江戸時代でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
後は頼んだ。
2名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 08:15:19 ID:Oyn839IQ
だか断るでござる
3名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 17:31:13 ID:8bCcO6xQ
時代劇スレと重複じゃないか?と思ったら見つからない…。落ちたのかorz
まぁ、スレ趣旨違うかもだが。
4名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 01:14:47 ID:Sx70lF58
おおおっ
ついさっきまで、「専用スレのないSS」スレに落そうかと思って、
投下準備してました。
こんなスレが立ったんですね……。

 水/ 戸/ 黄/ 門  さまの二次なんですが……
江戸時代もの、ということで、すみませんが、ここに、投下させてください。
お願いします。
5くのいち おえん:2009/11/29(日) 01:52:13 ID:Sx70lF58

エロあり、タイトルに「くのいち」とありますが、忍者色は薄いです。
本文投下に 11レス いただきます。 

一年前、39話第1回放送の中でお娟さんが「お嫁さんになれませんよ」と言われているシーンから妄想した、
水/戸/黄/門 さまの二次です。
とはいっても、あののんびりとした雰囲気とは全く違うし、オリキャラも出てきます。
お娟×助さん(少々)、お娟×オリキャラ です。

書きかけで放置してて、時代劇スレに落そうか迷いながら、久々に覗きに来たら、圧縮で5日前に、スレが落ちてたという……。
くのいちスレも雰囲気が違うので、腹くくって好きなように書きました。


明るくないこうもんさまはイヤ!、ご自分のイメージが壊れる、という方などは、スルーお願いします。

そうだ……主な用語の意味……必要でしょうか。
 しもた屋=仕舞屋。以前商家だった家。または、長屋でもなく商家でもない普通の家
 口吸い・口を吸う=キス・キスをする
 匕首=あいくち、やくざ者がもつ刃物。ドスのこと
他には何があるかな……あとは、聞いてくださるか、ググってください すみません。


では、投下します
6くのいち おえん:2009/11/29(日) 01:53:10 ID:Sx70lF58
                     
恩ある方からの頼みにより、光圀を護衛しつつ、その一行に同行しているお娟。
諸国を巡り歩き、東海道を東へ、川崎に入り、江戸とは目と鼻の先というところに来ていた。
光圀、助三郎・格之進、お娟以外の他の者は、せっかくだからと江の島見物へ出かけ、
一行より遅れて江戸に入ることになっていた。
秋の陽が茜色に家屋の屋根や軒を照らしはじめたので、無理をせず川崎宿で旅装を解くことにした。 
四人は、光圀の用事で、品川の東海寺を訪ねることになっている。
昼はとうに過ぎ、夕ぐれが間近い。
今夜の宿を探しつつ、賑わう通りを歩んでいく。
一行のしんがりについていくお娟の目が、角の煮売り酒屋から出てきた男の顔に釘づけになった。
「……すけ……」
思わず、声を上げそうになるのを咄嗟にこらえた。
――恭助だ!
男は、通りの角を曲がり、狭い路地に入っていった。
お娟がその狭い路地をのぞいた時にはもう姿は見えなくなっていた。
「ちょいと、知り合いを見かけたものですから……ご隠居、夕餉の刻には戻ります」
大急ぎで言い置き、光圀の返事もそこそこに、お娟は駈け出した。
しかし、飛び込んだ路地に男の姿は無く、見失ってしまった。



「どうしたのじゃ。すすまぬようじゃな、お娟」
光圀が、食のすすまないお娟に気がついて怪訝な眼を向けた。
助三郎へ酌をしていたお娟は、慌てて銚子を膳に置いて返事をした。
「いえ、そんな。その、少し疲れたのかもしれません。ご心配には及びませんよ、ご隠居」
「それならよいが。明後日品川へは朝早く入り、東海寺へ寄るから、まあ明日はゆるりとしていなさい」
「……はい。お言葉に甘えさせていただきます」
お娟はにっこりと笑い返し、その場を取り繕った。
今夜の膳には、珍しくたっぷり酒がでていることもあり、お娟の様子には誰も気づくことはないようだった。
「助さん格さんも、明日は気兼ねなく好きにしなさい。わしは昼寝でもしているかな」
「そうですね、ご隠居。国にもどれば、堅っ苦しい毎日。昼寝もうかうかできませんから」
そう言いながら、酒に強い助三郎は、光圀の杯を満たし、顔色も変えずにまた自分の杯を空けた。
隣で格之進がくっくと笑いつつ、全くそのとおり、とうなずいている。 
助三郎は手酌でもう一杯飲み干し、格之進にも酌をしつつ言った。
「この近くに私の師匠の縁の道場があるので、明日はそちらへ参って、ひと汗かかせてもらおうかと」
「せっかくなので、私も、助さんに連れて行ってもらうことにしました」
格之進は酒はたしなむ程度で、乱れはないが、顔に朱がさしている。
「あー……酔っ払いました、あたし。ご隠居……部屋に下がらせていただきたいのですが……」
お娟は早くこの場から去りたい心持であった。昼間目撃した男の顔が頭にちらついて落ち着かない。
「おお、よいともよいとも。疲れたであろう。はやくお休み」
お娟は内心ほっとしながら「では、ご無礼致します」と、部屋から出た。
自分の部屋に戻ろうと廊下を進み始めると、厠にでも立ったかのように、助三郎が後ろについてトンと肩をたたいた。
「お娟……」
「助さん」
お娟は体を硬くし、前を向いたままでいた。今夜はひとりきりで過ごしたかった。
「今夜は……」
しかし悟られてはいけない。声だけはつとめて明るく返事をする。
「あいよ……いつでも、待ってるよ」
「いいのか」
「なに遠慮してんのさ。いいにきまってる」
「では、あとでこっちが忍んで行く」
うん、と声なく返事をした廊下の暗がりと同じお娟の顔色は、助三郎には見えなかった。

昼間の男――恭助は、お娟が義父の許で修行を積んでいた時に、出会った。
恭助は二十を超えたぐらいで、義賊の頭目争いに巻き込まれて、深手を負ってお娟一族の里に迷い込んで来たのだった。
義父は恭助を匿い、身の回りの世話をお娟に言いつけ、介抱してやった。
厳しい修行を積んでいるとはいえ、女としては幼いお娟はすぐに恭助に惹かれていった。
恭助はお娟の初めての男だ。
まだ傷も癒えぬうちから、恭助はお娟を女にし、自分好みに仕込んでいった。
7くのいち おえん:2009/11/29(日) 01:53:42 ID:Sx70lF58
                        
粗暴さはあったが、心根は優しい、少年のような男だった。何よりお娟には心を開いていた。
まだ幼さの残るお娟を、ただ慰んでいたとは思えなかった。
恭助はお娟を抱くことで、自分を癒していたのかもしれない。
義父もその関係は知っていただろう。知っていて見ぬふりをしていた。
いずれ男の体を覚え、くのいちとして生きていかねばならない。
せめて好いた男に、と思ったのかもしれない。
お娟は恭助のおかげで、女としての悦びをあらかた覚えたといってもよい。
恭助が里から出奔した後は、一族の者たちから、くのいちとしての性技を教え込まれていった。
その後、凌辱されようが、卑劣な拷問を受けようが、屈しない精神と耐える技を身につけてきた。
男の一物を咥え、男を悦ばせることもまた――。

今も――。
「……おえん……」
一度目は、お娟の口と手でたっぷりさすられて果てた助三郎が、再びすぐお娟の中で太く強張ってきた。
「なにも、あたしでなくても……。この辺にはいい女がたくさんいるんでしょうに」
そう言って、仰向けになった助三郎の耳たぶを啄ばんだ。
「国へ帰ったら、お前ともしばらく会えぬだろう」
「好いた娘でもいるのかい? いやだ、妬けるねえ」
助三郎に馬乗りになった腰を少し浮かせて、動きを止める。焦らせてやろうと意地悪くほほ笑んだ。
「おい、お娟……」
助三郎が、すかさずお娟の腰をがっしり掴んで、引き寄せようとしてくる。
そうはさせまいと、お娟は踏ん張り、ますます腰を引く。
おもむろに助三郎は、片手をお娟の乳房に回し、強く鷲掴みにした。
むにゅと飛び出た乳首を、その指が何度も弾く。
「あっあっあんっあん!」
密やかな喘ぎは助三郎にかろうじて聞こえるほどのもの。
しかし、それはさらに部屋の空気を濃くしていった。
乳房を弄っていた手は、やがてお娟の股間に伸び、赤く膨らんだ肉芽を探し出した。
「はあんっ」
びくりとお娟が白い喉を仰け反らせた。
『虫も殺さねえって顔してるくせに、お前、俺のをしっかり咥えてるぜ』
恭助の声が耳に蘇ってきた。

『マメもこりこりだ。見てみろよ、ほら』
恭助に跨って向い合せになり、そこを見せつけられた。
赤黒く太い肉棒が、まだ熟れきっていない、自分のそこに押し込まれていた。
薄い繁みは白いその部分を、いっそう幼く見せている。
桃色の割れ目が捲れあがって、まさに咥えているように見える。
肉芽は毎日弄ばれて、腫れて敏感になっていた。
気味が悪いような、返って美しいような、ぬらぬらと灯りにきらめいている。
恭助は楽しそうに、お娟のぷっくりとした肉芽をやさしく指で撫で始めた。
ひゃうっ、と悲鳴をあげて身を捩れば、恭助は満足げに目を細め、さらに執拗に愛撫を続けた。
それがお娟は好きだった。
じんじんとした刺激は、やがて痛みのない波のようになり、お娟は身を捩りながら、いつの間にか腰をぎこちなく動かしていた。
肉棒がお娟の中を擦る度、ねちゃねちゃと音がした。
お娟が感じれば感じるほど、粘り気のある水音が激しくなる。
声を殺した喘ぎに、恭助の喘ぎが時折混じると、体が熱くなった。
羞恥など忘れ、腰を揺らすことに没頭した。
腰の向きを変えると、恭助のモノが擦る場所が変わり、あらたな快感が生まれた。
恭助の上で、何度も体を震わせ、気をやった。
恭助が果てるときは、急にお娟の自由を奪い、恭助の思いのままに体を揺さぶられた。
強く突き上げられ、擦られ、壊れるほどに。
恭助にしがみつき、髪を振り乱しながら、快感に身を委ねた。
少女のお娟は自分から快楽を貪ることを覚えていった――。
            
8くのいち おえん:2009/11/29(日) 01:54:32 ID:Sx70lF58
                        

ふと我に返ると、硬い助三郎のそれは、今まさに弾けるところだ。
助三郎の腹の横に手をつき、助三郎の上で、腰を前後にゆっくり動かす。
少しずつ向きを変えながら、お娟はゆっくり昇りつめていく。
お娟の腰にやった助三郎の手の力がまた強くなり、お娟の動きに合わせながら、助三郎の動きも強く速くなっていく。
お娟のことなどお構いなしに、助三郎が腰を突き上げ始めた。
部屋の中には助三郎の荒い息と、お娟のごく小さな喘ぎ、粘性のある水音が響く。
助三郎に余裕がなくなり、その顔が歪んだ。

お娟は、一行の女難を避けるという役目も負っている。
酒が入ると、よく助三郎はお娟を抱いた。
しかし毎度、光圀や格之進らに憚りながらお娟を抱くのは、あまりよいものではないだろう。
日頃のお娟の働きに感服していることもあり、お娟に遠慮もある。
女に弱いのが玉の傷の助三郎は、宿場でふらりと飯盛り女にうつつを抜かすこともしばしばだった。
お娟も、助三郎が欲求を満たすだけの関係に徹していることが、正直ありがたかった。
それに、お娟の気持ちは常に光圀のみに向いている。
それも、男として、である。
一行に加わったばかりの頃、真っ先に光圀の寝間にお情けを……と忍んで行ったことがある。
自分の役割を全うするべく、のことだ。
だが、光圀はお娟に指一本触れることはなかった。
お娟は、役目を全うできなかったという焦燥と、自分を受け入れない初めての男の存在に、激しく動揺した。
やがて、その複雑な想いは、光圀を護り旅をしながら変化していった。
地位も名誉もありながら、それを鼻に掛けず、常に弱い者の側に立つ。
狼藉者と対峙した時など、年齢を感じさせない光圀の強さに、役目とは反対にお娟は何度も光圀に助けられている。
何より、闇の世界にいた自分を、身も心も解放してくれた。
人並みの親の愛を知らず育ってきた自分に、光圀の中の父性に触れ、穏やかな愛を知った。
そして光圀への畏敬の念は、やがて男としての光圀への思慕へと変わっていった。

「今夜は、これきりにしましょう、助さん」
朝早く稽古場に出かけるのを気遣い、起き上がって、腰まわりにかろうじて留まっている着物を整え始めた。
助三郎は素っ裸のまま、じっとお娟の様子を見つめていたが、がば、と起き上がるとお娟を抱き締めた。
「明日は格さんと出かけるのでしょう。早くお戻りなさいな」
よく鍛えられた肩にあごをのせて、お娟は諌めた。
しかし助三郎は、そのままじっと動かなかった。
「もうっ、今夜はおしまい。どうしたのさ、助さんらしくもない」
いつもは、終わればさっぱりとしているふたりだ。
「らしくねえのは、お娟のほうじゃあないのかい」
それに応えず、そっと助三郎の体を押して、身づくろいを始める。
助三郎もそれ以上のことを口にせずに、寝巻を纏った。

部屋を去り際、助三郎が言った言葉に、お娟は動きを止めた。
「お娟、おまえなにか気にかかることでもあるのか」
「え……そんなこと……あるわけないよ、助さん」
「それならよいが。なにかあれば、なんでも話せよ。ちったあ力を貸せるかもしれない」
「いいよ、あたしのことなんか。なんで助さん、そんなこというのさ」
助三郎は、襟を正しながらお娟には目を向けず、「いや……おまえ……なんだか上の空だった」
そう言い置いて、すばやく部屋から出て行ってしまった。

***

翌昼すぎ――。
助三郎達が宿に帰ってきたのと入れ替わりに、光圀の元から出かけた。
歩きながら、ぼんやり昨夜の助三郎とのことを思い出していた。
自分の分をわきまえていなくてはならないはずが、いつになく乱れてしまった。
あんなことは今までなかった。
それも、昨日恭助を見かけてから、胸のなかでなにかが燻り続けているからだ。
9くのいち おえん:2009/11/29(日) 01:55:04 ID:Sx70lF58
                            
お娟は、恭助を見失った路地を入っていた。
そこはしもた屋が点在する、路地の寂れた道だ。
お娟は、必死になって恭助を探した。
――なにやってんだ、あたしは。
会ってどうするのだ。
ハタと立ち止まったとき、不意に腕を掴まれた。
抗うより先に、口を塞がれ、しもた屋の中に連れ込まれてしまった。
垣根から引き戸まであっという間だった。
真っ暗なしもた屋の中の上がり框に、突き飛ばされるようにして倒れ込んだ。
「久しぶりだな、お娟」
戸を閉め心張棒を下ろす音がした。
「恭助……」
少し目が慣れ、外から漏れ差し込む光で部屋の中が薄明るく見えてくる。
後ろに首を向けて、戸口に立っている男を見上げた。
「手荒なまねをして、悪かった。人に見られるわけにはいかねえからな」
そう言って男はお娟の背後にしゃがみこんだ。
「久しぶりだ」
体を寄せ、腕をまわしてお娟を抱いて耳元で囁く。
「といっても、俺はお前たちをずっとつけていたんだが。気づいていただろう?」
「……なにをしようってんです?」
「会いたかった。お前とこうしたかった」
熱い息もろとも、うなじに唇が押し付けられた。
お娟が逃れようと身を捩ろうとした。
しかしお娟の動きは、やすやすと男に封じ込まれてしまった。
「もがいても、無駄だ。お前は俺から逃れられないはずだ」
すばやく男の手が、お娟の襟から滑り込み、乳房を掴む。
「忘れたとは言わせない。最初に覚えた男の体だからな」
乳房を掴む手に、やんわりと力が加わっていくと、お娟の中心が熱くなっていく。
「なにを企んでいるの? あたしを捕まえて……」
「俺と……一緒になって欲しい」
乳房を弄っていたしなやかな指が、すっかり硬くしこった先端をはじく。
「……今ごろ何を言うの……」
「今の仕事を片付けたら、その後は俺は山で暮らしていく。できるならお前と一緒に」
「……今の仕事って……」
腰から尻のあたりを撫でまわしていた大きな手が、お娟の裾をまくって内股へと移ってきた。
思わせぶりな話が気になり、お娟はもうしばらくされるがままになることに決めた。
「……あにさん、あたしが今お仕えしてる方を、知った上で言ってるのかい?」
お娟は、硬く侵入を拒んで閉じた足を、少し緩めてやった。
誘うように腰を少しくねらせてみる。
どんなに責められても、無防備に『気をやる』ことはなかった。そういう自信があった。
それはくのいちとして当然のこと。
男の手が、股間を覆うようにいざってきた。
繁みを包み込むようにして、動きを止めた。
「ああ。だからこそお前の手が借りたい。そうしたら必ず上手くいく」
手はそのまま、じっと動かない。一方、乳首をはじくのは続いていた。
「ここを指で弄られると、お前はいつも悦んだな」
お娟はうつむき、熱い息で喘いだ。
もちろん、男を欺くための、いつもの芝居のはずだった。
お娟は股間にあてられた、男の温かな手指の動きを期待している自分に気づいた。
何かが体の中でくすぶり始めている。
そんな心の内を見透かしてか、男は冷やかな笑いを浮かべた。
「水戸の爺さんを、殺るのさ」
耳に熱い息を吹きかけるように、囁く。
「なんだって!」
10くのいち おえん:2009/11/29(日) 01:56:06 ID:Sx70lF58
              
お娟が体を起こそうとすると、また男に抑え込まれた。
「無理だぜ。お前はもう俺をすっかり思い出してる」
そのとたんに、股間にあてがわれた指がすばやく滑り、お娟の秘所に迷わず押し込まれた。
「!」
「すんなり入りやがったな。ずいぶん仕込まれたんだろう。いい器になったな」
無遠慮な指は、お娟のそこを抜き差ししたかとおもうと、ぐっと深く差しこまれていく。
「……っ」
「ほう」
ぐいぐいと中を遠慮のない動きで掻きまわす。
疼きとともに、温まりきっていないそこに、まるで抉られているかのようにわずかに痛みを感じた。
「キツイじゃねえか。生娘みたいによ……」
強引な指の動きに、もう一本の指が加わる。
当然ぐい、と押しこまれ、思わず息を呑んだ。
すぐに疼きが強い波になって体中に広がっていく。
男の唇がうなじからおとがいを伝い、耳たぶを啄ばみ、ねっとりと舐る。
「ああ……あにさ……」
これは、あたしの芝居だよ。感じない、なにも感じちゃいない……。
指が中でばらばらと蠢き、お娟の一番感じるところを撫で擦る。
我慢がきかず、体が跳ねた。
ぬちゃ……と粘ばり気のある湿った音が聞こえる。
声が、熱い息が、長い指が。
確実に思い出させている。
抑え込んでいた焦燥に似た思慕が、急に体を貫く様にして記憶の底から湧きあがる。
「あにさん……!」
後ろに顔を振り向けて、恭助の唇に自分の唇をぶつけていた。
忘れようとしても忘れられないでいた。
己を押し殺して男と交わる時でさえ、いつも体の奥の奥で、恭助の熱を思っていた。
それに気がつかぬようにしていた。
「あにさん、あにさん」
舌を絡ませて夢中で口を吸った。
お娟の秘部には、恭助の指が突っ込まれ、せわしない動きを止めない。
狂おしいほどの快感がそこからうねるようにやってくる。
「や……欲しいっ、あにさんがっ……ああっ」
止まることなく続くそれは、お娟の素直な欲望を無視し続けた。
今は、恭助の指に翻弄されるだけが、お娟に許されたことのように思えた。
「どれ、マメはどうだ? 熟してるか、摘む頃合いを過ぎちまったか……? ふふ」
上り框に這うように上半身を預け悶えながら、自分から土間についた足を踏ん張り、腰を上げる。
くっと、男の含み笑いが聞こえる。
みっともなくてもいい。触れて欲しい。
もう片方の手が回り、その指が、突っ込まれて捲れた肉襞の上の方に伸びていく。
撫でるような動きで、それを剥きだして、左右に揺らした。
「やあ……っい……ああ」
「さすがに、すっかり熟れていやがる……そういや、お前、こうされるのが好きだったな」
後ろから尻を抱きかかえるようにして、恭助はお娟のそこを責め上げた。
「あ―――っ」
お娟は体を痙攣させて、上り框の上でぐったりとなった。

恭助はまた喉の奥でくっくっと笑いながら、肩で息をするお娟の様子を眺めている。
おもむろに、雪駄を脱ぎ、お娟の体を部屋の中へ抱え上げた。
奥へと進み、その体を二間奥の部屋の、畳の上に転がした。
雨戸が閉まったままで、暗くカビ臭い匂いがかすかに漂う。
「や……」
抵抗はした。
でも、抗いきれるはずもなかった。
胸を肌蹴られる。
昼間とはいえ、火の気もない空き家の冷気にさらされ、乳房の先端がきゅっと尖った。
そこへ恭助の手が両胸を鷲掴みにした。
ぐい、ぐい、と乱暴に揉みしだく。
11くのいち おえん:2009/11/29(日) 02:01:38 ID:Sx70lF58
                   
「長じてこんなにでかくなってやがる。いい掴み心地だぜ」
「い……っ」
お娟は思わず呻いた。摘まみあげられた先端が痛い。
しかし、指で擦り合わされて、弾かれるとすぐに鼻にかかった声が出た。
乳房にむしゃぶりついた恭助の肩を突っ張って、抗う。
尖りをぬめぬめと舐られ、それごと飲み込まれ、ちゅぷ、ちゅぷ、という音が耳を刺激する。
それに帯を解く音が混じる。
「いやっ……あにさん、よして……」
強く肩を押しやると、恭助はすでに帯を引き抜き、着物を一気に剥ぎ取った。
転がるお娟に馬乗りになり、両腕を掴む。
しゅ……と腰ひもを扱いて、両手首へ巻きつけ、後ろ手に縛り上げた。
お娟が半身を起こすと、すぐまた背中を押されて横向きに転がされた。
上になった足を掴まれ、尻に熱いものがあたる。
「あっ」
体を横に向けたお娟の後ろから、恭助がぐいっと腰を進める。
「くっ……あ――――っ」
「お娟……お前は……」
恭助が次の言葉を飲み込んだのがわかった。
泥濘の奥へと押し入ってくるそれは、お娟のが咥えたどんな男根とも違っていると思えた。
抗い、逃れることはできたはずだ。
両手首の縛めなぞ、容易くはずすことができる。
でも。
お娟にはできなかった。
恭助の指が唇が体をなぞるたび、体中が悦びに震えるようだった。
次の恭助の荒々しい愛撫を待ち受けている自分がいる。
後ろからの恭助の息づかいに、期待に胸を震わせている。
そして、昔の自分とは違う体を恭助に晒すことに、生娘のように慄いてしまう。
恭助は気づいたはずだ。
「くのいちの体とは、こうも……」
味わうように、浅く抜き差ししながら、馴染ませていく恭助が呟いた。
本来なら強引に刺し貫いて、欲望のままにお娟を嬲り犯してしまってもかまわないのに。
そうはせず、じっくり嬲られるのがお娟には堪らなかった。
「……あにさ……もう……」
くのいちとして仕込まれた体は、昔の自分とは違う。
わかってそうしているのか、恭助はゆっくり奥深く押し入っていく。
「は……ああっ」
最奥を突かれて、お娟は仰け反った。
背中にぴったりと寄り添った恭助の体の温もりが、お娟の中の記憶を呼び覚ます。
もっと奥へと誘い込みたくなって、お娟は前へ体を折り曲げた。
腰をすりつけるように突きだす。
すると、恭助がお娟の体を引き戻し、またその体にぴったりと抱きしめた。
「俺から、離れるな」
熱く囁かれたその言葉に、胸の奥が切なく震えた。
下になった腋からも腕を回され、両の乳房が揉みしだかれる。
「あっ……あに……さ……はあっあ……」
肩や耳に、恭助の唇が這っていく。
恭助の腰の動きが速くなり、息が荒くなる。
「あ……あん……はっ……ん……」
前に回った恭助の手が、敏感に尖った肉芽に触れた。
「はああっ」
また白い喉を見せて、お娟が仰け反った。
「ここは、変わんねえな……ほら、こりこりだ」
知らず、涙がこぼれていく。
「や……いい……ああ……ん」
きゅう、とお娟の女肉が恭助を締め付けた。
同時にお娟は、穿たれたそこが、ずくずくともっとぬかるんでいくのを感じた。
                     
12くのいち おえん:2009/11/29(日) 02:03:40 ID:Sx70lF58
                     
「く……きついな……お娟、食いちぎる気か……」
恭助が呻く。
突然動きが止まり、背中を押され、うつ伏せにされた。
後ろから尻のすぼまりを滑って、蜜壺と化したそこに熱の塊が乱暴に突き込まれ、お娟は高く声を上げた。
すぐに恭助の腰が円を描くように回り、お娟の中をかき混ぜる。
ぐちゅ……ぬちゅ……という音とともに、ぽたぽたと畳に滴が垂れていく音がする。
お娟が、恭助に擦りつけるように腰を上げると、それが押さえ込まれた。
「こうされると、お前は……いいんだよな……っ」
寝そべるように床に押し付けられて、先ほどまで弄られていた乳房が、お娟の体の下でぐにゅ、とつぶされた。
押しつけるように恭助の熱い塊が、お娟の女肉の一番感じるところを、ぐいぐいと擦っていく。
「くあ……っんや……あ……あっ」
突き上げられるたびに、お娟の体が、ずっずっと畳の上をずり上がっていく。
恭助がすかさずお娟の肩を押さえ、腰を掴んで、自分の腰に打ち付けた。
「んやあああっ」
散々弄られた敏感なところを擦り貫かれたお娟は、叫び声を上げた。
泣き声に似たお娟の喘ぎの中、あの頃と変わらず自分勝手に昇り詰めていく恭助の息遣いが、切迫さを増していく。
「おえん……っ」
名前を呼ばれることが、嬉しい。
両手を縛められ、後ろから犯されるように交わっていてさえ、お娟は恭助の想いを感じずにはいられない。
……あにさんも、あたしを忘れないでいてくれた。
また淫猥な水音が激しくなり、肌の打ちあわされる乾いた音が一定の調子で部屋に響く。
お娟は、わずかに残っていた、くのいちのとしての自分をかなぐり捨てて、後ろ手に縛られたまま夢中で腰を揺らした。
敏感な女肉を擦られ、気が遠のきそうなくらいの快感が何度も頭の先へ突き抜けていく。
「お娟、お……えんっ」
「ああっ」
恭助がお娟の最奥を貫いて、精を放ってぶるりと体を震わせた。

少しして、お娟ははあはあと大きく息を吐きながら、不自由に半身を起こした。
ずるりと恭助が体から抜けていく。
恭助がまだ荒い息をしながら、無言でお娟の縛めを解き始めた。
「あにさん……?」
いぶかったお娟が呼ぶと、恭助は、はにかんだように小さく笑んだ。
それは、昔と変わらない、懐かしい笑みだった。
お娟が自由になった腕を伸ばすと、恭助がそれに応えるようにお娟の口を吸った。
「お娟、お娟……」
恭助がお娟の名を呼ぶ声が、切なげで苦しげだ。
あたしも、ずっとこうしたかった、そう言いたいが、深く舌を吸われて言葉も呑み込まれていく。
また、恭助がお娟を欲している。
お娟はそれがわかって、嬉しくて涙が溢れた。
……わかってる。今だけだ。ふたりが睦みあえるのは、今、この時だけ。
何にも言わなくても、お互いに解りあえた。
再び出会い、情を交わせたこと。
そして、お互いの間に深い溝があることを。
「……お娟、俺と一緒にならないか」
唐突に呟かれたそれには答えず、お娟はまた恭助の愛撫に溺れていく。
今度は穏やかな、しかしお娟を狂わせるに充分な恭助の愛撫に、あの頃のように身を委ねた。
埋めようもない溝であることを、お娟は忘れたかった。
「あにさん、あにさん……っ」
刻の許すまで、何度も求められた。
お娟もねだるように、何度も恭助を呼び、それに応えた。

***
13くのいち おえん:2009/11/29(日) 02:04:03 ID:Sx70lF58
            

東海寺へ立ち寄った後、江戸に入り、そのまま静江宅で湯島見学組と合流することになっていた。
そう高くない木立の道を、御殿山へ向かうゆるい坂道へさしかかった。
ゆるやかに曲がっていく道を進んでいくと、木々の間の左手前方、東海寺の塀が見え隠れしている。
と、突然草むらから黒い影がいくつも躍り出てきた。
黒装束の男たちが、一行の前に三人、後ろに四人。
道の脇の草むらにも、気配を感じる。
「何者だ!」
格之進が叫んだ。
助三郎も格之進もすでに腰を落として光圀を庇い、いつでも迎え撃つ態勢になっている。
光圀は身じろぎせず、静かに立っていた。
族は答えずに、少しずつ近づいて間を狭めてくる。
そこへ、また一つの黒い影が横合いから飛んで出てき、一行の前に立った。
根結いの垂れ髪が、扇のようにふわり、宙に広がって、流れた。
「お娟!」
「来てくれたか」
助三郎格之進の声に、お娟は答えなかった。
昨夜のうちにお娟は宿を出ていた。
お娟の登場にもほとんど動じず、族は無言で間合いを詰めてくる。
かさかさと枯れた木の葉が立てる音がするのみとなり、あたりは静まり返っている。
お娟は全身で、恭助の気を感じ取ろうとしていた。
押し寄せる殺気から、族が忍の者ではないと察知した。
忍でないなら、お娟がこの場を切り抜けるのは容易いはずだ。
しかし、この中に恭助がいるのなら、それは難しいことだった。
「!」
族の一人が襲いかかってきた。
格之進は、体ごとぶつかってきた族の、匕首(あいくち)を持つ手首を掴み引き倒しざま、鳩尾に拳を打ち込んだ。
それを合図に一斉に族が殺到してきた。
光圀を後退させて、お娟は素早く集団の中に恭助を見出した。
「恭助!」
吠えるように名を呼んだ。
しかし、匕首を振り上げた族の姿が目の前に立ちふさがった。
咄嗟に、その男の懐に飛び込んで体当たりを食らわせた。     
股間に膝を入れて蹴り上げたのだ。
もんどりうって地面に転がる男には目もくれず、背負った刀を引き抜いて恭助に向う。
「どこ!?」
体を元にもどした時には恭助が視界から消えていた。
刀を峰に返す。
無言で、背中に迫った族を、また一人、振り向きざま峰打ちでかわした。

すでに、助三郎と格之進は斬り合いの中にいた。
匕首を振りかざす者、抜き身を引っ提げて間合いを詰める者。白刃が時折きらりと光る。
峰打ちに族をまた一人倒す助三郎と、手刀で丸腰の格之進は族を向かえる。
「恭助っ」
視界に認めるも、また新たな族が斜め右から突進してきた。
跳躍する間もなく、脇差程の忍者刀を、ぎりぎりの間合いで左肩から袈裟に払う。
ごつ……鈍い骨音とともに族の左腕がだらりと下がった。
匕首を放って、右手で肩を抑えようとする族の脇を、体を沈めて走り抜ける。
すばやく後ろに回り族の足を払った。
手ごたえが刀を通して手に伝わる。
族がうめき声をあげて地面に転がった。
ご老公は?
無事だ。道の脇の大岩を背に、隙の無い立ち姿が見えた。
族どもは助三郎と格乃進に挑むのに必死の様子だ。
形勢は有利と見た。
お娟は体をぐるりと回して、居場所を見極める。
恭助は――いた。いつの間にか正面に。
14くのいち おえん:2009/11/29(日) 02:04:31 ID:Sx70lF58
    
           
「きょうすけっ、観念しな、こんなことやって……あんたはあんたは……っ」
「言っただろう、俺は爺さんを仕留めて、名を上げると。今からでも遅くない、こちらへ来い」
「ばかなことはよして。もう終りなんだよ……」
「そこをどけ。爺さんを殺る」
「あにさんっ」
「どかねえかっ……お娟」
「この場から……去って、早く行っちまってください」
「ちっ、仕方ねえ……お娟、お前とやるしかないのか。もう一度言う。そこを、どけ」
「あにさんこそ……逃げて、逃げのびて、そうしたら……」
生きてさえいてくれれば、もう一度会える、そう言いたかった。
恭助が、動く。
お娟は昨日、今まで恭助を求め続けていたことを、いやというほど自覚させられた。
恭助とともに生きられたなら……抱かれながら何度も夢想した。
また、恭助が動き、間合いが狭まる。
今、刀を投げ捨て、恭助を抱きしめたなら、それに応えてくれるだろうか。
お娟は一瞬、この場から恭助とともに飛び去っていく自分を思った。
「お娟、お前とやりたくねえんだ。頼む、爺さんを殺らせてくれ」
すがる様な眼をして、恭助がまるで懇願するように言う。
「名を上げて頭になったら、お前を迎えに来る、きっとだ、お娟」
しかし、ぬかりなく間合いを詰めて来、今にもお娟に仕掛けることができるところまで迫っていた。

ご老公様――。
瞬間振り向くと険しくこちらを見据える光圀がいた。
お娟に危険が迫ったなら、いつでも飛び出せる、剣気を放つ。
歳を感じさせない、力強さが漲っている。
ぞく……と背中を何かが駆け上がる。
こんなあたしを守ろうとしてくれるお方がいる。
遂げられることのない想いはしかし、恭助のとは違う、穏やかな生の喜びに満ちている。
力強い鼓動を感じる。
あたしは、ご老公様をお護りする、それしか生きる術がない。
それがなければ、ここにはいなかった。恭助とも再び肌を合わせることはなかった。
再び刀の柄を強く握りしめる。
一瞬だけ、ひるんだことにお娟は恐ろしくなった。
そして、今から恭助に向かう、そのことにも。
必ず屠らなければならない。
くのいちとしての本能がそうお娟に告げる。
刃を峰から返し、八双の構えに引き上げる。
「やるのか」
恭助から人らしい表情が消えた。酷薄そうな笑みが口の端に浮かぶ。
昔の恭助の人懐こい笑みを思い出す。日に焼けた顔で、夢を語ったあの頃を。
烏合の衆を率いて勤めを果たさなければならない、今の恭助が堪らなく哀れに思えた。
「お前は、俺がやれるのか、小娘のころから慕っていた男を。俺もお前のことを……」
皆まで言わせなかった。
お娟は地面を蹴って、高く跳躍した。
恭助がすぐ反応し、匕首を振り上げた。
まっすぐ恭助の腕が伸ばされた。
お娟は飛びながら、忍者刀を脇へ引いて、恭助の胸めがけて切っ先を定めた。
恭助の匕首の切っ先のほうが先にお娟に届くかと思われた、その時。
「嫌あ!」
お娟の目が信じられないというように見開かれた。
飛び込んでくるお娟を迎えるように、恭助が両腕を広げていた。
どんっという鈍い音ともに、その体がお娟を抱きとめる。
お娟の体は力強く抱きしめられ、そのまま地面に恭助もろとも落ちた。
お娟の握った刀は、恭助の左胸を突きとおしていた。
15くのいち おえん:2009/11/29(日) 02:05:07 ID:Sx70lF58
                      
恭助は瞼を閉じ、笑みを浮かべている。それは先ほどとは違って、穏やかに見えさえした。
すぐにわけのわからない衝動が突き上げて来て、お娟は高く声を上げ、刀を引き抜いた。
血が噴き上がって、お娟に降りかかる。
「ええいっ」
引き抜いた刃先を、力いっぱい跨った男の上に突き刺した。
どす、と鈍い音をさせて、男の体が揺れた。
昨日お娟を抱いた、その胸に刃を突きたてる。
もう一度、さらにもう一度。
また引き抜き振り上げる。
「お娟、止めよ!」
光圀の声が、どこかから響いてきたような気がした。
「もうよい、おえんっ」
とたんにお娟はがっしりと後ろから抱きしめられた。
振りかざした手が痛いほどの力強さで止められていた。
「もう、よい」
もう一度、穏やかに、しかし有無を言わせない強さで制止される。
「は……あ……」
お娟はゆっくり両腕を下した。
うつろな目で、目の前の、黒装束を無残に裂かれた男を見た。
血の噴出する音が耳をつくように聞こえてきた。
「お娟、もう、よいのだ」
光圀は、瘧のように震え続けるお娟を後ろから包むように抱いた。
握り締めた刀から、その指を一本一本ほぐしてやる。
ようやくぽとりと忍者刀が地面に落ちた。
光圀は、ぶるぶると震える細い肩を、もう一度強く抱いた。
恭助の血にまみれたお娟は光圀に背中を預けるように崩れた。
「ごいんきょ……」
それだけ言って、お娟は涙を溢れさせた。
「よい、なにも言うな」
震えが小さくなっていくと同時に、お娟の嗚咽が、だんだんと大きくなっていった。
光圀がお娟の頭を胸に抱きしめて、「泣けば、よい」とだけ言うと、お娟は憚ることなく声を上げた。

助三郎と格乃進がそれぞれ最後の族をたたき伏しているのが見える。
恭助の黒装束は血を吸って、さらにどす黒く染まっていく。
何事もなかったかなように、風が枯れ葉を巻き上げていく。
風は、子どものような泣き声と血の金気臭さをさらって、道を吹き渡っていった。
16くのいち おえん:2009/11/29(日) 02:07:57 ID:Sx70lF58
                  

*                

助三郎の母、静江の家で、また旅のために皆が集まっている。
旅の支度で、女たちは台所で忙しく立ち働いている。
お娟は台所仕事は苦手だ。
とはいうものの、何か手伝わねばならず、とりあえず釜にかかった鍋の蓋に手をかけた。
……飯の炊け具合はどうだろう。
「まだ、お米の蓋を取ってはいけません」
ふいにかけられた厳しい声に、お娟がその手を引っ込めた。
静江が怖い顔でにらんでいる。
「お米の炊き方がわからないなんて、いいお嫁さんになれませんよ」
「あいにく、その気はありません」 
すました顔で、即座にそう答えていた。
いつまでも、光圀のそばにいるつもりだ。
たとえ、女の悦びを得られなくても。
そばにいて、その身を守ることができることが、この身の悦びだ。
静江には気づかれぬよう、ぺろりと舌を出した。
とたんに静江が振り返った。吐いていた息をずっと吸いこみそうになる。
こんな、何気ない日々、かけがえのない人とのかかわり。
そんな営みに身を置けることの喜びを噛みしめる。
そして新たな旅に出られる。
米の炊きあがる湯気を見つめながら、すでにお娟の心は、また光圀たちとの旅の空へと飛んでいた。


===終===


どうもありがとうございました。
このスレの発展を願ってます!
17名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 03:55:56 ID:4cKYua24
いいじゃん!
GJ
18名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 00:48:17 ID:Lmk6jEji
面白かったよ。GJ!
19名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 20:32:40 ID:H2pgwl9C
期待上げ
20名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 19:27:01 ID:Tz7N96Lq
>>12
GJ
時代劇スレ落ちたのか。
21名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 22:53:58 ID:zQ0F03sV
なんとか即死回避させたいが……
30レスいけばいいんだっけか

それと、ここって、時代劇スレと違って、
おおっぴらに、一次ものでもいいんだよね?
22名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 00:24:21 ID:KxlJxB2M
一応、保守しとく

上にもあるけど、二次も当然いいんだよね……
23名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 18:59:30 ID:SLPJLm9P
江戸時代が舞台なら、一次でも二次でも問題無いと思う。
24名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 09:50:49 ID:EbvvkLhx
保守しておこうかの
25名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 16:33:51 ID:veRcLYr4
いい時代だ
26名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 23:53:31 ID:PQc9LswJ
規制解除か?
27名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 23:54:49 ID:PQc9LswJ
……解けてた!

やっぱ、需要ないのかなあ。
時代劇系好きなのに……
28名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 18:01:41 ID:l7Vkswiw
生娘を、同じ重さの金で買える。
29名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 08:27:49 ID:f6xljORE
高い!
30名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 23:48:36 ID:7ii+9eqo
一貫=1両 なら
一晩だけなら高い買い物

1月間、好き放題 なら買ってみる
1月限定だが、仕込んでみるのも悪くは無い

好きなだけ飼い馴らせるなら、安いもの

どこぞの大店の旦那に、買われた娘 を妄想w
31名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 00:43:18 ID:eromLmf5
保守
書きたいけどネタが思いつかないぜ
32名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 23:34:57 ID:dQzN277E
いやあ、なに、気長に待ってるさ。
寒いから全裸というわけにはいかねえがな。
33名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 00:32:27 ID:Cl4vWwwM
ほしゆ

保管庫行って、時代劇スレの時のSS読んできたぜー
34名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 23:17:42 ID:evEfLpLb
保守
35名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 08:29:27 ID:JUx6VXMF
風邪ひきそう
36名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 21:08:50 ID:kRiB1vLA
っくしゅん!
37名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 21:14:29 ID:iKQgWLpk
まもの
38名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 23:34:13 ID:RqUjbYwC
>>36
 つ綿入り袢纏
 つ甘酒
39名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 05:52:11 ID:5iVlRsyI
>>33
それってドコにあるの?
携帯からだとなかなか探せなくて。
40名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 11:24:46 ID:PXrYreHE
>>39
ttp://green.ribbon.to/~eroparo/contents/drama-dat04.html

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://green.ribbon.to/~eroparo/
ドラマの部屋 dat落ちスレッドの部屋その4

にある
41名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 17:19:22 ID:nTevO/wP
鬼平 「 おまさ ・ ・ ・わしの前で屈んで排尿いたせ 」
42名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 20:00:47 ID:Z+Q7Pent
>>37
なつかしいw
43名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 20:03:13 ID:xVdYtFgs
排尿♪
44名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 02:37:46 ID:x1HlvPNM
「承知致しました長谷川様」 密偵おまさは平蔵から手渡された南蛮渡来の秘薬を白湯と一緒に飲み干すとしばらく自らの腹を摩り尿意が起こるのをひたすら待っていたが ・ ・ ・ 秘薬の効き目が現れたと満て「長谷川様 ・ ・ ・ 出しとおございます」 と平蔵に言った。
45名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 03:13:20 ID:x1HlvPNM
おまさは丁寧に足元の裾を上に手繰り寄せ尿汁が裾に掛からぬ様に纏めると膝を横にくノ字にゆっくり曲げで腰を降ろし陰部が見える様に屈んで排尿を姿勢を取って尿意を解放した。
46名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 03:49:43 ID:x1HlvPNM
おまさの陰部から最初は数滴づつ玉雫の様に尿水が滴り落ちて行き,途中から徐々に勢い増して行き庭の白い砂利を濡らして行った。 そして秘薬の効能がでもあるのだろうか上役の平蔵に自らの排尿を見られている影響か,おまさは一切の恥じらいもなく排尿に耽って行った。
47名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 01:57:22 ID:Tooomdqj
>>40
アリガト。読みたかったのが読めた。
48名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 00:30:56 ID:rvJ4647H
>>46 おまさ……続きは?!

自分、梅安書いてみたいが、うまく書けん
しかし、ここで書くまでもないかもな
原作で充分エロいもんな……

おもんさん……
49名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 23:59:18 ID:IyR6DEyb
劇スレのときの、必殺二次のお人はお元気ですかね

必殺シリーズ、今後は新作主水抜きか? 
てか、新作あるのか

ああ ご冥福をお祈り……
50名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:00:03 ID:ht1KI3iK
ああ、そうか
藤田さん・・・
51名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 14:22:30 ID:Dp5/XlyF
そろそろ……保守
52名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 19:45:07 ID:WX8e5ZVo
保守
53名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 23:24:37 ID:4cNNejvo
圧縮きそうで、こないねえ
54名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 20:17:14 ID:EspIX0bT
圧縮来てて、涙目になりかけたけど、ココ、残ってて、驚いた。
なかなかしぶといなw 
55夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:04:09 ID:36Z6/IGl

娼婦遊郭スレか迷ったのですが、こちらへ。

夜鷹(最下層の娼婦で、野外で筵(むしろ)を引いて客をとる)の娘
と、とある小藩の国家老次男のお話です。


一次モノに挑戦。字がたくさんですみません。
エロは強引ですが、あっさり目です。

ひっそり大目に見てください。。。
過疎だし、いつか誰かのお目にとまったら幸いです。


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投下します。
56夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:05:36 ID:36Z6/IGl
               
生暖かい風に、雨のにおいが混じり始めた。
織澤修二郎は、色街をあてもなく歩いていた。
国家老次男が供もつけず、ましてうろつく場所ではない。

特に美形でもないが涼しげな目元に整った相貌、引き締まった体躯。
剣術に秀でた修二郎は、東軍流免許皆伝、藩主親族の剣術指南役でもあった。
普段なら隙のない男の袖を、女たちはひき、いかがわしい声をかける。

他の重役からの婿にぜひ、との声が最近とみに多くなった。
家督は、嫡男総一郎が継ぐことになっている。
父の織澤忠右衛門も、いよいよ次男の心配を始めている。
綾姫の輿入れが決まり、お役御免となるからである。

綾姫六歳、修二郎十三歳の時から妹の奈緒と一緒にお遊び相手として仕えて十二年余り。
途中、綾姫の剣術指南を仰せつかり、東軍流を指導してきた。

綾姫は修二郎にとてもなつき、主従の関係以上の信頼を寄せていた。
それは修二郎と二人だけにしかわからぬ、秘めた想いでもあった。
妹奈緒だけは、それをたぶん察知していたであろう。
兄の悲恋のゆく末を、ひとり案じているらしかった。

身分違いの恋に、成就などありえない。
こんな小藩に、藩主の息女が降嫁した例などあろうはずがない。
たとえ心が通い合おうとも、己の想いのままに姫に触れることさえ許されないのだ。

綾姫は幼い頃から、江戸住まいの正室である母親にも思うように甘えられぬ境遇だった。
修二郎の同情と忠心はやがて姫の成長とともに、特別の想いへ変化していった。
宝物のように愛しい姫があと数月で江戸へ発ち、そののちに遠国へ嫁ぐ。
そして、見ず知らずの男のものになるのだ。



気づくと色街外れの川原沿いの堤道に出ていた。
提灯が無ければ、足元さえもおぼつかない闇夜だ。
歩を進めていくと、橋のたもとにある飲み屋の灯りがまだ届く薄闇に、人の気配がする。

反射的に左手を腰の物に添え、腰を落とした。
「お、おさむらいさま…」
上ずった声が暗がりから聞こえる。
娘の声だ。

目慣れてくると、筵をかかえた女がひとり立っているのがわかった。
この辺りは、夜鷹が客を引く場所だということを思い出しながら、何故か興味を覚えた。
修二郎のような者なら、早々にこの場から離れるところだ。

夜鷹か――。
未練がましい己をもっと貶めてみるか。
俺は、綾姫にふさわしい男ではない。
それを嫌というほど己に刻まなければ、この先何をしでかすか自分でもわからない――。

自棄の極致だった。
頭の中に何度も浮かんだ、綾姫を抱く見ず知らずの男の姿。
それを振り払いたかった。

修二郎の身なりから、上客であるのは一目でわかるはず。
しかし、夜鷹の女は突っ立ったままである。
57夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:06:29 ID:36Z6/IGl
                  
「おんな、俺につきあえ」
修二郎から女の腕を掴み、居酒屋横の草むらの暗がりに誘った。
ここなら、飲み屋の灯りのおかげでかろうじて女のからだを確かめることができる。

この稼業に身をやつして日が浅いのか、緊張した様子で筵を引き延べる。
終るか終らぬかのうちに、修二郎は提灯を吹き消した。
おぼつかない態度に業を煮やしてか、またはそそられたか。
自分でもわからないまま、修二郎は性急に女を押し倒した。

「きゃ…」
驚いたことに、女は短い悲鳴とともに、抗うそぶりを見せた。
「……おい、こざかしいことは、するな……」
女の両手首をその頭の上で掴み、刀の下緒で括りとめる。
そのまま筵にうつぶせに這わせて、腰を突きださせた。

女の着物の裾をはだけ、程よい肉づきの尻を両手で掴む。
「や……ああ……」
尻のすぼまりの少し向こうに、尻を広げられて晒された秘口が見えた。
力なくかぶりを振る女に、情欲を煽られる。

――分別のある男など、くそくらえだ。

薄い繁みを乱暴に擦り、乾いた窪みに指をあてがう。
無言で、親指を突き立てた。
「ひっ」

ぐいと指を押し込まなければ押し返されるほど、そこは狭く窮屈だった。
「っく…い……っ」
「なんだ、気娘でもなかろうに」

うつろな表情で、なおも指を動かす。その時女がたまらず声をあげた。
「お侍さまっ、お、お慈悲をっ」
若い女の声に、修二郎ははっとなった。

「ひ…め……」
女の声は、綾姫の声音そのものであった。
よく見ると、恐怖に顔を引きつらせているものの、その面ざしもどことなく綾姫を彷彿とさせた。

組み敷いた夜鷹は、すれっからしの年増でなく、開いた襟からのぞく乳房もふっくらした
瑞々しい娘のものであった。

狼狽し動かなくなった修二郎を訝しみながらも、括られた両手のまま娘は起き上がった。
「申し訳ございません。お侍さま、申し訳ございません……」
頭を垂れて、修二郎に詫びる。
「なぜ……だ。なぜここで客を取っている?」

愚問だ。しかし、聞かずにはいられない。
「母の薬代を作らなければならないので……」
素直に答える娘に、胸の奥がチクリと痛んだ。

両手を縛っていた下緒をはずしてやりながら、修二郎は娘を抱き寄せた。
「男を知らぬわけではあるまい」
答えを待たずに、娘の唇を乱暴に塞ぐ。

唇を舐め、吸い、開きかけた隙間から舌をねじ込んで歯列をなぞる。
うんっうんっ、と洩れる声を、あふれた娘の唾液ごと啜った。
綾姫の唇を凌辱していると、錯覚する。
58夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:08:51 ID:36Z6/IGl
                    
ほどなく雨が落ちてきた。
「くそっ」
唇をやっと放し、恨めしげに真黒な空を見上げた。

娘は、たったこれだけの行為にも、すっかり放心したように座り込んでいた。
「おい」
「……はい」
声を聞くたび、胸が熱くなる。

――これは、綾姫じゃない、夜鷹だ。卑しい女なんだ。

そう思いながら、修二郎は娘の手をとり、引いた。
「場所を変える。金なら、払う。嫌なら去れ」
ぶっきらぼうに言い放つ。

「金が、欲しいんだろう?」
去れ、と言っておきながら、裏腹な言葉が口からこぼれる。
俺は、どうしてもこの娘が欲しいのか――。

娘は、視線を落したまま、顔を歪めた。
やがて意を決したように顔を上げ、
「行きます」
とだけ言って、修二郎の後ろに従った。



「ばばさま、今夜、離れを借りますよ」
老女の耳元で話しかける。
かつて修二郎の母に茶の湯の手ほどきをしていた婦人である。

今は亡き夫の田沢幸右衛門は、先代藩主の剣術指南役をしていた剣の達人だった。
先代さえも一目置く、無骨な昔堅気の武士そのもの、という男だった。

婦人の名を、安(やす)という。
今は一人身となり、下男一人とともに城下町から少し離れた所に住んでいる。
城下はずれの色街からは、程近く、賑やかかと思えばそうでもない場所だ。

「あ? 修二郎どの。あー……離れ屋、ね。よろしい。夜具は奥の部屋からお持ちなされ」
耳は遠いが、しっかりしている。

織澤家の遠縁で、幼い頃より家族ぐるみで世話になった家だ。
総一郎・修二郎・奈緒の兄弟妹を孫のように可愛がってくれた。
厄介者の次男坊など、自宅では何かとわずらわしい。
自宅を飛び出し、一人この家で一晩中太刀を振るったりしたものだった。
今夜のように、女を連れ込んだこともあった。

行儀作法など何かにつけて厳しく臨むので、親類縁者さえにもけむたがられていたのだが。
この老女は、次男坊の修二郎にはことのほか甘かった。

離れのなかに、行燈の明かりが灯った。
娘が、帯を解いて色の褪せた襦袢一枚になる。
「朝までに帰ればよかろう? 一晩付き合ってもらうぞ」
ここへの道々、娘が明日は母の薬を求めに薬屋へ行く、ということを聞いていた。

――夜鷹ごときを、ここへ連れ込むとは。俺は馬鹿なことをしている……。

「金は弾むと言った。俺の言う通りにしろ……それから、今夜のことは他言無用だ」
娘は黙ってうなずいた。
「こっちへ、来い……」
59夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:11:23 ID:36Z6/IGl
                            
修二郎は下帯一つになり夜具の上に座って、立ったままの娘に手を伸ばし引き寄せた。
「あ!」
娘は修二郎の腕の中に倒れ込んだ。
「申し訳ございませ……ああっ」

娘を後ろから両腕に抱き締め、襦袢の上から乳房を掴んだ。
形良い膨らみを揉みながら、尖った先端を指先で捉える。
痩せて小柄ながら柔らかな娘の体は熱く、火照りが伝わってくる。
布の上から、硬くなっていく突起をくるくると指先で撫で、きつく摘まむ。

一方で、唇でうなじから首筋を上へと辿り、耳朶をくわえる。
柔らかな耳たぶを舐ると、娘が頭を弱く振った。

襟の合わせ目から、左胸へ右手を滑り込ませる。
ふっくらと張りのある乳房はあたたかく、掌の中でいくらでも形が変わった。
しっとりと瑞々しい肌が、掌にひたと吸いつくようだ。
乳房を弄りながら、左手は体の線を確かめるように撫でまわし、股間に伸ばす。

娘は、ふ、はっ、と息をつき、次第に高まる快感を逃そうとしているようだった。
襦袢もそのままに腰ひもを解くこともせず、娘を乗せた膝を開いた。
乗せられた娘の股間も一緒に開く。

襦袢の裾を肌蹴て、繁みの奥の湿り気を帯びてきた窪みに指を押し入れていく。
やはりそこは、ひどくきつかった。
埋めていく指の先が、肉の抵抗にあって奥へと進みづらいほどだ。

それでもぬめりが生じ始めていた。
今度は胸元の布の合わせ目を乱暴に開いて、両の膨らみを晒す。
つんと勃った二つの膨らみの頂が、そこだけ生々しく赤く、淡い灯りの中に淫らに揺れた。
次第に秘所が潤いを増して、粘りのある水音が聞こえだした。

「んん……んう……」
快感の中にいることは、上気した体や切なげに歪んだ表情からもわかる。
それでも娘は耐えているらしく、声を殺して震えている。

修二郎は娘の声がどうしても聞きたかった。
「声を、出せ」
顎を掴み、人差し指でぷっくりした唇の閉じ目を抉じ開けた。
「あ……っかは……」

歯の噛み合わせのその奥で、修二郎の指先が鍵の手に曲がった
娘は指を突っ込まれて、閉じることができない。

下に回した手のほうは、娘の女肉を抉るように、動きを速めていく。
「はっ……ああっああっ」
膣内に埋め込んだ中指と薬指で掻きまわしながら、抜き差しを続ける。
「ふあああああっ」
親指で花芽を弄り出して、押しつぶすように転がすと、娘は腰を浮かし高い声をあげた。

「くあ……あふ……あっ、あ――――」
同時に体が跳ねて、背中を反らしびくびくとした後、くったりと修二郎の膝に倒れ込んだ

娘は気を失ったようだった。
ぐったりした体をそのまま夜具にうつ伏せに下ろす。
その両足を広げて、修二郎は下帯を取った引き締まった腰に、娘の尻を引き寄せた。

張りつめた己の物を、濡れそぼった秘所にあてがった。
ぬちぬちとそこで音を立てながら、修二郎は耳に先ほどの『声』を蘇らせていた。
60夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:11:59 ID:36Z6/IGl
                              
紛れもなく綾姫の声だった。
長い間耳慣れた、少し甘たるい、愛おしい声。
白くまろやかな尻に視線を当てながら、慎ましい姿を思い出す。
「姫……綾どの……」
目を閉じて呟くと、修二郎はゆっくり腰をすすめていった。

頭の隅ではわかっている。
胸の中に切なく苦しい思いが広がっていて、気を失ったままの娘に苛立ちすら覚えている。
綾姫ではない娘は、修二郎と繋がりかけているのに、目覚めない。
綾姫と思えば逸る気持ちを抑えての緩やかな動きに徹していたものを、もう堪え切れなかった。

ずんっと思い切り、娘の体に己を深く突き入れた。
娘の体が揺れて「んう……」と呻き声があがった。
構わず、ずいっと腰を引き、力強く腰を打ち付ける。

「やあああっ」
悲鳴があがった。
自分の体が男に苛まれていることに気付いたのだ。
男の数を知らぬらしい狭い膣壁を、穿つように修二郎は律動した。

「んやあっ……あぁっ……やっあああ……」
泣き声に変わったその声に、修二郎は少し動きを緩やかにした。
「すまなかった」
「お、お許しくださ……ん……あ……」

片方の乳房を包むように掌に納めて、やわやわと揉みあげる。
「……頼む。俺を『修どの』と呼んでくれないか」
耳たぶに唇を寄せ、甘く噛んだ。

「あんっ……ふあ……ああ……」
「客の頼みなんだぞ……」
手を回し、花芽をそっと撫でてやる。
「はあっ……あう……あぁんっ」
潤いが増し、抽送が自然と早くなる。

ぬるぬると締め付けてくる肉の襞は幾重にも修二郎を包み込み、
動きを止めても腰のあたりを疼かせる。
蠢きに誘われて抜き差しをすれば、とたんに奥へと引きずり込まれるように翻弄された。

娘の体は、生娘かと思えばそうでなく、今まで抱いたどの女とも違っていた。
繋がると、陰(ほと)が、別の淫猥な生き物のように蠢いた。

「ああっはああっ」
娘の声が動きに合わせて大きくなった。
声を聞くと、綾姫を抱いている……と、また錯覚する。

「あ、綾どの……あや……」
修二郎は乳房を両手で掴み、夢中で腰を前後に揺らした。
娘はもう、喘ぐ声を押さえることができないでいる。

「呼べっ、俺の名を呼ぶんだ……綾どの!」
獣のように腰を打ち付けて、修二郎は吠えた。
「っ……う……しゅう……ああっ」
うつ伏せで、突きだした娘の尻に修二郎の腰が打ち当って、
肌のぶつかる乾いた音が部屋に響く。

「修二郎だっ。修どのと呼べ!」
「しゅ……どの……しゅうど……」
「聞こえぬっ」
61夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:15:24 ID:36Z6/IGl
                      
「しゅうどのっ……しゅうどのっ……」
「呼べ! もっとだっ」
「しゅうどのぉっ……」

綾姫が嬌声をあげ、自分の名を狂おしく連呼する。
娘の襞が、修二郎を逃すまいと収縮し始める。
腰に突き上げてくるものを感じながら、頭にある理性の欠片を振り払った。
「あや!」
肌と肌を密着させて、ぐいぐいと、娘の最奥に……綾姫の中に、欲望を注ぎ込んでいた。



翌朝、修二郎は娘を残し、田沢邸を後に、登城した。
娘は力尽きて、起き上がることもできなかった。
娘のことは、老女のあるじ、安によく頼んできた。
娘の家には使いをやって、心配のないようにもしておいた。
さすがに、やり過ぎた、と思ったからだった。

最初は夜鷹を買って、荒んだ胸の内を晴らすつもりだった。
身分も、己の自尊も、叶わぬ想いごと、貶めてしまうつもりだった。

……耳に、絶叫がこびり付いているようで、離れない。

昨夜は娘を責めるように抱き続け、何度も己の名を呼ばせた。
自分がそうさせて、満足したはずだ。
抱いてみると淫らに狂う娘の体に、溺れてしまった、というのも否めない。

しかし己の名を叫ぶのを聞きながら果てた後、虚しさで胸が苦しくなった。
悲しみと、どうすることもできない怒りに苛まれ、それから逃れたくなって、また娘を抱く、それを繰り返した。

――俺は綾姫を抱いていたのではない。

わかっている。
恋しい人の声を持つあの娘の、声を抱いた。
わかっているのだ。

触れることはおろか、姫とはもう、言葉さえ交わすこともできない。
次に会えるのは、声も届かぬ場所で、顔も上げることも許されず、ただ見送るだけの、姫の出立の時なのだ。

――二度と、生きて見(まみ)えることは、叶わぬ。

ただ心で想うこと、それだけしかなかった。


***


下城すると、そのまま、田沢邸へと向かった。

娘は『阿乃(あの)』といった。
阿乃は元々城下のさる武家へ下働きに上がったが、母親が床に伏せったため、看病のために自宅へ戻ったのだった。
しばらくは内職と、蓄えを取り崩して凌いだが、薬代が嵩み、やがてその日の暮らしも立ちゆかぬほどになっていった。

やむにやまれず借りた金を、返すこともできず、とうとう色街に立つようになったのである。
夜鷹なら、ところの顔役へ断りをいれれば、店に縛られることも無く仕事ができる。
実入りはわずかだが、病人を抱えた娘には、これしかなかった。
母は、胸を病み、時々大量の吐血をするほどという。
62夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:28:22 ID:36Z6/IGl
             
いつものように阿乃を抱いた後、修二郎は阿乃にここに住み込み働くように言いつけた。
「けれど……」
「心配いらぬように俺が手配をしている」

「私は、借りたお金を返すためにあの仕事をするように言われました。
黙ってここへ来てしまって……修二郎様や田沢様にご迷惑が……」
「心配いたすな、そう言っているだろう。お前は何も考えなくていい」
「修二郎様……」

阿乃は袂で顔を覆って、声を抑えて嗚咽を漏らした。

修二郎は阿乃をここへ住まわせるつもりになっていた。
阿乃がここへ来てまだ一月ほどだが、阿乃と過ごす時間が修二郎にとって
安らげるひと時になっていた。
この安らぎを失いたくない、そう思うようになっていた。

もともと姫付きの役で、心穏やかな勤めの日々を送ってきたのだ。
修二郎は血なまぐさいことから疎遠なところにいた。
できれば目をそむけたままでいたかった。

それは日ごろから父を見てきたからである。
家老である父は、政の表向きより裏の事の成り行きに目を光らせている。
それは時に血なまぐさいことを自ら采配し、取り仕切って闇から闇に葬る――
そんな父を間近に見てきたからだ。



半月前の夜更け。
修二郎は、珍しく屋敷に戻っていた父の、その自室へ呼ばれた。
部屋にはすでに兄までが控えており、違和感を覚えつつ、促されるまま父たちの前に
折り目を正して座った。

久しぶりに親子だけで相対し、父から長年の勤めを労う言葉がかけられた。
修二郎は父の言葉に、素直に喜びを表に顕した。

父、織澤忠右衛門は、息子の殊勝な態度に親らしい笑みを刻んだが、一つ咳払いをし、
居住まいを正した時には、すでに射るように目を細めていた。
修二郎を見つめる父の視線が、次第に冷たい光を帯び始めた。

「お前も、江戸詰の者達の不穏な動きを知っておろう。その者達が国に帰参し、
殿の弟君擁立の機会を得ようと、暗躍しておる」

食い入るように修二郎は、顔色一つ変えぬ父を見つめていた。

「今、国に入っている者は、留守居役次席の坂木新五郎である。
まずこれを葬れば奴らの動きもある程度封じ込められるだろう」

ごくりとのどが鳴った。
坂木は、綾姫のお遊び役をしていた頃から見知っている男だ。
頭脳明晰で、誠実な青年だった坂木を、修二郎は記憶している。

父の細められたまなざしは、底知れぬ光を湛えて、修二郎の背筋を震わせた。

「坂木新五郎を亡き者にし、奴が引き連れている者を残らず斬り捨てよ」

修二郎は非情な命令をまるで夢のように聞いていた。

「他言無用。これは上意であるぞ」
63夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:29:45 ID:36Z6/IGl
                
長年の修二郎の勤めぶりを傍で見ていた藩主からも、厚い信頼を得ているそうだった。
「儂や兄の片腕となり、その腕を生かして存分に働いてもらいたい」父はそう言った。
               
密かに命令を受けて、刃向かう者、謀反の企てなどを未然にしかも根絶やしにする。
新たな役目は、今後ゆく道が、闇の中、日陰をゆくものだと修二郎は悟った。
そして踏み出したら、後戻りできぬことも。


***


阿乃の母が、死んだ。
病が軽くなれば、田沢邸へ引き取るつもりでいた。

このところ阿乃は、母の元へ戻り、最後は枕元から離れず看病していたのだ。
阿乃は悲しみ打ちひしがれて、しばらく食事をとらないほどになった。

それは綾姫が旅立って行った頃のことだった。
修二郎はなす術もなく、姫を見送るしかなかった。
阿乃と同じく、しばらくは悲しみにくれた。

綾姫の涙で潤んだ瞳をを振り払うかのように、剣の稽古に打ち込んだ。
しかし、稽古場で木大刀を振っていると、姫との最後の稽古を思い出して手が停まってしまう。
最後の稽古の日は早春とはいえ、冷え込みのきつい、雲の多い日だった。


綾姫の袴姿はいつも、凛として可憐だった。
今も瞼の裏に焼き付いている。
ひととおり素振りを終えたところだった。

突然、姫が「あ」と言って、素振りの手を止めた。
藩邸にある、板張りの稽古場で、姫の見つめている方――庭へと目を向けた。

「あ」と修二郎も声をあげた。
「牡丹雪」
「そのようですね」

厚い灰色の雲に覆われた空から、白い羽のようなものが、ふわりふわり落ちてくる。
綾姫と修二郎は、稽古場の板張りの上に正座して、しばらくその光景に見入っていた。

「花びらのようですね、修どの」
「雲の上で、牡丹が咲いているのでしょうか。美しい……」
「雲の上の牡丹。真白な牡丹なのでしょうね」

「……冷えてきました。戸を閉めて……稽古はこれにてお終いに……」
「修どの……」
綾姫の見つめる目が、次第に潤んでいくのがわかった。
「今しばらく……このままでいたい……」
「………………」

涙を堪えて震える肩を、抱き寄せて、心の内を告げてしまいたい。
その衝動が突き上げてくるのを、必死に押し殺した。
膝に置いた拳を、爪が食い込むほどきつく握りしめる。

――わかっています。
綾姫の声が聞こえた気がして、はっと顔を上げた。
綾姫がこちらに微笑みかけ、こくんと頷いてみせた。
その眼から、涙がはらはらとこぼれ落ちていく。
64夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:31:03 ID:36Z6/IGl
               
しばらくお互いに無言で見つめあっていた。
それだけで、心が通い合っているような気がした。
              


あの日二人きりで見つめていた景色を、また鮮やかに思い出した。

修二郎は再び素振りを始めた。
人を教え導く勤めから、時に人の命を奪う勤めへ……。
闇の中、もがき惑う日々の中で、綾姫というよりどころを失ってしまった。
あの時と同じように木大刀を振ってはいるが、現実の勤めには真剣を振るうことさえある。

虚しさが修二郎を満たしてゆく。
それでも修二郎は木大刀を振り続けた。
それは、これからの勤めのための鍛錬でもあった。


坂木を斬らねばならないことに、本当は迷いがある。
上意とはいえ、誠実な人柄に好感を抱いていた男だった。
探りを入れると、坂木の方でも警戒の色を強めているが、国に連れて入った下士の一人が、
逃走したという話も聞いた。

お互い、無理をしている、という気がしてならない。
今、坂木に会って腹を割り話をしたならば……などと考えてしまう。
真剣ではなく、木大刀で立合うように、とことんお互いをぶつけ合ってみたい、と思った。

どうして、このような抜き差しならない関係になってしまったのか。
政の摩擦やゆがみに、深い憂いを抱いたところで修二郎にはどうにもできない。
――俺は父上のようにはなれぬ。
父の非情さをあらためて思い知るようで、肌が粟立った。



阿乃の母の喪が明けた頃には、すっかり阿乃は田沢邸になくてはならぬほどの
存在になっていた。
子のおらぬ安は、下働きに精をだす阿乃を、娘のように可愛がっている。

阿乃は次第に元気を取り戻していった。
修二郎も、何かと気の抜けぬ日々の中で、阿乃と過ごす時間がかけがえのないものとなっていた。



春の兆しをあちこちに感じ始めたある日、阿乃が田沢邸を一人で抜け出した。
密かに探しまわり、夕暮れにようやく見つけ連れ戻させたが、修二郎は訝しんだ。
自然、詰問も厳しくなったが、それでも阿乃は口を割ろうとはしなかった。

修二郎は詰問を止めて、障子を閉めた。
驚いて、顔を上げた阿乃に飛びかかるように組みついた。
「やっ……」
阿乃が小さく悲鳴を上げるのを黙殺し、袴の紐を緩め裾を捲り上げ、向い合せに膝上に抱き上げた。

「嫌……っ」
「抗うのか」
阿乃の腕が、修二郎の胸にばたばたと当たる。

「今宵は、お許しを……」
「何故だ!」
「お許しくださいませっ」
撒きつく逞しい腕から、逃れようと、激しく身を捩る。
65夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:33:57 ID:36Z6/IGl
                                 
「だめだっ」
初めてみせる激しい抵抗に、修二郎は加虐心を煽られた。
肩を押さえ込み、開いた股間を己へ引き寄せた。
女陰に一物をあてがい、乾いたそこを下から一気に穿った。

「あああっ」
ぎっちりと絡みつくような女陰の奥の襞に、修二郎が締め付けられる。
着衣も脱がぬまま阿乃を貫いて、修二郎は腰を遣い始めた。
わずかな動きもさせまいとするかのような、阿乃の締め付けに驚くばかりだ。

かつてない阿乃の拒みように、強烈な快感を覚えた。
阿乃がいつも泣くように悦びの声をあげる場所を、腰を回しながら執拗に擦り、
小柄な体を持ち上げ、己の膝に落とす。
同時に下からも腰を突き上げた。

「んやああ――っ」
貫かれた衝撃に、絶叫をあげ、阿乃が後ろへ逃れるように仰け反った。
穿ったまま、夜具に阿乃の体を押し倒し、裾を腰まで捲った。

繋がった場所が目の前に晒されている。
猛々しい修二郎がまさに阿乃の桃色の女陰を割り押し開き、根元近くまでずぶりと入れられていた。

先ほどまで乾いていた陰(ほと)は、今はたっぷり潤っていた。
たらたらと滴るその蜜に、白濁した粘液が混じっている。
「何だ……?」
修二郎は気付いて顔を寄せた。

「お前……客をとったのか」
阿乃は激しくかぶりを振った。

「では、これはなんだ。昼間どこへ行った?」
指で掬って、阿乃の前にかざした。
修二郎の目が厳しく細められていく。
阿乃は怖気て、目をぎゅっと瞑った。

「言え! どこかで男に会っていたのだな?! 言わぬか!」
修二郎が阿乃の片脚を肩に担ぐように持ち上げた。
娘らしい張りのある腰を引き寄せ、上から突き込むようにのしかかった。

「くっ……あああああっ」
「言わぬなら、二度とここから出られぬようにしてやる」
「っん、おゆるし……はっあっあっあぁっ」
妬心に苛まれ、だんだんと抽送が激しさを増す。

阿乃の表情が哀しげに歪んで、両目から涙がこぼれおちていく。
拒みぬくことができぬ体が恨めしいのか。
それほど、修二郎と馴染んでしまった、と思い知ったのか。

しだいに阿乃がいつものように、自分から修二郎の激しすぎる律動に、体を合わせていく。
片脚の膝が折れ曲がって、胸に押しつけられている。
もう片方の乳房を弄ろうと、胸元が乱暴に押し開かれて、修二郎の手が押し込まれた。

痛いほど掴み締められ、揉みあげられ、勃ちあがった乳首をきゅっと捻られる。
「やぁっ……はぁっあぁんっ」
腰を回しながら突き上げられ、阿乃の叫びは嬌声に変わっていった。

部屋には、修二郎の獣のような息づかいと呻き、阿乃の甘い悲鳴、そして律動に合わせて起こる、
ぬちぬちという水音が満ちている。
66夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:34:54 ID:36Z6/IGl
                        
ふたりは、着物も脱がずに下半身だけを露出して、ある一点で繋がれていた。

修二郎と阿乃を繋ぐもの。
それは愛情ではない。

修二郎はそう思っていた。
現に、いつも綾姫を想いながら、阿乃を抱いている。

色街で出会った、夜鷹の娘。
金で買った、愛しい女の声をもつ娼婦。
荒んで昂った己を鎮めてくれる、ただの情婦だ。

いや。

修二郎は焦燥に駆られながら、気づかないふりをしていた。
苛み味わいながらも、しだいに感じ始めたのは、情愛だということを。
この娘を手放したくない、そういう感情は、これからの修二郎には
持つべき感情ではないのかもしれなかった。

主の命令一つで、命の遣り取りをせねばならぬ役目を負ったのだ。
それが修二郎の心を揺さぶり続けている。
なにかにすがらなければ、平静を保つことなど、出来なかったに違いない。

それを今、阿乃を貫き、その温かな襞に包まれながら、嫌というほど感じ始めていた。
阿乃にすがって、己の生をその体の奥の温もりの中で、確かめたかった。

阿乃を手放したくない。

あれほど激しく拒絶の態度を示した阿乃が、今は従順に修二郎の下で汗をほとばしらせ、快感に震えている。
花弁のようなふっくらした唇からは、もう甘い鳴き声しか聞こえてこない。

修二郎は阿乃の涙の跡を見ぬふりをし、最後の律動を深く力強いものにした。



事後に阿乃は出奔の顛末をようやく語った。
夫婦約束を交わした男がいる、阿乃はそう言った。
予想していたものの、修二郎の胸は波立った。

江戸へ旅立ったその男は役目上帰参したが、阿乃との約束のために、主人の元から逃れてきてた、
ということ。
ともに国を出ようと誓いあったこと。
そして今日、その手筈を打ち合わせてきたこと。

「けれど、私は……どうしたらよいか、迷っているのでございます」
そう言って、修二郎の手を押し頂くように両手に包んだ。
「今すぐにでもあの方の元に飛んでまいりたいはずなのに……」
「……」
「……なのに、何故か修二郎様を思うと、胸が苦しくなるのでございます」

阿乃が眉根を寄せて、口を引き結んだ。
自分の胸に、握った修二郎の手を押し当てる。
その様子が、頼りなげで、修二郎は震える阿乃の肩を抱き寄せた。

「お前を、その男のところに行かせたくないな」
顎に指を添え、こちらを向かせて唇を吸った。
「行くな」
阿乃が戸惑った表情をして、また涙を溢れさせた。
67夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:36:05 ID:36Z6/IGl
                      
修二郎の胸のあたりが、ちりちりと痛んだ。
口の中で、苦い味が広がっていくような気がした。

「私は、どうなってしまったのでしょうか。自分がわからなく……」
「わからなくてもよい。今は俺に抱かれろ。お前の想い人を忘れさせてやる」
「あ……お許しを……」
「許さぬ」

今度はできるだけ柔らかく笑って、引き寄せた阿乃の帯を解き始めた。


***


阿乃は、修二郎の元を去るようなことはできないと思い惑っていた。
愛情なのかもしれなかった。
会えぬ想い人より、何度も自分を欲してくれる男。
数日前の、想い人に抱かれた悦びより、修二郎の存在が大きくなるのが恐ろしい気がした。

安の元に仕えて、穏やかな日々を送る幸せを感じてはいる。
けれど安婦人も老齢で、いつまでこの生活が続くかもわからない。

その上に、最近修二郎の存在が、急に儚く感じることがあって、不安になることがあった。
時折狂ったように自分を欲する修二郎の、心の歪みを知るようになった。
同情と憐れみが綯い交ぜになり、自分がそれを癒せるなら、と思い始めていた。

しかし、身分が違いすぎる。出過ぎたことだ。
金で買われた娼婦なのだから、いつか捨てられるのだと、始めからわかっていたはずなのに。

阿乃は安婦人の使いで外出をした道々、これからのことを考えて、思い惑った。
昨日まで暖かかった春先の陽射しが、今日は雲に覆われて、真冬ほどではないが冷えてきている。
肩をすぼめて、冷たくなった指先に、ほうっと息を吹きかけた。

外出は、いつも修二郎があまりいい顔をしないが、今日は仕方なかった。
身内の不幸で実家へ帰っている下男の代わりに、安の持病の薬をとりに行くところだ。
それが、いけなかった。

色街へ渡る橋の前を過ぎようとした時、阿乃は悩み事で頭がいっぱいだった。
だからすぐ後ろに、男がつけてきたのに、気付かなかった。
人通りのない路地へ入ったところで、阿乃は急に当て身をくらい、意識を失った。





阿乃が目を覚ました時には、修二郎の顔が心配そうに目の前にあった。

「ばかもの。あれほど外出をするなと言っておいたのに」
ごめんなさい。
そう言おうとしたが、口がうまく動かない。体も同じだった。

修二郎が縛めを解いていることにようやく気づき、次第に状況が掴めてきた。
頭が働き始めると、次に、鼻孔に強烈な金気の匂いが入ってきた。
吐き気が込み上げる。血の匂いだ。

「ひっ」
慌てて口を塞ぐ。
男が狭い部屋の中でふたり、無残に斬殺されて倒れていた。
68夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:45:14 ID:36Z6/IGl
                       
修二郎は手に持っていた、折れた脇差を投げ捨てた。
狭い家屋の中で、修二郎は脇差を振りかざし、ここまでやって来たのだろう。
それは、斬り合いの凄まじさを物語っているようだった。

「ここを出るぞ。立て、阿乃」
修二郎が、急いで阿乃の腕を引きあげた。
死体は、見覚えのある、娼家の主とこの界隈の元締めのようだった。

修二郎に手を引かれて、娼家らしい店から外へ出た。
廊下にも用心棒なのか、浪人の死体が数人転がっている。

店の外には予想どおり、手下や浪人者が待ちかまえていて、修二郎と阿乃を取り囲んだ。
修二郎はたったひとりで、阿乃を連れ戻しにきたのだ。
身分が身分だけに、自分の囲い者のことで、だれかの手を借りることもできなかった。

以前は、修二郎が金で話をつけたのだが、それであきらめられなかったらしい。
それほどに、阿乃は上玉なのだろう。
修二郎に囲われてからも、以前夜鷹の阿乃を抱いた客が、あきらめきれず、
色街の元締めに手を回したようだった。

あの時は隠して手配りしたが、今は修二郎の正体も掴んでいるだろう。
目の前の無頼の者たちは、ニヤついた顔で、珍しそうに修二郎と阿乃を眺めている。

「元締めがヤラレた!」
店の奥から、叫び声があがった。
目の前の男たちの顔色が変わった。

「こいつらを街から出すな! 切り刻んであの世へおくってやる」
男たちの中でも、一番屈強な男が、ずいと前に立ちはだかった。
「あの世で元締めに会っても、手が出せないようにしてやる」

修二郎はすらりと大刀を抜き放った。
男たちの囲みが、斬撃の間合いから、さっと退いて広がった。

「阿乃、行けっ」
するどく修二郎が言った。
「でも……」
「いいから。俺が足を一歩進めたら、橋へ向かって走るのだ」
「……」

「そうしたら、お前の想い人の所へ行くがよい。迷わず行けよ。よいな?」
「修二郎さま……安さまは」
「後のことは案ずるな、俺に任せておけ」
「でも……」
「お前の懐に、いくらか入れておいた。それを使って好きなところへ行くがよい」
「……いいえ……いいえ!」

阿乃は激しくかぶりを振った。
「ばか! 言うとおりにしろっ。主人の言うことが聞けぬのか?」
「いいえっ、私は……っ」
69夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:46:15 ID:36Z6/IGl
                    
じりっと包囲がわずかに狭まった。
修二郎は包囲から鋭い目をそらさずにいたが、声だけ和らげ阿乃に言った。
「行け、阿乃。幸せになれ。必ず想い人と添い遂げて幸せになれ」
                        
阿乃はかつて坂木家に奉公していた。
その下士の男と想い合うようになったのだ。
江戸にいってしまった男が、自分を捨てたのだ、と阿乃は思っていた。
だから、夜鷹家業に身をやつしたのだ。

想い人の男は、実は役目上、詳しいことが言えぬまま、阿乃を置いて国を出たのだった。
想い人というのは、江戸から坂木とともにこのたび帰参したが、主の元から逃走したという
下士の男だった。
修二郎は坂木への探りの中で、それを知った。

阿乃との約束を守るためか。
それとも、政争に巻き込まれ、変わりゆく主にいたたまれなくなったものか。

修二郎はその男が羨ましかった。
自分にはとうていできぬことだった。
いや、そういう方法もあったのだ、と阿乃の想い人のことでようやく思い至ることができた。

しかし、今となっては、遅すぎることだ。

「修二郎さま……」
「行け」
刀を正眼から上段に移した修二郎は、左足を一歩間合いに進めた。
同時に阿乃は身を翻した。

包囲が修二郎めがけて狭まった。
修二郎がするするとその中へすすみ、阿乃に近い位置の男から、斬り払う。
喚き声をあげ転倒するのを合図に男たちが入り乱れて修二郎に迫ってきた。

無造作に大刀を振り回しているように見えて、確実に修二郎は包囲網を斬り崩していった。
あと五人倒せば、ここを斬りぬけられるだろう。
――阿乃は、走っているか?

一瞬橋の方を見やると、阿乃が立ちすくんでいるのが見えた。
離れたところにいたが、修二郎を案じて泣き顔になっているのが見えるほどのところだ。
「ばか! 走れ、阿乃!!」
70夜鷹と牡丹雪:2010/03/09(火) 23:58:50 ID:36Z6/IGl
                      
修二郎が叫ぶと、阿乃は弾かれたように踵を返した。
包囲の一人がそれに気づいて、阿乃に向かって駆けだした。

追いつかれてしまう。
しかし、修二郎が追っても間に合わぬ。
追ったとしても、ふたりともに危うくなる。

男たちの凄まじい殺気の中で、修二郎はやむを得ず、手にした大刀を後方へ投げ放った。
「きゃああ!」阿乃の悲鳴が聞こえるのと同時に、男の断末魔の叫びが聞こえた。

狭い店の中での斬り合いで折れた脇差は、その場に捨ててきていた。
得物は、今放った大刀のみだ。

「走れっ、阿乃! 走れえっ」
「しゅじろうさま!」

最後に耳朶を打ったその声は、もう綾姫の声ではなく、阿乃の声そのものだった。

得物がなくなり丸腰となった修二郎に、白刃を振り上げた四人の男が殺到してゆく。
修二郎は、迫り来る男達を認めながら、一瞬視界に入った舞い散る白い羽のようなものに、
目を奪われた。

阿乃の声を胸の内に繰り返しながら、修二郎は体の力を抜いて、空を仰ぎ見た。


いつの間にか、牡丹雪が、落ちてきていた。








===終===
71夜鷹と牡丹雪:2010/03/10(水) 00:02:21 ID:36Z6/IGl
 
終わりです。
本文は 15レス でしたorz

誤字脱字ありましたら、ごめんなさい。

拙文すみません。精進します。

お読みくださった方、ありがとうございました。
72名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 12:14:32 ID:7PuijgkI
GJすぎる
73名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 22:04:20 ID:GpthzeBI
こんなに読み応えのあるSSは久し振り!
また書けたらぜひ投下して欲しいです
74名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 02:00:07 ID:dghIDrjr
>>71
GJ!大作で凄いな!

時専で剣客の再放送見て今頃はまった
大治郎と三冬のエロもいつか誰かお願いします
75名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 17:01:23 ID:9A4yQv0Z
下がってきたのでアゲとく。
76名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 18:04:27 ID:9A4yQv0Z
>71
あっちのスレは甘々カプでこっちのは悲恋なんだね。
なんだかしんみりする。
77名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 20:29:43 ID:ZRqduyne
>>74
大治郎三冬 根強いな。
自分も、あの二人の朝チュンもどきでさえ、萌えてしまうクチ

池波なら、自分は今、雲霧仁左衛門と七化けお千代だなー。
原作のほうだけど。
ドラマはキャスト一新して、も一回やってくれないかなあ。
せめて、どなたか気が向いたら、仁左のお頭とお千代の初物お願い……

時代(劇)物って少ないからなー。
仕方ないんだろうけどさ
78名無しさん@ピンキー:2010/03/23(火) 02:22:39 ID:x3oznQNX
>>77
今ドラマでやってる渡部版の、二人の微妙な距離感がかえってエロスwを感じるんだよなw
あの二人で原作の夫婦後の交わいとかやってほしかったと思うがなかったようなので
せめてここで希望だけでも言ってみた

時代劇ものは上の投下された神作品も萌えるし、他の作品でも萌えるの沢山あるよな
79名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 00:46:10 ID:Yt1zfAN/
>>78
ドラマ、お匙屋敷の三冬かどわかしの回ではすでに、
渡部大路ではなくなってて泣いたな。
新婚の二人のイチャイチャ(?)も見てみたかったね。

過去の作品……そういえば、必殺の作品とか、えらく萌えたよ。
こうして見ると、ぽちぽちと投下あるね。
80名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 23:00:03 ID:xDqwKSkY
ありがたいことだ
81名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 04:44:17 ID:dyXITiXA
>>79
さっき久々に見たが渡部大路ver萌えるなw
かどわかしの回は本当にこの二人で心底見たかった!
あの渡部大治郎が叫ぶだけで萌えそうだw
原作読んでも初夜がどんな風に運んでいくのか想像できないがw

必殺の作品も萌えたし、なにわも良かった
また神達が戻ってきてくれたら嬉しいから全力でお待ちしてますよ
82名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 02:03:10 ID:v2t5FeVQ
保守のついで、ということで許してくれ

また池波ネタで悪いんだが、
週刊○波正○郎の世界17号(←ぐぐると出てくる)の表紙
禿萌えたんだがwww
三冬かわええし、大治郎の表情が。 らぶらぶの新婚さんじゃないか〜。

ドラマじゃないが、中先生の絵で萌え充電
妄想とまらんくて、眠れん

スレチかもだが、エロ萌〜とか他板じゃできんし・・・。
暴走、すまんです・・・
83名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:55:53 ID:xXO/sY3P
最近の三冬は、握ったままでないと
(どうにも寝付けぬ……)
のであった
84名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 01:37:19 ID:N4k5/pLJ
ま、よいわさ

……って、某板の池波スレかとオモタw
85名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 04:48:16 ID:W6i9w+VK
この流れワラタw

もう少しせめてドラマで原作並のラブラブな2人は
初期のキャストで確かに見たかったなぁ
原作でも三冬が大治郎を求めるのははっきり書かれているが
大治郎が三冬を求めるのはないんだよな
大治郎はやはり剣で体を動かしてるからそういう欲求は
三冬より少なかったのかとか原作読んでも考えてしまうw

この作品に限らず色々な時代劇作品の神の投下を心待ちにしております
86名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 01:29:54 ID:HzMDWVdm
規制中? 保守しに来た
今、時代劇って、なにやってる?まっつぐぐらい?
今年は、映画多いんだっけか。
映画はなあ、また藤沢
嫌いじゃないけど、エロくは・・・
87名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 02:14:34 ID:EjJMOJlv
リアルタイムってわけじゃないが
居眠り磐音でぜひ読みたい。
88名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 01:21:10 ID:2w+wWsBA
一次で続き物(連載)って、このスレの趣向・嗜好と合わないかな。

過疎だから、この際何投下してもいいかなあと思ったりもしたけど。
……やっぱこの板向きじゃないよね。

やっぱ、二次かあぁ。
89名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 02:26:58 ID:uYLSdVBa
投下してくれるならなんだって大歓迎
個人的には一次のほうが好きだよ
90名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 05:49:12 ID:/Y4V31qu
下がりすぎてるから保守あげ
そういや昨日おにへー久々にやってたね
91名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 07:22:29 ID:cpV7HqXx
おまさの 「再び犬に為りとうございます」 には萌たな!
92名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 10:43:15 ID:aGHOkU1u
ある意味(ココ的な意味でも)萌えるセリフだなー。

それにしてもサッカー裏番組だからか? 十ン年前の映画の放送。
2夜連続と最初聞いた時には、なんか新しいことやるのかと
一瞬期待したんだが。

みんなお肌つやつやしてたな……。
93名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 11:01:18 ID:cpV7HqXx
岩下姐さんは塗り過ぎだったな。 しかし最後に平蔵は何事を耳元で囁いたんだろな?
94名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 23:43:59 ID:ydor9mwi
大治郎×三冬萌え〜♪
95名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 12:08:17 ID:o1tigXq1
「おまさ・・再びワシの犬になりたいと確かに申したな?それならば後ろを向いて四ツん這いになりワシに尻の穴をしかと見せい」平蔵はおまさに指示を出した。 おまさは平蔵の言う通り着物の裾を上げ四ツになり「長谷川様これでよろしゅうございますか?」と尻の穴を見せた。
96名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 13:33:14 ID:o1tigXq1
「おまさ良い心掛けじゃ!それよりしかし年期の入った良い尻と穴じゃぁな!おまさ」 すかさず平蔵は自ら唾液を人指し指に舐め濡らし,おまさの尻の穴に突き入れた。「おまさ痛いか?」 「いいえ痛とうございませぬ長谷川様・・・突いた指の感触が恥ずかしながら気持ち良うございます」
97名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 14:12:39 ID:o1tigXq1
「気持ち良いか!?おまさ!よしよしもっとお前の尻の穴を突いてやるぞ!」 平蔵は穴に入れた指を動かした。 「ハヒ・・・ハヒ・・・ハヒ・・・はひ!」 おまさは自ら尻を激しく突き出して平蔵の忠実な雌犬になり従った。 「よく従ってくれる犬じゃの!おまさョ」
98名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 14:31:32 ID:o1tigXq1
「引き込みから足を洗って長谷川様の元にはせさんじて密貞になる願をお許し頂いたその恩義を果たしとうございます・・・ですからお好きな様にして下さいませ長谷川様ぁ」 おまさは平蔵の前で恥ずべき醜態を曝しなからも気丈に受け答えた。 (終了)
99名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 16:23:22 ID:p1xuqAJN
口を割らない下手人を仕置きする部屋で,梁に巧みに排便をする様に縄で吊され卑猥な言葉を吐露させられるおまさ。
100名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 00:58:59 ID:U2enCW9j
仕置き部屋に明後日に打ち首獄門を受ける罪人達が一同にかえす前で密貞おまさは平蔵配下の同心達に攻め具で排便の体勢に大きく拡げられ現わになった秘部を攻め立てられていた。 「おまさ!お前のお陰で捕縛できた罪人の前で辱めを受ける気分は?」
101名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 01:17:10 ID:U2enCW9j
平蔵が,おまさに声荒げに尋ねてみると 「この薄汚い盗っと盗賊の前で恥ずかしゅう〜ございます恥ずかしゅう〜ございます」 と・・・おまさは自らのイチモツを握り締め激しくシゴキながら哀れな女密貞の淫美な醜態を食い入て観る罪人を虚ろに見ながら答えた宣うた。
102名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 01:35:25 ID:U2enCW9j
「盗っと共よ!貴様らを嵌めた女密貞の惨めな姿を・・・冥土の土産に丁度良かろうて」 平蔵は自慰に耽る罪人達に寛大な言葉で言ってきかせた。 「勿体のぅございます勿体のぅございます」 罪人達は平蔵に答えた。 「もっと,おまさを攻め立てぇい!」 平蔵は同心達に指示を配らせた。
103名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 02:10:15 ID:U2enCW9j
同心達は平蔵の号令の元に,おまさの秘部の攻めを激しくしていった。 おまさは平蔵と等しく忠実な狗として仕える屈強な同心達に自らの大事な女の快楽のツボを攻め立てられながらも恥ずかしさを,かなぐり捨てて忠実な狗として同心達に喘ぎ悶え言った「攻めてくださいませ」
104名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 20:49:17 ID:+8x7BdF6
いつもの人だな

嫌いじゃないぜ。結構楽しみなんだ。

で、続きはあるのかい?

……とりあえず、いつも、GJ!
105名無しさん@ピンキー:2010/07/02(金) 05:36:56 ID:OhxWM82j
しばしまて
106名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 22:11:29 ID:5BPNTZrE
待つ
107続き物ですが保守代わりに (一):2010/08/01(日) 23:51:16 ID:O8YloEjn
保守代わりに投下します。
続き物ですが……。

一次モノです。
時々きて、ひっそりのんびり続けます。
すみません。

どうか、保守代わりに。

5レスいただきます。
NGワードはとりあえずIDで、おねがいします。
108続き物ですが保守代わりに (一):2010/08/01(日) 23:51:48 ID:O8YloEjn
                   
人を斬った。
今日は長屋へは帰れぬ。
ぼんやりした頭でそう思いながら、刀に血振いをくれ、相手の袂で拭いをかけた後、のろのろと鞘に収めた。
できれば、早く帰って刀の手入れをしてしまいたいが、そうもできまい。
万が一。
由紀が長屋に来ているかもしれない。
また、あの日のようなことになっては絶対にならない。
もやのかかった頭の中で、それを思い出しかけて頭を振った。
しかし一度思い描きかけた禍々しい光景が、抑えていた凶暴な昂ぶりを表に一気に押し上げた。
傍から見ても、目の血走りや荒い呼吸の征士郎の変化は明らかだった。
人斬りを金を得る手段にしてしまった業の深さに、今更ながら激しい後悔の念を抱いたところで、後戻りはできなかった。

仇は、見つけた。
あとは、いよいよ討つのみとなった。
たとえ相討ちになっても、絶対討ち取るという自信がある。
いや、生きて果たし終えなければならない。
征士郎には、己の仇討ちを果たし終えた後、もうひとつ成すべきことがあった。
それが全て済んだとき、残された由紀のための金が必要だったのだ。

それらを成しえるためには、日があまりない。
だから、咎のある者とはいえ私的にその命を奪う、この仕事を請け負ったのだ。
日頃の用心棒家業では、手にすることの出来ない報酬が一度に得られる。
後一つその仕事を成せば、目標の金が貯まることになる。
あと一度だ。

由紀への想いをあらためて胸に刻んだ征士郎は、私娼窟に歩き出しながら、我知らず凄愴な笑みを浮かべていた。



乱暴に組み敷いた躰は、しかし柔らかく絡んで、征士郎を遠い意識の縁から引き戻した。
江戸に出てきてから、五年の間に二、三度女を買ったこの店に、この三月の間にもう三度も来ている。
いちいち数がわかるのは、必ず事後にやってきたからだ。
汚れた仕事をこなした数と一つ違いで一致する。
今夜も店に入るなり、宿の主人は何も言わず女を呼んで、征士郎を二階の座敷へ案内した。

この場末の私娼宿で、征士郎は仕事を請け負った。
最初に仕事の話を聞いたのは、江戸に来て用心棒家業を始めた頃だった。
用心棒の仕事が片づいて、一緒に組んだ仲間と、女を買おうとこの店に入った。
江戸の町に慣れ、征士郎も若さを持て余していた頃だ。
帰りしなに、征士郎のみ宿の主人に引き留められた。

初めて入った江戸の女郎宿ゆえ、なにか粗相をやらかしたかと身を固くした征士郎へ、

「かなりの腕とお見受けしました。この近くの悠木屋で用心棒をされていたのでしょう? どうです、用心棒家業より、割のよい仕事がありますよ」

と、主は、人の良さそうな穏やかな笑みを浮かべた。

およそこんな場末には似つかわしくない、物堅そうな男だった。
どこかの商家の主だと言われれば、そうだとも言える品のある風情だ。
それに、この日初めてこの主の顔を見た征士郎は、興味をそそられつい、「それはどんな仕事だ」と聞いてしまっていた。
それほど、糊口を凌ぐのに窮していたともいえた。
自分の身を削って、その日暮らしのような生計を立てているのだ。
109続き物ですが保守代わりに (一):2010/08/01(日) 23:52:33 ID:O8YloEjn
                      
「あなた様がこのことを他へお漏らしなさらない、とお約束していただけましょうか」

少し考えて、「漏らさぬ」と短く答えた。
私娼宿の主が自分だけを呼び止めたうえに、もったいぶっていることにも非常に興味をそそられた。
主はさらに相好を崩して、では……と舌で唇を濡らし話をし始めた。

「お上の手が下らない者を、この世から消していただく、という仕事……」
「殺すのか……!?」
「お声が、大きいですねぇ。まあ、そういうことで」
「…………お上の手が回らず、野放しになっている咎のある者を、ということか?」
「ほほ、おわかりになるのが早いですなあ……まあ、そういうことです」

気がつくと、主の目が炯々と、征士郎を射抜くように光っている。
征士郎は腹にぐっと力を入れた。
胴震いが起こりそうだったからだ。
しかし、目はちらともその視線から離さなかった。

「どうです、おやりになりますか?」
「……いいや」
「ふふ……お断りになる?」
「………………」

長い沈黙があった後、主が口を開いた。

「突然に申し訳もないことでしたねえ。よろしいんすよ、その気になったらお声をかけてください。いつでもお待ちしております。そのかわり」

主の表情が、一瞬にして変わった。獰猛な獣のように見えたのだ。
まるで堅気のそれではない、この世の暗部に身を置く者特有の殺気を纏った相貌は、この世の裏を渡ってきた男の見せる凄みなのかもしれない。

「このことは、他言無用に願います。あなた様と身の回りにもに危険が及ぶ」
「何……!?」
「まあ、まあ。ここで話したことは、忘れてください、ということですよ」

言い終わると、先ほどの笑みを浮かべた穏やかな風貌に戻っている。

「あなた様の腕に、惚れてしまったんですよ。私のほうも、きっと断られるだろうと思っていたのに、話してしまった」

愉快そうに体を揺すって笑いだした。

「では、もしも引き受ける気になられたら、その時はいつでも声をかけてください」
「引き受けることは、おそらく無いと、思うが……」
「いいえ…………必ずあなた様は、いつか声を掛けてくる、そんな気がいたしますよ」

五年ほどたったある日、征士郎は主の言った通り、この店を訪れていた。
女を買うためではなかった。

三月前に最初にやってきた時も、奥から出てきた主は、一言二言征士郎に問いかけただけで、すぐ店へあげてくれた。
一目でそれとわかるほど、青白い顔に、目だけ血走った征士郎は、殺気を漂わせたままの躰で、店に入ったのだ。
主人に呼ばれて案内に出てきた小女が、ひっと小さく悲鳴を上げたのを靄のかかった頭の隅に記憶している。
110続き物ですが保守代わりに (一):2010/08/01(日) 23:52:59 ID:O8YloEjn
             


出された酒を飲むこともせず、あとから入ってきた馴染みの女が隣に腰を下ろすと同時に、押し倒した。
女の裾をまくり上げて、いきなり硬く猛る己の一物を赤黒いそこに、押し込む。
悲鳴とも嬌声とも着かない声を上げて、女は身を捩るが、征士郎は構わず腰を遣い始めた。
女の荒れた陰は、前戯もなく剛直な男に穿たれても、いつものようにぬめりを醸す。
商売女の不思議さを思いながら、激しく腰を打ち付けて、一度目を放った。

征士郎に呼吸の乱れはほとんど無かった。
女も慣れた仕草でさっさと着物を脱いで衝立に放り、征士郎の着衣を脱がしていく。
女に、素肌に手を這わされたとたん、また征士郎は女を組み敷いた。

薄汚れた壁に視線を当てながら、腰を打ち付けることに意識を戻そうとする。
二度目の女の躰は、目眩がするような快感を征士郎に与えてくる。
そして、忘れようとしても出来ない、生々しい記憶を呼び覚ましていく。

腰からの快感が突きあがってきて、ぶるりと躰を震わせて精を放った。
今度こそ、女から躰をどけて、ごろりと薄い寝床に転がった。



征士郎が最初に人斬りの仕事を終えた夜――。
ひどく昂ぶった心持ちを持て余しながら、そのくせ頭は、霞がかかったようにぼんやりとしていた。

某藩の謀反を画策しているという、藩士三人が相手だった。
対峙してすぐに手練だと看破した三人からは、鋭い殺気が一斉に征士郎に突きつけられた。
一息を吐く間もなく藩士らが殺到したのを、斬撃の間境まで引きつけて抜き打ちにした。
修練に没頭した時とは異なる、痺れるような鋭い気が、全身から腕へ、刀身へと駆け抜けていった。
自分自身が発している殺気だった。

頭は陶酔したように働かなかった。
ただ、体だけが自然に動いた。
繰り出される突きや、鬢をかすめる白刃をかわしながら、踊るように刀を振るった。
血飛沫があがり、脳漿が飛び散っても、ただ目に映る光景でしかなかった。
むしろ、血の匂いに酔ったのかもしれない。

按摩の呼子を聞きながら、予め教えられた道で、町木戸を避けて長屋に戻って来た。
返り血を浴びた姿を奇跡的に人に見られることもなく、無事に長屋の引き戸をあけ、中に入る。
瓶から柄杓で一杯水を汲み、それを一気に飲み干しても、昂ぶった己を鎮めることが出来ないでいた。
肩で息をしているかのようなはあはあという呼吸は、小さくなってはいたが荒く続いている。
ひどく喉が渇いていた。
霞がかかったような頭は、ある部分で妙に冴えている。
この場に人がいたら、斬ってしまいそうな気がしていた。
血飛沫のこびり付いた刀を鞘ごと腰から引き抜き、上がり框に無造作に置いた。

酒を探してのろのろと部屋に上がった時、いつもの自分の夜具の上で人が起きあがる気配がした。
女の匂いが視覚より先に鼻孔を刺激した。
視覚は……見ているようで、見えていなかったのかもしれない。
いや、見えていたのだ。
女だ。
考えるより先に、体が躍っていた。
111続き物ですが保守代わりに (一):2010/08/01(日) 23:53:34 ID:O8YloEjn
                
華奢な肢体に抵抗されれば、先刻の男達との斬り合いを思い出して、ドス黒くたぎる血が体中を駆けめぐった。
襦袢一つの女の裾をはだけ、腰ひもを解くのももどかしく、真っ白な内股を割って腰をねじ込む。
繁みの奥の女の肉が、今まで見たこともなく美しく、桃色をしているのを見た。
ほんの少し躊躇した。
ふと、芳しい匂いが鼻先を掠めたからだ。
凶暴な血が、そのほんの刹那だけ鎮まるような、愛おしく優しい、心底安堵させてくれる匂い。
しかし、それもほんの刹那のことで、すぐさま征士郎は欲望に飲み込まれた。
小さく悲鳴が聞こえた気がしたが、構わず昂ぶる先を女肉の窪みに突き入れた。
あまりに狭いその中を無理やりに押し入り、ぎちぎちと音がするぐらいに抜き差しを繰り返す。

「ぐっ」という呻きが聞こえた後、女の体が弛緩していくのがわかった。
気を失ったようだった。
恐ろしいほどの締め付けが少し緩み、更にぬめりを生じて征士郎の動きを助けた。
己の重みをかけ、はずみをつけながら腰を打ち付けると、女の躰が動きに合わせて揺れる。
ぬちゃ、ぬちゃ……と一定した水音が、気を失った女の喘ぎの代わりに征士郎を煽った。

動きながら、肌蹴た乳房に手を伸ばした。
小ぶりなそれは、しっとりと征士郎の掌に、吸いつくように弾力を伝えてくる。
乳輪も乳首も女陰と同じ美しい桃色で――それは、おおいに征士郎をそそった。
乳房を両手で掴み締めて、天を向いた乳首を二指で捩った。
ほどなく股間を強烈な快感が突き抜けてきて、征士郎は腰を振って夥しい精を注ぎ込んで、果てた。

心が空虚になっていくにつれて、次第に頭の霧が晴れていく。
征士郎は、女の陰から自身をずるずると引き抜いた。
すぐに力を取り戻しつつある自身に目をやって、我に返った。
血が糸を引いてまとわりついている。
思わず掴んだ掌に、白濁した粘液と混じった赤い滴りがべったりと着いた。
滑りを助けたぬめりの正体は、おそらくこれだ。
頭がすっと冴えた。
――ここは、俺の長屋だ。
この刻限にここにいる女は……。

「由紀っ」

躰が凍りつく。
征士郎の前には、由紀が横たわっていた。
征士郎が引き抜いたそのままの体で、初々しかった秘所から粘性の血を垂らしたままで。
内股には、その血がこびり付き、苦しみの表情が顔に浮かんだままである。
唇は、恐怖と痛みに耐えるためであろう、何度も噛みしめて裂け、やはり血が垂れていた。
誰にも許したことのない肌には、征士郎の手指の圧迫痕がいくつも出来ていて、花弁を散らしたようだった。

「…………っ!」

俺が、やったのか。
俺が由紀を犯したのか。
口から漏れる嗚咽を、手で塞ぐ。
何故だ……今まで大切に守り、慈しんできたものをこの手にかけてしまったのか。
そうだ、俺が。
人殺しで金を得たことに対する、天罰か?
それなら、俺に罰を与えればよいではないか!
こんなむごいことを、俺が!
何故……何故俺は、由紀を……!
112続き物ですが保守代わりに (一):2010/08/01(日) 23:54:01 ID:O8YloEjn
                    




征士郎は再び女の中にいた。
三度目は快楽を貪るようにその躰を抱いた。
この手に残る、袈裟掛けで切り殺した生身の感触を忘れようとしていた。
肉を断ち、骨を砕いた瞬時の、刀に伝わってきた手ごたえ。
首根から噴き出す血飛沫、噴出音。
それらを記憶の中から消し去りたかった。

あれから長屋へは帰っていない。
あの後、由紀に手当を施し、江戸に来てからずっと世話になっている医者に連れて行った。
わずかだが、出血が止まらなかったのだ。
その後、由紀の世話になっている料理屋夫婦に、訳も話さず後を頼んで、姿を晦ました。
もう、あのそれなりに穏やかな暮らしには、戻れない。

――都合が良いではないか。

あのような鬼畜の所業をした己を、由紀は嫌悪し、憎んでいるはずだ。
この俺をこの世から消し去りたいと思っているなら、ちょうど良い。

俺は、喜んで討たれよう。
俺は、由紀の親の仇なのだから。

征士郎は、暗い天井を見上げ、ぎこちなく笑みを浮かべた。
113続き物ですが保守代わりに (一):2010/08/01(日) 23:54:43 ID:O8YloEjn
          
一回目、投下以上です。

続きは忘れた頃になるかもしれませんが、時々来ます。
スレが落ちたら、その時はその時で。

他の書き手さんは、どうかお気になさらず、投下してください。
すみません。
114名無しさん@ピンキー:2010/08/09(月) 23:34:07 ID:kx6NDqaM
GJ!!
かなり俺の好みな設定だ。
続きwktk
115名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 05:28:25 ID:/cluUGYW
この時代って、少女とか幼女とのセックスってどうだったんだ?
強姦とかじゃなくて、政略結婚とかそんなの。
116名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 15:03:20 ID:MHUuntwL
時代がずれるけど前田利家の妻まつは12歳で
出産を経験したからそれぐらいなら江戸時代でもOKなんじゃない?
117名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 08:59:48 ID:ItiKa9ff

子どもは宝とされたから、町中なんかでは周りに見守られて育つもの。
(無事に成人する率が、当然現代よりぐんと低いため)
だから、幼女といたす、というのは、世間的に見て、
現代と同じで「虐待」とみなされてもおかしくなかったと思う。

ただ、年齢低くても、初潮を迎えれば、それが嫁に行ける目安
子を産める、というのが嫁の重要な条件だから。

将軍・大名なんかの政略結婚でも、子どもを産める体になってるかどうかが、
お褥に侍れるかどうかの目安だっただろうし

15〜16くらいには嫁に行ってもおかしくない。
18くらいには、子は1人ぐらい産み終わってて、
独身のまま20過ぎれば“いき遅れ”・“年増” とか

一方で、いくら子を産める体になったとしても、年若の嫁は、
傍から見ても『痛々しい』と見る向きもあったそうだよ。


当然、年少者性愛嗜好は(強姦も含んで)いただろうけど、
幼な妻を娶りたい、ていう男も、いただろうね。



江戸以外の地方は土地の因習にによって、また違うとは思うけど。


まつは、婚姻時には、おそらく出産可能な体だったと思ワレる。
(戦国のほうが、江戸時代よりさらに早熟傾向)
118名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 09:04:46 ID:ItiKa9ff
118です
読み直したら……なんか、レスがクドくてすまないですorz

>>115
もし、SS創作中なら、気にせず、好きに書いてください。
楽しみにしてるから〜。
119名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 21:15:36 ID:ItiKa9ff
ホントに118です・・・
アンカーというか、間違えた >>118 書き込み

レス中の「118です」は「117」の間違いです

すげー久々に来て書き込んだら、これですだ。
ほんとクドい・・・ごめん。
吊ってきます。
120名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 04:37:26 ID:QgbCAWN4
いや、なるほど〜と思ったよ
でもさすがに12,13で出産とかはいくら時代が違うとはいえ想像できないな
まあ好きな相手と結婚というのも難しかったというか、今とは全然考え方が違ってるだろうしな
身分制度もあったし、ドラマのように沢山はないにせよ殿様に見初められて無理やりとか
生まれた時から親同士が決めた許婚だったからそのままとか、あとは大奥もあったし
男性も女性も色々大変だっただろうと思った
ドラマでは手篭めにされる女性も多いしなぁ・・・実際は分からんが
121名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 22:33:33 ID:pe8qkS3c
保守
122名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 13:23:41 ID:dYhBeoqi
ほしゅ
123名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 12:19:05 ID:XsqgAj6f
>>120
そうだね、あの時代は(今でも時々有るけど)「いいなづけ」と称して
生まれる前から、結婚相手を親に決められたりしてから
今で言う恋愛結婚はなかなか難しかったろうね。
それでも自分たちの意志を通して駆け落ちでもすれば
「駆け落ちものぞ」と、後ろ指を差される事になる・・・
(実際のはなし、江戸時代に駆け落ちは立派な犯罪だったし。)

「親の心に背いてまでも、恋に生きたいふたりです」 なんて言ってる
「矢切の渡し」に出てくるふたりも
行き着く先は、「貧しさに負けた。 いいえ、世間に負けた」の
「昭和枯れすすき」の歌詞の世界ってことだ。 (江戸時代だけど)
124名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 21:02:18 ID:ArVY0E8d
江戸時代に自由恋愛はないと思われがちだが、それはちょっと誤解

もちろん、大店とか武士階級とか名主とか、その関係で政略結婚など会ったのは事実だが、
庶民の間では恋愛結婚や自由恋愛(結婚前提じゃないSEX)も数ある。
政略結婚以外では、結婚に処女性を求められる時代でもなかった
125名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 22:57:25 ID:lEsG+cDQ
その辺がきつくなったのは明治からだよな
126名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 11:16:22 ID:B1gV+VBG
落語の「たらちね」だと紹介されて連れてこられたその夜に夫婦の契りを結んでる。

長屋の後家は、同じ長屋の若い衆の共有物
127保守がてら(二):2010/10/06(水) 01:10:27 ID:QhuK3Aip

>>108>>112の続きです

本文投下は 5レス 
今回、エロ度ほぼゼロ
お気に召さない場合は、スルーの方向でお願いします。

NGワードは、「保守がてら(二)」か ID で
128保守がてら(二):2010/10/06(水) 01:11:04 ID:QhuK3Aip

               
征士郎も由紀も、まだ、国元にいた頃。
藩主の座争奪に始まった政争に巻き込まれて、征士郎は由紀の父親を斬った――。



山深く領地も小さな津沢藩にも、政争というものはあった。
権力の中枢にいる者たちは、時に民のための政を忘れ、その行く末を見失い、己の欲に溺れてしまうことがある。

藩の財政を顧みず、交易により密かに私財を肥やす者。
無能な藩主を傀儡とし、自ら政を取りまわし、藩政を意のままにする者。
津沢藩も例外ではなかった。

由紀の父、深田省左右衛門は藩の財政を預かる要職に就いていた。
その深田が、材木商と手を組み私腹を肥やしている、という情報がもたらされた。
その財力をもって、現藩主の弟擁立派の後ろ盾になっている、と。
次期藩主は現藩主嫡男に、とほぼ決まりかけていた頃だ。

お家騒動は、幕府が藩を潰す格好のネタだ。
幕府に知られる前に、謀反の輩を取り締まってしまわねばならない。



その夜、国元の家老側――つまり現藩主側についた征士郎たちは、次の藩主擁立にかかわる謀反の疑いで、由紀の屋敷に踏み込んだ。
由紀の屋敷で、秘密裏に会合が持たれているとの情報が入ったからだ。

由紀の父、深田省左右衛門は、今は亡き征士郎の父と懇意にしており、父が亡くなった後も、何かと力添えをしてくれていた。
征士郎は、藩校である「孝省館」の教授方師範であるが、就任にあたり強く推薦をしてくれたのは、他ならぬ深田である。

なぜ?――征士郎は、謀反を企てた深田に憤りを感じていた。
深田は自分をも欺いていた、ということになる。

逆に、父親のように思っていた深田に対して、この命令は征士郎を苦しませていた。
しかし、若い征士郎にとって、周知の深田との関係を断ち切らなければ、己の生きる道は閉ざされてしまうのである。
命に従わざるを得なかった。



上役に頼んで、征士郎は最後まで深田省左右衛門に、潔く自刃を、と説得を続けた。
せめて武士として、最後を遂げさせたかった。

「心配にはおよばぬ」

深田は笑って取り合わなかった。
最後まで自身の本心を語ろうとはしなかった。

「儂の首を御所望とは……殿の本意ではござらぬよ、征士郎。おぬしも心得ておろう?」
「この期に及んで、濡れ衣と申されるか? 深田どの。これは、紛れもなく主命。お覚悟を」
「征士郎……儂が果てた後、お前にも類が及ぶことは必定……遅くは無い。目を覚ませ」
「……介錯はそれがしが相努めまする。どうか腹を召され……」
「若いな、征士郎……目を開いて、己のまわりをよく見てみよ……」

着流し姿で、折り目正しく座した深田省左右衛門は落ち着き払って、ほろ苦く笑った。
狭い屋敷内では、男たちの怒号と斬り合いの音がしている。
居室のすぐ傍で、激しい物音と女の悲鳴が聞こえた。
129保守がてら(二):2010/10/06(水) 01:11:30 ID:QhuK3Aip
              
「これまでのようだな……。征士郎、娘らを……せめて由紀だけでも」
「それは……」

その時、ばたばたと荒々しい足音が、隣室まで迫ってきた。
仲間が踏み込んでくるまで時間が無い。

と、深田がわずかに腰を上げた。
刹那、その穏やかな相貌に剣気が奔った。
反射的に征士郎は、素早く右側に置いた大刀を取り片膝を立て、目を閉じた。

「上意!」

刀を抜きざま征士郎は踏み込んで、袈裟に振り下していた。
至近での動作だけに、右腕だけで振った大刀は、深田の左首根を充分斬り割っていた。

目を開けた時には、深田省左衛門は、どう、と倒れ伏したところだった。
直後、障子が蹴倒されて、男達がなだれ込んでくる。
征士郎は飛び起き、後を顧みずに縁側の障子を蹴倒し外へ出た。

深田が腰を上げかけたのは、征士郎の斬撃を誘うためだったのに気づいていた。
何故だ――。
疑問が頭の中をぐるぐる回る。
始めて人を斬った。
それを反芻する間もなく、再び屋敷内に飛び込みまた一人を斬り、さらに奥へと進んでいく。

真剣は竹刀の稽古とは違うのに、初めてにもかかわらず体は自然に動いた。
次第に頭が働かなくなり、四肢だけが別の者のような感覚に陥った。
迫りくる刃に斬り裂かれる直前に、その部分が痛みを発し、咄嗟に体が相手の刀を避けていく。
体中の血がたぎり、斬り捨てた者の血や、斬殺時の感触に興奮した。

ふと、深田の最後の言葉が頭を過った。
『由紀だけでも』助けて欲しい。深田の言いかけたことは、それだろう。
深田がよく、「征士郎の嫁にどうだ」と冗談かどうか、笑って、征士郎をからかっていたのを思い出した。
よちよち歩きの幼い頃から、征士郎になついている娘だ。


しかし、俺が助けたところで、どうするのだ。
俺は、由紀の父を上意討ちとはいえ、斬り殺した――。
由紀にとっては、征士郎は、親の仇になるのだ。
130保守がてら(二):2010/10/06(水) 01:11:55 ID:QhuK3Aip
               
進んでいくと、奥の納戸で、物音がしているのに気付いた。
もしや由紀が隠れているやも、と引き戸を開けて中に入った。

「あ!」

視界に飛び込んできた男の背中が、前後に動いていた。

「中野! 何をしている!」

目が慣れて……同門の中野が女を犯しているのを見た。
肥満した中野の脇に抱えられ、こちらへつき出された白い足先が、視界に入る。
足袋に包まれた足先は異様なまでに白く浮かび上がり、男の動きによって、ぶる、ぶる……と揺れている。

中野は何人目だろうか――女の着物は切り裂かれ引き千切れ、口に布がまげこまれていた。
血の滲んだ乳房の先の、蕾さえ赤く傷ついていた。
                         
       
女と目があった。
征士郎の視線とぶつかった、哀しげなその瞳が大きく見開かれた。
あっと声をあげそうになりながら、刹那、征士郎は中野の背中を右肩から袈裟に斬っていた。
                  
「ぎゃあっ」
「――――っ」

中野の体が傾ぎ、前にのめっていった。即死だろう。
女は――由紀の姉・早紀は、中野が征士郎に斬られる一息前に、心の臓を中野の大刀で一突きにされていた。

征士郎の喉に、大きな塊が突き上がってきた。
激しい吐き気に襲われ、よろめいて後ずさる。

ふとある気配に気がついて、振り返った。
由紀だった。
由紀は茫然と突っ立ってい、征士郎を見上げていた。
――見たのか、姉の姿を?

「っ……由紀どの!……さ、私と一緒に……ぐっ」

この場から由紀を連れ出さねば。
まだ十三の娘にはあまりにむごすぎる。
姉が犯されながら、殺されたのだ。
込み上がる吐き気を抑えて、由紀の手を取った。



征士郎達は、藩での主流だった一刀流の遣い手ばかりで、同じ道場の仲間だ。
その中でも征士郎の存在は、次期師範代になるのではと稽古仲間の最近の関心の的だった。
この行動の指揮を執っている上役も、同じ道場の先輩であった。

由紀を連れ庭に出て、足を止めた。おかしい――。
すでに家老側が手配した後発隊が到着してもいいはずだ。                
火を放つ時には合図がされ、征士郎たちは引き上げることになっている。
131保守がてら(二):2010/10/06(水) 01:12:22 ID:QhuK3Aip
                     
ひとまず、屋敷内に由紀を隠して、合図とともに由紀を連れ出せばよい。
罪人の娘とはいえ、娘の由紀には咎はないはず。生きる道もあろう。
                       
由紀の姿を庭の植栽に紛らせ、もう一度、殺戮の場に戻ろうかと、自分を奮い立たせようとした時。
ひゅっ、と夜気を引き裂くように、火の矢が屋敷へ飛んで行くのが見えた。

「なに……?」
                
次々と矢が屋敷へ飛び込んでいき、あちこちから火の手が上がり始めた。
いつの間にか油でも撒いていたのだろう、そうとしか考えられなかった。
あっという間に炎が屋敷を舐め始めた。

中から人が飛び出してくる。
征士郎の仲間の一人だ。
こっちだ、と知らせようとした時、もう一人飛び出してきた影が、仲間の男に後ろから斬りつけるのが見えた。

斬ったのは、征士郎と竹馬の友である、井川勝之助だった。
またしても、炎から逃げ出てきた仲間を、間髪いれずに勝之助が背中から斬り捨てた。

もう一人同じ仲間が、今度は別の男に斬られた。
上役でもある同じ藩校「孝省館」の教授方主席、田崎直次郎が刀を振るっているのを見た。
征士郎の頭は混乱し始めた。

『目を開いて、己のまわりをよく見てみよ』
深田の言葉が、耳に蘇る。
……濡れ衣……そう言った時の深田の、僅かに見せた苦悩の表情を思い出した。

すでに炎は魔物のように、夜空を焦がす勢いで燃え盛っていた。
征士郎のいる場所でさえも、熱くて顔をそむけなければならぬほどだ。

逃げなくては。
俺も仲間と同じに斬られてしまう……。
本能的に、自分も殺されると悟った。
ここから出ることも、もはやできぬのではないか。

どうしたらよいか。
いつのまにか、由紀をどうしたら助けられるのか、そのことを考えていた。
この屋敷から、逃げられる術はないか。
不意に、征士郎の袂がくいくいと引かれた。

「お屋敷を出られる場所を知っています」

由紀が手を引っ張り、闇に紛れて征士郎を導いた。
すばやく築地塀にぴたりと身を寄せ、しゃがみこんだ。
庭の角になったところに、大きな欅、灌木が無造作に密生している。
死角になったその塀の崩れたところに、由紀は這いつくばって、先導してくぐっていった。



夜空は晴れており、月明かりは頼りないが、星が瞬いている。
雪の残る茫漠とした集落のはずれの、国境に通じる追分まで走った。
小高い丘から振り返ると、深田の屋敷が燃えているのが見えた。
132保守がてら(二):2010/10/06(水) 01:12:49 ID:QhuK3Aip
           
由紀は何も言わなかった。
黙って征士郎を見上げ、懐から袱紗に包まれたものを差し出した。

五十両あった。
由紀も覚悟の上、ということか。

さらに征士郎は、由紀の身なりに気付き、驚いた。
外出をしても良いような綿入りの羽織を着、蓑をつけ、足拵えまでもしている。
おそらく、今夜のことを予見していた、父深田省左衛門から命じられていたのだろう。

「よいのか」

否やはない。
戻れば由紀の命はなかった。

「私が由紀どのをお守りいたす。お父上のご遺言ゆえ」

思わず征士郎は由紀に言っていた。
由紀が目を見開いて、押し黙ったまま征士郎を見つめている。
『遺言』の言葉に、父がもはや生きていないことを悟ったはずだ。

由紀の目が潤んできたが、顎をくい、と引き涙を堪えたようだった。
小さな肩が震えているのは、寒さだけではない。

征士郎は鼻梁の奥に、痺れを感じた。
由紀は今、悲しみと恐怖と不安、それらに負けまいと必死に耐えている。

武家の娘であるが故か、由紀は父の遺言を守ろうとするだろう。
父を殺した男とも知らず、由紀はこの先を征士郎とともにするだろう。

征士郎は、熱いものが頬をつたって、落ちていったのを感じた。
同時に、己の体も、小刻みに震えているのに気付いた。

「国を、出る。よいのか」

もう一度、念を押すように由紀に聞く。
目を伏せたままだが、由紀は躊躇わず首肯した。
由紀の涙が、また滴になって、こぼれ落ちていく。
しかし、涙に濡れた顔を上げ、まっすぐ征士郎の顔を見つめた瞳には、強い意志が宿っていた。

「由紀どのは、必ず俺が守る。約束する――」

深田省左衛門の遺言でもある。
しかし、それのみではない。

由紀を守る――。
そして、由紀に、父の仇である俺を、討たせてやる。

その時まで、守り抜くのだ――。
そう、深く心に誓った。
いつの間にか征士郎の震えはおさまっていた。

その夜のうちに、征士郎は由紀の手を引いて、国を出奔した。
133保守がてら(二):2010/10/06(水) 01:13:28 ID:QhuK3Aip
        
今回の投下以上です。

規制で投下できなくなり、「保守がてら」のくせに、
うまく保守れなくてすみません。
その上、解除されたのにしばらく気付きませんでしたorz
続き、また来ます
134名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 11:22:55 ID:biW6wgUl
来てた!毎回楽しみにしてます
135名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 11:11:22 ID:D+JU7nqR
ちょっと「斬り抜ける」っぽい香りもしてwktk
136名無しさん@ピンキー:2010/11/01(月) 11:24:32 ID:43TtuegP
スレを守る――。
137名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 07:01:45 ID:1oLiDJay
江戸時代的な少女ものが読みたい
138名無しさん@ピンキー:2010/11/28(日) 23:42:14 ID:3SRk4UK1
ここ、残ってたんだね
圧縮された後にきて、探し方が悪かったらしく、スレが落ちたと思いこんでた……
139名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 01:32:42 ID:NLh4GM7S
保守
140名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 03:55:59 ID:8BcTaPXT
幼女ものは時代的に無理なのだろうか
141名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 21:00:10.91 ID:QdjA2fP0
じゃあ妖女で
142名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 21:35:57.39 ID:CZoJnDxW
幕府×印旛沼

幕府「ふふふ、何十年かかってもお前を屈服させてやるぞ!」
印旛沼「嫌、放して!やめてぇ!!」

みたいなスレかと思った
143名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 12:06:14.06 ID:eYzq5aL7
>>142
そんなお前さんにピッタリのスレがあるよ!
ささっ!遊びに行っておいで! (カチカチッ!)←火打石

だめぇ 激しくゆさぶらないでぇぇぇぇぇぇ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1263042344/
144名無しさん@ピンキー:2011/03/12(土) 11:08:15.71 ID:Ec3C/OIH
お〜と〜こだったら〜♪
ひとつにかぁ〜け〜る〜♪
145名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 22:25:41.82 ID:biAMrODW
かぁ〜けぇてぇも〜つれ〜た〜なぁ〜ぞを〜と〜く〜♪

銭形平次って岡っ引きだっけ、同心だっけ?
てかむしろ江戸時代の司法ってどんなだっけ?
146名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 16:18:46.92 ID:auJIwCUK
遊郭の上客になってまだ少女の禿を抱きたい。水揚げしたい。
147名無しさん@ピンキー:2011/03/25(金) 21:54:36.80 ID:CQk0YZQn
>>145

岡っ引き


148:2011/03/26(土) 15:54:43.28 ID:BCLFlnoh
http://ameblo.jp/giantssheep/day-20110321.html
>哀れなオッサンらの末路を俺たちが導いてやるよ!

って、
頭が高〜い!天に代わって破れ奉行、てめえらぁ斬る!
149名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 01:04:50.76 ID:cCZ0JKpM
このスレのSSは文体が凄いな
150名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 20:07:59.32 ID:q/wJDF9r
その方ども
不埒な妄想をしたこと真に不届きなり
よって市中引き回しの上、獄門に処すなり
151名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 00:00:50.04 ID:4xrayjzM
おまさ萌え
152名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 01:13:22.28 ID:rN8le1py
江戸時代の遊郭ってよく武士と女郎さんが心中したらしいな
身分越えての結婚できないから
いつの時代も愛は重い
153名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 09:15:44.69 ID:4vRJ8OXa
戦国時代なら政略結婚で幼女少女とイチャイチャできたのに……
154名無しさん@ピンキー:2011/05/10(火) 18:25:27.25 ID:Njhqhl0J
>>151

> おまさ萌え


タランティーノ監督ちぃーっす!!
155名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:22:19.10 ID:qvCGrNSv
>>153
家柄良くないと見向きもされないよ
156名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:58:56.02 ID:AY7uPrs9
>>153>>155
信長と濃姫や利家とまつの初夜とかどうだったんだろうな。
十代半ばの性欲にたぎる男と十歳の新妻……
157名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 23:46:05.12 ID:kSowa+DI
>>153
逆に10歳年上の年増(じゃないけど年齢差的に)が
嫁に来ることもあるんだぞ・・・w
(小学校低学年くらいの男の所に、17〜8の姫がって感じか?)
158名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 23:35:54.27 ID:CNsNHXUe
逆にぶさいくな女や性格きいつ女が来ても男に拒否権無いけどなw
女の方が家柄上の場合なんか特に

偶然当たりを引けた信長なんかはラッキーだが
徳川秀忠は正妻の達子さんに終生悩まされたという話が残っているし
この辺はかなり運次第
159名無しさん@ピンキー:2011/05/31(火) 21:43:53.35 ID:rgEpM4CX
自分の意思でパートナー選べる時代に生まれてよかったわ
まぁ俺は選べる立場じゃないがw
160名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 03:06:56.16 ID:9jT3nmFf
頑張れ
161名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 21:44:57.90 ID:/7YqMDej
江戸時代でも庶民は結構自由に結婚してたよ。
君ら、身分や金のある時代の人間に置き換えすぎだよw

162名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 06:56:52.76 ID:NjLuE0s5
江戸時代のものすごい記録といえば、
女房が間男したので、三行半を出して別れさせて、
女房の親類が責任を持って間男と女房を結婚させる。

という約束文書を見たとき本当にびっくりしたよ。 開放されすぎ。
163名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 11:53:57.46 ID:ECsrQ5cC
江戸の街は、
男の数に対して、女が少なかったからな

夫側も離縁状を速やかに書いてやらにゃ
ならんかったわけだ
元妻を再婚可能にしてやるために
だから、再婚率も高い

・・・庶民の間の話なんだけどな。
大店や武家の話はまた違ってくるが
164名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 01:06:21.20 ID:8zwCZLhT
だから庶民だと、自由恋愛ものも書けないわけではないんだよね。

避難所にいた娘が男と逢引きしようと夜中に抜け出そうとしたら、寝てたオバチャンに足をつかまれた。
何かと思ったら懐紙、いわゆるティッシュペーパーをくれて、ニコッとガンバリヤみたいな笑顔を。

こういうのが江戸時代の物語に書かれるぐらいだから
165名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 09:14:19.14 ID:a2wTX04I
へえ
166名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 16:55:18.54 ID:vd572sOm
部屋住みだった旗本の三男坊が、長男の死で家を継ぐことが親族会議で決まり、
兄の死後も義姉上と呼んで敬っていた女性を妻とすることになり、親族会議決定後
すぐさま仮祝言として盃事が交わされ、その夜のうちに義姉との床入りとなり
167名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 20:04:28.71 ID:OE6KqDa3
藤林丈司は変態
168名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 09:26:15.91 ID:Sg7Hs+hQ
後家好きで有名だった家康は、晩年は十四・五歳(数えだとしたら今の十二・三歳?)の少女達を、医者から若返りの法として勧められて抱いてたらしいな
家康の死後は大名に下賜されて、スパイとして役立ったらしい

有力者なら合法的にロリに走ることの出来た時代なのか?
169名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 20:18:27.34 ID:W3oCPnqx
別に有力者じゃなくてもあの時代ならOKなのでは?
170名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 00:10:50.94 ID:nFBtjk3f
人生50年
20で年増扱いだからな
171名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 18:08:43.87 ID:1/amgInw
えええ
172名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 19:24:31.36 ID:sYEIUC2V
藤林丈司は裏切り者
173名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 19:43:08.04 ID:eatWKT7n
スリ娘は打首獄門磔のご成敗
174名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 20:17:11.10 ID:Tm8Y6Gdi
>>156
誰かこのシチュで書いて
175名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 15:57:51.41 ID:VxztHJzY
江戸時代じゃないんだけど…
176名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 13:48:20.48 ID:bjzIkeOW
織田平太郎×堀真琴に萌える
177名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 02:46:41.42 ID:AvgidulC
春画系の浮世絵はどうしてあんなに毛が生えまくりなん? 江戸時代は下の毛フェチが多かったんか?
まあロリもの(パイパン少女)の春画も一枚だけ見たことあるが
178名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 05:24:53.93 ID:JjsTrnuz
>>177
普通にあるもんだから、描いてるだけでしょ。

ヘアどうのこうのって近代になってからの話だし。
当時は「浮倫」なんて組織もないだろうしね。
もちろん過激すきて、お上が発禁処分した例はあるだろうけど。
179名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 11:57:00.33 ID:LGSgCVlX
でもさ、花魁とか遊郭の高級遊女は衛生上の観点から全部抜いてたor剃ってたし、
男も結構切ってたんだよね
なのになんで春画は生えまくりなんだろう
180名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 13:41:06.17 ID:7WtsNKaY
今の日本人も、形を整える以外ではあんまり剃ったりしないからなあ
諸外国みたいに、永久脱毛が嗜みみたいな文化だったなら……
181名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 21:16:25.25 ID:pyemBAvv
軽石で挟んでこすって切ったり、線香で焼いたりして整えてた
182名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 18:21:30.87 ID:eEhm2rFv
>軽石で挟んでこすって切ったり、線香で焼いたりして整えてた

宮木あや子の「花宵道中」にもあったな、そんな場面が。
183名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 03:12:46.82 ID:kVu/Brlx
春画で毛が整えていずボーボーなやつは、

やっぱりアダルトAVの分野にもある「素人のお嬢さん」みたいなコンセプトなのだろう。
184名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 17:17:31.99 ID:jLexbgFs
ほ。
185名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 21:58:48.05 ID:y0qWm6tX
スリ娘おみつ
186名無しさん@ピンキー
ほしゅ