1 :
名無しさん@ピンキー:
主な登場人物
キャラ名 年齢 肩書き・所属等
北島 マヤ 21歳 劇団つきかげ
姫川 亜弓 21歳 劇団オンディーヌ
月影 千草 60代前半 往年の名女優,呼称:月影先生
速水 真澄 32歳 大都芸能・社長
桜小路 優 23-24歳?劇団オンディーヌ
青木 麗 25歳 劇団つきかげ
沢渡 美奈 24歳 劇団つきかげ
春日 泰子 24歳 劇団つきかげ
水無月 さやか 22歳 劇団つきかげ
金谷 英美 23歳 一ツ星学園・演劇部,ヘレン役オーディションでのライバル
乙部 のりえ 21-23歳
草木 広子 21歳 一ツ星学園・図書委員
キャラ名 年齢 肩書き・所属等
水城冴子 ? 社長秘書
聖唐人 ? 雑誌記者・花屋
麻生舞 20 YOUの彼女
鷹宮詩織 ? 財閥令嬢 真澄の婚約者
【主な登場人物】
キタ━!島マヤ
劇団つきかげ所属。月影乳房に見出されたιょぅι゛ょ。
平凡な外見の下に、天才的な艶技の才能と劣情を秘めている。
観客の目を引き付ける艶技で”舞台犯し”の異名を持つ。
ハメ川亜弓
劇団オマンコディーヌ所属。両親の才能と美貌を受け継ぎ、
高い芸術性と艶技力を持つスター。
マヤの才能に脅威を感じ、唯一のライバルだと思っている。
出番が少ないのが不満らしい。
月影乳房
往年の名女遊。艶劇会の幻の名作『紅便女』の上艶権を持ち、
劇団つきかげを創立。マヤの才能を発見した。
速水マス見
大便芸能の若社長。『紅便女』上艶権獲得を画策している。
目的達成には手段を選ばない冷血漢、仕事の鬼と呼ばれているが、
影でマヤに”紫のマラ”を贈り続け、支援している。
桜好事優
劇団オマンコディーヌ所属。若手実力派。マヤのスケベさに
惹かれている。
イジリ唐人
速水マス見の影の部下。マス見に代わり、マヤに”紫のマラ”を届けている。
密かにマヤを狙う、黒い腹心の部下。
あっ大きいレイ
劇団つきかげ所属。白百合荘でマヤと同居。
チンポは普段は内蔵式。
触ったり美奈
見な突きさやか
滓が泰子
劇団つきかげ所属。白百合荘のそばで3人で同居。
ハメ川貢
ハメ川亜弓の父。日本を代表するロマンポルノ界の巨匠監督。
ハメ川歌子
ハメ川亜弓の母。大ストリッパーでAV女遊のトップ。
オメ寺一
艶出家。劇団オマンコディーヌ理事。マス見とともに、『紅便女』上演権
獲得を目指し、劇団つきかげを妨害する。
水城サセ子
速水マス見の専属秘書。
意外と古い歌が好きらしい。
キタ━!島春
マヤの母親。失踪中。
乙。
即死回避支援。
いちおつです
即死回避
早漏だが乙。
支援しとく。
何度読んでも『劇団オマンコディーヌ』には吹いてしまうw
ほしゅ
保守
ほっしゅ
( ゚听)o彡゚ ほしゅ
15 :
繋がれた鎖 1:2009/09/23(水) 21:07:52 ID:CCxo0klR
1〜3連続で使わせていただきます。拙い感じではありますがご覧ください(>_<)
「…ハァハァ…どうして…こんなこと…するんですか」
「愚問だな例えサインを断っても、来るべき場所はここだ!!チビちゃんそれとも違うやり方が良かったか?」
顎を持ち激しく唇を貪りながら舌を絡め入れる。
お酒と煙草、速水の匂いに包まれながら、手早く指で中をよく解した。自身のモノを溢れ出る秘部に激しく突き刺しズップリと蜜の中に潜らす。
「い…イヤ……ッア…」
クチュ…クチュ、ズッ…ズップ…ズップ…ズッズボッ…
「ォオ…っく…!!」
内部は締めつけが凄く、半分を挿しいれ途中圧迫する内側を押し入れるように抽送を繰り返す。
続く
16 :
繋がれた鎖 2:2009/09/23(水) 21:11:48 ID:CCxo0klR
続き
「最初は、痛いだけだ!!
直ぐに気持ちよくなる、さぁ、マヤ身体の力を抜くんだ。」
「ッア…イヤァ、イヤァァァァー
ヒック…い…痛い!!速水さん…お願い痛く…しないで…ッア…ア…ッア…ッ…アッ」
マヤの中は締まりが良い。秘部は圧迫さえも快感に似た恍惚が得られ、気持ちとは裏腹に自身の憤りが勢い良く欲望のまま根元深くまで挿入した。
その瞬間、秘部から赤い線が内腿を伝い流れ落る。
処女膜が破れ、自身のものが激しく蜜中を動かし犯していった。
速水は達しそうになりながらも、彼女の中には出さず素早く取り出し腹の辺りに精を放つ。
続く
17 :
繋がれた鎖 3:2009/09/23(水) 21:23:04 ID:CCxo0klR
続き
己の放った白濁を拭い。
身体を愛撫しながら、痛みと放心状態のマヤに向かい囁き続ける。
「お前は俺のものだ、誰もお前に触れさせやしない。所有者が誰であるか二度と忘れないように身体に何度でも刻んでやる。
誰かの者になるのだけは許さない、とられるぐらいならそいつを確実に葬ってやる。
俺はお前を離さない。
お前に拒否権なんてない、すべてを
ア・イ・シ・テ・ル」
まるで、見えない鎖で呪縛するように…
閉じていた瞼から一筋の泪そっと唇で泪を含む。
ただ愛しい誰の目にも触れさせたくたい
片手で頬に優しく触れ、マヤを優しく抱きしめ眠らせた。
終わり
はじめて書き込みましたが…エロは難しい(+_+)
かなり脳内妄想でしたね、駄作で申し訳ありません。
>>15-17 乙ですp(^^)q
やっぱマスミンには「俺のものだ」くらい強く言ってほしいですねw
せつなくてうなだれてるマスミンはいやあああ
>>15-17 乙&乙ww
やっぱり昔の強引系はいいなあ。
マヤの母を死なせたショックでヘタレになってしまったようなもんだし。
GJ!
速水さん早くも強引に復活しないかなぁって思いつつ(脳内妄想で)作って良かったなぁってつくづく思います(o^-')b
やはりガラカメは攻めでないと(笑)
>>21 教えられて覗いてみたら自分のレスのコピペがあったんだけど・・・
他の板で書いたものなのに・・・・・・?
あんまりいい気分じゃないね
>>23 テンプレ
>>2で
「過去の作品のまとめサイト」
ttp://garakame.x.fc2.com/ として紹介されてるサイトだけど…
>>21に貼られてるのがトップページじゃないから
勝手にどこかのHPにコピペされたと誤解してるのかな?
それとも、まとめサイトに載せられるのが嫌なのかな?
それならここでその旨伝えれば、削除してもらえるんじゃないかと。
>>23 もしかしてニュー速に立ったガラカメスレの書き込み?
私はあそこに書いてないけどこのスレに投稿された作品の中にあれが紛れていて不思議に思った
26 :
25:2009/09/25(金) 01:35:19 ID:fo8ePGZs
削除しました
他にあれば言ってください
早売り読んだw
またA介×マヤのフラグが・・・。
本気で寝取り展開がありそうに錯覚してしまうww
29 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 13:33:24 ID:63pqE8uC
マスミンの義母になるマヤ
>>28 マヤ「…は,速水さんとは比べモノにならない……」
いつ比べたんだろう?w
いっそ3Pで
若い頃のA介タソって絶倫wぽいよね。
エイスケ、病気で子作りできなくなって、真澄を養子にしたって設定だったような
性欲はあるのか?
権力欲と紅天女への情熱がものすごいけど
A介はマヤ相手に顔赤らめたりしてるからビンビンになりそう
「英雄色を好む」タイプだと思う…こういう御仁は w
車椅子の老人が金にものをいわせて美人な若い娘を妻にむかえてだな
>>37 それで未亡人になったマヤと執事になったマスミンがどつきあいながら
楽しくくらすわけですな
>>38 それなんてマダミス
今のマスマヤよりグレースとピーターのほうがくっつく可能性が高いよな
>>32 義理の親子が穴兄弟になるのかwついでに聖も参加させてやれ
聖は撮影係
>>28-29 イメージ的にこんなカンジ?
|
|
| \
| ('A`) ギシギシ
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄ アンアン/
まぁ速水邸は広大だからこうはならないだろうけどさw
マヤを妻にめとった後真澄に言うんだよ
「わしは(
>>35)の事情で車椅子の上でしか満足させてやれん。
代わりにお前が満たしてやれ、わしの目の前で」
>>44 じゃあむしろこっちでw
シコシコシコシコ | ...||
シコシコシコシコ | ...|| \
______ ( ゚A゚)匚 .|| エイスケサァ〜ン ! !
(ヾ♂ノ \ .|| アァァァ〜…/
V 」 」 ヽ〜/ ||
[ □] [二二] ||
>>46 ワロタww ほんとうにコップ持って壁に張り付きに行きそうだw
何か一連の流れでパロが出来そうな気がするよ
自分は文才がないので、誰か書いてくれないだろうかw
A介、プレイの小道具はやっぱりあの打ち掛けか?
紅天女プレイか
A介さんが立った!起った!どっちだ
「千草!千草!!千草!!!」か「阿古夜!阿古夜!!阿古夜!!!」だろうか
英介は足が悪いからマヤが上に乗るんだろうな
>>50 そういえばあのオタ部屋はどうなったんだろう。
確か打ち掛け以外、火事で全焼したんだっけか?
でも金をかけてまた新しく作ってる可能性もあるかw
>>54 スタスタ歩けはしないけど、歩くことはできるんだよね?
そういう場合、正○位や松葉○ずしなんかは無理なのかな、やっぱ
「脚が悪くて車椅子だから、うっかりしてると体が鈍ってしまう」と言って
一日3時間くらいトレーニング@自宅ジムとかしていて
その他の部分はムキムキだったら惚れてしまうw
草/野/仁みたいな?
英介のモノはデカそう
真珠入り
色は紫
お嬢さん,速水マヤになる気はないかね?
わしの妻になってくれれば今後の芸能生活を完全にバックアップしよう
劇団つきがけも支援しよう
>>62 マスミンはもとより、月影先生と源造さんが白目状態になりそうだw
つきがけ にうっかりお茶ふいたw
最近の真澄様はSっ気なくて残念だ
三揃いのスーツでマヤを肩にかつぎ上げるあの強引さはどこへ?
逆にハミルが今更天然Sになってきて興味がわいてきた
亜弓さんも突き放されて戸惑ってるし
ハミル……顎が割れてなきゃな……
ムッシューハミルも往年のミウッチー画なら、すごい男前に仕上がってたんだろうね。
亜弓は男運ないなー・・・逆にマヤは幸せもんだw
>>62 「えっ おじさんの苗字『速水』なんですか!?
(偶然だわ・・・ 速水さんと同じだなんて・・ これも何かの縁なのかしら・・・)」
マヤにはこのくらいボケてホスイ
流れがキャラスレや本スレと
連動してるのが興味深いな
それはおいといて……
職人さんの作品が恋しいよ
カプや路線にはこだわりません
読めるだけでありがたいです
お待ちしてます
例のサイトで未刊行の黒沼企画クルーズエピ読んで
手に取るように分かったwコマ割まで浮かんできたぞw
あのクルーズには個室はある設定だったのですか?
それとも横浜のロイ●ルウイングみたいな2時間のディナークルーズ?
個室はなかったよ
もし個室があったなら聖が鍵を用意してるはずw
でも社務所状態で終わるんだきっと・・・orz
「フッ、俺たちどうかしてるな。チビちゃんデッキに戻ろう」
理性を取り戻そうとした時、客船が大きな横揺れをおこし、
ささえようとして思わずマヤの手を取ってしまう真澄―
目の前には無人のボイラー室が――
マヤがしらふのときに詰め寄っても「なにをバカなことを・・・」「ほんとのこといってください!」
「チビちゃん、君はおかしな夢に振り回されている」と言ってループ。
お酒によってべろべろで「しってるんだも〜ん♪速水さんが紫のバラのひとでしょ〜」「なっ!」
「とぼけても無理無理〜。しってるんだから〜」と勢いに任せてチュー位すれば話が動くんじゃ・・・。
しかしここまでしないと動かない二人って・・・。
チューしたって馬鹿なことはやめなさいで終わり
咥えるくらいしないと駄目だよ
そうだよね・・・
真澄の心中には嫌われたくない,拒絶されたら怖い
だから手だし出来ないという想いがあるんだよね
マヤがリードするしかないのかな
マヤ脱走出来たってことは侵入も可能かな
怪盗マヤ
マスミンの心を奪いに見参
77 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 08:58:11 ID:ShbWPhmx
マスミンは無駄に我慢強すぎ
44巻の真澄のモノローグ“教えて下さい月影先生…”って
取りようによってはあっちのことを手とり足とり僕に指導
して下さいって嘆願してるように思えてきた
理事長の別宅にステイしてる黒豆も黒豆だがマスミン
個室に押しかけてなに大人が教えこいてんだよw
「ホーホッホッホッ!!速水真澄…!!あの子は童貞よッ!!」
>>78 この間の付録にその台詞入れることにするよw
マヤアルバムで独りマヤマヤしながらオナってないで
どーんと当たって砕けて来いよ、とか思うよな・・・
しかし紫織も、婚約者が隠し持ってた「年端もいかぬ少女の姿をみっちり納めたアルバム」が
妙〜にイカ臭かったりしたら、発狂して破いてしまうのも無理もないかも・・・?ww
マスミンは臆病すぎだよね
社務所でも我慢してたけど、あの時やっちゃってもよかったのに
でもマヤにとっちゃはじめて画社務所は微妙か
>>80 何故箱入りお嬢の紫織がイカ臭を知っているwwww
紫織「んまっ、変な匂いがするわ。何かしら」
しかしあのアルバムの隠し方がまたなんとも〜
まんま中学生のエロ本の隠し方じゃない?
もっと仕事関連の資料なんかと混ぜて堂々と置いておいたほうが
逆にシオリンにもあやしまれなかったんじゃないだろうか
いや、アルバムだし堂々と置いておいても見たと思う
いやもちろん見ただろうけど「これは仕事の資料の一部なのね」みたいに
思ってくれたんじゃないかな、ってこと
あんな風にコソコソ隠すから「何故こんなところにあの娘の写真が・・!!」って
なるような気が
>>84 >堂々と置いておいたほうが
コンドームを堂々と置くという形で隠しておいて
母親に見つかった友人がいたなぁ・・・
紫織あの時逆にコンドームとかエロ本とか発見しちゃったら
それはそれで嬉しいのかな?「真澄様ったらわたくしのためにうふふ」
>>87 >コンドームを堂々と置くという形で隠しておいて
>母親に見つかった友人がいたなぁ・・・
wwwwww
そりゃコンドームっていったら使い道はひとつしかないわけでw
それはエロ本を堂々と机の上に置いておくようなものじゃん
マヤのアルバムはおそらくマスミンの夜のおかずなんだろうけど
「これは仕事の資料です」とシラを切り通すことも可能なわけで...
仕事用の大事な資料と共に
鍵のかかる引き出しor金庫に入れておけばおk。
見つかることはまず無いし、万一見つかっても
「仕事用」って事で無問題。
まさか紫織が勝手に別荘に入るとは
思ってなかったんだろうけど、
掃除等は管理人にさせてるんだろうし、
あの隠し方はいかにも「俺の秘密」っぽくてなぁ…。
お嬢様が別荘侵入なんて普通考えないよ
別荘番の人たちは、クローゼットの換気とかでとっくに気づいてそうだよな、あれ。
今後マヤが別荘に訪れるような事があったら、「あ、あのアルバムの・・・」とか口走りそうw
「真澄様って、実はロリ(ry ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )」
ってなことになってなきゃいいけどw
中身は気を使って見てないかもしれない
マスミンが熱心に見てるページはやっぱり狼少女の辺りだろうか
だとすると、やっぱりアルバムからはイカ臭がするんですね…
クローゼットを開けるたびに漂ってくる匂いに使用人達は(ry
ネタバレスレがいい流れだw
個人的にはこれからマヤが養女になるんじゃなくて普通に兄妹として育ったけど
マヤが大きくなるにつれて恋心が抑え切れなくなって無理矢理自分のものにしてしまう
みたいなパラレルの方が萌える
もちろんマヤが養女なのは真澄は知っているけどマヤは知らない設定で
ガラカメ以外のジャンルの二次創作でこんな感じの話があってネタバレスレ見て思い出した
義理の兄妹(;´Д`)ハァハァ
悪い虫からマヤを守るお兄ちゃん
義理の兄・真澄から見た「悪い虫」=自分以外の地球上の男全員
英介や朝倉はさすがに許せるでしょw
えいすけがマヤとパフェ食べて笑ってるのみたら白目だな
翌日には観劇のチケットで釣って連れ出し、観劇の後に
真澄「チビちゃんはそろそろ腹が空いたろう。いい店を知っている。パフェが美味いんだ」
マヤ「へ・・・?食事じゃなくてパフェ・・・?」
>>97 「お兄ちゃんやめて何するの」と抵抗するマヤ
いいかもしれない
マヤって妹キャラだよね
>>104 | Hit!
|
ぱくっ|
/V\
/◎;;;,;,,,,ヽ 速水さん!そんなチケットごときで
_ ム::::(,,゚Д゚)::| あたしが釣られると思ってるんですかっ!!
ヽツ.(ノ::::::マヤ:::.:.|)
ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
` ー U'"U'
釣られすぎw
>>100 常軌逸してしまうので
お兄ちゃんなんか大っきらーーーーーい
ですかねw
昔の真澄はマヤをいいように手のひらで転がして
たまに噛み付いてきてもニヤニヤ笑ってる余裕があったのになぁ。
「小娘の扱いなんてわかってるさ」とでも言いたげな感じがかっこよかった。
今は振り回されすぎorz
ベッドの上で
>>110 そりはやっぱりマヤが成長したことによって、面と向かってだと体の一部が反応してしまって
思考をまっすぐに保てないからなんでしょうかね・・・
昔は平らだった胸がだいぶ大きくなったもんね
社務所の時はその胸の感触で絶対勃ってたはず
童顔に、それを縁取る染めた事の無い真っ黒の艶髪。
童顔なのに、ふっくら大きな胸に尻。くびれはキュッと細く引き締まってる・・・
ミウッチの描くマヤってこんな感じだよね(巻によって絵が違うけど)
そりゃ・・・「ちびちゃん」と呼んでた娘っ子がいつの間にかこんな風に育っちゃったらなぁ。
そういや、やっぱりはぅは、あのバイクの後ろにマヤ乗せたとき、
「ああ!マヤちゃんのおっぱ(ry」て思ったのかね。
思ってただろうね
でも、マヤはそういう知識ないからわかってないんだろうな
あと親戚のおばさんの家でお酒飲んで寝ちゃってたけどあの時やられちゃってもおかしくなかったよね
無防備すぎるよ
>>115 バイクの後ろにマヤが乗ってる時のコマでマヤの左手の位置がアヤシイのだよねw
マスミン以上に価値下げたのははうだよなー
端からそんなファンはいなかったかとは思うが
120 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 10:48:56 ID:nniNzjT6
桜小路じゃなくて里美が一真の方がよかった
赤目さんみたいなじじいはヤダヤダ
>>120 里美よかったよなぁ〜(トオイメ
あのまま、里美は初恋の相手、はぅは甘酸っぱい想い出のある幼馴染で
舞という彼女ができたあとはいい相談相手・親友、みたいなポジションの方が
いまよりよっぽど人気保てたと思うんだけど
里美は元カレだから桜小路より真澄の嫉妬を煽れたと思う
確かにそっちがいい>里美一真
絶対ほのかな恋心がマヤ側からも復活するし。
はうは美味しいとこで使ってもらえない哀れな男だよねw
しかしもし「ジェーンで復活・紅天女相手役」が里美だったら、今頃
「里美キモイ!桜小路の方が良かった!」と言われてそうな予感。
あの真澄様でさえ、ファンに「おっさん」と呼ばれてしまう現在のミウッチクオリティ…
>>125 ミウッチ的にはおいしいところで使ってるつもりかとw
>>126 ああ確かに。結局はないものねだりという事か……
里美はうつくしい想い出のままにしておくのがよいのかもね
>>126 でも髪の毛がストレートな分里美の方がマシ
里見馬面じゃね? 長顔のはしりっていうか…
登場当初、若いのにーって思ってた。真澄の弟みたいだ…
見た目対立させやすいだろうね(黒⇔茶)
はぅのエロさがマスミンのヘタレを目立たなくさせてるキガス
>>118 (;´Д`)ハァハァマヤちゃん意外と巨乳だね
昼間からどさくさ紛れで手握ったりべったりして夜はオッパイ揉んだのかよw
真澄に殺されるな
童貞の真澄は気づかなかった・・・あの別荘での写真を見ても。
清い交際しか知らない真澄にとって、あの桜小路と写る羨ま(ry・・・心痛む写真は、
あの写真に写る以上のものを悟らせるものではなかったのだ。そう、想像だにしなかった。
だが・・・、主が白ければ従者が黒くなるのは、歴史の必然。
「あのガキ・・・!やりやがったな・・・・・!!」
画像を入手した後、主も知らぬ隠れ家の一室で、モニターを前に
もし聞く者がいたなら失禁していたであろう殺気漲る独り言を溢した男の手の中で、
バキャリ、とひとつ音を立てて、彼の携帯はその夜、その役目を終えたのであった・・・
「『紅天女』の試演が終わるまで・・・。それが貴方の寿命ですよ、桜小路さん。」
>>133 紫織「最近真澄様の携帯にかけてもちっともつながりませんわ
どうなさったの?…ねえ、真澄さま…一緒に写メでも…」
速水「…だめだ!写メだけはダメだ!!…絶対に…!!!」(白目/青筋/雷/頬紅/汗/馬ヅラ)
マスミンと紫織の口から写メは違和感がw
はう先っちょ入れてるでしょw
そんなことしたら聖に殺されるお
>>131 おっぱい揉んでる映像を聖が盗撮してマスミンに見せたら重い腰あげてくれるかな
そう思いたいけど、一週間くらい白目で固まって何も手につかなくなる、が関の山だと思う....
コーヒーカップを5客くらい割って仕事上でのミス連発で水城女史の仕事が増えるだけかと
危機を感じて無理やりにでも自分のものにしてほしいです
>>140 そう願いたいが、マスミンて嫉妬させればさせる程かたくなになるタイプ
なんじゃないだろうか? 年齢からくるプライドのせいなのか?
“写真”とか視界に飛び込んでくる物に対しては動じてはいけない、
っていうブレーキがかかり、青筋→茶器セット破壊になる。
嫉妬に弱いというか嫉妬に耐性がない
つくづく面倒な男だ
かと言って近付いて気持ちを露にすると
「あの子は俺を憎んでいる筈だ」とか言って現実逃避。
欲しいのか欲しくないのか、どっちだこの野郎。
結局のところマスミンが欲しい環境って
母親のことがなくて好き勝手言い合ってた漫才夫婦のようなマヤとの関係なんだろうね。
近すぎてもダメ、でも他の男のものにもなって欲しくない。
面倒すぎるw
真澄の重い十字架をマヤに察知させる展開意地でもしない
ミウッチも頑固だねw
体の関係も欲しいはず
社務所なんて余裕のない目していたし
でもお酒で理性なくさないと迫るのは無理か
マヤが乳出して寝てる所に居合わせるとか
社務所のシーンを読み直したんだが、一番良くないのは真澄が
「そうだ紫織さん・・・彼女だけはこんな俺を心配してくれる・・・」
ってぼやいたところだよなぁ。その一言でマヤは萎縮してる。
あの一言さえなければマヤも真澄に体まかせようとしてる夜だったとオモ
タイミング悪いよね
何であそこで紫織の名前出すんだか
そんなことしなきゃマヤから告白してやっちゃってただろうな
あの時はすでに真澄は内々に紫織と婚約してたんでそ?
発表(婚約パーチー)はまだだったけど
お酒で酔わせてぐでんぐでんになって社長室で突っ伏しているところに
マヤを放り込んで告白させるか。
「ずっと好きでした!」「・・・まさかそんなあの子が俺を・・・これは夢だ」
・・・展開しないなぁw
騎士本能を発動させるかエロ本能を誘うか・・・
真澄とマヤってどっちがお酒強いんだろう?
酔っ払うのはマヤのほうが早くて足にもきそう。
でも寝るのは真澄のほうが早いだろうw
もうあれだろ。
マヤが監督に色気が無いとか云われて、そんなんだとこの役は演じられん、処女のうちは無理だな、とか云われて、
なんでも実地経験(『狼』を掴む為に山に行く等)で乗り越えてきたマヤが
「速水さん・・・。ううん。無理よね、だって速水さんにはあの人が。・・・じゃあ」
てんで、水城さんあたりに、「これこれの事情で、処女を捨てる相手を探してる。そういう人を紹介してもらえないか」
て話して水城驚愕→「むしろこれはいい機会かも」→「真澄様・・・、実はマヤちゃんが・・・」
とかこういう流れでもない限り一線越えられないんじゃないかね。あのヘタレは。
(起きてるときに正面から「好きです!」てマヤに告白されても、信じられない魔法使いスキルで斜め上展開しそう)
マヤが全裸で立っていても「まさかそんな・・・」って言いそうだよ
>>150 でもあの雰囲気なら告白してたと思う
マヤに告白されたらさずかに我慢できないんじゃないかな
>>151 これは都合のいい夢だ→どうせ夢ならいただこうという展開にならないだろうか
翌朝隣にいる裸のマヤを見て白目に
>>155 愛用のマヤタン等身大ドールをうっかり出しっぱなしにしてしまったのかと
一瞬混乱したりしてw
その隠し場所は別荘だろうか、社長室だろうか。
速水さんッあなたに私の…マヤのバージンあげます!!@頭文字D
>>159 社長室は水城さんに見つかりそうだからやばいでしょ
別荘に隠し持ってそう
>>161 どうせシオリンが見つけるのならアルバムじゃなくって
そっちの方がよかったかもw
・・・と、ここまで書いてて(゚Д゚)ハッ!と気が付いた
シオリンが別荘に突撃するシーン@44巻で
マヤの卒業証書の手前に置いてある壷は
一体ナンダ?梅干でも入ってんの? と
本スレでもさんざんツッコまれていたけど
もしやあの中にはTENGAが隠してあったとか・・・
165 :
163:2009/10/17(土) 04:03:45 ID:GWX7E+fB
>>164 ぐぐってみた
フリップホールというのは50回使えるらしいけど他は使い捨てなんだね
マスミンはどっちだろう
TENGAとかフリップ〜ってなんだろうと思ってググってびっくりした。
みんなよく知ってるなぁw
芸能人が結構話題にしてた気がする
真澄ほどの男が別荘で一人ちびちゃんのアルバム見ながらシコシコって悲しい
しおりじゃ立たないお
紫織じゃ無理だね
171 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 20:20:03 ID:gTpwyGB3
マヤならビンビン
>>171 マスミン興奮しすぎてすぐに昇天しちゃいそう
三こすり半くらいで(´・ω・`)
173 :
162:2009/10/17(土) 23:41:28 ID:KPcrKycD
>>166-167 ゴメンw
自分は2ちゃんのニュー速を読んでいて等身大ドールとかTENGAのことを知った
いやぁ、2ちゃんねるって本当にどうしようもないですよねww
(;´Д`)ハァハァしながらキスマークつけまくりそう
177 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 21:23:40 ID:q4zLofkO
生マヤ見ただけでおっきしてるんじゃないの?
それじゃ変態すぎるw
>>162 春さんの命日の日にお墓の前で真澄が万年筆を落としてしまって、
マヤが拾って人物確認のために大都まで持ってくシーンがあるが、
あれがソレだったらもっとガラカメが面白くなる
「社長のでは?」「ふむ。・・・確かに。(ポッケにスポン)」
マヤ「受け取ったわ!!やっぱりあの人は紫のマ・・・」
ポッケでかすぎだろ・・・と思ったが、今のスーツならできそうだな
「速水さん・・・紫のマラのひと・・・!!!」
>>166 漢字の凸と凹じゃないが、究極の形状の簡素化をはかった道具ダネ
洗って干しておいたら使用人にバレバレじゃんw
昭和の時代の漫画設定だからマスミンはコンニャク使ってるのさ
>>161 水城さんはもう気付いてるけど見て見ぬフリしてくれてるよ
マスミンが本物のマヤを抱きたいって聖に言えば上手くセッティングくれるのかな
ホテルマリーンみたいに
顔見られると正体バレるから(マヤはとっくに知ってるけど)マヤに目隠しさせないと
初めてでいきなり目隠しプレイですかw
ふむ・・・。目隠しが途中で取れても困るな。手も縛っておこうか。
189 :
名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 10:49:44 ID:4008MC9V
目隠して、
紫のバラの香りをかがせて相手を確認させる軽井沢別荘方式で始めても、
マヤの喘ぎで「んっ・・ああっ・・・は・・やみさんっ・・・」って言われて
正体がばれてることに気が付くシャチョー。。。。。
言われた途端、目隠しはずすか、逃げるか、どっちやろ?
逃げてもいいけど拘束は解いてやってくれマスミン。
真澄がそんなバカな病で怖気づくだろうから、聖にお願いしたら聖は
逆に真澄を縛って目隠しさせそうだなwでマヤは好き放題できるw
「大丈夫です真澄様、これはいつものTENGAです、ただしちょっと趣向を」
>>185―
>>190 うめw
>>189 一瞬びくっとするけど性欲のほうが勝って最後までやりそう
喘ぐのに「むらさ・・きのばら・・・のひと・・・っ」っていいにくいだろうなぁw
「い、いかないで速水さんっ」は
>>171や
>>190からの流れ上、漢字変換に迷うとこ
「い、イかないで速水さんっ」
「い、行かないで速水さんっ」
マヤに名前呼ばれただけで昇天してしまいそうだから、
前者は言った途端に「あ・・・」てことになってしまいそう
目隠しすればやった後堂々と一緒にお風呂は入れるね
>>196 うちで育ててるブルーへブンの方が青いよ
>>197 目隠しされたまま+後ろ手に縛られたままでお風呂・・・
マヤ休む暇ないなw
>>196 これを青と言い切るのか・・・。
2枚目は光の加減だろうし、実際見ると1枚目に近いんだろうなぁ。
>>199 腕の縛りは可哀想だからといてあげてほしい
そして風呂場でもう一戦
>>202 「速水さん、解いて下さい・・・今更逃げたりなんかしませんから」
「そう言って俺を油断させておいて逃げ出すつもりだろう?」
「違う・・・違います、私もあなたに触れたいの、この手で・・・」
「駄目だ……このままで、君が幻じゃないことを俺に確かめさせてくれ」
とか?
「速水さん不公平です。私だけ目隠しで手まで縛られて・・・」
「・・・それもそうか、聖」
「はい真澄様」
聖は鮮やかな手つきで真澄を縛り上げ目隠しまでしていった。
「・・・」
「・・・」
生殺しwww
>>199 そか。マヤは後ろ手に縛られてたのね^^w
てっきりベットに大の字に縛られてたのかと…??
真澄とマヤって駅弁できるのかな
マヤマスの身長差での駅弁は楽。大変なのは立ちバック。
746 名前: 夢見る名無しさん [sage] 投稿日: 2009/10/21(水) 20:00:01 0
>>742 結論から行くとマヤと真澄の立ちバックは不可能ではないと思われます
一見、真澄の脚が長すぎて届かないように思われますが
洗面台に突っ伏すマヤの臀部と真澄の股間の位置は丁度いい位置でした
なのでマヤがつま先立って何かに突っ伏して臀部をやや高く持ち上げれば
立ちバックによる性交は可能だと思われます
その際マヤの脚が多少地面から浮いてしまうかもしれませんが
体格差もあり背後から突かれた時にどうせ立っていられないと思うので
その辺も含めて何かに突っ伏す形の立ちバックは可能と思われました
例えば屋上のフェンスを掴んで、線路沿いで、ロッカールームでなど
本当にただ立ってやるのは多少の段差を利用しないと難しいかも知れませんね、
可能な場所としては社長室の机なんて利用できるアイテムですね
鍵もかかりますし
角度など二人の好みもあると思いますが少なくとも真澄は相手がマヤと
言うだけでかなり気持ちいいはずなのであとはマヤちゃんの反応を見て開発し
立ちバック(;´Д`)ハァハァ
レスを転載する人ってレス泥棒だよね?
レス泥棒なんて言葉初めて見ますた
>>212 「写」って項目あるから2ちゃん的にも当てはまらないんじゃないの?
ネットでの書き込みやブログを雑誌等でオリジナルとして出しても罪にならないって知ってた?
だからネット内には泥棒は発生しないらしいで
レス泥棒も言い過ぎだが、
>>214の中途半端な上から目線はもっと気に入らない
転載がたとえ法に触れなくても上から目線で開き直るのは見苦しい
2chで何言ってんだかw
ピンクチャンネルだよ
>>217 普段ファンサイトしか見ない人なんじゃない?
他人のレスを自分の意見として偽装したなら問題だけどそのままコピペしただけでここまでファビョる人初めて見たわ
>>209 立ちバックw
最中に真澄がマヤの黒髪掴んで振り向かせシーンきぼん
「こっち向けマヤ!今誰を想像してた?」
マス×マヤ
終了フラグの私w
誰か真澄にお仕置きしてやって。
>>220 真澄オワタと思ったけど鬼畜真澄には萌えてしまう
大変そうだと察して、ちゃんと踏み台を用意しておく聖
真澄様、これをお使いくださいませ
場所は社長室か楽屋?
立ちバックみたいな雪崩れ込み型の場合、高確率で避妊し忘れそうだから
やっちゃった後の真澄の青筋白目が見ものだね・・・
いやそれともそんなところにも聖が先回りして気をきかせて、
真澄のパンツを全部コンドームポケット付にして常に補充してあ(ry
・・・避妊しないとマヤは100%の確率で妊娠しそう
マシンタンの「禁断」でヒロインに生理がきた時ヒーローが
コンドーム使わないと一発で妊娠するぞって言ってたところ
思い出した
あったあった
でも1回ぶちぎれた時生でやったよね
萌子が避妊してくれなかったって泣いてたね
萌子が、避妊してくれなかったって泣いてたね
マリヤンほどの強引さを真澄にも欲しい
マリヤンほどの鬼畜さも欲しいね
あと身勝手さも
あと行動力も
全部備わってたら軽井沢の別荘でとっくにやってるよね
>>222 お仕置きするとしたら
コックリングか電気アンマか
もうさ、マヤはヒジリーに徹底的に調教させてさ、自分からヘタリンを襲う位にしないとダメなんじゃないか?
今のヘタリンじゃマヤが処女がどうかとか気にしないよ。どっちかと言うと喜んでヤリそう。
エロパロ版としてはどう対応したらよいのだ?
さくっと12月号の乱をエロパロにするか?
紫のマラの人が紫のバカの人に降格するのは
見るに堪えんが、かといってマスシオも…
>>238 マスシオってオグシオみたいだなw
マスシオ自体は全く萌えないけど、たとえばSシオリ&Mマスパロとか。
どんなに激しくいじめても、別荘にあった写真のようには喜ばないマスミンに、
シオリの責めはさらにエスカレート。
ついにマスミンが歓びの声を上げたと思ったら、叫んだ言葉が「マヤ女王様!」だった……なんてね。
(別荘のアルバムにあったのはマヤの女王様姿といじめられて喜ぶマスミンの姿の写真)
>>238 もしくは死織の哀しき仮面夫婦日記夜の営み編とか。
死織の念願叶い夫婦になって同じ寝室で寝るも
ベッドは別々、当然くんずほぐれつな展開もなく、
真夜中物音に目を覚ますと、マヤをモデルに特注した
ラブドール相手にアヘアへ腰振る真澄を発見…
紫織「真澄様…っ(白目)」
オリエント工業特注のマヤドールか。
なんか何体も持ってそう <馬澄
マヤタン13歳バージョン、マヤタン14歳バージョン、・・・マヤタン20歳バージョンまで、と
合計八体。 細かな違いがわかるマニア仕様
マッチング・コスチューム(舞台衣装、学校の制服)ももちろんコンプリート
オリエント工業に企業買収をしかけるマスミンが頭に浮かんだよww
真澄「金はいくらかかってもかまわん」
forbiddenかorz
見れるよ
最近のは本当にリアルだよね
英介×マヤの調教ものが読みたい
しかもマヤが女王役でw
「こうですか? わかりません」
と顔を赤らめながらも、ビシビシ英介を調教するマヤ。
チビちゃん、君はいったい・・・と白目になる真澄。
小さい口で一生懸命英介のものをしゃぶるマヤ
>「こうですか? わかりません」
>と顔を赤らめながらも、ビシビシ英介を調教するマヤ。
稽古しているうちにだんだん役に入り込んでいっちゃうんだな
さすがは憑依型女優
ところで、月影センセイ、ボンデージがとっても似合いそうだ
A介は千草とSMしたかったんだ、きっと
黒豆テンテでもA介でもいいから、ここは一発杖プレイを…
エロエロ路線ならマヤ相手でガチ折檻なら馬澄で。
マヤが馬澄に縛られちゃうの?
逆だよ、逆!絶対逆!今のヘタリンがマヤを縛るなんてとんでもない!
なりきった女王様マヤがヘタレなマスミンをキツ〜く縛りあげるのさw
なれる、あたしはSMの女王様になれるわ!
259 :
254:2009/11/01(日) 22:32:36 ID:X9AkqP92
あ、ごめん、間違えたかも
ボンデージが似合うって書いちゃったら、月影センセイが縛られちゃうことに
なるのか。 そうじゃなくって、女王様の衣装が似合いそう、って
書きたかったんだ スマヌ
そんでもってA介をムチでビシバシと・・・
いつの間にか、ガラスの仮面がとても卑猥な仮面に変わっている気がするよ
千も種類があるのだから、一つや二つはそっち系のハードな仮面があってもおかしくはないな。
た し か に !!!w
てことはMっぽいのや高慢なのやツンデレヤンデレデレデレ…
マヤを抱ければ全種コンプリート出来るじゃないかww
ヤンデレ真澄が一番萌える
どうせ嫌われてるならいっそって開き直っちゃえばいいんだよ
265 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 20:33:48 ID:tVyWsO06
このままだと極太眉毛に捕られちゃう
俺様真澄が一番萌える。
時々動揺したり、悩んだりするのがまた良かった。
白目頬染め汗タラリがデフォのおっさんなんて(゚听)イラネ
真澄も、ヘタレてないで開き直って、
指輪を盗んだお仕置きをマヤにすればいいんだよ
その発想はなかったw
おしり叩き
>>264 ここまでヘタレる位ならいっそそっちにブチ切れて欲しいもんだ
マヤ…俺を憎みたければ憎め。
恨みたければ恨め!
お前の全てを俺が奪ってやる!
ってノリも意外と萌えそうw
決壊は激しく萌えた
マヤは可哀想だけど、ぶち切れて欲望丸出しのマスミンがいい
>>266 トキの泥まんじゅうの頃を読み直していたんだが、
昔は動揺シーンにフラッシュと汗はあっても、
青筋や白目は入ってない。すっきりしてたなぁ。
昔は余裕あったよね
マヤが胸がまだなくて子供だったからかな
紅天女編辺りからヘタレになった
社務所の翌朝からヘタレになったな
英介の薬飲んでブー、とかコメディになった
夜店デートでマヤの吹いた紙笛を吹いてもいやらしくなかったのにな
社務所から完全に女として意識し始めたのかな
社務所でマヤに羽織らせていたコート。
クリーニングに出した方がいいという声を無視し、そのまま部屋の片隅に
掛け、時々、思いだしようにカバーを外して素肌の上からそれを羽織ってみる。
微かに残るマヤの香りが真澄の鼻孔をくすぐり、胸の鼓動を早くさせる。
「マヤ……俺だけの天女……」
マヤの胸を包んでいた部分を自分の胸元に擦りながら、まるで彼女がそうして
いるかのように、自身の乳首を指先で転がしてみる。
「……ふっ…あぁっ……」
それだけでは物足りなくなって、マヤの足の付け根を隠していた部分を自分の
そこに当て、硬くなった自身をその上から掌でなぞっていく・・・まるで、
彼女の掌がそうしているかのように感じながら。
「……マヤっ、マヤ……マヤ…マ、ヤ……」
迫ってくる高揚感に飲み込まれそうになりながらも、宝物を汚してはいけないと
理性が訴えかけ、ギリギリのところで脱ぎ捨てたコートを避けるように欲望を
爆ぜさせた。
−−−いつまで、こんなことを続けるんだ?
脱ぎ捨てたコートとその近くに放出された欲望の跡、そしてまだ収まりきれず
高ぶり続ける熱い身体が、真澄の心の奥に黒い霧を這わせていく。
−−−このまま気が狂う様なことを続けるのか?それとも……
脱ぎ捨てたコートを拾い、再び素肌に纏わせてもう一度マヤの残り香を嗅ぐ。
−−−マヤを手に入れてしまう?
殆ど消えてしまったマヤの香りを求めるように、真澄は何かを決心すると、
聖の携帯に電話をかけた。
>276です。
寄生で跳ねられるだろうと思っていたら、入れてしまいました〜。
社務所で押し倒せず、後で悶々しているマスミンネタで遊んでみましたが、
続きが・・・
お目汚しになりましたら、ゴメンナサイです。
ワッフルワッフル
実際こういうこと何度もやってそうだ
続き考えるとすれば聖に電話してマヤをどこかのホテルに連れて来て貰って自分が紫のバラのひとだと告白した後
頂くって感じかな
一番仮面を被ってるのはヘタリンだよね
エセ善人の紫の薔薇仮面
仕事してる振りの社長仮面
マヤマヤしているヘタレ仮面
シオリの前では縦線仮面
かつてのクール仮面はどこに…
落っことして割れました
麗が水ぶっかけたら直んないかな
>>276 聖の使い方によって2方向に分かるる
聖、俺のベットへ来い!→801板番へ
聖、俺のベットへ(オリエントドールを持って)来い!→ここ
聖、俺のベットへ(オリエントドールを持って)来い!→聖が人形の演技をした本物のマヤを持ってくる→(;´Д`)ハァハァ最近のリアルドールは本当にリアルだ
聖が人形のフリしたかとオモタw
それにしても、
自分の下の世話まで聖を使うヘタリンは嫌だなぁ…
286 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 03:57:40 ID:3HaCfhLP
ヘタリンが自分から誘うのは無理だと思う
>>276 スゲェww
まるで「ふたりの王女」のオーディションでマヤが演じた「毒」
のように観客に想像の余地を残してるw GJ!
>>288 あえぎ声も合成してあるのか!動きもリアルだ!って喜ぶよw
散々やりまくった後で本物と知って白目
「石の微笑」での特訓が役立つ時がキタ――(゚∀゚)――!!
感覚の再現・・・(白目)
「マヤ!人形があえぎ声をあげますか!?」
挿入の時はさすがに痛くて動いてしまわないのかな
麗に水ぶっかけられたり月影先生にビンタされちゃうので動きませんw
>>294 マスミン人形だと思って容赦なく挿れそう
>>293 www
マスミンは得意のそんなまさか本物の筈がない、の思いこみで
マヤが声を上げても動いてもなんてリアルなんだ!とかいって感動するだけになりそう
そして当然のように生中出ry
マヤ「(速水さん、あと何回する気なのかな。お風呂入りたい)」
>>299 スッッキリwした後は紅天女上演権なんてどうでもよくなるに10000リアルドール
302 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 22:15:39 ID:130ePVgK
あまりのしつこさに真澄が眠った後逃げ出すマヤ
そして偶然にも入れ替わる様にベッドに忍び込むシオリー
悪夢だと思ってベッドから紫織を突き飛ばす真澄
紫「何て無礼な人なの!!私こんな方と結婚なんてできませんわ!!」
心の中でガッツポーズを決める真澄
何時までも紫織に挿れてやらないからイライラして暴徒化
>>294 「何も感じませんでした。自分が人形だと思ったら自然に感覚がなくたったんです」→マヤ
「挿入されているのは知ってました。ですが演技中ですから動かなかったまでです」→亜弓
>何も感じませんでした
>何も感じませんでした
>何も感じませんでした
マヤの演技者としての天性をうかがわせる発言ではあるけれど
馬澄が聞いたら orz してかなり凹みそうww
「何か細いものが入ってきたのは感じましたが、気のせいかと思っていました。」
顎は馬並なのにね(´・ω・`)
顎が長いならクンニは上手そう
く 何 /|::::|:::::|::::|::::ハ:::}:i::| |:!ハハハ! ー' て
| が .|::|:::ハ::::|:i::|:!i:::ハ:|::i:|/!,==ニ_-、) よ バ .童 (
| ク |:::!、! ヽハ|从}八_!ノ 〃 ,...、 `ヽ ぉ カ 貞 (
| ニ .|ヽメ≧、_ノ イ {:O::) | ぉ に の |
) だ |ィ彡´二ヽ 丶 二 /.| ぉ し く |
ノ. よ (〃 {::O::!| .:.:.:.:.:.:.| ぉ や せ (
 ̄`v-√廴 `ーソ :. | ! ! が に |
|::::|::|::!´"ー一':.:.:.: .::! | っ |
_人_人_/ト、 :.:.:.: _,..-‐'^ヽ. | て |
). オ ク (:丶 /ィ'"´ ゙̄´ヽ ノ /
| ラ .ン |:|::ヽ { ヽ| ´つ ..ィ'!ヽ /`Y´
| ァ .ニ {:|::::::i\ V ! /'" |:::!:メ) /
| ァ し ゝ!:::ハ:ノ`ー-、_ \_ ノ ノ 人::\/::\
) ろ(|::|:|:V\ ) ` ー- ニ-'" / \::\:::::\
へwへイノ:::!:|::i \ / ヽ:::ヽ:::::::ヽ
http://up3.viploader.net/omoshiro/src/vlomoshiro003254.jpg
314 :
名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 00:25:52 ID:c92vOh5A
「は…速水さん、いい…」
「ん?俺の舌がそんなにいいか?フッ」
「もう、あたし、ダ・・・イれて下さ・・・その硬くて太くて長いあなたの…」
「これか?」
「ち、違…!」
「?」
「その顎を!!入れて〜〜〜!!!」
紫のマラの人でなく
紫のアゴの人でした
コントかwww
>>314 スカルファックの映像を見た時のことを思い出した
1晩で何回できるかな
10回は出来るでしょ
早漏だから?
実際に一晩10回こなした先輩知ってるから
アゴなら一晩に何十回でもww
首がおかしくなるって・・・w
マヤが両太ももでグーっと真澄の首絞めつけちゃったりして
「いてて、マヤ…ちょっゆるめろぉ…orz」窒息とムチ打ち
「真澄様、失礼を承知でもう一度お訊きしますが、
どうやったらムチ打ちと窒息による失神で
夜中に救急車で運ばれるなんていう事になるんです?」
「あの速水真澄が夜中に緊急入院したらしい!」とか情報流れて大騒ぎの中を
緘口令ひいて対応する水城さんと聖カワイソス・・・
シオリーが大都芸能を逆恨みした暴漢に襲われ拉致され
弄ばれ最後はストリップ劇場で紫の薔薇をアナル生花しながら四つん這いで歩かされる夢見た
ちょっと凹んだ…orz
>アナル生花
凄すぎる・・・しかもそれが紫の薔薇、てことは黒幕は(ry
ズンチャチャズンチャ イエーイ!とストリップ劇場で踊り乱れる紫織・・・
見たくないw
作品カモーーーーーーーーーーーーーン
330 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 20:46:04 ID:BuZg2Ivw
みんな飽きちゃったのかな
紫の顎の人
「紫のマラの人」が実は「紫のウマヅラの人」の略だったなんて…
アゴー
んんん・・・う、ここから梅の香りが・・・不思議だマヤ・・・の
335 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 21:22:18 ID:wUHSamjS
あ
魂の欠片
金玉の欠片
>>316 サラッと言うけど、すごい破壊力あるもん見てんなwww
頭剃り上げるんだよね?
そうそう
坊主の人だった
確か2chに貼られていたリンクを何気なく踏んだら恐ろしい映像が流れてびっくりした
本物だったかはわからないけど
ケーキ大好きなマヤに、なんか仕掛けられないかしら。
クリームの男体盛りしたら齧られちゃうんだろうしな…orz
聖がサンタのコスプレをして、風呂敷にマヤを包んで
ヘタリンに届けてやれw
最近の原作の流れを無視して投下します。
マヤと真澄のバカ話です。
「愛すべきヘタレだった頃のマスミン」を思い出しながら読んで頂ければ幸いです。
ダラダラとかなり長くなってしまいました。すみません…。
「遅い…!」
真澄は壁の時計を睨みつけると、イライラとした手つきで煙草を灰皿に押し付けた。
時刻は午後9時25分。都内のマンションの部屋で一人、真澄はもう3時間も待たされていた。
マヤとの婚約を発表してからというもの、マスコミ連中が連日マヤを追い掛け回すので、
真澄がマヤの為にと、このセキュリティ万全の部屋を用意したのだった。
「紅天女」がひとまず千秋楽を迎えた後、マヤは新しい舞台に出演しており、毎日ここに
寝泊りしながらその劇場へと通っていた。
実は真澄はここでゆっくりと、結婚までの二人の逢瀬を楽しむつもりだった。
だが、現在真澄の仕事は多忙を極めていた。
婚約破棄を申し出たにも関わらず、最後には真澄の誠意を受け入れてくれた紫織の口添えに
より、鷹通グループとの提携話が継続されたのだ。それに伴った事業拡大のプロジェクトも
始動し、真澄は日付が変わってから会社を出ることも珍しくなかった。
地方出張も格段に増え、おかげでマヤと二人で会う時間も満足にとれずもどかしかったが、
立場上そればかりは仕方の無いことだった。
…だが、今日は…今日だけは違う。
今日はマヤと想いが通じ合ってちょうど1年という、記念すべき日なのだ。
マヤは覚えていなかったようだが、真澄が忘れるわけはなかった。
2ヶ月ほど前にそれをマヤに伝えたところ、彼女が「その日は夕食を作って待っている」と
言うので、真澄はすぐさまスケジュールを調整し、連日馬車馬のように働き、水城の呆れた
ような冷たい視線を背中に浴びながらも、今日だけは仕事を切り上げて光速で帰ってきたのだ。
マヤの手料理を食べながら、二人きりで過ごす久々のひと時…。
胃腸薬も予め飲んだ。それが食材である限り、たとえどんな加工を施されていたとしても、
笑顔で飲み込む覚悟もしてきた。そして何より、食事が済んだ後の久方ぶりのあんな事や
こんな事を思うと、真澄は期待で胸(や、いろんな部分)が今にもはち切れそうだった。
…ああ、それなのに…!
合鍵で入ると部屋は暗く静まり返り、マヤの姿はどこにも無かった。
今日は昼公演だけのはずなのに、一体どこで何をしているんだ…!まさか事故にでも…!?
いや、今や日本中の人間が自分達の関係を知っており、もしマヤに何かあれば、真っ先に
自分の元に知らせが届くだろう。
…真澄の胸に嫌な予感が広がる。
まさか……。…まさか忘れてる…?
確かにここ2週間程ろくに連絡もとれず、今日のことも話してなかったかもしれない。
しかし…普通忘れるだろうか?こんな大事なことを…!こんなに、こんなにも楽しみに
していたことを…!?
そこまで考えて、真澄は「ふっ」と顔に縦線を落とした。マヤの中に「普通」などという
言葉は無いのだ。これほどまでに楽しみにしていたのは、自分の方だけだったのだ…。
いいんだ。どうせマヤは、俺のことなど…
…と、真澄が年季の入ったネガティブ思考を全開にさせていると、玄関の扉が開く音がした。
マヤ…!!
弾かれたように顔を上げる真澄。思わず浮いた腰を、「いやいや」と首を振り再び沈める。
間もなく居間にやって来たマヤは、いつもと変わらぬ無邪気な笑顔を見せた。
「あれ!?速水さん、来てたんですか。今日は珍しく早かったんですね!」
………!!……やっぱり忘れてる……!
白目で固まる真澄。膝に置いた拳を震わせながら、静かにマヤに問う。
「………マヤ…。今日が何の日か、覚えてるか…?」
「え?今日? ………あっ…!」
ようやくマヤは思い出したようだった。
「ごめんなさい…!あの…私、すっかり忘れてて…!」
さすがのマヤも青くなった。忙しい真澄が早く帰宅する為、無理をしたであろうことは容易に
想像ができる。自分のドジで人に迷惑をかける事はよくあるが、今日はあまりに酷いと
我ながら思った。じめじめとしたドス黒いオーラを放つ真澄に、マヤはひたすら謝る事しか
出来なかった。
しかしマヤに振り回されることに耐性が出来ている真澄は、寸でのところでキレずに
踏みとどまり、引きつった笑顔を向けることが出来た。
「……まぁいいさ…。それより腹が減っただろう。君の手料理が食べられないのは残念だが、
何か出前でもとろう」
「…あ……。ごめんなさい。桜小路君と、ラーメン食べてきちゃった……」
………!!!!
真澄の中で、何かが切れる音がした。もし彼が今グラスを手にしていたならば、それは確実に
割られていただろう。
あいつ…!もう共演者でもないのに、人の婚約者に性懲りも無くベタベタと…!
ああ、いい度胸だな!聖に頼んで東京湾にくぁwせdrftgyふじこlp。
善良な市民がしてはいけないような妄想を繰り広げながらも、それでも真澄は必死に自分を
落ち着かせようとした。
「さ……桜小路と会ってたのか…?」
「うん…。次の舞台の役の気持ちがどうしても掴めないって、桜小路君すごく
悩んでて…。ちょっと練習相手をして欲しいって言うから、公演後に付き合ってたの。
本当にごめんなさい…」
真澄の背中で稲妻が光った…ような気がした。
桜小路が今度やる舞台は、悲劇の純愛物だ。せずとも良いのに、思わずその練習相手として
ヒロインを演じるマヤと桜小路のラブシーンを想像して、真澄の怒りのボルテージは
どんどんと上がっていった。
マヤの頭の中は、いつも芝居のことでいっぱいだ。真澄もそんな彼女だからこそ惹かれた。
それは分かっているが、「役者」という同じ世界にいるマヤと桜小路、そして自分の間には
越えられない壁のようなものがある気がして、真澄は嫉妬とも寂しさとも怒りともつかない、
言い知れぬ気持ちになった。
しかし真澄は小さく首を振ると懸命に冷静さを取り戻すよう努め、そんな自分を嘲笑した。
ふっ…。馬鹿なことを…。そんなことでは女優の夫、失格だ。「嵐が丘」の時の桜小路でも
あるまいに。これから先もマヤはいろいろな男と、舞台の上やスクリーンの中で恋を演じるの
だからな…。そうさ…。そのうちキスシーンやベッドシーンだって……
よせばいいのにまた余計な想像をしてしまい、どんどんと深みにはまって行く真澄。
一人頭の中で「うわぁぁぁ!」と悶絶する。
駄目だ、駄目だ…!そんなことをしていいのは、俺だけだ……!
そこで真澄はハッとした。
…そ…そうだ……!
何かを思いつき、突然自分のブリーフケースの中を漁る。
「速水さん…?」
…あった…。これだ…。
真澄はカバーが掛かった一冊の文庫本を取り出すと、それをテーブルの上に放った。
「では、明日は俺の芝居に付き合ってもらうとしよう。舞台はここ。開演は夜10時。
台本は…それだ」
真澄が目を落とした文庫本に、マヤは訳の分からないまま手を伸ばした。
パラパラとめくって少し読んだマヤは、目を見開いたかと思うと、みるみる真っ赤になって
本を真澄に投げつけた。
「は、速水さんのバカ!エッチ!こんなの出来ませんっ!!」
マヤのリアクションも無理は無い。真澄が渡した本は、「甘美な誘惑〜小悪魔女子高生マユ〜」
という官能小説だったのだから…。
彼の名誉のために言っておくが、これは真澄が購入したものではない。
忙しい真澄は最近インターネットで本を注文するようになっていたが、頼んだ物の中に紛れて
この本が入っていたのだ。購入先に知らせると、返品不要でこちらで処分して構わないとの
ことだった。そうして真澄の手元に残ったものだが、それが何故カバーまで掛けられて
真澄の鞄の中に入っていたのかは、読者の想像にお任せする。
「出来ない…?なぜ出来ないんだ?」
「だ、だって…そんな…。…恥ずかしい…し…」
唇を尖らせ、赤い顔でゴニョゴニョと呟くマヤを、真澄は今日の仕打ちに対する怒りも
あってか、冷たく見下ろす。
「恥ずかしい…?君はそんなことで与えられた役を投げ出すのか?演劇にかける君の情熱は、
その程度のものだったのか…!?」
「…!」
その言葉にマヤは胸を貫かれた。
…そうだわ…。私…あれほどお芝居がしたくて女優になったのに…。
それなのに、やりもしないで、最初から逃げてた…!
マヤは震える手でもう一度本を拾い上げると、恐る恐るページを開いた。先ほどとは打って
変わり、真剣に文字を追っていく。
「…この役…難しいわ…。こんな役、初めて…。この子、どうしてこんな…」
マヤはぶつぶつと独り言を言いながら、そのまま芝居の世界にトリップしていった。
こうなるともう、話しかけても無駄なことを真澄は知っている。
冗談半分のちょっとしたお仕置きのつもりだったが、まさかこんなにあっさりと…。
自分の思いつきの計画に、意外にもマヤが簡単にのってきたことを嬉しく思う反面、
結局今夜は「おあずけ」になってしまったことに心底がっかりしながら、真澄は空腹のまま
一人寂しく寝室に消えていった。
*******
翌日。
家路を辿る車の流れの中、赤信号でブレーキをかけた真澄はチラリと車内の時計を見やった。
「10時を少し回りそうだな…」
昨日無理をして帰宅を早めた分、今日はさすがに仕事に追われた。
それでも何とか明日に回せるものは回して、社を飛び出してきたのだ。
帰り際の、水城冴子の引きつったような笑いが思い出される。
昨日の「お幸せそうで何よりですこと」という言葉にも微妙な響きを感じたが、今日の
「その幸せを少しは私にも分けて頂きたいですわね」には明らかに皮肉が込められていた。
真澄のスケジュール調整のため、また残業を余儀なくされたのだから無理も無い。
真澄は心の中で詫びる。
すまない、水城くん…。この借りは必ず返す。しかし昨日はあれだけ我慢させられたんだ。
とにかく今日は…今日こそはマヤと……!
真澄はぎゅっとハンドルを握り締めた。
何といっても今日は、いつもと違う特殊なシュチュエーションを楽しめるんだからな…!
興奮はいやが上にも高まっていった。
信号が変わりアクセルを踏んだ真澄は、頭の中で台詞を思い返しながら、自分もきちんと
演じられるよう、一人イメージトレーニングを始めた。
本はマヤに渡してしまったが、内容はもうすっかり覚えてしまっていたのだ。
マヤでもないのに、なぜ真澄が本の内容を細かく記憶しているのかは、読者の想像に(ry。
さて。真澄が演じる物語の主人公・マコトは、真面目で平凡な男子大学生だ。
家庭教師をしている女子高生・マユに好意を寄せられ、ある日大胆な誘惑を受ける。
立場上、それを拒否するマコトだが…という、官能小説にありがちな話。
無論、真澄は自分の演技のことなどどうでも良かった。
あの恥ずかしがり屋で、いつまでたってもウブな可愛いマヤが、一体どんな誘惑をしてくれる
のか…。慣れない手つきで、あんな事やこんな事を…。
それを想像するだけで、真澄は昇天しそうになった。
「ふっ…。こんな芝居の相手役をやれるのは、世界中で俺だけだからな…」
口元は知らず知らずのうちに緩みきり、対向車線のドライバーに奇異な目で見られていたが、
本人はまったく気付いてはいなかった。
*******
10時を7分過ぎて、ようやく真澄はマヤのマンションに着いた。
はやる気持ちをおさえ、一呼吸置いてから玄関の扉を開ける。
「ただい…」…!
瞬間、真澄は立ち尽くした。電気が消え、静まり返った暗い室内。たちまち脳裏に昨日の
悪夢がよみがえる。
ま…まさかいくらなんでも、二日続けて…なんてことは…。
不安に襲われながら居間に入ると、寝室の扉の下からわずかに明かりが漏れているのが
目に入った。真澄はホッと胸をなでおろす。
「マヤ?そこにいるのか?」
真澄がドアノブに手を掛けるより一瞬早く、それはガチャリと動いた。
小さく扉が開き、マヤが現れる。
「マ…」
「いらっしゃい。先生」
マヤは顔を上げて、真澄を見つめた。
微笑をたたえた口元。強い光を放つ揺らめく瞳。小首を傾げる媚態…。
その華やかなオーラに、真澄は息を呑んだ。そして、すぐさまそれがマヤでないことを悟った。
そう、今、自分の目の前にいるのは…マユだ。紛れもなくマユだった。
すっかり面食らっていると、マヤは扉を全開にして真澄を部屋に招き入れた。
「さぁ、どうぞ。」
そこでまた真澄は衝撃を受ける。
マヤは一ツ星学園の制服を着ていたのだ。
しかも膝上20cmはあろうかという、超ミニスカートで…!
その裾をひらりと翻し、真澄の先に立って歩き出す。
もともと童顔で小柄なマヤは、そのまま現役女子高生といっても充分通用しそうだった。
驚きで立ち尽くす真澄に、「早く」と言うように肩越しに振り返って微笑んでみせる。
まるで知らない少女の部屋に初めて入る時のような緊張感があった。
そ…そうだ。これは芝居なんだ。俺は家庭教師のマコト…。
そう心の中で呟いて、真澄も何とか役に入ろうとするが、マヤから目が離せない。とにかく
招かれるまま書斎机の方へと歩き出した。
小さな室内灯の他はデスクライトしか点いておらず、部屋は薄暗く妖しげな雰囲気だった。
マヤは机の脇に置かれた椅子を引いて真澄を座らせると、自分も机の椅子に腰掛けた。
「先生。分からないところがあるんだけど…」
「あ、ああ…」
真澄はとまどいつつも、マヤが開いた英語の参考書を覗き込んだ。
指し示された問題を、学生時代の記憶を辿りながら解説する。
「ああ…。ここのtoは不定詞じゃなく前置詞になるんだ。 前置詞の後ろの動詞は必ず
動名詞形になるから…」
と、芝居のことも忘れ思わず熱心に教え始める。その様子は、さながら本物の家庭教師のよう
だった。
ところがふと参考書から目を外した拍子に、短いスカートから伸びたマヤの太ももが真澄の
目に入った。ぎりぎりのラインまで剥き出しになった生足…。思わず生唾を飲み込む。
しかし、これまでそれ以上のものを何度も見ているにも関わらず、真澄はまるで見ては
いけないものを見てしまったかのように、慌てて視線を逸らした。
暗い部屋で二人きり。手を伸ばせばすぐに触れられる所にある、露になった白い肌…。
意識し始めると、急に思考が散漫になる。
「つまり…その…この場合、名詞的用法が使えて…いや、使えないから…」
何とか問題に集中しようとするが、思うようにいかない。不意に視線を感じてマヤの方を
見ると、てっきり参考書を見ながら説明を聞いているとばかり思っていたマヤが、
意味ありげな笑みを浮かべて、真澄のことをじっと見詰めていたのだ。
真澄は心臓が掴みあげられたような気がした。
マヤの足を盗み見ていたこともバレていたのかと思うと、恥ずかしくてたまらなくなる。
真澄は自分の感情にとまどっていた。
どういうことだ…。まるで本当の教師と教え子のような気がしてくる。
マヤ…。これが君の演技なのか…!
真澄はマヤの芝居に圧倒されるばかりで、そのスカートが誰の手によって短くされたかなどと
いうことに、考えが及ぶわけもなかった。
*******
<8時間前・白百合荘>
トントン。
青木麗が部屋の掃除をしていると、誰かが戸を叩く音がした。
「はーい」
扉を開けると、そこにマヤが立っていた。久しぶりの同居人の帰宅に驚く麗。
「マヤ…!どうしたんだい?急に帰ってきたりして…。外にマスコミはいなかったかい?」
「あ…そういえば…。…うん。大丈夫だったみたい」
相変わらず呑気なマヤに、麗は肩をすくめてみせる。
「呆れた。何のためにここを出たと思ってるんだい。…で?何かあったのかい?」
「うん…。あのね、これなんだけど…」
マヤはおずおずと紙袋から一着の服を取り出した。
「これ、あんたが昔着てた制服じゃないか。スカートの裾がメチャクチャになってるけど…?」
「その…自分で裾上げしようと思ったんだけど、失敗しちゃって…。それで…」
申し訳なさそうに麗を見上げるマヤ。
麗はため息をついた。長い付き合いで、マヤが言わんとしていることはすぐに察しがつく。
「いいよ。バイトまでまだ時間があるし、私が直してやるよ」
「ありがとう、麗…!」
マヤの顔がパッと輝いた。この笑顔を見せられるとかなわない。元来世話好きな気質では
あるが、マヤにはつい面倒をみさせたくなるような、不思議な魅力がある。
裁縫道具を取り出し、手早く裾を整えて縫い始める麗。
「こんなに短くしちゃって…。一体これ、どうするつもりなんだい?」
「長さはこれでいいの。えっと…衣装っていうか…その…今日の夜…着たいの」
賢明な麗は、そこまで聞くと大体の想像がついた。
そうか…。…速水社長、そういう趣味があったのか…。
随分昔からこの子のこと好きだったらしいし…。ま、マヤのことを真剣に愛してるのは
分かってるから、この子がいいなら別にいいんだけどね…。しかし、これをねぇ…。
玉止めをして糸をパチンと切ると、麗はふわりとジャンパースカートを広げた。
「よし、出来上がり」
「すごーい!さすが麗!ありがとう…!」
制服をマヤに手渡しながら、麗は溜息混じりに言った。
「でもあんた達の趣味に私を巻き込むのは、これきりにしておくれよ…」
*******
マヤの家族同然とも言える麗に、正真正銘のロリ○ンのレッテルを貼られてしまったとは
露知らず、真澄は何とか芝居に集中しようとしていた。
「3問目、そこはwithだ」
「あ、そっか…。……あっ!」
消しゴムに手を伸ばしたマヤは、うっかりそれを下に落としてしまった。
「いけない」
椅子から降り、ベッドの下に転がった消しゴムを手探りで探す。
それを何気なく見ていた真澄は、次の瞬間「うっ…!!」と固まった。
四つん這いになり、尻を高く持ち上げたマヤの真後ろにいた自分には、短いスカートから
はみ出た下着の股間部分が、丸見えになっていたのだ。
あまりに無防備に晒されたそこは、白い布が食い込んで縦筋がうっすらと透けていた。
マヤがさらに奥へと腕を伸ばす度、隆起した恥肉が誘うようにクニュクニュと動く。
そのあまりに刺激的な光景に、真澄は我を忘れて見入った。下半身の一点に、血液が一気に
集中していく。幾度と無く見たマヤの秘所だったが、自らがとったイヤらしいポーズで
見せつけられるそれはより一層卑猥で、真澄の目は釘付けになってしまった。
「あった」
マヤに突然振り返られて、真澄は急いで顔を背けた。まだ動悸が激しい。
そんな真澄を見て「ふふ」と妖しく微笑んだマヤは、立ち上がって悠然と真澄の元へと
近づいて行く。
「…先生、今私のスカートの中、見てたでしょ」
図星を突かれ、真澄はうろたえた。
「いや…!その、俺は…」
真澄の手にそっと自分の手を重ねたマヤは、耳元で吐息混じりに囁いた。
「先生になら…私のもっと恥ずかしいところ、見せてもいいよ…」
真澄はザワっと毛が逆立つような感覚に襲われた。マヤの声でこんな挑発的な言葉を
聞かされては堪らない。
すぐにでも押し倒して事に及びたくなるが、真澄はそれをぐっとこらえた。
実を言えば、芝居のシチュエーションを少し楽しんだら、後はいつも通りのマヤとの
セックスを堪能しようと思っていた。純真なマヤのこと、きっと恥ずかしがって芝居に
ならないだろうから、折りを見て終わらせてやろうと思っていたのだ。
ところが…マヤの女優魂は、真澄の想像を遥かに上回っていた。実際にマヤが演じるマユは
この上なく魅力的且つ刺激的で、真澄の中に、このマヤを…マヤの演じるマユをもっと
見ていたいという欲望が芽生えてきたのだ。
真澄は興奮しながらも、次の展開を必死に記憶の中から探し出した。
確か…いつもはお茶を淹れて部屋を訪れるはずの母親が、今日は来ないことを不審に思った
マコトが、それをマユに問うんだったな…。
マヤの手の下から自分の手を引き抜き、真澄は自分に与えられた台詞を喋る。
「そ、そういえば今日はお母様が見えないが…」
「…お父さんと一緒に田舎に帰ってるの。二人とも明日の夜まで帰ってこないわ」
そう言って微笑んだマヤの顔は、まさに「小悪魔」と呼ぶのに相応しかった。
ここでマコトは、いつもの曜日ではなく、授業日を今日に変更して欲しいとマユから連絡が
あったことを思い出し、自分が罠にかけられたことを悟る。
そして生真面目な彼は、両親不在の家に生徒と二人きりで居てはいけないと考えるのだった。
「今日はこれで失礼する」
椅子から立ち上がり、足早に部屋から出て行こうとする真澄の腕に、マヤはしがみついた。
「待って…!先生、帰らないで!」
二の腕に、マヤの柔らかな胸が押し当てられる。
「先生…。私のこと、嫌い…?」
先ほどの自信に満ちた態度とは打って変わり、切なげな潤んだ瞳で見上げられた真澄は、
ぐっと息を呑んだ。
「き、君は受験生だろう。僕は家庭教師だ。今は勉強に集中すべきで、そんなことを言って
いる時じゃないはずだ」
「だって…私は今、先生が欲しいの…。私、そんなに魅力ない…?」
マヤは真澄の左手をとると、それを自分の胸に導いた。
「ここも…」
そして次に右手をとると、スカートの中の自分の秘部へと押し当てた。
「ここも…。全部、先生の好きにしていいんだよ。私の体は、先生のものだから…」
そう言うと、マヤは真澄の指の上から自分の指を動かし始めた。マヤの指に押されて、乳房や
秘裂に真澄の指が埋もれていく。
柔らかな肉の感触と、温かく湿ってくる下着。指の腹に擦りつけられた肉芽は次第に硬さを
増し、やがてクチュクチュという卑猥な音が響いてきた。
「う…ん…。あぁ…。先生…気持ちいい…」
真澄の指を使って、うっとりと自慰に耽るマヤ。真澄は興奮で眩暈がした。
あの恥ずかしがり屋でウブなマヤが、自分の目の前でこんな淫らなことを…!
マヤは真澄の手のひらを介して自分の胸を揉み、自分の指ごと秘裂に真澄の人差し指を挿し
入れ、掻き回す。下着に阻まれ、奥まで辿りつけない事がもどかしい。マヤはまるで自分の
性感帯を教えるかのように、真澄の指を導いていく。
「うぅ…ん…ん……」
真澄の胸にもたれかかり、悩ましい吐息を漏らすマヤ。
真澄の息遣いも、それに合わせるかのように自然と荒くなっていった。
マコト…お前の理性には感服する。こんなことをされて、よく我慢が出来るものだ…!
マヤのなすがままにされていた真澄だったが、次の展開を思い出すと、苦しげな表情を浮かべ
ながらも、ありったけの理性をかき集めてマヤを押しのけた。
「よさないかっ!」
一瞬マヤは驚いた表情を見せたが、すぐにまたあの自信ありげな、誘うような瞳の輝きを
取り戻す。
「先生…。本当は我慢してるんでしょう?だって、ほら、もうここがこんなに…」
マヤは、スラックスの中ではち切れんばかりに張り詰めている真澄自身を、手のひらでそっと
撫でた。
「う…っ!」
その快感に、思わず声を上げる真澄。
「こんなに熱く、硬くなって…」
細い指が、真澄の陰茎を挟んでゆっくりと動く。
マヤはそのままファスナーを降ろすと、中に手を入れて探り当て、それを引っ張り出した。
勢い良く飛び出し、反り返る真澄のペニス。
「すごい…。大きい…」
膝まづいたマヤは、恍惚とした表情でそれを見つめた。
愛おしそうに指で包むと、ゆっくりと前後に動かし始める。
「や…やめるんだ…」
何とか台詞を口にするが、真澄の頭の中はパニックだった。
次にどうなるかは分かっている。しかしそれを頭で理解することと、実際にマヤにされる
のでは、天と地ほどの隔たりがあった。予想を大きく上回る興奮と快感…。
マヤが亀頭の先端を軽く舌先で舐めただけで、真澄はもう果てそうだった。
マヤの舌がゆっくりと竿を往復し、カリをぐるりとなぞる。強弱をつけながら裏筋を集中的に
責めたかと思うと、尿道をチロチロと舌で刺激する。そしてそのまま陰茎全体を深く口に
含むと、ほんの少し唇に力を入れながら、カリに当たるよう、何度も出し挿れを繰り返した。
…マヤ…!う、上手過ぎる……!
フェラチオなど、真澄はマヤに教えたことはなかった。して欲しいという気持ちはあったが、
焦らず、段々とこういうことに慣れていってくれればいいと思っていた。
それがどうだ。マヤのそれは、とても初めてとは思えないテクニックだった。
しかし真澄は射精感に耐えるのが精一杯で、マヤがどうやってそれを会得したかなどという
ことに、考えが及ぶわけもなかった。
*******
<7時間前・ジュ○ク堂書店>
「どうぞ、こちらです」
本棚が並ぶ店内を、一般人とは明らかに違うオーラを持った美しい少女が、スタッフの案内を
受けながら歩いていた。
「ちょっと!姫川亜弓よ!」「ひぇ〜!美人!」などという色めきたった小声が、そこかしこ
から聞こえる。
婉然と歩く亜弓だったが、ふと隅にある座り読みスペースに目を留めると、そこに意外な
人物を見つけた。
「ちょっと失礼」
スタッフに軽く会釈をすると、亜弓は一人そちらへ向って行った。
「珍しいわね。あなたがこんな所にいるなんて」
本を山積みにして、一心不乱に読みふけっている人物のテーブルの横へ行くと、亜弓は
親しげに笑いかけた。
「あ…亜弓さん!」
本から目を上げたマヤは驚きの声をあげた。亜弓と違い、有名女優となった今でも
マヤは完全に周りに溶け込み、誰にも気付かれてはいなかった。
偶然の出会いに、マヤもまた嬉しそうに声を弾ませる。
「亜弓さんこそ、どうしたんですか?」
「ハミルさんに撮って頂いた写真集が出版になったので、今日はそのサイン会なの」
「わ〜!おめでとうございます!」
「ありがとう…」
言いながら亜弓は笑顔を消し、一点を見つめて急に怪訝な顔をした。
亜弓の視線は、マヤが手にしている本の表紙に注がれていた。
「究極のSEX奥義」
驚いた亜弓の目は、すぐさまテーブルの上に山積みされた本の背表紙に移される。
「性愛用語辞典」「図解で学ぶ性技」「今日から使えるHテクニック」…
…亜弓はその端整な顔を曇らせた。
「マヤ、あなた…」
亜弓の視線に気付いたマヤは、「あ…これ?」と恥ずかしそうに笑った。
「これはちょっと、台本に解らない言葉とか動きがあって、それで…」
えへへ、と無邪気に笑うマヤを、亜弓はますます訝しんだ。
「台本って…。あなた、次にどんな芝居に出るつもりなの?」
「えっと…出るというか…これは人前で演じるとかじゃなくて……うーんと…」
マヤはどう説明すべきか言葉を探していたが、賢明な亜弓はそこまで聞くと大体の想像が
ついた。
そう…。…速水社長、そういう趣味があったのね…。
ある場面や職業を想定しながら、そういう行為を楽しむ性癖の人がいるとは聞いたことが
あるけど…まさか速水社長が…。それにしても卑猥な言葉が書かれた台本まで渡すなんて。
天下の紅天女女優に、よくそんなことが頼めたものね…!
亜弓が苛立たしげに考えを巡らせて黙り込んでいると、マヤが突然声を上げた。
「いけない!もうこんな時間!ごめんなさい。私、この後もいろいろとやらなきゃいけない
事があるから…。亜弓さんもサイン会、頑張ってね!」
「あっ…!」
笑顔で手を振り、まさしくあっという間に本を抱えてレジへと立ち去るマヤの背中を見つめ
ながら、亜弓は溜息混じりに独り言ちた。
「マヤ…。あなたの才能は、そんなことのためにあるんじゃなくてよ…」
*******
自社の所属女優にイメージプレイマニアのレッテルを貼られたとは露知らず、真澄はマヤの
口技に恍惚とした表情を浮かべていた。
リップクリームを塗ったのか、淡くピンクに輝く薄い唇が、太い肉棒を咥えこんで前後に動く。時々、甘えたような眼差しで真澄を見上げる表情が堪らなくエロティックだった。
舌と唇と指、そして視覚までをも巧みに使ったそのテクニックは、真澄を確実に高みへと
導いていく。
も…もうこれ以上は…!
真澄が絶頂を迎えようとしたまさにその瞬間、マヤは突然その口と手を放した。
「…!」
解放の瞬間を待ちわびていたそれは、熱くたぎったまま、突如として興奮のやり場を失った。
あ…あともう少しだったというのに…!
赤黒く張り詰めたそれを放置したまま、マヤは立ち上がった。真澄のベルトを外し、
スラックスを足元へ落とす。
挿入するための準備に入ったのかと真澄が期待したのも束の間、マヤはゆっくりとした動きで
真澄の頬や首筋をそっと撫で回し始めた。
背伸びをして軽いキスを何度か唇に落とす。わずかに与えられる刺激が、さらに真澄を焦らし
ていく。
下着の前開きからペニスをはみ出させたまま、マヤに触れることさえ許されない。
マヤの余裕たっぷりの微笑みは、すべてを見透かし、真澄を弄んでいるようだった。
もう限界だ…!早くマヤの中に挿れて、イってしまいたい…!
芝居継続の為に我慢を続ける真澄の葛藤は、理性と性欲の狭間で揺れるマコトのそれと
重なった。
もう芝居などやめて、マヤを押し倒してしまいたい。
真澄がそう思い始めた時、マヤは突然くるりと真澄に背を向け一人歩き出した。
…マヤ…?
射精への渇望で頭が一杯の真澄は、物語の続きを思い出すことも困難になっていた。
途中で立ち止まり、スカートの中へ両手を入れるマヤ。
するり、と下着を下ろしたかと思うと両脚から抜き取り、濡れそぼって重くなったそれを床に
脱ぎ捨てた。透明な粘液の糸が、脚と床を伝う。
ゴクリと喉を鳴らす真澄。彼はまたもマヤから目が離せなくなってしまった。
書斎机の元まで行くと、マヤはデスクライトをぐるりと動かし、反対方向にあるベッドの上を
照らした。暗がりにベッドが浮かび上がる。そしてそのままそこへ歩み寄ると、マヤは上に
上って、ベッドの背もたれに背中を預けて座った。
身動きもできず眺めている真澄を挑発するように、マヤはゆっくりと膝を立てた。
「先生…」
徐々に膝を開いていくマヤ。真澄はひとつの動作も見逃すまいとするかのように、息を荒く
しながら眼を見開いた。
やがてM字に開かれた脚の間に、しとどに濡れたマヤの秘部が晒された。
赤く熟れたそこは蜜をたたえ、もの欲しそうに口を開けていた。
スポットライトのように照らされたベッドの上で、制服姿で自らの性器を見せつけるマヤ…。
真澄はまるで夢でも見ているのではないかと思った。
マヤは自分の指で陰唇を広げると、蕩けそうな甘い声で真澄にねだった。
「今度は先生が……して……?」
真澄の中で何かが弾けた。足元に落ちたスラックスと一緒に靴下を脱ぎ捨て、引き寄せられる
ようにフラフラと歩き出す。上着を脱ぎ、もどかしいようにネクタイを外した真澄は、最後は
駆け出すようにベッドに倒れこんだかと思うと、そのままマヤの脚の間に顔を埋めた。
「ああっ…!」
マヤが歓喜の声を上げ、喉を反らせる。余裕の態度をとりつつも、その実、興奮ですっかり
熱くなっていたマヤの身体はとても敏感になっていた。真澄の舌でほんの少し触れられた
だけで、全身に快感が突き抜ける。
真澄は我を忘れたように、マヤの蜜壷を貪り続けた。限界を超えた彼はすっかり芝居のことも
忘れ、自らの性欲のままに振る舞った。
…しかし、この行動は期せずして物語のマコトとそっくり同じだったのだ。
マコトもまた、ここで遂にマユの誘惑に負け、彼女との快楽に身を落とすのだった。
明るいところで初めて見るマヤの性器は、真澄をますます興奮させた。恥ずかしがり屋の
マヤのために、いつもはかなり室内を暗くしていたため、よく見たことがなかったのだ。
自分とマヤを照らし出しているデスクライト…。
真澄はずっと芝居に夢中なあまり、普段は隣の書斎に置いてある重い机が、どのようにして
この寝室へ運び込まれたかなどということに、考えが及ぶわけもなかった。
*******
<5時間前・桜小路家>
「あ…マヤちゃん?ゴメン。突然電話したりして…。今日オフだって言ってたよね?昨日、
無理に稽古に付き合わせちゃったお詫びに、夕食でもご馳走しようかと思って…。
なんて、実はまたちょっと僕の演技を見てもらえないかと思ったんだけどさ。あはっ。
…え?だったら今からマンションに来ないかって?…いや…でも、それは…。
え?マヤちゃんも頼みたいことがある?そりゃ、僕に出来る事なら何でも…。うん…うん…。
じゃ、30分後に…」
電話を切った桜小路は言い知れぬ期待に胸をふくらませ、頬を染めた。
長年思いを寄せてきたマヤと真澄の婚約を知ってからというもの、彼はずっと塞ぎ込んでいた。
マヤの選んだ人だと思い、何度も自分の気持ちに踏ん切りをつけようと思った。
しかし立場も身分も年齢も違うこの結婚が、マヤにとって幸せなものだとは彼には思い
難かった。
もしかして、マヤはまだ自分のことを少しは気に掛けてくれているのではないか。
そう思うことが婚約以降も度々あった(そのすべてはマヤの天然によるものであり、桜小路の
勝手な思い込み以外の何物でもなかったのだが)。
だからどうしても思い切ることが出来なかった。「もしや」の期待が捨てきれず、何かと口実を
つけては、マヤと会う機会を作っていたのだ。
それが…自宅マンションに!?
桜小路の胸は高鳴った。
ひょっとして、マヤちゃんは速水さんと婚約したことを後悔しているのかもしれない…!
信じられないほどのポジティブ思考で、桜小路はいそいそと出掛ける準備をするのだった。
ピンポーン
「桜小路君!いらっしゃい」
「こんばんは。お招きありがとう。でもマヤちゃんの部屋に入るなんて、何か緊張しちゃうな
…あはは」
「ふふっ。どうぞ」
マヤは部屋に桜小路を招きいれながら、申し訳無さそうに切り出した。
「ごめんね。突然来てもらっちゃって…。でも私一人じゃどうしようもなくて…。もう時間も
ないし、桜小路君なら、きっと何とかしてくれるんじゃないかって思って…」
「え…」
桜小路の心臓がドキリと鳴る。
そうこうしているうちに居間を通り抜け、寝室の扉を開き入っていくマヤ。
思いつめたような眼差し(桜小路の思い込み)でこちらを振り返る。
「桜小路君…。こっちに来て…」
突然の展開に動揺する桜小路。
し、寝室に…!?…マヤちゃん…!?
そんな…いきなり…?何て大胆なんだ、君は…!
一瞬にして様々な考えを巡らす桜小路に、マヤはスッと指差しながら言った。
「あのベッドを、向こう側の壁にくっつけて欲しいの」
……へ……?
目が点になる桜小路。
「一人じゃビクともしなくて」
にっこりと笑うマヤに、桜小路は腰が砕けそうになった。
「そ…そうなんだ…。僕に頼みたいことって…それ…?」
「うん。ベッドを動かした後、書斎の机をここに入れたいんだけど…それも手伝って
もらえる…?」
「あ…あはっ…。お安い御用さ…!」
自分の早とちりに落胆しながらも、桜小路はまた恐ろしいほどの前向きさで考えを新たにした。
部屋の模様替えを僕に頼むなんて…。きっと速水さんには頼んだり出来ないんだね…。
そんなふうに遠慮しなくちゃならない相手より、僕の方がきっと君を幸せにできるよ。
マヤちゃん…。考え直すんだ…!
マヤと両端に分かれて二人でベッドを押しながら、桜小路はふと疑問に思った。
「壁にベッドをつけると、クローゼットが開かなくなっちゃうけど…いいの?」
「うん。どうせ一晩だけだから」
「…?」
机の運び込みも終わり、汗を拭う桜小路にマヤは笑顔で声を掛けた。
「ありがとう、桜小路君。本当に助かったわ!今、お茶をいれるからゆっくり休んでて」
そう言ってマヤが台所へ立ち去ると、桜小路は改めて部屋を見回した。すると、部屋の片隅に
置かれた小さな椅子の上に、見覚えのある服が掛けられているのが目に留まる。
あれは…マヤちゃんの高校時代の制服…?
歩み寄って確かめると間違いないことが分かったが、そのスカートの異常な短さに驚く。
さらに、椅子の上に置かれた卑猥なタイトルの本の数々…!
な、何だ…!?これは…!
混乱と興奮で鼓動を早くさせながら、桜小路はカバーのかかった一冊の文庫本に手を伸ばした。
それをパラパラとめくって少し読んだ彼は、次の瞬間ベタフラッシュをバックに凍りつく。
さすがに鈍い桜小路でも、ここまで見れば想像がついた。
そ、そうか…。速水さん、こんな趣味があったのか…!
マヤちゃん…。今夜、君は速水さんとここでこれを演るために、この模様替えを…。
その手伝いをしていたなんて、僕はとんだピエロだね…。あはは…。速水さんのためなら、
こんな、こんなハレンチな事まで出来るなんて、君は…!
鼻血を手で押さえながら、フラフラとした足取りで桜小路は玄関へと向った。
お盆に紅茶を乗せたマヤがそれを見て呼び止める。
「どうしたの?桜小路君。お茶、入ったけど…」
「うん…。ゴメン。今日はこれで失礼するよ…」
振り返りもせず、靴を履く桜小路。
「え?でも、演技の稽古は…?」
「いいんだ…。…マヤちゃん…。………幸せにね…!」
言いながら、桜小路は玄関のドアを飛び出していった。
後には呆気にとられたマヤが残される。
「…変な桜小路君…」
*******
自分の意図しないところで邪魔なライバルを蹴散らしていたとも知らず、真澄は最愛の人の
秘部をその舌で愛撫していた。陰唇を舐め回し、クリトリスを舌先で刺激する。秘裂に舌を
挿し入れ、その内部にぐるりと刺激を与えていく。生暖かく柔らかい舌の感触が、マヤの
敏感な部分を這い回る。
溢れ出す愛液で溺れそうなほどだと、すっかり鈍くなった頭で真澄は思った。
一度唇を離してマヤを伺い見ると、彼女もまた惚けた表情で完全に快感に酔いしれていた。
「…先生…。ファスナー、…下ろして…」
艶かしく息をつきながら、マヤは真澄にねだる。
背もたれから身体を起こしたマヤの背後に回りこむと、真澄はジャンパースカートの
ファスナーを下ろしてやった。
そうして何気なく前を見た真澄は、人影にドキリとする。ベッドの正面に据えられた姿見に、
脚を大きく開いたマヤと自分が映し出されていたのだ。
ベッドの上にいる大人の男と、制服姿で下半身を晒した少女…。客観的に見るそれは堪らなく
淫靡な光景で、真澄に新たな欲情を芽生えさせた。
真澄はそのままマヤの背後に腰を下ろし、開いた両足の間にマヤをすっぽり収めると、
ブラウスの下に手をもぐり込ませた。鏡を眺めながら、真澄はブラジャーのホックを外し、
そのまま前へと手を滑り込ませる。
滑らかな肌触りの乳房が吸い付くように手のひらに納まり、ブラジャーや衣服の圧迫感を手の
甲に感じながら、真澄はそれをゆっくりと揉みしだいた。そして硬くなった先端を、指先で
上下左右に弄ってやる。
「うぅ…ん…」
マヤはだらりと真澄にもたれかかり、されるがままになっていた。
乳輪の周りをなぞり、乳首をつまんで転がすと、マヤは無意識のうちに腰をくねらせた。
真澄は右手をブラウスから抜き出すと、それをマヤの内股にそっと這わせた。全身が性感帯の
ようになったマヤは、それだけで身体をピクリと震わせる。腿や膝、足首をいやらしく撫で
回す真澄。心地よい快感はあるものの、やはりそれだけでは物足りないマヤは、「そこ」を
触って欲しいと、今度は意図的に大きく腰を動かした。
それを知りつつ、真澄は先ほどのお返しとばかりに、あえてそこを避けて緩やかに体中を愛撫
する。
「…あぁ…ん…。先生っ…!」
眉根を寄せて苦しげに懇願するマヤに満足した真澄は、ようやく目当ての場所にそっと触れて
やる。
「ぁっ…!」
先ほどよりももっと熱く、大きく開いたそこは熟れきっていた。外側の襞をゆっくりとなぞり、
たっぷりと蜜を湛えた割れ目に指を潜り込ませると、それはいとも簡単に根元まで
飲み込まれた。親指でクリトリスを弄りながら、中指で膣内を擦り続ける真澄。
「あぁ…!あぅぅ…ん…!」
マヤは大きく喘ぎながら、真澄の胸の中で乱れた。マヤが動くたび、その腰に当たった真澄の
ペニスも刺激され、真澄もまた熱っぽい吐息をもらした。
鏡の中には、男に後ろから抱えられ、性器を指で掻き回されている淫らな少女がいた。
もはや現実と虚構の区別も曖昧になり、真澄は興奮の中に落ちていく。
真澄は指をもう一本増やすと、それを狭い肉壁の中へと押し込んだ。中指と人差し指を交互に
抜き差しすると、愛液がグチュグチュと卑猥な音を立てる。肉芽への刺激を続けながら、
膣内のざらざらとした天上部分を擦ると、マヤは急に身体を強張らせた。
「ああ…!そこっ…ダ、メぇ…!」
いつもはマヤを気づかい、優しく遠慮がちな愛撫をしていた真澄だったが、今夜は欲望に身を
任せた。左手で乳房を鷲掴み、唇と舌で首筋を愛撫しながら、指でGスポットを小刻みに
震わせるように刺激して責め立てる。
クリトリスとはまた違う、鈍くて重い快感がマヤの身体を支配していく。
初めてGスポットの快楽に目覚め、我を忘れたように暴れたマヤは、次の瞬間、「あぁ!」と
弓なりに身体を反らせたかと思うと、そのまま真澄の腕の中でぐったりと果てた。
熱く火照った小さな身体が、荒い呼吸を繰り返してしな垂れ掛かってくる。
一瞬ぎゅっと収縮して真澄の指を締め付けたマヤの膣内は、まだビクビクと痙攣して愛液を
溢れさせていた。そこからずるりと指を抜き取っただけで、敏感になったマヤの身体はまた
快感にふるりと震えた。
真澄はマヤの背後から出てマヤを寝かせると、ワイシャツを脱ぎ捨て、下着を下ろした。
全裸になった真澄を虚ろな瞳で見上げたマヤは、力なくふるふると首を横に振った。
「先生…。私、もうダメ…」
そんなマヤの弱りきった様も、真澄をまた燃え上がらせるのだった。
嗜虐的な気持ちで膝を大きく開かせると、真澄はその中央にペニスをあてがった。
そのままググッと肉の割れ目に埋め込むと、マヤは「あぁぁんっ」と、困惑しつつも快感に
身悶えた。
ゆっくり大きく出し入れをし、その濡れた肉の圧迫を楽しむ真澄。
けだるげに投げ出された身体に肉棒を突き立てられ、なすがままに揺さぶられるマヤ。
乱れた制服。むき出しの秘部。ぶらぶらと中空に揺れるハイソックスに覆われた足…。
それはまるで女子高生時代のマヤを陵辱しているような、背徳的な興奮があった。
ああ…!マヤ…!マヤ…!
真澄は夢中になって抽送を繰り返す。熱く蕩けた膣内を擦られ、マヤも次第に絶頂の虚脱感
から呼び戻され、新たな火が点き始める。
「…ぁ…ん…。先生……すご…い…。奥にっ…あたって…!あぁ…!」
もっともっとと、ねだるようにマヤも腰を動かし始めた。
先ほど探り当てたGスポットをペニスの先端で擦ってやると、マヤはより一層高い嬌声を
上げた。
様々な角度から中を刺激し、円を描くように奥を突き上げる。それは真澄にもこれまで知らな
かった快感を目覚めさせた。
真澄はこれ以上は耐えられないといった風に抽送の速度を増すと、キスをし、互いの舌を絡
ませあった。ブラウス越しに胸を揉みながら、空いた手でクリトリスを摘みあげる。
様々な刺激を受けながら子宮口を絶え間なく突かれ、マヤはぎゅっとシーツを握り締めた。
「せ、先生…!わ、たし……!また…いっちゃ、う…!」
限界が近い真澄が激しく腰を打ち付けると、マヤの膣道がぐっと締まった。互いの交わった
一点に感覚が一気に集中していく。
「あぁっ…!」
「くっ…!」
瞬間、真澄の精液が一気にマヤの中に放たれた。肉棒が脈打つたび、ドクドクとした
熱いものがマヤの胎内に注がれていく。
…はぁ…はぁ…。
同時に達した二人は、汗ばんだ身体を重ね、肩で大きく息をする。
互いの体温を感じながら、心地よさの中、同じ速度でゆっくりと脱力していった。
やがてベッドサイドのティッシュを取ると、真澄は萎んだ自分のものを抜き取り、マヤの
膣口から溢れ出てくる精液を拭いてやった。
優しく丁寧に拭っていると、マヤは意識が朦朧としているにも関わらず、少しずつ腰を
動かしてくる。息づかいも甘みを帯びてくる。
…マヤ…?
そう思った瞬間、両手を伸ばしたマヤは、真澄の首を抱きかかえた。
熱っぽい眼差しで真澄を見たかと思うと、そのままグイと顔を引き寄せ、深く唇を合わせて
きた。
…!
マヤの方から舌を挿し入れられ、驚く真澄。しかし絡み付いてくる彼女の舌に応えるように、
自らの舌も差し出すと、マヤはそれを唇で挟んだ。まるで真澄の舌をペニスに見立てるかの
ように、唇で吸い付きながら前後に動かす。唇でしごきながら、舌先を使って真澄の舌全体を
舐め回す。
「んん…んふぅ…」
先程、もう駄目だと可愛らしいことを言っていたのが嘘のように、激しくいやらしく真澄を
求めるマヤ。
これまで経験したことの無いようなその卑猥なキスにより、真澄は萎えた海綿体に、再び
血液が流れ込んでいくのを感じた。
貪るようなキスをしながら身体を反転し、真澄をベッドに組み敷いたマヤは、真澄にまたがり
ながらその首筋や乳首を愛撫した。
先程拭いたばかりだというのに、マヤの愛液が滴り落ち、真澄の太ももを濡らす。
制服に身を包みながらも、胸や脇腹を撫で回すマヤの手つきはまるで男を知り尽くした娼婦の
ようで、それはもう決して若くない真澄をも再び燃え上がらせるのに充分だった。
ジャンパースカートを上から脱いでネクタイを外したマヤは、ブラウスのボタンを自ら開けた。
落ちかかったブラジャーと、はだけたブラウスの隙間から見えるたっぷりとした乳房。
茂みを露にした剥き出しの下半身と白いハイソックスが、よりいかがわしさを増幅していた。
「先生…。挿れて…いい…?」
「ああ…」
断る理由などあるはずもない。マヤはどこまでも巧みに男心を刺激した。
仰向けに寝転ぶ真澄からそそり立った肉棒に、ゆっくりと腰を落としていく。
溢れ出る蜜壷に、とぷり、と真澄の先端を浸けるマヤ。
浅い挿入を楽しむかのように、膝立ちになって少しずつ身体を上下に動かす。
「んん…う…ん」
入口の襞が刺激され、弱い電流のような快感がマヤの身体を走る。しかしやがてそれでは満足
出来なくなり、そのまま真澄の上にゆっくりと腰を下ろすと、マヤは深々とその胎内に
ペニスを受け入れた。
普段はなかなか当たらない奥地を突かれ、「んんっ…!」と背中を反らせるマヤ。
後はもう、より強い快楽を求めて激しく腰を上下するばかりだった。
自分の好きな速度と角度で得られる刺激は、マヤをどんどんと高みへ導く。
ぶら下がったブラジャーからはみ出た両の乳房を、たぷたぷと振るわせながら出し挿れを
繰り返すその様は、真澄の興奮もますます高めていった。
自分の上で踊るように身悶える少女。濡れた結合部もよく見え、マヤが動く度、その肉壁が
思いがけない刺激を与えてくれた。
やがて受身でいることが耐えられなくなった真澄は、上半身を起こし、ブラウスとブラジャー
を苛立たしげに脱がせると、突然マヤの乳房にむしゃぶりついた。
「あっ」と弓なりになったマヤの腰をぐっと抱き寄せ、下からズン、ズンと突き上げてやる。
思いがけずさらに深い部分を貫かれ、マヤは乳首を舌で転がす真澄の頭を抱えて
「んんっ!んっ!」と声を上げた。
片手で乳房を捏ねるように揉みながら何度も何度も腰を跳ね上げると、そのたびマヤは強く
真澄にしがみついてきた。汗と愛液でぐしょぐしょになった互いの身体を密着させ、胎内の
肉棒をぐりぐりと擦り付けるように、本能の赴くまま腰を動かす男と女。
ただひたすらに相手を求め、欲望に溺れていく。
もっと溶け合い、もっと交じり合いたいという思いが、深い口づけをさせた。
そして今夜何度目かの大きな波が訪れた真澄だったが、その解放をどうにか思い留まった。
まだだ…!まだ足りない…!互いが壊れるほど、このままもっとこの快楽を貪りたい…!
真澄は自分の中に、このような狂気にも似た欲望が潜んでいた事に驚かされた。
朦朧とした意識のマヤを抱いて持ち上げると、真澄は一度ペニスを抜いた。
「あ…」
大好きなおもちゃを取り上げられた子供のような目で真澄を見たマヤだったが、後ろを
向かせて手をつくように促すと、すぐに真澄が何を求めているのかを理解した。
先程の騎乗位、座位に続き、後背位も二人には初めての経験だった。
それでもマヤは何のためらいもなく四つん這いになり、少し脚を開いて尻を突き出す。
その陰唇は、早く欲しいと言わんばかりにヒクヒクと震えている。
まるで理性や羞恥心といったものを何処かに置いてきたようなマヤに、真澄も本能で応えた。
真澄は陰唇を包み込むように深く口をつけると、そのまま舌を割れ目にねじ込んだ。
ペニスが挿入されると思っていたマヤは、予想外の刺激に「あぁぁっ!」と叫んだかと思うと、
がっくりと両肘を折り、ますます尻を高々と上げる格好になった。
真澄はまるで内部を探るように細かく隅々を舐めながら、ゆっくりと出し挿れを繰り返す。
そしてわざと愛液の水音を響かせるように、クチュクチュと舌先で外陰部を弄り、硬く
剥き出しになったクリトリスを舐めあげた。
「あっ…!」
そしてそれを口に含むと、舌先でコロコロと転がす。
「あぁ…!ぅあぁ…あ、ん…!!」
最も感じる部分を執拗に舌で弄られ続け、マヤはまた達しそうになる。
その頃合を見計らって口を離すと、真澄はようやくマヤの内部に自身を挿入した。
「うぅ…ん……」
今夜幾度と無くそれを受け入れたそこは、まるで刀を納める鞘のように、しっくりと馴染んだ。
しかし背後からの挿入という初めての体位は、これまでと違う感覚を二人にもたらした。
普段とは違う部分に、また違う部分が擦れ合う。
その新しい快楽に耽りながら、真澄は重力で垂れ下がった柔らかなマヤの乳房を、背後から
揉みしだいた。
…真澄がこの部屋を訪れてから、一体どれほどの時間が過ぎただろう。
シーツを握り締めて喘ぐマヤの腰は、もう自分の意思とは無関係に激しく前後に動いていた。
ふと鏡に映った自分達を見た真澄は、遠のく意識の中で動物のようだと思った。
パン、パンと肉がぶつかる音がする。
濡れて光った太い肉棒が、小さな穴に出入りしている。
そうしたすべての事柄が霞んでゆき、ただ性的快楽だけが二人を支配していた。
獣のように腰を振り続ける二人に、やがてまた同時にその波がやってきた。
「ああ…!先生…!先生………!!」
「マヤ……!」
…次の瞬間、二度目の熱い精がマヤの中に放たれた。
*******
RRRR…RRRR…
ベッドサイドのアラーム時計を慌てて止めた真澄は、すぐにマヤを見やった。
幸いマヤは起きずに眠ったままだ。
ほっとすると、身体のあちこちに鈍い痛みとだるさがあることに気付く。
薄いカーテンから爽やかな朝の光が差し込み、淫靡な昨夜の出来事がまるで嘘のようだった。
そう思った矢先、その激しい情事を克明に思い出してしまい、つい笑みがこぼれてしまう真澄。
…昨日のマヤは、本当に凄かったな…。
信じられないほど過激で淫らだった彼女を思い出し、真澄は改めてマヤの天賦の才能を思い
知らされる。
役になりきったとたん、ああまで大胆になれるものなのか…。まるで別人のようだった。
だが今後も、たまにはああいう趣向もいいかもしれないな…。
真澄は様々な「台本」を想像し、一人妄想の世界で勝手に盛り上がっていく。
…それにしても、と真澄は思う。
いつしか芝居を離れ「マヤ」と呼んでしまっていた自分と違い、最後まで自分を「先生」と
呼んでいたマヤ。
あれが「仮面」の力なのか…?
ガラスどころか、鉄のように強固な仮面。
マヤの憑依力は遂にあの境地にまで達したのかと、真澄は心底恐れ入った。
でも、まさか…。
まさか、我を忘れたように身悶えていたのすら…気持ち良さそうに喘いでいたのすら、
演技だったとしたら…?
真澄は突然湧いた恐ろしい考えをかき消すように頭を振った。
そんなバカな…。
あるはずがない、と苦笑する真澄の横で、マヤが目を擦りながら起きだした。
「目が覚めたか?マヤ。」
愛しむような優しい微笑を向けた真澄に、マヤもまたニッコリと笑顔を返す。
「…おはよう。先生…」
「――――――!!!!!」
白目で硬直する真澄に、マヤはまるで猫がじゃれつくようにその胸に頭をこすりつけ、身体を
撫で回してくる。
マ、マヤ……!?!?
下半身を弄られながら、パニックになりそうな頭で真澄は考える。
そ…そうだ…!あの話には、まだ続きがあったんだ…!!
朝、目覚めたマコトとマユは、そのまま昨夜の続きを始める。ところが、予定を早めたマユの
両親が突然帰宅。マコトは大慌てで全裸のままベランダに隠れる。しかし結局見つかり、
父親に殴り飛ばされた後、全裸のまま土下座させられ、泣く泣く別れを約束させられるの
だった。
真澄の額から、一筋の汗が流れる。
…そこまで…やるんだろうか…。
ベッドの中に潜り込み、自分のものを口に含んでいるマヤに呆然と身を任せながら、真澄は
思った。
…今日は午後から出社すると言ったら…水城君は一体何と言うだろうか…。
恐怖と期待と不安が、真澄の胸をよぎった。
終わり
以上です。
乙!大作ブラボー!
あなたがネ申か!
はぅのベタフラの下りにテラワロタw
変態マスミンワロタ
369 :
sage:2009/12/25(金) 17:11:45 ID:iTA426kQ
GJGJGJGJ!!
エロいし読み物として完成度高い!
ありがとうありがとう〜
興奮してあげちゃった ごめん
鼻血拭きなよw つハンカチ
>「マヤ…。あなたの才能は、そんなことのためにあるんじゃなくてよ…」
激ワロタ。ありがとうございます。
いやいやいやいや,各キャラの一番いい頃の絵柄で,イキイキと脳内
再生されました。GJGJGJGJGJGJ!
職人様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
こんな長編を書けるなんてすごいですね!!
マヤに振り回される真澄最高です( ・∀・)b
すごく面白かった。
話がだんだんと盛り上がっていくのを、阻むように挟まれる昼間の回想シーン(本屋とか模様替えとか)。
でも読み手のテンションが断ち切られることは全く無くて、むしろこっちも焦らしプレイされてるみたいだった。
むしろ、話にどんどん引き込まれていった気がする。
どう褒めたらいいんかわからないんだけど、面白かったし、楽しめた。GJ。
スゲェよ!アンタが天才だよこんちくしょうっ!!!
泣いた笑った感動した!
GJすぎです!!!
ほかの人と同じく亜弓さんのあなたの才能は〜ってセリフに笑った
桜小路ナイスとんだピエロっぷりGJ
あと、おはよう先生っていうとこがよかった
マヤのおそろしい子としての骨頂が感じられた
麗乙
age
GJ!禿ワロタw エロよりそっち方向がイイ!
379 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 20:36:00 ID:pPD3cZZ2
GJ
ネ申よありがとう。
マユの両親=水城+聖ですね
わかります。
恐ろしい子
昔読んだ、日活エロ小説張りのすごい作品です。
情緒があってよいです。
住人の皆様今年もよろしくお願いします
(´・ω・`)
よろしくですっっ
セフレみたいな関係のマスマヤものを読んでみたい
両思いだけどお互い気づいていない設定で
386 :
名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 19:25:48 ID:vjqs6/Wx
この神作の後書ける勇者はそういないだろが、僕はあえてチャレンジしてみたいな
>>386 楽しみに待ってます(;´Д`)ハァハァ
何でちょっと桜小路口調w
職人様達の神作に触れて自分も何かこの有り余るほどのどうしようもない妄想を文にしたいと思ったが、
文才が無いってのは悲しいもんですね
こういうシチュのが読みたいとか、こういうカップリングでとか、
こんなオチ希望とかネタふるだけでもいいんでない?
パラレルもので真澄が紫織と結婚して10年後、指輪エピの盗人疑惑の日の事を
後悔しながら紫のバラの人として一生を過ごす怠惰な結婚生活エピを、抗議のつもりで書きたいな。
久々に来てみたら…
超豪華なXマスプレゼント来てたーーー!
腹筋痛いw職人様ありがとう!
394 :
sage:2010/01/26(火) 01:36:09 ID:+cme1hev
読みたいシチュ
その1
大都芸能所属時代
水城君が、マヤを弄って、真澄なしで過ごせない躰にする
その2
マヤと想いが通じ、こっそり夜を伴にする真澄。
だが、婚約破棄は不可能なところまできていた。
紫織がマヤに対する思いは殺害したいほどの恨みになっている。
マヤを護るために、紫織と結婚する真澄。
身を守るために、英介と結婚させられるマヤ。
5年を期限に、鷹宮の旨みを全て搾り取ることを英介に約束させられた真澄は、利益があがる契約
成立毎に、深夜社長室のPCにパスワード付きでおくられてくるマヤの音声やら裸体動画などをみて仕事に励み、わずか3年でやりとげる。
だが、その頃マヤに異変が・・・。
その3
パラレル設定。
大都芸能所属時に、マヤを速見にあずける条件が、速見がマヤを娶ることだった。
マヤの母親から以前親権を取り上げている月影に逆らえず、心が追いつかないまま躰は真澄にもて遊ばれる。
その4
いま書いている話
紅天女がマヤに決まった後、紫織の病気が悪化し婚約が破棄される。
かといって、マヤに告れないヘタレマッスーは、セフレで精神を保つ。
だが、セフレとしての付き合いのうち、真澄と結婚を迫る女が増え、真澄の拒絶に耐えきれず、食事中のレストランで女は目立つ行動で立ち去る。
その場面で偶然居合わせたマヤは、真澄に自分も都合の良い女にしてもらえないかと呼びかけ、セフレ関係になる。
。。。。。
でもオチないので、完結のめどが立たない。
だれか、オチを引き継いでくれないかな?
395 :
391:2010/01/26(火) 17:51:30 ID:gyT4eBPV
>>391 “抗議のつもりで”というのはここの住人に対してでなく、ミウッチに対してw
(誤解されるとヤだから一応レスっとく)
>>394 真澄とマヤの関係は紫のバラで決着つけるのはどうかな
ベッドの中で紫のバラのひとが未だに正体を明かしてくれない
何巻かでも言っていたギャングの親分でも構わないみたいなことを言う
それからしばらくして聖を通してどこかに呼び出して
こんな関係になってしまったが君の紫のバラのひとへの気持ちを聞いて正体を明かす気になったみたいな感じで同時に愛の告白
他のセフレは聖が誘惑して何とかするとか
逃げ回る真澄に嫌気がさしてる時に手を差し伸べる聖に惚れるセフレ
でも人数が多いと難しいかな
>>395 抗議が美内に対してってのは
>>391読んだ時点でわかったから大丈夫だと思うよ
真澄が若手女優を50音順に検分してゆくってエピを思いついた
あ
い
う
え
お 乙部のりえ(演技だけはマヤそっくり)
か 金谷えみ(体力勝負)
き 北島マヤ(ゴールイン)(の後→)北白川さん(完)
399 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 23:15:39 ID:cgR7DsrV
人は誰もが後悔する場面が存在する。
そう…とてつもなく、取り返しがつかなくなる後悔を…。
「あ……」
私は、間違えたてしまった。
ここに来るべきではなかった。
そうだ…今見たことを全て忘れて、すぐにこの部屋を出るべきだ。
脳内が危険信号を発しているのに、私は目の前の情景があまりに焼き付いてしまい正常に躰が動かなかった。
それが、二回目のミスといえるかもしれない。
そこは、単なるテレビ局の資料室の一つに過ぎない部屋だった。
壁沿いから均等感覚で立ち並べられたスチールラックには、企画ごとに整列された備品や資料で埋まっていたが、奥の右手側の床には、腰掛けるには最適な箱が無造作に転がっている。
普段からスタッフの出入りが少ないその部屋は、隠れて脚本を覚えるのに最適な空間で、私は先ほど貰ったばかりの台本を手にいつも通り、扉を音を立てずに開き、中に入っただけなのに。
暗闇に眼に飛び込んできたのは、いつもお世話になっている女性のデレクターさんと…
「はぁ…っ……い…っ……いいわ、真澄さん」
…忘れもしない天敵、速水社長が絡んでいる場面だった。
なにかと疎いと言われる私でも、保険体育でならったことぐらいならわかるし、高校の時は赤茶けた子達が笑いながらその話しをしていたので目の前の情景がナニなのかはわかる。
わかる…からこそ、困ることもある。
「ん…あっ……」
激しい水音と何かが当たる音。
「あ……あんっ…!」
せわしく耳から脳へ伝わる…卑劣な歓声
聴きたくもないのに、見たくもないのに、どうしても躰の中に飛び込んでくる。
女優としての本能が、記憶せよと命じてくる。
(マヤ、君はよく見ておくといい。…これは、感覚の再現として有効な学習方法の一つだからな。)
まるで、速水さんが私にいつものように指導してくれているような気にもなってくる。
キター
ワッフルワッフル
わっふるわっふる!!!
402 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 22:26:17 ID:pl3fkuMm
「ぁぁン……ぁぁ……!」
「どうした?…まさか、これで感じてはないよな?」
「―――――――――!!」
「はぁ…………はぁ…………はぁ……」
最悪。
嫌な夢から目覚めれば、まだ深夜二時だった。
ここ数ヶ月激動な日々を送っていて、満足に睡眠時間が確保できずにいた。
久々に、夜の仕事が速く終わって、やっと熟睡できるはずだったのに。
幾ら、躰が眠りたいと言っていても、二度寝するには、心拍数が著しく高まり過ぎている。
皺の寄ったシーツをはがし、ベットから抜け出す。
寝室から抜け出す際、ベットの対に置かれた姿見には、肌は汗ばみ、紫色の薔薇の花を全身に咲かせ、腰まで伸びている黒髪を白い肌に吸い付かせている女が映って消えた。
嫌な夢を見たモノだ。
リビングの戸棚からカルーアの瓶を取り出し、冷蔵庫からミルクを取り出す。
ロック用にグラスに、適当にカルーアとミルクを入れさらに、スティックシュガーを加える。
これは、私の聖域を造る飲み物の一つ。
これを飲んでいると甘いモノが逃げてなあの人は必ず顔をしかめて、近寄ってこないから。
もう悪夢を見なくて済むように。
無理矢理大都芸能と契約を結ばされていた頃の夢なんてみなくて済むように。
私は願いながらカルーア・ミルクを飲む。
どんな美人であっても、商品には手をださないことで有名な速水社長は、女の扱いに長けていた。
あのディレクターさんも、速水さんの手駒の一つに過ぎないのに、速水社長の容姿とテクニックに溺れた人形だった。
(芸能界は怖いところ。)
月影先生がなんどもおっしゃってくださった言葉。
それは、今ならわかる。
芸能界は、食べてなんぼの世界。
食べられたら最後、美味しい所だけ吸われて、後はゴミみたいにポイって捨てられる。
流行廃りも激しくて、売り手が優勢になることも一時だけみれる夢に過ぎない。
狸と狐の化かし合いをしているプロダクションが多いそんな世界で、私が身を売らずに済んできたのは、速水さんのおかげだった。
速水さんは、わざと芸能界の汚いところを見せつけてきた。
(詐欺に遭わないもっとも有効な手段は、詐欺の手口を覚えること。)
卑劣で汚らわしいことも、手口さえわかれば回避できることもある。
私は本前の演技力を駆使し、感覚の再現によって多くの危険から回避することができた。
二十歳を過ぎた今も初心だとして、処女説の称号貰えるほど私は巧くやり過ごしてきた。
速水社長の指導は、私にいつも損害が一番少ない手法だったかもしれない。
その代償が少なからずあったとしても。
403 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 15:31:03 ID:As+oZbQh
飲み終えたグラスを即座に洗う。
乾いた布巾でキュッ、キュッ…と拭き取り、戸棚に戻す。
当たり前とした片づけができるようになったのもあの人のおかげ。
寝室から一旦防水携帯を取りに戻ると、見計らったような着信が一件。
携帯の蛍光ランプで知らせていた。
ランプの色で、確認しなくてもわかる相手。
携帯を掴み、汗ばむ肌が気持ち悪いから、そのままバスルームへと向かう。
着衣のまま、浴室へと入り、蛇口をひねる。
張り付く衣類を気にせず、熱いお湯を浴びていると携帯が鳴り出す。
防水性のある携帯を素手で掴み、ボタンを押して電話にでる。
「大丈夫か?」
あの人の声。
夢の中とは違う、思いやりのある優しいバリントン。
「ナニが?」
シャワーの音が雨の音のように浴槽に響く中に、私のか細い声が溶けてゆく。
「怖い夢でもみたか?」
「………っ」
「やはり、そうか。」
あの人と私はよく夢が繋がる。
今回も、きっとそんなケースだったんだろう。
着信受けた時から、気付いていた。
『なら、怖い夢から冷める魔法をかけようか?』
あの人はいつも厳しい癖に、こういう時は優しい。
「どうやって?」
電話越しにできることなど限られているのに、私はあえて尋ねる。
『唇、あけて』
耳元であの人が囁いてくる。
「ん…」
『舌…いれるから、かみつくなよ?』
「もう、ジェーンじゃないんだから!!」
言われたままに、頭に浮かべるあの人の舌の動き。
「んんっ…」
『マヤ、もっと舌をよこせ!!』
次第に命令調になってくるあの人の声が、脳内に媚薬のように行く渡っていくのを感じる。
甘い媚薬。
そんな媚薬に酔いしげてるうちに、夢中になって絡ませるように舌を動かし、パントマイムで演じている相手とのキスで酔いかけていた。
404 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/06(土) 16:00:00 ID:93mosciQ
馬「ハアハア、マヤ、君のクスコをマチュピチュさせてくれ」
マヤ「そっそんな・・あんっ!マンコ・カパックしちゃうーーー!」
馬「ふっ、素敵な地上絵だよチビちゃん」
マヤ「あっ、いやっ!ペルーペルーしないでっ!」
馬「そんなこと言ってもチェ・ゲバラだよ・・ほら」
マヤ「馬すみさんの世界遺産、すっごい・・」
馬「俺のモアイはお前だけのものだ、マヤ」
マヤ「馬すみさんのことが数寄屋橋」
馬「突然なにを飯田橋」
ためになるマヤ文明講座 〜おわり〜
マヤ文明と関係ないものが入ってるなw
す き や ば し wwwwwww
バロスwwww
>>404くそふいたwwwwwwwwwww
>>403が神過ぎるのに腹筋が痛くなるネタ投下するのやめてくれwwwwwwwww
ID見てなくて、続きと思って読みかけたじゃないか…
>>403-404 もしかしてこれふたつでひとつのストーリーかwwwwww
数寄屋橋、飯田橋wwwwwwwwwwww
腹いてえええええええ
>>413 そんなバナナ!!(股間のイチモツてきな意味で)
そんなバナナを私のアケビとデコレーションしないで〜!
とでも言うんですか?
416 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 23:33:10 ID:2G9G+FcV
>>404 腹筋が痛くなる素敵ネタでの続きをどうも!!
在る意味その文才とタイミングに嫉妬!!
>>413 >>414 それだと、404に続き頼むことになるがいいか?
417 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/07(日) 23:33:41 ID:2G9G+FcV
「ん……んふ……」
激しさを増すディープキスに息苦しくなりながらも酔うこと十数分。
シャワーを浴びて、濡れきった上半身を纏う衣服が窮屈さを増していた。
『そろそろ、乳首がたってきたんじゃないか?』
銀色の糸を垂らしながら唇を離すと、すぐにさらりと恥ずかしい言葉を耳元で囁かれる。
電話越しだからってのは解ってる。
でも、乳首、とか露骨に言われるとやっぱり恥ずかしい。
『俺がかけた魔法は効いているようだな。』
そう言ったきり、あの人はなにも話してこない。
きっとあの人は、冷静な顔でこの状況を冷静な眼と脳で分析しているのだろう。
もしかしたら、私の現状を想像して、視姦してるのだろうか。
(ううん…そんなことはない…。)
(あるはずも、ない)
ただ、まっているだけだ…私が強請ることを。
『魔法が効いているようだから、もう切るからな。』
(…ホラ…やっぱりね…。)
本心を隠した言葉。
そんな嘘のつきのお遊びは、以前の軽口と同じモノ。
「まだ…魔法が足りないの…」
激しいキスで熱を帯びた躰は、簡単に治まるはずがない…。
『どうすればいい?』
あの人の可笑しそうに笑う声を聴いて、どこか安堵する。
(…あぁ…今日もまた逢える…)
「今から逢えますか?」
『君が、その状態のままで来るならばな。』
「はい、もちろんです。」
『なら、30分後迎に行く。…いつもの場所に出てこい。』
「はい、わかりました。……いつもの場所で、お待ちしてます。」
まだ仕事中のあの人と逢うために、私は恥じらいを捨て始めているのかもしれない。
あの人に買って貰った服の一つのネグリジェをシャワーで透けるほどに肌に張り付かせていたのも、コレを見越してのことと言ったら、あの人は私を娼婦としてみるかしら?
馬「はあっはあっ、マヤ、俺のアルゼンチンをごらん」
マヤ「ああんっ、馬すみさんのすごい、マラッカ!」
馬「そうだ・・俺は君という港に入る船だ!インカ?これがインカぁ?」
マヤ「///い、イランっっ!スンナ派ああっ〜」
馬「ふっ、そんなことを言っても体はオイルダラーだよ、マヤ」
マヤ「もうっ!馬すみさんのニジェールっ!」
馬「ほら、君のシシリーをもっとダラスんだ!」
マヤ「きっ・・キムチぃぃっ!(クッパ!)」
馬「モスク・・くっ、クルド・・ピューリタン!!!!!!」
アジアの旅〜おわり〜
>>417-418 wwwwwwwwwwwwwwwwwww恐ろしい子!!!
乙でしたああああ
ぐはっ!やられたw
>>417 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
わっふるわっふる 全裸でお待ちしておりました。
私にも魔法をかけてください!!!
>>418(
>>404さんと同一人物ですか?)
な・・・なんて恐ろしい子!!(白目)
次はロシアの大ヤキマンコ通りか!?それともエロマンガ島か!?
投下のタイミングが絶妙過ぎて吹くわwwwwwwwwwwwww腹筋がwwwwwwwwww
豊作や!!神作の豊作やで!!!
この流れすげえwww
423 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 15:23:43 ID:eQNv9XR+
おもろすぎ
425 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 23:05:20 ID:ljN73rn8
豊作の魔法ね。
マヤたんの誕生日近いからね。
>>421 どうか、僕の話し相手になってはくれまいか?
426 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 23:06:39 ID:ljN73rn8
通話終了ボタンとともに、蛇口を締め、シャワーを止める。
シャワーからまだ滴れる水滴から離れ、タオルで軽く全身を叩いて余分な水分を吸わせてから脱衣所に移る。
脱衣籠の中にある、バスローブをネグリジェの上から纏い、紐を結ぶ。
リビングに移動し、まだ湿った携帯でタクシーをマンションまで呼び出す。
いつもの外出用バッグに、タクシーチケットと財布と最低限の化粧品を入れ、コートを羽織り玄関を出た。
「うっ・・・寒い!!」
コートを羽織っていても、下はびしょぬれのネグリジェを包むバスローブ。
温暖化の影響を激しく受けている都会の真下でも、季節は2月。
時間は深夜三時手前。
寒いに決まっている。
呼び出したタクシーに乗り込み、約束の場所まで向かう。
夜中ということもあり、スムーズに流れていく道を駆け抜け、約束の場所に辿りつくと、そこには既に別のタクシーが待機していた。
427 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 23:07:00 ID:ljN73rn8
『夜分遅くに、どこに外出するつもりだったのかな?…この不良娘は?』
「それって私のことですか?叔父さん」
『他に、誰がいる。』
「ご心配おかけして、すいませんね。叔父さん」
『そんな不良娘は今すぐ連れ帰らないとな。』
まるで枕詞。
ようは、タクシー運転手に私と彼との印象を別物にすり替えるための魔法だ。
これからするコトを、覚えられてもそれがどんな客だったかわからなくなるするために、わざと濃い演技をする。
そうすれば、人は容姿よりその行動のみを記憶するらしい。
彼が乗ってきたタクシーに連れ込まれるように乗り込み、車の通らない首都高を一周するコースを頼む。
目的地は、彼の隠れ家のマンションなんだけど、こうして逢うときは大抵、そこにつくまでお互い待ちきれそうもない気持ちをもてあまさないように、彼は決まってそのコースを頼むのだ。
片手で肩を抱きしめられるように、彼に寄りかからせると、空いた片手はコートの下に直ぐに、潜り込んできた。
太ももを撫で回す、嫌らしい手。
男性にしては細すぎるその指が奏でる感覚は何度うけても、背筋がぞわぞわしてきて心地良いモノだとは思えない。
ちょっと近づいては離れて、そしてまた近づいて……でもその手は確実に、じわじわ私の弱いところに迫ってくる。
(だ、だめ、ああ……)
んん……なんて、甘い息がこぼれちゃう。こんな所で駄目。
そう思っているくせに、自分から進んで脚を広げてしまいたくなる。
『濡れてるな。』
彼の声に…躰の中心が震えてくる。
「当たり前でしょう、シャワー浴びたままなんだから」
『それだけか?』
(ああ……っ!)
予告もない内股の一番柔らかい所にタッチされた行為で思わず声を漏らしてしまう。
(恥ずかしい…)
脚の付け根に沿って指を滑らせる。
太股を軽く鷲掴みにされて揉まれる。
あの人は、私が感じやすい所を網羅しているから。
耳の中に舌を入れたり、耳たぶを甘噛みしたり…忙しく私の理性を崩してくる。
彼が何かする度に、あたしの体温が上がっていく。
そして、遂に彼の手が、ネグリジェごしのショーツに触れてきた。
「んっ……」
甘い声が漏れるのを必死で押し殺す。
彼の手は、私のドテのところの曲面に沿ってそっと当てられたままで、それ以上触ってこないし撫でても来ない。
でも、そうされるだけで私の心臓はバクバクしてて、次に何をされるのかという不安と期待でおかしくなっちゃいそうだった。
馬「はっ!マヤ、何をしている?そこはカメだ」
マヤ「ん、ふぅ……馬すみさんのゾウガメおいひい……」
馬「アナコンダことをしてくれるな……うっ」
マヤ「あたし、バクバクしてきちゃいました//」
馬「おれのチンチラをおまえのコモンリスザルに入れても……いいか?(カバッ!)」
マヤ「ああっ、サイ!馬すみさんのゾウガメを、あたしにクロサイっ!」
馬「(ツルッ!)」
マヤ「あんっ!カリがっ!イタチ"ぃぃぃぃぃぃぃっ!」
馬「はあっはあっ(シャコシャコ……)」
マヤ「いっ、いいっ!イグ……アナ……」
馬「(スッポン!)ふぅ、よかったよマヤ……」
マヤ「モルモットこのままラッコしていてクロサイ」
どうぶつ天女編 〜おわり〜
シリアスとギャグ交互に来るのが効くわーw
あってよかったガラカメエロパロ。
見ててよかった2ch
>>426 まってましたああああああああああああ!!
あなたの絶妙な焦らしプレイ投下に全裸で凍えそう。
裸ストニア、冬将軍が治めるこの国で引き続き凍えて待っています!
わっふるわっふる!
>>428 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
さすが狼少女・・・・どうぶつで天女をするなんて・・・恐ろしい子!!
この流れはもう合同作品という認識で挿し支えないでしょうかっ!?
(馬並み様のチンチラ的な意味で)
>>421さん
私でよければ、悦んで!
場所はオランダの「スケベニンゲン」あたりでどうでしょうか?
関係ないけど、オマ−ンって王国であって、公国でなくて本当によかったよね。
どうぶつ紅天女wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>430 オマーン公国と続けて口で唱える発音上の事ですね?www
来日するバレエ「マラーホフの贈り物」の出演者にディヌ・タマズラカルって
いう名前のベルリン国立バレエ団出の男性がいるが、人気出そうだなww
>>432 その通り!!w全くのご名答敬服致しますwww
>来日するバレエ「マラーホフの贈り物」の出演者にディヌ・タマズラカル
やヴぁいツボ過ぎて笑ってしまったw本人には何の非もないのに・・・
マラの贈り物・・・ディヌ・玉ズラカル・・・恐ろしい子!!
もうこの流れで
>>430氏も便乗して作品投下してよwwwww
435 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 23:29:56 ID:9lJngfh2
「んんっ……」
舞台稽古で鍛えた甲高い声がでそうになったそのタイミングを見計らうかのように、強く抱きしめられ、彼の口内だけにとどまった。
彼に強く抱きしめられるのは好きだ。
身体を密着させて、全身で愛撫するより好きかもしれない。
彼の右手が私のヒップを撫でている。
一撫でごとに背筋を甘い何かが駈け上がって、私の体温はどんどん高くなっていく。
「ん……!」
桃尻にはほど遠い小さなお尻をぐいっと引き寄せるように、腰と腰を密着させられる。
(……すっごく堅い。)
ズボンの中でこれでもかと元気になってるものをぐりぐりと私に押し付けてくる。
『悪い子には、罰を与えないといけないよな?』
「私に罰を与えるが叔父さんの愉しみなんだから、その行為をした私はむしろ褒められるべきじゃない?」
「屁理屈をいうのは、この口か?」
「屁理屈じゃなくて、事実でしょう?意地悪好きな、叔父さん?」
タクシーの運転手に気付かれないように徐々に姿勢を変えて、私のアソコを狙うハンターの器具ような堅さになっているアレを意識しないように私は彼と三文芝居を続ける。
時々ぴくぴくっ、と力の入る先っぽが、私のことを欲しがってるってアピールしてるように感じてくる。
だけど、まだ駄目。
まだ私を捕まえたご褒美はあげられない。
436 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 23:30:32 ID:9lJngfh2
彼はまた私を欲しがってくれているのだろう。
山積みのはずの仕事を放り投げてまで気をかける必要性がないほどに、彼の会社には貢献してない私に溺れてくれている。
求められてる、って思うだけで身体の疼きが激しくなる。
ジンジンするのが止まらない。
恋人でも、愛人でもなくて、セフレでもいいの。
こんな三文芝居を演じながら、私の為に時間を割いてくれているのならば…。
グラビアアイドルには比べるも劣る身体的魅力がない私に溺れてくれているのならば…。
より深くなるキス。
そんなキスに溺れて、意識を飛ばさないように私も舌を使って彼を舐め返す。
彼のキスとは違う、歯の裏を舌でゆっくりなぞるような甘いキス。
それでいて、電話越しで演じたよりも彼を求めるのように、貪欲までに、彼を嘗めます。
『!』
驚いてる、驚いてる。
唇をすぼめるようにして彼の舌を吸うと、彼がびくりと驚いた顔で私を視た。
ペニスをしゃぶるように、彼の舌をペニスにしたてて吸い続ける。
『んん……ん……』
今度は彼が啼く番。
彼は我慢が出来なくなったのか、突如ヒップをしっかりホールドしてきた。
(こんなことされちゃぁ、逃げられないよ!!)
腰を微妙に回転させられる。
こういうのを、グラインドというらしいと恥ずかしい勉強をした時に知った。
グラインドさせられた時は、もう彼も我慢の限界が近い証拠。
堅いものが濡れて薄くなったネグリジェとパンティー越しに私を犯す。
熱いのが溢れてくるのが止まらない。
私もそろそろ、我慢の限界かもしれない…。
437 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 19:18:20 ID:aKTxF7TD
馬「さぁマヤいい子だ、おれにパックンマックンするんだ」
マヤ「馬すみさん、あぁお願い、み、水戸……黄門」
馬「いやらしい子だ、罰として今日は帰れま10」
マヤ「んはぁ!生でダラダライカして!」
馬「♪できるかな〜!?」
マヤ「あぁん、私のあしながおじさん〜〜!」
馬「からだであそぼ!(ズコッ)」
マヤ「あっ、いやっ!そんなところダメっ!ち、きゅ、う……ドラマチック……っっ!」
馬「〇〇ん〇であそぼ!(ズコズコッ)」
マヤ「すごい、ちんプレーこうプレー……(ガクガク)」
馬「ハアハア……おもいっきりDON!(ぴゅっ)」
マヤ「昇天!(これにておひらき)」
華やかな迷路編 〜おわり〜
もうwwwww腹いてえwwwwwwwwwww
すげえwww才能あるねえ、次々とネタがww
441 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 23:59:09 ID:aKTxF7TD
『こんなに濡れているのはシャワーだけじゃないだろう?』
彼は耳元で、懸命に我慢している私を笑うかのように一旦引き離す。
それからコートやネグリジェの裾を纏めてたくし上げながら、細い指先をパンティーに近づいてくる。
そのたびに、今度こそタッチされると思って身構えるけど、そのたびにエッチな指は去っていく。
何回も何回も繰り返されるうちに、今度こそ触って、という気分になってくる。
ああ、やだ、触られてもいないのに彼に逢う前から濡れてるパンティーはもうグジョグジョで、役目を果たしていない。
「あ……!」
くちゃっ、とした感触。
彼の指が、濡れている部分の真ん中に触れた。
きっと、きっとバレてる。
私が濡れてるってこと。
それを確かめるかのようにゆっくりと上下する指先。
あちこち撫でて、あたしがどうなっているかをチェックしてる。
クレヴァスにそって這い回る指が、あの人が買ってくれた下着の上に染み出た滴を塗り広げてる。
ああ、駄目、もう焦らさないで。
そこ、あと数ミリ先のそこを触って欲しい。
あとほんの少し上の、そこを……。
「ああン!」
薄い布越しの愛撫。
プックラ膨らんだところに触れられて、それだけでイッちゃいそうになる。さっきまでのじれったい動きがまるで嘘みたいに、篤志の指先があたしの一番感じるところを責めつづける。
「あ、あ、ああ、そ、そこぉ、ああン!」
『不良娘…そろそろつくようだが、我慢できるか?』
思わず声をあげると、意外と冷静な態度で彼はもうすぐゴールが近いことを教えてくれた。
442 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/11(木) 00:12:49 ID:nQ4Dp2rq
>>441の件
『篤志』って誰だよ?
つっこみ貰いそうだけど、寝ぼけと時間ロスの焦りによる単なる打ち間違いね。
ええ・・・ちゃんとマヤたんの相手は紫の薔薇の人一人ですよ。
ここに来ている人達は皆いい人だから、こんなこと脳内変換してくれますよね?
篤志ワロタw
盗作(゚听)イラネ
膝の上の戯れ
ttp://www2.gol.com/users/kyr01354/bbsstory/t025/t025-238/index.html > 指先がショーツに近づいてくるたびに、今度こそタッチされると思って身構えるけど、そのたびにエッチな指は去っていく。何回も何回も繰り返されるうちに、今度こそ触って、という気分になってくる。ああ、やだ、触られてもいないのにもう濡れてる。
> 「あ……!」
> くちゃっ、とした感触。篤志の指が、濡れている部分の真ん中に触れた。きっと、きっとバレてる。あたしが濡れてるってこと。
> それを確かめるかのようにゆっくりと上下する指先。クロッチの部分をあちこち撫でて、あたしがどうなっているかをチェックしてる。クレヴァスにそって這い回る指が、黒い布の上に染み出た滴を塗り広げてる。
> ああ、駄目、もう焦らさないで。そこ、あと数ミリ先のそこを触って欲しい。あとほんの少し上の、そこを……。
> 「ああン!」
> 薄い布越しの愛撫。プックラ膨らんだところに触れられて、それだけでイッちゃいそうになる。さっきまでのじれったい動きがまるで嘘みたいに、篤志の指先があたしの一番感じるところを責めつづける。
> 「あ、あ、ああ、そ、そこぉ、ああン!」
何だ、盗作だったのか・・・
やっぱり盗作だったのかwww
昨日うpされたの読んでて、これってマスマヤ?って不思議に思ってた
誰にでもあてはまりそうなんだもん
あと
>>436での「パンティ」という表現で、書いたのは男なんだろうなとは思ってたけど
でも批判はこのスレNGだし、なんだかなーとモヤモヤしてたw
この前から微妙にキャラが違うなとは思っていたけれど
他スレから持ってきてたのか
ID:9lJngfh2=ID:aKTxF7TDは何をしたかったんだ?
>>438を光臨させたくって、なんでもいいから長編書けば
それに続いて書いてくれるだろうと思ったからやったということ??
なるほどね、
>>438さん召喚のためかw
面白い流れだったから残念だけどこの辺でお開きかな。
エロパロ板の他スレでもこういうことあったよ
知らない名前が文章の中に混じってる→調べたら盗作だった
>>438 神きたああああああああああああ!
マヤ並みの天才すぎるwwwwww
元ネタが全部分かる自分は病気だ・・・
もう貴方は殿堂入りって事でよろしいでしょうか?
まあ、大目に見てやれよw
他人が書いたものを勝手に自分の作品として披露するなんて最低だぞ。
書く側なら分かるだろ。二度とやるなよ。
455 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 00:01:41 ID:fgnUGMPn
盗作最悪
気分悪い
盗作だっていうのなら
>404もすでに何度も見たネタだけどね、、、
コピペかと思うほどに
えっそう?
ごごごごごめん
そんなつもりはなかったんだけど、既に出てた?
そりゃすまんかったわー
俺は謝りかたを知らん
マヤ、俺を殴るなり蹴るなりしゃぶるなり好きにしてくれ!
>>404はパクリじゃないよ
ていうか しゃぶるなwwwww
そういうネタはよく海外サッカーの選手名でみるね
盛り下がっちまいましたね。
パロディの改変はともかく、盗作はどうもね。
>>457 謝り方知らんどころの問題じゃなくてどれ選んでも悦ぶじゃんかwwwwwwwwwwww
スレが盛り上がってると思ったら盗作かよ('A`)
書き手さんたちにお願い↓
誤字脱字があるとどうしてもそこでスッと現実世界に引き戻されるんだ…
あと「ベッド」を「ベット」と書くのはやめて〜
wktkしながら読みたいので、投下する前に推敲してくれると嬉しいです
バッグ→バックも多い
ただ読みのくせに注文付けるとか何様
書かれてる物をありがたく読ませてもらえや
誤字脱字はご愛嬌だよね。それも含めて楽しむのが醍醐味だなと思うw
ただ盗作は氏ね、と思うけど
以前書き手やってた立場から言うと、推敲はしたほうがいいと思う。
読んでくれる人がより読みやすいように、というのもあるけど、
読み返すことでもっとうまい言い回しを思いついたりすることもあるから。
>>465みたいな考えの人もいるのはわかるけど、盛り上がるシーンでの誤字は萎えるよ
気持ちは分からないでもないけど
それは言わないのがお約束じゃないかい?
気になる人はテキストにでもコピペして
自動修正かけてから読んだら?
空気読まずに完結編投下
馬「(プラン)さあ狼少女、おいしいよ、ほらとびつけ」
マヤ「パクリ!うめえうめえ、おらこんなうめえポークビッツ食ったことねえだ!」
馬「ふふふ、いやしんぼめ…あんっ♪いや〜んばか〜ん、そこはお乳よ☆」
マヤ「(しろめ)と…倒錯してるわ…おそろしい馬!」
篤志「いや〜ここは広々としたマ〇コですねぇ〜」
マヤ「うるせえ、探訪すんじゃねえ殺すぞ」
馬「さてチビちゃんベットに戻るんだ」
マヤ「いや〜んばか〜ん、そこはベッドよ☆」
馬「さあ、うしろを向け。バッグから入れてやる」
マヤ「うっ、それはバック……あひいっ!」
馬「そーれっ!パパンがパン!」
マヤ「おいらはバック!妖精バック!(パンパン!)」
馬「ダッタン人の矢よりも早く!(どぴゅぴゅっ!)」
脇役「(しろめ)驚いた、すごいリズム感じゃないのあの子……」
亜弓「フッ、あなたには負けたわ……」
月影「パン!それまで!紅天女はあなたです、馬すみさん!」パチパチパチパチ
馬「ありがとう、みんなありがとう!」
マヤ「俺たちのエロパロはまだ始まったばかりだぜ!」 未 完
パクリいくない天女編 〜おわり〜
寧ろ空気呼んでGJ!
乙www
>>469 空気読みすぎな文才にフイタwwwwwww
心からの賛辞を!!
>月影「パン!それまで!紅天女はあなたです、馬すみさん!」パチパチパチパチ
どさくさに紛れて紅天女とってんじゃねえよwwwwww
>>469 >篤志「いや〜ここは広々としたマ〇コですねぇ〜」
>マヤ「うるせえ、探訪すんじゃねえ殺すぞ」
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ちゃんと篤志が入ってるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
本当だwww篤志読み飛ばしてたwwww
原作に萎え萎え中で、妄想する気力も無く・・・
マヤと別の相手のあんなことや、こんなことの最中を夢で見て、
悶え苦しむ社長・・・の話を書いてたんだけど、途中で放棄中です。
で、せっかくのバレンタインですし、たまには甘々な感じのパロでも、ってことで
投稿します。
タイトルは「バレンタイン・ぷれい?」
バレンタイン当日。
休日という言葉とは縁遠い日々を送っていた俺は、優秀な秘書から「チョコレートは用意しておりませんが、
その代わりに、自由な時間を用意いたしました」という言葉と共に、マヤのマンションに送り届けられた。
「マヤ?」
チャイムを鳴らしても出迎えが無いことに、留守なのか?と思いつつ部屋に入ると、キッチンの方から
甘い香りが漂ってきた。
その香りに誘われてキッチンを覗くと、真剣な表情で、小さなカップ型に溶かしたチョコレートを
流し込んでいるマヤの姿がそこにあった。
「そのチョコ、俺へのか?」
「速水さん!」
仕事中のはずの俺が現れたことに、彼女が驚く。
それから、お約束通りに、手にしていたチョコレートをテーブルの上に落とすと、恨めしそうな顔をしながら
腰に手を置き、も〜っと頬を含まらせて、可愛い口調で俺を責める。
「速水さんが驚かせるから、失敗しちゃったじゃないですか〜」
失敗を見られて恥ずかしいのはわかるし、何気に笑みを誘う姿も可愛いが、俺だけのせいにするのは
如何なものかと思うのだが。
「ふ〜ん?そうか、俺が悪いのか……それは、悪かったな」
数週間ぶりにやっと会えたのに、甘い感情を見せもせず、零れたチョコレートに集中しているマヤの態度が、
俺の何かにスイッチをいれたとしても、それは、仕方がないことだよな?
476 :
バレンタイン・ぷれい?:2010/02/14(日) 13:36:04 ID:GO0wmEnQ
「そうか、驚かせるようなことをした俺が悪かったんだよな?ならば、責任を持って片付けるのを手伝うことにするよ」
こちらを見ることもなく、バタバタしながらチョコレートを片付けているマヤの手を引き寄せると、
指に付いているチョコレートを口に咥えて、吸い上げるように舐め上げた。
「速水さん……汚いよ…」
「…甘いな…でも、この味は気に入ったよ」
こういう甘やかな雰囲気に慣れていなマヤが見せる戸惑いに気付かないふりをして、続けて手のひらに付いた
チョコレートを舌の先で舐め取ると、彼女の唇から零れた吐息が俺の頬にかかった。
それが一層、俺の理性を崩す原因となり……
「さあ、これでマヤに付いてるチョコレートは綺麗になったな?でも…」
溶かしたチョコレートが入っているボウル、それから、テーブルの上にも零れたチョコレートが、
俺の意地悪な部分を刺激する。
「せっかく、マヤが作ってくれたんだからな。安心しろ?全部、綺麗に食べてやるから…」
“えっ?”と戸惑うマヤの頬に指で掬ったチョコレートを付けて、その跡を舌で舐め拭う。
それから、唇に…首筋に…服のボタンをひとつ外す度に曝される肌に塗ったそれを、舌で唇でゆっくりと味わう。
「こんなに甘くて美味しいチョコレートは、初めてだ……」
身に付けた物全てを脱がせて、そのまま、テーブルの上に横たえたマヤの肌に、ボウルに入った
チョコレート全てを流しかけると、彼女が小さな声で抗議の声をあげたが、そんなこと、今の
俺には聞き入れる余裕などなく……
マヤの身体のあちこちにチョコレートを塗り拡げ、柔らかな胸の丸みとその頂にも丁寧に塗っては
口腔で綺麗に拭い、俺の唾液で濡れた乳首が固く尖るまで何度もそれを続けていく。
「マヤ。ひとつだけ尋ねたいんだが、このチョコレートは、俺だけの為に用意してくれたのか?」
それでも、ひとつだけ気になること……あの、間抜け面した男のことが、どうしても頭を過ぎるのだ。
「……他の人のはお店で買って、速水さんのだけ…あっ、んんっ……」
“他の人”には、もちろん、あの男も入っているはずで……
「マヤ。もうちょっと身体を上にずらそうか?」
そう言いながら、彼女の身体をテーブルの上の方に押し上げて、形のいい脚を折り曲げる形で、
テーブルの端に踵を乗せる。
「は、速水さん?」
愛し合う行為に慣れていない彼女を思って、ベッド以外での行為は控えていたし、本当は
この先に進むのは寝室で、と思っていたのだが。
だけどね、マヤ。
戸惑った表情をみせながらも潤んだ瞳が熱を感じさせ、朱に染まった頬が、紅く濡れた唇とその
隙間から見え隠れする小さな舌が、どれだけ俺を煽っているのか君は想像もしていなんだろうな。
そして、何気に他の男を思い出させるちょっとしたことが、どれだけ残酷なことなのか、きみは
考えもしないんだろう。
だから、俺がいつもとは違うことを強要しても、許してほしい……それが、俺の我儘であり
勝手な言い分だとわかっていても、止めどなく溢れてくる君への想いを受け取ってほしい。
「マヤ。今日は、特別な日だから、俺の我儘を許して欲しいんだ……」
そう囁きながら、ぷっくりと花開く場所にチョコレートを丁寧に塗り始めると、マヤがいやいやを
するように身体を捩りだした。
「大丈夫だから……力を抜いて、全部、俺に任せてくれ」
一度、安心させるようにマヤに口付て、彼女の蜜が誘う場所の奥深くまでチョコレートを塗り終えると、
蜜と混ざり合ったそれを口腔でゆっくりと味わい、その芳香を鼻で楽しむ。
「…ふっ、ぁ……やっ…あぁっ……」
薄暗い寝室以外の場所……明るいキッチンのテーブルの上で、少しずつ羞恥心を捨て去りながら、
俺の愛撫に溺れていくマヤ。朱に染まっていく肌の隅々に所有の紅い花を咲かせながら、
俺は、狂気にも近い感情を、彼女の身体奥深くに沈めていった。
―― バスタブの中で、マヤの身体のあちこちにこびり付いたチョコレート、それから、
口に出したら絶対に怒られる互いの……を、俺が丁寧に洗い落としてやっている間中、
彼女の口からはこれでもかというほどの暴言が次から次へと零れだす。
「……速水さんのエッチ。エロエロオヤジ、ドエス、変態、ムッツリ……もう、あのテーブルは
絶対に捨てますからね!」
強張っている身体を後ろからしっかりと抱え込み直して、耳元から首筋に唇を這わせながら、
右手で胸の丸みを堪能して、もう片方の手を太腿に這わせる俺に、顔だけ振り向いて
“もう、信じられない”と怒るマヤに、ニヤリと微笑む。
「ホワイトデーには、やっぱりホワイトチョコだな。今度は、マヤがチョコレートで、
俺を全身コーティングしてもいいぞ?」
「は、速水さんの……バカー!」
さ、続きは寝室で……だろ?
終わり
以上、マヤタンが相手だと、何処までもネジが緩む社長でした。
原作じゃ、別の意味でネジ緩んでるだろ?な社長ですが、そろそろ、
シオリンに止めを刺してください〜。
>>469 渡部篤志wwwww乙でしたw
またいつかおもしろパロお願いしますw
>>475-480 乙です
バレンタインにラブラブの二人がいいですね!
さすが有能な秘書はピリッと効いてますね(・∀・)
乙でした!
秘書が優秀過ぎます!いいぞもっとやれ
乙をいただきまして、有難うございます。
余談ではありますが、秘書室では次の様な会話がおこなわれているかと。
「水城さん。真澄さまのストレス解消の件、上手くいきましたか?」
「もちろんよ。マヤちゃんにはいい迷惑だったでしょうけれど、彼女も、
ここしばらくお休みが無かったし、久しぶりに二人で仲良くできて
良かったんじゃないかしら」
「水城くん。すまないが、コーヒーを頼むよ」
「はい。ただいま、お待ちしますわ」
「水城さん。真澄さまの頬に傷が……あれは、噛み傷…ですか?」
「どうやら、彼女を本気で怒らせたみたいなのよね。ま、元狼少女だし…
真澄さまも、そろそろ、加減というものを覚えていただかないと……」
溜息をつくと、優秀な秘書は、次回の逢瀬の時間は早いうちにしなきゃね、と
頭の中で計算をし始めたのであった。
北島マヤは静かにスレを閉じた。
芸能板の「北島マヤが速水真澄の婚約者をいじめた件についてPart16」だ。
誰もわかってくれなくていい。
マヤは、芸能界がどんなところかはよく知っていた。
わかってもらおうとももう思えなかった。
ただ、あの人にだけは信じて欲しかった。
あの人。私の、いちばん大切な人。
紫のバラのひと。
速水社長は動揺した。
「なん…だと…」
その手には今朝の新聞があった。
彼の目は、彼がただ一途に愛する少女に関する記事にあった。
彼女がある男性に横恋慕しているという。
そして、盗難事件を起こしたとの醜聞が、面白おかしく書き連ねてあった。
「どうしてこう…次から次へと!」
速水社長は崩れこむようにソファに身を沈め、一人うめいた。
「マヤ…!俺はどうすればいいんだ」
鷹宮紫織は上機嫌だった。
数日後に婚約者との式を迎えるとあって、われとわが身を美しく着飾るのに余念がない。
それにしても憎らしい…あの子。
紫織の顔は思わず引きつる。
速水社長が自身の芸能会社で子飼いにしていた若い女優だ。
二ヶ月ほど前、あの子が社長に擦り寄ることに業を煮やした紫織は、
賭けに出た。そして、それに勝ったのだった。
「わたくしがあのかたの妻になるのだから」
つぶやいて頭を軽く振ると、紫織はスレを開いた。
大都芸能の本スレだ。
ここに、憎いあの子がしたことを投下したのはわたくし。
したこと? いえ、しくまれたこと。
でもそれはあの子の評判を地に落とすには十分だったらしい。
新聞各紙では、伝説の舞台を目指すその若い女優のスキャンダルを
ここぞとばかりに大きく取り上げたのだった。
広げた新聞を満足げに眺め、紫織はひそかな笑みを浮かべた。
これでいい。
すべて思うとおりだ。
だが、
彼女はひとつだけ間違いを犯していた。
「あら!マヤちゃん?」
大都芸能の朝は早い。
社長秘書の水城は、寒空に立っているマヤの姿を認め驚いた。
今朝のこの雪の中を!無茶な子ね。
急いで屋内に招き入れると、ホットミルクを差し出した。
「ゆっくりでもいいわ。言いたいことがあるのよね」
言いたいこと。
それは。
マヤが誰にも言わなかったことでもあった。
二時間後、立ち上がった水城は社長室へとまっすぐ向かった。
私にはわかった。すべてが。
「なんだ?水城くん。今日は遅かったようだな」
そこには速水若社長がいた。
「あなたよりは早いですわ」そして思わず付け足した。「バカ社長」
「ちょwwwwwwwwwww」
社長が顔色を変えるよりも早く、水城の光速ビンタが社長に決まった。
「社長、あなたはバカです。バカバカバカ。童貞。魔法使い。」
魔法使い…だと…?
速水真澄は何事が起きたのかわからずにいた。
その次に秘書が言ったこと。ああ。
そうだったのか。
若社長は、ドアを飛び出ると応接室へ走った。
俺がバカだった!許してくれ、マヤ!
応接室にいたマヤが驚くと同時に、彼はマヤをきつく抱きしめた。
「マヤ!俺を許せとは言わん!俺は愚か者だ!」
「速水さん、ちょ、待ってください、うわ泣かないで」
水城は応接室の鍵を閉めた。
「ごゆっくり」口の中でつぶやき、顔を前へと向けた。
さて、もうひとつ仕事があるわね。
「それで、真澄さまのご用とはなんですの?」
鷹宮家の居間で紫織は優雅に微笑んだ。
「ご伝言ですわ紫織さま」
水城は事務的というにはあまりにも冷ややかな口調で言った。
「二度と顔も見たくないと」
紫織の美しい顔が青くなり、そして赤くなった。
「なん…だと…?」
「紫織さま、あの子にしたことをお考えくださいませ」
「あの子?あんたあの子のなんなのさ」
「あの子は…北島マヤのことですわ…身を引くつもりでした。
でも、考えたんです。速水社長にとっての幸せとは何か、ということを」
「指輪の盗難とウエディングドレスのことなら、あの子がいけないんですわよ。
それでマスコミにどう言われようとわたくしの知ったことでは」
「そのマスコミですわ紫織さま」
マスコミは有名人を持ち上げる。
それはいつか叩き落すため。そうでなくては民衆は喜ばない。
名家の令嬢なら、紫織はもっと気をつけるべきだった。
隠しカメラに。
「マヤのバッグの留め金には、悪質なマスコミが仕掛けた隠しカメラがありました。
T〇Sの違法取材が摘発されまして。一網打尽ですわ」
紫織はぼんやりと今朝の紙面を思い出していた。ああ、そんな記事もあったわ。
「まだおわかりではないのですか?
ゆうべからマヤが警察で見てきたその映像に
何が写っていたのか、私から申しましょうか?」
令嬢は力なくうなだれた。
「マヤは、誰が自分を陥れたか知りました。
社長があなたと結婚することは社長にとって幸せではないとわかった。
「そして私のところへ相談に来ました。社長を傷つけないためにはどうしたらいいか、と」
「…もういいわ、帰って」
紫織は搾り出すように水城に告げた。
「わかりましたと伝えて、真澄さまに」
その頃、応接室では。
「もういいですから、速水さん。顔を上げてください」
大人の男性が泣くのを見るのは初めてだ。
マヤは困った顔で彼をなだめていた。
すがりつくように許しを請う社長の背中を抱きとめる。
やさしく。それから強く。もっと強く。
私の愛しい人。そんなに泣かないで。
「よくない!おれは君に、また…とりかえしのつかない傷をつけた」
「もういいですってば!」
「おれの気がすまん!!なんでもする、お願いだ望みを言ってくれ!」
マヤの息が一瞬止まったかに思えた。
「…キスしてください…速水さん」
彼は涙でぐしゃぐしゃになった顔でマヤの顔を見つめた。
こんなに綺麗な子だったか。
おれのアルディス。べス。狼少女。
おれの…
…
……マヤ!
二人は唇をあわせた。
このときをずっと待っていた。
そこには時間が存在しなかった。どちらからともなく唇をひらき、
相手の愛を求めようと動く。
もう止まらない。
きつく抱きしめられ、マヤは真澄の熱を感じた。これが…そうなの…?
真澄はマヤへ熱を押し付けた。
かすかな声がマヤに聞こえた気がした。
…チビちゃん。俺のものになってくれ。
>>483 乙です〜
秘書は何でもお見通しですねw
>>484-487 こちらも乙です〜
エロではないけどホロリときちゃいそうな話が素敵です(*´ω`)
>>484 題名にフイタwwwwwwww 乙ですw
490 :
483:2010/02/16(火) 14:30:23 ID:o1BDAPsr
>>484 乙です〜
原作があれなので、シオリの自滅にスッキリしました。
で、続きはないのでしょうか?
期待してます。
>>488 乙いただき、ありがとうございます。
「バレンタイン・ぷれい?」マヤバージョンが出来上がって
しまったので、投稿します。
「せっかく、マヤが作ってくれたんだからな。安心しろ?全部、綺麗に食べてやるから…」
予定よりも早くやって来た速水さんに驚いて、駄目にしてしまった作り掛けのチョコレート。
失敗を速水さんのせいにしたら、チョコレートが付いた手を引き寄せられて、あたしの指は、
彼の口に咥えられてしまった。
熱を持った舌と唇の動きに、指先…手のひらがどれだけ敏感な場所なのか思い出して、頬が火照る。
腰に回された手に身体を拘束されて、彼の身体の熱を服越しに感じさせられる。
速水さんに愛されるまで知らなかった甘い疼きが、あたしの身体のあちこちに広がっていく。
「こんなに甘くて美味しいチョコレートは、初めてだ……」
身に付けた物全てを脱がせたあたしをキッチンのテーブルの上に横たえさせると、速水さんが
ニヤリとしながら、胸からお腹へとボウルに残っていたチョコレートをゆっくりと流しかけてくる。
「…えっ?……やぁ……」
思ってもみなかったことに思わず身体を捩ると、“ダメだ”と速水さんが首を振って、そのまま、
チョコレートをあたしの身体のあちこちに塗り拡げていく。
「美味しそうじゃないか?」
感じやすい耳朶を甘噛みされるだけで、あたしの身体の奥がキュッと奮える。
“甘いな”と囁いて、指で塗ったチョコレートを舐め拭うように、速水さんの舌が
あたしの胸の蕾をとらえて、固く尖るまで突いたり、口に咥えられて吸い上げられる。
「今度は、こっちも綺麗にしないとな」
そう言って、速水さんの唇が、もう片方の胸の蕾に降りてくる。
指で散々焦らされていたせいで、すでに固く尖っている蕾に彼の吐息を受けて、
ビックと反応するあたしを落ち着かせてくれるように、大きな手がお腹をあたりを行き来する。
「マヤ。ひとつだけ尋ねたいんだが、このチョコレートは、俺だけの為に用意してくれたのか?」
「……他の人のはお店で買って、速水さんのだけ…あっ、んんっ……」
速水さんが与えてくれる快感に、頭の中が真っ白なっていて、何にも考えられない……
「マヤ。もうちょっと身体を上にずらそうか?」
そう言いながら、速水さんがあたしをテーブルの上の方に押し上げて、考えるだけでも
恥ずかしい格好をさせる。
「は、速水さん?」
愛し合う行為に慣れていないあたしを思ってか、速水さんが、寝室以外で求めてくることは無かったのに。
戸惑いながら彼を見上げると、潤んで濡れた瞳が、上気した頬が、乱れた髪が、あたしの
あちこちに触れて濡れた唇が……そして、どこか不安そうな表情が……
「どうしたの?」
「マヤ。今日は、特別な日だから、俺の我儘を許して欲しいんだ……」
そう囁きながら、お腹のあたりに残っているチョコレートを掬った指を、そのまま、あたしの
脚の付け根へと進めていくのがわかって、思わず身体を左右に捩った。
「大丈夫だから……力を抜いて、全部、俺に任せてくれ」
一度、安心させるようにあたしに口付て、それから、指の動きを再開させた彼に抵抗できない何かが、
身体中の力を奪っていって。
「…ふっ、ぁ……やっ…あぁっ……」
薄暗い寝室以外の場所……明るいキッチンのテーブルの上で、あたしは、速水さんに全てを曝け出す。
「マヤの蜜と混ざった、俺だけが味わえるチョコレートは最高だな。 ああ、また蜜が零れだした……
チョコ−レトを足さないと……さあ、もっと脚を広げて。じゃないと、上手に塗れないからな」
何度も頂点まで連れていかれて、散々啼かされて、ぐったりしているあたしに、速水さんが耳元で囁く。
“何度愛しても、足りないんだ”その言葉を証明するように、彼の熱い塊があたしの奥深くを
何度も抉ってはその存在を主張し続けていた。
―― バスタブの中で、身体のあちこちにこびり付いたチョコレート、それから、
口に出すのも恥ずかしいお互いの……を、速水さんが丁寧に洗い落としてくれる間中、
あたしの口から、文句がこぼれだす。
「……速水さんのエッチ。エロエロオヤジ、ドエス、変態、ムッツリ……もう、あのテーブルは
絶対に捨てますからね!」
強張っている身体を後ろから速水さんが抱き抱え直して、耳元から首筋に唇を這わせながら、
右手で胸の丸みをやわやわと捏ねて、もう片方の手を太腿に這わせる彼に顔だけ振り向いて 、
“もう、信じられない”と怒ったら。
「ホワイトデーには、やっぱりホワイトチョコだな。今度は、マヤがチョコレートで、
俺を全身コーティングしてもいいぞ?」
「は、速水さんの……バカー!」
ニヤリとする彼の頬に噛みついたのは、当然のことよね?
おわり
以上で、バレンタイン投稿を終わります。
お付き合いいただき、有難うございました。
社長バージョンよりも、マヤバージョンの方がくどいのは、
多分、社長が「俺は、あっさりしている」「くどい方じゃない」
「マヤに負担をかけるつもりはない」・・・と思い込んでいるからかと。
496 :
馬といつまでも 5:2010/02/16(火) 15:51:03 ID:xURgQJfM
>>494完結ブラボー!読ませるねえ!
>>484>>485>>486>>487の続きだお☆
気ぜわしげにスカートをまくり上げる手が、マヤの下着に触れた。
思わず声が漏れる。真澄の手がふと止まった。
「マヤ、お、おれはこんなことするつもりでは…」
「速水…さん」
「…おれは、ずっときみのことが…」
その続きは言えなかった。マヤの唇が、真澄の言葉を押しとどめた。
あふれる思いが体を貫く。
あなたが欲しい。
好きです。
同じ魂から生まれた、いとしいひと。
うるんだ瞳で彼を見つめると、マヤはふたたび真澄にくちづけた。
ゆっくりと。それから、ついばむようにもう一度。
マヤはもう戸惑うことを止めた。
私がなぜここにいるのかがわかった。
あなたとひとつになるため。
真澄は強くマヤを抱きしめると、その胸を覆うブラウスを外しにかかった。
彼の大きな手にはそのボタンは小さすぎた。もどかしさで気が狂いそうだった。
マヤが、俺の腕の中にいる!
細いレースにふちどられたブラがのぞいた。
うっすらと朱をおびた胸元が、痛々しくもいじらしい。
真澄はマヤと視線を合わせた。
驚いたことに、マヤは微笑んでいた。
速水さん。
言葉にしなくてもわかる。あなたの心が。
愛するってこういうことね。
傷つけぬようにマヤの胸をあらわにすると、真澄は彼女にキスをした。
髪を指でかきみだす。
そのすべらかな頬、漆黒の濡れたまつげ、ふっくらした唇も
おれの…ものだ!
キスの雨は降り続いた。
マヤの顔といい首といい、彼の気持ちはとどまるところを知らなかった。
唇がデコルテから胸へ滑ってくる。マヤは何をされているかもわからなかった。
ただ、初めての愛撫が体の奥を濡らしているのを、おぼろに感じていた。
彼の熱をもった唇が、マヤのほのかに色づいた場所にとどいた。
吸うほどに堅くなる。
舌でころがすと、マヤは切なげにうめき声をあげた。
上気したその肌の全てが俺を誘う。
真澄は愛しさで破裂しそうな気持ちをなだめるのに精一杯だった。
マヤ、マヤ!
今のおれは…、きみを壊してしまいそうだ!!
胸に降り注ぐあまりに強い刺激に、彼女は思わず彼の頭を抱きしめる。
「や…」
「いやか?無理だったか…?」
マヤが吐息と一緒にささやく。
「…きもち、い、い…です、はやみ…さん」
聞くが早いか、真澄はマヤのスカートを荒々しくはぎ取ると
下着に手をかけた。
彼の動きは素早かった。
今の彼女が身に着けているものは、右足首にかろうじて引っかかっている下着、
それと靴下だけであった。
マヤは恥ずかしさで体を丸めた。それを見て彼は言う。
「マヤ、とてもきれいだ。おれに見せてくれ」
そして真剣な眼差しでこう言い足した。「お願いだ」
ソファのレザーが背中に冷たかった。
マヤは真澄のために、腕を広げてあげることにした。
おずおずと伸ばした手をやおらつかむと、真澄はマヤを押し倒し、脚の間に割って入った。
「すまないが」
マヤの鼻の頭に小さくくちづけると続けて言った。
「おれは全部見たいんだ」
全部。
私の?全部…?
その言葉を頭が理解するより早く、彼女の一部分がそれにこたえたように思えた。
そのころ水城は鷹宮邸をあとにしていた。
まだ恐ろしげなうなり声が聞こえる。これが紫織さまの本性だろうか。
裏門を出てからも生きた心地はしなかった。
いとまを告げた私の目の前で、召使いにパイルドライバーをかけた紫織さま。
慌てて制止に入るメイドには、ブレーンバスターを仕掛けていた。
執事がヘッドロックであっけなく落ち、看護婦はタワーブリッジで失禁した。
阿鼻叫喚とはまさにこのこと。紫織さまは正気を失っていた。
体が弱い?病弱ですって?
いつもの可憐な姿とはまるで違う紫織さまの姿を、この目で見たのだった。
海千山千の水城も、さすがに驚きを隠せなかった。
人は見た目によらない。それを見せ付けられ、驚くべきか笑うべきかわからなかった。
騒ぎを尻目に、やがて紫織さまの自室に滑り込むと
そこにあったつけ放しのPC、キーボードを慌しく叩いた。
あった。
カキコミの情報がそのままですわよ、紫織さま。
お嬢様は世間知らずですこと。
データを持ち出し、水城は裏口から滑り出たのだった。
これはどこに売ろう。
紫織さまの醜聞を、いちばん騒ぎ立てそうなところへ。
私が差し出たことをして、真澄さまはお怒りになるだろうか?
駐車した社用車に乗り込んでエンジンをかけ、彼女は自問自答した。
マヤも、真澄さまも。
私が引き合わせてよかったのかしら?あの応接室で?
あのとき、私は握りつぶすこともできた。
泣き止まないマヤを追い返し、社長の結婚まで口をつぐむ。
籍を入れてしまえば、紫織さまの悪事が露見したとしても、
真澄さまはそれをもみ消すしかなかっただろう。
私は。
真澄さまは。…私は。
水城はあてもなく車を走らせた。
自分がしたことを今はじめてわかったような気がした。
私の仕事は、いつからか仕事ではなかった。
あれは、そう、「天の輝き」のころ。速水社長がマヤのことを愛していると気づいた。
あのとき、それを告げるべきではなかったのかもしれない。
社長は私の頬を打った。それで私の疑念は確信になった。
「あの子もすぐ大人になりますわ」
それから私は仕事の仮面をかぶり、鬼の顔を隠してゆくことにした。
マヤ。あなたがうらやましいわ。
いつしか大人になり、あなたは紅天女の試演までたどり着いた。
体も心も成長してゆくあなたを、真澄さまは遠くから眩しく眺めていたわ。
そしてそんな真澄さまを、私は見つめたのだった。
車を止め、ハンドルに顔をうずめる。
もう仮面はいらない。私はひとりだ、どうしようもなく。
真澄さまの幸せを、と。マヤは私にたしかにそう言った。
そうだ。真澄さまの幸せを。
あのとき、私もそう思ったのだった。…心から。
泣き濡れた両頬を拭きもせず、水城はまた車を出した。
目の前には暗雲が見える。でも行かなくては。窓を水滴が打ちつける。
私は嵐へと向かう。
そこが私の舞台だから。
暗い雲。ふと気づいて、唇をゆがめた。
雲の上には太陽があるに決まってる。
生きていかなければ。
サングラスを外してまばたきをした。
タイヤが大きく水しぶきをあげる。
真澄さま。
この仮面とともに生きることが、わたしのあなたへの愛です。
ごめん落ちます
続きは WEBで☆
というのはうそで、そのうち書くねー
マヤは、ふるえる手で真澄の顔に触れた。
頬。真澄が彼女の手にそっと指を重ねた。
今なら。この人に、私の全部を見せられるかもしれない。速水さん。
「…みてください」
真澄は体を起こした。
夢にまで見たマヤの真白い裸体、中心にあるひそかな茂み。
小さく震えながら真澄を見上げるマヤは、その細いひざをゆっくりと彼に開いていった。
ああ、これが欲しかった。
真澄は、マヤの紅潮した顔から目が離せない。
あれほど恋焦がれた少女が、ここで自らを差し出そうとしているのだ。
「マヤ、おれに見せろ」
彼の顔にふしぎな微笑みが浮かんだ。瞬間、マヤは、わが耳を疑った。
「もっとだ。きみ自身を、きみの指で開いて見せてくれ」
マヤの指は別の生きもののようにうごいた。
あおむけのまま、右膝を立ててソファから床におろす。
そして、今から彼に捧げる部分に触れてみた。
閉じたその扉を、彼女はおそるおそる開いていった。
硬いソファが、雫でわずかに濡れた。
「速水さん…」
ひそめた眉の下の大きな瞳からも、ひとしずくの光が流れて落ちた。
真澄は彼女の小さな体に覆い被さる。
マヤは真澄の指が自分を探りあてるのを、よろこびをもってむかえた。
もうなにもこわいものはなかった。
吐息が交じり合う。
マヤは体をよじらせると、彼のワイシャツに爪を立てていた。
「逃げないで、マヤ」
「だって…んっ」
逃げてなんかいない。体が、腰が勝手に動く。
「!」
彼の骨ばった指がマヤの芯をとらえた。
「ああ!」彼にしがみつく。だめ、だめ、でも、もっと!
彼の指は濡れた部分を撫で、つまみ、またかきまわしていた。
こんなにびしょびしょになるなんて…マヤ、なんて子だ。
いつのまにか、大人になっていたんだな。
可憐なつぼみの上から横から突く。彼女の体が跳ねた。
そしてまたつぼみをそっと開くと、こぼれ落ちる朝露とともに触れた。
刹那、マヤが叫んだ。その叫びは、彼を呼んでいた。
真澄は、乱暴にワイシャツを脱ぎすてた。
ああ、あの広い胸だわ。マヤは夢うつつで思い出す。
ヘレンのとき。それから、アカデミー受賞パーティーで。
私が抱きしめたのはこの人なんだ。
紫のバラのひと。あなたなんですね。
やがて素裸になった真澄が、こちらに向き直る。
「チビちゃん」
おいで、と彼の声がきこえた。
マヤは、別荘でのあのときのように、真澄にしがみついた。
私の速水さん。
真澄もマヤにくちづけをもってこたえた。
抱きしめる感触のすべてが、懐かしかった。
マヤは、無意識のうちに彼の体をいとしげに撫でさする。
その手が彼の手に導かれ、大きく脈打ったところへとたどりつく。
「きゃっ」想像に反して、湿った感触。思わず手を引っ込めた。
速水さんの、息が、あらくなってる…!
マヤはもう一度手をのべた。そして、羽のように彼の化身を包み込む。
「はっ!」真澄は身震いした。
こんなに切ない気持ちは初めてだ…。
マヤの蜜は溢れつづけた。
それに気づいたのは真澄だった。彼はマヤの脚のあいだに手を割り込ませた。
マヤの体は、もう抵抗はしない。片脚を持ち上げるようにして
あっさりと彼女の花園にたどり着くと、真澄は中指を押し込んだ。
しめつけられるようだ。あたたかな襞が彼の指をとりまいている。
たまらず彼女は背伸びをすると、真澄の首に片腕をまきつけた。
赤い顔で真澄を睨んで、小声でせいいっぱいの反抗をこころみる。
「チビちゃんじゃない…です、あたし」
真澄は中指を挿したままでマヤのつぼみに親指をあてると、やさしく動かした。
「あっ、あっ!はやみさん!ああっ!」
がくりと崩れ落ちそうになる少女の体を支えながら、真澄は言い返した。
「マヤ、おまえはおれの大事なチビちゃんだ。忘れるな」
さっとマヤの体を持ち上げると、床のじゅうたんに横たえ
その敏感な場所に顔をうずめた。マヤの腰が浮くのを力ずくで押さえつける。
真澄の舌先は果汁を味わい、そして小さく固まっている目的の地へむかった。
マヤ。きみを食べてしまいたい。
マヤの体になにかが起こった。
我知らず、悲鳴のような声がもれた。
「速水さあん!」
その叫びをかすかに廊下で聞いた者がひとり、いた。
社長室に速水社長の姿が見えない。
若社長を助ける役にある男が、社屋内を探し歩いていた。
大都芸能は大きな自社ビルだ。見上げても何階建てかわからない。
男は、くまなく足早に見てまわると、社長の携帯を鳴らした。
着信音が社長室から聞こえた。
「くっ」
苦しげな表情で彼は電話を切る。真澄さま!いったいどこへ…?
男の名は聖唐人である。戸籍はまだない。
速水社長を表立って支えるのが水城女史であるなら、こちらは裏から力を貸す人間だ。
その彼が社長の姿を見失うとは、あってはならない異常な事態であった。
今の彼には、重要な任務があった。
早急に指示をあおがねばならない。
若社長の婚約者である女性が、ただならぬ状況におちいったという。
そればかりか、鷹宮グループ総裁がぽっくりいったという知らせが入ったのだ。
むろん、マスコミはまだ知らない。
聖は独自のルートでそれをいち早く耳にした。
裏稼業で暗躍する彼には、若社長でさえも知らない、いくつもの顔があった。
鷹宮家に出入りする三河屋のサブちゃんというのも、その顔のひとつであった。
婚約者の女性は「わしゃキングギドラじゃ〜」と言いながら全裸で庭を駆けめぐった。
その姿を認めた鷹宮老に、持病の心臓病から、最大にして最後の発作がおそいかかった。
孫娘の将来を誰よりも案じたこの老人の最後のことばは
「全裸なう」であったという。
しかし、まだ聖は知らなかった。
社長の婚約者を追い詰めた、ひとりの勇敢な女性がいたことを。
「真澄さま。どこだ…」探し続ける彼の耳に、ある叫びが届いた。
「…!」驚いた。まぎれもない、女性の嬌声である。
どこから?その答えはじきに見つかった。
社長室にほど近い、ひとつの応接室だ。
ここは普段使われることがない。あの女秘書が時たま食事を取るような場所だ。
ここで誰が?
次の行動には迷いはなかった。聖はガラスのコップを取り出すと耳に当てた。
…真澄さま。
一瞬にしてすべてが理解できた。
社長は…長い思いを遂げられたのだ。
わたくしにできる仕事をしなければならない。
聖は消えた。そして次に姿を見せたときは電気屋の格好をしていた。
応接室を含む社長室一帯を囲むように、「配線工事中」のテープをめぐらせた。
誰も近寄らないように。
設備室にもすでに連絡をしてある。ぬかりはない。
胸の蝶ネクタイが変声機になっており、いつでも社長の声で指示を出せるのだ。
わたくしの仕事はここまででございます…真澄さま。
感情を忘れたはずの彼の目じりに、光るものが浮かんだ。
どうかお幸せに。
わたくしは、あなたの影でございます。…いつまでも。
マヤの体は、初めて経験する熱さに戸惑っていた。
息がつづかない。
高熱をおしてべスを演じたあの舞台のときよりも、もっとずっと
…自分がコントロールできない…っ!
真澄が声をかける。「大丈夫か?マヤ」
「は…い」もう声にならない返事をする。
彼の前であおむけのまま、両脚を大きくひらいている。
たとえ手負いの狼少女だろうと、もうさからえない。
「これがクリトリスだ。言ってごらん、マヤ」
「え、ク…クリ…!?」言いかけたマヤの中心を衝撃が襲う。
「そうだ。さあ言え」
「んっ、く、クリトリ…スです!」
「よし。きみの大事な場所だ、かわいがらなくてはな」
真澄の舌の動きのままにびくんびくんと電気が走る。
マヤは、彼にしたいことがあった。
同じことを。
真澄のいきり立ったものににじり寄る。
ぬらぬらとした先端をマヤのかぼそい指先がとらえた。
彼の表情が変わる。
その顔をマヤは見逃さなかった。私も…してあげる。
マヤのピンク色のくちびるが真澄の猛々しいところに届く。
キス。それから。マヤは口をそっとひらいた。
太い首をなめまわす。小さな舌はチロチロとひらめき、裏から彼をなぞった。
ゆっくりと口いっぱいにほおばると、マヤはやさしくそれを吸った。
塩気を感じた。
先の割れたところに舌を少しさしこむ。
真澄が頭をもたげた。快感をこらえてその顔がわずかにゆがむのが見えた。
速水さん…速水さん。
私にできるせいいっぱいです…!
ほてった彼女の横顔が、アルディスの微笑みよりも神々しくみえた。
真澄は、ただ信じられない顔でマヤのしていることを見つめていた。
視線に気づくと、彼女は真澄を上目で見上げ、もういちど彼自身にキスをした。
さっきのおかえしだわ。
「速水さん…ここはなんていう名前ですか」
「ここか」荒い息の下で真澄がマヤに答えた。「これはな」かすかに笑って教える。
「おれのチンチンだ」
ちょいちょい爆笑ポイントがw
続き楽しみ!
真澄は、マヤの裸体をじゅうたんの上へと押さえつけた。
「いっ」
痛い、と言う暇もなく、彼の体がのしかかる。
ひょいとマヤの両脚をもちあげると、そのまま押し開いた。
あおむけにされ、身動きもとれない。
たとえ狼少女だって、反抗なんてできない。
そして、マヤの脚のあいだに堅いものがおしあてられた。
真澄は狂いそうな頭を落ち着かせたかった。
「マヤ…」
かすれた声しか出ない。
くそ、なんてことだ、このおれともあろうものが。
11も年下の、小さな少女を。
ひざまずきたいほど愛している。
「マヤ。好きだ…おれには一生、おまえだけだ!」
「あたしも」
次の瞬間、マヤの体は引き裂かれた。
激痛に耐え切れず彼の体を押し返す。が、彼はびくともしなかった。
真澄はマヤの隙間にその熱いものをねじ込んだのだ。
「ああああああっ!」
マヤを貫いたものは、いま彼女のなかで息づいていた。
真澄は身震いした。
ずっとこうしたかった。マヤ。
おれのすべては、おまえのものだ。
これがうつつのものとも思えなかった。
マヤは愛する男の腕の中で、はじめてのときをむかえた。
あ…あたしの中に…速水さんの、お、チンチンが、
はいってる。
速水さんの…
痛みで気が遠のきそうになりながら、マヤはたとえようもない高揚感を味わった。
速水さん。ああ、速水さん!!
そしてもう一度。ゆっくりと奥まで彼のものが刺さる。
さっきほどは、痛くない。
でも。
マヤの胸に優しく吸い付きながら真澄が気づかう。「マヤ。痛いか?」
「はい…」
彼の動きがふいに止まった。
「おれはまたきみを傷つけたな。すまない」
真澄の濃いまつげが暗い影になる。
「おれは…」
「いいえ、いいえ!速水さん」
「マヤはあなたが」
真澄の頭に、突如なにかが響いた。
どこから聞こえたのか。声は、彼のなかにまっすぐに届いた。
――あなたが、すき、です――
好きだった。自分でそれと気づく前からあなたが好きでした。
あなたは私を守ってくれた。そのやさしさで、その強さで。
私に気づかれまいと、いつも皮肉な冷血漢を演じていたあなた。
人でなし!鬼!仕事虫!
子供だった私を、それでも慈しんでくれていた。
あなたのすべてが好きです。
マヤの大きく見開かれた目が、彼のまなざしとまともにぶつかりあう。
言葉にすると泣いてしまうことはわかっていた。
だから、今はこれしか言えない。
「あたしを抱いてください…速水さん」
演技、失敗だ。
マヤの目から大粒の涙がほろほろとこぼれた。
あなたの前では、名演技なんてできっこない。
好きです。
マヤはあなたのものです。
真澄は彼女の上に数え切れないキスを落とした。
そのまま、指先はある部分をさぐりあてる。
マヤがきゅっと真澄をしめつけた。痛みと快感が溶け合いひとつになった。
「つかまってろ、おれに」
彼はマヤを何度も貫いた。
目がくらむような心持ちがする。マヤの体がおれを包む。
抑えてきたこの思いを、マヤ!
真澄の動きがいっそう勢いづいていた。
「マヤ…!」
「速水さ、ん…っ!」
「マヤ、マヤ!…ああっ!」
この瞬間、ふたりの魂がひとつになり、はるかな高みへとのぼった。
あら?あの男は。
メイクを直したばかりの水城が、社長室へ向かう足を止めた。
鷹宮御殿でも見たことがあるわ?
その男、聖は、水城に見咎められたことにも気づかず、非常口へ歩いていた。
「ねえ」
「うっひょお」
聖は突然の声に飛び上がった。わたくしともあろうものが。
さっきのことで、気が動転しているのか?自虐的にふと笑みをこぼす。
ここは地下駐車場。
聖は車のキイを今しも開けようとしていたところだった。
だが水城はかまわず話しかけた。
「あなた、なぜここに?三河屋のサブちゃんでしょう」
「はい…い、いや、その、いいえ」
聖はこの女性を知っている。若社長の秘書、水城冴子嬢だ。
さすがは有能な秘書。
わたくし以上に会社の内部を知り尽くしていたらしい。
まさか、サブちゃんとここで呼ばれるとは思わなかった。
「水城さんですね、社長室付き第一秘書の」
「ええ」彼女は美しい眉を少しあげた。「そうよ」
今日はサングラスをしていない。
しっとりと重そうな黒髪が、聖の目の前で風にゆれた。
「わたくしはサブちゃんではありません」
「あら?でも」
「わたくしは」
聖は水城の後ろの壁に手をついて続けた。
「あなたのお味方です」
強い視線が絡み合った。
車の中では声が大きくなるものだ。
運転しているのは水城。女だてらにA級ライセンス持ちだ。
助手席には聖。水城の質問にゆっくりと答えていた。
聖が無免許ということをきくが早いか、水城はスリッパで彼の頭をはたいた。
「痛いじゃありませんか」
「あなたね、よく考えなさい」水城は声をさらにはりあげた。
「真澄さまのお役に立とうという人間が、免許もないのに運転なんて」
ああ、もっともだ。聖はひそかに嘆息した。
女はいつも正論を吐く。彼女も女だったな。
しかし、続きはこうだった。
「真澄さまのためならべつに殺人したってかまやしないわよ。
そうよ。どうぞご自由に。くれぐれもばれないようにね。
でもね。無免許だの、それに、なあに?戸籍がないですって?
それが明るみに出たとき、困るのはどなただと思ってるの!
痛くもない腹をさぐられて迷惑するのは」
水城は聖をじろりと睨んだ。
「ばかよ、あなた」
「本当に真澄さまのお役に立ちたいなら、もう少し考えなさい。ぼうや」
一言もなかった。
聖は、彼女の顔を初めて見るもののように見つめた。
水城の髪に触れたい、とふと思った。
聖さんかわいい(´∀`;)
マヤは愛する人にしがみついたままだった。
彼の腕の力が、急に抜けた。
「マヤ」
真澄の笑顔がまぶしくてまともに顔が見られない。
どうしよう。どうしよう。
ごそごそと逃げようとするマヤを、真澄は逃がさなかった。
「チビちゃん」
じたばたと無駄な抵抗を続けるマヤに声をかけた。
「素敵だったよ」
「わ〜〜ん!」
たまらずマヤはへたりこんだ。「速水さんの、いじわるー!」
いつもの顔に戻った少女を、真澄はふたたび抱きしめる。
いとしくてたまらない。マヤ。きみはそのままですばらしい。
本気で逃げようとする彼女に、真澄はまたキスをした。
マヤが一瞬、凍りつく。
それから、愛を知ったくちびるが彼のキスにこたえてきた。
すべてを手に入れようとするように、舌がさしだされる。
ゆっくりと動く。まわるまわる、渦のようだ。
からだの奥に、深い湖がある。
マヤは、その湖を思った。
「速水さん」
「ん?」
「マヤっていって」
「どうした、マヤ」
それからマヤは彼になにごとか耳打ちした。
裸のふたりは、飽きることなくじゃれあった。そして見つめあった。
ぽつり、ぽつりと、真澄は話をした。
マヤはそれをうなずいて聞いている。
そこにはもう、時間が存在しないかのようだった。
「チビちゃん」真澄がおどけて言う。「腹ごしらえだ、夕食をおごるよ」
彼はマヤに服を着せかけた。「生肉がいいかな?」
「んもう!速水さんったら!」
今泣いたカラスがすぐ笑う、だ。彼はマヤをまっすぐ抱きしめる。
夕食は少し遠出して食べよう、と真澄は考えた。
それより食後のほうが問題だ。
マヤの前でおれはひざまずいて誓うだろう。
きみを愛している。ふたりで生きていこう。
あんま長いと読むのたいへんだと思うからやっぱおわり。
読んでくれた方ありがとうー。
13と14と15らしきものを書いたんだけど長すぎって言われて投下できなくて
戻ったら全部消えたwwwwwちょwwwwてめえwwwwwww
そんで書くのも遅くてごめんねごめんね。初めて長編書きました。
ていうかデビュー作はマチュピチュです。ほんとすみません。即消えます。
いやいやいやいや・・・・・!!!
即消えるなんてとんでもない!
>>513さん、私とふたりで生きていこうww
乙でした。そして生まれてきてくれて有り難う!
>>475さんといい
>>513さんといい・・・
ちくしょう、みんな大好きだ!!
>>513 楽しませてもらいました!ありがとう!
所々吹いたけどw馬が久しぶりにかこよかったwwww
即消えるなんて!
また帰ってきてくれ!頼む!
職人さん乙でした!
ところどころ紫織が発狂してるのに笑いましたw
ヒジりんと水城さんのこの後が気になる
即消えるなんて言わないでまたネタを投下してください(・∀・)
神かもーん
518 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:53:18 ID:CrXLcUge
神「サキ、新しいヨーヨーだ」
そっちじゃないwww
タイトルとプロットだけ考えたんだけど…この中で読みたいのとかありますか?
万一あったら書いてきます。
※センスのない題名ばかりですが、本気でちゃんとエロとアガペーも入れます。
「野生の馬」マヤが荒馬を騎上位で乗りこなす話です。
「ウマウマイレブン」えんえんとサッカー、いやポロの試合をします。祝アニメ化!
「馬い棒」めんたい味がさきっぽにしみて、馬が悶絶しながら快感にふるえます。
「馬ンクー馬ー」はるか彼方゛でのお話。
「お馬さんといっしょ」マヤと馬がぱわわっぷします。
「は…う…の動く尻」糞小路が光速で動き続けます。
「オナリのトロトロ」糞小路がオナります。
「耳がきこえる」亜弓さんが目が見えずとも耳があるわと気づく感動秘話。
「千と千草の千の仮面をかぶりなさい」二度と母親とは会えません。
「梅の谷のウマシカ」社務所で一発やるチャンスを、みすみす逃します。
「紅天女の豚」描かない豚はただの豚だ。
「ぼくが恥丘に馬って」マヤを真剣舐めで口説きます。
「マヤがあって馬がいて」NHK全国音楽コンクール課題曲です。懐かしい人は30代。
「聖(ひじり)☆おにいさん」聖唐人が暗躍してこの世界の神になります。
「来るマヤラーメン」とある大晦日のノンストップ・ムービー。
「劇団剝き豆」剝き豆先生が黒豆の上手な煮含めかたをやさしく解説。
でも文才ないから誰か書いてくれたらいいなあw
剥き豆先生wwwwwwwwwwwww
>>520 じわじわ来るwwwwwwwwwwwww
523 :
劇団むき豆1:2010/02/27(土) 03:30:34 ID:vF6m0z/S
むき豆は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の速水英介を除かなければならぬと決意した。
エロス、いや、むき豆には経済がわからぬ。
むき豆は、劇団の主宰である。ガラスの仮面をつけ、マヤと遊んで暮して来た。
けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
「速水会長、お客様がおいでですが」
速水邸の執事が、老人に声をかけた。
おだやかな午後の日差しが、低くしつらえた邸宅の庭に明るくうつっている。
会長の速水英介は、大輪の花を好まない。
うすい紫色をしたベロニカの花が窓辺近くで揺れるのを眺めていたところだった。
「うむ、誰だ」
「むき豆乳房さまと仰るかたでございます」
英介は小さな目をひんむいた。「ギョギョ!」
「お久しぶりね、速水英介」
「ち、ちぶさ…!」
英介が驚愕したのには理由があった。彼女は往年の大女優である。
彼は、その乳房の師をかつて自殺に追い込んだ当人であった。
その恨みは激しく、英介は幾度となく乳房に刺されて殺されかけたことがある。
しかし英介は、「当然の報いだ」として、警察にも届けずガッツで乗り越えてきた。
その当人、むき豆乳房が突然この速水邸へ訪ねてきたのだ。
「なぜここへ?俺を殺そうというのか」
「いいえ」乳房は美しく微笑んだ。「お願いがありますの」
「豆をむいていただきたくて」
524 :
劇団むき豆2:2010/02/27(土) 03:47:21 ID:vF6m0z/S
「ま、豆!!」
英介は、思わず膝から崩れ落ちた。
人払いをした部屋には、英介と乳房しかいない。
乳房は彼に手を貸そうともせず、ただ見下ろしていた。
豆とは、女優むき豆乳房の代表作であると同時に、その師、モロ出しエチ蓮の遺作でもある
「むき豆天女」のことである。
エチ蓮は、その死後も乳房以外の女優には演じさせないことを言い残していた。
だから乳房は、自身が怪我のために女優を引退したときも彼の言葉を守り、
けして他の人間にその上演を許そうとはしなかった。
今日までは。
その乳房が、いよいよ上演権について話があるというのだ。
英介はおろおろと言葉をついだ。
「ち、乳房、それではわしに上演権を渡すというのだな」
「違うわ」
「違う?」
「速水英介、あなたが考えている豆ではないわ。
もっと甘くて美味しい、そう、こっちの豆よ…」
あろうことかあるまいことか、乳房はそろりそろりとロングドレスの裾をまくりはじめた。
英介は動くことができなかった。
あれほどまで執着した、英介の永遠の女性。
ともに老いた今も、彼女は神にも似た存在であった。
むき豆天女。あsdfgjkl;:」
英介の役に立たない股間が熱を帯びていた。
びろうどの黒いドレスの中からは、乳房の秘密があらわれてきた。
525 :
劇団むき豆3:2010/02/27(土) 03:55:41 ID:vF6m0z/S
「速水英介、これをごらんなさい」
「鍋に洗って水気をきった黒豆とぬるま湯、塩、重曹、砂糖、マン汁を入れ、一晩つけておくのよ」
乳房は楽しげに鍋を見せた。
粒のそろった黒豆が、つやつやと光っている。
「それを火にかけ、アクを取りながら弱火でゆっくりと煮、途中黒豆が浸るように湯を足しながら2時間くらい煮る。
柔らかく煮えたら火を止め、そのまま一晩おいて味を含ませる。
こちらにその豆を用意しました」
乳房はもうひとつの鍋を取り出した。まったく抜け目のない女だ。
黒豆は砂糖の照りとマン汁のとろみの中、煮汁に軟らかく漬かっていた。
英介の頭のどこかで、3分クッキングの音楽が聞こえていた。
「乳房、おれに豆をくれるというのか」
キテル━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
しかも太宰治風味とはwwww クオリティ高いw
527 :
劇団むき豆4:2010/02/27(土) 04:05:53 ID:vF6m0z/S
このセリフ、この豆。英介には覚えがあったのだ。
これは「むき豆天女」の芝居の一幕。
英介は誰よりもそれをよく知っていた。
乳房を思って毎日通いつめた劇場。その異常なまでの執着心によってやがては
モロ出しエチ蓮を死の淵に追い詰め、そして乳房に憎まれ続けた半生。
その若き日の情熱が、いま、彼の股間にふたたび迸りをあたえていた。
「ぶるああああああああ」
英介は乳房におおいかぶさった。
そしてパンツ、いや、ズロースをまくりあげると乳房の恥部をその目で見た。
乳房の目が、怪しく光った。
「ふふふ…おなめなさい速水英介!」
「ぺロ!…これは青酸カリ!」
「おーっほっほっほっほっほ!引っかかったわね!これであなたもいちころよ
毒は体に残らない…毒…わたしの切り札…!」
「ふっ、こんなこともあろうかと…幼いころから毒を口にしてきた…
死には…せぬぞ…」
「な、なんだってー!」
えっちらおっちら
そのころ、大都芸能の応接室では。
528 :
劇団むき豆5:2010/02/27(土) 04:19:38 ID:vF6m0z/S
馬「ふっ、まだまだだチビちゃん」
マヤ「ああっ、速水さぁん!もう一週間もこの部屋から出てないわ!」
馬「だいじょうぶだマヤ。俺だけをみていなさい」
マヤ「はい(はぁと 」
速水英介の養子、真澄である。
彼はその才能を見抜かれ、速水家に入り英才教育を受けて育った。
英介は彼に厳しく、真澄は幾夜となく枕を涙で濡らしてきた。
早くに実の父母をなくし、愛されることを忘れ、ただ仕事にしか生きがいを見出せず生きてきた。
だが、やっと心の落ち着くところを見つけたのだった。
それが、この少女マヤ。
彼女は乳房の教え子であり、乳房が英介を憎んでいるように真澄を恨んで生きてきた。
しかし、いつしか二人は運命にひかれ、お互いを心の底で想いあうようになっていた。
そのあふれる想いを捧げるときがきたのだ。
マヤと真澄は抱き合った。連続108発目であった。
応接室のドアからは、黒子の格好をした人物が音もなく滑り込んできた。
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
>「ふっ、こんなこともあろうかと…幼いころから毒を口にしてきた…
>死には…せぬぞ…」
これは某王様(キリッのセリフですね!?w
530 :
劇団むき豆6:2010/02/27(土) 04:45:28 ID:vF6m0z/S
「この青酸カリで何をするつもりであったか。言え!」
英介は静かに、けれども威厳を以てお豆をなめながら問いつめた。
彼の顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。
「マヤを暴君の手から救うのだ。」と乳房は悪びれずに答えた。
「おまえがか?」英介は、憫笑してまた豆をなめた。「ぺろぺろ」
「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」
「言うな!」と乳房は、豆をなめられながら反駁した。
「マヤにむき豆天女を演じさせたい。そのためには英介、あなたが邪魔なのです」
「わしが邪魔だと申すか」
乳房は答えるのをやめた。
ただ、豆をなめられるがままであった。
英介は言い知れぬ危険を感じた。なぜか、真澄の身が案じられた。
すばやく身を起こす。「馬ひけーっ!」
しかし、乳房は英介の口に煮豆を押し込んだ。
「しばらく眠っていてもらうわ」「んがぐぐ」
乳房はもう一人のターゲットを追い詰めるため、大都芸能に向かった。
「汚い手でむき豆天女を汚す者は許さない…
マヤ、待っていなさい。わたくしが片付けてあげるわ」
531 :
劇団むき豆7:2010/02/27(土) 05:08:19 ID:vF6m0z/S
黒子、それは聖であった。
あの日から彼は日に一度、マヤと速水社長のために食事係をつとめていた。
社長の進む道を影ながら支える。これが彼のすべてであった。
今までも。そしてこれからも。
真澄さまの信じる道を。
聖が部屋を辞すると、そこには腰に手を当てた女秘書が立っていた。
「なんですか水城さん」
「悪い知らせよ」秘書は眉根を寄せた。
「マヤの先生がこちらへ向かっているの」
秘書の水城は、聖にワンセグ画面を開いて見せた。
そこには、むき豆乳房が馬で六本木を爆走している映像がニュースに映っていた。
「邪魔をされては困るわね。…私たちの出番かもしれないわ」
聖は、彼女の笑いの真意を測りかねた。
「むき豆先生にも、なにか誤解があるようだわ」
そのころ乳房は六本木ヒルズの前を通過中であった。
愛弟子のマヤがナニをしているかも、乳房の想像のはるか外にあった。
532 :
劇団むき豆8:2010/02/27(土) 05:21:40 ID:vF6m0z/S
「さて、あなたは変装が得意だったわね」
秘書が聖に向き直る。
「い、いえ、変装というかコスプレですが」
「どちらでもいいわ。あまり時間がないの。ついてきて」
乳房が大都芸能に到着すると、社長秘書の水城が彼女をむかえた。
「お待ちしておりましたわ、先生」
「これは水城さん。急で悪いのだけど、若社長はおいでかしら?」
「申し訳ありませんがただ今席を外しておりまして
お話でしたらわたくしが承っておきますわ」
…あまり時間をかけてはいられない。
英介に止めを刺してこなかったことが悔やまれた。
しかし、老い先短い英介より今は、伝説の舞台を邪魔する若社長、真澄の息の根を止めなくては!
「では社長室で待たせていただくわ」ついとエレベーターに入る乳房を水城はみおくる。
計 算 通 り
「いでででででででで〜〜〜〜〜!」
絶叫を耳にした真澄は、腰の振りを止めた。
マヤは熱い吐息をもらし「いれてェよう…いれてェよう…」と首をふる。
今の叫びは?
どうやら社長室からのようだ。
そこには床に倒れて血を流す男と、それを介抱する水城がいた。
手を赤く染めてこちらを振り返った老婦人の顔を、真澄は生涯忘れないだろう。
「むき豆先生…!」
「速水…真澄!?ではこっちの速水さんは?」むき豆が振り返る。
「…!聖!どうしてこんなことに?」
「ま、真澄さま…あなた様のおためでしたらわたくしは…」
真澄の腕の中で聖はがくりと崩れた。そしていびきをかき始めた。「ぐおおおお」
「むき豆先生、あなたはなんということをしたんです!」
「わ…わたくしは…」
そこに、真澄を心配したマヤが飛び込んできた。全裸で。
「マヤ!その格好!どうしたんです!」
「むき豆先生!こ、これは実は」
「それに速水真澄!どうしてあなたも全裸なんです!」
「う、いや、これは、えへっ」
水城は聖を引きずって部屋を出た。
彼は、首がもげていた。しかし水城には確信があった。
(このくらいの傷ならわたしが5分で治せるわね。)
有能な女秘書は、モグリの外科医でもあった。
ほんに聖もらくじゃねえ。
「…そう、そうなの。あなたたちは愛し合っていたのね」
むき豆が嘆息した。
「先生、隠していてごめんなさい!」
「いいのよマヤ」むき豆はふっと微笑む。
「恋をしなさいとわたしは言ったでしょう。
あなたの恋は本物の恋だわ。大事になさい、それもむき豆天女への道です」
乳房は大都芸能をあとにした。もうここには用はない。
道々、馬に揺られながら考え続けた。
マヤは速水真澄を恨んでいた。それなのにどうして愛し合うようになったのだろう。
母の恨みを抱いて、殺したいほど憎んでいたはずなのに。
それも運命なのかしら?
殺したいほど憎む。毎日その男のことを思う。
…これもまた、魂が深く結びついているのではないかしら。
乳房は前を見据えると、速水英介のもとへ馬を走らせた。
「もがもがもが」
英介は豆をのどに詰まらせながら七転八倒していた。
駆け寄った乳房は、彼を肩にかつぎあげると、背中に手を当てた。
「いよおーっ、ポン!」
英介の喉から黒豆が飛び出す。
「ち、乳房…わしはまたお前に命を救われたな…」
「誤解しないでもらいたいわ」
乳房は顔色を変えずいい捨てた。
「あなたを許したわけではないわ。ただ、すべて運命だったのではないかと思えてきて」
「乳房…」
ふたりは見つめあい、そしてどちらからともなく唇をあわせた。
春の日差しの注ぎ込む静かな部屋で、ふたつの影はひとつになった。
―もっと早くこうしていればよかったのかもしれない。
不器用な男、でも、わたくしが愛したエチ蓮もまた、そんな男だった。
愛に臆病で本当は自信がなくて。
素直になれない、そして我慢ばかりしてしまう男。
わたくしもそう。すべてに臆病だった。
恨みを忘れず生きていこうとしていた。
怖かった。エチ蓮以上にわたくしを愛してくれる人にすべてを見せるのが怖かった。
エチ蓮。あなたを忘れたわけではないけれど―
速水邸に真澄とマヤが到着したのを知らせるベルが鳴った。
しかし英介は、50年ぶりの肉体労働に息を弾ませ、死にかけていた。
「わたくしが」取次ぎの女中に、英介にかわって乳房がこたえた。
マヤに大事なことを教わったわ。そのことをわたくしから話そう。
玄関で真澄とマヤを乳房が出迎えると、二人が驚いた顔をした。
マヤが、緋のマントを乳房に捧げた。乳房は、まごついた。真澄は、気をきかせて教えてやった。
「むき豆先生、あなたは、まっぱだかじゃないか。早くそのマントを着るがいい。
この可愛いお弟子さんは、あなたの裸体を、ぼくに見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。」
むき豆は、ひどく赤面した。
途中の紫煙、いや試演ありがとうございました。
少年王、正解です。あれは外伝でしたっけ?
義理の母親がギャフンてなる話。まざあwwww
最初と最後しか考えてなかったので途中はやっつけです。見ての通りでごめんね。
次回こそ聖と水城さんをなんとかしたいです。今度こそは正統派でいこうかと。
今回エロがなくてごめんね、英介を想像したくなくてw
王家ネタと踊る大走査線MOVEネタが出たのにはワロタ
乙です!! > ID:vF6m0z/Sさん
色々なネタがちりばめられてて素晴らしいです!GJGJGJ!
>義理の母親がギャフンてなる話。まざあwwww
wwwwwwwwww ↑wwwwwwwwwwwwwwwww
そう、たしか外伝でしたねw
神乙でしたwww
ひさびさのギャグ系パロに笑いました!
www
812 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/02/28(日) 23:26:02 ID:Zr+6wi320
小塚「真央ちゃんがプルとキス・・・なんだこの胸のざわめきは。真央ちゃんは妹みたいな
ものだったはずなのに・・・!!」
▼ 816 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/02/28(日) 23:26:34 ID:LMC/TRpS0
>>812 燃えろ嫉妬の炎
▼ 830 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/02/28(日) 23:28:36 ID:fSUkSaoo0
>>812 なんだろう・・・・
ガラかめ桜小路とキャラがかぶる
ほんに聖も楽じゃねえww面白かった上に感動した
新作カモーン
543 :
耳がきこえる 1:2010/03/14(日) 00:32:49 ID:SnXKGY7j
闇の中、ベッドでまどろんでいた亜弓は、時ならぬ客の足音に耳をそばだてた。
「誰?ばあやなの?」
答はなく、ただドアの鍵が細い音を立てて閉まるのが聞こえた。
――午後の10時をまわったころである。
脳外科病棟のこの個室には、付き添いのばあやと看護師以外は入ってこないはずだった。
姫川亜弓は、近く手術を受けねばならぬ身である。
しかし、多忙な両親に負担をかけまいと、彼女はいつもにもまして気丈に振舞っており
入院のことも、また来るべき手術のことについても、ばあやを通して伝えていた。
映画監督の父、女優の母には、ばあやがメールを代筆する。
「ママ、パパ、心配しないでちょうだい、検査の結果も良好で大事を取っているだけなの」
亜弓の言葉の裏に潜む孤独に、まだ誰も気づいてはいなかった。
今の彼女は暗い海の底にいた。美しい目を開いても、そこは海底となにも変わりはなかった。
目の異変に最初に気づいたのはエレベーター内である。練習中に頭をぶつけた日の帰りであった。
疲労からくるめまいかと思った亜弓は、頭痛薬を飲み床についた。
そして目覚めた朝、世界は一変していた。
すべてがかすみ、自らの手の輪郭すら判然としない。
舞台女優として、二十歳そこそこの若さながら第一線で活躍し続けてきた亜弓である。
この急激な視力悪化、それは彼女の人生を根元からゆさぶる恐るべき津波の襲来であった。
そして今、消毒薬の匂いのするシーツにくるまっている。
亜弓は、自分がいる場所のことをつとめて考えまいとした。
だが、頭から追い出そうとすればするほど、今までのこと、そしてこれからのことが浮かんでは消える。
すばらしい演技のライバルに出会い、ずっとしのぎを削って争ってきた。
恵まれた環境をねたむ同級生や先輩らの陰口も、親の不在に一人で眠るさみしさも忘れた。
亜弓は、北島マヤという運命のライバルを得て、全速力で走り続けた。
彼女たちは青春のすべてを、人生のすべてを舞台へ注ぎこんだ。
何を捨てても犠牲とは思わなかった。
そして、ついに夢の舞台に立てるかもしれないチャンス。そこに訪れたこの不運である。
永遠にここから出ることはないような気がした。
涙は出なかった。
亜弓は、涙を出さずに泣くことに慣れすぎていた。
病室のドアの閉まった音で、亜弓は身を起こした。
細い体を包む薄紅色のネグリジェが、かすかに衣擦れをたてた。
足音の方向に顔を向けるが、目を保護する包帯のむこうには光すら見えない。
はじめて慄然とした。
ここにいるのはばあやでも身内でも看護師でもない。
では、何者がここへ来るというのだろうか。
戸惑う彼女に(亜弓さん)とささやくような声がした。
これは、男性?見知らぬ人間の声に思えた。
亜弓は驚愕のあまり言葉もない。
逃げようか。叫ぼうか。物を投げようか。しかし、ものも見えぬ闇の奥で亜弓は、そのどれもできはしなかった。
闖入者は、同じ言葉をもう一度繰り返した。
男がベッドの足元に寄る気配がする。亜弓ははっと身をすくめた。
そこにかがんだのだろうか。低い位置から、今度ははっきりと声がした。
「亜弓さん。僕です」
その響きには覚えがあった。
神キタ━(゚∀゚)━!!
wktkwktk
間進。亜弓の崇拝者の若手俳優である。
人畜無害タイプの平凡な彼は、子役時代からチョイ役専門として活動していた。
数年前に共演した際に付き合ったこともあったが、それは亜弓が手ひどく振るかたちでじきに終わりを迎えた。
彼女が恋の演技の勉強のために弄んだという噂もあったが、まもなく次の恋の話題に押され立ち消えた。
それからも彼とは仕事で会うこともあったかもしれないが、彼女はなんの興味も示さなかった。
亜弓は、彼のことなど思い出しもしなかった。
だが、彼のほうでは違っていた。
「……進さん……?」
あのときの呼び方そのままである。
わけのわからない気持ちと恐怖がない交ぜになり、考えるより先にその名が亜弓の口をついて出た。
「間です、亜弓さん」
答えるその声は確かにあの男であった。
ベッドの脇にひざまずいているのか、わずかにシーツが押さえられている。
亜弓は平静を装うことに決め、低くたずねた。できるかぎりの威厳をもって。
「なんですの、こんな時間に?ここは病院ですわよ」
「すみません亜弓さん。ぼくはあなたに用事があって……
でも、昼間はばあやさんに断られてしまったので、消灯後にこうして忍んできました。
いけないことだとはわかっています。でも、一言だけ言わせてください」
そう言って息をつくと、彼は搾り出すような声を亜弓に向けた。
「ぼくはあなたが好きです。あのときからずっと、これを言い忘れたままでした」
彼女は驚いた。
どうしていまさら。
あれほど酷い扱いをした自分のことをなぜ好きだなどと言えるのか。
そして、今の自分になぜそれを言いにくるのか。
思わずシーツを握る指に力が入る。手がほのかに汗で湿るのがわかった。
「わたしを、ですって?」
「はい、亜弓さん」
「手を、握ってもいいですか」
思いのほか冷たくて大きな手が亜弓のしなやかな指先を包んだ。懐かしい感触だった。
それを振り払う気にもなれずに、また同じことを問いかけた。
「あんなことをした、わたしを好きですって?」
顔にかかる包帯がもどかしい。
一体どんなつもりでこの告白をしているのか。亜弓には知りたいことがたくさんあった。
「はい」
その手がきつく握られた。固い手だった。
「ぼくになにをしてくれるかとは関係なく、あなたのことを思っています。
演技にひたすら邁進する亜弓さんを、ずっと見てきました。
頭では何度も、忘れようとしました。
でも、あなたが誰と付き合おうと何者を演じようと、あなたから目が離せませんでした。
ぼくに――恋の演技のために」言葉が一瞬詰まる。
「演技のためにぼくと付き合ってくれた、などと書き立てる週刊誌もありました。
そうかもしれません。
それでもいいんです、ぼくは。好きな人と過ごせたことには変わりはありません。
あなたがぼくをどう思っているかなんて関係なく、亜弓さん、あなたが、あなたのすべてが」
ふっと口調が穏やかになった。
「好きです。いつもあなたを見ています。……僕にできることがあればなんでもします。どうかお大事に」
言い終えると進は、彼女の手にくちづけた。
病室から人の気配が消えた。
あれは、今の寸劇は、なんだったのだろうか。
包帯の下の眉をひそめる。愛の告白?こんなところに?
目の見えない女優に、これは何の冗談なのだろう。
夢だったらよかったのに。
亜弓はナースコールを押した。サンダルの底を鳴らして年配の看護師がやってくる。
「どうしました姫川さん?眠れないのかしら」
「いえ、夢を見てしまって。……飲み物を温めていただけます?」
間×亜弓?wktk
翌朝は微熱が出た。
上がらない頭で、古いことばかり考えてしまう自分がおかしかった。
幼いころから、いつも特別な扱いを受けていた。
それに気がついたのはちびっこコンテストだった。
芸能人の子供という話題性でグランプリを獲得した自分に納得がいかず、一人泣いた。
その涙をぬぐってくれたのは、母ではなく、育ててくれたばあやだった。
母親はいないも同然だった。よその家庭がうらやましかったのだと思う。
しかし、それを自分で認めることだけは嫌だった。
両親は自分の誇りだし、自分は与えられた環境でさらに努力して、いつか親を超えたい。
また、そうしなければ嘘だと思った。
支えてくれたのは自尊心。愛よりなによりも、それが彼女の支えであった。
だから彼女は男性を愛したことなどない。
芸を磨くための表面的な付き合いを繰り返すのみだ。
数々の浮名は流してきたにもかかわらず、亜弓は未通娘であった。
「まあまあお嬢さま、ばあやは心配いたしましたですよ」
オルゴールのふたを閉めながらばあやが気遣う。
この個室は鍵のついた特別室である。音量に配慮すればオルゴールもなんでも自由に聞くことができた。
「大丈夫よばあや、熱といっても37度と少しだもの。今日はなにを読んでくれるの?」
パイプイスに腰掛けたばあやが、日課の朗読をはじめた。
亜弓にとって懐かしい絵本や小説を持ってくるばあやが、入院中の気晴らしにと毎朝続けているのだ。
だが、今朝はそれも頭に入らない。
ひとくぎりつくと、亜弓は思い切ってたずねた。
「ばあや。私に見舞いに来たいというひとはいなかった?」
一瞬、ばあやが詰まった。「い、いま、いまいまいまいまいませんよ」ばあやは演技ができない。
「教えてちょうだい。亜弓のおねがいよ」ベッドの上から上半身を乗り出す。
「お断りしましたです。お嬢様のお邪魔になるかと思いまして」
見えない目で亜弓はばあやを見やった。精一杯の笑顔をつくる。
「ばあや。そのひとの連絡先を聞いた?」
明るい日差しが肌をあたためる。栗色の豊かな髪が、光にきらめく。
間と亜弓は、病院の中庭にいた。
杖をまだ使えないための車椅子と顔を覆う包帯で、彼女をそれとわかる人はほとんどいない。
噴水のある広場から少し入った林では、春を告げる一陣の風がまだ小さな若葉を長く揺らした。
青年が亜弓の車椅子をとめ、脇のベンチに自分も腰掛けた。
遠くに幼児を連れた若い母親が散歩していた。ベビーカーが小道を曲がって遠ざかっていく。
平日の昼下がりの高い空がそれを見下ろしていた。
「紅天女の稽古での事故、聞きました。ライトから人をかばったことを俳優仲間から聞いて
検査を受けるらしいという病院へ。僕はなにも考えてなかったですね。
ゆうべは……ほんとうに失礼しました」
「ほんとうに失礼ね」亜弓が軽口でこたえる。「あなたのマイペース、変わってないのね」
つい、笑みがこぼれた。
一途すぎる。この真剣さから恋の演技を学んだことを思い出す。今さらながら胸が痛んだ。
振り切るように続けた。「お見舞いはいいわ、でも夜になんてマナー違反でしょう」
「……見えないように」
「えっ、なんですって」
「お互いが見えないならいいと。そのほうが僕は。あなたの姿が見えなくてもよかったんだ。ただ伝えたくて、
いてくれるだけで。……生きてくれるだけで。亜弓さん」
亜弓の肩にそっと間の手が乗せられた。
「僕はわがままなんだ」やがて押し出すように彼がつぶやいた。
「あなたに、いつも幸せでいてほしい。そう勝手に思ってるんだ。僕にそんなことを言われても迷惑だろう?
でも僕にもどうしようがない、あなたの幸せを願うのが僕の」
そしてまた無言。不安になったのは亜弓のほうだった。
「僕の?」
「うん。僕の、……なんだろうね。仕事……かなぁ」
ぷっと吹き出す亜弓につられて間も笑い出す。
「バカね、もう、進さん。昔から変わってないのね」
付き合っていたあのころ、姫君と森番の少年と人に言われても「ぴったりだね」と喜ぶような彼の人の良さに触れるにつけ
亜弓は言い知れず反発するものを感じていた。
それが、どうしたことだろう。
今、このときになって、彼の純朴な言葉が心に響くのだ。
彼女は肩に置かれた手を取ると、膝の上に置き両手で握り締めた。
彼の言葉をもっと聞きたいと思った。
亜弓は、全身を太陽の光に包まれているのを感じた。
「目のほうはどうなの?」
亜弓はまた仮面をつけねばならないことを覚悟した。
「心配しないで」短い返事はかすかに震えた。
青年はそれに気づかぬのか、黙っている。遠くから救急車のサイレンが近づいてくる。
「検査でも異常があったわけではないの。舞台があるので、念のために入院して……」
言いかけて彼がさえぎる。「ごめん。いいよ、言わなくて」
「僕が悪かった。言いにくいならまだ聞かないよ。あなたは僕に、……嘘を考えなくていい」
サイレンが止まった。静けさが亜弓の体にしみる。
再び、風が頬に当たっている。車椅子から亜弓は空を仰いだ。
短い彼の言葉、そのすべてに嘘がないのが感じられる。
日差しを受けて緑にきらめく草の香りが心地よかった。彼の静かな手のひらが優しかった。
彼の顔を見たかった。
握り合った手をほどくと不器用に腕を、肩を探り当てる。あの日腕を組んで歩いた、懐かしい体だ。
相手は動かない。
おずおずと顔に指を伸ばしてから、気づいて言った。「触っていい?」
今度は彼が吹き出した。「もう触ってるじゃない」
また、昔そのままの彼だった。ふたりは、時を忘れて笑いあった。
あくる日も、そのあくる日も、間は亜弓に会いにきた。
テレビの仕事の合間を縫って病院に駆けつける。
天気が良ければ庭に連れ出してくれる。亜弓は面会時間がなによりの楽しみになった。
「わたし達、付き合ってるみたいだわね」
ある午後の病室で何の気なしに亜弓が言うと、間は急に体をこわばらせた。
「そ、そうだね」
「どうしたの?進さん」驚いて、彼に寄りかかった体を少し浮かせた。
「……なんでもないよ。今日はこれで失礼するね。じゃあまた」
「進さん……?」追いかけることもできなかった。
彼を困らせたのだろうか。亜弓には、わけがわからなかった。
夜、ロケで忙しかった母親が明日見舞いにくるという知らせが入った。
「そう……わかったわ」
「お嬢様?きょうは浮かぬ顔でございますね」ばあやが覗きこむ。亜弓はものも言わず布団を頭からかぶった。
「亜弓ちゃん、ママよ」「ママ!」
抱きついて頬にキスをする。姫川家ではこれが挨拶である。
「ばあやから聞いているわ、入院生活はさみしかったでしょう?
ごめんなさいね。今日だけはオフをもらってきたわ。
ママといっしょにお庭に行きましょうか?」
「ううん、いいの」亜弓は頭をふる。「ママのお仕事の話をして」
親子の時間は慌しく過ぎていった。久しぶりに母親に会えたというのに、気分は晴れなかった。
――まだ、彼のことが引っかかっている。
かつて、こんなに誰かのことを考えたことはなかった。
今では亜弓も、入院にもひとつだけいいことがあったと思っていた。間との仲直りができ、心休まる場所ができた。
目が見えないおかげか、まわりの目も気にならずに過ごす日々であった。
その不思議に楽しい時間は、彼とでなければ得られないものだった。
やがて消灯時間になり、洗濯物を抱えたばあやも姫川邸へ戻っていった。
すべての明かりが消え、亜弓はまた暗い病室に残された。眠る気にはなれなかった。
「進さん」
思わずひとりごちた。「亜弓さん」返事があった。
「な、なななんなの、進さん!?もう消灯の九時よ、どうしたの」
「そうだね」
いつもの彼に似合わず、そっけない返事。亜弓は内心驚いた。
進がベッドに腰掛ける。暗闇の中、彼が自分のほうを見つめているだろう。いざ向き合うとなにも言い出せなかった。
「きみが」
あなたが、ではもうなかった。進にそう呼ばれることがいやではなかった。
「きみが『わたし達』と言ってくれて、驚いたんだ。
ぼく達って言葉を嫌いだ、と前に言ったよね。だからぼくはもう言うまいとしたんだ。
でも……きみは……」
「ごめんなさい……進さん!」
亜弓はたまらず彼の広い胸に飛び込むと、顔をセーターに擦り付けた。熱いものが頬をつたっていた。
「わたし、あなたの気持ちに甘えてきたわ。ごめんなさい。
進さんは、いつもわたしのことを思ってくれていたのに。バカだったのはわたしね、今やっとわかったの」
「亜弓さん……!」
彼は抱きしめる手に力をこめた。
いやいやをする彼女をなだめるように頭に軽くくちづける。
ほどけかけた包帯。その涙は亜弓の美しい髪を濡らしていた。
「進さん、本当にごめんなさい、わたし」
泣きじゃくる彼女がとても小さかった。進の頭の隅で危険を知らせる警報が響いた。
構わない。しがみつく亜弓の顔を手ではさんで上を向かせると、触れるかどうかの、小さなくちづけをした。
瞬間、体を固めた亜弓だったが、進の唇が離れると我知らずささやいていた。「進……さん」
そのささやきは進にとって神の命令にも等しかった。
もう一度、今度はついばむようなキスをする。そしてもう一度。亜弓の唇が彼を誘う。
しっとりとした感触。亜弓は、舞台やテレビの仕事でキスをしたことは何度もあった。
だが、自ら進んで恋人にくちづけたことは今までなかった。
演技を忘れ、われを忘れた。ただ彼に吸い寄せられる。
彼女は、形のよい唇をそっとひらいた。今度は進がそれにこたえた。互いを味わいつくすように。
間進はベッドに座ったまま亜弓を膝の上に軽々と乗せあげる。細い胴が痛々しかった。
涙でよごれた顔を指でなでる。包帯にやさしいキスをする。そしてまた唇に。
それから、亜弓の盛り上がった胸元にそっと手を伸ばした。
絹のナイティの下にはなにもつけていないようだ。
無骨な手に不釣合いな、滑らかな生地が彼女の肌に貼り付いている。
薄い布ごしに、弾力のある乳房が彼の手を押し返す。
遠慮がちだった進の指の動きが激しさを増す。亜弓の口からため息がこぼれた。
進が訴える。「亜弓さん……」そこからは声にならない。
彼のなにかが伝わった。
亜弓は、夢中で胸を愛撫している進の手を、襟もとのリボンにみちびいた。
リボンの端をつかむ。
引く。
するっ、と亜弓の裸の肩が現れた。闇の中に白く浮かびあがる裸体に、進は全身が沸き立つのをおぼえた。
なんという胸の重みか。両手に余る乳房を大きく持ち上げ、揉みしだく。亜弓のせつなげな声にいっそう気がせいてくる。
進は、豊かな胸のその先を口に含んだ。「あっ」短く亜弓が叫ぶ。
口の中で転がし続けると、亜弓は大きくのけぞり小声で訴えた。「いや、いや」
進はそのままベッドに亜弓を横たえると、気遣うように耳元に口を近づけた。
「ごめん……いやだった?」
すると亜弓は、驚いたことに自分から彼にしがみついてきた。バランスを崩した進は彼女の隣に寝転ぶかたちになった。
「進さん」彼女はいたずらっぽくささやいた。
「いやじゃないわ。……好きよ」
亜弓は彼の上に馬乗りになり、大きな胸を揺らしながら彼に抱きついた。そしてキスを浴びせた。
いまや下敷きになった進は、息がつけないキスを受けながらも、彼女の下半身から最後の薄い布を引き剥がそうとしていた。
つづいて自身もシャツを脱ぎ、ジーンズに手をかけたときだった。
「わたしが」亜弓のしなやかな手が、ウエストのホックにかかった。
そのままはずそうとするが、最後のホックを開けようとして進の熱いものに触れた。
驚きながらも、なんとかジーンズをおろすと、亜弓はこわごわ顔を近づけた。
思い切ったように、トランクスの布の上から彼のものに口づけすると、今度は進がうめき声をたてる番だった。
ふたりはベッドの上で、衣類をすべて脱ぎ捨てていた。
進が体をひねると、亜弓の秘められた場所があった。
目をこらしてもはっきりとは見えない。だがその花園は、彼を待ち焦がれているかのようだった。
指で両方の花びらを開くと、湿った音がした。
亜弓が膝頭を狭めようとする。いやがる太股を無理やり押し開いて、進はそのまま顔を埋めた。
「あぁん!」亜弓は始めての刺激に、さらに体をよじった。
だが彼は追撃の手を緩めなかった。さっきまで亜弓の舌を吸っていた唇で、今は彼女の敏感な種をこね回す。
真っ白い裸体を揺らし、亜弓は彼の愛撫を感じる。
足のつまさきが伸び、寄せては返す波がじんじんと中心に響いてくる。
それは想像をはるかに超える快感の連続だった。
「逃げないで、亜弓さん。君のここをもっと」
がっしりとした彼の体が、彼女を完全に押さえつけて逃がさない。
進が亜弓のうるんだ花園の中へ、ゆっくりと指をさし入れていく。
ねっとりとした壁が、進の太い指に吸いついてくる。進の鼓動がその速さを増す。
中で指先を折り曲げるのが亜弓にもわかる。
慎重に花壺の奥まで指を動かしながら彼は、亜弓のピンク色の種をももてあそび続けた。
ぴちゃぴちゃ、と音を立てているのは、本当にわたしの体なのだろうか。
亜弓は気が遠くなりそうだった。
包帯で目隠しをしたままの体は、彼女の頭よりもはるかに素直な行動をとった。
いつしか自然に腰が動いていた。激しい息の下、亜弓は自ら前後に動きながら彼を欲しがった。
「……もっと……。あぁ……ん、も……っと……!!」
進は、彼の前でいやらしく乱れる亜弓の姿を、心から愛しく思った。
さきほどよりも強く種を吸う。「やっ!」彼女の下半身が反応し、脚が浮き上がった。
その両脚をつかんで持ち上げ、間に体を滑り込ませる。
亜弓が進に手を差し伸べる。
彼女の腕に抱かれてくちづける。そのまま、彼は亜弓の中に自身をねじ込んだ。
「……っ!!」痛みで、亜弓の体が止まった。
進の大きすぎる欲望が、はじめは控えめに、それから幾分速くなって、亜弓の中をいっぱいに押し広げていった。
耐え切れず彼の体にしがみつく。にじむような痛みがあった。だが、その痛みとは裏腹に亜弓の心は幸せに溢れていた。
亜弓はまた腰をうかせ、彼の前後運動に合わせて打ちつけた。
「はあっはあっ、亜弓、さ、ん」進の上ずった声が耳の横で聞こえる。
「んんっ、進さん……っ」
「あ、亜弓さん、亜、弓、さん……僕……いくよ、い……」
「うんっ、きて、進さん……きて」
進は、亜弓の美しい花園奥深くに、白い精を放出した。
瞬間、体の内側で、彼自身が激しく震える。亜弓は進に抱きしめられたまま、その余韻を味わっていた。
亜弓の上気した顔に進の手が触れる。
「痛かった?」
「ううん、大丈夫よ」自分の顔が火照っているのを感じながら答えた。
「亜弓さん、痛いことしてごめんな」
進はいたわるように彼女を抱き寄せた。
包み込まれて亜弓は、たとえようもない高揚感を味わった。
この広い胸にずっと抱かれていたいと自然に思えた。
「好きだ。亜弓さん」
進がぽつりと言う。
そんなこと、わたしにはわかっている。
あなたも知っているでしょう。そう思いながら彼女もこたえる。
「好きよ」亜弓の閉じた目に、彼の笑顔が浮かんだ。
「大好き、進さん」
特別室には付き添いのためのバスルームがある。恋人たちは体を洗いあって、しばらくじゃれて遊んだ。
宵闇に窓を開けると、鳥の音がした。
「あれはナイチンゲールよ」亜弓は口の中でつぶやいた。
「いや、あれはひばりの声だ」
「あら」くすりと亜弓が笑う。「観にきてくださってたの?」
「きみの舞台は全部観たよ、言ったろ?僕は君をみてきた、って」彼はかるく肩をすくめた。
「また昼間に会いに来るよ。僕のジュリエット」
「わしにはわからん」
担当の田口医師は、そう言って頭をひねった。
「わからんのですよ、さっぱり」
姫川亜弓は、もっとわけがわからなかった。
「つまりですな、検査の結果。どこも悪くなかった。たしかに原因がよくわからなかった。
あなたの目に表れた症状を取り除くために、開けて、いや手術してみないとわからないと思っていたのですが」
彼女は目を見開く。「それで、なんですの」
「原因は不明です。いや、おそらくストレス性のものでしょう。
何か大きなプレッシャーを感じることがありませんでしたかな?お仕事などで?
その原因が消えたのではないかと。ですから、検査の結果もやはり異常なしです。
心因性の病気は失語症や不眠、摂食障害等に限らず、頭痛でも発熱でも、なんにでもあり得るんです。
あなたの場合も、言ってみればマジメ病だったのではないでしょうか。そのストレスが、まあ、取り除かれたんですな。
だって今、あなたは視力が戻っているんですから。全快です」
ぽかんと口を開けた亜弓が、まっすぐ田口医師を見つめ返す。「全快、ですの?」
「ええ。退院、おめでとうございます」
「進さん、お待たせしてごめんなさい。試演が近くって」
ひときわ輝く美貌の女性が、平凡な青年に親しげに駆け寄っていった。
道行く人は不釣合いなカップルを無遠慮に見る。ふたりは手をつなぎ、微笑みをかわして歩き出した。
「はい、亜弓さん。コーラだよ」
幸せにこぼれそうな笑顔の彼女の耳に、愛しい人の声がきこえた。
お〜わりっ!
本当はロミジュリのオルゴールを使おうかと思ってたけど
それはそれで縁起悪くて亜弓につり橋から落とされそうな予感がしたのでやめました。
支援くれた人ありがとう。おやすみ。いい夢見ろよ!
ネ申よ!貴方に永遠の幸と栄光を!!
実のところ、柄瓶では主人公以上に幸せになって欲しい人だ、亜弓さん。
すばらしいお話を、有り難うございました!
神乙でした━(゚∀゚)━!!
個人的には全く雑魚キャラだった間君がこんなにかっこよく
書かれてるなんてびっくりでした!
たいへん亀レスで申し訳ありません。
「野生の馬」マヤが荒馬を騎上位で乗りこなす話
ぜひ読みたいです・・・!!
マヤならなんだって乗りこなせるはず・・・!
ヒヒ〜ン
馬引けーーーーーーーっ!
メンフィス乙
上様かもしれんぞ。w
苦しゅうない(キリッ
ドリフ西遊記の馬だな
568 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 22:19:47 ID:7qNs5LXA
あげ
船の上でやるのって酔わないかな
ベッドの上で揺れる事やるんだから酔わないんでね?
大きな客船はあまり揺れないよ
結局キスすらしないんだろうな
せっかくのチャンスが
新作マダー
おまえさまー
576 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 11:54:32 ID:CP1G5UJN
紅便所
>>576 天女で総受けもいいが、
しまったことに…フツーにグロい毎月のことを思い出したよorz
しかし、それでも馬もはうも怯まないのだろうかw
グロい毎月?
ぐろいまいつき
ま、ぐろい、きつい
ああ、月のもののことね・・・
>>576の発想にマス民はひかなくても自分がひいた
過去ログ読め
紫のマラの人とか懐かしいなーw
585 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:46:45 ID:pMOMgN+P
真澄は紫織相手じゃ勃たないだろうな
EDのふりして婚約破棄
すげぇ
しばらく留守にしてる間に鬼才現るw
有り難いことだー
文章かける人は皆素晴らしいな
紫織「真澄さま、わたくし前立腺マッサージというものを覚えましてよ。
わたくしのテクで真澄さまを天国にry」
馬「だが断る」
面倒だからしおりとはぅがくっついちゃえよ
>>590 はぅへのメッセージ
「マヤさんがホテルでお待ちです、マスコミに見つからないように気をつけてください。
お部屋に入っても一言もお話にならないように。
このメッセージは必ず焼却処分してください」
↓
紫織へ耳打ち
「真澄様がお仕事の後にお越しになります。
照明は暗いほうがお好きですので、電気を消して、準備をなさっていてください」
準備って?と聞く紫織に、含み笑いをしながら
「……おわかりですよね?あ、それとどんなことがあっても声はお出しにならないように。
男はそのほうがそそられるものですよ」
↓
ベッドの中、全裸でwktkな紫織
↓
もっとwktkなはぅ
↓
お互い何の疑問もなく完遂
↓
そこへ何も聞かされてない真澄が入ってくる
聖の陰謀 完
GJ!
現場を発見されても、シオリのことだから、レイプされたと言い張るだけじゃないだろうかw
>もっとwktkなはぅ
を想像してワラタw
>>593 そこはぬかりなく水城さんがアへ声を録画してるのでw
馬「あなたには失望しました(よっしゃーこれで婚約解消できる!!)」
そこまで嫌いなわけw
元が政略結婚だから、気にしないような気もする。
大都側が有利な方向で断ることができるネタなら
×馬「あなたには失望しました(よっしゃーこれで婚約解消できる!!)」
○馬「もっとティンコの大きな男を用意しましょう」
600 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 00:49:03 ID:oCBwyMcB
もっとティンコが大きい男って聖か?w
一角獣の胸毛男もティンコでかそ
勝手なイメージ
ハミル(外人だし)>聖>間進(でも臭そう)>はぅ(無駄にでかそう)>馬(馬だけど人並み)
ここは一回、最近の真澄のことは忘れて
あの輝かしい二十代の黄金期で妄想をしたいところだ。
昭和の時代だね。
変なネクタイ
変なスーツ
606 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 23:57:04 ID:D5lNzJGI
紫のバラの人の正体に気づく前のマヤ×真澄が好きだ
オナりなさいませ馬澄様
ツンデレマヤたん(;´Д`)ハァハァ
職人さんきてえええええ
610 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 22:36:43 ID:qCPAhV7W
マヤ&A介お願いします
亜弓さんと小野寺先生ってあったっけ?
見たい
612 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 01:40:22 ID:l1kdYJAV
小野寺×マヤならあったけど亜弓さんとの作品はないね
あのベレー帽の中には・・・
なんか過疎ってるね
職人さん来ないかな(´・ω・`)
新刊楽しみ
(´・ω・`)
月影先生のようによみがえるよ!!
619 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/16(金) 01:18:29 ID:TKJVonMK
まさかこのまま未完で終わるなんて
男坂か
622 :
名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 23:23:11 ID:1ovyP+4M
保守
新刊が出る予定だったの今知った
がんばれー
ほ
マヤへの気持ちを認めた以降の馬澄は
ひたすらマヤのみをおかずに処理していると想像できるんだが
認めていないが実際は惚れまくり状態の頃は
どう処理してたんだろう?
なんか適当に軽く遊んでたと推測
20代を女っ気なしって、モテモテ若社長なのに残念すぎる
> なんか適当に軽く遊んでたと推測
マヤと出会う前はそうだと思う
でも惚れた女がいて遊べる男な気がしないからこその疑問なんだ
マヤ以外の女を適当におかず。
何なら「愛してる」とは認めてないけどマヤをおかず。
男は普通にそんなもん。
あの奥手っぷりは実は真性包茎
630 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 22:22:46 ID:wwuxlxF6
それはなさそう
お見合いする前の真澄が好きだった
そうだよね。独身主義でよかったのにさ。
「恋のライバル出現」ならせめてお見合いまでだった。
婚約はしたら駄目だろ。
婚約はきついね
紫織が1回断ったのにね
どうせ描き直してばっかりなんだから、いっそあの時まで遡って
マスミンに断らせるようにしたらいいんだよ。
637 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/10(金) 00:37:55 ID:j+7XWVHv
あ
いよいよ、45・46巻が出ますね。
告知ポスター笑った。
ついたーに呟くマスミン、ストーカーみたいでステキですw
640 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 23:21:24 ID:NufG/tsS
近頃のマスミンのへたれっぷりについて、以下の仮説をたててみた
1、実は思いをこじらせているうちに魔法使いになってしまった
2、長年にわたるストレスとよる年波(?)でEDになってしまった
3、長年にわた(ryでメンタルヘルスに問題を抱え始めた
実はトリプルコンボな気もしている・・・
私がこの人の年齢を越してしまう前にどうにかなってくれるといい、と
心の底から切に願っていたが、あと1〜2年じゃ終わらんよなあ・・・・
さて、ついにマスミンがネット上で独り上手wをし始めるときき、
記念に拙すぎる1作を書いてしまいました。
お目汚し失礼致します。
第三者から見たマスマヤって・・・という視点で書いた為、
オリジナルキャラが登場します。
というより、主人公がオリジナル、というとんでもないものになってしまいました・・・
(最初は、あのアパートの大家さんの視点で、と思っていたんですがなかなか上手くいかなくて)
そして、全体の長さの割にハァハァ要素が少ないです。
苦手な方はスルーしてやってくださると嬉しいです。
スレが過疎っている今のうちに、書き逃げ失礼致します!
「・・・・はっ!はぁ・・・!!マヤ・・・・マヤ・・・・!!」
ぐちゅぐちゅと音をさせながら、男は激しくその手を上下させる。
「マヤ・・・!マヤ・・・・・!!」
荒々しい息遣い、こもる熱気。
「・・・・っく!!・・・・マヤ、・・・マヤ、ずっと・・・・・ずっと見ていたんだ。マヤ・・・マヤ・・・・・」
いっそう激しくなる水音、荒い息遣い。
暗い、暗い車内。遠くの街灯にぼんやりと照らされる夜道の片隅に、ひっそりと停められた車内で、男は、最後の階段を昇ろうとしていた。
「・・・・!誰に、も・・・・っ誰にも、渡し・・・・・っうっっ!!」
勢いよく飛び出した白いものが、黒いハンドルを汚した。
*****************
月曜の昼下がり・・・・・・地元密着、昔ながらの小さな不動産屋には、来客もなく。
大きくとった窓ガラスやガラス戸の、それらいっぱいに貼られた物件情報ごしに差し込んでくる日差しで、外はよく晴れているのがわかる。
書類の整理にひと段落ついて、白釉に緑の筋がはいった織部の湯呑みに茶を注ぎ、煎餅くわえて諸行無常に思いを致す・・・・・・・
『・・・・により、不採算部門の統廃合を検討中の親会社、鷹宮ホールディングスは今日、○△ホテルにて・・・・』
視線をやると、この使い古されたステンレスの事務机の向こう、やはり年代物の黒革張り(といっても合皮)のソファで、くたびれたおっさんが
茶を啜りながら、点けっ放しのテレビを見るともなしに見ていた。
テレビには、「会った」ことはないが、否応無しに「ある程度知って」しまった男が映る。きっちり着込んだスーツに、くせ毛なのかやや波打った髪。
・・・速水真澄、大都芸能の社長である。
――――――あ〜あぁ、アンタ・・・そのスーツはないだろう。なんだいその腹。いやわかってるよ?そんなに出ちゃあいないんだろう、
ただ弛んでるんだよね?だけどだからって崩れたラインを隠そうとそんなおっさんみたいなスーツとか、て・・・
そうかもうアンタもおっさんなんだねぇ・・・早いねぇ・・・・。まあ、でもそれにしたってアンタまだ30そこそこなんだから・・・。
第一もっと若々しく保たないと、あの娘にいくら思いを寄せたところでねぇ・・・・ていうか。アンタ昨夜も来てたけど、もういい加減どうにかしたらどうなのかと・・・・・
何から話せばこの事態を説明できるだろう・・・・・やはり、最初からだろうか。
・・・・・あれは、そう、もう何年も前のこと。大学卒業後叔父の経営する「昭和の遺物」のような不動産会社に就職してから、数年が経った頃だった。
叔母が持っている住居兼アパート(うちで管理している物件)の二階に、若い女性2人が入居してきた。古い木造二階建ての風呂無しアパート、
家賃が安いだけが魅力で、間違っても若い女性が入居してこないような物件だったから、彼女らの入居が決まったときにはかなり驚いたものだ。
しかも、その2人のうち1人は、目の覚めるような美人だった。色白で、波打つ色素の薄い髪に縁取られた小さな顔は西洋彫刻を思わせる彫りの深い端整なもので。
女でも男でも通用するユニセックスな美貌の持ち主だった。
演劇仲間で友人同士だという2人だったが、正直なところ、私はもう1人の女の子の事は、当時殆ど記憶にも残らなかった。入居の契約も、主契約者は美人さんの方で、
もう1人の方はその同居人の扱いであったし、主観的にも仕事の面でも、この美人さんのオマケ、という認識だったのだ。
芸能関係に疎い私は、青木麗、北島マヤときいても、その役者としてのキャリアなど知りもしなかった。
ただ私には、背の高い彼女と並ぶと、随分と小柄に見える黒髪のその女の子は、とにかく地味で、役者として必要だろう華もクセもないように見えたものだ・・・・・
今から思えば、自分はまだまだ人を見る目がなかったのだろうと思う失態である。
人を見抜けないと、先を見越せない。
彼女らが入居してから後、私の日課になったのは、アパート周辺の見回りである。
何しろ目の覚めるような美人である。若い女性である。それがあんな寂しい通りの、ボロアパートに入居したのである。大家が一階に住んでいる物件だから、
ある意味親元で暮らしているのと同じようなところもあるが、やはり用心は必要である。
変質者なりストーカーなりに狙われて、仮に何か起きでもした日には事故物件だ。そんな事になっては事だと睨み、
これも不動産管理の一環と、毎日時間帯を変えては見回った。
ほどなく、やはり見回りをして正解だった、と知ることになった。美人さんにはやはり追っかけがいた。しかも若い子からオバサンまで・・・幅広い。
「芽のうちに摘み取る」、これが基本であるから、即排除にのりだした。周辺の住民に頼み(何しろ地元民なので皆知り合い)、
昼間うろちょろしている女の子(オバ様含む)達には、発見次第お引取り願った訳だ。夜まで粘るタイプが少なかったのが幸いし、これで結構対応できた。
自分の仕事振りに悦に入っていた。・・・青かった自分。今はただ、懐かしい。
美人さんらの入居後、3ヶ月目のことだ。美人さんらの隣室の住民が急遽、退去を申し出てきた。
部屋にこもりがちな男性だが、大学の院生だという彼は真面目で、家賃も滞納なく、
入居からこれまできわめて常識的に対応してきた人だというのに、いきなり退去すると告げて
すぐに出て行ってしまった(通常、一ヶ月以上前に申告するものだ)。
出て行くと告げた次の日には引越し屋がきて、荷物を運び出すやすぐに引渡しの立会いを済ませ、
それきり、出て行ってしまった。
逃げるように出て行ったその人のことで、しばらく叔父や叔母と話をしたものだが、
まあ、この手のボロアパートには偶に起きる事でもあり、そのときはあまり気にしなかった。
何より、すぐに次の入居者が決まったのだ。何とか有限会社の代表だというその男は、
京本政樹が眼鏡をかけたような印象的な面構えで、自分の女顔を恥じてでもいるのか
終始うつむき加減で控えめだった。昔世話になった知人の息子が近く遠方から入社してくる為、
当面の住まいとして社で借り上げて用意しておきたい、という事で、実際の入居は先になるが
引越の際は事前に知らせる、何か面倒がおきたらすぐさま自分に知らせて欲しい迷惑はかけない、
と話してハンコを押して帰っていった。
今でも覚えている。あのとき、叔母は「ありゃあ、眼鏡はずしてもっと堂々とすりゃあ、男前なのにねぇ」
と話して浮かれていて、叔父は黙して何も言わなかった。私は、なんとなく胡散臭い男だと感じたから、
叔父になんで契約をしたのかと男が帰った後で聞いた。叔父はこう答えた。
「問題を起こすのはチンピラだ。あれはチンピラじゃあない。」
くたびれたソファにくたびれた体をだらしなく預けて、テレビを見ながら茶を啜る叔父は、
冴えないおっさんだった。そして、叔父のその言葉の意味を正しく理解できなかったその時の私は、
黄色い嘴でさえずるばかりのガキだったのだ。その後家賃は半年分まとめて振り込まれ、
私はといえば「多少胡散臭くても真面目なのもいる、てことか・・・?」などと半信半疑のまま、帳簿入力を終えた。
それから、何事もなく日々は過ぎた。美人さんら周辺の見回りは依然続けていた。
ある日の事だ。美人さんと黒髪の女の子が、仲良く二人で買い物から帰ってくるのに
出くわした。特売で買い込んだのか、スーパーの袋を二人とも両手に提げて、談笑し
ながら歩いてくる。時は夕暮れ、辺りは他に人影もなかった。
彼女らに声をかけようかと、近づこうとしたそのとき。彼女らの後ろの角から様子を
伺いながら出てくる不審な男が見えた。私の姿は、向こうからは死角になって見えな
いようだった。男は、両手をポケットに突っ込んで、猫背気味に歩いてくる。視線は
まっすぐ美人さんらを捉えて、離さない。
――――――これは、危ない・・・!
そう思って飛び出そうとした。ときだった。物陰からふっと人影がでるや、男を攫う
ようにして物陰に消えた。・・・一瞬の出来事だった。
一瞬だった。・・・・・・・・・だけど見た。
あの、印象的なヘアスタイル。あの、京本政樹似の風体。
・・・・・・・・あれは!!
確証のないまま時は過ぎた。そしてその間に、叔母のアパートでは晴れて正社員入社
が決まっただの、遠方に転勤が決まっただので、引越が相次いだ。
そして入居者は、美人さんらと京本政樹だけになってしまった。(いや、正確には京
本政樹は「入居」はしていない。というか、案の定というかなんというか、「昔世話
になった知人の息子」はいまだ入居の予定がなかった)
物思いは尽きない。考え過ぎなのかもしれないが、そうとも思えない。
気づけば、近頃は美人さんの追っかけもぴたりとやんで、姿を見せない。
――――――あの男は・・・美人さんのストーカー?いや、護衛なのか??いやいや、
護衛、てそんなアホな。美人さん、て何者なのよ、て話だよな。・・・いや、しかし
そもそもあの男は・・・?あの一瞬の早業、いや、そう・・・そもそもあの隣室の院生
の引越だって・・・今思えば・・・・
物思いにふけりながら、夜道を歩いていた。
午前二時過ぎ、およそ女が独りで出歩く時間ではないものの、勝手知ったる地元の夜道、
眠れない夜には開き直ってビールでビデオ鑑賞、と、暫く歩いた先にあるセブンをめざ
して歩いていた。
勝手知ったる・・・道。その行く先に、見慣れない車が右の路肩に停められているのを
見た。いつもは、そんなところに停める車などない。人通りもない道。ワゴンとかだっ
たら速攻ですぐ近くの幼馴染の家めがけて走って、時刻を無視して乱入しただろうが・
・・、その車はセダンの高級車だった。勿論だからといって安全という訳でもないが、
さりげなく左に寄っていきながら、横を通り過ぎた。目の端に車を捉えながら、慎重に
歩いて・・・・やり過ごしてから早足で大通りまで出た。
若い男が乗っていた。それだけ確認できた。
翌朝、そういやこの辺に停めてたんだよな、とその場所に立ってみた。そして男が向い
ていた方を見て・・・瞠目した。叔母のアパートが見える。
それも、2階部分だけが見える。よく見えるのはあの美人さんらの部屋の窓である。
――――――おいおいおいおいおい・・・・
京本政樹の次は高級車に乗ったストーカーかよ!!と、半ば泣きたい気持ちで出勤した。
そして、昨日やばかったら乱入しようと宛てにした幼馴染に連絡し、今晩遊びに行く事
を了承してもらった。
今晩もいるかどうかはわからなかった。だけど、本当にやばいストーカーなら毎晩くる
だろうと思った。そして、今晩いなければもう、考えるのはよそうとも思っていた。そも
そも、京本政樹にしたって、実害はでていないのだ。「まだ」でていないだけだという嫌
な感じがしているからずっと気にしていたものの、今の段階では何ともしようもないのだ。
何かまたおかしな事が起こりでもしない限り、すべて「気のせい」という事にして、貰っ
たまま放置してある雀の涙のごとき夏のボーナスを使って、秋冬物の服でも揃えることに
専念しよう、と心に決めていた。
そして・・・・夜。絶賛ひきニート中の幼馴染の部屋に、約束どおり窓から忍び込み、朝
までそこで張り込みさせてもらう事にした。(ちなみに、子供の頃から面識がありよく出
入りしていた幼馴染宅に「忍び込む」必要があったのは、その幼馴染が「男」だからであ
る。きっと親御さんに今この時間に息子の部屋にいる私を見られたなら、驚いた後に大い
に安堵した顔で「結婚はいつ?」と聞かれるだろう。・・・が、違うんだ。貴方の息子に
はちゃんともう嫁がいるんだよ。・・・・PCの中に。)
明かりを消した6畳の室内で、青く光るPC画面に向き合いネトゲの世界に旅立っている幼馴
染の背中を時折眺めつつ、カーテンを閉めた窓のそばに陣取り、わずかに開けたカーテンの
隙間から前の道路を窺うこと、早3時間。時刻は先程2時をまわったところだ。
三谷の爺さんのところの犬が、ひとつ遠吠える。
静かなのか騒がしいのか分からない、夜の底。路上にポツリと立つ街灯が、ぼうっと白く
辺りを照らしていた。
――――――きた。
左方向から、黒いセダンがすぅっと音もなく滑り込んできたのは、この窓からみて左斜め前
の路肩。昨夜と同じ・・・あのアパートの2階窓が見える場所である。
とある物件トラブルに対処する為に以前購入した暗視スコープを構える。倍率は2倍。この
距離ならよく見える。
――――――何やってるんだろう、自分。
なんだか急に、無性に物悲しくなった。だけど、必要なら奴を警察につきださなきゃなら
ない。そうだ、下手したら美人さんに危害が及ぶかもしれないのだ。もうずっと、色々身
辺がおかしいじゃないか。そうだ、これでどうにか色々つきとめて、警察に通報するんだ。
ストーカーは、犯罪なんだから・・・!
運転席の窓越しに、車内に座る男が見える。昨夜はよく見れなかったから気づかなかった
が、男は随分身なりがよく、また顔も男前だった。・・・どこかで見たことがあるような
気がした。
暫く男は車内でじっとしていた。・・・視線は、やっぱりあのアパートの2階窓を見ている
様子だった。
ふと、男が顔を俯けた。そして少しした後、顔を上げた。物憂げな顔で、彼は何事か呟いた
ようだ。
『○○・・・・・』
――――――「○○」?母音「あ」が二つ・・・?
そしてまた男は口を動かした。
『○○、○○・・・!』
その最後は、瞼をかたく閉じてのものだった。
・・・・・・・読み取れてしまった。「あ」音で、一度口を閉じないと発声できないのは、
「ま」だけ。そして次の音への口の動きで・・・それが「や」だとわかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――――「マヤ」・・・・?「マヤ」って、マヤって・・・・あの、マヤって娘の事
かい?!
美人さんじゃないのかい??・・・・いやそうじゃないや、そうじゃないよ!マヤって
だって、あの娘って・・・・あんなに地味で・・・・・てそうじゃないよ、それ以前だよ!
だってあの娘って確かまだ・・・・・・中3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・て。
・・・ロリコンストーカー、きたぁあああああああああ!!!!!
そうして、なにがなにやらな程に混乱をきたした私が、かつてない放心状態にあるうちに、
「高級車に乗って高級スーツを着たロリコンストーカー」は、静かに車を発進させて、いつ
の間にか夜のしじまに消えていった。
衝撃の一夜から約5時間後。結局一睡もできなかった私は、早々と事務所に出勤して始業準
備をしていた。
あの後延々ごちゃごちゃ考えていた私は、朝方にようやく、ごく当たり前の結論に達した。
ついては、叔父が出勤してきてから、色々と話をして行動しなければならない。
そう、行動・・・・。「ロリストーカーがうちの店子を狙っている」と、警察に相談するの
だ。あの男は、どっからどうみても親戚の類じゃない。そう、何事か起きる前に、ともかく
相談するのだ!
寝ていないせいもあり、いやに昂ぶる神経をなだめつつ、まだあと2時間は出てこない筈の
叔父を、早く出勤してこないものかと心待ちにしていた。
・・・・・・キィ。
ドアが開いた音がした。叔父だ!と思い、勢いよく振り返った。
しかし。そこに立っていたのは叔父ではなかった。
真正面から見たのはこれが2度目だ。・・・京本政樹が、そこにいた。
「・・・・・な、なんですか。まだ、営業開始じゃ、・・・7時・・・・・」
「ええ。おはようございます。」
穏やかに、優雅に、柔らかな笑みを浮かべて彼は言う。
「営業は10時か・・・・」
「最近の女性は皆、暗視スコープなんて素敵なものをお持ちなんですか?」
柔和な笑みに柔和な声。そう言って彼は、右手に持ったものを掲げて見せた。
「・・・・・・!!」
私の、暗視スコープだった。昨日、というか今朝、使っていた私のあの暗視スコープだ。
私の家の私の部屋に置いてあるはずの・・・私のものを。何故。この男が・・・・
「どうされたのですか?顔色がよろしくないですよ?」
柔らかで穏やかで・・・だけど・・・・・・・彼の、目が。目が、常に、笑っていなかった。
怖い、と。生まれて初めて本気で思った。身の内、その底のほうから這い上がってくる本物の恐怖。
「・・・・なんで、それを。それは・・・私の・・・・・・」
「貴方がこれで覗き見をされているのを見かけましたものでね。貴方とお話をしなくてはと思ったのですよ。」
・・・・・・・!じゃあお前もあのとき「覗き見」してたんじゃないか・・・!!!
思っても、声が出なかった。
「どうされるおつもりだったんですか?」
柔らかすぎる笑みは、凶器だと思った。
「・・・ああ、来たね。やっぱり。」
そのとき突然。京本政樹のうしろの方で声がした。
二人とも音がしそうな勢いでそちらを見た。
朝の、明るい陽光を背景に、叔父が、ドアを開けて立っていた・・・
あの後。立ち尽くす私をよそに、叔父は京本政樹にソファをすすめて飄々と話をしだした。
いやぁ、待ってたんだよ遅かったね・・・いやなに、年寄りの朝は早いからね、家の窓から
あんたさんが事務所入ってくのが見えたもんだから・・・ああ、あんたさんがあと一月待っ
ても来なかったら、こちらから連絡するつもりだったんだよ、うん・・・
なにやら書類の束を出してきて、どっこいしょとソファに腰掛ける叔父の対応に、京本は
さっきまでの殺気(と呼ぶのでなければなんと呼ぶのだろう)を消して、叔父との話の席に
ついていた。
いやぁ、あのアパートね、まあボロだから、あんたさんが言ってくるまで、まあこちらの
好意、てことで・・・新しい入居者もまわさずに空けておいたんだけどね・・・これからも、
てんなら、やっぱりここはきちんと書類をねー・・・
云いながら書類を繰る叔父の面前、京本は満足げに心得た、という顔で応対していた。
ええ、そうですね・・・失礼致しました・・・では今日はこちらにサインをして振込みの方は・・・
私独りをおいてとんとんと進んでいく話を、私はただ呆然と見守っていた。
・・・・・・・・
叔父は、異常にとうの昔に気づいていたのだ。そもそも最初の契約の当時から、京本政樹の本質
にも気づいていたのである。それを全て了解の上で契約をし、起きる事態を注意深く静観していた
叔父は、頃合を見計らってアパート全室を京本に借り上げさせる書類を用意して待っていたのだった。
京本がアパートの他の店子を追い出したり退出するよう仕向けていたことも(なんでも、最初に夜逃げ
した院生は軽い覗きをしていたらしい)、あの女の子達の周辺に護衛のように出没していたことも
(私が目撃した件以外にも色々つきまとい排除などしていたらしい)、あの追っかけ達ですら、厄介な
ものは京本が排除していたからこそ収束していたことも・・・、そしてあの深夜のストーカー車の存在
とそれが京本の関係筋(・・・というより、京本はあのストーカーの部下らしく、これらの行為の全て
は、あのストーカーの為のものだったらしい)ことさえも、何もかも承知でいた叔父は、いつものとお
りくたびれた叔父さんで。だけど、あの恐ろしい微笑男を前に少しも動じることなく、とんとん拍子に
話を進めて、ことは片付いてしまった。
「貴方のようにお話の分かる方ですと助かります」と微笑した京本は、30分後に帰っていったが・・・
取り残された私はまだ立ち尽くしていた。
そして、あのとき、叔父は私を見やってこう云ったのだった。
「ああ、心配せんでもいいよ。問題を起こすのはね、チンピラなんだよ。あの男はチンピラじゃあないから。
・・・お茶くれる?」
私は。そのときようやく、叔父の言葉の意味が分かったのだった。そう、あの男は『チンピラ』じゃない。
だからあの男は、こちらが対処を間違えなければ、徒に問題を起こしたりしないのだろう。
あれは・・・・あの男は。『本物』、だったーーー
・・・・あれ以後、色々なことがあった。あのマヤという名の女の子は、様々な紆余曲折
を経ながら、徐々に役者としての階段を昇っていった。
そしてその間・・・その「周囲」でも色々なことがやはりあり、あのストーカー車もやはり
度々おとづれた。ときに頻繁にやってくるその車が職質にあわない事だけを願いながら
(否、きっとあの京本の野郎がどうにかするのだろうが)見守る日々を過ごし、そのうちに
その男の正体を、たまたま見た週刊誌の写真と記事から知るに至って・・・今に至る。
過ぎる時の流れは物事を少しずつ変え、童顔小柄なまま胸やお尻が非常に豊かに成長した
マヤという子は、いまやロリコンストライクゾーンど真ん中となって、ときおり、周囲でロリ
コンと思しき男が姿を消す。もはや何故とは問わない。
そして、彼女のその胸の膨らむに従い、いよいよ自身の股間の膨らみも抑えきれなくなった
らしい速水という男は、その車内で自家発電をするようにもなった。あの、彼女の部屋の窓が
見える位置に車を停め、視線をしかとそちらにむけて無心に手を動かす姿は、もうむしろいっそ
哀れすら誘う。
次第に、その容姿も情けなく劣化していくのを見るにつけ、長い物想いは人を患わせるのかも
しれない、と感慨深い・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日、近所のおばさんが夜に目を覚まして、窓からあの速水の車を見てしまったらしい。
中に乗っている人間のことまではよく見えなかったらしく、「何かしらねー気味悪いわー」と
朗らかに言い放つだけで済んだのだが・・・・・このままでは、やはり時間の問題な気がする。
今度、契約の更新に京本がやってくるが。その折に、速水への「お歳暮」と称して特注のオリ
エント工業ドールを渡したら・・・・。私は、もしかして消されてしまうのだろうか・・・
できれば、ああいう自家発電は、自宅で励んで欲しいだけなのだが。
*******************
「・・・・ハァッ、ハァッ!くっ!!マヤ―――・・・・・・!!!」
完
・・・・・無駄に12レスも消費して、物凄くしょうもないものをあげてしまいました。
ど素人が勢いで書き上げたものなので、推敲はしましたがどうにもハラホロヒレな仕上り・・・
それに、オリキャラたちすぎですよね、これorz
マヤのアパート周辺に関するかねてから疑問というか疑惑と、
マスミンの自家発電について書こうとしたらこんな感じになってしまいました・・・
そのうえ、初めてなものでどうも改行がおかしな事になってしまい、読みにくくてすみません。
それでは、もう逃走することにします!スレ汚し失礼致しました!
GJ! GJ!
笑わせて頂きました!!
新作来てたーーーー
マスミンの路駐自家発電ワロス
さすが変態w
ひさびさにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
職人さん乙でした!!
第三者から見た変態マスミン面白かったですーw
ちょいちょい入る絵柄への毒がナイスGJでした!
ストーカーは犯罪なのだから、のくだりに思わず笑ってしまいました。
なぜなら、マヤが中3の頃はまだ全然そんな時代じゃありませんでしたからね。
携帯電話の登場と同様、ミウッチがいつまでも連載を終わらせないから、
ストーカーが犯罪の時代になってしまったじゃないか!
生まれるべくして出来た二次創作、GJです!
コツコツコツコツ・・・・
人気のない、薄暗い地下駐車場に、足音が響き渡る。
スーツを着、サングラスを掛けた長身の男が歩いていく。
その先に、また一人の男。
高級車にもたれかかり、左手をスーツのポケットにいれ、右手で煙草をふかしている。
やがて、サングラスの男は立ち止まった。
「真澄様、例の○△社の件ですが、やはり経営の実情は思わしくないようです。
しかも最近になって、不自然な金のやり取りがみられます。計画倒産の可能性があるかと。
・・・こちらが、その資料です。」
「・・・うむ。」
サングラスの男から手渡された書類に、目を通す男。
怜悧な視線が書類に向けられ、パラパラとページを捲っていく。
静かな駐車場内。一本の糸が張り詰めたかのような緊張感…
「・・・で。例のほうは。」
「・・・。は。」
サングラスの男は、また別の書類を・・・と、DVDを取り出した。
「こちらが、『北島マヤ 高校一年性☆完全密着24時!!』のデモテープと資料です。
これまで撮り溜めました隠し撮り成長記録テープをダイジェストにまとめる、
というご要望通りに仕上げております。」
「うむ。健康診断の記録つきだな?」
「・・・勿論でございます。」
・・・・・・・・
チャーラーラー、ララーラー♪
こんな上司に嫌気が差したら。オー人事、オー人事。
カタカタとキーを弾く指先。
デスクトップPCと向き合い、時折書類に目を通しながら、淀みなくデスク作業をする一人の女性。
よく手入れされた指先。長く美しい黒髪。
恐らく美しいだろうその瞳は色の濃いメガネで隠され、その唇には品のよい色の口紅が塗られている。
仕立てのよい高級そうなスーツにマノロブラニクの新作のハイヒールが、彼女の所得の高さを物語っている。
「・・・いつ見てもかっこいいわよねぇ。水城さん。いいなあ、いつか私もあんな風になりたい!」
「美人で頭がよくて仕事ができて、だから勿論高給取り・・・」
「しかも、ただ仕事ができる高給取り、てだけじゃあないからなぁ、彼女は。
社長や会長の覚えもめでたく、公私にわたって色々なことを任されているし、
実質的には並みの重役以上の実力者だよな、この大都芸能の。」
背後で語られる、彼女への賛辞と嫉妬を含んだ世間話。
「・・・だけど、浮いた噂ひとつ聞かないわよねぇ。」
「あら!水城さんって、社長とできてるんじゃないの!?」
「馬鹿っ!違うわよ何見てるのアンタ。社長は水城さんとできてなんかいないわよ!」
「えー、だって、水城さん時々社長を見る目がさぁ・・・」
「だから。水城さんのプラトニックよ。片思い世片思い!」
「えー・・・・!ww」
背後で聞こえないようにとも聞こえるようにともつかないヒソヒソ話をする同僚を尻目に、
彼女は一つ溜息をはき、立ち上がって書類を手に社長室へ向かった。
社長不在のデスクの上を片付けながら、虚空を見つめて、彼女は心に念じた。
―――――真澄様、私はいつでも真澄様の為に・・・・!
と。何かのポスターを折り畳んだような、カラー印刷された紙片が彼女の眼前に飛び出した。
未決済書類のあいだに挟まれていたそれは・・・
『北島マヤ〜無垢な純真〜/狼少女ジェーンで魅せた肢体』
彼女もよく知る少女が、肌色タイツがよく体に食い込んだ姿で大判写しされたそれは、
件のタイトルと、細部に彼女のスリーサイズその他の情報が書き込まれた
ディスクサイズ折り畳みポスターだった・・・・
―――――真澄様・・・・!!(背景ベタ稲妻とともに白目縦線で)
・・・・・・・・
チャーラーラー、ララーラー♪
人生間違えたかもしれない、と思ったら。オー人事、オー人事。
ワロタw
CMパロ乙ですw
ファンブック・・・
真澄様公式つぶやきを読んだらなぜかここの変態マスミンと重なったw
シオリってへそまであるパンツはいてそう
黒沼先生×マヤの調教ものを読んでみたい
667 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 01:54:09 ID:jTwJ6OE7
>>611か
>>666のどっちかを書いてみたいな
てか、妄想してみたけど、演出家が変態になるのしか浮かばないんだけどそれでもいい?
668 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 10:05:22 ID:nan6LWqS
いやいや、逆に凄いのはいてそう
・・・つーか、シオリが買い物しそうなデパートとか老舗店舗とかで下着探して、
「お嬢様はお若いですから・・・」といって店員が差し出してくるようなもの、て
オバハン向けの中で無理やり若やいだの探してくるから、必然的に、
物凄い色でレースでアレでソレな変な派手なやつになりそう
真のお嬢様なんだし
おばあさまの代から御用達の老舗でバートかお店でオーダーメイドだろ
きっと目の飛び出るような値段のレースと生地をつかってるに違いない
ワンナイトクルーズ失敗の日は勝負パンツはいてたのかな?
マヤは苺プリントの綿パンツって感じだ
マヤ着用の苺プリント100%綿パンツ
>∞>>>越えられない壁>>>>∞>
>>紫織着用最高級オーダーメイドレースパンツ
>>667 黒沼先生×マヤお願いします
変態な黒沼先生(;´Д`)ハァハァ
ますみ>紫のボクサーパンツ
くろさわ>しましまトランクス
YOU>ぐんぜ白ブリーフ
ゲンゾー>赤いふんどし
>>674 黒沢センセーのしましまは水色と白の縦縞ですね。わかりますww
677 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 00:32:59 ID:vT4U72g3
聖さんは黒のボクサーかな?
ひじり>黒のブーメランはどうでしょう
一角獣団長>緑のTバック
一角獣のデブ>桃色ヒモパン
一角獣の長髪ヒゲ長>葉っぱ
保管庫の社長×アユミがすごく好きなんですが、
ストーリーのなかでたった一度だけ
「男」と書かないで「速水」と書いてあるんですよね。
この妙なチラリズムがなんともたまらん。
つかなんでそんなところに異様に萌えてるのか?
自分でもイミフーだ。
作者さんはわざとこの「速水」を残したのか、
それとも単なる誤字だったのか…
…こんな夜中に悶々としているよフフフ…
職人さん期待age
過疎ってて寂しい〜
>>664 ツイッターで真澄もどきが、
マヤのアルバムを見て癒されようとかなんとか呟いていたのを読んで、
「どのアルバムだww自前かwwwww」
と思って以来、変態マスミンの姿が脳内に浮かぶようになってしまったよ…
職人さん……、近頃の流れに萎えちゃったのかな…
> 職人さん……、近頃の流れに萎えちゃったのかな…
公式の流れですか?確かに…
だからこそエロパロで脳内補完されると
癒されるしハァハァできるしで
ここのスレ大好きだ〜
いつでも職人さんカモーンですよ
28巻ぐらいのマスミンが絵的にもセクスィで素敵
とモヤマヤしてる今日この頃。
683 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/27(水) 19:19:57 ID:OKbeKMIL
皆様はじめまして。2ちゃんに書き込むこと自体が初めましての新参者です。
ここ数日こちらのスレで大いに爆笑&萌えを堪能させてもらってました。
神職人様の降臨を期待して、ヘボい作品ですが過疎防止に投下させていただきます!
お目汚になるかもしれませんが、よろしくおねがいします〜
設定>ある日突然手のひらサイズになった社長とマヤのどうしようもないエロ話。
動機>逆バージョンのパロは読んだことがあるのですが、社長が縮む話は未読の為。
以下、「逆転」というタイトルで投稿します。
684 :
「逆転」(1):2010/10/27(水) 19:29:25 ID:OKbeKMIL
「嘘…ですよね、速水さん…」
「夢か何かだとでも思ってるんならさっさと目覚めてみろ。
何よりも俺がそう願いたいところだがな」
不機嫌に言い放った俺の耳に次に飛び込んできたのは、とんでもない叫び声だった。
「嘘〜っ!!う、うわあああ!!かっ、かわいいい〜!!」
いや、それは実際には「可愛らしい歓声」程度だったのだろうが、
今の俺には耳元に巨大スピーカーを置かれているかのような音量で。
それは相手が如何に長年想いを殺して愛し続けてきた女であろうとも、うるさい事この上ないのは事実だった。
「マヤっ!頼むからもうちょっと小さな声にしてくれ!耳が割れる」
「あ、ああごめんなさい…でも、ホント信じられない…あ、あの速水さんが…」
「ああもう、それ以上言うなよ」
「いっつもあたしの事上から目線でからかってた、あの速水さんが…」
学習能力のない子め…ああ、くるぞ。
俺は今度はきちんと身構えて両手で耳に蓋をした。
「こーんなにチビちゃんになっちゃったなんてっ!!!」
遂にマヤは大声で笑い出した。
稽古で鍛えられた腹筋は如何なくその効果を発揮し、
笑い声はだだっ広い社長室に見事に響きわたった。
その口から洩れた息と、机の上を勢いよく叩いた手の振動で、彼女の顔の目の前にいた俺の体は吹き飛びそうになり、
慌ててすぐ横にあったメモパッドの裏に避難した。
その様を見て、マヤはいよいよ笑いが止まらなくなったらしく、
よろめいて倒れたソファの上でひっくり返って笑っている。
685 :
「逆転」(2):2010/10/27(水) 19:41:28 ID:OKbeKMIL
くそ…
まさか常日頃彼女に言い続けてきた常套文句が自分に跳ね返ってくるとは。
俺は恐らく人生において生まれて初めて人から「チビちゃん」と呼ばれる事態に陥った自分の姿に溜息をついた。
30も越えようというこの年になって。
それも、よりによってあのマヤにこんな姿を見られるなんて。
広大なデスクのはるか向こうには、大型屋外スクリーン並みにでかいノートPCと、
崩壊すれば圧死は免れないのではないかと危惧したくなる書類タワーがそびえ立つ。
その先に広がる地平線はあまりに危険なのでなるべく近寄らないようにし、
俺は今やまるでソファのような高さとなったメモパッドの上によじ登った。
その下にはつい数分前に俺自身が放り出した名刺入れが転がっていて、
鏡のように光沢を放つその表面に、原寸大の自分が映りこんでいる。
見たところ今の俺はその名刺入れの縦幅二倍程度の背丈の様だった。
実寸にして――15センチかそこらといったところか。
元の自分の手のひらの幅にも満たない。
そう、夢ならば今すぐ覚めて欲しいところだが…
チビちゃん、いや、巨大なマヤはまだ笑うのを止められないらしい。
まったく、これで少しはいつもの俺の気持ちがわかった事だろ…と毒づいてみるも、
それで事態が好転するわけでは当然ない。
やがてようやく笑いが収まったとみえ、ソファの上から黒髪の山がゆっくりと動いて、
恐る恐るこちらへとやって来た。
続き待ってます!!
キター!!試演、4円、支援!
巨大なマヤにワロタw
マヤ「速水wざまあwww」て思ってそうだw
688 :
「逆転」(3):2010/10/28(木) 22:35:52 ID:k5e4gXST
マヤはメモパッドの上で座り込んでいる俺に顔を寄せると、今度はそっと囁いた。
「でもホント…嘘みたいだけど、夢じゃないんだ。
どこからどう見ても…速水さんですね」
黒い睫が触れそうな程近くで、じっと俺を観察している。
やわらかい吐息に髪を揺すられて、
異常な事態にも関わらず顔が緩んでしまうのを俺は必死で堪える。
『紅天女』から1年――相変わらず彼女と俺との関係は曖昧で、
例の忌々しい婚約を破棄するという懸案は暗礁に乗り上げている。
新しいドラマ出演の件でマヤが社長室にやってきたのがつい10分前のこと。
彼女と同じ部屋で二人きりになるのは、実に半年ぶりの事だった。
「こんな姿ではとても仕事どころじゃないな。携帯ひとつ出るにも一苦労だ」
「そんな状況でまだお仕事とか、さすがですね。
でも、どうしよう…何か変なモノでも食べちゃったんですか、速水さん」
「何も。10分前、君が社長室にやってくるまでは全くいつも通りだった」
「ですよね。いつもどおり、あたしをからかって馬鹿笑いして――
偉そうにそこで足組んで煙草吸ってて…」
「机の上に名刺入れを投げて、それから君がどうも酔っぱらってるらしいのに気付いて」
「酔ってませんって」
「嘘つけ。酒臭い息で吹き飛ばされたんだからもう間違いない」
みるみる、マヤは真っ赤な頬を膨らませた。
そう、久々に社長室に飛び込んできた豆台風(10分前まで)は、
間違いなく酔っぱらっていた。
そうでもなければ、あのマヤがいきなり俺に抱き着いてきて泣き出したりなどするはずがない。
689 :
「逆転」(4):2010/10/28(木) 22:41:21 ID:k5e4gXST
――何をとち狂ったんだ、チビちゃんともあろう者が。
と笑いながら、しかし心の中の狼狽を必死で押し隠しながら。
俺は彼女から身を離し、
落ち着きを取り戻す為に煙草に火を付けた。
…その直後だった。
何の前触れもなく、突然視界が歪んだ。
まるでよく出来た3D映画でも見ているかのように、
周囲の壁や家具、そしてマヤが、みるみるうちに巨大になり。
足元がふらついたかと思ったら、
俺はマヤの靴の先で茫然と立ちすくんでいたのだ。
「…とにかく。どうやったら元に戻るかわからないけど、
そのままでいる訳にはいかないですよね…」
「ああ…しかし、参ったな」
と、その時。
ふいに視界が暗くなったかと思うと、
乱暴な力でスーツの襟首を引っ張り上げられ、思わずよろめいた。
「な…おい、何してんだ!」
あろうことか、マヤが俺を摘み上げたのだ。
人差し指と中指の間で、軽々と。
690 :
「逆転」(5):2010/10/28(木) 22:42:25 ID:k5e4gXST
「うわー、すごいっ!服もホンモノですね。
お人形の服とかだとどんなによく出来てても布の感じとか粗いのに。
縫い目も見えないくらい完璧ですよ」
「ぐ…お、いマヤ…今のところ一張羅のポールスミスを台無しにするのはやめ…
や、じゃなくて、死ぬ、くっ、首がヤバ…さっさと降ろせっ」
「…ほーんと、そんな姿になってもいばりんぼなんですねえ。
でも小っちゃいから何しててもカワイイですよ」
と、まるで悪魔のように微笑む顔は心底楽しそうである…
成程…普段の俺もこんな風に彼女を見下ろしているのかもしれない。
何だかムカつくではないか。
至近距離で、今にも唇がくっつきそうな距離に
マヤの顔があるのは当然慣れない。
しかもそのサイズときたら自分の身長とほぼ同じときた。
ドキドキしているのは恋心のせいか、
怒りのせいか、はたまた恐怖と不安がない混ぜになっているのか。
「でも…ちょっと嬉しいかも…
速水さんがあたしの手のひらの中にいるなんて。
絶対ありえないですもんね…ホントに、あたし酔ってるのかも」
ふいに、マヤが切なそうに眼を細めるので。
俺はあっけにとられてその潤んだ瞳を見つめる。
嬉しい?
どういう意味だ?
「どうせ夢なら、思いっきりスキにしてもいいですよね?」
「え?」
「だって速水さんいっつも意地悪だし。
最近じゃそんな意地悪もないくらい接点ないし、
どうせ結婚しちゃうし、まさに手が届かないソンザイな訳だし。
だったら手のひらの中にいる時くらい、あたしの好き勝手にさせて下さいよ」
と、囁いたかと思うと。
ふっと、柔らかくて熱いものに俺は顔を覆われた。
しっとりとした湿り気…
僅かに漂うアルコールの香り。
それは紛れもなく、マヤの艶やかな唇の感触。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 支援!支援!
⊂彡
692 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 22:57:57 ID:k5e4gXST
支援、感激です。ありがとうございます!
仕事帰っ帰ってからまちま書いてるので、サクッと完結できなくてスミマセン(´;ω;`)
おまけに慣れないもので改行エラーになったり省略されたり…かなり読みにくいと思います。
他のスレで勉強しつつ改善して参りますので、よろしくおねがいします。
…どうかエロくなりますように。(´・ω・`)
693 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/28(木) 22:59:33 ID:k5e4gXST
×仕事帰っ帰ってからまちま書いてるので
○仕事帰ってからちまちま書いてるので
は…う…
すみません訂正します。
書き上がってからupしたらいいよ
仕事で忙しい合間を見つけて書いてるんでそ。アリガタヤ
自分のスタイルで書けるときに書いてあぷしてください。
続きマターリお待ちしてます!
本編よりこっちの続きが気になるなんて・・・は・・・う・・
697 :
「逆転」(6):2010/10/30(土) 04:06:23 ID:qTkXcUJV
マヤの匂いと、酒の香りとに全身を包まれ。
思わず頭の芯が揺らぎそうになる――いや、実際、揺れていることに気付く。
「うわっ…ちょ、おい、マヤ!?何してるっ」
「何って、脱がしてるんですよ、速水さんを」
まるで鼻歌でも歌うように。
マヤはとんでもないセリフを平然と呟きながら、左手で軽く握りしめた俺のスーツの上着を右手の指先で引き剥がし始めた。
猛烈に抵抗するべきなのだろうが、地上のはるか彼方、
それも不器用な上に酔っぱらっているマヤに取り扱われているという事実に
俺の本能が危険信号を放つ…下手に動けば、マジで大惨事かもしれん、と。
そうこうしているうちに、まるで人形の着せ替えのように上着は奪い去られてしまった。
だがここまでは俺もまだ高をくくっていた部分があった。
如何に酔っぱらいとはいえ、相手はあのマヤなのだ。
一度舞台を降りれば内気で恥ずかしがり屋の彼女が、それ以上に大胆な振る舞いなどできるはずがない。
…という俺の思い込みはその夜、見事に霧散する。
マヤは手のひらの中に俺を抱えたまま、椅子の上にぽん、と腰かけた。
そして俺をデスクの縁に置いた。その背中越しに深夜の東京が音もなく広がっている。
「うーん、ボタンがちっちゃすぎるな…速水さん、外して下さい」
「い や だ」
「あたしがやったら、たぶんシャツ破れちゃいます。
そのサイズの服の替えなんてないんだから、自分で脱いだ方がいいですって」
「…脱がしてどうする」
「だから、スキにするんですってば。言うこときいてくれないんなら、ホントに勝手にしますよ?」
「ほう、できるものならやってみろ」
…いつもの調子で言い返したのがまずかった。
マヤは一瞬ピクリと眉を動かしたかと思うと、にた、っと笑った。
まるで、悪戯を実行する前の悪ガキの顔だ。
ヤバイ、と身を引いて逃げようとするが、どれだけ彼女が不器用とはいえ圧倒的な体格差はどうしようもない。
あっという間に人差し指の腹で腰を抑え込まれ、身動きが取れなくなった。
698 :
「逆転」(7):2010/10/30(土) 04:11:13 ID:qTkXcUJV
「マヤ!冗談はやめ…」
「ちょっと、じっとしてて下さいっ!」
何とか指を跳ねのけようと上半身をひねったところで、その姿勢がかなり危ない状態である事に気づいて思わず固まった。
重い圧迫感と共に、「妙な感覚」が下腹あたりを締め付け始めている――
マヤは人差し指と中指の間に俺の身体を固定していたのだが、その指の股の柔らかい皮膚が丁度下半身の辺りを覆っていて…
身動きする度に、それが微妙な角度で、まるで擦りこまれるように這い上がってくるのだ。
その刺激に、どうしようもなく身体が反応し始める。
…まずい、非常にまずい。
一度抵抗を諦め、全神経を集中させて痩せ我慢、もとい自制心の砦を築きあげる。
こんな所で、いや、こんな状態で…感じさせられる、なんて、嫌すぎる。
快楽云々以前に、情けなさ過ぎて本気で涙が出そうになる。しかも、相手はマヤだ。
俺が大人しくなったのをいいことに、マヤは遠慮なくネクタイに爪をかけた。
奇跡的に首を絞められることなく、それは引き抜かれる。
が、流石にボタンを摘み上げるのは難しいらしく、何度か喉や鳩尾を突っつかれてえずきそうになった後――
マヤはふいに、あ、っと妙な声を上げた。
勝手にデスクの引き出しを開け、取り出したそれを見て俺は絶句する。
699 :
「逆転」(8):2010/10/30(土) 04:15:31 ID:qTkXcUJV
「…マジか」
「はい、危ないので絶対動かないでくださいね」
「ちょっと待った。わかった、脱ぐから、自分で。頼むからそれをしまえ」
「よかった、最初からそうしてくれればいいのに」
にっこりと笑い、マヤはカッターナイフの刃をしまいこんだ。それでシャツを切り開くつもりだったのか…
いや、そんな器用な自信などないくせに、わざとやったのだ。
身体の大きさと共に、明らかにお互いの立場が逆転し始めている。
既に抵抗はフェイクと成りかけている。
このままでは…彼女に好き勝手に弄ばれるのを悦んで受け入れる自分を認めてしまいそうだ――
いや、きっとそうなるに違いない。
そんな予感にゾッとしながら、それでいて心臓は怪しく鼓動のピッチを上げててゆく。
俺は息をひそめながら、シャツのボタンに冷たい指先をかけた。
その様子を、マヤはうっすらと微笑を浮かべながらじっと見つめている。
700 :
「逆転」(9):2010/10/30(土) 04:20:50 ID:qTkXcUJV
ひとつひとつ、ボタンを外してゆく。
一番下まで外し終わって顔を上げると、マヤはほっと溜息をついた。
何か眩しいものでも見るような、こっちが苦しくなるような切ない瞳で見つめられる。
どうしてそんな顔で俺を見るのか――酔った上での戯れにすぎないと思い込む端から、甘い疑念がわいてしまう。
「…今は。あたしだけの、速水さんですよ」
ぽつん、と呟いて。ふっと、睫が寄せられる。黒く長い、柔らかな羽毛のようなそれが、俺の頬をそっと撫でてゆく。
そのあまりの気持ちよさに思わず目を閉じた。
「スキにして、いいですか?」
「…ああ。どんな姿だろうと、どうせ俺は君には逆らえない」
目を開けた途端。
紅い、無数に広がる艶やかな粒がうねるように視界を覆い尽くす。
「あ…」
溜息がうねりの中に吸い込まれてゆく。それは熱く柔らかな、マヤの舌先。指先よりも敏感な器官が、紅い粒の僅かな柔突起が、俺の首から頭の先にぬるりと纏わりつく。
そのままずるずると、上半身が揉みしごかれてゆく。
たちまち俺の半身はマヤの唾液にまみれべとべとになる。
同時に全身に広がる痛いような疼きに、堪らず声を漏らした。
701 :
「逆転」(10):2010/10/30(土) 04:26:44 ID:qTkXcUJV
「あ…マ、ヤ…っ」
「熱い、ですね…肌が…」
マヤは瞼を閉じ、机の端に左手を軽く添えて、執拗に俺を舐め続けている。
まるで甘い飴でも舐めるように、べとべとと。
「心臓…どくどくしてる…」
舌先で、左胸をつん、と刺される。
「かわいい…」
普段の俺ならば。
「可愛い」という愛情表現など、まず受け入れ難いはずだし、何より言われる筋合いがない、というか、自分にそんな要素はどこにもないとわかっている。
可愛いのは何よりもチビちゃんであり、マヤにこそ相応しい表現ではないのか。
だが今は。かわいい、とマヤがうわ言のように呟き、俺を弄んでいるこの状況下では。
その呟きに、俺は自分でも信じられない感情を心の最奥から引きずりだされ、戸惑い、徐々にその世界に陶酔し始める。
既にシャツは引き剥がされて、腹部や腕の内側に押しつぶされるようなキスを受けた。
常ならばつい摘み上げてしまいたくなる、つんと尖ったマヤの鼻先。だがそれも今や丸く冷たい先端となって俺の顔を潰している。
冷たいデスクの表面と、熱い頬の狭間に囚われた俺の間抜けな表情など、マヤには全てお見通し、隠すことなどできようもない。
煌煌と光る室内の蛍光灯、その冷たい光の下で、マヤの掌の中で、俺は蹂躙されるがまま自我を崩れさせてゆく。
702 :
「逆転」(11):2010/10/30(土) 04:31:59 ID:qTkXcUJV
「マヤ…お前…何、いつこんなのを覚えたんだ?」
「こんなのって?」
「こんな…あ、や…おい、ちょっと…完全に変態だぞ、お前」
それはまるで人形遊びのように。マヤの右手の指は俺を支えるようにして背中に回り、
適度な弾力のあるそれはまるでクッションのように居心地がいい。
人差し指の第一関節に頬を寄せてみると、親指が遊ぶように髪を撫でてくれる。
中指は腹の上から脚の上を擦るように動き回り、小指は後ろからギクリとする程卑猥な動きで絡みついてくる。
絶え間ないその刺激に、俺は背筋を震わせながら惨めに喘ぎ声を押し殺している有様だ。
握り潰されそうな恐怖が余計に感覚を鋭くさせているのかもしれない。時折皮膚の上を滑る爪の冷たさに心臓がギクリと跳ね上がる。
「…でも、速水さん何だか気持ちよさそう。
そんな顔されたら、もっと可愛がってあげたいなーなんて、勝手に手が」
「うわっ、それはストップ…ないって、やめ…」
「もう、今更何焦ってるんですか」
突然、脚の間を割って小指が突き上げてきた。反射的に脚を擦り合わせて遮ろうとするも、無駄な抵抗だった。
もっともマヤの言うとおり、硬く張りつめたそれはスラックスの上からでもはっきりと形がわかる程で、今更隠しようもないのだが。
それでも、抵抗するのとしないのとは違うような気がする。いくら何でもそれはない、というこのモヤモヤの理由は…やはり、男として、好きな女の目の前で小さくなっている、という状態はプライドが許さないのだろう――
そんなもの、ガタガタに壊して捨ててしまえればいいのに。
703 :
「逆転」(12):2010/10/30(土) 04:37:15 ID:qTkXcUJV
「自分で脱ぎますか?それともあたしが脱がせますか?」
マヤの小指の上で股を開げて究極の二択を迫られる、というこのあまりの状況。
だが、小さくなった時点で既に理性も常識も土台は確実に揺らいでいる。何よりマヤにさんざ弄られた身体は更なる刺激を貪欲に求めていた。俺は浅く溜息をつき、人生初ではないかと思われる行為で応えた。
つまり――思いっきり上目遣いで、媚びる女のように囁いたのだ。
「脱がして、思う存分、スキにしてくれない?」
――数十秒後。
視界は白と黒の光の簾で織りなされている。机の上に仰向けになった俺に額をくっつけるようにして被さると、マヤは俺の衣服を全て剥ぎ取った。流石に下着まで剥がされた時には、倒錯的な興奮よりも緊張の方が強かったが。
それもマヤのとろんと溶けるような視線にぶつかるとどうしようもなかった。
キイ、っと椅子を手前に引く音が響く。姿勢を改めて、まじまじと俺を見下ろすその視線からは、どこか子供っぽい好奇心と、紛れもない嗜虐的な興奮が見て取れた。
「…あのね、あたし…男の人のハダカ、とか…み、みたり触ったりするのって、初めてで」
「そりゃそうだろうな」
「だから、うまくできないかも…しかも、速水さんそんな小さいし」
「…悪かったな。まあ、失敗して食べられても文句は言わん。もしそうなったら水城君あたりに見つからないように、新聞紙で包んで燃えるゴミに出して始末してくれ」
「…もう、何でこんな状況でそんな悪趣味な冗談言えるんですか」
ふうっと、甘い溜息がかかる。その刺激に下半身が忽ち反応するのを見て、マヤはきらきら光る黒曜石の瞳を一層大きく瞬かせた。
「うわ…だんだん大きくなってきた」
いや、そんな直球で卑猥なセリフはやめてくれ。我に返りそうになる――癖に、見られているだけで…既に完全に勃起しきっている、変態なのは俺の方か。
704 :
「逆転」(13):2010/10/30(土) 04:43:05 ID:qTkXcUJV
「舐めてもいいですか?」
「…どうぞ」
マヤはゆっくりと唇を近づけてくる。先ほどの咀嚼紙一重の愛撫の間に唇は真っ赤に熟れて、ぬらぬらと濡れて光っている。
明らかに興奮しているのだろう、呼吸が荒い。再び、甘くつんとした匂いに全身を包まれ…舌先が伸び、先端につん、と触れられた。
「っ…」
「あ…」
マヤは驚いて舌を引っ込めた。
「い、痛いですか?」
「い、や…大丈夫だ…」
「じゃあ、もうちょっと」
言うなり、今度はもっとしっかりと嬲られる。彼女にとっては舌先で飴玉でも転がしている程度なのかもしれないが。こちらとしては得体の知れない触手にぞわぞわと全身を侵食されているような心持で、気持ち悪さと同時にとてつもない快感に思わず背筋が反り返る。
舌は次第に大胆に、無遠慮な動きになってゆき、爪先から脚、腰から喉へと忙しなく往復し、俺の全身はマヤの唾液で塗りつぶされてゆく。
快感に身をよじらせながら、仰向けになった俺は徐々に机の上を這い上がった。椅子に腰かけたマヤは両腕で壁をつくってその先を遮り、俺を追い詰める。
そして次の瞬間。
705 :
「逆転」(14):2010/10/30(土) 04:47:49 ID:qTkXcUJV
「む…」
「…んぐっ!?」
情けない悲鳴はマヤの咥内にくぐもって消えた。俺の全身はマヤの唇にまるで横抱きにされるように咥えられてしまったのだ。両腕より下は全て、すっぽりとマヤの口の中にある。
舌の裏側の蕩けるような襞に片脚が滑り落ち、もう片方は舌の上に乗った、極めて不安定で、淫らな姿勢。まるく尖った歯の先が鎖骨にそっとあてがわれたのがわかる。
そして始まる、頭蓋まで揺さぶられるような、無限に続くような快感の連続。
硬く反り返ったものを執拗に攻めてくる、彼女の動きとは思えないほど緻密で隠微なその動きに、俺は今や抑えることなく声を出し、喘ぎ続けた。
「うあ…あ、マ…ヤ、っ…あ、あ、や…」
「ふぐっ…んん…」
情けない声。声にもならない、やがてそれは動物的な咆哮になる。息が出来ない。唾液で喉が詰まりそうになる。何度かえずき、堪らず吐いてしまった。
湿った密室でマヤに犯され、徐々に沈み込み、やがて頭の先まで巻き取られて、押しつぶされて、甘く咀嚼されて、もう死んだっていい、本当に。
くちゅ…ちゅうううっ…
――吸い上げる音。マヤが俺を吸い上げる音。音と刺激が俺の身体を、心を、どろどろに溶かしてゆく。恥も、自制心も、もうどこにも、何も残らない程に吸い上げて、吸い尽くして。空っぽにしてくれ、俺を、俺の全てを、お前の内部で、噛み砕いて、溶かして――
「あふ…っ…」
ずるりと。
大量の唾液に交じる、白い体液と共に。
俺の身体はマヤの掌の上に滑り落ちた。
つううっと、ねばついた糸が唇の端から垂れ下がる。それを白い柱のような指先が拭い去るのをぼんやりとした視界の端で捉えた。
「…きもち…よかった、ですか?」
真っ赤に頬を上気させ、目の端になぜか涙を浮かべながら、マヤがそっと囁く。
何と答えたものだか、と、額に垂れ下がった濡れた髪を掻き上げた、その時。
706 :
「逆転」(15):2010/10/30(土) 04:52:39 ID:qTkXcUJV
「嘘…ですよね、速水さん…」
「…全くの素面とは言い難いが、俺も君も一応意識はあると思うぞ」
楽しげに言い放った俺の耳に次に飛び込んできたのは、鈴を転がすようなか細い声。
「嘘〜っ!!ぎゃああああっ、で、でかっ…い、やあああ!!!」
驚愕の叫びも、今やぶんぶん唸るハチの羽ばたき程度のようなもので。
俺はこみ上げる爽快感と…笑いを堪えきれず、この所自分でもとんと耳にしたことのない笑い声を存分に社長室に響かせた。
やばい、楽しい、これは…もう、どうしようもない。
「うるさっ…速水さん、声うるさいっ!!」
「は…ふは、ははははは!マ、ヤ、お前…名刺入れと同じサイズじゃないか!?」
「もーう、やめてよ、耳が痛いっ」
「心の底から言ってやる…ざ ま あ み ろ」
「さ、最低――!!」
マヤは全身の毛を逆立てた猫のようにいきり立つ、が、その姿は完全なる「チビちゃん」そのもの。椅子の上でぴょんぴょん飛び跳ねる姿は子猫よりもちびっこい。
俺は素っ裸のまま(もちろん、頭の先から脚の先まで濡れて湿っているのだが)デスクの縁に腰を掛け、すっかり姿の逆転してしまったマヤを摘み上げて手のひらに落とし込んだ。
まるで親指姫状態のマヤは…先ほどの行為の後の艶っぽさなどどこかに消し飛んでしまい、ただただ人形のように可愛いらしく、怒りと戸惑いで小刻みに震えている。
「どうやら、イクと元に戻るみたいだな」
「え!?」
「戻してくれてありがとう。服は台無しだが、命拾いはしたようだし、存分に楽しませてもらったし。3倍返しで御礼を差し上げなくてはな」
――20分前、巨大なマヤが浮かべたものと寸分違わぬ笑顔で囁いて。
俺は愛しい、可愛い、小さなマヤに飲み込むようなキスをした。
(おしまい)
707 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/30(土) 05:44:28 ID:qTkXcUJV
以上です。
な…長すぎる…コトは15分足らずの設定なのに(;´Д`)
一回に投稿できる文字数、行数が理解できず、
見た目にも大変読みにくい作品となってしまって申し訳ありません。
温かいコメントありがとうございました〜!!
GJ!乙でした〜!
親指姫マヤをどうやってイかせるか
社長の腕の見せ所ですねw
職人様乙でした〜
されるがままの真澄いいですねw
すごい面白かったです!
マヤがイかされる続き書いていただきたいほどw
GJ!面白かった
もうすぐ速水さん誕生日オメにちなんで
シリアス甘めのマスマヤ投下します。
ケイタイからの投稿なので
改行とか読みづらかったらごめんなさい。
マヤみたいに理屈より感性で生きてる子って
初体験でもガンガンいきまくりそうだな〜
という妄想が下地になっとります。
文章はからっきしダメですが
あふれる萌えの命ずるままに書き上げました。
マスマヤに幸あれ!
大きな雨粒がフロントガラスを容赦なく叩きつける。目的地に近づくにしたがって風はふき荒れ雨脚は強まる一方だ。
「くそ…っ!」
ハンドルを握る腕に力がこもる。なぜよりによってこんな時に別荘番と連絡が取れないんだ…!
――あなたにお手紙をお送りするのはこれが最後になると思います。
あなたがどこの誰なのか、実はその正体に気づいていました。
あなたに直にお目にかかってお伝えしたいことがあります。
以前ヘレン役の稽古で使わせていただいた長野の別荘で、明日の夜お待ちしています。
北島マヤ
親愛なる紫のバラのひと
速水真澄様へ――
夕べ聖から託された一通の手紙。そこに記された文字のひとつひとつが俺に衝撃や動揺を与えた。
苦悩するまま眠れぬ夜を明かし、それでも出した結論は“会いに行かない”という非道なものだった――夕刻までは。
午後になって暗い雲が空をおおい始めると街は冷たい鉛色に沈んだ。
退社する頃にはすっかり雨具が必要なほどで、不安になった俺はカーラジオの天気情報に耳を傾けた。
――只今上空には非常に大きな低気圧が停滞し……厳重にご注意下さい…――
長野に警報が出されていたのを知ると不安は胸騒ぎへと変わった。別荘番に様子を見に行ってほしいと連絡しようにも、肝心な電話が繋がらない。
胸騒ぎがおさえ切れない焦燥へと変わった時、俺は勢いよくハンドルを切って愛車を発進させていた。
雷鳴がとどろく山林道を抜けていく。先程閃光がまぶしかったがきっと近くに落ちたのだろう。
「まったくひどい天候だ。こんな嵐の中をマヤ、きみは…!」
雨で視界がかすむ中、見覚えのある別荘がライトに照らされ浮かび上がる。目をこらすと張り出した屋根の軒下に人の影がうずくまっていた。
「マヤ!そこにいるのはきみか!?」
車を止めるや否や俺は濡れるのもかまわず大雨の中へ飛び出した。声を張り上げ名前を叫んでも激しい雨音にかき消されそうだ。
まぶしそうにライトから顔を背けて人影はその場に立ち上がった。
「……速水、さん…?」
「マヤ!?きみなんだなマヤ!なんて無茶な子なんだまったく……!」
丸太の手すりをつかみ階段を駆け登って近づくと、果たして頭のてっぺんから足の先までずぶ濡れになったマヤがそこにいた。
「…速水さん…!」
「こんなに濡れて…この嵐の中をずっと待っていたのか!?」
冷え切って寒さに震えている肩を力まかせにわしづかむと、俺を見上げる大きな瞳から涙がじわりとにじみ出る。
「速水さん…紫のバラのひと……!来てくださったんですね、会いに来てくださったんですね…!ああ、うっ、うっ……」
口元を両手でおさえて大粒の涙を幾筋も流す。しゃくり上げて苦しげに上下する肩。悲痛な嗚咽。
そんな姿に胸がえぐられそうなほど痛む。
「…このままでは風邪をひいてしまう。ひとまずは部屋に入って落ち着こう。話はそれからだ。さぁ……」
“紫のバラのひと”――その言葉を否定も肯定もしないまま、なだめるように肩を抱いて玄関の鍵をもどかしく開ける。
明かりを灯したエントランスであらためて憔悴しきったマヤの顔を見ると、怒りのような苛立ちのような言葉にしがたい自己嫌悪がわき上がる。
「まずは身体を温めないとな…こっちに来るんだ」
引きずるようにバスルームへ連れていきボイラーの電源を入れて勢いよく浴槽に熱い湯をはる。
「今すぐ濡れた服を脱いで湯舟につかりなさい。服は乾燥機に入れるといい。タオルはその棚にあるだろう。あとは…」
ふと、前にも似たようなことがあったと思いだす。あれはそう…梅の谷でのことだった。あの日もマヤはこんな青い顔をして雨に打たれて……
――速水さんには女の子の気持ちなんてわからないんです――
そう言って泣いていた。
もしかしてきみはあの頃すでに…俺の正体に気づいていたのだろうか……
「…あとは…前にも来たことがある別荘だ、大体わかるだろう。俺は向こうにいるから……」
いたたまれずにその場から立ち去った。
久しく人の気配がなかった別荘はまるで冷蔵庫の中にいるように寒い。
身震いしながらすべての部屋の暖房スイッチを入れて回り、最後にリビングの暖炉でたきぎに火を点けた。
燃え上がる炎をうつろに見つめながら俺はこれからこの部屋で起こる出来事をレクチャーする。
――あなたが紫のバラのひとだったんですね……ひどいですあたしをずうっとだましてたなんて……あなたに助けてもらうなんて
金輪際いやですからあたし……母さんのかたき……あなたなんて大嫌い……アナタナンテダイキライ!――
まるで死刑判決を待つ罪人の気分だった。恐ろしく……つらかった。
どのくらいそうしていたのか――揺らめく炎にじっと見入っていた俺の後ろに、大きすぎるバスローブをまとったマヤが立ち尽くしていた。
「ああ、もう上がったのか…しっかり温まったか?」
返事の代わりにこくりとうなずく。
「そうか。ではその椅子にかけるといい……」
暖炉に近いソファーに座らせると俺はそこから少し離れた壁際に立ったまま背をあずける。
いよいよ来るべき時がきたと観念のほぞを固めた。
「…きみが今日俺をここへ呼び出した。そして俺はこうしてここへ来た。もうはぐらかしたりはしない。まずはきみの話を聞こう…」
「…………」
それ以上何も言わずにマヤが語りだすのをじっと待つ。長い長い沈黙の間にも外の嵐はいっそう激しく荒れていく。
「……速水さん……」
「……なんだ」
「速水さん…あたしを今ここで、こっぴどく振ってください」
「………?」
「あたしを思い切り振ってください…はっきりと拒絶して…何か勘違いしているなって、笑い飛ばしてください…あたし、あたし…!」
無意識なのかソファーから立ち上がると身体の底からしぼりだすように声をあげた。
「あなたが好き…あなたが好きなんです速水さん……!」
一瞬の閃光が闇夜をつらぬく。
「…あなたには美しい婚約者がいて…それに比べてあたしはチビだし歳もうんと歳下だし
女として全然魅力的じゃないです…だけど…」
一粒。また一粒。
あふれる涙がこぼれては落ちる。
「あなたから紫のバラが届くたびに、期待してしまう…本当はあたしを好きでいてくれてるのかもって…
頭ではそうじゃないってわかっているのに、心のどこかでいつも期待してしまうんです……!」
風が雨戸をガタガタと揺らす。
遠くで雷鳴が響いた。
「…つらいんです、叶わない想いにすがって生きるのが。何度もあきらめようとしたけど、
また紫のバラが届くと、同じことの繰り返しで……!」
真っ赤に潤んだ瞳を上げてマヤは俺に微笑んだ。
「だから今日ここに…“あなた”と初めてお会いしたこの別荘に…速水さんをお呼びしたんです。
きちんと気持ちを伝えるために。きちんと振ってもらうために。そして……
もうバラは贈らないでほしいと…きちんと…言って……さよ、な…らって……!」
最後の方は泣き崩れて言葉にすらならなかった。
レクチャーとは真逆の思いもよらない展開に、俺の思考は混乱を極めた。こんなに気が動転したのは今までの経験上ただの一度もない。
「ち、ちょっと待ってくれ。今のきみの話を整理したいのだが……きみは今、もうバラは贈らないでほしいとそう言ったのか…?」
「……はい……」
「バラを見るとつらくなるから…?」
「は…いっ……」
「なぜつらくなる?期待してしまうから、といったな。何を期待してしまうんだ?俺がきみを……好き、だと……」
「ご、ごめんなさい!変なこと言って、ごめ…なさっ…」
「……っマヤ!」
腕で顔をおおい隠して号泣するマヤの、両の手首をつかみ取り顔からそっと引きはがした。
「あやまるな。あやまらなくていいんだ」
「だって、だって…あたし速水さんに迷惑かけてる…速水さん、困ってる…」
「…マヤいいから、ここに座りなさい」
こわばる身体を再びソファーに座らせて目の前にひざまずく。視線の高さを一緒にして頬に手をそえると涙を親指でぬぐい取った。
――どう言えば真実が伝わるのだろう。
「いいか。今から言うことは嘘偽りのない俺の本心だ。よく聞いてくれ。
俺が好きなのは……マヤ、きみだ」
暖炉のたきぎがパチリとはぜた。
「きみが好きだ。ずっと前から…俺が好きなのはきみだけだ」
「……う、そ…」
「嘘じゃない」
「からかって…」
「からかってなんかない。本心だと言ったろう」
「だって…紫織さんは」
「婚約者といっても形だけだ。好きだと思ったことはないし、彼女には指一本触れていない」
「………!」
涙で頬にはりついた黒髪を一本ずつ払ってやる。
「すまなかった。不甲斐ない俺のせいで、きみにはつらい告白をさせてしまった…
あやまらないといけないのは、むしろ俺の方だ」
「いいえ、いいえそんなこと…!」
ひざの上に置かれた小さな手を両手で包んでにぎりしめた。
「…マヤ、もう一度聞かせてくれないか?きみの気持ちを」
「えっ…?」
「まだ信じられないんだ…きみの言葉が本当なんだと。だからもう一度…」
「…あ、あの…その……は、速水さんが、……好き、です…」
「もう一度…」
「…速水さんが、好きです…」
「もう一度…」
「速水さんが好き…」
「マヤ…」
「速水さんが好き…あたし速水さんが好き、大好き……!」
「マヤ…!」
熱い想いが溢れだすままに互いを強く抱きしめあった。
腕の中にいる小さな身体がすがりつくように俺の背に手をまわしている。これは本当に現実なのか?
「速水さん……くるし…いっ」
「ああ、すまない…つい」
腕に力を入れすぎてしまった。力をゆるめて少しだけ離れると向き合った唇と唇がすぐ間近だった。
「…あ……」
ためらいながらそこに魅入る。どちらからともなく引き寄せあうと、まるで映画のキスシーンのように静かに静かに触れあった。
そうしてまた向き合って、今度は額をコツリと合わせた。
「……こうしているのが何だか夢みたいです」
「夢…?」
「きっと本当は立派に振られちゃって、ショックで気を失っちゃったんです、あたし。だからこれは気を失ったあたしが見てる夢なんです」
「随分難しいことを考えるな……だがそれでは俺が困る。これが夢だなんて敵わん」
「でも夢なんですよ、ふふっ」
「じゃあ試しにその頬をつねってみよう…」
「いやっ、もう速水さんってば」
「はははっ……では」
耳元に唇をよせて低くつぶやいた。
「これが夢じゃないという傷痕をつくろうか……きみの、ここに」
「……え…っ…」
「…マヤ、きみとひとつになりたい。今、ここで…」
マヤの頬が朱に染まる。
「は、速水さん…!」
「嫌か…?」
「…い、嫌……じゃない、です……」
「では、いいんだな?」
「……はい。いい、です……」
ぎこちなく首をたてに振る。耳朶まで真っ赤だ。そこに息をかけるように優しくささやいた。
「…マヤ、きみが愛しいよ…」
――本当はもっと確かめたいことが色々ある。
たとえばいつ俺が紫のバラのひとだと気づいたのか?とか、いつからきみは俺を好きになったんだ?とか。
だがそれは後でじっくり聞き出せるとして、今はもう一刻も早く身体を重ねて体温を確かめ合いたかった。
これが夢ではなくうつつだという確かな証拠を俺もマヤも欲していた――
毛足の長い絨毯の上にクローゼットから引っぱり出した寝具を広げると、暖炉の前に即席のベッドができ上がった。
「おいで」
差し伸べる手に小さな手が重なる。ギュッと握りしめて引き寄せると寝具の上にひざを着いて向き合った。
「寒くないか?」
「はい…」
「では、梅の谷の……あの夜の続きを始めよう」
「…はい、速水さん…」
暖炉の炎に照らされながらまぶたを閉じて口づけあった。
そのまま唇で押し倒し、シーツの海になだれ込む。
最初はついばむようなキスをくちびるにひとつ。そこから額にひとつ。まぶたの上、頬のうえ、鼻の先、あごの先。
元に戻ってくちびるへ。ついばんで離す。ついばむ。離す。
何度かそう口づけているとマヤの唇から遠慮がちな反応が返ってくる。
少しずつ深さを増す。吸いついて、含んで舐める。こじ開けて、探しあてて絡めとる。
いつしか互いを愛おしむようにふたつの舌は融けあっていった。
口端からこぼれ落ちる透明なしずくが、どちらのものか判らないほどに。
「は…っあ……」
かすれた吐息を合図にくちびるを移動させる。
うなじに鼻先を埋めて、髪から立ち昇るマヤの匂いに酔いしれながら、耳朶の後ろに唇をはわせる。
わざと水音をたてるようにキスを繰り返すと、そのたびにマヤの身体がピクンと跳ねる。
「ここがいいのか…?」
「…ぁんっ――…」
眉をひそめて下唇を噛みしめる姿はかえって扇情的で、もっと淫らなことをしたいと考えてしまう。
首筋を甘く吸い上げながらバスローブの腰紐をほどく。胸の合わせ目に手のひらを差し入れてゆっくりスライドする。
現わになる鎖骨。ほっそりとした肩。ほど良い形のバスト。
――俺の雄が頭をもたげて反応を示す。
もうチビちゃんとは呼べそうになかった。
肩をなぞって腕からバスローブの袖を引き抜く。怖がらせないようキスは止めない。
口づけを唇からあごの先へ。鎖骨へ、肩へ、そして胸元へ。ひとつひとつ丁寧に刻む。
ブラジャーの上から手を押し当てて弾力を味わうように円を描く。ホックをはずしてはぎ取ると青白いふくらみが小さく揺れた。
まぶしいものを見つめるように眼を細めてしばし魅入る。
「……は、速水さん、恥ずかしい…ですっ……」
弱々しいマヤの声。小刻みに震える身体を羽根のようにふわりと抱きしめる。
ワイシャツを脱ぎ捨てて素肌をさらすと、マヤの手を胸板へ押しあてて早鐘を打つ鼓動を伝えた。
「俺もきみと一緒だ。ほら……わかるか?」
「!……速水さんも恥ずかしいんですか…?あたしみたいに緊張するんですか…?」
「ああ、もちろんだよ。恥ずかしいし緊張もしてる……けれど」
身体の線を辿るように手の平を上から下へと滑らせる。
「あ……っ」
「…きみの身体がこんなに綺麗だから、ずっと眺めていたいし…もっと触れたいと思う」
「綺麗だなんて、あたしそんなんじゃ…」
「俺はお世辞は言わない男だ。知っているだろう」
「速水さん…」
「…綺麗だ、とても…」
柔肌に顔を埋めてすき間がないほど抱きしめ合う。
何度この肌に直に触れたいと渇望しただろう。肌と肌を合わせる、ただそれだけのことが夢に見た以上に心地好い。
マヤが身体にまとっている布らしい布は、あと一カ所のみ。もどかしくベルトを解いて自分も同じ姿になる。
仰向けでも張りのある胸はツンと上向いたままだ。形良いそのふくらみを俺の手がいとも簡単に崩す。
外から寄せて内側に盛り上げ、柔らかな谷間を強く吸い上げる。まだ誰も踏みしめたことのない雪の上に、朱いあとを点々と散りばめるように。
ふくらみに指を食い込ませて揉みしだく。うっすらと桜に色づく頂きにはまだ触れない。そこを避けてぐるりと唇を往復させる。
「…やっ…、ん…」
俺の髪に指を差しこみ頭を抱きかかえる。早くそこに触れて欲しいと手があえぐ。
「あぁん…っ!」
望みのままに先端を口に含んだ。
舌先で転がし甘く噛んでしっとりと吸う。指ではさんで優しくこねくる。もうひとつの頂きも同じやり方でなぶる。
「…あ…あっ…あん…」
愛しい女が俺の舌と唇で愛撫をうけて乱れていく。なんとも悩ましい光景に喉を鳴らして生唾を飲み込む。
先程まで薄闇に青白く浮かんでいた肌が、いまでは筆で紅を刷いたよう。
感じやすい身体だ。もっと感じさせたい。もっともっと愛したい。
体勢を変えてうつぶせにさせる。肘をつかせて腰を抱えゆっくり持ち上げる。
四つん這いにさせた上に覆いかぶさり背中越しに口づけ合う。
背に流れる黒髪を肩に振り分け、猫のようにしなやかな背筋にそって音を立てながら口づけていく。
「んっ…いや、です…こんな格好……あっ…んっ」
どうやら背中も敏感に感じるらしい。キスを落とすたびにピクンと波打つ。いやだと言いつつ感度良く反応する。ああ、たまらない。
くちびるが腰を伝って白桃にも似た丸い丘にたどりつく。下着の上からやさしく口づけて双丘や内ももをひとしきり撫でさする。
最後の布きれに手をかける。丸い丘を撫で下ろすのと一緒に純白のそれもすべり落としていく。ゆっくり、ゆっくりと。まるで俺自身をじらすように。
白桃の芯が現れる。すでにそこは蜜で満ちあふれていた。
「!……――っ」
羞恥に震えるマヤの、声にならない声。
脚から下着をすべて抜き取ると降ろしてしまいそうになる腰を、下腹部に手をすべり込ませて抱える。
「…このまま。腰は降ろさずにこのままで」
「速水さ…っ」
「大丈夫…何も怖くないから。きみは俺に任せていればいい。きみはただ…俺を感じていろ…」
耳の後ろで深くささやく。吐息を吹きかけ舌先で形をなぞり、朱い耳朶を甘く噛んでくすぐる。
いたわるような口づけをそこかしこに降りそそぐと強張っていた肩から少しだけ力が抜ける。
そうして唇での愛撫は止めずに下腹部を支えていた腕を後ろに回すと、双丘の谷間から中心に向かって指先を這わせていく。
「…ぁ……っ」
手の平全体で色素の薄い花芯をすっぽりと被う。中指だけそっと力を入れると秘裂から蜜があふれ出る。
すくいとって周りにゆるりと塗りつける。繊細なガラス細工をあつかうように、余計な力はいっさい入れない。
隠れていた花芽を探し当ててかすかに触れる。蜜をたたえた指の腹を花芽の上にそっと乗せて、ぬめる蜜を練りこむように小さく小さく円を描く。
「あ…あっ、あぁ!やぁんっ!」
明らかに今までの甘い声とは違う嬌声がほとばしる。鋭い快感に怯えるように口に手をあてて声を殺そうともがく。
「っふ…ん…っんん――…っ」
「声を出すんだ、マヤ。こらえても辛いだけだろう」
口元から少々手荒に引きはがし、手の甲の上から指を絡ませてシーツに縫いつける。
「あん、ぁあっ…速、水さ…っ、ん――…っ」
「そんなにここが感じるのか?…ん…?」
花芽を愛でれば愛でるほど秘裂から滔々と愛液がしたたり、俺の手指を汚していく。
「やっ、あんっ、…い、嫌っ…」
「嫌なのか?こんなに悦さそうなのに…」
「あっ、あっ……は、はやみ、さ…のっ……ッ…チ…」
「ん…?」
「速水さん…の、エッチー!…はぁ、はぁ…」
うるむ瞳も目尻も頬も、すべてを鮮やかに上気させたマヤが可愛く怒っている。
なぜか俺は嬉しくなった。マヤはプンプン怒ってるぐらいがちょうど良い。
「…お褒めにあずかり光栄だなチビちゃん。そら、こっちに来い」
「え?…きゃっ!」
前言撤回だ。マヤはこれからも立派なチビちゃんだ。
小さな身体を抱き上げてソファーの上に座らせ、自分も最後の一枚を脱ぎおとす。
閉じ合わそうとする膝に身体を割り入れ、手前に細腰を引きよせる。そうすると嫌でもマヤの秘所と俺の昂りが密着する形になる。
端から見たらすでに挿入しているような体勢で、真っ赤になって身をよじるマヤの唇を存分にむさぼる。
口腔に舌をうがち、これからの行為を予感させるかのように、俺の卑猥な腰はマヤの秘所に雄をこすりつけてうごめく。
くちびるを離すとすっかり自分の息も上がっていることを知る。
「…はぁ、はぁ…エッチな俺は嫌いか?チビちゃん」
「はぁ…はぁ…、そうやって困らせないでください…!」
「困る?」
「だって速水さん何だか…い…いやらしい、です。こ、言葉とか…指、とか…今だって」
「くっくっ…なるほど。こうされると、きみは困ってしまうわけか」
「あっ、やん…っ!」
「すまないがチビちゃん。俺はきみをもっともっと…」
「え?」
「困らせたいんだ」
「ふ、ぁ…んっ」
先程とは打って変わって唇をしっとりとついばむ。
最初にしたキスよりも湿り気を帯びた口づけだ。マヤの唇も俺を求めて応えてくれる。角度を変えて何度も求めあう。
名残惜しげに唇を離すとすぐ下のおとがいへ再び口づける。
少し開いた唇から舌先を尖らせると、肌を舐めとりながら下へ下へと一直線にすべらせる。あごの裏から喉元へ、胸の谷間からへその下へ。
マヤが焦りだした頃には、俺の舌はすでに茂みをかき分けていた。
膝を閉じようと下肢をくねらせても無駄だ。きみの膝裏は俺の手でがっちりと固定されている。
舌が花芯へ到達すると蜜をたたえた源泉に浸し、先程までなぶっていた花芽にぬめる舌全体でねっとり舐めあげた。
「いやぁ!止め…そん、な…っ…あぁんっ」
とがった先端で突いて転がす。甘く噛んで強い刺激を与えたかと思うと、次は触れるか触れないかの微妙なタッチでいやらしく焦らしていく。
「あ、あっ…はぁっ…ぁああーーっ」
ひときわ甘く鳴いたのは俺に花芽を吸い上げられたから。
源泉から新しい蜜が絶え間無くにじみ出る。それをすくってまた花芽に塗りつける。花芽に刺激を与えるたびに感電したように内ももが引き攣る。
目の前で細腰がゆらめく様はひどく淫猥で、俺の雄は一層熱く張りつめていく。
ひざ裏から左手を離す。
中指を秘裂の奥へツプリと挿し入れた。
「…あぁ…っ…」
眉根をひそめるが痛みをこらえている様子ではない。根元まで埋まった俺の指を推し量るように中が絞まる。
ゆっくりと浅く出し挿れする。そうしながらも俺の口唇と舌は花芽を丹念にいつくしむ。
「あぁん、ああ、ぁあっ…はや、みさ…んっ」
散々吸って転がして愛したそこは痛々しいほど朱くふくらんでいる。
薬指を足して二本の指できつい膣をかき回す。とろとろに熱く熟した内襞は俺の指を柔らかに享け入れ、包みこみ吸いつくように離さない。
「あぁっ、もう、ゆるして…お願、い…」
「……まだだ。まだ駄目だ。言ったろう?きみをもっと困らせたいと」
「やっ…い、いじわる…っ」
秘所全体がふっくらと充血し、指が出挿りする度に秘裂からくちゅくちゅと蜜があふれて濡れそぼつ。
もう相当苦しそうなのは十分わかっている。
だが理性などとうに吹っ飛んでいる俺は、どこもかしこも愛撫を享け入れてこんなに濡れている愛しい女を、
さらに追い立ててもっと快感にうち震えさせ、悶えさせたくてしょうがない。
膝裏を抑えていたもう片方の手も離して、花芽の辺りに指先全体を押し当てる。
そこをやわやわと練りこんで鈍い刺激を与えつづけ、内襞の上側を指の腹でこすりあげる。
決して急かさず浅くじっくりと膣中をかき乱し、快楽の頂点に到達すべくじわりじわりと攻め立てる。
昇りつめるマヤの膝は、もはや押さえつけられずとも力無く開いている。
「…ああっ、いやっ、ダメ、……お、ちる」
「ああ…」
「あんっいゃ、速水さ、ん、おちるっ、おちちゃう、ああっ」
「マヤ」
「あっ、あぁっ」
「マヤ堕ちろ」
「ぁあっ、いやぁ、ああっ!」
「堕ちてしまえ」
「…―ぁああっ!あぁ…―っ―…ぁっ…――ぁ…」
あえぐ唇から蕩けるような、なんとも甘い悲鳴。
下腹部が引きつり何度も大きくうねり、その度に膣中の指がギュッと絞めつけられる。
そこから粘り気のないサラサラとした愛液があふれでて、俺の手首までしとどに濡らす。
初めて知る官能の海に溺れてマヤの歯の根は噛み合わない。
唇はカタカタと震え荒々しく息を吐き、瞳はうっすらと涙を浮かべて朱くうるんでいる。
「…マヤ…大丈夫か…?」
いらえはない。
征服欲が満たされたのもつかの間、苦しげによがる姿を目の当たりにすると、いかに身勝手に振る舞ってしまったかを思い知る。
おとがいを持ち上げて震える唇にそっと口づけた。
「…大丈夫か?無理をさせた…すまない」
「あ……ひどい…ひ、どいっ」
「マヤ…」
ぽろぽろと涙をこぼして肩を叩き、なじる。
「ひどいです速水さん…!さっきからずっと、あたしばっかり、こんな、こんな恥ずかしい思いして…っ」
確かに今のはやり過ぎた…欲望を抑え切れずにマヤを翻弄させ
「あたしばっかりこんな…すごい……き、気持ち、よくて」
てしまっ………――え?
「あたしだって…あたしだって速水さんのこと、気持ちよくさせたい…!」
「……!?」
「どうしたらいいんですか?どうやったら、速水さんは、気持ちよくなりますか?」
「マヤ」
「あたし、初めてだから、わからない…だから教えてください」
「マヤ」
「速水さんお願い、教えて、おね」
両手ですっぽりと小さな頭をはさみこみ、しびれるような口づけで後に続く言葉をもぎ取る。
――自ら乞うなど一度もしたことがなかった。どうしてこの子はこうも容易く、俺をひざまずかせるんだ。
「挿れたい」
「…は、やみ」
「もう挿れたくて挿れたくてたまらない」
「……いれて、ください」
「マヤ」
「いれてください…早くいれて…もう、じらさないで」
白い指が俺の手を取り下へと導く。たどり着いた場所は俺自身の昂りの上だった。
「指じゃイヤ…指じゃなくて速水さんがいい」
マヤの手が恥ずかしげに逃れていく。
「…あ、あたし、変……い、やらしいっ……は、恥ずかしい…っ」
なんだこれは。欲情……している。マヤが。俺に。
「やだ、見ないで……あたし、おかしい…!もういや…っ」
めまいがする。息苦しい。心臓がうるさい。
「…おれを殺す気か」
「え?」
再び抱きかかえて暖炉前のベッドに身体を横たえる。少しでも享け入れやすく負担が軽くなるように、丸めたバスローブをマヤの腰の下に敷く。
ひざを立たせて脚を割る。ひざの内側にキスをしながらゆっくりと上に覆いかぶさる。
大きな瞳が俺だけを見つめている。もの言いたげに薄く開いた唇は、暖炉の炎を照り返してきらきらと濡れて輝いている。
「きっと…優しく出来ない」
小さくうなずいたマヤのしなやかな両腕が首の後ろに回される。
「優しくしなくていいです……」
なんか改行エラーにひっかかりまくりorz
なのでこれから12.5/16みたいな進行表記になります。
すんません。
先程の快楽がまだ色濃く残る花芯へ、昂りに手をそえてあてがう。秘裂にこすりつけて蜜をまぶし、尖端を入り口に押し当てる。
「マヤ…俺の肩を噛め」
「え?」
「…いいから。言う通りに」
「え…こ、こう?……んむっ」
「そうだ。いいか、狼少女…思いきり噛みつくんだぞ」
ゆっくりと、ゆっくりと腰を進める。
「ぁんっ!んんんーーっ!!」
「…っ痛…――」
「んんぅっ!」
ギリギリと歯牙が肌に食い込む。焼けつくようにそこが熱い。
「マヤ…少し力、抜いて…楽に……そう……」
「んふぅ、んんっ」
「……っ、もう少しだ…そのまま……」
「ん、んっ…んくっ」
「ぁあ…っ」
抵抗の強さが強烈な快感をもたらす。すべて納めてみたものの、こうも絞めつけられては下手に身動きするのも危うい。
ひとまずはそれ以上動かずに、息んで深紅に染まった耳朶や火照る首筋に唇をはわせる。
「…どこだ」
「ん…、んふっ……?」
「俺のどこを好きになった」
「…ふはっ、はぁ、はぁ……、あの…あ……え?…どうしたんですか、急に…んっ」
肩から離れた唇をすかさず奪う。
「…急に聞きたくなった。知りたいんだ、どうしても今」
「い、いま…?」
「そう、今」
キスの合間に会話を繋げていく。
「んはっ…、えっと…強引なのに、優しいところ…」
「…それから?」
白い乳房を撫でさする。薄紅の頂きに吸いついて唾液まみれにし、指先で弄ぶ。
「あんっ、あ、それから…冷血漢だけど…、あ…温かい…ところ」
「……それから」
もうひとつの膨らみも揉みほぐす。首筋に舌を這わせてキスを浴びせる。
締めつけが、少しずつ緩んでいく。
「や…あんっ…あ、とは、…笑顔が好き…」
「………それから」
くちびるも手の平も愛撫を止めずに、静かに腰を繰り出す。
浅く円を描くように、ゆるやかに。
「って、あっ…、あっ、はやみ、さん…っ」
「…なんだ」
「あ、あっ…の、もう、話すの、む…無理です…っ」
「わかってる」
「あぁ、あっ、あっ…」
撹拌しながら中を押し拡げていく。
おのずと恥骨でマヤの花芽あたりを練り上げることになり、その刺激を受けるせいか徐々に膣が柔らかく息づいてくる。
ひざを押してかかとを浮かせて腰の位置をより高くする。
上から体重を傾けて根元まで深く沈めた。
「ああ…ぁ…――っ…」
甘くうずくような喘ぎ声。痛みからではない、明らかに快感にうち震えたもの。
沈んだ昂りに押し出された新しい蜜が、純潔のあかしと混じり合い、紅色のしずくとなって双丘の谷間を伝い落ちていく。
深く穿ったまま腰を前後に繰り出して、更に花芽を揉みこむように恥骨を擦り合わせると、こらえ切れない甘い声がとめどなく漏れだす。
「あっ、あっ、あぁっ」
「マヤ」
「あっ、やっ…速水さん、…いやっ、どう、しよう…っ、…どうしよ…う…」
「…痛いのか?」
ふるふるとかぶりを振る。
「そんなに…悦いのか?」
背けた顔を腕で隠してコクンとうなずく。
「……あたし、おかしい…んですか…?初めて、なのに…い、い、インラン…なの?」
「…馬鹿な…きみはそんなんじゃない」
「だって…、あんぅ?」
それ以上しゃべらせないように、ぽってりと赤みを帯びた唇に親指をやんわり押し当てる。
「舐めてみろ」
「……?」
指で唇をなぞり、開かせて無言で促す。見上げる瞳は視線をそらさないまま、のぞかせた可愛い舌が素直にチロチロと親指の腹を舐める。
…思わず食い入るように見入ってしまう。
妄想や下半身が暴走しそうになるのを、それはまた次回の愉しみに…と懸命にこらえつつ、唾液でまぶされた指を結合部にすべらせる。
すっかり大きく膨らんで少しの刺激でも敏感になっている花芽を、唾液でぬめる親指でつるつると撫で回す。
「あ、ぁああっ…!いやっ!あぁあっ!」
「……っ…どうだ、ここがひどく敏感だろう。ここを」
律動を再開する。
「こう、されたら…誰だって、淫乱に、なる」
「あんっ、んっ、ぁあ」
強烈な刺激を受けたマヤの身体は、次の絶頂へと手を伸ばしはじめる。
こすり上げる内襞が俺をどんどん締め上げる。にぎりしめる何かを探すマヤの手に、指を絡めてきつくにぎり返す。
「また…おちそうっ…」
「堕ちろ、何度でも」
「ああっ…あっ、あぁっ!」
どくん、と身体中が波打ち、のけ反る。
「…――ぁあっ!…はっ…や――…みっ……さ、ん」
最高に甘く淫らな声音で俺を呼びながら達した。
くわえ込んだものを最奥へいざなうように膣中が痙れんする。みずみずしい愛液が抜き挿しする度にほとばしり、俺の脚のつけ根まで濡らしていく。
「はあっ、はぁっ、ぁんっ…、んっ…」
胸をせわしく上下させて息を吐くマヤの、真っ赤に染まった目尻から涙がひとすじ伝い落ちる。
「なぜ泣くんだ」
「…わ…わからない、でも…悲しいから、じゃないです…」
「………」
「速水さんに、揺さぶられながら…、速水さんが好きって、いっぱいいっぱい思っていたの……そうしたら、胸が…はりさけそうにな」
「もう、いい」
口づける。深く、深く。
男に組み敷かれながらこんな可愛いことばかり言う唇は、さっさと塞いでしまった方がいい。
そうしないと気が狂いそうになる。いやもう狂っている。愛おしい。狂おしく愛おしい。
小さな手が俺の頬を温かく包みこむ。唇と唇がすれ合っているまま告げられた。
「優しく出来ないって言ったくせに……速水さん、すごく優しい……」
「…マヤ…」
両の脚を持ち上げて肢体を真二つに折り曲げる。
かかとを俺の肩の上に乗せると、繋がっている部分がはっきり見える。一度引いて、貫くように一番奥までねじ込んだ。
「ぁあっ…」
「…優しく出来ないのは本当だ。今から俺は、おまえを……壊す」
マヤが微笑んだ。天女のように。
「壊してください。壊し、て」
次の瞬間、
激しく腰を打ちつけた。
壊したいと思った。
壊れたいと言われた。
全身が激情と愉悦に震えた。
マヤが悲鳴を上げる。
泣いている。喘いでいる。叫んでいる。
呼んでいる。好きだと言う。俺を好きだと。
心臓が破けそうになる。
愛している、
愛している、
愛している。
凄まじい快感に呑まれる。
恍惚が身体中を駆けめぐり、マヤの最奥に幾度も精を放った。
全霊で俺を享けとめてくれた愛しい身体を、骨のきしむほど抱きしめる。
口づけあう。
そうして火照りが醒めるまで、繋がったままずっと抱き合い、口づけあった。
***
「どこへ行くんだ」
「あ…っ」
後ろから肩をつかんだ。
まだ明けきらない夜の淵。腕のなかで眠っていたはずの身体が、寝具から抜けだそうとひじを着いた。
半ば起きかけていた身体を反転させ、寝具と俺の間に押さえつける。
「速水さん…お、起きてたんですか?」
「どこへ行く」
「あ、あの……ト、トイレに」
「じゃあ、なぜ泣いてる」
「……泣いてません」
「嘘をつくな。隠してもわかる」
「もう…泣いてませんってば…っ」
震えた涙声で否定する。何を考え行動しようとしていたのか、安易に想像がつく。
あまりにも短絡的に思えて無性に腹が立った。
「……きみは、俺を思い出にできるのか?」
「は、や…」
せきを切ったように俺の口はどんどんまくし立てる。
「身体だけじゃない…こんなに、こんなに心を通わせておいて…、それなのに、明日になればそんな情も、きみは綺麗に流せるのか…!?」
「……っ」
「そうしてまた日常に戻って、いつかどこかで俺と遭遇した時に、きみは何事もなかったかのように平然と笑えるっていうのか!?」
マヤが全力で左右に首をふる。顔をくしゃくしゃにして号泣する。
「ごめんなさい…っ!ご、め…なさ…速水さ…っ」
「離れられるのか!?俺から!」
「は、離れたくない…!離れたくないっ、離れたく、ない…っ」
マヤの腕が俺の頭を掻き抱き、柔らかい胸元に押しつける。
「絶対離れない…死んでも離れない…、だから、速水さん……泣か、ないで…」
俺は、涙を流していたらしい。
本当だ。目の前のすべらかな肌が俺の涙で濡れていく。
体中が震えている。俺も、マヤも。
しばらくそのままマヤの胸に抱かれていた。小さな手はいたわるように俺の頭を撫でさすり、時折髪に口づけた。
「…速水さん…少しは落ち着きましたか…?」
思わず心がくすぐったくなる。
「……まるで、子供だな…俺は」
「そんなこと…ないですよ」
「…そうやって、チビちゃんに慰められるなんてな…最悪だな…」
「サイアク…!?んもぅ速水さんったら!もういいです、とっとと離れてくださいっ!」
「いたっ、痛い。叩くことないだろう…」
「ふーんだっ」
ふと、見つめ合う。
大丈夫だ。マヤも俺も笑っている。
一瞬軽くキスをして寝具から起き上がる。ちょっと照れるマヤが可愛い。
「速水さん?」
「そこで待っていろ」
スーツのポケットから携帯を取り出し、再び寝具の中へもぐり込む。後ろから抱きかかえるように横になって、マヤの頭に腕枕をする。
もう片方の手で、マヤにディスプレイが見えるように携帯を操作する。
「……水城秘書って……水城さん?」
「そうだ」
呼び出し音が鳴る。程なく繋がる。
「もしもし水城くん、俺だ。夜中にすまない」
『…社長?…どうかなさいまして?』
「ああ、急な用事が発生した。2〜3日休みが欲しいのだが」
驚いて振り返るマヤに人差し指を口に立ててうながす。電話口からスケジュール帳をめくる音がする。
『…わかりました。では今日、明日、あさってと3日間オフにしましょう。ただし4日後の出社日からは当分の間休日返上でお願いします』
「ああ、ありがとう。…あともうひとつ、とても重要なことなんだが」
『なんでしょうか』
「…鷹宮家に正式に取り次いでほしい。婚約を破棄したい、と…もちろん紫織さんにも」
「は、速水さん!?」
『!………社長、今の声は?』
呆気なく水城くんにばれてしまった。マヤは大慌てで口に手を当てる。馬鹿娘が。遅すぎる。
『…マヤ…あの子と、いるのですね』
「ああ、そうだ」
『…私は余計なことに関与しない主義です』
「知っている」
『なので、今の声は聞かなかったことにします』
「流石きみだ。助かるよ」
『では明日から社長には流行り病の高熱でうなされて頂きます。出社日はさぞ病み上がりらしく振る舞ってくださいまし。
鷹宮家は取り次ぎの日時が決まり次第、ご連絡差し上げますわ』
「ありがとう。恩に着るよ」
『いえ、これも仕事ですので』
「…感謝している」
『…お休みなさいませ、真澄さま』
「さぁ、これで俺は3日間自由の身だ」
「は、速水さん…いいんですか?本当に…」
「大丈夫だ。水城くんに都合つけてもらったんだから」
「そうじゃなくて……紫織さんとの婚約…」
「…マヤ…」
腕の中に抱きしめる。
「すべてが解決するまで、きみには落ち着かない日々かもしれない…今以上につらいこともあるかもしれない…でも」
腕に力を込める。
「何も見えなかった闇夜に、ふと月明かりが射したら…その先に歩むべき道が浮かびあがったら…俺は足を踏み出さずにはいられない」
背中にまわされた腕が強く抱き返す。
「…速水さん」
「…なんだ」
「絶対、離さないでくださいね…あたしも絶対、速水さんを離しませんから…」
「ああ、絶対に…絶対に離さない…」
外の嵐はとうに止んで、宙には満天の星屑が音もなく瞬いていた。
西の山に冬の星座が落下する。
東の空に明けの明星が煌めく。
もうすぐ夜が明ける。
〈完〉
以上です。おそまつさまでした&長文失礼しました!
職人さんGJです!
ちょうどリアルで読みました。情景が思い浮かびます。
ありがとうございました
GJ! とても雰囲気出てました!
GJでした!どちらの台詞もマヤっぽいしマスミンぽくて自然でした!
そしてこんな物分かりの良い部下が欲しいww
GJGJ!!
初めてがヘレンのときの別荘ってのがいいね
原作のマスミンも早くこれくらいの男気を見せて欲しいw
GJ!
何回も読み返しちゃった
真澄が泣くシーンきゅんときちゃった
本誌の真澄が泣いたらウザーなのにw
738 :
732:2010/11/03(水) 20:00:13 ID:K1A5bV2t
GJいただけてめっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!
やっぱりマスマヤはいいですな。妄想してるとホント楽しいもの。
また何か書き上げたら投下しに参ります。
では名無しに戻ります。
新しい職人さんカモ〜ン!!
マスミン誕生日オメなイチャイチャを書いてたが・・・
スマソ、間に合わなかったよ・・・orz
>>739 > マスミン誕生日オメなイチャイチャ
書き上がったら(屮゚Д゚)屮 カマン!カマーン!
>>739 気長に待ってますw
しかし、乙部のりえが差し向けた暴走族が海辺でマヤをリンカーン…
とかはまだ無いんだね。やっぱりみんなイチャラブ話が好き?
イチャラブも好きだけど無理やり系が1番好き
暴走族×マヤは興味あるけどマヤが可哀想な気がする
>>742 ハゲドw
自分前スレの決壊っての好き
無理矢理だけどLOVEって感じが
無理矢理系に萌える人でも、読み手が女性の場合
大抵は「どちらかに愛情がある」のが必須条件じゃないかと。
「自分はそうじゃない」っていう人がいたらスマソ。
>>744 うーんシオリに真澄への果てしない愛情があっても
シオリが真澄を押し倒して跨がってアンアンしたSSならひくぉw
>>745 それは条件論じゃなくてカップリング論でしょ
いくらエロパロだからって真澄と紫織のからんでるところなんて
見たくねーってw
興味本位で読んだことあるけど後悔した
ストロンガーシオリ×ショッカーマスミ(≧∇≦)b
749 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/10(水) 01:44:12 ID:ZGURH+zi
>732
GJ。リアリティあって最高だった!!お疲れ様。どうもありがとう。
>>743 決壊は無理やり+両思いなことに気づいていない状態で関係を持つという設定でよかった
>>744 どちらにも愛情がない設定でも好きな作品はある(ガラカメにはそういう設定の作品はないかも)
でもやっぱり両思いの方がいい
>>738 遅れましたが乙でした!!
お互いの溢れだすような気持ちが素晴らしいです!
752 :
静かな夜:2010/11/13(土) 21:43:44 ID:EJ6Uasqv
『・・・どうして・・・』
マヤは速水真澄に抱きしめられて白目をむいている。
「速水さん・・・」
速水は返事をしなかった。
速水のしなやかな指は、マヤのスカートの中に進入しようとあわただしく動いている。
かすかなピアノの音が静寂の中流れている。
荒い息遣いだけがマヤの耳元で聞こえる。
不慣れなマヤは、最初は成り行きに呆然としていたがすぐに我を取り戻す。
『・・・これが・・・これ・・・そうなんだわ・・・これでいい・・・』
数々のエピソードの中、速見への思いは驚きから迷い諦め・・・そして確信へ変わっていった今、
マヤにとっては、すべて身も流れにあずけていた。
目を閉じたマヤは最初は、さまざまな過去のエピソードを頭にイメージし愛しく反芻している。
しかしそのイメージしようとする意思さえも、しだいに空気のように真っ白になって無力になっていく。
かすかに遠くでスカートがフロアーに落ちたのを感じる。
速水は無言で、ブラウスの下から手をしのばせ上の方に這わせる。
そうしてブラのホックを手早く外す。間髪いれずに乳房を揉んだ。ブラは肩に着けたまま。
『・・・・』マヤは感情は高ぶるのだが、性的にどう反応していいかわからない。『・・・演技しないといけないかしら・・・』
速水の荒い息遣いとは違う作った息遣いで、マヤは答える。
速水の手は硬く熟れてはいない乳房少しもて遊んだかと思うといきなり下の茂みをまさぐった。
マヤは演技の息遣いを思わず止めて息をのんだ。
わずかに開いたマヤの唇から、速見の唇が合わさり、舌が入れられる。
おもわずマヤは体の芯から感じた。「あ・・・あ・・」
挿入された舌にマヤは舌をからめて答える。
静かな時のなかにかすかにねちゅっねちゃとした音がする。
マヤの反応を見た速見はマヤのパンティを下ろす。
-----
『いけない。今日は下着の上下がペアでないのよ。ダメ。』
「やめてやめてぇ。」マヤの声を無視して速水はマヤをベットの上に勢い良く押し倒した。
マヤの体の上に速見を覆いかぶさる。
『・・・どうして。せめて色だけでもそろえていれば。今ピンクと白だわ。』
「やめてぇ。」速水は唇でマヤの開いた唇を塞いだ。
マヤは両手を速見の厚い胸板と自分の乳房の間に滑り込ませ、おもいきり前に押した。
びくともしない。
『紫織さんだったらきっと下着はちゃんとしていたわ!私ったら。もう2年物の下着よ・・・知られてはいけない。このことを決して・・・』
「速水さん!ダメよ!今はだめ!だめなの。おね・・がい・・今日はダメなの」
「マヤ・・・」速水は残念そうにマヤを腕を回して抱きしめた。指で髪をなでる。
かすかなピアノの音が静寂の中流れている。
>>469 超亀だけど…もしや、あなたは紫の○ラの中の人…?
ダブルベッド話期待
755 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 14:53:51 ID:KwZPDB/M
期待あげ
756 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/01(水) 22:21:58 ID:IaasaPoq
ダブルベッドで白目wwwなんだろうな
ここで1月号の続き書いてくれたら最高ですなw
758 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:04:36 ID:rxgfwXkl
そこはあえて星空の下、暗い甲板で。
「マヤ…綺麗だ…」
速水の指先がシフォンのドレープを分け入って、内腿をすっとなぞる。
「や…、ダメっ…こんなとこで、もし誰か来たら…」
「誰も来ないよ…きみが欲しい。この満天の星空の下で…」
「速水さん…!」
自分で書いてて言うのもなんだが、
あ
り
え
な
くね?
寒そうで何か可哀想
>759
え?そこ?ツッコミどころww
寒空だろうが、何だろうが、ガッツリとハマれば身体も温まると言う事で…
職人さん良い仕事期待してますっ!
職人かもん
むー
らー
職人さんことよろ
(;´Д`)ハァハァ
過疎りまくってるね
まとめサイトの作品でレス抜けがあるのはわざとかな
770 :
まとめ:2011/01/20(木) 09:19:49 ID:btRg5dO2
お久しぶりです
更新しました
レス抜けがあるのは単にうっかりしてるだけです
ご指摘していただけたら幸いです
職人様たちに感謝。
>>770 乙です
原作がいい感じの展開だからこっちも盛り上がってほしいな
別荘に行った2人の話読んでみたい
別荘に行ったら惨状に吃驚しそうだ…
そこら辺は聖さんが何とか
ひじりんなら保存用にアルバムをすでに2,3冊作ってるはず
>>776 デスノートのジェバンニ思い出したwww
マヤの舞台衣装とかひっそり入手してそう
マヤコレクションがある隠し部屋とかないのかな
オオカミ少女とかの衣装か?
狼少女のレオタードは替えも含めて全部確保してそう
でなければチェリー小路がそれでハァハァしてそう
レオタード争奪戦と言うわけですね!!!
匂いかぐんですね
あげ
あがってないw
別荘行き邪魔されないといいな
<衣装係の青年Aによる談話>
・・・・いやー、あの狼少女は凄かったよ!あのマヤって子、凄い演技力、存在感・・・!あんな子もいるんだね・・・
正直ね、羨ましかったよ。云ってしまうけど、妬ましくすらあった・・・だって、もう桁が違うんだ。僕ら劇団に所属して
る人間は皆、芝居が好きで好きで、たとえ売れなくたって諦められなくて、離れられなくて、それだからこうやって・・・
役をもらえないで衣装係なんかやってでもしがみついて・・・・
ああ!ごめんごめん!!しんみりしちゃったね!うん、いいんだ、そんなことはいいんだ!そうじゃなくてマヤって子の
狼少女の話だよね・・・
うん、あれは凄かったよー。僕ら劇団員の中でも評判だったんだ。本当に狼みたいだったし・・・それにあの・・・・ぉ尻
とかさ、・・・・・あの食い込みとかやばかったよね・・・・
!いやだって!!皆ふつうにそう思うだろ!?あのレオタード!!やばすぎるって!!!しかもそれで四つん這いで動き回ってるし!!!
あのお尻とかこっち向いてるともう劇団員みんな舞台袖で鼻血モン・・・・・・いや!だってさ・・・・!!!しょうがないじゃん!!
・・・・・・いやー、あれは本当にもう、黒沼先生もちょっと自重しようよ、とか、マヤちゃんももうちょっと色々自覚しようよ、とか
色々思ったもんだけど・・・
うん、だからね、やっぱりちょっと問題も起きたんだよ。あのレオタードをめぐってさ。
・・・・・・・・・・・劇団員の中にさ、アレ盗んでオナろうとする奴とか、売ってお金にしようとする奴とかさ、でて。・・・・うん。
恥ずかしい話だよね。あ!僕は違うから!!ほんと!そこは、信じて!いや本当だってやっとできた彼女に殺され・・・
うん。まあ、それでね。公演がひととおり終わった後は、ちょっと大変だったんだ。それで黒沼先生がぶちきれて、問題の
レオタード預かってさ、「これは北島のもんだ」って云って。マヤちゃんに引き取らせて持って帰らせるから、てことで、
ひとまず落ち着いたんだけど・・・・それがさ、失くなったんだよ。
黒沼先生が控え室にある小型金庫にしまっといた筈なのに。ダイヤル式の鍵で、番号は先生しかしらなかったのにさ。
それだから劇団員の中には、先生がネコババしたとかアホなこと囁く奴もでてさ、でも先生がそんなことする訳ないじゃん。
あの恐妻家の先生がさ。いやほんと、尻にしかれまくってるし、完全になんつーか調教されてて、浮気のうの字でもしよう
もんならどんな目に遭うか、考えただけで条件反射でスーパーに走ってエプロンして料理作って掃除して洗濯してお風呂
磨いて奥さんに跪きそうなのに・・・・・・・て!いやいや!!うん、先生は凄い方だよ!?尊敬してるんだ僕・・・ホントに・・・
あー・・・だからさあ、まあ、うん。先生が盗るとかはありえないんだよ。劇団員も皆わかってるんだ。だからさ。だから、
不思議なんだよ。どうして消えちゃったのか・・・だって、金庫に入ってた金は全く無事だったんだよ。レオタードだけでさ。
・・・・・・・・・・・・・・・
<ある人気若手俳優Sの談話>
・・・・・・そうなんだよ!本当にひどい話なんだ!
マヤちゃんのレオタードを盗むなんて・・・ひどい話だよ。あれはマヤちゃんのものなのにさ!
だってマヤちゃんが連日一生懸命演技して、汗も涙も染み込んだ・・・マヤちゃんのマヤちゃんの為のマヤちゃんだけの
服なんだよ。マヤちゃんが染み付いた・・・・服なんだ・・・・・
僕はマヤちゃんがどれだけ一生懸命あの役に打ち込んでいたか知っているよ。役になりきろうと凄く努力してたんだ。
リアリティを追求する為、とかいうあの衣装も、マヤちゃんは怖気づかずに着こなして見せてた。だからマヤちゃん、ちゃんと
割れ目がでるように、パンティだって・・・・ああ、いや、ぅん・・・・・
ともかく!マヤちゃんの服なんだあれは!!だからあれはマヤちゃんが持ってるべきなんだよ!そうでなければちゃんと記念の
大事な衣装として保管できるような僕みたいな友人とかさ・・・いや!だってほら!マヤちゃんっておっちょこちょいだから
うっかり失くしちゃうかもしれないし、管理を誤って虫に食われたりマヤちゃんのシミ以外のシミがついたら大変だろう・・・?
いやだから、変な意味じゃなくて・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
<ある有能な男Hの独白>
私があの方にお仕えして、もう随分経ちます。あのご自分に厳しすぎるきらいのある誠実な方を、ずっと陰で支えていこうと
心に決めて生きてまいりました。・・・ええ、今でもその心は変わりません。
あの方のご命令なら、あの方のお為なら、どのような事でもやりますし、またやり遂げてみせます。私にはそれだけの覚悟と、
なにより力量がございます。全てはあの方の為のもの・・・・・
ええ。この忠誠は、生涯変わらぬでしょう。変えるつもりもございません。ですから、あの方に関するいかなる事も、私は他言
など致しません。ええ、したくはございません。
・・・・・ですが。・・・・・・・・・ただ一度だけ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいえ、何度か。・・・・・・・度々・・・、せめてあの
水城女史にくらいは耳に入れて、相談しておいた方がよいのではないかと思うことがございました。
・・・・・・・・あれは、そうですね。わけても思い出深いのはあの事でございます。マヤ様が、狼少女ジェーンを演じられた、あの
ときの・・・・
「狼少女」を演じるのですから、あの衣装は当然のものでしたでしょう。マヤ様も、プロの女優として、あれを着こなされたのだと
思います。・・・・それを。よからぬ不届き者もいたようで、あの衣装をめぐって、ちょっとした攻防戦が繰り広げられているらしい、
と聞きつけたときは、思わず眉をひそめたものです。二度と舞台の板を踏めないようにして差し上げた方がよいのかとも思った
ものでございますが・・・報告を受けた真澄様より「もしもどこかに流れて売り買いなどされるような事があってはいけないから、
ともかくお前がそれを確保して持ち帰って来い」と厳命を受けましたことで、ともかくそれで落着させるのが穏当だろう、と・・・
考えまして、その通りに致しました。マヤ様には申し訳ないですが、この衣装はこちらで処分させて頂くつもりで持ち帰ったので
ございます。
嗚呼・・・真澄様・・・・・・聡明で誠実で謹厳実直であられた真澄様・・・・この聖はどこまでも貴方様についていく所存でございます。
ございますけれども・・・!
何故、あのとき・・・あの、衣装を持ち帰ってきたこの私からその衣装を受け取って・・・それを・・・それが・・・・・
何故!あれが、別荘の地下室に陳列されていたのでございますか・・・!
あのレオタードを着せられていたマヤ様にそっくりな人形はいったいどこに発注して作らせたのですか・・・・・!!!!
真澄様・・・・・・・・!!
変態談話乙です〜
やっぱり真澄変態www
やっぱりオ○エント工業製のすっげーリアルなそっくり人形なんだろうなw
龍三マヤというのはどうだろう
スマソ。ただのオサーンフェチの妄想でつ。。。
(´・ω・`)
マラかの過疎?あ、ごめん。まさかの?
本誌のほうが盛り上がってるから
今は二次は必要ないのかな?みんなw
真澄は今頃悶々としてんだろうね。
伊豆で用意する物とか。薬局で物色したり。
(俺の入るんかな?)とか色々。
(総合的に考えて紫のバラが俺ってバレてんだよな?え?いつだよ?)
仕事どころじゃないんだろな…
薬局で物色は何か恥ずかしいwww
せめて通販にしてほしい
多分かなり薄いの選ぶんだろうな。0.03mmの。聖に買いに行かせるのかもね。
聖「真澄様…サイズは…?」
真澄「LLに決まってんだろ!」
聖(ふぅ。マヤ様も大変だ…)
何箱買うんだろうw
真澄「聖、3箱は少な過ぎるだろうか?」
聖「4箱になさいませ。たっぷりおやりなさい」
真澄「極力薄いのをチョイスしてくれ」
聖「かしこまりました。」
装着の練習に大半を無駄にするんだろうな。
でまた聖が買いに走る…と
聖の事だから気を利かしてゴム色は紫にすると思う。
で、マヤはそれ見て「ああ!紫!やっぱりあなたが紫の!」
ってなるわけだ。
感動シーン決定だな。
まさに紫のマラの人
自販機のやつかもよw
マヤのアパート前に寄ったついでに自販機でコソーリと購入
最近自販機で売ってる?
最近の真澄
アメトークの「女の子大好きな芸人」観て
照れながら(うんうん分かる分かる)何度も
頷き合いながら紫のマラ化する真澄。
伊豆でマヤに身につけさせる下着を選ぶ真澄
下着を渡されたマヤ
「え?速水さん、このパンティ…真ん中に穴が空いてる…どうして?」
パンティw
とあるバーにて。真澄と聖。
真澄「俺はな…聖…」
聖「はい?何でしょうか?真澄様」
真澄「何時間でも舐められる自信がある」
聖「マヤ様のモロヘイヤをですか?」
真澄「そうだ。何時間でもマヤの匂いを掻いでいたいんだ!」
聖(真澄様!!)
バーでそんな話するなよwww
811 :
名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 17:15:30.54 ID:1L1C44Au
マヤの秩父山脈にぴったりのサイズのブラセットを、
色々妄想しながら調達している真澄を受信した
秩父山脈ww
職人さん住民さんみんな無事ですか?
無事です
紫のマラの人
私も無事ですわ!
ぶじです
紫織の○んこって臭そう
あ、あたくし臭くなんかありませんわ!!
いつもビデで中までしっかり洗ってますし!
真澄様を受け入れる準備をいつだって怠りません!
あ
(マヤ…早くあの邪魔な女を片付けて伊豆で仲良くしようナッ!
その前に俺が紫のストーカーだったって事を話さなきゃならん…
ああマヤ…おまえさま…)
紫のストーカーw
速水さん…紫織さんとどうする気なんだろ?
別れるのかな……大変な事よね…
ああ!でも早く速水さんと伊豆で遊びたい!
お洋服どうしよう?下着…いやだあたしったら!
そんな!バカね!下着なんか!はかない!
下着なんて必要無い!
ノーパンオーブラノーブラですか
オーブラってのは打ち間違えですw
消し忘れた
ネイティブ!あたしネイティブ!
ちびちゃんの乳首が透けて見える(;´Д`)ハァハァ
もう職人さんはおらんのですか!!
男が女性に着る物を贈る理由。
それは、自分の手で脱がせる為。
そして、その時間を愉しむ為。
「キャーーッ、はやみさんのエッチ、スケベ、ゲジゲジ!!」
「ハハハハハ。マヤもちびちゃんを卒業したいんだったら、
こういうことにも慣れてくれないとな」
自分で用意した服を脱がせながら、顔を赤らめてジタバタする
マヤの反応に、どうしようもなく萌える真澄であった。
もっと!!!もっとだ!!!
落ち着けw
832 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 23:45:16.00 ID:yxZYMQaK
とりあえず、どんな物を贈ったのか聞かせてもらえないだろうか?
話はそれからだ!
833 :
名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 23:45:21.59 ID:yxZYMQaK
とりあえず、どんな物を贈ったのか聞かせてもらえないだろうか?
話はそれからだ!
大事な事だから二回(ry
836 :
別れの理由1:2011/04/26(火) 18:14:00.65 ID:XoWQRFRm
とある一室を飾る様に、沢山の布地が重なる。
「ああ、思った通り良く似合っているよ、マヤ」
愛おしくてたまらない自分だけの女の姿を、真澄は満足そうに眺めていた。
「このドレスも似合うと思うから、着替えてみせてくれ」
そう言いながら手に取ったドレスを脇に置くと、、愛おしい女の後ろに立ち、
背中のボタンを一つ外しては髪に首筋にとキスを落とす。
837 :
別れの理由2:2011/04/26(火) 18:20:04.66 ID:XoWQRFRm
全てのボタンを外し終えると、そのままドレスの内側に手を差し入れて
お気に入りの肌を掌で堪能し、その跡を唇で追っていく。
「胸のサイズが大きくなったか?今度服を買う時の為に、ちゃんと
調べないとな……愛してるよ、マヤ。もっときみを感じさせてくれ」
「真澄さま……あんな人形を相手に……わたくしには口付けも
してくださらないのに……」
真澄は知らなかった。
婚約者である女性が、個人秘書に呼び出されてこの秘密の部屋を
外から覗いていることを。
そして、この後婚約破棄の話が彼女の方から進んでいくことを……
「真澄さま……この聖、後悔はいたしません」
wktk
は、早く続きを…(*´д`*)ハァハァ
ん?続きがあるのか?
これで終わりだと思ってた
タイムリーなネタGJ
おつ
ほ
すっごいラブラブエロエロを書き込んだのに
修行足らんぞと突っぱねられたあるよ。
845 :
名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 05:57:34.88 ID:F4t097RD
>>844 諦めるな!もう一度挑戦だ。みな君を待っているぞ!
>>844 私も読みたい!
忍法帖のレベルが低かったのかな
リセットされたね
面倒だよね
ほしゅ
なんだこの名前欄・・・
聖マヤも真澄マヤも甲乙つけがたい・・・
852 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 01:11:43.37 ID:3+eMK6ok
どっちも好き
聖さんとマスミン、どっちの方がより変態度が高いのかでいつも迷う
テクニックなら、断然ヒジリーなんだけど
コートの残り香に興奮する真澄
855 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 00:03:31.75 ID:11Np7VMq
新刊47巻読んだけど…
やっとかぁ
なんか感慨深い
セクロスマダー?
857 :
名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 19:49:50.87 ID:yHdCzXu7
初夜は1回じゃ終わらないな
4日ほどお籠りでいいと思う
>>858 SWANモスクワ編の流れかと思ったw
例の赤い河ですね
2人がやってる所を桜小路が見てしまうみたいな話読んでみたい
ネ申が降臨されるのを待つしかない…
>860 二人が抱き合ってるとこみただけで事故ってるから本番なんてみた日には死んでしまいそうだ。
覗き見しながらシコるのか
マヤちゃんっ、マヤちゃんっっ、は、は、はぅっドピュ
新刊が最高すぎてもっとマスマヤ見たくて
連休使ってドラマ一気見してきた
このドラマで田辺誠一を覚えた自分当時小学生
「ドラマはマヤ兄でてきたり速水さん白馬で公道走ったりしてたよな」
とか思ってたら白馬で公道は別ドラマの田辺さんだったorz
しかしドラマは1期も2期もSPもうまく纏めてて感心した、やっっっっと原作が追い付いたって感じだなぁ
感慨深い
>>863 それかトイレに直行
途中から真澄がはうに気づいて見せつけるようにやりそう
マヤがエチーに無知なのをいいことに好き放題なマスミン
縛ったり
真澄「マヤはまだ知らないだろうが、縛ったりするのは大人の付き合いでは至って自然なことなんだよ」
マヤ「そうなんだ、私ったら何にも知らないチビちゃんで恥ずかしい…!」
その後芝居でラブシーンを演じることになったマヤ
マヤ「仮面が被れない…縛られないまま愛し合うなんて、役の気持ちがわからないわ!」
YOU☆「マヤちゃん!?君って子は…!(白目縦線)」
YOU☆「速水さんがそんなことする人だったなんて!(白目縦線)」
お互いに無知すぎて後ろの穴に入れちゃったり
>>870 真澄童貞説か…(白目縦線)
個人的には高校とか大学くらいで社交の一貫として大して思い入れのないガールフレンドと済ませておいてほしいな
大学生の時の描写見るとリア充っぽい
私としては年上のお姉さまに教え込まれる少年マスミンがいいわ
これは良スレ
>>871 社交の一環としてパフェ助から依頼を受けて、その筋の女性にお勉強させられてたかもよw
受験生と女子大生の家庭教師みたいなのを想像したw
速水さん・・・ダンスお上手なんですね。知らなかった。
お好きなんですか?
いや・・・
仕事のつきあいで必要なときがあるからな。
そのために昔習った。楽しいと思ったことは一度もない。
きみ以外はな。ちびちゃん。君は面白いからな。
ああ・・・!もう・・・だめだ・・・!!
↑ダンスを●●●とお読み替えくださいませ。
勃起っき
保守
保守
しおりさん自殺未遂とかメシウマw
そのまま廃人になって浮気し放題になってくれ
ほ
保守
はなとゆめ何日発売だっけな
このスレ読んでから漫画読んでもマヤのおっぱいにばかり
目が行くようになってしまった
42巻あたりがオススメ
892 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 16:03:54.17 ID:vWm/ZLXr
女らしい体になったね
(;´Д`)ハァハァ 職人かもーん
>>891-892 うちらが見てもそう思うんだから、
マスミンはさぞかしムラムラして大変なことだろう。
社務所の夜はさぞ辛かっただろう
896 :
名無しさん@ピンキー:2011/10/30(日) 14:00:12.09 ID:ftFikfqS
保守しとく。
職人まち
想いが通じずムラムラするのも辛いが
想いが通じているのに手が出せなくてムラムラするのも辛い
まあがんばれや真澄様
ばかっ 真澄さまは大人なのよっ
職人様のご光臨お待ちしてマス……
職人さん待ちに小話でも…
901 :
ショートもの:2011/11/12(土) 21:03:15.32 ID:3xvLr+Fh
寂しい今日この頃、皆さまお元気でつか?…職人様出待ちに小話初投下しちゃいます。文字規制ぱない…orz
//船上でバラバレ済と仮定下さい//
――速水邸のとある一室――
一人の男が近づいて何事か告げると、速水英助は満足そうに頷いた。
「北島マヤを車に乗せたそうだ。で、……どうする?」
英助に促され、呼び出された聖唐人は柄にもなく内心激しく狼狽えていた。
速水真澄がこの邸宅を出たのはつい先日のこと。
だが英助は、一見鷹宮家との婚約解消を諦めたかのように振る舞う真澄の本心を当に見抜いていたのだ。
彼は長年に渡る真澄達の関係、先日の船上での顛末まで全て把握していた。上演権獲得にも繋がる二人の関係をこれまで黙認して来たが、真澄が婚約解消に踏み切るとなれば話は別だった。
自分に向けられた激しい憎しみを知りつつも真澄の手腕を買っていた彼は、真澄を後継者に据えてからは数名の監視役を付けていた。
そして、――聖もその一人だ。
「お前がためらうなら他の者を遣るだけだが……ワシも今回はそう手荒なことをしたくはないのでな。
ま、あの試演を前にした若い女優だ。稽古に行き詰まって、失踪してもおかしくあるまい…。」
聖は薄く笑う英助を前に手が軽く汗ばむのを感じた。
恩人の英助の命に以前から二人の関係も報告だけはしてきたが、誰よりも真澄の力になりたいと尽くして来たのは彼の本心だった。
そして――あの澄んだ強い瞳をした北島マヤ。
今断って他の者に任されてしまうのだけは避けたい。
「承知致しました…。この件は私にお任せ下さい。」
努めて冷静に答え部屋を後にする。
902 :
ショートもの2:2011/11/12(土) 21:12:27.29 ID:3xvLr+Fh
英助の指示は簡潔だった。
北島マヤを真澄から完全に引き離し、大都所属依頼を断った場合試演後まで監禁する。そして、下手な動きはせぬよう真澄に伝えること。
彼も真澄と同じく彼女を見守って来たのだ。頼る家族もなく独り生きる彼女の情熱の前に、いつしか彼の中にも熱い想いが芽生えていた。
もしいつか真澄が彼女を守れなくなる日が来た時は……と、密かに心に秘めてきた。
///
その日の夕方、一台の車が閑静な別荘地へ着いた。避暑地に似つかわしくない男達に挟まれて後部座席にマヤが眠る。久々のオフに聖の名を餌に呼び出された彼女は、疑いもせず喜んでその車に乗ったのだ。
抱き抱えられた彼女はある別荘へと運ばれ、そのまま二階の寝室のベッドに横たえられる。薬のせいかまだ目覚める気配はない。
もうかなり薄暗くなった部屋で、彼は上着を脱ぎネクタイを取ると、シャツの襟元を開ける。そしてベッド脇の椅子に腰掛けると、独り深い溜め息をついた。
各部屋の天井隅には監視カメラ数台と、階下に相当数の監視役の男達。
しばらくの間、彼は目の前の彼女の横顔をただじっと見つめていたが、踏ん切るように立ち上がるとベッドに腰掛ける。
広いベッドに横たわるその姿は、既に女性らしくなったその身体には追い付かず、まだあどけなさの残る表情で寝息をたてている。彼は背中に手を通して彼女を抱き起こした。
「んん………。」
まだ重そうにマヤが瞼を開ける。
「……ひ、…聖…さん?!」
彼は静かな口調で淡々と告げた。
「あなたに伝えるよう言われました。悪いが約束は果たせそうにないと……。
今後あなたの事は私に託されました。
それから大都所属契約書にサインして頂きます。」
903 :
ショートもの3:2011/11/12(土) 21:23:29.96 ID:3xvLr+Fh
「そ、そんな……
私…速水さんを忘れることなんて出来ません…!
だって……何があっても信じて待てと言ってくれたんです。
ここ何処ですか?私、帰ります…!」
立ち上がりかけた彼女を押し倒し、両手を押さえて、その意思を確かめるように見つめた。
「マヤさん。このままでは、あなたに辛い思いをさせてしまいます。
……もう一度、考え直しては?」
彼女はただならぬ様子に少し怯えつつも、まっすぐな瞳で見つめ返す。
「………出来ません。
あの人を……速水さんを、愛しているんです……」
その瞬間、彼の中で何かが弾けた。
「よく、分かりました。」
そのまま覆い被さるように身体を重ね彼女を強く抱き締めた。シャツの下に手を入れブラジャーのホックを外す。
「や、止めてください!どうして…こん…な…こと」
もがく彼女に構わず一気にシャツを捲り上げる。白い胸を揉みあげながらピンク色の尖端に歯を立てて、回すように舐めるとすぐに硬く尖ってきた。
「あっ!…っん……!」
鋭い快感に襲われて朦朧としながらも必至に逃れようとする。そのまま彼女を横倒しにして自分も横たわると、後ろから抱き締めて足を立て身動き出来なくした。
「まだ……気持ちは変わりませんか?」
マヤが少し震えつつも、小さくしっかりと頷く。
「そうですか……。」
白く細い首筋から舌を這わせて片手で乳首を刺激し、もう片方の手で膝を開かせてスカートの中のその中心へと細い指を挿し入れる。下着の上から彼女の敏感な尖端を軽いタッチで擦ると、身体がビクッと震えた。
更に耳に舌を差し入れながら、乳首と尖端を同じリズムを保って指先の爪で優しく弾く。
「あ……あぁっ!…ハァッ……」
904 :
ショートもの4:2011/11/12(土) 21:46:31.75 ID:3xvLr+Fh
息遣いが荒くなり苦し気な声が次第に細く、甘く、高くなる。その声に彼は自身が何時になく熱く昂るのを感じながらズボンを脱ぎ去り、スカートの下の濡れたショーツを剥ぎ取った。
身体を起こして嫌がる細い両膝を開かせると、自分の腰にあてがう。濡れた彼女の入口に、硬くなった自身を擦り付けながら、可愛らしく尖った乳首を舌で弄ぶ。
親指で腫れた下肢の尖端を揉みながら二本の指をその内部に挿入すると、指の腹で内側の敏感な部分を擦った。
「……アッ!アアッ――――!!」
遂に耐えきれず彼女の身体が激しく反らされ、痙攣した。そのまま力尽きたように動かなくなった小さな身体に被さると、腰を上げてまだ痙攣し続ける彼女の入口に、自身の尖端をあてがった。
マヤが息をのんで振り向き、逞しい肩に弱々しく拒むように手をついて、怯えた目で彼を見つめた。彼も顔を寄せると彼女の潤んだ瞳を見つめ返す。
「彼があなたを守れなくなったとしても…?」
「あたし……誰より…速水さんの為に舞台に立ってきて、…誰よりも…あの人を愛しているんです……。」
溢れた涙が上気した紅い頬を伝う。
その瞬間、頬を寄せて耳元で彼が低く囁いた。
「俺もだ……マヤ…!!」
その懐かしい声色にマヤが目を見開く。
奪い尽くすように口づけると、真澄は耐えきれず一気に最奥まで貫いた。
「んっ、ン―――――ッ!!」
痛みに思わず叫んで彼女の身体が強ばり、抱きついた彼の背中に爪を立てた。
彼もその小さな身体を強く抱き締め、耳元で事の仔細を囁きながら、その痛みが少しでも引くよう胸を舐めてやる。また甘い吐息が漏れてきた。
905 :
ショートもの5:2011/11/12(土) 21:51:40.17 ID:3xvLr+Fh
身体の緊張が解けてきたのを見計らって、徐々に律動を始める。まだ少し苦し気な甘い喘ぎ声と求めるように波打ち締め付ける内部。
遂に彼の昂りが耐えきれなくなり、その華奢な腰を穿つ様に何度も激しく音をたてて打ちつけた。
「…あぁ…はあっ…――アアッ―――!!」
再びマヤが身体を反らせて震えた。次の瞬間彼女の最奥に精を放つと、彼の背筋を痺れるような快感が貫いた。
そのまま身を重ねて思う。
――なぜ、諦められるなどと思ったのだろう――
聖から緊急連絡を受けた時、事態の深刻さに背筋が寒くなり、彼女の為に身を引こうかと悩んだ自分が今は無性に腹立たしかった――。
///
翌日、その別荘を囲むように新たに数台の車が取り囲む。暫くして数人の男に守られるように中から出て来た彼女を乗せると、車は走り去った。
///
おしまい。
マス→ヒジの変装は聖黒沼氏両人が指導担当。ざっくり造りなのに長くなってしまた……お目汚しスマソ
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
乙でございます!!
明智君だったのか・・・w
>>901-905 久々の新作キター
乙です
途中までヒジマヤかと思ってドキドキしましたが、そっちも好きなんで二度楽しめました
ぬるいSSに乙コメどもです〜
皆さま新作お待ちしてマ――ス!( ノД`)…
グッジョブ!グッジョブ!
続編求む!!!
途中まで、聖が真澄に殺されちゃうわ・・・とひやひやしたよW
聖×マヤも好きだけどね!!
GJまでゴチです!タタキもスルーもどんとこいで投下したのに温かコメが!( ノД`)…
>>901,911
聖を!ヒジマヤを!と書き出して気付けばやはりマスミンに…orz
もっともっとマスマヤヒジマヤするよに精進しつつ新作待ちま〜す
ショートの続きを保守投下。申し訳ないエロは空気に…。悶マスを少しいじめたくなってヒジマヤもので。
915 :
ショート6:2011/11/19(土) 20:35:12.68 ID:yFJghmfp
義父の手から無事マヤを救い出した真澄は、英介復讐計画遂行の為用意した、とある高層マンションの一室で深夜デスクに向かっていた。ここ数日は寝食惜しんで仕事に励んできた。
しばらくして一息つくと煙草に手を伸ばし、激務の疲労から自分を解放するように窓越しに広がる夜景に目を移してマヤを想う。
――長年に渡る話の展開からみても、今後またどんな危機が襲いかかるか分からない。
「フッ…やり方ならいくらでも浮かぶな……。」
かつての自分を思うと真澄は自嘲気味に口を歪めて笑った。
今のマヤは余りに無防備だ。自分の胸に抱いた彼女をふと思いだすと余りの可愛さにマヤマヤしてしまう。
「くっ、マヤ……!」
――いや、駄目だ。今はまだ駄目だ。下手に動けば全てが無に帰す。
英介復讐計画からシオリン鷹宮対策まで問題は山積している。真澄の辣腕をもってしても容易には片付かない事ばかりだ。別荘への道程は遠い――。
仕事部屋を後にすると、今夜もグラス片手にホームシアター設備の整った一室に向かう。革貼りのソファーに深く腰掛け手元のスイッチをいれると、照明が落とされ目の前に降りたスクリーンにマヤの姿が映る。
熱に浮かされ歌う彼女。
ただ独り舞台に立つ彼女。
サリバンと組み合う彼女。
ヒースクリフを見つめる彼女。
聖女のように微笑む彼女。
野生のままに叫ぶ彼女。
この35…いや7年、冷血漢の仮面の下で、荒れ狂うように心奪われ狂おしい程に彼女を求め続けて来た。どれほど憎まれ、圧し殺しても消えない想いにとまどいながら、会う度女らしさを漂わせる彼女は真澄の胸を掻き乱した。
「あのマヤが…、マヤが俺のものに――!」
身体が燃えるように熱く疼く。今すぐにでも彼女を胸に掻き抱きたい気持ちで張り裂けそうだ。
「もう限界だ!別荘でなくてもいいっ!聖、マヤを今すぐここへ――!」
携帯を握り締め叫びかけて思い止まった。――いや、駄目だ。まだ駄目だ。
真澄は逸る気持ちをやり過ごす様に酒をあおると、聖にマヤの警護を篤くして義父だろうと桜小路だろうと事故だろうと、全てから彼女を守るよう指示して目を閉じた。
916 :
ショート7:2011/11/19(土) 20:42:41.60 ID:yFJghmfp
///
数日後、マヤを助手席に乗せた聖の車がマンションの地下駐車場に着いた。
あらゆる状況から彼女を守るには、表立って常に行動を共にするボディーガードが必要。また真澄達の関係を鷹宮側に問い質された際の事も考え、変装した聖がマヤの恋人役としてしばらく寝食を共にすることとなった。
女心を知り尽くした聖が、センス良く心地好いセキュリティーにも配慮した物件を手配した。聖は落ち着かない素振りで部屋を見回すマヤに声をかける。
「マヤさん。今後しばらくこちらをお使いになって下さい。私は隣の部屋を使わせて頂きます。外出する際も私が同行しますので。……疲れましたか?」
「ええ、ちょっと…。でもここまでしなくても…。こんな所に聖さんと引っ越すなんて。本当にここを使わせてもらってもいいんですか?」
「ええ、勿論です。ここなら安心ですからね。」
その日から聖とマヤは行動を共にした。いつも彼女は稽古から戻ってシャワーを浴びるとすぐにベッドに倒れ込む。
だがある晩ベッドに入ったマヤが去りかける聖に声をかけた。
「すいません…聖さん、お願いがあるんですけど…」
「何でも仰って下さい。」
「あの……恥ずかしいんですけど、私よく分からなくて…。
その…速水さんをベッドで悦ばせてあげたくて…聖さんに色々教えて欲しいんです。」
「……――!」
「今度速水さんと会える日までに、聖さんと練習すればもっと上手く出来るかなって…」
「マ、マヤさん――!それだけはお許し下さい!」
マヤはうつむいて目に涙を浮かべた。
「そ、そうですよね。…聖さんだって私みたいな…みそっかすはイヤですよね…
私、恥ずかしいこと言っちゃって、バカみたい…」
「いえ、…決してそんなことは…!」
聖の鋼の忠誠心と自制心がマヤの涙に揺らぐ。胸の奥が泡立ち始め、秘めた想いが溢れる。
真澄への余りの忠誠心に、一時は疑惑を招いた聖も歴とした男。決断は早かった。
「では、マヤさん。このことはどうかご内密に…!」
///
その夜から聖による丁寧なレクチャーが行われ、マヤの女としての感覚は研ぎ澄まされていった。
聖は舌と指を這わせてマヤの身体に一つ一つその所作を教え込む。唇、舌、耳元、白い首筋から始まって柔らかな胸、その薄紅色の先端から下肢へと向かって彼女の拓かれた内部、細い指先まで全身くまなく愛撫し尽くしていく。
マヤの鋭い感性は一晩で全てを掴み、聖の口から溜め息を漏らせた。
――こ、これも長い目で見ればあの方の為……と言い訳めいて、聖は痺れる快感と甘美な倒錯感に浸っていった――。
おしまい。
917 :
ショート7:2011/11/19(土) 21:14:27.48 ID:yFJghmfp
エロくないお目汚しスマソ…
続きよろしく!
またマスマヤで!
乙です!
聖さんまでとりこにするマヤ恐ろしい子・・・!
続き期待してます(´ω`)
乙コメありがとうです。
我ながら余りのツマらなさに笑えてきたw もうちょい何とかならんもんか…エセ職人ww
待てなかったらまた書いちゃいそですが職人さんのマスマヤ恋しい♪
921 :
名無しさん@ピンキー:2011/11/27(日) 01:58:50.48 ID:Fa4O31zd
ああー また2月まで休載(;一_一)誰かっ職人さんからの栄養補給が欲しいです!このままだと乾いてしまいます・・・
ファイト早くきてえ〜
923 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 23:48:06.67 ID:ei/lnRlR
当方子持ち主婦34歳でございます。
初エロパロに挑戦です。
『真澄×マヤ 初H』
真澄は最初、遠慮がちに、マヤの唇をついばむようにキスしていたが、
だんだん舌が奥に入ってきて、お互いの唾液を交換するように絡ませてきた。
手もやさしく服の上から胸をさわさわと触っている程度だったのが、舌を出し
入れしながらブラウスのボタンをはずして、ブラジャーの隙間に手を入れて直
接を固い乳房を触り始める。
それらの動きがスムーズで「他の女の人にもこんなことしたんだ!」とマヤ
は軽く嫉妬を覚える。でも、また未発達の体ながら真澄にもっと感じさせて
ほしいと、我慢している小さな喘ぎ声が大きくなった。真澄は「こんな可愛い
、ちっちゃな乳首、無視するなんてできないぞ」とブラジャーを引き剥がし
餌を見つけた小鳥のようにすばやくマヤの乳首に唇を寄せ、チュッと吸い始め
た。マヤは「ああ〜!あん、あん、あん」とあの陰になり、温かく見守り、
導いてくれた紫の人、真澄がただの一人の男となり、自分を愛してくれている
のが信じられず、ただ感じるままに声を上げることで精一杯、真澄は柔らかく
、熱くなった舌先で乳首をタンタンタンと弾いたり、「甘くて美味しいな、
マヤの乳首は。ちょっと摘んでみるぞ」と親指と人差し指で摘んだりと、絶え
間なく刺激を与え続けた。マヤは自分の乳首が真澄の舌先で上下に折れたり、
ピンとしこり、立ちあがっている様子が恥ずかしく、「ああん、嫌よ、もう駄
目」と真澄に懇願するようにあえいだ。自然と腰もモジモジとうごめいてしま
う。真澄の舌先の動きが早くなり、「マヤの乳首はピンク色で綺麗だぞ、こん
なに硬くなってるぞ、もっともっと気持ち良くしてって言っているようだ」と
いやらしく囁かれ、彼女を恥ずかしい気持ちにさせる。マヤは「あああ、ああ
ん、いじわる!」と涙目になり、反論しつつも、彼が言うようにもっと愛撫を
続けて欲しいと胸を反らせた。
924 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 23:51:16.34 ID:ei/lnRlR
『真澄×マヤ 初H その2』
それを合図に「今度はきつめで揉むぞ」と両手で乳房を覆い、上下にグイグイ
と強めに揉み始め、真澄の下半身の硬くなった部分をマヤに押し付けた。その
頃にはマヤのあの部分もすっかり濡れていた。
やはり真澄は「ここも可愛がりたい」と言い、細くて長い中指でマヤの下の
部分をショーツの上からからさすり始めた。自分でも湿っているのがわかる。
マヤはこれ以上は恥ずかしくて、でも、「・・・速水さんなら大丈夫」と横を
向きながら小さく答えたのに、強引にキスをされ、胸は口で愛撫、下は
ショーツの横から指をくぐらせて、クリトリスや膣を探すようにゆっくり指を
動かした。羞恥を消すようにマヤが声を大きく上げたのが逆効果だった。
真澄は「そんなに気持ち良いんだ、あの子どもだったチビちゃんが大人の女性に
なった証拠だな、もっと凄いのをしてやるぞ」とグイッとショーツを下まで
脱がし、まずは口全体を使い、マヤの、あの部分を食べようように覆う。マヤ
は、また「あああー!」と大きな声を上げてしまった。そして、真澄は舌先を
尖らせるようにしてマヤの部分を上下に舐め、今度は膣に少し入れる。「そん
なにしたらだめ」とマヤは、女として、ただの一匹の雌猫のようにみだらに彼
の愛撫を感じているのを認めたくなかった。とうとう真澄は女の一番感じる部
分、クリトリスを唇で優しく挟み、チュウチュウと吸い始めた。ここに激しい
愛撫を受けたら、どんなことになるかを恐れたマヤは「速水さん、私・・・出
ちゃうかも!」と勇気を出して打ち明けたのだが、真澄は「いいよ、チビちゃ
んが乱れているところ、見たい」とますます吸うのを止めず、どんどん激しく
なり、ついには「ああ!だめ!だめ!出ちゃう!出ちゃう!だめ〜!」と勢い
よく、プシュッと我慢しきれずに出してしまった。
925 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 23:54:52.51 ID:ei/lnRlR
『真澄×マヤ 初H その3』
憧れの男性の前で子どものようにおもらしをしてしまい、呆然としたまま、
天井を見つめているマヤに真澄は「もう、ホントに大人の女になったんだな」
と満足そうにいとおしく、髪の毛を撫でた。もうこれで終わりかと思ったのが
彼女の誤算だった。真澄は「よし、じゃあ」とマヤの熱くなった体をくるりと
裏返し、今度は後ろから真澄の男の部分をマヤの中に入れようとする。「やだ
っ、こんな格好、恥ずかしすぎる」と思ったマヤは、「これじゃいや!」と
抗議したが、真澄は気にもしないで、「なぜ?もうこんなに濡れてるし・・・」
と中指でマヤの中を確かめるように愛撫をし始めた。マヤは言葉とは反対に
その愛撫の気持ち良さにおねだりをするように、猫のように腰を高く上げ
た。そして真澄の意のままに彼を受け入れ、まだ小さな、マヤの女の中へ、奥
へ奥へとグイグイと入ってゆく。真澄は「うう、マヤの中、温かい、」と耐え
切れない声を出し、それにも構わず、腰を動かし、マヤを突き上げ始めた。
お尻まで見られる恥ずかしさと真澄を受け入れたい願いのマヤは「ああん!見
ないで!」と懇願し、「は、速水さん、あん、あん、あん、感じちゃう」と自
分でも驚くほど、色っぽい声が出てしまった。
926 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/04(日) 23:57:07.05 ID:XmzgFVF8
>923さん
おっお待ちしておりました〜〜〜 小鳥・・・タンタンタン・・・上下に折れる・・・
いやん恥ずかしいっ でもステキです!!初とは思えません。続きを期待しています!!
927 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 00:02:10.69 ID:Ewh/cSUY
『真澄×マヤ 初H その4 おわり』
真澄は左手でマヤの腰を支え、余った右手でマヤの小さな乳首や未成熟なクリ
トリスに丹念に愛撫を続ける。あのシャイでぶっきらぼうな真澄にこんなにも
官能的な行為ができるなんて信じられず、「速水さん、あたしにそんな恥ずかしい
ことするなんて」と甘えた声で言ってしまった。真澄は「俺だけだぞ、マヤに
こんなことができるのは!」と今度マヤを襲うように、両手で腰をがっちりと
押さえ、痺れたように自分の腰をマヤに打ち付け始めた。
もうこれ以上は、これ以上は我慢できないマヤは「ああ!!!行く!行く!行っ
ちゃう!」と階下のスタッフに聞こえてしまうのを心配しながら、真澄よりも
早く達してしまった、その後、少し遅れて真澄も終わった。
928 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 00:13:58.06 ID:Ewh/cSUY
子持ち主婦34才でございます。息子は中耳炎で寝ております。
ID:XmzgFVF8様、濡れ濡れでございますか?楽しめて頂けましたら嬉しゅう
存じます。自分でもエロパロの才能があるのでは?とわたくしの気分も
アゲアゲでございます。
実は先日、人生初の普通の男女のエロ小説に書いてみたのですが、この登場
人物の名前をマスマヤに変えただけなんですよ。で、本日アップした次第です
が、なかなか良い感じにまとまりました。
・・・荒らし?
もし初心者の方でしたら、
子持ち〜や年齢などパロと全く関係ない自分語りしたり、
名前改変しただけの小説とか、自我自賛とか、ちょっと気持ち悪いコメントとか
そういうのはもれなくスレが荒れる原因になりますのでやめたほうがいいですよ。
不特定多数がみてる掲示板ですので、
もう少し他の方や板の雰囲気を見て慣れてから投稿することをお勧めします。
930 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 13:35:23.07 ID:fx/hc5m+
>929さん
せっかく書いて下さったのに、そんな言い方するなんて!!(:_;)ひどーい!
子持ち主婦34才さま、お気になさらずこれからも投稿お待ちしてます!
GJです
まぁ人其々個性ありますからね。
928さんは可愛い性格の方なのかと察します。
また書いて下さいねヾ(@⌒ー⌒@)ノ
932 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 20:22:46.21 ID:8+iV0K16
>929
せっかく職人さんが降臨したのに、
マジ「だめだ・・・それだけはマジだめだ・・・!!!」(白目青筋)
あなた、乙部のりえ以上の悪人ね・・・!!
>928さん
才能あると思いますよ〜〜 「千のエロパロを持つ子持ち主婦」として
これからも期待してまっす!!
社長のセリフ超エロかったっす
何か変なのが湧いてるな
ほっとけ
何この気持ち悪い流れw
936 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 23:49:14.53 ID:Ewh/cSUY
928でございます。まだ未熟者ですが、お楽しみ下さい。
『真澄×マヤ その1』
マヤはシャワーを浴びた。自分でもまだ自信が持てない青い、固い少女の体を
バスタオルでグルグルと巻きつけた。その健気で滑稽な姿に真澄は思わず
「ぷ、まるでみの虫みたいだな!」と吹き出してしまった。「ふ〜んだ!
どうせ!あたしは芋虫ですよ!青虫ですよ!」と小さな、薄い唇をひるがえす
マヤ。「クスっ」真澄は小さく笑い、「よかった・・・この部屋に来た時は
カチンコチンだったのにな、ようやくいつものマヤに戻ったな」
ベットに腰かけたまま「マヤ、おいで」と優しくマヤの手を引き、そのまま
ベットへと寝かせた。真澄はマヤを怖がらせないよう、部屋の電気を消し、
スタンドの光を淡く、柔らかく絞る。
ドキドキ・・・麗にも聞いたことあるけど、こうゆうのって最初はキスから
始まるんだよね、とマヤは唇に意識を集中させ、上下の唇をぎゅっと引き結び
、構えてしまう。真澄はこれから始まる一夜に向かおうと、サイドテーブルに
置いてあるカクテルを口に含み飲み干した。
937 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 23:54:43.80 ID:Ewh/cSUY
『真澄×マヤ その2』
「さあ、始めようか」とご馳走を目の前にして、マヤの耳元で囁く。やっぱり
キスよね、と自信満々で待ち受けたマヤの意に反して、真澄はマヤの耳を舐め
上げた。「きゃあ!」マヤは悲鳴を上げた。熱いシャワーを浴びたばかりの
マヤの濃いピンク色の耳を真澄の冷たい唇が襲う。くちゅくちゅと耳の穴に
舌を出し入れしたとえば、ピアスを開けたばかりのマヤの柔らかな耳たぶを
カクカクと短く甘噛みされる。麗からの情報には恋人同士が耳を愛撫する知識
は無く、(いやだっ、耳がこんなにも感じるなんて)とただ戸惑うばかり
だった。(ううん、でも凄くいい、感じちゃう)とあんあんあんと声が吹き
出るのを止められなかった。素直に恋人の愛撫に対して喜びの声を上げるマヤ
に満足した真澄は「随分、色っぽい声を出すんだな」と次への甘い行為を連想
させた。
はあはあはあ・・・と熱い息遣いもそのままに、真澄は固く巻かれたバスタオル
を解こうとするが、いや、待て、と、もっと欲しがるマヤを見たくなる。
939 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/05(月) 23:59:48.83 ID:Ewh/cSUY
『真澄×マヤ その3』
真澄は耳からおとがいまで口づけを続け、唾液がキラキラとくもの巣のように
広がる。彼の厚い、温かい大きな手はマヤの髪の毛を優しく撫でていたのに、
今度は急にマヤのふたつの膨らみの上で止まる。「マヤ・・・このふくらみは
何だ?」「え?あたしの胸ですけど・・・」そんなわざとらしいやりとりをした
かと思えば「じゃあ、これは?」と、その途端、マヤの乳首を捕られ、親指で
グリグリとこね回し、分厚いタオルの上から刺激を与えた。
ああん!タオル越しでも敏感に感じてしまうマヤに真澄は執拗に「これは?
何だか言ってみろ!」「ええ?なんだ?」と反応を楽しみながらも親指は乳首
の弾力を楽しむのを忘れなかった。マヤの若さを表すかのように、乳首は
ゴム毬のように跳ね返り、容易く左右へと折れる。
タオルの中で尖ってくるのがわかる。最初の意地っ張りな態度も忘れて、
ただ、額に汗をかき、髪の毛を振り乱してみだらにあえぐマヤ。何の反論も
できず、ただ真澄の思うままにされる。「あん、あ、あたしのち・・・
ちく・・・」ふふ、と意地悪くほくそえむ真澄は「ち?なんだ?」と言い寄り、
まだ固い蕾のままの少女に「ああん、・・・あたしの、あたしのち、乳首・・・
です」と無理やり言わせてしまった。マヤは羞恥に染まり、これから始まる
行為に少し不安を覚えた。
940 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:04:57.13 ID:Ewh/cSUY
『真澄×マヤ その4』
(あたし、こんな恥ずかしいことをされるなんて)マヤの瞳の色に気づいた
真澄に闘争心がますます燃え上がった。グルグルと固く巻かれたバスタオルを
胸の下までずり下ろされた。胸から下は固く巻かれたままなのに、あろうに
二つの固い胸だけが露になっている。「いやっ!」いっそ裸になった方がマシ
だと、マヤは守るように両手で乳房を隠したが、「この手はここになきゃ
いけないんだぞ」強引に両手を「気を付け」ように体の側面に置く。根は素直
で純情な少女のマヤだ。教師に指示された生徒のように、その言葉を聞き入れ
両目をギュッと閉じた。
いいのか、俺は、二十歳を越えたとは言え、こんな少女に・・・と罪悪感が
芽生えた。しかし、真澄の男の部分が「ピクン」と動き、(もうお前の恋人
だ)と先に進めと命じたようだった。
「凄いな・・・マヤ、いやらしいベビードールみたいだ」
「え!?い、いや〜!」とマヤはさらに大きな悲鳴を上げた。真澄がスタンド
の光を強め、角度を変えて、マヤの膨らみだけを集中的に照らしたからだ。
「マヤの可愛い胸をもっと見たいんだ」スポットライトを浴びたかのごとく、
胸だけを煌々と照らされ、淡い乳首の色、形、その輪郭までがはっきりと真澄
に見られる。濃いあずき色の乳輪は大人のステップに向かうマヤの女のしるし
だろう。視線だけで愛撫されているようだ。恥ずかしさが全身を襲う。隠そう
にも両腕は側面に置くように言われたまま。「だ、駄目です・・・もう駄目」
細い首筋、白い肌、愛撫を知らない固い乳房が二つ、小さなふくらみは小刻み
に震えている。
941 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:14:07.28 ID:NVliQAab
『真澄×マヤ その5』
(まだアップされていないと思います)
堪らず、真澄の口内にじわじわと甘い唾が満たされてきた。両手でマヤの乳房
をしっかりと掴み、乳首が逃げないように唇で吸い上げた。思いもよらない
刺激にマヤは恋人の頭を抱え込む。「ああ〜!速水さん!」快感がマヤを
包んだ。「マヤ、恥ずかしがることはないんだぞ、ここは俺とマヤだけの世界
だ。もっと乱れてくれ」とマヤを言い聞かせた。舌先を固くさせて乳首を何度
も弾く、乳首は愛撫に合わせて自由に動き、同時にマヤもあえぎ声を上げる。
それだけでも飽き足らず、真澄は舌先を平たく大きくさせ、乳輪もまるごと
キャンディにように舐め上げた。ああん、ああん、ああん、ああん、マヤの
あえぎはどんどんと広がる。勿論、親指と人差し指を使い、「どんどん固く
なるな」と乳首をしこらすのも忘れない。
はあはあはあ・・・肩で息をし続け、気が付けば、マヤは口をだらしなく開け
たまま、涎をシーツの上に垂らしていた。「可愛いお口から水飴が溶け出して
いるぞ」真澄はマヤの透明な唾液を掬い取るようにキスを始めた。ペチャリ
ペチャリと舌を這わせてマヤの舌は勿論のこと、歯茎、唇、更に顎までも舐め
続けた。(おでこにチュッとしてくれる、あのいつものキスと違う!)マヤは
口全体がまるで生殖器になったような感覚を覚える。
942 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:18:37.80 ID:NVliQAab
『真澄×マヤ その6』
マヤは自然と両の太ももをこすり合わせていたせいか、きつく巻かれた筈の
バスタオルがぐしゃぐしゃと着崩れ始めた。固い小さな胸だけをさらけ出し、
下半身はみだらに崩れている、そんな少女のいやらしく、ある意味、可哀想な
姿に胸が痛む真澄だったが。
「ほう、いい眺めだな」とタオルを少し開き、ショーツをむき出しにする。
白の薄いレースの可憐な下着がじゅわりと水分をたっぷり含んでる。ちょうど
恥らいの部分だけマヤのヘアで黒く透けているのがよくわかった。
「いいな、脱がすぞ」真澄はじわじわと犯すようにショーツを脱がすと、それ
に連れてマヤの潤んだ割れ目から糸がトロリと引き出た。たっぷりとそれを
啜りたい欲情にかられたが、まずは目で愛でたいと両手を使い、マヤの女の扉
を開け、薔薇のような奥を覗いた。青々と茂るへアの感触もわさわさ楽しむ。
今やマヤは羞恥に堪えるように唇をギュッと引き締め、身を強張らせるばかり
だ。「あの、速水さん、あたし」と言い淀み、マヤは勇気を出して伝える。
「ん?どうした?(少し苛めすぎたか?)」「あの、なんか変なの、お尻が
濡れているみたいで・・・体も熱いし、バスタオルを脱ぎたいのだけど」もしや
と嬉しくなり、真澄は一気にタオルを引き剥がすと、マヤの臀部の下には
水溜りのようなお湿りが広がっていた。「え?何これ?」「これって・・・」
マヤは我に返り、目を見開いた。「そうだよ、マヤ、これはこれだけ感じた
証拠だぞ」マヤはポロリと涙をこぼし、震えた手を回し、真澄に抱きついた。
真澄は非情にも、文字通り、一糸まとわず姿になったマヤを非常にも後ろから
羽交い絞めにする。
943 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 00:28:58.51 ID:NVliQAab
『真澄×マヤ その7』
羽交い絞めにされ、両足を男の腕で固く固定され、大きくM字に開脚される。
乳房も下部の恥らう部分も何も覆うものが無い。緑色に茂るヘアの間から蝶々
が羽ばたきそうだ。「いや!いや!こんなの恥ずかしすぎます!お願い、もう
これ以上は止めて!」と大きく首を振り、懇願するが、真澄の長い指が今にも
マヤの部分を這おうとしている。真澄はたっぷりとマヤのぬめりをクリトリス
や膣に撫で付けて滑り良くした。五指をすぼめ、やわやわと全体を愛撫する。
時々、キュッと親指と人差し指でクリトリスを摘む。または指一本で弾いたり
する。真澄の指はマヤのぬめりでびっしょりと濡れているが、拒絶したことも
忘れ、「あああ!あん!あん!あ〜!!!」マヤはビクビクと太ももを揺らせ
ながらも真澄の愛撫に応えた。トロトロと真澄の指は乾く間も無い。
ふとマヤは奇妙な感覚を覚えた。愛の交わりの最中なのに何だか尿意を感じる
のだ。(こんな時に言ったらムード台無しかしら?でも、おもらしちゃうより
マシよ!)と真澄に正直に伝えるが、「ふふ、ここで出しちゃえよ」と能天気
な返事が返ってくる。そればかりか愛撫の動きを止めない。「だめ!だめ!
出ちゃう!!!」「・・・いいよ、出せよ」と二人は何度か繰り返した後、
マヤは立ち上る尿意に勝てず、ジョワジョワと大きく開脚したままで放出
させてしまった。
疲れました・・・しばらく休憩を下さい。By子持ち主婦34歳
>>923 作品を投下してくださるのはありがたいのですが、「子持ち主婦34才」や「息子は中耳炎で寝ております 」などといった個人情報を書かれると正直萎えます
最近2chに来られたのだと思うのですが、もう少し2chの空気に慣れてから来ていただきたいです
ここはファンサイトとは違うので
945 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 12:32:09.15 ID:a2dE0QIb
>944
別にいいじゃん そんな細かいこと
「子持ち主婦」だって個人情報と言うよりHNでしょ
そういう文句書かれる方がマジ萎える
そんなことより 早く続きを!!マスミンどS
何か・・今までにない微妙な流れだな。
名乗りたいならコテ付ければおk
子持ちししゃもも四円もageなのが・・・自演くさい・・・
949 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 16:47:04.98 ID:NVliQAab
皆さん、お世話がしましてすみません・・・。
まだ2chの流儀を知らず、不快に感じた方、申し訳ありませんでした。
(書き込むのは今回が初めてです)
また、早く続きを、とおっしゃて下さる方、嬉しいです。しばしお待ち
下さい。
すみませんが、947さん、どうすればよいのですか?やり方を教えて下さ
い。それからageの意味がわかりません。合わせて教えて下さい。
950 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 16:50:26.43 ID:NVliQAab
949です。
たびたびすみません。
「お世話がしましてすみません」ではなく、
「お騒がせしましてすみません」でした。
訂正します。
951 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 19:10:48.63 ID:mtIBR6nF
>949さん
謝ることないですよ・・・誰を傷つけたわけでもないのに・・・
ホント何だこの流れ・・・
もっと楽しくイキませんこと?続きをお待ちしてますわ。ホホホ(亜弓さんでも水城秘書でもシオリンでも可)
>>945 >>951 自演かしらんけど、この支援コメがヘンな流れをつくってるんだよ
作品投下はありがたいのに…これじゃ台無しじゃないか
あと子供の前でセックスの話題ができないのと同じで、
子持ちとか息子が中耳炎とか書かれると気持ちが萎えちゃうんだよ
ちっとは空気嫁
>>949 その昔は「半年ROMれ」って言葉があってね…。
2ちゃんは基本的に「初心者だから知らない」とか
「教えて」とか通用しない所なんだよ。
しばらく読み手に徹してスレの雰囲気とかルールとか
把握して、分からない事は自分でちゃんと調べてから
書き込んだ方がいいよ。
>>952 >>953 そっとしてやれって。
私のママ友にもいるけど、批判は危険よ。
褒めちぎって宥めた方がいいんだって!
火が点いたら大変だよ!
955 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 22:59:08.05 ID:u6XQiKTG
なんかよく分からんけど・・・
これに懲りずに続きお待ちしてます
騒音は放置で
続き待ってますよ〜〜〜ww
なんか原作っぽいぎこちなさがツボったw
957 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/06(火) 23:25:19.98 ID:u6XQiKTG
そうだそうだ
独特の表現が多くてかなり上手いと思う
マヤたんの戸惑いっぷりがツボw
続き待ってますだ
何でわざわざ上げるワケ??
久々に伸びたと思ったらホント妙な流れだな
上がってたから覗いてみれば…orz
安価の付け方も分からんage厨はまとめて二年間は書き込まずに読むだけにしてくれマジで。
どうせ自演なんだろうけど、ID変えるだけなら出来るんだね、乙
相手にしちゃいかんて….ある程度褒めて、
そっとした方が無難。
961 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/07(水) 16:33:34.93 ID:8Byuly6f
誰かこの流れ変えて
だから上げるなよ…
全部自演でおけ?
今更上げ下げもないだろうに
なにこの下らない知ったか厨のやりとり
ここでは作品こそが正義
966 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 00:46:12.23 ID:GO4gOsml
『真澄×マヤ その8』
ん・・・はあ、はあ、ん、くうん、はあはあ・・両目をしっかりと見開き、天井の
唐草模様を凝視している。顔だけは真っ赤に染まり、冷たい手足をだらんと
させて、まるで生気のない人形のようだ。愛する人に辱められて愛撫を受けて、
まだ固い体ながら放出する快感まで覚えてしまった。(もう今までのただの
チビちゃんじゃないんだわ、あたし)ぼんやりとマヤにもわかった。そんな
少女の姿を満足そうに見下ろし、真澄は尋ねる。「気持ち良かったか、マヤ
?」「なかなか凄い女っぷりだったぞ」(え?きゃっ!)「は、速水さん!
ひどすぎます!あ、あたし、おトイレに行きたかったのに!」下町育ちのマヤ
らしく、気取らず裸のままで反論した。そんな小さな恋人にいとおしく唇を
寄せ、キスをした。蝸牛のような舌がマヤの口内を蠢く。
(あ、まただ・・・ち、力が抜ける)マヤは今や真澄の意のままに仰向けになり、その伸びやかな
張りのある、白い足を大きく広げられる。
967 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 01:06:18.23 ID:GO4gOsml
『真澄×マヤ その9』
圧巻だ。手入れがされていない無垢なヘアが青々と茂る。若草には朝露がたっ
ぷりとまぶされ、きらきらと反射し、その清らかな露を一滴残らず啜りたい欲
望にかられた。
真澄はわさわさと青い若草の感触を楽しむ。「ん!あ!駄目です、シャワーを
浴びさせて!お願い、速水さん!」うう・・・マヤの懇願も空しく「ふふ、いい
じゃないか、せっかくいい感じに濡れているのに、流すなんて勿体無いぞ」鼻
先を近づけ、マヤの香りを大きく吸い込む。(うむ、ああ・・・甘酸っぱいな・・・
桃の香りがするぞ)真澄は指を差込み、若草の中で愛らしく潜む小さな丘も捕
えた。「きゃっ!」ヘアを絡ませないよう慎重に、しゅるしゅると一さし指で
優しく触る。「マヤ・・・ここはな」「いやん!あん!」腰がビクッと跳ね上が
る。「ここは女が一番感じる場所なんだ・・・」くにゅ、くにゅ、くにゅり、
くにゃ、くにゃ、指で押したり回したり、そこばかりを責められ、マヤも腰も
自然に回してしまう。「はあはあ、ああん、ああん、ああん」ふと真澄が動き
を止め、マヤに尋ねる。「感じてるのか?マヤ?」「ん、はい・・・」思わず素
直に答えてしまった。真澄はマヤの耳元に口を寄せ熱い息を吹きかけつつ、囁
いた。「凄い女だな、マヤは」(え?何?)「男の前で裸になって・・・乳房も
むき出しにして喘いで・・・お前の乳首はベタベタじゃないか、おまけに潮まで
吹いて・・・こんな姿、ファンの連中が見たらどう思うかな?清純派で売り出し
ている北島マヤの姿を・・・ふふ」「い、いじわる!あん!あん!いやん!」
「・・・相手は大都芸能の社長とな」小さなクリトリスをピンと弾く。「あふっ」
身をよじってしまう。「こ・こ・を、もっと、もっと、欲しいのか?」
968 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 01:15:22.60 ID:GO4gOsml
『真澄×マヤ その10』
マヤの肌が収縮する。鳥肌が立った。(いけないわ・・・)気持ちのバランスが傾
いてしまいそうだが、体は吝嗇に真澄を求めてしまう。「・・・はい」よし、と
両手で若草をグイと掻き分け、小さく光るクリトリスを露出させた。真澄はた
めらわず舌で素早く転がし始める。「ああ、ああ、ああ、ああ」鋭い快感が下
半身を襲う。(うう、もう駄目)マヤの手足がピーンと伸びた。(ぐ、ううう
、駄目です、速水さん!)(ああ、駄目、また、また、出ちゃう!出るわ!)
その様子を見透かすように真澄が唇をすぼませ、キュッ、キュッ、キューッと
クリトリスを強く、短く吸い込む。「ああああああ!駄目え!!!あああああ
ああ!」快感が満ちたり、再び激しくあふれ出してしまった。真澄はそれを一
気に飲み干した。舌には上質な硬水のような、軽い塩味が残った。
…うーん…
970 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 19:53:04.63 ID:4Mwu9y5X
続きが見たい
もういいや…
私も…もうお腹いっぱい
作品に書き手の品性が表れるというお手本のようですね
973 :
名無しさん@ピンキー:2011/12/08(木) 22:54:54.04 ID:4Mwu9y5X
見たい
×見たい
○読みたい
あ、自分は読まなくていいw
女性の文章に思えないんだよね。
中高年の勘違いおっさんが書いたみたいなかんじ。
女性向けでは無いんだよね。
特に文学好きな女子には。
「〜〜」と×▲をし、○×で(ry
みたいな文章がw
心の声だだもれしててビビったw
多少推敲と改行したらどうかなー。
まぁ熱烈なファンがいるからおせっかいかもな。
熱w烈wなwファンwwwww
みんなよく読めるな、私は目が滑って無理だわ
まあいいんじゃないのw
嫌なら見るな、が2ちゃんだしね
スレ初期よりクオリティ高くなって難しくなりすぎて職人いなくなってるしさ
スレ初期は別の次元でクオリティ超高かったやんw
>>979 そうとも言うw
マラの人とか、ああいうノリだったなあw
マスミンのキャラが崩壊してるw
ネタならもっとネタらしく盛り上げた方が楽しい。
ごめんw
読み直したらかなり爆笑ww
何??w「唐草模様の天井」とか「蝸牛の舌」って?www
最高だよ!!www
どっかのエロ小説を登場人物の名前を置き換えてコピペしただけだったりして?w
お前ら釣られすぎだろ…
全然違うが富島健夫とか読みたくなったわ
篤志w
もう来ないのか
次スレどうしよう
立ててくれた人乙!!
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このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。