触手・怪物に犯されるSS 22匹目

このエントリーをはてなブックマークに追加
719名無しさん@ピンキー
ttp://www24.big.or.jp/~yotchi/druaga/01-15.html
アザリンだけではない。その場にいた全員が仰天した。
グラン・パ「何をバカな事を!」
ルイーズ「我がヘリック共和国と銀河帝国は、恒久平和条約を……」
メキボス「…これでは、タイラーも、ゼゼーナンと変わらんな。オレの見込み違いだったかもしれん」
ゾフィー「重大な公約違反だ……」
デウス「いや、それだけではすみませんぞ!」
タイラー「シャラァァ―ップ!!」
タイラーの叫んだ声に、一瞬騒然とした議場はようやく静まる。
タイラー「これはこの危機を乗りきるためにには、どうしても必要なプロセスなのです。
     この条件が容れられない場合は、私は大統領をお引き受けするわけにはいきませんな」
グラン・パ「しかし…これは前代未聞だ!」
ヒビキ「あったりめえだろ!!」
尚動揺する首脳陣に向けて、今度は傍聴席から身を乗り出してきたヒビキが一喝を浴びせる。
その力の篭もった言葉に、首脳陣も思わずハッとなる。
突然の事にタイラーも唖然としているが、ヒビキはお構いなしにさらに続ける。
ヒビキ「未曾有の危機に立ち向かうんだ! 前例なんかどこにもあるわけがねぇ!
    一杯一杯なのはみんな一緒だ! アンタたちはこのタイラーっておっさんに
    全てを託すと一度決めたんだろうが! なら隅っこに隠れて吠えたり、
    八つ当たりしている暇があったら前へ出ろよ!」
グラン・マ「ヒビキ……」
720名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 18:26:33 ID:r1KGoJee
ttp://www.tbs.co.jp/anime/nyankoi/chara/chara02.html
アザリンはタイラーの目を見た。
アザリン「真剣なのだな。パコパコ……」
タイラー「はい」
ヒビキの援護を受けたタイラーは、アザリンの問いかけにうなずく。
タイラー「失敗しているとわかっている仕事はやりたくありません。この危機を乗りきるには、
     銀河連邦と地球だけではだめなのです。銀河系が文字通り一つにならなければ……」
アザリン「まず銀河帝国を併合してから、事に当たるというのだな」
ルイーズ「しかしタイラー提督。何も戦争を仕掛けずとも、何とか皇帝ラインハルトとの話し合いで共闘はできませんか?」
タイラー「皇帝ラインハルトがその実力を認めるヤン提督が今も健在であれば、
     それも可能だったかもしれませんが、いわゆる専制君主の慈悲に縋るだけ
     なのであれば、皇帝は我々と対等な立場で話し合おうとはしないでしょう。
     まずは皇帝に我々の実力を認めさせなければならないのです。
     それとも、皆さんは皇帝ラインハルトに大人しく臣従でもなさいますか?」
コム長官「…確かに、それしか手はないようだな……」
タイラー「もし大統領として全軍をお任せ願えるのであれば、1ヶ月以内に銀河を統一し、
     さらにはDショッカーから地球を奪還してご覧に入れましょう。しかるのちに……」
アザリン「わかった」
アザリンは微笑んだ。それはかって、ペットであった珍獣パコパコに対して
投げかけたのと同じ微笑みであった。
アザリン「そちに全てを委ねよう。銀河を統合してみせよ」