立とうかな・・・」
滋悟郎の霊にまとわりつかれても、平然としていた富薫子が腰を抜かさんばかりに驚いた。
「ほ、ほんと!?」
「うそよ。そんな馬鹿なことするわけないでしょ。」
いたずらっぽく笑い、小さく舌を見せた。
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
って、何だこりゃ…
アパートに見舞いに行った時にとか
ソウルの時点で告白を柔が聞いてたとか
そんなIF展開
見舞いに行った時は松田が怪我してる状態だからなあ
本番無しになりそう
738 :
sage:2013/02/05(火) 00:20:46.76 ID:GWra5xbT
それも良し
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
と、ある日、柔はうれしさ半分。戸惑い半分の気持ち朝のトレーニングのマラソンであった。
「はあ・・・」一息つき、考え込んでしまった。「来ない」のである。アトランタまで後3年しかない。
松田のおかげで、柔道が本当に好きだということも分かってしまった。おじいちゃんはともかく
父、虎二郎も、会うときには、マルソー相手の本気の稽古で本気をだすからたまらない。
こういうときは、親友の富士子さんに相談するしかない。電話をかけると花園君一家でワイワイガヤガヤ
子育て途中の特有の「明るさが」あるのだが。電話をしてみる。
「もしもし・・・、富士子さんは?」
「あ、私よー、猪熊さん、元気?引退するって本当にしちゃったんだけど、それは後悔してないけど
なんだかんだで忙しくて!で、どうしたの?」と富士子が問う?
「あ、あの・・・電話でも、ちょっと・・・、いつもの近くの公園から電話かけてるの・・・。富士子さん
夜遅くごめんなさい・・・・」
ピーンと来た富士子。「花園君!フクちゃんお願い!猪熊さんが大変かも知れないの!」
「は、はい!」と花園も相変わらず子煩悩だが、今の富士子の気合はオリンッピク並みであった
「まさか・・・」とは思ったが、それは花園の望むところであったので、目から汗がでてしまった。
富士子が公園に走っていくと、柔がブランコを静かに揺らしていた。
「猪熊さん・・・」と富士子が声をかける。
「富士子さん・・・。」と、柔らのうれし涙と戸惑いの目つきに、富士子は完全に見抜いてしまった。
女の感は怖いものである。
「どうしたの?・・・」と富士子が優しく問う。ここはママさんの先輩、富士子に柔らが「一本」とられているのである。
「ふ、富士子さん・・・。私、あ・・あの・・・、あの・・・あ、あれが・・・アレがlこないの・・・。
またおじいちゃんに投げ飛ばされちゃうわ・・・」
と、もじもじ戸惑いながらも、なんとなく安心感も漂っている柔であった。
ハッハといつもの調子で走ってきた富士子は「猪熊さん、お久しぶり!」と隣のブランコに乗った。
>>742 9行目削除
しばらく、黙ってブランコを揺らしいた柔らには、満点の星空が見えていた。
富士子も同じことがあった。こういうときはなかなか柔は話を出せない。
「アレがこないって・・・、松田さんだよね?」と富士子が問うと、柔がぴたりと
ブランコを止めた。
「うん・・・、松田さんには真っ先に電話したんだけど、勿論よろこんでくれたんだけど
雰囲気で分かるの・・・。3年後のアトランタに迷惑をかけてしまったとか、あとおじちゃんに
なげとばされるとか・・・おじいちゃんに投げられるのは松田さんなれてると思うけど、
やっぱり、次のアトランタに影響がでるんじゃないかって・・・。直接はいわないんだけど、
なんか、申し訳なさそうなそううなところがあってね。私はうれしいんだけど、
やっぱり松田さんって今も取材対象を重くみて、私を見てるのかなと思ったら・・・
ちょっと悲しくて・・・」
と、その時、柔がふと目線をあげたら、富士子が気合を充実させて立っていた。
「アン!ドゥ!」と、柔の目にせまってくる。まだまだ、柔の相手ではないが、本気の一瞬を出されると
柔でもわからない。反射的に実を構える。
と、富士子がニターと笑った「猪熊さんの柔道の時の本気の目つきは、綺麗なの!でもね、
いまの構えではもしかしたら、もしかしたらよ、私猪熊さんを投げちゃうかも」と、やはり、守りに入っている
柔の構えを熟知している富士子の意見には、柔も驚いた。何より妊娠では先輩だし、実際、引退したとは
いっても、富士子さんの、今の気合は現役時代とも勝るとも劣らない。
「ふ、富士子さん・・・・。」
「おめでとう!猪熊さん!ちょっと騒がしいけど、将来のことを思って、うちによっていこうよ!」
「う、うん!」と押されたままの柔であった。
「おっス!猪熊!まあまあ、お座りください。富士子さんのご実家からのお茶はおいしいけど、なんせ育ち盛りの
弧度kもがいて申し訳なく!」とあいかわずの花園である。親友同士、なんら柔の変化には気付いていないようである。
「花園君、あのねえ・・・・、」と富士子も興奮気味だが、そっと、柔が富士子の袖を引いてこそっと「松田さんにいいのかな?って
確かめたいの・・・」ともじもじしている柔をみて、富士子はため息をついた。
「あのねー、松田さんが嫌って言うわけないでしょ!、ずっと猪熊さんを取材してきて、猪熊さんのことが
好きだったんだから!」とかなり強い調子で富士子さんが言う。・
さすがの花園気付いたようで、お茶をいれつつ「・・・猪熊、体は大丈夫か」と聞く。
「ええ・・・。毎日稽古はしてるし。多分大丈夫・・・」
と、言おうとした時、富士子がダイヤルを回し始めた。花園も黙っている。国際電はは高い。
「ふ、富士子さん・・・」と柔が止めようとするが、子育てでは花園一家が一歩とっている。
つまんね
まだ、松田はニューヨークに居た。3流紙の三流記者だったが、今はメジャーをはじめ、アメリカ各界の
一流スポーツ選手とも直接コンタクトできるようになっていた。
リーンと音が鳴った。いつもは忙しいので「は、はーい、編集」といいいかけたところ、
富士子が「今!猪熊さんに代わるからね!きちんと一本背負いきめなさいよ!」と言われて
目が完全に覚めた。「あ、いや、確かに少しは成長しただろうけど、まだまだ柔さんが一生懸命
練習しているうちにも・・・」と、少しくだらない悩みをしている。
「松田さん私です」「柔さん!、元気にしてるかー!と空元気を降ってみて、うれしいのだが、
他社スクープと柔の稽古に支障がでるのが、我ながら恥ずかしい。
花園家の息が荒い中、柔はとまどいつつ
「あ・・・あの・・・子供ができたうようなんです・・・松田さんとの・・・」
、
柔道以外での松田に対する柔の愛情表現は非常に不器用である。
「そ、そうかあああああ!と事前にそれらしいことを直接聞いていたとは言え
花園家から電話をしてくるということは、もう確定だ。電話を元絵編集長の
常務に連絡する。この人には全部情報をあげるというのも、松田のルールで
あった
「段取りあるかもしれないけど、俺何も言えないというか、言葉に出来ないよ・・・。
本当に、俺なんかでいいのかな?」
と、横で聞いていた花園一家が「貴方じゃなきゃ駄目なの!」なぜか、大事なところを
取ってしまっていた。
>>748
つまらなくて結構。推敲していないので。
元上司編集長は常務jになっているが意外と信用できるので「松田ー!そうか!これは一面で頂くぞ・・・っと
言いたいが、お前らに任せる。気にするな。一生に一度のことだ。納得するようにやってこい。
ほんと、つまんね
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
「ふう・・・」柔は自分の部屋に落ち着き、ポーっと外を見ていた。高校生時代のようなポスターもないし
普通に松田とのメモと写真が机の上に飾ってあるだけである。
「はあぁ・・・・・・」いくら松田さんが好きだと言ってくれても、何か寂しい・・・。お母さんとか全然比じゃないんだろうけど
寂しいのは寂しいのだ。
虎次郎と、玉緒が柔の部屋をノックする「入っていいか?」お、お父さんとお母さんだ・・・!
「「はい・・・」
お父さんの声である。断るはずが無い。お母さんの玉緒もいつになく真剣な顔をしている。
「本当に強くなったな。柔・・・・。もっと強くなれ!俺はフランスで稽古を指導しているが、
やはり、お前が強くなければならない。皆分かっているし、軽々しく柔道を捨てれるような
立場ではないのだぞ!」
と虎次郎が一気に思いを吐き出す。玉緒も深刻な顔をしている・・・。
「で・・・だ・・・・」虎二郎と玉緒が真剣な目つきで「松田君とは結婚の約束はしたのか?」
虎二郎も玉緒も透き通った目をしていて、嘘と言うより、しっかり、自分に正直にならないと
少し圧倒されていたが、覚悟は決めていた。
「ええ・・・。アトランタまではまだまだって、ジョディとかフルシコフさんの約束を守らないと
いけないぞ!」って言われて・・・。
虎二郎と玉緒が「ふぅ・・・・」と同時に息を出し」なにかもじもじしている。
「そ・・・そうか。松田君なら、大丈夫だ。なあ、玉緒さん・・・」
「そうでうすよ!おじいちゃんとお父さんが帰ってきたんだからももう大丈夫!、あなた・・手抜きしないで
柔を鍛えてあげてください・・・」玉緒が三つ指を揃えて頭を下げる。
超お久しぶりでございます。駄文浪人でございます。先週末だったか、何故か思わずYAWARA!を一気読みして
「そういや、つたないSS書いたなぁ」と思い出し、このスレの2.1をの過去ログを見つけました。今読み返すと、本当に顔から
火が出そうなくらい恥ずかしいのですが、応援してくださった方がいらっしゃったので、なんとか本編は
書き終えてました。その際、読んでくださった方、応援してくださった方々には本当に感謝申し上げる次第です。
で、前振りが長くなりましたが、おまけ編が多分未了だったと思うのですが、このスレの2.1
http://file.rdy.jp/matome/yawara/1038974096.html の956以降からのおまけ編の完成テキストファイルを
見つけてしまいました。ファイルの更新日をみてみると、多分あの後、一気に書いたと思われます。
しかし新スレで私が粗相をしたためにスレの雰囲気を悪くしてしまったと記憶しており、そのままに
なっていたと思われます。
こんなこといえた義理ではありませんし、おまけ編ですからエロなし・今更感はありますが、需要があれば
適宜うpしようかなと思っております。
場違いであれば、誘導していただけると幸いです。たらたらとスレ違い申し訳ありませんでしたm( )m
>>755 自分は、エロなしでもおまけ、続きだし、ここでもいいと思いますが、どうなんでしょ?
過去スレ確認したところ、スレ4におまけ編の続きの投下がありました。(帰国後、報告&初詣)
ところで、予告されてたアトランタ→プロポーズはどうですか?
(荒れたのは、スレ5でこの話の投下中でした)
757 :
駄文浪人:2013/04/11(木) 21:22:30.12 ID:CTmrJVkr
>>756さま
レスありがとうございます。ご指摘を受け、私もスレ4確認しました。投下してましたね。実はテキストファイル見つけた後
かなり改変したのですが(大筋は変えないけど)いったん投下したものを今更変えるのも失礼というものですね。
あと、スレ5も見ました。本当に失礼なことをして、申し訳ありませんでしたとしか申し上げられません。今後
ネタを投下する際は、職人様・読者様に不快感を与えることの無いように十分気をつけたいと思います。
>>755で言っているものは上記の通りすべて投下済みですので、今のところネタはありませんが、仰るとおり、
アトランタ→プロポーズまでをぽつぽつ書いてみようかなと思っております。ちょっと7月くらいまでバタバタするので、
また間が開くと思いますが、つたない新ネタ投下し始めたらお相手していただけると幸いです。
それではいったん、失礼いたします。
見てみたけど、駄文浪人もひどいけど、クローバーの読者か本人か知らんが「つまらない」って言い切ってるのが凄いな。
書き手なら、「つまんねなら、てめーが書いてみろ」だそ
書き手同士ならそんなに揉めないんじゃね?勝手に投下するし。読み分けられない馬鹿がいるって笑えた。
今さら駄文投下されても荒れるだけに決まっているだろ
なんでそれくらいのことが理解できないんだ
自分勝手にもほどがあるよ
>>758 いえ・・・。あの時のは、本当につまらないのでご指摘はごもっともです。クローバーさんや読者の方
には本当に失礼なことをして、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
>>759 仰るとおりです。過去スレを読み返してみて、「コテかえたほうがいいんじゃないか」とか「別にコテつけなくて
もいいじゃないか」とか貴重なご意見を拝見して、なるほどと思っております。コテへの思い入れが全くないと
言ったら嘘になりますが、コテをかえること、または無名で投稿することに、抵抗はありません。
またせっかくのYAWARA!スレで、私の身勝手さでスレが荒れるのことも全く望んでおりません・・・。
もう私がこのスレで書くのは無理だろうなと思いましたので、他のSS掲示板等見ておりましたが、そちらも
閲覧者の方が多く、私の粗相を知っている方がいて、気分を害されたりしたらとか、仰るとおり、本当に駄文
なので、見つけたSS掲示板には耐えうるものではないのではないかとか色々考えてました。
もちろんこのスレの職人様がその掲示板の方々より力量がないとかそういう意味では全くありません。
読者様がいらしてこそのSSと私は考えておりますので、ぼちぼち書きつつ、発表の場も含めて、思案中です。
8年もたったので、そろそろ良いかなと思っておりましたが、やはり許されないほどの粗相をしてしまったのだなと
繰り返しになりますが、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
願わくば、またこのスレが活性化することを祈念しております。それでは・・・。
結局荒らしに来ただけかよ、この構ってちゃんはw
変な顔で保守されるよりは、ネタがあれば投下して欲しいけどな。
つまらんものはスルー。
執筆中保守。
完スルーされてやんのw
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
本人が即レス気味なのに完スルーされてやんの、とかウケるww
2.1の帰国以降、加筆修正しました。本編含め誤字脱字多すぎでした。また、言葉足らずの
ところも多数散見されました。
アトランタプロポーズ編は自分の至らなさで、本当に難しくなんぎしております。
なお、このスレは大好きですが、発表は別のところでする予定です。
なんでいちいち報告するん?
アホとちゃうか
>>768 報告したら文句を言う。
報告しなかったらまた文句を言う。
貴方のような方をクレーマーと言います。2ちゃんの性質上、書き込んだものの著作権は
放棄されるようですが、別にお金を稼ぐわけではなく、YAWARA!のその後の世界を
妄想で楽しんでいるだけなので、別場所でやるという報告も貴方にとやかく言われる筋合いは
ありませんね。
その前に、他人を「アホ」とか言う癖を直したらどうでしょうか?僕には、貴方が馬鹿(バカ)に
思えて仕方がありません。では、大事なことなので二度言いますがバカな貴方には
ごきげんよう。
やっぱりアホやったか
思うたとおりや
つまらない作品の投下報告なんて誰も求めてないのにね
自意識過剰なんじゃね?
「そんなこと言わずにここに投下して」とか言われるとでも夢見てたんだろうな
無料で公開できる場所を与えてもらっておいて図々しい奴だな
くだらね
上手い下手は読んでない俺にはわからん
が、書きて有っての二次スレだろ
読みたい奴もここにいるから、きが向いたらヒント位お願いします
祟り神になってスレ潰しちゃう典型的な書き手だね
どこに投下するの?
是非ここに
とか言って欲しかったんだろ
このアホは
( 〃 ⌒ ー ⌒ 〃 )
猪熊
つまらん圧縮回避がみえみえ
死ねばいいと思うよ