【ととモノ。】剣と魔法と学園モノ。8【エロパロ】

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「てめえは臭い無さ過ぎなんだよ!そんな臭い消して何がしてえんだ!?気持ち悪りい!」
「臭いは無い方がいいんだもんー、んなー」
「そうですわ!そもそもあなたは――!」
言い合いを続ける女三人をよそに、セレスティアは自分の翼の匂いを嗅いでみる。
「……私も臭うのかな?」
「いや、副委員長のはそうでもないんじゃない?水弾いてるし」
「そんなもん、気にすることでもねえだろうに。どうしてあそこまで言い合いするのか、俺には理解できねえな」
「女の子は色々大変なんだよ。と、それより……委員長、ドワーフ、フェルパー、こんなところで喧嘩しないで。君達は熱くなってるから
いいだろうけど、私は風邪ひきそうだよ」
「……ちっ!ほんっといけ好かねえ、あのアマ。こんな天気じゃ昼寝もできねえし、ああぁぁ〜っ、ほんっとイラつく!」
「それはそうだな。昼寝の時間は欲しかったところだが…」
「私も日向ぼっこしたいなー。したいなぁー……でも今はどっかで雨宿りしたいよぉー!」
「ブルスケッタまでは休めないぜ、尻尾三人組。昼寝したかったら、頑張って歩くことだね」
何を言おうと、最終的な決定権は風紀委員の三人にある。結局、彼等はその後、ブルスケッタまで休まず歩く羽目となった。

ブルスケッタに着くと、尻尾三人組はすぐに寮へと向かった。誰かしら監視がいた方がいいかという議論はあったが、あの三人なら
すぐに寝てしまうと判断し、風紀委員の三人は職員室へと向かう。そこでエルフは転科の手続きをし、精霊使いになることが決まった。
「それにしても……ちょっと、悔しいですわね」
「ん?何が?」
セレスティアが尋ねると、エルフは溜め息をついた。
「わたくしは、こうして転科するまでに一年を費やしましたわ。でも、あのドワーフは……入学当初から、狂戦士になれるほどの力を
持っていましたわ…」
「スタートラインからして、あいつらは僕達とは違うんだよね。イノベーターって呼ばれるのも、納得だよ」
軽い口調で言うのはフェアリーである。
「でも、だからって僕達は僕達だ。早いとか遅いとか、負けとか勝ちとか、気にする必要性はないって」
珍しく気遣うような言葉を言うフェアリーに、エルフも珍しく微笑みかける。
「ありがとう……少し、気が楽になりましたわ」
「ほら、あの流行ってる歌でもあるじゃん?後ろだった人に追い越された人、テスト前にきっと大逆転〜ってさ。それ目指そうよ」
「はは。君も意外と優しいところあるんだねえ」
「ああ、魔が差した」
「結局それなんだ」
「ふふふ。でも、その方がフェアリーらしいですわ」
そう言って笑顔を浮かべるエルフに、二人も笑みを返す。
「さあ、それじゃあまた会えるのは一週間後かな。委員長、頑張ってね」
「わたくしがいない間、任せますわね。副委員長、フェアリー、しっかり頼みますわよ」
「だ〜いじょうぶだって。何にも気にしなくっていいから、頑張ってきな委員長」
最後にそれぞれ握手を交わし、三人は別れた。
彼女がいない間、その分までしっかり頑張ろう。そんな思いが、残った二人の胸に湧き上がるのだった。
エルフが転科を初めてから、はや数日。問題児達は魔女の森での憂さ晴らしとでも言わんばかりに怠惰な生活を送っており、
これといった問題が起こる気配もない。このままなら楽だと、セレスティアもフェアリーも思っていたのだが、そう思い通りに
いかないのが世の常である。
六日目の朝、一行は朝食を取りに学食へ向かったが、フェルパーがいつまで経っても来ない。女同士であるドワーフに何か知らないかと
尋ねても、「どうしてあたしがあいつのことを知ってなきゃいけねえんだ」と、にべもなく返された。
人物が人物だけに、行動が把握できないのはかなりの不安がある。仕方なくセレスティアが迎えに行くと、彼を出迎えたフェルパーは
どこか調子が悪そうに見えた。
「フェルパー、どうしたんだい?風邪でも引いたのかい?」
「……違うのー。でも、来ないでほしいな。しばらくほっといてー」
「そうもいかないよ。朝ご飯だって、ちゃんと食べなきゃ体に…」
「いいからほっといてー!お昼は食べに行くからー!」
バタンと、勢いよくドアが閉められる。これ以上は何も話せないだろうと判断し、セレスティアは仕方なく学食へと戻った。
「あれ、副委員長、あの猫は?」
「んー、何だか機嫌悪くってねえ。風邪かとも思ったんだけど、そうでもないっぽいし……しばらくほっといてくれってさ」
「一番ほっときたくない奴なんだけどな……にしても機嫌悪いとか、猫は気紛れだよなあ」
そう言ってドワーフを見つめるフェアリー。ドワーフは幸せそうな顔で骨を齧っていたが、その視線に気づくと不機嫌そうな顔になる。
「何か言いてえことでもあんのかよ、チビ妖精が」
「……骨、好きなんだねえ」
「これが嫌いな方がおかしいんだ。この歯応えもいいし、噛めば噛むだけ味もあるんだぞ」
「……犬」
隣でぼそっと呟いたバハムーンに、ドワーフは容赦なく頭突きをかました。鼻を押さえて震えるバハムーンを無視し、フェアリーは
セレスティアに話しかける。
「とにかく、まさか一日中放っておくわけじゃないよね?」
「ああ、うん。昼は食べに来るって言ってたよ」
「そっか。じゃあ特に問題もないかな」
「……は、話が終わったならヒールを頼む…」
震える声で言うバハムーンに、セレスティアは呆れた顔を向ける。
「それ、自業自得だと思うよ私は」
「うるさい……痛いもんは痛いんだ…」
「お前はほんっと、ありとあらゆるもんに弱えな。それでよく、自分の手ぇ切ったりできるよ」
「それはそれ、だ…!」
「どう違うんだよ」
結局、食卓を鼻血で汚されるのも嫌なので、セレスティアは彼の鼻を治してやる。そして食事を終えると、各自はそれぞれの部屋へと
戻った。エルフがいないため、勝手に動くわけにもいかないのだ。
それぞれに自分の学科の勉強をしたり、武器の手入れをするうち、あっという間に時間が過ぎていく。すぐに昼食の時間となり、一行は
朝と同じ位置に陣取る。
四人にやや遅れて、フェルパーが姿を現した。しかし、その表情は暗く、何やらビクビクと辺りを窺っているように見えた。
「フェルパー、本当に大丈夫かい?どっか悪いんじゃないかい?」
「……いいの!平気なの!ほっといて!」
そうは言うものの、その姿はとても平気なようには見えない。だが、持ってきた料理の量は多く、食欲は旺盛なようだった。
「そうか、ならいいけど……あ、私の隣空いてるよ」
普通なら、大人しく従うはずだった。しかし、今日のフェルパーは違った。
「……嫌!」
不機嫌そうに言うと、いつもは食事中近寄らないはずのドワーフの隣に座る。不調ではないとしても、普段と比べてあまりに奇妙な
行動が多すぎる。
疑問をよそに、フェルパーは黙々と食事を始める。バハムーンとドワーフは我関せずといった様子だが、風紀委員の二人としては
放っておこうという気にはなれない。
「ずいぶんと不機嫌だねえ。ほんとに熱なんかないのかい」
言いながら、フェアリーはフェルパーの額に手を伸ばした。それが触れそうになった瞬間。
「シャッ!!」
「痛っ!?」
威嚇の鳴き声と共に、フェルパーは思い切り引っ掻いた。手の甲がざっくりと切り裂かれ、見る間に血が溢れだす。
「いっててて……副委員長、ヒールお願いするよ」
「大丈夫かいフェアリー!?まったくフェルパー、なんてことするんだ!?」
フェルパーは答えない。代わりに、二人を怒りとも怯えともつかない目で睨むと、再び食事を始める。
「まあまあ、副委員長。彼女を責めないでやって。魔が差すなんてこと、誰にだってあるんだから」
「だからって、こんな怪我させるのはどうかと思うよ私は」
相変わらず、ドワーフとバハムーンは食事に夢中であり、三人と関わろうとする気配はない。が、不意にドワーフが顔を上げ、何やら
ふんふんと匂いを嗅ぎ始めた。そしてフェルパーを見つめ、一度、ふん、と鼻を鳴らすと、にやりとした笑みを浮かべ、再び食事に戻る。
「そりゃ、痛くもない腹を探られるのは不快だっていうのはわかるよ。でも、だからって引っ掻くことはないんじゃないかい」
「……ほっとけほっとけ。しばらくはそいつに触んねえ方がいいぞ」
彼女にとってのメインディッシュであるところの、大きな骨にかぶりつきながら、ドワーフが言う。
「え、どうして?」
「そりゃあ、なあ?」
フェルパーを見つめ、ドワーフは意地の悪そうな笑みを浮かべた。フェルパーの耳がビクッと倒れ、食事の手が止まる。
「そ〜んな状態だもんなあ?そりゃあ触られたくもねえよなあ?」
「………」
「ドワーフ、どういうことだい?フェルパーが不機嫌な理由、知ってるのかい?」
「わっかんねえかなあ。こいつはな、男に触られるのが嫌なんだよ」
「男に?でも、いつもは普通に…」
セレスティアが言いかけると、ドワーフはますます意地の悪い笑みを浮かべる。
「いつもはな。でもなあ、今のこいつは盛…」
バン!と大きな音が響き、周囲の生徒までもが驚いてそちらへ顔を向ける。
テーブルを叩き立ちあがったフェルパーは、大きな声で叫んだ。
「もう嫌!みんな嫌いー!」
止める間もなく、フェルパーは走り去ってしまった。一体何が起こったのかと、セレスティアとフェアリーは呆然とするほかない。
「あーあ、行っちまった。ったく、せっかく面白い反応見られると思ったのによ」
「……あ、あの、ドワーフ?フェルパーは一体…?」
つまらなそうに息をつくと、ドワーフは気のない顔を向ける。
「だから、盛りだよ、盛り。発情期」
「……さ、さらっと言うね…」
「あいつ、エロいの苦手だろ?なのに、あの時期は体が火照って男求めちまうからな。それが許せねえんだろ」
それを聞いた瞬間、バハムーンが横目でドワーフを見つめる。
「……お前は、まだその時期じゃねえのか」
「あたしはまだだなー。生理と一緒で、個人差あるんだよ。てぇか、てめえはそれ聞いて何するつもりだ?」
「楽しみにするつもりだ」
直後、ドワーフは咥えていた骨を掴み、バハムーンの顎を殴りあげた。ガコッと妙にいい音が学食に響く。
「ま、まあそんな時期じゃあ、そっとしておいた方がいいかな。あんまり刺激してもなんだしねえ」
「そっとしておく……ねえ」
気のない感じで、フェアリーが繰り返す。しかしその顔には、彼の言葉に従おうなどとは微塵も考えていないような、そんな表情が
浮かんでいた。

部屋に逃げ帰ったフェルパーは、ベッドの上で膝を抱えて座り込んでいた。カーテンすら閉め切り、暗い部屋の中で眼だけが光っている。
イラつきと怯えの混じった、震える呼吸の音が響く。やがて、尻尾がゆらりと動き、下着の上から自身の秘部へと触れた。
途端に、フェルパーはハッとしたように尻尾を戻し、ただでさえ赤くなった頬をますます紅潮させる。
「うぅ〜…!」
ただ外に出ただけで、こうなってしまう。どんな種族であろうと、『男』の匂いを感じるだけで止めようもないほどに体が疼き、火照る。
普段ならば、関わり合いになりたくないと思う他人にでさえ、そうなってしまう。まして、それが気心知れた仲間であれば余計である。
彼等の匂いを感じてから、動悸が鎮まらない。全身が熱くなり、無意識に自身で慰めようとするほどに、疼いてしまう。
それが、フェルパーはたまらなく嫌だった。そういうことは大嫌いなはずなのに、自身が無意識に求めてしまうなどということは、
どうしても認めたくなかった。
「う〜……こんなのやだ……もうやだぁ…」
涙声で呟くと、フェルパーはベッドに突っ伏し、頭から布団を被った。経験上、こういう時はとにかく寝てしまうのが最善の手段だった。
この状態で寝るのは多少骨が折れるものの、不可能というわけではない。事実、布団を被ってから二十分ほど経つと、部屋の中には
寝息が聞こえ始めていた。
祖先が猫だけに、フェルパーはよく眠る。一時間経ち、二時間経ち、数時間経った頃、布団の中でフェルパーの耳がピクリと動いた。
微かに目を開ける。夢と現の狭間を行き来しつつ、フェルパーはもう一度耳を動かす。
ドアの方から、カチャカチャと微かな物音が聞こえる。それに気付いた瞬間、フェルパーの頭は急激に覚醒を始めた。
ガバッと体を起こす。それと同時にカチャンと軽い音がし、続いてドアが開けられた。
「やあフェルパー、調子はどうだい?……うおぅ、目だけ光ってら」
小さな影。いつもの軽い口調。それは紛れもなくフェアリーだった。
「え……えぇー!?どうして開くのー!?鍵閉めたのにー!?」
「おいおい、僕はレンジャー学科所属だぜ。こんな鍵ぐらい、朝飯前だよ」
「そ、それより、どうして勝手に開けるのー!?なんで来たのー!?ほっといてって言ったのにー!」
「魔が差した。それと、夕飯にも来ないから、さすがに心配…」
部屋の中に、微かながら『男』の匂いが入りこむ。途端に、フェルパーの体はかあっと熱くなり、鼓動が早まる。
「こ、来ないでー!部屋に入んないでー!あっち行ってよー!もうほっといてー!」
「うわっ!?ちょっ……危ない!危ないって!!」
手近にある物を、フェルパーは手当たり次第に投げつける。毒のナイフ、椅子、前日着ていたシャツ、靴、枕など、あらゆる物が
飛んでいく。とはいえ殺意の籠った攻撃ではなく、とにかく投げているだけなので、かわすのは容易だった。
一通り投げてしまい、それ以上投げるものがなくなると、フェルパーは耳をぺったりと寝かせ、ベッドの上を後ずさる。
「来ないで!ほっといてー!」
「いやあ、ほっといてもいいんだけどさあ。それじゃあ何にも根本的な解決にはならないし。問題は根元から断ちたいだろ?」
そう言いながら、ずんずん近づいていくフェアリー。一応、フェルパーが襲いかかってくるかと身構えていたのだが、予想に反して
彼女はただベッドの上で震えているだけだった。
「な……何するのぉ…!?」
「だから、言っただろ?問題は根本から解決したいんだよ」
フェアリーは遠慮なくベッドに上がると、手を伸ばして震えるフェルパーの腕に触れた。
ビクッと、フェルパーの体が震える。その目は完全に怯え、フェアリーをモンスターでも見るかのような目つきで見つめている。
「え……エッチなことしないって言ったぁー…!」
「あ〜、そんなことも言ったね。でも、今は君自身がそれを求めてるんじゃないのかい?」
言いながら、フェアリーは彼女の胸に手を伸ばした。
「んにゃぅ…!」
その手が軽く触れた瞬間、フェルパーは聞いたこともないような甘い鳴き声を出す。だがその直後、彼女はフェアリーの手を思い切り
打ち払った。
「やぁー!!やなのぉ!!こんな声出したくないー!!こんなのやだぁー!!こんなの違うー!!こんなの私じゃないのぉー!!」
叫びながら、フェルパーは本気で泣きだしていた。そんな彼女に、フェアリーは優しく声を掛ける。
「そうは言うけどね、君は君だよ。自分のことを、そう簡単に否定するのはどうかと思うな」
「だってだって……エッチなこと嫌いなのにぃ…!ほんとに嫌いなのぉ…!」
「でも、今はそういうのを求めちゃうんだろ?だったら、今は別にそれでいいじゃん。魔が差したとでも思えばさ」
言いながら、そっと手を伸ばす。しかし触れる直前で、フェルパーが爪をかざして威嚇してきたため、そこで止まる。
「な……なんで、こんなことするのぉ…?ほっといてよぉ……何にもしなくていいよぉ…」
「なんでって、そりゃあ…」
手軽にやれそうだから、という本音を危うく漏らしかけ、フェアリーは慌てて口をつぐむ。
「……魔が差したから。それに、えっと、君は仲間なんだから、仲間が困ってたら助けるのは当然だろ?」
「助けるって、どうするつもり…?」
「求めに応じるつもり」
「やだーっ!エッチなのはやだー!もう帰ってよぉ!これ以上ここいないでよぉ!!」
時間が経つごとに、フェアリーの、言い換えれば男の匂いが強くなり、それに比例してフェルパーの疼きもますます強くなっていた。
フェアリーもそれに気付き、心の中で密かに笑う。
「そこまで毛嫌いしなくってもいいじゃん。それに、エッチなのは恥ずかしいことじゃないぜ」
「う、嘘だぁ…!」
「本当だって。じゃあ何かい?そういう時期のある君の種族は、恥ずかしい種族なのかい?」
「……そんなことないもん…」
「だろ?自然なことなんだよ。別に恥ずかしくもない。それでも、どうしても恥ずかしいって言うなら、そんでもって、
そんなの自分じゃないって言うなら、それでいいじゃん。今の君は、君じゃない。自分じゃないと思って、その時期を楽しんじゃいなよ」
「………」
彼の言葉に、フェルパーは驚いたような、それでいて縋るような目で彼を見つめる。
「エッチなことしたいんだろ?じゃ、思いっきりしてみればいいじゃん。強い相手殺す以外でも、少しは何か楽しみ見付けなよ」
「でも……でも、やっぱり恥ずかしいよぉ…」
「大丈夫だって。こんなの誰にも言わないし、恥ずかしいことでもないって」
「ほ……ほんと?」
「本当だよ。だから、今は湧きあがる気持ちを否定しないで、やりたいようにやればいいさ。魔が差すのも、たまには悪くないってね」
ゆっくりと、手を伸ばす。フェルパーはビクッと耳を伏せたが、その手を打ち払ったりはしなかった。
何もしてこないのを確認し、胸に触れる。途端に、フェルパーは熱い吐息を漏らす。
「はぁっ……は、あ…!」
「柔らかいな……どうだい、平気そうかい?」
初めての感触を楽しみつつ、フェアリーは優しく問いかける。フェルパーは耳を伏せて震えているものの、微かに頷いてみせた。
ゆっくりと、円を描くように揉みしだく。フェルパーの呼吸はますます荒くなり、全身が強張る。
「や……やっぱり、恥ずかしいよぉ……んに…」
「あんまりそういうことは考えないで。ただ今の感覚だけに集中してればいいよ」
「う、うん……わかった……ふ、にぁ…」
熱く震える吐息。その中に怯えの混じった嬌声と、ねだるような鳴き声が響く。その声を聞きながら、フェアリーは彼女の背中に手を回す。
パチッと小さな音がし、直後フェルパーは慌てて胸元を押さえた。
「やっ!?な、なんで外せるのぉ!?」
「おっとー、ビンゴだったか。僕だって、そりゃ少しぐらいは知識あるさ」
その口と同様、彼の手はよく動く。喋りながら、さらにフェルパーの制服のボタンを外し、胸元を押さえる腕の隙間から指を差し込む。
指先に彼女の体温が伝わり、僅かな膨らみを感じる。同時に、フェルパーは大きく息を吐いた。
「あっ!……う、あぁ…!」
「手、どけて。気持ちよくしてあげるから」
「んなぁ……あ、あんまり……変なこと、しないでね…?」
躊躇いながらも、フェルパーはゆっくりと手をどける。その手が完全に離れると、押さえられていたブラジャーがパサリと落ちた。
露わになった胸を、フェアリーはしばらく見つめていた。思ったよりも小ぶりだが、整った形をしている。そして、先端は既に
硬く尖っていた。
「……そんなにじっと見ちゃ、やだ…!」
そう言い、フェルパーが身を捩る。
「ああ、ごめんごめん。魔が差したっていうか、つい見惚れちゃってね」
言いながら、フェアリーは再び手を伸ばす。フェルパーの耳はもはや完全に寝てしまっているが、彼女が抵抗する気配はない。また、
尻尾は何か期待するかのように、くねくねと艶めかしく動いている。
手が触れる。フェルパーはピクッと体を震わせ、固く目を瞑る。そんな彼女を見つめながら、フェアリーはゆっくりと手を動かす。
「はぅ…!はぁ……はっ…!は、あ…!にゃっ…!」
「柔らかいし、温かい。触ってる僕も気持ちいいな」
「やぁ〜……そういうの、言わないでぇ…!」
「褒めてるんだぜ?恥ずかしがる必要ないって」
全体を包み込むように触り、硬くなった先端を指で挟む。フェアリーが指を動かす度に、フェルパーは敏感に反応し、可愛らしい声を
あげる。それだけでも、フェアリーにとっては十分に気持ちを昂らせてくれるものだった。
「どう?気持ちいいかい?」
「あ、あ…!そんなの……い、言いたくな……にゃあっ!?」
片手を放し、フェアリーは彼女の胸に吸いついた。フェルパーの体がビクンと跳ね、その手は彼の頭に当てられる。
だが、押しのけるような気配はない。ただ彼の頭に手を当て、フェルパーは熱い吐息を漏らす。
強く吸いつき、舌先で乳首を転がすように舐める。頭に当てた手に、時々強く力が入る。しかしそれは、
彼を押しのけようとする動きではなく、むしろ彼の頭をより強く押し付けるようなものだった。
「にゃぅぅ……私、君のお母さんじゃないよぅ…!あっ…!」
「ん……いや、誰もそんなの求めちゃいないから。気持ちいいだろ?」
「あう……そ、そんなの、わかんないぃ…!」
「強情だな君も。ま、聞くまでもないことではあるね」
空いている片方の手を、スカートの下に潜り込ませる。途端に、フェルパーはその手を押さえた。
「あっ!やだっ!」
そこは既に、ブルマの上からでもわかるほどに濡れていた。紺色の生地の中心に、じんわりと染みが広がっている。
「ここ、こんなになってるもんな」
「あぁ……言わない、でぇ…!恥ずかしいよぉ…!」
「にしても、君これ気に入ってるんだねえ。あげた僕としても、気に入ってもらえるのは嬉しいよ」
押さえられているとはいえ、彼女の手にはほとんど力が篭っていない。ブルマの上から秘部を擦ると、途端にフェルパーの体が
仰け反った。
「にゃあっ!はーっ、はーっ…!あ、んぅ…!」
快感に翻弄されつつも、フェルパーは必死に声を抑えようとする。そんな彼女をいたぶるように、フェアリーはブルマの中に
手を差し込み、割れ目に直接触れた。
「うあっ!?や、やめ……ぇあ…!」
くちゅ、と、湿った音が響く。フェアリーは大きく指を動かし、わざと大きな音を立てる。
「やだ、ぁ…!音立てちゃ、や……いっ!?」
つぷっと、中指を彼女の中に沈みこませる。さすがに痛かったらしく、フェルパーの体は仰け反ったままぶるぶる震えている。
「痛かったかい?こんなに濡れてるから、大丈夫かと思ったんだけどな」
フェアリーは指を引き抜くと、それを彼女の目の前に突き付けた。指を開くと、その間に愛液がねっとりと糸を引く。
それを見た途端、フェルパーの体がかあっと熱くなり、耳の内側までもがはっきりわかるほどに赤くなった。
「やぁー!そんなの見せないでぇ!」
フェルパーはいやいやをするように首を振り、ギュッと目を瞑ってしまう。危険人物だとはいえ、年相応の女の子の振る舞いをする
彼女は、やはり可愛らしい。
「ま、見ての通りになっちゃってるからさ。そろそろ下も脱ごうか?いい加減、僕も限界きそうだし」
「ぬ……脱ぐの…?」
「脱がなきゃ続きもできないし。君だって、もっと気持ちいい思いしたいだろ?」
「………」
フェルパーは答えない。だがその目には羞恥だけでなく、ある種の期待も混じっているようだった。
ブルマとショーツを一緒に掴み、反応を確かめるようにゆっくりと引き下ろす。フェルパーは抵抗せず、黙って尻尾をまっすぐ下に
下ろした。
秘裂との間に糸を引きながら、ブルマとショーツが引き下げられる。フェアリーはそれをまとめて丸めてしまうと、ベッドの下に
ポンと放り投げた。そして、自身も着ているものを脱ぎ捨てる。
のしかかるように体を寄せると、フェルパーは少し身を引いた。
「逃げるなよ。別に取って食うわけじゃないんだし」
「うぅ〜……や、やっぱり怖いよぉ…」
「さっき痛くしちゃったからかい?大丈夫だって、僕のそんなにでかいわけじゃないし……言ってて悲しくなるけどね」
「……なんで?」
「いや、こっちの話。とにかく、もっと気持ちよくしてあげるからさ。じっとしててくれよ」
そう言い、フェアリーはフェルパーの足に手を掛ける。だがそこで、フェルパーは彼の手を押さえた。
「ほ、ほんとに痛くない?気持ちいいだけ?痛いのやだよ?ほんとに痛くないよね?」
「えーと……少しは痛いかもしれない……けど、最初だけだよ。……たぶんね」
さすがにフェルパーは不安そうだったが、フェアリーが有無を言わさぬ勢いで彼女にのしかかる。そして自身のモノを、彼女の秘裂に
押し当てる。
ゆっくりと、腰を突き出す。少しずつ秘唇が開かれ、彼のモノが飲み込まれていく。
「あっ、あっ!あぁっ!あっ……あああーっ!!」
悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げ、フェルパーの体が仰け反る。フェアリーは一瞬躊躇い、しかしすぐにまた腰を突き出していく。
だが、半分も入らないうちに、フェルパーは膝を締め、必死にフェアリーを押し返そうとする。さすがにそこまで抵抗されると、
フェアリーも無理をしようという気にはなれず、一旦動きを止めた。
「フェルパー、大丈夫かい?」
「うぅ〜…!痛い〜……痛いよぉ…!さ、最初気持ちよかったのにぃ…!痛くしないでぇ…!」
「そっか、最初は気持ちよかったのか」
そう聞き返してみるも、フェルパーはあまり余裕がないらしく、ただこくこくと頷くだけである。
「じゃ、痛くない範囲で動くよ。辛くなったら言ってくれ」
思い切り奥まで突き入れたい衝動を何とか抑え、フェアリーはごく浅い部分で腰を動かす。
抜ける直前まで腰を引き、再びゆっくりと突き入れる。ほとんど先端しか入っていないが、その分亀頭部分が擦れてクチュクチュという
湿った音が響き、二人を昂らせる。フェルパーは相変わらず荒い息をついているが、徐々に抵抗はなくなってきていた。
それを見て取ると、フェアリーは少しずつ動きを強めていく。先端しか入らなかったのが、半ばまでを受け入れるようになり、
その先の硬さも消えていく。より強く感じる彼女の体温が、フェアリーに強い快感を与える。
「んっ!あぅっ!う……んなぅ…!んにっ!ふ、にゃぅ…!」
フェルパーの声は、悲鳴から喘ぎへと、そして喘ぎ声といったものから、だんだんと猫の鳴き声に変わっていく。
「フェルパー、どうだい?平気かい?」
「んにゃ……へ、へいき……あっ!で、でも……んんっ!あんまり、強く…」
「じゃ、大丈夫かな」
言うなり、フェアリーはフェルパーの腰を掴むと、思い切り腰を打ちつけた。
「うあぁっ!?いっ……あぁっ…!」
フェルパーの体がビクンと跳ね、口からは明らかな悲鳴が漏れる。しかし、その顔には苦痛というよりも、むしろ快感の表情が
浮かんでいた。
「くぅ……君の中、すごく温かくてきつい…!うあ、あんま動けないな…!」
「んっ……あう!あ、あんまり……強く、しないでぇ…!お、おっきすぎて……お腹、きついよぉ…!」
少しは辛いらしく、荒い呼吸の合間に何とかそう言うフェルパー。途端に、フェアリーの顔に笑みが浮かぶ。
「そっかあ、大きくてきついのかあ……あーっ、君ほんっと大好きだ!」
「んにゃっ!?」
突然、フェアリーはフェルパーを強く強く抱きしめた。フェルパーは状況がよくわかっていないようで、目をパチクリしている。
「可愛いなあ、君はほんと!まあとにかく、気持ちよくさせてあげるから、いっぱい楽しんでくれよ」
「え?う、うん……んっ、あ、あっ!」
ゆっくりと腰を引き、やや強めに腰を突き出す。最初こそ、フェルパーは悲鳴に近い声をあげていたが、数回繰り返す頃には、
既にその声は嬌声へと変わっていた。
「んにゃあっ!あうっ!にゃっ!や、やぁ……うぁっ!は、激しいよぉ!」
「はっ、はっ……でも、気持ちいいだろ…!?」
「うあぁっ!い、痛いってばぁ…!あんまり……あぁっ!激しいのは、やだぁ…!」
嘘ではないのだろう。しかし言葉とは裏腹に、尻尾は彼の腰に巻き付き、ぐいぐいと自分の方へ引きつけている。
「その割には……くっ!この尻尾は、何だい…!?」
「やぁぁ……だ、だって、それは……んにっ!勝手に……なっちゃうんだもん〜…!あんっ!」
パン!パン!と大きな音が響く。秘裂からは愛液が溢れ、フェアリーが動く度、彼の腰とフェルパーの肉付きのいい尻に幾筋もの糸を引く。
それだけに留まらず、結合部から滴り落ちる愛液が、シーツに大きな染みを作っていた。
二人の体はじっとりと汗ばみ、蒸れた匂いが鼻孔をくすぐる。フェアリーの動きは徐々に大きく荒くなり、それに従ってフェルパーの声も
次第に大きくなっていく。
「くぅぅ……君の中、すっごく締め付けてくる…!」
「うああっ!!んにっ!!あうっ!!お、お腹にずんずん来るぅ!!激……しい、よぉ!!」
もはやフェルパーの声に苦痛の色は全く無く、激しい行為にも快感しかないらしい。その声に促されるように、フェアリーはさらに強く
腰を打ちつける。
「うっ……フェルパー、ごめん!もう出そうだ!」
「うあぅ!あっ!で、出るって何……あっ!?うあぁ!?」
ドクンと、フェルパーの中で彼のモノが跳ね、熱いものが体内に注ぎ込まれる。
「んにゃあっ!お、お腹にあっついのがぁ!!お腹ぁ、あ、熱いぃ!!あ、頭ん中真っ白にぃ!!んにぃー!!んに、あああぁぁぁ!!」
叫ぶと同時に、フェルパーの体が弓なりに反り返り、ガクガクと震える。
膣内が精液で満たされる感覚。それはすぐに快感に変わり、全身へと広がっていく。それと同時に、発情期になってから満たされなかった
疼きが、快感で満たされていくのを感じた。
やがて、フェアリーは全てフェルパーの中に注ぎ込み、その余韻に十分浸ってから、ゆっくりと自身のモノを引き抜いた。
「んにぁ…」
小さな鳴き声を上げ、フェルパーの体がピクンと震える。そして、彼女はフェアリーをじっと見つめる。
「はぁ……はぁ……ふぅ。フェルパー、どうだい?気持ちよかったかい?」
「………」
返事はない。疲れているか、快感の余韻に浸っているのだろうと判断し、フェアリーは特に気にしなかった。
だが、改めて彼女の顔を見たとき、フェアリーは背筋がゾクリとするのを感じた。
フェルパーの目は、さっきまでのそれではなかった。その目に満ちているのは、快感の余韻でも恥じらいでもなく、強い狂気だった。
射精後の冷めた頭で、フェアリーはそれまでの状況を思い返した。
彼女は自分の欲求に、限りなく忠実である。今のフェルパーは発情期であり、性的な快感の欲求が殺人の欲求を上回るほどに強まっていた。
だからこそ、彼女は今までのように自分を殺しにかかってきたりは一切しなかった。だが、今その欲求を、自分は満たしてしまった。
ならば、それがなくなった今、今度は何を考えるか。そして、彼女は自分をどう見ているか。
その答えが出るより一瞬早く、フェルパーが跳びかかった。
「うわっ!?」
両腕を足で押さえこみ、フェルパーはフェアリーの腰に座る。イノベーターと呼ばれるだけあり、そこらのバハムーンよりも強靭な
筋力を持つ彼女に、ただのフェアリーである彼が抵抗することは不可能だった。
獲物をいたぶる猛獣の目で、フェルパーは彼をじっと見下ろす。そして、ゆっくりと背中に手をやった。
「な、何するんだ!?おいフェルパー、放…!」
闇の中で、金色の目が爛々と光り、その隣でダガーの刃がぎらりと光った。手当たり次第に物を投げた時も、これだけは
手放さなかったのだ。
「お、おい……何するつもりだよ…!?じょ、冗談きついぜ…!?なあ、おい、よせ……や、やめてくれ!頼むよ!おいフェルパー!」
フェルパーは答えず、代わりにぞっとするような笑みを浮かべた。
ゆっくりと、刃がむき出しの胸に押し当てられる。冷やりとした感触が、フェアリーに強い恐怖感を与える。
「や、やめろ!!やめろぉ!!フェルパーやめてくれ!!助けてくれ!!おいフェル…!」
刃を一層強く押し当てる。それに押され、胸の皮が凹んだ所で、フェルパーはすぅっとダガーを引いた。
「うあっ……ぎゃあああぁぁ!!!」
部屋の中に、フェアリーの絶叫が響く。ダガーが引かれた後には微かな線が入り、やがて血が丸くぷつぷつと浮かび上がり、それらが
繋がって一つの線となっていく。その線はゆっくりと伸びていき、胸を通り、腹へと移っていく。
「うあああぁぁぁ!!!やめろぉ!!!やめてくれえぇぇ!!!ぎゃああぁぁ!!!」
極めてゆっくりと、腹が切り裂かれてく。じわじわと広がる激痛にも、フェアリーは抵抗もできず、ただ叫ぶことしかできない。
その声を聞きながら、フェルパーはますます狂気に満ちた笑みを浮かべる。しかしダガーの動きだけは、変わらずゆっくりと腹を
切り裂き続ける。
臍の上まで刃を進めたところで、フェルパーはようやくダガーを離した。フェアリーの体には真っ赤な血の線が刻まれ、苦痛の脂汗が
全身に浮かんでいる。
「い……たい…!フェルパー……頼むから、もう、やめてくれ…!」
「………」
必死の哀願にも、フェルパーは答えない。代わりに、猫特有の柔らかさでグッと体を屈め、フェアリーの臍の辺りに顔を付けた。
ひたりと、腹に湿った感触。見ればフェルパーが舌を出し、腹につけている。だが、その感触は柔らかいだけでなく、なぜかチクリと
微かな痛みを伴っていた。
その理由を探ろうと、フェルパーの舌を見た瞬間、フェアリーはぞっとした。そこには、猫と同じく真っ白な棘が大量に生えていたのだ。
「な……何をするつもりっ…!?」
言い終える前に、フェルパーは舌全体を使って、ダガーで切り裂いた傷口を強く舐め上げた。
「うあっ……ぐあああぁぁぁ!!!」
再び、フェアリーの絶叫が響く。やすりのような舌で傷口を舐められ、それこそ肉をこそげ落とされる激痛が走る。しかも、
フェルパーは舌で傷口を押し開き、中の肉を削ぐように舐めているのだ。
気絶すら許されない激痛に、フェアリーはただただ悲鳴を上げる。やがて、フェルパーは傷の終わりまで舐め上げると、ゆっくりと
顔を離した。その舌は真っ赤に染まり、棘には削がれた肉片が僅かに付着している。さらに、終始浮かんでいる狂気の笑みは、
彼女が快楽殺人者だと示すのに十分なものだった。
「やめ……て、くれ…!フェルパー……頼むから……助けて…!」
息も絶え絶えになりつつ、フェアリーは何とか口を開く。もはや命乞いをすることに躊躇いなどなく、ただただ助かりたいという
思いだけが彼の心を支配していた。
そんな彼を、フェルパーは笑みを浮かべたまま見下ろしていた。が、不意にその笑みが消え、代わりに唇を尖らせ、頬を膨らませた、
不機嫌な女の子の顔になった。
「……つまんないー。つーまーんーなーいー!」
「……は、はい?」
突然の言葉に、フェアリーは思わず間の抜けた声で聞き返した。
「つまんないのー!つまんないー!」
「な……何、が…?」
「だって!君、強いのにすぐ諦めちゃうんだもんー!抵抗しない相手殺してもつまんないのー!危ないときの方が楽しいのにー!
抵抗しなくなるのダメ―!危ないの楽しもうよー!」
「あ……そ、そう……それは……悪かった、ね…」
抵抗しなかったからこそ助かったのだと思うと、フェアリーは改めて背筋がぞっとした。必死の抵抗をしていれば、恐らくは今頃
これ以上の激痛の中で嬲り殺されていただろう。
その時、ふとフェルパーの目から狂気が消えた。
「……でもね、変な気分なの。君のこと、すっごく殺したいの。でも、殺したら君いなくなっちゃう。だから、殺したいのに、
殺したくないの。すっごくすっごく殺したいのに、君がいなくなるのはすっごく嫌」
そっと、フェルパーが足をどける。そして、フェアリーの顔を両手で優しく包み込んだ。
「だからね、もっともっと強くなって。もっともっと殺したくなるくらい。もっともっと殺せなくなるくらい。それで、
危ないのを楽しめるようになるくらい。ね、約束だよ?」
「……わ、わかったよ」
「ほんとだよ!?だからね、約束の…」
言いかけて、なぜかフェルパーは顔を赤くすると、フェアリーから視線を外す。
「……な、何でもない!あ、でも……えっと、あの……う〜、やっぱり何でもない!」
「な、何だよ?言いかけてやめないでくれよ。気になるだろ?」
少しずついつもの調子を取り戻し、フェアリーが尋ねる。すると、フェルパーは耳を倒し、横目でフェアリーを見つめる。
「あの、だから……んみぅ〜……あの、えっとね?えっと、約束……だからね?」
「いや、それはわかったって…」
「だ、だからっ!約束のっ……えと、約束の……約束っ、だからっ……約束したいの!」
「だからわかったって…」
「や、約束なんだからっ、誓いのことするのーっ!!」
そう叫ぶと同時に、フェルパーはフェアリーに飛び付き、唐突に唇を重ねた。
フェアリーが呆気にとられている間に、フェルパーはささっと離れると、頭から布団に包まってしまった。
「やっちゃったぁー!チューしちゃったよぉー!!んにーぃ!!」
「………」
今更それが恥ずかしいのか、とフェアリーは聞きたかったのだが、もうそんなことをする気力すら失われていた。
「あ、あのねあのね!チューしたのね、今のが初めてなんだよ!」
「……僕もだよ…」
初めてのキスが自分の血の味になったと考えると、フェアリーは非常にやるせない気分になった。しかも、とても強引に唇を奪われ、
雰囲気も何もあったものではない。
「あ、でも、もう帰ってほしいな…!」
「こ、こんな傷作って、好き勝手しておいて、帰れって…!?」
「だってぇー!君が部屋から出てくの見られたら、恥ずかしいんだもんー!だから帰ってー!もう帰ってー!」
「………」
断ってもよかったが、それはそれで危険な臭いがした。それに、自分の部屋でゆっくり休みたいという気持ちも、少なからずある。
仕方なく、フェアリーは傷の痛みを堪え、何とか立ちあがった。流れる血をハンカチで拭い、服を身につけ、部屋のドアを開ける。
そこで、彼はふとフェルパーの方へ振り返った。
「……なあ」
「んー?」
「明日はちゃんと、ご飯食べに来るかい?」
「ん、行くー!うずうずしてたの、もうないもん!だからね!多分もう平気!」
「そっか、ならいいんだ。じゃ、おやすみ」
「おやすみー!」
あながち、無駄なことでもなかったかなと、フェアリーは思った。少なくとも、この危険人物の行動が把握できなくなるようなことは、
しばらくないだろう。発端は自分の欲望を満たしに行っただけだが、収穫らしきものはあった。
おまけに、フェアリーの懐き具合が、良くも悪くもさらに深まってしまった。とはいえ、さっきの態度を見る限り、この先今までのように
命を狙われることは減るかもしれない。
「……やっぱり、魔が差すのも悪くはないよな〜」
そんなことを呟きながら、フェアリーはただ一人、部屋へと向かって飛んで行くのだった。
翌朝、一行は転科の済んだエルフを加え、久々に六人揃っての朝食をとっていた。問題児三人はともかく、風紀委員の二人としては、
やはりエルフがいた方がホッとする。
「いやー、それにしてもその恰好。精霊使いっていうよりは、まるで吟遊詩人みたいだね」
フェアリーが言うと、エルフもまんざらではないらしく、嬉しそうな笑みを浮かべる。
「まだ、ハープの扱いは練習中ですわ。でも、月夜に湖の畔で弾き語りでもできるようになれれば、最高ですわね」
「ああ、いいねえそれ。私もそれ聞いてみたいよ」
「……下手くそが何やったって、下手くそにゃ変わりねえよ」
せっかくの和やかな雰囲気を、ドワーフがあっさりと破壊する。
「うるさいですわ!第一、まだ聞いてもいないのに下手だなんて…!」
「じゃ、うまく弾けるのかよ」
「それはっ……まだ、練習中ですわ…」
「下手くそ」
「あなたこそ、最初はその斧をまともに扱えなかったのではなくって?それこそ、戦士という割には、下手くそな扱いでしたわ」
「……んだと?」
スペアリブの骨が、ガリっと噛み砕かれる。セレスティアが慌てて間に入ろうとしたが、ドワーフは手を出したりはしなかった。
「言ってくれるじゃねえか、このくそ妖精が。今日はいつにも増して、くっせえ臭いさせてやがるくせによぉ」
「またそれですのね。香水の一体どこが…」
「香水じゃねえよ。さっきから、この辺が精液臭えのに気づいてねえのか」
「なっ、なななっ…!?」
思わずうろたえるエルフ。それと同時に、フェルパーがガタンと音を立てて立ち上がった。
「っ…!」
その顔は真っ赤に染まり、やはり耳の内側まで真っ赤になっている。一行はまた彼女が部屋に逃げ帰るかと思ったが、フェルパーは
しばらくドワーフの顔を見つめ、そのまま静かに席についた。
ドワーフは彼女を見つめていたが、やがて気のない風に視線を逸らした。そして、ぽつりと呟く。
「……しっかり洗わねえからだ」
「ちゃ、ちゃんと洗ったもんー!」
それを聞いた瞬間、ドワーフの顔に意地の悪い笑みが浮かんだ。
「かかりやがった、馬鹿が」
「あ…」
途端に、フェルパーの腕までが真っ赤に染まった。自分から秘密をばらしてしまったという事実に、フェルパーは泣きそうな顔に
なってしまう。
「さっすが、盛ってただけあるなあ?相手は誰だ?セレスティアか?」
ゆっくりと、エルフがセレスティアを睨みつける。
「いや〜、私、口で言うより行動で示す方が好きなんだけど、神に誓って違うよ、ほんとに。だから委員長も、その目やめて」
「……おい、ドワーフ。一体何が『かかった』んだ?」
そう尋ねるのはバハムーンである。彼一人、一体何の話をしているのかわかっていなかったらしい。
「てめえは、ほんっとにおつむの足りねえ野郎だな……てことは、てめえでもないか」
「おい、俺の質問に…」
「わかったわかった。こいつがヤッてなかったら、精液臭えのはしっかり洗ってねえからだって言っても、してないって言うだろ?
なのに、こいつはしっかり洗ったって返したんだ。てことはつまり、ヤッたってことだろ」
「……なぜそうなる?」
「てめえの頭は飾りか!?中身入ってねえのか!?……ちっ、いいか!?説明してやるからよっく聞け!」
誘導尋問の講義を始めたドワーフとバハムーンを無視し、エルフとセレスティアはフェアリーを見つめる。その本人は、誰とも目を
合わさないようにしながら黙々と食事を続けている。
「……フェアリー」
エルフの声に、フェアリーの肩がビクッと震える。
「あなた……何か覚えがあるんですの…?」
「……魔が差した」
「恋の時期を利用するなんて、最低だと思いませんの?」
「……委員長と副委員長だって、することはしてるだろ?そこの二人だってそうだし、僕一人責められるのはどうなのよ」
「でもねえ、君のそれは明らかにずるいでしょ。せめて、正面から堂々といくぐらいはさぁ…」
その時、フェルパーがエルフの袖を引っ張った。
「い、いいの!別にいいのー!だって、その、別に悪いことしてないもん!」
「フェルパー……あなたは、彼に利用されたんですのよ?それを…」
「だ、だから平気なのー!だ、だって、だって…!」
フェルパーはちらりとフェアリーを見つめ、そしてギュッと目を瞑ると、大きな声で言った。
「わ、私!フェアリーのこと好きだもんっ!」
一瞬、学食の中がシンと静まり返った。ややあって、誰かがひゅう、と口笛を吹くのが聞こえた。
「……やりやがった……この子やりやがった……ははは〜、魔が差したんだろうな〜…」
魂が抜けたような顔で呟くフェアリーに、エルフは呆れたような笑みを送る。
「……大変そうですわね。まあ、好かれているというなら問題ありませんわ。ついでに、フェルパーのことはあなたに任せますわね」
「ははは〜、絶対そう来ると思ったよ……あ〜、幸せってどっか落ちてないかな〜…」
セレスティアは慈愛と同情の入り混じった笑みを浮かべ、翼でぱたぱたと自分の顔を煽いでいる。
「お熱いねえ、はは。ま、君なら何とか、うまくやれるでしょ。フェルパーのこと、よろしく頼むよ」
「ははは〜、副委員長にまで頼まれちったぁ。ああみんな、僕強く生きるよ…」
「……んみぅー、フェアリー、大丈夫?」
不安そうなフェルパーの声に、フェアリーは一瞬にして我に返った。
「え?あ、ああ。平気平気。うん、もう大丈夫」
「よかったぁ!だってさ!元気ないの殺してもさ!面白くないもんね!」
「……そうだね、面白くないね。でも、君には絶対殺されないからな」
「私以外にも、絶対ダメだからね!君殺すのは私なの!」
殺伐とした二人の会話に、セレスティアとエルフは顔を見合わせる。
「……これ、本当に大丈夫かな…?フェアリー、クロスティーニで留守番してた方がいいんじゃないかい?」
「今更遅いですわ……自業自得の面もありますし、今以上に強くなってもらえばいいだけの話ですわ」
その時、ようやくバハムーンへの講義を終えたドワーフが、エルフの方へ向き直った。
「おっとー、うやむやで終わらしちまうとこだったけどな。てめえ、昨日一発ヤッてるだろ」
「ぐっ……そ、そんなのあなたには関係ないですわ!このけだもの!」
「へーえ?風紀委員長様が風紀を乱すような真似してるのに、そんな口を利くのかよ」
「うぐっ…!ふ、風紀を乱すような真似ではありませんわ!在学中の結婚は禁じられていても、それ以外は禁じられていませんわ!」
「ほー。さっすが規則を守る委員長様だなあ。規則になけりゃ、何やってもいいわけだ」
「誰もそんなことは言ってなくってよっ!」
相変わらずの喧嘩を始める二人。それを止めるセレスティア。我関せずのバハムーン。そこまでは、いつもの光景である。
だが、今ではフェルパーがフェアリーを見つめる視線に、今までにはない熱が篭っている。それに対するフェアリーも、以前ほどには
軽い態度ではない。
その関係は、ほぼ狩るものと狩られるものに近い。だがそこには確かに、一つの絆が生まれていた。
ぼんやりと、しかし確かにそこにある。ともすれば見失いそうなほどに薄い、だが揺らぐことのないもの。
それぞれ理由は違えども、今の彼等は同じ一つの指標を目指していた。
愛する者のため、自身を高みへと上げるため、身を守るため、獲物を狩るため、ただ、強く。
目指すものが一つとなったこの日以降、彼等は急速に力を付けていく。その飛び抜けた力ゆえに、英雄と呼ばれるほどに。
297 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/15(土) 23:49:17 ID:3SMjIhlK
以上、投下終了。
名前欄は長すぎると弾かれるんですねえ……本当は「満月の夜の〜」だったんですが、ギリギリ入らなかったようで。
後の方のサブタイトル、どうしたものか。ま、後で考えようw

それではこの辺で。
298名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 04:18:43 ID:SB+YL5pO
GJです!軽薄かつ誠実なフェアリーがイイ!骨にかじりつくドワ子可愛い!
299>>38 フェルパー♂×セレスティア♀(1/3):2010/05/16(日) 11:51:40 ID:myjhHyIX
 この話はGWに入って1日目の話
 恋愛に疎いフェル男と恋するセレ子の話です。

 GWに入ってに1日目の夜―。
 フェル男のクラス全員がジェラートタウンにある宿を貸切での大騒動。
 食い物を食べ尽くし、飲み物を飲み尽くし、挙句の果てには歌いだすものまでいる
 「いよっしゃー!!俺の歌を聴けーー!!」
 真っ先に歌いだすのはバハムーン男のバハ男(職業:アイドル)
 「なにをーー!!僕だって負けないぞーー!!」
 バハ男に負けず歌いだすフェアリー男のフェア男(職業:アイドル)
 「いつもの事ですけどいつも以上に騒がしいですね、そう思いませんか?フェル子さん」
 フェル子に話しかけているセレスティア男のセレ男(職業:魔法使い)
 「そうでござるな…全く少しは落ち着かないものか…」
 フェル男と同じ職業のフェルパーの女の子がまるで当たり前のように言う、名はフェル子(職業:剣士)
 「これは、ここの主人は哀れになってくる気がするな…」
 「せやな…こら明日は廃墟になる恐れがあるで…」
 そういいながら、残っていたジュースを飲み干し、おかわりしようとすると…
 「おい、大変だ!ディア男とディア子とドワ男とノム男が乱闘を始めたぞ!!」
 ヒュム男がそう言って、外を見てみると確かに4人が乱闘している。しかし何故外でやる…
 ドワ男の突撃に対してディアボロスの女の子のディア子(職業:人形遣い)の魔法壁で跳ね返される。
 ディアボロスの男の子のディア男(職業:死霊使い)の死霊攻撃に対して、ノム男の軽いフットワークでかわす。
 「近所迷惑で訴えられそうやな…わいら」
 「そうならない事を祈ろう…」
 そう言いつつ、さっきの場所まで戻ろうとすると
 「あれ?セレ子はん…寝てはるな…」
 「ヒュム子まで寝てるな」
 セレ子とヒュム子のいるテーブルを見ると、寝息を立てて熟睡しているセレ子とヒュム子の姿があった
 「2人とも疲れたんかいな…よー寝てられるわ」
 「あれ?セレ子お姉ちゃん寝ちゃってるよ〜?」
 「ヒュム子さんまで…2人ともちょうどよかったですわ」
 「ん?なんや」「なんだ?」
 「お二人を部屋まで運んでくださらないかしら?セレ子さんはフェル男さん、ヒュム子さんはエル男にお願いしますわ」
 「わかった」
 そういって、エル男はヒュム子を抱いて2階にある部屋に向かっていった
 一方フェル男はまだ実行してなく…
 「わいがセレ子はんをでっか!?」
 「逆というわけにはいかないでしょう?」
 「そらそやけど…はいはい、わかりやしたしっかり寝かせてあげへんとな…」
 「ついでに襲っちゃえ〜!!」 
 「なんでそうなるんや!?」
 この2人もバハ子やノム子のようにいうなぁと思いつつセレ子をお姫様抱っこの形で2階へと上がっていった。
300>>38 フェルパー♂×セレスティア♀(2/3):2010/05/16(日) 11:52:53 ID:myjhHyIX
 「これでよし…っと」
 宿屋の布団にセレ子を寝かせ、フェル男は肩を回す
 下ではまだ宴会騒ぎ。特にバハ男とフェア男の歌声にアンコール!やブーブーが聞こえ
 外ではまだ、4人の乱闘が続いている。
 「しっかし、あん時はちゃんと見れへんかったけど…」
 今のフェル男にとっては、この騒ぎはどうでもいい事だが…
 「ちゃんと見ると…わいも春が来たんかなと思ってまうわ…」
 そう彼は彼女はいない。これまではずっと一人身だったのだ。
 あの事件以降のバレンタインで実は彼女は出来ていた。彼には自覚がないのだが…
 しかしフェル男とセレ子の進展はフェル男の恋に関して疎いせいで、あまり進展なし。
 あったとすればホワイトデーの彼女の見舞いぐらいか。
 しかし、クラ子の先程…
 (ついでに襲っちゃえ〜!!) 
 の無茶苦茶な言葉が、ぐるぐると頭をループする。
 (襲うんか…?いやだめやろ…いくらなんでもいきなり襲うってのは…)
 正直フェル男も少しセレ子を気になり始めていた。同じ戦士系のせいか?
 しかし、フェル男とセレ子のパーティーは別々。別々というのが嘆かわしい。
 「くだらん事考えてもた…続きやりますか…」
 これ以上変な事考えてると本当にセレ子に襲いかねない…
 襲いかねないように、一刻も外に出ようと歩き出そうとするが…
 「ん・・・う〜ん」
 なのに彼女は絶妙なタイミングで眼を覚ます。
 「ん?」
 「あれ?フェル男さん…?如何して私布団の上に…」
 「よお、起きはったか」
 「もしかして…私寝てました?」
 「ああ。下じゃまだ宴会や」
 そこまで喋ってから、彼は回れ右で振り向く。
 眠気眼を向ける彼女は、さらに可愛らしく映った。
 「あっと…じゃ、わい戻るから」
 「あ、あの、行っちゃうんですか?」
 「ん?」
 「えと…一人じゃ寂しいんです…」
 「……へ?」
301>>38 フェルパー♂×セレスティア♀(3/3):2010/05/16(日) 11:54:00 ID:myjhHyIX
 引き止められたフェル男は、まだこの部屋にいたが
 (えっと、わい…どないしたらええんやろ?)
 恋愛に関して疎いフェル男にはどうしたらいいかわからない…
 ホワイトデーの時は夕方で看病&バレンタインデーのお返しだったが
 今はなにもなく、しかも夜もふけた深夜である。
 (多分エル男やったら、ヒュム子を襲ってるんやろな…)
 しかしエル男とヒュム子の声は聞こえない、その様子だとエル男もヒュム男と同じ状況だろう
 「あの…」
 「あ、ああ!なんや!?」
 沈黙を破ったのはセレ子の方だった。
 「さっき…フェル男さんは何を考えてたのですか…?」
 「へ!?(まさか、わいがセレ子はんを襲おうとした事を聞かれてた!?)」
 フェル男は一瞬驚きはしたものの
 「い、いや何、くだらん事や…気にせんでええ…」
 「そうですか…でもこの状況だと…男性は襲うとなんかの本に書いてあったので…」
 「い!!??」
 「襲われるのは嫌です…でも相手がフェル男さんなら、私襲われてもいいです…」
 「い、いや…そんな事せーへんから…という保障はあらへんけど…」
 「それじゃあ、私待ってます…いつかあなたに襲いに来る事を…」
 「いやいやいやそれじゃあ、わいが変態みたいやで!?」
 そういう会話しつつ、夜も更けていく…
 フェル男とセレ子の恋まではまだまだ遠い…

 一方、宴会場では…
 「何も声がない…フェル男さん、失敗しましたね…」
 「いやいや、恋はまだ始まったばかり、これからも見守っていこうじゃないか」
 「いつのまに、ノム子さんまで加わってるの…?」
 そう、今回の企みもノム子。エル子とクラ子まで混じっての計画。
 「俺の歌を聴けーーー!!」
 「うるさいですわ!!」
 「ふごっ!?」
 また、別の話…。
302名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 11:56:02 ID:myjhHyIX
どうも>>38の者です。前回は流石にgdgd過ぎました…
フェル男とセレ子の後の展開はどうするか…
その時はその時でいいや(なげやり気味)

今日はこの辺で失礼します〜。
303名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 17:46:54 ID:H2uZEOSs
方言キャラはいいんだけどさ。いろいろ妄想膨らむけどさ。実際新しい扉が開きそうなくらいなんだけど。
伺いたいのだがウプ主(で合ってる?)は一人称が“わい”のフェルパーの絡みを見て胸がときめくのか?
304名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 20:32:41 ID:0k7s4F7x
>>297
GJ!フェル子がんにんに言うのがすごくかわいい
それにしても8スレ目終盤にして、とうとうフェア男に春が来たw

>>302
登場人物が多いからなのか、どれが誰のセリフかわかりづらいかも
さあつべこべ言わずに続きを書くんだ!全力で楽しみにしてる


規制のせいで本スレにもキャラスレにも書き込めない
アスティもカテリーナもGJ先生すらも仲間にならない2Gなんて…
3051:2010/05/17(月) 21:39:17 ID:SkZu5BKr
ただいま458kb使ってます。残り50kb切ってしまったようなので、
御用とお急ぎの無い方は、次スレの用意をお願いします。

ちなみに私は「このホストでは云々」でした。
お役に立てず申し訳ありません。
306名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 22:42:27 ID:cJMGBDYR
>>38の者です。今回は質問に答えるタイムです。
>>305は質問とは関係ありません。

>>303
うーん?おかしいですかね…?1人称がわいのフェルパーは…?
女フェルパーにやらせてもおかしく感じますし…男フェルパーが適してると思ったんですよ。
なにか変えたほうがいいですかね?

>>304
キャラがわかりにくくてすみません。
ほとんどは出番があまりないキャラなんですが…
登場キャラを絞ったほうがいいですかね?

>>305
ありゃ?もう少ないのか?新しいスレじゃ8スレ>>38と名乗るか…
307名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 00:32:37 ID:xw5jEOQn
立ててみる
308名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 00:35:29 ID:xw5jEOQn
立ててきた

【ととモノ。】剣と魔法と学園モノ。9【エロパロ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1274110425/
309名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 01:03:13 ID:UGSJPkdb
>>38さんがイケルんならアリ。俺が悪い。
ただ関西弁はグロンギ語なんかと違って実際に使ってる人のいる言語だって事は伝えたい。
例えば“ウチ”って言う女の子じゃダメなのか?
>>38さんの出身地がどこか知らないけどそこの方言では?

不慣れな言葉使ってそのせいでストーリーの本質と関係ない部分に違和感持たれんのは損だと思う。
310名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 03:26:11 ID:xw5jEOQn
エルフはドワーフ語が嫌いって設定あるし
方言ドワーフを「田舎臭い」とか言って罵るエルフとか面白そうかも。
・・・ちょっとほとばしってきた。>>38がいいって言ってくれたらこれで書いてみたい。
311名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 07:51:18 ID:T2csWRWU
好みは人それぞれだろ
好みに合わなかったらそこだけ脳内変換するのが吉

>>308
乙!
312マジック・ウォー(1/4):2010/05/19(水) 19:46:33 ID:9xxdrWR1
次スレの>>2です。こちらの埋め立て用に、次スレ2以降の続編を投下します。

初夏のけだるい昼下がり...

 ノームはフェルパーとの待ち合わせ場所である食堂へ急いでいた。
(はぁ、はぁ、フェルパーさん、いつも時間前に来てるから急がないと。待たせちゃいけない..)
ところが渡り廊下を抜け、食堂へ曲がる角を回った瞬間何者かに殴られ、気を失ってしまった。
「ぐわ!!」
不意をつかれ、相手を確認する間もなくばったり倒れるノーム。
「..悪いな、ノーム。少しの間だけおねんねしててくれよ...」

 目を覚ますと、自分が実験室の柱に縛られていることに気がついた。
「う、うーん..」
「気がつきましたか、ノーム君」
「..ヴェーゼ先生にガレノス先生..それにお前!!」
「すまん、ノーム。これも依頼された仕事なんだ。依頼主が依頼主だから断れなくて..」
目の前にはヴェーゼ先生、ガレノス先生、そして両手を合わせて苦笑いするノームのクラスメイトが
並んでいた。
「何をするつもりですか?僕は何も悪いことはしていない!!」
もがきながら抗議するノーム。
「そう..あなたは何も悪いことはしていない..むしろ良いことをしてくれました。その件で
用があるのです」
 ヴェーゼ先生の言葉の意味を今ひとつ飲み込めないノームにガレノス先生が説明する。
「キシシシ..先日治療したフェルパーさんの件です。あれだけの重傷ならば、いくら生命力に優れている
フェルパーと言えど、動けるようになるまで2-3週間はかかります。しかしあの子は1週間で通常の練習に
復帰できるほど回復してしまいました。その原因について、あなたは何か知っているのではありませんか?
キシシシ..」
「その秘密が解明されれば医学の進歩に大きく貢献することになります。さあ、ノーム君..、知っている
ことがあれば話してください。私はこの疑問が気になって夜も眠れないのです」
「そんなこと言われても..僕は特に何も..」
と言いかけたところで、二人きりの保健室でのフェルパーとの秘め事を思い出し、真っ赤になって
言葉を失うノーム。
「..?なにか心当たりがあるようですね。キシシシ..」
「どうしても話してくれないのなら、私たちも相応の手段をとらなければなりません。もし話してくれたのなら
その功績で、次期錬金術科主任教授のポストをお約束しましょう。さあ、ノーム君、早く..」
313マジック・ウォー(2/4):2010/05/19(水) 19:47:17 ID:9xxdrWR1
 そのころ、食堂の片隅の待ち合わせ場所では、フェルパーがぽつんとノームを待っていた。
「フェルパー、どうしたアルね?元気無いアルね」
「あ、スフォリアさん..実はノーム様と待ち合わせをしているのですが、約束の時間を過ぎても
いらっしゃらないのです..何かあったのでしょうか?」
「心配なら早速行動すルね。あの男ならきっと自分の部屋か、実験室のどちらかね。私も探すの手伝うね」
 スフォリアに引っ張られるようにして実験室を訪れるフェルパー。
 フェルパーがドアをノックしようとすると中から悲鳴が聞こえて来た
「うわぁああああ!!」
「ノーム様!?」
 スフォリアと一瞬顔を見合わせた後、ドアを蹴破り突入するフェルパー。そこには、柱に縛りつけ
られたノームと、彼の体をまさぐろうと迫るヴェーゼ先生とガレノス先生の姿があった。
「先生!!なんてことをなさ..きゃ!!うぐぐぐ..」
 フェルパーが突然背後から何者かに口元を押さえられ羽交い締めにされる。
「悪いわね、フェルパー。これも依頼されたお仕事なのよね」
フェルパーのクラスメイトが耳元でささやいた。
「わわわ!!今ロッシ先生呼んでくルね!!それまで何とか頑張ルね!!」
 襲撃者の手をひらひらとかわし、スフォリアは実験室を脱出していった。

 しばらくの間激しく抵抗していたフェルパーも、やがてノームの隣に縛り付けられる。
「これはちょうど良かったですね。ヴェーゼ先生..キシシシ..」
「ノーム君がなかなか口を割らないので、直接あなたから話を聞きましょう。ガレノス先生の手術を
受けた後、あなた達は何をしていましたか?」
 ヴェーゼ先生の質問の意図を理解しかねたフェルパーはノームの顔を見た。
「先生達、フェルパーさんが一週間で回復してしまった原因を探っているんだ」
「そんなこと言われましても、私、ただ大人しく寝ていただけで..」
 ここまで口にしてはっと気がついたような顔をするフェルパー。そしてやはりノームと同じように
真っ赤になって俯いてしまう。
「..やはり。この二人は何かを隠していますね..」
「このままではロッシ先生が来てしまいます。時間がありません。こうなったら直接フェルパーさんの
身体に聞くとしましょう..キシシシ」
十本の指を妖しげにグネグネと蠢かし、フェルパーに迫るガレノス先生。
「いやあああ!!いや!!いや!!ノーム様、ノーム様ぁ!!」
泣き叫びながら必死にもがくフェルパー。
「やめろ!!フェルパーさんには手を出すな!!いくら御恩がある先生でも..」
「では全てを話すのです、ノーム君。フェルパーさんを救えるのはあなただけなのですよ?」
「ううう、卑怯です..先生..」
314マジック・ウォー(3/4):2010/05/19(水) 19:54:07 ID:9xxdrWR1
「おおっと、お楽しみはそこまでだぜぃ!!」
 実験室のドアを見ると、そこにはロッシ先生率いる剣士科軍団が刃をギラつかせ押し寄せていた。
「俺の可愛い生徒に手を出すたぁふてぇ野郎どもだ!!退治てくれるから覚悟しやがれ!!」
「キシシシ..剣を振るうしか能のない野蛮人は黙って見ていてくれませんかねぇ..キシシシ..」
ノームの首筋に怪しい液体の入った注射器を突きつけるガレノス先生。
「私たちは崇高な学問の進歩のためにやっているのです。それを止めるのは学園の発展を妨げるもの
と見なします..あなた達、お相手して差し上げなさい」
ヴェーゼ先生の合図で、錬金術科の生徒達がわらわらと現れ、立ちふさがった。
「ちょ、みんなグルだったのか?」
 自分以外のクラスメイト達が全員共犯だったことを知り、愕然とするノーム。
「ふ、一騎当千の強者ぞろいの剣士科とはいえ、手数ではこちらはあなた達の10倍。自信があるのなら
かかって来なさい」
 不敵に言い放つヴェーゼ先生と、手に手に10個の武器を持ち臨戦態勢の錬金術科軍団。
「なめやがって..野郎ども!!遠慮は要らねぇ、やっちまいな!!」
ロッシ先生の合図と同時に剣士科の生徒達が実験室になだれ込んでいった..。

十分後..
「ヤベェな..やはり手数の差はでけぇ..」
剣技では劣るものの、圧倒的な手数と魔法で剣士科軍団と渡り合う錬金術科軍団。一旦は突入した
剣士科軍団だが、やがてじりじりと錬金術科軍団にドアまで押し戻されてしまった。
 傷つき這々の体で実験室から脱出する剣士科の生徒達の頭上から、突然メタヒーラスの光が降り注いだ。
「助太刀するわ、ロッシ先生!!」
ジョルジオ先生率いる賢者科の生徒達がロッドを振るって呪文を詠唱していた。
「二人だけの愛の奇跡を、そして生命の神秘を穢させるわけにはいかないわ。みんな、剣士科の皆さんを
援護して、あの二人を救出するのよ!!」
 体力を回復し、勇気百倍で再度突入を図る剣士科軍団。しかしそこに新手が現れた。
「キシシシ..校医という仕事柄、死体とか死霊というものにも縁が深いものでねえ..キシシシ..みなさん、
よろしく頼みますよ」
 ガレノス先生がバチンと指を鳴らすと、床下から死霊使い学科のディアボロス達がゾロゾロと
這い出して来た。
 事態は学園を真っ二つに割る紛争の様相を帯びて来た。思わぬ展開に困惑するノームとフェルパー。
「..くすんくすん..ノーム様..どうしましょう..」
フェルパーがか細い涙声で尋ねる。
「もう..どうしようもないよ..。ここまで騒ぎが大きくなったら、あの時あんなことしてました、だなんて
とても言えないよ..」
柱に縛り付けられたまま途方にくれ、ため息をついてがっくりとうなだれる二人であった。
315マジック・ウォー(4/4):2010/05/19(水) 19:55:38 ID:9xxdrWR1
二時間後..
「あー、あー..てめぇらは完全に包囲されている!!じたばたしねぇで、人質を放してさっさとお縄をちょうだい
しろぃ!!」
「いくら医学の進歩と学園の発展のためとはいえ、愛し合う二人の生徒を弄ぶことは許されないわ!!いい加減
やめなさい!!」
 と、校庭からカーボンマイクで呼びかけるロッシ先生とジョルジオ先生。
「キシシシ..この秘密が解き明かされれば、今までは助からなかった生徒の命を救える可能性があるのです。
この功績は未来永劫語り継がれ、我が校の歴史の中で燦然たる輝きを放つことになるでしょう..キシシシ..」
「そしてこの謎が解き明かされない限り、私に安眠の日々は訪れないのです。うーんなぜかしら..ううーん
なぜかしら..うううーんなぜかしら」
 二人の説得に対して、立てこもっている実験室のベランダから応酬するガレノス先生とヴェーゼ先生。
 その間では剣士科賢者科連合と錬金術科死霊使い科連合の生徒達がにらみ合い、さらにその周りを大量の野次馬の
生徒や教職員達が取り囲んでいた。
「なあ、キャンティ先生や..」
「何でしょう?ビスコ先生」
「教育実習はうちでやった方がいい。だが就職は他の学校にした方がいい。言ってる意味、わかるな?」
「..はい。肝に銘じておきます」
「なあ、パーネよ..」
「..」
「..おまえ、この世界には征服する価値が本当にあると思うか?」
「...」
ダンテ先生の問いに、攻防戦の火蓋が切って落とされ喧噪と白煙に包まれゆく実験室を無表情で見つめ、沈黙で
答えるパーネ先生であった。
316次スレ28:2010/05/21(金) 21:34:45 ID:34G+iFH/
ここまでのSSでエロい目にあったキャラを大雑把に数えてみました
エロ無しや小ネタは除外、名前が付いていても種族でカウント
種族 男/女で表記してます

ヒューマン  20/10
エルフ    5/13
ドワーフ   8/15
ノーム    5/4
クラッズ   8/11
フェアリー  1/13
フェルパー  10/12
バハムーン  14/15
ディアボロス 12/13
セレスティア 6/17
種族不明   2/1

ジョルー 1
ライナ 1
サラ 1
ディモレア 1
ホムンクルス 1
ダンテ 2
パーネ 2
コッパ 1
ティラミス 1
セラフィム先生 1
魔物 2

モブ(人/魔物) 2/4

その他 1
317名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 22:50:04 ID:a79M6/L5
>>315
GJ先生。何というか、大ごとが起こってる割には永遠に平和そうな学園だなw

>>316
ノム子が少ないのはまあわかるとして、二番目に少ないのがヒュマ子とは意外だな
ヒュマ男の出番は多いというのに……
そしてNPCは軒並み少ねえw
318名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 08:33:55 ID:Ai5VJZV0
ヒュマ男は自分を投影しやすいからですかね?
319 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:13:01 ID:osZJgpuC
とりあえず次スレも立ったので埋めネタ投下。ちょっと足りないかもしれませんが。
意外と出番の少ないらしいヒュマ子とノム子によるモンスター逆レイプモノ。
ただしノム子はモンスターとの濡れ場ありませんが。

注意としては、残虐描写かなり多め。出血やら解体やらと容赦ないので、ダメな人は要注意。
それとノム子×ヒュマ子の百合も若干あり。
それでも大丈夫だという方はどうぞ。
320 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:13:43 ID:osZJgpuC
ブルスケッタの学生寮の一室に、鏡を見つめるノームが一人。
彼女は鏡の中の自分を見つめ、かれこれ五分ほどそうしていた。
やがて、右手がゆらりと動き、自身の右目に添えられる。
ずぶりと、眼窩に指がめり込む。表情一つ変えず、彼女は自分の右目を抉り出し、残った左目で取り出した眼球を見つめた。
静かに目を閉じ、意識を集中する。すると、眼球だった物はいくつかの素材と、一つの青い水晶とに分解されていた。
水晶を手に取り、じっと見つめる。次にそれを日にかざし、改めてじっくりと観察する。
「……やっぱり、ちょっと濁ってた」
そう呟くと、ノームは錬金を繰り返す。元々ほんの僅かな濁りだったものがたちまち消え失せ、彼女の手にある物はそれだけで
途方もない値がつくほどの、透き通った青い水晶になっていた。
再び、素材とそれを錬金し、元の目玉に直す。それを右の眼窩に押し込み、しばらく目を瞑ってからゆっくりと開く。
「……うん、よく見える」
無表情な、しかし満足げな声で言うと、ノームは寮を出た。昼時ではあったが、学食には向かわず、購買へと足を運ぶ。
錬金術師である彼女にとって、ここは退屈しない。新たな武器や防具もさることながら、廃品であっても彼女には十分な価値がある。
その時、ブルスケッタには珍しい、バハムーンの男子がいるのが見えた。物珍しさから、彼女は彼に近づき、その顔をじっと見上げた。
「ん…?何だよ、俺がどうかしたのか?」
向き直った彼の目を、ノームはじっと見つめる。そして、彼の顔に手を伸ばした。
「きれいな目。私にも使わせて」
眼窩に指がめり込む瞬間、危険を察知したバハムーンはその腕を捕えた。
「ぐっ…!この、やめろ!」
抉られかけた目を押さえ、バハムーンはノームを睨む。だがノームは悪いことをしたとも思っていないような、むしろ心外だと
言わんばかりの表情で彼を見つめる。
「つっ……俺達の目は、お前達と違って替えは利かないんだ!それぐらいわかれ!」
「代わりの目玉ぐらい、作ってあげるのに」
「だから、それは義眼であって目玉じゃない!俺達の目は、お前達のような作り物とは違う!俺達の体は、依代じゃないんだ!」
怒りを押し殺した声で言うと、バハムーンは購買を出て行った。その後ろ姿を、ノームは複雑な表情で見送っていた。
その顔が、不意に元に戻る。同時に、購買の入り口から小さな女の子が走ってきた。
「ノーム、お待たせ。いっつも早いね」
「うん。体の調整なんか、すぐ終わるから」
彼女は子供のように小さく、声も同年代の者に比べ、かなり高い。一見すれば、クラッズと見紛うような風貌である。
しかし、彼女はれっきとしたヒューマンであり、その証拠に以前は魔法使い学科に所属していた。しかし、今は普通科所属である。
「それじゃ、行こうか。魔女の森でいいかな」
「うん、いいよ。あ、ノームの武器は?」
「ちゃんと持ってるから、大丈夫。ヒュムちゃんのは」
「外だよ。あれ、邪魔なんだもん」
仲良く話しながら、二人は校門を抜け、魔女の森へと入って行く。
321 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:14:19 ID:osZJgpuC
二人に、仲間はいない。普通は六人でパーティを組むことが多いのだが、彼女達はたった二人のパーティである。それでも、二人には
十分だったし、もっと多くの仲間を欲しいとも思わなかった。
第一、仮にもし二人が仲間を求めたとしても、その声に応じる者はいないだろう。それというのも、ノームは近づいてくる者すべてに、
購買でのような事件を引き起こすからだ。瞳がきれいと言ってはその目を抉ろうとし、腕が立派だと言ってはその腕を切ろうとする。
声がきれいだと評された者に至っては、危うく喉を切り裂かれかけた。そんな危険人物に、近寄る者の方が珍しい。
そんな彼女の友人は、この小さなヒューマンただ一人である。小さな体に身長を超えるサイズを担ぎ、人懐っこそうな笑みを浮かべる
彼女にだけは、ノームは危害を加えようとしないのだ。
ここ最近の授業の話や、購買に入った装備や、好きな学食の食べ物の話をしながら歩いていると、辺りの気配が変わった。
二人はすぐに気付き、身構える。
二人の前に現れたのは、つちのことゴブリンの群れだった。それを見た瞬間、ヒューマンの表情が変わる。
「ねえ、ノーム…」
袖を引っ張るヒューマンの頭を、ノームは優しく撫でてやった。
「わかった。他は任せて」
言うが早いか、ノームはファイガンを詠唱し、つちのこの群れを灰へと変える。ヒューマンは大鎌を振りかざし、ゴブリンの群れに
切りかかった。
「えい!」
可愛らしい声とは裏腹に、その一撃は目にも留まらぬ速さで襲いかかる。一瞬後、一匹のゴブリンが両足を切断され、悲鳴を上げた。
「ヒュムちゃん、それでいいの」
「うん」
「わかった。あとは掃除だけだね」
相手の攻撃を容易くかわし、二人は再び体勢を整える。今度は魔法を使わず、ノームは背中から釘バットを取り出し、一匹ずつ着実に
頭を砕いていく。ヒューマンの方も、今度は足など狙わずに、容赦なく相手の首を刈り飛ばす。
動く相手がいなくなり、両足を切られて身動きの取れないゴブリン一匹だけが残る。二人はその前に立つと、それぞれの武器を大きく
振りかぶった。
直後、サイズが左腕を地面に縫い付け、釘バットが右腕を砕いた。絶叫を上げるゴブリンに構わず、ヒューマンは嬉しそうな
笑顔を浮かべた。
「ふふっ、できたできた。ノーム、いつもみたいにお願いね」
言いながら、ヒューマンは服を脱ぎ始めた。その間に、ノームはゴブリンの四肢の根元を強く縛り、出血を止める。
すっかり服を脱いでしまうと、ヒューマンはしばらくゴブリンの足元に座り、その姿を眺めていた。
やがて、痺れて痛みが消えてきたのか、ゴブリンの声が小さくなってくると、ヒューマンはゴブリンの股間に手を伸ばした。
思わず呻くゴブリン。ヒューマンはそこに男性器の存在を感じると、パッと弾けるような笑みを浮かべた。
「あったあった!ふふっ、いっぱいいっぱい、してもらうんだから!」
身を屈めると、ヒューマンはゴブリンのそこに舌を這わせた。ゴブリンは思わぬ快感に呻き声をあげるが、動くことはできない。
体を洗うという習慣がないのか、ゴブリンのそれは舐めるなどとは考えたくもないような異臭を放っている。そんなモノを、ヒューマンは
嬉しそうな笑顔を浮かべ、一心に舐めていた。
322 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:15:02 ID:osZJgpuC
少しずつ、ゴブリンのモノが硬く大きくなってくる。ヒューマンはそれを口に含んだ。最初、歯が当たってしまい、ゴブリンが小さな
悲鳴を上げると、ヒューマンはそのお詫びというように、当たった部分に優しくキスをし、丁寧に舐めてやった。
「ん……ふぁ……んく…」
口をすぼめて頭を上下させ、さらに口の中で先端をねっとりと舐める。唾液をたっぷりと絡め、鈴口を舌先でつつき、それをほじるように
舌を動かす。それらの刺激を受け、ゴブリンのそこはますます大きくなる。口に収めているのすら困難になり、ヒューマンは仕方なく
口を離すと、代わりに手で強く扱いてやる。
本人の太い四肢と同じく、ゴブリンのモノはヒューマンの腕と同等の太さとなり、その長さも人間ではなく、馬や竜といった生物に
近い長さとなっていた。
「ふふ……そろそろ、いいかな?」
ただ口と手で奉仕しただけにもかかわらず、ヒューマンの秘部は既にすっかり濡れていた。
ゴブリンにまたがり、彼のモノに手を添えると、先端に秘所を擦りつけて愛液を絡める。そして自分で割れ目を広げると、ゆっくりと
体重を掛けた。
「んっ……入って……くるぅ…!」
つぷつぷと小さな音を立て、巨大なモノが小さなヒューマンの中に飲み込まれていく。腹部にはゴブリンのモノの形が浮かびあがり、
秘裂は裂けんばかりに広がっているが、ヒューマンの顔に苦痛の表情はなく、むしろ強い快感が浮かんでいた。
「んあっ……あふ……ん、んん…!これ以上は、無理……かぁ…」
さすがに根元までは入りきらず、ヒューマンはその三分の二ほどを納めたところで動きを止める。
「あぅ、すごっ……お腹の奥まで、いっぱいぃ…!」
陶然とした声で呟くと、ヒューマンは腰を動かし始めた。くちゅくちゅと湿った音が響き、その合間にヒューマンの嬌声と
ゴブリンの呻き声が混じる。
ヒューマンが動く度に、結合部から愛液が伝い落ちる。体の奥を突き上げられる感覚が、ヒューマンにとってたまらない快感となり、
さらにその行為を強めていく。
「うああっ!いい!いいよぉ!私のお腹、もっといっぱいにしてぇ!」
一声叫ぶと、ヒューマンはますます激しく腰を動かす。まるで子供のような外見ながら、とめどなく蜜を溢れさせて更なる快感を
叫ぶヒューマンの痴態は、異種族といえども興奮させるのに十分な魅力があった。
自身の腕ほどもあるモノを咥えこみ、激しく腰を振るヒューマン。すんなり入っているとはいえ、やはりその中はきつく、
また彼女自身がモノをぎゅうぎゅうと強く締め付ける。ぬるぬるとした中の感触に反し、その締め付けは思いの外強く、
痛みと紙一重の強い快感をもたらしていた。
そんな二人の前に、ノームがしゃがみ込む。その無表情な顔からは何も読みとれないが、両手に握った血塗れのダガーが恐怖心を煽る。
「ふふ。どいつもこいつも、みんなおんなじ。どいつもこいつも、どいつもこいつも、何にも違いなんてない」
多少なりとも知能があるのが不幸だった。ゴブリンが周りを見ると、辺りの死体はすべて解体され、内臓や骨が個体ごとに
きれいに並べて置いてあった。その傍らにはそれを写した紙が置かれ、そして今、ノームは目の前にいる。
323 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:16:29 ID:osZJgpuC
「あなたも、きっとおんなじだよね。一皮剥けば、他のと全部一緒だよね。おんなじかどうか、私がバラして、見てあげる」
ダガーを持った腕を上げ、ノームは笑った。
「その方が、ヒュムちゃんも喜ぶしね」
直後、ダガーの刃が閃いた。あっという間に肩の骨が露出し、一瞬後には関節からきれいに切り落とされる。
ゴブリンの悲鳴が響き渡る。ノームは表情一つ変えず、もう片方の腕も肩から切り落とし、その腕自体も解体していく。
それが終わると、今度は胸から腹を切り裂く。ゴブリンの悲鳴はますます大きくなるが、ノームも、そしてヒューマンも、
それをまったく気にかける様子がない。
ノームの操るダガーは容赦なかった。皮を切り、腹筋を切り裂き、その下にある内臓が露出すると、ノームはそこに手を突っ込み、
臓器を引きずり出した。
「これが腸。肺はやっぱり二つ、だから一つはいいよね。あと肝臓、腎臓……この出血なら、まだ平気かな」
言いながら、ノームはダガーを振るい、次々に内臓を取り出していく。生きながら解剖され、臓器を切り取られる苦痛に、ゴブリンは
最初こそ凄まじい悲鳴を上げていたが、少しずつその声は小さくなっていった。
同時に、突然ヒューマンの体が震えた。
「あっ!?あっ、ああぁぁっ!!き、きたぁ!!わっ、私のお腹の中、精液いっぱい出てるよぉ!!」
体を弓なりに反らし、未発達な体を快感に震わせるヒューマン。そんな彼女に、ノームは下から笑いかけた。
「どう、もっとほしいかな」
「あぁ、あっ!も、もっとぉ!もっといっぱいぃ!ノーム、まだ殺しちゃダメぇ!」
「ふふ、わかってる。最後の一滴まで、全部絞り取っちゃえ」
「う、うん!うん!そうするぅ!あああ!もっといっぱいぃ!私の子宮の中まで、精液でぐちゃぐちゃにしてぇ!」
狂ったように叫び、ヒューマンは一心に腰を動かす。ゴブリンはもはや呻き声すら上げず、死の危機に瀕して種の保存を為すという
生物の本能に従い、ただただ彼女の中に精液を注ぎ込んでいく。
もはや入りきらないほどに流し込まれ、溢れた精液が愛液と混じり、伝い落ちる。死の淵にいるまま生かされているゴブリンのモノは
萎えることを知らず、まるでそれ自体が生きているかのように脈打ち、なおもヒューマンの子宮を満たそうとしている。
「ああぁ、す、すごいぃ…!こんなにいっぱいっ……こんな、すごいの……う、馬よりすごいよぉ…!」
口をだらしなく開け、唾液を零しながら、はあはあと荒い息をつくヒューマン。未発達な体も、声も、まるで子供のようではあったが、
その顔だけは成熟した女にも劣らない、むしろ雌の顔とも言えるような、何とも淫靡なものだった。
やがて、ゴブリンの動きが小さくなり、ずっと硬さを保っていたモノも、少しずつ柔らかくなり始めた。それに気付くと、ヒューマンは
悲しげな顔で結合部を見つめる。
「んあぅ……もう、おしまい…?」
「みたいだね。じゃあヒュムちゃん、解体するよ」
言うが早いか、ノームは再びダガーを振るい、重要な臓器を次々に切り取り始めた。最後に、まだ微かに拍動する心臓を切り取ると、
とうとうゴブリンはその動きを止めた。
324 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:17:39 ID:osZJgpuC
同時に、ヒューマンの体がピクンと震える。
「んやぅ!?ま、まだちょっと残ってたぁ……お腹に、びゅくってきたよぉ…」
陶然と呟き、ヒューマンは腰を上げると、ぱたりと倒れてしまった。そこに、ノームが近づく。
「だいぶこぼれちゃったね。でも安心して。ちゃんと、全部すり込んであげる」
ノームはゴブリンのモノを根元から丁寧に舐め上げ、そこについていた精液をすべて口の中に収めた。そしてヒューマンの足を
広げさせると、ひくひくと震える彼女の秘部に舌を突き入れた。
「うあぁっ!し、舌が入ってくるぅ!うあっ、あっ!そ、そんな奥までぇ!?」
舐め取った精液を舌に乗せ、ヒューマンの膣内に擦り付ける。それが終わると、ノームは舌を抜き、代わりに二本の指を彼女に
突き入れた。
「んっ!」
「全部、子宮の中に入れてあげる」
言うなり、ノームは彼女の中を激しくかき回し始めた。
「きゃああぁぁ!!は、激しいよぉ!!ノームっ、激しいよおぉ!!」
体を弓なりに反らし、ヒューマンは思わずノームの腕を掴む。しかしそれに構わず、ノームはますます激しく指を動かし、子宮口に
精液を塗りこむようにぐりぐりと動かす。
「ああああっ!!ノっ、ノーム!ダメ!!もうダメぇ!!頭がふわってぇ!!やっ!!くるぅ!!もうっ!!あっ、あああぁぁぁ!!!」
ガクガクと体を震わせ、同時に透明な液体がノームの顔にかけられる。しかし、ノームは表情一つ変えずにそれを受け止め、やがて
くたっと脱力してしまったヒューマンの体を抱き起こし、優しく口づけをした。
「ふぁ……ノー……ムぅ…」
「……いいよ、寝ちゃって。ちゃんと連れて帰ってあげる」
「うん……ノーム、ありがとぉ…」
うわごとのように言うと、ヒューマンは目を瞑った。程なく、すうすうと小さな寝息が辺りに響く。
ノームは簡単に彼女の股間を拭いてやると、解体したばかりのゴブリンの横に立ち、懐から紙とペンを取り出した。そして、瞬く間に
解剖図のスケッチを終えると、他の死体のところにある紙も回収する。
「……どいつもこいつも、全部おんなじ」
無表情に呟くと、紙を鞄にしまいこむ。そして、ヒューマンを抱きあげ、彼女の制服をしっかりと持つと、無言で帰還札を使った。
あとには、性の営みがあったとはとても思えないような、惨殺されたモンスターの死体だけが残っていた。
325 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:19:04 ID:osZJgpuC
数日後、ノームの部屋にノックの音が飛び込んだ。ドアを開けてやると、そこには不安げな顔をしたヒューマンがいた。
「ヒュムちゃん、どうしたの」
「あ、あのね……今日でね、この前の、ヨダレタラシのね、一ヶ月なの…」
「ああ、そっか。じゃあヒュムちゃん、そこに座って。見てあげるから」
ヒューマンを椅子に座らせると、ノームは彼女のショーツを下ろした。そして、秘裂を優しく開くと、そっと舌を這わせた。
「んんっ…!」
「………」
両手を口に当て、声を押さえるヒューマン。ノームは何度かそこを舐めると、やがて顔を離した。
「ど……どう…?」
不安げに尋ねるヒューマンに、ノームは首を振った。
「……残念だけど、またダメだったみたい」
「……っ……っく…!ひっく…!……ふえ……ふええぇぇ…!」
それを聞いた瞬間、ヒューマンの目に涙が溢れ、やがて彼女は傍目も気にせず泣き始めた。ノームはそんな彼女を優しく抱きしめ、
子供をあやすかのように頭を撫でてやる。
「まだ、いっぱい試したのあるじゃない。ゴブリンだって、まだ試したばっかりなんだから。きっと、合うのが見つかるよ。だから、ね。
泣かないで、またいっぱい試してみようよ」
ヒューマンが未発達なのは、外見だけではなかった。彼女は未だに、生理すら来ていないのだ。
それは同時に、生殖能力のなさをも示していた。繁殖力の強いヒューマンの中にあって、彼女はその機能を持たなかったのだ。
だからなのだろう。彼女は、子供を作ることに固執していた。ありとあらゆる種族と交わり、果ては馬などの家畜と交わり、
それでも子を為すことができず、今ではモンスターにすらそれを求めているのだ。
そしてノームは、生身でありながら他と違う彼女に興味を持った。
自身が生身を持たず、子を為すこともできない。生身を持つ種族を羨みながらも、それを屈折した形で表すことしかできない。
無理とわかっていながら、腕や目など相手の体を求めた。自身が他の種族と違うとわかっているからこそ、全ての生き物を解剖して
どれもこれも一緒だということを確認し、同時に自身が他種族と違うことを痛感し続けていた。
腕を切ろうと、血は出ない。胸に手を当てようと、鼓動はない。体を解体しようと、臓器もない。首を切ろうと、死にはしない。
そんな中で出会ったヒューマンは、ノームにはまるで本当の仲間のように思えた。生身を持っているはずなのに、子を為すことができず、
悲しみに打ちひしがれつつも子を求める彼女の苦しみは、ノームには痛いほどわかった。むしろ、彼女は自分以上の辛さを
持っているだろうと、ノームはわかっていた。ヒューマンもまた、彼女を否定せず、むしろ自分に協力してくれるノームを唯一の
友人と思い、ノームにだけは心を許していた。
欠けたものを持つ同士、不思議と心が通った。欠けたものがあるからこそ、二人は強く繋がった。
同じなのが分かっているからこそ、解体してみたかった。違うのがわかっているからこそ、解体したくなかった。
その屈折した思いを理解できるのは、少なくともこの学園にはヒューマンただ一人である。自身が周囲と違うというのは、
周りが思う以上に辛いことだった。彼女達の心を、簡単に壊してしまえるほどに。
「ヒュムちゃんだって、いつかきっと子供作れるよ。だって、こんなに頑張ってるんだから。私も協力するから、ね。また頑張ろ」
「うええぇぇん…!赤ちゃん、ほしいよぉ…!わ、私……私だって、赤ちゃん作れるもんん……うわああぁぁん!」
恐らく、彼女が子供を作れることは、この先ないだろうと、ノームは思う。しかしそれでも、もしかしたら、という思いは
捨てきれなかった。それは打算などではなく、ただただ純粋に、ヒューマンの悲願が叶えばいいという思いゆえだった。
その、あまりに人間じみた思いが芽生えていることに、ノームはまだ気づいていない。それに気付けば、まだ救いもあるというのに。
そして彼女達は今日も、人間とは程遠い、残虐な凶行に手を染めていく。いつかその凶行が、自分達の心を癒すと信じながら。
326 ◆BEO9EFkUEQ :2010/05/24(月) 23:20:42 ID:osZJgpuC
以上、投下終了。
それではこの辺で。
327名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 23:06:35 ID:yT9WxCmw
GJ!その種族にしかわからない苦悩って良いね
328名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 11:17:24 ID:0IRBRdjq
乙。 でもチンコしぼんだw

無茶してると余計遠ざかりそうな気がするが
本人は必死だから思い至らないんだろうなぁ……

ヒューマンの実年齢が気になるところ
329名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 00:42:18 ID:ugf+Xvei
>>316
保管庫眺めてて気づいたんだが、ドワ子書いてるのって二人だけなのな
にも関わらず同数二位とか、ある意味すごいなw
330316:2010/05/29(土) 06:13:14 ID:W/5hZq2F
>>329
書き忘れたけど男装ドワ子はドワ男としてカウントしたので、
彼をドワ子で数えると単独一位になるw

個人的にはバハ、ディアが男女共に結構多いことに驚き
331名無しさん@ピンキー
>>306
私の勘違いでなければ、あなたは>>38の者ではなく>>34の者ですよね?