DRAG ON DRAGOON エロパロスレ2章目

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526名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 00:22:17 ID:TLCUNd/5
って投下されてるー!?
あまりの過疎っぷりに職人様離れちゃったかなと思い込んでたのに・・・

断末魔氏ありがてぇありがてぇ
やっぱり伏字はニーアの醍醐味だよな!
527名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 14:39:33 ID:x6i5dpW2
うわあ、正に読みたかったゾーンの話が投下されてた!
GJでした!
夢の中で体も完全なおにゃのこになるカイネ可愛いです
528名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 22:38:09 ID:+VhSS2n4
>>524
カイネもテュランも可愛いよ可愛いよ可愛(ry

テュランてやっぱり、寄生し過ぎてカイネに情どころか愛情抱いてるんかな?
529 ◆Ub.tayqwkM :2011/02/26(土) 01:26:53 ID:BC5J2iOu
過疎ん中GJ

それにしても、ぉぅふ、ニーアか……今からwikiのレイアウト変えてくる
530名無しさん@ピンキー:2011/02/26(土) 11:50:39.51 ID:hqrK//oX
>>530
いつも乙です
531 ◆Ub.tayqwkM :2011/02/27(日) 07:33:14.00 ID:Z91j7adQ
カイフリラスト
長くなってgdってる希ガス
532 ◆Ub.tayqwkM :2011/02/27(日) 07:33:31.67 ID:Z91j7adQ
やがて、どちらともなしに身動ぐ
幾分か和らいできたフリアエもこれには甲高く声を洩らす

---フリアエ・・・っ!

その身体を抱きしめると軽いストロークも直ぐに激しいモノへと変わり
お互いの体液で水音を立て肉のぶつかる音が辺りに響く・・・
自分の下で喘いでいる妹を見ると昂りと共にふと脳裏を過る

"フリアエが女神にさえならなければ・・・"

束の間でも平穏に過ごす事が出来たのだろうか
何処か場違いだと、言葉に出さなかったのは最後の理性
込み上げる愛おしさ抱擁に変え己の精をありったけ注ぎ込んだ

---・・・・・・

倦怠感もあるがそれ以上にかける言葉が見つからなくての沈黙
塞いでいたそれから解放し抜いてやるとまた1つフリアエが啼いた

「兄、さん・・・っ!」

カイムは何が起こったのか把握できずにいた
目の前のフリアエに突き飛ばされ脇を鈍色の物が通って行く
それがナイフだと言う事に気付いたのはそれがフリアエの胸元に刺さってからだった

「ごめん・・・なさい、兄さん・・・」

次の瞬間にはフリアエは陽炎の様に消失し
初戟を失敗した侵入者は暗殺を遂行するべく二撃目をカイムへと叩きこもうと動く
しかし気付いてからは早かった・・・暗殺者の首は地面へと転がりカイムの剣は振り切られていた
それはまるで噴水のように部屋を赤色で染め憤怒の表情のカイムはその骸へと何度も剣を突き刺した

"ごめん・・・なさい、兄さん・・・"

何故自分は謝られたのだろうか?騙していたから?兄を愛してしまったから?
分からない・・・自分には何も・・・ただ確かにあの行為には愛はあった・・・
ふと、騒がしくなってきた外へと眼を向ける・・・
分からないなら・・・解る事をしよう、俺の生き場其処しかないのだから
衣類を羽織整えると、一瞬扉の前で振り向いて物悲しげな表情をするが
ニヤリと笑みを浮かべるとカイムは勢いよく剣を振りかざし外へと駆け出して行った
533 ◆Ub.tayqwkM :2011/02/27(日) 07:34:20.10 ID:Z91j7adQ
もうあとはカイアン書いて終わるよ
ニーアも書きたいしー、エミールかわいいよエミール
534カイアン ◆Ub.tayqwkM :2011/02/27(日) 08:03:21.01 ID:Z91j7adQ
カイム崩壊中……一応全てから違和感無いようにしますが……
535カイアン ◆Ub.tayqwkM :2011/02/27(日) 08:03:32.85 ID:Z91j7adQ
重い足取りで帰路へと着くカイムに突如影が差す
その大影の主であるレッドドラゴンへ念を投げた

---アンヘルか……直接俺の処へ来るなんて珍しいな
何時もは念で呼び出すなり何なりするのに……

「む、我から逢いに来てはいかんか?
 偶には我とて人恋しくもなる、許せ……」

そんな言葉にカイムは微笑みかけるが
その何処か疲れた様子に心配そうにカイムの顔を覗き込む

「なんだ、疲れておるのか?
 もう日も暮れようとしているのに一体何処へ行っていたのだ」

---汚れを落としに川へ……

ふと、陰った表情にまた一歩カイムへと踏み出し覗き込むと
カイムはアンヘルの鼻面を優しく一撫でしそのまま抱きしめた

「どうしたのだ?……泣いておるのか?」

---………………

カイムは何も答えずに唯肩を震わせてアンヘルにしがみ付く
少しだけその返事として腕の力が強まってアンヘルを困らせる
しかし反面普段は見せない己の契約者の一部を見て何とも言えぬ気持に駆られる
何があったか聞くのは野暮な事だが多少は気にかかる
だが今はカイムのしたい様にさせる一万も生きたのだ今更焦りはしまい……

「不器用な男だの……」

---……五月蠅い

アンヘルも人の事は言えぬかと心の中で呟いて
カイムの気が済むまで誰にも見せぬ様に翼で軽く覆ってやった……
536 ◆Ub.tayqwkM :2011/02/27(日) 08:04:23.56 ID:Z91j7adQ
出だしだけー、出せるときに出す!(キリッ
537名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 12:09:31.23 ID:IoOLW/yY
皆生きてるのかな?
ただでさえ人が少ないから不安だ…
538名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 14:48:31.70 ID:8s0Ns0ML
生きてるぜー
カイムネタが読みたいよう
カイムさえ出てれば満足する
539名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 20:03:49.24 ID:6gMFNqpA
久しぶりにきた!
生きてるよ
540 ◆Ub.tayqwkM :2011/04/22(金) 11:31:41.71 ID:syDn98dQ
身の回りが落ち着かないのとネット環境が無くなってorz
wikiの更新も暫く出来そうにないです\(^o^)/
541名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 15:45:11.70 ID:AGleI9y0
>>540
お疲れ様です。ご無事でなにより
GWついでに保守
542名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 20:14:28.44 ID:RhIT++Wc
女神になったフリアエをレイプしたらどうなるのっと
543名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 03:39:21.98 ID:wFew5BxR
すっごい痛いのかな?
きっと
544 ◆Ub.tayqwkM :2011/06/07(火) 18:19:52.24 ID:bxlGhjod
ネット開通工事ちょっくら行ってくる
保守とか皆さん本当に、本当にありがとうございました
545名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/12(日) 13:58:31.80 ID:H2nIMPFh
カイアン分が足りない
546名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 04:41:45.23 ID:lK1oAvh2
閑古鳥が鳴いてんな…個人的にカイネとかが見たい
547名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 05:52:01.56 ID:bQSOk2nk
保守
548名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 06:24:30.56 ID:UPZ+WxCn
むぅ人はいるのか…久しぶりに書くかな
549名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 20:32:47.97 ID:bQSOk2nk
>>548
居ますとも!
550名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 23:59:41.17 ID:pl47exFx
ほっしゅ
551名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 03:50:37.76 ID:W6ImSIef
ほしゅしゅ
552名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 19:57:46.46 ID:alTrJtlW
アンヘルにクリトリスあったら手のひらで撫でられるくらいの大きさありそうだよね
保守
553名無しさん@ピンキー:2011/09/08(木) 18:08:31.00 ID:GtAT/unT
焦らされるのも嫌いじゃないぜw
だから、は、早く職人様ぁ
554竜啼 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/08(木) 20:01:54.96 ID:d7/de4ft
「アンヘルは本当カイムといると嬉しそうですね」

「馬っ鹿、お前、アイツは奴に惚の字なんだよ!」

「あっ、カイムが笑った……」

「何ですと!?おぉ何たる事!」

「でも本当に尻尾まで振って嬉しそうですね」

「はっ!馬鹿じゃねぇの!……お前だってちょっとは俺様に優しくしやがれってんだ(ボソッ)」

「何か言いましたか、フェアリー?」

「な、何にも言ってねぇし!うるせぇ!ばーか!ばーか!」

「あぁフェアリー……行ってしまいました」

「レオナール?追った方が良いよ?」

「セエレに私も同感ですな」

「分かりました、悩んでいる者を救うのも私の勤めですね……失礼します」

「……二人きりだね?」

「そうですな」
555竜啼 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/08(木) 20:04:15.24 ID:d7/de4ft
「っ!今度はカイムの頬をアンヘルが舐めたよ?」

「仲睦まじい光景は視ていて微笑ましいですな」

「あらぁ?美味しそうな匂いがするわ」

「あ、アリオーシュ!?……ごめん!ヴェルドレ、僕逃げるね」

「……ねぇ?子供……いない?」

「こ、子供なら!アッチの方に行ってしまわれました!」

「そう……残念……」

「ふぅ……どうやらバレなかった様ですな……無事にお逃げ下さいセエレ」

「ば!馬鹿者がぁぁぁぁ!!!」
ドスドスドスドスドスドスドス.....

「ん?おや、む、向かってくる?!お、お助け……っぎゃぁ!!」
プチッ.....

「むっ……何かを踏んでしまったか?」
「………………」
「っ!、こっちに来るな馬鹿者!」

「ふふふ、赤い竜、更に赤く……ららららら……
 神の愛……ららら、愛されてるの……ららららら……」
-------------------------------------------
場持たせ……誰が誰だか分かるかな?

ってか久しぶりに来た感じがする
忍法帳作ってもLv上げないと連投規制が長い……
2分待ちしなきゃ行けないとか面倒な仕様になったな
これは時間がないと長編とか投下できんわ
556名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 20:43:31.23 ID:sEYW5uzE
久しぶりに来たら竜啼さん来てたああああああああ
フェアリーちゃん可愛いいいいいいい!
557 ◆C0ZNaLepHc :2011/09/12(月) 03:55:54.75 ID:qxBLlhEA
保守がてらLv上げテスト
558 忍法帖【Lv=16,xxxPT】 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/12(月) 03:56:28.04 ID:qxBLlhEA
逆だったようだ(´・ω・`)
559名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 23:35:40.50 ID:cEMDseO8
ふたなりカイネたん×父ニーアを希望してみる
560 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/13(火) 05:11:01.90 ID:vplL6f5J
さーてオッちゃんどんな声だったかなぁ?
最初からするかぁ……えーっといつも使う名前でイイやっと
「何故かその名前は使うことが出来ません」
……そうでした/(^o^)\
これは俺への挑戦と見て相違ないな?
561名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 20:16:42.80 ID:cbbMgB5v
>>560
Dエンドw
父ニーア好きなのでニーカイが投下されるの楽しみにしてます!
562 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/13(火) 22:39:01.32 ID:vplL6f5J
ニーアDエンディング後の妄想
純粋さは、やがて狂気へ
そして、狂気はもうひとつの世界へ


以下の捏造成分が含まれます

・ヨナの黒文病、なにそれおいしいの?
・エミールと姉さんとか人間の姿でイチャついてろ
・デボルさんポポルさんが死んでるわけねぇだろJK
・テュラン……(´・ω・`)ノ゙バイバイ

用法用量を守って正しく閲覧しましょう
563追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/13(火) 22:40:22.24 ID:vplL6f5J
「カイネさん、見て!ヨナね、絵を描いたの」

「見せてごらん?……ほぅ随分と良く描けているじゃないか」

「えへへ、エミールさんも見てー!」

「いや、でも僕は……」

「良いじゃないかエミール、絵くらい見てやれ」

半ば押し付けられる形で手元に渡った絵をマジマジと見つめるエミール
ヨナは目を輝かせて返事を心待ちにし、カイネはそれを傍観している

「ほら、どうなんだ?ヨナに感想を聞かせろ」

「……い、良いんじゃないでしょうか?」

「本当?やったぁ嬉しい」

「煮え切らない返事だなエミール」

「いえ、その、……なんでもないんです、多分」

エミールは呟くようにそう言うと改めて絵を見つめる……
一面に描かれた月の涙の花畑に立っているのは五人
デボルさんとポポルさんが一番奥で二人仲良く立っているし
エミールは右側、カイネは左側、そしてヨナは真ん中を陣取っているのだが……
564追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/13(火) 22:41:13.52 ID:vplL6f5J
「なんだ?!、言いたい事があるならハッキリ言え!この☆◇×♯(ピー)!」

「カイネさん……」

久し振りにあったと言うのに相変わらずの毒舌にエミールは苦笑する


「本当に気のせいかも知れないのですが、
 この絵、ヨナさんの隣……少し空き過ぎじゃないですか?」

「……言われて見れば確かに」


言われてから改めて絵を見るとヨナの隣が人一人優に描けそうなスペースが開いている
不思議そうにエミールと二人絵を見つめているとヨナが訂正するように答える……

「あのね、その絵ね……本当は六人描こうかなぁって思ったの
 だけどね、デボルさんでしょ?ポポルさんでしょ?
 それにエミールさんとカイネさん、それとヨナを入れて五人だったの
 ちょっとだけ間違っちゃって一人多く数えちゃったみたいなのね?
 だからね、ヨナも"数え間違えるなんて不思議だなぁ"って思ってたの……」

「あっ、そうなんですね?なるほど……もしかすると未来の彼氏さんとか?」

「やめてよぉ、そんな人いないってば」

エミールとヨナが笑い合う横でカイネは絵をジッと見つめ続ける
"この絵はそんな一言で片付けてしまっていいのだろうか?"……と
カイネはふと卓上に一輪、花瓶に生けられて飾られている月の涙を見た
この絵もそうだが月の涙やヨナを見ていると何かが足りない気がする

時折、記憶を過去に辿るとおかしな点が津波のように押し寄せる
"私がエミールと初めて会った場所は何処だったか?"
エミールは自分の家だと言うが、この前、私は初めてエミールの家を知ったのだ
他にも上げれば不自然に空白が目立つ、そして時折光の中に誰がいて此方に微笑むのだ

不思議と顔も声も何も知らない人の筈なのに
その人の事を想うと胸が潰されるように苦しくなる……
口の中がカラカラと乾いてしまい喉の奥がキュッと閉まるように痛む
そして一番我が身を襲うのは何故か焦燥感……何かを忘れているそんな不安が身を襲う

「………っさん!、カイネさん!」

「え?あぁ、なんだ?」

「ちょっと僕の話聞いてました?
 そろそろ姉さんが待っているんで僕は帰りたいと思います」

「ッ!……」

一瞬、カイネの視界がボヤけて少年であるはずのエミールが骸骨と重なる
頭は丸く繰り抜いたかのような黒い目、外套を羽織って杖を構えるエミール
565追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/13(火) 22:41:43.53 ID:vplL6f5J
「エミール?」

"違う!"、カイネは咄嗟に目を擦り再びエミールを見ると
少年の姿のエミールが此方を心配そうに見るのが映る……

「本当に大丈夫ですか?カイネさん……」

「……大丈夫だ、お前こそ気をつけて帰れよ?」

「お疲れでしたらちゃんと休んで下さいね……それじゃ、また」

エミールは入り口でペコリと一度頭を下げると出て行ってしまった
そんなエミールの言葉を聞いてヨナもカイネを心配して見つめてくる

「カイネさん大丈夫?ヨナ、ポポルさんからお薬貰ってこようか?」

「いや、大丈夫だよ……どうやら私は疲れているみたいだ
 少し休めば直ぐ元気になるさ……ありがとう、ヨナ……」

腰掛けた椅子に一層深く座り込むとカイネはヨナに微笑んだ
ヨナも心配そうな表情は拭えなかったが元気そうなカイネを見て満足したようだ

「じゃあ!今日はヨナが晩ご飯作ってあげる!」

「ヨナに作れるのか?」

「大丈夫だもん!ヨナ、ひみつのレシピも考えてるんだから
 今日はカイネさんはゆっくり休んでていいよ!」

カイネはヨナのその言葉にヤル気を潰すような発言は大人気ないだろう
そう考え、一言"じゃあお願いするよ"とヨナに一任すると
甲斐甲斐しく世話を焼くヨナを微笑ましく見守るのだった……

566 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/13(火) 22:42:56.44 ID:vplL6f5J
とりあえずここまで
最大文字数も何か減ってる気がするのは気のせいだろうか?(´・ω・`)
567 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/15(木) 06:04:19.47 ID:K44cC8Nt
どうやら資料集のEエンドが今書いてる小説と矛盾しt(ry
資料集をAmazonさんに注文しますた……すまない(´・ω・`)
568追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/17(土) 23:29:55.24 ID:Tf4RmXf7
資料集面白かったけど……
パラレルってイイよね!orz
569追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/17(土) 23:30:23.50 ID:Tf4RmXf7
ただ白い空間に私は立っていた
一面を光で塗りつぶされたような白

『カイネ……ソロソロ思い出しても良いんじゃねぇか?』

「誰だ?!」

『誰だとは心外だねぇ……カカカカカッ』

見渡しても白い空間にはカイネしか居らず
人の気配どころか、何もない状態で突然響いた声の主を探す

「うるさい!姿を見せろ!この※△×○野郎!」

『おぉ、怖い怖い……でもソイツァ無理な話だ
 だって俺様にゃ身体がねぇからな、クククッ』

「人を小馬鹿にしたような態度をやめろってんだ!
 ☆○×△の※×∇◎が!★×◇ねじ切って口に突っ込んでやる!」

カイネが毒を吐くが響くのは声の主の笑い声のみ
痺れを切らしてカイネが再び怒鳴り散らそうとした時

『懐かしいねぇ、懐かしいよなぁカイネ……
 お前の身体は俺様にゃ居心地が良かったぜ』

「何を言って……っ!?」

ふと目の前が霞み手をやると初めて自分が泣いていることに気づくカイネ
570追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/17(土) 23:31:08.08 ID:Tf4RmXf7
途端に声の主の……この声が誰かを思い出させそうで……

昔、崖の村で私は虐められていた……何故?

日に当たる為に露出の高い服を着ていた……何故?

右半身を包帯で覆って日に当たらないようにしていた……何故だ!?

私が魔物憑きだから……侵食を遅らせるために……
そして何より私の中にいる魔物の為に……私は気を使った

『嬉しいねぇ……泣いてくれるのか』

「テュr……」

『お目覚めの時間だ……思い出せ、カイネ!』

―――――――――――――――――――――――――――――――――

「っ!……」


カイネは思わず寝床から飛び起きた……
途端に物悲しさを覚えて自分の頬へと触れる
冷たく触る涙……夢ではなかった……私の中には確かに誰かが居た

「テュラン……」

思わず溢れ出、口に出した名前、そうだ!テュラン……
テュラン、どうして私は忘れていたのか……テュラン……

「テュラン、今更出てきやがって○☆×◇野郎が……」

誰に言うでもなく呟いて隣を見る……
床から見るベッドはやや高いがヨナの寝顔は良く見える

「………………」

起こすのも忍びないので音も立てずに外へと出た
月光差す空の下、昼は暑いとは言え夜風が肌を刺す
窓越しに家の中では月の涙がその身を輝かせ主張している

心にポッカリと穴が開いたような感覚
それを説明できない自分自身に腹立たしさを覚える
私が祖母の仇を討った時、隣には誰かが居た

「………………ぃ」

私は誰かのために力を貸すと、刃になると誓った

「………………って来い」

私の中のテュランが消えた理由、魔王と戦った後に暴走が止まった理由

「とっとと帰って来やがれ!この×○☆※野郎!」

カイネの叫びは夜の帳に混ざり余韻を残して消えていった
571 ◆Ub.tayqwkM :2011/09/17(土) 23:31:32.72 ID:Tf4RmXf7
次はオッサン来るかなぁ(´・ω・`)
572名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 00:05:12.24 ID:QMDA/pQV
>>571乙です。カイネたんかわいい!
資料集鬱になりそうでまだ買えてないや。
続きも期待してます。
573追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/19(月) 07:08:47.92 ID:gEX9JDAR
「カイネ……」

「っ!……………」

ふと太く逞しい腕が背後から回されて抱きすくめられる
背には確かな存在があり声は頭上から降ってくる……

「カイネ……」

再び背後から名前を呼ばれ思わず身を震わせるカイネ
耳元で五月蝿いほどに鳴っている鼓動は自分の物か……
それとも背後から聞こえているのか、分からないほどに高揚する

「夢では……無いよな?」

「あぁ、俺は消えたりはしない」

「……そう言って消えたじゃないか」

「それを言われると、辛いな」

カイネはそっと両腕を払うと振り向いて面と向き合った
そこには長身で……白髪で……そして優しげな瞳を持った
記憶の中の、光の中で、確かにカイネに微笑んだ人物がそこにいた

「ニーア……」

「ただいま……」

ニーアは両腕をカイネに差し出して……

それに対してカイネは表情を綻ばせて……


そして思わず駆け寄るカイネをニーアは受け止めた



カイネはニーアの懐に収まり、それをニーアは再び抱きしめようとした
574追憶の底で ◆Ub.tayqwkM :2011/09/19(月) 07:09:13.41 ID:gEX9JDAR
「グフッ!……カイ……ネ?」

綺麗に懐に収まったカイネの右腕はニーアの鳩尾に確り決まり
何事かと思ってカイネの表情を覗き込んだニーアは頬を引きつらせた

「帰ってくるのが遅いんだよ!、この○×☆※!」

思わずニーアは腹部を抱えたままその場に崩れ落ちて膝をついた
カイネはそんなニーアを見下ろしながら尚も毒を履き続ける

「私はあの時"殺せ"って言ったよな?、えぇ?!
 何をテュランもお前も勝手なことをして私を置いていく?
 "どうせ忘れられるから良いだろう"……って?巫山戯んなこの☆○※◇野郎!
 忘れた側のもどかしさを考えて物を言え!そんなケツの穴の小せぇ事ばっか考えてるから∇×○☆なんだよ!」

「ぉぉぉぉ……ぅ……っ?」

写植記号のBA-90が浮かびそうな表情をしていたニーアだったが頭上に影がさし思わず顔を上げる
それを待っていたと言わんばかりにカイネはニーアの頭に腕を回したまま軽く触れるだけのキスをした

「……カイネ?」

「帰ってきてくれて……ありがとう……
 ……皆まで言わせるな!この阿呆……」

その言葉に今度はニーアがカイネの唇を奪う……
驚いたカイネだが嫌がる素振りも見せずニーアを受け入れ
ニーアの舌がカイネの口腔内で踊るように舐めまわされ終いには舌を絡められる

「っはぁ……カイネッ!」

「ちょっと待て!、此処で?!んっ!」

押し倒され抗議の声を上げたカイネだがニーアに再び唇を奪われ言葉を失う
熱く熱を感染(うつ)されるかのように徐々に息も荒くなっていき目も潤む

「っふ、何か問題でもあるかカイネ?」

「……っあぁ、誰かに……見られる」

「こんな夜更けに起きてる者なんていないだろ
 それに……見たけりゃ見せれば良いさ……」

ニーアはカイネの服の紐を引っ張り解いていく
それは宛ら楽しげに包装を解く様に……待ち切れないとばかりに剥ぎ取っていく

「綺麗だカイネ……」

「っん……っあぁ!」

現れた見事な双球にニーアは揉みしだくと突起を指で弾いて貪りつく
見る間に固くなっていく乳房を舌で転がすとカイネはそれに合わせて謳うように嬌声を上げた
575 ◆Ub.tayqwkM
(省略されました・・・全てを読むにはここを押してください)

……なんてね、
とりあえずここまで……ふぅ