平坂読総合エロパロスレ

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765名無しさん@ピンキー
私の名前は三日月夜空。高校二年生だ。

私にはトモちゃんと言う、可愛くて成績優秀で運動神経抜群で
誰からも好かれるパーフェクトな親友がいる。
トモちゃんさえ居れば、私は他に友人など要らない。
金髪碧眼の巨乳リア充だの、従順で気の利く執事美少女だの、
しょっちゅう髪型と髪色を変える色目使いの眼鏡腐女子だの、
そんなものが居なくても十分楽しいし、十分幸せだ。

ただ強いて言うならば。
幼いころに離れ離れになった親友、羽瀬川小鷹――
彼さえ居てくれれば、もっと良かった。
唯一無二の親友として友情を深め合い、助け合い、
ひょっとしたら同じ中学に通えて、同じ高校に通えたかもしれない。
そしていつか小鷹も私に対して、友情を超えた感情を抱いてくれたかもしれない。
彼が何も言わずに……いや、私がその機会を与えなかっただけか、
何も言わずに私の前から消えてしまった事が、今でも悔やまれる。

ところが神様は私を見捨ててはいなかった。
いやむしろ私が神だ。
神の力が導き出す必然によって、目の前の幸福を引き寄せたのだ。

「転校生の羽瀬川小鷹です」

小鷹が……いや、タカが今一度私の前に姿を現してくれた事は、
私にとって幸運だの奇跡だの僥倖だのといった言葉では言い表せられない。
彼はすぐに私に気付いてくれた。
「ソラ! ソラじゃないか!」
「久しぶり、タカ」
「え、え? 女子の制服って……ソラ、女だったのか!?」
二人だけで盛り上がる私達に、クラスメート達はザワついている。
成り行きが分からず、虚を突かれているようだった。