ぷいぷい!でエロパロ

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11名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 20:19:46 ID:jWq5mQ40
そうなる経緯の想像がつかないなw
12名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 19:19:05 ID:0uVoc+vo
即死は回避したいんだが、判定って結局どのぐらいなんだろう。
13名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 20:05:32 ID:0uVoc+vo
1週間で20レスだったっけ?
14名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 20:37:28 ID:yXf8kT24
30じゃなかったっけ?

まぁ、そんなことよりシエラ可愛いよ俺のシエラ
15名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 23:14:11 ID:zY6w9fM1
何とか即死回避のお役に立とうと書いてみたんですが、間に合いそうにないので、途中までで投下します。
二次創作の経験はほとんどないので、どの程度まで許容されるのか分からないのですが、
シエラと陣の和姦(シエラが押しかける形)になっています。キスとフェラまでです。
時間がなくて、十分に原作を読み込めていません。
些細な性格や設定の違い等が気になる方は、ご注意の上で読んで頂けるといいと思います。
それでは、次レスから投下します。
161/7:2009/11/30(月) 23:14:33 ID:zY6w9fM1
しまった。そう思った時にはもう遅かった。
「いい加減、部屋を、片づけろぉっ!!」
そう怒鳴って夕也が部屋を出て行ってから数十分。
たまには言うことを聞いてやるかと、新木陣は気まぐれに部屋の整頓をしていたのだが……。
ボワン、と音を立てて紫色の煙が立つ。案の定、そこに座堂シエラの姿が現れた。
つい、指輪を持ったままランプに触れてしまったのだ。
いつも通りのメイド服を身にまとったシエラの姿は、やはり可愛い。
不覚にもその美貌に目を奪われてしまった陣は、すぐに頭をブンブン振り回してから身構える。
座堂のことだ、急に呼び出したりしたものだから、どんな罵声を浴びせてくるか分かったものじゃない。
「……あれ?」
既に目を閉じ、両手を両耳にあててシエラの怒鳴り声に備えていた陣は、
いつまで経ってもそれが聞こえないので、不思議になってそろそろと閉じた目を開く。
「しょ、庶民……」
目の前に現れたシエラの様子が、どこかおかしい。
普段(他の人の目がない時に限る)の高圧的な雰囲気がなく、かといって、学校での猫を被った様子でもない。
「ど、どうしたんだ、座堂。どこか悪いのか?」
陣は割と本気で心配になってしまった。
あのシエラが、突然呼び出されたのにもかかわらず、全く怒り出さないなんて。
それどころか、床に座り込んで陣の目をまっすぐに見つめている。その瞳は妙に潤んでいて、それがまた色っぽい。
「あ、あのね、庶民……」
「あ、あぁ……」
神妙な顔をして、にじり寄ってくるシエラに、再び陣は目を奪われる。
ちょっと、これは魅力的すぎる。陣は自分の心がいつの間にか鷲掴みにされているのに気がついた。
172/7:2009/11/30(月) 23:14:54 ID:zY6w9fM1
「こんなこと言うの、ものすごく恥ずかしいんだけど……」
シエラの顔が、もう陣のすぐそばにまで迫っている。
陣は恥ずかしくて目を逸らしたかったが、同時に、いつまでも見ていたい感情も生まれていた。
結局、どっちつかずにフラフラと視線を彷徨わせている。
「んむっ!?」
突然、シエラが陣に抱きついてきた。
急なことで、シエラの身体を支えきれず、陣はシエラに押し倒されてしまう。
それどころか、事もあろうにシエラの唇が陣の唇に重ねられていた。
「む、ちょ、ちょっと待て、座堂!!」
陣は完全に上に乗っかっているシエラの肩を持ち、引き離した。シエラの口元から垂れた唾液が胸の辺りに落ちる。
「何考えてるんだ!?気が動転してるのか!?」
そう言っている陣も相当に動揺していた。
陣の腰辺りに馬乗りになった姿勢のシエラも、戸惑っている表情で、潤んだ大きな瞳からは涙が零れ落ちている。
「わ、分からないのよっ、自分でも!!でも、どうしてか身体が熱くて……」
「お、おいっ!!こら、やめろって!!」
再びくちづけようと屈むシエラを、陣は必死で押さえる。
「一体なんなんだ!?……まさか!!」
思い当たる事が1つだけある。
陣とシエラは、つい先日、姦淫をつかさどるアークダイモン、マジュヌーンを撃破したところだった。
その時、シエラはマジュヌーンの触手に身体を捕らえられている。
「もしかして、あいつになんか影響されてるのか!?」
「そんなの、どうだっていいじゃないのよっ!もう訳わからないわっ!とにかく、この熱いのをどうにかしたいの!!」
シエラは妙に強い力で、陣の手を横に払いのけた。そして、またくちづける。
183/7:2009/11/30(月) 23:15:15 ID:zY6w9fM1
「ん……、ちゅっ、んむっ、ぷぁっ!」
シエラは今までキスなどしたことがなかった。
だから、こういう時にどのようなキスをすればいいのか分からず、必死で陣の唇を求め、吸いついた。
鼻で呼吸すればいいことも忘れ、息苦しくなるごとに一瞬口を離して息継ぎを挟む。
「ちょ、ざど……、むううっ!」
その短い隙を見計らって、なんとかシエラを説得しようとする陣だが、すぐに口を塞がれてしまう。
(やばい……これは本当にやばい!)
陣は本気で焦っていた。
猫っかぶりなところや、あまりに人を見下した態度を見ていると、どうしても素直になれないが、やはりシエラはかわいい。
その姿はあまりに魅力的で、いくら陣が他の男子に比べて女子生徒への興味が薄いとはいえ、
こんなに積極的にキスなどされては、こみ上げる衝動を抑えきれない。
「ぷふぁあっ!!!あれ、庶民?なにか、硬いものが……」
「うわああああっっ!!!!」
馬乗りになった尻の辺りに硬い感触を覚えたシエラは、不思議に思って動きを止める。
陣は慌ててシエラを突き飛ばしてしまい、そのまま起き上がってシエラと距離を取った。
「い、痛いわねっ!!なにするのよ!?レディーに対する扱いってものがあるでしょ!!」
シエラは突き飛ばされた怒りで、束の間だけ普段の態度を取り戻す。
「しょ、庶民、それって……」
だが、すぐに熱に浮かされた潤んだ瞳に戻って、陣の身体の一部分を見つめる。
入口の辺りに積まれた本の山を背にした陣は、股間の部分が不自然に盛り上がっていた。
それに気づいて、陣は隠すようにその場にしゃがみ込む。
「それ……お、おち、おち……」
シエラはその言葉を恥ずかしくて口にできない。
性的な知識に乏しいシエラでも、男子のその部分に付いているものが何か、ぐらいは当然知っている。
194/7:2009/11/30(月) 23:15:40 ID:zY6w9fM1
「見せてっ!!」
シエラはそれに食いついた。瞳も、足で隠された陣の股間を一直線に見つめている。
「何言ってるんだ、馬鹿っ!!」
陣は焦って怒鳴った。
「お前、仮にもお嬢様なんだろ!?はしたないこと言うなっ!!」
「仕方ないじゃないのっ!!だって、気になるんだもの!!」
シエラは一歩も引かない。それどころか、陣を追い詰めるようにその距離を縮めていく。
身体の火照りを抑えきれないシエラは、陣の勃起した性器を本能的に欲していた。
動物的な欲求に突き動かされているシエラは、か細い身体付きをして、意外にも強い力を発揮している。
まるで猫のように陣に飛びかかると、陣のズボンのベルトをカチャカチャいわせて外した。
「おいっ!!やめ、やめろってっ!!!」
陣は必死で抵抗するが、シエラは止まらない。
いや、陣もあまり本気では抵抗できていなかったかもしれない。
やはり、シエラはあまりにも魅力的だ。男としての本能があるなら、いつまでも拒みきれるものではない。
それを証明するかのように、雄々しく勃起したペニスが、ずり降ろされたトランクスから顔をのぞかせた。
「こ、これ……?」
シエラはそれを目にして、戸惑いながらも瞳を輝かせている。
「なんで?なんで、こんなになってるの?だって、パパのはこんなじゃなかったわよっ!?」
勃起したペニスを見たことがなかったシエラは、頭がクエスチョンマークでいっぱいになる。
「な、なんでって……。こういうものなんだよっ!」
どう説明していいのかも分からず、陣は訳のわからない返事をしてしまった。
「さ、触るわよ……」
シエラがビクビクしながら、陣のペニスに手を伸ばす。
陣はそれを止めなかった。もう、抵抗することに疲れてしまった。
それは自分に対する言い訳だった。理性的なつもりではいても、やはり本能には逆らえない。
(俺、こんなに意志の弱い男だったっけ?)
そう疑問に思いながらも、陣は諦めて、現状を受け入れた。
もしかしたら、陣もマジュヌーンの術中にはまってしまったのかもしれない。
205/7:2009/11/30(月) 23:16:02 ID:zY6w9fM1
「うわ、あ、熱い……」
シエラは恐る恐る小さな手を伸ばし、陣のペニスに触れた。
勃起してそりあがったペニスは、確かに熱を持っている。
「う……」
「うひゃあっ!!」
ペニスは触られた刺激でビクンと脈打つ。
シエラの手はとても柔らかい。その感触は、思ったよりも激しい快感を陣に与えた。
「大丈夫なの、庶民?痛くない……?」
シエラはペニスを両手で包むようにして触れながら、上目づかいに陣の顔色をうかがう。
「あ、ああ……、大丈夫だ」
「ちょ、ちょっとっ!!また動いたわよっ!!」
シエラの仕草に、陣は思わず興奮してしまった。
再び脈打ったペニスに、シエラは驚く。
「これ、どうすればいいの……?」
シエラは陣を見上げたまま、首を傾げる。その仕草がまた陣の心を打った。
(もう、どうとでもなれっ!)
やけくそになった陣は、もう流れに任せることにした。
「手で擦るか、舐めたり、口に含んだりするんじゃないか……?」
控え目にそう口にする。
「えええええええっっ!!?」
シエラは大声を上げて驚く。
「お、おいっ!!!いくらなんでも、声がでかいっ!!!」
あまり大声を上げてばかりいると、また寮長の右京の耳に入ってしまうかもしれない。
仮に耳に入っても、扉の前には荷物が山積みで入れない状態なのが救いか。
「こ、こうするの……?」
シエラは少し声のトーンを落として、そろそろとペニスを握る両手を上下に動かした。
「う……ああ、そんな感じだ……」
シエラの柔らかい指先が、ペニスの竿の部分の皮を撫でるように擦る。
敏感になったペニスからは、その十本の指遣いが全て伝わってくるようだ。
「うぅっ!!」
「ほ、本当に、大丈夫なの!?」
両方の親指がカリの裏筋に触れ、こみ上げる快感で陣は少し大きく呻いてしまった。
「大丈夫だって、気にするな」
陣は、何故かいつもよりもすんなりと優しい言葉が出てくる自分に気がついて、複雑な気持ちになる。
「き、気持ちいいの、これ?」
シエラが不安そうに訊ねた。
「ああ、気持ち、いいぞ……」
陣は正直に答えてしまう。
「そ、そうなのね……」
シエラは困惑しながら、手を動かし、ペニスの細かな反応をジッと見つめている。
やはり時折脈打っているペニスは、心なしか、最初よりも少し硬くなっている気がした。
(こ、これを舐めたり、咥えたりするの……!?)
それを考えると、頭がクラクラするような思いがした。しかし、同時に股間の辺りが熱く疼くのを感じる。
突き上げるような衝動に押されて、シエラは屈みこんで、口をペニスに近付けた。
216/7:2009/11/30(月) 23:16:23 ID:zY6w9fM1
「おい、座堂っ!!」
陣が反射的に止めるのも聞かず、シエラはカリに舌を這わせる。
「んっ……!!」
舌が触れた奇妙な感触と、少し塩っぽい味と独特の匂いに、シエラは眉を潜ませる。
しばらく裏筋をなぞるように舐めていたシエラは、意を決したように、カリの部分を口に含んだ。
「んむ……、れろっ」
「ざ、座堂、無理にすることないんだぞ……?」
陣は口ではそういうものの、かなりの気持ちよさを感じている。
シエラの小さな口は、思い切りペニスを咥え込むのではなく、先端の3分の1ぐらいを食むように含んでいた。
「れろっ、んちゅ、ちゅぱっ」
シエラは口の中で舌を動かし、ペニスの先端の裂け目の辺りを何度も舐める。
陣はその姿を見て、性感以上に胸を弾ませてしまった。
これまでシエラは、陣の召使いといった立場の割に、奉仕するという感じはあまりなかった。
そのシエラが、異常な性的衝動に駆られているとはいえ、一生懸命にペニスを咥えて奉仕している。
(か、かわいいな……)
陣は素直にそう思ってしまった。自分にはあまりないと思っていた支配欲のようなものが満たされていくのを感じる。
シエラも、何故だか自然に召使いらしい振る舞いをしている自分を不思議に思っていた。
もちろん、この奉仕は自分の欲求を満たすためなのだが、それなら、自分の方に触れてもらえばいいはずなのだ。
(どうしてかしら……?もしかして、これが素直な気持ちなの?)
本能的な欲求に突き動かされ、普段のような意地を張っている余裕がなくなったから見えた、本当の自分の心なんだろうか。
そんな考え、いつもだったらすぐに否定していたのに違いない。それなのに、そういう気にはならなかった。
これも、マジュヌーンのせいなんだろうか?いや、そもそも、マジュヌーンのせいと決まったわけでもないのだが。
227/7:2009/11/30(月) 23:16:43 ID:zY6w9fM1
「はむっ!んじゅっ、ちゅぷっ、ぷぁっ!あむ、ふむぅっ、えふっ!えふっ!」
頭が混乱してきたので、シエラは何も考えないことにして、ペニスをもっと奥深くまで咥え込む。
カリ全体を口に含み、竿の半分ぐらいまで咥えると、喉の辺りに当たって少しむせた。
「だ、大丈夫か?」
「らいりょぶよっ!」
気遣う陣に、シエラはペニスを咥えながら答える。その口の動きと息遣いが、またペニスを刺激する。
「う、く……っ!」
「ひょみんっ?らいりょうぶっ!?」
込み上げてくるものに、陣が小さく呻くと、シエラはまたペニスを咥えたまま、舌足らずに訊ねる。
それがトドメとなって、陣は射精を迎える。
「座堂、出るぞっ!!」
「ふぇ?でうっへ!?んむっ!!?」
ペニスの先端から飛び出した精液が、シエラの口内で迸った。
「むううううっ!!?」
思いがけない出来事に、シエラは酷く取り乱す。精液はシエラの上あごの辺りにぶつかり、垂れ落ちて舌に絡んでいた。
「ひょみんっっ!!!こえっ、どうひたらいいのひょっ!!!」
精液を口の中に残したまま、シエラは半分怒鳴りながら陣に訊ねる。
「え……?なんだ、の、飲み込む……とか?」
陣は射精の余韻を感じながら、上の空で答えてしまった。口から出されても、それを拭き取るティッシュが手元にないと思ったのだ。
「へえええっ!?わ、わかっはわ。ん、ん……こくっ、……こくんっ」
シエラは驚いたが、どうしたらいいのか本当に分からなかったので、言われた通りに飲み干す。
思った以上に飲み込みづらく、喉や口のあちこちに絡みつく精液を、舐め取るようにして、全て飲み込んだ。
「けほっ!けほっ!!なんなのよ、これっ!!なんか、気持ち悪いわよ……」
そう言いつつも、シエラには妙な達成感があった。
「庶民っ!!」
「な、なんだよ!」
突然大声を出したシエラに驚きながら、陣は聞き返した。
「続きは?この後はどうするのっ!?」
シエラは瞳を輝かせている。まだ、身体の疼きは治まっていない。
未知の体験を前にして、シエラは子供のように小さな胸を弾ませていた。
23名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 23:17:31 ID:zY6w9fM1
以上です。
出来るだけレス数を稼いだ方がいいのかなと思って、少し細切れの投下になってしまいました。
これで即死が回避できるかどうかは分かりませんが、回避出来ていたら、続きでお会いしましょう。
24名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 19:36:47 ID:Tz7N96Lq
>>22
期待
やっぱり召し使いはご奉仕しないとな。
25名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 15:13:31 ID:Ma4arChC
GJ!!!!
続き期待
26名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 16:30:03 ID:G42O/q+q
全裸は寒いな、この季節
27名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 00:24:16 ID:iiTNk0ck
>>26
つ靴下
つネクタイ
2826:2009/12/16(水) 17:48:23 ID:RBYLWctj
すまないな、もう風邪ひいちまったぜw
29名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 08:23:27 ID:t2Tft5rZ
おーい、誰かいないのか〜?
30名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 18:08:21 ID:a8Niainl
>>29
居るよ。
31名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 16:03:02 ID:nTqeZ5XB
age
32名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 17:29:05 ID:o6kCl8nL
おいお
33名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 03:02:57 ID:C5M4ECm9
年も明けちまったぜぇ・・・
34名無しさん@ピンキー:2010/01/05(火) 01:23:26 ID:p6q1S9WU
ラノベスレでいいだろう。
35名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 00:44:51 ID:Y7qLiNLn
ちょっと書いたんだけど投下してもいい?
36名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 00:23:57 ID:yEHaW53/
どんとこい!
37名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 01:48:36 ID:F2d5YAci
おk
んじゃ、これからやります。
初めて書くんでお手柔らかに。
なんか長くなったんで第一話みたいな感じで
38名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 01:52:31 ID:F2d5YAci
     ――帰り道――

「庶民のバカッ!!あんな奴とイチャイチャしちゃって!もう知らないっ!」

今日のシエラはものすごく機嫌が悪かった。
せっかく2人きりで帰っている所をアルフに邪魔されたのだ。
あまつさえ抱き合っている所さえ見せ付けられた。

「せっかく2人きりだったのに、、、
 べっ、別に2人で帰ったからって嬉しくは全然ないけど!!
 そ、その、ああぁぁぁぁもぉ!とにかく庶民のバカ!!
 はぁ、なんでこんな怒ってるんだろう、私。」

往来で大声を上げながら胸の辺りがチクチク痛み、時にポッカリ穴が開いた感じにもなる。
さすがのシエラも心にまで猫を被る事はできないらしい。怒りながらも哀しく、そして寂しい。
そんな複雑な気持ちを胸に抱きながら家へ帰る。
39名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 01:57:10 ID:F2d5YAci


     ――シエラの家――

「お帰りなさいませ、お嬢様。この季節も夕方は風が冷たいでしょう。湯沸かし器でロシアンティーなどはいかがでしょうか。」

片眼鏡をかけた青い瞳の青年がシエラに恭しく声をかける

「ありがとうニコライ、でも今日はいいわ。」

家に帰るまでに猫を被り直したシエラは宝石のように眩しい笑顔で応えた。
しかしそこには微かな違和感があった。長く仕える彼にだけ感じ取れた何かが。


「そうですか、でしたらロシア帝国に纏わる少々面白い小話を聞いてみませんか?」

ニコライの言葉にシエラは一瞬驚いた、何しろそういう話をニコライから聞いた事が無かったのだ。
歴史関係の話と聞いて浮かんできた誰かを吹き消すように無理に大きく声を発した。

「面白そう、どんなお話なの?」

シエラの部屋へ向かう途中、ニコライは笑顔を崩す事無く話を始めた。

「このサーベルはタタール人との戦いの折に皇帝陛下に献上されたものですが、
 中央アジアの様々な場所に勢力を拡大していたタタール人は
 ロシアの民からはとても想像できない物を持っていたそうです。」
40名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 02:07:27 ID:F2d5YAci
「とても想像できない物って?」

「人の心を自分にひきつける薬だそうです、
 琥珀色の瓶に銀の装飾が施された中身を食事などに混ぜ、
 食べさせると一刻はその者の虜になると言われています。」

「ふふ、なぁにそれ。面白そうね。」

シエラから自然と笑みがこぼれた。
ニコライは少しほっとした様な顔で、

「ですが、既に万民から愛される美貌を持っていらっしゃるシエラお嬢様には無用でしたね。」

「万民からだなんて、言い過ぎよ。でも、ありがと。面白かったわ、また聞かせてね。」

ニコライにそう告げ、シエラは部屋に入っていった。
41名無しさん@ピンキー:2010/01/09(土) 02:16:02 ID:F2d5YAci
とりあえずこんなもんで第一話終了
感想待ってます
2話は近日中に。では。
42名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 17:13:57 ID:pdC0L6/e
媚薬期待
43名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 22:55:31 ID:ui7nURbc
>>41
シエラは登下校の時、ニコライに送迎して貰ってたりすんだぜ
と、野暮なツッコミを入れてみる

まぁ規制で遅くなったけど、GJ&続き期待!
44名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 13:39:48 ID:g6i6HCzM
期待
45名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 15:30:55 ID:vngguzKY
続きはまだかね
4615:2010/02/01(月) 04:20:34 ID:eirMQuCK
どうも、>>16-22を投稿したものです。
随分遅くなってしまいましたが、続きを投下したいと思います。

引き続きシエラと陣の和姦、愛撫から挿入までです。
それでは、次レスから投下します。
471/7:2010/02/01(月) 04:21:15 ID:eirMQuCK
「続きって……」
陣は急かすシエラの顔を見つめる。
その頬は上気して赤く染まり、瞳は物欲しそうに潤んでいた。
目線を下にやると、射精を終えたペニスが萎えて、クタッとしている。
(流れとはいえ、やってもらったんだから、お返しはしないと駄目だろうな)
陣はどうしたらいいかわからずにジッと陣を見つめているシエラに手を伸ばした。
「庶民……んむっ」
頬に手を当ててから、優しく唇を重ねる。今度はゆっくりと、お互いの唇を味わった。
「ん……、ぴちゅ、んんんっ!?」
シエラの口の中に陣が舌を割り込ませると、シエラは驚いてビクッと肩を竦める。
だが、すぐにその舌に陣の舌を絡ませてきた。少し残る精液の匂いが鼻につく。
(でも、それ以上にいい香りだな……)
陣はそんな風に感じていた。自分の精液の匂いを嗅ぐのは微妙な気持ちだが、シエラの香りの方がずっと印象強い。
女の子の香りだと思った。サラサラした長い髪から、シャンプーのものらしい心地よい香りもする。
「ぷはっ」
やはり息を止めていたシエラは、陣が唇を離すと、1回大きく息を吸い込んだ。
「どうしたの、庶民?」
蕩けるような目をして、シエラが陣を見つめてくる。
その愛らしい顔を見て、陣の胸に強い感情が押し寄せてきた。
学園中の注目の的であるシエラが、自分を求めている。それは言いようの無い喜びを生んだ。
シエラは自分には素の姿を見せてくれる。そんないつものことすら、誇らしく思えてくる。
もう我慢が出来ないような顔をしているシエラの身体に、陣は手を伸ばした
482/7:2010/02/01(月) 04:21:37 ID:eirMQuCK
メイド服のエプロンの上から、シエラの慎ましやかな胸に触れる。
「んっ!」
シエラは緊張したようにギュッと目を閉じた。
(柔らかい、な……)
確かにシエラの胸は大きくはないが、服の上からでもそれとわかる柔らかさを備えていた。
(さて、どうしたもんか……)
女の子の身体にこんな風に触ることなどなかったので、陣はどのように扱っていいのかわからずに戸惑う。
とにかく少しでも手を動かそうと、両手を胸にあてて円を描くように揉んだ。
「は……うんんっ」
シエラが色っぽい吐息を漏らすので、陣は一瞬焦る。
(これで、いいんだよな……?)
自信はないが、気持ちよさそうにしているのだから間違いではないだろうと思う。
陣はほんの少し力を強めて胸を揉んだ。下から上に揉み上げるようにすると、尖ったものの感触に気がつく。
(こ、これ……っ!)
それが乳首だと思い至ると、陣は変に緊張してしまう。
(あれ?)
それと同時に疑問を持った。あまりにも明確にその形がわかる。
「なぁ、座堂。もしかして、下着つけてないのか……!?」
小さな声で疑問をぶつけてみた。シエラのサイズなら必要ないと言われても納得してしまう。
「し、失礼ねっ!!ちゃんと下は履いてるわよっ!!!」
「声がでかいっ。ていうか、やっぱり上はつけてないんじゃないか」
陣が叫んだシエラを小声で諫めながら言うと、シエラは顔を真っ赤に染めて陣から逸らした。
「い、家でリラックスしてたから、つけてなかったの。いつもはちゃんと着けてるわよ」
陣は小声で恥ずかしそうに反論するシエラがどうしようもなく愛おしくなってしまう。
そして、少しだけ苛めてやりたくなった。
「ひゃんっ!!!」
陣が二つの乳首を軽く摘むと、シエラの身体が軽く跳ねた。
「んぁ……ちょっと、庶民っ……!!!」
胸は小さくても感度は高いのか、シエラは敏感に反応する。
抗議する声は弱々しく震えていた。
「悪い、なんか可愛いから意地悪したくなって」
陣は思わず本音を喋ってしまう。
「か、かわいい……っ!!?」
シエラは上擦った声を上げる。
「い、いや……その、なんだ……」
つい口を突いて出た本音をどう誤魔化そうかと、陣は口篭ってしまう。
頭が上手く働かず、言い訳が思いつかないので、陣は手を動かした。
「ぁう、ふぅ……あっ!」
シエラは小さく喘ぐだけで何も言わなかったが、心の中は喜びで一杯だった。
(庶民が、私のことをかわいいって……?かわいいって言ってくれた!?)
他の男子とは違い、自分にまるで興味がないような素振りだった陣が可愛いと言ってくれたことが、たまらなく嬉しい。
「ぁあんっ!!ふぁっ!!」
陣に対する愛しさが溢れてくると同時に、快感も高まった気がする。
少し声のトーンを上げて、シエラは悦びに震えた。
493/7:2010/02/01(月) 04:22:03 ID:eirMQuCK
「座堂、脱がすぞっ……」
「え……?あ、ちょっと!」
陣はシエラの身体に直接触れたいという欲求を抑えられなくなっていた。
戸惑うシエラにも構わず、首元に手をやり、エプロンドレスのボタンをはずす。
子供にするようにバンザイの格好をさせ、ワンピースタイプのメイド服を上に引っ張って一気に脱がせた。
「あ、あんまり見ないでよっ……!」
ブラジャーを着けていないシエラはそれだけで上半身裸の状態をさらすことになる。
露わにされた胸を隠すように右腕で覆い、左腕は薄いピンク色のショーツに包まれた股間を隠していた。
「……っ!」
陣はその美しさに目を奪われてしまう。シエラの白く艶やかな肌に吸い込まれそうだ。
前後にも左右にも起伏が少なく、幼児体型にも近いその身体だが、さすがお嬢様だけあって、一点の曇りもないほどに美しく保たれている。
さっき服を脱がせる時、その中で一点、赤みの差した蕾がちらりと見えた。
細い腕に隠されたそれを見たい、それに触れたいという欲望が陣の中で膨れ上がる。
陣はシエラの放つ引力に任せたまま、シエラの胸に手を伸ばした。
「あっ……!」
右腕の弱い抵抗を押しのけ、胸のなだらかな膨らみに触れると、シエラは小さな声を漏らす。
直接触れたシエラの胸は想像以上に柔らかく、それでいて程よい弾力を持ち、陣の指を迎え入れた。
左胸の少し外側の辺りに触れた陣の人差し指と中指は、シエラの慎ましやかな胸に軽く沈む。
親指で胸の中心近くに触れ、淡い桃色をした胸の先端部を優しく摘むように挟んだ。
「ひうぅんっ!」
シエラは肩を竦め、縮こまるようにして身を震わせた。胸に触れる陣の指から、確かな快感を覚える。
それを証明するように、シエラの胸の頂にひっそりと佇む乳首は硬度を増していった。
小さなサイズのそれは勃起してもやはり小さく、可愛らしさすら感じさせる。
陣はその乳首に狙いを定め、指を近づけていく。
「ん、……はぁっ!ちょっと、庶民っ……!」
色の薄い乳輪の辺りを小さく摘み、乳首を捻るようにすると、シエラは強く反応した。
口では陣に対して非難めいたことをいいながら、シエラは押し寄せる心地よさに力が抜けて倒れこんでしまいそうな身体を必死で支えている。
陣が乳首を右に左に軽く捻る度、身体を支えるように床に突っ張った右腕がガクガクと震えていた。
「ひゃんっ!!」
陣はシエラの右の乳首に食らいつく。低い山を描くシエラの胸は、口をつけるのにちょうどいい形だった。
「んん……、だめっ、だめぇっ!」
シエラは陣の口から伝わる体温と吐息を乳首で感じて、言いようのない快感に包まれている。
「んあああっっ!!」
陣が乳首に舌を這わせると、シエラはビクッと身体を震わせて倒れこんだ。
全身の力が抜け、身体を支えていた右腕がガクンと折れたのだ。
倒れるシエラの身体に追いすがるように、陣はシエラに覆いかぶさる。
「はうぅっ、だ、だめ、きもち、いいっ!」
右の胸には舌が絡み付き、左の胸は乳首を手のひらで刺激する形で全体を大きく揉まれている。
シエラは初めての悦楽に戸惑いながらも心地よく流され、疼く身体に堪え切れない様子で両足の内腿を擦り合わせた。
「ひゃぅっ!?」
股間を隠すように置かれた左手がショーツに触れ、シエラは驚きに震える。
一瞬、痺れるような感覚を覚えたと思ったら、ショーツの一部が湿っていた。
(うそ!?わたし、漏らしちゃってる!?)
戸惑うシエラの様子に気がついた陣は、シエラの股間を覗き込む。
「座堂、濡れてるのか……?」
「ぬ、濡れて、って!?も、漏らしてなんかないわよっ!!」
まるでお漏らしを知られた子供のように怯えて、シエラは答えた。
「違うって。女の子は、その……、き、気持ち良くなると、えっと……そこが、濡れるんだってさ」
陣は少し笑って、少し顔を赤らめて、言う。
「そ、そうなのね!知ってるわよ、それぐらい!!」
シエラは照れ隠しに声のトーンを上げて、そんな嘘をついた。
「座堂、こっちも、触っていいか……?」
「え、ええっ!?」
シエラはひどく動揺した。股間を触る?何のために?
だが、陣がそう言うということは、何か意味のある行為なのだろうと思い、シエラは静かに頷いた。
504/7:2010/02/01(月) 04:22:31 ID:eirMQuCK
シエラは赤ん坊のように、陣にされるがままショーツを脱がされていた。
まだ力の抜けている身体を支え、少しだけ下半身を浮かす。
上半身を動かすと、陣の唾液で濡れた右の胸が、まだ春の冷たさを帯びる部屋の空気で少しヒヤリとした。
「あっ……」
ショーツが股間の肌から離れる時、少し粘ついた液体が糸を引き、同時にシエラは小さな快感を覚えた。
上質な素材で作られたショーツが太股を撫でるようにして脱がされていくだけで、シエラは僅かながら身体を震わせてしまう。
それだけシエラの身体は陣との行為によって昂ぶり、感覚が鋭敏になっているのだろう。
陣はシエラの足からショーツを脱がせ切ると、扱いづらそうに少し離れた所に置いた。
これで、シエラの敏感な部分は完全に曝け出されてしまった。
シエラは隠すべきところは一切隠さず、代わりに黒いニーソックスと手袋、ヘッドドレスだけを身につけた不思議な格好をしている。
「これ……全部、脱いだ方がいいのかしら?」
シエラがそう言うと、陣は赤面して答えた。
「い、いや、このままでいい。むしろ、そのままでいてくれ!」
「そ、そうなの……」
いやに熱のこもった陣の言いように気圧されて、シエラは何となく納得してしまう。
陣はつい口走ってしまったセリフを誤魔化すように、シエラの股間に手を伸ばした。
「ひぅ!!」
シエラの身体が怯えたように竦む。陣はまだ直接性器に触れたわけではないのに、反射的に構えてしまった。
シエラのそこは、少しだけ割れ目を見せるように閉ざされている。
前人未踏の潔癖なシエラの性器は、淡い桜色をして、こぼれ落ちそうなほどに愛液を滴らせていた。
まるで、瑞々しく熟した桃の果実に一筋の切れ目を入れたようだ。
陣は蜜に惹かれる昆虫のように、手で触れるよりも先に、口を近づけて愛液を啜っていた。
「いやっ!ちょっと庶民、なにして、んぁっ!!」
想像を超えた陣の行動にシエラは当惑してしまう。それでもなお、性器に触れられる刺激に性感を覚えていた。
陣はジュルジュルと音を立てて、無心に愛液を啜った。愛液の据えた匂いも、まるで果汁のような甘い香りに錯覚する。
(俺も座堂にしてもらったんだから、これぐらいしてやらないとな)
陣はいつになくシエラに対して従順な態度をとってやりたい気分になっていた。
それは、いつも(ご主人と魔神という立場を無視して)高圧的なシエラが、自分に奉仕してくれたからかもしれない。
陣は性器から溢れる愛液だけでなく、その割れ目の中のものまで舐めてやろうと、舌を入り込ませた。
「ぃうっ、あふっ、そんな、き、きたないわよっ!!」
シエラは恥ずかしさで顔を真っ赤に染めて叫ぶように言う。
シエラにとって、そこは排泄のための器官であって、不浄の象徴のようなものなのに、執拗に舐めまわす陣が理解できなかった。
陣の舌は割れ目から少しはみ出るように顔を出したクリトリスに触れる。
「ひゃあっ!!なに、これっ!?んはっ、はあぁ、あぅんっ」
クリトリスの先端を舌先で転がすようにされて、シエラはその度に強い刺激で甘い声を零す。
陣は両手を使ってシエラの陰唇を両脇から引っ張り、開いた性器の表面を舐め回した。
尿道の入り口から膣口まで舐め上げる。愛液に湿ったそこは鮮やかな色を放ち、官能的な魅力を示していた。
一通り舐め終わると、今度は指を膣口の中にそっと入れ、優しくほぐすようにかき回した。
「ああんっ、な、なに……してるの!?ひううぅっ!!」
シエラは自分の中に侵入してくる異物感を味わいながらも、やはり快感に震える。
「座堂って、……初めてだよな?」
陣は躊躇いがちに聞いた。
「初めてって……、こんな恥ずかしいこと、したことあるわけないでしょ!?」
怒鳴るようなシエラの声に、陣は肩を竦ませる。
「それじゃ、よくほぐしておいた方がいいんだろうな。俺も初めてだし、よくわからんが」
「んあっ、ひんっ、はあぁっ!!」
陣が指でかき混ぜる度、シエラは感度良く反応を示し、愛液が溢れてきた。
「これぐらいなら、大丈夫そうかな……」
「……はぁ。だ、大丈夫って、何が?」
シエラは息切れ混じりに訊ねる。
「俺のを、ここに入れても大丈夫、ってことだろ」
「え……。えええええええっ!!?」
シエラは飛び上るほど驚く。
「え!?どういうこと!?そ、それが、ここにっ!!?」
シエラは気が動転したように慌てふためく。再び勃起している陣のペニスを見ると、真っ赤になって顔をそらした。
シエラの心はまだ準備を要するようだが、シエラの身体は準備が出来ている様子で、膣からは愛液が溢れている。
515/7:2010/02/01(月) 04:22:57 ID:eirMQuCK
「そ、そそ、それが、私の、ここに入るの!?本当に!?」
シエラは動転しながら陣のペニスと自分の股間を交互に見やる。
角度的に膣口までは確認できていないだろうが、陣のペニスを受け入れることができるのかは大いに疑問だった。
陣のものは特別大きくも小さくもないサイズだったが、シエラの年齢よりも幼い身体では荷が重いようにも思える
「無理することないぞ、座堂。怖いっていうなら、ここでおしまいにしても……」
そう言う陣自身にも戸惑いがあった。シエラの身体に挿入なんかして、大丈夫なのかという思いだ。
そしてそれ以上に、全校生徒の憧れの的である(らしい)シエラの初めてを、
自分が、しかもこんな勢いに任せて奪ってしまっていいのかという思いが強かった。
当然ながら、ここまでシエラの身体を味わってしまって、後に引けないという気持ちもある。
だが、陣はシエラがそれを望まないのならば、理性を総動員してでも行為を中断する覚悟だった。
「な、何言ってるの!!平気よっ、これぐらい!」
そんな陣に、シエラは怒鳴って言う。
子供だと馬鹿にされたような気持ちもあり、同時に、怖さよりも陣の身体を求める衝動の方が勝ったということもあった。
「大丈夫、そういうものなんでしょ?だったら、やりましょう」
上気してピンク色に染まった頬を緩ませ、震える声を押さえながらシエラは陣に語りかけた。
「いいのか?こういうのは、本当に好きなやつとするべきなんじゃ……」
「いいのよっ!!」
まだ決心のつかない陣の言葉を遮り、シエラは裸の上半身を起こして陣の口を塞いだ。
「んっ……ちゅ、あむ……んくっ」
シエラは下の方から陣の顔を見上げるような形で口づける。自分から舌を潜り込ませ、流れてきた陣の唾液を飲み干す。
(好きな人とするべきっていうなら、問題ないんだから……)
シエラは口づけをしながら浮かぶ心の声を素直に口にすることはしない。
陣は目を閉じて必死で自分の唇を求めるシエラの様子が愛おしく、ペニスがより硬くなるのを感じた。
持ち合わせの理性では抑えきれないほどに、シエラの身体を欲している。
シエラも同様だった。性に関する知識などに詳しくなくても、身体が本能的に陣と繋がることを求めている。
「んむ……、ふ、ぷはぁっ!」
1分近くも濃厚なキスをして、シエラはようやく唇を離した。
その瞳は蕩けたように細められていて、夢でも見ているように視界がぼやけて見える。
「じゃあ、挿れるぞ。いいんだな……?」
「……ええ、いいわよ」
シエラはコクリと頷いた。再び全身を床に横たえて、緊張したように身体をこわばらせている。
「そんなに硬くなるなよ。たぶん、リラックスした方がいいぞ」
「か、硬くなんてっ!」
なってない、と言おうとしたところで、自分が緊張でガチガチに固まっているのを自覚して、シエラは黙り込んでしまう。
「最初は痛いっていうし、できるだけ肩の力を抜いておいた方がいいんじゃないか?」
「い、痛いのっ!?」
シエラは声を跳ね上げる。
「そ、そうだって聞くな」
「……いいわ。リラックスね、リラックス……」
また持ち上がってきた恐怖を抑えるように、シエラは自分に言い聞かせた。
「なぁ、ほんとに……」
「しつこいわよっ!!」
シエラは自棄になって怒鳴った。自分の決心が揺るがないうちに、始めてほしいと思う。
「よし、それじゃあ、いくぞ」
そう言って、陣は硬く勃起したペニスを、シエラの濡れた割れ目に添えるようにあてがった。
526/7:2010/02/01(月) 04:23:27 ID:eirMQuCK
「んんっ……」
膣口を軽く押し広げて亀頭の先端部が入った段階で、シエラは声を漏らした。
陣はもう、大丈夫か?とは聞かない。きっと痛いものはどうしようもないだろうし、強がって正直には答えないだろう。
その分ゆっくりと時間をかけ、優しく挿入するつもりだった。
「あ、ううぅっ、ん……しょ、みん……」
シエラは陣のペニスが入ってくる異物感と痛み、同時に感じる心地よさを噛みしめていた。
陣はシエラの胸の両横に手をついて、覆いかぶさるような姿勢で、徐々にペニスを埋没させていく。
「ぁつっ!?な、なに、これ……!?んぁっ……」
シエラも陣も、同時に違和感を覚えた。
シエラのは身体の内部を引っ張られるような痛み。陣のはペニスの侵入を拒む障害物の感触だ。
もう後には戻れない。心を決めて、陣はシエラに囁いた。
「座堂。ちょっと痛いけど、我慢してろよ?」
「え……、ちょ、……んんっ!!!」
陣が勢いをつけて腰を打ちつけると、シエラは引き裂かれるような痛みを感じて、くぐもった声を上げた。
「い……たっ……!!んく、ひぅ……っ!!」
シエラはギュッと強く目を閉じ、目尻に涙の粒を浮かべながら痛みをこらえている。
身体の内側からズキズキと疼く痛みは、だんだんと存在感を増していた。
このまま、どんどんと肥大化して、引き裂かれてしまうんじゃないかとすら錯覚してしまう。
陣は何も言わず、動きを静止していた。どうにかシエラの痛みを紛らわせてやりたい。
そう思い、陣は肘を曲げてシエラに身体を密着させた。右の肘を床につけて、シエラの背中に腕を回す。
後ろから肩を抱くようにシエラの身体を抱きしめた。同時に、シエラの首筋や肩口にキスをする。
「ふっ……、く……。しょ、みん……」
シエラはなかなか冷めやらぬ痛みを堪えながら、陣の温かさを感じていた。
陣の優しさに包まれるように、腕の感触と何度も付けられる唇の温度に酔いしれる。
陣の胸の辺りに勃起した乳首が当たり、ほんのりと快感を覚えた。
シエラも両腕を陣の背中に回して、しっかりと抱きつく。しばらくそのまま、陣の温もりをよりどころにして、ジッと痛みを堪えていた。
「いいわよ、もう、動いても……」
「本当か?」
「そりゃ、たぶんまだ痛いけど、ずっとこのまましてるのも、庶民が辛いでしょ?」
シエラの言うとおり、陣は高まる興奮を抑えきれなくなっていた。
ずっとシエラの膣内の心地良さを感じていながら、動くことのできないもどかしさがはち切れそうだ。
「それじゃ、ゆっくり動かすぞ……」
「んぁ……っ、うっ……ふぅっ、あふ……」
陣はゆっくりと腰を離し、ペニスを後退させる。
シエラはまだ裂傷の擦れる痛みや染みるような痛みを感じていたが、
挿入自体の痛みは、潤沢に分泌された愛液のおかげで随分と緩和されているようだった。
「はぅっ!んはぅ……ぁあっ、んあああんっ!」
陣はペニスを膣口の辺りまでゆっくりと後退させ、同じようにゆっくりと奥の方へと突き入れた。
それを何度も繰り返すうち、シエラの悶えるような声は、次第に痛みの色が減り、甘美な吐息へと変わりつつある。
「はぁんっ、あふっ、んぅっ、ああっ!!!
シエラの声のキーが上がるのにつれて、陣のピストンのスピードも徐々に上がっていく。
身体を密着させて抱き合ったまま、二人はモゾモゾと身体を揺するようにして重なり合った。
「あぁんっ、庶民っ、いいわよっ、もっとっ、もっとちょうだいっ!!」
痛みも気にならないほどに快感を覚えるようになったシエラは、身体を突き抜けるような刺激に身を任せ、もっと陣の身体を求めた。
537/7:2010/02/01(月) 04:23:58 ID:eirMQuCK
「はぁっ、んくっ、はっ、んっ、あっ、あっ!!ああああっ!!」
陣は昂ぶる心に任せてシエラの背中に手をまわし、シエラの身体を持ち上げながら身体を起こした。
シエラは背中を反らせる格好になったかと思うと、胡坐をかく姿勢になった陣の胸に倒れ込むように抱きつく。
「ひゃううううっっ!!」
体位が変わって、自分の体重で陣のペニスを深く咥え込むことになり、シエラは激しい快感に悶えた。
「んぁっ!くぅっ、あふっ、ひゃんっ、ちょっと、はげし……っ、やあああんっ!!!!」
陣はシエラの身体を抱えて、一心不乱に身体を上下に動かしてピストンする。
振動するごとに、シエラの長い髪が舞い踊るように揺れた。
全身から流れる汗がシエラの裸体と陣の服を濡らし、愛液と混ざりあって床にポタポタと落ちる。
「やぅっ、ぃくっ!!い、いぃっ、んぁっ、あああっっ!!」
シエラは思考も朦朧とぼやけるほどの快感に流されていた。
陣のペニスと擦れ合う膣の感触が堪らなく気持ちいい。
陣に抱きしめられている自分の身体が燃え盛るように熱く、溶けてしまいそうなほどだ。
「ふくぅうっ!!な、なにかっ!!なにか、くるっ!!」
シエラは身体の奥からこみ上げる感覚の存在に気づいた。
それは紛れもなく、生まれて初めて経験する絶頂の気配だった。
「俺も、イきそうだっ!!一緒に、いくぞっ、座堂!!」
陣もこれ以上こらえられそうにない射精の気配を感じ、より力をこめてシエラを抱きしめ、身体を動かした。
「ひゃああんっ!!んぁっ、あぅっ、おかしいっ!!わたし、おかしくなっちゃううっっ!!!!」
二人の結合部から立ち上がる小さな水音だけをBGMに、シエラは高らかに歌うように叫ぶ。
「イくぞっ!!!」
陣は突然ピストンを止め、ペニスをシエラの膣内の奥深くに沈めて、力の限りシエラの身体を抱きしめた。
「んあっ、だめっ、だめっ!!!いくっ!!ふあああああああああああああああんんっっっ!!!!」
シエラは身体の奥深くから指の先まで、電撃が走りぬけるような衝撃に包まれた。
同時に、陣はシエラの中で精を放つ。その微かな感触を、シエラは快感の波の中で確かに感じた。

シエラはしばらくの間、絶頂の余韻に身体を強張らせ、強く陣に抱きついていた。
荒く息をつき、小さな胸を大きく上下させて呼吸を整える。
陣も、萎えたペニスをシエラの中に収めたまま、動かずに射精後の倦怠感を味わっていた。
十分に余韻を味わった後、陣はシエラの身体を優しく抱き上げ、ベッドに横たえてやる。
「ん……」
シエラはまだ脱力しているようで、夢見心地に瞳を蕩けさせていた。
陣はその姿に胸を打たれる。改めて、シエラの愛らしさに心を奪われ切っている自分に気がついた。
「座堂、ありがとうな……」
陣はもう一度シエラに口づけて、そう囁く。
大変なことをしてしまったという不安も心の隅にはあったが、それよりも喜びの方がずっと大きい。
「私も、嬉しかったわ」
シエラは目を閉じて、喜びを噛みしめるように呟いた。

二人は余りにも幸せで、いつまでもこうしていたかったが、そうもいかない。
もうじき夕也が帰ってくるだろう。それまでに、部屋を片付けなければ。
以前よりも片付けの量が増えているのが、頭の痛いことだった。
「庶民……」
陣は名残惜しそうな顔をしているシエラの頭に手をのせる。
「そんな顔するなよ。また呼ぶからさ。その時、また続きをしようぜ」
「……そうね。絶対よ」
シエラはコクンと頷いた。陣はその笑顔に、どうしようもないほどの幸せを感じた。
そして、呟く。
「ちちんぷいぷい」


/終わり
5415:2010/02/01(月) 04:24:55 ID:eirMQuCK
以上です。
読んでいただけたら幸いです。
55名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 06:06:36 ID:rNxI6r0q
一番槍GJ!!でした〜
つ…続きは…?www
56名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 17:24:07 ID:EZc6IDWd
続きキテタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!
GJ
57名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 14:56:28 ID:VoBY1Sgy
西靖と山中アナでお願いしまつ
58名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 12:37:25 ID:tBffw29G
ぷいぷいを1年ぶりに読み返してる
シエラが可愛いすぎる
59名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 14:38:34 ID:7WtAD7xZ
原作最終巻とは…。
60名無しさん@ピンキー