【DTB】黒の契約者エロパロスレ 3契約目

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302名無しさん@ピンキー:2011/11/13(日) 07:52:03.48 ID:/cBiBEhu
>>298
スオウは殴ったら勝手に落ちただけだろ!
チョロイ女だぜ!
303名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 09:10:30.50 ID:o8MHmxo9
蘇芳はお子様だからノーカンで
304名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 14:41:57.63 ID:dJqd8F38
黒の契約者のOP2で最初に出てくるあの青い車の名前わかる人いないですか?
今度、誕生日にあれと同じ車買ってもらおうと思ってるんです
305名無しさん@ピンキー:2011/11/15(火) 21:04:53.70 ID:yFCbH0vQ
藤林丈司
306名無しさん@ピンキー:2011/12/01(木) 12:25:13.12 ID:/3kukgd9
アッー!
307名無しさん@ピンキー:2011/12/09(金) 04:05:35.84 ID:nlh2f+Ru
>>303
ちょうど生理が始まった年頃の娘さんなんて黒の大好物じゃないですか
308名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 21:45:02.90 ID:AR0Nc289
衝撃。閃光。爆発。落下。
私に回される任務はいつもこうだ。
搭乗しているステルス武装ヘリの胴体が、まるで魚のように頭から尾までさばかれた。
何をする任務なのか。どんな敵なのか。知る前から始まっている。
それを教えるはずの戦闘補佐官は初撃でヘリごと両断された。
大気の荒波が機体中に割り込み、多重装甲とFRP製の胴体が糸屑のように曲がる。
機体が樹海の水面に触れる瞬間、飛び降りた白は枝葉の波飛沫を掻き分け、熱帯雨林の底へと堕ちてゆく。
磁力場をクッションに着地。同時に非侵襲型BMI戦術電脳「MEMS」を起動。バイザーディスプレイ、オン。
ヘリ搭載の索敵用ドールポッドは無事だろうか。
搭載された銃火器やヘリ本体より、センサ装置類のほうが全体価格の六十%以上を占めるようになった今、
機体が四散するほどの衝撃でも耐えられる頑健な仕様になっているという。
少し遅れて数m前方、落下物。
ドールポッド・・・じゃない。ヘリのパイロット。呻き声。
近寄って確かめるまでもなく出血が酷いのを確認できる。戦力外。
他の搭乗者もいた気がするが、多分役には立たないだろう。思い出すだけ時間の無駄だ。
そう、無いよりは有った方がいいが、それでも今回は呑気にドールの報告を待っていられない。

速い。攻撃が早すぎる。どんな攻撃手段なのか。

逆探知の危険もあるがこちらから打って出る。
戦術電脳の予測に基づき探るべき範囲を割り出し、周辺状況及び敵勢力把握のため電視スキャン開始。

見つけた。
殺した。

落下音感知。数二十五。
電視用の大出力レーダー波で過熱された人型熱源がバイザーに表示される。
落下した熱源と合わせて総数八百九十四。
人型熱源の平均温度:百二十度。
不意に異臭を嗅ぎとる。すぐ近く。どこから。
あ、そういえば。
ヘリのパイロットが炭化していた。
309名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 21:46:25.67 ID:AR0Nc289
バイザーの表示を熱源画像から形状画像に変更。
電視スキャンデータから得られた形状画像解析開始。終了。
戦術電脳からの早期警戒警告色表示。
なお活動中の人型形状を約二千五百m前方に確認。
これだ。索敵と攻撃を同時に行える大出力レーダー波に、ただの人間が耐えられるはずがない。
戦術電脳との協議開始。終了。
対象が敵性契約者の可能性大と判定。

詳細情報入手のため第二次観測行動開始する。
電視により発見した約千m後方の無人装甲車両を無線起動。
車載のカメラボールを垂直に射出。上空五十八メートル到達と同時に撮像開始。

画像送信停止。
亀裂音。
爆散。
収録時間0.001秒。

以上の一連が車載光学装置からの送信画像で確認された。
解析可能な画像をフレーム単位で分析開始。終了。
現時点での取得済みデータを元に、戦術電脳との協議再開。
終了。
協議結果を行動に反映開始。

超高磁力場を足元に発生させ、白は垂直に跳躍した。
上空五十八mの高さで静止した瞬間。
戦術電脳の予想通り、敵性契約者からのレーザー攻撃。
跳躍開始時点で展開していた不可侵領域により防御、同時にレーザーを通じて敵性契約者との電気回路形成し、こちらから一気に過電流を流す。
相手の体液が沸騰し、内臓が爆ぜる最期の瞬間までもが緻密な電気信号の変化としてこちらにフィードバックされる。
殺した。今度は確実に。
着地と同時に、通信機能の回復したドールポッドより流星の報告。
白は安堵した。パイロット同様、どこかで知らないうちに焼いたものとばかり思っていたから。
これが無事なら、他の損耗を差し引いても総合でプラスの点数が稼げる。
ふっ、と肩から力が抜けた。
戦術電脳からの警戒表示は解除されていた。
もう必要ないだろう。
バイザーディスプレイの電源を落とした。
非侵襲型BMI戦術電脳、バイザーディスプレイと一体化したそれを、頭から―――正確には顔面から、白は引き剥がす。
手に取りそれをじっと見つめる。
白い面だった。
星明りを映し仄青い光沢を帯びている。
何時かの何処か。
カーニバルで見た死神の仮面にそっくりだった。
310名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 21:48:36.57 ID:AR0Nc289
以上208の後日譚。
白=BK201≒黒の死神=黒となる下地が過去にもともとあったんじゃまいかと妄想。
可愛いくて萌える白を書きたかったのに何故か出来上がったのはGORANの有様だよ!
311名無しさん@ピンキー:2011/12/18(日) 23:07:51.78 ID:3B0/PaIb
お〜力作凄いな乙!
312名無しさん@ピンキー:2011/12/19(月) 21:46:22.51 ID:x+j2eNQk
仮面SGEEEEEEEEEEEEE
313名無しさん@ピンキー:2012/01/02(月) 14:26:56.95 ID:IZQRMbgm
ほしゅ
力作おつ
314名無しさん@ピンキー:2012/01/18(水) 17:25:44.00 ID:avegDymf
後日譚乙!

白は正直出番少なくて性格とか掴み辛いところがあるから若干書きにくいよね
でも漆黒の花で結構出てきてくれたおかげで妄想の幅が広がったわ
315名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 21:34:40.74 ID:XZ1yHXFl
蘇芳って結局黒のこと好きだったの?
316名無しさん@ピンキー:2012/02/09(木) 22:27:33.45 ID:w5VsfV62
マルチ
317名無しさん@ピンキー:2012/02/17(金) 10:32:29.37 ID:0TNZI/lX
ポスト
318名無しさん@ピンキー:2012/03/12(月) 08:56:16.22 ID:85g6YRHx
319名無しさん@ピンキー:2012/03/19(月) 19:12:21.29 ID:togJuW6E
アンバー可愛い
320名無しさん@ピンキー:2012/03/23(金) 15:31:49.15 ID:fSH4jcVl
>>315
猫が言っていたよ
スオウは黒に恋をしたって
321名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 01:14:32.21 ID:DplZ1gc3
銀派です
322名無しさん@ピンキー:2012/04/04(水) 12:57:15.58 ID:Z5Brc7XB
銀かわいい
323名無しさん@ピンキー:2012/04/05(木) 12:21:09.12 ID:fwnvbkRx
あんばーかわいい
324名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 20:56:02.59 ID:Oi7CknZJ
銀ちゃんきゃわわ!
325名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 22:30:51.97 ID:PyCBt+CT
こけしアンバーきゃわわ!
326名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 23:41:13.10 ID:pKVtJOQo
天国門を囲む重厚な隔離壁内の一画に設けられたいくつもの研究棟のうちの一つ。
その棟内で、外界から完全遮蔽された電磁暗室の中心に、さらに高度な対電磁シールドを施された金属製の棺が横たわっていた。
白は全感覚を研ぎ澄ませて中身を探ったが、何の手応えもなかった。
受動探査はおろか能動探査でも内部を把握できない。
唯一、外界との接点であるケーブルを通じて、棺に備え付けられた小さな覗き窓の電子錠を解除する電子音。

<<何が見えますか>>

入室する前に手渡された端末から流れ出る指示電声が催促する。
小窓の蓋をあけて、指示通りに覗き込む。
「・・・・・・鏡?」
見えたのは、質感のない自分の顔だった。
可視光域の波長がまるで検知できないその棺の奥に、見えるはずのない顔があった。
回答音声を記録した端末機からの電声。

<<以上で実験は終了です。速やかに退室してください>>
327名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 23:42:38.26 ID:pKVtJOQo
超広域索敵システムからの緊急警告。
飛来する多数の小型超高速熱源の接近を確認。
自然言語処理機能をオフ。
電語処理機能オン。
M.E.D.S.LINK OPEN.

SEARCH.
FIND.
ANALYSIS.
JUDGE.

010111110101101101011
010101110
01010
1111110101011111

10101
1010
11

110101011
010101111101
101...1

自然言語処理機能再起動。
高速演算処理用情報を高次戦術判断意識野に投影、確認。
戦術支援電脳の解析開始。
戦術兵器データベース検索開始。終了。
脅威判定システムの分析開始。終了。
迎撃ナンバリング開始。終了。

最終安全確認開始。終了。
出力開始。

RDY GUN.
......
......
......
......
KILLED.

Mission CMPL.
328名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 23:44:42.67 ID:pKVtJOQo
すべてが終わった後に残るのは、いつも青い空。

白は仮面を外した。
電視で得られる感覚域は通常視覚をはるかに上回るのに、仮面を外した時の解放感はいつも理屈に合わない心地よさだ。
息苦しさも視界の狭さもない超感覚域で、音速の十倍以上の速さで迫る飛翔体が静止した世界を覗き見た後でも、だ。
今回の敵とも、お互いの存在を肉眼で確認する前から戦闘は始まり、そして終わった。

敵が放つレールガンの超高速弾雨を、自分はレーザーで迎撃する。

言葉にすると呆気ないが、現実は言葉以上に呆気なかった。
白は汗ばんだ顔をリストバンドで拭うと、額の簡易BMIシールから、外した仮面の戦術支援電脳を低機能モードで再起動。
戦闘中の感覚録を可視光画像記録レイヤと同時間軸で再生する。
記録投影用擬似感覚域に再生される過去の青空。
そこから、遠雷を思わせる連続した破裂音だけが響いていた。
弾体が瞬時に気化し音速を超えて膨張した音だ。
極限まで指向性を上げた迎撃用自由電子レーザーは発射音も弾道もなく、着弾して初めてその存在を周囲に知らしめる。
弾一個分、車のバッテリーほどの体積に原子力発電所並みのエネルギーが殺到し、飛翔体の質量を瞬時に気化し爆散させたのだ。
レーザーの射手のもとには、かつては弾体だったものが冷え固まった金属粉末さえ降り注がない。
擬似感覚域に戦術支援電脳からの経過表示ウインドウが現れる。
フレーム単位を通常時間単位に補正してあるため表記は自然言語だ。
『肉眼の視界に収める前段階で全弾迎撃行動を実行中。全システム正常動作中。』
『同時に攻撃源の特定開始。』
『終了。』

そしてこの後、発見した攻撃元を叩くべくさらなる行動を――――
329名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 23:45:54.21 ID:pKVtJOQo
「おい」
シャッターを下ろしたように視界が暗転すると、眼前には碧玉の眼をした赤毛獅子の顔。
「カーマイン・・・・・・」
投影意識が断ち切られ、白の意識は戦場から高層マンションの一室に引き戻された。
また彼女が勝手にD.L.LINKを切ったようだ。
眼球がぴくぴくして焦点が定まりにくい。
覚醒しながら、無意識の底ではまだ夢でも見続けているのだろうか。

―――規定時間は疾うに過ぎている。感覚録の再生はこちらでもできるだろ。

耳の蝸牛もまだ眠りについているのだろうか、彼女の声がいつにもまして低く聞こえた。
「起こし方が乱暴・・・・・・意識サルベージに失敗すると本当に死ぬかもしれないのに」
「確実に門前払いを食らうから安心しろ。天国にしろ地獄にしろ、あの世は押し並べて人間用だ。私たちには現世しか居場所がない」
「悪魔の居場所が現世だけ、か。人間にとってこの世こそが地獄だね」
「神の居場所が現世だけなら、人間にとってこの世は生まれついての天国だな」
私の、BK201の異名にもなりつつある『黒の死神』という二つ名を揶揄して言っているのだ。
本来は兄につけられた異名だが、個人の判別をしようにも組織の実態が曖昧模糊であるから同一視されやすいのか。
尤も、戦闘時の自分の外観を思えば―――無理もない。
防御用不可侵領域を体表に展開した際の、輪郭すら滲んだ黒い霧のような身体と、骨のような白さの仮面は、傍目には神話の死神そのものだろう。

――――皮肉を言い合えるなら意識は正常だな。

そういって、カーマインはさらに言葉をつなぐ。
「その悪魔に居場所を提供しているのは人間だ。組織の上部構成員には人間しかいないのだろう。アンバーを除いて」
「アンバーだって、つい最近になって末席の一つを貰えただけだよ。だから忙しく飛び回っている。仕事の量も種類も前より圧倒的に増えたから。私たちに単独行動を任せざるをえないくらいに」

そのための『棺』であり『鏡』だった。

ドールを介した無線遠隔操作システム。
ME技術による人格のリアルタイム複写。
ドール化間際のモラトリアムで、変身能力をもつ個体。
この異形の三原色を組み合わせて生まれたのが、遠隔操作可能な、契約者を人格と能力ごと複写した人型兵器だった。

「『NPC』と略されているけど、正確な呼称は聞いたことがないよね。『Non Player Character』かな?」
「いやきっと「Nonmanned Printed Contractor」―――非人間型複写式契約者だろう。・・・機械仕掛けの棺と鏡をかついでのお仕事、か。まるで葬儀屋だな」

身を横たえていた筐体から白は身体を起こす。
立ち上がって振り向くと―――本当に棺にしか見えないよ、これ。
そう思った。
330名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 23:49:44.23 ID:pKVtJOQo
以上、南米時代のハヴォと白。
黒さんなしで話作ろうとしたら白視点で南米チームがどう見えていたかを書くしかないかな。
331名無しさん@ピンキー:2012/06/13(水) 23:59:41.73 ID:ss1Hzpcg
お、新作が来てた乙!
やっぱ南米時代いいな〜ワクワクする
332名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 23:17:40.14 ID:quiwQdgs
誰か鎮目と未咲の絡みのあるやつ書いてくれないかな〜
333名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 06:51:53.14 ID:Ox8shfDK
銀ちゃんマダー
334名無しさん@ピンキー:2012/08/04(土) 01:05:22.47 ID:avbeFiEK
DBT
335329:2012/08/19(日) 17:17:25.72 ID:P3odOALD
皮膚操作で『鏡』の制御を行うスキンスーツをその場で脱ぎ捨て、白は浴室に向かった。
浴室のシャワーから吹き出した熱い湯で皮膚を洗うと、熱分解性の超分子操作端子が肌から溶けて抜け落ちる感触が伝わってくる。
尤も、これは端子をごまかすために体表に展開した偽物の肌―――極薄の不可侵領域から抜け落ちる感覚なのだが。

いつもこうしてしまうのだ。
生身の痛覚で感知できるはずもない細さの端子だとわかっているのに。

全身に針を打ち込まれるというイメージ自体に、私は嫌悪感を覚えているのか。
それでいて、確実に自分の本物の肌に超分子端子が打ち込まれていないことを確信するために、
偽の肌に操作端子が食い込んでいること、そしてそれの抜け落ちることの感覚を確認している。
ありもしない肌の、ありもしない痛みを感じることで、安堵している。

―――不合理だ。

シャワーを切って、顔を拭う。
何故とかどうしてとか、思う暇すらなく、年相応の子供のように、白はそのまま大きな浴槽に飛び込んだ。

髪を乾かし終えた後、白は下着姿でうろつき冷蔵庫の中を物色した。
飲料水のボトルを引っ張り出すと、コップにも注がず直に中身を口へと運ぶ。
そのままリビングに入ると、カーマインが連絡用の端末機を片手に何か話しているが目に入る。
「今日、お兄ちゃんは何時に来てくれるの?」
「予定が変わって今日ではなくなった。今あいつはギアナでフランスの3eREIと合同演習中」
「・・・・・・なんでそんなとこに」
「マクスレイ将軍の様子見だとか」
「・・・・・・・・・・・・・・」
眉を顰めているのを見られたくなくて、白は咥えたボトルを垂直に立てる。ちょうど飲み干した。
そのまま背を向けてゴミ箱に投げ込み、眉間の皺が元に戻ったのを確認してからカーマインに振り向く。
「・・・・・・今、誰と連絡を取っているの?お兄ちゃんなら代わって」
「この間の子守の依頼主。すぐそこまで来ているそうだ」
336329:2012/08/19(日) 17:22:53.13 ID:P3odOALD
「随分不機嫌そうな顔だな、黒。お前が気に入りそうな場所をせっかく選んでやったというのに」
「・・・・・・大きなお世話だ。ガキ扱いはやめてくれ」
廃墟と化したフランス領ギアナ宇宙センター。
まだ人が宇宙に夢見ていたころの、残骸が眠る場所。
瓦礫と成り果てた夢に、名前だけとはいえ今でも警備活動が続けられていた。
尤もその人員も極限まで減らされ、書類の裏付け程度の意義しかないものと誰もが承知ではあったが。
熱帯の植物は成長が早く、空を超え宇宙を飛ぶはずだった翼さえも、緑の海はその胎内に呑みこんでいた。
人が手を加えなくなったロケット発射台は墓標同然で、絡み付く蔦はいつの間にかその墓標を締め砕き、瓦礫に変えた。
そして積もった瓦礫の上にさらに生い茂り、巨大な緑の切り株のような外見になっていた。

かつて、宇宙を目指していた基地はもはや原型すら留めていない。

「今のご時世、どこも宇宙開発どころじゃない。将来性のないものに予算を費やしてるような余裕はないというわけだ」
「将軍、アンタも組織からそう判断されなければいいがな」
「組織から私にBK201の抹殺命令が下された覚えはない。ただ私は情報を求めているだけだ。
それにお前の妹については色々と組織内の事情が込み入ってる。
お前はただ情報を売ればいい。それともそんなに早く妹を殺してもらいたいか。なら別料金だ」

馬鹿馬鹿しい、と黒は一蹴した。

「こちらにとって価値の低い情報と交換に、あんたから強力な敵性契約者を始末する機会を買っているだけだ。
これはアンバーも承知済みの、情報戦活動の一環だ。利敵行為とは根本的に違う。」

―――何より、同類の契約者を始末する度に白は強くなっているのだからな。

「随分と口数が多いじゃないか。・・・・・・そう睨むな。今回は金と情報で払わせてもらう」
同タイミングで互いの記録媒体を投げ合い、交換する。
端末機のディスプレイに表示された中身を素早く確認すると、黒は乱暴に背嚢へ突っ込んだ。
「じゃあな」
場の雰囲気が言葉を生み出す前に、黒は背中を向けて立ち去ろうとする。
「ああ、それとこれはサービスだ」
「なんだ」
「お前の妹、今度は単独での作戦に動員されるそうだ」
337329:2012/08/19(日) 17:26:38.52 ID:P3odOALD
とりあえず出来上がった序章だけでも。
結構長くなるかも?
338名無しさん@ピンキー:2012/08/27(月) 09:13:28.44 ID:D9ZMN9vG

このあとはエロで頼む
339名無しさん@ピンキー:2012/09/10(月) 23:24:21.76 ID:32mokE0F
340名無しさん@ピンキー:2012/10/02(火) 23:02:18.75 ID:ZFSDjo01
( ⁰⊖⁰)
341名無しさん@ピンキー:2012/10/16(火) 16:22:50.97 ID:82mQ5MQt
342名無しさん@ピンキー:2012/11/11(日) 22:07:03.42 ID:HHtgh1o/
おい今日は11月11日
ノーベンバー11の日だぞ
343名無しさん@ピンキー:2012/11/13(火) 04:25:24.25 ID:cv6wd52V
VIPでスレ立ってたね
344名無しさん@ピンキー:2013/01/10(木) 23:06:03.73 ID:pFfxFYKE
345名無しさん@ピンキー:2013/02/15(金) 11:09:58.29 ID:0g9IERjZ
346名無しさん@ピンキー:2013/02/25(月) 20:49:16.35 ID:SVp8e7GT
みさき「ペロッ…これはBK201の脇汗!」
347名無しさん@ピンキー:2013/03/24(日) 20:37:26.09 ID:4x5Q7ibb
348名無しさん@ピンキー:2013/09/14(土) 01:13:05.71 ID:xrKJ5Vm/
349名無しさん@ピンキー:2014/01/06(月) 14:59:33.32 ID:ZheoNR7V
350名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 19:21:41.23 ID:dbkyCTPG
351名無しさん@ピンキー