1 :
名無しさん@ピンキー:
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ごらんの有様だよ!!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______ _____ _______ ___ _____ _______
ヽ、 _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 ノ | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、 |
ヽ r ´ ヽ、ノ 'r ´ ヽ、ノ
´/==─- -─==ヽ /==─- -─==ヽ
/ / /! i、 iヽ、 ヽ ヽ / / /,人| iヽヽ、 ヽ, 、i
ノ / / /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、 、 ヽ
/ / /| /(ヒ_] ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_] ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '" ,___, "' i ヽ| /ii"" ,___, "" レ\ ヽ ヽ、
'´i | | ! ヽ _ン ,' | / 人. ヽ _ン | |´/ヽ! ̄
|/| | ||ヽ、 ,イ|| | // レヽ、 ,イ| |'V` '
'" '' `ー--一 ´'" '' ´ ル` ー--─ ´ レ" |
・1分3回キスは当たり前、1分8回も
・甘えんぼうににとってのキスは呼吸のしそこない
・一回のキスで角砂糖三つ分食べたような気分になれる
・男にほほ笑んだだけで射精させた
・男のバットを手で弄ぶことも
・セクロスでも納得いかなければ男に角砂糖を口移し
・出張してるのに意中の男をおっきさせた
・糖尿病が始まったきっかけは甘えんぼうのすりすり
テンプレ以上です。
ところで俺のID、80歳になったら40本の虫歯と読めばいいのか?
>>1乙カレー
人間の歯は親知らずを入れても32本だww
いちおつ
9 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 23:58:32 ID:mdoWdv4/
いちおつ
今日、歯医者で銀歯入れてきたぜ
えんぼうな女の子がどうしたって?
いちおつ
>>1 乙彼
「何のためにお前を甘やかしてると思ってんだ!いつでもヤれる様にだろ!」
ギシギシ
「うんっ!ごめんね、あっん!もっと、もっと突いて〜!」
こんなの読みたい。
マスター
>>1に砂糖水を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧ ∧
ハ,,ハ / `ー一′丶
. .( ゚ω゚ ) / : : :: :: :::::ヽ
. ▽ >、/⌒ヽ | : : :: :: :::::::::l
─‐⊥‐ッ'-‐y' / i_ ヽ、 : : :: :: :::::::/
`⌒ー′ | |::| )゙ ..::::〃:ィ´
\ | |::| /" '' : : ::⌒ヽ
____ \=::|. i 、 : ::::|____
>>16 さっ、砂糖水・・・
>>1はカブトムシですかw
あっ、そう言えばこのスレのテーマソング的な曲が、そんなタイトルだったような・・・
すこし背の高い〜あなたの耳に寄せたおでこ〜
身長差っていいよね
>>18 小っちゃい女の子が甘えてくるのは堪らない。
―××村33人切り
そんな書き込みに興味を持ったのが全ての始まりだった…
「何だあれ…祭…?」
―遭遇する恐怖
「アラアラ、コンナ時間ニ一人デ何シテルノ…?交番ニ行キマショウ?」
―逃げ道はどこにもない
「私に付いて来て、でもその前に…うふふ…怖がらなくていいのよ…?」
―次々と出る犠牲者
「先生…何か…変な感じ…体が…熱いの…」
「春海チャァン…ドコォ…?先生…切ナイノォ…」
―この村は一体?
「永遠ノ若サ、永遠ノ若サ…フフフ…アハハハハハ!」
―そして…
「お前は…あいつらみたいにはしないから…」
サバイバルホラーゲーム(R18)、「AMAREN」20009年夏発売予定!
―どう足掻いても、甘えん坊
「全て、終わらせてやるよ…!」
「なぁ彗」
「何だ? あ、そのチョコビス私のだぞ」
「…お前って自分で料理とか作らないのか? これで俺の差し入れ何度目だ」
「光志は一々世話焼きだな。私は私のやりたいようにやるんだ」
「俺だって暇じゃないんだよ。これ以上保護者にさせんな」
「なら適度に距離を置け。いつもデレデレして、こっちが恥ずかしい」
「…傍若無人、天真爛漫、唯我独尊、お前を飾る四文字熟語に困らないな」
「うるさいっ!」
「…こほん。という訳で、今日はお前にも分かり易くてやる気も出る、お菓子作りの本を持って来た」
「レシピなんで読む気はないぞ。お菓子の成分表見ていた方がまだ為になる」
「研究一筋のお前でも分かりやすい、イラスト付だ。ほれ、わ○ったさんシリーズ」
「……馬鹿にするなぁ〜! 私は小学生じゃないぞ!」
「まずはこっから初めて、自炊出来るまでにはなれ。でないと嫁の貰い手いないぞ」
「別に良い。一人で生きて行くから」
「そう拗ねるな。俺が気をかけてやれる内に、改心しなさい」
「……」
「切ない顔すんなよ。ちゃんと俺が試食してやっから」
「意外と彗って、寂しがりなんだな」
「うるさい。黙って待ってろ」
「へいへい。…楽しみだな、お前の手作りクッキー」
「プレッシャーかけるな。あ、おい、ちょっとここ手伝え」
「人を頼るのか? じゃ、一回手伝う毎にお前を自由にする権利一回な」
「何だと!」
「エプロン姿、可愛いぜ?」
「――!!」
「はぁ…やっと、出来上がった」
「お疲れさん。じゃ、ほい。熱いところを自分で一枚、食べてみ?」
「…お前が最初に味見しろ」
「良いのか? じゃ、いただきます」
「……どうだ?」
「ん、美味い。よく出来てるじゃないか」
「え? …ぱく……本当だ」
「どうだ? 自分で作ったお菓子も、良いだろ?」
「…ああ、だが…」
「?」
「せっかく作るんなら、誰かに食べてもらうのが、良いな」
「ん、む…ん…」
「…ふぅ……今日の彗は、格別可愛い」
「真顔で言うな、馬鹿」
「でもクッキーキス求めてきたの、お前だろ? ったく」
「…料理しろって言ったのお前なんだからな。もし、誰も嫁に貰ってくれなかったら、その……責任持って、面倒見ろ」
「くっ…直球でデレんな。悶絶さす気か」
「わ、わっ…ちょ…こらっ――」
「とりあえず権利一回、行使するわ。今夜は…俺のものな」
「――はぁん……うう」
「…それとも、嫌か? 嫌ならやめるが」
「ダメ! ……だから、優しく、しろ…」
「あ…あんっ…やっ…」
「はぁ…誰の…嫁にも、貰わせるかよっ」
「うぅっ…く、あっ――!」
「……はぁ、お前は体まで、甘いな。小さくてトゲがあるが、こんなに蕩けてくれる」
「はぁ、はぁ…馬鹿ぁ…」
「まるで金平糖。クッキーも良いが、俺はお前が、一番好きだ」
遅くなったがいちおつ、そして終わり
>>22 GJ!
甘えんぼうな女の子スレであり、甘やかせ好きの男の子のスレなんですね。
わかります。
甘え姫……そういうのもあるのか!
すりすり
むぎゅむぎゅ
すりすり
にへ〜
>>27 ただの言葉の羅列なのに状況が頭に
浮かんでしまう俺はもう末期
>>28 よし、ならばあとはその状況を詳細に報告するんだ
>>28 俺なんか
>>27を読んで、余裕でおっきしちゃうぜ
末期じゃないっ!、俺たちの戦いはこれからだっ!
あまぁ〜い
32 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 22:54:49 ID:4gETszpz
風邪引いた…
一人暮らしなのに風邪引いて熱出して寝込む自分を、甘病してくれる甘えん坊もとむ
あれほど気を付けてたのに、一人暮らしの風邪は命に関わるぜ…………
>>34 定番はやっぱりあれか?
おかゆに体を拭くとか、熱を下げるために動脈部分に冷えピタ張られたりのためにひん剥かれたり
羞恥プレイ気味に座薬入れられるとかか?
風邪でも容赦なく添い寝される
現実は非情である
むしろ風邪が移った女の子に桃缶を食べさせるのがいい
3人称書いてみたくて書いた駄作を糖化します。
とりあえず設定がむちゃくちゃなので、
そんなの見たくねぇ!という人はタイトルの「逃亡劇」かIDでNGお願いします
38 :
逃亡劇:2009/11/25(水) 17:29:27 ID:D/1zX0V+
「神谷 陽(かんたに よう)さーん!?あなたは既に包囲されているー!大人しく捕まってくださーい!」
ヘリコプターから半身乗り出してメガホンでショートヘアーの女性が叫んでいる。
そして、彼女の眼下には、無謀にも走って逃走する男がいた。
「女の子が止まってって言ってるのに何で止まらないのー!?」
彼女は叫び続ける。
「世間一般の女子はヘリで追いかけてこないでしょ……」
と、逃げる彼は悪態をついている。が、当然彼女には聞こえていない。
「聞こえないですかー?あんまり逃げると麻酔銃持ち出しますよー」
「シャレになりませんからそれ、止まりますんでやめて下さい」
と、彼は止まった。
「あれ、あのヘリかなり低空飛行してきた……。ヘリが起こす風ってやっぱ強いな……。
…………何する気だろ?」
「逃がさないよー、とうっ」
「ちょ、何でこっちにダイブして来るんですか!?あ、受け止めないと……!」
彼は、何とか彼女を受け止めたが、その衝撃で倒れてしまった。
しばらくは痛みに悶えていた彼も、やがて動きが止まった。
「捕まえたっ♪……あれ?」
彼の反応が止まったのを不審に思い、彼女は彼にちょっかいを出す。
「ちょんちょん、おーい、大丈夫ー……?あ゙、気絶してる。ちょっと、やり過ぎたかも……」
「どーしよ、病院に連れて行くべきか、家で休んでもらおうか……
頭は……打ってないよね?うーん、打ってたら困るしやっぱ病院……」
「でも、お見合いの席で逃げ出すなんて個性的な人だなぁ……
んー……この人が私の未来の旦那さんになるのかなぁ?」
「ふみゅぅ…………」
「キス、くらい、いいよね?」
「……ちゅ」
実にこの間1時間。決断には遅すぎるくらいの時間である。
そして運悪く彼が目を覚ました。
「………………。」
彼は無言で、首を傾げたが、彼女は笑顔で返して、もういちどキスをした。
途端彼が慌てふためき、
「……бЩ£Э¢っ!!?」
と判別不能な声を上げた。
「何してるんですかっ!!?」
「あ、完全に起きました?戻りますよー」
「えっ、あの……あぅ」
「先行って待ってますんでー」
彼女は、彼の反応を意にも返さず逃げるようにお見合いの場所へと戻っていく。
彼は小さく
「また、逃げたらどうなるんだろ、これ」
と、呟いた。
「はぁ〜……あの人、可愛かったかも……」
どうやら、彼から逃げ出すと言う選択肢は消えてしまったようだ。
39 :
逃亡劇:2009/11/25(水) 17:29:52 ID:D/1zX0V+
お見合いも終わり、彼が会場から出てきた。その傍らには彼女の姿もある。
「はふ〜、緊張した……」
「えー、何でー?」
「あ、双葉(ふたば)さん。そりゃあ、いきなりお見合いの席に狩り出されたらびっくりしますよ」
「あ、そうなんだ。色々苦労してるね、陽くんも。平野(ひらの)の家でも日常茶飯事だよ」
「へー、まぁお互いがんばりま…しょ…………え?」
彼女がついてきたことに気づいていなかったのか、彼は驚きの声を上げる。
「でも、私は、君みたいに逃げ出したりはしないよ?
えへへー、今日からよろしくね」
「今日から……?あれ、僕まだ17だし、え…………え?」
「私もだよ?じゃあ、早速お父さんと、お義父さんが用意してくれた家へいこうよ」
「……いつ縁談(はなし)がまとまったんですか?」
「私たちの了承を抜けば、一ヶ月前らしいよ」
と彼女から衝撃の事実が伝えられる。
「……お父さんに見捨てられた……」
「見捨てられたじゃなくて、いわゆる人質って奴かもしれないよ?」
「もっと性質が悪いです……」
「まぁ、私たちは、今から行く家で愛を育めばいいんだから、余計なことは考えないように」
「そうですね…………へ?
すいません、僕に拒否権は「ないよー?」」
「今日からって急すぎませんか?」
「別にそんなことないよ?ほら、いこっ♪」
彼は諦めきって、
「…………分かりました」
と、小さく返事をした。
「あ、君の呼び方は何がいい?陽くん?あなた?それとも旦那様ー?」
「……双葉さんが決めてください」
「じゃあ陽くん、いこっ」
「……はい」
40 :
逃亡劇:2009/11/25(水) 17:30:30 ID:D/1zX0V+
――「広いけど、何でもう建ってるんだろ」
「どうも、事務所として使える立地にしておきながらも、私のために建てたらしいけど……」
「……双葉さんのお父さんって決断力ありますね」
「ここが、最後の部屋かな?子供部屋らしいよ」
彼女は彼の言葉をスルーして、最後と思われる部屋に入っていく。
「あれ、寝室じゃなかったんですか?」
「あ、忘れてた。寝室は……ここの部屋だ」
2人の眼に映ったのは……
「……狭いですね」
「よしっ、完璧!ありがとうお父さん」
彼女は小声で呟いた。
「……どこが完璧なんですか。多く見たって3畳くらいしかないじゃないですか」
「おー、あたり。2畳半って言ってたよ」
「狭すぎますよ、物置の間違えじゃないんですか」
実際、物置の中にクローゼットが入っているとしか思えないスペースである。
人一人寝るのが精一杯だ。
「いや、寝室。日当たりなら完璧だよ?お父さんが、
『窓を大きく出来ないのだったら、部屋を狭くすればいい』って言ってたから」
「?じゃあ双葉さんは日当たりのいい寝室が良かったんですか?」
「いや、建前はそうだけど本音は違うよー」
「何でですか?」
彼は当然の疑問を口にし、
「そりゃあ、陽くんと密着出来るからだよ♪」
と、当然のように返された。
「すいません、今からでもいいんで至急子供部屋に寝室を挿げ替えてください」
「却下します。それにそんなに嫌なら何でOKしたのー?」
彼は一瞬何か言いかけたが慌てて
「だ、だって同年齢の女の人と寝たことなんか無いですもん。
付け加えるなら彼女なんていたことありません」
と言った。
「確かに陽くんはかわいいけど、かっこいいかって聞かれたら、うーん……」
「何それ地味に凹みます」
「いいのいいの。だってこれからは私と過ごせばいいんだから、
陽くんは私のものなの♪それに……」
彼女は彼に抱きついて、
「わたしは陽くんのものなんだからっ」
と高らかに宣言をする。
「……はい、わかりました!」
彼は彼女に向かって、力いっぱい返事をした。
陽と双葉の生活はこの日から始まった。
そして、一人の男が、一人の女性から逃げる、逃亡劇と言う名の喜劇は幕を閉じた。
終わり
ん?
投下乙
甘えたいけど、風邪うつしたくないから我慢する女の子とかいい。
珍しく大人しい女の子に悪戯したい。
>>40 わからなさすぎて何がなんだか・・・。
他人のブログに書かれているわけのわからん日記を読んだ気分だ。
誤爆だろ
訳分からんが意外と嫌いじゃないな
心を盗んだ怪盗と甘えんぼう警部に変換することでなんとなく理解した
そんなflashあった気がする
カリオストロをパロったやつ
甘えんぼを膝の上にのせてごにょごにょしたい
さあ、そのごにょごにょの内容を一言一句もらさずtxt化して糖化するんだ。
背面座位派の俺と対面座位派の甘娘で、甘ったるいケンカしたい。
双子の甘えん坊に、背中と胸側の両側から抱きつかれて甘えられるとか
腕に絡まれながら
珈琲派姉VS紅茶派妹
のディベートに巻き込まれたい
>>52 姉「弟君はお姉ちゃんが淹れたコーヒーを飲むのっ!」
妹「却下です。兄さんは私が淹れた紅茶を飲むと決まっているのです。」
母「あらあら、母さんもお抹茶点ててきたのよ?」
男「…………どれもミルクと蜂蜜の入れ過ぎで、同じ物にしか見えねぇ……。」
母子相姦は嫌じゃ〜!
>>54 そこは義母が面白がって義姉妹を囃し立ててると解釈することにしている
未亡人、その娘の姉妹
隣に住む男くん
何か問題でもあるかね?
>>56 先生!その2軒は二階の窓から行き来出来ますか?
>>57 そんな危険な。
ちゃんと直結の連絡通路を使うに決まってるだろう。
不動産屋の手違いでアパートの同じ部屋を二重契約。
という王道ギャルゲ設定は如何か?
60 :
1/2:2009/11/30(月) 23:20:54 ID:hhTFfMQU
冬というのは結構厄介なもので、普段は鳴りを潜めている感情が鎌首をもたげて俺に襲い掛かってくる。いわゆる物悲しいという奴だ。
「具体的に言うと、犬子が最終的にルーベンスの絵の前で全裸の子供たちに連れて行かれるくらい寂しい」
「いきなり電話で家まで呼び出されたと思ったら、人の最後を勝手にパトラッシュと極めて相似にされた!?」
友人の犬子が部屋に入ってくるなりモノローグの続きを言ったら、大変驚かれた。
「いや、似てるのはネロの最後であり、パトラッシュは犬なので違うと言いたかったが、よく考えるとどっちも犬なのでそうなんだ」
「最終的に犬にされた!? ていうか、いっつも言ってるけど、私は犬じゃないよ! 符長くんが私のこと犬子犬子って言ってるだけなの!」
犬子犬子言う符長彰人ですこんにちは。……ううむ、心の中で自己紹介するクセどうにかしないとな。それより。
「犬耳があるクセになに言ってんだ」
「こ、これは犬耳じゃなくてそーゆー髪型なの! マクロスのランカちゃんといーっしょ! ほらほら!」
自身の髪を持って俺に見せ付けるが、何を言っているのか分からないフリをする。
「うー……分からないフリするしぃ」
「俺の特権だ。で、だ、犬子」
「うん? なぁに、符長くん?」
こいこいと手招きすると、さっきまでの悲しそうな雰囲気を一瞬で粉砕し、犬子はこっちへ寄って来た。
「えへ。なぁに?」
「全く用はないのだが、一人になると寂しさのあまり自害する、もしくは半狂乱になって近くの人物を殺害する可能性が極めて高いので俺を構え」
「うさぎより性質が悪いよこの人!? ……ていうか、寂しいの?」
こっくりうなずくと、犬子は嬉しそうにほにゃーっと笑った。
「貴様、俺の物悲しさを笑ったなあ!? チクショウ、後でお前の家に火をつけてやる!」
「普通に犯罪だよ! じゃなくて、なくて、そじゃなくてさ。……そーゆー時に私を頼ってくれたのがね、なんかね、……うれしーなあって。えへ♪」
照れ臭そうに指をからませ、赤い顔ではにかまれたりしたら、俺の頭はおかしくなります(断定)。
「じゃ、寂しい符長くんのため、私が一緒にいたげるね♪」
「よきにはからえ」
「王様だ!」
違うと思う。
「それで、何しよっか? ゲーム?」
「何でもいい。傍にいてくれたら、それで」
「ふぇ!?」
突如、犬子の顔が真っ赤になった。ヤクイ病気が突然発症したに違いない。
「帰れ。移る」
「何が!? じゃ、じゃなくて、そ、その……び、びっくりしたの」
「自分の余命に? たぶんそう長くないが、気を落とすな」
「なんで病人扱いされてるの! そーじゃなくて、……そ、そゆこと言われたの、初めてだから」
「俺も遊びに来た友達に余命宣告するの初めてだ」
「そっちじゃなくて! ……そ、傍にいてくれとか言われたの、初めてだったから。……びっくりした」
む。よく考えたら、まるで恋人同士の台詞ではないか。……いかんな。どうも犬子が相手だと、気安くしすぎてしまう。
「じゃ、じゃあその……いるね、ずっと。そばに」
言葉を訂正しようとしてたら、犬子は俺の手を包むように両手で握り、赤い顔のままにっこり笑った。出かけた言葉をノドの奥に仕舞い込む。
「いやはや、なんというか、恋人のようで素敵ですね」
「こっ! こっ、こここっ、こ、こー!?」
「コー。フランス、ノルマンディーの一地方。ルーアン、ディエップ、ル・アーブルを結ぶ三角形の範囲を指す」
「知らないよっ! 動揺してるんだよっ!」
冷静に自分の動揺を説明するな。
「う、うう〜……ふ、符長くんはそーゆーこと、するっと言うからずるいよね」
「するっと坊主と呼んでくれ」
「するっと坊主」
嫌になるくらい嬉しくなかった。
「やめてくれ」
「最初から言わなきゃいいのに……」
61 :
2/2:2009/11/30(月) 23:21:33 ID:hhTFfMQU
「するっと坊主だから仕方ないんだ」
「するっと坊主」
「やめてください!」
「あはは。……ね、まだ悲しい?」
「む? ……おお!」
言われて気づいたが、犬子が来てから件の感情は消えていた。それどころか、幸せいっぱい夢いっぱい(?)だ。
「えへ。お役に立てたようで嬉しいよ」
「あっぱれ。褒美をとらす」
「王様だ! ……いや、殿様?」
どっちでもいい。
「じゃ、じゃあね、ご褒美……いい?」
「いいけど、その結果俺の生命反応が停止するような褒美は勘弁してください」
「しないよ! ……えっとねえ?」
で。
「こんなのが褒美?」
「褒美だよ。すっごいご褒美♪」
犬子が言うご褒美とは、俺が彼女を後ろから抱っこし、一緒にゲームをするというものだった。
「よいのですか?」
「よいのです。……あっ! もー、ちゃんと手加減してよ!」
よそ見をしていたのか、犬子操る白い機械人形が爆風に巻き込まれ消えた。
「あと、符長くんばっかアイテム取るの禁止!」
「無茶を言うな」
「無茶を言うの! そんな爆弾ぽこぽこ置かれたら勝てるものも勝てないもん! ……ああっ!」
犬子は自ら爆弾で入り口を塞ぎ、勝手に自滅した。
「うー……」
「そんな目で見られても、今のはしょうがないだろ。お前の操作ミスだ」
「めーれー。死んで悲しい私を慰めなさい」
「命令ならばしょうがない」
後ろから犬子のほっぺをゆっくりさする。
「ふゃ……はふー♪ う、ううー♪」
「どういうことだ」
「符長くんの手から発射されてる幸せ光線により、脳がとけました。……学会に発表したいよ。いい?」
「嘲笑の渦に包まれるのでやめて」
「ノーベル平和賞間違いなしなのにぃ……」
犬子はもうコントローラーから手を離し、身体をこちらに向けていた。抱き合って座っている形だ。人が見たら10人中10人が恋人同士と言うだろうが、誰も見てないので良し。
「符長くん」
「はい?」
「抱っこー」
「してます」
「もっと!」
もっと、とな。more抱っこ?
「もっと全身全霊で抱っこしなさい。ゲームしながらとかじゃなくて」
「お前が一緒にゲームしようとか言ったと記憶してますが」
「みょみみみみ。記憶操作。したのでゲームとかもういいから、抱っこ」
脳を操作されては仕方ないので、スーファミの電源を落とし、犬子を抱っこする。
「うー♪」
俺の肩と頭の間に自分の頭を収め、犬子は幸せそうな声をあげた。
「あぐあぐあぐ♪」
「食うな」
「犬だから仕方ないもん。符長くんが私を犬認定したから仕方ないもん。わんわん!」
「困り犬だな、お前は」
「わんわん♪」
それから犬子を撫でたりほっぺをすりすりしてたら日が暮れたのでびっくりした。また次の休みに同じことしよう。
おわり。
>>61 GJ!かわええのう
犬子本領発揮だなww
63 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 23:45:30 ID:BUjREkqA
ええい!キャッキャウフフ(性的な意味で)の描写はまだか!
いかん、ニヤニヤが止まらないよ!
ニヤニヤが止まらないw
糖死するwww
>>61乙です。
犬子シリーズに限らず、この人の書くSSはポップな感じでテンポが良くて面白いな。
>>61 乙
犬子のイメージがランカで固定されました
うおー、寝てたら[符長、犬子]キテター♪
>>61GJ!
貴方のSS大好きです
畜生、これ見ながら飼い犬(♀)を撫でくり回してたら手を噛まれてめっちゃ警戒されたぞ
脳内でうちの犬はツンデレなんだと無理矢理納得しとく
ああ・・・可愛いけど痛いなぁ・・・
だれか符長を中心とした人間相関図を描いておくれ…
上の犬子話を書いた生物です。
説明するのも恥ずかしいですが、一応設定を説明しまする。興味がない人は読み飛ばせ!
符長はアレです、色んな人物に手を出しまくってるわけではないのです。パラレルワールド的な扱いです。
例えば、犬子(上記の犬っぽい娘)世界の符長と、ハナ(おでこを露出すると赤面する娘)世界の符長は別人です。名前性格その他諸々が偶然にも一緒なだけです。
所謂ギャルゲのニューゲームです。それぞれのルートを攻略してるだけです。同時攻略不可です。
……別にイチイチ主人公を一から考えるのが面倒だから使いまわしてるとかじゃないです。
だから浮気とかじゃないよ!
そうだろうとは思った
プッチ神父の仕業だな
主人公の名前全部同じにしてるエロ漫画家思い出した。
>>73から
隣の世界の自分を連れてきて大勢で彼氏に襲いかかる甘娘
を幻視
――そは永久に甘えども
―――怪異なる永劫の果て砂糖すら超ゆるもの
>>73 女の子「今、君が甘えさせてくれなければ、「私は君に甘えられなかった」という運命が決定してしまう。甘えさせてくれ!覚悟こそ幸福だという事を思いだしてくれ」
よくわからなくなった。
>>60 毎度符長乙
犬子のデレっぷりが良すぎてたまりません
ってかやってたのスーファミかよ?!
昼食後の授業というのは眠いものだ。それが古文なら尚更だ。だから、授業が終わったというのに未だ眠っている幼なじみを責めるのは酷だろう。
とはいえ、このまま放置して次の授業まで寝続けさせるわけにもいくまい。
「沙夜、起きろ。沙夜」
軽く肩をゆすって沙夜を起こす。多少なりとも効果があったのか、薄く沙夜のまぶたが開いた。
「お、起きたか。顔でも洗って目を覚ま……」
「♪」
沙夜は俺の顔を見るなり、薄目のままにぱーっと笑って俺の首元に抱きついた。
「え、あ、い、いや、沙夜……そう、沙夜。あの、あのですね?」
「♪♪」
沙夜はきゅんきゅん鼻を鳴らながら俺のほっぺをあむあむと甘噛みしている。……さてはこいつ、ここを自宅と勘違いしているな?
「沙夜、落ち着いて聞け」
「?」
俺の鼻をめろりと一舐めしつつ、沙夜は一応は聞く姿勢を見せた。
「ここは、学校だ」
「…………。……っ!」
ほんのすこし間を置いて、沙夜は顔を真っ赤にした。そして、どでででと勢いよく教室を出て行った。残された俺は、周囲の生暖かい視線に晒されているので大変居心地が悪いです。
ややあって、未だ顔の赤い沙夜が教室に戻ってきた。そして俺の席までやってくると、まるで文句を言うかのように俺の頬を引っ張った。
「勘違いしたお前が悪いんだろ」
沙夜はほっぺをぷくーっと膨らませ抗議を続けている。何が何でも俺のせいにしたいようだ。
「何でもいいが頬をつねるな。痛い」
すると、俺の頬をつまんでいた手が俺の鼻へ移動して摘まみだした。場所を変更すればいい話ではない。
「違う、沙夜。そういうことじゃない」
俺の鼻声が面白かったのか、沙夜はにこーっと笑った。機嫌が直ったのは何よりだが、周囲の生暖か視線に気づいて。
「だから、あれは俺も悪いかもしれないが、主にお前の責任だろ」
帰り道。あの後、ようやっと周囲の様子に気づいた沙夜が真っ赤な顔で自分の席に戻っていったはいいが、それからまた機嫌を損ねてしまったようで、今こうして一緒に帰りながらもその手は俺の腹を抓り続けており痛い。
「そもそも、お前が寝なけりゃ済む話だったんだ。というか、寝ぼけるのが悪いと言うか」
沙夜はむすーっとした顔で俺の話を聞いている。
「しかし、困ったな……寝ぼけてああなるってことは、普段の行いを改める必要があるかもな。例えば、家でひっつくの禁止とか」
沙夜の顔が驚愕の表情で固まった。
「沙夜?」
ほっぺをふにふに押してみるが、反応がない。死んだ?
「……っ!」
「うわあっ! びっくりした」
死んだと思われた沙夜だったが、どっこい生きてた。突然俺の服を掴み、激しく首を横に振ってる。
「あー、ええと、ひっつく禁止が嫌なのでせうか?」
今度は首を激しく縦に振っている。そこまで必死にならなくてもいいと思う。
と思ってたら、沙夜は俺のお腹にぎゅっと抱きつき、きゅーきゅー鳴きだした。
「あー……いや、そこまで嫌なら禁止しないから。落ち着け」
「……?」
「あ、うん、大丈夫大丈夫。これからも引っ付き放題で、沙夜にっこり俺もにっこり」
「……♪」
沙夜は安心したようにほにゃっとした笑顔を見せた。その笑顔につられるように自分の頬が緩むのを感じながら、沙夜の頭をなでる。
「♪♪♪」
嬉しそうな沙夜の顔を見てたら、頭をなでていた手が沙夜のほっぺに移動していた。そのまま優しくさすさすする。
「……♪」
沙夜はうっとりした表情で俺を見つめた。どこか目がうるんでいる。
「ほっぺ、好き?」
「♪」
「そうか。俺も好き」
ほっぺをふにふにしたり沙夜の鼻をつんつん突ついていたが、ふと我に返るとここは往来。キャッキャするに相応しくないだろう。
「とりゃーず、帰るべ。帰ってから続きをば」
「♪♪♪」
俺の手をとり、沙夜はご機嫌な様子でぶんぶん振った。
「そして今気づいたが、寝ぼけ対策を何も考えてなかった。やはり家で引っ付く禁止令を」
手をばってんされた。ダメなようです。
「ばってんならば仕方ない。また追々考えよう」
コクコクうなずく沙夜と一緒に帰宅しました。
おわり
>>79 GJ!
待ってました沙夜ちゃん かわいいよ沙夜ちゃん
鼻から砂糖を噴ける
>>72氏の言う「ハナちゃんシリーズ」とやらが見つからない……。「無題」の中に紛れてるんだろうか……。
>>79 GJ!!
クラスメイト誰か記録してたりしないのか
>>80 噴くな噴くな
戻せ戻せ
っ角砂糖
ふ、もう歯軋りで削れる歯はない!安心して歯軋りできるぜ!!
あれ?俺なんで口から出血してるんだ…歯槽膿漏か?
あれ…? ブラックコーヒー飲んでたはずなのに…?
>>79 ばってんかわいいよばってんw
>>87 つまりこれから甘えっ娘がその傷口をなめてくれるという展開が待っているのですね、わかります。
イタズラがばれて怒られそうになるが甘えまくってうやむやにする女の子という電波
うおぃっ!
良い想像ですね。
部活を終えて帰宅したら、誰もいないはずの我が家に灯りが
灯っていた。
正体は知れている。隣りのみよちゃん。
今年中学生になったばかりの幼なじみだ。
家が隣りどうしで僕のが学年で四コ上。僕が中学生になった
ころから、何かにつけて僕の世話を焼きたがるようになった
彼女は最近、うちのおかんから我が家の合い鍵を入手してか
ら以前にも増して僕の世話をしに来るようになった。
仕事が忙しく帰宅が遅くなりがちなおかんの代わりにおさん
どん全般をやってくれるので大変有り難い。有り難いのだが
そのスキルたるやいやはや何ともな腕前で。今日も玄関開け
た途端に香ばしい異臭が…
「ただいまー。」と僕が声をかけると、どがしゃ〜んと異音が
奥のキッチンから聞こえてから微妙な笑顔のみよちゃんが。
「あっ、和にいおかえりー…」と、左右の人差し指をひらぺ
ったい胸のまえでツンツンと突き合わせながら上目づかいで
顔をだした。僕は心の中で盛大に溜め息をつくのだが。だがね。
「あのね。んとね。その〜、なんとゆーか…」
言いながらセーラー服に掛けたエプロンをいじりながらとて
とてとスリッパ鳴らして駆け寄ってこられてウルウルの瞳で
もって見上げられるともう………
93 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 00:32:06 ID:yyaNuwdY
甘えんぼうな僕っ子をギュッとしたい
「あのね。みよね。幸代さん(うちのおかんはみよちゃんにこう呼ばせている。)にね。今日は泊まりになっちゃったから
和彦の面倒見てくれる?ってメール貰ってね。はい!お任せください!ってお返事してね。
お母さんに言ったらしっかりねって言われてね。
和くん部活でお腹空かしてるからご飯作って待っててあげなさいってゆうから
みよ、頑張ってたんだけど…?和にい?ね、どしたの?」
一生懸命状況を説明するみよちゃんが、あっちにいってた僕に気づいて呼びかけてくれたお陰で正気に戻った。ふう。危なかった。
昔から可愛くて人懐つこくて、僕はみよちゃんが大好きなんだけど、
赤いランドセル背負った小さい子に「好きだっ。つきあって!」なんていったら犯罪だし。
今のままで十分。兄として慕ってくれてるなら其れで十分じゃないか、と自分に言い聞かせてきたけど。
中学生になってからとゆうもの、急激に魅力的な女の子として僕を惹きつけるようになってきて。
合い鍵まで手に入れて僕の世話をやこうとしてくれるってことは、僕のことをみよちゃんも好きでいてくれてるってことかな。でもヘタレな僕(あ〜そうですとも。自分でも解ってますよー)はいえないでいる。
「うん。有難うみよちゃん。」
僕が右手で頭を撫でてあげると満面の笑みで抱きついてきて恐ろしいことを曰った。
「でね、和にい。」
「ん?」
「今日ね。お父さんが帰ってきたら、お母さんといっしょに田舎のおばあちゃんのとこへ行くから和にいの所へ泊めてもらいなさいって…」
みよちゃんが全部言い終わる前に僕は電光石火のごとくお隣へすっ飛んだ。
が、既に時遅し。
すっかり灯りの消えた家の玄関の張り紙に「幸代さんには伝えて有ります。みよをよろしくお願いします」と書いてあるばかり。
茫然自失の僕の携帯におかんからのメールが届いた。
「狼狽えるんじゃない。任したからな!」
…なんとも漢らしいメールですこと。
書きながら糖化かよ…
wktkして損したぜ
みよちゃんが言い訳しようとしてた原因であるところのミートソースを二人で作り直してようやく晩飯。
食器を片付けてからいつものごとくみよちゃんを膝に載っけてテレビ鑑賞してた僕は段々と落ち着かなくなってきた。
いつもならおかんが帰ってきてみよちゃんのことを散々こねこねとかわいがった後僕に隣りまで送らせる時間帯。
「えへー。今日は和にいと朝まで一緒だねー。」
もうだめだ。完全にやられてしまった。「あのね、みよちゃん。」
「なに?」
振り向いたみよちゃんを抱きしめてずっといいたかったひとことをいってしまった…
Fin
>>99 とりあえず乙
だが、
>>98も言ってるように書きながらの投下はよくない
お前さんが書いてる間に待ってる人がいないとも限らないんだからな
次書くんなら予め書いたのをコピペして貼るか1レスに纏めるとベネ
102 :
1/2:2009/12/07(月) 21:06:15 ID:RGoIcKJ9
放課後、さあ帰ろうと思ったら、突然とんでもない勢いで雨が降ってきた。傘は持ってきてない。
もうこうなったら教室に骨を埋めるしかないと悲壮な覚悟を決めていたら、ちょんちょんと背中をつつかれた。
「ん? おお」
「どないしたん、アキちゃん。帰らへんの?」
振り返ると、俺の胸くらいの高さからこちらを見上げるちっこい少女が、関西弁を駆使しつつ小首をかしげていた。
「雨に濡れると力が出ないから、雨が止むのを待ってるんだ」
「いつアンパンマンになったん?」
「朝食にアンパンを食べた時に」
「ほなウチもアンパンマンやな。いや、女やからアンパンウーマンか。あはは」
「パイパンマン?」
「いっ、いらんこと言わんでええねん、あほー!」
少女が真っ赤な顔で僕の頬を全力で引っ張ります。この反応……まさかっ!? ……いや、言うまい。
「冗談はともかく、雨がやむのを待ってるのですよ、傘なしの身としては」
「……こんなん、あるねんけどな?」
そう言って、目の前の少女は鞄から小さな折りたたみ傘を取り出した。
「なるほど、これを傘なしの亡者たちに見せ付け、奪い合わせる様を眺めようというのだな? 悪趣味だな」
「なんでやねん! 一緒に帰ろ言うてんねん!」
「分かってたけど、その言葉を言わせたかっただけなんです」
「う……も、もー。……あ、あんね、アキちゃん。ウチと一緒に帰ろ?」
顔を赤らめ、もじもじと俺にぎこちなく笑いかける少女に、俺は最初から抱いていた疑問をぶつけることにした。
「ところで、誰だっけ」
「ずこー!」
「すげぇ、昭和コケだ!」
「桃や、桃! 桃子! アキちゃんが居候してる家の娘や!」
「なんだ。道理で見覚えがあると思った」
ちょっとした事情により、桃の家から通学している俺だった。忘れてた。
「脳が壊れてるん……?」
「本気で心配そうな顔をされると、切なくなるのでやめてください」
「あはは。ほな、帰ろ?」
「分かった。それはともかく喰らえ、必殺アイアンクロー!」
「みぎゃああ! なんで!?」
アイアンクローの件を叱られた後、桃と一緒に帰宅する。
「まったくもー……意味もなくアイアンクローしたらアカンよ?」
「すいません。ところで、傘を借りてる身で文句を言うのもアレなんだが、その、ピンクの傘って……」
「かーいーやんな?」
「お前一人ならともかく、俺がこれを差すのはかなりの精神力が必要なのだが」
「そんなん言うても、しゃーないやん。傘はこれ一本しかないねんから」
「家を出るとき、ふたつ持ってきてくれたらよかったのに」
「何言うてんねん。そもそも、アキちゃんが悪いねんで? ウチは家出る前にちゃんと持ってき言うたのに、『雨なんて降らねーよ。降っても俺の力で雨雲を吹き飛ばしてくれる!』とか言うて持っていかへんかってんもん」
「自分で言うのもなんだが、朝の俺の発言は頭が悪すぎるな」
「いっつもそんなやで?」
我ながらどうかと思う。もう少し色々頑張ろう。
「それはともかく。相合傘は嬉しいが、ショッキングピンクの傘を差す俺の図というのは、大変にショッキングだな」
「ショッキング言いたいだけやん。……でも、アレやな。相合傘やな」
俺が持つ傘の柄の部分に、桃が手を重ねてくる。そして、にへらーっとしまりのない顔を見せた。
「あはー……な、なんや恋人同士みたいで照れるな?」
「事実は全く違うがな!」
「そ、そやけど、……そんな力いっぱい言わんでもええやん。……アキちゃんのあほー」
103 :
2/2:2009/12/07(月) 21:07:59 ID:RGoIcKJ9
「照れてるんだ」
「真顔で言われても信じられへんもん。もーちょっとそれらしい表情してくれへんと」
「照れてるんだ」
「なんで満面の笑みなん!? 怖っ、アキちゃんの笑顔怖あっ!」
大変傷ついた。
「あっ、嘘、嘘やでー? アキちゃんの笑顔怖く……ないことないけど、ウチは見捨てへんからな?」
慰められたはずだが、ダメージの方がでかいのはどういうことだ。
「もういいから帰ろうぜ……」
「あっ、怒った? アキちゃん、怒った? ……ごめんなあ。ウチ、アキちゃん相手やと、ちょお言いすぎてまうねん」
「いーから帰るぞ」
わしわしっと桃の頭を撫でて怒ってないことをアッピール。
「あうぅ……もー、髪ぐしゃぐしゃになるやん」
「文句を言うときは笑わずに言え」
「や、やって……うー、アキちゃんのあほー」
阿呆呼ばわりされながら雨の街を歩く。傘に閉じ込められた世界にいるせいか、世界に俺と桃ふたりだけ、という馬鹿げた錯覚に陥りそうだ。
「……なんかな、世界に二人だけみたいやんな?」
「馬鹿がもう一人いた」
「な、なんやねん。しっつれーやなあ……」
「馬鹿筆頭が答えるに、俺も似たようなことを考えていたところだ」
「え……そ、そうなん。……一緒のこと、考えとってんな? ……えへ、アキちゃんと一緒かあ」
「顔にしまりがないですね!」
「や、やって、……しゃーないやん。一緒とか言われたら、顔ほにゃーってなってまうもん」
ぬ。……く、くそぅ、そんなことを言って俺の顔のしまりすらなくす作戦か! チクショウ、負けるか!
「うにゅー! な、なんでウチのほっぺ引っ張るん!?」
「照れ隠しだ、気にするな」
「めっちゃ気にするっちゅーねん、あほー! ……ん? 照れ隠しっちゅうことは、アキちゃんも嬉しいん?」
「いいえ」
「……なんで向こう向いてるん?」
「首の筋が突然俺の制御を受け付けなくなったからだ」
「……なんで耳真っ赤なん?」
「毛細血管の野郎が耳に血液を集めたいと言うので、仕方なく耳に血液を送ったまでだ」
「……えへー。アキちゃん?」
「甘ったるい声が聞こえる。幻聴か」
「あはは。……あんな、あんな、……ウチもな、……えへ、アキちゃんと一緒でな、嬉しいねんで?」
ちろりと桃の方へ視線を向けると、なんだかすごく幸せそうな笑顔があった。畜生、俺の負けだ。
「洋式と和式、どっちが好きだ?」
「うん? 何の話……ま、まさか、あ、あの、け、結婚式の? そ、そんなんまだ早い、早いって! せめて学校卒業してからでないと! でででもどーしても言うんやったら学生婚でもウチは」
顔を真っ赤にして手をわたわたと振ってる桃は大変愛らしいが、そうではなくて。
「いや、便座の話」
「地獄突き!」
「ぐげっ」
「なんであーゆー話の流れやったのに便座の話になるん!? ほら、苦しんでるフリせんとウチの話聞き!」
フリじゃないです。呼吸できないくらい苦しいんです。
「うー……あーあ、ほんまアキちゃんはアカンなあ。ムード台無しや。ムードクラッシャーや」
「げほっげほっ……いきなり地獄突きしてくる奴もかなりアレだと思うぞ」
「うっさい、あほー。ムードクラッシャーには罰や」
「罰?」
「せや。今日は帰ったらウチと一緒にご飯作ること。けっこー大変なんやで?」
「ほほう。一緒に料理とか、新婚さんのようで素敵ですね」
「しっ、新婚さん!? は、はわ……」
「いや、サンコンさん。聞き間違えやすいから気をつけろよ、桃?」
「なんでサンコンさんが素敵やねん! ていうか絶対そんなん言うてなかった!」
桃にみゃーみゃー言われながら一緒に帰りました。
おわり。
甘えん坊というか恋人っぽい雰囲気になってしまったので、次回はもう少し甘え息吹を出そうと思いました。
男のしゃべりかたがラノベっぽいのが気になった
だが萌えた
テラgj
>>102 GJ
そして名前4文字のうち、前から2つがアキの俺歓喜。
あれ?飲んでた玄米茶がいつの間にか砂糖とミルク入りにな(ry
>>102 グッジョブ!!
こっ、これ以上の甘え息吹だと・・・
すみません、御願いします
一緒に料理といったら、台所の流しに押し倒してのバックだ。
裸エプロンもいいな
112 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 20:34:19 ID:/x6DYtIp
じゃあ、○○君は後ろから私をぎゅってする係〜♪
お釈迦様の誕生日(4月8日花祭り)には甘茶が欠かせないんだぜ
>>113 気が早っ!
その前に、12月は・・・例の・・・あれが・・・
>>114 そうだよな。忘れちゃいけないアレがあるもんな・・・
そう、天皇誕生日がな。
>>115 それもあるが他にもあるだろ……
そう、大掃除がな。
>>115-116 もうそれ以外にもあること分かっていってるだろ……
そう、明日は百円玉の日だ。
なんだっけな…ええと、クリ…クリ……
クリトリス?
>>115-119 ハハッ
なに言ってるんだよ、おまいら
アレ、総統が禁止したじゃないか。
おおみそか?
年末の大一番、有馬記念だろ
いや、甘えん坊との楽しいイベントがあるじゃないか!!
そう、冬コミがな。
>>118 分かってやれよ…
ボーナスだろ?
不景気だから少ないんだよ
最悪無いなんて事もあるからな
思わぬ方向に話が進んだな。30分で書いたから、なんか変なところあったらスマソ
【聖なる甘夜】
「ねー」
「なんだ?」
「甘茶ってなぁに?」
なにやら一生懸命絵や文字を書いてたかと思ったら、甘茶とな。とりあえず、目の前のパソコンで検索を掛けてみる。
「お、あった・・・ウィキペディアによれば、
甘茶(あまちゃ)は、ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャ(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)。
また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたもの。およびそれを煎じて作った飲料。
ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの葉または全草を使った茶も甘茶と言う事があるが、
前述の「アマチャ」を使った甘茶が本来の甘茶である。だそうだ」
「・・・全然わかんない」
「安心しろ、言ってる俺もわからん」
「ん〜どこで買えるかもわかんないし、甘いミルクティーにしておこうっかな
じゃあ、これでかんせ〜い。っでっででーん」
目の前に差し出された紙を見ると【☆聖なる夜は甘い二人で飛びっきり甘い夜を過ごしちゃおうディナーめにゅう☆】と、
女の子らしい丸っこい文字で書かれていた。
「えらく安っぽいファンファーレだな」
「いいの!では発表しま〜す
フルーツサラダのヨーグルトドレッシング和え、さつまいものポタージュにあま〜いトウモロコシのクリームパスタ
メインはハニーローストチキンで最後のデザートは、シャーベットといちごのタルトとミルクティーでどお?」
「一見普通で、全部甘そうだな・・・せめてサラダは生ハムとかにしないか?」
「おいしいけど生ハムしょっぱい・・・」
「しょっぱさが甘さを引き立てるんだろ」
「そう言われればそうかも」
ふう、単純な奴でよかった。料理の腕は確かだが、煮物とかもとにかく甘いんだよなあ。。
「あとはプレゼント交換会〜♪」
「2人しかいないのに?」
「いいの!」
「あっそ。あ、お前から俺へのプレゼントはもう決まってるから」
「ふぇ?あたしへのじゃなくて?」
「そ、俺宛て 当日は1日これ着て過ごしてな」
と、今がチャンスとばかりに、某通販サイトから届いた包みを差し出す。
「わぁ、ふわふわ〜フリフリ〜可愛いけど・・・」
「けど?」
「・・・恥ずかしい」
「2人しかいないのに?」
「やらしい目で見られそう・・・」
「そりゃ見るために買ったようなもんだからね やらしい目で見てたら、俺のこと嫌いになる?」
「・・・ならない、全部好きだもん」
「じゃあ決まり、きっと似合うよ」
おっと、お見せできるのはここまで。彼女がクリスマスにどんな格好をするかは俺だけの秘密だ。
>>114 ってことで、12月といえば、クリスマス
おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!
>>125 GJなんだぜ
にしても料理が甘そうだ…
今年は甘えんぼうのサンタクロースが帰ってくるのか
>>126GJ!
この一連の流れで、こげな美味しい物を・・・
>>126から女の子へのプレゼントはやっぱりホワイトクリスマスなんですね
>>111 裸エプロンという単語からプロット気味に連想した
「ただいま〜」
「お帰りご主人」
「無礼に略したな。…おや、雪女が皿洗いとは珍しい」
「ユキヒデ。あの、油汚れは湯沸器の方が落ちやすいのに、熱くて敵わない――この矛盾をどうしたら良いと思いますか?」
「無理せず置いとけば俺か妖精さんがやってくれるはずだよ。で、どうして裸エプロンなの?」
「熱いからです」
「そうか。で、結局洗剤使って水洗いしているようだね。寒そうだ」
「私は雪女だから平気です」
「あ、ちなみに結構な音声で美狂乱流すのはちょっとうるさいと思うよ、うん」
「プログレ嫌いですか? あ、そうだ。これが終わったらこの”氷河の元”で一緒にお風呂入りましょう」
「魅惑的な誘いだが凍え死ぬので遠慮する。てか、そういうブツとしての知識はあるのに良さを飲み込めない俺何と言うかごめんなさい」
「真冬でこんな格好は寒苦しいですか?」
「寧ろ開放的ですねはい」
「では、交代しましょう」
「OK。代わるからとりあえず服を来ろ」
「……あれ? ユキヒデ、私の眼鏡知りませんか?」
「探す気ないだろ。エプロンのポケットに差さってるよ」
「助かりました。これがないと文字が読めない」
「雪女なのに何で弱視になったんだろ……さて、では洗い物片付けますか」
「あ、お皿拭きましょうか?」
「休んでて良いよ。お土産があるから、お楽しみに」
「お土産…ですか? 何でしょう……はむ」
「その格好で纏わりついて耳を甘噛みとか、動けないだろ」
「耳と耳朶が一番ひんやりして気持ち良い…うーん、すりすり」
「終了〜」
「ユキヒデ、こたつ温めておきました」
「…いや、それより着替えてないのかよ」
「こたつが熱いからです」
「こたつのせいにしますか。ま、俺はちと寒いから入るわ」
「では、私も入ります」
「温度下がらないかな…まぁ、無理するなよ。蜜柑でもどうぞ」
「ユキヒデは脱がないのですか?」
「冬の楽しみ方はいろいろとあるが、全裸こたつは多分間違ってる」
「そうですか…ところで、このお土産は一体?」
「…あ、はい。これは――お前の欲しがってた五種のカキ氷シロップと、練乳・抹茶・白玉・餡子の宇治金DXセット」
「ユキヒデ――大好きです!!」
「仕事先の業務用スーパーに何故か揃ってた。真冬の奇跡だな」
「……(感動)」
「…シンプルで良いなこの子は」
「お前は髪下ろすと印象が変わるな」
「…んん?」
「いや、独り言。どうぞ俺を抱き枕にして寝て下さい」
「…はい」
「眼鏡もあるなしで変わるし、格好によっても変わる」
「……」
「毎日、飽きないな」
「……」
「……」
「……すー」
「…背中、真っ白だ。ちと失敬――あー、すべすべして、綺麗」
「…くす、ぐったいです…」
「あ、ほんの冗談です悪気はありません」
「…むにゃむにゃ…」
「寝言かよ……フフッ、可愛い奴め」
「……すー」
「…このまま、おやすみ」
角括弧の刺客乙
寒いのにぬっくぬくとはこれいかに?
寒苦しいって言葉が何かツボ。
>>132gj
こーゆーの、さくっと書ける人、凄いと思う。
俺のブレイジングインフェルノがおっきしたじゃないか!
GJといわざるを得ない
味覚には甘味の他に酸味、塩味、苦味、うま味の四つがあります。
今日も、あま美ちゃんはライバルの四人に負けないようにアプローチ。
「甘えん坊な娘は嫌い?あたし一杯一杯甘えたいよ」
おお
>>138よ、ここで力尽きてしまうとはなんと不甲斐ない!
かなり昔に、投下スレに迷った挙句ここにお邪魔したSS書きです。
続きがだいぶ書き上がった
(そしていつまでも書き上がらない)ので
自分追い込み漁のためにぼちぼち投下させて頂きます。
・長文注意、とりあえず導入部のみ
・某MMO風ファンタジー注意
・(疑似)幼女注意
・うさみみ注意
NGワードは「ラピン」で。
1/8
あれからひと月。
何故か今俺は修羅場に立っていた。
「──だからって本気で男の膝の上に座る奴があるか!」
「私の勝手です!私がどうしようとギンにはどうでもいいんでしょ!」
俺の真横でやりあっているのは、同じクランの仲間二人、マリエラとギンだ。
普段は二人とも常に冷静で頼りになる奴らなのだが
こう血が上ってしまうと一向におさまる気配が無い。
なまじ二人とも腕の立つ戦士だから、近くの客は早めに会計を済ませ始めるか、
見物するか、離れて見物してる。
つまり誰も止めてくれない。
気持ちはわかる。というか俺も逃げたい。
逃げられないのは、マリエラに腕をがっしりと抱き込まれているからだ。
胸も腰も豊かに張ったマイリーン族にしがみつかれるのは実に嬉しい事なんだろうが、
もう十分堪能したしいい加減離して欲しい。正直。本気で。
事の発端はほんの15分ほど前の事だった。
その日宿へ戻ったのが遅めの時間で、一階の酒場は既に満席。
そこにマリエラとギンを見つけて迷わず相席したところ、
なにやら揉めてたらしく、異様に空気が冷たい。
最初はこちらも話を逸らしたり宥めたりと努力もしたんだが、
途中からはなるべく食事に集中するフリで胃袋に流し込んでいた。
「もうちょっとギンはユリウスたちを見習えばいいんです」
一瞬ぎくりとしたのを必死で隠し、ジョッキを傾ける。
矛先が向いたらたまったものじゃない。
「人前でお膝の上に乗っけたり髪をすいたりあーんってしてもらったり眠そうになったらお姫様だっこで運んだり、平気な顔でやるんですよ」
142 :
3/8:2009/12/12(土) 23:27:20 ID:t9FXDBv3
むせた。
いや、確かにやった。やったが。それを恋人同士のスキンシップと同一視されると、
……いや自分が先日何をしたかは重々承知だが、
しかし同一視されると困る。人間として色々終わってしまう気がする。
「男が人前でそんな真似出来るか!」
どうやら俺は男じゃなかったようだ。
つまりは単なる痴話喧嘩か。落ち込み半分、
閉口するのと、得心がいってほっとするのが混じる。
緊張が抜けた直後、それが起こった。
「そんなに恥ずかしい真似をしたいなら他に頼め」
ギンは、常から不器用というか、不機嫌な顔でぶっきらぼうに喋るタイプの男で
決して本気で言ったわけじゃなし
マリエラも普段なら理解して上手く操縦しきれたんだろうが、……。
膝に柔らかい重みがかかり、のしかかられて、ギンが激昂したら、後は手のつけようがなくなった。
143 :
4/8:2009/12/12(土) 23:28:27 ID:t9FXDBv3
……。
少しのあいだ諦観と逃避でぼんやりしていたら、更にヒートアップしていた。
マリエラは涙目でますます腕に力を籠める。
痛い痛い痛い折れるこの馬鹿力がああああああ。
俺の心の悲鳴と同時、ギンが歯を噛み締め、右手を振り上げた。
やばい、
咄嗟に身を捻り、マリエラの前へと体を傾け──
────
が、衝撃は来なかった。
バヂッ!と派手な異音と電光が閃き、
ギンが硬直して体のバランスを崩す。
耳に慣れた音とこの反応。電撃魔法による行動阻害だ。
直後、すぐ隣へ筋呪の光輪が降り注ぐ。
体を支える筋力まで封じられたらしく
マリエラがへたんとその場に座り込み、腕がするりと解放される。
階段の方へ顔を巡らすと、そこには予想通り
ルニが杖を構え立っていた。
144 :
ラピン5/8:2009/12/12(土) 23:29:16 ID:t9FXDBv3
「ギン」
高い声がいやに硬く響く。
「他のお客さんに迷惑だから、そういう話し合いは、上のお部屋でやってくれる?」
笑顔が怖いですルニさん。
ギンも頭が冷えたのか気押されたのか
ばつの悪そうな顔で唸り、周りに頭を下げた。俺の方へも。
「筋呪はしばらく効果が続くから、運んであげてね」
また何か唸る声が聞こえたが、ルニが杖を揺らすと押し黙った。
へたり込んだままのマリエラの側に膝を付き、抱き上げる。抱えられた方も抱えた方も僅かに耳を赤く染めていた。
そのまま無言で二階に二人が消えていくまで、
ルニがすれ違いざま何か小声で言った以外、酒場全体が静まりかえっていた。
足音が階上の奥の廊下に完全に消えてようやく
空気が弛緩し、酒場独特のざわめきが復活し出した。
近場の客に「役得だったなあ」なんて囃され背を叩かれもしたんだが、
正直こっちは安堵の息をまだつけずにいた。
ルニが階段を二段ほど跳んで下り、こちらへ向かっている。
「さて」
晴れやかな笑顔はさっきのまま。
「ユリウスさん。お話があるんだけど、お部屋におじゃましてもいい?」
145 :
ラピン6/8:2009/12/12(土) 23:29:36 ID:t9FXDBv3
────
部屋の鍵を開け手で勧めると、ルニは目を輝かせてぱたぱたと中へ走りこんだ。
自分が泊まる部屋とそう大差は無かろうに
あちこち眺めたり窓を覗きこんだり忙しない。
適当に座るように勧め、ベッドの縁に腰を下ろす。と、
ルニは当然のようにその膝の上によじ登ろうとする。
……いや、ぬくいし光栄だけど、今はちょっと困る。色んな意味で。
「ルニ、こっち」
両の脇下に手を入れて持ち上げて引き剥がし、隣に下ろす。
「ひゃ」とか聞こえたがここは無視だ。
手のひらにことことと、小さく早い心音が伝わって、本当に小動物のようで…居た堪れない。急いで手を引き抜く。
「…だっこ、だめ?」
う。
予想はしてたがしょげた顔をされると辛い。
「わたしのこと、きらいになった…?」
いやそれはない。と思わず即答してしまってから後悔をした。
「…おもい? 暑いから?」
いやあの軽いし肌寒い季節には最高なんですが、
「じゃあ、だっこしなさい」
ええと、
なんて、返答に困ってるうちに、輝くような笑顔で、今度こそ膝の上に登ってしまった。
146 :
ラピン7/8:2009/12/12(土) 23:30:03 ID:t9FXDBv3
マイリーンの体とはまったく違う、体温と柔らかさと重み。
潰されかけた直後だけに余計に軽く、小さく感じる。
さっきの喧騒が嘘のような静かさと穏やかさ。
隣の部屋は静かだ。時々、小さく話し声が届くが、くぐもって聞こえない。
疲れがどっと出て、背中を丸め、抱えた娘を緩く抱きしめた。
石鹸のにおいに鼻を埋めていると、ルニがひとつ身震いをしてほうと息を吐く。
ルニが話を切り出すまででいい、もう少しこの穏やかさと温かさを味わっていたかった。
──ずっと前から、分かってはいたんだ。
最初はただ懐かれているだけだと思っていた。
利発な可愛い子供に纏わりつかれれば嬉しいもんだろう。
こう見えて中身は立派な女だって事が頭では分かってからも、
どうしても、可愛い妹に対するかのような感情との折り合いがつかないまま。
今も。煮え切らない。
以前まずい事をいたしてしまって以降も、ルニは相変わらずだった。
こちらが座れば膝の上に飛び乗ってきては頭を撫でさせ、歩けば足もとをうろちょろとまとわりつく。
ただ、時々、耳も撫でるようにせがまれて
その度に妙に艶めいて聞こえる声を何度も聞かされるうちに
次第にこちらの余裕が無くなってきている。
だからルニを部屋に入れるのは極力避けていたんだが。
147 :
ラピン8/8:2009/12/12(土) 23:33:10 ID:t9FXDBv3
「……二人をゆるしたげてね」
沈黙を破ったのはルニだった。
「きっと、どっちも。すきだから、不安で。よゆうが無くなってたのよ」
こんな風だから、単に幼い可愛いだけの子供として扱いきれない。居心地悪く頭を掻いた。
「……ああ、…まあ。疲れはしたけど、大した被害は受けてないし」
役得もあったし、と呟きかけた言葉は途中で切れた。
見下ろした顔が泣きそうだったから。狼狽えた。
「……でも、だからってお膝に乗せちゃ、だめ」
「いやあれはギ」
「ギンに悪いとかどうこうじゃなくって、だから」
「──わたしのなんだから、だめ」
心拍数がはね上がる。
頭に血が昇る。落ち着け、と理性が囁いて、言葉を呑み込んだ。潤んだ大きな瞳から、目を逸らせない。
「わたしだけにして」
────
導入部は以上です。また明日以降お邪魔します。
何レスかNG用ワード入ってないぜチクショウ…>orz
面白かったけど、前の話を知らない俺は負け組……(´・ω・`)
まさかの続編ktkr!
前話の「ユリウスさんはぬくいねえ」で悶えたのはきっと俺だけじゃないはず!
>>152 任せろ!
ゆうて いみや おうきむ
こうほ りいゆ うじとり
やまあ きらぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ
>>138 旨味→イノシン酸→昆布→粘気から
『なあ、いつも酢昆布ばっかり食べてるけど飽きたりしないのか?』
『バカじゃないの?好きで食べてるんだから飽きる訳じゃない』
そう言いながら、彼女はまた一枚酢昆布を口に含む。
『それに、アタシとっては甘い物だし•••』
『酢昆布が甘いだって?昆布の旨味で美味しいならまだしも•••
ちゅ••• くちゅくちゅ•••ごくん つー
俺が喋り終わらないうちに彼女がキスをしてきた。
そして、口の中に流し込まれる酢昆布。
昆布の粘り気のせいか、口を離しても唾液の糸はすぐに切れなかった
『ねっ? 甘かったでしょ』
>>150 つ【保管庫 糖度6】
わっふるわっふる
156 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 00:00:49 ID:XOgwDhNK
ツンデレスレに長編書いてた人が戻ってきて俺大歓喜
なぜここでそれを…
スレ違い
いくら住人被ってるからってスレ違いだ。
俺と一緒にツンデレスレに帰ろうぜ・・・
ツンデレスレって無くね?
@VIP
犬は人(職人)に懐く
猫は家(スレ)に住みつく
それでいいじゃないか
>>154 GJ
ねばねばキスとかエロ過ぎるだろ。
すっごい久しぶりに保管庫見たんだけど糖度6がまとめられてたんだな
一人がさびしい時期にあまあまな話はありがたいわ・・・
那月懐かれの続きが読みたいです、先生・・・
ボーイッシュ体育会系な甘えっ娘は嫌いですか?
大好きです。
部活頑張ったらご褒美ちょうだい的な展開とか
>>166 すまん、どういう展開か良く分からんのでSSにして説明してくれ
全裸待機しとくから
「福女になったら、一年間甘えさせてやる!」
殺気だった甘えっ子がどのくらい会場に殺到するやら
ゴールはお寺の本堂じゃなくて、男君のお部屋ですね。
>>165 お前まだわかってないんだな。
そんなもん聞く暇があったらさっさとその脳汁をtxt化して糖化するんだ。
1/5
「なあ母さん?ひとつ聞きたいことがあるんだがいいかな?」
「何よ、優希(ゆうき)?」
「俺は自分の部屋で暖かい布団にくるまれて寝ていたハズなんだが…
なんで一月のこの寒空の下、縄でふん縛られて神社の本殿にいるんだ?」
「わが息子ながら、そんな野暮なことを聞くなんて…そういう所はあの人に似ちゃったのかしら」
「そこはワシが説明してやろう。」
「オヤジ!?なんで正装してこんなとこにいるんだよ?」
「こんなとこも何も、わしは神主だからな。神事を執り行うためにいるに決まってるじゃないか。」
「神事だなんて今まで一度もこんなことなかったじゃないか!?」
「それは当たり前だ。この神事は甘女選びと言ってな、神主の息子、要は次期神主になる者が
数えで18歳になったときに執り行うことになっておるからだ。優希が知らないのも当たり前だ」
「どんな儀式かは私が説明するわ、ルールはいたって簡単。
大門の開門と同時に本殿に向かって走り出して一番最初に貴方に抱きついた子が甘女に決まるのよ」
「その、あまおんな?だか何だかに決まると何があるんだよ?」
「そうね。昔は二人で神社や村の雑務を行うという感じだったらしいけど、今だとそういう事することはまず無いわ。
けど名残として、甘女の事が最優先。一番でデートのお誘いや一緒に居る権利があるくらいかしら」
「なんで、名残がそんな形になっているのかは激しく疑問だが…
ちなみに、言っちゃ悪いがこのフザケた儀式の参加者は?」
「アンタの部活のやたら熱血な部長さんと無口な後輩の子。そして、クラス委員長の3人ね。
ウフフ、優希も愛されてるわね〜誰に似たのかしら?」
「さて、そろそろ大門の開門の時間だな。二人とも備えるんだ」
「了解よ、アナタ」
「ちょっと!?俺は何に備えればいいんだよ?」
-*-*-*-*-*-*-*-*-
場面は変わって大門前、三人の少女が開門を静かに待っている。
ギギーと重い音をさせながら門が今開かれ、三人の少女が勢い良く飛び出していく
競争場面(略)
2/5
*先輩
「ユーキー!!」
先輩がドップラー効果を効かせながらタックルのような勢いで抱きついてきた。
案の定、俺は先輩を支えきれずに倒れてしまう。先輩はそんな俺に馬乗りになって言葉を続ける。
「これで、オマエはオレのもんだからな!
部活の間だけじゃなくて、登下校だって休み時間だってオレのもんなんだからな!
もっと練習してオマエを鍛えてやるからな。」
今さっきまで全力疾走していたのに先輩の息は落ち着きはじめている。流石は部活のエースと言うべきなんだろうか。
「そっそれに、休日だってオレのもんだから特訓とか…
でっ デートだってするんだからな!先輩命令なんだから、絶対だぞ!!」
先輩の顔がみるみる赤くなっていく。先輩、それは反則です。
「そうですね、部活はもっと上手くなりたいですから特訓は歓迎ですよ。そして、デートの特訓も大歓迎です。」
「ユウキ!?」
先輩が力いっぱい抱きついてきた、綺麗に首筋に腕が入ったせいで気が遠くなってくる…
174 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/18(金) 09:08:35 ID:xXl9D646
3/5
*後輩
「センパイ!!」
普段は無口で感情を表すことも少ない後輩が、息を切らせ頬を顔を赤らめながら抱きついてくる。
「センパイ、センパイ、センパイ」
自分が最初に飛びこんだことを確認するかのように、
俺の胸に顔を埋めながら後輩はつぶやき続けている。
頭を撫でてやると後輩は顔を上げ俺の顔を見つめながら
「私、普段は喋るのが苦手で感情を表現するのもダメです。
他の子みたいにセンパイとの会話も上手く出来ないです。
でも、センパイだけは…絶対に他の子には渡したくなかったんです。」
ここまで早口で言い切ると、後輩は呼吸を整えようと大きく息を吸う。
オレは後輩の普段は見ることの無い感情を大きく表した姿に
驚きを感じつつもその姿を素直に可愛いと感じ始めていた。
「でも…本当に一番が取れて良かったです。」
眼を潤ませながら後輩は呟く。
普段の姿から、芯はしっかりした性格だとは思っていたけど、こんな強さも持っていたとは…
「そんな風に自分を低く見たら駄目だよ。俺には十分に伝わってきたんだからさ。」
後輩の頭を優しく撫ぜてあげる。
「センパイ…私の気持ちがセンパイに伝わって嬉しいです。」
4/5
*委員長
「優希!!」
委員長が抱きついてきた。
全力疾走のせいか、メガネはズレ落ち、いつも綺麗にまとめている髪も乱れている。
乱れた呼吸を整えようとしているのだが、普段運動をあまりしないのだろうか
呼吸はなかなか落ち着かず、手に力が入ってしまいはたから見れば抱きつくというよりも
しがみついていると言った方がいいぐらいの状態だ。
しばらくして、息もようやく落ち着いたのか委員長が話し始めた。
「まったく、優希はフラフラ授業さぼったり、集会や行事も同じ。
その度に委員長の私が先生に聞かれたりして最後には探す羽目になるのよ。
そんな面倒をする私の身も考えてよ。ついには、
優希に言う事聞かせる為にこんなイベントにまで参加して…私もお人好しよ。」
「委員長…俺の為に嫌な」
「馬鹿!!優希は私がやりたくも無い事に嫌々参加するような子だと思ってるの?
私を馬鹿にしないでよ!優希はいつもそう、フラフラして私の事はちゃんと見てくれない。
なのに変なところで気は使うし、本当に馬鹿よ。」
感極まったのか、委員長の眼が潤み始める。
「だけど、優希に私をしっかり見ても欲しくてイベントに参加しちゃう私も馬鹿よね。
二人揃って馬鹿者同士よ。笑えちゃうわね」
委員長がこんな風に俺の事を思っていたなんてちっとも気づいてなかった…
「委員長でも間違えることがあるんだな。
俺は大馬鹿者だよ…委員長がそんな風に俺の事を思っていてくれたなんて知らなかったんだから。」
「優希…」
5/5
「あ〜優希よ、一つお前に伝えねばならない事がある。」
オヤジ、少しは空気を読んで欲しいんだが…
「この、甘女の儀式だがな。来年以降も毎年行われるからな。」
…オヤジ今なんつった?
「来年以降もだと?じゃあ、いつまで続けるんだよ?」
「それはお前が身を固める時。平たく言えば、結婚相手を決めた時だな。」
「はぁ!?」
「ちなみに母さんだがな、わしが結婚を決意するまでの5年間。
他の誰にも甘女の座を渡さなかったからな。
来年以降に誰がなるかは分からんが、オマエも覚悟しておくんだな。」
初めてちゃんと文章にしてみました。
ちょっと甘え成分は足りませんが、そこは
各カップルのその後を脳内補完していただければ…
きっと神社の境内は軒並み足サイズの陥没跡が付いてるんだろうな
gj
めざましの占いによると今日のふたご座は、他人の厚意に甘えないで、だって
寒さが身にしみるよぉ・・・
>>179 甘えずに、甘えさせればいいんだよ。
三人甘女
まだ雛祭りには早いな。
へへっ、俺、正月に実家に帰省すれば、甘えてくる姪や従妹(年が離れている)
がいるんだぜ。
お年玉をもらいに………
生意気な姪っ子の後にこっそりと甘えてくる甥っ娘が居る
夢の中でだけど……
雪が全てを隠していく…
何かを堪えるように震える声と、自分の心音に、聴覚をすべて支配されて
結局、負けた。
抗えるわけもないのは分かってたんだが。
「うん、」
小さな動きに耳の毛がそよいだ。
「もう、あんなこと、しない?」
「次があったら、勝手にのし掛かられる前に逃げることにする」
苦笑と弁明を混ぜ込んで、頷くと、ルニが何やら妙な具合に眉尻を下げた。
「えっと……他のひとはだめだけど、わたしは、とくべつだからいいの。よ?」
……頼むからそういう可愛い台詞をもじもじしながら言わないでほしい。
「じゃあ、ルニ。何を、してほしい?」
「…………あの、だっこしたり…えっと、でも、だけど。それだけ、じゃなくて」
体の前に回し支える手の甲に、小さな手のひらが重なった。
「撫で、たり……とか、それから」
「それから?」
掠れた言葉を重ねると、ルニは泣きそうな顔を俯ける。
細い髪の合間から見えるうなじが紅潮していた。
「もっと…気持ちよく、して」
ひゃ、と小さな声が上がってお願いが止まる。
背中から強く抱きしめると小さな体は浮き上がった。つむじにキスを降らすとそのたびミミが震える。
「っ、……みみ、くすぐったいよ」
俺の息が当たって短い毛皮がそよいだ。
唇でそれを押さえ、ミミの端を食み、裏側の筋を舌先でなぞる。
弱い悲鳴に似た声が耳に心地よい。
「ん、…ね。ほか、のとこも、して」
奥をつついていた舌を止めて、どこをと問う。我ながら意地が悪いかとも思ったが
ルニが精一杯応えてくれるから、どうしたって止まらない。
「むね、さわって、……しっぽとか、も、いじって、……ッっ!」
よく出来たご褒美に首筋に吸い付いたら、背が跳ねた。
支えていた掌で腹から胸のあたりををまさぐる。
ローブの上から見るとまったく起伏のない体型なんだが、
触ってみてもやっぱり無かった。
ただ、どこもかしこも柔らかい。
じかに触ってみたくてローブを捲り上げ、肌着の中に手を突っ込む。
滑らかな肌は服越しの時よりもさらに柔らかく、そのくせ張りがあって。
あちこちに触れてもやっぱり起伏はろくに無くて、
でも乳輪だけはぷっくりとなだらかに膨らんでいる。
親指で麓を優しくなぞるとルニが切ない息を漏らした。
人差し指で先端をつつくとひどく柔らかくて、押し込めば第一関節まで埋まったから
そのままくにくにと左右に動かしてやる。
同時にねだられたしっぽへも触れていた。
快感が走る度に揺れるしっぽを根本から握りこんで、その付け根に走る縦筋に指を沿わす。
服の隙間はやはり狭くて、少し乱暴な動きになった。
ねじこんだ指の先端が搾まりに触れる。
ひくひくと誘う其処へ指をねじこみたい衝動にかられたが、
服と体勢のせいで上手く届かない。爪で襞をくすぐるだけになってしまう。
「ルニ、こっち向いて」
指を引き抜くとルニがこちらを振り仰いだ。目に涙を溜めて、
浅い呼吸を抑えて、もっと、と声に出さずに訴えかけている。
こくんと頷き、膝立ちになってこちらを向くと
捲れたままの上衣の隙間から白い肌が覗いていた。
その裾を小さな手が更にずり上げる。
平らな胸にぷっくりと僅かに隆起した桃色の乳輪があって、
弄られた片側のみ先端が立ち上がっている。
……想像以上に幼い、そのくせ艶めかしい体を晒しながら、恥ずかしげに目を伏せるんだ。
頭が真っ白になる。
ただ優しく愛撫してやりたい。
そして今すぐ押し倒して服を引き裂きぐちゃぐちゃに犯してやりたい。
いや、泣き出すまで焦らしてもっと淫媚にねだらせる方がきっと楽しい。
色んな衝動に身を任せて、とにかく目の前の柔肌に吸い付いた。
「や!っ…痛、あ、…や、そんな、舐めたらっ…」
最初に強く吸い上げた勢いで歯があたってしまった。
悲鳴に詫びるかわりに、舌の腹を押し付けゆっくりとねぶる。すぐに声が甘く先端が硬くなった。
舌先でグミを転がしながら左の胸もいじくる。指で優しく揉みこむと柔らかい肉が手の中に集まった。
未発達な胸を下手に触ると痛いと聞いたことがあるが、漏らす声は甘く震えている。
気兼ねなく手の中の感触を楽しんでいると、
「ごめん、ね。胸、ちっちゃくて…」
両の胸をなぶられながらこちらの頭にすがりついて、ふいにそんな事を言った。
「なんで謝るの」
「だって…、おとこのひとって、マリエラみたいにおっぱい大きい方が好き、だよね…?」
いや、まあ、一般的にはそうだろうし、自分も無いよりはあった方が嬉しいけど。
「ひゃん!」
両の乳首を強めに摘まんで捻ってやった。そんな悲鳴にさえ濡れた響きがまじっている。
「や、爪たてないでっ……」
「十分柔らかいし。これだけ感度がいいから別に構わないかな」
つねった乳首に、今度は左に舌を這わせ、くわえる。
「ひうっ……っ…だって、胸で挟んでこすったりとか、出来ないよ…」
「…あったらしてくれるの?」
からかい半分に聞いたら、また小さく頷いた。
この平らな柔らかい胸を、全身を使って一所懸命擦りあげるルニを想像したら
また下半身に血が行って、ズボンの前がいい加減苦しくなる。
落ちつけ自分。
「気にしなくていいよ。 ――いや、今度してもらおうかな」
え、と言う声は無視し、唾液でてらてらと光る体をベッドに押し倒した。
今日はここまで。
ラストが未だに書き上がらないので少し遅れる可能性もありますが
多分次かその次くらいで終わるんで今しばしおつきあい下さい
わっふるわっふる
布団入りながらの妄想こんな娘が欲しい
俺「…」ゴソゴソ
女「zzz‥ん…ん?俺‥君‥?どうしたの?ひっついてたの暑かったのかな?」
俺「あぁ、ちがうんだよ、てか起こしちゃったね、ごめん、トイレいこうと思って」
女「全然大丈夫だよ!トイレね…トイレ…!、私もついてく!」
俺「ついてくって…、おしっこするだけだよ?」
女「いいの〜!ほら!いこ?」
俺「う、うん…」
〜トイレ〜
女「ムフフ〜ほら〜はやくだしちゃいなよ〜、おしっこしたいんでしょ〜?(後ろから男のチンコシコシコ)」
俺「うぁ‥女ッダメだよ、やめ‥て」
女「ムフフ、やめなーi‥愛してるって言ってくれたらやめてあげる‥かも」
俺「言わなくても‥ッわかってるで、しょ‥!」
女「俺君の口から聞きたいの!それなのに‥、最近俺君冷たいよ…、前は毎日愛してるって‥言ってくれてたのに…ヒック‥グスン」
俺「…そっか、そうだったね‥、ごめんね‥気づいてあげられなくて。女!愛してるよ!」
女「嬉しい!‥うぅん、いいの!じゃあ続きお布団に戻ってしようね!」
俺「うん!‥あれ?なんか忘れてね?」
女「?ほらっ!はやくいこっ?」
俺「う、うん」
ギャルゲのやり過ぎだな芯で来る
まあ待て、そう早まるな
とりあえずここに続きを投下してからでも遅くはあるまい
>>190 GJなんだぜ!
ところで甘えん坊の醍醐味(だと俺が勝手に認識している)である、あの座っている男の前に甘えん坊が座って、お腹に手をまわしてもらう座り方って、なんか名称があるのかのう?
いや、それをしながらお腹をフニフニして、オニャノコがイヤイヤしながらそれでも退こうとしない。そんな夢を見たのさ……
>>195 それはお兄ちゃんいすだな
ソースは某四つ葉ゲーム
甘えんぼうのーサンタクロース♪
>>197 プレゼントは○○君が先にくんなきゃ、やだ。
わたしにいっぱいくれたら、ギュってしてあげる。
プレゼントはわたし〜
受取拒否はできないも〜ん
>>193 出すの忘れた小便は、女の子に飲ませてあげるんですね。
「いいこと思いついた。お前ケツの中でしょんべんしろ。」
202 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/21(月) 21:50:38 ID:wUpKixih
ここはHENTAIの集うインターネッツですね
エロパロ板ですから
このスレ的には、クリスマスは、外食か手料理かどちらかな?
個人的には周りを気にせずイチャイチャするために自宅で手料理だが、
外食羞恥プレイもアリだな
>>206 あーんとあーんしての甘々プレイですね、わかります
気配を消し
男の背後に忍び寄り
手を縛り足をくくりつけ
拒否したら黒炭した物を食わすと脅す
そんなちょっぴり黒い甘娘
変態と書いて紳士と読む。
そんな猛者が集うエロパロ板。
炭になった食べ物はちょっぴり黒いどころじゃなさそうだが
…きっと味は甘いんだろうな。
忍者の中でも、徴兵などを装い敵軍に潜入してスパイ活動を行うものを間者(甘者)といってな
甘将軍
213 :
書き逃げ御免:2009/12/23(水) 03:43:24 ID:1G6tYkHw
「ただいまー」
いつものように玄関を開けた和彦。
…そーいや母さん、父さんとこ行ってて居ねーんだっけ。ん?なんで玄関の鍵開いてて家に灯り点いてんだ…?。あっ!しまった!
因みにこの間一秒未満。
両の手足を器用に突っ張って玄関の天井に張り付いていた美代に先祖伝来の早業で和彦は拘束されてしまった。
「うふふっ。和彦さん。今日はお母様、お父様の単身赴任先へおいでになられてお留守ですよね。」
背中から首に両手を巻きつけてスリスリとほっぺたを擦り付けて甘えてくる美代。
「ちくしょーめ、油断した。おい、美代。いーかげん止めろよ、こうゆーの。逃げも隠れもしないからさ。」
「だめです。和彦さんはお外では甘えさせてくれませんし、お母様がいらっしゃると照れてしまって甘えさせてくれません。
今日は絶好の機会なのですもう美代のなかの和彦さん分は欠乏してるのです確実に補給するにはこれがよいのです!」
哀れ和彦は拘束されたままお姫様抱っこで寝室へ運ばれて行くのでありました。
続かない。
甘日の朝が甘旦
甘え初め
>>214 よし、見せてもらおうか、その甘え初めの様子とやらを
「あけましておめでとー。ごろにゃん。」
「あのー、虎子さん?うごけないんですけど。膝の上から退いてください。」
「いやー。あきらめて甘え初めさせなさい」
こうですかわかりません。
書き初めならぬ甘え初めか
なら姫初めならぬ甘初めももちろんあるんだよな?
12/31は年越し小倉抹茶スパ、
1/7は天草粥ですね。
「定時連絡、ご苦労。会うのも久々だな」
「お頭…大事な話があります」
「何だ」
「今日の夜、体を使う任務になりそう、だと」
「……すまない。諜報の為とはいえ、辛い思いをさせる」
「間者として、信頼を得る為には仕方ありません」
「…で、大事な話とは?」
「私を抱いてほしいのです」
「……」
「…失礼しました。今のは戯言、どうかお忘れ下さいますよう」
イブを前に、どこかでこんなやりとりがされているのかなと思うと、切なくなるな
>>216 虎娘は来年一年甘え放題なんですね。
そして、ガジガジされる飼育員。
>>217 姫初めは昔は秘め初めと言ったんだってな。
>>219 甘えられないの切ないな。
「今年も残すところあと数日・・・このおっぱいに触れるのもあと僅かか……」
「やです、もっと御主人様といちゃいちゃしたいです。おっぱいさわって欲しいです」
「ミルクもたくさんでて、乳首いじるのが楽しかったのにな……」
「もう御主人様におっぱい吸ってもらえないなんていやです……」
むにむにと巨乳を揉みながら牛娘と別れを告げてみた。
大丈夫、12年間の辛抱だ
ということは、もうすぐ12年我慢していた寅娘に甘えられるのか
ああ、再来年は12年会えない寂しさで死にかけていた卯娘だ
ウサギは性欲旺盛だからなー
おいおい
再来年の話なんかしてるから甘え足りない丑娘と12年間待っていた寅っ娘が泣いているじゃないか
というわけで2匹は自分が貰っておきますね
虎娘の話に戻るか
十二支全部甘娘化するか
辰娘とか巳娘とか想像出来ないw
辰娘→普通に人化。スリットガッツりのチャイナで中華シニョンのとこから竜角。
んで、逆鱗はクリ(以下自重)
巳娘→スレンダーで雑技団並みの柔軟なカラダ。
背中側の首筋から尾てい骨らへんまでと膝から下と手の甲くらいまで蒼く輝く綺麗なウロコ。
夏場はマイクロビキニ。冬場は長くて柔軟な四肢を利してご主人様に四六時中絡みついてスリスリ。
>>221 GJ
毎月一日は、イタチが甘えていい日なんですね。
そして、甘えようと思っても甘えられる日も年も無いので、やがてネコは甘えるのをやめた。
日本の暦は、甘えんぼう十二支の他にも
甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の、
甘えんぼうショタ十人衆が絡んでくるから大変なんだぜ。
一周すんのに60年もかかっちまう。
かのえ・かのとは俺がおいしくいただきました
よく考えたら12年も待たなくても、干支娘になら毎日会えるじゃん
丑の刻とか寅の刻とか言うし、どの娘も毎日2時間ずつ甘えられるじゃんw
クリスマス終わったな。
しかし、甘えっ娘のサンタクロースが「もっと一緒に居る!」と帰らないのたが…
とりあえず頭撫でてかまってやってる。
これが甘歴の真実か
>>233 羊子ちゃんだけ毎日おやつ食べれてずるい!
という理由で廃止になったのを知らないのかい?
>>234 謝れ!バイト先がレストラン兼喫茶店兼洋菓子店で、この3日間朝から晩までバイトで明日もバイトでぐったりしてる俺に謝れ!
もうケーキは見たくねぇ…
勝手なイメージ
子娘→腹黒系(猫に嘘を教えた、牛の背中から飛び降りたなど)
丑娘→きょにう(牛だし)
寅娘→猫系(虎も猫科動物だし)
卯娘→寂しがり
辰娘→普段は優しいが、怒ると怖い年上系(逆鱗)
巳娘→悪女系(毒蛇)
午娘→じゃじゃ馬
未娘→もふもふふわふわ、あるいはメイド(執事)
申娘→ボーイッシュな感じ(すばしっこい)
酉娘→朝になると屋根伝いに起こしに来る幼なじみ系
戌娘→近頃流行の肉食系、猟犬とか
亥娘→一途(猪突猛進)
異論は受け付けます。
>>238 とりあえず未娘と丑娘は俺が頂いていきますね
ひとり1SSになります。
亥は確か、寝坊したんじゃなかったっけ?
つまり、毎晩夜這いしてくる。
イタチは、不幸属性。
甘えたいのに、いつもすれ違い。
ネコは、素直で騙されやすい。
甘えようと近づいても、ネズミに貰った鈴の音で気付かれて逃げられる。
数日遅れのクリスマスネタをひとつ。ちょい長いので注意!
243 :
1/4:2009/12/26(土) 21:52:00 ID:dF7rcSK+
今年もクリスマスがやってきた。別に数日過ぎてなんてないぜ。
「えへへ〜、クリスマスだね、符長くん」
「つまり、浮かれポンチな台詞を吐く犬を見守る季節がやってきたということだ」
「浮かれポンチ!?」
「おや、犬子。いたことに全く気づかなかった俺に何か用か? あ、何か妖怪。なんちて。うひゃひゃ」
「うー……絶対気づいてたくせに。あと、何か妖怪がちっとも面白くないのに……」
「それはもう、何か用かと言った時点でセットでついてくるから諦めろ」
「うゅー……」
「うゆ? まあいいや。で、何か用か? あ、何か妖」
「妖怪はもういいのっ! ……あ、あのね、もーすぐクリスマスだよね?」
「俺の周辺で突如時空のねじれが起こり、さらにその現象に巻き込まれないのであれば、そうだな」
「ふつーにそうだねって言えばいいのにぃ……」
「任せろ。普通とか超得意」
「…………」
俺が普通とか言うと、決まってみんなジト目で見ます。
「……まあいいよ。あのね、そのね、えっとね?」
「何をもじもじしている。……ああ! 尿なら尿置き場へ」
「違うよっ! デリカシーがなさすぎるよっ! ていうか尿置き場って何!?」
「いわゆる便所」
「いわゆる方で言ってよ!」
「すいません。以後いわゆります」
「日本語がおかしいよぉ……じゃなくて! もーすぐ! クリスマスだよ!」
「はぁ」
「ご予定は!」
「皆無」
「やったあ!」
「チクショウ! 犬子が俺のもてなさを全力で喜ぶ! これはもう冬休み全てをかけて呪いの儀式を行い、犬子にしっぽを生やし名実共に犬にするしか!」
「情熱の方向性がとっても駄目な方向だよ!? それに、私は犬じゃないよ!」
「犬子なんて頓狂な名前のくせに何言ってんだ」
「また!? だから、これは符長くんが勝手につけたあだ名なの!」
変なことを言う犬だなあ。
「うー……また聞いてないフリしてるしぃ……」
「俺の基本スキルだ。とまれ、俺はさる事情により呪術の勉強をしなければならないので、これにて」
「絶対私にしっぽ生やす気だよこの人!? じゃなくて! ……あのね、クリスマス、予定、ないんだよね?」
「チクショウ、繰り返す聞くことにより俺の自尊心をズタズタにする作戦か! シンプルながら確実に俺の心は引き裂かれているぞ!」
「ネガティブすぎるよ! そーじゃなくて、予定ないんだったら私と一緒に過ごさないかって……」
ぴたり、と犬子の動きが止まった。かと思ったら、ゆっくり犬子の顔が赤くなっていくではないか。
「あ、あ、あぅぅ……」
「何を赤くなっている」
「だ、だってだってだって! ……もー! 符長くんのばか!」
「貴様、俺の秘密どこで知った!?」
「もー! もーもーもー!」
牛言語を駆使しながら、犬子は俺の胸をぺこぽこ叩いた。
「いたた、いたいた。やめれ犬子」
「符長くんが一緒にクリスマスしてくれるって言うまで叩くのやめないー!」
「クリスマスは動詞じゃないと思う上、ジョジョの台詞をインスパイアしてることに動揺を隠せないが、全然構わないぞ」
「う……?」
「だから、俺は犬子と一緒にクリスマスを祝う。おーけー?」
「お……おーけーおーけー! 超おーけーだよぅ! ……にひゃ〜」
犬子はぺこぽこ暴動をやめると、両手を頬にあててニッコニコに微笑んだ。
「嬉しそうですね!」
「う、嬉しくなんてないもん。演技だもん」
「つ、ツンデレだああああ! 逃げろ!」
「なんで!?」
「……?」
「首を傾げないでよ!」
なわけ(?)で、クリスマス当日。てっきり色々な箇所を徘徊した挙句お城で様々な運動をするのかと思ったら、犬子の家に集合、らしい。
「こんにちは」
玄関を潜ったら、破裂音に出迎えられた。
244 :
2/4:2009/12/26(土) 21:52:32 ID:dF7rcSK+
「めりーくりすまー」
「ぐはあっ! チクショウ、血が止まらねえ! ここまでか!」
「勝手に死にかけてる!? 違うよ、銃じゃなくてクラッカーだよ!?」
サンタ服の犬子がクラッカー片手にあわあわしていた。
「痛みもないしクラッカーが目に留まってたし、おかしいとは思ったんだ」
「はぁ……」
やりきれない感じのため息を吐かれた。
「まーいーよ。……えへへ、めりーくりすますだよ、符長くん」
「ああ、実にメリーだな」
不躾に犬子を眺める。赤と白のいわゆるサンタルックに身を包んだ犬子は、俺の高揚も相まって、とても可愛く見えた。
「あと、何気にミニスカなのが高評価に結びついたのではなかろうか」
「えっ! ……う〜、符長くんのえっち」
犬子は恥ずかしそうにスカートの裾を下に引っ張った。
「ごめんなさい。お詫びに目を潰します」
「やりすぎだよっ! なに自分の親指じっと見つめて息を荒げてるのこの人!? やる気充分だよぉ!?」
必死に止められたので、目潰しはやめる。
「やれやれ、犬子のせいで大変なことになるところだった」
「ありえない責任転嫁だよ!」
「ところで、玄関先で小芝居を繰り広げるのもいいが、そろそろ中に入れてもらえないだろうか。寒くて辛いのです」
「あっ……ご、ごめんね。入っていいよ」
「そうもすんなり通されると、何か罠があるんじゃないかと俺の天邪鬼成分が鎌首をもたげる」
「いーから入るの!」
犬子に背を押されながらトントントンと階段を上がり、犬子の部屋に入る。
「あの……あんまり見ないでね? 恥ずかしいから」
そう言われたら仕方ない、じろじろ眺める。やはり名前が示すように犬属性なのだろう、犬のぬいぐるみがベッドに固めて置かれている。あとは普通に本棚に、机に……ん?
「見ないでって言ってるのに……あああああ!」
普段の犬子らしからぬ超スピードで机の元までやってくると、犬子は写真立てを高速で倒した。
「はーはーはー……みっ、見た!?」
「い、いいや」
「そ、そう……よかったあ」
「…………」
ごめんなさい嘘です。見ました。なんか俺に超似てる奴が写ってました。……ていうか、俺だな。なんか体育祭の時っぽいが……隠し撮り?
「あ、あのね! これね、ろ、ロックバンドのボーカルの人の写真なの! ミーハーって思われるの嫌だったから!」
「あ、ああそうか」
そうか、俺は知らない間にロックバンドのボーカルだったのだな。超音痴なのになあ。
「あ、あは、あははははー」
「げぎゃっげぎゃっげぎゃっ」
「符長くんが悪魔系の何かに憑り付かれた!?」
「笑い声です」
「ありえないくらい怖すぎるよ!」
「ごめんね。これあげるから許して」
そう言って、鞄から小さな包みを取り出し、犬子に渡す。
「あっ……これ、プレゼント?」
「ここに来る最中、髭を生やした全身赤い人物に『どうかこれを……奴らの手の届かない場所へ廃棄してくれ』と託された品だ」
「サンタさんかと思いきや、何やらキナ臭い品だよ!」
「ちなみに、赤は衣装の赤ではなく、人間の身体に流れる赤です」
「どこかの危ない組織に狙われてるよその人!?」
「そんな素敵な品を。何がいいのかまったく分からなかったので、俺流です」
「あ、やっぱり符長くんの買ったプレゼントなんだ。えへ、何かな?」
包装を破らないよう注意しながら、犬子は丁寧にプレゼントを開けた。
「あっ、耳あて! うわ、すっごくかわいー♪ あっ、それに手袋と……マフラーも!」
「手作りなら言うことないのであろうが、生憎とそんなスキルは持ち合わせてないので、店を練り歩いて集めた練り品です」
「練り品……」
プレゼントを貰った身でありながら、嫌そうな犬子だった。
「あ、ありがとね、符長くん。私、すっごくすっごく嬉しいよ! ……でも、ちょっと意外だね?」
「む?」
「ほら、符長くんのプレゼントって、何かもっと奇をてらったものっぽいイメージがあるから」
「俺も最初はそう思い、めかぶ等を5kgほど贈ろうかと思ったのだが、面白いばかりで喜ばれないと思ったのでな。それとも今から買ってこようか?」
「超お断るよ!」
NOな感じの手で断られた。
245 :
3/4:2009/12/26(土) 21:53:04 ID:dF7rcSK+
「健康になるのにか?」
「そんなのより、これの方が嬉しいもん。えへへ、ふわふわー♪」
耳あてのウサギ毛が気に入ったのか、犬子は毛をほわほわと触ってはにへにへしていた。
「あ、そだ。……あ、あのね、あのね。符長くんが気に入るかどうか分かんないけど……その、私、一生懸命作ったの。よ、よかったら、貰ってくれ……る?」
「そう言いながら犬子が取り出したのは、先ほど俺が渡したプレゼントだった。いらなかったにしても、もう少し処分の方法があるように思える」
「超違うよっ!? すっごくすっごく嬉しかったのに何言ってるのこの人!? 手作りのマフラーだよ!」
「いや、嬉しさのあまり混乱したフリをしたんだ。ごめんね」
「そ、そっかぁ、混乱したフリならしょうが……フリ!?」
「おお、青いまふりゃー。嬉しいぞ、犬子」
「……あ、あのね、ごめんね。私、不器用だから、なんだかぼろぼろだけど……でもね! 一生懸命編んだの」
改めて受け取ったプレゼントを見る。確かに犬子の言うとおり市販のマフラーと比べ、少々不恰好という印象は否めない。既に所々ほつれてるし。
「まあ、でも、俺は全然気にしないぞ」
早速マフラーを装備してみる。冷気耐性があがった。これでかがやく息も怖くない。
「……や、やっぱなし! もっと上手になってからあげるから、それ返して! 作り直す!」
「断る。この俺様がどうして犬子ごときの言うことを聞かねばならないのか」
「やー! 返してー!」
マフラーの奪おうとする不届きな犬子の顔を片手で押さえる。
「うー! うーうー!」
「はっはっは。他愛無い」
「はぁはぁはぁ……うー」
「うーじゃねえ。諦めろ、このマフラーはこの状態で俺様に使われる運命にあるのだ」
「あぅー……」
ようやっと諦めたのか、犬子は抵抗をやめた。ということなので、犬子の顔から手を離す。
「この冬は、いやこれから冬になれば常にこれを身に着け、犬子の不器用さを世間に知らしめてやる!」
「……遠まわしにずっと使うって言ってるし」
「気のせいさ」
「……符長くんのばか」
少し拗ねたような目つきをしながら、犬子は俺の手をきゅっと握った。
「……そんなかっこ悪いマフラーしてたら、符長くんが馬鹿にされるのに」
「その度に『ああ本当は犬子が馬鹿にされているのになあ』と思いニンマリするから問題ないさ」
「……意地悪のフリ、だね?」
「根っからの意地悪に何を言ってるのか」
「……えへへ。やっぱり符長くんは優しいね」
「人の話を聞いてるのかね、キミは」
犬子のほっぺたを軽く引っ張るが、犬子は笑顔を崩さなかった。くそう。
「そ、それよりだな。そろそろぱーてーを開催しないか?」
「あ、うん! ……あ、あのね、私、ケーキも焼いてみたの」
「つまり、今から俺は炭を食うのか。悪いが胃腸薬も一緒に用意してくれると助かる」
「違うよっ! お菓子作りは上手だもん。これは自信を持って出せるもん。ちょっと待っててね、今から取って来るから」
そう言って、犬子は部屋から出て行った。ほどなくて、大きなホールケーキを持って戻ってきた。
「はい、サンタの手作りケーキだよ。えへ、いっぱい食べてくれると嬉しいな?」
テーブルにケーキを置き、犬子は俺の前に皿を置いた。そして、俺のすぐ隣に腰を下ろした。
「えへへ……お邪魔します♪」
「断る」
「え……あ、ご、ごめんね。私、調子に乗りすぎちゃったね」
「冗談に決まってるだろうが」
立ち上がりかけた犬子の手を取って引き止める。びっくりした。
「……いーの?」
「あーんって食べさせてくれるなら」
「えっ……いいの!? や、やたっ」
「え」
冗談だ、と言う間もなく、犬子はいそいそとケーキを切り分け皿に載せると、その皿を持って俺を見た。
「じゃ、じゃあ、よろしくお願いします!」
「え、あ、うん」
犬子は真剣な目でケーキにフォークをぶっ刺し、そして、それを俺に向けた。
「あ、あーん!」
「すいません殺さないでください」
「殺さないよ!? 何言ってるのこの人!?」
「いや、あまりの恐怖に。なんか手が震えてるし、これから人を殺すかのように決意に満ちた顔をしていたので、つい」
「きんちょーしてるんだよ!」
246 :
4/4:2009/12/26(土) 21:53:33 ID:dF7rcSK+
「緊張の夏」
「冬だよ! いーから! あーん!」
「食べてもいいけど、そのままフォークを俺の口内に突き立てたりしない?」
「怖いよ! ……あ、あの、ひょっとして、嫌なのかな?」
「冗談は名前だけにしろ。あー」
「符長くんがつけておいてなんて言い草なの!?」
「いーから早く食わせろ。あー」
「あ、う、うん。はい、どうぞ」
口の中にケーキが放り込まれる。
「むしゃむしゃむしゃ」
「ど、どうかな? 私的には上出来なんだけど……」
「もぐもぐもぐ」
「……だ、だめかな? おいしくない?」
「もっちゃもっちゃもっちゃ」
「……あ、あの! おいしくなかったら、ぺって吐いちゃっていいよ? 私、へーきだよ?」
「もぐもぐごくん。おかわり」
「…………」
「犬子?」
「も、もー! おいしーならおいしーって早く言ってよ! ……不安だったじゃない」
「おいしい」
「う、あ、あぅ……」
「言ったら言ったで赤くなるとは。困った犬だ」
湯気が出そうな勢いで赤くなってる犬子の頭を、なんとなくなでる。
「えへへ……あ、あのね。あのねあのね、符長くん。私ね、いま……幸せだよ?」
「犬の本領発揮といったところか。簡単で羨ましい」
「なでられたから幸せだと思われてる!? 違うよ、符長くんと一緒だからだよ!?」
「恥ずかしいことを臆面もなく言われた」
「い……言うよ? だって、今日はクリスマスだもん。そのくらいは神様も多めに見てくれるもん」
そう言って、犬子は何かを期待した目で俺を見た。
「きゅふー」
鼻を摘まんで欲しいのだろうと思ったので、実行したら変な声を出された。
「うー、違うのにぃ……」
「わはは、変な声&顔」
「うー……」
「冗談だ。あー……もし違ったら、あとで謝る」
犬子の鼻から手を離し、今度は犬子をそっと抱きしめる。
「わ、わ!」
「む。違ったか? どうにもこういった機微には疎くて。すまない」
「ち、違ったけど、結果おーらい、かも」
犬子はうっとりした顔で呟いた。空いてる手で頭もなでる。
「は、はぅ……あ、あのね、符長くん。も、もっといっぱいなでなでしてくれる?」
「乳を?」
「頭だよぅ! なんでおっぱいになるの!?」
「気にするな、ただの欲求だ」
「うー……えっちぃ」
「ふふん」
「誇らしげな意味が分からないよぉ。……お、おっぱいは、そ、その、……そのうち」
「可能性があると!? 諦めずに生きてきてよかった!」
「よ、喜びすぎだよ! ……で、でもね、私、そんなおっきくないよ? それでもいい?」
「むしろ! その方が!」
「変態さんだよ!?」
「そんな変態さんのことを好きなのは誰でしょうね」
「し、知らないもん。私は別に符長くんのこと、好きとかじゃないもん」
「抱っこされてる状態で何を言ってるかね、この娘さんは」(なでなで)
「し……知んないもん。知んないけど、もっとなでなで。あ、あとねあとね、ぎゅーって、して? ……いい?」
「俺としても願ってもない望みだ」
「あ……えへ、えへへへへっ♪ ……符長くん?」
「うん?」
「呼んだだけだよっ♪」
もう嬉しくて仕方のない様子の犬子と一緒の聖夜でした。
GJ
もうお前ら結婚しちまえよおおおおおお!!
2828が止まりませんGJ
やれやれ、今歯磨きしたばっかなのにまたやり直しか…
犬子と符長のssの投下→住人が砂糖製造機に早変わり
誰か砂糖つぼ持ってきてくれ。
ちょっと吐き出してくる
GJすぐるんだぜ!
そ……、外で振ってるパウダースノーが、パウダーシュガーになっていやがる……ッッ!!
俺の体内の有機質が全て砂糖に変換された
俺って砂糖で出来てたんだな……
超GJ!
GJすぎるぐらいGJだ!!
>>251 気をつけろ
砂糖壷なんかすぐいっぱいになっちまうぞ
犬子の人=ばってんにゃんこの後輩の人だよね?
261 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 22:24:30 ID:5VX+UkZM
今日はなんだか保守の気分
だがsageろ。
大掃除も終わりこたつでみかんを頬張っていると、世界が突然暗闇に包まれた。
「な、なんだ!? 2012年を待たずして世界は終わってしまうのか!?」
「おこたあったかいですね〜」
「………」
俺の華麗なるボケを颯爽とスルーしてより一層ボケボケな声を発したのは、
お隣に住む牛子姐さん(25)。
「姐さん、狭い」
「セーター嫌いですか〜?」
亀のごとく襟から首を出しつつ答える。
「一人で着る分には好き」
「も〜、一緒に着るから気持ちいーのにぃ」
あのですね、別にそれは俺もやぶさかではないけど今みたいにセーターの中で後
ろから抱きしめられるとそのとびきり豊満なばでーが押しつけられてあと牛娘特
有のミルクの香りがしてきてそれからセーターで熱が籠もって体温を直に感じま
してつまり簡単に言うと
「眠い」
「そっちなの!?」
「しょうがないだろ、日中ずっと掃除してたんだから」
「それにしてもですよぅ〜」
「そういうのはほら、明日でもできるし」
「も〜、今年は後数時間でお別れなのですよ〜? わたしの年、すなわち
USHIKO☆YEAH はあと少しなのですよぅ〜…」
なんだそりゃ。ついでにスペル違う。
「ね〜ね〜、今年最後のいちゃいちゃしましょうよ〜」
「いちゃいちゃねぇ…」
ぜったいいちゃいちゃじゃすまないもんなぁ…
「よし、じゃぁこうしよう!」
「どう?」
「こう」
セーターの中で振り返り、姐さんを抱きしめる。
「はぎゅっ」
「どう?」
「ぬくぬくする〜」
我々はこたつがなくてもぬくぬくできるんです。あなた方とは違うんです。
「ぬふ〜、えへへ〜」
気持ち悪い笑みを漏らす姐さんと一緒にぬくぬくしてたら、結局そのまま新年を
迎えてしまいましたとさ。
よろしい、ならばGJだ。
で、虎子さんは年明けを今か今かと待ちわびてるわけですね わかります。
虎子「ステンバーイ…、ステンバーイ…」
虎子さんの性格はどんなだと思う?牛子さんはのんびり系だったようだが
ネタ振りにでもなれば
夜行性だが、昼間に活動することもある。
オスの縄張りの中に複数のメスの縄張りが含まれることもある。
獲物は茂みの中等に運んでから食べる。
約2日の発情期に100回以上交尾する。
生後3-4年で性成熟する。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず(不入虎穴焉得虎子)」
大きな成果や利得を望むなら、大きな危険は避けてはいられないことの喩え。
貴重な虎の子が欲しければ、
怖ろしい虎の棲む穴に挑まなければ手に入れることは叶わない。
「虎視眈々(こし-たんたん)」
虎が獲物を狙って身構え、鋭く見詰めている様子。
転じて、静かに機会をうかがい、隙があれば付け入ろうとしている様子を言う。
「前門の虎、後門の狼」 一つの禍(わざわい)を逃れても、さらにまた他の禍に遭うことの喩え。
「虎になる」 酔って怖いもの知らずになること。酔って乱暴になること、暴れること。
「大虎になる」:普段小心の人間が、酒を飲むと人格が変わってしまうこと。
虎子は酒乱か
夜行性 恐ろしい
この二つの単語から最強ヤンキーで甘えんぼうという電波を拾った。
誰だ発信元は?
虎子ってどっかで聞いたことあると思ったらあさぎの友達だ
虎子もっと太れ
272 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 00:46:40 ID:AubnPxUS
年が明けた瞬間虎子に襲われた。
みんな大丈夫か?
とにかく、明けましておめでとう。
今年もよろしkうわまてもう3発もシたのにまだ元気だなんt
274 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/01(金) 01:55:57 ID:7NPL5f/R
>>272 犬子に手を出すと虎子が食われちゃうんだよな
>>274 誰が上手いこと言えとwww
コール・オブ・デュティ―モダン・甘えんぼフェア―
虎に翼
勢いのあるものに、更に勢いがつく事。
>>275 もはやSAS所属の緑ムックしか思い浮かばないぞw
上官の虎子大尉とチェルノブイリ潜入任務中にイチャイチャか。
甘えっ子な虎子が布団に入って来て
「私もパジャマ脱ぐ〜」とパンツ一丁になって入り込み、
「お兄ちゃんの肌と毛布が擦れて気持ちいい〜」
と可愛く微笑み
「お兄ちゃんのここプニプニしてて好き〜」
と風呂場で触らせたのが気に入ったのかトランクスに小さな手を突っ込んで俺の一物を握って揉んだり先を触って揉む虎子、そしてそのまま寝ちゃう虎子、俺も
虎子のパンツの中に手を入れて…
パンツすら履かず下半身全裸で俯せに寝転んで漫画を読んで居る虎子、可愛い足裏と可愛いお尻と足の間に見える可愛い割れ目とも言えぬ縦筋に思わず魅入ってしまうが、何とか理性を保ちつつ見兼ねた俺が
「大切な乙女の部分が見えてるぞ?」
と言っても虎子は
「お兄ちゃんならへーきだもん。」
と可愛い足裏をパタパタさせて尻を振って挑発する。
ならばと「大切な場所を隠さないとお兄ちゃんが触っちゃうぞ〜」
と言うと、虎子は笑いながら、「うん、いいよ〜」と言いやがるので俺は、彼女の胴体に手を回して持ち上げて、下半身を弄りやすい様にして、丸見えとなった
ぷっくりとした恥丘に守られ固く閉じてる幼い可憐な恥裂を見つめた後に開いてやった。
彼女の中は小さいクリの包皮と将来ビラビラになると思われる小さいヒダがあって
あとはひたすら桃色の綺麗な粘膜
一番下に小指すら入りそうにない小さい膣の穴が空いてるのが見えた
虎子は「くすぐったーい、やーだ、えっちぃ〜」と言いながらも抵抗せずにされるがままにしている。
彼女の内部に指を這わせると感じるのか息が少し短くて荒くなり、が、それでも漫画を読む手を止めない。幼い少女のあそこに触れるとションベン臭くなると言われてるが、触った指を嗅ぐと、そんなにキツく無くて、
先程したであろう彼女の小水の微かな匂いと半日入って無い故か微かに恥垢の匂いがした。
甘酸っぱい女の子特有の甘美なる少女の匂い
大人の女とは違うまだ子供な女の子の匂い
虎子は顔をほんのりと赤くさせながら尻を振って何か催促してる様なので彼女の一番感じるクリを弄ると身体がビクンと跳ねたが漫画はまだ手放さない。
更に直接彼女の内部の匂いを嗅ぎ堪能しながら舌を伸して舐めると可愛い嬌声を上げながら足をばたつかせる。
そうしてると生意気にも、まだ初潮すら迎えて無い未成熟な虎子の性器は、愛液を可愛い膣穴から流し始めた。
それを彼女の性器全体に拡げつつたまに止まらない彼女の愛液を掬って舐めつつ、彼女の性器全体及びクリを手のひら全体で優しく擦り上げると、流石に漫画を放り出した彼女は、甲高い
嬌声を上げて、身体を弓なりにしながらおしっこの穴から小水を噴き散らし、菊門を轢く付かせて果てた。
――後始末を終えて、そのまま寝た彼女をソファーに寝かせた後に彼女のあそこを見ながら彼女の痴態を思い出しながらオナニーをしたのは言うまでも無い。
完
一番槍gj!!!
俺もこんなおにゃのこ
欲しいな
このスレは、幼女が出る割合が多いんだけど?
後、ちんぽ祭りは余所でやれ。
初詣でとかはしゃいで遊び過ぎてぐったりと甘える女の子
甘酒のませて呂律が回らない甘えっ子
そのまま膝の上でとか胡座の上に座ったまま寝ちゃう女の子
餅やお雑煮やおしるこ食べながら「おいしいね〜」言いながらもにっこり微笑む女の子…
みかん剥いてと無邪気にねだる女の子…
正月的な風景を想像したらこんな感じか?
286 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 09:46:45 ID:OVTuQ84r
除夜の鐘を「一緒に撞こ?」ってねだってくる女の子
んでもって鐘を撞いた後はベッドで彼女を突くんですね分かります
そして彼女は十つき十日
成人式前夜
「明日は成人式、大人になったら甘えてばかりいられないよね。
だからお願い、今日はずっと甘えさせて」
成人式後の夜
「私大人になったんだよ、だからお願い、こっちも大人にして」
成人式当日は背伸びしてるだろうから、
前日と翌日が狙い目だと思ったんだ。
成人式を別の季節にやるところも結構あるんだぜ、とマジレス
「というわけで、まだまだ甘えていてもいいよね?」
「では弁護士の甘野さん、この場合糖律ではどないなってるんでしょうか?」
「”甘えても良い”――まぁそういうことになります。糖律3条によると恋人同士には”甘渉の自由”が定めら(ry
一粒で二度も三度も美味しい思い、男としても本望ではないでしょうか」
「はい、お聞きの通り、この場合”甘えても良い”ということで、
>>290さんお分かりになりましたら是非参考にして下さい」
「どうも」
「
>>290さんでした〜」
パチパチパチ
「本日のゲスト相談員は、歌手の佐藤知代子さんでした〜」
「ありがとうございました」
「それではまた来週。さいなら〜」
パチパチパチ
せ〜い〜か〜つ糖百科〜 るるるるるるる〜るる〜
294 :
291:2010/01/11(月) 07:15:04 ID:86POk4cL
ついでに成人式ネタ書きました
今現在三人称形式でしっくりくる書き方が決まらず、試したり制限したりで燻ってます
読み辛い点はご容赦下さい
では投下
「民糖3条の間違いだろ…」
スレを見ながらそんなことを呟き、独り成人式会場を後にする男。
彼はまだ気づいていなかった。
背後に、どさくさに紛れて甘え倒そうと付け狙っている、昔の幼馴染がいることを。
暢気にも、滞在しているホテルに戻って行く。
そしてロビーのソファーに一度腰掛け、溜息を吐く。
「人間、変わっちまうもんだな」
頂いた名刺やら同窓会の誘いの葉書を、簡単に見直しながら独りごちる。
と、隣に着物姿の女性が、腰を下ろしてきた。
「?」
空いているのに何だろう、とふと隣を向く。
「えへ」
凝視されていたことを知り、男は思わず視線を元に戻す。
変わらない顔に、見覚えはあった。
「山田真治!」
「人違いです」
戦慄するように立ち上がる男。
「成人式にいたじゃん。ホテルってことは、今はこっちに住んでないんだね」
受け答えもせず、彼は急いでその場を離れようとする。
と、背筋がぴんと寒くなる。
「何も言わずに消えないでくれるかなぁ…襲っちゃうよ?」
彼女との記憶が、男の脳内に甦る。
馴合いを通り越して、迷惑なくらいに勝気な好意で振り回された、思い出が。
最も会いたくなかった、地元の知り合い。
「小学生の時、大人になったら結婚しようって言ったよね? なのに何で、誰にも言わずに引っ越しちゃったの?」
「……来なきゃ良かった」
幼馴染は立ち上がると、強張った男に近づき、後から捕まえた。
「もう、逃・が・さ・な・い・よ?」
耳元で囁かれる。衆目に晒される。
「やめて」
「ここが嫌なら、部屋に案内してほしいなぁ」
「とんでもねえ」
しかし、彼女は捲し立てる。
「このまま後濁して帰ろうなんて、そうは問屋が卸しません。本当に、何で来ちゃったの? 私は待ってたけど」
「……何でかな」
「ま、ここで逢ったが百年目。年貢の納め時って奴だ。諦めて、付き合いなさいっ」
捨てかけていた、しかし微かな未練も残っていた過去の切れッ端に、現実は奪い返される。
「ルパン、これまでの逃亡は今日そしてこれから次第では、全部清算してやろう。どうだ? 悪い条件ではあるまい?」
「俺の人生はどうなる」
彼女は男と向き合うと、真っ直ぐに自分を指差す。
仰々しい装いに包まれてはいるが、昔から衰えない外見。
目を合わせようとしなくとも、彼の頭にはいろんなことが過ぎる。
「とりあえずまずは、部屋に案内して」
「このまま笑顔で別れるって選択肢は、万が一にも存在しませんか」
「しません」
笑顔で否定すると、彼女は手に持った携帯電話を見せてくる。
「!!」
見覚えのあるデザインに、男は愕然とする。
いつの間にかスーツのポケットから、抜き取られていた。
「泥棒――!」
「返してほしくば、甘えさせて? ね?」
アクティブな相手に、昔のように翻弄される。
「勘弁してくれ……」
と言いつつも、情に絆されかけている自分がいた。
熱心で強引で自分勝手で――そんなところに疲れて、逃げ出したはずなのに。
「とりあえず私の携帯に送信っと」
彼の平穏無事だった日常の足場が、また一つ崩れた。
ホテルの一室。
それなりの部屋に泊まっているのは、男なりの見栄だった。
誰かに見られる予定はなくとも、一生に一度の成人の日に貧乏臭いのは御免である。
ところが予期せぬ人物を連れ込むこととなり、彼の心は早くも憔悴を極めていた。
年頃の男女にとって、これがやや如何わしいシチュエーションであることは、ご両人百も承知だ。
「とりあえず、成人式は終わったけど…通過儀礼が済んでないなぁ」
「何じゃそりゃ」
「いわゆる貫通式」
「とんでもねえ」
こうあっさりと口にされては、返って緊張のしようもない。
「真面目な話、良い?」
「断りたい」
「ダメ」
深呼吸。
「良い? …私、真剣にね、真治のことが好きだったの。今も、やっぱり好き」
「…一方的に押し通そうとしてくるのは、昔っから変わんないな」
「成人式、もしいなかったら、もう諦めようと思ってた。でも、真治は来た。私の為じゃないかもしれないけど、見つけた時は嬉しかった」
自分が借りた部屋なのに居辛い――そんな心境を男は思い知る。
「そして、そのままで満足なんて出来ない。何が何でももう一度、真治と向き合いたかった」
その為に式後の軽食会も早々に切り上げ、彼女は後をつけて来た。
「ずっと、嫌われたとか、見捨てられたとか、そんな風に思ってた。それでも認められない自分が嫌で、ずっと――」
「もうやめろ」
男は、短く口を挟んだ。
そして、呟くように言葉を放ち始める。
「…ずるいんだよお前は。そうやって何でも正当化して、俺の良心に付け込んで…」
「……ごめん。うん、そう。否定されるのが恐いから、押し切ろうとしてきた。好きだからって、好き勝手やっちゃダメなんだって、分かった時は遅かった」
「分かってないだろ。今も繰り返してる」
厳しい言葉。
「でも、今を逃すと絶対後悔するの。縋りついて、抵抗して……ごめん。果てしなく迷惑なのにね」
「……」
「それと、恐いけど、ちゃんと訊きたかった。ねぇ、何で? どうしていなくなったの? 凄く寂しかったんだよ?」
孤独に放り出された記憶は、彼女の表情を悲しく変える。
「お前が嫌になったから――それ以外に何がある?」
時間が止まる。
「……」
「……」
男がふと彼女を見ると、俯いた顔から涙が滴っていた。
「……ありがとう。一つはっきりして、すっきりした」
そんな言葉と表情に、彼の心は動く。
不思議な気持ちと、漂う妙にホッとしてしまうような、雰囲気。
「つくづくお前が得をして、俺は損する役回りだよ。綺麗さっぱり忘れて、生きていけると思ってたのに」
虚ろに泣いていた彼女が、徐に顔を上げ男を見た。
「…寂しかったなんて聞いて、また罪悪感だ。いや、俺には元々、お前の存在が根っこ張ってる。そして記憶なんて、消せない」
視線は天井、独り言のように。
「お前の為にこっちの成人式に出ようなんて、これっぽっちも思わなかった。でも、無意識には違ったのかな? 分かんなくなった」
「…真治…」
「なぁ、どうしたら許してくれるんだ? どうしたらお前の中で諦められるんだ? それとも、無理なのか?」
無言のまま、見つめ合う二人。
「……私も分からない。でも、真治が嫌じゃなかったら、確実な方法は――」
「また俺が折れる、か」
そういうこと、と彼女は呟いた。
男は、嫌です、とはっきり断っても良いと思っていた。
しかし、心の奥底に問いかければ、浮かぶのは”妥協”の二文字。
実際のところは嫌いになれない。裏腹も含みつつ、心が彼女を見放すのを、拒む。
「…あーあ、穿り返した結果がこれだ。悩みの種が増えた」
それは幼馴染という名で培われてきた象徴的な傀儡に、移った情である。
「真面目モード終了」
「ちなみに俺、好きな人がいる」
「嘘」
「本当」
「どこまでいった」
「片思い」
「じゃ、忘れろ。これは命令だ。山田真治に見合う女は、私しかいないのだ!」
そんなこと言われても、男は困る。
「一度嫌われたってのに、応えてないのな」
「だって好きだから。…好きです。一度だって変わらない。付き合ってる人がいるなら待つけど」
涙で濡れた顔で、彼女は笑う。
「じゃ、告白してこよう」
「意地悪」
「お互い様。本当はそんな気も起こせないっての。俺は気が弱いんだ」
堂々と言うほどのことでもなく、彼女も当然それは理解している。
「…なら、もう一度、付き合おう? 一度ダメなら何度やっても上手くいかない、ってよく言われるけど…私、努力する。真治に、好きになってもらえるように」
「そういう真っ直ぐなところが、苦手と言うか、感心すると言うか。引き際も少しは与えてくれ」
「……平行線だね。でも、悪いけど私が主導権取るから」
そう言うと、二人の距離は接近する。
キスに応じることに、男は不思議と抵抗を感じなかった。
彼女の唇は温かく紅ッ気もなく、懐かしい感触。
「――」
気持ちは浸したまま、二人は顔を離す。
彼女はうっとりと、見惚れている。
「…で、このまま男女の交わりに縺れ込む訳?」
「来ちゃったのが、因果だね」
悪戯っぽく笑う顔は、あどけない。
「成人式の日に、一番好きな人の為に取っておいた初めてを貰ってもらう、なんて古風だけど憧れてた」
「まだ合意してない訳だが」
「でも抱いて?」
こうでも言わなきゃ分からない? という目で見つめる彼女。
「主導権取ると言ったかと思えば、これだ。全く――着物は良いのか? 着替えは? 親は? その辺考えてんのか?」
「今だけは、後のことより結果が大事」
つまり、後には退かない決意が出来ているということ。
「でも真治にその気がないと、無理よね? ね?」
「……俺は結局、お前を甘やかし続ける運命か」
「それだったら嬉しい。大丈夫、真治のことも、きっと幸せにしてあげる」
そう、彼女には敵わない。
見つめて、散々見つめた挙句に、男は自分から、彼女を抱き締めた。
まだ認めたくない思いはあったが、考えるのを極力止めて、好意を全面で受け止める。
硬直していた体が、少しずつ応えてくる。
彼女は感動しながら、徐々に素に戻っていく。
腕を回し、体の力を抜く。目に涙を溜めて、しっとりと頬擦りをする。
時間をかけて、噛み締めるようだった。
「……」
そっと腕から体を離すと、男は立ち上がった。
「じゃ、一度シャワー浴びてくるよ」
しかし、ぼうっとなった彼女から、返ってきたのは素っ頓狂な返事。
「あ、わ、私も行く!」
そんな様に、思わず笑ってしまう。
「はぁ…あのな。多分そりゃおかしいだろ」
「…そりゃおかしい、か。確かにそうだ。うーん、緊張してるな私」
二人して、何を喋っているのか自分でもよく分かっていない。
「いや、そういうのも困る。俺も、自信ないってのに」
「とりあえず、どこにも行かないよね?」
「今更悪足掻きするほど、諦め悪くはないよ」
彼は肩を竦めながら、シャワートイレに消える。
恥ずかしさからか、顔が妙に火照っていた。
♪ たーまたまこーろころ 転がす子猫がにーにーにー ♪
男が体を拭いて出てくるや否や、聴こえたのはムードも何もない歌。
「何それ、みんなのうた的なもの?」
「うん」
途端に脱力感に襲われる。
困ったことに、彼はこの曲が好きだった。
「はい、じゃあ交代ね。…あ、これあげる」
彼女は立ち上がると、神社のお守りのような物を、手渡してきた。
「免罪符。お詫びと、そして許してあげる印。…愛してます、山田真治くん」
そう言って、そのまま隣を通り過ぎた。
「……」
掴みどころのない性格は、猟奇的な何とやらにも似ている。
付けっ放しにしたテレビには、子供向けの歌とアニメーションが、尚も流れ続けている。
しかし何故か、安心出来た。
男はぼんやりと、チャンネルも変えずテレビを見ていた。
心の準備が要るはずが、感情は妙に落ち着いている。
手の中の免罪符は、あまり気にしない。気にすれば、思い出に囚われて、変になるかもしれなかった。
割と時間が経過した頃、ドアの開く音がした。
「……」
無言で出てきた彼女は、虚ろな表情をしていた。
バスタオルが上手く巻けておらず、今にも肌蹴てしまいそうな姿。
結んでいない髪は、男の以前の記憶よりも、長く艶やかに見えた。
「どうした」
「…いざって時に、何でこんなに、萎えちゃうんだろう。ずっと、夢だったのに」
やれやれ、と彼は天を仰ぐ。
「来い」
テレビを消すと、手招きする。
彼女はとぼとぼとそこに向かって、歩いてくる。
「…」
そして近くまで来ると、いきなり彼はその体を、強引に抱き寄せた。
「――!?」
「第一目標を達成して、気が抜けたか? 俺に甘えるんじゃなかったのかよ」
「……そうだった! 甘えなきゃ」
「あのなぁ…」
突拍子なく笑顔は戻り、二人はそのままキスをする。
すると徐々に心と体は、空白の時間を取り戻そうとするように、相手を求め始めた。
今、遠慮することは何もない。堪えていた、本能に近い感情を解き放つ。
舌を交えながら、相手の体にも絶え間なく、両手を使って触れていく。
「んん……」
最初はリラックスなんて、無理に違いない。
平静を装おうとしても、こんなに近くにいては、それが手に取るように分かる。
「ぷは」
余韻と、収まらない刺激的な感覚。
「嫌々…じゃない?」
男の胸の中に埋まって、彼女はそう問いかけた。
「心配性を心配する身にもなれ。言って済むなら言ってやるよ――好きだ。嫌いなこともあるけど、全面的に依存してる」
「真治……後で、また胸貸してね。いっぱい、泣きたい」
「……ちぇっ」
二人はそれから、深みに入り込んでいった。
「あっ…んっ…」
縺れたままベッドに倒れて、不安定な感情をぶつけながら、愛していた。
自分の為にと純血を貫いてきた体は、男にはとても美しく映る。
いつでも日向の存在だった彼女が、一途にしてきたもの。
「ゆう…こ」
石邑悠子――男はこの日、初めて彼女の名前を口にした。
「……し、んじ…」
二人の心が、自然と呼応し合っていた。
間を置く程度に付けていたバスタオルは脱げて、どこか遠くに落ちていた。
「はぁ…あ、うっ」
「ふぅ…はぁ…」
ベッドの上で、二人は裸で絡み合っていた。
男は、自信はないと言った。実際女性を抱いた経験なんて、あったかどうか――多分、ない。
しかし、感情を体現するのは、難しいことではない。
下手だなんて、懸命な愛に思う暇はない。
全てが刺激で多少のもどかしささえ、互いに結ばれていると思えば、嬉しいと感じられる。
「…もう…良い、か?」
体を体で覚えて、最後に中へ、進入の合図。
彼女はうん、と小さく息を吐くように返事をした。
上下に向かい合う二人。
そっと挿し込まれる、男の象徴。
「う…うぅっ…!」
言葉通り、処女だった。
そして男がそれを自分の意思、もとい互いの合意で奪う。
彼女は痛みに顔を歪ませた。
最初ということもあり、小さく閉じた内を抉じ開けるのは、更なる痛みを伴う。
「いた…いっ…!」
男は労わるように体を重ね、唇を唇で塞いだ。
舌でかき混ぜると、快感に中和されるように、苦痛は和らぐ。
「んう…んっ…」
彼女は夢中で、キスに応じた。
開けた薄目と視線が合う。すると両手を、よりきつく絡めてくる。
「…っ!」
それがぎゅっと結ばった時、貫通は終わった。
それから更に、二人はギリギリまで体を寄せ、動かし合った。
「あっ…や、あっ…」
疼いて止まない下半身は、彼女を突くしか出来ない。
揺れて、擦れて、どうしようもない。
男の中に溜めこまれたものが、今にも外へと出たがっている。
それに堪え、上から、後から、横にしながらと、体位を変えながら彼女の圧力で扱き抜く。
「――やばい、抜くっ」
「…ダメっ!」
激しい呼吸のまま、搾り出すように響いた切ない声。
男は一瞬、その言葉に従いかけた。
「――っ!!」
時間は、待ってくれない。
中に入ったまま、男は射精を迎えていた。
どくん、どくんと脈打つそれは、彼女としっかり繋がっていた。
荒い息を落ち着けながら、二人は共にベッドに横たわる。
抜いた下半身には、しっかりと粘っこい感触が残っていた。
「……何てこった、最悪だ」
「…激しくて、良かった」
これは紛れもない、既成事実作りである。
「どうして――」
「分かってる。でも最初だから、ちゃんと、してほしかった」
「……」
男は自分を責めるように、顔を手で覆った。
そんな横ッ腹に、大きく形の良い胸が、押し当てられる。
「真治…大好き。そしてありがとう」
「…放心状態だわ」
「ね、ずっと傍にいて? 私のこと、好きにして良いから」
と言いつつも、彼女は思いが満たされたようだった。
「お前の好きにしろよ。俺はもう、自分が分からない」
「…じゃあお言葉に甘えて……ぐすっ…う、ううっ…」
彼女は男の胸を借りて、泣いた。
懺悔と問責を、独り言のように繰り返して、耳が痛くなるほどに。
悲しかった過去を吐き出すように泣いて、彼と共にいられることが嬉しくて泣いて、泣いて、泣く。
気持ちを洗い流した先にあるのはきっと、幸せな未来――。
「……」
そう思うと、男は未だ不安定な感情に少し腹が立った。
彼女の頼りなさに、情けなくも心を奪われている。
仕方ないから幸せにしてやるかと、勝手に妥協してしまう――損な考え方しか出来ない人間である。
「すぅ、すぅ…」
一頻り泣いて、今は寝息を立てる彼女。
その様子は、やはりあどけなく可愛らしい。
本日成人したというのに、残る幼さ。
「…俺もか」
そして二人で迎える朝。
「山田真治! 早く起きないと朝食を食べ損ねるぞ!」
男が目を覚ますと、四つん這いの体勢で覗き込む、彼女の姿。
起きた直後なのか何も身に着けず、裸のまま。
「……元々シングルだっつの。良いよ、お前一人で食べて来い」
朝から無防備過ぎる格好に、男は直視が出来ない。
「私は真治と一緒に食事がしたいのですが」
「半ば押しかけ宿泊の癖に何言ってんだ」
見つめ合う二人。
「――あーもう分かった、良いよ。掛け合ってみるから、まずは着替えろ」
しかし、その存在を意識するとどうしても、男は自分から折れてしまう。
もはや、性質として染み着いてしまっているのかもしれない。
「良いのかな〜、甘やかし過ぎじゃない?」
「他人事のように言うな。お前が自重すればそれで良いの」
「……えへへ、真治ってやっぱり最高だな。何重にも惚れ直しちゃった」
男は、ぽかん、と頭を叩かれたような感覚に陥った。
「だから、好きだなぁ」
「…何か、押し売りに負けたみたいだわ」
晴れてミッションコンプリート。
そして積み。
シャワーを浴びてそれなりに後始末をするも、ベッドメイクさんにはごめんなさいである。
朝食は結局、追加料金を払って、モーニングサービスを頼んだ。
「でお前、着替えはどうすんだ?」
半分こしたライ麦のブレッドを頬張りながら、男は訊いた。
「マイマミーに届けてもらおうかな」
それは全力で否定する。
「頼むからこれ以上被害大きくしないで」
「昔は家によく呼んでたし、真治だったら大丈夫。きっと今日はお赤飯だよ――そうだ、チェックアウトしたらウチに寄って行って?」
「昼前の飛行機で帰る予定なんだが」
その言葉を聞いて、彼女は視線を落とす。
素肌の上に借りたシャツ一枚だけ被って、太腿が、足の付け根ギリギリまで露出している。
「…仕方ないよね。あまり我侭言って、もう、嫌われたくない」
「悠子」
自分の名前を呼ばれ、思わずへ? と顔を上げる。
「…今回は、白黒はっきりさせず逃げた俺が悪かった。好き嫌い以前に、卑怯だったのは俺だ。ごめん」
捻くれない言葉に二度驚くも、そこで男は言葉を詰まらせる。
しかし、互いに無言を向け合う時間は、長くは続かなかった。
「…次は、迎えに来てね。安心して待ってる」
優しく微笑む彼女を見て、男は少し、救われた気がした。
「――真治と結婚、するんだから」
「…とんでもねえ」
そして、二人は笑い合った。成人の日の夜を、もう一度振り返りながら。
一途が為に起きたいざこざすら、甘く塗り替えられた、夜。
絆は、切れぬものへと変わっていた。
おしまいです
結局、勢いだけでした。もう見直す元気もなかった…おやすみ
GJ!
俺の成人式のときもこんなんあったらよかったのになぁ…
GJ!!
帰省費用をけちって成人式に参加しなかったことが
今更ながら悔やまれるな…
誰もいない・・・踊るなら今のうち
残念、その踊りは軽犯罪法に抵触したから逮捕だ
>>305 これで留置場の責任者が甘えん坊だったらいいのに…
甘獄ですね
>>307 甘獄
生前、甘娘を冷たくあしらった罪で落される地獄。
逃れる術もなく、永遠に甘え続けられるという・・・
大学入試 千糖ー試験
強い依存性と習甘性のある物質でも入ってるんじゃないか?
有毒かどうかは知らんが。
>>301 亀だがGJ!
甘娘なのに掴みどころの無い感じがツボった…
>>304さんの”踊る”というキーワードからお話を書きました
不思議ロリっ子とそれなりにやっちゃう内容なので、ご注意下さい
簡単に見直しつつ投下していきます
ここは俺の部屋。
ベッドで寝そべっていると、誰かがドアを開けた。
「ばにっしゅ!」
そんな声と共に、勢いよく入って来たのは、妹。
突然だが、親父が再婚し、相手の連れ子が姉妹になって以下略なんて、妄想ではよくある話。
で俺は実際、そういう立場に立った貴重な人間だ。
「ちぇい〜」
そして彼女はありがたいことに、とても可愛い。
年は八歳。頭は良く、運動神経もある。表向きは、完璧。
ありがたくないことは、家族――特に俺の前だと、本性を全開にしてくるということ。
俺の名前は菅山英知。彼女からは、ちぇいと呼ばれている。
そして彼女は、菅山ちく。
ちくちくのちく、という自己紹介から関係は始まった。
彼女はすぐに懐いてきた。今もこうして、憚りなく俺の横っ腹にダイブする。
「何だ?」
俺としても、年の離れたお兄さん面くらいなら、喜んでするつもりだった。
実際、してはいる。ただ――。
「ねーね、踊って良いかもね?」
ちょっと言動が、こちらの想像の範疇を超えている。
「どんな愉快なことを思いついたんだお前は」
「かもね?」
「…かもね」
「う〜あ〜いっ! ちぇいも一緒に踊るかもねっ」
こんな調子だ。実に、相手し辛い。
「疲れてんので休ませて」
「うっぷす! すとろーで脳ミソちゅ〜されるか〜?」
これに抵抗なく付き合えるほど、高性能な頭の作りじゃない。
しかし彼女は俺の手を引く。
「あーお願い、そういうことはシュークリームで我慢してくれ」
微妙に順応している自分が恐い。
そんなこんなで部屋の真ん中に立たされると、彼女は正面からぴったり寄り添ってきた。
そして、社交ダンスのように両手を取って、リードするように動き出す。
「らん、たん、たららん♪」
聴いたことのないメロディを自分で奏でながら、ステップを踏む。
仕方ないので、適当に合わせる。
小さな体を見ると、実に楽しそうに踊っている。
歌が終わり、最後に思いきり抱きつかれる俺。
「終わらい。ちぇい、じ〜ぐざ〜ぐ」
そして胸の辺りを指で、ジグザグになぞられた。
不覚にも、くすぐったさに襲われる。
「ちく、もう良いでしょ?」
「ちくちく〜。あ、そっだ、しゅーがまだ。お待ちお」
そう言うと、彼女はぱたぱたと軽い足音を立てながら、部屋を飛び出して行った。
俺は呆然とその残り香に巻かれて、待つ。
意味不明な可愛さに、蝕まれる心。真剣に疲れる。
「見〜て、おっきなしゅー!」
再び現れた彼女が手にしていたのは、大好物のシュークリーム。
数少ない女の子らしい一面として、甘味に目がない。
「はい、ちぇいの」
そう言って、渡してきたのはストロー。
これをぶっ刺して、中のクリームから先に頂くのが彼女流の食べ方なんだそうな。
「でもせっかく取っておいたんだろ? ちくのもんだって」
「ちくちく〜。のんっ! ちぇいはちくのだから、ちくはちぇいに、優しくするのん」
俺は彼女の所有物に組み込まれているのか、それとも母性本能か何かか。
しかしそれも気紛れだから、明日には同じことを言わない。
仕方がないので、二人でストローを突き刺して、吸う。
哀れなシュークリーム。そして、俺。
一方彼女は、とても嬉しそうだった。もう、どうして良いやら。
若いカップルがクリームソーダみたいなのでやるのは分かるが、これはない。
最後にシューだけ貪り、これで終わりかと思っていた。
「ちぇい…なは〜」
しかし何故かまた俺に引っ付いてくる。
「まだ、何かあるの?」
「……ちぇいだから、ちくは甘えるの」
これは何か、変なスイッチでも入ったか?
「べろ貸して〜、あ〜ん」
胸元から何を考えて、この子は見上げてくるのか。
「変なことはするなよ」
俺はベッドの端に腰掛けると、催促に応じとりあえず口を開けてやった。
舌を抜かれやしないかだけ心配だが、彼女の表情を見る限り、そんなのではなさそうだ。
体を寄せて来て、顔を近づけて、これは――。
「んにゃ〜…」
舌と舌を、触れ合わせた。
少しだけなら良かった。が、あまりに絡みついてくるので、つい両手が、彼女の体を掴む。
「うゆ…ふ」
口を徐々に閉じ、唇を重ねるようにして、口づけの形に。
彼女は俺の口元に残る、僅かな甘さを辿るように欲してくる。
小学校低学年とは思えない、魅惑的なキスをする。
「――ん、ちぇい…」
唇と舌をゆっくりと引き離しても、蕩けたような表情で、見つめてくる。
「……って、何してんだお前」
きょとんとされる。
「思わずキスしちまっただろ?」
「んん? ちこっと甘かった」
人懐こく、割と積極的な彼女。
ベタベタと触れ合うことに、羞恥とかそういう感情を抱く前に、気持ち良さを覚えたのだろう。
最初のそれも早かった。今日と同じようにベッドで横になっていると、上に乗ってきて――。
遊びのつもりだったに違いない。だが腹の上で暴れるものだから、思わず彼女を捕まえた。
「…」
ぎゅっと密着していると、変な高揚感に包まれる。今も同じ。
一つ屋根の下の可愛い義妹に、悪気はなくたってこんなことされてみろ。
結果、間違いを犯した。流れで気がつけば、暴走していた。
それまで、キスなんて発想にすら、至らなかったというのに。
「そろそろ部屋に帰れ」
「ちくちく…する?」
離れない彼女。顔が、完全に悦に入っている。
以降、彼女は更にスキンシップを求めてくるようになった。
普通の時は奇抜なルールに則って遊んだり、寝る前に本を読んであげたり?
これはまぁ問題ない。しかし、俺が一人で風呂に入っていた時だ。
遠慮も恥ずかしさもなく、彼女は乗り込んで来た。
「……」
思い出すだけで、顔が火照る。家族に何てことしてるんだ俺は。
「ちぇい〜…」
切なげに、しがみつかれる。
「……また、したいのか?」
「ちくちく…したい」
無理だ。断れない。一方的な反則に近い。
こんな小さい子にムラムラさせられるなんて、何てこった。
彼女の面倒見る時間が増えて、他の異性と付き合うことも減って、溜まる欲求。
まさに悪循環。更に乗ってこられるものだから、制止のタイミングを損なう。
「横になるからな」
そう言って体を預けてもらい、そのまま横倒しにするようにして、一緒にベッドに埋まる。
柔らかな布団に互いの半身を下にして、抱き締める。
「んきゅっ…」
多少強くしたが、彼女も負けずにぎゅっと、俺の服を掴んでくる。
いけないことなんだが、幸せな気持ちだった。そして、もぞもぞと動く体。
這い上がるようにして、覗いてくる顔。艶っぽい唇に、視線がいく。
「……ん」
シュークリーム甘い、ディープキス。
繰り返し舌を通し、唾液を交換して、唇の柔らかさを堪能する。
何でこんなに上手くなったのか。下手な俺が、数回リードしただけで。
そっと口を閉じ、引く。彼女の体からは、力が抜けきっているのが分かる。
「……ふぁ…はぁ…」
今、両親は留守だ。多少無茶やっても、問題はない環境下。
「…ちぇい、ぬっくて好き」
「ああ…今なら脱いでも、多分温かいだろうな」
俺はゆっくり、彼女のワンピースのボタンを外し始めた。
胸元から股下まで全て外して、横に捲る。
女の子用のインナーが上下、そしてソックスは全部無難な白。
すう、はあ、と小さな体が呼吸しているのが、よく分かる。
「はやく〜」
せがんでくるので、俺はまた手を動かす。
バンザイさせて上を。下着も俺の手で足を潜らせる。
最後にソックスを脱がせて、ベッドの外に落とす。
「ちぇいも脱ぎまっ」
「はいはい」
俺は急いで衣服を脱ぐ。勿論、上も下も全部。素っ裸になる。
「……」
そして布団に横たわって、もう一度抱き合う。
覆う物が無くなり少し寒いが、きつく密着して表面を温めていく。
彼女の胸や下半身といった部分まで、遠慮なく当たる。勿論、年相応のものだが。
「ふはぁ…」
これは風呂での裸の付き合いの、言わば延長線みたいなものだ。
俺の体の、直の感触や弾力が、彼女は好きらしい。甘えるようにべたべたする。
煩わしさのない、ありのままが好きだと言うなら、その思いをとりあえず、俺を使って消化してくれても構わない。
そして、同時に薄らと感じる性の目覚め。
「ちぇい…」
つい愛しくなって、さらさらの髪の毛を撫でてやる。
軽めの布団を一枚、俺たちは体に被せた。
そして覆い包まれるように中に潜り、背徳のスリルを味わう。
やがて俺の牡の部分が太く上を向き、ごりごりと彼女の腹を小突く。
俺は性質の悪い変態に違いない。だが、こうなったのは彼女のスキンシップが大きな原因だ。
思わせぶりなこと繰り返したのは、お前なんだからな。
「…ん…む…」
キスしながら、やらしい具合に体を弄る。
すべすべで柔らかなそれがもどかしく捩れる様は、俺をどうにかしてくれる。
布団の中はすぐに温かく、そして蒸してきた。
「…わふ〜」
愛撫で虜にされたのか、うっとりと俺に釘付けになる彼女。
「ちく、するぞ?」
「ちくちく…うん」
俺は彼女の閉じた股の中に、自分の棒を挟み込ませた。
ゆっくりと通して、擬似合体。いわゆる、素股。
中に挿れることは教えていないし、多分知らない。
入るかどうかの問題ではなく、人として自重している。少なくとも”今はまだ”、それで収まりが着いている。
しかし柔らかな太腿に挟まれて、直に擦りつけ合えば、それだけでもヤバい。
「う、はっ…」
ムズムズしながらも、俺を掴まえたままの彼女。
大事な部分がひどく熱い。篭った熱を感じながら、尚も腰で突く。
俺の先は既に濡れて、周りをじっとり湿らせていた。
全身に絡みつく、幼い生々しさがただエロくて、何も分からなくなる。
「ちぇい…ちぇいぃ…」
くそ、可愛いんだよ。それでいて、こんなことさせやがって。
家族だから気になるんじゃない。きっとお前の顔も、裸も、性格も、好きなんだ。
「ちく――もうっ!」
引き返し不能。抑制も限界。俺のが間もなく、出る。
「うっ…!」
それは勢い良く、彼女の先の空に飛び出した。
頭が軽く、イッている。ゆっくりと理性が戻ってきて、直前に思ったことを反省する。
俺たちの体は結ばっていた。思考と行動が、伴っていない。
「ちぇい…ちくちく、した。すごく、ぬくく。んにゅ〜」
確かに体は熱い。汗も出てる。なのに俺に擦り寄って、幸せそうに甘える。
「ばっか。ほれ、離れろ」
と言いつつ、抱いているのが気持ち良くて離したくない自分に、大きな矛盾。
「のん。ずっと一緒っ」
「…ああ。だが起きろ」
一瞬、能天気な幸福を感染されそうになった。
自制して、布団を退かす。冷たい空気が全身を襲ってくる。
「うわっ、冷える」
「う〜、り〜」
だが、何となく爽快だった。この自分を解き放つ的な、一瞬が。
俺は起き上がり、深呼吸をした。
と、彼女が俺の腕を掴まえて、要求の目をしてくる。
「最後、ちゅ?」
もう一度キスしろと、そうせがむ。
「……ちゅ」
応じてやった。軽くだが、優しく。
唇を離すと、溢れてくるのは清々しさに似た感覚だった。
「あ〜疲れた。お前のせいだな」
「ちぇい、い〜こさん。またしゅーあげる。約束はごっつん!」
そう言って、俺の額に額で頭突きされた。勿論、痛くしてはこなかったが。
ちなみにもう、一々突っ込みは入れない。そういうものとして享受する。
「別に良いよ。それより、これからもまたしたけりゃ、誰にも言わないこと」
最悪なことを言っていると、自分でも思う。だが、もはやそう言う他ない。
「あいすっ! ぷぷぷ、ばい」
彼女はベッドから飛び降りると、衣服を拾う。
そして着替え直しもせず、部屋から出て行こうとする。
「ちょっと待て。ばい、じゃない。気持ち悪いだろ? 一緒浴びてやるから、シャワー」
そう言って俺も立ち上がる。
布団のシーツが汚れたんで、これも洗濯だ。ったく、何してんだ俺は。
「ちぇいとお風呂〜、やっふ〜」
「今行く」
俺はそう言いながらも、ふと冷静になって、別のことを考えていた。
好かれているだけ良いかもしれない。が、彼女の今後を思って、心配が過ぎった。
いつか他の子と同じように、彼女にも二次性徴が始まって思春期が来るのだろうか。
もし来たら、俺はどういう認識下に置かれるのだろうか。
いや、それまで面倒見てあげられるのだろうか。こんな日々が――いつまで続くか。
「なーばす?」
彼女が俺の顔を覗き込む。目が合うと、屈託なく笑った。
「ちく」
「うん?」
「…何でもない。ほら、行くぞ」
自然と俺は、自分からその手を握って歩き出していた。
小さくて柔らかな手だ。俺にとって、軽くない存在を示す手。
彼女は多分、物心つくかつかないか、今その辺りに差し掛かる年齢だと思う。
そんな時に俺は、罪深いことをしているのかもしれない。そして、それを一番理解しているのは自分。彼女自身ではなく。
…なのに、やっぱり俺はちくのことが、好きみたいだ。
もし許してもらえるなら――。
「ずっと一緒、で良いのか?」
「い〜。ちぇいとちくは、ずっと一緒っ」
「……ああ」
それがずっと、変わらないよう願う。
この際、俺はお前だけを好きでい続けてやるから。
正直を全面に出したら、俺は俺でいられる自信がないから、こうして少しひねたお兄さん面をするけど。
…あ〜あ、頭に血が上りっ放しだ。ま…良いか。
「ぐ〜るぐ〜るる〜♪」
以上となります
精神年齢が小二と言うよりこれ、幼稚園児だなぁ…
でもじ〜ぐざ〜ぐはされたいです
おや?もう歯がないはずなのに歯軋りの音が…幻聴かな?ははははは
「甘え事の最中悪いが、お祈りの時間だ。せめて楽に逝けますように」
ブスッ!
必殺仕事人?
我が家唯一の暖房器具である炬燵が壊れた・・・
誰か甘えん坊を派遣して暖めてくれー!
>>323 懐炉でがまんしてくれ。
「えへへ、こんばんはっ!懐炉ですっ!
さあ!あなたの懐に!炉をどうぞ!
…ちゃんともみもみしてくれないと、あったかくなりませんよ?」
325 :
323:2010/01/24(日) 20:22:43 ID:xf40eR6p
>>324 ありがとう!
炬燵が直るまで懐炉ちゃんをなでなですりすりもみもみしながら寒さを凌ぐよw
さて、ふわふわ天使っぽい擬人化羽毛布団たんに包まれて甘々就寝する妄想でもするか・・・
>>326 捕まったが最後、暑くても離してくれんぞ?
>>327 俺んちはクールな甘えん坊氷嚢たんが居るからオーバーヒートしない。
ただ、あったまってもすぐ冷える。
何その永久機関…
常にベタベタする甘えんぼうより、要所要所で抱き着いて来たりするビター系甘えんぼうが今のトレンド
料理上手も付け加えて、貰おうか…。
332 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 07:14:30 ID:45iY8ggt
毎朝ベッドに潜り込んで来て幸せそうにスリスリする幼馴染みが欲しいです。
「これでようやく規制解除だ、よく我慢したな。」
「・・・スッ」
「だが解除したって言っても節度守らないとまた規制を設けさせt・・・なんだその今にも飛び込もうって体sアーッ」
いつの間にか携帯規制解除されてたんだな
「触って!もっと揉んで!」といわんばかりに裸体をのけぞらせて挑発したり
人が寝てると上にのしかかってきたり
さらに勝手に腕枕されにきたりする女の子が今膝の上にいるぜ
……わんこだけど
小わんこなのか大わんこなのか、それが問題だ
小わんこ、一歳半のぴっちぴちの幼女です
相手しないでいたら今はコタツの中で寝てる
なんかアイデア浮かばないかな、と妄想中
家には目の前で腹を出して転がってるぬこが三匹いるぜ!
皆野郎だけどな(´・ω・`)
俺は男の娘のチワワが膝の上で寝ている
さあ皆早くそれを擬人化して投下するんだ
「おかえりっ!!」
俺の帰宅と同時にポメ子は一目散に抱きついてきた。
ちっさい体でどんだけ元気があるんだ、と受け止めながらも思う。
ボサボサに伸びた髪が肌にチクチクと刺さった。
「わかったから、ちっとは落ち着け。仕事終わりで疲れてんだ」
「むり!ずっと良い子にして待ってたんだから!」
えへへ〜と笑いながら頬を舐めたり、胸に顔を埋めてぐりぐりしたり。
「本当にやりたい放題だな」と溜息をこぼすが、やはりこの仕草が可愛くて心癒されてしまう。
一日の疲れも軽く吹き飛ぶと言うものだ。
甘えに甘えてくるポメ子の頭を撫でる。
「今日も散歩行けなくてごめんな?」
「いいよ、こうしていっぱい撫で撫でしてもらえたら幸せだもん」
そりゃお安い御用だ。俺は長い髪をわしゃわしゃと撫で回す。
ポメ子は幸せそうな顔のまま、ぺろぺろと俺の顔を舐め続けた。
>>339 こうですか、わかりません
衝動的に書いたけどSS書いたことない私には無謀だった
ちょっとうちのポメラニアンに舐め回されて反省してくる
>>340 おお、早速GJ!
実によろしいな、良ければ続き頼む
夕方ラッシュの快速特急に揺られて(京浜急行の揺れは半端でない)文庫駅の改札を出ると、
しっぽをちぎれんばかりに振りながらうちのタローがとびついてきた。
「兄ちゃん!おかいり!おかいり!」
俺はため息をつきながらタローの頭をなでくりながら小言を言う。
「こりゃ、タロー。一人で迎えにくるのは危ないから止めなさいと言ったろーが。」
タローはビクッと耳を後ろに倒して上目使い。
「だ、だってぇ〜。早く兄ちゃんに会いたかったら…」
すっかり悄げたタローを見かねた客待ちの文タクの運ちゃんが俺に声を掛けてきた。
「おい、兄ちゃん。そんくらいにしといてやんな。その子、お行儀よくしてたし、一時間近く改札で待ってたんだよ。」
俺は照れくさくなって運ちゃんに会釈するとサッサとその場をあとにスズラン通りをぬけて右折。踏み切りを渡って蓮田の中の土手をタローと家路を急いだ。
「に、兄ちゃん、ご免なさい。怒ってる?」
「…もう怒ってないよ。」と俺が言うやいなやタローは俺の腰にしがみついてきた。
「…兄ちゃん。兄ちゃんは電車乗ってお出かけしたまんま帰ってこなくなったりしないよねっ…。」
どうやらこないだ買ってやったハチ公の本を読み終わったらしい。
「タローはハチ公さんみたく辛抱強くないから、兄ちゃん帰ってこなくなったら待ってらんなくて、すぐ兄ちゃんを追いかけていっちゃうからね。タローを一人ぼっちにしないでねっ。」
俺とタローはいつの間にか金中前のポンプ場のまえに立ち止まってお互いを見つめあっていた。タローは辛かった子犬のころを思い出したのか、鼻を啜っていまにも泣き出しそうだ。
「兄ちゃんが助けてくれなかったら、タローはあそこで去勢よりひどい事されて死んでました。だからタローは兄ちゃんのこと大好きだよ!先にしんじゃやだよぅ〜!」
とうとう泣き出したタローを抱きしめてやり、背中を撫でながら俺は言ってやった。
「こら、アホタロー。犬とヒトとどっちが長生きすると思ってんだ。心配しなくてもお前が死ぬまで面倒みるから。」
タローはようやく泣き止んでぐしぐしと涙を拭う。
「本当に?タローのこと追い出さない?」
ん?なんか雰囲気が変わったような…?ジリジリと俺から離れて行く。
「あのね。お家出るときね。兄ちゃんのこんぴゅうたぁの紐引っ掛けちゃって…っ!」
そこまで言ったとこで俺の顔をみるなりタローは一目散に駆け出した。
チワワの男の娘からの妄想もどきでした。
>>343 GJ
何かに目覚めそうなんだがどうしてくれる
ivoryのワンコとくらそだっけ?を思い出したよ
gjです
ウチのヌコも、これ位、かわいかったらなぁ…。
猫っ子はツンデレかクーデレと相場が決まってるのがな……。
すぐ前のことを忘れるアホっ子って路線もアリかもしれんが。
動物擬人化に関しては
体は大人、心は子供の甘えん坊犬娘が俺のジャスティス
胸は絶壁、無口で無表情の黒髪猫娘が俺のポリシー
>>347 そういった意味じゃ動物でやりやすいのは兎あたりかな
寂しいと死ぬくらいだし
>>349 それはどうやらデマらしい
まあ、このスレ的には大歓迎な性質なんだけど
ウサギといえば絶り(ry
352 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 18:56:35 ID:lLbVJ8SG
た
の
き
ん
と
り
脳天を押さえて涙目のタロー。
「タロー。これで四回目だぞ。もうしないな。」
「はぁい。ご免なさい。」
耳を垂らして尻尾を丸めて態度だけは反省しているようだが、
コイツはまたやるんだろうなと俺は苦笑い。
「よし。もういいよ。ご飯にするからチーコよんどいで。」
俺がそう言うとタローは嫌そうに言った。
「あのバカ猫なんかほっといてタローと二人でご飯にしましょうよう。
お腹が空けば黙っててもかえってくr!あ痛いっ!?」
俺はタローに凸ピン。
「わかった。タローは家族を大事にしない悪いコなんだな。じゃあお前は留守番!勝手に飯喰ってていい。チーコは俺が呼びにいって二人でモスバーガー喰って来るから。」
タローは顔面蒼白。「あーっ!ご免なさい!タロー悪いコじゃないよ。いいコだよ。チーコは大切な家族です。すぐよんでくるよっ!」
慌てて出て行こうとするところに縁側からチーコが飛び込んできた。
「にゃはは。タローってばまたお兄ちゃんにおこらいてるぅ。お兄ちゃんただいまよ。」
言うがはやいか俺の首に手を回してゴロゴロと頬ずり。
それをみてタローが鼻の頭に皺を寄せてウウと唸る。
「あーっ!バカチー!兄ちゃんになにすんのー!タローもするぅ!」
こうして今日も晩飯が遅くなる我が家。
にゃんこのイメージってこんなかんじかしらね。
冷えるな…、こんな日には温めて貰いたい…。
ケータイから
「えぇい! 寒い!」
「あ、当たり前じゃない。 さっきまでユウ君『雪見には雪見大福だー!』なんて言いながら半袖で外に出て行くし……」
「……えぇい! 寒い!」
「ひゃっ! 止めてよユウ君! お腹に手入れちゃだめだよぉ。 私のお腹ゴロゴロってなるよ」
「ならば暖を取る最良の……って、なんでお前の体、体側より服側の方が暖かいんだ?」
「ふっふっふ……。 見にょ! ……見よ!この服を!」
「噛んだ」
「いいから驚くのー!」
「なっ! ナニィィィ! カイロが……埋め込まれている……だと?」
「これぞ私が生み出した最強の鎧! 懐炉かたびにゃー!? どうして抱き締めるのー!?」
「あーあったけぇー」
「はふー、作戦大成功だよー(ぼそっ)」
「なんか言ったかー?」
「なっ、なんでもないよ! たまには私からじゃなくて、ユウ君から抱き締めて欲しくてこんなことしたわけじゃないよ!」
「……」
「うぅ……、無理やり白状させられた、ユウ君はイジワルだ……って!どうして私の服、懐炉帷子ごと脱がせるのー!?」
「えぇい!して欲しいことは口に出せって、いつも言ってるだろうが!」
「はわわっ!? ぎゅーってなってるよぉ……さっきよりずっとあったかだよぉ」
「全く、抱きつくのは所構わずなのにな」
「するのとされるのは違うのぉー。 ユウ君、このままお布団でお昼寝しようよぉぉー。 むぐむぐ」
「寝ながら俺の指をくわえるのはお止めなさいな」
そんな休日の昼下がり
甘くない。
ブラックコーヒーがほしいくらいに口の中がだだ甘なんだが
レポートが嫌で部屋を片付けている時のことだった。
外から変な音楽が聞こえてきた。
「…?」
エドウィン・スターの”War”だ。一体何のつもりなんだろう。
窓ガラスに貼りついて、道路を覗く。
そこには、普段は石焼芋を売っているような軽トラ。実にノリノリである。
「あーまえーぇっ子〜」
「オイ」
窓ガラスに突っ込んじゃった。
え? 甘えっ子?
「甘ーい甘ーい、女の子は如何ですか〜?」
とんでもないもの売ってるなぁ。
ただ何だろう、ちょっと下りて行って見てみたくなった。
軽トラは本当に、パッと見は石焼いも屋さん。
「おう、兄ちゃん。らっしゃい」
しかし降りてきたのは、ギンギラしたスーツにサングラスの場違いなおじさん。
リズムに乗って踊りながら近づいてくる。
「うわあ…あのう、甘えっ子ってなんですか? 変わった甘味か何か?」
「んーや、女の子だよ。普通の、至って甘い子」
一瞬”ヒューマントラフィック”が頭を過ぎった。口に出しはしないけど。
「このトラックの中に?」
「そーいうこった。どうだい、試しにお一つ?」
値段は一人二百円、三人で五百円らしい。何かゲーセンっぽい…。
そして後からトラックを除いてみたけど、人間なんて一人も見当たらない。
「何か、謎めいた感じですね」
「へっへ、初めてのお客さんには、買ってのお楽しみ、ってことでね」
「…じゃあ、お願いします」
何にせよ、二百円なら高くはない。どういう代物なのか、見てみよう。
「どうもサンキュ。すぐ出来っから踊りながら待ってろ」
いや、踊りませんよ。
「ヘイカモンッ! ウォー、フー!」
一人テンションの高いおじさんは、そんな調子でトラックに。
そこで積んである玉子のパックのような物を、一つ手に取った。
そして、中からどう見ても玉子らしき形の、いや玉子を取り出して、いもを焼くような焼け石の中に放り込んだ。
「えぇっ?」
いや、普通にいもを焼いて下さいよ。何で玉子にしたの?
そもそも、どう見ても女の子と関係ないよ!
「…」
玉子の表面がじわじわと焼けていく。
おじさんが、殻を菜箸でコツコツと叩く。ぴし、とヒビが入る。
「オッケイ!」
そう言って掴み上げると、隣の…金魚鉢? に移す。
張られた水からジュウっと湯気が立つ。
「ほらよっ。こいつは備品だぜ」
渡されたのは石焼玉子と……スティックシュガー。
自宅に戻り、テーブルの上に玉子を置く。
ただの玉子だったらこれ、酷いボッタだ。見たところ、何ともないし。
で、備品がスティックシュガー? 玉子に砂糖かけて食べろと?
「…?」
砂糖に見とれていたら、玉子が動いた。
「開けてくらさ〜い」
中から、声が聞こえた。思いきって、割ってみようと思う。
がっ! ぴしっ! ぴしぴし…ぱかっ!
「ふはあー」
中から出てきたのは、掌サイズの女の子。
「……」
何かもう、どうしよう僕。
「お砂糖、くらさい」
裸の小さな女の子が、口を突き出してこっち見てる。
つまりスティックシュガーは、この為?
「これで良いの?」
「そうれす。注ぎ込んれほしいのれす」
言う通りにしよう。側面には応用の仕方が書いてあるけど、もうこのままいく。
”コーヒー等に入れても美味しくいただけます”ってそっちが本当の使い方だよ。
端を破って、女の子の口元に――って、これは、あれだ。
ざーっ。
ああっ、口に注ぎ込むには対象が小さ過ぎた。頭から一気にかけちゃったよ。
「ごめん、加減し損ねた」
「大丈夫、れす――」
と、砂糖に塗れた女の子の体が、突如拡大し始めた。
「!」
そして、みるみる内に普通の人間サイズにまで変身。
何と言うか…アニメみたいな超展開。
巻き髪の可愛い女の子は、次に自分が出てきた玉子の殻を、手に取った。
「ぱっくん」
食べた。何? カルシウムでも摂ろうって?
いや、違った。裸の体に内から、衣服が生えてきた。
それはミニのワンピースに変化し、女の子を自動的に着飾らせた。
「準備完了、お待たせれす」
いや、まさかこんなことになるとは、思ってなかったです。
インスタント女の子だったんだ。それも一体二百円って…どういうこと?
「あのう?」
「初めまして。今から一時間、一緒に過ごすシフォンれす」
シフォン。甘そうな名前だな。
「僕は、月島尚紀です」
「ナオキさん? 短いあいられすが、いっぱい甘えさせてくらさい」
「いや、待ちない」
どういうことなのか、まずは彼女に訊く。
僕の膝枕でね――ってオイ!
「ナオキさんのお膝、温かいれす」
気がついたら彼女を横にして、膝に乗せてたよ。
至極当然みたいな空気に流されかけていた。髪なでなでして愛でてる自分が恐い。
「えーと、改めて説明してもらえませんか?」
「? 説明…れすか?」
「とりあえず、君は何者なのか、とか」
沈黙。フキダシに三点リーダ。
「分かんないれす。とりあえず、一時間経つとタマシイが抜けて消えちゃいますから、それまれ」
分かんないときたよこれ。おじさんにちゃんと訊いとくべきだった。
いや、訊いても多分、理解出来ないかな。既に非常識過ぎて訳分からないし。
「じゃ、一応人間として扱えば良いの?」
「そうれす」
さて、どうしてあげようか。性的な意味――じゃなくて。
普通どんな目的でこれを買うかと考えたら、多分そういうことになるんだろうけど。
「で、甘えるとは具体的にどうすれば?」
「何しても良いれす。たら一緒にいて、優しくしてくらさい」
言われてその気になるかは外見と、雰囲気が重要。
充分過ぎます。見ているだけで、ほんわかしてしまう可愛さ。
でも好きにしろと言われると、途端に困る。本当に、襲う?
「…ナオキさん?」
「何か飲む? 食べ物でも?」
「良いのれすか? 私は甘い物が、好きれす」
だろうね。スティックシュガー浴びるくらいだから。
「じゃ、待っててね。何かないかな、かにかいなっと」
「あ、手つらいますっ」
かりんとうが一袋――それが唯一僕に残されたお菓子でした。
気にせずばりっと袋を開けて、大皿に出す。
本当はチョコレートケーキに少し苦めのコーヒーなんて奮発してあげても良いんだけど、買いに行くだけで一時間が無くなる。
久々のお客様に、こんな井戸端会議的なもてなしでごめんなさい。
「お茶を煎れるよ?」
やかんにお湯を沸かして、きゅうすに茶葉を入れて。
シフォンさんが隣で手伝ってくれる。と言っても、くっつきたいだけかな?
肩と肩が触れ合って〜なんて、実際はどきどきするようなことだよね。
でもさすが甘えっ子。自然すぎて逆に当たり前っぽく思わせてくれる。
「そんな格好で寒くない?」
ノースリーブのワンピースは、見ていて率直な感想だ。
「平気れす。ナオキさんの傍は、温かいから」
ふむ、そういうものですか…何かちょっと時めいた。
「――これで良し。さ、こたつに入って。お茶と湯呑を持って行くから」
”テレビ付け こたつに入り まったりと かりんとお茶を頂きながら”
うん、何だかよく分からない短歌だ。そしてお隣にはシフォンさん。
「美味しいれす」
「すまないねぇ。貧乏学生なもんですから」
どっ、わはは――とバラエティ番組の賑やかな効果音。
「…ナオキさん、ありがとう」
「どういたしまして」
礼を言われることに、ちょっとした違和感がある。
お金を払って女の子を召喚して、ささやかにもてなす。
見返りは、彼女がいること。そして甘えてくれること――。
「…よく出来たビジネスだなぁ、うん」
「私もナオキさんに何かしてあげられたら、良いのれすが」
問題はそれだ。しっかり対価を求めるべきなのか。受けるべきなのか。
格好良いこと言うけど、結局肉体関○×☆△□…。
「あ、一つ良い?」
「一時間がリミットだって言うけど、魂が抜けて消えたら、君はどうなるの?」
「? 飛んれ行って、次の玉子にやろるんれすよ。意識は全部、リセットされますけろ」
わぁ…何かシリアスな気持ちになるなぁ。
「らから、短いあいらしか、付き合えないのれす」
「なるほど」
納得しちゃった。確かに、思い入れが強くなれば、多分後を引く。
「そうして貰った幸せがいっぱいになったら、私たちはやがて輪廻から解放されて、安息を吐けます」
何か話のスケールが妙に広がってる気が…。
でも、自分が何者なのかは、分からないんだ。実質一時間の、命。
…哀しくなってくる。こういう風に考えるのは止めにしよう。
「じゃ、頑張らないとね?」
「はい! あ、ナオキさんも、かりんとうろうぞ? 私ばかり食べて」
「あ〜ん」
差し出してきたかりんとうを、僕は口で頂いた。
お菓子なんて後でいくらでも補充が利く。惜しむことはない。
お茶共々ご馳走様。そしてまた、膝にお邪魔してくるシフォンさん。
「ナオキさん」
絵に描いたような、幸せな昼下がりだと思う。
「よしよし、シフォンさん」
「シフォン、れ良いれすよ。とても、良い心地れす」
肩と頭に手を置いて、丸くなった猫か犬でも可愛がるような、自分。
柔らかいし、良い匂い。こっちも夢心地って感じ。
「……」
思わず眠くなってきて、そのまま、うつらうつら――。
「!」
うわ、いけない。軽く童話の悲しい結末的な方向に行きかけてた。
「…はぁ」
「眠れない、れすか?」
「いや。シフォンが帰るまでは、起きてるつもり」
寝ている間にさよならってのも、何か味気ないしね。
「ねぇシフォン、満足に甘えられた?」
「…わがまま…言っても良いれすか?」
我侭――か。うん、OK。
「ナオキさんが優しくて、良い人れ、私、幸せれす。れも、れきればもう少し、きつく甘えたいれす」
きつく、か。手は出すまいと、何となく決めていたけど。
「ちょっと強くぎゅっとして、ちょっとだけ、キスしてほしい」
「そんなことして、良いの?」
でも彼女は起き上がって、こっちに肩から、体を預けてきた。
決心が揺らぐ。可愛い、良い子である故に。
「でも、良いよ。君の為なら」
うわぁ、何てクサいこと言うんだ自分は。思いつかないからって、これは酷い。
でも大丈夫。抱き締めるだけ。抱き締める――。
「……はぅ」
柔らかくて、温かい。
夢中に気持ちを抑えながら、強めにぎゅっと。
でも心が和らぐような彼女の感触に、自然と緊張は解けた。
当たり前のように抱き締めた後は、そのままキスにもっていく。
一時見つめ合って、薄く目を閉じて、顔を寄せる。
「ん、ん…」
何のことはない。普通の、至って甘い子で間違いない。
でも癖になりそうな甘さ。それでいて、すぐに消えちゃうときた。
唇だけ触れ合わせたら、そっと引く。
「……ナオキ、さん」
潤んだ瞳で、僕を見てくるシフォン。
罪作りな子だと思う。わざとにしても、天然にしても。
「ごめんなさい」
「良いの。ほら、遠慮なく甘えて」
横になって向かい合うと、本当に恋人同士のような気がしてきた。
「変だね。シフォンの唇は、砂糖みたいに甘かった」
すると彼女は、手を僕の口元に伸ばしてきた。
「?」
「私は砂糖れれきていますから。からら中、甘いんれすよ」
その指先を、確かめるように舐めてみる。
確かに甘い。と言うより、なんてエロティックなことしてるんだっての。
「もうすぐ、お別れれすね。けろ、こうやって添い遂げられて、本当に、満足れす」
ああ、もうそんな時間だ。寂しくなるね。
大したことは出来なかったし、大胆なことも出来なかった。
けど、そういうもんだよね。感傷的になったら負け。
自分なりに、前向きに生きようじゃないか。
「シフォン? 次、また会えたら、今度はとびきり美味しいケーキをご馳走してあげる」
「…!」
表情が揺らいだ。だから勇気付けるように、その手を握る。
「れも、私…」
「心配無用、個人的な約束だよ」
彼女が僕のことを、覚えていてくれるかどうかは、別問題。
こう甘えられると、何だかムラムラすると言うより、優しくなってしまう。
そして自然と優しくしたくなって、甘えられたくなる。
ペットのような感覚なのかな? それともお気に入りのホステスに入れ込むような?
うーん…よく分からないや。今日は頭の中、靄がかかったみたいにぼんやりして、上手く考え事を出来ない。
「私、覚えておきます。ナオキさんと、約束」
あー…こうしていると、どうもほのぼのしちゃっていけないや。
で、また何度も、こういう風な時間を過ごしたいって思うようになって、以下略。
「胸、貸してくらさい。もうすぐ…れす」
「うん、分かった」
という訳で、もう一度抱き締めて、そのまま目を瞑った。
最期の瞬間まで、こうしてあげる。
「ナオキさん、今日はありがとう、れした」
風船がしぼむように、シフォンの体は小さくなって、そして消えた。
「……」
上半身に冷たさを感じ、現実に引き戻された。
もう、こんな時間か。何だか、長い夢を見ていたみたいだ。
こたつから出ようと体を捩ると、ぱり、と変な音がした。
「?」
胸元を探ると、玉子の殻が残っていた。
見てみると、底に何だろう――砂糖の小さな粒が残っている。
「…」
甘い。そして微かにしょっぱいような、そんな感じがしなくもない。
こういう喪失感って嫌だなあ。変に頭がすっきりして、冷静になれちゃったせいで余計にそう感じる。
得ればいつかは失う時が来るものだけどね、何物も。
映画を見て感動すると、その後しばらく無気力になる。
打ちのめされたり、現実と想像の境界線が曖昧になったり。
実際に僕は、とんでもない不思議体験をしたと思います。
そして家の中でぼーっとして、今ようやく元通りになったところ。
玉子の殻と、スティックシュガーの袋は、ちゃんとここにあるけどね。
「いーし焼ーきいも〜」
外からそんな声が聞こえた。
「単なる石焼いもかい」
かりんとう食べたし、石焼いもは残念ながら要らないのよ。
夕時だし、部屋片付けて即席ラーメンでも食べて、そして……レポート、仕上げなきゃ。
あーあ、今思えば手伝ってもらったり出来なかったかなぁ。
って、そんなネコ型ロボットみたいな都合の良い物じゃないんだろうけどさ。
「…」
でも本当言えば、何の役に立たなくたって良いから、もう少しゆっくりしてほしかった――とか良い子ぶる自分は嫌いじゃない。
また来るのかな? 玉子売りのおじさんは。
ぼんやりと、そんな風に考える。
何だ、結局こうなるのか。しっかり後を引いて……けれど、出来れば、うん。
もう一度会いたいなって、気持ちでいる。
おしまい
>>368 寝る前に歯が痛みだしたんだがどうしてくれようか
GJ
甘い
bぐっじょ!
この甘えっこたちは多分、幸薄かった少女達の魂。
きっと生前は女郎屋に売られたり、bourgeoisの慰み物だったり…。
みんな、もし甘えっこ売りのオジサンがきたら買ってあげようね。
甘じょっぱいよ…
>>371 何となくモー・ショボーって妖怪を思い出したw
甘やかすと脳みそ喰われるんだぜ……
文庫から乗った通勤快特が普段にまして込んでいたので(学生服が多かったので受験の影響か?)
上大岡で普通車に乗り換えた俺は間もなく違和感に襲われた。
…あれ?誰も乗ってない…!
急に発車合図もなくダァが閉まると同時に強烈な殺気。網棚からカラス程の大きさの怪鳥が頭を襲う。俺は結構この手のシチュには耐性がある方なので、怪鳥をスゥェーでかわしてチョップ一発。怪鳥はぐえっと怪音を発して床にぽてっと墜落した。
「ぬぅ!なぜ避けるのだ!おとなしく脳髄をつつかせるが良い!」
怪鳥はむくむくと小学校高学年位の少女に化けた。肩甲骨の辺りから翼が生えている。デ〇ルマンのシレーヌをちみったくした感じだ。
これはアレか?モンゴル妖怪のモー何とか。通勤客を旅人に見立てるとは結構な天然さん?しかもいきなり脳髄喰わせろて。
「…まあよい。貴様はこのあたしの攻撃をかわしただけに見所がある。褒美にあたしを甘やかす権利を与えて使わす!」
間髪入れずに抱きついてきて甘え出す。
…あーあ。チーコは兎も角、タローのヤキモチ対策どうすんべかな…
こんなふうならいいな、の妄想もどきでした。
【節分】
「鬼はー外ー、福はー内ー」
「ばかばかっ入ってこないでよ!あっち行っちゃえ!」
「いってえな豆ぶつけてくるなよ。せっかく年に一回会いに来たっていうのに」
「何で年一回なのさーばかー鬼ー悪魔ー」
「悪魔じゃなくて、鬼だっつうの。何でって言われてもなあ、節分の鬼だから仕方ないだろ」
「・・・やだぁ」
「泣くなよ。忙しいんだから、次の家行っちまうぞ」
「やだっ」
がしっむぎゅー。
「もう鬼は外なんて言わないから、うちにはいってよ。あたしのことあっためてよ」
「・・・おう」
織姫彦星的な?ラムちゃんみたいな鬼娘はよくありそうだから、逆にしてみた。
あめぇ・・・
>>376 ニヤニヤしすぎて顎が痙攣したんだが、責任を取ってくれないか
もう、そんな時期だっけか
もう、て。昨日でんがな。
あ、甘い・・・
そういや、もうすぐバレンタインだね
チョコレート苦手な俺にとっては嫌な日だ
つまり
>>383は大和撫子にチョコ練りこんだ生地で饅頭作ってもらって座敷で寄り添いながらくぁwせdfrghyじゅき
チョコより私を(ry …ってか
まだ早いけど、話題に出たのでバレンタインデーで書いてみた。甘さは控えめかな?
2月14日と言えば何の日? 答えはそう。バレンタインデーだ。
世界各地で男女の愛の誓いの日と言われるが、元々は269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日だ。
まあバレンタインの由来などどうでもいいか。問題は何故チョコを渡す日にしたのか? 別にチョコじゃなくってもいいだろ!?
何故こんなことを言ってるかというと俺はチョコが嫌いなんじゃない。寧ろ大好きだ! 一日一回食べないと一日中機嫌が悪くなる。だからこそ嫌なんだ。
バレンタイン当日は男がチョコを買えない空気が出来ている。つまり大好きなチョコを買えない。こんな拷問があってたまるか。
「だからチョコあげるって言ってるんでしょう?」
「断固拒否する!」
今更だが自己紹介させてもらおう。俺は静希望(しずきのぞむ)。今は幼馴染の川島千里(かわしませんり)からチョコを押し付けられている最中だ。ちなみに拒否する理由はただ一つ。
「ほら」
チョコを取り出し口に含む千里。
「あ〜ん」
そのまま顔を近づける千里。
「そぉい!」
チョコを指で押し込む俺。
「ゲホッ」
喉につまったらしく咳き込む千里。
「何すんじゃ〜!」
怒る千里。最近の若者はキレやすいな。
「なんで拒否するのか分かんないんだけど」
「脳外科行ってこい」
分かるだろ。口移しってのが間違ってんだよ。
「チョコ食べてよ。そして今日からホワイトデーが終わるまでの一ヶ月間甘えさせ続けなさい」
おかしいな。俺の知ってるバレンタインと少し違うぞ?
「何が気に入らないのか言ってよ」
「口移し、一ヶ月甘えさせ続けるのも疲れる」
「……だって」
「だっても何もない」
「……う〜」
千里の目に涙が溜まっていってる半泣き状態という奴だ。ちなみにこうなった時の千里は甘えっ娘モードになり何がなんでも甘えてくるので俺は既に諦め始めている。
「だってだってキスしたいし抱きつきたいしギューってして欲しいし膝枕もして欲しいし何より甘えたいしチョコと一緒に私も食べて欲しいし……う〜」
チョコを口に含んで突撃。そのまま俺の唇に着地。チョコうめ〜
「う〜う〜」
貪るように唇に吸い付く千里。とりあえず抱きしめてみる。
「ふにゃ〜」
にへら〜と顔を緩めて抱きついてくる。さて、チョコ食っちまったし一ヶ月は無理だがホワイトデーぐらいはところ構わず甘えさせてやるか。
短いですが投下終了。力不足で甘さ控えめになってしまいました。
この砂糖製造機の材料どもめ
カカオ0%砂糖100%のチョコレートだった
それはもはやチョコレートではない
>>386 起き抜けから歯に穴が開いたんだがどうしてくれようか
>>376、
>>386 どちらもGJ!
投げた節分の豆が角砂糖に変化し更にチョコレートに変化して鬼に着弾しそうだw
外人の子だと人目気にせずいちゃいちゃしてきそう
>>392 つまり節分に女の子が投げたカカオ豆がバレンタインには手作りチョコになっていて鬼さんを(自主規制)に苛むんですね?わかります
改札口で、ドキドキしてる私
気になる彼は、いつも最後尾で立ってる、愁いた顔して居るあのサラリーマンのあの人
今日は、バレンタインデー
渡したい、あの人に渡したい、あの人に対する思いと共にこの愛情込めたバレンタインチョコを―ッ、だから、覚悟してねダーリンッ!
きっかけは、偶然を装いわざとアタッシュケースにぶつかって、気をもむ彼に一番素敵な笑顔を見せて渡したバレンタインチョコレート―――
―――と言う訳なの、貴方達のお父さんとの出会いはね。
素敵でしょ?
女は度胸よ、勇気よ!
じゃあ、作りましょ、お父さんに上げる為のバレンタインチョコレートをね。
負けないわよ?
貴方達、貴方達以上にパパを愛してるんだから、ライバルだから競争よ!
どちらが美味しいかを競って、勝った方が沢山甘えられるのよ?
ああ、ほらほら、教えた様にやりなさい、それじゃあ勝負にならないわよ?
ほらそこ、やり直し!
ああッ、もうッ!
泣かないの、ほら、解ったから泣くな!
もうッ、しょうがないわね、じゃあ、三人で一緒に作りましょ、それで、三人で一緒に甘えましょ…ふふ、今夜は…うふふ…
よし、泣きやんだね。
まあ、勝負は、貴方達がもう少しおっきくなるまでお預けね?
あー楽しみ!
一杯一杯甘えようね!
ふふふ♪
帰宅を待つ甘えたい盛りの妻と双子の娘達は、歌いながらバレンタインチョコレートをつくって居るのであった。
〜うらやまけしからん完〜
なんとうらやまけしからん
甘えたい盛りの妻吹いたw
「バレンタインのチョコレートだよ〜、ゆーくーんっ」
「いらねーようぜーくんな」
「だって誰からも貰えないんでしょ? ほら、私があげるから」
「うぜーっつってんだろビッチぃ! 話しかけんな糞が!」
「でもせっかく手作りで、こんなに可愛く出来たんだよ? ほら、おっきなハー…」
「AAAUUGGHHH!!」
「ゆーくん?」
「……クサレオンナ、イマスグマドカラトビオリテ、コウテイニアタマブツケテシネ」
「…いやだなぁ、ゆーく――」
「でなきゃ殺すあああああっっっ!!」
「……っ!?」
がこっ!
「…っ! …っっ!!」
べしゃっ! ごすっ! ぐちゅ!
「……はぁっ…はぁ…!」
「……」
「…あは…チョコレート、ちょっと硬すぎちゃった?」
ぺろっ
「けどゆーくん、こんなに美味しいのに。あーあ、ハートが欠けちゃった」
「き…きゃあああっっ! 人殺しぃぃっ!!」
「でも、やっと大人しくなってくれた。じゃあ、はい。半分こなら、良いよね?」
彼女はチョコレートを廊下に打ちつけ叩き割ると、恋人の遺体に笑いかけました
そして、血の付着したその断片を、美味しそうに舐めるのでした
「あ、言い忘れていたけど、これは、本命チョコだから……ゆーくん、好きだよ?」
スレ違いも甚だしいな。
他スレにも書いてるキチだから黙ってNG
お口直しに
「パーパ、アーン。」
「ママずるーい、あたしのもアーン!」
「ママとお姉ちゃんわたしが先だよ〜」
甘えたい盛りの母と双子は、食後の一家団欒時に競って甘え、作ったチョコレートを食べさせようとして居る。
いやーハハハと困りながらも、三人の頭を撫でる父親にゴロゴロする三人
「ママ何かパパの子供みたいだよね〜」
「ね〜」
「ふふん、貴方達には負けないのだ。」
「大人気な〜い。」
「な〜い。」
「解ったわよ、じゃあ三人でパパの膝枕〜おー!」
「おー!」
「お〜!」
コラコラと笑う父親に競って甘える三人
結局真ん中は、双子の姉が座り、右に母左に双子の妹ががっちりと腕を組む。
「明日は休みだからみんなでデートだ〜おーッ!」
「おーッ!」
「お〜ッ!」
ハハハ、こりゃ明日は覚悟しないとな。
三人に贈るお返しのホワイトデーの前の家族奉仕について何が良いかを考えて頭を巡らしながら、彼女達が一番喜ぶデートコースを思案する父親であった。
甘い夜は更けて行く。
〜うらやまけしからん親子ハーレム甘じゃなく、完〜
仕事とはいえ…、14日指定のチョコレートのブツの処理をするのは
色々とキツイな…。
今年はチョコ貰えるかな
>>402 おまいさん、ひょっとしてクリスマスにケーキ売ってなかったかや?
夕方、笑点見ながら炬燵に浸かってぬくぬくしながら明日の仕事のことを考えて黄昏るという器用なことをしていた俺に、猫娘のチーコがすり寄って来た。
「お兄ちゃん。はい、これ。チーコのきもちなのよ。」
ピンク色に小さな黄色のハートマーク模様の紙袋を渡され、中をみたらチロルチョコが4つ入っていた。
バレンタインチョコは嬉しいけど、普段コイツには小遣い遣ってない。どうやって手に入れたんだと聞く前にチーコは言った。
「チーコはお兄ちゃん大好きよ。だからチョコあげて大好き言いたかったのよ。
でもお金ないから、嫌だけどセンターのババーのお使いやって買って来てもらったのよ。
大変だったけどお兄ちゃんが悲しむから狩ったのでないのよ。」
俺は思わずチーコを抱きしめてしまった。
俺の為にあんなに嫌っているババーこと保護センター所長に頼みにいくなんて。「ありがとうな、チーコ。大事に喰うからな。俺もチーコのこと好きだよ。」
「!。わーい。お兄ちゃんもチーコのこと好きなのよ。チーコとお兄ちゃんは両想いなのよ。ゴロナーゴゥ。」
そう言いながら盛大にからだを擦りつけ唇を舐めまわし、果ては膝を絡ませ腰を擦り付けて興奮しだした。
いつもなら叱るとこだが、あの所長の【お使い】がただ事ですむ筈がない。その報酬がチロル四個では…。後で〆とかなきゃ。ま、今日は好きにさせとこう。すぐ匂いを嗅ぎ付けてタローが乱入してくるだろうし。
終わり。
>>406 GJ
こんな猫がいれば俺も猫嫌いにならずに済んだだろうな…
お隣が森永、お向かいが江崎、転校生のモロゾフさんという電波を受信した。
チョ娘ですね、わかりません。
「わたしのチョコレートは美味しいよぉ!」
と江崎ミカさんが俺にバレンタインチョコレートをはちゃめちゃ元気良く強引に食べさせようとして居る。
「駄目ーッ、絶対あたしの方が美味しいんだからッ!」
と森永ユカさんがエンゼル可愛く甘えながら自分のチョコレートを薦めて来る。
「駄目よ駄目ーッ、作り慣れたあたしのは最高ですわよ、おーほほほほ!」
とお嬢様で高飛車な明治リカさんが割り込む。
「まてまてーッ、美味しさなら私よ〜!」
と不二家ルミが駆け寄り
「ワタシノチョコハワイルドヨ!」
と最近転校してきたアメリカメーカのマリアが
「べっ、別にあんたに食べさせようと持って来た訳じゃ無いんだからね?」
とツンデレな雪印ユキコさんが――
――嗚呼、甘チョコハーレムな妄想が…
お菓子会社の陰謀だな!
ちくしょう良作だらけでますます虫歯が増えていくじゃないか
まあこのスレ的には本望だが
412 :
402:2010/02/09(火) 00:24:46 ID:4b7VCfQy
>>405 違うな…、俺は売る方じゃなく、届ける方なんで…。
>>409に忘れられて涙目の六手まりんちゃんは
下のお口の恋人としていただいておきますね
きっとこの娘らはカカオから手作りするんだろうなw
相変わらずここは甘いなぁ
就活やらなんやらでバレンタインどころじゃないオレには
ここはしょっぱいぜ…(´;ω;`)
案の定、匂いを嗅ぎ付けたタローとチーコは炬燵の横で団子になって取っ組み合い。テレビはそろそろバンキシャが終わって
鉄腕ダッシュかな、というときに玄関の呼び鈴がぺぽーんと間抜けな音をたてた(コイツはチーコの仕業)。
依然団子状態の二人。ヨッコイ庄一っと昭和時代のギャグを呟いて応対にでるとクロネコヤマトの四位零二くんが大量の荷物と伝票を抱えてぶすくれていた。
「物部さ〜ん。バレンタインのお届けものですよ〜だちくしょーめ!」
配送のひととしては極めて不適切と思われる台詞を吐いた。
苦笑いで伝票を受け取ると片っ端からサインする。と、その中に俺とは別の宛先の伝票。その宛先と出荷元には…
「おい、零二。これ、知世子ちゃんからお前宛の伝票だぞ?」
いつの間にか取っ組み合いを止めて玄関に来てたタローとチーコをおやつのジャーキーで釣ってなでくっていた零二は素早く俺から伝票を引ったくると俺宛の荷物の山をひっくり返して自分宛の荷物を探し当てて俺の伝票ほったらかしで軽四で知世子ちゃん家方面へと走り去った。
散乱した荷物を前にしてポカーンとした俺にチーコが黒いオーラを纏ってゆっくりと振り向いた。
こんなんで気は晴れませんかね。無理か。
>>402 奇遇だな。俺も13日14日は似たようなことをするんだ。
>>405 俺はケーキやプリンを売ってた側だぜ。
もちろん今週末はチョコやチョコプリンやチョコケーキを売るんだけどな。
リア充どもの世話か…はぁ。
甘甘ママ 甘甘ママ 甘甘〜
甘甘ママ 甘甘ママ 甘甘〜
6時 体ペタペタ起こされる
7時 くんずほぐれつ絡まって
8時 僕の体をペロペロくすぐるよ
9時 お掃除してね(性的な意味で)とおねだりさ
10時 洗濯しながら立ちバック
11時 お布団 の上で腰を振る
12時 挟まれてパフパフ 僕元気だよ(性的な意味で)
若々ママ 若々ママ わくわく〜
若々ママ 若々ママ わくわく〜
1時 食事 しながら足コキさ
2時 ちょっと純情 キス攻撃
3時 隣のママとびちょびちょ3P
4時 バイブ装着 お買い物
5時 お風呂 入れつつベタベタに(性的なry
6時 パパと団らんプロレスさ(性ry
7時 夫子をパクパク ママよく食べる(ry
甘甘ママ 若々ママ もう8時
そろそろ僕 眠いんだけど寝られない(ry
すまん、前回のは悪乗りし過ぎた。もう二度と来るなは勘弁してや
トランスジェンダーの甘えっ子という電波が降りてきたが
テーマ的にちょっと難しいので諦めた
>>420 「どうしてそこでやめるんだ! 諦めずに投下してみろよ!」
CV:松岡修造
422 :
糖化してみる:2010/02/11(木) 01:29:21 ID:Xs+ShoIg
「以上で会議を終わる。では解散。」
如何にもキャリアウーマン然としたスーツ姿のその女性がそう宣言すると、
ラフな姿の職員たちは三々五々と無機質な会議室を出て行く。
「あっ、物部君は残ってくれたまえ。例の計画の件だが…」
そう言いながら最後に出て行こうとした俺の首根っこをひっつかむと、外見からは想像もつかない力でもって会議室の真ん中に放り投げてドアの鍵をがちゃリと掛けてしまった。
受け身を取って文句を言おうと振り返った途端、ドカンと言う擬音がしそうな勢いで『彼女』が抱きついてきた。
幸せそうに抱きかかえた俺の顔面にスリスリと言うよりゴリゴリとほうずりをかましてくる。
「所長。痛いッスよ。力を加減してくれないと、いくら俺でもしんどいですってば。」
「だーめ。2日も会えなかったのよ。何度も言うけど、思う存分甘えられるのは世界中で物部君一人きりなんだからっ!」
「わっ!所長、勘弁して!って、そのスカートの前の盛り上がりは何ですか!甘えるのはいいッスけど、ち、ちょっと!落ち着きましょうよ、ねっ、ねーってば所長〜!」
…やっぱへんてこになってまった…。
おしまい。
>>420 「僕は男だ、男なのに、君といると、とても温かい気持ちになる。
君と話していると、心が満たされていく。
君に触れられると、どんどん女の部分が熱くなってくる。
僕はっ、ぼくはっ!」
俺は思わず『彼』を抱きしめた。
「そんなに言うんなら、男らしく扱ってやるよ、
後ろを向け、男は男を抱くことも出来るんだから」
〜中略〜
「せーんぱい!一緒にお昼に行きませんかっ」
そういって、あいつは後ろから抱きついて肩にあごを乗せてくる。
「わっ、おい、あんまり引っ付くなよ」
「えーどうしてですか、別にいいじゃないですか僕と先輩の仲なんですし」
「おいっ!あんまり人前でそういうことを言うな!」
「いいじゃないですか、みんなに見せ付けてやりましょうよ」
そういって今度は腕に抱きついてくるあいつ。
(ねーねー、やっぱあの二人付き合ってるって)
(えー、イケメンなのにどうして男同士に走っちゃったの〜)
(ウホッ、リアルやおいktkr)
本当にBL書いてるみたいで気持ち悪くなってきたw
男の娘もいける俺に死角はなかった
どっちもGJ
男の娘スレでやれ
今夜から明日にかけて雪らしく、寒くてかなわん。
からばあの方も寒くて炬燵から出られないだろう。
そこで、暖かいおしるこを作って彼女に振る舞う訳だ。
彼女は、暖かいおしるこを食べそしてこの私に感謝する訳だ。
凍える彼女の心に暖かいおしるこをさりげなく差し出す私でありたい。
彼女は、感謝しながら私に甘える訳だ、パーフェクトな訳だ。
先ずは完璧なおしるこを作る為に材料を揃えなくては行けない訳だ。
忙しくなるな。
待って居ろ、彼女よッ!
ハハハ、ハハハ、ハハハハハハハ
コラコラ子供達餡こを食べるでない!
それは彼女に…あああ…
429 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 07:46:38 ID:t+DCaHzG
アマガミの梨穂子みたいなぽっちゃり娘に抱きつかれて甘えられたい
sage忘れごめん
>>428 保坂先輩なにやってんすか
みなみけは藤岡と千秋がいいね
「あ〜」
街を歩いていると、隣りを歩いている夢(ゆめ)が立ち止まった。何かを見ているようでどうにもカフェのようだが。
「新作のマスター特製ケーキか。美味そうだな」
「ねぇ望君。食べていこう!」
ニコニコと笑いながら手を引っ張る夢。
「全く。そんなことだから太るんだぞ」
「うっ……確かに最近ズボンがきつく……でも美味しそうなんだも〜ん」
一瞬だけシュンとしたがすぐに笑顔に戻った。やれやれ。
「しょうがねえな。それじゃ入ろうか」
苦笑しながらも手を繋いで店に入ると、そこにはモデルですか?と聞きたくなるようなスタイルの女性が出て行くところで、思わず目が行ってしまった。
世の中にはあんなスタイルのいい美人がいるんだな〜としみじみと感じながら奥に入ろうとすると、夢が立ち止まっていた。
「どうした? 行こうぜ」
「やっぱやめる……」
「は? どうしたんだよ? 急に」
「だって……希君はああいうスタイルがいい人が好みなんでしょう?」
ははあ、またコンプレックスが発動したんだな。夢はからかわれるのは平気な癖にスタイルがいい人を見るとすぐに絶食や激しい運動をし始める。
特に俺が見惚れたりする時間が長ければ長いほど無理にしようとする。
「何度も言ってるだろ? お前はそのままでいいんだよ。少しポッチャリしてた方が健康的で可愛いって」
夢は間違いなくデブとかじゃなくポッチャリという表現がピッタリな女の子だ。
「……本当?」
「ああ」
「えへへ〜」
にへら〜という擬音が聞えてきそうな緩みきった顔をしたと思ったらすぐに歩き始めた。やれやれ女の子は大変だな。
「望君は何を食べるの?」
「チョコレートケーキ」
「あはは即決だ。私は特製ケーキ」
「テイクアウトも受け付けておりますが」
「どうするって聞くまでもないな」
今すぐ食べたいと目で言っているのですぐに
「こちらで」
と返した。ついでにコーヒーと紅茶を頼んで待つ。待ってる間店内を見渡していると再びスタイルのいい人を発見。
このカフェはもしかしてモデル御用達の店なのだろうか?
「の〜ぞ〜む〜く〜ん」
慌てて顔を逸らすが後の祭り。ははは、折角笑わせたのにな〜
「やっぱりスタイルいい子の方がいいんだ……」
「いや、美人を見つけると眺めてしまうのは男としての本能で」
「お待たせしました〜チョコレートケーキに特製ケーキと紅茶、コーヒーでございま〜す」
もうちょっと空気読んでよ店員さん。
「……いいよ望君。私の分まで食べて。私しばらく甘い物は食べない」
そう言って何日もったかな? 確か最長で一日だった気がする。
「それじゃ頂きます」
気にせず自分の分をパクつく。夢の恨みがましい視線が気になるがすぐに食べ始めるだろう。
「う〜」
フォークに手を伸ばそうとしているが何とか堪えている。しかし時間の問題だろう。俺がコーヒーを飲み終えてる頃には笑顔でケーキを食べている夢がいるだろう。
「あっ」
手が滑ったのだろう。フォークを手に取っていざ食べようとフォークを構えた瞬間、フォークが手から滑り落ちた。
甲高い音が店内に木霊したがすぐにフォークが落ちたのだと分かり少し注目を集めただけで終わった。店員がすぐに駆け寄ってきた。
「大丈夫ですか? すぐに代わりをお持ちしますね」
「あの、いえ、結構です」
おいおい。結構ですって、それじゃどうやって食べるんだよ?
「了解しました」
了解するなよ。その後、店員は夢の耳元でささやいたがしっかりこっちにも聞えている。
頑張ってねって、何を頑張らせるんだよ。
「ねえ、ケーキ食べたいな」
諦めろとしかいいようがない。いや、分かっている。こいつが何を言いたいのかは分かっているのだが。
「食べたいな」
分かっているがお前の思い通りにはさせない。
「手がすべっ!」
フォークを持って落とそうとした瞬間、鋭い殺気を背中に感じた。振り向くとそこにはマスターが立っていた。
マスターは目で語っていた。男なら覚悟を決めろと。
「……夢、口開けろ」
にへら〜とまた緩みきった顔をしながら口を開ける夢。間抜け面だな。
「あ〜ん」
バカみたいなお約束の言葉を口に出しながら切ったケーキを口に持っていく。
「えへへ、あ〜ん」
こいつもバカみたいにお約束の言葉を口に出してケーキを頬張った。その瞬間、緩みきった顔が更に緩んだ。
やれやれ、こいつの幸せそうな顔みてたらこんなのも悪くないと思ってしまうじゃないか。
「望君。あ〜ん」
>>429のぽっちゃり娘というワードから電波が送られてきたのでつい書いてしまった。
アマガミはやったことないのでぽっちゃり娘ってこんな感じ?というイメージで書いたのであしからず。
GJ
甘いよ〜
>>433 つ 角砂糖の蜂蜜がけ&ホットガムシロップ
b GJです。メル星人の好物を差し入れです。(元ネタなんぞ判るまい!)
436 :
433:2010/02/13(土) 23:01:16 ID:UHb4O6GK
>>433元ネタは知らんが無駄に甘い物のオンパレードどうも。
何故か知らんがその甘い物のコンボで書けてしまったので糖化します。
【砂糖の蜂蜜がけ&ホットガムシロップ】
今日は友人の音無千和(おとなしちわ)が甘い物をご馳走してくれるというのでその音無さんの家にきている。
チョコなどの甘い物が大好きな俺としてはありがたい申し出であり、また音無は共通の友人である森井夢(もりいゆめ)によると相当の甘党でそれが切っ掛けで
お菓子作りを始めて今やあのぽっちゃり娘を更なるぽっちゃりに仕立てあげる程の腕前であるとのこと(ぽっちゃり娘こと夢については
>>442,433を参照)。
「お待たせ静希君」
そんなことを考えている内にお盆に乗せて持ってきた甘味とは……えっと、なんだ?
「音無。これはなんだ?」
「砂糖の蜂蜜がけ&ホットガムシロップ!」
それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?
「どうしたの? 遠慮せず食べていいよ」
それはひょっとしてギャグで(ry
「いや、これは食べると言うより……舐めるとか飲むとかって」
舐めてるよ。飲んでるよ。なんでこんなの食べてこいつこんな細いの? あのぽっちゃり娘は運動してるが未だぽっちゃりなのに。
「もしかして何か気に入らなかった?」
「いや……」
上目遣いとかやめてくれませんか? そんな目で見られると食べないといけない雰囲気になるじゃないですか。
「ねえ、食べて?」
「……それじゃあ」
俺も男だ。覚悟は決めた。
「いただきマース」
口に含んだ瞬間頭痛が来た。
人は甘すぎると感じた時、頭が痛くなるのだと始めてしった。甘党の俺にはそんな経験一生無いと思っていた。これが甘党と超甘党の違いか。
「大丈夫? これ飲んで!」
「ああ、サンキュってグホァ」
飲んでから更に頭に痛みが走った。これさっきのホットガムシロップだ。口の中が生温くて甘ったるい。俺は真の甘党にはなれない。
「大丈夫?」
こいつは甘えッ! 頭の奥がガンガンするぜッ!
こんな甘いモノには出会ったことがねえほどになァッ!
ちょっと甘いモノが好きなだけだと? 違うね!
こいつは生まれついての甘党だ!
なんて甘い=スピードワゴンで思いついたネタは言えるわけもなく。
「……美味すぎて感動した」
「本当? よかった〜」
俺の舌が犠牲になり、体調不良になる変わりにこの娘の笑顔が見れるならいくらでも砂糖の蜂蜜がけを喰らってやるぜ。全く、俺ってイケメンだな。
「それじゃ、水あめで砂糖の蜂蜜がけを包んだものも食べてくれる? ホットガムシロップをかけると程よく溶けて美味しいよ! 静希君に喜んで貰いたくて頑張っちゃった。えへへへ」
俺死ぬんじゃないかな。でも褒めて褒めてと尻尾を振ってる姿を幻視したので頭を撫でる。
「ふにゃ〜」
気持ちよさそうに顔を緩ませる。このまま置いてある甘味をうやむやにできないだろうか?
「ほれ」
餌付けのつもりで水あめ甘々スペシャルを近づけると舐め始めた。
「ペロペロ」
十分程で舐め終えたので、続いて水あめを手に取るとまた舐め始めた。
437 :
433:2010/02/13(土) 23:02:12 ID:UHb4O6GK
結局水あめが無くなるまで続けたら一時間程経ってしまった。
「あっ! 静希君に食べて貰ってない……ごめんね静希君」
ショボンとした音無の顔に何やら獣耳が垂れている姿を幻視した。とりあえず頭を撫でる。
「俺は楽しかったよ」
ナデナデと撫で続ける。ショボンとした顔も再びふにゃ〜っと言いながら顔を緩める。
正直助かったというのが本音なのだが、そこは伏せておく。
「あっ、まだ残ってるよ!」
なんと! この世に神などいないのだと強く誘った。
「へぇ〜それは何処にあるんだ?」
冗談だと言って欲しい。もう無いと言って欲しい。
「それはね〜」
顔をホールドされ唇に何か柔らかいモノを押し付けられた。気がつくと音無の顔が近くって分かってますよ。
てか……口の中が甘い。口の中の感覚とかもう無かったんだが、今復活した。
「ぷはっ。どう?」
「美味しかった。また口移しで頂戴」
正直遠慮願いたいとも思っているが、こんな役得があるなら何度でも付き合おう。
「えへへ。もうすぐバレンタインだからその時ね。その時はちゃんと甘さ抑えるから。無理しちゃダメだよ? でもありがと」
どうやらばれていたようです。締まらないな。
「それじゃ、今日のお礼に何か一つお願いを聞こうじゃないか」
「ハグッ!」
条件反射じゃないかと思うぐらい早い回答が帰ってきた。
「……まあ、お安い御用ですよ」
ゆっくり近づいてハグ。脱力してもたれ掛かって来る。
「さて、ハグはいつまでしてればいいのかな?」
「えっと……私が満足するまで」
「晩飯までには帰してくれるとありがたい」
「……善処します」
確定じゃないのかよとツッコミを入れたくなったが、自重してハグの力を少し強めた。
438 :
433:2010/02/13(土) 23:06:04 ID:UHb4O6GK
安価みす
>>435 んで投下ミス。まあまさか一日にニ作品投下するとは思わなかったってか
こんな駄文を連続で投下して申し訳ない。まあ思いついちまったからしかたないですよね。
正直推敲一回しただけなんでミスとかいっぱいあるかもですが(安価もミスったしね)
まあ見ていただけたらと。
しかしもうちょいでバレンタインですね。
たくさんの作品が糖化されると期待しています。
439 :
433:2010/02/13(土) 23:07:38 ID:UHb4O6GK
まあミスか。投下ミスってなんぞwww投下終了。
今回で本当に最後。本当に何回も申し訳ない。
>>439 GJ!
この深夜に2発は歯に毒だなあ
何度歯磨きしても足りんわ
もとねた→柿崎普美【星樹】…確かにどまいなー。
うぅ、甘〜い。
>>436 GJ!
つ 砂糖入り麦茶
チクロ&サッカリン&ズルチンでは書けないかや?
今日はバレンタインのチョコ(14日指定)のブツに囲まれての仕事だったぜ…。お陰で処理が大変だった…。
444 :
436:2010/02/14(日) 02:32:35 ID:Dhk/B5+y
441>>
態々どうも。ググってみたけど少女漫画はあんま読まないから分からない筈ですね。
442>>
砂糖入り麦茶は大好物です。
チクロ?サッカリン?ズルチン?それはなんぞ?と思ってググったら人工甘味料ですか。
とりあえずバレンタインネタ仕上がって投下し終えたら書いてみようと思います。
権藤は野球選手しか思いつきませんね〜
443>>
「お疲れ様。でももうひとふんばりしてくれる?」
そのまま443氏にダイブする甘えっ娘。その口にはポッキーが咥えてあり……
省略されました続きはワッフルワッフルと叫びながら妄想すればよろし。
445 :
444:2010/02/14(日) 04:13:55 ID:Dhk/B5+y
バレンタインデーネタで糖化。
一応【砂糖の蜂蜜がけ&ホットガムシロップ】の続きです。
【スウィート&ビター&スウィートバレンタイン】
今日はバレンタインデーである。ぶっちゃけ聖バレンチヌスだのなんだのいう爺が死んだ日で恋人の日らしいがそんなことはどうでもいいのである。
先日の約束通り、俺は音無千和からチョコを貰えるのだ。今日は日曜日ということもあってチョコケーキを作ってくれるらしい。
わくわくして早めに着いてしまわないかと心配だったがまだ俺は冷静らしく、時間ピッタリに到着。インターフォンを鳴らすと中から音無が出てきた。
「いらっしゃい。あがってあがって」
おじゃましますと言いながら玄関で靴を脱いで並べる。音無についていくとそこには美味しそうなチョコレートケーキとホットチョコレートが並べてあった。
「今切り分けるからね〜」
音無が包丁でケーキをカットして皿に乗せて、俺の前に置いた。
「それじゃ早速頂きます」
「召し上がれ」
遠慮なく一口。その瞬間、舌に強烈な苦味が走った。
「ああ、99%カカオのゾーンに当たったんだ」
99%カカオ? ホットチョコレートで口直しをしながら思い出す。確かすっげえ苦いチョコレートだっけ?
「実は、このチョコレートケーキはロシアンルーレット形式になっていまして。
6切れに切って、99%ゾーン・86%ゾーン・70%ゾーン・普通のチョコゾーン・ゴディバチョコゾーン・本命チョコゾーンとなっております」
「それで俺は大はずれを引いたわけか」
というか6切れって二人で半分でも3切れか。全部当たりそうで怖いんだが。
「それじゃ私食べるよ……よかった普通のチョコゾーンだ」
結局カカオ増量は残っているのか。
「はい、召し上がれ」
「頂きます」
まあ、どうせカカオチョコだろと思いつつ食べたら……案の定、少し苦味が走った。しかし飛び切り苦くはない。多分70%を引いたのだろう。
「それじゃ私いきま〜す」
音無がおそるおそるフォークも口に含んだ。瞬間に顔が緩んだ。ゴディバが来たのかな。
「美味し〜ゴディバのチョコって凄い」
それはようござんした。しかしまだケーキは残っているのである。
「後は本命ゾーンと86%ゾーンか。ちなみに本命ゾーンって何?」
「中には髪の毛と私の血が入ってるの」
どちらも外れじゃねえか。
「冗談だけどね。ただし本命ゾーンは間違いなく美味しいよ」
ならば本命ゾーンが当たることを願おう。
「こっちを頂こう」
見ても何も分からないのでさっさと選ぶ。それから音無が選んで、同時に食べる。結果は……お互い悶絶。
音無は普通にカカオ86%チョコ。苦いものが苦手な音無には致命的だろう。
こちらはというと……先日食べた砂糖の蜂蜜がけ&ホットガムシロップを思い出した。それほど頭に激痛が走った。
「お前、本命に何入れた?」
「砂糖と蜂蜜たっぷり、ホットガムシロップも入れたよ」
通りで殺人的な甘さだと思った。てか反省してなかったのかよ。
「とりあえず本命チョコだったし」
「うん。期待してるよ」
そういって抱きついてくる音無。さて、ホワイトデーまでにどんな命令でもこなせるようにならないとな。
446 :
444:2010/02/14(日) 04:16:43 ID:Dhk/B5+y
連投ばっかで申し訳ない。妄想が膨らんでしまって。
しかしバレンタインネタも終わったのでしばらくは書く予定ありません。
最後に人工甘味料ネタ投下して、読者に戻ります。
【チクロ&サッカリン&ズルチン】
千和「人工甘味料のチクロ&サッカリン&ズルチンでお菓子を作ってみたよ!」
望「そんなものよりお前の方が甘そうなので頂きます」
千和「え? ちょっそこはっんっだめぇ……」
望「甘いな。さてここも舐めて(省略されました。続きを読むには各自妄想して下さい)
人工甘味料なんかより甘えっ娘の方が甘いと思うんだ。てか無理でした。ごめんなさい。
サッカリンて、結晶状のブツが試験管みたいな容器に入って売ってるんだぜ……
『危険なので、そのまま舐めてはいけません。素手での作業は控え、作業後は手を十分洗って下さい。』
みたいな注意書きが書いてあるんだぜ……
サッカリンは甘ったるいヤンデレに違いない。
あらゆる手を尽くして自分の好みのタイプの編集を担当に指名して甘え倒す…
女流官能小説家、宇能 鈴(りん)…
【作家 鈴…】
えー、お後がよろしいようで。
449 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 13:10:23 ID:UHp37hRQ
>>447 「たーくん♪今日のお昼休みは楽しそうだったね」
「なっ、りん」
途中送信してしかも上げちゃった…
吊ってくる
罰としてチョコ風呂に入っとけ
そして虫歯になってしまえ
>>450 >>450くん。大丈夫よ。気にしないで続けて。はい。差し入れ
つ ダイナマイト糖入りキャンデー&ヒ素糖シロップ水。
なんか古の甘味料を段々思い出してきた。
「たーくん♪今日のお昼休みは楽しそうだったね」
「なっ、凛!?どっから入ってきた」
「そんなことより!気をつけないとダメだよ?
あんな女狐なんかと仲良くしたら、たーくんまで性格悪くなっちゃうよ?」
「女狐ってな…」
「でも安心して?あの女はちゃんと躾ておいたから」
「ま、まさかお前…!」
「ふ…ふふふ……お弁当一面に砂糖をまぶして…
なんと恐ろしい…!」
「…そうだな。お前はそういう奴だったな…」
って書こうとしたんだい!
>>453 よしよし。
つ 紅梅キャラメル&プラッシー
で、続きは?
>>454 プラッシー懐かしいw
最近とんと見なくなったんだよな…
今日は朝から近所でチョコが飛び交ってるぜ
幼児まで貰っているのに俺ときたら…(′;ω;`)ウッ
チョコ食べ過ぎた
>>455 「お兄ちゃん。あの人道の真ん中で泣いてるのよ。」
「兄ちゃん。あっちにもなんか配達しながら涙ぐんでるヒトがいるね。」
「男の人ばっかりなのよ。何でかな?」
「…タロー悲しいのは嫌い。なるのも見るのも」
「チーコもなのよ。ね、お兄ちゃん。」
二人に潤んだ瞳を向けられた俺はため息。
「二人とも、俺の言いつけは守れるか?」
タローとチーコはニッコリと頷く。
「お兄さん。これどうぞ。」
「…うぅ、ぐすぐす?えっ?きみ誰?」
「私チーコよ。産まれた国でイジメられてた私たちを助けてくれた国のひと達が悲しいのはチーコも悲しくなるのよ。
これで悲しいの直してなのよ。」
うちの子たちが書け書けとうるさいもので。
…悔しいっ!でも喜んじゃう!(ビクンビクン)
459 :
アベ:2010/02/15(月) 13:37:58 ID:+h/qdHYY
ランランルー(テスト)
460 :
アベ:2010/02/15(月) 13:44:02 ID:+h/qdHYY
オレの彼女は甘えん坊♪(本当)
春だな
462 :
ルーク:2010/02/15(月) 16:22:47 ID:+h/qdHYY
夜にならないかなぁ〜2828が止まんねぇwww
春ですね
464 :
ルーク:2010/02/15(月) 17:52:49 ID:+h/qdHYY
ああ春だ・・・彼女は変わらず、甘えてく
る
465 :
ルーク:2010/02/15(月) 18:11:01 ID:+h/qdHYY
彼女のことを文章にできそうだけど、
面倒くさいからやめておこう。
もう春か。北国はまだ寒いのにな
お前も北国か。奇遇だな。
ところで、こういう寒い日には、コタツムリが俺を飲み込まんと襲ってくるのだが
お前等は大丈夫か?
寒いぜ…。 by 秋田県民
うちの方で【こたつみかん】と呼んでいる座敷童の亜種の事だろうか。
だまされてはいけない
それは決して逃れることのできない人を堕落させる悪魔だ
正面と左右が空いてるのに、わざわざ俺の膝の間に座って座椅子代わりにして炬燵を堪能する幼なじみが欲しい。
>>471 正面:母
右:姉
左:幼馴染
膝の上:妹(どや顔)
の図が見えた
>>472 母と姉と幼なじみがジト目で歯軋りして、兄が苦笑してる様子まで幻視した。
>>473 後ろから母がぎゅっ
座の上に妹
左右から姉と幼馴染ががしっ
なんという天国
475 :
ルーク:2010/02/16(火) 07:04:29 ID:y2r4Cdis
↑ハーレムや!とてつもない
ハーレムや!!
>>475 こういうことはあまり言いたくないのだけど投下する時以外はコテハン付けるのは控えたほうがいいよ
ついでにどこのスレでもできるだけsageるようにしたほうがいい
季節はずれの春一番に触らないであげて……
春一番と聞いて・・・いやなんでもない
俺「うぃ〜、外寒かったー。炬燵炬燵。」
こたつ「やぁ、おかえりー。」
俺「炬燵が喋った…だと…?」
こたつ「私だよ、わ・た・し!」
俺「その声は!この町1甘えん坊の蜜子!」
こたつむり「あったり〜!さぁ寒いでしょ?私の胸にかもーん!」
俺「お断りします。サイドが空いてんだからそこでいいだろ。あぁ〜あったけ〜。」
こたつむり「むぅ、そういうことするんだ…いいもん!それならこうだ!」
俺「ぬはぁ!いきなり股間から飛び出してくんな!」
こたつむり「はぁ〜、俺君の匂いだ〜。ねぇ?ぎゅーってしてぎゅーって!」
俺「お断「ぎゅーーって…して?」…」
ぎゅー
俺「蜜柑…食べるか?」
こたつむり「たべるー」
嗚呼、こんなこたつむりが欲しいです
今晩は、チョコカクテルで…
>>480 ぎゅーーってしたはずなのに両腕が空振りするんだ…
「ロン」
一一一九九九@@@HH11 H
「清老糖、32000点」
「ギャ〜」
おかしいな?炬燵に入ってたはずなのに寒くなってきた。
>>485 「あなた、背中が煤けてるわよん。」
「えっ?何で何で?」
「待ちをよくみて。ツモらないと四暗刻にならないわ。」
「あっ、そ、そうなんだ。えへへ、ごめんね。俺素人だから。」
「さて。兎に角キミのハコテンは確定。判ってるわよね。」
既に俺の体は上家と下家の屈強な【オネエサマ】に拘束されている。シャツの釦が外されズボンのベルトが外され、いよいよブリーフに手が掛かり全裸に剥かれた俺に炬燵のツクモ神であるミカがしなだれかかってきてゴロゴロと甘えてくる。
電気が要らないとは言え、若い男性の精気がエネルギーな上、麻雀好きで相手にしないと浸からせてくれないなんて。
拾った時にテーブルの裏の緑の布地がすり減っていたのに気付いていれば…。
ヤッパリ拾ってたな。
487 :
484:2010/02/18(木) 11:07:37 ID:XmZ8gTbL
GJ
四暗刻を付けなかったのは(甘えん坊スレ的に)蛇足だと思ったからだけど、
しっかりネタとして昇華されてる。
拾ってくれた
>>485、
>>486に感謝
488 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 21:07:14 ID:O5k1woC3
あんこがいらないわけないだろ。
すみません、誤爆しましたorz
491 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 23:35:02 ID:25A1aCQP
あ゛ぁ!ageてしまった
「なあ、亜月?」
「んー?何かな?」
「俺の事を座椅子代わりにするのは、まあ良しとしよう。」
「うん。」
「じゃあさ。なんでこの寒いのにビキニスタイルなのかな?」
「おこたに浸かって居るので寒くないですよ。何か問題が?」
「ある。亜月がさっきから腰を股間に押し付けて来るのと、いい匂いがダイレクトに襲ってくるのとできがくるいそうです。」
「それならなおいっそう問題ないです。早くわたしを手込めにしてください。」
「…あのー、亜月さん?わかって言ってます?本気で我慢の限界なんですけど。」
「私の好物はあんこなのはご存知ですよな。」
「訳が分かりませんが、はい。」
「今日はすると出来るんです。」
「ますます訳が分かりません、亜月さ…ん!?ま、まさか!」
「はい、その通りです。あたしが頼んだのにお饅頭を買ってきてくんなかったので、自分で作るです。あんこの元は亜月なので出来た子にはあんこと名付けます。」
「わ、分かったから。今から買って来るから。」
「今更なのです。もう亜月はぐつぐつと煮えて柔らかくなってるので、あとは白いアレを加えてあんこを作れば良いだけなのです。」
「こら、亜月!やめなさ…」
こうかな?
素晴らしい
が、あずきを砂糖を加えて煮る過程をもっと詳しくだな
>>493 よし、あとはそのあんことやらの製造過程を詳しく書いてここに投下するんだ
全裸待機しているぞ
496 :
頑張ってみた:2010/02/19(金) 00:45:22 ID:b0ydvwNh
「うっ。あ、亜月っ!もう、もうだめだよっ。はぁぅっ。止まらないよ。」
「ああっ!い、いいよっ。でもっ…はあっ。つ、つょすぎっ!もっと、もっとゆっくりしてっ!」
「こ、こうかっ!」
「うんっ、そ、そう。あんまり強くされたら、亜月っ、こっ、焦げちゃうぅ〜!」
「っんうっ。あ、亜月っ!」
「さ、佐藤くぅ〜ん!亜月、亜月もう!」
「「あ・あ〜〜っ!!」」
いまはこれがせいいっぱい。
つぶあんとこしあんの製造過程についてもお願いします
「…あ〜、亜月さん?まだ足りないんですか?僕はすっかり覚悟し終えた所なんですがっ!くうっ!」
「んぁ?ふぁっけ、ひまふわふぷあむはまん。」
「うっ!亜月さん!くわえたまんましゃべるのはよして!」
「ぷわっ。だって今のは濃くてツブツブってかんじだったから、このままでは粒あんこしか出来ませんよ。今から亜月が手間をかけて裏ごしするんですよ。」
「!ちょっ、う、裏ごし?」
「ツブツブしたのが無くなるまで、亜月がお口でゴックンします。滑らかになったら再仕込みですっ。んあっ。んぷっ」
こ、こんなんでいい…わけないか。修行してまいりますぅ。
>>498 とりあえず修行に行く前に俺の歯を返してくれないか
修行?
まずはGJ!
そして俺と一緒にツンデレスレに帰ろうぜ・・・
こたつむり小ネタ2
せっかくの休みの日だっていうのに彼は部活
午前中だけだとはいえ、彼がいないと寂しい
私しかいない部屋、真ん中に置かれた炬燵が目に入る
そうだ、こたつむりになろう!
こたつむりになれば、彼を驚かすことができる!
こたつむりになれば、あっためるのを口実に彼に思いっ切りだきつける!
こたつむりになれば、彼と甘い甘ぁい時間を過ごせるに違いない!!
そうとなれば、即実行。炬燵の中で彼を待つ
炬燵の中で首を長くしていること数十分、愛しい彼が帰ってきた!
炬燵の中から彼に声をかける
炬燵が喋った!と驚く彼。かわいいなぁ
炬燵から顔を出し彼がこの胸に飛び込むのを待つ
しかしかれはツンデレだった!私の胸ではなくサイドに入りあったまり始める
しかし、ここで諦めない。炬燵に潜り込み、彼の股から体を出す
そしてすかさず彼に抱きつき&おねだり!これで勝てる!
彼は顔を赤くしてぎゅーってしてくれた。勝った!
ここからはずっと私のターン
彼からみかんを食べさせてもらいつつ、目一杯彼に甘える
それはとても甘い、甘ぁい時間だった
嗚呼、こんなこたつむりが欲しいです
うちのバカ犬が
そんなこたつむりだったな
昼過ぎから降り出した雪が15センチほどつもったせいで国鉄が止まってしまった。
振替を受けて特急・快速特急は大混雑&大遅延。こういうときは3駅隣の新町まで行って特発の特急を狙うと楽に座って帰ることができる。
こういう【逝っとけダイヤ】を自然に使いこなすのが京浜急行乗りの特徴である。
却っていつもより楽々と文庫まで帰ってきたは良いが踏切が開かない。仕方なく大川の跨線橋廻りで我が家にたどり着いた。
ただいま、と声をかけて玄関に入る。留守番中は火を使うなと二人に言ってあるので家の中の気温は外と大差ない。
いつもなら「おかいり!」「おかえりなさいよ!」と二人して抱きついてくるのだが、流石にこの寒さ。唯一許可している電気炬燵に〔ハマって〕いる。
居間に入って再びただいまと声をかけながら石油ストーブに火を入れている背中の炬燵からくぐもっているが聞き慣れたユニゾン。
「「おか(い)(え)り(ー!)(なさいよー!」」
物部家名物【寒い日限定こたつむり】。こいつが出ると部屋が暖まるまで俺は二人にまとわりつかれ続けられなければならないのだ。
ため息つきながら苦笑い。テレビの正面から炬燵に浸かると二人が足元から顔を出す。炬燵の上の蜜柑籠がガタンとゆれた。
「お兄ちゃん。おそかったのよー。チーコ物凄いさむいのよ。」
といって俺の左の腋に顔を突っ込んでぐりぐり・すりすり。
「タローも!タローも!寒い寒い寒い!」
同じく右の頬に頬摺り。
「二人とも炬燵のおかげでほこほこだな。うん。あったけーよ。なのになんだよ、寒いって。」
「おこたはあったかいけどチクチクするのよ。お兄ちゃんの方が、いまつべたいけどあったかいのよ。」
「タローも!兄ちゃんのによいがないとあつくなるけどあったかくなんないっ!」
俺は二人を抱き締めてやり、ストーブで部屋が暖まるまでこたつむり達のすきなようにさせてやる。こうして雪の日の物部家は更けてゆくのだ。
ラスト、久米明調で読んでくれるとよいかもです。
おしまい
>>505 >>国鉄
おまえのせいで昭和50年代に戻されたぞどうしてくれる
外飼いだったうちの犬は、玄関が開くたびに暖かい空気を浴びにダッシュしてきたんだ
…してきたんだ…
>>507 >胸なら俺が貸してやるから後は任せろ
あとは任せろと読むか
うしろは任せろと読むかで印象がw
おらー、甘々してないで授業始めるぞー。
じゃあ早速だが課題を提出してもらう。
課題内容は「ファミレスの各メニューのような女の子に甘えられたらどうなるか?」という内容だったな。
ん
>>510は課題忘れたのか?
バカモーン!罰としてバケツ少女をお姫様抱っこして廊下に立っとれ!
>>509 先生、それはご褒美と言うんです
代わりにぽっちゃり娘の椅子にすると言うのはどうでしょう?
>>509 先生、
メニューよりもドリンクバー娘の数と量の多さは選び放題とはいえ問題があると思います
全部選ばなかったらあぶれた子が泣いちゃうし
全部選んだら体が持ちません
先生は世界を滅ぼそうとしている
今度は完全に、クレンジングスウィートによって
よく分からないけど、このスレをまたどうにかするみたい
それによって、新しい虫歯(じんるい)を生み出すんだって
私たちは邪甘だからって、甘えていく価値がないからって――
でも良いの。
>>510といつも一緒だもの
寂しくなんかないから。寂しくなんか――
cleansing sweet
#24
>>509 先生、一人よりも二人、二人よりも三人とセットにしていくほど
お買得になるような値段設定は陰謀です。
甘えん坊な幼馴染と甘えん坊な妹と甘えん坊なお姉ちゃんをセットだなんて、
体に悪すぎます
だが姉なら……年下好きの俺は、姉なら切り捨てられ……
「……〜くん、お姉ちゃんのこと、きらい?」
全部注文お願いしまーっす!!
ならば妹なら……年上好きで姉好きの俺なら、妹だったら切り捨てられ……
「……にぃに、どっか行っちゃうの?」
すいません!妹の盛り合わせデラックスバージョンで!!!
>>516-517のように、人間とは業が深いものであるということが諸君にも分かったことと思うが、
そこの幼なじみのセットは後で私が貰うから手を着けないように。
まったく、おまえら好きなものばっかり頼みやがって
漢なら「ぜんぶ!」だろ
甘えん坊なお隣の年上の幼馴染の女の子
甘えん坊な反対隣の年下の幼馴染の女の子
両家とも窓から出入り可能
年上のほうには合鍵も渡してあるし、キッチンの主導権も在り
年下のほうには深夜にベッドに忍び込むことを黙認
3家の両親たちは幼い頃から睦みあいをながめて目を細めていたので、
思春期に入ったいまでも同じような感覚で微笑ましく見ている
なので、たいていの無茶も公認される
揺れる男の子、張り合う女の子
2人を脅かす第3の刺客『ツンデレ』(ツン2:でれでれ8)
結末やいかに
>>519 あっ、これは校長。
丁度良いところにいらっしゃいましたな。
おーい、全員注目!これより校長先生から講話をいただく!
それでは校長、お願いします。
>>520 良い予告編です。
…まさか書き逃げはしないですよね〜?
>>520 さあ早くその続きを投下するんだ
全裸待機してるぞ
予告読んでて、気になったんだが
主人公の部屋の間取りって、どうなってるんだ?
鴨な味の従姉妹やハトコというパターンも…。
>>524 女の子二人が家にいても不思議がられない環境で、
尚且つ女の子の部屋の前にはベランダがあれば、主人公の部屋がどこでも大丈夫じゃないか?
>>524 屋根の上にスーパーハウス乗せてるとか?
年下で口の悪い甘えっ子
普段斜に構えて同年代の連中を見下す悪い癖のある、年下で口の悪い甘えっ子の後輩に
「カレーは『カレーの王子様』しか食べないと言ったじゃないですか。」
とか言って涙目で罵られたい。
代わりにその後輩を美味しく頂くんですね
後輩と交配…。
お後がよろしいようで。
荒廃と化したスレに救世主が!
↓
「支店長!ツンアマ後輩の株が高配当で高騰してます!買います!」
「待て!
>>520を先物で買えるだけ買え!次のSSが投下された瞬間に空売りだ!勝負に出るぞ!エンター釦に指乗っけとけ!モニターからめをはなすなー!」
手を離すとこの笑顔だよ!精一杯の笑顔でい〜るよ〜♪
猫系甘えっ子
↑嫌いじゃないがありきたりだな、もっと斬新な甘えんぼうはないか?
口の悪い俺っ子なヤンキー系甘えっ子
不気味な不死身なケダモノ系甘えっ子
>>538 体育館裏に呼び出して甘えるんですねわかります。
>>539より小ネタ?
『なでなで、してぇ?』
つマッサージ器
『ふぁー…ぶるすこ…ふ、ふぁー…ぶるすこ…ふぁああ!』
ニア チョップ
『もるすぁ…』
ニア なでなで
『ふぁー///』
不気味で不死身でケダモノ系と言われ真っ先にファービーが浮かんだ
カタカナだとあんまりだからひらがなで喋らせると甘えん坊になった
日本語すげぇ…
「おい、まさよし、ちょっと面貸せ。」
幼馴染みだが、現在不良でヤンキーな彼女がいきなり胸倉を掴んで俺を引っ張る。
「ちょ…おま…」
俺は抗議しかけるが、彼女の立場を考えて黙って付いて行く。
そして、人気の無い校舎裏へ連れてかれて立ち止まる彼女の背中が震えて居る。
「べッ、別に会いたくなったからって引っ張ってたんじゃないんだからね?」
「まさよしがみんなにチヤホヤされてるから嫉妬してる訳じゃ無いんだからね?」
「でも、何かまさよしが離れて行く気がして…」
「み…みんなの手前…あんな風にしないと舐められるし…ご…ゴメンね、痛かった?」
と振り向いた彼女の頬に涙が伝って居た。
「ほんとはね、寂しくて会いたかったの、二人っきりになりたかったの…まーくん〜ッ!」
そう言いながら抱き付く彼女は、普段のみんなに恐れられる彼女では無くただの一人の女の子でしかなかった。
しかも、とびっきりの甘えん坊の可愛い女の子に、俺の前でしか見せない可愛い女の子に…
そんな彼女の頭や背中を撫でながら優しく諭し安心させると涙目の彼女はキスをねだる。
そんな彼女の求めに応じる俺と幸せそうに俺の唇を貪る彼女
「さっ、今日は学校をさぼろ?」
「両親居ないからたっぷり…しよ?」
頬を赤らめて彼女は、俺の手を引っ張る。
戸惑う俺に彼女は
「抵抗するなら手じゃなくおちんちんを握ってひっぱるぞ?」
と悪戯っぽくウインクして微笑むので、俺は彼女にでこピンして逆に「行こうか。」と彼女の家に向かう。
「やったあッ、まーくんと沢山甘えられる〜ッ!」
彼女は、顔真っ赤にして可愛く微笑む。
もう彼女は不良少女では無く、かつての幼馴染みに戻った様だ、俺は彼女との甘い一日を思いながらにやけていた…
〜甘〜
>>544 起きた途端に歯が痛みだしたんだが、責任を取ってくれないか
虫歯引っこ抜いてブリッジで再建した差し歯に幻痛を感じるのだが。
コラコラ、高校生にもなって甘えるんじゃない。
ん?
何も私に恩返し出来て無いって?
ハハハ、そんな事気にしなくて良いんだよ。
何故なら、お前が生まれ出会ってからの私の人生は、君のお陰で楽しくて幸せで満ち足りた人生だったんだよ?
だから私はお前から充分に一杯貰ったんだ。
これ以上何を望むのかね?
生まれてくれて本当にありがとう、私の愛する娘よ…だから、気にしなくて良いんだよ…よしよし。
ハハハ、何か今のお前はまるでかつての父さんっ子な小さい頃のお前だな。
ま、たまには良いか。
コラコラ妻よ、娘に対抗して甘えるんじゃない。
まるで今のお前は、新婚ほやほやの頃見たいだぞ?
大丈夫、君からも初めてのデート以来こんな私を愛してくれてありがとうな。
こんな幸せ者は、そうそう居ないさ。
ああ、両手に花とはこう言う事か、幸せだなあ…
つか、ただの盲腸なのに大袈裟だぞお前達…
まるでもうすぐ私が死ぬ見たいに泣くんじゃない…
これでは迂闊に死ねないな。
大丈夫だから泣くなよ二人共…よしよし。
ハハハ、妻よ、これではどちらが娘か解らんぞ?
ハハハ…いててて…
まあ、手術は無事終りこうして生きてるんだし、退院したらたっぷりとあまえさせてやるからな。
…と甘えたい盛りに戻った妻と娘のうらやまけしからん話
―少ししょっぱい甘―
甘じょっぱい…
復活したか
サーバー規制と聞いて突発的に出来た
反省も謝罪も無い
「……」
「……」(ぎゅー)
「…お嬢様、そう引っ付かれては仕事が出来ないのですが」
「……」(ぎゅー)
「つい先ほどまでサーバー規制があった為その間出来なかった仕事が
溜まっているのです。
そろそろ離していただかないと…」
「……」(ぎゅー)
「…仕事が終わればちゃんとお相手しますから、だから今は」
「うそつき」
「毎晩私が眠るまでちゃんとそばにいなさいって言ったじゃない」(ぎゅー)
「…ですから、昨日は規制があったので行きたくても行けなかったので…」
「うそつき
もうずっとこのままなんじゃないかって思ったのに
もう会えないんじゃないかって思ったのに」
「……。」
「……。」(ぎゅぅっ)
「…もう勝手にいなくなったりはしません。
今度はなにがあってもちゃんとお嬢様の元に帰りますから」
「うそつきの言葉は信用しないわ」(ぎゅぅー)
「えー…」
「だから」
「今日は一日中ずっとそばにいなさい」
休甘日で治りかけてた虫歯がさっそく再発してしまったようだ
『はい、お嬢様』と返事したのは儂だけではないはず…。
555 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 03:29:30 ID:R+baIAAo
>>553 よう俺
って俺いつの間に書き込みしたんだ?
眠れないので小ネタ
「……えへ」
「もうちょっと離れろよ。梱包出来ないじゃねーか」
「だって今までずっとこうしたかったのに出来なかったんだもん」
と言いながら俺の左腕にぎゅっと巻き付いてくる。まるでだっこちゃんみたいだ。
「それにしても、えへ、あんな風に思われてたんだね、えへへ」
「……その笑い方はちょっとキモいぞ」
つい先日こいつの思いを知り、自分がこいつの事をどう思ってるかを認識した俺は勢いそのままにこいつの両親に挨拶をしにいった。
無論おはようございますとかそういうことじゃなくて結婚を認めてもらうためだ。俺としてはしては仮にダメだと言われてもそのままさらっていくくらいの気持ちでいたのだが
やはり出来ることなら祝福されて皆が幸せになれたら、と考えていたのでものすごく緊張していたのだった。
ありがちなお嬢さんを僕に(ryという台詞を吐いた俺に対して親父さんは
「あれ、まだ結婚してなかったんだっけ?そういや白無垢もウェディングドレスも見た記憶がないな」
という斜め上の返事をしてきたのだった。
そこからトントン拍子で話は決まりとりあえず籍は入れて式は卒業してからという運びになったのだった。「うぇへへへ…」
「ますます酷い事になってんぞ…」
というかこんなキャラだったかこいつ。俺の記憶ではどちらかというと表に出ない感じだった気がするんだが。
「んふ、んふふふふ」
と、俺が思いを巡らせている間もまるで猫が匂いをつけるみたいに腕に頬擦りしてくる。
「なぁお前ってそんなキャラだったっけ?」
今後の事を考えると今のうちに聞いとくのが無難だろうと思った俺は疑問をぶつけていた。
「だからさっきも言ったじゃん。ずっとこうしたかっの」
「ずっとって言われてもな…何時くらいからなんだ?」
「分かんない。だって気づいたらもう好きだったんだもん」
友人として付き合ってた期間が長かった分こんな風にダイレクトに言われると反応に困る。俺が何も言い返せないでいるとそのまま続けて話しだした。
「でもそっちは私の事友だちとか幼馴染みとして見てたでしょ。もし私の気持ちに気づいて意識されて距離を置かれるのが何よりも怖かった」
「だから私はこの好きって気持ちは恋愛じゃなくて親愛や友愛のものだって思い込むことにした」
「年を重ねるにつれ誤魔化すのは上手くなっていったけどそれと同時にこの気持ちが恋愛だって強く認識するようになった」
「だから色々あったけどこういう関係になれてすごく嬉しいんだ」
だからそういうことを言うんじゃない。顔を背けてみたものの今の俺は耳まで真っ赤になってることだろう。
「……それともやっぱり迷惑だったかな」
と急に寂しげな声で呟き絡めていた腕に顔を埋めてきた。
「ずっとあんな関係だったもんね。恋人みたいな関係になれって言われても無理だよね」
顔を埋めながらアハハと力なく笑う様を見て俺は自分を思いっきり殴りたくなった。
ずっと傍にいたから言わなくても分かってくれるだなんて甘えもいいところだ。
こいつは長い間自分の気持ちを隠して俺に合わせてくれていたというのに。
今言わないで何時言うのだ。
何が恥ずかしいんだ。自分の気持ちを素直に言えばいいだけじゃないか。
「なぁ聞いてほしいことがあるんだがいいか?」
「……別れようっての以外だったらいいよ」
あぁもう、こいつはこんなにも繊細な女の子だというのに何年間我慢を強いてきたんだよ俺。
「…ふぅ、いいかよく聞くんだぞ」
「俺は、お前が、大好きだ。世界で一番愛している」
きちんと伝わるように、もう不安にさせないように、はっきりと俺の気持ちを言葉にする。
そうすると埋めていた顔を離し、ちょっと赤くなった目で見上げながら問うてくる。
「本当に?」
「本当だ」
「本当の本当に?」
「本当に本当だ」
「本当の本当の本当に?」
「言えた義理じゃないのは分かってるんだがどうやったら信じてくれるんだ?」 そう答えると目を閉じて唇を少しだけ突きだしてきた。
軽く唇を重ねた後もう一度聞いてみる。
「これで信じてくれるか?」
「……これだけじゃ全然足りない」
拗ねたような恥じらうような声でそう答えるこいつを見て梱包は明日に持ち越しだなと思うのであった。
了
>>556 俺が彼女を梱包して、おもちかえURィィィィィィィィ!!!
>>556 GJ
好きすぎてにへらにへらしてる女の子はいいなあ
>>556 ニヤニヤしすぎて顎が痙攣起こしたんだがどうしてくれようか
>>556 「で?」
「孫はいつ産まれるんだ?」「私は女の子がいいわ。」
とか更に言いそうな彼女の両親がええ味出しとるのう。
何か登場人物からして好みだし、1レスながら雰囲気も良くて長年楽しませてくれた大好きな話のハッピーな最終話見たいで良い甘気分になりました。
こんな元気が貰える甘ほのぼのありがとう!
超GJ
そういえば前スレがまだまとめられてないね!
だから何とはいわないけどね!
仕手戦に敗れた甘一証券のディーラー
>>536。
公園のブランコを漕ぎながら呟くようにゴンドラの唄を歌っていた彼に声をかけてきた怪しさ全開の男が声を掛けた。
「兄さん。\300持ってたらこれを買わないかい。」
そう言って卵と砂糖のスティックを差し出した。
力尽きました。どなたか、つ、続きを…っ!
563「いけねっ!
>>534ねっ!」
怪しげな格好をした兄ちゃんは、一度差し出した謎の卵とステックシュガーをサッと引っ込めた。
そして、ぺこりと会釈一つを残すと、ヒョコヒョコした足取りで何処かへ立ち去ってしまった。
536「何だったんだ、あれ。つか、取り残された俺の立場は……」
呆然とする
>>536。
数分もそうしていただろうか。
「うっわぁ。アンカーミスか、彼も酷な事をするねぇ。ひひひ。」
>>536の背後から、先程の兄ちゃんとは違う、軽薄そうな声がかけられた。
536「わ!今度はなんなんだ!?」
まるで影の中から湧いてきたように、唐突に背後に現れた気配。
536が動揺のままに振り返ると、果たしてそこには"影の中から湧いてきた様な"という先程のイメージそのままの、黒一色の男がニヤニヤと笑っていた。
536「なんなんだ、あんた。さっきの人の知り合いか?」
「知り合いと言うか…強いて言うなら競合他社、ですかねぇ。ひひ。」
536「競合他社?セールスか何かかよ。そう言うの俺は…」
―――この男と言葉を交わしてはならない。
何一つ信用してはいけない。
536の本能が、魂の奥底にある何かが、必死に警鐘を鳴らし続けている。
536はさっさと話を切り上げて、逃げようと思った。
「まあまあ、セールスはセールスですがね。何も法外に高い物を売りつけようっテンじゃない。
旦那、ワンコイン位は持っテンでしょ。\500ですよ。たったのそれだけ。」
男は右手の親指と人差し指で輪っかを作ると、笑みを深くした。
536「競合他社って割には、さっきの兄ちゃんより随分と高いじゃないか。さっきの人は\300て言ってたぞ。
だいたい、何か落とし穴があるんだろう?
実は\500てのは頭金で、数万単位の分割料金を支払わされるとか……」
相手にしないと決めたのなら、536は男の言う事など無視して、さっさとその場を離れるべきだったのだ。
それが出来なかったのは、彼がお人好し過ぎるのか、または怪しげな男の持つ、底なし沼の様な雰囲気に呑まれてしまったのか……
ともあれ、536は自分が男のペースに嵌ってしまった事にすら気付く事が出来なかった。
釣り糸に獲物がかかった瞬間の様な笑みを、男が浮かべた事にすら。
「いやいや、そんなぁ。
ワタシは旦那の名前も住所も知りゃしませんし、聞きませんよ。勿論、カード番号だってね。
\500ポッキリ頂ければ、後はこの場でサヨウナラてなもんでして。
ひひひ。コイツさえ買って頂ければ……」
黒い男は、前に来た男と同じように、懐から何かを取り出した。
違っていたのは、卵が真っ黒な事と、ステックシュガーではなく、プラスチックの試験管に入った結晶状のモノを差し出した事だ。
536「何だよ……コレ。」
「何って、卵と、それからサッカリン……ああ、甘味料デスね。
甘味料ったって、そのまま舐めちゃあいけませんよ?かなり強烈なもんで。
ひひひ。」
536「いらないよ!そんなのどうしろって言うんだよ。」
―――やはり相手にするべきではなかった。
今更ながら、男のペースに嵌っていた事に気付いた536が、今度こそこの場を後にしようと男に背をむけた……その時。
「猫系甘えっ娘、好きなんでしょう?」
今までの軽薄さの欠片もない。
地の底から響いて来るような、低い、冷たい声で、男がぼそりと呟いた。
536「なっ!?」
誰にも秘密の嗜好を言い当てられ、536はたじろいだ。
「ひひひ。ひひひひ。
この黒い卵ならね、旦那の願い、いやいや、欲望デスかね?
叶えられますよぉ?」
もはや男の笑みは極限まで深くなり、目も口も、まるで糸のように細く歪んでいた。
「実は先程の男性が持ってきた卵は一種のリース品、期限付きの商品なのです。
詐欺と言うなら彼の方がよほど、ですよねぇ。ひひ。
勿論、当社はその様な事はありません。この卵は正真正銘、旦那にお譲り致します。
先程の彼の卵より高いのはそのためなのです。」
ただし、と。
男は、黒い帽子を目深に直すと、意味深に付け加えた。
「この卵は、先程の彼が持ってきたもののアウトレット。
つまりは"訳あり"品なのでして。
ああ、青果物なんかでもあるじゃないですか。
形が不揃いだったり、少々のキズがあったり。」
「この卵の場合は……そうそう、少々"甘味が過剰"なのですよ。
それでも、先程の彼が持ってきた、お綺麗な卵では決して叶わない"猫系甘えっ娘"の欲望を……この黒い卵なら叶えられる訳です。」
536には、もはや男が何を言っているのか理解出来ない、つか飽きてきたしモシモシで長文打つの疲れるしいつまでも甘えんぼう出てこないしそもそもただのネタ引っ張りすぎてゴメンだし文才も無い癖に連投すんな他の人の邪魔だろだしこれで完
アンカーミスごめんなさい。それをここまで…。甘スレ生活25年!(嘘ツケ!)こんなに嬉しいことはな一い!
気がつくと
>>536は自分の部屋にいて、件の黒卵を炬燵の上に置いて見つめていた。
傍らのサッカリンの管を弄びながら黒い男の言葉をおもいだす。
「小一時間もするとコイツから『雛』が孵る。そしたらこのサッカリンを飲ませてやんな。あんたの望みはそれだけで叶うよ。ヒ、ヒヒ…」
あの嫌らしい笑いが脳裏にやきつく。嫌な感じだ。
やがて黒卵の中からコツコツと音がして同時にかわいらしい声が聞こえた。
「にゃーにゃー。ここはせまいのにゃ。早くあけてにゃ〜。」
夢にまでみた猫ッコ。
>>536の妄想そのままの声、口調。震える指先で黒卵に触れると、触れた先からパリパリと割れてゆき、
中から手のひらサイズの猫耳猫しっぽ付きの美少女が孵り猫のように腕を伸ばして伸びをした。
あぅ〜、客からの呼び出しだ〜。どなたか続きをっ…
1.総入れ歯+糖尿エンド
2.笑うせぇるすまん的社会逸脱系甘々エンド
3.甘死エンド
お好きなのどうぞ
2のEND…
色々、紆余曲折を得て…
黒い男「あなたは己の欲望に負けた…負けたっ!!!、…ド――――――――ン!!!!!!」
536「ミギャ〜〜〜〜〜〜!?!?!!………」
そして彼は……。
574 :
妹め:2010/03/05(金) 04:57:13 ID:PGmEC5t6
高校生にもなって寝ぼけて布団に入って来ただけなら良いが、抱き付いて胸押しつけて来る妹のせいで起こされた、一緒に寝るのも後々怖いし、今からソファーで二度寝かな。
…と、起きようとしたら妹がギュッと抱き付いて寝言かな?
「お兄ちゃん…」と腕にすがるもんだから起こすのも悪いかと思い動けず。
つか、胸、胸!
ああ我が妹ながら、立派に育ってよお…やわらけえなあ…っておい!
うう、妹に欲情しそうになるなんて、俺って奴はッ!
あどけない可愛い寝顔を見た俺は、観念して眠れない夜を過ごすのであった。
〜甘〜
ああ済まん、リレー邪魔したかな?
別にただのネタレスっしょ。
こっからリレーになれば、それはそれで面白そうだけど。
べ、別に貴方が好きで甘えたいだけなんだからっ。勘違いしないでよねっ!
甘えんぼうにこれって間接キスだよなって言ったら
どうなる?
そのセリフを言った瞬間、馬乗りされてキスで口を塞がれるとか?
それは痴女だよ!
甘えんぼうと痴女って結構マッチするなw
ベクトルが不特定多数に向いてるのか、特定の個人に向いてるのかの違いだろうな
痴女チックな甘えっ子なら馬乗りキスもありだけど、奥ゆかしい甘えっ子だとどうなるのだろうか
奥ゆかしいときっと
「そ、そうだね、間接キスしちゃったね……なんだったら直接もしてみる?」
ぐらいか?
口答えしない!
それ以上しゃべったらお姉ちゃん喋れない様にあんたのその口私の唇でふさいじゃうぞ♪
ほら、キスするぞ?
うんよしってこらッ!
あっ、逃げるなッ!
つーかまえたッ!(ギュ〜
ジタバタするなッ!
あ、口答えしたな?
それッ!(チュ〜
あまみはいい甘えっ子
>>586 おいおいおいお素晴らしいななんじゃこりゃあ
[睦茸]あまみドコロ
もうすぐホワイトデーだけど、
みんな甘っ子へのお返し用意した?
ああ、鮑のクリーム和えだな
素材の味を生かした
ほのかな甘みが美味いんだ
うちは【はまぐりの】お吸い物でつ。
ペロペロ、ちゅ〜
俺はチョコクッキーを作ろうかと思ってる。
と、ここまで書いて思ったんだが、甘えっ娘たちは、お返しが手作りと分かったら
「一緒に作りたかったのに…」と涙目になるんではなかろうか?
…どうする?どうするよ、俺…
チョコバナナがお望みか
チョコソースと蜂蜜と生クリームを用意します。
おもむろにズボンを下ろし、ナニを出します。
はい、ホワイトデーのプレゼント。召し上がれ♪
チョコにはチョコで返すべきだろう
ホワイトチョコでな
ピュッピュ
ここはやはりチョコレート入りの今川焼だろう。
鯛焼きも人間あるし、あれらは実は最近、若い女の子達のブームなので、下手なプレゼントより地味に喜ばれるのだよ。
ふっ…
そう言う訳で、彼女が欲する甘いチョコレートが入ってる駅前のあの店に負けない今川焼を作って薔薇を添えつつプレゼントする訳だ、するとどうだ!
彼女が沢山の駅前あの店に負けない今川焼を見てこの俺に感謝し、甘える訳だ、パーフェクトな訳だ…
疲れて居る彼女に薔薇を捧げつつ空いてる手で甘い物をさりげなく差し出す俺でありたい。
先ずは駅前のあの店の今川焼を買い研究し、パーフェクトなる今川焼を作らねばばならない訳だ、忙しくなるな。
待って居ろ、彼女よッ!
ハハハ、ハハハ、ハハハハハハハ、ハハハ、ハハハ、ハハハハハハハッ!
いろいろ最低すぎるwww
もっとこう、男を見せる奴はいないのかwww
甘えっ娘堕とすにゃ甘味はいらぬ
優しく撫でるだけでいい
「亜月さん。三松のすあまと桜餅がありますよ。」
「……」
「…あっ、そう言えばユーハイムのモンブランもありましたっけ。今出しますね。」
「………」
「亜月さ〜ん。ほらほら、源豊行の干し杏は如何。甘〜いですよー。」
「…………」
「…!ではこれでどうですか。栄太郎の餡蜜!」
「………………」
「仕方がありません。こうなったらこれです。」
なでなでなでなで…「♪」
こうですかわかりません
何も食ってないのに口中甘い…
606 :
1/2:2010/03/12(金) 23:33:02 ID:2tsEuQ3G
さういえば、そろそろ白くてどろっとしたものをあの子に押し付ける日だ。別名、ホワイトデーだ。
なんの冗談か知らないが恋人がいる俺なので、当然のようにバレンタインにはちょこれいとを貰った。なので、今度は俺が当然のようにお返しする番だ。
「相談なんだが、いったい何を貰えば女性というのは嬉しいのだろうか」
「……送る女性によりけりだと思います」
そういったわけで、学校の帰り道、恋人のハナに相談してみたのだけど、どういったことかこの話題になった途端機嫌が悪くなった。
「ついさっきまで嬉しそうに彰人くん彰人くんと言っていたのが夢幻のよう。やはりこれは夢なのか。そうだな、夢と考えれば俺に恋人がいるなんてことも理解できるな。……ははっ、なんだこれ、涙?」
「な、なんだか分からないけど彰人くんがぴんちっぽいです。……こ、恋人の出番です」
頭を抱えて滂沱していたら、ふんわりと何かに包まれた。ふと顔をあげると、優しいハナの笑顔。
「……だ、だいじょぶです。夢じゃないです。彰人くんのことを大好きな私は、ここにいます」
ハナは両手で俺の頬を包み、にっこり笑った。
「……よし! 悪夢は消えた! あとついでにハナが可愛いのでちゅーしたい!」
「は、はや……こ、困ります。……い、家の中でならいいです。……で、でも、どしてもしたいなら、恥ずかしいの、我慢します」
ハナは目をつむって爪先立ちになると、真っ赤な顔で口をとがらせた。悪戯心がむくむく膨らんだので、鼻をそっとつまむ。
「……彰人くん、そこは鼻です。……ちゅーは口に、ですよ?」
うっすら目を開けると、ハナは少し不満そうに口を尖らせた。
「ハナが道端でキスをせがむ」
「私がしたいって体にされてます!? うう……相変わらず彰人くんの手練手管はすさまじーです。誰しもがめろめろになるのも致し方ないです。……それで」
「うん?」
「……誰に渡すんですか、バレンタインデーのお返し」
「?」
「い、いえ、?じゃなくて。……うう、邪気のない笑顔が素敵すぎです。心臓止まりそうです」
「ハナが死にそうだ!? 医者、医者ーっ!」
「彰人くんが半狂乱で医者を!? ま、待ってください、へーき、へーきですっ!」
ややあって平静を取り戻した俺は、近所の公園に連れて行かれた。ベンチに腰掛け、自販機で買ったコーヒーのプルタブを押し開け、一気に飲み干す。
「ふー。落ち着いた」
「まったく……彰人くんは心配性です。そんなすぐ死にません」
「いやあ、気がついたら体が勝手に動いてた。はっはっは」
「あ、あぅ……」
「赤くなる話ではないと思いましたが」
「相変わらずの天然ジゴロです。今日も私は彰人くんにくらくらです」
ハナは俺の胸に頭を押し当て、大きく息を吸い込んだ。
「……ふー。あの、思い切って聞きます」
「うん?」
ハナは俺に抱きついたまま、顔だけ上げて問いかけた。
「……浮気、してますか?」
「え? いや、こんな可愛い生き物が俺の一番大切な人になっているというのに、どうしてそんなことをする必要が」
「お、おだててもダメです。証拠はあがってるんです」
ハナはタコみたいに真っ赤になりながら俺に指を突きつけた。
607 :
2/2:2010/03/12(金) 23:33:33 ID:2tsEuQ3G
「さっき、バレンタインデーのお返しに何を送ったらいいか聞かれました。これは間違いなく誰かにチョコレートを貰い、さらにはホワイトデーにお返しするつもりです。しょーめーしゅーりょーです」
「はぁ」
「……気のない返事でがっかりです」
「いや、だって、ハナに渡すものはハナに聞くのが一番かなーっと思って聞いただけだし」
「……私に?」
「いえす。ていうかだな、俺を見くびるな、ハナ。どうしてお前以外の女性にチョコを貰ったと思えるのか。はばかりながらこの符長彰人、今までの人生で貰ったチョコレートはお前以外、皆無っ!!!」
「か……かっこよすぎなぽーずです。心臓、ばくばくです」
よく人からはタコが陸上でのたうちまわっていると言われるポーズだったが、ハナには好評だったようだ。
「あ、あの。てことは、ですね。……私の勘違い、ですか?」
「うぃ、まだむ」
「うう……あの、あのあの。……ごめんなさい、です。勝手に先走って勝手に焼き餅妬いたりして。……幻滅しました?」
「うん。もう別れよう」
「あ゛ー……」
「全力泣き!? すいません嘘です冗談です俺が悪かったですハナが大好きです!!!」
涙も鼻水も垂らしまくりのハナに、こちらも全力で土下座するのだった。
「……ぐすぐす。……あんな冗談、こりごりです。……ちーん」
俺の土下座力によりなんとか泣き止んだハナにティッシュを渡し、鼻をかませる。
「いや全く。久々に肝を冷やした」
「私の肝も冷えまくりです。冷凍庫でコチコチです」
「いや、よく分からん」
「怒ってるってことです。つーん、です」
ハナはほっぺを少しだけ膨らませて、明後日の方向を見た。
「ふむ。じゃあ、ホワイトデーのお返しには奮発して機嫌を直さないとな。で、何がいい?」
「……土地」
「俺のハナが物欲に塗れている!!! 畜生、こうなったらサラ金を練り歩くしか!?」
「彰人くんが破滅の道を!? 嘘です嘘です、土地なんていらないです!」
「むぅ。じゃあ、何が欲しい?」
「……あの、なんでもいーですか?」
「やっぱ土地か! どこのサラ金から行けばいい!?」
「違いますっ! ……あの、あのですね? ……ホワイトデーには、一日、ずっと一緒がいーです」
そう言って、ハナは俺の服の袖をきゅっと握った。
「え? いや、でも今も休日はそうやってるし」
「朝に会って、夕方にはお別れです。……朝から晩まで、ずっとずっと、ずーっと一緒にいたいです。おはようって彰人くんに最初に言って、おやすみって彰人くんに最後に言いたいです」
「う……」
それはつまりお泊りということであり、俺の理性が試されているのか!?
「ダメ、ですか……?」
「そんな悲しそうな顔をしているハナにどうしてNOと言えようか! ああいいさ、いくらでも一緒にいさせてくださいっ!」
花が咲いたようなハナの笑顔に、俺はどうやって理性を抑えればいいのか苦悩するのだった。
あれ?なんだこれ?鼻血・・・?
>>607 ニヤニヤがとまりませんGJ!
もう符長なんて砂糖になっちまえばいい!(褒め言葉)
おかしいな、ふさがったはずの傷口からまた砂糖が・・・
春の強風に花粉が乗ってきたと思ったら甘かったんだが……これは、砂糖……?
それは糖砂ですね
大陸から風にのって運ばれてきます
>>607 ハナとかけまして、ライオンと解きます。そのこころは?
「?」
おはようからおやすみまで、あなたをみつめます
ちくしょう、ホワイトデーのお返しを本人に聞いた上に、わざと誤解される言い回しで泣かせる奴はアリにたかられて死んでしまえ
「不躾に訊くが、今日は何の日だ」
「…建国記念日?」
「ホワイトデーだバカ」
「ホワイトデー……陰謀の臭いがする」
「空白の日じゃねーよ」
「今日がホワイトサンデー、そんでもって明日がブラックマンデー」
「訳分かんねーよ。それよりも一ヶ月前の今日、よく思い出してみろ」
「んー……タマにほうれん草のおひたしを作ってあげた日だ」
「ドアホ。バレンタインデーだろ! 俺が何を作ってやったか覚えてるか?」
「茶色い塊」
「不愉快に抽象的なのは何でだよ。チョコレートだ!」
「うん」
「倍にして返せ」
「…手作りの倍?」
「自分で考えろ」
「分かった」
「時間かかったな。何が分かったんだ?」
「えい」
「わ、わ?! ちょ、ちょおいっ…」
「僕を食べて〜(棒読み)」
「やる気ねーにも程があるだろ。…だからやめろ、引っ付くな」
「んー……じゃあ、はいこれ」
「何だこれ」
「二千円分のお米券」
「そうきたか」
「僕の気持ちだよ」
「真面目な顔して言ってるが、かなりアウトローだぞ」
「これもあげる」
「酢昆布だな」
「美味しいよ」
「やかましい」
「……僕を食べて?(うるうる)」
「くっ、やめろ鼻血が…! …あのな、こういう時プレゼントする物って、相場が決まってるだろ?」
「…茶葉とか?」
「クッキーとかマカロンとかだよ!」
「……おお」
「って、俺に言わせやがって。もう良いよ、期待して損したぜ」
「買い物に行く」
「だから良いって。…おい、良いっつってんだろ。こら待て…待ーて」
「クッキーかマカロニが食べたいんだよね?」
「いらねーよもう。ついでに言うと、マカロニじゃなくてマカロン」
「…怒ってる?」
「怒ってねーよ」
「ランボーV 怒りのアフガン」
「意味分かんねーよ」
「買い物に行く」
「お返しなんて、いらねーかんな」
「食パンとバナナが切れたから、買いに行くだけ」
「……は、そーかい。勝手にしろ」
「行ってきます」
「…」
「…怒ってる?」
「怒ってねーよ」
「…あ、そう。じゃ」
「……行きやがった。あのバカ」
「ニャー」
「こっち来いタマ。帰ってくるまで、お前と遊んでやるから」
男がかわいいんだがww
「おっせーな…ったく、どこほっつき歩いてんだか」
「ンニャ?」
「って別にアイツのことなんか、心配しなくたって良いよな。天然マイペースにゃ付き合ってられねーや」
「ニャウ…」
「よしよし……ちぇっ、すごい惨めだ」
「ただいま」
「…っ!」
「どうしたの?」
「何でもねーよ。じゃあな、今日は俺もう帰るわ」
「あのさ」
「何だよ」
「まだ怒ってる?」
「怒ってねーよ畜生っ! 帰るからな!」
「何だよ? 服引っ張んじゃねーよ」
「これあげるから機嫌直して」
「…あ? 何だよこれ」
「何だっけ」
「……これ、何だ? …指輪…は? おい、冗談だろ」
「クッキー売り場の店員に相談したら、ジュエリーに誘導されてた」
「いらねーつっただろ! それがどうしてこんな――」
「…ごめん」
「…!! …あ……悪ぃ」
「……お返しじゃなくて、仲直り用なら、良いと思ったのに…」
「ちょ、何処行くんだ待て!」
「――?」
「……ごめん。今のは、違うんだよ。本当は…」
「…痛い」
「本当は、だな……」
「…いらなくはない?」
「……そうだよ。…なのに、酷いこと、言っちまった…」
「じゃあ、大丈夫」
「本当か? 俺……あれ? …くっ」
「…涙もろいね」
「うるせーよ! …へ、へへ……くすん」
「んっ――」
「……ふぁ…これで仲直り」
「ガキの喧嘩かよ…でも、良いよ。やっと実感が湧いてきたしな」
「?」
「こほん。…指輪、ありがとう。すごい嬉しいよ。…本当はお返し、欲しかったんだ。思い出に残りそうな、お菓子とかさ」
「女の子らしさ?」
「何分かったようなこと言ってんだよ。…けどお前のこと、見直した。指輪はちょっと行き過ぎだけどな」
「…」
「ニヤニヤすんな。で、いくらしたんだ?」
「教えなーい」
「教えなーいじゃねーよ。クッキーか何か買うつもりが指輪って、乗せに乗せられてるだろ」
「でも、気持ちに値段はつけられない」
「何言ってんだお前は。ったく、しょうがねーな」
「まだ帰らなくて良いの?」
「今日は一緒にいてやるよ。俺が付き添ってなきゃ、何やらかすか分かったもんじゃねーし」
「ふーん」
「何か文句あんのかよ」
「別に。そしたら今夜――僕を食べる?」
「……っ!(卒倒)」
時に人間関係の縺れからブラッディマンデー
ほとばしるほどGJ!もっとやれ!!
男口調の甘えっ娘がこんなに破壊力が高いとは…
何にせよGJ
甘えっ子プレイが売りのヘルス嬢という電波が降ってきたけど、
これはスレ的にアウトかな?
>>606-607のコみたいのが、彼氏に捨てられたと盛大に勘違いして苦界に身を沈め…とかなら有り…かな?(異論は認めまつ。)
プレイだと考えると萎えるなあ
甘えんぼうにギュッとされつつ眠りたい
否定のしようもござりませぬ
いいじゃん、甘えあいたいじゃん
いやギュッとするとか恥ずかしいじゃん
甘えっ子がぬいぐるみが無いと眠れないとか言って男をぬいぐるみ代わりにギュッとするシチュ
おにいたん、あや、さみしくてねむれないの。
いっしょに、ねて?
と、ティッシュの箱を抱きしめながら上目使いで見上げる従妹
ティッシュって……陰謀の臭いがするww
いっしょに、ねて?(性的な意味で)
だが断るッ!!
いい加減一人で寝なさい姉さん
姉「…………ふにゃぁ」
姉さんは泣き出してしまった!
>>620 初出勤で好きな彼氏に指名されたのなら良いんじゃないかな。そのままゴールイン的な
このスレのバカップル率は異常
>>633 とりあえずその姉さんは俺が頂いていきますね
>>637 妹「お、お姉ちゃんばっかりに甘えちゃめーなのっ!」
妹が現れた!
このスレには姉妹まとめて甘やかせる猛者はおらんのか?
好きな男の子の部屋にデリヘルの振りして押し掛けて強引に甘々プレイ
という電波を受信した
>>641 さあ早くその電波をSSにして投下するんだ
ソファでTV見てたら妹が足の間に座ってきて(背面座位みたいな)それを見た姉は後ろから絡まってきて当ててんのよ
姉妹が寝静まった頃に絡んでくる酔いどれ甘えんぼ母
従姉妹が抜けてないかい?
なんでか母が加わっただkでえむえむの構図になった
人、いないね
みんな甘えられてるんだよ
砂漠に日は落ちて夜となる頃。
「なあ、ユーリ。」
「なに?カイル?」
「懐かしい歌を唄おうよ。あの寂しい調べに今日も涙流そう。」
「…カイル?」
「ん?」
「このスレの人たちってば絶対あたしたちのことも元ネタの歌のことも知らないと思うの。」
「言われてみればそうだな。」
「それに此処はアラビアじゃなくてヒッタイトでしょ。」
「それもそうだ。」
「そんなことよりカイルっ!」
「んっ。ユーリ!」
こうして天下のバカップルはいつものようにいちゃコラするのでした。
スマン、本気でCV福山とCV鳥海しか出て来ないorz
最近待機児童が問題になってるらしいけど、甘え娘的にはむしろ好都合なんじゃないか?
待ってる間それにかこつけて甘え放題だし
「ねえ、ちょっと動けないんだけど」
「たいきちゅーなの」
「ちょっと」
「たいきちゅーなの」
「はいはい・・・」
「――♪」
みたいな?
関東私鉄数ある中で、
「この電車遅れていますので速度を速めて運転しております。」
なんてレチのアナウンスがあるのは京浜急行ぐらいなものであろう。
屏風浦を過ぎて杉田の谷底目掛けてフルノッチの急行は吊り掛けモーターの駆動音も高らかに車体を揺すって駆けていく。
電車が喋れたなら「いつもより余計に揺れておりま〜す!」と海老一のように口上を述べることであろう。
いつもより少し疲れて我が家の玄関を開け「ただいま」と言った俺は違和感を感じた。いつもならすっ飛んでくる犬少年のタローと猫少女のチーコが来ない。然も見慣れない女の子用の靴がちょんと揃えて置いてある。
胸騒ぎを伴って居間に入ると、案の定、姉の娘であるところの爆弾娘、エリがいた。嫌がるタローとチーコをガッチリホールドして喜色満面。
タローとチーコはグッタリとした声で「兄ちゃんおかいりー」「おかえりなさいよー」とほうほうの体。
2人の様子で俺に気づいたエリは2人を放り出して俺に突進。危うく頭部がこかんを直撃するところだった。
「わーい。カツヒコだー!おかえんなさーい。」
「ちょっ。え、エリ!何で俺んちに。姉ちゃ、ママはどうしたの!」
その時、まるで見ていたかのように姉から電話。
「姉ちゃん!これいったい」
「というわけで暫くエリをよろしくねっ。」
「なにがというわけなの!」
「保育園に空きがないのがいけないの。文句あんならあんたの雇い主に言いなさい。着替えやら身の回りのものは持たせたから。じゃね。」それだけ言って姉は電話を切ってしまった。
呆然とした俺にぴったりとくっ付いてエリが甘えてくる。
「ママがお迎えにくるまでエリのことよろしくねっ。」
タローとチーコの恨みがましい視線をうけながら俺はただ途方にくれるのだった。
ごめんなさい。勢いで書きました。
>>650 天は赤い川のほとりにだっけ?モトネタの歌って?
>>655 さーばくーにひはおちてーよーるとなーるこーろー
こーいびーとよなつかしいーうーたをうーたおうよー
あーのさみーしいしーらべにーきょーうもなーみだなーがそうー
こーいびとーよあらびやのーうーたをうーたおうよー
657 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/31(水) 07:08:37 ID:gRIkJcRW
男が移動する度にちょこちょこと後ろをついて歩く、子鴨のような女の子が可愛いです。
なにかとオンブやだっこをねだってくる女の子が好きです
ただし姉さん、テメーはだめだっ!!
「そーです!甘えていいのはおかーさんであるわたしだけですっ!」
「かあさんもだっ!」
「「えーっ!?どーして!?」」
MF文庫で見た記憶がある
ブタロウ帰るわよ
アニメ化おめでとうございます
本当にお前らは何でも知ってるな
何でも知ってるわけじゃないよ
知ってることだけ
うろ覚えでやったから失敗したわ
何でもじゃないよ。知ってることだけ
だったっけ
なんでもは知らないわ。知ってることだけ。
人間化したイーシャ…
よい甘えんぼさんだとおもふ。
>669
二代目のイラストでならよい甘えんぼで妄想できる。
ちっちゃくなったセーラさんもよい甘えんぼさんだとおもふ。
甘えんぼうは良いが馴れ合いはちといただけない。
つか、俺がサッパリ分からんw
甘えっ子なら俺の腕の中でむにゃむにゃ言ってるよ。
サバサバした性格の甘えんぼう・・・
うん、悪くない
甘える為なら手段はえらばねぇ、悪の甘えんぼう。
甘『くくく……良いのか?キサマが抱っこしてくれないなら泣くぞ、しかもマジ泣きだ。』
男『くっ!ひ、卑怯な!』
甘『なんとでも言うが良い!出でよ!戦糖員!』
糖『スイーーーット(掛け声)』
甘『さあ!思う存分甘えさせて貰おうか!』
男『や、やめろぉー!』
みたいな
「とてもよいことを思いついたので言うみゆは偉いかにゃ?」
夜、眠いので寝ようと布団に入ったら、既に入っていた妹のみゆが顔を出すなりそんなことを言い出したので驚いた。
「偉いかもしれないが、その前に兄が吃驚のため心臓が今まさに停止しかかっているので助けてぶくぶく」
「お兄ちゃんの口から無数の泡が! お兄ちゃんはカニだったのかにゃ?」
「人です」
「なんでなのにゃー……」
何やら助けてくれる具合ではなかったので、自力で回復することにする。
「ふぅ。それで、何を思いついたのだ?」
「ふにゃー♪」
人が折角尋ねる姿勢を見せたというのに、妹と来たら兄に抱きつき嬉しそうに顔をこすりつけごろごろ言ってる始末。
「これ、みゆさん。兄は妹の思いついた事象について興味があるようですよ?」
「しかしですね、お兄ちゃん。みゆはお兄ちゃんの匂いにくらくらきた模様ですにゃ! はぐはぐ♪」
みゆは嬉しそうに兄の腕をあむあむ噛んだ。痛くはなく、むしろ心地よい感触だったが、やっぱり思いついたことが気になる。
「思いついた事を兄に教えてくれないと泣く」
「悠然とした口調で子供同然な事を!?」
「ほら、どうしたみゆ。早くしないと泣くぞ? いいのか?」
「うう……脅しだかなんだか分からないけど、分かったよ、言うよ。あのね、ぬいぐるみが欲しいの」
「そっか。じゃ、今度の休みに買いに行こうな」
「にゃー! そこは断るとこなの!」
「え、いやしかし、妹が望むことは、兄はできるだけ叶えてあげたいと思うのだが」
「にゃ……ふ、ふにゅ。こ、このお兄ちゃんめ。みゆをドキドキさせるとは生意気なのにゃ」
みゆは兄の腕をつんつんとつつきながら、俺を見上げた。うるうると揺れる瞳に、思わず引き込まれ──って。
「ふぅ、危ない危ない。思わずむちゅーとしそうになりました」
「みゆは構わないですだよ? いや、むしろ! そしてその先もがっつりやりたい所存ですにゃ!」
「その所存はとりあえず横に置きなさい」
「残念なことこの上ないのにゃー……」
「んで?」
「にゅ? あ、そうそう。あのね、ぬいぐるみが欲しいのですにゃ。しかしお兄ちゃんは買ってくれないのですだよ!」
「いや、そんな高くもないだろうし、別に問題」
「しゃーらっぷ! お兄ちゃんは買ってくれないのですだよ」
「……はい」
「そこでみゆは考えた! いっしょーけんめー考えた! おひるねも我慢して考えた! ……偉い?」
「あー偉い偉い」(なでなで)
「にゃーにゃー♪」(嬉しそう)
半ばなげやりに頭をなでてのだったけど、嬉しそうで何よりです。
「んとね、ぬいぐるみの代わりにお兄ちゃんをむぎゅーってしようと思ったの? めいあん?」
「そのむぎゅーにかかる力の程度によります。どのくらい?」
「にゅーっとね、5とん?」(小首をこてりと傾げながら)
死ぬよね。
「丁重にお断りさせていただきます」
「ががががーん! むぎゅーってしたいのに丁重にお断るだなんて許せないよ!」
「みゆと同年代の女性と同じくらいの筋力でむぎゅーっとするなら考えないでもないです」
「じゃあ、そのような感じでやるので、むぎゅーってしていーかにゃ?」
「そのような感じであるならば、兄としても断る理由はない。おいで」
こいこいと手招きすると、みゆは破顔して兄に抱きついた。
「ふにゅー♪ このぬいぐるみ代わりのお兄ちゃんは、とてもよいという噂ですにゃ。なぜなら、抱きついてると幸せが後から後から湧いて来るから!」
「とても嬉しそうで何よりです」
「お兄ちゃんにも何か沸いてるのかにゃ?」
「兄は適温に沸いております」
「お兄ちゃんが給湯器に!?」
漢字間違いによる悲劇と言えよう。
「あ、でも確かに暖かい。にゃ、ホコホコー♪」
しかし、嬉しそうに兄に抱きついてすりすりしている妹を見るに、あながち悲劇でもないかなあと思ったりもした。
さて、銀歯を入れてもらおうか。
>>677 もしかしてネコのまるちゃんとその飼い主の作者の人?
こーゆー会話大好きwww
むしろ犬子の人じゃないか? 主にノリが。
同一人物だそれ
毎度ニヤニヤすんのと爆笑で顔が大変なことになる…
682 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/09(金) 13:46:31 ID:iwk3ZCgc
甘えんぼうにツンデレが好きだって言ったら…
ごめんsage忘れ
>>682 ツンデレスレのお題そっくりパクってんじゃねーかwwwwwwwwwwwww
猫のまるちゃんと犬子ちゃん好きだwww
男の反応とか対応のノリもイイw
このスレだと甘えっこと男は大概最初から恋仲だけど、付き合ったりする前は甘えっこはどんな状態なんだろうな
アプローチの仕方とかそもそも最初から甘えんぼうで悶々としてるのか、それともあとから覚醒wするのか
いかん、考え始めたら気になって仕方がなくなってきた・・・
自分はあくまで普通だったりするんじゃ無いかと思っている。
付き合い始めてからタガが外れたかの様に甘えだす!!
が自分的な理想といったところか……。
でもそれじゃつまんないので、片思いで最初から甘えん坊なんだけれども付き合っていないから控えめにしている場合を妄想してみた。
「ん?」
背中に何かが当たる感触がして、僕は後ろを向いた。
「あれ?瀬川さん、どうかした?」
「あ、ううん。なんでもない、当たっちゃったみたい。ごめんね」
後ろには、クラスメートで隣の席の瀬川和葉さんがいる。どうやら友人と話していて後ろに下がりすぎたらしい。
僕の背中から離れると、彼女はまた友人とのおしゃべりを再会しようと友人たちの方へ向き直ろうとした。
そこで僕は思いついた。隣同士ということもあってか、少しは冗談も言える間柄だということもあってだろう。
ちょっとした冗談のつもりで、僕は彼女にこう提案した。
「ん、別にいいよ。何なら、僕の背中を背もたれにする?」
そう、冗談のつもりだったのだ。隣同士で、割と仲のいいクラスメートに対する挨拶代わりの冗談のつもりだったのだ。
しかし、次に出てきた言葉で僕はこれを冗談だと言えなくなってしまった。
「え?……いいの?」
彼女はそういうと、さっきより椅子を僕の側へと持ってくると、本当に僕の背中を背もたれ代わりに使い始めた。
とたんにニヤニヤし出す、瀬川さんの友人たち。
「おー、和葉。ご機嫌だねー」
「んふー、ご機嫌もご機嫌だよ」
背中越しに、非常にご機嫌過ぎるほどご機嫌な声が聞こえてくる。
身長差というか、悲しいかな座高差があるためか、彼女は僕の肩に頭を乗せて至極ご満悦の様だった。
僕はというと、肩越しに彼女の匂いが漂ってきて、どうしてもドギマギしてしまう。
「おま、いつの間に瀬川さんとそんな関係に!?」
「お前だけは俺らを裏切らないと思ったのに!?」
今まで話していた友人たちが、血の涙を流しながら僕に詰め寄るが、この事態を全く想定していた僕に何か答えられるはずが無い。
「ちがっ!瀬川さん、どうしてそこまでべったり引っ付いてるの!?」
「んー?だって背もたれにしても良いって言ったじゃない。んふふー、背中合わせに肩枕ー♪しかも本人の承諾つきだよー」
彼女の嬉しそうな言葉に、教室が混沌とする。
クラスメートの半数に好奇の目を向けられ、非常に居心地が悪かった。
後日、僕のドギマギは恋に変わり、彼女に告白をする。
だが、この時見せた彼女のその甘えが随分の控えめだったということをまだ僕は知らなかった――。
>>687 さあその勢いでその後を書くんだ
全裸待機してるぞ
>>687 これいいな!抑え具合が素晴らしくツボ
GJ
>>686 甘えん坊と自覚してない、あるいはキャラじゃない、と思ってる子が付き合いだしてから甘えん坊に進化していく・・・
ていうのがマイジャスティス
気弱な子が促されておずおずと甘えてきたり、クールな子がだんだんくっついてくるようになったり・・・
とはいえ
>>687みたいなのを見せられるとそれはそれで悶えそうになるわけだがw
全く想定していたw
素直クールならぬ甘えクールというのはどうか
素直クールの素直というのは自分の欲望に素直、という部分がクローズアップされがちなので
ベタベタしたい素直クールのSSとか読んだほうが早いのではという身も蓋も無いマジレス
実際掛け持ちしてる奴多いだろ、書き手含めて
確かになんかクールな甘えん坊って素直クールとか無口っ娘ぽい物になるね
彼女は座っていた。
その長く、そして美しい髪を時折邪魔そうに指で除けながら、少しだけ俯いて本を読んでいた。
その姿はとても美しく、見る者を魅了させる。
そう、彼女は非常に美しく、そして完璧だった。
……ただ一点、俺のひざの上に座っていることを除けば。
「あのー、泉さま泉さま。どうして俺のひざの上で本を読んでいますか?」
「……」
「シカトですか泉さま?」
「……」
「……ふぅ〜」
とりあえず反応させて見ようと、耳に息を吹きかけてみる。するとビクン!と彼女が反応した。
周りのクラスメート達はそれをうらやまけしからんと言った顔で見ている。
「何をする秀介、そういうことは家に帰って二人きりになった時にやるべきだ」
「いや、そう言いながら何でアンタは俺にしがみ付いてんだよ」
「落ちたら困るだろう。ほら、お前も抱きしめ返さないか」
泉は本を机に置き、俺をぎゅっと抱きしめ、そして時折俺の胸にほお擦りをしている。
つーか何でお前は無表情のまま頬だけを赤らめているんだ。
もうちょっとうれしそうな顔しながら頬擦りしろよ。
「いや、だってここ学校じゃん。つーか学校でひざの上乗らないってルール作っただろうが」
「……そんな昔のことは忘れたな」
「昨日の話だ!」
初めは隣に座って体を預けてくるだけだった彼女は、日に日にその密着度を上げていき、そして昨日ついにひざに乗ろうとしたために俺から静止を受けていたはずだ。
その後俺の家でひざの上には乗らないというルールを作ったはずなのだが……。
「なぜだめなのか。私は表情が乏しいから、秀介に私の愛情を感じて欲しくてやっているのに」
「言葉で言ってくれれば問題ないだろうが!お前どうせ嘘つけないだろう」
「それじゃ私が甘えられないではないか?」
「全く隠さず本音漏らした!?」
「しまった、なんと言う誘導尋問、私は君にもうメロメロだ」
「いや、棒読みでそれ言うなよ。つーか額を俺の胸にぐりぐりさすな」
「あぁ、早く家に帰ってもっと密着したいものだ」
その言葉でクラス中が騒然とした。
それもそのはず、既に密着するだけしているこの状況で、これ以上の密着と言ったら既にアレしかない。
「何馬鹿なこと言ってんだよ!つーか少し離れろー!」
「そんなことを言って、実のところうれしいのだろう。さりげなく私の胸を秀介の腕に当てているからな」
「言ったらさりげなくも何もねぇんだよ!」
ベリッと音がするのではないかという勢いで、彼女を引き離す。
すると彼女は、非常に不満そうな顔をしていた。
「……秀介分が足りない」
「今十分補給しただろうが。……っていうか俺分ってなに!?」
「保健室に行こう、あそこなら人目は気にならないだろう?」
「言ったら意味がねぇって言ってるだろうが!」
「そうカッカするものではない、あくまでクールに行こう。うん」
「うん。じゃねー!いいから降りろー!」
「……なくぞ?」
「は?」
無理やりひざの上から降ろそうとした時、彼女は不意にそんなことを言い出した。
「甘やかせてくれないと、無表情のままボロボロと涙だけを永遠に流し続けるが、いいか?」
それは彼女の最終兵器。泣くといったら本当に泣くのだ。本当に無表情のまま、涙だけをボロボロ流して泣くのだ。
そこまで言われてしまっては、もうどうしようも無い。
泣いたらその時点で俺が全部悪い事になってしまう。
俺は咄嗟に彼女のひざの裏に手を回すと、俗に言われるお姫様抱っこをして保健室へと急いだ。
「ふふ、コレで思う存分に甘えられる。まずはそうだな、抱きしめて背中をなでなでしてもらおうか。おっと、もちろん頭も撫でながらだ」
あくまでも冷静に、そんなことを言う彼女にどこまで振り回されるのか。
それは俺自身も知りえることではなかった。
やっぱり素直クールになったよorz
やはり甘えん坊も素直クールも最高だのぅ
>>695 「なくぞ」とかかわいいww
素直クール甘えんぼういいな
まったく、このくそ忙しい時期に巡回先を増やすような真似をしてくれやがってけしからん、もっとやれ!してください!
本当にけしからんな!これからもぜひおながいします!!
お気に入りに入れたからな!毎日来るからな!
甘えっ娘が毎日家に来るとな
それって当たり前のことなんじゃ……。
押しかけて同棲してしまう様なアグレッシブな甘えっ娘
籍を入れるまではと毎日、家から律儀に通ってくる甘えっ娘
>>703 もちろん夜はひとつの布団
でも籍を入れるまで夫婦の営みはしない
超絶据え膳な甘えっ娘
そこは健気に旦那さんを誘惑しようとする奥さん(予定)と
年齢的に籍入れるまで絶対に手を出さないと決めている旦那さんで
『思春期になっても無邪気にくっついてくる甘娘に、悶々としながらも邪険に出来ない男……』
てネタはよくあるけど逆に、
『無邪気にくっついてる内に性に目覚めちゃって、超絶朴念仁で天然寸止め師な男のせいで悶々とする甘娘』
みたいな組み合わせが見てみたい
甘えんぼう最終兵器〜甘やかさないと人類滅亡〜
なんか低価格エロゲみたいなタイトルだなw
>>708 俺も思ったwww
N○rn辺りが出して来そうだwww
北斗甘情破顔拳
激流に身を任せ(甘娘と)同化する
>>709 一切伏字になってないのはどうにかしろw
お久しぶりです。久しぶりすぎてさらにお見苦しくなってるかと思いますが、どぞ。
【言えない】
あのですね、悩んでることがあるんです。
今お付き合いして、2ヶ月になる彼がいるのです。
私、人見知り激しくて緊張しいだから上手く喋れなくて。
すぐ涙ぐんじゃうし、彼に告白されたのだって罰ゲームで仕方なく言いに来たんじゃないかって思うくらいのネガティブで。
好きな人なのに…上手くおしゃべりできないんです。どきどきして苦しいくらいで。
デートらしいのも、彼の家でDVD見るくらいしかしたことなくて。
もちろん後ろから、ぎゅーとはしてもらうんですよ。
でもそれだと、二人ともテレビ見てるから、顔が見えないじゃないですか。
いきなり耳をかぷってされたり、首筋に息吹きかけられたりしたら、ふにゃってなっちゃうからDVDどころじゃなくなっちゃって。
でもそれだと、内容わかんないから共通の話題の種にもならないじゃないですか。
すっごく優しいし、その…気持ちいいんです。幸せ感じるんです。でも不安も消えなくて。
結局、2ヶ月経っても知らないことだらけ。
もっと目を見て話したいし、今の時間も嫌いじゃないのです。
もっと彼のことも知りたいし、もっとひっついていたい、もっと…って思うのです。
彼は、私の体は知っていくけど、それ以外の私のことは知りたくは無いのでしょうか、
どこを好きになってくれたのか分からないけど、信じたいんです。
どうしたら、私も好きだよって、もっと甘えていい?って言えますか?
713 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 01:04:50 ID:VcXDDJPA
グッジョブ
甘えんぼうな女の子に甘えたい
甘えっ気のある奴ぁ 俺んとこへ来い
俺も甘えるから心配すんな
見ろよ青い空白い雲
そのうち一つになるだろう
だまって俺に(抱き)ついて来い
青島幸男、乙
僕は特急の機関手で
甘えんぼ娘が駅ごとに
居るので三分停車では
とても離れてくれません♪
721 :
26歳:2010/04/25(日) 08:50:31 ID:HPmB9mG/
>>720 鉄道唱歌?
マイトガイの自動車ショー歌しかわからんので、あてずっぽうだが。
722 :
三木鶏郎:2010/04/26(月) 09:36:07 ID:uPDDQybd
26で日活3ガイ知ってれば大したモンダミン。
東京で今生の別れのように機関手に抱きついて駄々をこねる甘えんぼ娘。仕方ないので乗っけたまんま出発進行
↓
横浜でキャブに特攻して摘み出そうにも出発時刻迫り乗っけたまんま出発
↓
以下、熱海・沼津・静岡・浜松…
↓
大阪着時はテンダーに石炭ならぬおにゃのこ満載
因みに自動給炭機のことをストーカーと言います。
なんてコアなスレだww
投下します 全7レス
一人カラオケは何となく落ち着く。
そんな俺は今日も、深夜オールナイトの時間を使って、適当に歌って飲んでいた。
で、疲れたので、音量と照明を落として仮眠時間へ突入。
BGM祭と洒落込んで、20曲くらいぶち込んで寝そべる。
「あかん、飲み過ぎた」
小便が近くなったので、部屋を出てトイレに行く。
そして戻って来る。がちゃりとな。
「! あ、す、すいませんっ!」
そこにいたのは見知らぬ人たちだった。
咄嗟にドアを閉めて、その場から少し離れる。
あーあ、真夜中に部屋番間違えるなんて終わってるも良いところだ。
204室はどこだ? …ここだ。
「……」
俺は耄碌も甚だしいかもしれない。
自分が借りた部屋が分からず帰って来れないとか、どんだけ?
いや、でも、確かに204だったと思うんだよな。
うーん、店員探して訊くかな?
「?」
204室のドアが開いて、中から女の子が、顔だけ出した。
目が合った。
気恥ずかしいので、軽く頭を下げて、そして逃げるか。
「ここですよ」
「…はいぃ?」
突拍子もなく杉下右京みたいな返しをしてしまった。
「こ こ で す よ ?」
「いや、そんな煽りみたいな――そもそも、何が?」
「荻野千冬さん。お邪魔しています」
荻野千冬とは、俺の名前だ。
彼女は部屋に置きっ放しにしていたカードを見せてくれた。
そこに俺の名前が、はっきりと記されている。
これは…つまり…置き引き的な何か?
「念の為訊きますが、一体何の用ですか」
「ちょっとこちらに匿って頂きたく」
「俺がトイレに行った隙に、入り込んでおいてですか?」
彼女はかむ、おんと手で合図する。
「…」
俺は頭の中で、少々厳しいこと言っても追い出すべきかどうかを検討する。
・悪意ある風には見えない。
・割と可愛い。
・もう一人中にいた。
・ここで追い出すと、多分俺は心の狭い陰湿なキャラだ。
・夜間は館内、割と空いていて店員も少数適当なフリーダム。
ここは知らんぷりして匿っちまおうか。
「失礼します」
中に入ると、隅っこに座ったもう一人の子が、俺を見てきた。
二人か。それも何だか、同じ髪型で同じ顔してるような。
「で、匿うとは?」
「私たち、連キキ・ククと申します。龍舌蘭会は、ご存知ですか?」
龍舌蘭会?
「龍舌蘭会は須川区のチャイナタウンを拠点とする、中国系マフィアの支部です」
「ほへぇ」
「その首領・連パイダと聞けばピンと来たり?」
ドンって、軽々しく言ってくれるけど、これは明らかに、ヤバい?
「連敗だ? いや、知ってる方がまずいよ」
「私たちの父親です。正式には、義父なんですけどね」
……最悪だ。もう岐阜も長野もありゃしない。
龍舌蘭会は今、跡目を巡る内部抗争が起きているらしい。
彼女たちはこれに介入する気は皆無のようだが、それでも身の危険を示唆されたという。
「一時避難という形で、逃げて来たと」
「はい。ただ仲間の話ですと、こっちに追手が回っていると」
「ごめんなさい。俺を家に帰らせて下さい」
しかし、まわりこまれてしまった!
「マフィアに目をつけられるのは勘弁して」
「自然に匿ってもらえれば、きっとばれないはずです」
手首を掴まないで。人情捨てても命が大事なことだってあるんだよ。
「ね、お願い☆」
「ほし付けんなほし」
「ククも何か言って?」
「……お願いするのである」
うわぁ…であるさんですか。感情こもってねぇ。
「ね? 堅気の人が渡世の身の上を助けるなんて、美談じゃないですか」
「成る程一理ある――って、んな訳ねーよ!」
銃とかドスとか恐いんだよ俺は。先端恐怖症だよ!
「代わりに千冬さんと、仲良くしてあげても良いですよ?」
「お断りします」
「…仲良くしてあげても良いですよ?」
「お断りします」
「……良 い で す よ ?」
何このアバウトに瀬戸の花嫁的な香りのする方向に行きかけた状況は。
タイミングよくキル・ビルのテーマが流れてきた。
こんなの入れてないよ。しかも曲目の途中に捻じ込まれてるじゃん!
え、何々? 横槍があと三曲入ってる。
・
予約曲
次の曲:クレイジーケンバンド タイガー&ドラゴン
三曲目:クレイジーケンバンド 12月17日
四曲目:クレイジーキャッツ スーダラ節
以下17曲
・
大体ヤクザ絡みかよ!
いや、それも途中までは分かったけどさ、最後のおかしいよね?
「えと、君ですか? 勝手に曲入れてるのは」
見れば隅っこに座った彼女が、リモコン使ってる。
「……なのである」
連姉妹は双子のようだ。そんでもって、性格は随分と違う。
どちらも可愛いことはこの上ないが、何と言うか、恐い。
マフィアに関わっているからか、何度か修羅場を潜り抜けてきた――そんな目と存在感。
彼女らが一睨みするだけで、俺みたいな小心者は縮み上がるかもしれない。
「一緒に、歌います?」
キキさんがマイクを差し出してくる。
既に、相手のペースにはまっている。まずい。どうにかしないと…。
「やっぱり、ダメですよ」
「え?」
「俺、独りが好きなんです。他を当たって下さい」
口からついて出た、苦し紛れの嘘。いや、本当の部分もあるけど。
「……」
途端にキキさんは無言になって、俯いた。
…仕方ないよ、だって俺ヘタレだもの。
「…ですよね。ごめんなさい」
あら、意外とあっさり退いた。
「本当は私たち、純粋にカラオケがしたかっただけなんです」
「え?」
「隠れるならもっと、別の場所でも良かった。誰かに迷惑をかけることもないですから」
そうか…でも、なぁ…。
「お邪魔しました。行こう? クク」
ククさんの手を引いて部屋を出ようとするキキさん。
「…あ、ちょっと」
呼びかけると、寂しそうな顔で振り向かれる。
「俺、あの……えと」
「お前に何が分かるのである」
捨て台詞のような険しい言葉。
どちらかと言えば逆恨みに近いが、動揺している俺には応えた。
「気にしないであげて。クク、こう見えて結構マグロさんだから」
いや、フォローの仕方がおかしい! そもそも、フォローになってない!
「こほん。…一緒に、歌いましょう」
「…?」
何か、変な引き留め方だなぁ。
でもこのまま追い出したんじゃ、俺はあまりに情けない。
「ただし、もし危険なことに巻き込まれたら、ちゃんとフォローしてくれ」
「……」
「独りも好きだけど、匿うとかそんな物騒なこと無しなら、俺は歓迎するよ」
後はその良心を信じる。
「キキ、どうするのである?」
「――決まっているでしょ」
「また注文がございましたら、申し付け下さい」
そう言って店員はドアを閉めた。
「ドリンクは俺のサービスだ。飲んでくれ」
という訳で、彼女たちに飲み物と、ついでにつまみなんぞ頼んでやった。
「いただきます」
「いただくのである」
ちなみに二人連れ込みってことで、追加料金が後で取られると思っていた。
――のだが、どういう手練手管か、ちょっと待っててねと姉妹が外で交渉したかと思うと、
「見なかったことにします」
と、店員から何やら顔面蒼白気味に言われた。
うーん……マフィア恐ろしいわ。これで良かったのか俺?
深夜で少し眠たいのだが、女の子二人と一緒ではあまり落ち着かない。
変なテンションで歌うこと、一時間くらい経過したかな?
「疲れたのである」
しかしこの子はまた、随分と特殊な感じだなぁ。
隅っこの床に体操座りして、膝を抱えて目を閉じた。
「ククのこと、気になります?」
隣に座ったキキさんは、そんなことを呟いた。
「何もあそこに小さくなって休まなくても、とは思いますよ」
「…ククは、独りで暗い所に隠れてじっとしているのが、一番落ち着くそうです」
それはまた可愛らしいこって。
ククさんの寝息が聞こえてきた頃、聞き慣れない着メロが鳴った。
「はい――え? ……分かりました。報告ありがとう」
ぱちん、とキキさんは携帯を閉じる。
「悪いニュースです。追手がこの辺りを虱潰しに探し始めていると」
「…!」
嗚呼、楽しい時間につい忘れてはいたけれど、抱えている物はとんでもなかった。
「俺は、どうすれば良い」
「千冬さんに危害は加えさせません。けれども、やり過ごす為には協力してもらわないと…」
協力――マフィアやヤクザをやり過ごす為の協力って、何さ?
彼女は人差し指をぴん、と上に立てて見せた。
「ずばり、色仕掛けです」
彼女は肩を寄せてくる。
「え、と?」
「念の為言っておきますが、好きでこんなことやる訳じゃないですよ? 仕方なくですよ?」
いや、下敷きなぞるようなツンデレ発言しないで下さい。
「ちょ、待って…心の準備が…」
「照明をうんと落として、そして良いムードになっていれば、誰が見ても匿っているなんて思いませんよ」
薄々感じていたが、この人も妙に常識がずれてるよ。
行き掛かりで初対面の人とそんなことをしてまで、マフィアの追手を欺ける有効な手立てになるなんて、それこそ思わないし!
「千冬さん、恐いんだったら、言って下さいね?」
いや待て、これはチャンスか? こんな可愛い子を、何か知らないけど――。
ああっ、ダメだ。考えてもみろ、ヤクザの娘に手を出すようなものだ。後でどんな清算を食うか。
思考の最中にも、彼女はおさげを解いていく。
長く乱れた髪に魅了されて、動けない。畜生可愛い。
「キス、しますよ…?」
寄りかかられ、顎元に柔らかな手を添えられて、そして――!
「ん……」
うわ! うわ…キスだよ! 本当にしちゃった!?
凄い、柔らかいよ。何だよコレ。
「……続けますよ?」
耳元で囁かれると、体がぞくぞくと震えてしまった。
息ダメ! 俺耳弱いから! あ、ちょ、噛むなぁぁーっ!
「緊張して、声も出ませんか? 大丈夫ですよ。私に、任せて」
ああ…耳朶、気持ち良いよぉ……って、俺の反応気持ち悪いわ!
髪がさらさら触れて、くすぐったい。預けられた体の、軽さと重みがリアル。
どうしてこうなった?
柔らかな舌と、手で胸を堪能させてもらう。
「は…ぁ」
何度も中まで奥までキスをされては、俺はもうダメです。
そしてその手に誘導されて、柔らかいものを揉みしだいている。
やらしい。決して俺主導でやってる訳じゃないんだからね!
「んふ…れろ…」
唇が離れると、湿っぽいアーチが舌と舌との間に繋がって、零れた。
「…や、やりすぎですよ」
「…この程度じゃ、演技と思われてしまうかもしれないでしょ? だから――」
彼女は一旦、体を退いた。
何だ終わりか、と安心しかけたのも束の間。
「ぶっ!」
洋服のボタンを外し始めたのだ。
「まtえおかrおいつてk!」
慌てて自分でも何言ってるか分からないという悲劇。
彼女はすました表情で、前を肌蹴させた。そして、肩から滑り落ちる洋服。
背中に手を回したかと思うと、白っぽいブラジャーも外れてしまう。
「……!」
心臓が、バクバク言ってる。
カーチャン、俺、もしかして食われてしまうんかなぁ…?
「(はぁと)」
そんな表情で抱き締められて、もう一度キスをされた。
そして、徐々に姿勢を屈めていって、床に膝を突いて――。
「#$%&*@!?」
口でズボンのチャックを、下ろし始めたのだ。
抵抗しようか? いやもう諦めた。
人生諦めが肝心だ、何事もね。
「おっきく、なっていますよ?」
あははは、そうだね。これは夢だね。なぁ〜んだ、夢か。
夢の中で、彼女は俺の息子を曝け出しにしてくれた。
さて、この先はどうなるんだ? To Be Continued?
「…ぺろ」
「…っ!」
だよね。他に何されるかって、おぞましいことくらいしか想像がつかない。
「あーん…んく……じゅ」
ああ、でももう何か、気持ち良くなってきて、複雑なこと考えていられなくなりそうだよ神様。
口で息子を扱かれること、数十回。
「あ、うっ――!!」
強制射精である。こんなの初めて。癖になりそう。
そしてそれを、全部口で受け止めてくれたキキさん。
「あーん」
それを俺にしっかりと見せつけてくれると、べぇっ、と吐き出した。
勿論溢さないように両手で受けて、全部取り出したティッシュに包んで――。
「合成タンパクっ!」
「うえっっ!?」
突如の声は、ククさん。
まさか、起きた? どないしますこれ最悪のタイミングなんとちゃいますか。
「……である…むにゃむにゃ」
何だ寝言か。それにしても末恐ろしい。
「はぁ…あの…」
「なるべく汚さないように、しないとですね」
そういう問題じゃないと思うのですが。
「もうすぐ、ピンポイントで来てもおかしくないですから、私たちも、仕上げにかかりましょうか?」
ちょっと待て! 仕上げって何? まだやんの?
ダメだ。抗議の言葉を搾り出すことが出来ない。俺ってばヘタレ〜…どアホ!
頭の中で変なテンションの妖精二人がボケツッコミを繰り返している間に、彼女は立ち上がった。
そしてチェックのプリーツスカートの中から黒のストッキングを、そして下着を順に下ろしていく。
「仰向けになって下さい」
「こうですか?」
うわ、冷静に乗っちゃったよ俺。
「はい」
そして彼女は、直立した息子の真上に、跨ってきた。
しえん
「実はさっきしてる時に、ちょっと自分で、濡らしておきました」
至れり尽くせりだなコノヤロー!
「だから、痛くない痛くない」
そう言って、下半身を俺の太い棒に、挿し込ませるように落としていく。
熱いものが、包み込んでくる。本気でこれは、危険です。
「キキさ…ちょっ…!」
「ん、んっ…!」
容赦なし。濡れた感触に覆われながら、息子と彼女は、完全に連結してしまった。
「…入っちゃい、ましたね」
あれ、何か泣いてない? 俺のせい? 俺のせいなのか?
「千冬さんの、ボリュームがあって、ちょっときついけど、温かいです…えへへ」
……今一瞬、ホレかけたよ俺。
「動き、ますから……っ!」
「っ…はぁっ…!」
彼女の締め付けが、経験したことのない気持ち良さだった。
熱く擦れて、それが何度も俺の下半身を刺激する。
俺の上に乗りかかって、体を上下に揺らすキキさん。
「キキ、さん…っ!」
何か、ずっと昔のデジャヴを感じる。この人、運命の人なんじゃないか? とか。
「はっ…はんっ…!」
と、そこに五感を損ねる足音が聞こえてきた。
勘付いた。まさか、遂に、マフィアが、来た?
彼女の腰使いは一層激しくなる。
こんな状態でまさか、銃口向けられたり、しないよね?
でも、気持ち良くて、マフィアなんかよりも、彼女の方が、ずっと――。
確認の言葉もなく、その主はドアを勝手に開けた。
心臓が、激しく高鳴った。下半身が、自分の物ではないかのように急激に熱くなった。
「あ、あっ…! 出るっ!」
「あぁ…ああぁっ――!!」
ちょうど良く、射精の機会が重なった。
見られてることで一層の興奮が生まれたのか、それとも生命の危機を感じての本能的なものか。
走馬灯のように時間がゆっくり流れて、思考がフル回転してる。
ああ、俺多分このまま死ぬんだ。これが所謂腹上死って奴なんかな。え? 違う?
「――ごめんなさい! 失礼しましたっ!」
マフィアというイメージに似合わない甲高い声がしたかと思うと、ドアの閉まる音がした。
……え? え?
意識が段々と、正常に戻って来る。
目の前には連結したまま、項垂れるように俺の腹に手を突いた、キキさん。
「はぁっ…はぁっ……」
彼女は体を抜いた。
ずぼ、という何やらあまり気味の良くない音がして、中から解放される。
そして彼女は、俺の体の上に、倒れこむようにして――。
「わっ」
全身が、俺に預けられた。
「…上手く行った、みたいですね」
深い息と共にそんなことを言う。
俺は、安心感に気を良くしてしまったのだろうか、彼女の体を、両手でぎゅっと、抱き締めた。
「あれが、追手、なの?」
ほんの小さな声で、尋ねてみた。
「はい。…千冬、さん…」
「…何?」
「ご協力、ありがとうございました。……でも」
「…でも?」
「まだ、誰か来てもおかしくないですから……もう少し、良いですか?」
それから一、二時間くらいは経ったと思う。
早漏なりに何度も彼女とやって、やり尽くした。
「はぁっ…はうぅ……」
何も考えられなかった。
ただ、胸の中で静かに息をする、彼女に対する感情を占めるウェイトが、多分会った時の三倍くらいにまで膨れ上がった。
「…はぁ…千冬…さん…」
「何ですかキキさん」
「本当は私、純粋にカラオケをしつつ、こんなエッチなこと、やってみたかったんです…」
淫乱な告白恐れ入る。本当にもう、参っちゃうよね。
「……」
「キキさん?」
「…あ、何でもないです。ただ、あと少しだけ、こうさせて貰っていても、良いですか?」
「…いいですとも」
良い余韻が続くと思っていました。
大事なことが、頭の中から消失していたのかもしれません。
がたん、と不吉な物音。
「……」
凍りつく空気。
このお世辞を言えば甘ったるい、そうでなければイカ臭い空気が充満した室内。
もう一人、忘れてはならない人物が居たではありませんか。
「何、してたのである…?」
可愛いんだけど、ドスの利いた低い声。
目をやると、ククさんが、まるで揺らめく炎のような瞳を以て、俺を凝視しています。
せめて換気フルにしときゃ良かった。だがもう遅い。
「ククさん? えと、キキさん? 何か、フォロー…」
「すやすや」
って、寝てるしー!?
「何 し て た の で あ る ! ?」
「え? …えと、あ、ほら。これはその、追手を欺く為のカモフラージュ――」
いかん。聞こえてない!
今にも爆発しそうな感じに震えて、目に涙を溜めてこちらに近づいてきて、その後どうなるか。
いやだ〜! 想像を絶するよ!
「キキに手を出して……キキに…!」
「ごめんなさい! いや、そうじゃなくて! 違うんだ! 話せば分かる! あはねさばわくr」
ちょ、やめて、死亡フラグかましてるけど、本気で……!
「絶対…絶対…許さないのである!!!!!」
「ぎぃやあああぁぁーっ!!」
暗転
・
予約曲
次の曲:Survivor Eye of the Tiger
以下なし
・
ごめんなさい
ここでおしまいです
続きを書かないとひどいのであるGJ
であるの顛末も読みたいのであるGJ
日本語わからないのである。キキにナニしたのか、私にも同じコトするのである
ぜひこれで
ちょっとカラオケ行ってオールしてくる!
ちょっと一回のつもりで甘え
いつの間にやら845回
気がつきゃ全裸で時刻は夜明け
これじゃ身体に良いわけ無いよ
わかっているけど(甘えるのは)止められない
あ、それっ
すりすり ぎゅー ちゅちゅちゅっちゅ スリスリ くんくんくん♪
すりすり ぎゅー うにゅにゅにゅにゅ スリスリ 『いいにおいー♪』
すりすり ぎゅー ちゅちゅちゅっちゅ スリスリ ごろごろにゃーん♪
スリスリ ぎゅー うにゃうにゃ すーりすりすり 『んー えへっ♪』
>>716-718 出遅れたけど、このネタが出るならこれは外せないだろうと思って流れ無視で即興でやっつけた
反省はしてるけど謝罪はしない
明け方になにしてんのよw.
トリメロやらクレイジーやら…。
あたしゃ村中で一番
甘えんぼといわれた女
自惚れのぼせて得意顔
2チャンの甘スレに来た
あたしの見初めた男は
スレをヲチするイケメン
背は高くて肉体美
おまけに抱き心地がよい
夢か現かその時
現れた男の彼女
訳も分からずバリバリと
引っかかれあたしは気絶
時計も財布も取られ
気がついた所は道路
怖い所だ2チャンネル
泣くに泣かれぬ甘えっこ〜
エノケンは外せねーだろ。
普通に大塚愛とか歌ったら殴られそうなながれだな……
男同士でさくらんぼとか歌うとすごい盛り上がるぜ
というか飲み会の二次会での定番だろう>錯乱坊
あまいあまい ぴんくなよるには
ごしゅじんひとりで けんじゃになるのニャ
べっどのうえでこのぼくが ねぇねぇ? ごろごろ
おいしそうにあまえるけど いっつもたべてくれないのニャ
猫
「にんげんのすがたになれたらいいのにニャ
「そしたら ちょっとはあんなこととか こんなこととか
「させても いいのにニャ
ご主人
「さっすが〜猫様は話がわかるッ!
猫
「せーえきくさいてでさわるニャ
♀SAM(E)
♀BIS(E)
♀NIN(E)
♀FIG(E)
♀PRI(E)
に甘えられる
♂MAG(G)
パーティ組めないじゃないか
745 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 01:14:48 ID:gJH+q6OE
甘えんぼうの先手を取って甘える!!
懐メロに続いて懐漫画か
甘えんぼうの鬼娘も良いものだ
肩には電撃甘え娘
腰のボールの中には五人の個性豊かな甘え娘達が控え
実家に帰れば数十人の甘え娘がお出迎え
そんな男は甘え娘達と甘えられチャンピオンを目指すわけか、理想郷だな
750 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 09:09:24 ID:OelA+joO
>>749 先頭のポケモンに話し掛けると『わっ! ○○がきゅうにだきついてきた!』となってハートマークが出るわけだ
シュガー ハニー メープル キシリトール等々で登場するアマモンが違うわけか
胸が熱くなるな
ヤバい書きたくなってきた
期待しないで待っててくれ
正直、肩の電撃甘え娘がいたら腰の甘え娘達に出番はないよな
「よし、○○!君に決め――」
「だめぇ!」
ばりばりばり!
「ぎゃぁぁぁぁぁ(ry
的な?
お前ら相変わらず仲いいなwww
サト×ピカ読者とか結構いる気がする
ぎえぴー×ピカチュウだろ常考(ry
>>754 イエローバージョンのピカさんですか分かりません><
このスレの住民はエロパロ板でも屈指の仲の良さだなww
>>758 んなこと言ってるとツンデレ甘えっこが沸いて来るぞ
最悪の場合、妖怪ドロデレ娘が沸いて出て糖分過多に陥る。
「ぷんぷん! お兄ちゃんが仲良くしていいのは、はるみとだけなんだからぁ!」
「おいおい、掲示板の書き込みに嫉妬すんなよ……っていうかお前はまだこれ見ちゃ駄目な歳だろ」
「あ、ノートパソコン上に持ち上げて見えなくするなんてずるいよー!」
「ほーれ、届いたら返してやるぞー」
「かえしてよー! かえせー!」
「う……ぐすっ……」
「あ、あれ?」
「お兄ちゃんのいじわるぅ! うぇええええええん!」
「な、泣くなよ……ほら、返すから。な?」
「……もう、ここの人と仲良くしない?」
「ああ。お前がそういうなら、俺はもっと殺伐とした生き方を心がけよう。今日から俺は一匹狼だ!」
「そしてわたしはその狼の隣によりそうわんこ!」
「……え、なんかそれ微妙じゃね?」
「ミニチュアプードル!」
「追いつけねえよ! 狼に絶対置いてかれるよ!」
「……おいてくの? はるみ、おいてくの?」
「……置いてかないよ。お前と一緒に歩くとするさ」
「うわぁーい! だからお兄ちゃん大好きー!」
「まったく……お前にゃ叶わないな、はっはっは。あんまり頬ずりするなよー、はっはっは」
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃーん」
男「という夢を見たんだ」
男友「……で、これがはるみちゃんってわけ?」
男「ああ」
猫「にゃー」
男「甘えん坊で可愛らしい、ちょっと嫉妬深いのが玉に瑕な、俺のステディさ。
男友「へー。はー。そー」
男「でも、残念な事に、猫なんだ」
男友「だいたい想像できたが、それでも聞こう。理大に通う俺に用ってなんだ?」
男「物は相談なんだが、夢の中のようにこいつを人間に」
男友「キシリッシュでも噛んどけ」
猫「うにゃーご」
オチ無し
「「「にゃん」」」
アクオスじゃなかったか
アクオスはシャープのテレビだ
最後にSがいるのか迷って、結局つけてしまった。今は反省している
アマーイノチョウダイww
そろそろww
>>743 さあ、俺と一緒にWIZスレに帰ろうか・・・
>>760 ほとばしるGJ!さて糖女(とうにょう)病の治療に行かねば……
GW(グラニュー糖週間)は寄生ラッシュで甘えが混雑しております
俺は家で引きこもるから大丈夫そうだな
つまり妹や姉、従姉妹がくっついてきて家から出られないという事か…
そうなんだよねー 妹が行かないでって
ぎゅって抱きついてくるから
>>760見て思ったけど
このスレ的に『ちょこっとヒメ』とかどうなの?
>>772 ペットも主人も軒並みベタ甘で面白い
のどの下なでられてゴロゴロ〜とかきゅーんって鳴きながらすり寄って来たりとか
ヒメかわいいよヒメ
混雑する動物園で迷子にならない方法を下記から選べ
・手を恋人繋ぎ
・腕にしがみつき
・お姫様抱っこ
>>774 そこは密着率が高いおんぶがいいのでは
と新たな選択肢を提示してみる
>>775 お前正気か?
おんぶってのは背後つまり死角を見せるって事だぞ、何をされるか分かったもんじゃない
下手したら首筋に息を吹きかけられたり耳を甘噛みされるかもしれない
お姫様だっこも胸に指でのの字書かれたりするやも知れぬ
んじゃ、肩車なんかした日にゃあ、あ、あすこが後頭部に直撃なわけで。
きょぬーだったらさらに頭に胸が乗っかったりして…ゴクリ
だからそれじゃ痴女だとw
甘えたがりの痴女でもいいじゃない
にんげんだもの
蜜お
どなたかTwitterで甘えん坊な女の子botを作ってはくれまいか。
「ただいま」「おやすみ」とかのツイートに「おかえりおかえり!ずっと待ってたんだよ!にへ〜…いいにおい♪」とか「まだまだ寝ちゃいやなのぉ…さみしいもん」とか甘えリプライ返してくる感じのやつ。
そうだなぁ…さしずめ名前は甘えんbotってとこかな
だっこなう
膝枕なう
なでなでなう
おやすみしたふりなう
ちょっといたずらなう
硬くなってきたなう
びっくんびっくんいってるなう
のけぞってるなう
ジッパー下ろして取り出してみたなう
ぴくぴくしてるなう
さきっぽ濡れてるなう
舐めて――
はふうなう
あっ
しあわせなう
790 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 00:10:05 ID:62f0NN+/
ん....っうゔぅ...何故最近こんなに暑い...?
このスレで更に甘々なんてっ....
俺の部屋では扇風機が早くも稼働中だぜ
さらにこの甘々の状況・・・
さては暑さという名の甘えん坊の仕業か
793 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 10:07:25 ID:62f0NN+/
暑さ×甘え
で、もうべったべた状態ですねぇ^^;
塚甘えられるシチュにならん(泣
「暑いから くっつくなよ」
「いいじゃん、暑いときは二人でくっついていたほうが涼しくなるのよ」
「なにを根拠に?」
「汗の気化熱」
「ふーん」
「それにね」
「ん?」
「貴方の汗の味も匂いも好きなの」
そういって腕といわず、胸といわず、背中といわず舌を這わせる彼女に俺は喜んで陥落した
ある日のこと。俺は膝の上に乗せた金髪少女と戯れていました。
「なぁエリー」
「ドーシタ、ダイスキ?」
「愛の告白は置いといて、俺の名前を言ってみてくれ」
「? エーット……ダイスキ!」
「……」
「エヘヘー」
「エリー、違う。違うんだよ。俺の名前はそんな呼ばれて恥ずかしくなるものじゃない」
「???」
「俺の名前は大介なの。似てるけどちょっと違うの。ダ、イ、ス、ケ。分かるか?」
「分カルヨ! ダイスキ!」
「……」
「エヘー」
駄目だこの娘……早くなんとかしないと……
このまま放っておくと恥ずかしい思いをすることになる(主に俺が)ので、とりあえず練習。
「エリー、このままだと『バカップルうぜぇ死滅しろ』なんて言われかねない。日本語の練習だ」
「イエッサー!」
「よし、まずは俺の言ったことに続いてくれ。リピートアフターミー、だ」
「ダー」
「い」
「イー」
「す」
「スゥー」
「け」
「ケェー」
「なんだ言えるじゃんか。じゃあ俺の名前は?」
「ダイスキー!」
「……」
「エヘー?」
「……エリー? 大好きの意味は分かってるよな?」
「Yes! I love you!」
「じゃあ俺の名前は?」
「ダーイスキー!」
「……」
「フフーン」
「……もういいや」
「ダイスキー、ナデナデーシロー」
「はいはい、俺も大好きですよ」
オチらしいオチはなし。甘えっ娘に大好きって言わせたかっただけなんです
>>795 荒川の金髪幼女の声で再生された
しかもそのせいで腹黒なんじゃないかと勘繰ってしまう…!
798 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 20:12:28 ID:62f0NN+/
もしそれがただもブスなら殴るだろう...w
でもかわいいです♪
799 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 21:12:10 ID:62f0NN+/
ただも⇒ただの
です;;
801 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 22:33:01 ID:62f0NN+/
上目遣いで
「...駄目?」
とか言ってみたいれf((げふげふ
>>795 お父さんと子供の『パコソン』やり取りを思い出したw
何でかは分からないが、泡盛娘とワイン娘が男に甘えてる夢を見た。
甘コール中毒にならなければいいが。
ちょっと最近ウイスキー娘とワイン娘を甘やかしすぎてるんだが…
ちょっとツンケンしてるウォッカ娘にオレンジジュース飲ませて甘えん坊になるか実験してくる
ちょいと一杯のつもりで飲んでいつの間にやらハシゴ酒。
「気がツキャ終電逃してた、か。」
時刻は既に0時55分。42分のかしわ台行きは10分以上前に出てるというのに俺ときたらまだ曙町にいるよ。
さて、タクシー代もねーし。始発までどーすんべ。
などと考えながら親不孝通りを阪東橋方向に歩いていると。いつの間にか見慣れない路地へまよいこんでしまった。
菜の花、男爵を過ぎたらすぐオンリーワンときて大通りの筈なんだけど、普通の民家ばかりだよ。
10分ほど歩いたとこで紫色の看板を見つけたので入ってみた。
くすんだバー登録の鑑札が貼っつけてあるドアを開けた途端。
カウンターにずらりと並んだ女の子達が一斉に俺に駆け寄ってきた。
「いらっしゃいませ〜!おにーさん!とりあえずアタシですよね〜!」
黄色いドレスの明るい女の子が大ジョッキの生ビールを持って来る。
「アサヒちゃん。この時間にいらっしゃったのならもうウィスキーでしょう。席へ戻ってて頂戴。さぁお客様。ロックが宜しいかしら。それとも水割りになさいます?」
右の目尻に泣きボクロの琥珀色のドレスの女の子がスーパーのボトルを差し出す。
「なに言ってんのよニッカちゃん!あんたも引っ込んでなさいよ。お客さん。あたしとこれやりましょ。」
片手で器用にワイングラスを2つ持ってウインクしてくる赤いドレスの女の子。「う゛ーっ!ロゼちゃん!ニッカちゃん!最初にアサヒが声かけたのよ!おにーさんはアサヒとビールをのむのー!」
「いいえ!私とウィスキーです!」
「なに言ってんの!あたしとワインだ!」
彼女達は俺を囲んで言い争いながらスリスリと甘えて来た。彼女達から漂ってくる良い匂いをかいでるうちに段々と意識が遠くなり…………
自分のくしゃみで目が覚めたら伊勢佐木警察のロビーだったとさ。
みりん娘「みんな直接口をつけてもらえて幸せだよね
メタノール娘「私を飲んだら、めっ!なんだから〜」
809 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 15:31:28 ID:FnfOX7rX
スピリタス娘「ああん?アタシを飲もうなんて、覚悟はできてんだろうねえ?」
sage忘れすいません
811 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 15:42:03 ID:Q+qpsVc6
皆さんどんな感じの甘系が好きですか?ヽ(´・ω・`*)
男「すまない、甘いのは苦手なんだ」
そこから始まる恋がある
子犬みたいに甘えてくる娘だな
ちょっと思ったんだけど、このジャンルって一つ間違えると依存娘やヤンデレになりそうだよね
このスレのカップルはだいたい相思相愛だけど、複数の女の子がいて主人公が鈍感ヘタレ天然ジゴロだと修羅場になると思う
最近は一途=ヤンデレ予備軍みたいな思考が多いからな
>>814 その辺の区別はつけてもらいたいよな
ちょっと冷たい態度取ったりしたらツンデレ認定されるのと似た感じかも
Fate/zeroを読み直して思った。
同じ男が好きな複数の甘えっ子がいて、しかも甘えっ子同士も凄く仲がいい関係って良いよな。
817 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 00:13:16 ID:/0OaZViO
回答有難うございますm(- -)m
でも雰囲気は程遠いままです;;
シチュエーションよ、come!!...無理かorz
816>粘っこい関係って嫌ですからね^^;
ああ、女子って ときに怖いw
だからそういうのはいいかもです♪
甘えっ子1「今日のあの人の膝枕はあなたに譲ります」
甘えっ子2「え? でも、そんなの悪いよ。だったら君がしてもらったらいいよ」
甘えっ子3「あたし? でも、あたしより1がしてもらったら……」
1「私は、別に我慢できますから。それよりも2さんが……」
2「だからボクはいいってば。それだったら3ちゃんが……」
3「あたしよりも1が……」
三人『やいのやいの』
男「……仲いいなー」(←放置プレイ
>>818 まぁやはり男の方も全員同時に相手できる甲斐性が必要だよなぁそれ
820 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 10:43:18 ID:/0OaZViO
飼い猫のようなw
>>820 はっぴぃにゅうにゃあこそ至福ということですね、わかります
>>806 いいね酒。マッカランとかオールドパーはどんな娘なんだろうか・・・
日本酒娘は秋田美人だといいなと思う俺秋田人
824 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 23:05:58 ID:2rsmNLcY
>>822 マッカラン→ロールスロイスに乗った万人受けするお上品なお嬢様
オールドパー→打たれ強さは折り紙付き辛くても踏ん張る健気な娘
ラフロイグ→消毒液の匂いを漂わせた白衣のお姉様。一見近寄りがたいが一度仲良くなると一途な娘
ジョニーウォーカー→ステッキにシルクハットなジェントルマン
バカルディ→黒ゴス好きな陽気な南国娘。葉巻好き
日本酒→色白に琥珀色の和服を纏った黒髪美人。まるで丸山応挙の美人幽霊
いいちこ→坂本冬美
>>824 明日の発表の準備してる時になんてGJな妄想を提供してくれたんだ
オールドパーいただくことにするわサンクス
いいちこがオチ担当な事に絶望したが、疑問がわいてきた
芋焼酎娘と麦焼酎娘と米焼酎娘にはどんな違いがあるのだろうか
ちょいと前のレスでもあったけど、甘えっこの場合甘え行為について
お相手とのコミュニケーションつうのは結構重要よな
ある漫画を読んでて甘えっこはいいなあと思ってたら、男の方が受け入れきれてなくて一波乱ありそうだった
まあそれはそれで物語としてはおいしいわけですが
>>824 今夜はラフロイグか同郷の女の子にしようかな
甘えカクテル娘も居ちゃうわけだな
>>828 マイナーだが、『こはるの日々』くらいぶっとんでると不安通り越して逆に笑えてくるぞw
カルーアミルクだと、小麦色の肌にスクール水着の日焼けあとが白く眩しく見えて
海に行って、オシャレなビキニを着た女の子の白いお腹まわりの可愛いおへそにドキッとして
夜は夜で浴衣の胸元から覗く、温泉で火照ったピンクの肌にドキドキしちゃうんですね。
カルーアミルクを1:1で作って、周りにあますぎわ!と怒られた俺です。
botとかどうやってつくるんだ…
834 :
783:2010/05/11(火) 13:46:03 ID:XvG/uwr8
自分に技術と知識があればすぐにでも作りたいんだけど…
Tweetの内容考える事くらいしかできません
検索したらあったwww
836 :
783:2010/05/11(火) 22:55:11 ID:XvG/uwr8
>>835 ごめん 作ってるの俺だわ 脳汁が足りなすぎて困ってる 誰か分けてくれないか?
>>783を参考に作ってるから 若干ロリ(年下)っぽく作ってるけどSS書ける人じゃないからさ・・・
誰かメッセージの案があったらメル欄をツイッターで探して なんかしてくれたらとってもうれしい
フォローなう
ここは妹・年下系で推すんだ。
そうすればやがて第二第三の甘えんbotが(ry
といったあってなにそれおいしいの?
「ふえ〜ん」
「どうした甘子」
「クラスの皆がツイッターとかニコニコ動画の話をするのに、私だけついていけないんだよぉ」
「お前は昔から機械音痴だしなw」
「む〜、お兄ちゃんの意地悪!」
「はは、ごめんごめん。実は俺も、その手の話題は苦手でさ」
「…え、そうなの?」
「だからその気持ち、凄く分かるよ。共感する」
「本当!? ……何か、ちょっと安心した。お兄ちゃんありがと」
「ところで、お兄ちゃんの部屋にはパソコンがあるでしょ?」
「あるね」
「普段何に使ってるの?」
「……特に、何も」
「お願いなんだけどさ、今度、使い方教えて?」
「いや、あのぅ…ほら、機械に弱いのは甘子の個性だし」
「いきなりどうしたの? ダメなの?」
「そのアプローチはけしからん。是非手取り足取り任せなさい」
「わ〜いっ! お兄ちゃん大好き!」
甘子を部屋に呼ぶことが可能になった! ▼
コマンド?
コマンド?
コマンド?
なでなで
すりすり
ぎゅー
》お兄ちゃん椅子
ちゅー
「全部」が無いな。
大丈夫、次の共通イベントまでにそのコマンド三周は出来るからさ
845 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 23:20:18 ID:n788oKnH
ツンアマ属性
ダークゾーン+識別魔法無効
友好的な姉妹が現れた
> 様子を見る
いきなり抱きついてきた!
ニアはなれる
ビッ!
あまえんぼう と はなれるなんて とんでもない !
おにーちゃん、ぎゅーして、ぎゅー。
にア ヘッドロック
>>849 だが、バックドロップで返された
そしてマウントポジションを取られた
甘味四方固めとか
852 :
1/2:2010/05/17(月) 22:27:01 ID:bF2r6dVC
「ねーお兄ちゃん、ぎゅーして、ぎゅー?」
妹のみゆが牛してくれ、などと頓狂なことを言う。
「とてもノー! 牛はまるで関係ない! 抱っこを擬態語と妹の愛らしさ、その両方を最大限に生かして表現した技法なの!」
「それを言ってる時点で色々ダメだし、あと、兄の思考を普通に読むのはやめてはくれまいか」
「にゃ?」(小首をこてりと傾げながら)
「分からないフリをされては仕方ない、諦めよう。……フリだと!?」
「自分で言っておいて自分で驚いてるよ、お兄ちゃん!」
「いやはや。それで、ぎゅーですか」
「うん、ぎゅー! いいかにゃ? ダメかにゃ? もしぎゅーしてくれるなら、みゆはとっても嬉しいよ?」
「妹が喜ぶのであれば、兄として何ら躊躇する理由はない。さあ来い、みゆ!」
「にゃーっ! お兄ちゃーんっ!」
むわーって飛んできたみゆを、がっしと受け止め、そのまま流れるような動きでヘッドロックへと移行する。
「うにゃあああ!? なんか頭がずきずきすりゅー!?」
「それは大変だ。頭痛薬を用意しようね」
「間違った用法だよ、お兄ちゃん! この頭痛はお兄ちゃんが今まさにみゆに行っているヘッドロックのせいに相違ないよ!」
「それはどうかな?」
「いにゃにゃにゃにゃ!? 絶対にそうだもん! なぜならお兄ちゃんが力をぐいって入れた瞬間にみゆの頭もうにって痛くなったもん!」
「ウニか。最近寿司食べてねぇなあ」
「みゆに攻撃してる途中というのに、お兄ちゃんの脳がお散歩真っ最中!? うにゅれ許せないよ、ただでさえみゆに攻撃するという禁忌を犯しておきながら、あまつさえみゆに集中しないなんて……言語道断だよ!」
お寿司食べたいなあとか思ってたら、何やらみゆから尋常ならざるオーラが放出されだしたような。
「ふぉぉぉぉ……震えるぞハート、燃え尽きるほどヒート! 必・殺、バックドローップ!」
兄の身体がふわりと宙に浮いたと思ったら、そのまま後頭部を地面にしたたかに打ち付けられた。超痛え。
「ぐおお……」
「……ふぅっ。まったくもー! みゆにヘッドロックするだなんて、ひどいお兄ちゃんだよ! 許せない度が極めて高いよ!」
「兄の脳がでろりと零れ落ちたので、それで許してはくれまいか」
「こぼれてないよ? こぼれるまでやるる?」
「すいません兄が全面的に悪かったです」
この妹はやると言ったら絶対にやるので、いつものように土下座で許しを請う。
「まったくもー……最初っから素直にぎゅーってしたらいいのに。……んじゃ、そゆことで、改めて、ぎゅーってしてくれるかにゃ?」
「ああ、分かった。おいで、みゆ」
「んじゃ……うにゃーっ♪」
ぴょいんと飛び込んできたみゆを、がっしと受け止め、そのまま流れるようにヘッドロックへ移行する。
「またヘッドロックされにゃっ!?」
「ふふ……ふわーっはっはっは! 甘いぞ、みゆ! 兄があれしきのことで懲りると思ったか!」
当然の帰結として、またバックドロップされ頭が割れそう。
「うーにゅ……やっぱ割れるまでやった方がいいのかにゃ?」
「すいません完全に完膚なきまで兄が悪かったです」
「にゅー……もう酷いことしない?」
「する」
「…………」
もう一度宙に舞い上がった。
「もうみゆをいじめない?」
「いじめません」
客観的に見ればどちらがいじめの首謀者か一目瞭然だが、兄妹間においては基本的に兄がいじめる側に立っているらしい。
「よろしい。んじゃ、今度こそみゆを抱っこするんだよ? ぎゅーってするんだよ? ついでにちゅーとかもするんだよ?」
「何か追加されましたが」
853 :
2/2:2010/05/17(月) 22:27:27 ID:bF2r6dVC
「お兄ちゃん、バックドロップ好きだね?」
「ぼくはみゆがだいすきなのでちゅーがしたいです」
「や、やだ、お兄ちゃん。みゆを大好きだなんて……もう、やんやん♪」
嬉しそうにやんやんと笑うみゆだったが、果たして自分が脅迫したことに気づいているのだろうか。
「んじゃ、今度こそ抱っこだよ? ぎゅーだよ?」
「もう兄もそろそろ脳がいかれるので、分かってます」
「んじゃ……ふにゅっ」
恐る恐るやってきたみゆを、むぎゅっと抱きしめる。
「ふにゅー♪ せいこーだよ、お兄ちゃん♪ むぎゅーだよ、むぎゅーってされてるよ!」
「確保成功」
「確保されせいこー! こりはもう、お兄ちゃんに一生捕まえられたままに違いないよ!」
「野生動物保護の観点から、その方がよいと考えました」
「みゆもそう考えました! なので、一生一緒なのですよ! こりはまるで結婚のようですにゃ?」
みゆがじーっと兄を見る。視線が力を帯びているため、目を逸らす。
「Yes or はい だよ、お兄ちゃん?」
「選択肢があるようでないですね」
「……一緒なの、お兄ちゃんは嫌なのかにゃ?」
みゆは目を伏せ、悲しそうにつぶやいた。
「こんな可愛い妹に寂しそうな顔をさせる奴は誰だ! 俺がたたっ斬ってやる!」
「お兄ちゃんが自殺をほのめかしている!?」
「しまった。しょうがない、死にます」
「無駄に諦めがいいよ、お兄ちゃん!」
「いやははは」
よし。これで話題を逸らせた。やれやれだ。
「んで、答えはどうなのかにゃ?」
なんということでしょう。逸らせていなかった。
「ええと……まあ、将来的には」
「にゃんと! 色よい返事がもらえたよ! こりはもう今から婚約とかしてはいかがかにゃ?」
「婚約すると二酸化炭素と反応して白くにごるからダメなんだ」
「お兄ちゃんが知らない間に石灰水になってる!? でも、それならしょうがないよね。白くにごりたくないもんね」
まさか通るとは。我が妹ながら天晴れだ。
「そりはそりとして、ちゅーはどうなったのかにゃ?」
「う。覚えていたのですね」
「みゆは頭がいいので覚えているの! ほらほら、ちゅーだよ、ちゅー? ちゅーちゅーにゃーにゃーだよ?」
「ネズミと猫の珍道中ですね。トムとジェリーを思い出しますね」
「そんなものは思い出さなくていーの! ちゅーするの!」
「……分かった。兄に任せろ」
ぐいっとみゆを引き寄せる。みゆは一瞬こわばった顔をした後、ぎゅっと固く目をつむった。
「……にゃ?」
その頬に、ちゅっと口付ける。
「……ふぅ!」
「何をやりきった顔してるかー! ほっぺじゃなくて、口にするの! むちゅーって! べろべろーって! べろんべろんって! べろぉんべろぉんって!」
「擬音があんまりです」
「いいの! でもなんかほっぺもそれはそれで幸せになっちゃうので困ってます!」
みゆは怒りながらも喜びが隠せないようで、時折にやにやしていた。
「じゃあいいじゃん。今日のところはそれで」
「うにゅー……じゃ、次回は口だよ? 絶対だよ? 嘘ついたら拷問だよ?」
「最後の台詞が怖いので、なかなか頷けないよね」
「頷かないと拷問だよ?」
超高速でうなずく。
「よろしい。……んじゃ、もっかい、ほっぺでいーから、その、……ちゅーしてくれるかにゃ?」
少し照れながら言うみゆのほっぺに、唇を寄せる兄でした。
だからお前は毎度毎度俺の腹筋を破壊していくなGJ
甘えん坊のルー・テーズですかw
腹筋と歯を同時に壊滅させるとは…
>>852…、恐ろしい子…
>>852 なんつうかもう……色々溶けて白濁したぜGJ!
>>852 852→消防コードの社会死(誰がみても死んでる状態)。
…もしかして狙ったかや?スレ住人の悶絶死。つまりはGJ
>>852 くっ・・・、メインブレインがいかれただと・・・っ!
狙ったかホワイトスウィート!
昨日、児童本の「エルマーのぼうけん」を読み返した
で、甘え擬人化他よく分からないフィルターに通してみた
『邂逅』
俺の名は選間 段。
ある雨の日、外を出歩いているとロリっ子発見。
「おい、濡れてるじゃないか(別に卑猥な意味はない)。傘にお入りよ」
「え?」
彼女は驚いたような顔で俺を見た。
勿論。それにこのままでは可哀想だから、家まで連れて行く。
「でも悪いですよ」
歩きながら、彼女は呟いた。
「どうして」
「私はもう年老いた、単なるみすぼらしい猫又ですよ?」
そう説明されて、彼女の顔を見てみるが――そう? には見えないな。
猫は外見老けないって言うし、そういうもんか?
「気にすんな」
しかし俺が事を説明すると、カーチャンは嫌がってこう言った。
「お家に帰してあげなさい」
宿無しの猫又だっつっても信じてくれやしない。
微妙に好色っ気あるのバレてるからなぁ。
それにカーチャン過保護なとこあるし、確かに女の姿した物連れ込んで良い顔してくれる訳がなかった。
「別にロリっ子は俺の守備範囲じゃねーし、変なことはしないよ」
「あなたって子は!」
正面から追い出された。
「やっぱり、良いですよ。迷惑がかかります」
「なーに、とりあえずこっそり俺が養ってやるよ」
三日は保った。だが、俺が普段飲まない牛乳が急ピッチで減るもんだから、遂にバレた。
雷落ちた。カーチャンマジギレ。俺悲しい。
居た堪れなくなったのか、猫又は家を飛び出して行く。
慌てて追いかける。もう家のことなんか知らん。
「待てよ、おい!」
追いついた。そのまま手を握って、公園のベンチに腰掛ける。
「ごめんなさい」
「すまん。色々と段取りがまずかった。俺、ほとぼり冷めるまでしばらく家出するわ」
猫又が悲しい顔をするので、肩を抱いてやる。
「……孤独には慣れていましたが、段さんみたいな人に出会ってしまうと、つい甘えてしまうものですね」
「段さんには夢とかあるんですか?」
「飛行機乗り。非行王ハワード・ヒューズに憧れてね」
「それ、字間違っていますよ……」
ま、細かいことは気にすんな。
非行王に俺はなる! だから、お金を貯めていつか飛行機を買う。
そしてニャン!(笑)な女の子と二人で雨異人具フライトを楽しむのさ。えっへん!
「――想像を絶しますね」
「と言いつつ、ネカフェに数日篭る予定なんだけどね。一緒に来いよ」
「こほん。段さん? 空を飛びたいのでしたら、少うしばかり勝手は違いますが、こんな話はどうですか?」
猫又は、そう言うとある話を始めた。
彼女は昔、旅人だったらしい。
言語を解するモトラドと一緒に世界各地を走り回った――かどうかは知らないが、色んな国や島を見てきたと言う。
「そして現役引退前最後に、ドー・ブッチ島という島に行った時のことです」
その島とは、猛獣の済むリトルジャングルのような地で、無人島。
元より、人が住むには危険すぎるようだ。
「そこに囚われた竜の子がいましてね。彼女と私は友達になりました」
竜は数ヶ月前、翼を怪我して空から落ちてきたらしい。
『へへ……良いことを思いついたぞ』
それを見つけた猛獣たちは、彼女の空を飛べるという特性に目をつけた。
と言うのも、島の中央には大きな泥川が走っており、両岸への行き来が大変。
だから、運び手をやらせようと。
「逃げ出せないように首に縄をかけ、怪我が治ると同時に、朝昼晩馬車馬のように……」
「ちょっと待て。飛行機の変わりってのは、つまりそれ?」
「はい。その竜を、助けてあげたらどうでしょう」
「――私の力では成し得なかった。ですが、段さんならきっと」
うーむ……だが、翼を手に入れる為か。大空と引き換えに、サバイバルね。
更に竜がまた、青髪白肌金目の素晴らしい美少女だって言うから、放っておけなくなった。
「大丈夫。猫の身とは言え、私は生還者です。その経験と知識と、頭を使えばきっと対策が出来るはず」
「そこまで言うなら、考えてみんこともない。分かった、やってやろうじゃないの」
猫又は幼い顔をパッと明るくさせて、立ち上がった。
「では、必要な物を買い揃えましょうか。それと船のダイヤ、色々と調べないと」
「OK。とりあえず買い込みながら行くぞ。調べ物はネカフェでググれば何とかなる」
言葉にしながら、抑えきれない程のワクワクするものを感じた。
冒険の始まり。それは何とも清々しい。
青い空に白い雲。思わず右手に拳を作って、天を見上げる。
世界が、そして美少女が俺を待ってる。
そうだ、臆せず行こう。夢に向かって――!
「ハ レ ル ヤ ! !」
♪(BGMは何故か晴れてハレルヤ)
「……段さんが壊れた」
Juvenile syndrome...
予告
竜救出への道程は果てしなく遠い
あ、どうていなんて読んじゃダメだよ?
長い密航、偏る食事、そしてドー・ブッチ島の猛獣たち(擬人♀)の殺人的な甘えに、段は耐えられるのか
次回、選間段のぼうけん、第二話。
『蜜柑泥棒』
ご期待下さい
ごめんなさい反省してます。また慎ましく規制されてきます
猫又娘かわゆし
関係無いが、もきゅもきゅなアルパカ娘に甘えられたい
GJ!
モドラドに爆笑したw コイツ…
GJ。続きはいつになりますか
せっかいじゅうのだ〜いすきをひっきっつれって〜♪だっけ>晴れてハレルヤ
君に届けたい思いはひとつ ですな
しかし、今更ながらこのシリーズ、竜および16匹の竜しか読んでなかったことに気付いた俺愕然
このスレって版権もアリ?
正しくはクロス物なんだけど
個人的にはやめといた方が無難と言えば無難だがね
作品別スレを探した方が良いかもね
どうも原作スレが排他的な流れだったからさ……
ごめん、あっちでも聞いてみるわ
甘えんbotに新しいパターンキター
自分もレポート大変です…
糖分不足でござる
「先輩♪」
部室に入った途端、背中に重みを感じた。
声で誰のものかは容易に分かる。天文部期待の新人、春日杏奈ちゃんだ。
女の子としては軽い体重だと思う。背中に当たる膨らみも軽くて、全体的に小柄な女の子なの
だ。
ただ元気は人一倍で入学後わずか三ヶ月で天文部のムードメーカーになっていた。
「ちょ、杏奈ちゃんいきなり乗りかからないでよ」
僕の苦笑混じりの抗議もどこふく風と杏奈ちゃんは猫が喉を鳴らすような声をあげて背中にす
り寄っていた。
「だってぇ、先輩と教室が別だから全然会えなかったんだもん」
可愛らしく鳴く後輩をほんとに愛おしく思う。頭をなで回したい衝動を抑えて、まず背中から引き
離す。
ツインテールの髪型、元気のあふれるような瞳。小動物を連想させる女の子だ。
髪型を含め、全体的に子どもっぽい雰囲気がある。
「寂しかったの?」
「うん!」
僕の問いかけに迷うことなく杏奈ちゃんは返す。ほんと可愛いなぁ……。
思わず頭を撫でてしまうがそれは致しかたないことだと思う。
「それに……もう杏奈限界だよぉ……」
僕が頭を撫でていると杏奈ちゃんの声に途端に色が混ざる。まるで発情したような、そんな
声。
しかし、彼女は唐突に発情したわけではない。
正確に言えば、『ずっと欲情していた』だろうか。
「ん、授業中にイちゃったの?」
「ううん……ダメ、こんなオモチャじゃもう全然イけないよう」
僕から一歩下がると杏奈ちゃんはゆっくりとスカートをまくりあげていく。
他の女の子から比べてちょっと長めのスカート。太股が露わになり、次に見えるのは不自然に
膨れ上がった杏奈ちゃんの下着。
僕が今朝方命令して履かせたのは白と薄緑のしま模様のショーツだった。そして、同じく僕の
命令で挿入されたバイブが前の穴と後ろの穴にきっちりとはまり込んでいるのが分かる。
今朝との違いがあるとすれば下着から染み出し、太股にまで流れている愛液だろうか。
「えらいね、ちゃんと挿れたまま授業受けたんだ」
「うん、だって先輩の……ご主人様の命令だもん」
うっとりしとした声。ご主人様という呼称。杏奈ちゃんの中でスイッチが入ったのだ。
杏奈ちゃんに限らず僕の『雌奴隷』となった女の子たちはしたい時の合図として僕を『ご主人
様』と呼ぶように調教してある。
「えらいぞ」
僕は杏奈ちゃんの頭に手を置くとそのまましゃがむように促す。
何度も行われた行為の結果、杏奈ちゃんも僕が何を望んでいるか体で理解していた。
「ご主人様、杏奈にご奉仕させてください」
いつも元気な女の子がたどたどしい敬語を使いながら僕の前にひざまづく。
ベルトを外し、ファスナーを下ろし、ズボンを下ろす。トランクスも下げ、まだ半勃ちの肉棒が外
気に晒される。
杏奈ちゃんが小さな口で肉棒をくわえていくのを僕は無言で見下ろしていた。
あくまで彼女の意志。調教を始めたのは僕だったが、今では杏奈ちゃん自ら調教を受けたがる
までに成長していた。この積極性もそのひとつだ。
「んちゅ、んっ、あっ……ご主人様、どうですかぁ?」
杏奈ちゃんは時折、愛おしそうに肉棒に頬ずりをする。息も荒く、彼女自身その行為に興奮し
ているのは誰の目にも明らかだった。
「うん、だいぶ上手になったね」
杏奈ちゃんの飲み込みは早く、今では口唇の愛撫だけで僕をイかせるまでに成長していた。ま
だ他の部員……天文部の仲間たちに比べると未熟な部分はあったが杏奈ちゃんはそれを補うほどに
熱心さがあった。
「うちゅ、んんっ。ご主人様のおちんちん、とっても熱い……それに先っちょからネバネバした液
が」
「杏奈ちゃんがちゃんと僕を気持ちよくさせているからだよ」
「んっ」
フェラチオを続ける杏奈ちゃんの頭を撫でる。撫でる度に杏奈ちゃんの動きに微細な変化が加
わり、またそれが僕をたかぶらせていた。
「あぁ、んんっ! ごしゅ、じんさまぁ……」
口元から淫らによだれをたれ流す。顎を伝っていく涎を構いもせず、杏奈ちゃんはただひたすら
に僕に奉仕をしていた。
けれどもその荒い息と潤んだ瞳は限界が近いことをよく物語っていた。
「挿れて欲しい?」
「うん、うんっ!」
敬語も忘れて杏奈ちゃんはすがるように僕を見上げる。お預けをくらった子犬みたいだった。
「ま、僕のほうも準備できたし、いれてあげるよ」
「やったぁ」
杏奈ちゃんの愛撫ですっかり大きくなった肉棒。杏奈ちゃんが唇を離すと唾液の糸が伝う。
慌ただしくショーツを脱ぎ捨て、愛液にまみれたバイブを前の穴から引き抜く。淫らな液体に汚
れたそれらを彼女は無造作に机の上に置いた。
「今日はどんな風に犯して欲しい?」
「ん、んと……やっぱり先輩に抱っこして欲しいかな……」
恋人が甘えるような仕草で杏奈ちゃんが僕にすり寄る。呼び方も先輩に戻ってるし。
「了解、ほら、おいで」
口調も仕草も雌奴隷としては相応ではなかったかもしれないが、注意はしない。すでに杏奈
ちゃんの身も心も僕のものだというのはよく知っていたから。
杏奈ちゃんの好きな体勢は基本的に僕が彼女を抱きかかえるものだった。それも正面から。
今は部室ということもあり、僕は杏奈ちゃんをだっこすると立ったまま挿入を開始する。
彼女も慣れたもので、、僕に抱えられ不安定な体勢になるとすぐに腰に足を回し、首に手を回
してきた。
「先ぱ……、あ、ご主人様、淫乱な雌奴隷におちんちん、ください……」
思い出したように雌奴隷口調に戻る杏奈ちゃんに僕は苦笑する。
「じゃあ、いくよ」
授業中から……いや、朝の通学途中からだろう……杏奈ちゃんの膣内は僕を受け入れるには
充分なほど濡れていた。
バイブと僕の肉棒で毎日えぐられているそこは、けれどもキツい締め付けで僕を迎えてくれた。
「ああああっっっ!!」
待ちに待ったご褒美に杏奈ちゃんは背中をのけぞらせ、叫ぶ。ひょっとしたら軽く達してしまっ
たかもしれない。
「杏奈ちゃん、イっちゃた?」
「ひゃん、ご主人様のおちんちん貰えたら、それだけで杏奈、んっ!」
そっと腰を揺するだけで杏奈ちゃんの体が敏感に反応する。
「僕、イっていいなんて言った?」
「あっ、ふぁ、ご、ごめんなさい、で、でも杏奈はご主人様のおちんちんずっと待ってたからぁ
……」
必死になって言い訳する彼女に僕はわざとらしくため息をつく。
杏奈ちゃんだってそういえばどういう結果になるか、身を持って知ってるはずなのに。
「減点2。勝手にイッたのと口答えしたので2点マイナス。これはお仕置きだね」
「そんなぁ……」
言葉とは裏腹に彼女は嬉しそうな微笑みを浮かべた。
お仕置き……僕によってM性を開花させられた彼女にとってはお仕置きなんてご褒美以外の
何者でもないのだろう。
だから僕はちょっと意地悪をすることにした。
「残念だけど、今回は縛ったり、犬の格好させて散歩とかじゃないよ」
「え、えぇ……」
もどかしそうに体を僕にすり付けながら杏奈ちゃんが不満げな声を漏らす。
やっぱりお仕置きと聞いて連想したのはそういうハードなプレイだったらしい。
「そうだなぁ、今度の日曜日、デートとかどう?」
「で、デート?」
「うん、映画でも見に行こう。罰として、そうだな、ずっとバカップルになるっていうのはどう? 腕
組んで歩いて、ご飯はもちろん、あ〜んって食べさせてもらわないとね」
「え、えへへ、先輩とデートか……」
杏奈ちゃんの嬉しそうな顔を見ていると心が温かくなるのと同時にちょっとした嗜虐心が沸いて
くる。根っからのいじめっ子なのかもしれない。
だから今の杏奈ちゃんにとって一番きついお仕置きを口にする。
「うん、ごくごく普通のバカップルデートだからね、基本えっちなことは無しだよ」
「え、えぇ!」
「デートだからね、もちろん。そうだなぁ、デートの最後、夜になったら正常位で一回くらいはあり
かな」
「そんなぁ、先輩と一緒にいてそれだけなんてぇ……」
想像しただけで我慢できなくなったのか、杏奈ちゃんが腰を揺すり始める。ぐちゅぐちゅと蜜の
混ざる音が響く。
「お仕置き、って言ったでしょ」
「うぅ、もう二度とご主人様の許可無しにイったりしませんんぅ、だからぁ……」
杏奈ちゃんは半泣きになりながら僕に哀願する。
その悲鳴は僕の嗜虐心をそそらせるものだった。
「じゃあデートも止める?」
「うぅ……でもやっぱり先輩とデートは……したいです」
「デートで、えっちなことされたいんだ」
「うん、はいっ! 先輩とデートしながらえっちなお仕置きをされたいんですっ!」
悲鳴のように漏れたその台詞は彼女の本心なのだろう。
「欲張りな奴隷だね」
「杏奈はご主人様のえっちな雌奴隷ですから、ひゃんっ!」
腰を叩きつけると杏奈ちゃんの声が跳ねる。不意打ち気味に打ち込まれた快感に杏奈ちゃん
の体は淫らな反応を返す。
「仕方ないね、今回だけ特別だよ」
「は、はぁい! ありがとうございますっ!」
杏奈ちゃんの膣が締まり、肉棒が吸い上げられる。今にも絶頂に達しようとうねる杏奈ちゃん
だったけど、僕の命令が効いているのだろう、達することはなかった。
だから僕は腰の動きを早め、さらに杏奈ちゃんを追いつめる。
「ご主人さま、そこは、あっ! あっ! ああぁ!」
お尻の穴に潜り込むバイブ。そっちも動かしながら僕は彼女をせめたてる。
肉壁一枚離れたところで肉棒とバイブが抉りあう。二穴ともすっかりと調教され、杏奈ちゃんは
ただ快感の波に翻弄されていた。
しかし僕の命令は絶対なのだろう、彼女はイってしまいそうになる自分を懸命に抑えているの
が見て取れた。
「勝手にイったら、デートも無しだよ」
「そ、そんなぁっっ! あんっ! おちんちんとバイブにぐりぐりされて、杏奈、もう、もうっ!! ん
ぐっ」
あえぎ声をあげる杏奈ちゃんの口を塞ぎ舌を差し込む。口の中を蹂躙し、唾液を流し込む。僕
のキスに杏奈ちゃんは舌を絡め答える。
「ひゃ、あぁ、ん! ご主人さまの唾液甘くて美味しいで、あっ!」
唇が離れると杏奈ちゃんと僕の唾液が混じりあった液体が二人の間を伝う。
「ご、ご主人様、んぐっ、ひゃ、おちんちんで奥までぐりぐりされて、おまんこが熱い、あ、っ、んん
ん!」
「もう限界?」
わざと腰とバイブの動きを早めながら訊く。杏奈ちゃんは悲鳴に似た叫びをあげながら答える。
「ひゃ、あん! そ、そうです、も、もう、えっちな杏奈のおまんこご主人様のおちんちんでいっちゃ
いますぅぅ!」
恥ずかしげもなく卑猥な言葉を叫ぶ杏奈ちゃん。調教のせいかもあるだろう、だがそれ以上に
限界が近いのだ。
「よし、イってもいいよ。ただし、僕と一緒にね」
「はい、分かりました。杏奈、ご主人様に中出しされてイキますぅぅ!」
僕のリズムに合わせて杏奈ちゃんが腰を揺する。リズミカルな音が部室に響き、僕と杏奈ちゃ
んの結合部からは溢れた淫液が飛び散る。
「んっ、あ、ご、ご主人様も……? もう」
何度も中だしされている経験からだろうか、杏奈ちゃんは僕の肉棒の変化から射精のタイミン
グが分かるようだった。
「あぁ、もうすぐ出してあげるよ」
「はい、はい! 杏奈のご主人様専用まんこに精液いっぱいくださぁいいい!!!」
杏奈ちゃんの絶叫。
瞬間、僕の肉棒は杏奈ちゃんの一番奥で熱いものを吐き出していた。
腰を叩きつけ、杏奈ちゃんを抱き寄せ、一滴も残さぬよう密着する。彼女自身もそれを望んでい
たのか、腰に回す足をきつくきつく締めあげる。
「ん、ご主人様の精液……杏奈の膣内でいっぱいに……」
「気持ち良かった」
「はい♪」
杏奈ちゃんがまっすぐな目で僕を見る。その目が何を望んでいるのかは単純だった。
「んちゅ、んっ!」
キス。舌を入れるような激しいものではない。軽い恋人同士が交わすような優しいキス。
杏奈ちゃんは雌奴隷になった後もそんなキスだけは大好きだった。
もっともそれは杏奈ちゃんに限らず僕の雌奴隷みんなに言えることだけど。
「あ、あの……ご主人様……」
「ん?」
僕に抱き抱えられたままの杏奈ちゃんがおずおずと声をかける。
「もうすぐみんな来ちゃいますから……」
「うん」
「もう一回、杏奈としてもらっていいですか?」
「みんなに見られてもいいんだ」
「ど、どうせ部員はみんなご主人様の雌奴隷だもん」
たしかに天文部で今活動しているのは僕と後は僕に調教をされた女の子だけだからね。
「まだ足りないの?」
「だって杏奈はご主人様のこと大好きですから♪」
満面の笑みを浮かべる僕の奴隷に思わず頬が暑くなる。まったく僕の所有物のくせに。
「分かったよ」
杏奈ちゃんの想いに応え、僕は再び愛おしい雌奴隷に襲いかかる。
「ひゃ、あぁ、ご主人様!」
杏奈ちゃんの甘い悲鳴はこの後長い間、部室に響いていた。
以上になります。
唐突に失礼しました。
>>878 GJGJGJ!
甘々調教もの大好物です!
GJ!
だが男ちょっと一発殴らせろ
>>878 ああ、全く唐突だよ
おかげで授業中なのにフルチャージになっちまったじゃないか
姉「…ヒートライザ」
男「お前ら落ち着け」
妹「……ランダマイザ」
男「だから落ち着けってば、出張で一週間家空けたのは謝るよ」
姉「チャージ」
妹「コンセントレイト」
男「いやいやいや、分かったから!落ち着け!落ち着k」
姉妹「…………甘える♪」
男「ギャーーーー!」
フルチャージって単語から受信
分かる人しか分からんネタでスマンw
妹の〆はテンタラフーだろう
>>878 エロくて良かったです。
そういう設定にした以上は、当然全員分書いてくれるんだよねw
>>883 小一時間後
男「・・・つ、疲れたorz でも、さすがにあいつらも気が済んd」
姉「甘えの雄叫び♪」
妹「甘えんぼうの息吹♪」
男「ひぃぃぃぃぃ!」
こうですか?わかりますん
このスレたまにネタが解んないですぅ。
皆さん博識ですのお〜。
姉妹なんて、駒鳥とか落花生とかしかわからなひ。
姉妹の眼光→マカカジャ→マカカジャ→
→姉妹の眼光→マカカジャ→マカカジャ→アマダイン
お前らちったあ感情に抗え、そろそろスレチだ
このスレ見ながらやってたら、あの御方が、甘え…もとい
(主人公に)デコピン率100パーなんだぜ…。
甘えんぼうを1ヶ月放置したらどうなるの?
甘えんぼうな子が遠距離恋愛って大変だろうなぁと一瞬思ったけど、
まず離れないってことにすぐ気付いた
8レスほどお借りします
『蜜柑泥棒』
俺の名は選間 段。
伝説の竜を助け出す為、両親の元を離れ愛すべき猫又とも別れ、孤独な旅立ち。
長い長い旅の幕開けは、大冒険への道。
まだ薄暗い大海原へと繰り出す船に、俺は飛び乗った。
♪(BGM:しょうちのすけ)
キャラベル船が波打つ海を進み、様々なライバルたちの顔が浮かんでは消えていく。
そんな大航海時代に思いを馳せながら、目的はただ一つ。
竜! 青髪白肌金髪の美少女ドラゴン!
大時化でも何でも来い! 俺は乗り越えてみせるぜ!
「おい新人! ボケっと突っ立ってないで甲板掃除しろや!」
「サー、イエッサー!」
で、俺は何故か水夫の格好に、青いバケツとデッキブラシ。
これはもう、何か……何だ?
そうだ密航がバレたんだった。
俺が乗っているのは町のすぐ近くに寄港していた、独立法人の巡洋艦。
何でもブラック企業らしいし、捕鯨反対運動とかやってて危ない集団らしい。
躊躇したんだが、ドー・ブッチ島の隣島、オレンジアイランドまで行く船が、他になかった。
麻袋に隠れてやりすごそうと思ったが、フィクションほど現実は甘くない。
数日後見つかって危うく樽流しになりかけた。
そこを何故か上手いこと船長さんに助けてもらって、今こうして見習い雑用中。
「はぁ……」
青い空は、快晴。
海風も心地良すぎる平和な朝。
だが、世の中上手くいかないもんだと、早くも後悔の航海。
今からもう四日前か。
「段さん…」
「どうした」
全ての準備を済ませたその日の夜、ネカフェの一室でのこと。
「ずっと、考えてました。けれど、やっぱり年老いた私がいると、必ず足手纏いになります。だから、私は一緒には行けません」
言われて初めて、少しだけ期待していたことに気づいた。
けれども、やっぱり旅は孤独なもの。
「そっか……けど、君はどーすんだ?」
「私のことは、心配しないで下さい」
寂しそうに笑う猫又。
別れるのが惜しくなって、思わず肩を抱き寄せると……強く、しがみついてきた。
「本当は、別れるの、辛いです」
猫又は、ずっと甘えていたかったらしい。
けれどもそれは、あまりに自分本意で許されないことだ、と。
「…せめて、今夜だけは」
至近距離で、俺の目をじっと見つめてくる。
釘付けになったところに、そっと幼い体を伸ばして――キスしてきた。
「…! あっ、ごめんなさい…!」
ロリは守備範囲じゃない。
その上、内面はかなりお年を召している。
だが、女が俺に甘えたくて、それを俺が満更でもないと思うのなら、関係ないよな。
「俺のを、預けて行くよ」
洋服を剥ぎ取ると、本能的な欲求に、後は応じた。
「ん…はむ…あむ…」
貪るようなキス。
体を弄り、感覚を躍らせる。
「ぐちゅ…ん……ふわ…!」
こんぐらがった唾液は、変に甘くて俺が今まで、味わったことのない味。
「ここ、して、良いですか?」
猫又は全裸の姿勢を屈めると、俺のチン様を握り締めた。
上下に扱かれると我慢汁がもう止まらない。
「くっ…結構、良い…」
そんな膨張総立したモノに、彼女はしゃぶりついた。
「じゅ…ぽ…」
ロリ姿からは想像もつかない健気で愛らしさ。
あっという間に、抜かれ――!
「ぐはぁっ!」
出た。
猫又の口内に、思いっきり射精。
「らん、さん…」
白濁に染まった口元。
口をあーんと開けて見せてくれると、そのまま喉を鳴らして飲み込んだ。
「そこまで…するかよ」
「気持ち、良かったれすか?」
俺がああ、と返事をすると、猫又は安心したように笑った。
「今度は俺が、イかせてやる」
指、それから舌で、人間の女性そのものの陰唇を愛撫する。
「…、…っ!!」
ぷしゃ、という音と共に、股から熱い液が滴った。
力が抜けたようにソファに沈む猫又。
涙で滲んだ表情も、どこか恍惚として快感に緩んでいる。
「挿れるぞ」
無言で切なく頷く仕草に、気持ちが逸る。
ロリの体に突き挿すのは至難だが、体を解して漸く中に。
吸い込まれるような肉圧がきつい。
ここが限界と強めに両肩を掴むと、俺はそこから激しくピストンを始めた。
彼女の小さな体が、目の前で揺れる。
俺のチン様に熱いものが集まって、飛び出さんばかりの状態。
「あっ…激し、いっ…!」
俺は、異性としての恋愛感情はないが、ただ親愛なる猫又に、何かを遺してやりたかった。
もう牛乳もなでなでも他愛ない話も、”俺”からは今生の内には与えてやれないかもしれない。
擬似的にでも愛するように、こうして体を交えて、俺を……忘れないでくれよ。
俺もお前と、お前の体を忘れないから。
「そろそろ、出すっ――うんっ!!」
「うぅ……っ!!」
そうして俺らは一晩を共にした。
出発前日に、尽きるまでセックルとかあるまじき行為としか言い様が無い。
だが、ロリも悪くないな、なんて夢現で思ったことも否定しない。
「…おはようございます。…それは、何ですか?」
「俺からの手紙。こいつをカーチャンに見せてやってくれ。きっと、悪いようにはしない」
起きてくる前に、こっそり書いていた遺書のようなものだ。
裸の猫又にかけた、布団代わりのコートのポケットに、それを差し込んでおく。
「さて、俺は行くぜ」
シャワーも浴びたし着替えもした。
荷物をたくさん抱えて、後は出発するだけ。
「どうか、気をつけて下さい。そして、段さんの旅に、ご加護があらんことを」
そう言って、猫又は十字を切った。
「何だそれ」
「とある国の、旅の無事を祈る印です」
冗談のようにも見えるが――とりあえず、悔いはなさそうだ。
「サンキュー。じゃあな」
「サボってんじゃねーぞ!」
「すいません!」
つい回想に浸ってたら、手が止まってたよ。
はいはいゴシゴシっとね。
え? 何を持って来たかだって?
まぁ何というか、遊戯王カードデッキとか、ボンバーマンとかetc。
遊びに行くんじゃないよ勿論。
猫又さん曰く――いや、俺の趣味もかなり入ってるが、必要なんだと。
でも、密航バレた時、船長に全部没収されちゃったしな……どうしよう?
「エルマ!」
甲板に、男臭い船には不似合いな声が響いた。
振り向くと、落ち着いた白いドレスに同色の大きなリボンが眩しかった。
ウェーブした金髪、エキゾチックな顔立ちの、年は二十前後といったところか。
「……はい?」
知らん人だ。
「エルマ! カムヒア!」
呼んでる。
俺の方向いてるし、俺に用があるのかな?
「ソーリー! 持ち場離れたら怒られるんで!」
「新人、早く行け!」
って、行って良いのかよ!
女性に連れられて、俺は船内の一室に案内された。
「……」
ピンク主体の少女趣味…しかも、これ個室か?
船員皆二段ベッドやハンモックなのに、どういうこと? VIP?
「フフン」
あ、自慢げな顔してる。
俺、感嘆してるというよりは、呆れてるんだけど。
「あのう」
「アウ…エヘン。ウェルカム、エルマ」
歓迎されてるようだが、とりあえず…。
「日本語でおk」
「日本語デ良イノ?」
喋れるのかよ!
「私、ユーノ荷物、預カッテルヨ」
ああ本当、部屋の片隅に置いてある。
……で、中身が散乱してる。
「面白イ物イッパイアルカラ、ハウツートカ、ユーノ事トカ、知リタクナッタノ」
「……ところで、君は? この船どう見ても客船じゃないと思うんだけど」
「オウ、申シ遅レマシタ。私ハ、スーヨ。船長ノ、許婚」
「マジで!?」
「ジョークヨ。本当ハ、娘デース」
こいつ…びっくりさせやがって。
一瞬うらやまけしからんと思ってしまったではないかに!
「マ、座ッテ。オ茶煎レルワ」
お茶かよ……。
俺の後を船員が通りかかる。
「うわ…お嬢ちゃんにちょっかい出すなよ新入り」
へん、ざまぁ――。
「シャーラップ!」
「!!」
スーが突如怒鳴ったもんだから、俺も船員もまとめて引っくり返った。
「ジャア何カ、ユーガ私ニチョッカイ出スツモリデイタノカエ!?」
「す、すいません!」
転がるようにして逃げ去って行く様を、唖然として見送る俺。
これは…随分気性の激しいお嬢様だ。
きっとあれだ、船を半分私物化してるに違いない。
スーは入口のドアをがたん、と閉めてしまう。
「それにしてもお父さん、日本人だろ?」
「アア、ソレハ私ガ連レ子ダカラデス」
はぁ、なるほど。
血が繋がってない――海に生きる男っていろいろ家庭環境が複雑って聞くが。
「ソレヨリモ、ドウシテ密航シタノ?」
ポットから急須にお湯を注ぎながら、訊いてきた。
「色々と事情がありまして」
「教エテ! 私、コンナ雁字搦メノ生活ダモノ。エキサイトスル話、聞キタイ」
欲求不満なんだね分かります。
「簡単に人に教えられる話じゃない」
「駄目ヨ。エルマガ助カッタノハ、私ガパパニ頼ンダカラ。ユーハ私ニ、借リガアル」
脅迫してくるとは思わなかったので、口を割ってしまった。
「――ワーオ! ユー、冒険者ナノネ」
「駆け出しですけどね」
そしてこの様であります。
情けないというか、まずは兎にも角にも、無事にオレンジアイランドまで着いて、そして荷物返してもらわんと。
「密航中ハ何食ベテタノ?」
腐ってしまうのでジャムやゼリーのサンドイッチともいかない訳で、
「乾パンとアクエリ」
「オウ…アクエリ……オン?」
♪(BGM:創聖のry)
「ア ス ! !」
「ナルホド。日持チスル物選ンダノネ」
何なんだこの人は。
「便利ナ世ノ中ニナッタワ。昔ニ生キテタラ、多分壊血病ニナッテル」
などとお茶を啜りながら世間話である。
「ソレデ、竜ヲドウヤッテ助ケ出スツモリナノ?」
「企業秘密ですのでお教え出来ません」
「教エテヨ」
そんな円らな目をして迫られても、ちょっと困るんですよね。
「ネーネー」
擦り寄るな。
「ゴロ、ニャーン?」
何だその猫は。
そんなこんなで、俺はじりじりと追い詰められて――ん? こっちベッドじゃん。
「キャッチュウ!」
熊のポーズでがばっと襲い掛かられ、俺はただいまスーをお布団にしちゃってます。
「ンー、エルマノ話ズット聞イテタケド、ユー、プレイボーイ?」
「この体勢は本当にアレなのでやめろ」
「猫チャンノ様ニ抱カセテアゲタラ、教エテクレル?」
誘惑してんだよねそうだよね?
「でもダメです。もしも俺が君に手を出して御覧なさい。海に蹴落とされる」
「私ノ口利キデ何トデモナルワ。ソレトモ、私ヲ敵ニ回ス方ヲ選ブノカシラ?」
小悪魔め……!
「分かった、教えるから一発ヤらせろ。そんなにスリスリモキュモキュされたら、気持ちが収まんない」
「オーケイ。交渉成立ネ」
交渉…なのか? でも、こんな若くて可愛い娘だったら……誘惑に負けました。
肌が白い。
そして、すらりとした体に実った双丘。
「マダ小サイ方ヨ」
けど思わず、顔を埋めてしまう。
「スーは、平気なの? 初対面で俺を助けて、こんなことまでさ」
「?」
「……」
ぷっ、とスーはふきだした。
「アハハ、ノープロブレム。私ガエルマヲ気ニ入ッタカラ――ネ?」
「あ、えと、一応俺の名前は段。選間は名字だから」
「ダン? 男ラシイ名前ネ。…ソシテコッチモ雄々シイノガ、チクチク主張シテルワ」
ああ、数日ぶりに俺のチン様は、喜んでおられます。
「優シクシナイト、駄目ヨ?」
「アン…上手、ネ」
優しくピアノを弾くように、舌と指を全身を這わせて性感帯を探る。
スーは、惚れ惚れする音色を奏でながら、体を捩らせる。
ドレスを下まで脱がせると、下着の中にも手を差し込み、揉む。
「ハァッ……ウッ」
指に絡まる感触は、全身を衝動に赴かせる熱い湿り。
薄く柔らかな陰毛を掻き分け、周囲を撫でながら焦らした後、クリ様を弄る。
徐々に速くしていくと、指先に液体が溢れてくるのが分かった。
「ヒッ…ク、アハァッ!」
声と吐息の中間を奏で、スーは果てた。
「可愛いぜ」
「…ダン、キス、ミー」
唇を何度も重ねて、段々と舌を複雑に絡めていきながら、唾液を混ぜ合う。
目を瞑っていると、相手の感情が何となく、伝わってくるのが分かる。
濃い信頼と欲求、そして愛情?
「プハ」
細目で彼女を見下ろしながら、訊いた。
「…好きな奴とか、いるのか?」
何となくぎこちない行為に、思わず水を差した。
「悪イ子ネ。デモ……ノー。コンナ立場ダモノ。イタトシテモ、消滅シテルワ」
「……スー、あーゆーはっぴー?」
きょとん、とされる。
その表情が、何だか可愛らしくて和んだ。
「ソウネ。ダントコウシテラレルト、少シハハッピーヨ」
互いに、笑った。
シックスナインの体勢になり、スーは俺の、俺はスーのを、愛でる。
「ダンハ、フェロモンカシラ? トテモ、良イ匂イガスルワ」
「スーのここも、おかしくなりそうなくらい、良いよ」
秘部の最も敏感な部分を、舌探りする。
彼女もまた同じように俺のを先っぽから、ちろちろと舐める。
触られて探られる感じが、たまらない。
「ハン…ンッ…」
びくびくと反応するスーの体と、どくどくと波打つ俺の下半身。
イってイかせて、が繰り返される。
何故、ほとんど面識もなかった相手とここまでやれるのか、自分でもよく分からない。
けれど、気持ち良さに頭と体はどんどん暴走して、熱くなるばかり。
欲求不満の、解消まで。
俺に跨って、上下するのは美しい肢体。
際どい摩擦に軽くトんでる状態が続いて、こっちの体は言うこと聞かない。
代わりにチン様が、彼女の膣内とその奥まで、萎えずに突き続けている。
「良イッ、奥マデ、何度モッ…アッ…」
満ちていく。
ハッピーに至るまで、もう少し。
「スー…俺っ」
「イエス、ダン…私、モッ…限界…ッ!」
中に出す。
言わなくても互いに分かっていて、それで問題ない。
でなければ、この瞬間のハッピーエンドにはならないから。
「――うはっ!!」
「!? オウ、アァッ…!! アッ……!」
Happy syndrome...
それからオレンジアイランドへの寄港まで、俺は見習い雑用から、スーの玩具に転職を果たした。
ド変態な行為はされないだけ良心的だ。
どちらかと言えば、抱き枕的に甘えられる感じで、これもまた悪くないと知る。
ちなみに、計画はこっそり話した。
「皆には内緒だよ?」
「フフー」
悪巧みでもしてるような顔するから恐い。
あーあ、時に猫又の控えめな態度が懐かしくなる。
今の生活も悪くないけど、結局俺の理想って何だ? ハーレム?
「今日ハコノゲームデ遊ボウヨ」
という訳で、船長の愛娘誑かして二人で仲良く遊んでる俺。
一歩外に出ると周囲の視線がきつい。
この船のアイドル的存在みたいだからな…好き嫌いはっきりしてるみたいだけど。
一人でふらふら出歩いたりした日にゃ、きっと碌な死に方しないだろうな。
出発から八日が過ぎ、無事に目的地に到着した。
荷物は無事に帰してもらって、船を下りる。
前日、スーは船長と親子で何やら揉めてた様子。
「……」
いつもは明るい顔が、今日はむすっとしたままどっかに行ってしまった。
見送りには、顔を出してくれなかった。
「お世話になりました」
「帰りは乗せないからな! 顔も見たくねぇ!」
おうおう嫉妬が激しくて、モテる男は辛いぜ全く。
スーのおかげで食うにも困らず、快適格安な渡航生活を送れたのは幸いだ。
ま、その代わり退路は閉ざされた。
途中で挫折したって日本に帰る術は無い。
覚悟を決めて挨拶を済ませ、町に出る。
「待ッテ!」
少し歩いた所で、スーが駆けつけてきた。
「スー?」
「エルマ…イヤ、ダン」
その場で、きつく抱き締められた。
「本当ハ、私モ一緒ニ行キタカッタ…話ヲ聞ケバ聞クホド、ユーガ羨マシクテ」
気持ちは痛い程分かる。
だけど、言い出せないけれども、危険な冒険に連れては行けない。
「…分カッテルヨ。パパモソレダケハ、イケナイッテ」
「スー…」
「本当ハ見送リモシチャダメダッタ…デモ、ダン…」
成す術もなく、拒むことも出来ず、口づけられた。
「――適ワナイ恋ト分カッテルケド、好キ。…アイラブユー」
罪深さを感じる。
ここでそのまま、離さないでいてあげられたら、どんなに良いだろう。
しかしそんな葛藤を断ち切るように、スーから体を離してきた。
「…グッドラック。竜ヲ捕マエタラ、私ノ船マデ飛ンデ来テ、見セテネ」
「あー、それは色々と無理なんじゃ」
そう言って肩を竦めると、スーも綻んだ表情で苦笑した。
別れの時が来た。
けれども彼女も猫又と同様に、割とサバサバしている。
気持ちの整理が上手くついたのなら、良かった。
「でもスーのこと、絶対忘れない。またいつか、会おうぜ」
最後にアドレスを交換すると、歩き出す俺を、スーはもう追おうとはしなかった。
「バイバイ…エルマ・ダン」
「元気でな」
海に生きる女もまた、複雑なんだと知った日。
けれども気を引き締めないと、これからは俺の戦いなんだ。
時刻は夕刻、かな? 時差ボケってるが、どう見てももう暗い。
とりあえずドー・ブッチ島に渡る手段はただ一つ。
島の東端、イーストオレンジに引潮の時だけ現れる飛び岩を伝って、島から島へ渡るのだ。
非近代的だが周囲は岩礁で船が近づけず、それしか方法が無いらしい。
とりあえず東に向かって歩いて、適当な場所で野宿とするか。
……しっかし何もない島だ。
港の方は少しは賑わってこそいるが、こっちは寂しい田舎。
物悲しい日暮れ。
独りに応えているところを、追い討ちをかけるように冷たい風が吹く。
今日はもう休もう。
道端の木の下に腰を下ろし、俺はそのまま眠ることにした。
朝、目が覚める。
気候は温暖で心地良いし、身包み剥がされたりはしてないようで一安心。
それにしても、微かに良い香りがするな。
柑橘系の――徐に上を見ると、蜜柑が生っていた。
そういや、腹が空いた。
乾パンとアクエリは船の食料にされてしまったし、この辺の通貨は持ってないし。
ま、持っていても辺りにレストランが立ってる気配も皆無なので、さて。
「……頂きます」
一つもいで、剥いて味見。
「酸っぱ!!」
おいおい、普通この展開は「甘くて美味しいな」だろ?
確かに皮がまだ緑だけど。
「……えーい、他のは無いのか!」
立ち上がり、美味しそうな蜜柑を探す。
ついでに食料調達として、周囲の木からも徹底的に探す。
とりあえず腹は割と満たされた。
そして空きバッグに可能なだけ取れたて蜜柑を突っ込んで、持って行く。
蜜柑だけでこれから数日耐え抜くとなると辛いが、現地調達でないと荷物がオーバーしてしまうしこれは仕方ない。
ひょっとして黄金伝説出られるかな俺。
「泥棒!」
背後から喚き声。
「?」
「ウチの育てた蜜柑を勝手にもぎやがって、どういう了見だこのクソガキャァアッ!!」
何か酷く興奮してるようだが、残念なことに俺こっちの言葉が理解出来ないんだよね。
ただ、「素敵な朝食に招待するから、家に来ないかい?」って言ってる風にはとても見えないのは分かる。
……逃げるか、荷物は重いけど。
To Be Continued
予告
女泣かせの主人公、ドー・ブッチ島にいよいよ突入か
あ、皆は生ってる蜜柑勝手に取っちゃダメだよ?
言葉も分からない、何も無い島に独りきりの段に、次に待つ者とは如何に
次回、選間段のぼうけん、第三話
『It's a long road』
ご期待下さい
この番組は
甘えんぼうな女の子のエロパロ 糖度8
ご覧のスポンサーの提供で、お送りしました
wktkwktk!
|ω・) ジー・・・
甘えたいならおいで
てす
甘えん坊にずっと甘えるのを我慢させたらどうなるの?…っと。
彼氏が出張、若しくは部活の合宿等で3日間程留守をした場合。
天才甘えっ娘→彼氏型アンドロイドを拵えて代わりに甘えて過ごす。
秀才甘えっ娘→彼氏の出張(合宿)先にあくまで偶然を装い計画的に付いていって宿泊先でごろにゃん
馬鹿な甘えっ娘→旅行鞄に入って付いて行こうとして危うく窒息死しかけて入院。お見舞い彼氏に余計甘えてウマー
>>907 太陽に昇るなと言っているに等しくないかそれ。
眠れない夜 君のせいだよ
さっき甘えた ばかりなのに
「もっと甘えさせろ!」
「ダメです堪えて下さい。最近天気が悪くて洗濯物が乾かないんですから」
「なーんでー? やだやだやだー」
「何日家に泊まってると思うんですか。ここに貴方の服はそう何着も置いてないんです」
「持ってくるもん」
「下着がさっきシた分で全部ダメになりました。穿かずに外出するつもりですか」
「じゃあ取って来て。はい鍵」
「深夜零時過ぎですよ? それに今日は眠いので、明日なら良いでしょう」
「えー、まだ甘えたいよぉー」
「布団もこれ以上は替えがありません。床で寝ることになりますが」
「……抱きつくだけは?」
「そう言って昨日、勝手に自慰始めて手に負えなくなったのを覚えていますか?」
「だってだって、我慢出来ないもん。君のこと考えてるだけでさ、何か、変な気分になるんだもん」
「抑えて下さい。愛液で汚してもアウトです」
「ああーっ! 何で乾燥機ないんだ貧乏人!」
「逆切れですか。今度買いますから、そこまでも我慢出来ませんか」
「出来ないー。ちゅーしてぎゅーしてまだまだいっぱいどろどろのぐちゃぐちゃにしてよー」
「寝て下さい。一応明日は私、仕事があるんですよ」
「あと一回だけ。ね?」
「……だったら、仕方ないのでお風呂場でしましょうか」
「えー? ベッドのふわふわぎしぎしした感じが好きなのにー」
「これ以上贅沢言うようなら家から放り出しますよ」
「いーけないんだー。君のシャツ一枚でパンツも穿いてない私を、放り出すのー?」
「ダメですか」
「深夜にこんな格好して発情してる女の子がいたら、会った人はきっと襲っちゃうだろうなー」
「お願いですからお風呂場で妥協して下さい」
「…仕方ないなー。じゃあ、早く行こう?」
「はいはい」
「その代わり、疲れて眠くなるくらい、激しくしてね?」
「洋服脱ぐの速いですよ。しかもまた、もうそんなに濡らしちゃって」
「だって君のこと、大好きだもん。…ちゅ」
「はぁ…もう少し、控えめに甘えてほしいんですが」
「やーだよっ」
>>910 こんな時間に歯医者なんざ開いてねーぞ!
どーしてくれる!
甘えん坊じゃなくって、単なるいん・・・
『男くん知ってる?
わんこはね、かまってあげないと…』
ストレスで家具とかがじがじ噛みまくるんですよね知ってます
ε=====ヽ(*´∀`)ノ
お留守番してたんですねわかります
…毛玉日和のコロンちゃん…
919 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 00:40:42 ID:fqMk+b/5
きゃうーん!
って感じだな。
>>919 きゃるーん!
だとスワティになっちゃうな
きゃんきゃんバニー
>>919 きゃいーん!
だとウドと甘野になっちゃうな
きゃしゃーん!
だと俺がやらなきゃ誰がやるになっちゃうな
それだと微妙に鋼鉄ジーグのやうな気がしますん。
つまり、首だけで甘えにくる甘えっ子・・・ひぃ!?
首を抱えて寄って来るデュラハンな甘えっ子
昔、トマック(生首)てなギャルゲーがあってな
927 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 07:06:23 ID:ReW2/vAv
まとめ更新マダー?(AAry
>>925 夜な夜な甘えに来てくれるんだけどそれが原因で寝不足になり
甘えるのは昼間合える時だけって約束にしたら、今度は職場までこっそりやって来て……うひょあぁぁぁ!w
あ、普乳だけど露出のある鎧のせいでむっちむっちぼいんぼいんに見えるおにゃのこデュラハンで宜しく
え?デュラハンてライダースーツにヘルメットなんじゃ(ry
首と身体のどっちがだっこしてもらうかでケンカするデュラハン娘
ブロッケン伯爵がおにゃのこになったときいて飛んできますた
ブ伯とかジーグとか、若い衆は知らんのだろうな。
てなわけでリミットちゃん。(あ、帽子だけだっけ?)
若い衆でも某ロボットお祭りゲーから知ってると思うけどね
ついでに、ブロッケン伯爵のほうははこないだのアニメにも出てたし、2年くらい前にはジーグのリメイクもあった
「今回こそこのバトルに買って甘えさせてもらうからね!」
「はぁ…またバトルスイーツかよ」
「そうだよバトスイだよ!行くよ、オープンシュガー!開放!」
〜中略〜
「メインステップ!ゴロニャン甘える萌える使用人!猫耳メイドをレベル3で召喚!猫耳メイドでアタック!」
「フラッシュタイミング、マジック『ドジッ娘属性』を使用」
「え〜何それ!」
「指定した属性を持つユニットを疲労させる。属性は『獣』を指定」
「ムキー!ターンエンド!」
「メインステップ。生徒会長、小学生、キツネ少女、メイドロボを召喚」
「え!そんなに沢山!?」
「ネクサス『バレンタインデー』を配置、続いてマジック『お姫様抱っこ』『はじめてのチュウ』を使用」
「はじゃじゃ!?」
「フルアタック」
「ひひゃあああ〜…負けちゃった…」
「全く…バトスイやらなくても普通に甘えてくればいいだろ?」
「だって一緒に遊ぶのって、いいと思わない?でもでも、それなら思い切り甘えちゃうよ!私でアターック!!」
「…俺のライフで受ける」
もうやめて、「俺」のライフはゼロよ!
937 :
1/2:2010/06/03(木) 23:30:23 ID:45Afl4mH
お昼休み。恋人のハナと一緒に校庭で飯を食ってると、ふとハナの口元に目が行った。一口一口が小さいくせに沢山ものを口に入れるため、頬が膨らんでいる。一生懸命咀嚼してる姿は可愛いが、なんかリスみてえ。
「? どしました、彰人くん?」
「てっきり人間だと思ってたんだけど、ハナってリスだったんだな」
「……彰人くんの中でどのような会議が行われていたのか全くわかりませんが、人間ですよ?」
「ほう。では、試してみよう」
ハナのほっぺをふにふにする。
「は、はや……ふにふにされてます。そ、それで、どですか? ちゃんと人間って確信が持てましたか?」
「実を言うと、適当に難癖つけてハナに触りたかったんだ」
「あ、彰人くんはえっちです。えっちですが、……彰人くんなら許しちゃいます」
「チクショウ、この生物は可愛いなあ!」
「は、はや……」
なんだかむきゅーっとなってしまったので、勢い余ってハナをぎゅーっと抱きしめたら顔を赤くされた。
「あー可愛い。しかしなんだな、平和ですな」
「だ、抱っこされている現在、私の心臓は平和とは程遠い音を奏でてます。ばくばく言ってます」
「ほう、では実際に聞いてみよう」
「あっ、彰人くん!?」
ハナのうすぺたい胸に耳をあててみる。ドコドコドコドコ中の小人が全力でノックしていた。
「うむ。すげぇ音」
「あ、彰人くん、彰人くん、彰人くん!?」
「あ、うん。俺はここにいるよ。よしよし」
「は、はや……」
ハナの頭をなでてみると、落ち着いたのか、顔が安らいでいった。
「──ではないですっ! あ、彰人くん! こ、こんな昼間から、学校で、こ、こんなえっちなことはダメです!」
「えっちなこと?」
「わ、私のおっぱいに顔を埋めました。恥ずかしくて死にそーです」
「あー、客観的に見るとそう見えるか。……でも、まあ、いいか!」
「ちっともよくないです! ……あ、あの、抱っことかはすっごくすっごく嬉しいですが、そーゆーえっちなのは、そ、その、こゆとこじゃ、ちょっと……」
「言葉の裏を読んでみよう。『家でえろいことをしろ』……その命令、承った!」
「ちっとも言ってないです! ……あ、あの、でも、……そ、そのうち、なら……」
ハナは顔を真っ赤にし、うつむきながら俺の服の袖をちょこんと引っ張った。ああ、もう。
「お前は可愛さで敵を殺す新型の兵器か」
「……あ、彰人くん限定で、そうです。がちゃーん、がちゃーん」
奇怪なロボットダンスもどきを見せられ、俺はどうすれば。
「……何か言ってください」
「今日はいい天気だね」
「……言外にへたと言われました。しょっくです」
「まあそう落ち込むな。ところでハナ」
「はい?」
ハナはこてりと小首を傾げ、俺の言葉を待った。
「唐突だが、ツンデレっぽく振舞って」
「……本当に唐突です。どしてですか?」
「えい」
938 :
2/2:2010/06/03(木) 23:30:56 ID:45Afl4mH
「きゅっ」
ハナの鼻を摘まむ。ハナは小さく鳴いた後、困ったように眉根を寄せて俺を見つめた。
「こういうわけだ」
「まったく分かりません。……でも、だ、大好きな彰人くんの頼みですから、が、頑張ります」
「極めて嬉しい事を言ってくれる。しかし、鼻声のままだったのでイマイチ感動できなかった」
「勝手な言い分です……」
とりあえず鼻から手を離す。ついでにほっぺを手ですりすりする。
「……えへへ。彰人くん♪」
ハナは俺の手に自分の手をあて、うっとりした顔でつぶやいた。
「じゃ、とりあえずお願いします」
「……も、もちょっとすりすりダメですか?」
「しょうがない。あと7時間だけだぞ?」
「思ったより長かったです! 嬉しい誤算とはこのことです」
実際は3分ほどだったが、ハナのほっぺの感触を堪能した。
「……はぁ。大満足です。……じゃ、その、えっと、ツンデレっての、やってみますね?」
「頑張れ。俺はここで応援してるぞ」
「こほん。……そ、その。……か、勘違いしないでください。彰人くんなんて好きでもなんでもない……こともないです。実を言うと大好きです」
「それはツンデレではないです」
「む、難しーです。至難の業です。で、でも、頑張ります」
再度咳払いをして、ハナは俺を見つめた。
「あ、彰人くんなんて、彰人くんなんて……え、えと、嘘ですけど、大嫌いです」
「前置きが余計です」
「……む、無理です。言えません。頑張ったけど、無理です」
「そこをなんとか頑張れ、ハナ! 言えなかったら罰としておでこ全開の刑が待ってるぞ!」
「なんとしても言わなければならない理由が出来てしまいました……」
ハナがしょんぼりした。しかし、意を決したように目をくわっと開き、俺を見つめた。
「あ、彰人くんなんて……だ、だ、だ……だいっ嫌いです!」
「ハナに嫌いって言われた!?」
「嘘です、嘘ですよ!? ホントはすっごくすっごく好きですよ!?」
なんとなくショックを受けた風を装ったら、俺の5倍くらいうろたえるハナの姿を見ることができた。
「なんだ。それなら俺と一緒だな」
「え? ……え、えへへ。い、いっしょ。いっしょ、です」
ハナははにかみながら俺の服をそっと握った。
「……ふぅ。なんだかとっても疲れてしまいました。……これというのも、彰人くんが思ってもない事を私に言わせるからです。私、ちょっと怒ってます」
「おや、珍しい」
「そです。めずらしーです。……だ、だから、その罰として、その……だ、抱っこ、いーですか?」
うつむきがちに甘えるハナに、俺は両手を広げておいでおいでするのだった。
すると、二人してチャイムが聞こえないくらい抱っこに耽溺するというオチまでつく始末。
「抱っこの魅力、恐るべし、です……」
「全くだな。もうこれは抱っこ禁止令を出すしかないな」
俺の言葉を聞いた瞬間にハナが泣きそうになったので、禁止令は施行されないことが可決されました。
周りの人間は間違いなく('A`)状態になってるなw
ハナキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
全然ツンデレできてないところがもうww
何だか、酢が飲みたくなって来た…。
俺は塩を口いっぱいに頬張りたい気分だ。
誰でも良い…
ブラックコーヒー濃いめをくれ…
悪い、買い置きの缶コーヒー微糖なんだ・・・
MAXコーヒーにすりかわってるぞ、気をつけろ
糖には糖だ!
俺は練乳を飲むぞぉ〜ッ!
甘納豆しば「ねえ知ってる?わさびに砂糖をかけて舐めると、辛くなるんだよ
学校から帰ってきたお兄ちゃんに甘えんぼ少女が追突
↓
「四つん這いになって〜」「なればオレの言う事を聞いていただけるんですね」などの
会話を経てお馬さんごっこに。
↓
続き誰か頼む
続きというか、過程の二つ目がなんでそうなってんのかよくわからんw
多分TDNなんだろうけど、これだとお兄ちゃんが甘えんぼ少女に命令する流れになるのよね
指で耳の穴をほじられ「汚い穴だなぁ」と罵られる
↓
お兄ちゃんの耳掃除で「あっあぅ」と悶える
↓
続き誰か頼む
兄のような幼馴染みの頭を撫でることに至福を感じるおませ少女(年下)
強いお姉さんが怖い話聴いて
布団の中に入ってきたり
むしろ
>>951がたまらん
世話焼きな年下っ子は可愛い
だっこ(っ・ω・)っ
>>954 「えらい、えらいです♪」(ナデナデ)
959 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 20:08:25 ID:3oUy7dIt
もうすぐ1000ということは...
更に甘々なのが待ってるという☆彡
_φ(・_・*
ダイゴにひっついてる猿が人間だったら…
一人暮らしを始めたばかりの若い男、然も学生だったりすると、
梅雨時の食料品の管理は乱れがちになるわけで…。
「…うわー。食パンが腐海に飲み込まれてる…」
積み重なったカップめんの空き容器の影に隠れた皿の上に、濃緑の綿ぼこり。所謂カビた食パンを発見した俺は思わず声を上げた。
芯に有るであろう食パンは完全に隠れ、八枚切りが四枚切り位の嵩に盛り上がっている。
せっかくの食料品をダメにした己を叱責しつつ片づけようと手を伸ばして皿をつまもうとしたとき、
なぜか棄ててしまってはいけないような気がして、皿ごと洗面台のの横に置いて置くことにした。
一週間程たった頃。いつものように歯を磨きながらほんの少しの水を青カビに掛けてやっていると、突然ひどい目眩がしたので熱を測ってみたら39度五分もあったので学校を休む事にした。
おとなしく寝てれば良くなるだろうと、風邪薬をのんだが一向に良くならない。
これは流石に尋常ではない、医者にいこうと起きあがろうとしたが起き上がれず、友人に連絡を取ろうにもテーブルの上の充電器に載っけたままのケータイまで手が届かない。
「…俺、このまま死ぬのかな。だとしたらいやな死に方だなー」
朦朧としながらつぶや
いたその時
「克彦さん!しっかりして下さい!すぐ助けますからね!」
緑色の髪と目をした妖精のように儚げな全裸の少女が心配そうに俺を見つめている。
「君、誰?」
わたし、克彦さんにかわいがってもらってました。私達は人間が大好きなんです。いつもお役にたちたいと思っているんです」
そういうと彼女はすぐさまディープキスをして来た。
彼女の唾液は甘く爽やかで、俺は夢中で飲み下した。
すると今までの苦しさが嘘のように楽になり、おれは心地よい眠りに就くことができた。
翌朝。全快した俺はすぐさま洗面台を見た。
そこには濃緑の滴の付いた皿だけが残っていた。
貼り付けそこね申し訳ありませんでした。
乙
青カビさんの恩返しか
青カビにまで萌えを見い出すこのスレはやっぱりハイレベルでした
変だな萌えながらお腹痛くなってきた
その内サルモネラやボツリヌスも登場しそうだな
甘えん坊菌劇場か…
同じ冬馬由美さんならセシリーのがいいや
>>968 その娘らはヤンデレスレに隔離だろ。死ぬぞ。
そんな ひどい
甘えん坊将軍
バタ ヾ(*`д´*)ノ゙ バタ
(♪Azymuth Outubro)
もうすぐスレは、
>>1000を回ろうとしています。
このスレと、次スレが、出会うとき――クロスオーバー・糖分。
スクリプト:甘須礼住人、そしてわたくし、チョコ山甘種でした。
さあみんなまた、次スレで会いましょう!
次スレ980でいいかな?
パタリとレスが……
いいと思う
あの、不思議な夜の出来事が忘れられずに、洗わないままの皿に四つ切りの分厚い食パンを置いて霧吹きで湿らせて3日目の深夜。
洗面台の方から何やら女の子同士の争う声が聞こえて目が覚めた。
そおっとのぞいてみると、あの夜の緑色の髪と目をした女の子と黒い目と髪の、ちょっとキツい感じの女の子が何やら言い争っている。
二人ともあの夜のミドリちゃん(仮名)よりも小さい体格。小学校高学年くらいに見える。
「だからここはわたしのお家なの!このパンだって私のために用意してくださったのよ!」
「へん!ここん家はアタイの方が長いんだよ!流しも風呂場も、冷蔵庫の中だってアタイの縄張りさ。アンタの居場所はこの皿の中だけだろ!」
「今更なんですか!このパンはわたしのために用意してくださったんですから、あなたになんか渡しません!」
「いい気になってんじゃないよ!ここの主はアタイがなにも言わなくても居心地良くしてくれてるんだ。絶対アタイの方が愛されてる!
だからこのパンだってアタイが食べて当たり前!」
クロコ(仮名)ちゃんは実に耳が痛くなることを言ってなおもミドリちゃんに詰め寄る。
「アンタがね。いっくら”ぺにしりん“とかゆう毒でもってアタイをやっつけようとしたって無駄さ!
“えんさん”や“かびきらあ”の死線をくぐり抜けできたアタイに、そんなもん効くもんか!」
「そんなの、やってみなくちゃわかりません!」
「おっ!やるってのかい!」
「仕方がありません!」
一触即発。思わず俺は飛び出して二人の間に割ってはいる。
「「きゃっ!」」
かーいらしー悲鳴。両側からぶつかってきたミドリちゃんとクロコちゃんはぼふっと音をたてて緑と黒の煙になってきえてしまった。
それからまた三日ほど。
「あのー、ミドリちゃん?」
「はい。」
「それとクロコちゃん。」
「んー。」
「俺、学校行くから着替えたいんだけど…」
「「ダメー!」」
右半分が緑、左半分が黒く染まったシャツを脱ごうとしたら二人に却下されてしまった。
ゴロゴロと(決して腹をこわした音ではない)甘えてくる二人に放して貰えず今日も単位が流れてゆくのでした。
おわる。
>>983 ありがとうございます。
はい、携帯です。
ミドリもクロコも横で御礼言ってます。
「サヤカさんっていつもこの方角を見つめてますよね」
「あ、マイちゃん。私の故郷ってこの方向なんだ。私の帰りを待ってる人がいるの」
「そうなんですか。サヤカさんはトードキュー出身でしたよね。待ってるのはやっぱり恋人さんとか?」
「ふぇ!?あ、えっと、友達なんだけど、何ていうか、私の…片思い…」
「あはは、サヤカさん顔真っ赤ですよ」
「あひゃ…。わ、私ね、小さい頃にいじめられてたの。そしていつもその人に助けてもらってたんだ」
「へぇ〜。そのいじめられっ子が今じゃ我が小隊の名隊長ですからね」
「今までいつも守ってもらってばかりだったから、今度は私が守る番だと思ってるの
そして故郷に帰ったらご褒美に思い切り甘えちゃうんだ!」
「いつも寝言で抱っこ〜やらなでなでして〜とか言ってますもんね。この前は、むにゅむにゅして〜って言ってましたけど、どんな意味なんです?」
「私寝言でそんな事言ってたの!?い、意味は秘密!」
「気になるなぁ…。じゃあサヤカさんの想い人の名前教えて下さいよ」
「そ、それで勘弁してくれるなら…。名前はシンスレ君って言うんだ。とっても優しいんだよ」
「じゃあ明日は絶対に負けられませんね。勝って故郷に帰り、シンスレさんに会いましょう」
「うん!絶対に勝ってみせる!待っててね、シンスレ君!」
ちょっと書いてみたけど全く甘くない事に気付く。だが私は謝らない。
いや嘘、ごめん本当ごめん。つまり何が言いたいかというと、
>>982スレ立て乙です。