【MH】モンスターハンターでエロパロ 21匹目【モンハン】
1 :
きょーかん:
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ごらんの有様だよ!!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______ _____ _______ ___ _____ _______
ヽ、 _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 ノ | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 |
ヽ r ´ ヽ、ノ 'r ´ ヽ、ノ
´/==─- -─==ヽ /==─- -─==ヽ
/ / /! i、 iヽ、 ヽ ヽ / / /,人| iヽヽ、 ヽ, 、i
ノ / / /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、 、 ヽ
/ / /| /(ヒ_] ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_] ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '" ,___, "' i ヽ| /ii"" ,___, "" レ\ ヽ ヽ、
'´i | | ! ヽ _ン ,' | / 人. ヽ _ン | |´/ヽ! ̄
|/| | ||ヽ、 ,イ|| | // レヽ、 ,イ| |'V` '
'" '' `ー--一 ´'" '' ´ ル` ー--─ ´ レ" |
tes
>>1 乙バトリオン
さあて、最初の作品は何かな?
なんか練習スレにちょっと勿体無い「投げ」があったぞ
>>8の言うSSを発見した。
珍しく人×人だったが
まるで竜姦・擬人化専用スレのように
なっているいるここに投下するのをためらったのか…
結構良い作品だったのに…
人×人だとわざわざモンハンでやる必要が無いからねぇ
文章だと尚更
練習スレなら他人の嗜好を押し付けられることはないし
飽きただの面白くないだのと叩かれないからな
そういう叩きを見て続きを書けなくなるとかな
悲しいなそういうの
ここのところ、書き手さんへのリアクションが少ないのもどうかと思うしな
15 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 01:50:26 ID:+mJokDhN
あけましておめでとう
今年こそフルフルに勝てますように。
大剣はロマンだよな。味方もホームランしちゃうけどとにかくロマンだよ。
>>16 ありがとう。
ギアノスクロウズ改で挑んで敗れた2008年。
ショットボウガン・白で挑んだ2009年。
そしてありったけの素材を使った蛇剣で挑む2010年。
さぁ、今年こそと緊急クエストクリアして、目指せ憧れの双剣ニールイタメール!
ではいってきます!!
大剣と聞いて思い出してしまった…
俺の使える武器がライトボウガン・弓(雑魚戦で太刀・蟹戦で笛)しかないことを…
さてと、今年もボウガンでレウスレイア夫婦と黒ディアの尻を攻めることにするか…
フルフルはガード性能+1以上の装備(序盤なら「ギアノス」+「スティール」混合)を着て、
ランスかガンスを担いでガード突きしてれば簡単に粗大生ゴミにできる。
つーか、この戦法が使えなくなってくるモノブロス辺りからがランスガンスの本当の勝負。
>>18 下位のフルフルなんてアイルー(メラルー)ラグドールの火炎弾攻めであっさりと沈むぞ。
モンハン始めて一週間も経ってない頃、片手剣で半泣きになりつつ40分掛かってようやく捕獲してクリアした後で、
何の気なしにアイルーラグドールで行ったら10分針で終わってあっけに取られたのは良い思い出。
>>22 乙、だな。
ところで、最近オレはミラ系の尻を重点的に攻撃して、
わざと逃げさせるにはまっているのだが…
保管庫からきますた
>>23 そしてミラ系は痛いけど気持ち良かったからまた会いに来るのですね分かります。
ミラ系は素材をケチる上位ガレオスSハンターには天敵。(ほぼ一撃で殺される)
G級に上がってから一方的にレイプすることにしたい。
26 :
18:2010/01/06(水) 01:40:15 ID:T/igiZbe
負けました……
2乙したあたりで砥石が尽きて最大溜めが弾かれる絶望を味わいました。
拾った投げナイフを投げ、ボックスにしまい忘れていたブーメランで必死に応戦して怒らせることに成功。
その後電撃ダイビングよけそこなって3乙でした。
うう、こうなったらプライドかなぐり捨てて友人と共に作った覇王剣使うしかないかな。
どんな戦いかたしたらそうなるんだwww
すいませんスレ間違えました
それより前スレあと少しなんだからさっさと埋めようぜ
前スレ埋まってないけど、こちらに投下します。
>>7には申し訳ないが、男ハンター×女ハンター。
かなり長くなってしまったので、お暇な時にでも読んでください。
31 :
1/19:2010/01/09(土) 00:31:56 ID:aOR133iN
鬱蒼とした密林の中、肉食竜の鋭い鳴き声が響き渡る。
それも一つではなく、それに応えるかのように、二つの鳴き声が響く。それは、彼等が狩りを行っていることを表している。
果たしてその声を辿れば、青い鱗を持つ三頭のランポスが、一つの獲物を囲んでいた。
獲物は小振りな盾を構え、左手には小さな剣を持ち、自分を囲む鳥竜を睨んでいる。ケルビテールに結った銀髪が日の光をはぜ返し、
小麦色に焼けた肌に引き締まった体は、均整の取れた美しさを持っている。しかし、それは人間から見た話であり、肉食竜からすれば、
実にうまそうな獲物だとしか映らない。
その目はあくまで険しく、決して戦意を失ってはいない。しかし頬に伝う汗が、余裕は無いということを語っている。
「ったく……囲まれるなんて、迂闊だったなぁ…!」
端正な顔を歪め、そう独りごちる。足元には、採取途中であった特産キノコが散らばっている。
「どう突破するか……できるか…」
そう呟いた瞬間、後ろから鋭い叫びが響いた。咄嗟にそちらへ体を向けた瞬間、横にいたランポスが飛び掛った。
一瞬遅れて盾を突き出す。小振りな盾は衝撃を吸収しきれず、彼女の腕はランポスの蹴りで簡単に弾かれる。
「くっ、やっば…!」
そこへ、三頭目のランポスが襲い掛かろうとした。さすがに、彼女は死を、良くても大怪我を覚悟した。
バシュッと鋭い音が響き、そのランポスに巨大な弾頭が突き刺さった。それは次から次へ襲い掛かり、ランポスはあっという間に
蜂の巣にされ、息絶えた。
突然の襲撃者に、残りのランポスはついそちらへ意識を奪われた。その隙を逃すはずはない。
「たぁー!!」
気合と共に、今度はこちらから飛び掛る。油断しきっていたランポスの背中を斬り裂き、さらに腹を切り上げる。
一撃は軽くとも、片手剣の連撃は素早い。止めとばかりに体ごと回転し、胴体を全力で切り払うと、ランポスは派手に吹っ飛んで
動かなくなった。
そこに、最後のランポスが飛び掛る。彼女は素早く盾を構えた。
再び銃声が響き、空中のランポスに弾頭が突き刺さる。空中で攻撃を受け、ランポスは体勢を崩したまま彼女の方へ吹っ飛ぶ。
「はっ!!」
気合と共に、その体を切り上げる。骨を断つ確かな手応えが伝わり、彼女はそのまま剣を振り抜いた。
切り上げる力にランポス自身の体重が加わり、ランポスの体は真っ二つに両断され、地面に落ちた。会心の手応えは気持ちの
いいものだったが、こうなっては剥ぎ取りなど不可能だろう。
動くものがなくなったのを確認し、彼女はホッと息を吐くと、剣を腰に納めた。そして、弾丸の飛んできた方へ顔を向ける。
十メートルほど先にある段差の上。そこで、一人の男が手を振っているのが見えた。
「まったく、お前はどこに行ってたんだー!?」
「お前こそどこに行ってたんだー?9番で落ち合う予定が、いつまで待たせるつもりだー」
彼女の叫びに、男も叫びを返す。
「しょうがないだろ、キノコがいっぱい取れたんだからー!」
「はっはっはー、自分の命よりキノコが大切か〜?」
その皮肉に、彼女はムッと顔を歪めた。
「う、うるさいな!いきなり襲われたんだから、しょうがないだろー!?それより、どうしてお前までここにいるんだー!?」
「ああ、それだけどな。9番に獲物だ。ペイントは付けたから、移動されてもすぐ追えるぜー」
「じゃあ狩れよ、このチキンボーイ!」
「はいはい、皇妃ナナ様には敵わんぜ。じゃ、すぐ来いよー」
「あ、おい、その前に採取…!」
止める間もなく、彼はさっさと9番へ向かって行ってしまった。残された彼女、ナナは軽く溜め息をつく。
32 :
2/19:2010/01/09(土) 00:33:02 ID:aOR133iN
彼の言葉通り、彼女の名前は炎妃龍ナナ=テスカトリから取られている。しかし名前とは裏腹に、彼女はこれといった実力が
あるわけでもなく、もっぱら駆け出しハンター向けの依頼をこなして、小額の金を受け取る日々である。食費や装備の維持費も
馬鹿にならないので、特産品集めは家計に直結する重要なことなのだ。
ともかくも、すぐに彼の後を追う必要がある。しかし、目の前には倒したばかりの獲物がある。少し迷ってから、ナナはランポスの
死体から鱗や皮を剥ぎ取り始めた。未だレザーライトシリーズを装備する彼女にとって、ランポスの素材は魅力的だ。
剥ぎ取りを終えると、ナナはすぐに彼を追って走り出した。今回の依頼は、キノコの採取やランポスの討伐などではない。
怪鳥と呼ばれる鳥竜、イャンクックの狩猟が、今回の依頼である。今までに一度しか戦ったことのない相手だが、勝てば素材や
報酬は今までと比較にならない。なので、今回はかなり気合を入れている。それに仲間もいるため、成功の見込みも高い。
地図番号9番へ走っていると、どこからか小さな声が聞こえた。最初は気にもしなかったが、その声は少しずつ大きくなってくる。
「……?」
どうやら、9番へ近づくに従い、大きくなってくるようだった。嫌な予感を覚えつつ、ナナは必死で走った。
そして、目的の場所に到着した瞬間、ナナはそれこそ心臓が口から飛び出しそうなほどに驚いた。
「ぉぉぉぉおおおおおああああああ!!!!!ヘェェェェルプミィィィ!!!」
悲鳴を上げて全力疾走する男。その後ろを追うイャンクック。その二つの生き物が、自分に向かって突っ込んできたのだ。
「うわぁっ!?ちょっ、ばっ……こっち来るなああぁぁ!!!」
怪鳥が地面に滑り込む直前、二人のハンターはそれぞれ左右に跳び、辛うじてその攻撃をかわした。
二人は同時に立ち上がり、お互いの顔を睨み付けた。
「ど、どこ行ってたんだよぉ!?お前、俺を殺す気かよぉ!?」
本気の涙目でなじる男に、ナナも声を張り上げる。
「それは私の台詞だっ!!いきなり怪鳥と突っ込んでくるな、この馬鹿!!」
「しょうがないだろぉ!?俺だって怖かったんだよぉ!!」
「黙れ、チキンボーイ!!」
その時、イャンクックが立ち上がり、二人の方へ向き直った。二人はすぐに頭を切り替え、怪鳥と対峙する。
「……ちっ、情けねえ面見られたよなぁ……汚名返上、させてもらうか」
今までの雰囲気と打って変わって、男は静かにライトボウガンを構えた。その姿からは、先程の醜態など想像もできない。
「ナナ、打ち合わせ通りだ。わかるな?」
「わかってる。チキン、しくらないでよ」
「そりゃ俺の台詞だ」
軽い調子で言うと、チキンと呼ばれ続ける男はスッと目を細めた。
「さあ……狩るぞ」
剣を抜きざま、ナナがイャンクックに飛び掛る。足を切りつけると、イャンクックは体ごと回転し、尻尾を振り回した。
尻尾がナナを吹き飛ばす直前、怪鳥の胴体を一発の弾丸が貫通していく。その痛みに、イャンクックはたまらず怯んだ。
チャンスとばかりに、ナナはさらに足を切り刻む。が、イャンクックは体勢を整えると、彼女に向かって食らいついてきた。
慌てて盾で防ぐも、衝撃はランポスの比ではない。腕が痺れ、体ごと吹き飛ばされる彼女に、イャンクックが追撃の構えを見せる。
その直前、怪鳥の首から腹を、貫通弾が通り抜ける。再び怯んだ隙に、ナナは足へ仕返しの回転切りを決めると、素早く横に
転がって怪鳥の射程から離脱する。
二度の攻撃を受け、イャンクックは男に狙いを変更し、彼に向かって走った。しかし、彼はまったく動じず、頭にもう一発の弾丸を
叩き込んでから、地面に身を投げ出した。
33 :
3/19:2010/01/09(土) 00:33:49 ID:aOR133iN
それこそ、足先が掠めそうになるほどの差で突進がかわされる。彼は素早く立ち上がると、背中を向けたまま弾を込め直す。
イャンクックが振り向き、口から高熱を帯びた火炎液を吐き掛ける。だが、男はその場を動かず、相手に貫通弾を叩き込む。目の前に
立ち上る火柱にも、怯む気配はまったくない。
その動きを見ていると、ナナは次元の違いというものを実感せざるを得なかった。攻撃の機会を読み誤り、回避すら覚束ない自分に
比べ、彼はその全てを冷静に把握し、攻撃から援護までもこなしてしまう。実力だけでいえば、彼は明らかに上位にいても
おかしくないのだ。
「ナナ、もうちょっとでぶっ倒れるはずだ。そしたら一気に決めるぞ」
「あ、うん。任せろ、ギッタギタにしてやる!」
その声で我に返り、ナナは再びイャンクックに切りかかる。今度は彼が狙われているため、簡単に懐へ飛び込める。
飛び掛る勢いを利用して足を切り下げ、切り払い、切り上げる。さらには彼の放つ弾丸がいくつも突き刺さり、イャンクックは
たまらず転倒した。
「ナナ、顔は任せた。これで決めるぞ」
「オッケー!」
小回りの利く片手剣で、耳を何度も切り付ける。彼は彼で、翼に大量の通常弾を叩き込む。
やがて、耳がボロボロになり、翼もだいぶ痛めつけられたところで怪鳥が立ち上がった。しかし、そこに今までの威圧感はない。
「耳閉じてやがる。いよいよ終わりだ」
「チキン、任せたよ!」
足を引きずり、怪鳥が逃げ出す。その後を追うように、ナナは走り出した。
開けた場所に出ると、イャンクックは大きく羽ばたき、空へと飛び上がった。ナナはその影の下に、痺れ罠を設置し始める。
「いくぞナナ!潰されんなよ!」
叫ぶや否や、彼は空中のイャンクックの翼を狙い、貫通弾を打ち込んだ。既に散々痛めつけられていた翼を打ち抜かれ、イャンクックは
悲鳴と共に地面へ落下した。
ほぼそれと同時に、ナナは痺れ罠の設置を終え、素早く身を投げた。そこに怪鳥が落下し、痺れ罠にかかって再び悲鳴を上げる。
「チキン、最後はあんたよ」
「わぁかってる。さ、イャンクックさんよ、お休みの時間だぜ」
軽い調子で言うと、彼は麻酔弾を装填し、撃ち込んだ。叫んでいた怪鳥の声が小さくなり、やがて地面に倒れ、その目が閉じられる。
「……よし、依頼遂行完了。イャンクック捕獲っと」
「チキン、お疲れ。共食い完了だな」
「俺もこいつも、煮ても焼いても食えねえけどな。はっはっは」
そう言って笑う彼を見て、ナナはいつも何とも言えない気分になるのだった。
34 :
4/19:2010/01/09(土) 00:34:56 ID:aOR133iN
集会所に戻ると、他のハンター達と酒を飲んだり食事をしたり、また狩場の情報交換をすることが多い。この日も、二人は集会所で
祝杯を挙げていた。
「おう、ナナちゃん。イャンクック捕獲したそうじゃねえか。少しは腕ぇ上げたみてえだな」
「まあね。でも、あいつのおかげでもあるよ」
そう言って指差した先を見て、他のハンターは笑う。
「あっはっはっは、冗談だろ!?あのチキン野郎が何の役に立つってんだよ?」
「あれだろ、囮。逃げ足だけはゲリョス並だからな、はははは」
「信じる信じないは勝手だけど、別に嘘は…」
「でもよナナちゃん、あんな奴のお守りばっかじゃなくて、たまには他の奴とも組んでみな。腕のいい奴の動きは、勉強になるぜ」
ナナはいつも不思議だった。彼は明らかな実力者なのに、他のハンターからの評価は恐ろしく低いのだ。実際、彼は一人だとまともに
戦えないが、少なくとも二人でいる限りは、凄まじい実力者なのにだ。
ナナと他のハンターで共通する意見は、彼がとんでもない臆病者だという点だけである。なので、彼はもっぱら『チキン』や
『チキンボーイ』という呼び名で通っている。それ以外に聞いたことがないので本名は不明だが、元々ハンターの中には、
通称や愛称や、あるいは偽名で呼ばれる者は多い。また彼自身、『通り名があるのは格好いい』という理由から、チキンと呼ばれるのを
むしろ喜んでいるため、ナナも結局はその名で呼ぶことにしている。
「なんなら、俺が色々教えてやろうか?手取り足取り、丁寧に教えてやるぜ?」
そう言って腰に回された手を、ナナは思い切りつねった。
「お生憎。ババコンガよりは、ゲリョスの方がマシだよ」
「痛っててて……へっ、そうかよ。下位でもナナ様は無駄に気位が高いこって」
言葉の端々に落胆と悪意を滲ませ、男は独り言のように言った。だが、そんな皮肉も、ナナはもう慣れっこだった。
「おーい、いつまでも話してねえで、こっちで飲もうぜ、ババコンガ!」
「おい!俺はババコンガじゃねえ!誰だ、今言った奴!?出て来い!」
顔を真っ赤にし、恐らくは尻まで真っ赤にしながら、男は声のした方へ猛然と向かっていく。それを見送ってから、ナナはさっきから
脇目も振らずに料理を頬張っているチキンに近づいた。
「お疲れ、ゲリョ……チキン。相変わらず大食いだな」
「ん、ああ、ナナか。食う?ケルビのホワイトレバーマイルドハーブ焼き」
「私が食べたら共食いだ」
「炎妃龍なら、共食いでもないだろ。うまいぜ?」
「……じゃあちょっとだけ」
隣に腰を下ろし、ナナは彼の皿から肉をもらう。
「……あ、うまい」
「だろ?俺、これ好きなんだよ。うちの猫共にも教えたいもんだ」
「言えば作ってくれないの?」
「得意料理が野菜と穀物なもんでな」
「でも、肉なら私のお勧めはあれだな。アプケロスのテールの激辛ニンジン添え」
「アプケロスは肉の硬さがなー。俺の嘴にはちょっときついぜ」
狩りを終えて、こうして彼とのんびりした時間を過ごすのが、ナナの最近の楽しみだった。
彼との付き合いは、そう長いわけでもない。数ヶ月前、彼女が初めてイャンクックと戦った日。ボロボロに痛めつけられ、
必死に逃げ回っていたところ、たまたま別の依頼を受けていた彼と出くわし、救われたのがきっかけだった。
35 :
5/19:2010/01/09(土) 00:35:58 ID:aOR133iN
彼は自分が散々に痛めつけられた相手を、掠り傷一つ負わずに瀕死に追い込み、あまつさえ殺しはせず、容易く捕獲してしまった。
その腕前を、ナナは心から尊敬した。
集会所に戻っても、女だからと言い寄ってくることもなく、至って普通のハンター仲間として振舞う彼に、ナナは少し興味を持った。
それから、お互いのギルドカードを交換し、ちょくちょく一緒に狩りに出るようになり、今では完全にいい相棒である。
名前負けだと笑われ続けた日々も、彼と出会って変わった。採取や簡単な討伐の依頼しか受けられなかったのが、いつしか狩猟の依頼を
受けるようになり、せいぜいドスファンゴ相手だったものが、イャンクックを狩るようになっている。一人では取り返しの付かなかった
失敗も、二人なら挽回できた。また、失敗を犯しそうなとき、彼はいつも後ろから補佐してくれ、失敗を犯さずに済むことも多かった。
そうして、彼と共に狩りを続けるうち、いつからか彼に惹かれ始めていた。というより、彼の存在は少し反則だと、ナナは思う。
狩りの腕は素晴らしいものがあり、一流と言っても差し支えはないほどだ。顔も決して悪くはない。そのくせ一人になると途端に
弱気になり、そんな時にナナを見ると、彼は迷子になったアプトノスの子供が、親を見つけたときのような顔をするのだ。
格好は悪い。しかしそれを見ると、ナナはつい彼の頭を優しく撫でてやりたい衝動に駆られてしまう。母性愛をくすぐられるとでも
言うのだろう。そのせいで、余計に離れ難くなってしまうのだ。
が、当のチキン本人は、いつも通りの相変わらずである。変わったことといえば、『君』と呼んでいたのが名前で呼ぶようになったのと、
ナナの援護をするようになって激増した体の傷くらいである。
それがどうにも、もどかしくてたまらない。しかし、もしこの想いを打ち明け、その結果、彼が離れてしまったらと思うと、とても
口には出せなかった。それ故に、ナナは思いを秘めたまま、この先もずっとただの相棒としてやっていこうと、密かに決心していた。
ある日、二人はいつものように集会場へ行き、ギルドからの依頼を受けようとカウンターへ向かった。普通なら、そこで依頼を吟味して
無理のないものを選ぶのだが、この時は違った。
「え、フルフル?」
「それを、私達にやれって言うのか?」
二人の顔を見るなり、受付嬢は一つの依頼を提示してきた。聞けば、雪山にフルフルという飛竜が現れ、それを討伐してほしいとの
依頼だった。しかし、二人のハンターランクは下から数えた方が早いほどで、そんな依頼を受けたことは一度もない。
「それがどうして、私達に依頼が回ってきたんだ?」
「それがですねー、他のハンターの方達が、全員出払っちゃってるんですよ。それなりに緊急の依頼なので、どうしても
受けてほしいんです。もちろん、この依頼を達成すれば、お二人ともさらに上位の依頼を受けられるようになります」
その言葉に、ナナとチキンは顔を見合わせた。
「……放っておくわけにもいかないか。報酬も魅力的だし…」
「そうだなー。お前となら、大抵の相手とは戦える自信あるしな」
それで、話は決まった。二人は一度家に戻り、それぞれ準備を整えると、再び集会場で合流した。
「お、ランポスシリーズか。ちょっとランクアップだな」
「お前は……マ、マフモフ…!?」
防具を新しいものに強化したナナに比べ、チキンはマフモフセットを身に付けていた。強化どころか、紛うことなき劣化である。
これから飛竜と戦いに行く装備だとは、とても思えない。
「雪山だろ?なら、こいつが一番だ。だからホットドリンクは、全部お前が持ってくといい」
「……それは嬉しいけど、お前がやられたらどうするつもりだ」
「俺にはナナっていう立派な盾がいるから、大丈夫だよ」
「私の武器はランスじゃないぞ。過度な期待はしないでくれ」
言っても聞かない男なのは承知している。それに、彼の実力は高い。結局、二人はそのまま依頼を受諾し、雪山へと向かった。
36 :
6/19:2010/01/09(土) 00:37:06 ID:aOR133iN
ベースキャンプに荷物を置き、テントを立て、支給品を確認する。それを分け合うと、二人は揃って山へと向かった。
「なあ。フルフルって全然知らないんだけど、お前は知ってるか?」
「ああ、一応な。えっと、確か洞窟なんかに住んでる奴で、目が見えないんだと。で、訓練所の教官曰く『白くて素敵な飛竜』だとさ」
「白くて素敵……か」
ナナの脳裏に、美しいフォルムの真っ白な飛竜が描き出される。
「ちょっと楽しみだな、フルフル」
「同じく」
話しながら、彼はポーチの弾丸を整理していた。そこでふと、ナナは気になるものを見つけた。
「それは……麻酔弾?」
「ああ、これは麻酔弾。で、これは火炎弾」
「お前、まさか捕獲するつもりなのか?」
すると、彼は笑った。
「まさか。そんな真似できると思っちゃいねえって。でも、いつもあるもんがないと不安だ」
「そんなもんか?」
「そんなもんだ」
湖の畔を抜け、段差をよじ登り、二人はよく飛竜がねぐらにしている地図番号3へ向かった。しかし、そこに目的の相手はいない。
凍りついた坂を上り、地図番号6から8へと抜ける。そこに、獲物はいた。
その姿を見て、二人はしばし言葉を失った。
「……白くて素敵な飛竜、か…」
「……ある意味、素敵だな…」
白いぶよぶよした皮に、その下でうごめく血管が透けて見える。その顔には鼻も目もなく、真っ赤で巨大な口だけが目立つ。
素敵な飛竜どころか、一言で表すなら、『異形の怪物』である。
フゴフゴと妙な呼吸音をたてながら歩くフルフルに、二人は手を出しかねていた。その時、フルフルが不意にこちらへ向き直った。
「……気付かれた、のか?」
「どうだか……この吹雪で、そう簡単に気付かれるとも…」
そこまで言ったとき、フルフルが身を屈めた。ナナは空へ飛び立つのかと思ったが、直後彼の声が響いた。
「ナナ、跳べ!!」
反射的に、地面へ身を投げ出す。直後、フルフルは甲高い叫び声を上げ、それまで二人がいた場所へ飛び掛っていた。反応が一瞬でも
遅れていたら、今頃はあの巨体に押し潰されていただろう。
「き、気付かれてたのか!?」
「くっそ、この吹雪でよくもまあ…!気配が読めねえ、油断するな!」
二人はすぐさま武器を抜いた。見る限りでは、フルフルの動きは鈍い。相手が立ち上がる前に、ナナは尻尾目掛けて切りかかった。
ガチンと硬質な音が響き、ナナの手に痛みと痺れが走る。弾かれた武器を危うく取り落としそうになり、辛うじて持ち直す。
「痛ったぁ…!な、なんだこの尻尾の硬さ!?」
フルフルが立ち上がる。しかし、なぜかすぐにまた身を屈めた。
「なら、羽はどうよ!?」
「おいナナ、待て!」
「今がチャンスでしょ!?」
尻尾が地面にぺたりと張り付き、同時に体が薄青く発光する。何をするつもりかはわからないが、後ろからなら大丈夫だろう。
そう思い、攻撃を仕掛けようとした瞬間。右手の盾に、何かがぶつかった。
37 :
7/19:2010/01/09(土) 00:37:51 ID:aOR133iN
「きゃっ!?」
その勢いに弾かれ、ナナは軽くよろめいた。見れば、チキンの撃った弾丸が足元に落ちている。
「おい、ちょっとチキン!!お前どこ狙って…!」
そこまで言った瞬間、フルフルの体がバチバチと凄まじい音を立て、青白く光り輝いた。やや離れているにも拘らず、ナナの体にも
ピリピリとした刺激が伝わってくる。
「なっ……何だ今の…!?」
見れば、フルフルの足元の雪が溶け出している。この吹雪の中、氷が解けるなどということは普通ありえない。
「思い出したぜ。フルフルは電撃を使う飛竜だ。迂闊に近寄るな」
―――あの時、彼に撃たれていなかったら…。
そう思うと、ホットドリンクが効いているにも拘らず、ナナの全身に鳥肌が立った。
「いいか、無理はするな。羽か顔か、とにかく斬れるところを斬って、すぐに離脱するんだ」
「わ、わかった」
今までの相手とは、まったく違う。背面すら弱点でない相手など、今まで戦ったこともない。
それでも、依頼を受けた以上は倒さねばならない。気を取り直し、ナナは再び斬りかかった。幸い動きは鈍く、行動の予備動作も
大きい。落ち着いて対処すれば、さほど問題ないように思えた。
翼を切る。尻尾よりはマシだが、ほとんど刃が食い込まず、表面を滑る感じである。ならばと足を切れば、翼同様の手応えが返ってきた。
これではいつまで経っても、致命傷を与えることなどできない。
「ちぃ!こいつ、体中硬すぎる!」
「弱点がないってこともないだろ。それより、慌てずに戦えよ」
「言われなくてもわかってる!」
チキンはチキンで、遠方から火炎弾を撃ち込んでいる。その狙いは正確で、フルフルの頭に何度も炎が上がっている。
「チキン、顔は任せろ!お前は足を頼む!」
「いいけど、無茶すんなよ!」
「わかってる!」
尻尾の回転攻撃をかわし、フルフルが振り向くタイミングを見計らって斬りかかる。思ったとおり、顔はさほど硬くなく、かなりの
深さまで刃が食い込んでいく。
これならいける。そう考え、ナナは顔を狙って何度も何度も切り付ける。その時、後ろからギアノスの鳴き声が聞こえた。
「ギアノス!?こんな時に…!」
フルフルがゆっくりと首を振り上げた。どうやらすぐに攻撃するつもりはないらしい。
「チキン、ギアノスは私がやる!お前はフルフルを頼む!」
「おいおい、待て待て!ナナ、気ぃ抜くんじゃねえ!」
こちらに狙いをつけ、飛び掛るギアノス。その下を潜り抜けるようにかわし、振り返る。その時、フルフルの姿が目に入った。
「ナナ、走れええぇぇ!!!」
地面に伏せ、今まさに首を振り下ろそうとするフルフル。そして彼の叫び。直感で危険を感じ、ナナはギアノスを無視して走った。
直後、フルフルの口から電撃のブレスが放たれた。しかもそれは一つではなく、三つに分かれて地面を走った。
その一つが、ナナ目掛けて襲い掛かる。直撃を避けようと地を蹴った瞬間、ブレスが僅かに靴を掠った。
「きゃああぁぁぁ!!!」
瞬間、全身に凄まじい熱さと痛みが走り、ナナは雪の上に倒れこんだ。動こうにも、体が痺れていうことを利かない。
38 :
8/19:2010/01/09(土) 00:38:43 ID:aOR133iN
「あ……熱、い…!痛い……よぉ…!」
目の前に黒い物体が落ち、砕けた。その断面から、ギアノスの歯が覗く。恐らくは、ブレスの直撃を受けたのだろう。
後ろで、フルフルが身を屈める気配を感じた。
逃げなければならない。しかし、未だ体の痺れは取れない。
「や、やだぁ…!お願い、助けてぇ…!」
「くそぉ!!てめえ、ふざけんなああぁぁ!!」
その瞬間、彼の叫び声と共に、火炎弾が炸裂する音が響いた。それに一瞬遅れ、何か巨大なものが倒れる音と、フルフルの悲鳴。
「ナナ、大丈夫か!?」
雪を蹴立てる音が近づき、大きな手に助け起こされる。続いて、口元に瓶が当てられ、液体が注ぎ込まれる。それを飲み込むと、
幾分か痛みが和らいだ。
「チキン……あ、ありがとう…」
「礼はあとだ!まだ狩りは終わってねえ!」
もがいていたフルフルが、のそりと立ち上がる。ほぼそれと同時に、ナナの痺れも回復した。
「離れりゃ電撃、近づきゃ帯電。そうでなくてものしかかり、と。シンプルな姿の癖に、多芸な野郎だ」
口調こそ軽いが、彼の顔は決して余裕というものではない。彼自身、初めて戦う相手であり、相手の動きが予測できないのだ。
しかも、さらに状況は悪化しつつあった。フルフルが荒い呼吸音を立て、口から白い煙を吐いている。
初めての相手でも、その意味はすぐにわかる。度重なる攻撃に、フルフルは怒っているのだ。
「いいかナナ、無理はするな。怒りが治まるまでは俺に任せろ」
「わ、わかった」
再び戦闘体勢を取った瞬間、フルフルの体が青く光った。さらに、まるで飛び掛るかのように体を沈める。
二人がその場を飛びのいた瞬間、フルフルは帯電したまま飛び掛ってきた。おまけに、その動きはこれまでが嘘のように速い。
「おいおいおい!帯電跳び掛かりとか反則だろ!?どうしろってんだ!?」
「……チキン、私が走り回って気を引く!あいつの足を狙ってくれ!」
言うが早いか、ナナはフルフルに駆け寄り、足を一発斬りつけた。狙いがそちらに向くと、素早くその場を離れる。
「悪いな、ナナ!しばらく逃げ回ってろよ!」
この機会を無駄にするわけにはいかない。足を狙って火炎弾を叩き込むと、フルフルはすぐに体勢を崩して転倒する。その隙に、二人は
攻撃を仕掛け、フルフルが立ち上がるとすぐにまた逃げ始める。
それを繰り返せば、さほど苦もなく討伐できると思った。そこに、一瞬の隙ができた。
フルフルが首を引っ込めた。見たこともない動作に、今度は何を仕掛けるかと思った瞬間、辺りに耳をつんざく咆哮が響き渡った。
「うわっ!?」
「きゃあっ!」
鼓膜が破壊されそうな大音響に、二人は耳を塞いでうずくまった。そして音がやみ、チキンが顔を上げると、フルフルが今まさに
ブレスを吐こうとしているところだった。
「うおっ!?洒落になんねえぞそりゃ!」
三つに分かれて地面を伝うブレス。その隙間を器用に潜り抜けるも、今度はフルフルが首を伸ばした。
「うわっ!!」
「チキン!!」
思わず、ナナはフルフルに飛び掛った。そして無我夢中で振り下ろした剣は、硬い尻尾に弾かれて虚しく跳ね返った。
39 :
9/19:2010/01/09(土) 00:39:36 ID:aOR133iN
その衝撃で、獲物が変わった。フルフルは後ろを振り返ると、体勢を崩したナナに向かって頭を振り回した。
「ぐっ…!」
激しい痛みと共に、ナナの体が吹っ飛ばされる。フルフルはそのまま歩み寄ると、グッと首を振り上げた。
「ナナぁぁぁ!!!」
一瞬遅れて、チキンが駆け寄った。そして、よろめきながら立ち上がるナナの体を、ボウガンで思い切り殴りつける。
「うあっ!?」
再び吹っ飛ぶナナ。その直後、フルフルの首が伸び、彼の足に食らいついた。
「ぐああぁぁ!!!」
「チキン!?くそ、こいつ!放せええぇぇ!!!」
フルフルは首を上げ、そのまま彼を丸呑みにしようとする。ナナは必死にフルフルの足を切るが、そう都合よく倒れてはくれない。
「ぐぅ、お…!てめえ……調子に乗んじゃ、ねえ!!」
食いつかれながらも、彼は再び火炎弾を装填し、至近距離から頭に連射した。さすがにそれは耐え切れず、フルフルは悲鳴を上げると
彼を雪の上に放り投げた。
「ぐはっ!」
「おい、チキン!!大丈夫か!?返事してくれ!」
雪に、じわりと赤い色が広がっていく。思わず駆け寄ったナナに、彼は口を開いた。
「が、は……ペイント、つけろ…!」
「え…?」
「狩りは、まだ終わってねえぞ…!」
振り返ると、フルフルは翼を広げ、空へ飛び立とうとしている。
ナナは素早くポーチに手を突っ込み、ペイントボールを投げつけた。途端に、鮮やかな桃色の塗料が飛び散り、同時に独特の香りが
辺りに漂い始める。
バサッと強く羽ばたき、フルフルがどこかへ飛び去る。それを目で追ってから、ナナは再び彼の前に屈みこんだ。
「ごめん……私のせいで、ごめん…!」
「気にするな……それより、追うぞ…!まだ仕留め……あぐっ!」
幸い、食いちぎられてはいない。しかしマフモフブーツ程度では、防御などないに等しいのだ。怪我は思った以上に深い。
「……チキン、あんたは休んでて…」
「おい、ナナ…!?」
「あいつは……私が仕留める!」
言うが早いか、ナナは匂いを辿って走り出していた。
「お、おい!ナナ!おいってば!!」
後に残されたチキンはしばらくその方向を見ていたが、やがて地面を這いずり始めた。
「くそ…!何だってこう、手間のかかる…!」
やがて目的の場所に着くと、彼はそこに生えていた草を引っこ抜いた。
「ナナ……頼むから、無茶はするんじゃねえぞ…!」
40 :
10/19:2010/01/09(土) 00:40:39 ID:aOR133iN
匂いを辿ると、フルフルは地図番号3に逃げ込んだようだった。それを追うと、果たしてフルフルが眠りに就こうとしているのが見えた。
眠らせるわけにはいかない。ナナは剣を抜き、飛び掛りざまに斬りつけた。
一瞬棒立ちになるフルフル。そこをさらに二度、三度と斬りつけると、フルフルは突然尻尾を振り回した。
それを盾で受ける。短い割に強靭な尻尾は容易くナナを吹き飛ばし、腕にひどい痺れを起こさせる。
「痛ったぁ……く、負けるかぁ!」
斬りかかり、攻撃を受ける前に離脱し、再び斬りかかる。討伐を急ぐより、負けられないという思いが彼女にいつも以上の力を出させる。
相当に追い詰められているらしく、もうフルフルはほぼ常時怒ったままである。それでも、一瞬一瞬の隙を見つけ、着実にダメージを
積み重ねていく。
しかし、限度がある。長引くほどに集中力は失われ、自然と焦りが出始める。まして、もうホットドリンクは残り一つであり、
これ以上長引けばこちらが危ない。
つい攻撃を欲張り、フルフルの噛み付きが襲い掛かる。慌てて盾で防いだが、もう受けきるスタミナもなく、ナナは派手に吹っ飛んだ。
「あっつ…!」
いつもなら、ここで援護が飛んでくるはずだった。しかし、今彼はいない。
「背中、寒いなぁ…」
思わずぼやき、フルフルが飛び掛る前に身を投げ出す。今、頼れるのは自分だけなのだ。そしてハンターである以上、このモンスターを
倒すのが自分の仕事なのだ。
「負けて、たまるかぁ!」
自分を鼓舞するように叫び、再び斬りかかる。だが、今まで斬れたはずの頭にすら、刃が弾かれた。
見れば、長引いた戦いで剣はすっかり刃こぼれしており、見た目でもわかるほどにギザギザの刀身となっていた。
「くっ…!逃げる隙も、ないか…!」
研ごうにも、怒ったフルフルの動きは速い。逃げようにも、この動きの速さではそれも叶わない。ナナの体に、冷たい汗が伝った。
その瞬間、聞き慣れた叫び声が響いた。
「ナナ!こっちにおびき寄せろ!」
驚いて振り返ると、置いてきたはずの彼が地面にしゃがみこんでいた。
「チキン!?どうやってここに…!?」
「ハンターなら、薬草の生えてる場所くらい覚えてるもんさ。さあ、終わらせるぞ!来い!」
フルフルが身構えるのが見える。ナナは武器をしまうと、彼の方へ思い切り走った。
甲高い叫びが聞こえる。それでも、ナナは振り返らずに走った。そして、ピリピリした空気が真後ろに迫ったのを感じると、彼の胸に
飛び込むような形で地面に身を投げた。
直後、地面が消えた。フルフルの重量に、落とし穴が口を開けたのだ。そしてナナは地面に手を付き、彼の頭上を飛び越えるはずだった。
「きゃああぁぁ!?」
「うあっ!?」
しかし予想外だったのは、チキンとナナまでそれに巻き込まれ、穴の中へと落ちてしまったのだ。まるで抱き合うような形で、
二人は穴の底に体を打ちつけた。
「いったたた……この馬鹿ぁ!!どうして巻き込まれる位置にいるんだよ!?」
「しょうがねえだろ!!薬草で応急処置しただけで、まだ足痛くてろくに動けねえんだよ!!」
「じゃあなんで言ってくれないんだよ!?信じらんない!!大体、あんたは巻き込まれてどうするつもりだったんだ!?」
「もっと後ろまで逃げると思ってたんだよ!!少しぐらい、いいとこ見せてえじゃねえか!!」
二人の言い合いは、頭上から響く鳴き声に止められた。
41 :
11/19:2010/01/09(土) 00:41:32 ID:aOR133iN
ゆっくりと、顔を上げる。
フルフルが、こちらを見て笑っていた。少なくとも、ナナにはそう見えた。
「お、おい!ナナ、どけ!このままじゃ食われるぞ!」
「あつっ……無理だよ、落ちたときに足挫いた…!」
フルフルが首を振り上げる。きっと数秒後には、あの大口を開けて二人を丸呑みにするのだろう。
「くそっ……チキン、せめてお前だけでも…!」
ナナは体を捩り、何とか盾だけを突き出す。しかし、あの口にこの小振りな盾では、まったく意味を成さないだろう。
それとほぼ同時。チキンがライトボウガンを構えた。
「うおおおぉぉぉ!!!てめえ、ふざけんじゃねええぇぇぇ!!!」
まるで牙獣の咆哮の様な叫びを上げ、彼は無造作に弾を掴んだ。
「食うんなら俺だけ食いやがれ!!!こいつは俺の女だ!!!手ぇ出すんじゃねえぞ、このくそ飛竜がああぁぁ!!!」
狂ったように叫び、引き金を引く。連続で二発の弾が飛び出し、フルフルの顔に煙が舞い上がる。
「うあああぁぁ!!さっさとくたばれええぇぇ!!ナナに手ぇ出すなああぁぁ!!!」
だが、もう弾もなかったのだろう。もはやボウガンはガチガチと無機質な音を立てるばかりで、一発の弾丸も発射しなかった。
それでも、ナナは不思議と心安らかだった。彼の口から『俺の女だ』という言葉が聞けたのだ。最後の最後になってはしまったが、
お互いに相手を想っていたことがわかったのだ。
フルフルの首が迫る。さすがに怖い。ナナは右手を突き出したまま、ぎゅっと目を瞑った。
直後、背中に激しい衝撃が襲った。
「がはっ!」
「ぐえっ!?」
その衝撃で、緊張の糸が一気に切れた。しゃあぁ、と微かな音が響き、ナナのインナーに染みが広がる。
が、それ以上は何もない。恐る恐る目を開けると、背中にフルフルの顔があるのが見えた。
「……あ……れ…?」
「……は?え?」
どうやら彼の方も、まったく状況が掴めていないらしかった。まさかあの程度で死んだとは思えないが、フルフルはまったく動かない。
ややあって、フルフルのいびきが辺りに響いた。二人は呆気に取られ、眠るフルフルの顔を見つめていた。
「ね、寝てる…?」
「え……ね、寝てる?何が……えぇ〜?」
42 :
12/19:2010/01/09(土) 00:42:21 ID:aOR133iN
そこでふと、ナナは彼の手元に転がる弾に気付いた。あの赤い薬莢は、火炎弾ではないだろうか。
「……おい、チキン。そこのそれ…?」
「え?ああ、これ?これは麻酔……え、あれ?いや、これ火炎弾?は?」
眠るフルフル。転がる火炎弾。一体何が起きたのか、二人の頭の中でようやく事態が整理され始めた。
「……色同じだから、間違えた…」
チキンは呆然と呟く。そしてまた、二人の頭は状況を把握し始める。
「……フルフル、生け捕りか」
「……だな」
「信じられない……あのフルフルを、だよ?私達、生け捕っちゃったんだ…!」
「パニくって弾を間違えて生け捕りました、なんて、言えねえけどな」
二人の顔に、少しずつ笑顔が広がり始めた。それは戦いに勝利した高揚と、死闘に生き残った安堵とが入り混じったものだった。
「……ほんっと、お前かっこ悪いな。あんな大騒ぎしやがって」
「お前こそ、俺の上でお漏らししやがって。ママに言いつけるぞ」
「う、うるさいな!このチキンボーイめ!」
「俺は寸前だったけど、漏らしちゃいねえよーだ」
「その代わり大騒ぎしたけどな!足蹴るぞ!」
「やったらやり返すぞ」
挫いた足で、彼の噛まれた足にそっと触れる。途端に、激しい痛みが襲ってきた。
「……痛い」
「ああ、痛いな……つまり、生きてるな」
「……は……あははは」
「はは……ははははは」
体の奥から、笑いがこみ上げる。それに抗うこともなく、二人は大きな声で笑い出した。
依頼を達成した。飛竜に勝った。生け捕りにした。生きている。
そんな思いがない交ぜとなり、二人はネコタクが来るまでの間、落とし穴の中で笑い続けていた。
43 :
13/19:2010/01/09(土) 00:43:18 ID:aOR133iN
街に戻ると、二人はすぐ傷の手当てを受けた。ナナは多少の火傷と捻挫程度で、チキンの方も、幸いすぐに応急処置がされていたため、
致命的な怪我にはならなかった。とはいえ、重傷には違いない。フルフル捕獲で十分な報酬を得たため、二人は少しの間狩りを
休むことにした。
その後、二人とも晴れてハンターランクが一つ上がると、ギルドから報告を受けた。それを聞いたとき、ナナはまるで夢でも
見ているような気分だった。
「何だか、信じられないな。ついこの間まで、キノコだの雪山草だの集めてたのに、ランク上がるなんて」
「炎妃龍がいつまでもキノコ探しじゃ、かっこつかねえだろ。そんなのはモスに任せときゃいいんだ」
もうだいぶ良くなっているらしく、チキンはあちこち歩き回り、たまに調子に乗って走って、痛みに転げ回っている。
「ぎゃーあああぁぁぁ!!!……あつつ、とはいえ、まだ下位だからなあ。真の一流までは、まだもうちょっとだな」
「あんたは馬鹿か!じっとしてろ!……私は、これでも結構満足だ。それに、一人じゃまだまだ、三流だ」
なおも歩き回ろうとするチキンを無理矢理ベッドに寝かせ、ナナはその縁に腰を下ろした。
「……なあ、チキン。ちょっと聞いてもいいか?」
「ああ、何でも聞いて来い。知らないこと以外なら、何でも答えられるぞ」
「あの後、集会場であんたの話を聞いたんだけど……以前狩場で、仲間すら放って逃げ出したって、本当か?」
「あ〜、なんでそんなこと聞くかなぁナナちゃんは」
言いながら、彼はポリポリと頭を掻いた。
「まあしょうがねえな。ほんとだよ」
意外にも肯定され、ナナは心底驚いた。しかし同時に、心のどこかで納得もしていた。
「本当だったのか……フルフル討伐の話、おかげで私一人の手柄みたいになってて、何だか居心地悪いぞ」
「いいじゃないか。名声が上がるのはいいことだ」
「よくない!あんたは何て言われてるのか知ってるのか!?逃げ回って怪我をして、私の足を引っ張って討伐の邪魔をした、
最低なハンターだという評価なんだぞ!?事実を語れば語るほど、あんたを庇う英雄扱いされる私の身にもなってみろ!」
「チキンの通り名には、それぐらいの武勇伝があった方が、箔が付くってもんさ」
「それは箔じゃなくて泥だ!」
だが、彼は一向に気にしていないようで、実に楽しげな笑顔を浮かべるばかりである。
「まあ、いい。本題はそこじゃないんだ」
「まだ何かあるのか?」
「その、仲間をおいて逃げ出したのが事実だとするなら……どうして、私と一緒の時には逃げない?」
「………」
その質問に、彼は笑顔を消した。
「それから……あの、落とし穴に落ちた時の言葉……あれは……えっと、その…」
「……ぐー」
「わざとらしい鼾をかくなっ!ちゃんと質問に答えろ!話を聞け!」
「……ちぇ、あの状況だったから、忘れてると思ったのになあ」
ガリガリと頭を掻き毟りながら、チキンは弱りきった溜め息をついた。
44 :
14/19:2010/01/09(土) 00:44:25 ID:aOR133iN
「……それ覚えてるなら、理由も大体わかってくれるだろ?」
「え?いや、わからないから質問してるんだが…」
「ナナちゃん……頭の中身を部位破壊でもされたのかい?」
「腹ぁ掻っ捌いて皮剥いでこんがり焼き上げるぞ、このチキンボーイが…!」
「いやすまん。何というか、ごめんなさい」
ピュアクリスタルも真っ青の純粋な殺意を受け、チキンは神妙な顔で謝った。
「……だからな、その……惚れた女の前でぐらい、格好つけたいと思うだろ、普通…」
ぼそぼそと聞き取り辛い声で、彼は続ける。
「信じる信じねえは勝手だけどよ……お前を初めて見たときに、何てえんだ?その、一目惚れ、しちまったんだよ。今だって、
モンスターと戦うのは怖えんだ。怖くてたまらねえよ。けど、お前の前で、情けねえ面なんか見せたくねえ。まして、お前を置いて
逃げるなんて、できるもんか。だから、まあ……そ、そういうことだよ、つまりは」
その言葉に、ナナは心の底から呆れ返った。つまり、この男は格好をつけたいという一心で、怖くてたまらないモンスターと戦い、
すぐにも逃げ出そうとする足を必死に押さえつけて、狩りを続けていたのだ。
「馬鹿な男」
つい、そう口走った。しかし、そこに侮蔑の響きはない。
「どうして、ずっと黙ってたんだ?」
「そりゃ……お前に拒まれるのが、怖かったからだ」
「当たって砕けようとは思わなかったのか?」
「チキンだからな」
彼の言葉には、強い自嘲の響きがあった。そんな彼に、ナナはそっと寄り添った。
「お、おい…?」
「臆病者に女は惚れないって、誰かに聞いたのか?それとも勝手な思い込み?」
そっと、彼の頬に手を当てる。お互いの温もりをこれほどまでに感じたのは、初めてだった。
「でも、私もあんたを笑えない。私も同じ……あんたが去るのが、怖かった」
「同じ……え、同じ?それって…!?」
思わず聞き返そうとする彼の口を、ナナは自身の唇で塞いだ。途端に、彼の全身は凍りついたように固まった。
しばらく唇を押し付け、そっと離す。二人の間に、唾液がつっと糸を引く。
「私も、あんたが好きだ。いつも助けてくれて、いつも一緒にいてくれて、いつからかわからないけど、好きになってた。
でも、あんたが私をどう思ってるかわからなくて、怖くて言い出せなかった」
「おい、ナナ…!」
「……あんた、私に一目惚れしたって言ったな?生憎だが、私はそういうもんは信じない性質でね」
「いや、だからそれは勝手…」
「好きだというなら、証拠を見せてくれ」
「……え?」
ナナの言葉に、チキンは目を丸くした。
「本当に好きだというなら、私を抱いてみせてくれ。少なくとも、私はあんたが好きだ。あんたになら何をされてもいい。玩具に
されたって構わない。……ふふ、それとも、女を抱くのも怖いか?」
好きな女にそこまで言われ、我慢ができるわけもなく、今更逃げるわけにもいかない。一瞬躊躇い、彼はナナの肩を抱き寄せた。
45 :
15/19:2010/01/09(土) 00:45:10 ID:aOR133iN
「逃げ道塞ぎやがって。ひどい奴だ」
「そうじゃなきゃ、逃げそうだからな」
それでも、うまく逃げられるのではないかと心配していたナナは、ホッとした笑みを浮かべた。
「それより、あんたの名前教えてくれないか。こんなときにまで『チキン』じゃ、変な感じがする」
「チキンでいいじゃねえか。間違ってねえし、きっと本名よりこっちの方が合ってるさ」
「もう……野暮な奴」
不満げなナナの顔を上げさせ、今度は彼の方からキスをする。
唇を重ね、開いた口の中へ舌を入れる。ナナもそれに応え、入り込んできたそれを撫でるように舌を絡める。
その感覚を楽しみつつ、チキンはナナの服を脱がせ、インナーに手をかける。それに気付くと、ナナは自分から唇を離した。
「ココットチョッキは脱がせにくいな」
「脱がされることなんか普通考えないからね」
彼に任せようかとも思ったが、脱がせるのに苦戦しているようなので、ナナは自分から上を脱ぎ捨てる。その部分だけはほとんど
日に焼けておらず、胸の辺りだけ肌が白く映える。
「強調してるみたいで、なかなかいいなあ」
「う、うるさいな!そういうこと言うな、恥ずかしい…!」
チキンの手が、そっと胸に触れる。途端に、ナナの体がピクリと震える。
「んっ…」
覚束ない手つきで、胸をゆっくりと揉みしだく。刺激としては、多少物足りない感じもしたが、その手が他ならぬ彼の手だということに、
ナナは大きな快感を覚える。
「ふ、ん……はあっ…!あっ…」
抑え目の吐息が、少しずつ荒くなっていく。それを見て取ると、チキンは片手を少しずつ下へと滑らせて行く。
鍛え抜かれた腹筋をなぞり、女性らしさを残す腰のくびれを撫で、そしてするりとインナーの中へ手を滑り込ませる。
「あっ!?そ、そんないきなり……うっ、うあっ!」
彼の指が割れ目をなぞり、敏感な突起を擦る。突然加わった強い刺激に、ナナは思わず体を離そうとするが、チキンはしっかりと彼女を
捕まえている。
「ま、待て……待ってって…!そこはまだ……あんっ!」
割れ目全体をなぞっていた指が、そこをそっと開かせる。そしてゆっくりと、彼女の中に入り込んでいく。
「うあぁ!!やっ……待ってってば…!やんっ!お願いだから、ちょっと…!」
快感に翻弄されるナナを、チキンは新鮮な気持ちで見つめていた。やがて、ナナが全力で体を押してきたところで手を離す。
「はぁ、はぁ……もう、馬鹿ぁ……私だって、あんたに少しぐらい…」
「玩具にされたって構わないって、そう言ってたよな?」
チキンが意地の悪い笑みを浮かべて言うと、ナナはムッと頬を膨らませた。
「そ、それは言ったけど……ていうか、わざわざ確認するなっ!」
「じゃ、そのまま責められててくれ。それに、もうこんなみたいだぞ?」
そう言い、指を突き出す。それは彼女の愛液に塗れ、ぬらぬらと妖しく光っていた。
「ばっ……そ、そんなの見せるなぁ!」
「はは。恥ずかしがるお前も可愛いな。……あ、けどさ」
46 :
16/19:2010/01/09(土) 00:45:55 ID:aOR133iN
不意に口調が変わり、ナナは何事かと表情を改めた。
「お前、初めてじゃないのか?だとしたら、痛いんじゃ…?」
「ん……まあ、するのは初めてだけど、処女ではないぞ。一人遊びしてたら、血が出たことがある」
「……馬鹿かお前…」
「う、うるさい。とにかくっ!だから、その、余計な気遣いは、む、無用だからな」
「ま、その方が俺も気が楽だ」
そう言って下のインナーに手をかけると、ナナは慌ててそこを押さえた。
「け、けどっ!」
「ん?」
「……初めてでは、あるんだ。だから、できれば優しくしてくれ…」
「気遣い全開じゃねえかよ…」
呆れたように言いつつ、チキンは彼女のインナーを引き下げる。
一糸纏わぬ姿になったナナの体を、チキンはじっくりと眺める。女性ながらも全身にしなやかな筋肉がつき、腹筋もはっきりと
その形がわかる。
そうもじっくり見られるとさすがに恥ずかしく、ナナは隠すように身を捩った。
「そ、そんなに見るな。恥ずかしいだろ」
「男に見るなって方が無理だ」
言いながらナナを抱き寄せると、チキンは自身のインナーを脱ぎ捨てた。いよいよその瞬間が近づいたのを感じ、ナナは緊張に
身を硬くする。
「さ、さすがにちょっと、怖いな……チキン、その…」
「優しくはするつもりだ。安心してくれ」
視線を落とすと、彼のモノが見える。初めて見るそれは異様に大きく見え、それが自分の中に納まるのかという疑問を抱く。
だが、今更逃げ場はない。腰を抱き寄せられ、ナナはその上に腰を浮かせたような格好になる。
「……いくぞ?」
「う、うん……ほ、ほんとに優しくな…?」
彼の手が、ナナの腰を下げさせる。先端が触れると、さすがにナナは腰を浮かしかけるが、彼の手がそれをさせない。
触れる程度だったものが、押し付けるように変わる。やがて、チキンはナナの秘裂を開かせると、彼女の腰をグッと押し込んだ。
「あ……あ、あっ!ああぁぁっ!!」
襞を押し分けられ、先端が入り込んでくる感覚に、ナナは驚きと恐怖の叫びを上げる。続いて、中を限界まで押し広げられる痛みが
走り、たまらずナナは彼の体にしがみついた。
「い、痛い痛い痛いぃ!!チキン待って!!それ以上入れるなぁ!!」
その声に驚き、チキンは手の力を緩める。ナナは半分ほど彼のモノを受け入れたまま、痛みにグスグスと鼻を鳴らす。
「うあぁ……痛いよ…!こ、こんなに痛いなんて、聞いてないよぉ…!」
「大丈夫か、ナナ?」
心配そうに声をかけ、チキンは彼女の体を抱き締める。その温かさが、少しだけ痛みを和らげる。
「てかお前、案外痛みに弱いよな」
「う、うるさい…!痛いものは痛いんだ、しょうがないだろ…!」
「別にいいけどな。痛くなくなるまで、少し待ってやるよ」
それに言い返そうとしたとき、ナナの口を彼の唇が塞いだ。少し驚いたものの、ナナはすぐにそれに応じる。
47 :
17/19:2010/01/09(土) 00:46:48 ID:aOR133iN
気遣うように優しく唇に触れ、傷を舐めるようにナナの舌を舐める。ナナも甘えるように舌を絡め、少し唇を離すと嬉しそうに微笑む。
しばらくの間、二人はそうしてじゃれあっていた。やがて、チキンはさりげなくナナの背中に手を回し、軽く下に押し付ける。
「んあっ……あう…!」
一瞬苦しげな表情を見せたものの、ナナの中にチキンのモノが根元まで入り込んだ。ようやく、彼を全て受け入れられたことに気付くと、
ナナは恥ずかしそうに笑った。
「あんたの……全部、入っちゃった…」
「ナナ、痛くないか?」
返事はせず、代わりにこくんと頷いてみせる。
「じゃあ、動いても平気か?」
「……うん」
チキンがそっと、腰を突き上げる。ナナは少しだけ顔をしかめたが、もうほとんど痛みはないらしい。
中の感触を確かめるように、ゆっくりと腰を動かす。その動きに合わせ、ナナの中は彼のモノを強く締め付ける。
奥へと咥えこむように蠢動し、それに抗えば引き留めるように締め付け、粘液にまみれた彼のモノを扱き上げる。
いつしかナナ自身も、少しずつその感覚を楽しみ始めていた。しかし、そこでナナは気づいた。
「んっ!チ、チキン……あっ!ちょっと……ちょっと、待って…!」
「ん?どうした?」
「あんたさ、腰動かすと、足痛いんだろ…?」
ナナが言うと、チキンは少しばつが悪そうに頭を掻いた。
「……お前に気ぃ使わせるつもりはなかったんだが…」
「あんたにばっかり、気使わせても悪いしね。だからさ、あんたは休んでて。その代わり、私が動いてあげるから」
言いながら、ナナは彼の胸に手を当て、ゆっくりと押し倒した。彼が仰向けになると、今度は手を腹の方へ滑らせ、軽く体重をかける。
「んっ…!」
おずおずと腰を持ち上げる。体の中から彼のモノが抜け出る感触と、圧迫されていた体内が解放された快感がある。
しばしその快感に浸ってから、ナナは一気に腰を落とした。
「うあっ!」
体の芯を突き上げられる、痛みと紙一重の快感。中がすべて彼で満たされ、体内を無理矢理押し広げられる痛みすら快感に変わる。
「……ん、あ…!これ、いい…!」
陶然とした声で呟き、ナナは腰を動かし始めた。
ベッドがギシギシと軋み、腰のぶつかり合う乾いた音に混じって、グチュグチュと湿った音が部屋に響く。
「あんっ!あっ!!こ、これ、いいよぉ!うあっ!チキン、気持ちいいよぉ!」
最初はゆっくりだった動きも、いつしか欲望のままに腰を振り始めていた。彼をもっと感じようと、ナナは激しく腰を動かす。
そうして動く度に、汗ばんだ体からは雫が舞い、銀色のケルビテールが激しく踊る。いつしか、二人は互いの指を絡め合い、
相手の体を引きつけようとするかのように、強く強く握り合っていた。
48 :
18/19:2010/01/09(土) 00:47:43 ID:aOR133iN
そのあまりに激しい動きに、とうとう彼の方に限界が来た。
「ぐ、うっ…!ナナ、悪い!もう出そうだ!」
「んあっ!い、いいよ……全部、中にっ……中にぃ!」
ナナの声に促されるように、チキンは彼女の腰を掴み、強く突き上げる。そして、一番奥に突き入れると同時に、彼女の中に精を放った。
「あっ…!何か……流れ込んで……くるぅ…」
初めて感じる、体内に精液を注ぎこまれる感覚に、ナナは陶然と呟いた。体の中で彼のモノが跳ね、体の奥に精液が勢いよく
ぶつかる快感。それは今まで感じたどんなものより強く、それと共にえもいわれぬ幸福感をもたらした。
やがて、彼のモノが硬さを失ってくると、それに比例するようにひどい疲労感が襲ってくる。それを感じ取ったのか、チキンはナナの
背中に手を回し、そっと自分の方へ抱き寄せた。ナナは抗わず、素直に彼の胸へ体を預ける。
「ナナ、平気か?」
彼の声が、やや遠く聞こえる。ナナは上目遣いに彼を見つめ、気だるげな笑顔を見せる。
「平気……あんたこそ、足はどう…?」
「心配されるほどじゃない。今のお前よりは軽傷だ」
冗談めかして言うと、チキンはナナの頭を優しく撫でる。その時、ふと目が合った。
「……ナナ、好きだ」
「今なら、信じられるかな。それに私も……あんたが、好き」
見つめあったまま、二人は互いに笑みを送る。そして、今の言葉を確認するように、じゃれるようなキスを交わす。
焦らすように唇を軽く触れ合わせ、どちらからともなく啄ばむように口づけをする。
しばらくそうしてから、二人はしっかりと抱き合った。相手の温もりを感じながら、意識が自然と遠くなる。
愛する者の腕の中、この上ない幸福と安心を感じながら、二人はいつしか眠りについていた。
49 :
19/19:2010/01/09(土) 00:49:07 ID:aOR133iN
「お、こっち結構すげえぞ。これでもう6個目だ」
「え〜、そんなに取れるのか?こっちはまだ3つしか……あ、もうないや」
密林に、二人のハンターの声が響く。
「一旦、清算しに帰るかなー。持ち切れなくなったらもったいねえもんな」
「んじゃ、私はもうちょっと探してるよ。まだ持てるからな」
「え、ついてきてくれねえの?」
「……清算ぐらいは一人で行け、このチキンボーイめ」
特産キノコを抱え、不満げな表情のチキンに、まだまだキノコ探しをやめないナナ。二人とも、ハンターランクが上がったとはいえ、
その暮らしにあまり変化はない。
「にしても、ちょっともったいない気もするな。私達、少しは難しい依頼も受けられるようになったのに」
「はっはっはー、言うようになったなあナナちゃん」
「……何か言いたそうだな?」
「いえ、何も」
おどけたように肩を竦めてから、チキンはまた笑みを浮かべる。
「いいんじゃねえの?その分、上の依頼は危険度高えんだから。命あっての物種ですよっと」
「……ま、今みたいに、たまに受けるぐらいがちょうどいいかぁ」
「そうそう。わざわざ怖い目に遭いに行く必要はねえよ」
「あんたのそのチキンハート、モノブロスハートと交換できないもんかな」
二人の関係も、そう目立った変化はない。結局のところ、お互いが思った以上に相手を大切に思っていることが認識された程度である。
大して難度の高くない依頼をこなし、その日と翌日分程度の生活費を稼ぎ、帰る日々。とはいえ、まったく一緒というわけでもない。
依頼を終えて集会所に戻り、次のクエストを探す。その時、受付嬢が声をかけてきた。
「ドドブランゴ討伐、か。また緊急の依頼?」
「そうなんですよー。お二人とも、ここ最近はぐんぐん力つけてますし、ぜひとも受けていただきたいんですが」
ナナとチキンは、お互いの顔を見合わせた。
「……行ってみる?」
「お前、もう受ける気満々だろ?」
「あははは、バレてたか。でも、どう?あんたが行かないなら、私も断るけど…」
「断るわけあるか。お前、下手したら一人で行きかねないだろ。行くのも怖えけど、一人でお前の帰り待ってる方がよっぽど怖えよ」
「……な〜んか、嫌味な言い方だなあんた」
「ゲリョスは毒も吐くからな」
「うまいこと言ったみたいな顔するな。……けど、あんたが一緒なら安心だ。あんたとなら、猿なんかに負けやしない」
二人は笑顔を交わすと、腕と腕をがっしりとぶつけ合った。
「炎妃龍様と一緒なら、飛竜にだって負ける要素はねえよ。さぁって、お山の大将を狩りに行くとしますかい!」
最も大切で、最も頼れる仲間が隣にいる。その仲間と一緒なら、どんな相手だろうと負けないという自信があった。
誰よりも強く、しかし誰よりも頼りない仲間。そして、誰よりも大切な恋人。
どんな装備よりも大切なものを手に入れた二人は、自分達でも気付かないうちに、少しずつ一流ハンターとしての階段を昇り始めていた。
以上、投下終了。
それではこの辺で。
GJ!
情景描写がうまくて映像が浮かんでくる
フルフルと一緒に落とし穴ワロタw
これは……実にいい雰囲気の二人だな。素直にGJ!
GJ!
デモムービーのようなドタバタが目に浮かぶみたいな、まさにモンハンのSSだよ。
スレ20匹目までの保管庫作業してみました。
>>31心の中で互いのことを思っている…
そして、ドンドン思いが高まっていき、
フルフル狩猟を通してその思いが表に出て、
最後にハッピーエンドというかんじで、
素晴らしい純愛(ドタバタ?)物語でした。GJ!!!
>>54乙!
久々の大当たりだった、乙
やっぱ人間同士は正義だな
余計な一言をつけんでよろしい
人×人もいいが竜姦の方が好きだ
悪食の俺は描写さえエロスならどんなカップリングだってウェルカムさ
実際こんなスレにいる人に好き嫌いなんて高尚なもんがある奴の方が少ないだろ
好き嫌いって高尚なのか?
個人の勝手というか我がままというか単なる性癖の問題のような
>>63 とりあえず、お前は高尚の意味を辞書で調べてから出直して来い。
好き嫌いの次元すら高尚に見えるくらい
ここの住人は節操無しの単細胞って言いたいんだろ
おおむね間違ってない
まぁ、……モンハンだしな……
ふむ・・・モンハンだしな・・・
とりあえず、婆コンガの臭いケツに
ハイパーバキュームでスポスポしてくるよ。
ここ狂気のスレッドだしな
SAN値なんざとっくにマイナス域へ達してる連中の集会所さ
厨房裏のゴミ箱のようなもんだろ
餌が投げ込まれたら何であれ我先に食らいつく
ガノトト巣
太宰 治 著
「走れ ゲリョス」
>71
厨房裏のゴミ箱というよりも、
意地汚い婆コンガそのものだべ。
食いモンに毒が入ってようが、眠らされようが
とにかく食ってみる・・・と。
>>74 で食べたものによって異なる息を吐いて周りを困らせるんですね分かります。
>>73 暴君ディアボロスを暗殺しようとして失敗し、大タル爆弾Gの刑となったケルビ飼いのゲリョス。
しかし妹の結婚式に出席するため三日間の猶予をもらう。
ただその代わり、親友であるアカムトルムを身代わりとし、もし間に合わなければ代わりにアカムを死刑にすると言われる。
王は人の心を信じてはいない。走れ、ゲリョス!親友を救い、王に真の友情を見せるのだ!
次回 日本文学アニメ劇場 「走れ ゲリョス」
真の友情、ここに在り!
ゲリョスとアカムなんて相性最悪じゃないか
>>75 で、帰ってきたらアカムが王達に犯されてる。
第二段『泳げトトス』
ふと思ったんだが処女厨さんが幻獣と呼ばれるようになったのは
やはり処女厨だからなんだろうか
♂も♀も「セクロスしたら処女じゃなくなっちゃう!」の精神で
キリンは処女じゃなくなると、ただの女の子になる。
キリン「せ、せきにん取りなさいよね!!」
キリンは倒れた時の股がエロい気がする。
もちろん馬さんのほう。
>>81 最後の1行はいらないな
もちろん先に馬さんの方が思い浮かぶからさ
>>75 走れゲリョス
ゲリョスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王、砂漠の暴君ディアブロスを除かなければならぬと決意した。
ゲリョスには政治がわからぬ。ゲリョスは、沼地の鳥竜種である。激しい閃光を瞬かせては間抜けなハンターども
を撃退し、イーオスたちと遊んで暮らしてきた。けれども光り物に対しては、竜一倍に敏感であった。
今日未明ゲリョスは沼地を出発し、森丘を超え雪山を超え、はるか遠く離れたこの砂漠の地へとやってきた。
ゲリョスには父も、母もない。女房もない。鳥竜種の、内気なイャンクックと二人暮らしだ。このイャンクックは、
森丘のある律儀なイャンガルルガを、近々、花婿として迎えることになっていた。結婚式も間近なのである。
ゲリョスは、それゆえ、花嫁の装飾品や祝宴のご馳走やらを買いに、はるばる市にやってきたのだ。砂漠に
住み着く蟹は珍味として有名だ。
まず、その品々を探し集め、それから砂漠の外れへ向かった。ゲリョスには竹馬の友があった。アカムトルムである。
ゲリョスは炎が、アカムトルムは閃光が苦手だったが、それさえ2匹の友情にはなんら問題を起こさなかった。
彼は今、この砂漠の外れに住み着いている(なんでも、近々そこを巨竜ラオシャンロンが通るらしい)。その友を、
これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく会わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。
歩いているうちにゲリョスは、砂漠の様子を怪しく思った。ひっそりとしている。もうすでに日も落ちて、砂漠が
暗いのは当たり前だが、けれども、なんだか、夜のせいばかりではなく、砂漠全体が、やけに寂しい。砂漠とは、
もっと生命に満ち溢れた賑やかな場所ではなかったか。
呑気なゲリョスも、だんだん不安になってきた。エリア5で逢ったガレオスを捕まえて、なにかあったのか、2年前に
この砂漠に来た時は、夜でも皆が歌をうたって、砂漠は賑やかであった筈だが、と質問した。ガレオスは、首を振って
答えなかった。
しばらく歩いてゲネポスに出会い、今度はもっと、語勢を強くして質問した。ゲネポスは答えなかった。ゲリョスは
嘴を打ち鳴らして質問を重ねた。ゲネポスは、辺りをはばかる低声で、僅かに答えた。
「ディアブロス様は、砂漠の民を殺します」
「何故殺すのだ」
「悪心を抱いている、と言うのですが、誰もそんな、悪心を持ってはおりませぬ」
「沢山お前たちを殺したのか」
「はい、初めはディアブロス様の妹婿、ティガレックス様を。それから、ご自身のお世継ぎのモノブロス様を。
それから、妹のディアブロス亜種様を。それから、ディアブロス亜種様のお子様のリオレウス様を。それから、皇后の
ナナ・テスカトリ様を。それから、賢臣のドドブランゴ亜種様を」
「驚いた。王は乱心か」
誰か
>>77みたいな続き希望。
>>84 処刑方法は磔にして生殖器もしくは肛門に切れ味赤のランスを挿入する方法なのか?
86 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 17:47:14 ID:DS3WgxFs
ある日、影縫が買い物から帰ると、ベッドの上で絡み合うハンターと女の姿が……
影縫「そんなっ!? 私を愛弓にするって言ったじゃないか!!
何の属性も無くても、高い会心率が好きだよって、そのオンリーワンが好きなんだって、言ってくれたじゃないか!!」
クーネ「ふふっ、吠えるわねぇっ……ほらっ、貴方からも言ってあげてよ。
高い会心率だけじゃなくて、龍属性の刺激も欲しかったってさ」
みたいな修羅場を誰か
>>84のセンスに全俺が嫉妬した
いっそエロくなくてもいいからこのノリで続けて欲しい
性格は最悪だが、最強に強い悪魔猫、オトモアイルー♀。
それに振り回されるショタハンター。
アイルー「クシャルを倒して欲しかったら、さっさとクンニするニャ!!」
みたいなのを誰か…
悪魔猫だぁ?
>>88 ショタ「何がクンニしろだよ!クニ作れオラァアアアア!!」
俺にはこれしか浮かばなかったよ…
>>88 でもショタハンターに渡されたまたたびで腰砕けになったところを逆に襲われるんですねわかります。
ゲリョスの続きが見たいな
次回 日本文学アニメ劇場 「東海道中膝桃毛 第5話〜水に浮いた片手剣〜」
ババさんドドさん、またやったねぇ
以前、雪山でオナニーしたハンター。
そして、達した時の精液がフルフルベビーにかかっていた。
それから数年後、ハンターの自宅にやって来たのは、綺麗な女性にしか見えない、雪みたいに白い肌を持つフル子。
目は悪く開けられない為、ハンターの場所を匂いで確認する。
身体をぺたぺた触りながら、顔を近付けてクンクン。
舌は肉厚で伸縮自在で、ペニスにグルグルと巻き付いて締め上げる動きで精液を絞り取る。
実はこのフル子、ハンターの精液の味が忘れられずにやって来たのだ。
人間のハンターが精液を出しやすいよう、同じく人間の姿となって。
みたいなのを誰か書いてくだしゃひ!!
オチは一物を噛み切られるとかだな
後のアベサダ事件である。
きっ、キラーコンドーム
いやなオチだなぁ
>身体をぺたぺた触りながら、顔を近付けてクンクン。
これだけでぎゅーしてそのままごちそうさま余裕でした。
陵辱が書きたいのにいつの間にか純愛になってる不思議
竜×人で陵辱って卵泥棒したら親の目の前で卵落として代わりに卵産めって親に拉致監禁された挙句に毎日一回は性行を強要されてというシチュエーションはありですか
はやくしろ
>>99は
>>98さんの話が読みたくて読みたくて仕方がないあまり、先程のような
暴言を吐いてしまった次第だとわたしは推測しているのですが、もしまだ
>>98さんの
ご気分を害しておられませんでしたら、どうぞご負担にならない程度に執筆を続けて
くださると嬉しく思います。
と、いうのが正しいお願いの仕方さ。
______
/ _,,、,、,、,、,、,、,、 ヽ
l < ヽ l
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l | ,,ノ|_____|ヽ、,,::::| i
ー' ,;‐=‐ヽ :::|ノ
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ヽ::::::::`ニニ´:::::::::/ <SIKASINAGARA
/ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ノ \ NO THANK YOU
 ̄ ̄n.n ̄ .nn
nf||| | | |^!n
f|.| | ∩ ∩|..| |..|
|: :: ! } {! ::: ::|
ヽ ,イ ヽ :イ
>>98 超ありです。
ネタはあるんだが文章力がなくて困るのぜ
グラビ、アカム、ウカムの重量級どもを、どうにかしてやりたくてたまらん。
が、あれだけデカいと色々と限界が……まあその前に、ゲームだと返り討ちにされるんだが。
グラビは巨乳
アカムは
ウカムは
任せた。
そう言えば、フルフル装備の説明に、感触が病み付きになるみたいな事が書いてあったけど、
ゼリーみたいにプルプルしてるのかしら?
意思の在るフルフル装備に気持ち良くされ、無惨にも射精しまうハンター
しかし気持ち良いから、いつまで経っても脱げずにいる。
イカ臭そうだ・・・
逆に考えるんだ。 意思のあるフルフル装備に何度も何度も
気持ちよくさせられてしまい、何度もクエスト時間をオーバーしてしまう
おにゃの子ハンターが居るのだと。
発情しきった身体をアイルーメラルーやモスで収めるもよし、黄金魚
なんかを突っ込んで一人遊びに耽るもよし、色々考え放題じゃないか!
イカす装備だな!
工夫次第でオナニー道具になったり
強姦モノになったり
純愛モノになったりするからな、フルフル系は
>>105 多分大福みたいな感じの感触だと勝手に妄想。
>86のようなシチュ。
人×人、男を寝取られた末バッド(鬱)エンド、エロうすい。のでこのスレにそぐわなかったらごめん。
彼女はその村で唯一の女ハンターであった。ハンター仲間に重宝されていたが、それは紅一点だからというより彼女が常人より夜目がきいたためである。
夜の狩りは危険だが、奇襲が効く。そこを狙うのだ。
一回の狩りでも狩りに2〜3日はかかる。そのせいで恋人と合う時間は少なかった。若い二人のことである。
彼女が帰ってきた日には、朝まで情事が終わることはなかった。
しばらく依頼がないときは、別れを惜しんで毎晩のように夜のいとなみに励んでいた。
行為のあとは、その優しい蒼い瞳が青い瞳が大好きなんだ。髪は長いままが素敵だよ、と甘い言葉を囁いてくれる。
いつものように、大物の狩りを終え3日ぶりに家路についた。上位ハンターである彼女には、3日以上かかる依頼が珍しくない。
秋の夕日が湖面にきらめき、やわらかな風がほほを撫でる。
虫がよく鳴いてるなぁ、心地よい虫の音を聴きながら家の前まで来たときである。ん・・・・?
「あっ!・・・ひうっ・・」嬌声だろうか。途切れとぎれに声が聞こえる。
彼の裏切りだとは思いたくない。だとしたら誰が?疑いを押し殺せずに戸の隙間から恋人の自宅を覗いた。
夜目が利く、それが幸いいや災いしてか、裏切りの証拠をハッキリと掴んでしまった。
激しく動く二つの人影がそこにあった。騎乗位で、上に乗っている方が女・・・だろうか。
彼女は、悲しみに震えた。気づけば足元には小さな水溜りが出来ていた。
あんなに好きだと言ってくれたのに。私もそれに答えていたのに。あんなに優しく抱いてくれたのに。
恋人への愛は、独りよがりのものだったのか。
悲しみが怒りに変わり、彼女はあることを決意した。戸をあけつかつかと二人が行為を営んでいるベッドへと歩み寄る。
2人とも、行為に夢中で足音にも気づかないようだった。
恋人を奪った女への復讐だ、彼女の心にあったのはそれだけであった。常備してある松明に火をつけ、間髪いれず女の背中に押し付けていた。
「ぎゃぁぁぁぁっ!」女は、私の彼と繋がったままで鋭い悲鳴を上げている。彼は、何が起こったかわからずうろたえているようだ。
愛用の片手剣を握り締め、力いっぱい女の背中に突き刺した。
家の戸の前に着いてから、長く時がたったように彼女は思ったが、実に5分程度のことであった。
ベッドから女の亡骸を引きずりおろし、腰のナルガ装備をはずした彼女は、恋人の上に馬乗りになった。
私だったらこんなこともしてあげるよ、といってペニスを口に入れ始めた。
あなたが望むなら、なんだってしてあげる。私のほうが、あんな奴より気持ちいいよね?
しかし、恋人はその問いに答えなかった。女の返り血を浴びた胸をさわってみると、既に冷たくなっていた。
なんと、錯乱状態で女を刺した為に、力あまってその下の恋人まで貫いてしまっていたのだ。運命とはなんと残酷なことであろうか!
その夜のうちに恋人を奪った女を川に流し、愛した男の亡骸は、離れることに耐えられず、夜な夜な寝床を共にしている、という噂である。
おっと、おわり、と書かないで書き込んじまった。
おわり。
擬人化は好きです
竜原型同士がもっと好きです
>>112 モンハン世界の昔話や噂にそういうのがありそうな気がする
>>113 個人的には男ハンターと交尾する竜原型♀が更に好きです
ウカムは着膨れするタイプと見た。
よし脱がせてやろううへへへ
119 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 01:14:43 ID:52poqKYq
その後、
>>118の姿を見た者は誰もいなかった……。
覚えている人がいるかいないかな未だ非エロで擬人化で百合なお話 改めてみると短かった
前回のあらすじ
超ド級期待の新人ハンター(嘘)ニカは作りたてほやほやの弓でラージャンを夢のノーダメ撃破を達成する。
翌日眼が覚めるとなにやらみなれぬ女性がキッチンで肉を焼いていた。
話を聞くとどうやらラージャンが擬人化したものらしい。そしてなぜかラージャン娘はニカのことが好きだと言い始めた。
「どうしてこうなった」
まず現状を落ち着いて理解しよう。
目の前に顔を赤く染めた美人な褐色の女性がもじもじとしている。そして彼女は自分が昨日倒されたタージャンだと言っている。
……ありえないだろう常識的に考えて。
「えーと、とりあえずラー・ジャン子(仮)さん」
「その致命的なネーミングセンスは置いといて何だい?」
「いい病院をこの間集会所で紹介されたので一緒に行きませんか?」
「えっ」
「きっとラージャンにやられて頭を強打してしまったんですね。可哀そうに」
ハラハラと涙を流すとラー・ジャン子(仮)はため息をついた。
「信じられないってのもわからなくもない。でも私は正真正銘、先日角まで見事に破壊されてハリネズミのごとく矢だらけにされたラージャンだよ」
(……ひょっとして本当なのかも)
そう思ったのはニカは執拗に弓で打ちまくり、ラージャンの体が見えなくなるほど矢をうち込んだことを思い出した。我ながらあれはやりすぎたのではないかと思っていた。
それに、ショウグンギザミの殻をたたき壊すことができる骨塊を一撃でへし折ったあのパワー。あれは古龍種でも中々できるものではない。
以上のことからニカはこのラー・ジャン子(仮)は本当にラージャンであると結論付けた。
「ではラー・ジャン子(仮)さん。何故貴女は人間になって、さらに私が好きだとおっしゃったのですか?」
そう聞くと彼女は眼をぱちくりさせて心底不思議そうな顔をしていた。
「知らないのかい? 私たちは認める相手が現れたらその相手のところへ行きその相手を愛するという決まりがあるんだ」
「はぁ?」
「まあ簡単に言うと、私は攻撃を一発も受けずに倒す相手が現れたら、人でもランゴスタでもなってそいつを愛すると決めていたんだ。人型を取ったのは偶々倒したのが人間だったからさ」
つまりモンスターにも掟のようなものがあり、種族によってはその種族と同じ種族になれたり、またはペットになれたりするわけらしい。
ただし認めるにしても相当難易度が高いようだ。話によると某フルフルは矢切りのみで倒されると認めてくれるらしい。なんてやつだ。
「そういう訳で、これからよろしく頼むよ。掟破ったら仲間に殺されるし、それに行くところないし」
「……本当にどうしてこうなった」
呟くのが早いか遅いか、ニカはその大きな胸で抱きつかれた。
酸欠で朦朧とする意識で、何故か今後さらに同居人が増えるような嫌なものを感じつつ、とりあえず家の扉を直しておくことを決意した。
数日後本当に掟のようなものがあるのかと、村長に聞いてみたら真顔でこんなことを言われた。
「こういうことができたのが昔のハンターなんだよな。今のハンターはへたれだから困る」
名前についてだが、ジャンは鉄鍋っぽいから嫌だと変なことを言われ、ジャン子は音痴の兄がいそうだから嫌だと言われ、最終的にはラーシャで落ち着いた。
……ジャン子は自信があったのだけど。
あるとすれば次回 てめえとは馬が合わねえんだよこのクシャルがとラーシャは叫んだ
HSボウ関係ないよねって思った人その通りでございます申し訳ありません。見てくださった方ありがとうございました。
>>124 あるみたいです 保管してくれた人に感謝
おおーきたきた! 乙!
>>123 乙!
ちょっとフルフル矢切のみで倒してくる
じゃあちょっとウカムたんを蹴りで倒す準備でもしてくるかな。
>>123 特殊討伐条件ですね。
で、ギィギの特殊討伐条件はなんでしょうか。
氷炎剣ヴァルマフレアの武器説明を、誰かSSにしてくれよん
規制されてて書き込みできないなあ。
あれか、AKM設立でぶった斬られてたやつか。
やっと落ち着いた、乙。
走れゲリョス書いてたのに
>>131がそんなこと言うから。
男ハンター×女ハンターで氷炎剣ヴィルマフレアネタ。
まだ、ギルドの体制が今よりも整っていなかった時代のこと。
痩せこけた貧しい辺境地の村が出身だという彼女と知り合ったのは、1年ほど前になる。
手先が器用でもない、頭が特別良いわけでもない、ただ人よりも身体が頑丈なだけの
自分が、大量の借金を抱えた村のためにできることを考えていたら、ハンターになっていた。
そう言いつつも、暗さを感じさせない彼女の、強い意志を秘めた薄い水色の瞳に、
わたしは何時だって見惚れたものだ。
「ねえ、聞いて。私、今度1人だけで、あのリオレウスを狩りにいくのよ」
わたしの尽力と彼女の優秀な才能もあってか、下位からほどなくG級ハンターに昇格した
彼女は、ある日そう言ってはしゃいだ。
「リオレウスだって? 1人で大丈夫なのかい」
「もう、私の実力くらい、知ってるでしょう。心配しないで」
「知ってるから、余計に心配なんじゃないか。君はアイテムを使うのが下手糞だからな。
ほら、この前のグラビモスの時だって、」
「ちょっと、それはもう言わないで!」
わたしの言葉を、彼女は悲鳴のような声で遮った。先日、彼女と沼地のグラビモスを
狩りにいった際、彼女はあろうことか、グラビモスの鼻先で肉を焼き始めてしまったのだ。
きっと、ボタンを押し間違えたんだろう。
そんな彼女を狙い、グラビモスが口から炎を揺らめかせるのを見、わたしは心底肝を
冷やしたものだ。
幸いなことに、彼女の位置がややずれていたのと、距離が近すぎたおかげで、生肉ともども
彼女がこんがり肉になる事態は避けられたのだが。
「なら、もう言わない。でも、また君がリオレウスの鼻先で肉でも焼き始めるんじゃない
かと思うと、」
「もう! 大丈夫だったら!」
べん、と乱暴に机を叩いて立ち上がる彼女を見上げ、少しからかいすぎたかと反省する。
まあまあと彼女をなだめてもう1度座らせると、今度はわたしのほうから話を切り出した。
「だが、丁度良かった。わたしも実は、同じくらいの日に依頼を受けていてね。君がいない
間、寂しい夕食をせずに済みそうだ」
「ふうん、どこに行くの」
「さて、どこだかね」
はぐらかすわたしに、彼女は顔を顰めた。
「なにそれ、場所も分からずに依頼を受けたの?」
「ははは……獲物がイャンクックだってことは、分かってるよ」
「もう、貴方って、たまに凄く抜けてるわよね。ホットドリンクとクーラードリンク
よく間違えるし」
先程の仕返しのつもりか、少し前のクエストの話を持ち出そうとする彼女の口を、
わたしは慌てて塞いだ。
「しー、それは言わないでおくれよ。ところで、クエストから帰ってからの話なんだけど……」
「なに? 帰ってきたら、私も提案したいことがあるのよ」
そう言って、可愛らしく耳を傾ける彼女の薄い水色の瞳をみつめ、わたしは少しだけ
緊張した面持ちで、言った。
「帰ったら…………結婚、し」
「待って!」
わたしの一世一代の告白は、彼女の鋭い声によって遮られてしまった。
呆然とするわたしに、何故か、彼女は酷く怒った顔で、
「なんてこと、言うの!」
と、わたしを叱った。
状況が上手く飲み込めず、ぽかんとした顔をするわたしを睨み付け(リオレウスだって
飛んで逃げそうな迫力だった)、彼女は叫んだ。
「ずるい、私のほうが、先に言う筈だったのに!」
「えっ」
思わず間の抜けた声が出てしまった。
そんなわたしに、彼女は、今度はにっこりと微笑み、
「……狩りから帰ったら、結婚しよっか」
と、言った。
わたしは答えるかわりに、そっと彼女を引き寄せ、柔らかな唇に口付ける……わたしの
レウス一式の鎧が、彼女のレイア一式の鎧とぶつかり、かつんと音を立てた。
「では、今回で貴方も退職ですか。それはおめでとう御座います。寂しくなりますねえ」
「無駄口を叩かないで、さっさと依頼書を回してくれ」
ギルドガードロポス紅のつばをくいっと上げ、にやにやと笑う男の顔を、わたしは
睨み付けた。
懐から芝居がかった仕草で、恭しく羊皮紙を取り出す男の手から取り上げたそれに、
素早く目を通す。
「森丘で密漁……しかも、イャンクックの雛か」
「悪い奴もいるものですよね。まあ、結構な金になるみたいですし、気持ちは分からない
でもないですが」
意地悪げに笑う男に顔を顰め、わたしは羊皮紙を懐へとしまい込んだ。
「とにかく、これでわたしはこの仕事から完全に手を引く。もう、関わってくれるなよ」
「ふふふ、退職者を追いかけ回すほど、我々も暇では御座いませんよ。それでは」
そう言って、さっさとわたしの前から立ち去る男の背中を見送り、わたしは溜息を吐いた。
男と色違いの防具を身に付けたわたしは、奴と同じギルドナイトの1人だった――それも、
ギルド上層部から依頼を受け、ギルドや政府関係者が雇った犯罪者のハンターを秘密裏に
始末する、薄汚れた部類の。
犯罪者と言っても、モンスターを殺すのとはわけが違う。自分と同じ、人間だ。
今までずっと、彼女に打ち明けられないままでいたが、それもじきに終わる。今回の件が
片付けば、ギルドからまとまった金が出る。その金で彼女と、彼女の村を救うのだ。なんなら、
彼女と一緒に村へ行って、そこで静かに暮らすのも良い。
わたしは、深く深呼吸をした。大丈夫、きっと上手くいく。
「では、今回で貴方も廃業ですか。それはおめでとう御座います。寂しくなりますねえ」
「無駄口を叩かないで、さっさと調査書を渡してちょうだい」
別れた男が、その後誰に会っているかなんて、わたしは想像もしていなかったのだ。
夜の森丘だ。
少今頃は、彼女もリオレウス相手に頑張っていることだろう。心の中で彼女にエールを
送り、わたしはランポスを始末するのに使った、小振りの片手剣をしまった。
土と、少しの獣臭さの漂うここは、大型のモンスターたちの巣に利用されている
らしい。巣には大きな卵2つと、麻酔薬で眠らせたイャンクックの雛が1匹。親は他の
ハンターが引きうけてくれている。
わたしは慎重に自分の足跡を消し、エリアの奥へと身を潜めた。ここから、雛を
狙ってやってきた密漁者を……仕留める。
手にはモンスター用の武器とは明らかに違う、簡素で、飾り気がなく、威力に乏しい
弓矢があった。王国のほうで多く売られている量産品だ。ハンターの武器と違って癖が
なく、誰が使ったものか分かり辛い……対人間の武器なのだ。
身を潜めてしばらく。そろそろ身体の節々が痛くなり始めたわたしの耳に、モンスターの
ものとは違う足音が聞こえた。
「……」
辺りをうかがい、こそこそとイャンクックの巣に近づく人影。間違いない、密漁者だ!
万が一のことを考え、顔を見られないようギルドガードロポス蒼を深くかぶり、
わたしは弓を構える。目的の物を見つけたのか、それとも気配を察してか、人影が立ち止った。
そしてわたしは――矢を、引いた!
「――あっ、!?」
狙い違わず密漁者の心臓を捉えたかに見えた矢は、密漁者が持っていた片手剣によって
弾かれてしまった。なんという失態!
わたしは隠れ場所から躍り出ると、弓矢を投げ捨て、そのまま一直線に密漁者へと走り出す。
シルエットからして、女。装備はゲリョス一式だろうか。防具の薄い場所を瞬時に
計算し、わたしは片手剣を突き出した!
「ぐ、っ!」
くぐもった声と、水音。手応えはあった。
最初の弓矢で仕留められなかったのは痛恨のミスだったが、仕方がない。まだ息のある密漁者に
反撃されないよう、距離を取ろうとしたわたしは、その時信じられないものを見た。見てしまった。
その、密漁者の……顔は――!
「っが、ぁっ!」
突然、脇腹に焼けるような痛み。呻き、下を見ると、わたしの腹に突き刺さった、見覚えの
ある片手剣が見えた――ああ、これは……。
「……、」
わたしは、密漁者――彼女の肩を掴み、そっと引き離した。悔し涙に濡れる彼女の顔が、
わたしの顔を見るなり凍りつき、それからくしゃりと歪んだ。わたしも彼女も、なにが
起こったのか悟った。
がくりと足から力が抜け、わたしは彼女もろとも地面に崩れ落ちた。とても疲れていた。
「……わた、し、」
「…………良いんだ……」
最後の力で彼女の髪を撫で、わたしは微笑んだ。彼女も、微笑み返してくれた。
涙と泥と血に濡れても、彼女はとても美しかった。
「と、ゆーよーな経緯がありまして、2人の小振りの片手剣を改良したのがこの双剣、
氷炎剣ヴィルマフレア! 舌噛みそうな名前!」
「なんか、呪われてそーな双剣だな……装備したら解除できないとか、ないよな?」
「ねーよ」
ハンターたちで賑わう酒場の片隅で、おニューの双剣のお披露目中である。
けたけたと笑い合う2人のハンターは気が付かなかったが、彼らの後ろの席に座る初老のハンターがぼそりと一言、
「おや、懐かしいですねえ……」
などと呟いたのだった。
いいよいいよ
GJ!!!
まさか俺が出演してるとは思ってもいなかったぜ!
乙
ジワリときたわ
オチに関する見解は…聞くも野暮だわな
武器とか素材の説明文全部載ってるのってある?
ウェポンストーリーみたいになりそうで困る
いいぞもっとやってカプコン
147 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 00:35:37 ID:dsSBgoZr
>>139だけど、コメ有難う。
今更だが、
>>84の続き書いてみた。
「驚いた。王は乱心か」
「いいえ、乱心では御座いませぬ。モンスターを、信ずることができぬ、というのです。
この頃は、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮らしをしている者には、人質1匹ずつ
差し出すことを命じております。ご命令を拒めば十字架にかけられて、殺されてしまいます。
今日は、6回猫タクが呼ばれました」
聞いて、ゲリョスは激怒した。
「呆れた王だ。生かしておけぬ」
ゲリョスは、単純な男であった。買い物を背負ったままで、のそのそエリア9に入っていった。
たちまち彼は、巡邏のガレオスに束縛された。
調べられて、ゲリョスの懐中からは投げナイフが出てきたので、騒ぎが大きくなってしまった。
ゲリョスは、王の前に引き出された。
「この投げナイフでなにをするつもりであったか。言え!」
暴君ディアブロスは静かに、けれども威厳をもって問い詰めた。その王の顔はモノブロス亜種の
ように蒼白で、双角の間の皺は、刻み込まれたかのように深かった。
「砂漠を暴君の手から救うのだ」
ディアブロスは、憫笑した。
「仕方のない奴じゃ。お前には、わしの孤独が分からぬ」
「言うな!」
とゲリョスは、トサカを光らせて反駁した。
「モンスターの心を疑うのは、もっとも恥ずべき悪徳だ。王は、民の忠誠をさえ疑っておられる」
「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、お前たちだ。モンスターの心は、
当てにならない。モンスターは、もともと私欲の塊さ。信じては、ならぬ」
暴君は落ち着いて呟き、ほっと溜息を吐いた。
「わしだって、平和を望んでいるのだが」
「なんの平和だ。自分の地位を守るためか」
今度はゲリョスが嘲笑した。
「罪のないものを殺して、なにが平和だ」
「黙れ、下賤の者」
ディアブロスは、さっと顔をあげて報いた。
「口では、どんな清らかなことでも言える。わしには、モンスターの腹綿の奥底が見え透いてならぬ。
お前だって、今に、磔になってから、泣いて詫びたって聞かぬぞ」
「ああ、王は利口だ。自惚れるが良い。私は、ちゃんと死ぬる覚悟でいるのに。命乞いなど
決してしない。ただ――」
と言いかけて、ゲリョスは足元に視線を落とし瞬時ためらい、
「ただ、私に情をかけたいつもりならば、処刑まで3日間の日限を与えてください。たった1匹の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。3日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰ってきます」
「馬鹿な」
とディアブロスは、しわがれた声で低く笑った。
投稿してから気が付いたが、連投になるなこれ・・・すまん。 orz
LONELY WAY この僕の
LONELY WAY 思うまま
走れゲリョスのように〜
>>151 ごく一部にしか判らないようなアニメネタやめい…
154 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 14:16:34 ID:e4kmYZA4
P2G集会所のライバルハンターって自分のこと あたい わたしのどっちで言ってたっけ
ウカム擬人化
↓
荒川静
ウカムはイ○キだろ。
じゃあアカムは?
顎のしゃくれ具合からクッキングパパとか?
それガンキン
料理上手なガンキンパパだと…!?
アカムは声可愛いから可愛いイメージ有るんだがウカムは顎ががが
ウカム=あご=くぎゅ=ツンデレ。
って事でウカムはツンデレ。照れ隠しで潜る
キャオーキャオー
>>150 モンスターも猫タクで運ばれるのかww
置き換えがうまくて笑った、GJ
>>149 このまま頑張ってくれたら俺が得する
ティガたんに浮気がばれたらパンチより先にがぶっとされそう
でもラギアたんが可愛すぎて
ディアに投げナイフ1個で何ができるんだww
>>149 セリヌンティウスが何になるか非常に気になる
>>168 ゲリョスなら毒投げナイフにして、毒にはできる……かも。
ディアには閃光がすげー効果あるし、うまく組み合わせれば……
つーか、実際にモンスターを対決させると、毒のせいでゲリョス糞強いとか聞いたことある気がする
閃光+毒のゲリョス有利か…
閃光無効・麻痺飛び道具持ちのフルフルが対抗馬か?
フルフルは動作が鈍いし、雷属性はゲリョスには効きにくい。
そして、火が使えるモンスターは閃光に弱いのばっかりだし、テオナナは毒で炎鎧が消える。
人間orそれ用AIでモンスター対戦するなら、ゲリョスは相当強い。
ヒント、ゴム質の皮
ゲリョスに懐なんてあったか?
それは言わない約束
○ゲリョスの懐
1.懐=腹の中→ハンターから盗んだ投げナイフが胃の中に
2.皮膚のトレッドパターンの溝に挟ませれば懐っぽくね?
ゲリョスちん足が堅いから尻尾責め必要で難しいのよな。
あの尻尾振りの最後のクルクルって挙動がめんこい。
毒が効かない上に炎を吐くガルルガも意外といい勝負しそうだな
閃光食らったら何もできなくなるけどね
その前にあいつらは音爆弾というか咆哮がな……。w
>>177 ボウガンで散弾を適当に撃っていれば勝てる。
とにかく俺は今から股間のジェイドテンペストでレイアたんを喘がせてくる。
決戦場のアカの声、絶対無敵の響きあり。
狩人諸君の剣の色、王者敗北のことわりらをあらはす。
おごれる狩人久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけきハンターつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
エロくはないですがどうですか?
にほんごでぬるぽに毒されたスレはここですか
好きです、こーゆーの
>>177 ゲリョスは尻尾が弱点なのに、フリフリしながら攻撃してくるのを見ると、
誘っているように見えるから困る。近づいたらダメージ食らうが。
>>149続きとか。
「馬鹿な」
とディアブロスは、しわがれた声で低く笑った。
「とんでもない嘘を言うわい。逃がした鳥竜種が帰ってくるというのか」
「そうです。帰ってくるのです」
ゲリョスは必死で言い張った。
「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許してください。妹が、私の帰りを持っているのだ。
そんなに私を信じられないならば、宜しい、この砂漠にアカムトルムという飛竜がいます。
私の無二の友人だ。あれを、竜質としてここに置いていこう。私が逃げてしまって、三日目の
日暮れまで、ここに帰ってこなかったら、あの友人をハメ殺してください(閃光玉的な意味で)。
頼む、そうしてください」
それを聞いてディアブロスは、残虐な気持ちで、そっとほくそ笑んだ。
生意気なことを言うわい。どうせ帰ってこないに決まっている……この嘘吐きに騙された振りして、
放してやるのも面白い。そうして身代わりの飛竜を、三日目に殺してやるのも気味が良い。
モンスターは、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代わりの飛竜を閃光玉漬けに
してやるのだ。世の中の正直者と、ソロプレイしかできない奴輩にうんと見せつけてやりたいものさ。
「高台ハメはソロでもできるが、タイミングがシビアだからな」
「なに、なにを仰る」
「願いを、聞いた。その身代わりを呼ぶが良い。三日目には日没までに帰ってこい。遅れたら、その
身代わりを、きっと殺すぞ。ちょっと遅れてくるがいい。お前の罪は、永遠に許してやろうぞ」
「なに、なにを仰る」
「はは。命が大切だったら、遅れてこい。お前の心は、わかっているぞ」
ゲリョスは口惜しく、トサカを光らせて地団駄踏んだ。ものも言いたくなくなった。
竹馬の友、アカムトルムは、深夜、エリア9に召された。暴君ディアブロスの面前で、良き友と良き友は、
2年振りで相逢うた相逢うた。
ゲリョスは、友に一切の事情を語った。アカムトルムは無言で頷き、ゲリョスに鼻っ面を擦り付けた。
友と友の間は、それで良かった。アカムトルムは、鎖打たれた。
ゲリョスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。
いや、実力的に釣り合う可能性のある貴重な強敵(とも)だなwwww
ゲリョスがあのポーズ(頭あげてピカーン)を城内で連続でしているのかと思ったら爆笑した
走れゲリョスは密かに名作の予感
笑いが先行してエロ要素は皆無に等しいがw
太宰治の名作にエロ要素を
追加しろだと・・・
執筆者涙目だろたぶん
そもそもブンガクとはエロいものだと思うよ俺
お前さんの固定概念なんとかしてくれ
おっと、しばらく来ないうちに神が降臨していたようだな
走れゲリョス、品質が全く落ちずに続いてるのが凄いなw
規制中かな?
太宰治調でエロって、ギャグにしかならんだろwww
しかも誰と誰のエロなんだ。
原作を重視するならアカム×ゲリョか?
ますます誰得な絡みになるな
アカムに
「一発殴ってくれ」
って頼むの?
死ぬんじゃね?
>>194 最後にマントを持って現れる少女…と言うよりも雌とゲリョスとか?
寄生されてなかったら適当になんか書く携帯だけど
>>194王(ディア)に雇われた夜盗が雌ゲリョスでゲリョスをくどき落としにかかる
ゲリョス墜ちたw
「やんぬるかな」
でもいけるか
しかし走れゲリョス自体はこのままストイックに駆け抜けてほしいのであるよ
同意だなぁ。
今のままでもいいセンスだし、下手にエロ入れないほうがいいのかも。
原形派と擬人化派がエロの嗜好で論争までしてたのに
エロなしでも誰も文句言わないどころか無理に入れなくてもよい
というのはやはり面白いからか
たしかに走れゲリョスにはエロなんて必要ない気がするが
test
203 :
ろくろ:2010/02/27(土) 20:57:02 ID:F0xJG1bs
はじめまして、ろくろと申します。
皆様がゲリョスをお待ちになられている間にちょっと作ってみたものをあげてみます。
当分エロなし。擬人化ラージャンと女ガンナーの組み合わせでございます。
もしお気に召さなければngでお願いいたします。
204 :
ろくろ:2010/02/27(土) 21:02:11 ID:F0xJG1bs
大量の熱気と数々の岩、屈強なモンスターが狩人を待つ地、火山。その奥、常に溶岩が煮えたぎり流れているエリア。
その岩場の高台にボウガンを構え鉱石以上に無機質な瞳で獲物を狙う目があった。標的は鎌蟹「ショウグンギザミ」。
その名のとおり鋭い鎌の様な鋏で獲物を切り刻む、非常に残虐性の高いモンスターである。
数々のハンターを葬ってきたその鎌は血を吸いすぎたのか所々黒く変色していた。
そのまま息を殺し、鎌蟹を狙う女が一人。特殊な改造を施されたブラックキャノンGを構え、何も気付いていない標的をスコープの中に収める。
一般的なボウガンの最大射程の数十倍を誇るこのボウガン。彼女専用にチューニングを受けたこのボウガンの前ではいかに鎌蟹といえどもただの的に過ぎない。
銀の鎧を鳴らし正確に狙いを定め、弾を撃っていく。一秒近い遅れの後に着弾を確認。
そのまま次々と電撃弾を放つ。後ろには最近雇ったネコがせっせと弾を作りながら渡していく。このネコも一般のお供ネコとしての訓練よりも遥かに厳しいものを耐え抜き今の地位にいるらしい。
そのまま感情を一切表に出さず冷酷なまでに動く隙も与えず撃ち殺す。
やがて全く動かなくなったのを確認すると立ち上がる。
「イリキ」
「はいにゃ」
「御爺様に連絡。任務完了の旨を」
「了解にゃ」
全く感情の無い声で言い放ちボウガンを仕舞う。
「少し気になることがあるから先に帰ってて」
「分かったにゃ。お気を付けてにゃ」
その言葉を背中で聞き。岩場を登っていく。山の中に入ったときから違和感があった。生まれながら自動マーキングに似た力を持った自分でも、山の頂上付近にいる気配が分からなかった。
(もしかしたら、あいつかも…)
今は言うなれば自由時間に当たる部分。そのまま頂上に行きながら気配を極限にまで殺し不可思議な気配へ近付いていく。射程距離いっぱいまで近付きブラックキャノンを構える。スコープを覗くとそこにはありえない光景が広がっていた。
それは金獅子「ラージャン」らしきものと黒鎧龍「グラビモス亜種」の一騎打ち。
縄張りの広さも種族も何もかも違う二体のモンスターが決闘をしている。
そして両者共に歴戦の勇士とも思えるような傷を負っていた。
黒鎧龍はその自慢の甲殻には大量のひび、剥がれ落ちている箇所も在る。
しかし、それを補って猶余りある迫力と威厳を持っている。
体つきも他の大型モンスターよりも三回り以上も大きい。
205 :
ろくろ:2010/02/27(土) 21:04:03 ID:F0xJG1bs
(あんな大きいのがいるのか)
日ごろから常識はずれな者を狩っている彼女でも見たこともない大きさ。少しばかり感心した後にもう一方にスコープを向ける。
しかし姿をしっかりと確認することが出来ない。前記した「らしい」はこの早さが原因であった。
壱メートルの至近距離で雄火竜の火炎をよけられる程の反射速度を備えているその目を持ってしても、追い付けない程のこの早さ。
正に異常の一言に尽きる。金色の残像が固まったマグマの上を駆け抜け黒鎧龍に迫るが、相手も熱線やガスを多用し攻め入る隙を一切与えない。
そのような硬直状態が数分続いた後金獅子が一瞬停止し雄叫びを上げる。その瞬間まとっている空気が変化した。
「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
耳を劈く様な雄たけびG級ハンターも恐れる激昂状態になったのだ。
一層の速さと力強さを手に入れた金獅子はバックステップを一回、その後上空に高く飛び回転しながら黒鎧龍に向かって落下する。
それを感じ取った黒鎧龍は上空に首を上げ超大量の熱戦を放射する。
其のまま熱戦に自ら突撃し勢いに任せ東部に手痛い一撃を喰らわせる。
地面に倒れ伏した二体は体を引き釣りながらどちらからとも無く帰っていく。
それを見ていたハンターは金獅子へスコープを向ける。
解った事は、左腕に大きな縦の古傷を持ち右の角が折れているという事。
何かが起こる予感を感じながらその場を後にした。
いつでも心に弾丸を
とあるギルドの一室。そこでは重武装の兵士が二人、部屋の扉を守っている。
その前に立つと右で直立していた兵士が何も言わずに扉を開ける。
その兵士に一礼し中に入ると白髪を短く切った初老の老人が外を見ている。
「ただ今戻りました、御爺様」
「よく戻った、リン。イリキより確かに報告を受け取った。後で褒賞を渡す。それとやはりギルドには入ってくれないのか?」
「それは何度もお断りしました。方針の変更をなさって下さらないのなら私は流れ者でもかまいません。明日の討伐の用意をしなければならないので失礼します」
「何度も言っておるだろう。リン、一つ言っておく。モンスターとの共存などそんな夢物語はさっさと捨てろ。
そんな戯言を吐いたが為にお前の両親は死んでしまった。
討伐に行くときも標的一体を殺すに留めておいて。そのままではいつか死ぬぞ」
206 :
ろくろ:2010/02/27(土) 21:05:57 ID:F0xJG1bs
構いません。主義を曲げてまで生きたいとは思わないので。失礼します」
抑揚の無い声で告げて部屋を出るリン。それと入れ違いで部屋に入る女性が一人。
「また喧嘩ですか、マスター」
「ローズか…」
「ドンドルマとジャンボの特務から応援要請が出ています。リンを向わせますか?」
「いや、あの子には予定通り翌日からの鋼龍の討伐に向かわせる」
「分かりました。それでは特務補佐の二人を其々の村に送ります」
「分かった。下がってよい」
「では、失礼します」
そしてランプが頼りなく光る部屋に残ったマスター。溜息を一つ吐き近くに飾ってある写真を取る。ふちの中には蒼い髪のタキシード姿の男と黒髪のドレス姿の女が腕を組みながら笑っている。
「せめて、あの子には普通の女の子になって欲しかったんだがな…」
そう呟く目には悲しげな色が浮かんでいた。
ここで少し説明をしよう。リンはG級以上の実力を持つ特務ハンターと呼ばれる地位に就いている。この特務と一般ハンターの違う点は大きく二つ。
一つは依頼を受けるのはギルドではなく村や町から直接であるということ。
普通のハンターは被害を出す前に食い止める為にギルドがフィールドを調査し危険と判断したものをギルドからの依頼として出す。
しかし特務は実際に被害が出てから討伐しに行く。言い方は失礼だが討伐失敗の尻拭いが主な役目だ。
もう一つの違う点は市場には一切出回らない特殊な改造を受けた武器が使えるということ。
弓やボウガンでいえば、瓶や弾の装填数を増やしたり、ハンマー等は攻撃力を大幅に強化したり。
何故このような武器の使用が許されるのかと言えば、これ以上の被害を出さないようにというのが一番の目的だからだ。
しかしその強大な威力は時として容易に諸刃の剣になりえる。それ故に訓練を要しているのである。
リンは親から今の装備とボウガンを受け継いでいる。通常、特務はG級以上の腕前を持つ事を示すために丸二月装備と武器だけで密林に放り込まれる。
アイテムや食料は現地調達以外方法は無い。リンはそれを若干十二歳でパスしている。
親から貰った天賦の才ということもあるのだろうが、
へヴィボウガンを軽々と取り回す其の力もあって二ヶ月経って帰って来た時も苦しげな表情一つしていなかった。
207 :
ろくろ:2010/02/27(土) 21:07:43 ID:F0xJG1bs
所変わってリンの家。身にまとっていたマントとS・ソルZ一式を脱いでいく。
ボウガンをボックスに仕舞い。鎧掛けに掛けていく。
部屋着に着替え、アイルーキッチンへ。
少し早めの夕餉を食し床に就く。既に翌日の準備は整っている。
何も考えず睡魔に身をゆだねる。そのまま時が過ぎ夢の中へ。
思い出すのはのどかな村の風景。そこにいるのは幼き日の自分の姿と父母の姿。
父親は蒼火龍が人間に化けた者。母親は黒髪の綺麗な優しい人だった。
よく二人の馴れ初めを無理やり聞かされていたがいつしか自分もそんな恋をするときが来るのだろうかとそんな考えが頭をよぎったりもした。
しかしそんな考えも感情も消えてしまった。名前も知らない白蛇のようなシルエット。
その姿を見た村民。その次の瞬間自分がいたのは真っ白の部屋の真っ白いベッドの上。
白という色が強烈なトラウマになり錯乱状態になる。変な薬を打ち込まれる。
強烈なイメージが何度もフラッシュバックし頭の中をかき乱していく。
ガバッとベッドから体を起す。体には嫌な汗がべっとりとついている。
枕元においてある薬を飲み気分を無理やり落ち着かせる。自室から直ぐのトイレに駆け込み咳き込みながら吐く。
出したものを全て流し、シャワールームに入る。バスチェアーに座り熱い湯を身体中に掛けて嫌な気分を完全に一掃する。これから余分な気分を持ち込むことは許されない。
常に感情を殺し人に仇成すものを殺す。それが任務に臨む者の心構え
イリキを呼び朝食を作らせ一息つく。
愛銃の手入れをしていると予定より一時間ほど早く家の戸が叩かれる。警戒を兼ねて護身用の短剣に手を掛ける。
「失礼ですが、貴方が『黒銃(くろづつ)』のリン、ですか」
「はい。貴方は?」
「私が此の度の依頼をさせて頂きました、ポッケの副村長を務めておりますコーナーと申します」
ドアを少しだけ開けて眼光だけで会話をしたが、雰囲気で敵ではないことはわかった。
「わかりました。では酒場で詳しいお話を」
「それで被害の方は?」
「はい、人家が半壊全快を含めて村の七割を越えました。農場の食物も殆どが食べることも出来なくなり。死者も五十人を超えてしまいました。
ギルドの方にお願いをしたのですが一向に動いてくれる気配も無く、なので今回お願いに参った次第というわけです」
208 :
ろくろ:2010/02/27(土) 21:09:35 ID:F0xJG1bs
「鋼龍と判断した根拠は?」
「はい、家畜が食われたときの歯形が村に伝わる鋼龍の話の通りだったこと、もう一つは人家に受けたブレスの傷跡が螺旋状に抉り取られていたということです」
「分かりました。そこまで凶暴となると長期戦となる可能性が出てきます。
弾薬などの備品はこちらからも持って行きますが、足りない分はそちらにお任せしてもよろしいですか?」
「はい、あの古龍がいなくなるのならこちらは協力を惜しみません。ぜひ宜しくお願い致します」
そう言ってコーナーはかなり深く頭を下げた。
その様子からも疲れやストレスを感じることが出来る。事態は急を要するようだ
「はい、必ず」
ポポ馬車に揺られて丸半日。着いた景色は村の様相を呈してなかった。けが人が百や二百という数ではなく、目に付く家も傷が無い場所が一つとしてない。
「それでは直ぐに向います」
すると左から老婆が少し大きい袋を差し出す。
「この村に残っている電撃弾、麻痺弾、毒弾を全て詰め込みました。お願いします。このままではこの村は…」
「大丈夫です。少し長くなるかもしれませんが、必ず首を持って帰ります」
しゃがんで老婆の肩に手を置く。相変わらず無表情だが声色だけは少しばかりの優しさが滲んでいた。
マントを翻し雪山へと向う。その心には僅かではあったが怒りの炎が燃えていた。
三日近く歩いて雪山のベースキャンプに到着。兜をしっかりと装着。
手甲をしっかりと固定。ブラックキャノンを展開し、電撃弾を装填。
そのまま背中にかけポーチに罠や弾を入れる。
左腰についている拳銃(形的にはデザートイーグルが近い)を確認。
この拳銃は小型から中型のモンスターを殺さない様に作ってもらった物。元々は神ヶ島を小型化且つ軽量化できないかと考えられて作られた物だとか。
今ではリンの大事な銃となっている。
音響弾(特殊な高周波を出しモンスターを長時間気絶させる専用弾)を入れ腰に戻す。
右腰には護身用の小刀。これでモンスターに止めを刺す。準備は万端。ホットドリンクを口に含みつつ、白の恐怖を拭い捨て敵を討つのみだ。
ベースキャンプを出てエリア1に向う。少し走るとポポが水辺にたむろしている。普段から良く見かける光景だがなにか様子が違う。
何があったのか見に行くと、とんでもないものを見つけてしまった。男性が倒れているのである。
しかも裸で。
このときばかりはリンも少したじろいでいた。
209 :
ろくろ:2010/02/27(土) 21:13:44 ID:F0xJG1bs
うつ伏せに倒れているこの男は、頭髪は黒と金が混じり臀部からは黒い尾が生えている。
左腕には大きな縦傷が出来ているがそれ以外に目立った傷も無く、無事なようだ。
整った筋肉の付き方をしていて、鍛えた後が感じられる。
意識は無くとも息は有るようで、整った呼吸音が聞こえる。
恥部を見ないようにマントで包みベースキャンプの簡易ベッドに連れて行く。
食料と水を少しだけ置いていき、自分は山頂へ向う。少し気にはなったが一番大事なのは鋼龍を討伐すること。
書置きも残してあるから、突飛な行動は取らないだろう。
少し調子が狂ったがエリア1の横穴を使いショートカットをする。鋼龍の出現時刻はもう少し先。特務用の特殊地雷を数個セット。
比較的新しく積もった雪を探し、そこにも地雷を埋める。一般には明かされない足場に上りボウガンを構える。
五分としないうちに上空から特徴的な羽ばたきの音と風の鎧が見えてくる。
上空にスコープを向けると依頼通りの傷を持った鋼龍。ここからは完全な仕事モード。
一切私情や無駄な感情を含めずに敵を討つのが仕事。
初手は電撃弾を使い足を撃つ。着地のタイミングをずらされ無様に地に落ちる鋼龍。
立て続けに地雷の場所に弾薬を打ち込む。軽快な破裂音を合図に全層雪崩が起こる。
鋼龍の体を埋めることは出来ないが足を封じることは出来た。丁寧に狙いを定め怒涛の勢いで只管に打ち込む。
悲鳴にも耳を貸さず、苦しげな声にも顔色も変えず、只只管に打ち続ける。
しかし古龍のプライドがあるのか足元にブレスを吐き、周りの雪を吹き飛ばす。軽い新雪が舞い散り視界が遮られる。
顔を離すと白い薄幕が鋼龍の周りを囲い一瞬の隙を与えてしまう。そのまま風の鎧を纏い、首を反らし特徴的なブレスを吐く。
かなり距離を取っていた筈が煙に紛れ一気に近付いてきたらしい。
「チッ!」
舌打ちをし、急いで飛び降りる。しかし相手も馬鹿ではない。
勢いに任せたその突進を使い自分にぶつかってくる。
脇腹に当たったその突撃は住をたてにしても相当の衝撃が加わる。今度はこちらが無様に転がされる。
そのままゆっくりと立ち上がり状況を確認。相手はこちらが倒れたことに気を良くしたのか空中で悠々と飛んでいる。
脇腹に感じる鈍痛はどうやら出血しているようだった。このままではまずい。
一ど戻って体制を整えなければ死ぬ。そんな直感が頭をよぎり急いで戻ろうとすると強烈なブレスを吐いてくる。
ホーミング性能のおかげで走り去ろうとするこちらよりも早く追ってくる。
直撃を覚悟し体を硬くし待ち構えると、左から全く違う力が加わりついさっきまで自分のいた場所にブレスが当たる。
何が起きたか判らずに左を見ると、自分のマントで下半身をくるんだ半裸の男が立っていた。
ゆっくりと自分を降ろし鋼龍に向って指を突きつける。
「例え人間といえどもこの俺を助けてくだすった御仁。その方に牙を向くのなら、この俺が直々に成敗してやろう!」
面識が無いといえば嘘になる。確かに彼は自分が助けた男。
彼が腰に巻いているのは自分のマントを身につけている。
しかし自分が主人になった覚えは一つもない。
わけの変わらない気持ちを抱えたまま、気を失っていった。
210 :
ろくろ:2010/02/27(土) 21:15:50 ID:F0xJG1bs
いつでも心に弾丸を、第一話、ここまでで御座います。
かなりオリ設定が多いので受け付けない方も多いと思いますが、
暇を見つけてはまた書き込みますので、なるだけ飽きないでやってください。
では、失礼します。ノシ
ナルガ「...うむむ...」
○○「んー、どうしたー?(モフモフ」
ナルガ「疑問に思うことがあってだな...、私の毛などモフモフして気持ちいいのか...?」
○○「ちょうどいいやわらかさで暖かいし、俺はすごく気持ちいいなー。」
ナルガ「そ、そうか。お前が気持ちいいなら良かったよ。」
○○「もしかして...気持ちよくなりたいのか、そーかそーか。」
○○、尻尾の付け根の部分を撫で始める。
ナルガ「ひゅんっ!?や、やめろ!」
○○「やめて欲しそうには見えないよー、ほれほれ。」
ナルガ「やめっ...!」
突然、○○を押し倒し、押しつぶさないように○○の上に跨るナルガ。
ナルガ「こうなったのはお前のせいだからな、責任とれよ...?」
ナルガは○○にズボンを脱ぐよう言い、そして勃起したそれを舌で優しく嘗め回した。
そして(ここから先はネコートさんが破ってしまって読めない)
乙。
オリジナル設定だろうが、住人の関心はクオリティが優先だろうから、
ダレずに書いてゆけば問題ないのでは?
しかしこのラージャン、素晴らしいバカの予感…
213 :
さんさ:2010/02/27(土) 22:12:45 ID:s9cmq7YJ
えーと、男娘×レイア擬人化で書き込みたいと思うのですが、諸事情により
もんのすごく遅くなると思います。
当分エロなし。ぶつ切れ。
だめならNGでお願いします。
214 :
さんさ:2010/02/27(土) 22:48:06 ID:s9cmq7YJ
「お願いだ!あいつから武器を取り戻してくれ!」
「そりゃ、災難だったな。だが断る」
「何故に?ホワイ!」
「・・・・・・」
全く、いきなり「大切な用がある」って言ったから、何かと思えば、こんな事
かよ・・・
「自分で行け。そんくらい。それに、武器なんて一つじゃないだろ?」
「無理だから恥を忍んでソールのとこに着てんだろ?」
「オーケー。死ぬか黙れ」
まぁ、いつものやり取りだ。ちなみに私とコイツはこれでもG級のハンターだ
。あ、よく間違えられるので先に言っておくが、私は女じゃなくて、男だ。話
し方と見た目のせいで、十人中の誰も信じてはくれないのだが・・・。ちなみ
に、ソールと言うのは私の名前であり、その名前の由来は私の出生によるもの
だ。・・・と言えば、同業者ならすぐに分かるだろ。ちなみに完全に蛇足だが
、さっきからギャアギャアとうるさいコイツはランポス・・・ではなくヒサ
ギと言う。しかしホントにうるさいぜ。少しは黙れないのか?・・・しかし、も
し騒いでないと死ぬ体質だとすると、黙らすと死んでしまうだろう。正直クエス
トではあまり役に立たない(狩猟笛で演奏せず叩きまくるだけ)ので、別にい
なくなっても誰も迷惑
215 :
さんさ:2010/02/27(土) 23:51:20 ID:s9cmq7YJ
にはならないし、いっそ消した方が世のためだろう。うん。絶対そうだ。
「なんか不穏な気配がするんですけど!」
・・・チッ。相変わらず変なところで勘の鋭い奴だ。その勘はエリア移動する
飛竜を追う時に使えよ。こういうどうでもいい時じゃなくて。
「それは無理だ」
「なにモノローグ読んでんだよ」
・・・あと、胸を張ってその台詞を言わないでくれ。こっちが悲しくなってく
る。
「・・・それで、そいつは<観察><確定>どっちなんだ?」
「引き受けてくれるのか!?」
「私の気が変わらん内に早く言え」
<観察>と<確定>の違いは後で。ま、一応私も親友w>説明だからな。勘弁
して欲しい。
「<観察>」
「早く言えドアホ!」
「ウボァー」
大剣の背でホームラン。斬新なんだか懐古的なんだかよくわからない悲鳴をあ
げ、メキョ・・・と言う音をオトモに、ヒサギという名のドアホは壁に熱烈な
キスをした。
合掌。
「金レイア、観察はあるか?」
受付嬢に尋ねる。しばらくして、ありますという答えと、真滅一門を盗られた
ハンターがいるという情報をもらった。お気の毒だ。アレは作るのやたら大変
なのに。・・・ちなみに、アホが盗られたのはエピタフディオン
216 :
さんさ:2010/02/28(日) 08:20:38 ID:uDG2Py8w
。希少価値では同じくらいだが、性能の差はすさまじい。てかまず属性値が違
いすぎる。てか、100ってなんだよ。100って。ほとんど鉄板じゃん。誰か
使う奴いんのか?
………閑話休題。
それにしてもこのレイア、強い。勿論、戦術的な意味で。ヒサギがやられたの
も頷ける。……言っておくが、私はヒサギのハンターとしての腕前は認めて
るぜ。ま、笛でひたすら叩くっつーのは理解できないけどな。第一、叩きたい
だけならハンマーがあるわけだし。……いけね。話が逸れるのは自他共に認め
る悪い癖だ。今はレイアについて語るときであって、アイツのハンマーを使わ
ない理由について触れるべきではない。そっちは、また後で語る。
……しかし、本当にまずいな。このレイア、隙っつーもんがほとんどない。
よりにもよってサマーソルトの後にレウスの空中ブレスだぜ?その上、着地す
る瞬間に溜め3食らわせようとしたら、もう一回飛び上がりやがった。どんだ
け鬼畜なんだよ。その他にも乱舞を使った瞬間バックステップとか、挙げると
きりがない。
あ、ちなみに私が今使ってるのは双大剣といって、双剣と大剣の特徴を合わせ
たなんとも厨臭い武器だ。ついでに言うと、私の場合
217 :
さんさ:2010/02/28(日) 08:57:36 ID:uDG2Py8w
はあくまでも馬鹿力に頼っているだけだから、絶対に真似はするなよ!……も
し真似したら、腕の筋肉が断裂するぜ。前あのアホがやった時はアイツ二週間
入院しやがった。いや別に入院するのは構わないんだが、問題なのはその間ア
イツが受けた依頼が全て私に回ってきたことだ。おかげでその二週間、私には
安息つっーもんがなかった。……勿論、責任は取ってもらったぜ。一個買えば
財布が空になるというドンドルマの「マーベラスパフェ」(お値段50000ゼ
ニー)を28個買わさせたからな(計1400000ゼニー)。アイツは凄い額の
請求書をみて、
「ちょっと銀行行ってくるわ」と言い残しウカムを討伐していた。ルナGで。
……繰り返すが、決して雑魚ではないのだ。いやむしろこれまでに会った事の
あるベテランハンターと比べても、頭一つ程度抜けるほどに強い。……そんな
奴が負けたので、私としてもかなり警戒してきたのだが……いかんせん、甘か
ったようだぜ。今手元にある閃光玉は一個。ケチった結果である。……私の馬
鹿!何で五個持ってこなかったんだ!……等と過去の自分を攻めても変わらな
い……いや、攻めたら変わるか……変わらないのは責めた時だ。ま、ど
218 :
さんさ:2010/02/28(日) 09:41:48 ID:uDG2Py8w
うでもいい。大事なのは、こちらの攻撃を一度でいいから当てることだ。その
ためにはMOTTAINAIとか言ってられん。
「そおいっ!」
閃光玉を投げる!緑の煙がもうもうと立ちこめてきた!これは……どう見ても
モドリ玉の煙です。本当にありがとうございました。
「間違えた……」
ちなみに、閃光玉はポーチの中、なに食わぬ顔で鎮座していた。……しかし実
際にあるんだな、<モドリ玉を閃光玉を間違える>って。そして嫌なことに、
そのテの失敗談は必ずと言って良い程……私のような状況になる。即ち、元モ
ンスターであると思われる全裸の美(少)女に
「このままでは自然界では生きていけません……責任……取って下さい」
と詰めよられる(あるいは押し掛けられる)という状況だ。なにが嫌かって?
そ れ は な!「失敗談」の筈なのにいつの間にかノロケに変わってること
だよ!私やヒサギとかはまだ若い(18)からいいけどな!他のベテランハン
ター(4,50代・独身)が明らかに沈んでんだよ!空気悪くなるんだよ!当の
本人はそれには気付かないし!
……だが、実際自分がそういう状況になってみると、割と彼らの気持ちが分か
ったりする不思議。
「聞いて
219 :
さんさ:2010/02/28(日) 10:21:57 ID:uDG2Py8w
るの?」
若干不安の混じった、少女の声。……ヤベェ!イジリてぇ!が、私はその欲
望を押さえ、
「わりぃ、何だっけ」
「だから、こんな姿じゃ今までのように生きては行けないから、その責任をと
って」
「おk」
「本当に!?やったー!」
……やったー?何で?すると少女はその疑問を予め分かっていたかのように
「私、ずっと一人だったから……」
……一頭だろとかつっこんだ奴、地獄に落とす。そう言わせるほどの重みが、
その台詞にはあった。……しかし、なにか大事なことを忘れてる気がする。何
だっけ?ま、いっか。
俺が狼煙をあげる準備をしていると、少女がとことこと私の隣に来た
「何だ?」
「これ、あげる。あなたも<はんたー>なんでしょ?」
そう言って、どこに入っていたのか大量の武器をどちゃっと取り出す。
……あ、これが目的だったっけ。
見ると、ヒサギのエピタフディオンに封龍剣各種、チーフククリや氷炎剣ヴィ
ルマフレアまで。……私が死ぬまで借りとこうかな。どうせ諦めてるだろうし
、別にいいよな。
そこまで考えて、私はある一つの問題点を見つけちまった。
ー私、大剣以外使えないじゃん…
私は泣く泣く武器の大半を諦めた。……泣いてな
220 :
さんさ:2010/02/28(日) 13:29:18 ID:uDG2Py8w
いてなんていないぜ。目から溢れてるのは……汗だ。
「ところで、どこで空中ブレスなんか覚えたんだ?」
アプトノス車に揺られながら、会話する私たち。すでに塔は種程度の大きさ
になっている。
「自分で見て覚えたりとか、蟹さんの長老に教わったりとか。<はんたー>
の使うのも使えるよ?」
「どんなのが使えるんだ?」
「大きい剣と、後角竜のしっぽみたいな奴」
つまり、大剣とハンマーか。……あと、蟹の長老って?もしかして半年くら
い前に<観察>に出されてた奴か?確かあのダイミョウザザミもすごい戦い
方をすると言われていたが。
(ちなみにヒサギはそいつに挑んでおり、その時も武器を盗られている。
だからアイツが武器を盗まれるのは今回が二度目)
…そろそろ<観察>と<確定>についての説明をするぜ。ま、簡単に言うと
前者はギルドが「モンスターがいる」という報告を受けて、そのモンスター
が危険かどうかを判断している最中。
後者は、「こいつは観察の結果危なかったから狩ってくれ」というギルドか
らのゴーサイン。
他には、「こいつが襲ってきてる!何とかしてくれ!」という街、砦などか
らの特殊な依頼………<緊急>等がある。これは巨大な相手
221 :
さんさ:2010/02/28(日) 14:08:01 ID:uDG2Py8w
が多いが、たまにテオやクシャルの時もある。余談だが、この<緊急>クエス
トをクリアすると、さらに上の<確定>クエストが受けられるようになる。…
つまり、いくら実力があっても、<緊急>が入らなければハンターとしての格
は上がらない。このシステムの構造的欠陥である。
後、観察の期限は一ヶ月。これを過ぎても被害報告がなければ、<確定>しな
い。この少女ーええい呼び難いーは特に人間に危害は加えてないので、恐らく
<目撃報告>で終わっていただろう。あそこで受けておいてよかったぜ。さも
なければディアナ(仮)は永遠に一人だったかもしれないしな。
……そんな風に俺が考えていると、不意にディアナ(仮)が、
「あの…」
「ん、なんだ?」
「あの……名前、なんて言うの?」
「私か?私はソール。一応男だ。で、君の名前は?」
「あの…ありません」
…今こそ、(仮)を(公式)に移すチャンスだ。
「じゃあさ、ベタかもしんないが、[ディアナ]ってのはどうだ?」
……特に深い意味はない。でも<一縷の月光>だろ?ディアナは確か月光っ
て意味だった気がするし、ぴったりだと思うんだが……
「ディアナ…ディアナ……うん」
「どうだ?」
少々不安に
222 :
さんさ:2010/02/28(日) 14:27:28 ID:uDG2Py8w
なってきた。
「いい名前だと思います。私にはもったいないくらい」
「そう言ってもらえると何よりだぜ」
話している間に、ポッケ村の門が近づいていく。
……ヒサギや家猫にディアナの説明をする事を考えると、若干憂鬱になってき
たが、まぁ何とかなるか。
私は、ディアナに右手を差し出した。ディアナは、きょとんとした目で見てい
る。……握手のやり方を知らねぇのか?
「深く考えるな。この手を握ればいい」
そう教えてやると、結構な力で握られる。私はその手を握り返し、
「これからよろしくな、ディアナ」
「はい。これからよろしくお願いします、ソールさん」
223 :
さんさ:2010/02/28(日) 14:36:45 ID:uDG2Py8w
えー。さんさです。やっちまいました。てか誰得?
とにもかくにも、「蒼火と金月」、これが一話になります。
暇なときに続きを……書くかもしれません。
読んでくれた方、ありがとうございます。
ではこれにて
せめてテキストか何かででまとめてから投下しようぜ
225 :
さんさ:2010/02/28(日) 16:00:30 ID:uDG2Py8w
すみません。以後気をつけます。
投下失礼します。観察記録の番外的なもの。
主人公がドSです。外道です。
そのため、投下するか悩んでいました。不快に思われたらすみません。
原型で、キングチャチャブー×人間と、ババコンガ亜種×人間
なお、以前の「死神さんと」と混ぜてたりします。
ゴ―カン物なのでご注意ください。NGは樹海の夜の夢でお願いします。
私はモンスター観察とセクハラが趣味のハンター。
だが、今回は友人と一緒ではない。きちんとした仕事で樹海に来ている。こう見えて公私の区別はつける人間なのだ。
「イーヤさん、大丈夫か?」
私のほうを少し心配そうに見てくる後輩、ヤナに私は大丈夫だと力なく返事をする。
「こんなことに誘って申し訳ない」
私はぺこりと後輩に頭を下げる。そんな私たちに向かって『こんなこと』の元凶が叫んだ。
「はやくしなさい!」
ヒステリックに叫ぶのは貴族の我儘娘。装備はハイメタS装備だがそれほどのランクは持っていないだろう。
たまーに、このような貴族の道楽に付き合わされることがある。
生の飛竜を見てみたい、狩りをしてみたい。しかし何かあれば大変。というわけで、ハンターが護衛となる。
今回の任務は本来私ともう一人という計3人であったのだが、ヤナが最近上位にあがったと聞き、下見も兼ねてどうかと樹海に誘ったのだ。
全員女性なのは、貴族の娘の護衛としてよくあること。貴族の娘に手を出すハンターだっていないわけではない。
そのため、男である友人は一緒に来れなかったのだ。
「急いでくださーい」
にこにこと笑って手を振るのはキリンS装備の美女、レベッカだ。背にはフクロダタキを背負っている。
私は少々重い足取りで、草を踏みつけて進む。
彼女に何かあれば死神が鎌を持って襲いかかってくると思われるため、私も気が抜けない。
あ、彼女というのはヤナの事だ。彼女のバックにはG級のデスギアS男がいる。
後輩育成と称し、某デスギア男が彼女に付きまとっていたのは周知の事実。
あまりにも彼女の狩りについていくものだから、最近ではヤナに敬遠されている。
とはいえ、ヤナは彼が嫌いになったわけではなく、荷物になるのが嫌だから一人で狩りに行くらしい。
「むしろ、好ましいからこそ、足手まといになりたくないので」
そう言った彼女は、実に可愛らしかった。
先日、そんな愛されデスギア男はというと……
友人に、どうやってヤナにデスギアSを着てもらえるかと真剣に相談していた。
デスギアの女性装備は、危うい。実に危うい。あの今にも破れそうなパンツは見ているこちらが不安になる。
それをどうにか着せようとするあの男は間違いなく変態だ。
とりあえず、自動装填の素晴らしさを伝えればどうです?と答えた友人も腹黒い変態だ。
そして、口車に乗せられたのか、現在ヤナはデスギアSのガンナー装備である。うむ、実にヘソがエロい。
正直、私は君のヘソに惹かれて、この依頼を持ちかけたようなものだ。
縁起が悪い装備といわれているが、そんなもの、あのヘソの前には無力である。
そのとき、強い風が吹いて、ヤナのフォールドをめくりあげた。
私は絶句した。デスギアの本領はヘソではなかった!尻だった!!!
今にも破れそうな薄い布から、ちょっと控え目に自己主張しつつ、白い尻が包まれている。
その慎ましさと艶めかしさが共存する装備に私は神を見た!死神ではない!エロい神だ!
思わず天に向かって両手を突き上げ、神に感謝しているところを、ヤナは不思議そうに見ていた。
おぉ、我が友、死神男のセケルよ。君は何一つ間違っていなかった。
青い空で死神が爽やかな笑みを浮かべていた。
「何をしているの!そこのゴム女!」
思い出の詰まったゲリョスX装備の私に、貴族の娘がそう怒鳴る。
「神の御技に感動しておりました」
意味が分からないというように、貴族も後輩も私を見てくる。そりゃそうである。
「ま、まぁいいわ。して、そこのボロキレ女、ここには何がいるのかしら?」
ヤナは顔色も変えず、淡々と説明する。
「大型ならば主に、ババコンガ、イャンガルルガ、ナルガクルガ、ヒプノックと聞いています。
これらのモンスターに出会った場合、逃げるのを最優先します。小型ならば、ケルビ、モス、ファンゴ、あとはランポス種でしょう」
「なら、さっそく探しに行くわよ」
話を聞いていたのかと聞き返したくなるが、黙っておく。
ずんずんと進む貴族の娘のあとを死神女とゴム女が黙ってついていく。
「なんだかこの先に大物がいそうね!!」
……私はふと、思い出す。ハイメタSのスキルは…
自動マーキング!
「見つけたわ!」
貴族の馬鹿娘は大きな声をあげた。その先にはヒプノック!こちらに気づいて威嚇ポーズ!!
「ヒプノックの尾羽といえば、高級品よ!もちろん!取るわよね!?」
なんといいました?この馬鹿娘?
「いかなきゃ許さないわよ!」
「イーヤさん。行くぞ」
ヤナがライトボウガン、ハートヴァルキリーを構えた。
私は貴族の娘に下がるように指示を出すと大剣、キャットオブゴールドを抜いた。
「遠くに行かないでくださいね」
後ろを振り返れば、貴族の娘は護衛のキリン娘と一緒に別のところに向かっていた。
ワァオ!あの子達話を聴いてない!!!会話のキャッチボール成り立たない!
「こらぁ!勝手に動くなぁ!」
私の叫びに返ってきたのはヒプノックの飛び蹴りであった。
とっさにガードしつつ、必死に考える。ここであの馬鹿娘を追ってヤナを一人にしてはいけない。
先ほども言ったように、ヤナに何かあればずっと死神のターンである。そして私は死ぬ。確実に死ぬ。
それにこの任務において、元々あの「貴族の娘はどうでもいい」のだ。
ならば、一刻も早くこの鳥を片づけるしかあるまい、うまくいけば、相手を呼び出すいい餌にもなるだろう。
私はそう覚悟し、私は大剣を振り下ろした。さて、狩りに集中することにしよう。
―――……
幾度かの攻撃で、鮮やかな橙色の羽根が撒き散り、散弾が肉をえぐる。
随分と弱ってきたヒプノックが逃げようと走りだす、が、それはぼすんと落とし穴に落ちた。
パニック状態で暴れるヒプノックにヤナが麻酔弾を数発撃ちこむ。捕獲成功である。
「疲れた……」
私はそう言ってその場に座り込む。
「さて、ちゃっちゃと帰ろうじゃないか」
「イーヤさん、イーヤさん」
「なんだ?どうした」
「依頼人がいない」
私はそこでようやく任務を思い出した。今回はいつもの狩りではないのだと。
「どこに行ったかな。」
「わからない、とにかく探そう」
「そうだな、私はお嬢様を探す。君はレベッカを捕まえてくれ」
奇妙な顔をするヤナに、私は『本当』の任務を軽く説明した。
「……わかった、必ず捕まえる」
静かに怒りに燃えて、ヤナはそう言ってくれた。
私たちは二手に分かれて探すことにした。まさか食い荒らされて死体で見つかるなんてことはないと願いたい。
しばらく、ケルビ達をおびえさせつつ、私は樹海を探しまわる。
そこで妙なことに気づいた。いつもはうざったいあいつらがいない。私は急いであの忌々しいエリア8に向かう。
「何をやらかしたんだ……」
私はそう呟くしかできなかった。
エリア8、チャチャブー達の住処である。私は今、そこの入口にこっそり隠れて様子を見ている。
私が呟いたのは娘の待遇に対してではない。この異様な雰囲気に対してである。
怪しげな香の匂いに、所せましとチャチャブーが集まり、交わっている。
あの貴族の娘はインナー姿で見事に縛りあげられていた。
「離せ!無礼者ぉぉぉ!!!」
先ほどまで泣いていたのだろう、娘は眼を真赤にしてそう叫んだ。
いつもならフィールドにいるチャチャブーがいないのを不思議に思い、来てみたらこれである。
ここは下手に攻撃しないほうがいいと、私は判断する。
言葉が通じないため、どうにかして目で状況を理解しなくてはいけないのだが…
私は巣を双眼鏡で必死に見まわし、さて、どうすればいいかと、私は考える。
そうしてチャチャブーを見ていたら、なんとキングだけが交わっていなかった。
しかし、威風堂々といわんばかりに己の肉棍棒を天に振りあげている。
どうも、この異常に気づきつつも、己の欲望を制御できないといったところだろう。
さしずめ、お嬢様はキングチャチャブー用のお相手か……
うっかりお嬢様の純潔を失うことになったら私たちはひどい罰を受ける。
キングチャチャブーが自慢の棍棒を振り下ろす前に私は巣に乱入した。
突然の来客にチャチャブー達は交わりをやめ、武器を構える……ということもせずに、交わり続けている。
「!私はここよ!はやく助けなさい!」
私に気づいた娘がそう叫ぶが、正直、非常に不利なのだ。動きの遅い大剣は、チャチャブーにはなかなか当たらない。
私が当てるのが苦手なだけかもしれないがね!
ヤナがいたとしても、ライトボウガンは散弾でもない限りチャチャブー退治には向いていない。
先ほどのヒプノック戦で使える道具もほぼ使ってしまった。
私は戦う意思をないことをアピールしつつ、縛られている娘に近づく。
すぐそばでキングチャチャブーが黙って私を見ている。ふと、そこで、踏みつぶされた奇面族の遺産が目にはいった。
なるほど、お嬢様はこれを壊したバツとして囚われたってところか。
『……このような場合、逃げようと思うな。』
やれやれ、『本当の依頼人』の忠告は当たってしまったらしい。
「お嬢様、あれを壊したのですか?」
踏みつぶされた奇面族の遺産を指差し、私はにっこりと貴族の娘にほほ笑んだ。
「それが何よ!はやくここから連れ出しなさい!」
ふぅ、と私は小さくため息をついた。そして、彼女の頭を鷲掴みにする。
「舐めるなよ?小娘。責任ぐらいはとりやがれ」
慣れていない脅し言葉だが、娘には効果があったようだ。怯えている。
「というわけで、責任をとってもらわないとね」
私は貴族の娘を抱きかかえると、四つん這いにさせた。縛られている娘は芋虫のようにしか動けない。
「ちょっとだけだから、我慢してね」
泣きわめく貴族の娘を無視し、キングのほうに尻を向けさせた。
何事かと見ているキングに向かって娘のインナーをずらしてやる。
「何をするの!やめなさい!」
無視して娘の尻の割れ目に回復薬G用に持ってきた蜂蜜を垂らす。冷たい感覚に娘は悲鳴をあげる。
「大丈夫、すぐに終わると思うから」
何を!?という言葉は娘の口から出てこず、代わりに悲鳴だけが聞こえた。
キングチャチャブーが寄ってきたことに気づいていなかったらしい。
「いやぁぁぁぁぁ!!!!」
娘の尻の穴に、猛り狂ったキングの棍棒が入れられていた。
チャチャブー達に、人間の性器の場所などわからない。ただ、そこに穴があるから入れただけだ。
インナーをずらして現れた桃色のツボミに、キングは興奮し自らのソレをぶちこんだ。
一応純潔は守られているので、許していただきたい。
チャチャブーのソレは人間のモノより小さいからまだマシな方だろう。
「ひやぁぁぁ!なんで!なんでぇぇぇぇ!!!」
「……いやー、キングの猛り狂った情熱を沈めるにはこれしかなくて……」
「なんで!なんでこの私がぁぁぁぁ!」
「キングは貴女様がお気に召したようで。」
娘を連れて逃げないのはもちろん事情がある。私とてここまで歪んだ性癖はない。
この巣に焚きこまれた香、おもな成分はマタタビ、ドキドキノコである。
これは獣を発情させる効果があり、チャチャブー達が乱交状態なのもおそらくこの香のせいだ。
さらにこの香を吸っている獣は非常に乱暴となる。
ただでさえ一撃が重いキングと、このチャチャブーの群に襲いかかられたら私とて身の保証はできない。
結果的に、私も犯され、娘も純潔を失うだろう。
そうなるよりは、娘の尻の穴だけでここは穏便にすませたいのだ。
私の尻穴を使わないのか?当然だ。なんで私がそこまでしてこの娘の尻をぬぐってやらねばいけないのだ。
「ひっ!いやぁぁぁぁ!」
イく前にキングの棍棒が大きくなったのを感じたのだろう、娘は絶叫する。
そして尻穴に精液を注ぎ込まれ、中に入り切れなかった精液がこぼれおちる。
「はい、一発終了」
「おっ、覚えてなさいよ……」
「覚えててほしいんですか?」
私はインナーの上から娘の秘所をなぞってやる。
「ひゃあああん!」
「尻穴だけでこうも気持ちよくなれるなんて、そうそうないですよ」
「侮辱するか!このっ…ああん!」
キングがまたそそり立った棍棒で奥深くまで突きあげ、貴族の娘は自分から腰を振り始めていた。
***
――――……
「やっと見つけた……」
私はチャチャブーの巣から出るとしばらく樹海を探索し、ようやくヤナと合流した。
しっかりと縛られているキリン娘、レベッカにも手を振ってやる。レベッカはギロリと私を睨むだけだ。
「ギルドも最低な罠を張るものね」
「君に言われちゃあお終いだね。とりあえず、これで君は犯人だと確定したわけだ。」
ヤナがよくわからないと言いたげに私を見たので、今度は詳しく説明してやった。
「このクエストが、この女を捕まえるためってのは言ったよね?」
「はい、イーヤさんの言う通り、フクロダタキからは……」
先ほど私たちがとらえたヒプノックの素材といくつかの宝石が出て来たらしい。
「私たちがヒプノックから離れたとたんに現れて、嬉々として羽根を剥ぎ取っていました」
ヤナがギロリとレベッカを睨んだ。そう、この女は素材&装飾品泥棒。
主に貴族が護衛を連れていく狩りに紛れ込み、大物素材と貴族の装飾品を盗むのだ。
小さいが、確かに高価なものだけが盗まれていることから、この女が常習犯だとわかる。
開けてはいけないといわれるフクロダタキがまさか、泥棒の金庫だなんて誰が思うだろう。
「彼女の獲物は、いつもお嬢様と連れの女ハンターの場合のみ。
他のハンターに大物を狩らせ、自分はお嬢様を安全な場所に連れ込むふりをする。
お嬢様はたいてい、コンガかチャチャブーの巣に連れて行かされて犯される。わざわざ犯すように、こんな誘引剤まで作ってね。」
私はチャチャブーの巣で見つけた、燃え尽き損ねた香を取り出して見せた。
「大物を仕留めて疲れたハンターが、お嬢様を救おうとするが、返り討ち。
仲間が犯されている間に、彼女は獲物をはぎ取り、お宝持ってスタコラサッサ。という作戦さ」
例え、ハンターはお嬢様を助けに行かなかったとしても、ハンターにとって任務失敗でひどいペナルティとなる。
失敗を話すハンターは少なく、ましてやモンスターに強姦されたと貴族の娘が言えるわけもない。
この事件が発覚するのは実に遅かった。レベッカの悪行を聞いていたヤナの顔は今にも吐きそうである。
「レベッカっていうのも偽名だろう?ギルドカードも偽物だ」
レベッカ(自称)はニヤリと笑う。
「あんたがここに来たってことは、あのガキ、今頃ヒィヒィ言ってるころかしら?」
私は何も言わず、その女を見下す。
「ねぇ、取引をしましょう?貴族のお嬢様の身の安全を保証できなかったんですもの。
貴方達、ひどぉい罰を受けるわよ。それより、一緒に逃げてみない?」
私は、それはわざとらしくため息をついてみせた。
「君も言っただろう?これはギルドでも『最低な罠』なんだよ」
目を丸くするレベッカに、私は行ってやる。
「あの娘が犯されるぐらい、上の人間は承知済みみたいでね」
「なっ!!!」
「私も詳しくは知らないんだけどね。ま、いいんじゃない?我儘娘にちょっときついお灸を据えると思えば」
効率的な考えをすれば、あの娘がコンガに犯されてもレベッカさえ捕まえればよかった。
だから、本来ならば私はあの娘を放置し、レベッカ捕縛のほうに力を注ぐ事もできた。
それなのに尻の穴だけで済まさせ、純潔を守らせた私の手腕に感謝してほしいぐらいだ。
「まぁ、娘さんも口止めと慰謝料として、大物モンスターの素材が二体分もたっぷり貰えるみたい。
本人は知らなかったみたいだからこれくらいは当然かもね」
もしかしたら、親の手でギルドに売られたのかなと私は邪推する。そんな私の考えも知らず、レベッカが目を丸くしてうろたえた。
「二体ですって?」
「あぁ、二体、キングチャチャブーじゃないよ」
身の危険を感じたのだろう。レベッカは身をよじって逃げようとした。が、もちろん逃げられるはずもない。
「ヤナ、今から起こることは絶対に秘密だよ?」
私はいたずらっぽく、人差し指を口の前に持ってポーズをとる。
「……そんなゲス女、どうなろうと知らん」
話が早くて実に助かります。
私は「剥ぎ取り名人」を発動、縛られたままのレベッカ……否、ゲス女の装備を外していく。
もちろん、胸と腰巻、パンツのみを外してやった。
「おや、全部剃ってるんだね」
秘所に毛が一つもないのを見て私は感心した。
「これなら、薬を塗り易いから便利だね」
ゲス女は、これからされることに感づいたのだろう絶叫する。
「待って!待って!お願い見逃して!今まで溜めたお金ぜーんぶ上げるからぁ!」
私は、満面の笑みで答えてあげた。
「無理」
とろとろと粘り気のある液体をゲス女の秘所に垂らし、彼女の体をひっ繰り返してうつ伏せにする。
尻を突き出すような格好をされていたゲス女が、なおも泣きわめく。私は鼻歌混じりで秘密兵器を取り出した
「うおっ!」
ヤナが狼狽する。私だって見たとき驚いた。こんなものを渡すギルドは変態の巣窟かもしれない。
手にもっているのは先が少し細い、小さな筒。中にはマヒダケやらなんやらを混入した特殊な薬が入っている。
その筒の中身を押しだすための細い棒もついている。
「一部のマニアには、大絶賛の品らしいよ」
誰に言い訳するでもなく、私はそういうと、ゲス女の尻穴にそれをねじ込ませた。
「いぎぃぃぃ!!!」
ちょっと裂けたが、早く終わらせたいので細い棒で中の薬を腸内に押し込む。
「何!何を入れてるのぉぉぉ!!」
「しびれ薬、腸内吸収でより効果的に」
まぁ、実際は辱めるためだけだろう、えげつない道具もあるものだ。全ての薬を押しこんで、乱暴に筒を抜く。
「それじゃあ、お相手がおまちかねだよ。たっぷり楽しんで。私はのんびりこっそり観察しとくよ」
私は麻痺で動かなくなったゲス女を軽々と抱え、お目当ての場所に連れて行った。
女は、女に対してサディスティックなことを簡単にできるという説は、あながち間違いではないかもしれない。
―――…エリア7の洞窟で、ゲス女をうつ伏せにし、腰だけを上げさせ、足を開かせた。
そして、私は厳選キノコをゲス女の秘所にねじ込ませる。
「おや、ずいぶんとゆるゆるだね。もしかしてこれからの事に期待してる?」
「誰がっ!このっ!ひぁあぁん!」
生意気なゲス女の敏感なところを指ではじいてから、私はまた薬を秘所に垂れ流した。
このゲス女の秘所に垂らされている薬は、コンガを発情させる薬である。
そして、エリア7はババコンガ亜種の寝床だと確認されていた。私とヤナはゲス女を放置して隠れる。
間もなく、鮮やかなグリーンのババコンガがのそのそと鼻をひくつかせてやってきた。
「いやっ!いやぁぁぁ!!!」
まだ、モスやケルビ、コンガ、チャチャブーならここまで狼狽はしなかっただろう。
彼らの男性器はまだ許容範囲だ。しかしあのババコンガの生殖器のなんとご立派なことか。
フゴフゴと鼻を鳴らし、置いてきた厳選キノコに舐めて味わい、器用にも尻尾をゲス女の秘所に入れる
「あひぃっ!」
結構な太さと硬度を持つ尻尾が押し広げるように秘所に入り、キノコを取り出す。そのままキノコをパクリ。
気が狂わんばかりにゲス女は叫ぶ。が、知ったことではない。ババコンガはコンガのボス。
どんなコンガのメスも孕ませる権利がある。それがメスコンガの匂いをさせたゲス女であろうとだ。
ババコンガは濡れ始めた生殖器をゲス女に擦りつける。
これはマーキングも兼ねているらしい。俺の子を孕むんだぞと暗示させているという説もある。
ババコンガがメスコンガと交合できるのだ、コンガより少し小さい程度の人間も……
「いぎゃああああああ!!!」
裂けんばかりの苦痛であろうが、ババコンガの生殖器を入れてやることができる。
ぐちゃりぐちゃりと、血が混じっているであろう水音。
ゲス女は白目をむいて涎を垂らし、激痛に耐えている。
腹部が異様に膨れ上がっていることから子宮の奥まで突かれているらしい。
これでまだ媚薬でも盛られていれば快楽を感じたのだろうが、あいにくそんな優しさはない。
「いっ!ひっ!やぁぁぁ!!!」
ゲス女の叫びにババコンガは全く気にせず腰を振る。地獄のような責苦の後、たっぷりと精液が注ぎ込まれていく。
「もちろん、一回じゃ終わらないよ。こんな季節外れに発情させられたんだ。
さらに、ギルドから渡された強精剤入りキノコも食べた。体力の続く限り、犯し続けるってわけだ」
「それで、体力の尽きたババコンガを捕獲というわけか」
「ついでにあのゲス女もね。知ってるかい?とってもマニアックな高級娼館ではモンスターと娼婦の性行為を見せものにしてるんだってさ。」
「再就職先が見つかるなんて、彼女も幸運だな」
「まったくだね」
私とヤナはババコンガに見つからないよう隠れて双眼鏡でのぞいていた。
ババコンガの顔は赤く上気し、すでに二発目を発射している。
「普通なら一発ヤッたら別の雌に行くんだけど、季節の関係で彼女しかお相手できない。だから、ずーっと注ぎ込まれるわけだ。」
「スゴイ薬だな」
ヤナの言葉に、私は真剣な顔を作って忠告してやった
「ねぇ、なんであんな泥棒女がこんな香を用意できたと思う?」
「自分で調合したと思っていたが……」
「それなら一番いい。問題は、ギルドもしくは王宮での研究員が作った可能性もあるということ。
または、用意出来るだけの泥棒組織があるのではという可能性もある。
前者なら裏切り者の粛清、後者ならその組織の破壊をしなくちゃいけないわけ。
だからまだ、あのゲス女は殺せない。情報を引き出さなくちゃいけないのだもの。」
そのかわり、とてもとてもひどい目にあってもらうというわけだ。
「今まで犯された貴族の娘さんがたのリクエスト。きっと彼女は娼館に連れていかれて、娘さん方の前でモスにでも犯されるんじゃない?」
「モスで済みますかね」
「あー、きっと済まないねぇ。でも、酷い目にあうのは分かり切ってるかな」
「たとえば?」
「それを私に説明させるのか?そんなに気になるなら、セケルと見に行けばいい」
「彼はそんな気持ち悪いもので興奮しません」
「おや、それは惚気かい?」
私がそう返しつつ観察していると、ババコンガがようやく生殖器を抜いた。
しかし、終わりではないようで、まだそれはそそり立ったままだ。
あまりにも広がりすぎたのか、それとももう十分注ぎ込んだと思ったのか。
今度はゲス女の尻穴に、それの先を当てた。ゲス女の驚愕した顔が実に小気味いい。
「いやぁ!やめて!やめてぇ!助けてぇ!」
きっとゲス女にはめられた娘たちもそう叫んだことだろう、と私はなんとなく思う。
先ほど私にされた浣腸とは、まったくレベルの違うソレが愛撫もなしに一気に貫く。
「ぎゃああああああ!!!」
ほう、これは面白い。私は肛門まで犯すババコンガに興味を持つ。
普通の繁殖期ならあんなところには入れないだろう。
ならば今回いれたのは繁殖、つまり子孫を残すためではなく、完全に己の欲望からではないだろうか?
一夫多妻制のコンガだが、ずっと一番いにしておくと、このような行動に走ることもあるのかもしれない。
チャチャブーのものとは全然サイズのちがうそれに、ゲス女は死にそうな声で鳴き叫ぶ。
泣き叫びつつも、秘所からは愛液がとめどなく流れ始めていた。
どうも、脳内麻薬でも出ているのか、それとも精液を押しだそうと無意識に体が動いているのか。
女の体は、女にもよくわからないものなのだ。
「で、イーヤさん。あのお嬢様は?」
つい夢中で見ていたが、ようやくヤナが貴族のあの子のことを思い出したらしい。
私はどう答えるべきかと、言葉を探す。
「……それがねぇ……」
私は言葉を濁すしかできなかった。
……キングチャチャブーをとりあえず満足させれば、それでお嬢様の役目はお終いだったのだが……
「ひっ!あっ!あっ!あああああ!」
どうも香にあてられたらしい。騎上位で尻穴を使い、キングの生殖器をきつく締めあげている。
既にぐったりしつつあるキングだが、それでも娘の欲望に応えてやるその姿がいじらしい。
秘所からは愛液がどろどろと流れて、キングを濡らしていた。もう何回目か分からない射精に、娘はうっとりとしている。
もはや、どちらが犯しているのかわからない。
あんまりにもキングの性器を咥えこんで離さないもんだから、ちょっと放置した結果がこれだよ!
とりあえず、私は乱交状態のチャチャブーの巣に、閃光玉を投げ入れた。
娘の体を持ち上げて、すでに萎えたキングの生殖器を引っこ抜く。
閃光玉でくらくらしている娘に、ネムリ草をすりつぶして布に染み込ませたもので口を押さえつける。
娘の尻穴からどろどろと精液が流れるが、とにかく急いで彼女を抱えて洞窟の外にでた。
「はい、ご注文の品ですよ」
私は裸の娘を特別ネコタクに乗せてやる。しばらく何があっても起きないだろう。
「すまないね。彼女は貴重な協力者だ。全て忘れさせ、丁重に保護するよ」
滑らかに喋るアイルーがぺこりと私に一礼する。
「君たちは、これ以上何も知らなくていい。他言無用だ。」
「まぁ、こちらも変な噂を立てられたくないからね」
私は軽口をたたき、ヤナも頷いた。
エリア7からはまだゲス女の悲鳴と、ババコンガの興奮した声が聞こえてくる。
「レベッカという女も、この少女も、そして私も。全ては樹海が見せた幻。忘れたまえ」
そう言って上質なコートを着たアイルーは私たちに背を向けた。
「キャンプに、帰りのネコタクをすでに呼んでいる」
もう帰れということなのだろう。私たちはそれに従った。
これで、すべてが終わり。
私たちはあのゲス女にも貴族の娘にも二度と会うことはないだろう。
いつもよりだいぶ色をつけられた報酬。
「ヤナよ」
「何か?」
「こんな汚い金は一気に使いこんでしまわないか?」
私の提案に、ヤナはそれが一番いいと言って笑った。
きっと、互いにどこか罪悪感があったのだろう。酒で何もかも忘れたかった。
―――ゴム女と死神女は、どこの酒場で豪遊するかと話し始めた。
樹海での女の悲鳴など、まるで聞いていなかったかのように。
全ては夢、ならば今夜は夢だと思えるぐらい豪游しようではないか。
以上です。何度も書き直して確認しましたが、穴がありましたら申し訳ない。
こういうのはギルドナイトがやるのでは?というツッコミがあると思いますが
ネコートさんクエにもギルドナイトがやるべきなんじゃね的なものが見れますのでそこはお許しを(囮捜査とか)
デスギアSの女装備はお勧め。マジお勧め。正直これが伝えたかっただけ。
観察記録の人きたああああ俺だ結婚してくれー!!
キングチャチャブーが可愛いと思ったのはこれが初めてです。
GJだ!結婚してくれ!!
相変わらず人を魅せる流れの上手さ!
にしても、貴族の娘をひん剥きつつキングチャチャブーに差し出すくんだり…シュールな光景だ。
あとフクロダダキ…開いたの?
貴公・・・ギルドナイトに消されるぞ・・・
>>237 GJっすぃたぁ!
脚デスギア腰ガブラスベルトのドクロ装備は結構好きです
頭はピアス系…スキル?しらんなぁw
>>237 GJ!貴族娘のキング逆レイプイイヨイイヨー
デスギア娘の素晴らしさを知るものがいてくれて嬉しいw
243 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 05:02:59 ID:/EGqfwGS
GJ!!最高の作品でしたイイヨイイヨー
244 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 03:48:08 ID:Asd4oHyj
ここって保守間隔どれくらいだろう
雑談すらないのか。みんなGEのほうにでも行ったか?
みんなモンハンで起こりうるラッキースケベについて語ろうぜ!
今モンハン部でやってる漫画でネタがあるんだけど、作者スレ立てたほうがいいの?
>>246 過去オラージュや小説でのSSが投下されていたから
注意書きさえちゃんとしていればここの投下で大丈夫なんじゃないか?
>>245 俺には「海中を皆で進んでいたら、気になるあの子の股間がドーン」ぐらいしか思い浮かばないぜ。
249 :
ろくろ:2010/03/07(日) 02:04:50 ID:e3HlMvNt
一週間のご無沙汰でございます。ろくろです。
誰かが待っててくれると信じて第二話でございます。
今回は少し短いかも…
250 :
ろくろ:2010/03/07(日) 02:05:34 ID:e3HlMvNt
「あ、起こしてしまいましたか?」
はっきりしない頭でゆっくりと体を起こすと、依頼人のコーナーが心配そうな顔で自分を見ている。
「あ、まだ寝ていてください。傷口が開いてしまいます」
「ここは?」
「村の療養所です。あそこの方が、あなたをここまで運んでくれたんですよ」
「そうですか・・・・・・」
「はい」
そのまま気まずいようななんともいえない空気が続く。あと少しでその空気が破裂しそうな瞬間に救いの声がした。
「ふうああああああ……よく寝…ン?」
その「彼」はリンを見るなり飛びついてきて、
「大丈夫か、ご主人?怪我はないか?
もっと急いで駆けつけられれば良かったのだが何分ギアノス共が
襲い掛かってくるから格の違いを見せつけようとしたのだがキリが無くてなな――」
「あの、」
「ん?」
「確かに私は貴方を助けた。けど、主人にまでなった覚えは…」
「何をおっしゃる!少なくともそなたはこの身を救って下さった。ぜひこの御恩をかえさせてくれんか?」
「取り立てて、何か頼むようなことは……あ」
「ん、どうかされたか?」
「あそこにいた鋼龍は?」
「あの鉄の塊か?なら完膚なきまでぶちのめしてやったわ」
「首は?」
「首?それなら胴と一緒に村に飾っておいた。中々立派に獲れたわ」
完膚なきまでに?あの鋼龍は外殻の硬さだけで言えばとんでもないものがある。
通常規格から外れた威力の弾を使っても、貫通せず足の中ほどで弾が止まってしまった。
だからこそ、あのまま地べたに落ちたのだろう。しかし目の前の男はまともな武器を持っていなかった。
ということはあの環境で自らの拳だけであの甲殻を打ち破り首まで持ち帰ってきたことになる。
「いつ、この村にもどったの?」
「つい昨日だ。あそこの山道はてこずったがそれでも半日もあれば十分だったわ。しかし幾ら頬を叩いてもご主…じゃないそなたが起きんのでな、
簡単にだが傷の手当もさせてもらった。勿論胸部には触れてもおらんし見てもおらん。安心せい」
とてもにわかには信じられる話ではない。さっきまで蚊帳の外だったコーナーに視線を送る。
この男の話は本当か?
「本当です。私たちも最初は嘘だと思いましたが、彼が村の入り口に置いたのは確かに鋼龍の首とその体でした」
「まだ信じておらん顔じゃな……よし、わしの背に乗れい」
そういって男はしゃがんで背を向ける。服を着ても猶判る。
その背中には並々ならぬ歴史が刻まれている。
「…ん…」
「だから、まだ起きては」
「大丈夫。あんまり寝てると、感覚が鈍る」
「……判りました。でも、あまり無理はなさらないで下さい」
251 :
ろくろ:2010/03/07(日) 02:06:09 ID:e3HlMvNt
「問題無い」
いつもより少しおぼつかない足取りで立ち上がると、
「背中は使わんのか?」
「いらない。怪我の直りは速いほうだから」
そう言って脇に手を宛がいながら歩いていく。まだ痛みは残るが長いこと部屋に居た性か外の空気が凄く心地がいい。
「無理だと思ったらすぐ言ってくれ。肩ぐらいなら幾らでも貸すぞ?」
「ありがとう」
リンのいた家は村の外れらしく広場を含めた村を一望できるポイント。
そこから広場を見ると確かにいた。見上げるほどの巨体ととんでもない威圧感。
素材として使えない肉を残し、皮や鱗を丁寧に剥ぎ取ってある。ゆっくり歩を進めていくと村民が声をかけてくる。
体はもう大丈夫か。よくやった。ありがとう。あんた達は英雄だ。そんな声が自分に降ってくる。
今まで無傷、喰らってもかすり傷を二、三だけだった。それ故、感謝の言葉はいつも自分の背に投げかけられてくるもの。
面と向って言われると少し恥ずかしい。その恥ずかしさは申し訳なさも混じっていた。
自分は無様に攻撃を受けあまつさえ、見ず知らずの男に助けられたのだ。感謝の言葉を受ける資格は無い。
それがリンの今の感情である。だがリンにその感情を植え付けた本人は、
「もっと胸を張れい。幾ら傷を負っていてもお主はこの村の、救いになった。それが暗い顔をしていては示しがつかんぞ」
「でも倒したのは私じゃ無い」
「それを知っているのはわしとお主と、あのコーナーとか言う若造だけじゃ」
「え?」
「村民はお主があの鉄塊を倒したと思っておる。実際止めはお主が持っておった小刀を使わせてもらった。
拡大解釈をすればお主が倒したといっても差し支えないじゃろう」
「そんな屁理屈――」
「屁理屈でも何でも、現にこの村は救われた。こうやって亡骸を晒しておけばこの村に暫くはモンスター共も近付くまい」
「でも、」
「しつこい。今は目の前の現実を呑め」
「じゃあ最後に一つ……」
「なんじゃ?」
そのまま、リンは言いづらそうに一言だけポツリと、
「貴方は一体何者?」
252 :
ろくろ:2010/03/07(日) 02:06:35 ID:e3HlMvNt
「つまり君は、金獅子、と?」
「うむ、間違い無く貴様らが金獅子と呼んでおる生物じゃ。
火山でちょっとしたいざこざに巻き込まれてしまってな。ふもとの川に辿り着いたと思ったらいつの間にか人の姿になっておってな、
そのまま流され雪山へ。目覚めたら見覚えのあるマントと、食料がおいてあってな、この娘に助けてもらったというわけだ。
しかし齢は貴様をとうに超えておる。偉そうに『キミ』などと呼ぶな」
「何?」
そう言うと金獅子は少し偉そうに胸を張り、
「百をとうに超えた先人に『キミ』は失礼じゃろう」
そして、どや顔。
「証拠になるかどうかはわからんが、記憶力は良いほうでな」
そう言って顎に手を当て数秒黙考したあと、
「確かお主は、四十年前にわしに挑んで負けた、鎚使いじゃろ。あの時の足の傷は大丈夫か」
ギルド長が現役を退いた原因。それが金獅子との戦い。そして足の古傷も知っている。
「お陰様で、今はオブザーバーだ」
長年の勘が仇敵だといっていた。
「ところで名前は?」
「そんなものは無い」
「………フィスト」
「「ん?」」
「フィストというのは…」
「フィスト…拳か、うむ、気に入った。わしの名は今からフィストにしよう」
「そうあっさりでいいのか?」
「仕方あるまい。ない知恵を絞っても妙案は浮かばん。なら出された案に従うのもまた一興」
「成る程」
253 :
ろくろ:2010/03/07(日) 02:08:39 ID:e3HlMvNt
一応ここまででございます。現在ストックが不安&マジ忙しいので、
また間隔があくかもしれません。また上げたときは生暖かいめで見てやってください
ではノシ
無理せずがんばれー。
GJ! 良いコンビだなあ。進展楽しみにしてる。
>>248 灰暗い水の底からパンツを覗く会(覗き専用装備に身を包み、1日中水底に潜伏し、ローアングルからの眺めを楽しむ集団。孤島の海にもいる)の皆さんを思い出したwww
>>256 ずっと前のスレでネタとして出たパンツハンターのこと思い出したわww
つうかなんだその野鳥の会みたいなのwww
女ふんたがネブラたんにちゅっちゅされるのとか見たいな
>>257 『エロ装備の女ハンターを愛でる会』ってのもあるよ。
まぁ2つとも某同人サークルのネタだけどねw
フルフ○ブラザーズ(バ○ツ兄弟)にアカ○の兄貴、○リン男爵にウ○ムの親父とかwww
抜けてるように見えるが、たぶん違うんじゃないかな。
>>そのまま、リンは言いづらそうに一言だけポツリと、
>>
>>
>>「貴方は一体何者?」
>>
>>
って行が開いて
>>「つまり君は、金獅子、と?」
だから空白の間か、場面変換を意識してんじゃない?
すぐ上の観察記録の人でいえば
>>
>>***
>>
>>――――……
の表現かと。本当に抜けてたらごめんwww
少しずつ関係は進んでいるものの未だエロが無い百合っぽいの
慣れとは恐ろしいもので、狩りから帰ってくるとラーシャが食事を作って待っていてくれる
ことが当たり前のようになっていた。(金髪の美女が居候しているというのは村に10分で広まった。田舎の伝達力は異常)
家庭的な性格ではない自分としては、きちんと武器ボックスの中身も整理整頓されているのを見て、うれしいやら恥ずかしいやら
枕カバー中にの中に隠してたエロ本がばれたときのような複雑な心境だ。
代わりにラーシャは炊事洗濯整理整頓その他もろもろの見返りとして、キスを要求してくる。
何故夜伽ではないのか(する気は今のところ無いが)と尋ねるとラーシャは顔を真っ赤にして
「……初めてだし。もうちょっとニカのことを知ってからでも遅くないかなって」
うつむきながら人差し指と人差し指をちょんちょんとしながら答えた。
女同士というキスにはいささか抵抗があったが、自分は自慢ではないが顔は悪くないと思っているし、ラーシャは美人だ。
今では狩りに行く前と帰ってきたときそして寝る前と最低でも日に三度はキスをしている。
女性同士というのも案外悪いものではないなと思った。
本日の獲物は雪山のクシャルダオラ、古龍が相手になる。一応ギルドにはエルなんとか兄弟
という人体練成が得意な人物がいるとかで、死ぬことは無い。
「ニカあいつらだけはやめろやめるんだ」
しかしラーシャはニカを行かせようとはしない。しっかりと腕をつかみ行けないようにして
いる。
「心配してくれてるの?」
「それもあるさ。でもそれ以上に駄目なことがあるんだ」
「……それは?」
ふぅ、とひとつため息をついてラーシャは言った。
「あいつら嫌いなんだ特に雪山に陣取ってるやつは相性的に」
ドスドスドスッ
三本の矢がラーシャの形のいい尻へと突き刺さった。
30分後、尻から矢を抜いて消毒をしてもらったラーシャがベッドの上でうなっていた。目
にはほんのり涙が浮かんでいる。
「うう……ニカは容赦が無いな」
「ごめんごめん」
金髪の髪をくしゃくしゃと撫でながらニカは謝る。
「いいよもう。代わりに今日の狩り、あいつらを徹底的に叩きのめしてくれよ?」
「わかった。行きがけに新しい武器作ってくるから、それで頑張ってくる」
ニカは寝転がっているラーシャの額にキスをすると、アイテムボックスからいくつかコイン
を取り出して家から出て行った。
集会所の前を通りかかるとライバルハンターがホットドリンクをくれた。頬を赤くして何か
いいたげな表情だったがそのまま集会所へと入っていった。
雪山にたどり着くと新調された武器をニカは取り出して調整し始めた。本日はタツジンボウガンをこの日のために作ってきた。
店主曰く雪山でのボウガンは弾詰まりが起こりやすいそうだが気にしない。
クシャルダオラに効果的という電撃弾を速射できるらしい。
クシャルダオラはベースキャンプ近くにはいないので、先ほどもらったホットドリンクを持
って雪山へと上ることにした。
雪山頂上付近にたどり着くと人のsagaかどうかわからないが、急に試しうちをしたくなった
。近くでギアノスがいたので電撃弾を込め、狙いを定める。
引き金を引くと軽快な連続音と共に電撃弾が2発発射された。電撃弾を食らったギアノスは、そのまま息絶えた。悪いことをした罪悪感を持ちつつもクシャルダオラがいるはずの山頂へと向かった。
山頂へつくとボウガンを構えながらあたりを見渡す。しかし相手の姿はどこにも見えない。
「……ん?」
ふと雪をよく見てみると雪に混じって茶色のなにかが上から舞っている。さらに耳を澄ますと、キシキシときしむ音がする。
顔を上げて見ると原因がそこにいた。
あの黒鉄色のクシャルダオラではなく錆色のクシャルダオラ、それが今まさに脱皮しようとしているのだった。
噂に聞いていたがまさか実物を見られるとは思っていなかったニカは、ボウガンも顔と一緒に上げてそれを見つめていた。
背中の部分が盛り上がり、バリバリッという音と共に、純白の色をしたクシャルダオラが姿を現した。ひょっとしなくてもキリンよりも幻想的な光景に思わず見とれてしまう。
バシュン
「えっ」
引き金を引いていないのに電撃弾が一発だけ発射された。銃口が上向いて発射されたそれは、見事にまだ白いクシャルダオラの頭を打ち抜いた。
3発発射されるはずの速射弾の、弾詰まりを起こした最後の一発だった。
目標を達成しました
「えっ」
1分後に帰還します
「えっ」
納得のできないニカの叫びが、雪山に響き渡った。
「えええええええええええええええええええっ!?」
ちなみにこの影響で雪崩が起きて、このクエストが終わったら結婚すると言っていた通りすがりのハンターの一行が消えた。
複雑な気分で家の前にたどり着いた。(報酬は一応もらえた)
玄関の扉はようやく直ったものの、以前よりは非常に壊れやすくなっている。ため息をつきながらドアノブに手をかけた瞬間、背後に気配を感じた。
振り向くと、年は10歳くらいと思われる少女が立っていた。少女は真っ白な長髪と肌、そしてそれとは対照的の黒いワンピースを着ていた。
「……ニカだよね?」
「そうだけど、貴女は?」
「私は、貴女に裸を見られたうえ撃たれた、クシャルダオラ」
そういうと自分をクシャルダオラと言った少女はニカの首に抱きつくと、強引に唇を奪った。
「……責任、とってください」
ああ、またこういう展開かと思いつつニカは武器屋の話を聞かなかった自分を叩き切りたかった。
終わりです 見てくれた人に感謝
自分のはどうあがいてもシリアスにはならんと心から思ったけふこのごろ。
多分続く。続いたらきっと次はディアブロスあと進展させてエロもがんばってみる
268 :
ろくろ:2010/03/08(月) 21:14:04 ID:b0u8thzM
>>261 >>262 両氏、実は抜けていません。
262氏の仰るとおり場面転換の意を込めてやってみました。
なるだけ、!、?の二つの記号だけを使ってがんばろうと思っています。
これからもよろしくです。
どっちもGJ!!!
270 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 15:17:25 ID:fWa9mfxp
270GET!!!
271GET!
一番擬人化したらツンデレっぽい竜ってなんだろうか。
ティガか?ディアブロか?ナルガか?エスピか?
意外とグラビはツンデレって感じがしないのは何故だろう。
グラビモスは、ガードは固いが素直ではありそうなイメージだなw
個人的にはティガレックスがツンツンイメージ。でもガードは緩めっぽい。
ベリオじゃね。
じゃあぺっこたんはすぐに「おかーさーん」って助けを呼ぶ妹属性な感じ?。
そこにジョーさんが出てきてヤっちまうわけだな
殺しはダメ絶対
その発想はなかった。
ペ「だれかあそぼうず クエックエッ」
ジョ「へへっ いい声してるな お兄ちゃん食べちゃいたいくらい」
ペ「ら、らめぇ!狩猟しないで///」
ジョ「へへへっ 捕獲対象モンスを討伐するのは気持ちいいぜ うっ」
みたいな?
チャチャは俺のモノ
>>184続きで。
ゲリョスのその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで飛んだ。
しかし、夜更けまでには村に着くと踏んでいたゲリョスの翼に、突然、激痛がはしった。ゲリョスを
傷付けたそれは細く鋭く、厄介なことに炎を帯びていた。
動かすほどに翼は痛んだが、ゲリョスは降りることも、戦うこともしなかった。ゲリョスにはやるべき
ことがあったのだ。
村へと到着したのは、あくる日の午前、日はすでに高く昇って、沼地のモンスターたちは住処を出て
縄張りの見回りを始めていた。
ゲリョスの妹のイャンクックも、今日は兄の代わりに縄張り回りをしていた。よろめいて飛んでくる
兄の、傷付き、疲労困憊の姿を見つけて驚いた。そうして、嘴喧しく兄に質問を浴びせた。
「なんでもない」
ゲリョスは無理に笑おうと努めた。
「砂漠に用事を残してきた。またすぐ砂漠に行かなければならぬ。明日、お前の結婚式を挙げる。早い
ほうが良かろう」
イャンクックは桃色の身体をいっそう赤らめた。
「嬉しいか。綺麗な衣装や、閃光玉も拾ってきた。さあ、これから行って、沼地のモンスターたちに
知らせてこい。結婚式は、明日だと」
ゲリョスは、また、よろよろと歩きだし、がらくた置き場を飾り、祝宴の席を調え、間もなくエリア2に
うずくまり、大剣溜め3で切りつけても起きぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。
目が覚めたのは夜だった。ゲリョスは起きてすぐ、花婿のイャンガルルガの家を訪れた。そうして、
少し事情があるから、結婚式を明日にしてくれ、と頼んだ。婿の牧人のコンガは驚き、それはいけない、
こちらにはいまだなんの仕度もできていない、虫の季節まで待ってくれ、と答えた。
ゲリョスは、待つことはできぬ、どうか明日にしてくれたまえ、と更に押して頼んだ。牧人のコンガも
頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論を続けて、やっと、どうにかイャンガルルガを
なだめ、すかして、説き伏せた。
結婚式は、真昼に行われた。新郎新婦の、ミラルーツらへの宣誓が済んだ頃、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり
雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。祝宴に列席していた沼地のモンスターたちは、
なにか不吉なものを感じだが、それでも、命名気持ちを引きたて、狭いエリアの中で、同士討ちしそうに
なるのもこらえ、陽気に咆哮し、嘴や鉤爪を拍った。
ゲリョスも、満面に喜色をたたえ、しばらくは、ディアブロスとのあの約束さえ忘れていた。祝宴は、
夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、モンスターたちは、豪雨をまったく気にしなくなった。ゲリョスは、
一生このままここにいたい、と思った。この沼地の仲間たちと生涯暮らしていきたいと願ったが、今は、
自分の身体で、自分のものではない。ままならぬことである。
GJ
GJ!
ゲリョスも満面に喜色をたたえ…キモ
やだこのゲリョスかっこいい
285 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 08:53:20 ID:uLboTfI7
初投稿しようかな〜
286 :
肉食と草食:2010/03/16(火) 10:25:48 ID:uLboTfI7
はじめまして!
私今回はじめて投稿させていただきます
いろいろだらしねぇ場面もありますがよろしくお願いします〜
287 :
肉食と草食1:2010/03/16(火) 10:26:44 ID:uLboTfI7
「この変態!!!」
「ぶべらっ!!!」
俺は思い切り蹴られて森と丘のフィールドの宙を舞う
「バーーーーカ!!!!」
そう言って緑色した女は飛び去った
「畜生!これで3回目だ!!!」
俺は地面を蹴った
俺の名前はリョウ
一応リオレウス亜種
亜種といってもなぜか俺は普通のリオレウスより貧弱で弱い
なので俺には彼女どころか仲間なんてできたためしがない
とっとと童貞卒業したい俺はとうとう強姦する決意をした
ずっとたまってるからな
わかるだろ?
だが、見ての通り今日でもう強姦失敗したの3回目だ
普通の雌火竜より弱い亜種の雄火竜なんて世界でたぶん俺ぐらいだろうな…
え?
本当にリオレウス亜種かって?
俺のこの体を見てくれ
すごく…真っ青です…
わかったか?
そんな俺を嘲笑うかのようにケルビの番が前を横切る
「うぜぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!」
俺は番にむかって火を吹いた
だが見事にひらりとかわされる
俺はとうとうぶちキレた
「きぇぇぇぇぇぇええええぇえぇ!!!」
俺は奇声をあげて突進するがこれもまたかわされ、それどころかケルビに頭突きされちまった
もう俺死のうかな…
ふと前を見ると、遠くにアプトノスの大群がいた
いくらか雌も混ざっているだろう
もうこうなったら……
288 :
肉食と草食2:2010/03/16(火) 10:29:34 ID:uLboTfI7
「気をつけてね。ここら辺にも肉食獣がたくさんいるはずだから」
私はそう言って足元に生い茂っている草を食べ始めた
「うん。わかってるよ姉さん」
私の弟も同じように食べ始めた
私の名前はリアラ
草食竜のアプトノス
この2、30頭の群れは食料を求めて歩き、ようやく食料のあるところにたどり着いたばかりだ。
前に住んでいた所は資源が枯渇してしまい、もう住めるところではなかった
何日かぶりの食事
とてもおいしく感じられた
「・・・?」
私はいやなにおいを感じた
獰猛な肉食獣のにおい
まさか・・・!
「みんな逃げ―」
≪ガァァァァアアアアアア!!!!≫
すさまじい咆哮が響く
その発生源を見てみるとなんとリオレウスの亜種が・・・!
「キャアアアァァァ!!」
「死にたくない!!死にたくないぃ!!!」
まずい!みんなパニックに陥ってる!!
群れのリーダーとしてみんなを落ち着かせなきゃ!!
だけどリオレウスは私たちの群れに突進してきた
≪グオオオォォ!!≫
群れの先頭にいた私はあっさりリオレウスに捕まってしまった
「キャアッ!!」
「姉さん!!」
リオレウスが私の首に噛み付く
「みんなをつれて逃げて!!」
私は弟にむかって叫んだが、弟は首を横にふる
「いやだ!姉さんを置いていけるわけないだろう!!」
すると、群れの一頭が弟をつかみ、
「来い!リアラの意思を無駄にするな!」
と言い、弟を連れて行った
「嫌だ!姉さん!!姉さあぁん!!!」
群れの姿が小さくなっていく
(ここまでか…皆、弟を頼んだよ…)
289 :
肉食と草食3:2010/03/16(火) 10:31:53 ID:uLboTfI7
私は死の覚悟をした
リオレウスは、私を足で押さえつけたまま顔を私の白いお腹に近づけた
そして私のお腹に噛み付き、そのままくちゃくちゃとおいしそうに食べ始めた……
そうなると思った
だが、いつまでたっても痛みはこない
予想外のことがおきた
なんとリオレウスが私のお腹をペロペロと味わうように舐めていたのだ
ぴちゃっぺちゃっ
少し気持ちいいざらついた舌が私のお腹を這いずり回る
「や、やんっ!やめて!」
そう言ったが、逆に舌の動きを激しくし、お腹を舐める速さもあがる
「あっ…ん…」
そしてリオレウスは顔を私の下半身に移動させ…
ぴちゃっ
「ひゃっ!!!」
リオレウスが私の秘所を舐め始めた
「そ、そこは…んっ…だ、だめぇ…」
リオレウスが秘所を舐めるたび私の体はビクビクはねる
そして、とうとう舌が私の秘所の中に入ってきた
ぬちゅ、ぬぷちゅ…
私の中でリオレウスの舌が暴れ回る
「や、やあぁぁぁ…やめてぇぇ…」
リオレウスの舌は私の奥まで貫いて私にすさまじい快感を与える
「イっちゃう!!イっちゃうよおぉ!!!」
リオレウスの舌がズンと奥に届いた瞬間、私は盛大な潮を吹いて絶頂してしまった
『グォオ!?』
リオレウスは私の愛液を顔に浴びて少し驚いた様子だ
「ハァ…ハァ…」
私が息をきらしているとリオレウスはその、太い丸太のようなペニスを私の秘所にあてがっている
(…交尾!)
私は必死に暴れた
だけどリオレウスの強い力には勝てず、逃れることは不可能だった
「いやあ!!私のはじめてを異種族に奪われるなんてぇ!!!」
私の願いもむなしく、リオレウスのペニスがゆっくり私の中に進入してきた
「やぁぁぁあああ!!痛いよぉお!!!」
死ぬ覚悟はできていた
できていたけど…まさか犯されることになるなんて…
リオレウスは腰を振り始める
私の秘所をリオレウスのペニスが出入りする
「やめてぇぇぇぇぇえええ!!!!」
私の秘所からは若干血が出ている
リオレウスは前にもまして、腰を激しく振った…
どのくらいの時間が流れただろう
リオレウスのペニスがずっと私の秘所の出入りを繰り返している
いつの間にか秘所に感じるものは痛みから快感へと変わっていた
私はもう抵抗する気力もなくなっていた
そしてとうとうリオレウスに限界が来たようだ
『グルルルルルルルル…』
そう鳴くと私の中にいっぱい白い液体を注いだ
液体は私の中に収まりきらず、ゴボッと音をたてて外に漏れ出した
(熱い…)
私はそのまま気を失った…
290 :
肉食と草食:2010/03/16(火) 10:34:08 ID:uLboTfI7
とりあえずここまでです
いつか続き書きたいと思ってますのでその時はよろしくです〜
乙でした
けどsage忘れてますよ?
292 :
ろくろ:2010/03/16(火) 15:44:37 ID:tuMVHOc3
八日ぶりって打とうとしたら、youになって焦ったろくろでございます。
「いつでも心に弾丸を」第三話をお届けさせていただきます。
それでは、どうぞ
293 :
ろくろ:2010/03/16(火) 15:45:26 ID:tuMVHOc3
リンの母方の祖父。名をシーク・トール(リンのフルネームはリン・トール)。当時はハンマー片手に各地のモンスターを薙ぎ倒し、「鎚鬼のトール」といえば大陸一のハンマー使いとして名を知らぬものはいなかった。
そこを先代の「特務」ギルド長に見出され、一気にスターの階段を駆け抜けていった。自然と仲間も出来、背中を預けられる「人」が出来、倒せぬモンスターは存在しないとまで言われた。
だが、あるとき事件が起きる。
火山近くの村から依頼が届く。内容は片角が折れたラージャンの討伐。
そこまでは全く普通。金獅子なら今まで討伐してきた。奢りは無い。普段通りに行く。
それだけで良かったはずだった。しかし、いつの時代、どんな時も立つべき舞台が違う相手がいる。
それがこの金獅子だった。繰り出す攻撃は悉くかわされ遊び半分にあしらわれた。むきになり闇雲にハンマーを振る。それが裏目に出た。
脚をいとも簡単に掬われ、左足に手痛い一撃を貰った。そのまま転がり壁に激突。
気が付けば診療所らしきところに体中包帯の姿で寝ていた。医者から聞いた話だと血達磨で、
火山に入ったハンターに担がれてこの診療所に担ぎ込まれたという。
生きているのが不思議なほどの酷い傷で、四肢の骨は砕かれ、特に左足は日常生活ならまだしもハンターとしての生活は絶望的とまで言われた。
その後はすぐに引退を決意し先代の下で様々な技術を学ぶ。
その後後任に名指しで指名され、先代が死んだ跡も立派に受け継いでいる。
「して、俺の仇敵が何故こんな人の姿になってこんな所まで?」
「きた理由は行く当てが無いから。人になった理由は知らん」
すると横からリンが、
「御爺様、私に案が」
294 :
ろくろ:2010/03/16(火) 15:46:01 ID:tuMVHOc3
「何だ」
「報告書にも書きましたが、フィストは私をかばいながら特務討伐対象の鋼龍を倒した腕があります」
「ふむ、とすると言いたいことは、差し詰め特務への推薦か」
「はい」
「だ、そうだが。どうする?」
そしてフィストは間髪いれずに、
「命の恩人がそうしろと言うのだ。逆らう理由が無い」
「そうか……人の姿になるのは今回が初めてか?」
「いや」
そう言い切った後、また顎に手を当て考えながら、
「過去に一度だけなったことがある。そのときはなにやら珍妙なきのこを食ってのう。二、三日気を失ったら人の姿になっておった」
「そのときにハンターとして動いたりしなかったのか?」
「ああ、いかんせん人里からかなりの距離があったからな。人になったということはもとに戻ることがあるということも考えて、三ケ月ほどは動かなかった」
場所にもよるが人間が予備知識なしで三ヶ月も狩場で過ごすことは半ば自殺行為である。
その状態で生きながらえたということはかなりの実力がある。
「少し…試験でも受けてみないか?それに試してもらいたいこともある」
「ほう…何をすればいいんだ?」
「後で使いの者を送る。それと、リン」
「はい」
「ジョージの所に行ってくれ」
「…え?今すぐですか?」
「嫌なのはわかるが今すぐだ。そいつにおあつらえ向きな武器がある。例のブツを、とでも言えばわかるだろう」
「…わかりました」
武奇人・ジョージ。特務お抱えの稀代の武器職人。
才能もあり、手先も器用他人をあまり信じず己が道をただただ突き進む。
これだけ聞けば職人気質の頑固者の様にも聞こえる。しかし中身はと言えば………
295 :
ろくろ:2010/03/16(火) 15:47:30 ID:tuMVHOc3
「あるぇーーーー?リンちゃ―――――ン?」
「…はぁ」
「なるほど渋面になるわけだ」
単純に武器を作るだけならいいのだが言動の全てが、おかしい。ただ一言おかしい。それしか言いようがない。
「今日はどうした〜〜〜ノ?僕に会いに来たーノ?そんなに会いたいならうんオーケー僕が悪かったから顎に押し付けているその物騒なモノ(メイドイン僕)を早くその綺麗な腰の定位置にご免僕が悪かったから押し付けないで」
「御爺さまが例のブツとか言ってたんだけど早く出してくれる?」
普段獲物にむける仕事用の目を常に向けながら作務衣の男に目を向ける。
「例のブツ…ああ、あれネ。オーケーすこーーし待っててネ。すぐに持ってくるかーラ」
「のう」
無言で返事。今私は機嫌が悪い。しかしその雰囲気を完全に無視し、
「あの男はいったい何者だ?尋常でない雰囲気は伝わってくるのだが…」
「何って、腕の確かな変態よ」
「なるほどのう…」
そのまま沈黙。二分ほどたって、
「お・ま・た・せ。これだーーーーヨ」
そう言ってカウンターに置かれたものは白を基調とした筒のようなもの。しかしよく見れば弾を詰めるようなところがあり放熱目的で作られたかのような板もある。
「これは?」
「こ・れ・は・ねー、んふふ。コンセプトはガンランスの小型化。でもね、ほらリンちゃんはあまり使ったことがないからわからないかもだ・け・ど、龍撃砲って発動までの時間が長いしはずしたら放熱が終わるまで時間かかるじゃなーーイ?
それを解消しようと思って作ったんだけどネ?そしたら片腕サイズまで小さくは出来たんだけど…」
「?」
隣のフィストには目もくれずひたすらに話し続けるジョージ。リンは内容がわかっているようだがフィストにはさっぱり。
「反動が強すぎるの。ベテランでも一発撃ったらかなり仰け反るじゃなヰ?それを幾ら片手そえても一本に集中させちゃったから皆脱臼とかしちゃっテ」
「じゃあ火力を抑えれば…」
「それじゃあ意味が無いノ。これの強みは殆どラグ無しでゼロ距離、っていうところにあるんだかラ」
なるほど…。一人合点が言ったリン。フィストならとトールも思ったのだろう。
「フィスト。フィスト?」
ついさっきまで自分の背後にいた男がいない。周囲を探すと家の塀にもたれて寝ている。
「起きる」
ぺしっ
「んあ?おお、すまん。いかんせん小難しい話は苦手でな。して何事だ?」
「これを試し撃ちしてみてくれる?」
「ん?なんじゃこの筒は?」
「試射場、借りるわよ」
「ごゆっく〜〜リ♪」
「だから何なんじゃ、この筒は」
296 :
ろくろ:2010/03/16(火) 15:48:42 ID:tuMVHOc3
ジョージの試射場。試射場の名の通りここではさまざまな武器の試し打ちが出来る。しかし何より大事なことはほぼ全てのモンスターの甲殻や皮膚がそろっているということだ。先生から老山龍まで。大きさは全ての武器のあらゆる攻撃を想定した大きさになっている。
それゆえにこの町でも類を見ない大きさの建物だ。
本来なら特務ギルドの援助を受けて建てられるはずの物だったがジョージは断った挙句、
「別にこれぐらいの大きさなら何の問題も無いシ?それに援助って言ったってそんなはした金じゃな〜〜〜〜んにも出来やしないわヨ」
と言って、全てポケットマネーで建ててしまった。何でも今まで「面倒で」出さなかった研究論文を古龍観測所他様々な研究機関に買わせたとか。その金は他の豪商や貴族でも稼ぎ出すにはとんでもない労力が掛かるほどの額だったと言う。
297 :
ろくろ:2010/03/16(火) 15:53:23 ID:tuMVHOc3
ここまででござい。
ストックが底をつきそうなのでまた間隔があくかもです。
ストックに余裕ができればまた書き込むので、よろしくです。
ノシ
そういえば、MHP3rd発売決定ですよ。
300 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 07:39:40 ID:cn9i8c0P
289の続きでござい〜
301 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 07:55:41 ID:cn9i8c0P
「ふ〜、気持ちよかった〜。今までずっと草にこすり付けて出してたからな」
俺はズボッとアプトノスからペニスを抜いた
俺のペニスとアプトノスの秘所の間に白い糸が引く
「あれっ、気絶してんの?」
アプトノスはぐったりとして動かない
心臓は動いてるようだから死んではいないようだ
いままでずっと独りだった寂しさから、このアプトノスを持ち帰りたいという衝動が高まってきた
「一応俺と交尾したんだ…番として俺のそばにいてもらうぜ…」
自分勝手というのはわかっている
だが…俺は幼いころに親とは死に別れ、親が死んでからはずっと独りで生きてきた
何年も何年も他の火竜からは馬鹿にされ続け、もうこんな日々は嫌だ
番がほしい…ほしいんだ…
俺はアプトノスを足で持つと、飛んで自分の巣へ向かった
302 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 08:11:46 ID:cn9i8c0P
ぴちゃんっ
私の鼻先に水滴が落ちた
「…ん…ここは…?」
私が目を開けるとそこはまったく知らない洞窟だった
移動してる時に見た、あの、目立つ大きな洞窟ではないようだが
あたりは暗くてよく見えない
(たしか、私リオレウスに犯されて…)
おそらく、あのリオレウスの巣だろう
どうやら食料として持ち帰りされたみたいだ
ようやく目が慣れてくると私は驚いた
なんとすぐそばにリオレウスが寝ていたのだ
私はびっくりしてそばにあった石につまずいて転んでしまった
その音に反応してリオレウスが起きてしまった
「ひゃあぁ…」
リオレウスが私に近づいてくる
私は怖くて目をつぶった
リオレウスは私に顔を近づけると、なんとスリスリと頬擦りを始めた
「あ…れ…?」
『クルルルル…』
甘えるような声を出して私に頬擦りするその姿は、私の弟に少し似ていた
さっきのような恐怖はない
むしろ親近感がわいてくる
今度は私からリオレウスのお腹を舐めると、気持ちよさそうに瞳を閉じた
(かわいい…)
本気でそう思ってしまった
普通なら草食竜と肉食竜
お互い対峙する存在なのに、私は今このリオレウスと慣れ親しんでいる
いつ殺されてもおかしくないのに、恐怖がまったくと言っていいほどない
どうやら私は彼が好きになってしまったようだ…。
303 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 08:24:39 ID:cn9i8c0P
俺がアプトノスと出会って数ヶ月がたった
彼女は俺が外に出たときも一緒について来る
逃げようとはしていない
どうやら俺は番として認めてもらえたようだ
異種の番ってのも変だが、俺には関係ない
はじめは性欲発散のためだけに強姦したのだが、今は彼女と俺の間には愛が生まれている
おっと、言い忘れていたが今は人間が言う繁殖期
え?
じゃあ何で繁殖期じゃないのに交尾してたんだって?
そりゃあお前、たまってたんだよ
いつまでも草にこすり付けて満足に全部出しきれるわけないじゃない
たまりにたまった結果だよ
304 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 08:30:50 ID:cn9i8c0P
夜、俺は彼女に発情してしまった
彼女がほしい…
だが、俺は彼女にできるだけ負担をかけたくない
自制心で必死に抑える
だけど思いきり勃った俺のペニスを見て彼女は悟ったようで、俺にお尻をむけた
桃色の秘所がチラリと見える
自制心崩壊\(^0^)/
本当にお疲れ様でした
俺はたまらず彼女の秘所にペニスをぶちこむ
『キャンっ』
彼女が嬌声をあげる
俺が腰を振るたびにキャンっなんて鳴くもんだから、ますます興奮して気持ちよくなってしまう
305 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 08:42:42 ID:cn9i8c0P
「あぁっ、んっ」
彼が腰を振るたびに快感が襲ってきて、思わず声が漏れる
『グルル…』
気持ち良すぎる快感に私は頭が真っ白になってしまう
大きいペニスに犯されて、私は喘ぐ
少し苦しい時もあるけれど、彼が私なんかで気持ちよくなってくれるなら、
私はどうなってもかまわない
そして、彼は私を仰向けにしたかと思うと、私に人間たちがするキスというものをしてくれた
そして舌を絡ませあう
「んっ、くちゅっ…チュプっ…」
『ハッ…くちゃっ…はっ…』
彼のおいしい舌が私の口を犯す
「ぬちゅっ、くちゅっ、んっ…」
『ハァっ…クアァッ…!』
彼は私とキスをしたまま絶頂してしまった
私の体に熱い液体が注がれる
(はあ、んっ、もっとほしいよぉ…)
そんな私の気持ちを悟ったのか、彼は口を離すと、ペニスを仰向けになっている私の顔に近づける
私は彼のまだ大きいペニスを舐め始めた
306 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 08:51:01 ID:cn9i8c0P
「ぐおっ…たまんねぇ…」
彼女の小さな舌が俺のペニスを舐め始めた
『ぴちゃっ、ぴちゃっ、キュルルン…』
「ぐっ、俺にはちょっと強すぎる刺激だ…」
そんな俺の声を聞くと、彼女は舐めるのをやめて心配そうに俺の顔を見た
「大丈夫だよ。そんなに心配しなくても」
『キュウン…』
彼女のつぶらな瞳が俺を見つめる
(か、かわええ…)
一気に下心を抑えきれなくなり、俺は彼女をやわらかい寝床に押し倒す
そして、また交尾をし始めた…
307 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 08:52:39 ID:cn9i8c0P
ここまでであります
また機会があれば書きますのでよろしくです〜
309 :
肉食と草食:2010/03/17(水) 11:16:54 ID:cn9i8c0P
しまった!
またsage忘れてた!
原形好きの俺的には久しぶりに来た獲物だヒャッハー!GJ
だがちょっと落ち着いて深呼吸しながら辺りを伺って投稿するとよいよ
草食可愛いよ草食
攻撃的なやつらは目が怖いが、大人しいやつらの円らな瞳はたまらんね
ラオs……なんでもない。
>>311 余裕はないかも知れんが、肉食の顔もじっと見てみるとかわいらしく見えてくるもんだ。
問題は見つかったら涙目になって逃げなければならないという事だが。
村のデフォルメレイアたんが可愛すぎてたぎった。
>>313 ランポッポのちょっと飛び出た目とか愛嬌あるよな!
辺りは暗い。
何にも見えないというわけではないが、暗い。
巨大な洞窟。
私は独りだった。
私は今までつまらん生き方をしてきた。
ただ、何の刺激もないまま無意味な生が続いていく。
『なぜ私は生まれてきたのか・・・』
その意味を問いただし続ける。
仲間もいない。いや、できないといった方が正しいか・・・
そう。この間までは・・・
「あっ、おじいちゃん!そこにいたの?」
突然懐中電灯の光が私に当てられる。
私の赤い甲殻が映し出された。
ふと光の発生源を見ると、人間の女の子。
ロングヘアーの、18歳ぐらいの女の子。
「こんな所じゃ暗くてわからないよ〜。引越ししようよ〜」
私は首を振った。
無茶を言うな。外に出たらすぐ人間どもが集まってくる。
私は目立つのがあまり好きではない。
「もう〜おじいちゃんのけち〜」
女の子はふくれっつらになった。
さっきからおじいちゃんと呼ばれている私は本物のこの子の祖父というわけではない。
なれるわけがない。
私は老山龍と呼ばれる存在なのだから。
なぜかはわからんが、古龍としての本能からか、私は人語は理解できている。
私のそばにいるこの子の名前はミルシア・カリファティウスという。
もう面倒くさいからミルと呼ぶ。
ミルはある貴族の娘だそうだ。
私と同じつまらない日々を生きてきた。
毎日毎日同じような日々。
そんな私たちの最初の出会いはたいしたものではない。
勝手にミルが私の洞窟に入ってきただけだ。
それからはミルが毎日のように私の洞窟へ来るようになった。
私もずっと暇をもてあましていたのだ。
なんの刺激もないよりはましだろう。
私もミルと触れ合うようになった。
おじいちゃんと呼ばれているが、私はラオシャンロンの中では若い方だ。
おにいさんなのだ。
おにいさんと呼んでほしい。
だが、もうこの子と触れ合っていくうちにそんなこともうどうでもよくなった。
私は、今となってはミルが愛しくなっている。
初めての仲間。いや、私にとってはそれ以上の存在かもしれない。
だが、番になることは無理な話だ。
しょせん異種なのだから・・・。
もういっそのこと私は人間になりたい。
Cast off!!とかいってこの重たい甲殻を吹き飛ばして人間になりたい。
・・・所詮無理な話だ・・・。
>>315 止めさした瞬間の静止画でラージャンの顔が弩アップになって気持ち悪かった。
猿嫌いなんだ(*´∀`)
319 :
おじいちゃんだけどおにいさん:2010/03/19(金) 11:46:49 ID:SR4aSfyY
とりあえずここまで。
321 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 14:53:12 ID:pxSDMyG9
wwwwwww
嬢様擬人化に挑んでみたけど案外難しいな
エロに絡ませるのは簡単なんだけど・・・
キャラを立たせるのが難しい・・・
>>313 ガノスとレウスレイアはガチ
あの完璧なフォルム、空想生物好きにはたまらん
挙動は糞の極み(それはこいつらのせいじゃないけど)なのが玉に疵だが
フルフルはガチ
あまりに可愛いからずっと見つめてたら最近ないはずの目まで見えてきた
ガノスの目は白眼に見えちゃうのがちょっと…
ヒレぴこぴことかしょんぼりとか、
釣り上げられてビッタンビッタンとか、挙動は愛らしすぐるがな
目と言えば怒り状態で色が変わるのってティガだっけ
ヤマツたんもな。
>>325 残光演出で厨房と俺大歓喜なナルガたんを忘れてもらっちゃ困る
>>325 トトたんかわいいよトトたん。
つぶらな黒い瞳もかわいいよ。
ガノトトスというと珍味の人を思い出すな。
トトスは亜空間タックルのせいで詰みまくったトラウマがあるものの、
蛙大好きな阿呆の子具合は堪らんな。
3rd発売決定おめでとう。
>>281続き。
ゲリョスは、我が身にゴムの尾で鞭打ち、ついに出発を決意した。
明日の日没までには、走ってもまだ十分の時がある。翼の怪我も気になるため、ちょっとひと眠り
して回復し、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。
少しでも長く沼地にぐずぐずと留まっていたかった。ゲリョスほどの男にも、やはり未練の情という
ものはある。今宵呆然、歓喜に酔っているらしい花嫁のイャンクックに近寄り、
「おめでとう。私は疲れてしまったから、ちょっとごめんこうむって眠りたい。目が覚めたら、すぐに
砂漠に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうお前には優しい亭主があるのだから、
決して寂しいことはない。
お前の兄の、1番嫌いなものは、モンスターを疑うことと、それから、嘘を吐くことだ。毒は吐いても
問題ない。お前も、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密を作ってはならぬ。お前に言い
たいのは、それだけだ。お前の兄は、多分偉い男なのだから、お前もその誇りを持っていろ」
イャンクックは、夢見心地で頷いた。ゲリョスは、それから花婿のイャンガルルガのごつごつとした
鱗に覆われた翼を叩いて、
「仕度のないのはお互い様さ。私の住処にも、宝といっては、妹と大量の閃光玉だけだ。ほかには、
なにもない。全部あげよう。もう1つ、ゲリョスの弟になったことを誇ってくれ」
イャンガルルガは耳をぱたぱたとはためかせ、照れていた。ゲリョスは笑って沼地のモンスターたちにも
会釈して、宴席から立ち去り、エリア2の定位置にうずくまると、ヒプノックの睡眠ブレスでもくらった
かのように深く眠った。
乙!
セルフSMに毒吐きは可ってwww
gj
でも嘘吐きは嫌いってw
死んだフリは嘘じゃないのかww
ちょいと投下
消費は3レスほどの予定
男ハンター×フルフル擬人化的なもの
凌辱描写
ふたなり
その辺が駄目な人は「フルフルの壁」でNGしてくださいな
フルフル。白くてブヨブヨした皮を持ち、放電しちゃったりなんだりする飛竜。
俺はこいつが大嫌いだ。
新米駆け出しハンターで、ろくに装備の揃ってないまま、
フルフル? 何それ? そんなもんちょろいぜ!
……とばかりに村長からの以来を受けたら、フルボッコにされたから。
なんだあの分裂するブレスは! 意味わかんね、聞いてないよ!
しかし俺は今日、奴を倒す。
奴は火属性に弱いと聞いて、ギルドの先輩方に作るのを手伝ってもらった飛竜刀【紅葉】。
これさえありゃ、あんな奴けちょんけちょんにしてやんよ!
太刀を背中に、希望を胸に、俺は村を出た。
凛々しいアプトノスの引く馬車に意気揚々と乗り込む。
俺は、フルフルなんかに負けてる場合じゃないんだ。
将来、凄腕ハンターとして有名になって、素材売って金持ちになって、いい女引っ掛けて……。
そんな薔薇色な狩人人生を送ることが、俺の夢なのだから。
ああ、しかしどうしてこうも馬車の揺れってのは気持ちいいもんなんだろう。
今から戦いに行くってのに、神経が弛む。
「ふあ〜あ」
ほら、欠伸まで出てきちまった。
まだかな、雪山。フルフルに出会った暁にゃ、罠にハメて火攻めにしてやるぜ!
「きゃぁぁあっ!」
――吹雪の静寂に包まれていたはずの雪山に、少女の悲痛な叫びが谺した。
透けるような白い肌に、赤く燃えるような傷が走る。
新しく傷が増えるたびに盲目の少女は体を反らし、鳴いた。
赤い唇を噛み締め、痛みに耐えようとする姿は、加虐心を擽ってやまない。
この生き地獄から逃れたくとも、ゲネポスの麻痺牙を使った痺れ罠が彼女から抵抗を奪う。
吹雪く雪山、裸のまま雪に伏せる形で罠に掛けられた少女の肌は、凍傷になりかけ段々と赤く染まり始めていた。
もう何度、背中に鉄の棒を押しあてられたことだろう。
少女の背中は、部位破壊をされたフルフルの如く、幾つもの筋状の火傷に彩られていた。
雪の冷たさも、麻痺毒も痛みを手伝って、少女の精神をすり減らしていく。
「ブレス食らって麻痺ったところに、さらにブレスを食らわされた俺の気持ちがよく分かるだろ?」
炎で熱した鉄の棒――ではなく、火属性を持つ太刀を片手に、男は笑った。
何か言ってみろよ。そう言って男が、少女の髪を掴んで強引に視線をあわせる。
痺れ、痛みに意識を朦朧とさせる彼女の口は情けなく半開きに、何も映さぬ瞳からは、熱い雫がこぼれ落ちた。
「ゆ、ゆるしてくださ……」
少女は哀願する。
だがそれで許すほど男は甘くはなかった。
狙った獲物は逃がさず、最後までとことん追い詰めるのがハンターというものである。
そして少女にとっては悲惨なことに、男は己の欲に忠実なタイプの人間だった。
そんな人間が、裸で横たわる少女に何のイタズラもせずに、済ますだろうか……?
――答えは、Noだ。
男の唇が、不気味に弧を描く。
「もっとアツいもん、くれてやる」
そう言って男が取り出したのは、興奮から既に怒張した男性器。
しかし、少女は目が見えない。
それ故に、男の言葉からさらなる焼きゴテ地獄が待っているのかと、瞬きも、震えることさえ忘れて、音もなく頬を濡らした。
悲しみに濡れる赤い唇に、男の怒張が押し当てられる。
「んん……っ!?」
それは強引に、少女の唇を押し割り、喉奥まで突き上げる。
込み上げる嘔吐感に、口の中の物を追い出そうと、自然と少女の舌は男の怒張に絡み付く。
少しざらついた、けれどもねっとりと纏わりつく少女の舌。
異物を追い出そうとすればするほど、男のモノを舐め上げる形となり、気分をよくした男はそのまま口腔内に吐精した。
少女がむせる。その赤い唇が、白に彩られ、艶(あで)やかに光る。
震える睫毛に、潤んだ瞳。汗ばんだ額にへばり付く白い髪。
一度萎れかけた男のモノも、直ぐ様元気を取り戻した。
「こっちの口にもくれてやらねーとだな」
男が少女の背後に周り、白く柔らかな臀部を鷲掴む。
尻肉の割れ目の延長上にぴっちりと閉じたクレバスを見付け、男はごくりと喉を鳴らした。
雪原のような茂みが、頼りなさげに隠すそこは、あまりにも綺麗な薄肉色で、思わず魅入ってしまう。
数秒してから男は、クレバスにそっと手を伸ばした。そのまま腹の方へ手を滑らせる。
……滑らせようとしたところで、異物に指先が触れた。
「ひっ……」
少女が体を強ばらせる。
「……なんだ、こりゃあ……」
男は、眼前の光景を目の当たりにして、硬直した。
男の目に入ったものは、男であれば誰でも見慣れていて、尚且つ常に所持しているもの。
――早い話が、男性器だ。
少女が何故こんなものを。男は考える。ぐるぐるする思考回路を、必死で整理する。
フルフルは雌雄同体なのだ。男がこの結論に行き着くまで、幾らかの時間を要した。
少なくとも、己の男性器が萎えてしまうくらいの時間を。
「嘘だぁ……」
誰でもそう思うだろう。何しろ見た目は完璧にあどけない少女なのだ。
そんな少女の股間に、見慣れたものがぶらさがっているだなんて。
騙されたような、なんとも言えない脱力感に、男は先程と同じ台詞をぼやくように言った。
――ガタン!
激しく揺れた体に、俺は目を覚ました。慌てて当たりを見回せば、そこは雪山のベースキャンプ近く。
「フルフル狩猟、頑張れよ!」
まだ呆けている俺に向かって、アプトノスの手綱を握りながら、おっちゃんが言った。いい笑顔のおまけ付きで。
なんだ、夢か。夢でよかったような、残念なような。
考えてみれば、なんでフルフルが人の形をしてるんだ。夢ってのは不思議だ、それを不思議に思わねーんだから。
はぁ〜〜。溜め息も吐きたくなるっての。なんだよ、もう。
フルフルなんてとっとと狩っちまおう! 火属性武器があるさ、怖くない!
――そうさ、火属性武器があれば怖くないはずだった。
だがいかんせん、奴を見ると夢に出てきた少女(?)を思い出して、思わず攻めの手が緩む。
どう見ても似てないのだが、あの透けるような白い肌や、口元を彩る赤(こいつの場合歯茎だけど)。
些細なことで連想する。というかもう、こいつが「フルフル」ってだけで駄目だ。
夢の中の俺は確かに、あの少女を「フルフル」だと認識していたんだから。
だからどうにもこうにも意識散漫で、上手く攻撃も回避も出来なかった。
だって夢に出てきた少女は、もの凄い美少女だったんだ。もしこのフルフルがあの少女だったら俺は……!
で、躊躇ってるところにブレスだよ。麻痺だよ。気付いたらキャンプだよ。
……もう俺は、一生フルフルに適わないのかもしれない……。
さよなら、俺の狩人人生薔薇色計画。
以上で投下終了
いや、うん、夢オチですまない
いいんだ、それで。
おもしろかったw
いや〜GJ!
しっかし、まさかの夢ww
最低限の文量だけど、言いたいことがしっかり伝わってくる。
GJだ!
344 :
>>339:2010/03/22(月) 00:10:33 ID:ncGPOihU
コメント有り難う、励みになる
今更ながら誤字発見したorz
>>338 ×慌てて当たりを
○慌てて辺りを
他にもあるかもしれないが、脳内補完してくれると助かる
何度見直してもどこかしら間違ってるものだな、申し訳ない
書いてみた
ティガ×女ハンター 非擬人化もの レイプ風味薬物っぽいもの有
苦手な人は「ティガと少女」でNGしてください
長くなっちゃったんで、適当に分けるかも
346 :
ティガと少女:2010/03/22(月) 22:21:05 ID:30RbByyU
雪山の山頂付近、ここには自然のいたずらによって作り出されたわずかばかりの平地が
ある。
万年雪を頂くそこには、すべての生命が到来を待ち望む温暖期においてもなお、侵入者
を拒むかのごとく雪と氷と風が吹き荒れている。
この、過酷な環境下にその少女はいた。身にまとう、多様な素材により仕立てられた防
具と、背に負ったおよそ対人には向かないであろうと思われる巨大な武器。それらは、彼
女がこの世界で職業的狩猟者、すなわちハンターと呼ばれる存在であることを示していた。
彼女は、雪面に屈み込み、手早く雪の中をまさぐる。指先に固い感触があった。それを
つかみ雪より引き抜く。それが目当てのもの、近くの崖よりこぼれてきた砥石として使え
る石、であることを確認した彼女は、手早く背負った武器を下ろすと、その石で刃にこび
りついた血と油をぬぐい、軽く刃を研いだ。
ふと気配を感じ顔を上げる。美人ではないが、世の男どもの多数が愛らしさを覚えるで
あろうその顔は、緊張と疲労で彩られていた。
吹雪にさえぎられた白い視界の中で、なにか巨大なものが動いた。血と油でべとべとに
なった石を投げ捨て、武器を構える。 風が止み、視界がはれる。白い闇から姿を現した
のは、この世界の空を支配している飛竜。その中でも、強靭な四肢と大きな頭部、そして
その凶暴性で轟竜と呼ばれ恐れられているティガレックスだった。
敵を見つけた飛竜は咆えた。誰もが耳を塞ぎたくなるような、圧倒的な恐怖を感じさせ
るその咆哮を、彼女は平然と聞き流した。
無論、耳を塞ぎたい欲求はある。何もかもを放り出し、逃げ出したい気持ちさえあった。
しかし、彼女はハンターであり、このティガレックスは討伐を依頼されたターゲットだった。
そして、逃げるわけにはいかない理由がもう一つ、彼女にはあった。
「さあ、そろそろ決着をつけましょう」
咆哮に答えるかのような彼女のつぶやきは、どこか楽しげで、むしろ睦言のようにさえ
聞こえた。
彼女が、ハンターになったのは憧れからだった。以前、ドンドルマの町へ出かけたとき、
そこの酒場に出入りする、さまざまな防具を身にまとい、巨大な武器を携えて武勇談に興
じるハンターを目にし、憧れを抱いたのだった。町で活躍しているハンター達の中に女性
が少なからず居る、後にそのことを知り、彼女の憧れはより強いものとなっていった。
彼女にとって、幸運だったことは、憧れについて努力する行動力と、並よりはいくらか
ましな身体能力を自分が持っていたことだった。ギルドのハンター採用試験をギリギリで
はあったがパスすることができたのだ。
これで町でハンターとして活動できる、憧れに近づくことができる、と喜んだ彼女だっ
たが、ギルドが示した配属先は彼女をひどく落胆させた。雪山のふもとの名も知らぬ小さ
な村が、ギルドの指定した場所だった。なんでも、その村のハンターが狩の最中に大怪我
を負い、引退を余儀なくされたため、急遽、まだフリーだった彼女が派遣されることとなっ
たのだそうだ。
町から遠く離れた村の生活には、ハンターが必要不可欠であることは彼女も聞いてはいた。
不承不承ではあるが、ポッケ村という名のその村への配属を受け入れたのはそれが理由だった。
もっとも、彼女はこの話を受けたことをすぐ後悔することとなる。
村へと向かう途中、峠道で飛竜ティガレックスに襲われたのだ。飛竜はすばやい動きで
彼女を翻弄すると、前足で強烈な一撃を見舞った。かろうじて盾で受け止めることには成
功したものの、その衝撃は彼女が受け止めきるには重すぎた。たまらず吹き飛ばされ、崖
下の林へと転落してしまう。もしこの時、彼女が落下した場所がただの地面だったなら、
彼女の人生はここで終わってしまっていただろう。そこにあった枝葉の茂った針葉樹と積
もったばかりの新雪が彼女の命を救ったのだ。
347 :
ティガと少女:2010/03/22(月) 22:23:46 ID:30RbByyU
ポッケ村でのハンターとしての生活は、彼女に大きな変化をもたらした。村人からのさ
まざまな依頼、その多くは何とかという薬草を取ってきてくれというような地味なもので
あったが、とにかく、それらをこなし、感謝されるという日常は、彼女にこの村と人々に
対する愛着を芽生えさせ、ハンターとしての責任感を育てさせた。
もうひとつ、彼女に大きな影響を与えたものがあった。あのティガレックスである。飛
竜の目には彼女は自分の縄張りを荒らす不埒者と映ったのか、あの日以来、幾度となく遭
遇することとなった。最初はそれこそ脱兎のごとくに逃げ出していた彼女だったが、ハン
ターとして経験を積むうちに、このティガレックスを倒す方法を模索するようになっていた。
かつて自分を翻弄し、一撃のもとに下した相手を倒す、そう決意したとき、彼女の真のハ
ンターとしての生活が始まったと言えるかもしれない。この飛竜を倒さぬ限り、一人前の
ハンターとして胸を張れない、そんな焦りが彼女の胸に渦巻いていた。彼女にとって、い
つしかこのティガレックスは乗り越えるべき壁のような存在となり、彼女の心に占める割
合を日々増やし続けていた。
徐々にハンターとしての実力をつけ、何頭かの飛竜を討伐した彼女の下に、ついにティ
ガレックス討伐の依頼が届けられた。
この知らせを受けた時、彼女はまるで、思い人から恋文を受け取ったように喜んだ。愛
憎入り混じった複雑な感情をティガレックスに抱いていた彼女は、必ず、自分の手であの
ティガレックスを倒して見せると心に決めていた。
ティガレックスと戦うに当たり、彼女が選択した武器、それはガンランスだった。ガン
ランスは斬撃のみならず、砲撃と呼ばれる火薬の爆轟を利用した衝撃波による攻撃も行え
る武器である。村の鍛冶屋に製作の依頼を行ったとき、彼は渋い顔をした。「からくりに
頼った武器っていうのはどうにも不安だ」そう言って彼女にランスを薦めた。ランスとは
違い、複雑な機構を持つガンランスは、その分デリケートな武器であるからだ。もちろん、
扱いも難しい。
普段は鍛冶屋の忠告を素直に聞く彼女だったが、この時ばかりは違った。頑として聞き
入れず、とにかく作ってほしいと必死で頼み込んだ。
ガンランスを使うと決めたことには、彼女なりの理由があった。まず、ガンランスはラ
ンス同様、大きな盾を携行することとなる。ティガレックスの攻撃すべてをかわしきるこ
とは、攻撃のスピードと自分の反射神経からすると不可能だ、彼女はそう考え、避けきれ
ない攻撃はこの大きく重い盾で受け止めることにしたのだ。さらに、攻撃を止めきれば、
相手の懐に入ることもできる。素早いティガレックスに対する攻撃機会の増加も見込める
というわけだ。
また、彼女は自分の身体能力はけして高いほうではない、と自覚していた。このため、
武器を利用した攻撃、斬撃にしても打撃にしても、それらの威力は一般的なハンターより
も低くなる。そこで、砲撃能力を持ったガンランスを選択したのだった。砲撃であれば、
腕力は関係なく、一定のダメージを相手に与えることが可能だからだ。同じように腕力が
武器の攻撃力に影響しないボウガンを選ばなかった理由は、大量の弾薬を運用し、戦闘中
に装填その他の繊細な作業をする必要があるため、充分に強固な防具を装備することがで
きない事だ。すべての攻撃を回避する自信のない彼女にとって、それは致命的な欠点だった。
結局、彼女の必死の説得に根負けした鍛冶屋が、町の仲間に協力してもらい、討伐隊で
採用されているタイプのガンランスをあつらえてくれた。
防具についてはあまり悩まなかった。ティガレックスは火を吐くわけでも、雷をまとっ
ているわけでもないからだ。ある種の飛竜に対し効果のある毒の分泌腺を持っているとい
う噂もあったが、噂で対策はできないと切り捨てた。最終的には直接的な攻撃に対して抵
抗性の高く、その割りに軽量と定評のある、巨大甲殻類ダイミョウザザミの甲殻を利用し
た防具を用意した。ただし、この防具の耐寒性は無きに等しい。雪山で活動するためには、
薬品を使い強制的に体温を維持する必要があった。
後は、一般的に大物狙いの道具、落とし穴や痺れ罠、回復薬、フルフルから取れるエキ
スで作った鬼人薬、硬化薬、ゲリョスの体液を利用した強走薬、等などを用意し、彼女は
雪山に向かった。
348 :
ティガと少女:2010/03/22(月) 22:26:37 ID:30RbByyU
そして彼女は、今、雪山山頂でティガレックスと対峙していた。すでに狩猟を開始して
から相当の時間が経過している。彼女は、飛竜の攻撃を受け止め、かわし、少ないチャン
スに的確に突きと砲撃を織り交ぜた攻撃を加え、隙を見て罠も使い、ティガレックスにか
なりの痛手を負わせていた。彼女も怒ったティガレックスの攻撃を幾度か食らってはいた
が、ダイミョウザザミの甲殻は、よくその衝撃に耐えていた。もっとも、防具で完全にダ
メージを消せるわけはなく、彼女の体の方は無事では済んでいない。すでに用意した回復
薬をはじめとする治療用品はおろか、罠や砥石といった補助用品も使い切っていた。回復
薬ははちみつを混ぜ効果を増してあるものだったのだが、ティガレックスの攻撃はそれ以
上に彼女の体力を奪っていた。そして、ティガレックスのタフさは、彼女が用意したアイ
テムを使い切ってもなお、最強生物の一族としての威厳を保ち続けさせていた。
「あと一発、まともに貰ったら、ヤバいかもね・・・」
すでに彼女は、満身創痍といった状態だった。鏡のようだった盾は傷で曇り、陽光にき
らめいていたガンランスの砲身は血と泥と煤により不気味に装飾されていた。彼女自身、
回復薬でも消しきれない痛みが体中に走り、強走薬の影響下においても消しきれない疲労
が、手を痺れさせ、足を縺れさせていた。
一方のティガレックスも無傷では済んでいない。額の甲殻は割れ、鋭い前脚の爪は折れ、
尻尾も中ほどから切断されていた。その様子は彼女の攻撃が無駄ではなかった、それどこ
ろか、この飛竜を追い詰めつつあるほどのものであったことを証明し、彼女にかすかな満
足感を覚えさていた。
不意に、ティガレックスが突っ込んできた。いわゆる突進と呼ばれる攻撃方法だ。彼女
は盾で巨大な飛竜の体躯を受け止める。が、人の力で止めきれるものではない、わずかに
盾を傾け力を逃がし、突進の方向をずらす。いなされた飛竜は、一旦彼女の後方に駆け抜
け急旋回し再度彼女に迫る。体勢が崩れていたため、受け止められないと判断した彼女は
とっさに左にステップをし避けようとした。しかし、少し反応が遅れたのか、右足が飛竜
の前脚に引っかけられた。
「ぐっ!」
そのまま、もんどりうって雪面に転がる。必死になって飛竜を目で追うと、目測を誤った
のか、飛竜は崖に激突しもがいていた。
「くっ・・・あっ・・・つぅ」
懸命に立ち上がるが、右足の激痛のためか、踏ん張りが利かない。とっさにアイテムポーチ
に手を突っ込んだ。そこに残されていた最後のアイテムを取り出す。ドキドキノコ、含有
されている成分が個体ごとに差があるため、そのまま服用した際の効果が安定せず、ギル
ドではなるべく調合素材として使うように指導されているキノコだ。ここに来る途中で見
つけ、念のため採ってきたものだった。
349 :
ティガと少女:2010/03/22(月) 22:27:56 ID:30RbByyU
「ここまで来て、負けたくない・・・負けてたまるもんですか!」
思い切って、口に放り込む。苦いとも、辛いとも違うなんとも形容しがたい味がした。思
わず吐き出しかけたが、涙目になりながら飲み込んだ。
すうっと、全身から痛みが引いていった。鎮痛効果が発揮されたようだ。それと同時に
ふわっと心が軽くなった。後がない状況であるのに、張り詰めていた緊張の糸がほぐれて
いくような感覚。キノコが彼女の精神に作用し始めていたのだった。
「よし、これなら・・・」
体勢を整え、武器を構えなおす。すでにティガレックスはこちらに向き直り、再度突進
の様子を見せていた。動きが緩慢になりつつある、飛竜といえどもそろそろ限界なのだろう。
「さあ、来いよ!これで最後にしてやる!ここで終わりにしてやる!」
キノコの作用に煽られるようにして、彼女は叫んだ。それに応じるかのようにティガレッ
クスが突進を開始した。
彼女は、突進してくるティガレックスに向けて、ガンランスを突き出すように構えた。
握り部分に取り付けられている二つのトリガーの内、今まで使っていなかったほうを引く。
ガンランス内部のいくつかの機構が作動を開始し、銃口部分から炎が吹き出し始めた。竜
撃砲。通常の砲撃数発分の火薬を利用し強大な衝撃波で敵を撃つ、ガンランス最大の威力
を誇る攻撃手段である。しかし、砲撃とは違い、トリガーから発射までに数秒のタイムラ
グがある。彼女は突進してくるティガレックスに対し、タイミングを合わせたつもりだった。
だが、飛竜の突進に竜撃砲の発射タイミングを合わせるという行為は、ベテランのガンラ
ンス使い達が自分の技量を誇るために行うような、非常に困難な行為だ。このようなぎり
ぎりの状況下において、彼女の技量ではまず成功しない行為である。
だが、この最悪の条件の下において、望みうる最高の集中力を彼女は発揮した。ティガレッ
クスの前脚が彼女の防具を砕いた、その瞬間にガンランスは咆哮し、強大な衝撃波を飛竜
の顔面に叩きつけたのだ。ダイミョウザザミの赤い甲殻が砕け、金属製の盾が吹き飛ばさ
れ、木の葉のように宙を舞う。ティガレックスの一撃と竜撃砲の反動を受けた彼女は、耐
えられるはずもなく、今までの粘りが嘘のようにあっさりと跳ね飛ばされた。
奇妙にゆがんだ視界の中、ティガレックスが力尽き雪面に倒れ伏すのを見た彼女は、大
きな満足感を感じながら意識を闇の中へと沈めていった。
350 :
ティガと少女:2010/03/22(月) 22:29:39 ID:30RbByyU
(ぐわん、ぐわん、ぐわん)
耳元に大きな音が響いていた。音と同時に、頭が締め付けられるような感覚、でも不快で
はない。規則的に響く音。それが自分の鼓動の音だと気がついたとき、彼女の意識はゆっ
くりと闇から浮かび上がってきた。
(あれ、あたし、何してたんだっけ・・・)
思考がとりとめもなく乱れ、なかなかまとまらない。
と、頬に温かい何かが触れた、湿った質感を持つ、温かいもの。
(あ、なんか、心地いい・・・)
また、触れた。
「っあん」
思わず声が出た。自分で思っていたよりも、ずっと鼻にかかった、甘えた声のような気が
した。
うっすらと、目をあける。目の前に巨大な何かがあった。目では見えているのだろうが、
頭でそれが何か理解する前に、もう一度、温かいものに触れられた。
「あぁ」
うっとりとしたまなざしでそれを見つめ、ようやく頭が、それが血まみれのティガレック
スの頭部だと認識した。
「ひっ!あ、あ、」
彼女の股間から、ささやかな水音が滴る。恐怖のあまり失禁したのだった。意識の片隅で、
アソコが凍傷になったらずいぶん恥ずかしいことになるな、と現実逃避的な事を考えた。
水音を聞きつけたのか、ティガレックスが股間に頭部を近づけてきた。フンフンと匂い
を嗅ぐ。彼女の中で、恐怖よりも羞恥心が勝った。
「ちょっと、なんてとこ嗅いでっんあぁ!」
舐められた。すでに腰を守る防具は破壊され、ブルマータイプと呼ばれるアンダーウェア
は、防具の破片と、ティガレックスの牙でぼろきれ状態だった。
数回なめられると、アンダーウェアはあっさりとはぎ取られてしまった。
「くるるるおぉぉぉぉん」
ティガレックスが、今まで聞いたこともないような、甘えたともとれる鳴き声をあげ、上
体を起こした。その股間には、見たこともない器官が露出していた。ティガレックスの巨
躯には不釣り合いなほど、細く長い器官、生殖のためのみに利用される半陰茎だ。
ティガレックスは彼女に発情しているのだった。
「えっ、なんで、なんで?」
訳がわからなかった、なぜついさっきまで、命のやり取りをしていた相手に発情している
のか。そして、かつてティガレックスの生態を記した本に書いてあった内容を思い出した。
ティガレックスは交尾入る前、雄雌同士で殺しあいに等しい闘争を行い、お互い認め合っ
た相手とだけ交尾を行う、と書いてあったことを。
複雑な気分だった、倒すことを目標としていた相手に、死闘の末、自分の雌たる実力を
持つと認めらた、ということは、喜んでいいのか、怒るべきなのか。ただ、かすかなな満
足はあった。あのティガレックスに少なくとも互角に戦った、相手もそう認めている、と
確認できたのは悪い気分ではない。
彼女の思考は次に進んでいた。戦った後、どうやってお互いを認めるんだったっけ?
オスは、メスを舐めて、独特の鳴き方をする。メスはたしか・・・
「オスの前で、尿を排泄して・・・受け入れの・・・意思表示を・・・」
あたし、さっき、おもらし、しちゃった・・・
「イヤアァァァ!やめてぇ!違う!違うのよぉ!」
必死に逃げようとあがくが、まったく体に力が入らない。限界を超えた疲労と、先ほどの
キノコの成分が、彼女の四肢から自由を、脳から冷静な思考力を奪っていた。
股間に、ティガレックスの生殖器が押し当てられた、飛竜の体躯にしてみれば細いが、そ
れでも、赤子の腕よりは太い。股間が、ずん、と熱くなったような気がした。ずん、全身
に熱が広がっり、視界がゆっくり回りだす。
351 :
ティガと少女:2010/03/22(月) 22:32:01 ID:30RbByyU
「あっ、あぁぁぁ」
絶望の呻きが漏れる。が、覚悟していた挿入はなされなかった。飛竜は、己の一物を彼女
の尿道付近に押し付けてくるばかりだった。
(なんで、入れてこないの?)
すぐに答えに思い当った、飛竜は人間と違い、尿道、肛門、産卵管が独立しておらず、雌
の体には総排出腔という穴が一つ空いているだけだ。当然、雄の生殖器が挿入される部分
もそこである。尿の臭いを追って交尾しようとすれば、挿入できるはずもない。
(このまま、気づかれなければ、入れられないで済むかも・・・)
わずかな希望が芽生えた。と、生殖器が滑り、彼女の敏感な突起をはじいて、股間から離れた。
「んはぁ!」
思わず、声が出た。体が火照り始めていた。
「くるるる、くるるるう」
ティガレックスが焦るような声をあげた。実際焦っているかもしれない。その額の傷から
は、出血が止まっておらず、動きにも力強さが感じられなかった。
(ドクン!)
心臓が大きく脈打った。本能的な行動とはいえ、宿るはずのない子を必死に宿そうとする
ティガレックスを見て、彼女の中で何かが芽生えた。
(こいつ、このままだと死んじゃうかもしれないのに、こんなに必死になって・・・)
なんとも言えない、愛しいような、切ないような感情が心に広がってゆく。
「いいよ、もう一度おいで」
我知らず、呼びかけていた。動かない体をわずかに持ち上げ、秘所をさらす。
(あたし、なにやってんだろう)
生殖器が、あてがわれる。今度は彼女自身が性器に導くように、腰をずらす。
「来て」
衝撃とともに、胎内に異物が侵入してきた。だが、覚悟していた激痛はなかった。力の抜
け切った自分の体に彼女は意識の隅で感謝した。
「かはっ!」
ティガレックスが腰を動かし始めた。どこかにあった余裕が一瞬で消し飛ぶ。
「あっ・・・あっ・・・」
全身が痙攣し、意識が真っ白に塗りつぶされる。なにも考えられない。性器からの快感だ
けが唯一の実感。眩しい光が乱舞し、視界が赤く染まる。
ずんっと性器が熱くなる。焼けるように熱い。さらに未知の高みへと、意識が押し上げら
れる。
彼女の知る由もないことだが、ティガレックスの生殖器から分泌される粘液には、ある
種の毒が含まれいる。暴れる雌と確実に交尾を行うためのもので、雌の体の自由を奪い、
快感を増す効果を持っていた。そんな毒を人の身で味わう羽目になった彼女は、はたして
幸か不幸か。
「・・・っ!・・・っ!」
声にならない声を規則的に発することしか、もう彼女にできることはなかった。
彼女の胎内に押し入ったティガレックスが、一段と硬度を増す。
「ぐるるぅ」
一声鳴いた。それを合図に胎内に、膣に子宮に大量に流し込まれる、毒を伴った精液。
「・・・ッッ!」
ビクンと一度大きく震えて、それを受け止める。胎内から引き抜かれる、熱くて大きな塊。
意識が、快楽の高みからゆっくり下りてくる。全身の痙攣が不意に治まり、心地よい脱力
感にとって代わられる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
肺に送られてくる、雪山の凍てつくような空気さえ、快楽を感じる。
352 :
ティガと少女:2010/03/22(月) 22:33:01 ID:30RbByyU
不意に彼女のそばで、大きな重いものが落ちたような音がした。視線だけをそちらに向
ける、それだけのことで、快楽を感じてしまう。
ティガレックスが、倒れていた、もう立つこともままならないように、弱々しくもがい
ている。その股間には二本目の生殖器が表れていた。不思議なことではなく、飛竜種の半
陰茎は左右一本づつの一対あるのが普通だ。当然交尾も2回は最低行われる。
(ああ、彼、死んじゃうのかな・・・)
飛竜の事を『彼』と心の中で呼んでしまったことに気がつかないまま、彼女はぼうっとそ
の様子を見ていた。全身を少しでも動かそうすると、いや、呼吸するだけで、快楽が駆け
抜けていく今の彼女にとって、それ以上できることはなかった。
ティガレックスが彼女に震える前脚を伸ばしてきた。そのまま、ゆっくりやさしく自分
のほうに引き寄せる。そして、守るように寄り添い、前脚の翼膜をわずかに開き彼女を覆
う。それは、交尾後、動くことがままならなくなった雌を守る行動だった。ティガレック
スは、交尾が終わっていないのにもかかわらず、彼女を守ろうとした。すでに錯乱してい
るのか、本能以外の何かがあるのか、窺い知ることはできないが、飛竜は確かにそう行動
していた。
彼女の中で、何かが壊れる音がした。思考に霞がかかり、まともな言葉にならないイメー
ジだけが心を埋める。彼が死んじゃう。焦燥感。彼の匂いをぬくもりを感じる。安心感。
守ってくれてる。愛情。慕ってくれてる。優越感。結局勝てなかった。劣等感。体が熱い。
快感。アソコが熱い。快感。乳首が胸全体が熱い。快感。頭が熱い。快感。快感。快感・・・
押し寄せる快楽の波に飲み込まれながら、彼女は自由にならぬ体を、飛竜の股間に向け
てゆっくりすり寄せて行った。途中、何度も果てながら・・・
目的の場所にたどりついた彼女は、二本ある飛竜の生殖器を、自由にならぬ体に苦労し
ながら自分の性器と菊門にあてがった。
「ねえ・・・あなたが・・・欲しいの・・・ちょうだい・・・」
荒い呼吸をついて、声をかける。生殖器の先に感じた感触に反応したのか、ティガレック
スがわずかに腰を動かした。
「ふあぁぁぁぁぁ!」
すでに、被虐の予感に潤み、開ききっていた二つの穴に、さしたる抵抗もなく二本の生殖
器が侵入してくる。
「はいって・・・る。あなた・・・が、中に。・・・い、いいの。気持ちいいのぉ!」
すでに、動く力のないティガレックスに変わって、必死になって自由にならない腰を振る。
飛竜の前脚がわずかに動き、彼女を抱きしめる。快感が幸福感に上書きされ、相乗効果で
はるかな高みに、彼女の意識を吹き飛ばした。
「い、っく、いちゃっう!」
思わず漏れる快楽の証に、飛竜は答えるように、かすかに唸った。
再度、胎内に注がれる、大量の熱。いや、それは、先ほどとは比べ物にならないくらいの
熱と量も持った、飛竜の精液だった。
「ああぁぁぁぁぁぁぁ!」
まさしく絶叫、文字通り魂消るような叫び声をあげ、彼女は絶頂へ達した。
そして、彼女の意識は、そのまま闇へと呑まれて、ゆっくりと消えていった。
翌朝、雪山山頂にティガレックスの死骸らしきもの有と、古竜観測隊の気球がギルドへ
通報してきた。ギルドにより、そのティガレックスは討伐依頼が出ていたものであると確
認され、討伐の完了が決定された。彼女は依頼を完遂したのだった。
〜END〜
以上でやんす。
初めてのうpなんで、まずいところがあったらご指摘ください。
独自解釈部分についての苦情、御叱りは甘んじて受けますが、賠償はご勘弁を。
ちなみに、ティガのナニ描写については、爬虫類有鱗目のそれを参考にしてます。
>>353 GJと言わざるを得まい…これが始めて…だと?
独自解釈もイイ感じ、おもらしが生殖へのサインだったり半陰茎もってたりってのが、
ちゃんとエロに直結している…素晴らしい。
356 :
DCF:2010/03/23(火) 00:36:42 ID:AAcmyNFI
以前投稿した初心者です
投稿したものを再編集or一応は最後まで書きあげてみました
自分が書ける範囲での微エロを入れてみました
序盤は若干グロ注意かもしれません
お目汚し失礼いたします。
357 :
DCF:2010/03/23(火) 00:37:28 ID:AAcmyNFI
森丘――――
様々な生物が生息する、自然が支配する高大な緑の土地。
草木を食す草食獣、それらを獲物とする小型の肉食獣。
それらの上に君臨する食物連鎖の頂点、飛竜。
見事と言うべき完成された生態系がここには存在している。
そして、そこでの掟はただ1つ、『弱肉強食』。
単純にして明快で絶対の掟の中、悠然たる自然と、そこに君臨する王者に挑む者が今日もいる。
そんな勇猛で無謀な者達を、人々は『ハンター』と呼んだ。
『グオォオオオォォォオオオ・・・』
洞窟内、空気が異常に振動し、王者の咆哮がコダマする。
赤き鱗と翼を持つ、その飛竜の名はリオレウス。
食物連鎖の頂点にして、その風貌から飛竜の王の異名を持つ。
王は、今しがた己の寝床に踏み込んできた無礼な客に対して、明らかな敵意を向けていた。
その『客』は、リオレウスに比べ、1回りも2回りも小さい。
だが、強固な鎧で身を固め、その身の丈と同等程度の武器を担いだその『客』は、リオレウスにも負けぬ、ただならない威圧感を持っていた。
「・・・み〜っけ。」
『客』がボソリと呟いた瞬間。
『ギャオォォォオオオォォ!!!』
リオレウスが先手を打つ。
獰猛な唸り声を上げつつ、『客』に向かって突進する。
358 :
DCF:2010/03/23(火) 00:38:18 ID:AAcmyNFI
あわや直撃、だがその手前で『客』はヒラリと身をかわす。
意表をつかれたのか、リオレウスは前のめりに転んでしまう。
『客』は武器を構え、転んだリオレウスに肉薄する。
立ち上がったリオレウスが『客』向き直った瞬間。
『客』が――ハンターが渾身の力で振り下ろしたハンマーがリオレウスの脳天を捕えた。
『ゴォ・・・!?』
重い一撃を受け、リオレウスが一瞬怯む。
「さぁ、さぁ、さぁ!楽しみましょうよ王様ぁ!!」
リオレウスとは違う、甲高い、それでいて透通った声が洞窟内に響き渡る。
ハンターは―――『彼女』は、喜々とした表情を浮かべた。
戦闘が始まってどれほどたったか。
王者リオレウスは両の翼爪を砕かれ、頭部の一際堅い外殻も叩き割られてしまった。
かたや『彼女』にはほとんど疲弊したような様子はみられない。
『ギアアアァァ!・・・ァァァアァ』
こだまする咆哮もどこか力強さが失せかけている。
しかし苦心の咆哮も
「無駄!無駄!無駄ぁぁ!!」
残念ながら『彼女』には効果が無いようである。
兜に耳栓が仕込んであるのだろう。準備の良いことだ。
スネを叩かれ、リオレウスはまたも転倒する。
これを逃すまいと『彼女』はこれでもかとハンマーを振るう。
「オラオラオラオラァ!!」
隙あらば討つ。弱肉強食の掟において最も基本的な考え方ではあるが
「ハーッハッハッハ!ウヒャハハハハハハハ!」
『(ドン!)ギァッ!(ドガン!!)ギゥオ!!(ドグシャ!!!)ガギャァッア!!?』
もはや私刑である。これは酷い。
辛うじてリオレウスは起き上がるが、既に瀕死なのか足を引きずっている。
その場から逃げようとするが、『彼女』がそれを許すはずもない。
「待ってよぉ〜王様ぁ、まだト・ド・メ、終わってな〜いゾ☆」
やや可笑しなテンションで物騒な事を言いつつ、『彼女』がリオレウスに迫る。
が、突然リオレウスは振り返り、首を大きくそり返す。
・・・これはブレスの予備動作、最後に一発見舞おうという魂胆か。
『彼女』とリオレウスの距離は大分近いが、すぐにでも回避行動をとれば事なきを得るだろう。
359 :
DCF:2010/03/23(火) 00:38:46 ID:AAcmyNFI
だが『彼女』は足を止めなかった。
「シャァァァラップッッッ!!!」
ドゴォンッッ!!
鈍く良い音がした。
ブレスが吐き出される寸前、『彼女』はリオレウスの下顎を思い切りカチ上げたのだ。
ボガンッ!
同時に口内でブレスが暴発する。
『・・・・・・・!!!』
さらに運が悪いことに、その衝撃で気を失い倒れ伏すリオレウス。
「かぁん念したかな?じゃあサヨナラしよっかぁ〜!?」
ググッ、と戦闘の開始時に見せた構えを取る。
だがあの時のような振り下ろしではなく、グルグルと回転しだす。
凄まじい力に遠心力が加わり、凶悪な攻撃力が生み出されていく。
回転した状態でリオレウスの頭部を何度も何度も殴打する。一回、2回、3回・・・。
「オオオオオオオオオオオオオオオ!!」
リオレウスはもはや悲鳴も上げることが出来ない。
そして、無数の乱打の後、前方にグンと踏み込む。
「フィニィィィィィィィィッシュゥッ!!!!」
今までの全ての回転の力を利用し、真上へと再びカチ上げる。
ゴシャウ
何かがへし折れるような音。
一瞬宙に浮いたリオレウスの首は、そのまま力無く地に伏した。
『・・・ギョァッ・・・・』
威厳ある唸りはどこへやら、奇妙な声を上げ、リオレウスは、食物連鎖の王者は力無く崩れ落ちた。
「んお?殺っちゃったか〜。クエストクリア〜っと。」
頬に飛んだ血をグシグシ拭いつつ、『彼女』はピクリともしないリオレウスの首に腰を降ろした。
「まぁ〜ちょっと物足りなかったけど、そこそこテンション上がったよ、あんがとね」
戦闘時とは一転して、優しげな表情でリオレウスの表皮を撫でる。
「さすが王様、火竜の名は伊達じゃないね、結構あったかい」
すると、『彼女』なにやらキョロキョロと辺りを見渡した。
戦闘の時とは違う、若干挙動不審な行動には女性らしい可愛いらしさを感じる。
近くに驚異となりそうなモンスターの存在がいないことを確認すると
「ネコタク来るまで時間もあるしねぇ・・・王様、もうちょい楽しませてもらいますよっと」
そう言うと、彼女は鎧の留め具を外し始めた。
360 :
DCF:2010/03/23(火) 00:40:50 ID:AAcmyNFI
胸部、腕、腰、足と、次々と自分を守っていた鎧を脱ぎ捨て、兜とインナーだけの姿となった『彼女』。
兜はやや複雑な構造になっていたらしく、少し苦戦しているように見える。
・・・その手の輩が見ればさぞ興奮する光景であろう。
ようやく兜を脱ぎ棄てると、ツヤのある長い深い色の黒髪が宙を舞う。
「んんん、涼しいねぇ、やっぱり鎧は蒸れてしょうがないなぁ」
ここまでならばクエストを終わらせたハンターが稀にとる行動である。
しかし、彼女は自分を覆う、言わば最後の砦たる薄いインナーまでにも手をかけた。
「よ・・・っと」
大自然、その薄暗い洞窟の中で、一糸纏わぬ女性がいる。
ハンターとしてではなく、ヒトとしても異常な行動である。
薄暗がりの中、『彼女』の肌だけが白く際立っている。
ハンター稼業を行う者は、大抵、狩り場の環境の影響などを受けて皮膚の色が褐色に近くなるものだが、
『彼女』の肌は本当にハンターなのかと疑いたくなるほど美しいものだった。
だが、眼を凝らすと全身に残る薄い無数の傷跡が、『彼女』が歴戦のハンターであることを証明している。
そして微塵の躊躇もなく、全裸の状態で王者の骸にしなだれかかる。
「んふふ・・・んじゃ行くよぉ・・・」
リオレウスの堅い鱗に、自らの体を押しつける。
決して大きくはないが、しっかりと主張をしている胸の膨みがそれに合わせて面白いように変形する。
リオレウスの鱗の微妙な突起が絶妙な感覚を生むのだろう。
艶めかしい動きで王者の体を蹂躙していく。
「んあっ・・・ん・・・あはぁ・・・」
洞窟に如何わしい声が満ちる。
ときおり、愛おしそうな目でその鱗に接吻する。
「ふ、ぅん・・・ひゃう・・・」
『彼女』は、より強い快感を求め、より激しく体を動かす。
ふと、一部他の鱗とは逆に突きだした無骨な鱗が目につく。
「へぇ・・・逆鱗、なんて持ってたんだ、王様・・・はぁっ・・・」
這うように移動し、その突起を秘所にあてがう。
ハンターの誰しもが求め続ける至高の素材、逆鱗。
だが、それを使って性欲を満たそうとするものは古今東西、まず居ないだろう。
ここに例外が誕生してしまったが。
361 :
DCF:2010/03/23(火) 00:41:17 ID:AAcmyNFI
「ひぁ、っ・・・んっ・・・!」
『彼女』はそんなことはお構い無しに、その動きを激しくしていく。
すでに逆鱗は彼女の体液でヌメヌメとした光を放っている。
「んくっ、は、ぁあっ」
次第に洞窟内に嬌声とは別の水っぽい音が響きだす。
そして
「はっ・・・あぅ・・・ぁぁあああぁぁっ・・・!」
一際高い声を上げたかと思うと、そのままくたりと王者の体に倒れ伏した。
いわゆる絶頂に達したのだろう。
荒い息遣いが聞こえ、しばらく後にむくりと起き上がる。
「んふ〜っ・・・結構良い感じ、やるね王様」
気だるいゆっくりした動きで、今度はリオレウスの股ぐらへと移動する。
「ふふふふ・・・お次は王様の愚息で第3ラウンドと・・・」
とその時
・・・・〜・・・ャ〜・・・
「んお?」
遠くからかすかに聞こえる何かの鳴き声。
・・・ニャ〜・・・・ウニャ〜・・・ガラララ・・・
しかし確実に近づく声となにやらけたたましい音。
「・・・あ〜っと、来ちゃいましたかぁ・・・」
362 :
DCF:2010/03/23(火) 00:44:21 ID:AAcmyNFI
もはや肉眼で確認できる距離、リオレウスの屍に突っ込んでくる謎の砂埃。
ウニャァァァ!ガラガラガラガラガラ!
その正体はアイルー2匹が牽引するリヤカー、いわゆるネコタクと呼ばれているものである。
リヤカーと言っても人一人が余裕を持って体育座りができる程度の大きさだが
それを引くアイルーの脚力と速さはブルファンゴの突進速度を凌ぐと聞く。
ズザザザザァァァ!キィィィィッッ!!
リオレウスに衝突目前で、一際派手に、ドリフト気味に停車するネコタク。
そしてもうもうと立ち込める砂埃から現れる2つの影。
「ズバッと参上!」
「シュビッと見参!」
「「ネコタクただいま到着致しましたニャー!」」
ビシリとポーズを決めて登場する2匹のアイルー。
しかし眼前にはリオレウスの屍骸だけ。
「あれ?」
「ハンターさんはどこ行ったニャ?」
当のハンター、『彼女』はと言うとアイルー達の死角、リオレウスを壁にしていそいそと鎧を身に付けていた。
「来るのが早いっての、もう・・・不完全燃焼だよコンチクショウ・・・」
ブツブツと文句をたれながら、自然を装ってリオレウスの影からひょっこり現れる。
「あ、そんなとこにいたんですかニャ」
「ごめんね〜?ぎとりに夢中になり過ぎちった☆」
てへ、とわざとらしく舌を出し愛想笑い。
「剥ぎとりも良いですけど、時間は守ってくださいニャ〜」
「はいはい、以後気をつけますよっと」
シレッとした風にネコタクに乗り込む『彼女』。
「「じゃ、いきますニャよ〜!」」
「あいよーよろしくぅー」
ガラガラガラガラガラ・・・・
走り去るネコタク。
揺れながら体育座り、不完全燃焼で何を思うか『彼女』。
(戻ったら速効クエスト受注して・・・無難にクック先生にでも慰めてもらおうかな〜・・・ふへへへへへ)
クック、全力で逃げろクック。
363 :
DCF:2010/03/23(火) 00:45:46 ID:AAcmyNFI
『彼女』、本名不祥、仲間内での通り名はドラゴンコープスファッカー(竜屍姦)
今日も今日とて、彼女は己を性欲のため狩りへと赴く。
終
以上でした。
お目汚し失礼しました
俺はこういうのを期待してこのスレに張り付いていたんだ。
グッジョブ!
いやあ、GJ!
366 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 16:20:08 ID:GakSFWCr
>>353 いい竜姦だった!GJ!! 次もまた是非とも竜姦物を書いて欲しいな〜
>>363 GJ!竜姦がやや未完で終わったのが心残りだw あと死姦なのが俺的には少し残念だった。
俺的には残念とか・・・
それは言わなくてもいい一言だと思う。
ただの個人的な好みの主張だから、特に気にしないレベルの一言じゃないか
なーとも思うけどね。
確かに、嫌な気分になるか、今度はそっちで書いてみても、まあ良いかなと
思うか、人によって受け取りかたが異なる一言かもしれんが。
なにはともあれ、GJだった!
トライでわざとレイアに喰われる俺
我慢出来ずに飛び掛かって押さえ付けて防具を剥ぎ取るレイア
しかし中々剥ぎ取れずに焦れったくなって照れ隠しのサマーソルト
そんな妄想して楽しんでる
トライで更に可愛くなったよな。
俺はジャギイノスたんの耳たぶをペロペロハムハムしたい!
372 :
353:2010/03/26(金) 01:20:09 ID:eEUp7nGN
え〜、「ティガと少女」の作者です。
思いっきり蛇足になりますが、前回の後日談を書いてみました。
趣向が全く違います。竜姦どころか、モンスターすら出てきやがりません。
ライバルハンター×女ハンター レズソフトSMです
苦手な方と蛇足なんて読んでやらんって方は「狩人の休日」でNGってください
373 :
狩人の休日:2010/03/26(金) 01:22:23 ID:eEUp7nGN
ポッケ村には、通称集会所と呼ばれる施設が存在する。一階には酒場と、ハンターを
統括しているギルドの窓口、二階には宿泊施設と療養施設を兼ねた小部屋がいくつかある。
二階は来訪したハンターが一時宿泊したり、怪我をした際の治療や療養に利用される。
一階の酒場は主に村人が利用するが、遠征してきたハンターが祝杯を挙げていたり、
気合を入れるために利用することもある、活気のある施設だった。
その酒場で、その少女は遅い朝食をとっていた。彼女はこの村の駐在ハンターであった
が、先の狩猟中、不幸な出来事により、ある種の毒を過剰摂取してしまった。中毒で死に
かけたものの、いくつかの幸運により、一命を取り留めた彼女は一時休業しギルド監視の
下、入院治療中といったところであった。そのため、村に借りてある家には、ここしばら
く帰っていない。
体に負担をかけないよう良く煮込まれた薄い味付けのスープを、気のない表情で飲んで
いた彼女の耳に、やかましい声が響いてきた。
「あ〜、いたいた、まったく、起きてきたんなら、あたいに顔くらい見せなさいよね!」
彼女は、騒音の発生源を見やった。集会所では、というか、ポッケ村では本名よりも「姉御」
の通称のほうが通りが良くなった人物がそこにいた。
「あ〜あ、ひどい顔ねえ。そんな様子だと、次の勝負は勝ったも同然ね!」
この姉御、彼女とはハンター認定試験の同期で、何かにつけて、彼女をライバル視してい
たのだった。年は彼女より少し上なのだが、ハンターとしての実績は彼女のほうが少しだ
け上なこともあり、やたらと「勝負、勝負」とどこぞの建設会社の社長のように絡んでき
ていた。もっとも、明らかに冗談と分かる口調なため、人間関係は悪くはない。むしろ、
彼女は言葉の裏にある姉御の気遣いに、年長者としての配慮を感じているほどだった。
彼女が一時休業を薬士から申し渡された際、村の駐在ハンターの代役を買って出たのも姉
御だった。騒がしいが明るく裏表のない性格なため、村でもそれなりにうまくやっている
ようだ。
「ええ・・・」
彼女は沈んだ声で答えた。意味もなくスープをかき混ぜてみる。
「こりゃだめだ」
大仰に肩をすくめてため息をつく。
それきり、沈黙が落ちた。彼女がスープをかき混ぜる、食器の立てるかるい音だけが響いた。
しばらくの後、ようやく彼女が口を開いた。
「・・・あたし、ハンターやめようと思うんです」
蚊の鳴くような声で告げる。気がつくと、目に涙がたまっていた。
「ちょっと、それ、どういうこと?」
姉御の声が急に低くなった。今までの明るさが影をひそめ、表情が真剣なものに変わる。
「いろいろ考えたんですけど・・・もう限界・・・かなって」
涙がこぼれた。声が震え始める。
「ふ〜ん、あんたの限界はそんなとこだったんだ」
気がつけば、かなり冷たく響く姉御の声。でもこれも、彼女なりの心遣いだった。彼女の
身に何があったかは聞いていた。下手に同情するよりも、怒らせてでも一度吐き出させて
やろう、そう思っていた。
「一度、痛い目見たくらいで、限界感じちゃうんだ、あんたは」
「だって、だって・・・」
涙がテーブルに落ち、小さなしみを作る。後から後から、涙があふれた。
「飛竜に犯されたんですよ!無理やり!何度も!前も!後ろも!」
絶叫していた。思わず立ち上がる。こぶしをテーブルに叩きつけていた。
「うわわ、待て、わかった、わかったから、そんな話をでかい声でするな!」
あわてたふりで止めに入る姉御。まだ昼前で、酒場には彼女ら以外客はいないことは確認
済みだ。ギルドの受付嬢とマネージャーは、空気を読んで、事務室へ引っ込んでいた。さ
すがプロ、対応に抜かりなしといったところか。
すとん、と椅子に腰を落とした彼女は、ぼそぼそと独り言のように話し始めた。
「嘘です。ホントは違うんです。本当は、あたしが求めたんです」
思わず絶句する。彼女が飛竜にレイプされたとは聞いていたが、彼女の口からは、真逆
の言葉が発せられていた。
374 :
狩人の休日:2010/03/26(金) 01:23:57 ID:eEUp7nGN
「自分からねだったんです。犯してほしいってすがりついて・・・」
彼女は、顔をあげ、姉御を見た。その顔は泣き顔ではなかった。涙でくしゃくしゃになっ
た彼女の愛らしい顔に浮かんでいたのは、痛々しいほどの嘲りが含まれた笑顔だった。
嘲りの対象は彼女自身。その苦しげな表情に姉御は、胸を突かれたような思いだった。
「浅ましく腰を振って、何度も何度もイッたんですよ。彼の女に、雌になりたいって本気
で思ったんです。いいえ、今でも思ってます。忘れられないんです、彼の体が!」
ふっと、憑きものが落ちたように表情が緩む。それは、何もかもを諦めたような、仮面の
ような笑顔だった。
「こんな私が、ハンターを続けられると思いますか?」
沈黙が、姉御の困惑を如実に表していた。自分の大事な仲間が、一人で背負い込むことに
なった事実の重さに、今更ながらに気がついた。それと同時に、もう一つ気が付いていた。
彼女は、誰にも言わなかった事実を最初に姉御に打ち明けた。おそらく無意識に、助けを
求めているのだ、ほかならぬ自分に。
「そっか、そうだね。無理もないか」
心の中で、ある決意を固めつつ、姉御は言った。
「じゃあさ、あたいとあんたが、ハンターになったときの勝負、覚えてるわよね?」
「・・・どっちが先に超一流のハンターになるかってやつですか?」
一体何を言い出すんだ、彼女の表情はそう語っていた。
「そ、負けたほうが勝ったほうのいうことを何でも聞くってやつ」
「あたし、他ので勝った時あんまり聞いてもらってないような気がしますけど」
彼女の表情に、感情が少し戻ってきていた。
「あ、あれは、そのほら、まだ決着がついていないというか、これで勝ったと思うなよと
いうか・・・」
姉御の、苦しい言い訳にもなっていない言い逃れに、かすかに彼女は微笑んだ。
「で、その勝負が何か?」
「あんたがハンター辞めちゃうわけだから、勝負はあたいの勝ちで文句ないわよね?」
姉御の無茶苦茶な言い分に、またわずかに微笑みが大きくなる。
「まだ、超一流にはなってないでしょう?」
「あんたは、辞めちゃうんだからもうどうしても超一流にはなれないけど、あたいは世界
一のハンターにだってなれる可能性があるわ!可能性の勝利ってやつよ!」
この女、無茶苦茶である。
「もういいです、あなたの勝ちで。で、こんな私に、何をしろっていうんですか?」
まだこの建物からも出られないんですよ、と呆れたように彼女は言った。実際呆れている
んだろう、声が冷たかった。ただ、会話の間に、幾分か気が晴れた様子はみえた。
「簡単なことよ」
彼女の頤を指で持ち上げ、自分の目を見させる。自分も彼女の目を見つめ言った。
「今日一日、わたくしの玩具におなりなさい」
口調が、まったく変わっていた。
「え?」
「いいわね?」
さらに目を見つめ、念を押すように告げる。
「あ、は、はい」
思わず、彼女は返事をしてしまった。唐突に変化した姉御の雰囲気に、呑まれてしまって
いた。いつもの、お気楽で健康的な明るい雰囲気から、淑やかでどことなく妖艶な雰囲気
へと、コインを裏返したかのように変化していた。姉御にこんな一面があるなんて、彼女
は全く知らなかった。
「じゃあ、いらっしゃい」
手を引かれるまま、姉御の部屋に連れ込まれてしまった。
375 :
狩人の休日:2010/03/26(金) 01:26:10 ID:eEUp7nGN
部屋に入ると、大きなソファーに座らされた。姉御は窓の鎧戸をすべて閉じ、ろうそく
を数本灯した。
「それじゃあ、体の緊張をほぐしましょうか」
ろうそくを一つ、彼女の視線の先に置くと、姉御は後ろに回り込んだ。
「あ、あのこれは、何の真似ですか?」
ピシッと手の甲に痛みが走った。乗馬鞭で叩かれたのだ。
「玩具は口答えしない、無駄口を利かない、いいこと?」
明確に宣言される。
「大丈夫、いい子にしてればお仕置きなんてしないから」
耳元で、やさしくささやかれる。
「さあ、ろうそくの光を見つめて、ゆっくり息を吸って・・・大きく吐いて・・・」
思わず、言われる通りに行動してしまう。何度か繰り返すうち、瞼が重くなってきた。
「さあ、眠りなさい・・・」
すとん、と彼女の意識が途切れた。
「さあ、起きなさい」
意識が覚醒した。思わず伸びをしようとして、体が動かないのに気がつく。暗くてよ
く分からないが、後ろ手に縛られ、全身をロープで拘束されているようだ。さらに、
全裸にされていた。
「ひっ!な、何でこんな」
ぴしり、とまた鞭で叩かれた、今度は太ももだった。
「わたくしの玩具にふさわしい格好にしてあげたのよ」
傍らに姉御が立っていた。恰好が全く違った。インナー姿ではなく、黒色のレザーブーツ
に皮のロンググローブ。水着のように露出の多いレザースーツを着用している。
なんて恰好を、という言葉をかろうじて呑み込んだ。また鞭打ちされてはたまらない。
「んふ、まだ、玩具としての自覚がたらないのかしら?わたくしがわざわざ、あなたにふ
さわしい格好にしてあげたというのに、お礼も言えないの?」
ぴしり、ぴしり、今度は胸を鞭打たれる。
「ひっ、あっ、ありがっ、とう、ございまっ、い、痛いっやめっ」
「ありがとうございます、ご主人様。でしょ、物を知らない子ね」
さらに十発ほど打たれ、ようやく止まった。
「あっ、はぁっ、はぁっ」
(鞭打ちが気持ちいいなんて言う奴がいるけど、絶対嘘だ・・・)と、現実逃避してみる。
「痛かったでしょう。かわいそうに、こんなに真っ赤になって」
しらじらしく言って、姉御が背後から抱きすくめるように、胸を触ってきた。
「でも、ここ」
そっと、鞭の跡、赤く腫れたところを指でなぞられた。
「んひっ!」
思わず、声が上がる。思いもよらぬほど敏感になっていた。
「乳首みたいに感じるでしょう?」
今度は、十本の指で、胸全体を愛撫された。
「あ、ああぁ」
心地良い刺激が、胸を駆け巡った。切なさと心地よさが、ゆっくりと体に広がってゆく。
376 :
狩人の休日:2010/03/26(金) 01:28:09 ID:eEUp7nGN
「あらぁ、初めての鞭打ちのくせに、ずいぶん気持ちよさそうねぇ」
意地悪く言われる。
「縛られて、鞭で打たれて、弄ばれてるのに、感じてるんだ。お前、実はマゾなんじゃ
ないの?」
彼女は必死になって頭を振り、否定しようとした。
「ち、違います、マゾなんかじゃっあぁぁっ!」
両の乳首をつままれていた。
「乳首もこんなに硬くして。感じてるんでしょ?」
そのまま、手のひらで押しつぶされ、こねくり回される。
「あっ、ひっ、ち、乳首、乳首は駄目ぇ!」
新たな刺激にあっさりの呑みこまれる。歯を食いしばり耐えようとしても、勝手に声が
出てしまう。
「あらあら、ずいぶん感じてるじゃないの」
耳元で、熱っぽく語りかけられる。耳を撫でた温かい吐息にぴくんと彼女の背が反応した。
「あらぁ、ここも弱いのかしら?」
そう言って、耳たぶをなめられ、甘噛みされた。
「ひっ、耳だめぇ、みっみはやめてぇ」
「んっふふ、すっかり乱れちゃって、かわいいわぁ」
わざとらしく、音を立ててしゃぶられる。粘ついた水音が脳内で反響し、思考をかき乱した。
「ひあぁぁ!」
ひとしきり耳と乳首を弄ばれ、すっかり呼吸を乱された彼女は、ぐったりと脱力してしまった。
「じゃあ、そろそろいいかしらね」
姉御はそういうと、彼女の右足を持ち上げソファーの右の手すりに足をかけさせた。ロープ
で足を固定される。左足も同じように縛られてしまう。
「はい、ご開帳〜」
作業が終わると姉御は彼女の足の間に屈んだ。
「や、やぁぁ」
弱々しく首を振り、やっとのことで拒否の意思を示すが、素直に聞いてもらえるはずもない。
「じゃあ、ここの確認もしないとねぇ。どれくらい感じていたのかなぁ」
そうっと、彼女の秘所に指は這わす。そこは、すでに愛液でぬめり、妖しく輝いていた。
「駄目、み、見ないで、お願い。見ないでぇ」
涙目になって懇願する彼女。自分の性の高まりを同性に見られる恥ずかしさに、頭がおかし
くなりそうだった。
「そう言われると、余計に見たくなるのよねぇ。ふふっ、思った通り、もうぐしょぐしょ
じゃない」
指でわざとらしく、水音を立てる。その音がまた、彼女の羞恥心を煽った。
「あぁ、もう、許してぇ・・・」
「お断りします」
即答された。
「まずは、指でイッてみようか」
胎内に、姉御のしなやかな指が侵入してくる。一本、二本。
「ひっ、あぁっ、くっ、あくっ」
秘所からの刺激が快感へと変化し、ゆっくりと彼女を快楽の頂へと導き始めた。
「い、いやっ、なの、もうこんなっ、いやらしいっ、事はっ、いっ、いやぁぁっ」
快楽に翻弄されながらも、快感を拒否する彼女。その、必死な姿は、却って加虐心を煽る
こととなる。
「かわいいわ、すごくかわいい」
いつの間にか立ち上がっていた姉御に、キスをされる。最初は軽く。次は唇を吸われ、最
後は、ねっとりと舐められた。思わず口が緩み、舌の侵入を許す。唇を押し開き、温かい
舌が侵入してきた。舌をからめとられ、歯ぐきをなめられ、たっぷりと唾液を流し込まれる。
秘所を愛撫する手の動きが、次第に強く大きくなる。湿った音を立て、抜き差しを繰り返す。
「・・・ッ!!ぷはっ、はぁ、はぁ、」
軽い絶頂が来た。口が解放される。呼吸を止め、硬直させていた全身から、力が抜ける。
「あぁ、おいしい」
うっとりとつぶやく。そして、そっと彼女とソファーの間に体を滑り込ませた。
彼女を腰を自分の股の間にいれ、後ろから抱きつくような体勢になった。
しばらく彼女の呼吸が落ち着くまで、優しく頭を撫ぜる。
377 :
狩人の休日:2010/03/26(金) 01:29:44 ID:eEUp7nGN
「そんなに、いやらしいことはイヤ?」
ややあって、優しげに耳元に話しかけた。
「いやです・・・どうしても思い出してしまうんです、あの時の事を」
彼女は、つらそうに答えた。
「そのときは、本当はどうだったの?気持ちよかった?」
優しく優しく、穏やかな口調だった。
「体は、あまり痛くはなかったですけど、張り裂けそうな圧迫感でした。でも、
すごく気持ちがよかったんです」
彼女は、素直に答えた。快楽の残滓が、体面を取り繕う事を億劫にさせていた。
「じゃあ、何で気持ちよかったか、分かる?」
「えっ・・・」
虚を突かれたかのように黙る。
「ゆっくり考えて、どんな言葉でもいい、何かを理由を見つけて」
優しく語りかける。そうっと肩を抱いた。
「・・・彼に必要とされてたと思ったから・・・」
やっとのことで、言葉にした。
「必要とされていると気持ちいいのは何でかな?」
少し間を置き、再び優しく尋ねる。
「・・・体を、すべてを任せることができるから・・・」
今度は、少し早く答えが帰ってきた。
「すべてを任せると気持ちいいのは、どうして?」
また、尋ねる。
また、長い沈黙があった。
「・・・自分で、何もしなくてもいい、何も考えなくてもいい・・・から・・・」
声が、震えていた。自分でも思ってもみなかった利己的な回答に、驚いていた。
「わかった、あたし、甘えたかったんだ」
唐突に呟き、振り向いて姉御を見る。
「だって、そうでしょ。自分で何もしなくてもいいってことは、すべてをやってもらうっ
てこと。それって、目いっぱい甘えてるってことですよね。」
勢い込んで話す彼女の眼に、知性と活力が戻ってきていた。
「すごいわ、自分で気が付けるなんて。あと、一回くらいは聞こうと思ってたけど。
必要なかったわね」
正直に姉御は誉めた。言葉通り驚いていた。
「忘れられるわけなかったんだ、快楽のみを無かったことなんかにはできないから。彼に
もう甘えないって、そう決めなきゃいけなかったのに、まだ、甘えていたかったんだ・・・」
つらい記憶を人が乗り越えるには、忘却という手段は有効ではない、思い出という結晶にする
ことによって乗り越えるほうが、はるかに容易なのだ。つらい記憶こそ忘れがたいものである
がゆえに。
だからこそ、彼女は苦しむことになった。忘れがたいものを、記憶から抹消しようとし、
けじめをつけるべき感情を、ずるずると引きずっていた、そのため、解決の手段を見失い、
自身を追い詰める羽目になったのだ。
378 :
狩人の休日:2010/03/26(金) 01:30:49 ID:eEUp7nGN
「そう、あなたの快楽の根源は、甘えることにあるの」
姉御は、先ほどまでの優しさを消し、妖しい笑顔で告げた。
「だから、今日はたっぷりと甘えさせてあげる、しっかりと感じて気持ち良くなりなさい」
耳元に妖しく囁く。それだけで彼女の全身から力が抜けた。
「あぁ・・・っ!」
全身に、快楽が襲いかかってきた。首筋が、耳が舐められ、吸われた。両の乳首がつままれ、
転がされ、弾かれた。そして、敏感な突起を優しくなでられ、押しつぶされ、突かれた。
そして、
「好きよ。お前はだれにも渡さない。ずうっと愛してあげる」
そう言って、背後から抱き締められた。
「んっくうぅぅぅぅ!」
それだけで、また果てた。自分でも信じられなかった。与えられた刺激はどれも、そこまで強
いものではないはずなのに、あっさりと絶頂へ追いやられた。
「じゃあ、最後に、これでいじめてあげる」
そういった姉御は、パンティにペニスの模型がついているような器具を身に付けた。内側にも、
着用者の性器に挿入するためのペニスの模型がついていた。それをためらいもなく自分の胎内
に押し込む。
「んっくふぅ。さあて」
彼女の秘所に模型の先端をあてがう。
「あっああぁぁ」
被虐の予感に震える彼女、しかし、模型は、秘所の入り口を突くばかり。
「入れてほしければ、お願いしなさい。『私のみだらなお○○○に○○○入れてください、
ご主人様』って」
意地悪く焦らされる。羞恥のあまり、言葉が出ない。でも欲しい・・・
「わ、私のっ、みだらなお○○○にっ、・・・○○○入れてくださいっ!ご、ご主人様っ!」
思い切って口に出した。羞恥心が胸を焼き、さらなる快楽へといざなう。
「よく言えたわね、偉いわ、じゃあ、ご褒美上げないとね」
一気に突き入れられた。
「あ、ああっぁぁぁ!」
絶頂へ追いやられる。しかし、これはほんの始まりにしか過ぎない。
「んっ!んっ!あっ!くぅ!」
「あんっ!あっ!ああっ!」
二人の嬌声がまじりあい、淫らなハーモニーを響かせる。
「んっ!も、もう、い、イクわよ!」
「あっ!い、いいの、イク、いっちゃう!」
二人同時に背筋が硬直した。ゆっくり脱力し、ソファーの上に折り重なって倒れる。
快楽の余韻に浸りながら、姉御がふと彼女を見ると、彼女は安心しきった笑顔を浮かべて
眠っていた。
「ここのところ、眠れてなかったみたいだし、これで少しは良く寝られるといいわね」
元の明るい口調に戻って呟く姉御。
「病人相手に何やってんですかあんたは!」
唐突に脳天にメラルーツールの一撃をくらった。
「いった〜、何しやがっ・・・」
思わず振り向いたそこには、彼女担当のヒーラーUを着用した薬士がメラルーツールを構えて
立っていた。怒り心頭に発すとはこのことだ、というような有様だった。
「彼女の部屋にいないから、もしやと思ってきてみれば、あんたって人は!」
「いや、こ、これには深い訳が!」
「分かってますよ、割と最初のほうから見てましたから、あなたのメンタルケアの技術にも
敬服します。が、それとこれとは話が違います!」
結局、姉御はメラルーツールでさんざんボコられ、数度麻痺させられた挙句、こってり絞られた。
で、もう勝手にこういうことはしないこと、次やるときは私も混ぜること、と約束させられた。
「何だそりゃ、結局、自分もシタかっただけなんじゃないの?」
379 :
狩人の休日:2010/03/26(金) 01:31:44 ID:eEUp7nGN
彼女を部屋まで送っていく最中、彼女が口を開いた。
「あたし、もう少し、ハンター続けてみます」
「うん、いいんじゃない。あんた、才能あると思うよ」
明るい口調に戻った、姉御が励ます。
「そのうち、もっと大きな依頼が来るようになるかもね」
「はい!」
部屋の前まで来たとき、彼女がためらいがちに言った。
「・・・あの、これからも、ご主人様って呼んでいいですか?」
姉御はふっと笑った。あの、妖しい笑顔を一瞬だけ見せる。
「二人っきりの時なら、いつでもいいわよ」
そして、いつもの表情に戻って続ける。
「さあ、早く体、治さないと次の勝負も、あたいがもらっちゃうわよ!」
「負けませんよ。待ってて下さい」
彼女も負けじと、明るく笑った。
〜END〜
380 :
353:2010/03/26(金) 01:35:23 ID:eEUp7nGN
以上でやんす。
前回以上に、好みが分かれると思うので、忌憚のないご意見は
胸の中にしまっておいてください(嘘)
あとちょっとおまけがあります。
381 :
おまけ:2010/03/26(金) 01:36:19 ID:eEUp7nGN
「と、いうわけで、遊んであげるわ」
「おじゃましまーす」
「なんで、いきなりご主人様モード?なんで薬士さんまで来てるんですか?」
「私は、あなたの担当薬士ですから」
「ってぇ、いきなり服脱がんでください!」
「もぅ、めんどくさいわねぇ、やっちゃえ」
「りょーかい」
「あ〜れ〜、そんなご無体な〜」
「なんか、縄、股間に食い込んできついんですけど」
「きつく縛ったんだから当たり前よ」
「つべこべ言わない」
「ひゃう、鞭は勘弁してくひぃぃぃ!胸が痛いのぉ!」
「じゃあ私は、耳、攻めちゃお」
「あひぃ!耳らめぇ」
「乳首も好きなのよねぇ」
「んはぁ、ち、乳首がぁ、いいのぉ!」
「素直になってきたじゃない、次は・・・」
「二人で、乳首舐めてあげる」
「ああ、いいわねそれ、さあ、いっぱい感じなさい」
「ひ、ひあぁぁぁぁぁぁ!すごい、すごく気持ちいひぃ!」
「さて、最後はどうする?」
「私、後ろから犯すのがいいかな?」
「んふっ、二本差しか・・・耐えられるかなぁ」
「ひ、そ、そんなことされたら、壊れちゃうよぉ」
「いっぱい感じて幸せになっちゃいなさい」
「行くわよ、それ」
「あ、ひっぃぃぃぃぃぃ。すごい、すごいの、中であたってるのぉ!」
そんなこんなで、ポッケ村の夜は更けてゆくのだった。
どっとはらい
382 :
肉食と草食:2010/03/26(金) 07:31:16 ID:uPUC1wq4
>>306の続きです〜
ある夜、私はリオレウスの彼と一緒に外に出た
きれいな満月が見える
その月光はアプトノスである私と、彼を蒼く照らし出す
そして、しばらく彼と歩いていると、流れ星が2つ見えた
その流れ星はまるで番のように並びながら流れていった
「夜空がきれいですね」
私がそう言うと彼は
『グオン』
と一声鳴いた
私と彼は森の中を歩く
木と木の間からもれる月明かりがなんとも芸術的だ
そして私たちは大きな池にたどり着いた
月が反射して水面上に映し出される
(きれい・・・)
私は少しのどが渇いたので水を飲み始めた
私が水を飲んでいる間にブルファンゴが私に突進してきたけど、
彼はその強力なブレスでブルファンゴを吹き飛ばす
彼はいざとなると頼もしい存在
私にとって彼はかけがいのないものとなっていた
383 :
肉食と草食:2010/03/26(金) 07:55:38 ID:uPUC1wq4
「ブルファンゴの分際で俺の彼女に手ぇ出そうなんて百億年はええんだよ」
そう言って俺はぶるファンゴを足蹴りする
(ふっ・・・きまった・・・)
『クオンッ』
「ん?なんだ・・・?」
突然、アプトノスの彼女の顔が俺に近づく
ちゅっ・・・
彼女は感謝の意味を込めてか、俺にキスをしてくれた
『キュオン・・・』
(やべぇ・・・マジでかわええ・・・)
俺は彼女にお返しとしてキスをしようと顔を近づける
そして、口と口がつながる・・・・・・はずだった
≪グギャアアアアアアアア!!≫
咆哮とともに現れたのはイャンクック先生
俺たちはいつの間にかイャンクック先生の教室(縄張り)に入り込んでいたようだ
「くそがああぁぁぁ!!!ロマンチックなムードを台無しにしやがってえええぇぇ!!」
彼女はおびえて俺の後ろに隠れてしまった
イャンクック先生が俺に向かってくる
「てめぇなんかに負けるわけねぇだろうが!!!」
いくら先生でも容赦はしない
俺は先生の首根っこに噛み付き、そのまま背負い投げした
「どりゃぁぁあああああ!!」
≪ギャアァ!!≫
先生が無様に転がる
≪ひでぶっ!!≫
先生は転がり続けた挙句、岩に頭をぶつけ気絶してしまった
『キュウン・・・』
俺はひとつ気がついた
(いままで俺にこんな力があったか・・・?)
そう。この間までの俺は普通の雌火竜にも勝てないほど貧弱だったはずだ
なのに、今は体中に力があふれている
おそらく、これが亜種としての本当の力なのだろう
守るべきものができ、体がそれに反応している
彼女は、俺にとってすべてなのだから
今なら強姦も簡単にでk・・・・・・何を言っているんだ
ぶっ殺すぞ俺
この体は彼女だけのものだ
ほかの誰にも渡さない
384 :
肉食と草食:2010/03/26(金) 08:08:00 ID:uPUC1wq4
とりあえずです
また続き書きますね〜
あと
>>373さんNICEです!
>>380 GJっした
自称ライバル姉さん…なにやってんすかw
そして看護婦…そこでメラルーツールかよw
いろいろわらかしてもらいました
>>382 乙です
亜種としての力が目覚めつつあるレウス君…
かるく恐い想像をしてしまったのは…私だけだろうか?
>>331続き。
目が覚めたのはあくる日の薄明の頃である。ゲリョスは跳ね起き、南無三、寝坊したか、いや、まだまだ
大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。今日は是非とも、あのディアブロスに、
モンスターの信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上がってやる。
ゲリョスは、悠々と身支度を始めた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。まだ飛ぶことは
できないが、問題ない。身支度はできた。さて、ゲリョスは、ぶるんと全身を大きく揺すって、雨中、
貫通矢のごとく走り出した。
私は、今宵、殺される。殺されるために走るのだ。身代わりの友を救うために走るのだ。ディアブロスの
奸佞邪智を打ち破るために走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は三乙される。若い時から名誉を守れ。
さらば、故郷。若いゲリョスは、辛かった。幾度か、立ち止りそうになった。くええ、ぎょええ、と咆哮挙げて
自身を叱りながら走った。
沼地を出て、森丘を横切り、樹海を潜り抜け、旧密林に着いた頃には、雨も止み、日は高く昇って、そろそろ
暑くなってきた。ゲリョスは額の汗を翼で払い、ここまでくれば大丈夫、もはや沼地への未練はない。
イャンクックたちは、きっと良い夫婦になるだろう。私には、今、なんの気懸りもない筈だ。
まっすぐに砂漠エリア9に行き着けば、それで良いのだ。そんなに急ぐ必要もない。ゆっくり歩こう、と
持ち前の呑気さをとり返し、台詞付きで肉焼きのBGMを囀りだした。
ぶらぶら歩いて2里行き3里行き、そろそろ全里ほど半ばに到達した頃、降って湧いた災難、ゲリョスの足は、
はたと、止まった。
見よ、旧密林エリア2、3間を流れる川を。昨日の豪雨で旧密林の水源地は氾濫し、濁流滔々と下流に集まり、
猛然一挙に丸太を押し流し、どうどうと響きをあげる激流が、木っ端微塵に丸太を跳ね飛ばしていた。彼は
呆然と、立ち竦んだ。
あちこちと眺めまわし、また、声を限りに咆哮を上げてみたが、ザザミは残らず波にさらわれて影なく、
ドスイーオスの姿さえ見えない。流れはいよいよ、膨れ上がり、海のようになっている。後のモンスターハンター
トライである。
ゲリョスは川岸にうずくまり、男泣きに泣きながらカ○コンに手を挙げて哀願した。
「ああ、鎮めたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎていきます。太陽もすでに真昼時です。あれが沈んで
しまわぬうちに、砂漠エリア9へ行きつくことができなかったら、あの良い友達が、私のために死ぬのです」
濁流は、ゲリョスの叫びをせせら笑うごとく、ますます激しく踊り狂う。波は波を呑み、捲き、煽り立て、
そうして時は、刻一刻と消えていく。
そろそろ走れゲリョスも終盤だなあ
フィロストラトスは誰が担当するのだろう
カ○コンwwwwww
飛べwww
モンスターハンタートライwww
噴いたwww
相変わらずGJ!
393 :
肉食と草食:2010/03/30(火) 02:22:01 ID:mmw3KJKy
>>383続きです〜
しばらく外を歩き、アプトノスの私とリオレウス亜種の彼は巣に戻ってきた
いつものように共に寄り添って寝る
外はちょっと寒いけれど、リオレウスの彼の体温のおかげですごく暖かい
『クルルルル・・・クルルルル・・・』
彼がいびきをかいている
(ふふ、すっかり寝ちゃってる・・・)
私は少しイタズラしたい衝動にかられた
私はぺロッと彼の尻尾を舐める
『ギュルルルっ・・・』
彼が少し体を反応させる
面白くなったので、もっとペロペロ舐めてやった
「ぴちゃっ、ピチャッ・・・」
『ギオォン・・・』
彼が嬌声をあげる
そしてしばらく舐め続けていると、彼のペニスが露になってきた
どうやら刺激してしまったようだ
「相変わらず大きいですね」
『ぐおぉ・・・』
どうやら相当力が抜けてきているらしい
簡単に仰向けにすることが出来た
彼のペニスが上に向かってそそりたつ
さらにイタズラ心がわいてくる
(寝てるから大丈夫かな・・・?)
私はその巨大化したペニスの上に座った
「いきますよ・・・?」
彼のペニスがピクピクはねた
ずぬちゅ・・・くちゅっ・・・
「あぁぁ・・・」
『グゥウう・・・』
彼のペニスが私の中の壁を押しのけて進入してくる
「あぁン・・・もっと欲しいでですぅ・・・」
『グゥ・・・んッ・・・』
394 :
肉食と草食:2010/03/30(火) 02:40:37 ID:mmw3KJKy
「んん・・・なんだ・・・?この脳まで痺れる快感は・・・?」
『キュアンっ、きゃんっ・・・』
「!!?」
俺が目を覚ますと、とんでもない光景が目に飛び込んできた
アプトノスの彼女が俺のペニスの上に座り、そのまま腰を上下に動かして喘いでいたのだ
「ぐあぁっ・・・いきなりそれはッ、・・・ないぜぇ・・・」
『キュルルルル・・・』
いくらリオレウスの俺でもこれはきつい
(やべぇ・・・ぜんぜん力が入らねぇ・・・)
突然、ペニスを包む中の締まりが強くなった
「ぐああぁぁ・・・やめ、やめてくれぇ・・・頭がっ、おかしく―!?」
『ンッ、ちゅっ・・・』
俺の口が彼女の口に遮られてしまった
「んっ!ん〜!!」
『クチャ、クチゅっ』
そして彼女の舌が俺の口に入ってきた
こうなってしまったが仕方がない
俺も舌を絡ませた
「んっ、ハッ、ちゅ・・・」
『クォっ、ハァッ、くちゅっ、ンッ・・・』
水音が鳴り響く
[[ぷはぁっ・・・]]
口を離したら、口と口の間に糸が引いた
だが肉棒と秘所はまだ離れてはいない
『ハアッ・・・ハアッ・・・』
彼女の顔が赤く染まっている
どうやら相当興奮しているようだ
「しょうがない。これからするのは君のためなんだ。君のためなんだよ〜?」
『クオン・・・』
俺はヒョイッと彼女と連結したまま仰向けにした
そのまま寝床に押し倒す
「・・・行くぜ」
とりあえず以上です〜
GJ!
アプたん淫乱すなぁw
GJ!
ゲリョスは相変わらず秀逸だなw
MHのエロなし小説投下場所って悩むな。
ゲリョスみたいなネタ系でもなし、創作発表板に該当するスレがあるわけでもなし。
このスレ的にはアウトかな、セーフかな?
板的にはアウト
だが、エロくないSSを投下するスレもあるから、書き上げてから投下先悩めばいいんじゃね?
個人的には擬人化なしの竜萌えSSであれば、全てを許したい
じゃあ全編クックたんにハァハァするだけのSSでも許せるんだな!?
よし!書いてくる!!
一時期エロありなしで荒れて今の惨状だからな……
やや過疎ってるし、広く受け入れていけば良いんじゃないかね。
先生にハァハァとか変態性は十分だし、ここでいいと思う。
先生と仲良くなりたい
勿論性的な意味で
>>387 GJ!
所々やってくる笑いがイイ!
カ○コンw
しかしあの偽予告がこんなにイイものになるとは、ここはやはりよく分からん
フロンティアの新モンスターはなんかジョー東みたいな技を使うみたいよ
尻出すのか?
正座でスライディングだろ?
>>317続き
つまらない毎日を送ってきたラオシャンロンの私に生きる意味を教えてくれた金髪の人間の少女、ミル。
私にとってミルはなによりも大切にしたい存在だ。
初めての友達であり、初めての恋の相手でもある。
とはいっても片思いだろうが・・・。
それでも私はかまわない。
彼女と楽しい毎日を過ごすことができれはそれでいいのだ・・・。
そんなある日のことだった。
私は少し腹が減った。
だが動物がこんな何もない真っ暗な洞窟にくるわけがない。
草がボーボーにはえてるぐらいだった。
私は仕方がないので草をもっしゃもっしゃ食い始めた。
食った。食った。これでもかというぐらい食った。
・・・ドクン
『!?』
突然、私は体に違和感を感じた。
熱い。体が熱い。息が荒くなる。
『な・・・なんだ・・・?』
なにかが変だ。
私はラオシャンロンなのだ。ちんけな草の毒にかかるはずがない。
なのに・・・これはなんだ・・・?
『・・・!!!』
私はわかった。これがなんなのか。
毒だ。たしかに毒なのだ。だが、普通の毒ではない。
『お・・・落ち着けぇ・・・!』
私は必死にこらえた。
「おじいちゃーん!来たよ〜!」
『!!!!』
まずい!!ミルが来てしまった!!
こんなところを見られてしまったら・・・!
ミルがいつものようにおじいちゃんではないのにおじいちゃんと私を呼んで、懐中電灯を持って歩いてきてるのが見えた。
「おじいちゃん!会いたかったよ〜」
『グオオァァァァァ!!』
私は声を張り上げて威嚇した。
ミルは驚いた顔になった。
「・・・どうしたのおじいちゃん・・・?」
『グルルルルル・・・』
とにかく今はミルを近づけさせたくない。
「大丈夫だよおじいちゃん。どうしたの?」
ミルが私に近づいてくる。
いくら見られたくないからといっても、私にはミルを攻撃することなどできない。
「あっ」
見られてしまった・・・。
とうとう硬くなった私のあれを・・・。
・・・そう。私は発情していたのだ。
さっき食った草の中に性欲を刺激する毒があるものがまざっていたのだろう。
私が発情しているところなど見られたら、きっと嫌われてしまう・・・。
私はそう思っていたのだ。
彼女が好きだ。この世の中でこんなに好きになったものはない。
だから、彼女がいなくなってしまったら・・・
そんな私の考えとは裏腹に、ミルは
「いいよ。手伝ってあげる!」
そういった。
(手伝うだと・・・?どうするのだ・・・?)
ミルが私を嫌わないでくれたうれしさよりも、ミルのその言葉を疑問に思うほうがまさっていた。
私のペニスは大人の人間の身長の数倍はあろう大きさだ。
とても挿入る大きさではない。
それ以前に、私にはミルの番になる資格などない。
「じゃあおじいちゃん。仰向けになって」
『・・・?』
私は言われるままに仰向けになった。
私のでかいペニスが天にむかってそそりたつ。
ミルは私の尻尾からつたって歩き、私のペニスの前に来た。
「おじいちゃんの大きいね〜」
彼女が私のペニスに触れる。
グロイそれがぴくぴくと動いている。
「じゃあ・・・行くよ」
そして、ミルが行動に移った。
『!!!』
私のペニスをペロペロとなめ始めたのだ。
「ぴちゃっ、ぺちゃっ、ぴちゃっ・・・」
『なっ!それはァ・・・』
なんということだ。まさかそんなことをするとは思っていなかった。
いままであじわったことのない快感。
私のペニスをミルがぴちゃぴちゃと丁寧になめている。
これが、フェラチオという奴なのか・・・。
「どう?男の子ってこうすると気持ちいいって聞いたんだけど・・・」
私はうなずいた。こんな快感はめったに味わえない。
「う〜ん、本当なら私の処女もあげたいんだけど・・・さすがにこの大きさだと挿入らないよね〜」
そういって再び私のペニスをなめ始めた。
「んっ、ぴちゃっ、ピチャっ・・・」
『グオォォ・・・』
私は嬌声をあげる。
ミルは私のペニスを味わうように執念に舐めている。
「あっ、さっき男の子って言ったけど、おじいちゃん男の子じゃないもんね〜」
男の子です。
一応男の子です。
ラオシャンロンの中ではまだ男の子です。
おじいちゃんと呼ぶ年齢ではまだありません。
そんなことを思っている間に、刺激が私を襲ってとうとう限界が来た。
『グォオオアアアア!!!』
そんな声を出して私は絶頂した。
ビクビクとペニスがはねながら、先端から白い液体を出してしまった。
「うわぁ!」
大量の精子が彼女の体にかかる。
「うわぁ・・・すごく多いねぇ・・・」
ミルは自分の体にかかった精子を少し舐め
「おじいちゃんの・・・おいしいよ」
と言った。
私は手伝ってくれたお礼に彼女に何もできないことが悔しかった。
私はぐったりと地面に横たわり、そのまま眠りに入った・・・。
おそらく朝だろう。
私は目を覚ました。
洞窟の入り口からは若干日光が差しているのが見える。
ミルはもう帰ったのだろう。
洞窟には私以外誰もいない。
『・・・!』
私は何か巨大な箱が私の隣にあるのが見えた。
ものすごくでかい。
それには紙が貼られていた。
なにやら文字が書いてある。
文字も、ミルから教わったのである程度は読める。
〔おじいちゃんへ。いいものあげる!!〕
それだけが書いてあった。
どうやらミルからの贈り物のようだ。
『中身は何なのだ・・・?』
私は箱の上の部分をくわえ、箱を開けた。
『がっ・・・・・・』
私は衝撃を受けた。
中身は・・・
超巨大なオナホだった。
しかもご丁寧にラオシャンロン用と書いてある。
ミルが私の発情したところを見たためだろう。
一人でもやれるようにか・・・。
(だがこれは・・・心配してくれていると受け取っていいのだろうか・・・?)
そう思った理由は、オナホに描かれているラオシャンロンの顔がウザイからだった。
今にもざまあwwwwwwwという声が聞こえてきそうだ。
ミルからの贈り物ではなければ、今頃ぐっしゃぐしゃに踏み潰しているだろう・・・・・・
とりあえずここまで
ご都合主義お疲れ様です^^
特注巨大オナホとかとんでもなく高そうだな
一度の射精でリアル○ーメン風呂ができそうで燃える
>>410 乙であります
>>346 >>373 の続きでございます。未読の方はご一読頂けたら幸いです。
長くなっちゃったんで複数回に分けます。
今回は女ハンター×3 レズのみ
苦手な方は「続ティガと少女」でNGってください。
今、世界は危機に瀕していた。邪龍ミラボレアスの復活と来襲である。
騎士団による討伐が試みられたがことごとく失敗し、功をあせったハンターによる討伐も
失敗に終わった。その後、龍は古塔に居座り、ギルドに対し龍の代理人を名乗る人物を通じ
てあるハンターと一対一で戦わせろと要求してきた。
ギルドはこれに対し、即座に動かせる状態にあった数人のハンターを投入した。だが結果、
そのハンター達は壊滅した。半数が死に、残りのどうにか生還したハンターも重症だった。
龍の代理人は三日以内にそのハンターを連れてくるよう要求し、受け入れない場合、町を襲
うと宣言した。
ここにいたり、ギルドは要求のあったハンターを差し出すことを決定した。ギルドが総力
を挙げた龍の討伐作戦を行う為には、三日以上の時間が必要とされたからだった。
龍の代理人が指定してきたハンター、それはポッケ村の駐在ハンターをしていた。
「ちょっとまって!」
ポッケ村の集会所に、女の怒声が響いた。
「ギルドはこの子に死ねっていうんですか!」
怒声の主は「姉御」と呼ばれ、村ではそこそこ人気のある人物だった。
一方、怒鳴りつけられているのはギルドから派遣された役人二人。実直そうな青年と人の
よさそうな顔をした壮年男性。ポッケ村の駐在ハンターである少女に、邪龍ミラボレアスの
「討伐」を「依頼」しに来たところ、同席していた姉御に怒鳴られたという次第である。
「いや、そういうわけでは・・・」
言いかけた青年を年嵩の役人が遮った。
「有り体にいって、そのとおりです」
人のよさそうな顔を、努めて無表情にしながら、続ける。
「今、至急討伐隊を編成しているところですが、全力で出撃させようとすると後四、五日は
必要です。そのうち三日をお嬢さんの命で買えるのなら、我々にとって悪い取引ではない、
と、まあそういうことです」
姉御の顔が怒りで真っ赤に染まる。
「あんたそれでもっ!」
怒りのあまり、言葉が途切れた。
「そうです、ギルドの役人です。ちなみに今回の件の対策本部長を拝命しています」
そういって、自分の正面に座っている少女に視線を向ける。
「何卒、お引き受け願いたい」
土下座せんばかりの勢いで、頭を下げる。
「あの、顔をあげてください」
頭を下げられた少女、この村の駐在ハンターの少女は、その愛らしい顔に困惑の表情を浮か
べ、おずおずと口を開いた。姉御が怒鳴ってくれたおかげで、ようやく事態を把握した彼女
は、まず、一番の疑問を口にした。
「なんで、あたしなんでしょう?」
「さあ、我々も分かっていません。相手からも、ただあなたと戦わせろ、としか言ってきてい
ません」
青年の役人が答えた。かすかな嫌みを含ませ続ける。
「あなたのほうこそ、何かご存じないんですか?」
青年は言外に、龍を怒らせたのはお前じゃないのかと言っていた。
「よしなさい」
「手前ぇ!」
年嵩の役人と姉御が同時に口を開く。
「姉さん、いいです。あたしは気にしません。というか、疑われるのももっともな状況です。
しょうがないですよ」
彼女は姉御の事を過去のある出来事以来、人前では「姉さん」と呼ぶようになっていた。
二人きりの時は、また別の呼称を用いていたが。
それはともかく、姉御をなだめた彼女は、青年にちらりと微笑み掛け、年嵩の役人に向き
直った。次の疑問を口にする。
「あたしが断ったら、どうなさるんですか?」
努めて何気ない風を装い、彼は言った。
「あなたを、邪龍の怒りにふれた行為、例えば、禁止された遺跡への不法侵入か何かの容疑
で捕縛、邪龍に突き出すことになるでしょうね」
となりで、姉御が息をのむ音が聞こえた。
「まるで脅迫してる見たいに聞こえますね」
彼女も、とぼけた声で彼の演技につきあった。
その役人は、ため息とともに言った。
「ええ、脅迫です」
また、彼女を見つめる。
「正直に申し上げて、現状で襲われる可能性のある街すべてを守る事は不可能です。先手を
打って龍を倒すことも不可能。情けない話ですが、我々のできることと言ったら、ハンター
一人を生贄に差し出すことぐらいなのです。たとえ、汚名を着せて捕らえ、無理やり突きだ
すことになったとしても、です」
瞳にだけ真摯な光が宿っていた。
「だが、依頼を受けていただければ、あなたの名誉は必ず守ります。ギルドとして約束しま
す。可能な限り、物資の援助もします。報酬も前金でお渡しします」
「他にもご希望があれば、可能な限り協力します」
青年も先ほどの態度を恥じるかのように、口を出した。実際、彼は恥じていた。彼女が自分
に向けたかすかな微笑みの意味を、彼は誤解していなかった。自分より若く、さらには自分
たちが死地に赴かせようとしている人物に、自分の失言に対し気配りまでしてもらっては、
恥じるなというほうが無理であった。
「じゃあ、あたしを抱いてくれって言ったら、抱いてくれますか?」
全身全霊を持ってあたらせていただきます、という言葉を青年はかろうじて呑み込んだ。
また失言するわけにはいかない。
「冗談ですよ」
いたずらっぽく笑う。わずかな寂しさと不安に彩られたその笑顔は、青年には、とても魅力的
に感じられた。
「家のアイルー達の再就職先の斡旋と、失業中の手当て。それから、村の駐在ハンターの
手配を最優先で。後、直接戦った人と話がしたいです。無理ならその人たちと直接話をした人と」
居住まいを正し、彼女は要求を告げた。
「彼らの聞き取りを行ったのは私です。後で詳しくお話しましょう」
年嵩の役人が請け負う。
「君の家族への手当てはいいのか?」
青年が心配そうに聞く。ハンターがギルドの依頼で狩猟中に重症を負ったり死亡した場合、
多少の手当てが出ることになっている。
「あたしの両親は、ハンターになる前に病気で亡くなってますから。兄弟もいませんので
必要ないんですよ」
少しさみしそうに彼女は答える。
「申し訳ない。余計な事を聞いてしまって」
青年は、滑稽なほど恐縮していた。
「他には、もういいのかい?」
年嵩の役人が優しそうな声で聞いた。この声が、この人の地の声なのかなと彼女は思った。
「そうですね・・・お昼は、お肉が食べたいかな」
そう言って、彼女は少しおどけてみせる。
「わかりました、好きなだけ食べなさい」
年嵩の役人は、自分の財布を取り出すとテーブルの上に置き、彼女のほうにそのまま滑らせた。
すっと彼女は立ちあがり、二人の役人に向けて芝居がかった礼をする。
「この依頼、ポッケ村のハンターとして、正式に受けさせていただきます」
二人も立ち上がり、丁寧な礼を返す。
「申し訳ない。本当にありがとう」
まるで王族に対するように最敬礼をする、年嵩の役人は泣き出さんばかりの顔をしていた。
「やめてください、まだ、死ぬと決まったわけじゃないですから」
少しテレながら彼女は言った。いたずらっぽく笑い、続ける。
「それに、あたしがその龍を倒してしまっても、かまわないですよね?」
無茶な話であった。いくら彼女がそれなりの数の飛竜を狩猟し、相応の実力を持つことが認め
られつつあるとはいえ、ベテランハンター数人掛かりでもかなわなかった相手を一人で倒すな
ど、奇跡以上の何かが必要だった。
年嵩の役人の涙腺がついに決壊した。
「すまない」
それだけ言うのがやっとだった。後は声にならない。
彼女は努めて明るく言った。
「じゃあ、後のことはお願いします」
かくして、少女は死地へと赴く。
ポッケ村から街へと続く道を行く馬車に、二人の役人の姿があった。
「先輩、僕は納得がいきませんよ」
青年の役人が声を発した。
「なぜです?」
目を閉じていた年嵩の役人が答えた。億劫そうに目を開ける。
「なんで、あんないい娘が死にに行かにゃならんのですか!」
悔しそうに青年は言う。
「じゃあ、あなたが代わりにいきますか?」
年嵩の役人の言葉に、青年は沈黙した。
「そうです、我々は役人で彼女はハンター、強いて理由を挙げるならそれだけです」
「しかし!」
彼女と同じくらいの歳頃の娘が居るその役人は、怒りを押し殺した声で言った。
「我々の仕事は」
青年の胸ぐらをつかみ、彼の顔面に言葉を叩きつける。
「彼女が心置きなく行けるようにしてあげる事です!」
彼女を死の運命から救う手段を、彼らは持っていない。ならば、自分たちのできることを、
最大限するしかない、それが贖罪になる、そう信じて、いや、そう自分を騙して。
青年は再度沈黙した。理解はした、しかし納得できない感情が腹の中でうごめいていた。
「理解したなら寝ておきなさい。本部に着いたら寝る暇なんぞありませんからね」
彼の言うとおり、討伐隊の編成、救助態勢の確立、必要な物資の手配、彼らのやるべき仕事
は多かった。
彼らには彼らの果たすべき義務があり、戦うべき現実があった。
「くそっ!」
青年は一言吐き捨てると、努力して目を閉じた。
そして、彼らは彼らの戦場へと向かう。義務を果たすために、彼女との約束を果たすために。
「なんで、あんな話を受けるのよ!」
ポッケ村では姉御が荒れていた。少女の顔を立てるために、途中から黙って聞いていたが、
海より広い彼女の心も、ここらが我慢の限界だった。
「しょうがないじゃないですか」
彼女はなだめるように答えた。
「他に方法がないんですよ。多分」
「あんた、死んじゃうんだよ!死んじゃったら、死んじゃったら・・・」
彼女にすがるようにして泣き出してしまう。
「しょうが・・・ないんですよ」
彼女の目にも涙がにじんでいた。必死で取り繕っていた気丈な女性の仮面が剥がれかけていた。
と、突然、集会所の扉が開いた。一人の女性が飛び込んでくる。その女性は、二人の姿を認めると
いきなり崩れるように土下座した。誰かと思えば、以前、彼女を担当していた薬
士だった。町で知らせを聞いて飛んで来たのだろう、自慢のヒーラーUは埃にまみれていた。
「ごめんなさい。私がもっとギルドに影響力があれば、こんな決定させなかったのに」
彼女もハンターの資格も持っていたためそれ以来親しくなり、この三人で狩りに行ったりもし
ていた。まあ、三人で楽しんでいたのは狩りだけではなかったが。とにかく、薬士をしている
だけあり、この三人の中では、ギルド中央に一番近い人物であることは間違いない。だからと
言って、ギルドの決定に影響を及ぼすことができる立場ではない。そんなことはここにいる全
員が知っていた。それでも謝らずにはいられなかったのだろう。
「私の力では、もうどうしようもない。許してとしか言えない」
すでに泣いていた。
「あたしなら・・・大丈夫ですから・・・だから・・・」
取り繕おうとして失敗した。少女の目から涙があふれた。そのまま、三人は泣いた。
その夜、三人は少女の家で、寄り添うようにして眠った。もっとも、眠る前にはいろいろと
やることをやってはいたが。
「お前の生殺与奪の権利はわたしが握っているのよ、勝手に死んだら許さないからね」
姉御がベッドの上で、言い放つ。すでにご主人様モード突入していた。
「はい、ご主人様」
甘えるように、嬉しそうに答える彼女。
「今日はあなたの望むこと何でもしてあげたい気分なの、私は」
薬士がいつもより、幾分か潤んだ声色でささやく。すでに三人とも全裸だった。
「わたしも聞いてあげる。言って御覧なさい」
姉御も続けた。すでに彼女の前から姉御が、後ろから薬師が体をすりつけていた。
「あ、あたしのしてほしいこと・・・」
早くも陶然としつつ、彼女は呟く。
「あたしは・・・あたしをお二人の好きなように弄んでください。めちゃくちゃにしてほしい。
何も考えられないくらい犯してください!」
心の疲労からか、彼女が求めたのは二人に自分のすべてを委ねることだった。
「んふ、かわいいこと言うわね。お望み通り、めちゃくちゃにしてあげる、後悔しても遅いからね」
「こんな時でも、そんなこと求めるなんて、ホントMよねぇ」
口ぐちに好き勝手なことを言いながら、愛撫を始める二人。だが表情には、純粋な嬉しさが表
れていた。
「今日は、痛いことなしにしてあげるね」
「その代わり、たっぷりイかせてあげるから」
全身にキスの雨を降らせる。
「はぁうぅぅぅん」
全身を硬直させ、喜びに震える彼女。その口調はいつもよりずっと甘えたものだった。
いつしか、キスが愛撫に変わり、四本の手が積極的に、胸と股間の敏感な突起を責め始めた。
足をからませ合い、お互いの股間を太ももですり上げる。
「あっ・・・あっ・・・・」
耐える間もなく、喘いでしまう。
「かわいいわぁ、こんなに喘いじゃって」
乳首が、ゆっくりと捏ね回される。かと思うと、強く抓まれる。胸の中心から、甘く切ない
感覚が、じわじわと全身へ広がってゆく。
「あぁ・・・ち、乳首が・・・き、気持ちいい・・・」
急に乳首が吸われた。強く弱く、巧みなアクセントをつけてたっぷりと弄られる。
「あっ・・・ひぃ・・・らめぇ・・・」
「早速、一回イカせてあげるわ」
耳元でささやかれ、耳をしゃぶられた。同時に乳首を甘噛みされる。
「んっくぅ!」
「あはは、相変わらず、いいイキっぷりねぇ」
「ホント、どうしたらこんなM女になるのかしらね」
(あなたたちが開発したんでしょう)とは思っても、口が裂けても言えなかった。いや、言え
ないと思うことで、自分の被虐心を掻き立てていた。
「あ、今なんか不埒なこと考えたでしょ」
「ご主人様には全部わかるのよ。あなたの考えてることが」
実際は、一瞬不満げな表情をしたのを見られただけなのだが、彼女は心を読まれたような気分
になった。それが彼女の被虐心を刺激し、更なる快楽に変化していった。
「んふふ、お仕置きしてあげなきゃね」
「そうねぇ、いい声で泣いてもらおうかな」
秘所と菊門に張り子が押し当てられた。
「ひっ!ゆ、ゆるしてくだっかはぁっ!」
問答無用とばかりに突き立てられる。
「あら、すんなり入っちゃった」
「だってMだもんねぇ」
ゆっくりと腰を動かし始める。
「ひっ、あっ、な、中でぇ、あ、暴れて、す、すごいぃぃぃ!」
すでに、充分潤んでいた彼女の二つの穴は、即座に反応し、淫靡な水音を立て始めた。
「あ、あ、あたしは変態のM女ですぅ!だ、だからもっといっぱい犯してくださいぃ!
いっぱい愛して下さいぃ!」
口が勝手に被虐を求める。
「可愛いわ。愛してあげる。心の底から!」
「大好きよ。だから、イっちゃいなさい!」
急に動きが速くなる。お互いがむさぼるように快楽を求め始めた。これが最後かもしれない
という事実が、三人により貪欲に快楽を求めさせた。
「いっくぅ!」
「ああっ!」
「くふぅっ!」
三人同時に達していた。ベッドにそのまま倒れこむ。
「しばらく・・・っん・・・このまま・・・でいてください・・・」
彼女が乱れた呼吸のまま、懇願するように言った。
「言われなくても、今夜ははなさないわ」
「もっと、お前を感じたい。だからわたしを感じなさい」
二人にギュッと抱きしめられる。幸福感が不安感を上書きしていく。彼女はゆっくりと目を閉じた。
出発の日はすぐにやってきた。彼女は装備を整え、集会所で迎えが来るのを待っていた。
彼女の装備は、幻獣キリンの素材で作られた防具と同じくキリンの素材から作ったライトボウ
ガン「幻獣筒」だった。彼女の頭部には、キリンのその秘めたる力を示す蒼い角が飾られていた。
この角は以前ひょんなことから、年老いたキリンより彼女が譲り受けたものだった。
ライトボウガンという選択は、龍の行動がそこまで速くないと聞いたため、離れた位置から
大火力を叩きこめるとして選んだものだ。幻獣筒は炸裂する弾丸、拡散弾の運用に適している
からだった。拡散弾や徹甲榴弾といった爆発によりダメージを与えることを目的としている弾
丸は、固い鱗を持つ龍にとっても大きな脅威となり得る。彼女なりに考えた結果、一番勝算の
ある装備を選んだのだった。
昨夜のうちに、家のアイルー達には手土産とともに解雇を申し渡してある。後の事は、みん
なそれぞれうまくやってくれるだろう。それにしても昨日は大騒ぎだった。アイルー達がニャー
ニャー大泣きして、「旦那さんと一緒にいたい」と言ってくれたっけ。結局自分も泣いてしまっ
てまだ目が腫れぼったいや。姉さんたちにも別れの挨拶は言ってきた。後は迎えが来たら・・・
「死にに行く・・・か」
思わず涙がこぼれそうになった。胸の中で、感情という名の怪物が暴れ始めていた。
「ご迷惑かとは思いましたが」
いきなり横から声をかけられた。いつの間にか、あの年嵩の役人が彼女の横に立っていた。
「見送りをさせていただこうと思いましてね」
「ああ、どうも」
涙を悟られぬように、あいまいな返答をした。唾と涙を一緒に飲み込む。
「迷惑なんて、とんでもないです」
声が少し震えていた。役人は気付いた様子も見せず、本題に入る。
「ああ、こちらが、えぇ、龍の代理人の方です」
そう言って、自分の後ろに立っていた人物を紹介する。
「宜しくお願いします」
いつもの癖で、ついつい普通に挨拶をしてしまった。
「・・・よろしく」
そこにいたのは、白い東洋の神官が着用するような服を着た少女だった。年は自分より幼いだ
ろうか。そしてその目を見てぎょっとした。非常に強い感情が表れていた。憎悪にも等しい敵
意、彼女にはそう感じられた。
「ついて来なさい」
そう言って、その白衣の少女はすぐに踵を返し歩き始める。
「あ、は、はい」
慌てて後を追う。ついつい、命令口調で言われると、素直に返事をしてしまう。
年嵩の役人が、こんなことを言うのもなんですがと前置きして言った。
「ご武運を、祈ります」
彼女は、笑って答える。
「帰ったら、街のレストランでディナーしてみたいです」
「また、私からむしり取る気ですか」
むしろ楽しそうに笑い、わかりました、覚悟しておきましょう、と承知した。
「じゃあ、行ってきます」
そういうと、白衣の少女を追って、駈け出した。
村の出口では、事情を知る人々が見送っていた。村長を始め、姉御、薬士さん、アイルー達。
特にアイルー達はうるさいぐらいだった。「必ず帰ってきてくださいニャー!」「旦那さん
は最高のハンターだニャー!」「旦那さんとのお仕事は一番楽しかったニャー!」と口々に
絶叫していた。まるでここだけ名古屋のようだ。
「あたいの許可なく死ぬんじゃないぞ!」これは姉御
「どんな怪我でも、絶対治してあげるから、だから絶対帰ってきて、絶対!」と薬士さん
意識して、笑顔になる。笑顔ってこんなに難しいものだったかと、今更のように思い知った。
「ありがとー!いってきます!」
偽りの笑顔、偽りの元気。泣きだしたい衝動を必死でこらえ、悟られまいと駈け出す。
「・・・さよなら」
彼女の別れの言葉は、誰の耳にも届かなかった。
以上でやんす
とりあえず、今回はここまで、近日中に残りを投稿します。
その時は、また良ければ読んでやってください
ああああああああ(;´Д`)
早く…続きを…かゆい…馬…
423 :
肉食と草食:2010/04/09(金) 13:51:03 ID:ZO5B6eG5
424 :
肉食と草食:2010/04/09(金) 13:52:25 ID:ZO5B6eG5
昼
私は外に出た
見晴らしのいい草原にアプトノスである私はいる
向こう側には、大きな山がある
そこに鳥がたくさん飛んでいるのが見えた
リオレウスの彼は昨日の私との交尾で疲れたのか、まだ洞窟でぐっすり眠っている
私のイタズラ心から始まったことが、いつのまにかとんでもないことになっていたのだ
だけど、昨日の彼は気持ちよさそうだった
私は彼の役にたててうれしかった
しばらく外を散歩していると、ケルビの番が見えた
互いに頬ずりしあってとても仲がよさそうだ
私の隣には、今はだれもいない・・・
すこし寂しい気持ちになった
そして巣に帰ろうと私は振り返った
その時だった
なにやら大きな物体が地面に横たわっていた
どうやら飛竜のようだ
私はその飛竜に近づいていった
普通いくら屈強な飛竜だからとはいえ、こんな目立つ所に寝ているなんて不自然だ
(・・・!!)
私は目を疑った
横たわっていたのは、空の王リオレウス
身体中から血を流し、目はつぶれ、尻尾は見事に切断されていた
そう。そのリオレウスは死んでいた
だからといって私の番という訳ではない
私が見ているこのリオレウスは体が赤い
私の番は亜種なので、体が蒼いのだ
少し安心した
425 :
肉食と草食:2010/04/09(金) 13:53:28 ID:ZO5B6eG5
でもいったい誰が・・・?
疑問が浮かぶ
空の王がこんな無様に殺されてしまっていたのだ
この辺りには、火竜を上回る竜はあまりいないだろう
(火竜同士の争いだったのかな・・・?)
そう思った
だがその読みははずれた
<あれ、死んじまってたのか>
声が聞こえた
振り返ってみると、人間が一人いた
なにやら大きな剣のようなものを持っている
その人間が着ているものはすべてリオレウスの甲殻からできているようだ
私は、その人間の容姿からひとつ気づいた
(この人間は・・・ハンターだ・・・!)
426 :
肉食と草食:2010/04/09(金) 13:54:40 ID:ZO5B6eG5
ハンター
生き物たちを殺す殺戮集団
私は見たことがある
まだ、私が前の生活拠点である沼地にいたころだ
私はその時、友人と二人で散歩していた
「・・・?リアラ。あれ見てみろよ」
友人がそう言った
見てみると、ゲリョスがよたよたに弱りきって歩いていた
全身からはだらだらと血が生々しく流れ出ており、自慢のトサカは破壊されていた
「ひでぇ・・・一体誰がこんなことを・・・」
このゲリョスは温厚な性格で、どんな生き物にも危害を加えることはなかった
それ故どんな生き物からも慣れ親しまれていたのだ
[ヒュう・・・ヒュウ・・・]
そんな声を出しながら、ゲリョスが回復のため眠りにつこうとしたその時だった
<どりゃああ!!>
突如木の陰から剣を持った人間がゲリョスに飛びかかった
剣がゲリョスの皮膚を切り裂く
[ギャウウッ!!]
ゲリョスが悲鳴をあげた
<なに一人で遊んでんだよ!!俺にもやらせろぉ!!>
もう一人ハンターがゲリョスに飛びかかった
ゲリョスの身体からドバドバと鮮血が飛び散る
ハンターたちは笑っていた
猫がねずみをいたぶるように・・・
「「・・・・・・・・・・・」」
あまりの衝撃に私と友人は言葉を失っていた
その光景に戦慄を覚えたのだ
恐怖で体が動かなかった・・・
427 :
肉食と草食:2010/04/09(金) 13:56:50 ID:ZO5B6eG5
その、恐怖の存在が今私の目の前にいる
「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・」
怖くて息が荒くなる
こんなとき、リオレウスの彼が隣にいてくれたらどんなに安心するだろうか・・・
おそらく、この死んでいるリオレウスはこの人間から逃げて、途中で力尽きてしまったのだろう
そして、人間が私に気づいたようだ
<お、アプトノスもいたのか。腹も減ったし・・・>
そう言った
突然、ハンターが私に剣を振りかざした
(!!!!)
私は身体を横に転がしてよけた
ドガアアアアァァァァ!!!
轟音とともに剣が地面に深く沈む
(こんなのまともにくらったら・・・!)
想像しただけでも恐ろしい
(!)
さっきかわしたと思っていたのだが、頬をかすめていたらしく、頬から血が流れた
<ちっ、アプトノスのくせにすばやいな>
ハンターがまた私に剣を振りかざす
「いやああぁぁ!!」
まだ死にたくない
私は全速力でにげる
だが、みるみる内に距離を縮められ・・・
ザキンッ!
「・・・!!」
私の背中に、激しい痛みがはしった・・・・・・
428 :
肉食と草食:2010/04/09(金) 13:57:24 ID:ZO5B6eG5
とりあえず以上です
>>428 ゲリョスぅぅぅ! じゃなかった、アプトノスたん!
良いとこで切るなあw 続きが待ち遠しいぜ。GJ。
>>428 GJであります
>>415 の続きです。今回はエロなし。長いのでもう一回分けますゴメンナサイ。あと、世界設定の根幹にかかわる
大ボラ吹いてますので、そこらへん気にいらない方はNGってください
NGは「続ティガと少女」で
村を出て少し歩き、そろそろ村が見えなくなったころ、彼女が口を開いた。
「あの、ちょっと待ってもらえますか?」
「・・・なにか?」
相変わらず、白衣の少女は敵意のこもった眼で彼女を見る。村を出てからずっと同じペースで
歩き続けていて、一度も休憩はしていない。ハンターから見ても少し異常と思われるほどの健
脚だ。
「ちょっと、おしっこ。緊張しちゃって」
道のわきの木陰を指さして言う。お花摘み云々と言わなかったのは、同性相手なことと、なん
となく人間離れした雰囲気に気圧されて、ただ欲求のみを告げたほうがいいような気がしたた
めだった。
白衣の少女は、何も言わずに歩を止めた。視線を彼女から木陰へと移す。
「ど、どうも」
承諾と受け取った彼女は、木の裏側へ、白衣の少女から見えない位置へ入った。
とっ、と木の幹に体を預ける。両腕で、自分の肩を抱きしめた。ふぅっと息を吐く、体が小刻
みに震えていた。
「やだよぉ・・・死にたくない・・・死にたくなんかないよぉ」
微かな呟きは、そう聞こえた。目から涙があふれた。膝から力が抜け、その場にしゃがみ込ん
だ。気丈な振りは限界に達しようとしていた。
「なんで・・・あたしが・・・なんで・・・なんで」
村から離れたことで自制が緩んだのか、感情が制御できなくなっていた。しゃがんでいなけれ
ば、逃げ出していたかもしれなかった。彼女は声を殺してただただ、泣いた。ハンターになっ
た時、狩猟中に自分が死ぬかもしれない事については頭では理解していた、納得すらしていた。
自分が奪うことになる命についても同様だ。しかし、絶対的な死という現実を前にして、感情
が激しく暴れていた。それでも、村では感情を抑えるしかなかった。周りの人を悲しませたく
ない、そんな思いが、彼女の感情に自由に振舞うことを許さなかった。現に別れの時ですら、
笑顔を見せたではないか。
「いやぁ・・・いや・・・絶対にいやぁ」
涙とともに流れ出してくる感情に身を任せる。どれほどそうしていただろう。
「・・・まだですか」
白衣の少女から声が掛けられた。ビクリと肩が揺れた。
「あ、はい」
慌てて眼をぬぐう。気がつけば、顔中よだれと鼻水でひどい有様になっていた。とりあえず
持っていた手頃な布で顔を拭き、泣き顔の痕跡をぬぐい取る。
「今行きます」
顔を拭いた布を力の限り投げ捨てる。それは、彼女なりの決意、ただの少女としての自分へ
の別れ、日常への、生への未練を捨て去るための儀式。激情に身を任す贅沢は、これでおし
まい。
立ちあがった彼女の顔は、ハンターのものになっていた。そう、あとは最後まであきらめ
ずに戦うだけでいい。世界のため?ギルドのため?いいや、自分を知る人々を裏切りたくな
い、その人たちの生活を、日常を守りたい。そして何より、一番最初に彼女を認めてくれた
「彼」の思いを裏切りたくない。そのためには最後まであきらめない、生きることを、戦う
ことを。自分の感情などという制御不能の怪物と戦うことよりも、ずっと簡単なことのよう
に思えた。
戻ってきた彼女を見て、白衣の少女は思わず微笑んだ。だがそれは、獲物を見つけた肉食
獣の笑みにそっくりだと、彼女にはそう思えた。
「やる気になったようですね」
白衣の少女は、アクセサリーでも愛でるかのような口調で言った。
「お時間をいただきましたので」
負けじと不敵に微笑んだ、つもりだったが、声がまだ湿っぽかった。
「戦意のないあなたをなぶり殺しても、意味はありませんから」
さらりと恐ろしげなことを言い、彼女に手を差し出す。
「さあ、参りましょう」
少女の手を取りながら、思わず尋ねた。
「それはどういう・・・」
不意に視界がゆがみ、浮遊感が全身を包む。
「後ほど、お話しすることもあるでしょう」
少女の声が聞こえた。と同時に、重力から解放されるような落下感にとらわれた。
「ですが、今は・・・」
少女の声がまた聞こえた。足裏に堅い地面の感触が戻っていた。
「戦いなさい」
視界が戻る。一番最初に認識したのは、目の前に存在する巨大な龍。白亜の鱗と白銀の鬣を
もち、純白の翼を持つ、邪龍ミラボレアス。ハンターの間では俗にミラルーツなどと呼ばれ
恐れられている存在だ。
「っ!?」
状況が判断できぬまま、横っ跳びに飛びのいてとっさに龍の正面から外れる。
「ちょっと、これってどういうこと!」
もちろん誰も答えない。いつの間にか白衣の少女の姿も消えていた。
「心の準備ってものが!」
龍が尾を振りまわす。必死に走って間合いから離れる彼女。手当たり次第に、荷物から鬼人
薬、硬化薬、強走薬を取り出し、次々と呑みこむ。
(あんまり、薬に頼っちゃ駄目ですよ。引退したハンターの死因の八割が、肝不全や腎不全
なんですから、若いうちはなるべく使わずに狩猟するのが、長く現役を続けるコツです)と
薬士の説教を思い出し、(そうも言ってられないじゃない)と心の内で苦笑する。少し余裕
ができた。周りを見回す。どうやらここは、古塔の最上部のようだ、以前、何かの依頼で来
たことがあった。そして、脅威となるのはミラボレアスだけ、他のモンスターの姿はない。
「よし、やるだけやってやろうじゃない」
そう言って、背中に負った彼女の武器、幻獣筒を手に取った。弾丸を装填する。最初に装填
したのは、一般に流通している通常弾だ。並みの飛竜なら十分に通用する弾丸だが、はたし
てこの龍にはどこまで通用するか。
彼女は慎重に狙いをつけ、一発づつ発射する。胴体に当たった弾は弾かれた。脚、翼も同
様だった。
「話通り、堅いわね」
龍の正面に立たぬよう、常に動きながら、また龍を撃つ。龍の首に命中した弾が、パッと鮮
紅色の小さな花を咲かせた。
「狙うなら、やっぱり首から上か」
それは非常に困難な行為である、龍の首は常に戦う相手を探し、激しくうごめいているからだ。
「じゃあ、これはどう」
新たな弾を装填する。龍めがけて発射。銃口付近から何やら弾丸の脱皮がらとでも表現したく
なるようなものが舞い落ちる。殻を脱ぎ捨てた弾丸は、先ほどまでとは比較にならぬスピード
で目標へ到達。
「チュイン」
乾いた音を立てて、龍の鱗を貫通する。先ほど弾かれた胴体の鱗だった。
「貫通弾は効果あり」
ハンター同士で貫通弾と呼び習わされている弾丸だった。一般的には「装弾筒付徹甲弾」AP
DSなどと呼ばれている。矢のような形に加工したランポスの牙を、外れやすいようにしたカ
ラの実で包んだものだ。かなりの強度を持つランポスの牙は、ボウガンによって与えられたス
ピードにより凶悪なまでの貫通力を持つ。ただ、貫通力が高すぎ、小さい相手では撃ち抜いて
しまうことも多い、相手を選ぶ弾だった。だが、この龍はでかくて堅い、貫通弾との相性は悪
くない。問題は相手が大きすぎ、一発の与えるダメージが大した物ではなくなってしまうこと
だ。こればかりは、手数で稼ぐしかない。
「足を止めないと!」
後ろ脚に集中して貫通弾を撃ち込む。脚へ攻撃を集中し、動きが鈍ったところで頭部を攻撃す
る。これが彼女が咄嗟に考えたプランだった。問題は、持ち込んだ弾が足りるかどうか、龍の
攻撃をかわし続けることができるかどうか、だ。
龍が吼えた。鼓膜をつんざく大音声に思わず足が止まる。龍がこちらを向いた。
「・・・やっば」
咄嗟にダイブ、直後、龍のブレスが先ほどまで彼女がいた場所を撃つ。大爆発が起こり、地面
の破片が彼女を襲う。何度か転がり、距離をとって起き上がる。
「うわぁ・・・」
塔の石畳に大穴があいていた。さすがに古の塔、貫通はしていないようだが、ブレスの威力が
とんでもないものであることは明らかだった。
「あんなもの、喰らったら一撃で消し炭になっちゃう」
体のあちらこちらが痛む、爆風と破片でかなりの傷を負っていた。だが、この程度なら。
「まだいける」
龍が体勢を整える前に、回復薬に口をつけた。
不意に龍が飛び上がった、ぐんぐん高度を上げ、人の登れない、崩れた構造材だけが残る
古塔の最上部へと着地する。一声大きく吠える。するとどうだろう、全天がにわかにかき曇り、
ごろごろと不気味な音を立て始めた。嫌な予感がし、唐突に駈け出す彼女。予感が当たった。
落雷が彼女の後を追うように立て続けに落ちてくる。
「ちょっ、それ反則!」
前方に不吉なものを感じ、咄嗟に向きを変える。やはり、そのまま進んでいたらちょうどその
あたり、という位置に落雷があった。幻獣キリンの落雷攻撃とは違う、本物の落雷だ。
「化け物め」
背中に怖気が走る。人知を超えた化け物と戦っているという実感が、ひしひしと湧いてきた。
もっとも、そんな実感、正直言って欲しくはなかったが。
龍が飛び立ち、空中でブレスを吐く。狙いはそこまで正確ではなかったが、彼女は大きく距離
をとる。
「降りてこいよ!そんなにあたしが怖いか!」
減らず口であった。何か言わずにはおれなかったのだ。このままだとなぶり殺しにされる、そ
の事実に気が付いていたからである。
果たして龍は、彼女の挑発に乗ったのか、ようやく着地した。鎌首のように頭をもたげ、彼
女を見やる。その瞳には、激しい敵意、憎悪にも似た感情。彼女は既視感を覚えた、あの目は
確かどこかで・・・。
龍が突っ込んでくる。咄嗟に身をかわし、雑念を振り払う。貫通弾をすれ違いざま叩きこむ。
「何がそんなに憎いのか知らないけど、あたしの命、そう簡単に届くと思わないでよ!」
彼女は吼えた。不安も未練も後悔も、すべてを吐きだすように吼えた。龍との勝負、いや、龍
にとっては小さな命を刈り取るだけの、簡単な遊戯、勝てるとは思えない、だが、ただで負け
る気はなかった。人間の意地、それなりの実績をつけたハンターとしてのプライド、それより
ももっと小さな彼女の心の中の何かが、彼女を突き動かしていた。
すでに戦闘が始まってから、相当の時間が経過していた。この間、彼女はひたすら攻撃を繰
り返していた。細かい負傷はあるものの、幸いにも痛打は受けていない。だが、そろそろ貫通
弾、通常弾共に残弾が心もとなくなってきていた。回復薬も残りが厳しい。そしてついに
「キンッ!」
と乾いた音がして、貫通弾が弾かれた。彼女の眼が見開かれる。
「硬化したのか・・・?」
話には聞いていたが、実際に目にするとやはり信じ難かった。試しに通常弾に切り替え、頭部
を狙ってみる。乾いた音、やはり弾かれた。龍の怒りか、鱗の硬度が増しているのだ。
「つくづく常識離れしてるわね・・・」
でも、一応の対策はしている。新たな弾を装填する。慎重に狙いをつけ撃ちこむ。着弾した数
瞬後、着弾した弾丸がはじけ、細かいものをばら撒く。直後その細かいものが爆発した。拡散
弾と呼ばれる弾だ、着弾後、子爆弾をばら撒き一斉に着火し、その爆発によるダメージを与え
る弾丸である。ただし、取り扱いが難しく、誘爆の危険があるため、所持できる弾数は少ない。
だが、カラ骨と竜の爪を使うことで、代用品を作ることはできる。死してなお力を宿す竜の爪
は、衝撃を受けると砕け散り爆発する性質があった。彼女も持てるだけ持ってきていた。
「さて、こっからが勝負!」
怒りのためかスピードの上がった龍の攻撃を必死に回避しつつ、可能な限り子爆弾を無駄にし
ないように撃ちこむ。だが、速度が上がった龍の攻撃と、疲労が蓄積してきた彼女の回避、次
第に壁際に追い込まれ逃げ場を失ってしまう。
「しまった!」
必死になって身を投げ出すが、ブレスが右足を掠めた。
「っぐぅ」
思わず苦痛の呻きが漏れる。右足を見るとキリンブーツがほぼ炭になっていた。その中の足が
無事とはとても思えない状況だ。不思議と痛みはなくなっていた、いや、足の感覚そのものが
喪失していた。全身から血の気が引いていく。足をやられたら、もう攻撃を回避することはで
きない。次の攻撃で間違いなく死ぬ。立ちあがろうとするが、やはり右足が全く言うことを聞
かない。どうにか立ち膝の体勢で幻獣筒を構える。龍がにやりと笑ったような気がした。そし
て大きく口をあける、ブレスの予備動作だ。
「くっそぉぉ!」
喚きながら引き金を引く。
そして世界が静止した。
時が止まっていた。龍も彼女も、寸分足りとも動くことはできなかった。
(一体、何がどうなっているの?)
戸惑う彼女の後ろに、あの白衣の少女が表れた。先ほどまでとは違う、少し人間的な表情をし
ていた。
「僅かですが、時を止めました」
さらりととんでもないことを言ってのける。
「あなたとお話をしなければなりませんので」
「どういうことですか」
声だけはなぜか出せた。
「あなたには知っていただかなくてはなりません、そして選んでいただきます。ここで死ぬか
わたくしの配下となるか」
「どちらもお断りしたいところですが」
高慢な物言いに、思わず減らず口がでる。
「まずは、黙って聞きなさい」
当然のように怒られた。
「は、はあ」
気のない返事が出てしまう。白衣の少女は気にする様子もなく話し始める。
「まずはこの龍、気が付いていると思いますが、この龍はわたくしの写し身です」
彼女の正面に回りこみ、龍を指し示す。少女は淡々と続けた。
「正確には、この龍は、わたくしの下に集まった強い思いを残した飛竜の死したる魂、その集
合体が肉体を得たものです。その中には、怨念に近いものもあります。それが強く表れ、この
ような凶暴な龍となるのです。それどころか、わたくしをも乗っ取り、無念を晴らすため行動
させるようになるのです」
彼女は、少女が村で見せた無機的でありながら敵意を向けたあの態度を思い出した。なんとな
く納得する。
「あなたとの闘いの中で、充分戦えたことに満足した魂たちが幾柱か、輪廻の流れへと還りま
した。それで、わたくしがあなたと会話することができるようになったのです。しかし、今も
龍として残る魂は非常に強い思いを残しています。このままではあなたを殺したところで止ま
らないでしょう。あなたがここで死んでも、意味はなくなりました」
少女が彼女に向けるまなざしに、慈悲に近いものが表れていた。
「幾柱かの魂を解放してくれた礼として、あなたをわたくしの配下として迎え入れようと思い
ます。そうすれば、あなたは人では居られなくなりますが、少なくとも死なずに済みます」
「せっかくですが、お断りします」
即答した内容に、後から気がついた。なぜだろう、あたしは死ぬのが嫌なはずだったのに。
「なぜです、時が動き出せばその直後に、あなたは消し炭どころか塵も残さずに消滅する運命
なんですよ」
僅かに驚いた表情で少女は冷酷な事実を告げる。そう、もう未来は決まっているかのように。
「最後の瞬間まで、諦めないと決めました」
心を整理しながら、ゆっくりと言葉にする、自分の決意を。
「もはや、誰もあなたを責めることはないと思いますが。あなたも死にたくないと思っていた
のでしょう?」
少女の声は、不思議なものを見つけた子供のような響きがあった。
「確かに、死にたくはありません。今でも、たとえあなたの配下としてでも生き延びたい。そ
う思っている自分もあります」
素直に、心の内を吐きだす。自分でも驚くほど率直な言葉だった。
「では、なぜ?」
「わかりません。自分でも、自分の意地っ張り具合に驚いているところです。ただ一つ言える
のは、あたしを認め、守って死んでいった彼に対して、情けない姿は見せたくない。彼が認め
てくれたのは、あたしが最後まで諦めずに戦ったから、だから、何があっても最後まで諦めま
せん。死した飛竜の魂がそこにあるのなら、尚の事」
言葉にしながら、心の奥、胸の内にあるもやもやが、だんだん形を見せ始めた。
「不思議ですね。あなたはその「彼」を恨んで当然のことをされたのでしょう。飛竜に犯され
るという、およそあり得ない体験、あなたはそれでも「彼」を慕うのですか」
少女の疑問はむしろ当然といえた。
「彼があたしを犯したのは、事故です。あたしはそう思います。たまたま、あたしのとった行
動と雌の求愛行動が一致してしまったため、それだけです。なのに、彼は自分の命を顧みずに、
あたしを愛してくれました。たとえ本能的な行動であったとしても、あたしを自分の妻に値す
ると認めてくれました。そして、あの凍てつく雪山で、一晩、あたしが死なずにいられたのは、
彼がずっと温めてくれていたから。あたしを放っておいて、温かいところに行けば自分は助かっ
たかもしれないのに、ずっとあたしを抱いていてくれたから」
誰にも言えなかった胸の内が、驚くほど素直に言葉になった。
「その「彼」の毒で死にかけたとしても?」
知っているでしょうと言いたげに、少女は意地悪く重ねて問いかける。
「毒の事は後で聞きました。あの時の肉体の悦びが毒によるものだとしても、それがあたしの
命を脅かしたとしても、それは彼があたしを傷つけるためにしたことじゃない。それにあれが
ずっと私に注がれていたから、雪山で眠らずに済んだんです。一晩中の、絶頂と気絶を繰り返
しが、あたしの命を持たせてくれていたんです。もし眠りこんでいれば、いくら彼が温めてく
れていたとしても、あのまま死んでいたかもしれない。だから、今あたしがこうして生きてい
られるのは、全部彼のおかげなんです。本当は、ありがとうって言いたい。許されるなら、そ
ばに居たい、一緒に生きたい。でも、もうそれは叶わない。だから、彼がくれた今の命を諦め
ない、あたしが自分自身であり続ける、それこそが今のあたしが彼にできる唯一のことだから」
そうなのだ、彼女の決意は彼への思いの表れ、彼女自身がそれを再確認できた。そうか、だか
らあたしは・・・
「あたしは諦めません。あたしが諦めるとしたら、それは死んだ後です!」
「思っていたより、馬鹿のようですね、あなたは」
好意的な笑みだった。
「自分でも、そう思います」
彼女も穏やかにほほ笑み返した
「では、これより時を動かします。あなたに幸運があらんことを」
「ありがとう、あたしにも有意義な時間でした」
少しは納得して死ねそうだ、そう思った。
そして、時が動き出す。
撃ちだした弾丸は、ブレスに焼かれ蒸発した。しかし、ブレスは僅かに彼女を外していた。
体の左側を、ブレスがかすめていったのだ。しかし、ただそれだけで左腕がキリングローブ
ごと炭化させられる。
「っくあぁっ!」
苦痛の呻きが漏れる。次の瞬間には、目の前に龍の尾があった。
「がっ!」
鞠のように飛ばされ、石畳の地面に叩きつけられる。
「やめなさい!勝負はつきました!無駄に弄ぶ必要はありません!」
白衣の少女が現れ、叫んでいた。龍は無視するようにわざわざ横を向き、舌舐めずりをした。
倒れた彼女を、龍の尾が二度三度と打ちすえる。その攻撃は明らかに手加減されていた。命を
奪わないための手加減ではなく、苦痛をより長く与えるための手加減。その姿には、明らかに
この加虐を楽しんでいる様子が見えた。
「勝負がついたぁ?・・・ふざけないでよ・・・っかはっ・・・あたしはまだ生きてるわよ」
折れたあばらが内臓に刺さったのか大量に吐血しながらも、幻獣筒にすがるようにして彼女は
立ちあがった。
「この程度・・・いたぶったくらいで・・・あたしがイクと思ったら・・・大間違いよ」
残された片腕で、新たな弾薬を装填する。スライドにかみつき、チャンバーに初弾を送り込む。
「変態M女の底力・・・見せてあげるわ!」
右腕だけで、幻獣筒を構える。龍が嘲笑うかのようにブレスを吐いた。前後左右に着弾し、爆
風と跳ね飛ばされた何かの破片が、容赦なく彼女を襲う。焼かれ、撃たれ、切り裂かれながら
も、片手で幻獣筒を構えただ耐える。再度、爆煙を裂いて、龍の尾が彼女を襲った。何度も打
ちつけられる手加減された攻撃、そして最後に重い一撃。またも吹き飛ばされ、地面を転がり、
ついに動かなくなった。
獲物が動きがなくなったことを確認した龍は、満足げな笑みを浮かべ、また舌舐めずりをした。
生意気な人間をたたきのめし、さんざんにいたぶり、力尽きさせた。後は、腹の中で絶望の悲
鳴と断末魔の呻きを味わってやろう。そう思い、獲物にかぶりついた、はずだった。
「最後には・・・喰らいに来ると思ったよ・・・」
なぜ我は、人間が使う武器などに食らいついているのだ。気がつけば、幻獣筒のバレルが、口
腔に押し込まれていた。この瞬間、龍が勝利の確信とともに獲物に喰らいつく瞬間を彼女は狙っ
ていた。相手が飛竜の魂の集合体なら、必ず喰らいに来る、そう信じその瞬間に賭けたのだっ
た。喰らいつかれる瞬間に、炭化した左手で上体を起こし、右手で幻獣筒を龍の口に突き入れ
たのだ。龍は口の中の異物を噛み砕こうと力を入れるが、キリンの角を利用した幻獣筒のバレ
ルは、彼の力をもってしても容易に砕ける代物ではない。
龍の口腔内に右腕を幻獣筒ごと押し込みながら、彼女は絶叫した。
「あたしを!」
トリガーを引く。
「人間を!」
弾丸が発射され、龍の口腔内に食い込む。
「なめんじゃねえぇぇぇぇぇっ!」
続けざまにトリガーを引いた。装填されたすべての弾丸が、銃口から吐き出された。まるで
彼女の意志が乗り移ったかのように、弾丸が龍の口腔内に食らいつく。発砲の反動で龍の口
から幻獣筒が外れた。
龍の顔が、笑みの形をとった。一瞬の後、轟音と共に、龍の頭部が爆砕する。口腔内に着弾
していた拡散弾が一斉に爆発したのだ。
どう、と倒れる頭のない龍。その首からおびただしい量の鮮紅色の血液が流れ出していた。
「はぁ・・・はぁ・・・や・・・った・・・っかはっ!」
また大量に吐血した。失血のため、意識が遠のいてゆく。まだ感覚を残している右手と左足が
異様に冷たく感じる。
体をささえられなくなった彼女は、龍の血だまりの中に仰向けに倒れこむ。龍の血と彼女の血
が混じり、淫靡な斑模様を作り出した。ここまでか、と薄れる意識で悟る。
「みんなの・・・ところに・・・帰りた・・・かった・・・な・・・」
彼女の意識は、鮮紅色の闇の中に沈んでいった。
以上でやんす
続きは後日うPります。
次で話の決着がつくはずですので、良かったら読んでみてください
はぅあ…エンディング手前で…(;´Д`)
全裸でwktk
>>438さん
>>439さんレス感謝です。
連投になりますがいきます。
>>431 の続きです。今回は人間?×人間です
今回も盛大にホラ吹いてます、徹底的に好き勝手やってますんで、そういうのが駄目な方は
適宜NGってください
NGは「続ティガと少女」で
見渡す限り白い世界。空も、地面もすべてが白い世界に、気がつけば彼女は立っていた。い
や、立っていたというのは正確ではないかもしれない。どちらが上でどちらが下か、何時から
こうしているのか、すべての感覚があいまいで、ただ漂っているといったほうが近いかもしれ
なかった。
「ここが死後の世界ってやつかしら」
なんとなく呟いてみる。自分が呼吸をしていない事、鼓動が聞こえない事がそう思わせていた。
「いいえ、違います」
予想していなかった返答があった。いつの間にか、目の前にあの白衣の少女が現れていた。
「ここは、黄昏の領域。死者と生者が交差する場所」
良くわからないこと言う白衣の少女、その表情は、先ほどよりもずいぶん柔和に思えた。むし
ろ、慈愛さえ感じるような雰囲気をまとっていた。
「死ぬ前の走馬灯ってやつですか」
良くわからなかったので、わかる言葉で問い直してみた。
「それも違います。つーか死にたいんですか、あなたは?」
すとんと肩を落とし、いきなり俗っぽい口調で言う少女。
「さっきまでの体の状態からして、生きてられると考えるほどお気楽になれないだけです」
「まあ、確かに、左腕と右脚が炭化、肋骨骨折十数か所、折れた骨により胃と肺を損傷、すい
臓破裂、肝臓、腎臓ともに大量出血、外傷性網膜はく離により右目の視力喪失、全身に打撲、
裂傷、熱傷多数、よくショックで即死しなかったもんです」
うんうん、と頷きつつ、聞きたくもないことを並べ立てる。
「ま、あなたの生死は置いといて、本題に入りましょう」
置いといて、と身振りまで交えていた。彼女は思わず噴き出しそうになった。
「置いとかないで頂きたい」
気分が楽になっていた。気を使ってもらったのかな、などとお人好しぶりを発揮させて想像する。
「正直、あなたがここまでがんばっていただけるとは思っても見ませんでした。こういっては
何ですが、魂の中にはあなたを賞賛する者も居ましたよ」
白衣の少女は、改まって彼女に告げる。
「あなたが真っ向から戦っていただいたおかげで、荒ぶる魂を鎮め、輪廻の流れへと還すこと
ができました。改めてお礼を申し上げます」
といって、深々と頭を下げた。
「ここに在った魂はこれからどうなるんですか?」
彼女は、ふと疑問に思い、口をはさんだ。
「また、再び竜として生を受け、生きてゆくことになります。そしてまた、強い思いを残した
魂がわたくしの下に廻ってくるでしょう」
そしてそれをまた誰かが倒す。まるで終わりのない円舞曲のようだ、と彼女は思った。
「なにか、悲しいですね」
思わず、そう漏らした。
「そうではありません。生の喜びを得られるのは人も竜も違いは無いのですから」
優しげな笑みを浮かべ、少女は諭すように言った。
「では、彼の魂もいつかは・・・」
「そのことなんですが」
白衣の少女の手元に現れる、はかなげにゆれる光。
鼓動など聞こえているわけ無いのに、彼女は自分の心臓が高鳴ったような気がした。
「あなたを強く求めた魂です。わたくしにあなたを指名させるほどに。よほど強く思っていた
のでしょうね、あなたの事を。どなただか、お判りになりますよね」
無意識にいざなう様に両手を差し出していた。
「わかり・・・ます」
光は瞬きながら少女の胸元から、彼女の胸へと流れるようにやってきた。胸が懐かしさであふ
れる。
「また会えた・・・ね」
その様子を聖母のような微笑を浮かべ見守る少女
「我々竜は遠い将来、あなたたち人に滅ぼされるでしょう」
独り言のように語る。
「そのとき、行き場をなくし人を恨んだ魂たちが、荒ぶる龍となり、人を、世界を飲み込まん
とするでしょう。でもそれは我々竜の失われた未来を取り戻す力とはなり得ません。我々竜は、
滅ぶべくして滅ぶのです。魂たちはいずれ、疲れ果てゆっくりと消え去っていくことでしょう。
この世界から、永遠に・・・」
初めて見る、少女の寂しそうな表情。
「わたくしは、そうなる前に少しでも多くの魂を救いたいと思っています。そのために、人と
強いつながりを持った魂を、竜の輪廻より解き放ち、人の輪廻の流れに送り出してゆくことに
したのです。竜として消え去るよりも、人として生の喜びを感じてほしい。身勝手かもしれま
せんが、それがわたくしの、竜の神としての願いです」
寂しそうな笑顔のまま、淡々と話す少女。しかしその内容はとてつもなく重かった。だが、彼
女にはふと、思い当ることがあった。確かめたくなり口をはさむ。
「よく御伽噺なんかにある、竜が人の姿になって恩返しに来るとかって話は、もしかして・・・」
「いくつかは、本当に起こったことです」
少女は、先ほどまでのくだけた表情に戻って肯定した。
「最近でも、嫁の居ない甲斐性なしのハンターのところへ押しかけ女房させたりだとか・・・」
また、とんでもないことを言い出す。
「完全に与太話だと思ってました」
あたしは今、鳩が豆鉄砲食らったような、ゲリョスが閃光玉食らったような表情してるんだろ
うな、と思う。が、即座にあることに思い当った。
「じゃあ、彼は!」
勢い込んで尋ねる。
「あなたが先ほどいざない、彼があなたを求めたそのときに、すでに輪廻の流れは変わったの
です。その魂は、今後、人として生と死を繰り返すことになりました」
優しげに微笑み、彼女の予想を肯定する少女
「また、会うこともできるんだ。こんなに嬉しい事は無い」
「どこかの新人類ですか、あなたは」
また口調がくだけた。彼女は、この神様、シリアスモードは三分持たないんじゃないだろうか
と疑いたくなった。
「で、あなたと彼の事なんですが、感謝の気持ちを込めて、出血大サービスしました」
彼女の疑いを肯定するかのように、少女は続ける。
「ちょ、その表現、いろいろやばくないですか神様」
さすがにツッコんだ。
「それに、そんな簡単なことなんですか」
「決して簡単なことではありませんが」
そう言って少女は微笑む。
「わたくしは竜の神ですよ。神には気に入った相手に奇跡を起こす特権があるのです」
エッヘンとばかりに胸を張る。
「は、はぁ」
勢いにのまれ生返事を返すのがやっとだった。
「では」
表情を改め、厳かに少女は告げる
「あなた方の今後の人生に、人の神の御加護があらんことを」
すうっと視界が暗くなっていった。
誰かに、肩を揺さぶられていた。彼女の意識がゆっくりと、覚醒してゆく。懐かしい、胸が
熱くなるほどの懐かしい温かさが、肩にあてられた手から伝わってきた。
「・・・っ!」
目をあける前に、「両手」で相手に抱きついていた。一瞬硬直した相手が、ゆっくりと抱き返
してくる。
「・・・会いたかった」
ようやくそう告げる。相手が誰かについては絶対の確信を持っていた。
「我もだ」
だから、答えたその声がたおやかな女性のものだったので、驚いて飛び退ることになった。
目を見開き、まじまじと相手を見つめる。
全裸の完璧な女性がそこにいた。長く美しい波をうつ髪、透き通った海を思わせる瞳。理性
と母性を感じる面立ち、見事なボディラインを描く肢体。豊かな胸、くびれた腰、すらりとし
た足。ただ一点、股間に彼女にとっては見慣れないもの、すなわち男性器が備わっていること
を除けば、絶世の美女と言ってよい人物だった。
「な、な、な、」
あまりの衝撃に言葉が出ない。驚きのあまり、自分の手足が自由に動かせていることにも気が
付いていなかった。
「なんでそんな、ボン、キュッ、ボン!?」
断じて、頭、首、腹ではない、バスト、ウェスト、ヒップの事だ。
「ああ、この体の事か」
その女性は納得したように頷いた。
「我は元来、雌として生まれた固体だからな。人に化身すれば、こうもなろう」
その女性の話を総合すると、やはり、あのティガレックスの化身(この場合は転生というほう
が正しいが)とのことだった。雌として生まれ、付近の同族の中で最強の存在となってしまっ
たが故、彼女に勝てる雄がいなくなったどころか、付近の雄がいなくなってしまった。すべて
彼女に殺されるか逃げるかしてしまったのだ。そこでやむを得ず、最強だった彼女が雄へと性
転換することになったのだ。
「飛竜って性転換できるんですか!?」
「魚でも、性転換する種類はいると聞くぞ。魚にできて飛竜にできぬ事なぞ、えら呼吸くらい
のものだ」
そういえば、前に姉さんが見せてくれたな。「そーどてーる」とか言ったっけ、あの魚。混乱
する頭で、ぼんやりと思いだす。
とにかく、性転換し性器が機能し始めたところで、落ちた体力を回復するためポポを捕食し
ようと雪山に来て、彼女と会ったということらしい。なぜ、絶世の美女の外見をしているかと
いうと、ティガレックスの性的魅力を感じる点は、その強さにあるらしく、彼女と死闘を演じ
た時点でのティガレックスの状態は、雄の生殖器を持った雌として有数の魅力を持つ固体だっ
たらしい。
その状態のまま、人に転生したため、前出のような男性器を持つ魅力にあふれた女性となって
しまったのだ。
「な、なんてこったい」
思わず頭を抱える彼女。
「あの神様、わかっててやったな」
竜の神の、いたずらっぽい少女の笑顔を思い出していた。
「ちきしょう」
呆けたように、独り言をつぶやく。
「大丈夫か?無理もない、あれだけの戦いを人の身で行ったのだ。疲れもしよう」
一人で納得する元ティガレックス。と、思い出したように表情が引き締まった。
「我は、主(ぬし)に詫びねばならぬことがある」
姿勢をただし、改まった口調で続ける。
「我が、主に為した行為は人としては到底許されることではない。我が人でなかったとはいえ、
今では、主の苦痛が理解できる。主が望むなら、この命すらささげる覚悟がある」
あの、雪山での事を言っていた。
「神様にも話しましたが、あのことはもういいんです。あれがあったから、今のあたしがある。
こうしてあなたとも、もう一度話すことができる。あたしにはそれで十分です」
微笑んで彼女は答える。
「主をこの場に呼び寄せたのが、我の未練だとしてもか?」
「ええ」
まるで聞き分けの良い素直な子供のような表情で、彼女は頷く。
「そうか・・・だがそれでは、我は自分を許すことができぬ。なにか主の望みはないか?いか
な望みとて、我が身命に代えても叶えようぞ」
真剣な表情で、元ティガレックスは言う。ほかっておけば、腹でも切りかねない勢いだった。
「じゃあ・・・」
思いついた願いのあまりに恥ずかしい内容に、言う前から顔が赤くなった。
「あ、あたしと一緒に暮らしてもらえますか?どちらが主人とかじゃなく、対等なパートナー
として、ずっと一緒に・・・」
勇気を出して、まくしたてた。最後はだんだん小声になってしまったが。
「そのようなことで良いのか?我は主が主人でも構わぬぞ」
不思議そうに尋ねられた。
「あたしは、あなたにも人生を楽しんでほしいんです。あたしと一緒に楽しんでほしいんです。
だから、あたしのためだけに生きてほしくないんです」
そういって、恥ずかしそうにうつむいた。
「つまり主は、自分のために我に楽しめというのだな」
元ティガレックスは楽しそうに言った。彼女はこくりとうなずく。
「なんとも、欲がなく、それでいて我には困難な願いか!まこと主らしいと言えば、主らしい
望みよな」
だが、満足げに微笑んでいた。
「我は誓おう、我が命ある限り主に添い遂げると」
決意に満ちた表情で宣言する。だが、彼女は顔どころか、耳まで真っ赤になっていた。それは
そうだ、この誓いはどう見ても結婚のときの誓いそのものだからだ。恥ずかしくないほうがど
うにかしている。
「どうかしたのか?」
心配そうに声をかけられる。
「ちょっと、恥ずかしくって、だけど大丈夫です。竜の神様に感謝したい気分です」
いつものペースを取り戻す彼女。しかし、徐々に瞳は潤み、頬が火照ってくる。
「ああ、神の奇跡に感謝せねばなるまい。主の体も含めてな」
そこで初めて、自分の体に気がついた。
「治ってる。手も、足も。すごい。自由に動かせる!」
元ティガレックスが言うには、彼女の頭部に飾られた生命を癒す力を持つと言われるキリンの
角に、死してなお強大な力を残す古龍の血が接触したことにより、その効果が飛躍的に増大し、
キリン素材の防具を通じて彼女の全身に癒しの力が行き渡たり、いにしえの秘薬を上回る回復
力を発揮した、と、かなりムチャな理屈を神に教えられたそうだ。が、そのような未確認の効
果がこの短時間に、劇的に発揮されたこと自体が、神の奇跡と言っても良かった。それに今は
神の奇跡を信じたい気分だった。
思わずぴょんぴょんとび跳ねる。さすがにまだ目まいがした。ふらつき、座り込んでしまう。
「さすがに、一発全快ってわけじゃないか」
「喜ばしいことは理解するが、無理はするな」
そっと肩を抱かれ、支えられた。
「あぁ・・・」
思わず、甘い吐息が漏れてしまう、慌てて口をつぐんだ。さすがに人の姿をしていると、少し
恥ずかしい。
「主の悦びの声は何度聞いても良い。美しい音色だ」
そっと耳元でささやかれた。彼女の理性の堤防が決壊寸前になった。
「・・・なんで、人になったばっかりで・・・そんなに上手に口説けるのよ・・・」
やっとのことで、憎まれ口をきいた。
「神のサービスとやらだ」
しれっと答えられた。
「あ、あたしの弱いとこ知ってるのも?」
「もちろん、主を愛するが故、神に教えを請うた」
そっと、耳を舐められた。
「んあぅ!」
ビクンと体が震える。心と体が悦びで溢れ、惚けてしまったように力が抜けてゆく。
「だ、だめぇ、力が抜けちゃうぅ・・・」
「我にすべてを預けてくれ。主のすべてを受け止めよう」
また耳元に囁かれる。
「また、そんなこと言われたらぁ・・・」
くたり、と寄りかかり、全身が脱力してゆく。
「主の悦ぶ姿の何と可憐なことか・・・その姿が我が腕(かいな)の内にあることの何と心地
よいことか」
そっと、しっかりと抱きしめられる。
「ああぁ・・・」
幸福感に包まれながらも、一つ気になりだしたことがあった。快楽に溺れかけつつも、聞いて
みる。
「神様は・・・どういう風に・・・教えてくれたの?・・・あたしの・・・弱いところ」
「ああ、そのことか」
こともなげに答える。
「実際に見るのがよいでしょう、と申されてな。主と友人と情事の様子を「わたくしの秘蔵映
像」とかいうもので見せていただいた」
「・・・なんだと」
甘い空気がどこかへすっ飛んで行った。
「友人との情事の事なら、気に病むことはないぞ。そもそも我は主を独占できる立場にない。
それに、人というのはああも美しくなれるものかと羨望を覚えた」
すっと、心細げな表情をする。その憂いを帯びた表情に思わず見惚れた。
「我も主に気にいられるほどに、美しくなれるだろうか?」
あのやろう、今度会ったらただじゃおかねえ。湧きあがる殺意を必死で抑える。何しろ相手は
神、下手をしたら天罰でも食らいかねない。それよりも、今は彼?だ。
「そんな心配はしなくても大丈夫」
そう言って、不安そうな彼の口を自分の唇で封じた。それだけで甘美な悦びが、全身をさざ波
のようにくすぐる。
「ん・・・」
どちらからともなく、舌を絡ませる。その甘い感触に彼女は酔いしれた。
「っぷは」
口が離れる。
「・・・あたしは、どんな姿であろうとあなたが好き。その気持ちは変わらないから」
言ってから、恥ずかしさに俯いた。
「主の気持ち、ありがたく頂く」
また、そっと抱きしめられた。ふと、下腹部に堅いものがあたっているのに気がついた。
そっと視線を向けると、はたして想像通り、彼の一物が臨戦状態になっていた。
「あらぁ」
少し意地悪な声を出し、そっと手を添える。
ぴくんと彼の体が震えた。
「ま、待て、まだ我は・・・はぅん」
そっと撫でただけで、女性のような悦び方をした。もっとも、男性器以外は女性なのだから、
違和感など欠片も感じはしない。
「ひ、人の感覚に慣れて・・・きゃぅぅ」
そっと両手で包みこみ、ゆっくり扱く。
「あ、あ、こんなに・・・び、敏感なものとは・・・ぅん・・・思わなんだ・・・くふぅ」
「うふふ、じゃあ、もっとしてあげます」
そう言って、先端をそっと咥えた。舌で優しく舐めあげる。
「あ、ああぁぁぁ!」
艶やかな声で絶叫する。
「はぁ、っく、お、おのれ、このままでは、すまさぬ」
妖しく乱れながら、おかしなことを口走った。
彼の手が、ゆっくりと彼女の耳の後ろを撫でた。優しく、優しく。
「ひゃん」
思わず、一物を吐きだし硬直する。隙を逃さず、抱きすくめられた。
「し、しまっ・・・んっ」
強引に彼女の唇を奪い、舌を味わう。そのまま、キリンケープをまくりあげ、彼女のやや控え
目の双丘を外気に晒す。
「っん・・・っん」
彼女は首を振り、嫌がって見せるが、力が入っていない。かえって誘っているようにしか見え
なかった。
二つの丘の頂上の敏感な突起を、ゆっくりと手のひらで転がす。
「っぷはぁ・・・ひあぁぁ!・・・ひゃあぅ!・・・ち、力がぁ・・・入んないぃ」
彼女の口を開放し、口で耳への攻めを開始した。
「ああっ、だ、だめぇ、耳は、乳首もぉ・・・っあぁ!」
「主が欲しい、主のすべてが・・・良いか」
耳にそっと囁く。昂ぶりを抑えきれぬ声だった。
必死にうなずく彼女。自分から、ショーツ型のインナーをずらした。
「ください・・・あたしも・・・あなたが欲しい・・・です」
「・・・では、ゆくぞ」
すでに充分に潤んでいた彼女の秘所に、ゆっくりと彼の男たる証が押し付けられた。
「ああっ!」
「くっふぅ!」
一気に押し入ってくる。同時に快楽に支配される二人。そのまましばらく挿入の余韻に浸る。
自分の性の象徴たる部分で、相手の存在をじっくりと感じる。肉体そのものが、お互いの再会
を懐かしむかのように悦び合う。ややあって、ゆっくりと出入りを繰り返し始める。
「あっ・・・あっ・・・あぁっ」
「くっ・・・うっ・・・ふぅっ」
呼吸まで合わせたかのような動きで、お互いの体を貪るように味わう。徐々に腰の動きが激し
く妖しく変化してゆく。ぬちゃり、ぐちょりと水音が響き、さらにその音が二人の心を燃え立
たせた。
「何か・・・が、来る・・・こみ上げて・・・っく」
「来てぇ・・・全部・・・全部ください・・・全部ぅ」
限界が来た。絶頂へと達し、大量の快楽の証を彼女の胎内に注ぎこむ。
「あぅっ、で、でるぅ!」
「ふあぁぁぁぁ!熱い・・・あちゅいよお・・・」
全身で受け止め、体の奥で彼の命を感じる。絶頂へと押し上げられた意識が、胎内の熱を感じ
ながら、ふわふわと漂う。
しばし、余韻を味わうように抱き合い、寄り添う。
「そういえば、あたし、あなたの名前聞いてない・・・」
まだ、快楽の残滓を残す声で彼女は呟く。
「我は名を持ってはおらぬ、飛竜には名は必要ないのでな・・・が、人ではそうもいかぬか」
充実した疲労感を表情に表わしながら、彼は答える。
「主の呼びたい名で良い。我に名付けてくれぬか」
愛おしそうに彼女の頭を撫でながら、彼は頼む。幸せそうに眼を細めていた彼女は、少し考え
込んだ。素敵な名前をと考えて、思いつかず焦る。こんな時は単純に考えるのが一番と思いな
おした。
「・・・アレックスというのは?で、呼ぶ時はアル」
ティガレックスの後ろ部分を持ってきただけだが、それらしい名前になった。
「それで良い。主がくれたものだ、大事にしようぞ」
満足そうにうなずく元ティガレックス改めアル。
「アル」
彼女は呼びかけた。名前を呼ぶと、何か心に温かいものがあふれてくる。
「なんだ」
「あたしも、名前を呼んで。知っているでしょう?」
甘えた声で要求する。
「ぬ、確かに、神より教えていただいてはいるが・・・しかし、いきなり変えるのも・・・」
少し取り乱すアル。
「よ・ん・で」
さらに甘える。
「ぬう・・・ま、マヤ・・・で良いか」
「うん」
少し引きつったアルを見て、満足げにうなずくマヤ。
何か気恥しくなり、視線をそらす。古塔よりの見下ろしは絶景だった。
(景色を気にしてる余裕なんて、今までなかった・・・)
思わず景色に心を奪われた。
古塔から見下ろす下界は果てしなく広く、静かに世界を覆っていた。しかし、その静謐の中
に無数の生命が満ち溢れていることを彼女は知っている。奪われる命、奪う命、そのすべてが、
今を力の限り生きている。唐突に気付いた。
(みんな、同じなんだ。あたしと・・・)
明日には、いや、一瞬後には失われるとしても、今を懸命に生きている。今まで考えもしなかっ
た事実に、心が熱くなる。鮮烈な経験が、彼女の心を素直にさせていた。
(あたしは忘れない)
すべての命への感謝を。なぜなら、彼女もまた今を力の限り生きている命の一つだからだ。
自分が奪った命によって生かされている。そう、だから・・・
(最後の最後まで生きる事を諦めない)
生きることを諦めたら、それは自分の奪ってきた命に対しての冒涜だ、そう感じていた。
「・・・マヤ、どうかしたか?」
アルが心配そうに声をかけてきた。
「大丈夫です。ただ・・・」
「ただ?」
「嬉しかったんです。生きてることが、あなたと一緒に居られることが、こんなに素晴らしい
ことだって。神様の言っていた生の喜びが、なんとなくわかったような気がして・・・」
涙を浮かべた笑顔で彼女は言った。
「我もマヤが生きていてくれたことは、嬉しく思うぞ」
そう言ってほほ笑む。そして、彼女を強く抱きしめた。互いの体温を、鼓動を感じ合い、生き
ている事を確かめ合う。
「これから、よろしくね、アル」
「ああ、マヤ、共に生きよう」
そんな二人の未来を祝福するかのように、薄暮のそらに、明星が瞬き始めていた。
〜END〜
以上でやんす
やりたい放題やらせていただきました。最後までお付き合いいただいた方
ありがとうございます。
こんなのは許せんって方はどうかご勘弁を
それでは、また妄想が溜まったら吐き出しに来ます
【東大】水城高校Part17【ゼロ】
後書きが言い訳くさいです
>>448 GJ!
神様はじけすぎwww
あの世界でもアクアリスト居るのか
453 :
肉食と草食:2010/04/13(火) 17:53:58 ID:v8Bz5TP/
454 :
肉食と草食:2010/04/13(火) 17:55:17 ID:v8Bz5TP/
「おーい、アプトノスさーん。何処ですか〜?いたら返事してくださ〜い」
リオレウス亜種の俺はアプトノスの彼女を探して空を飛び回っていた
起きたら、彼女がいなかった
彼女だけでは心配だ
他の肉食獣に襲われているかもしれない
もしその時は、襲ったやつをぶっ潰す
いや、潰すだけでは物足りない
頭をちぎり、脚をもいで、内臓を引きずり出してやる
(いったい何処へ・・・)
俺は森の上を通り抜け、見渡しのいい草原に来た
「・・・え?」
下を見ると、血だらけのリオレウス屍骸があった
その隣には血だらけのアプトノスが横たわっており、横にハンターらしき人間がいた
今、ナイフを取り出してアプトノスから肉を剥ぎ取ろうとしている
直感的にわかった
あれは、俺の番の・・・・・・
「うううおおぉぉぁあああああ!!何してんだごらあああ!!」
俺は急降下して、ハンターを吹き飛ばす
ハンターはそのまま転がっていった
急いで彼女のもとへ向かう
「おい!!しっかりしろ!!」
『・・・・・・』
揺さぶっても彼女はピクリとも動かない
「あぁ・・・ああああ・・・」
悲しみで、胸が張り裂けそうになった
俺は泣いた
大粒の涙をこぼす
君がいなくなってしまったら俺は・・・・・・
〈いつつつ・・・亜種もいたのかよ・・・〉
そう言ってハンターが身を起こす
「あぁぁあ、あぁぁああぁあああぁあああああ!!!!!!」
俺は怒りが爆発した
俺の、たった一つしかない・・・大切な・・・宝物を・・・!!!
俺はハンターに向かって突進した
「死ねぇぇぇぇぇえええ!!」
〈そんなのきくかよ!!〉
ハンターは避けようと横に転がる
俺は瞬時にハンターの足に噛み付き、空に向かってハンターをぶん投げた
〈なっ!!?〉
「消えてなくなれええええええええ!!!!!」
俺はブレスを三回、四回、五回とハンターにブレスを怒りを込めてはいた
どしゃっ!!
そんな音をたててハンターが地面に落ちる
〈うぅ・・・ぐうぅ・・・俺がっ・・・こんな・・・〉
ハンターが俺をにらみつける
「おぉっとぉ・・・忘れるところだったぜぇ・・・まずは足をもいでぇ・・・」
俺はハンターの足に噛み付き、そのまま足をもごうとした
455 :
肉食と草食:2010/04/13(火) 17:58:59 ID:v8Bz5TP/
その時だった
『キュ・・・ん・・・』
「・・・!?」
確かに聞こえた
『キュウウ・・・』
振り返ると、彼女が鳴き声をあげていた
彼女は生きていたのだ
「あぁぁ・・・」
俺は嬉しくて涙が溢れ出した
俺は彼女に向かって走り出した
「ううぅ・・・生きててよかったあ・・・」
涙声で言った
当たり前だ
死んだと思っていた彼女が生きていたのだから・・・
だが一刻の猶予もなさそうだ
彼女の体からはとめどなく血が流れている
このままじゃ彼女は本当に死んでしまうだろう
「まずい・・・何か・・・何か・・・」
俺は必死で彼女を助ける方法を考えた
「あっ!」
俺は思い出した
ハンターの大半は体の傷を直す不思議な薬を持っていると聞いたことがあった
幸いハンターは気絶しているようだった
俺はハンターの鎧をはがし、薬を探した
ハンターはあられもない姿になっていたが俺は気にしなかった
Pills Here!!(ちょっとちがう)
俺は薬を発見した
急いで彼女に飲ませる
「死なないでくれえ・・・」
俺は必死に願った
そんな俺の願いが叶ったのか、彼女の意識があっという間に回復した
『・・・キュ・・・?』
彼女が目を覚ました
「やったああぁ!!」
『・・・!?』
俺は強引に彼女にキスをした
もう二度と彼女を離すものか!
『キュウン・・・』
口をはなすと、彼女は涙を流しながら俺に頬擦りをした
彼女も寂しかったようだ
俺たち二人はそのまましばらく泣きあった・・・
456 :
肉食と草食:2010/04/13(火) 17:59:40 ID:v8Bz5TP/
彼女を救ってからしばらくたった
辺りはすっかり暗くなってしまっていた
ハンターは目が覚め、俺に気がついておびえた表情になった
そのハンターにむかって俺は言ってやった
「今度彼女に手ぇ出してみろ・・・オレハクサムオムッコロス!!」
ハンターは己の息子をブラブラぶらさげながら逃げていった
俺も彼女もそのハンターの姿がおかしかったようで、思わず笑ってしまった
「はぁ・・・疲れたあ・・・」
俺は草原に身を横たわらせた
アプトノスの彼女が俺の顔をのぞく
『クオン・・・』
「ハハ、相変わらずかわいいな」
俺は彼女の顔をぺロッと舐めた
彼女はびっくりしたように顔をしかめた
彼女の背後には、死んでいるリオレウスの屍骸がある
「あ〜あ、ちょっと萎えるなぁ・・・」
ん?待てよ?あのリオレウスどこかで・・・
「・・・・・・あっ!!」
俺は今気がついた
ハンターが殺したであろうこのリオレウスは、昔から俺をずっといじめていたここらでは一番強いリオレウスだった
原種であるにもかかわらず、こいつは希少種にも勝つほど強かったのだ
「そこから考えると・・・」
俺はこいつを殺したハンターに勝った
つまり俺はずっといじめてきたこいつに勝ったも同然なのだ
「すげぇ・・・俺どんどん強くなってってる・・・」
俺は自分の力が信じられなかった
ついこの間までは、すごく貧弱だったのに・・・
え?ハンターに勝ったのは不意打ちしたからだろうって?
気にしない気にしない。
あれは立派な勝利として受け取っていいんだよね?
457 :
肉食と草食:2010/04/13(火) 18:00:08 ID:v8Bz5TP/
とりあえずここまでです〜
460 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:14:22 ID:PKlG3zgp
MH3設定
男ハンター×極小フルフル
ちっさいちっさいフルフルとの共同生活を送る俺。
コイツは見た目は気持ち悪いが、色々と気持ち良い相棒。
でも、このままじゃいけないんだ…
前のヤツ読んでなくても大丈夫だと思う。
ダメならスルーしてくらさいな。
461 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:15:51 ID:PKlG3zgp
「ぎゅぶるぅりゅぅ…?」
不安げな鳴き声がポーチの隙間から聞こえる。
外へ出ようともがいているから、布製のポーチが不自然に揺れていた。
俺は安心させるようにゆっくりと布の上から撫でる。
コイツもモンスターの端くれ、いつもと違う匂いに反応しているんだろう。
「ちょっと大人しくしててくれよな。別に捨てたりしないから」
小さく声に出してみると、言っていることが分かったのか、
モゴモゴと動いていたポーチの中身は途端に大人しくなった。
俺は新天地モガ村へ記念すべき一歩を踏みいれた。
ドンドルマも都会で悪くなかったが、いかんせん人が多すぎる。
秘密を抱えている暮らしは長くは続かなかった。
膨らんだポーチに視線を落とし、がっくりとうなだれる。
(お前を捨てられない俺が悪いのか…)
気を取り直して村長に御挨拶。
暖かい気候のこの村は、皆、薄着である。
この地特有のズボンはお尻の部分がぽっかりと欠けている。
普通逆だろ!と突っ込みたくなるような仕立てで、先ほど会った村長の息子の後姿には度肝を抜かれた。
惜しげもなく晒されたケツと海のような青いパンツ。
鍛え抜かれた筋肉から目が逸らせなかった。
(べ、別にそういう趣味ではないがなっ!!)
462 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:17:10 ID:PKlG3zgp
すれ違う村人に慣れない愛想笑いを向けて、ようやく与えられた家にたどり着いた。
(え、何ここ、家?)また絶句する。
南国は警戒心が薄いと聞くが、これは無いだろう…
部屋の壁の半分は取り払われ、海原が一望できる。
更にはプライベートという言葉は存在しないようで、村の子供が自由に出入りしてくる。
(フリーダム過ぎるだろっ!)
こんな中でコイツを隠すことは出来るだろうか…
悩みの種であるソレは新しい家の匂いを嗅ぐのに忙しい。
ぎゅるぎゅぅと奇妙な警戒音を発しながら、部屋の中をうろついている。
興奮しすぎたのか口からは透明な消化液が滴り、入居一日目にして床材に穴を開けた。
片手に乗るほど小さく、透けるほど白い肌の俺の相棒。
おそらくフルフルだと思うが、言い切るほどの自信は無い。
ふとしたきっかけで出会い一緒に暮らしている。
何度か捨てようと試みたが、己の意思の弱さに連敗中。
俺がこの地を訪れたのもコイツの為。
この地には『ギィギ』と呼ばれる、フルフルによく似た小さいモンスターがいるという話を聞いたからだ。
コイツがギィギなのか分からないが、もしそうなら同族の中へ返してやりたいと思った。
いくらコイツが俺に愛情を向けようとも、所詮人とモンスター。
相容れぬ種の違いってやつだ。仕方がない。
最近噂の『貴方の事が好きだから、人になっちゃいました☆……抱いて///』
という展開を願わずにはいられないが、今のところそんな奇跡は起きていない。
463 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:18:38 ID:PKlG3zgp
翌日俺は早速ギィギのいるモガ森へ繰り出した。
初めて訪れる狩場はハンター魂を刺激し、否応にもテンションが上がる。
(うおおお、何だこれ!水守の種ってなんだよ)
(ひゃっはー、ケルビ殴ったら気絶したぜぇ)
(ハチミツ…なんかリアルだよなぁ)
(お、こっちのランポスはピンク色か、オスメス別れてるたぁやるねぇアンタも!)
こんな感じで浮かれつつ、目的の洞窟を目指す。
ギィギと呼ばれるモンスターも暗く湿っぽいところがお好みらしい。
視界の利かない暗闇を手探りで進んでいくと、背中に何か違和感を感じた。
ちゅぅちゅぅと嫌な予感がして背中に手を持っていくと……それは居た!
ヒルよろしく俺の肌に吸いついて地味に体力を奪う。
俺は慌てて回避し事なきを得た。上位ハンターなめんなよ。
足元をのたのた移動するギィギ。そっとつまみあげて、細く差し込む光に翳す。
(確かに…似ている)
不健康そうな白い肌も、大きさも…
なにより”吸いつく”というのがぴったりではないか!
(アイツも俺のモノを吸いつくのが日課だし)
ギィギを放り投げると、俺はポーチのボタンをはずす。
中で眠っていたヤツをそっと持ち上げて、ギィギの巣の近くにそっと置いた。
出がけに眠り肉をたんまり食べさせた。
最後の晩餐が毒であるとは気分が悪いが、これもヤツの為なのだと震える手で紫色に変色した肉を裂いた。
アイツは俺を疑うことなく、いつも通りの不気味な仕草で肉を嚥下し、満足そうにびゅぐぅぅと鳴いたのだ。
「元気でやれよ…」
464 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:19:56 ID:PKlG3zgp
村に戻るとやはりプライベートは無いらしく、俺の部屋には一人の女が居座っていた。
締まった体つきは彼女もハンターなのだろう。
「何の用だ」
不機嫌さを隠せない声で聞くと、女は微笑み、俺の傍まで歩み寄った。
「都会からハンターが来たって聞いたから
…へぇ、ふぅん。まぁまぁってとこかしらね」
立ち尽くす俺を無視して、舐めるように上から下へ視線を這わす。
普段なら口説き文句のひとつも言いたいところだが、今日は気分が悪い。
短くない期間ともに居た相棒を捨てたのだ。今日くらいは自己嫌悪に浸らせてほしい。
女は後ろ手に持った酒瓶を取りだすと、ニヤッと笑った。
ベッドの角に腰を下ろし、飲みましょとコルクを抜いた。
「おいおい、どういうつもりだ」
「歓迎会をするのよ。二人きりでね」
疲れ切っていた俺は女を追い出す気力も無く、整理できていない荷物の中からグラスを探した。
「何をしてるの?」
「いや、カップを探してるんだが…」
薄暗い室内が更に暗くなった。
女が部屋の隅のランプを吹き消した。
荷物に突っ込んだ俺の手を取り、必要無いわと耳元で囁いた。
465 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:21:10 ID:PKlG3zgp
ぐにゃりと押しつけられた唇から酒が注ぎこまれる。
生温かいそれは飲んだことのない甘い酒だった。
口の端に垂れた滴を女の長い舌が舐めとる。
ここまでくれば、もうどうでもいい。俺もしがない男だったってことだ。
女の舌を招き入れ、飲み込むほどの勢いで愛撫する。
逃げた舌を追って今度は女の口に滑り込んだ。
口の中に残る酒を味わいながら、手はゆっくりと背中から腰へと移動する。
女の抵抗が無いのを確認して、抱きしめていた手を離す。
自由になった片方の手は首の後ろの止め具をはずし、暗闇に二つの乳房が浮かんだ。
口づけは唇から顎、首筋を通ってたどり着く。
ツンと張り出した先端を含むと、頭上で鼻にかかった甘い声が聞こえた。
「んっ…あっ…あん」
挑発的な外見の癖に意外とかわいらしい声だと思った。
片手で乳房を揉みながら、上下する腹に噛みつく。
「っつ…」
女は小さく悲鳴を呑み込んで、俺の髪をぐしゃぐしゃにした。
下着の隙間から指を滑らせ、すでに湿った割れ目を突く。
浅く浅く。焦らすように指を動かしてみると、ぬるぬると水分が纏わりついた。
人差し指を暖かい肉の隙間に埋める。
規則的に出し入れを繰り返して、時折くいっとひっかくように動かした。
「ああっんっ、いやぁん」
酒のように甘ったるい声が次第に音量を増していく。
(そろそろいいかな)
腰履をゆるめ器用に足を動かして脱いでいたとき…
466 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:22:33 ID:PKlG3zgp
「あああ----っ!!!」
甲高い叫び声をあげて、女がぐにゃりと倒れた。
(えっ?まだ俺、入れてないけど?)
硬い床に仰向けに転げ、すらりと伸びた足を放り出し、女はあられもない声を上げ続ける。
何かすがるものを探すように手は何もない空をさまよう。
「んうぅ、あっ、あっあぁ。んんぅっ、もう…だめぇぇえ」
女が腰を浮かせて、仰け反った。
ブリッジをしているような姿勢のまま、固まっている。
見事な腹筋がピクピクと痙攣し、イったのだなと思った。
官能的で情感的な景色だが、俺は滑り落ちた腰履をくるぶしの辺りに溜めたまま、ぽかんと立ち尽くした。
おいて行かれた感が凄まじく、脱力した体に押しかかる気力すら沸いてこない。
「ぁぁ…もうだめぇだってぇ、っんっ…」
荒い息の隙間からまだ喘ぎ声が漏れる。
ふと視線を落とすと、濡れた下半身のまさにその場所に白く蠢く何かがある。
ぐにゃぶにゃと首を伸縮させ、その隙間にねじ込む。
そのたびに女の口からは嬌声が零れてしまう。
「お、お前…どうして…」
俺は腰履を履くのも忘れて、微妙な動きを繰り返すその白いものに手を伸ばした。
ずるりと引き出されたソレは、やはりアイツで…
ぬらぬらと光るのはコイツの出した液体か、女の分泌物か。
467 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:24:05 ID:PKlG3zgp
刺激の無くなった女がむくっと体を起こした。
「ねぇ…すっごいの…やめな…っ!」
媚びた声音は白いコイツとそれを愛おしそうに見つめる俺を見て、止まった。
「いやぁっ!!!変態!!変態!!こ、こんなもの使うなんてっ!!」
散らばった衣服をかき集め、裸同然のまま女は飛び出していった。
追いかけ用にも弁解の言葉も出てこない。
色々誤解されているようだが、どうしようもない。
がっくりと肩を落とす俺を慰めたのは、やっぱりコイツで、放り出されていた俺のモノを呑み込んでぐにぐにと刺激した。
いつの間にか活力を取り戻したソレを強弱をつけて、
喉の奥の微妙なひだが先端をくすぐる。
女の匂いを残したその行為は、なんというか、いつも以上に気持ち良かった。
「戻ってきちまったのかよ…」
ぐったりとベッドで横になり、腹に乗せたソイツを突く。
「ぶぅぎゅぅりゅぅ……」
すこし気弱そうに鳴いて首をかしげる。
折りたたんだ羽は僅かに震えていて、叱られるのを恐れているようだった。
「別に…いいけどな」
諦めを混ぜて呟くとソイツもびゅるる?とちょっと元気に鳴いた。
目鼻のないその表情はなんとなく笑っているように見えた。
翌日から奇妙な道具を使わないと勃たない変態と噂され、俺は逃げるように村を出た。
さあ、次はどこへ行こうか!
--- fin ---
468 :
相棒2:2010/04/14(水) 14:24:45 ID:PKlG3zgp
以上。
また機会があったらお会いしましょう!
お疲れさまでしたー。
469 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 19:53:47 ID:gfK7Qx97
わろた、まぁGJ
スレチかもしれないけどさ。
MHFでのチャH掲示板って需要ある?
装備えっちい割にそういうのがないから、需要あれば作るけど。
誘い受けにしたって、せめてSS需要を聞く程度にしておけと…
じゃあ、書けそうなやつあったら挑戦するから、適当にネタ振り宜しく。
じゃ、ネタ振り
フルフルに卵産み付けられて、フルベビに胎内から食われる女ハンターとか
ヤマツカミに吸い込まれて、消化されながら犯される女ハンターとか
「飛竜失格」とか「ザザミ工船」あたりをヨロシク
シェンガオレンをハードル代わりにするんじゃありません
グロばっかりじゃないか…
もっとハートフルに原型と人間の愛の結晶とかさ…
捕獲した後麻酔のなんかの成分でコナンみたいに体が縮んだせいで
ギルドに卸せなくなり、仕方なく部屋で同棲してたら...
とかどうだ?これならどのモンスとも結婚できるぜ
>>474 ヤマツカミに吸い込まれて、消化されながら犯される女ハンターとか
おまいには鎌田敏夫のノベライズ里見八犬伝を紹介しよう
>>473人間とモンスが共存していた未開の地を、ギルドが荒らして
フィールド化していくMHでアバター(イメージ)のような開拓史でもリクエストしておくか
ランポスと新米ハンターのラブ米
「ぐぇあっ!ぐぇあっ!(あっあいつなんてタダの獲物なんだからっ!)」
「しつこいランポスのせいで採取が出来ない。鬱だ死のう」
みたいな
人のリクエスト見るのも結構面白いもんだなw
色んな人に挑戦して欲しいぜ。
書かれたネタの中に、温めてたネタがあった俺涙目
温め直して出直そう
500wで3分
レンジでチンチン
フルフル型電子レンジね
防御中ザザミ型の方がいい
ザザミ防御モードは可愛いよな。鋏の間からちらっと覗く仕草たまらん。
487 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 20:41:54 ID:xYdybV+T
いろんなモンスターを落とし穴に入れて、それを双眼鏡で観察する変態は俺だけですかそうですか
>>487 よう俺
モンスターの睡眠姿を観察するのは基本だよな
ダウン時のジタバタが辛抱堪らんね
フルフルの足裏とか、すごくいい
>>490 あのジタバタをみると異常にボルテージが上がるわー
あの足裏をずっとふにふにしてたい
武器の先とか指の先とかでずっとつんつんしてたい
捕獲成功時の寝顔が安らか過ぎて死ねる
素材いらないからもって帰りたい
エロ絵描き版開けないんだが俺だけ?
>>491 むしろその足で.....をふにふにしてもらいたい
フルフルかわいすぎる・・・
え〜と、今回投稿させていただく話は以下の注意点があります。
・人間♂×ドスランポス♂のホモ
・世界観壊す可能性あり
苦手な方スルーお願いします<(_ _)>
あと長くなったので何回かにわけて投稿させていただきます〜
カリカリカリカリ・・・
夜の家。なんの変哲もない寝室に、鉛筆の音が響く。
俺は机にむかい、必死に明日の試験に備えて勉強していた。
俺はモンスターハンターを目指す者。
ここ、ナラキ村はあまり有名ではないが、数多くの強靭なハンターの出身地でもあった。
その理由は、ここらの地域では屈強なハンターを生み出すため、ハンターを目指すものは四年間、狩猟学校に行くことが義務付けられているのだ。
筆記試験、実戦演習、数多くの試験を乗り越え、ハンターになれる。
俺は明日に、ハンターになるための最終筆記試験がある。
それに合格すれば、ようやく憧れのハンターになれるのだ。
俺はいつも成績トップ、自分で言うのもなんだが、頭はよかった。
「・・・だけど、ちょっと不安だなぁ・・・」
そう思った理由は、同居人にあった。
『クルルルル・・・』
そう鳴きながら、二メートルほどの背丈のあるそいつは俺の背中に生殖器をこすりつけてきやがる。
生暖かい感触が背中を伝わってくる。
「あのさあ、ラッセル・・・俺明日試験なんだけど・・・今日は勘弁してくれないか・・・?」
そんな俺を無視して、そいつ、ラッセルは俺の背中にまだペニスをこすりつけてくる。
背もたれつきの椅子を買わなかったことを後悔している。
それと同時に、爪を切られた手先で、俺に気持ちいい肩もみをしてきた。
尻尾で俺のペニスをズボン越しに刺激してきたりもした。
(ああ・・・気持ちいい・・・・・・はっ!だめだ寝たら!明日は最終試験なんだぞ!!)
俺は身震いして身を起こした。
肩もみするか、俺の息子をいじくるか、オナニーするかどれかにしろってんだ!!
いつからだろうな・・・こんな生活になったのは・・・
俺の同居人のラッセルは、人間ではない。
こいつはドスランポス。真っ赤なトサカを持ったあれだ。
ラッセルという名前をつけたのは俺だ。
なぜラッセルという名前をつけたのかというと、俺の名前もラッセルだからだ。
自分と同じ名前をつけることで、親しみもわくかな・・・と思ってな。
俺とラッセルが出会ったのは、たしか三年生の終業式の日だった・・・
その日、俺は友人と帰り道を歩いていた。
もうすっかり夜で、ほとんどの家で電灯がついていた。
「ラッセル、いよいよあと一年で憧れのハンターになれるんだよな・・・」
と友人が俺に聞いてくる。
「ああ、そうとも。もし俺とお前がハンターになったら、一緒にコンビを組んで最強のハンターになろうぜ!」
「よっしゃっ!ミラルーツでもラヴィエンテでもかかってこいやあ!!俺ら二人だけでぶっ潰してやんよ!!」
「無茶言うな・・・」
俺は呆れてため息をついた。まったく、このハイテンションは幼少期からずっと変わらんな・・・。
だけど、それは俺にとってうれしいことでもあった。
俺は、何気ないずっと変わることのない日常が大好きだったからだ。
学校でよく学び、よく遊び、よく寝て・・・寝るのはだめだな。うん。
そんなわけで俺はハンターになるのは一種の恐れでもあった。
なんだか、いつもの日常がなくなる感じがして・・・
気がついたら、もう俺の前に来ていた。
友人が俺に語りかけてくる
「じゃあここでお別れだな。来期また会おうぜ!」
「おい!長期休業中俺ら会わねえのかよ!」
「あっ、忘れてたwww」
「おまえなぁ・・・じゃあおやすみ・・・」
俺はそういって自宅の扉を閉めた。
(ふう・・・今日はもう疲れた・・・シャワー浴びて、とっとと寝よう・・・)
ドンッ!
俺は乱暴にカバンを自宅の玄関に置いた。
『キュッ!?』
「!!?」
何だ今の声・・・?
またカバンを持ち上げ、乱暴に地面に落とした。
ドンッ!
『キュウッ!!?』
聞き間違えなんかじゃない。絶対になんかいる。
俺は持っていたハンターナイフを片手に、恐る恐る寝室に近づいていく。
まあ、正体がなんにせよ他人の家に勝手に入り込む、不法侵入野郎は警察に突き出せばいいことだ。
結構剣術には自信があった。誰にも負ける気がしない。
そして、扉をレ○ンの様に蹴り、中へ押し入った。
電気はついていなかったが、窓から入ってくる月光のおかげで回りは見渡すことができた。
「なんだ、何もいない・・・やっぱり聞き間違いだったのか・・・?」
俺の頭を安堵感が覆った。
だが、そんなの一瞬のうちの出来事だった。
「うぐおあっ!!」
突然、誰かにベッドへ押し倒された。
『グルルルル・・・』
「だっ、誰だてめえ!!!ベッドに押し倒すなんて、逆レイプするとか言ったらぶっ殺すぞ!!俺は強姦が大っきら・・・い・・・」
俺は言葉を切った。俺を押し倒した犯人の正体がわかったからだ。
家の中に勝手に不法侵入し、俺を押し倒した奴の正体は、青い体をして赤いトサカを兼ね備えた獰猛な肉食獣のリーダー、ドスランポス。
ドスランポスなら何回か狩猟演習で捕獲したことがある。正直言ってあまり強いとは思えなかった。
なんでこのドスランポスが俺の家に入ってきたのかなんていうそんな疑問が頭の片隅に湧いていたが、頭の大部分はそれどころではない。
もっと恐ろしい問題が占めていた。
ハンターナイフは押し倒されたときに、地面に落としてしまった。
つまり俺はこのドスランポスに対抗できる武器を何も持っていなかったのだ。
胸ポケットにあるシャーペンなんて何の役にも立たない。
「なっ、何をしようというんだ・・・俺なんか食ってもうまくないぞ・・・」
俺はおびえながらそいつに訴えた。
あと一年でハンターになれるのに、こんな奴に殺されたくない。
『キュルルル・・・』
「!!!・・・おい・・・まさか・・・」
こいつは俺を食う気らしい。だが、口に食物を運ぶあれではない。
このドスランポスは、俺と交尾をする気らしい。股間には、見事なガンランスをそびえたたせていた。
「おい!俺は男!お前のそれを見る限りお前も男!!男同士でセックスなんてできるかあ!!!」
ホモセックスなんてしたくない。阿○さんじゃねえんだぞ・・・
俺の願いもむなしく、ドスランポスは俺のズボンと下着を脱がせ始めた。
必死に抵抗するが、ドスランポスの力は強い。いままで俺がドスランポスに勝ってきた理由はやはり剣のおかげだ。
力では到底人間である俺はかなわない。
「やめろおおおおおおお!!」
ドスランポスは、自分のペニスを俺のひとつしかない穴にあてがった。
アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
これが、俺とドスランポスであるラッセルの最初の出会いだった。
そのまま俺はラッセルに掘られ続け、中に出されてしまった。
俺の息子も勃起状態になってしまい、出された後ラッセルに無理やりフェラされちまったんだ・・・。
そんなこんなでこいつは俺の家に居座るようになっちまって、俺が飼うはめになっちまった。
犯されたときは衝撃的だった。しばらく鬱状態になったもんだ。
だが、時間というものはなんでも解決してしまう。
一緒の家にすごしているうちに、こいつがかわいく思えてしまうようになり、自分と同じラッセルという名前までつけてしまった。
結構しっかりしている奴で、一回しつけたことはあっという間に吸収していった。
経済的にも俺の親の家は大金持ちで、なんの問題もなかった。定期的に親から金はもらってるし、友人も飼う事には大賛成だった。
「すげえじゃんラッセル!この学校でモンスター飼ってるのお前ぐらいのもんだぜ!!」
友人はそう絶賛していた。
ある日のこと。
俺は友人といつものように学校の帰り道を歩いていた。
「ところでさ、ランポスの方のラッセル君だけど、お前と仲良く暮らしてんの?」
「まあな。ランポスって言うとあいつを飼うまでうざったいイメージしかなかったけど、結構かわいいところあるんだぜ?」
「へぇ〜。じゃあ俺も飼ってみようかな〜?」
「経済的には大丈夫なのか?」
「だめだwwwww」
「いっぺん死んで来い・・・」
何気ないいつもの会話。今日はこの友人が俺の家に泊まることになっているのだ。
俺も、誰かが自分の家に泊まりに来ることなんてなかったから、胸を弾ませていた。
そして、俺の家の前に来た。
『キュルルルン・・・』
「ん?今のラッセル君の声じゃねえの?」
友人が言った。確かに家の中からラッセルの声が聞こえる。
「・・・この声・・・発情したときの声だ!!」
俺と友人はそっと家の窓から部屋の中を見た。
「・・・ラッセル・・・これやばくねえか・・・?」
俺もそう思った。
ラッセルが、自分の爪をトイレットペーパーでグルグル巻きにし、己のペニスを握って上下に動かしていた。
それだけならまだいいのだ。異様な光景だが、どんな動物だって溜まったら出すのは当たり前。
だが、問題なのはラッセルが何をしているのかではなく、何を考えているのかということ。
ラッセルが俺の海に行ったときの記念撮影でとった写真をガン見していたのだ。
間違いない。俺をおかずにしてオナニーしてやがるんだ。
顔を真っ赤に染め上げ、息も荒くし、嬌声を上げながらオナニーしてやがるんだ。
『キュルルル・・・』
ラッセルは気持ちよさそうに目を細めた。
「・・・ごめん。今日泊まるの・・・なしにしてくれないか・・・」
俺はこう友人に申し訳ないように言った。
やはり同居人のオナニーを見られたからには、こちらとしても恥ずかしい。
「・・・あ、ああ。じゃあなラッセル」
友人はそう言って、行ってしまった。
俺はため息をついて、窓を見たときにはもうラッセルは吐精し、せっせと床についた精子をティッシュで拭いていた・・・。
とりあえず前半終了です。
では〜
コンガ「ウホッ!いいランポス」
504 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 16:16:40 ID:m+L7pm19
GJw
コメントいただけてうれしいです!
では後半入ります〜
『キュルルっ、キュルルルル・・・』
明日のハンターになるための筆記試験に備え机に向かっている俺に、ドスランポスであるラッセルはまだ喉を鳴らしながら肩もみをし、尻尾で俺の息子を刺激をしてくる。
それに加えてまだ俺の背中を使ってオナニーしてやがる。
気が散ってたまらん。どうせなら早く吐精して終わらせてほしい。
「ラッセル・・・本当に頼むって・・・試験終わった後ならいつでも相手してやるからさ・・・」
『クルルル・・・』
ラッセルはやめる気は毛頭ないらしい。
ラッセルの肩もみの気持ちよさと息子への刺激が睡魔を呼び、俺を襲う。
ヤメロ。オレハジュケンセイナンダゾ?アシタシケンナンダゾ?フゴウカクダッタラドウシテクレルンダ?
俺はそうラッセルに言おうと思ったが、とうとう限界が来て、俺は眠りについてしまった・・・。
ビチャッ!!
「はっ!!」
『キュルルあンっ』
ラッセルがとうとうイって、その液が俺の顔にかかり、眠気覚ましになったようだ。
助かったぁ・・・・・・。
俺は近くにあったティッシュで顔についたラッセルの精液を拭いた。
まあ、ラッセルの性欲がなくなれば、俺に刺激してくることはたぶんなくなるだろう。
そう思っていた。
『クルルルルル・・・・・・』
えっ?この声は・・・。
振り返ってみると、俺は驚きを隠せなかった。
「まじ・・・かよ・・・」
ラッセルの股間にあるガンランスがまだ弾切れでないようで、普通なら萎えるはずのそれが元気にそびえたっているのだ。
『キュルルン・・・』
発情しているときの声をあげ、潤んだ目で俺を見つめてくる。
「・・・もうっ!!わかったよ!!やればいいんだろやれば!!」
俺はもうハンター試験不合格を頭の中で半分確信した。
俺はある決心をした。どういうことかって?こういうことさっ!!
『キュルアッ!?』
俺はラッセルを、思い切りベッドに押し倒してやった。
ラッセルの赤いトサカが揺れ、青い体が白いベッドにポフンと音をたてながらうまる。
『キュウウン・・・』
ラッセルは嬉しそうな声で鳴いた。
そういえば・・・最後にこいつとヤったのは、二ヶ月ぐらい前か・・・。
そう。俺はいつのまにかラッセルとホモセックスするのが日課になっていたのだ。
俺もこいつが愛しくなっていたし、ラッセルも俺を好きでいてくれていたみたいだったから。
だけど、さすがに受験を控えたこのシーズンにはヤる訳にはいかなかった。
受験勉強で俺は忙しかったし、学力に支障が出るかもしれない。
俺はハンターになりたいんだ。ならなくちゃ。絶対なって、やるうううううううううううううう!!!
ハンターというのは幼少期から憧れていた職業だった。ハンターになるために剣術も自分で修得をし、必死で学力もつけてきた。
だが、こいつにとってはつらかったんだろう。俺にかまってほしかったんだろう。
そこのところは俺も悪く思っていた。ずっとラッセルにはかまってあげることができなかったから・・・。
「・・・今日は大切な時間を削って特別にお前を気持ちよくさせてやるんだから・・・感謝しろよ?」
『キュッ!』
ラッセルはわかってるよ、と言うようにうなずいた。
「ああもうかわいいなこいつめ!!」
俺はそう言ってラッセルに強引にキスをした。舌を絡ませようと俺はラッセルの口の中に舌を入れた。
ラッセルも、俺の舌にその長い舌を絡ませてきた。
「んっ・・・チュく・・・」
『キュっ、ハッ・・・ん・・・』
水音が寝室に響く。もうラッセルとは何度もキスをしてきたが、今日はなぜかはわからないが、特別に美味しく感じた。
「くチュ・・・ちゅ・・・」
『クル・・・ンッ・・・キュウ・・・』
どのくらいの時間舌を絡ませあったのだろう。それは俺にとって長いようで短いような奇妙な時間だった。
「ぷはぁ・・・」
口を離したら俺とラッセルの口の間に糸がひいた。
電気の光に反射して、ほんの少しだが芸術的に見える。
「ほら・・・先に入れていいぞ・・・」
俺は自分のにラッセルのガンランスを導いてやる。
『・・・キュウン・・・』
不安げな声でラッセルは鳴いた。ラッセルは少し躊躇しているようだ。
「おいおい・・・今更やめるってんじゃないだろうな?いつも通りやればいいんだぞ?」
『キュッ、キュウ!!』
ラッセルは慌てた様に俺の中に己のペニスをぶち込んだ。
「うぐっ、うぅ・・・」
『キュウウ・・・・?』
ラッセルが心配そうに俺の顔色をうかがう。
「だっ、大丈夫だ・・・なんの、このぐらい・・・」
俺は嘘をついた。正直言ってかなりきつい。
ラッセルのペニスはかなりでかいのだ。酒のビンぐらいの長さと太さを兼ね備えていた。
さすがはドスランポスといったところか・・・。
『キュル・・・・・・』
ラッセルは申し訳なさそうに腰を振り始めた。俺の中をラッセルのペニスが出入りする。
「うぐおあっ、ああぁ・・・」
『クルルン・・・』
(・・・あ〜あ、やべえな・・・どんどん覚えた単語がぶっ飛んでいく・・・)
ズンズンと奥を突かれるたびに、単語がひと〜つ、ふた〜つと忘却のかなたへと消えていく。
「あがっ、あうぅうう!」
『キュッ、キュウウ、キャンっ!』
「はぁっ、いぎっ、あぐあっ!」
『キュウウンっ、キャあん!キュウウン・・・!!』
「・・・・・・ッ!!」
ラッセルのペニスが俺の奥に届いた時、ラッセルは勢いよく俺の中にドピューーーーーーと熱い精液を出した。
「ああああああぁぁぁぁぁ・・・・」
収まりきらなく、白い液体が外に漏れ出す。
「はあっ、はあっ・・・どうしたんだラッセル・・・今日はやけに早漏じゃないか・・・?」
『キュウウン・・・』
どうやら、早く俺を気持ちよくさせたかったらしい。俺はラッセルに最初に出会ったときのようにベッドに押し倒された。
「ふうっ、じゃあ早いうちに頼むよラッセル・・・」
『キュウッ!』
そう鳴くとラッセルは俺のそびえ立っているペニスを口にくわえ込んだ。
「ラッ、ラッセルぅ・・・」
俺を快感が襲う。ラッセルは俺のペニスを丁寧にその長い舌で包み込む。
『チュル・・・クチュ・・・』
俺のペニスを雑巾を絞るように時に強く、時に甘く舌を動かしている。
「ああっ、ラッセル・・・いいぞ・・・もっとお願い・・・」
『キゅん・・・チュウ・・・』
俺のをくわえてこちらを潤んだ目で見ているラッセルの姿は、とてつもなくかわいいものに見えてしまう。
「・・・!ラッセル・・・そろそろ出るぞ・・・!!」
そんな俺の言葉にはまったく反応せず、無我夢中で俺のペニスをとても大切そうに舐め回していた。
「あああああぁあぁ!!」
『キャあっ!』
俺はラッセルの口膣内に射精した。液体がラッセルの赤い口の中を白く染める。
ラッセルはゴクンとそれを飲み干すと、満足そうに一声鳴いた。
「・・・ありがとな・・・」
受験勉強を邪魔されてうんざりしている筈なのに、俺はなぜか感謝の言葉を言ってしまった。
『キュ・・・ん・・・』
「ん?眠いのかラッセル?よし。ちょっと待ってな・・・」
俺は精液がどっぷりついたベッドのカバーをはずし、洗濯してあったカバーをベッドにかぶせた。
「ほら、眠っていいよ」
俺はラッセルにうながす。
『キュウ・・・』
ラッセルは力なくベッドに横たわり、そのまま眠りについてしまった。
「・・・ありがとう・・・」
また感謝の言葉を言って、ラッセルに軽くキスをした。
「さあて!!がんばろう!!」
俺はそう言って机に向かい、ハンターになるための勉強を始めた・・・。
【ガヤガヤガヤガヤ・・・】
「うわあ・・・こりゃ合格発表の板まで行くのきつそうだわ・・・」
俺は、合格発表の板までの道のりにあるぎゅうぎゅうの人ごみを見てため息をついた。
今日は合格発表の日。この日の結果次第で俺の人生が大きく左右されるのだ。
『キュル』
隣には、ラッセルがいる。大きな自慢のトサカを揺らしながら俺に頬ずりしてくる。
「わかってるよ。俺は恐れたりなんかしない。たとえ結果がどうであれ、お前と俺はずっといっしょさ」
俺はラッセルを優しくなでてやった。
「よしっ!行くぞ!!」
俺は板に向かって歩き始めた。
「ぐう・・・ギャっ!誰だ今俺の足踏んだ奴!!ギャア!!俺の尻触った奴も誰だあ!!!」
人ごみを掻き分けながら進んでいく。そして、とうとう合格発表の板までたどり着くことができた。
途中でビエビエ泣いている俺の同級生がいたので、少し不安になった。
「・・・大丈夫だ。俺。きっと・・・!」
うつむいていた顔をあげ、板を見た。
「・・・え・・・そんな・・・あんなに、あんなに頑張ったのに・・・」
俺は涙を流した。大粒の、大粒の・・・。
結果はやはり合格だった。あ、あ、あったりまえじゃん!!おおお俺、成績いつもトップだったんだぜぇ!!?(開き直りな感じで)
「よお!お前合格したのか?」
声がした。振り返ると、いつもの友人が嬉しそうに笑っていた。
「そんだけニヤニヤしてるってことは・・・お前も合格したのか!!!」
「そうだよ。今すぐYahoo!って叫びてえけど、こんな大勢の前でそんなはしたないまねしたらいけないだろう?☆」
俺に向かってウインクしてきた。キメエ。今すぐやめろ。
「よし!じゃあ今すぐ行こうぜ!!」
友人がいつものハイテンションで言う。
「・・・どこへ?」
「二人だけでラヴィエn――――」
その時、友人が鼻血を大量に放出しながら宙を舞ったのは言うまでもない。
「・・・ラッセル、本当に・・・ありがとな・・・お前のおかげだよ・・・」
俺はラッセルを両手でやさしく抱擁した。ラッセルの体温が伝わってくる。
『・・・・・・』
ラッセルは、ゆっくりと目を細めた・・・。
俺の充実したハンター生活はこれから始まろうとしている。
たとえどんな困難があろうと、俺には乗り越えられる自信がある。
こいつ、ラッセルと一緒ならば・・・・・・
END
読んでくださった皆様ありがとうございました!!
GJ!
たまにはこういうのも面白いなw
513 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:13:55 ID:m+L7pm19
ワロタGJww
GJ!
ランポッポ可愛いおハァハァ
え〜、今回投稿させていただく物語は、
ナナ=テスカトリ×新米男ハンターの話です
何回かに分けて投稿させていただきます
いろいろ駄目な部分はありますが、どうかよろしくお願いしますね〜
大きな酒場。辺りには大勢の強豪ハンターがにぎやかに酒を飲んでいた。
そんな酒場の中央に青年がひとり、ぐびぐびと酒を飲んでいる。
彼もハンターだった。だが、ハンターになってから一月もたっておらず、装備はレザー、ハンターナイフと一番最初にハンターになった者に配布されるものを身に着けていた。
そんな彼は、酒場の受付係にとんでもないことを言い出した。
「あのさあ、ラージャン討伐とかミラルーツ討伐とかない?そこらへんやってみたいんだけどさあ・・・」
は?何言ってんだこいつ。頭わいとんちゃうか?
酒場にいたハンター全員と受付係が一斉に青年の顔を見てそう思った。
「だめだあいつ・・・早く何とかしないと・・・」
そう呟いて老山龍の甲殻でできた鎧を着ているベテランハンターは青年に近づいていった。
「おい・・・お前本気で言ってるのか?ラージャンとかミラルーツとか俺たちベテランでさえ苦戦するってのに・・・死ぬぞ?」
「だからなんだあ!!俺とあんたたちは関係ねぇ!!あんた達がよええだけだろお!?」
殺す
酒場にいたハンター全員が太刀、大剣、ランス等の対モンスター武器を青年に構えた。
目からは怒りの炎がメラメラと燃え上がっている。
「あ・・・悪かったよ・・・」
ハンター達は呆れたように席に戻っていった。
だが青年の隣にはまだあのベテランハンターがいる。
「なんだあんた・・・まだ何か俺に用があるのか?」
「・・・絶対にやめておけ」
真剣なまなざしで青年に言う。
「ハァ・・・まだ言ってんのか・・・俺の人生は俺が決める!ほっといてくれ!!」
しばらく沈黙が続いた。
「・・・・・・まあな。お前の人生だ。俺がとやかく言うことではないのかも知れないな・・・」
ベテランハンターはため息をついて青年に言う。
「わかった、行って来い。だが、これだけは忘れるな」
青年を真剣なまなざしでにらみ、
「奴らは飢えているけだものだ。どんなモンスターが相手でも決して油断はするな・・・」
と言ってハンターは酒の席に戻っていった。
「あたりまえだろ・・・誰が・・・」
青年は受付の若い娘に言い出した。
「聞いてただろ・・・何かないのか?」
娘ははっとしたように身震いを起こし、検索を始めた。
「え、え〜と、今あるクエストはリオレイア一頭の討伐と、グラビモス亜種二頭の討伐、あとナナ=テスカトリ一頭の討伐がありますが・・・」
「おお!!炎妃龍か!一回お目にかかりたいと思ってたんだよね」
胸を弾ませながら青年は言った。
「じゃあナナ=テスカトリ一頭の討伐お願いね」
「あ、はい。じゃあ契約金を・・・」
青年は契約金を受付の娘に渡し、契約書にサインした。
「場所は砂漠になります。クーラードリンクはお持ちですか?」
「あっ、忘れてた!ちょっと待っててくれ!」
本当に大丈夫なのかと、娘は呆れながらそう思った。
砂漠、見渡す限り砂。そんな広野の中央に私はいる。
私は立派な蒼い甲殻をそなえ、大きな角を持った炎妃龍と呼ばれる存在だ。
今この砂漠で一番屈強な存在。ディアブロスやティガレックス等の凶暴な飛竜でさえ、私にとっては敵ではなかった。
そんな私は、ひとつ悩み事があった。そろそろ番がほしいのだ。
私の種族は、なかなか同種にめぐり会うことができない。それ故、番を作ることは非常に難しいことだった。
『ハァ・・・強くてかっこいい彼氏できないかなあ・・・』
私はアヘッアヘッと、気持ち悪い笑い声を出して妄想し始めた。口からはよだれがダラーと出ている。
『あっ、まずい・・・やっちゃった・・・』
あまりにも妄想しすぎたせいか発情してしまい、私の秘所が濡れてしまっていた。
『ん〜!むずむずかゆいよお!!!』
まったく。発情期はこれだからいやなんだ。まあ、私の場合は季節なんて関係なく妄想して発情してるけどね。
私はたまらず尻尾で秘所をかいた。
『ふあっ・・・・・・』
尻尾の先のふわふわが少し秘所を刺激して、変な気分になってしまい、私は嬌声をあげてしまった。
『えへ・・・ちょっと気持ちいいかも・・・』
よからぬ考えが私の頭の中にうかんだ。
『入れたらどうなるんだろう・・・?』
私はゆっくり尻尾を秘所に近づけ・・・
ぬちゅッ・・・ズチャッ・・・
『ヒャアンっ!!!!!』
とてつもない刺激が私を襲う。今までこんな刺激は知らなかった。
『すっ、すごぉい・・・こんなのっ、はじめてぇ・・・』
番を作って交尾をした奴ら全員に私はすさまじく嫉妬した。こんな気持ちいいことをやってるなんて、うらやましい!!
『もっと・・・ひいっ、んっ・・・』
尻尾が秘所の出入りを始める。出し入れするたびに私は全身の力が抜けていくのを感じた。
『だっ、誰が見てもおかしくないのに・・・砂漠の真ん中でこんな事してる私って・・・やっぱり変態なんだなぁ・・・』
自分に呆れたが、とてつもない快感の前にはそんなこと関係なかった。
『きゃっ、アっ・・・ん・・・』
尻尾の先で私の中の暖かさを感じることができる。
『おっ、奥まで届いてるよお・・・気持ち良いよお・・・!』
私は前にもまして尻尾の出入りの速さを激しくした。
『ああああぁぁ!!すごい!!すごいぃぃ!!!』
嬌声をあげまくる。その嬌声が砂漠中に響き渡るぐらい大きい声をあげていた。
『きゃああっ、なにいっ!?なにこれぇぇぇぇえええ!!!!!』
自分の中で何かが爆発するのを感じた。
『きゃぁぁぁぁああああああん!!!!!』
秘所から一気に液が噴出した。私には自分に何が起きたのかまったくわからなかった。
『はあっ、はあっ、まだ・・・まだだよお・・・』
私は何か物足りなさを本能的に感じた。そう。雄の相手が必要なんだ。
相手がいない交尾なんて、交尾じゃない。もう、たとえ異種族でもいい。交尾をしたい。
私は辺りを見渡した。辺りに生物はまったくいない。
『もぉぉぉ!!何でこんなときにいないのお!!』
そんな時、遠くに何かいるのが見えた。
『あれ・・・もしかして・・・』
人間の男だ。それも生き物たちを狩ることを目的にしているハンターだった。
片手には、鉄でできた剣のようなものを持っている。
だが、その時には私にはそんなことどうでもよかった。
『えへっ、えへへへ・・・男の子だあ・・・・・・』
私は呟き、息を荒くしてまた口からよだれをたらした。
『こうび、こうび、交尾いいいいいいい!!!』
私はその男のハンターに向かって突進を開始した・・・・・・。
とりあえず以上です。
続きは後日投稿しますね〜
520 :
.45ACP:2010/04/30(金) 18:35:33 ID:h8UEz192
ミラルーツ原型♂×ハンター♀で書いてるんですけど、既出ですかね?
あと、このペアどう思います?
意見ください。
乙
楽しみに待ってる
『こうび、こうび、交尾いいいいいいい!!!』 www
ナナたん可愛すぎる…
526 :
.45ACP:2010/05/02(日) 04:48:58 ID:W/Tp6eqC
書き上がったので投下します。
ミラルーツ原型♂×ハンター♀の和姦です。
527 :
Legendary Boyfriend:2010/05/02(日) 04:50:21 ID:W/Tp6eqC
私は、一週間振りに訪れたその洞窟の前に立っていた。
ハンター達の狩り場である、テロス密林中央部に存在する他の巨大な洞窟群に比べると、それは遙かに小さく、侘びしい物だ。
ここは一応テロス密林に含まれるのだが、一番目立つ湖畔のある所から三里ほども離れた所にある。
私は徐に指笛を吹く。
ハンターである私が、何故こんな寂れた所に居るのかというと・・
「・・・キュウルウゥ」
突然、洞窟の中からそんな鳴き声が聞こえたかと思えば、体長が火竜の2倍以上はある、一頭の白い古龍が中から駆け出してくる。
その古龍は私の傍まで来ると、地面に身を伏せ、私に顎をすり寄せて来た。
「ふふっ、良い子ね」
私は、そう言ってその古龍の額を撫でてやる。
「クルル・・・」
目を細めて、その巨大な口から微かに漏らす唸り声は、最早猫撫で声に近かった。
ミラボレアス亜種・・・
この龍はそう言われる。
その中でも、人々からその存在自体が伝説と称される、祖龍と呼ばれる種だ。
そんな伝説の龍が、私にここまで懐いてしまったのには勿論理由がある。
2年前、私がポッケ村の村長から依頼を主に受けていた時に、とある依頼を受けたのがきっかけだった。
古塔でのガブラス討伐・・・
依頼はそれ程難しくはないので、いつもの通りに完遂し、キャンプへ帰路に付いていた時に見付けてしまったのだ。
崩れかけの建物のすぐ脇に、無造作に放置されていた白い球体。
初めは飛竜の卵かと思ったのだが、近くに寄ってみると何故かそれが特別な物に見えて仕方がなかった。
私は取り敢えず、高く売れると思ってその卵をキャンプに運んだ。
だが、キャンプまであと少しの所まで来て卵に異変が起きた。
卵が微かに動き始めたのだ。
私は思わず、その卵を地面に置いた。
すると、卵に亀裂が走り・・・
528 :
Legendary Boyfriend:2010/05/02(日) 04:51:39 ID:W/Tp6eqC
これが、この祖龍との出会いだった。
その後、生まれた幼龍は、私を親と勘違いしたのか、懐いてしまった訳である。
私は、懐いてしまった幼龍をむげに扱うことも出来ず、結局育てることにした。
1年前、流石に家で育てられなくなって、狩り場から遠く離れたこの洞窟に移した。
その後も、こうやって週に一度のペースでここに来て、この祖龍に会っている。
ちなみに、この祖龍の名前はサミンという。
「クルル・・・」
そう唸って、サミンがその場にゴロンと仰向けに転がる。
「・・・分かってるわよ」
私は苦笑しながら腕防具を取ると、サミンの真っ白で広い腹を優しく撫でてやる。
サミンはこうして腹を撫でられるのが小さい頃から大好きだった。
だが、最近この様なサミンの余りに無防備な姿を見ていると、妙な疼きがが込み上げてくるようになった。
それが何なのかは分からない。
そんなことを考えていると、突然サミンが起き上がった。
今までは、私が呆れる程せがまれていた為に、私はすっかり驚きに満ちた表情でサミンの顔をまじまじと見つめてしまった。
不意に、サミンの祖龍独特の紅眼と目が合う。
今まで何度も見てきた紅眼だというのに、何故か胸がとても熱くなる・・・
「クウゥン・・・」
いつの間にか、私の顔の目の前までその顔を近づけたサミンが発した子犬のような声ではっと我に返る。
サミンの息が微かに頬を撫でる。
心臓の鼓動がドクドクとどんどん増し、体が火照っていく。
まさか、これは・・・
サミンが更に顔を近づけ、その口先が私の唇にそっと触れた・・・
529 :
Legendary Boyfriend:2010/05/02(日) 04:55:17 ID:W/Tp6eqC
取り敢えずここで切ります。
今日は忙しいので、明日の夜頃になります。
乙。
期待
532 :
.45ACP:2010/05/03(月) 15:31:56 ID:Lnoyzgo0
『Legendary Boyfriend』の続きです。
533 :
Legendary Boyfriend:2010/05/03(月) 15:33:09 ID:Lnoyzgo0
「・・・んっ・・・」
私は何かに取り憑かれたように、サミンの口の中に舌を突き入れ、その分厚い舌と絡ませた。
結構な時間が経って、口を離してみると唾液が糸を引いた。
すると、サミンが立ち上がってその逞しい腕がそっと優しく私を包み込んだ。
(暖かい・・・)
硬質な鱗から微かに伝わってくる体温が、何とも心地良くて身を委ねる。
「クルッ・・・」
私を呼ぶような唸り声がして、サミンの顔を見上げてみる。
「クル・・・クォッ・・・ルル・・・」
まるで自分のしでかしてしまったことに、言い訳を述べているような途切れ途切れのサミンの唸り声に思わず吹き出してしまう。
怪訝そうに私を見つめるサミン。
「大丈夫よ・・・それより・・・」
そう言ってサミンの腕から身を離すと、防具を脱ぎ始める。
突然の私の行動に驚いたのか、サミンの眼が見開かれる。
それを無視して防具を全て脱ぎ捨てると、そのままインナーまで脱いでしまう。
さらに仰天したサミンが慌てて視線を逸らす。
そのサミンの行動で、私は確信を持った。
今まで気にもしていなかった、サミンの性別が雄であること、私に・・・思いを寄せていることを・・・
顔を背けながらも、チラチラとこちらをチラ見するサミンの姿がとても可愛らしい。
もう、奇妙な疼きの正体が分かった。
私はサミンが好きなのだ・・・
これからは、ペットと飼い主みたいな関係では無い。
サミンは私の・・・初めてを捧げるに値する、大切な”彼”なのだ。
私は、サミンの真っ白な蛇腹を手の届く所から優しく撫で始める。
そのまま、撫でる手をどんどん下の方へ持っていき、その内に手は股間の”割れ目”に辿り着いた。
と、指先を割れ目の中に突っ込む。
ビクン、とサミンの身体が小さく跳ねたが構わずに中で手を小さく動かす。
すると、温もりを持ったペニスが割れ目から小さく顔を出し、それを軽く小突いてやるとムクムクと大きくなった。
天を貫かんばかりのそのペニスは予想以上に大きい。
だが、サミンの荒くなり始めた呼吸で、私の目の前で挑発的に揺れるペニスに、もう自分の欲望を我慢できなくなってその場に仰向けに寝転んで脚を開いて秘所を晒す。
534 :
Legendary Boyfriend:2010/05/03(月) 16:07:22 ID:Lnoyzgo0
もう相手が伝説の祖龍とか、そんなちんけな事はどうでも良かった。
ただ単に、サミンが・・・彼が欲しい・・・
「ほら・・・いいから・・・」
人間の元で育ったからなのか、未だに躊躇しているサミンを促すようにそう声を掛ける。
それでもまだ迷っているようだ。
いい加減、焦らすのは止めて欲しい・・・早く・・・
そんな願いを込めた切ない視線をサミンに投げかけると、サミンが漸く行動を起こした。
私の秘所に顔を近づける・・・
「ひゃん・・・」
荒くなった熱い息が秘所を撫で、秘所がしっとり濡れ始める。
サミンが私の目を”本当に良いのか?”という風に見つめてくる。
私はそれに深く頷く。
サミンが私を逞しい股の間に置くようにして、自分を落ち着けるように深く息をつくと秘所にそっと肉棒を宛がった。
「・・・うっ・・・痛っ・・・」
やはり、人間の膣では規格外のイチモツに肉弁が悲鳴を上げる。
その私の苦しそうな声を聞いてか、サミンが思わず挿入の力を緩める。
「クルゥゥ・・・」
サミンがそんな唸りを上げて、心配そうに私の顔を覗き込んで来た。
「・・・大丈夫よ・・・早く・・・」
その返事に、サミンは小さく鳴くと再び力を入れた・・・
「あん・・・」
「グォッ・・・」
肉棒はまだ半分程しか入っていないが、先端が最奥に達すると私とサミンは同時に快楽の嬌声を上げる。
既に慣れたのか、痛みは無くなっている。
私とサミンはお互いの愛を確かめるように見つめ合った。
サミンはもう一度、息をつくと微かに腰を振って刺激を送り始めた。
「ひゃん・・・あん・・・もっと・・・もっと早く・・・」
その声に反応してか、サミンが刺激を激しく送ってくるようになった。
「グッ・・・ルル・・・グォッ・・」
サミンの声が咆哮のようになって来て、快楽に溺れる・・・
535 :
.45ACP:2010/05/03(月) 16:09:53 ID:Lnoyzgo0
割と早く帰って来たので投下しました。
次で最後になります。
乙!
537 :
.45ACP:2010/05/04(火) 19:31:24 ID:QFNy7vgM
『Legendary Boyfriend』の残りです。
だが、その刺激は強くなったり、弱まったりと一定していない。
これも、人間の元で育った身の上なのだからだろう。
私に負担を掛たくないという心情が、行動に強く表れている。
「あっ・・・もっと・・・ひゃあん・・・」
だが、私は”彼”を激しく求めた。
普通は敵対し、殺し合う筈の人間と、伝説と語られる龍が種族という壁を越えて愛し合う・・・
他人が知ったらどう思うだろう?
ふと、そんな考えが浮かぶ。
・・・いや、今はそんな事を考えなくても全然平気だし、
私とサミンの関係について、他人からとやかく言われる筋合いも無い。
祖龍の興奮の証である、紅色に染まったサミンの雄々しい角と胸がゆらゆらと視界の中で揺れる。
「ああ・・・!・・・あっ・・・いやん・・・」
凄まじい快楽が全身を駆け巡り、全ての感覚を支配していく・・・
「・・・グゥ・・・」
その時、サミンの挿迭が急に弱まり、身を引いてペニスを引き抜こうとした。
イキそうなのだろう。
恐らく私を気遣っているのだろうが、もうサミンを受け入れる覚悟は出来ている。
変な遠慮など要らなかった。
(ここまで来て、止めて欲しくない・・・そのまま、中に・・・)
そう思って、サミンの大きな手を掴んで切なげな視線を送る。
その視線に、私の気持ちが口に出さずとも伝わったのか、サミンが再び最奥に突き入れた。
「ああん・・・!」
再び全身を鋭く駆け巡った激しい快楽に嬌声を上げる。
と、膣壁が肉棒を締め付ける。
「グオォッ・・・!」
今度はサミンが咆哮を上げ、最奥まで突き入れた所で勢い良く精を噴き上げた。
「あああっ・・・!」
人間では信じられない量の熱い精が膣に雪崩れ込み、膣内を瞬く間に満たして収まり切れなかった精が結合部分から流れ出す。
膣内で肉棒がビクンビクンと小さく跳ねながら、精を吐き出し続けているのが分かる。
漸く、長い長い射精が終わった時には、地面に白濁した水溜まりが出来上がっていた。
サミンが荒い息をつきながらも、ペニスをそっと引き抜いてくれた。
だが、さすがの祖龍でも激しい行為で疲労が溜まったのか、私の隣に静かに蹲る。
私は疲れ切った体を引き摺り、サミンともう一度静かに口付けをした。
いつの間にか結構な時間が経っていて、空は紅蓮色に染まっていた。
その美しい陽光が、サミンの真っ白で穢れの無い鱗に反射して、
何とも幻想的な祖龍の姿を密林に浮かび上がらせた。
539 :
.45ACP:2010/05/04(火) 19:35:21 ID:QFNy7vgM
以上です。
もしかしたら、続編とか書くかも知れません。
乙。
勃起したルーツって硬化的な意味で刺激を90%カットしそうとか変な想像してしまった。
541 :
.45ACP:2010/05/04(火) 22:23:53 ID:QFNy7vgM
90%カットww
これからも、誰も書かないような原型姦を書いていきたいと思いますw
例えば、ラギア×人間とかw
だがこの話、ルーツである必要性が欠片も感じられないのがネック
ただのケモノみたいなルーツってのも、ちょっとなー
オレはハァハァ出来るんだったら何でもいい
必要性云々言いだしたらキリないと思うんだ
説得力が欲しいのは確か
名詞の置き換えSSが読みたい訳じゃないのも確かだけど
まあ、タダ飯の味にケチつけるのも野暮ってものさ
名詞の置き換えとか言い出したら、擬人化の大半がそれに引っ掛かるだろ…
トッピングが違うだけで延々同じメニューが続けば流石に飽きる
だからいい加減にしるされたんだろ<擬人化
大荒れ確定な話題すんなwww
モンハンは文章での二次創作が難しいからある程度内容が被っても仕方ないかと
擬人化でも原型でも、完結させられるだけですごいと思うわ
大抵こんな感じで叩かれるもんな。
ミラ系って、オナニーしまくってそうなイメージがある
番になりそうなのがそうそういないだろうしなぁ。
体付きからしてオナニーする気満々ww
ナナちゃんまだかしら
俺の知人いわく
ボレアスの這いずり→床オナ
レイアやナナにスイーツ扱いされて舐め舐め蜂蜜プレイを強要されるクイーンランゴスたんとか
良いと思うわけですよ。
だいぶ仕事で投稿遅れてしまいました。申し訳ない><;
では続きです。
「ったく、何なんだよあのおっさん・・・別に知り合いって訳でもねえのにいかにも心配みたいな事言いやがって・・・」
新米ハンターの青年はそう呟きながら、砂漠の広野を走る。
「・・・あれっ?何だこれ・・・?妙に体がクラクラ・・・・・・クーラードリンク飲むの忘れてた」
熱中症の一歩手前だった彼はポーチからクーラードリンクを取り出し、一気に飲み干した。
「やっぱり飲んでも暑いことには変わりねえんだな・・・」
この言葉の通り、この青年は一回もクーラードリンクを飲んだことがない。砂漠に来たのがこれが始めてなのだ。
達成したクエストと言ったら、特産キノコ納入ぐらい。戦闘経験はあまりない。
だが、剣術に関しては特別すぐれていた。太刀筋も悪くなく、その腕は上級ハンターにも勝るとも劣らない物だった。
何故かというと、彼は子供のころにモンスターハンターであった両親をアカムトルムに殺されてしまったからだ。
自分に毎日優しく接してくれた両親を失った悲しみ、復讐心が彼をハンターになる道へと導いたのだ。
子供のころから日夜剣術の修行にはげみ、努力を惜しまなかった。
そんな自分に過信してしまったのだろう。いくら剣の扱いが優れているからといって、装備がハンターナイフでは話にならない。
今青年が引き受けているクエストはナナ=テスカトリ一頭の討伐。ハンターナイフでは傷一つつけることすら至難の技だ。
その姿を見たらすぐ逃げ帰ってくる。そう思い酒場のハンターたちと受付係は青年をクエストへとむかわせたのだろう。
「なんか急に暑くなったな・・・砂漠って急激に気温が変化するものなのがっ!!?」
突如、青年の後頭部に強い衝撃が走った。青年が意識を失う際に見たものは、大きい角を持った炎妃龍の姿だった・・・。
『アハハハ・・・捕まえちゃったもんね〜♪』
炎妃龍である私は、下品に笑いハンターを口に銜えた。ハンターが着ている鉄の鎧の不快な味がするが、はっきり言ってどうでもいい。
これから男の子をいじくりまさせる期待感に胸がはりさけそうなのだ。
だが、いくら性欲に飢えているからといって相手のことを考えないほど私は愚かではない。
この暑い砂漠の広野で逆レイプしたら、彼が熱中症で死んでしまう事は目に見えている。
死んでしまったら何の意味もない。ハンター、彼には私の番になってもらうのだから。
抵抗されては面倒なので、彼には悪いが不意打ち頭突きさせてもらった。
計画通り・・・・・・!と言いたくなるほど彼はきれいに気絶してくれたので助かる。
私はハンターを銜えたまま、自分の巣である洞窟へと歩く。何もない所だが、別に不便さも感じることはなかった。
洞窟に到着すると、私は草で作ったベッドにハンターを寝かせた。
『エヘヘヘっ・・・エヘっ・・・』
私は犬のように口をあけ、ハアハア言いながらよだれをたらす。もう炎妃龍としての風格もくそもない。今の私はただの変態ビッチだ。
そして私はハンターの着ている鎧を脱がせようとした。
『あれっ、ん・・・結構難しいなあ・・・もう!!面倒だあ!!!』
グシャバキボキビキ!!!
そんな音を立てて鉄で作られた鎧は粉砕した。だって面倒くさかったんだもん。
あとハンターを覆っているものは布でできた服だけ。
『アハハっ、アハ・・・これを脱がせば・・・エヘヘヘへへへヘ・・・』
もう頭の中が爆発しそうだ。誰か助けて欲しい。
『・・・ハアっ、ハアッ、はああ!!もう我慢できないいいい!!』
私はハンターを覆っている布を銜えて・・・
ビリビリビリビリ!!!
『あああああああああ!!!!チンチン!!チンチンだぁぁああ!!!!!』
狂ってる。自分で自分をそう思った。私は興奮のあまり頭を床に何度も何度もぶつけた。
こうでもしなければ頭の血管が切れて死んでしまいそうだ。
『こ・・・これが・・・チンチン・・・アハハハ・・・』
私は冷静になってハンターの生殖器を見た。思っていたよりは小さい。まあ、この際大きさなんてどうでもいいけどね。
『むふふ・・・それじゃあ、いただきま〜す!』
ハムッ、と私はハンターの生殖器を銜えた。いままで感じたことのない、初めての味。
『んん・・・おいしいよお・・・』
舌で丁寧に肉棒を包む。そのまま舌を上下に動かすたび、ハンターの生殖器がぴくぴく脈打つ。
『んっ、硬くなってきた・・・大きくなってきたよお!!』
さらに息を荒くし、興奮も高まる。精液というのがどんな味なのか、期待してやまないのだ。
『はあ、はやくうっ、出してえ!じゃないとっ、私っ、頭が爆発しちゃうよお!!』
舌の動きを激しくし、ハンターの生殖器が私のよだれでベトベトになっていく。
『あああああ!!!来たあ!!!精液が来たあああ!!!!』
私の口の中に、ハンターの生殖器から出た液体が注がれる。私の頭の中は精液の味のことでいっぱいになった。
『ん・・・ゴクッ、ゴクッ・・・すごぉい・・・こんなのありえないよお・・・』
だが、これだけでは物足りない。・・・やはり・・・交尾をしなければ私の欲求は満たされない。
『・・・これをおまんこの中に・・・中にい・・・』
私の生殖器は濡れまくっており、すでにスタンバイ完了のようだ。
『このまま萎えるなんて、私許さないんだから!!』
私は一生懸命ハンターの生殖器を勃たせようと、再度舐めるのを開始した。
しばらく舐めていると、私の願いが通じたのか、どんどん硬くなっていった。
相手も私も交尾の準備万端。好都合に、ハンターはまだ気絶しているようだ。
『じゃあ、私の処女・・・あげる・・・』
私はゆっくり生殖器をハンターの生殖器に近づけ、私の中にあたたかい大きいものが入るのを感じた・・・・・・。
とりあえず以上です。次は一応完結させる予定です。
また投稿遅れてしまったら申し訳ありません。
では〜ノシ
ナナちゃんくそわらたwww 良いぞもっとやれ。
ただのビッチクソワロタw
むしろ此所までド淫乱なナナは初めてかもしれん。
ナナって猫舌じゃねえの?
ふと思った
猫舌なら炎吐けなくね?
しかし猫舌のナナちゃんも可愛いなぁ
565 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 14:54:51 ID:h5kv6cJH
猫舌にちんこ舐められると死ぬほど痛い、らしい。
まあ逆レする相手の熱中症を心配できる程度に人のできた(?)ナナちゃんのこと、
ちんこを紅葉下ろしにするような真似はしないと思う。
書き終えたので残り投稿します
クチュ・・・ヌチュッ・・・
何かの水音と、己の息子に感じる快感。いまだに俺は意識がはっきりしていない。
だが、これだけははっきりわかった。誰か俺を逆レイプしている。
俺は童貞二十数年保ってきた。きれいな身体を本当に愛せる人に捧げるつもりだった。
それ故、俺の童貞を奪った奴にすさまじい怒りを憶えた。いきなり人の頭を殴って気絶させ、それに重ねて逆レイプ。
よほど性欲に飢えている糞ビッチなんだろう。・・・飢えている・・・?
俺はあの説教してきたおっさんの言葉をふと思い出した。
[奴らは飢えているけだものだ。どんなモンスターが相手でも決して油断はするな・・・]
意味は違うと思うが、俺は悟った。俺は気絶する寸前、大きな龍の姿を見た。
(おい・・・・・・まさか!!)
俺はガバッと身を起こした。・・・・・・予想どうり・・・!
『キュウウウウンンン・・・・・・』
そんな声をあげながら顔を天に向けてプルプル震えているのは間違いなく炎妃龍、ナナ=テスカトリだ。
大きな角、蒼い甲殻を持ったその龍は間違いなくナナ=テスカトリだ。
俺は予想していたとはいえ、あまりのありえなさに声もあげられなかった。
図鑑で見た炎妃龍は勝手な想像かもしれないが、俺にとって上品なイメージがあった。
そんなイメージをぶち壊したこのビッチ龍は、俺の肉棒を自分の生殖器にぶち込んでやがる。
確実に俺を逆レイプしている。動物が人間を逆レイプしたなんて話は一切聞いたことがない。
「てっ、てめえええ!!!離しやがれええええええ!!!!」
俺はそう言い放つと、持っていたハンターナイフを炎妃龍に突き刺そうとした。
だが、ハンターナイフはその甲殻を突き刺すどころか傷ひとつつけてはいない。
「くそっ!くそっ!!くそおお!!」
バッキーン!!!
「あああああああ!!折れたああああ!!!!」
鉄でできたその剣は、見事に折れ刀身は洞窟の床にサクッと突き刺さった。
炎妃龍はそんな俺を無視して、腰の上下を繰り返している。
『キャぁアアウうウウウウンんン・・・』
このくそったれは嬌声をあげながら、よだれをだらだら垂らしている。よほど快感らしい。
「こんのおおおおお!!!死ね!!死ね!!死ね死ね死ね死ね死んじまええええ!!!!」
叫んでも現実にはなんの変化もない。快感に震える顔をした炎妃龍は前にも増して腰の動きを激しくした。
「ああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
『ギャんっ、キュンっ!キュウンっ!!』
初めての感覚。今までずっとオナニーしかした事のない俺にとってこの感じはヤヴァイ。
自身の全身の力が抜けていくのを感じた。そして、その快感の中で俺は思った。
(もう・・・勝手にしやがれ・・・)
『そう、いい子だね〜』
ハンターはもう抵抗する気力すらなくなってしまったようで、ぐったりと地面に横たわってしまった。
『ムフフフ・・・すごいよ・・・君の小さなペニスでもこんなにも感じちゃうなんて・・・』
腰を動かすたびに、秘所に感じる快感が私を襲う。そのたびに私の口から嬌声が漏れてしまう。
『ああんっ!やあんっ!!ハアっ・・・ハアっ・・・!!』
もっと欲しいその快感への欲望が私を動かす。口から出ているよだれが、ハンターの身体にドバドバかかっている。
『もっとおお!!!もっと欲しいいいいいいいよおおおおおおおおおお!!!!』
そう叫び、激しく腰を上下に動かした。
「かあっ、ああああ・・・・・・」
ハンターも嬌声をあげている。私はちょっとうれしかった。セックスは、一人で感じるものではない。
二人で感じる。それがセックス。一応私もこのハンターの役に立てているのだ。
恨んでいるかもしれない。殺したいと思っているかもしれない。でも、彼には番になってもらわなければならない。
正直言うと、私は彼に、恋心を抱いてしまっている。愛しいのだ。
交尾をしているこの時間が終わってほしくない。終わってしまったら、彼がいなくなってしまいそうな予感がするから・・・
『んぐうっ、あっ!んっ、やっ!!』
「くうっ、ぐうう・・・」
必死で声を押し殺そうとしているそのハンターの姿がかわいく見える。
この心はもう止まらない。止められない。彼が・・・大好きだ!
『んっ!来る!来るよおおおおおおおおお!!!』
「うう!うわあああああああああ!!!!」
私の中で限界を感じた。それと同時にハンターも限界を超えてしまったようで私の中に熱く、白い液が流れ込んできた。
『ふうっ・・・ふううう・・・』
「はあ、はあ、はあ・・・」
私は腰をハンターのペニスから離した。床には精液が若干もれていた。
『・・・ごめんなさい・・・本当に・・・ごめんなさい・・・』
絶頂に達し、冷静になった私は涙を流しながらハンターに謝った。
通じないかもしれないが、こうしなければ私は自分の罪悪感に押しつぶされてしまう。
地面に頭をこすりつけ、土下座した。もう殺されてもいい。私は馬鹿だ。どうしようもない・・・・・・。
怒りの声が私にぶつけられるかと思ったが、そんな思いとは裏腹にハンターは私の額にある角を手で優しく撫でてくれた。
『・・・え・・・?』
私には訳がわからなかった。普通なら糞ビッチ死ねとかそんな風に思うはずだ。
なのにこのハンターは私を優しいまなざしで見ている。
撫でられている角が気持ちいい。まさかとは思うが、私を番として認めてくれたのでは・・・?
そんな思考が私の頭の中に浮かぶ。ありえないと思うが、今はそう思いたかった。
彼にはいなくなって欲しくない。ずっと・・・そばにいて欲しい・・・。
「・・・結構かわいいんだな・・・」
俺は眠っている炎妃龍を撫でながらそう呟いた。辺りはすっかり暗くなり、洞窟の入り口から月明かりが当たる。
逆レイプされているときは本当に死ねと思ったが、よくよく考えてみればこいつは俺を認めてくれているんだ。
こんな性格の俺だから、幼いときから友達はおらず、親が死んでからずっと一人だった。
長く続いた孤独。こいつと一緒にいれば、そんな孤独から開放される。そんな気がした。
逆レイプが終わった後も俺を殺さないということは、そばにいていいのだろうか。
「・・・いいんだよな・・・」
俺は愛しい顔で眠っている炎妃龍の口に、ファーストキスを捧げた。俺が本当に愛せる奴は・・・こいつしかいない・・・。
以上です。
もうなんか色々と申し訳ありませんでした<(_ _)>
機会があればまた投稿させてもらいます。
糞ビッチ死ねワロタwww
GJ!!!
続編希望
GJwww
GJ!
え〜、今回投稿するのは注意が多々あります。
0.一応、原型クシャ♂×原型金レイアになっている。
1.一昨日、酔って狂気した状態で書いたんで、クオリティー、設定、ストーリー等は気にしないでください。
2.誤字脱字、意味不明な表現等があるかも知れません。
3.英語の表記、さらにはロシア語の表記まであります。(ロシア語は一応、訳を付けてある)
4.しかも、世界観を崩している所があります。
5.よって、これは単なるネタとして見て頂ければ幸いです。
6.これらが無理な方はスルーお願いします。
長くなってすいませんでした。
駄目だ、俺はどうしたら・・・Fuck!
目の前にいるのは、雌火竜リオレイア。
しかも、金の鱗と甲殻に覆われた稀少種というやつだ。
そんな事はどうでもいい。
『Big Problem』なのはそのレイアの眼が完璧な”Mother Fucker”の、かなりヤバ〜イ眼なのだ。
ただ今、危険察知のスキルが発動中。
俺は、人間達が言うクシャルダオラっていう龍。
ちなみに、童貞。
あっ、童貞なのはちゃんと理由があるよ!
・なんか知んないけど、人語理解できる。
・原型なのに同族殺しに目覚めた。
・然も、人間の女の子萌え〜って感じ。
・つまり、彼女居ない作れない。
分かるかな?
そのレイアが意地悪くニヤつく。
これは・・・結構なEmergency(^^;)
間違いない。このレイアは俺の不可侵領域を犯そうとしている。
ジリジリとゆっくり肉薄してくるFucknレイアの股間からは、既に愛液が滴っていて、
どうやら俺を餌としか(性的な意味で)認識していないようだ。
と、その時。
「ふふっ、久し振りのいい獲物♪」
はい?今何と言いました?
喋りましたよね?
あれれ〜俺の聞き間違いかな〜
「さ〜て、ゆっくり味わわせて貰お〜と♪」
どうやらマジみたいです(^_^;)
取り敢えず、このドド変態レイアにヤられるのは御免蒙る。
俺の30mm砲は、人間の女の子だけのモノだ。
「いやいやいや、待った!俺は人・・・」
思わず出たその言葉。
あれ?おかしいな・・・
俺、今人語喋ったんですか?
「へぇ〜、喋れるの居たんだ〜」
ドド変態レイアの抜けた調子の声に微かに驚きが混じる。
理由は分からんが、これだ・・・!
ひたすらに、このドド変態の気を逸らし、のらりくらりと躱して行って、さっさとここからバイバイする(^_^)/~
結構な名案。
さあ!実行だ!
まずは・・・
・Шаг 1(ステップ1)『興味をねじ曲げる』
「あ、あんたこそ何で話せる!」
「私?まあ〜何とな〜く。それより早く〜」
Шаг 1崩壊。
・Шаг 2『詮索』
「あんたは何者だ!」
「リオレイア〜」
Шаг 2根本破壊ご苦労様。
・Шаг 3『とにかく話題転換』
「あんた、趣味とかあんの?」
「セックス」
Шаг 3 力尽きました。
これ以上復活出来ません。
クエストに失敗しました♪\(^o^)/
いや〜、栗○中将殿、まさかの玉砕命令有り難うございました。
いやいやいやいや、ちょっと待て!
このままじゃ、俺の30mm砲が凶暴な蜜壺に咥え込まれてしまう。
俺の30mm砲はそんなに頑丈じゃ無いし、こんなドド変態Arsehole飛竜に俺の初めてを奪われる訳にはいかない。
Fuck it! Now, only that・・・(^_^;)
Давайте эвакуироваться!(さあ、逃げよう!)
でわ、さいなら〜。(^_^)/~
俺は、黒光りする翼を大きく広げて飛び立った・・・筈。
だが、現実は激しい衝撃と共に身体が一回転。
現在、記憶の回路が寸断中・・・。
こんなんでも見てくれる人、ありがとう。
30mmは小さすぎるだろwww
趣味を聞かれたらセックスと即答とはなんとも変態なwww
GJです!
え〜と、投稿させていただきますこの話は、
普通の蛇♂×ガブラス♀となっています
ここからお分かりになるように世界観壊す可能性大!!!!です
苦手な方スルーお願いします
ぼくの名前はコ○バード!!ここ、グ○ムにしかいないトリなんだ!!!
・・・ごめん。
ぼくの名前はフィール。あまり見たことないかもしれないけどぼくの種族は褐色の体に暗色の斑紋があるパイソン、ニシキヘビっていう大蛇。
そんなぼくを今まで育て、フィールって言う名前までつけてくれたのは人間の雄。
その人の名前はリフティ・ライズっていうんだ。ハンターをやってるんだって。
リフティは密林でリオレイアの狩猟をしに来たときにぼくの卵を見つけて、家に持ち帰ったみたい。
さすがにパイソンの卵だって事はわからなかったみたいだけど・・・。
そんな具合でリフティはぼくを育ててくれて、一緒に遊んでくれたりもした。とても楽しかったんだ。
・・・でも、ぼくには一つ不満があったんだ。
リフティは、昼にはハンターとしての仕事で外に行ってしまう。ぼくも一緒にお仕事手伝いたいんだけど、リフティは
「だーめ!ついて来ちゃっ!お前はまだ子供なんだから!」
そう言ってぼくの額を小突くばかり。
なので、昼には家にぼく一人になっちゃうんだ。ぼくだって何かの役には立つはずなのに・・・。
リフティがいない間すごく寂しい。リフティがニートになって欲しいなんていう無理な願いはしないから、誰か遊んで欲しかったんだ・・・。
そんなある日のこと。いつも通りリフティが夜に帰ってくる。だが、いつもとはちょっと違った。
「おーい、フィール!」
『おかえりなさい。今日は早かったね』
「いい物を持ってきた。ほーれー」
そう言ってリフティが取り出したのはなにやら卵のようだった。
リフティは卵をやわらかいベッドの上においた。
「これな、お前と同じように何の卵かはわからないんだが、古塔で拾ったんだ。きっと特別なものだぞ〜♪」
リフティは胸をうきうきさせているようで、とてもうれしそうに見えた。
「・・・おっ!ちょっと動いたぞ!もうすぐ生まれるんじゃないのか!?もし生まれたら、フィールの弟か妹になってもらえよ」
笑いながら言ったリフティの言葉にぼくはちょっと反応した。
『ぼくに・・・弟妹ができる・・・?』
ぼくは卵の中の期待感がいっそう高まってきた。
『男の子かな・・・?女の子かな・・・?どんな子なんだろう・・・?』
卵に亀裂が入る。
「おお!生まれるぞ!生まれるぞお!!」
そして、それは卵の亀裂の間からひょっこり顔を出した・・・・・・。
『おにいちゃーん!あそぼー!』
そう言ってぼくの妹であるルシアはぼくのもとへ飛んで来た。
『だめだよ、今リフティのお仕事の手伝いしてる最中じゃん』
ぼくは笑いながらそう答える。ここ、ぼく達が今いるところは通称森丘と呼ばれている所だ。
『ぶ〜!おにいちゃんのけちー!!』
ルシアは怒ってぼくを睨み付けるが、ぼくにとってはおもしろい表情以外の何物でもなかった。
「お〜い!!フィール!!ルシア!!ちょっと来てこの鉄鉱石とか円盤石とか先にベースキャンプのベッドに置いて来てくれないか?」
声のした方向を見ると、リフティが鉄鉱石などの鉱物を両手いっぱい抱えたリフティの姿があった。
『『はーい!!!』』
僕たちは大きく返事をした。
もう一年もたつ。リフティが卵を持って帰ってきて、そこから今のぼくの妹であるルシアが生まれてから。
卵から生まれたのは、雌のガブラスだった。かわいい顔をひょっこり出してピイピイ鳴いてる姿はとてもかわいらしいものだった。
ルシアという名前も、リフティがつけた名前。ルシアの種族であるガブラスは、蛇竜とも呼ばれている。
ぼくは蛇。蛇と蛇竜は姿がよく似ている。それ故か、言葉は共通しているようで話すことができる。
なので、妹として親しみやすく、ぼくはとても嬉しかった。
一年もたつと、ぼくもルシアも大きくなる。ぼくがずっとリフティのお仕事を手伝いたかったのをわかっていたようで、
ぼくとルシアを時々こうしてお仕事につれてきてくれるようになったんだ。
『ん〜!ふうん!ふう・・・おにいちゃん、これあごつかれちゃうよお・・・』
『我慢しろよ〜ぼくだって疲れてるんだからさあ』
ぼくとルシアはベースキャンプのベッドに口に銜えていた鉱物を置いた。
『ふう・・・これできょうのおてつだいはおわり?』
『いいや。まだリフティお仕事で集めるものがあるらしいから、あともうちょっと続くよ』
『えーー!?もうルシアつかれちゃったよ〜』
ルシアはしかめっ面になり、ベースキャンプのベッドに寝転がってしまった。
『しょうがないなあ・・・じゃあちょっと休憩しようか』
『ほんと!?じゃああそぼうおにいちゃん!!』
『わかったわかった・・・何して遊ぶんだルシア?』
『ん〜とね〜、じゃあおにいちゃんルシアのからだにまきついて〜』
ぼくは少し躊躇したが言われるがままにルシアの身体に巻きついた。
『・・・何これ?これからどうするんだ?』
『これだけだよおにいちゃん!こーびごっこ!』
・・・え?・・・今・・・何といった・・・?
『こーびごっこ!!』
ぼくは唖然とした。ルシアは、その幼さゆえに交尾がどんなものかわかっていないようだ。
一体どこでそんな言葉を知ったのだろうか。一応蛇が身体を巻き付けあって交尾というものをすることは知っているようだが・・・。
そして、本能からか、ぼくのペニスが蛇腹からでてきた。今は繁殖期。ルシアの口から出た言葉と、自分に姿が似ているガブラスの雌が近くにいることから体が反応してしまったのだろう。
(まっ、まずい・・・!!妹と交尾なんて・・・そんなことしちゃいけない・・・!!)
本当の妹ではないが、これからも兄妹として生きていくのに、こんなことしてはいけない。
自制心でおさえようとするが、かなりまずい。そこでぼくは別なことを考えて性欲をおさえようとした。
(会議講義コーギー交尾交尾交尾交尾・・・あああああああああああだめだああああああ!!!!!!!!!)
ぼくはとうとう自分のペニスをルシアの秘所にあててしまった。
『ひゃっ!おにいちゃんなにしてるの?』
『ハアッ、ハアッ、何ってこうびごっこだよ・・・』
もうぼくの頭は性欲に支配されてしまい、自制心など消えうせてしまっていた。
今は罪悪感も何もない。ただ、これだけは頭の中にある。
彼女と・・・ルシアと交尾したい・・・・・・・・・。
続きはいつ投稿できるか未定です。
ですが、投稿できた時はよろしくお願いしますね〜
最後の最後でおにいちゃんが変質者すぎる件についてちょっと話し合おうか。
>>578 よく考えろ
内径が30mmだぞ 太さ長さは計り知れない
>>586 内径30mm……
クシャルSUGEEEEEEEE
淫乱雌龍祭絶賛開催中かよ
基本的に竜や龍の業界では、雌>雄という図式が成り立ってる場合が殆どだし…
ディアとグラも繁殖期の雌(亜種)の方が強いしな。
え〜、続きです。
遅れてすいません。
自分の絶対国防圏に走る断続的な快感。
あれ・・・何があったんだっけ?
そんな平和な考えが浮かぶ。
ふと、絶対国防圏を、首だけ回して見る。
あぁ!
何と言うことだ!
ドド変態レイアが、俺を仰向けにして絶対性防圏を熱心に舐め回しているではないか!?
必死に逃れようと身を捩ろうとするが、笑っちゃう位強い力で尻尾を踏み付けられて・・・・痛い痛い!分かった分かった!
「はぁ〜、何で勃たないかな〜」
Mother Fuckerレイアが苛立った様子で呟く。
そ、それは当然だ!
俺は擦り付けてオナる時は、いつも(ry
つまり、俺は竜族じゃ、そう簡単には勃たないのだ。
と、その時。
卑猥な音を立てて、ドド変態レイアが俺の機密のスリットに勢い良く舌を突っ込みやがった。
一際強い攻撃に、俺は浜辺に打ち上げられた魚状態\(^o^)/
いや〜生きが良いですねー
何せ、旬で美味しい童貞古龍ですからね。
んな事言ってる場合じゃねぇ!
心では真から拒否っているが、俺の30mm砲は敏感に反応してしまい、
見事なまでに長く、固く勃ってしまった。
んで、真の性欲の塊と化したレイアが、その勃起砲を・・・
「ああああああぁぁ・・・・・!」
終わった終わった。
俺の夢が終わった・・・
Fucknレイアが、俺の大事な30mm勃起砲を美味しそうにしゃぶっている。
「な、何で・・・こんな事を・・・」
力無くレイアに聞いてみる。
「ん〜、普通に雄に飢えてるだけかな。」
一端、勃起砲から口を離してレイアが答える。
「あんたは、私を只の変態飛竜としか見てないと思うけど、甘〜い甘い。」
さらに、レイアが勃起砲を見詰めながら意味深発言。
・・・甘い?何が?
お前は只の変態Fuckerだろ。
「ふ、ふん、変態には変わりねぇ・・・」
「じゃあ、変態なりに付き合ってあげる。」
レイアがそう言ったかと思えば、もう一度派手な音を立てて勃起砲がレイアの口内へ。
再び襲ってきた快楽に、俺は身を跳ねさせる。
もう止めだ・・・
もう、俺は死んだも同然だ。
勝手にしろ・・・Мудак.(クソが)
それを見切ったのか、変態が明らかに手慣れた舌遣いで勃起砲を蹂躙して来て、俺は射精の道へまっしぐら。
そろそろ・・・限界だ・・・
次の瞬間、俺はドド変態の口内に屈服の精を盛大に放ってしまった。
この変態は、射精の勢いを使ってそのまま喉を鳴らして飲み始める。
もはや俺は、精をこいつに搾られるだけ。
一週間オナ禁してて、すっかり溜まっていた精は結構な量なんだが、こいつは全部飲み干しやがった。
さすがはベテラン・・・なのか?
「ふう・・・結構美味しいじゃない」
変態がうっとりとした表情でそう呟く。
「うっせぇ・・・」
俺は掠れた声でそう悪態をつくが大して効果はない。
そんなの分かってる。
多分、いや、絶対に俺はこの変態に最後の一滴まで搾られる。
全く。
世の中は物騒な事ばかりだ。
え〜、今回はここまでです。
次は未定です。
リオレイプGJ!!
誰が上手いことを言えと(ry
GJ!
GJ!・・・この先クシャルはどうなるのだろう?
続編希望です!
>>584の続き投稿しますです。
ぼくは、ルシアの体に巻きついたまま自分のペニスをゆっくり秘所へ入れた。
『ああぁっ、いっ、いたいよ・・・お、おにいちゃん・・・なにしてるの・・・・・・?』
『さっきも言っただろう・・・こうびごっこだって・・・』
『こ・・・これがこーび・・・?でもいたい・・・いたいよお!』
ルシアが痛みから逃れようと暴れようとするが、ぼくの方が力は強い。
巻きつけている体の力を強くし、僕はルシアが抵抗できないようにする。
『いたあい!いたいよおにいちゃあん!!!』
ベースキャンプにルシアの悲鳴が響き渡る。
だが、そんなことかまわずにぼくは奥へ奥へと自分のペニスをルシアの中へ進ませていく。
『あああ・・・おにいちゃん・・・どうして・・・』
『どうしてって、お前が誘ってきたんだろう・・・?』
『そうだけど・・・こーびってこんなにいたいんだって・・・しらなかったから・・・』
ぼくは少しあきれた。
『・・・ルシア、交尾ってどんなことするんだって思ってたんだ・・・?』
『え・・・?おとこのこと、おんなのこがするおあそびだってきいたんだけど・・・』
うん。若干正解だね。お遊びっていう言い方も間違ってはいないからね。
『・・・いいか?交尾って言うのは赤ちゃんを作るための儀式なんだよ。繁殖期っていう時期になると、交尾をして赤ちゃんをつくるんだ』
ペニスと秘所が連結したまま交尾のことを教えているぼくはちょっと馬鹿みたいだと思った。
『あかちゃん・・・?じゃあ、ルシアおにいちゃんのあかちゃんうむの・・・?』
『そうだよ・・・お前とぼくのあかちゃんができるんだよ・・・』
普段のぼくならこんなことは毛頭望まない。だが、この時のぼくは頭がどうかしていたんだろう。
ルシアに交尾どころかその交尾の内容まで教えてしまった。普通なら、もう嫌われても当然だろう。
だが、以外にもルシアは怒らず、微笑んだ。
『ルシア・・・おにいちゃんのあかちゃんほしい・・・』
『え・・・?』
『ルシア、おにいちゃんのあかちゃんがほしい・・・おにいちゃん・・・こーびのつづき・・・しよう・・・』
『・・・いいの・・・?』
『うん・・・ルシア、どんなにいたくてもがまんする・・・おにいちゃんとこうびしたい・・・』
しばらく沈黙が続いた。ぼくは性欲に支配されながらもルシアが自ら交尾を望んだことに驚きを隠せなかった。
普通の兄妹なら、互いに交尾することなど望まない、いや、考えもしないだろう。
だが、ぼくは今性欲に頭をのっとられ、妹はぼくの子供がほしいらしい。ぼく達は互いに交尾を望んでいる。
『・・・・・・うん。わかった』
ぼくはそう言った。もう迷いはない。ペニスがルシアの秘所の出入りを再開した。
『あああぁぁ・・・うぅ・・・』
『ハアッ、ハアッ、ルシア・・・』
『えぅうぅ・・・おにい・・・ちゃん・・・』
『・・・!』
今までとは何か違う感覚がペニスを伝ってきた。―――愛液。
ぼくが思っていたよりルシアはずっと成長していたのだ。ルシアの秘所から愛液が出ているのだ。
もうぼくは興奮を抑えられない。ルシアがぼくに発情してくれている。
そう思ったら余計にルシアを妹としてではなく、恋人、いやそれ以上の存在として愛しく思えてしまうのだ。
そこから考えると・・・・・・
『ぅっ・・・ひき・・・んぁっ!』
『っ・・・ルシア・・・そろそろ、気持ちよくなってきたか・・・?』
『うん・・・おにいちゃんのちんちんがおまんこにね・・・きちゃうとルシア、すごいきもちいいよぉ・・・』
予想は当たった。ルシアも感じてきたみたいだ。顔を真っ赤に染め、うるんだ瞳でいるルシア。
『ルシ・・・ア・・・大好きだ・・・愛してる・・・』
思わず本音が出る。今のルシアはぼくにとって妹ではない。番だ。
これからの生活はどうする、これからもルシアを妹として見ることができるのかなどという考えは浮かばない。
今は今でルシアとの交尾を楽しむのがいいだろう。そうぼくは考えたんだ。
『うあっ、ルシアも・・・ひぐっ!・・・おにいちゃん・・・あぁっ、だいすき・・・』
喘ぎながらも必死にぼくに話しかけるルシアに、もう興奮が絶頂に達する。
『ああぅっ!えぐっ!おっ、おにいちゃん!ちょっとはげしいよお・・・』
そんなルシアを無視して、ぼくはペニスを出し入れする動きを激しくする。
そして、ペニスを包む締め付けが強くなり、ぼくは限界を自分の中で感じた。
『ああっ、ルシア・・・そろそろ出るぞ・・・!』
『えっ、でるってぇっ、なにがぁぁああああああ!!』
ぼくは思いっきり妹の中に射精した。どくどくとルシアの秘所に流れて行く精液が収まりきらなく、漏れ出す。
射精が終わった。それと同時にぼくの頭の中は自己嫌悪に染まった。どうしようもない罪悪感がぼくを襲う。
『・・・ルシア・・・ぼくは――』『おにいちゃんおしっこしたぁ・・・』
(うぇ?)
ぼくはルシアに犯してしまった償いをルシアにしようとしたのだが、ルシアのその言葉にそれはさえぎられてしまった。
『・・・ルシア、これはおしっこじゃないよ・・・』
『え?そうなの?じゃあなにこれ?』
『お前に言ったところでわからないよ』
ぼくは笑いながら言う。不思議なことに、さっきまでの最悪な罪悪感は消えうせてしまっている。
『ぶー!!おにいちゃんひどーい!おしえてくれたっていいじゃん!』
どうやらルシアには、本人は自覚していないようだが雰囲気をなごませる力があるようだ。
その証拠に、ぼくには自然と笑みがこぼれている。
『・・・ルシア、なんだかねむい・・・』
『え?・・・ちょうどここベッドだし、寝てもいいんじゃない?』
『うん・・・じゃあおにいちゃん・・・おやすみ・・・』
『あぁ。おやすみルシア・・・』
ルシアはゆっくりと目を閉じ、眠りへとついた。交尾の疲れが出てしまったのだろう。
ルシアのおかげで、また妹として触れ合うことができそうだ。ぼくはそう思い安心した。
『ふう・・・ぼくも疲れちゃったな・・・』
ぼくにも疲れが出てきた。そしてルシアの横に行き、そのままベッドに眠ろうとした。
『・・・あれ?何か忘れているような・・・・・・あーーーーーーーーー!!!リフティのお仕事手伝うの忘れてたあああ!!』
ぼくは急いでベッドを抜け出し、かんかんに怒っているであろうリフティのもとへむかった・・・・・・。
それから数ヶ月たったある日の昼。ぼくは家の窓から見える山の景色を眺めていた。
『おにーちゃん!!』
背後から声がした。振り返ったら、ルシアがぼくをにらみつけている。相変わらず面白い顔だとぼくは心の中でそう思った。
『なに?どうしたのルシア』
『あかちゃんできない!!』
『・・・・・・え?』
『あかちゃんできない!!!』
これはぼくとルシアが交尾し、かんかんに怒っていたリフティにしかられたあとに知ったことなのだが、動物は異種間だと子供は作れないらしい。
それぞれ染色体というものが体にあり、それが異なると受精はしてもそこから子供ができることはないんだとか。
ルシアはそのことをもちろん知らないようだった。教えようとも考えたのだが、またいやらしい気分になったらいけないので、それはひかえていた。
『・・・あのな、ルシア。ぼくとお前には染色体というものg――』『もういっかいこーびしよう!』
・・・聞かなかったことにしよう。
『ぼくとお前には染色体というものg――』『こーびしよう!!』
『ぼくとお前にh―――』『こーびしよう!!!』
『ぼくt―――』『こーびしよう!!!!』
『b――――』『こーび!!!!!!』
だれかたすけてぇ・・・・・・
以上です。中途半端な終わりで申し訳ありません<(_ _;)>
乙!
乙ガブラス
>>387続き。
濁流は、ゲリョスの叫びをせせら笑うごとく、ますます激しく踊り狂う。波は波を呑み、捲き、煽り立て、
そうして時は、刻一刻と消えていく。
今はゲリョスも覚悟した。泳ぎ切るよりほかにない。ああ、ミラルーツらも照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と
誠の偉大な力を、今こそ発揮してみせる。
ゲリョスは、ざぶんと流れに飛び込み、百匹のガノトトスのようにのたうち暴れ狂う波を相手に、必死の闘争を
開始した。
満身の力を翼に込めて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻き分け掻き分け、めくらめっぽう
獅子奮迅の毒怪鳥の子の姿には、ミラルーツも哀れと思ったか、ついに憐憫を垂れてくれた。押し流されつつも、
見事、対岸の樹木の幹に、縋り付くことができたのである。
有り難い。ゲリョスはキリンのように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先を急いだ。一刻といえども、
無駄にはできない。日はすでに西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠を登り、登り切って、ほっと
した時、突然、目の前に一隊のハンターが躍り出た。
「(やっと見つけたぞ)」
「なにをするのだ。私は日の沈まぬうちに砂漠へ行かねばならぬ。放せ」
「(おっと、逃げるなよ。まさかゲリョスにワールドツアーされる羽目になるなんてな。さあ、剥ぎ取れるもの
全部剥ぎ取らせてもらうぜ。ただしライトクリスタルてめーは駄目だ)」
「私は命のほかにはなにもない。その、たった一つの命も、これからディアブロスにくれてやるのだ」
「(てめーのせいでゲリョスに時間切れ(笑)とかギルドの連中に失笑されたじゃねーか、畜生、狂走エキス
寄越せ)」
「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。道中で私の翼に弓を射たのも、お前たちか」
ハンターたちは、物も言わず(言ったがお互いに理解できず)一斉に双剣を振り上げた。どう見ても乱舞厨です
本当に有難う御座いました。
ゲリョスはかくかくと、目にも止まらぬ早さで首を振り、公園で餌に群がる鳩のごとく身近の一人に襲い掛かり、
その双剣を盗み取って
「(武器盗まれるとかどんなバグだよ)」
「気の毒だが正義のためだ!」
と、猛然一撃、たちまち、閃光で三人をピヨり倒し、残る者がハリウッドダイブから起き上がろうとする隙に、
さっさとパニック走りで峠を下った。
ゲリョスきたー!
相変わらずのクオリティで安心したGJ
ゲリョス来た!
原作通りなのにネタ満載で、ほんとうまいな。GJ
数人がかりでゲリョスに逃げられるとか、ハンター達雑魚過ぎるw
GJ!
3人いても時間切れかw
609 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 22:39:03 ID:NnyJstof
【微妙SSが投下された時のエロパロ板民の反応】
GJ!次も楽しみにしてる!
おお、良い感じだなw
○○(←オリキャラの名前)ワロタw
【本音】
クソッ駄文垂れ流しやがって
まだ続くのか…下らん妄想ならせめて短くしろ
オリキャラとか誰得だよ…作者得でしかないだろ…
でも、ここで叩くとSSを書いてくれる人が居なくなるかも…
パニック走りって自己主張の激しい逃走だよな・・・
ヘビ乙!
「こーびしよ」って、ナナといいレイアといいなんか最近攻め雌多いなおい。
ゲリョスGJ!
双剣盗むっておいww
比喩とかそういうのもほとんどネタなのに崩れてないのは流石。
ゲリョスもそろそろ後半か。続き楽しみにしてるる。
>>609 やめろ、本音を見透かすな。
しかもそれだろ投下主が疑心暗鬼になるからやめれ。
なーんもないよりはいいからな。
誰にも本心なんて分からないだろ。スレが過疎るだけの話題すんなよ。
最近の投下ラッシュは凄く嬉しいし全部楽しんで読んでるぞ……何回も読み直し
てるんだからな……。
615 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 17:58:59 ID:xn4iSpla
誰か保管庫に収容して
暗いと不平を言うよりも進んで明りをつけましょう
>>609 いや、モンハンスレでオリキャラ出すなって言ってる時点で無理があると思うんだが。
他のスレならともかく、モンハンとか某ダンジョン探索系ゲームとかキャラに固有の名前がない作品のスレにそれを求めるほうがおかしい。
実際、オリキャラ使わない作品の投下なんて片手で間に合うぐらいだし。
モンハンでオリキャラを使わないとなると登場キャラは……教官か?
教官×キリン娘 なぜ古龍であるキリンの訓練が存在するのか? 捕獲不可能な古龍をも捕獲する、教官のマル秘捕獲術に迫る!
……なんぞこれ……
以上、多分釣りだろうけど釣られてみるガノトトスでした。
上手いキャラ、面白いキャラなら誰も文句は言わないだろう
619 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 01:18:56 ID:26OEBFu7
コピペじゃね
620 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 01:37:36 ID:+fexMVKg
ガノトトスは原種よりも亜種の方がかわいいと思うんだが、俺だけか?
>>569の続きです。
また長くなってしまったので、何回かに分けて投稿します。
誤字脱字あったらすみません。
「ニキビ〜♪ニキビ〜♪フンフンフン〜♪」
そんな鼻歌を歌いながら俺はボロ家の洗面所に向かう。
「ニキビ〜♪ニキビ〜♪ニキビをつぶせ〜Ohイェア!」
ブッチーン!!
「ぎゃあああああああ!!俺の・・・俺のニキビイィ!!!」
「・・・一人でなに叫んでんだ?」
ニキビを潰して悲鳴をあげている俺に窓の外から声をかけたのは、あのいつも老山龍の鎧を着てるおっさん。
まったくいつも変わらず暑苦しい格好してやがる。
「早く外で待ってる奴の所へ行ってやれ。寂しそうにクンクン鳴いてるからな」
そう言っておっさんは酒場のほうに向かって行った。
「ふう・・・まったくあのおっさん勝手に俺の家覗くなってんだよ」
俺はため息をつき、フロストエッジを腰につけ、クック装備に身を固めた。
今日は、あのおっさんが俺のドスガレオス狩りに付き合ってくれるというんだ。
俺にとっては余計なおせっかいなんだが、お前だけでは無理をして怪我をして帰ってくるのがオチだ、とか言ってきやがった。
まあ、確かに俺がよく無理をするのは間違ってはいないけど・・・・・・。
「・・・そういえば、俺があいつに会ってからもう一ヶ月もたつのか・・・」
俺は呟く。あいつというのはおっさんの事じゃない。そう、今外で俺を待ってくれている・・・・・・
「よお。待たせたな」
『キュウン!キュウン!!』
俺が玄関のドアを開けたら、そいつはうれしそうな声をあげながら俺のもとへ飛んでくるように走ってきた。
『キュルルルルン・・・』
「はは、よせよ・・・くすぐったいぜ・・・」
そいつは俺の顔をペロペロ舐めてくる。よほどうれしいのだろう。
「さあ、俺たちも早く行こうぜ」
俺がそいつに促すと、そいつは大きくうなずいた。
さっきから俺がそいつと言っているのは、あの時俺を逆レイプしてきた炎妃龍。
俺がまだ新米だった時・・・今もか?まあどっちでもいいや。
俺はハンターナイフ、レザー一式を自慢げに装備しながらナナ=テスカトリのクエストを受注し、負けるどころか逆レイプされちまったあの時だ。
あの逆レイプが終わった後、俺はこいつが愛しく思えてしまい、この炎妃龍と人生を共にしたい衝動に駆られてしまった。
だが、俺にはそんなこいつを養えるような金は持ち合わせてはいない。しかし、こいつと会えなくなるのは嫌だ。
なので、砂漠に俺が来るたびに会えればいい。そう考えたんだ。俺は炎妃龍に気づかれないようにその日は砂漠を後にした。
だが、その次の日の早朝・・・
≪グオオオオオオオオオオアアァァァァァァァ!!!!!!≫
「うわああああ!!なんだあ!!?」
ベッドに眠っていた俺は街に響いたでけえ咆哮によって起こされた。
俺は急いで街の広場を窓越しに見ると、なんとあのナナ=テスカトリが居る。
「・・・まじ・・・かよ・・・」
キョロキョロ辺りを見渡し、何かを探しているようだった。
「まさかあいつ・・・俺を探してこの街まで来ちまったのか・・・?」
「キャアアアアアア!!!」
女がティガレックス並のBig voiceをあげて、持っていたゴミ袋を放り投げ自分の家に入っていった。
俺の頭の中に嫌な予感が走った。このままだと、このナナ=テスカトリは他のハンター達によって討伐されてしまうかもしれない。
そうなったら、俺はこいつに会うことができなくなってしまう。
「おい!俺はここだ!!」
炎妃龍に向かってそう叫ぶと、はっとしたようにこっちを見た。
『キュウウんッ!!』
そう鳴くと、俺に向かって走り出した。走って、走って・・・・・・いやああああああああああ!!!!
ドガアアアアアアアン!!!!!
なんという事でしょう!!!ボクチャンのおうちが龍によってぶっ壊されちゃいまちた!!!
それにかさねて炎妃龍がボクチャンの上に乗っかっちゃって喉を鳴らしながらうれしそうにしてまちゅ。
まったく反省はしてない様でチュ。アハハハハハハハハハハハハハ!!!
もう笑うしかありまちぇええええん!!!
「・・・って何さらしてくれるんじゃあ!!!ここ貸家なんだぞ!!」
そう怒鳴ると、俺をかたい床に押し倒した炎妃龍はビクッと体を反応させた。
『ク・・・クウオン・・・』
悲しそうに鳴くと、そいつは俯き、ポロポロと涙を流した。・・・この人間みたいな仕草・・・かわゆす。
だが、そんな事では俺は許さない。だって家をぶち壊されたんだから。それも俺の家じゃない。
「俺の家をぶち壊しやがって・・・許せる!!じゃなかった、許せん!!!」
『キュウアッ!?』
俺はそいつの股の間に腕を忍ばせ、指をナナの秘所の中にぶち込んだ。そのまま秘所の中をいじくりまわす。
「ハハハハハ!!お仕置きだァァ!!!」
『キャっ!キャンッ!!キャアアアあアアアン!!!』
「え!?はえええええ!!!」
絶頂の声を張り上げて、ナナはイってしまったようだ。・・・はやっ!
「・・・なんでこんなに早いんだ・・・?前はもっとタフだったのに・・・」
『ハァ・・・ハァ・・・キュゥゥゥ・・・』
ナナは力なく俺に倒れこんできて・・・やばっ!
ズシッ!!
「ぎゃあああああああ!!重いいイいィいいいいいい!!!!」
ジタバタジタバタ暴れても、ナナはどいてはくれない。何故かと言うと、眠ってしまったからだ。
かわいい寝息を俺に吹きかけながらクウクウ眠っている。
「チクショオオオオ!!!誰か助けてくれぇ!!」
俺は家の壁に空いたどでかい穴から外に助けを求めた。これは一人ではどうしようもない。
ざわざわと何人か集まってきたが、誰一人として助けようとしない。やはり俺の上にもたれかかってる奴がいけないのか。
そりゃあそうだろうな。こんなでかくて炎妃龍とか呼ばれてる古龍に一般人が近づきたくないのは当然だろうな。・・・とでも言うと思ったかあ!!!
「てめえら誰か助けやがれええええ!!!この野次馬どもがあああああ!!!!」
「うるさい。静かにできんのか」
そう言って人ごみを掻き分けて出てきたのは老山龍のおっさん。今は地味な私服着てやがる。だっせぇ。
「一体なにが起きたんだ?朝起きて散歩してたらでかい音がして、そこに駆けつけたら世間知らずの馬鹿が炎妃龍に乗っかられて・・・」
「だれが世間知らずの馬鹿だあ!!いいから早く助けろって!!!」
「わかったわかった、だからその耳にキーンと来るうるさい声を張り上げるのはやめてくれ」
おっさんは俺の腕をつかみ、強引に引っ張って・・・・・・
ブチブチブチブチ!!!
「ぎゃあああああああ!!俺の・・・俺の腕ェェ!!!」
「馬鹿か。パジャマ破けたくらいで叫ぶんじゃない」
畜生、俺にげんこつくらわせやがって、痛えじゃねえかよ。まあ脱出できたからいいけどよ。
「昨日妙に寂しそうな顔をしてクエストから帰ってきたが、クエストリタイアとは何か別な理由がありそうだな」
「ああ。まぁな・・・」
俺は力なく答えた。
「昨日クエスト中になにがあったんだ?鎧はバキバキに砕けて、大きい葉っぱで下半身を隠してるその意味不明さに聞けなかったんだが・・・」
「・・・言いたくねぇ!」
あたりまえだろう。炎妃龍に逆レイプされたなんて恥ずかしくて誰が言えるもんか。言ったら大恥だよ。
「・・・まあ別にいいか。それよりこの炎妃龍はなんなんだ?昨日のクエストの奴か?」
「あぁ、そうだよ。なんだか妙に懐かれちまったみたいでな・・・」
「ほう、古龍が懐くなんて、世の中変わったこともあるもんだな。まあそれはいいとして・・・」
おっさんがでっかく空いた壁の穴を指差してこう言った。
「俺の家、どうしてくれるんだ?」
え?
「おっさん・・・今・・・なんて・・・?もしかして・・・この貸家・・・」
「俺の家だって言ったんだよ」
「ウェエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!???」
ゴーンッ!!
「うるさい!いちいち叫ぶな!!」
「いててて・・・契約するとき代理の奴が俺に対応してたけど・・・まさかオーナーがあんただったなんて・・・」
「契約書ちゃんと読め。・・・ほら、俺の名前が書いてあるだろうが」
ポーチから取り出した契約書を俺に突き付けた。ホントだ。全然読んでなかったわ。
「しょうがない奴だ。どうせお前金持ってないんだろう?この壁の穴の修理費は俺が出しておくから、お前はその炎妃龍をなんとかしてくれ」
そう言ってため息をつきながら、おっさんは行ってしまった。いつの間にか野次馬どもはいなくなっている。
「はぁ・・・この街に来た時からあのおっさんの世話になってたのかよ・・・なんか嫌だなぁ・・・」
そう呟いて、俺はかわいい寝顔で眠っているこの炎妃龍をどうするか考えた。
今の俺の収入では、さっきも言ったようにこいつを養うことなどできやしない。
しかし、こいつは俺に会いたいがためにこんな街まで来たのだろう。せっかく来てくれたのに砂漠に追い返すのは気が引ける。
「どうすりゃいいんだよ・・・」
「お困りのようですねぇ・・・」
「ん・・・!!?」
なんかアイルーフェイクをかぶった変な奴が壁の穴から覗いている。
「だだ・・・誰だてめェ・・・」
「へへへ・・・・・・」
「だれだてめェ――ッ!!!!」
「ミュージックスタート♪」
手に持っていたラジオのスイッチを押して音楽をかけ、腰を振って踊りだしやがった。
「そんな顔 にあいませんよ おにいさn――――――」
ガンッ!!
「いいからてめぇは誰なんだって」
踊ってる途中で俺はそいつにげんこつを喰らわせた。ちょっとすっきりした。
「古龍愛好家の者だお( ^ω^)」
「ふ〜ん、で、その愛好家の人が何の用だ?」
「古龍に懐かれる人間とは、実に興味深い。なので、君には資金援助をしたいと思っているのだよ」
「は?どういうこと?意味わかんないんですけど。あんたと俺は今日初対面なんですけど。いきなりどういう事?」
「まあ、細かいことは気にするな。ほれ、これでも受け取れ」
そう言ってそいつは俺にめちゃめちゃ重たいアタッシュケースを渡した。
「では、さらばっ!⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン」
ものすごいスピードで壁の穴を抜け、アイルーフェイクは一気に彼方へと消え去ってしまった。
「・・・なんだあいつ・・・それに、このケースの中身は・・・うわっ!すげぇ・・・」
アタッシュケースを開けてみると、中身はものすごい札束で埋まっていた。もう何年も遊んで暮らせるって金。
「これがあれば・・・ナナとも一緒にいられる・・・それにしても、あのアイルーフェイクは一体・・・」
「ふぅ・・・まったく、正体がばれないようにするのも大変なもんだ・・・」
俺はかぶっていたアイルーフェイクを床に置き、自分の部屋のソファーにねっころがった。
「俺は古龍愛好家でもなんでもないよ・・・ただの一人のハンターだ・・・」
俺はなんてお人好しな奴なんだと、自分でも呆れた。世間知らずな馬鹿のために、自分の財産の半分もやってしまうなんて。
それに加えて、貸家の修理費まで払うなんていってしまった。このままでは、破綻してしまうのも時間の問題だろう。
「・・・クエストでも行って金稼いでくるか・・・」
俺はいつものように老山龍の鎧に身をまとい、大勢の仲間がいるであろう酒場へと向かった・・・。
前半は以上です。
後半は、おっさんとクエスト出発?
このななはおおがたけんぐらいなのか?
>>623 mjd!?
トットスもディアブロスと同じでメスだけ翠なの?初耳だ
普通のライオンくらいの体格とか?
でもそれでもドスファンゴ級のサイズになる訳だが。
ドスファンゴ並みのライオンは化け物じゃねぇか?
ハンターより背が高いんだから。
せいぜい、ライオンはブランゴぐらいじゃない?
アプトノスぐらいじゃないのか?または子ポポ
銀○の定春ぐらいじゃね
そんな感じで色々あって、ナナと一緒に生活できるようになった俺。
さすがにナナを家の中に入れることはできないが、ナナはいつもおとなしく外で俺を待ってくれている。
俺が外に出るたびに、うれしそうに出迎えてくれるのだ。ちょっと違うが、まるで夫婦みたいと近所の奴らは言っている。
それは俺も望んでいることだ。こいつのおかげで、最近は毎日が楽しい。
こいつが人間だったら・・・とも少し思ったりもするのだが、俺は今のこの姿のナナが好きなのだ。
たとえどんなに俺に負担が降りかかろうとかまわない。こいつとずっと一緒にいられればいいんだ。
・・・て言ってもこいつの餌代とか負担してるの俺じゃないんだけどな。あのアイルーフェイクの金使ってる。
正直言って俺はあのアイルーフェイクはキチ○イだと思う。うん。絶対、キ○ガイだ。
「・・・・・・」
「どうしたんだおっさん?そんな怖え顔してよ」
「いや、なんか俺が○チガイだとか誰かに言われた気がしてな・・・」
「へぇ〜、そうなんだ」
ここは酒場。今日も大勢のハンターたちで賑わっている。みんな強そうな奴らばっかりだ。
俺とおっさんは席につきながら、今日のドスガレオス狩りについて話していた。
そしたら、おっさんが急に誰かにキチガ○とか言われたとか言い出したんだ。俺がキ○ガイと言ったのはアイルーフェイクだ。おっさんじゃない。
「・・・そう言えば、お前の名前何て言うんだっけ?」
「え?前言わなかったっけか?まあいいや。アカルだよ」
「ほう。何かアカムトルムみたいな名前してやがるな」
「そうだよ。俺の名前の由来は覇竜アカムトルムからきてんだよ」
「なぜだ?」
「アカムトルムみたいに強く育って欲しいからつけたんだってよ。・・・その名前をつけた親父とおふくろはアカムトルムに殺されたんだけどな・・・」
「・・・皮肉なものだな・・・」
「まあ、両親が死んだことはショックだったけどよ、そのおかげで今こうしてハンターやって、ナナとも出会うことができたんだ」
俺は笑いながら言った。真剣な表情だったおっさんの顔からも少しだけ笑みがこぼれた。
「そうか。ならばお前の両親の仇、アカムトルムも狩れるように俺がビシビシ鍛えてやるから覚悟しとけよ
「げぇ〜、勘弁してくれ。あんたの変な性格がうつったら困るぜ」
「なに!?俺の性格のどこが変だって言うんだ!?」
「ぜんb――――」「お〜い!ちょっと来てくれ!!」
そう言って、クシャル装備に身を固め、へヴィボウガンを腰につけているハンターが来た。
「なんだ?どうしたんだ?」
おっさんがそのクシャルガンナーに聞く。
「緊急集会だってよ。ほら、そこにいるお前も早く来い」
クシャルガンナーは、俺とおっさんに手招きしながら、ハンターたちが集まっているところに行った。
俺たちも、その集まりの中に入っていったらなにやら、ジジイがぺチャぺチャ話してるのが見えた。
どうやら、老山龍、ラオシャンロンがこの街の外にいるらしい。そこで、被害が出ない内にハンター達に撃退して欲しいとの要請が入ったようだ。
その知らせを聞いて俺は少しうれしくなった。なぜなら・・・・・・
「すまないアカル。俺達上級ハンターはラオシャンロンのクエストに行かなくてはならないのだ。お前のクエストには一緒にはいけない」
おっさんが残念そうな顔してそう言った。俺はニヤニヤ笑いながら、
「いえいえ〜、おっさんの変な手助けがなくても俺が一人でもクエスト達成できるって事を証明してきますから、早く撃退に行ってらっしゃいませ〜♪」
と言ってやった。俺だってハンターだ。おっさんが手助けしてしまうと、俺自身の実力がわからなくなってしまう。
ハンターになる前も、なってからもずっと強くなるために日々努力してきたんだ。ドスガレオスがなんだってんだ。余計なおせっかいだつーの!
「わかった。気をつけてな」
「ああ。あんたこそな、おっさん」
おっさんは、大勢のハンターと共にラオシャンロンがいるであろう門の外に向かって歩いて行った。
酒場は俺と受付嬢とさっきぺチャぺチャ話してたジジイだけになった。・・・寂しいな・・・いろんな意味で・・・。
「ふう〜、しばらくお仕事なさそうね〜」
受付嬢がそんな独り言呟きやがった。おい、俺がいるだろうが。
「あっ、ごめんなさい。皆ラオシャンロン撃退に行ったのかと思ったから・・・」
「ドスガレオス狩りあるか?」
「え〜と、ちょっと待って下さい・・・なんか寂しいものですね〜、一人だけで狩りなんて」
「うるさい。ほっとけ」
「あっ、ありました。ドスガレオス一頭の狩猟です。契約金は・・・」
「ほれ、これで契約成立だな。よし、じゃあ行ってくるわ」
俺は受付嬢に手を振ると、彼女もニコニコ笑いながら手を振ってきた。どうせ営業スマイルだろうけど。
私の横で、ガタンガタンと、アカルを乗せた馬車が単調な音をたてながら進んでいる。
その音は、変化に乏しく私にとってはあまりおもしろみもない。アカルは、その音とアプトノスの引いている馬車の揺れによってか、
何度も何度も眠りそうになって、ついにはぐうぐういびきをかいて眠ってしまっていた。
そのアカルの寝顔は、いかにも幸せそうな寝顔だ。思わずキスをしたい衝動に駆られたのだが、私がこんな小さい馬車に乗ったらバキバキに壊れてしまうだろう。
それ以前に、馬方がいる前でそんなことをしたら、アカルが街でなんと言われてしまうかわからない。
別に変な風に調教されたとか、事実そんなことはないのだが、アカルが誤解されるかも知れない。
私は自制心でその考えを押しつぶし、いやらしい考えをすべて頭の中から消し去った。
「ほら、アカルさん。着きましたよ」
若手の馬方は、後ろを振り向きアカルにそう言った。ここは砂漠。アカルのいる街に住んでから、久しく見ていなかった。
時々彼は、炎妃龍と呼ばれる私をクエストに連れてってくれる。・・・私が勝手について行ってると言った方が正しいのだろうが。
彼が仕事先で危険な目にあう事が、今私にとって一番の恐れなのだ。彼が心配でならない。
なので、私は勝手にアカルについて行くことにしたのだ。彼は狩猟の手助けを誰かにしてもらうことが好きではないようなので、彼がモンスターと戦っているときは私は見守っているだけなのだが、
それでもアカルが一生懸命仕事に励み、無事でいてくれている姿を見ているだけで私は満足なのだ。
「・・・ん〜?もう着いたのか・・・」
アカルは馬車の壁にかけていたフロストエッジを腰につけ、馬車から降りた。
「じゃあ、私は失礼しますよ。まったく、アプトノスがおびえまくって困りますよ・・・」
そう愚痴を言うと、馬方は逃げるようにさっさと街のほうに帰っていった。アプトノスが鬼でも見るような目で私を見ているのが見えたが。
アカルは大きくあくびをすると、ポーチからクーラードリンクを取り出して一気にゴクンと飲み干した。
私はちょっとそのクーラードリンクがどんな味か気になった。その私の気持ちを悟ったのか、
「なんだナナ。お前も飲みたいのか?」
と言って私に残っているクーラードリンクを差し出した。私は遠慮なくそのクーラードリンクを受け取る。
『・・・あれ・・・ん・・・開かないよお!』
その小さなビンのフタを開けるのは私にとって困難だ。牙で開けようとするが、なかなかうまくいかない。
「ははは、いいよ。俺が開けてやるから」
アカルは私からビンをとると、手で容易にフタをキュポンという音をたてて取った。
「ほら、飲めよ」
彼はそう言うと私の前にフタの開いたクーラードリンク入りのビンを置いた。
私はフタのあったビンの口の部分をくわえ、上に顔を向けて勢いよく口の中にその液体を流し込んだ。
・・・なんだかすっぱいような、甘いような不思議な味・・・。でも、決して悪い味ではなかった。
「よし、じゃあ準備万端ということで、ドスガレオス狩りに行くか!」
私は大きくうなずいた。・・・いつか、戦いの中で私が役に立つときが来るのかな、という思いが私の頭の片隅にあったのだが、そんな贅沢なことは望まない。
私は、彼を見つめていられるだけで十分なのだ・・・・・・。
激しい轟音が飛び交う中で、ドスガレオスとアカルの死闘は開始されていた。
その辺りには、ガレオスたちの背びれが砂面に多数うごめいているのが見える。
「ふん、でかい割にはあまりたいした事はないな!!」
アカルはフロストエッジをすばやくドスガレオスの体に斬りつけていく。
「オラオラァ!!もっと喰らえェ!!」
そう叫んで容赦なくアカルはドスガレオスに攻撃を叩き込んでいった。
その時、急にガレオスが飛び出してきて、アカルに体当たりを喰らわせようとした。
『危ない!!』
私がとっさに彼を守ろうとしたのだが、
「大丈夫だナナ!!俺一人で十分だぁ!!」
アカルは身を翻してよけ、体当たりしようとしたガレオスにフロストエッジを振りかざし、見事ガレオスを倒した。
『あ・・・・・・』
こんな事、わかっていた事じゃないか。そう彼は、一人で十分なのだ。狩りの中で私の出る場面なんてない・・・わかっていた・・・事なのに・・・
なぜか、私の目から涙がこぼれた。役に立つことができない自分への悔しさからだろうか。歯をくいしばって私は泣いた。
彼はそんな私に気づかず、無我夢中でドスガレオスと戦っていた。真剣な眼差しでドスガレオスと戦っている彼に、私は少し彼に不満を持った。
アカルがこういうことで鈍いっていうのはわかっている。無茶な事だが、彼に泣いている私に気づいて欲しかった・・・。
「あ〜畜生!逃げられちまったよ。・・・あっ!ペイントボールぶつけんの忘れてた・・・」
ドスガレオスが地面にもぐって逃げてしまったようで、気がつくとガレオスとアカル以外砂漠の広野にはいなかった。
「まあいいか。ある程度弱ってたし、見つけたらシビレ罠で捕獲すれば」
アカルは私の方を見て、
「ナナ〜!少し砂漠の中見て行きたいから案内してくれよ!俺あんまり砂漠に来たことないからさ〜!」
と笑いながら言った。私の中にうれしい気持ちが生まれてきた。なぜなら、こんな事でも彼は私を必要としてくれている。
戦いの面では役には立てないが、その他の面なら彼は私のクエストへの加入を許してくれる。
私はまた大きくうなずき、彼を背中に乗せ、彼が私の角にしっかり摑まったことを確認すると、砂漠の空に向かって翼を広げ飛行を開始した。
「ウホッ!いい眺め・・・」
飛ぶのは結構久しぶりだが、アカルを背中に乗せていてもあまり体の鈍りは感じない。
彼の役に立てている嬉しさが、体の鈍りなど忘れさせているような気がした。
楽しそうに無邪気な子供のように私の背中ではしゃぐアカル。そんな彼が私の気持ちを和ませている。
砂漠がこんなにいいものに感じたのがこれが初めてだ。これも彼が砂漠の光景に感心しているおかげだろう。
何もない広野から、オアシスがひょっこりあらわれるおもしろみがあることにも気づけた。
私は、自分で彼に影響されやすいことが理解できた。それほど私は彼が好きだということなのだろう。
「・・・あっ、ナナ。ちょっと降りてくれ」
私は彼に言われたとおりに、地面に降りた。なにやら洞窟の入り口のようなものが見える。
『ここは・・・私が砂漠にいたころ住んでた洞窟だ・・・』
そう。まだ彼に出会う前、ここにずっと一人で住んでいた。ここにいた頃は、妄想したり、妄想したり、妄想s(ry
中は外より結構涼しい。私がいない間、誰も使っていなかったようで、私がいたときと同じ状況だった。
「・・・ここで、俺お前に逆レイプされたんだよな・・・」
洞窟の中に入ると、彼がまっさきに呟いた言葉がそれだった。
「そんな申し訳なさそうな顔すんなよ。お前には感謝してるよ。お前が逆レイプしてくれたおかげで俺はお前に出会えたんだからさ」
彼はそう言って私の頭を撫でてくれた。感謝してるという彼の言葉を聞いて、私は安心した。
もしそれから話が発展して、お前が逆レイプしなければ・・・とか彼が言ったら、本当に悲しくなってしまう。
「・・・それでさ、ナナ。なんていうか・・・ちょっと言いにくいんだけどよ・・・」
彼がそわそわしながら地面に座っている私にもたれ掛かってそう言った。
「お前が俺に逆レイプした時のこと思い出したらさ・・・またお前と交尾したくなってきてさ・・・」
『え・・・?』
「・・・セックス・・・しないか・・・?」
突然の彼の要求に私は驚いたと同時に、またあの変態な人格がよみがえってくる。
(やめて・・・落ち着いて・・・だめぇ・・・)
彼が、私との交尾を望んでいることを思うと、いやらしい気持ちで頭がいっぱいになってしまう。
私はその変態な人格を表に出さないように必死にこらえたが、耐え切れそうにない。
そして、私の中で何かが変わった。
私はあの時と同じようにだらだらと口からよだれを流し、ハアハアと息が荒くなっていく。
「え、ナナ・・・?ちょっ、待て・・・お前も望んでんだったら挿れてやっから・・・な・・・?」
そう彼は言うが、私はこらえきれない。一分でも、一秒でも早く、彼が欲しい・・・。
次ラストの予定です。
>>639 どんどんここを盛り上げて行きましょう!
肉食草食と同じ人?
GJ!
ナナたんの豹変ぷりがww
今から25KBほどの量のSSを投下するとなると、
次スレにした方がいいのかな?
いま465KBだそうだから
次スレ用意して投下はこっち、でいいんじゃないかね?
>>651ありがとう
じゃあ、まず次スレ立ててくる
では、あらためまして
>>474でネタフリしたのを自分で書いてみた
ヤマツカミの腹の中で、喰われながら犯されるハンターです
丸呑み、触手、グロ、バッドエンド、レイプあたりがNGな方は
「ヤマツカミの腹」でNGってください。
10レス使用予定です
その時、私は古塔にいた。ヤマツカミと呼ばれる古き龍を倒すため、一人でこの地に来て
いた。ヤマツカミとは小さな丘ほどもある巨体を誇る癖に、空にふよふよ浮いているという
正体不明の生物だ。ギルドでは生態の不明な部分の多いこの生き物をとりあえず古龍という
くくりで扱っている。だけど実際目にすると、人間の尺度では推し量れない異質さを肌で
感じる事が出来る。一言で言い表すなら「化け物」が一番しっくりくるんじゃないかとすら思う。
私だって、これでも地元じゃあ多少は名を知られたハンターだ。風翔龍だって撃退した
こともある。ヤマツカミだって倒せる、そう思って依頼を受けた。
そう、私はハンターであり、ヤマツカミは獲物。そのはずだった、先ほどまでは。
奴が吐き出した大雷光虫の中に、爆発するタイプではなく、通常の麻痺毒をもったタイプ
が混じっていることに気がついたのは、首筋に痛みが走り、全身が痺れて動かなくなって
からだった。
力なく倒れ伏した私を見て、奴が笑ったような気がした。
くそっ、これじゃあ、「悔しい、でも、ビクンビクン」状態よ。(意味が違うって?そん
なことは判ってるわよ)
体内に注入された麻痺毒に、必死で抵抗する私をあざ笑うかのように、ヤマツカミは大口
を開けた。
違う、あれは吸い込みだ。そう思った瞬間、ヤマツカミは周囲の空気を竜巻のような勢い
で吸い込んだ。
身動きの取れない私の周囲で風が唸り、逃げることも、踏ん張ることもできぬまま、私は
空高く舞い上げられた。マズい、非常にマズい。マヒしてたら受身も取れない、地面に
叩きつけられちゃう。
でも、体はまだ動いてくれない。マズいヤバい死ぬ死ぬ死んじゃう!
パニックを起こしかけた私の耳元で、また風が唸った。体が猛烈な勢いで吸い寄せられる
感覚。ヤマツカミがまた吸い込みをしている?疑問に思う間もなく視界が何かに覆われた、
そして衝撃。
私は、そこで意識を失った。
薄明かりの中、私は意識を取り戻した。
リリリリリ…と、大雷光虫が目の前を横切ってゆく。
あたりは、鍾乳石が垂れ下がり、石筍もたくさんある。薄明るいのは、あちらこちらに
大雷光虫が飛んでいるからだった。空間の広さは、私が借りている家の寝室よりは広そう
だ。そんな薄気味の悪い場所に、私は転がっていた。
「ここは…鍾乳洞?」
おかしい、さっきまで古塔でヤマツカミと戦っていたはず…それに、空気か生臭い。
とにかく起きなきゃ、と力を入れた足の下がぐにゃりとぬかるんだ。あれ、手と腰の下の
地面も妙に柔らかい。
「…違う、鍾乳洞なんかじゃない」
まさか、ここは…恐ろしい予想が思い浮かんだ。けど、言葉にしたくない。言葉にしたと
たん、それが現実になりそうで…。そんな私の内心の葛藤とは裏腹に、口が勝手に言葉を
つむいだ。
「ヤマツカミの腹の…中…」
その瞬間、壁が地面が大きくうねる。鍾乳石や石筍と思っていた物の先端が、蕾が花開く
ように展開し大量の繊毛が出現した。ははっ、このサイズだと馬鹿でかいイソギンチャク
に見える。あれじゃあ繊毛というより触手だ。
と、余裕かましてる場合じゃない。早く脱出しないと、こっちが獲物にされてしまう。
武器は吸い込まれた時どこかに行ってしまったらしく、見当たらない、けど、腰のホルダー
につけておいた剥ぎ取りに使うナイフはまだある。これで血路を切り開く!
ナイフを引っこ抜き、不安定になった足場に、苦労しながら立ち上がる。しかし、足元と
ナイフに注意が行っていたため、私は頭上の危険に気がつかなかった。
「あぶっ!」
立ち上がったら、目の前に雷光虫の群れがあるってのはいたずらが過ぎるんじゃないですか、
運命さん。
頭から雷光虫の群れに突っ込み、当然のように何ヶ所か刺された。たちまち全身が麻痺し、
私は、なすすべなく昏倒した。そりゃもう豪快に大の字でひっくり返ってやったわよ、
くそったれ。
ざんねん、わたしのぼうけんはここでおわってしまった。
お父さんお母さん先立つ不孝をお許しください。
アイルー達、あなた達の作った料理、いつも大変美味しゅうございました。
生きながら消化されるという恐怖から少しでも逃れようと、私はどうでもいいことを考え続
けた。
しかし、いつまでたっても、消化液が噴出すようなことは起こらない。
よく考えてみたら、ここには大雷光虫が生息しているんだ、ヤマツカミの食事のたびに消化
液で満たされるようなことになったら、雷光虫だって生きていけない。
そう考えて、少しだけ落ち着けた。じゃあ、どうやって消化するんだ?それともここは消化
器官じゃないのか?
その疑問はすぐ解決することになった。倒れた私に繊毛が、いや、もうこれは触手と言うべ
きか、その触手が伸ばされ、全身を探るように撫でられる。やがて、防具の内側にまで入り
込み、私の素肌の上をウネウネと気色悪く這い回る。
「んっ…く…はっ」
こ、これは、マヒってるからまともな声にならないだけで、感じてるわけじゃないからね!
いくらなんでも、こんなものに欲情する変態じゃないわ!
…変態じゃ無いはずなんだけど
「はぅ…ひっ…んく」
声が漏れるのを止められないのはどうして?
やがて、防具が邪魔だと気が付いたのか、触手が防具を引き剥がすような動きを見せる。が、
防具は金属製のとめ具で固定されている、そうそう簡単に外れてたまるか。
しばらく、悪戦苦闘を続けていた触手だったが、不意に動きが変わった。私を押さえつける
ように、全身の要所要所にきつく巻きつく。
身動き一つできなくなった私の、防具のとめ金めがけて、少し太い触手が慎重に近づいてきた。
そして、その触手から、わずかに液体が噴出し、防具のとめ金にかけられる。
そのとたん、金属製のとめ具がしゅうしゅうと音を立てて溶けていった。
なるほど、これなら雷光虫を巻き込まずにピンポイントで獲物を消化できるわけね、って
そんな悠長なこと言ってる場合じゃない。何とかしないと本気でヤバいって。
気が付いたら、全身の防具は残らず剥ぎ取られ、インナーも破られていた。そりゃそうだ、
インナーなんていくら丈夫な素材とはいえ、金属に比べたら強度など無いも同然だもん。
邪魔者がなくなったとばかりに、触手の群れが私の体へ殺到する。
「ぃ…やぁぁ…」
必死になって振りほどこうとしても、体を固定している触手の力は思いのほか強かった。
まだ体が麻痺している事もあり、僅かに身をよじるのが精いっぱいだ。とても外せそうに
ない。もっとも、麻痺をしていなくても、外せるかどうか分からないほど力が強い。
やがて、体を這いまわっている触手から、ヌルヌルした何かが分泌され始めた。消化液か
と思い悲鳴をあげかけたけど、少し様子が違う。今のところ、ヒリヒリするとかの、体が
溶けているような感じはしない。ただ、私の体のその液体が触れた部分が、じんわりと熱
を帯びてきている。
異様に粘りつくその液体を、触手は私の体に刷り込むようにして塗りつけていく。
「うぅ…あぁぁ…」
ゆっくりと、しかし確実に、体に変化が表れているのを感じた。熱がうずきへと変わり、
私の理性を追いついめる。何か媚薬のような成分が含まれているんだろうか?
「はぁ…っん…っはぁ…く」
全身がその粘つく液体にほぼ覆われた時、私の呼吸は乱れ、全身が微かに震えていた。
だめ、まるでカゼをひいた時みたいに体がダルく、力が入らない。頭もボーっとする。
目の前に新たな触手が迫ってきた。
「…ひっ、ぃやぁ、んっぐ」
いきなり、口に押し付けてきた。息を荒げていた私は、口を閉じて抵抗することもできず、
触手の侵入を許してしまった。口いっぱいに触手の感触が広がる。思わず吐きそうになるが、
触手はお構いなく好き勝手に私の口を蹂躙してゆく。正直、気持ち悪いし、苦しい。早く
出て行って欲しい、けれど触手は何が気に入ったのか、舌を絡め取り、歯ぐきをさすり、
喉を突く。
そうしてしばらく私の口を弄んでいた触手が、小刻みに震え始めた。ちょ、ちょっとまさか!
そのまさかだった。触手は一度大きく震えると、私の喉奥めがけて粘ついた液体を噴射し
始めたのだった。たちまち出口をふさがれた口は液体で一杯になり、窒息しないためには、
それを飲み込む以外方法はなくなった。私は屈辱の涙をこぼしながら、その液体を飲んだ。
どろりとした液体は、思いのほか甘く私の舌と喉を刺激する。後から後からと際限なく注
がれる液体に、だんだんと飲むことに対する抵抗感が薄れていく。
「っんく…ぷはぁ…はぁ…はぁ」
ようやく口が解放された時には、お腹にハリを覚えるほど大量に液体を飲んでいた。
「…一体、何なのよ…」
何を飲まされたかは、なんとなく予想ができる。体に塗りつけられたものと同じものなん
だろう。
ただ、その結果、私の体がどうなるかについては、考えたくもない。ろくでもないことが
起きるに決まってい…
「うぁ…んはぁ…ひぅ」
突然、それはやってきた。お腹の中に灼熱感が生まれたかと思うと、一気に全身へと広がる。
全身を倦怠感が包み、ダルくてたまらない。視界がグラグラ揺れる。たまらず強張ってい
た体の力を抜き、ぐったりと四肢を投げ出す。すると、まるで宙に浮いているかのような
感覚を伴った快感に全身が支配された。もう体の力の入れ方が分からなくなってくる。
そのくせ皮膚の感覚が変に敏感になり、体を弄っている触手や、背中に当たっている肉の
壁の感触が心地よく思えてしまう。視界がかすみ、何かが見えているはずなのにそれが何か
分からない。
そして何より、頭の中が霞がかかったようにぼんやりしてきた。考えがまとまらない。
ヤバい、頭の片隅で理性が警告しているけど、もう、私には何がヤバいのか分からなくなっ
ていた。
結局、私はすべての思考を放棄し、触手に身をゆだねてしまった。
全身を、心地よい柔らかな刺激が包みこんでゆく。
脇の下が突付かれる。太ももか絞り上げられ、するすると擦られる。乳房を絞った触手が
小刻みに震え、先端に絶え間ない愉悦を流し込んでくる。
やがて、股間にすり寄ってきた触手が、私のお尻の穴をツンツンと突き始めた。
「ら、らめぇ…やらぁ」
もう呂律が回らない、抵抗もできない、それでも微かに残った理性が、抵抗の意思を示す。
触手は抵抗できぬ私にさして苦労する様子もなく、アナルをこじ開け体内へと侵入してきた。
粘液の効果か、痛みはほとんどなかった。アナルバージンにこだわるつもりはないけど、
初めて受け入れたのがこんなのだと、やっぱり悲しくなる。
「あぁっ…いぁっ…ひゃぅ」
触手が蠕動運動を開始した途端、私の体が勝手に反応し、無意識に喘ぎ声がこぼれる。
先ほど感じた悲しみなど、一瞬でどこかに消え去ってしまう。
体内をのたうつ触手の感触が、筋肉を押しのけるその圧迫感が、なぜか妙に気持ちいい。
「うぁ…あっ…くぁ」
触手の動きに合わせて、声が漏れる。おへその下あたりがカッと熱くなっているのが分かる。
触手が動きを止めた。小刻みに震え始める。私はその動作に、更なる快楽を期待していた。
何を期待しているんだ、と微かに理性が戻りかけたその時、触手が私の体内に大量の粘液を
放出した。
「ひっ!…んぁぁっ!」
その衝撃で私の意識がトンだ。今までイッた経験は何度かあるけど、これはそれ以上、
快楽が積み重なって、階段を上るようにしてイクのが普通のイキ方だとすると、これは
大剣でかち上げられたみたいと言えばいいのか、強制的にイカされ、しかも戻って来られない。
しばらく、イキっぱなし状態だった。全身が硬直し、視界が真っ白になる。ついでに頭
の中も空っぽだ。触手が体から出て行ったことも気がつかないほど、意識が混濁していた。
しばらく、呼吸がとまるほどの絶頂を続け、ようやく限界を迎えた体が硬直をといた。
ぐったりと脱力し、再び触手の群れに体を預ける。その時、両方の手と足が何かに嵌まっ
ているような感触にようやく気がついた。ゆるゆると右手を見ると、触手を吐きだしている
巨大なイソギンチャクみたいな器官本体に、右手が飲み込まれかけていた。左手と両足も同
じような状態だった。
「ゃあぁ…」
か細い声で悲鳴を上げ、手を抜こうとしてみるけれど、びくともしない。それどころか、
奴らは咀嚼を早め、あっという間に二の腕と太ももの途中まで飲み込んできた。飲み込ま
れた手足を、触手が中で弄り始める。指の一本一本に絡みつき、ゆっくりと、きつく、
ゆるく刺激を与えてくる。
「やめてぇ…」
大の字に固定され、手足を飲み込まれた私は、もはや身動き一つとることはできなかった。
今の私にできることは、快楽と恐怖にすすり泣くことだけ。
やがて、両手と両足にピリピリとした刺激が走り始めた。それは皮膚の表面から、だん
だん体の奥へ奥へとしみ込んでくる。そしてついに、一本の触手がにゅるりと手のひら
を突き抜け、腕の中に入ってきた。
「ひっ!いやっ!いやぁ!」
痛みを感じないことが、かえって恐ろしい。だが、触手は私の恐怖などお構いなしににゅる
にゅると手足に侵入してくる。手が足が壊される、融かされる…喰われる。
私はもう声を発することもできず、ただただ、恐れ慄く事しかできずにいた。
しばらくすると、手足の感覚と侵入してきた触手の存在感が、だんだん曖昧になってくる。
相変わらず手足はイソギンチャクに咥えこまれたままだ。私、食べらてるんだ、喪失感
が心を覆い、絶望が生還への意思を塗りつぶしてゆく。
あぁ、私、ここで死ぬんだ。
死が実感として迫ってくる。それも生きながら喰われるという最悪の、逃れようの無い死。
「…もう…殺して…」
誰に言うとも無く呟く、責め苦に屈した証の言葉。
(ふふ、もう降参かえ?)
不意に、頭の中に女の、しかも時代がかった言い回しの声が響いた。一体何?誰なの?
(つれないのう。お主と妾はもはや一つとなっておるというに)
一体何を、と思いかけて気が付いた。この声の主は…
(そう、お主らがヤマツカミと呼ぶ龍じゃ。久方ぶりに心が通じたのでな、しばし妾の
相手をしてたもれ)
ヤマツカミの思考が、融かされ龍の体と混じりあった私の手足から直接送られてきている
ようだ。
(お主には、我が子を宿してもらわねばならぬのでな、ここでは殺しはせぬよ)
むしろ優しげに、語りかけられる。だけど私には、何を語り掛けられているのか全く理解
できない。触手の毒が私の頭を犯し、複雑な思考を阻んでいた。
(お主には少々、毒がきつ過ぎたかの?このままでは話もできぬな)
手足から何かが吸い出されるような感覚が伝わってくる。それとともに、何か温かいもの
が染み入るように入って来た。
「んっ…ふぁぁぁ…」
柔らかい快楽が、じっくりとしみ込んできた。それなのに、頭の中が少しずつ晴れてくる。
(甘露、甘露、若い女子の生き血は良い。命に満ち溢れているようじゃ)
勝手なことを言っているヤマツカミ。くそぅ、それは私の血だ、返せ。
(お主には代わりに妾の体液を与えた故、これで許してたもれ)
傲然と言い放つ。その勝手な言い草に腹は立つけど、今の私の体と命は、奴の掌の上、
いや、腹の中か、どちらにしろ、私に主導権はない。それに、手足から染み込んでくる
温かい感触が、心地よく感じる。抗おうとする意思が、ゆっくりと融かされていく。
(どこまで話したかの?そうそう、我が子を宿すところからかえ?)
その後、ヤマツカミが語った話によると、ヤマツカミは自身の胎内で卵を孵化させる
卵胎生の繁殖をおこなうそうなのだが、その後、人間でいう子宮に相当する部分である
程度大きくなるまで育てるのだそうだ。だが、このヤマツカミにはなぜかその子宮相当
部分が無いため、私の胎を借りたいということらしい。そのためにこれから私の体をゆっ
くりと作り変えていくそうだ。
こんな話を冷静に聞けるわけもなく、途中何度かパニックやヒステリーを起こしたんだけど、
そのたびに、手足からあの温かい体液を入れられて、落ち着かされてしまった。鎮静効果
のある成分を注入されているっぽい。何か、体と命どころか、心までも奴に握られている
みたいだ。
「なんで、あんたには子宮が無いのよ?」
結局、私は腹立ちまぎれに質問をぶつけるしかすることがない。そうだ、こいつに子宮が
あれば、私だってこんな目にあわずに済んだのに。
(妾も、お主と同じ、もとはただ人だったからじゃ)
ヤマツカミは会話できることが嬉しいのか、妙に饒舌だった。でも、元人間?それが何で?
(200年ほど前かの?胎に子を産み付けられての、その子は妾の胎を融かし喰らいながら
育ったのじゃ)
やがて、人の体をすべて喰らったとき、なぜか彼女の意識がヤマツカミに宿ったということ
らしい。脳を食べずに同化したのかもしれない。真っ先に子宮が喰われ、育ったヤマツカミ
の体にも、その影響からか子宮が無かったそうだ。
もうやだ、聞きたくない。
(尋ねてきたのはお主であろう?)
これから自分の身に起きるかもしれないエログロスプラッタな話を、喜んで聞ける奴がいたら
会ってみたいもんだわ。その場で私と代わってもらうから。
(ほう、そうかえ、そのわりに、お主のここはずいぶんと湿っておるようじゃが?)
触手が、私の股間をゆっくりと撫ぜる。
「ひっ…そ、それはっ…あんたの毒の…」
(妾の毒だけでは、ここまで湿ることは無いのじゃが。お主、そういう気があるのではない
のかえ?)
ヤマツカミの言っていることは嘘だ。強制的にとはいえあれだけの絶頂を味合わされている
のだから、愛液が出ていないわけはない。
「か、勝手なこと言わないっぃい!」
触手が私のクリトリスを強くはじいた。不意の衝撃に心が乱れる。ホントに私はそういう気
はないと言いきれるんだろうか。自分の事なのに自信がなくなってゆく。
(そのほうが幸せかも知れんぞ、どうせ逃れられぬのならば、楽しんだほうがよかろう?)
くそっ、くそくそ、何でこんなに好き勝手言われて、体を壊されて、ゆっくりと殺されて
いくのに、何で、何であそこが熱くなってくんのよ。
(さて、すでにお主の体も心も妾のものじゃ、次はお主の思い出を味わおうかの)
昂りをはらんだ熱っぽい声でヤマツカミはささやく。と、頭の中にぬるりとした、しかし
実体のない何かが、じわじわ侵入してくるのを感じた。
「やめてぇ!、あ、頭の中にまで入ってこないでぇ!」
たまらず悲鳴を上げ泣き叫ぶ。
(安ずるでない、苦痛も恐怖も感じることはない故な)
や…だぁ…あた…まが…壊れ…
(ほほ、久々の愉悦であったぞ。お主の記憶、とっくりと味あわせてもらった)
ヤマツカミの声とともに、頭がゆっくりと働き出した。今までの記憶は…よくわからない
けど、とりあえず違和感はない。今のところ私は私でいられそうだ。
(しかし、お主が一人で妾に挑んできたのは、そのような訳があったとはのう)
やめろ、その話はするな。
(ふふ、駈け出しの頃に狩り場で同行者どもに…)
やめて、お願い、思い出させないで…
(寄ってたかって犯されるとは、なかなかに得難い体験じゃのう)
あぁ、やっと、思い出さなくなったのに、一人で眠れるようになったのに。
(それで、他人と組むのが怖くなったか)
そうだ、確かに私が一人で狩りをしていたのは、そういう理由がある。あれはまだハン
ターになって間もないころ、たまたま知り合った連中と狩りに出かけた。狩り場で女性
のハンターに不届きなことをする連中もいる、とは聞いていたけど、その時は私以外に
も女性がいたから大丈夫だと思っていた。そしたら、その女もグルだったんだ。そいつ
は、何も知らない女がレイプされるのを見るのが趣味の最低な奴だった。私は男二人に
さんざんレイプされた揚句、狩り場に放置された。そのまま死ぬと思ったんだろう。
私は運よく生き延びた。ただ、証拠も何も無かったから、レイプについては泣き寝入り
するしかなかった。
私の目から涙がこぼれていた。封印したはずの過去を掘り起こされ、目の前に突き付け
られた。矜持とかプライドとかそう呼ばれるものが、私の心の中でぼろぼろと崩れ落ち
ていく。
(そのような思いをし、お主はなぜ人であろうとするのかえ?)
ヤマツカミの声が、私の頭に柔らかく染み込んでくる。だってそれは、私が人間だから…
(ならば、これからはどうなのじゃ?恨みを晴らしたくはないのかえ?)
確かに、私はもう人でなくなりつつある。いいんじゃないか、欲望のまま生きたとして
も。体面を取り繕う必要も、法を犯すことを恐れる必要も…ない…
(どれ、お主に、人ならざる物の世界を見せてやろうかのう。己の欲のままに生きる事
の快楽、とくと味わうとよい)
そういうと、触手が私の体すべてを覆った。ゆっくりゆっくり、触手が私の中に侵入し
てくる、アナルに、性器に、臍、耳、口、鼻。目にも柔らかいものが押し付けられた。
その生温かい肉の中で、私は言い知れぬ解放感と充足感を得ながら、意識を失った。
意識を取り戻すと、私はうつぶせの状態で宙に浮いていた。
「ッ!」
びっくりして叫んだつもりが、声が出せなかった。慌てて周囲を見渡す、どうやら古塔
の上空のようだ。自分の体がなぜか見難い。目の前にあるのは、自分の体から生えてる
と思われる一対の巨大な節のある触手。そして、苔の生えたヒレのある手足。
よくわからないが、どうやら私はヤマツカミの体を自分の体として感じているようだ。
ということは、このヤマツカミの体はさっきまで私を犯していた奴のものなのか…
一体どういうつもりよ、私の体はどうなったの?と、問いかけたくても声が出ない。
思い出してみれば、ヤマツカミの口じゃあ発音でそうにないもんな。
それに、さっきまで五月蠅いほど思考を送ってきていたヤマツカミの意識からの返事も
ない。
状況が飲み込めず混乱する私の、(ヤマツカミの)腕に微かに痛みが走った。そちらに
視線を送ると、古塔の頂上に、3人ほど人がいた。手に手に巨大な武器を持っている。
ハンターだ。多分、私を、っじゃなくてこのヤマツカミを討伐しに来たのだ。
ということは、私が受けた討伐依頼は失敗ってことになったんだ。その程度の時間は
たっているわけね。どちらにせよ、今討伐されるわけにはいかない、逃げるか。
どうせ飛べるんだ、人から逃げる事なぞ、どうってことはない。
だが、身をひるがえそうとした時、そのハンター達の顔が見えた。
(どくん!)
心臓が大きく脈打つ、この心臓はヤマツカミのものか、私のものか?
そのハンター達に見おぼえがあった。いや、忘れたことなど一度として無い顔がそこ
にあった。
そう、かつて私を犯し、狩り場に置き去りにした奴らだ。そいつらが今度は狩りに来
ている、この『私』を。視界が怒りで真っ赤に染まった。殺す、殺す、コロシテヤル。
奴らの装備は、太刀の男、双剣の男、ライトボウガンの女。フン、あの時と一緒か。
まず、私は女に掴みかかった。攻撃が来る事など予測していなかったのだろう、女
はあっさりと私に捕えられる。
「そんな!マツカミが掴みかかりをするなんて、聞いてないわよ!」
何か女が叫んでいるが無視し、腕に力を込める。
「きゃっ、がはっ!」
「いかん!助けろ!」
「てめえ!離しやがれ!」
男二人が、口々に何か言いながら、女をとらえた腕のほうに向かってくる。私はそい
つらを、残った腕でなぎ払う。
「ぐわっ!」「ぎゃ!」
二人まとめて吹き飛ばしてやった。はは、太刀と双剣じゃあ、ガードできないもんね、
抜刀していたらまともに食らうしかないわねぇ。
「こ、この、離せぇ…」
女が捕まったまま、ライトボウガンを発砲してきた。五月蠅い、少し黙ってろ、と腕
ごと塔の床に叩きつける。
男の内、一人が立ち上がってきた。何か叫びながら双剣を構える。大方、女の名前で
も呼んでるんだろう、五月蠅いよ。無造作に腕を振り下ろす、男の真上から。
ぐしゃり、と小気味良い音がして男の半身が潰れた。ふふふふ、ザマアミロ。
男は糸が切れた操り人形のように、その場に倒れた。さて、もう一人は、っと。
ああ、いたいた。なに、仲間見捨てて逃げようとしてるよ、こいつ。
その背中に、腕を叩きつけてやった。哀れにも吹っ飛ぶ男。ふふふ、お前は後何発で
死ぬのかな?ははははは、そらもう一発。あッははははは、無様ねぇ、潰れたカエル
みたいな声出して、ほら、まだ生きてる?あははは、ほら、ほらぁ!
あぁ、死んじゃったかなぁ?ふふふふははははあっはははは!
さて、じゃあ最後に女を。あら、力を入れ過ぎたかしら、泡吹いてぴくぴくしてるよ。
せっかく私と同じ目にあわせてやろうと思ったのに、まいっか、こんなのを喰らったら
『私』が穢れちゃうもんね。
おら、起きなさいよ!塔の床に投げ捨ててやる。ショックで目が覚めたかなぁ?
ああ、見てる見てる、目を見開いて引きつった顔で見てる。
じゃ、さよなら。
私は一気に体を落とす。腹の下から、何か小さな生温かい物のが潰れた感触が、微かに
伝わってくる。その感触が、私にたまらないほどの愉悦を送り込む。
はははは、潰れた潰れた、ザマアミロ、ハハハハ、アッハハハハハハ!
(ずいぶん、楽しんでおるようじゃのう)
唐突に、ヤマツカミの声が聞こえる。
(ほう、これはまた、ずいぶんと派手にやったものよ)
高揚していた気分が、冷や水を浴びせられたようにしぼんでゆく。
あわてて周囲を見渡した私の、視界に飛び込んでくる凄惨な光景。最早、死体というよりも、
かつて人間だったものの残骸が散らばる古塔。
わ、私は、なんてことを…確かに、連中を憎んでいた。殺してやりたいとも思っていた。
けどこれは…
(まさしく、鬼畜の所業よな)
ち、違う。私はこんな事、望んでなんか…
(お主が、自分の意思で成し遂げたことであろう?)
違うと拒絶したかった、けど、できない。確かに自分の意思でしでかしたこと。私が
望んでやったこと。逃げることだってできたのに、逃げなかった。適当に痛めつけて
追い払うことだってできただろうに。そして何より、快感だったのだ。彼らの悲鳴が、
いたぶり、命を奪うことが、たまらないほど気持ちが良かったのだ。
(お主、それでもまだ「人」のつもりかえ?)
ヤマツカミの言葉が、私を絡めとるように響く。
心が奈落の底に落ちていく、決して逃れられぬ底なしの闇に。それは私の業。もう、
私は人間じゃない…
心の奥で誰かが泣いていた。助けてと叫んでいた。私にはそれが誰なのか、もう分か
らない。
ソシテ、ワタシハ、コワレタ。
ねえ、シテよ。私に子供産み付けるんでしょ?そのために体を作り変えるんでしょ?
だったら、早くそれをシテよ。
(ほほほ、ずいぶんと素直になりおったのう。ならば、始めるとしようかの)
体の感覚が、一気に私本来の、ヤマツカミの体内で固定されている方の体に戻った。
いきなりの感覚の変化に頭がくらくらする。それが冷めやらぬうちに、触手が全身に
襲いかかってきた。
「あ、あぁん」
私は誰はばかることなく、悦びの声をあげ触手を歓迎する。嫌悪感などはもう微塵も感じない。
触手が、私の全身に、あの媚薬入りの分泌液をなすりつける。
乳房を触手が縁取るように絡め取り、乳首を先端に付いた小さな口に含む。ゆっくり
と吸い上げ、舐め転がされる。胸から、甘い快楽が全身へと広がってゆく。
「んはぁ!いぃ!いいのぉ!」
今まで、さんざん弄ばれたせいか、体は即座に反応し始めていた。
触手が、耳たぶを舐め、クリトリスを弾き、臍を弄り、アナルを責める。口に押し
入り舌を絡め取る。
「んっ…んふっん…」
全身から押し寄せる快楽に、意識が押し流される。何も考えられなくなる。
「んんっ!」
体が強張り、意識が悦楽の高みへと追いやられる。体を犯され、心を嬲られ、記憶すら
弄ばれた私には、もう快楽に抵抗する術も、しようとする意志すら残されていない。
全身が、余すところなく犯されていた。咥えこまれ、消化されつつある手足を、ねちねち
とかき混ぜられることすらこの上ない快楽に感じてしまう。
でも、一か所だけ、責められていない部分がある。私の熱くぬめる女の中心。もう
犯してほしい。めちゃくちゃに突いてほしいと思うのに、なぜか触手は手を出さない。
(女陰(ほと)に欲しいのかや?)
夢中で頷く。早く突っ込んで、早く私を壊して。
(そうかえ。では、くれてやるとしようかの)
ヤマツカミの言葉とともに、私の性器に触手とは感触の違う、太くて堅いものが
押し当てられる。びくんと、被虐の予感に体が震える。
(それ、お主自身で、存分に妾を感じるがよい)
私の肉をかき分けつつ、それは押し入ってきた。
「んんっっ!」
それだけで、絶頂へと導かれる。
だが、それは私に絶頂に浸る余裕を与える事なく、動き始める。ゆっくりと抜かれ
いきなり突かれる。ねじりを加えられ、あり得ない場所を突かれる。かと思うと、
小刻みに震え、大きく脈打つ。
「んっぷはっ!…っあ!…っく、いっちゃう!」
口を開放されたものの、もうそんなことは気にならない。あまりの快楽に、全身が
溶けていくような感覚。本当に融かされているかもしれない、でも、もうそんなこ
とはどうでもよかった。もっと気持ちよくなりたい。もっと続けてほしい。
「もっとぉ、もっとして!めちゃくちゃにしてぇ!」
(その乱れた姿、そそるのう。愛い奴じゃ、骨の髄まで犯し抜いてやろうかの)
全身を嬲っている触手が、粘液を噴き出す。瞬く間に私の体はその液体に覆われ、
妖しくぬめった。アナルに侵入している触手同様に粘液を噴出させていた。体の外
だけでなく、内側にも大量に注がれる。体の外と内から同時に触手に汚される。
「あぁ、も、もっと汚して!もっと犯して!もっと!もっとぉ!」
(ふふ、そろそろとどめをくれてやろう。人として感じる最後の快楽じゃ。存分に
貪るがよい)
私の中の肉の棒が、一段と膨れた。そして、胎内に吐き出される、大量の異様に
冷たい何か。
「いっ、ぎぃぃぃ!っあぁ!」
異様な感覚が、さらに快楽を強め、私を絶頂へと突きあげる。
その絶頂の最中にも、冷たい何かはゆっくりと体の中へ染み込んでくる。
体の細胞の一つ一つが、別のものに置き換えられていく。ゆっくりゆっくり、
人としての存在を書き換えられていく。全身が得体の知れない何かに犯されていく。
「あぁっ…っく…はぁっ」
全身から送られてくる、壊され作り変えられる細胞の断末魔の悲鳴。人間という存在と引き
換えの名状しがたい快楽。知覚できる限界を超えたその感覚に、私はゆっくりと意識を手放
した。
(しばし眠るがよい。次に目覚めることができたなら、更なる快楽を与えてやろうぞ。もっ
とも、目覚める事ができれば、じゃがのう)
ヤマツカミの声を遠くに聞きながら、私の意識は、深淵の闇へと落ちて行った。
〜END〜
以上でやんす
正直どの程度まで受け入れてもらえるかわかりません。
これはやばいんじゃないってのがあったら、ご教示賜りたく、お願い申しあげます。
では、これにて。
グッジョブ
個々最近ほんわかしたのしかなかったからこれぐらいのが欲しかった
GJ
エログロを待っていたよ
乙!
眼福を拝ませていただいた
異種姦の醍醐味は、種として絶対解り合えない領域だと改めて実感した次第
>>665 ヤマツカミがこれほど恐ろしい物に思ったの初めてだ・・・しかしGJ!
>>646 今回ラストです
今、俺は大ピンチだ。炎妃龍、ナナがあの時、俺を逆レイプしてきた時と同じように草でできたベッドに俺を押し倒して、あそこをびしょびしょに濡らしている。
おそらく俺が誘ったせいだろう。ナナはハアハアとよだれを口から出し、顔を真っ赤にして興奮している。
それは別にいいんだ。とにかく俺がさけたかったのは・・・
「ナっ、ナナぁ!!落ち着け!!ちゃんと脱ぐから落ち着けって!!」
そう。なんとしても鎧を粉砕されるのはさけたかった。このクック一式をそろえるのに結構金も労力もかかったんだ。
このままだと、ナナはいとも簡単にこのクック装備をバキバキに砕いてしまうだろう。
そしたら前みたいに葉っぱを探して、砕けた装備を着、なさけない姿をさらしながら街に帰ることになってしまう。
そんな俺を無視して、ナナは俺の着ている鎧を脱がせようと顔を近づけるのだが、やはり難しいらしい。
『ギュルルル・・・』
そして、ナナは諦めたらしく、とうとう俺の鎧を粉砕する構えに入った。
絶対に壊されたくない。先生のご加護がついたこの鎧だけは。
「くッ、許せナナ!!」
俺はポーチに手を瞬時につっこみ、中に入っていたものをナナの目の前に突き立てた。
バァアアアアアアン!!!
『グギャアア!!』
俺がナナの目の前に突き立てたのは閃光玉。いくら好きな奴とはいえ、何度も何度も鎧を粉砕することは許しかねない。
ナナは閃光玉が効いたようで、俺がどこにいるかわからなくなっているようだ。
その隙に俺は草のベッドから抜け出し、洞窟の端っこでせっせと鎧を脱ぎ捨て、裸の状態になった。
これでひとまず安心だろう。クック先生が壊される可能性はなくなったはず。
『グルルルルル・・・』
まだよく見えないのか、キョロキョロ辺りを見渡し、俺を探しているようだ。
「ナナこっちだよ。ごめんな、ちょっと手荒なことしちまって・・・」
そう謝りながらここにいると気づかせようと俺はナナの頭を撫でてやる。
そうすると、一時は止まっていたよだれのだらだらもまた再開され、ナナは再び息を荒くした。
「はは・・・そんなに急かすなって・・・んグッ!!?」
突然ナナが俺の口に自分の口先をくっつけてきた。いわゆるキスってやつ。
強引にキスしてきたナナはとてもうれしそうな顔してる。そんな愛くるしい表情がさらにこいつを愛しくさせる。
こいつの性格が強引になることがあるなんていうことは出会った当時からわかっていたことさ。
そしてキスをしたままナナは俺を地面に押し倒した。ナナが俺の口の中に舌を入れてくる。
肉厚な舌が小さい俺の口の中に入ってきて、すこし無理やりな感じがある。
(いつのまにディープキスなんて憶えたんだろう・・・)
そんな事を考えながら俺はお返しにナナの舌に舌を絡ませ、完全なディープキスとなった。
好きな者達がするキス。愛し合う者達がするディープキス。俺は今までそう教わってきた。
(ナナ・・・俺達・・・愛し合ってるって事で・・・いいんだよな・・・)
ナナに口を遮られているため、直接聞くことはできないが、心の中でそう問うだけで俺は十分だった。
互いの口の中に舌を入れたり、入れられたりとその繰り返しがしばらく続いた。
地面の砂が背中にこすれて少し痛いが、ナナとディープキスをしているうちにいつの間にかそんな事は気にならなくなってる。
口を離すと、俺とナナは同時にプハアと息を吸い込んだ。うるうるした瞳でナナは俺を見つめてくる。
「ナナ、ずっとお前と一緒にいたい。これからもずっと・・・」
そしてまた口付けを交わす。今度は俺から先にナナの口の中に舌を入れてやった。
もう俺達の間には異種間などという壁はない。俺はやっぱりこいつが好きだ。いや、愛してる。
この想いは、もう誰にも変えることなどできやしない。異種愛なんて言葉はこいつに出会うまではそんなこと信じてなかった。
所詮は人間と動物。互いに縄張りを奪い合い、殺しあう。愛し合うなんてもってのほかだなんて思っていた。
だが実際に異種愛はあったのだ。今俺はその異種愛というものに溺れている。ナナもそうだと俺は信じたい。
「さあナナ、きていいよ」
口を離し、ナナに言った。逆レイプ、唯一ナナとセックスできる手段であろう。俺が逆レイプを容認したらそれは逆レイプというのかどうかわからないわけだが。
ナナが街に来てしまった時にわかったのだが、ナナは不意打ちの秘所への攻撃がすごぶる弱いらしい。
いきなり挿れられてしまうと、すぐにイってしまうようだ。
だからといって普通のセックスに発展させようとすると、今わかるようにナナは興奮状態になってしまい、逆レイプしたい衝動が高まってしまう。
普通に俺からせめようとすると、ナナがいきなり俺を押し倒してくるのは大体予想がつく。結局ナナがせめることになるのだ。
不意打ちをして、ナナがイっても俺だけ出し入れを繰り返すのも可能なのだが、セックスは楽しむものだ。ナナが嫌がっているのに一人だけでヤるのはあまり好きにはなれない。
なので俺とこいつの間にはずっと普通のセックスなんてものは来ないようだ。ナナからせめさせるしかない。
まあ、こいつと愛し合う事ができるのならば別に俺はかまわないわけだがな・・・。
『グルルウン!』
私は一回唸ると、すでに勃っているアカルのペニスに顔を近づけ、丹念に舐め始めた。私の肉厚な舌が彼のペニスを包み込む。
「クウっ・・・ハァ・・・」
感じてくれているのだろうか。彼は嬌声をあげながら涙目になっている。
彼のペニスを牙で傷つけないようにフェラするのは結構苦労するが、彼の味がそんな疲れなど忘れさせてくれる。
「ナ・・・ナナ・・・もっと・・・もっとしてくれぇ・・・」
喘ぎながら私にアカルは言う。そんなの、言われなくてもわかっている。
今の私はあの時と同じようにビッチだ。多分、アカルが私との性交を拒否しても、私はやめることはないだろう。
だが、そんな私をアカルは受け入れてくれている。普段の私でもビッチでもアカルはいつもと同じように接してくれているのだ。
そんな彼のために私は一生懸命がんばろうと思う。精一杯彼を気持ちよくさせてあげようと。
「いいぞナナ・・・すごい気持ちいい・・・もしかしたらお前、前世ヤリマン野郎だったりして」
アカルはクスクスと笑う。彼が笑うと、私もうれしくなる。
もしアカルの言うように私の前世がヤリマンだったとしても、私は今はアカルだけを愛している。
ビッチはビッチでも、一人だけを愛しているのだ。
もし他の奴が私に性交をせまってきて、いやらしい気分になってしまったならばすぐさま自分の秘所に尻尾をつっこみイく。
ヤリマンになってしまうのだけは絶対に嫌だ。それでアカルが私を嫌ってしまうかもしれないから・・・。
「ハァ・・・ハァ・・・ナナ・・・好きだ・・・」
アカルが私の額を手で撫でてくれる。アカルの手のあたたかさを感じ取ることができた。
彼の好きだといった言葉。さらに私の興奮を引き立てる。
フェラのラストスパートとして、舌でペニスを思い切り締め付けた。
「ナっ、ナナぁ!!で・・・出るぞ・・・!!」
彼の嬌声が聞こえた後、私の口膣内に彼の精液が射精された。
その際、若干彼の精液が私の口から漏れ、地面の砂の中に消えていった。彼の液体の熱さが口の中から脳へと伝わってくる。
ごくんと私はクーラードリンクを飲んだときと同じように彼の精液を飲み干した。だが、私はまだ満足してはいないようだ。
「ハァ・・・ハァ・・・まだ終わってないんだろう・・・?ちょっと待ってな・・・今勃たせるから・・・」
彼はそう言うと私に背中を向けて、自分の萎えてしまった生殖器を勃たせようとペニスを握った。
『早く、早く!』
「ははは、ちょっと待てってナナ。・・・じゃあ我慢できないんだったらこっちに来な」
私は彼に促され、アカルの側に来た。彼は少し呆れたような表情してる。