ときめきメモリアルでエロパロ

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479名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 18:24:44.50 ID:8KuFyF2G
人がいないな…
480 【東電 84.1 %】 :2011/07/16(土) 13:08:23.32 ID:s2c/5jcM
                    ,    ´ ̄`⌒   、
             /           \  ___
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         `ーく 、 ハ.〃トイ..:「   ´fィ..:刈/i 丿/
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             Y゙, イ ハ, く〈_∧_〉ゝy‐、∨ {〈
            八i V Y   ヽソ/_〈` ノ! ハ∨
               ` j }   ゚{{´《て》!二! ∨ jノ
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            / /〉   ゚jj   ,i:∧__丿
              〈 /^   。{{   〈ム:::::/
.            /]    八    Y
           i/⌒\__/,\\___ .イ入
            /   ′  i  ` ー‐z ´ ハ
           \_ん   l/     ハ   〉
                ゙, `ー‐个ァャ一''⌒f‐ '~
            U   i/::::!    i
                 i    !:::::::i     |
             !   iー―i   l
                 iー―┤  !____!
              l  !  }    !
                 !___j   {__ !
              __乂___j___匕__ソ__
           ≧三三三三三三三三≧
481 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/07/16(土) 20:21:32.21 ID:+B3Dp93l
>>480
誰?
顔が、ドクロに見えるんだが?
482名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 20:30:39.64 ID:aAoeQYij
>>481
よく見なさい。エリサのSD絵だよ
483名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 23:48:02.46 ID:u2z609I0
あごが省略されてるから輪郭がおかしく見えてるんだな
襟とか髪とかこれも真ん中が省略されてる唇とかが
総合して骸骨に見えてるのはある意味奇跡のバランスだがw
484名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 20:41:24.62 ID:neeWLtSl
―――夜風がまだ冷たい、4月の街。
俺の名は永井輝明。25歳。職業・高校教師。現在、彼女なし。
仕事の疲れを癒すべく、休日の気ままな独り歩きを満喫していた俺は。
「あっ…」
ぼんやりしていたせいか、向こうから歩いてきた女性と肩をぶつけてしまう。
「ご、ごめんなさい!」
「いや、こっちこそ、ぼーっとしてて…」

目が、合った。
懐かしい色をしていた。
腰まで伸ばして、さっぱりと一本縛りにしていた長い髪は、肩までのセミロングになっていて。
彼女はあの頃よりも随分と大人びていたが、すぐに分かった。

「都子…」
「輝明…」

―――高校卒業以来の、幼馴染との再会だった。



「ほら、奢るよ」
「ありがと」
温かい缶コーヒーで軽く乾杯。
挨拶代わりに、どちらともなく近況報告が始まる。
「輝明は、今、どうしてるの?」
「教師」
「へっ?」
「しかも、きらめき高校で…」
はあー、と呆れたのか感心したのかよく分からない都子。
クスクス笑いながら、彼女は続ける。
「あなたが教師って…似合わないわね」
「まあ、確かに。それでも古我先生を始めとする頼れる先輩方にしごかれて、どうにか板についてきたつもりだよ…
都子は?」
「出版社で編集者やってる。小さい会社だけどね」
「へえ、編集者か…マメで世話焼きな都子には合ってるような、合ってないような」
「どっちよ、もう」
「ははは」
「ふふっ」
485名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 20:42:23.26 ID:neeWLtSl
他愛なく、笑い合う―――どこか、しこりを残した笑いではあったけど。
「…なあ、都子」
「ん?」
「お前は、好きな人とか、できたのか?」
それは、意地の悪い質問だったかもしれない。都子は少し、バツの悪そうな顔をした。
「ここ一年くらいは、全然かな…何度かお付き合いした人もいるんだけどね。皆、最後にはこう言うの。お前は俺を
見てない、何か遠くの、別のものを見てるみたいで、付き合ってて楽しくないって」
「…そっか」
俺はさぞ、暗い顔をしていただろう。
「俺もそうだ。彼女っていえるくらいの関係になった子もいるけど…私以外の誰かを見てるってさ。長続きしなかった」
「…………」
「その通りだ。あの日から、俺はずっと―――引きずってる」
それは。
出来るなら、話題にすべきじゃなかったこと。
心の奥底に仕舞ったままにしておけば、よかったのかもしれないのに。

きらめき高校の卒業式の日。
都子を伝説の樹の下へと呼び出したけど。
彼女は―――来なかった。

<ごめんなさい―――行けばきっと、あなたを傷つける>

そのメールを最後に、彼女とは顔を合わせていない。
今日、この時まで。

「恨み言になっちまうけど…それでも、何で来てくれなかったんだ」
「…輝明」
「俺の事を、ただの幼馴染としか思っていなかったのなら、それでいい。どうして…想いを告げる事さえも、させて
くれなかったんだ。面と向かって、諦めさせてくれれば…傷ついても、吹っ切れたのに」
言葉の内容もさることながら、最後は涙声になりそうだったのが情けない。
久々に会った都子に対しての態度がこれだ。最低だ、チクショウ。
「…もう、行くよ。悪かった」
背を向けて、歩き出そうとした。
そんな俺の腕を、都子が掴んだ。
486名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 20:43:13.61 ID:neeWLtSl
「あたしだって…輝明の事、好きだったよ。ただの幼馴染だなんて、思ってなかった」
思いがけない言葉だった。
「だけど、あの頃のあたしは自分から告白する勇気もなかった…あなたの気持ちに応える勇気さえ…」
「都子…」
「それで…大学への進学と同時に、家を出たの。あなたから、全てから逃げるみたいに」
殊更に、自嘲するような言い方だった。
「子供だったんだよ、あたし…」
その瞳には、うっすらと涙が浮かんでいた。
「大好きなくせに…あともうちょっと、素直になる勇気がなくて…そのくせ、いつまでも輝明の事を引きずって…」
「…………」
「バカな女の子、だった」
零れた雫は、頬を濡らした。
「もう…遅い、よね」
「ああ。時間はもう…取り戻せない」

だけど。
俺は都子の手を、自分の掌でそっと包んだ。

「やり直しだったら…まだ、出来るよ」
そう。やり直そう。
中途半端で投げ出したままの、初恋の続きを。
「今度こそ…聞いてくれ。俺の気持ちを」
「…うん」
「俺は、都子が好きだった…今もまだ俺の中に、お前が確かに残ってる。そして、目の前に、お前がいる」
「…輝明」
「だから…お前さえよければ、また、一緒にいようぜ―――昔みたいに」
都子は、そっと身体を傾けて。俺の胸に、小さな頭を預けた。
「…あたしで、いいの?」
「いいって言ってるじゃないか」
俺は、都子の華奢な肢体を抱き締めた。
昔から、女の子にしては背が高くて、可愛いというよりは凛々しいというイメージだったけど。
小さく震えるその身体は、どこにでもいる、か弱く、愛らしい女性だった。
「輝明の腕…こんなに、大きかったんだね」
「都子…お前、こんなに小さかったんだな」
お互いの温もりを、俺達はそう評した。
「ん…」
上目遣いで、唇を突き出してくる都子。そっと、自分の唇と重ねた。
487名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 20:44:10.95 ID:neeWLtSl
キスなんて初めてじゃないってのに、初心な少年のようにドキドキした。
―――ふと気付くと、街往く人々がこちらを珍しい生き物でも見るように遠巻きにしていた。
すっかり、二人の世界に入ってしまっていたらしい。
「ちょっと、周りの皆に迷惑だったかな…」
「うん…そうじゃなくても」
都子は、少し甘えた声でねだる。
「二人きりになれる場所が、いいな…」


―――都子の手を引いて、手近にあったラブホテルに入る。
外装も内装も安っぽく、ただ身体を重ね合わせる事さえできればそれでいいだろ、と言っているような場所。
だけど、今の二人にはそれでもいい―――むしろ、そっちの方が良かった。
ただ、何も気にせずにお互いを全身で感じたい。
俺はそうとしか考えられなかったし、都子もそう思っているのが分かった。
「都子…っ」
「あんっ…!」
部屋に入るなり、シャワーも浴びずに都子をベッドに押し倒す。都子も文句一つ言わず、俺の背に腕を回してくる。
熱く、唇を重ねる。先程の遠慮がちなキスとは違う、相手の全てを奪い合うような口づけ。
俺達のくすぶっていた恋の残滓に、完全に火が付いていた。
感情と欲望だけに任せた、本当にみっともないセックスだった。
俺は都子の全身を触り、撫で、舐める。
綺麗な顔も、大きめの乳房も、濡れた秘所も、細く見えて肉付きのいい脚も。
白皙の肌の全てを味わう。
都子もそれに応えるように、俺に手を伸ばし、舌を這わせる。
肌だけでなく、熱くいきり立った俺自身をも掌で包み込み、口の中で愛撫してくる。
辛抱たまらず都子の中へと突き入れた時、それだけでお互いに達した。
ありったけの白濁全てを震える膣内に注ぎ込んでもまだ足りず、硬さを失わない肉棒で掻き回す。
都子は恥も外聞もなく嬌声を上げ、泣き喚き、何度も俺の名前を呼んでいた。
俺もまた、都子の名を叫びながら何度も、何度も、涸れ果てるかと思う程に射精し。
都子もその度に、全身を震わせて絶頂していた。


数時間後。
精魂尽き果て、二人はただ荒い息をつく。
「…はあ…ん…はあっ…」
「くっ…はぁ…っ」
もう、全部吐き出した。想いも欲望も、何一つ残さず。
都子はそれを、余す所なく受け止めてくれた。
これまで経験したセックスとは、何もかも違った。
心から愛する誰かとの交わりが、こんなにも素晴らしいものだったなんて、初めて知った。
何もかも出し尽くしたはずなのに、身も心も満たされていた。
最後の力で、都子の手を握る。都子も、弱々しくもその手を握り返してくれた。
「…好き…輝明…」
「俺も…愛してる…都子…」
愛を囁きながら。
俺達は、重なりながら、眠りに落ちた。
488名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 20:45:47.94 ID:neeWLtSl



―――次の休日には、俺は都子を連れて久々に実家に戻った。
両親の驚きといったら、なかった。
女っ気のない息子がいきなり<結婚を考えてる彼女を連れてくる>などと連絡を入れたのだから、当然だろう。
しかも、その彼女が、高校卒業からすっかり疎遠になっていたはずのお隣の娘だったのだから尚更だ。

それでも、少しすればそんな時間の隔たりなどなくなったように。
昔と同じように、朗らかに笑い合っていた。
「今度は都子ちゃんのご両親に挨拶に行かないとね」と、母親に冷やかされたのには少々参ったけど。

そして―――あの夜の再会から、一年。
俺と都子は引っ越しを終えて、一息つく。
二人で過ごすには、少し広い部屋だけど―――将来の事を考えると、狭いくらいかもな。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
都子が差し出してくれた冷えた麦茶を飲み干して、愛しい彼女の顔を見つめる。
「何よ、もう。人の顔をジロジロ見て」
「いや…」
鼻の頭を掻きながら、俺は照れ臭いけど、言った。
「幸せだな、って。そう思っただけだよ」
「うふふ…あたしも」
そう言って笑う都子の左手の薬指には、俺と揃いの指輪が輝いていた。
489467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/17(日) 20:47:59.90 ID:neeWLtSl
シチュエーションとしては、通常都子とデートしすぎたせいでヤミ化せず、結果として
フラグが立たずに玉砕した数年後の話。
何だかんだで、こういう風に二人はくっつくんじゃないかなー、と。
主人公の名前は漫画版準拠で永井輝明(ながいてるあき)で。
では、スレ汚し失礼。
490名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 20:49:20.16 ID:thYRhsmp
491467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:03:49.43 ID:hHi0DOUx

※注意。「都子さえ主人公と一緒にいられれば後はどうでもいい!」とお思いの方以外はオススメしません。
※都子による主人公寝取りモノ…?
※伝説ブチ壊し。
※シリアス。都子は主人公とずっと一緒…だけど救いは…あるようでないかも。




後悔しかない。悔恨しかない。
暗い自室で、膝を抱えて、あたしは自分を呪う。

<何だったら、あたしが女の子の情報教えてあげよっか?>

入学式のあの日―――何だって、あんな事を言っちゃったんだろう?
幼馴染の男の子への、淡い初恋。だけど、彼はあたしを<仲良しの幼馴染>としか見てなかった。
だったら、もう、どうにかして諦めよう。
彼への想いを封印して、恋のサポートをして、彼に可愛い恋人でも出来れば、きっぱり諦めがつく―――
なんて。どうして、思ってしまったんだろう。
卒業式を終えた後で、彼―――永井輝明と、彼に寄り添うあの子を見た時、祝福の言葉なんて何一つとして
浮かばなかった。
何で、彼の隣にいるのがあたしじゃないの。
こんな事なら<頼れる恋の情報屋>なんて気取らず、素直になっていればよかっただけなのに。
まるで、ピエロ。舞台に上る事もできなかった、哀れな道化師。
「辛いよ…寂しいよ…苦しいよ…もう、ダメだよ…」
輝明と同じ大学に進学したものの、一日も行っていない。
幸せそうな彼を見ると、胸が凍りつきそうに痛くなるから。
高校卒業から数ヶ月、自分の部屋に閉じ篭もり、ぼんやりと過ごしている。
輝明から、心配するようなメールも何通か来たけど、返事もできずにほったらかしだ。
…もう、限界だ。もう…いい…。
傍らに置いてあったカッターナイフの刃を、チキチキと伸ばす。
そして、それを、自らの左手首に押し当てた。
真っ赤な血…綺麗だと思った。意識が薄れていく。
最後に浮かんだのは両親の顔と―――輝明の顔。
ごめん。ごめんね。あたしって―――ほんと、バカ。



―――目を覚ますと、見知らぬ天井。
あたしは清潔なベッドに寝かされていた。
「あれ…夢オチ?」
それにしては、何だか身体が重い。左手首の周辺に、グルグルと包帯が巻かれていた。
「ああ…そっか。現実か…」
失敗してしまったんだ。多分、両親が見つけて、病院に担ぎ込まれたんだろう。
この世から消える事すらも失敗するなんて―――何度、何を失敗すれば気が済むのか。
自嘲しか、出てこない。
492467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:05:28.50 ID:hHi0DOUx
「都子」
―――気付いた。ベッドの側に、誰かがいるのに。
彼は見舞い客用の椅子に座り、悲痛な面持ちであたしを見ていた。
「て…る…あ…き」
「じっとしてろ。お前、本当に死に掛けたんだぞ?なんで…こんな事をしたんだ」
「…………死んでれば、よかった」
「―――!バカッ!」
当たり前だけど、怒鳴られた。
「何でそんな事言うんだよ!?おじさんやおばさんが、どんだけ心配したと思ってんだ!俺だって、心臓が
飛び出しそうになるくらいだったんだ!どうにか助かってホッとしたってのに…」
「だって、もう…もうあたしは、生きてても楽しいなんて、思えないよ…」
「だから、何でそんな…」
「あなたがいない」
その言葉に、輝明は口を塞がれたように押し黙った。
「誰よりも好きだったあなたは…もう…あの子のものなんだもの…」
「え…?」
言ってしまった。封じ込めるはずだった気持ちを、よりによってこんな形で。
「何で…だって、お前…女の子の情報とか教えてくれて…彼女との仲だって、応援してくれたのに…」
「そうやって…自分の気持ちに、決着を付けるつもりでいた…どうせただの幼馴染でしかない、叶わない恋
なら…いっそ、完全に諦められればって…でも…結果が、これ…」
あたしは、泣いていた。
この期に及んで、同情させて気を引こうっての?―――ホント、バカな女。
「どうしても、消せない…どうしても、あなたの顔が頭から離れない…なのにあなたはもう絶対に、あたしを
見てくれない…もう…心がボロボロだよ…逃げるしか、なかった…」
「そん…な…事」
輝明は、何を言っていいのか分からないようだった。
<こんな面倒な女に、関わってられるか>と投げ捨ててしまえばいいのに。
あたしは、彼がそれを出来ないと知ってて、こんな事を言ってる。
「俺…俺…知らなかったんだ。都子が、そんな風に思ってたなんて…」
「仕方ないよ…あなたを鈍感だなんて責められない。あたしも、全然素直じゃなかったんだもの…」
「…………今更言われて、どうしろっていうんだ」
「あはは…そうだよね…」
ボロボロと、大粒の涙が顔を汚していく。
「ただの幼馴染だもんね…どうしようも、ないよね…」
「…違う」
輝明は、言った。
「俺だって、本当はお前が好きだった…お前の方こそ、俺の事なんてただの幼馴染としてしか見てないと…
そう思って、諦めたのに」
「え…?」
「高校入学の日に、恋の応援をしてあげる―――みたいに言われて、都子は俺を手のかかる弟みたいにしか
見てないんだな、と思った。だから、別の女の子を好きになるように努力して…都子を、忘れようと思った
のに…何で…今になって…」
今度こそ、自分のバカさ加減に打ちのめされそうになった。
最初から、両想いだった。
素直にさえなってれば、彼の隣にいるのは、あたしだった―――
これじゃ、本当に―――ピエロだ。
観客がいたら、さぞや大笑いしてくれただろう。
493467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:06:33.18 ID:hHi0DOUx
「もう…遅いよ…あなたには他に、大事な人がいるもの…」
あたしは輝明から顔を背け、涙で溢れた瞳を閉じる。
「もう…構わないで…こんな、バカな女…」
最後まで言い切る前に。
あたしは身体を起こされ、輝明の腕に抱かれていた。
「あ…輝明…?」
「ほっとけるわけ、ないだろ…」
苦渋に満ちた声だった。
「そうだよ。お前、バカだよ…大が付くバカだ。だからこそ、ほっとけない。目を離せない」
抱きしめる腕に、力がこもっていく。
少し痛かったけど―――そんなの、まるで気にならない。
望んでやまなかった優しさに包まれて…あたしは、久方ぶりの幸せを感じていた。

<あなたにはもう、素敵な恋人がいる。こんな事したらまずいよ>

そう言って、この暖かさに満ちた腕を振り払う事なんて、どうして出来るだろう?
闇に囚われたあたしを導いてくれる、この光から、目を離せない。
「俺だって―――バカなんだ。彼女を好きになるってのは、それ以外を愛さないって事なのに…でも、俺は
お前の気持ちを知っちまって…お前のそんな姿を見ちまって…」
「…………」
「そうなったら…もう…自分でも、分からなくなった。どうしたいのか…」
最低だ、あたし。
彼を、こんなに悩ませて、迷わせて。
何より最低なのが、期待してしまっている事。
今の彼女を捨てて…あたしの元に戻ってきてくれるんじゃないか…?
そんな歪んだ期待が、今こうしている時もどんどん膨らんでいくのを、止められない。
罪悪感と自己嫌悪さえ、押しのけて。
「輝明…やっぱり、ダメ…あたし…諦められない」
両腕を彼の背中に回そうとしたけど、左手が動かない。
血管だけでなく、神経まで切れてしまったのかもしれない。
仕方なく、右腕だけで抱きついた。
「今だけ…少しだけ、あたしだけの輝明でいて…」
「…………」
「あなたの事…どうしても、忘れられない。大好き…愛してる…」
「都子…んっ!」
情念のままに、輝明の唇を奪う。彼はびくりと身を震わせたが、静かにそれを受け入れた。
あたしは舌先で口腔に押し入り、輝明の中で動き回る。やがて輝明も、積極的に舌を絡め始めた。
幸せだ。ただ、それだけしか感じない。
494467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:08:24.60 ID:hHi0DOUx
こんな日が来るなんて、ついさっきまで思ってもいなかった。
もう、何もいらない。
輝明だけいてくれれば、他の全部、捨てていい。

―――例えそれが、他の誰かを傷つける想いであったとしても。



輝明は、大学の講義が終わると毎日のように見舞いに来てくれた。
手術は成功したけど、一生傷跡は残るだろうし、握力も元には戻らないだろう、と医者に言われた左腕を、
彼は心配そうに優しくさすってくれた。
大学での出来事を、面白おかしく話してくれた。
入院中は退屈じゃないか、何か欲しいものはあるか、とあれこれ世話を焼いてくれた。
何だかおかしい。
以前はあたしが輝明の世話をしてあげてたってのに、まるで立場が逆転してしまっている。
でもそれが、心地よかった。
引き篭もりになって以来、腫れ物を扱うようだった両親との仲立ちをしてくれて、おかげであたしと両親は
久しぶりにまともな会話ができた。
休日ともなれば、輝明は朝から晩まであたしに付きっきりで、飽きる事なく話をした。
リハビリにも、根気よく付き合ってくれた。
帰る時にキスをねだると、そっと唇を触れ合わせてくれた。
どうしても、後ろめたさを残す口付けだったけど。
それでもあたしは、幸福に包まれていた。
至福の時だった。
だけど…やっぱり。
これは、彼の幸せを壊す事になるんじゃないだろうか。
冷静になってみると、彼女が可哀想だ。
自分の恋人が、自分をほったらかしで、幼馴染の面倒ばかり見てるだなんて。
だから、ある時、意を決してあたしは切り出した。
「もう、やめよう、こんな関係」
「…都子…」
「あたしのせいで、中途半端にふらふらしちゃダメだよ」
「…………」
「きっちり、自分の気持ちと向き合わないと…可愛い彼女、いるんでしょ?」
「俺、は」
「身勝手だよね、あたしから誘惑しといて…でも、もうやめよう…」
「やめる」
「はっきりさせようよ。本当に大事な人が、誰なのか、ちゃんと考えてケジメを付けよう…」
「…そうだな。そうだよな…」
輝明は、顔を曇らせながら帰っていった。
あたしは枕に顔を埋めて、嗚咽を押し殺す。
(もう…来る事はないよね)
いいんだ。これで。一時でも…いい夢を見れたじゃない。
バカな女を憐れんだ神様が見せてくれた、幸せな幻。
495467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:10:38.95 ID:hHi0DOUx
それだけで、満足すべきなんだ。これ以上を求めちゃいけない。
あたしは溢れそうになる涙を抑えて、目を瞑り、急激に襲い掛かってきた睡魔に全てを委ねた。



―――目を覚ますと、今や見慣れた天井。
そして、思い出す。輝明と交わした言葉を。
涙で視界が滲んで歪む。未練たらしいったらない。
彼は、あんなにたくさんの幸せをくれたじゃないか。
これ以上を望むな、厚かましい。

「起きたのか…都子」

え、と間の抜けた声を出してしまった。
輝明が、あたしの顔を覗き込んでいた。
「なん、で…もう、やめようって…ケジメを付けよう、って…」
「ああ。だから、ケジメを付けてきた。本当に大事な人を、選んだ」
よく見ると、彼の頬は真っ赤に腫れ上がっている。
「当然だけど…左右一発ずつ、手加減抜きで引っ叩かれた。最低のクズとまで言われたよ。あんたを好きに
なった事は人生最大の間違いだった、って」
そりゃそうだよな、と輝明は自嘲の笑みを浮かべる。
「じゃ…じゃあ…」
「俺は…」
ベッドの上にのしかかる様にして、輝明があたしを抱き締める。
強く、強く。
もう二度と、離れないくらいに。
「俺は、誰よりも都子の傍にいたい…最低の俺が出した、答えだ」
「…バカ。何で…あたし、なのよ…折角…伝説を成就させて結ばれた恋人、だったんでしょ…」
「そうだな…伝説をブチ壊しにした、大バカ野郎だ。歴代の伝説達成者に、合わす顔もない―――というか、
お前やおじさん、おばさんにも失礼な話だよ。あの二人が成した伝説に泥を投げ付けて、足蹴にした」
だけど。
「俺は、伝説よりも…お前を選ぶ。それで、誰を傷つけたとしても」
「っ…!」
夢だ。自分に都合のいい夢を見てるんだ。なんてろくでもない女だ。
そう思ったけど、違う。
全身に伝わる彼の体温は、息遣いは、夢なんかじゃない。
輝明は、あたしの所に戻ってきてくれた。
きらめき高校の伝説を、向こうに回してしまって。
それでも、あたしの傍にいると…言ってくれた。
「都子…」
「んん…っ!」
輝明の方から、口付けてくる。いつもはあたしからだったのに。
これまでも何度もキスはしたけど、輝明もあたしも、どこかで遠慮を残していた。
でも今は、一切の躊躇もない。
舌を絡ませて、お互いの唾液を交換して、口元に零れた分にまで舌を伸ばして啜る。
ぺちゃっ…ぺちゃっ…と、あたし達の他には誰もいない病室に、粘液の音だけが響く。
496467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:12:13.42 ID:hHi0DOUx
「はぁっ…んっ…輝明…好き…」
「都子…んくっ…俺も…お前が、好きだっ…」
もう、歯止めが利かない。
抑えられない。
止まらない。
「輝明…抱いて…」
返事の代わりに、行為が返ってくる。
「あっ…」
あたしの胸に、輝明の掌があてがわれた。そのままゆっくり、優しく撫で回される。
そのまま手を滑らせて、パジャマのボタンを外していく。
上半身が露わになった。引き篭もりと入院生活のせいで以前よりも痩せて、肌は病的に青白い。
あまり、健康的とは言えない身体だ。みっともない。
でも、輝明は。
「綺麗だ…綺麗だよ、都子」
そう言ってくれた。その言葉だけで、あたしは内部から熱が込み上げてくるのを感じる。
あたしは、右手だけでなく、未だに満足に動かない左手さえもどうにか持ち上げ、輝明の背に掴まる。
意を汲んでくれたのか、輝明は更にあたしに密着してきた。腕を回すのが、少し楽になった。
「都子…都子ぉっ!」
「ひゃぁ…んっ!」
キスしながらあたしの全身を愛撫してくれる。ズボンに輝明の手が入り込み、そのまま下着の中にまで侵入
されて、あたしは我ながらみっともないくらいの喘ぎ声を上げた。
グチュグチュと、既に濡れていた秘所から水音が漏れる。
指が、膣内にまで入ってくる。
「うあ…ぁんっ…」
指で、粘液と膣肉を掻き混ぜられる。頭が沸騰しそうな快感だった。
「…いくよ」
輝明が、ズボンを脱いでごそごそと何かを取り出す。
かあぁっと、顔が赤くなってしまうのが自分でも分かった。
とうとう、輝明と結ばれる。一つになる。
「あ…ううっ…!」
あたしの中心を、輝明が抉っていく。
処女が散らされる痛みに歯を噛み締めるけど、じきに気にもならなくなった。
ズチュッ…ズチュッ…
粘り気のある水音を立てながら、輝明はあたしの中を優しく、時に激しく攻め立てた。
「ああ…ふぁぁん…輝明…てる…あきぃ…」
我ながら、はしたないくらいに鼻にかかった、媚びるような喘ぎ声。
熱い。熱くて、たまらない。このまま溶けてしまいそうだ。
「都子…ぐっ…!」
あたしの中の輝明自身が、ビクビクと震えている。経験はなくとも、本やら何やらで得た知識で、彼の限界
が近づいているのだと分かった。
安全日かどうかなんて、そんなのどうでもよかった。
ただ、輝明の全部が欲しかった。
「はあ…いい…よ…このままで…」
「ううっ…みや…こ…ぉっ…!」
ドクン、ドクン、ドクン。
大きく脈打つ度に、あたしの中に何かが注がれるのを感じた。
あたしの胎内で、輝明の分身が迸ってる。
497467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:13:23.46 ID:hHi0DOUx
この感動と歓喜は、とても言葉に出来ない。
全てを放出し終わって、それでも輝明はあたしの中に入ったまま、強く抱き締めてくれていた。
この温もりだけが、全て。
これさえあれば、もう、それだけでいい。
例え其れが、大罪の上に成り立っているのだとしても―――



九月の終わり。あたしはようやく、退院した。
日が西に傾きかける中で、両親に付き添われて病院を出たあたしを、輝明が待っていた。
実は、二人で約束していたのだ。退院したら、少し街を歩こうって。
当然ながら両親は心配したが、結局は輝明が付いていてくれるなら、と二人きりにしてくれた。
輝明が何をしたのか、両親も薄々は気付いているはずだった。
その上で、何も言わないでいてくれているのがありがたくて―――申し訳なかった。

ごめんね、お父さん、お母さん。
あたしは、あなた達が大事にしている思い出を―――踏み躙った。

そんな罪悪感を抱えながらも、輝明に手を引かれて街を歩くあたしは、確かに幸せを感じていた。
輝明は、今はもう、あたしの恋人。あたしだけの輝明だ。
「あ…」
立ちくらみがした。九月の夕方とはいえ、日差しは結構、キツイ。
特にあたしは引き篭もり生活と入院で、身体はなまりになまっている。
我ながら、情けない虚弱体質になってしまったものだ。
その場に、へたり込んでしまう。
「都子…!大丈夫なのか?」
「ご、ごめんね、輝明…迷惑かけて。すぐに、よくなると思うから…」
そうは言ったけど、まだクラクラする。視界が、グルグル回っている。
と、輝明がしゃがみ込んで、あたしの身体を抱え上げた。
「しょうがないな…よ、っと!」
「え…あ、あれ。こ、これって…」
俗に言う、お姫様だっこ。
まさか、自分がそんな事をされる立場になるだなんて、思わなかった。
「ちょ、ちょっとぉ…輝明ったら…」
「でも、こうすると都子は楽だろ?」
「うう…でもぉ…人前で、恥ずかしいよ…」
「そうか?じゃあ、やめようか」
「…う…それも、もったいない、かな…」
結局、このままで歩いていく事になった。
恥ずかしい、なんて言ったけど、実は嬉しい気持ちの方が強かったりして―――
そんな時にふと、輝明の顔を見て、愕然とした。
彼は―――泣いていた。
あたしに向けて、優しい笑顔を向けながら―――涙を溢れさせていた。
その時、あたしはようやく理解した。してしまった。
伝説に背を向けて、冒涜してしまった、彼の心の痛みを。
きらめき高校の伝説を、共に成就させた女の子の存在が。
彼にとって、気安く捨てていいほどに、軽いはずがなかったのだ。
今の今まで―――あたしはそれを、本当の意味で分かってはいなかった。
498467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:15:11.46 ID:hHi0DOUx
あたしはただ能天気に、輝明があたしの元へ戻ってきてくれた喜びで有頂天になっていた。
その影で、確実に一人。
心に深い傷を負った、誰かがいるという事を、知っていたのに。

―――あたしは、枷だ。

あたしの存在そのものが、伝説を裏切った輝明への罪であり、罰なんだ。
輝明が、あたしの傍にいればいるほど、彼は否応なしに思い出すだろう。
自分が、許し難い罪人である事を―――
どうしようもなく傷つけた、一人の女の子がいる事を―――
(それでも…あたしは、この温もりを捨てる事なんて、出来ない)
罪なら、共に背負おう。
罰なら、共に受けよう。
地獄にだって、二人で堕ちよう。
夕暮れ時、沈みかけた赤い光が、あたしと輝明の影を長く伸ばしていた。





―――あたしの名前は永井輝美(ながい・てるみ)。
この春から、晴れてきらめき高校の生徒になる。
届いたばかりの真新しい制服を着て、上機嫌でくるりと身を翻らせる。
「どう?似合うかな」
評価は、三者三様。
「ああ、天使が舞い降りたのかと思った。お母さんの若い頃にそっくりだな」
「うふふ、そうね。きっと男の子が放っておかないわよ」
「へん。勘違いしないでほしいのは、可愛いのは姉ちゃんじゃなくて、制服だって事だな」
お父さんとお母さんは優しい言葉をかけてくれた。
しかして、最近すっかり生意気になってきた四つ違いの弟は可愛くない口を利く。
「こらっ。お姉ちゃんに対してそういう事を言うんじゃない」
「悪い子は、お小遣い減らすわよ」
「い、いててっ!やめろよ、家庭内暴力は!」
お父さんとお母さんが両側から拳で弟の頭を挟みこみ、グリグリと攻撃する。
ホント、いつもながらものすごく仲の良い二人だ。
幼馴染という事だけど、つまり二人は40年近くもずっと仲睦まじく過ごしてきた事になる。
そう考えると、凄い話だ。
弟は<万年新婚バカ>なんて悪口を言うけど、何の事はない、こいつだって二人の事が大好きなのだ。
だから、こういう光景も、微笑ましく見ていられる。

―――ふと、お母さんの左手が目に入った。正確には、左手首に残った古傷。
あたしが言うのもなんだけど、お母さんはとても綺麗な人だ。それだけに、その傷は余計に痛々しい。
昔の怪我の痕らしく、そのせいで今でもお母さんは左手を上手く動かせない。
499名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 22:15:34.11 ID:zoMCg/mM
ほう
500467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:16:44.38 ID:hHi0DOUx
当時まだ大学生だったお父さんは、それこそ暇さえあればお母さんの傍にいて、励まし続けたらしい。
二人としては大変だったんだろうけど、それはそれで綺麗で素敵な話だと思う。
でも…二人とも、その頃の事は詳しく語りたがらない。
何だか、後ろめたい事でもあるように、暗い顔をして。
おじいちゃんやおばあちゃんにそれとなく訊いてみた事があるけど、上手い事はぐらかされてばかりだ。
だから、最近はもう、気にしない事にした。
誰にだって、秘密にしたい過去はあるんだ―――と、最近読んだ漫画に描いてあった。

「ねえ、お父さんとお母さんも、きらめき高校の卒業生なんだよね?」
「ああ。そうだよ」
「ふふ、懐かしいわね」
「じゃあさ。あそこには、伝説の樹ってあるんでしょ?」
その言葉を聞いた瞬間、二人の顔は強張る。
まるで、罪状を突き付けられた囚人のように。
何でだろう…よく分からない。
卒業式の日、女の子から告白して結ばれた二人は、永遠に幸せになれる。
そんな、とっても素敵な伝説なのに。
「嘘くせー。いかにも女の子が考えましたって話だな。つーかそれが本当なら、卒業式は告白待ちの連中で
一杯で、ムードもクソもねーじゃん」
「もう、あんたはどうしてそういう事いうの!その為にきらめきを目指す子だって多いのに!」
あ。
そういえば、今まで聞いた事なかったけど。
「もしかして、お父さんとお母さんも、そのクチだったり?幼馴染でずっと一緒だし、きらめき高校だし」

その時、一瞬だけど二人の顔が、とても悲しそうに歪んだのを、あたしは見た。
どうして?何で、そんな顔するの?

だけど、次の瞬間には笑顔に戻っていた。
見間違いかな?うん、きっとそうだ。
「…ああ、そうだ。お父さんは卒業式の日に、告白されたよ」
「ええ。懐かしいわね」
「ふわぁ〜…いいなぁ。憧れちゃうなぁ」
確か、お母さんの方のおじいちゃんとおばあちゃんも、伝説の達成者だったと聞いた。
そうなると、親子二代で伝説を成し遂げた事になる。
もしあたしもそうなれば、なんと親子三代。これは新記録じゃなかろうか。
「何だよ。結局オヤジとオフクロのバカップル自慢か…いてえ!」
またも小突かれる弟。自業自得である。
けど―――あたしは、幸せ。
大好きな家族に囲まれて、毎日楽しい。
あたしは、訊いた。
「皆は今、幸せ?あたしは幸せだよ!」
「…決まってるだろ。不幸だなんて、あるもんか」
「ええ…お母さんも、とっても幸せ」
「ま、悪くねーかな」
「えへへ。だよね」

―――あたしも、伝説になるような恋をして、永遠に幸せになる。
お父さんと、お母さんみたいに。
あたしには残念ながら、仲良しの幼馴染なんていないけど、きっとこれから出会えるはず。
伝説を共に成し遂げる、素敵な王子様に。
お父さんとお母さんにも負けないくらいの、新しい伝説を創ってみせる。
それが、高校生活を迎えるにあたっての、あたしの決意と目標だった。
501467 ◆2NA38J2XJM :2011/07/18(月) 22:19:10.72 ID:hHi0DOUx
終わり。
何か最後はオリキャラまで出しちまった。
ハッピーエンドに見せて、実はスゲー暗い話。
都子以外のヒロインが好きな方、本当にごめんなさい。
502名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 22:20:25.09 ID:zoMCg/mM
なるほど
503名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 05:14:06.94 ID:aZIIbvbD

二人がどれだけ愛し合っても、幸せな家庭を築いても、それが伝説を壊した上に
成り立っているという罪悪感を一生抱えて生きていかなければならないというのが、
伝説を踏みつけにした報いか…
504名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 10:39:13.00 ID:Z+G8JXcr
ほしゅ
505名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 23:01:58.51 ID:vX0DbvL8
人が幸せになるために創り出した伝説であって、別に神がこさえた
伝説じゃない
それが幸せになるのに邪魔なのなら、捨てればいいだけのこと

現にこの夫婦は天罰もなにもなく幸せな家庭を築いており、別に
暗い話という訳じゃないとおもうよ、本人達の思いこみ以外は

とにかく467さん乙!
読み応えばっちりでした
506名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 22:03:26.21 ID:BUl1TBD6
>>505
でも考えてみろ
この先の人生で、どんなに幸せで楽しい事があっても
「自分達の幸せの裏には、踏みつけにして傷つけた女の子がいる」という自責の念と
罪悪感に苛まれるんだぞ。
しかも最愛の娘や息子にまで嘘を吐き続けなければならないんだぞ…。
実はものすげーバッドエンドだと思う。それを一緒に抱えてくれる人がいるという、
それだけが救いというのがまた…。
507名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 22:46:27.42 ID:BUl1TBD6
よくよく考えれば、都子が自殺未遂にまで追い込まれた時点で都子の両親が達成した伝説なんて
効果がないと言ってるようなもんだよな(娘の不幸は親にとって最大の不幸。永遠の幸せと程遠い)

絶望した都子を救ったのが、伝説をぶち壊した幼馴染の少年というのが皮肉だ…どっちにしろ、
伝説は壊れるのが規定路線だったのか
508名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 23:36:32.53 ID:N/PJgliP
>>506
自責の念と罪悪感ってw
そんなもん普通持たないし持つとしても何年か経てば忘れるだろ馬鹿か。
509名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 23:36:54.63 ID:H1DbPIU9
自殺といえばあの人を思い出してしまう
510名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 05:48:52.09 ID:1g6cwG2r
>>508
ぶっちゃけ、伝説を達成しても破局したカップルなんざいくらでもいると思う
そういう意味じゃこの二人だけが特別なわけじゃない、一生引き摺る傷ってわけじゃないかもしれんな
511名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 09:52:44.11 ID:5MxIdY7w
>>510
いや永遠に幸せになれるんだからそれはない。
人が作った伝説じゃなくて実現するものだろ。
512名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 19:22:37.44 ID:0U3w//OA
都子の不利になるような事書き込んでるの廃痢婆厨だろ
みっともないからもうやめとけよ
513名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 21:31:28.78 ID:1g6cwG2r
現実的に考えると、おまじないレベルじゃなかろうか>伝説の樹
514名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 21:34:36.99 ID:D2zZ/Tu9
>>513
そうかなぁ伝説の鐘だって誰も動かしてないのに勝手に鳴ったし
あれは神が鳴らしてて伝説の樹も神が永遠の幸せを与えてくれるんじゃないかと思ってるんだが…
515名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 21:40:05.48 ID:1g6cwG2r
>>514
その辺はプレイヤーそれぞれの解釈の違いかな?
個人的にはあくまでおなじない、本当に永遠に幸せになれるかはこれからの本人達の
努力次第と思ってる
516名無しさん@ピンキー:2011/08/15(月) 03:39:04.61 ID:3G89jmYQ
まあ、まじないは呪いだし
517名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 16:37:37.37 ID:hBqH5VeY
うちの高校にもあったぞ
>伝説の樹


…ただ、男子校なんだが
518名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 18:25:30.71 ID:vdG6y1pa
467氏の話は、伝説どうこうなんぞ絡まなければありふれた恋愛の
もつれでしかなく、主人公や都子もここまで苦しまんかったろうに。
祝福と呪いは紙一重というか、むしろ一緒か。

>>517
その樹の下で…アーッ!
519名無しさん@ピンキー:2011/08/22(月) 20:57:33.76 ID:VDPO44I0
二人の子供が姉弟なのは、GS1をオマージュしてんだろうかとふと思った
520名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 15:56:41.64 ID:/JoC7+LM
都たまらん
521名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 19:13:07.02 ID:kEKQ9nhb
合宿中に、女子風呂の覗きを警戒して見回り中の星川さんを殴打して、気絶させてからレイープしたい
522名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 09:26:20.17 ID:USZBu8Xk
保守
523名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 18:53:48.13 ID:/WBhUJg0
ほしゅ
524名無しさん@ピンキー:2011/11/25(金) 01:23:37.12 ID:PUMTM2zW
525名無しさん@ピンキー:2011/12/12(月) 07:10:13.84 ID:lvBE/K4F
龍光寺さんのエロはまだか
526名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 13:54:04.08 ID:pQdTnPYn
4ssの保管庫があったような気がするんだが
527名無しさん@ピンキー:2012/01/24(火) 14:27:36.97 ID:tdQuDg7e
龍光寺家の財産目当てに近づいた腹黒主人公と
それに気付きながらも愛憎に揺れるカイさんのエロはまだか
528名無しさん@ピンキー
保守あげ