GJ!
確かに新キャラは今の所は萌えないしウザいですけど今後どうなるかに期待してます。
個人的に大好きなあの御方の復活フラグ(の様な気のする物)もある事ですし……
ところで確認なんですけど新キャラは健太と同い年でいいんですよね?
優香の事を
>血の繋がらない同い年の従妹
と言っていたので混乱してしまって
他にどう取れというんだ
しかし、この新キャラはキモウトを甘く見てると言わざるをえない。
彼女なんて作らせたって強行たんの出番になるだけだぞ……
梓いいなー
毎回おもうけど未来って自演してる人絶対いるよね。
ごめんそれ俺だ
GJ!
続きはしばらく後か
待ち遠しい
相変わらず面白かったー
今回新キャラのド田舎出身や絵日記の伏線でどこかへ行ってしまった桜子先輩がちらつく
わくわくが止まらない
この新キャラ、どう転ぶのかさっぱり分からんなw
健太と優香の行く末といい、続きが楽しみすぐる。今回もマジGJでした
「ちなみに伏線はっとくけど」に噴いた
メタ発言やめいwww
ゴドーのおじいさんは確か幼なじみと結婚したんじゃなかったっけ?
ごばww
キモ姉とキモウトに板挟みにされて死にたい保守
キモウトと争ってるキモ姉はキモウトが幼い内に何とかしようと思わなかったのだろうか
まな板おっぱいに挟まれて死にたいだと
幼い妹はまだ大丈夫と考えていました。もしくは可愛いなとでも思ってました。
「お姉ちゃん、おにーちゃんの部屋に全裸で転がりこむってどういうつもり?ブチ殺すよ。」
「ああ、もう目覚める年になったのね!小さいときはアイス分けてあげたり口拭いてあげたりしたのに…」
「ごまかしてもダメだよ。お兄ちゃんを誘惑してモノにしようとしてるのは分かってるんだから。」
「私はね、二人が大好きなのよ。頼りがいが出てきた弟君も、可愛い妹ちゃんも。」
「ちょお姉ちゃん泣かないでよ、ヘッドロック掛けないでよ!放してよ痛い痛い。」
カチャ…
「姉ちゃん…なにやってるのさ…済みませんでした!」
バタン
「誤解されたー!お姉ちゃんのせいで同性愛者に間違えられた!」
>>645 これは弟くんの視点だと
「自分の部屋に入ったら、何故か全裸の姉がいて、妹(着衣か否かは不明)と絡み合っていた」
状態なのか…
そして自分の姉&妹の思わぬ秘密を知って思い悩んでいる所に
その様子を心配して「ウチ来る?」と声をかけてくる泥棒猫
「お兄ちゃん、邪魔。どいて。」
『あぁ、ごめん……。』
「…………。」
これが俺と妹のとある一日の中での唯一の会話。妹は俺の事が嫌いだ。何故こんな冷めた関係になったのか。全く分からない……訳でもない……。
『はぁ、明日も大学かぁ。めんどくせ。一限、大したことないからサボるかな……。』
俺はベッドにねっころがり天井を見上げる。なんだか眠たくなってきた……。最近バイトやり過ぎてたからかなぁ。少し寝よ。
「お・兄・ちゃ・ん。お兄ちゃんも今から部活だったの?言ってくれれば一緒の電車乗れたのに〜。」
コトン
『ん?あぁ美月か。そうだな、ごめん。』
俺しかいないバス停でバスを待っていると聞き慣れた妹の声が。俺に呼びかけてくると同時に自分の小さな頭を俺の背中に預
けてくる。俺と妹の通う高校へは家から電車とバスを併用しなくてはならない。だからうまい時間に電車に乗らないとバス停
でかなり待たされる場合がある。今だってそうだ。おそらく妹は俺の乗ってきた電車の二本後のやつだろう。そんな事を考え
ていると、妹が後ろから俺の腰に手を回してきた。
『お、おい。止めろよ。……誰かに見られるだろ。』
「うふふ。大丈夫だよ〜。今、私達しか並んでないし〜。それに傍から見ればイチャイチャしてる恋人達にしか見えないんじ
ゃない?」
確かに今バス停には俺達しかいない。このバス停に休日の昼過ぎに並んでいるのは学生くらいだろう。しかも部活がある生徒
くらいしか並ばないだろうから、今は俺達しかいないんだろう。近くを通り過ぎる人も疎らなので気にしすぎる必要もないの
かもしれない。しかし問題はそんな事ではない。妹である美月が兄である俺に対してまるで恋人に対するかのような接し方だという事だ。
『そういう問題じゃねえよ。ほらべたべたすんな、離れろよ。』
「んもう!お兄ちゃん恥ずかしがり屋さんだなぁ。はいはい離れますよ。ギュッ」
離れたと思ったら今度は妹が俺の手を握ってきた。
『はぁ……。わあったわあった。手ぐらいなら繋いでやるよ……。』
「お兄ちゃん優しい〜。うふふ。ラブラブぅ〜。」
とか言いながら握り方を指と指が交差しあう恋人結びに切り替えてきたし……。
まだ小さかった頃、妹は割と引っ込み思案な子だった。何をするにもどこに行くにも俺の後に付いてきて俺の陰に隠れるよう
にしていた。そんな引っ込み思案な妹ではあったが、俺にとってはかわいい妹だった。そうでない時もあったが……。妹も、
とても素直で兄である俺の言う事ならなんでも聞いた。そんな風だから俺もすっかり妹の事を甘やかしていたと思う。その成
れの果てが今の美月だ。
「あっ、バス来たよ。乗ろ?お兄ちゃん。」
俺は妹に手を引かれて、バスの一番後ろに乗る。最近寒くなってきたのもあって、座席の足元から流れてくる暖房の生暖かい
風が心地好い眠気を運んでくる。
『ふぁあ〜あ〜、眠いなぁ……。』
思わず欠伸が出てしまった。普段のバスの中ではこんな大きな欠伸はかけない。今日は俺達以外には老人2、3人くらいしか
いないから大欠伸もできる。
「私もなんだか眠いぃ〜。んにゃ〜。」
妹が俺の右腕に自分の両腕を絡め、身体を預ける様に寄り掛かってくる。
『おい、止めろって……。』
「んふ、いいじゃ〜ん。すりすりぃ〜」
妹が歳にしては少々主張気味の胸を俺の右腕に押し付けてくる。それと同時に自分の太ももで俺の右手を挟み込んできた。制
服のスカート特有のサラサラとした生地の感触が俺のやり場に困った右手の甲に触れる。
『何してんだよ……。止めろって。おい!』
ガッチリとホールドされていた右腕を妹から離し、妹から20cm程離れる。
『お前、冗談も程々にしとけよ……。そんなんじゃ彼氏の一人もできないぞ……。』
「ふんっ。お兄ちゃん、こんなので恥ずかしがっちゃうの?情けな〜い。それに彼氏なんていらないから!私にはお兄ちゃん
がいるし。だから、ね?ムギュ」
懲りない妹はまた俺の右腕を手足でホールドしてくる。そう言って一度座り直す様に腰を上げた時に、少し自分のスカートを
上げていたのに俺は気付いた。さっきまでより短くなったスカートのせいで手に妹の太ももが直に触れる。あまり直視したく
はないのだが、妹の太ももは程よい張りと艶があり若さに満ち溢れている。キメも細かくシルクのような肌触り。色も透明感
に満ちた白桃色で、歳相応以上の色香をも感じさせるものだ。同年代の男ならもうクラっとするレベルだろうが、俺はこいつ
の兄だ。身体付きが良いとはいえ妹の身体に欲情などできない。あるのは気まずさと恥ずかしさだけだ。
『あ、おい。次だぞ。ボタン押せないから、な?美月、離してくれ。』
そう言ってなんとか妹に離してもらえた。バスに乗ってから15分くらい、ずっと妹に捕まっていたのだ。下手に手を動かせ
ば妹の秘所に触れてしまう事さえできそうな状態にあったため、緊張していた右手が痺れていた。まぁしばらくほっとけば治るからいいが。
俺達はバスを降りた。バス停のすぐ向かいが俺達の高校だ。俺と妹の通う高校は都内の私立ではそこそこの進学校だ。とは言ってもうちの高校は難関都立の
併願校という立ち位置で、もちろん第一志望で入ってくる生徒もいるがおそらく入学者の30%くらいは難関都立に落ちて仕方な
く入ってきた連中だろう。そういう俺も都立に落ち、名前しか知らない併願校のここに入って来た訳だ。しかし妹は違う。俺
の妹は頭も良く、勉強もできる。しきりに担任からは有名都立の進学校や、難関私立のお嬢様学校などを受験する様、言われ
ていたみたいだが、その妹の担任曰く、
「自分の第一志望は兄と一緒の高校だけです。それ以外は受験しません。」
との一点張りだったそうだ。当然頭の良い妹の事だから、俺の通う高校に受かった。しかも特待生扱いになる上位3名のうち
に。因みに順位は一位であった。兄としては妹に早々に追い抜かされた気分であまり純粋に喜べなかったのだが、妹は
「お兄ちゃん、また一緒に学校行けるね?うふふ。嬉しいなぁ〜」
と喜んでいたので、嫌な顔もできなかった。入学式の新入生代表挨拶では当然、成績一位で受かった妹がした。妹の俺に対す
る日頃の態度から入学式の代表挨拶でとんでもない事でも言うんじゃないかと心配していたのだが、単に俺の自惚れで済んだ
ので安堵した記憶がある。しかし翌日からクラスの男友達や、そうでもない連中、果ては他学年の生徒までもが、前日の入学式
の代表挨拶をした妹の虜になり、その兄である俺の所にも、仲を取り持ってくれだの、紹介してくれだのうるさく付き纏って
きたのであった。妹は顔立ちも良く、小さな顔にくりくりとして可愛らしい瞳をもち、ふっくらとした薄ピンクの唇は男達を
虜にするには充分過ぎる。さらには先に言ったように、胸も大きく、制服の上からもその大きさを見てとれる。すらっと延び
た足にも関わらず、どこかあどけなさを演出するスカートから覗く太もも。きゅっとくびれた腰。極めつけは背中まで伸ばし
たサラサラの黒髪。常に淡いシャンプーの香を漂わせるそれは、すれ違う者達を必ず振り返らせる。
そんな完璧美少女の妹に
当然ながら有象無象は注目する。昔からそうだ、美少女で頭も良い妹は皆から可愛がられていた。小さい頃の俺はといえば、
そんな妹に子供なりの嫉妬心を抱き、一時、妹に対し辛く当たったり無視していた時があった。そんな事をしても自分が評価
されるという事は皆無と、当時の俺にもわかっていたはずだ。しかしともかく妹が妬ましかった。……あれはまだ年明け前だった
か。そんなあるとき、夜中、妹が俺の部屋にやってきて
「おにいちゃん……いっしょにねてもいい……?きょう、さむいでしょ?だからね……わたしがおにいちゃんのこと……あた
ためてあげたいの。だからいっしょにねても……いい……?」
辛く当たっていた妹が、暗くて見えなかったが、おそらく眼に涙を蓄えて精一杯の勇気を振り絞ったのだろう、俺に話し掛け
てきた。しかしその時俺は、
『ふざけんな、お前なんかと一緒に寝るわけないだろ。お前なんか廊下で寝ろよ。』
と、辛い言葉を浴びせてしまった。
「……ごめんなさい。おにいちゃん、ごめんね……。わたしなんかいらないよね……おにいちゃんのきもちもかんがえられな
いわるいいもうとなんて、いらないよね……。ごめんね。」
そう言って、トボトボと部屋から出ていった妹。内心、俺はその時、少し言い過ぎたかと思ったが、つまらない意地のせいで
そのまま妹を放っておいた。二、三時間くらいだろうか、眠りが覚めてしまい水でも飲みに行こうとベッドから出て、部屋の
ドアを開けると、廊下のすぐそこにパジャマ姿の妹が寝ていた。目には泣き腫らしたような跡があり、身体は寒さで震えていた。
あぁ、とんでもない事をしてしまったとその時初めて気付いた俺は、妹を起こした。
『おい、起きろよ……。お兄ちゃんが悪かったよ……ごめんな。ほら一緒に寝ような?』
妹はすくっと立ち上がり、俺の後に付いてベッドに入った。その時、妹が言った言葉は忘れられない。
「おにい……ちゃん……?ほら、わたしがあたためてあげるからね……?あ……だめだね、わたしこんなにつめたいもんね?
……だいすきな……おにいちゃんにかぜひかせちゃうかもしれない……。ごめんね……ごめんね……おにいちゃん。」
どうしようもなく妹がかわいそうになり、自分が情けなくなり、冷えきった妹を抱きしめた。
『ごめん……グスッ……ごめん……。』
ただただ妹にごめん、としか言えなかった。その一件以来、俺は妹をもう、決して悲しませないと、そう誓った。
C?
>>651 キモウトとか関係なしに妹が可愛すぎて会社なのにおっきした。スリスリとかやべぇ
だから生殺しはやめてくださいわっふるわっふる
俺、冒頭で主人公が「ため息→状況説明的独り言」のコンボがあると
その後の内容とは無関係に読む気が失せるんだ
最近、殊更に感じるのは誰も訊ねてもいないのに、唐突に自分語りを始める人間が増えたということ
しかもその内容は投下されたものに自分好みじゃないと文句を付けたり、
誰かの神経を逆撫でするようなものだったりして、救いようがない
スレも職人が投下するものも誰か一人のために存在しているわけではない
分別のつかない子供じゃないのだから、例え自分の嗜好に合わなくてもわざわざ口に出さなくてもよろしい
>>654 そんな俺様的読み物嗜好の類いは、いちいちレスにしないで、自分の心のなかに止めとけ。
>>648-651 投下前の宣言もなく、投下も唐突に終わってしまって、なにがなにやら……
アクシデントで投下できないのか、長編として日を改めて投下するのか、はっきりしなくてモヤモヤする……
要は「続きマダー?」
>>654 こういうやつのおかげで何人か職人消えたよな
傷とか永遠の白とかフラクタルとか、あとノスタルジアも
桔梗の剣の続きマダ-?
いいかげん全裸待機しすぎてインフルになっちまうぜ
>>651 GJ!
どんな風に冒頭の状況になったのか気になる
続きに期待
このスレッドもう483KBだ
まだ700いってないのに
恐ろしい子...!
661 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 20:37:29 ID:hd1MWx2z
>>651ですお。なんかカキコしたらちょうどいいとこで携帯電池キレたお(´・ω・`)
今やっと充電できますた……
すいまそんm(._.)m
>>660 理由がない事はしないおクククwwwwww
続き書くお
最近、妹の俺に対する依存度合いは少し異常なんではないかと、考えることも少なくない。両親も妹に対してそれとなく俺か
ら自立するように言っている。しかし彼女は聞く耳持たずという調子だ。中学生になっても一緒に風呂に入ろうとしてきたし
、高校生の今でも朝気づくとベッドに妹が潜り込んでいた、なんて日常茶飯事だ。なんとかしないとあいつはこれから兄である俺
無しでは生きていけないかもしれない。……いや、そんな深刻に考える必要はないよな。あんなの思春期特有の兄に対する憧
れみたいなもんだよな。きっとそうだ。
?「なぁに考え込んでんの?前向いて歩かないと危ないわよ?ていうかあんたが考え事なんて珍しい。」
妹と別れ、自分の部室に向かう途中聞き慣れた声がした。同じ部活の天王寺美佳だ。こいつとは中学から一緒だ。因みに同じ
都立高校を受けて共に落ち、この高校に入学した。要は腐れ縁ってやつだ。
『まあ、俺も色々考えるんだよ。それよりどしたんだよ?胴着姿で?』
俺の部活は弓道部だ。なんで弓道なのかというのは、まあ運動部の中で一番楽そうだったからという理由にもならん理由だ。
美佳「部長さんが遅いから様子を見にきたんです〜。なんで部長のあんたより副部長のあたしの方が早いのかしらね〜。」
理由にもならん理由で入った部活であったが、もともとそんなに人数も多い部でもないので、三年生の中で一番上手い俺が部
長になってしまった。
『ごめん、電車乗り違えたんだよ。』
美佳「まあ、良いけど。それよりさぁ、ちょっと見て欲しいのよ、私の型。最近調子悪くてあんまり当たらないの。あんたな
ら何か分かるんじゃないかなって。」
『ああ、良いよ。お前に頼られるなんて珍しい。』
美佳「うっさい!ほら、来てよ。」
まだ誰も来ていない道場に俺と天王寺の二人だけがいる。二人だけだと小さい道場もゆったり
としている気がする。
パシュンッ
美佳「……。ほらね、当たらないでしょ?自分では完璧な型だと思うんだけど……。」
『確かに綺麗な型だよな。何が悪いんだろ。……もっかい射ってみてくれ。』
その後もああでもないこうでもないと天王寺の型について色々と語りあった。
『あっ、ちょっと肩を緩めてみたらどうよ?』
美佳「え?よくわかんないよ。」
『だからほら。こう。』
口では伝わり辛いようなので天王寺の背後に廻って彼女の肩を掴み、少し緩めるようにほぐしてみた。
美佳「ひゃ////ちょ、ちょっと!」
俺が肩を掴んだ瞬間、天王寺はビクッと反応しこちらを振り向いた。
『なんだよ。どうした?肩痛めてるとか?』
美佳「ちっ、違うわよ。別に痛めてるとかじゃないから。……い、いきなり掴んでくるからビックリしたのぉ!」
『だって、口じゃわかんないだろうから直接教えてやろうと……。』
美佳「いきなりは反則。……もう////」
なんだ?こいつ。肩が敏感とかだろうか?……そんな事聞いたら殴られそうだな。
そのあと他の部員が来て2時間
程で部活は終了。その間、終始天王寺のやつは俺の方をチラチラと見ていたが、目を合わせることはなかった。
さすが理由にもならない理由で入った部活ではあったがその理由もあって2時間の部活の後でもそんなに疲れてはいない。さ
て妹はテニス部なのであと30分くらいで終わるはずだ。妹には
「一緒に帰りたいからちょっと待っててね。」
と言われているので待つことにする。
『暇だしテニスコートの方にでも行くか。』
妹の部活姿もそんなに見た事はないし、テニスに限らずサッカーや野球も見るだけなら結構好きだ。見るだけなら。
美佳「あれ?彩人どこいくのよ?」
彩人(あやと)、俺の名前な。テニスコートに向かう途中、天王寺に会った。
『あぁ、妹がテニス部なんだよ。だからちょっと見てみようかと思って。』
美佳「そうなの?じゃああたしもついてくわ。」
そう言って天王寺も俺について来た。こいつもテニス好きなんだろうか。まあいいや。
パーンパーン
『おおやってるやってる。あ、いたぞ。』
美佳「一目見れば分かるわよ、あんな美少女。ほら、あんたに手振ってるみたいよ。」
天王寺も妹の事は知っている。中学から一緒なので、まあ当然と言えば当然か。妹も確かに美少女ではあるが天王寺もそ
こそこだと思う。妹とは違った活発さを感じる可愛さだ、とクラスの連中は言っていた。確かに中学のころからクラス委員長
を勤めていたし、何かとクラスの中心的人物だった記憶がある。俺もよくこいつに振り回されたっけ……。よく告白されてい
たみたいだし、今も結構人気はあるみたいだが何故か誰とも付き合ったりはしていないみたいだ。
俺に気付いた妹はこちらに向かって手を振る。俺もそれとなく返す。しかし妹はテニス姿も本当に絵になっている。普段は降
ろした黒髪をポニーテールに結び、ラケットを振るたびにそのポニーテールがぴょんと跳ねる。同時にテニスウェアに押し込
まれた大きな胸が揺れ、ブリーツスカートがひらりとめくれ、あどけない太ももがちらりと覗かせる。
美佳「なあに自分の妹に見とれれてんのよ?」
『別に見とれてなんかねえよ。しかしあいつ目当ての見学者らしき連中も多いな〜。』
新入生挨拶での知名度もあり何しろ美少女の妹のことだ、彼女のテニスウェア姿を一目見ようと他の部活終わりの連中あたり
が、テニスコートの周りにちらほらといる。
美佳「なぁに?兄としてはヤキモキしちゃう?ふふ。」
いたずら気に俺に微笑む天王寺。
『しねえよ。あいつの事だ、昔からあんな調子だからな。もう慣れたよ。』
「お兄ちゃん!待たせちゃってごめんね。寒いし早く帰ろ?」
部活も終わり妹が俺と天王寺の方にやってきた。
『おつかれ。そうだな、寒いし帰ろう。天王寺はどうする?俺らと帰る?』
美佳「あ、うん。じゃあそうしよっかな〜」
帰りは余り待たずにバスに乗れた。行きとは違い、他の部活終わりの生徒もちらほらいる。しかし朝程混んでいる訳でもない。
俺達三人はやはり一番後ろの席だ。俺が真ん中で右に妹、左に天王寺。妹はと言うと、行きのバスの中とはまるで別人の様に
大人しくしている。単語帳を静かに読んでいる様だ。やはり俺に対してあんな態度の妹でも人前ではさすがに普通にしている。
こういう訳だから何も常に兄である俺にべったりという訳ではない。
その後も電車に乗り換えても妹は大人しくしていた。ドア横に立ち、参考書に目を落としている。駅に着きドアが
開くと客が乗車してくる。妹は借りてきた猫状態なのだが、静かに佇む姿も凛としている。乗って来た客も一瞬目が妹に釘付
けになっている様だ。
電車から降りても俺と天王寺だけが話しているが、妹は俺の後ろを静かについて来るだけだ。
美佳「じゃあ私こっちだから。またね、二人とも。」
あいつの家は駅の反対側だ。天王寺と別れた後も妹は大人しくしていた。朝の登校時などは電車に乗るまではいつも、手を繋
ぎたいだのおんぶしてだの、幼稚園児の様に駄々をこねるのだが、今日に限っては本当に大人しい。俺も特に話す事はなかっ
たので互いに無言であった。最近は冬の訪れを感じさせる匂いを感じる。一昨日辺り木枯らし一号も吹いたらしい。俺は冬は
好きでも嫌いでもない。暑いのよりは寒い方が断然好きだ。暖房の効いた部屋でこたつに入り寝ている時は至福の時だ。でも
寒くなってくると寝る前にいつも思い出す。
―――おにい……ちゃん……?ほら、わたしがあたためてあげるからね……?あ……だめだね、わたしこんなにつめたいもん
ね?……だいすきな……おにいちゃんにかぜひかせちゃうかもしれない……。ごめんね……ごめんね……おにいちゃん―――
そんな事を考えているといつの間にか家に着いていた。両親は共働きなので家には誰も居ない。俺は鍵を開けると冷たいドア
ノブに手をかける。
ガチャン
ドアを開け、玄関で靴を脱ごうと屈もうとすると
ガバッ
「寒い〜。お兄ちゃ〜ん、暖めてよ〜ん。」
と言いつつ妹が後ろから抱き着いてきた。
『おい、靴脱げないから離してくれ。な?』
「だぁめ。帰りにお兄ちゃんが手繋いでくれないから私の手こんなに冷たいんだもん。だから暖めてぇ?ギュッ」
そう言ってさらに強く抱きしめるように引っ付いてきた。
『わかったから、まず家入ろうな。ほら、こたつ点けとくからさ。着替えてこいよ。』
なんとか妹を引き離し、こたつを点けて、着替えた。すぐに妹が来たが、ブレザーとセーターは脱いでリボンも外していたが
まだ着替えはいなかった。
『なんだ早く着替えろよ。』
「だって寒いんだもぉん。それにこういう格好好きでしょ?お兄ちゃん。よいしょっと。ふぅ〜暖か暖か〜。ほらお兄ちゃん
もこっち来て?」
そう言って妹が自分の隣に入れとこたつの布団を上げる。
『はぁ……。はいはいわかったよ。ふぅ。暖っけ〜』
その後はみかんを食べたり雑誌を読んでいるうちに眠くなってきた。
「お兄ちゃんも寝ようよ〜」
『そうだな。』
妹とこたつに入ったまま寝転がる。
「うふふ。お兄ちゃ〜ん。」
子猫の甘える様な声を出して妹が俺の胸に顔を埋めてくる。甘いシャンプーの香りが妹の髪から漂ってくる。
「私、汗臭くないよね??」
『ああ。別に汗臭くなんかないよ。でも女子って汗かいてもあんま臭くないよな。』
妹も自分の匂いとか気にする方だとは意外だと思った。
「うふ。だって乙女ですもの。それともお兄ちゃんはちょっと汗の匂いしてた方が好きとか?」
『そんな変態趣味じゃねえよ。』
しばらくして妹はすやすやと寝息をたてて眠ってしまった。俺に背を向けた状態なのだが、見ると白いブラウスに妹の下着が
少し透けている。ブラウスの上からも模様が分かる。可愛らしい花柄のだ。ブラウスは大きな胸のせいで身体にぴったり
と張り付いているかの様だ。こんなに女性としては魅力的な身体を持ってるんだ、俺なんかにべたべたしてないでとっとと彼
氏でも作れるんだから作ってしまえと思ったりする。
ふあ〜眠ってたのか……。昔の夢でも見てた気がするけど覚えてないや。今は……一時半か。明日一限サボるにしても早く風
呂入んないと。
しばしばした目を擦りながら、風呂場へと向かう。途中、妹の部屋の電気がついているのがドアの隙間から見
えた。あいつも来年は受験だ。そうでなくても彼女はよく勉強はしてる。見た目は美少女でしかも頭もいいと妬まれる事さえ
ある妹ではあるが(実の兄にすら)、陰できちんと努力を怠らないからこその良い成績なんだ。そんな事を知っているのも俺く
らいだろう。シャワーを浴びて髪を拭きながら、自室に戻ろうとする途中、まだ妹の部屋に電気がついていた。もう二時過ぎ
だ、そろそろ寝た方がいいと言うべきか。……いや止めとこう。妹だって夜更かししても勉強効率はよくない事くらい知っている
だろう。それを自分よりも出来の悪い兄に注意されてもうっとうしいだけだ。でも、もしかして勉強途中で寝てしまってそのま
ま電気をつけっぱなしにしているのかもしれない。それにそろそろ夜は寒いし、風邪でも引いてしまうかもしれない。……一応部
屋を覗いてみるか。それで勉強してればそのまま何も言わなければいい。そう思って妹の部屋のドアの隙間から中を覗いてみ
る。ガサゴソと音がする。布の擦れる様な音。それになんだか荒い息の様な音も。うなされてでもいるのだろうか。……っ!?
「………ちゃん……。お兄……ちゃん……」
俺……?よく聞こえないが俺を呼んでいる……?
「お兄ちゃん……ダメ……。膣内はダメ……だよぉ……赤ちゃん……できちゃうぅ……。ひぁん……好きぃ……お兄ちゃあん……」
見えないけれど妹はおそらく自慰に浸っている。………しかも兄である俺をネタに。
「ひゃめぇ……そんな強いのぉ……おかひくにゃるぅ……いいのぉ……お兄ちゃん……」
声は微かだからあんまり聞こえない。しかし普段の妹からは決して聞く事のない甘えた様なとろける声。いやそんな事はどう
でもいい。今だに妹のやつ……俺の事……。
朝になった。昨日の妹の事もあって余り眠れなかった。一限をサボって寝ていようかと思ったが目が覚めてしまったのでコー
ヒーを飲もうと居間に行くと妹が制服姿で朝飯を食べていた。昨日の事もあってなんだか気まずい。しかし何食わぬ顔でコ
ーヒーを入れて飲んだ。変に意識して挙動不審になれば妹に何か感づかれるかもしれないからだ。……いや、別に俺にはやま
しい事はなく、寧ろ自慰をしていた妹の方こそやましいのだろうが、何故か俺の方が緊張してしまう。何食わぬ顔で朝ご飯を
食べている妹が本当に昨日の晩の妹と同一人物なのだろうか。そんな事を考えながら妹の顔を見ていると
「何か用?私の顔になんかついてるの?」
気付かれてしまった。俺は直ぐさま
『いや、別になんでもない……』
と言いさり、自室に戻る事にした。
妹との関係がぎくしゃく仕出したのは俺に彼女ができたから。相手は中学から一緒の天王寺美佳。
現在、大学も同じ学部だ。美佳と付き合うようになったのは高校の卒業式に美佳の方から俺に告白
してきたためだった。俺は全く気付いていなかったが、どうやら中学の時から好きだったらしい、というか本人がそう言って
いた。俺も美佳の事は別に嫌いでは無かった。寧ろ女友達としては結構気も許せる相手だったし、魅力的なやつだとは思って
いた。だから彼女の告白を受け入れ、付き合う事にした。付き合うとはいってもお互い気の知れた仲だし別段、二人の関係に
大きな変化はなかった。ただ、俺と妹の関係は大きく変わってしまった。しばらくして妹に彼女ができたと言うと、それまで
妹からは聞いた事の無いような怒号で
「何言ってるの!?お兄ちゃんにあんな女釣り合うわけないよ!!!そんなんじゃお兄ちゃんの方が腐っちゃうよ!?」
などと俺と美佳が付き合うのに猛反対した。それから一週間近く毎日喚きちらし、早く別れろだの、あんな女死ねばいいだの、
普段の妹からは到底想像出来ないような暴言を吐き続けた。俺も美佳の事は大事に思っていたので、
『そんな事を言うお前は嫌いだ』
的な事を妹に対して言った。すると妹はそれ以来、何も言わなくなり、その代わり、今までのようにべたべたくっついてきた
りどころか、俺とは必要最低限の話しかしなくなった。少し寂しい気もしたが、あぁ、これでこいつも兄離れできる、とほっ
としてもいた。前々から、甘えるように擦り寄ってくる妹の眼には兄に対するものとは掛け離れた、熱を感じていた。妹は単に
兄に甘えるというよりも、俺の事を異性として見ているんじゃないかと薄々感付いていた。だが、少々強引とはいえ、これで
妹も正常になって恋人でも作って、俺の事なんか忘れてくれるだろうと期待もしていた。美佳には悪いが、俺が彼女を作った
のだって妹に俺の事を諦めさせるためでもあったのだ。
とりあえずここまで。
埋めネタのソウカンジャーが埋める容量が…
これは次スレの一番槍として期待すべきだと判断した!
その次スレが立てられません……
携帯から立てて、メッセージも確認したんだけど、検索しても表示されないし。
>>674 ありがと〜もしくはGJ
ああ、埋めネタ投下する容量(よゆう)がもうないか……
というわけで、普通に埋め。
うめえええええええええええええええええええええええええええ
美佳さん死なないで
産め、もとい埋め
>>672 あれはもういらん。
正直クソつまらん。