◆
翌日、散歩と称した調教はいつもより長く行われる。
放課後のトイレで一度ナカ出しされ、レイコは膣内に精液を溜め込んだままピンクローターを挿入されて学校中を練り歩いていた。
隣でいやみに尻を愛撫され、人の気配がないと見るとスカートを捲し上げてオマンコ丸出しにされたりしながら、散歩は続く。
時間は過ぎ、日が暮れて校舎に人もほとんど残らなくなった頃、レイコは体育館へと連れてこられた。
「レイコちゃん、今から新しい散歩を始めよう。まずは服を全部脱ぐんじゃ」
「えっ?」
全部脱いでしまっては、人が来た時に咄嗟に取り繕うことができない。
「大丈夫じゃよ。鍵を閉めてしまえば誰も入れはせん」
既に部活は終わり、照明も落とされている体育館。いやみはミチコ先生から体育館の鍵を借りて入っており、閉めれば実際に誰も入れなくなる。
レイコは気乗りしないながらも服を脱いだ。いつもの紫色の服を首根っこから引っこ抜くようにたくし上げ、ファサリと床へと落とす。
薄闇の中で、レイコの白い肌と桜色の乳首が露になった。
今度は下だ。
上履きを脱ぎ、染みのついたストッキングをするすると引き抜いていく。
最後はピンクローター。それをクチャリと引き抜くと、レイコは一糸まとわぬ姿になった。
「それでは、四つん這いになってもらおうかの」
「なんですってッ」
「おや、お気に召さないというなら、学校の外を歩くに変更してもいいんじゃが」
いやみの意地悪な物言いに、レイコは観念して四つん這いになる。
四つん這いになって突き出た尻を覗き込むように屈むと、いやみはレイコの膣口へ一気にバイブを突き刺した。
「きゃううぅん!」
「ふぇふぇ、散歩といったらやはりこれを外すわけにはいくまい。首輪も尻尾もつけて、本物の犬みたいじゃよ。レイコちゃん」
首輪をつけられ、マンコにはバイブを挿され、レイコは四つん這いのまま体育館を徘徊する。
照明の落ちた闇の中でバイブが秘所を攻める音だけが延々と続き、それがレイコを興奮させた。
這うするたびに姿勢が変わり、バイブが膣内の様々な場所を突いてくるのだ。
「あ、んくぅ」
「くくく、まるで犬が尻尾を振って喜んでいるように見えるのう。レイコちゃんもお気に召したようじゃ。その証拠に、それっ」
「あんっ、ああああっ」
短い尻尾のようにマンコから出ているバイブが暴れ始める。振動が大きくなり、レイコはわなないた。
こんな恥ずかしいことをされているのに、いやみの言うとおり興奮しているのだ。
調教されているのを思い知る度、自分がバイブを咥えて四つん這いになっているのを考える度に、気持ち良くなるのを止められなくなってくる。
どうしちゃったんだろう。自分の体。
そう思うが、もう止められない。
バイブの音には、重い水音が加わり始めていた。
「はぅぅ、あっ、あっあっ」
「お尻がぴくぴく跳ねておるぞ、レイコちゃん」
「ひあっ、あああああぁんっ」
レイコは散歩をしたまま、アクメを迎えてしまうのだった。
盛大に絶頂して濡れに濡れたまま犬の散歩を続け、首輪の紐を引かれて体育倉庫の前までつれてこられる。
「さて、散歩もそろそろ終わりじゃ」
体育倉庫の扉が開けられ、バイブを咥えたまま這って進むと扉が閉められる。
体育館を這っていた時よりもいっそう深い闇。明かりをつけられるとそれは一気に払われ、闇に慣れた目には刺激となって風景が霞む。
そこに見えるぼんやりとした人影。
目が慣れるとそれは鮮明に変わりだし、目の前にいる人物にレイコは悲鳴を上げた。
「アンコ、なんでここにっ?」
なんと、アコが跳び箱に腰掛けて自分を見下ろしていたのだ。
「いやっ、いやぁっ、見ないでぇっ」
よりにもよって、犬のように四つん這いになってバイブで気持ちよくなっている姿をアコに見られた。
クラスメイトには絶対に見られたくない、いやらしくなっている最中の体を見られてしまった。
レイコは自分の肩を抱き、胎児のように縮こまって懇願する。
しかし、アコは見るのをやめない。
「どうして、見ちゃいけないの?」
「どうしてって、そんなの」
言っている途中でレイコは思考がまとまらなくなる。いやみが考える気を奪ったのだ。
もう一つ、いやみは妖気をまとった息を吐きかける。二つ目の息は、人恋しさを増幅させる息。惚れ薬に似た効果を持つ息だ。
アコは跳び箱から降り、朦朧としたレイコの前に屈みこむ。
「ふふ、レイコったら裸で首輪つけて、すごい格好してる」
ゆっくりと手を伸ばすと、バイブをくわえ込んだレイコのマンコを指でなぞり始めた。
「だめっ、そこ、……汚い」
この上ない自虐に声を曇らせて言うレイコ。だが、アコの指は止まらない。それどころか、唇まで近づいてくる。
「大丈夫、レイコの体に汚い所なんてないわ」
アコは小さく姿を覗かせたクリトリスにキスをする。
途端に、レイコの瞳からボロボロと涙がこぼれ始めた。
「うっ、ひっく、ううっ」
小学生なのに処女膜を貫通され、クラス委員なのに変態的なことをされて感じるように変えられてしまった体。
自分でもどうしようもなく穢れてしまったと思っているのに、アコはそうじゃないと言ってくれた。
「うわぁぁぁん、アンコ、アンコぉっ」
今まで心細かった気持ちをぶつけるようにレイコはアコへ抱きつく。
「レイコだけ裸じゃ恥ずかしいよね」
レイコを受け止めると一旦マットの上に横たわらせてアコは服を脱いでいく。
同じように一糸まとわぬ姿となると、レイコの顔にアソコが重なるようにして跨ぎ、覆いかぶさっていく。
「レイコも、あたしのオマンコ舐めて」
それはまるっきり不自然な流れだったが、心を無防備にしたレイコは流されるがままだった。
アコが汚くないと言ってくれた。
それだけで許された気持ちになり、そう言ってくれたアコへの愛しい気持ちがどんどんと高まっていく。それだけで頭が一杯になっていく。
「アンコ、好きぃ。んちゅ、ちゅうぅ」
自分よりわずかに花弁がまろび出た、少し違う形のアコのオマンコにドキドキしながら、レイコは犬のようにペロペロと舐める。
その下ではアコに同じようにオマンコを舐められ、一度引いていた快感の波がどんどんと押し寄せる。
「これはこれは、思った以上の効果じゃな」
もはやいやみが居ることも忘れてレイコは舐めるのに夢中になっていた。
「レイコ、あたしはレイコがどんな姿になっても受け入れるからね」
「アンコ……、嬉しい」
美しい言葉を交わしながら、二人の小学生はシックスナインに没頭する。
レイコとアコは互いに陰唇をぺろぺろと舐め、クリトリスをチュパチュパと吸い上げ、倉庫内に愛液の音を響かせる。
友情とマンコが結びついてしまった光景を作り出したことに、いやみは満足して口角を上げた。
もう、レイコは戻れない。
アコに想いを寄せる度、淫らなことに喜びを感じるような体にされる道が待っている。
それが終わった後にまた調教すれば、坂を転がり落ちるように快楽へ引きずり込まれていくことだろう。
将来のレイコの姿を楽しみにして、いやみは倉庫を後にするのだった。
◆
倉庫で歪に曲がった友情を吹き込まれたあの日から、レイコはアコに開発されるようになっていた。
体育の授業、クラスメイトたちがコートでバスケをしている中、二人は体調不良を理由に見学して隣同士に座る。
「ねぇ。オマンコ、触っていい?」
授業中、アコはレイコにそっと囁いた。
レイコは座っているパイプ椅子をギシリと軋ませて驚くが、体が期待に疼いてしまい、しどろもどろになってしまう。
「アンコ、みんなが居るのに、そんなこと」
「だって、レイコが近くに居ると我慢できなくなっちゃうんだもん。大丈夫、こうすればきっとばれないから」
アコはパイプ椅子の下においてあるアニメプリントがされたバッグからタオルを取り出すと、レイコの膝へかける。
かけたタオルの下に手を滑り込ませると、アコはレイコ太ももをさすり始めた。
さする手はゆっくりと股間へ近づいていき、ショートパンツの上からレイコのワレメをなぞる動きへと変わる。
その途端にレイコの頬に赤みが差し、吐息が熱っぽくなった。
「みんなの前でオマンコを愛撫されて感じてるのね、レイコ」
「ち、違うわ。……違うの」
「あたしの前では素直になって欲しいなぁ」
アコの手は上へ移動し、今度はショートパンツの中へ潜る。
指が、直接レイコの花弁をなぞり始めた。
まだ細い縦スジの割れ目を内側から広げるように指でなぞり、クリトリスを見つけると指でクルクルと回して性感を引き立てていく。
もう、言い訳できない。ワレメからは蜜が溢れ始めていた。
小学生らしからぬ濡れそぼりが、どんな理性も取り繕いも無駄にしてしまう。体がアコに気持ちよくなっていることを伝えてしまう。
「あたし、知ってるのよ。レイコが学校でみんなにばれないようにエッチなことをするのが大好きだってこと」
耳元で囁かれてレイコは火がついたように真っ赤になるが、否定できない。
「授業中にピンクローター挿れて気持ちよくなってるの後ろから見てて、今、レイコのオマンコはどんなになってるのかなぁって思ってたけど」
アコは肩を寄せ、レイコのオマンコに指をズポズポと入れて微笑む。
「こんな風になってたんだね。ぐちゃぐちゃに濡れて、熱くぬかるんでるのに、あたしの指をきゅんきゅん締め付けてる」
「あっ、はん、だめぇ、アンコ、そんなに奥をかき混ぜないでぇ」
「レイコがエッチになった時のオマンコってこんな感じなんだぁ」
バスケでクラスメイトがバスケに興じるコートの片隅で、レイコはオマンコを弄られ続けた。
みんなの上履きがコートを擦る音がせわしなく鳴り響く中、それに紛れるようにして喘ぎ声を上げる。
相手がアコであるのが余計に性質が悪かった。いやみに対する時のように憎しみを向けられない。
アコがいやみにおかしくされていることは分かっているが、アコにこうして愛撫されると喜ぶ自分がいるのも事実。
すごくドキドキしてしまう。湧き起こる気持ちが、性奴に変えられた体が、事態に抵抗する意思をどんどん奪っていく。
あれから、いやみには手を出されていない。それが憎しみを曇らせ、思考の針を情欲へと振らせる原因になっていた。
アコがレイコを開発している間、いやみは別の女子に手を出している。
バスケをしている最中、レイコと同質の息を吐いている女子が一人居るのだ。
「ふあっ、んくぅ、先生、ちょっとトイレに行ってもいいですか」
自分が感じているものも分からないまま、その女子は体育館を出て行く。
その女子は、出て行った後にたっぷりイロ気を吸わされるのだろう。
クラスの女子たちが少しづつおかしくなり始めていた。
そんな中でレイコは、アコにオマンコを触られて気持ちよくなっている。
ショートパンツの内側にある白いパンティには、愛液が垂れてシミを作っていた。
勃起したクリトリスを人差し指と薬指でコスコスと扱き上げられ、中指で膣内をかき混ぜられる。
そうされていくうちに、体操着の上からも分かるくらいに乳首が勃っていく。
突然、レイコのすぐ横でバシンとボールが跳ねた。
男子がパスを取り損ね、バスケットボールがレイコのところまで飛んできたのだ。
「っと、わりぃわりぃ」
ユウマがコート内から走り出てボールを拾い上げる。
そのまますぐに戻ろうと踵を返したのだが、レイコの様子がおかしいことに気づいたのか、眉をかしげた。
「ん? どうした、レイコ、調子悪いのか」
ユウマが覗き込むように背を少しかがめる。
「うん、レイコ、ちょっと調子が悪いみたいでね」
その間も、アコは愛撫をやめない。
レイコは慌ててタオルの上で手を組んでばれないようにする。
とてもではないが答える余裕などない。たった布一枚の下で、オマンコを弄られているのだ。
平然とユウマと会話をしながら、アコは動きを緩めるどころか激しくしていた。
ユウマにはその手の知識はないのか、アコがやってることに気づいていないようだ。
が、それでも、この局面でアコがタオルの下に手を伸ばしたままもぞもぞしているのは不自然極まりない。
レイコは必死でばれないように祈る。
しかし、状況はさらに不利に傾いた。レイコ自身がアクメに達しそうになっているのだ。
いやみに植えつけられた性癖が、脳髄にまで快感をとどめなく運ぶ。
こんな近くで、タオル一枚かけた下でオマンコを弄られている。そのことにたまらない快感を覚えてしまう。
快感を加速させるようにアコはクリトリスを扱く動きを早くし、膣内をかき混ぜ、レイコの淫らな部分を引き出してくる。
「んんっ、ひうぅぅぅんっッ」
ついに、レイコは絶頂してしまった。
「なっ、なんだぁ?」
その声にユウマはびくりと体を震わせ、怪訝な様子をいっそう強くしてレイコを覗き込む。
「そんなに調子悪いなら、保健室にでも行けよな。そこにずっといられても邪魔だから」
何が起こったかは分からないが、妙にドキドキした気持ちを抱えてユウマは離れていく。
「ふふ、ユウマの言うとおり、保健室に行こうか」
アコはそう言うとミチコ先生を呼んでくる。
「二人とも、楽しんでるようね」
コートに居た時のミチコ先生は普通だったが、二人の前に来ると途端に淫蕩な雰囲気を醸し出した。
「先生、あたしたち、保健室に行ってもいいですか?」
「ええ、いいわ。佐久間さんをたっぷりオマンコ教育してあげてね」
こうして二人は許可を貰い、アコはレイコの肩を抱いて体育館を出て行くのだった。
保健室に辿り着くやいなや、アコはレイコにディープキスをする。
「あんっ、いきなりキスしてくるなんて。ぷあっ、はむっ」
言葉ではそう言うものの、完全にスイッチが入ってしまったレイコは積極的に舌を絡めて来ていた。
口内で舌がせわしなく動き回り、互いの唾液を交換する。
唇を離した瞬間にかかる熱い吐息。息のかかるほど近くにある、親友の淫らに変わった顔つき。
とても小学生とは思えないキスの応酬に、保健室が一気に怪しい雰囲気へと変わっていく。
アコはキスをしたままレイコをベッドに押し倒すと、体操着をめくりあげる。
露になるレイコのツンと上を向いた桜色の乳首。それはまるでアコに触られるのを待っているかのようだった。
実際にアコが摘むと、レイコは面白いくらいに喘ぎ始める。
「ひあああっ、乳首、だめぇ、あんっ、あんっ」
「ふふふ、レイコの感じてる顔、すごく可愛い。あたし知らなかったよ。レイコってエッチになるとこんなに可愛い顔になるって」
「ひゃんッ、そんな、恥ずかしい」
「ねぇ、レイコ。あたし、レイコがもっとエッチになるところ、見たいなぁ」
アコはそう言うと持ってきたバッグから双頭バイブを取り出す。
それは、アニメプリントされた子供らしいバッグから出てくるには、あまりにも似つかわしくないものだった。
「アンコ、な、なんなのそれ」
男性器が左右に模されている凶悪なフォルムに慄いてしまうレイコ。
アコは興奮した面持ちで笑いかけると、ショートパンツを脱いで双頭バイブの片方を自分の膣内に挿入させた。
挿入し終わって見えるのは、レイコの遥か常識の外にある異様な姿。
「えっ、えっ? これって、まるで」
アコの股間から男性器が生えているような姿に、レイコは顔を真っ赤にしてますます混乱してしまう。
その反応をたっぷりと楽しんでからアコは言った。
「あたし、一度レイコを犯してみたかったのよ」
足首を掴むとガバリと股を開かせ、アコはレイコのオマンコめがけて一気に腰を突き出す。
「ア、アンコぉ、ふああああぁぁんッ」
いきなり奥まで突き込まれ、レイコは弓なりになって声を上げた。
しかし、開発された体はすぐに反応を変える。衝撃にわなないた声は甘いものに変わり、レイコは瞳をとろんとさせて揺さぶられるがままになる。
「ひぁ、奥まで、来てる。あっ、あっ、あっ、あっ」
「すごぉい。あたし、男の人がオマンコに挿れたがる理由が分かった気がする。こんなに可愛い子が、自分の一突きでこうなっちゃうんだもん」
アコは夢中になって腰を振り続けた。
性欲を掻き立てる可愛い喘ぎ声をレイコの口から出させていることに、征服感を感じて劣情を燃え上がらせる。
レイコは同性に犯されていることに混乱しながらも、喜びを感じ始めていた。
「わたし、アンコに犯されちゃってる。アンコにオマンコ突かれちゃってるぅっ!」
「ね、レイコも腰を動かして。犯されてるオマンコ動かして、あたしのオマンコも気持ち良くしてっ」
「うんっ、うん!」
レイコは子宮を突かれながらも、円を描くようにして腰を動かし始める。
「あひゃああっ、レイコのオマンコであたしのオマンコ攻められてる」
「アンコ、もうわたし変になっちゃう。オマンコのことしか考えられなくなちゃうよぅ!」
二人は激しく腰を動かして互いの膣内をかき混ぜた。バイブを咥え込んだ膣口が、口付けを交わすように何度も重なって愛液を飛び散らせる。
腰が体の一部ではなく、別の生き物のように怪しく動いて二人を快楽の虜にさせていた。
まだすべすべで張りのある小学生らしい小さなお尻が、小学生らしからぬ動きで淫らに跳ねる。
いやみに快楽を教え込まれてしまった二人は、つい数週間前までは出すこともなかった喘ぎ声を立て、腰でズポズポと互いの膣内をかき混ぜる。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
「んくぅ、はっ、はっ、はっ、はっ」
もはや二人には、これが最上の幸福に思えていた。
自分の穴を突かれ、よがり狂う以上の幸せはない。
淫乱に変えられた体が、思考までも焼き尽くして変えていく。自分の腰の動きで、親友から受けるバイブの刺激で、変わっていってしまう。
「ひゃううぅぅん、すごいよぅ。こんなの、気持ちよすぎるっ」
「アンコぉ、わたし、もうイッちゃいそうなのぉっ」
「いいよ、レイコ。一緒にイこう。一緒にオマンコ気持ちよくなろう」
「うん、私のオマンコ、もっと突いて。私もアンコのオマンコ、いっぱい気持ちよくするから」
二人は腰の動きを速くする。足を絡め、小刻みに大きくにと、揺する動きを様々に変化させて快楽の階段を駆け上がる。
結合部から何度も覗く双頭バイブの柄部分。そこでさえも二人の愛液で濡れていた。
小学生にして本気汁を垂らし、健全であった頃の自分を置いてきぼりにするようにアコもレイコ動きを緩めず、ますます速くさせていく。
そして、ついにその瞬間が訪れる。
「あああんっ、イク、イクゥ〜ッッ」
「オマンコイッちゃう。授業中なのに二回もイッちゃうのぉっ」
二人は同時に絶頂して脱力する。
締め付けるのをやめた膣内からずるりと双頭バイブが抜け落ち、シミを作ったベッドの上へと落ちるのだった。
今回はここまで。
これでレイコ編は終了。
次回からは特別編をお送りします。
それでは。
GJ!
いつもお疲れ様です。
特別編とは、
ついにショウの行方が分かるのでしょうか。
それとも別の女性キャラの話でしょうか。
楽しみです。
GJですっ!!
いやみさまの堕し方が鮮やか過ぎるぅっ!!
それにレイ×アコといえばレイコ攻めのイメージが強かったんですがまさかのアコ攻めとはwww
アコレイ素晴らしい
838 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 13:32:52.64 ID:cuinGXox
期待age
839 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/19(土) 23:29:45.19 ID:PhpGZsEv
こんばんは。
妖怪ポストのない場所を書いているものです。
先週予告していた特別編の投下、行きます。
第二十一章 特別授業・算数
あれから一ヶ月が経つ。
アコのクラスの女子は、全ていやみの手に堕ちていた。
いやみは姿を消して教室の後ろから授業の様子を見つめる。
「じゃあ、小和田さん。黒板の前に来て問題を解いて」
「はぁい」
一見ごく普通に見える小学校の教室。しかし、その中に居る十数名の女子たちは全て膣内を貫かれ、価値観さえ変えられているのだ。
「くくく、できたできた。巣ができた。わしの巣じゃ、ここはもう、わしの場所じゃ」
自分が精神的な充足と妖力を満たせる場を作り上げたことに、いやみはほくそ笑んで小躍りする。
やがて授業が終わり、ホームルームも終わってミチコ先生が出て行くと放課後が訪れる。
めいめいが談笑する普通の放課後。女子だけがなぜか全員残っている普通の放課後。
時間と共に、男子が一組去り、もう一組去り、教室が女子だけになるとミチコ先生が入ってくる。
入れ替わりに、いやみは姿を消したまま廊下へ出て行った。
アコの教室周辺に動く気をなくす呪を張り、侵入者を防ぐためだ。
それが終わり、教室に戻ってくると、今ままでの健全だった空気が一変する。
「それじゃあ、特別授業を始めます。みんな、オマンコを出して前に来て」
ミチコ先生の声に、クラスの女子たちは次々とパンティを脱ぎ始める。
脱ぎ終わると思い思いに前のほうの席へと移動し、着席すると脱いだスカートとパンティを机の上に置く。
教室には、下半身を露にした小学生が十数人、ずらりと並ぶかたちとなった。
「今日の特別授業は算数。授業内容は『自分の体にある数字を知ること』。みんなのクリトリスの大きさを測りま〜す」
異常な授業。
しかし、それに異を唱える女子は誰も居ない。
全員がオマンコを広げてクリトリスを剥き出しにし、そこに定規をあてがっている。
「定規の底は恥骨と直角になるように当てて、しっかりと測ってね。測り終えたら、ノートに自分のクリトリスの大きさを書きましょう」
定規を秘部から放すと、女子たちは次々に自分の陰核の大きさをノートへ書き始める。
それが終わるとミチコ先生に促され、出席番号から順に黒板へ自分のクリトリスの大きさを発表し始めた。
次々にチョークで記入されるミリ単位の数字。
まだ小学生のためにほとんど差異はないが、他人との違いは気になるようで、女子たちは興味深々に数字の違いを眺めている。
全ての女子が数字を書き終えると、ミチコ先生は間に+の記号を入れた。
「それじゃあ、この問題を大空さん、解いてくれる?」
「はい」
下半身を丸出しにした姿で教壇に上がり、足し算を解くアコ。
「正解。みんな〜、これがクラスの女子全員のクリトリスの合計で〜す」
全く意味のない滑稽な授業。それでいて、普通に生活していては絶対に知りえない数字。
黒板の数字を見詰めているアコたちと、笑顔で数字を発表するミチコ先生を見て、いやみは笑う。
普通に健常な学校生活をしていたであろう先生と生徒たちが、今ではマンコをさらけ出して意味のない授業に取り組んでいる。
自分がそう変えたのだ。
まるで神になったかのような多幸感にいやみは酔いしれた。
いや、自分は神だったのだ。
世が流れるにつれて人々が信仰を忘れ、このような妖怪になったが、本当は違う。
古代、まだ妖怪いやみなどという名前も当てられぬ頃、自分は祀られていたのだ。八百万の神の一員として。
久方ぶりにそれを思い出し、いやみはさらに飢える。神としての支配欲に心を乾かせる。
「次はみんなのクリトリスの一番大きい値を測ります。みんな〜、しっかりオナニーしてね」
ミチコ先生の声に、クラスの女子たちは一斉にオナニーを開始した。
媚肉をいじくる女子たちの姿が教室内にずらりと並び、そのいくつからは細い声が上がり始める。
そのいやらしくも壮観な風景をながめながら、いやみはミチコ先生の側によって耳打ちした。
「おかずが欲しい人はこっちを見てください。先生がおかずになりま〜す」
耳打ちされたとおりに、ミチコ先生はみんなに向かってオマンコを広げた。そこにいやみのいきり勃ったものがずぶずぶと挿っていく。
「んはぁぁっ、先生、また教室でオマンコに挿れられちゃったっ。それに、今度はクラスの女子全員の前でなんて、すごいよぅっ!」
「ほほ、よい経験になるじゃろ?」
「はいっ、こんな素敵な体験、ありがとうございます。ミチコのオマンコ、好きなだけズポズポしてください」
教室にパンパンパンというピストン音が響き始めた。
担任の先生の結合部を見て、クラスの女子たちのオナニーもヒートアップし始める。
「せ、先生、机の角でオナニーしてもいいですか」
「あんっ、ひゃん、ひゃうううっ、い、いいわよ。クリトリスを痛めないように、ちゃんとパンツを穿いてね」
それぞれが、性癖をさらけ出したスタイルでオナニーを始めていた。
「すごい、ミチコ先生の中に根元まで挿ってる。ああっ、エッチなの見ながらオナニーするの、気持いいよう」
「ああっ、乳首感じる。乳首と一緒にクリちゃん弄るの大好き。パパ、ママ、こんな子になっちゃってごめんなさい」
「んっ、リコーダーいいっ。リコーダーをオマンコに挿れるの最高! もう、音楽の授業なんて、オマンコのことしか考えられない」
目覚めるはずのなかった性癖を、あるいは、無理矢理そう植えつけられた性癖を、余すところなく見せ付けながら幼いよがり声を上げる。
それは、アコやレイコも同じ。
「ね、ねぇ、アンコ、互いにオナニーしあわない?」
「えっ? ふふ、いいよ。じゃあ、机をもっと寄せて」
言葉の意味が判らずアコは首を傾げたが、すぐにレイコのやりたいことを理解して机をずらす。
机が合わさると、アコはレイコのクリトリスに手を伸ばした。
「自分から提案するなんて、レイコったらすっかり変態になっちゃって」
「あんっ、だってぇ」
レイコもアコのクリトリスに手を伸ばし、互いに肩を寄せて弄くりあう。
「んんっ、アンコ、わたしたち、親友よね」
「当たり前じゃない。こうしてお互いのクリトリスまで弄ってるんだから」
「ひああっ、嬉しい」
ひねるように摘み上げられて、レイコは喜びの声を上げる。
淫らに捻じ曲げられた友情のかたちがそこにはあった。
「レイコ、あたし、レイコのこともっと知りたいの。だから、感じるところ、教えて」
「わたしも、私もアンコのこともっと知りたい。アンコのオマンコ知りたいっ」
普通だったら絶対にありえなかった友情の光景。それに溺れるように二人は互いの秘部をまさぐりあっていく。
膣内に指を挿入し、アコはレイコの、レイコはアコの、ナカの広さを知ろうと懸命に動かす。
「んはぁ、レイコ、そこ、感じちゃう」
「ああ、アンコがわたしの指で感じてる。なんて素敵なのかしら。んっ、あっ、アンコ、そこいい」
「レイコはこんな奥が感じるのね。また一つ、レイコがエッチになる場所を見つけちゃった」
「ひゃっ、あっ、あっ、ふあっ、そんなに指でつつかないで、アンコの意地悪」
互いのGスポットを教えあい、さらに貪っていく二人。
既に二人のクリトリスはピンと勃ち、膣口は蜜で溢れていた。
次々と、周りからクラスメイトたちの絶頂の声が上がりはじめる。
それに釣られるように、アコとレイコも膣内に互いの指を入れたまま絶頂するのだった。
絶頂した後、二人はクリトリスに定規を当て始める。
「なんか、ヌルヌルしすぎて測りにくくなっちゃったね」
「う、うん」
照れながら、愛液まみれのオマンコを指で広げるアコとレイコ。
他の女子たちも同じように測っていた。
ほぐれて濡れ濡れになった女の子の入り口をくぱりと指で広げ、その上でピンと自己主張しているクリトリスに定規を当てる。
それが終わるとノートに記入、発表。
「これが、みんながエッチになった後のクリトリスの合計で〜す」
指名した女子が計算問題を解き終わると、ミチコ先生がオマンコから精液を垂らした姿のままで言う。
黒板の数字を見て、女子たちはいっそう団結心を育むのだった。
算数の特別授業が終わると、ミチコ先生はアコを教壇へ立たせる。
「みんな注目、今日は大空さんから発表がありま〜す」
これもいやみの趣向だった。特別授業では女子たちの成果発表や公開調教、そういったものを折を見て加えているのだ。
「さぁ、アコちゃん、どうぞ」
「はい、えっと、あの」
アコは両手の人差し指をくっつけてもじもじとする。
大勢の前で発表するのは恥ずかしいという小学生らしい感情と、自分の言葉で開始される行為への淫らな期待感。
その二つがない交ぜになって、上着の下では乳首がぷっくりと勃ち始めていた。
「あ、あたし、お尻でイケるようになりましたっ」
本来だったら、こんな告白を聞けば同級生はどんびき、教師は顔色を変えて何があったか聞いてくるだろうが、ここでは違う。
教室内は、拍手に包まれていた。
「みんな、これから大空さんがお尻でよがるところを見学しましょう。じゃあアコちゃん、見せてあげて」
「はいっ」
ミチコ先生に促され、アコはお尻を突き出す。
たっぷりとワセリンを塗った人差し指を挿入して直腸の滑りを良くし、みんなに見えるように尻穴を広げる。
クラスメイトたちが自分のアナルに注目している。それを感じてゾクゾクとしてしまうアコ。
もはや乳首はピンと勃ち、完全に発情モードに入ってしまっていた。
「いやみ様、アコのお尻の穴、みんなの目の前で犯してください」
アコは目一杯に指で尻穴を引っ張り、いやみのチンポを誘う。
「上出来上出来。それでは、お尻でイケるようになったアコちゃんの花姿を、みんなに見せてやるとするかの」
「んんんぅっ、ふぅぅぅぅんんッ」
まだ小学生のお尻のナカに、圧倒的な質量の熱い剛直がめりめりと挿っていく。
アコは全身の力を抜いてそれを受け入れた。
「半分挿ったぞ」
「はい、んひぃぃぃ」
ゆっくりと確実に進んでいく感触をアコは尻で感じ、だんだんと大きくなっていく異物感に征服される喜びを感じ始める。
「アコちゃんは、どんなきっかけでお尻を犯されるようになったの?」
今まさに犯されているアコを見て、ミチコ先生は聞いてきた。
「はぅ、きっかけは、ママがお尻に挿れられてイッているのを見てからです」
「本当にアコちゃんは好奇心旺盛じゃな」
「だって、お尻であんなに気持良さそうな顔ができるなんて信じられなくて」
「それで、アコちゃんは自分も体験しようと思ったのね」
アコは顔を赤くしてこくりと頷く。
「みんな。大空さんはおうちでたくさん練習しました。お母様に支えられて、ね?」
「初めは指で、それからローターとアナルプラグ。お尻がオマンコと同じになるように、何度も練習しました」
「そういう努力って、先生とっても素晴らしいと思うわ」
「そうじゃ、ぜんぶ挿った時は感動したのう。今のようにな」
「んくぅ!」
「アコちゃん、クラスのみんなに見せてあげて。お尻でチンポを受け入れらるようになった、努力の証を」
「は、はい。んくぅ、みんな、見て下さい。ズッポリお尻にチンポを挿れらちゃったアコの姿」
いやみに両足を抱えられ、アコは熱に浮かされた顔をして繋がった部分を見せ付ける。
そこには、いやみのチンポを根元まで受け入れ、限界まで広がった尻穴があった。
「うわぁ、アコ、すごい」
「ほんとにお尻の穴に挿ってる」
「挿入されてるのに、オマンコが丸見えなんて」
本来、小学生ではとてもできない光景を前にして、クラスの女子たちは息を呑む。
衆目に晒されながら、アコは尻穴をヒクつかせて興奮していた。
「さて、これで終わりじゃないのは当然分かっておるな」
「はい。アコのお尻の穴、いっぱい味わってください」
いやみの腰が動き出す。
教壇の上で、アナルセックスが始まった。
「ほれ、ほれっ、どうじゃ」
「ふあっ、ふああぁんっ。お尻のナカ、オマンコみたいにされてるよぅ」
抱えられたままピストンされ、アコは頬を上気させる。
開発されたアコの体は、尻を突かれて喜ぶようになってしまっていた。
チンポで突かれる度に痛いような圧迫感と快感がない交ぜになって、感じてしまうのだ。
「ひあっ、はぁぁぁぁんッ、お尻の内側、チンポに引っ張られちゃう!」
チンポが激しく出入りするさまを見せ付けながら、アコは教室じゅうに喘ぎ声を響かせる。
本来ありえない、あってはならない小学生の淫らな姿がそこには完成していた。
人外の力、妖怪いやみのイロ気によって、アコは尻を犯されて喜ぶ小学生に変わってしまったのだ。
それをとがめるものは何も居ない。
いやみの手によって掌握されてしまった教室では、アコの姿を非難するものなど誰も居なかった。
クラスメイトも、先生でさえも、親友でさえも。
むしろ、犯されているアコを見て羨ましそうにしている。
「はぁはぁ、アンコったらあんなに声を上げて、わたし、もうたまらない」
レイコのようにオナニーを始める者さえ居る。
そんな教室の中で、アコはいよいよラストスパートが来るのを感じていた。
尻の中のチンポの動きが、速くなってきたのだ。
「あっ、あっ、ひぐっ、激しっ」
「アコちゃん、そろそろ出すぞ!」
「はいっ、アコのお尻のナカに精液出してください。ドピュドピュしてくださいぃっ」
言葉と同時に、アコの尻の中に熱い感触が流れ込んで来る。
こうして、アコのアナルセックス披露は終わりを告げるのだった。
特別授業が終わると、女子たちは帰り支度を始める。
そんな中、マリを中心にして好奇心旺盛な女子数人がアコの周りに集まっていた。
「ねえ、アコ。さっき出されてた所、見せて」
「ええっ?」
「お願い。だってさ、さっきはすごすぎて、あんまりじっくり見ることができなかったんだもの」
クラスメイトたちの視線に戸惑うアコだったが、近くでやり取りを見ていたいやみに「見せてやりなさい」と言われ、パンティを下ろす。
「うわぁ〜」
ついさっきまで激しく犯されていたアコの尻穴を見て、女子たちは歓声を上げた。
尻を突き出して見せ付けるようにアナルを広げる自分の姿勢と、間近で向けられる視線にアコは真っ赤になってしまう。
「うううっ、なんでかな、さっきよりも恥ずかしいよ」
「うそだぁ、さっきはあんなに大きな声で喘いでたくせに」
「いや、だからこそ周りが気にならなくなってたのかもよ」
「ふ〜ん、そうなのかなぁ。……それにしても」
マリがごくりと生唾を飲み込んで手を伸ばす。
「垂れてきてる。ほんとにお尻に出されたんだ」
指でクニクニと中をかき回すと、まだ白さの残る精液が掻き出されて溢れる。
その様はほんの数分前に大量に射精されたことを生々しく語り、マリは興奮してさらにアコの尻穴をほじくった。
「ちょっと、痛いよぅ」
「ごっ、ごめん、なんか夢中になっちゃって」
「うんん、いいんだけどね。でも、アナルセックスのすぐ後はお尻が疲れちゃってるから」
「もう、ほんとにマリったらしょうがないんだから」
バツを悪くして指を抜くマリの後ろから、突然レイコが飛び出ししてくる。
オカルト話の時と同じように、この淫らな場面でもレイコの飛び入り参加ぶりは健在だ。
そして、強引なところも。
「アンコ、わたしが疲れをほぐしてあげる」
「ひゃんッ」
レイコはアコのお尻に顔を近づけると、いたずらっぽい笑みを浮かべて肛門を舐め始めた。
指とは違う、柔らかくて湿った感触が肛門を回るようにピチャピチャとなぞる。
それにアコは身もだえして背筋を伸ばし、自分のお尻に顔を埋めたレイコを振り返った。
「レイコ、そんなところ舐めたら、あひゃう、……汚いよぅ」
「ハァハァ、アンコの体で汚いところなんてどこにもないわ。ンチュ…、ピチャピチャ」
アコの声に艶のある怪しい声でレイコは答え、舌を尻の中にまで差し入れてくる。
中で舐めつくすようなねっとりとした動きは癒すためではない。もはや完全な性行為だ。
「ふああっ、アンコぉ、アンコのお尻、おいしい」
「んんっ、あっ、ダメ、そんなに舐められたら、感じちゃう」
情熱的に尻を舐めてくるレイコの舌に、アコも段々と吐く息を熱っぽくして声を潤ませてしまう。
「こら、あなたたち、もう授業が終わったんだから早く帰りなさい」
なだれ込むように第二ラウンドが始まりそうな気配に、ミチコ先生が冷や水を浴びせた。
もう特別授業は終わっているのだ。延々と居残られてしまっては、ミチコ先生も帰るに帰れない。
「まあまあ、よいではないか。勉強熱心なのは素晴らしいことじゃ」
「でも、いやみ様。んっ、んふぅ」
しかし、注意をしていたミチコ先生も、いやみにイロ気を吹きかけられるとだらしなく顔を緩ませてしまう。
「それよりも、生徒にできて先生にできないのでは示しがつかん。ミチコ先生も、早く尻を犯されて絶頂できるように特訓せねばな」
「はい、今日もミチコのお尻の穴、可愛がってください。お風呂でもベッドでも、好きな場所で突っ込んでくれてかまいませんから」
こうして、特別授業の余韻は続く。
アコとレイコはアナル舐めで互いの友情をいっそう深く確認し、マリたちはそれを興奮して見守る。
ミチコ先生はその隣でいやみに胸を揉まれながら家に帰った後のことを想像して期待に股を濡らす。
作り上げた巣は彼女たちから常識的な生活を引き剥がし、さらに淫らに生まれ変わらせるのだった。
今回はここまで。
次回、もう一つ特別編をはさむか終章にするかちょっと迷い中。
それでは。
調 教 完 了
GJですっ!!
しかし、クリの合計値wwww
いやみさまの趣味がレベル高すぎるwwwww
GJ!!
850 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/03(土) 20:06:34.34 ID:GSIrpc4V
こんばんは。
妖怪ポストのない場所を書いている者です。
特別編をもう一つ、投下します。
第二十二章 特別授業・国語
次の特別授業の日。
いやみはミチコ先生の部屋のベッドでアコの母親と絡み合っていた。
「ああんっ、娘の担任の先生の部屋でオマンコにチンポ突っ込まれるの、すごくいいっ」
真昼間から正常位でガシガシと突かれ、アコの母親ははしたない声を響かせる。
「いやみ様、この前はアコがお尻でイクところ、クラスのみんなに見せたそうですね。アコから聞きました」
「ほう、アコちゃんはどんなふうに話しておったんじゃ」
「とても嬉そうに話してました。いやみ様、アコをお尻でイケるようにしてくださって、本当にありがとうございます」
「くくく、娘が尻にチンポを挿れられて喘ぐようになって嬉しいのか」
「当然ですわ。娘がエッチに成長していくのを見守るのは、母親の喜びです」
長期間にわたって大量にイロ気を吸わされていたアコの母親は、もはや常識とはかけ離れた思考を持つようになっていた。
アコの母親はミチコ先生の枕を両手で掴み、犯されるがままに体全体を揺さぶられる。
「ふむ、そろそろ出そうじゃ」
「あ、はい、準備しますね」
しかし、射精が近くなると残念そうな顔をしてチンポを抜き去った。
今やっているのはセックスではない。特別授業の下準備なのだ。
アコの母親は縦長のグラスを取り出すと口をいやみの亀頭に向ける。
どぱどぱと出されグラスの底に溜まっていく精液。
それにカルピスと水を混ぜ合わせ、グラスの半分くらいになるといやみがイロ気をかけてラップで蓋をする。
これを授業前に生徒たちに振舞うのだ。
特製カルピスを一本作り終えると、またいやみとアコの母親は絡み合う。
「時にアコちゃんの母上殿。旦那との関係はどうじゃ」
今度は対面座位に体位を変えて繋がり、穴を犯しながらいやみは聞いてきた。
「以前より夜が盛んになって喜んでるようです。でも、私は。いやみ様のチンポを知ってしまった以上、あんなのじゃとても満足できませんわ」
「ほほ、そうか。まぁ、人間とわしを比べるのもかわいそうというものよ。なら今日は存分にわしの一物を味わうとよい」
「はい。あああんっ。久しぶりのいやみ様のチンポ。子宮が喜んでるのが分かるのぉ」
出会った当時、いやみを絶対に許さないと言っていたアコの母親の面影はどこにもない。
喜んで自分から腰を動かし、口や手や胸、体の全てを使っていやみの射精を引き出していくのだった。
やがて、全員分のカルピスが作り終わり、アコの母親は最後の一杯を冷蔵庫に納める。
チルドのドアが閉められた時、アコの母親は突然後ろから抱きしめられて挿入された。
「ひゃううん、いやみ様、もう全員分のは終わったんじゃ」
「なに、ご褒美じゃよ。これだけ手伝って貰いながらナカ出しの一つもしないのはさすがにかわいそうじゃからな」
「ふあああっ、う、嬉しい。嬉しいですぅ」
アコの母親は冷蔵庫に寄りかかって、突かれるままに喜びの声を上げる。
「ほっほっ、いい声で鳴くのう。さすがアコちゃんの母親、喘ぎ声もそっくりじゃわい」
「あんっ、あんっ、いやみ様ぁ、愛してます。これから母娘ともども、オマンコを可愛がってください」
勢いよくナカに出されて、アコの母親は全身を震わせて絶頂する。
「まだ特別授業まで時間があるのう。腹ごしらえでもしておくか」
「はいっ。精のつく料理、たくさん作りますね」
セックスが終わると、アコの母親は裸のままエプロンを掛け、まるで新婚夫婦のような初々しい笑顔で台所に立つのだった。
学校が終わり、ミチコ先生は女子たちを連れてアパートへと入っていく。今日はミチコ先生の部屋で授業をするのだ。
「ミチコ先生、お待ちしていました。もう準備ができていますよ」
「アコちゃんのお母様、わざわざご足労をかけて手伝っていただいて、ありがとうございます」
裸エプロンのままアコの母親が出迎えても、それを疑問に思う人間はもはや誰一人としていない。
引き連れられた女子たちは担任の先生の部屋に入る事にわくわくしながら、それ以上にアコの母親の姿に淫らな期待を膨らませるのだった。
「さぁ、みんな、カルピスをどうぞ」
「わぁ〜」
アコの母親がお盆に乗せたカルピスを配って回り、女子たちは歓声を上げて精液入りのカルピスを飲み始める。
いやみの精とイロ気がブレンドされたカルピスを飲み干し、十数人の無邪気な幼い顔が、一気に淫らなものへと変わっていく。
「そろそろ特別授業を始めますよ〜。今日の授業は国語です。みんな、教科書を取りに来てくださ〜い」
ミチコ先生の声を合図に、授業は始まった。
もちろんここで使う教科書が普通であるはずがない。配られた国語の教科書は、表紙に美少女のイラストが書かれた官能小説だ。
それを受け取ると女子たちは教室と同じ席順でミチコ先生の部屋に座っていく。
「ん〜と、じゃあ初めは誰に読んでもらおうかな」
卑猥な言葉が満載された小説を片手に、ミチコ先生はクラスの女子たちを見渡す。
当てられると一人の女子が立ち上がり、国語の授業と全く同じ様子で朗読が始まった。
「私の名前は恋ヶ窪桃子。病弱で転向して間もないため、まだクラスに友達が居ません。そんな私には一つの秘密があります」
話の内容は、おっとりしたお嬢様の女の子が用務員のおじさんに調教されていくというもの。
本来ならどう間違っても国語の教科書にならない内容だ。
それを読みながら生徒たちは卑猥な言葉を学んでいく。これこそが特別授業の内容だった。
話が進むにつれどぎつい性描写が現れ、当てられた女子は顔を赤らめてそれを口にしていく。
座っている女子たちもクラスメイトが口にするセックス描写に興奮して、室内にはのぼせた雰囲気が立ち込め始める。
その中を、授業を見守るようにしていやみはゆっくりと歩いていた。
「あっ」
いやみに目の前で止まられて女子が小さく声を上げる。
この特別授業、内容も異常なのはさることながら、それだけではない。
いやみが一物を突きつけると、その女子は亀頭にキスをしてからフェラチオを始めた。
「んっ、ちゅぷ、ちゅっ」
特別授業では、いやみを気持ちよくさせることが何よりも最優先されるのだ。
授業中に胸を揉まれようが、マンコにチンポを突き入れられようが、女子たちはそれを受け入れなくてはならない。
ある程度フェラチオをさせると、いやみは引き抜いて隣の女子にチンポを突きつける。
その女子も亀頭にキスをしてフェラチオを始めた。
「ふぅぅん、ぺろぺろぺろ」
隣の女子の唾液といやみの先走り汁でてかてかに光った陰茎を嘗め回し、口に入れると教科書を開いたままの姿で首をこくこくと動かす。
最優先の法則は、朗読をしている女子も例外ではない。
今度は朗読しているマリに後ろから抱きつき、いやみは耳に吸い付いて舐め回す。
「用務員のおじさんは私を宿直室へ連れ込み。ひゃん。服を全部脱ぐように言って、ふあああっ、言ってきました」
途端に、マリの声に甘いものが混じり始めた。
フェラチオでいきり立った一物を尻に押し付けられ、耳裏やうなじにイロ気を吐きかけられながらマリは朗読を進めていく。
「んうんっ、服を脱ぐと、用務員のおじさんは、ひゃっう、私のオマンコに飛びついて、だ、だい、せんせぇ、これ何て読むんですか」
喘ぎ声を混ぜつつもマリは読み進めようと頑張るが、わからない単語にぶち当たって声を止めてしまう。
「それは大陰唇ね」
「そうじゃ、ここのことじゃよ」
ミチコ先生が答えると、いやみはマリのパンティへ手を突っ込む。
「んくぅぅっ」
「穴の入り口の横にヒラヒラしたのがあるじゃろ。これが大陰唇じゃ」
膣内の浅い部分に手を入れられて指の腹でなぞられ、マリは声をわななかせた。
「ふむ、マリちゃんはまだ小学生じゃから分かりにくいかな。ミチコ先生、アコちゃんの母上殿、大人の見本を見せてやりなさい」
「はい、分かりました」
いやみに言われて、ミチコ先生はジャージのズボンを脱ぎ、アコの母親はエプロンの裾をめくらせて股を開く。
「よく見て、マリちゃん。これが大陰唇よ」
「ああん、子供たちに広げて見せるなんて、なんだか興奮しちゃいますわ」
形が違う大人のオマンコが二つ、横に並んでくぱりと広げられた。
先生の、クラスメイトの母親の、自分たちよりもずっと成熟した卑猥な形を見て、マリだけではなく生徒全員が息を荒くしている。
「また一つ勉強になったの。それじゃあ、続きを読もうか」
そんな中での朗読の再開。マリは、完全に発情していた。
「ペロペロと舐められて私の大陰唇は真っ赤に充血し、体が火照っていきます。あひっ。それを見て用務員さんのおじさんはにやりと笑い」
いやみが教科書の文章と同じようにマンコを舐め、マリもヒロインとシンクロして体を火照らせる。
「欲しいんだろ。そう言うと私の腰を掴んで一気に、ふああああんんっ」
次の文章。文章通りに挿入されて、マリは全身を弓なりに反らした。
「奥まで、あんっ、あんっ、突いて、あっあっあっあっあっ!」
駅弁スタイルで抱えられ、教科書を掴んで読もうとするが、ガシガシと突かれて文字さえ上手く読み取れない。
「あらあら、これは朗読どころではないわね。じゃあ、大空さん、続きを読んで」
「はい」
マリが喘ぎ声を上げる中、アコはヒロインが犯される様を朗読していく。
そんな娘の様子を、母親はオマンコを広げたままの姿で微笑ましく見守っている。
「ご苦労様、今日の授業はここまでです」
「だめぇ、ナカ出しされちゃうッ。あっ、あんっ、イクゥッ!」
授業の終了と共に、マリは膣内に精液を注ぎ込まれて絶頂の声を上げるのだった。
◆
特別授業を終えて、いやみは町を一人歩く。
「くくく、この町は気に入ったわい」
夕日に彩られる町が、人間社会の滅びを象徴しているようで心地いい。
巣ができたのなら、後はそれを広げるだけ。
今胸に湧き上がっている欲望も、決して不可能の範疇ではないだろう。
「出来ぬことはない。わしは人間どもよりも遥か格上の存在なのだからな」
そう、人間の上に立つのは人間ではない。人間が政治を行い、人間の価値観を撒き散らす世界など、なんと矮小でおぞましいことか。
いにしえの時代、王とは神官であり神の意思を伝える木偶に過ぎなかったのだ。支配は、格上の存在こそが相応しい。
「くくく、くくくくくっ」
夜の帳が落ちるように、自分も町を妖気で包み込もう。妖怪が君臨する町を作り上げるのだ。
町の人間が次々と価値観を狂わせ、自分を崇拝する姿を夢想していやみは破顔する。
カラン……、コロン……。
その時、下駄の音が響いた。
今回はここまで。
次回、最終回となります。
最終回はエロなしとなっておりますのであしからず。
それでは。
GJ!!
ついにあの有名人が登場するのですか。
GJ!
下駄を履いたショウだったりして
最終回か…寂しくなるな…しかもエロなしか…だが最高の小説だ
ありがとう
最終回を楽しみにまちます
GJですっ!!
次でついに終わり…
いやみさまがどうなるのか…楽しみにしてます!!
これどこかの保管庫に保管できないのか?
863 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/10(土) 17:47:36.52 ID:qu0qNZ85
こんばんは。妖怪ポストのない場所を書いている者です。
今回で最終章。
それでは投下、行きます。
◆終章 『ゲゲゲの鬼太郎』
カラン……、コロン……。
逢魔が時の街に時代錯誤な下駄の音が響く。それは、悪事を働く妖怪にとって断罪の響き。
「なっ、き、貴様は、ゲゲゲの鬼太郎ッ!?」
紺の半ズボンと、同じく紺の長袖の上に黄色と黒のちゃんちゃんこを羽織った少年。
黄昏の空の下に現れた人物を見て、妖怪いやみは狼狽した声を上げた。
「探したぞ、妖怪いやみ」
鬼太郎は片目で妖怪いやみを睨みつけてくる。もう一方の目は髪で隠されており、髪の下にあるのは空洞。
生まれたときに、病気によって目玉がこぼれ落ちてしまっているのだ。
「いやみよ、年貢の納め時じゃぁ」
そして、こぼれ落ちたはずの目玉が、頭の上から髪をかき分けて飛び出した。
目玉のおやじ。こぼれ落ちた目玉に魂を乗り移らせた鬼太郎の父親が、妖怪いやみに向けて啖呵を切ったのだ。
「ショウという子が手紙をくれてね。お前を退治するように依頼されたんだよ」
鬼太郎は貰った手紙を懐から出し、いやみに見せ付ける。
「初めからかなわん相手であることを悟って、妖怪ポストを探すことに全力を傾けていたようじゃの、この子は」
「正しい判断ですね」
「うむ、賢い子じゃ。将来が楽しみじゃよ」
目玉のおやじと言葉を交わし、手紙を懐へしまう鬼太郎。
まさか、時代が過ぎて久しく、もはや都市伝説となった妖怪ポストの所在を突き詰めてくるとは。
アコのクラスの男子になど全く注意を払っていなかった。
確かに途中から生徒が一人減っていたが、それで自分が不利益をこうむるなど思っていなかったのだ。
それが足元を掬われる結果になるとは。
「わしを滅ぼしに来たかッ。同じ妖怪、同胞であるこのわしをッ!」
妖怪いやみは怒りに眉を逆立て、鬼太郎を睨みつけた。
鬼太郎は不用意に近寄ろうとはしない。いやみの能力をわかっているのだ。
「くっ」
妖怪いやみは身を翻して逃げ始める。
鬼太郎はその姿を追うが、路地の角を曲がった時、がくんと膝を沈ませた。
「ふっ、かかりおったわ。押してダメなら引いてみな。逃げる振りをして『動く気』を奪う呪をかけておったんじゃ」
「鬼太郎、いやみが呪として貼れるのは、どうやら『動く気』を奪う息だけのようじゃのぅ」
「そうみたいですね、父さん。これも、弱者しか相手にできない妖怪の慢心か」
「吠えおってからに。しかし、動けずともお前は意思一つで髪の毛を針にして飛ばせるからのう。ここは隠れさせてもらおうか」
妖怪いやみは民家の庭に入って回り込み、塀を隔てて鬼太郎と対峙する。
「さて、鬼太郎よ。わしが今何をしているか分かるかな?」
妖怪いやみは、邪悪な笑みをたたえて鬼太郎に声を投げかけた。
「今、わしは『考える気』をなくす息を巾着袋に詰めておる。これを壁越しにお前に投げたら、どうなるかな? それっ」
巾着袋を塀の向こうに放り投げる。動く気をなくしている鬼太郎はそれを避けることなどできない。
巾着袋が鬼太郎の頭に着地し、そこから『考える気』をなくす息が毒ガスのように漏れ出るのだ。
それが何個も飛来すれば、鬼太郎とてひとたまりもない。
「ひょっ、ひょっ、ひょっ、正義の妖怪もこうなってはかたなしじゃのぅ」
勝負はついた。
ぐるりと塀を迂回して前へと出ると、そこにはガクリとうなだれたまま動かない鬼太郎の姿。
足元には巾着袋が何個も散乱し、充分なくらいに直撃を受けたようだった。
「さて、お次は『イロ気』を吹き込んでやろう。色ボケになって、わしと一緒にこの街のおなごを犯し尽くそうではないか。それとも、犯される方がいいかの?」
いやみは大きく息を吸い込んで妖力を込める。
次の瞬間、いやみの目には髪の毛針が突き刺さっていた。
「ぎゃああああっ!」
込めた『イロ気』を吐きこぼして、妖怪いやみはのた打ち回る。
何故ッ? 鬼太郎は思考能力を失ったのではなかったのか?
しかし、自分が充分に近づくのを待ってからの髪の毛針の局所撃ち。これは明らかに思考しての行動だ。
「あんたは今こう思っているはずだ。どうして思考を奪われた鬼太郎さんがこんな真似をできるのかって」
路地の死角から、声が聞こえる。
子供の声でありながら、落ち着き払った大人びた雰囲気さえある声。どこか、どこかで聞いていた記憶の端に残る声。
「答えは簡単だ。僕が居るからだよ」
路地から現れたのは、甲本ショウ。そう、行方をくらましていた、アコのクラスの男子だった。
「巾着袋が足元にあるからって、直撃を受けたとは限らない」
「これが見えるか、妖怪いやみ」
いやみは毛針が刺さった眼を必死に凝らして声の方を見る。
そこにあったのは、水鉄砲。
ショウがズボンのポケットから取り出し、構えているのだ。
「氷水入りの水鉄砲。肌で温度が下がらないように銃身を布でくるんである。バックアップ役が居るまでは考えていなかったようだな」
いやみの妖力は、冷水で顔を洗えば解消することができる。
ショウはいやみが塀の向こうへ逃げたのを見計らって水鉄砲を取り出し、鬼太郎を回復させたのだ。
水鉄砲であれば、少量の水でも的確に顔を洗うことができる。
動けるようになった後に手でぬぐえば地面に大量の水がこぼれることもなく、顔を洗った痕跡が残らない。
「つまり、お前が巾着を投げていた頃、僕はとっくに位置を移動していた」
「そして、あんたが投げた巾着が地面に転がった後、鬼太郎さんがその上で膝を付いてたというわけさ」
いやみは歯軋りする。
自分の妖力は口や鼻を塞いでも隙間から入り込んでいくことができるが、空気の流れから大きくそれることはできない。
入り込む能力は、あくまで空気の流れの延長線上。
一旦下に落ちた吐息の固まりは、鬼太郎の口や鼻まで這い上がることができないのだ。
「毛針を恐れて、姿を確認せずに巾着を投げたのが敗因じゃの」
「もっとも、姿を確認して巾着を投げようとすれば、そこを狙って毛針を飛ばす。結果は同じさ」
「まぁ、水鉄砲の中身がぬるくなってしまえばちと危なかったが」
「戦闘能力では僕を下回るお前が長期戦を望むわけがない。そうだろう?」
鬼太郎が立ち上がり始める。勝てないという事実が突きつけられ、負けるという結果が近づいてくる。
「ひいぃぃぃっ」
妖怪いやみは刺さった毛針を必死に目から引き抜き、逃げ始めた。しかし、逃げたところで有利になるわけではない。
鬼太郎たちがあれだけ手の内を見せたということは、もうほとんど勝負がついているということだ。
ならば。妖怪いやみの老獪さも伊達ではない。ここで生き残る道は、無理をしてでも鬼太郎達の予想を超えること。
「うがあああああっ」
いやみ反転し、毛針を体中に刺されるのもかまわずに鬼太郎に突進する。
近づいてくるいやみにトドメを刺そうとする鬼太郎。それを渾身の気合で避け、いやみは鬼太郎の脇をすり抜けた。
「なにっ?」
「ふはは、やったぞ! 動くな、鬼太郎。こいつがどうなってもいいのかッ?」
いやみは、ショウを捕まえて首を締め上げていた。
人間の味方である鬼太郎にこの場で対抗できる手段は、人間を人質に取ること。
戦闘能力がいくら高くても、無力な人間を殺すと脅せば鬼太郎は動けなくなるに違いない。
現に、鬼太郎の動きは止まっている。賭けに、勝ったのだ。
「鬼太郎さん。僕にかまう必要はない!」
だが、予想外の声が上がった。甲本ショウが、無力なはずの人間が、命乞いとはまったく逆の声を上げたのだ。
「ショウ君……」
「あなたの目的なら、ここで僕がやられてもまったく問題がないはずだ!」
「くっ」
「大丈夫、僕はもう真実を知っている。だから何も怖くはない」
鬼太郎の目が変わる。ショウの声に頷くと、いやみに強い視線を向ける。それは人質に戸惑う目ではない。相手を狩る目だ。
いやみの心に、途端に恐怖が湧き上がり始めた。
どうして人質を助けようとしない? このままではやられてしまう! いやみはじりじりと後ずさりをしながら焦りを顔に浮かべる。
「何故じゃっ? 何故わしを滅ぼそうとするっ? わしは自分より下等な存在の贄を喰らっているだけじゃ!」
怒り、理解不能、妖怪としての生態、死にたくないという哀れな懇願。それらを混ぜこぜにして叫ぶ。
「人間だって自分より下等としている存在、家畜や植物などを贄として喰らっておるではないかっ? そこに罪はなかろう? 罪だとしても、やめることはなかろう!」
それでも、鬼太郎の瞳に断罪の意思はこもったまま。
「妖怪とて同じじゃ、同じなのじゃ! だから、わしを見逃せッ。さもなくば、この人間を殺すぞ!」
こうなれば、鬼太郎の『人間を守りたい』という訳の分からぬ信念を利用するしかない。
「……好きに殺せよ」
しかし、鬼太郎の口からは冷たい言葉が放たれる。
これはなんだ。人間を守るために戦ってきた妖怪が。一体どういう思惑だ。
「ガキ臭い交渉術を使いおって。まさか、それでわしがびびって殺さなくなると思ったかッ」
「だから、好きに殺せよ」
「えええいっ」
妖怪いやみはショウの首をへし折り、壁に投げつける。投げつけられたショウは、ガシャンと鏡のように割れ、霧のようにかき消えていった。
「妖怪いやみ、お前には殺した人間がどう見える?」
「なにを言うかっ、目玉のおやじ! そいつなら首を折られて倒れておるではないかっ」
「やはり、そう見えるか」
鬼太郎は呟いた。そして、ゆっくりと足を振り上げる。
勝敗は決していた。妖術を破られ、人質さえも失った妖怪いやみには、もう滅ぶ運命しか残されていない。
「リモコン下駄ッ!」
鬼太郎の足から放たれた下駄が妖力を持って加速し、妖怪いやみの体をぶち抜く。
「最後に、言い残すことはあるか?」
戻ってきた下駄を履き直すと、鬼太郎は別れの言葉がわりに告げた。
「くっ、鬼太郎、何故人間を見捨てた」
「その人間も、僕が殺すつもりだったからだ」
「待て、それはどういう……?」
「妖怪いやみ、僕はお前を滅ぼすために来たんじゃない。この世界を滅ぼすために来たんだ」
妖怪いやみの体がガシャンと壊れ、霧のようにたち消えていく。
静かになった路地には、鬼太郎と目玉のおやじだけが残されていた。
◆
「仮定の世界、か」
初めから鬼太郎と目玉のおやじしか居なかったかのように見える世界。
そこに佇み、鬼太郎は声を零す。
「鬼太郎、急ぐのじゃ。現実の世界と、この仮定の世界が繋がり始めておる」
「はい、父さん」
「現実世界でも妖怪いやみは存在したままじゃからのう。このままでは、あやつの封印が解け、この町で起こったのと同じことが『現実』として起こってしまうぞ」
目玉のおやじの言葉に頷いて、鬼太郎は髪の毛針を飛ばす。毛針は空間に突き刺さり、世界に亀裂を入れ始めた。
「ここは偽りの世界、邪悪な幻影。それでも、人は喋って、考えて、暮らしていた」
弔うように言葉を放つ鬼太郎。亀裂は瞬く間に世界中に走り、ガシャガシャと仮定の世界そのものを崩し始める。
「幻なのだから、下等以前の問題だ。それは分かっている」
崩れた世界は無へと戻り始める。
妖怪の餌食になった者も、無関係の者も、この世界で宝くじを当てて大金持ちになった者も、全ては亡き者とされていくのだ。
「けれど、なぜでしょう。父さん。心が痛むのは止められませんね」
「そうじゃな。しかし、それは愚かなことではないぞ」
目玉のおやじは、消え行く世界に向かって手を合わせる。
「すまぬのぅ。せめて、供養はさせてもらうからの」
こうして、一つの可能性は『終わり』を告げる。
真っ黒な闇となったその場所には、カラン……、コロン……、という下駄の音だけが響いていた。
終章その2『怪談レストラン』
──いつものように前菜とメインデッシュとデザート、丁寧にメニューをこしらえたお化けギャルソンはエントランスから引き下がる。
始まるのは、アコやショウやたまにレイコが活躍する、ちょっと背筋の寒くなるオカルトな物語。
それを眺めつつ、部屋にある三面鏡の化粧台へと座るお化けギャルソン。
いつの間にか、お化けギャルソンの姿はいつものマスコット的な姿ではなく、青白い青年の姿に変化していた。
化粧台の椅子に座り、スラリと伸びた長い脚を組み、お化けギャルソンは口上を始める──
さてさて、みなさんはパラレルワールドと言うものをご存じですか?
この三面鏡、角度をある方向にすると、無限に自分の顔が映るようになります。
つまり、パラレルワールドとはそんなもの。同じような無限の風景にて繰り広げられる可能性の世界、または、仮定の世界。
──鏡にはお化けギャルソンの顔は映っておらず、代わりに映るのはアコたちの住む街。
その風景の十三番目は真っ黒になっており、下駄の音を響かせて去っていく鬼太郎の姿が映し出されていた──
これはよくあるオカルト話でありますが、無限に映る自分の顔の十三番目は別世界のものだと言われております。
世界というのは実に広い。そしてまた、繋がっている。
十三番目から覗くあなたの顔は、一体どんな世界で過ごして、どんな気持ちであなたを見ているのでしょう。
そこが狂った世界なら、あなたを道連れにしようとするのか、しないのか。
と、話がそれてしまいましたね。
このパラレルワールド、仮に神が作り出したものならば、鬼太郎は悪か正義か、どちらなのでしょう?
あるべきものを崩し、神に逆らって傲慢にも世界を滅ぼし、その世界で幸せになった者の可能性も一緒くたにして亡き者にする。
……私はどう思うか、ですか?
ふふふ、私ごときが悪か正義かを語るかなんて恐れ多くてとてもとても……。
ただ、この世に神なんて居ないと思っていますがね。ええ、お化けの分際で。
──お化けギャルソンは立ち上がると、鬼太郎の背中ににこりと微笑んで大きな背伸びをする──
「さて、今日は思い切り踊りたい気分です。気分良く、力いっぱいに腕を振り上げてね」
ありがとうございます。
出会うことのない存在の背中に、心で言葉を告げてからお化けギャルソンは三面鏡から離れるのだった。
以上で妖怪ポストのない場所は終わりです。
一度は放棄した作品。こうして完結まで持ってこれたのは、待ってくれる人が居たから、その一点のみだと思う。
本当にありがとう。
それでは、またどこかで。
GJ!!
長い間ありがとうございました。
エロが無くても快い最終回でした。
またの投下をお待ちしております。
お疲れ様でした。
鬼太郎強ぇぇぇぇっ!
どのような最終回になるかと思っていましたが、
アニメを壊すこともなく最良の終わり方だと思います。
アニメでこんな話があってもおかしくないくらい。
エロが目当てで読んでいましたが、無くても十分楽しめました。
またいつか投下してください。
いやみさま、ありがとうございました
あなたは僕に束の間の夢を見させてくださいました…
御冥福を…(´;ω;`)つi~~
GJでした!!
長い間とても楽しませてもらいました
本当にありがとうございました
作品として文句なしに素晴らしかった。
ここまで書いてくれて感謝し切れない。
ありがとう。
怪談レストランも鬼太郎もまたアニメ始まったらいいな
これはすごい力作だったねぇ
GJ!