ドラゴンクエスト官能小説Part16

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652名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 03:19:16 ID:RGx7qabI
1.5リットルのペットボトル大の御立派様だと!?
653名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 04:51:54 ID:DUJJEHGs
自分のおじいちゃんのサイズがそれくらいだった、ってのをどっかで見たことがあるなあ……
お父さんが500mlサイズとかいう……
654名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 09:34:58 ID:8TGapNb2
>>387
リメイクの会話でバーバラ→主人公は確定でしょ。
バーバラ→テリーはむしろきっぱりと否定されてた。
655名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 10:01:35 ID:aLcFQ5S2
でもバーバラ不人気だな
リメイクでSS増えるとか言ってた奴死ねよ
656名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 12:14:16 ID:8TGapNb2
>>655
と言うか6自体の人気が大して盛り上がってない・・・
657名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 17:07:39 ID:nIR/UMmR
あえて主人公×ミレーユ
ミレーユ×チャモロでもいいけど
658名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 17:52:25 ID:q5k9e2zj
ミレーユ×チャモロ……考えたことも無かったわ!
チャモっさん受けか!
659名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 18:46:47 ID:nIR/UMmR
オネショタ^^b
660名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 19:54:47 ID:3Si28MSE
>>647

待ってたよ!
いつもグッジョブですね
ひょっとして作者の中の人は女の人ですか?
ツンデレとはちょっと違う可愛いさですよね
ひさしぶりに覗いたらこんな大作があったなんて
一気に読みました
続きを楽しみに待ってます!
661名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 13:27:21 ID:fLir1JJA
久々のヨンクロです。

ナナの作者さんが湿り気あるエロシーンを見事に披露してくれた所で、そろそろ投下しようかと思います。

宴の4P編へ移行しますが、基本は三部構成で。前回は収まりきらずに続編と苦しい策をとりましたが(笑)

ちなみに前回の話の別ルートという形をとり、設定はそのまま、>>535からの続きという流れで行きます。
662「宴の呼び水・前編(1/6)」byヨンクロ:2010/05/23(日) 13:31:00 ID:fLir1JJA
宴の呼び水

青髪の少女は、夜空を見上げながら自らの身に起きた出来事を反芻していた。

あの時、私の身に何者かが入り込んできた。その間は覚えてはいないけど、しかし、何か懐かしい感じ・・・
そう、母なる胎内へと抱かれるような安らぎ・・・すべては青々とし、清々しく私を包んでくれたあの時・・・

「あれは一体、何だったのかしら・・・」

残念ながらランドの一件は片隅に、降臨体験ばかりに囚われていた。が、その思考は突如として遮られる。

「・・ィ〜タキタキタキタキタキタキタキタキタキタキタぁーーーーーっ!!!!!」
「きゃあっ!!」

突如、彼女の目前におぞましい動きを経て、人間らしき半裸の腰簑オヤジがターニアの行く手を妨げた。

「この私めのタキタキ踊りを無視してゆくとは50年早いですゾ!!」

シカトされたことが我慢ならなかったのだろう。目で追いきれないほど、手足が残像の軌跡を描いている。

「なっ・・・何ですか、あなたは!」
「儂は踊りの後継者を探すため、世界中をあちらこちら巡っておるのですじゃ」
「はあ・・・」

外観とは裏腹に強かな野望を持っているのね・・・青髪の少女は呆気にとられながらもそう思った。

「ところでお嬢ちゃん、踊りはいかがですかな?」
「嫌です!」

半裸にスネ毛・・・こんな格好をされて誘いを受けても「はい、そうですね」と言えるわけがない。

「ならば仕方がありませんな・・・お嬢ちゃんには何が何でも踊っていただきますゾ・・・はぁぁ〜〜っ・・・」

オヤジの背後から怪しい霧が立ち込め、どこからか気の抜けそうな笛の音がこだましてくる!

「な、何・・・」

手首をくの字に曲げ、振向き様に粒羅な瞳でターニアを捉えた瞬間、オヤジは奇妙な踊りを仕掛けてきた!

「っ!?」

ターニアの身体は何かに掴まれたかのように身動きできず、視線はオヤジの踊りへと注がれた。すると・・・

「あっ・・・そんな!勝手に身体が・・・」

もう自分の意志はことごとく無視され、身体はマリオネットと化してしまった!

「ほっほっほ、誘う踊りが効きましたかの・・・それでは、儂の動きについて来られますかな?」

突然オヤジの目が光った!なんと彼が動くに従い、ターニアも同じ動きを強いられてしまった!

「イヤァーーっ!こんなの嫌よ!」
「ほぉ〜、お嬢ちゃんには踊り子としての適正がありそうですな?」
「全く嬉しくありません!」

彼の仕掛けた不気味な眼差しとは・・・対象を強制的に踊らせてラーニングさせるという端迷惑な技である。

「そうそう、腰はこんな感じで動かすんですゾ〜」
「あうう・・・はしたないわ・・・こんな動き・・・」
663「宴の呼び水・前編(2/6)」byヨンクロ:2010/05/23(日) 13:33:50 ID:fLir1JJA
乙女にとっては屈辱的な仕打・・・華麗な舞いは欠片もなく、下品に滑稽な動きばかりを強いられてしまう。

「ううっ、もうお嫁にいけない・・・」

と、草むらからガサッと何かが飛び出し、宴の場へと飛込んだ。

「彼女を解き放て!」

青年Aはオヤジへ足払いをかけた!

「おわっ!?」

オヤジはすっ転んだ!

「はぁ・・・はぁ・・・」

ターニアはようやく踊り地獄から解放された。

「あ、ありがとうございます!」
「そんなことより、早くここから離れるんだっ」

そういい捨てると、彼は体制を建て直しつつあるオヤジの前へとおどり出した。

「でも」
「いいから・・・あと、君の兄さんによろしく!」
「?」

チョキを振りかざしながらの最後の発言に首を傾げつつも一礼をすると、ターニアはその場から離脱した。

「くうっ・・・せっかく後継者を探し当てたというに・・・それを邪魔立てするとは許しませんゾ!」

腰簑に付着した砂を払いながら、突然の訪問者に怒りを隠せぬオヤジ。

「何を訳の分からんことを・・・黙って私のステテコダンスの前にひれ伏せな!」

青年Aは手を腰に回し、どこからかステテコパンツを二丁取り出し構えをとる。

「ほほほ・・・笑止千万!(・・・まぁ細工は流々ですし・・・相手してあげましょう)」

そう言うやいなや、くの字に曲げた手つきで青年Aに百烈拳を放ってきた!

「・・ィ〜タキタキタキタぁーーっ!・・・どうです、この手捌きは!」
「うわわっ!?」

しかし青年Aは二刀流パンツをマント代わりに、ひらりひらりと見事にオヤジの猛撃を受け流している!

「・・・よっ・・・はぁっ、なんと!・・・とんでもねぇ動きをするねっ!」
「お・・・おぬし、なかなかやりますな?」
「オヤジさんだって・・・とっても人とは・・・思えん動きで・・・こっちもびっくりだよ・・・」

半裸な腰簑オヤジにパンツを両手に構えた青年A・・・宴の場はますます神聖さを失いつつあった・・・

「ほほっ、久々に燃えてきましたゾ!」
「私に萌えてもらってもな・・・流石にオヤジは趣味じゃないから困るっ!」

二人の背後で焚き火が天まで届くかのように燃え盛る中、死烈な闘いが繰り広げられるのであった・・・
664「宴の呼び水・前編(3/6)」byヨンクロ:2010/05/23(日) 13:36:17 ID:fLir1JJA

「はあ・・・今日は何なのよ・・・」

自分の身に不馴れな事態が降りかかるので、ターニアは辟易としていた。

「でも、あの人は一体・・・見たことないけど、お兄ちゃんの友達かしら?」

危機から救ってくれた青年Aのことを考えながら歩いていると、目前に何かの影が見える。

「・・あれは?」

草場の上に誰かが横たわっている。近付いてみると赤い服を着た亜麻色のポニーテール・・・知った女性だ。

「ジュディさん!?」
「あるぁ〜タ〜ニアじゃあないの〜」

ろれつが回りきらない口調からして、かなり酔っているようだ。

「どうしたのよ、こんなに飲んじゃって・・・って、まだ飲んじゃダメでしょ!」
「だってぇランドの馬鹿がぁいけないんだもぉん」
「ランド?」

自分だけでなく、ジュディにも・・・ターニアは少し腹立たしくなってしまった。

「う〜なんか踊っちゃってぇ〜一升瓶ガボガボ飲まされて〜それからね・・・」
「と、とにかく水を・・・」

しかし、井戸は先程のところへ戻らないと駄目だ。

「・・・戻るのは無理ね」
「ねぇ〜たぁにゃ〜あなたも一緒にお酒飲もうよぅ」
「もう完全に駄目ね・・・」

何か諦めた感じでいうと、仕方なく彼女に右肩を貸した。

「どこ連れてくの〜」

「どこかはわからないけど、とりあえず静かなところへ行きましょう」

こんなところで女性一人放っておいては危ないので、どこか安全なところへ・・・と思ったのだが、

「あはは〜そんなこといってぇあたしのことが目当てじゃないのぉ?」
「なな、何を言うのよ!」
「ふふふ〜じゃあねぇ・・・こうしちゃう!」

ジュディはターニアの上に覆い被さって来た!

「きゃ!?」
「ランドも当てにならないしぃ今宵はたぁにゃちゃんと一緒にあつあつしっぽりとでもいいや〜」
「よくないわよ・・・って、ちょっと聞いているの!」

ターニアの制止も聞かず、ジュディは構わずにターニアの口許へ!

「ちょ・・ん!」
「はむ・・・ん・・ちゅ」
「あん・・んっ・・・」
「んんっん・・・」

お酒の味が混ざった甘い接吻がターニアに襲いかかる。突然のことに、顔を背けることもできなかった。
665「宴の呼び水・前編(4/6)」byヨンクロ:2010/05/23(日) 13:38:04 ID:fLir1JJA

「ちゅっ・・ん・・・はあ〜」
「ジュ・・ジュディ・・・」
「うふふ、ターニアだぁ〜い好きぃ♪」
「もうっ!知らないわよジュディなんか・・・」

友人の豹変に戸惑いながらジュディの手から抜け出ると、彼女を放って一人で歩き出した。

「あん、まってよぅ」

足をフラつかせながらも、ターニアに付き従って何とか追って行く。

「どこかに水はないかしらね?」
「だったらぁ、あたしが潤わせてあげるのにぃ」
「普通の女の子でいたいから、お断りするわ・・・」
「ぶぅ」

しばらく歩き・・・拓かれた場所に出ると、二人の前に酒場が見えた。

「あの馬鹿の家じゃん」
「そうね・・・でも飲み物があるはずだと思うから、少し寄ってみましょうよ」
「異議なぁ〜し」

途中最中でランドとの件を打ち明け合った二人は、先の一件のことはよそに、意気投合していた。

「中は流石に暗いわね」
「いいじゃん、入っちゃおうよ」

静かにカチャリとドアノブを捻り、二人は入店する。

「ごめんください・・・って、やはり誰もいないわね」
「ねぇ二階に行ってみようよ」
「え、勝手に?」
「だったらランドを探していたってことにすればいいじゃない♪」
「そうね・・・」

空き巣でもないが、何故だか階段を静かに上がって行く二人。すると明かりがドアから洩れるのが見える。

「誰かいるようね・・・」
「じゃあ開けるよ〜」
「ち、ちょっと!」
「ひらけ!ぽん○っ○ぃーーっ!!」

バンっとドアが開け放たれた。するとそこに、女主人と青髪の青年が向き合ってマッサージし合っていた。

「わわっ!ジュディ・・・・・・それにターニア!」
「やっほ〜イイことしてるわねぇ〜イザ?」

突然の訪問者に驚きを隠せないイザ。さらに妹がそこにいたことは、正直兄として立場がなく感じた。

「ご、ごめんなさい、何かお邪魔しちゃって・・・」
「じ、邪魔だなんてそんな・・・」

何故だか弁解を試みてしまうイザであったが・・・

「あらぁ?エッチ丸出しで喜んでたくせに♪」
「なっ!?」

酒場の主人は胸を隠すような仕草をして、嬉しそうに且つ残念そうに呟いた。
666「宴の呼び水・前編(5/6)」byヨンクロ:2010/05/23(日) 13:39:26 ID:fLir1JJA

「お兄ちゃん不潔よ・・・」
「きゃはははははは!」
「うぐっ・・・」

多勢に無勢・・・逆らうと何を言われるのか知ったものではない。これ以上の弁明は止めておいた。

「あっ、オザンナさん、水をいただきたいんですけど・・・」
「残念だけどないわよ?」
「ないんですか・・・」

「まあ炭酸水ならあるから、これでも飲みなさい」

二人にグラスが差し出され、シュワシュワっとした液体が注がれる。

「ありがとうございます!これで一息つけるわ・・・」
「わ〜い飲むどぉ〜」
「あっ、それは・・・」

イザは何かいいかけたが、それを無視して二人は枯渇した喉へと炭酸水を流し込み、一気に飲み干した!

「ふぅ、美味しい・・・これ味がついてますね」
「味・・・?あらら、これレモン酎とブレンドしちゃったやつだったわ」
「えっそんな、飲んでしまったじゃないですか!」

それをよそに、ジュディは一人で勝手にレモン酎のおかわりをしている。

「ごめんごめん、でもまあいいじゃない?ちょっと早いけど、これであなたも大人の仲間入りよ」
「な、なんかいい加減ですね」

普段のオザンナの性格とは打って変わって粗野だったので、少し驚いてしまう。

「ターニア、大丈夫か?」
「うん、ちょっとくらくらする・・・かな」

兄はいつでも優しい・・・だから、ターニアは彼にいつでも甘えたくなる。

「おっと・・・」

ターニアはその身を兄の腕に委ね、安らぎを求めた。

「しょうがないなぁ」

そう言うと、頭をくしくしっと撫でてくれる。これが彼女にとっての安息のひとときなのである。

「い〜なぁ、あたしもお兄さんがほしぃ〜」

物欲しそうに二人を眺めるジュディ。彼女もターニアと同様のことをしようとしたのだが・・・

「ダメっ、私だけのお兄ちゃんなんだから!」

と制止されてしまった。

「はいはい、ジュディちゃんはこっちに来なさいな。私がお姉さんになってあげるわよ」
「あん、お姉さまぁ〜♪」

そのように甘えた声を出すと、オザンナのふくよかな胸の谷間へと顔を埋めた。
667「宴の呼び水・前編(6/6)」byヨンクロ:2010/05/23(日) 13:46:26 ID:fLir1JJA

「あらあら、相当に甘えんぼさんねジュディは」
「だってぇ、あたしんちにはお父様しか・・・不満はないけど・・・何だか寂しいんだもん・・・」

ジュディは三人と違い一人娘。心を委ねる家族が父だけでは、彼女にとって少し物足りなかったようだ。

「そうだったわね・・・」

オザンナは本当の妹のように、ジュディの頭をやさしく撫で撫でしてあげた。

「あはっ、いい子いい子されるって、いいなぁ・・・」

ターニアは羨ましそうにジュディを眺めている。

「なんだ、あっちに行きたくなったか?」
「う・・ううん、お父さんがいても、満たされないことがあるんだなって・・・」

主意はそこではなかったが、それも真意であった。

「それに、私はお兄ちゃんがいるだけで十分幸せよ」
「あ、ありがとう、ターニア・・・」

改めて言われると、つい照れてしまう。

「・・・なぁ、両親のこと覚えているか?」
「えっ・・・」

突然の問いだった。


前編 終

中編へ続く

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヨンクロです。

とりあえず前編を投下しました。中編は書き出したばかりで、まだ時間の猶予をいただきたく思います。

ということで、先を決めずに見切り発進しましたが、しばしのお付き合いの程、よろしくお願いします。
668名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 16:44:36 ID:8/4GpOCG
キタキタ親父出過ぎwww
彼女を解き放て!ってwww
6を最初っからプレイしようと思ったのに宴のシーンでこの話を思い浮かべそうだ……
669名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 18:28:20 ID:06UkrmZ7
4P楽しみじゃてw
670名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 01:23:13 ID:HQmJnn8L
ナナの作者です

ヨンクロさんお疲れ様っス
ひょっとして控え室で顔を合わせてるかもしれないですね
俺はたまに覗いてるので
キタキタ親父とかネタに使うあたり
たぶん同年代なんだろうなぁ

Yが盛り上がってないとか言うけど
盛り上げればいいじゃない?
だからなんか書きます
気晴らしになんか書きます
別に>>657のためじゃないんだからねっ勘違いしないでよバカっ!

ナナとミレーユの違いを味わってもらえたらいいなと思います
ではまた後日
671名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 09:31:38 ID:ICt8iqou
ヨンクロです。

>>668

せっかくYを遊技されるのに、私のせいでイメージが・・・ホントすみません(笑)
確かに今回の話の1/3がオヤジ占めてますね〜orz・・・でもちゃんと意図した役割を与えてるんでお許しを。


>>669

ありがたいです。まだモワっとしか構想できてないんですが何とか湿り気のあるように努めて行きますよ。

>>670

労いどうも。ナナの作者さんもお疲れ様です。あの乗りに乗った連続投下こそ、乙!と言わせてください。
ナナのおかげで手をつけなかったゲームブックを買っちゃいまして、なるほど・・・と併せて読んでますよ。
控え室は残念ながらまだ行ったことがないんです。ググって覗いてみようかな?
オヤジで世代が(笑)単行本で四巻辺りが初版で出た頃にはまりましたね。わんわんの呪いが懐かしい・・・
(たぶん)同世代として、お互い頑張りましょう。


世代やハードによるところもあるだろうけどYが盛り上がらない原因というのは・・・

・FC作品までで止めてしまい、SFCをやらなかった
・本作でも内容は十分なのに、あまりにも過去の作品の印象が強すぎた
・過去のリメイク作品が続出してYの存在感が薄れた又はそっちに時間を使った
・PS2でYを出さなかった
・遊んで詰まって途中orz
・高いので買わなかった
・親にYを無断売却された
・それどころではなかった

よくわからんけど、あらゆる不遇がYに降り掛ったんではないでしょうかね?と・・・長々と失礼しました。
672名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 00:48:15 ID:jSOCpBwj
>>670

ナナの作者さんが書くミレーユ楽しみです
作者さんの無理にならないように頑張れ!

ヨンクロさんもGJです
たぶん私も同年代だと思います懐かしいですよね
673名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 11:10:49 ID:B3oFQ9+0
ミレーユ楽しみです
金髪美人のフェロモン…
清楚だけどHなカラダ…
674名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 17:45:39 ID:m3SJDmAq
どうやら私も同世代のようだ……
675名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 18:17:06 ID:Qn35Yy1X
>>670
ツンデレ乙w
待ってるよ!
676名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 22:20:33 ID:yGPZ/LCl
職人同士の馴れ合いウザい
677名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 22:34:39 ID:qjlkVFwx
>>676
じゃあお前が書けよと言いたい
678名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 22:42:44 ID:6M/cgR/R
>>676

なら見るなよ
別にお前のためにあるスレじゃねえよ
お前の理想のスレでも立ててさびしく1000まで埋めてろ
679名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 23:58:48 ID:2wrpvQzB
>>671
バーバラ救済ルートがないから
680名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 00:29:45 ID:QzLsKruq
>>671
・DS6のすれ違い通信が、ひょうたん島を手に入れるまで不可能だということを知り
 ゲームそのものをやる気も、ついでにエロを書く気も失せてしまった。
・・・も追加で。w

せめて、下のムドーをやっつけた=ダーマ復活くらいで開放して欲しかったわ。
ひょうたん島までなんてモチベーションが持たん。
9のすれ違いが大ヒットしたのって
小一時間もやりゃすれ違い可能になるお手軽さもあったと思うんだ。
かくいう自分も、下のムドー討伐寸前で止まりっぱなし。w
681名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 07:30:20 ID:jm5pdCJj
>680
君もうこのスレに来る必要無いと思うんだけど…
682名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 07:09:48 ID:wOJlU9w5
あの
ナナの作者なんですが
荒れると投下するにも、し辛いんで
仲良くいきましょうよ
こっちゃハム並みのハートなんですから
ね、あんまり雑談ウザいなら控えるんで
明日くらいには投下できると思うんでね
仲良くいこうよ仲良く

>>660

応援ありがとですよ
こんなヒゲの濃い女居たら大変ですがな

俺の中では、ナナはツンではないです
女の子って、綺麗なものだけで出来上がってると気持ち悪いです
ほんの少しわがままなくらいが可愛いと思うんで
それが反映されてるんだと思います

>>672
ありがとうございます
定職についてるんで
どうしても眠いときがあるのでご理解いただけるとありがたいっス

>>673
うん、ごめん
たぶん俺皆が想像してるようなミレーユは書いてないと思う
エロゲだったら何人かはディスクへし折られてると思う
でも頑張るんで、読んでみてください
あとすんません。こっちもスゲェ長くなりました。

>>676
ウザくてごめんね
ある程度自重するから許したって?
でもレスくれた人にある程度返事するのは許してください
応援してくれるのは
ほんとに嬉しいものなんでね?

皆なかよくいこうよ

それでは今度は続きを投下のときに
683名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 07:48:31 ID:QCsg7fbN
とりあえず続き投下待つ
684名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 08:35:03 ID:PsAujkHp
作品は好きだが全レスはうざい
685名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 08:39:33 ID:mvwZkb+N
作品も酷い
オリキャラオリ設定臭しかなくて
ドラクエ作品を読んでいる気がしない
686名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 12:26:48 ID:d6/k0uwm
作者ちょくちょく書き込むなら、コテつけてくれNGするから
687名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 13:44:47 ID:Rb4Y4phy
なんで定期的に注文のうるさい奴がくるんだ
どのスレも初期の頃はまったりしてるのにスレが長く続くににつれてどんどん空気が悪くなる
それだけ、痛い人にも知られるようになるのかね
688名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 13:50:08 ID:L7ltGI27
だな、このスレに来るなよと言いたくなるわ。
そういう、自分では書かない、注文だけの奴こそ、コテとか付けろよ。
689名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 16:53:57 ID:VCOOvxsL
興味ないならスルーすればいいだけ。

俺は楽しみだから大人しく待ってる。
690名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 19:44:40 ID:DmmU4xj2
私も大人しく待ってる
691名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:17:40 ID:uKxwlrvo
官能小説というよりは
ただの淫乱。
692名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:41:48 ID:PdegG6i1
ナナの作者です

>>689
>>689
ありがとう
基本スルーで行きましょ

とりあえずミレーユのほうが軽くできたんで
エロとかあんまり無いんですが
とりあえず投下しときます
続きはまた後日になりますがご勘弁を

結構な鬱展開かもしれません
苦手な方はスルーでよろしく
693名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:42:39 ID:PdegG6i1
わたしは皆が楽しむ様子を遠くに眺めていた。
今日は珍しくわたしもお酒を飲んだ。お酒には弱いから、あまりたく
さんは飲めないけど、今日は嬉しいことがあったから。
ほんの少し、ほんの少しだけ。
それにお酒の匂いは嫌い。
酔った誰かの吐く息も嫌い。
嫌でもあの頃を思い出してしまうから。
「夜風……きもちいい」
ほんの少しだけふらふらする。バルコニーの手すりに上半身を預
けて、ほぅっと深く息を吐く。
あんなこと、思い出さなきゃよかった。
いつまで経っても忘れられない悪夢。
折角、ほんの今さっきまで楽しい気分でいられたのに。

「どうしたの、こんなところに一人で?」

その声に、とくんと胸が躍る。

「あ……なんでもないの。ちょっと酔っちゃって」

長い髪を指で耳にかけてから、ちょっと失敗したかもしれないと思
った。わたしの耳は不意打ちに赤くなっているに決まっている。

知らないでしょう、貴方は。

「主役がこんなところにいてもいいの?」

「それがさ、まだ実感が湧かないって言うか。僕がこの国の王子な
んだって言われても、ね」

困ったように微笑む貴方。

やっぱり貴方は素敵。眩しくて、まっすぐに見られないくらい。
そう、貴方は本当に素敵。

ほら、だから、どうしていいかわからないなる。
どんな顔で貴方に接していいかも、わからなくなる。

「本当の自分を見つけられたんですもの、素敵なことよ」

だからどうしても貴方の前では言葉少なになってしまう。
わたしは貴方のその目にどんな風に映っているのかしら。
陰気な女?
無愛想な女?

「うん、だけど、いいことばかりじゃないよ」
「ひょっとして、ターニアちゃんのこと?」
「どうしてもね。どっちの僕にとっても、ターニアは大切な人だった
んだね」

あぁ、そしてまたわたしはどんな顔をしていいかわからなくなる。
そんな顔をしないで?
抱きしめたくなってしまうから。
そんなことできっこないから。
そしてわたしはまた自分が嫌いになる。

「会いに行って、あげたら?」
694名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:43:20 ID:PdegG6i1
「ターニアに?」
「本当に大切な人がいるなら、決してその手を離しては駄目よ」

嫌い。自分が嫌い。
何もかも嫌い。
嫉妬するだけで、自分からは何もできない自分が大嫌い。
言いたくも無い言葉を告げる唇も。
冷たく見える瞳も。
男の目を惹きつける体も嫌い。
長い髪もこんなときはさわさわと体に触れていらいらする。

「じゃあ、僕はやっぱりここに居るほうがいいと思うんだけど」
「ターニアちゃんとここで待ち合わせしてるの?」

なんて羨ましいことを。
でも、あの子って今日は呼ばれてないような……。
ずるいわよ。わたしだって妹に生まれていたら、義理でもいいから
妹でいられたら……。

『今日もいいお天気よ、にぃさんっ♪』

あ、それ、ちょっといいかも……。

『ご、ごめんなさい。いつも付いてきてもらって。だって、夜のお手
洗いって恐いんだもの……』

きっと貴方は優しく手を引いてくれるわ。

『にぃさんっ、お願いだから耳を塞いでいてね。絶対よっ、絶対
の絶対ですからねっ?』

でもいいわ。貴方ならいいわ。
聞かれたっていいっ!
でも恥ずかしいっ!
わたしもう死んじゃいたいくらい恥ずかしいっ!

でも……ど・き・ど・き♪

「えっと……気分でも悪いの?」
「少しだけ。心配しないで」
「なんで鼻をつまんで首をとんとんしてるのさ?」
「くせなの。気にしないで」
「それで、どうかな、君の答えを聞かせてほしいんだけど……」

答え?
なんのこと?
あぁ、ターニアちゃんとのこと?

「いいんじゃないかしら。どんな間柄であれ、愛があるなら」
「あぁ……よかった。ありがとう、君も同じ気持ちでいてくれたんだね」

そう言って、貴方はわたしの手を握った。
あぁ、なんて暖かい手。
剣を振り続けて硬くなってしまった、ごつごつして力強い手。
誰かを守るために、守ろうとして、たくさんの血に濡れた手。
時々、わたしの傷に触れて、それとは知らずに癒す手。
なんて素敵なのかしら。こんなに素敵な手ってあるの?
695名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:43:54 ID:PdegG6i1
ないわ。あるはずないじゃない。他の人と比べるべくもないわ。
比べるだけバカらしいわよ。
たまに盛りのついた勘違い野朗に触られることがあるけど、全然違う。

藁の御座と、極上も極上の絹布くらい違うわ。下着にしたいくらい違
うわ。上下一揃えで、いつでも身に着けていたいくらい違うわ。
ちょっと汗ばんでいるのがまた素敵。
潤いは大事よね。かさついていたら、触れられたときに痛むもの。
きゃっ♪
わたしったら、どこを触らせるつもりなのっ、もうっ!
どこを……。
そうね、まずほっぺたかしら!
包み込むみたいに優しく、そっと撫でられたら……!
死ぬわ。きっとわたし死ぬわ♪
そしてあなたはそっと唇を寄せてくるの。
そう、こんなふうに、ゆっくりと目を閉じて……。

「ん……」
「ぅんっ♪」

あぁ……このまま、いっそ誰か殺してほしい。
貴方の唇のぬくもりを感じたままで……うちころしt




「っ……きゃーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」





今起きたことを言うわ。
妄想に溺れていたら本当にキスされていたの。
幸せすぎて死にそうよ。
何を言っているかわからないと思うけど、幸せだからどうでもいい♪


神様……。

わたし

いま

はなぢ

ふいてませんよね?



「たっ、大変だっ、ひどい血だよっ、本当に具合が悪いなら言って
くれたらよかったのにっ!」
「なんでもないわ。ちょっと幸せだっただけのことよ」
「なんでもなくないよっ。破裂音させて鼻血出す人初めてみたよ!」
「大丈夫よ。ほら、こうして一枚のハンカチの両端を捻って、ほらき
ひんほほっはは、へ?」
「しゃべらないでっ。今すぐベッドまで運ぶから!」
696名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:44:19 ID:PdegG6i1
あぁ、貴方の腕のたくましさに抱かれて、どこに行くの?
ベッドだなんて、なんて積極的なのかしらっ♪
されちゃうの?
わたし、されちゃうの?
えへへ……おっぱいおおきくてよかった♪
かわいく生まれてきてよかった♪
だから奴隷にされたんだけど、オールオッケーよね。
練習よ練習!
あれは貴方に喜んでもらうための練習だったのよ。
どんな経緯でこうなったのかさっぱりまったくわからないけど、全部
良しとしましょう♪
さぁ、行きましょう。
チャペルの彼方へ!




妙に痛む頭に顔をしかめながらわたしは目を覚ました。
見知らぬ部屋。ふかふかのベッド。とても豪華でまるでどこかの王
宮みたい。

「気がついたんだね、よかった」

貴方の声に我に返る。
わたし、そういえば宴の時に……。
星降るバルコニーでキス。

「ごめんなさい。取り乱しちゃって、もう大丈夫だから」
「ダメだよ体起こしちゃ。一晩ここでゆっくりするといいよ」

貴方に促されて、わたしはゆっくりと導かれるままに枕に頭をつける。

「なぜわたしにキスしたの?」
「え、だって君が受け入れてくれたから」

わたしが妄想の国に飛んでいっている間に何かがあったのね。

「ひょっとして、わたしに……」
「まだ混乱してるんだね。なら、もう一度言おうか?」
「まっ、待って!」

お願いだから少しだけ待って欲しかった。
ひょつとしてこれから起こることも、さっきあったことも、本当はわた
しにだけ都合のいい夢なんじゃないかって。
ひょっとして、よくあるただの妄想なんじゃないかって。

「いいわ。もう一度、お願い」
「うん。君に恋人になってほしいんだ」
「恋人……」
「大好きだよ。きっと幸せにするから」
「だって、貴方は王族で……」
「そうだね。重い、よね」

王族からの求愛。
つまりここでわたしが頷けば、わたしは未来の王妃様。
軽々しい気持ちで告げていい言葉じゃないのはわかっている?
697名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:45:14 ID:PdegG6i1
「やっぱり、重たいよね。いきなり将来のこと決められるわけないし」
「だっ、ダメっ。絶対、ダメ!」
「そうだよね。明日になったら僕はいつもどうりだから、君も……」
「そうじゃないの、そうじゃなくて」
「いいんだよ。無理しないで。僕なんかが君みたいに綺麗な人と、
なんて、やっぱり釣り合わないし」

どうしてわたしはこんな時にこんなにももどかしいの!?
嬉しくて、こんなに、ほらっ!
ぽろぽろ泣いちゃうくらいなのに!
でもなんて言えばいいのかわからなくて。
どんなに貴方に焦がれているかっ。
どうして、わたしの唇は動いてくれないの。
ねこさんにだっていぬさんにだって、言えたわ。
可愛いって。
頭も撫でてあげられる。

「いいんだよ。君が泣くことなんてない。どうしても伝えたくて。君の顔
見てたら、我慢できなくなっちゃって」

違うの!
大好き。
誰よりも大好き。
こんなわたしに、貴方だけが、何より、誰より……。

「おやすみ。ゆっくり休んでね?」

行かないで!
でも何て言えばいいのかもわからない。
ううん、わかってる。
だけど、どうしていいのかもわからないだけなの!
そう、この胸の内を見せられたら。
この鼓動をわかってもらえたら!


「えいっ!」


失敗した。
わたしにとりあえずできたのは、このどきどきをわかってほしくて、貴方の手を押し付けただけ。

谷間じゃなくて、左胸の真ん中に。

これじゃ痴女じゃない!?

「ちっ、違うの、そうじゃないの」

あぁ、ほら、ぽかんって顔してる!
スライムに噛まれたみたいな顔してる!

「行かないで」
「あの……」
「何してもいいから」
「え?」
「何、されても、いいから」
698名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:45:38 ID:PdegG6i1
それくらい好き。
貴方の子供、生んでもいいくらい好き。
「ごめんなさい。わたし、うまく言えないから」

いっそ襲ってほしい。
そうすれば、きっと貴方に伝わるから。
きっとわかってもらえるから。
そうしたら、きっとわたし嬉しくてバカみたいになっちゃうから。

「あの、それってつまりどういう……」

そうよ。こっちからいっそ襲っちゃえばいいじゃない!
慣れてるじゃない。だっていろんなことしてきたもの。たくさんたくさん
いろんなことされたもの。
どうして目の前の貴方にそれができないの?

わたしは有無を言わせぬ勢いで彼の首に手を回して、ベッドにな
だれ込んだ。唇に吸い付いて、舌を差し入れて、たくさんねぶって
飲み込んで、飽き足らなくて、何度も何度も口付けた。

「貴方は……何もしなくていいから」

唇を舌でぺろりと舐めあげて、ゆっくりと服を脱いでいく。
そう、彼の欲情を誘うよう。その方法は叩き込まれているから。
下着を外すとき、たぷんと胸が震えるようにわざとひっかけた。小さ
く声をあげて、腕を当てて、押し上げて強調すると貴方の喉元がこ
くりと上下したのが見えた。
貴方がそこに触れようとした手を掴んで、指をゆっくりと口に含む。
まだダメ。もっともっと焦れて、我慢して、我慢できなくなるまで。
うっとりと貴方を見つめながら、反応を確かめて、ゆっくりと時間を
かけて綺麗にしていく。
人差し指が終われば中指へ。指の股は敏感なところ。手のひらも。
あとは間接。手首の内側から肘の内側へ。
皮膚が薄くて、血の管が浮くような場所が人は感じやすい。
彼の腕を持ち上げて、わきの下から、下っていく。
腰骨、おへそ、今度は上がって、乳首へ。
教え込まれたとうりに、丁寧に、気持ちのあるように見えるように。
わたしがどれだけ淫らな女なのか男に見せ付ける。
下手なら殴られる。酷いことをされるから、きちんとしないと。
乳首に舌を這わせている間に、彼の下穿きは脱がしてしまう。
そそり立った肉棒を、ゆっくりとしごきながら、硬さを確かめる。
大丈夫。もう爆発しそうになってる。わたしはきちんとやれてる。
これなら殴られない。今日は大丈夫だった。よかった。
この間来た子はへたくそだったから。鼻血が止まらなくなるまで殴
られた。それ以来、あの子を見なくなった。
大丈夫。今日は大丈夫。
だから、御主人様の御不興を買う前に繋がってしまおう。
そうすれば後は喘いでいれば終わってしまう。
獣ののように腰をぶつけられて、痛みをこらえているだけでいい。
針を刺されたり、鞭で打たれたり、息もできなくなるくらい縛られるく
らいなら、ずっとまし。

「それじゃあ、わたくしの体で、今日もたくさんたくさん遊んでくださ
いね」
御主人様。
699名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:46:04 ID:PdegG6i1
肉棒に手を添えて、またがったわたしの膣へと導き、腰を降ろす。
「ひぐっ!」
あぁ、どうしよう。濡らすのをすっかり忘れていた。これじゃ入るわけ
ない。
そう、お口で奉仕している間に唾液でこっそりと膣を濡らしておか
なきゃいけないのに。
今日はあんまり順調だったからすっかり忘れていた。

「あの、これは違うんです御主人様。すぐに入りますからっ!」

どうしよう、急がなきゃ。こんなに御主人様が上機嫌なことなんて、
滅多にあることじゃないのに。

「えっと、あの、あぁ、入らない。し、少々、ほんのすぐですので」

いっそ乾いたまま力任せに入れてしまおうか。
数日は使い物にならなくなるけど、折檻されるくらいなら!

「あ、あぁ、あの、そうだ。お薬くださいっ。お薬飲めば、すぐですから。そう、あのお薬大好きなんですっ。ふわふわして、なんにもわかん
なくなっちゃうくらい気持ちよくて、だからっ!」

ほんとは嫌。きっとあの薬はいけないもの。
あの薬のせいでおかしくなってしまった女の子も何人も見た。
でも殴られるのは嫌っ!
もう痛いのやだっ!
どうしてっ、どうしてわたしこんな辛い目にあわなきゃならないの?
だけどこうしなきゃおじいちゃんもおばあちゃんも!

「あぁ、ごめんなさいゆるしてくださいすぐぬらしますから」

ダメだ。どうしても入らない。
いっそ狂ってしまえればよかったのに。わたしよりも後に入ってきた
子だってもう何人も壊れてしまった。
心の底からこんなことが好きになってしまった子もいる。
白痴のようになってしまった子もいる。
わたしもそうなれていたら、辛くないのに。
殴られることもないのに。

「だからたたかないでくださいいたいのやなのっ。いいこにできますっきちんときもちよくできますからっ」

もう嫌なの。痛いのだけは嫌。
いやいやいやっ!

「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


あぁ、御主人様の手が伸びてくる。
殴られる。髪を掴まれて、めちゃくちゃになるまで……。

「あ……ごしゅじんさ……」

暖かい腕。
優しく抱きしめられる強さ。
ゆっくりと撫でられる頭。
700名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 22:46:37 ID:PdegG6i1
「あ……あぁ」

わたし、今何を。
貴方の前でわたし。

取り返しのつかないことを!

「いやっ、いやぁぁぁぁっ、見ないでっわたしを見ないで!」

嫌われる!
絶対に隠しておかなきゃいけないことだったのに!
どうしよう。
どうしよう。
嫌われちゃう!
嫌われちゃう嫌われちゃう嫌われちゃう!

「もういやっ全部いやっ誰か殺してっわたしを殺して!」

もういや……。
なにもかも。
もういいの。
全部どうでもいい。
ほら、眠くなってきた。
このまま眠っちゃおう。
おやすみなさい。

おやすみなさい。










「ほぅ、そのようなことが」
「うん、僕には、何もできなくて」
「御身をあまり責めなさいますな、王子」
「だけど僕には……僕に、僕はっ!」
城づとめの歳のいった学者に全ての経緯を告げて、ランドは唇を
噛んだ。
喚き散らして気を失って、ミレーユはそれから二日眠り続けていた。
「爺の見立てでは、この娘さんは金で売られて男の慰みものにさ
れておったんでしょうなぁ。よほど……手ひどい扱いをされていた
と見える」
惨いことを。
歳経た学者はそう言って苦々しげに深い顔の皺をゆがめた。
彼はランドが生まれる前からこの城に召抱えられていた学者だった。
幼いランドの記憶にあるのは、もう少し若い彼で、様々な知識をラン
ドは彼から学んだ。それは勉学という形ではなく、楽しいおしゃべり
や遊びの一環としてもたらされた。側仕えのじいと同じく、ランド
にとっては祖父のように慕う者だ。
信用できるその学者にだけ、ランドはことのあらましを伝え、彼女を
診せた。
よう、この爺めに打ち明けてくださいました。
701名無しさん@ピンキー
そう言って学者は、夜更けであるにも関わらず部屋に駆けつけた。
話を聞いた学者にできることは少なく、できた事といえば、簡単な
触診と、自らの住まいから妻を呼び、ミレーユの体を清めて、着替
えをさせること。
あとは彼女の目覚めを待つことだけしかしてやれないと言う学者に
、ランドはそれでも深く感謝していた。
自らではまるでお手上げだった。おろおろとする以外何もできなか
ったのだから。
「王子、人の心とは、時にひどく脆いものなのです。体がひどく傷
ついた時には傷跡が残りましょう。元のように動かなくなることもまた
しかり。心にも同じことが言えるのです」
「傷ついたまま、戻らないと?」
「左様です。やはり王子はあの頃のまま、利発でいらっしゃる」
「やめてよ爺。恥ずかしいよ」
場合が場合であったし、そう手放しに褒められるようなことでもない。
しかし、昔と同じように孫のように可愛がってくれるのが、ランドには
嬉しかった。
「僕は、どうしたらいいんだろう」
「側に居ておあげなされ。王子の愛を、注いでおあげなされ。支え
となり、日に影に。いずれ心からの笑顔を取り戻せるよう。それ、あそこの畑の花のように。水をやり、虫を取り、笑顔が咲くまで」
それはランドにしかできないことだと、学者は言って、優しい優しい目
で微笑んだ。
「僕にできるのかな。僕は、爺みたいに学があるわけじゃないよ。少
しばかり剣が振るえて、魔術の心得があるだけだ」
「愛とはッ!」
曲がりかけた腰をぴんと伸ばし、学者は声を張り上げた。
「与えるものですじゃッ。そこには学も力もありゃせんのです。ただ
己の信ずるままに、呼ばれるままに、心の向くほうへとお行きなされ。

そこに暖かさがあるなら、微笑むことができるのなら、そりゃあ間違
っておらんのです。それは掛け替えもなく、尊いものなのです。
王子になら、わしはできると学者としての命を賭けて言えますぞ!」
「できるのかな、僕に」
「できますともっ。王子の優しさはこの爺がよぉく存じ上げております
とも。そうあの時のように。あの頃の王子ときたらそりゃあもう!」
「じいの中で僕はどんなんなっちゃってるのさ……」
そう言ってランドは己もそうと知らずに二日ぶりに、少しだけ笑った。
やれるかもしれない。
いや、やるんだ。
彼女が笑えるまで。
そう、向日葵のような大輪の笑顔を見るまで、続ければいい。
生涯をかけてでも。そう、それにはそれだけの価値がある。
きっと、ある。
「やってみるよ、僕」

甘えた考えは今捨てよう。
できるさ、きっと。
何より、僕がそうしなくちゃいられない。
だって、僕の心は、彼女の笑顔に向いているんだから。