【神父・牧師】男性聖職者の官能小説【僧侶・神主】

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1名無しさん@ピンキー
修道士、宮司、お坊さん、神官、教祖様etc.

神に仕える聖なる男性を題材に小説を書きましょう。
オリジナルでも二次創作でも、純愛物でも陵辱物でも何でもOK。
ただし801は禁止です。

■関連スレ
【シスター・尼僧】聖なる女の小説3【巫女・神官】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242637172/
2名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 12:14:14 ID:dTsXbyOq
聖なる女スレがあるんだから聖なる男スレもあって良いよね。
3名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 12:37:19 ID:hmhBYEu0
性 職 者
4名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 13:33:18 ID:OO7gFQXs
牧師と在俗司祭は妻帯できるんでしょ
5名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 15:48:30 ID:hmhBYEu0
生 殖 者
6名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 16:19:42 ID:5OxCTr3J
チンコに数珠巻いた住職の真珠プレイでメロメロにされた女淫魔が「渇っ!」という掛け声と共に注がれた
退魔の力の込められた精液の直撃を魔力の源たる子宮に浴びて昇天するお話マダー
7名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 18:37:38 ID:R1Jqj/Kx
「僧衣を脱ぐ日」
8名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 18:59:38 ID:hBmfXMki
プッチ神父で抜いたことならある…
9名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 00:09:54 ID:xe8IMCGZ
次はアンデルセンとモズグズに挑戦だ
10名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 00:21:29 ID:lxt24D9K
>>6
なぜ俺の性癖を知っている?
11名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 00:55:33 ID:eMRQ5cM7
性欲を抑えきれず、罪悪感に苛まれながらも
自慰に溺れる聖職者の話が読みたい
あと屍姦もの
12名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 02:03:13 ID:xe8IMCGZ
狭い懺悔室で女性信者にセクハラ
13名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 02:10:44 ID:82TIYKV5
韓国人の牧師が信者の少女レイプしまくってたな。韓国牧師の部屋には、少女たちの名前を書いたバイブが・・・
14名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 02:23:13 ID:j+spvHw6
せ○り?
15名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 02:52:57 ID:HwSAWj5C
ハヤテの幽霊神父が好き。
16名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 12:35:18 ID:UwQtugcF
性職者と言ったら巧妙なマインド・コントロール
“肉体の救済”と称してエッチなお説法を…
17名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 13:08:40 ID:jVI8tZgO
「私の「白き水」を体内に注がれれば、貴女は浄められます」
18名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 13:32:09 ID:XiA+LWEk
そんな感じのSSが姉妹スレに投下されてたな
結構面白かった

厳格でストイックな神父が、妖艶なサキュバスに誘惑され
葛藤する……というシチュが個人的に萌える
でも淫魔スレと天使悪魔スレで探しても無かったから、ここに期待
19名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 13:46:27 ID:xe8IMCGZ
何故こんなにも聖職者は萌えるのか?

神父カレンダー(バチカン制作)まで買っちまったよ
偽神父も数人混じってるらしいけどね
20名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 14:03:55 ID:qLwRJPAz
「汝、姦淫すべし」
21名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 14:05:05 ID:qLwRJPAz
あ、即死判定回避?
22名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 14:50:06 ID:wdcXAN32
30じゃなかったっけ?
23名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 15:17:18 ID:Agxl3NLo
修道士×修道女の組み合わせもいい。
もちろん童貞と処女。
場所は大聖堂。
ステンドグラスの光に照らされながら、主の御前で行われる背徳sex。
24名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 15:34:23 ID:Agxl3NLo
古いけど『女犯坊』おすすめ
25名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 16:20:35 ID:R55zdlva
聖水プレイ見たい
26名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 17:03:15 ID:0ygThtrK
よしながふみの男女逆転大奥に僧侶のエロあるよね
女将軍の側室になる為に無理やり還俗させられたお坊さん(モデルはお万の方)
作中に登場してたお伽坊主って役職も面白かった
27名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 17:49:33 ID:hlgGvSoj
†父と子と聖霊の御名によりて、ザーメン†
28名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 17:53:16 ID:zbwRF8gV
悪徳神父を正義のサキュバスが食事ついでに斬る!
そのついでに関係のない同僚神父も食べる!
29名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 18:26:55 ID:6UAoqlPa
聖職者が主人公のエロゲはそれだけで興奮する
30名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 19:07:22 ID:jVI8tZgO
迷える子羊な女の子を次々と犯す神父。
31名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 21:17:25 ID:wXjHYS8h
かっちり着込んだスータンや僧衣を脱ぎ去ると、
鍛え抜かれた肉体美が現れる…そんな武闘派僧侶に萌える
32名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 22:09:59 ID:WXxxeFQM
アニメ・ゲームだと大抵ムキムキだよね、神職キャラって
33名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 22:18:48 ID:1IT9hW8T
“正義の”サキュバスてどんなサキュバスなんだw
34名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 23:57:07 ID:Rvu/jkXV
男の聖職者ならクリフトが好きだなぁ

ザラキ!
35名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 00:21:24 ID:GwLnOcSH
神学校のショタもアリかな?
36名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 01:42:07 ID:iMVmKXf2


エロい触手と闘う司祭様が見たい
唾液で全身ヌルヌルになる司祭様
37名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 01:54:26 ID:GwLnOcSH
マニアック・・・
38名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 12:44:47 ID:CbneaCSG
神父たまらん
思う存分葛藤してくれたまえ
39名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 13:00:58 ID:uo2m4bUV
web上でも滅多に見つからないよね >男聖職者のエロ小説
あっても殆どBLものだし
シスター、巫女なら幾らでも転がってるんだけど
寂しい現状だ
40名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 13:36:59 ID:ZwUBDTrj
天草四郎好きなんだが、ここの管轄?
つい最近、妻らしき人物の史料から発見されたらしいし、色々妄想してしまう
41名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 14:03:54 ID:9f2OOTpX
神父×シスターの破壊力は異常
だが見たことない
42名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 14:44:47 ID:me885hS2
キリシタン萌える
あの和洋折衷な衣装好き
43名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 14:58:10 ID:uApStRNf
マイナーだけど東京魔人學園外法帖血風録ってゲームに
隠れキリシタン宣教師が登場する
あと美少女シスターと破戒僧もいたな
宣教師と破戒僧はどちらも槍の遣い手
面白いからお勧め
44名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 16:14:58 ID:0t+O4B+6
和尚×色情霊
お経を唱え始めると苦しみ悶えながらストリップ
45名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 18:51:46 ID:DyYgRw3i
美輪明宏さまと江原啓之さんのH小説ありませんか?
46名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 18:57:05 ID:0t+O4B+6
ナイヨ
47名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 19:04:20 ID:0t+O4B+6
つーか、ありゃ聖職者か…?
カウンセラーのような気が…
48名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 19:48:48 ID:NgLusr5t
エロパロ的に考えて
異端審問官は美味しい存在だと思う
49名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 20:45:38 ID:KezhyMe3

魔女狩りだね
50名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 22:16:07 ID:zg/rpwlZ
>>31
分かる
山伏とか僧兵とか萌える
51名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 22:16:51 ID:m6n0BNXJ
坊さんktkr

エロ坊主よりも信仰と肉欲の間で葛藤する聖職者がいいなあ
葛藤の末なのでエロは濃い目
52名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 22:46:19 ID:QPxLjHIG
神職エロと言ったら、やっぱり“初夜権”だよな。
53名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 23:32:30 ID:N0jRvO3a
たまたま拾ったんだが

17:神も仏も名無しさん
07/09/18 22:47:27 Mg33f5fp
フィリピン人神父様とかだと若い方も存じ上げてるけど。
お年を召したおじいちゃん神父様とお話してると、「性的誘惑が
司祭人生で一番辛かった。司祭辞めようかと思った」とおっしゃいます。
実際辞める方も居られます。
一生懸命働いておられる神父様をお慕いするあなたのお気持ちは、
わかりますし、批難する気にはなれませんが、清く生きることが要求される
司祭にとっては性的スキャンダルは命取り。人生かかってます。
皆さんがおっしゃるように、司祭として大切にして差し上げるのが良いと
思われます。告解は旅行先の見ず知らずの教会の神父様にするといいと
思いますよ。

煩悩に打ち克つのって死ぬほど辛いんだろうな
そりゃそうだよな、人間だもんな
54名無しさん@ピンキー:2009/11/23(月) 23:50:09 ID:ImhzEwo/
禁欲生活送っている聖人君子さまが性的に乱れる瞬間は、本当にゾクゾクする
55名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 00:00:35 ID:9Y8iAAU5
>>19
カレンダー何処で買った?
通販?
56名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 00:25:17 ID:uB1+2ISD
聖職者の魅力はミステリアスなところ
それを暴かれた時のギャップがエロチック
57名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 00:27:51 ID:rq1xzjZF
†父と子と聖霊の御名によりて、ザーメン†
58名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 00:36:01 ID:QUBW2jU5
>>31
僧衣+肉体美って言われると某格ゲーの人が脳裏に浮かぶ
59名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 00:44:44 ID:3364ovcY
いわゆる従軍牧師、従軍司祭なんかイイ体してるだろうなぁ
軍人でもあるわけだから
「恋する神父」のクォン・サンウみたいな感じなのかな?
60名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 00:46:49 ID:rq1xzjZF
初夜権て何だべ?
61名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 01:01:21 ID:ZcpRr/6h

幻想水滸伝V、ユーバーの神父服姿にはぐっときた
タッパあると黒ずくめが映えるねー
62名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 01:25:29 ID:unuCXQNF
神父モノって陵辱鬼畜調教ばかりだよな
教会の地下室で拷問するみたいなの

たまには純愛や悲恋も読んでみたい
眼鏡の純朴な青年神父が、敬虔な村娘との
禁断の恋に苦悩する・・・とかさ
63名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 01:48:51 ID:rq1xzjZF
鬼畜眼鏡
64名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 12:56:08 ID:PVxRj7Aw
>>41
神主×巫女も見たことない
65名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 13:07:26 ID:O4bS6Rgj
神父好きの人はラファエルの憂鬱読め
66名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 16:41:38 ID:Xrs7PLJF
>>60
信者の娘の「初めて」をいただく権利。
67名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 18:38:13 ID:PuO5eLT/
昔、巫女の更衣室を盗撮して捕まった神主がいたな……。
68名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 18:54:34 ID:PuO5eLT/
>>60
映画「ブレイブハート」と手塚治虫の「哀しみのベラドンナ」
に初夜権でてたよ
69名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 21:05:29 ID:GKEyTSd6
70名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 22:41:21 ID:6DfxZFhp
イケメンすぎワロタ
71名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 01:17:28 ID:eObUxLq8
丁寧口調で淫語連発する聖職者
72名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 02:26:27 ID:bBSXGsWX
神父さんに叱られたい
キツくお説教されたい
73名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 18:48:36 ID:SOq4tpvr
>>71
敬語責めいいよね。
74名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 19:15:41 ID:24PFJq+G
座禅修行のとき、姿勢が崩れると警策ではなく
勃起した肉棒で渇を入れる和尚
75名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 19:29:49 ID:/K3hKwc7
身体に巣食った悪魔を祓うという名目で聖なるロザリオ挿入。
76名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 19:48:58 ID:eObUxLq8
>>74
チンコビンタ?
77名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 21:58:48 ID:aHd27Mj/
>>62
そういや、ドS聖職者は良く見るけどドM聖職者は見た事ない
78名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 23:29:47 ID:LlxspePu
主よ、この哀れな子羊たちにSSをお恵み下さい
79名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 01:29:24 ID:HpEhRPBG
お坊さんのチンポ

ってデカそう・・・
80名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 16:40:18 ID:vIa/pzRh
†←この格好良い記号どうやって出すの
81名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 16:45:47 ID:/LnhbQTB
短剣符だね
「ダガー」で変換可能だよ
82名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 17:05:13 ID:ZXGrsIDG
>>78
主人公が爺でもいい?
83名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 18:18:09 ID:1dfNKV+f
>>82
いい。
84名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 21:19:54 ID:/LnhbQTB
爺ちゃん歓迎
85名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 22:52:57 ID:BXBvkYpv
映画「天使と悪魔」ってどう?
ピクシブ見てると腐絵が多くて見るのためらってるんだけど…

しかしこのスレ見つけた時、絶対過疎になると思ってたけど、予想以上に賑わってて嬉しい。
86名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 00:27:33 ID:7v0/lh18
日報氏乙。
87名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 00:28:29 ID:7v0/lh18
おっと、違った。失礼。
88名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 14:55:39 ID:YQYpfmBA
ダ・ヴィンチ・コードの続編だっけ
89名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 15:14:31 ID:WFll9TpX
>40
 商業での話になるけど、パンプキンノベルズで出てる『スピカのプリンセス』って奴で天草四郎が主人公になってますよ。
聖職者としてはちょっと欲望に忠実すぎる性格にはなってますけど。
舞台は異星ですけどね。火星の土方歳三とかそんな感じ。
90名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 15:25:38 ID:qhWwQFuD
>>81

††††††
わぁい出せたありがとう
91名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 17:03:49 ID:7QFD2mbS
>>90
墓地みたいで怖ぇw
92名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 18:24:04 ID:7I8hfkIM
>>62
めっちゃツボだわ 萌える
苦悩する純愛萌える
93名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 20:59:47 ID:8cke8HsN
>>89
ググったが凄いぶっ飛んだ設定だね
絵柄は可愛いけど
94名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 23:07:06 ID:2/+mqQem
聖職者にはSMが似合う。
95名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 23:22:52 ID:F4M8O0mA
優しくお説教受けながらお尻ペンペンされたい!
96名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 14:12:04 ID:FPbX3p9N
神父「早くお尻をお出しなさい、この腐女子め」
97名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 18:46:46 ID:6KvMPBm7
怒られたいってのは、なんか分かる気がする
聖職者には父性や包容力を求めるからな
98名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 19:26:20 ID:dnOESaRJ
>>97
ファザコンでMな女の子が、懺悔に来て「わ、私の淫らな身体にどうか、どうか罰を下さい」
こうですね。
99名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 21:59:01 ID:vKh+HDSc
何でも相談出来る父親的存在
それが聖職者

もちろん性的な相談も……
100名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 22:21:22 ID:H0QePkd4
>もちろん性的な相談も……
『アマロ神父の罪』でこんなシーンあるよね
ヒロインの子(16歳)も良かったなー
ラブシーンのおっぱいが可愛かったw
101名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 22:44:07 ID:6KvMPBm7
アマロ神父、おっぱい出んの?w
重そうな内容だったから避けてたけど、見よっかな
102名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 01:44:27 ID:KXXfTvmk
( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!
103名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 02:35:34 ID:fiZKX1AL
自慰行為を懺悔しに来るんだっけ?

・・・行為の内容を詳細に報告させる、ってシチュもいいな
104名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 02:43:12 ID:43cUKBGk
これ思い出した

4 名前:名無しさん@八周年[] 投稿日:2007/12/19(水) 23:54:12 ID:+5QgmY0u0
ある神父の元へ、女が懺悔しに来た。
女「私はある男性に向かってろくでなしと言ってしまいました」
神父「何故そのようなことを言ったのですか?」

女「その男性は私の腕を触ってきたんです」
神父「こんな風に?」
そう言って神父は女の腕を触った。
女「はい」
神父「それくらいの事でろくでなしと言ってはいけません」
女「でもその人は私の胸も触って来たんです」
神父「こんな風に?」
神父は女の胸を触った。
女「…はい」
神父「それくらいの事でろくでなしと言ってはいけません」
女「でもその人は私の服も脱がせてきたんです」
神父「こんな風に?」
神父は女の服を脱がせた。
女「えっ…あっ…はい」
神父「それくらいの事でろくでなしと言ってはいけません」
女「でもその人は私のアソコに自分のアソコも入れてきたんです」
神父「こんな風に?」
神父は自分のアソコを女のアソコに入れた。
女「…っ、はい」
神父「それくらいの事でろくでなしと言ってはいけません」
女「でもその人エイズだったんです」
神父「このろくでなし!」
105名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 04:33:15 ID:4cKYua24
こんな神父嫌や
106名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 10:10:36 ID:4nj6pW9/
教師も聖職者に入る?
107名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 10:29:18 ID:prl02BzA
いや、教師はこっち。

先生とHな授業を・・・・・
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1226034263/
108名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 06:06:59 ID:GIiPFxyq
ちょっとageますよ
109名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 20:52:20 ID:xgBoiXOM
そろそろSSが来てもよいころ
110名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 21:04:51 ID:D7FWxF+n
禁欲にも関わらず恋してしまい、人の肌を覚え苦悩する神父
相手に強引にベッドインさせられ、地獄の業火に焼かれてしまうと苦しみながらも絶頂し、快楽におぼれる神父

こういうの見たい
でもこういうのBLでしかない
111名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 21:48:23 ID:K/YgPdOG
>>110
本文の描写はさほどエロくはないかもだけど
エーコ「薔薇の名前」の語り手(若い修練士)と少女の情事はまさにそんな感じで
行間を補完しまくって妄想膨らませてるよ自分w
112名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 22:51:42 ID:m5FBWIcd
依存スレで神父とシスターの話があった。
やさぐれた神父と元奴隷の偽シスターだが
113名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 00:13:28 ID:KRoRF4HY
>>107
何でも揃ってるんだな
エロパロ板って
114名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 09:27:53 ID:wlSZL9JJ
ツクール製のゲームだが、
『Legend of the sky』という有名RPGに出てくるニール神父がいい感じ
作者サイトにある二次小説で行間妄想しまくった
115名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 15:00:36 ID:AZtnjd42
その妄想をSSにして
此処に投下するんだ
116名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 02:07:17 ID:px+Ig31L
ドラクエ4のクリフト×アリーナ好きだ。
神に仕える身で恋する自体禁忌なのに、その相手が姫で主。
エロパロ板にドラクエスレもあるけど、>>110こういうのは少ないなー
117名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 10:53:13 ID:UsRd3XD3
僧侶と豆腐プレイ
118名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 11:03:16 ID:zc8e+Y5Y
エロゲでなら聖肛女とかになるのかなぁ…
あれは元神父の破落戸が主人公だったけど
うーむ、難しいね
119名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 00:55:39 ID:Gqr1MKlN
懺悔室に来た若い子が、イケメン神父に邪まな考えで頭がいっぱいなんですと告白する
静かに話を聞いてくれる神父にも欲情してしまい、「どうにかしてください」と
小窓の下の小穴から…


チンコを出して神父とファックするというゲイ動画を最近見た
120名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 03:57:34 ID:Z+QtiFIB
ホモの話題止めて。
121名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 18:40:06 ID:+jZ0vjmn
真面目な神父はセックスしないから、エロゲとかの神父は鬼畜なんだろうな。
122名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 19:45:31 ID:Gqr1MKlN
以前うちに講演にきた神父は、「セックスしたくないんですか?」という無記名質問に対して
「したいと思わないし、思ったこともありません。多分その機会があってもしないでしょう
 ただ、皆さんの中に素敵な女性がいて、将来その人と出合った時に考えると思います」と答えて
大変感銘を受けた

ストイックな職業エロに萌えたのは多分それが最初なんだろうな
123名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 03:17:00 ID:7kHewBWg
体育会系の聖職者が人気なんだね
124名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 04:33:39 ID:QQGH9IkT
>>122
かっこいい返答だな
125名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 07:21:11 ID:iGWDtrty
このスレで一発ビシッと渋いやつが来たらなぁ…ハードル高い
126名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 20:15:13 ID:drXUn8dv
神父には暗い過去があるのがお約束
127名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 03:16:43 ID:0YW7Ojms
プッチ神父のことか
128名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 06:41:21 ID:yPAX1hhe
「相棒」の神父様とか。
129名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 09:26:52 ID:VDIPMCx3
丁寧な口調で言葉責めしてほしい
130名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:07:26 ID:q6+IX7x1
関係無いけど、聖職者キャラって
線目に描かれる事が多いよね
スレイヤーズのゼロスとか
>>43の御神槌もだし
何か意味あるのかな?
131名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:17:15 ID:eewYhU7C
ゼロスを聖職者とするかは微妙なところ

・・・温厚な性格に見せたいからじゃない?>線目
それか大仏の顔に似せてるとか
132名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:30:44 ID:bKkFLfyp
きっと、女体に開眼させる為だよ。
盲目設定も良く見かけるよね。
133名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:33:12 ID:UxwPUILz
達観してる・悟りを開いてる表現なのかもな
134名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:36:33 ID:q6+IX7x1
>>132
耳なし芳一?
コレをどうにかエロく……出来ないかw
135名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:42:09 ID:bKkFLfyp
ここにも載ってるね。

「ベタな聖職者キャラの法則」
ttp://wiki.chakuriki.net/index.php/%E3%83%99%E3%82%BF%E3%81%AA%E8%81%96%E8%81%B7%E8%80%85%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
>法則
>12.細目、線目であることが多い。
136名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 20:57:50 ID:8MxEsECZ
肉体言語で叩き込むwww
137名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 21:09:02 ID:uGEgUi5I
>>134
92年にフジで放送された三上博史主演のテレビドラマ特番の
耳なし芳一は、かなりエロ設定だったよ
二位尼が見た目えらく若い美女で、着物をはだけて女体を武器に
芳一を堕落させあっち側へ引き込もうとする設定
138名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 02:19:50 ID:jIw3Dxvj
耳なし芳一、Wikipediaで調べたら
男の全裸写真が出てきてビビった

>>135
そのまとめ面白いなー
参考になる
139名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 18:19:22 ID:IGJTuvLF
牡丹燈籠みたいな状況になっちゃって、忘れない様に耳にもちゃんと書いたんだけど、女の子の幽霊が一人で初めちゃって、それに興奮して先走りでペニスのお経が消えちゃった。というのあったな。
もう聖職者関係無いや。
140名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 18:30:54 ID:Dk9aCKa8
童貞神父が初めての誘惑に葛藤しつつ…というのが個人的に最萌えなんだが
若い頃やんちゃしまくってた破戒僧があるとき神の啓示に目覚めて禁欲を誓い、
程度の知れた誘惑は、それまでのキャリアと余裕で適当にあしらってきたものの、
何十年かして久々に抗いがたい誘惑に煩悶…というのも萌える
そういう場合の誘惑って、わかりやすいエロエロよりも、清純派エロがいいな
141名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 19:36:40 ID:Oo0eEaNm
>>139
その場合オチはつまりそういうことになるのか・・・
142名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 21:43:13 ID:W3nDCD2L
>>140
まさしく「運命の女性」に出会ってしまった…とかな
143名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 00:29:33 ID:IAveXBdo
雑談だけでここまで来てしまったね。

よくあることか。
144名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 00:58:21 ID:/K9mISb9
植民地とか属領に布教のため赴任した聖職者(厳格な一神教徒)が
地元の奔放で色好きな女神様にいろいろされちゃうSSを妄想だけしている
145名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 06:01:02 ID:e3yTcTTW
そのSS読みたいな。
146名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 18:02:25 ID:7wvC6CWJ
>>140
初めての「恋」をして、相手の女の子への欲望に悶えるんですね。
147名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 22:48:44 ID:/K9mISb9
>>145
よくぞ言ってくれた
汝にこのSSを書く権利をやろう(AA略
148名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 20:56:37 ID:FApJueHA
あら、どうしましょう
149名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 02:22:31 ID:ffmzrsm6
お線香の匂いがします。
150名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 17:40:45 ID:l7Vkswiw
線香の香りの人
151名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 21:03:29 ID:EfRNbYPj
人外娘と男聖職者の組み合わせが好き
152名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 01:20:22 ID:Uh7bTpNE
>>94
性行為禁止の職業の人は、自分の体に鞭打ったりするらしい
性衝動を発散させる目的で
153名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 01:26:02 ID:gqmc5i8L
女の子にやって貰えばいいと思うよ
154名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 19:40:40 ID:DdOcqbcZ
映画の薔薇の名前のシーンにそんなのあったな>>152
155名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 01:00:22 ID:Jx7CVKCI
>>153
逆に性衝動増幅しちゃうよ
156名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 01:43:36 ID:J1bMPGvs
最初の聖職者萌えはゲーニッツだったな
157名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 08:37:02 ID:f6xljORE
お別れです!
158名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 08:53:56 ID:dt7jLVIm
>>77
いや、聖職者自体がMみたいなものだよ
神への自己献身が喜びなんだから
159名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 09:14:29 ID:/e1+56o4
小説家になろう、で見付けたんだが
馬路キレ子の「初夜権」が面白かった
160名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 09:25:32 ID:GZsy2KWO
>>158
M聖職者は、真面目に修行。
S聖職者は、性欲処理に女の子を犯る。
こうですね。
161名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 05:10:21 ID:In4jLJrk
正解
162名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 20:37:19 ID:FNCPzSYl
かなり下がってきてるから上げるね
163名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 22:34:57 ID:vKqFne0n
昔の映画で「白蛇???」っと映画があった。
お寺に篭って修行中の見習い坊主が禁欲に耐え切れなくなって、夜中に奇声を発し
ながら、勃起したチンコを障子戸に突き立てて穴だらけにするシーンがあったな・・・
  
いま思うと笑わすシーンなのだろうか?
164名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 23:08:27 ID:w84U+M7a
こういうスレだと、
神父司祭が誘惑されて性交してしまうのか、
それとも鬼畜な神父司祭が村の処女を調教するのか、
というのが大体のパターンだよな。
でも好みがまったく分かれそう。
誘惑されるのは色仕掛けスレにいくつかあった気がするが。
165名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 23:42:39 ID:2TnW89Qn
>>62みたいな禁忌+純愛みたいなのが見てみたい自分は少数派なんだろうか
互いに惹かれ、神に罰せられるというならともに地獄に落ちようみたいな。
166名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 23:51:05 ID:UUGMech2
式紙というか、使い魔みたいな幼女と聖職者がヤルのが好きだ
人間でもないし、禁欲しないといけないし、見た目は幼いから良心の呵責がある
そんな悶々とした状況が好みなんだが、自分ぐらいだろうな好きなの
167名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 00:30:57 ID:kPjCbLhp
http://www.asahi.com/kansai/photo/news/OSK200710130090.html
たまらん、、、。
こんな奇麗なお坊さんいるんだね。
168名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 00:35:15 ID:TArl4Blr
そういや、8〜10年くらい前に、奈良県の長谷寺の境内に
階段を登る中性的な美しさの青年僧侶と、階段を降りつつそれを振り返る
パラソルを持った黒髪ロングのお嬢さん、という構図のポスターを見た
その青年僧侶の雰囲気や、構図と言いテーマと言い、あまりの怪しさ・妖しさに
ポスターの写真撮影者は誰ぞと見たら、篠山紀信だった
さすがだwと思った
169名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 03:57:44 ID:dAJ4/oee
>167
可愛らしい感じのお坊さんだね
170名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 07:39:31 ID:UvhpgCpn
>>166
いいな。
171140 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:39:09 ID:gcdn3X/n
受信した電波と妄想をなんとか形にしてみた。
形に出来たところまでだし、導入部がちょっと長めかもだけど、投下してみる。
172ある画僧の恋・1 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:41:01 ID:gcdn3X/n
制作中の祭壇画を前に、老司祭は満足げに言った。
「素晴らしい出来映えですな。この聖母のなんと美しく、生きているごとき御姿!
 この祭壇画は、完成の暁には、間違いなく貴僧の代表作となるでしょう」
しかし、壁に向かって絵筆を走らせていた壮年の男は、やや不満そうに答えた。
「いいえ、まだまだです。まだ、私の理想にはほど遠い……」
老司祭はそれに気付かないのか、上機嫌でおべっかを続けた。
「何を仰います、そうそう、聖マルゲリータ女子修道院の院長が
 ぜひ貴僧に修道院礼拝堂付きの司祭にお招きしたいと申しておりましたぞ」
「聖マルゲリータ修道院? あの、隣町にある大きな女子修道院ですか」
修道院礼拝堂付きの司祭。一介の平修道士である彼にとっては、名誉な話である。
断る理由はなかった。
これが後々、彼の運命を大きく変えることになろうとはつゆ知らず――。

男は、僧であり、画家である。
むしろ、画家のついでに神父をやっていると言った方が良いかも知れない。
彼は幼くして孤児となった。この時代、孤児となった者は、そのままのたれ死ぬか、
修道院に入ってそのまま神に仕える身となるか、それくらいしか選択肢がない。
自らの意志ではなく半ば強制的に修道士とならざるを得なかった彼は、青年時代は神に反抗してばかりだった。
破戒僧と言っても過言ではない。娼館通いに暴力沙汰、時には詐欺紛いのことまで行い、周囲を悩ませた。
何度か放逐されかけた彼を救ったのが、その絵の才能だった。

子供時代から、絵だけが彼の心の支えだった。修道院長が彼の才能に気付き、画僧になることを勧めた。
彼にとっては天職だったが、それでもその心は常に満たされずにいた。素行の悪さも相変わらずだった。
――私が本当に描きたいものは、こんなものではない。
そんなある日、ある町の教会で見かけた祭壇画の前で、彼は衝撃を受けた。
まるで生きているような……否、まさに「目の前に」聖母の姿が現れるのを見たのだ。
それは祭壇画の錯覚だったのか、幻影だったのか、しかし彼はそれを聖母その人と信じた。
あの慈悲の眼差し、絹のような髪、今にも語りかけようとする口元、包み込むような温かさ……。
「この聖母様を、私が見たそのまま描き出すことこそ、私に科せられた使命なのかもしれない」
そう信じた彼は、それまでの生活を一転改め、身を慎み、清貧のうちに理想の聖母像を追い求めた。
依頼に従って各地を渡り歩き、いくつもの聖堂や修道院の祭壇画を描き続けるうちに、
硬直した伝統的な表現とは異なる、まるで生きているような、官能的ですらある聖母像は評判となり、
彼の画家としての名声は揺るぎないものとなっていった。

そんなときに舞い込んできたのが、聖マルゲリータ女子修道院の礼拝堂付き司祭の職だったのだ。
173ある画僧の恋・2 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:42:58 ID:gcdn3X/n
聖マルゲリータは女子修道院で、神父といえども、修道院内で生活することはできない。
修道院の礼拝堂付き司祭となった男は、さっそく町外れに小さな家を買い、
そこからミサや説教の度に修道院へ通うことにした。
就任の日、修道院の玄関で、老尼僧が慇懃に彼を出迎えた。ここの院長だ。
礼拝堂へと続く回廊を歩きながら、老院長は院内の説明などをしてくれた。
「――でしてね、司祭様、司祭様のご高名はかねがね伝え聞いておりましてね。
 それでですね、せっかくの御縁ですから、ぜひ、我が修道院にも祭壇画を……。
 ただ、申し上げにくいのですが、この修道院も決して裕福とは言い難く――」
決して質素には見えない院長の修道服の衣擦れの音を聞きながら、男は内心苦笑した。
――なるほど、そういうことか。
自分をここの司祭に招いたのは、「高名な画僧」に格安で祭壇画を描いて貰おうという魂胆か。
ホイホイと引き受けるのも癪だ。司祭は「そうですか、それは大変ですね」などと、
ケチな老尼僧の言葉を適当に受け流しながら、礼拝堂へと向かった。

礼拝堂には、数十名の修道女達が新しい司祭の到着を待っていた。
静かに佇む彼女たちの間にも、新司祭への好奇心がさざめいているのが見て取れる。
そのほとんどはかなり年老いた尼僧で、男と同世代と思われる年増の尼僧が数名、
あとは年端もいかない見習い修道女が数名程度。
――まあ、こんなものか。
何を期待していたわけでもないが、こうもしなびた雰囲気だと、絵のインスピレーションも湧いてこない。
やれやれ、それでも祭壇画は引き受けざるを得ないのだろうか、などと考えながらミサを執り行う。
ミサの最後、聖体拝領のために修道女達は一列に並ぶ。そこで初めて、司祭は修道女一人一人の顔を正面から見た。
深い年輪を刻んだ顔、穏やかに垂れた顔、歯がいくつか抜けた顔、白髪がヴェールから覗く顔、……
そんな中、ある修道女の番になった。年の頃は十八、九といった、うら若い見習い修道女。
司祭の視線は彼女に釘付けになった。
――てっきり老婆と幼女だけかと思っていたのに。
若いだけでなく、彼女は美しかった。
慎ましくきっちりと被った修道女のヴェール、その端からはチラリと絹のような金髪が見えている。
その瞳は聖母の衣のように青く、肌は大理石のように白く滑らかで、
唇は淡い薔薇の花びらのように血の色を通わせている。
司祭は、雷に打たれたような衝撃を感じた。
若い美女を見るのは初めてではない、悪童時代には娼婦を抱いたことさえあるのだ。
しかし、それは彼にとって初めての感覚だった。
――彼女だ! この女性だ!
174ある画僧の恋・3 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:44:40 ID:gcdn3X/n
翌朝、彼は院長に提案した。
「昨日お申し出のあった祭壇画の件ですが、これも御縁ですから、特別に無報酬でお引き受けしましょう。
 ただし、条件があります。昨日のミサに出ていた、若い見習修道女、年は十八か九か……」
「ああ、ルクレツィアですか?」
「ルクレツィアと言うのですか、(良い名前だ)、そう、そのルクレツィアをモデルにさせてください。
 彼女なら、年の頃と言い、見た目と言い、聖母様のモデルにぴったりです」
院長は「無報酬で」との言葉に顔をほころばせて、二つ返事で承諾した。

ルクレツィアをモデルにしたデッサンは、修道院の食堂をアトリエ代わりにして行うことになった。
他の場所でのデッサンも考えたが、興味津々の修道女達が通りすがりに覗き見していくので、落ち着かないのだ。
これでは集中できない、祭壇画を描くことは出来ない、と怒ると、慌てた院長が「それは困ります」と、
絵を描いている間の人払いを約束し、食堂の提供を申し出てくれた。
窓がないので覗かれる心配はないし、食事時以外は誰も立ち入らず、いざとなれば扉に鍵も掛けられる。
これなら誰にも邪魔されず、画業に集中できる。
画家とモデルを見つめているのは、食堂に壁に描かれた「最後の晩餐」のキリストと弟子達だけだ。
「司祭様、それで私は、どこに、どうしていれば、よろしいのでしょうか?」
おずおずと尋ねるルクレツィアの声は、小鳥のさえずりか鈴の音のように耳に心地よい。
「そこに椅子があるから、腰掛けなさい。布が掛けてあるから、そのまま、その上に。
 体は真正面じゃなく、少しこちらに、……そう、顔はこっちを向いて。両手は自然に膝の上に」
「私……絵のモデルなんて、初めてで。司祭様のお役に立てると、良いのですが」
遠慮がちに慎ましくはにかむ彼女の、なんと愛らしいことか!
彼女こそ、我が理想とする聖母像のモデルに相応しい!
あの雷のような衝撃は、理想のモデルを差し示す天啓だったのだろうと、そう理解しようとした。
しかし、何かが足りない。
「うーん……ルクレツィア、そのヴェールを取ってもらえますか?」
「え? このヴェールを、ですか?」
修道女は、その頭を覆うヴェールを人前で外すことなど、普通はあり得ないのだ。
「聖母様は修道女ではありませんからね。私が描きたいのは、聖女である以前に、我々が理想とする、
 若い母親たる女性です。世の若い母親は、修道女のヴェールは被っていませんよ」
優しくそう言って、司祭は見習い修道女のヴェールに手を掛けた。
留めピンが外れ、ヴェールがほどけると、その下から、きっちりと結われた美しい黄金色の髪が現れた。
彼は思わず溜息をついた。
「あの、司祭様……? 私に、何か問題でも……?」
「い、いや、何でもありません。その、あなたが、あまりにも――」
それ以上は言葉を飲み込んだ。その髪に、そして後れ毛が掛かるそのうなじに、思わず触れてみたくなる。
こんな衝動は、もう何年も忘れていた。
――やばい。
そう直感した。かといって、彼女を遠ざけることはできない、いや、したくない。
「……デッサンを、始めましょう」
175ある画僧の恋・4 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:46:31 ID:gcdn3X/n
デッサンを始めて、何日かが経過した。
画僧は、何枚も何枚も何枚も、モデルの姿を描いた。
納得がいくものができるまでは妥協しない、しかしそれは口実だったかもしれない。
デッサンの合間に、司祭と修道女は、お互いの身の上を語り合い、
時には声を立てて笑い合うほどに親しくなった。
彼女と一緒にいる時間の、なんと幸せなことか!
彼女もまた、彼と一緒に過ごす時間が、この修道院で唯一の幸せな時間だと言った。
二人だけの密やかな幸福の時間は、修道院の閉鎖された空間で、濃密に重ねられていった。

ルクレツィアはまだ見習いだったが、やがて正式に修道女になることが決まっていた。
「来年、二十歳になったら、あなたは終身誓願を立てるのですよね。
 そのときには私が司式することになるでしょう。荘厳かつ盛大な式にいたしましょう」
一生を神に捧げる修道女は神の花嫁となり、その誓願式は神との結婚式として盛大に行われる。
それを聞いたルクレツィアの表情が曇った。
「そんな……恐れ多い」
そして、ためらいがちにポツリと言った。
「だって、私は、自分の意志でこの修道院に来たわけではありませんもの」
彼女もまた、彼と同じく、孤児の身の上だった。彼女の幼い頃に両親は亡くなり、
遺産らしい遺産も持たない彼女は親戚中に厄介者扱いされた挙げ句、この修道院に放り込まれたのだ。
当世の習慣として、修道院には、行儀見習いのために預けられた娘達が何人かいた。
たいていは貴族や裕福な商人の娘で、適齢期になれば修道院を出て、持参金とともに嫁いでゆく。
しかし身寄りのない彼女は、このまま修道院で神に仕える一生を選ぶしかないのだ。
彼女もまた、若い頃の彼と同じ境遇だった。
「……それもまた、神の思し召しだったのでしょう。あなたは神に招かれたのですよ」
白々しい決まり文句に、我ながら空しさを覚える。
「そうでしょうか? 司祭様」
そうです、あなたは招かれたのですよ、そう答えながら、彼の心は裏腹だった。
この美しい娘を花嫁にできる神に、嫉妬さえ感じる。
「司祭様、……こんなことを言うのは、きっと罰当たりなのでしょうけれど、
 私、神様に招かれているということを少しも実感できませんの。
 ……いいえ、私は、誰にも、必要とされてきませんでした」
そしてルクレツィアは、伏し目がちだった顔を上げ、司祭を見つめて言った。
「いま、私を必要としてくださるのは、司祭様だけです」
薄幸の娘の切なる言葉と、その美しい碧の瞳が、彼の神父としての自制心を打ち砕いた。
176ある画僧の恋・5 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:47:42 ID:gcdn3X/n
彼は愛しい娘を抱きしめると、健気な言葉を紡ぎ出した桜色の唇に口づけた。
「あ…っ」
小さく驚きと困惑の声を上げる、その吐息も愛おしく、彼は再びその瑞々しい唇を奪った。
とろけるように柔らかい、悦楽の味。
「ん……んんっ……んっ」
恐らくは初めての口づけに、息苦しさを訴える彼女の姿に、やっと我に返った。
「すまない……」
謝りつつも、彼女を抱きしめる腕はそのままだ。
彼女はただ耳まで顔を赤くして、それでも抵抗することもなく、ただ彼の腕に身を任せたままでいる。
「愛している、ルクレツィア、愛している。私にはあなたが必要だ。
 ……だが、私はあなたの側にいるべきではない。私はあなたが思うような立派な人物ではないのです。
 あなたは天国へ行くべき人だが、私には天国の門は開かれないでしょう」
「なぜ、そんなことをおっしゃいますの? あんなに素晴らしい、神の国を描かれるお方ですのに」
男は自嘲気味に苦笑した。
「あなたは知らないでしょうが、これでも、若い頃はいろいろ悪さをしたのですよ。
 悔い改めようと空しい努力はしてみたが……ははっ、今も、このざまだ!
 私の行く先は、地獄か、良くて煉獄で救いを待ち続けるしかなさそうだ……」
「……ならば、私も、お伴します」
そう言ってギュッとしがみつく彼女に、彼は一瞬耳を疑った。
「何を……、言っている意味が、わかっているのですか」
「あなたがいらっしゃらない天国なんて、行く意味がありません。
 あなたが地獄へ行かれるというのでしたら、私も参ります。
 私は、私を必要としてくださる、あなたのお側に」
その潤んだ瞳、ほのかに紅潮した頬、そして、おずおずと彼の首に回された華奢な腕、
彼女からのぎこちない口づけ、……その柔らかな金色の髪が、無骨な頬に触れた瞬間、
男の最後の理性は吹き飛んだ。

後はどうすればよいのか、どうするしかないのか、彼は既に知っていた。
177ある画僧の恋・6 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:48:33 ID:gcdn3X/n
デッサン用紙が床に落ち、絵筆が一斉に散らばる音がしたが、どうでもいい。
彼女の体が床に倒れ込むと一緒に、先ほどまで彼女が腰掛けていた椅子に掛けていた布が
するりと引き寄せられ、男の体を覆ったが、それを振り払うのももどかしい。
狂おしいまでに彼女の唇をむさぼり、容易には脱がせられない修道服の上から胸を愛撫する。
「あ…あ…っ、し、司祭さ、ま…」
恥じらいを含んだ甘ったるい声。必死で声を上げまいとするその様子が愛おしい。
久しく忘れていた衝動に体を熱くさせながら、この無垢な乙女を神から奪い取って
地獄への道連れにするのだという背徳感が、かえって、優越感にも似た陶酔感となって彼を後押しした。
彼女の粗末な修道服の裾をたくし上げ、その柔らかな太股に指を這わせる。
滑らかな肌の弾力を楽しみつつ、その指先は、まだ誰にも開かれたことのない花園の茂みへと向かう。
「や…っ、あっ、そ、そんなとこ、ろ……や、やぁんっ!」
男の無骨な指先が花園の芯に到達したとき、一瞬、彼女は身を固くして両足を閉じた。
が、間もなく抵抗を緩め、恋人の愛撫をぎこちなく受け入れた。花園は徐々に蜜で潤い、茂みに露が降りる。
「ルクレツィア……!」
ゆっくりと、男は、自身を花園の奥深いところへと沈めていった。
「……っ!!」
彼女が声にならない悲鳴を上げる。痛みを堪える彼女のこわばりを感じながら、
彼は押し寄せる快楽のうねりと地獄の業火の熱さに身を投じていた。
もう、何も、考えられない。
この先、どうなるかなんて、どうでもいい。
ただ、いま、自分の腕の中にいる女、愛しいルクレツィア――彼女さえ、いればいい。それだけで、いい。
178 ◆/4N8SeEZKA :2009/12/20(日) 04:50:48 ID:gcdn3X/n
とりあえず、以上。
気力があれば、続きを書こうかと思ってます。
ちなみに物語は妄想で補完し細部を捏造したフィクションですが、
おわかりの方はすでにお気づきでしょう、実在のモデルがおります。
では。
179名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 05:28:21 ID:3BvR6+AX

とにかくGJ!!!
180名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 08:13:22 ID:Fs3Yi/zn
ついに投下来た!GJ!!
やっぱり背徳感のある状況はいいなあ
続き期待してます  
181名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 08:52:17 ID:i9dkVVKU
いいねぇ、やはり聖職者エロはいい
続き楽しみに待ってる
182名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 13:32:03 ID:o/y+JgCm
焦らさないで
183名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 16:28:45 ID:xGBVQiSH
>>177
GJ
184名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 23:09:18 ID:gE+BoUaj
聖職者ならではの禁忌の雰囲気が出ているのが良いね。
GJ
185名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 23:58:37 ID:l7P5x8/D
GJ!!

背徳感がたまらない
そのうえ、若い娘と壮年の男ときた
186名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 00:16:39 ID:/dGT0dHN
Bravo!
Bravissimo!

続きお待ちしてます。ただし年末ゆえご無理のないように。
187名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 05:08:21 ID:5eEmBTbg
興奮した
188名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 09:15:04 ID:Ry/yt+1Y
おお、父よ
ここにふしだらな悦びを感じた私をお許しください
189名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 21:59:01 ID:wUpKixih
>>178

ボッティチェリの師匠だっけ?

ピッピだかリッピだか言ったかな・・・

てか修道女の名前がまんまですやん
190名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 04:01:54 ID:qfD8A2oA
あーなるほど
191名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 06:55:40 ID:vO7MLJPw
画僧かぁ
そそられる設定だ
192名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 03:37:44 ID:VSKsF92q
聖夜age
193名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 17:00:17 ID:kcdTs7Z+
サンタのコスプレした神父が、迷える小娘にホワイトクリスマスをプレゼント。
194名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 17:59:47 ID:0rb9Gi30
聖職者は忙しい時期かな?
195名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 19:55:49 ID:o89avRL/
そりゃ師走だからなぁ
196名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 08:07:33 ID:rK8xY3yB
せっせと忙しく働く聖職者、いいな。
197名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 09:06:10 ID:wyNZ84MS
除夜の鐘の代わりに女の子を108回撞くんですね。
198名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 16:27:50 ID:xhsfMMmN
激しいな……。
199名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 18:33:59 ID:Hw+9l31b
これ面白いぜ
【仏具で】仏式クリスマス法要・サンタ菩薩供養【演奏】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9178632
200名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 23:51:50 ID:aV9wqgl/
ニコ動は見れんが下の広告にBOSEのヘッドホンがあって笑ってしまったw
201名無しさん@ピンキー:2009/12/29(火) 17:47:55 ID:FIreygsA
罰当たりな感じだが面白い坊さんだ。
202名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 07:55:30 ID:9qXPaSvR
あけおめー
203名無しさん@ピンキー:2010/01/03(日) 15:22:17 ID:kKJey+ak
明けましておめでとうございます。
204名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 00:12:41 ID:iZmUU5NK
過疎っちゃらめぇ
205名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 19:42:47 ID:ep14RnRf
私は袈裟フェチだ。
206名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 00:00:57 ID:TsuTIlwH
剃髪萌え
207名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 23:53:12 ID:D4fgt9tP
女の子が坊主頭をレロンレロン舐める奴希望
208名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 19:15:04 ID:JquYCd9Y
ぽっちゃりした人多いよな
聖職者って
209名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 19:24:57 ID:aeAAOuro
きっといい物喰ってるんだろう
210名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 23:04:36 ID:7TZt4uxs
聖職者の生活は厳しいみたいだけど……

神主の年収
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1252587605/
211名無しさん@ピンキー:2010/01/15(金) 23:10:17 ID:aeAAOuro
なんと
212名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 01:38:58 ID:j2BWn9hc
以前定年退職した上司、代々お寺の住職の家系の次男だとかで、
檀家の家でお経あげたりもしてたらしかった。
自分の職場はそーゆーの全然無関係なんで、完全に兼業坊主だった。

>208
清貧が美徳な宗教、武闘派宗教とかな人たちにはありえないだろうけどな。
213名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 02:30:57 ID:FBhdlc79
兼業坊主ってフレーズはなんかいいな
214名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 17:29:00 ID:Pa9UTYjr
>>210
厳しいんだね
215名無しさん@ピンキー:2010/01/18(月) 20:07:41 ID:zrmuBy3a
ここ良い雰囲気だな
216名無しさん@ピンキー:2010/01/20(水) 00:56:21 ID:GYrwWGHO
聖職者を愛でるスレだからね
217名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 05:16:36 ID:RkiG0zdW
ツンデレ坊主
218名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 16:47:31 ID:gZIOKce7
ツルツル坊主にみえた
219名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 12:30:32 ID:NQhJO/7x
るろ剣の悠久山安慈はツンデレ僧侶?
いや、ヤンデレか
220名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 12:44:19 ID:8dQczblI
怨デレ
221名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 02:02:08 ID:WbTF/WaT
ヤンデレ聖職者……

ノートルダムの鐘のフロローとか?
ヘルファイアーはやばかった
222名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 02:17:33 ID:oFt1LEBD
ミッキーマウスは悪魔の使い。
223名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 02:48:49 ID:LNwV6xe9
消されるぞ・・・!
224名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 03:15:47 ID:o26Cif22
こっちのがやばい
ディズニーでハァハァ 4作品目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249797787/
225名無しさん@ピンキー:2010/01/27(水) 20:51:12 ID:/DQm+swS
邪教の怪しいエロ儀式、とか読んでみたいなぁ
226名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 13:54:27 ID:tRSad3eM
主よ、我を慰みたまへ
ザーメン。
227名無しさん@ピンキー:2010/01/29(金) 18:17:33 ID:mrRukJEp
女性信者に乱暴した教団元代表が逮捕されたな
またマインドコントロールだって…
228名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 00:42:09 ID:K0Bxb/tq
>>225
確か妖星伝っていう小説に、そんな感じの場面があったような気が…。記憶違いならスマン
229名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 04:24:46 ID:6UAkTflB
久しぶりにビルマの竪琴見たら萌えた
若い頃の中井貴一って美形だね
230名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 12:18:40 ID:FDUZA01y
昔オーラの泉で鑑定されてたが、中井貴一の前世は
修験者らしいぞ
そういう因果で坊さん役を演じたんだとか
江原いわく「あくまで夢物語と思って下さい」らしいけどw

関係ないが中井貴一にはヅラ疑惑があったな・・・
231名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 13:17:00 ID:6UAkTflB
ヅラと言うより
横から無理に引っ張って持ってきてる感じ
232名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 04:04:08 ID:ynLjQ/Fg
世界や常識がエロくなる話スレが聖職者な流れ
233名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 05:22:56 ID:6i53e54b
>>228
戦国自衛隊の半村良か
この人の話エロいよね
234名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 13:39:03 ID:UXYgR2pW
罪の炎(日本語版歌詞)

ああ、マリア様 貴方の清らかなお導きのもとで
今日まで私は正しく美しく ああ それなのに何故心が
ああ、マリア様乱れるのでしょう 彼女を見ただけで
彼女を求めこの身は燃え上がる 気も狂わんばかりに
地獄の炎がこの身を焼く 罪の炎がこの身を焦がす
悪いのは私なのか いや ジプシーは私を虜に
悪いのは私ではない あの悪魔は私より強いのだ

ああ、マリア様 お守り下さい
もしそれができないのなら
あのエスメラルダを私に与えて
私一人のものに

地獄の炎がお前を焼くぞ
もしも私を求めぬならば

神よ許したまえ 彼女は私のもの
それが嫌ならば 炎の中に

>>221
確かに病んでる
235名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 05:33:45 ID:lQZqR0zg
ノートルダムはディズニーの突然変異と呼ばれてる名作

フロローの本名「クロード・フロロー」って言うんだな
なんかかっけぇ
OPに登場した司祭も良い味出してた
236名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 19:46:02 ID:gYrl4Nsk
ディズニーものなのに
フロローがエスメラルダにいだく
屈折した愛憎描写はエロかった。
237名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 23:01:15 ID:y5NTq8jY
スカーフくんかくんかしてるシーンはヤバかった。
238名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 23:32:22 ID:gK0KF+ae
ぐぐってたらフロロー判事同盟というのを見つけたw
判事なのに乗馬も出来るし剣も扱える所に惚れるらしい
なんとなく分かる気がする…
あとノベル版ではフロローの心理描写が多いとか書いてあったな
239名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 00:01:52 ID:c7AdFih0
神に仕える聖騎士
240名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 00:57:14 ID:qC7QNGME
魔女狩りは、あまり話題に上らないね
この手のスレだと外せない題材だと思うんだけど

異端審問官×無実の村娘
処女では魔女に当て嵌まらないとされていたから
犯して処女喪失(実際にあった)

いいおっぱい
魔女狩り拷問
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2490822
241名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 01:20:27 ID:Z30L2S2F
強姦ものやS聖職者が好きな人もいるんだろうけどな
242名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 01:36:51 ID:pqlnVqP7
魔女狩りネタは結構あちこちで見かけるし、
新鮮味に欠けるのかもなぁ、もしかしたら

>>232
サキュバススレも微妙に聖職者的流れ
243名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 03:34:09 ID:LwrpOqLr
童貞と処女だけが魔法を使えるファンタジー世界
魔女狩りの嵐が吹き荒れる中、
異端審問官の青年は幼なじみの村娘の尋問を担当することになる
上司の捏造した数々の証拠に対し、
青年は彼女の純潔を奪うことで疑いを晴らそうとする
しかしそのことは同時に、魔法使役者=聖職者の資格を喪うことともなるのだった
――だが次の瞬間、審問官の軍勢は一撃の魔法で崩壊した!!
なんと幼なじみの村娘は生粋の最強サキュバス娘だったのである
証拠は捏造でもなんでもなくマジで魔法使いはいたのだった
「ねーねーもうウルサイのもいないから水入らずでえっちしよーよー」
「えっでも僕聖職者というかその」
「だいじょぶ魔物姦はノーカンでノー姦だからノープロブレムって神様が言ってた」
「えっでも魔物は人間の敵というかちょっとまうわやめいやあああ」
サキュバスの間では、魔力と精力を同時に吸える聖職者はいいカモであることを
青年が知ったのはそれからしばらく後のことだった・・・

しまった途中でサキュバス成分が混じった
244名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 06:52:44 ID:Q5ketlnS
ちょ、新鮮w
245名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 07:58:37 ID:Z30L2S2F
何故か妙にしっくりくる
246名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 08:03:45 ID:JUx6VXMF
女悪魔「て、テメェ聖職者か!?」男「いいえ、ただの童貞です」
247名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 12:42:57 ID:jrIlFFk3
おとといVIPに立ってたスレか
248名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 15:04:02 ID:CqpYlhwQ
>>243
流れ汲んでて面白いなw
聖職者の貞操は悪魔にとってご馳走らしいね

>>246のスレからの引用だけど
>三蔵法師は一度も射精した事がない
>だから、魔物にめちゃくちゃ狙われる

>因みに、今まで八度転生したが、その前世も一度も射精した事がない
>その為に、八度とも沙悟浄に喰われた
>沙悟浄の髑髏の首輪はその三蔵法師の前世の髑髏
249名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 15:10:57 ID:7sJiKbtP
お経詠んでる姿にエロスを感じる
250名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 23:59:31 ID:Mqpky37Z
数年前の昼ドラで神父が未亡人の尼僧(主人公)に言い寄ったのを見た主人公の妹が『生〜』って罵倒してて吹き出したの思い出したw
251名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 07:50:59 ID:QDsv0FBj
4、5年前に放送していた「聞かせてよ愛の言葉を」かな?
主演の伊藤かずえは綺麗だったな
252名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 08:18:56 ID:OsNd4gGZ
>>248
そう言えば三蔵法師も聖なる男だった。
ドラマの西遊記だと女性が演じるから忘れてたけど。
女性の様に美しい中性的なお坊さんって設定なんだよね。
253名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 08:30:46 ID:QDsv0FBj
>>249
清少納言も枕草子の中で
そんなこと言ってたよ
254名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 08:51:51 ID:N+ugG2EN
織田無道って格好良いよね
255名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 10:33:26 ID:SghxTmQk
>>251
正解!!
256名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 12:34:04 ID:vlZFHeeI
狩野英孝は神社の息子
今田耕司と内野聖陽は寺院の息子

狩野はともかく、今田や内野聖陽みたいなイケメンが
聖職者になったかも知れないと思うと・・・フヒヒww
257名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 13:04:07 ID:DTDxy231
今田はイケメンか?
258名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 18:37:09 ID:SghxTmQk
自分の中ではその部類ではないな…
259名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 18:58:18 ID:oe28T+dX
歴史上の武闘派僧侶といえば
武蔵坊弁慶、武田信玄、上杉謙信とかか
260名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 19:58:23 ID:CFDxKF7U
武蔵坊弁慶なら、上田倫子の『リョウ』面白かったなぁ
源義経が女という設定の歴史恋愛漫画
結構エロシーン多いし、泣けるストーリー

刀千本狩りじゃなく女千人斬りする弁慶だった
261名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 23:07:05 ID:UadkG4k2
262名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 23:26:01 ID:k2lYbdA5
>>260
自分も読んだ
懐かしい
女千人斬り、だったねえ
263名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 05:46:56 ID:2g/XJS3B
女の子がムッチリしてて可愛いんだよね
好き嫌いの別れる絵柄だとは思うけど

個人的に常陸坊海尊が好きだった
264名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 07:52:59 ID:3PxxqaP/
ゴーストハントでも、有髪僧が一人居たな。
十二国記の小野不由美原作のやつ。
ところで“ある画僧の恋”楽しみに待ってる。
急かす訳じゃないが、続き書いてくれると嬉しい。
265名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 08:14:41 ID:A3eCKO11
高野山はイケメン坊主多いぞ!!(マジ)
266名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 08:59:37 ID:2g/XJS3B
舞台は高野山の宿坊…なんてどうよ
エロパロが生まれそうじゃね?

でも宿坊は坊さんが給仕や接待してくれるんかな
それとも仲居さん?
267名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 09:27:03 ID:pGRPfORB
バイト学生や若僧が身の回りの世話してくれるよ
女将は親切だし精進料理も素朴で美味い
庭園、調度品、景色も素晴らしい
若いツアーガイドや研修に来た女子高生の部屋と風呂
堂々と覗くスケベ坊主がいるって聞いたけどwww

宿坊研究会
ttp://syukubo.com/
268名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 10:21:16 ID:7xOxmMEQ
お坊さんと野球拳したい。
「あーれーご勘弁をー」→「よいではないかよいではないか!」と言いながら
最後に残ったフンドシを引っぱって悪代官ごっこ。
269名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 13:11:08 ID:Dm6OK8WP
宿坊って寺が経営する民宿か

寺に泊まるの怖そうだな……心霊現象起こりそう
深夜にお経聞こえてきたり……
270名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 13:21:45 ID:s4QpZ6Rp

宿泊客にイタズラする住職
271名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 14:05:36 ID:8sFubu30
温泉・露天風呂つきの宿坊もあるよね
坊主と一緒に入りたい…w
272名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 14:53:25 ID:sjouny4V
>254
織田無道、行方不明らしい。
273名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 17:28:08 ID:LVGj8G2m
坊さまの手作り料理味わえるのかー(*´∀`*)

精進料理だから豆腐や豆類、
山菜やお粥とか出されるのかな
274名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 19:41:09 ID:dKwi2iY8
胡麻豆腐おいしいよ
お神酒も出る
275名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 20:10:19 ID:VTr1SSmO
宮司×氏子×巫女の3Pが見たいです
276名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 20:29:17 ID:2g/XJS3B
神父×信徒×シスターの3Pがいい

ザーメン†
277名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 21:02:50 ID:RNCffnDB
出家するか・・・
278名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 02:52:45 ID:xaa//tn2
パキッ
279名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 17:33:33 ID:DuSutgmN
エロくはないんだけど、アフタヌーンKCの
『神社のススメ〜ボクと巫女と神職と〜』おもしろいよ
色んなタイプの男聖職者が登場する
作者の田中ユキに神社の就労経験があるらしく、妙にリアル
280名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 18:16:45 ID:nvnlAwGL
それ知ってる
美園さんは俺の嫁
281名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 18:35:42 ID:b31YH/QZ
>>278
誰だっ!!
282名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 19:41:31 ID:G42QjFWz
坊さんにしちゃあいいものをもっているじゃねえか
283名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 20:16:40 ID:JLurasUB
ひゃ〜〜うまそー
284名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 21:42:29 ID:DuSutgmN
南無南無(-人-)
285名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 23:55:18 ID:3IxGZY0n
マルガリータ!
286名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 09:07:43 ID:VwAMyPBf
コイツら久遠の絆好きそうwと考えていたら久遠の絆スレが出来ていたという

確か蓮花ちゃんが発表されたばかりの頃、せんとくん専用エロパロスレが立っていた
SS投下はされてなかったけど、せんとくんも聖なる男に入るかな?w
蓮花ちゃんとの絡みなら見てみたい気もする
287名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 10:12:53 ID:NXKsB3RL
>せんとくんも聖なる男に入るかな?w
せんと君は聖なるショタ
288名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 10:43:13 ID:wULuuEXw
ショタ僧侶と聞いて…真っ先に
アニメ一休さんが思い浮かんだ。

後頭部のつるんと丸いフォルムが可愛い。
現代ショタを軽く凌駕するクオリティのショタっこ。

…史実では変態性癖破戒僧ですけどね。
289名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 11:06:51 ID:u5+CRycZ
美人の陰に水仙花の香有り


一休さんはクンニ大好き
290名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 12:22:10 ID:a5s1o5m8

お坊様の脱ぎたてほやほや使用済みお袈裟(未洗濯)を
クンカクンカ!スーハースーハー!したいお
きっと奥ゆかしく気品高いお線香のかおりがするんだお
291名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 12:41:13 ID:NXKsB3RL
成仏したまえ
292名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 07:32:33 ID:p4Yy4kuV
>>265
高野山の僧は洗練されてるよね。
きっと、お客の目に晒される機会が多いからなんだろうな。
293名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 07:47:19 ID:Hyi3qCs/
生真面目な潔癖聖職者より
清濁併せ呑むような聖職者が好み
294名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 08:10:49 ID:wO6Q3K2c
護摩祈祷見学してみたい
295名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 10:20:59 ID:KX9XNf7p
寺に引き取られた戦災孤児の女の子は
和尚や小坊主達の夜伽の相手をさせられたそうな・・・

誰かこのネタで書いて
296名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 12:20:55 ID:YxUf2rYs
南無阿弥陀仏
297名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 11:45:39 ID:Tu83mPzv
上の剃髪は済んでいるので
下の剃毛を女の子にして貰う
298名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 12:05:51 ID:7M80lrNq

チクチクしちゃうかららめぇ!
299名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 16:19:43 ID:g0qFhZA/
>>297
立てたら?出したら?失格で追放って事でw
300名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 17:51:01 ID:9A7agvw2
ピロートークがお説法


……それはウザいか
301名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 21:28:14 ID:cwFiK5HU
「仏さま、どうかお許し下さい」とか言いながら勃起すると萌える。
302名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 08:48:43 ID:PhmwX2dx
シャーマンキングは男性聖職者マンガか
303名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 18:05:27 ID:hEyfnEXf
懐かしいw
仏ゾーンもだな
304名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 01:19:36 ID:o22x39eg
HAUNTEDじゃんくしょんも?
アニメは主人公美形なのに酷い扱いだった気がするw
305名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 09:40:34 ID:JgWQUlO6
>>304
教会の息子と寺の息子と神社の娘だっけか
306名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 09:54:30 ID:nIKR/lyb
また懐かしいね
アニメでは仲間由紀恵が声当ててたな
307名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 20:36:10 ID:BlAdX0ln
神父の神聖なるオナニーが見たいです
308名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 21:39:59 ID:XsAmCyp0
従軍牧師萌え

あまりよく知らないけど
309名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 21:57:43 ID:Sqhaly8z
>>300
生命の倫理について説くの?w

>>306
あのままいけばアイドル声優になってたかもね
310名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 23:55:28 ID:uvnA+8u6
みさくらなんこつ語で話す神父お願いしましゅぅ・・・
311名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 00:12:01 ID:5DE2gp/R
>>310
んあおっ!!
あ゛み゛ゃあ〜〜〜っアーメンんっ!
んぽうっ!

父と子とぉっ聖霊の御名においてへぇ出りゅうっ、
私のこくまろ幸せミルク出ますぅっ!!

びゅくびゅくぴゅーーーーーっってぇ!
ぴゅぅううって出ちゃうよほおおおっ!!
はっはへえっ!!
ゆるひてぇぇぇ!
主よお許しくださひぃぃ〜〜!
312名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 00:24:25 ID:KoC55oZy

みさくら語コンバータにかけてみた。
父と子と、聖霊の御名によりてアーメン

ちちとこと、せいぃれいぃのぉおおみにゃによりてぁあああ あぉーめん
313名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 00:33:43 ID:fOGHpoeL
ヒギィ(/ω\)
314名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 00:37:06 ID:KoC55oZy
(/ω・\) チラ・・・
315名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 01:59:10 ID:9UyPALJV
みさくらなんこつか……
ブリジットってパっと見シスターっぽいよな

……男の娘聖職者なんてのもいいと思う
316名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 10:04:18 ID:Sjf/XHZq
あぉーめんwwwww
317名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 12:45:45 ID:Wq5Vh9dB
男聖職者のエロ小説、他のスレ回っても中々見つからない

人外娘やオカルト娘あたりで探してみたんだが
318名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 12:54:13 ID:fOGHpoeL
ドラクエスレに沢山あったよ
319名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 12:59:44 ID:Wq5Vh9dB
そりゃそうだw
320名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 14:43:10 ID:vJuMDsER
腐女子死ねばいいのに
321名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 15:45:00 ID:YO5zxTlq
ん?
322名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 18:22:16 ID:PW8tvntr
ちょっと質問
聖職者に付ける敬称は猊下(げいか)で合ってる?
323名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 19:13:11 ID:KGmWvlmP
猊下は教皇レベルの、宗教のトップに用いる敬称のはず。
一般聖職者だったら使わないと思うよ。
324名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 19:13:59 ID:oy/LZAD1
最高位の聖職者なら猊下で合ってる。
他にも聖下、座下、台下、聖〜、とか色々あるけど、
SSで使うのなら猊下で構わないと思う。
325名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 19:24:26 ID:oy/LZAD1
おっと、>>323と被ってしまった。
326名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 22:28:15 ID:ighxpQHg
猊下ってなんかカッケーな
327名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 00:03:11 ID:ioljIz+k
すっげー猊下なんて知らなかったわ。
さすが皆詳しいなw
328名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 09:59:59 ID:rY4CnQtu
>>323-324
あざーっす!
329名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 13:00:24 ID:0I//210n
最近カオスパラダイスで読んだ聖職者もののネット小説。
ファンタジー小説[連載中]カテゴリ
・星の剣舞姫
ファンタジー小説[完結・読切]カテゴリ
・処刑場のドン・キホーテ
・僧侶と少女
オカルト小説・ホラー小説カテゴリ
・白い肌の異常な夜

この四つが面白かった。
上二つは主人公の聖職者がいい男だった。
下二つは、幻想的な作品。多分読む人を選ぶと思う。
エロ描写は無いんだが萌えたので、お勧め。
330名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 13:27:27 ID:u0QMm7oO
あー、「白い肌の異常な夜」知ってるよ
たしか屍姦ネタだった気がする
331名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 14:16:48 ID:Zxgxh1r6
タイトルでググったら映画が出てきた

>>328
投下期待してもいいか?
332名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 15:03:49 ID:p4GBSYD/
今更ながら聖職者の定義は何だろう
エロパロだから曖昧でいいのかな
比喩的意味の教職・医師がここの範疇でないのは分かる
333名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 15:16:26 ID:5s6i0Lrt
いや〜
そんなに難しく考えることないよ
厳密に区別する必要もないし
どこかに聖職者属性が備わっていれば
おkじゃないか?
334名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 15:32:37 ID:Zxgxh1r6
定義なんて別に気にしてなかったなー
335名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 15:47:33 ID:aGPJfbXq
宗教関係者、くらいに捉えていたよ。胡散臭いエセ宗教家などを含め。
336名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 16:31:42 ID:11Z4R+3A
男が僧侶のコスプレしてるだけでもイイ
337名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 17:36:57 ID:W18TZ9Sl
>>336

ぶっちゃけ、究極的にはそうかも知れないw
解釈は住人によって多様だし、とにかく明確な定義づけは無理ですね。
338名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 18:10:00 ID:UDVDNuX8
変に限定しちゃうと窮屈になるしねぇ
でもまぁ、いくら聖なる男を題材にすると言っても、「男神」レベルまで行っちゃうと
さすがにスレ違いだよな。その場合は世界の神話で〜スレの管轄になるのかな

ところでそろそろ圧縮の季節ですね
339名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 19:32:55 ID:b/gZ4Nxt
神社・仏閣板をROMってると萌え死にしそう
……心と宗教板はダメ
340名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 20:03:45 ID:xVdYtFgs
【†牧師ですが性欲が強くて困っています†】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/psy/1198982270/
341名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 20:32:11 ID:Zxgxh1r6
神仏板の住人は坊さんを『禿』と呼ぶよな
342名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 21:06:32 ID:eN3Udzz5
だってハゲてるじゃん
343名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 23:05:18 ID:vH5OHOze
>>317
逆レイプスレの『お姫様×僧侶的な』が良作だった
アラビア風セクシー美姫が、青年僧侶を篭絡する話
M男スレの例に洩れず、スレ自体は荒らされてるけどな
344名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 23:12:34 ID:DplZ3YzB
明日は聖バレンタインデー
345名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 00:34:21 ID:WJClqAED
関西では、
僧侶→ぼんさん
神主→かんぬっさん と呼ぶらしい
何か可愛い
346名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 01:59:06 ID:tz3WidAw
>>319
HELLSINGスレと
トリニティ・ブラッドスレにもたくさんあったよ
347名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 02:08:50 ID:6FUiF4p7
>>338
男根レベルって読んじまった
348 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/14(日) 09:30:10 ID:TlNjOqhI
>>172-177を投下した者です。
投下直後から大規模規制→帰省→規制→PC不調、といった具合で、ずっと来られなくてごめんなさい。
遅ればせながら、>>179-191 GJとコメント、ありがとうございました。
>>189 ピッピは長靴下だよと亀ツッコミ。

それにしても、3回ほど読み直してチェックしたはずなのですが、
>>172
 ×ぜひ貴僧に修道院礼拝堂付きの司祭に
 ○ぜひ貴僧を修道院礼拝堂付きの司祭に
という痛恨の推敲ミスの見落としとか、
>>177の「絵筆」は、デッサン段階なら木炭とか銀筆(メタルポイント)のほうが良くね?とか
(部屋に既に画材一式持ち込んでる脳内設定だったようです)
やっぱり慣れないエロパロSSを萌えと勢いに任せて徹夜執筆するは良くねーなとか、
この続きももっと寝かせてから投下した方が良いかとも思うのですが、
投下できるときに投下しないとまた規制に巻き込まれそうなので、できたところから投下することにします。
349ある画僧の恋・7 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/14(日) 09:36:38 ID:TlNjOqhI
1〜6は>>172-177

狂おしい恋の炎は、情事の後も燻り続けた。
「あなたと、離れたくない」
月並みなセリフだと我ながら思ったが、それが偽らざる本心だった。
うっすらと目に涙を浮かべつつ、「私も」と言うルクレツィアの可愛い頭をかき抱きながら、彼は溜息をついた。
ここが女子修道院である以上、司祭といえども、彼が彼女と一緒にここに居続けることは叶わないのだから。
とは言え、また明日も明後日もその先も、絵のモデルという大義名分がある以上、彼女と秘密の逢瀬はできるのだ。
「また、明日、来ますよ。愛しい人」
コクン、と頷く彼女の唇に優しく口づけをして、しばしの別れの抱擁をした。
触れてはならぬと自らに戒めたはずの思い人と、思い合い、結ばれた喜び。
油断するとつい緩みがちな表情を必死に取り繕いながら、司祭は女子修道院を後にして、帰路に就いた。

しかし、一人になって、やがて冷静さを取り戻すにつれて、司祭を猛烈な後悔が襲った。
女を抱くのは初めてではない。だが、若い頃に娼婦を買ったのとは訳が違う。
教会や修道院に強制されての禁欲ではない。あの日、聖母の姿を見て以来、聖母に誓い、自らに課した禁欲なのだ。
それを破ったばかりか、彼女こそ生ける聖母、我が理想と思い定め、聖母像のモデルにした女性を――。
聖母その人を凌辱するに等しいこの浅ましい行為を、神がお見逃しになるはずがない。
後悔の次に、言いしれぬ畏れがひた寄せてくる。
「主よ、罪深き我が身を赦し給え、どうか、主よ、憐れみを……」
心の底から神への畏怖で許しを請うたのは、初めてかも知れない。

まず彼が怖れたのは、絵が描けなくなるのではないかということだった。
聖母への誓いが、いまの絵の出来につながっているのだと彼は信じていたから、まず天罰が下るとしたら、
絵の才能が失われることだろうと思ったのだ。描けなくなることはなくても、今までのように
自分が追い求めた理想を描き出すことはできなくなるのではないか。
そう思うと、心も体も鉛のように重く、傍らにある絵筆に触れてみることさえ恐ろしく、躊躇われた。

次に彼が怖れたのは、ルクレツィアの愛を失うのではないかということだった。
あのとき、彼女は「あなたのお側に」とは言ったが、「愛しています」とは言わなかった。
自分の接吻も、愛撫も、全てを受け入れたが、それは愛ゆえではなく、無垢な処女ゆえの無防備さだったかもしれない。
情事の後のあの涙も、物理的な痛みや別れの寂しさゆえではなく、純潔を失ってみての後悔と畏れの涙だったかもしれない。
今頃は、同じように神への畏れに身を苛まれて、自分を犯した男を恨んでいるかもしれない――。
一度そう思い始めると、次々に不安が押し寄せてきてどうしようもなかった。
昨日の別れ際の浮ついた気分はどこへやら、翌日になって、彼は女子修道院へ出仕する気になれないでいた。
もちろん、職務上、午前のミサのために行かないわけにもいかない。
何より、やはり彼女の顔を見たい。
会いたい。
間に合うギリギリの時間になって、司祭はやっと重い腰を上げて女子修道院の礼拝堂へと向かった。

ミサを執り行っている間、司祭は務めて平静を装った。誰から見ても、普段どおりの振る舞いだっただろう。
好奇心旺盛な年増の尼僧たちにも、何か感づかれた様子はない。
唯一、動揺を知られる怖れがあるとしたら、最後の聖体拝領で、ルクレツィアに手づから聖体パンを与えるときだった。
いつもはあの澄んだ瞳でまっすぐ司祭を見上げていた彼女が、今日は目を伏せてまともにこちらを見ようとしなかった。
どんな心持ちでいるのか、推し量ろうにもその表情すら伺いがたい。
――やはり、傷つけてしまった……。
自業自得とはいえ、罪の意識と後悔の念が、細く長い針となって司祭の胸を鋭く貫いた。
――今日は、とても顔を合わせられそうにない。
彼女への後ろめたさもあったが、それ以上に、もし彼女に決定的な拒絶をされてしまったら……。
それを受け入れる覚悟がない自分の弱さに、あらためて司祭はどうしようもなく彼女に恋している自分を自覚した。
だが、毎日の日課同然になっていた絵の制作がここで途切れれば、かえって何かあったのかと周囲に怪しまれてしまう。
瞑想のふりをして回廊でしばらく時間を潰した後、司祭は意を決して、彼のモデルが待つはずの食堂に向かった。
350ある画僧の恋・8 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/14(日) 09:38:31 ID:TlNjOqhI
いつもより重く感じる扉を、ゆっくりと押し開ける。
ぼんやりと薄暗く、がらんと広い食堂の、手前から壁沿いに奥の方へと視線を移してゆく。

果たして、そこに彼女はいた。
いつもの場所で、いつもの様子で、いつもの椅子に腰掛けて。
そこだけ、天の雲間から光が差し込むように、天井近くの小窓からの日差しが彼女を明るく照らしていた。
修道女のヴェールを外し、粗末な修道衣に不似合いな紗のヴェールを被る姿は、小さな野の百合のようだ。
ああ、と彼は溜息を漏らした。そこにいてくれたという安堵と共に、彼は、胸が締め付けられるような苦しさを覚えた。
「司祭様」
そう呼びかけるルクレツィアの声が、彼には裁きの天使の羽音にも思えた。金縛りにあったように、なにも言えず、なにもできない。
「……司祭様」
再び小さくそう呼びかけると、彼女はその美しい眦からすうっと一筋の涙をこぼした。
「良かった、いらしてくださって……。お越しが遅いから、私をお見捨てになったのかと、不安で、不安で……」
弾かれたように、司祭は走り寄り、彼女を抱きしめた。
嫌々をするように頭を軽く振りながら、嗚咽混じりに彼女が言う。
「私は、罪の女ですもの、司祭様を堕落させてしまった、罪の……、だから、もう、避けられても仕方ない――」
「泣かないで、ルクレツィア。あなたは何も悪くない、悪いのは私です。不安にさせて、悪かった……」
どうして、あんなことを思ったのだろう。ここで待つしかない身の彼女が、どれほど孤独で、不安だったか。
初めて男を知り、誰にも言えない秘密を抱えてしまった、か弱い子羊のような彼女を、どうして放っておけようか。
後ろめたさを言い訳に、一瞬でも彼女を避けようとした自分が情けなくて仕方ない。
「あなたを捨てたりなんか、しない。……できるわけ、ないじゃないですか」
そうして、健気な恋人の涙をそっと吸ってやった。淡い潮の味の奥に、背徳の恋の苦さと甘さがあった。
彼女の美しい額に、まぶたに、頬に、小さな口づけを落とす。
唇を重ねると、初めてだった昨日よりも少し慣れたのか、一度軽く離した後、彼女の方から唇を求めてきた。
その何気ない積極性が、男の心に火を付けた。重ねた唇の間に舌を差し入れてみたが、彼女は拒まない。
「ん……ん、ん」
こうなると、もう止められない。
恋人と身も心も重ねて求め合う悦びに比べれば、あれほど苦しんだはずの罪悪感も、容易く吹き飛んでしまう程度のものだ。
女の胸を服の上から愛撫していた男の手が、修道服の裾から、その下に隠れた太股へと忍び寄っていったとき、
彼女はハッとしたように体を離そうとした。「いけませんわ」と、顔を真っ赤にしてうつむく。
……いけないのか。口づけは求めても、愛し合ってはいても、彼女には罪への怖れがあるということか。
「……すまない。私は、また――」
身を引こうとすると、彼女は慌てたように、彼の腕を掴んだ。
「違います、違うんです」
そう言って、恥ずかしそうに口ごもる。男の手に絡められた彼女の掌から、火照りが伝わってくる。
「どうしました? ……言ってごらんなさい、ルクレツィア」
「――ぎ、を……」
「え?」
「――鍵を、かけてくださらないと」
うつむいたまま、拗ねたような、甘えたような声だった。
その意味を理解したとき、男は柄にもなく、ドキマギした。きっと、若造みたいに顔も真っ赤になっていただろう。
「――あ、ああ、そうか、鍵……」
何でもないかのようにおもむろに立ち上がり、食堂の扉の鍵を内側からかける。
振り向くと、彼女は行儀良く床にぺたんと座り直し、恥じらう様子で、待っている。その初々しさがたまらなく可愛い。
かえって落ち着きと余裕を取り戻し、恋人の許へ戻った男は、少し気障な仕草でキスをした。
「本当に、いいのですね?」
やや意地悪だったかもしれない。共犯の再確認なのだから。
「司祭さまこそ。また、私を泣かせるおつもり?」
悪戯っぽく言う彼女は、昨日の彼女よりも何倍も魅力的だ。
「泣かせたくは、ないんですけどね。愛していますから」
「私も、愛しています」
男は、そう答える女の両手を取って、その甲に恭しくキスをした。まるで、そう、花婿が花嫁にそうするかのように。
聖職者は妻帯できない。が、教会のそんな決めごとなど、二人にはまるで無意味に思えた。

その日、絵の作業はひとつも進まなかった。
初めてのことだったが、不思議と、「描けなくなる」という気はしなかった。
むしろ、描きたい聖母の姿は、より鮮明に――より優美により具体的に、画僧の許へ降り立ってきたのだった。
351 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/14(日) 09:41:04 ID:TlNjOqhI
今日はひとまずここまで。エロ少なめで申し訳ない。

聖ヴァレンティーノの日に、スレ住人のみなさまに、愛を。 ノシ
352名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 10:52:39 ID:Uqvsb1BI
今日この日に、ありがとう!

待っていました! GJ!!
353名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 13:11:51 ID:ChrlxMwA
おぉ…チョコを喰っていたら投下が。
>>348-351
投下乙、続きが読めて嬉しいよ。規制大変だったね。
しかしもどかしい二人だなー。今後の展開も楽しみだ。
354名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 13:50:45 ID:CyjMZiDD
>>351 ◆/4N8SeEZKA氏、お疲れさま

>まず彼が怖れたのは、絵が描けなくなるのではないかということだった。
個人的にこの件が良かった
芸術家肌な司祭に萌えたわ

困った事があればどうぞ
書き込み代行スレ@エロパロ避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1060777955/
☆BBSPINK用 レス代行スレッド☆@ぴんく難民板
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1265547946/
355名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 14:44:28 ID:tz3WidAw
ヴァレンタイン当日に投下とは憎い
gj! なかなか読み応えあったよ
ルクレツィア嬢いぢらしいな
356名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 18:48:55 ID:+mrc4EIG
GJ
濃厚なエロシーンを期待
357名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 21:47:34 ID:kCBDGENu


多少の誤字脱字は全く気にならないから訂正しなくて大丈夫ですよ
358名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 23:39:57 ID:loaNvVuo
作者自身が気になるんだろう
359名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 01:25:11 ID:nAoJM/FL
仮にもし、ここでベネディクト16世教皇聖下のエロSSを発表したとしたら
俺は消されるのか?

【ベネディクト16世】法王聖下フォルダ解放【シスの暗黒卿】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4235313
360名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 01:29:22 ID:6W+zMCBU


うんうん、消される消される
361名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 01:34:57 ID:nAoJM/FL
えっ
362名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 01:37:44 ID:18s9b+11
消されないけど、翌日には敬虔なキリスト教徒になってる
363名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 01:42:12 ID:6W+zMCBU


その後>>361の姿を見た者はいなかった
364名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 02:00:12 ID:yNIS2ZDD
なにそれこわい

猫好きでピアノが得意な老魔法王か
若い頃は大層なイケメンだったよな

>>359 動画内の写真で法王の隣に映ってる
ハリポタのダンブルドア似な爺が気になるwガチに魔法使えそうなんだがwww
365名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 02:29:37 ID:3LpSNGET
この人、怖い。確か元ヒトラー・ユーゲントなんだよな。
あ、いいこと思いついた。
ムダヅモ無き改革の二次創作ってことにすれば、セーフじゃね?
366名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 02:34:44 ID:Wd1esvyq
>>365
確か当時ヒトラー・ユーゲントへの加入は未成年者の義務だったから
同い年のドイツ出身者は多分全員ユーゲントだと思うがとりあえず
その発想はなかったわwwwwww
367名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 03:15:45 ID:ySJiAsHq
猊下のエロだと・・・? いや、もう人間の女じゃ吊り合わないだろう
相手は女神・天使・聖母マリアレベルの女じゃないと
ムダヅモパロってんなら、ガスの王女ことユーリヤ・ティモシェンコと絡ませて欲しい
あの髪型可愛いよね〜
でもああ見えて、あくどい商売してて指名手配までされた悪女らしい
368名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 03:24:30 ID:UpLLA18Z
当然ながら教皇さん童貞だよな……童貞じゃないと成れないよな
369名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 13:05:59 ID:4KUgImJa
映画マザー・テレサのエロパロ
セラーノ神父×マザー・テレサ


成熟した大人の聖人エロス!
370名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 13:10:22 ID:6W+zMCBU


誰得
371名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 14:02:31 ID:Am+YCHNe
ルクレツィアで思い出した

>>259
>歴史上の武闘派僧侶
チェーザレ・ボルジアは?
使い古されたネタだろうけど妹との近親相姦
372名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 14:49:16 ID:GUcL3x4k

おまいらヴァチカンに消されるぞ・・・
カトリック教信者、世界中に約10億人
どこで見張っているか分からない

・・・おや、誰か来たようだ
373名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 15:46:13 ID:LnxXi6Oi
>>351
GJ。マイペースに更新していって下さい

>>371
あーチェーザレもだ
…川原泉のバビロンまで何マイル?、なんて知ってる人いるかな
少女革命ウテナのさいとうちほもチャーザレで描いてたね。妙に色っぽかった
でも、今モーニングで連載中の惣領冬実のやつが一番面白いと思う
374名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 15:53:53 ID:LnxXi6Oi
間違えたwチャーザレって何だ
375† もう一つの聖職者スレ †:2010/02/15(月) 16:13:10 ID:rdpmg77u
【魔法使い】童貞喪失エロパロスレ【喪男】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1264103822/
376名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 16:19:52 ID:6W+zMCBU


こっちにもへっぽこくん来てくれないかな
377名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 16:24:37 ID:GEs49p+Y
男のオナニー小説?だったかな
僧侶ものが投下されてた記憶があるが……
378名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 16:35:51 ID:HPN+063r
坊さんの私服姿はラッパー
グラサンスーツで運転すれば893
379名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 16:41:03 ID:bsNidqGa
法衣+袈裟の装備で颯爽とバイクを乗り回す坊主
ヘルメットずり落ちそう、蒸れそう
380名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 16:53:13 ID:78iWPdH/
作務衣着用・海賊風にバンダナを巻き、竹箒で庭を掃く坊さん
381名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 17:33:11 ID:QwcbPttV
>>378-380
いるいるwwwwww
382名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 18:54:58 ID:gnGT4wP/
単なるイメージじゃないのかw
383名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 05:41:07 ID:QrCes1O8
>>339
興味があるので萌えるスレを紹介して下さい
384名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 07:02:11 ID:Fn6wfo+F
例えばここ
オボサンの嗜み〜〜剃刀負に勝つぞ!〜〜
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1255520994/

お坊さんの書き込みには品があって心和む
385名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 15:10:19 ID:YxcdqQ5Z
ハゲズラ板かと思た
386名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 15:30:26 ID:E+GER39e
56 :名無しさん@京都板じゃないよ:2009/12/05(土) 14:29:32
3歳児と一緒にお風呂に入っている時に剃りました
後ろから子供に叩かれて頭皮から大出血

57 :名無しさん@京都板じゃないよ:2009/12/05(土) 14:47:43
>>56
子供GJ!

58 :名無しさん@京都板じゃないよ:2009/12/05(土) 14:56:45
やっぱり子供はスゲーな
ところで、頭皮は大丈夫?

59 :名無しさん@京都板じゃないよ:2009/12/08(火) 11:59:47
>>56
完敗だなw

この流れひでぇw
387名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 16:36:44 ID:TMBxye6z
GJ!じゃねえw
>372
バチカン恐いよね、国民たった800人くらいで全員移民しかも女が一人もいない
世界最強カルト宗教組織の総本山
388名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 16:48:35 ID:YxcdqQ5Z
バチカン大学にはエクソシスト養成学科がある
389名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 17:02:35 ID:TMBxye6z
怪しすぎんだろ
390名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 17:33:32 ID:Byx8iNyH

お経を拝聴しておりますと思わず昇天してしまいそうになります(´∀`)
391名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 18:01:25 ID:lPLjYkH5
(もちろん性的な意味で)
392名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 19:21:47 ID:M9DtdbVk
>>389

異教徒をアレするんじゃね
393名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 20:03:07 ID:DWrx22kA
ポア
394名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 21:00:05 ID:a7Wic6ln
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
395名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 22:15:31 ID:fUw9tKLE
>>387
教皇様の身の回りの世話をする住み込みの家政婦さんとかシスターとかは
ヴァチカンの国民じゃないのかな >女が一人もいない
396名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 01:07:19 ID:HvDUuH7Y
・・・聖水漏れそう。
397名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 01:54:17 ID:YXwwz8li
トイレ逝け

確か女の国民(市国国籍を持つ人)もいたと思う
警備のスイス兵や教皇庁一般職員の男女は外国人だから
人口にカウントされないんじゃなかったかな
あとバチカン産まれの子供ってのはいないらしい
398名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 02:11:39 ID:nJ2izcw2
スイス人衛兵はヴァチカン国民だったと思う
聖職者もみんな職務にある間だけの国民だから、元の国籍も持っている状態だとか
というかヴァチカンの市民権は勅許によって与えられるから
「そこで産まれたから自動的に有する」類の権利じゃないってのが面白いね
それにヴァチカンには総合病院はないから、例えば万が一参詣中の臨月妊婦一般信者がいきなり
「産まれそう〜」ってなっても、すぐ外のローマの病院に救急車で送るんだろうなあ

ヴァチカンのスイス人衛兵は、聖職者じゃないけど
独身でカトリック教徒のスイス人じゃないとなれなくて(見た目とか身長制限とかもあったかも)、
ある程度階級が進まないと結婚も許可されないと聞いた
聖職者じゃないけど、どことなくストイックで、聖域を守る衛兵というのが萌える
399名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 02:11:52 ID:bZpnPLy+
ちょっとごめん、儀式の時に司祭が着る割烹着みたいな衣装あるだろ
アレの名称知ってる奴いる?
400名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 02:16:01 ID:YXwwz8li
割烹着というとスルプリ?
ttp://www.geocities.jp/benedict_loire/Sacri/208b.jpg
ここが参考になるかな
ttp://www.geocities.jp/benedict_loire/Sacri/Sacri.html
401名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 02:24:48 ID:YXwwz8li
>>398
格好良いよね衛兵
制服がちょっとダサいけどw
402名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 02:33:36 ID:bZpnPLy+
>>400
多分コレだ! わざわざ有り難う
403名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 03:17:34 ID:qtH8AOwo
>401
赤青黄色の縞々なんだなwwwかわいいじゃん
404名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 03:59:40 ID:ljdyUK73
スイス傭兵おそろすぃす
405名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 04:40:20 ID:8pcp8pdK
くすっ
406名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 16:08:50 ID:RwS126li
池田犬作大先生の官能小説をリクエストしますお(∪^ω^)
407名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 16:32:42 ID:UTNOq7DY
そうかそうか お帰り下さい^^



赤青黄に反応したんか・・・?
408名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 17:30:21 ID:30PfPJWu
僧衣を脱ぐ日の浮浪者二人が女だったらな・・・
409名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 20:32:37 ID:YmeymG6A
キング牧師、プッチ神父のような黒人聖職者モエ
410名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 20:51:31 ID:h1t9ZJ7J
ずいぶん対照的な二人
411名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 23:17:02 ID:mAhuLqi9
>>264
小野不由美原作と聞いてアニメ版だけ観てみたが、これ面白いわ
予想以上のグロホラーに聖水ちびりそうなったけどね……
特に関西弁で話す少年エクソシストは一見の価値あり、と思った
412名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 00:57:07 ID:EgNKagYD
True My God 〜 ローマdeえいめん(修正版)
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2992138
ttp://www.youtube.com/watch?v=xSU3USSvKgM

幼なじみは大統領 〜 My boyfriend is the PRESIDENT.
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm8654347
ttp://www.youtube.com/watch?v=vYrjHoI2iUs
413名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 01:20:02 ID:OKVsZuhY
聖☆お爺さんwww
414名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 01:35:38 ID:9hNFrKZj
すげ、神々しいMADだなー。
日本だから許されるんだろうなw

>>406
よかったね、犬作先生も出演してるぞ。
415名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 02:26:47 ID:sEAGYK8I
不覚にもダライ・ラマに萌えた
416名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 13:17:53 ID:nDSRORhc
カリスマ性ぱねぇ
417名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 13:26:22 ID:iw12MBHX
それでいてあの親しみやすい雰囲気はさすが
418名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 13:55:40 ID:0yYyAgcC
悟りを開いた人間はオーラが違うな
419名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 15:28:18 ID:mcWI5LOh
>>332
>比喩的意味の教職・医師がここの範疇でないのは分かる

教師・医師を副職とする兼業聖職者は多いそうな
教師(医師)でもある僧侶なんて、美味しい設定だと思うんだ
420名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 15:32:24 ID:OKVsZuhY
現代の僧医・対本宗訓先生とかか
421名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 16:27:32 ID:AXWk8p8o
昔は、医療職の役割を僧が担ってたんだっけ? 修行の一環でもあるのかな

そういや、プロテスタントの牧師(結婚可、女性もなれる)は、聖職者というより教職者らしいね
関係ないけど、エロパロ板に医者スレはあるの?
422名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 16:35:38 ID:R5/fwa7e
「先生」と呼ばれてるもんな牧師

>医者スレ
病院でエロストーリー、病弱少女あたりがそうじゃね

あと救命病棟24時とコード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命
のスレが建ってた覚えがある
423名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 16:50:28 ID:4F8Sb2I1

僧侶は知識階級。教養ないとなれない。
424名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 17:00:48 ID:zF8lAiLH
>>412
唯一紳又吉イエスまでwwwww
425名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 17:11:09 ID:82Z1mumt
聖職者+医者でエロさ倍増!
426エッチな言葉& ◆7SXalEetIw :2010/02/18(木) 17:37:22 ID:s8HE/lVP
ほう‐えつ〔ホフ‐〕【法悦】


1 仏の教えを聞き、それを信じることによって心にわく喜び。法喜。
2 うっとりとするような喜び。エクスタシー。「―にひたる」
427名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 17:45:33 ID:OKVsZuhY
法悦w
428名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 18:02:41 ID:+dEWBSQ0
俺を救え
429名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 20:20:23 ID:fNvP4sBV
信じる者は救われます。
430名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 20:36:43 ID:/aXuobXk
スレタイに釣られたが何という良スレ
>>412神々しいww

DQの頃から栗フトや町の神父さんに萌えたりアニメなんかでも男性聖職者萌えはしてたが
まさかエロパロ板にこんなスレがあったとは。ありがたやありがたや
431名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 21:46:27 ID:JiyScdgG
>>424
あの電波具合たまらんよなぁ

知っているかもしれんが・・・
神世紀マタヨシイエス 〜 残酷な唯一神のテーゼ
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1167688
ttp://www.youtube.com/watch?v=1Xlsjai-X_I
432名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 22:02:19 ID:Nxo3mhEs
きっとDQ4のクリフトで目覚めた人多いんだろうな
自分はフランシスコ・ザビエルだったかな
教科書に載ってた肖像画が脳裏に焼き付いて離れなくてね…
433名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 22:11:20 ID:aUX6Mf5P
そらまたマニアックな。
434名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 01:18:32 ID:H6ldn49b
陰陽師って聖職者ですか?
435名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 01:48:30 ID:CdIDVLF1
余裕でここの守備範囲内だろう
436名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 01:48:37 ID:eb/TrZTd
神主だったら聖職者だろうけど、どうなんだろうねぇ
見た目は同じぽいけど
やっぱり聖職者はどの層も服がかっこいいよな
神父も僧侶も神主も
437名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 01:56:23 ID:kLC8vLza
陰陽師はどちらかというと占い師とか呪術師とかそっちの系統のような気がする
自らを縛る宗教的戒律とか、絶対服従で仕える神仏的存在とか、
そういうところが緩いから、聖職者的性格は薄いような
438名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 02:18:50 ID:90pjNfNO
聖職者の衣装は、シンプルながら洗練されているよね

東南アジアの仏僧たちが身に纏っている、
鮮やかな赤や橙色の袈裟が好きだな
439名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 02:47:04 ID:V5TDEgot
アレ、巨大な一枚布を体に巻き付けてるんだよね?
・・・まさか中はスッポンポンなのかな
坊さんの下着は褌がいいなぁ、もしトランクス・ブリーフ・ボクサー穿いてたらガッカリだよ
冬は寒風摩擦や滝行で鍛錬する! もちろん褌一丁でな
440名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 03:03:51 ID:+lIJ/y6j
アッー!
441名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 03:39:45 ID:mZZfJiRg

滝行……
若い女性修行者の白装束が滝に打たれ透け透けに
なってゆくのをニヤつきながら覗くセクハラ僧侶、の姿が思い浮かんだ

腰巻き一枚の方がいいかなw
442名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 05:04:55 ID:RHdyNudX
とりあえず聖職者さんの下着は「白」がいいです。
純粋な汚れなき真っ白さでお願いします。







元々は某アニメの「白」が付く組織の人のパンツは白がいいって妄想からだけどねw
しかもあの集団は聖職者というか宗教団体に近いだろうしw
443名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 05:13:22 ID:18IgQ116
>>436>>438>>439

自分も祭服フェチだ。清潔感と威厳と色気がある。
清貧を良しとする質素な身なりも良いが、びっしりと金糸銀糸で刺繍を施した
(教皇が着る様なやつ)絢爛豪華衣装も好き。
444名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 06:23:38 ID:nV5vnbbm
>384
今更ですがありがとう、いろいろ読み漁ってきた
神仏板の坊さん達おもしろいね〜
エロパロ板に負けず劣らずの過疎っぷりが残念だけども
普段お説教してるだけあり話上手いし、茶目っ気たっぷりで好感持った
洗脳されて檀家になりそうだ
445名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 07:06:45 ID:4knm52eS
聖職者は変態含有率高い
446名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 15:02:12 ID:Cu3EBuzt
      S ☆ A ☆ T ☆ O ☆ R ☆ I

         ___              / ̄ ̄\   
      / ̄o  ̄\          |   o   |
     /  ⌒  ⌒  ヽ          |       | 
     |  (●)(●)  !        |(●)::::(●)|
     }  (__人__).  |          | (__人__) |
     、   `⌒ ´  |          |  `⌒´ |
    / ̄ ̄   ̄// ̄\      / ヽ __/ヽ   
    | | o   //   | |       | |     // | | 
    | |   //   | |       | | o //  | |
447名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 15:16:00 ID:KQRRaJhO
白い教団て聞くとパナウェーブ研究所思い出す

>>445 最高じゃん
448名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 16:38:56 ID:tDeNaVxh
女淫魔に輪姦されプライド崩壊する高僧、が見たい

「僧侶のくせに、そんな大きいモノぶら下げて、恥ずかしくないの?」
「なに勃起させてるの? 貴方の信仰心はその程度?」
「所詮は生身の男ね。せっかく徳を積んできたのに、全部無駄になったじゃない」

大勢で取り囲み嘲笑う女淫魔たち、精神的に追い詰められる高僧
449名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 16:55:50 ID:eqKZBnYp
悔しいっ…でも感じちゃう…ビクンビクン!
450名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 17:08:35 ID:WznBcD6y

神聖なものが汚されたり、貶められたりすると興奮する
451名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 17:18:51 ID:kLC8vLza
それはS的な興奮なのか、M的な興奮なのか
452名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 17:49:15 ID:I8qeUqDs
エエェィィメンンンンンッッ!!!
453名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 20:04:58 ID:GJGZBara
>>448
>精神的に追い詰められる高僧
俯いて赤面してくれると最高です
454名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 20:57:45 ID:0giz/f/S
>>451
個人的にS的興奮覚える
455名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 21:34:33 ID:xAukfnpK
長いこと童貞だった聖職者の場合、
今までの反動からsexに溺れて堕落するんだろうな
456名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 22:48:40 ID:kLC8vLza
快楽の度合いとしては「ま、こんなもんか」程度だったとしても
それまで頑なに守ってきたものが崩れた後ってのは、その反動で、
節制とかがそれまでに以上にどーでもよくなるってのはあるような気がする
457名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:17:36 ID:m3iWWj/R
>>441 僧侶によるタシーロは実際多い
458名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:31:25 ID:AFs/8Cyc
田代神を信奉する僧侶
459名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:43:34 ID:KrvCQjYE
ある意味彼は悟りの境地にいるからな
460名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:56:00 ID:Ht98le1v
社会復帰したタシロには後光が差してる
461名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 00:09:34 ID:ovUFajxd
 哲学的・・・
462名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 14:02:52 ID:qsldt1W+

神父さまに頭コツン☆て小突かれながら
「コラ、めっ!ですよ」って叱られたい。

きもくてごめん。
463名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 14:08:06 ID:qvyV8hKx
キモかわいいから許す
464名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 15:28:22 ID:hJX2OKEc
           ヽ
              j ,イ v1 /
    で    コ   ∨// レ/ // ノ
               トv'////∠/
   す    ラ    :| i l //く三三三ニ
               |// j^゛"ヾ;二二ニ=
   よ    め    :レ"´     \ヽ<´
              |         くヽ
  !!    っ     |    ___ ', 
              .  i / ./ __ ヽ
            /  i !l// / ヾ、
            ハ  i l レl// ◎ ノノ } 
              ∧ヽr' l {/ム===''´∠  
\__  ___/::::..` `// _rr' ̄ ̄ ̄ヽ.
;!:::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::::: 〈/ / {{o  ー、 }}
i{  \_rr' ̄ ̄ ̄ ̄ヾ,__V/ヾニニニニニ〃
ヽヽ_,; (。{{      c} }7 ̄く   ゞ、_ \ ヽ!
 >>-、¨ヽニニニニニニソ    ヽ i   __\ |
/::::/:::::::',: : . .      l     /   ,ィ7l`;
::::/:::::::::::|ヽ; : ; ,    ` −― ' -' ¨,イ/ ; :
::7:::::::::::::|::: \: : . ;    ,-―'´  +'// ; : :
/:::::::::::::::|::::.. i\: ; ; , </++'__// ; : ::l
::::::::::::::::::ヽ;::....l  \, ,:  二二二二´ , ; : :ノ
:::::::::::::::::::::::\ ',   ヽ:;;: ; ; ; : . , ;; ; : :; ; ;/三
:::::::::::::::::::::::::::::\三三三三三三三三三三三
465名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 15:44:35 ID:yjmpTHz4
((((;゜Д゜)))
466名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 16:00:07 ID:EV0/TF4H
コツン☆どころじゃねぇ
467名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 16:26:21 ID:FpE968eV
胴体から脳髄がサヨウナラしてしまうwwww
468名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 16:58:13 ID:Da3iewV4
個人的にマクスウェルの方が…☆
469名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 18:12:47 ID:qvyV8hKx
ジーザス!
470名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 22:00:12 ID:+5HvugTw
殺していいのは異教徒だけですよ^^
471名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 22:38:34 ID:3Kzz6zz3
このスレでたまに出てくるエロエピソードが好き
【神社】寺社にまつわるオカルト話12【寺】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1252107544/
まぁ、こことはちょっと趣旨が違うけど
472名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 22:51:13 ID:sUDqPhln
神社・寺が場所として興奮するのは分かる
473 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/20(土) 23:08:58 ID:iaifXl5f
個別レスは控えますが、>>349-350にGJとコメントくださった方々、ありがとうございました。
萌えツボを共有できるのが、こんなに嬉しいこととは。
>>354さん、代行スレのURLありがとうございます。
もしまた大規模規制があまりにも長期にわたった場合には活用を検討します。

また大規模規制の気配がするので、小刻みで申し訳ありませんが、続きを投下します。
474ある画僧の恋・9 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/20(土) 23:10:36 ID:iaifXl5f
(1〜8は>>172-177,>>349-350

明くる日から、画僧は一気にデッサンを仕上げ、下絵に取りかかった。
破戒の天罰で絵筆が持てなくなるかもしれないという怖れは、杞憂に過ぎなかった。
むしろ、愛しいルクレツィアを前に、「これぞ」という聖母像のインスピレーションが湧いてくる、
それを急いで筆で繋ぎ留め、紙の上に描き取ろうと、必死になった。
広めの額、愛くるしい鼻筋、優しい目もと、薔薇のような唇、柔らかな頬、小さな可愛らしい顎、
優美な曲線を描く肩、ふっくらと豊かな胸元――。
真っ白な下地の上に、迷いのない描線で、官能的なまでに生き生きとした聖母の姿が描かれてゆく。
きちんと結った髪には紗のヴェールを、肩と膝には聖母を象徴する青の布を軽く掛け、
清楚な衣を緩やかに留める腰帯は、やや目立つように。
「この腰帯は、町の聖堂にある例の腰帯ですわね?」
下絵を見たルクレツィアが問う。
「ええ。以前、祭礼の日に見に来たことがあるんですよ」
この町の聖堂には、聖母のものと伝えられる腰帯が聖遺物として祭られており、年に数度の祭礼の折には
その腰帯が人々の前に掲げられ、それを一目見ようと巡礼者が押し寄せるのだった。
「私も、拝見したことがありますわ。祭礼の日だけは、修道院の皆で、
 聖堂にお参りするための外出が許されておりますの」
「そうでしたか。それなら、次の祭礼の日には、私と二人で一緒に聖堂へ行きましょう。
 ……さあ、そろそろ続きを」
はい、とルクレツィアは微笑んで、元の位置に戻る。画僧は再び、下絵の描線を吟味する作業に戻る。
テンペラはその技法上、彩色での修正が不可能なので、入念な下絵が欠かせないのだ。
そんな画家の姿を、モデルは穏やかな微笑で見つめていた。
「絵を描いているときの司祭様のお顔、大好きです」
真っ直ぐ無邪気にそういうルクレツィアに、司祭は少し照れた。
「そういうものですか?」
「ええ。とても真摯で、とても格好良くて。ミサ中の司祭様も威厳があって素敵ですけど、
 私は、絵を描いていらっしゃるときの司祭様が、好き。
 ……ずっと、こうしていられたら、いいのに」
ルクレツィアは、彼の描く聖母像の完成を楽しみにしていた。
と同時に、その日がくるのを密かに怖れた。
絵が仕上がってしまえば、モデルの自分は用済みになってしまうかもしれない――。
「ダメだな……、聖母様にそんな暗い顔をされては、困りますよ」
「あ…、ご、ごめんなさい」
「まあいい、今日はこの辺にしておきましょう。
 もし何か辛いことや不安なことがあるのなら、私に話してくれませんか?」
「いいえ、何でもないんですの。ただ、あなたのお側にいたくて、……寂しくて」
「なんだ、そんなこと……」
可愛い私のルクレツィア、と司祭は言って、彼女の頭を覆う聖母のヴェールを外す。
彼女はそのヴェールを受け取って、片隅へと押しやる。
いつしか、それは二人が秘め事を始めるときの暗黙の合図になっていた。

アトリエ代わりにしている修道院の食堂には、回廊に面した窓はなく、
あるのはただ、遥か高い天井の近くに並ぶ、明かり取りの小窓だけ。
そこからは明るい日の光が差し込むばかりで、あの目もくらむような高さの壁をよじ登って
そこから覗き込む者など、いるはずもない。
扉に鍵を掛けてしまえば、ここは誰にも邪魔されない、秘密の閨。

逢瀬が重なるにつれ、誰にも見られまいという安心感が、次第に二人を大胆にさせた。
始めの頃こそは「いつ露見するか知れない」という不安と焦燥感があったが、
丁寧な描線の下絵に絵の具が塗り重ねられ始める頃には、悠然と情事を楽しむようになっていた。
その日の絵の作業が一段落すると、絵の具が乾くのを待つ間、二人は禁忌の愛欲に溺れた。
475ある画僧の恋・9 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/20(土) 23:12:55 ID:iaifXl5f
司祭の首に両腕を回し抱きついてくる修道女、その柔らかな唇を余すところ無く味わいながら、
彼は手早く、ロザリオが掛けられた彼女の腰帯を解く。そして、鈍色の粗末な修道服を脱がせる。
その下の質素なシュミーズの裾に手を掛け、太股に沿ってゆっくりとたくし上げると、
髪と同じ黄金色の茂みと、なだらかな白い下腹部が現れた。
「……そんなに、じろじろとご覧にならないで……」
恥じらう声を無視してその茂みに接吻すると、女は「あっ」と小さく身悶えした。
そのまま一気に下着をたくし上げて脱がせると、形の良い乳房がぷるん、と弾けた。
「きれいだ……」
男は感嘆の吐息を漏らす。
「ルクレツィア、あなたの美しさは、古代の王の花嫁に勝るとも劣らない……。
 あなたの頬はかぐわしき花の床のように香りを放ち、その唇は百合の花の如く、没薬の雫を滴らす。
 その手は宝石を嵌めた黄金の筒、その身体は蒼玉を嵌めた象牙細工、……」
聖書を引用してつぶやきながら、ふくよかな乳房を愛撫し、接吻し、強く、優しく、肌を、乳首を吸う。
たまらず女が床にへたり込むと、男は自分の僧衣を脱ぎ捨て、彼女を押し倒すように覆い被さった。
唇、頬、額、瞳、首筋、鎖骨、乳房、脇腹、腰から太股、ふくら脛からつま先へと、
男は女の体中に口づけを散らし、筆ダコのある無骨な指を這わせる。
彼女の白い肌に、うっすらと薔薇のような赤みが差してゆく。
「ルクレツィア、素敵だ……ああ……」
「司祭、さ、ま…っ、はぁ……はぁ、……ん、はぁ…っ」
二人の呼吸は、次第に熱を帯びて互いの耳元で混じり合い、荒くなってゆく。
茂みの奥に秘められた蜜壺はすでに潤っていて、男が指を入れると、くちゅり、と淫靡な音を立てた。
「や、やぁんっ!」
堪えきれず、女が鋭く叫ぶ。
「声を立てないで」と男は小声で叱る。
「…ん…っ、ごめん…なさ…っ、…んっ…んん…っ、…はぁっ…」
彼の指に弄ばれながら、懸命に声を押し殺そうとする様子が、可愛くて仕方がない。
辛抱しながらも、容赦なく責め来る快感には抗いがたいのだろう、
その都度漏れ出てしまう低い喘ぎ声が、男の情欲をいっそう掻きたてた。
男はもう十分に漲っているそれを彼女の秘部にあてがうと、一気に奥まで挿れた。
「ぁんっ!」
軽く身をくねらせて嬌声をあげた彼女の耳元で、わざと冷徹に戒めの言葉をささやく。
「静かにって、言ってるでしょう」
「ごめんな…っ、さ、あ、で…でも…っ」
声を立てるなと命じつつ、男は腰の動きを早め、幾度も激しく中を突いた。
「そんな…にっ、しちゃ、声、が……や、いやぁ…っ、あ、あっ…あっ…あっ」
男の責めに押し出されるように、女が短く声を上げる。
艶めかしい喘ぎ声、荒い息づかい、恥部が交わり合う湿った音。
神聖かつ静謐であるべき修道院の食堂の片隅で、それらの音が絡み合い、響く。
その状況がさらに二人の興奮をかき立てる。
「あ…はぁっ…、も、もう、だめ…っ」
泣きそうにトロンとした目つきで女が喘ぐ。ぬるぬると熱くまとわりつく肉の襞が、
男の肉棒をぐいと締め付けた。
「ん…ッ」
思わず男がうめき声を漏らすや、女が切羽詰まった声を上げる。
「…んぁっ……あ、あぁっ!」
「う…ッ」
しがみついてくる華奢な裸体を抱きしめて、男も、熱い深淵の奥底までぐっと突き当て、達した。

「――明日は、絵を描きには来られないかもしれません」
脱ぎ散らかした僧衣を着直し、身支度を済ませた司祭は、前触れもなくそう言った。
「え?」と不安な表情をするルクレツィアに、司祭は宥めるような軽いキスをした。
「いや、なに、少し前に、町の聖堂の壁画を描く仕事を受けていたんですがね、
 あれをずっと弟子に任せたまま、こちらに掛かりきりになっていたもんだから、
 ついに依頼主たる司教様からお叱りを受けてしまいましてね。
 明日からは、午後はこちらとあちらの交互で絵を描くことになるでしょう」
「そうですか……」
「そんな、寂しそうな顔をしないで。日々のミサではいつも会えるのですから」
「ええ……、そう、そうですわね、司祭様。どうか、良いお仕事をなさってくださいね」
そう言って、健気に微笑むルクレツィア。
小さな罪悪感が、司祭の胸をチクリと刺した。
476 ◆/4N8SeEZKA :2010/02/20(土) 23:15:58 ID:iaifXl5f
あ、通し番号直し忘れたorz
>>475は「10」ということでお願いします。

今宵はひとまずここまで。
エロのさじ加減がわかりません、padre!
477名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 23:22:11 ID:IyR6DEyb
G――Jっ
さじ加減、絶妙です
478名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 00:25:36 ID:SUy8Jr99
>>476
GJ

>>171から通して読んだ
司祭もルクレツィアも謎めいた人物でいいなぁ
やっぱり聖職者キャラはこうでないと
479名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 01:17:16 ID:LPLKsgz9

>>473-476
しっとりした語り口、好きだ。
更にエロくしてくれると嬉しい。
投下乙。
480名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 02:48:15 ID:7gU+kOth
乙 宗教を絡ませた作品は神秘的ですな
481名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 16:16:17 ID:r/Csz1eF
規制来ないといいけど…
gj
482名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:13:20 ID:39W1PMqk
韓国人牧師のせいで、牧師=レイプのイメージが定着してしまった。
483名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:18:57 ID:Kguo1nJe
じゃあ神父=児童性的虐待か
484名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:22:55 ID:LPLKsgz9
職業とのギャップだよな。
聖職者の性犯罪はインパクトが強い。
485名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:42:11 ID:vgSvva2F
厳しい戒律やら、信者たちとの人間関係やらで
ストレス溜まりまくってんのかもね
486名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 23:58:58 ID:JqpI3895
年の差カップルって萌えるよな〜

で、寺が副業で幼稚園経営すること多いだろ?
……後は言わなくてもわかるよね
487名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:06:49 ID:Yx/wBBNh
園長先生×ょぅι゛ょ
488名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:19:43 ID:GkLug/7f
>>486-487
よし、お説教するからそこに正座しなさい。
489名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:22:59 ID:ehnAKajM
アグネスさんもお呼びするか
490名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:41:11 ID:BNL36VX2
チベットのラマが、中国人女兵士から性的虐待を受けている
という記事を読んで、不謹慎だが色々妄想した

懺悔します
491名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:44:25 ID:ehnAKajM
リアル僧侶が迫害されたり殺されたりするのは辛い
492名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:53:02 ID:JII1F9Fl
ココで懺悔されても困るw
493名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:53:39 ID:PaD96yKB
「一輝まんだら」の始めの方で、義和団の女性軍が
外国人居留地を襲撃した後、宣教師に薬を飲ませて逆レイプ&惨殺というのがあった
加害者被害者ともにいろいろ背景があって、いろいろ深いエピソードで、
辛くてとても正視できたものじゃなかったんだが

あの悲惨なシーンの根底にあるエロさはさすが手塚神
494名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 01:11:32 ID:wM0o8G87
手塚先生には大変お世話になりました
495名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 01:49:25 ID:HbH/ukaw
奇子が好きで何遍も読み返したっけなぁ

ブッダのエロパロでもないかと思って、総合保管庫漁ってきたが無かった…
坊主フェチなんで、三つ目がとおるがあったのは嬉しかったが
496名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 01:59:07 ID:PaD96yKB
さすがに御本尊をエロパロで云々するのは恐ろし…もとい、恐れ多い
497名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 02:09:19 ID:IMRw4egE
手塚神の漫画は法悦を覚え昇天しそうになります。
498名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 03:03:09 ID:hhjAy6Qn
はぁはぁ……神父様の後ろ姿見てるとキュンキュンくるぅ……あぁん!

駆け寄って思いっきり腰に抱きつきたい……はぁはぁ神父様……神父様ぁ……!
499名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 03:14:04 ID:LutRBBk0
>>498
IDがQn(キュン)w
神父さんからはお香の良い匂いがしそう・・・
500名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 03:50:09 ID:mrcgKk2c
自分は法事のとき、読経中の禿頭にむらっと来る
つるんとしたスキンヘッドに、油性マジックで落書きしてあげたい
木魚に見立てて、ぽこぽこ撥で打ち鳴らすのもいい

なんか意地悪したくなるんだよなぁ
あの愛しい坊主頭を可愛がりたい
501名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 04:02:08 ID:NnYz4a2r
>>490 ラマとマラって似てる
502名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 04:45:22 ID:ehnAKajM
誰か言うと思ったw
503名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 05:45:57 ID:FoVIwaAs
 狙われた僧侶
504名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 19:43:45 ID:20FuhhBz
>>500
思春期男子にありがちな好きな子をいじめる心理か
505名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 19:51:24 ID:VzfxB1t0
フェティシズムだろう
506名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 21:39:59 ID:QXoICE5t
いや、でもさ聖職者ってちょっかい出したくならん?
近寄り難い憧れの存在だからこそ、なおさら
悪戯したら構ってくれそうというか・・・こう書くと気持ち悪いなwww
507名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 21:49:09 ID:8JCLkcC0
ヤンデレ・ツンデレのようでもあるし、
少しファザコンのようにも見えるな…
508名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:32:24 ID:sb0FdOqx
聖職者の“人間味”を見たいんじゃないか
あまり感情を表に出さず、泰然と構えてる人が多いだろ
なに考えてるか解らない不気味ささえある
そんな人から、人間らしい反応が返ってきたら(例えば怒られたら)親しみが出る

つまりギャップ萌え
509名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:48:36 ID:61QvxzAe

崇高なる御方を引き摺り下ろし、ただの雄に成り下がらせる

それこそ聖職者エロの醍醐味でしょう
510名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:12:11 ID:W5bzR6+9
よくわかった
511名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 01:24:58 ID:fvcFiqGh
私はエロにいたるまでの葛藤が好きだなー
欲望に負けてしまっても、寸止めで止めてもどっちも萌えるw
512名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 01:57:55 ID:HI8VV3X0
自分の中で聖職者は特別な人種
こんだけ好奇心を掻き立てられる職業は他にない
無限の可能性を感じるw
513名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:19:07 ID:vBesdDig
引きずりおろす快感……
わかる
514名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:49:07 ID:hNbJnmn2
ラマのマラ上から読んでも下から読んでもラマのマラ
515スカトロ聖職者:2010/02/23(火) 16:08:21 ID:9ThNoWEQ
468 :本当にあった怖い名無し:2009/12/29(火) 01:11:53 ID:MPJhDdcq0
>>1

排泄行為論
「ダライ・ラマの丸薬」が実際に貴重品として扱われていることを、河口慧海『チベット旅行記』を引用して紹介した。
もちろんこの「丸薬」はダライ・ラマの大便から作っているものである。<略>
『スカトロジー大全』の第5節は「ダライ・ラマの大便の利用法 ── チベット」となっていて、色々な文献からの多くの話が集めてある。たとえば
(『チベットについて』という本からの引用として)王国の身分の高い人々は、神として崇められるこの人(すなわちダライ・ラマ)の大便を手に入れたくてしかたがない、
彼らは聖なる宝としていつもそれを首から提げておく、グルーバーは請け合う。また彼は別の場所で、
ラマ僧たちは、身分の高い人たちがダライ・ラマの大便や尿を手に入れる手助けをしてやる見返りに多くの贈り物をもらうので、非常に潤っており、
身分の高い人たちは、まず首にかけ、そのあと食べ物に混ぜると、自分たちは絶対に肉体的な病気にかからないと思っているから、ひどく欲しがるのだ、とも言っている。(p35)
これは、ほんの一例にすぎない。「ダライ・ラマの丸薬」に関心ある人は同書を参照したらいい。
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/note/haisetu/haisetu-4setsu.htm#33setsu

河口慧海コレクション
河口慧海(かわぐちえかい)とは
 現在の大阪府堺市に生まれた河口慧海(1866−1945)は,早くに仏教に目覚め僧侶となりました。やがて漢訳仏典に不備を感じた慧海は,
仏典の原型をよくとどめたチベット語約の大蔵経(一切経)を入手するため単身,鎖国化のチベットに潜入を図ります。
徒歩でヒマラヤ山脈を越えるという,2回の文字通り命がけの旅を通じて,ようやく慧海の念願は果たされることになったのです。
http://webdb2.museum.tohoku.ac.jp/data_base/tounitibi/ekai/index.html
516名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 16:19:47 ID:W5bzR6+9
サーセンまったく興奮しません
517名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:05:08 ID:4vqQMq3/
あの一休さんもスカトロマニアだったらしいね

>>512
>自分の中で聖職者は特別な人種
税金払わんでいいしな
518名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:17:52 ID:lRywaS+n
破ァ!!
519名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:18:22 ID:G+Q+PTmm
聖職者と税金といえば十分の一税が速攻で思い出されるように受験で訓練された俺の頭
十人につき一人の少女が神に捧げられるとの名目で・・・とか
520名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 19:45:06 ID:ZohRgLFZ
>>500
尊い坊主頭痛めつけるの禁止!
丸みを優しく撫で撫でする、筆か刷毛でさわさわする、情熱的にチュッチュする、ならおk

>>518
寺生まれの先輩Tさん?
521名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:01:59 ID:W5bzR6+9
大切に頭磨いてやりたい
522名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:34:03 ID:DbJWQhzu
>>519
もっと語ってくれ
523名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 20:40:20 ID:y0OZNBzl
もっと悟ってくれ
524名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 21:24:31 ID:NjcYYcr0
これ前スレ的なもの? 投下はないが
【僧侶】法衣・褌・和尚【坊さん】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235220954/
525名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 22:50:49 ID:eVDw9HZl
Tさんて誰
526名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 23:00:53 ID:Li++DLSX
>>525
一時期流行った(?)怖い話の改変ネタ
寺生まれのTさんがハードボイルドに霊を成仏させる
そこそこバリエーションがあるのでググってみたらいい
527名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 23:01:10 ID:j8KrbWqm
結構有名かと思ってたが
まとめサイト:寺生まれってスゴイ ttp://tsankopike.blog.shinobi.jp/

確かニコニコにも動画上がってたぞ
Tさんのかっこよさは異常
528名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 23:33:16 ID:wyZSlg/s
ぬ〜べ〜みたい
529名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 23:59:49 ID:zvPPYif9
神仏習合スレ
530名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 02:19:29 ID:9buJXRAL
ふと思ったんだが、聖職者の一人称は何が相応しいかな

やはり「私」か「僕」か?
「俺」はねーよな
531名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 02:25:28 ID:D3ycy1xR
拙僧
532名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 03:40:43 ID:1XIm2o6X
ダライ・ラマもTwitterやる時代かw
533名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 12:14:55 ID:HxxNBOgy
>>532
実際に本人がツイートするわけじゃないみたいだけどな
どんだけ可愛いんだ、あの人wwww
534名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 17:24:37 ID:FX/DcfgF
>530
愚禿(ぐとく)。

アニメ一休さんが「あたし」と言っていたのは可愛かった。
藤田淑子ボイスに因るところも大きいんだけど。
535名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 17:51:09 ID:D3ycy1xR
そもさん!
536名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 18:06:05 ID:FX/DcfgF
せっぱ!
537名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 23:39:21 ID:G3pkhUSA
俺・僕・私・拙僧をTPOで使い分ける聖職者、がいい
538名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 01:26:37 ID:p7d4yL2z
>>534
懐かしくなって一休さん(youtubeに上がってる)見た
坊さん好きには堪らん神アニメ
男の子が母親の乳首に吸い付くシーンと、千菊丸時代の一休が
母上さまのおっぱいにしゃぶり付いてる回想シーンがエロいw
539名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:04:58 ID:8Y4Mhtkf
哲斉さんは俺の嫁

壮年の童貞神父が夢の中でマリア様とヤッった翌朝、何故か教会のマリア像から処女喪失の血が流れ出ていた…
みたいなホラーテイスト小説を、この前どこかで読んだ
540名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:09:48 ID:VnSQj47P
マリア様がみてる
541名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:58:01 ID:+iYkwgzK
観音菩薩像に顔射するSSなら見たことある

聖職者×偶像は定番なのかね
542名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 03:12:05 ID:VnSQj47P
まぁ神と結婚してる人達だし
543名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 03:55:54 ID:BQApybty
精神病んでいる人多そう、聖職者は
544名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 06:00:27 ID:yrOletrJ
>541
言い方悪いが、ダッチワイフみたいな扱いだな
>543
マザコンも多そうなイメージ・・・あくまでイメージだが
545名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 20:22:04 ID:tM4/7ePg
宗教は狂気と電波
546これ思い出した。:2010/02/26(金) 00:36:14 ID:HJIqTd0/
錯乱坊

写経をしだすともう2年経つなぁって
やっぱり実感するねなんだか禿げたりするね

そういや払ったこともあったし呪ったこともあったし
漢字がいっぱい 詰まった長い長いお経です(遺影!)

南無南無の1日や写経だって書き表せない 漢字多いんだもん

重ね会う両手 皺合わせの南無
もし悟りの向こうに見えるものがあるなら
唱え会う2人いつのときも
木魚投げるあなたとわたし 錯乱坊

『もう一戒!』

下駄を履く2人いつのときも
拝み通しあなたとわたし 錯乱坊
547名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 00:51:26 ID:FtDxjX5z
知ってるwww
548名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 00:54:18 ID:7IkZUnjv
(遺影!)の時点ですでにアウトだったw
549名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 01:19:00 ID:xrAiDPPw
うる星やつら?w
550名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 01:33:14 ID:WvbsaOgH
もう一戒!wwwww
551名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 11:40:20 ID:J7jj4ujc
・・・ふぅ

人は誰でも賢者になれる
552名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 11:57:49 ID:AA6U4WaT
風邪ひかないでね
553名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 12:16:41 ID:NdkDb1CK
このスレ共感できる
554名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 12:49:02 ID:eu3YGGhS
>>549
大土家愛だよ
555名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 14:41:07 ID:mQs9m+Sa
>>1-554
そんなに坊さん好きなら嫁に来ない?
いくらでも頭弄らせてやるよ。
好色な女性歓迎。
556名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 14:52:10 ID:FtDxjX5z
>>555
まず、交際の最低条件はカラオケの般若心経で100点を取ること
話はそれからだ!
557名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 16:06:04 ID:EBYLcl/M
あ! やせいの そうりょが あらわれた!

あたし男だけど〜昼間っからエロパロ板なんかに来てる坊主って〜
……ちょっと憧れると思うの……///
558名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 17:33:54 ID:UUG8JkJR
生き仏降臨☆
559名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 18:17:15 ID:0+8Od1/u
煩悩まみれっすなぁ
560名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 18:54:41 ID:aY+A8xJf
本物のお坊さんが、こんな変質者スレに近寄る訳なかろう(と、思いたい)
変態性欲の対象にされて、本人達にしてみりゃ怖いだろう、きっと

ところで、今の若い人って孔雀王とか読む?
561名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 19:04:24 ID:FtDxjX5z
>>560
最近の若者なら「聖☆おにいさん」の様にお洒落(?)な漫画を読むのでは?
562名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 19:37:09 ID:demHjJG5
スレ内で名前の挙がった作品は、大体目を通した
まだ紹介されてないようなので、平松伸二『外道坊』と
伊藤真美(冲方丁原作)『ピルグリム・イェーガー』を推しておく

つーか、>>551>>546で抜いたって事なのか?w
563名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 19:56:33 ID:ZGcw++nC
えっ此処の住人だったら余裕で抜けるでしょ でしょ でしょ
564名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 20:17:49 ID:zSRjH88I
>>540 八百万の神々がみてる 
565名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 21:49:31 ID:7IkZUnjv
マリアさまのスピンオフかなんかで仏様も見てるとかなんかあったな

>>562
ピルグリムイェーガーってまだ続いてるんだっけ
なんか途中まで読んでたんだがいつのまにか続刊がでなくなったような・・・
566名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 01:42:08 ID:RPvnjQ83
>>565
第一部完!みたいなところで終わった記憶…

しかしピルグリムイェーガーが連載してた頃のヤングキングOURsは、ヘルシングに朝霧の巫女にトライガンにもエセ牧師出てたし、妙に宗教色の強い漫画が多かったね。
567名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 03:26:30 ID:WQAU6f0r
ヤングキングアワーズ休刊したっけ・・・と思ったらまだ続いてるんだな
568名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 04:06:39 ID:J4aqt2ja
…お前ら渋いな、趣味が
あの、伊藤真美の凄まじい画力は女性とは思えん

さておき「まんまんちゃん、あん。」は知ってる?
夫婦で漫画家やってるきづきあきらの作品なんだけど
寺の巨乳処女未亡人が主人公、ちょっと黒い漫画
569名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 04:26:39 ID:WQAU6f0r
タ、タイトルがエロい
570名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 04:47:57 ID:J4aqt2ja
いや、意味はエロくないんだよ
まんまんちゃん=関西弁の仏様
あん=仏様に手を合わせて祈ることの幼児語、なむなむ
571名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 05:54:48 ID:Bow/6Ui5
大塚範一萌え
572名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 13:58:47 ID:cqU2rqE8
意外とファンシィダンスが出てない

周防正行監督のやつ
573名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 17:47:58 ID:/zF8QFqS
もちろん知ってるよ。本木雅弘・鈴木保奈美主演の映画でしょ。
原作は漫画「陰陽師」の岡野玲子。この作家、聖職者もの良く描くよね。
574名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 07:16:53 ID:R3CzhzyB
神主はゲームを作る程度の能力。
575名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 07:25:50 ID:zA+k9ZOR
ああ、東方か
576名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 08:51:41 ID:pLbsY5Ks
あー坊様にお金あげたい
喜捨したい援助交際したい
577名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 08:54:19 ID:zA+k9ZOR
つ 托鉢僧

駅前や観光地に居る
578名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 09:46:09 ID:bQb/huxd
お坊さんが雑巾がけしている動作に欲情します

時々フンチラしてくれたらもう堪りません
579名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 10:50:50 ID:7z8XlbP4
お前ら本当に聖職者が好きだな
580名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 11:29:53 ID:VAkeDkuF
私は聖職者の方に虐めて頂きたい
悪霊退散!悪霊退散!と罵倒されながら、数珠で滅多打ちにされたい
581名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 13:42:16 ID:EMgtaZk5
天上天下唯我独尊
582名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 14:46:08 ID:fntRJvk8
>>580
地縛霊の方ですか?
583名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:00:57 ID:kD0at6b+
既にこの世の者ではない方も参加してるんだな
>>578
自分の場合は、司祭が胸の前で十字を切る仕草に興奮するw
>>130
亀だけど、それ「恵比寿顔」っつー表現じゃない?
584名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:32:39 ID:o4fFCc/U
     ,   λ,..,,λΨ ,
   /i\/ ・ω・ヽ|/i\
   ⌒⌒l::.:...    o⌒⌒
      `'ー---‐´l
585名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 21:36:00 ID:zA+k9ZOR
可愛いねぇ、何処から来たの?
586名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 22:01:19 ID:7IGWa0Ga
悪魔と天使〜からだねw
モフモフしたい!
587名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 22:45:24 ID:pPZhwBlJ
犬夜叉の弥勒様思い出した…スレチだろうが>>580
うる星のサクラさんの婚約者のツバメさんが悪魔払いみたいのやってなかったっけ?
あれは聖職者なんだろうかと素朴な疑問
588名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 23:48:58 ID:jO4oaJ3Z
そう言えばエクソシストだっけ
つばめは萌えキャラだった・・・井上和彦だし

弥勒みたいなむっつり助平聖職者もいいなw
589名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 02:09:18 ID:JAHWFcoh
哀れみの目で見下ろして欲しい・・・。
590名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 20:10:59 ID:idRnxiNs
>>589
<●> <●>
591名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 20:33:32 ID:YzRZOPF6
こっち見んな
592おまえらのアイドル:2010/03/02(火) 23:05:12 ID:ldKWC8PV
   <ヽ,  「:l       /7   「l   /'.7
    丶`:-': '-..,「:|    |:l   _/"ー-´/
       ̄ ̄ヾ/  ̄ ̄ヾご/´ ̄ ̄
         /        丶
         レ⌒ o ⌒ヽ,   }
         〉 (ё, (ё ' (G)i
        {   し     ノj,'
         ',   'こ'     J
         ゝ .,,_____,. イヽ、
         ,< `-ー/彡/ヽ
     _/  ノ(_ //_,,.〉  ノ
     と__ゝ-''´ {//l|l _/ヽ/
           〉ニZニニ^〉i.i.i
          |/(/\\ /
          L/_(/ヽヽ_,|
             |_|_|
          と´__.}{.__`っ
593名無しさん@ピンキー:2010/03/02(火) 23:07:15 ID:idRnxiNs
せんと君はアイドルという程ではない
594名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 02:46:20 ID:e31SwAsH
聖職者属性は持ってる
595名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 05:14:52 ID:xuFgy/d4
虚無僧に尺八してあげるとか・・・。
596名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 05:31:00 ID:q/QPFwrP
聖職者なら楽器も演奏出来ないとな

牧師→教会のパイプオルガン
神主→雅楽器
僧侶→朗々と響く美声
597名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 05:35:22 ID:6SZt5XYK
そういやヴィヴァルディは「赤毛の司祭」と呼ばれた神父だったね
女子孤児院で音楽教えて彼女たちのための曲を作ったりしてた
ローマでのオペラ興業が当たってそっちに熱中しすぎたり
女性歌手を連れて各地で派手に演奏旅行したのが問題視されて
聖務停止くらったりしてたけど
598名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 05:57:52 ID:mzlNrYui
雅楽って東儀秀樹のか

>>199でも紹介されてるけど、 蝉丸P(ニコニコでリア住・僧職系男子と呼ばれている人)
の木魚ドラムが面白かった

それにしても蝉丸Pイケメン過ぎる
ニコニコ大会議 in 大阪 - 蝉丸P
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm9356599

昔、釈尊ファイブというお坊さんバンドがあったっけなぁ
599名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 06:18:09 ID:q/QPFwrP
きっと芸術家気質の人間が多いんだろうな

たぶん禁欲生活が芸術を生み出す原動力
オナ禁するとSSが捗るのと同じ
600名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 06:42:42 ID:seR7G56h
少林寺拳法とかの格闘家系聖職者も萌える

日に焼けて筋骨隆々、兄貴肌だが礼儀正しく物腰柔らか……が理想w
601名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 06:46:59 ID:XjUjLEfM
昔からモンク(職業)が好きだった
602名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 07:27:14 ID:Xn/j1eaW
パイプオルガン弾ける聖職者さんっていいね

今パッと思い付いたのは骸骨男の神崎芳生
眼鏡で温厚で、従軍神父だったという悲惨な過去もツボだった…
603名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 11:45:48 ID:FbnTimif
僧兵は槍で戦うイメージが妙に強いな、と思ってたが
宝蔵院流槍術っていう有名な僧侶の流派が実際にあるんだね
604名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 15:15:26 ID:YfcgK2Hq
>>598
釈尊ファイブワラタ
605名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:12:16 ID:uH0R6qTV
平気で生臭物を喰う、健康的な肉食系僧侶

ついでに喪服の檀家未亡人も喰いまくり
606名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:15:26 ID:XjUjLEfM
現代の坊さんはそんなもんだよな
607名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 22:51:10 ID:Xn/j1eaW
生臭坊主といえば
最遊記の三蔵もあんななりしてるが一応は「坊さん」だっけか
608名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 00:34:05 ID:4Pt4YCjR
ザ・ワールドッ!!
609名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 00:37:47 ID:zFpwtyjz
ロードローラーだッ!WRYYYY!
610名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 00:41:47 ID:Sq655kln
そして時は動き出す
611名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 00:57:02 ID:r+lyH0Um
メイド・イン・ヘブン!

だろ
このスレ的に
612名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 01:20:06 ID:oIt/LvmJ
・・・JOJOはよう知らん。
613名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 01:24:14 ID:Sq655kln
充分知っていると思うがw
614 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:37:37 ID:ViTVuP0q
>474-475を投下した後、やはりというか危惧したとおりに規制に巻き込まれてましたorz
GJやコメント、ありがとうございました。
規制解除ktkr!ということで、連投できるレス数だけ連投します。
今回の投下分のあとも、また後日、投下する予定です。
615ある画僧の恋・11 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:38:59 ID:ViTVuP0q
(1〜10は>>172-177,>>349-350,>>474-475

「聖堂のお仕事、お忙しいのですね」
熱いキスを遮るように、ルクレツィアが言った。
「……うん? ん……ああ、そうだね……」
司祭は生返事気味で、彼女の唇に夢中だ。
「ん…んん、んっ、司祭、さま」
執拗に唇を貪る司祭に、ルクレツィアは初めて抵抗の様子を見せた。唇は離したが、
しかし身体は恋人の腕に抱かれるままに、小さな頭を傾けて彼の胸に寄せる。
「どうしました、ルクレツィア」
「いいえ、……ただ、こうするのも、しばらくぶりだわと」

画家としての野心が、彼を聖堂の仕事に専念させがちになっていた。修道院の小さな
祭壇画に比べれば、由緒ある聖堂の壁画の方がはるかに大きな仕事だ。
自然、ルクレツィアとの逢瀬も間遠になった。一日おきだったのが、二日おき、やがて
週の半分は続けて聖堂の仕事に掛かりきりになっていたのだ。

「司祭様のお宅には、どんな方がいらっしゃいますの?」
脈絡のない唐突な質問に、司祭は戸惑った。久しぶりの逢瀬なのだ、この腕の中にいる
彼女をこのまま今すぐにでも押し倒して、溜まりに溜まった欲望を彼女にぶつけたいのに、
水を差すように、いったい何を言い出すのだろう。
「前に話しませんでしたか? 家には下男が一人と、朝夕には通いの家政婦が一人、
 あとは弟子が通ってくるくらいだと」
「その家政婦の方は、お若いのかしら?」
「いや、これが、下男の親戚なんだが、かなり豪快で恰幅の良いバアさんで――」
「他に、身の回りのお世話をするご婦人は、いらっしゃいませんの?」
「……いったい、何がそんなに気になるんです」
「私が、司祭様のお側で、全部お世話をして差し上げられたらいいのに……」
それは不可能だ。まだ見習い修道女の彼女は、修道院からの外出すらままならないのに。
「また、そんな無理なことを」
「だって……だって司祭様は、外でいろんな方と会う機会がおありでしょう? 綺麗な
 貴婦人や、若い女性とも。壁画のためにも、きっとモデルをお呼びでしょうし」
そう言って、つんとすまし顔のルクレツィア。

――なんだ、もしかして、嫉妬してるのか?

司祭の訪れが少なくなったのが、不安なのだろう。彼女の可愛い拗ね方に、思わず口許が緩む。
「何をにやけていらっしゃるんです? 図星ですの?」
「いや、別に……。何を心配しているのか知りませんが、私は神に仕える身ですよ?」
「あら、私とこんなことをなさっているのに?」
それもそうだ。それを言われると痛い。
「それに、司祭様はお若い頃はとてもモテたって、噂で聞きましたわ」
「若い頃の話ですよ。遥か昔のことです」
「……でも、司祭様は、今でも、素敵ですもの――」
過ぎた褒め言葉だ。司祭は自分で自分をそこまで男前だと思うほどには自惚れていなかった。
彼女との年も離れている。けれども恋は盲目なのか、それとも有名な画家という芸術的な
要素がそう思わせるのか、はたまた、司祭という神聖な職位がそのように見せるのか。
もちろん、悪い気はしない。彼女の言葉ならば、素直に自惚れられる。
「私にとって、女性は、あなただけです。あなたに嘘はつきません」
「本当に?」
「その証拠に、ほら……。あなたを抱きたくて、ずっと我慢していたんですから」
僧衣越しで下腹部に押しつけられた硬い高まりに、ルクレツィアは顔を真っ赤にして思わず
腰を引いた。司祭は彼女の背中に回していた腕でその腰をぐいと引き寄せると、空いている
ほうの手をするりと彼女の尻に滑らせ、その丸みを撫で回す。
ルクレツィアは彼の胸に顔を埋めて、つぶやいた。
「……ばか。司祭様の、ばか」
「いくらでもおっしゃいなさい。どうせ、地獄行き確定の破戒僧ですよ」
調子に乗って、司祭は自嘲気味に笑って言った。
616ある画僧の恋・12 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:40:25 ID:ViTVuP0q
いつものように、男が僧衣を脱ぎ、女が修道服の上着を脱ぎ、そして男は女の下着を脱がせ、
一糸まとわぬ姿になると、二人は緩やかに絡み合いながら床へと倒れ込む。
と、男は途中で身を起こすと、すでに横になっている女を抱き起こし、手を引いた。
「もっと、こちらへ」
「え?」
テーブルや椅子の影で薄暗い床の上から、天窓からの日に照らされた方へと彼女を導き、
改めてそこで座らせた。
「ここのほうが、あなたがよく見える」
「そんな……恥ずかし――きゃっ」
頬を染めて暗がりへ逃れようとする彼女の腕を捉えると、司祭はその腕を左右に広げ、
それぞれを両の手で、床の上に押さえつけた。
「ここで、このままで。私を疑った罰ですよ」
「嫌、そんな……」
ほんの戯れのつもりだったが、困惑したルクレツィアの様子が、司祭の欲情を掻きたてた。
両腕を真横に広げる形で戒められ、辛うじて自由が利く両足も男の膝に挟まれ、羞恥に
身をよじる。まるで床の上で磔刑にされたかのような姿で、ルクレツィアの白い裸体が、
午後の光の中に浮かび上がった。
澄んだ碧の瞳、黄金色の睫毛、紅潮した頬、半ば開いたつややかな唇、横を向けた顎から
首筋にかけてのきれいな曲線、脇の下の柔らかな部分まで、はっきりと見て取れる。
すらりと伸びる四肢、心臓の鼓動を伝える柔らかく豊かな乳房、息づかいに上下する胸から
腹部にかけてのなだらかな広がり、そしてその先の茂みの陰影まで、ありありと陽の光に
晒されている。匂い立つように美しく艶めかしい。
眩しさの中で、裸体の隅々まで舐め回すように見られているという羞恥心に、顔を逸らせる
彼女の頬は上気し、呼吸は静かに次第に荒く、白い肌に薄く紅みが差す。
「なんてきれいなんだ……」
「いや、そんなに、見ないで…っ」
「きれいだよ、ルクレツィア、もっと……もっとよく見せて」
男は、彼女の両腕を押さえていた手を離すと、その手を彼女の太股の裏にそれぞれ回した。
そしてそのまま、ぐいっと左右に押し上げた。
「や、嫌…っ!」
彼女の股は大きく広げられ、細い両脚は華奢なMの字を描いた。その谷間の茂みも、茂みに
隠されていた恥部も、すべてが男の視線に晒される。
「やだ、そんなっ、見ちゃ、いやぁ…っ」
瞳は羞恥に潤み、まるで幼子のような口調で必死に抗う。
「ああ、本当にきれいだよ……。ここも、ここも……この襞の重なりの、その奥も」
その敏感な部分に指を這わせ、なぞるように幾度も撫で上げる。
二本の指で優しく花弁を弄ぶように左右に押し広げると、その奥に浅く指を入れた。
花弁の奥の蜜壺からトロリとあふれ出た愛液が、男の指にまとわりつく。
「もう、こんなに濡れて――」
「いやぁ……恥ずかしい…っ」
男の指と言葉に反応して、女の身体がビクンと震え、形の良い乳房がふるふると揺れる。
泣き声にも似た甘ったるい声を上げ、口では抗ってみせるものの、身体は実に素直だった。
あられもない姿態を晒しつつ、女は男のなすがままを許し、その愛撫を受け入れていた。

快感に身を委ねながらも、恥ずかしさで男を正視できない様子もまた愛おしく、男は可愛い
恋人の唇にキスしようと、彼女の顔を自分の方へ寄せようとした。
だが、彼女は小さくイヤイヤと首を振り、抵抗する。
「ルクレツィア」
その頬に手を添えてこちらに向けようとしても、こればかりは譲れぬとばかりに、拒絶する。
「キスをさせて……ルクレツィア」
宥めるように再び名を呼んで、やっと、か細い声で、言う。
「だって……だって、主が……」
「――主が?」
「主が、こちらをご覧になって――」
彼女が目を逸らすことで指し示す、その場所を振り返って見ると、そこには「最後の晩餐」の
壁画があった。
修道院の食堂に描かれるに相応しい題材の壁画。主がその受難を予期した最後の夕餉で、
弟子達の中に自分を裏切る者がいることを指し示す、劇的な場面だ。
仰向けになった彼女の位置から、ちょうどそれが男の肩越しに見えているのだ。
617ある画僧の恋・13 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:42:07 ID:ViTVuP0q
「ただの絵じゃないですか」
「でも」
「気にしないで」
「――もうっ!」
男の身勝手な言葉をはねのけるように、ルクレツィアはいきなり身を起こした。
珍しく勝ち気で反抗的な態度に不意を突かれて、司祭は半ば突き飛ばされたような形で、
彼女の傍らに仰向けに転がった。すぐさま、ルクレツィアは彼の上に寝そべるように
のし掛かる。
さっきまでとちょうど位置が入れ替わった格好だ。
ルクレツィアは寝そべっていた姿勢から、腕立てをするような具合で上半身を軽く起こし、
司祭の顔を真上から覗き込んだ。
「どう? そこからだと、主に見張られているのがおわかりでしょう?」
「ええ」
「これで、私の気持ちが少しはわかったかしら」
「そうですね――」
絵の小道具に使う厚手の布を敷いているとはいえ、背中と後頭部に直接伝わる、石造りの
床の硬さと冷たさ。薄暗い食堂の天井の高さ、天窓から降り注ぐ光の眩しさ。
その明るさを遮る、ルクレツィアの顔。ただでさえ輝く色の髪は、その背後から受ける
陽の光によって、いっそう透けるように輝いている。
その向こうの薄暗い壁の中に、主と弟子達の最後の晩餐の光景が浮かび上がって見える。
よりによって、中央にいる主その人と目が合ってしまう位置関係だ。
彼女の罪悪感と羞恥心も尤もだが、司祭はあえてそれを無視した。
「――でも、壁の絵なんか、気になりませんね。こっちのほうが、よっぽど気になる」
そう言って彼は、彼女のふくよかな胸に手を伸ばした。重力に引かれながらもそれに抗う
ような弾力と柔らかさを兼ね備えた乳房は、上から揉むのとはまた違った味わいがある。
「もう、そんなことばかり……! ……あっ、や…っ、あ…ぁん」
男の両手で乳房を揉みしだかれ、乳房の先端の敏感な部分を指で刺激され、女は甘い声を
漏らしながら身をくねらせ、頭を振った。
身悶えするその表情も、下から見上げると、いつもと違って見えて刺激的だ。
「あ…っ、あ…んっ、はぁっ、はぁっ、あっ、司祭さま…っ……――」
喘ぎながら見下ろす彼女の艶めかしい瞳が「来て」と言いたそうにしている。
ふと、男に良からぬ考えが浮かんだ。
「このまま、あなたが上にいらっしゃい」
「――え、ええっ?」
「下になると、主に見られて嫌なのでしょう? だったら、このまま」
「……でも……っ」
「じゃあ、下で良いのですね? まぐわう姿を、主に見られながら――」
ルクレツィアは戸惑い、沈黙した。それは、二つの羞恥のどちらがよりマシかという選択の
問題というよりも、むしろ「上になる」とはどういうことなのか、未知の行為に対する
困惑なのかもしれない。
――彼女は、知っているのだろうか。
幼い頃から女子修道院で世俗と隔離されて育てられた彼女は、そこまでの性に関する禁忌は
教えられていないかもしれない。もし知っていたら、すぐさま拒絶するか、少なくとも
忌避の態度を示したはずだ。

試してみたい、という意地悪な誘惑にかられる。
「さあ」
そう促されて、ルクレツィアは身を起こし、おずおずと男の腰を跨いで、膝立ちの状態に
なった。彼女の茂みの奥に隠れている花園の湿り具合が、下から見て取れる。
「いい眺めだ」
卑猥な讃辞に、彼女は情欲の滲む眼差しで男を甘く睨みつけ、「ばか」と呟く。
男は彼女の太股を撫でて、その先を促した。
「そのまま、降りていらっしゃい……ゆっくり、腰を落として――」
そそり立つ男のそれを目の当たりにして、一瞬、躊躇うように見えたが、意を決したように、
彼女はそれにそろりと細い指を伸ばし、包み込むようにそっと触れると、自らの股の下に
導き、秘部にあてがった。
「……っ」
肉棒の先が花弁に触れた瞬間、男は思わず声を上げそうになった。興奮しきった敏感な
先端に、温かい滴りがこぼれ落ち、しとどに濡れた厚い花びらの熱さが伝わる。
618ある画僧の恋・14 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:42:58 ID:ViTVuP0q
女は片手を男の胸に置いて自分の身体を支えて、切なそうな声を漏らしながら、ゆっくりと
男自身を呑み込んでゆく。
「んっ…んん…っ、あっ…」
そしてついに根元まで深々と腰を落とすと、深い溜息にも似た淫らな声を吐いた。
「…っあ…あぁぁっ」
「ああ……っ」
男もそれに重ねるように、低い声を漏らした。
ぐじゅぐじゅに濡れた秘部の柔らかな壁は、滑らかに、熱く、吸い付くように肉棒を包み込む。
いつもと違う角度での接合に、びんびんと刺激される。交わり合う部分が、目の前に見える。
彼女にも、それは見えているはずだ。
「司祭さま…っ、こんな…っ、どうした、ら…っ、はぁ……はぁ……、ん…っ」
自分から呑み込んだモノの刺激を扱いかねるように身を震わせ、女は両手を男の胸に置いて、
体重を掛けた。少しでも楽な態勢を探っているのだろう、男は両手を彼女の腰に添えて、
手伝ってやった。
「少しずつ、動いてごらん……そう、そんな風に――」
女は言われるままに、慣れない行為に戸惑いながらも、遠慮がちに腰の位置を動かす。
初めはぎこちなく前後に揺らす感じだったその動きは、やがて深く、滑らかになった。
「あ…っ、あっ、……はぁ…はぁ…はぁ…、あぁ…っ、はぁ…はぁ…」
女の腰の動きと喘ぎ声が、律動的に絡み合う。
ふと、揺れ動く彼女の肩越しに、薄暗い壁の「最後の晩餐」が迫って見えた。

「汝らの一人、我を裏切らん」

晩餐の席についた弟子達の中に裏切り者がいるという、恐るべき告発。
伝統的な手法で描かれた救世主の厳しい眼差しは、絵の中の裏切り者ではなく、いまここで
こうしている自分に向けられているように、男は感じた。

――咎めるなら、咎めるがよろしい! 罰するなら、罰し給え!

男は心の中で、勝ち誇ったように叫ぶ。どうせ、神は何もしないのだ。
現に、今も、平然と女を抱く破戒僧に、天罰を下すことすらしないではないか!

氷のように冷たく厳しい壁画の視線を受けながら淫らな行為に耽るという背徳感と、
美しい修道女を神から奪うという優越感に、司祭はいっそう興奮した。

彼の興奮を知ってか知らずか、彼女もまた、いつもとは違う交わり方から来る刺激と
快感に、震えんばかりに悶えていた。
二人の陰部が交わり合う箇所はぐちゅぐちゅと湿った音を立て、汗ばんだ肌と肌、肉と
肉が擦れ合いぶつかり合う音が、卑猥さをいっそう際だたせる。
男は、いきり立つ男自身が、自分の意志とは無関係に彼女の温かく柔らかい陰部に
ぬぷりと呑み込まれて動くさまを眺めながら、予測できない快感の波に溺れた。
「ああ…っ、いい…っ、いいよ、ルクレツィア…っ、んぁ…っ、んん…っ」
男は本能のままに喘ぐ。
女もいつしか夢中になって、腰の動きを速めていく。
「あん、あ…はぁ…、はぁっ、はぁっ、あ…っ、あ、あ、あ」
奥から熱い蜜がトロトロと湧き出し、肉の壁がきゅうきゅうとキツく締め付けてくる。
「も、もう、わたし…っ、あ…っ、お、おかしく…なっちゃう…っ!」
女の両脚がビクビクと小刻みに痙攣する。
そして、稲妻のような快感が、彼女の全身を貫いた。
「あああーッ!」
女は初めて聞くような声を上げ、ビクン、と上半身を仰け反らせた。
ほぼ同時に、男も獣のような声を上げた。
覆い被さってくる女の白い肩の向こうで、男を見下ろす救世主の顔が、霞んで遠のいていった。
619ある画僧の恋・15 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:43:47 ID:ViTVuP0q
二人は石の床に寝そべったまま、司祭は倒れ込んできたルクレツィアのしっとりと汗ばむ
裸体をその胸に抱き留め、肩を抱いてやる。
まだ快楽の余韻の残る中、彼は彼女に本当のことを暴露した。
「今のはね、魔女が好む体位と言われているのですよ」
「なっ――魔女って!?」
そんなことをさせたの、とルクレツィアは顔を紅潮させて司祭に非難の目を向けた。
キッと詰め寄る眼差しは、厳しくも妖艶だ。もっとその表情を引き出してやりたくなる。
うんと優しい声音で、わざと意地悪に囁く。
「でも、よかったでしょう?」
「…………」
「……嫌でしたか?」
彼女は耳まで赤くなりながら、目を逸らせてしばらく黙りこくっていたが、嫌かと聞かれて、
やっと小さく首を横に振った。
「古の教会博士に言わせれば、行えば、直ちに破滅すると。でも、ほらこの通り、破滅など
 していないでしょう? ただの迷信、ただの脅しですよ」
「……ええ」
「なんでも、このほうが女性の快楽がより大きいから、いけないというのですよ。実際に
 快楽が大きいのかどうかは、あなたにはよくわかったでしょうが」
返事の代わりに、女は「意地悪」と呟いて男を睨み付けた。ぷうとふくれるその様子も可愛い。
司祭は彼女をぎゅっと抱きしめると、わざとすっとぼけた調子で言った。
「――でも、どうして古の教会博士は、そんなことがわかったんでしょうねえ?」
くっくっくっと低く笑う司祭に釣られて、ルクレツィアも「そういえば」と、可笑しそうに
ぷっと吹き出した。
くすくすと笑いながら、彼女が言う。
「ひどい人。私にそんな罪深い行いをさせるなんて」
「罪深いことをしたと思うなら、懺悔なさい。私が聞いてあげましょう」
「え?」
「私以外には、絶対に言ってはいけませんよ。異端審問の餌食になります」
異端審問、と聞いてルクレツィアは軽く身震いした。
大袈裟な脅かしではない。性の営みの秘密を告白させ、そこから悪魔の要素を探し出して
断罪の材料にするのは、異端審問官の典型的なやり口の一つだ。もっとも、人間性の解放が
謳われ、異端審問も政治的な役割が主になったこの時代、敬虔で無知蒙昧な信者ならともかく、
実際にその戒めを遵守する者が果たしてどれほどいるか、わかったものではないが。
「懺悔するなら、私になさい。さあ」
「……でも……」
「今したことを、ただ説明するだけで良いのですよ。事細かにね。……さあ、どんな風に
 身体を繋いで、どこが、どう感じたか……」
「……そんな、恥ずかしくて、とても」
「だから聞きたいんじゃないですか」
「――っ、もう、司祭様の、ばかっ。意地悪、ばかっ」
ポカポカと両手で軽く司祭の胸を叩くルクレツィアを、笑いながら司祭は再びギュッと
抱きしめて、その愛しい唇を唇で塞いで、黙らせた。

痴話喧嘩にもならない戯れも終わり、司祭は無造作に黒い僧衣を着込むと、画架の前の椅子に
腰掛け、几帳面に修道服を着直して乱れた髪を結い直すルクレツィアの横顔を、眺めていた。
「ルクレツィア」
そう呼びかけて、彼は今まで彼女には伏せていた計画を打ち明けた。
「いま依頼されている町の聖堂の壁画、あれは洗礼者ヨハネの生涯が題材でね。場面は三つ、
 ――聖人の誕生、伝道、そして殉教。殉教はヘロデ王の饗宴の場面です。
 それでね、ルクレツィア。あなたをモデルに、王女サロメを描こうと思っているのですが」
「サロメ……って、聖人の首を所望したという、あの、恐ろしい娘ですか?」
「忌むべきは、サロメの母ですよ。サロメ自身は、何も知らず、何もわからなかったのです。
 無垢ゆえに罪深く、愚かではあったでしょうが、恐ろしいということはありますまい」
サロメは継父ヘロデ王の求めに応じて饗宴の席で舞い、その褒美として、聖人の首を望んだ。
自らの不義を糾弾する聖人を疎んじた王妃ヘロデアが、そうするよう娘に命じたのだ。
「無垢ゆえに、罪深く、愚かな――」
司祭の言葉を、ルクレツィアは繰り返す。
620ある画僧の恋・16 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:45:05 ID:ViTVuP0q
「サロメのモデルは、嫌ですか?」
「いいえ、司祭様のお役に立つのでしたら、喜んで」
「良かった。サロメの場面は、この壁画で唯一、若く美しい娘が登場する場面なんですよ。
 何としても、あの壁画に、あなたを描きたかった。これで、この聖母像が完成しても、
 あなたを描き続けることができる」
ルクレツィアはハッとした。
「まさか、そのために、無理にお仕事を――?」
司祭は返事の代わりに、ふふっと笑ってみせた。
「これでも私は、教会や王侯貴族から絵の依頼が引きも切らない、人気画家なんですよ?
 仕事の選り好みが出来る、なかなか贅沢な絵描きなんです。この国の領主様などは、
 私の納得がいくまで好きに描いて良いとまでおっしゃるんですからね。
 心配せずとも、あなたがウンと言ってくれる限り、あなたは私の永遠のモデルですよ」
「司祭様……!」
ルクレツィアは嬉し泣きしそうになりながら、司祭の首に腕を回して、ひしと抱きついた。
「私が、年を取って、きれいじゃなくなっても? それでも、描いてくださる?」
「もちろんですよ。あなたの美しさは、齢などに左右されない、天性の美しさですから。
 それに、あなたがおばさんになる頃には、私はとうにヨボヨボの老人だ」
「そんなこと、おっしゃらないで」
「私が年を取って弱ったら、こんなこともできなくなるかな」
ぶっきらぼうに冗談めかせて言うと、彼は再びルクレツィアを組み敷いた。
「……やだ、いま、服を着たばかりですのに」
「脱がなくていい」
でも、と身体を起こしながら斜めによじった彼女の腰を、ぷっくりとした尻から捕らえ、
服の裾を捲り上げた。先ほどの情事で汚れた陰部が露わになる。
「また、下から壁を見上げるのは、嫌?」
言われて思い出したように、ルクレツィアは男の肩越しに見える絵に背を向けた。
その背中の曲線と、結った髪と服の襟元の間に覗くうなじ。
一度は収まっていた嗜虐的な戯れ心が、再びむくりと頭をもたげた。
「――それとも、後ろからしてみようか。獣みたいに」
悪ぶった口調で言ってみた。
「な…っ」
司祭の淫らな戯れ言に、女は言語道断とばかりに赤面してこちらを睨み付けるが、その
瞳の奥には、情欲の炎がちろちろと灯り続けている。男はそれに応えるように、彼女の
背後から伸ばした手で、そのむっちりとした太股、そして内股を、ねっとりと撫で回す。
「本当に、罪深いお方」
気だるい吐息混じりの非難の言葉は、どこまで本気なのか、かえって扇情的だ。
性交の体位にまで細かく口出しする教会、その勝手な掟をあえて破ることの、快感。
掟に疎い女でさえも、直感的にその淫らさに気付いている。
もちろん、司祭は、掟をよく知っている。知った上で、罪とされる行為を行うという
自虐的な興奮、そして彼女を巻き込んで共犯にするという加虐的な興奮――。
前戯もそこそこに、男は背後から、半ば強引に挿れた。
「あ…ッ!?」
視界の外で不意打ちをくらったように、女は声を上げた。
「ルクレツィア……、ルクレツィア……」
男は女の名を繰り返し呼びながら、うつ伏せから少し浮かせた状態の彼女の腰をしかと
両手で支え、後ろから幾度も突き上げる。女はその度、苦悶と快感が入り交じったような
具合に顔をゆがめた。
「…もう…っ、あ……あっ、はぁっ、あっ……ん、んんーっ」
丸く張り出た尻が、太股が、たぷたぷと音を立てる。彼女の腰帯に留められたロザリオが
チャラチャラと揺れる。
狂わんばかりに、二人はただひたすらに快楽を貪った。このままいつまでも、と願っても、
現実的な将来のことなど考えられるはずもなく、ただ刹那的な悦びに溺れ続けた。
621ある画僧の恋・17 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 21:46:44 ID:ViTVuP0q
醜聞は、知らず漏れ出るものである。
本人達は気をつけていたつもりでも、折々で親密に過ぎる二人の仲を噂する者があったのか、
とうとうある日、司祭は女子修道院長に、食堂に籠もりきりであることについて、詰問された。
「でも、ご依頼の絵は、順調に仕上がっていますよ」
以前よりペースは落ちたものの、聖母を描いた祭壇画は、日々完成に近づいていた。絵の
作業が滞っていない以上、文句は言えまい。
「ですが……、いつまでも、締めきった食堂に二人きりで籠もらなくても。いくらモデルとは
 言え、絵の完成間近になっても二人きりでいるというのは、あらぬ誤解を招きます」
「それは下衆の勘繰りというものです」
司祭はしれっとうそぶく。
「その上、今度は彼女をモデルに、娼婦を描いていらっしゃるとか」
「娼婦ではありません、院長どの。サロメです。王妃ヘロデアの娘です」
「同じことです! 宴席で淫らな舞を舞い、恐れ多くも聖人の首を……おお、忌まわしい!
 しかもあなたは、ルクレツィアに世俗の下品な衣装を着せているとか……おお、神よ!」
――下品とは、失敬な。
司祭がモデルのために自ら選んで用意した衣装。それは淡い色の滑らかな薄物で、ドレープは
優雅にたっぷりと、胸元には金糸銀糸の刺繍が施されている、古代風のドレスだった。
そのドレスを身につけたルクレツィアは、サロメになりきるため、生真面目に結った髪を
ほどき、豊かな黄金の髪をゆるやかに垂らした。立った状態で片足を軽く外へ開いて膝を
曲げ、上半身を軽くくねらせ、片手は胸に、もう片手はやや後ろに伸ばして、舞を舞う
サロメのポーズを取る。
頭からつま先までの、美しいS字の曲線。
そこにリズムを与える、表情豊かでしなやかな腕と指。
ドレスの袖も裾も長く肌の露出は少ないが、その柔らかな生地の下にある、彼女の身体の
線と質感がありありと感じられる。
静の聖母像とは対極の、動のサロメ。
なんと軽やかで、なんと美しい、なんと官能的な――。

「――司祭様? 聞いていらっしゃるのですか!?」
院長の苛ついた声に、我に返る。
「……ああ、あの衣装。あれは、サロメの衣装です。王女のドレスです。聖人の殉教を描く
 ためには、必要不可欠なのですよ。何しろ、『真に迫る表現を』との、司教様の、直々の
 ご依頼ですので」
司教様の、と言われて院長は言葉に詰まった。
「と……ともかく! 風紀の乱れた修道院と思われては、困るのです! 先日も、
 ご息女を行儀見習いとしてうちへ預ける予定だった貴人が、よからぬ噂を真に受けて、
 預けるのはよそうかとおっしゃってきたのですよ。とても迷惑しているのです!」
貴族や裕福な商人が娘の教育を修道院に委ねる場合、寄付という名の多額の養育費を添えて
預けるのが慣例だ。それが取りやめになってしまえば、修道院は大きな収入源を失ってしまう。
醜聞による経営の危機だ。院長が怒るのも無理はない。
「彼女がいなくては、あの祭壇画は完成しません。“司教様の”ご依頼の壁画も、です」
「ですが、何も食堂で二人きりでなくても、よろしいでしょう。作品に見合ったお代は
 お支払いいたしますから、どうかルクレツィアを解放してください」
院長にも、「無報酬」の甘い言葉と引き替えにルクレツィアを差し出した引け目があるのだろう。
相手が神父とはいえ、年頃の美しい女性を男と二人きりにしておけばどんな危険があるかくらい、
酸いも甘いも噛み分けた老齢の院長には、薄々わかっていたはずだ。
「解放しろとは、人聞きの悪い。まるで私が彼女に無理強いしているかのような仰りようですね」
「いえ、そのようなつもりでは……」
「お代は要りませんから、祭壇画は引き上げさせていただきます」
「そ、それは困ります」
「それでは、今のままで、よろしいですね?」
「いいえ、ここの院長として、それは許可できません。今のままでと仰るなら、これ以上、
 ルクレツィアはお貸しできません」
「ですから、それでは描けないと」
「どうしてもと仰るなら、今後は食堂ではなく、私の部屋を使っていただきます」
「いや、院長のお部屋とは、恐れ多い」
「それでは、回廊で。始めは回廊をお使いの予定でしたものね」
院長も司祭も、互いに一歩も引かない。冷たい睨み合いの空気が両者の間に流れる。
622ある画僧の恋・18 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 22:47:02 ID:ViTVuP0q
「……回廊では、邪魔が入って集中できません。前にも言ったでしょう」
「ご心配なく、私と副院長が交代で見張りについて、他の者が近づかないようにいたします。
 我々は黙ってじっと座っているだけですから、お邪魔にはなりません。……それに、」
院長は、良いことを思い出したとばかりに、付け足した。
「食堂に絵の具の匂いが立ちこめていて、食事中に気分が悪くなると、苦情が来ておりますし」
ちっ、と司祭は心の中で舌打ちした。
顔料ではなく溶剤の匂いだろうが、確かに、画材の匂いに関しては苦情が出ても仕方がない。
それにしても、今まで情事の痕跡を誤魔化してくれていた匂いが、逆にそれを妨げる口実に
なろうとは。
こうなったら、ルクレツィアを修道院の外へ連れ出すうまい方法を考えた方が良さそうだ。
幸い、聖堂の壁画のモデルが口実になってくれるだろう。
そう考えて、司祭は渋々妥協した。

しかし、その見通しは甘かったということを、すぐに司祭は思い知った。当たり前のことだが、
修道院内で全権を掌握しているのは院長なのだ。彼女が許可を出さない限り、女子修道院の
住人は誰一人として自由には行動できない。
当然のように、ルクレツィアの外出は認められなかった。
「聖堂の壁画製作のためですよ」
「ですから、その作業はここでなさればよろしいでしょう?」
「モデル代を、この修道院にも寄付としてお支払いいたしますから」
「お金の問題ではありません」
そう言って、院長は司祭の要求を突き放した。

司祭は途方に暮れた。
厳しい表情の老尼の監視付きで、ルクレツィアと向き合う日々。彼女に指一本触れるどころか、
甘い言葉をささやくことすら出来ず、ひたすら画業に集中するしかない。
画家の前に佇むルクレツィアも、老尼たちに見張られて何も言えず、時折その目を盗んで
こちらに微笑みかけてくれるだけだ。
そのきれいな瞳が、寂しそうに、常に何かを言いたそうにしている。が、他人に聞かれては
ならない内容なのだろう、彼女は言葉に出そうとはしない。
ただひたむきに、一途な眼差しで司祭を求める彼女。
――あの肌に、唇に、触れたい、口づけしたい。
  あの柔らかな胸に顔を埋めたい、抱きたい、抱きしめたい、ああルクレツィア……。
悶々としながらも、それを見張りの尼僧たちに気取られるわけにもいかない。
代償として、彼はひたすらに愛しいモデルの姿を写し取り、絵筆で再現することに没頭した。

しかしそれだけでは到底、気持ちは抑えられず、司祭は帰宅した後も煩悶し続けた。
ただ単に性欲の問題ならば、若い頃のように娼館にでも通って処理すればいい。だが、今の
彼はそんな気にはなれなかった。娼婦を抱く自分の姿を想像しただけで、吐き気がした。

女なら誰でも良いのではない、ルクレツィア、彼女でなければダメだ、彼女でなければ――。

どうにも鎮められない恋慕の情に、今更のように司祭は苦しんだ。
彼女と一線を越える前の葛藤の辛さの方が、よほど楽だったと思える。
飢えと渇きに苦しみながら、目の前に水や食事があるのに、鎖に繋がれてただ眺めることしか
許されないのと同じだ。この生殺しの状態は、酷すぎる。
うつろな目で、司祭はデッサン用紙に手を伸ばした。
623 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/05(金) 22:49:04 ID:ViTVuP0q
お、書き込めた

今回の投下は、ひとまずキリの良いところまでで失礼します。
やっぱりエロのさじ加減がわかりませんパードレ…。
624名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 00:31:08 ID:4qhfeDLQ
続き待ってたよGJ

わっふるわっふる
625名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:46:29 ID:leNp1ba6
乙!&GJ!!
ルク禁断症状出てる司祭に萌える
焼もちルクレツィアかわいいよ!
626名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 10:44:22 ID:4cNNejvo
GJ!!
待ってた
葛藤する司祭、イイ
 デッサン用紙に手を伸ばした……
続き気になる〜
627名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 16:15:44 ID:Sdd3fEBg
>>623
投下乙
自分と貴方は萌え傾向が同じ気がするよ
628名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 03:05:59 ID:zwHxH+hz
今読んだ。
乙、いけない司祭様だ。
大好物です。
629名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 04:01:22 ID:TlVD1Epb
>>614-623 good job
ちょっとハラハラするね
どんな結末を迎えるのか楽しみだ
630名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 01:22:55 ID:WmLa1ACl
このスレは二次SSも投下して良いの?
631名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 01:27:00 ID:hYWjHKsG
おk、歓迎します
>>630
>>1
>オリジナルでも二次創作でも、純愛物でも陵辱物でも何でもOK。

最初に元ネタを軽く紹介してくれると、親切かも知れない
632名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 01:40:35 ID:WmLa1ACl
>>631
解った
ありがとう
633名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 04:15:04 ID:NcLjgXpE
>>630
wktk

ビフォアアフターで狩野英孝の実家がちょっとだけ出てたね
ウィキペディアで調べたら、弓道で県の国体選手に選ばれるほどの腕前とあってちょっと萌えた
634名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 04:55:42 ID:wdX2vtSe
少女漫画だけど、成田美名子の「NATURAL」に
弓道の腕が立つ神主でえらく美男な大学生が登場する
フェロモンばりばりの設定のわりには、成田漫画らしく淡々としていたが
635名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 03:15:28 ID:QGP7RlwB
情報thx.
636名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 06:32:19 ID:nq6+al1m
劇的ビフォーアフター見ればよかった
637名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 01:13:26 ID:FUcJ3C39
>>636
押し入れに階段を付けただけのミニ改造だったから、放送時間は短かったよ。
お父さんが袴姿だったのが良かった
638名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 08:19:56 ID:CpkiRYON
梵字ってなんかセクシーだと思う
639名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 11:24:11 ID:AO4up74h
サンスクリットって言うとエロさが増す気がする
640名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 00:42:39 ID:39r5u2lK
読経しちゃうぞっていう少女漫画がツボった。
神社・教会・寺の跡取り息子3人組の女難コメディって感じの話。
641名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 01:00:43 ID:3CMoAAow
まさにこのスレ向きの漫画だなw
642名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 01:02:45 ID:9D0ZinSH
同じく少女漫画だが「修道士ファルコ」にも女難話(基本コメディ)があったな
やはり男性聖職者と女難は切っても切り離せない関係
643名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 06:45:19 ID:sNqfbn2E
聖職者はすぐ女に騙されるイメージ
ハニトラに引っ掛かって失脚しそう
644名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 07:35:05 ID:1Ta/N86E
女慣れしていない、世間知らずのお坊ちゃんが多そうだ
実際は、キャバやらソープやら風俗行きまくってる生臭だらけだろうけど

あと、どんな温厚な青年でも僧堂(見習い僧侶が厳しい修行をする軍隊の様な所)
に入って扱かれると人が変わるらしい
645名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 19:06:51 ID:9D0ZinSH
キリスト教とか仏教は、歴史的にも修道騎士団とか僧兵とか修験道とか少林寺とか
武闘派聖職者も結構いるし、特に少年漫画ではそういうのが多いような気がするけど、
武闘派神主さんってあんまり見ない気がする
646名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 21:32:35 ID:dmsYh3NQ
有名な剣豪の塚原卜伝は鹿島の神職の家に生まれたんだったっけ。
創作での神道の戦う属性は巫女さんのほうに流れちゃったかな。
647名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 21:34:47 ID:vkMMBQbm
あの白い紙のバサバサで戦う
648名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 01:35:22 ID:nwbVF+RE
神道系戦う属性は陰陽師になりそう
自分は戦わず式神に戦わせる感じで。
しかし陰陽師だとこのスレとちょっと違うんだよなー

巫女さん袴姿だと刀も似合うんだけど、神主は刀より弓が似合いそう
649名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 05:38:44 ID:L7DaRusZ
陰陽師もスレ違いではないだろう。
650名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 06:19:43 ID:7SyiXek2
>>332-338でも少し話題になってるが、確定的な定義は存在しないからな
もし陰陽師ものでSSを書いてる人がいたとしたら、ぜひ此処に投下して欲しいな
スレの発展の為にも幅広い受け入れ態勢を整えたいものだ

しかし陰陽師と言うと、昔テレビによく出ていた石田千尋を思い出す
背は低いが中々のイケメンだった気がする
651名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 07:06:17 ID:RxyRc9io
>>643-644
逆に聖職者が女に色仕掛けするのもイイ
体と巧みな甘言で誘惑、洗脳
ピルグリム・イェーガーで、教祖のプファウが
カーリンを篭絡するシーンは正にそれだった
宗教は人を惹き付けないといかんから、
教祖はカリスマ性・性的魅力持った人物じゃないと

歴史上だと道鏡、怪僧ラスプーチンみたいな
652名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 08:59:29 ID:IbUGVtF5
政界で暗躍する聖職者、いい!
サヴォナローラ萌え
653名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 09:26:55 ID:gW8fT9S4
怪僧って聞くとONEPIECEのウルージが思い浮かぶ俺はゆとり
654名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 19:46:40 ID:as16HuZ0
道鏡に関しては後世の中傷や誇張の可能性も否定できないんだけど
ラスプーチンはガチで女性信者や貴婦人食いまくりのエロ(エセ)坊主だったらしいからなあ
655名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 19:12:39 ID:Q7D97Vlw
道鏡は巨根
656名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 18:45:44 ID:suepaeHo
・・・という噂だよね
657名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 00:50:01 ID:z9fjprsd
少林寺拳法では肉棒の鍛錬(チンポに錘を付けてブラブラする運動)があるそうですよ!
658名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 10:53:11 ID:EXffXCNL
ビール瓶で叩いて鍛えるというものがあったな
659名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 12:55:03 ID:P9i6KoWx
金玉がキュッとなった
660名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 20:39:13 ID:pIGoFrGs
どーまんせーまん!
661名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 14:57:51 ID:4r7wUOaW
琵琶法師エロお願いします
662名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 16:03:47 ID:NL2wZ5CF
盲目なんだっけ
663名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 16:05:11 ID:Sq31JaJA
局部にうっかりお経を書くのを忘れたせいで
そこだけ朝までいじり倒されるんですね
664名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 20:22:35 ID:Jd1qCM4p
堪忍してぇ〜
665名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 20:32:19 ID:Szzx8lyn
乙女ゲーのスレにお坊さんSSが投下されてた
僧侶按摩師がロリ嫁をマッサージするやつ
二次ものだけど結構面白かったよ
666名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 00:57:50 ID:RND7O25k
ハゲ頭の似合う男はいい男
667名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 12:01:42 ID:xDqwKSkY
頭の形出るしな。
668 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:17:17 ID:Ok0ovL92
年度末で忙しく少し間隔が空いてしまいましたが、>>622の続きを投下します。
完結、8レス予定。連投に引っかかった分は少し時間をおいてから投下します。
669ある画僧の恋・19 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:18:57 ID:Ok0ovL92
(1〜18は>>172-177,>>349-350,>>474-475,>>615-622

早朝、台所から、野太い男の声がする。
「ご主人様ー、お時間ですよー。ご主人様ー? 司祭様ー?」
住み込みの下男が、通いの家政婦が作った朝食の支度が調う時刻になっても起きてこない
主人を呼んだ。
だが、いくら呼んでも返事はない。
以前は比較的時間にきちんとしていたはずが、ここしばらく、こんな朝が続いていた。
「まったく、最近どうしちまったんだかねえ、あの方は……」
ぶつぶつと文句を言いながら、下男は司祭の私室へ向かった。
「おはようございます、朝ですよー。起きてくださいなー」
ノックをして呼びかけても、返事はない。仕方なく、下男は扉を開けて部屋に足を踏み入れた。
「ご主人様……って、うわっ!?」

そこには、おびただしい枚数のデッサン用紙が散らばっていた。
机、床、ベッドの上。
鳥の巣の中に散らかる羽毛のように、紙が散らばっている。
下男は足元の一枚にふと目を留めて、手に取り――目を奪われた。そこには、若い女性の
裸体が描かれていた。
見ると、どの紙にも、女性や裸婦が描かれている。顔だけの素描もあり、全身の素描もあり、
赤裸々なポーズを取る艶めかしい裸体も――。

手にとって見比べてみると、描かれているのはどれも同じ女のようだ。
下男は見たことのない女だったが、綺麗な人だ、と思った。
伏し目がちの素描には可憐な愁いが漂い、正面を見据えた素描の瞳には快活な魅力が宿る。
絹糸のような髪は滑らかで、微かに開く唇からは今にも歌声がこぼれそうだ。
裸体を形作る描線はあくまでも艶めかしく、だがそれでいて清楚な美しさがある。
ふくよかな乳房の柔らかさや温もり、肌の甘い匂いまで立ちこめてきそうだ。

目のやり場に困る、と思いつつ、目を離すことが出来ない。
素描に過ぎない絵の中の女性に対して、まるで生身のような魅力を覚え、下男は戸惑った。
この女性は、いったい誰なのだろう。この家に女性のモデルが来たことはない。昔、どこかで
モデルにした女性なのだろうか。
不思議に思いつつ、記憶や想像でここまで生々しい絵を描けるものなのか、さすがご主人様は
名高い画家なだけのことはある、と下男は素人ながらに感嘆した。

司祭はと言うと、あちこちに散らばった紙に埋もれるようにして、床に寝転がっていた。
「大丈夫ですか、ご主人様?」
「う……うーん……?」
司祭は低く呻いて目を覚まし、下男に支えられながら、ゆらりと上半身を起こした。
「……なんだ、もう、朝か……」
一晩中、この夥しい数の裸婦像を描いていたらしい。疲れ果てたのか、やさぐれた顔つきで、
朝から酷い有様である。
司祭は、下男が手にしているデッサン用紙に気付くと、恐ろしい形相でそれを奪い取った。
「これは、お前のような者が見て良いものではないっ!」
「あっ、も、申し訳ありませんっ」
滅多に見ることのないその形相と勢いに、下男は怯えてペコペコ謝った。司祭はというと、
ぶつぶつと「もったいない」「大事な彼女を」などと呟きつつ、部屋中に散らばった
裸婦像をかき集めている。そして、まだそこで裸婦像にぼんやりと視線を漂わせている
下男をジロリと睨み付けて、一喝した。
「いつまでジロジロと見ている! さっさと出て行け!」
「す、すみません! あ、あの、お召し物はそこに用意してありますので……」
670ある画僧の恋・20 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:20:24 ID:Ok0ovL92
下男が立ち去った後、司祭はぐったりと椅子にもたれかかると、机の上に安置された
聖母の彫像をじっと見つめた。
「聖母様……、これが、罰ですか。私に課せられた罰なのですか」
未だかつて経験したことのない、恋の苦しみ。
天罰など下せないと、神を軽んじた自分が愚かだった。
一体、どうすればいいのか。どうしろというのか。
司祭と修道女の、許されぬ関係。自分が神父でなければ、彼女が修道女でなければ、男女の
普通の幸せを手に入れることもできただろうに。
聖職を捨てようとて、それは到底許されはしないだろう。還俗は、高貴な一族で嗣子が
失われた場合にのみ許されるなど、ごく希で特別なことだ。自分や彼女のような取るに
足らない庶民は、一度聖職に就いたが最後、そこから逃れることは敵わない。
そして掟を破れば、罪人として厳しい罰を与えられる。罰を受け入れて改悛すれば許され
教会にも戻れようが、そうでなければ、最悪の場合は破門だ。

破門――それは宗教的にも世俗的にも、死刑宣告に等しい。
懺悔も許されず、死んでも埋葬されず、魂の救済もない。それ以前に、教会と様々に不可分
である世俗の共同体からも抹殺される。人々には悉く忌避され、日々の糧を手にすること
すら困窮するかもしれない。少なくとも、まともに生活していくことは不可能になるだろう。
どうあっても、教会のしがらみを断ち切ることはできないのだ。

だからといって、このままの状態も、とても耐えられない。
救いを求める資格もないことは自覚しつつも、それでも、心優しき聖母に取りなしを願わず
にはいられない。
「助けてください、どうか、どうか……お慈悲を」
悔い改めよと仰せなら、いくらでも、どんな苦行でもいたします。
貴女を賛美せよと仰せなら、命の限り、貴女を讃え、崇めます。
だからどうか、私が罪の淵へと引きずり込んだあの憐れなルクレツィアに免じて、どうか。
憐れな――そう、憐れなルクレツィア。
幼い頃から幸薄く、望まぬままに修道院で暮らし、そして今はこの破戒僧に出会ってしまったが
ために、道ならぬ恋に呵まれ苦しんでいるに違いない。
回廊で老尼に見張られながら、何かを言いたそうにしていた、ルクレツィアの瞳。切なげに
こちらに向けられたあの澄んだ瞳を、思い出す。
――あの瞳を涙で曇らせたくない。幸せにしてやりたい。
それが自分の責務であり、せめてもの罪滅ぼしだ。
どうにかすることは、できないのか。
「ご主人さまー? お早く――」
早く食卓につけと催促する下男の声に、司祭は仕方なく腰を上げた。下男が支度してくれた
着替えに手を伸ばそうとすると、僧衣の上に重ねられていた腰帯が、触れもしないのに
するり、と床に落ちた。
「あ、――」
腰帯が、と思ったその瞬間、司祭の脳裏に閃光が走った。
――腰帯……そうか!
「おお、感謝いたします、聖母様!」
そう叫ぶと、司祭は大急ぎで支度を済ませ、部屋を出た。
そしてその日は何ごともなかったかのように、普段通りに振る舞った。もちろん、
ルクレツィアとは一言も言葉を交わすことができなかったが、司祭はもはや苦しまなかった。
なすべきことを見つけたからだ。

そのまま、数週間が過ぎた。
671ある画僧の恋・21 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:23:27 ID:Ok0ovL92
カランカラン、カランカラン、と聖堂の鐘が快晴の空に高らかに鳴る。
今日は、この町に伝わる「聖母の腰帯」が民衆に披露される、祭礼の日だ。
霊験あらたかな腰帯を一目見ようと、国の内外から大勢の巡礼がこの小さな町に押し寄せ、
町中がごった返していた。
司祭は、目立たぬよう巡礼のマントを羽織ると、聖堂のある町の中心へと向かった。
路地には人々が溢れ露店が並び、聖堂に近づくに従って、芋の子を洗うような混雑ぶりだ。
もうしばらくすると、広場に面した聖堂のテラスに司教が立ち、聖母の腰帯を恭しく掲げ
持ち、集まった巡礼たちに示して見せる。皆、それを目当てに続々と聖堂へ向かっている。
司祭はその人ごみの中に、聖マルゲリータ女子修道院の尼僧の列を探した。

「祭礼の日には聖堂へお参りのために外出が許される」
そうルクレツィアは言っていた。
彼女も、断罪されて院内の独房に監禁されているとかでなければ、他の修道女達と一緒に、
今日の外出を許されているはずだ。

老いも若きも、男も女も、誰もが祭礼の日の賑わいに華やいでいる。
見慣れた町の者もいれば、近隣の都市から来たらしき者、物見遊山風情の田舎めいた集団、
馬や輿に乗って広場に向かう貴族達もいる。
親子や友人でわいわいと連れだって向かうもいれば、厳粛な面持ちで祈りの文句を唱え
ながら歩む孤高の修道者もいる。
罰当たりにも祭礼の人混みを狙って集まるスリもいる。
他の町から巡礼に来た僧や尼僧の集団も多かったが、司祭にとっては見慣れた修道服の
群れを探し出すのは、さほど難しくはなかった。
ひしめき合う巡礼の波に紛れて、誰も司祭の存在には気を留めていないようだった。
司祭は少しずつ人混みを掻き分けながら、彼女たちに近づいていった。

ルクレツィアは、仲間の尼僧たちに挟まれるように、列の後ろの方にいた。祭礼の興奮に
浮き立つ周囲の様子とは裏腹に、寂しげな表情でうつむいている。
彼女は、出立前に院長から言い渡されたことを反芻していた。

「聖堂へ行ったら、尊くもお優しい聖母様にお祈りして、今までの罪の許しを請うのですよ」
「今までの……罪、ですか?」
「そうです。自分の胸に手を当てて、よくお考えなさい」
――院長様は、お気づきなのだわ。……いえ、まさか。
――ただの誘導尋問かもしれない、動揺してはダメ、素知らぬ風、素知らぬ風。
「至らぬところが直りますよう、よくお祈りして参ります、院長様」
「ルクレツィア……、これは、あなたのためを思って言っているのですよ。今ならまだ傷は
 浅くて済みます。私も目をつぶりましょう。しかし、あなたの身になにか起こってしまえば、
 私もあなたを公的に罰しなければならなくなるのです」
「私の身に?」
「そうです。あなたの身体に、何か変わりがあってはならないのです」

院長の言葉の真意に気付くと、ルクレツィアはさっと青ざめた。そんなことは、少しも
考えてもみなかったのだ。
院長は「あなたのためを思って」と言ったが、ルクレツィアは素直には信じなかった。
路頭に迷いかけた自分をここまで育ててくれた恩義こそあるが、何かとケチで、すぐ
自己保身に走るこの院長を、そしてこの陰気な修道院自体も、ずっと好きになれずにいたのだ。
自分がどうなろうと、そして院長がそれで困ろうと知ったことではなかったが、愛する
司祭にこの上ない迷惑を掛けてしまうということが何より恐ろしかった。

尼僧の列は、人でひしめき合う広場の端にたどり着いていた。
ホラもうすぐ聖堂よ、と話す仲間の尼僧の言葉にも、ルクレツィアはうわの空。
「次の祭礼の日には、私と二人で一緒に聖堂へ行きましょう」、そう言った司祭の言葉を
思い出しながら、涙がこぼれそうだった。
――あの約束は、決して叶えられないのだわ……。
あの人を責めるのではない、ただ、一瞬でも幸せな夢を見てしまった私が悪いのだ、そう
自分に言い聞かせるしかなかった。彼との関係を絶ち、このまま修道院で生涯を神に
捧げる身となる、それが初めから逃れられない、自分の運命だったのだと。
672ある画僧の恋・22 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:24:44 ID:Ok0ovL92
――もう、司祭様と会ってはいけない。
そう自分に言い聞かせながらも、会いたいという気持ちは押し留められそうにない。
絵を描くときの真摯な眼差し、優しく語りかけてくれた低い声、肌を触れてくる掌と太い指、
ぎゅっと抱きしめてくれる力強い腕、――。
目を閉じれば、それがありありと瞼の裏に浮かぶ。
でも、それも今や手の届かぬ幻影。

会えない日、そして会えても触れることも叶わぬ日には、狭く暗い自室で一人、身体の疼きと
火照りを押さえきれず、司祭との逢瀬を思い出しながら、密かに自分を慰めた。
いけないことだとは知りつつも、気がつけば指は自分の秘部へと向かう。湧き出る疼きを
宥めるかのように、柔らかな部分をゆっくりと撫でたり擦ったり、やがて堪えられなくなると、
その奥へと一気に指を挿し入れる。反射的に出そうになる声を押し殺しつつ、ぬるぬるに
濡れた肉の道に、自分の指を何度も往復させる。
くちゅっと股間から漏れる微かな音さえ、部屋の外へ聞こえるのではと憚られたのに、
いつしかそれも忘れ、ぐちゅぐちゅと淫らな音を鳴らし、彼の体温と力強さを思い出しながら、
熱い膣内で指を動かし、ひたすらに快感の頂点を追い求める。
そうして自分の指で達した後、震えるような恋しさと切なさに、自分で慰めるのでは
到底満たされない部分があることを、改めて思い知らされた。
――そんな自分一人の秘め事も、聖母様はご存じなのかしら……。
そう思うと、顔から火が出るほど恥ずかしい。
そんなことまで、聖母様にお許しを請わないといけないのかしら。自分でしてたなんて、
あの人にさえ、恥ずかしくて言えやしないのに。ああ、でもきっと、神様や聖母様は何でも
お見通しなんだわ。
ああ、もう、いっそここから消えてしまいたい……!

そのとき、ルクレツィアの修道服の袖がくいっと引かれた。群衆の荷物にでも袖が
ひっかかったか、それともスリが標的を間違えたか、と思って振り向いた次の瞬間、
ルクレツィアはその細い腕をぐいっと捕まれ、あっと声を上げる間もなく、尼僧の列から
引き離された。

――司祭様……!

その腕の先に、人混みに見え隠れする愛しい人の姿を認め、目があった次の瞬間、
ルクレツィアは自分の意志で駆け出していた。
二人は、聖堂へと向かう人の波の流れに逆らって、その隙間を縫うように、走る。
人混みを掻き分け、掻き分け、走る、走る、走る。
ルクレツィアに同道していた尼僧たちは、押し合いへし合いする群衆に揉まれ、
隊列も乱れ、彼女が列からはぐれたことには気付いていないようだ。

ひとまず、広場から少し外れた人通りのない裏路地に駆け込むと、司祭は自分が
身につけていた巡礼のマントで彼女を包んだ。
「これを着て。その姿では、目立ちすぎる」
質素なマントで尼僧の衣装をすっぽり覆ってしまうと、二人はまた手を取り合って、
細く曲がりくねった路地から路地へ、そして町外れへと走り出した。
673ある画僧の恋・23 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:25:54 ID:Ok0ovL92
バタン!と荒々しく玄関の扉が開けられ、息せき切って駆け込んできた司祭と
その連れに、留守番を言いつけられていた下男は驚きを隠せなかった。
「あれっ、ずいぶんと早いお戻りで。お祭りは――」
「すぐに戸締まりをしろ、厳重にな! 誰が来ても、決して通すんじゃないぞ!
 玄関も開けるな、絶対に、誰も、家の中へ入れるなよ!」
いつになく乱暴な司祭の物言いに、下男は面食らった。
「え、あ、あの、いったい何が……、その、お連れのご婦人は――」
「うるさい、何も聞くな。いいか、とにかく、誰が来ても扉を開けるんじゃないぞ!
 たとえ修道院長や司教様、いや、教皇様が来ようとも、だ!」
そう言って司祭は連れと一緒に奥の私室へ行き、部屋の扉を閉め、鍵をかけてしまった。

何の前触れもなく、説明もない司祭の行動に、下男は混乱した。
とりあえず、言いつけられたとおり、玄関の扉の閂をかけ、錠前を下ろす。
「他の戸口もだぞ!」との指示が部屋から聞こえたので、慌てて戸口という戸口も
残らず閉めて鍵をかける。
一通りの作業を終えると、下男は玄関の扉に内側からもたれ、座り込んでしまった。
何も知らない善良な下男には、事態がよく呑み込めない。
「たとえ修道院長や司教様、教皇様が来ようとも」って?
そんな恐れ多い方々が、これからここにいらっしゃるというのだろうか?
でも、なぜ、こんな籠城めいたことを?
一体、司祭様は何をなさったんで?
疑問がぐるぐると頭の中を駆けめぐる。
そして下男は司祭の「連れ」のことを考えた。
あの修道女――巡礼のマントで隠してはいたけれど、あれは若い修道女だ――は、
何者で、いったいどういう理由でここに来たのだろう?
それよりも、彼女とはどこかで会ったような気がする。……はて、どこで?

記憶の糸をたぐるうち、アッと思い当たって、下男は愕然とした。
――この間の、大量の裸婦像の女性だ……!
あの艶めかしい裸体の描線を思い出し、今また生身のモデルを目の当たりにしたことに
気付き、下男は顔を赤らめた。が、やがて、彼女――修道女――の裸婦像という事実、
司祭は今その彼女と奥の部屋で二人きりで居ること、そしてこの籠城態勢を考え合わせ、
血の気が引いていった。
「とんでもねえ……、ご主人様、お気は確かか……?」

「はぁ…はぁ…、はぁ……、はぁ……、……ぜぇ、ぜぇ」
司祭は椅子にだらりと腰掛けて、息を整えていた。
「はぁ……、いかんな……たったあれだけの、距離を走っただけ、で」
もう年だな、と自虐の言葉を零しそうになったが、飲み込んだ。
ルクレツィアこそ、全力で走ったことなどこれまでの生涯に数えるほどだっただろう、
部屋に駆け込んだときはすっかり息は上がり、頬も真っ赤で、その場に倒れ込みそう
だったが、今は部屋の隅の寝台に華奢な体をもたせかけ、落ち着いてきたようだ。
「司祭様、お水をいただいて参りましょうか」
「いや、いい。大丈夫」
呼吸を落ち着かせて、やおら立ち上がると、司祭はルクレツィアに向き合った。
そして寝台に腰掛ける彼女の前に跪き、彼女の手を取り、落ち着いた声で言った。
「あなたをここまで連れてきておきながら、何をと思うかもしれないが……、冷静に、
 落ち着いて考えて欲しい。私があなたを『誘拐』したことは、すぐに知れるでしょう。
 明日にはもう町中の噂になっているでしょう。私は――いや、私達は、糾弾され、
 修道院はもちろん、教会や町からも追放されるかもしれない」
「…………」
「でも、今なら、まだ間に合います。いま修道院に戻れば、あなたは、まだ許され
 受け入れられるでしょう。今が、引き返す最後の機会――」
「…………」
ルクレツィアはじっと司祭を見つめたまま、彫像のように固まった表情でいる。
674ある画僧の恋・24 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:26:49 ID:Ok0ovL92
司祭は、振り絞るような声で、心の底からの思いを吐露した。
「――でも、許しておくれ、ルクレツィア……私はあなたを行かせたくない。
 何に代えても、あなたを失いたくない。側にいて欲しい」
ポタッ、と大粒の涙が、彼女の膝の上に重ねられた司祭の両の手に落ちてきた。
ルクレツィアが睫毛をしばたたかせる度に、ぱたぱたっと綺麗な涙の粒が落ちる。
「私も……私、も」
震える声でそう言いながら、ふるふると頭を振る。
「……いいえ、だめ、いけません」
「ルクレツィア」
「だって、司祭様に、ご迷惑が――」
「私の側にいるのは、嫌ですか」
いいえ、いいえ、とルクレツィアは強く首を横に振った。
「私も、お側に、一緒にいたい……。でも、そうすると、司祭様を苦しめることに――」
「それは違う。私には、あなたと離れていることの方が、何よりも苦しいのだから」
彼女に触れることもできない間、いかに自分が苦痛と涙の中にあったか、彼女の
裸を描いて気を紛らわそうとしたこと、この期に及んで聖母に助けを求めたことなど
話したら、彼女は笑うだろうか。
震える彼女の手を、司祭は両手で包み込んで引き寄せ、接吻した。
「でも、司祭のお仕事をやめさせられたら」
「元々、望んで就いた聖職ではありません。私には絵があります」
「この町にいられなくなったら」
「どこか他の町へ、誰も知る人のいない場所へ行きましょう」
「教会から……破門されてしまったら」
「ならば、教会の力など及ばない、異教の国へ行きましょう。どんな辺境の地でも、
 人の暮らす土地であれば、どんな形であれ、絵の需要はあるでしょう」
「でも……」
「見知らぬ国で自由に絵を描いて暮らすのも、悪くない。それに、ひょっとしたら
 蛮族の王のお抱え絵師になれるかもしれません。二人して異国の衣装を身に纏い、
 異国の動物の背に揺られ、画題を求めながら一緒に旅をするのです。どうです、
 なかなか楽しそうじゃありませんか?」
途方もない夢物語、無茶苦茶を言っているのは、わかっている。それでも、こうした
夢想は、逃げ場のない憐れな恋人達には十分な慰めになった。 
やっと微笑みを取り戻した彼女の涙を手で拭ってやると、司祭は、彼女の柔らかな唇に
口づけをした。何週間ぶりの接吻だろう。きっと狂ったように貪るだろうと思って
いたのに、まるで壊れ物に触れるかのように優しい接吻しかできない。
「私と一緒にいてくれますか。この先、ずっと、何があろうとも」
まるで求婚の言葉だ。いや、誰が認めなくても、それと同じ覚悟だ。
ルクレツィアは穏やかに微笑んで、さらっと言う。
「私の答えはとうに申し上げたはずですけど……お忘れですの?」
「え?」
「最初に申しましたでしょう、私は、私を必要としてくださる、あなたのお側に……って」
「ああ……」
「ずっと、あなたの許へ駆けてゆきたかったんです。あの修道院から飛び出して。
 連れて行って欲しいと、でも、それを伝えるわけにはいかないと、堪えていました」
司祭は、老尼の監視下で彼女が何かを言いたそうに自分を見つめていたことを思い出した。
「それを、今日、あなたが救い出してくださった。願いが叶いました」
「私もだ」
――この善き祭礼の日に、慈悲深き聖母様に、感謝を!
心の中で叫びながら、司祭は彼女を抱きしめた。彼女も彼の身体を、細い腕でしっかりと
抱きしめる。互いの僧衣に染みついた清めの香の匂いが、鼻をくすぐる。
二人は久しぶりに熱い口づけを交わした。柔らかな唇を丹念に味わい、差し入れた舌で
前歯を軽くなぞると、互いの舌をねっとりと絡ませ、舐めあう。
「ん……んん…っ…、はぁ…っ、……ん」
息継ぎの度に、舌と舌の間に細い唾液の糸が垂れる。いま二人の仲を妨げるものは何もない、
そう思うと、歯止めが利かない。
675ある画僧の恋・25 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:27:27 ID:Ok0ovL92
ルクレツィアのほうから、司祭の首に回した両腕に力を入れて彼の身体を引き寄せると、
二人はもつれ合うようにして寝台に倒れ込んだ。
彼女の服を脱がそうと手を掛けたところで、司祭はハッと我に返った。
「ちょっと待った、外には下男が――」
「あら、今更そんなことをおっしゃるなんて」
「……そう言えば、そうか」
二人して悪戯っ子のように笑う。
彼は彼女の修道服を脱がせると、自分も僧衣を脱いだ。
まだ日は高い。昼なのに閉めきった扉の隙間から漏れ来る光に照らされた彼女の肌は、
今までになく眩しい。修道院の食堂の石の床とは違って、硬い寝床ではあるけれど
石よりは遥かに柔らかく、彼女の裸体は敷布の海に軽く沈み込む。添い寝のように横から
彼女の淡い桃色の柔肌に指を這わせながら、司祭はボソッと呟いた。
「今日、一番の災難は、うちの下男かもしれんな」
「え?」
「いや、何でもない」
「何でもないって……あ…っ、ぁん」
乳房を揉まれ、敏感な乳首をくりくりと刺激されて、思わず声が出てしまう。
安普請の家の薄い壁越しに、こんな艶めかしく甘ったるい喘ぎ声を聞かされたら、
たまったものではないだろう。
彼は耳を塞いでいるだろうか、それとも壁に耳をひっつけて盗み聞きしているだろうか。
扉の外の反応を想像すると、余計に興奮する。
「もう、我慢しなくてもいいんですよ……もっと、声を出しても」
そう言いながら、彼女のもっと敏感な部分に、指を伸ばす。
「や…っ、だって…外に、聞こえ、て……ぁん…っ、はぁ…っ、あ、あぁんっ」
「可愛い声……もっと、聞かせて」
「も、あ…っ、司祭さま、の、んっ、いじわる…っ…んぁあっ、ああっ!」
彼女の身体が快感に軽く跳ねる度に、寝台がきしきしと小さな音を立てる。
男が身を起こして彼女に覆い被さるように跨ると、ギシ、ギシッと大きく軋んだ。
普段の起き伏しでは大して気にならなかった軋みが、今日は嫌に耳に付く。
――これじゃあ、この後は、どんな派手な音がするんだか。
本当に気の毒なことだ、と苦笑混じりに呟いたが、彼女の美しい両脚に手を伸ばすと、
その後はきれいさっぱり、扉の向こうのことなんぞは頭の中から追い出してしまった。
否、そのときの二人は、扉の外の世界を全て、頭の中から消し去っていた。
そして、飢えるほどに求め合った愛情を与えあい、悦楽の激しいうねりに身を委ね、
情欲の海をたゆたい、その水底に沈んだまま、長いこと帰ってこようとはしなかった。
二人が怖れたのは、外界との境界である、扉を叩く者の存在だけだった。
今は来なくても、いつかは、来てしまう。
その怖れに立ち向かう勇気を分け合うかのように、二人は幾度も幾度も抱き合った。

この先何が待ちかまえていようとも、もう、覚悟は出来ているのだ。
676ある画僧の恋・エピローグ(1) ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:28:57 ID:Ok0ovL92
「これは、領主様。直々のお越しとは……」
年老いた領主の急な訪問を、画家は驚きの面持ちで出迎えた。
「ああ、構わずともよい。例の絵が完成したと聞いて、居ても立ってもおられなくてな。
 さ、早う見せておくれ」
「それでは、どうぞ、こちらへ」
画家はこの高貴な顧客を奥のアトリエへと案内した。この地の領主である公爵は、昔から
彼の最大の理解者であり、支援者である。芸術を愛する老公爵は、有能な芸術家への援助を
惜しまない人物だった。
アトリエの中央に立てられた画架に掛かる布を画家が恭しく取り外すと、一枚の絵が現れた。
「ほう……」
老公爵は目を見開き、感嘆の声を上げた。
天使たちに囲まれ抱き上げられる幼き救い主と、その幼子に向き合う、若々しい聖母の姿。
その背後には、窓越しにこの地方の美しい野山が描かれている。主題は伝統に則っているが、
その描き方は今までになく優美で瑞々しい。
「そなたがこれまでに描いたどの聖母にも増して、慈愛と温かみに溢れ、洗練された美しさに
 満ちておる。モデルは、そなたの妻か」
「……左様でございます」
「さすれば、この救い主のモデルは、そなたの息子だな。いや、実に生き生きと描かれて
 おる……そう、このくりくりとした目もと、ぷっくりとした頬、何とも言えない開き具合の
 口もと、母御に甘えて差し出す腕。幼子とはかくあるものよ、のう」
「恐れ入ります」
老公爵は、その厳めしい顔を緩めて満足そうに頷くと、感慨深げに言った。
「そなたがこの聖母子像を描けたのは、神の御計らいとしか思えぬな。そなたがあの女子
 修道院で彼女と出会ったのも、そして彼女をそこから盗み出したのも、すべて神の思し召し
 だったのやもしれぬ」
そして画家を見て言った。
「それにしても、そなたも世俗の服装がすっかり板に付いたものよ」
「……恐れ入ります」

あの祭礼の人混みに紛れて司祭がルクレツィアを自宅へ連れ帰った「事件」は、まるでもう
遠い昔のことのようだ。
二人の駆け落ちは程なくして人々の知るところとなり、当然のように二人は糾弾された。
修道院長はルクレツィアに修道院に戻るよう幾度も説得を試み、それが功を奏しないと知ると、
司祭を「誘拐」と「風紀を乱した罪」で告発した。
なまじ司祭が売れっ子の画家として有名だったことと、聖なる祭礼の日に修道女を盗み出したこと、
さらにはこの事件に影響されて修道院から逃亡する尼僧が続いたこともあり、教会上層部は激怒、
一時は二人とも破門かという騒ぎになった。
司祭と親しい友人達や絵の弟子達も減刑嘆願に奔走してくれたが、誰よりも二人の力になって
くれたのは、この領主だった。司祭の画家としての才能を誰よりも高く評価していた老公爵は、
破門によってお気に入りの画家を失ってしまうことを何よりも惜しんだのだ。
当代きっての富豪にして有力者である老公爵は、教皇とも親しく、その取りなしによって
二人は教皇から特別に還俗を許され、晴れて結婚することまでできたのだった。

「領主様がいらっしゃらなければ、今の私はございません。この聖母子像を描けたのも、
 すべて、あなた様のおかげです。あなた様こそ、私の救い主です」
「わしは神でも聖人でもないよ。その感謝の言葉は、聖母様に捧げなさい。以前からの、
 そなたが描いた聖母像の見事な出来映えがなければ、わしとて、そなたを庇う気には
 ならなかったろうからな」
「……は」
677ある画僧の恋・エピローグ(2) ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:29:30 ID:Ok0ovL92

家の奥の方から、赤子の元気な泣き声が響く。昼寝から目が覚めて、母親の姿を求めている
のだろう。すぐに「あらあら」と若い女性の声がして、パタパタと忙しそうに立ち回る
衣擦れの音が聞こえる。
画家は穏やかな微笑で、そちらの方に視線をやった。
老公爵は、そんなありふれた家庭の音に耳をやり、画家の表情に目をやり、そして静かに
言葉を掛けた。
「そなたの妻も子も、息災そうで何よりじゃ」
「おかげさまで……」
「幸せか」
「はい」
「妻と子も、幸せか」
「……そう信じております」
「そうか、それならば、よい。それでよい」
老公爵は満足げに「それでよい」と繰り返した。
「さて、わしはもうそろそろ戻らねばならぬ。絵はあとで館まで届けに来るがよい。
 そうじゃな、この見事な出来映えの褒美として、約束の報酬に、いくらか色を付けておこう」
「ありがたきお言葉にございます」
気前の良い老公爵は、画家の新作がいたくお気に召したようだ。
この聖母子像は彼の愛蔵品となり、領主の館の礼拝堂を飾り、そして画家の名声はまた一段と
高まることだろう。絵筆を持てる限り、画家はその全身全霊をもって、理想とする聖母の姿を
描き続け、そしてその素晴らしい作品は長く後世まで伝えられることだろう。

見送りに出た画家は、領主の姿が見えなくなったのを確認すると、踵を返し、妻の名を
呼びながら、子供の声がする奥の部屋へと足早に歩いていった。
「ルクレツィア、喜んでおくれ、いま、領主様が――」

柔らかな日差しの差し込むアトリエ。
その静けさに取り残された絵の中で、聖母が穏やかに微笑んでいた。

−終−
678 ◆/4N8SeEZKA :2010/03/28(日) 01:31:32 ID:Ok0ovL92
うっかり萌えと勢いに任せて書いた。
こんな長編になるとは思わなかった。
反省はしてない。


8レスじゃなくて9レスになってた。申し訳ない。
「ある画僧の恋」は以上です。
ルクレツィアのイメージ画をご覧になりたい方は、>189氏ご指摘の
「フィリッポ・リッピ」で画像をぐぐってみてください。
あくまでも“イメージ”で、SSは実在の人物とは無関係ですのであしからず。
実際のリッピ師はこれよりもっと不良で女たらしだしね!
679名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 10:17:55 ID:JrUh5Hg+
>678
待ってたよ! God Job!
完結お疲れさま、素晴らしかった
感動をありがとう

もう一度、最初から読み直してこよう
680名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 11:11:55 ID:ArvG2nvI
丁寧な力作乙
続きが毎回楽しみだった
GJ
681名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 20:51:55 ID:b8Jveqo6
こんな結末素晴らしすぎます

ただただGJ


自分もこのように想いを遂げられたらいいのに
682名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:12:03 ID:ey1+To0G
あぁ、祝福に洗われた結末が素直に嬉しい。
完結乙でした。
683名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 00:31:40 ID:6mfEQDh1
>>681
>自分もこのように想いを遂げられたら

司祭側として?それともルクレツィア側として?


というか、もしや本職さんでいらっしゃr(ry
684名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 01:06:40 ID:Y+sPkdOx
はあ〜……GJ……!!
どきどきして、そして、結末にほっとした。
素晴らしい!!
投下お疲れ様&ありがとう

も一回最初から読んでくる
685名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 14:41:20 ID:XEyzo4lo
ある画僧の恋の職人さん、gj。
萌えたし面白いSSだった。
また書いて下さいね。
686681:2010/03/30(火) 00:59:11 ID:ppPzPWE1
>>683さん

本職なんてまさか(笑)

叶わぬ恋に身を焦がしてるだけです
687名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 00:59:50 ID:EC2NyEyb
うーん更にオカズが増えると思ったのに残念w

長編GJでした!
連載は待つ楽しみがあっていいね
688名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 23:08:46 ID:0UzSNBMT
街で聖職者を見かけるとドキっとする
689名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 23:17:17 ID:etb7raI6
なんか動悸が起こるよね
690名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 23:46:34 ID:gNfTtRQc
うちの職場に、お坊さん(兼業してる)が転勤してきた
実家お寺だって
お坊さんのオーラ出てた
691名無しさん@ピンキー:2010/04/02(金) 21:05:25 ID:R8jg9qOS
若いの?
692名無しさん@ピンキー:2010/04/03(土) 08:13:31 ID:IAB9c0nl
このスレと新婚スレ並んでたときにふと思い浮かんだ

新婚の坊さんって初夜に逡巡してしばらく清らかな関係だが、
一度やったら長年の鬱憤をはらすかのように毎晩してそう
さらに、しばらく夫婦ふたりでいたい人の場合はゴムありでしたいが
坊主として子作り目的以外の交わりってどうよって思い悩んだり、
世間体があるので結局若妻に買ってもらって
「もうっ、…恥ずかしかったんですよ?」とか言われたり
693名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 02:08:13 ID:NDzvnY44
同じ日本の聖職者なのに色気は坊さん>宮司さん
な気がする
巫女さんがいるっていうのに
剃髪のせいか
694名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 16:05:45 ID:SkBnJP+R
頭から首へのラインはセクシーだからなー
695名無しさん@ピンキー:2010/04/05(月) 23:04:14 ID:D92ffwVa
この間飲食店に入ろうとしてかち合った時に、ごくごく当たり前に自然な振る舞いで「どうぞ」と先を譲っていただいた
その柔らかな物腰とスマートな振る舞いに、さすが修行を積んだ方は違う…と感心しますた
お坊様を見て目がハートになったのは初めてだ
しかもイケメンの若い御方でした
すぐこのスレ思い出したわw
696名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:17:57 ID:wuMZ36pp
>>695
清少納言の時代から坊主萌えがあったようだから
日本人としてはある意味正しい姿だと思われます
697名無しさん@ピンキー:2010/04/06(火) 01:26:15 ID:LxwhfLRb
>お坊様を見て目がハートになった

可愛い
698名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 10:43:43 ID:Lrf2Oab0
お坊サンバ
699名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 20:44:33 ID:OL9oi0Tq
ルイス・フロイスは可愛いと思う
700名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 07:17:13 ID:rbKOeadM
あの握手したくなるポーズがいい
701名無しさん@ピンキー:2010/04/08(木) 15:29:06 ID:NioQKS/j
このスレの住人は杜康潤の「坊主DAYS」はご存知でしょうか?

坊様の風呂は五日に一回って…
702名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 06:37:52 ID:E2IUhDgJ
>>701
kwsk
703名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 17:51:08 ID:4+E8MNS1
>>702
どんなイケメンな坊様でも基本4と9のつく日にしか風呂に入らない。
修行明けの布団(年中同じ物を使う)もハンパなく臭いらしい。
704名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 18:54:25 ID:E2IUhDgJ
thx

臭うイケメン坊主とは……少し興奮する
705名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 20:58:28 ID:JGdWnLr2
ふんどしなら萌える
5日ぶりの匂い…ゴクリ
706名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 14:22:47 ID:7d+bT9oy
投下し辛いSSスレにも僧侶モノありまっせ。
男のオナニースレの続編らしい。

神に仕える身&女犯禁止の戒律のために悶々とする聖職者もいいが、
ちゃんと「誓いを交わした妻」でもない女を性欲の対象にしてはならないという
プロテスタント的(?)な戒律で悩む若い聖職者の片思いも萌え。
707名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 18:12:50 ID:SEd+ZnQG
お坊さんとらぶらぶちゅっちゅになりたいな〜
708名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 21:57:06 ID:q3r8kNeP
長時間の正座で蒸れた足袋の臭い嗅ぎたい
709名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 03:40:42 ID:zTX7HjZW
本物のお坊さんが給仕してくれる喫茶店(冥土喫茶みたいなもん)
があるらしい…雲水喫茶だったかな
行ってみたい
710名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 03:51:04 ID:buILa6G9
>>709
「雲水喫茶」でぐぐったら、基本はサイトなんだね
リアル店舗は一日限定の企画だったらしい……くぅ〜行ってみたかった!

前に住んでいた町の某禅寺(結構格が高い)では、年越しや節分にお参りに行くと
ご住職が善哉やお抹茶で接待してくれるんだ
参拝客が少ないときだと、品の良いご住職と穏やかな会話も楽しめた
ちゃんと修行したご住職は、一種独特の静謐な色気というかカリスマ性があって萌える

711名無しさん@ピンキー:2010/04/13(火) 04:53:12 ID:yO2xan7z
聖職者との会話は癒されるね
712名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 22:31:44 ID:VA7TVdaQ
いま個人的にハマってるんだけど、まんが日本昔ばなし
お坊さん萌えの人にお勧めかも
子供向けの素朴な絵で萌えられる人は、だけどね

カッコイイ&可愛い坊主の登場する話が多い
ニコ動やyoutubeで検索すれば、大量に出てくるよ
自分は「古寺の化けもの」が好き
713名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 04:10:24 ID:RqZfUvAt
刑務所の教誨師×美人女囚
714名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 18:49:34 ID:e19pED/8
坊さんは話が上手い人多いからな
結構聞きほれる。
中にはヘタクソな人もいるが。
>>711
715名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 00:57:26 ID:lfDnPlHL
題材が題材なだけに品のあるスレだな
716名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 20:44:46 ID:jFZv8UGB
http://boku.xrea.jp/media/1/20071013-hosono.jpg

15歳で出家した密教の修行僧。仏教界一の厳しい修行で、いかなる理由でも途中でやめたら
自害しなければならない為、常に首を吊るための紐と胸を刺す短刀を携帯している。
画像は、9日間、断食、断水、不眠、不臥でお経を唱え続ける堂入り直前の星野圓道師。

717名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 21:42:46 ID:HSTV4ghZ
ちょっと怖いんだが見ても大丈夫?
718名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 21:50:34 ID:zUk3jkFs
>>713
即座にプッチ神父が思い浮かんでしまった自分はジョジョオタ

>>717
イケメン僧の画像です
719名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 00:27:58 ID:nihlnqaA
>>716
追加事項。行者のいでたちは浄衣と呼ばれる純白の死装束。
もちろん肉食厳禁、一生涯妻帯禁止。星野師は12年籠山行の最中なので
あと数年、満行するまで結界から一歩も出られない身なのです。
うあー!どんだけ萌えポイントてんこ盛りなんだ....。
720名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 00:43:40 ID:1sGKdnbY
こんなスレがあっただなんて……!
「Pure Love」ってドラマを見てから僧衣萌えに目覚めてたから凄くイイヨイイヨー
721名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 12:49:50 ID:94H3mnpC
完結おめでとうございます。
そして素晴らしい萌えを有り難う、ある画僧の恋の職人様!
祝福されたラストも爽やかな幸せ気分になれました。
722名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 07:28:36 ID:XTWVy6Jd
>>716
目がヤバい!射抜かれる。なんと清らかな雰囲気を纏った人なの。
723名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 20:06:58 ID:PNmvLv/i
美男子と名高い明恵上人の彫刻が
いまの基準でもハンサムなのにびっくり。
しかも穏やかで優しそうなハンサム。
真面目一方だったから艶っぽい話は
なさそうだけどなんだか萌える。
724名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 11:08:30 ID:WkIUmNAl
俺はホモですが、お坊さんとも神父さんとも経験あるな…
お坊さんは出会い系で知り合ったのだが、一見ヤクザかと思った。
お寺に連れて行かれてそこでお堂でやった。
725名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 11:23:35 ID:cy36vtjl
ホモの話題は止めて。
726名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 14:33:00 ID:cWchh3lB
エロパロスレで個人の性体験を語られても困るよ……
727名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 19:51:21 ID:xXzsksKV
同性愛ネタはそっち板で
728名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 01:16:13 ID:j2Uh0V73
このスレが出来た時、神父系の話が多くなるのかと思ったけど、僧侶好きも結構多いんだね
どっちも好きなので嬉しい!
この間神社に行ったら、神主さんが外で車の厄払いをしてたので、儀式がじっくりみられて良かった。
車の厄払いやってる神社オススメ!
729名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 02:01:07 ID:OM6HpGa8
ここで聞いていいのか分からないけど知っている人がいたら教えてください。
神社で掃除してるときの神職の人とかがはいている水色とか白の袴は
ズボンみたいに足が分かれているタイプですか?それともスカートみたいに分かれていないタイプですか?
730名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 08:55:41 ID:Af0/WVA3
>>729
自分も詳しいわけではないけど、男性神職が使用する袴は「差袴」といって
ズボン形式の袴(有職装束の指貫に由来するらしい)
ちなみにスカートタイプの袴は行灯袴とか女袴とかいう種類で、
一部の例を除いて、主に女性用(トイレの都合)
731名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 18:50:45 ID:jN42L+vD
>>730
ありがとうございます!
732名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 19:46:21 ID:YciFL4Sd
まあ、実際は修道女や尼さんレイプできたから、あんま苦しくなかったらしいけどね。
近代は大変だ。
733名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 20:52:02 ID:fD9xeSaZ
サイババ萌え
734名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 21:16:50 ID:bLWQaP0B
>>712
日本昔ばなしの坊さん丸っこくてかわいいな。

「三枚のお札」をエロくしたら面白そうだと思った。
最後豆になった山姥を食うでしょ。
小坊主と和尚で美熟女の“豆”を食う・・・みたいなw
735名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 21:21:54 ID:fD9xeSaZ
クリトリ(ry
736名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 22:15:37 ID:9UYUuMqB
豊満な女淫魔に聖堂で押し倒されて
いけません!神様は御覧になっていらっしゃいます!!
みたいな聖職者の話が好きだ
西洋でも和モノでもいい
737名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 08:04:32 ID:wacJsoSx
眼鏡かけてる人がいいな
738名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:31:28 ID:QszCDijs
外人神父牧師だけど日本が舞台とか面白いかも
正義感あふれまくりの押し付けがましい神父とか、牧師の息子(ショタ風味)とかと
内心で毒吐く女子高生って組み合わせいいなと最近川原泉漫画を見てひらめいた
739名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 00:50:20 ID:ubEpSWJj
ミッション系女子校の教師(神父または牧師)と女生徒か
女性教員がほとんどの女子高でも、宗教の授業担当ならあるよな

実際の女子高では、教師が若い独身男性だと、美醜関係なく
女生徒が男性教師にセクハラしてからかう
(赤面するような内容の質問を書いたメモを授業中に教師に回すとか)
のが日常茶飯事だそうだが、相手が聖職者教師の場合はどうなのかな
さすがにきつーく叱られるからやらないのかな
740名無しさん@ピンキー:2010/05/11(火) 19:05:20 ID:odZ2U4X3
>>739
宗教の授業を担当するのはシスターだよ
神父や牧師は、特別な日のミサにしか来ない
741名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 00:29:51 ID:yDPMVZOE
>>740
例えばメイド服着たメイドさんが日本ではほぼフィクションな存在なわけだし
その辺適当でもいいじゃない

でも聖職者による年の差国際恋愛って真面目に考えると乗り越えるハードル高いな
前述の川原漫画系の男なら全然悩まなさそうだけど
742名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 03:05:46 ID:tFqMgc2d
>>739
めちゃコミックスという携帯の有料漫画サイトで「神父」で検索すると、そんな感じの漫画出てくるよ
若神父×女学生
「秘めやかな天使の事情」
「OVER FLOW」
少女漫画タッチだし、ぬるいエロだけど神父好きなら

あと「背徳のマリア」は1話だけ生臭神父とのエチシーンある
後の話は暗いので第1話だけオススメw
743名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 07:51:33 ID:yDPMVZOE
宣伝?
744名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 17:17:12 ID:FPO0gttz
男聖職者のエロかぁ
一度は書いてみたいテーマではあるな
745名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 20:54:29 ID:ny/tWIn9
>>741
フィクションの学校に登場する「保健室に常勤する保険医(誤用)」
みたいなものと考えればおkってことかw
746名無しさん@ピンキー:2010/05/13(木) 17:26:14 ID:lGtgUyXs
自分も聖職者萌えかもしれない

FE聖戦の系譜のクロード神父とか好きだったな
747名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 21:41:31 ID:2CJ4liI6
昔から坊主の説法聞くと股間が疼く
748名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 15:34:03 ID:cXMYAVAG
いけない人だ
749コピペ:2010/05/18(火) 14:22:54 ID:ajfN8DbL
萌えた体験談

淫乱坊主


叔父さんの葬式で富山まで行き、お通夜の晩にそこのお寺の坊さんにナンパされて、性交の快感をたっぷりと味わいました。

彼の陰茎は弓削道鏡並みで、物凄いすりこぎみたいな男根でした。
弓削道鏡とは大阪の八尾市の生まれで、その時の女帝である孝兼天皇に取り入って、その馬並みの男根を使って誑かしたといわれていますが、いまだに真相は解らないとか。
またロシヤでもラスプーチンという怪僧が、その時の女帝に取りいって、物凄い男根で狂わせたそうです。

その話は知ってはいましたが、彼がそれだったのです。
弓削道鏡みたいなかなりのデカマラで、それを振り回して私の膣の中に挿入するのです。
昔の私なら、簡単に拒否するところですが、大人のオモチャで鍛えられると、そんなものは訳もなく、マンコに入ります。

一度アダルトショップで、その男のオモチャ性器をご覧なさい。
普通の男性であんなのがいたら、ほとんどの人は性交拒否をすることでしょう。
所が男性が欲しくなると、このデカマラが平気で挿入可能になり、オモチャみたいな子供の人間のペニスじゃ物足りなくなるのです。
その夜は午前2時ころまで、本当に数十回もイカサレテしまい、旅館で寝たのは3時ころでした。

翌日の告別式は午前11時からですので、午前9時に朝食を終えて喪服の着物を、旅館の着付け師にお願いしてありました。
9時半に電話が入りました。まだ寝ぼけていて、昨夜のお坊さんとの性交で疲れがドッと出て、起きれなかったのです。

幸いなことに遅い食事をしていたので、着付けだけを頼んで11時前に、お寺に駆けつけました。
お坊さんが笑顔で出迎えてくれました。
昨夜の丸い頭をなでながら、腰を揺すった物凄いセックスはなんだったのでしょうか。

簡単なお経をあげて、親族だけで火葬場に参列しました。
お坊さんが「僕の車でご一緒しましょう」と、みんなを差し置いて誘ってくれました。

火葬場は山の中で車でも30分ぐらいは掛かります。
「昨夜の貴女の乱れようは物凄かったですね」と言います。
「本当にあんなに乱れるとは信じられません。普段は全く性行為をしていないのと、貴方の見事なテクニックで何回も極楽浄土を見させて貰いました」と、彼の前を触りながらお礼を言いました。

「今日お帰りですか」と聞かれて「どうしようか。一日泊まって明日観光でもして帰ろうかと考えています」と返事しました。
「それじゃ昨夜の続きを今夜もしましょうよ」と言われて、私の旅館に夜の6時に来ることにしました。

告別式の間中彼とのことを考えて、アソコがジュンと濡れて、幸いなことには着物姿で、ショーツをつけていないので、濡れた愛液で借りた着物が汚れそうで心配でした。
葬式のすべてが終わり、皆さんは午後4時ころの飛行機かJRでお帰りになりました。

親族の方から「満子さんはどうなさいますか」と聞かれて「久し振りの富山なんで、明日は観光をして帰京します」と返事しました。

その夕方は6時にお坊さんが、旅館まで迎えに来てくれました。
富山市の繁華街の有名な寿司屋さんに連れていかれて、日本海の海の幸をたっぷりと戴きました。
日本酒の大吟醸が有名な「立山」を頂きました。
二人で1.2gを3本も開けました。
私はあまり酔わないのですが、冷や酒だけはかなりご機嫌になるのです。
750コピペ:2010/05/18(火) 14:24:18 ID:ajfN8DbL
その店を出て、富山一番といわれるクラブ「××ール」に行きました。
「あらぁお久しぶりね〜、旦那様はお元気だったのかしら?」と愛想のよいママが出迎えてくれました。
昔は日劇ミュジックホ−ルのダンサーだったというママは、60歳ぐらいですがいまだに美人ですらりとしています。
昔からどうも性的な関係がありそうな感じでした。

1時間ぐらい飲み、すぐに抱いて貰いたくなり、旅館に帰りました。
部屋に入り内風呂にお湯をためて、すぐに抱きつきます。
燃えたぎった巨大なヒップの奥がドロドロに溶けて、喜悦の雫が豊な大腿の内側に噴きこぼれていました。
秘口から流れ出した銀色の蜜は、会陰をつっと伝い落ちていきます。
その蜜を味わうために、彼は会陰から花びらに向かって舐めあげていきます。

膣を左右に開くと、黒みがかったセピア色の肉弁が、コメのとぎ汁みたいな愛液を吐き出して膣口から漏れ出します。
じゅるじゅると尖った舌先で小陰唇の根元を擦り、尿口をほじり、膣を穿ちます。
粘りの強いサワーの膣汁を掬い取り、舌先で転がしながら胃袋に送り込みました。

いきなり彼はアヌスに指を入れ出しました。
全く開発されて居ない後ろの腔は、押しだす様に挿入を拒みます。
薄紫色の藤壺に舌を宛がい、ペロペロと舐め出しました。
菊皺の一筋一筋を舌先でほじくる様に、入れ出します。

「お願いそこは処女なのよ〜〜、貴方の様な金梃子マラは無理だよ〜、裂けちゃうでしょう〜」と哀願します。
でもかなりの快感が後ろから、いじめてほしいという気持ちになりました。

尻を腰高に突き出すと、さながら岩の狭間につぼまっている、イソギンチャクみたいに、喘ぎ息づく様に蠢きだしました。

「ああっ」のしかかられて身体が二つにつぶれて、邪道を穿たれ、喉まで詰まったような苦しさに声も出ません。
段々と弛緩したアヌスは彼の剛刀を、亀頭から受け入れます。
血管を浮き出した肉径が、軟体動物の様な肉穴にぎっちりと軋んで挿入されました。

「アアッ嫌だよ〜〜」汗でヌメッた尻タブがきゅっと締まります。
薄い粘膜を隔てて、膣の中に彼の指が入ります。指と粘膜を隔ててこすれ合うと、段々と性交の快感で狂いそうに感じだしました。

無数に広がった粒壁が太い陰茎にざわめき、蠢動するように擽ります。

「ああっ、死んじゃうよ〜〜、はあ〜っ、イクよ〜〜。凄い波が来るよ〜〜、来るよ〜〜っ、わたしもうダメみたい〜、だめ〜っ、ごめんなさ〜〜い」
一気にクライマックスに達して、尿道口から潮をたっぷりと吐きだしていました。

失神してしまい、視線もどこか彼方に飛んでいき、何も覚えていませんでした。

「大丈夫ですか〜〜、僕もあなたのアナルに出してしまいましたよ〜〜」生臭い男の精液がいつまでも吐き出されていました。
751名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 14:58:02 ID:47BcaKrD
道鏡並みてw
752名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 00:25:38 ID:cbGBshKz
坊主なまぐさすぎww
753名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 13:58:45 ID:3J3Af4xN
>昨夜の丸い頭をなでながら、

こういう描写は萌えるw
754名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 00:43:39 ID:ofGk6JWg
女の名前不適切に読んでしまったw
755名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 19:09:32 ID:rYD3nl1e
満子さん
756名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 21:22:20 ID:goO+ATuU
【話題】若者の「寺離れ」を防ごうと、寺院を開放して音楽やお酒を楽しむ「クラブ阿弥陀バー」 バーテンは僧侶-札幌(画像あり)
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1274448010/1

1 名前:出世ウホφ ★[] 投稿日:2010/05/21(金) 22:20:10 ID:???0
札幌市中央区の浄土真宗西本願寺札幌別院は21日夜、音楽とアルコールを楽しむ「クラブ阿弥陀バー」として本堂を開放した。
地元のラジオ局「エフエム北海道」による一夜限りの企画で、僧侶らがバーテンダーとして接客に当たる。

本堂にはDJブースやバーカウンターを設置。ご本尊をバックに、
ライブのほか僧侶らによるゴスペル風の“お経パフォーマンス”も。
赤や紫の電飾が瞬き、10代の若者から家族連れまで多くの客でにぎわった。

同院によると、お寺は昔から多くの人々が集まる場だったが、昨今は若者を中心に「寺離れ」が進行。
「気軽に訪れてほしい」と、寺側から企画を持ち掛けたという。

千歳市から友人4人で訪れた江村和博さん(31)は「ゲストも含めて豪華。
ただ、やはり寺の本堂なのでクラブの『何でもあり』の開放感がないかな」と話した。

2010/05/21 21:46 【共同通信】お坊さんがバーテンダーに 札幌で「クラブ阿弥陀」
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052101001074.html
画像:ご本尊をバックにゴスペル風の“お経パフォーマンス”を披露する僧侶ら=21日夜、札幌市中央区の浄土真宗西本願寺札幌別院
http://img.47news.jp/PN/201005/PN2010052101001104.-.-.CI0003.jpg
757名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 02:15:40 ID:Z7W8pS/p
>>756
>>756
>本堂にはDJブースやバーカウンターを設置。ご本尊をバックに、
>ライブのほか僧侶らによるゴスペル風の“お経パフォーマンス”も。

ご本尊涙目w
758名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 14:10:42 ID:qCc8YPCY
ちょっくら北海道行って来る
759名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 20:45:05 ID:KysGKsBB
ふーん……

聖職者萌えって制服フェチみたいなもんか?
760名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 20:53:43 ID:H/j1Wesu
制服フェチかあ・・・
聖職者っていう属性が一番の萌え要素だからちょっと違う気もするな
制服のストイックな所が良い、って人なら近いのかもしれんが
761名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 21:26:15 ID:1vTvPRq8
私は禿げフェチです
762名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:10:38 ID:Gs0GUpD4
禁欲という、エロと対極でいてるようでいて、
実は非常に近接している(意識せざるを得ない、禁欲のために思索する、誘惑に耐える、葛藤するetc)のが
萌えポイントかな
763名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:13:46 ID:CwSQDfFN
女が萌えポイントとか語るなキモイ
764名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:25:29 ID:Gs0GUpD4
ちなみに同じ理由でシスターや巫女にも萌える
765名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:38:58 ID:MHhZYeHf
シスターや巫女さんの場合の「エロと対極にいるようでいて実は非常に近接している」は
俗世間からのエロとは断っているけど、心も体も神に捧げている(=エロい)って感じがするな
ベクトルの違う人妻みたいなものだと思ってる。

そういう訳でバカまじめな神主さんが地鎮祭でお鎮めできなかった女の土地神様に誘惑される話が読みたいです
766名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:44:36 ID:Gs0GUpD4
>>765
土地の女神様と真面目な神主さんというのは
ワガママでSっ気のある女主人と生真面目で主人に逆らえない使用人という感じでよろしいのかな
別に禁断の関係…ではないよなw
767名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 00:28:32 ID:wzMb1UBZ
そういう感じでよろしいで…いやよろしくお願いしますですとも!!
おそらく真面目だけどまだ力のない神主さんが本来はもっと力のある人がやる地鎮をまかされてしまって見事に失敗、
目覚めた土地神様に「わらわを鎮めようなんて身の程知らずが!」とか言われて未熟さをつつかれまくる。
しかし相手が神様(しかもこれから鎮める予定)な手前敬い従いつつもスキルを高めようとする神主。
その後は土地神様が襲ってもよし、神主が襲ってもよし。和姦は…あるのだろうか?というか人外向きか…
768名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 15:04:41 ID:QRxxv/B/
ん〜普通の神主さんの地鎮祭は、最初っから最後まで「お供え物揃えて正装でぺこぺこ頭下げてお願いする」んで。
祝詞とかも超低姿勢なんですよw

じゃあ討伐しなきゃならないモノノケが相手だとどうかって言ったら、物理攻撃とか陰陽道で実力で粉砕。
それの支援要請でやっぱり頭下げまくりw
769名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 14:10:28 ID:rwWPMca1
うぅ
770名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 19:08:11 ID:aR61CyRa
どうした?
771名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 18:28:20 ID:SXAoDg+3
ありがちだけど、神父と新婦が
結婚式当日に駆け落ちするシチュが好きだな
それで逃亡中に濃厚なH
772名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 18:57:06 ID:CHj+pQ3M
神父と新婦

まぎらわしい
773名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 23:19:33 ID:KeNXWgJq
高貴な生まれのお坊さんが乞食の娘と恋に落ち
すべてを投げ捨て駆け落ち逃避行
そんな話が読みたい
774名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 08:11:49 ID:nZLRRaKy
逆に、地位ある女が
権力で聖職者を慰み者にする
というのも良いなー
775名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 11:33:59 ID:MoiIdlC7
>774
そのシチュだとサロメを思い出す
あれは結局サロメがヨハネを殺しちゃうけど
途中からエロパロにすればいいのにと思ったw
776名無しさん@ピンキー:2010/06/12(土) 18:40:44 ID:nQNnC9n5
良いとこの嬢ちゃんとひそかに相思相愛だけど嬢ちゃんはよその嫁に
と思ってたら初夜権が
という電波を受信した
文才はない
777名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 10:59:03 ID:mtr8o94L
なかなか面白いシチュだね、それ。
778 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:31:13 ID:Ba8xaHYt
>>767氏にインスパイヤされて、換骨奪胎気味の電波を受信しました。
神主もの、12レス予定。投下します。
779新米神主の災難・1 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:32:11 ID:Ba8xaHYt
「それでは、これより地鎮祭を執り行います」
 施主と施工業者の前で深々と一礼しながら、若い神主の心の内は不安で一杯だった。
 本来ならこの地鎮祭を取り仕切るのは彼の父親のはずだったが、数日前に不注意で自宅の
階段から転げ落ちて骨折、入院という事態。急遽ピンチヒッターとして、神職の資格を得て
間もない彼が、今日の地鎮祭を執り行うことになった。
 古くからの氏子である施主は「お父上も、ご子息が立派に跡を継がれてさぞ頼もしいこと
でしょう」なんて持ち上げてくれるが、社交辞令なのは見え見えだ。まだ大学を出たばかり、
世間擦れもしていない青年。幼い頃から手伝いで着物は着慣れているので、さすがに神職の
装束は颯爽と着こなしているが、今風の若者らしい優男でヒョロッとした風情の若造を、
氏子達も少々頼りなく思って見守っているに違いない。
 若い新米の神主に寄せられる期待と不安、そして好奇の視線に、彼は余計に緊張した。
不安や緊張を外に見せてはいけない、落ち着かねばと自分に言い聞かせるほどに、かえって
集中できなくなってしまう。
 さっきも、準備のときに祭壇に神酒を供えようとして、手が震え、カタン、と器を
倒してしまった。
 ――しまった!
 慌てて器を元に戻したが、神酒がいくらかこぼれ出てしまった。幸い、まだ中には残っている。
 ――まあいいか、全部こぼれたわけじゃないし……。
 準備の段階から躓いてしまったが、気を取り直して、地鎮祭を始めた。
 手順は昨日も確認したんだから大丈夫、いざとなれば、笏にこっそり貼り付けたカンペも
あるんだから。そう自分に言い聞かせて、頭にたたき込んでおいたマニュアル通りに、一つ一つ、
祭祀を進めてゆく。
 地鎮祭とは、大雑把に言えば、その土地の神様に「神様の土地に建物を建てさせて
いただきますので、よろしく」とご挨拶し、土地を使わせていただく許しを請い、工事の
安全を祈願するものだ。神様の土地を使わせていただくわけだから、きちんとご挨拶して、
くれぐれも粗相があってはいけない。何しろ、この国の八百万の神々は、ちょっとした不手際で
ご機嫌を損ねることもある、恐れ多い存在なのだから。その代わり、きちんと大事にお祭りすれば、
喜んで相応の護りを約束してくださる。
 その神様へのご挨拶として、御饌〈みけ〉と祝詞は欠かせない大事なものだ。祭壇に神酒など
御饌を備えておもてなしし、祝詞は丁寧に優美に読み上げる。もちろん言い間違いなどあっては
ならない。
 幸い、彼は声には多少の自信があった。
「……かけまくも畏き此の処に、忌竹刺し立てて、注連縄引き回し……」
 若く伸びと張りのある声で、ゆっくりと、独特の節付けで祝詞を読み上げる。
「……掛けまくも畏き、大地主神〈おおとこぬしのかみ〉、産土神〈うぶすなのかみ〉、……」
 祝詞は紙に書いた物を読み上げるのから、大丈夫。……のはずだった。
「地鎮〈とこしずめ〉の御祭りに、つかえたたまつりゅ」
 ――あっ。
 まさか、という箇所で、とちってしまった。
「……仕え奉る、諸人等……」
 慌てて読み上げ直したが、みんな心の中で「あ〜あ」と咎めたに違いない。
 冷や汗を流しつつ、なんとか祝詞を読み終えた。動揺する心を必死に抑え、震える手で
玉串を捧げ、お供えを下げる。そしてお迎えした神様をお戻しする儀式を行い、地鎮祭を終えた。
 祝詞を、それも定型文でトチってしまうなど、ベテラン神主である父がこれを知ったら、
雷が落ちるだろう。幸いにも施主はたいして気にしてはいないようで、未熟な彼の初仕事を
ねぎらってくれた。ミスはあったが全体としては滞りなく務めることが出来たかなと、
彼はホッと胸をなで下ろした。
780新米神主の災難・2 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:33:12 ID:Ba8xaHYt

 地鎮祭から数ヶ月後、奇妙な噂が神主の耳に届いた。彼が地鎮祭を執り行ったあの建築
現場で、事故が続いているというのだ。
「基礎工事の途中で、モグラが出てきてデコボコになっちゃったんですって。モグラなんて、
 このへんじゃまず見かけないのにねぇ」
「夜中に街中の野良猫が大集結して、フンやらひっかき傷やらで、工事現場がメチャクチャに
 なったらしいわよ」
「雨続きで予定通りに工事が出来ずに困っているらしいねえ、業者さんがぼやいてたよ」
「現場に積んでいた資材が、何もないのに何故か何度も崩れてしまうらしいわよ、怖いわねえ」
「資材の柱を運んでいたら手が滑って足の上に落ちちゃって、骨折一歩手前の怪我をした
 作業員がいるって」
 どれも大事には至らなかったものの、偶然にしては続きすぎていると、施主が季節外れの
風邪をこじらせて寝込んでしまったことまで関連づけて噂され、近所の人も不気味に思って
いるとのこと。
「お前、何か失敗をしただろう」
 この噂を聞きつけた父は、厳しい面持ちで彼に言った。父は退院後もまだギプスが取れず、
自宅で療養しながら、未熟な息子の神主業をフォローしていた。新米ゆえの未熟さを日々見て
いれば、自分が入院で不在中の息子の仕事ぶりに不安を抱くのも当然だろう。
「ええと……その、準備のときに、御神酒をちょっとこぼして……あと、祝詞を、ちょっと、
 とちって――」
「ばかもん!」
 すぐに雷が落ちた。
「で、でも、ほんの少しだし。御神酒もそんなにこぼれなかったし、すぐに言い直したし……」
「言い訳をするか、この未熟者が!」
「は、はいっ! 申し訳ありませんっ!」
 神主という立場では、親子ではなく、上司と部下である。
「地鎮祭でのお前の不手際が原因で、神様がお怒りになっておいでなのだろう。お前の責任だ、
すぐに行って、改めて失態のお詫びを申し上げなさい。お怒りを鎮めていただけるよう、
ひたすら平伏してお仕え申し上げるんだぞ」
「わかりました」
 ――神様がお怒りに……って。それって、祟ってるってこと? 俺の失敗のせいで? 
   マジかよ、そんな非科学的な……。
 半信半疑ながらも、父親の指示通り、自分が初めて地鎮祭を執り行ったあの場所に向かった。

 神社での勤めを終えてからだったので、現場に着く頃には、もう日が暮れかけていた。
 ここへ来たのは地鎮祭のとき以来だ。工事は大幅に遅れているとの噂だったが、どうにか
家屋の骨組みはできあがり、棟上げの一歩手前という状態で、建物を包むように足場が
張り巡らされている。あちこちを雨よけのブルーシートで覆われていて、中の様子は見えない。
 一見したところ、特に祟りとかの禍々しさは感じられない。とは言え、確かに、何かの
気配がする。野良猫か野良犬? ……いいや、何か違う。新米神職の彼にもわかるほどの、
「何か」の気配。
 怖じ気づく心を奮い立たせ、懐中電灯を片手に、敷地をぐるりと一巡り、不審なところが
ないか確かめて回る。夜な夜な集まって大騒ぎするという野良猫たちは、まだ来ていない
ようだ。
 外には異常がないことを確認すると、彼は足場の鉄柱を乗り越え、厚いブルーシートを
めくって、まだ柱や梁と筋交いだけの住宅の中へ足を踏み入れた。内部は暗く、外の街灯の
光も届かない。懐中電灯を持ち上げて中を照らし出そうとしたところ、奥から声がした。
781新米神主の災難・3 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:33:48 ID:Ba8xaHYt
「やっと参ったか」
 若い女性の声だった。それにしては、ずいぶんと時代がかった口調である。しかもそれは、
耳からではなく、直接彼の頭に響いてくるような、不思議な声だった。
「だ、誰だっ」
 驚いて声のする方に懐中電灯を向けたが、照らし出す前に、明かりがフッと消えてしまった。
「あ、あれ? あれ、おかしいな」
 カチカチカチッとスイッチを何度押しても、電池の接触を確かめても、懐中電灯の電球は
つかない。さっきまでついていたのに、電池もこの間換えたばかりなのに……と、原因が
分からず焦っていると、暗闇の奥から再びあの声がした。
「灯りはつかぬぞよ。わらわの姿を見ようなぞ、百年早いわ」
 おっとりとした声だったが、空気がびりびりと震えるような威圧感がある。神主は得体の
知れぬ畏れを感じた。この声の主の女性が、手も触れずに、懐中電灯を消したというのか。
 ――そんな、馬鹿な。
 現代の文明社会を生きる若い神主には、俄には信じがたかった。あまりに非科学的すぎる。
頭ではそう考えても、心と体は声の主に圧倒され、身動きすら出来ない。この静かで澄んだ
威圧感は、いつも、自分が仕える神社の正殿で拝礼しているときに感じるものとそっくりだ。
 と、俄に不穏な風が吹き始め、遠いはずの森の葉擦れの音がザワザワと鳴り始め、どこから
集まってきたのか、とんでもない数の猫たちが一斉に鳴き出し、一帯の飼い犬たちが一斉に
遠吠えを始めた。ニャーニャーミャーミャーと不協和音の大合唱が押し寄せ、そこに高い
雄叫びの声が不気味さを添える。
 突然の怪異にオロオロしていると、声の主が厳かに命じた。
「控えよ」
「ははッ」
 硬い合板の床に正座し、彼は深々と頭を垂れてひれ伏した。もはや理屈ではなかった。
反射的に体が動いていた。若造とはいえ、一応は神職の端くれ、その神職としての本能が
そうさせたのだった。
 その途端、あの風と獣たちの不気味な合唱がピタリと止んだ。
 もはや、疑いようもない。この奥におわしますのは、本物の神様なのだ。
「やっと、己の不手際の侘びに参ったか。遅かったの」
「ももも申し訳、ございませんっ!」
 神主はさらに身を低くして、地に額をこすりつけるように土下座した。畏怖のために、
声も体も小刻みに震えていた。
 お姿こそ見えないが、暗闇の奥から伝わってくる、圧倒的な気配。まさに神気と言うの
だろう。
 神様が地鎮祭の不手際にお怒りなのだという父の指摘は、当たっていたのだ。あのとき
お呼びした神々のうちのどなたかが、地鎮祭の後もお戻りにならずに、ここで怒りを露わに
していらしたのだ。一連の不可解な事件や事故も、その現れだったのだ。
 ――ええと、地鎮祭で呼び出したのは、大地主神と、産土神と、ええと……うわあ、
   緊張で思い出せない!
 大地主神は男神だから、違う。あの中で女神なのは、どの神様だったろう。彼は懸命に
思い出そうとしたが、焦りでど忘れしてしまい、全く思い出せなかった。
「あ、あのう……、し、失礼ながら、あなた様のお名前は……」
「わからぬのか。ふん、そなたのような愚か者には教えてやらぬ」
「も、申し訳ございません!」
 その場で雷に打たれるか、祟りで体が腐るかと内心怖れていたが、女神の声は不機嫌な
ものの、即座に彼に罰を与えようという雰囲気ではない。それに気付いて、神主は少し
ホッとした。若い女性の声だというのも、畏れが和らぐ要因であった。
 女神はそんな彼をジロリと一瞥すると、さも嫌そうに顔をしかめた。神主にはその様子は
見えなかったが、苦々しさを含んだ声音から、彼女の苛立ちと嫌悪感は十分に伝わってくる。
782新米神主の災難・4 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:34:37 ID:Ba8xaHYt
「そなた、今日一日の穢れが身に染みついておるな。わらわの許に参るなら、きちんと
清めてから参れ。それに、なんじゃ、そのだらしない装束は」
「は、……」
 作務衣という普段着、それを咎められた。
 ――仕方ないだろ、まさか、本当に神様がいるとは思わずに来たんだから……。
「ん? なんぞ申したか?」
「や、なんでもないです! 申し訳ございません! すぐに着替えて参りますっ」
 ただひたすらひれ伏すしかない。これ以上、彼女のご機嫌を損ねるわけにはいかない。
「それと、饌〈け〉を持って参れ。そなたが先だって損ねた分の代わりじゃ」
「ケ? ケって、髪の毛ですか」
「そのケではない、饌じゃ、わらわの食事のことじゃ!」
 女神の苛立った声と共に、辺りの空気がビリビリッと震える。神主はまたも慌てて
ひれ伏した。
 ――なんだ、御饌のことか。「ケ」、だけじゃわかんねえよ……。
「おや、またなんぞ申したか?」
「いえっ、す、すぐに持って参りますっ!」
 そう言って、彼は脱兎の如くその場を走り去った。
 神社の隣の自宅に戻ると、大急ぎで下着一枚になり、境内の井戸から汲んだ水をザバザバと
頭から被って身を清め、バタバタと狩衣に着替え、大急ぎで御饌を用意する。神酒の他に
米、塩、干物や昆布、果物など、ある限りのものを手当たり次第、土器〈かわらけ〉と共に
支度を調えた。
 浅黄色の袴に狩衣、烏帽子姿の若い神職が、大きな包みを抱えて夜の住宅街を走り抜けて
ゆく。もしこの光景を目撃する人がいたら、目の錯覚か何の見間違えか、そうでなければ
正気の沙汰ではないと思ったことだろう。

「ただいま、戻りましたっ!」
 息せき切って、工事現場の家屋内に駆け込む。もちろん、懐中電灯などの灯りの類は
つけない。暗がりの中、外から漏れ来る微かな光を頼りに、神主は持参した御饌を丁寧に
正面に置くと、真っ暗なその先にあるあの神々しい気配に向かって恭しく平伏した。
「戻ったか。さあさ、早く酒を注がぬか」
 そう言われても、周囲は真っ暗で、自分の手元すらもよく見えない。
「恐れながら、しかしこう真っ暗では、酒瓶の封を切ることもできません」
「仕方がないのう。……それ、これでどうじゃ」
 女神が片腕を挙げる気配がした。すると、神主の周囲がほのかに明るくなった。なにも
ないのに、まるでそこだけ月明かりか蛍火に照らされたように、淡く光っている。
 自分の手元の様子は見えるが、女神の姿は見えない。辛うじて、その胸元から下の装束の
様子がぼんやりと照らし出されて見える程度だ。神話の絵画や博物館の歴史イベントで
見たことがあるような、古代風の衣装だった。スカートのように裾の長い白い裳の上に、
丈が短めの白い衣を重ね、鮮やかな織りの帯で留めている。手元は長い袖に隠れて見えない。
胸元には朱色の大きな勾玉と緑や青の管玉をつないだ首飾りが見える。肩から腕の辺りに
かけては、竜宮城の乙姫様みたいな薄く長い布がふわりと掛かっている。
 神主は、今度こそ不調法の無いよう、慎重に神酒を土器に注ぐ。それを三方に供えると、
暗がりから白い手がすっと伸びてきて、なみなみと神酒が注がれた土器をその口許へと
運んでいった。
 こくこくこく、と神酒を飲み干す軽やかな音がする。
 一息あって、満足げな優しい声がした。
「うむ、良き酒じゃ。もっと注げ。他の肴も支度せよ」
「はい、ただいま」
 ひとまずホッと安堵して、神主は戻された土器にまたなみなみと神酒を注いだ。米、塩、
干物、昆布、果物を、それぞれ土器に盛り、丁重にお供えする。女神がそれらに手を伸ばして
きては美味しそうに食べる音とゆったりとした気配を、彼はじっと見守った。
 気配だけでも、女神の様子が徐々にくつろいだものになっていくのが伺えた。初めの頃
よりは幾分か気安い口調で、女神は神主の所業を咎めた。
「まったく、酒は溢す、祝詞は読み間違える……。いくら初めての勤めとは言え、
 ひどすぎるぞ。他の神々は大笑いしておったが、わらわは恥ずかしゅうて、いたたまれ
 なかったわ」
「まことに、申し訳ございません」
「うむ、わかればよいのじゃ」
783新米神主の災難・5 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:35:16 ID:Ba8xaHYt
 目が慣れてくると、次第に、女神の口もと辺りの表情まではわかるようになってきた。
だが依然として、それ以上は見えてこない。その口許が綺麗で愛らしくさえあると判るに
つれ、そのお顔までも拝見してみたい、という好奇心にかられる。
「さ、もう一口、注げ」
「はい」
 神主は女神に命じられるまま、粛々と酒を注ぎ続けた。幾杯も、幾杯も。
 ――やばいなあ、持ってきた御神酒、足りるだろうか……。
 一升瓶が次々と空になっていく様子に神主が不安を覚え始めた頃、女神は飲み干した土器を
カラン!と床に放るように置くと、片足を彼の前にニュッと突き出し、言った。
「ずっとここに座りっぱなしで、足が疲れたぞ。そなた、わらわの足を揉め」
 彼女は足を蹴り上げて、布張りの浅沓をポイと脱ぎ捨て、素足を晒して見せた。酔っている
のか、随分とはしたない振る舞いである。
「えっ、や、しかし……」
「四の五の言わず、揉めと言うたら、揉め」
「で、では、恐れながら……失礼いたします」
 せっかく機嫌良くなさっているのに、ここでまた怒らせては元も子もない。神主は恐る恐る、
差し出された素足に両手を伸ばした。
 ――マッサージなんて、どうやればいいんだよ……。もし、上手くできなかったら……。
 びくびくしながら、そっと女神の足に触れる。透けてしまうのではないかとドキドキしたが、
ちゃんと触れることが出来る身体だった。白い足先はふっくらとして柔らかく、弾力のある
肌には温もりがあった。
 ――あ、あったかい。
 その肌のあたたかさと柔らかさが意外で、思わず、彼女の小さな足を両の掌で包み込んだ
まま、その感触を確かめるようにじっとしてしまう。そうして、足の裏の柔らかい部分を
そうっと押してみた。
「それでは、こそばゆいだけじゃぞ。もう少し、強う」
「はい」
 彼は徐々に力を加減しながら、ゆっくりと、彼女の足の裏をまんべんなく揉みほぐして
いった。交代で差し出された、もう片方も足先も、同じように丁寧に揉みほぐす。
 素人のぎこちないマッサージだったが、心を込めて丁寧に揉んだのが良かったのだろう。
次第に女神も「ん……」と気持ちよさそうな声を漏らし始めた。
「もっと、足首の方も頼む」
「はい」
 失礼いたします、と断ってから、彼は女神の足元を覆う裳裾を少し持ち上げて、ほっそり
した足首を両手の指で軽く揉んだ。
「……だいぶ、むくんでいらっしゃいますね」
「誰のせいじゃと思うておる。そなたの参るのが遅いからじゃぞ」
「申し訳ございません」
 ――むくみを取るには、足全体の血行をよくするんだったっけ。
 揉みほぐすのに集中するうちに、彼は我を忘れ、いつの間にか足首からふくらはぎまで
手を伸ばしていた。裳裾は膝の辺りまで捲れ上がり、あられもない姿である。
 ハタとそれに気付き、神主は慌てて手を止めた。
「……いかがいたした?」
「申し訳ございません、その、足首との仰せでしたのに、つい……」
「ああ……構わぬ、そのまま続けよ」
「……はい」
 膝まで衣をたくし上げ、無防備に晒された女の素足。その足元に跪き、差し出された素足を
抱きしめるように、取り付いている格好の男。彼の鼻先にはむっちりした太股が見え隠れする。
その状況を急に意識して、彼は顔を赤くした。決まり悪げに俯きながら、再び、彼女の
ふくらはぎに両手を伸ばした。
 黙々と揉み続ける神主、それをゆったりと見下ろす女神。彼女の膝の辺りにある彼の頭に、
彼女の白い手がすっと伸びてきて、禊ぎの水でまだしっとりと湿っている彼の髪に触れた。
「少し、濡れておるな」
「あ、これは……、急いでおりましたもので、乾かす間もなく」
「そうか」
784新米神主の災難・6 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:35:58 ID:Ba8xaHYt
 彼の烏帽子からはみ出す短く柔らかい髪をしばらく弄んだ後、彼女の指先は、彼の目元から
頬をつつつっと撫でた。こそばゆい感触に、彼は思わず声を上げそうになった。
「…っ、くすぐったいです、おやめください」
「ふふ……、ほんにそなたの声は、良い声よの」
 暗がりで彼女が微笑む気配がする。彼女の指先は、相変わらず彼の顎の辺りを楽しそうに
弄んでいる。
「お…っ、恐れ入ります」
「そなたは愚か者じゃが、声だけは良いのぉ。清けき榊の葉擦れの音を聞くように心地よいわ。
 それ、なんぞ神楽歌でも歌ってくれぬか」
「神楽歌……ですか」
 またもや難題だ。歌えない……わけではないが、上手く歌える自信がない。もっと真面目に
練習しておけば良かった、と今更のように後悔する。それでも神様の命令には逆らえない。
 居住まいを正し、恐る恐る、歌い始める。
「みーーぃ〜〜や〜ぁ、びーーぃ〜〜とーぉ〜のーぉ〜、さーぁ〜あ〜あ〜ぁ〜ぁ〜あー、
 せーぇ〜え〜ぇ〜え〜る〜」
 実にのんびりとしたリズムと音調の神楽歌が、朗々と響き渡る。本当の神楽なら舞と
雅楽器の伴奏に合わせて歌うものだが、それが無いだけで、なんとも間の抜けた感じだ。
しかもここは神社でもない、夜中の住宅街の、建築現場。聞きとがめられたら、なんと
言い訳しよう。
 内心ではトホホといたたまれなかったが、それでも神主は女神様にご機嫌良くあって
もらいたい一心で、一生懸命に歌った。
「良いのう、実に惚れ惚れとする良い声じゃ。その声を、いっそそのまま味わってみたい」
 甘ったるい声でそう言うと、女神はいきなり、神主の唇に唇を重ねた。
「なっ、……んぐッ」
 予期せぬ事態に、神主はたじろぐばかりだった。柔らかく弾力のある唇が彼の唇に押し
つけられ、彼女の熱い舌は、彼の声ごと貪り取るかのように口内を舐め回す。本当に声を
舐め取られ吸い取られてしまったかのように、彼は驚きのあまり、声を上げることすら
できなかった。
 それに、あれだけ酒を飲んだというのに、その息に酒臭さはなく、ただ酒麹のような
澄んだ甘い香りが口の中に広がる。やはり人ならぬ浄い身の御方ゆえなのだろうか。
花の蜜のような甘い吐息に酔って理性を失ってしまいそうだ。
 やっと彼女が唇を離したところで、その顔が淡い光の中に浮かび上がって見えた。若い
手弱女の姿だった。典型的な和風美人とでも言うか、やや丸顔でふっくらとした白い肌に、
一重で切れ長の黒い瞳が美しい。艶やかな黒髪は、頭の上の方で小さな髷が結われ、残りは
背中まで豊かに垂れている。てっきり引目かぎ鼻でオタフク顔の平安美人みたいな顔かと
想像していたので、現代人の目から見ても清楚で愛らしいその容貌に意表を突かれた。
 神様の顔を見てしまったら目が潰れてしまうのではないか――心の隅でそんな畏れを
抱いていたが、それは杞憂だったようだ。彼女は自分の顔が灯りに照らされて露わである
ことに気付いていないのか、それとも最早そんなことは気にしていないのか、暗がりに
姿を隠そうともせず、神主の顔に自分の顔を近づけたままである。その頬は上気して、
うっすらと桃色に染め上がっていた。
 神主はどぎまぎしつつ、先ほどの接吻を、酒の席の戯れとして軽く流してしまおうとした。
「ちょ……っ、酔っていらっしゃるでしょう」
「酔うている、じゃと? わらわは、酔うてなどおらぬわ!」
 不機嫌な声と共に、突風が外からゴオッと吹き込んできて、神主の頬を叩いていった。
「うわっ」
 しまった、と再びひれ伏しながら、神主は心の中で呟いた。
 ――いやいやいや、酔っぱらいに限って「酔ってない」って言うんだよ……。
 再び、女神の小言が繰り返された。
「そもそも、なんじゃ、あの祝詞の読み間違いは。『たたまつりゅ』とは、トチるにも程がある」
 もはや、タチの悪い酔っぱらいの説教の域である。神主は、地鎮祭での失態については
もう勘弁して欲しいと泣きそうな気分だったが、立場上も責任上も一切反論ができないので、
ただ謝り倒すしかなかった。
785新米神主の災難・7 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:36:38 ID:Ba8xaHYt
「申し訳ございません、もう、二度と致さぬよう気をつけますので、どうかお許しを……」
「そなた、誤魔化せたつもりかもしれぬが、他にも小さな読み間違いがいくつかあったぞよ」
「え、そんなはずは……」
「なんじゃ、間違えたことにも気付いておらなんだか。情けない! そのような心がけで、
 神職として、わらわを敬い崇めようという気持ちがあるのか、疑わしいものじゃ」
 拗ねるように、女神が顔をツンと横に向けた。不覚にも神主は、そんな様子を「可愛い」と
思ってしまった。
 ――おいおい、神様相手に、何を考えているんだ。
 良からぬ思いを振り払って、懸命に弁解する。
「いえ、決してそのようなことは……。私めは、身も心も捧げて神々にお仕え申し上げる、
 神職でございます。あなた様を心より敬い崇め、あなた様の仰せとあらば、何でもいたします」
 女神を宥めるために必死ではあったが、その言葉に偽りはなかった。確かにあのときは
神事に対して「どうせ形式的なもの」と適当な気持ちがあったことも否定できないが、
こうして神様を目の当たりにして、その神気に触れた今となっては、神職として心の底からの
忠誠と服従を誓わずにはいられなかった。
 女神は神主に目線を落とすと、平伏する彼の顎を片手でついと持ち上げ、彼の瞳を正面
からじっと見据えて、言った。
「その言葉に偽りは無いな。……わらわの望みとあらば、何でも致すか」
「はい」
「まことじゃな」
「はい」

「ならば、そなたの身体を、わらわに奉れ」

 神域にシャンシャンと響く神楽の鈴の音のように澄んでいながら、花の香のように彩りに
満ちた声。そんな清く甘い声で言われた言葉の意味が一瞬理解できず、神主は頭の中が
真っ白になった。
「――はっ?」
「わからぬか。みとのまぐわいをせよと、言うておるのじゃ」
「――えっ?」
「幾たびも言わせるな。みとのまぐわい、知らぬとは申すまい」
「や、それは――」
 彼は学生時代に覚えた国生み神話の一節を思い出した。

『是の天の御柱を行き廻り逢ひて、みとのまぐはひせむ』
『此の吾が身の成り余れる処を以て、汝が身の成り合はざる処に刺し塞ぎ』

 あれは古事記だったか日本書紀だったか。俺の出っ張ったモノをお前の凹んだアソコに
挿して塞いで……って、すんげえストレートで大らかな物言いだよな〜とか思ったっけなあ……
 ――って、悠長にそんなこと思い出している場合じゃない!
   要するに、この女神様は「セックスしろ」と迫ってきているんだぞ!?
「あのっ、いやっ、そのっ、さすがにそれはっ!」
「何を申す、己が祭る神に身も心も捧げ、神を慰め奉るのが神職の勤めであろうが」
「いや、それは確かにそうなんですがっ、ですがその……っ」
 ――いいのか? いいのか? これってアリなのか!?
 人の身として、その一線は越えて良いものなのか。鈍感な半人前でも、そのくらいの畏れと
躊躇はある。
 ふと、さっきの国生み神話の続きが脳裏に浮かんだ。
「あのっ、恐れながらっ、その、こういうことは、女の方から仕掛けてはいけなかったのでは?」
「ああ、あれは神と神の間でのことじゃ。わらわは神、そなたは神ではないから、別に構わぬ」
「え、そういうものなんですか……って、いや、そうじゃなくて! いいんですか、こんなこと!」
「つべこべ言うな。さっさとわらわの言うことを聞け。さもなくば……」
 周囲の空気がザワザワと不穏にさざめき始める。
「わ、わかりました! わかりましたから!」
 半ば脅迫だ。
 だが、強要されてと言うよりは、お許しを得て――という気分だった。何だか恐ろしくも
あるが、しても良い、むしろ「しろ」と言うのなら、良いのだろう。
 古めかしい装束のゆったりとした衣越しに、彼女の胸元の豊かなふくらみを見て、思わず
ごくりと喉が鳴る。
786新米神主の災難・8 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:37:26 ID:Ba8xaHYt
 意を決して、差し出された彼女の手を取った。しなやかで、柔らかく、温かい。彼女の
身体をそっと引き寄せ、遠慮がちに顔を見ると、その漆黒の瞳は潤み、頬は綺麗な桜色に
染まっている。
「お顔が赤い……やっぱり、酔っていらっしゃるでしょう」
「酔うてなどおらぬと言うに」
 今度は大胆不敵にそう言って、女神は白い腕を神主の首に回し、再び彼の唇を奪った。
今度の口づけは、野生の果実のように瑞々しい甘さだった。
 口づけの陶酔感に後押しされて、女神の衣の襟元に手を掛ける。すると彼女はそれを軽く
制止して、彼に囁いた。
「そなたが、先に脱げ」
「あ、……は、はいっ」
 ご機嫌を損ねてはなるまじと、彼は慌てて装束を脱ごうとした。だが、慌てているせいか、
烏帽子の紐が狩衣の襟元に絡まったり、烏帽子を邪魔だと脱ぎ捨てた勢いで余計に袖に紐が
絡まったりと、普段なら何でもないはずのことが思うように出来ない。狩衣の襟の留め具も、
焦りで指が震えてなかなか外せない。急がねばと焦れば焦るほど、悪循環だった。
 そんな彼の様子に、女神は呆れて言った。
「仕様のないやつじゃ。どれ、わらわが手を貸してやろう」
「す、すみません」
 神職ともあろう者が自分で装束も脱げないなんて、おまけに女の人に脱がせてもらうなんて、
と彼は恥ずかしくてたまらなかった。
「ほんにそなたは、童の頃から、焦ると何も出来なくなるたちじゃったのう」
「え」
「それ、解けたぞよ」
 襟の留め具はもう外していたので、何のことはない、あとは腰の帯をほどくだけで狩衣は
いとも簡単にハラリと脱げて床に落ちた。急いで小袖を脱ごうとすると、またも呆れたように
女神が言う。
「その上の袴を脱ぐのが先であろう。ほんに、手の掛かる」
「は、はあ……、申し訳ありません……」
 こんな時でさえ、謝ってばかりだ。神様相手とはいえ、情けなくなる。
 彼女が手際よく袴の紐を解く。浅葱色の袴がパサリと床に落ちると同時に、彼は白い小袖を
脱いで、下着一枚になった。その姿をまじまじと見つめて、彼女が不快そうに言った。
「なんじゃ、この毛唐の下穿きは」
「あ、これは、そのぅ……」
 トランクス姿をなじられて、またもや自分の迂闊さに冷や汗を流す。
 正式の禊ぎや重要な神事の時は白の褌を締めることになっているのだが、慌てていたとは
言え、神様の御前だとわかっていたはずなのに、うっかり普段の装束の下にはいている
白いトランクスのままだった。褌にしろブリーフにしろトランクスにしろ、下着が白なのは、
神職の白い装束に透けないようにするためだ。
「近頃の者は、何でも毛唐のものばかりじゃ。次からはちゃんと褌をして参れよ、の」
 そう言って彼女は彼の下着に手を掛けると、するりと下へ降ろした。
「……ほう。こちらの方は、一人前と見える」
 神様とはいえ、若く美しい容貌の女性に下半身をまじまじと見つめられ、彼はドギマギした。
どうリアクションしたものかと黙っていると、彼女は妖艶に微笑んで、彼女の腰帯の片端を
彼の手に握らせた。そして彼の手に自分の手を添えて、帯を引くように促した。
 促されるままにグッと手前に引くと、シュルッと衣擦れの音がして腰帯が解け、パサリと
下に落ちた。腰帯一つで留められていた上の衣は胸元がハラリとはだけ、柔らかそうな乳房が
チラリと見えた。
 長い裳裾をふわりと床に広げるように腰を下ろした彼女に続いて、彼も床に膝をついた。
硬い合板の床に女神の衣が広がっているだけのはずなのに、そこだけ不思議と柔らかな
褥のようになっていた。彼女を抱き寄せ、襟から肩を通って背中まで手を滑らせるように
して上衣を脱がせると、その上半身が露わになった。肌は白く滑らかで、触れる手が吸い
付くようにしっとりしている。
787新米神主の災難・9 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:38:04 ID:Ba8xaHYt
 ぽってりと厚みのある唇に、今度は彼の方から唇を重ね、空いているほうの手で乳房を
優しく包んだ。豊かな乳房はふっくらと柔らかく、温かい。
「ん……んぅ、……ん…っ」
 唇の間から、湿り気のある微かな音と、彼女の甘い溜息が漏れる。
 その音に、彼の頭はぼうっとなって、理性はいとも容易く吹き飛んだ。彼は欲望に任せて
乳房をわしづかみに、強く揉んだ。
「あ……つっ!」
 一瞬、女神が眉間にしわを寄せた。空気が小さくピリッと鋭く震えるのを感じる。 
「これ、もう少し、加減せぬか」
「あ、す、すみません」
 彼が反射的に手を引っ込めると、それをやんわりと制するように、女神は彼の手に自分の
手を添え、再び乳房へと誘った。
「もっと、優しゅう撫でておくれ……こんな風に」
 女神は、彼の背中に回していた手を、背筋に沿って撫で降ろすようにすうっと動かし、
細くてしなやかな指の腹で、彼の脇腹を優しく刺激した。
「ふ…あ、あぁっ」
 弱いところを的確に愛撫され、彼は思わず声を上げた。
「ああ……もっと、その声が聞きたい」
 惚れ惚れと聴き入るように、女神はうっとりと目を細める。そしてそのまま、脇腹から腹、
そして胸元へと、彼女の白魚のような指が這い回る。小さなうめき声を漏らしながら、彼は
それに応じるように、掌で包んでいた彼女の乳房をふんわりと柔らかく撫で回した。首から
下がる勾玉の首飾りが、しゃらん……と、まるでこの世の物とは思えぬ透明な音を立てた。
「ん…っ、ああ……そう、そうじゃ……、良いぞ」
 女神の息づかいが次第に荒くなり、やがてその乳首が硬くなるのを彼は掌で敏感に感じ
取った。ぷっくりと突き出したかわいい乳首をそっと指先で撫でると、彼女は「んっ」と
喉の奥から小さく声を漏らした。またもや空気が小さく震えたが、今度のはさっきのような
鋭さはなく、愉悦のさざ波と言った感じの震えだった。
 指で撫でるのを止めて、代わりに舌で乳首をちろちろと舐めてやる。すると、堪えきれずに
彼女が声を上げた。
「ぁんっ」
 甘いさざめきがザアッと押し寄せ、神主を包み込んだ。
 ――感じて……いらっしゃるんだ。
 自分たちを包む空気の反応が、女神の感覚と連動していることは明白だった。決して
巧みではないはずの自分の愛撫に、女神が感じてくれているというのが嬉しく、愛おしささえ
こみ上げてきた。
「失礼いたします」
 そう言って彼は女神を床に押し倒すと、長い裳を腰に巻き付けている細い帯を手早く
解いた。上質の白い絹の裳を取り去り、薄い腰布をはぎ取ると、淡い光の中に女神の白い
裸体が浮かび上がった。
「なんて……きれいなんだろう……」
 まるで傍観者のように神主が呟くと、女神は妖艶に微笑んで、彼を挑発するように緩く
身をくねらせた。
 ざわざわと踊るような空気に後押しされて、彼は仰向けの女神の上に覆い被さった。
重ねる度に味わいの変わる唇、ふっくらとした頬にも口づけを落とし、それから、滑らかな
首筋、柔らかな胸元、硬くなった乳首、腹から脇腹へ、丁寧に舌を這わせていく。女神の
肌は熟れた桃のように甘く、その弾力と温もりがこの上なく心地よい。腰から太股、膝、そして
さっきまで丁寧に揉んで差し上げたふくらはぎ、小さな足先にまで、接吻を散らしていく。
「あ……はぁ……ああ……」
 彼女が気持ちよさそうな吐息を漏らす度に、彼は自分の何かが満たされていくのを感じた。
神様が、自分の奉仕を、喜んでくださっている。神職としての満足感か、それとも男としての
満足感か。
788新米神主の災難・10 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:38:44 ID:Ba8xaHYt
 片足を少し持ち上げるようにして、足先から今度は逆に、足の甲からふくらはぎへ、そして
太股の内側へ……と、内股をチロリと舐めたところで、女神が「ひゃんっ!」と叫んだ。
快楽にたゆたっていた周囲の空気が、ブワッと突き上げる。
「ここ、弱いんですね」
 太股の内側の付け根近くにチュッと口づけをすると、またも女神は敏感に反応した。
「は…あ、やぁんっ! そ、そこ、は……あぁんっ!」
 チュッチュッと接吻する度に、ビクンと身を仰け反らせてよがる彼女に、先ほどまでの
女神らしい高圧さはない。ただ、手弱女の恥じらいと、それでも失われない神々しさが
あるばかりだ。
 はぁはぁと荒い息づかいで、ビクビクと身体を波打たせながら、女神の両脚はいつしか
大きく左右に広がり、その付け根の茂みが露わになっていた。彼は彼女の内股を優しく
責めながら、空いた手で、その茂みを撫でた。
 太股への接吻を掌での愛撫に代えて、今度は茂みの探索に集中することにした。柔らかな
茂みを利き手で撫で上げ、撫で下ろし、指で丁寧に掻き分けると、その先にある厚い花弁が
彼の指に触れた。ぽってりとした花弁は熱を帯びて、ぬるりと蜜を纏っていた。そっと指を
伸ばすと、二枚の花弁は容易に二つに割れて、奥から熱い蜜が溢れて彼の指を濡らした。
花弁の周りをゆっくりと浅く撫でると、奥からさらに蜜が溢れ出す。
「すごい……、こんなに濡れてる……」
「そんな、あんっ、しみじみと、も、申すで、ない……っ」
「……指、入れても、いいですか」
「なに?……あっ、あんっ!」
 彼女の許可を待たずに、花弁の奥の蜜壺に指を浅く入れた。溢れ出る蜜が彼の指をつたって
くる。このまま吸い込まれてしまいそうだ、と彼は思った。
 女神は頭を起こして、彼のしていることを見とがめた。
「そ、そんなにジロジロと、見るでない…っ」
「……は?」
「見るなと…言うに…っ」
「え?」
「ええい、とぼけおって! わらわの…ほ、ほとをっ、いつまで見ておる…っ」
 彼女の顔は羞恥で真っ赤だ。
 ――自分は男のをジロジロ見ていたくせに、見られるのは嫌だって?
 まあ、女神にしてみたら、神職とはいえ人間の男に一番恥ずかしいところをまじまじと
見られるのは、許せないのかもしれない。
「申し訳ありません」
 口ではそう謝ってみせながら、神主は女神の股に顔を深く寄せて、その陰部に接吻した。
鼻をくすぐる、つんと甘酸っぱい女の匂い。
「――ああっ!」
 女神は嬌声を上げ、身をくねらせた。
 茂みに隠れていた熱い花芯に、そっと舌で触れる。そこを潤す蜜は、ほろ苦い酒のような
味がした。
「ひぃっ」
 女神が、これまでになく切羽詰まった声を上げた。ざわざわと温かくうねっていた周りの
空気が、一気に怒濤のように押し寄せ、彼らを包み込む。彼女の快感が、そのまま彼をも
外側から包み込んでいるのだ。
「うわっ」
 人間の女相手では決して体験できない感覚――相手の愉悦を外から共有するという不思議な
快感に、彼は我を忘れそうになるのを必死に堪えた。
789新米神主の災難・11 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:39:22 ID:Ba8xaHYt
 それでも舌での奉仕は止めることなく、肘で自分の体を支えながら、掌は内股の付け根に
当てて、ひたすらに彼女の快感を刺激した。
「も、あっ、もうよい…っ、あ、あ……ああーッ!」
 彼らを包む空気がビリビリと震え、波がドッと突き上がるように上り詰め、勢いよく落ちた
かと思ったら、後はサーッと波が低く広がり、たぷんたぷんとたゆたっているようだった。
彼女はハァハァと喘ぎながら、トロンとした表情で、半ば放心しているようだ。
 ――イッた、のか?
 自分ももう我慢の限界だったが、彼女が達する間際に「もうよい」と言ったのが気に掛かった。
「もう、よい……のです、か?」
 恐る恐る尋ねると、女神は潤んだ瞳を彼に向け、ぶっきらぼうに言った。
「もうよい、……口でいたすのは」
「え」
「もう、口ではなく、……そなた自身を、わらわに奉れよ、の」
 命令口調なのに、なぜか愛らしく感じてしまう。名前を呼びたい、呼びかけたい――そう
思って、改めて、彼女がどの神でいらっしゃるのかがわからない自分をもどかしく感じた。
「女神様」などと、そんな汎用的な呼び名で呼ぶべきではない、呼びたくない、そう思った。
「……それでは、参ります」
「こんなときに、真面目くさりおって」
 あくまでも女神に対して神職としての礼儀を貫こうとする彼に、女神はふふっと微笑むと、
真上に覆い被さってくる彼の顔に手を伸ばし、その頬を優しく撫でた。
 彼は、いきり立った男茎を、女神の陰部に、ゆっくりと深く挿し入れた。
「んあ…っ」
 声を上げたのは、彼の方だった。熱く柔らかな肉の襞に押し包まれ、じゅぷじゅぷとした
蜜の中で、快楽の波が次から次へと絶え間なく押し寄せてくる。これは自分の快感なのか、
女神が感じている快感なのか。彼我の区別がわからなくなるような、途方もない悦楽の渦に
飲み込まれていく。
「あ…はぁ、はぁ…っ、あん、あんっ、はぁっ、あんっ…ああっ」
 彼の腰の動きに合わせて、女神も甘い喘ぎ声を放つ。
 背中に回された彼女の指に徐々に力が込められ、彼女の脚は踊るように跳ね、彼の腰を
羽交い締めにした。その刺激に、彼はさらに腰の動きを早めた。
「ん…ああっ、も…もっと、ぁんっ、もっとぉっ!」
「くっ」
 つながりあっている部分からの直接的な快感と、そして神々しい悦楽の空気に包まれて、
もう、どうにかなってしまいそうだった。特に、自分を包む空気の感覚が、どうしようもない。
 家の神社の裏に広がる鎮守の森の葉擦れのようにざわざわとした感覚、そこを通り抜ける
微風のような肌触り、湧き出る清水、木漏れ日の温もり……神域の真砂を踏みしめるような
感触、鈴のように清々しくも重々しい響き、榊や幣の擦れ合う音……正殿前にお勤めする
ときの、得も言われぬ清々しい高揚感――。
 身に染みついた、この感触。
 ――そうだ、確かに、あなたを、知っている。知っていたはずだ……!
「うぶすな様」
 そう呼びかけたとき、「あああぁっ!」という女神の叫び声が聞こえ、天まで達するかと
思うほどの快楽の突き上げが来た。
「ううッ」
 頭が真っ白になり、次の瞬間、彼は達した。彼女の悦楽の声が遠のいていくのを聞きながら、
彼は彼女の上に崩れ落ちた。
790新米神主の災難・12 ◆/4N8SeEZKA :2010/06/13(日) 23:40:27 ID:Ba8xaHYt

「――っくしゅん!」
 薄暗がりの中、夜明けの冷えた空気と明け烏の声で、彼は目を覚ました。東の空が白み
始めている。
 あの建築現場の建物の中で、彼は狩衣姿で寝転がっていた。辺りには誰もいない。
 夢でも見ていたのかと思ったが、まわりに散らかる徳利や土器、辺りに漂う神酒の香り、
そしてなにより自分自身の体が、「あれは夢ではなかった」と告げていた。
 彼はよろよろと帰宅すると、父親に事の次第をかいつまんで報告した。もちろん、
女神との交合のことは全部省いて。
 父は腕組みをしてしばし考え込み、神妙な面持ちで息子に言った。
「お前、気に入られたのかもしれんな」
 その証拠に、微かではあるが、ほのかな神気が彼のまわりに漂い残っているのだという。
「はあ……、なんでも、声が気に入ったとか仰せでしたが」
「まあ、確かにお前は、良い声をしているからなあ。あり得るかもしれん」
「はあ」
「だからといって、くれぐれも、図に乗るなよ。神々は気まぐれな御方も多い。少し気に
入られたからと言って慢心して分をわきまえずにいると、必ず厳しいお叱りがあるからな」
「はい」
 その日以来、例の建築現場で起きていた怪異はピタリと止んだ。あの晩の出来事については、
「神社の跡取りの若い神主が、夜通しの祈祷で祟りを鎮めてくれた」との噂が広まり、
「若いのになかなかたいした神主さんだ」と氏子の間で評判になった。
 ――夜通しの祈祷……ね。まあ、あながち間違っちゃいないか。
 ともかく、事情を知らずに見れば「奇行」「変質者」と紙一重のあの夜の行為が、良い方に
噂されて助かったと、彼は安堵した。
 そしてあの日以来、若い新米神主が神事でうっかりミスをすることは無くなった。これも
あの女神のお陰なのだろうか。
 日々の勤めの中で、祝詞を読み上げるとき、そして祭礼で神楽歌を歌うとき、あの夜の
気配を身近に感じることがある。彼女がすぐ傍で悪戯っぽく微笑んでいる気さえする。
だが、彼女は、決してその姿を彼の前に見せるようなことはなかった。
 彼はあの一夜の逢瀬を思い出す度に、もう一度でいいからまた逢いたい、と思う。
 ――また祝詞を読み間違えたら、叱りに出てきてくださるかな。
 チラリとそんなことを思うが、しかし神事でわざと失敗してみせたとなれば、尋常でなく
怒り狂われるかもしれない。
 ――それも恐ろしいな。
 若い神主は、淡い期待を頭から振り払った。
 ただ、いつ何時、何があっても良いように――彼はあれ以来、小袖に差袴という普段着の
ときでも、下着は白の褌と決めている。

−終−
791名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 10:50:55 ID:zryRKp6U
>>790
GJ
凄く良かったよ!これは萌える・・・
好感の持てる神主さんだ

ツンデレ女神様との遣り取りが可愛らしい
792名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 12:22:23 ID:+ziCK0q4
GJ、投下乙
クオリティ高いなあ
793名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 13:04:15 ID:/Xe97qKK
GJ!GJ!
良い声の神主さんいいなぁ…
イイ声の喘ぎ声聞いてみたい!


近所の本屋にお坊さん漫画コーナーができてたww
あったのはここにも紹介されていた坊主DAYSとか読経しちゃうぞ!とかだったけど
聖職者ブームか?ww
794名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 14:21:46 ID:BB7y3bHr
GJ!
ゆったりおおらかな感じがして、よかったー
神との交合なのに、住宅街の工事現場てーのがまた乙ですね
795名無しさん@ピンキー:2010/06/15(火) 18:33:00 ID:T5g1Vppy
グッジョブ

良い作品を読めて嬉しいよ
796名無しさん@ピンキー:2010/06/17(木) 14:19:18 ID:qzWIkY3b



     \             \
       ヽ             ヽ
        ヽ             ',
    .    |              ',
        |     ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
        |__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
        |_,,,,、ィ'''"         ',
        ,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、  ,ィ'"l´
        l l `';;;!    '''‐ェ;;ェ、  r'エ〈
        ヽヽ.' ''           l、 !
    .    ヽ、_,        (ニ、 .,、」 l
         ,,|.        ,.ィ='__ュ、!
       /l l        '´‐''´ ` /
    --i´   ヽヽ          ´ .ノ
      l   ヽヽ   `''ー- 、、、r‐<
      ヽ   ヽヽ      /!  `iー
    .  ヽ   ヽ \    //   |

       南冲尋定[なんちゅうえろさだ]
(越前国の刀工。生没年不祥。作刀期間1493〜1526年)
797名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 21:21:30 ID:CNuXjMLs
と、投下が……!
ありがたや
GJ
798名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 23:47:00 ID:OmkeGnKX
神主たまんねー
799名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 02:16:07 ID:YU1CvGcv
スクーターに乗っている坊さんはよく見かけるが、
この前初めて400ccのバイクに乗って疾走する坊さんを見た

顔はフルフェイスでわからなかったが、その様は格好良かった
800名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 23:43:55 ID:M72iRfRw
安珍と清姫という話を知ってる人はおらんかな

 その昔、安珍という若い坊主は、熊野大社への旅の途中に寄ったお屋敷で
清姫という美しい娘と惚れ合う仲になり、楽しい一晩を過ごした
翌日、修行中の身でありながらも別れ難い安珍は、熊野からの帰路で必ず会いに来ると約束し
清姫はその約束を信じて待つ
 しかし熊野に着いてすぐその浮ついた心を指摘され、
修行のために清姫を断ち切る決心をし、帰りは別の道を通ることにする
 一方、約束の日を過ぎても一向に現れない安珍に、清姫は恋焦がれるあまり飛び出し、
旅人達に彼の安否を聞きながら熊野への街道を辿る
彷徨の末、安珍が別の道を帰ったことを知った清姫は狂ったように彼の姿を探し、
やがて川岸で船に乗ろうとする安珍を発見する
名を呼ばれて彼女に気づくも、仏道に生きると誓った安珍は船頭を急かし、振り返りもせず川を下っていった
彼の名を呼びながら追いすがる清姫は、そのまま水の中へと進み、そしてかえらぬ人となった

そう、酷い話なんです
801名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 00:06:18 ID:/paq9FQG
>>800
>彼の名を呼びながら追いすがる清姫は、そのまま水の中へと進み、そしてかえらぬ人となった

こう書くと悲恋っぽいけど、流布している伝説では
清姫は怒りのあまりに蛇身と化し、その姿で船上の安珍を追いかけ、
安珍が隠れた道成寺の梵鐘に巻き付いて彼をとり殺してしまうという
……女の執念は恐ろしい、というお話しだからナー

蛇と化した清姫が安珍の船を追いかける場面の絵巻を見たことがあるけど、
船の舳先に立って必死の形相で逃げようとする安珍の表情が
清姫への恐怖をリアルに表していて、同じように見ていた学生らしき集団も
「まじでコエーw」「めっちゃ怖がってるw」と言っていたw
802名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 14:05:24 ID:Gu+5xlim
古典ネタだったら自分は「鳴神」だな。

今まで真面目に修行してきたために霊験が高い鳴神上人。
朝廷からその力をかわれて祈祷を頼まれるも
成功したのに条件(授戒の権利)を反古にされ、
その恨みで世界中の竜神を山篭りして閉じ込める。

そこに放たれた朝廷の刺客は、絶世の美女・雲の絶え間姫。
貞淑な未亡人のふりをして近づきつつも、
亡き夫とのイチャイチャ話を聞かせて上人の気をひき、
口移し・胸さすり・偶然を装った意図的パイタッチによって上人を篭絡。
遂に鳴神上人に、「私のものになれ!あなたが私のものになるのなら他の何を捨てても良い!」とまで言わせるが、
雲の絶え間姫は契りの固めだと偽って今まで酒など飲んだことの無い上人に大酒を呑ませ、
寝てしまったのを見計らって術を解いて逃げてしまう…

この鳴神上人、酒も女も未経験で
姫の胸を触ってこれは何だ?と動揺したりすごいピュアなんだ。
ただ途中で寝ちゃうから、童貞のまま姫に逃げられるのがすげー可哀想w
803名無しさん@ピンキー:2010/06/26(土) 23:13:40 ID:XngscdKO
>>800
社会見学の人形浄瑠璃で見たな
小学生ながら「あんちんさまぁー あんちんさまぁー」と追い縋る清姫のストーカーぶりと
姫→鬼へ変わる仕掛け人形の豹変にビビったw
804名無しさん@ピンキー:2010/06/27(日) 16:53:01 ID:6BgjXioy
>>802
帝にも約束を反故にされ、未亡人にも約束を反故にされ…
鬼や物の怪相手ならこういう「恩を仇で返す約束破り+美女で籠絡」ってのはあるけど、
徳の高い僧の身でこの仕打ちとは、とことん可哀想なお人だ

雷神となった鳴神上人、雲の絶え間姫を追いかけて、
そのまま姫を捉えて怒りと欲望にまかせて陵辱展開キボン
805名無しさん@ピンキー:2010/06/28(月) 21:23:45 ID:foHI5AqD
聖職者といえるかどうか微妙だけど、久米仙人が好きだ
長い間ストイックに修業をしてやっと仙人になったのだけど、空中散歩をしてる最中
川で洗濯している村娘の太腿に発情して神通力をなくして墜落
ただの人間に戻ったけれど、洗濯娘と結婚して末永く幸せに暮らしたらしい
806名無しさん@ピンキー:2010/06/30(水) 17:12:07 ID:0IrXrM2F
上で紹介されてたまんまんちゃん、あん。が面白すぎる
807名無しさん@ピンキー:2010/07/09(金) 21:53:31 ID:CPG4MZ1O
三宅乱丈のぶっせん面白いよ
808名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 21:38:55 ID:g/SQveOm
神主のおいなりさん二つ
809名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 17:20:23 ID:2Uy3QIYz
文覚上人と袈裟御前の悲恋なんか好きだなあ。
810名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 11:39:23 ID:s/6f8E5y
暑い・・・
俺も坊主にしたい
811名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 23:04:52 ID:FHXkWcHI
>>20

> 「汝、姦淫すべし」

notが抜けちゃった姦淫聖書か・・・それを盲目に信望しきった牧師が、女信者たちを旅すがらでバッコバコに布教してゆくというのも面白いかもしれん

このスレを1から見てきたが、女だからって男×男を好むわけではないのだな
812名無しさん@ピンキー:2010/08/01(日) 23:15:07 ID:77PWTx7/
当たり前だw
男が皆百合を好きなわけじゃないのと同じ
男も女も自分と違う性別ならやや同性愛に寛容になるみたいだな
813名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:11:29 ID:Mr8g7QSq
801には全く興味が無いから
エロパロ板に来てる
814名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 00:22:48 ID:XqYPQX4s
>>812
そう言われれば、自分でも女×女は好きでもないな、と気付いた・・・勘違いしてしまって本当に申し訳ない

しかし画僧といい神主といい、丁寧であるし作者様のセンスもあるけど、かなり萌えた・・・このスレに期待

815名無しさん@ピンキー:2010/08/11(水) 00:25:18 ID:3Hleruqw
>>809
経歴が凄いよね >文覚上人
816名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 01:07:08 ID:CjOqggGE
盆は坊さんに会えたか?
817名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 19:40:27 ID:0AD9G+sm
コミケ78行ってたから会えなかった
818名無しさん@ピンキー:2010/08/20(金) 12:03:50 ID:jnSKu1wW
会ってきたよ
副住職の寺庭(奥さん)が美熟女だった
819名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 19:33:29 ID:1j7xXoGq
先生方、宜しくお願いします。

【神社・仏閣板】 嫁不足総合
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1277474165/
820名無しさん@ピンキー:2010/08/22(日) 19:50:14 ID:WsffPang
私たちにはどうする事も出来ません。
821名無しさん@ピンキー:2010/08/25(水) 22:23:51 ID:WAbE7RfZ
>>805
この間、ふらっと久米寺に行ってきたよ
境内にかかってた絵馬には、ふくらはぎ丸出しで川で洗濯している娘と
それを雲の上から眺めている久米仙人の絵
そして「長寿 縁結びの 久米仙人」の文字

久米仙人の欲情墜落エピソードには 縁結び の御利益があるのかw
822名無しさん@ピンキー:2010/08/29(日) 16:06:49 ID:L1vsRXYx
禿げ様とちゅっちゅしたいよお
823名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 22:31:49 ID:Qqoq7VDi
春夏秋冬そして春、って観た人いる?
坊さんのエロシーンあるらしいが
824名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 14:34:04 ID:U24xQeZC
>>823
エロシーンには期待しない方がいい
俳優はそこそこイケメンだったけどね
聖職者エロを求めて見るなら
多分がっかりすると思う・・・

見どころと言ったら渋い老師とその飼い猫くらい
825名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 10:52:57 ID:8qG57BTJ
保守。
826名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 22:07:54 ID:4gboQKum
映画なら「薔薇の名前」が好きだ
827名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 04:27:24 ID:CC1fFDJp
保守。
828名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 10:16:40 ID:fikczPsa
保守
829名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 21:51:23 ID:Bl8irv/S
カーテンとジャガイモ保守
830名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:02:45 ID:ZH2yi6I+
仏教系の投下がないと思ったので書きました。
推敲して削ってもこれ以上削れなかったのでそのまま投下します。すみません。
長いのでお好みで読み飛ばし推奨です。

注意
・なんちゃって仏教
・坊主…?と尼…?の話
・説教くさい
・女人禁制を勘違いしている…?

不可の方は、名前欄「坊主と尼僧の昔の話」で飛ばしてください。
831坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:03:42 ID:ZH2yi6I+
暦も夏というのに、山は雪化粧をしているようだった。
山裾から、つぅ、と一本の煙が立つのだ。
その煙が吹き下ろしの風に散らされて、山を煙らせる故だった。
山では死人を焼いている。人肉の焼ける臭いは、
山の裾野に這いつくばるように開かれた村に流れ込む。
人糞を虱と共にすり潰して膿水と煮詰め、腐らせた方がまだ我慢できる臭いでは、
と想像させるほどの悪臭が、畑も道も家も関係なく蹂躙していく。
村人たちはなすすべもなく、しなびた苗が身を倒す畑の畦道で、
傾いた戸の中、闇と熱気の立ちこめる小屋で、じっと鼻を押さえうつむいて
やり過ごすしかないのであった。
その息苦しい虚しさは、野盗に襲われた後の静けさに似ていた。
彼らは、だが、野盗に襲われた方がまだしも良かったと思うのだ。
一刀の元、斬り捨てられたなら、今やこの苦しいばかりの世を抜け出せていただろう。
食い物が底を尽きた。家畜も殺し尽くした。今では木の皮を剥いでかじっている。
頼りの井戸水は、飲んだ村人を片っ端から昏倒させている。どうやら病の類らしい。
とするなら、井戸水はもう使えない。川はすでに干上がっている。
だから男衆が山間の沢まで汲みに行ったのだが、鉢合わせた隣村の者達と水を巡って
殺し合いになった。命懸けとなってしまった水も、せいぜいが木樽四杯分で、村人全員を
潤すのに三日と保たない。
体はまだかろうじて動くが、だからどうだというのだ。
意識があるだけ、この生き地獄を感じていかねばならぬ。
――なぜ、今生を、まだ続けなければならぬのか。
この苦しみを終わらせてくれる野盗ならば、それはあるいは御仏の使いではあるまいか。
村人達は鬱々と、諾々と、うなだれてそうまで思うのだ。

同じく頭を垂れる男の姿が、火葬場と離れた山中にあった。
無造作にくくられた惣髪は、緩んだ毛束が四方から垂れ落ちていた。
毛束が影を落とす頬はゆるりとこけ、首も筋が濃く浮き立っている。
が、鼻梁は長く、眉は柳のように優しげに額の下を流れていた。
落ち窪んだ眼がやや黄色く濁っているものの、黒目は凛と涼しげだった。
垢や汗に汚れてはいるものの、食に満ちた本来であれば、
娘たちの密かな憧れであっただろうことが想像に難くない長躯だ。

だが、彼に注目せざるを得ないのは、そればかりではない。
薄い唇はかさついていたが、引き結ばれた口元は痩せた体躯を感じさせず、
力強い意志が彼に宿っていることを伝えているからだ。
彼の着物に至るまでが埃っぽく、今まで土を掘り起こしていたからだ、と擁護するに
少々余るほど黒ずんでいるが、彼がただ一人、
死を抱き、希死に囲まれるこの山の中で、生の匂いを発する人間であるからだった。


男は立ったままの休息を終わらせるべく、息を大きくついて己を奮わせた。
顔を上げ、下ろしていた天秤棒を再び肩に担ぐ。玉の汗が瞬間、首筋を伝い落ちた。
両の肩に重くのしかかるのは、青臭い土であった。
殺し合いの場となった沢より下った、水の染みこんだ土を村に持ち帰ろうというのである。
なぜそのようなことをするのか訳を聞けば、畑を作り直すためだという。
荒れ果てた畑を目の前にしている村人からすれば、まるで益のない行いと思えた。
土を作っても水がない。育てる苗がない。
耳を傾ける者もいないではなかったが、今まさに、彼の周囲に人影はないのであった。
隣村と流した血も未だ記憶をねっとりと濡らしている。
しかし彼は、日の出から日の入りまで毎日ただ黙々と、運んでいた。
832坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:04:10 ID:ZH2yi6I+
男が村へ帰り着き、畑の隣へ土を盛っている。一日運んで、ようやく膝丈の盛り上がりが
一つできる。小さな盛り上がりは、これで五つを数える。
男が住まいへ帰ろうと体の向きを変えると、小さな影が近づいてきた。
村の童が口を開く。「村長が呼んでる」
「村長が?」男は汚れた手で汗を拭い、眉をひそめた。
今朝方、村にやってきた女が『歳の頃、二十五、六の男』を探しているという。
「あとあの方に会ってないのは一太さんだけだよ」
「そうか」
「俺も一緒に行っていい?」
「ああ」
歩きながら、一太は訝しんだ。この倦怠感にまみれた村が、わざわざ人捜しに協力しているとは。
位の高い女が侍でも連れていて、脅されているのだろうか。
それにしては、この童も共に来たいと言って、女を好意的に見ているようだ。
「とても綺麗な尼さんだった。一太さんの知り合い?」
男は、ふいに鳩尾を殴られたような錯覚を覚える。
尼が俺を捜している? まさか、それは――。
一太は汗の滴が伝うこめかみを押さえた。かろうじて、童に答える。
「……いや?」
「ふうん。俺はてっきり、一太さんがお里に残してきた妹かと思った」
童は俺と言うものの、おそらく大人から借りた言だろう。
(俺より若い女? 『あの御方』にそのような知り合いが?)

村長の家といっても、他の村人たちのそれと変わりない。寄り合いに使う小屋は別に
設けてあるからだ。老年の長は、村のまとめ役という役割以上の存在ではなかった。
村全体が、等しく貧しいのである。
なぜか、村長の家の周りに人がたかっていた。歳の頃は一太と同じ。
女に尋ねられた連中だろう。彼らは一太を一様ににらみつけてきた。
その目の色は、なぜか妬みのようだ。羨ましがられるような身の上ではない。
これから起きると予想する事柄にしても――。
一太は村長宅の戸へ向け手を差し出した。一度、指先が当たった。
小刻みな震えがふいに襲ったのだった。一太は触れた感触にしがみつくようにして
戸を引き放った。
「なんて音出すんだ、騒々しい。一太が開けたのか?」
屋内は暗かった。目に飛び込む闇の暗さは、一太から視覚を奪う。
だが、その視界を激烈に横切るものがあった。斜陽の赤い跡だ。

板壁の明かり取りから、夕日が斜めに差し込んでいた。
その光の中、女人の顔が宙に浮いていた。もちろん、実際に浮いているのではない。
注意深く見返せば、女の体にかかる袈裟が暗闇に紛れているだけのこと。
しかしそう思わせるほど、女は村長の家と、この村と、存在を異としていた。
顔の造作は、当代の美と離れている。目が少々大きく、頬が薄い。
唇がぽてりと厚みがあるのも、幼子のようで色香がない。
だが、女はそういった美醜を遥かに超えていた。
丸めた頭から顎で合わさる顔の輪郭が、つるりとなめらかに弧を描いている。
夕日に染まる女の顔は、混じり気なく朱い。肌が、夕日の色を邪魔することなく白いのだ。
土で汚れている、いない、という差異ではない、
もはや女自身が、玉のごとく淡く白い色を発しているようなのだ。
まるで光を身の内に宿しているように、香り立つ神々しさを感じさせる。
一太は納得した。ああ、確かにこの女に請われたなら、手を貸したくなるだろう。
833坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:05:00 ID:ZH2yi6I+
りぃん、と音が鳴った。
「あなたが、一太どの?」
心地いい声色だった。青銅が小さく叩かれて引く音の尾に似て、しみじみと耳に染みいってくる。
一太は、つい先ほどまで不安で心の臓を早鐘のごとくかき鳴らしていたことを忘れ、
清々しく答えた。
「はい、一太でございます。人を、お探しのようで」
「はい。長どの、また二人きりにしていただけませぬか」
「へぇ、かしこまりましてござります。外におりますけ、なんぞありましたら」
「かたじけのうございます」
村長と女との会話を、上の空で聞いていた一太は、戸から外へ出ようとする村長に
体を押されてようやく気づいた。
「ほれ、ぼけっとしてねぇで、中入れ」
「中?」
「尼僧様が、おめぇと二人っきりになりたいってぇのよ」
「……二人きり!?」
一太の右足が土煙を起こして後ろに引いた。
「なんだぁ、おめぇ。他の連中もただ話しただけだ」
そこへ村長は、にたりと笑った。
「まあ、おめぇはまだ山ぁ行ったり来たりできる元気があるけ、しようがあるめぇが、
俺たちが外ぉいるんだ、あのお方に罰当たりなことしようとしたら、ぶちのめしてやるからな」
顔中が皺にまみれた村長にさえ、嫉妬の目で見られて戸の中へ押された。

一太はたたらを踏み、顔を上げる。玉の女が、違わず宙に浮いていた。
ただ表情が、なんともいえない微笑を浮かべている。儚い親しみ、慈しみ、喜び、
それらが光の粉となって尼僧をさらに輝かせている。一太は知らず、喉の奥が引き攣れていた。
きゅうきゅうと締まる喉は、嗚咽をこらえる瞬間を思い出させる。
その時、尼僧は、その浮世離れした存在感に似合わず、衣擦れを立てて立ち上がった。
それはまるで呪縛を払う所作であったようだ。一太は己を取り戻す。
――女が近づいてくることに気づいた。
「――っ!」
大の男が、飛び退るように逃げた。対面する尼僧は、確かに一太よりも若く見えた。
背は一太より頭半分低く、衣で隠れてはいるが、男の腕に容易く手折られてしまうだろうほど
細い。だのに、一太は、おののいて背を打ち付けた戸より後ろに下がろうとしていた。
板戸の向こうからは大声で問う声、戸を叩く音が響いていたが、一太は聞く耳持たず、
助けになるはずの戸の押し引きを自らの背で押し止めてしまっていた。
ただ一つ、迫り来る女の姿しか意識にない。

白い、女の顔。
赤い光の中を進んでくる。
鼻に甘ったるい女の匂いが入り込んでくる。
すぅるり、と伸びる五本の突起。
指だ。細い指だ。顔と同様に白い、だが今は夕日に朱く染まる短い触手が、一太めがけて――。
男の着物の袷が、つい、とめくられた。
「ああ」
りぃ……ん。
834坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:05:23 ID:ZH2yi6I+
「一太ー!! てめぇ、なにしてやがる!」
丸太でもぶつけられたような背中の衝撃に、一太は我に返った。寄りかかっていた背を
戻すだけで、戸は勢いよく開かれた。男達がなだれ込んでくる。押された一太は、
尼僧が胸元にぶつかる寸前で足を踏ん張った。勢いを殺せなかった男が一人二人、
一太の足下に転がる。
「尼僧様ぁ、ご無事でらっしゃいますかぁっ」
しゃがれた村長の声が屋内に飛び込んでくる。
「長どの、心配などなにもござりませぬ」
「はぁ、でもえらい音がしたもんで……」
「申し訳ございません、足がふらつきましてぶつかってしまい、
一太どのを驚かせてしまいました」
「いやいや、一太こそお助けもできねぇで。図体ばっかりでかくて役立たずなもんで、はい」
言いながら村長がよろけつつ入ってくる。尼僧は、村長の家を見回す。
「皆様も、今まで私の身勝手な願いを見守ってくださり、誠、感謝いたしまする」
合掌しながら頭を下げる様を見て、村長の家で所在なげに立っていた男衆は
音を立てて畏まった。
「どうやらこちらの村には、私の尋ね人はおりませなんだ。されど、長旅の足を
休ませてはくれませぬか? しばし屋根をお借りしたく……」
「食うもんはありゃしませんが、それでよけりゃ、どうぞこのまま俺の家にお泊まりくだせぇ」
村長が言うことに、尼僧は頭を振った。
「ありがたきお申し出。されど空き家がござりますれば、そちらを貸していただきとう
ござります」
「空き家……さても、村はずれにある人死にで空いた家しかございません。
それに夜は心許ないでしょう。寄り合いで使うとる小屋はいかがか?」
「お計らい、かたじけのうございます」
尼僧の微笑に、村長はいよいよ気をよくしたようだ。
「そしたら、早速整えさせましょう。それまではどうぞこちらで。
おめぇたちは小屋ぁ掃除してくるんだ、さっさと行け!」
言葉の後ろを立ちすくむ男達に押しつけると、村長は再び尼僧に席を勧めた。

続こうとした尼僧が、一太を見上げる。
「山へ行かれてお疲れでしょう。どうぞもうお住まいへお戻りになって
お休みなさいませ。一太どのはそれでよろしいでしょう? 長どの」
「へぇ、お優しいことで」
村長は一太の方をまったく見ず、尼僧に目を向けただ声を発していた。その視線を、
尼僧は振り返ろうともしない。
「一太どの、明日も山へ行かれますか? 私もあなた様の仕事、手伝わせてくれませぬか?」
「……それは、いけません。どう聞いているのか知りませんが、俺はただ土を運んでいる
だけなのです。汚い仕事です。尼僧様のおみ足が汚れてしまいます」
男は三度、緊張で体が固まるのを感じた。
「汚れなど。仕事の邪魔というなら、ただあなた様の後ろをついているだけにいたします。
決して一太どのの悪いようにはいたしませぬ。どうか、お聞き入れくださいませ」
「尼僧様、悪いこたぁ言わねぇ、それはやめときなせぇ」
村長が横から口を挟み、隣村との顛末を語って聞かせる。しかしそれは逆効果であった。
「ならばなおのこと、私が赴き、無念にも亡くなった御方を供養差し上げねば。
一太どの、案内してくれますね?」
風体に似合わぬ、強気の一言で押され切った。供養を頼みこそすれ、断る道理もない。
翌日、一太は袋は置いて天秤棒だけ担ぎ、尼僧を連れて山を登った。
835坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:05:48 ID:ZH2yi6I+
山登りで尼僧に手を貸す場面では、天秤棒を延べて掴ませた。引き上げ、導き、沢にたどり着く。
疲れを癒したい、ということで留まることにしたはずの尼僧であったが、健脚凄まじく、
一太に遅れず付いてきた。沢へいくらか警戒しつつ近づくが、人の気配はない。
一太は天秤棒を手放さず、沢の水を片手で掬って何度も口に運んだ。
水流あるところは涼しい。山を登ってきた熱が体に流し込んだ内から、外から、癒されていく。
気が済むまで飲んでから、用心深く向こう岸を見つめ、腰に下げた竹筒を水の流れに沈めて
水を汲む。
やはり顔は向こう岸に向けたまま、竹筒を尼僧へ差し出した。「どうぞ」
「ありがとうございます」
一太はなお、天秤棒を隙無く構えていたが、土を歩く音が隣にやってきたのを聞いて、
視線を流した。
ちょうど、尼僧が竹筒の先に口をつけて上向いているところを目にした。
竹筒を掲げ持つ腕の袖を、もう片方が押さえていたが、真っ白い手首の内側が
黒い袈裟から露わになっていた。その色に動揺して、同列と見てしまったのか、
なぜか冷水を嚥下する白い喉にまで、一太は禁忌を感じた。
正面から見れば顔の印象にばかり目が奪われるし、衣装にすぐに隠れてしまうその肌が、
今、しなやかに伸びているのだ。しかも水を求めて蠢く部分が静的な佇まいの尼僧に
似つかわしくなく、見てはいけないものを見てしまったかのように感じたのだった。
一太はだから、即座に目を沢へ戻した。尼僧が竹筒を返そうとしても、そちらを見ることなく
受け取って、腰に戻したのだった。
「ここで、亡くなったのですか?」
尼僧が痛ましく眉をひそめて一太を見上げてきている。その空気を感じながら、一太は
先ほどの白さを目に呼び込まないよう、視線を避けて案内した。
「はい。飛びかかられて、もみ合いになって、足が滑ったところに、運悪く岩がありましてね」
天秤棒の先で指し示した岩は、飛沫の届かないところにあり、まだ赤黒い血の跡を残していた。
「一人が死んだところで、みんな目が覚めました。やり始めた向こうの奴らは水も取らずに
帰って行った」
「お可哀想に……」
呟いた尼僧の言葉は、殺された者へか、水を持ち帰れなかった隣村に対してか、
どちらへ向けてのことか判然としなかった。尼僧はそんな一太の思いに頓着せず、
袂から数珠を取り出し、じゃらじゃらと鳴らして合掌する。
「一太どのも共に手を合わせてくださいませぬか」
「いつ奴らが来るともわからない。俺は、こいつであなたを守らねばなりません」
一太は両手の棒を示してみせる。すると、視界の端にいる尼僧は、じゃらっ、と数珠を鳴らして
一太に向けて合掌した。驚いて思わず目を転じると、尼僧が目を開いた。
沢の冷感を伴った空気に、とろりとした香気をにじませるように、瞳が濡れていた。
「では私は安心して、経を唱えることができましょう」
それを最後に尼僧は血糊の付く岩へ顔を向けた。
一太は改めて沢へ顔を向け、棒を手にする。
背後で経が始まっている。

道中、尼僧が言うことには、昨日の火葬にも立ち会い、経を上げたという。
だが一太は、あるいはこの尼僧は騙りで、ただの物乞いでは、とも考えていた。
村人が正しい経など知ろうはずがない、もやもやと意味不明に唱えても
簡単に騙せるだろう。しかし背後の経は、本物の尼であることを示している。
一太はますます混乱する。尼僧の目的がわからない。
尼僧は「捜し人がいない」と言った。一太の胸元を見て、『本人』であるということを
確信しておきながら、「捜していた人間ではない」と言った。
であるにもかかわらず、なぜこのように付きまといたがるのだろう。
(本当に、俺を捜しているのではないのか)
一太は心中独りごち、はっと気づいて、自嘲する。
836坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:07:02 ID:ZH2yi6I+
今の心の動きはなんだ?
『あの御方』に捜されていないと、拗ねでもしたか?
何を今更。己から出奔したというのに。きっと心配をおかけしたというのに。
まだあのご慈悲にすがろうというのか? 身の程を知れ、この浅ましい虫けらめ。
お前など、『あの御方』に寄るのさえ許されぬ。ましてや、御仏のお側になど――。

「一太どの?」
鈴の音が、顎下から聞こえてきた。目線だけ下げると、胸元に尼僧の顔が浮いていた。
「――!!」
ざざざっ、と濡れた土を削り取りながら後じさる。遠のいた白い顔は、驚いた表情を
留めてから、うふふ、と口元を隠した。
「ああ、やはり前から声をお掛けして良かった。後ろからお掛けしていたら、
きっと一太どのは今頃沢に流されておいででしょうね」
「…………」
「ごめんなさい、からかった訳ではないのです。本当に、ただ声をお掛けしたかっただけ。
もう供養を差し上げました。一太どののお仕事を手伝いとうございます」
そんなに長い時間、己の内に耽っていたのか。
「それは、あいすみません。気を張り詰めておりました。では村へ帰りましょう」
「いいえ、まだ一太どののお仕事がございます。土を運ぶのでしょう?」
「今日は、村で土を耕します。もう土はある程度、運んだから。
あなた様がよろしければ、そちらに手を貸していただきたい」
尼僧は合掌し、一礼した。「かしこまりました」
「では行きましょう」
「もし、一太どの」
「はい」
「少し、疲れました。足がおぼつきませぬ」
見上げてくる女を、男は見下ろした。
「これをお使いください」言って、天秤棒を差し出した。
「重くて持てませぬ」女は笑みを深めて、見上げてくる。
男は一瞬瞑目し、次に棒の天を向いていた方の端を差し出し直した。
「お掴まりください」
「はい」
地に付けていない側とはいえ、土で薄汚れていた棒であったが、
尼僧は臆さずしっかと掴んで歩き出した。
男と女が繋がって、山を下りていく。


尼僧が村に滞在して七つの日が過ぎようとしていた。
食い物のない時でなければ、女達の用意した夕餉の匂いに誘われて、
男達はヒグラシの鳴き声と共に、畑から住まいへ帰る時分である。
驚くべきことに、一太の畑はもちろん、村の大半の畑が、山から新たに土が運び込まれていた。
力ある若い男衆が総出で手伝った結果だった。
初日に一人増え、翌日に三人に増え、倍々と増えていった。
「尼僧様、俺も手伝わせてくだされ」
「次はなにをいたしましょう、尼僧様」
皆、妻のある身であるが、そのにやけ顔ときたらなかった。伴侶がそこにいたなら、
夕日よりも朱く顔を染めて蝉の鳴き声のごとくわめき散らしていたに違いない。
そんな男達も、暗くなればなにもできない、と尼僧に諭され、今日も家路についている。
帰り着いた家では、夕餉はなくとも妻の悋気をたらふく食わされるだろう。
837坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:07:23 ID:ZH2yi6I+
(あいつらの腹に、入る余地もないだろうが……)
男達は、尼僧に声を掛けられ、目を向けられることが食い物とばかりにかき集めては
幸せそうな顔をしていたのだから。だが、どちらにしろ腹は膨れまい。
それでもこれだけ仕事がはかどったことは、素直に尼僧と男達に感謝しなければ。
「あとは種ですね」
いつの間にか、尼僧が隣に立っていた。一太と二人、軟らかな土の隆起を見せる畑を眺めている。
「いずれ、この畑いっぱいに、青菜が広がるでしょうね」
「尼僧様、ありがとうございます。俺だけの力では、こんなに早くできなかった」
「私はなにもしておりませぬ。みな、村の方々のお力……」
確かに、実質的に尼僧が手を動かしたのではない。動こうにも男衆が一丸となって止めるのだ。
尼僧の衣装は風で運ばれた土で多少の色が付いているだけ。
「一太どのは、なぜこのお仕事をされておりましたの?」
尼僧が、あどけない、とも言えてしまえそうに率直に聞いてきた。一太も感化されたか、
ありのままを答える。
「食い物がないからです。畑が正しくあれば、いずれ食い物ができましょう」
「一太どのの畑ではございませんでしょうに」
「成すべきと思ったからしただけです。青菜ができたら、俺も食います」
尼僧は初めて目にした時と変わらず、夕日の中で淡い光を漂わせていた。
まなざしは濡れて、きらきらとした小さな光を瞬かせている。

見つめるだに、尼僧の持つ清らかな光が一太の身を照らすようだった。
皮膚を洗い、肉を引き締め、心を癒す。一太も村の男達と変わらず、尼僧に見とれていることに
気づかざるを得なかった。
そうしていると、尼僧の小さな頭がくい、と上げられた。
まるで一太の視線に釣り上げられたように一直線に男のそれと混じり合う。
一太は息をのんだ、しかし視線が外せない、向こうの大きなまなこが、ふい、と
半分伏せられて、絡め取られてしまった。
「あおなと、申しますの」
「……は」
「俗名です」尼僧の黒目がうつむき、視線は途切れたが、一太はその動きの分、
さらに強く引き寄せられて感じた。
「僧名は清庵と申します。清、という字はあおなの『青』の字を含むといって……」
名乗られたのは、今更ながらこれが初めてだった。今までは尼僧様、とだけ
呼べば事足りていたのだ。村の男達はすでに知っていたろうか。
一太は絡んだ視線を心にまで引き延ばし、低く、大切に答えた。
「清庵様……良い名ですね」
「ええ。宗元様もそうおっしゃってくださいました」
温かく感じていたひとときが、一瞬で砕かれた。
鈴の音がその名を告げることを覚悟したことがあったとはいえ、やはり身に穴が空くほどの
衝撃だった。
静寂が、尼僧の光と戯れて漂っていた。
そしてやはり、膠着を破るのは、尼僧の方であった。
「明日、村を発ちます。あなた様のお仕事ぶりを、宗元様へお伝えせねば」
「…………」
「今宵はごゆるりとお休みなされませ。私も今日は一人、ゆったりと過ごそうと思います」
しばらくして一太が見返る頃には、清庵の姿は遠くにあった。男の足元から伸びる影は、
家の陰に消えようとする尼僧に追いすがるように、長く背を伸ばしていた。
838坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:07:43 ID:ZH2yi6I+
星月夜、一太は戸の前で煩悶していた。
意を決して暑苦しい寝床から出てきたというのに、ここにきてまた迷っている。
行こう、と心に思い浮かべた時点で、己は穢れているではないか。
女人と二人きりになることを了承したのではないか。
今更なにを躊躇する。山にも二人で登った、今日の夕方にも二人きりになった。
あまつさえ、そうだ、出会い頭からして、俺はこの御方と二人きりになったではないか。
半ば、自暴自棄の気分で、戸に手を掛けようとしたその時、戸が無くなった。
目標の無くなった手が家に入り込み、反射で縮むと、白い指が、はっしと掴む。
「中へ」
鈴の音が、小さく響いた。あるか無しかの、本当に弱い力で引かれたにもかかわらず、
一太はぐらりと体を傾けるようにして、寄り合い処へ足を踏み入れた。
「お待ちしておりました。――、一元様」
男の顔が、泣きそうに引きつった。清庵がたまらず、といった風に手を伸ばしてくる。
が、男は顔を背けて、土間を上がっていった。座った視界の隅で、残された手が
宙から女の胸元へ抱え込まれるのを見た。
清庵は戸を閉め、つっかえ棒をして土間を上がってくる。

月明かりが室内を照らしていた。夏の暑気は一太の住まいと同じくあるものの、
苦しくは感じられなかった。住まいよりも寄り合い処が充分広く感じるせいもあるが、
なにより、清庵の涼しげな肌色、その空気がそのように感じさせていた。
正面に座る尼僧の、膝で揃えられた指先の爪が、銀に照って夜の海の波頭のようだ。
清庵の声が聞こえた。「一太どの、どうぞお楽に」
「……。申し訳ございません。このような夜更けに、お尋ねして」
「いいえ。申し上げましたでしょう、『お待ちしておりました』と。
もうずっと、七日も前からお待ちしておりました」
一太は顔を上げた。
「……捜しておられたのは、やはり私なのですか?」
「はい。宗元様より頼まれ申しました」
「……。あなたと」一太は、『師』と称しようとした唇をかんだ。
「宗元様は、どのようなご縁で……?」
「私の師と宗元様に交流がございました。以前に一度、そしてあなた様のお尋ねを
頼まれ申しました時に一度、その二度きり、お会いいたしました」
「……あなた様は、一度会っただけで、どこにいるとも知れない者の捜索を承知されたのか」
「一度会うたきりの尼に頼むほど、宗元様はあなた様をご心配召されていた」
「……っ」
「その哀がこの身に染みいりました故、お引き受けいたしました。
それに尋ね人ですもの、修行の傍ら、少々言葉を添えるだけにございます」
「……そう、でしたか」
「はい」
「……」
「……」
宗元様は、と一太は意を吐き出した。
「ご健勝であられましたか?」
「はい。と、申しましても、最後にお会いしたのは、もう……、そう、三年も前のこと。
ご高齢でいらっしゃいますから、今は、さて……」
一太が宗元と別れたのは、十年前のことである。七年は無事に過ごしていたのだ。
安堵と、懐かしさと、後ろめたさが混じり合い、一太を柔らかに締め付ける。緩やかな痛みから
思いを引き離そうと、一太は額を床にすりつけた。
839坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:08:04 ID:ZH2yi6I+
「ありがとうございました。それだけ教えていただければ充分。
どうぞ、宗元様には『一元は死んでいた』とお伝えくださいませ」
頭上で、息をのむ空気を感じた。
「なにをおっしゃいますか。あなた様はここに」
「私は一太にございます。仏僧の一元は、ここにはおりませぬ」
だが、「いない」と伝えたなら、宗元はこの先も捜し続けてしまうだろう。だから。
「一元は、この村で死んでいたと、どうか」
「……私に偽りを申せと?」
「それがあの御方の御為にございます」
「……ああ……」

それきり、鈴の音も途絶えた。
額ずく視界は、屋内よりも更に暗い闇。一太にとって、清庵に聞くこと、話すことは
すべて終わった。女人禁制の戒律を破るのもこれで終わりだ。
これにて暇とするがいいのだが、確証が欲しい。尼僧に応と答えてもらわねば、
死んでも死にきれぬ。
(死んだところで、浄土には往けまいが)
自嘲を口元に潜めさせ、一太は暗闇の中、鈴の音を待った。ついに鳴る鈴。
「なぜ……」か細い声は、力を取り戻して問うた。「一元様は、なぜ亡くなられました?」
「……は」
「一元様がこの村で往生された話を私が聞いたなら、原因も共に聞いているはず」

なぜ、死んだ。

その問いは、青銅の音のまま、深く深く、心に響いた。
音に心が揺れ、はらりと、そこに積もった、時の埃を落とした。
埃の下に隠れた――隠していた、くずおれた本心が隙間から顔を出す。

「……病に、ございます」
「どのような」
「……胸の。胸の病にて」
「一元様の胸の傷跡と、同じ病で?」
一太は、幼少の頃に疱瘡をわずらったらしく、物心ついた頃には
左の鎖骨から脇にかけて、皮膚に焼けただれたような皺が寄っていた。
長じて跡が薄くなりはしたが、この傷は違うことない一元の証となっている。
清庵が一太と初めて会った時、着物の袷をめくったのは、このためだ。
が、違うのだ、一元が『死んだ』のは、疱瘡のためではない。
「難病に……ございます。不治の……救われぬ、魂も浄土へ往けぬ、病にございます」
声が知らず震えたが、ようよう答えた。
「浄土へ往けぬなど、そのような」
「浄土へ迎えられるは御仏に一心に祈る魂。私は……往かれませぬ」
祈れぬのです、と息で続けた。

「幼い頃、宗元様に拾われ、仏僧となるべく歩み出した私ではありますが、
ある時気づいたのです。私の祈りに心はない。
合掌することはできる、経を口ずさむことはできる。
でもそれだけです。ご本尊を前にして、ご遺体を前にして、思い感じることはなにもない」
「それは、修行の末に識位を超えておられるのでしょう」
「いいえ、違います。であるなら、私はあの時にも、心が空であらねばならなかった」
840坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:08:39 ID:ZH2yi6I+
宗元の供をして、貴族の館へ経を上げに行った帰りのことであった。
通り道の緩い崖下、その底に小さな人間が倒れていた。
遠目からでも、すでに息がないことが見て取れた。
「可哀想に。あのままにしておけぬ。一元、引き上げておあげ」
宗元の言葉に従って、一元は斜面を降りていった。近づくにつれて、腐臭が鼻を突いた。
突っ伏した幼子は、伸びた髪で顔が覆い隠されている。胴体に巻き付くだけの汚れた衣から、
痩せ細った腕と足が放り出されていた。肉はなく、ほとんど骨に皮が張り付いたような状態。
にもかかわらず、細い体は獣に食い荒らされていた。赤黒い咬み跡に虫がたかっていた。
「宗元様! これは、引き上げられません、体が崩れてしまいます」
「おお、なんと……」
一元は崖の底から、宗元が合掌をしたのを見た。
「ならば、仕方ない。一人寂しくなるだろうが、その場に埋葬しておあげ……」
一元は一人土を掘り、軽い遺体を掘り跡に横たえ、土を盛った。
宗元が崖上から、一元はその場で師にならって経を上げた。


「その時、私は初めて、祈りの中で心を持っていました。暗い怒りを、轟かせていた」
「――怒り、ですか?」
「はい。その時は何に対して怒っていたのかわかりませんでしたが、夜に一人考え、
思い至ったのです。
私は、母に怒っていた」

小さな遺体は、痩せすぎて本来の年齢を見失わせていた。だが、幼い童が親と離れて一人、
山中で死んでいたことは事実だ。親と離れた童、これはかつての自分であった。
己も宗元に拾われていなければ、崖下でやせ衰え、獣に食われて土の下に埋められていたかも
知れないのだ。

「俺もこの童のように野垂れ死ねと親に思われたのだと、怒った」
一太は、伏せていた顔をゆるりと上げた。今まで独りごちるように話していたが、
そこでようやく、対面に座する清庵へ顔を向けた。
暗闇に月光を受け、白目がギラギラと輝いていた。
「とりわけ、母だ。母自身が手放したのだとしたら、その無情さに、
俺を手放したのが父だとしたら、なぜそんな愚劣な男を俺の父としたのか、
その無責任さに、怒っていた」
一度目をつむった男は、ゆっくりと顔を伏せた。座禅のように微動だにせず、口だけが続ける。
「俺が覚えている母は、寝苦しい夜、まどろむ目に映った者のこと。
あの女は、なぜだか俺をずっと見下ろしていた。おそらく、捨てる算段でも
思い巡らせていたのでしょう」
「……それはいつ頃の思い出にございますか?」
「さあ。宗元様に出会うより前の、人との思い出といったら、それだけというだけ。
顔の子細もわかりませぬ。もしかしたら、母と思い込んでいるだけで赤の他人かもしれませぬ。
故に俺は怒るのでしょうね、あやふやとしたものに恨みまでを抱くのはひどく難しい」
言い置き、一太は口の端で笑った。
「話がそれ申した。つまりあの時、宗元様がごく自然に心から憐れみ、合掌して成仏を
祈っておられる時、同じ者を前にして、俺は――、己ばかりに拘泥していた」

なんとも貧しい、浅ましい心です。一太は無表情に言った。
「この病んだ心を抱えている俺は人じゃあないでしょう。虫けらだ。
そんな男があの御方のお側にあっていいはずがない。御仏を祈ることすら、俺には不敬だ……」
841坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:09:28 ID:ZH2yi6I+
「一元様……」
清庵が一元と、改めて呼んだ。
「今、私には、はっきりわかりました。あなた様こそ、仏僧となられる御方です」
「お戯れをおっしゃいますな。御仏に失礼となります」
「いいえ。ご自分を『虫けら』とお考えになる、そのお心こそが我々仏道に励む者にとって
最も得難く尊いのです」
その声音は、ひどく優しかった。まるで幼子に寝物語を言い聞かせるような慈愛に満ちていた。
一太は戸惑い、勢い、突き放すように返してしまう。
「虫が人にはなれますまい」
「いいえ」鈴の音が響く。「人はすべて虫です、一元様」

「……なんと」一太は瞠目した。清庵はすぐに言葉を繋げた。疑問の声を差し挟ませない
意図であったようだが、一太の方が尼僧の突然の言葉を処理し切れていなかった。
「輪廻のことを言っているのではありません。人は虫であり、鳥であり、馬であり、犬であり、
猫であり、ノミであり……わかりますか、私たちは、そういった『命』なのです」
「いのち?」
「私たちは、本能に知らず引きずられ、『生』を転がして『死』へ向かっているのです。
命ある者、すべてこの摂理には抗えません。なれば、人も虫も同じでありましょう」
私も人という虫です、と言い、清庵は胸に手を当てて微笑んだ。その口元に刻まれた淡い影は、
先ほど一太の瞳をぎらつかせた同じ月光を受けているというのに、なんとも柔らかい。
「一元様と同じ、虫けらにございます」
「そんな……、あなた様は違いましょう!」
「違いません」
「違う! あんたはそんなに……」言い募りそうになり、一太は口を止めた。
ふい、と視線を逸らしてしまったその隙に、鈴の音が静かに鳴る。
「私が、なんでしょう?」
「あなた様は、……俺とは違うと」
「それは聞きました。その後です」
「なにも……同じことを言おうとしておりました」
まるで童の言い分のような拙さだった。だが、あのままに言うわけにはいかなかった。
尼僧に言って良い言葉ではない。それくらいの分別だけは、持っていたかった。
しかし、途切れた会話をこれ以上続けようがなかった。ならば、これで切り上げよう。
宗元には確実に伝えてもらえるだろう。一太と同じ虫けらと己を貶めてまで
憐れんでくれたのだから、こちらの思いを慮ってくれると、信じていいだろう――。

一太はそうと決め、目を逸らしたまま頭を伏せた。
「口が過ぎました。許しを乞いはしませぬ。ただ、これにて失礼するお許しのみ
いただきたく、お願いいたします」
口を締め、返答を待った。床と顔とで狭まった空間の、吐息による生暖かい空気が、
一太の顔に汗をにじませる。静かな空間、一太には己の息づかいのみが耳にこもっていた。
しかし、しばらくの後、その耳に、しゅ、しゅるる、と衣擦れの音が混じり込んできた。
一太の他には清庵しかいないこの寄り合い処で、これだけ動きのある音を出せるのは、
己でなければ残るは尼僧しかいない。
軽い音は、ぎしり、と床板のきしる音を内にしながらまだ続いている。さすがに一太は
訝しみ、面を上げた。
842坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:09:53 ID:ZH2yi6I+
と同時に、清庵は襦袢を床へ脱ぎ落とした。一太の目に飛び込んできたのは、
一糸まとわぬ女の裸体である。
顔色からわかっていた元々白い尼僧の肌は、冴え冴えとした月の明かりを受け、
その神々しさを更に高めていた。
また、思っていたとおりの細い肩はしなやかな丸みを帯び、その合間には
小振りの胸が盛り上がっている。頂きを彩る輪に、儚い影を落とす粒がそれぞれ膨れている。
胸の下から流れる腰も腹も薄く、清庵の体は少女のような初々しさに満ちていた。
だが、腰の横に垂れた白魚のような手で、覆い隠そうともしない股は、その肌の白さに
反して、いや、肌の白さを際だたせるかのような、真っ黒い茂みを持っていた。
そこだけ清庵を取り囲む闇と同色のため、体に穴が空いていて、
背後を見透かしているのではないかと思いさえした。

一太はあまりに思いも寄らなかった光景を目の当たりにし、息をするのも忘れた。
見とれていたのではない、本当に、思考が停止していたのだった。
動けない視界の中、真っ白い固まりが音を発した。
「一元様……」
鈴の音に慕わしさを感じ、それが声であったことを思い出す。
「私をご覧下さいませ。僧衣を脱ぎ捨て、生まれたままの私を」
その声は、沢で経を上げ、村の畑を作りかえた尼僧の声だと気づく。
「一元様、おっしゃって。今言い換えられた言葉を、おっしゃって下さりませ」

一太は思う。観念して、想う。
この透き通った声は、白く柔らかな肌をした、優しげな笑みを浮かべる――女の声だ。
(俺は虫だ)
一太の乾いた唇が、割れた。
「あんたは、きれいだ」

ひどくのたついた音だった。唇からこぼれ落ちた途端、床で立ちすくんでしまうような、
行き場のない言葉であった。
一太が評するまでもなく、清庵の清らかさは真実だ。
だからといって、尼僧に対して、卑俗な評をするなど、浅ましさ極まりない。
人ならば、言ってはならなかった。伝えてはならなかった。この美しい尼僧に
俗世の評を浴びせかけて穢してしまうようなことは――。

だがそれでも、目の前の白い女は、迷い子となった言葉を自身の光で呼び寄せて、抱き留めた
ようだった。
儚く輝く微笑をたたえて、一太へ手を差し伸べてくる。


一太はめまいすら覚えて、顔を下げた。そしてゆっくりと、腰を上げる。
人ではない虫だから、この、女の甘やかな誘惑に、耐えられずに引き寄せられてしまうのだ。

ぎしり、ぎしりと、床を鳴らして、男が裸の女へ近づいていく。
女は両の手を椀のように広げて男を待っている。白い腕の内側が光の粉を刷いたように
白々と香るようだった。
見下げる清庵の顔は、微笑んだままだった。広げられた両の手が一太の顔を包む。
男の顔に走った苦渋の皺を、白い指がなぞっていく。
「私も、同じです。あなた様を美しいと思いました」
同じ虫けらです、と囁いて、清庵はつま先立ち、一太の顔を引き寄せ唇を重ねた。
穢してしまう、と一太は思った。突き放さなければ、と頭の片隅で戦慄したが、体は動かない。
唇を付け合っているだけで、男にかかった力は、頬を包む手のひらの支えだけだというのに。
体の横に下がっていた腕は、向かいの肩を掴んで押しやるどころか、腰を包み込んでしまった。
心は思う、離れなければ、と。反して、体は目の前の柔らかな裸体に吸い寄せられて仕方ない。
一太は、これが世の男女が行う『まぐわい』だと予感しながら、されるままに身を任せていた。
843坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:10:25 ID:ZH2yi6I+
清庵が口を離し、香る吐息をついた。そして、一太の着物の袷を割り始める。
胸元を露わにすると、一番初めに、皺の寄った鎖骨に口を寄せた。
吸い付き、舐め、徐々に下へ頭を移動していく。白い手が着物を深く割るにつれて、
腕に溜まっていく着物で一太の腕が縛られていく。
だから胸の突起をくるりと舐められた時、じんとした甘みを、柔肌の腰に指を
強く沈めることでしか伝えられなかった。
しかし清庵は止まることを知らず、細く突きだした舌で、男の胸板と脇の境を、つぅー、と
なでていった。薄く浮き出た肋骨の段ににじんだ汗も丁寧に舐め取っていく。
そこまでくると、一太の上半身はほぼ脱いでいる状態だ。露わになった骨張る肩は、のど仏と
共に、女の舌に動きに合わせて時折揺れている。
男の体を滑っていく舌は、肋骨を降りて脇腹をくすぐり、最後にへその中をくちゅくちゅと
遊んで、ようやく主の中へ戻った。今や清庵は中腰の体勢であり、一太はその肩を掴むようにして
立っていた。尼僧は男の顔のずっと下から、今までと変わらない、菩薩のような笑顔を向けてくる。
「ほどかせて、くださいね」
白い指が腰紐を落とした。次いで、褌だ。尼僧は汚れて茶色に変色した布を躊躇無く
するすると解いていき、完全に脱がせた。

今や、月清かの中、裸の男女が向かい合っている。
つい先ほどまで生を掛けた問答がされていたことなどなかったかのような乱れた空気が、
粗末な小屋の中に熱く満ちていた。
一太はといえば、この光景を身じろぎせずに見下ろしていた。息が詰まりそうで、
呼吸が鼻だけでは足りなくなっていた。薄く開いた口から、息を繰り返している。
歯と唇の間をすり抜けていく空気は素早く、小刻みに震えていた。口中で舌が、
なにかを求めるようにわずかに浮いているせいかもしれなかった。
だが、見下ろす己の分身が垂れ下がっている様を見て、一瞬、心が戻る。
宗元と共にいた頃など、朝起きたら勃ち上がっていたことなど茶飯事だったから、
機能がないわけではない。自覚するほど興奮を受けているのに、なんの動きもないのは、
おそらく、物を食べていないせいだろう。
白ける、といった言葉が、心に浮かんだ。
(そうだ、それがいい、このままやめた方が――)

思った矢先、両腕を引っ張られた。それは下の方向で、肘と膝をしたたかに床に打ち付けた。
冷たく硬い感触が両腕両足の痛みの下にあったが、胴体は柔らかく温かな触感を受けている。
はっとして体の下を見ると、尼僧の形のいい丸い頭が胸の下に収まっていた。
「申し訳ございませぬ……!」
即座に体を起こして離れようとすると、尼僧の細い腕が男の脇から伸びてきて、背中を抱えた。
「!」
「離れてはいけませぬ……」
尼僧は一太の体の下から仰向けのまま這い出た。跪いた男の前に、幼い体つきの女が
膝を揃えて立てて座った。尻の辺りに脱ぎ捨てた僧服が溜まっている。
清庵は向かい合う一太の片手を取り、ごつごつとした男らしい指を口に含んだ。
一太が驚いて腕を引こうにも、今度は清庵の方が吸い付いて離さない。
一太の人差し指は、清庵の生温かな口の中で弄ばれていた。付け根を甘噛みされながら、
間接を舌で交互に舐められている。指先が上顎に当たると、固いコリコリとした触感を感じた。
自分でもよくよく触ってみようなどと思わない他人の箇所を感じ、一太はなぜか、その時初めて、
自分が今、淫らな行為を行っているのだと強く感じた。
「は……っん……」清庵が息を漏らしつつ、一太の指先を吐き出した。月光りに、尼僧の唾液が
淡く反射する。その様に見とれていると、今度は中指が口中へ引き込まれていった。
844坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:10:45 ID:ZH2yi6I+
「んっ……、んむ、ん……あむん」
指を出し入れしながら、清庵は一太を見つめながら目を艶やかに光らせ、
悩ましげに眉間に皺を寄せていた。なにかに耐えるようなその表情は、
あの聖なる微笑と裏腹で、春を売る女の成熟した色香が色濃く立ちこめている。
たった、眉の線ひとつ、皺の影ひとつで、こうも印象が変わるものか。
一太は囚われの身のまま圧倒半分、ほとんど感嘆していた。知らず、膝をにじり寄せる。
女の小さな膝に自由な左手を置き、男の指を一心にねぶる姿を、視界いっぱいに置く。
厚い唇から透明な液が一筋、垂れている。人差し指の時よりも、清庵は指の出し入れを
素早く行っており、合間の吸い付きもちゅるちゅると音が出る程だった。

「ふうぅ、んんむっ……はぁっ――。はあ、ああ……」
清庵は瞳を若干潤ませながら、一太の手を抱え込む。そして、ねぶり上げた人差し指と中指を、
自らの胸元に置いた。白い肌に、一太の日焼けした肌はひどく汚く目に映ったが、
清庵自身の美しさを損なって感じない。
清庵は、一太の指をぬらりと己の肌に押しつけながら、両の乳房の間を通し、
平べったい腹を経由させて、へその縁をくぐらせると、拳一つ分開いた股へ導いていく。
一太の意識は、己の指の行き先よりも、白い肌に蛇行して縦に走る透明な跡にあった。
月光を受けた裸体の上で更に光を弾く線は、そのなだらかな女の起伏を目に見せつけるのだ。
だが、そんな意識を指先に呼び寄せたのは、指の背に感じた触感だった。
視線を手元へ注ぐと、指は股の間に吸い込まれようとしてた。
清庵の裸体を初めて見た時、体を穴が通じているのではないかと思ったその暗がりは、
細く縮れた毛の集合体であった。一太の濡れた指は、尼僧の指のいいなりに暗闇へ
引き込まれていた。意識を呼んださわさわとした感触の後、手首を返され、指先が毛の底へ
埋没させられた。
濡れていた。
突然の変化に、男は心底驚いた。粘ついているので、汗や尿ではなさそうだ。
「女は」清庵が声を潜めて言った。「こうなるのです、気持ちが、良くなると」
(こうなる?)
男が勃起するのと同じように、女も変化するのか。
気恥ずかしいながら、手の導きを拒否できず、指はさらに縮れ毛の奥へ進められた。
ぬるい粘液の奥で柔らかな壁とぶつかる。
「ん、ふ」清庵の鼻が鳴く。「その、下を……」尼僧の指は、改めて弱々しく導く。

小さな膝の底を見下ろす一太は、自らの指の辿る箇所が見て取れない。
月明かりで目が慣れたとはいえ、恥毛で覆われているからであり、体勢のせいでもある。
文字通り手探りで、初めての女性の陰部を確かめるよりほかなかった。
指先を肉から離さぬように、より下へ落とされると、ぷくりとした突起に行き当たった。
これに触れた途端、一太が左手を置いていた清庵の膝が揺れた。「ん……っ」
一太は膝を見て、向かい合う女の顔を見やった。伏せる顔は視線の在処を知らせない。
だが、そのまま男が視線を下ろしていくと、折られた腹、少し余って腿の近くで寄る下腹が、
ふるふると震えながらゆっくりと上下しているのを見た。寒さに泣いているような
その気弱げなその印象に、清庵が嫌がっているのではないか、と一太は思った。
心配して、指先を突起から離すと、手にかかる白い指がやんわりと押し止めた。
一太はその制止の真意を問うように、清庵を見る。と、清庵も一太を見ていた。
見つめ合ったまま、尼僧の指は男の広い指の腹を操り、自らの突起に押しつけた。
吐息を長くつきながら、女の白い喉が、くぅぅ、と上向き伸びていく。喉のなだらかな
丸みが淡く闇から浮き出て、一太の目に白い残像を焼き付ける。
845坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:11:09 ID:ZH2yi6I+
清庵の股の間の粒を、一太は中指の腹でこねていた。いや、清庵の手がそのように動かしていた。
その度、尼僧は読経で聞いた声よりも高い、鼻にかかった声を響かせる。
「……ん、ふぅ……、あ……んっ」
尼僧の声に一太は聞き入り、また、一太を見つめながら喘ぐ尼僧に見入っていた。
その濡れる瞳、悶える頬、あえかな声を生み出して動く、色づいた唇――。
吸い込まれるような感覚で、一太は上体を前倒しする。
「ああっ……」その拍子に、男の指が強く押しつけられたのか、尼僧は高く鳴いた。
一太の左手は女の膝から床へ移動し、もはや女の裸体に覆い被さる態である。
その時、清庵は強く強く一太の指を己へ押しつけた。
一太の目の前で、女の瞳が閉じられ、眉が苦しげに絞られた。「くっ、ふうぅぅ……!」
しばらくの後、女は満足げに目を開き、折っていた上体を床に付けた。それまで自身を
支えていた腕で、一太の頬に再び触れる。汗をうっすらとにじませた肌で目を細めた。

そして頬に置いた手を、今度は後頭部へ持って行くのだった。抱いた男の頭部を、
先ほど体の上で滑らせた通りに、白い下半身へ押しやっていく。
清庵の微笑が伏せた小皿のように平たくなった胸の谷間からのぞける。
一太は、女の表情を見つめながら、顎のすぐそこを過ぎてゆく、なめらかな肌の熱気を
感じていた。風邪でも引いたかのように火照っているのが、触らなくてもわかる。
指先が埋まる清庵の熱い秘部から、そう連想したのかもしれない。
その秘部に、一太の口は導かれていた。
男に覆い被さられたためか、拳ほどしか開いていなかった尼僧の股は、大胆にも大きく
割り開かれ、露わになった白い内股を一太の眼前に見せつけていた。

股の間には、未だ白い指に支えられたままの自分の手があった。
それほど近くから見ているとはいえ、やはり暗がりで細部を見て取ることは適わなかった。
だが、膝上から見下ろしていた時には気づかなかったものがあった。厠の異臭とは違う、
つん、と酸っぱいような濃厚な臭いが、鼻を突いていた。明らかに、暗い女の底から香ってくる。
もしかしたら、指に絡みつくこの粘液の臭いかもしれない。
臭いに酔ったように動けず、なにも見えないながらも股を見つめたままでいると、
額の上にかかる前髪が、つ、と前に引かれた。自然、一太も前に頭が動いていく。
が、なされるがまま動くと股に顔が衝突するので、一太は、女の体の上に避けて、恥毛の上に
顔を出した。すると、胸の合間から見える清庵は、少し困った色を表情に加えた。
清庵は再び前髪と額を押しやると、改めて、自分の股の底に、一太の顔を近づけていく。
「ま、待ってください」
たまらず、一太は言った。今まで声を発していなかったせいか、喉で粘ついてしまった。
話した途端、間近で縮れ毛が揺れるのを見、瞬間、高い声が震えた。
「あっ、そんな……息を掛けられては、いけませぬ……」
「この体勢では、どうしてもそうなってしまいます」
「ああっ、だから、そのような……。ああ、良いの、です、そのまま、私のそこを、口で……」
「口で……?」
「そう……指と、口、で……」
清庵は突起に押しつけていた一太の指を下へ動かした。ずるぅ、と長く動かされると、
突起の下には、厚い柔らかな唇のような物が縦に開いていることがわかった。
そして、見えないながらも、一太の頭に置かれていた指が白い残像を描いたので、
股の間を横へ押し広げたのがわかった。酸味のある臭いが一層きつくなる。
「ここを……口で吸って……」
846坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:11:29 ID:ZH2yi6I+
清庵の言い分に、一太は耳を疑った。尿や便を排泄する箇所を、口で吸えと言うのか。
自分は便と尿を別の部分で排泄をするから、おそらく女もそうだろうと思う。だとすると尿は、
己の場所と比較して、この辺りから排泄するのではないか?
そこに口を付けろと? およそ、理性ある人が行うものと思えない行為である。

(ああ、だから、なのか?)

市井の者らは、平気でこのような行いをしてまぐわう。
ならば、世の人間と呼ばれる者達は、理性ある人ではない。
すべて虫だ、自分と同じ虫だ。

(ならば、俺は――)

世の人と同じなのか。
虫でありながら人間と呼ばれる者では、あるのか。
この世で、俺だけが虫では、ないのかもしれない。

(「一元様と同じ、虫けらにございます」)
(「私も、同じです。あなた様を美しいと思いました」)

清庵の言葉が思い返される。

(この人も、尼僧では、ないのか)

『本能』に従い、まぐわう『命』。牡と牝とが、ここにあるだけ――。

刹那、牡が、鼻から牝の性器に突っ込んでいった。
「ああああっ」牝が鳴く。
一太の唇全体が、清庵の割れ目にすがって吸い付いていた。今まで右手の指が置かれていた
粒を、ちょうど上唇の裏に感じながら、ちゅうちゅうと音を立てて吸っている。
清庵の背が、びぃん、と弓なりになった。爪先立ち、張り詰める腿を、外側から
一太の左手が抱え込む。
右手は唇が吸い付く前に、女の手を握り返して、白い足の付け根に縫い付けていた。
「あ、やああっ、強っ、いっ」
大きな反応を押さえつけ、一太は行為を続けた。今まで指で探っていたそこここを、
今度は舌で学習していく。
手始めに、上唇の裏に当たっていた粒を舌で押し潰した。「あくぅっ!」
強弱を付けながら舌で揉み戻し、合間に唇で挟んで吸ってやる。
その度、高い声が上がり、爪先立ちどころか、尻まで浮き始めた。それは清庵が行為から
逃げるというより、一太へ押しつける力が働いていた。なぜなら、未だに一太の前髪に
やられていた白い指は、今や掴みかかる強さで男の髪を指の間にたわませ、手に繋がる顔を
己の股の間に引き寄せているからだ。
その力を支軸にして、自らの体を支えているような節さえある。
あまりに強く前髪が引っ張られるので、さすがに一太も呻いた。
「離してください……」
「はあ、はあ、はあ……ごめん、なさい……」そうして、清庵は引いていた前髪を労るように
撫でると、一太の頭から両手を離して、己の胸の上へ腕を折りたたんだ。
胸の間から、うっとりとした笑みを寄越してくる。
847坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:11:51 ID:ZH2yi6I+
一太は再び口を寄せると、上下に顔を動かしながら、唇全体で女の性器を強く吸っていく。
舌の上に、薄い塩味が広がる。やはりこの粘液は汗なのだろうか。
時折舌で突起をねめると、そこは初めて触った時より、ぷるんと張りを持っていた。
目の利かない暗がりの中でずいぶんと存在を主張するものだから、一太は愛着が沸いてしまい、
丹念に吸い上げた後、唇の中で軽く歯で挟み撫ででやった。
「うっ、むぅううっ!」
そういった行為を続けながら、視線は体の向こうの清庵の顔を捉えていた。白く浮き立つ
肌が占める視界の中、縮れ毛だろうか、下部をちょろちょろと黒い線が紛れていたが、
一太には鮮明に彼女の姿が見えていた。
腕を胸に巻き付けているせいで、形のいい乳房は歪み、腕から顔を出していた。
さらに腕はもう一方の腕を押さえつけているのだが、押さえつけられている
右腕の先は、いつの間にか口を覆っている。声がくぐもって聞こえたのは、このため
だったようだ。

今まで、清庵の嬌声は自然と耳に入っていたから気にしていなかったが、あの甘やかな声が
聞こえなくなると寂しく感じる。
(――抑えられなくなるくらい、声を出させてしまえばよいか?)
一太は今までの清庵の反応を思い返し、改めて唇で挟んだ粒を吸い上げる。と同時に、
腿を押さえていた手で、広げられた割れ目をなで上げた。
「んむぅぅっ!?」
びくん、と清庵の腰が跳ね上がった。そのせいで、一太の口が股から外れてしまったほどである。
清庵は腰を跳ねた分、肩を後ろへずらして体を落としていった。一太は足首を掴んで
追いすがり、再びここと見当を付けて頭を落とした。が、そこは腿の内側だった。
そのまま唇の裏で感じる肉の筋に沿って、頭を横滑りさせた。
「んっ、うんんっ」
肌の奥で肉が震えたのがわかったが、股の粒の方がより効果的のようだ。

縮れ毛の奥の唇を捜し、今度は指を粒に、己の口を股の間の唇に添わせた。
粒を右手の人差し指と親指でつまみ、きゅ、きゅ、と揉んでみる。そして舌で股を舐め上げた。
「んんんんんんんっ!!」
今までで一番の反応に、一太は確信を得た。この方法で、清庵の声を取り戻せる。
決めると、男は執拗にその行為を繰り返し、発展させていった。
つまんでいた指は上下左右、緩急を付け、揉み潰したりもした。舌は股だけでなく、
唇のように開いた割れ目の中へも入れてみた。すると、一太は割れ目の向こうに壁がないことを
知った。肉として閉じてはいるが、どこまでも先が割れているのである。
(口と、指……)
清庵の言ったことを思い出し、一太は割れ目の中へ指をゆっくりと入れてみた。
「んむぅぅ……」
湯に指を突っ込んだような熱。皮膚という障壁のない人体の熱を直に感じているのか。
穴はどこまでも続いていく。途中、くるりと手首を返したところで、穴の上壁に
他とは異なるいくつかの筋を感じた。一太は、粒を吸いながら、指を鈎のように折り曲げて、
爪先で、だらららっ、とその筋に沿いながら指を引き抜いた。
「っ、やあああああっっ」
下唇が当たっていた割れ目に細かな痙攣を感じると同時に、ほとんど悲鳴に近い声が頭上で上がった。
またしても腰が跳ねて一太の顔は置いて行かれたが、目の前に移動した股の穴から、
どっぷりと液が吐き出されるのを見届ける。
その液は、縮れ毛にまとわりつきながら尻の下に流れている。このままでは
上がる腰から床に滴り落ちるかと思ったが、強張った腿がやがて弛緩し、ゆるゆると
腰が落ちていったので、ただ床に流れるだけとなった。
一太は、その一連の様子を見守り終わると、息をつき、顔を撫でた。熱いと感じたからだが、
汗よりも、口の周りの粘液で大部分の肌が濡れていた。
股をいじっている間、どれ程その液を舌に乗せては飲んだだろう。食い物もろくにない今では、
塩気を旨く感じてしまった。一太は沢の水を欲するように、再び女の塩水を吸い取ろうと、
ふと、清庵を見下ろした。
848坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:12:11 ID:ZH2yi6I+
清庵は視線を定めずに月光の中で、ぼう、としていた。
白い裸体の上半身を青白い光にさらした清庵は、夕日の中で見た時よりも、
山の緑の中で見た時よりも、夜の静寂の中で見た時よりも、また、白い肌の全身を
初めて表した時よりも、綺麗だった。
ほの明るく肌を上気させ、月の光の中で生を息づかせる今が、最も美しかった。
一太は、小さな両膝を手のひらに包みながら、この美しい光景を、息を潜めて眺めた。
この方は、やはり虫ではない。こんなにも美しいのだから、俺や、他の人間と同じわけがない。
取り戻した心が問う。

そのような尊い方と、まぐおうて良いと思うか?

一太は答える。体で応える。

良い悪いではない、俺がこの方とまぐわりたいのだ。命の底から、まぐわりたいのだ。
この方が人であろうが虫であろうが、――尼僧であろうが、俺はこの美しい女を抱きたい。
この衝動を抑えきれない。
まぐわう者を虫というなら、虫であらねばまぐわれないのであれば、俺は虫でいい。
虫でいたい――。

己を虫と思い定めた十年の中で初めて、一太が自ら虫でいることを望んだ瞬間だった。
そして、気づいた。今、虫であると望んだということは、自分を真実、虫だと
認めていなかったのだ。自分を虫と称しながら、最もその名を忌み嫌っていたのは、
一太自身であったのだ、と。
師を哀しませながら、俺は独りよがりに拗ねていただけなのだ。

(愚かだ……俺は本当に、愚かだった!)

突き刺さるような念が心を襲う。心がばらばらに、月光の中を散りゆき払われる。
一太は、裂かれる心をそのままにした。苦行だ、これは、苦行なのだ。
虫でいるための、この女を抱くための、乗り越えなければならない痛みなのだ。

そうして、虫であれたなら――。
虫であることを望み、受け入れた今なら、俺は真実、虫である『人間』でもあれるだろうか。
虫ではあるが、『人』として生きてゆけるだろうか。
その解を、尼僧でありながら己を『人』という虫けらだと呼ぶこの女は、知っているだろうか。

一太の心の破片舞う月光を一身に受け、清庵が意識を取り戻した。
放り出していた視線を、真っ直ぐに一太に繋ぐ。黒い瞳は、しん、と静かだった。
そうして――不安げに眉を寄せた。

一太は激しく女の口を吸った。
もしここで、あの慈愛に満ちた微笑を浮かべられたら、こんな荒々しい気持ちには
ならなかっただろう。彼女を無垢な尼僧だと思いながら、優しくそれでも抱いただろう。
だが違った、清庵は、不安を知る一人の女だった。
虫であり、人間であり、牝であり、俺を受け入れる女。
すべてをさらし、さらさせたい、という暴力的なまでの利己心が、一太を席巻して
月の光の中で、闇雲にさせた。
849坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:12:34 ID:ZH2yi6I+
接吻は角度を変え、唇から外れ、頬を、目元を、額を、耳の付け根を襲い、舌が耳の穴の
中さえ潜っていく。
「はぁっ、い、一元、さまっ?」
忙しなく顔中を行き来する男の唇は、再び女のそこへ戻った。柔らかな押し返しの弾力を
受け、やはり唇同士が一番心地良いと、一太は思った。長く付け合っていると、苦しくなったのか、
清庵が顔をずらして吐息をついた。一太はしかし、一時でも離れることを嫌って
すぐさま唇を追う。その時、勢い余って、唇の裏にあった舌を、ついばんでしまった。
「んぅ!?」
清庵の驚きの声の中、一太は気づいた。すべてをさらさせるというなら、
この小さな赤い舌も……。
男は女の肩を抱いていた両手で頬を挟んで逃げさせないようにして、女の唇を舐め始めた。
上唇を食み、下唇の盛り上がりを舌先で撫で、再び清庵の口が開くのを待った。
呼吸を鼻でしているなら、つまんでしまおうか、と思っていた矢先、待ち望んだ赤い花びらが
開く。
「む、んん!」
一太の唇を彼女の小さな中へ押し込めることはできない。だから、自らも口を開き、
舌を差し入れた。舌先が、温かな蠢きを捉えたので、その腹の上に乗っかり、ねめ回した。
「ふっ、はあっ、うむん……ふうっ」
男は舌で、女の唾液を味わっていた。無味である、が、とろみのあるそれを蜜のように
甘く感じた。
頭が、そのように錯覚をした。だが、この衝動だけで突き動いている中でありながら、
的を射る誤りだ。

口の中で交じり合う一太は、股での行為よりも、くちゅくちゅとした水音を起こして夢中に
なっていた。柔らかな相手の舌を吸い、絡めると頭がぼんやりとして、ただただその行為に
没頭してしまうのである。それはあるいは酸素不足で思考が鈍っていたのかもしれないが、
虫である自分には似合いの、単純で本能的な行為であると思い決めて続けた。
清庵の耳を覆う形に頭を抱えて、何度も何度も接吻を繰り返す。いつの間にか、清庵の腕は
一太の背をなぜ回し、両足を腰の上で交差していた。
その重みに気づいたので、一太は、自分の腰が重々しく感じているのはそのためかと
思ったのだが、腰の上からかかるのではない、下半身の違和感をはっきりと感じていた。

接吻がようやく止まる。もうどれほど、二人で唾液を飲み合っていたのかわからない。
口を離した一太から、月光を受けた一筋の液が清庵に繋がるだけ、濃厚に絡み合っていたのは
間違いない。その銀の橋がぷつんと切れたのは、一太が上半身を半ば起こすほどに
自分と清庵の体の隙間を見下ろしたからである。
「はあ、はあ、いちげん、さま……このような為さりよう……私、初めてでございます……」
清庵が息も絶え絶え、唾液で汚れる唇から指を差し入れた。舌の上に指を乗せて、
今し方の体験を反芻しているようだった。
だが、体を見下ろしたまま動かない相手に気づき、白い面も、彼の視線を追う。

その先には、少女めいた下腹で半ば反り上がった男根があった。
「まあ……」
清庵の声が明るく上がる。一方、一太は驚くばかりである。少し前まで、興奮していても
勃起する気配すらなかったというのに、なぜ今になって急に――?
困惑が顔に表れたのか、清庵が励ますように言った。
「いいではありませんか。これで私たち、進められます」
「進む?」
清庵の物言いに、一太は胸を大きく打たせた。『まぐわい』にはまだこれ以上の行為が
あるのか。しかし、そうか、『まぐわい』は本来、男女で子を成す行為、これまでは
清庵様の『変化』でのみ進められてきたが、男である俺のこの『変化』があらねば
『男女』二人での行いではありえない。つまり、勃起状態を『進める』ことが、以後の行為だろう。
一太は今までも、清庵の喜びを感じ取る度に背筋がざわつくほどの昂ぶりを感じていた為、
今度は自分がその喜びの体験者となることに、畏れに似た期待感を寄せた。
850坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:12:59 ID:ZH2yi6I+
清庵は「そのために、まずは――」一元の体を押して、座らせた。
日焼けした肌が正座させられると、勃ち上がる肉棒が腿の上で揺れる。
その様を清庵からまじまじと見つめられている。
裸体を他人に、ましてや女に見せたことなどない。しかも、勃起しているところなど、
見せようなど思いもしていなかった。一太の頭が沸騰する湯のように熱せられた。
そして視線を浴びる腰もたぎるように熱い。だが、背筋ばかりは薄ら寒いのだった。

清庵は、一太の膝とつき合わせるまでに近くで、同じく正座を取った。なにやら口をもくもくと
動かすと、両手を椀のように掲げてその中へ自らの唾液を垂らし始める。いくらもない量の
液をこね合わせ、やおら一太の男根を両手で包んだ。
「!? せ、清庵様っ!」
「あ。動いてはいけませぬ」
退こうと、咄嗟に開いた右膝の隙間に、清庵の細い膝が入り込む。より近くなった距離から
邪気のない笑顔が見上げてくる。きゅぅ、と両手を窄めながら。
「――あっ……!」
「ふふ……天秤棒よりも、太うございますね……」
いつか山中で重くて持てぬと言った口が、目下で口角を上げている。
白い指は天秤棒よりも太いというその肉を掴んで、上下に素早く擦っている。
親指は立てられ、棒の裏側を押し込みながらなで上げている。
頭の中が真っ白く焚き付けられるような刺激がたまらない。
「お、おやめください……!」
「お許し下さいね、少々、男性は不潔にされたままでいらっしゃいますから、
洗わせていただきます」
「っ、く……!」
勃起している段階で、男根の触覚は相当に高められている。ほとんど無造作といっていいほど
ごしごしと擦られるだけなのだが、一太にとっては初めての経験だ、
竿に筋を立てて、はちきれんばかりにその肉を固くさせてしまう。
己の黒茶に染まった性器が、白魚のような手によって嬲られているという様も、
これ以上ない背徳の図に見える。
さらには、ぽてりとした唇が、皺の寄った棒の先に寄って、窄ませた赤い舌から
新たに透明な液を、たれり、と落とした際には後ろめたさに涙さえこみ上げそうになった。


清庵が最後に親指の腹を使って、棒の先の出っ張りをもみ合わせると、ようやく一太の中心は
解放された。この頃には、一太は正座が崩れて尻を突き、息を上らせる有様だった。
その弛緩した肢体とは真逆に、唯一力をみなぎらせているのは、股から勃ち上がる怒張である。
男のそこは、血が集まりすぎて痛みに近い熱を持っていた。
その熱に比べれば、いくらか低く感じる熱が添えられる。
清庵の指だ。
女は膝立ちで、男の広げた足を更にまたぎ、人差し指と中指で男の突出部を支えていた。
ちょうど、自らの股の下にくるよう、体の置き場所も調えている。
体格差のせいで、膝を立たせてようやく、二人の目線は同じ高さになっていた。
真っ直ぐ平行に交わる視線で、清庵は微笑した。
「一元様――。私の申しましたこと、わかっていただけましたか?」
「……なにをです?」なんとか舌を回して応える。
「私とあなた様が、同じ虫であるということです」
「――いいえ。あなた様は、やはり虫ではございません。こんなにも綺麗なのですから」
白い面の女は、月光の微笑みを深めて、腰を落とした。男根の先が、熱いぬめりに触れる。
851坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:13:19 ID:ZH2yi6I+
一太は息をのんだ。
「今度は素直に言ってくださいましたね。ならば、あなた様が仏僧に相応しいということは?」
「まだご冗談をおっしゃるか」
たぎる熱から、女の熱が離れていった。再び、目線が平行線になる。清庵の目は、気安げに
ねめつけてきた。
「困った御方」
一太もまた、軽々しく苦笑してみせる。
「まったく、困った御方だ」
対面する細腰を掴み、強めに引き落とした。突き立つ肉に、再び熱が覆い被さった。今度は、
少し深めだ。
「あっ」
「俺たちは先に進むのでしょう? あなた様がそうおっしゃった。今更そのような過去の
問答をしてなんになりましょう」
「あなた様をお助けしたいのです。その苦しみから解き放って差し上げたい……」
「苦しみとはなんですか? 俺が虫であることですか? ならば問答無用。俺は虫であることを
受け入れました」
清庵が目を見張った。その隙に、男は再度、手に力を込める。ずぶぶ、と女の内に自らを
埋める。
「んあっ……っ。ああ……、一元、様は、あと、なにを会得されましたか?」
「……俺が虫であるなら、人間でもあれるかもしれない、と」
繋がった視線が、潤んで細められた。ずぅ、と股の割れ目の方から勃起へ押しつけてくる。
「く……っ」
「あとは? あとはなにを?」
怒張が接触する熱が、気になって気になって仕方なく、応えるどころではなかった。
手で撫でられる感覚とはまったく違う。これが『まぐわい』なのだ。
今、割れ目に埋まっている棒の先だけでは足りない。
この竿全体を熱に包み込み、擦り上げ、この背筋の凍るような、熱い熱い、
気が狂いそうな感覚を行き渡らせたい。
しかし女の腰はなかなか下へ降りてこない。男は盛り上がる力を抑えようもなく、
抱え持つ平たい腰を更に落とそうと、上体を女へ覆い被さるように倒していく。
それでも清庵はびくともせずに、腰の位置を保ったまま、見上げるのだ。
近づいていく顔になおも言い募る。だが、素早く浅い息は、発情した牝のそれだ。
「おっしゃって、一元様」
一元は言い放つ。
「うるさい! 黙って俺に抱かれろ!」

口を割り開いた接吻で舌を絡み合わせる。一太と清庵は、勃ち上がった男を突き上げ、
濡れそぼった女を落とし込んだ。どちらからもお互いの性器を己のものと
擦り合わせようと激しく動く。
上下に動く女に男の接吻がはずれて、漏れ出る息や突き出る声がお互いの耳を打ち、
その震えに興奮を増していく。
「あっ、あっ、うむっ、んんっ、やっ、いちげっ、いちげん、さまっ」
一太は、怒張がすべての感覚となっていた。
密着する肉の熱、湿り気、竿を包むきつい締め付けが思考のすべてになった。
一太という感覚器が擦られる度、体中の血の気が腰に逆流してくるようだった。
ぞわりと冷えて感じるのはそのためか。
性器のくびれまでもが、肉壁のひだに余さず捉えられてねっとりと絡みついてくる。
その感覚は、ただひたすら一太を追い詰める。
852坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:13:41 ID:ZH2yi6I+
激しい動きに、もう二人の唇は合っていない。お互い、自身の唇さえ結べず、虚空をさらして
獣じみた息遣いを響かせる。
首の後ろ根で組まれた清庵の腕の輪から、一太は向かいの裸体を見下ろした。
頬を肩に寄せて声を上げている。眉は垂れ、匂い立つような薄い汗を浮かべる頬。
まなじりに苦悶の皺が寄っている。
目の前にさらされる白い首は、果実のような瑞々しさを醸し出している。
陶器のなめらかさを持つ乳房は、胴体の揺らめきに合わせて揺れていた。
固い陶器を連想させながらの不思議な柔らかさに、一太は汗ばむ腰から手を離し、
片方を掬うように掴む。
「あ!?」
開かれていた口中から、鋭い喘ぎが漏れ、同時に落としていた腰の中が収縮した。
一太の中心も瞬間、握られたように締められる。どづ、と腰の血が重みを増す。
掴んだ乳房は、陶器とは真逆、体のどの部位よりも柔らかかった。恐ろしいほどの掴み心地で
触れたが最後、離せなくなる甘さを持っていた。片手に余る大きさは、手の平で水のように
形を変えていく。男の無骨な指は、流れていく肉の泡を指の間に溜めて揉み上げる。
ついでに中指と薬指の股に立っていた乳首も、拍子を付けてぐいぐいと挟み込んだ。
「やっ、ああっ、あああっ……」
胸の刺激から逃げるように、清庵は上半身を反らした。体勢が変わり、
清庵の内壁に、より強く、一太の太い串が擦りつけられることになった。
一太はまるで壁を削っているような感覚だ。
新たな動きの中、清庵の奥の一部分が、殊更柔らかく溶けて感じた。
その部位を一太の先が突いた途端、清庵が今までになく硬直した。
「あう!?」
「う……っ」
体の硬直は、そのまま内部の締め付けだ。中で揉み潰されてしまうのではないかと思うほど、
男根が絞られる。硬直で動きを止めた清庵を、一太は尻を掴んで無理矢理に引き上げた。
離し、女の体重で落として貫く。何度も繰り返し、何度もその柔らかな壁に己の先端をめり込ませた。
「ああっ、やああっ、ああーっ、やっ、あああ!!」
清庵は頭を振り、のどの腹も露わにさせて鳴き上げる。今や女の胴体から力が消え失せている。
一太の首にあった片手が落ちそうになったところを、かろうじて女の腰を落とし続ける二の腕に
引っかけたのを最後に、清庵は自力で動くことなく、一太のされるままだ。
股の間だけは別の意思を持つように、一太にすがりついて締め付ける。

女の嬌声、男の息遣い、それらの底で、女の股から垂れ落ちる水が、ずちゃずちゃと音を立てて
跳ねている。
腿の打ち付け合う音も高く、感覚がすべて肉棒にある一太には、清庵の中で擦られる音さえ
聞こえそうだった。
女の体を高く上げ、深く落とす。強く穿つために、男は正座から爪先立ち、腰を自在に
動かせる体勢へ変えていた。
抽送を素早く、より深く。落とす拍子を上手く掴み、筋力の限りで女を責める。
突き上げる度、腰に積み重なっていく感覚は、もはや膨張する肉の棒を
破裂させようとしていた。沸騰する思考が泡で埋められていき、何も考えられなくなっていく。
ただ行為を繰り返し、牝の柔らかな肉を貪る牡が高みの際に押し上げられる。
牡のむけた小さな頭が、ごりり、と牝の壁にめり込み駆け上がる。その最奥に追突した瞬間、
腰から背筋に一気に熱が噴き上げた。熱に思考が焼き切られ、視界が白く明滅する。
「う、――っ!」たまらず唸り、一太は、視界を失って本能に従う。
手で白い闇の中を探ろうとした。
そして、すでに手中にあった柔らかな物体を握り込み、抱えていた温かな重みを
懐中に抱き込んだ。胸板に押しつけられた湿り気のある、香りの良い物。
853坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:14:13 ID:ZH2yi6I+
遠く、女の鳴き声を聞いた。
(ああ……)
気が緩んだ瞬間、張り詰めていた牡の突起物が哮るように震えて、先端から熱を放出した。
腰に集まった血がそこから抜けているのだろうか。
流れるように熱の去っていく感覚がそう思わせた。血が抜けていっては、死ぬだろう。
ああ、だが、と男は思った。
死んでもいいかもしれない。この女を抱けた至高の幸福を、浄土と錯覚しながら
往けるのなら、それは最上の死ではないかと、思った。

(だがこの人は虫でない。道連れにはできぬ)
小さく細い女の輪郭を抱き込んだ胸で確かめ、己の手汗で撫で合わせる。
青く月光落ちる床、散乱する白い衣、取り戻された視界に気づいた男は、
女を目で確かめようとした。抱きしめたままの視界に入ってきたのは、女の足裏だった。
男の腿の横で折り、ふくらはぎの裏を見せる白い足は、爪先を丸めて固まっていた。
男の見守る中、やがてゆるゆると五つの小石が開かれる。女の細いため息が耳朶を打つ。
温もりが名残惜しかったが、男は腕を解いて体を離し、女の顔をのぞき込む。
胸に埋まっていた面が、空気の動きで上げられる。
初めて会ったような、懐かしい顔だった。見たことのない輝きと、変わらぬ目鼻。
清庵が目の前にいる。
未だ繋がっていることよりも、たった今、この尼僧の視線が、ただ一人、自分に
向けられている事実に、男はまた視界が失われていくのを感じた。
一太は、透明に歪む視界を恥じ、まぶたを下ろして清庵から涙を隠した。


まどろむ目に、白い顔が映っていた。側近くから、自分を見下ろしている。
既視感を感じたが、一太はその元を探ることなく目をゆっくりと瞬かせ、開いた。
清庵だった。僧衣をまとい、静かに座っている。周囲から闇は消え、日の明るさが
漂い始めていた。一太はいつの間にか寝入ってしまったらしい。
「おはようございます」清庵の鈴の音が心地よく耳を撫でる。
その声音も様子も、昨日となんら変わりない。一太としては、少し顔を合わせるのが
気恥ずかしいほどであるのに。――あの出来事は、よもや夢であったろうか。
一太の戸惑いが見透かされたのか、清庵は返しの挨拶を待たずに言葉を繋げた。
「申し訳ございません。一元様は体が大きゅうございましたから、
お着物を着せられませんでした」
言う通り、一太は裸のまま、寄り合い処の床に横たわっていた。体の上には着物が布団代わりか、
広げられていた。
「これは……失礼を!」
一太は慌てて体を起こし、腰から落ちそうな着物を押さえ込む。そこで、片手が動かないことに
気づいた。清庵の手を握っている。
「し、失礼……!」
呻いて、さっと手を離し、着物を腰に抱えながら後じさった。若干遠のいた尼僧は、いつかの
ように驚いた顔から、ふふと笑う。
「一元様ったら……」
清庵は口元を隠した袖を下ろし、隣の床へ手を付いた。床には歪んだ円の模様が浮かんでいる。
元からそのような意匠があったのではない。
白い指が床を這う。
「乾きませんでした――たくさん、出してしまいましたから」
場を遠のいて、一太はわかった。指のその位置は、昨夜清庵と体を重ねた場所だ。
あの黒い模様は描かれたのではなく、清庵の液――いや、一太のものも混じって
染み込んだ『まぐわい』の跡なのだ。疑った現の証が眼前にあった。
尼僧が笑った。その、艶然たるものや。
一太の喉仏がこくりと下がり、再び腰に血が集まりそうになるのを感じた。
振り払い、一太は清庵を背にして着物を乱雑に羽織る。
寝ていた位置に揃えられた腰紐に手を伸ばし、ついでに褌もたぐり寄せて、手を急がせた。
清庵に見られている、と感じながら身支度をする。首の後ろ根が熱い。
854坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:14:41 ID:ZH2yi6I+
「このことも含めまして、一元様が仏僧に相応しい御方と言わせてくださいませ」
「まだおっしゃるか。そればかりは、受け入れられませぬ」
「お一人になられた後も、ご自分ででさえ、お慰めにならなかったでしょう?
だってあなた様のものは、とても……」
「……! ――」
「――ふふ。戒律をお守りになる強い信心の表れでしょう」
「それは、信心とは違います。ただ、……方法を、知らなんだが為……」
「まあ……」
清庵の声が途切れ、
「では……一元様はもう、他の女人と同じことをなさいますか?」
一太は座ったまま、なんとか褌を尻に回したところであった。最後の支度が済んでいなかったが、
即座に体を回転させ、清庵を真っ直ぐに見る。
「いたしませぬ」
視線を繋げた清庵も、一太を真っ直ぐに見て、
「それは、信心から?」
息を呑まざるを得ない返しであった。清庵は間を開けたが、一太が口を開くと同時に頭を振った。
「今のは、悪戯心です。お許しくださいませ」
「…………はい」
「一元様。このような私ですが、私自身を尼でいさせることを許しております。
私自身、骨の髄まで虫であり、人間であることを理解しているからです。
腹が減れば苛立ちますし、疲れれば休みたくなります。悲しいことがあれば泣き、
楽しければ笑う、素晴らしい方と出会えたなら、――底が疼く、ただの女」
尼僧は下腹辺りを手で包んだ。
「そのような罪深い己を自覚している者こそ、仏道を這ってでも往ける虫と思っております。
虫であればこそ、御仏の救いが必要だからです。
けれど、あなた様は私を虫ではないとおっしゃる。私とあなた様と、立場が同じですね」
お互いが、定め思う己を否定し合っている。
「通じ合うたのに、まるでいがみ合ったよう。とても、寂しく思います。
ですから、私は、あなた様の見つけてくださった私を拒まないことにいたします」
「それは……」
「私は、あなた様が思う、虫ではない清庵も、己として認めようと思います」
一太は、しばし動かず、清庵を凝視した。己にとっての偽りさえ、受け入れようというのか。

この人は、本当に、どこまで深いのか――。
昨夜、彼女の内部には確かに壁があった。だがあの先も、まだ続いていたのではないか?
何事をも飲み込み、受け入れて乗せてしまう、優しい底があったのでは?
それは、仏の掌と同じ、広く柔らかい底に違いない。
そして今のように、一太の吐き出すすべてをふわりと乗せて、包み込む。
包まれたなにがしかは、ゆっくりとゆっくりと、内で昇華されて、返される。

一太は、帰ってきていた心で思った。散り散りになって、清庵に降り注いだはずのこのかけらは、
そうして再構築されたとしか思えない。
こんなにも素直に、尼僧の眼差しのように澄んでいる。

「――私は」一太は言った。「あなた様のおっしゃる己を受け入れることは、できませぬ。
師を悲しませ、御仏をないがしろにし、母に怒った私が、確かにおります故」
「はい。あなた様の心の持ちようを、私が縛ることはできませぬ」
「……ですが。清庵様が別の私を見つけてくださったことを、嬉しく思います。
ですから、いつか、受け入れたい。それまで、できましたなら、清庵様の私を――
そのお心の片隅に、留め置きくださいませんか」

道を失い、迷ってしまわぬように。
崖下で哀しく冷たくならぬように。
清庵のたなごころの底へ、いつかこの手を差し出すから。

俺までお前を捨てやしない。きっとお前を引き上げてやる。
それまで待っていてくれ、『一元』。
855坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:15:08 ID:ZH2yi6I+
清庵は、さっと近寄り、一太の手を握り込んだ。あの儚い光の粉を面にたゆたわせて、
「はい、一元様。確かに預かり申しました」
「ありがとうございます」
一太もまた、清庵の手を優しく握り返した。しっとりとした肌に、一太の指は
吸い付いて離れない。汗の甘美な潤いでなく、その温もりを求めていた。
心の落ち着く温度だ。
「一元様。お預かりするついで、私の戯れ言も共に置いてもよろしいですか?」
「戯れ言?」
「こうして、手を握り合うというのは、とても心安らぎますね」
尼僧の笑みに、一太も口の端を緩めた。本当に素直になってしまっている。
「はい。仰るとおりです」
「合掌し、祈る時も同じ。この温かさは、思いを乗せる重さにちょうどいい」
「はい」
「――ですから、母親というものは、病の子の手を握るのでしょう」
急に話が飛んだが、一太は大人しく清庵の手のひらを握っていた。
「もし子が疱瘡で夜も眠れず苦しんでいたなら、母は一心に祈るでしょう」
そこまで話されると、一太も気づいた。一太の唯一残る母の記憶について言っているのだ。
夜中にじっと見下ろす、人影の思い出。
「その苦しみを変わってやりたい。一刻も早く元気に戻って欲しい。
何もしてやれない私を、許しておくれ――。
置き所のない思いをせめて病の子に握らせ、祈るのです。必死に」
今朝、目覚める時に感じた既視感。
寝ぼけた目で見上げた、清庵のおぼろな人影を、幼い記憶と見間違えた。
だが、それだけではなかったのかもしれない。
清庵に握られていた手。その温もり。ぼやけた感覚の中で、確固としてあったもの。
これも同時にあの薄い記憶にあったから、今朝方、再体験したのかもしれない。
真相はわからないけれど。
――どころか、あの記憶が母のものともわからないのだ。わからないなりに母のものとしたのは、
今はもう、尼僧に清められた心でなら真っ直ぐに思える、一太が母の記憶を欲したのだ。
誰彼構わない、とにかく『母』というものを、持っていたかったのだ。
(本当にお前は幼いなあ、『一元』)
清庵の見つけた『一元』は、一太の認められない己の部分を押しつけられていく。
不憫にも思うが、一太が引き受けるまでこの美しい尼僧と共にあれるのだ、やっかみ半分、
押しつけてやれという気分だ。
(ああ、なるほど)
一太は清庵が村へやってきた時に、二人きりの部屋に押し込められる自分が
村中の男達からにらまれた風景を思い返す。自分が同じ立場になって、彼らの心中に共感した。
なるほど、にらみつけたくもなる。

一太は清庵を見つめた。清庵も目を受け取ったが、意思が込められている割りには
いつまでも口を開かないので、ついに根を上げた。
「いかがいたしました?」
「いえ、こちらのこと。そうですね、母というものは、本来、そのように優しく強いもの
なのかもしれませぬ」
「はい。けれど、母でなくても、苦しむ人に祈り助けることはできましょう。このように、
手を合わせて」
「……はい。このように」一太は両手で清庵の手を包む。「手を合わせて」
清庵は一太の手の中からゆるりと逃れ、自身の手のひらを男の大きな手の上に延べた。
温かな重みを、一太は改めて握らず、ただ合わせるだけとした。
男と女の、大きく無骨な、小さく華奢な、互い違いの合掌。
朝の白光が、清庵の顔を、白い手の甲を照らす。
また新たな清庵を見つけ、向かい合う一太の思うところは、だがやはりこの時も
変わることはなかった。
856坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:15:51 ID:ZH2yi6I+
夏山は青空と入道雲を従えて、目にも鮮やかな緑をまとっている。
視界を狭める枝枝を額縁に見立てれば、絵になる姿だ。
だがそう安寧の心持ちで見られるのも心頭滅却されればの話。
蝉ががなり立てる林に団扇一枚で放り出されている今、『暑い』という太文字を脳裏いっぱいに
書き殴った飯田には、絵画鑑賞よろしく景色を愛でることなどできはしないのだった。
だが、隣は別のようだ。
「気持ちいい景色ですね」
突然真横に立たれ、飯田は思わず声を上ずらせた。
「写真、終わりました?」
「はい」
「じゃもう帰ります?」
「はい。ありがとうございました」
素直にうなずく彼女は、祖父から民俗学の大学院生だと紹介された。実は名を知らない。
もちろん初対面時に自己紹介を受けたのだが、最中に祖父が乱入してきて訛りのきつい
文句を垂れたので聞き取れなかった。だから飯田は、カメラバックの名札タグから
「天野」という苗字だと察しただけである。
この日、飯田は祖父から頼まれて彼女を市内から車で三時間の山裾へ案内していた。
昔、ここには小さな村があったらしい。今はもう誰も暮らしておらず、
小屋はもちろん開けてさえいない、林に飲み込まれてしまった場所だ。
そこを『村』だったと示すものは跡形もなくなっていた。
しかし天野は、道を表示しない真緑のカーナビ画面を後にして、すいすいと道を
歩いていった。おそらく、以前に足を運んだことがあるのだろう。
車中で聞いた話では、一年の半分以上を研究旅行に費やしているというから。
飯田は道案内というより、運転手だったのだ。
たまの仕事休みに足代わりかと、普段の祖父の使い走りなら不平も出ようが、
助手席にいるのが同年代の美女なら、現金にも口はにやけるのだった。

林の外へ駐めていた車まで戻り発進させる。道は舗装されているが砂利道だ、車体は揺れた。
天野は助手席に行儀良く座り、ガーゼ地のハンカチで汗を拭っている。
布を押し当てられる肌に目を奪われまいと、飯田は前方を見るのに固く意識して、会話で
誤魔化さなければならなかった。天野は、華奢なのに色香の香る不思議な魅力があり、
目線を定めることのはばかられる女性だった。
見つめたら最後、目を離せなくなってしまいそうだ。
「ほんとにありましたねえ、あの地蔵。僕初めてホンモノ見ましたよ」
天野の目的は山裾の村を発祥とする『飯田地蔵』にあった。
飯田地蔵は、この土地独特の地蔵像らしい。
衣を着た子どものような体つきの禿頭が、目を閉じた祈る姿で象られている。
輪郭は一般的な地蔵像と同じだ。ただ飯田地蔵は手の形が違う。
なんと両手の先が下に向き、見る者に向けて開かれているのだ。
手のひらを合わせていない、つまり合掌という祈りの形を取っていない地蔵なのである。
仏像に詳しくない飯田だが、天野のいうことには大変珍しい型だという。
飯田自身はこの地蔵像を、もちろん市内に安置された新しいものをだが、見て育っているので、
奇妙には思っていなかった。
病に効くから、天国へ行けるから手を撫でろと教わったから何の疑いもなく撫でてきたし、
生意気盛りの頃には、手を広げる様がまるでなにかをせがんでいるように見えて、
『ちょうだい地蔵』などと憎まれ口を叩いたものだ。
「『ちょうだい』ですか、確かにそう見えますね」
天野は話を聞いて、花のように笑った。
「あの手の形の由来をご存じですか?」
「あ、いえ」
「あの手は、相手の手を包もうと差し伸べているのだそうですよ」
「手、ですか?」
特定の部位をわざわざ指定しているのはなぜだろう?
「民俗資料館のパンフレットでは、飯田地蔵にまつわる逸話で説明されています」
857坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:16:10 ID:ZH2yi6I+
山裾にまだ人が暮らしていた頃、村を飢饉が襲った。水さえないその時、
菩薩が尼僧に姿を変えて村を訪れ、男達に秘水を与えた。男達は力を取り戻して田畑を
作り直し、村は救われた。
この時、菩薩に救われた男の中には、仏僧もいた。彼は名が残っていないが、菩薩去った後、
村の医者のような存在になったようだ。病に苦しむ村人を手厚く看護し、息を引き取る際には
患者の合掌の上から手で包み込んで合掌し、浄土へ送ったという。
たとえ伝染病患者であっても分け隔て無かったため、自身が感染してしまった時も、
同病で苦しむ村人の手を握り続けた。しかし、浄土へ旅立つその一瞬前に、
相手を引いてはならじと、初めて自ら手を離した、という逸話が残っている。
村人達は彼の慈愛に感謝して飯田地蔵を作ったというのが、定説である。

「だから、手」
「はい。温もりを与えるための手です」
「ふうん。結構、人間くさいお地蔵さんだったんですね」
元を仏僧という人間をモデルにしているのだから、当然か。
ちなみに、地蔵が飯田の名を冠するのは、ここが『飯田』という土地名だからだ。
飯田自身の苗字も同じく土地名から取られたのだろう。そういう家が周辺にごまんとあり、
生徒数は少ないくせ、中学校まで飯田姓が必ず一クラスに三人はいた。
だから飯田青年は、苗字ではなく、名前の方が呼ばれ慣れている。
「『ちょうだい地蔵』なんて、罰当たりでしたねえ」本気でないが、謝罪したいような
気持ちが飯田に沸いた。
だが、天野はわずかに首を傾げたようだ。
「どうでしょう。もしかしたら、飯田さんのおっしゃることも当たっているかも知れませんよ」
「ええ? まさか。逆じゃないですか、『ちょうだい』なんて……」
「与えながら、もらっていたのかも。相手の手を握っているのでしょう? だったら、ほら」
天野が突然、ハンドルを握る手に手を重ねてきた。
「!」
「飯田さん、私の体温がわかるでしょう?」そして、手を離していく。
開け放つサイドウィンドウから吹き込む風が天野の残した熱を冷ましていく。
「私も、飯田さんの手の熱がわかりました。病の床で安心を与えながら、仏僧も
安心を得ていたのかも知れません」
「……はあ」
かろうじて吐き出して、言い聞かせる。落ち着け、前だ。前を見ろ。
「どなたもお互い様なのですね。きっと、尼僧も村の男達からなにかをいただいたのでしょう」
「いやあ、それこそナイでしょ」
飯田は会話で再び誤魔化す。
「飢饉でなにもなかったんだし……お供え物も難しいんじゃないですか?」
「お供え物? ……ああ」天野がゆっくりとうなずく。
「尼僧は菩薩というお話になっていたんでしたね」
なぜだか天野はそこで、くすぐったいように笑った。
「面白いですね。飢饉という現実と菩薩という夢物語を一緒に伝えていて、いい加減な
ようなのに、最後のくだりをきちんと残しているなんて」
「最後の……。坊さんが手を離すところですか?」
「一番、素晴らしい場面です。仏僧に相応しい、むしの御方です」
むし、と言った天野の声を、イントネーションから『虫』に変換してしまった飯田は
首を捻り、再度漢字を当て直した。
無私。
自己犠牲精神で村に尽くした仏僧を言ったのだろう。
858坊主と尼僧の昔の話:2010/10/05(火) 00:16:42 ID:ZH2yi6I+
バックミラーの中、天野は笑いかけてくる。
「こんな素晴らしいお話を残してくださった飯田さんのお爺様には、だから大変感謝
しております」
「え? じいちゃん?」
「あ、お爺様といいましょうか、ご先祖様ですね。飯田さんのお宅に代々受け継いでこられた
ご本にこのことが書いてあったそうです」
「えっ」
あら……、と天野が口に手を添える。
「お爺様からお聞きではありませんでした?」
「いやぁ……」
「ご先祖様は、……ふふ、菩薩様と仏僧をお引き合わせした御方だそうです」
「ええ!?」
「そう書いてあったそうです」
「いや、僕ん家、神社とか寺じゃないし、普通の家ですよ?」
天野はまた柔らかく空気を揺らした。
「尼僧に化けていたのですから、尼僧の元へ仏僧を案内なさった童だったのでしょうね」
「あ……ああ――。そうですよねえ」
神と引き合わせた、などと大々的に書くとは、我が血筋ながら恥ずかしいことをしてくれた。
ただの案内小僧のくせに。
そこで飯田は、はたと気づく。自分も今まさに、案内真っ最中である。いや、今は案内し終えた
ところか。
「あら。本当」
飯田が冗談めかして言ってみると、天野はまた目を細めた。
「不思議な繋がりですね」
「ですねえ」
「確か、お名前もご先祖様から続いていらっしゃるって?」
「ああ、そうです。その本を書いた人からそういう習慣なのか、知りませんけど」
「あ、いけない、私、飯田さんのお名前、お聞きしておりませんでした」
天野は恐縮しているが、実は飯田の方がしていなかったのだ。天野の名を知れなかった原因と
同じ理由で、自己紹介を済ませていなかった。だがこれは天野の名を改めて聞くチャンスだ。
「いやー、実は僕も、天野さん、でいいんですよね? 自己紹介中にじいちゃんが
話してきたもんだから、そちらの名前も聞けないわ名前教えられないわで。
すみません、遅くなりまして。僕、飯田宗貴です」
「そうきの『そう』の字を継がれているのですよね」
「そうそう、なんて。なんか、先祖の人が恩人につけてもらった名前の一字らしいです」
「ご本を書かれたご先祖様のお名前は、宗太というようですよ」
「あ、やっぱり『宗』ですね。その人からなんですかね?」
天野は静かに「――どうなんでしょうね」と目を転じて前方を見た。


結局、車中の会話は以降、名前からずれてしまい、飯田は天野の名前を聞き逃した。
駅まで車で送り届けた後、祖父から聞き出したところ、青い魚と書いて、あおなと
いうそうだ。付き合い始めの頃、魚好きの家族でもいるのかと、歳暮に新巻鮭でも
送るつもりで聞いたら、天野本人は魚嫌いで、何年かに一度にしか食べないからと
遠慮されたようだ。
「それならその魚を送るから、どの魚だ?」と聞いたら、
「人魚です」と笑って答えられたという。
人魚の肉では送れないと残念がって話を締める祖父のとぼけ振りに
肩すかしを食らった気分だが、ありがた迷惑な贈り物を断るのに洒落た返し方だと、
飯田は感心した。
天野に倣い、酒の席でこれ以上は、という時にはこう言おうか。
「菩薩様の秘水なら何杯でもいけるんですけどねえ」
しかも注ぎ手が天野の白い指であったなら、極楽浄土も同然である。
そんな時間を夢見て、飯田は天野の連絡先を聞き出すべく、祖父の繰り返される文句を
苦行とばかりに耐えていた。

859名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 00:26:02 ID:ZH2yi6I+
>>831-858まで、なんちゃって仏教の話でした。
一週間ほどここにこられないので落とし逃げ同然で、ますます失礼いたします…。
860名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 03:08:05 ID:bgbRntmc
>>859
乙です
思わず読み耽ってしまった…面白かった!
861名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 09:25:49 ID:zWgGAiyn
>859
感動して泣けた。いい物語をありがとう。
862名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 11:31:46 ID:m2K797kQ
GJ!
僧とはいいものだ
863名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 23:39:02 ID:5Zd1kDP0
こんな板で(!)こんな作品が読めるなんて……
もったいない――!!
――って思えたよ。
GJ!!
864名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 23:53:48 ID:VyYgYGB/
エロがなくても充分感動するクオリティでありながら
この圧倒的なまでの官能シーンは何!

そして目が眩むほどエロいにもかかわらず
美しい文章に心が洗われた、ありがとう
865名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 16:44:50 ID:jLjVcnSS
このスレッドは終わりました。
もう書けないので、早く潰れてくださいです。。。
866名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 08:14:26 ID:3d6mqzVf
GJ(-人-)
坊さんモノを読めるとは嬉しい
上品なエロ描写が良かった
お疲れ様〜
867名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 17:23:50 ID:BFDTtmy2
GJ!書いてくれてありがとう
868名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 19:46:08 ID:tbj89Fsv
素晴らしい!!!としか言いようがない
869名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 10:49:44 ID:b25L/NhR

面白かったGJ!

僧侶×僧侶の相乗効果でエロさ倍増ですな
870名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 20:54:11 ID:R+9/PFvf
>>865
そのとおり!
パロディー化するなんて言語道断ですよ。
871名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 13:42:04 ID:0paJWEqH
>>870
私もそう思います。
872名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 20:38:15 ID:2mYRY4cQ
>>865
このスレッドがあることは、
男性聖職者に対する冒涜です。
ですので、あなたは何の間違いも犯していません。

我々一丸となって、
このスレッドを壊滅に追い込もうではありませんか!!
873名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 22:07:27 ID:pS+yk8gR
>>859
すごく読みごたえがある。
書き手さんには内容について聞いてみたい点あり
詳細に感想を言いたくもあり
ここが2であることが悔やまれるな。

とにかくGJでした。良いスレだ。
874859:2010/10/14(木) 00:36:29 ID:ybUBG2rm
怒られてなかったと、ひとまず安心しました。
教義に突っ込んでいるのになんちゃって教義で、改めまして申し訳ありません…。
自身の心情としては共感するところがあって入れましたが、本職さんがどうかは…。
今再読しても、改めたい箇所が目に付いてしまうような物にもかかわらず、
読んでくださり、嬉しいご感想をいただけまして、誠にありがとうございました。

>>873を受けまして、裏話スレに思うところを列挙、説明しました。
ご興味がありましたら、どうぞ。
875名無しさん@ピンキー:2010/10/14(木) 00:43:28 ID:CqAqbMzu
>>874
さっき読んできた。
やっぱり、>鳥漫画
SS読んだ時、何度か頭に浮かんだよ

あらためてGJですた
876859:2010/10/15(金) 00:25:20 ID:QtGLqwti
何度か浮かんだということは、教義以外にも似た部分ありました?
手元にないので確認できませんが、無意識でした、すみません。
となれば、念のためこちらにも付記いたします。
>>831-858は漫画の神様の鳥漫画から作中の教義に関わる部分をお借りしています。
また、この漫画を読んだ後に書き始めたので、知らずに影響を受けた流れも
あるかもしれません。これも投下前の注意部分に入れればよかったですね、
失礼しました…。以降、肝に銘じます、ご感想ありがとうございました!
877名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 01:08:41 ID:YyfnhtnI
875です
>>876
ええっと、「すみません」とか「失礼」なんて言わなくっても。
とんでもないことです。神経質にならなくっても、です。
別に、気にされるほどのことではないんです。
・・・以下、スレチになってもいけないので、誤爆ってきました。

気にされず、縛られず、これからも作品書いてください。
半裸でマターリ、楽しみにしてます!
878名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 22:49:58 ID:Wt6znXCW
聖職者って見てると癒される……。
879名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 23:11:58 ID:pR0Ahnve
本人は苦労してるんだぜきっと
880名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 23:34:58 ID:NjNUH1lh
顔で笑って心で泣いて
881名無しさん@ピンキー:2010/10/18(月) 13:39:56 ID:95xxLNhH
そのストイックなところがいいんだ
882名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 20:01:26 ID:4qzniJU7
観光で奈良駅に行ったら、20そこそこの托鉢僧が立ってた。
恥ずかしそうに照れ笑いしてて可愛かったよ。
まだ羞恥心が抜けない若僧ってのも、中々良いもんだねw
萌えた。
883名無しさん@ピンキー:2010/10/22(金) 20:15:39 ID:MmrWAx8k
自分も最近イケメンたく鉢僧に会ったよ

千円札入れたらはにかんでくれた
884名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 19:28:13 ID:Y8HcZZqd
頭の丸さがいい……
885名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 11:01:01 ID:YvCX6bKt
【前代未聞】衝撃的なお寺のCM:千葉県市川市 本光寺
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11069625

萌える?
886名無しさん@ピンキー:2010/11/05(金) 13:59:11 ID:XUO4rgFo
微妙だな・・・
887名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 11:54:16 ID:Ss3DhT5X

「男性聖職者の官能小説」ネタ投下
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/psy/1288882887/
888名無しさん@ピンキー:2010/11/06(土) 18:44:44 ID:0O5MQbkj
>>865が言う通り、どげんかせんとのぉ。
889名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 12:41:55 ID:/5/AwVPo
>>888
そうですね。
gj!!
890名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 16:42:19 ID:KJhiuN5u
西洋ではある程度シェアのあるジャンル「牧師対娼婦」もありか?
891名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 23:02:13 ID:cpsUbZbR
大丈夫だ、問題ない。
892名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 12:55:31 ID:VFVUduPy
>>865は間違うてはおらぬ。
俺も潰れんといかんと思ってんだ。
893名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 13:53:07 ID:I5Be3jIa
やはりネタがネタだけに、美文調が好まれるんかしら?
894名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 15:13:01 ID:RyAQoGkU
文体は問わない
895名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 21:58:05 ID:k4sg2c5P
牧師と娼婦っていいね。
ただでさえ背徳感が漂う牧師のエロに娼婦という要素が組み合わさるとか
美しいな
896名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 23:03:23 ID:6pNJ61w6
その昔のローマの高級娼婦はバチカンの坊主やイタリア半島の王、領主、貴族のみならず
欧州の王候貴族が相手だったから貴婦人並みの扱いだったらしいなぁ
単体で肖像画を残されたり


バチカンの幹部候補の若い坊主の筆下ろしをする高級娼婦とか良いかも
897名無しさん@ピンキー:2010/11/08(月) 23:33:41 ID:dPwQI3O3
高級娼婦というと少し誤解されそうだが、日本でいう芸者みたいなもので一般の娼婦とは少し異なる存在だけどね。
898名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 03:14:46 ID:01a4CctB
イタリア語でコルティジャーナ(英語でコーテザン)だね>高級娼婦
コルテ(宮廷)が語源なだけあって、宮廷で貴人に随伴する愛人って意味だから
そりゃ貴婦人に準ずる扱いをするわな…権力者の公的愛人だもの

ローマ、高位聖職者、娼婦ときたら、教皇やその候補者の愛人母子が権力をふるった
通称「ポルノクラシー(娼婦政治)」を連想するなぁ
899名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 10:57:47 ID:RuQZeRbv

>>887

実話かよwww
GJ
900名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 13:08:25 ID:BpAkFjqW
>>898
権力者たちの宴会などで同席することも多いから、
政治の話や貴族の皮肉めいたジョークを理解する知性や教養が必要とされたらしいな。
そういう関係でスパイ任務につく高級娼婦も多かったんだとか・・・
901名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 14:08:29 ID:wUN2dy3d
>>865は間違えてないと思います。
902名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 18:16:29 ID:Nx68Zd6Z
街頭に立つ娼婦を更生させるのを専門とした牧師がいればなぁ
903名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 21:40:00 ID:01a4CctB
>>900
高級娼婦スパイのハニトラにひっかかる高位聖職者(権力者)を妄想した

>>902
治安の悪い地区ではいそうな気がする
聖女タイスだっけ(「タイスの瞑想曲」のタイス))、
有名な売れっ子の娼婦だったけど、わざわざ娼館にまで来て
「娼婦をやめるように」と説教した神父に感化されて更正したって話がある

さてこのスレも漸く900を過ぎたわけですが
次スレ立てのタイミングとか、保管庫への依頼(?)とかどうしたもんでしょ
自分、初代スレに常駐するの初めてなもんでよくわからん
904名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 22:33:28 ID:7YNG6EEJ
更生(笑)
905名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 07:39:21 ID:2FothRpW
もし保管庫に収録依頼をするなら
◆/4N8SeEZKAさんと>>831-858さんに許可を取った方がいいな
もうスレを見ていないかも知れないから
難しいかも知れんが、出来るだけ
906名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 18:58:24 ID:tbMzbP5X
神父と神主の話って同じ人が書いてたんだ!
今気が付いたよ!
坊さんの話も凄く良かったし、是非3作品とも補完してほしいな
とりあえず、スレが落ちる前に個人的にコピっておくよ
907名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 22:30:05 ID:tkh5k4xm
>>865に穢れの無い一票。
908 ◆/4N8SeEZKA :2010/11/11(木) 00:10:58 ID:Wly/1YCg
|ω・)ノ コソーリ

ずっとSS書く時間がなくて投下できなくて申し訳ありません
スレ住人の皆様さえ良ければ、「画僧」と「新米神主」、そして今後があれば今後のも、
保管庫に収録してくださって結構です
お手数おかけしますがよろしくお願いします
909名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 00:51:48 ID:Txbg8H+M
了解
910名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 14:06:49 ID:qtUyDmRs

これをネタに小説を書きましょう
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/psy/1288882887/
911名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 14:22:46 ID:rlrMTjrI
>>907
私も。
912名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 22:55:41 ID:9rK6bJq1
このスレ好きだから続いてほしい…
913名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 00:59:06 ID:6A/8aJBZ
サイズ367KBって出てるからまだ余裕あるかもだけど
保管庫収蔵依頼そろそろしてもいいんじゃないかな
914名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 15:22:47 ID:ldyLb6lQ
>>865さま
私もあなたの信者です。
915名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 15:33:45 ID:EWttmQTK
>>913
焦らず少し様子見するのが良いと思う
まだ>>831-858氏の了解は得ていないし

保管庫への依頼は、次スレを立てる時期まで待ったほうが良いかと
916名無しさん@ピンキー:2010/11/13(土) 12:26:32 ID:rjXBwran

韓国人牧師の性的不祥事が多過ぎて、ネタで済まなくなってきてるな。
917名無しさん@ピンキー:2010/11/18(木) 00:05:28 ID:mfsDA7rf
>>915
次スレ立ては950あたりかな?
あまりギリギリでも保管庫依頼がスレのdat落ちに間に合わなくなるかも
918名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 11:01:53 ID:qycLC0UL

【女性聖職者の官能小説】のほうがよくね?
919名無しさん@ピンキー:2010/11/20(土) 11:24:31 ID:ES93lFXd
>>918
それは>>1にある関連スレ
【シスター・尼僧】聖なる女の小説3【巫女・神官】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1242637172/
が役目を果たしてくれている
920名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 23:38:54 ID:ibQt2Vfe
近所の神父と牧師が偶然ホモビデオコーナーで出会う奇跡
921名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 00:47:48 ID:JUEwJWKT
>>920
801板にスレ立てて書くといいよ
922名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 01:19:18 ID:KRYIYP67
これが腐女子か
気持ち悪いな
>>1も読まないで書き込むし
923名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 15:15:57 ID:/MassSnH
私は>>865に賛成です。
924名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 18:59:02 ID:aaWPA756
>>922
空気読めないことが原因で、
エロパロ板中の嫌われ者らしい。
925名無しさん@ピンキー:2010/11/24(水) 20:01:01 ID:JUEwJWKT
>>922
腐女子の振りした荒らしだろ
926名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 19:37:16 ID:6PDMNNYi
>>910

取材しないと無理
927名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 06:33:27 ID:LTNOY6+e
928名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 11:51:40 ID:BFLA8MMO

どうってwwww
929名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 16:20:17 ID:nqezwiN4
毎日ageてる奴
そろそろ自重して貰えるか
930名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 16:27:42 ID:LoGoxiuu
ageてまでクソ寒い自演やめろ
つまんねえよ
無駄にレス消費するな
931名無しさん@ピンキー:2010/11/27(土) 18:04:38 ID:aZilUu1L
>>865
そうそう、ぐっじょぶ。
865教があれば信者になろうかな。
932名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 12:54:49 ID:GODD1pTv
そう思ってましたぞ。
933名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 20:15:05 ID:jXrtt+II
>>865の言うとおり、早く潰れてジエンドになってもらいたいですね。
934名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 20:35:14 ID:jYZM3M+o
>>831-858今更読んだ
いやーいいわー読み応えありました

聖職者の恋物語っていうので『アマロ神父の罪』を観たんだけど
神父も恋に落ちる娘も上司も皆、清らかさ0で本能全開って感じでがっかりだった
935名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 19:08:27 ID:Y5YR3hpe
ピンポンパンポン

不老不死の天野青魚さん、至急他の時代でのご活躍を投入されるか、もしくは他のスレに降臨されている場合は、この迷える子羊をお導きください。

ポンパンポンピン
936831:2010/12/29(水) 00:38:45 ID:0ooXu5Wx
大層ご無沙汰しておりました、失礼いたしました
新作仕上がるまで来ないつもりだったもので保管の話が出ているなんて露知らず…
保管の件ですが、拙い部分、直したい部分をすでに見つけてしまっているので、831の分はこのまま
沈めさせてください。個人的に保存してくださる分には全然かまいません。むしろすみません。
831の尼で他時代で新作は全くの盲点でした。そうですね、あの人長生きだから他でもやってるでしょうね

来年もこのスレで素敵な作品が読めますように元旦の神主詣ついでに神様にお願いしてきます
良いお年を!
937名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 15:07:08 ID:IbOtwGph
>保管の件ですが、拙い部分、直したい部分をすでに見つけてしまっているので、
>831の分はこのまま沈めさせてください。

了解。
938名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 15:41:12 ID:GVbamPdZ
両作者さんとも乙でした!

年末はクリスマスにミサへ行き、大晦日に除夜の鐘を鳴らしに、元旦に初詣に行けば3聖職者制覇だな!
私は初詣くらいしか行かないけど、神主さんと巫女さん堪能してくる!
939名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 21:29:56 ID:2dJ8o5HZ
>>936
お疲れ様
940名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 23:21:06 ID:n9DjrA9K
3聖職者制覇したいな
941名無しさん@ピンキー:2011/01/02(日) 18:20:51 ID:4rnHBaBX
あけおめ〜
942名無しさん@ピンキー:2011/01/10(月) 15:08:04 ID:yWQHs/6p
神聖な存在を汚す喜び
943名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 16:10:59 ID:M84iugk1
だね
944名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 21:04:39 ID:dA/3c/Hh
今年もよろしく
945名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 17:56:31 ID:ZsFqLEhp
神聖な存在に汚されたい
946名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 18:26:01 ID:Afw364y6
そのパターンもアリだね。
947名無しさん@ピンキー:2011/01/28(金) 02:54:41 ID:v+Kn8TCS
神父さんに膝の上でお尻叩かれたい。
948名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 18:13:17 ID:I2hdf3/r
「さんすくみ」ってどう?
949名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 00:33:11 ID:cF0c5QM6
ほのぼのする。
950名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 00:09:47 ID:pW22Y3zN
保守。
951名無しさん@ピンキー:2011/02/23(水) 16:06:45.52 ID:vxlN16iG
保守。
952名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 02:37:29 ID:+o5+vAN+
主人公が村娘の乙女ゲーやりたい。
攻略対象がすべて神父でもいいし、攻略対象の一人が神父でもいい。
953名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 10:26:52 ID:25s6WXCe
>>952
いいなそれ

乙女ゲーでも出家者や陰陽師が攻略対象なのは知ってるけど、神父牧師が攻略対象なのは見ないね
954名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 11:42:21 ID:gLOcrJ3N
クレプシドラは聖職者ものだったと思う
955名無しさん@ピンキー:2011/02/24(木) 18:12:26 ID:JtQ3auJK
攻略対象全員神父がいい。
信仰心が厚いの薄いの、鬼畜なの優しいの、頭脳派肉体派いろいろ取り揃えてほしい。
956名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 00:04:45 ID:wvoevdGQ
主人公のライバル?はシスターや村の鼻つまみ者の娼婦希望。
957名無しさん@ピンキー:2011/02/25(金) 04:29:11 ID:Yt6Ue80m
>>955
ベルセルクのモズグズ様を思い出したw
あの漫画は良い人なんだけど明後日の方向に信仰心がイっちゃってる神父様が多い。
ファルネーゼの副官だった神官戦士のおじさんとか好きだったなぁ途中からいなくなったけど。
958名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 21:24:36.21 ID:mvlY6Qf8
色っぽい尼さん達に輪姦されてる坊さんが見たいなあ
959名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 01:27:45.57 ID:2h+fMzAo
圧縮来てたんだな
残っていて良かった
960名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 01:17:24.97 ID:eJP0IFA5
保守
961名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 04:49:46.53 ID:mrtC5rJl
保守
962名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 16:57:52.51 ID:TVJ+tsBz
このスレでなら聞ける…!
神父の話を書くのに参考に出来そうな資料の本ってない?
サイトでもいいんだけど、上手く探せなくて…
963名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 17:14:40.01 ID:yzJWWHWn
>>962
どういった部分の参考にするのかによるなあ
戒律、組織、身分、生活、衣服等々、それこそ宗派や時代、国によって全然違うし
カトリックでも第2ヴァチカン公会議以前と以後(現在)ではガラッと変わったし

ヨーロッパで書かれた、聖職者が主役級の小説とかドラマは結構参考になるよ
一応一般的に違和感の無い程度にはちゃんと作られてるから、
(日本で作られたものは神父と牧師の区別すらいい加減なものが多い)
見ていて「なんだろこれ?」って思った部分をピンポイントで個別に調べればいい
964名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 17:31:51.33 ID:TVJ+tsBz
>>963
とりあえずそのレスだけでも、
ここに投下するならかなり調べて書かないといけないことが分かった…ありがとう。
安易に書こうとすると危険だw

欲しいのは近代の生活の資料で、
お偉いさんや街中じゃなくて地味ーな田舎の生活が知りたいなと。
第2ヴァチカン公会議よりは当然前の。

聖職者が主役級の小説…探してみます
965名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 17:51:13.99 ID:yzJWWHWn
>>964
具体的に時代が決まっているなら、その時代を舞台にした海外小説かな
主役級でなくても、田舎の生活は教会と密接な繋がりがあるから、
必ずどこかに町の神父さんが姿を見せると思う
トリエント公会議〜第2ヴァチカン公会議の間はカトリックの教義と組織はあまり変化していないから
教義や教会内部の生活に関しては、17〜18世紀のものを参考にしてもあまり支障はないと思う
もちろんフランス革命とか国ごとの宗教改革や弾圧との関わりは別としてね

近代のもので主役級ならミステリのブラウン神父シリーズとか
(カトリックが主流ではないイギリスが舞台だから他の国とは雰囲気が違うかもしれないけど)
ヘッセの「車輪の下」は神学校が舞台だからちょっと違うかもしれないけど
神父さんの養成課程として、どういう雰囲気なのかの参考にはなるんじゃないかな
あと、幕末期に日本で活動した宣教師の記録や伝記も参考になると思う
966名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 17:59:41.75 ID:QhoY/1nP
>>964
SFでいいならドゥームズディ・ブックおすすめ
967964:2011/03/27(日) 18:32:30.62 ID:TVJ+tsBz
みんなありがとう…読んできます
968名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 00:06:00.77 ID:Ay9Yux41
>ここに投下するならかなり調べて書かないといけないことが分かった…

いや、そんなことないよ
あまり難しく考えず、気楽に投下して欲しい
細かいことは気にしない
969名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 00:19:04.72 ID:JkaTjT2Y
ここはエロパロ板
重要なのは萌えやエロだよ
投下のハードルは高くない
気軽にSS落としてくれると嬉しい
970名無しさん@ピンキー:2011/03/28(月) 23:37:09.66 ID:7vnnTprj
>>966
山賊顔なんだよね。牧師か神父だか忘れたけど
あれはいい、すごくいい
971名無しさん@ピンキー:2011/03/29(火) 00:35:43.89 ID:D7Hgz2Kt
ところでそろそろ980が近いけど、次スレどうする?
保管庫への収録依頼もどうすればいいのかな
972名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 22:21:38.13 ID:pgs0xjRL
このスレ好きだから是非次スレも建ててほしい

>>780のSSが神がかってて何回も読み返してしまう
女神をお慰め奉る若い神主とか・・・(;´Д`)ハァハァ
読経しちゃうぞ!っていう漫画今日読んだけどなかなかおもしろかった
神主の息子と坊主の息子と牧師の息子の話
巫女さんが出てこないのが残念だったが
973名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 18:15:41.58 ID:j22lA19E
荒川橋の下のシスターみたいなのは萌える?
974名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 18:58:00.24 ID:5TkcyKbK
うーん…あれは男聖職者なのかと…
キャラ自体は好きだけど、男聖職者萌えとしては見てないなー
975名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 19:06:24.92 ID:GGUxbUe3
映画だけど「愛のむきだし」の渡部篤郎に萌えた
976名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 19:31:05.73 ID:K/3kwJre
男がシスター???
977名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 00:27:54.09 ID:fE0XKwOn
>>974は男の聖職者の相手が同じ聖職者の女じゃ嫌なのか?
女悪魔とか女淫魔好きってこと?
978名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 00:41:25.27 ID:tzWILMUN
>>977
荒川アンダーザブリッジのシスターを知らないなら検索して見て来て欲しいんだけど…
自分が引っかかるのは「シスターの格好をしている」&「本物の聖職者じゃない」の合わせ技
本物じゃないのも好きだけど、やっぱり見た目は大切かと…
979名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 09:39:57.50 ID:vde+QnE7
個人的には荒川のシスターは女装男子の範疇だな……。
以前人から借りて読んだだけなのであやふやだけど、やってる事は聖職者っぽいだけど聖職者ではなかった気がする。
彼の信仰心に関する描写に思い当たらない。
980名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 12:49:17.75 ID:WF+ACC8N
ブリジットみたいなもんか
981名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 13:40:46.50 ID:KKKbRrzf
次スレ立て代行依頼が出ているのを見つけたので、スレ立て行ってきます
982名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 13:48:05.87 ID:KKKbRrzf
次スレ立てました

数字を半角にしてもスレタイが長すぎると言われたので、申し訳ありませんが
勝手ながらスレタイのうち、【神父・牧師】の「牧師」を
スレタイから削ってテンプレの本文のほうに移動させました
スレタイ案について不都合が生じた場合は次スレで話し合っていただければと思います

【神父】男性聖職者の官能小説2【僧侶・神主】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1301805818/
983名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 13:59:29.57 ID:FEYBnblZ
ありがとうございます。
お疲れ様でした。
984名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 14:06:01.85 ID:WF+ACC8N
>>981-982
超乙
985名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 18:19:44.52 ID:hQa8QChI
>>981
986名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 00:09:01.38 ID:0jEt1sA9
>>982
乙!
987名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 00:43:37.38 ID:SUuaX5x4
>>980
そんなキャラもいたね。
ショタ神父とかいれば萌えられるかな?
シスターは元傭兵+イケメン+隠れM属性属性+ボケ担当という萌え設定が勿体無い。

988名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 19:15:10.54 ID:TmYGqtWt
総合保管庫に依頼を出してきた。

2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

連絡用スレッド その2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1267493594/
989名無しさん@ピンキー
おつ!