ベルサイユのばらでエロパロ

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86名無しさん@ピンキー
>>57-80
の続き。

アンドレは壊れ物を扱うようにそっとオスカルを抱きしめると、
不器用に唇を重ねた。
オスカルはひとしきり泣いた。
いつの間にか日が落ちていた。
彼女ははっとしてアンドレから体を離すと、ためらうことなく服を脱ぎ始めた。
その様子は視界のぼやけたアンドレにもはっきりと分かる。
「オスカル! なにをしているんだ?!」
驚くアンドレの呼びかけにも答えず、オスカルは最後の一枚を脱ぎ捨てた。
残照の中で白い裸身が浮かび上がる。
それはアンドレの胸にもたれかかると小さく、だがはっきりと告げた。
「待たせて悪かった…」
もう一度背中に手を回して抱きしめる。
練り絹の手触りと匂い立つ肌の香りに心を締め付けられた。
ああ、だが、この美しい恋人をどうやって抱けばよいのか。
幸い柔らかな馬草が積んであるそばには、自分がここで寝泊まりするための
毛布がおいてある。
あれを馬草の上に敷いて、自分だけの新妻の褥としよう。
アンドレは手早く新床を作ると、その上に最愛の人を横たえた。