らき☆すたの女の子でエロパロ61

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1名無しさん@ピンキー
アニメも好評のうちに終了し原作も大好評連載中、PSPソフトも発売予定の「らき☆すた」でエロいの行ってみよ。

☆カップリングは自由
☆基本的に百合マンセー
☆801は禁止(と言っても男キャラあんまいねぇ)
☆投下した作品の保管を希望しない場合、前もってその旨を知らせること

※マナー等※
※割込みを防止するため、書き込みや投下の前等にリロードを。
※荒らしや煽り、気に入らない人・作品等はスルーで。
※グロやSM、鬱モノなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する
※読者=主人公の作品(いわゆる俺キャラもの)についてはNGワード指定や断り文を確実に。
※480KBまたは950レスのどちらかに近づいたら、次スレの準備を。

■みゆきさんの一言メモ
・ 投稿の際に、メール欄に半角英数でsageと入力すると、スレッドを上げずに書き込めます
 『sage』(←全角)では有効になりませんので、全角・半角を確認してください
・ スレッドの閲覧・書き込みは、絶対ではありませんが専用ブラウザの使用を推奨します
 これにより『人大杉』のエラーが回避できます
・ SS投下は、一度メモ帳やワードパッドなどで書き上げてからまとめて投下してください
 投下間隔があくと、他の方がレスできなくなってしまいます


マターリはぁはぁしましょうか。

☆まとめサイト(管理人と職人に感謝!)(避難所の行方はここ参照)
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html
☆前スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ60
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1247667514/
2名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 11:36:52 ID:6RQzLQVh
>>1
これはいちおつであってついんてーるじゃうんたらかんたら
3名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 12:37:54 ID:6r4JpEUL
>>1
4名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 14:08:51 ID:0ee/yI+I
いちおつぱい
5名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 16:02:21 ID:ERWKdWs0
あーいまーい>>1乙♪
6名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 19:03:39 ID:asucLJoK
あ3ねーん>>1乙ー
7名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 23:21:37 ID:/FU+loh/
そりゃぷにって>>1
8名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 01:28:03 ID:wlTAc4ns
らーっぴんぐが>>1おつ♪
9名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 23:59:35 ID:QaAtBqSM
>>1

小ネタ
馬鹿には見えない服

「かがみー、馬鹿には見えない服だよ。」
「ちょっとアンタ、服ぐらい着なさい。」
「なーんて、肌色の全身タイツだよー。」
「!」
「かがみにはこの服が見えなかったんだね、かがみはお馬鹿だねぇ。」
「くっ、こんなトラップに引っかかるなんて。」
10名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 21:54:37 ID:96L80+Y1
>>1
11名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 02:12:08 ID:yPlrwBs0
>>1

便乗小ネタ
「こなたー、馬鹿には見えない服よ!」
「ちょ、私が使ったネタじゃだまされな……?」
「!!ホントに服着てないし!」
「フフッ、騙されたわね♪」
12名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 02:32:36 ID:XEO5y1fw
つまんねえネタの奴に限って前レスの埋めをしないで新スレに書き込む
13名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 07:39:40 ID:6D1Cc4Av
>>12
だったら見なければいい
14名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 09:19:01 ID:VxMV2eZO
つスルー
15名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 09:50:35 ID:XEO5y1fw
いやさあ、SSならまだしも小ネタなら前レスを埋めるのがマナーと思わないか
>>9>>11が新レスに投下しなければならないネタか
新しい作品投下をしやすくするためにも前レスは速やかに埋めるというのが流れだろ

じゃあお前が投下しろとか下らんレスはすんなよ
16名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 10:07:21 ID:00EoB2gK
突っ込みどころとしては『スレ』と『レス』を
想定しているんだろうけど
自分のセンスでは何も思いつかん

即興で何か書ける人が羨ましい
17名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 10:44:15 ID:A/o1dfHV
こ「かがみー、馬鹿には見えない服だよー」
か「何馬鹿言ってるのよ、早く着なさいよ風邪ひくわよ」
こ「アレアレェ?かがみん本当に見えないのカナカナ」
か「じゃあ本当に服を着てるのね」
こ「うんかがみには見えないんだ」
か「じゃあ見えないから手触りで確かめてみるわ」
こ「えっ?えっ、かがみ!?」
か「へぇ、見えないだけじゃなくてまるで素肌みたいなさわり心地ね」
こ「アッ─────!!」
18名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 13:32:32 ID:sOnoJBzB
前スレ埋めネタのひよりんの妄想ワロタ。間違いなくドMだろw
19名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 23:24:23 ID:u5bh8uXD
みなみ誕生日おめでとう

小ネタ
「ゆたかのプレゼント」
下らないネタが嫌いな人はスルー推奨

みなみの家
「みなみちゃん、誕生日のプレゼント。」
「ゆたか、何も持っていないようだけど。」
「プレゼントはワ・タ・シ。」
「えっ?」
「なんちゃって、みなみちゃん、みなみちゃん。」
「…」(予想外の台詞で硬直中)

同時刻泉家
「こなた、探しものか?」
「お父さん、この前買ったひよりんの新刊知らない?」
「それなら、この前ゆーちゃんが読んでたぞ。」
20名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 00:01:52 ID:ZzQtShEC
21便乗してみる:2009/09/14(月) 00:33:04 ID:qa2ltDUi
「み、み。みなみちゃん!たったたた誕生日おめれろぅ!こっここプレゼントー!」
「ゆたか、ありがとう・・・でも私、その・・・12日なんだけど・・・」
「・・・!・・・!&§△∋!!ふぇっ・・・ふぇえええ間違ぅぢゃ、ごべださ、ふぇええ!」
「ゆたか・・・泣かなくてもいいよ・・・その気持ちが、私にとって最高のプレゼント・・・」
「・・・みなみ゛ぢゃん!」
「ゆたか・・・結kk



『ア゛ぁあああああ!ダメッス!ダメッス!仮にも友達を腐った妄想で結婚なんてダメッスー!』ガンガンガン


『みなみちゃん、はい、プレゼント♪』
『ゆたか・・・ありがとう・・・』
『せっかくメリケンサックなんだし・・・そこで悶えてるメガネで試し打ちしてみたら♪』
『・・・(スチャッ)』
22名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 06:52:16 ID:OcN/EmeP
準備していらっしゃる方がおられなければ、投下したいと思います。
23さすらいのらき☆すたファン:2009/09/14(月) 06:54:38 ID:OcN/EmeP
タイトル:Imitation-Love 第三話
カップリング:みき×ゆたか
属性:エロ有り・やや鬱注意
9レス使用予定
24Imitation-Love 第三話 1/9:2009/09/14(月) 06:55:39 ID:OcN/EmeP
「かがみ先輩?おはようございます。こなたお姉ちゃんなんですけど、昨日の夜、急に体調を崩してしまって……ええ、そうです。
今日は学校をお休みしますので……はい、お姉ちゃんに伝えます。はい。失礼します」
ゆたかちゃんがかがみに、こなたちゃんが学校を休む事を伝える電話をしている。
さっきは学校にも電話をしていた。
これでこなたちゃんが『体調を崩して学校を休む』ということになり、事情を知らない人たちは風邪でもひいたと思うだろう。
それでいい……
本当のことなど、とても外には漏らせない。
特に、かがみやつかさには……
コンコン
私はドアをノックする。
ノックというものは、在室している人間から入室許可を得るための場合が多い。
私もそのつもりでこうしてドアをノックしている。
この部屋の主に入室の許可をもらうために。
しかし、私にはわかっていた。
この部屋の主は入室の許可など出さない。
いや、出せない。
私はそれをわかっていて、あえてノックした。
この音が少しでも届いてくれる事を願いながら……
「こなたちゃん…入るわよ」
ガチャッ
一応部屋に入る旨の声をかけ、扉を開く。
室内は暗かった。
カーテンは閉じられ、朝日の陽気はほとんど遮られている。
私は全てのカーテンを手早くあけて太陽の光を部屋に迎え入れた。
さらに窓をあけ、よどんだ空気を入れ替えた。
だが、部屋を満たす重苦しい雰囲気はあまり変わらない。
「こなたちゃん……」
私はベッドの上にいる部屋の主に声をかけた。
「…………」
返事は返ってこない。
「こなたちゃん、おはよう。もう朝だよ?天気もいいし、風も気持ちいいよ」
「…………」
私は努めて明るい声で話しかけるが、やはり返事はない。
こなたちゃんはベッドに仰向けになっていて、肩まで布団がかけられている。
だが眠っているわけではない。
こなたちゃんの目は開かれていて、ときどきまばたきもする。
だがその瞳にはまったく光は宿っておらず、なにも見えていないように見える。
「…………」
表情も能面のように無表情で、何度話しかけても返事はおろか反応すらしてくれない。
私がここにいることすら、気付いていないように思えてくる。
「ね、こなたちゃん。今日の朝ごはんはね、こなたちゃんの好きなチョココロネだよ。いっぱいあるから、好きなだけおかわりできるよ」
「…………」
25Imitation-Love 第三話 2/9:2009/09/14(月) 06:56:17 ID:OcN/EmeP
「おなかすいたでしょ?起きようよ。ね……こなたちゃん」
「…………」
当然のごとく無反応……
わかっている。
だけど、それでももしかしたらと希望を捨てられないのが人の性なのだ。
「朝ごはん食べて、学校行こうよ。つかさもみゆきちゃんも…かがみも待ってるよ」
“かがみ”の名を出した瞬間、こなたちゃんの唇が微かに動いた気がした。
「……、……、………」
こなたちゃんの唇が“か”“が”“み”と言ったかのように形を変える。
だがそれだけだった。
声が発せられたわけでも、それ以上こなたちゃんが動き出す事もなかった。
そして、瞬きをするだけだったこなたちゃんの目から、
つうっと、一筋の涙が頬を伝って枕を濡らした。
「―――っ!!」
だんっ!!
私は弾かれたように部屋を飛び出した。
バンッ!!
勢いよく扉を閉め、ドアから少し離れた壁にもたれかかって座り込んだ。
「はあっ!はあっ!……っ!!」
大声で叫びだしたい衝動に駆られるが、頭を抱えてうずくまり感情を押し殺す。
私にはそんなことをして逃げるなんて、許されてはいない。
感情を爆発させるのは被害者の権利だ。
加害者である私が現状に対して怒りをおぼえる事など、どうして許されていようか……
「……なにやってるんですか?こんな所で」
氷のように冷たい声が胸に突き刺さる。
顔をあげるとそこには、お盆を持ったゆたかちゃんが冷め切った眼差しで私を見下ろしていた。
お盆にはお粥とスープがはいった器がのせられていた。
ゆたかちゃんと視線が合うと、彼女は何も言わずに通り過ぎ、こなたちゃんの部屋の前にお盆を置いてドアをノックした。
「お姉ちゃん、ご飯もってきたよ」
当然部屋の主からの返事はない。
「お姉ちゃん、おはよう。朝ごはんだよ」
「……無駄よ」
かまわずノックを続けるゆたかちゃんに私は思わず話しかけていた。
「私も同じ事をしたわ。でも、気付いてさえもらえなかっ……」
「こなたお姉ちゃん、入るね」
ゆたかちゃんは私の言葉を完全に無視して部屋に入ろうとする。
「だから、無駄だって……」
ぱちん
「…………」
私は最初、なにが起こったのかわからなかった。
右頬に感じる熱い痛みと、ゆたかちゃんが怒りに満ちた目で私をにらんでいる事から、私はゆたかちゃんにたたかれたんだと分かった。
「……許さない」
ゆたかちゃんは今にも泣きそうな顔と、恨みに満ちた声で私を罵倒した。
26Imitation-Love 第三話 3/9:2009/09/14(月) 06:56:46 ID:OcN/EmeP
「よくもお姉ちゃんを……!返してよ!お姉ちゃんを返して!明るくて元気なこなたお姉ちゃんを返してよ!!」
一息にそれだけ叫ぶと、ゆたかちゃんは茫然自失となっている私を放っておいてこなたちゃんの部屋に入っていった。



私とのエッチの後、こなたちゃんは壊れてしまった。
薬が切れて目を覚ましたそうじろうさんとゆたかちゃんは、動かなくなってしまったこなたちゃんを必死に介抱し病院へ運んだが、
こなたちゃんが正気を取り戻す事はなく、医者の話では強い精神的ショックが原因で心を閉ざしてしまっている。
それもかなり重症で、へたをすれば何年もこのままの状態が続くかもしれない、とのことだった。
眠っているか、起きていても周りの人に対してまったく反応する事のない抜け殻のようになってしまった。
そうじろうさんは、「こなたが目を覚ますまでこの家にいろ」とだけしか言わなかった。
どっちみち、こうなってしまっては柊家にもどることなどできるはずもない……
こんなことをかがみが知ったら、実の親であってもどれだけの憎しみを向けられるかわからない。
こなたちゃんに受け入れてもらえずこんなことになってしまい、娘のかがみにまで嫌われたりしたら、私は何を支えにして生きていけばいいのか……

かがみは、若かった頃の私に良く似ている。
こなたちゃんがかがみのことを好きだと知ったとき、私は思った。
『もしも私が17歳だったら、こなたちゃんは私のことを好きになってくれたかもしれない』と。
だが時の流れは残酷だ。
時間の流れは不可逆の流れ。遡る事は許されない。
そう思っていた私に、天使が舞い降りた。
あるいは、悪魔だったのかもしれない……
いや、それはないか。
“アレ”は悪魔ではないだろう。
なぜなら“アレ”は確かに私に言った。
『姿を似せて想い人を振り向かせても、その愛情は自分にむけられるものではない』と……。
つまりはその通りだったわけだ。
若い頃の姿。
つまり、かがみの姿を手に入れることができれば、こなたちゃんを振り向かせる事ができるかもしれないと思った。
でもこなたちゃんは、私を愛してはくれなかった……それどころかあんなにもハッキリと拒絶していた。
つい頭に血が上ってしまい、こなたちゃんの身体だけでなく心まで汚してしまい、結果、私の手でこなたちゃんを壊してしまった。
私が間違ってたんだ…全て、私の責任なんだ……

「……なにやってるんですか?こんな所で」
さっきも同じことを同じ人に言われた気がする。
「廊下に座り込まれると、邪魔なんですけど」
27Imitation-Love 第三話 4/9:2009/09/14(月) 06:57:25 ID:OcN/EmeP
私を見下ろすゆたかちゃんの視線は先ほどと同様に絶対零度の冷たさを孕んでいた。
「お話があります。私の部屋に来てください」
「え?」
予想してなかった言葉に、私は戸惑いを隠せなかった。
「…………」
「あ…待って」
私は慌てて立ち上がり、そのまますたすたと歩いて行ってしまうゆたかちゃんのあとを追った。



「どうぞ」
冷え切った声とは裏腹に、温かそうな湯気をたてた紅茶が私の前に差し出される。
「心配しなくても、変な薬ははいってませんよ。貴女とは違いますから」
強烈な皮肉だが、今の私にはなにも言い返せない。
ゆたかちゃんは汚いものでも見るような眼で私を睨みながらティーカップを口へと運んだ。
「っ!」
が、驚いたようにカップから口を離した。
紅茶が思った以上に熱かったのだろうか。
「っ……ふんっ!」
私の視線に気付いたゆたかちゃんは顔を真っ赤にして目をそらした。
「くすっ」
その様子があまりに可愛らしく、私は不謹慎にも笑ってしまった。
ゆたかちゃんは直ちにキツイ視線を私に投げかけるが、そこには先ほどのような冷たさも強い怒りも感じなかった。
それ以上に、すねたゆたかちゃんの表情は可愛かった。
「ほんと…似てますね。こなたお姉ちゃんの気持ちも理解できます」
「え?」
ぽそっとゆたかちゃんが呟いた言葉を、私はうまく聞き取れなかった。
ゆたかちゃんはコホンと咳払いをして佇まいをただすと、私の目をまっすぐに見つめて言い放った。
「こなたお姉ちゃんのこと、どうするつもりですか?」
かすかに緩んだ空気が一気に張り詰めたものに変わった。
「今のお姉ちゃんは廃人同然です。お医者さんも見離すほどに重症です。まさかこのままでいいなんて、思ってませんよね?」
「…………」
「この状況を招いた張本人として、どのようにお考えですか?」
皮肉と棘が満載の言葉を、私は針のムシロに座ったような心地で聴いていた。
「そうは言っても…お医者様でもどうしようもないのに、私達にできることなんて……」
「あるじゃないですか」
ゆたかちゃんは私の言葉を遮ってあっさりと言い切った。
「多分、これしか方法はないと思いますよ。そして、これはみきさんがやるべきことです」
「……私に……何をしろというの?」
「はぁ………」
ゆたかちゃんは深いため息をつき、「わかってるくせに……」とつぶやいた。
「みきさん、かがみ先輩を連れてきてください」
「っ!!」
28Imitation-Love 第三話 5/9:2009/09/14(月) 06:58:06 ID:OcN/EmeP
「それしかないでしょう。これでダメなら手の打ちようがありません。
わかってますよね?こなたおねえちゃんはかがみ先輩のことが好きです。そしてかがみ先輩もこなたお姉ちゃんのことを想っています。
壊れてしまったお姉ちゃんを救うことができるのはかがみ先輩だけです」
「…………」
ゆたかちゃんの言うとおりだと思う。
壊れてしまったこなたちゃんに私達の声はとどかない。
だがこなたちゃんの想い人であるかがみならば話は別だ。
かがみならば、こなたちゃんを目覚めさせる事ができるかもしれない。
だが……かがみを連れてくるということは、私がしたことをかがみに話さなくてはならない。
私がかがみにとって大切な人を、冒し、蹂躙し、踏み躙ったことを話さなければならない。
そして、本来それは私の口から話すべきこと。事件を起こした者として当然の責任だ。
だけど、きっとかがみは私を憎むだろう。
面と向かってどれほど辛辣な言葉を浴びせられるか……
「かがみ先輩が怖いですか?」
私の心の中を見透かしたようにゆたかちゃんは言った。
「みきさんがしたことはこなたお姉ちゃんはもちろんですが、かがみ先輩にとっても酷い事です。
人の心を冒涜する行為です。
どれほど酷い仕打ちを受けようと文句は言えませんね。
けど…わかってます?こなたお姉ちゃんはあのときから寝たきりで、食事もほとんど摂っていません。身体は衰弱していく一方なんです」
事件が起こってからまだ二日程度しかたっていない。
けどたった二日で、こなたちゃんの身体はみるみるうちに生命力を失っていった。
入院して点滴などをうければ多少はマシになるかもしれない。けどそれでは根本的な解決にはならない。
こなたちゃんが正気を取り戻すのが遅くなれば遅くなるほど悪い結果にしかならない。
悩む余地も、迷う時間もないのだ。
でも……
「私が、間に入ってあげましょうか?」
「えっ?!」
あまりにも都合のいい言葉に、私は思わず自分の耳を疑った。
「私がかがみ先輩に事情を話して連れてきます。こなたお姉ちゃんが正気を取り戻したら、みきさんは土下座でもなんでもしてください。
白い目で見られるのは避けられませんが、万事うまくいった後ならマシにはなるはずです」
「ゆたかちゃん……」
「勘違いしないでくださいね。貴女がもたもたしているうちにこなたお姉ちゃんの辛い時間が延びていくのが嫌なだけですから」
「それでも……ありがとう……」
「ただし」
救われたような心地の私に、ゆたかちゃんははっきりとした声で言った。
「条件があります」



シャワーを浴びた私は、はだかにバスタオルを一枚巻きつけただけの姿で、ゆたかちゃんの部屋の
29Imitation-Love 第三話 6/9:2009/09/14(月) 06:58:51 ID:OcN/EmeP
前に立っていた。
「…………」
因果応報とはこのことだろうか……
まさか自分のしたことがこのような形で返ってくるとは……
私の髪型は、こなたちゃんを襲ったときと同じ、ツインテールになっていた。
私とかがみの間に入るためにゆたかちゃんが出した条件……それは、『こなたお姉ちゃんにしたことと同じことを、自分にもしてほしい』
というものだった。
つまり、かがみのフリをして自分を抱いてほしいということ……
恋心の対象でない人を抱くなんて不本意極まりないけど、これからのかがみとの関係やこなたちゃんのことを思えば、ゆたかちゃんがだした条件を飲まざるを得なかった。
それに、こんなことを言い出してくるということは、ゆたかちゃんはかがみのことを……
コンコン
私は意を決してドアをノックした。
「どうぞ、入ってください」
入室の許可を確認し、私はドアを開けた。
がちゃっ
部屋の中には予想通りというか、私と同じではだかにバスタオルを巻いただけのゆたかちゃんがいた。
「……かがみ……先輩」
切なそうな吐息混じりの声がゆたかちゃんの唇から漏れた。
「先輩……先輩……先輩っ…かがみ先輩!!」
ゆたかちゃんは勢いよく抱きついてきて、私の胸に顔を埋めた。
「ぁぁ……先輩……」
私と身体を密着させながら、すぅっと胸いっぱいに息を吸い込み、うっとりとした表情でゆたかちゃんは呟く。
その姿を見て、ゆたかちゃんがどれだけ強くかがみを想ってきたかを知った。
そして姉として慕っているこなたちゃんへの思いとのジレンマでどれだけ苦しんできたのか……
その葛藤を思うと、私は目の前の少女が急に愛おしく思えてしまった。
私はゆたかちゃんの背中にそっと手をまわし、ゆたかちゃんを優しく包み込んだ。
ゆたかちゃんは「ぁぁ…」と小さく呟いて、より強く私の身体に抱きついた。
「先輩…大好き……大好き……かがみ先輩」
陶酔したように大好きと呟くゆたかちゃんの表情は、先日のこなたちゃんと重なるものがあり、私の胸を苛んだ。
つまり、ゆたかちゃんも魅入られたのだ。
こなたちゃんを誘惑した模造品の愛、イミテーション・ラブに……
ゆたかちゃんは抱きついていた力を弱め、少しだけ私から身体を離した。
「先輩……」
そして、身体に巻いていたバスタオルをはらりと床におとし、その幼げな裸身を差し出した。
「私を…抱いてください」
していることの大胆さとは裏腹に、その声はかすかに震えていた。
あまりの健気な様子に思わず彼女を抱きしめた。
強く…強く…自分の胸のなかを彼女でいっぱいにするように……
そして指でそっとあごを持ち上げ、ゆたかちゃんの唇を奪った。
「んっ……」
30名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 07:02:48 ID:S7YTSiDy
連投規制がかかったので携帯から書き込みます
31Imitation-Love 第三話 7/9:2009/09/14(月) 07:03:29 ID:OcN/EmeP
唇が触れている時間はほんの僅かのはずだったが、私達にはとても長い時間に思えた。
「どうして……?」
唇を離すと、ゆたかちゃんは困惑したような表情で私を見つめた。
私はそれを遮るように彼女の胸に触れた。
「あっ……あ」
ふくらみかけの小ぶりな胸をやわやわと揉みほぐしていく。
やわらかい乳房は私の手の中で自在に姿を変えて私を楽しませた。
「あ……ん……ん…ふっ……」
ゆたかちゃんの吐息に甘い響きが混じり始める。
蕾のような先端が少しずつかたくなりツンと自己主張をはじめる。
その蕾を人差し指でトントンとノックするように刺激した。
「や……っ、遊ばないで……んっ」
ゆたかちゃんはくすぐったそうに身をよじるが、嫌がっている様子はまったくない。
「んっ……は……あっ……ん…あ……先輩……」
乳首を中心に胸を弄りながらゆたかちゃんの顔をみた。
目をとじて頬を赤らめ快感に翻弄される彼女の姿はどこか背徳的で、その快感を与えているのが自分なんだと言う意識と相まって私を興奮させた。
私は目線を下へと移し、ゆたかちゃんのあそこを見た。
彼女のあそこはまだ毛も生えておらず、ピンクの割れ目があるだけだった。
そこはときどき切なげにヒクヒクと震え、かすかに開くたびに甘い匂いが私の鼻をくすぐった。
私は誘われるようにあそこに手をのばし、彼女の割れ目をそっと開いた。
「やっ……ぁぁ」
押し広げられた割れ目からトロリと蜜が溢れ、女の子の匂いが濃厚になっていく。
「やっ…恥ずかしいです……ああっ」
ゆたかちゃんが顔を真っ赤にして目を逸らすと、私は切なげに震えるクリトリスをそっと指で弾いた。
「はぅっ!んくっ……」
指先で優しく刺激してあげると、ゆたかちゃんの口からは甘い喘ぎ声が漏れて私はたまらない気持ちになる。
「あん……あっ……だめぇ……先輩……」
ゆたかちゃんの足がガクガクと震えだし、限界が近い事を知らせてきた。
そっとあそこから指をはなすと、私の指とゆたかちゃんのあそこを銀色の糸が結んだ。
「はぁっ……先輩……」
「ゆたかちゃん、おいで」
快感で意識が朦朧としているゆたかちゃんをベッドに誘うと、彼女はふらふらと夢遊病者のような危なっかしい足取りでベッドに近づき、ポフンと倒れこんだ。
ゆたかちゃんが寝転んだ事を確認して、私は身体を覆っていたバスタオルを取り払った。
「ふわぁ……」
私を見ていたゆたかちゃんがうっとりとしたため息をついた。
「かがみ先輩の……はだか……夢みたい……」
偽物だけどね、という言葉をなんとか飲み込んだ。
「先輩……」
私はゆたかちゃんの身体に覆いかぶさり、彼女の身体をギュッと抱きしめた。
「ふぁっ……先輩……」
ゆたかちゃんも私の背中に手をまわし、少しでも私の身体を感じようと力強く抱きしめた。
32Imitation-Love 第三話 8/9:2009/09/14(月) 07:03:55 ID:OcN/EmeP
私は背中にまわしていていた手を下の方へと移動させ、ぐっしょりと濡れそぼっている秘所に指を滑り込ませた。
「あっあっ……や…だめぇ…ああっ……」
指を往復させるごとにゆたかちゃんが絶頂の階段を昇っていくのがわかる。
「先輩…かがみ先輩……ああっ、かがみせんぱぃ……」
私を抱きしめるゆたかちゃんの力が徐々に強くなっていく。
うわごとのようにかがみを求める彼女の声はとても甘く、私の心に強烈な罪悪感と虚無感をもたらした。
私は指の動きをより早くし、目の前の少女を頂へと導いていく。
「んああっ!先輩……私…私、イきそうです……イっちゃいますっ……ああっ!」
「いいよ……好きなときにイって、ゆたかちゃん」
「先輩……好きって…言ってください…愛してるって、言ってくださいっ……はぁっ」
少しだけ迷ったが、私は彼女の願いをかなえてあげる事にした。
「好きよ……ゆたかちゃん」
「はぁっ……もっと……先輩、もっと言ってください…んああっ」
「好きよ…大好き……」
ゆたかちゃんの耳元で何度も好きという言葉をささやいてあげる。
「くぅ……先輩……イク……イっちゃいます…ああっ!かがみ先輩!!」
「イって、ゆたかちゃん。イっちゃえ!」
私はとどめと言わんばかりに指の動きを早め、甘い言葉を囁き続ける。
「ゆたかちゃん、愛してるわ」
「ああぁっ!かがみ先輩!大好きっ!ああああぁぁぁぁぁっ!!!」
ゆたかちゃんの幼い身体がビクッと震え、秘所からドッと愛液が溢れ出した。
「あ……あふっ……あ…はぁ……はぁ……かがみ先輩……愛してます……先輩……」
絶頂の余韻で意識を朦朧とさせ意気も絶え絶えになりながらも、ゆたかちゃんはかがみへの愛を口にし続けた。
その言葉も気持ちも、かがみ本人にはまったく届いておらず、愛を囁いている相手でさえ偽者という現実が滑稽でもあり、酷く哀れでもあった。
せめて、今だけでも彼女の心が安らぐ事を願って、私はゆたかちゃんが落ち着くまでその身体を抱いて温めるのだった。



小一時間ほどが過ぎ、私に抱かれるままになっていたゆたかちゃんは不意にその手を振り払い身体を起こした。
「……部屋から、出て行ってください」
ついさっきまで私の腕の中で甘い声をあげていた少女とは、まるで別人のように冷たい声でゆたかちゃんは言った。
「放課後の時間になったら、学校に行ってかがみ先輩を連れてきます。みきさんは先輩に見つからないように、外に出るか隠れるかしていてください」
「ゆたか……ちゃん……?」
ゆたかちゃんは一息にそれだけ言うと、私に背をむけて黙り込んでしまった。
その背中には、話しかけるな、というオーラが立ち上りそれ以上の会話を許してはくれなかった。
私はベッドから身を起こし、ゆたかちゃんの言うとおりに部屋を出ようとドアノブに手をかけた。
「ゆたかちゃん……」
33Imitation-Love 第三話 9/9:2009/09/14(月) 07:04:22 ID:OcN/EmeP
私は彼女のほうを見ずにその名を呼んだ。
「…………」
返事はない。
無論期待してもいなかった。
だけど、言わずにはいられなかった。
「こなたちゃんのこと、お願いね。それと……」
ガチャッ
ドアを開け、私は部屋の外に出ながら、彼女に聴こえるか聴こえないかくらいの声で呟いた。
「……ごめんね」
ガチャン
扉が閉まると同時に、部屋の中からゆたかちゃんの泣き崩れる声が聴こえた。
再びドアを開き、ゆたかちゃんを抱きしめたい衝動にかられながらも、私はその場をあとにした。

34さすらいのらき☆すたファン:2009/09/14(月) 07:05:48 ID:OcN/EmeP
以上です。
読んでくださってありがとうございました。
途中連投規制がかかりましたので一度携帯から投下することで規制をはずしました。
ご意見・感想などお待ちしております。
35名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 23:31:36 ID:nCmhxmI5
>>34
この泥沼にゆーちゃんまで入ってきましたか。
これから先の修羅場も怖いもの見たさで期待してます。
36名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 23:30:40 ID:XawDDKKW
>>34
ますますキツイ状況に…
この後の物語展開が気になりますね。
続きも期待しております。
37kt:2009/09/17(木) 12:31:00 ID:aSPJ5zC+
どうも
ktでございます

『単に新妻あやのを書いて見たかったというSS』

・3レス
・単発
・若干壊れ気味
・みさお兄&あやの
※結婚してます

それでは、5分後に投下開始します
もう半年前になるのかな?、私―峰岸あやのは日下部○○さんと結婚した
そう、私は名字をもらった…日下部あやのになったのだ


単に新妻あやのを書いて見たかったというSS


好きな人の名字をもらえる、、それほど嬉しい事はない
誕生日にもらえたんだもん、嬉しさもひとしおね
「あやのー…もう行くぞー!」
「はぁーい、今行きまーす!」
今日は久々の○○さんの休み!、そんな日は2人で外に買い物に行くのだ
「〜〜♪」
「ごきげんだね」
「うん♪、だって、お…○○さんと一緒にいられるんだもの」
未だに慣れ親しんだ呼び名からは離れられない
ぎゅうっ
○○さんの腕に抱き付き頭を肩に寄せる
「えへへ…」
幸せなひととき―だったんだけど

「「「…あ」」」
「げ…」
「おお、久しぶり」
泉ちゃん、柊ちゃん、みさちゃんの3人と出くわした
「おー、兄貴達はデート?」
「まぁ、そんなもんだ」
「そう言うみさちゃん達も?」
詳しくは知らないけどみさちゃん達は3人で暮らしているらしい
「んー…まぁ」
「そんな感じ」
「…なのかなぁ?」
何故か泉ちゃんだけが戸惑っている言い方だ
「あのさ、峰岸…じゃないな」
柊ちゃんはたまに名字を間違える、まぁ仕方ないと思うけど…
「日下部…もなぁ…」
柊ちゃんはうんうん唸っている
「ねぇねぇかがみん、旧峰岸さんってどうよ」
「…泉ちゃん、怒るわよ」
「ごめんあさい、命ロストしたくないんです許してくだしあ><」
流石に『旧』はイヤだ、売れ残っているみたいだし……それに○○さんのモノじゃない気がして―…
「最初からあやのって呼んでる私の勝ちだな!」
「くっ…」
みさちゃんはふふんっ♪と勝ち誇ってしたり顔だ
「お前は何と闘ってるんだ」
柊ちゃんが冷静にツッコミを入れる
「何って………何だろね?」
みさちゃんは柊ちゃんに疑問を投げる
「私に振るな!、自分で考えろよ」
「じゃあ日下部嫁っ!」
「…私?」
いきなり泉ちゃんに話を振られた私は戸惑う
「そう私、私」

…嫁、ねぇ……
「ねぇ日下部嫁―」
「なぁに?」
…以外と嬉しいかもしれない
「いよっ♪ 日下部嫁!」
「いやいやそんな…」
「待ってました日下部嫁!」
「照れて来ちゃう…v」
「負けるな!日下部嫁!」
「うふふ♪」
「ハァ〜!日下部嫁っ!」
「……//////」
「えいやっ♪日下部嫁!」
「えへへ…」
「御用だ!日下部嫁!」
「……?」
「む、ミスったか…魔法少女☆日下部嫁!」
「…///」
「頑張ろう!日下部よ」
がすっ!
「めっ?!?」

「…その辺で自重しとけ!」
こなたはかがみのチョップで大人しくなった
「うう…まだ『帰ってきた日下部嫁』が残ってたのに…」
こなたは頭を抑えてうずくまっている
「その辺でって言う割には結構ほっといてるんですね…」
「はぁぁ〜かわいい!かわいすぎるわよ!何なのよこのかわいさはぁ〜!日下部嫁って言う度にポージングしてるし!
あぁ〜…かわいい!かわいい!!かわいすぎる!…こなたかわいいよぉ〜…」
「…かがみさん?」
…さっきから何をぶつぶつ呟いているんだろう?
「え、あ、あはは…こほんっ…すみません、、私の―」
「………」
ジロリとみさおがかがみを睨む
「…私らのこなたが迷惑かけて」
「いやいや、あやのの百面相が見れて面白かったです……まぁ…ありがとうございます
、でもこれ以上あやのをここでとろけさせるわけにもいかないんで」
あやのはすっかりゆでダコ状態で、心ここにあらずだ
「やべー…やべーよ…ちびっ子かわいすぎるだろ…なんだよアレ…ポージングとか反則すぎるだろ…何であんなに
かわいいんだってヴぁ!いやホントやべー…やばいよ…かわいい…」
「みさちゃん?、どうしたの?」
さっきからみさちゃん何かぶつぶつ呟いているけど…何かあったのかな?
「え、ヴぁ?!、あー…別に何でも無いんだってヴぁ…」
「―そういえば何でさっきからみさちゃんはそわそわしてるの?」
「いやね、私の―」
ギロリとかがみがみさおを睨む
「…私らのちびっ子が、日下部日下部言うもんだからついついね」
「……助けてと叫ばずにはいられないな…」
泉ちゃんはぼそぼそと何かを呟く

「それじゃ、また」
「「ええ、また」」
そして2人は泉ちゃんの手をガシッと掴み
「行くわよ、こなた!」
「行くぜ!ちびっ子!」
引っ張って行った、、泉ちゃんが泣いてる様に見えたのは気のせいだろうか…
「さて、買いに行くか」
「うん♪…えーとティッシュ箱と栄養ドリンクと夕・朝食のおかずだよね」


帰り道、ふと思い付いた事を○○さんに話してみた
「ねぇ、もし赤ちゃんが生まれたら日下部嫁じゃなくて日下部母って呼ばれるのかな?」
「あの様子だとそうだろうなー…じゃ俺は日下部夫か」
と笑う○○さん
「……母って、母親っていい響き…だよね」
私は顔を赤くしながら呟いた
「そうだなー…っとその前に取り敢えずつくるか」
「ふぇっ?!?、い、いやあの嬉しいんだけどお互いの仕事がもう少し順調になってからの方があと病院とか服とか用具とかその他もろもろの費用とかあの…」

「…いや…今夕飯の話をしてるんだけど」
……!?!
かぁ〜〜〜〜!!!
「ばっ…○○さんのバカ……もうしらないっ」
「あー…その、腹が減っては戦は出来ぬって言うじゃない」
「……?」
○○さんはぽりぽりと顔を掻きながらやや赤面顔で喋る
――あぁ…そういうことか…
「回りくどい…もう…バカ……」
「どっちにしてもバカって言われるのな…」
「バカだよ…本当…///」
荷物を持ってない方の手で手を繋いだ

―見上げると夕日、鮮やかな橙色が赤い私達を染めていった
41kt:2009/09/17(木) 12:42:37 ID:aSPJ5zC+
ありがとうございました
あー…タイトルはやっつけです

新妻あやのと銘打っておきながら新妻っぽさが微塵も感じられない
…というか途中のこなた達のくだりが書きたかっただけだったりw
42名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 08:02:41 ID:Nsx8JNfL
>>41
いやいや、新婚特有の幸せ絶頂の感じが出ていてGJですよ。
43名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 10:25:30 ID:5fi8l594
この前のコメント一斉削除はやる必要あったのかな。
中には共感できる批判もあったのだけれど。
44名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 14:06:46 ID:9D+zUlpA
>>43
つ「避難所」

場所をご存じないなら、>>1からリンク伝いにどぞ。
45名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 22:14:54 ID:4OAU2X/d
なんで避難所?ここじゃだめなの?
封殺って怖いね
46名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 22:40:26 ID:MoRBJs9w
高圧的な上から目線の批判は、批判にならん。単なる悪口となる。
たとえ言ってることが正しくても、売り言葉買い言葉を誘発し
いとも簡単に場を荒らす原因にしかならん。
ましてや、罵倒でしかないものすらあった。もうお話にならない。

封殺とか軽々しくいうな。もうこういうのはマジでゴメンなんだよ。
47名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 22:48:41 ID:omh9C36g
作者に対する過保護っぷりがなぁ。
てかさぁ、無菌室で称賛のレスやらコメントやら貰っても、大して嬉しくないんじゃね?
叩かれるのが嫌だから批判レスが付けられていないだけ、とか疑心暗鬼になっちゃったりしてさ。
お褒めの言葉ですら、お世辞にしか見えないとかねー。
気軽に作品を批判できる場での称賛は、真に迫ってるんだけど。
別に褒める必要のない場で敢えて褒めてるんだから、素直に受け取れそう。
48名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 22:55:21 ID:MoRBJs9w
だから、批判をする側も罵倒にならないよう気をつけようっていってるんだが・・・
今回のはあまりにも目に余る例だったから処置せざるを得なかったと・・・
まあいいや、これ以上は売り言葉買い言葉だ('A`)
ただでさえ過疎ってんのに、これ以上書けない環境を作るのはマジカンベン
49名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 23:21:57 ID:omh9C36g
>だから、批判をする側も罵倒にならないよう気をつけようっていってるんだが・・・
言ってなくね?「高圧的な上から目線の批判」を罵倒と呼ぶのなら、
そう言っている事になるけれども。
でもまー罵倒ってのはあくまで言葉。「高圧的な上から目線」は単なる態度。
重ならないね。
態度においてすら気を使えと言うのなら、それは最早過保護だと思うけど。
そりゃー意見申すんだからよ、高圧的に見えたり上から目線に感じたりする事もあるだろーよ。
高圧的はともかく、上から目線に感じないように批判するってのはかなりのテク要するぜ?
一般読者にそれ求めるのかい。

>まあいいや、これ以上は売り言葉買い言葉だ('A`)
ちょっwまだ数レスw
てか売り言葉に買い言葉ってのは、主にケンカ状態で使われる表現じゃん?
話し合いとケンカを同じように捉えられると困るよ。
50名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 23:56:46 ID:4OAU2X/d
勝手に消された(コメントアウトされた)レスの中で

+//- 無理がある。
+//- 句読点の使い方が下手なのが玉に傷。
+//- ネタ借りすぎ、オリジナリティ皆無、センス無し。
+//- もう少し勉強してから書く可きかと。

他にも書かれても理解できるレスはあったけどこのくらいにしておく
こういう感想ってエロパロ板とか投稿式SS掲示板には当然のようにあるよ?
消した人の「感想とはいえないコメント」って言葉はあまりにも主観的じゃない?
それとも、このスレだけはこういう感想さえ許されない場なの?
51名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:12:44 ID:/VH82FGr
>>50
許されないというより、別にここは技術を磨く場所ではないからな。
52名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:14:57 ID:60K2WZFk
>>51
他のスレとか投稿掲示板だってそうだよ。
それとも、ここだけは違うの?
53名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:16:44 ID:60K2WZFk
「そうだよ」っていうのは
「別にここは技術を磨く場所ではない」ってことに対して。
54名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:18:51 ID:CFSOJnub
良くも悪くも2ch
変にルールを作って片方を閉め出すならば
初めから無法地帯であるべきさ

まぁ評価するなら、相手に意志が伝わり、尚かつやんわり伝えられるよう努力してくれな
ただ良い悪いの評価だけじゃなくて、どこがどうしてどうだから良かったとか、悪かったとか
それくらいはしてくれな
55名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:26:02 ID:etxMRSCm
>>54
正直、批評する側はそんな気遣いが最低限必要だろうね。
ネガティブ意見は、どうしても場をマイナスに持って行きかねない代物だから。
56名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:40:16 ID:/VH82FGr
数多の二次系スレが事実上の廃墟と化す中で長寿を保てるのは、マナーに反する行為に対しては、
住民の視線が非常に厳しいという要因が大きい。
57名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:47:39 ID:4uv24poc
目障りな意見も消しゴムのように消せる。それが厳しさ。
58名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:48:49 ID:gUfAtTgO
>>54
下三行に対して

つまらない・面白い、良い・悪い、のみでいいんじゃないの?
具体的に指摘する必要ないでしょう。感想や評価を述べる事に条件を付ければ付けるほど、
レスは少なくなるよ。
てかさ、読者の側に能力や気配りを求める考え方はどうかと。
書き手にスキル求めるのはいいんだけど、何も書かない側にスキル求めるってのは酷な気がする。
私自身幾つか書いたけど、読む側(意見述べる側)を能力面や人格面で選別したりはしないよ。
気楽に読んで気楽に毀誉褒貶の言葉投げかけて欲しいね。
「つまらないだけではなく、何処をどうすればより評価が上がるか教えて欲しい」なーんて考え、
書き手の甘えでしか無いと思うよ。
59名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:57:19 ID:CFSOJnub
>>58
何も書き手の成長を促せなんて求める人はいないさ
ただ、どこを持って悪いと思ったか、否定的な意見の場合は理由がないと
もらった側にとっては理不尽極まりない
誰だって頭ごなしに「お前は駄目だ」なんて言われても、落ち込むだけで何がダメなのかわからない
それじゃ叩きと変わらないわけよ
読んで感じた事を伝えるだけでいいんだから、小学生にだって出来るだろ?
技術的な意見まで求めない、ただ悪いと思ったなら、どうして悪いと思ったか付け加えて欲しい
そうするだけで受け取った側も、ちゃんと評価してもらえてる安心感と、悪意敵意がない確信が持てる
更には次のモチベーションにも繋がるわけだ

こういうの大事ぜぜ
言葉しかコミュニケーションがないんぜ
60名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 09:45:14 ID:ojpI72oV
流れをぶった切るようで申し訳ありませんが、
5分後にチョッと長い小ネタを投下しますがよろしいでしょうか?
6155-157:2009/09/19(土) 09:51:00 ID:ojpI72oV
それでは投下します。

タイトル:えっちてれび?(エロ無し)
*(エロ無し)までがタイトルです
・みゆき&つかさ
・本文2レス+あとがき
・エロなし
・駄洒落オチ
62えっちてれび?(エロ無し) 1/2:2009/09/19(土) 09:52:57 ID:ojpI72oV
「つかささん、来ましたよ。」
「ゆきちゃん、入って。」
つかささんは玄関先で私の姿を確認すると、
急いで家の中に入るように手招きをしました。
「お姉ちゃんやこなちゃんはいないよね。」
「大丈夫ですよ、つかささんの指示通り一人で来ましたよ。」
急いで家の中に入った私は、
心配そうに話しかけるつかささんを落ち着かせながら、
なぜこんなことになったのかぼんやりと考えていました。

きっかけはつかささんからいただいた一枚の手紙でした。
そこには、
「相談があるので今度の休みに家まで一人で来て欲しい」
「お姉ちゃんやこなちゃんにはくれぐれも内緒に」
と書いてありました。
ここ数日、つかささんにいつもの元気が見られず心配だった私は、
つかささんに今週の休みに参りますと携帯メールを送り、
つかささんお宅にお邪魔することになりました。

部屋にはいってもつかささんは元気が無く、何も話そうとはしません。
お互いに黙り込んでいる状態が続いていましたので、
「最近元気が無い様に見えますが、私で良かったら?」
つい心配で私から話しかけてしまいました。

私の言葉につかささんは覚悟を決めた表情となり、こう私に言いました。
「あのね変な事を聞くけど、怒らないでね。」
「大丈夫ですよ、何でもおっしゃって下さい。」
「ゆきちゃんは、エッチなテレビて見たことがある?」
「えっ?」
63えっちてれび?(エロ無し) 2/2 :2009/09/19(土) 09:54:50 ID:ojpI72oV
つかささんの口から「エッチ」単語が出てどう反応していいか戸惑っていると、
つかささんは真っ赤な顔をしながら話を続けます。
「最近テレビでエッチテレビ、エッチテレビ言っているから、どんな番組かなと思って最近もやもやして眠れないの。」
落ち着いてつかささんの話を聞き、HTVではないかと思い確認してみることにしました。
「つかささん、エッチテレビという言葉はニュースで聞きましたか?」
「うん。」
つかささんの反応から私の予測が当たっている事が判ったので説明を続けることにしました。
「HTVとは国際宇宙ステーションへ補給物資を運ぶために、日本で開発された無人の宇宙船で…。」
つかささんは私の長い説明を一所懸命聞き、そして私の説明が終わると。
「そうなんだエッチなテレビじゃなくて宇宙船なんだ、さすがゆきちゃんは物知り。」
と安心した声を出しました、どうやら納得いただいたようです。

「でもちょっと残念だったなあ、エッチな番組だったらゆきちゃんと二人で見たかったのに。」
「…!?」
「そうだ、今朝クッキー焼いていたから持ってくるね。」
そういうとつかさんはクッキーをとりに部屋を出て行きました。
一人部屋に残った私に先ほどの「二人で見たかった」という言葉が頭をめぐります。
今夜は私がもやもやして眠れないようです。

終わり
64えっちてれび?(エロ無し)あとがき:2009/09/19(土) 10:01:24 ID:ojpI72oV
以上です。

HTVのニュースを見ながらふと電波を受信、
書いているうちに1レス50行に収まらなくなってしまいました。

話は飛びますが、ニュースを見る限りの情報では
HTVの輸送機と焼却炉を兼ねたコンセプトには、
なかなか興味を惹かれるものがあります。
65えっちてれび?(エロ無し)あとがき 蛇足:2009/09/19(土) 10:06:11 ID:ojpI72oV
最期にこのチョッと長い小ネタを読んでいただきありがとうございました。

スミマセン、あとがきの最後の分を書かずに送信してしまいましたので追加で送信します。
66名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 10:44:01 ID:qn5uk1xU
エッチビデオおよびエッチDVDならたくさんあるのにw
てかHTVでそんなに深刻に悩むなよつかさw
67名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 00:19:12 ID:4heqIjua
削除内容をみる方法が分からないまま憶測のレスがあるといけないので貼っておきます

提案したいこと→基本的にはコメントした本人とコメントのついた作品の作者の間の問題
コメントと作品に対する意見を述べるにとどめること
意見に対する意見は感情論になりやすく上記の二者間の関係をこじらせるので控えること

論じる場合は下記で
まとめwiki相談所
http://www.sonokawa28.net/bbs/test/read.cgi/luckystar/1204351321/

削除部分、コメントの時刻間隔にも留意


愛のこもった手紙
- ↓×3うぜぇ死ねカス -- 名無しさん (2009-09-16 07:24:22)
- 下の米に激しく同意 -- 名無しさん (2009-09-13 23:20:52)
- 『ぎゃぐ☆すた』『こなたの一日』に代表される、面白い&壊れ系の作品を保管する保管所とかできないでしょうか… -- 名無しさん (2009-01-14 20:30:12)

続 ここにある彼方 その後
- ああ、かなた いんざ ふぉとぐらふぃのパクりか。 -- 名無しさん (2009-09-14 20:43:14)

田村ひより誕生日記念SS
-- つまんないSS書きに限って、自分に名前つけるんだよね。いい見本。 -- 名無しさん (2009-09-12 21:43:15)

パトリシア=マーティン誕生日記念SS
- ↓馬鹿発見 -- 名無しさん (2009-09-12 21:42:54)
- パティの台詞に英語を混ぜる事くらい出来ませんか?これはセンスや才能以前に努力の問題。 -- 名無しさん (2009-09-12 21:41:22)

至福の音 05:暖かな日々、のち
- 句読点の使い方が下手なのが玉に傷。 -- 名無しさん (2009-09-12 21:39:10)

陵遊記(芥川先生風味)
- ↓文句ばかりのクレーマー発見w -- 名無しさん (2009-09-12 21:37:03)
- 芥川御大に対する余りにも酷い唾棄。パロディは尊敬を以てすべき物で、この作品には嫌悪しかない。 -- 名無しさん (2009-09-12 08:37:40)

柊つかさ・柊かがみ誕生日記念SS
- 「読むだけだから」 つまり作者ではないと思われるんだが -- 名無しさん (2009-09-13 21:54:01)
- 文句たれてる奴自分で書いてから言おうな &br()最後まで読んだ後にこれだと胸糞悪い -- 名無しさん (2009-09-13 11:54:25)
- ↓作者必死杉w -- 名無しさん (2009-09-13 09:09:03)
- じゃあお前の言う知識とやらで良作をつくってみるんだな楽しみだ。因みに俺は読むだけだから。 -- 名無しさん (2009-09-13 00:21:07)
- 「情報」だけで良作は書けない。「知識」が必要。創作者がするところの知識とは、情報を自らの中で噛み砕き、自身のセンスで表現出来てこそ。ましてやウィキペディアに頼り過ぎた情報では… -- 名無しさん (2009-09-12 08:12:13)

炉心融解
-- 無理がある。 -- 名無しさん (2009-09-12 08:05:02)

灯る炎と夜の残り香
- ↓はバカだから気にすんなwwww &br()GJ &br() -- 名無しさん (2009-09-13 11:58:45)
- もう少し勉強してから書く可きかと。 -- 名無しさん (2009-09-12 08:00:35)

全ての世界に背を向けて
- 9/12日から意味のわからん基地外が多いが気にするな &br()どうせ反応しなきゃ消える &br() -- 名無しさん (2009-09-13 11:55:57)
- スレを代表する大先生に向かってなんてことを…… -- 名無しさん (2009-09-13 02:38:03)
-あまりに自己満、あまりに稚拙。発表に値するレベルじゃない。 -- 名無しさん (2009-09-12 01:53:57)

日下部みさお誕生日記念SS
- 吹いたwww &br() &br()下の奴文句あるなら神作つくれ -- 名無しさん (2009-09-13 00:25:35)
- ネタ借りすぎ、オリジナリティ皆無、センス無し。 -- 名無しさん (2009-09-12 01:50:12)
68名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 02:35:49 ID:T+uN/R41
だからなんで避難所使うかな?あそこってそのための場なの?
69名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 02:48:11 ID:23Uyp0DU
まぁ確かに。てか避難所で決められたルールを本スレに適用する、ってのは無理がある気が。
上で繰り広げられた論戦って、単にまとめサイトのコメントに留まらず
このスレでのレスも対象になってたからなぁ。
70名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 07:36:19 ID:Z3dglLch
>>68
>>69
避難所のルールではなく避難所が本スレの合意で設置運営されている点も見落とさないで

避難所は規制や人大杉対策のためのSS投下のスレの他
本スレでの進行が妨げられるたびに対応するすれが設置されてきた
まとめwiki相談所もそのために設置されている

今回の件も過去に何度もそうあったように
まとめWikiを利用しない人にとっては本スレで論じられるのは迷惑になる部分もある

このスレにに限らず特定の話題を論じるときに加熱や煽りあらしの便乗などで
スレ本来の流れを妨げないように避難所や別の場を利用するのはBBSでは一般的

PCでなく携帯電話の人には負担が重いかもしれないし
携帯に限らず切り替えが面倒だから本スレを利用しようとする人もいる
71名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 22:53:43 ID:bZQ7iKD2
>>68
あまりにも適当にwikiが運用されるのなら、掲載作品を全てひきあげる。
72名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 23:15:37 ID:CIDVSmba
( ゚д゚)ポカーン
もういろんなことにポカーンだよ
73名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 23:39:08 ID:6hb1JX13
>>71
名乗もしないでww何が適当かも述べないとはROM専の煽りかな
職人なら文章で表現する者として恥ずかしくないのか
置いてやってるという姿勢なら勘違いも甚だしいな、さっさと自慢の傑作を引き上げろよ
74名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 00:03:37 ID:ZTo9lBVf
つうか一度ネットで公開したものをどうやって回収するんだ?
75名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 00:08:59 ID:BTyaiIRT
アンカーが68に付いている事がイミフ
誰に対してレスしたかった?
76名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 00:54:35 ID:z9hK/hzl
同じく68にアンカー付けてる>>70に対してじゃなかろうか
ありがちなミスではある
77名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 02:47:59 ID:KOYhjLuT
だから煽ってるだけの奴は無視
他のスレの保管所も今回のようなコメントで荒らされて管理者が削除したり
自殺スレで受けてる作家かそのコピーみたいな作風の鬱作品を
あちこちのスレに貼ったり追い出されたら粘着したりここ以外も騒ぎは起こっている
78名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 14:20:29 ID:LqccaeId
いろいろなスレの崩壊を見てきた者から言えば、殺伐として荒れ果てるより、慣れ合い化して自然消滅のほうがまだマシ。
79名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 15:18:41 ID:XWRcsVR6
ここで「こんなSS読みたいなぁ〜」的救世主現る
80名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 20:38:06 ID:7f3xyrcx
みんな渋滞に巻き込まれてトイレ我慢中なんだから
ちょっと待つんだ
81名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 21:24:32 ID:/d+cfNyL
ゆい姉さん&黒井先生の運転で行楽帰りの一同。

※ゆい姉さん組
ゆたか・みなみ・パティ・ひより

※黒井先生組
こなた・かがみ・つかさ・みゆき

帰りの渋滞でメンバーの誰か(複数でも可)が尿意を催しピーンチ!
さぁどうなる!?
82名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 22:06:29 ID:lNkd5LoH
>>81
ベタネタ・エロ無しで

黒井先生組
こなた・かがみ・つかさ・みゆき

「つかさどうしたの顔色が悪いわよ。」
「実はオシッコがもれちゃいそうで。」
「先生、あとどれくらいかかりそうですか?」
「んー、よくて後1時間やな。」
「つかさ我慢できる?」
「う、うん頑張ってみる。」

「つかささんコレを使ってください。」
「ゆきちゃん、これは?」
「渋滞の可能性を考えて、携帯トイレを用意してました。」
「さすがみゆきさん、しっかりしてるよ。」

「ゆきちゃん、これ男性用だよ。」
「えっ!」
「さすがみゆきさん、こんな時にドジっ娘属性を発動させるとは。」
83名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 10:33:00 ID:yxivZeLb
「あ、良いこと考えた!ダッシュボードにしびんがあったよ」
「どうゆう仕込みなんスカ!?」
「ほっ…これで大丈夫」
「あのー…み、みなみちゃん?別に私、我慢できるよ?」
「ゆたか、無理しなくていい」
「とりあえず、セットしてみまSHOW!」
「いや…その…!?」
「ゆたか、無理しなくていい」
「2回言ったよ!?」
84名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 10:46:13 ID:L9VwQOyV
ゆい姉さん組

尿意を催し我慢するゆたか
みなみ「…ゆたか、大丈夫?」
ゆたか「うん、まだ…大丈夫」
みなみ「すいません、休憩所まであとどのくらい掛かりますか」
ゆい「この混み具合だと…1時間くらいかな」
みなみ「そんなに…ゆたか、我慢出来そう?」
ゆたか「だい、じょうぶ…。心配掛けさせてごめんね、みなみちゃん…」
みなみ、首を横に振りながらゆたかの手を握る

ひより(くっはー!必死でおしっこを我慢してる少女を優しく心配してあげるシチュ…早速メモメモ)
パティ(ヒヨリから何だか腐ったオーラが出てマス…)


ゆい「仕方ない、可愛い妹の為だ!みんな掴まっててね」
みなみ「え…一体何をうわっ!」

キャキャキャ、ヴォーン!
激しいエンジン音とともに渋滞中の車をすり抜けるゆい姉さん組

ゆい「ほらどいたどいたー!」
ひより「ちょ、まっ…ひいいいっ!」

ドリフト、ウィリー、片輪走行何でもあり
そのおかげか、30分で休憩所に付いたのだが…

ゆい「ふー!みんな付いたよ…あれ?」

そこには死屍累々の1年生ズの姿。

ゆたか→衝撃で失神&失禁、白のワンピースが黄色く染まり足元まで濡らす
みなみ→ゆたかを抱き締めながら気絶、彼女も失禁しており黒のホットパンツが台無しに
ひより→何故かペンとメモ帳を握りしめながら気絶、口から泡を吹いている
パティ→顔面蒼白で失神、口からエクトプラズム放出の上におもらしまでしてしまい、ジーンズびしょびしょ

ゆい「あ、れ…?」


その後、黒井先生組も到着
かがみ「あー、やっと着いたわね」
つかさ「う〜、車の中で出来なかったからもう漏れそうだよ…行ってくるね」

こなた「お、ゆい姉さんだ!」
みゆき「出発したのは同じくらいの時刻でしたけど…」

手に荷物を抱えて右往左往するゆい姉さん

こなた「ゆい姉さん早いねー…ってどったの?」
ゆい「いやー…ちょっとやりすぎたというか何というか…」
こなた「?」

同時刻、車内にて…
ひより(この…2人のショットは、是非イラストにしなければ…ガクッ)
85名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 11:45:33 ID:FD653o4s
さすがゆいねーさん、後先を全く考えないことにかけてはピカイチだねっ(゚∀゚)
86名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 12:53:40 ID:ceUfD3fk
交通課の警官が法律無視するな!
こち亀の本田さんみたいだな...
87名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 15:17:15 ID:CUjavNit
『前方の車、スピード違反です!止まりなさい!』
「ああ!後方から追手が…」
「ちいっ、国家権力の犬どもめ…。私を止められると思うなよ〜!」
88名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 16:21:54 ID:sydtOW77
あんたも同類だよーw
89名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 16:42:08 ID:L0rJzfYE
ベタでごめんなさい



ゆた『ダメっ・・・もぉ・・・限界だょ!』
みな『ゆたか、ちょっとごめん!』
するり

ゆた『ひゃぁああ!な、なんで脱がせるのー!』
みな『・・・大丈夫。わたしが全部飲み干す。』
ゆた『駄目、ダメぇ!恥ずかしいし、第一きたないよぉ!』
みな『ゆたかの体に・・・汚い所なんてない・・・』



みなみ「田村さん。」
ひより「ひゃっははははははいぃ!!」
みなみ「今の独り言について、後でゆっくり語り合いたい。
(拳で的な意味で)」ペキポキペキポキ

ゆたか「少し・・・頭、冷やそうか?
(管理局の白い魔王的な意味で)」


約20分後、ようやくトイレにありついて事無きを得た一行。
目的地へ向け、四人そろって出発しました。
90名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:37:03 ID:ZqKjcKdd
>>89
4人揃って
4人揃って
4人揃って



ひよりは置いていかれたようですww
91名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:58:42 ID:ceUfD3fk
ほんま、ひよりはwww
92名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 20:07:21 ID:sydtOW77

パティ「アレ、ヒヨリはどうなりマシタ?」
みなみ「簀巻きにして・・・トランクの中・・・」
ゆたか「荒川渡る時に放り出すんだよね♪」
93名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 21:25:35 ID:ceUfD3fk
チェリーの餌に...
ダメだ!腹を壊しそうだな。
94名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 21:27:18 ID:e8wKuJz1
チェリーのバター犬だと?
95名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 21:43:24 ID:FD653o4s
ひより「うう・・・みんなひどいッス・・・そろそろ許してほしいッス・・・」
ゆたか「だーめ、ね〜みなみちゃん」サワ
みなみ「ここからが…本番…」モミ

ひより「ひいいいいご勘弁…って、お二人とも?その手つきは・・・」
ゆたか「ここから先は」
みなみ「お楽しみの時間…」
パティ「夜の勧善懲悪タイムへようこそマイハニーwwww」

そして、3人は朝まで楽しみました。
96名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 23:59:05 ID:NehyQqV9
>>95
落ち着いて
いずみも混ぜるんだ
97名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 00:30:16 ID:VhjA1Xp3
>>95
3人は
3人は
3人は

えーと・・・ひよりは、
阿鼻叫喚だったわけですか
98名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 00:47:43 ID:bZ/mL4Jz
「〜♪」
「(あ、あそこにいるのは委員長?こうなったら…!)い、委員長助けて下さいっス!」
「ふぇ?田村さん…小早川さん達も。何してんの、プロレスごっこ?」
「そんな小学生みたいな返しはいらないっス!とにかく委員長が実は、コミケに毎年参加している隠れオタだとバラされたくなかったら早く助けるっス〜〜〜!」
「………」
「………あれ?」
「ねえ小早川さん、私も混ぜてもらっていいかな?」
「うん、もちろん大歓迎だよ♪」
「ああっ!?墓穴掘った…って委員長、そこダメっス………アッーー!?」

いずみはまだ使いにくい…
99名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 15:07:05 ID:fTBxT4Rn
>>31
GJ
100名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 01:01:48 ID:Fb6OhJzJ
こなかが公式来たぞ!
ttp://lucky-blog.com/tokuten/
101名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 09:59:15 ID:oY22t94B
セーブオーンでやってるくじをやってみた。
最下位賞のこなたが欲しくて四回やったら、二個こなたで後はゆたかみなみだった。

車に飾っていたんだが、車が揺れた時にゆたかが倒れそうになるのをみなみが支えていた……

こいつら……























gj!
10223-49:2009/09/28(月) 07:47:09 ID:Zr8x05v4
どうもお久しぶり
短編一本投下させてください
被りがないようでしたら五分後ぐらいから

・ゆたか&みなみ
・エロなし
・4レス使用
103一点透視図法 1/4:2009/09/28(月) 07:53:11 ID:Zr8x05v4

 例えば、ガラスのコップを取り落としてしまったとき。
 なんとか間に合ってキャッチできるときもあれば、落ちたのがシンクの中とかで、
大した高さがなかったりして大丈夫なときもあると思う。
 でも、そうじゃないとき。
 キャッチするのも間に合わなくて、落下の距離も致命的なとき。そういうときって、
だいたいわかるよね。手からこぼれたその瞬間に、実際に落ちて割れちゃう、
たぶん一秒ぐらい前には。
 ああ、これはもうどうしたって無理だな、って。
 そんな感覚。
 そんな、地味に取り返しのつかない感覚が、つるりと背筋を駆け抜けて。
 背中に力が入らなくなったんだ。
 冷たい脱力感。
 背中から、腰と上腕。腰からひざ裏、上腕から手のひらへと。体温が抜けていく。
 さらに、眉間の奥で何かが膨れ上がりながらぐらついて。
 込み上げる。

 ――ぱさっ。

 筆入れの落ちる音が、妙に大きく反響する。
 ああ、せっかく缶のやつから布製に変えたのに。あんまり意味がなかったかも。
「――ばやかわさ――?」
 声。
 と、視線。
 たぶん、右からだと思う。
 授業中。
 落とした筆入れを拾おうともせずに俯く私は、それは奇妙に映るだろう。
「――ばやか――うした――?」
 前からも。
 先生、かな。
 うん、先生だ。
 返事?
 ごめんなさい、ちょっと無理です。
 久しぶりに、大きいのがきた。油断しちゃった。夜更かしなんかするんじゃなかった。
「――」
「――」
「――」
 右と、前と――ううん。全方位が軽くざわついている。息を呑むような気配もした。
 うん、たぶん、真っ青だろうからね。
 全身が冷たいよ。
 ああ、イヤだなぁ。
 どうして私はこうなんだろう。

 ごめんなさい。

 ごめんなさい。
 ごめんなさい。
 謝りますから。
 もうしませんから。
 だから――そんなに、見ないで。
 見降ろさないで。
 笑わないで、ください。
104一点透視図法 2/4:2009/09/28(月) 07:54:15 ID:Zr8x05v4

「――ゆたか」


 じわり。
 と、声とともに、温かい何かが背中に沁み込んだ。
 温度だ。
 とたんに、冷たさとは違う寒気が走って、背筋が一つ、小さく震えた。
 首を回して声の主を振り返る。
 重たい。けど。
 ちゃんと、動く。
「みなみ……ちゃん」
 うなずきが一つ。
 真剣な、綺麗な顔。
「保健室、行こう。立てる?」
 静かで優しいのに、凛とした声。よく通る。
 格好いいなぁ。みなみちゃん。
「うん……」
 力の入らない足に、それでも無理やりに力をこめて、どうにかこうにか、立ちあがった。
「ぁ……」
 ふらついた。
 落ちそうになる寸前、脇の下に手が回されて、支えられる。
 心強い体温。
 全てを預けたくなる。
「……歩ける?」
「ん……」
 ううん。ちょっと、無理かも。
 と言いたいけれど、そうもいかない。
 赤ちゃんじゃないんだから、せめて。歩くぐらいは自分で、しないと。
「だい、じょぅぶ……」
「……」
 もたれかかった制服越しに、逡巡するような気配。
「岩崎、頼めるか?」
 そんな隙間に、声。先生だ。
 心配そうな、不安そうな。
 あるいは、迷惑そうな。
 周りからの視線に、足がすくむ。
「はい」
「ごめん、ね……?」
「……いい。ゆっくりで。……行こう」
 頷き返して。
 だけど、そこまでだった。
 一歩踏み出した足が、膝が、積み木細工みたいに崩れる。
105一点透視図法 3/4:2009/09/28(月) 07:55:17 ID:Zr8x05v4
「あっ……!」
 だけどまたしても、板張りの床に膝がしらが打ち付けられる寸前。
 胴体に前後から腕が回されて、受け止められた。
「……気を付けて」
「ご、ごめ――」
「……大丈夫。慌てないで、いいから」
「あ、ぅ……」
 情けない。
 恥ずかしい。
 それなのに、足に力が入らない。嫌な汗が背筋を伝う。
 どうしてわたしの身体は、こうも思うように動いてくれないのだろう。みんなが見てるし、
みなみちゃんにも迷惑をかけちゃうのに。焦れば焦るほどに、動かない。動かし方がわからない。
「……ゆたか」
「う……ご、ごめ――」

「ごめん」

 え?
 と、思う間もなく。
 胸側に回されていた手が引っ込んで、背中の腕はそのままで、膝の裏に何かが触れて。
 そうして、ふわりと。
 何がどうとか、感じる暇すら差し置いて、急に体が軽くなったような、気がして。
 わ。
 うわー。
 すげー。
 そんな、気配のような声のような、があちこちから投げかけられて。
 理解したときには、その形は完全に出来上がってしまっていた。
「え……」
「少し、我慢して」
 片腕は、両膝を。
 片腕は、胴体を両腕ごと。
 それぞれ力強く支えている。
 膝から下は浮き上がるように揺らめいて、おなかはなんとなく水平で、顔のすぐそばに
みなみちゃんの肩がある。
 いわゆる横抱き。
 あるいは――お姫様だっこの体勢だった。
「み、みなみ、ちゃ……」
「ごめん。でも、急いだ方がいい」
「そ、そうじゃ……」
「大丈夫。軽い」
 そうじゃ、なくて。
 ああ。
 顔はみなみちゃんの身体に軽く押しつけられるようになっていて、だから見えないけど。
周りからも私の顔自体は見えにくいだろうけど。
 見なくても、わかる。
 教室にいる全員が呆気にとられたようにして、注目している。
 奇妙に歓声めいたものまで聞こえてくる。
 それなのに、だというのに、みなみちゃんはそれらの視線を意にも解さぬといった真剣な
表情で、確かな足取りで、教室のど真ん中を突っ切っていく。
 ああ。
 すごい。
 本当に。本当に、どうして。この人は。
 これだけの視線を、こんなにもたやすく受け止めてしまえるのだろう。
106一点透視図法 4/4:2009/09/28(月) 07:56:20 ID:Zr8x05v4


     ☆


 養護教諭の天原先生にゆたかを預けて、倒れた時の状況をできる限り伝えて、
ベッドに寝かせるのを手伝って。
 そこで、私の役目は終わり。
「では……失礼します」
「はい。お疲れさま」
 幸いにも、ただの貧血だろうとのことだった。
 安堵の気持ちを胸に、保健室を辞して、廊下に一人。教室に戻る。
 授業中の、廊下に特有の、中途半端な人の気配。すぐそばに大勢がいるのに
誰も見えない。誰からも見えない。
 ふと立ち止まって窓を見る。
 運動場にも誰もいない。
 窓に映る、自分を見る。
 冷たい視線。
 あまり好きじゃない、自分の視線が、無感情に見つめ返してきている。
 目を逸らす。
 また歩き出す。
 視線に晒されるのは好きじゃない。
 好きじゃないけど、別に害はない。
 小さなころから、私は何故だか無駄に人目を引く存在だったらしいから。もう馴れてしまった。
 見られるけど、見られるだけ。
 嫌だけど、嫌なだけ。
 気にしなければ、どうということもない。
 なのに。
 だというのに。

 ――ありがとう、みなみちゃん……

「……」
 彼女の、視線は。
 眼差しは。
 どうしてあんなにも――私を落ち着かなく、させるのだろう。




10723-49:2009/09/28(月) 07:57:23 ID:Zr8x05v4
以上です
ありがとうございました

タイトルの意味を解説できる人、募集中
108名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 22:03:53 ID:1JkwA27e
遠近法…・・でないことは確か。

GJ! イイネ!
109名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 22:06:05 ID:QQYilYoy
>>107
GJ!
みなみちゃんが格好よすぎて、白馬に乗った王子様に見えてきた。
110名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 22:11:51 ID:RCLiv7kh
振る舞いと姿は王子様のようにかっこよく
近くで見ると可愛いししっかりと女の子の柔肌
まさにサファイア王子(女)






と、どっかの純日本風長髪眼鏡貴腐人がいってました。
111名無しさん@ピンキー:2009/09/29(火) 08:46:38 ID:wPHwbRVE
あやの「最近、太っちゃったのかしら」
みさ兄「ぷにぷにじゃのうwwwwぷにぷにじゃのうwwww」
あやの「…ダイエットしなきゃ! あっ…だ、だめょう…おいたしちゃ…」
みさ兄「たまらんのうwwwwたまらんのうwwww」
あやの「あっ…ら、らめぇ…ヘアバンド取っちゃらめぇ!」



あやの「シェイコラー!」
みさ兄「あっあっあっ」
あやの「あなたが悪いのよ! 私の魂を解き放つから!」
みさ兄「あっあっあっ、おにんにんが、おにんにんが」
あやの「シェイコラー!」
みさ兄「アッー!」
あやの「はぁ、はぁ…まだ治まらない…これは兄妹丼で満たされる他ないわ…!」

みさお「…ヴぁ?」
かがみ「どうしたの?」
みさお「…なんか悪寒がしたってヴぁ」
つかさ「マーヴェラス!」
112名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 07:46:54 ID:yjzIIuSr
>>110
悪乗りしてみる

「王子、そこにおられる御腐人は性欲をもてあましていらっしゃるから慰めて差し上げなさい。」

無言で手をワキワキさせながら純日本風長髪眼鏡貴腐人へむかう、みなみ王子。

「小早川さん落ち着いて、岩崎さんも止めてy…アッー!」
113戸別響:2009/10/01(木) 13:04:52 ID:MFlIQ1Zr
お久しぶりです。戸別です。
夏休みからもう1ヶ月ですねぇ……
シリーズの続きを投稿します。
・タイトル 至福の音 06:沈む心、軋む心
・ゆたか&つかさ
・非エロ
・6レス使用
約三分後から開始します。では、どうぞ。
114至福の音 06:沈む心、軋む心 (1):2009/10/01(木) 13:08:16 ID:MFlIQ1Zr


「……っていうこともあってね」
「はは、柊先輩らしいッスね」
「……うん、私もそう思う」
秋も深まり、ようやく残暑も緩くなってきた10月初めの金曜日。
お昼休みになって、私は田村さん達と集まってお話しをしていました。

内容は日常的な話題やニュースもたまにあるけど、ほとんどは私とつかささんについて。
……私がいつも話題を振っているからですけど。
それでもみなみちゃんと田村さんは、私のお話を楽しそうに聞いてくれます。

「それでね、この前は……」
「…………」
「……? どうしたの、みなみちゃん?」
ふと気がつくと、みなみちゃんが私の方を向いて、いつもは無表情な顔を綻ばせていました。
私は不思議に思って、小首を傾げました。

「……ううん、つかさ先輩の話をしてるゆたかが、とても楽しそうだなって思っただけ」
「そ、そうかな……」
嬉しそうに微笑んだみなみちゃんの返事に、私は少し恥ずかしくなって、顔を俯けました。

ちなみに私とみなみちゃんとのそんなやり取りを聞いていた田村さんは、
「……やっぱりゆたみなは良い……はっ、いやいや小早川さんは柊先輩と……いやしかし……」
と、何かをぶつぶつと呟いていました。


キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン


「……あ、予鈴……」
お昼休みの終わりを告げるチャイムを聞いて、
みなみちゃんは自分の座っていた席を元の場所に移動し始めました。
私と、しばらくボーっとしていた田村さんも同じように席を元に戻して、
改めて自分の席に座りました。

115至福の音 06:沈む心、軋む心 (2):2009/10/01(木) 13:09:42 ID:MFlIQ1Zr

今日は週に1回の、私とつかささんがそれぞれのクラスでお昼を食べる日。
「恋人同士になったといっても、毎日友達と離れて二人っきりでお昼を食べるのも悪いから」
という理由で、初めは週2回、今は週1回、金曜日だけという風につかささんと相談して
そのような日を作りました。
私はもっとつかささんといる時間を増やしたかったのですが、
その代わり一緒にお昼ご飯を食べない日でも、下校するときは一緒に帰ることになっています。
もちろん他の日でも一緒に帰るのは当たり前だけど、お昼休みに会えない分、
つかささんと楽しくお喋りできる貴重な時間になっています。

それに加えて今日は朝につかささんと、太宮まで寄り道をして帰ろう、
という約束もしていて、とても楽しみにしていました。


でもその楽しい感情は、次の休み時間に消えてしまいました。

5時間目が終わって休み時間になり、次の授業の準備をしてふと廊下のほうに目を向けてみると、
「……あれっ?」
教室のドアの近くにつかささんが立っていました。
つかささんは、私がそちらを見ていることに気がつくと、
少し顔を伏せがちに、ちょんちょんと左手で手招きをしました。

私は不思議に思いながらも、つかささんのいる廊下に出てみました。
「どうしたんですか、つかささん?」
私が尋ねると、つかささんはもじもじと少し言い難そうな様子で、
「あのね、ゆーちゃん……今日、突然急用ができちゃって、
ゆーちゃんと一緒に帰れなくなっちゃったの。
だから今日は、みなみちゃん達とか、他の人と一緒に帰ってくれないかな?」
「……えっ?」
「そういうことだから……ごめんね?」
つかささんはそれだけ言うと、本当に申し訳なさそうに表情を曇らせ、
深々と頭を下げて、3年生の教室に帰っていきました。
私は呆然としながら、その走り去っていく後ろ姿を見続けていました。

116至福の音 06:沈む心、軋む心 (3):2009/10/01(木) 13:11:56 ID:MFlIQ1Zr

「…………」
「……ゆたか、どうしたの?」
その日の帰り道、つかささんは言った通りいつもみたいに昇降口では待ってなくて、
結局私はみなみちゃんと一緒に帰ることになりました。
「……あ、ううん、なんでもないよ」
つかささんと一緒の帰れなくなったのは寂しいけど、今日はみなみちゃんがいる。
みなみちゃんと一緒にいることももちろん楽しい。
だって私がこの学校に来て、初めて友達になってくれた人だもん。

それなのに、私ったら……
私は頭の中のもやもやをかき消して、みなみちゃんとのお喋りを楽しみました。


その日の夜、夕食を食べ終えた私は部屋のパソコンでチャットをして遊んでいました。
すると、

トゥルルルルル トゥルルルルル

廊下のほうから電話のベルの音が聞こえてきました。
すぐに切れたから、こなたお姉ちゃんか伯父さんがとったのかな。
そんなことを考えていたら、
「ゆーちゃーん、つかさから電話ー」
というお姉ちゃんの声が聞こえてきました。

……つかささん? どうしたんだろう……

「ゆーちゃーん?」
「あ、ちょっとまってー!」
少し考えているとお姉ちゃんがもう一度私を呼んだので、
私は慌ててチャットに席を離れる旨を伝えて廊下に出て、
お姉ちゃんから電話を受け取りました。

「……もしもし?」
『もしもし、ゆーちゃん?』
私が電話に出ると、その声は確かにつかささんでした。
「つかささん、どうしたんですか?」
私が尋ねると、つかささんは電話越しでもわかるように申し訳なさそうに、
『今日はごめんね、急に一緒に帰れなくなっちゃって……ゆーちゃん、怒ってる?』
「い、いえ、そんな……でもどうしたんですか? 何かあったんですか?」
私は断りを入れた後、つかささんに今日のことを尋ねました。
117至福の音 06:沈む心、軋む心 (4):2009/10/01(木) 13:13:55 ID:MFlIQ1Zr

『あ、ううん、別に大した用事じゃなかったんだけど……』
つかささんは少し歯切れの悪い答え方をした後、また少し声のトーンを落として、
『それと明日なんだけど……一緒にお菓子作りをするって言ってたけど、
明日はこなちゃん達と一緒にお勉強しなくちゃいけなくなったから、中止にするね』
「……えっ?」
『今日もらった宿題の量が多くて……それにほら、もうすぐ受験も近いから、
みんなで一緒に勉強しようってことになったの。
今日の急用って言うのも、先生から受験についてのお話があるってことだったの。
ちょっと前からそういうお話があるって聞いてたんだけど、
ゆーちゃんに言っておくのを忘れてて……ごめんね?』
申し訳なさそうな、そして自分自身も残念そうな声で話すつかささん。
私は黙ってつかささんの話を聞いていました。

『だから明日は私の家で勉強会。お菓子作りはまた今度ね』
「……はい、わかりました」
『それじゃ、また月曜、学校でねー』
つかささんがそう言うと、ブツッ、という音とともに電話が切れました。
私はしばらく、ツー、ツーという音を聞き続けました。


「あ、ゆーちゃん。つかさ、なんだって?」
少し時間を置いて部屋を出ると、こなたお姉ちゃんがドアの前で待っていました。
「あ、ええっと……今日一緒の帰れなかったこととか、
あと明日お姉ちゃん達と勉強会をするって言ってました」
「あっとそうそう、それゆーちゃんに言うの忘れてた。
そういうわけだから明日は私夕方まで帰ってこないよ」
それを聞いて、私の気持ちは少ししぼみました。
……本当に、そうなんだ……

「でも残念だったね。明日はつかさとお菓子作りをするって約束してなかったっけ?」
「うん……」
「でも今回はそんな余裕ないくらい宿題とか出ちゃったからねー。
ついでに今日は先生から受験のことで喝も入れられちゃったから、
さすがに私やつかさはそろそろヤバいかなって思い始めてね」
まあ実際はかがみんにそろそろ自覚持てって言われたからだけどねーと、
少し軽口でオチを話すお姉ちゃん。
118至福の音 06:沈む心、軋む心 (5):2009/10/01(木) 13:16:14 ID:MFlIQ1Zr

……そっか、お姉ちゃんやつかささん達も受験生なんだよね。
だったら、しょうがないよね。

「そういえば、ゆーちゃん明日どうするの? 明日はお父さんも珍しく仕事で1日中
家にいないって言ってたし。一人でお留守番する? それともみなみちゃん達と遊ぶ?
あ、宿題があるならゆーちゃん達も勉強会かな?」
私が気持ちを割り切っているところに、お姉ちゃんから質問が飛んできた。
……どうしようかな?
今からみなみちゃん達と遊ぶ約束をしても迷惑な気もするし……
でも一人でお留守番も……少し寂しい。
「うーん……とりあえずみなみちゃんに明日空いてるか聞いてみるね」
「オッケー。じゃあ私は部屋に戻ってるから、決まったら教えてねー」
「うん」
そう言うとお姉ちゃんは「さて、ネトゲネトゲっと」と腕を回しながら部屋に戻っていきました。


扉が閉まったのを確認して、私は子機を持って、みなみちゃんの家へ電話をかけました。
3回目のベルで、受話器をとった音が聞こえました。

『……もしもし』
「もしもし、みなみちゃん?」
『あ、ゆたか……どうしたの?』
「あのね、明日みなみちゃんの家に遊びに行ってもいいかな?」
『……別にいい……けど、急だね』
「う、うん……本当は、明日はつかささんの家に行く予定だったんだけど、
お姉ちゃん達が勉強するから中止になっちゃって……」
『…………』
みなみちゃんはしばらく沈黙して、
『……わかった、じゃあ田村さんも誘って、私達も勉強会をしよう』
「う、うん、そうだね、そうしよう……ありがとう、みなみちゃん」
『……? 私、何か感謝されるようなこと、言った?』
「あ、ううん、なんでもないよ! じゃ、じゃあまた明日ね!」
『……うん、また明日』

119至福の音 06:沈む心、軋む心 (6):2009/10/01(木) 13:18:51 ID:MFlIQ1Zr


「……ふぅ」
みなみちゃんとの電話が終わって、私はお姉ちゃんに明日みなみちゃんの家に行くということを
伝えて、自分の部屋に戻りました。
部屋に戻って、そういえば退室しますって言ったまま、パソコンつけっぱなしだったことを
思い出して、私は待機モードになっているパソコンのほうに向かい、でもまたチャットをすることもなくその電源を切って、ベッドに腰を掛けました。

さっきの電話、実はつかささんのことを話すのが少し怖かった。
学校から帰ってきた後に電話をして、それなのに理由はつかささんのことで。
まるでみなみちゃん達がつかささんの代わりみたいで、
みなみちゃんが気を悪くしないか、不安だった。
でもみなみちゃんは「一緒に勉強会をしよう」って言ってくれて……
さっきの「ありがとう」は、そこから出たもの。
明日みなみちゃんの家に行ったら、お菓子を作って持っていこう。


それにしても……と私は思う。
今日と明日。会う約束だったつかささんと、会えなくなっちゃった。
もちろんその理由は、担任の先生のお話や受験勉強といった、つかささんにとっては
とても大事なことだからしょうがない。
しょうがないのに……なんでこんなに胸がもやもやするんだろう……

――クン

……あれっ?
不思議に思っていると、私の胸からまた不思議な音が聞こえてきました。
それは、私がつかささんに告白する前に聞こえていた音と似ていました。
しかし、なぜか私には今の音はあのころの音とは違うような気がしていました。

あのころと比べて、そう、どこか濁っているような、ドロドロしているような……

私はもう一度聞いてみようとしましたが、それからしばらく聞こえてくることはありませんでした。

「……何なんだろう……」
私は不思議に思いながら、ただボーっと胸のほうを見続けました。




120戸別響:2009/10/01(木) 13:24:53 ID:MFlIQ1Zr
以上です。
前回投稿から2ヶ月以上間が開いてしまいました。すいません。
話の構成が思いのほか時間がかかって……あと句読点とか。
遅くなりましたが、感想、批評、ありがとうございます。次回もよろしくお願いします。
121名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 22:41:27 ID:fjKxCa8E
>>120
話が進むに従いジワジワと忍び寄る波乱の予感。

続きを楽しみにお待ちしています。
122名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 10:30:05 ID:Z47b2N4X
どなたもいなければ投下させていただきます。
12323-251 ◆5xcwYYpqtk :2009/10/03(土) 10:39:36 ID:Z47b2N4X
「たばことかがみん」

こなた、つかさ、かがみ、みのる

注意事項
非エロ、倦怠感あり、4レス程度使用
124たばことかがみん 1/4:2009/10/03(土) 10:41:10 ID:Z47b2N4X
 こなたが昼食を取ろうとチョココロネを鞄から取り出した時、つかさが大きなため息をついていたのを見つけた。
「どうしたの。つかさ」
「あ、う、ううん。何でもないの」
 顔を真っ赤にしながら何度も首をぶんぶんと振る。
「嘘、だよね」
 しかし、こなたはあっさりと断定してから、ぐぐいっと近寄って見上げると、つかさはあっさりと口を割った。

「たばこ? かがみが?」
 予想外の答えに、こなたは目を白黒とさせながら問い返す。

「う、うん。お姉ちゃん。最近、吸い始めちゃって……」
「あの真面目屋さんのかがみがねえ」
「私、何度もやめようっていったんだけど、お姉ちゃんがうるさいってとても怒るの」
 言い争いをした場面を思いだしたのか、つかさは涙目になっている。
「うーん」
 可愛らしい顔を歪めるつかさに少し同情しながら、こなたは首を捻った。
「とりあえずかがみのとこに行ってみるか」
 そういえばお昼を最近一緒に食べていないなと思いつつ、隣の教室に顔を出したけれど、生憎と不在だった。
「柊はさっき出ていったぜ。トイレじゃね?」
 コーヒー牛乳をちゅーちゅーと吸いこみながら、日下部は首を傾けた。

「お姉ちゃん。どこかなあ」
 つかさの顔は曇ったままだ。心なしか頭上のリボンもしゅんとしているようにもみえる。
「こういうのは定番だね」
「こなちゃん。分かるの?」
「まあね」
 こなたは、不安げな表情を浮かべたままのつかさを連れて学校の屋上へ向かった。
125たばことかがみん 2/4:2009/10/03(土) 10:41:51 ID:Z47b2N4X
「やっぱりね」
 高校生が隠れてタバコを吸う場所なんて大体知れている。屋上かトイレか体育館の裏くらいだ。
 案の定、屋上の端っこで手すりにもたれながら、かがみは紫煙をくゆらせている。

「お、お姉ちゃん!」
 こなたが声をかける前に、つかさが真っ青な顔になりながらかがみの元へと駆け出したが、
 妹の姿を認めた途端、かがみは不機嫌な顔つきに変わってしまっていた。
「なんでこんなところまで来るのよ!」
 つかさは怒りを露わにしている姉に怯えながらも心配げな顔つきで説得を試みる。
「だ、駄目だよお姉ちゃん。タバコなんて」
「……」
「お父さんもお母さんも、いのりお姉ちゃんも、まつりお姉ちゃんも心配しているよ」
「……るさいな」
「お願いだから、もうやめて。健康にだって悪いよ」
「あー もう、うるさいっ!」
「お、お姉ちゃん」
 伸ばした手を邪険に払われたつかさが、悲痛そのものの声をあげる。

「かがみんが、タバコを吸うとは意外だね」
 今まで黙っていたこなたがようやく口を開いた。
「単にむしゃくしゃしたから吸ってるだけよ!」
 不機嫌そのものの顔で吐き捨てるように言ってから、急に口の端を曲げる。
「まさか18禁のエロゲを楽しんでいるアンタが、タバコは法律違反だから吸うなって言うつもりはないでしょうね?」
「それは……」
 痛いところを突かれてこなたは押し黙る。

「と、に、か、く、アンタ達に迷惑かけている訳じゃないからほっといてよ」
「分かったよ。かがみ」
「こなちゃん!」
「今のかがみに何を言っても無駄だから」
 こなたは小さなため息をつくと、オロオロしているつかさを引きずって戻ることにした。
126たばことかがみん 3/4:2009/10/03(土) 10:43:41 ID:Z47b2N4X
「まったくもう。余計なことを」
 こなたとつかさの背中が消えてから、かがみはずるずるとコンクリートの床に座り込み、ほどよく引き締まった両脚を伸ばす。
 そして、短くなったタバコを思いっきり吸ってから、ゆっくりと煙を吐き出した。
「ふ――」
 ニコチンを身体に入れるといろんな嫌なことが、煙と共に外に出ていくようで気分が楽になる。
「あいつら、本当にお節介なのよね」
 愚痴りながら、つまめない程小さくなるまで吸いつくしてから吸い殻を地面に落とし火を揉み消す。
 次の一本を取り出す為にポケットを探っていると、男子生徒がひとり、屋上へとあがってきた。

「柊、一本いい? 」
 その生徒は柊の姿を認めてからすぐ傍まで近付き、拝むような仕草をして頼んでくる。
「いいわよ。白石君」
「サンキュ」
 タバコを貰ってから、白石は胸のポケットを探り百円ライターを取り出した。
「ぷはっ」
 肺の奥まで届くように深く吸いこんだのか、とても満足そうな声をあげてから横に座る。
「なんかあったのか?」
 白石の問いに、かがみは気だるそうな表情を浮かべて答えた。
「おせっかいな妹がタバコをやめろと言ってきただけよ」
「柊つかさ……か」
「ほんと、余計なお世話ってことが分からないのかしらね」
「まあな」
 器用にたばこの輪っかを幾つかつくりながら付け加える。
「あいつは絶対悪いことしなさそうだしな」

「そーゆーアンタはなんで吸っているの?」
 かがみは、白石の細い目を覗きこみながら尋ねる。
「ん、ま、息抜きだな。最近、疲れることばっかりだし」
 柵にもたれながらぼやいた。
「確か、小神あきらの付き人をやってたわね」
「典型的なわがままアイドルだからな。いろいろ振り回されるわけ」
「ふうん」
 白石はあっさりと言ったが、あのぶりっこアイドルの裏は相当どす黒そうである。
「それで金貰っているんだから、文句言ってもしょうがないんだけどな」
「意外と大人ね」
「そうか」
 かがみの言葉に苦笑してから白石は思い出したように言った。

「柊、お前、アイドル向きかもな」
127たばことかがみん 4/4:2009/10/03(土) 10:44:39 ID:Z47b2N4X
「へ!?」
 唐突に告げられて、かがみは変な声をあげてしまう。
「な、なんでそんな事思うのよ。そーゆーのってみゆきとかじゃない?」
「うーん。高良はあんまりアイドルって感じじゃねーんだよな。そりゃ美人だしスタイルは抜群だけどな」
 のんべりとした白石の表情が、急に業界人っぽく見えたのは錯覚なのだろうか。
「柊は、顔だちと体型はそこそこだけど、何より気が強いから」
「気が強い?」
「ああ、生き馬の目を抜く芸能界で、気弱な奴はまず生き残れない」
 白石は言い終わると、ポケットから一枚の名刺を取り出した。

「何?」
「ここうちの事務所だから、もし気が向いたら電話してくれ」
「はあ……」
 予想もしない展開に戸惑うかがみに構わず、白石は立ち上がった。
「じゃな。もうすぐ授業始まるぞ」
「ん、休む……」
 かがみの呟きには反応せず、あっさりと戻っていってしまった。

「まったく、何を考えているのやら」
 一人になってから苦笑を浮かべるが、名刺については、折らないように気をつけながらスカートのポケットに入れた。
 寝転んでから見上げると、澄みきった秋の青空がひろがっている。
 かがみはタバコをコンクリートに押しつぶしてから、ゆっくりと瞼を閉じた。

 屋上を吹き抜ける秋の柔らかい風が、夢の世界の住人となった少女のセーラーとスカートを小さく揺らしていた。

(おしまい)
12823-251 ◆5xcwYYpqtk :2009/10/03(土) 10:46:23 ID:Z47b2N4X
以上です。
かがみんのたばこ話をかくつもりが、(相変わらず)妙な方向にいってしまいました。
129名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 13:31:13 ID:AyZumE3O
>>128
さすが、現実を描かせたら右に出るものおらずですなあ。
実際、苦労人かがみはこうなる可能性十分にある。
しかし、度胸、という面でいうなら、法曹界も負けてはおらぬ。
でも、作中のかがみなら、20代の内にタチ弁になれそうw
130名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 14:10:17 ID:d4TD5K9m
 )  ) )        ___   /ヽ、
  (,,  ( (  ─==フ¨´      ̄|  ``'ー- 、
  )  ,  )    /,        / ,ィ'|  ヽ     ヽ、
  (,,  ( (   // /  /  /〃 | | |   ヽ    ヾYニヽ、
   )  , ) /,イ  /   / 〃/,  |│!、   ',.   ヽ |:.:.:ヘ:.:.\
  (  ( ( / /  ,'  / 孑|'"   l !| \ }    ∨:.:.:.:.:',:.:./
   ヽ ヽ )./  i  ,'' /  j   l ||  ヽ |`i    }:.:.:.:.:.:.∨  乙
    ) ,))|   /  |/{!7メミ、    | _ _土 l|  | |:.:.:.:.:.:.:.|
    (  ( | / |  lム {:::::::}     'fて::;;;}7}  ト、|:.:.:.:.:. 丿
     ) ,,) |/  | │il ヒ辷     {::::::::ソ |  | | ̄ ̄ |  
    ( ノ   / ):∩. '   ,    ` ー'′ | /)  ,'  |
     ≡≡メ- '' ),≡. 、   r‐┐   ''  |/ノ  /  |
       /,,, _''" l .l.   |>.、`___ ..   -‐'ア     /l   |
      l/ ,,_"つ l   |  |  / \/    / |   |
      l ''""' -,  .l   │ /-<   〃     /   |   |
      .l  ( ''"   l.   ,レ'|::::::∧ /    イ    |   |
      .l   ヽ  /   /  厂::| ∨    / │   │  |
       l    l    /  /:::::::| /    /   |    |  │
131名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 23:32:31 ID:h7fnQDHE
ぐっじょっ
特に格好いいわけでもないのに白石がいい味だしてますな
132名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 00:43:22 ID:HzM6V63l
>>131
>>130でかがみんがうまそーに吸ってるそのたばこのごとしだなw
133さすらいのらき☆すたファン:2009/10/04(日) 17:45:19 ID:NdLGeDUU
いつもお世話様になっております。
新作のSSを投下させていただきます。

タイトル:日替わり小ネタ集:らき☆すたde今日は何の日?9月編
カップリング:多数
属性:エロなし、台本形式注意、フェチ設定拝借

http://www.sonokawa28.net/lsssuploader/src/up0201.txt


>>128
相変わらず素晴らしいSS……
なんとなくタバコが一番似合うキャラですね、かがみんは。
134名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 02:39:47 ID:4PdxXJEo
もし準備している方がいらっしゃらなければ二・三分後に投下します。
135薫風:2009/10/06(火) 02:42:00 ID:4PdxXJEo
タイトル:近づき方は人それぞれ
カップリング:みなみ&こなた
属性:若干のパラレル
4レス使用予定
136薫風:2009/10/06(火) 02:42:44 ID:4PdxXJEo
 騒がしい。
 なぜ一人のときは人が恋しくなるのに、多すぎるとなぜ人は煩わしいのだろう?
「どうしたの?何かあった?」
「えっ?」
 不意をつかれて少し慌ててしまう。
「初デートはやっぱり緊張する?」
 少し意地悪そうな表情。
その表情を見ると煩わしさも少し和らぐ。
「はい…少しだけ、あまりこうゆうところには来たことがないので」
「まあ、アキバに初めて来た人はかなり戸惑うけどそのうち慣れるよ〜」
 そうしてこなたさんは笑ってくれた。
この笑顔を見ることができるだけでもこの人ごみにいる意味は十分すぎる。


しばらく街を詮索していた。こなたさんは色々と欲しいものがあったようで、手荷物もそれなりの量である。
 気付くともう12時を回っていた。私たちは昼食のためにお店に来ていた。
「今日は午前中に私の行きたいとこで、午後はみなみちゃんの行きたい所に行くことになっているけどみなみちゃんはどこに行きたいの?」
「銀座に…行こうと思ってます」
「銀座!?それはまたエライ対象年齢が高めなところを選んだね〜」
「……あの銀座のヤマハに行こうと思っていたので」
「えっ、みなみちゃんって何かやってるの?」
「少しだけ、ピアノを…趣味のうちですけど」
 そう言うとこなたさんは満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ今度さ、引いてほしい曲があったらみなみちゃんにリクエストしていい?」
「はい…私でよければ」
「ホントに?」
 そう言うとこなたさんは楽しそうに鼻歌を歌った。
「東方も捨てがたいけど、やっぱり最初は鳥の詩かな〜」
聞いたこともない曲名だけどこなたさんの趣味なのだろうから私はきっと耳にしたこともないのだろう。
いつかこうゆう話でも通じるようになりたいと私は思う。きっと私の人生の中で長い時間を共有するであろう人だから。今の私はそう願い続けるから。
「こなたさんも…」
だからこそ求めてしまうのだ。 
137薫風:2009/10/06(火) 02:45:02 ID:4PdxXJEo
「こなたさんも今度私の好きな曲を聴いてくださいね」
 そうしてまた表情が変わる…、私の大好きなあの表情に。
「そうだったね、近づき合いたいのはお互い様だもんね」
 そんなことを言われてしまうとあの時のことを思い出す。
初めてキスをした日のことを…
「……はい、」
 少し顔が熱くなるのを感じる。きっと今の私の顔は赤くなっていると思う。
「むふふ〜〜、みなみちゃんもだいぶ笑ってくれるようになったね、お姉さんはうれしいよ〜」
 顔の熱量が増すのを感じた。さすがにもう目で見てもわかるだろう。
「……こなたさんのおかげです」
私はこなたさんの瞳を見据える。私の心が伝わるように…
そして笑うのだ、この人の為に…
「……こなたさんのおかげでこんなにも笑えるんです」
 
そうして私はこなたさんと初めて会った時のことを思い出す。


 あれは今年の夏だった。私は進路に陵桜を選択していた。そのために担任から夏休み中に学校への移動方法を調べろとの指示があった、受験当日に迷うことのないようにとのことだった。
ただ受験の当日には家の車で送ってもらえば迷うこともないし、時間の節約にもなるだろう。そう考えると行く意味の薄いと感じてしまうことではある。
しかし、だからと言ってそれを行わないのはまるで大切なイベントを逃しているようで寂しい、結局私はその寂しさに耐えきれず陵桜まで行くことにした。

道をなぞるだけなら陵桜の生徒であるみゆきさんと一緒に行くよう頼もうと思ったのだがどうも都合が合わず一人で行くことになった。
場所を調べるために高校の資料を見るとかわいいデザインの制服を着た女の子が笑っている写真が載っていた。
私にはどうしてもその写真のように自分が笑うことが想像できなかった。学校で友人と呼べる様な人間が少なかった、というよりほとんどいなかった私にとって表情という感情を伝える道具の世話になることは皆無であり、笑顔の自分を想像するのも難しかった。

138薫風:2009/10/06(火) 02:46:20 ID:4PdxXJEo
一人きりのイベントのクライマックス(陵桜への到着)にさしかかろうとして私は、一人の少女と出会った。
それはびっくりするぐらいあっけない出会いだった。その少女は蒼い髪の長さを気にも留めないような歩みをしながらこちらを不思議に見据えていた。
その制服は資料で見たのと同じものであり一目で陵桜の生徒であることが分かった。しかしこの時期は夏休みであるはずであり、本来なら生徒はいないはずである(後から聞いた話では何かのクラブの手伝いだったとか)
少女と歩みは止まると同時に言葉がかけられる。
「どちらさまでしょうか?」
 訝しみの瞳がこちらをとらえる。私は状況を説明しようとし思い焦る。
「えっ…と、高校の見学で陵桜に来たんですが…」
目の前の少女の瞳の色が変わる。先ほどの訝しみはまるで見られない。
「見学? ってことは中学生?」
「はい、こんな時期に申し訳ないんですが…」
「ヘ〜そんな時期なんだね。一人?」
「一応…一人です」
少女の瞳に輝きが宿る。少し怖い気様な気がするほどに。
「そっか〜じゃあ、お姉さんがこの陵桜をご案内しましょう!」
「…そんな悪いです。こんなあったばかりなのに…」
「い〜のい〜の、どうせ暇だし」
「ん…でも」
「じゃあ出発しましょう!」
そういうとその少女は私に背を向け、校舎へ歩き出した。もう私が少女の瞳を見ることは出来なくなっていた。私はその蒼い髪に惹かれるようにその少女の背を追いかけた。
「ここが…でね」
「…学食は…がおいしくて」
「駅まではバスが…」
 正直なところ緊張してはいたが、最後には私個人、落ち着きを取り戻していたがしかし、ここまで長く陵桜にいると思っていなかった。もう外は夜の青と夕時の赤が混ざり始めていた。
「最後に…、ここが私のいるクラスだよ。」
夕日と影の為、少女の動きがまるで影絵のように見えた。その姿に私は言いようもない思いがあふれた。今まで私の感じてきた感情では説明できない感情が私を満たす。
「有り難うございます」
彼女に伝える。
また必ずこの教室に来ることをそしてこの感情を
「また、案内よろしくお願いします」
そう言って、彼女の顔を覗く、そこにはやわらかい笑顔があった。
「そういえば自己紹介がまだだったね。私の名前は……」
139薫風:2009/10/06(火) 02:47:02 ID:4PdxXJEo

「みなみちゃん?どうかした?」
こなたさんの瞳が不思議そうな色を纏ってこちらを見ている。
「いえ、ちょっと昔の事を思い出していて…」
「ふーん、あっ!そういえば話は変わるけど今度うちの従妹が陵桜に入学するんだよ。みなみちゃんと同じ学年だからもし同じクラスだったら仲良くしてね」
「…わかりました、楽しみにしてますね。」
あの教室から始まったものがまだここに存在する実感を感じながら私は幸せを夢想する。
140薫風:2009/10/06(火) 02:49:37 ID:4PdxXJEo
どうも、薫風です。
前回からエライ時間がかかってしまってすいません。
そしてまた誤字があったらすいません(涙)
いつものレギュラーメンバーはそろそろ登場の予定です。
141名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 21:57:51 ID:QuToucCc
>>140
みなみのわずかな台詞から、幸せそうな様子が伝わってきます。

他のメンバーも登場するとの事ですが、
二人にどのようにかかわっていくのか楽しみに待ってます。
142名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 22:43:30 ID:CoPJ+0i+
ていうか、何気にレアだよね。このカップル(≡ω≡.)
143今日は何の日シリーズ10月7日編:2009/10/06(火) 23:11:08 ID:lkZJX0or
みゆき「今日は盗難防止の日です。
日本損害保険協会が2003(平成15)年に制定しました。
「とう(10)なん(7)」の語呂合せ。
車上狙い、自転車盗難、住宅侵入盗難などの防止啓発が行われます」
こなた「ゆい姉さ〜ん」
ゆい「おや?こなたにゆたかーどしたの?」
ゆたか「私達の大切なものを盗んでいった人がいるの……」
こなた「ゆい姉さんの力で逮捕してほしいんだけど……」
ゆい「可愛い妹達を泣かせるとは……許せん!で?その人はどこに……」
がちゃっ
ゆい「へ?」
ゆたか「捕まえた……私達の心を盗んだ人……」
ゆい「ちょ!」
こなた「ゆい姉さん、私達がバースデーケーキになるからね☆」
ゆたか「残さず食べてね☆」
ゆい「姉妹丼……アッ――――――!!!」


>>140
おお……首を長くして待っておりました!
こな×みな……今までにないストーリーを期待してます!
144名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 21:14:34 ID:wGgqHiEc
>>140.143
お二方GJ!
145kt:2009/10/08(木) 20:39:29 ID:4xbJlVhF
どうも、figma夏服みゆきさんを買ってみなみちゃんのかわいさを再確認した
ktでございます
勿論figma夏服つかさを2体買ってひよりんとみなみちゃんに換装しました
…だって胸があるみなみちゃんなんてみなみちゃんじゃn(

『日下部みさおのはげしい1日』

・4レス
・壊れネタ/ネタ(特に特撮ネタ)多め
・エロ?
・こなた&かがみ&???×みさお
・グダグダ

それでは5分後に投下開始します
146日下部みさおのはげしい1日   1:2009/10/08(木) 20:44:59 ID:4xbJlVhF
カーテンの隙間から漏れるのは爽やかな朝の陽射し
ちゅんちゅんとかわいく言う……鳴く?、雀の声
心地よい布団の柔らかさ
―どれも今日1日の楽しいスタートを感じさせるモノだ

……モノ…だったんだけど…

日下部みさおのはげしい1日


「ヴぁぁあッッ!?!」
…夢?、どこもおかしくねーよなッ?
ぺちぺちと体を触る
「いてっ!」と言う声が聞こえたけど空耳だろう
「にしてもー…何つー夢…」
「どんな夢なの?」
「ディ○イド最終回残り4〜5分ぐらいに私が混ざったごっちゃ煮って言うか…
いや、あの終わりはいーんだけど…てかこれ書き始めたの終わってからすぐで…」
…てか…今の誰の声だってヴぁ?
がさ…かさ…
何、この音…布団盛り上がってるし…何か重いし…
おそるおそる布団をめくるとそこには―

私の下半身に跨がってうっとりとしているひぃらぎがいた
「………」
「あ、おはよう」
「お………はァッ?!」
「『おはぁっ!』ってまた斬新な返事ねぇ」
と言いながら私のズボンをずらすひぃらぎ
「…いやあんたが斬新―」
「もう!起き上がらないでよ!!、私がお口にキス出来ないじゃんッ!!、まだおっぱいも吸ってないのに!」
「ごめん、悪か……ってはァッ?!?」
そして横にはちびっ子が突っ立っていた
「『悪かってはぁっ』ってまた斬新な返事だ〜ねぇ」
「いや斬新なのはあんたらだってヴぁ?!、何しに来たんだよッ?」
「何って…」
「そりゃあ…」
147日下部みさおのはげしい1日   2:2009/10/08(木) 20:46:21 ID:4xbJlVhF
「「夜這いよ(だよ)」」
けろりとした顔で悪びれも無くさらっと発言する2人
「もう朝だってヴぁ!?」
「あー…じゃ、朝這いだ」
こなたはポン!と手を叩き答える
「なるほど!」
「んなの聞いたことねーよ!、てかどっから部屋に入ったんだってヴぁ!?」
「「そりゃあ玄関から!(に決まってんでしょ!)」」
サムズアップをする2人、そして何当たり前のこと奇異店の?、と言いたげな表情をしている
「……まさか鍵作ったとか言うんじゃ…」
「いやね…丁度峰岸さんが開けてくれてね」
「なんかあいつ私らが来た理由話したら、笑ってるような泣いてるような怒ってるような複雑な表情してたけど」
「あやの困らせんなよ!、てかもうあやの来てんのかよ!……ッはぁ〜〜」
「辛そうだねぇ」
お前らのせいだ、お前らの
「何?、コワレルセカイ★がいつの間にか戦闘パートが長くなって・オリキャラ達が予想以上に出ばって来たから
どうしようかって?、終わりはみなみちゃんとゆたかちゃんで閉めてってのと大まかな流れはとっくに出来てるのに…」
「メタ的な話は止めろと言っているサル!」

「…何?、2人とも私の事が好きなの?」
すっかり疲れ切った表情と声をしているみさお
「そうよ、私がこの世で一番日下部が好きなの!」
「はぁ?、みさきちは私がいっっちばん好きなんだよ!、その証拠にあだ名で呼んでるしね♪」
こなたは鼻高々だ
「くっ…」
「『くっ』―も何も私は全然んな趣味無いんだってヴぁっ!、つか私に構わず2人で盛ってりゃいいじゃん!!」

「私はこなたには性欲が沸かないの、キスはするけど」
「うん、かがみんは閲覧し終えたし興味も沸かないのだよ、でもみさきちを取り合うライバルでもある」
「新しいよね」
「何が『新しいよね』―だってヴぁ!、いい加…ひゃっ?!」
「ほい、ツッコミ合戦しゅーりょ〜」
「…私らも我慢出来ないし、、すぐヤっちゃうから♪…後でどっちがよかったか答えてね♪」
こなたはみさおの脇腹に軽ーく手を触れながら耳元で囁き、そしてみさおの服を脱がしに…というか破りにかかった
や、やばいんだってヴぁ?!、、は、早くどうにか……
「あ!……あのさぁ、私んな朝からムラムラするほどほどえちくないと思う訳なのよ、うん」
「じゃ服の上からでもいいわね」
「そだね」
おいィ?状況がかーなーり悪果したんだが??
「あんたらも少し自分らの発言に…んぷっ」
ちゅ…
ひぃらぎは私の言葉を聞かずに口を塞ぐ
両手は私のおっぱいの上だ
148日下部みさおのはげしい1日   3:2009/10/08(木) 20:49:05 ID:4xbJlVhF
もにゅ…むにゅ…
ひぃらぎが服の上からおっぱいを、そして服の上から乳首をころころと愛撫する
「ぷはぁ…どーお?、気持ちい〜い?」
「だ、だから…や、めぇ…」
「かわいいお口をまた塞いじゃうわね」
んちゅ…ちゅぱ…ずずっ…
そしてまた唇を…――?!?
びくん!びくんっ!
「ん?!、んんん〜〜ッ!?…はぁぁっ……舌…思いっきり…吸わないでよ…キツいじゃない…v」
かがみはうっとりとした表情で舌なめずりをした
しかしみさおにはかがみの言葉は届いてなく、みさおはただただ全身で息をしている
「あらぁ、あららぁ、あらあらあらあらぁ!!」
「……?」
何、ヨロコんでんだ…ひぃらぎ…

「勝っ…た?…勝った!私はこなたに勝」
「イヤ、チガーナ」
「なん…ですって…?」
「先にイカせたのはこの私!、泉こなたさ!」
こなたの手はみさおのおま○こに触れていた、そして周りには愛液が飛び散っていた
「KISS★SUMMERー!!!、オンドゥルルラギッタンディスカー!!」
「ウェー(0w0)ーイ!!!」「ファーイ!!!」
「rar.!!!」「ムッコロス!」
「ウソダドンドコドーン!」「ボドボドダー!!!」
「アンナルンゲナデャカール!!」「ヒドォオヂョグッテルトヴットバスゾ!」
「日本語で喋れよ…」
「キミハタダタダ!」「ヴィヴィンドゥルーガ!」
「( 0M0)ヤハリソウイウコトカ!」
「確かにその通りね」
「「ウェ?( 0w0)」」
「え?」
その人物は目にも止まらないスピードでかがみの背後を取り、かがみの首筋とお尻を優しく時に激しく愛撫する
「ひゃ、ウォワー?!?」
かがみはイった後、ふらふらと膝をつき、そして横にこてんと倒れた
「馬鹿な…あのかがみが…こうもあっけなく…」
どのかがみだってヴぁ
「貴様!何者だ!」
149日下部みさおのはげしい1日   4:2009/10/08(木) 20:50:41 ID:4xbJlVhF
「通りすがりの人妻…と言いたいところだけど…あなた達イカせ方がなってないわね
教えてあげるわ!本物のイカせかたってやつを!この峰岸あやのがな!」
バァーーンッ!!
もしくはドンッ!、という擬音が聞こえてきそうな登場の仕方をするあやの
「なんだって 通りすがりの人妻・峰岸あやのだって!?」
「いつから人妻なんだってヴぁっ?!」
「みさちゃん…」
あやのは私の肩に手を置いた、なんというかどことなく頬が色っぽい
「う…」
それだけなのに何で体がジンジンするんだってヴぁ…
「峰岸さん?、まだまだこれからだってのにどうして出てくるかなー?」
「遊びで抱いちゃいけない 本気で人を抱けないのなら君は悲し過ぎる」
いや、誰だってヴぁ
「は…ハードボイルド!」
何でだよ
「さぁ…みさちゃん、快楽に身を委ねるのよ」
「いや、だから…」

「シェイシェイハ!!シェイハッ!!シェシェイ!!ハァーッシェイ!!」
「り、理想のリズムだ…」
びくっ、びくんっ
え、なんで…体…熱く―
「ひゃ、いやあぁぁぁぁぁぁーーッ?!?」
「まいったか、みさちゃんめ!わたしが峰岸あやのよ」
「あやの、なんて強さだ!」
「泉ちゃん、あとはこのわたしにまかせなさい!」
…………あー…もう……どうにでもなれ……
じりりりりりりりりりり…!
目覚まし時計のベルが鳴った
無気力に時計の文字盤に視線を向けると時刻は朝7:30

………まだまだ私は自由にさせてもらえそうにない
150kt:2009/10/08(木) 20:52:09 ID:4xbJlVhF
ありがとうございました
せっかく作ったのだから置いて腐らせるよりかは…と思ったのですが、、
………そのままの方が良かったかもしれない

しかしfigmaみなみちゃんどうするか…タイツが足りないんだよなぁ…
151今日は何の日シリーズ10月8日編:2009/10/08(木) 23:50:47 ID:SSgrITYZ
こなた「これは……足袋ソックス!!このような素敵なアイテムが常備されていた事に気付かなかったなんて……」
かがみ「それはいいものなの?」
こなた「試してみるかい?ぼうず!
ここ、ここ……この割れ目が、割れ目がこすれて気持ちいいじょ……」
かがみ「私はちょっとだめかも……脱ぐね」
つかさ「割れ目が……」
こなた「こすれて……」
かがみ「ちょっと!その割れ目はだめ……アッ――――――!!!」
みゆき「今日は足袋の日です。
日本足袋工業懇談会が1988(昭和63)年に制定しました。
10月は七五三・正月・成人式と、これから着物を着る機会が多くなるシーズンであり、末広がりで縁起の良い八日を「足袋の日」としました」
152名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 20:23:26 ID:lU/pmg4j
>>150
どこから突っ込んでいいか解らないが笑った。
ここで「剣」ネタをみるとは思わなかった。

>>151
思い通りに反応するのが悔しいが、
かがみの言っている割れ目はどっちのことを言っているのか非常に気になる。

「とーぜん下半身のワレメだよ!」
「間際らしいことを言うのはヤメィ!」
153名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 21:48:08 ID:G3t+dKxN
かがみ「御無礼、割れ目ですね。16000は32000」
154名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 22:17:42 ID:Nl3Yq3Vp
割れ目みん
155名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:54:58 ID:4Drc80JI
単行本発売記念に、何か作るぞ!
と息巻いていたのに、結局仕事やら何やらで完成できなかったでござるの巻。
世の中うまくいかないものですなあ…
156名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 21:53:44 ID:yyLZSRGQ
委員長とみなみ母のフルネームが…ちょっと感動
157名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 23:07:55 ID:d89TgiMt
久々にみなみ&ゆたかで書いてたら、7巻のネタとものの見事に被ってしまった…

しかもそっちがよかったせいか、書く気が失せちまったぜorz
158名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 23:13:46 ID:QyfuPITX
フルネーム判明により過去に投下した作品を修正しなければ……
159名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 23:26:33 ID:EmC+AJ18
ふむう。雑誌読んでないから、いろいろと新鮮だな。
160小ネタ:2009/10/11(日) 04:28:27 ID:oZKj4yIS
1「何かさ、近所の高校でみさお祭りってのやってたんだけどさ」
「ふーん」
「んで、気付いたのよ、そいえば近所の山ってみさおやまって名前だったんだぜー!すげーよなー!」
「へー」
「こりゃーいよいよ私の時代が来た!ってしない?!」
「おーすごいすごい」
「…あやのー…私ひぃらぎに嫌われてんのかなぁ…?」
「まぁまぁ、みさちゃんいいこいいこしてあげるから、ね」


2「―岩崎さんのお母さんの名前が公表されたっスね…で、それで何か作ろうと思ってタイトル考えたんスよ」
「ほぉ!どんなどんな?」
「『ヒマを持て余した奥様のア・ソ・ビ』ってタイトルで、ゆかりさん×ほのかさんでやろうと思ってるっス」
「相変わらずセンスないタイトルだねぇ…出来上がったら見せてね、いつもみたいに評価してあげるから」
「でも肝心の中身が全然思い浮かばないんですよね……」
「――何故それを部長の私に言う?」
161名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 00:10:35 ID:Sr7AjLo2
泉こなたと若瀬いずみでWネタとかでないな
162名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 00:17:28 ID:irTo9j4B
いずみはかなり有望だね
みなみと一緒にいじられても可愛そう
163名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 01:16:41 ID:qA7Z62AU
7巻買った
もはや誰が主人公がわからなくなってきたな、いい意味で
いずみは好きだけど、もう少し様子見ないと動かせないなぁ


そして>>157と同じ様な有様に……ひかる&ふゆきが書けない……
164名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 02:00:53 ID:YoJgogKo
しょうじき

こうと
やまとは
このスレのさくひんに
もっとでても
いいとおもうんだ
165名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 04:05:45 ID:RICpxlBt
じゃあお前が書けカス
166名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 04:16:29 ID:28DQ8BwU
大災害モノ読みたくて探してるけどないなぁ
カテゴリー0のトリアージタグ受け取って絶望するかがみとか見てみたいが
167名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 08:47:49 ID:A/Zhu9Tu
7巻になって、1年生組が前面にでてきた。
こなたは泉家ネタで出ている分、つかさ、みゆきが割を食いまくっている感じか。
若瀬いずみは、もう少しキャラを掴んでからかな。

168名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 17:47:50 ID:IPzMbJwV
個人的には山さんが気になるんだぜ
169名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 18:30:51 ID:rY5B1POo
パティの投入が絶妙なタイミングだな
170名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 18:33:23 ID:A/Zhu9Tu
山さんは前髪をとったら美人ってパターンなのだろうか。
171名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 18:39:06 ID:1K3epbGn
自己申告では美人ではないらしいが
172名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 20:58:20 ID:MUvphduL
準備していらっしゃる方がおられなければ投下したいと思います。
173名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 21:01:45 ID:YoJgogKo
ドンと来い。
174さすらいのらき☆すたファン:2009/10/12(月) 21:05:11 ID:MUvphduL
タイトル:Witch of temptation
カップリング:みなみ×ゆたか、いずみ×ゆたか
属性:エロ有り
8レス使用予定
7巻のネタを多数含みます。
ネタバレが嫌な方はスルーしてください。

175Witch of temptation1/8:2009/10/12(月) 21:06:27 ID:MUvphduL
「こばちーちっちゃくてかぁーい〜」
「お人形さんみた〜い」
二年生に進級し、ゆたかが新しく同じクラスになった人たちと遊んでいる。
(あの人たちに悪気はないのは分かってる。でもゆたかは自分が小さい事を気にしているのだから……)
そう思い私は彼女達をやんわりと止めるために席を立った。ところが……
「これこれ、悪気はなくても“小さい”とかは言わん方がいいよ。気にしてそうだし」
「ふぇ〜い。委員長も気にしぃさんだなぁ」
今年から同じクラスになった人が、彼女達を止めてくれた。
……私よりも、先に……
たしか彼女の名前は、若瀬いずみさん。
長い髪と快活そうな表情が魅力的な女の子。
ゆたかの事をフォローしてくれたことは嬉しいし、理解者が増えることもいい事だと思う。
だけど、なんだろう……この重苦しい、嫌な感情は……
今までゆたかを守るのは私の役目だった。
なのに……今まで私のいた位置をあの人が奪っていく……
その事に対する不安なんだろうか……
嫉妬?
(なにをばかな!!)
そこまで考えて、私は心の中で大きくかぶりをふった。
私は何を考えているのだろうか。
ゆたかを理解し、助けてくれる人が増える。
大いに結構な事ではないか。
いいことはあっても悪い事など一つもない。………はず。
「あ、ありがとうございます、委員長さん」
「お節介だったらごめんねーいずみでいいよ」
「はい、いずみさん。私のことも、ゆたかって呼んでください」
「うん、ゆたかちゃん」
(!!)
(下の名前で呼んでる……私のときは最初、岩崎さんって呼んでたのに……)
あ、ダメだ。不安でどろどろした気持ちを抑えられない。
ゆたかが、私以外の人と仲良くするのが我慢できない?
ううん、自分以外の人にゆたかを守る役を譲ることが我慢できない!
ゆたかのためにならないのは分かっている。
ゆたかのためを思うのなら、私はいずみさんと一緒にゆたかを守っていくべきだと思う。
でも……私は……ゆたかを独り占めしたいっ!
ゆたかのナイトは私一人でいいっ!!



ずっと見ていた。話しかけることはできなくても……
初めて見たときから、なんか、いいなぁって思った。
何をそこまで気に入ったのかはわからない。
お人形さんのような外見?
健気な性格?
176Witch of temptation2/8:2009/10/12(月) 21:07:05 ID:MUvphduL
それとも可愛らしい声?
ううん、どれも違う。
いや、どれも正解か。
きっと私は、彼女を構成する全てに惹かれたんだと思う。
話しかけたいって思ってた。
仲良くしたいって思ってた。
だから二年生になって、クラスが同じになったとわかったとき、嬉しかった。
だけど彼女の隣には、いつも彼女を守っているナイトのような人がいた。
岩崎みなみさん……
別々のクラスになってくれればよかったのに……そうすれば私が彼女を守ってあげられたのに……
でもだからって、彼女の事をあきらめたくない。
少しでもそばにいたい!
だから声をかけた。
「これこれ、悪気はなくても“小さい”とかは言わん方がいいよ。気にしてそうだし」
……岩崎さんよりも先に。
「あ、ありがとうございます、委員長さん」
「お節介だったらごめんねーいずみでいいよ」
「はい、いずみさん。私のことも、ゆたかってよんでください」
「うん、ゆたかちゃん」
傍から見れば単なる微笑ましい会話にみえただろう。
だけど、私の心臓はうるさいくらいにバクバクし、声は緊張でいつ震えださないか不安でたまらなかった。
遠くから見ているだけだったまぶしい笑顔が、こんなにも近くにある。
遠くから聴いているだけだった可愛らしい声を、こんなにも近くで聴ける。
それだけで、私の心は満たされた。……ハズだった。
だけど人間の欲というものは限りがない。
手に入らないと諦めていたはずのものでも、手が届くとなると欲しくてたまらなくなる。
だけど、ゆたかさんには岩崎さんがいる。
彼女をどうにかしない限り、ゆたかちゃんを独り占めすることはできない。
ゆたかちゃんに、岩崎さんより私を選んでもらわないと、ゆたかちゃんは私のものにはならない!!



「えっと……二人とも、話ってなぁに?」
ある日の放課後、ゆたかはみなみといずみの二人に“大事な話がしたい”と言われ、人がほとんどこない空き教室へと呼び出された。
「ゆたかにね、訊きたいことがあるの」
やや緊張したような声で二人は言った。
「ゆたかちゃん。私と岩崎さん、どっちが好き?」
「ふぇっ?!」
思ってもいないことを尋ねられ、ゆたかの表情に戸惑いが浮かんだ。
「二人とも、急にどうしたの?なにかの冗談だよね?」
ゆたかは驚きながらも聞き返すが、二人の表情は真剣そのもので、ふざけた様子はカケラもない。
「ゆたか……私は、ゆたかのことが好きなの。初めて会ったときから、ゆたかをずっと守っていきたい。って、思ってたよ」
177Witch of temptation3/8:2009/10/12(月) 21:07:47 ID:MUvphduL
「私も、ゆたかちゃんが好き。クラスが違ったからゆたかちゃんは知らないと思うけど、本当はずっとゆたかちゃんを見ていたの。
同じクラスになれて、すごく嬉しいと思ってるよ」
二人の真剣な告白にゆたかは戸惑うばかりだった。
「言っておくけど、私も岩崎さんも友達としてじゃなくて、ゆたかちゃんに恋してるの」
最後の逃げ道が絶たれた。
「恋って……え?ええ?」
「ゆたか、落ち着いて」
「でも……恋って……」
「女の子同士で変だってことはよくわかっているわ。でも、私も岩崎さんも本気なの。そして、ゆたかちゃんに選んで欲しいの。
私か、岩崎さんか」
二人の告白が終わり、ゆたかは顔を真っ赤にして黙り込んでしまう。
やはり衝撃が強すぎたのだろうか……と、二人が心配しはじめたころ、ゆたかは口を開いた。
「あ、あのね……私はみなみちゃんもいずみさんも大好きなの。
でも私、恋ってまだよく分からなくて……だから、選ぶ事なんてできないの……ごめんなさい」
ゆたかは消え入りそうな声で二人に謝った。
「そ、そっか……」
「でもね!」
落胆しかけた二人に、大きめのゆたかの声が被さる。
「恋って、すごくどきどきするものだと思うの。
だからみなみちゃんかいずみさんか、どっちといるときのほうがどきどきするかわかればいいと思うの」
「じゃあ、どうやって調べるの?」
いずみの問いかけに対し、ゆたかは顔を赤らめ、小さな声で答えた。
「……ちなこと……」
「え?」
「えっちなことすれば、わかると思うの……」
「「っ!!!」」
みなみといずみの顔が真っ赤に染まる。
「ゆたか、えっちなことって……」
「二人に順番にえっちなことしてもらって、たくさんどきどきしたほうと恋人になる。っていうのはダメかな?」
ゆたかの甘い誘惑にみなみといずみはクラクラしてしまい、ダメなどと言えるはずがなかった。
二人は魔法にかかったように、コクンと頷いていた。



「ゆたか、大丈夫?辛かったら言ってね」
「うん…平気だよ、みなみちゃん」
服を脱ぎ、生まれたままの姿になったゆたかとみなみは、お互いを慈しむように抱き合った。
公平なじゃんけんの結果、先攻みなみ。後攻はいずみとなった。
「ゆたか、キス…するね」
机に座ったゆたかをそっと抱きながら、みなみはゆたかの唇に自分の唇を重ねた。
「ん……ちゅ……」
178Witch of temptation4/8:2009/10/12(月) 21:08:25 ID:MUvphduL
「ん………」
互いの吐息がふれあい、唇から体温が伝わり、みなみの鼓動はゆたかに聞こえるのではないかと思えるほど高鳴っていく。
「ちゅぷ…ん……」
「ふ……んんっ」
ゆたかの小さな舌にみなみの舌がふれた。
触れ合う瞬間を惜しむように優しく、ゆっくりと互いの舌が絡まっていく。
「んっ……ん……ふ……」
ゆたかの目が徐々にとろんとしてくる。
「ん……はぁ……みなみちゃん……」
「どう?ゆたか……」
「ん、なんだか、どきどきする……みなみちゃんの舌、あったかいよ」
「よかった。もっとどきどきさせてあげる」
言いながらみなみはゆたかを抱き寄せ背中に手を回した。
そしてゆたかの背中にやさしく指を這わせた。
「ふぁっ、んんっ」
「どう?気持ちいいでしょ」
みなみは強すぎず弱すぎず、絶妙の力加減でゆたかの背中を愛撫していく。
「はぁ……気持ちいい……どうして……?」
「背中ってね、結構敏感な性感帯なんだよ。ココも……」
「ふあっ!」
みなみは背中への愛撫を続けながら、ゆたかの首筋に舌を這わせた。
「ぁ……ぁ……ぁぁっ……」
「ぞくぞくって、するでしょ」
みなみの与える甘い愛撫のせいで、まだ胸やアソコといった敏感な部分は触られていないにも関わらず、ゆたかの身体はすっかり火照って
しまっていた。
もはやまったく力は入らず、みなみが支えていなければ机から落ちてしまうだろう。
「ゆたか、ここは…どう?」
「あっ、そこは……」
みなみの指がゆたかの女の子の部分を捉えた。
「すごい…こんなに……」
みなみがため息をつくほど、そこはぐっしょりと濡れていた。
「っ///」
ゆたかは顔を真っ赤にしていやいやをするように首を振っている。
「うれしいよ。ゆたか、感じてくれているんだね」
「んんっ……ん、あっ…あっ…」
みなみの指が割れ目にそってゆっくりと上下しはじめる。
そこから生み出される快感は、朦朧としていたゆたかの意識をさらに蝕み、快楽の沼へと引きずり込んでいく。
「あっ…あっ、だめ……くる……きちゃうよぉ……」
「大丈夫だよ…私に任せて」
みなみの言葉に従い、ゆたかは身体の全てをみなみに委ねてしまった。
愛液は次々と溢れ出し、絶頂は目の前だった。
179Witch of temptation5/8:2009/10/12(月) 21:09:00 ID:MUvphduL
「ふぁぁっ!もう……だめぇ!!」
ゆたかの嬌声が響き渡り、その身体がビクッっと震えた。
「あっ……あ……はぁ…はぁ…」
「ゆたか、イっちゃったんだね」
「はぁ……はぁ………ぅん、イっちゃった……」
「可愛かったよ」
言いながらみなみはゆたかの頬に頬ずりした。
「えへへ」
恥ずかしそうに微笑むゆたかの表情はみなみの胸を貫き、みなみの心をますます惹きつけるのだった。



「ちゅ……んむっ……んんっ」
「はむ……ちゅ、ちゅく……んっ」
いずみとゆたかのエッチは濃厚なキスからはじまった。
みなみのターンが終了し、ゆたかの体力が回復すると、いずみは待ちきれないといった様子でゆたかの唇にむしゃぶりついた。
「ちゅぷ、ちゅ……あむ……んんっ……」
「はぁ……ん……ぴちゃ……くちゅ……」
舌と舌が絡み合い、唾液が混ざり合う。
「んむっ……はぁっ……ちゅ……んっ、ぷはっ」
唇を離すと銀色の糸が二人をつないだ。
「はぁ…はぁ…」
「ゆたかちゃん、ごめんね……私、我慢できないの」
「いずみ…さん…」
「ずっと話しかけることもできなくて、遠くからみているだけで……寂しくて……切なくて……」
いずみは心に募った思いを涙声で告白していく。
「ゆたかちゃんのはだかを想像してなんども一人で慰めてたんだよ……ね、触って……」
いずみはゆたかの手をとって、自らの秘所へと導いた。
「わ……すごい……」
「濡れてるでしょ」
「うん…キスだけで、こんなに……」
「ゆたかちゃんのことが大好きだからだよ」
言いながらいずみはしゃがみこんで、ゆたかの秘所に顔を近づけた。
「これが、ゆたかちゃんの……」
「や、やだ……あんまりじっと見ないで……」
「ごめん、無理だよ……こんなにきれいなのに」
「やぁぁ……」
女の子の一番恥ずかしいところを見つめられ、ゆたかは羞恥に身を震わせた。
「ん……ちゅ」
「ふぁぅ!いずみさん、なにして……」
「ゆたかちゃんの女の子にキスをしたの」
「だ、だめっ!」
「どうして?」
180Witch of temptation6/8:2009/10/12(月) 21:09:31 ID:MUvphduL
「だって……きたないよ、そんなトコ……」
「きたなくなんてないよ。ゆたかちゃんの身体にきたないとこなんて一つもないよ」
「でも……んあっ」
いずみの手がゆたかの割れ目を開き、舌をナカへと差し込んでいく。
「ふぁっ……あっ……ああっ……」
「ん…れろ……ちゅ……ゆたかちゃんの味がする」
「やだやだ、言わないでぇ」
「でも、すっごく濡れてきたよ。気持ちいいのかな……」
「だめぇ……」
「ここは……どう?」
いずみの舌先がクリトリスを捉えた。
皮をめくり、敏感な肉芽を舐めあげていく。
「あっ、ああっ」
「やっぱり女の子はココがいいよね。それから、こっちも……」
いずみは指にたっぷりと愛液をまぶし、おしりの穴に指をあてがった。
「ひぅっ!そこは……っ……」
“そこはだめ”と言いかけたゆたかの声が不自然に途切れた。
思ってもみなかった快感がゆたかを襲ったためである。
「結構いいでしょ。ゆたかちゃんも気に入ったみたいね」
「やだ……だめ……動かさないで……」
「だめ。ゆたかちゃんに気持ちよくなってほしいんだもん」
おしりの穴にあてがわれた指がゆっくりと動き始める。
同時にクリトリスへの愛撫も再開され、ゆたかの性感は急激に高まっていった。
「あふっ……ああっ……あん……ふぁぁっ!」
「ちゅぷ、ぴちゅ……かわいい……ゆたかちゃん、大好きよ……大好き……」
いずみの大好きという言葉がゆたかの心をダイレクトで震わせ、よりいっそうの快感を与えていく。
「あっ……あっ……だめっ……私っ」
「イきそうなの?イっていいよ、いつでもね」
押し寄せてくる快感の前にゆたかの理性は吹き飛び、心と身体は絶頂へと上り詰めていく。
「はぁっ!ああっ!イク……イクイクイクっ!!あああっ!!!」
ブルブルとゆたかの身体が震え、アソコから大量の愛液が溢れた。
「っ!……はぁ……はぁ……」
「大好きよ……ゆたかちゃん……」
絶頂の余韻で赤く染まったゆたかの頬に、いずみはそっとキスをした。



そして再び、3人は教室に集まった。
「それじゃあ……私の答えを言うね。……私は」
「「待って!!!」」
ゆたかの口から審判が下されようとしたその瞬間、みなみといずみの両方の声がゆたかを遮った。
「だめ!言わないで!」
「みなみちゃん?いずみさん?」
「私、ずっとゆたかちゃんとこんなことしたいって思ってた。今日ゆたかちゃんを抱く事ができてすごく嬉しかった。でも……」
181Witch of temptation7/8:2009/10/12(月) 21:11:00 ID:MUvphduL
いずみは一端言葉を区切った。
「でもだめなの!私の身体も心もゆたかちゃんを求めてるの!
ゆたかちゃんの身体を知っちゃったらもう、ゆたかちゃんなしじゃ生きていけないの!!」
いずみは絶叫に近い声で自分の思いを叫んだ。
「ゆたか、私も同じ気持ちなの。少し前まで、ゆたかのこと独り占めしたいって思ってた。でも、ゆたかが若瀬さんを選んだらって思うと
、耐えられないよ……」
みなみの声は震えていた。瞳も潤み、涙をこらえているのが分かった。
「お願い、その先を言わないで……結果を知るのが、怖いよ……」
「ダメだよ」
ゆたかの口から放たれた冷たい言葉に、二人はハッとしてゆたかを見た。
「どんなに怖くても、一度始めた勝負ならキチンと結果は聞かなくちゃダメ。
そうじゃないと、何のためにシたのかわからなくなっちゃうよ」
「「…………」」
ゆたかの非情だが正しい言葉に、二人はなにも言い返すことができない。
「……わかった」
みなみは覚悟を決めた。
「いずみさんは?」
「うん、わかったよ……聞かせて、ゆたかちゃんはどっちを選んだの……?」
「うん……じゃあ言うよ。私の答えは……」
二人はごくりと生唾を飲み込んだ。
「“両方と付き合いたい”だよ。
みなみちゃんもいずみさんも、私のことすごく愛してくれてるってことが伝わってきて、すっごくどきどきした。
どちらかなんて、選べないくらい。
だから、二人ともわたしの王子様になってほしい。でも……」
「でも……なんなの?ゆたか」
「二人がよければ……だけどね」



数日後、ゆたか、みなみ、いずみは三人でお弁当を食べていた。
当然ゆたかを真ん中に、左右にみなみといずみが座るといった席順だ。
「はい、ゆたか。あーん」
みなみは一口サイズに切り分けた卵焼きを箸でつまみ、ゆたかの口へと運んでいく。
「あーん、ぱくっ」
「どう?ゆたか」
「うん、美味しいよ、みなみちゃん」
「次は私よ。ゆたかちゃん、あーん」
「あーん……」
「どうかな?そのから揚げ、自信作なんだけど……」
「うん、下味がしっかりついてて美味しいよ」
「ゆたか、次はなにがいい?」
あの日以来、ゆたか、みなみ、いずみは三人でお弁当を食べるのが当たり前のようになっていた。
182Witch of temptation8/8:2009/10/12(月) 21:11:37 ID:MUvphduL
三人で遊びに行ったり、ゆたかのお許しがでると三人でエッチをするようにもなった。
みなみといずみはゆたかを独り占めすることはできなくなったけど、今の状況に不満はもっていない。
なぜなら、二人は身体も心もゆたかの虜になってしまい、ゆたかなしでは生きていけなくなってしまった。
ゆたかのそばにいられるなら、たとえ他に相手がいてもかまわない。そう思えるようになっていた。
「みなみちゃん。いずみさん。二人ともだーいすきっ!」
ゆたかのためなら死ねるっ!!
ゆたかの笑顔のまぶしさに、二人は本気でそう思うのだった。
そんな二人を見守るゆたかの口元が微かに歪んだ事に、気付く者はいなかった。



「ゆたかは私の妹だもん!一緒に住んではいなくても、私がゆたかを守ってきたんだよ!」
「今・現在ゆーちゃんを守ってるのは私だもん!いとこだけど、私のほうがお姉さんにふさわしいよ!」
泉家では、こなたとゆいがゆたかの目の前で言い争いをしていた。
どちらがゆたかのお姉さんかということでもめているらしい。
「こなたなんて、ゆたかの好きなキャラのフェアのポイント、全然集められなかったくせに!」
「協力はしたもん!前もって知ってれば私だって!」
「ゆーちゃん」
「ゆたか」
「「どっちの妹になりたい?!」」
二人の姉に詰め寄られ、ゆたかは涙目になりながら答えた。
「わ、私にとってはどっちも大好きなお姉ちゃんだよ……どっちかなんて、決められないよぉ……でも……」
「でも?」
「でも……なんなの?ゆたか」
頬を赤らめ、上目遣いで、恥ずかしそうにゆたかは答えた。
「えっちなことすれば、わかると思うの……」
183さすらいのらき☆すたファン:2009/10/12(月) 21:14:50 ID:MUvphduL
以上です。
いずみを使うのは時期尚早の流れの中、空気読まずに書いてみました。
個人的にはいずみは非情にお気に入りのキャラですので、今後の活躍に期待したいと思います。
184名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 22:13:28 ID:A/Zhu9Tu
>>183
ぐっじょぶ。
いずみ初登場おめ。
凄くえっちなゆーちゃんだと思います。でも、最後にゆーちゃんの黒さが見えましたね。
185名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 23:46:35 ID:QyfHqr32
アンチさん頭の悪い工作乙です
痛いだけですよwww

かがつかスレ

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 19:00:11 ID:uqguHLoF
このスレが再度落ちるのも時間の問題だな
らきすた人気の原動力とも言えるこなかがに喧嘩を売ったのだから当然の報いか
186名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 23:48:49 ID:YoJgogKo
話題に乗り遅れないためにもとっとと7巻を買わねばなあ>いずみ
187名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 00:37:39 ID:NLiD7MnL
てか、こなたスレ落ちてるのに再建されないな。
自殺スレとマジで合併したの?スレタイ自殺スレのままで。
188名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 01:20:18 ID:Fd2bouqm
               .||\|| |.
          _,-,ニ二ニ.|\|`
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        /:/  ,・',,・',,・|\|.・', ,・',
          ヾ`、 ・', ,・',. |\| ,・',′
        >+:‐:,・',,・'⌒γ・~゙i,・',/
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     l: : : /: : : : : : : ,・',,・,\∵/ッ,・',′ :ヽ: :ヽ
     /: :/: :/: : : _,:_∠L、:::,・',,・',,・',::l l: : : : :ヽ: : ヽ
      l: /://: : : : :/::/':::::/: : : /::::-H、: : : : : lト、: ヽ
    l://://: : ::;ィ ⌒ヽ::ヽ:::::ヾ:::::::::l∧: : :l: : :l `ヾ、
    l/: :l l: : : { (●)::::∨二ヽィ ⌒ヽ: :ハ: : l
     l: : :l: l: :/.::ゝ____/::し⌒J::{ (●) : :l:N: :l
.    l: : : W/: : N  ー-ミ( 0,: 0)ゝ___ノ: lN V
.    l: : : : :ハ: : :  ー-ミ/,-'ニニヽム::メlハ: :ハl
    l: : : : : :、: : : 「フ`‐>ヾ二ン"´: :l l/
.   l: : : : :,レ、: : :ヾ、  /、`Y/:l:l: : l
    /: : :rニミミヽ: : ヾ、-─┤ `┤: : l
   /: : / ̄\ヾヽ: : :ヾ、   l  ll: : l
  /: : /    ヽヾヽ: : lヽ  l  /l: : l
  /: : /      l \ヾ、: l ヽ  l //l: :/
 /: : :l       l ハ ヾ、l、、l  l////l


うんこなたスレは漫画キャラスレを一言の断りもなく乗っ取りました
さすがオタクの象徴キャラだな
こういうマナーや礼儀知らずの馬鹿がらき豚の主人公キャラを支えているんだ

          _,-,ニ二ニ=、
        //          。
        /:/       ;:;:∵;:;:;:;:;: ゚
          ヾ`、       ,;:;:;:;:  ;:;:;:∴;:
        >+:‐: ´: ̄:  ̄:∵,.:.:∴:.: .:.:.:.:.: !i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i
      /: : : : /: : : : : : : *;:;:;:;:;:;:;:  ;:
       /: : : /: : : : : : : :/: :;;.:!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i
     l: : : /: : : : : : : : :/: /l: :;.:.:.:.:.:.:.:━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━┓
     /: :/: :/: : : _,:_∠L、:::/: :∴.:.:.:.: .:.:.:.:.:━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┓┏━┛
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    l://://: : : イミ土=、_/: : :/:;;.:.:.:.:.:  ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;();:;();:;:;:┃┃
    l/: :l l: : : イ:llo:::::::/:::/://:::∵ ,r,,、 ∵。:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:┃┃
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.    l: : : : :ハ: : : ト、   イ*つ;:;:;:;:;:;:∴:;:;:;:
    l: : : : : :、: : : 「フ`‐- ,、!i!i!i:T´: :l l/;:;:;:;:;:;:;:
.   l: : : : :,レ、: : :ヾ、  /、`Y/:l:l: : l
    /: : :rニミミヽ: : ヾ、-─┤ `┤: : l
   /: : / ̄\ヾヽ: : :ヾ、   l  ll: : l
  /: : /    ヽヾヽ: : lヽ  l  /l: : l
  /: : /      l \ヾ、: l ヽ  l //l: :/
 /: : :l       l ハ ヾ、l、、l  l////l
189名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 01:21:36 ID:Fd2bouqm
ほら、豚スレへ行ってこい

【らき☆すた】原作クールこなたに萌えるスレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1250880816/
190名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 20:43:08 ID:uzGuG97O
準備されている方がいなければ投下いたします。
19123-251 ◆5xcwYYpqtk :2009/10/13(火) 20:55:51 ID:IUIo6/ir
「こなたの懸念」

ゆたか×そうじろう

※原作7巻P72が元ネタ

注意事項
・エロあり
・シリアス(ややダーク)
・8レス程度使用
192こなたの懸念 1/8:2009/10/13(火) 20:56:32 ID:IUIo6/ir
「いってきまーす」
「ユタカ、オジサン、行ってくるネ」
 コミックマーケット開催日当日、私とそうじろうおじさんは、こなたお姉ちゃんとパティちゃんを見送った。
 ふたりともとても楽しそうだ。
「いっちゃいましたね……」
 私はおじさんの顔をみながら尋ねる。
「本当に、お姉ちゃん達と一緒にコミケに行かなくて良かったのですか?」
「ま、残念だけど、ゆーちゃんを置いてはいけないよ」
 おじさんは苦笑めいた表情を浮かべながら言ってくれる。温かい心遣いがとても嬉しい。
「おじさんって、とても優しいんですね」
「ん、あ、まあ」
 照れたようなおじさんはちょっと可愛らしい。

「おじさんにはいつも、感謝しているんです」
 私は、玄関から戻ろうとしたおじさんに近付き、ゆっくりと手を握る。
 大きくてごつごつとしていて、やっぱり男の人の手なんだなあと思う。
「ゆ、ゆーちゃん?」
 いきなり姪にてのひらを握られてたことに動揺して、おじさんは戸惑った声をあげる。
「おじさんには、ずっとお世話になりっぱなしで、いつか、お返しをしようとずっと思っていたんです」

 おじさんの家に下宿してから1年以上が経っている。おじさんは姪の私を、自分の娘のように優しくしてくれた。
 申し訳ないと思うと同時に、いつかお返しをしなくてはと常々思っていたから、一日中、ふたりきりになれる
今日は絶好の機会と言えた。
193こなたの懸念 2/8:2009/10/13(火) 20:57:04 ID:IUIo6/ir
 私はおじさんの大きな身体に、手を伸ばして抱きつく。
 しかし、身長差がすごくあって、作務衣の腰のあたりに手を回すことになってしまう。
「お返しなんて、俺はただ……」
「おじさんは、小さい女の子が好きですよね」
 おじさんはロリータコンプレックスと自称するように、小さい女の子が活躍するアニメが大好きだ。
「あう……」
 上目遣いで見つめると、おじさんの顔は真っ赤になっている。
「やっぱり、二次元の女の子じゃないと駄目ですか?」
 おじさんの目を見据えながら問いかける。
「いや……」
「三次元で、高校生の私では駄目ですか?」
「いや、そんなことない…… というか最高だけど、ゆーちゃん、なんてことを」
 姪に迫られて混乱しているおじさんの身体をぎゅっと抱きしめながら、私は囁くような声でお願いする。
「おじさん。少しかがんでいただけませんか」
 このままでは、つま先だちになっても唇には届かないから……

「いや、しかし、でも……」
 おじさんはちらりと後ろを振り返った。写真立ての中でかなたおばさんが幸せそうに微笑んでいるのが見える。
「かなたおばさんに操をたてる誠実なところは大好きです。でも、もうそろそろ良いのではないでしょうか?」
 おじさんがおばさんに先立たれてから18年が経過した。いくらなんでも許してくれると思う。
「でも、こなたが」
「こなたお姉ちゃんのことも気に掛けているのですか?」
「いや、まあ」
 おじさんは優柔不断だ。さっきから戸惑った声ばかりをあげている。
「こなたお姉ちゃんもたぶん許してくれると思いますよ。苦笑いをしながらですけど」
「そ、そうかな?」
 おじさんが、私の為にコミケ行きを断念したと告げた時、こなたお姉ちゃんは私とおじさんを交互にみながら、
どこか達観しているような表情を浮かべていた。
 勘が鋭くて想像力が豊かなお姉ちゃんは、たぶん、おじさんと私の組み合わせを想像することができると思う。

「ええ。そうですよ」
 私ははっきりと断定すると、ようやくおじさんの表情から固さが取れた。
「だったら、いいのかな」
 おじさんは自分自身を納得させるように言うと、ようやく腰をかがめてくれる。
 私は、おじさんの首の後ろにしがみつく様にして唇を近付け、あっさりと触れ合った。
194こなたの懸念 3/8:2009/10/13(火) 20:57:36 ID:IUIo6/ir
「ん…… 」
 男の人とキスをするなんて初めてだったから、流石に身体の震えが止まらない。
「んんっ」
 私の口からため息まじりの音が漏れた直後、おじさんの舌が口の中に入ってくる。
「ん、んくっ…… んんっ」
 いきなりのディープキスにうろたえて、私はくぐもった声をあげた。
「ん……くうっ、うくっ」
 しかし、おじさんは動揺する姪に構うことなく、歯の裏や頬の粘膜を舐めとっていく。
「ふあっ…… んふっ」
 私は何度もえづきながら喘ぎ声をあげる。よだれが溜まり、唇の端からもれてしまう。
「んはっ」
 おじさんは、散々口の中を蹂躙してからようやく唇を離した。そして、荒い呼吸を続ける私を抱きあげる。

「ゆーちゃん。俺、もう我慢できないけれど、本当にいいのか?」
 最後通告だ。引き返すのは今のうちだぞ、という鋭い視線が突き刺さる。
「大丈夫です。私も子供じゃありません。分かっていますから心配しないでください」
「そうか」
 おじさんは頷くと、小さな身体を抱きかかえて、私の部屋に連れて行った。
「もう遠慮しないからね」
 おじさんは迷いを断ち切るように言ってから私をベッドに降ろすと、すぐに上着を脱がしにかかる。
 瞬く間に白いブラまで取られると、冷たい空気がさしこんでくる。
「ゆーちゃんの乳首、可愛いね」
 おじさんは私の育っていない胸を凝視しながら言う。
「そ、そんなこと……」
 羞恥で顔を火照らせた姪を観察してから、おじさんは微かに笑いながら顔を近付け、乳首を口に含んだ。

「んひゃあ」
 痺れるような刺激が脳に伝わり、私は思わず裏返った声をあげてしまう。
 おじさんの舌端がとても敏感なところを突いてきて、堪らなくくすぐったい。
「お、おじさん、駄目、くす、ぐったいっ、あうっ」
 懸命に身体を捩りながら、何度も悲鳴をあげるけれど、とても強い力で抑えつけられて逃れられない。
「ん、んくっ、だめっ、だめですっ」
 散々、乳首やふくらみはじめた乳房をいじられたあと、おじさんの手がのびて、スカートを降ろしていく。
「や、み、見ないでください」
 太腿と白い飾り気の無いショーツが、おじさんの視線に晒される。

「ゆーちゃん。もう、ぐしょぐしょだね」
 下着が濡れいている事実を指摘されてしまい、ゆでたこのようになった顔を両手で隠しながら私は叫んだ。
「だめですっ、お願いだからみないでっ」
「ゆーちゃん。隠すところが違うよ」
「で、でも。恥ずかしくて」
 おじさんは笑いながら手を伸ばし、羞恥に震える姪の下着を触る。
「ひゃうっ」
 女の子の大事なところを下着越しに撫でられて、私は短い悲鳴をあげた。

「おじさん、いじらないでください」
「ゆーちゃんは嘘ばかりつくんだな。本当は気持良い癖に」
 おじさんは淡々とした口調で言うと、割れ目をほじくるように指先を動かしていく。
「んあ、だめ、だめええっ、んひゃう」
 痺れるような快感が脳にダイレクトに響く。
 私は淫らなよがり声をあげながら、太腿をぎゅっと閉じてひたすら責めに耐えようとするけど、身体の奥からは
熱く湿ったものが次々と零れ出して、下着どころかシーツまで濡らしてしまう。
195こなたの懸念 4/8:2009/10/13(火) 20:58:03 ID:IUIo6/ir
「ゆーちゃん。そろそろいいよね」
「えっ」
 おじさんは戸惑う私に構わず、両手で私の下着を掴むとゆっくりとおろしていく。
「ぬ、ぬがさないで……くださいっ」
 私の大切なところが、異性の目に晒される。
「ゆーちゃんは、まだ生えていないな」
「そ、そんなこと言わないでくださいっ」
 慌てて大事なところを隠そうと手を伸ばそうとしたけど、おじさんに両手を抑えつけられてしまう。

「いや、生えない方が好みなんだけどね」
 あぶないことをさらりと言ったおじさんのもう片方の手が伸びて、何も守るものが無くなった割れ目に指先が入ってくる。
「んひゃっ」
 下半身が焼けつくように熱くなり、私は甲高い声をあげた。
「ん、お、おじさん、だめ、だめです」
 涙目になりながら、幼い身体を左右によじる姪の姿に興奮したのか、おじさんが指を動かし始める。
「だめっ、んんっ、だめえっ」
 くちゃくちゃと、アソコからあふれ出た液体を掻きまわす、とてもいやらしい音が部屋中に響き渡る。
「ん、おじさん、わたし、わたしっ」
 私の声がだんだんと甘ったるくなってきた。
 とても恥ずかしいと思う一方、身体の奥で生まれた快感がどんどん大きく膨らんでいく。
「ん、んあっ…… はうっ、んあああっ」
 おじさんの指の動きは的確で、着実に快楽の頂きへと導いていく。
196こなたの懸念 5/8:2009/10/13(火) 20:58:28 ID:IUIo6/ir
「おじさんっ、もっと、もっと強く、んあっ、お願い、しますっ」
 私の願いを聞いてくれたのか、おじさんの指の動きが激しくなる。
「ゆーちゃんのおまめさん、大きくなっているよ」
 おじさんは愉しそうな口調で言ってから、私のクリを強く摘んだ。
「ひゃあああああああっ」
 強烈すぎる刺激に耐えられず、私は、髪を振り乱しながら泣き叫んだ。
 痺れるような強い刺激が全身を貫いて、背中がそりかえる。
「だめ、だめえっ、そこはだめえええっ」
 しかし、おじさんはよがり狂う姪の姿にすっかり興奮しており、摘んだクリをねじったり揉みしだいたりして、やりたい放題だ。
「ん、ふあ、あふう…… ひゃうっ」
 アソコを激しく擦りつける度に、愛液が溢れだすイヤらしい音と、私の喘ぎ声だけが絶え間なく響いている。
「もう、だめ、わたし、んあっ、わたしいっ」
 はしたなく涎を漏らしながら、シーツを強く噛んで必死に耐えるけれど、急速に快感がこみ上がってくる。
「だめ、だめええええええっ」
 ほとんど耐える暇もなく、私はひときわ大きな悲鳴を放つと、あっというまに絶頂を越えてしまった。

「はあっ、はあっ」
 絶頂の余韻にひたりながらベッドに仰向けに倒れている姪を眺めていたおじさんは、淡々とした口調で告げた。
「ゆーちゃん。痛いけれど我慢してね」
「えっ!?」
 予想しているはずなのに、無様にうろたえる私に構わず、おじさんはズボンと下着を脱いだ。
「うそ……」
 私は、おじさんのアレをまともに見て…… 絶句した。
 あんなに大きいものが、こんなに小さい私の中に入るのだろうか。
「いや、いやです」
 私の小さな身体は壊れてしまうのではないか。
「いくよ。ゆーちゃん」
 しかし、動揺する姪を無視したおじさんは、両足を掴んで大きくひろげてから、覆いかぶさってくる。
「痛っ」
 むにゅっとした感触の直後、激痛が走る。
 身体を二つに引き裂かれるような激しい痛みに、涙があふれ出る。
「あぎっ、おねがいっ、やめてっ」
 掠れた声で懸命に訴えかけるけれど、もちろん、おじさんは聞いてはくれない。
「んあああっ、んぐううううっ」
 おじさんのアレによって狭い膣がおもいっきり広げられる。息ができない程苦しくて何度もむせる。
 まだまだ途中までしか入っていないけれど、これ以上は無理、絶対に無理だ。
「だめっ、お願いっ、止まって。もう駄目なのっ」
「ゆーちゃん。力を抜いて」
 無駄とは思いつつも、身体の力を抜こうとおおきく深呼吸をする。
「だめ、もう、だめ、んああああっ」
 しばらく動きを止めていたおじさんは、再び力を込めて強引に押し込んでいく。
「やあああああ、だめええええっ」
 そして、私の絶叫を何度も聞いた後、ついに最後まで入れてしまった。
197こなたの懸念 6/8:2009/10/13(火) 20:58:58 ID:IUIo6/ir
「んはっ、はああっ、はああっ」
 脂汗を大量に流しながら、懸命に耐えている姪を見ながらおじさんは告げる。
「ゆーちゃん。動かすよ」
「は、はいっ」
 私の返事を確認すると、おじさんは腰を動かし始めた。
「いたっ、痛いいっ、お願い、やめっ」
 ずんっ、ずんっと重い音が鼓膜に響く。
 おじさんの体重が圧し掛かるたびに、身体を杭で打ちつけられているような鈍い痛みに苛まれる。
「はっ、はうっ、んあっ」
 おじさんの肩口越しに天井を見上げると、蛍光灯がゆらゆらと揺れている。いや違う。私の身体が揺れているのだ。

「んっ…… んぐっ……」
 おじさんの低い呻き声を耳にしながら、ひたすら出し入れを繰り返す。
 そして、挿入と排出が何百回も繰り返されると、ようやく少しずつ重い痛みは遠のいてくる。
「ん、んはっ、はうっ、おじさん、おじさん」
 時折、薄らぐ意識を無理やり引きもどしながら、私は金魚のように口を開けて喘ぎ続ける。

「はっ、はう、キモチ……イイ」
 自分の口から、気持ち良いという言葉が無意識にでてきてびっくりする。
 男のひととのセックスは初めてだったけれど、身体が信じられない程に、早く順応しているのだろうか。
「ゆーちゃんの中、締めつけられてすごくいいよ」
 おじさんのとても嬉しそうな声が鼓膜に届く。
「わ、私も気持ちいいです。もっと奥まで…… 奥まで、お願いします」
 私は、なんてことを言っているのだろう?
「ああっ、わかった」
 おじさんは頷くなり、いままでよりもより深く強く突き入れてくる。
「あっ、きゃう、んはっ、はううっ」
 ギシギシとベッドを揺らしながら私は嬌声をあげる。おじさんのアレが膣の奥に突きこまれる。もっと強く、もっと激しくして欲しい。
「はう、んああっ、わたし、いっちゃう、もう、いっちゃうよ」
 ギュッと力を入れて膣を閉めると、身体の奥から快感がどんどんこみあがってくる。
「ゆ、ゆーちゃん、俺も、もう」
 おじさんがうめくように言って、更に腰の動きを加速させる。
「だめ、もう、だめっ、わたし、いっちゃう、お願い、だめええええっ」
 私は甲高い声をあげながら、おじさんの背中にしがみつき、首を大きく振る。白いリボンの片方が外れてしまい髪が乱れる。
「俺、もう、出る……」
「いやっ、だめ、だめええええ」
 私が悲鳴をあげるのと同時に、熱いものが私の奥に叩きつけられる。
「あっ、だめ、やめっ」
 しかし、おじさんは私に密着して離れようとしない。
 おそらく脈打っているであろうアレから、何度も何度も熱い液体が注ぎ込まれるのを感じながら、私は絶頂の快感に打ち震える。
「はあっ、はあっ」
 全てを出し終わった後、おじさんは荒い息を吐き出してから、ようやく姪の身体から離れた。
198こなたの懸念 7/8:2009/10/13(火) 20:59:27 ID:IUIo6/ir
「お、おじさん」
 我に返った私は、おじさんの顔を見上げながら、振り絞るようにしてお願いする。
「机、机の一番上の引き出しをあけてくださいっ」
「引き出し?」
 怪訝そうな表情をみせたおじさんに説明をつけ加える。
「ピル、入っていますから」
「あっ、ああ」
 おじさんは我に返った表情になってから頷き、すぐにビンに入っている錠剤を持ってきてくれる。

「んんっ」
 ビンを開けて錠剤を口の中に放り込む。それから、枕の近くに置いてあるペッドボトルのふたを開けて、
薬ごと喉の奥へ流し込む。
「ゆーちゃん。それをどこで?」
 呆然とした顔つきでおじさんが尋ねた。
「ネットで買いました」
「そ、そうか」
 おじさんはそれ以上は何もいわなかったし、私もそれ以上は説明はしない。
 本当に効き目があるのかとか、購入手段が違法じゃないかとか、いろいろあるだろうけれど、話をしても何の意味もないことだから。

 その代わりというか、バツの悪さを埋め合わせるつもりで、私は告げた。
「おじさんのそれ。綺麗にしなくっちゃ……」
「ゆ、ゆーちゃん?」
 戸惑うおじさんに構わず、私は滑り込むように近付いて、くわえてしまう。
 先程の出し残りが残っており、苦みを帯びた味が口いっぱいにひろがる。
「ゆーちゃん、そんな知識をどこで?」
 姪の予想外の行動に、おじさんは目を白黒させるばかりだけれど、今はネットなら誰だろうがどんなイヤらしい知識でも入ってしまう。
 未成年に対するネット規制を真剣に検討する時期ではないだろうか、なんて考えも頭によぎるくらいだ。

「ふあっ…… んんっ」
 私は、口に含んだアレの先をゆっくりと舐めはじめる。
 いったんは鎮まったおじさんのモノが瞬く間に膨らんで、苦しくてむせそうになる。
「んっ…… んんっ」
 息苦しさに耐えながら、先端と竿の部分を同時に刺激していく。
「だめ、だめだ、ゆーちゃん」
 おじさんの顔が歪み、ちょっと情けない悲鳴があがる。
 強くしごき過ぎたのか、いともあっさりと液体が間欠泉のように噴き出してくる。
「あっ…… あふう」
 私は一生懸命飲み込もうと喉を鳴らしたけれど、つい先程出したばかりだというのに、とても量が多くて口からあふれだしてしまう。
「ごほっ、ごほっ」
 結局、飲みきれずに、激しくせき込みながら出してしまったが、後ろに回ったおじさんが背中を優しくさすってくれた。
199こなたの懸念 8/8:2009/10/13(火) 20:59:58 ID:IUIo6/ir
 コトが全て終わった後、シャワーを浴びた私はおじさんの隣に身体をよこたえた。
「なあ、ゆーちゃん」
「はい。おじさん」
 おじさんはとても気だるそうな表情を浮かべて呟いた。
「今日は、いろいろ法律に違反してしまったな」
「そうですね……」
「こなたに言ってもいいぞ」
 おじさんは何もかもを諦めたような口ぶりになっている。こなたお姉ちゃんに懺悔して許しを乞うつもりなのだろうか。
「別に話しませんよ」
「どうして?」
「だって、私が誘ったんですから」
「それはそうだが……」
 コミケに行きたかったおじさんを、寂しいからって無理やり引きとめたのも私で、エッチをしようって誘ったのも私だ。
 おじさんはとても優しいから、姪の我儘に応じてくれただけだ。
「ゆーちゃんは良い子だな」
「いいえ。とても悪い子ですよ」
 私は首を左右に振った。
 今日の出来事を、一日限りの悪い夢として忘れることなんて、私も、おそらくおじさんも決してできない。
 えっちがこんなに気持ちが良いことなんて知らなかったし、両親はもとより、こなたお姉ちゃんや、ゆいお姉ちゃんや、
かなたおばさんを裏切る行為に、この上もない背徳的な悦びを感じていたから、やめられる訳がない。
 そして、ずるずると爛れた関係を続けていけば、必ずばれるに決まっている。

「そうか…… 」
 おじさんは曖昧な表情で頷きながら、私の頭を軽く撫でる。それから、
「すまんが、俺、寝るわ」
と、小さく呟いてから瞼を閉じた。
「おやすみなさい。おじさん」
 私はおじさんに軽いキスをしてから、寄り添うようにして、静かに眠りにおちていった。 

(おしまい)
20023-251 ◆5xcwYYpqtk :2009/10/13(火) 21:05:05 ID:IUIo6/ir
以上です。
7巻では、ひよりとみなみとゆたかの持久走話が一番良かったです。
こちらがこっぱずかしくなる位に、純粋な友情が綺麗でした。
しかし、SSはこういう話になってしまいますね……
201名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:09:11 ID:tSbRkY7u
GJ!
誰かと思ったらやっぱりあなただったか!
どうしてこうもniceboatな作風が無理なくかけるんだっ!
しっかりエロエロだしっ!ゆーちゃん相変わらず紅い悪m(ry

次回、「忍び寄る彼方よりの足音」カナーシーミノー
おたのしみにっ!!!




いや、冗談ですから。
202名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:28:48 ID:X9BTiztT
>>183 >>200
お二人ともGJ!

>>183
ひよりの妄想が形になったかのような展開と、
二人がゆたかの手の上で踊らされていたというどんでん返しに脱帽。

>>200
破滅への道を自らえらんだかのような、ゆたかの行動が切ないです。
203名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 00:11:53 ID:/3akJz1y
ゆたか、みなみ、ひより、パティ、いずみ
五人そろったので戦隊ごっこができますね
204名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 00:53:43 ID:S5LKNRPh
赤、緑、黒、黄色、保護色、ってところか
バランス悪いな
205名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 01:14:18 ID:00xpqN3x
こなた「やっぱり赤3人に黄2人だよね」
かがみ「…つっこまない…つっこまないわよ…」
206ペテ・クルルーソウ:2009/10/14(水) 01:58:02 ID:61IC6xC8
 流れを断ち切ってしまい、大変申し訳御座いません
 皆様お久しぶりで御座います
 差し支え無ければ、5分後に投稿致します


 題名:かがみのメール騒動
 カップリング:かがみ&こなた、他多数
 非エロ・ネタ系(キャラ崩壊有り)
 使用レス:4〜5使用予定
※興味は無い方は、スルーをお願いします
207:2009/10/14(水) 02:03:59 ID:61IC6xC8

=========
 To:泉こなた
 件名:愛しのこなたんへ
 本文
こなたんカワユス,こなたんめがっさカワユス,こなたん大好き,こなたん愛してる,こなたん最高,こなたんlove,
世界最萌こなたん,アホ毛がキュートよこなたん,世界にひとつだけのこなたん,誰が何と言ってもこなたん,世界が滅んでもこなたん,世界の全てが敵にまわっても私だけが味方よこなたん,NO Konatan NO life
三度の飯よりこなたん,なんてったって★こなたん,凄いよこなたん,猫口こなたん,ぷにぷにもち肌こなたん,舐めたいよこなたん,食べたいよこなたん,ロリロリこなたん,こなたんが可愛すぎて私は困ったん
私だけを愛してこなたん,私だけを見てこなたん,もっと私を弄ってよこなたん,弄り倒してよこなたん,イジリーこなたん

私は世界で一番こなたを愛してる
私は世界で一番こなたを愛し続ける

世界で一番こなたが好きだ
世界で一番こなたが大好きだ

だから、私と…………


付き合って欲しい!!

=========
「なんて……、こんなメールを送られたら、いくらこなたでも流石に引くよなぁー」

 私の名前は柊かがみ。私立陵桜学園3年C組の女子高生
 『こなた』とは『泉こなた』の事で、学園は同じだけどクラスは別で私の一番の親友だ

 そして私が最も一番愛しい人

 けど、こなたは、男性ではなく、女性
 そう、私は同性の人を愛してしまったのだ


 【かがみのmail騒動】


「………………ふぅ、やっぱ止めよ。こんなメールは……削除しよう……」
 打ったメールを削除しようと操作したが……

 →送信〈ピッ

「やべっ、間違って送信押しちゃった、中止中止!」

 『送信しました』

「へっ……」

 『送信しました』

「ちょっ…………」

 『 送 信 し ま す た 』

「あっああ……」


「あぁぁぁあぁぁぁあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあああぁぁぁあ!!!!」

208:2009/10/14(水) 02:07:47 ID:61IC6xC8
 私の叫び声が部屋中に木霊した

「やってしまった……やってしまった……、どどどっどうしょう…………」
 もう私は完全にパニクってしまい、冷静が全て消失して、頭で何度も考えても混乱してる所為で、良い打開策が見付からない

 と、そこに
 トントン、ガチャッ
「お姉ちゃんどうしたの?そんなに大きな声あげt
「煩い邪魔すんな消えろぉぉぉぉぉお!!」
バルサァー!!」

 つかさが顔を出した瞬間に、殴り飛ばした
 勝手に入ろうとするなっ、気が散る!
 ああ、こなたからの返信が恐い……。引いているだろうか……或いは、なんかの冗談と思い、笑い飛ばしているだろうか……
 多分、前者の方が確率大だと思うが……
 そう言えば、過去にも携帯の操作ミスを犯し、大変な目に遭遇した事がある


 それは、数日前の事
 居間で携帯をいじっていると

 チロリーン
「げっ、変な迷惑メールが送られてきた。削除削除っと」
 迷惑メールを受信してしまったので、『削除』にカーソルを合わせて選んだ筈だが……

  削除
 →全削除〈ピッ

「やべっ、しまったっ、中止中止!」

 『削除しました』
「へっ……」

 『削除しました』
「ちょっ…………」
 『 削 除 し ま す た 』

「あっああ……」


「あぁぁぁあぁぁぁあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあああぁぁぁあ!!!!」


 そう、操作を誤った所為で、友達全員から送られたメール全てを削除してしまったのだ
 然も、保護しておいたこなたからのラブメール(妄想 も全部消滅。保護したのにも関わらず消滅
 嫁のこなた(妄想 が、あまりにも私の事を好き過ぎて(妄想 私の為だけに(妄想 贈り出したラブメール(妄想 を、全て消してしまった私(妄想癖 は……


 死 ん だ

 いや、実際には死んでいないが、狂乱し、何もかも絶望し、自殺を図ろうとした
 そして自暴自棄になって居たとき、私以外の家族全員が騒ぎに気付き、一斉に止めてきた

「お姉ちゃんが、タミ★ルを大量摂取したかの様に暴れてるよー!!」
「いや、何かに取り憑かれているかもしれん!直ぐに御祓いせねば!!」
「かがみ、落ち着いt、フゴッ」
「ちょっ、おまっ、暴れんなってwwwww、グエッ」
209:2009/10/14(水) 02:10:56 ID:61IC6xC8
「いのりお姉ちゃんとまつりお姉ちゃんがぶっ飛ばされた!誰か、お姉ちゃんを止めt、バルサァー!」
「ちょっ、かがみっ、落ち着きなさi、ブルコギ!」
「きゃっ、だだおさん大丈b、アシモ!」
「私を止めんなー、死なせてくれ死なせてくれぇぇぇえ!」

 暫く暴れ回った後、なんとか落ち着きを取り戻し気を静める事が出来たが、若干放心状態で居た

「折角、友達から送られたメールを残してたのに……こなたからのメールを全部保護してたのに……こなたからのメールを全部保護してたのに……こなたからのメールを全部保護してたのに!!」
「(なんで3回言うねん……)だったらこなちゃんやみんなに事情を話して、メールを送って貰えば良いじゃん」
「はっ、成る程そう言う手が有ったか!さてはお前、ネ甲だな!!」
「(今更気付くのかよ、どんだけテンパってんねん……)確かに全部削除してしまったメールは二度と戻せないけど、私達がもっとメールを送ってやるから。
それでまた貯めりゃあ良いと思うよ」
「誰にでも優しいこなたの事だわ!ちゃんと事情を話したら絶対許してくれるはず!快くOKしてくれるはず!
って言うか、私にだけ優しくしてぇぇぇぇぇ!!」
「(話し聞いてんのか?こいつ……)そうそう、こなちゃんと み ん な も 優しいから。
だから、みんなから送って貰って沢山貯めようね!」
「そうね……確かにそうね!
まぁ、ぶっちゃけ、こなた以外のメールは要らないしね!!」
「(お前最低だ……)お前最低だ……」

 そして、早速こなたに電話をかけた
 
 トゥルルルルルッ、ガチャ
『はい、こなただよー。どったの、かがみーん』
「ぶえぇぇぇぇぇんごな゛だあばばばばばばばば!」
『Σ(=д=.;)ちょっ、本当にどったのかがみん!?とりあえずモチツケ!!』
「ぐすっ、うん、実はね……」

 かくかくしかじか

『な〜んだ、そう言う事だったのか、うん、わかった。
じゃあ、メール送るね』
「えっ、良いの、許してくれるの?」
『許すもなにも、別に怒ってないし、間違いは誰にだって有るしね。
後、何よりもかがみんからのお願いだしねー』
「こなた……ありがとう……」
210:2009/10/14(水) 02:16:58 ID:61IC6xC8
『(=ω=.)あいあい、こんなのお安い御用だからさ。じゃっ早速贈るからねー』
「本当にありがとう……こなた……」
『じゃ、待っててね』
 ガチャ、ツーツー
「ああ、本当にこなた最高!流石は私の嫁だわ惚れ直したわ!!」
「良かったね、お姉ちゃん。じゃあ、もう部屋に戻るね」
「もう最高!最高過ぎる!もう襲いたい食べちゃいたい!!」
「ははは(もうこいつ、本当に死んでくれないかな……)」
 数分後
 ピロピロリーン←メール受信音
「ウハッ、キマシタワー!!」
 受信したメールを早速確認したのだが……
 つかさからのだった
「………………」
 読まずに消した
 つかさ涙目(知らないが
 ピロピロリーン
「おっ、今度こそこなかからね」

 To:かがみ
 件名:かがみんへ
 本文
 かがみーん、送ったよー
 まったく、かがみはそそっかしいね
 次は気を付けて、大事に取っといてよー
 また、困った事が有ったら、何でも言ってね
 私はいつでもかがみの味方だからね
 じゃあ(=ω=.)ノシ

「もう……こなたったら」

 といった失敗だったが、何とか事なきを得た
 それ以降、より一層こなたからのメールが楽しみになったが、今回のメールは正直恐い
 一体、どのいった内容で返信して来るのだろう
 かなりの不安がよぎる
 そして……
 ピロピロリーン
「うわぁぁぁ、返信来たぁぁぁ!ぎゃぁぁぁぁぁぁー!!」
 ガラガラ
「もう、煩いよ!また、どうしたの!?お姉ちゃn
 ヒュッ
 ドゴーン
 気付いたら、部屋の前の壁に、人型の穴が開いてた
 条件反射で殴ったのだろうが、そんなの関係無い
 私は、こなたに引かれる嫌われる恐怖を感じながら、恐る恐るメールを確認した
 Frm:かがみ
 Sb :Re>
 これは、どういう意味かな?かがみんや
 良かった、普通のメールだ。でも、何て返そう……

 これは、どう返した方が良いのだろうか?
「………………」
 よし、言おう、正直に話そう。今まで隠してたこなたへの秘めた思いを、全て打ち明けよう、全て告白しよう。メールではなく、電話で、自らの声で
211:2009/10/14(水) 02:22:10 ID:61IC6xC8

 恐らく、気持ち悪がられると思う、嫌われると思う……けど、もう、送ってしまった以上は隠し通せれないだろう……
 もう、後戻り出来ない
 引き返す事も出来ない
 
 だったら……

 当たって砕けてやる!!

 ピッ
 トゥルルルルルッ、ガチャ
「もしもし、こなたぁ?」
『あっ、かがみ?』
「あっあのさ、さっきのメールだけどさ……」
『あっああ、あのメールね……あれは、どういう事なのかな?』
 やはり、聞いてきた
 なのなら、正直に話すまで!
「あれはね、……全て、そのまんま私の本心よ……」
『え……』
「あのメールはね、私の本心で、願望で、告白のメールなの……」
『かがみ……』
「私ね、こなたの事が……好き……なの……」
『…………』

 間が、開いた
 沈黙が訪れた
 私は口を開き、言葉を紡ぎ出す

「ねぇ、こなた聞いて……、私はずっと貴女の事が好きだった。
勿論、今も好き……私達は女同士だし、おかしいと思うけど……それでも!ずっと!こなたの事を愛してるの!!」
『………………』
 言った……遂に……言ってしまった……
 受話器越しからは、こなたの息遣いだけが聞こえる
 私の思いが、こなたに届いただろうか……
 今まで味わった事の無い緊張と、振られるかもしれない、軽蔑されるかもしれないと云う恐怖で、受話器を持つ手が震えている。手の平が段々汗ばんでゆく

 そして、沈黙は、こなたの声によって破れる
『私で良いの?』
「えっ?」
『本当に私で良いの?かがみ……』
「えっ、まさか……」
『実はね、私も好きなんだよ、かがみん』
「〜〜〜〜〜〜!!」
 まさか、こなたも私の事、好きだなんて…………両思いだったなんて…………


『かっかがみ、どうしたの?』
 はっ!嬉しさの余りに一瞬死んでた!危うく召される所だった!!
「こなたこそ良いの!?私で本当に良いの!?」
『良いのって、かがみから告白してきたでしょ』
「そうだけど……だって、さっきのメールで引かなかった?変だと思わなかった?」
『んまぁ、最初はびっくりしたけどね。……けど、私の事をあんなに想って居てくれてたから、逆に嬉しさの方が強かったかな』
「そうなの……」
 嬉しい……まさかあのメールで、こなたと結ばれるなんて…………送って良かった!
212:2009/10/14(水) 02:23:12 ID:61IC6xC8

 そうだ、この流れを利用して……
「ねぇこなた、明日……暇?予定とか有る?」
 明日は休みだ、どうせならこなたと出掛けよう
『うん、明日はなんも予定入ってないよ。バイトも休みだし』
「だったらさ、何処か出掛けよう。……勿論、2人で……」
『うん、良いよー、一緒に出掛けよー』
「(やった!)じゃあ、〇〇時で〇〇で待ち合わせという事で良いかな?」
『良いよー、私はかがみとなら何処へでもおKだよー』
「(嬉しい事を言ってくれる!)ありがとう、じゃあ、また明日ね!」
『うん、また明日ねー、かがみんとの初デートしっかり楽しもうね』
「(!!)WAWAWAわかったわ、お互い遅刻しない様に気を付けようね」
『そだねー、じゃあまたn、あっそうだ!かがみん!』
「どっどうしたの!?こなた」
『……愛してるよ』
「……私もよ、こなた……愛してる」
『くふふ、ありがとね。では、また明日』
「また明日ね……」

 ガチャ、ツーツー


 ……………………

 やっやや…………
「やったぁぁぁぁぁぁあ!!」

 こなたが私の告白を受けてくれた!『好き』と言ってくれた!明日デートが出来る様になった!!
 どうしょう、嬉しすぎて、幸せ過ぎて、私、私…………



 ピーーー


 はっ、また死んでた!今死んだら折角こなたと付き合う事になったのに、全て台無しになってしまう!…………でも……
「本当に死ぬほどの幸せだなー」
 よし、時間はまだ有るんだし、明日の用意しよう!

 トントン、ガチャ

「お姉ちゃん良かったね、こなちゃんと付き合う事が出来て!」
「ありがとうつかさ!私、本当に嬉しい!嬉さの余りに失禁しちゃいそう!!」
「漏れろ!私は2人の事、応援するからね!」
「ありがとうつかさ!私、頑張る!頑張ってこなたと結婚する!!」
「気が早過ぎるよ阿呆!明日のデートは楽しんで来てね!」
「ありがとうつかさ!明日は目一杯楽しむぞー!
…………そして最後は、こなたと…………ぐへっへへへジュルリー」
「この変態!氏ね!お姉ちゃん達がいつまでも幸せで居れる様、お願いするよ!」
「ありがとうつかさ!
私ね、余韻に浸りながら明日の準備したいし、少し……目障りだから…… 消 え て 」
213ラスト:2009/10/14(水) 02:24:04 ID:61IC6xC8



 ギャー


 そしてまた、壁に同じ様な穴が開いた

 数分後
「よし、これで良いわね!もう本当に明日が楽しみ!!」

 ウルトラソォゥォル!←メール着信音

「あっ、メールが来た……こなたからだ!」



=========
 To:かがみん
 件名:愛しのかがみんへ
 本文
かがみんカワユス,かがみんめがっさカワユス,かがみん大好き,かがみん愛してる,かがみん最高,かがみんlove,
世界最萌かがみん,ツインテキュートよかがみん,世界にひとつだけのかがみん,誰が何と言ってもかがみん,世界が滅んでもかがみん,世界の全てが敵にまわっても私だけが味方よかがみん,NO kagamin NO life
三度の飯よりかがみん,なんてったって★かがみん,凄いよかがみん,ツンデレかがみん,ツヤツヤ肌かがみん,舐めたいよかがみん,食べたいよかがみん,,萌え萌えかがみん,かがみんは萌えの鑑
私だけを愛してかがみん,私だけを見てかがみん,もっと私を弄ってよかがみん,弄り倒してよかがみん,イジリーかがみん

私は世界で一番かがみを愛してる
私は世界で一番かがみを愛し続ける

世界で一番がかがみ好きだ
世界で一番がかがみ大好きだ

だから、私と…………



いつまでも一緒に居て欲しい!!

=========


「もう、こなたったら」

 そして私は、沢山の愛情を込めメールを返した



 end

214ペテ・クルルーソウ:2009/10/14(水) 02:28:48 ID:61IC6xC8
 投稿を完了致しました
 有難う御座います
 携帯からの投稿で、まだ、至らない箇所が有ると思いますが、感想又は批評有りましたら、よろしくお願い致します

本当に有難う御座いました


追記
改行が多すぎた所為で何度もエラーが発生し、大分投稿時間がかなり掛かってしまいました
後、使用予定レスを大幅に超えてしまいました
誠に申し訳御座いません
次こそは気を付けながら、投稿致します
すみませんでした
215ペテ・クルルーソウ:2009/10/14(水) 02:32:28 ID:61IC6xC8
あー!題名間違えたー!!
もう、駄目だ……orz
誤:かがみのメール騒動
正:かがみのmail騒動

本当に申し訳御座いません
216名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 15:46:50 ID:tGbk/SFk
こなかが保管庫の作品に次々コメント付けてる「白夜」って奴の池沼ぶりうぜえな
ROMのくせにコテハンの奴は無能で自己顕示欲だけは強い低能というのは定説
リアルで出会ったら死ねと思うイタイ奴ww
217名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 16:20:56 ID:kEK7CIuK
ごちゃごちゃうるせえ
218名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 20:18:20 ID:55lzRH2h
>>217
それを言うなら
「とっとと失せろ、ベイビー」だろ
219名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 01:06:24 ID:JAzHmytr
>>185、200、215
まとめてグッジョブ!
いや、まとめてさーせん…蹴らないで…
最近活気が無くなってきた所に3つも来ておにーさんうれしい!

しかし七巻でひかふゆが発展?してるのに誰も書く人が居ないんだよなぁ。
こうなったら俺ry
誰かななこさんもの書いてくれないもんか(言ってる事違うw)
220名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 01:38:40 ID:siyUakSq
>>219
期待しています
期 待 し て い ま す

>>215
2人(+1)をこうまで徹底的に言語的無自重にしたのには敬礼を捧げたい。GJ。
221名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 02:03:03 ID:FB9npIbL
新刊からのネタによる投下のお三方、まとめてしまって申し訳ないですがGJ!

そこで質問なんですが、あきら様って中谷の事なんて呼んでるか判明してる?
判明してたらなんて呼んでるか教えて欲しいんだけど。
222隙を見て的確にこなかがしたい俺 ◆ICiS/1x8SE :2009/10/15(木) 02:46:40 ID:Bks+0Atw
被る人居なければ02:55ぐらいに投下します

『m○xiのバトンめんどいから単行本7巻も出たしこなたに消化してもらう事にした』


・言うまでもなくこなかが
・一応SNSネタ
・エロはありません
・改行多くて2レスかかるかもです
223隙を見て的確にこなかがしたい俺 ◆ICiS/1x8SE :2009/10/15(木) 02:56:45 ID:Bks+0Atw
単行本7巻発売記念にこなたにバトンを消化してもらう事にしました

いつも一緒で離れられないあの子についていくつか質問を用意したので答えてもらいましょう

Q.その子とはいつ出会いましたか?

A.高校入ってすぐだったかな
その子の双子の妹が同じクラスで仲良くなったから
もちろん、妹の子も今でも仲良くさせてもらってるよー

Q.その子の第一印象は?

A.ツンデレ!
今は割とデレ多目だけどまだツンデレだね

Q.その子のどこが好き?

A.よくぞ聞いてくれたっ!
かわいいところ!
あー、見た目ももちろんだけど、普段しっかりしてる分、時折見せる乙女な所がたまらないって言うか
なんだかんだで面倒見が良かったりするところとか
全部だね、全部

Q.その子のちょっとダメだと思うところは?

A.不器用な所かな
言葉通りの意味でもあり、生き方そのものという意味でも

そんな所もまたかわいいんだよねぇwwwwwww

ダメな所聞かれてこんな事書いてる私が一番ダメかも

Q.その子への気持ちを歌にすると?

A.一万年と二千年前からあ・い・し・て・る〜〜〜〜

Q.今までその子にしてしまったひどい事は?

A.オタクな趣味に付き合わせたり、かわいくてついからかいすぎたり、数えればキリがありません
ごめんなさい

Q.この機会にその子に一言あればどうぞ

A.こんな私といつも一緒に居てくれて感謝してます、いつもはわがまま言ったりからかったりするけど、愛情表現として受け止めて欲しいなぁとか調子いいコト言ってみるテスト
こんな奴だけど、愛想尽かさずこれからも私のかわいい嫁で居て下さい

Q.最後に、その子に値段をつけるとしたら?

A.最後にって失礼な事聞くね
そんなのつけられないに決まってるじゃん!
プライスレスだよプライスレス
私のかわいい嫁
プライスレス(キリッ
224隙を見て的確にこなかがしたい俺 ◆ICiS/1x8SE :2009/10/15(木) 03:00:10 ID:Bks+0Atw
一応誤字脱字がないかを確認し
「こんなもんかなー」
と日記更新ボタンを押すこなた

ところが、そこで確認しなければならなかったのはバトンの原文であった


※その子とはあなたの大事な“携帯電話”の事です
歌の所には今設定してる着信音を書いてね♪
値段はあなたが今の携帯を買った値段をよろしく!

という一文を見事にスルーしたこなたの日記に
文中の“その子”は夜中に赤面しながら悶え
バトンの送り主であるizuminというハンドルネームの少女は、“その名前では”一般人を装っている事も忘れて「GJ!一万回と二千回保存しましたwwwwwww」とコメントしかけて我に返り
恥ずかしいペンネームをそのままハンドルネームに使用しているこなたのリア友の少女は鼻血でコメントどころではなく
お気に入りの美少年キャラそのままハンドルネームの外人(ネナベ)が空気読まずにバトンの真意を伝えるコメントを書き込んだ

その後、誰に宛てるでもないお詫びの文章と共にこなたの日記は修正され、一件落着したかに見えたが
修正前の日記をしっかり見てしまった何人かのリア友の羨望とニヤニヤの混じった視線に一週間ほど晒される事になったり、修正前の文中の“その子”が二人きりの時に妙に上機嫌で優しかったりと、それなりに影響はあったりもしたがそれはまた別の話
225隙を見て的確にこなかがしたい俺 ◆ICiS/1x8SE :2009/10/15(木) 03:11:10 ID:Bks+0Atw
以上です

後書きは箇条書きにて失礼します

・質問文は数年前実際に自分に回ってきたものをアレンジしたもので、あの質問文は実在しません
・一般人を騙ってる委員長が何故こなたとネット上で繋がりがあるの?と思わなかったわけではないのですが、ツリ目が好きだからしょうがないという事でご容赦を
・また風邪ひいたけど前スレでやったのでネタに出来ませんね、残念です
・名前もタイトルも思い付きで適当につけてますが、一応トリップは前スレで『夏風邪ひいた記念こなかが』を書いたものと同じものをこれからも使っていく予定です
・早くも8巻が待ち遠しい

では、また何かの機会に
226名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 23:06:56 ID:2SSVkHhA
コミック7巻には某姉妹がいませんね
227名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 08:51:19 ID:rE6+xHhW
1ページだけ出てるじゃないですか
本当に1ページだけ
228名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 09:05:47 ID:G7taGZ4e
某姉妹って空腹姉妹のことですか?
229名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 12:25:14 ID:Ct/OcZqS
>>227
キャラ紹介のページじゃないかw
230名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 12:39:36 ID:ghzgS1OR
ゆい「うう、今回も出番が少なかったよ〜」

ひより「表紙に出る夢はいつ叶うんっスか…」

こなた「まあまあ二人とも〜。今回本編で出番すらなかった人もいるんだから、あまり気にしちゃダメだよ」

ゆたか「そ、そうだよ!下には下がいるんだから大丈夫だよ、お姉ちゃん!」

ひなた・ひかげ「………」
231名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 15:21:08 ID:rE6+xHhW
ところがどっこい……
その姉妹には看板漫画がありますっ……
これが現実っ……!!
232名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 00:32:29 ID:Eh94Braq
準備されてる方おりませんでしたら、2、3分後から投下いたします。
233名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 00:39:24 ID:Eh94Braq
皆さんこんばんは。42-15です。

タイトル「図星な親父」
ひかる→ふゆき

・新刊ネタ。ネタバレ含みます
・3レスお借りします
234図星な親父1/3:2009/10/17(土) 00:42:17 ID:Eh94Braq
「んじゃ、お疲れ」
「お疲れ様です」
ビールが並々と注がれたグラスを控えめに掲げ、乾杯。カチン、と気持ちの良い音が小さな屋台の中に響いた。
そして口元へと運び、グイッと一気飲み。いやぁ、うまい。
ほど良い酩酊感を携えた体には、この吹きつける寒風とキンキンに冷えたビールのダブルパンチは効くねぇ。
それがまた良い、ってのもあるんだがね。要するにうまいんだよ、冷たいくらいが。
それでも今体内に流し込んだ液体のお陰でそのうちまた体が火照ってきて、それを打ち消すためにまたビール。
そんなことをしばらくしていれば、自然と眠くなるってもんだ。まったく、人間ってのは良く出来ている。
酔っぱらってるせいもあってか、脳内でよく分からないやり取りを繰り返す。誰も聞いてはいないだろうな。
数瞬前まで満たされていたはずのそれをテーブルへコトリと置くとどうしたことか、手の届くところに置いてあったはずの瓶が無いではないか。
あれ、どこにやったっけ? キョロキョロと周りを見渡すと、右手に見えるは瓶を両手で持って微笑むふゆきの姿。
それを持つ彼女は控えめに上品さを醸し出している。育ちの良さを改めて感じるな。私ならラッパ飲みをするが如く片手で持つところなんだが。

――って違う違う。
「ふゆき、何で私がラーメンに誘ったかを忘れたのか?」
「ふふっ、ごめんなさい」
ふゆきから瓶を奪い自分のグラスへと注ぐ。トクトクと泡立ちながら、グラスに再び綺麗な麦色が戻る。
もう片方のグラスは空いていないようだ。急かすのも悪いからな、空いたら注いであげよう。
「しっかし年忘れって名目のはずなんだから、あんなに働かなくてもいいんじゃないか?」
「うーん、癖っていうものですかね? ついついやってしまうんですよ」
「随分嫌な癖なもんだ。私には真似出来ん」
「自分でも結構楽しいと思ってますから」
ほのかに頬を染めた彼女は、そう言って笑みを浮かべた。
……うーん、世の男共には見せたくないな、この顔は。雄には刺激が強すぎる。

「はい、お待ちどお」
ふゆきのグラスに二杯目を注いでいるところにおいしそうな湯気を立たせたラーメンが置かれる。
透き通るようなスープに、メンマに刻み葱、海苔が二枚のシンプルな具材。その中に麺が幸せそうに包まっている。
ラーメンというよりも中華そば、って感じ。呼び名が違うだけで同じ食べ物なんだがな。まぁイメージってのはそういうものだろう。
うむ、うまそう。その一言に尽きるな。ふゆきも同じ思いを浮かべているような顔してる。
「うまそう、じゃねえんだなこれが。実際うまいんだよ」
カウンター越しから声が飛ぶ。声の方を向くと、店主の親父は腕を組んでいいから早く食え、と言いたげにニンマリとこちらを見ていた。
どうやら思いが口に出てしまっていたみたいだな。
「ははっ、そいつは失礼した。それじゃ、いただきます」
「いただきます」
「どうぞ、召し上がれ」
235図星な親父2/3:2009/10/17(土) 00:44:46 ID:Eh94Braq
「――親父、うまかったよ。ごちそうさん」
「だろ? 俺が作ってんだから当然さ」
流石にお腹が一杯でスープまでは楽しめなかったが、それでも十分うまいラーメンだった。
それにこの店主もなかなかに気さくな男で、私たちに酔っ払い客の話やらラーメンの豆知識やらをノンストップで話してくれた。
こういう人と話をするのが好きな私はもちろん、猫舌なふゆきも麺をフーフーさせながらも四方山話を楽しんでいたようだった。
それも相まってか、まだまだふゆきの器は空になりそうもない。ということで再び私はこの飾り気なく話す親父との会話を楽しむことにした。
「ところで、何でまたこんな屋台にべっぴんさん二人で入ってきたんだい?」
「べっぴんさんだなんて、言ってくれるじゃないか」
「ははっ、嘘ついてどうする」
「こりゃどうも。さっきまで忘年会があってだね、それでこっちの子が酒注ぎばっかりしてたもんだからさ」
「で、ウチで積もる話でもしようってか」
「まぁ大体そんなところだ」
全然楽しめてないんじゃないか、ってちょっと思ったからさ。
それから彼女の忘年会での振る舞いやいつもの学校での様子とかを話すとこの親父、私を見てニヤニヤと笑いやがる。
「一体何だっていうんだ? 嫌な笑み浮かべて」
「えぇ? あぁ、もしかしてお前さん、その子に惚れちまってんじゃないんか?」
ははっ、何馬鹿なこと言ってるんだ? と反論しようとしたところ、
「えぇ、ひかるさんったら私にベタ惚れで」
いつの間にか食べ終わっていたふゆきが楽しそうに口を挟む。酔っぱらってるな、こいつも。
「私は友人としてはお前のこと好きだがな、断じてそういうつもりは――」
「なんだよ姉ちゃん、水臭ぇな。さっきの話聞いてたらとてもそうは聞こえねえよ」
「そうですよ、ひかるさん」
そうして二人は互いに目を合わせてケラケラと笑う。
うむ、聞いてられん。私はグラスに残ったままのちょっぴりぬるくなったビールに手を伸ばし、そして飲み干す。
「やれやれ。親父、もう一本くれ」

「親父さん、御馳走様でした。ラーメン、おいしかったです」
「客をからかうのも程々にしといてくれよ」
「済まないね。んじゃ、これからもお二人さん仲良くな!」
うちの学校の生徒よりも幼く見えるような笑顔で店主は手を挙げて、私たち二人を送り出した。
「いやぁ散々なラーメンだったな」
「いえ、そんなことないですよ? とっても楽しかったです」
どうやらふゆきもあの親父さんと息が合ったようで、それから延々と私と自分のことを話していた。
二人ともずっと私を見てニヤニヤ笑いながら小一時間。私にとっては散々だったよ。
「そんなに不貞腐れないで下さいよ」
「そんなつもりはないよ。聞いていられなかったけど私も楽しかったぞ?」
236図星な親父3/3:2009/10/17(土) 00:47:00 ID:Eh94Braq
冬の夜風はやんわりとだが絶え間無く吹いて、結局あのあともう一本開けたっていうのに身体を火照らす余裕すら私には与えてくれない。
もう少し暖かい格好をすべきだったなぁ、と支度をして家を出る前の私に対してぽつりと呟いた。
「やっぱり冷えますね」
「そうだな。折角の酔いが醒めてしまう」
「……こうすれば暖かくなりますよ?」
そう言ってふゆきは私の腕を取り自分の左腕に絡ませた。
「お、おいっ」
「嫌ですか?」
「い、いや、そんなことはないんだが……」
「ならいいじゃないですか」
ニコリと彼女は笑う。……その笑顔は反則だろ?
「頬が熱くて仕方ない」
「そんな、恥ずかしがらなくてもいいのに」
「いや、しょうがないさ」
相手がふゆきだからな、という言葉は胸の中にしまっておけた。
手を幾ら伸ばしても届かないほど遠くで光る星は、まだ時期尚早だと私に告げているような気がした。



「――なぁふゆき」
「なんですか? ひかるさん」
「……好きだぞ」
「ふふっ、私もです」
23742-15:2009/10/17(土) 00:49:50 ID:Eh94Braq
以上です。読んでいただいた方、ありがとうございました。

遅ればせながら、新刊ネタ投下の皆さま、GJです。
まとめて言うのも申し訳ないですが、楽しませていただきました。
それでは、おやすみなさい。
238名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 15:30:11 ID:lOmQW4pW
「ふゆき、結婚してくれ」

GJですた。
239名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 06:53:19 ID:6rLJc1ob
ラーメン屋のオヤジがいい味出してますね、GJです!



つかさ&みゆき\みゆき&つかさ(ちょいエロ)
ひより・パティ&いずみ(原作ネタ)
いずみ×ななこ(原作ネタ?)
みさお兄×ロリあやの(原作ネタ)
が一向に終わんないんだZE…どうしてくれよう……
240名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 09:19:49 ID:alf5GhVt
>>237
ぐっじょぶ。
ほんわかとあったまる話でした。
深いところまで心が通じ合う関係というのは良いですねえ。
241名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 17:47:20 ID:tnBIa7u+
>>231宮河家の空腹のことか
242名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 18:31:03 ID:UpLXcAcg
宮河家の空腹ってコミック化するのかな?
243名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 18:45:38 ID:lHfERO0g
小倉優子 堀北真希のパイオツ以外と大きいね、因みにここオナルに最高でした。
モロ動画・画像も無料で携帯から見れたし。
http://sexy.st/~katai7/tv/
244名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 23:23:21 ID:SK7yDeA8
23:30頃投下します
2454-320 ◆oJsJ6TJSoY :2009/10/19(月) 23:29:59 ID:SK7yDeA8
だいぶ間隔開いてすみませんでした
輝く季節への続きです
☆輝く季節へシリーズの続きです。初見の方は
 http://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2584.html
 よりお読みください
☆欝展開注意です
☆そして百合です
246輝く季節へ:2009/10/19(月) 23:31:30 ID:SK7yDeA8
「……」
目を覚ます。目に映し出されたのは見知らぬ天井、薄暗い部屋。
そっか、私、ネカフェに泊まっているんだっけ。
学校を飛び出してから、当てもなく彷徨って、夜になって、
ゆーちゃんに忘れられる事が怖くて、
お父さんに「あなた誰?」という視線で見られることが怖くて、
私は家に帰ることができなかった。
どんどん忘れられていく自分。希薄になる自分。
それは、あのゲームで見た主人公と同じ。
もうすぐ、私も消えちゃうのかな。
ナイトパックの終わり、私はネカフェを出る。
行き先なんてない。あてもなく粕壁の町を歩く。
誰も話しかけてきてくれない。誰も相手にしてくれない。
人から忘れ去られるのと同時、私の存在自身も消えつつある。
まるで、私がそこに存在しないかのように通り過ぎる人たち。
行く場所もなく、本屋で立ち読み。
待ちに待った待望の新作なのに、その内容が頭に入ってこない。
本を閉じ、ため息をつく。
気づけば店内には制服姿が増えてきていた。時間はもう、下校の時間だ。
見慣れた制服姿のなかに覚えのある顔、ひよりんだ。
ひよりんはちらちらと新刊をチェックしながら、
「あ、すみません」
と、私の後ろをすり抜ける。
まるで、見知らぬ人とすれ違うかのように。
「おおっ、あったあった。待望の新作っ。次のコミケはこれに決まりっすかね」
嬉しそうに本を手に取り、私のことなんて空気のように通り過ぎて、田村さんはレジへと向かう。
うん、君もこのよさが分かるのかね。ひよりん。
君が書くこれの同人誌、私も読んでみたかったのにな。
ごめん、私、買えそうにないや。
247輝く季節へ:2009/10/19(月) 23:33:36 ID:SK7yDeA8
次第に希薄になる自我。
息が苦しい、体が重い。
薄れ行く自分の気配を感じながら、私の足は学校へと向かっていた。
バスではあっという間の道。
つかさと、みゆきさんと、かがみと、四人で楽しくバスに揺られながら向かった学校への道。
(それも、今日でお別れだね)
いや、それだけじゃない。
岩崎さんとも、
ひよりんとも、
黒井先生とも、
お父さんとも、
ゆーちゃんとも、
みゆきさんとも、
つかさとも、
かがみとも、
みんな、みんなこれでお別れなんだ。
「うわ……」
涙がぼろぼろ零れ落ちる。
そんな私の周りを、こともなげに通り過ぎていく人たち。
もう、私の存在自体が消えかけてしまっている。
このまま私は誰にも気づかれることなく、この世界から消滅する。
いままで生きてきた、その軌跡を何一つ残さずに。
何でだろう。あの時は、あんなに消えてしまうことを望んだのに。
どうしてだろう。あの時は、一人ぼっちでいることなんてなんともなかったのに。
何で……私はこんなに苦しいんだろう。
「はぁ……はぁ……」
涙でにじむ視界の中、やっと校門が見えてきた。
がらんとした校舎。
西日に染まる学校に、人影は少ない。
(最後に、誰かに会いたかったのにな……)
たとえ気づいてもらえることがなくても、私を知っている誰かの側で消えたかった。
この世界から消える、最後の瞬間、大切な友達の姿を目に焼き付けて消えたかった。
でも、それはきっと叶わぬ願いだから……
248輝く季節へ:2009/10/19(月) 23:34:20 ID:SK7yDeA8
(あれ?)
霞む視界、向こうに揺れる、二つのリボン。
まっすぐにこっちに向かってくる、釣り目がちの少女。
(かがみ……)
よかった、最後にかがみと会えるだなんて。
もうこんなに私の存在は希薄だから、きっとかがみには私の姿すら見えていない。
でも……それだけで充分。
大事な親友の姿を、目に焼き付けて消えられるんだから。
(あれ?)
かがみの姿が、だんだん近づいてくる。
そんな、かがみには私の姿、見えていないもん。
帰るところだから、校門に向かって歩いているから、こっちに来てるだけだよね。
かがみは私に向かってまっすぐに歩いてくる。
あれ、本当に姿が見えてないのかな?
でも、消えかけているからってさすがにすり抜けちゃったらショックだよね……
そんなことを考えている私の前で、かがみの足が止まる。
かがみの手が、私の肩をぎゅっと掴み……
えっ、私の肩を……
「こなた!! どこへ行っちゃってたの!! この馬鹿!!」
それは、間違いなく私自身、『泉こなた』にかけられた声。
ぎゅっと私の肩を掴み、私を見つめるかがみの瞳に映った私自身。
近くで見てみれば、かがみのそのいつも強気な目には溢れそうなくらい涙がたまっていた。
「かがみ……私が、分かるの?」
「分かるのって、当たり前よ!! みゆきにも、つかさにも、黒井先生にも、
 誰に聞いてもこなたのこと、知らないって言うし、
 いったいどうなってるの、説明しなさい!!」
あふれ出てくる、涙。
そうだったんだ、かがみは、ずっと私のこと……
「うわぁぁ……かがみぃ……」
私はかがみの胸の中に顔をうずめ、ぼろぼろと涙をこぼした。
ずっと会いたかった人、私を忘れないでいてれた人。
やっと、見つかった……
249輝く季節へ:2009/10/19(月) 23:35:19 ID:SK7yDeA8
夕暮れの屋上。
ベンチの隣で、ずっと私の涙交じりの話に耳を傾けてくれたかがみ。
「ふぅん、そのゲームの中と同じことが、こなたにも起こってるわけ?」
「うん……信じて、くれる?」
普通の人にこんなことを言ったら、痛いオタクがついに行き着くところまでいっちっゃたかと思われるだろう。
でも、かがみは……
「信じるよ。こなたは結構嘘つきだけれど、こんなときにまで嘘をつく子じゃないから」
泣き笑いの表情で、かがみはくしゃっと私の頭を撫でる。
「それでそのゲーム、ちゃんと主人公は『えいえんのせかい』から戻ってくるのよね」
「うん、ヒロインが一年間、みんなが忘れてしまっても主人公のことを覚えていてくれれば
 戻ってこれる。 きっとかがみが、一年間私のことを覚えててくれれば……」
「はは、私、ヒロインなんて性質じゃないんだけどな」
かがみは恥ずかしげに視線をそらす。
ちょっとだけ、頬を染めて。
「忘れるわけ、ないじゃない。大切な……友達のこと、忘れたりするわけないでしょ」
ぎゅっとかがみを抱きしめて、胸に頭を埋める。
大切な友達。
ううん、きっとそれだけじゃない。
ゲームの中で主人公を覚えててくれた人。
その人は……
「ねえ、かがみ」
「ん?どうしたの?」
「私のこと、すき?」
かがみの胸から顔を上げる。
真っ赤になって、口をぱくぱくさせる、かがみ。
「あ、あんた……え、えと私は……」
「友達としてじゃないよ。私のこと、恋人として……すき?」
かがみは顔を真っ赤にして俯き、ごにょごにょ呟いて……
「好き……」
小さく呟いた。
「初めはつかさの友達ってだけだったのに、つかさが心配だったからお昼顔出してただけなのに、
 いつの間にか、どうしようもなく好きになってて、つかさをだしにしてこなたに会いにきてた。
 お昼のときも、放課後も、海も、花火も、コミケも、あんたが、あんたが……んっ……」
我慢できなかった。
俯き気味のかがみに背伸びして、唇を重ねた。
我慢、できないよ。あんなにかわいいこと言われたら。
私の大好きなかがみに。
「あのね、かがみ」
だけど、ちょっとだけ言い訳。
「あのゲームね、一応18禁だから、その、えっちなシーンもあるんだ。
 こっちの世界に戻ってくる、必須の条件じゃないかもしれないけど、その……」
精一杯の決心をこめて、言う。
「えっちなこと、しよ?」
2504-320 ◆oJsJ6TJSoY :2009/10/19(月) 23:37:57 ID:SK7yDeA8
やぁ('・ω・`) ようこそ バーボンハウスへ
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いてほしい。

うん、エロシーンはないんだ。すまない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でもこのSSを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないでほしい、
そう思ってこのSSを書いたんだ。

じゃあ、注文を聞こうか。

……すみません。百合えっち挫折しました。
この後は皆さんのご妄想にお任せします。
いや、誰か代筆してください。mjd
初えっちが屋上でなんてマジ鬼畜だなおい。
お話はあと一話、続きます。

……あっ、バーボンハウス以下は保管無用で!!
251名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 23:45:03 ID:d7gigVfH
>>250
リアルタイムぐっじょぶでした。
とても綺麗で素敵な話をありがとうございます。
最終回も楽しみに待っていますよ。

えっちな続き…… 書いてみたいですねw
252名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 00:46:06 ID:QDV7b6qR
338 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2009/10/19(月) 21:57:25 ID:XJtooLeF0
広島の件に運営の返信キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ttp://www.pahoo.org/entrance/support/support.html
だめだこの糞運営

343 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2009/10/19(月) 22:01:34 ID:FjfGe/Z60
運営と幻草、ツルんでやがったなwwwひっでええぇwwwwww

344 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2009/10/19(月) 22:01:40 ID:eT9vbOx00
いやいやこれかなり凄いぞ
>2週間を経過してもご回答がありません。
の後に

>すでにご指摘のあった「HIROSHIMA幻想」という画像は弊社サイトには存在いたしませんので
>今後、この件でのご返信は、できかねますので予めご了承ください。

345 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2009/10/19(月) 22:02:03 ID:j9B4gbIp0
>>338
だめだwwww読んでいるだけで今すぐpixiv本社を破壊したくなる衝動に駆られるwwwwww

346 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2009/10/19(月) 22:02:08 ID:7gUhX6/o0
>pixiv事務局です。ご利用いただきありがとうございます。

>個人情報は、会員・非会員共にプライバシーポリシー( http://www.pixiv.net/privacy.php )に則って管理しています。個人情報を送っていただくことの目的は、正当な権利者ないし管理者からの申出であることを確認する必要があるからです。
>また、現画像と(********)様との関連性を示す情報がなければ当社としても俄かに対応や削除等の対応はできかねます。

>すでにご指摘のあった「HIROSHIMA幻想」という画像は弊社サイトには存在いたしませんので
>今後、この件でのご返信は、できかねますので予めご了承ください。

>よろしくお願いします。
運営やべええええええええええ
253名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 21:27:50 ID:RjqFkfIT
みのる「ウィキがワキに見えた…死にたい」
あきら「ばっ(自分の脇を抑える)」
254サンシャイン:2009/10/21(水) 21:35:03 ID:MjVxzka6
 投下します。
 作者名はサンシャイン、タイトルは「美女と野獣2」。
 分類はかがみ&つかさ、非エロ、予定レス数4です。
 存在を記憶している人はほとんどいないと思われますが、「美女と野獣」(http://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2246.html)の完結編です。
255美女と野獣2(1/7):2009/10/21(水) 21:39:22 ID:MjVxzka6
 週末、私はつかさと一緒に市立図書館を訪れていた。
 六月半ば、期末試験も迫るこの時期が最後の機会とばかりに出された宿題を片付けるため。
 とはいえ、実際は迫る期日に泣きべそかいたつかさに絆されたというのが本当のトコロだった。
 取り組んでいるのはつかさが選択している「現代社会」の教師が張り切って出したレポート課題。
 曰く「大学に行けばたくさんやらされるんだから今のうちから慣れておけ」というこの課題は、あくまで大学を真似たレクリエーションのようなものだ。
 ところがイマイチ要領の悪いつかさは、どっさりと借りてきた膨大な資料の山を頭からじっくり読み始めたのだ。
 おまけに「レポートとはなにか」を大上段に語る教師の言葉にやる気を出してしまったつかさは、「現代日本の環境問題」というテーマの「地球温暖化」「オゾンホール」「公害」などありとあらゆる環境問題を網羅した原稿用紙500枚に達する超大作を構想し始めたのである。
 もちろんそれで終わるハズもなく、私は貴重な日曜日を愛しい妹のために費やす事になったわけだ。

「お姉ちゃんありがとう。私ひとりじゃ終わらなかったよー」
「まったくつかさは意志が弱い癖に凝り性なのよね。ちゃんと最後まで付き合ってあげるから、無駄口叩かないで進める進める」

 積み上げられた本に次々と色分けされた付箋を貼りながら、私はつかさを促した。つかさは照れくさそうに笑うと上機嫌にルーズリーフの文字をカリカリと埋める。
 気楽なもんだ。私は大きく顔面を占領した隈を擦った。この一週間、私は慢性的な寝不足が続いていた私の様々な我慢はそろそろ限界に達していた。
 つかさのほんの些細な挙動にドキドキしてしまう。それもこれもあの昼休みの一件のせい、つかさが思わせぶりな事言うのがいけないのだ。
 ぐぃと視線をあげてつかさを睨みつける。
 今日のつかさの服装はレースの装飾がついた女の子らしいノースリーブ(今夏はじめて!)のブラウスに、チラチラ翻って私を誘惑してやまないプリーツスカート。
 夏らしい爽やかさを演出し、うっかり私の理性まで開放的になってしまいそうな、卑怯極まりないコーディネート。

 ああ、抱きつきたい。頬擦りしたい。それからもっとアレやらコレやら。
 我に返る。いけないいけない。ついポーッとしてしまった。私は頭から眠気を振るい落とし、資料の山に向かう。
 膨大な記述からレポートに必要な箇所を見つけ出し、グラフや表には赤い付箋、それ以外には青い付箋を貼る。
 あとでつかさが検索しやすいように万年筆でタイトルを振っておくのも忘れない。
 作業に没頭する私に、つかさが質問を投げかける。

「お姉ちゃん、あの温暖化で沈没しそうだって国の話ってどこだっけ〜?」
「ツバルでしょ。ああ、ここよここ。52ページの上段」
「えー、どこぉ?」

 即答してページを繰ると、ふわり、シトラスミント――私達が共有するリンスの香りが私の鼻腔を擽った。
 振り向くと、いつの間にか背中に回ったつかさの横顔が目前にあった。
 サラサラと流れるショートカットが、まるでオーロラのように視界で翻った。急に世界が遠くなって、夢見心地のふわふわした気分になった。
 キス、しちゃダメかなー……。寝不足で朦朧とした頭でふとそう思う。だってこれまでずっと我慢してきたんだよ? これくらいのご褒美あってもいいはずじゃない。
 うん、つかさも私の事好きだって言ってたし、きっと許してくれるよね。何故だかそのとりとめのない白昼夢の思考が確かな論理性を持っているように感じられてしまう。
 ふらふらと血色の良い桃色の頬に吸い寄せられていった私は――己の下腹部のぬちゃりという粘着質な感触に、瞬時に正気を取り戻した。
 
 な。
 なにやってんだ私っ!?
256美女と野獣2(2/7):2009/10/21(水) 21:40:19 ID:MjVxzka6

「あ……これだよね。えへへ、ありがとう」

 ページを指したつかさが、いつものあの無垢な笑顔を私に向けた。でも今はそれを正面から見れなくて、私は羞恥に顔を茹蛸になって顔を伏せる。
 自分のした事の恐ろしさに脳髄が氷を放り込んだように、急激に冷却されキンキンという音が爆ぜた。
 疑問符を浮かべて顔を寄せるつかさから慌てて身を引いて、私は早口で捲くし立てた。

「ちょっとトイレ! ……トイレ行ってくるから、サボんないでちゃんとやんなさいよ」

 私は椅子を蹴って立ち上がり(ガタリと大げさな音が鳴った。「お姉ちゃんひょっとしてお腹痛いの? 大丈夫?」ってつかさの声)、なんとか身体のバランスを保って身を翻す。
 床が大震災かと思うくらい揺れていて、でも書架に飾られた花瓶は微動だにしていなかった。障がい者用の手摺を頼りにふらふらとリノリウムの廊下を歩く。
 女子トイレに入るとすぐ個室に篭って、何度も鍵がかかっている事をガチャガチャ確認し、唾を飲み込むとそろそろとジーンズに手を伸ばす。

 案の定、ショーツが濡れていた。



 あーぁ、やっちゃったかー……。
 個室を出ると、私は三人並べる洗面台で、叩きつけるように顔を洗う。
 面を上げて鏡を覗くと、信じられない程酷い顔した女の子がひとり映ってる。鏡に跳ねた水滴が、私の顔を斑模様に染め上げていた。
 下腹部のぬめりは自前のウェットティッシュで拭って、そのまま個室の隅に設置された汚物入れに捨てた。
 つかさの心配とは裏腹に生理まではあと二週間もある。ということは、下着が汚れた原因は、つまりそういうことなのだ。

 妹が好きな私だけれど、その点以外は常識人でそれなりに分別があるつもりだった。つかさでエッチな事を考えない。
 それが思春期を迎えてそういう身体の仕組みを知った時に決めた「つかさを好きでいるための自分ルール」だった。
 本当はずっと怖かったのだ。女同士だなんて、姉妹同士なんて、なにより自分自身が「常識的にそんなのおかしい」と思ってた。
 初めてオナニーした時、幼い頃からずっと一緒で部屋も隣同士の子をイヤらしい目で見てしまうかもしれない自分に気づいて慄いた。
 だからこれはプラトニックな感情で、その範疇ならばつかさを好きでいてもいい。
 でももしもつかさでエッチな事をしたらその時は天罰が下って、最後の審判の日にいかにも意地悪な継母風聖マリア様に「おまえはこっち」と背中を蹴っ飛ばされて地獄に落とされるに違いないと、そうルールを決めたのだ。

 いつかは絶対ダメになるとわかってはいたけど、破ってみたら、あっけないものだった。
 ショーツはぐしょりと重くなっていて、私がどれだけ欲情していたかがわかって、泣く気もおきなかった。

257美女と野獣2(3/7):2009/10/21(水) 21:41:21 ID:MjVxzka6

「なにやってんだろ、私」

 唸り声をあげる手指用乾燥機にびしょぬれの両手を差し出しながら、私はボケッと立ち尽くした。
 眠気も興奮もスッカリ揮発して、あれだけ高ぶっていた心が炭酸の抜けたコーラみたいになっているのを感じた。
 はぁ。ひとりで勘違いして、舞い上がって、ありえないって言いながら、でももしかしたら……なんてつかさの言動に一喜一憂して、なんだかんだでドキドキ嬉しかった一週間。
 その結末がコレなんて滑稽じゃないか。

 ハンカチで手を丁寧に拭いながら、私は女子トイレを出た。誰もいない薄緑色の廊下に私の姿が映りこみ、静謐の中に私のスリッパの音が響いた。
 じめり、と湿気を帯びる前髪に気づいて窓の外を見やると、来館した時は降っていなかった雨が窓ガラスを叩きつけていた。
 ガラスの向こうで、紫陽花の花壇に囲まれた、自転車置き場が霞んでいた。

「梅雨、まだだと思ってたのにな……」

 空を見上げながら、ぼんやりひとりごつ。
 天気予報を信用しないでよかった。もちろんこの時期は、折り畳み傘をバッグに常時忍ばせている。

「あぁ!」

 遠くで図書館にあるまじき悲鳴があがる。つかさだ。
 きっと、いつも通り、傘を持ち合わせていない事に気がついたのだろう。
 昔からそうだ。つかさときたら、コンビ二や本屋さんに入る度に、傘立てに置いたお気に入りの一本を見事に持っていかれるのだ。
 畢竟、この十七年間の歳月でつかさは私とは真逆の学習をする事となった。
 すなわち、天気予報の予言に関わらず、可能な限り傘を携帯しないという厄介な誓いを立ててしまったのだ。

 こういう時、いつもほにゃほにゃとしたつかさは妙な頑固さを見せる。
 突然の土砂降りで、シャツをぴったりと素肌に張り付かせ、あまつさえ可愛らしいレース飾り付きのブラジャーの存在を誇示する濡れ鼠つかさの姿が、私をいかに興奮させるかは、もはや説明するまでもないと思う。

 けど、周囲の男どもの視線につかさを晒すなど言語道断。だいたい風邪なんて引いたら大変だ。
 だから、こんな時はいつも「ちゃんと折りたたみ傘持ち歩きなさいよ。用心が足らないわね」なんてガミガミと愛の鞭を振るいながら、私はそっと鞄から傘を取り出す事となるのだ。
 もちろん、内心満更ではない。でも、今は……。

「お姉ちゃん、どうしよう。私、傘持ってないよぉ……」

 席に戻った私に、つかさがいつものように私に泣きつく。もしかして……。
 私は、片腕にすがりつくつかさをぶら下げながら、呆然と立ち尽くす。
 今、この精神状態のまま。私、つかさと相合傘するわけ……?
258美女と野獣2(4/7):2009/10/21(水) 21:42:21 ID:MjVxzka6
 ところが、閉館時間を迎える頃には、空は何事もなかったかのようにケロッと泣き止んでいた。

「晴れてよかったね〜」
「そうね、なんかイマイチ複雑だけど……」

 嬉しそうにするつかさとは対照的に、私は空を睨み上げた。
 赤ん坊のほっぺたみたいに暖かく染まった、見事な夕焼け。連なる甍の隙間から電信柱がテトリスのようなシルエットを作っている。
 忌々しい程綺麗な、爽やかな夏を予感させる風景。私の危惧は無用だったわけだ。私の手首に引っ掛かった折り畳み傘が所在なさげに、ぶらぶらと揺れる。
 感謝半分、恨み半分だよ。ちくしょう。

「あー、もう! いいわ、さっさと帰りましょ!」
「わ。お姉ちゃん待ってよぉ」

 私は泥落としのマットレスを踵で踏みつけながら、アスファルトの路面へと躍り出る。つかさがバタバタと慌しく私の背中に続いた。
 溜まった雨水が、路面に斑模様の内海を作り上げ、赤銅色のマンホールが海底で揺らめいている。それを注意深く避けながら、私たちは家路を急ぐ。
 マイペースで点滅する信号機が、まるで灯台のように水面に光を投げかけていた。

「お姉ちゃんって、晴れ女だよね」

 ちょっと駆け足で私の隣に追いついてきたつかさが、にへらと笑った。つかさは時々、突拍子もない事を言う。
 けれど今はまだ、この優しさがチリチリと私の良心を虐げている。さっきの一件で喉に引っ掛かった罪悪感は、何度唾を飲み込んでも消えない。
 私はチラリと視線を送ると、全力を振り絞っていつもどおりのつっけんどんな返答を返した。

「……そう?」
「そうだよぉ」

 気の抜けた声で、つかさが答える。

「だって昔からお姉ちゃんと出掛けるといっつも晴れるよ。ほら小学校で毎年恒例だった二月のマラソン大会も、お姉ちゃんが風邪でお休みした時に限ってザーザー降りで中止になったり」
「そんなのただの偶然よ。だいたいこの間だって一緒に学校で立ち往生したじゃない」
「で、でも勝率80パーセントくらいにはなると思うんだけど」
「なによそれ」

259美女と野獣2(5/7):2009/10/21(水) 21:43:15 ID:MjVxzka6

 なんだかからかわれているような気がして、私は思わず唇を尖らせた。
 でも、下級生を怖がらせてしまう事も多い仏頂面も、つかさにはまるで効果なし。
 私達ふたり、本当に美女と野獣だ。急に恥ずかしくなって、私は俯く。
 つかさは本当にいい子だ。それは姉である私が一番よくわかってる。彼女には幸せになる資格がある。私なんかとは……ぜんぜん違う。

 おいおい、柊かがみ。いつまでもこの子が傍にいると思っていたのか? 意地悪マリア様が、私の耳朶に囁きかける。
 おまえの言うとおりだ、彼女には幸せになる資格がある。いつか素敵な男性に見初められて、結婚して、新たな家庭を築く。それがこの世の理なのだ。
 その時におまえは妹を祝福してやれるのか。よもやウェディングドレスのつかさの腕に縋りついて、「捨てないでくれ」と懇願するつもりか。

 そう、いつか終わるのだ。胸のうちで、私はそっと呟く。
 二人寄り添って過ごす、このかけがえのない毎日は――。
 
「きっと、雷様がお姉ちゃんを怖がってるんじゃないかな」
「え?」

 つかさの嬉しそうな話し声に、物思いに耽っていた私はハッと顔をあげた。


「いったいなんの話?」
「えへへ。ほら、えっとまだ幼稚園くらいの時だったかな。台風で雷がゴロゴロいってる日だったんだけど、私幼稚園で『雷様がおヘソをとっていく』って脅かされたばっかりだったから怖くて泣いちゃって……」

 お母さんも他のお姉ちゃん達も「怖くないよ」って言ってくれたんだけどやっぱり泣きやまなくて。
 でもその時お姉ちゃんが「つかさを泣かすような雷さまなんてやっつけてやる」ってゲンコツ振り回して慰めてくれたら、ピタリと雷が止まっちゃったの。
 だからその時から、雷様がお姉ちゃんを怖がってるんだよ。

「……そんな事あったっけ?」
「あったよぉ」

 私が問い返すと、つかさは屈託なく、肩を震わせて笑った。

「それこなたには言わないでよ。絶対馬鹿にされる」
「えへへ、でも私は忘れないよ」

 くるりとつかさが振り返る。無計画に設置されたカーブミラーの中で、幾人ものつかさが一斉に私を見つめた。
 柔らかな唇がプリンのように震えて、続く言葉を紡ぐ。
260美女と野獣2(6/7):2009/10/21(水) 21:44:11 ID:MjVxzka6

「絶対に忘れないもん。お姉ちゃんは昔っから私のヒーローなんだよ。だから忘れないよ」

 えへへ……と少し照れたように、つかさが微笑む。
 その時、心の中でコトリと音が鳴った。
 何かが腑に落ちた気がした。

 ああ、そうだ。記憶にないなんて惚けてみせたけど、嘘だ。本当はよく憶えている。
 薄水色の園児服、見上げるばかりに大きかった保母さん達、プラスチック製のチューリップ型の名札入れ。ひらがなで書かれた「かがみ」と「つかさ」。 
 だって、つかさが泣くなんて許せないと思ったのだ。つかさは私の妹で、引っ込み思案で男子によく泣かされていて……そんでもって、私の一番の仲良しなんだから。
 だから、守ってあげなきゃダメなんだ。
 今思えば、頬から火を吹きそうになる。そんな幼い勝手な正義感。

 でも、これが私の最初の想い。私の恋心の第一歩だったのだ。

「でもちょっとだけ残念かも」
「え?」
「お姉ちゃんと相合傘で帰りたかったなー……なんて。ちょっと子どもっぽいかな」
「う、ううん。別にそんな事、ないんじゃない」

 しどろもどろに私は答える。

「あ、そうだ」

 そこでつかさは、声をあげた。私が問い返す間もなく、つかさは隣を歩いていた私の右腕をぎゅうと抱き込んだ。
 なんとか平静を保っていた私も、これには思わず素っ頓狂な悲鳴をあげる。

「え、えぇ! うわっ」
「へへぇ、一緒の傘に入ったつもりっ!」

 ぎゅっと頬を寄せる。手の指を絡める。ドキリと私の心臓が跳ねた。つかさの体温が滑らかな素肌を通して身体の芯まで浸透していく。
 二人の体温が、熱力学の法則に従って均等へと向かう。
 それはまるで魔法だった。
 嵐のように荒れていた心は、知らぬ間に凪ぎ、穏やかな感情が私の胸を一杯にする。
 愛しくて、大切で、ずっと心の奥にしまいこんでいた私の恋心だ。
 そうだよ。大切なのは柊かがみは柊つかさの事が好きだってコト。
 劣情がなんだ。将来がなんだ。それでつかさを諦めるっていうのか。まさか!
261美女と野獣2(7/7):2009/10/21(水) 21:44:45 ID:MjVxzka6

 いつか、つかさを見初めた素敵な王子様が、白馬に乗って迎えに来るかもしれない。でも、おとなしく身を引いたりなんてするもんか。
 だって私は、学年のトップクラスの優等生、容姿端麗、器量よし。みんなの尊敬を一身に集める図書委員長で、そんでもって誰もが畏れる野獣なのだ。
 雷様をびびらせる程凶暴で、恥知らずにも柊つかさが大好きなんだ。 

 折り畳み傘の柄をワンタッチで伸ばし、真っ直ぐに夕陽に掲げた。恒星をピタリと照準した傘の先端が、爛々と剣呑に輝いている。
 もしその時が来たら、いけすかない王子を思う存分ぶんなぐってやろう。女同士だなんて関係ない。
 そう、これは宣戦布告だ。ルール無用の仁義なきデスマッチ。諦めなんて悪くて上等。だって恋ってそういうものでしょ。

「あー、信号点滅してる! お姉ちゃん早く早く」
「おっけ!」

 ピタリと身を寄せ合いながら、私とつかさは夕暮れの街を駆け出す。自慢の佩刀を振り回し、私は意気揚々と太陽をなます切りにする。さぁ、自信をもて柊かがみ!
 大丈夫。剣捌きで、王子に負けるつもりは全くない。

「どっからでも、かかってこいッ!」

 まだ見ぬ恋敵に向けて、私は吠えた。

〈 了 〉
262サンシャイン:2009/10/21(水) 21:52:04 ID:MjVxzka6
 やってみたら、4レスじゃ全然無理という事に気がつきました。アホか、自分は……。
 かつて予告したとおり、10月に投稿できました……ただし一年後の10月ですが。
 未完のまま放置してしまって、申し訳ない。

 ……って、あ。他のSSから切り貼りした描写が間違ったままになってる!
 保管庫にいれる時に、細かくチェックしてなおしておきます orz
263名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 00:24:44 ID:U8EPqtUM
おつー。
久しぶりに王道のかがつかみたなー。じーじぇいっすw

やっぱかがみはうじうじ悩んで、最終的に明るくなるのが一番似合う、と個人的に思ってます。
未完の奴も期待してます^^
264名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 07:48:49 ID:tlbLi2y/
>>262
ぐっじょぶ
かがみの心の揺れが細やかに書かれていて、感情移入ができました。
次回作にも期待してますよん。
265名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 03:25:08 ID:XxXe1Ku1
test
266名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 04:56:10 ID:yCq8GOtr
                  ____,.ィ'´|_____
             _,.-‐'" ̄      |    、 {
            / ,'     i        |:      `ヽ、
           /  ,ノ     |       |:  |      \
          /  ./    ,i: |∨ : :i    {V  |、      \
          { ,/      /|: | ∨: |  | | ∨ | ∨     ハ.ゝ
           jノ,'    ,/-|‐|‐' V:.|  | | ー|-|-∨      ∧
        / /     /i  | |__.  | |   ハ|.__..| |  |    、:. ハ
        | :|:   /:/: |ィ´j/ `ヽ}ノ /,'´!  j/ヽ. | i   }  |
         ヽ|i   /'/: i|     ,ノ,/l        l:| |、   |\|
          | /(_|:: ||、   '".,ノ ̄',     ,ノ :| |::|   リ
          ∨  :|:  ||、`ーu‐'"   `ーu‐'" ,-| |:::| /
          ノ  : :|   |!::ヽ、    r‐┐  {´|ノ ノ|ノ:::j,/
            /  : ::|  人:::::::>‐-rニ"r‐::;ノ ,r'´:::|: :∧
         /   : : :∨ヽ、`ヽ、:{ノ   `r'´  ,.イ:::::::::|: : :∧
          /   : : : :/\  `ヽ\  | ̄ ̄ ̄ ̄|ヽ::|: : : :∧



泣かないでみゆきさん、お誕生日おめでとう
267ぶーわ:2009/10/25(日) 11:07:17 ID:704yxH78
お久しぶりです
一年ぶりぐらいなのですがすっかり連載を忘れてたので投稿されてもらいます
本当オリキャラばっかりで今更場所をとるのもあれなのでうpろだのほうに


俗・人として袖が触れている 4話『狐と葡萄』
ttp://www.sonokawa28.net/lsssuploader/src/up0203.txt

あいかわらず浮いた作品で申し訳ないです!
次こそ一年以内に投稿できればと思います……
生暖かい目で見守ってください
268名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 11:52:12 ID:y99i+1mF
>>262
さわやかで甘酸っぱいかがつか、ぐっじょぶです。
ラストのたんかが男前で、もう。

>>267
おお、おかえりなさい!
本筋としてはせつなさ乱れ撃ちなのに、「奴」の始動だけでこんなにも頼もしさが溢れてアチョー(待て
眼福でございました。続きができたら、また見せてくださいね。
269名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 12:32:55 ID:V08VxHCg
らき☆すた ≡ω≡. part490
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1255206529/

889 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/10/25(日) 02:45:19 ID:6DIN0Q+A
一覧を見る

2009年10月25日 00:30
つづきは、ごほ☆うび 閲覧数:241 評価回数:64 総合点:632


あれから、こなたをいかs(ryたかがみ。こなたのあi(ry液で濡れた指先を舌で舐め取って…。
かがみ「……ん、こなたの味…、甘酸っぱくて…、濃くて…、おいしい…」
こなた「……かがみん…、つづき…、保健室で…」
かがみ「(保健室…! そういうのもあるのか…)」
■またも、前回の続きですw 10点を入れてくれた方には、かがみんの指を綺麗に舐め取る権利を差し上げます。



【らき☆すた】柊つかさは可愛い 100
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1255707706/
581 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:2009/10/25(日) 04:57:48 ID:YGDqrvqe
こなたスレでもかがみスレでも原作ですらも放置している誕生日ネタをこのつかさスレの
つかさだけがゆきちゃんおめでとうと祝ってくれる

これはつかさとみゆきの関係がただの友達を越えた関係であることを証明している
つまり、つかさとみゆきはこなたとかがみ同様ラブラブだということがファンに認められてるに違いない!


587 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 10:19:50 ID:2uRZjj9K
こなた「ファイナルレスキュー!!エクス流星パンチ!!」
ボグッ!!
つかさ「いたぁいっ!!こなちゃんゆきちゃん、もうやめてよぉ!!」
みゆき「あらあら、まだ堕ろせてないじゃないですか」
こなた「そうだよ、つかさ。エクス流星パンチ!!」
ボグッ!!
つかさ「いたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!どうしてこんなひどいことするのぉっ!?」
みゆき「それはつかささんが、未成年なのにも関わらず、男性といかがわしい行為をして妊娠してしまったからです」
こなた「そうだよ、あんな体だけが目当ての上っ面だけの男にホイホイ股を開いたりするからこんな事になるんだよ」
つかさ「だって……私、本当に>>598君の事が好きだったんだよ」
みゆき「だからと言って、避妊もせずに性交渉をするのはいかがな物かと」
こなた「本当はさ、私もつかさに妊娠を相談された時、カンパしてあげようかと思ったんだよ」
みゆき「ですが、日本では未成年の中絶は保護者の同意が必要なんですよ。でもチキンなつかささんにはご両親には言えないでしょう?」
つかさ「うううう……」
こなた「だから、私達がこうして一肌脱いであげてるんじゃん。親に知られずお金も使わず堕ろせるんだから、感謝してよね」
みゆき「もっとも、運が悪ければ一生赤ちゃんが出来ない体になるかもしれませんが。その時はまあ、自業自得という事で諦めてください」
つかさ「そんなあ、そんなのいやあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!助けて、助けておねえちゃああああああああああああああああんっ!!」
………
……

かがみ「まったく、出来の悪い妹を持つとホント、苦労するわ」
かがみ「私って本当に不幸よね。良い妹に恵まれなくて。……でもまあ、いい友達には恵まれたから良しとしときましょうか」
かがみ「つかさ、ちゃんとこなたとみゆきにキレイな体に戻してもらいなさいよ」
http://imepita.jp/20091012/704090
270名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 17:42:05 ID:Yd5cMPTD
>>267
お帰りなさい。実にお帰りなさい、全く持ってお帰りなさい。


そしてみゆきさん誕生日おめでとう。
ちょっと遅いけど。

.               「 ̄    −- 、
          ,. -‐ ´|            `丶、
        / ,   ∧         \   \
        /     /  |  ト、      \   ヽ
     , '    /   |  l  | レN  \    、   ',
.    / /  / / /l l  イ │ |` 、  \   ヽ   i
     { /  / / /7Tト/八 l  ヽ  \  ヽ   `、U
.    V  / / / /|ノ レ′∨  x==ミ、`  ',   }│
     {  l | / イxf芍抃     ト' 廴}ハ l l |V |
     |、 川 { { {y ト'' り-、  /  V辷リ YNレl l  |
     ∨レヘ从lハ. ゞ=''  }⌒、 ,,, `='´ ,ノ}ノ ∨   |
        } | 圦、'_'_'_ノ   `ー--‐'´/  / }   |
         ,'  l />、   `ー '   イ,/  / /    |
.        /  |/,/ヽ-> .__  '´ {ニミ、/ /   !
       /  人/ / /7/,イ     /::::::`丶、   |
.      /  /ミ、`<∠ノ7ー─-、 /:::::::::::::::::::\  |
      /  ∧: ヾニミ、: ∨    /::::::::::::::::::::::/⌒ヽ
271名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 18:27:11 ID:DXTiVBmw
大学に入った後もひとりオタクネタを得意げに語るこなた
最初は昔のよしみで付き合ってくれた高校の旧友達も社会人としての常識をわきまえはじめると
いつまで経っても成長しないこなたの子供臭さに呆れて関わらなくなっていった

付き合う友達を失ったこなたは気付けば大学を中退し、ネトゲ廃人となっていた


十数年後、ひさびさの同窓会に顔を出すと、かがみもつかさもみゆきもみさおもあやのも既に結婚しており、
楽しそうに連れてきた子供を紹介しあったり、今の生活について談笑し合ったりしていた
30近くにもなって未婚どころか無職ニートをしているこなたにとって、もはやそこに声を掛ける場所は無かった

数日後、踏切で女性が電車に飛び込む人身事故が新聞の片隅に小さく載ったが
気にも止めるものは誰もいなかった
272名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 21:17:23 ID:jjM6YmJq
かがみやみゆきってこなたへの義理は相当低いしな
”らきすたの宇喜多直家と松永久秀”の異名持つだけに謀殺を駆使して人気を手に入れる
非情女だし許せん!
273名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 21:22:03 ID:foJ4OB3g
池沼がコピペと駄文で必死だなwww
死ねよ高校中退の夜勤wwww
274ペテ・クルルーソウ:2009/10/25(日) 22:09:58 ID:1Ziw9gTq
 差し支えなければ、5分後に投稿致します

 題名:『高良みゆき誕生日記念SS』
 登場人物:みゆき・こなた・かがみ・つかさ
 非エロ・ネタ系
 使用レス:8〜10使用予定
 
275:2009/10/25(日) 22:14:17 ID:1Ziw9gTq
 ある日、学園にて
「ウハッ、いよいよ明後なのですわー!」

 当然、高良みゆきが吠えだした


   【高良みゆき誕生日記念SS】

 高良みゆきの突然の咆哮の所為で、みゆきの隣に座って牛乳を飲んでいたつかさが、盛大に吹き出した
「あぶっ」
 そして、運悪くつかさの目の前に座ってコロネを頬張っていたこなたの顔に盛大に掛かった
「ごめ〜んこなちゃん、今拭くから!」
「いや、大丈夫だよつかさ、自分で拭くから」
 こなたはスカートのポケットからハンカチを取り出し、顔を拭いた
「つかさは悪くないよ、悪いのはみゆき、貴女よ!」
「そうだよ〜ゆきちゃ〜ん、急に大声を挙げるから〜」
「フフフ、すみません」
「ところで聞くけど、明後日は何が有るのよ?」
「明後日は確か…………あっ、明後日はみゆきさんの誕生日だね!」
「そうです!そうなんですよ!流石は泉さん!よくぞ覚えてくれました!!」
 机に身を乗り出し、こなたに顔を近付けた
 近っ、近いぞ!少し離れろよみゆき
「オーバーだよみゆきさん、覚えてるのは当然の事だよ」
「そう言えば、確かに明後日はみゆきの誕生日ね。忘れてたわ」
「え〜、かがみ酷いよー、友達の誕生日はちゃんと覚えとかないとー」
「うっ煩いなー、悪かったわね!…………つかさも覚えてたの?」
「ウン、チャント、OBOETETAYO、ONEECHAN」
「明らかに忘れてたわねつかさ、後半ローマ字になって読みにくいわよ」
 姉妹揃って忘れてたのかよ
「明後日は確か日曜日だよね、せっかくの休みなんだし、一日中はみんなで楽しもうよ!」
「そうだねーこなちゃん、いっぱい楽しもー」
「そうね、じゃあ帰りにどっか寄ってく?みゆきの誕生日プレゼントを買いに」
「べっ別に、そこまでしなくても……」
「いやいや、駄目だよーみゆきさん、そんなに遠慮しないで。欲しい物が有れば何でも言って」
「何でも、ですか……」
「そうそう、私の出来る範囲なら何でも挙げるから。だから遠慮せず言って」
「そうですか……」
 そう言うとみゆきは、真剣に考え出した
 流石、こなたは優しい。こんなに友達想いで、素敵な娘だとつくづく思う

 みゆきはしばらく考えた後、口を開いた
276:2009/10/25(日) 22:15:12 ID:1Ziw9gTq
「では、私は……」
「ふんふん」
 こなたは頷きながら、次の言葉を待つ
「私は……………
…泉さんが欲しいです」
「ふんふん…………へっ?」
 突然の告白にこなたの動きが停止し、周りに沈黙が訪れる
 みゆき……今、何て言った?…………こなたが欲しいって、言わなかった?
「ゆきちゃん……今さっき、こなちゃんが欲しいって、言わなかった?」
 キョトンと留まっているこなたの代わりに、つかさが話し出す
「ええ、言いました、私は泉さんが欲しいと」
「あっあのさ、みゆき……こう言っちゃ何だけど、こなたと貴女って女同士じゃない?」
「そうですが、それが何か?」
「何かって言われても、少し変だとおもわなi「いえ、少しどころか全く変だと思いませんよ」
 そっそそそ即答かよ!最後まで言い終わる前に被せやがって!
「実と言いますと、前から泉さんに好意を寄せていたんです」
「そうだったの、気付かなかったよ……」
「ええ、ずっと隠してましたから」
 正直、私も気付かなかった、まさかみゆきがこなたの事、好きだなんて気付かなかった。その様な素振りも見えなかったのに

「みゆきさん、私の何処が良いの?」
「そうですねー迷いますねー総てです」
 ぶはっ、迷ってねぇ!
「正直、泉さんの良いところを挙げるには、少し時間が掛かります。4,5時間掛かります」
 ぐはっ、少しどころじゃねぇ!
「まあ、強いて挙げるとするならば、泉さんの小さなお身体には、私の萌え要素と愛と幸せが沢山詰まっておりますね」
 と、言い終わった後、眼鏡をクイッと上げる
「そっそうなんだ」
 こなたは顔を朱く染めながら俯いた
 こなた気を付けた方が良い。こいつは何か狙ってるぞ
 こいつの口から『萌え要素』が出た時点で、かなりの不気味さが漂ってくる
「ゆきちゃんって、なんか、大胆になって来たね」
 少しばかり背景になってた我が妹が、声を掛けた。なんだ居たのか
「私は泉さんの事が本当に好きです。好きなんです。」
 わかった、わかったからみゆき、取り敢えず落ち着け。あのこなたがすっかり茹で蛸状態だ
「私の頭の中には、もう、泉さんの事でいっぱいなんです。頭の中の泉さん状態なんです!」
 確か、『頭の中の消しゴム』という映画があったな
277:2009/10/25(日) 22:18:05 ID:1Ziw9gTq

「どれくらい泉さんの事を想ってるかと言いますと…………
『いつも素敵な貴女を
ずっとずっと
みつめていたい
さしずめ私は貴女の虜
んがっくっくっ
すべて、そう総てが
きになって、夜も眠れないのです。』
↑因みに縦読みでも、私の想いが含まれております」
 うるせぇよ、もう黙れよ、ッて言うか『ん』の部分無理やりじゃねぇか
「ゆきちゃん本当に落ち着いて、こなちゃんから湯気が出て来てるよ」
 あっ、本当だ。こなたが茹でこなたになってる。
「お顔を真っ赤に染めた泉さんも可愛いですよ」
「あうう……」
 もう止めて、こなたのライフはもうゼロよ!!
 おかしい、みゆきがだんだん自重しなくなってる……

 ジュルリ

 はっ、今のなんの音だ!?みゆきの方から聞こえてきたぞ!
「では、冗談はさておいて、本題に入ります」
 本題って、なんだ?
「泉さん、誕生日当日、私と………………デートしてくれませんか?」
「「「へっ?」」」
 私とつかさとこなたの声が重なった。……今…………なんて…………
「私の誕生日当日に、泉さんとデートがしたいのです」
「えっと、その…………」
「せめて、1日だけでもお願いしたいのですが、駄目ですか?」
 なっなな……
「何を言ってるのよ、みゆきぃ!冗談は程々にしてよ!!」
 私は思わず立ち上がり、声を荒げてしまった
「至ってマジです」
「!!」みゆきは、私と対象に冷静でそう応えた。
 みゆきの目には、一寸の曇りが無かった。曇って欲しかったが、お前は何処の超能力だよ
「ゆきちゃん……私達だって、ゆきちゃんの誕生日を祝いたいよ……」
「つかささん……誠にすみませんが、それは夕方からでお願い出来ませんか?」
「えっ…………」
 どうやら、偉く本気の様だ……。どんな梃子を使っても無駄みたいだ
 だが、問題はこなたがどう返すかだ。受け取るか断るかで決まる
「…………良いよ」
「「えっ!!」」
 私とつかさは、こなたの方へと同時に振り向いた
「良いよ……みゆきさん、一緒にデート……しよう」
「ちょっとっ、こなた本気なの!?」
「もしかして……こなちゃん……ゆきちゃんの事が…………」
「正直……判らないんだ……私が……みゆきさんの事が好きかどうかは…………」
「だったら……なんで……」
278:2009/10/25(日) 22:19:04 ID:1Ziw9gTq
「でも、みゆきさんの誕生日だし……みゆきさんにも、結構善くして貰ってるし……せっかくの頼みなんだから……」
 たがらって…………こなた…………
「その日だけで良いので、お願い出来ますか?」
「うん、良いよ」
「有り難う御座います。泉さん……」
 まさか…………こんなに、すんなりと承諾するなんて…………もしかして、こなたもみゆきの事が…………
 いや、それは無いな
「御免ね、かがみ……つかさ。みんなでやるのは、夕方ぐらいからで良いよね……」
「…………判ったよ、こなちゃん……」
「有り難う……つかさ」
 ………………
「…………かがみ?」
「…………勝手にすれは良い」
 私は、ぶっきらぼうに、そう応えた
「有り難う……かがみ」
 ………………何だろうか、この気持ちは……変に不快感しか抱かない。
 予定を勝手に決められた所為なのか、それとも、みゆきとこなたがデートする事になった所為なのか…………正直判らない
 何なんだろう、この気持ちは…………
 キーンコーンカーンコーン

 昼休み終了のチャイムが鳴った
 今更チャイムが鳴るのか、なんか遅い気がする
 私は納得が行かないまま、自分のクラスへと戻った

 そして、その日が来た

 2人の待ち合わせ場所を知らないので、つかさと一緒にこなた宅の近くにバレない様に身を潜めた
 数分後、こなたが玄関から出て来た

 うおっ、何この服装!マジ可愛い!パネェ!然も、スカートまで穿いてる!危険!らめぇ!!あ〜もうっ、可愛すぎる!文書で表せない程に!!(作者の表現不足含め)
 こなたが歩き出した。そして私達は気付かれない様に跡を追う

 あっ、因みに言うけど此はストーキングじゃないわよ、尾行よ、こなたの貞操の為にも尾行してるのよ、勘違いしないでよね!

 (笑)

 コラつかさ、笑う所じゃないわよ

 こなたは、公園の噴水場で待ち伏せしていたみゆきと合流し、そのまま歩き出した
 よし、2人に気付かれない様に尾行再開d、えっ、みゆきの服装はどんなのか?だって
 知るかよ興味ねぇよ、どうでも良いですよbyだい●ひかる
279:2009/10/25(日) 22:21:38 ID:1Ziw9gTq
 そして2人は、近くにあったお洒落なカフェテラスの店内に入った
 私達は、遠目から隠れて店内の2人の様子を確認する
 店員に、窓側に設けてあるテーブルに案内されたお陰で、2人の様子が良く窺える
 注文を受け終えたのか、店員は2人の元に去って行った。何を頼んだろうか……

 数分後、注文された料理が2人の元へと運ばれた
 遠目から見ると多少分かり難いが、みゆきはサンドイッチとお茶(何のお茶か判らないが)で、こなたはチョココロネとオレンジジュースのようだ。つか、カフェテラスなのにチョココロネ普通に有るんだ
 それにしても、2人はなんか楽しそうに食事をしている
 正直羨ましい……私もこなたと一緒に食事したかったな
 私がこなたと一緒に楽しく、且つラブラブに食事している光景を思い浮かべていたら、傍に居たつかさが話し掛けてきた
「妄想癖お姉ちゃ〜ん、私もお腹空いた〜」
「煩いわね〜、少し我慢しなさいよ!我慢出来ないならあっちにコンビニが有るから、食べ物買って来なさい!!」
 つかさは、「こんな薄情な姉が此までに居ただろうか」と、呟きながらコンビニへと向かった
 視線を2人の方に戻すと、本当に楽しそうにしているので、なんか本気に羨ましく思う。羨ましいのう羨ましいのうギギギ
「お姉ちゃ〜ん、買って来たよー」
「あっ、有り難うつかさ」
「はい、バルサミコ酢」
「……………………それだけ?」
「ちゃんと2人分有るよ」
「………………………………」
 久しぶりに我が妹に殺意が湧いた
 つかさが買って来たバルサミコ酢を飲みながら、監視を続けた
「なんかこうやってると、刷り込みみたいだね、お姉ちゃん」
「其れを言うなら、張り込みでしょ」
「ご飯の中にいろんな具材が入ってるねー」
「其れ、炊き込み」
「あっ、あの人、列の途中から入って来てるよ」
「其れ、割り込み」
「危険だから止めてねー」
「其れ、駆け込み」
「お腹痛いねー」
「知らんわ、そんなの」
 何、この会話
 そうこうしてる内に、2人は食事を済ませたのか、テーブルにデザートが運ばれてきた
 運ばれてきたのは、2種類のパフェ。みゆきはイチゴパフェ、こなたはチョコパフェの様だ
280:2009/10/25(日) 22:22:38 ID:1Ziw9gTq
 こなたはどんだけ、チョコが好きなんだ。私も人の事言えないけど
「んっ、何やってるのか2人は………………ま さ か 」
 みゆきがスプーンでパフェを掬い挙げ、こなたの口元まで運ばれてきた
 ……………………所謂、『あ〜ん(ハァト』で、ある!!!
 そしてこなたは、恥ずかしそうに頬を染めながら、それを………… た べ た 
 『あ〜ん(ハァト』成立である!!

「あっあああああああああああああああ」
「どうしたの?お姉ちゃん」
「あっあああああああああああああああ」
「もちつK、取り敢えず日本語でおK」
「みゆきとこなたがAaあ〜ん」
「うん、分かるよ、見てたもん」
「ふしゃ〜」ちくしょー、羨まシティー。私もあ〜んしたイングランド、むしろこなたとトゥギャザーでハチャメチャなコーリング
「ねぇつかさ、この空いた瓶で火炎瓶作れない?」
「作れるよ、用意しようか?」
 作れるのかよ、マジ引いた
「あっお姉ちゃん、こなちゃんとゆきちゃんがお店から出たよ」
「何っ、追うわよつかさ、見逃さない様にしなきゃあ」
「わかったよ、ストーカーお姉ちゃん!」
「ちょっ、おまっ、ストーカーじゃねぇしwwww」

 今現在、午後2時過ぎ。2人が向かった先は、どうやら映画館のようだ
「次は映画かぁ〜、やっぱ、デートには映画は付き物なのね」
「こなちゃん達は、何の映画を観るんだろ?」
「確か、この時期にやっている映画は確か…………サスペンスホラーだったような〜」
「ほっホラー!?」
 と、つかさの顔がどんどん青ざめている。確か、ホラー系は苦手だっけ
 あっ、店内へ入って行った、私達も入るぞ
「おっお姉ちゃん、あそこに入るの?」
「あそこに入るの?って、つかさはエロいわね〜。入らなきゃ駄目でしょ、2人をちゃんと確認しないと」
「何がエロいのか別として、本当に入らなきゃ駄目なの?」
「ねぇ、つかさ…………」ガシッ
「なっ何っ、お姉ちゃん……」ガクブル
「 四 の 五 の ぬ か す な 」
「ぅっ、ぅん…………」
 つかさをドナドナしながら、店内へ入った

 店内はほぼ満席状態だった。結構スプラッタな表現が海外では評判で人気になり、既に続編も制作されているらしい映画なので、マスコミや口コミのお陰なのか、日本でもこんなに大盛況している程になった
281:2009/10/25(日) 22:26:16 ID:1Ziw9gTq
 そして、此の映画のタイトルが『エイリアンVSプレデターVSゾンビVSキョンシーVSプレスリー男VS助さん』だ、そうだ
 正直、カオス過ぎてどんな映画なのか検討も付かん。こんなんで続編が既に制作されているなんて、とっても恐ロシア
 こなた達の様子が窺える範囲の席に座る
 ブーーー−(屁じゃない)
 おっ、もう開演する時間ね
 隣に座ってるつかさを見てみたら、なんか白眼むいてた。気が速いわよ、つかさ

 暫く2人を監視しているとみゆきが、「きゃっ」とか「ひゃっ」とか「恐い!らめぇ!!」とか言う度に、こなたに抱き付いた
 こなたも特に嫌がらず、抱き付くみゆきに「ははは、みゆきさんは恐がりだねぇ」と、頭を撫でながらあやした
 くそっ、私と代われ!みゆき!!
 なんもリアクションを起こさないつかさを不信に見てみると、なんか口から泡が出て来ている
 お前は蟹かと、心の中で突っ込んで置こう
 そして、世にも下らない3流映画は終盤に近付こうとしている

 意外だった……マジで意外だった……まさか終盤にドンデン返しが来るとは

 ゾンビやエイリアン等を総て打ち倒したプレスリー男は、恋人の助さんと結ばれると思ったが、実は助さんはホムンクルスで、プレスリー男を担いで自爆オチという
 厨二病満載の映画だったが、全世界の私を別の意味で泣かすとは、この映画…………なかなか侮れん!
 周りの客がどんどん引いて行き、こなた達も席から離れ、出入り口に移動するのを確認した後、つかさに声を掛けた

 が…………
『へんじがない、ただのしかばねのようだ』状態になって居た
 この『へんじがない、ただのしかばねのようだ』状態のつかさをほっとく訳にはいかず、『へんじがない、ただのしかばねのようだ』状態のつかさの魂を急いで見つけ出し
 『へんじがない、ただのしかばねのようだ』状態のつかさから『ただのつかさ』に戻し、大急ぎでその場から離れた
 一応、後日につかさに映画の感想を聞いたが、つかさ曰わく『正直、内容は覚えてないけど、綺麗な湖の上で見知らぬおばあちゃんが手招きしてた』そうだ

 よかったよかった
282:2009/10/25(日) 22:27:04 ID:1Ziw9gTq
 時刻は午後5時を過ぎた頃
 2人は最初に待ち合わせした公園に戻り、ベンチに座った
 私達はその後ろの方へと隠れた

「どうでしたか、泉さん。楽しかったですか?」
「うん、とっても楽しかったよー。本当にありがとー」
「喜んで頂けて安心しました。私も泉さんと一緒に居られて、本当に楽しかったです」
「へへへー」
 なんか…………2人から、ほのぼのとした雰囲気が漂っている。畜生、妨害したろか!?
「この後どうしようか?」
「そうですね……少し時間が経ちましたら、私の家に戻りましょうか?」
「そうだね、かがみとつかさが来るからね。後で電話で呼ばないと」
 そう、最初は私とつかさが夕方くらいにこなたから連絡を受け、みゆきの家に行き、集まった所でみゆきの誕生会をやる予定だったが…………2人は気付いただろうか、私達が勝手に尾行している事を……

「本当に楽しかったです……」
 みゆきが、なんか感傷に浸っている様だ
「本当は……いつまでも、泉さんとこうして居たかったですね……」
「えっ……」
 なんだとコノヤロウ、させてたまるか!
 くっそー、マジで妨害したい、邪魔したい、ムガー!
「どうしようか、どうしたら良いと思う?つかさ」
「う〜ん、もう食べきれないよぉ〜」
「そうか、食べきれないかぁ、成る程……………………つかさ?」
「すかぴー」
 …………寝てるし
 つかさの口元を手で塞いで、空いた手でつかさの鳩尾に狙いを定めて…………打つべし!!
 ヒュッ、ドゴォ!
「っへぼす!」
「…………つかさ……起きた?」
「あっ危うく口から……国民的美少女が出してはいけない物を出すところだったよ……お姉ちゃん……」
「そうか、そりゃあ良かったね」
「ううう、ヒドス……」

「なんか、後ろから音がしたね」
「そうですね、何でしょうか?」
 やっヤバい気付かれる、なんとか誤魔化さないと!
「にゃっニャアー、ナーゴ」「ミーミー、フニャオ」

「……どうやら、犬の様ですね」「そうかー犬かぁ」
 猫だコラ!おっとつっこんだらバレてしまう、堪えないと

「泉さん…………前にも言ったように、私は泉さんの事が好きなんです」
「うん」
283:2009/10/25(日) 22:29:51 ID:1Ziw9gTq
「今日、泉さんとデートが出来て、本当に嬉しかったし、楽しかったです」
「うん、私も」
「今日と云う日を、何度も何度も待ち望んでました。私と泉さんで2人きりになる事を……」
「うん」
「泉さん……」
「ん?」
「私とお付き合いしてくれませんか?」
「………………………」
「…………………………」

 遂にみゆきが、こなたに告白した。こなたはどう返事するのか

「………………少し、時間をくれないかな?」
「…………お時間ですか?…………わかりました」
「ゴメンね……」
「いいえ、焦らなくても大丈夫ですよ」
 返事は保留って事か、けど、今までのこなたの行動を監視する限りは何か脈ありそうだ
 そう言ってるけど、やはりこなたはみゆきの事が……

「そろそろ良い時間ですので、私の家に行きますか?泉さん」
「そうだね、みゆきさん」
 おっ、そろそろ移動するのか、私達も急いで家に戻らないと……
「其れでは行きますか泉さん
そして、かがみさんとつかささんも」
 !!えっええ……
「えっ、かがみとつかさが居るの!?どこに!?」
「ずっと、私達の後ろから浸けて来たんですよね」
「そうなんだ、私は気付かなかったよ」
「へへへ、バレてたみたいだね、お姉ちゃん」
「そうみたいね……」
「なんで、かがみとつかさが……」
「ゴメンねこなちゃん、怒らないでね……」
「私達はこなたが心配で……」
「泉さんの何を心配にしてたんですか?」
「いや……それは……ははは」
「幾ら何でも、かがみさんが心配している事はしませんよ」
「一体、何を?」
「気にしなくても大丈夫ですよ。泉さん」
「?」
「では、行きましょうか皆さん」
「あっ、私達は一旦家に戻るね!こなちゃんとゆきちゃんは先に行っといて」
「うん、わかった。行こう、みゆきさん」
「はい」
「ゴメンね、待っててねー」

 そして私達は2人を見送った

「ふう、バレちゃったねお姉ちゃん、私達も急いで家に戻って準備しないと…………お姉ちゃん?」
「……あっ、なっ何っ、つかさ」
「んも〜、聞いてたの?お姉ちゃん。早く家に戻ろ」
「そうね、早く戻らないとね」

 こなた……私は……

 そして、みゆき宅
28410:2009/10/25(日) 22:30:43 ID:1Ziw9gTq
「こなちゃんゆきちゃんごめ〜ん、少し遅れた〜><」
「みゆき待たせてゴメンね」
「いえいえ、大丈夫ですよ。泉さんもお部屋で待ってますので、どうぞあがって下さい」
「うん、わかったー。おじゃましまーす」とてててて

「ねぇ、みゆき……」
「何ですか?かがみさん」
「改めて聞くけど、どうだった?こなたとのデートは……」
「そうですね……最高に……最高に楽しかったです!」
「そう……なんだ……」
「かがみさん、ひとつ聞いてもよろしいですか?」
「うん、良いよ。何かな?」
「泉さんの事、どう思いますか?」
「どうって……」
「好きか嫌いか、ですよ」
「…………そうね、好き、かな」
「それは友達としてですか?それとも恋愛感情で好きですか?」
「友達としては勿論、好き…………でも、恋愛感情ではまだ判らない……」
「そうですか…………私は泉さんの事が好きです。勿論、友達としても、そして恋愛感情でも大好きです」
「………………」凄い、みゆきは凄い……目が真剣その物、なんであそこまで真剣なんだ
 正直、適わない。こなたに対する感情が私より強すぎる
「私は……正直……少し、嫌、大分羨ましかった……こなたとデートが出来た貴女を……」
「そうですか……」
「私にも、同じ様な機会が有れば、やってみたい…………こなたとデートがしたい……」
「………………」
 そうか、やっぱり……私は……
「こなたの事、好きなんだ。勿論、恋愛感情で」
「どうやら、かがみさんは私のライバルのようですね」
「その様ね」
「かがみさん……」
「んっ、何?」
「負けませんよ」
「あら、奇遇ね、私もよ」

「お姉ちゃ〜んゆきちゃ〜ん、何してるの〜早く来てよ〜。待ってるよ〜」
「あっゴメンつかさ、今すぐ行く!…………よし、行こうかみゆき!」
「はい、かがみさん」

「もう、遅いよ〜、何してたの〜」
「そうだよー、主役が居ないと始めればないよー」
「すみません泉さんつかささん、少しかがみさんとお話してたんで」
「なんの話?」
「それはですね……」

「「2人の内緒よ(です」」

「さあ始めよう!」
「そうね、始めましょうか」
「それでは、みゆきさん!」
「「「お誕生日おめでとーう!!!」」」

 そして、みゆきの誕生会は夜遅くまで続いた

285ラスト:2009/10/25(日) 22:33:26 ID:1Ziw9gTq
 宴が終わり、帰りの最中に
「楽しかったねーお姉ちゃん、こなちゃん」
「そうね、楽しかったね」
「みゆきさん、泣いてたね」
「相当嬉しかったんだね」
「そうね」
「………………」
「どうしたの?こなちゃん」
「ごめん、かがみつかさ、先に帰ってて!」
「忘れ物したの?」
「うん、忘れ物!一旦みゆきさんの家に戻るから、先に帰っといてね!じゃっ」
 そう言い終わり、踵を返して、みゆきの家に向かった
「何を忘れたのかな?こなちゃん」
「そうね、なんだろうね……」
 遂に行ったか……これは、私の負けかな

「必ず幸せにしてやれよ、みゆき……」
 私は小さく呟き、歩を進めた

 後日、みゆきとこなたの口から、報告が出た
 誕生日の日にこなたからみゆきに告白をして、付き合う事になったという内容の報告だ
 やっぱりな…………こなたもみゆきの事が好きだったんだな……
 実は以前からこなたもみゆきに好意を寄せてたらしい……それも、私もつかさも初耳だった
 つかさは最初は驚いてたけど、直ぐに快く受けいれた

 そして、みゆきは歓喜の涙を流した。と、隣に居たこなたも、うっすらだが涙を流した
 よかったな……みゆき、必ずこなたを幸せにしてやれよ。
 もし、悲しませる様な事をしたら、一発殴ってこなたを奪うからな
 その時は、覚悟をしとけよ、みゆき


 happy birthday 高良みゆき

 乙
286ペテ・クルルーソウ:2009/10/25(日) 22:39:14 ID:1Ziw9gTq
 投稿を完了致しました
 ありがとうございます

 良かった……間に合った……アブねー

 また、使用予定レスを少し超えてしまいました
 誠にすみません

 今回の投稿は少し趣向を変えたつもりですが……あんまり変わってませんねorz

 感想や批評が有りましたら、お願い致します

 本当にありがとう御座いました
287名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 22:50:03 ID:zLwwBliL
みゆきさん誕生日おめでとう!

>>286 乙
途中の展開はカオスだけど、最後はなんだか切なくなった。
288kt:2009/10/25(日) 23:15:06 ID:7BYvk1ce
どうも
ktでございます

それでは
『カオスな夢のハナシ』

・3レス
・ひより視点
・ネタもの
・単発
それでは5分後に投下開始します
289カオスな夢のハナシ     1:2009/10/25(日) 23:20:30 ID:7BYvk1ce
わー…なんだこれ
何か体がふわふわしてー……幽体離脱?


カオスな夢のハナシ


「カレー作ってくれる?、あやのさんはあっちにいるから」
「はい」
ひよりがふわふわ漂っていると、教室らしきところについた
ところであの人は誰何スかね?、永森さんみたいですけど…ここはどこだか聞くっスかね
あのー永森さん?
「あず○ゃんです」
あずに○んだったんスか!!、一本とられたよ!
…でもこのキャラデザ永森さんとも、あ○にゃんともとれる様な…
「どうだっていいじゃんそんな事♪」
キンキ○ッズっ?!?、今更ァ!?(声裏返る)


さて、外に出たっスね
「お、おっぱい育ってるねぇ」
もみもみ
「そんな…恥ずかしいです」
もにゅもにゅ
「よいではないか、よいではないか」
ふにゅふにゅ
「らめぇ、びくんびくんっ」
…何でこの人たち裸で生活して、乳比べしてるスか?
というか自分でびくんびくん要ったら駄目でしょうが…っ
ーという事は!峰岸さんは…

――今帰ったっス〜!
『お帰りなさい、ア・ナ・タ』
お、いい茶色してるじゃねぇか、グツグツいってやがる
『きゃあっ、、見ないで…恥ずかしい…』
ナスも入れたんスね、怪しく光ってるっス
『あなたのおかげで育ったんだよ……』
美味そうなカレーだぁ…
『ほら…こんなにとろけてる…』
290カオスな夢のハナシ     2:2009/10/25(日) 23:21:52 ID:7BYvk1ce

ほらっ!一緒にお玉を回すっス!
『私、ひよりとすることなら恥ずかしい事なんて何一つない』
あやのはカレー作りの名人スね!
『……じゃあアナタは私をとろとろにする天才』
いやいやいやいやそんな!
『触れる?』
…え?、でも
『気軽に安々でなければいい、それと相手がアナタなら』
ん、あつぅい
『――……ン』
…味も見てみよう
『ナカ、温かいでしょう?』
うん、喉ごしパラダイス!
「…私の大事なものランキングではこのカレー、2番目」
はは、じゃあ一番目はなんスか?
「ひより」――

……はッ?!
興奮のあまり裸族で新妻の峰岸さんを妄想しちゃったっス…ぐへへへ
……いかんっス、いかんっス!
「あやの先輩!」
何!?、遂に登場するっスか!!
さぁ、私にチャージングボおっぱいを見せてくれっスッ!!!
さぁこいッ!、さぁ!!ばっちこぉぉぉぉぉぉーーーーっいッッ!!
「おはよう、あ○さちゃん」
透き通るような美声―
綺麗な栗色でさらさらの長髪―
きらめくブルーの瞳―
やわらかそうで触りごこちのそうな素肌―
抱きつくと甘いにおいがしそうで―
バスタオルを巻いた体から伸びる足はき…
…………バスタオル?

なにバスタオル巻いちゃってンのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉッ?!?
「みんな!寿司があるぞ!ウニもだっ!」「ストロベリィィカムヒアァ!!」
「田村くん、君もいずみに負けない様にな」「また俺余ってるだろッ?!」
「守りし者となれ……そして、強くなれ」「パーマネント」「君たちは人間のー……クズ、ですねぇ」
「プディングとか言うな!プリンの方が可愛いだろっ」「私の後ろに立つんじゃあない」
チクショウ!なんて時代だーーーーーー!!!!!!!
だー…
だー……
だー………

291カオスな夢のハナシ     3:2009/10/25(日) 23:23:12 ID:7BYvk1ce

「だぁぁあッ?!…あ?…あ?」
どすんっ!
思わず飛び起きたひよりは、ベットから転げ落ちた
「痛てて…」
ひよりは辺りをきょろきょろと見回した
……部屋?、どこの?
「ひよりー!静かにしなさい!」
「ごめんなさーい、おかあさーん」
―ああ、私の家っスか
寝ぼけ眼で時計を見ると11時を指していた
けっこう寝てたんスね、、私…にしても―

「何だ、、あの夢……」
292kt:2009/10/25(日) 23:25:06 ID:7BYvk1ce
ありがとうございました…なんつーか…すいません
えー、実話です、かーなーり色を付けましたがカレーとあずに○んと裸族とバスタオルは本当です
違うのはあやのが仕事先の先輩だったところでしょうか

というかこんなんよりもみゆきさんSSをさっさと完成させないと…
293今日は何の日?10月26日編:2009/10/26(月) 21:56:32 ID:J9fm5CIG
みゆき「今日はきしめんの日です。
愛知県の名物「きしめん」をもっと多くの人に食べてもらおうと、愛知県製麺工業協同組合が制定しました。
日付は食欲の秋である10月と、『きしめん』の特徴であるツルツル感を2(ツ)と6(ル)で表した26日の組み合わせから。
『きしめん』は茹でた麺に熱いつゆをかけ、油揚げや鶏肉などの具と共にかつお節やネギを入れて食べることが多く、これからの季節はさ
らに美味しくなります」
こなた「すな〜おなきもちだきしめ〜ん♪」
かがみ「きしめん違いだバカヤロウ」
こなた「おも〜いはツンデレか〜がみ〜ん♪」
かがみ「このニコ厨が!アッ―――――!!!」
294名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 21:57:05 ID:Mit0+r3k
初投稿です

「こなたからの電話」

かがみ×こなた
エロ無
かがみ視点
やや鬱?

レス数はちょっと分かりません。8以上くらい。

5分後投下します。
295名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 22:03:46 ID:UiGHN7SW
>>267

ぶーわさんが帰ってきただと…!?
296こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:04:19 ID:Mit0+r3k
月曜の夜、電話がかかってきた。
相手は・・・泉こなた。

卒業式の日に告白され、正式に付き合いだして3ヶ月になる、
私の大事な、大事な「彼女」

大学は離れてしまったので、そうそう毎日逢っているわけじゃない。
でもなるべく連絡は取るようにしていた。
それが昨日・一昨日の土日、こなたは全く音信普通だった。
例のコスプレ喫茶のバイトが入っていることは私も知っている。
それでもメールにも留守電にも返事がないなんて・・・

寂しさと不安と、ちょっとの苛立ちを覚えながら携帯を眺めていたところだった。
297こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:05:19 ID:Mit0+r3k
こなたの名前を確認した私はすぐに電話に出た。
「もしもし!」
「もしもし、かがみ・・・」
愛しい愛しいこなたの声。
心拍数も血圧も一気に上がってしまったようだ。

「どうしたのよ!電話もメールも返事くれないで・・・」
「う、うん。ごめんねかがみ」
「何かあったの?」
「・・・うん」
298こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:07:32 ID:Mit0+r3k
いつもと様子が違う。
ものすごく落ち込んだ声。
・・・こなた、泣いてる?

少しの間があって、
「ねえかがみん」
「うん?」
「私、わたし・・・」
「・・・」
「私、かがみんが思ってるほどいい子じゃないから!」
泣き叫ぶようにこなたが言った。
いい子じゃないって、どういうこと?
299こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:08:27 ID:Mit0+r3k
「え?なんなの?・・・こなた」
「・・・・・」
「・・・・・」
「今から私が言うことに、もしかがみが『許せない』って思うんだったら、
 もう逢わないし、電話とかもしない」
普段のこなたからはあまり想像できない、低く、落ち着いた声。
でもその声は震えていた。

こなたは何を言うつもりなの?
さっきまでとは比べ物にならない不安と焦りと、そして・・・

諦めの気持ちが私の中で渦巻いた。
300こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:11:19 ID:Mit0+r3k
「こなた、いいわよ。言って!」

もう本当はこの時点で泣き出してしまいたい・・・でも私は努めて冷静を装ってこなたを促した。

また少しの間があった。
そして・・・

「付き合ってるの・・・かがみんだけじゃないってこと・・・」

小さいけれど、はっきりした声でこなたは言った。

想像していたとおりだった。それも最悪の。
すぐに返事ができないでいると、

「さ、最初は、告白したときはもっと軽い気持ちだったんだよ!」
こなたが勝手に続きを話し出した。
だまって聞いていることしかできない私。
301こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:12:28 ID:Mit0+r3k
「大学も分かれちゃったし、このまま疎遠になるのも嫌だなって」
「・・・・・・」
「もうちょっとかがみんと遊びたかったなって」
「・・・・・・」
「こんなに、かがみのこと、好きになるなんて思わなかったから・・・」
「・・・・・・」
「かがみん、優しすぎるから・・・」





時間だけが経過していく。
電話の向こうで、泣いているこなたの声。
302こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:14:16 ID:Mit0+r3k
何も言えない。
何を言っていいのか分からない。

どうしてこなたは私に・・・・
私をどうしたいの?
私はどうしたいの?
こなたの気持ちは?
私の気持ちは?

・・・・・

「ねえ、かがみ」

我に返った。
もう、こなたは泣いていない。

「どうするの?私と別れる?」
「そんなこと・・・」
「言っておくけど、私は私だよ。変わらないよ」
「・・・・・」
「お願い!別れるなら別れるでいい。かがみんも変わらないでいて!」
303こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:17:59 ID:Mit0+r3k
これは、「二股でいいなら付き合ってあげる」というこなたからの最後通牒だ。
答えははじめから一つしかない。
こなたと別れるなんて、できない。

「今までどおりでいいわ」
泣きそうになるのをこらえて、私は言った。

「ふふ」
安心したようなこなたの声がする。
「かがみんも私の虜なんだね」
いたずらっぽくこなたが言った。

そう、わたしはこなたの虜。
「かがみんも」・・・こなたの虜って何人いるんだろう?

「でも」
本当はとてもつらいのよ・・・と言おうとした矢先、
「あのねあのねかがみん、実はバイト先でね」
遮るように突然こなたがしゃべりだした。
304こなたからの電話:2009/10/26(月) 22:20:40 ID:Mit0+r3k
・・・・・・・

こなたの彼女の一人は、あのバイト先の子だった。
以前バイト先に遊びに行ったとき長門有希のコスプレをしていた子。
雰囲気や声が岩崎みなみちゃんに似ていて、ちょっと印象に残っていた。

だけど長門さん(仮名)は最近常連客の一人と付き合いだして、
要するにこなたとの三角関係になってしまい、
この週末はその事でひと悶着あったということだそうだ。

店長まで巻き込んで話し合いの場が持たれ、一応こなたが身を引く代わりに
常連客も店やほかの客に迷惑をかけないということで決着したらしい。
しかしこなたは、実は身を引く気など全然なくって・・・・

以上がこなたが(一方的に)私にした話。

・・・・・・・
305こなたからの電話ラスト:2009/10/26(月) 22:21:57 ID:Mit0+r3k
私は、待ち受け状態の携帯をふたたび眺めながら考えていた。

(こなたはバイト先のトラブルを誰かに聞いて欲しかったんだ)
(でも、話せる相手は私しかいない)
(私に話せば、私以外の人と付き合っていることがばれてしまう)
(だから、こなたは悩んだ末に私に二股を告白した)

『聞いてくれただけでも嬉しかった。ありがとうかがみん』

電話を切る直前こなたは言った。

私がこなたにとって必要な人であるということ。それは素直に嬉しい。
だけど・・・

「いいわ!」

着替えを終えて、ベッドにもぐりこむ私。

「何人『彼女』がいたってかまうもんですか!いつかきっとこなたを」

「私だけのものにしてみせるわよ!」


頭から布団をかぶる私の頬を

涙が伝っていった。
306名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 22:26:38 ID:Mit0+r3k
以上です
ありがとうございました

SS自体まともに書いたのが初めてだったので
心理描写など至らぬ点はご容赦&ご指摘いただけるとうれしいです

307名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 22:28:12 ID:Em/ty7kf
リアルタイムで読んできました。
けっこう続きが気になるSSですね。
ここのところ創作意欲が湧かなかった頃なので、
このSSを読んでまた書きたくなりました。
GJでした。次も期待しています!
308名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 22:32:08 ID:xCeZFgV+
>>306
リアルタイムで見てました。初投下お疲れさまでした。
最初のうちは緊張するかと思いますが、すぐに慣れますよ。
かがみとこなたの関係がどうなってしまうのか…… 続きに期待しています。
309名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 23:23:14 ID:Mit0+r3k
>>307
>>308
ありがとうございます

改めて読み返すと、いろいろ細かい表現不足が気になりましたw

次回作がこれの続きになるかどうかは分かりませんが
またよろしくお願いします
310今日は何の日?10月26日編:2009/10/26(月) 23:26:08 ID:J9fm5CIG
>>306
同じくリアルタイムで読ませていただきました。
wktkせずにはいられない展開で続きがとても気になります。
強いてアドバイスするとすれば、1レスの文章量が少ない事でしょうか。
保管所の参考資料にありますが、1レスの許容量は50行前後2000字以内ですから、もう少し楽に投下できると思いますよ。
次回作に期待してます。GJ!!

そしておなじこなかがネタで1レスSSを投下させていただきます。

タイトル:1レスSS:読書の日
カップリング:こなた&かがみ
属性:エロなし、ほのぼの系
3113-797:2009/10/26(月) 23:27:26 ID:KZgecAjc
久しぶりにまとめサイトを覗いたら拙作に素敵なイラストが!
自分の書いた文章に絵を付けて貰うって憧れだったので凄く嬉しかったです。
ありがたやありがたや。
3121レスSS:読書の日:2009/10/26(月) 23:28:20 ID:J9fm5CIG
「かがみ〜この本読んでみない?」
秋晴れのまぶしい10月27日の昼すぎ、放課後デートの最中に私は一冊の本をかがみに差し出した。
「珍しいわね。あんたが活字を薦めるなんて」
「まぁ私も少々文学なるものに触れてみようかと思ってね」
「ふ〜ん。で、どんな本なの?見たところラノベじゃないようだけど」
「まぁまぁ、そこは読んでのお楽しみってことで」
近くの公園のベンチに座って二人して読書に勤しむ事にした。
私が読むのは先ほどゲマズで買ったコミックの新刊だが。
「私には文庫を薦めておいて自分は漫画かよ……私そのタイトルのラノベ持ってるから、今度読んでみれって」
「まぁ考えときますよ」
かがみの攻撃を鮮やかにかわし、漫画の世界に逃げ込んだ。
「もう……」
かがみもため息をつきながら私が渡した本のページを捲り、読書の世界へと旅立っていった。

小一時間ほどすぎた頃だった。
「………っく………ぇぅ………」
本を読んでいるはずのかがみのほうから嗚咽が聞こえてきた。
(おお、思ったより早かったな)
かがみに渡した本は純愛小説の王道とでもいうべき作品で、感動と涙を誘うシーンがそこらかしこにちりばめられている、この作者さんの
超大作ともいえる本だった。
なにを隠そう、私も初めて読んだときは一人部屋の中でえぐえぐいってたものだ。
かがみは感受性の強い女の子だからきっとこの本に共感してくれると思っていたのだが、効果は思った以上だった。
私はちらっ、と横に目をむけてかがみの顔を覗いてみた。
「………ぅぅ……ぐすっ…………」
案の定かがみはぽろぽろと涙を流しながら本の世界に没頭している。
そして私は、そんなかがみの表情に見とれていた。
(ああ……やっぱりいいなぁ)
かがみにこの本を読ませた理由はもう一つあった。
それは、かがみの泣き顔が見たかったからだ。
私は基本的に、かがみの表情は全部好きだ。
笑顔はもちろん、怒ってる顔や落ち込んでる顔、どれも大好きだ。
でも一番好きなのは、泣いてるときの顔なんだ。
初めてかがみと想いが通じ合ったとき、かがみはうれし涙で泣き崩れた。
そのときのかがみのあまりの可愛さに、私は思わずかがみのファーストキスを奪っちゃったんだっけ。
だけどかがみは基本的にツンデレだから、泣いてるところなんてまず見せてはくれない。
だから少々卑怯だけど、こういう手段をとらせてもらった。
パタン
私は読んでいた漫画を閉じて、かがみんウォッチングに集中することにした。
できれば携帯のカメラで撮って永久保存したいところだけど、さすがに気付かれちゃうから網膜に焼き付ける事で我慢するとしよう。
「………ぅっく………ぇぅ……」
かがみはじっと見つめる私には気付かずに、物語の世界にどっぷり浸かっている。
(うん。やっぱりかがみの泣き顔は最高だよ。すごく可愛い。
この顔を見るためなら、何度でも泣かせたい。なんて思う私は終わってるのかな。
好きな人を泣かせて喜ぶなんて、そうとうキてるよね。
あ、その涙を拭う仕草は反則ですよかがみさん。萌え殺す気ですか)
無防備なその頬にキスしたいと思う気持ちを抑えるのがこれほど大変だとは……
優しい日差しの中涙を零しつづけるかがみを、私はかがみが気付くまで、ずっとずっと、見つめ続けるのだった。
今日は文字・活字文化の日。
2005(平成17)年制定の『文字・活字文化振興法』により制定された記念日。
または読書の日。
「読書週間」の1日目の日。
こんな素敵な日が二週間も続くなんて……
読書の秋に乾杯。
313さすらいのらき☆すたファン:2009/10/26(月) 23:30:33 ID:J9fm5CIG
以上です。
明日から読書週間です。
SSを読んで、たくさんコメントを書いて、らき☆すたの女の子でエロパロスレを盛り上げましょう!!

ヘッダーの名前が小ネタ投下したときのままになってたorz
314名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 23:33:54 ID:KZgecAjc
>>310
GJ
そういう泣かせかたは素敵ですね。
泣き顔が美人というのは実にかがみらしいと思います。

それと割り込んでゴメン。
315名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 23:37:16 ID:5h/XsmEi
ベジータ、少しは落ち着けよ
316名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 23:41:22 ID:5h/XsmEi
今のは>>273へのレスね
317名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 00:06:04 ID:vEQVHMdD
>>306
GJでした
初めてとは思えない上手さでしたよ。
続き、楽しみにしてます

>>313
泣きかがみGJです
涙を拭いながら小説を読むかがみ、俺も隣りで見たいわ〜

7巻発売効果か、新人書き手さんの登場
古参書き手さんの復活など、賑わってきましたね
読書週間、新作を投下……と思ったら、規制かよorz
SS完成してるのに投下できないもどかしさ
(携帯よりカキコ)
318名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 05:21:21 ID:fveE2tA7
2回続けてdat落ちwww
恥知らずもいいところだな
死ねよキチガイ住民


「泉こなたを自殺させる方法」を考える32
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1250792266/
319名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 00:16:24 ID:r4ogYz5a
>>292
ひよりってさ、そんなに「っす」って付けるキャラだっけ?
まぁ特徴的な語尾さえ付ければキャラの書き分けがしやすくなるんだろうけど、
翻せばそれって個性を活かしきれてないだけのような。

それと、展開に付いていけない。
伏線も必然もオチも起伏もなく、単に突発的に場面やキャラがコロコロ変わるだけだ。
これでは「カオスな夢の話を書こうとした」のでは無く、
「支離滅裂な展開に対する言い訳の為に、タイトルをカオスな夢のハナシにした」
のではないかと邪推もしたくなる。

ノリで押し切ろうと思って書いたのかもしれないけど、
それならせめて台詞運びや地文にテンポが欲しかった。
たったの3レスなんだから。


感想としてはこんなところかな。言い過ぎてたらごめんね。
尤も、正直な感想述べる事に問題があるのなら、次からは本心隠して
 g j コ ー ル
に迎合する事を考えるかもしれない。
320名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 00:49:21 ID:zTKfDcJW
>>319
別に間違ってないと思う

でも言葉の使い方に気を付けたほうがいい気がする
321名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 04:35:14 ID:IMmtRW9F
>>319
指摘はだいたい分かるけれど、別にここはSSの技術を向上させるスレじゃないからなあ。
お話が気に入らなければ迎合GJとやらをせずとも、スルーすれば良いだけだし。
322名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 04:43:07 ID:CRwsv/35
おや?
ぶーわ氏がさらりと戻って来てたのね。
ロダにうpだと気がつき難いねw
3234-320 ◆oJsJ6TJSoY :2009/10/28(水) 08:37:53 ID:/eXTtnKH
4-320です
現在、アクセス規制に引っ掛かっており、2chに投下できない状況です
避難所SS投稿スレの方に「輝く季節へ」の最終話を投稿させて頂きました
しばらくは避難所生活になりそうですが、お読み頂ければ幸いです
324名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 09:43:18 ID:d/cHgAmt
>>319はこのスレの初期でも似たような事喚いてる奴だろ

感想を述べるのは構わないし、よく見てると思うが、最後のは作者さんに向けて言う事じゃない

と言ってもわかってもらえんだろうし、大人しくGJ迎合しててもらうのが一番だと思う俺は多分間違ってない
325名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 10:07:30 ID:v2a7pvo3
GJです
>>323
4-320氏作品のurl
避難所SS投稿スレッド
http://www.sonokawa28.net/bbs/test/read.cgi/luckystar/1198667992/80-85



>>324
その避難所に、5ヶ月前にも >>319と同じような事を言ってるのがいるな、作品の1つ前のレスなので気づいて偶然とは言え笑った


79 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/24(Sun) 21:42:31 ID:7SGCkzWo
本スレ見て思った
ひよりは「ッス」ってそんなに多用しない
少なくとも、同学年に対しては使ってない

みさおのヴァといいさ、
語尾や特徴的な口癖真似ただけで、キャラ模倣した気になってる人多いよね
326名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 12:39:22 ID:g+d7IHJs
パロディってのは、特徴の強調も含むもんだよ。似顔絵や物真似とかだってそうでしょ。

つかさ、そういうことを言うこと自体無粋なんだけどな。
キャラ改変すらある二次創作じゃ、科白の主が誰だかわかんなくなりかねん。

なーんか、原作至上主義者と同じような空気を感じるなあ。
327名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 14:50:48 ID:ERcRZPId
まあ作者さんが、『悪い点を指摘して欲しい』と明言しているなら言葉を選んだアドバイスはありかと思います

ただ、この手の議論は堂々巡りになるだけだから止めときましょう。テンプレ通り『気に入らない人・作品はスルー』が基本原則ってことで
328名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 21:28:38 ID:6VxV+3mY
今朝、こなた愛のふたなり黒つかさがこなたを調教する夢を見た
起きてから同じくこなた愛のふたなり黒ゆたかがこなたをレイプするも、処女じゃないことに気づき、嫉妬に狂いながらつかさに開発された体を蹂躙するという電波を受信した
329名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 21:47:33 ID:/eXTtnKH
>>328
さあ、読書週間のうちにUPできるように
その妄想をSSにする作業に戻るんだ
330名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 23:52:46 ID:3CHGl2p0
いや、もうここは、みゆきさんの陰謀によりレギュラー全員ふt(ry
331ねたふり:2009/10/30(金) 00:01:47 ID:aL3vtX2U
みなみが主人公でみゆきとゆたかがこなたを好きでどっちを応援するか悩むとか
かがみ→こなたでつかさとみさおがそれぞれでかがみを応援しようとして足を引っ張り合うとか

3324-320@oka-san:2009/10/30(金) 01:15:13 ID:b+oyYkdd
4-320です
避難所のところに、読み切り「若瀬いずみの憂鬱」
を投下させて頂きますお読みいただければ幸いです

上記議論あったようでしたが、私は批判OKです
むしろ、自分の投下でスレ固まるのが怖いんで
良くも悪くも何らかのレスポンス頂けるのが有り難いです
333名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 22:28:01 ID:2bxIJjNF
>>332
やべ、不覚にも感動した。
ネットでSSとか二次創作ってものの存在を、初めて知った時の、そしてそれを読んだ時の、
あのなんとも言えないときめきを思い出したよ。

原作がもう完結してたり、連載が止まってたりすれば尚更そうだけど、
どんな世界観であれ、原作とは違う新しい話が読める感動ってのは、なにものにも替え難いものがある。
そう、俺もそうやってこの世界に足を突っ込んだんだよな……なんてしみじみ思ってみたり。

シンプルだけど、いろいろ再認識させてくれるいい話だったよ。改めてGJ!
334名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 16:33:37 ID:WPFUP8kz
つかさが不幸になっているようです2
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1256694100/
335p2-user: 527473 p2-client-ip: 218.224.129.226(^^):2009/11/03(火) 21:57:17 ID:IV4XMtxF
ぬるぽ
336名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 22:05:02 ID:IV4XMtxF
あーあ
337名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 00:44:50 ID:QR8oXPbt
いつもお世話様になっております。
新作のSSを投下させていただきます。

タイトル:Imitation-Love 第四話
カップリング:かがみ&ゆたか、つかさ&ゆたか
属性:エロなし
http://www.sonokawa28.net/lsssuploader/src/up0204.txt


規制中でしたのでうpろだを使用して携帯からの書き込みです。
前作の三話で尊敬する職人さんからコメントをいただけて狂喜乱舞しながら物語を練りました。
お楽しみいただければ幸いです。
338さすらいのらき☆すたファン:2009/11/04(水) 01:07:32 ID:QR8oXPbt
名前入れ忘れてましたorz
339名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 07:22:30 ID:gIHXA7wa
あやの誕生日おめでとう!
>>337
まさかの、つかさ登場。
これから先どうなっていくのか続きを楽しみにお待ちしています。
340名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 12:39:11 ID:vLGEj4JD
                                  __
                                   \::`‐‐:-.、___|:`ヽ-:─::─:-.、_
                         _____        `>-‐: : : :.:|: : : : : : : : : : :: : :`ヽ、
                      /::;-‐‐-、:ヘ        /: : : : : : : : ;|: : : ::|、:.: : : : :\::: : :ヘr:‐r‐、
                     j;;/,、    〉:ノ     /: : ;ィ: : : : : :.:/ |V: : :| V: : : : : : \::: :|::::::}::〈
____              ___,.-‐‐、|::ヽ-‐'::'‐::─-;r─j;//: : : :/: :/‐-| V: ::| -‐-: :|i:::.: : :ヘ::ゝ-|-'
─‐┐|  |          _,.-‐:":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.〈.   `/: : : :/'|::/  | V:.:|  ∨:.:|、::.: : : :ハ::: :|
三三|:|  |       ´ ̄ ̄>:.....:.:.:.:.:;ィ|:.:|.:.:.:.:.:.:|∨:.:.:∨   {: : : ::ハ |/____  ヽ:|___ヽ:|:::\:.: :ト、|::.:|
三三|:|  |           /: : : : : .././ |..:|V....:.:.| V:.::|:∨ __∨: ::|::ハ ≡≡    `≡≡ |:/::::::\|:: :|: :|
三三|:|  |         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j.:|-‐|:.| V:.:.::.| -‐-::|::∨::ヽ`ヽ:|、::j         ゛ t' }::: :/|::.: :|::λ
三三|:|  |        j:.:.:.:.,ィ´:.:.:.:.|.:|  |:j ∨:.:.|   ヽ:|ヽ::`~:{´ ̄ハ:ヽ、  r-‐-、   ,r-‐':: :/ .|:: : :|:: :ハ
三三|:|  |        |:.:.//:/.:.:.:.:.:.ハ._´__ `ヽ| ____ |::ヽ:r'j   j:::| `:┼--‐τ" ノ: : : :/ `ヽ、::::|::: :∧
三三|:|  |        |:/ j/|:.:.:.:.:.::|:..}≡≡     ≡≡|:.:.:|::`ーi‐'‐':.:::|、  |__,/ /:: : :/⌒  \::: : : :\
三三|:|  |           V:.:.:.:.:|:.:.j   、__、__,    ’|:.:.::|)::.::|: : :|i:.:|λ  |/   /:r/:: / :|   i:  \:: : : :
三三|:|  |            ∨:.:.:||:.:ヽ、  V  j     |:.:.:..|:::.:.:|: : :||:.:| ヽ、  /;//: :/ .::|     |::   `ヽ:: :
三三|:|  |             ヽ、||:.:.:.:.::>‐`ニ´-‐<:|:.:.:.::|:.:.:.|:: :/ |/   `ー/'-/: :/、__ ::|    |::
三三|:|  |               |:.:.:.:/" `‐-‐'´  |:.:.:.:.:|:.:.:.|::/       ´ j:.;/   `|     |:::
341kt:2009/11/05(木) 18:20:25 ID:xLPvkRX5
どうも
ktでございます

それでは
『マボロシの本物』
・6レス
・みさお兄×ロリあやの
・あやの視点
・元ネタ/7巻101ページ『本物の幻』より
5分後に投下開始します
342マボロシの本物    1:2009/11/05(木) 18:26:22 ID:xLPvkRX5
「――そーゆートコロで目が覚めてね?」
「うぉーい夢かヨ!!、緊張して損した!!」
私がお手洗いから戻ってくると何やらみさちゃんと柊ちゃんが盛り上がっていた
「ただいまー、何話してたの?」
「ん?、あやのの初ちゅーの時の夢を見た―ってさ〜」
「ちょ、ちょーっ!!」
「ん?あれ?、本当の話?、、もうワケわからん…」


マボロシの本物


「みさちゃん?!、何を話してるのかなーっ!?」
「あやや、いたひいたひってヴぁ!」
みさちゃんの頬を引っ張ってみる
「あややって誰かなーっ?」
「あやのの言い間違いだってヴぁっ!」
…さて、本題はここからだわ
「…どんな夢だったの?」
「んぁー?、何が?」
「………」
私は無言で手をわきわきと動かす

「あ、あやのが兄貴にキスされてた話だろ?、それがどーしたん?」
「他には?」
「他って?」
「あー…いや、、何でも無いの」
「変なあやのー…」
「いや、お前のせいだろ…」
柊ちゃんは呆れているみたいだ
「ふぅ〜…」
…良かった…バレてないみたい
あの時あの場所で、、お兄さんと初キスするよりも前に、初えっちを済ませていただなんてっー…!
343マボロシの本物    2:2009/11/05(木) 18:27:34 ID:xLPvkRX5
―――
――

「んじゃーいってくらーっ!」
みさちゃんがトイレにかけこむ、やけに急いでたからよほどなのかな?
「…駄目、かな?」
お兄ちゃんは申し訳なさげな顔をしている
「ダメじゃない、けど…ここでするのぉ!?、お外だよぉっ…?」
「う、いや…ムラムラ来たから…何かもうヤっちゃおうかな、と」
「…ロマンチックのかけらもないよねぇ?」
「……ごもっともでございます」
びゅううう…
やけに強い風がふいた、そしてお兄ちゃんと私はうつむいたままでしゃべらない
…………え、あー、う〜〜…もう、、、いっかっ?!
「あ、ぅ…するならっ!!!!」
私は上着を脱ぎ捨てた
「え、あ、はい!」
みさお兄は突然大声を出したあやのに驚いた
「は、はやく…」
続けてワンピースのボタンを外し、そのまま下ろす
「…はやく…し、して、ねっ!」
そして下着の白いシャツを上げて、おっぱいをお兄ちゃんにみせた

「うぉー!、乳首立ってら!!」
「あうぅ…」
は、はずかしいよぉ〜〜!!、お兄ちゃんにじろじろ見られてるぅ…!
「触っていい?」
え?、さわるの?!、、、そっかえっちなことするんだから…そうだよね…
「う、うん…」
ぺた…
みさお兄はあやののこぶりな成長しきってないおっぱいに軽く、優しく触れていく
あぁ……お兄ちゃんの手のアツさが体中に広がる感じがする…
「ん〜!、まだまだちっこいのがいいよな〜!」
お兄ちゃんは笑顔だ
「う、これから大きくなるんだもんっ!」
「失礼、失礼っ」
くりっくりっ…とお兄ちゃんはわたしのちくびをいじくる
「はぅぅ…」
あやのの頬が肌が段々と紅葉していく
「興奮してる?」
344マボロシの本物    3:2009/11/05(木) 18:29:38 ID:xLPvkRX5
ニヤニヤしながら聞くお兄ちゃん
「ん…そうに決まってるじゃない、っ」
「そかそか、おっぱいぺろぺろしていい?」
「…お兄ちゃん話聞いてるっ?!」
ふぐっ…れろれろ…ちゅぱ…
「…あー?…ひいふぇるひいふぇる」
「ぺろぺろしな、がら…しゃべらない、でよぉっ…」
がくっ、がくがくっ
え?、何か、ひざ…ふるえて……
「気持ちいいんだ?」
いつの間にか顔を上げていたお兄ちゃんに聞かれた
「…………うん」
「素直だねぇ」
お兄ちゃんはおどろいているみたいだ
「だッて…ホントの事だもん…」
「…やっぱりあやのは可愛いなぁ〜!」
「え、ぅ…ありがとう?」
…お兄ちゃんにほめられるとうれs
「と言う事でま○こ舐めさせてくれ!」
………うれしいの…かな?、ううん、今は…それよりも…
「は、ぅ…うん」
する…する…
私は自分でぱんつをおろしていく
このムズムズとアツさをどうにかしてほしかったから―

「―くさいよねぇ」
「うんうん、くさいよねー」
丁度あやのがぱんつを脱ぎ捨てた頃、トイレ近くの道から1組の幼い女の子の声が聞こえて来た
「な、ちょ…あやの!」
あぁ、あたまがぼーっとして…なんかもう…
「……え?」

「……?」
「お姉ちゃん、どうかしたの?」
黄色いリボンを着けたショートヘアの女の子が立ち止まる
「なんか…この辺くさくない?」
ツインテールでツリ目の女の子がくんくんと鼻をすする
「それはここがトイレだからだよぉ」
黄色リボンの女の子がのほほんと答える
「…それもそうね」
2人はワハハと笑いながら去って行った
345マボロシの本物    4:2009/11/05(木) 18:31:29 ID:xLPvkRX5

「はぁ…はぁ…危なかった、思わずお姫様だっこしちまったぜ…」
お兄ちゃんはトイレ近くの森…林?、、森みたいな所に私をお姫さまだっこをしてかけこんだ
「あぅぅ…」
私ははずかしかった、お兄ちゃんにお姫さまだっこされてるというのもあるけれど…
ぱんつを足首までおろしていて、しかもくるくると丸まっているから…すぐにはけないからだ
…こんなのみさちゃんに見られたら…どうしよう…
「…と、こんなもんか」
いつの間にかわたしはお姫さまだっこからおんぶの向きに変えられていた
「どうよ、うりうり♪」
「どう…って、はぅ、んっ…くすぐったぁいっ…」
お兄ちゃんはすっかりおっきくなったおち○ちんを私のおしりにすりすりと当てている
「手、離して」
「え?…うん?」
ぱっ
ずんっ!!…ぶちぃっ!
「〜〜〜〜〜ッッ?!?」

それは早技だった
私がお兄ちゃんの肩から手をはなすと同時にお兄ちゃんも私をはなして―
私の体―…いや、お○んこをお兄ちゃんのおち○ちんで受け止めると同時に突き上げ―
そしてすばやく私を手で持ち上げておしりを広げて支えたのだ
「気持ちいいか?」
「ぁ、ぁぁ、ぁ…ぁ、ひぁ…」
なに…これっ…?
お兄ちゃんの…が、おなかの中いっぱいに……ひびく…ぅ
「ん?、どうなの?」
「き……ふぁ…ぁ…ぁぁ…」
“気持ちいい”って言いたいのに…っあぁ…しゃべれない…よぉ…なんでぇ…
金魚みたいにパクパクと動くあやのの口から出てくるのは涎ばかりだ
「動かすけどいいかな?」
…そうだ、うなずけばいいんだ、それくらいなら出来るかも
「…、…、……」
頭をたてに何回かふった…分かって…くれるかなぁ…?
「そうか…よしっ、、痛かったらちゃんと言えよ?」
「ぅ、ん…」
もうかなり痛いんだけど、、でもお兄ちゃんを泣かしちゃ…だめだ
『…らいじょ…ぶ…」
「…そか、じゃゆっくりめで動かすぞ」
ずぱんっ、ずぱんっ…
346マボロシの本物    5:2009/11/05(木) 18:34:37 ID:xLPvkRX5
お兄ちゃんが腰を動かして、おち○んちんを出し入れ?してる音が体の中にひびく
……こんなとこみさちゃんに、、だれかに、、学校のお友だちに見られたら…どうしよう
わたしは後ろ向いてるし分からないかな…でも髪の色で分かっちゃうかも……?
「ぁ…ぁあっ…んっ…v」
見られたらこわいのに…何でこんなに気持ちいいんだろう…
「んっ、くっ…」
あ、たくさん汗かいてる…お兄ちゃん…何かすごいや…
「あやの…」
「なぁ、に…?」
息がだえだえになりながらも声をふりしぼった
「ペース、上げていいかな?」
「……、…」
こくり…
はにかみながらわたしはうなずく
「よっ…しゃぁっ!」

気合いを入れたかけ声と共に、お兄ちゃんは動きを早める
ぐぱんっ、ぐぱんっ、ぐぱんっ、ぐぱんっ…
リズム良くこしとおしりがぶつかりあい、ナカやおっぱいにひびく
「お兄、ちゃ…っ」
ぎゅうぅっとお兄ちゃんの体をより強くだきしめる
きゅうぅぅん…
「お兄、ちゃ…今、きゅうん、って、何か、来たっ、何か…来る、よぉっ」
「そか、そろそろ…俺も…イく、からっ」
「いくっ、て、何…ぃっ?」
じゅっぽっ、じゅっぽっ、じゅっぽっ、じゅっぽっ
「気持ち良くなる…って事さ」
お兄ちゃんは笑顔で私に話す
「うん、うんっv、いっしょに…気持ちよ…っ、いこぉっ」
「あぁ…っ!、くっ…射精るっ!、外に射精す、ぞっ!」
「うんっ、うんっv!」

「くぅぅっっ…っ!」
びゅ、びゅうぅぅぅぅっっ!!!
「は、にゃあぁぁああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜…っ!!」
おなかのナカのふくらんだ感じのが無くなったと同時に、お腹にあついナニかがふりかけられる
「はぁっ…はぁっ…」
「うぅ…あつい…よぉ…お腹、あついのがかかって…るよぉ…」
そして私はゆっくりと地面に降ろされた
「はぁ…はぁ……」
ななめ下を観て見ると、どろりとした精液がお腹を伝って、地面に落ちて行く
「……………ふふっ♪」

―それを見て、なぜかうれしくなる私がいた

347マボロシの本物    6:2009/11/05(木) 18:36:19 ID:xLPvkRX5

「お兄ちゃん…まだジンジンするんだけど…」
せっくすを終えた私たちは野外トイレ近くに座りこんだ
「…ごめん、やっぱ最初から飛ばし過ぎたかな?」
「ううん、何て言うか、、お兄ちゃんとせっくすしたって感じがして…うれしいの♪」
「それは何より………あ…」
急にお兄ちゃんの顔が青くなっていく
…どうかしたのかな?
「あー…何て言うか…ごめん」
ぷちゅっ…
「――…!」
“何を?”と聞く前にキスをされた
あ、、これ…ファーストキスだ
「…ごめん、順序逆だよな、、初キスなのに…」
お兄ちゃんは申し訳なさそうな顔で、ぽりぽりとほおをかいている
「…ううん、すっごく!うれしいっ♪」

「初ちゅーなのかー?」
「うん!そうなの!もううれしくてとけちゃい…ってどっしぇぇぇっ?!、みさちゃんいつのまに!?」
「いつのまに…って『それは何より、あ』ぐれーからだけど」
「はわわ…」
「それよりあにきー?、あやののリアクションちっと古くさくね?」
「いや…そう言うのって人それぞれだし…」
「古いって言うのは否定しないの?!」
―――
――



―……そうよ、あれが私の初体験だったのよね
思い出すと結構凄い事ヤったんだなぁ私……
「あやの?」
みさちゃんは文字通りきょとんとしている
「……うん?、みさちゃん、どうかしたの?」
「いや…さっきからおちょくってるのに反応しねーからどーかしたんかなって」
「あー、みさちゃんの言葉で初、、キスの事を思い出してて…」
「おー!、それは是非峰岸自身の口から聞きたいもんですな〜」
柊ちゃんはニヤニヤしながら話しかけてくる
「ま、また今度ね…」
い、言える訳ないじゃない…いや…別に全部は言わなくてもいいのよね…
アレがきっかけで青姦じゃないと感じなくなったとか、野外露出に目覚めただとか、あと…
「………」
「あやの?、また黙ってどうかしたんだってヴぁ?」
「…………うん…軽く自己嫌悪…」
348kt:2009/11/05(木) 18:38:53 ID:xLPvkRX5
ありがとうございました
…ところでこの頃のあやのって何歳ぐらいなんだろう……気になります
ところどころやっちまった感出てる気がしますが気のせいです

ぐわー!、4日ってあやのの誕生日だったのか…やっちまったな!
349名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 04:34:03 ID:jv3q533B
投下します。


地の文下手です。
レイプ物です。
急展開あります。要注意

だいたい10レス程を予定しております。
では、投下させていただきます
350地獄の誕生日会 1:2009/11/06(金) 04:43:55 ID:jv3q533B
−−誕生日会−−

A男「なんかさー、俺らもう高2なわけじゃん?」
B吾「そうだねぇ。なんだかんだで高校2年生だね」

とある学校のとあるクラス。
クラスの男子2名が、会話している。
最初は昨日終わったテスト、宿題など、高校生ならではの会話だった。

急にA男が切り出す。

A男「なぁ、B徳」
B徳「何さ」
A男「やっぱりさ、ヤりたいよな」

ヤりたい。その言葉が示す意味を、B徳はわかっている。

B徳「はぁ?」
A男「レイプだよ、レ・イ・プ!」
少しの間、静まるクラス。

B徳「バカかww今何人かこっち見たぞww」
B徳は笑ってこそいるが、図星であった。

A男「高校2年生。いい節目だぞぉ〜」
B徳「・・・・・んで、誰をヤるわけよ」

A男「うーん・・・・・」



A男「小早川とか、岩崎とか・・・」
351名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 04:44:00 ID:ci45ul5e
自分でヘタだと思う作品なんか投下すんな
352名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 04:47:15 ID:ci45ul5e
>>1
読め
353名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 04:49:44 ID:ci45ul5e
■みゆきさんの一言メモ
・ 投稿の際に、メール欄に半角英数でsageと入力すると、スレッドを上げずに書き込めます
 『sage』(←全角)では有効になりませんので、全角・半角を確認してください
・ スレッドの閲覧・書き込みは、絶対ではありませんが専用ブラウザの使用を推奨します
 これにより『人大杉』のエラーが回避できます
・ SS投下は、一度メモ帳やワードパッドなどで書き上げてからまとめて投下してください
 投下間隔があくと、他の方がレスできなくなってしまいます
354地獄の誕生日会 2:2009/11/06(金) 04:55:34 ID:jv3q533B
−−−3日後−−−

あの話から3日後。
席替えをした後、たまたま隣だった小早川に話しかける。

A男「小早川〜。今度さぁ」
B徳の誕生日会がある。
そう伝えた。
小早川ゆたかは、前にA男からシャーペンを借りたり、貸したりしていたので、僅かながら親交があった。
ゆたか「B徳君の?でも、わたしあまりB徳君の事知らないし・・・」
そこをなんとか、と言いかけたが、
あまり頼むと逆に不自然だ。
B徳の家から泉家は結構離れている。
病弱がちのゆたかには少々キツい距離。

A男「いいって。美味いケーキもあるぞ〜」
ゆたか「うーん・・・」

美味いケーキ。
少し心を動かされているゆたか。
ゆたかが返答に困っていると、後ろの席から声が。

みなみ「・・・なら、私も一緒に行こうか?」
よし。A男は心の中でガッツポーズをした。
ゆたか「・・・そうだね!みなみちゃんと一緒に行くね!」
A男「じゃあ、明日土曜だから、昼1時にB男ん家で〜」

準備は、出来た。

後は明日の午後を待つだけだ。
355名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 05:04:01 ID:ci45ul5e
教室でレイプなんて話してるDQNの家にケーキで釣られて行くなんて
どこの馬鹿女だ池沼キャラじゃあるまいし
356地獄の誕生日会 3:2009/11/06(金) 05:05:17 ID:jv3q533B
−−−土曜日−−−

11月に入り、寒気の影響で午後12時でも寒い。
A男は少し早く、B徳の家に着いていた。
A男「ふぃ〜、寒かった。しかも風強ぇ〜し」
ドアを開けるなり靴を脱ぎ、B徳の部屋に向かう。
両親は仕事のため、B徳の家にはA男とB徳、そしてついでに呼んだC吾がいる。

C吾「本当にやっちまうのかよ。そしたら俺たち犯罪者だぜ?」
A男「・・・でも、でも・・・」
B徳「いいんじゃねぇ?後の事は後で考えようぜ」
A男「・・・そうだな」

時計の針が12時30分を指す。
作戦会議が始まった。
B徳の母は前に鬱病だったため、薬を手に入れるのは安易だった。

ケーキと一緒に出すジュースに仕込んでおく。
俺たち3人がコーラ、2人はオレンジジュースでいいだろう。
これでジュースを間違えることは無い。
後の事は2人が眠ってから考えればいい・・・
ゲームやら話やらしている間に、時計の針は1時を指していた。

その5分後、[作戦開始]を意味するチャイムが鳴った。
357名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 05:08:49 ID:ci45ul5e
鬱病患者に対する扱いがひどい
358名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 05:10:53 ID:jv3q533B
こんな時間に書き込むんじゃなかった・・・
眠気が限界に来たので少し休憩します。
359名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 09:55:09 ID:J7RCgeuu
>>348
よくやってくれた! GJ!
若き日の過ちっぽい雰囲気が良です。あと、お外でないと感じなくなったいけないあやのさんも。
ただ、一人称なのに地の文に「あやの」が混入してるのがちょっと残念かな、です。
360名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 19:28:58 ID:eSxEUhVe
【らき☆すた】ひより×パティスレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1257467270/
3614-320:2009/11/08(日) 06:30:17 ID:WgkIP/8J
こっちで告知忘れてました…
避難所に「in old days」の新作投下しました
お読みいただければ幸いです
批判OKです
362名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 16:03:29 ID:hv5nqcaJ
>>361
規制中にも関わらず、新作投下お疲れ様です。
ゆきさんは未登場ですが、かなたに対してはちょっと複雑な感情を抱いていそうですね。
363名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 05:58:21 ID:ywHYrBcg
>>361
……ええ話やなぁ……

364名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 10:15:28 ID:hZ2Xwak6
>>361
タイトルのダブルミーニングにうなりました。
というか、ヤングゆきさん可愛いよ。ぐっじょぶ。
365さすらいのらき☆すたファン:2009/11/09(月) 23:57:44 ID:tPye5fIK
いつもお世話様になっております。
新作のSSを投下させていただきます。

タイトル:日替わり小ネタ集:らき☆すたde今日は何の日?:10月編
カップリング:多数
属性:エロ無し、○○フェチ設定拝借、台本形式注意
http://www.sonokawa28.net/lsssuploader/src/up0205.txt


一年を一週するまであと3つ。稚拙なネタの寄せ集めですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

>>361
かなた×ゆき、GJです!
本編にもゆきさん出てきて欲しいです。
その着眼点に拍手を!
366名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 08:57:13 ID:x5srEze1
クロスオーバー(他作品男性×らき☆すた女子)はあり?
367名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 10:42:08 ID:NsQ13U6R
>>366
ありともなしともあえて言わない。自己責任でどぞ。

ただ、炎上しやすいネタだから取り扱いには気をつけろとだけは言っておく。
(エロ描写、なかんずく陵辱描写があればなおさら)
368名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 18:41:41 ID:o4zuaB1V
個人的には構わないと思うよ。
以前、他作品とのクロスオーバーを投下したひとはいるからね。
369名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 19:00:46 ID:3CoI3dIH
メアリースーに注意としか言えないな。
370名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 19:18:26 ID:4PQJ1j7X
クロスオーバーはメアリ・スーにはなりにくいとオモ。

ただ、両方の元ネタを知らないと面白くないような話は
読む人を選ぶから、そのキャラを知らない人にもわかるような描写を
うまく挟むのがコツかも。さじ加減難しいけど。
371名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 22:32:23 ID:d/aK+S0y
クロスオーバーすると、どちらかの作品の1キャラに思い入れをしてしまうがあまり、
メアリースー化する恐れはないかね。

まあ最終的にはさじ加減、なんだろうけど。
372まだry:2009/11/12(木) 23:30:15 ID:NsLtRCBN
お久しぶりですが、投下いたします。
でも4レスですが……
373続 ここにある彼方:2009/11/12(木) 23:30:55 ID:NsLtRCBN
「シモの話にナッテイマスネ」
向こうの3人には聞こえないようにゲームをしつつ、ぼそぼそっと切り出す。
「まぁ、既婚者な訳だし…」
振られたかがみも、同じようにぼそぼそっと言葉を返す。
「姉さんもお父さんも声が大きいというか…」
部屋の反対側でゲームをしていたこなた達にもゆいの声は届いていた。
そうじろうの声も断片的にではあるが聞こえていて、ゆいの話している内容と合わせれば
聞こえていない部分の内容もおおよその見当は付いてしまった。
かなたの声だけイマイチ聞き取れないのだが、その前後の二人の会話から想像するに
同じくそっちな話なんだろうな、と思われる。
「話している内容全部が聞こえないのもまた気になるというか……」
顔を赤らめながらつかさもぼそぼそっと返す。
「およ!つかさもこの手の話に興味あるんだ」
こなたの切り返しに「はぅっ」と詰まる。
「そ、それは……その……一応は…ねぇ…」
赤い顔で上目がちにかがみに助けを求める。
そんなつかさの目線もあってか
「な〜んか、その言い方だと私は興味あって当然みたいな扱いだな」
かがみが不服そうに突っ込む。
「いや〜〜〜だってかがみだし〜〜〜」
むふふっと意味ありげに含み笑いをする。
「おいおい、誤解を招くようなことはやめんか」
「誤解だなんてハッハッハッそんなそんな…それとも興味は無いとでも?」
ニヤ〜とした視線を投げかける。
「んくっっ、無いわきゃないけど、あんたみたいにあけっぴろげじゃないわよ」
「ほほう〜〜ムッツリな訳ですね」
「あ〜〜もう!どうしてもそっち方面にもっていきたいのか!」
半ば諦めたのか投げやりに言い放つ。
むふふと満足気な表情のこなたが、
ゆたかがつかさと同じように赤面してるのを発見してしまった。
「ん?も、もしかして、ゆーちゃんも気になっちゃった?」
ありゃりゃと思いつつも話を振ってみる。
「…………」
どう答えていいものか見当もつかないのか、コクコクと軽くうなずいただけだった。
「そうか、ゆーちゃんまで……意外な感じだね」
「そりゃまぁ、ゆたかちゃんも高校生でお年頃な訳なんだし、
そんな不思議がることもないんじゃない?」
こなたとかがみが各々の感想を述べる。
「まぁ〜あんたの影響をゆたかちゃんが受けなきゃいいんだけどな」
「おやおや〜?かがみが何気にひどいことを言ってるよ?」
374続 ここにある彼方:2009/11/12(木) 23:31:16 ID:NsLtRCBN
「それはそうとだな、晩ご飯の準備はしなくていいのか?」
今までの流れを断ち切るかのようにかがみが切り出す。
「そういやそうだね。つーかこの時間だと、
どこかに食べに出かけるか出前じゃないと間に合わないかな?」
時計を見てみれば、既に19時になろうとしている所であった。
「材料があるなら1時間もかからないで作れることは作れるよね」
つかさがコントローラーを握る手を休めて立ち上がろうとする。
「うん、材料はそれなりにあるから大丈夫だよ、
今日はもともとゆーちゃん達が来ることを見越してたし」
そいじゃ、行きますかね。とこなたも立ち上がる。
「さて、かがみにも手伝ってもらいますか」
むふふふんとかがみに振り返る。
「はいはい、あんまり戦力にはならないと思うけどね」
昼間の話の続きかと思い出しつつ、かがみも立ち上がる。

ぐぅ〜〜〜

立ち上がった拍子にかがみの胃袋が空腹を大きく訴える。
「ちょwかがみw」
あまりのタイミングの良さにこらえきれずにこなたが大笑いをする。
つかさとゆたかはどうにか笑いを押し殺している。
「ち、ちが!!これは!!ちがう!!たまたまだ!!!」
真っ赤になりながら必死に弁明をするが、すればするほど可笑しさが加速していく。
「くっくっくっ、お腹空いてるなら始めからそう言えばいい物を。
なるほどねぇ〜だからご飯のことを切り出してきたのか!」
「だから!!ああ〜もう!!」
かがみは弁明を諦め、流れに任せることにした。

こなたがひとしきり笑った後に
「おかあさん!!という訳で、遅くなっちゃったけど晩ご飯作りに行ってくるね」
部屋の向こう側にいるかなたに向かって声をかける。
「あらあら、もうこんな時間なのね。お母さんこんなだしお願いするわね、よろしく〜」
かなたが小さく手を振る。

「こなたお姉ちゃん、私もなにか手伝うよ」
ゆたかもよっこらしょと立ち上がり、一緒に付いていこうとするが
「ん〜〜、ゆーちゃん今日は疲れてるだろうしココで出来上がるまで休んでなよ。
起きてるのが辛いなら部屋で先に寝ててもいいんだし…無理しなくてもいいよ
…(姉さんの)車に1日乗ってたなら相当疲れると思うし」
ゆたかの体力が割と限界に近いのを見抜いていたこなたがゆたかを気遣う。
「う〜ん、確かに結構疲れてるけど……お姉ちゃんはするどいなぁ〜」
疲れを別に隠していた訳ではないのだが、
ちょっと身体的にキツいなぁと感じていたのも事実。
そういった事を見抜かれてしまったことに素直に驚く。
「ゆーちゃん疲れてるっぽいんで、私たち3人で作りにいくよ、
姉さん、ゆーちゃんのことよろしく〜」
「あいよ〜ゆたかのことはまかしとくれい〜。ご飯よろしくねぇ〜」
ゆいに声をかけて居間を後にした。
375続 ここにある彼方:2009/11/12(木) 23:31:45 ID:NsLtRCBN
「伯父さん伯母さんちょっとゆたかの所に行きますね」
ゆいが二人の所からゆたかの隣へと移動する。
ゆたかの頭ににポンッと軽く手を乗せて
「ゆたか、部屋にいって軽く休むかねぇ」
むふっと微笑みながら問いかける。
「うん……」
ゆいを見上げて、てへっと力なく笑う。
「んじゃ、姉さんがおんぶしていこう!」
言うが早いかゆたかの前にかがみ込む。
「ええ〜!!いいよう〜〜」
恥ずかしいのか赤面しつつ大丈夫だよ〜と断る。
「最近おんぶとかしてないしさ、たまにはいいじゃん、ね?」
最後に『ね?』とゆたかの耳元に近づいた時に
(伯父さんと伯母さんの邪魔しちゃ悪いしさ)
とコソコソッと耳打ちをする。
「……あっ!で、でも自分で歩いていけるよ?」
なるほどとは思うが、おんぶされる事にはまだ抵抗があるようだ。
「ささ、ゆたか早く早く!!」
そんな抵抗などおかまい無しに再びかがみ込む。
結局、ゆいの催促に促されるままその背中へとおんぶされることとなった。
よいしょと立ち上がり
「んしょっと…伯父さんと伯母さん、ゆたかを部屋まで送って来ますね」
「それでは…お先に失礼します」
ゆいとゆたかが各々挨拶をする。
「おう、よろしくな、ゆーちゃん、おやすみ」
「おやすみなさい、ゆたかちゃん
ろくにお話もしてないけどまた後でなにか話でもしましょうね」
そうじろうとかなたの二人の声にぺこりと頭を下げると
ゆたかの部屋へと歩きはじめた。
376続 ここにある彼方:2009/11/12(木) 23:32:04 ID:NsLtRCBN
「ゆたかもいつの間にかこんなに大きくなってたんだね……
姉さん、ちょっとゆたかの体重なめてたかも」
思ったよりもズシリとくるゆたかの体重に成長を感じられて嬉しいのだけれども。
「お姉ちゃん、私ももう高校生なんだよ?重いなら降りて歩くよ?」
ちょっと恥ずかしいという思いもあり
降りようか?というゆたかに対して
「いや〜〜大丈夫、大丈夫。それに、いつまでもゆたかのそばに居れる訳じゃないしさ
そばに居れてるうちはこうして一緒に居たいからさ、もうちょっとは甘えておくれよ〜」
「お姉ちゃん……」
ゆいの台詞を聞いて、腕に力を込めてその背中にきゅーっとしがみつく。
…昔は良くこうしておんぶしてもらった記憶が蘇る。
母親とはまた違った、けど同じように大きくて暖かった背中。
久しぶりの背中は記憶よりも随分と小さいけれど、昔と同じように暖かい。
冷房が利いていた車、部屋と長く居たために身体がそこそこ冷えていたのもあって
その暖かさがまた心地よい。

「…お姉ちゃん……いつも…ありが………とう…」
それだけ言い終わると、くぅーくぅーと寝息が聞こえ始め
さらにズシリと重くなったような感じを受ける。
「むふふ、寝ちゃったか……おやすみ、ゆたか」

ゆたかの部屋に着いてベットの上にゆたかを静かに降ろすと
自身もゆたかの隣にごろーんと寝転がる。
「いや〜〜さすがの姉さんも今日はちょっと疲れたかねぇ〜
夜明け前から走り続けてたもんね〜、ゆたかにはかなりキツかったよね…」
横に眠るゆたかの頭を軽くなでてから
むくっと起き上がると、ゆたかをちゃんと寝かし直してタオルケットをかけてあげる。
半開きになった窓から廊下へと抜けていく風が涼しくて気持ちがいい。
「このままだと逆に寒くなるかな?」
窓を閉め、廊下側の扉を少しだけ開けておく程度に調整する。
気持ち良さげに寝ているゆたかの寝顔を見て
「我が妹ながら……かわいいねぇ〜」
ずっと見てても多分飽きないだろうなと思えてしまう。
「……ふぁ〜〜、なんだか姉さんも眠くなってきたな…ちょっと仮眠するかな?」
モゾモゾとゆたかの隣に潜り込むと、そのまま抱き寄せて目を瞑る。
「……ゆたか、姉さんもちょっとおやすみするね……」
部屋の電気が消され、二人の寝息が静かに響きはじめた。

377まだry:2009/11/12(木) 23:32:53 ID:NsLtRCBN
少ないですが以上です。
378名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 02:59:47 ID:bE1lVuuG
生きてたか、コンチクショウメ!!
7巻のゆい姉さんといい、やさいしい姉さんいいな。

最近昔の人が戻りつつあるような気がするな。
7巻効果か?
379名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 07:57:48 ID:sghbe/Y6
>>371
メアリ・スーの定義が違くないかい?
380名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 16:56:32 ID:aGa907z+
保管庫の絶望の方角毎回糞コメントでageてるのは泉こなた自殺スレのキチガイだな
381名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 23:21:36 ID:9ips5+6k
>>380
愚痴をこぼすのであれば、フロンティアにいらっしゃい。
http://www.freepe.com/i.cgi?returns
382名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 10:32:11 ID:lBVbxvX7
>>377
なんだか良い人いっぱいだなぁ
そのあたたかさ、これからの季節にはありがたいですGJ
3834-320:2009/11/16(月) 21:08:39 ID:cp2wml8L
避難所に「若瀬いずみの暴走」投下させて頂きました。
一応シリーズっぽい名前ですが、内容的繋がりはありません
お楽しみいただければ幸いです。
384名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 21:45:33 ID:UXTlrbBW
テスト
385名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 00:53:37 ID:M7DpDr25
書き込みテスト
386名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 00:54:03 ID:M7DpDr25
準備していらっしゃる方がおられなければ投下したいと思います
387さすらいのらき☆すたファン:2009/11/17(火) 01:02:32 ID:M7DpDr25
>>328
のネタを4〜5部作くらいにまとめたいと思います。

タイトル:あり得ない未来 @
カップリング:つかさ×こなた
属性:エロ有り・ふたなり注意・レイプ注意
8レス使用予定
388あり得ない未来1/8:2009/11/17(火) 01:04:34 ID:M7DpDr25
ピンポーン

…………………

(……?)

ピンポーン

…………………

私は今、柊家の家の前にいた。
休日の午後、まったりと家でゲームをしていた私に、つかさから電話があった。

「久しぶりにクッキーを焼いたんだけど作りすぎちゃって……よかったらこなちゃん、食べにこない?」

というなんとも魅力的なお誘いに乗ってやってきたワケだが、何度チャイムを鳴らしても家の中からの反応はなかった。

(つかさ……急用でもできたのかな……?)

そう思って携帯電話に手をのばしたとき、

がちゃっ

「こなちゃんいらっしゃーい。ごめんね〜すぐに出られなくて」

家の扉が開き、つかさが顔をのぞかせた。

「いやいや、大丈夫なんだけど、なにかあった?都合が悪いようなら……」
「ううん!大丈夫なの!さ、あがってあがって〜」

(……?)

つかさの様子がおかしい……
なんとなく慌てているような、いつもの可愛らしい笑顔もなんだか作り物っぽく見える。

「こなちゃん?」

(ま、いっか)

私はつかさに誘われるまま家のなかへおじゃました。

「それにしても、クッキー作りすぎたのならかがみに食べてもらえばよかったんじゃない?ああ、ダイエット中?」
389あり得ない未来2/8:2009/11/17(火) 01:05:11 ID:M7DpDr25
「う〜ん、お姉ちゃん今お友達のところに行ってるから……お母さんもお姉ちゃん達も今出かけてて、家にいるの私だけなんだ〜」
「そうなんだ。…………」

『家にいるの私だけなんだ〜』

その言葉に妙な不安を覚えてしまう。
つかさと二人っきりで遊ぶなんて今日が初めてじゃないのに……なんだろう、この不安は……

「クッキー、私の部屋に運んであるから、漫画でも読みながら食べよ」

つかさが部屋のドアをあけ、私は招かれるままにつかさの部屋に入った。……ところが、

「…?つかさ、クッキーはどこに……」

かちり

(なに?今の音。……ドアの鍵をかける音?なんのために?)

「わっ!」

振り向こうとした瞬間、私はつかさに押し倒されていた。

「つかさ、なにし……うむっ!」

反射的にでた言葉を言い終える前に唇がふさがれた。
つかさの唇によって。

「んんっ!ん〜!」

首を振って懸命に逃れようとするがつかさの力は意外に強く、私の頭をがっちりとつかんで離さない。

(つかさっ!手!痛いっ、痛いって!)

頭に伝わる痛みで涙が滲んできた頃、つかさはようやく唇を離した。

「っは!つか……」

ぱんっ!

なにが起こったのかわからなかった。
頬に感じるじんじんとした痛みが、つかさが私を叩いたことによって生まれたものだと理解するまでにかなりの時間を要した。
私の思考が停止しているあいだにつかさは私の服に手をかけ、思い切り引きちぎった。
390あり得ない未来3/8:2009/11/17(火) 01:05:38 ID:M7DpDr25
びりりっ

お気に入りの服が千切れる音で私はようやく我にかえった。

「やっ!やめ」

ぱんっ!ぱしん!

また頬に鋭い痛みがはしった。
しかも今度は両方とも。

「こなちゃん……少し静かにしてくれないかな」

つかさが発した声だとは信じられないくらい、低くてドスの効いた声が私を凍りつかせた。

「そうそう、大人しくしてたらすぐに終わるからね」

今度は気持ち悪いくらいの猫なで声が私の鼓膜を震わせる。
つかさは私が抵抗をやめたのを確認するとブラを引き千切り、スカートを脱がせた。
私は恐怖のあまり、カタカタと震えることしかできず、ただ成り行きを見守るしかなかった。
とうとうパンツを脱がされ、女の子の部分がつかさの目の前に晒される。

「ぅぅっ……」

恥ずかしさと恐怖で震える私をよそにつかさはズボンをおろし、つかさについているはずのないモノを取り出した。

「ひっ!つかさ……それ……」

つかさの股間に生えていたモノ……それは紛れもない、男性器だった。
小さい頃みたお父さんのソレとは明らかに違ったソレは、ビンと上をむいてそそり立ち、赤黒くてピクピクと動いて、グロテスクそのもの
だった。

「ああ、コレ?朝起きたらあったの」

つかさはなんでもないことのようにサラッと言い放つと、私の女の子にモノをあてがった。
18禁ゲームで養った知識が、つかさがこれからナニをしようとしているのかを知らせていた。

「やっ!やめ……ひっ!」

拒絶の言葉を口にしようとした途端、私の喉元に銀色に光るナイフが突きつけられていた。

391あり得ない未来4/8:2009/11/17(火) 01:06:07 ID:M7DpDr25
「あ………ああ………」

恐怖のあまり声が出ない……
動けない……
少しでもなにかしたらこの鈍い輝きが私を貫いてしまいそうで……

「大丈夫だよ、すぐ終わるから……好きな男の子でも想像してよ!」

ずぶっ

つかさの肉棒が私の聖域を一気に貫いた。

「ひぐっ!!っ!ひぎゃあああああっ!!」

痛い!痛い!!痛い!!!
私はまだ処女で、しかもまったく濡れてないようなところへ一気に突き刺したのだから、その痛みは当然と言えた。

「ひぐっ!痛い!!痛いよぉ!!」
「うるさいなぁ」
「むぐっ!!」

つかさは顔をしかめるとそばにあった私のパンツを手に取り、あまりの痛みに泣きわめく私の口に押し込んだ。

「ん――んーっ!!」
「これからがイイんだから、騒がないでよ……こなちゃん」

ぎちっ     ぎちっ

つかさは無理矢理挿入したモノをゆっくりと私から引き抜きはじめた。

「んーんー!!むーっ!!」

そのあまりの痛さに必死で声をあげるがつかさの動きは止まる事はなく、もう少しで全部抜ける、というところで再び肉棒は私のナカに挿
し込まれた。

「ん――――!!!」

身体がバラバラになってしまうほどの痛みに襲われるが、つかさは腰をがっちりとつかんでいてはなそうとしない。
さらにつかさは膝を立てて、腰をつかって肉棒を出したり入れたりしはじめた。

392あり得ない未来5/8:2009/11/17(火) 01:06:43 ID:M7DpDr25
「んぐっ!んん!ぐっ!!」

口に押し込まれたパンツのせいでロクに声をだすこともできず、私はただ痛みに耐えることしかできなかった。
やがて、

「あ〜……出る……出るっ……!」

つかさがうっとりとした声で言い出し、腰の動きがよりはやくなった。

(まさか、射精?!)

「ぐっ!ぶ……ぷはっ!!やだ!やめて!出さないで!!」

パンツを吐き出し、必死に許しを請う。

「お願い!離して!つかさぁっ!!」

だが私の必死の叫びもつかさの耳には届いておらず、つかさは絶頂を迎えてしまう。

「ああっ!こなちゃんっ!」

私のナカを貫いた肉棒が一瞬膨らんだと思うと、

どびゅるるるるる

「あああああああぁぁぁあぁぁあっ!!!」

私の奥にに熱いナニカが注ぎ込まれた。

「熱……熱いよぉ……」

つかさの肉棒は私のナカでなおもビクンビクンと震え、せーえきを出し続けた。

「ぁ………は………」

なんだか大切なものを無くしてしまったような喪失感に襲われ、私は抵抗するのをやめた。

「はぁ〜はぁ〜……」

つかさは荒い呼吸を繰り返しながらも私から肉棒を抜いた。
ごぽっ、と音がして、私のナカから白濁色の精液が漏れ出した。
破瓜の血と精液が混じって白と赤の不気味なコントラストを作り出していた。
なんだかとても悲しくなって、涙が頬を伝って床に落ちた。

393あり得ない未来6/8:2009/11/17(火) 01:07:08 ID:M7DpDr25
「むぶっ?!」
「なに勝手に終わりにしてるの?」

つかさは私に悲しむ時間も与えず、両手で頭を掴んで口の中に肉棒を押し込んだ。

「んぶっ!」
「ほら……ちゃんとしゃぶってよ……もっと気持ちよくさせてよ」

つかさは口の中でペニスが擦れるように腰を動かして私の口内を犯した。

「ぶっ……んぐ……うぐー!!」
「いたっ!ちょっと、なにするのよ!!」

ペニスに歯が触れて痛かったのか、つかさは思いっきり私を床に放り投げた。

「きゃあっ!」
「もう!せっかく気持ちよかったのに!」

痛みに呻く私をよそにつかさは自分勝手な不満を漏らしながら私の前に仁王立ちになった。

「ほら、はやく舐めてよ。痛かったんだから、もっと丁寧にやりなさい」

言いながらつかさは私の顔にペニスを押し付けてくる。

「ん……うう……」

私はしぶしぶペニスを口でくわえ、エロゲの知識をフル動員してフェラチオを開始した。

「んっ……ん、う……うむっ……」

歯は立てないように、先っぽのへこんだところを重点的に舌で攻めていく。

「そうそう……ん……あ、もう、出そう……」

そして私の口の中でペニスが爆ぜた。

どくん

「んんっ!!」

ペニスがびくびくと脈打ち口の外へ飛び出してしまい、撒き散らされる精液が私の顔に降り注ぐ。

「んぐっ……ぅぇ……」
「だめっ!飲んで!」
394あり得ない未来7/8:2009/11/17(火) 01:07:39 ID:M7DpDr25
口に出された精液のあまりの苦さと喉の奥に出された反動で思わず吐き出しそうになるが、つかさは口を押さえて無理矢理飲ませようとし
た。

「んくっ……ううっ……」

閉じられた瞼から涙がぽろぽろとこぼれた。

「んん〜…うんっ……こくっ」

私がなんとか飲み込んだのを見届けるとつかさは私の口から手をはなした。

「っはっ!けほっ……けほっ……ぅぅっ……はぁ………はぁ………」
「はぁ……はぁ……気持ちよかったよ、こなちゃん……」

あまりの衝撃の連続に、私はつかさの言葉にまったく反応できなかった。
そしてつかさは脱いだズボンのポケットからなにかを取り出し、私の方へむけた。

「っ!!」

カシャッ  カシャッ

それが携帯電話だとわかった時には既に遅く、カメラ機能のシャッター音が連続して鳴り響いた。

「……、……………」

そのあまりの絶望的な状況に呆然としてしまい、私はつかさに10数枚の画像を撮られてしまった。

「ふふっ、今日のことは誰にもナイショだよ。もし話したりしたら……わかるよね?」

私は泣きそうになりながらもどうにか首を縦にふった。

「ん、よろしい♪ねぇ見てよこなちゃん。すっごく良く撮れてるよ♪」

言いながらつかさは嬉しそうに今さっき撮った画像を私に見せてきた。

画像の中の白濁液にまみれた少女の虚ろな瞳には、なにも映っていないように思えた……

今まで私を守ってきた日常が壊れていく音がして、私はこれが夢である事を祈り続けるのだった……


395さすらいのらき☆すたファン:2009/11/17(火) 01:09:42 ID:M7DpDr25
以上です。

ふたなりものは書くのが初めてですし、ガチで強姦ものを書くのも初めてです。
(血に潜む欲望は結局合意の上でのプレイ設定ですし)
ですので非情に反応が怖いです。
とりあえず、皆様の感想・批評をお待ちしております。
396名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 02:23:16 ID:LbPpkyQJ
公開オナニー乙
397名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 04:11:25 ID:B6VZtSqi
死ねよ作者

何がらき☆すたファンだよこのキチガイ
398名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 05:53:43 ID:KKtqWGoK
すいません、ふたなりモノは嫌われる傾向にありますのであまり書かない方がいいかと…
前にも色々ありましたし…
399さすらいのらき☆すたファン:2009/11/17(火) 06:31:01 ID:M7DpDr25
>>398
みたいですね……
保管はなしで続編もなしということでよろしくお願いします。
400名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 07:39:47 ID:D3e/VDtS
>>399
ちょびっと叩かれたくらいでへたれるくらいなら、最初から投下しない方が良い。
あと、自分のSSをもっと大切にしてほしいな、とは思う。
401名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 08:42:02 ID:GMcyuH69
>>395
まずはGJを。
今後がすごく気になります

で、ふたなりネタとか辺りの話ですが
このスレで出たネタですし、続くと言った以上は、完結しないと支持する読み手及び書き手たる貴方とも心残りになろうかと
思いますから、注意書きを施した上でtxt上げ等、ワンクッション置いても投稿をして頂ければ私としては幸甚であります。

勝手ながら、ご一考頂きたく存じます
402名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 10:08:07 ID:6hnZ/SvF
>>397
黙ってベン10でも見てろ
403名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 11:41:53 ID:clLajG3e
>>395

作者が批判も受けると求めているのでコメントなど。
このコメントへのレスは作者以外は自重して下さい、過去の事例通りあらしたければどうぞ。

ふたなりだから叩かれてるわけではなく、原作との整合性と作品の深みではないかと思います。

ふたなりは肉体的に元キャラをこわしている、
つかさ、ゆたか(予定)など女性的で攻撃的でないキャラを黒化して性格的に元キャラを壊している、
らき☆すたという犯罪性のない作品で暴力や強姦という犯罪は作品の雰囲気を壊している。
これらの元々人を選ぶ強姦やふたなり、黒化という素材を似合わない作品にてんこ盛りすれば受け入れら難いのは当然。
少なくともさすらいの〜氏の参加以後の過去レスでも、保管庫作品のコメントでも他の作者作品を読めば容易に推測できる。

受け入れられてる作品はそういったマイナス要因を補って足りるそこに至る動機やキャラクターの心理描写、話の展開や構成に引き込む技量があるから。

動機や背後の状況なくいきなりの強姦ではレイプシーンさえ読めればよいという一部の読者意外の批判が出て当然で、いじめや虐待、殺人自殺モノなどと同様。


ヘタな例で申し訳ありませんが、今回の作品もこんな導入でもあれば印象も変わってくるのではないかと思います。
こなたが自覚なく加害者つかさを傷つけ続けてつかさの怒りが爆発した、通常では体力的にかなわないこなたに復讐するため何らかの形で男性化した、する方法を得た。
ご都合主義と言われても、新種の感染症、偶発的な事故で生成や入手した薬品、第三者によって、モルモットにされていたなど加害者側にはあがなえない事情があってこなたが被害者になった。
前作のような血に潜む遺伝子異常による発生。


大多数に許容されてる負の作品は、負の度合いを作者が自分の技量で補える範囲にバランスをとっている。
作者が自分の欲求を作品にぶつけるとき読者の存在を考えてるかどうか。

「こなたを滅茶苦茶にして姦りてえ!」だけでは、ヌける人間はそれで欲望をはたせてもそれ以外の読者はついてこない。


ここは、注意書きさえすれば何を投下してもかまわないルールですから投下は自由です。
しかし続編はかかないとおっしゃることが、多くの読み手に受け入れられる作品を目指したいということではと思い長文コメント失礼しました。
404名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 14:03:23 ID:gGxU3MtE
>>396
エロパロ板では微妙に褒め言葉w
405名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 14:06:07 ID:/twzJykT
>>383
見て来た。

そのうちひよりんのツテでこなたと面識を持つ事になるかも・・・・・

って事になったら面白くなりそうなキャラだよなーと思う、委員長は。
406名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 15:21:05 ID:MQs5eXOv
>>383
バトルオブコミケ、逝った事ないけどなんかワロタw
407名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 17:31:03 ID:x8csooyo
>>383
オチの一行に吹きました。ぐっじょぶ。

あと、晴海時代からということは……もしかして、若き日のかなたさんも?w
408さすらいのらき☆すたファン:2009/11/17(火) 18:57:57 ID:M7DpDr25
波乱を呼んでしまったようで申し訳ありません。
>>400、401、403
このたびはコメント、アドバイス、ご意見、ありがとうございます。
今回のことは、思いついたまま書いてその勢いのまま投下してしまい、クセの強い分野であることへの対応が抜けておりました。
おそらく不快に思われた方も多いことでしょう。
心よりお詫び申し上げます。
本SSの続編についてですが、一応当初の>>328のネタの通りにすすめ、ハッピーエンドに近い形にするつもりでしたが、
>>403がおっしゃるような深みは出せないと思いますし、今回不快に思われた方々が見方を変えるほどのクオリティは出せないと思います。
ですので、やはり今回はこの場のみのSSということにしたいと思います。

私の不注意でスレに悪い空気を呼んでしまいましたこと、本当に申し訳ありませんでした。
どうかこれからも未熟な私にご指導・ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。
409名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 19:24:08 ID:x8csooyo
謝るより先に腹に据えろ。


同じようなミスをしでかした人間からの忠告でした。
410名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 20:38:43 ID:XvyUzl2y
>>408
あんまり気にしなさんな。
ダークな話でも、全てが壊れるような話でも、話のつくり方次第で読ませるものはできるから。
むしろ、他人の批判にも動じないだけの胆力が必要。
411名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:34:44 ID:SqfUxMNi
ふたなり自体は好きだけどなー
412名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:48:09 ID:WE2clYoh
>>408
申し訳ないと思うなら最後まで書くべきだろう。
ひそかに書き続けて、しれっとロダにうpして後は黙り。
何言われても黙り。

長い自分語り(作者語り、言い訳)はエロパロ板そのもので好まれない傾向がある。
413名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:49:43 ID:ZGyakjPy
個人的に、あれで終ったら読み手にとってあの小説のこなたは永遠に救いようが無く
つかさは鬼畜ビッチなまま。
ラストがそこそこハッピーエンドなのならなおさら
あんな無惨な状態で完結させてしまうのは両者に悔いが残りそう。

他の人も言ってるけど、作品の形式上批判が出るのは致し方ない。
それを覚悟の上で投下したのならこれしきの事であっさり終らせてしまうのは
それはそれで酷い気がするな・・・

要するに何が言いたいかというと続きキボンw
414名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:52:36 ID:CNwdfrgz
名前を誰に差し替えても通用する、という時点で
415名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 21:53:04 ID:ZGyakjPy
あ、>>412見るまで思いつかなかったけど>>412の言ってる通り
直接投下するのが危うそうな内容のものは、SS書いたテキストファイルを
適当なうpロダに上げてURL貼り付けるという手がおすすめかも。
416名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 22:48:22 ID:x8csooyo
実は避難所の中の人が作ったロダがある件について。

ttp://www.sonokawa28.net/lsssuploader/upload.html

パスの再告知は……避難所のひと、良かったら頼む。
417名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:27:29 ID:SKB0X821
>>408
謝る事では無いよ。
つーかさ、クオリティの低さは悪い事じゃない。
能力の問題であって、倫理的な問題では無いのだから。

ちなみに、ジャンル故に嫌う人は無視していい。
ルール内でやってんなら、批難受ける謂れは無いでしょ?
嫌う人も居るだろうけれど、その点での配慮も君は投下前に於いて行っている。
それでもなお嫌う人が多いってんなら、それこそスレ分割議論を為すべきで、
暴言によって発表を阻もうとする人の声に耳傾けてやる必要は無い。

まぁアレだ、悪い空気の責はSSにあるのでも君にあるのでもない。
暴言を吐く側にこそある。忌避される傾向の強いジャンルのSS発表が荒れの端緒だったとしても、
それは攻撃される口実という意味の原因でしかなく、
批難対象としての原因ではないよ。

さて、そろそろSSの感想に移ろうか。
長くなったのでレスを改める。
418名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:28:22 ID:8eRjNPjz
作者が書かないっていってるのを無理矢理書けとかここの程度も下がったものだ
>>414のいうとおりだな
毎回荒れるのは作品やキャラの使用に全く必然性のない作品が原因
オリジナルで書くべき内容なのにキャラを作る能力のないから
らき☆すたの二次創作である必要が全くないのにキャラを使うんだな

自殺スレでちょうど今、そうじろうがこなたに彼方の死体を食わせて
こなたが人肉食の中毒になって自分を食いちぎって死ぬ話書いてる人が居るから
読んできたらどうかな、その手の見本って事で
419名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:39:06 ID:X1ccjs44
ようするに虐待作品を読みたい奴が必死で作者を煽ってるわけだな
見た遺作jひんが読めればこの後作者の立場が悪くなろうがお構いなし
口車に乗ったら使い捨てにされて終わりだよ気を付けろ
それにさすらいのらき☆すたファン氏は最初からルールも読まない投下したりでかなり批判されてたな
にもかかわらず受け入れてもらってることを忘れない事だよ
住民の温情に甘えすぎたら取り返しの付かないことになるよ、大抵居られなくなるから
保管庫にも何人かそういった職人がいるから何がまずいか考えた方がよい
420名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:48:22 ID:SKB0X821
>>395
全体的に表現が稚拙。心理描写もほとんど無く、状況描写も薄い為、
事実のみを淡々と読まされている気分になる。
少なくとも自己の中でSSの目的をはっきりとさせれば、こうも単調な調子にはならないと思う。
その目的に向かってキャラを動かし状況を作り上げるといい。

表現について。
擬音を用いるのは楽なんだろうけど、その楽さが却って文章による可能性を奪ってしまっている。
擬音を用いずに書いてみるといいかも。表現力の訓練にもなるよ。

それとさ、基本的な事なんだけど、これって一人称視点だよね?
しかも現在進行形だよね?
つまり地の文がそのままこなたの今現在の心理描写になってるワケだ。
なのになんで、こうも冷静なのかと。
レイプされてる真っ最中でしょ?もちょっと緊迫感持たせてみ?
リアリティ増すし、迫力も出てくるから。
後さぁ、何で一人称なのに

>>308 
>(……?)
>(つかさ……急用でもできたのかな……?)
>>389
>(なに?今の音。……ドアの鍵をかける音?なんのために?)

こういう事をするのかと。
()を使う必要がない。一人称ではこなたの考えている事がそのまま
地の文に投影されるのだから。

今回は以上で切り上げる。キリが無いから。


ああちなみに、続きを書きたくないなら、書かなくてもいいと思うよ。
それこそ自由だ。だからまぁ、次回作への道に繋げて頂ければこれ幸い。
421名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:53:53 ID:clLajG3e
書くのも書かないのも作者さんの自由と言うことでいいのでは。
個人的には続きを書くのはよほどの質のものを提供しないといけないのでリスクが高いと思う。

ここは練習スレではないから投下する限りは実力に見合ったちゃんとバランスの取れた作品であることは必要です。
レイプで始まって和解ならともかく、ハッピーエンドというのは男性の理論であり女性蔑視ではありませんか。
422名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 23:58:36 ID:wpzbCjOx
>>416
避難所のひと=うpろだのひと=◆cj23Vc.0u.氏のはずだから
氏のwikiのページか本人のHPに連絡すればいいとオモ
ただ今現在このスレを見てるかどうか
避難所で投稿停止宣言してからだいぶたってるし
423328:2009/11/18(水) 00:30:46 ID:2It28kH0
>>328を書き込んで煽ってしまい、責任感を感じている俺がカキコ

同じ書き手として一言
書くのも書かないのもあなたの自由
ただ、あなたは書かないで満足?
オハナシの続きが頭に浮かんでこない?
動き回るこなたを、つかさを、文字にしなくていいの?
もし何もアクションしないで大丈夫なら、それまで
そこまで思い入れのない作品なんて、そのままでいい
ただ、この作品を書きたい
その気持ちがあるなら、続きを見せて欲しい
見たくない人もいる
ならば多少の配慮はしよう
警告書いてテキストで上げて、
それでも文句言う奴なんて、相手にしなくっていい

続きをUPして誰得?
決まってる。自分得
誰にも評価されなくっても、書いた本人が満足ならばそれが最高
自分も自分でUPしたSS読んでニヤニヤしてる時が楽しい
それが、誰にもレスされないSSでも
ここはエロパロだぜ?
自分のオナニー見せつけなくてどうする

あと、自分は好きだぜ、このSS
多少暴走気味っぽい作品のほうがさすらいのらきすたファンさんらしい
ダーク、強姦、実は好きだろ?
いままでの続き物だって、そんな傾向多いし
周りの言うことなんて気にするな
他人の迷惑にならない程度に書き散らせ
424名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 00:51:16 ID:CWegdyVB
>>419
随分昔のことを蒸し返したな…
あの時は本人も十分反省してたし、今回もルール違反と言えるようなことはしてないんだし…
これで30作品も投下してる職人がいなくなったらどうするんだ……
425名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 00:53:13 ID:0uzksaxb
なんだあぷろだのパスを知っている人間すらもう居ないのかここ
自分は知ってるけれど管理者が居ない状態のあぷろだの
パスを書くなどは常識人としてリスク管理の点から出来ないな

外野がとやかく言うのはかまわないが当の本人にとって
作品を投下することは何かと言うことが大切だろ
なんと言われても書くという自己中心的な考えも勝手なら
不快感を他人に与えるようなことは人としてしないというのも当然

自分の欲望のために、書かないといってる人間を無理矢理引っ張り出すなよ
それからすでに十分他人の迷惑になってるのでは

責任感を感じてる(笑)のに自分の要求だけ無責任にぶつけるんだな
とても責任感(笑)を感じる(笑)などという表記をする職人さんは黙ってろよ
426名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 01:24:27 ID:2It28kH0
>>425
常識人(笑)
てか、そもそもさすらいのらき☆すたファンさんはよくうpろだ使ってないか?
日替わり小ネタ集はうpろだに大抵アップロードしてるんだが

嫌いな書き手追い出して古参気取りおいしいですね(笑)
427名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 01:28:47 ID:p6lIWsyC
◆cj23Vc.0u.氏はまだ居るんじゃないかなぁ?
書いてないだけで。

うpロダのパスってここに書いちゃダメなのか?

428名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 02:48:22 ID:1UkF0j2O
読みたくないなら読むなよって思うのは、もしかして自分だけなのか?w
レイプふたなり注意って書いてあるし。


目に入るとか戯れ言は無しで。
ここ「らきすた」の「エロパロスレ」で、「強姦、ふたなりもの等、注意書きをお願いします」って>>1に書いてある(書いてもいいと「認めてる」)んだから。
個人の好き嫌いで作者を誹謗中傷するなら、自分の好きなジャンルしか出て来ないスレでも自分で立てろよ。



それとも作者の批判受け付けますって言葉を勘違いしてんのか?
批判と誹謗や暴言、中傷は全く違うが。
作品に対して、客観的に足らない、もしくは稚拙であると思われる部分を言及するのが批判であり、主観で嫌いな物を乏すのは暴言っつーんだ。



しかし、的確な批判が幾つも出ていて羨ましい限りで……
私が書いた時は、コメも殆ど付かなかったっすよw
書く書かないは個人の自由なので、さすらいさんにお任せしますが、個人的に続編欲しいですw
429名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 03:13:59 ID:Fk/Cf/L+
なんのかんのとレスが付く。
さすらい氏のニンキーにシry
自分が書いた奴にコメやGJすら付かなくても泣かないもん。




……泣いてなんかいないもん……

たまにレスが1、2個付いてるだけで嬉しいけどw
430名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 04:00:59 ID:5GQW0EBW
投下いきます。
3、4レスほど。
オリキャラ(男)あり。
431名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 04:01:42 ID:5GQW0EBW
柊かがみの恋人

 ある土曜日。
 かがみは、男と並んで歩いていた。
 同年齢の男女一組。世間一般的にいえば、デートといっていいだろう。
 40歳すぎた独身女が何をやってるんだかと自分でも思うが、この男との関係はもう10年以上にもなるんだし、いまさら言ってみたところで虚しいだけだ。

 見てくれはよくて、女の扱いも上手。弁護士という世間的にはステータスのある職業で実績があり、収入もたっぷりある。
 世の女性からみれば、結婚相手としても望むべくもないほどの男だろう。
 でも、かがみは、この男と結婚するつもりはなかった。

 まず、仕事にかかわる信条の面では不一致が多かった。
 この男、得意分野は金の儲かる仕事ばかりで、かなりあこぎな稼ぎ方をする弁護士だった。巨額損害賠償事件を引き受けて、相場より高めの成功報酬をとる──そんなタイプである。大手企業の顧問弁護士もしていて、顧問料も高い。
 彼にはそれだけの成功報酬と顧問料をとれるだけの腕前があることは確かなのだが。
 対して、同じ弁護士でも、かがみの得意とするのは、著作権と表現の自由をめぐる分野だ。特に二次創作をめぐる紛争事件では、一流の弁護士として認められているが、あこぎに稼げるような仕事ではない。
 顧問弁護士をつとめるのも、同人関連企業や中小のアニメ制作会社や動画共有サイト運営会社などで、仕事をせずに報酬をとるのをきらうかがみは、顧問料もとらない(仕事をするたびに、つどきっちり報酬をいただく主義だ)。
 そして、生活信条というか人生に関する考え方というか、そういう面でも合わないところが多かった。そのため、自分の部屋に入れたことも、相手の部屋に行ったこともない。
 そんなこともあって、一度はかがみの方からふって別れたはずだった。

 かがみは、プライドが高い半面で寂しがり屋、でも相手に求めるのは対等の立場で一方的に尽くしたり尽くされたりといった関係は望まない。そういうかがみは、世の男性から見れば面倒くさい女だろう。
 そもそも、かがみと対等、つまりはつりあう男なんてそうそういるものではない。
 それゆえ、その後のかがみの男関係はことごとくうまくいかなかった。
 そんな中でも、一度別れた彼とは、何かと縁があった。得意分野が違うため互いに仕事を融通しあったり、ごくたまにではあるが一緒に仕事をしたり、あるいは法廷で対決することすらあった。
 そんな流れで、なし崩し的に元の木阿弥。

 それでも、彼と結婚するつもりはないということは変わらない。
 結婚したって、三日ももたずに離婚だ。それは確信できる。
 でも、彼の方は、結婚を前提としない交際でいいという。
「互いに自分の腕で生きてけるんだから、結婚なんかにこだわる必要はあるまい」というのが、彼の弁。
 若い娘にだってもてるのだから、尽くしてくれる娘と結婚すれば楽なんじゃないかと思うのだが、
432名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 04:02:31 ID:5GQW0EBW
「一方的に尽くす女なんて、すぐに飽きる」とばっさり。
 彼は、かがみのような張り合いのある女の方が好みなのだという。
 彼も、相手に求めるものは、対等であることなのだ。
「それに、若さゆえの魅力なんてすぐに衰えるもんだ。君のように、年を取っても内面外面ともに魅力的な女性なんてめったにいるもんじゃない」
 そういってもらえるのは、素直に嬉しいわけではあるが……。

 お互い独身とはいえ、結婚を前提としない交際なんて、不純異性交遊もいいところだ。
 いまさら言ってみたところで虚しいだけとはいえ、本当にこれでいいのかと悩むことも多い。
 彼の方はそれを全く気にする様子すらないのだから、かがみはますます頭を抱えそうになる。

「理性的な悩みは、情動に身をゆだねれば忘れられるよ」
 あっさり、そんなことをのたまう彼。
「あんたって、ほんといやらしいわね」
「君ほどの女性に対して情欲がわかない方が、男としてはどうかと思うけどね。君だって、嫌なわけでもあるまい」
 かがみは、溜息をついた。
 どう言い訳したところで、この男に惚れてることは間違いないのだ。確かに、嫌なわけではない。
「今日はどこ?」
「○○ホテルの最上階。今日の天気なら、綺麗な夜景が見られるはずだ」
「悪くはないわね。ああ、そうだ。先にいっておくけど、来週は会えないから」
 デートは毎週土曜日。特に何もなければ、来週の土曜日も会えるはずなのだが。
「なぜ?」
「友達と旅行にいくことになったから」
「泉さんとかな?」
「こなただけじゃないけどね」
「僕とのデートよりもそっちの方が大事なわけだ」
「こなたに『かがみんは、友情よりも男をとるのか』って散々ごねられてさ」
「で、君の方から折れたわけだ。まったく、泉さんには嫉妬せざるをえないね」
「なんで、男のあんたが女のこなたに嫉妬なんかするのよ?」
「君の扱い方という点に関しては、彼女が一番上手だからさ。恋人である僕をさしおいてね」
「馬鹿じゃないの」
433名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 04:03:11 ID:5GQW0EBW
「そうだね。僕は、君という存在に心を奪われた馬鹿な男だ」
 そんなセリフも、彼がいうと妙なまでに決まっている。
「馬鹿」
「照れた顔も魅力的だ。今日は来週の分もかわいがってあげるよ」
「ふん。再来週まで使い物にならないぐらい足腰立たなくしてやるわよ」

 こうして、二人は夜のホテルへと消えていった。



 翌日。
 かがみは、満ち足りた顔でホテルをあとにした。
 あの男を文字通り足腰立たなくしてやったのだ。
「今回は私の勝ちね」
 勝ちだからといって、別にどうというわけではないが、気分はいい。
 性欲も充分すぎるほど満たされたし、いうことなしだ。
 理性的な悩みは、情動に身をゆだねれば忘れられる。それは確かに事実だった。
 だからこそ、彼との関係をやめられないのだが。


434名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 04:04:04 ID:5GQW0EBW
 法律事務所兼自宅に帰り、居住スペースでのんびりしていると、来客があった。
「やふー、かがみん」
 相変わらずのこなたは、これまたいつもどおりにたくさんの紙袋を両手に持っていた。秋葉原の御用達の店で買い込んできたブツに違いなかった。
 こなたは、アキバでその物欲を満たしたあと、必ずかがみのところに寄っていく。柊かがみ法律事務所は、アキバのど真ん中に居を構えており、こなたが買い物帰りに寄っていくにはあまりにも都合がいい場所でありすぎた。
「またか。あんたも毎週毎週よくもまあそんだけ買うもんがあるな」
「ハッハッハッ、オタクの道に終わりはないのだよ」
 そっちの世界にどっぷりつかりきっているこなたには、当然、夫も恋人もいない。異性同性を問わずリアルでの恋愛に興味がない真のディープオタクだった。
「はいはい」
「かがみだって、毎週毎週彼氏にかわいがっ……」
「黙れ」
 こなたの口にこぶしを突っ込む
「あがあが……」
 こぶしを引き抜く。
「ひどいな。ひとがせっかくごはんを作ってあげようと材料まで買ってきたというのに」
「あんたは、メシをエサにして、うちでだらけたいだけだろが」
「まあね。この前のゲームの負け越しをそのままにしておくわけにもいかないしね」
 こなたは、毎週日曜日に来襲しては、かがみとだべったりゲームしたりして、昼食と夕食を作って一緒に食べて帰っていくのが、常だった。
 それが、かがみの親友であるこなたの特権であった。
 かがみの彼氏が嫉妬するのも無理はあるまい。恋人には立ち入り禁止にしているプライベートエリアに遠慮なく立ち入って、あまつさえ台所を自由に使って料理を作って一緒に食って、お互いになんの遠慮もなくボケとツッコミの応酬を繰り広げているのだから。

 というわけで、かがみとこなたは、いつもどおりに、その一日を過ごした。

終わり
435名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 06:15:50 ID:9EmObNa5
>>434
乙でした。
なかなかに大人な関係で面白かったです。

P.S.
設定その他が某所で読んでたシリーズ物とかぶるのですが、今回からこちらに投下でしょうか?
スレを見失われたということでしたら、アニキャラ総合板に移転してますので行ってみて下さい。
436名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 07:56:30 ID:/uFgN8Oa
自分の意見を作者に対して書き込むだけにすればいいのに
どうしても個別レスを攻撃する人が出てくるんですよね
故意に荒そうとしているのか過去の事例に対してなんの学習もできないのか

書きたくなければかかなくてもいいという意見は誹謗中傷や排除に仕立て上げられては迂闊にレスも出来ない
作者の意向を無視して続編を執拗にねだるのが作者の自由を尊重してるのか

書くと書かない自由は対等でしょ

管理者がすぐに対応できない今の状況でパスを晒すのはリスクが大きい
これがなんで古参気取りになるのかもわかりませんね
437名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 09:54:14 ID:P5SJqFWz
>>434
うp乙。
行かず後家かがみというのはユニークだね。
438名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 17:59:57 ID:Xr8DS4Ne
そういう>>436も続編派のレスに対して攻撃してる件w
439名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 18:48:16 ID:xCvJx/F2
>>435
 ご感想ありがとうございます。

>設定その他が某所で読んでたシリーズ物とかぶるのですが、今回からこちらに投下でしょうか?
 やっぱ気づかれたか。まあ、背景設定がかぶってれば分かりますよね。
 別にこっちに移ったというわけではなく、内容的にあっちでなくこっちだろうと思ったので、こっちに投下しました。
 背景設定がかぶってても、独立した話として読んでいただければと思います。
 あっちの方でも、シリーズ物ではない短いやつをほんの少しばかり投下してます。最近忙しくてなかなか投下できてませんが。


>>437
 ありがとうございます。

>行かず後家かがみというのはユニークだね。
 入学案内書のインタービューでは、美水先生が「かがみも……(結婚)しそこなっている感じがするんですよね」と言ってて、私も同感なんで、自分が書くときは、かがみは独身設定が多いですね。
440名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 20:47:48 ID:Xu+4sVDa
こなた&こなたヲタ叩きは全らきすたヲタを敵にするだけ
こなたを自殺(ryスレが良い例
441名無しさん@ピンキー:2009/11/18(水) 21:06:48 ID:NW7jgddI
でもさ、荒らしに対する対応も、SSに対する感想の質も、
自殺スレの方が格段に上だよね
442さすらいのらき☆すたファン:2009/11/18(水) 22:42:32 ID:mhceuQoO
非常にたくさんのご意見・ご提案・アドバイスをありがとうございます。
このような稚拙な作品に対して『続きを書いて欲しい』と言ってくださる方がいらっしゃって嬉しい限りです。
そこで、私なりに考えをまとめてみました。
まず、投下した作品は非保管にしておきます。
そして私の方で完結まで完成させます。
皆様に発表できるレベルに至りましたら、うpろだへのテキストファイル投下→アドレス貼り付け、の形で投下したいと思います。
>>420のおっしゃる通り、十分な推敲と加筆が必要だと思いますので、時間を十分に使って物語を練り直したいと思います。
これからも執筆・投下活動は続けていきたいと思います。
現在続編を執筆中の作品ともども、どうかよろしくお願いします。

>>423
ネタ振りの本家からコメントをいただけるとは思いませんでした。
少しは貴方の想像をカタチにできたでしょうか?
443名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 00:04:12 ID:J7wNv99V
内容によって貶したり誉めたりと態度かえてるのは糞こなかが厨だけ
444名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 00:54:40 ID:/qeTJjwv
しつこく粘着してる精神病質なのはアンチこなかが厨だけ
きっとリア貧なんだろうな、仕事がないなら介護現場で年寄りの糞の始末でもしてろ
445名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 16:26:09 ID:10gMngEx
それでは話がまとまった所で以後平常モード↓
446名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 17:23:15 ID:AM5Y7cDT
>>444
みなゆた厨が抜けてるぞ
447名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 21:22:29 ID:rWKudAQp
SS落とします。人によってはちょっと鬱になるかもしれません。
そうじろうのお話です。
あの名曲を、らき風にアレンジしてみました。
それでは、耳を澄まして視覚でお聴き下さい。


「カントリー・ロード」
448カントリー・ロード:2009/11/19(木) 21:23:27 ID:rWKudAQp

 そうじろうは佇んでいた。
目の前の道、ずっとゆけば、あの街に続いている気がして。
(いや、あの時に続いている気がする)
まだ健康だったかなたとあの街で…能登半島で過ごしていた時代に。

*

 遠い昔、彼はいつも嘯いていた。
孤独を恐れずに生きていくと。
一人ぼっちと呼ばれる状態であろうと、それを恐れない強さを手に入れる事を、
夢見ていた。
オタクと蔑視される彼は結婚などできないと信じていた。
どうせ死ぬ時は一人だ、とも。
だから、寂しさを押し込める事のできる、孤独から自分を守っていける強さが欲しかった。
(強い自分を、守っていこう…)
その決意を胸に、日々をこなしていた。
言い寄る女子を悉く拒絶して学校生活を送ってきた。
彼女たちを拒む度避ける度、彼は孤独になっていった。
(これでいい、これでいいのさ。憧れの自分に、近づいてきてる…)
 アイロニカルな笑みに哀しみを隠し、彼は己を鼓舞していた。
 だが、幾ら拒んでも避けても、執拗にそうじろうに話しかける女子も居た。
それが、幼馴染のかなただった。当時の彼女の苗字を、即ち彼女の旧姓を、
不思議な事にそうじろうは覚えていない。
 いつも一人で過ごしているそうじろうに、かなたは積極的に話しかけてきた。
時には、弁当を持ってきたこともある。
バレンタイン・誕生日・ハロウィン・クリスマスと、
イベントがある度にかなただけはいつもそうじろうにプレゼントを持ってきた。
他の女子は一度拒否されれば、もう持っては来なかったのに、
かなただけは何度拒絶されても贈り物を止めはしなかった。
 中学卒業後もかなたは、そうじろうと同じ高校へと進学してきた。
そして拒むそうじろうと構うかなたという図式は、ここでも以前と同じように展開された。
それだけではない。そうじろうは石川から遠く離れた地、埼玉の大学への進学を希望していたが、
何とかなたも同じ大学を受験するというのだ。
その事を知ったそうじろうはかなたを問い詰めた。
「何でお前はそうやって俺に付き纏うんだ。
お前なら、もっと上のクラス狙えるだろ」
と。
 それに対し、かなたは微笑みながら返した。
「ほっとけないよ。いつも寂しそうに強がってるそう君、ほっとけないよ。
それに、私の夢も幸せも、そう君の傍らにあるから…。
私の事、嫌いで構わないから、傍に居させて下さい」
 寂しさに包まれていた胸中を、見抜かれていた。
「傍に…居て下さい」
本当の思いから逃れていた少年は、漸く素直になれた。
 そして双方共に大学合格が決まり、石川出立まで後数週間と迫った日、
そうじろうはかなたを自転車の荷台に載せて──
449カントリー・ロード:2009/11/19(木) 21:24:31 ID:rWKudAQp

*

 この道、ずっとゆけば、あの時のあの街に続いている気がした。
かなたを自転車の荷台に載せて、能登半島を駆け巡ったあの冬の日に。
2月の北陸だというのに、不思議と寒くなかった。
後ろでかなたがそうじろうを抱きしめていたからかもしれない。
 そうじろうの目に映る能登半島の景色は新鮮で、美しかった。
生まれて初めて、自分が生まれた県に愛着を抱いた。
自分とかなたが育った街に、初めて愛着を覚えた。

 それから幾年か経ち、埼玉の地で二人は結婚した。
子供も生まれた。だが、かなたの道はそこまでだった。
生まれた子が物心付かない内に、かなたは人生の幕を閉じた。
産後の肥立ちが悪かったのだ。
 そうじろうは泣いた。
あの街に居た頃は拒んでも避けても、付いて来た彼女。
なのにこの街では、求めても縋っても、彼女は遠くへ行ってしまった。
 だからこの道を、ずっとゆきたい。
あの街に続いている気がするから。
かなたが付いて来てくれた、あの街へ。

*

 かなたが死んだ後の人生は、ありきたりな父子家庭のそれだったろう。
だが、年々妻に似てくる娘を見る度、そうじろうの胸に痛みが走った。
思い出さない訳にはいかなかったからだ。
 それに、自分の本当の想い──(俺は本当は…寂しかったんだ…)──に気付いていた彼は、
いつしか人生に疲れていた。
伴侶として愛してくれる女性は最早傍らに居ない、その想いが彼の胸に突き刺さった。
支えは最早、娘のこなただけだった。
 だが、そのこなたも今年大学を卒業して一人暮らしを始めている。
故に今や──
(昔望んでいた通りの、一人ぼっちの人生か。
本当は望んじゃいなかったのにな)
 そうじろうは苦笑した。
勿論、こなたのアパートに訪れる事はできる。呼び出す事も。
だが、そんな資格はあるのだろうか。
何時までも娘に構う、そんな資格が。

 歩き疲れ、佇むと、故郷の街が浮かんでくる。
丘を巻く坂の道、そこにかなたの生家があった。
脳裏に蘇るその景色が、そうじろうを叱っているような気さえした。
450カントリー・ロード:2009/11/19(木) 21:25:19 ID:rWKudAQp
 学生時代、そうじろうとかなたは、かなたの両親の猛反対を押し切って強引に結婚した。
それ以来、かなたと両親との関係は殆ど途切れた。
一応、彼女が大学卒業するまでは、学費及び生活費が送られていた。
だが、卒業と共にかなたと生家の関係は完全に潰えた。
(今にして思えば、俺が関係を断ち切らせたようなもの、か。
かなり無理矢理かつ強引に結婚したしな)
 当時は分からなかったが、今は分かる。
娘は可愛い。ずっと手許に置いておきたい、それが適わずとも、
せめて月に一回は会いたい。そう思える程に、娘は可愛い。
だがその娘を、自分は完全に奪い去ってしまった。
そしてかなたの遺骨を生家に送らずに、自分の一存で処分してしまった。
そんな自分に対するかなたの両親の声が、聞こえてくるようだった。
(その幻聴を、何度も聞いたさ)
『私たちは、愛しい娘と大学卒業と同時に引き裂かれた。
貴方の手によってね。なのに貴方は、自分の娘が大学を卒業してもなお会おうと云うのか。
私達が貴方の手によって阻まれた幸福、それを享楽しようというのか』
(俺は…自分勝手だな。かなたのご両親から娘さんとコンタクト取る術立っておきながら、
俺だけは何時までも娘と会いたいと思うなんて)
「そんな僕を叱ってる…そんな俺を叱ってる声を、何度も聴いたさ」
(だから俺には、もうこなたと会う資格なんて無いんだ)
 涙を堪えて、そうじろうは己を痛罵した。

*

 この道、ずっとゆけば、あの街に続いてる気がする。
その駅、あの列車、乗り継げば、石川に行ける。
北陸に、能登半島に、あの街に行ける。
今行けば、あの時に戻れる気さえする。

この駅、この改札、潜り抜けて、あの列車、乗り継げば、
あの懐かしい街に戻れる。
かなたを荷台に載せて、冬の早朝を疾駆した幸福が込められた街に。
(今更、どんな顔して戻る?幸福があの街にあったとして、
そいつを享楽する資格が俺にあるとでも?
…帰ろう)
そうじろうは身を翻した。
(石川ではなく、埼玉の家に)
451カントリー・ロード:2009/11/19(木) 21:25:56 ID:rWKudAQp

*

 人の群れを掻き分けながら、駅の中を歩く。
(どんな挫けそうな時だって、決して涙は見せないで、生きていこう)
 そうじろうの耳に、幻聴が響く。
『貴方はそんなに強くない…』
懐かしい声だ。
(分かってるよ)
幻聴だと分かっていながらも──或いはこの声は幻だと自分を騙しながら──
そうじろうは心の中でその声に答えた。
『お願いだから強がらないで?こなたに頼って?
それが無理なら、私の所に来て?
一緒に、あの街に帰ろうよ』
(無理だよ。俺にその資格はない。それに、孤独も昔々望んだ事さ。
それに耐える強さ、死ぬまでには手に入れてやるよ)
『そうやってボロボロになってく愛しい人を見続ける私の身にもなってよ。
迎えに行くから、だから』
 靡きたかった。魅力的な提案に乗って、もう一度かなたの体温を感じたかった。
だが、戻るわけにはいかない。
(断るよ。大昔みたいに…お前と一緒に能登半島を自転車で駆け巡る前の俺みたいに、
お前の誘いは悉く断らせてもらうよ。
望んでいた孤独だ。堪能させてくれ)
『嘘っ。本当は私と一緒に居たいくせに…。そうじゃなきゃ、こなたと一緒に居たいくせに。
それでも無ければ…せめてあの街で蟄居していたいくせに…。
別に今すぐ私の所に帰ってこなくてもいいから。
せめて生まれ故郷には戻って?今居る街は…埼玉は、忘れたい思い出が詰まった街でしょ?
辛いだけだよ…』
 かなたの言うとおりだった。
全てを見透かされている事を感じながらも、そうじろうは尚も拒んだ。
(勝手に決めるな。俺の意思は、俺が決める事だ)
 魅惑的な提案を、頑ななまでに断った。
その理由は、そうじろうにも分からなかった。
こなたとも距離を置き、故郷とは程遠い関東の地で果てる事を己への罰としているのだろうか。
かなたの親から娘を奪った自分に対する罰としているのだろうか。
──或いは、単にかなたの前でかっこつけたいだけなのかもしれない。
こなたと別れた生活を始めた途端、思い出を求める自分を見せる事に抵抗があり、
それ故かなたの声で紡がれる魅惑的な提案を悉く蹴っているだけなのかもしれない。
かなたの胸に飛び込みたい、思い出の街に飛び込みたい、
だが今更それを決行してしまう事が、酷く惨めな事に思えているのも事実だ。
 考え事をしている内に、いつしかかなたの声は消えていた。
代わりにそうじろうの脳裏を占めるのは、やはり過去の思い出だった。
かなたと過ごした楽しい日々に対する懐古の念が、脳に押し寄せてくる。
後ろ髪を引くように、そうじろうを駅のホームへと誘っていた。
 それでもそうじろうは駅の出口目掛けて、一心不乱に歩き続けた。
心なしか歩調が早くなっていく。
思い出、消すため。
452カントリー・ロード:2009/11/19(木) 21:27:48 ID:rWKudAQp

*

 いつしか駅を抜けていた。
知っている景色だ。家へと繋がる、景色だ。
いつも通りの、幸手の町並みがそうじろうを迎えていた。
 だが、いつもと違う点があった。
(次は、幻覚か…)
駅出口の直ぐ傍にあるベンチ、その前に髪の長い一人の女性が立って、
そうじろうを見つめていた。
よく知っている人間だ。こなたに似ている。
背丈も髪の長さも、愛娘に似ている。
違う点があるとすれば、その目元だろう。
こなたよりも優しげで真っ直ぐな瞳、そしてこなたにはある泣きボクロが、
この女性には無い。
更に言えば、醸される雰囲気も違う。こなたが生気に満ち溢れているのに対し、
その女性には生気というものがまるで感じられなかった。
(次は、かなたの幻か…)
亡妻、泉かなたその人だった。旧姓を、そうじろうは覚えていない。

 かなたは何も声を発さずに、駅を指差した。
その仕草は、故郷に帰ろう、そう言っているように映った。
 そうじろうはかなたの指差した方向へと首を振り向かせ、視界に駅を収める。
(この道、故郷へ続いても……

……
………
俺は行かないさ)
「行けない」
 かなたに対し向き直り様に放たれた言葉は、紛れもなく本音だった。
俺は行かないさ、本当はそう言いたかった。
だが、その言葉は心に留まり、代わりに心に留めておくはずの本音が漏れ出ていた。
(何やってるんだろうな、俺は。幻聴が聞こえたり、幻見えたり…。
ま、どうせ春の陽気に当てられて、感傷的になってるだけだ。
明日になれば、いつもの俺に戻るよ…きっとね)
 日々に終われ、生活をこなし、心にも無い物語を紡ぐ、そんな生活が埼玉の家では待ってる。
(今日だけだよ、こんなセンチメンタルなのは。
こなたの居ない生活に少し慣れなくて、春特有のメランコリックな気分に陥ってるだけだ。
だから、明日は…
明日はいつもの俺さ)
いつもの自分に戻って、孤独の中で生きていこう、そう決意した。
453カントリー・ロード:2009/11/19(木) 21:28:29 ID:rWKudAQp
 だからこの幻との会話も邂逅も今限りだ、そう思い、かなた見つめた。
暫く見詰め合った後、かなたが口を開いた。


『帰りたい?』

(「    」)

「帰れない」

『嘘吐き』
哀しそうな声で、かなたはそう返してきた。
 そうじろうの身体が震えた。
やはり、見抜かれていたのだ。
だが、それでもそうじろうは
「さよなら」
別れの言葉をどうにか紡いだ。
『…さよなら』
その言葉と共に、かなたは消えた。
哀しそうな顔を、そうじろうの記憶に焼きつけて。

 そうじろうは歩き出した。家に向かって。
いつもの生活に向かって。
かなたに見咎められていた想いこそが、胸中に留まっていたその想いこそが、
彼の本音だった。
その本音を、今度は声に出して呟いた。

   帰りたい
  Country Roads.

<FIN>
454名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 21:30:16 ID:rWKudAQp
>>448-453
以上で完結です。
お読みくださり、有難うございました。
また機会があれば、お会い致しましょう。
では
455名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 21:48:08 ID:2Y0eLFbg
>>454

そうじろうさんの喪失感がよく出た、(良い意味で)哀しい作品ですね。

リアルタイムで遭遇できて幸運でした。
456名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 22:05:43 ID:JOV2gwl0
>>454
GJ。
脳内で歌が反響して止まらない。
切ない一品、ご馳走様でした。
457名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 22:17:08 ID:zHZh6/rj
>>454
……じんわりくるじゃねーか……
458名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 22:35:42 ID:guEi71D0
>>454
GJとしか。
視点が新鮮で読みごたえがあったよ。
かなたの幻聴に応えるそうじろうが目に浮かび、カントリーロードのフレーズが鼓膜にこだました。
帰りたいけれど、もうその道には帰れない…… 甘い郷愁と感傷に浸るには、そうじろうは
齢を重ねすぎたのかもしれない。
459名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 06:31:07 ID:yQi8RNs/
>>349-の作品の投下妨害には何も言わないくせに
こなた関連の欝SSの批判には必ず作者擁護に出てくる奴が居る不思議
こなたアンチかみなゆた厨か単に欝SSを読みたいだけの乞食か
460名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 09:11:54 ID:yQi8RNs/
461名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 10:25:08 ID:tPIKZcEY
>>459
そういう戯言はフロンティアの議論するスレで書け。
http://www.freepe.com/i.cgi?returns
462名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 23:40:21 ID:Go2euCwY
空気を読まずに小ネタ投稿
注意:下らないものが嫌いな人はスルー推奨

タイトル:衝動的に行動して後悔する人々

こなた編
「パッケージ買いするんじゃなかったorz。」
手元には割れたCD−ROM

かがみ編
「全部食べちゃったorz。」
手元には空になったお菓子の袋

変態かがみ編
「全部食べちゃったorz。」
横には激しい責めで涙目のこなた
463名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 05:12:44 ID:Sgqp7eBf
つかさ編
「全部のむんじゃなかったorz」
周りではバルサミコスいっきのみを目の当たりにしてドンビキの3人
464名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 13:10:02 ID:ZGhr5pyL
はは☆すた

 旅の始まりは、かがみが心配そうな顔して私の元を訪れた事だった。
「つかさが、居なくなっちゃったの…」
 鷲宮で隕石落下事故があり、つかさと一緒にかがみは見物に出かけたらしい。
だがその際、人ごみに紛れてつかさが迷子になってしまったと言っていた。
 私は一緒に探す事にした。だって、つかさもかがみも親友だしさ。
ほっとけないよ。
 結局ね、つかさは見つかったんだ…。
五体満足、無事だった。
でも、その時隕石から未来人が飛び出してきて、
ギーグとかいう悪の化身を倒す戦士を探していると私に告げた。
かがみは興奮に震えていたっけな。
「私のその一人なのかしら」って。英雄願望があるのは知っていたから、
かがみがそう思うのも無理はないよね。
 でも、かがみは外れていた。
かがみは、英雄の側にカウントされなかった。
 そして私たちは大冒険の末、遂にギーグの元に訪れた。
コイツさえ倒せば、それで世界は平和になる。
なのに…なんで…
かがみが居るの。
「こなた!おどろいた?私よ、かがみよ。
 強いものの味方!かがみよ。みっともない姿になったわね。
 アンタ達がここまでやっとたどりつくことは
 「知恵のリンゴ」がちゃんと予言してたことよ。
 …でも「知恵のリンゴ」の予言通りにはならないわ。
 アンタ達は倒れる。
 ギーグ様はもっと強い、もっと恐ろしいものになる。
 何故かって?私よ…私が、このかがみ様が
 ギーグ様に導かれてここに来たからよ。
 この事は「知恵のリンゴ」も予言しちゃいなかったわ。
 …もうギーグ様は、いやギーグは悪の化身…なんかじゃない。
 ギーグ自身にもコントロールできない「悪」そのもの…
 邪悪な力そのものになってしまったから」
 震えるつかさを私は抱きしめた。
変わり果てたかがみを見ているのが辛いのか、涙を流しながら震えていた。
本当にみっともない姿になったのは、かがみの方じゃないの?
あんなに愛してた妹泣かしちゃってさ。
英雄願望があるのは知ってたけど、選ばれなかったからと云って
私たちと敵対する側の味方するなんて…。

 私たちの祈りが通じたのか、ギーグは斃れた。
悪いヤツを倒した。今ならまだ、かがみの事を水に流す事はできる。
つかさもそれを望んでいるよ。だから、かがみ。一緒に帰ろ?
「こなた!私は、今はつまり、そのあえて逃げるような行動をとる。
 どこかの時代にもぐり込んで、ひとまず次のプランを練るつもりよ。
 縁があったら、また会うだろうな。シーユーアゲイン!
 ……ほんとにみっともないのは、私の方かもね」
 素直じゃないね、かがみ。
テレポートで消えた後の空間に、私の声が響いた。
「シーユーアゲイン」
 いつかまた会おうね、その時は再び友達として。
その願いを胸に、私はかがみの台詞を反復していた。
465名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 13:12:14 ID:ZGhr5pyL




 ああ、何もない。世界は何度終わったかしら。
アレは…つかさやこなた、みゆき達と遊んでいたのは、何千年昔の事かしら。
出ることも死ぬことも適わない絶対安全カプセルの中で、
私はまどろんでいた。
このカプセルは、中に居る人間だけでなく、外に居る人間の安全まで保障している。
だって一度入ったらもう、出られないから。
「死ねないのなら、アンタ達とまた会う約束はできそうにないわね。
あはっ、どうせ私は地獄だから、アンタ達とは会えなかったか。
アンタ達は世界を救った側の英雄、だから天国にでも行くんでしょうね。
私は…」
何度世界を、終わらせただろうか。


物語は終わりよ。でも私は終わらないわ。終われないの。
終わっちゃくれないの。もしかしたら、此処が地獄なのかもね。
有難う、アンドーナッツ博士。私なんかの為に、
極上に居心地のいい地獄作ってくれて。
アンタももう居ないけど。
FIN………ってトコね。
466名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 13:53:48 ID:tdlJEmeO
投下ルールやテンプレも読まない奴は大抵底辺文章力
467名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 14:47:20 ID:0F8K6AH5
>>466
そう言う事は頭の中だけで思えばいいと思うよ
468名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 18:16:32 ID:0pEVIdo6
まあわざわざ荒れる原因を作るのもどうかと思うけど、気持ちはわかる。
らきすたのパロなら大体オーケーなんだから、投下する時の約束位は守ってほしい。

文章上手くて話が面白かったとしても、ルール守らないなら出て行って欲しいし、ルール守るなら別にどういった内容でもいいよ。
つまらない、酷い内容ならスルーすればいいだけだし、面白いならgjするし。


ここってそういう場所でしょ?
469名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 19:25:48 ID:Sgqp7eBf
とりあえずルールだけは守ろう。

これでおk
470名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 23:26:31 ID:VGpO3ScQ
此れにて一件落着!
471名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 02:06:28 ID:lpV27b1I
久しぶりにきたら過疎ってるなww
472名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 10:19:22 ID:+VyrO0Yo
キャラの名を借りただけの欝や虐待SSを投下する
普通の住民は黙って離れる
おかしな奴が過剰に反応して残る←エロパロスレ
自分の名を売りたい奴だけが書く
刺激だけを求める狂信者が残る←泉こなた自殺スレ
食い荒らしたら別の作品に移動する
食い尽くされた廃墟スレが残る
そして消滅する←VIP
或いは脳死状態で生き残る←かがみんぼっちスレ
473名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 14:16:29 ID:NPkhKkFs
それでも負けない!!
474小ネタ:ねえちゃんと風呂に入っている?:2009/11/25(水) 23:45:40 ID:Uu9vhAbI
*下らないネタが嫌いな人はスルー推奨

普通のかがみ編
「ねえちゃんと風呂に入っている?」
「失礼ね、毎日入っているわよ。」
「えー、柊は姉ちゃんと毎日風呂に入っているんだ。」
「あんたは小学生か。」

変態かが(略)編
「ねえちゃんと風呂に入っている?」
「失礼ね、毎日入っているわよ。」
「えー、柊は姉ちゃんと毎日風呂に入っているんだ。」
「そうよ、二人ともお風呂プレイが大好きだから。」
「あの、柊?」
「いのり姉さんは体の隅々をなめたがるし、まつり姉さんはいっつも変な玩具を買ってくるし…。」
「ヴぁぁぁぁぁぁー。」
「もうやめて柊ちゃん、みさちゃんのSAN値はとっくに0よ!」

小ネタなので保管は無しで。
475名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 23:55:27 ID:LUZbDhHB
>>474
さぁ早く、つかさ編とゆたか編を考えるんだ。
476名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 00:56:00 ID:BZ66ZFVE
準備しておられる方がいらっしゃらなければ投下したいと思います。
477さすらいのらき☆すたファン:2009/11/26(木) 00:58:22 ID:BZ66ZFVE
タイトル:1レスSS:いい風呂の日
カップリング:やまと&こう
属性:エロなし
2レス使用予定
4781レスSS:いい風呂の日1/2:2009/11/26(木) 00:59:40 ID:BZ66ZFVE
「うう……さむさむ」
お風呂に入るとき、脱衣所から湯船につかるまでは地獄!
この世に生を受けて18年……私、永森やまとのなかでは、これはもはや世界の真理と化している。
脱衣所で手早く服を脱ぎ、扉を開けて風呂場に入る。
軽くかけ湯をして身体の汚れを落とす。
「ふぅ……」
いつもの手順でかけ湯を済ませ、ゆっくりと湯船に足をつける。
「んっ……」
つま先がお湯に触れ、じんわりとした熱さが足全体を包んでいく。
そろそろと足をお湯に入れ、もう片足も湯船に入れてしまう。
「んっ……く……」
かけ湯をしたとはいえ、冬の寒さで冷え切った身体には、お風呂のお湯は刺激が強かった。
だがすぐにお湯の温度に皮膚が慣れてきて刺激を感じなくなる。
私は湯につかった部分が熱さに慣れたことを確認し、ゆっくりと身体を湯船に沈めていく。
「んんっ…っ……ふ……」
ちりちりとした熱さが全身を刺激し、痛みにも似た快感が全身を包む。
私は肩がお湯に浸かるところまで身体を沈め、ゆっくりと身体から力を抜いた。
「くっ………はぁ〜」
すっかり脱力して湯船に身体を預ける。
この脱力感が私は大好きだ。
細胞が開いて、一日の疲れがお湯に溶けていくような気がするからだ。
冬があまり好きではない私にとって、数少ない楽しみと言える。
このような言い方をすると、夜8時か9時くらいにお風呂に入っているように聞こえるが、実際はまだ昼過ぎで、窓の外には青空が広がっている。
なぜこのような時間にお風呂に入っているかというと……
がらっ
「や〜ま〜と〜」
「ぶっ!」
突然扉が開き、素っ裸のこうが姿をあらわす。
「一緒に入ろ〜」
「こう!またあんたはこんなことして……」
乱入するなと言っておいたはずだったが……記憶違いだろうか?
慌てて手で身体を隠す私をよそに、こうはかけ湯もせずに湯船に飛び込んだ。
「ふぃ〜生き返るね〜」
「もう……せめてゆっくり入りなさいよ」
「まぁまぁ、細かい事言いっこなしだよ」
このいい加減な友人のせいで、昨夜はお風呂に入れず、こんな時間に入ることになってしまったのだ。
なんでも冬コミとかいう、以前無理矢理手伝わされたイベントとは比べ物にならないほど大規模な催しがあるとのこと。
新作の本をたくさん出したいがために、私まで手伝いに駆り出されたというわけだ。
作業はほとんど徹夜作業となり、作業がひと段落したときには正午を過ぎてしまっていた。
酷い話だ。
「ん〜?やまとぉ〜いつまで隠してるのさ」
胸とか下とか、こうが入ってきたときからずっと手で隠していることを言っているのだろう。
「いいじゃない。恥ずかしいんだから……」
「女の子同士なのにー?」
「(こうだから恥ずかしいのよ……)」
「ん?なんか言った」
この鈍感朴念人。
「なんでもないわよ」
私はプイとそっぽをむいて窓の外を眺めた。
「ふ〜ん」
こうも私につられてか外の景色に目をやった。
4791レスSS:いい風呂の日2/2:2009/11/26(木) 01:00:21 ID:BZ66ZFVE
「ん〜」
こうは腕を上に伸ばして大きく深呼吸をすると、
「ぷはっ!冬の晴れた日って好きだー!」
「……どうして?」
冬が苦手な私にとっては興味深い一言だ。
「だってさ、神様も私達を見捨てたわけじゃない。って気がしない?」
意味が分からない。
日本語をしゃべれ。
ここは埼玉県だ。
だがまぁ、
「そうね…」
言いたいことはわかる。
冬の晴れた空は、他の季節とはどこか違うものがあるように思える。
風はすっきりとさわやかで、日差しも春とはまた違った優しさを含んでいて、とても清清しい。
実際、私は空色が好きだが、四季の空の色では冬のものが一番好きだ。
……いや、好きなんだ。
今気付いた。
もともと私は冬はあまり好きではない。
寒いのが嫌いだからという単純な理由だが、これからますます寒くなっていくことを思うと憂鬱だった。
だが一つ、楽しみを見つけた。
この空の蒼さに、一つの楽しみを見出せた。
「…ありがと」
「ん?」
「冬の楽しみが一つできた」
「?……なんのことかわからないけど、喜んでもらえたなら嬉しいかな。
誕生日だってのにお仕事手伝わせちゃったし」
「……覚えてたの?今日が私の誕生日だってこと」
「当たり前だよ。11月26日。いい風呂の日だね」
「………は?」
「語呂合わせだよ。いい(11)ふろ(26)」
「……くだらない」
「なんだよー日本記念日協会が認めた記念日なんだよー?」
「はぁ……」
「ってなわけで……」
どんなわけだ。
私の疑念を放置してこうは湯船から立ち上がり、お風呂場の外に置いてあったクーラーボックスを差し出した。
「どうぞ」
恐る恐るあけてみると。
「雪見大福」
「好きでしょ?」
熱いお風呂に浸かりながら冬の青空を眺めて好きな人と一緒に雪見大福を食べる。
こんな誕生日もいいかもしれない。
「うん。すき」
その一言は、なんだかとても素直に言えた気がした。
「でしょ!飽きない味だよねー」
本人にはまったく伝わっていない。
でもそれでいい。
今この瞬間が幸せなら、とりあえずはいい。
究極の贅沢とも言えるこのひと時を、私達は存分に満喫するのだった。
480さすらいのらき☆すたファン:2009/11/26(木) 01:02:21 ID:BZ66ZFVE
以上です。
久しぶりの誕生日&記念日の合わせネタです。
やまとのキャラ設定を存分に使わせていただきました。

前回は大変お騒がせをいたしました。
ほのぼのしていただければ幸いです。
481名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 02:15:46 ID:GqNR+uDt
なんだか温泉に入りに行きたくなったな。
今度バイクで行くか。


そいじゃ、雪見大福買ってくる。
482名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 07:19:24 ID:CwTOBwOt
>>480

二人のまったりとした雰囲気がGJ!
483名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 19:42:41 ID:VHu+RKi4
>>480
GJ!
心温まるお話ですね。
鈍感なこうと、甘え下手なやまとのかけ合いが、ほのぼのとしていて良かったです。
あと、自分も雪見大福が食べたくなりました。
484名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 20:23:08 ID:D98dfDrA
>>480
これはいいこう×やま。
クーデレと朴念仁のカップルに幸あれ。ぐっじょぶ。
485名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 02:02:20 ID:Tmt8oAxA
誰かゆたかがみなみを責める展開で書いて下さい!!><
486名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 19:45:05 ID:Hc4vzkmC
>>485
つ『言いだしっぺの法則』
4874-320:2009/11/27(金) 22:31:26 ID:2J7Ve/Fx
規制がまだまだ続く4-320です
避難所に新作「初恋の人」を投下させて頂きました
ご感想いただければ幸いです
488名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 23:19:13 ID:AbcieEmd
4894-320:2009/11/27(金) 23:22:47 ID:2J7Ve/Fx
>>488
アドレスコピペありがとうございます
携帯からだとアドレスのコピペができないので……
助かります
490名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 11:19:05 ID:iZUpo0NE
>>486の様にスルー出来ない奴は大抵間抜け面
491名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 12:41:49 ID:TFv5eGux
>>490は目を背けたくなるような池沼面
492名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 09:36:10 ID:CwNYnq9J
>>489
乙でした〜
私もお会いする機会はカケラもありませんでしたが、訃報を知ったときはショックを受けた口です。
こなたと米やん・・・存命であればカタログに載ってたかもしれませんね、そんなネタが。

直接的な描写はなかったのに晴海時代のコミケを思い出しました。
GJ!
493まだry:2009/12/01(火) 04:18:04 ID:dsNNWMx9
誰もいないようなら投下いたします。
494まだry:2009/12/01(火) 04:18:04 ID:dsNNWMx9
誰もいないようなら投下いたします。
495まだry:2009/12/01(火) 04:20:51 ID:dsNNWMx9
ん?
なぜに同時刻で2重投稿?

4レス程お借りします。
496続 ここにある彼方:2009/12/01(火) 04:22:01 ID:dsNNWMx9
「期せずにまた二人っきりになっちまったな……
もしかしてみんなして気を利かせてくれたのかな?はははは……」
さっきまでの賑やかさから一転、ぽつーんと二人きりになってしまった。
「あっ!そうだ!!いいこと思いついたぞ!!」
と立ち上がると頭大程のクッションを取って戻ってきた。
「?クッションで何をするの?」
かなたが不思議そうに見つめる。
「へへへ……かなた、ちょっとソファーの端っこら辺に座ってくれないか?」
「?」
良くわからぬまま、とりあえずは言われたままに座り直す。
座るといっても実際のところは宙に浮いている状態で見た目座ってるのだが。
「いいか〜、ここにクッションを置いて…
ほれ、こうすると膝枕みたいになるじゃないか!」
と言うと、かなたの太腿辺りにクッションを置いてそのままごろんと横になる。
そうじろうがチョイスしたクッションの高さがちょうど太腿と同じくらいで
ぱっと見、膝枕にしか見えない。
「むふふふ〜♪」
ゴロゴロとなにやらご満悦なそうじろうと
「…………」
赤くなりそのまま黙り込んでしまったかなた。
「いや〜はははは、今は二人っきりなんだし、そんなに照れなくても
いいんじゃないかな〜ははは……なんか俺まで照れて来ちゃうな」
(ああ〜やっぱりかなただよな〜こなたは似てるけどやっぱ似てるんであって
全然違うよな〜こうして間近で見ると違いが良く判るってもんだな)
見上げたすぐ近くにある永遠の恋人の顔にどぎまぎし始めてきた。
前回の時は、じっくり見るなんてことしてる余裕はなかったこともあり、
幼い頃から見慣れてるようでその実、久しぶりすぎてちっとも見慣れてない。
妙にドキドキしてくる。
かなたの方は相変わらず、赤くなったまま固まってるというかぼーとしている。
「……よし!そうだ!せっかくなんだから…」
状況を打破しようと膝枕状態で見上げたまま気合いを入れて切り出す。
「…へ?い、いきなりなに?」
はっと我に返ったのか、思わず素っ頓狂な声で返事をする。
「いや〜なんだ…その…」
急に赤くなりもじもじしだす。
「…?」
不思議に思いつつもそうじろうが続けるのを待つ。
「…ちゅーしてくれちゅー」
「へ?な?ちゅー?」
(やっとの思いで口にしたかと思えば、『ちゅーしてくれ』だなんて…)
その言葉と『ちゅー』といいつつ口を尖らすそうじろうを見て
かなたが吹き出してしまった。
「ぷくくくく……ちょっと、なにしてるのよそう君ってば…
もうお馬鹿さんなんだから……そうね…今は私たちだけだものね…
ちゃんとちゅーになるかどうかわからないけどやってみますか…」
相変わらず、ちゅーしてくれ、と口を尖らしたままのそうじろうに
少しずつ顔を近づけて行く。
(多分…唇が触れることは出来ないんだろうなぁ)
今までのやり取りから、物理的な接触はできないとの予測は簡単に付く。
だからちょうどいい所になるまでなるべく目を瞑らないで近づけて行く。
(ああ〜そう君の顔がこんなに間近に……)
恥ずかしさで顔から火が出そうになる。
そうじろうが目を瞑ったままなのがせめてもの救いだ。
触れるギリギリまで近づいた所でかなたも目を閉じ始めた。
497続 ここにある彼方:2009/12/01(火) 04:22:54 ID:dsNNWMx9
口を尖らせ、目を瞑ったまま。
だが、徐々に近づきつつある気配に期待が膨らむ。
確かに今のかなたに実体はない。
事実、いまこうして太腿がある筈の所にクッションが置けているのだから。
だがしかし、なぜだろうか、先ほどからそうなのだが
妙な存在感というか、圧というか、人間の暖かさとでも言おうか
そんな気配は感じられていた。
そして、今。
明らかに人の気配が目前に迫っている。
目を開けたらすべてが消えてしまいそうで怖くて開ける事ができない。
期待と不安に胸が高鳴る。

ふいに尖らした口先に、むにゅっとした感覚が走る。
(おお!?)
唇に伝わるこの感覚。
間違いない。
ちゃんとキスが出来ている。
「んん……」
思わず声がでる。
そして照れ隠しもあって尖らしていた口先を元に戻す。
だが不思議な事に、これだけ間近なのに呼吸というか、息づかいは伝わってこない。
やはりそこら辺が幽霊というか、
実体を持たないからということなのだろうと一人納得する。
そのまま、舌先を滑り込ませてみる。
するりと侵入に成功する。
二人の舌先が互いの口の中で絡まりあう。
ときたま歯と歯が当りカチカチと音が響く。
(おおお!!理屈は判らんがキスできてるぞ!!しかもディープな方も!!!!)
そうじろうの興奮が高まるが
相変わらず目を開くことが出来ないでいる。
見てしまえば再び触れることが出来なくなりそうで怖いのだ。

同じようにかなたもまた目を開くことが出来ずにいた。
最初に唇が接触してから目を閉じたまま今に至る。
そうじろうと同じように、目を開けた瞬間に今の状態が終わりそうで怖いのだ。

目を閉じたまま、今の時間がこのまま止まれば良いのにと二人して思う。
498続 ここにある彼方:2009/12/01(火) 04:24:09 ID:dsNNWMx9
こなたが珍しく顔を赤らめて硬直している。
晩ご飯ができたから、かなた達を呼びに来たのだが、
二人が濃厚なキスをしているのを目の当たりにしてさすがに戸惑っているのだ。
(うぉあ……ここで声を掛けるのはやぼってものだよね……
よかったよ、何も考えずに『ご飯できたよ〜』って部屋に入らなくて)
普段なら、なにも考えずに声を上げながら入室していただろう。
だが、今日はなんというか、先ず様子をうかがってからにしようと
勘というか虫の知らせというか、そんなのが働いた。
だから、せめてノックしてから〜と思っていたが
ドアが開いたままだったので、そーっと中の様子を伺ってみたのだ。
そしたら、これだ。
(わたしはニュータイプかもしれないね〜)
そのまま足音を立てずにそーっとその場を後にする。
そしてゆーちゃんの部屋へと行ってみる。
(多分、姉さんとゆーちゃんは部屋に行ってるな…ゆーちゃん疲れてたし
姉さんも長距離ドライブの後だから疲れてるだろうし…二人して寝てそう)
足音を立てないように静かにゆーちゃんの部屋へとやってくる。
少しだけ開かれたドアから中の様子を伺ってみる。
明かりの落とされた部屋のなかで二人の寝息が聞こえてくる。
(あらら、やはり寝てますね……)
そのままそーっと台所へと戻っていく。

「いや〜みんな食事どころじゃないみたいだから私たちだけで食べちゃお」
戻って来たこなたが静かな口調で切り出す。
「?食事どころじゃないって?」
イマイチこなたの言わんとするところがわからないかがみが聞き返す。
「え?う〜ん、なんていうか…姉さんとゆーちゃんは部屋で寝てて
起こすのかわいそうだしお父さんとお母さんはその……」
そこまで言って妙に赤くなる。
「ん!ゆたかちゃん達は寝てるとして、おじさんとおばさんはなに?
なにか、いかがわしいことでもしていたのか?」
幽霊相手にいかがわしいこととはナニを示すのか言ってる本人も判ってはいないのだが
あのそうじろうである。なにか変なことでもしでかしているのではないか?
といらぬ勘ぐりをしだす。
「いやいや、かがみそうじゃなくて……
お母さんがお父さんを膝枕して濃厚なキスをしてたんだよ。
わたしも一回だけ触れたから、もしかすると幽霊に触れるときがあるのかもしれない」
「の、濃厚なキスって……」
ふたりとも話を聞いて顔が赤くなる。
「と、とりあえず、私たちだけで済ませちゃおうか?
皆の分はラップでもして冷蔵庫にしまっとけば後で食べられるし」
つかさがそういいつつ自分たち分以外の物にラップをしだす。
「そだね…手伝うよ」
こなたもラップをしだす。
「コレを冷蔵庫にしまっていけばいいのね」
かがみがラップされた物を冷蔵庫にしまい込んで行く。
「さて、それでは、私たちだけで済ませちゃいますか」
「うんそうね」
「「「いただきます」」」
三人で先に晩ご飯を食べ始めるのであった。
499続 ここにある彼方:2009/12/01(火) 04:24:30 ID:dsNNWMx9
かなり長い時間が経ってるようで、実はまだちょっとしか経ってないのかもしれない。
時間の感覚がよく判らなくなってきている。

いい加減そろそろ目を開けてみようか。

今のこの時間を壊しかねないその行為に対して
でも、終わるなら終わるで仕方が無いか…とも思う。
いつまでもこのままで居られるわけではない。
いつかは終わりにしないといけない。
ああ〜でも、このままで居たいよなぁ〜
そうじろうの頭のなかでグルグルと同じ思考が回り続ける。

すーっと口元が解放され
「キス…できちゃったね…」
かなたの声が聞こえる。
「…ああ…まさかホントに出来るとは思わなかったよ」
そうじろう的には、終わってしまい残念な気持ちとほっとした気持ちと…複雑な心境。
「…実はな、目を開けるとキスが終わってしまうんじゃないかって思えてな、
怖くて目を開けられなかったんだ。
いつまでも、キスしていたくて…いつまでもやってる訳にもいかないのに
踏ん切りが付かなくってな…」
照れくさそうに語る。
「わたしもね、なんか、そんな感じがして目を開けられなかった…
ずっとこうしてたいってわたしも思ったわ。折角できたんですもの
終わらすのもったいなくて」
くすっと笑う。
「でも、さっきそう君も言ってたけど、ホントにずっとしてるわけにもいかないから
だから、もうそろそろかな?って」
そういってにっこり微笑む。
「かなたは…なんていうか…強いな。俺は今を失うのが怖くて…ダメだったよ」
膝枕な状態のまま、にははと苦笑いをする。
「強いだなんて…ううん、そんなことないわ。私だって怖い。
…一度失ってるだけに、ものすごく怖い…でも、だからこそ今を生きたいの。
いつまでこうしてられるかさえ判らない、不安定な今だからこそ。
だから、先に進もうって。今よりもきっと良い事があるから」
ふふっと微笑むかなたに
「……そうか…そうだな、今という時は既に過去になりつつある。
過去ばかり見ていても仕方がないってか。だから未来に向かって歩くんだって
………そういや、むかーしお前にそういう風に説教されたっけか?」
ん?という表情で記憶を探り出す。
「え?…そうだったかしら?数えきれない程お説教してるからそうかもしれないわね」
くすくすと再び笑いだす。
「いや〜ははは…子供の頃から数えれば、数限りなく怒られてるな…はははは」
あははは〜と半分は照れ隠しにそうじろうも笑い出す。

「そう君……」
「ん〜〜〜?」
「だぁ〜〜い好き!!」
「!!な、なんだよ、いきなり」
「んふふ、なんとなくね、言ってみたくなったの」
「俺だってかなたのことはだぁーい好きだぜ。宇宙一な!!」
「うふふ、ありがと、そう君」
500まだry:2009/12/01(火) 04:25:36 ID:dsNNWMx9
以上です。
ではまた。
501名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 22:05:29 ID:NNHB8lOW
>>500
なんて素敵なそう×かな、なんて素敵なこなタイプ(そう×かなを邪魔しない程度の能力)。
にやけつつぐっじょぶでした。
502名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 22:05:51 ID:zYJQmgUB
>>500 GJ!!
上手くいえないが読んでいるこっちまで、
幸せな気分になりました。
503名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 00:14:03 ID:NUjZeZXi
書き込み時間近すぎ
自賛はもっとうまくやれっての
504名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 02:30:55 ID:jz1hzp4/
アンチも擁護も必死
作品よりもスレ住民をウォッチした方が
面白い程のていたらくだ
505名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 06:41:45 ID:NUjZeZXi
それは全体的に作品の質が低いから仕方ないな。
書き手は読み手に貴重な時間を費やして「読んでもらってる」のだから、あらゆる批判を受け入れる「義務」がある。
その淘汰過程で駄文書きは消えうせ、住人の為の良職人が残る。
エロパロ板歴五年の俺に言わせれば、「スレを育てる」とはこういう事を言うんだよ。
506名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 07:19:10 ID:inT+qlWZ
507名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 08:33:55 ID:XHIj1KPC
>>505
先生、なにか一本書いてくださいよ。
508名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 10:07:01 ID:5Gdxtzr5
構うなよ
509名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 14:58:54 ID:Co7Sr38i
らき☆すたのキャラであるという意味がない作品はNGだな
オナニーに俺たちを使うな
510名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 18:41:59 ID:YnRdhHl2
>>491は口だけの社会不適合者の成れの果て。2chねらーの悪癖の集大成とも言える。
511名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 19:20:52 ID:W8kZrLeB
>>505
批判を受け入れるってどういう意味?
あらゆる批判を次回作に反映させろって意味?
それとも、反論を提出しないという意味?
512名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 20:28:36 ID:0hjkkoEc
一般受けしない内容を書いて受け入れられたければそれなりの実力が必要だ
23-251みたいな偉そうな奴でも作品に力があればアンチが湧かないだろ
513名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 03:13:09 ID:gLMlZAzX
保管庫の管理ができる、つまり中を見れる職人は叩くなよ厄介だぞ
514名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 03:44:00 ID:BnPqIM1H
基本的にあの保管庫は誰でも弄れないか?
515名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 15:23:10 ID:BdCsiXwx
低レベルの作者を職人なんて呼ぶから付け上がるんだろ
516名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 15:55:09 ID:zgGDfnPj
保管支援スタッフになってる作者のことだな
管理者しか見られない情報を見ることが出来る
517名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 17:01:32 ID:T1aES5BO
>>515
そうして誰も書き手が居なくなって消滅して行くんですね、わかります。
518名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 19:03:03 ID:BdCsiXwx
>>517
読み手がいなくなる方が深刻だろ?
519名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 19:48:04 ID:Rvec8Lrs
>>518
んなあふぉなw
読み手だけで成り立つのかw
520名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 19:50:27 ID:zgGDfnPj
>>519
ID:BdCsiXwxが神職人ならレスの筋は通っている
521名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 20:14:20 ID:b9C0v4K/
つか、何でいきなりこんな流れに?
522名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 20:17:44 ID:Rvec8Lrs
>>504辺りから香ばしくなったな。
523名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 20:19:16 ID:vpaIXU3a
>>515
では貴方のおっしゃる低レベルの書き手ではない高レベルの書き手とは、このスレでは具体的にどなたのことを指すのでしょう?
何人でもいいので挙げてみていただけますか?
524名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 20:33:16 ID:XMsQB7Wl
基本的に荒らしの自問自答で話が進んでいく
ある意味これをSSと考えるのも興味深い
525名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 21:54:26 ID:eIerWJ+M
>>524は良心とやらが無いな
526名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 01:35:49 ID:Jlc8Cmoq
叩かれてる内が華、本当にレベルの低いSSは無視されせいぜい2、3レスで流されて終わり
長時間かけて書いて2、3レスしかつかない惨めさといったらないねw
527名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 04:33:07 ID:H0ge4hZg
他人の話の質なんてどうでもいいな。
528名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 11:01:31 ID:rrLo20uU
この流れ終了。
名作も駄作もそれぞれの価値観が違うから決めらんない。
ただ、次の作品を待てばいい。
529名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 12:28:16 ID:aOiCk6+o
だから駄作と評価しただけで擁護する奴が悪いということだね
530名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 13:55:13 ID:Q8soy6Kj
暴れてるの一人だけ臭いな。
531名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 15:35:30 ID:Jlc8Cmoq
このスレの現実として、投下された作品がよく叩かれるから(しかも叩く方は自分が正当だと信じてる)
厳密に今何人暴れてるかとかあんまり関係ないけどね
532名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 19:58:05 ID:DFuXSDmp
板全体の傾向な気もするがなw
好みに合わんと文句たれる糞野郎増えすぎ
533名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 20:24:26 ID:oitVTR//
同じような人が増えたのではなく
同じ人が一杯書き込んでると考えた方が合理的だと思う

3年生の新キャラも、実は2年生の変装なんだ(経費削減)
534名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 10:43:59 ID:8peIi6zi
七巻読んだ
これからは泉と山さんに期待
535名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 11:14:03 ID:LW+mv+tJ
必死すぎww

作品の質が高い低いは論点ではないのに↓の奴は本当に頭が悪いな。質なんて各々が判断するしかないのに、いちいち叩いてたら誰も投稿しなくなる。↓の奴が読みたい作品を書く為に職人が存在している訳ではない。
気に入らない作品を許容できないなら、残念ながらスレを去るか、スレを荒らし続けるしかない。 -- 名無しさん (2009-12-05 01:20:38)
536名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 12:31:02 ID:Zd0guDU2
ん…?どこがおかしい?正論じゃん
537名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 13:29:33 ID:JXH8eUTm
アニメ繋がりでカラオケネタって無いのかな
薬師丸ひろ子のWomanとか感情一杯に歌われたら
ボロ泣きしてしまいそう
それっぽいキーワード一杯含んでる名曲だ
538名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 14:33:47 ID:JIhvNw04
>>532
サンジ乙
539名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 21:18:45 ID:Fxd52Szj
空気を読まずに小ネタ投入
小ネタなので保管無しで、
前半普通、後半変態注意

ゆたみなと首輪

普通な二人
「お土産があるんだ。」
昼休みゆたかはそう言いながら、
鞄から紙袋を取り出しみなみへ手渡してきた。
「開けてみて。」
みなみが開けると中には首輪が一つ入っていた。
「首輪?」
「昨日こなたお姉ちゃんとお買い物に行ったら、ペットショップがあってね。」
「そこで買ってきたの?」
「うん、チェリーちゃんに似合うかなと思って。」
「ありがとう、ゆたか。」
「この首輪でいっぱい散歩しようね。」
「そうだね。」

変態な二人
「お土産があるんだ。」
昼休みゆたかはそう言いながら、
鞄から紙袋を取り出すとみなみへ手渡してきた。
「開けてみて。」
みなみが開けると中には首輪が一つ入っていた。
「首輪?」
「昨日こなたお姉ちゃんとお買い物に行ったら、大人のおもちゃ屋があってね。」
「そこで買ってきたの?」
「うん、みなみちゃんに似合うかなと思って。」
「ありがとう、ゆたか。」
「この首輪でいっぱい散歩しようね。」
「そうだね。」

この二組の片方が入れ替わったらというところで妄想力が尽きた。
変態ゆたか×普通みなみ、普通ゆたか×変態みなみを妄想できる人を求む。
540今日は何の日?12月6日編:2009/12/05(土) 23:46:26 ID:aYI1Epz5
>>539のオーダーとは少し違いますが……

こなた「ゆーちゃんにプレゼントだよー」
ゆたか「お姉ちゃん?!どうしてサンタの格好してるの?!」
こなた「今日がサンタ・クロース・デーだからだよ。
女性や子ども、旅人などを守る聖人・聖ニコラウスの日だネ」
ゆたか「そうなんだ〜プレゼントってなんだろう………首輪?」
こなた「今日は姉の日だよ。
姉妹型・兄弟型研究の第一人者、畑田国男氏が6月6日の『兄の日』9月6日の『妹の日』に次いで提唱した日。
女性や子供、旅人などを守る聖人、聖ニコラウス(サンタクロース)にまつわる三姉妹伝説がその日付けの由来となっているとか。
『妹の日』から三か月後、お姉さんに感謝する日なのだよ。
さぁゆーちゃん!こなたお姉ちゃんに感謝して今日一日ペットになるのだ!」
ゆたか「ゆいお姉ちゃん!助けて!」
ゆい「いっぱい散歩しようね」
ゆたか「Σ(゜Д゜)」
54123-251 ◆5xcwYYpqtk :2009/12/05(土) 23:54:07 ID:6vW5yTFh
>>539
ちょっと書いてみる。
変態ゆたかVerで。(ある意味で変態みなみかも)

――――

「ねえ、みなみちゃん、これを嵌めて。凄くみなみちゃんに似合うと思うの」
「……」
 まるでチェリーが嵌めるような大型犬用のごつごつした皮の首輪が眼前に突きだされて、みなみは瞼を見開きながら絶句した。
 まさか、これを嵌めろというのだろうか?
「今から、公園にお散歩に行きたいんだ」
「どうして、そんな事を?」
 声を擦れさせながら、みなみは困惑した。18歳未満禁止の、いやらしいゲームが好きな泉先輩の悪影響を受けてしまっているのだろうか。
 それにしても、首輪をつけて公園を四つん這いで歩くなんて、常軌を逸しているとしか思えない。
「嫌…… なの?」
 しかし、みなみの困った顔を見たゆたかは、とても哀しそうな声をあげてしまう。
 普段は宝石のようにきらきらと輝いているつぶらな瞳は、滲んだ涙で揺らぎ始めている。
「わ、わかった」
 ゆたかの泣きそうな顔を見てしまっては、みなみは頷くしかない。
 同じ高校に入って以来、ゆたかはみなみにとっての全てであり、ゆたかの喜びはみなみにとっての幸せだった。
 どんな理不尽な事でも、どんな変態としか言いようがない行為でも、それがゆたかの望みであれば、全てを叶えなくてはいけない。
「ほ、本当?」
 なおも不安げに見上げるゆたかに、強張った笑みを向けて頷き、受け取った首輪をゆっくりと嵌める。
 何かとても大切なものを失ったような気がした直後――

「服も脱いでね」

 泣きそうになっていたゆたかの表情と口調が、唐突に冷たいものに変わった。
「う、うん」
 とてつもなく嫌な予感に襲われながらも、言われるままに布地を掴んでセーラーとスカートを脱ぐ。
「みなみちゃん。下着もだよ」
 背中に手を回してあまり役目を果たしているとも思えないブラを外し、かなり躊躇った後、長い脚を折り曲げて最後に残された白いショーツも脱ぐ。
 女の子の大事な部分と、ほとんど平らな乳房だけは何とか手で隠すが、あまりにも恥ずかしくて全身が震える。
 おそらく首筋まで真っ赤になっているはずだ。

「みなみちゃん。ワンちゃんは二本足で立たないよ」
「う、うん」
 ゆたかの命令は今のみなみにとっては絶対に近いものになっている。頭のどこかでおかしいと思いながらも、
逆らうことはできずに床に這いつくばる。
「やっぱり、みなみちゃん大好き」
 まるでペットのような姿になっているみなみを見下ろしながら、ゆたかは満足げに微笑んでロープを引っ張った。
 首に鋭い痛みが走ったものの、ゆたかの表情から冷たさが消えたことに、みなみは胸を撫でおろす。しかし。

「みなみちゃん。ちょっとお外は寒いけれど…… 絶対にお漏らしをしちゃ駄目だよ」
「えっ?」
 一瞬、言葉の意味が分からず戸惑い、次の瞬間に愕然となる。
 言葉には魔物が宿っている。 その証拠に『お漏らし』という言葉だけで尿意が生まれて、急激に膨らんでくる。
「それじゃあ、出発しようね」
 ゆたかが玄関の扉を開けると、12月初旬の冷たい空気が一気に流れ込んだ。

 どうしよう、とても無理……

 みなみは絶望的な気分に陥りながら、公園までの果てしなく長い道のりを、四つん這いで歩き始めた。

(おしまい)

542名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 03:05:48 ID:jLIIyhpn
この変態どもめwww
543名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 03:53:08 ID:dddu8bbb
こういう作品を書くのはただ人の多いところで自分の作品を発表したいという自分の欲望を満たしたいだけ。
キャラや原作はそのための道具。
544名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 04:16:40 ID:9HG0mNnN
そんなの当たり前じゃん。高尚な何かを期待するなら、エロパロにくること自体が間違いだわな。
545名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 04:23:19 ID:zp80kR/f
>>543
つまり何が言いたいのかな?
546名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 10:34:29 ID:82RcnMNB
>>541
とても無理と言いながら、

>全てを叶えなくてはいけない

と、心はしっかり調教済なみなみちゃんにおっきしました。ぐっじょぶ。


というかみなみちゃん、俺と変わっ……もとい。
547名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 12:49:56 ID:2qTKK6qj
>>544
コピペにマジレスしてやがんのw最近低レベルのにわかが増えた、あれな作品が多いから仕方ないけれど
お前向けの糞スレはここだ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1256653412/

こういう作品を書くのはただ人の多いところで自分の作品を発表したいという自分の欲望を満たしたいだけ。キャラや原作はそのための道具。 -- 名無しさん (2009-12-01 16:05:52)
548名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 13:07:50 ID:i9ZcDFCd
最後はカスばかりが残るのは仕方ない
概ね30スレ以降の新人は投下ルールも守らない自己主張厨
全部数字コテにしてくれたらハンドルでスルーできるのにな
549さすらいのらき☆すたファン:2009/12/06(日) 16:09:21 ID:YgP5CvIb
いつもお世話様になっております。
新作のSSを投下させていただきます。

タイトル:日替わり小ネタ集:らき☆すたde今日は何の日?11月編
カップリング:多数
属性:エロなし、○○フェチ設定拝借、台本形式注意

http://www.sonokawa28.net/lsssuploader/src/up0206.txt
550名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 16:41:59 ID:dddu8bbb
擁護側は否定的な意見を指して叩きとレッテル貼りしかしていないね。
作品の質が低いから読み手に不快感しか残らない点を完全スルー。
551名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 16:48:35 ID:ik4yhHtS
そんな面白いIDでくだらないこと言わないでくれ
552名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 17:02:42 ID:m/OeB1y8
批判されたのがそんなに悔しかったのか作者
保管庫の話は避難所でしろよ
本スレに持ち込むのは荒らしだぞ()
553名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 17:05:13 ID:YgJp3CU1
かがみ「細目で見ると形がバトルガレッガの一面ボスみたいだわ!」

会心の笑顔のかがみん
554名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 17:47:14 ID:yz6Zv38c
擁護とか批判とか何の話ですか。
具体的な作品を取り上げずに、批判も擁護もないでしょうに。
555名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 17:54:34 ID:q3nJaxtj
つか、どうでもいいw
556名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 23:04:10 ID:i/1wehhM
準備をされている方がおられなければ、投下いたします。
55723-251 ◆5xcwYYpqtk :2009/12/06(日) 23:14:21 ID:i/1wehhM
「穏やかな夜」

こなた×ゆたか

・非エロ
・3レス程度使用
558穏やかな夜 1/3:2009/12/06(日) 23:15:03 ID:i/1wehhM
 日曜日の午後10時過ぎ。
 私は、いつもと同じ様にこなたお姉ちゃんの部屋のドアをノックした。
「入っていいよん」
 扉を開けると、お姉ちゃんはパソコンの画面とにらめっこしながら、時折、キーボードを叩いている。
「お姉ちゃん。何をしているの?」
「ちょいと美少女ゲームをね」
 お姉ちゃんは振り向かずに答えると、すぐに画面を閉じてしまう。

「消さなくてもいいのに」
「まだ18歳になっていないゆーちゃんには、見せられないからねえ」
 のんびりとした口調で、お姉ちゃんは首を横に振った。
「でも、私とこなたお姉ちゃんって、ゲームの女の子と同じようなことをしているよね」
 私が首を傾げてやんわりと反論すると、お姉ちゃんは苦笑未満の表情に変わっている。

「確かにそうかもしれないけれど、なんとなく気分の問題かな。それはそうと、こんな時間にどうしたの?」
 なんだか、はぐらされたような感じだったけれど、お姉ちゃんに言われた通り、部屋を訪れた目的をまだ告げていなかった。
 私は、こなたお姉ちゃんの瞳を見ながら、お願いをすることにする。

「今日、一緒に寝てもいいかな」
「うん。いいよ」
 お姉ちゃんは、あっさりと承諾してくれた。
「ありがとう。こなたお姉ちゃん」
「萌える女の子と一緒に寝るなんて、男子の夢だからね」
「こなたお姉ちゃんも女の子だよね」
「そこはそれ、気分の問題だよ」
 こなたお姉ちゃんは、あっけらかんとした顔つきで答えると、ベッドの端をぽんぽんと掌で叩いてから立ち上がり、
慇懃に頭を下げてみせた。
「いらっしゃいませ。お嬢様」
559穏やかな夜 2/3:2009/12/06(日) 23:16:02 ID:i/1wehhM
「お邪魔しまーす」
 毛布の端を掴んでから小さな身体を滑り込ませ、こなたお姉ちゃんと同時にベッドに潜り込む。
 お姉ちゃんの華奢な身体がぴったりとくっつくことにより、体温がダイレクトに伝わって、
初めてではないのにドキドキしてしまう。

 しばらくの間、足を絡めたり手を繋いだりしてじゃれ合ってから、こなたお姉ちゃんが口を開いた。
「ゆーちゃんさ。最近、学校どうかな?」
 お姉ちゃんは既に高校を卒業してしまっていたから、心配なのだろう。
「毎日とっても楽しいよ。みなみちゃんも、田村さんも、パティちゃんも一緒だし、委員長さんも親切にしてくれるから」
「委員長?」
「うん。若瀬いずみさんって名前なんだけれど、とっても優しいんだ」
「ほうほう」
 お姉ちゃんは興味を示したようで先を促してくる。もしかしたら『いずみ』という名前に反応したのかもしれない。
「私、昔から小さいって言われることが嫌だったの。でもね。新しいクラスになった同級生の女の子達が私のこと、
お人形さんみたいで、小さくて可愛いと言ってきたんだ」

「まあ、ゆーちゃんを見たら普通、そう言うだろうねえ」
「その人たちは悪気は無いって分かるんだけれど、ちょっと辛かったの」
 他人から向けられる言葉に敏感すぎて、すぐに傷ついてしまう。
 私の弱いところだと分かっていたのだけれど、なかなか克服することができないでいる。

「それでね。それとなく委員長さんが、その人たちに注意してくれたんだよ。悪気はなくても『小さい』と言わない方がいいって」
「そうなんだ」
「私ね。とっても嬉しかったんだ」
「ゆーちゃんはいい人に巡り合えたんだねえ」
 こなたお姉ちゃんは自分の事のように、嬉しそうな表情で頷いてくれる。

「それに体調がとても良くなっているから、学校に行くのがとても楽しいの」
 私は小さい頃から病弱で、学校を休むことが多かった。たとえ登校することができても、途中で体調を崩してしまい
保健室の住人になることが多くて、体育の授業は見学が殆どだったし、遠足や修学旅行等の学校行事に参加することも叶わなかった。
 だから中学の時までは周囲から浮いてしまい、仲の良い友達ができなかったし、時には意地の悪いことを言われて
めそめそと泣いたりしていた。
 しかし、高校に入ってからは仲の良い友達に恵まれたことで、学校に行くのがとても楽しくなって、それに比例するかのように
体調が良い日が増えていった。
 未だ保健室で休むことや、熱を出して欠席することはあるけれど、以前に比べれば問題にならないくらい、
身体の調子を崩す頻度は少なくなっていた。
560穏やかな夜 3/3:2009/12/06(日) 23:16:55 ID:i/1wehhM
「そっか。本当に良かったね」
 こなたお姉ちゃんが微笑みながら、よしよしと私の頭を撫でてくる。
「もう。子供扱いしないでよ」
 私は甘えた声を出して、ほっぺたを膨らませる。
「ふふ。一人で寝るのが寂しくて、私の部屋にくるところも可愛いかな」
「お姉ちゃんの莫迦」
 照れと恥ずかしさを隠すために、さらに頬を膨らませてから、背中を向ける。
「ごめん、ごめん。あんまりにもゆーちゃんが可愛かったから、ちょっとからかいたくなったんだ」
 お姉ちゃんの軽い謝罪を聞いてから、もう一度身体の向きを変えたけれど、まだ許してあげるわけにはいかない。

「こなたお姉ちゃんのいじわる」
「どうしたら、許してくれるのカナ。カナ」
 少し前のアニメのキャラクターの口調を真似ながら、お姉ちゃんはニマニマとした顔で、むくれる従姉妹を観察している。
というより、次の言葉を待っている。
 そろそろ良い頃合いなのだろう。
 私は、こなたお姉ちゃんの期待通りの返事をすることにした。

「キスしてほしいの」

 瞼を閉じてから、ほんの少しだけ顎を前にだす。
「お姫様の仰せには、逆らう訳にはいかないよね」
 ため息まじりの、少しあきれたような声をあげてから、お姉ちゃんの手が伸びて背中を絡め取る。
「好きだよ。ゆーちゃん」
 お姉ちゃんが更に近づいて、ゆっくりと唇が塞がれる。
 こなたお姉ちゃんのキスはとても優しい。触れるか触れないかという距離を保って少しずつずらされていく。
「ん……」
 私が小さく喘くと、お姉ちゃんはゆっくりと唇を離し、耳元で囁く。
「おやすみ。ゆーちゃん」

 こなたお姉ちゃんは特別な魔法を使ったのだろうか?
 おやすみという言葉とともに、睡魔が押し寄せてくる。

「おやすみなさい。こなた、お姉ちゃん…… 」
 急速に夢の世界へと引き込まれながらも、今日の私は、良い夢が見られることを確信していた。


(おしまい)
56123-251 ◆5xcwYYpqtk :2009/12/06(日) 23:18:28 ID:i/1wehhM
以上です。
久しぶりに、ゆったりとした話になった感じです。
それでは、良き一週間となりますように。
562名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 00:42:18 ID:z1yJJkAL
>>535辺りからコピペが増えたな。全部同じ奴か。
563名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 02:51:08 ID:cHa5DcQS
23-251氏
>>562
あなたの作品よりもあらし詮索ごっこの方が面白いようですよ()
564名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 03:13:52 ID:NHt9Unoo
アニメ版ゆたかの顔が思い浮かんできたw
ゆたかって、日常でも日本語綺麗に使うから、逆に違和感があるんだけど、それを上手く引き出せるのは凄い。

要するにGJw
565名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 12:15:00 ID:Jbv3hQuL
>>563の様な人は此所に来る資格は無い。
危険分子以外の何者でも無い。23-251も同様だ。
566名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 16:01:16 ID:bUPcTQZ6
>>561
251さんのほのぼのってずいぶん久しぶりですね。
つかこなたのキスの仕方が脳内で再生されて頬が緩みました。ぐっじょぶ。
567名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 18:24:50 ID:aXO2Gr0e
>>563
なに焦っちゃってるのw
568名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 19:46:18 ID:JtG6bkTQ
投下します。
マニアックなプレイ及び倫理に悖る描写が苦手な方は、お手数ですがNGお願いします。
なお、性描写有りです。

題名『酒池肉林』
569酒池肉林:2009/12/07(月) 19:47:51 ID:JtG6bkTQ
 女子用の靴が三足、玄関に揃えてあった。
うち二足はみさ兄にも見覚えがあった。
一つは間違えようがない。妹である、みさおの靴だ。
もう一足も間違えるわけにはいかないだろう、恋人のあやのの靴なのだから。
最後の一足は初めて見る靴だ。恐らく、みさおの友達の靴だろう。
「ただいまー」
 大きめの声で言ったが、返事は返ってこない。
無理も無い。広い家なのだから。
 みさおの部屋に何か差し入れでも持っていってやろうかと思ったが、
女子同士の輪に男一人入っていくのも気が引ける。
ここは大人しく部屋で読書でもしているのがいいだろう。
そう判断したみさ兄は、階段を上がり自分の部屋へと急いだ。
 もう外には夜の帳が下りていたが、
自分の部屋へと続く廊下の明かりをつけようとは思わなかった。
(自分の家の間取りくらいなら覚えているし、省エネ意識って必要だからなー。
CO2削減にいっちょ貢献してやりますか)
 彼は、小さい力なら貢献しても無駄、というような意識を持つような人間ではなかった。
例えば一円の募金であっても、そこに価値ある善意を見出せる人間だった。
多少間の抜けた男ではあるが、決して悪い人間ではなかった。
 

 みさ兄は部屋に足を踏み入れた途端、違和感を覚えた。
(誰か…居る?)
 カーテンを閉め切った暗い部屋の中、荒い息遣いが聞こえてくる。
(あやの…か。コイツ、普段は淑やかな癖に俺の前だと獣みたいになっからなー。
どうせ友達の居るところで交わって、スリルと興奮味わいたいとか考えてんだろーな。
ま、なら協力してやりますか。恋人の痴態に付き合うのも、男の宿命ですから)
 みさ兄は意図を察すると、黒く蠢く塊を抱きしめた。
胸に収めた柔らかい肉が心地よい。
「静かにしな。お友達に聞こえちまうぜ?」
「っ」
 塊が息を呑むのが分かった。
「ま、精々喘ぎ声挙げないよーに頑張って下さいな。
俺の神テクに耐え切れたら、の話だけどな」
 みさ兄は言うや否や、乱暴に胸を掴み、砕くように強く揉んだ。
同時に、首筋に唇を這わせる。
あやのはここが好きだった。首筋を舐めてやると、
荒い息を吐きながら恍惚とした瞳を空に放っていた。
今もその表情をしているのだろうか。暗闇で顔はおろか体の形さえ殆ど見えないが、
みさ兄にはその表情が透けて見えるような気がした。
「なぁ、暗闇でお前の事よく見えてねーからさ。
色々と変なトコに手とか突っ込んじまうかもしれないけど、許してくれよ?
まーそっちの方がスリル味わえるでしょ」
 みさ兄は彼女の腹部に手を這わせると、手探りで臍を探し出す。
(おっ、見っけ)
 服の上から中指を押したて、押し込むように強く押した。
「んっ」
 堪らず、彼女の口から絶句が漏れていた。
心なしかいつも聞いているあやのの声より、甲高く聞こえる。
(無理もねーか。臍の穴に指突っ込まれてんだ。
痛くねーはずがねーよな)
 それを分かっていながらも、更に深く指を押し込んだ。
「はっ、んっ」
「おいおい、声挙げすぎじゃね?お友達に聞こえちゃうぜー?」
570酒池肉林:2009/12/07(月) 19:49:05 ID:JtG6bkTQ
 痛みと闘う彼女に対し、意地悪な声音で言葉を放つ。
途端、苦痛に喘ぐ断絶的な声が止まった。
代わりに柔らかかった体が硬くなり、心なしか前屈みになった。
声を出さないように、歯を食いしばって痛みに耐えているあやのの姿がみさ兄の脳裏に過ぎる。
その想像に罪悪感の芽生えを感じつつも、健気に耐えている姿が可愛くも思え、
更に指を深く押し込めた。
すると、更に彼女の身体が前屈みになっていくのが分かった。
海老のように身体を折り曲げて身を縮める事によって、
どうにか身体に突き抜ける痛みを堪えているらしい。
(こんぐらいにしとくかー。あんまやり過ぎんのも可哀想だし。
それに、恋人のお腹は大切にしてあげないとね。未来の為にも)
 みさ兄は薄い笑みを頬に浮かべると、臍に押し込んでいた指を引き抜いた。
「さって、お次はー…ん?」
 遊んでいたみさ兄の右手首を彼女が掴んでいた。
訝しげな表情を浮かべるみさ兄に構う事無く、
彼女はそのままみさ兄の手を自らのスカートの中へと誘導していた。
「へぇ?随分と積極的じゃん」
 漸く彼女の意図を理解したみさ兄は、熱く滾る部分へと右手を這わせた。
「はっ、濡れてんじゃん。ああいうの、好きなんだ?
なら、此処も過激に虐めちゃっていいかな?」
 耳元で囁くと、彼女はみさ兄の胸に小指を這わせた。
みさ兄は瞬時に彼女の意図を理解する。
全神経を胸部に集中させ、彼女のメッセージを読み取った。

 こ わ し て

 間違いなく、そう書かれていた。
「壊して、か。いいぜ。お望み通り、ぐっちょぐちょにしてやるよ。
んでもって、お脳も色に狂わせてやる。どうなっても後悔、するなよ?」
 意識して恐ろしげな声音で、そう語りかけた。
途端、彼女の身体が震えた。
それは密着しているからこそ伝わってくる、激しい蠕動。
それが期待故の震動なのか、はたまた恐怖故の震撼なのか、
みさ兄には判別しかねたが、震えているという事だけは分かった。
(はは、ほんっと可愛いな。ま、すぐにその震えを踊りに変えてやるよ。
悦びと痛みで、踊らせてやる。ダンスのエスコートは彼氏の俺に任せな、
お前はただ身体を俺に預けていればいい)
 みさ兄の手が、下着の中に滑り込む。
下着の中で、熱く滾る液体を噴出し続ける生命の器とそれを守るべく生い茂った体毛が、
みさ兄の指を絡め取るように歓迎してきた。
「ぷはっ、すっげぇ濡れてんのな。
お前さ、友達が居るってぇのに少しは自制しろっての。
ああ、身体が言う事聞いてくれないのか。
お前変態だから身体が理性無視して暴れちゃうもんな。
こういうトコ、お前の友達に見せたら…さぞ幻滅するだろうな」
 指で彼女の陰核を執拗に攻撃しつつ、言葉でも彼女を嬲る。
(つーかコイツ、此処の毛濃くなってるなぁ。確か薄かったはずなのに。
アレか、普段は手入れしてたのか。今日は突発的だから、手入れしてないのな。
俺に少しでも綺麗なトコ見せたくて、普段は自分で此処の毛を手入れしてるのか。
…本当に可愛いな、コイツ)
 手鏡片手にしゃがみ込んで真剣な顔で手入れしている姿を想像すると、
改めてあやのへの愛しさが込み上げてくる。
(そんな健気なコイツに報いたいな。
壊してくれる事望んでるみたいだし、ここは激しく攻める事で報いるとしますか)
 みさ兄は彼女の望み通り、愛しさを攻撃性に変換して次なる行為へと移った。
攻撃対象を陰核から、別の箇所へと変更する。
みさ兄は指で彼女の尿道を探り当てると、爪を潜り込ませるように押し込んだ。
指が挿入できるはずもないが、爪の先端が彼女の尿道に少しだけ食い込んだ。
「っ」
 痛みに耐えかねたのか、彼女の口から絶句が漏れていた。
571酒池肉林:2009/12/07(月) 19:50:03 ID:JtG6bkTQ
「れれ?何か穴ちっちゃいなぁー。気のせいかなぁ?
うん、きっと気のせいだ。さて、続けるとするかー。
でもこんな小さいと小指すら入らないから、別の物入れないとなー」
 おどけた調子で言いながら、ポケットに手を入れて綿棒の入ったパッケージを取り出す。
彼はハンカチやティッシュだけではなく、綿棒や絆創膏まで常に持ち歩いていた。
バッグの中には消毒液すら入っている。
まだ幼かった頃、妹のみさおと外でよく遊んでいた。
その際、みさおが怪我をする事が多く、その為いつも彼は救急用具を持ち歩いていた。
その時の習慣が、未だ残っている。
(妹の為、だったんだよな、昔は。それが習慣化された結果、
こんな変態プレイの便利ツールになっちまうとはな…。
しかもお相手がその妹の親友とは、アイロニカルだよなぁ)
 みさ兄は綿棒を左手だけで器用にパッケージから取り出すと、
尿道に綿棒の先端を押し当てた。
途端、彼女の身体が強張っていくのが分かった。
これから何をされるのか、おぼろげながらも理解したらしい。
「うーん、指も俺の逸物も入らないだろうから、コレで行くしかないなー。
あぁ、安心しろって。衛生的な綿棒だから、さ」
 彼女の身体が更に固まる。
無理も無い、これから尿道に異物を挿入するという宣告を受けたのだから。
だがみさ兄は、そのままの姿勢で固まっていた。
すぐに綿棒を挿入するよりも、暗闇を利用して焦らしてやろうと思いついたのだ。
暗闇ゆえに、こちらの行動を推知する事ができない。
いつ”それ”が実行されるか分からない恐怖と不安、
それに翻弄され焦がされる少女の心理状態を想像し、みさ兄は悦に入った。
 それともう一点、みさ兄が挿入行為を留まっているのには理由があった。
緊張時よりも、弛緩時のほうがよりスムーズに挿入できる、という思惑もあったのだ。
だが、三十秒程経過してもなお彼女の身体は固まったままだった。
不審には思っているのかもしれない、いつまでも”それ”が実行されない事を。
それでも緊張をなおも解かないのは、”それ”があまりにも異常な行為だからだろう。
みさ兄にも、異常な行為である事は分かっている。
尿道に異物を挿入するなど、性交渉という枠を逸脱しきっている。
挿入する側ですら異常だと認識しているのだから、される側にとっては尚更だろう。
故にみさ兄は、
「やっぱ辞めた。無理あるよな、普通に考えて」
敢えて常識的な発言で彼女の油断を誘った。
硬くなっていた彼女の身体が、みさ兄の言葉によって弛緩していく。
極度の緊張から解放されて、安堵の一息を吐く音が闇の中に響いた。
 恐らく、彼女はみさ兄の言葉を心底から信じたのだろう。
だからこそ、このような状況下にも関わらずに無警戒ぶりを露わにしてしまった。
それこそが、みさ兄の狙いだという事に気付く事無く。
(意識から逸れた時の方が、衝撃は大きいよな)
 彼女が緊張を解いた事を確認したみさ兄は、
一切の容赦も手加減もせず尿道に綿棒を突き入れた。
「ひゃっ」
 叫喚とも言える甲高い悲鳴が、暗い部屋の中に響いた。
(あやの、こんな甲高い声で鳴いた事無かったな。
それだけこのプレイが刺激的なのか、普段のプレイがマンネリと化してんのか。
後者なら反省しねーとな、彼氏として。
前者でも後で労わってやんねーとな、これも彼氏として。
ゴメンな、幾らお前の頼みとはいえかなり無茶なプレイしちまって)
「おい、聞こえるぞー?いくら広い家だっつってもよ?」
 心の中では慮りながらも、言葉では仮借なく嬲る。
だが、今や言葉責めなど効力を有しているだろうか。
肉体を苛む前代未聞の激痛を前にして、
言葉責めに羞恥の心を抱くような余裕が残されているだろうか。
みさ兄はそれが気になったが、挿入時以来声を上げずに耐えているという点を考慮すれば、
最低限友人達に見つかりたくないという羞恥心くらいはあると判断した。
572酒池肉林:2009/12/07(月) 19:50:57 ID:JtG6bkTQ
 だが、声こそ上げていないものの、彼女の吐く息遣いは荒々しく部屋に響いていた。
壁や扉を貫通して廊下にまで響きかねない、そうみさ兄が心配になるほどに、
彼女の吐息は強かった。
それだけ痛みが強烈なのだろう。吐息がどれだけ荒くとも、
声を上げずに耐えているという彼女の精神の強靭さを讃えるべきなのかもしれない。
「あはっ、息荒すぎじゃん?すげーって、まるでケダモノ。
こっから更なる快感に誘ってやんよ。ほら、突っ込まれてるだけじゃ感じねーだろ?
やっぱり、動きが必要だよなー」
 軽い冗談のような口調で、みさ兄の口から身の毛もよだつ宣告が為されていた。
そして恐ろしい事にそれは、軽い冗談などではなかった。
みさ兄は、ゆっくりと綿棒を上下に動かした。
「っ」
 堪らず、彼女の口から絶句が漏れる。痛みに喘ぐ呼吸は更に荒んだものとなる。
それでもみさ兄は容赦せず、上下のピストン運動を速めた。
「はっ、はっ、はっ、んっ」
 最早彼女の口から漏れている音が、吐息なのか声なのか判別がつかない。
それでもなおもみさ兄は容赦しなかった。手首の動きを利用し、
自分の出せる最高速度で綿棒を上下に振った。
綿棒が尿道を擦っている音すら聞こえてきそうなほどに、その動きは激しく、
そして過酷な責めだった。
「はぁっ、んんっ」
 再び、叫喚が部屋の暗闇を劈いた。
それとほぼ同時に、みさ兄の手に粘性の液体が絡みつく。
「んあ?愛液垂れ流してんのか?んな感じちまったかー。
俺のテクニック、中々のもんだろ?って待てよ?」
 そろそろ、潮時だろう。これ以上続けると、みさおに声を聞かれかねない。
みさ兄はそう判断すると、手の動きを止めた。
「これ、経口じゃなくて尿道じゃね?いやー、ごめんごめん、間違えちゃった。
道理で小さいなー、って思ってたんだよねー」
 おどけた声音で言葉を放つと、尿道から綿棒を引き抜いた。
それと同時に、左手に生暖かい液体が降り注ぎ、不快なアンモニア臭が鼻腔に纏わりつく。
直接尿道を刺激された衝撃に、膀胱が刺激されたらしかった。
「お前…。人の部屋でお漏らしかよ。汚ねーな。
まぁ床は後で掃除するとしてさ、手は今綺麗にしてもらおうかな」
 みさ兄は尿に塗れた左手を彼女の顔の前に翳した。
「舐めて綺麗にしろよ。暗闇で見えなけりゃ、匂い嗅いで辿り着きな」
 鼻息の音がみさ兄の鼓膜を叩く。みさ兄に言われたとおり忠実に、
匂いで手の位置を探り当てるつもりらしい。
犬のように忠実に自分の言う事を実行してくれる彼女があまりにも愛しくて、
思わず抱きすくめたくなる。
だが、彼女が自分の言う事に忠実であるならば、
自分も彼女の言う事に忠実である事によって報いるべきだ。
そう思い直し、みさ兄はその衝動をどうにか踏み止まる。
彼女の希望は、「壊して」だった。決して、優しくしろなどとは希望していない。
(恋人の希望に応え続けるってのも楽じゃねーな、ホント。
特にさ、恋人を少なからず傷つけるような希望受けたんなら尚更ね)
 自分の左手を舐める舌の感触を味わいながら、みさ兄は一人ごちた。
彼女の舌使いは先ほどのみさ兄の行為とは対照的なまでに優しく、
その優しい感触がみさ兄の心に罪悪の十字架を立てる。
(あやのの望み通り振舞ってるとはいえ、やっぱ罪悪感覚えちまうよなー。
てかコレ、みさおに見つかったらやべーよなー。
みさおに聞かれて不味いのは、あやのだけじゃなく俺も同じか)
 みさ兄は、優しく振舞いたいのに振舞えない歯痒さに悶えた。
本来彼は、優しい男だった。だがそれ以上に、生真面目な男だった。
故に、恋人が非情である事を求めるならば、彼は優しさを殺して非情に徹する。
己の願望を、非情な精神で押し殺して。
573酒池肉林:2009/12/07(月) 19:52:26 ID:JtG6bkTQ
「あ、もういいぜ。充分綺麗になっただろ。
んじゃ、ご褒美でもあげようかな」
 みさ兄はその台詞と共に、右手を彼女の性器へと宛がった。
そのまま、経口へと指を滑り込ませ、弄った。
襞状の粘膜がみさ兄の指を抑えつけようと圧してくるが、
それに負けじとみさ兄の指も内部で暴れる。
唾液に塗れた左手は陰唇を捲り上げ、親指で陰核を擦りつける。
内部と外部を同時に責められた彼女の生殖器は、
悦びの声を上げるように淫らな液体を滝のように迸らせる。
粘性はあるものの滑らかな液体が内部を潤し、太腿に艶を添える。
暗闇ゆえに艶に彩られた脚を確認する事はできないが、
潤された内部はみさ兄にも知覚できた。
窮屈な内部で圧せられている指が、動きやすくなったのだから。
(いつもとプレイ方法が違うと、女っていつもと違う姿見せるのな。
いつもより愛液がサラサラして流れるように溢れてるし、
いつもよりココの締め付けもキツイ。
それだけ感じてるって事か。
やっぱ、たまにはマンネリ脱するためにも奇矯なプレイもしてやんねーとな)
 彼女の口から、色っぽい吐息が漏れ出る。
尿道を責めていた時に聞かせた苦痛に喘ぐ声とは違い、
陶酔と恍惚が含められた息遣い。
その相違が示していた、これは痛みではなく、悦び故に紡がれた呼吸だと。
 だが、彼女が望んでいるのはそのような当たり前の悦楽ではないだろう。
自分の胸に紡がれた言葉──こわして──を思い出しながら、
みさ兄は彼女の望み通りの快楽の提供にそろそろ移ることに決めた。
その決意を、言葉にして彼女に伝える。
「ああ、手淫がご褒美ってワケじゃねーぜ。そこまでサービス精神低くねー。
お前、ここの毛が有り得ない程濃いからさ、手入れ手伝ってやるよ。
それがご褒美だ」
 言い切らない内に、みさ兄の左手は彼女の陰毛を一本掴んでいた。
陰核を責める役目を中指に託し、親指と人差し指で器用に掴む。
そのまま陰毛を人差し指に巻きつけると、強く人差し指を引いた。
「つっ」
 毛が抜ける音を表現するように、彼女の口は鋭く吐息を発した。
「綺麗に、してやるよ」
 もう一本、同じように人差し指に巻きつけると引き抜く。
彼女は今度は声を漏らさなかったが、代わりに身体が強く震えた。
更にもう一本。右手の指で彼女の内部を執拗に侵略し、
左手の指で獰猛に陰核を攻撃し陰毛を略奪する。
それはさながら戦争をすら連想させる。
彼女の性器を舞台に、繰り広げられる戦争行為。
─侵略
──攻撃
───略奪
そう、彼女の生殖器は最早、戦場と化していた。
 そして戦場には、爆発も付き物だ。
締め付けてくる彼女の襞が痙攣したように震え、その爆発の時が近い事をみさ兄に告げた。
(後一歩、か)
 いい加減指も疲れていたが、一度も昇天させずに行為を中止する訳にもいかない。
そう自分に言い聞かせ、行為を続ける。
彼は恋人に対する奉仕精神が豊富だった。
(戦争には昇天も付き物。安心しな、ちゃんと天国に導いてやるから)
 もう一度、彼女の襞が大きく痙攣した。
そして
「ぁっ」
 悩ましげな声が、小さく漏れた。
遂に、その爆発の時が訪れたのだ。
574酒池肉林:2009/12/07(月) 19:53:44 ID:JtG6bkTQ
 みさ兄の手を、凄まじい勢いの水圧が打った。
鉄砲水の如き勢いを持った色欲の液が、床をすら激しく打つ。
(すっげ。これが潮吹きってヤツか?
あやのが潮吹くトコ、初めて見たよ。いや、暗闇で見えないけどさ)
「手、お前の愛液で汚れちまったよ。にしても、凄い勢いだったな」
 そう語りかけたとき、部屋の前の廊下からみさおの声が響いてきた。
「何処行ったんだよー。まさか帰っちまったんじゃねーだろーなー。
でも靴あったし、荷物部屋に置きっぱだし」
 みさ兄は小さく耳元で囁いた。
「おいおい、お友達のみさおが近くに居るのに、お前こんなはしたない姿晒しちゃって。
いっその事見てもらうか?お前の淫乱な姿、みさおに」
 声量こそ小さいが、内容は抉るように意地悪い。
その言葉に、彼女の身体が小さく震えた。
「お前変態だからな、見てもらったら逆に興奮しちまうかもなぁ。
てかさ、マジで見てもらうか?友達と」
──彼氏の妹に──
そう続けようとした。だが、みさ兄の声に被せるように放たれたもう一つの声が、
みさ兄の口を黙らせた。
その声は、みさ兄の口を閉ざすだけではなく、心すら凍りつかせるものだ。
普段なら安らぎと愛しさを感じる声のはずなのに。
その声は
「ねぇー、みさちゃん。柊ちゃん居た?」
そう言っていた。
その声質も口調も間違いなく
(あやの…)
みさ兄の恋人のものだった。
(ちょっと…待てよ。じゃあ、コイツは誰だ?
俺は誰とやってたんだ?
コイツはあやのだと思ってた…。俺は…まさか…)
 玄関に置いてあった初めて見る女物の靴が、みさ兄の脳裏に過ぎった。
(勘違いして、みさおの友達とやっちまったのか?
その…あやのとみさおが探してるっぽい、柊って人と…)
 背筋が凍りついた。
(これ…まさか…強姦?いやいやいや…、コイツはあやのだ。
そうに…決まってる…)
 確認するのが怖い。
「いやー、柊見当たらないんだよー」
「何処に行っちゃったんだろうね」
 もう一度、部屋の外から声が聞こえた。
間違いなく、みさおと
───あやのの声だ。
 みさ兄は覚悟を決めると、部屋の照明灯のスイッチに手を伸ばす。
スイッチを押す手が震え、恐怖が心を支配する。
 光が追い払った闇の中に居たのは、あやのではなかった。
頬を桜色に染め上げたツインテールの少女が、眩しそうにみさ兄を見つめている。
(やってる時、いつもと違うとは思ってたんだ。
でもそれは、いつもと違うプレイだから、
それであやのが普段とは違う感じ方をしているものだと誤解しちまった。
なんて事だ…)
 普段との違和を感じたのは、異常性交故では無かった。
別人だった、というだけの話だったのだ。
 ごめんなさい。そう言いたかった。謝罪したかった。
でも、まるで石化したかのように口が固まり、何も声が出てこない。
土下座したかった。だが、足が凍りついたかのように固まり、膝が折れてくれない。
575酒池肉林:2009/12/07(月) 19:54:24 ID:JtG6bkTQ
「柊ちゃん、トイレに行ったっきり戻ってこないもんね。
みさちゃんの家広いから、迷っちゃってるのかな」
 砂埋もれ風吹き荒ぶみさ兄の心象風景とは対照的に、
扉の外では明るい声が響いていた。
その扉一枚が隔てているのは、部屋と廊下だけではないようにすら、みさ兄には感じられた。
正常と異常を隔てているかのようにすら、感じられる。
そのくらい、扉の外から響くあやのの声は明るく、そして懐かしい。
「まさか。迷うほどは広くないぜ?」
 日常を象徴するかのような、妹の声。
自分だけが非日常の世界に放り込まれたような疎外感すら、みさ兄は覚えた。
だが、白い生地は朱に染まれば赤くなるように、緋に染まっても赤くなる。
日常も、非に触れれば非日常へと簡単に覆ってしまう。
日常は白い生地と同じくらいに、変わりやすく染まりやすく、そして壊れやすいものだから。
「まさか、この兄貴の部屋に迷い込んでいたりしてなー」
「そんな。柊ちゃん、勝手に人の部屋に入り込むような人じゃないでしょ」
「間違えて入った、とかならありえるぜ」
「その場合、気付いた時点で部屋からすぐに出るよ」
「まーそーだな。でも、兄貴に聞いてみてもいいかもな。
吊り目のツインテール見かけませんでしたかー、ってな」
(止めろっ。その扉を開けるなっ)
 みさ兄は祈りを込めて心の中で絶叫した。その扉を開ければ、日常が非に触れてしまう。
 だが、祈りはえてして届かないものだ。
この場合も、みさ兄の祈りは誰にも聞き届けられなかった。
神はおろか、妹と恋人にさえ届かなかった。
「入るぜー、兄貴ー」
(しまった。部屋の鍵、かけとけば良かったんだ…)
 己の迂闊さを呪ったが、解き既に遅し。
日常と非日常を隔てていた防壁が、開いた。
「兄貴ーっ、吊り目の…」
『部屋に入るときは、まずノックをしろっ』
 そう叱ってやりたかったが、声は出なかった。
憤懣の表情で睨みつけて威嚇してやりたかったが、表情すら己の思い通りにはならない。
代わりに
「何やってんだよ、糞兄貴…」
憤怒の表情を、妹が浮かべていた。瞳は軽蔑に燃え上がり、声には叱責の色が混じっている。
「みさちゃん、どうしたの?」
「止めろっ。見るな、あやのっ」
 みさおの制止の声も、遅かった。
「って、えっ」
 顔を覗かせた愛しき恋人の表情が、瞬時に驚愕に染まる。
その表情の変化が教えてくれていた。日常が非に触れて、非日常へと変わってしまった事を。


576名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 19:55:33 ID:JtG6bkTQ
>>569-575
本日のところは以上です。
続きはまた。
577名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 20:23:42 ID:S/Ui6dJg
>>576
また荒れそうな作品ですね、
注意書きもしてありますので文句を言える立場ではないのですが。
すみませんが現在のスレの空気を読んでくれませんか。

話の内容自体も、みさお兄の過ちがどうなっていくのか、
これからの展開が楽しみですので、余計に空気を読んでいただきたかった。
578名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 20:45:21 ID:qjez6MF6
とうとう自◯スレレベルのキチガイが来たな
擁護していた奴らはこれで満足なんだろう
強姦や虐待作品が溢れるお前らの望むスレだ
せっせとはぁはあチンコ擦れよ
そして人肉食まで始めやがるかもな
579名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 21:27:08 ID:qTsGEP3h
感想

和姦でばれないようになら話が分かるけれど普通強姦されそうになったら悲鳴上げるとおもう
釣り目と書いてるからかがみなんだろうけれどかがみの性格から考えて
貞操の危機にあやのやみさおに見られることの羞恥で声を上げないなんてどれだけご都合主義展開なんだ(笑)
強姦虐待自殺優先のスレならともかくこのスレ的には何度も出てるキャラを使った作者のオナニーだな
みさお兄が最初に気づいて強姦を決意したなら作品としてはまあ見れないこともないが間違って姦ったと言う流れだし
髪型体臭など最初に気づくだろうね、作者の異性体験を疑うな
かがみが途中から自ら求めたというなら、かなりキャラ崩壊だしその辺りの読者を納得させる心理描写がほしいね
作者がにわかでない今までの流れを見てる住民ならそういった意図があるなら初回に入れ鱈良かったのではと思う

導入部でこれだけご都合主義な展開だから失点を挽回するのは大変だろうけれど頑張って失望しない続編をお願いしたい
580名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 22:03:56 ID:PwnVuQXi
おいおい、タイミングよすぎて自演でマッチポンプにしか見えんぞw>ID:qTsGEP3h
581名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 01:37:34 ID:rD+uGZCa
※荒らしや煽り、気に入らない人・作品等はスルーで。
※グロやSM、鬱モノなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する


作者が後者を守っている以上、
読者も前者を守るべきじゃないかなぁ…

せっかく作品が投下されてるのに最近批判ばかり
582名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 01:53:36 ID:aHjR0Jht
なんだこれは、荒れてるなぁ…
導入部読んでみて自分に合わなさそうならパス、面白いと感じればそのまま最後まで読めば良いだけの事じゃない?

俺は「らきすた」に限らず他のアニメ、漫画のエロパロでもレズ物が大好きなんで
登場人物がほぼ全員女性である「らきすた」のエロパロは読み手側から見ても実に素晴らしい題材なんだが、
別に男相手のハードコアな作品があっても否定もしないし、良いと思えば読むよ。
あまりにもエグイのやら鬱になりそうなのは注意書き見て避けることも出来るんだし。
俺もエグイのは避けるようにしてるよ。普段まとめサイトで読む方が多いので今何故こういう事態に
なってるのか解らないけど…

無条件にGJ連呼しろとも言わないし批判意見もあってしかるべしだが
ちょっと過敏になってない?と普段殆どカキコしない俺が言ってみる。
583582:2009/12/08(火) 01:56:46 ID:aHjR0Jht
リロードしないで書き込んだので気が付かなかったけど>>581が同じこと言ってるなぁ。
すまん。
584名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 19:04:47 ID:2tLZhC2u
今晩は、>>569-575の続きを投下させて頂きます。
注意書きについては、>>568参照。
585酒池肉林:2009/12/08(火) 19:05:57 ID:2tLZhC2u

*

 驚愕に染まっていたあやのの表情は、やがて軽蔑と憤怒が入り混じったものへと変わった。
みさおが浮かべている表情と、似たような表情だ。
だが、違う点があるとすれば、
あやのの表情には心なしか憎悪の色すら浮かんでいるという点だろうか。
(そりゃそうだよな。あやのから見れば、浮気したようにしか映らないよな。
でも実際には…強姦…だよな)
 憎悪の色を浮かべたまま、あやのは部屋へと足を踏み入れた。
いつもなら「入るね」と一言断ってから入ってくるのに、今日は無言で敷居を跨いでいる。
その程度の普段との違いですら、みさ兄には非日常を象徴している一事のようにすら感じられた。
「あやの…これは…」
 その後が、続かなかった。どう説明すればいいのか、頭に浮かばない。
「分かってる」
 あやのの声は、優しかった。みさ兄に向けられた表情にも、優しさが漲っている。
先ほどまで憎悪に満ちた表情を見せていたとは思えない程に、
その顔は穏やかだった。
「貴方は、悪くないよ。私、分かってるもん」
 みさ兄の頬に手で触れながら、あやのは言った。
「あ、いや…。聞いてくれ」
「何も言わなくてもいいよ。悪いのは…」
 部屋に、鋭い音が響いた。
「あやのっ」
 みさおが声を上げたのは、音が響いてから、即ちあやのがかがみの頬を打った後だ。
みさおの声は、またしても遅かった。
「誑かした柊ちゃん、だもん。貴方は、悪くないもん。
騙されただけ。分かってる」
 あやのの表情には、憎悪が戻っていた。
そしてその憎悪の矛先は、かがみに向けられていた。
「痛いじゃない…」
 かがみもまた、あやのに負けず劣らずの憎悪を滾らせた瞳で見返す。
「柊ちゃん、酷いよ。私からみさちゃん盗っただけじゃ飽き足らず、
彼まで寝取るなんて。私に何か恨みでもあるの?」
「日下部盗った覚えは無いわ。アンタが飽きられただけじゃない?
日下部にも、彼氏にもね」
「ちょっと待ってくれ。誤解なんだ」
 みさ兄は二人の間で交わされる舌戦に割って入った。
(悪いのは、俺だ。洗いざらい、全て話そう。あやのと間違えちまったって事。
その上で、この柊さんって人が警察に俺を突き出すって言うのなら、
俺は逆らわない。それだけの事、やっちまったんだから)
 みさ兄は覚悟を決めると、口を開いた。
三人の視線が、自分に集まるのを感じながら。
その内の一つ、みさおの視線は刺すように鋭い。
「俺が部屋に入った時、部屋は真っ暗でさ。
その時、部屋の中に誰か居るのが分かったんだ。
それが、あやのだと思って。闇プレイってのも偶にはいいかな、って思って。
それでそのまま行為に及んじまったんだ。
この柊さんって人は、悪くないんだよ。悪いのは、全て俺だ。
ごめん、あやの。それと…柊さん」
「間違えたっ?ふざけないでよ」
 かがみの怒号が部屋に轟く。
586酒池肉林:2009/12/08(火) 19:07:04 ID:2tLZhC2u
「分かってる。許してもらえるなんて、流石に思ってないよ。
好きにしてくれていい。警察に連絡してくれて、構わない。
それだけの事、やっちまったんだからな。
レイプ、そう言われても仕方が無いよ。
錯誤による刑の減免なんて、主張しやしないさ。
本当に、ごめんな。…いや、申し訳ございませんでした」
「謝らないでよ。私、別に貴方と関係持った事に後悔は無いから。
私が許せないのは、峰岸なんかと間違えられた、って事よ。
私…柊かがみとして貴方と関係持ちたかったのに」
 このかがみの発言は、恐れていた事そのものだった。
先ほどあやのに噛み付いた時のかがみの言動や、行為の最中に抵抗せずにこちらに従っていたこと、
この二つを重ね合わせて考えれば、
かがみが自分に行為を抱いているかもしれないという推論が立つ。
勿論、この推論にも疑問点は残る。
今日始めて出会った上に、暗闇に閉ざされた空間内での行為だったのだ。
こちらの顔も見えない状況下で、恋情など芽生えるものだろうか。
勿論、抵抗しなかったという疑問点と、
こちらを好きになったという事実を整合させる論を立たせる事も不可能ではない。
例えば、行為の最中に抵抗しなかったのはかがみが淫乱だからであり、
そしてみさ兄に恋慕の念が芽生えたのは過激な快楽を与えてくれたから、
若しくは灯りが点いた後でみさ兄の顔を見て一目惚れしたから、
という理屈だ。
(でも…俺そこまでイケメンじゃないし。
それに、感じさせてくれたからという理由だけで相手を好きになるほど、
淫乱な少女にも見えないよなー。
…いや、問題はそこじゃない。好きになった原因じゃない。
俺を好きだ、と言った事実それだけで、充分に問題だ)
 煩悶するみさ兄を他所に、あやのが口を挟んできた。
「ねぇ、何で柊ちゃんを庇うの?本当は、私と勘違いしたなんて嘘だよね?
本当は誑かされたんでしょ?そこの」
 あやのは侮蔑の篭った眼差しでかがみを一瞥してから、続けた。
「色に狂った変態に」
「いやっ。本当なんだ」
「嘘。だって、普通気付くはずだもん。例え暗闇でも間違え続けるなんて、有り得ないよ。
第一私」
 再び、あやのの軽蔑に篭った瞳がかがみに注がれた。
「あんなに毛濃くないし。ねぇ、柊ちゃん。
その汚らしいもの早く仕舞ったら?みさちゃんや彼の目に毒だし、私も不快」
 あやのがみさ兄の説明に疑念を抱くのも、自然と言える。
陰毛一つとっても違うのだから。
「いや、俺もおかしいとは思ったんだけど…。
でもさ、そういった違いも、
いつもと違う状況下における性交渉故の錯覚かなんかだと思っちゃって。
毛に関しても、普段は手入れしてるけど今日は突発的だったから手入れしなかった、
っていう風に自己解決しちゃってたんだよ」
「ふーん。ならさ、柊ちゃん」
 あやのの詰問の対象が、みさ兄からかがみへと移った。
あやのにしてみれば、みさ兄の嘘にかがみが話を合わせているように映っているのだろう。
「随っ分と馴れ馴れしい呼び方ね。何時までオトモダチのつもりなんだか」
 あやのが問いを発する前に、かがみが毒々しい口調で牽制した。
「本当は淫乱色情魔泥棒猫って呼んであげたいんだけど、
彼の前でそんな口汚い言葉使いたくないしね」
 あやのはかがみの言葉を軽くいなすと、続けて質問した。
「でね、柊ちゃん。もし彼の言う事が本当なら、柊ちゃんは当然抵抗したはずよね?
でも、助けを求める声すら出さないってどういう事なの?
これって」
「双方合意の上での愛情表現、そう言いたいワケね」
 かがみが後を継いだ。
あやのの顔が歪んだのは、『愛情』という言葉が挟まれたからだろうか。
かがみはそんなあやのの表情を楽しそうに見つめながら、次の言葉を放った。
587酒池肉林:2009/12/08(火) 19:08:25 ID:2tLZhC2u
「つまりさ、アンタ彼を疑ってるワケでしょ?なら、私に譲ってもいいんじゃない?
ああ後、アンタの言肯定してやってもいいわ。
双方合意の上での、セックスだってね」
「茶化さないで…真面目に答えて…」
 凄みの感じられる低い声が、あやのの口から漏れ出ていた。
「真面目に答えているんだけどな。実際に私は嫌じゃなかったんだから、
双方合意の上での愛の営みでしょ?」
「愛の営み?無理矢理誘惑した癖に…」
「それこそ峰岸の被害妄想ね。私は誘惑していないから」
「ちょっと待ってくれ」
 刺々しさを増す二人の舌戦に、みさ兄が割って入る。
見ていられなかった。自分の愚かな勘違いのせいで、
仲が良かったであろう二人の少女の友情が崩壊していく様を。
見ていられなかった。自分の愚かな勘違いのせいで、
大切な妹の表情に悲哀の色が漂っていく過程を。
実際、先ほどからみさおは悲しそうな面持ちで二人の舌戦を見つめている。
「双方合意ってのは少し違う。俺は本当に…あやのと勘違いしてしまったんだ…。
だから、俺の意思は錯誤の上に形成されたものだ。
俺の合意は…最初から無かった。俺の一方的な…レイプだった」
「だったらっ」
 あやのの悲痛に染まった叫び声が
「何で柊ちゃんは抵抗しなかったのっ」
部屋内の空気を震わせた。
「それは俺も聞きたい。どうして、君は抵抗すらしなかったんだ?
もしかして、日下部家内という状況からみさおの兄だと推理して、
大事にするのを避けたのか?…友達の兄だから庇ったのか?
その…」
──みさおとの間の友情に亀裂を生じさせないために──
そう続けたかった。だが、その言葉は喉の奥に留まり、外に出される事は無かった。
みさおとの間の友情に亀裂が生ぜずとも、あやのとの間の友情は瓦解してしまっている。
にも関わらずその言葉を口にすれば、友人間の優先順位を顕現化させる事になる。
即ち、かがみはみさおの方があやのより大切だからこそ、
事が露見した後もみさ兄を庇い続けている、と。
その優先順位が明らかになったが最期、最早あやのとかがみの仲は修復不可能になる、
そうみさ兄には感じられた。自分の価値が相手の中でどの程度のものか、
それが明らかになってしまえば、もう友情という神話は崩れ去ってしまうのだから。
「いや、何でもない。ってか、何で嫌がらなかったんだ?」
 自分が原因で友情の糸が一つ失われてしまうのは、辛かった。
いや、自分以上に、みさおは悲しい思いをするだろう。
それがみさ兄にとって、何よりも辛い。
現に、普段は明朗で晴天を想起させるみさおの表情は、
泣き出しそうなくらいに曇っていた。
「嫌いじゃないから…。はっきり言うわ、初めて会った時から、好きだったからよ」
「えっ?」
 みさ兄の口から、意図せずして素っ頓狂な声が漏れた。
「いや、だって暗闇だったじゃん。俺の顔すら見れない状況だったはずだけど」
 みさ兄の素直な疑問を受けて、かがみの顔が悲しげに曇った。
「覚えて…ないの?」
「…いや」
「初詣の時にっ。鷲宮神社来たじゃない。その時に、貴方に籤売ったのが私よ。
あの、大凶出したときにね。その時、袴で来てた。
その時、一目で落ちたの」
「ああ、あの時の巫女さんか…」
588酒池肉林:2009/12/08(火) 19:09:53 ID:2tLZhC2u
 実際には、籤を巫女から買った記憶はあるものの、
その巫女がかがみであるかどうかまでは憶えていなかった。
ただ、確かに大凶だった上に袴で参拝したので、本当にかがみなのだろう。
そしてそれが本当なら、みさおとの友情を維持する為に自分を庇い、
あやのとの友情を崩壊させた、という先ほどの懸念は解消される。
だが、かがみとあやのの対立が解消されたわけではない。
未だみさ兄を軸に、二人の間で火花が散っている。
「それで俺の事を…」
 一目惚れされるほど、自分は容姿端麗だろうか。
その点に疑義を抱いたものの、
(蓼食う虫も好き好きという言葉もある…か)
そう自分を納得させた。
「ちょっと待ってよ、柊ちゃん」
 ただ、もう一人の蓼食う虫は納得いかなかったらしい。
「おかしいよ。今日の柊ちゃんの淫行は暗闇で行われて、彼の顔すら見れなかったんでしょ?
なのにどうして、彼だって分かったの?」
「ここは日下部の家よ。で、今日はご両親は居ないって日下部が言ってたじゃない。
なら、後は一人しか残らないわ。日下部の家族構成だって、日下部から聞いて知ってたし」
「ふーん。質問を変えるね」
 あやのの声が、険しさを増した。
「どうして鷲宮神社で知り合った人が、みさちゃんのお兄さんだって分かったの?」
「見たからよ。日下部やアンタと一緒に居るところを、ね。
その中で日下部が、兄貴、と言っているのを聞いたわ。
まぁその場面に出会えたのも、彼をずっと目で追ったり、手伝い脱け出して彼の跡つけてみ」
「そこまでは聞いてないっ」
 再び、劈くような悲鳴があやのの口から迸る。
「私が気になっているのは」
 呼気荒々しく、あやのはかがみに迫る。
「私と彼が付き合っている事、柊ちゃんはその時気付いていた、って事よ。
ねぇ、みさちゃんと私の普段のやり取り見てれば、
みさちゃんのお兄さんが私の彼氏だって事分かるでしょ?
初詣の時に一目惚れした人が私の彼氏だって事、認識したんでしょ?」
「で?」
 怒気を露わにしているあやのとは対照的に、かがみの対応は冷めたものだった。
何が言いたいのか分からない、そう言いたげな態度だった。
「私の彼氏だって事知ってて…彼と交わったって事よっ。
許せないよ…本当に。友達の彼氏を強姦するなんて」
「友達?誰の事言ってるのかしら。日下部?こなた?みゆき?
それと、強姦されたのは私のほうよ」
「彼の部屋に勝手に入って、待ち構えてた癖に。被害者ぶらないで」
「いや、広い家だから迷っただけよ。それで間違えて彼の部屋に入っちゃったの。
暗かったから、違和感に気付いて出ようと思ったんだけどね。
すぐに彼が入ってきて、私を抱きすくめたものだから、
僥倖とばかりに身を任せる事にしたの。
でもまさか、アンタと勘違いされてたとまでは思わなかったけどね」
「よく言うよね。初めての邂逅すら、憶えていて貰えなかったくせに。
その程度の存在なら、私の代わりでも身に余る大任だよね」
 二人の少女が悪意を剥き出して罵りあう壮絶な光景を、
みさ兄はただ黙って見つめていた。
言葉を挟む間隙すら見当たらない罵倒の応酬に、ただただ圧倒されていたから。
「ふん、そんな事言っていられるのも今の内よ。もうこれ以上、アンタなんかと話す事は無いわ。
私が話す必要があるのは、彼よ」
 間隙など探す必要も無く、彼はあっさりと巻き込まれた。
それをみさ兄は、かがみから向けられた視線と共に知る。
589酒池肉林:2009/12/08(火) 19:11:22 ID:2tLZhC2u
「ねぇ、結果的には私を犯したワケなんだけど、
当然責任取って私と付き合ってくれるんでしょうね」
「ちょっと、柊ちゃんっ?」
「峰岸は黙ってなさいよ。これ以上アンタと話すことは無いって、言ったはずなんだから」
「私はあるよ。何勝手に話進めてるの?」
「勝手にも何も、峰岸関係無いじゃない。無関係な人間が、口挟むなよ」
「無関係?私はね、彼のカノジョなの」
「だから何?私が襲われた事に関しては、無関係よね?」
「そう、無関係。なのに何で、そんな私にとって関係無い事情で、
私と彼の仲が引き裂かれなきゃいけないの?」
「アンタに彼を拘束し続ける権利なんて、無いはずなんだけどな。
恋人関係なんて、相思相愛が前提。片方が別れると言えば、それで終わりよ。
その判断を下すのは、彼であってアンタじゃない。彼の事信じてるなら、
黙って見てなさいよ。それとも、怖いの?薄々、私には勝てないって分かってるから?」
「…勝手にすれば?それで恥をかくのは、柊ちゃんだと思うけどね」
 あやのはそれだけ言うと、みさ兄に視線を向けて押し黙った。
その瞳に、幾ばくかの恐怖と不安が漂っている事を、みさ兄は敏感に感じ取る。
普段己に向けられるあやのの瞳には、信頼が満ちていた。だが今は、それがない。
その相違が、あやのの不安に満ちた胸中を感じ取らせてくれていた。
 それでもあやのはかがみの提案を呑み、みさ兄に決断を託した。
恐怖と不安に押し潰されそうになりながらも、信じるという選択をしてくれた。
それに応えなければならない、そうみさ兄は覚悟を固めて、言葉を紡ぐ。
「確かに俺は…悪い事したと思う。でも、ソレとコレとは話が別だ。
君に償いはしたいけど…。あやのと別れて君と付き合うという選択肢は無いよ。
だから、”ゴメン”…本当に…”すいません”」
 二回、謝罪の言葉を口にする。
勘違いとは言え襲ってしまった事と、交際の申し出を断る事、
謝罪の対象が二つあるのだから。
それほどまでに、彼は律儀で真面目な男だった。
故に
「何言ってるのよっ。私の身体弄んでおきながら、謝った程度で赦されるワケないだろ。
責任持ちなさいよ、責任持って、私と付き合いなさいよ」
責任という言葉が、重く々々圧し掛かる。
いっその事、彼女の”物になる”事で免責されてしまいたい。
 だが、その誘惑に心委ねる事はしなかった。あやのの不安に満ちた表情が、
揺れる彼の心をすんでの所で押し留めていた。
「分かってる、分かってるよ。でも、その責任は…。
民事上の賠償と、刑事上の制裁で取りたいんだ。
だって俺…あやのをこれ以上裏切れない。
…だから、自首、するよ」
 語尾が、震えた。
「だ、駄目だよ。元々悪いのは柊ちゃんじゃない。
そもそも抵抗一つしなかった時点で、柊ちゃんは犯されてもいいと思ってたワケでしょ?
自首する必要なんて、ないよ」
 あやのの声も、震えていた。
「ふん。刑事責任取るって言っても、親告罪だから私の告訴が無い限りは、
起訴されないわよ。まぁ別に自首しなくても、私の告訴さえあれば起訴できるけどね」
 二人とは対照的な、冷静な声音でかがみが言葉を放つ。
その視線は、みさ兄ではなくあやのに向けられていた。
「告訴、する心算は無いんでしょ?」
 それまでの敵意に満ちた瞳から一転、
あやののかがみを見つめる瞳には縋るような色が浮かんでいる。
「付き合ってくれないんなら、告訴も考えちゃうかも」
 対照的に、かがみの瞳には余裕が漲っていた。
「いや、いいんだあやの。俺が悪いんだから、ムショ行くのも当然の話さ」
「そんな…」
 絶望に染まったあやのの声がみさ兄の胸に刺さるが、
あやのと別れずに償うとなれば、これしか思い浮かばなかった。
590酒池肉林:2009/12/08(火) 19:12:27 ID:2tLZhC2u
「ゴメンな、あやの」
「いやっ。大体っ」
 あやのはかがみに向き直ると、普段の淑やかな彼女からは想像出来ない獰猛な表情で喚きたてた。
「柊ちゃん抵抗しなかったじゃないっ。そんなんで強姦罪なんて成立するのっ?」
「その辺は言いよう、よ。怖くて声上げる事も抵抗する事も出来なかった、
とでも言おうかしら。まぁ、私たち素人が考える事じゃないわね。
偉い人たちに判断してもらうのが正解、よ」
 対するかがみは、何処までも冷静だった。
寧ろ、この状況を愉しむような笑みすら頬に浮かんでいる。
「酷いよ…。酷すぎるよ。私から彼を奪おうだなんて…。
友達の彼寝取っておきながら、その彼を強姦で訴えるとか酷すぎるよっ。
ねぇ?本当に彼の事好きなの?本当に好きなら、訴えるなんてしないはずよね?」
「本当に彼の事が好きなのかどうかを試されるのは、
私じゃなくてアンタの方なんだけどね、峰岸」
 必死の形相で喚くあやのに対し、茶化すようなかがみの声が応じる。
そして、その嘲弄的な口調を際立たせるような妖しい瞳であやのを見据え、
言葉を続けた。
「酷いって言葉乱発してたケド…私、アンタが思ってる程酷い人間じゃないわ。
寧ろ優しいつもりなんだけど?ねぇ、峰岸。別に私は今回の事、
告訴しなくてもいいと思ってるの。アンタ次第で、ね」
「私…次第?」
 不安そうなあやのの声が、みさ兄の心を揺さぶる。
(この柊さんって人…何を言い出すつもりだ?
そもそも勝手に勘違いしたのは俺で、あやのは関係ない。
なのに、何であやの次第なんだ?)
 納得がいかない。しかし、こちらが加害者であるという負い目が、
みさ兄の抗議の声を封じ込めていた。
「そ。別れなさいよ、彼と。そうすれば、告訴しないで許してあげる」
「ふ、ふざけないでっ」
「ちょっと待てっ」
 あやのの声と、みさ兄の声が重なった。いかに加害者という負い目があっても、
見過ごせない発言だ。
「ふざけてないわ。別れなさいよ、彼と。ねぇ、さっき峰岸言ったわよね?
本当に好きなら、告訴しないって。だから私もアンタに問いかける。
本当に好きなら」
 かがみの瞳が、射抜くような鋭さを持ってあやのに注がれる。
「彼の為に身を引けるわよね?」
「っ」
 あやのは絶句すると、黙りこくった。青褪めた顔に煩悶の表情を浮かべるその姿は、
涼やかな普段の彼女からは想像も出来ないものだ。
「ま、待ってよ。コイツは関係ない。俺と、柊さんの問題でしょ?」
「峰岸巻き込んだのは、貴方じゃない?私は責任持って付き合えと言った。
そしたら貴方は、峰岸と別れたくないから断ると言っただろ?
私と貴方の問題に、峰岸を関わらせたのは日下部さん、貴方よ」
「それはっ」
 反駁したいが、言葉が続かなかった。
「峰岸、どうするの?アンタの彼に対する恋情が本物かどうか、
それが今試されてる。自分勝手な我侭押し通して、彼に前科付ける?
それとも、彼の幸せの為に身を引くの?」
 みさ兄が黙りこくったのを幸いとばかりに、
かがみが畳み掛けるようにあやのに迫った。
591酒池肉林:2009/12/08(火) 19:14:02 ID:2tLZhC2u
「…私が身を引いたとして、それで柊ちゃんにとって何かメリットがあるの?」
 あやのはかがみの問いには答えずに、質問で返した。
質問に質問で返す事には、三つの意図がある。
一つ目は、思考する為の時間を稼ぐ事。二つ目が、判断する為の材料を増やす事。
そして三つ目が、相手を非難する為の発言を引き出す事だ。
 あやのがどの意図で質問を放ったのか、
そこに構う事無くかがみは怯まずに真っ向から答えてきた。
「メリット?彼と私が恋仲になる。付き合えるのよ、私たち」
「ちょっとっ。彼の意思は無視なの?」
 みさ兄が口を挟むまでもなく、彼の言いたかった事は恋人によって代弁された。
「無視して無いわ。さっき私が交際をお願いした時、彼は言った。
”峰岸と付き合ってるから”無理だってね。その障害物さえ無ければ、
彼は私と付き合うって意味でしょ?」
 あやのが色をなしたのは、
障害物という単語に殊更強いアクセントが加えられていたからだけではないだろう。
あまりにもかがみにとって有利なルール、それに対する不公平感も多分にあった。
「認められないわ、そんなの。大体柊ちゃんは満足なの?
それで付き合えたとしても、仕方なく付き合ってるってだけの話じゃない。
それで、満足なの?」
「今は、ね」
 かがみは軽く受け流すと、その表情に強い自信を漲らせて続ける。
「でも、いつかは心まで支配してみせる。今はまだ、形式だけの交際でもいい。
でも絶対に、私の事好きにさせてやるんだから」
 見た目どおりに攻撃的で、自己に対する自信に溢れた少女だった。
相当な自信がなければ、必ず惚れさせるなどと宣言はできない。
「もし私が彼と別れるという選択をしたとしても、柊ちゃんにだけは絶対に渡さない。
監獄免れたところで、今度は柊ちゃんが彼の自由を奪うだけじゃない」
 こちらはかがみとは対照的に、
淑やかな気品と穏やかな気性を身に纏っている少女であるが、
今はその見目にそぐわない攻撃的な声音を発している。
「自由を奪う?前科はつかないし、移動も制限されないわ。
私と付き合うのと牢屋いくの、どっちが彼にとって不自由かしらね?」
「どちらもっ。私と付き合ったままが一番──」
「いい加減にしてくれよっ」
 かがみとあやのの舌戦は、劈くようなみさおの咆哮によって中断した。
「二人とも、どうしちゃったんだよぉ。あんなに仲良かったじゃんかよぉ。
また、仲良くやろうぜー」
 怒声から一転、みさおは穏やかな声音で笑いかけた。
だが、その笑顔が無理に作られたものである事は、誰が目にも一目瞭然だった。
悲しみで作られた雫が一筋の流れとなり、頬を伝っていたのだから。
「日下部…」
「みさちゃん…」
 みさおの健気な仲介に心打たれたのか、
二人の少女は戸惑ったようにお互いの視線を交差させる。
「でも…やっぱりこの話に決着付けてからじゃないと、
柊ちゃんとは友達には戻れないよ…」
「ゴメンね、日下部。私も、この問題有耶無耶なままじゃ、
以前の関係には戻れない」
 二人とも穏やかさこそ取り戻したものの、
話を有耶無耶なままに終わらせるつもりはないらしい。
「分かってる。私だって仲直りして欲しいってお願いする以上、
ちゃんと考えがあるからな」
(この場を上手く収める方法なんて、存在するのか?)
 訝しげな瞳で、みさ兄は妹に視線を向けた。
「その考えって、何よ?」
「簡単さ。二人ともコイツと付き合えばいい」
 コイツ、その言葉と共にみさおの軽蔑に満ちた眼差しがみさ兄に注がれる。
592酒池肉林:2009/12/08(火) 19:15:55 ID:2tLZhC2u
「つっても、今まであやのに注がれてた愛が半減するワケじゃない。
コイツは二人とも平等に愛する、っていう条件でな。
駄目かー?」
「お前、何言って」
 みさ兄の声は
「黙ってろ、糞兄貴」
みさおの低い声によって抑えられる。
「大体、お前が全部悪いんじゃねーか。勘違いして柊襲わなけりゃ、
こんな事にはならなかったんだ。責任持って、二人とも愛してやれよ」
 全部悪い、その言葉がみさ兄の胸を貫く。
身内からこのように責められると、”お前なんて初めから居なければ良かった”
と言われているような気分にさえなる。
「日下部、その提案は有難いけど…。現実問題、
二人を平等に愛するなんて難しいと思うぞ?
っていうか、無理じゃない?」
「私も、柊ちゃんに同意かな。それに、何か浮気されてるみたいで…」
 二人の少女は、異口同音に難色を示した。
「まー難しいかもな。だからさ、もしどちらかが贔屓されてるような向きがあったら、
私に教えてくれよ。この馬鹿兄貴、指導すっから。
それと、浮気にはならないんじゃね?
ほら、浮気って普通隠れてするもんだろ?双方の許可があれば、浮気とは言わねーって」
 みさ兄の意思を無視し、勝手にみさおは話を進めていた。
「ちょっと待ってくれ、みさお。俺には…二人平等に愛するなんて器用な真似、
多分無理だ。それに、背徳感も強く」
「んな事言える立場なのかよっ」
 言い切る前に、みさおの鋭い叫喚がみさ兄の言葉を遮っていた。
「じゃあ他の解決策提案してみせろよっ。お前が全部悪ぃんだろーが。
無理じゃねー、やれ。糞兄貴が馬鹿な事やる前までは…」
 みさおの声に、嗚咽が混じった。
「二人とも、仲良かったんだ。三人で仲良くやってたんだ。
あの頃の関係に私たちを返せよ…また仲良くやりたいんだよ。
私たちの仲切り裂いたのは、お前の身勝手な性欲満たす行為のせいじゃねーか。
拒否権なんてあると思うな」
 嗚咽と共に紡がれるみさおの言葉を、みさ兄は黙って聞いていた。
裂かれるような痛みと共に胸を過ぎるのは、一つの疑問だった。
果たして、この二人は元々仲が良かったのだろうか。
確かに仲違いのトリガーを引いたのは、自分だったかもしれない。
だが、心の底では二人とも、お互いを憎みあっていたのではないだろうか。
それが漸く、今回の件で表面化しただけなのかもしれない。
それが、あやのの『私からみさちゃん盗っただけじゃ飽き足らず』という
発言にも表れているように感じられた。
みさおは二人の対立の原因を全てみさ兄に帰責させていたが、
みさ兄が悪いのは全てではなくトリガーを引いた一点だけなのかもしれない。
 だがみさ兄は、その疑念を口にする事は無かった。
全て自分が悪い。それを受け止める覚悟を固めたからだ。
──みさおの、為に。
(全て俺が悪い事にしておけば、少なくとも表面上は三人の仲復活するかもな。
そうだな。俺が、二人とも愛してやれば…いいんだ。
それで二人とも、いいのなら)
「そう、だな。みさおの言うとおりだ。
二人が良ければ、俺は二人を愛するよ」
「二人を愛するって言われても…。ホントにそんな事、できるの?」
「うーん。元々彼のカノジョは私一人のはずなんだけど…。
でも、このままだと柊ちゃんが通報しちゃうからね。
私も譲歩するよ。別れはしないけど、柊ちゃんも一緒に彼のカノジョになる事、
認めてあげる。彼の事好きだから、別れる事も告訴させる事もできないし。
勿論、本当に貴方が二人とも愛せるのなら、っていう事が前提だけど」
 二人の訝しげな視線が、みさ兄に注がれる。
みさ兄は瞳に力を込めて二人を見返すと、言った。
593酒池肉林:2009/12/08(火) 19:16:56 ID:2tLZhC2u
「努力する」
「証明する、の間違いだろ?」
 みさおの声が、被せるように続いた。
「証明?」
 今度はみさ兄の口から、訝しげな声が漏れ出る。
「今からさ、糞兄貴とヤってみりゃいーじゃん。3Pってヤツをさ。
それでホントに兄貴が二人を平等に愛せるのか、試してみりゃいい」
 みさおはみさ兄には直接答えずに、あやのとかがみに向けて説明するという形を取って、
みさ兄の疑問に答えていた。
その内容のあまりのおぞましさに声を上げかけたが、
「うーん。それもアリかもね」
「そうだね。論より証拠、だよね」
二人が応諾したのを見て、喉元までせり上げていた声を押し留める。
「ああそうだ。一応言っとくけどな、兄貴。
二人を愛するって言っても、今までの愛情を半分ずつ分けりゃいいって事じゃねーぞ。
あやのに注いでいた愛情を減らす事無く、同じくらいの愛情を柊にも向けろ、
って意味だからな。
まぁ愛情なんて数値化できるモンでもねーけど、
一人当たりのサービス低下させんじゃねーぞ」
 言われるまでも無いことだ。
言われるまでも無く、そのつもりだった。
だが、血を分け合った実の妹から改めて言葉にされると、
そのあまりの冷たさに背筋が凍った。
家族の負担よりも、友人の満足に重きを置いている発言だからだ。
「分かってるよ」
 それでもみさ兄は自己を奮い立たせると、二人の少女に向き合った。
「始めようか」
「そうね。疼いちゃってるし」
「今まで何回も肌重ねたけど、三人でってのは始めてだよね」
 みさ兄に服を脱ぐ暇すら与えず、二人の少女が身体に抱きついてきた。
重なり合う三つの肌は
「頂きます」
重なり二つの声を合図に、証明に取り掛かった。
一人の男が二人の少女を平等に愛する、という無理難題にQEDを叩きつける為に。


594名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 19:18:11 ID:2tLZhC2u
>>585-593
本日は此処までです。
続きはまた。
595名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 19:47:41 ID:PxtJm0+w
こういうドロドロ愛憎劇は大好物なのですよ!
続きがあるのですね?!
期待大です!
596名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 20:13:47 ID:5+/7a57x
お疲れさまでした。
感想は変な話だが、彼が可哀想に思えてきた。かがみが何故、
597名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 20:19:41 ID:5+/7a57x
途中誤送信失礼

かがみが何故、みさお兄を誘惑したのかについては、今一つ弱いかも。
いいかんじにどろどろしてきたので、続きに期待します。
598名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 21:27:25 ID:kRK9jka5
wktk
599名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 21:51:08 ID:6ImnxJ/d
自殺スレにとっても文体が似た人がかたがいらっしゃいますね
自己陶酔の都合委主義なところもそっくりです
だがそれがいい
600名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 23:46:08 ID:6fHml/Ja
すげえ、これは新しい
自殺云々関係ねえ。カケラもかんけえねえ!!
俺は認める、これは認めるぞ!!
なにより、3人が恐ろしいくらいに自立した上での酒池肉林ってのがすげえ!!
続きを期待する!
601名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 23:58:02 ID:Kw0mouXs
本日、このスレの終焉を見届けた
602H-Star:2009/12/09(水) 00:15:42 ID:bFrRpak8
はじめまして。前からここが気になってました。
投下させて頂きます。
603おねえちゃんだいすき1:2009/12/09(水) 00:16:45 ID:bFrRpak8
スー… ハー スー…

「ふっ… ん… おふぇえふぁん…」

大きなリボンを小刻みに揺らしながら、つかさは
姉の下着の臭いを嗅ぎながら、自慰にふける。
下だけ少しずらしたパジャマと下着の間から、
やがてニチャニチャと音が響いた。


「んん…もう、こんなになっちゃった…
 ティッシュ下に置いといて良かったよ…
 ベッドがまたベトベトになっちゃう所だった…」

右手に持っていた下着を広げ、眺める。
姉がお風呂に入っている時に我慢できずに
持ってきてしまった。見つかったらどうしよう、
言い訳できない、しかしその事がよりつかさを
興奮させた。


「…これが…お姉ちゃんの…大事な所を包んでたんだよね…
 ……なんて言うのかわからないけど、すごくえっちな臭い…
 …どんな…味がするのかなぁ…」

純粋な好奇心は、迷わず布に舌を這わせた。
もっと美味しかったりマズかったりするモノと
予想していたが、滑らかな舌触り以外は特に無味だった。

「お姉ちゃんの…舐め…ちゃった…ふぅううっ!」

ヒクッ

つかさは静かに達した。思わず漏れ出しそうな声は
姉の下着を口に押し当てて殺した。しかし同時に
淫らに濡れた割れ目から飛び出してきた雫は止まらず、
ベッドの端まで到達していた。



「あ〜…えへへ、いけないいけない、それだけ
 気持ち良くなっちゃったって事だよね…
 私、お姉ちゃん大好きなんだなぁ…」

つかさも年頃だ。自慰だって当然何度もしている。
アイドルとかマンガを見ながらだってする。
しかし、ここまでの快感を得た事は今まで無かった。

「シーツ拭かなくちゃ…ええと、ティッシュティッシュ」



バタン

「つかさー、私の下着知らないー?」
604おねえちゃんだいすき2:2009/12/09(水) 00:17:26 ID:bFrRpak8
かがみは固まった。

当然だ、目の前では下半身を露出して
手にティッシュの箱を持ち、
口に自分のぱんつを銜えている妹が
こっちを見て目をパチクリさせているのだ。

「あ…あ…あんた、それ…何を…」

我ながら愚問だと思った。誰がどう見ても
アレの現場を見てしまっただけではないか。
ものすごく気まずい。これがこなたなら
キレて怒ったフリをすれば、笑って済ませ
られるのではないか、と一瞬考えたが
それはそれで自分の思考が混乱しているのを
悟るだけであった。


「あのね…お姉ちゃん…これ、これはね…
 違う…違わないけど…ふ… ふぇぇ〜ん」

つかさは追い詰められまくって泣き出してしまった。


あまりの気まずさと、妹をフォローしなくては、という
かがみの思考は、驚くほど早く身体を動かした。

まずドアを閉めた。つかさが掛け忘れていたカギを掛けた。
そして怒るでもなく、呆れるでもなく、毅然と言った。


「つかさ、そんなに私の事が好きだったのね、嬉しいわ。
 でも、黙って下着を持ち出しちゃダメよ。ほら、
 私が今穿いているこの下着を使いなさい」

言った後にものすごく自分が考え無しな事を口走ったと
気が付いたが、つかさは泣き止んで一瞬キョトンとした後、
目を潤ませて満面の笑顔になったのを見て、まぁ…いいか
しょうがない…と流される自分を笑った。

「で、でも目の前で脱いで渡すのはさすがに恥ずかしいし…」

「ならお姉ちゃん、こっちに来て、こうして、こう…」
605おねえちゃんだいすき3:2009/12/09(水) 00:18:10 ID:bFrRpak8
かがみは我ながらシュールな光景だと思った。

こなたが見たら「萌え〜!」とでも言うのだろうか。
みゆきが見たらどう思うのだろうか。

少なくとも、誰にも見せたくは無いが。

ベッドの上で足の間に妹を挟み、顔に股間を押し付けて座って
ボケーとしている私は一体、なんなんだろう?

つかさはこっちにも聞こえるくらい大きな音で
スーハ−スーハ−臭いを嗅ぎ…深呼吸しながら
自慰をしている。額に汗が出て口元がヒクついてきた。
本当に私は一体…


「おっねぇひゃんっ ふっ…ふっ… あっはぁっ…
 いい…におひっ…だよぉ… こんなにいやらしい
 気持ひ… はじめてだよぉお… あっ…」

「こっ…股間で あまり…喋らないでよ…んっ…
 は、早く…その…終わらせなさいっ!」

ヤバイ。一瞬、こなたとこういう状況になったら
どうなんだろうと考えてしまった。ほんの少しだけ
つかさが私の下着でオナニーしてるのを見た瞬間、
お前はヘンタイか!とツッコミそうになったが、
そういう私も似たもの同士かも… あっ

しまった。今、確実に…濡れた。
つかさに舐められたワケじゃない、臭いを嗅がれながら
こなたを想像したら…やってしまった。
マズイ、これ以上つかさとキケンな関係になるのはマズイ。
いやまぁ、今も十分にキケンなんだけど…


ぷはぁ、とつかさが股間から口だけ出して言った。

「お姉ちゃん…感じてる?」

真っ赤になった顔を見られないだけ幸運だ、あくまでも
平静を保って、そんな事無いわよと、ありがちな言い訳を
しようと思った時だった。

「…こなちゃんの事、考えてたんだね、お姉ちゃん」
606おねえちゃんだいすき4:2009/12/09(水) 00:19:10 ID:bFrRpak8
かがみは胸が少し痛くなった。

ゴメン、私は…姉妹でこういう関係はやはりおかしい。
こなたとならば…って、それも女同士で十分おかしい!
頭を抱えて言葉を捜したが、情けない、こういう時に
働かないのか、私の頭は!大した事ねー!うわー!
つうか、私がパニック起こしてどうするんじゃー!


「私は…それでもいいよ。お姉ちゃんがこなちゃんを
 好きでも…私は…お姉ちゃんが大好き」



ほんの少し、時間が止まった。口だけしか見えないが、
つかさは確かに微笑んで、でも真面目にそう言った。

「つかさ、あんたー…」

つかさの顔が再び股間に収まった。つかさの左手が
激しく動き出した。愛液がキラキラと光りながら
部屋に飛び散った。


「う、うわぁっ、つ、つかさっ!」

つかさがかがみのクリトリスを下着越しに舐め出した。
同時に鼻を突き上げ、アヌスを刺激してくる。
それほど激しいオナニーを経験した事の無いかがみには
未知数の快楽に襲われた。

つかさの右手が優しくかがみの太ももを撫でる。
それすら今のかがみには、最上級の愛撫となった。

「あっ、あっ!つかさ、ダ、ダメっ!
 そんなに…ああっあーっ!ああんっ!」

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!一緒に…」

「あぁああああああーっ!!!」
607おねえちゃんだいすき5:2009/12/09(水) 00:19:46 ID:bFrRpak8
「誰にも気づかれなかったでしょうね…
 まったくもー、あんたは大声出しちゃって…」

「お姉ちゃんだってぇ〜、それよりこのグショグショの
 シーツ、どうしよぉ…」

私は台所でコーヒーを2杯入れてきた。万が一見つかっても
勉強の眠気覚ましで言い訳できるからだ。そして一気に
つかさのベッドにぶちまけた。

「…結局お母さんに怒られるかもしれないけどね」

かがみとつかさは笑いあった。


「あの…お姉ちゃん…今日は…ありがと…
 で、もぅ…その…こんな変な事は…
 こ、こなちゃんにも…悪いし…」


「こなたは関係なーい! あ、い、いや
 そのね…お風呂の着替えなんてもぅ
 使わないのよ!こ、今度また…
 ムラムラ…って言うか…したくなったら
 ちゃーんと私に言いなさい!いいわね?
 可愛い妹がお願いするんなら、私なら
 いつだって一肌脱いであげるから!
 わかった?じゃあ、オヤスミ!」


言う事だけさっさと言って、かがみはドアを
バタンと音を立てて自分の部屋へ帰って行った。
耳まで真っ赤になっていたのだけは、つかさは
見逃さなかった。


ふ、と見ると、最初に使っていた下着と、さっきまで
かがみが穿いていた下着、2枚のぱんつが下に
置いてあった。2枚ともビチャビチャだけど、
これは私にくれたんだろうか、うーん…

つかさは少し悩んだが、ありがたく頂戴する事にした。


「えへへ、おねえちゃん、だぁーいすき♪」
608H-Star:2009/12/09(水) 00:20:55 ID:bFrRpak8
以上です。ここは大好きなので、どんなSSでも
荒れないで、まったりしていって欲しいなあ。
609名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 00:54:25 ID:4PVSkJqm
荒れてほしくなかったら投下ルールぐらい読めゆとり
610名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 01:12:22 ID:bFrRpak8
あれ、何か間違えてましたか、それなら申し訳ないです
611名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 01:17:57 ID:PLECGsHc
>>609
>>1
どこが違うのか指摘してみたらどうかね?
612名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 01:32:13 ID:oB8tR6MM
                       - ー -
                     /: :ノ ハ ',: ` 、
                     ,'::_/ (○) \_: ヽ
                 /: : : : : : : : : : : : : : |
             ,  - ー┴========= ‐┴ ‐ - 、
              (:::::::::::::::::;;;;;;=== ヾr===ミ;;;;;;::::::::::::::)
            `゙ ー- r l ((◎_) i|;;(◎))≡l -ー ' "
                 l(|/ ̄ ,r'、_|L;;i ̄ミ |ノ!  
          /⌒\    i_|  /  _ii_ ', ヽ l,/  >>609二等兵!テンプレも読めんのか貴様は!
        / ⌒\ノ     ! ! l"---`l.!! i .!
       /   ⌒ヽノ . ノ: ヽ  ヾ===;ノ|ノ ./──--- 、
     /ヽ ,. ⌒ヽ/ー": :/: :| \  -‐   /l: :\: : : : : :l
   /: : : :`ヽノ`= ': : : : : /: : ヽ/i` - - "l\|: : : :ヽ: : : ::|
613名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 01:36:56 ID:pBXU7rja
欝グロもOKなら
ゆ◯かが電気ドリルで女◯器を壊される話
614名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 01:40:01 ID:5QVrdKyD
感想

何故つかさはかがみに対して恋愛感情を持っているのか、という部分が書けていないので
普通に読むとつかさの気が触れたようにしか見えない(笑)
かがみも、実の妹の変態行為や近親相姦に対して嫌悪感を持つのが普通。
新参なので今回は仕方ないがリアリティという物をもっと研究して下さい。
615名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 01:48:01 ID:LsWsfNvn
>>609
まずはこちらを。
※割込みを防止するため、書き込みや投下の前等にリロードを。

書き込む前に1レス使用して投下する旨を告知すること。
そして作品名や何レス使用するかなどを書き込んでから投下を開始する。
投下が終了したら『終了しました』と書き込む。

これが投下の基本的な流れです。
保管庫に行けば投下のマナーやルールが明記されていますのでご覧になってはいかがでしょうか?

作品の感想については、>>614のおっしゃる通り、キャラの心情や設定に関する描写が不足しているように感じました。
ですが推敲次第でどうにでもなることですし、題材としては大好物の部類ですので次作に期待してます。
ふぁいと☆
616名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 02:58:18 ID:HEQs2N8+
>>614>>579
同じ奴かと思ったが別人
姑息な奴だ
例の粘着作者の自演か
617名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 08:00:11 ID:dj6jIflf
>>608
初投下お疲れ様&ぐっじょぶです。

つかさのほんわかした感じが出ていて良かったですよ。
投下される時は、前の方のレスにもあるように、注意書きをしていただければ大丈夫です。
次回作にも期待していますね。
618名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 10:22:50 ID:ZsxrbFC6
批判もなにもない無菌室みたいなスレ
619名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 17:42:33 ID:ga+mbCTR
>>594


258 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2009/10/09(金) 23:48:54 ID:o0TkXSxN0
ここも荒らし来やがったJ

259 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 00:46:33 ID:zBIVZwdUO
J  (´Д` )

260 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 10:15:56 ID:1BFcXEog0
>>255
難しい漢字が多くて若者(23歳)の私には読めない漢字がいくつかあったけど、面白かったです。
中高の頃、まさに女子の間でこういうのありましたね・・・
私は傍観者だったけど、凄く辛かった。

261 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 12:05:04 ID:amjRhKTY0
 ( ´Д`)   J   (´Д` )  

262 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2009/10/10(土) 12:16:54 ID:VzFQWkvx0

        |   
        |   
        |   
( ´Д`)   J   (´Д` )  
620名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 18:47:25 ID:gcTkTXW4
今晩は、早速ですが>>585-593の続きを投下します。
注意書きは>>568の通り。
なお、今回は所謂濡れ場です。ご注意を。
621酒池肉林:2009/12/09(水) 18:49:24 ID:gcTkTXW4

*

「ねぇ、まだ満足しきれてないんだけど」
 不満そうなかがみの声が、みさ兄の耳に届く。
「うん。いつもより早く果てちゃったね」
 かがみに同調するように、あやのも不満そうに呟いた。
(やっぱ、二人同時に相手ってのはキツイか。
もう搾り出そうとしても出やしねー。暫く休ませねーと、そもそもたたねーよ)
 勿論二人同時相手という無茶も祟っているが、
それ以上にかがみとあやのの旺盛な性欲に負うところも大きい。
それぞれが競い合うようにみさ兄を求め、咥えこみ啜り上げ、そして受け入れた。
実際に競い合っていたのかもしれない。平等に愛する事が出来るかを試すと言っておきながら、
その実どちらがよりみさ兄の愛を多く享受できるのか、
それを競い合っていたのかもしれない。
「なに、勃起せずとも…。愛撫なりなんなりしてやるさ」
 体力的にも辛かったが、サービスの質を落とす訳にはいかない。
「そうね。貴方ってそっちのほうが上手だし。
さっきみたいに過激なヤツ、期待してるわ」
「さっき?過激?どういう事?」
「あっいや…」
「柊ちゃんにだけやって、私にはやらないなんて酷いよ…。
全然フェアじゃない、不公平だもん」
 あやのが拗ねたような顔で、みさ兄を軽く睨みつけてくる。
「実は…さっき暗闇下でのプレイの時、陰毛抜いたり、尿道プレイしたり、
したんだ」
 出来れば言いたくは無かったが、不公平とまで言われた以上、
明らかにするしかない。
このまま黙認を続ければ、「平等じゃないよ。柊ちゃんを贔屓してる」などと
言われかねない。
「私は下の毛薄いから、抜く必要は無いね。でも…
尿道は痛そうだからパスかな?あ、代わりにこっちお願いしていい?」
 桃を連想させる綺麗な小振りの尻を向けながら、あやのが言葉を放つ。
これも尿道と同じく性交用の器官ではない。
排泄用の、器官だ。
「今まで恥ずかしくて言えなかったけど…。
日下部君の前では貞淑でいたかったから言えなかったけど、
今日ぐらいは解き放っちゃってもいいよね。
お尻、試してみたかったんだ」
 はにかむような笑みが浮かべられたあやのの頬を、紅葉のような朱色が彩っている。
恥らいを覚えながらなおも要求するその姿勢に、
普段ならば可愛気を覚え燃え上がった事だろう。
だが精を吸い尽くされた今となっては、性交渉そのものに対して飽食気味だった。
酒の池があろうとも許容量を越えて飲む事はできない、
肉の林があろうとも許容量を過ぎて食む事はできない。
己の許容量関係なく、酒の池を飲み干し肉の林を貪り尽くす事を義務付けられたのならば、
そこは天国ではない。
それは地獄だ。
「分かったよ」
 地獄の中から、彼女たちを天国に導く。
(その役目、全うしてやるよ。それが償いになるのなら、それで責任取れるなら…。
いや、こいつ等が仲良くなるのなら?みさおが元の友情取り戻せるのなら?)
もしかしたら、彼が唯々諾々と彼女たちに滅私奉公する理由は
変わってきているのかもしれない。
 みさ兄はその思考を振り払った。理由がどちらであれ、
やる事に変わりはないのだから。
622酒池肉林:2009/12/09(水) 18:50:32 ID:gcTkTXW4
「ちょっと待ってな」
 みさ兄は机の引き出しから、太い毛筆を取り出した。
かつて年賀状を毛筆で書こうと思って購入したが結局書く事無く、
そのまま眠っていたものだ。買った時の状態のままなので、
ビニール袋に収まっているが、それ故に埃の堆積から免れている。
「お尻、両手で広げて」
「うんっ」
 みさ兄の指示に、あやのは嬉々として従った。
結果、薄紅色の肛門が少しだけ口を開いた形で露出する。
みさ兄はその肛門を、毛筆でなぞった。
「ひゃんっ」
 あやのの口から、擽ったそうな声が漏れ出る。
効果の程を確信したみさ兄は、念入に肛門を撫でる。
「もっと、大きく広げて?そうすれば、穂先が肛門内にまで届くから」
「う、うん」
 拡がった肛門内に筆の穂先を滑り込ませ、小刻みに擽る。
「あっ、す、凄いよ。くすぐったいというか…」
 荒々しく、それでいて蕩けるような呼吸を吐きながら、
あやのが律儀に自分の身体を襲っている感覚の説明を始める。
「なんか…背筋をね、こうゾクゥッって。ゾクゾクするような感覚がね、
背筋を突き抜けて首筋にまで至っているような…。
背中と首がむず痒いよぅ。お尻…痒いよぉ…」
 殆ど意味を為していない発言だが、喘ぐような吐息と垂れ流された涎が、
快楽の渦中にある事を告げていた。
口は言葉により意思を伝達する器官であるが、
今回の場合、言葉よりも口それ自体が意思を伝達している。
 一心不乱にその行為を続けているうちに、
あやのの身体に目に見える形で変化が訪れた。
性器から幾筋も幾筋も垂れていた細い糸が量を増し、
臀部からは汗の粒が噴き出してくる。
やがては、肛門からも腸液が滲み出てきた。
彼女の身体が快楽を敏感に享受している事を示すサインではあるが、弊害もある。
腸液と汗、この二種類の水分は毛筆に沁み込み、散っていた毛の束を纏めさせたのだ。
こうなると、擽るという作用を筆に期待することはできない。
(でも、中途半端に終わらせるワケにいかねーし。頑張るか)
 みさ兄は覚悟を決めると、肛門に口を近づけた。
吐息を肛門に感じたからだろうか、
今からみさ兄が何をしようとしているのか感づいたらしく、あやのが振り向きながら言った。
「えっ。汚いよ…」
 卑怯な言い方だ。そう言ったところで、引き返す人間は居ない。
引き返せば、”汚い”という言葉を肯定する事になる。
まず間違いなく
「あやのの身体に、汚いところなんてないさ」
というこの返答を期待──否、最早確信──しての発言なのだろう。
勿論今までもあやのとの付き合いにおいて、
互いの返答が分かりきっている形式上のやり取りを交わした事は幾度となくある。
だが今回は、彼女の掌の上で踊っている、
というある種不快感にも似た感覚が胸を過ぎった。
その原因についても、みさ兄は自覚していた。
即ち、既に性交渉に倦厭を感じているからだ、と。
そもそもこの性交に、愛も欲もない。
愛や欲ゆえの性交ではなく、みさおに命じられたが故の行為だ。
その上滾る欲情を迸らせる二人が相手という、体力を酷使する状況下では
倦怠に陥るのも当然といえる。
(はは、もしこれが普段通りなら、もっと熱く燃えるセックスが味わえたのにな。
優しさと愛に包まれた、さ)
 もう、あの頃の無邪気な性交はできないのだろうか。
一抹の寂寞感を胸に抱きながら、みさ兄は舌をあやのの肛門に這わせた。
623酒池肉林:2009/12/09(水) 18:51:46 ID:gcTkTXW4
「んっ。筆も良かったけど…。こっちも生暖かさが…良いね」
 筆では伝えられないのは、生暖かさだけではない。
みさ兄は舌を心持丸めると、肛門の中に押し込んだ。
腸液の苦味を舌に感じながら、みさ兄は舌を直腸内で暴れさせる。
「あっ、これっ、凄いっ。ひはっ」
 途切れ途切れに喘ぐあやのは、更なる要求をみさ兄に突きつけてきた。
「もっと…深いトコまで…」
(無理だ…)
 そのみさ兄の心中の声を代弁するように、かがみが言った。
「無理よ。日下部さん、アンタの肛門にがっぷり齧り付いてるから。
それ以上、舌を深く入れるなんて無理でしょうね。指に変えてもらったら?
何より、私が退屈じゃない」
「ひぃらぎちゃん、さっき、私居ない時、愉しんでたくせにぃ…」
 未だみさ兄が舌の動きを止めていないせいか、
あやのの返答は力が抜けていた。
「だから今だけアンタに独占させてやったんじゃない。
これ以上は、駄目。3人で愉しみましょ」
「もぉ、分かったよ」
 あやのの承諾の返事を合図に、みさ兄は舌を引き抜いた。
舌が引き抜かれた後も肛門は閉じられる事無く、
快楽の余韻を主張するかのように小さな拡がりを見せていた。
(顎も舌も、相当疲れんな、コレ)
舌に走る苦味よりも、排泄器官を口に含むという生理的嫌悪よりも、
実際には疲労感の方が辛かった。
「有難うね、日下部君。良かったよ。
次は指でお願いしていい?」
 唾液と腸液を肛門から滴らせながら、あやのが笑いかける。
「分かってる。柊さんは、何をお望みだ?」
「任せるわ。っていうかね、何々をして欲しいって言うの、恥ずかしいのよ。
相手に聞くものじゃない」
「そうだな。失礼」
「でも、さっき峰岸から陰毛が濃いだの汚いだの言われて、
ショックだったかも。だから、ね。まだこの部屋に灯り差し込まなかった時、
此処を手入れして綺麗にしてくれるって言ったでしょ?
その続き、お願いしようかしら。
その他の要求はまぁ…自分の胸に聞いてみなさいよ」
 暗闇の中、胸部を指でなぞられた事をみさ兄は思い出した。
『こわして』と、彼女の指は文字を紡いでいた。
「あー、また私が居なかった時の話してる。
仲間外れにするなんて、酷いよ」
「そうね、仲間外れは良くないわ。
だからまぁ、仲良く、ここは二人そろって彼に気持ちよくしてもらおっか」
 かがみはそう言うと、みさ兄を淫靡な瞳で見つめる。
あやのもかがみに倣うように、上目遣いにみさ兄を見やった。
みさ兄はその挑発的な仕草に、媚びではなく、
早く始めろ、という意味を敏感に感じ取った。 
(分かってるよ。しっかしこの二人、何時になったら満足すんだろ)
「ちょっと待ってて」
 みさ兄はそう言うと、机の抽斗から洗濯バサミを取り出し、二つに割った。
その片割れを右手人差し指に、セロハンテープで幾重にも巻き付けた。
人差し指末節の腹部に、硬い鋭角の突起が山並みを成す形となる。
(これで準備完了。洗濯バサミの挟む部分って、ギザギザが幾つも出てるからなぁ。
即興で陰核責め用の指サックが出来上がる。
硬いし、角度鋭いからちょっと痛いかもしれないけど、
これくらいやんないと柊さん満足してくれないだろうし)
 準備を終えると、まずみさ兄は左手の中指をあやのの肛門に押し当てた。
624酒池肉林:2009/12/09(水) 18:53:01 ID:gcTkTXW4
(これは…このまま挿入しても大丈夫そうだな)
まだ、肛門は拡がったままだった。腸液も未だ肛門から垂れ出ている。
(何も入れてないのに、穴になってるよ。
しかも、穴の円周の皮膚が、ひくついてる。大丈夫、だな)
 安全を確認すると、みさ兄は慎重に中指を挿入する。
思っていたよりも、すんなりと直腸内に中指は迎え入れられた。
第一関節はおろか、第二関節を通り越して基節までもが容易く肛門に飲み込まれる。
先ほど筆や舌で丹念に愛撫したからだけではなく、
湧き水のように溢れ出る腸液が潤滑剤の役割を果たしているせいでもあるだろう。
「あっ。は、入ってきた…ふ、深くまで入ってきた…よぉ。
ね、ねぇ、もっと太く…」
 あやのが何を求めているのか、すぐにみさ兄は察知する。
一旦中指を引き抜くと、人差し指と中指を束ね、もう一度肛門に宛がう。
(二本差し…なんて大丈夫かな)
 先ほどよりも慎重に、徐々に直腸内部へと指を押し進めてゆく。
人差し指のみを挿入した時には感じなかった、
圧してくるような強い抵抗を指に感じる。
「んっ、っ」
 荒々しく吐き連ねられるあやのの吐息も、挿入行為に伴う負担の大きさを示している。
「大丈夫か?」
「ぅ、うん」
 その返事に偽りは無いだろう。実際に、先ほどよりは抵抗を感じつつも、
指は深く深くまで直腸内へと飲み込まれていっているのだから。
例えその返事が、荒々しい呼吸の合間を縫って吐き出されたものであろうとも。
 やがて二本の指は、肛門内へとその姿を隠した。
「ぁっ、さっきより太いし…深いね…」
 太いのは当然として、深いという感想も決して錯覚ではない。
人間の手の構造上、中指のみを挿入するよりも、人差し指と束ねて挿入した方が、
より深くまで侵入させる事ができる。実際に、二本の指はほぼ根本まで肛門に咥え込まれていた。
「ごめん、柊さん。もうちょっと待ってて。
肛門ってデリケートだからさ、ある程度解してからじゃないと。
解さずにそっちの相手まですると、ひょんな拍子に裂けちゃうかもしれないし。
ほんと、ゴメンね」
 小さくゆっくりと肛門の中で指を動かしながら、かがみに声を掛けた。
「いいのよ、放置プレイだと思えば、それもまた燃えるし。
それにね、なーんか面白い仕込みしてるみたいだし。
期待してるわ」
 みさ兄の右手人差し指を流し目で見やりながら、かがみは艶やかな声を響かせた。
「ああ、ちゃんと期待には応えるさ」
 それだけ返すと、みさ兄は再びあやのとの性交に意識を集中させた。
集中して取り組んだ方が安全かつ迅速に肛門を弛緩させる事ができる。
 ゆっくり動かしていた指の動きを一旦止め、円を描くように指で直腸内をかき回す。
あやのの呼吸が荒々しさを増したが、痛みゆえに荒くなったのではなく、
快楽ゆえに荒くなっているのだろう。呼吸に時折混じる喘ぎ声が、
快楽を主張しているのだから。
 腸液が指と絡む度に淫猥な音を奏でるまで、存分にかき回す。
潤滑剤の用意がない以上、代わりとなる腸液を充分に溢れさせるしかない。
「す、凄い。私のお尻から、クチュクチュっていやらしい音がしてる。
身体からこんなネバネバした音出すなんて、なんか、えっちなコだね、私」
 はにかんだ笑みを浮かべるあやのに対し、
みさ兄は正直に言葉を返す。
「そうだな」
「ひどいよ、否定してっ欲しかった…なっ…ぁっ…」
 言葉が千々に途切れたのは、みさ兄が二本の指の関節を小さく曲げて、
ゆっくり伸ばすという行為を行ったせいだろう。
625酒池肉林:2009/12/09(水) 18:54:11 ID:gcTkTXW4
「この痴態見てたら、否定できないさ」
「もぉ、日下部君のせいじゃない」
 指の関節を曲げて伸ばすという動作を、何度も何度も執拗に繰り返す。
徐々に曲がる関節の角度を大きくしていくので、
繰り返すたびごとに直腸内を抉る指の動きは激しいものとなる。
「お尻の中で…動いてるよ…。日下部君の指が…お尻の中で動いてる…。
なんか、変な感じする。排泄の為の器官なのに、玩具にされちゃってて…
なんか…上手くいえないけど、興奮するね」
 彼女が快楽の海に溺れている事を証明するには、
その要領を得ない言葉に頼るより、性器を見たほうが説得的だ。
直接的な刺激を与えられていないにも関わらず、
滂沱の如く体液を滴らせていた。
(もう一息で、柊さんの相手をする事もできそうだな。
てかもう充分っぽいけど、念には念を入れとこう。
柊さんへのご奉仕に気が行き過ぎて、左手の制御失念して直腸や肛門傷つけたら大変だ)
 あと一息、そう言い聞かせると、次の動作へと移った。
次は、ゆっくりと指を引いた。両指の中節まで肛門の外に露出させると、
再び押し込んだ。そして再び引き、また押し込む。
徐々にその往復運動を加速させ、直腸と肛門に摩擦による刺激を与える。
「ぁっ。入ったり出たり、なんかね、いつもはそこね、
出すだけの場所なのに…。入ったり出たりしてると、変な気分になるよぉ。
もっと速くしていいよ。もうね、痛みとかないから」
 言われたとおりに、腕の動きを更に加速させた。
大した抵抗もなく、束ねられた人差し指と中指が滑らかに露出と埋没を繰り返す。
左腕が疲労を訴えるほどの速度で往復させているが、
それでも彼女の肛門は危なげなくその動きを受け入れている。
(もう、大丈夫だろう)
 その判断を下したが、念には念を入れるべきだ。
そう思ったみさ兄は一旦指の動きを止め、人差し指と中指を直腸内で広げた。
直腸内で感じる圧力は大きいが、肛門は大した抵抗もなく拡がった。
「私のお尻の中で…んーん、お腹の中でジャンケンしないでよぉ。
チョキ、作ったでしょ、今」
「悪いな。でも、まぁ、ここまで弛緩したんなら、大丈夫かな」
 みさ兄は二本の指を肛門内で遊ばせながら、かがみを呼んだ。
「お待たせ、柊さん」
「大して待ってないわ。って、説得力ないわね」
 かがみは視線を下に向けながら、自嘲気味に笑った。
その視線の先には、液化した劣情を流している性器があった。
その液体は、太腿に艶を与え、膝の辺りまで濡らしていた。
「…本当に、随分待たせちゃったみたいだね。ちゃんと、埋め合わせるよ」
「期待してるわ」
 その言葉と共に、みさ兄のすぐ近くに寝転び、開脚した。
「このくらい近ければ、峰岸のアナル責めながら私の相手もできるわよね?」
「距離は充分なんだけど…。姿勢をさ、変えてもらっていいかな?
大の字に寝転ばれても、柊さんを攻めづらいんで。
足を持ち上げて、膝折り曲げてもらっていいかな?
足でアルファベットのMの字作るみたいな感じで」
「こう?」
 みさ兄の指示通り、かがみは膝を曲げながら両脚を上げると、左右に開脚させた。
性器を見せびらかすようなその格好に、流石のかがみも羞恥を覚えたのか
顔を赤く染めて呟いた。
「何よこの格好…。完全に性器露出しちゃってるじゃない…」
「その方が、攻めやすいんだ。恥ずかしいだろうけど、我慢してね」
 みさ兄は気遣うような声をかけると、右手人差し指をかがみの陰核に押し当てた。
さきほど取り付けた洗濯バサミの棘状の部分が、
この人差し指の腹部に付いている。
626酒池肉林:2009/12/09(水) 18:55:46 ID:gcTkTXW4
「じゃ、始めるよ。ちょっと、痛いかも」
 言うや否や、ゆっくりと人差し指で陰核を擦り上げた。
「ぁっ」
 喘ぎ声と共に、かがみの口から恍惚とした吐息が洩れた。
ゆっくりと慎重に擦り上げたおかげか、痛みまでは感じなかったらしい。
(ギザギザの部分って硬いから、痛みまで与えちゃうかもと危惧したんだけど…。
ゆっくりとやれば、大丈夫みたいだ)
 要領を掴んだみさ兄は、同じ動作を繰り返した。やはり、緩慢とした動きで。
その動きに慣れてくると、親指と中指でかがみの陰毛先端部分を一本掴んだ。
彼女の要求は、脱毛だ。陰核を攻めるだけではなく、
そちらの要求にも応えなければならない。
そう言い聞かせ、そのまま引き抜こうと力を込める。
 だが、並行作業である事に加え陰毛が濡れそぼっているせいか、指が滑って抜けなかった。
左手であやのの肛門を攻めながら、
右手の親指と中指のみで難なくかがみの陰毛を抜けるほど彼は器用ではない。
また、先ほどの暗闇下でこの作業を行った時もかがみの性器は体液を湧かせていたが、
全ての陰毛が先端部分に至るまで濡れていたわけではない。
 そして陰毛が濡れているという点は、指が滑る以外にも弊害を齎していた。
その弊害とは、陰毛が纏まってしまうという事だ。
陰毛が纏まっているが故に、根本から掴んで引き抜くことも、
指に陰毛を絡ませて引き抜くことも、共に難しい行為となっていた。
他の毛まで巻き込んでしまうのだ。場所が場所だけに、
一本だけでも抜く事は相当に痛みを与えてしまう事が想像できる。
それを纏めて抜いたら、苦痛の激しさは言語に絶するだろう。
(さって、どうするかな…)
 何とか纏まった陰毛を解そうと指を使って悪戦苦闘するが、
人差し指が使えないせいか思った通りに上手くいかない。
(しょうが、ないっか)
「ゴメン、水気吸って毛が纏まっちゃったせいか、一本ずつ上手く掴めないんだ。
だから、何本か同時に抜く羽目になっちゃいそうなんだ。
結構痛いと思うけど、耐えられる?」
 かがみが肯定で返してくれば、一度纏めて抜いてみることに決めた。
もし肯定が返ってきたとしても、どうせ一度で終わる。
尋常ならざる痛み故に、二度目以降の抜毛を拒んでくるだろうから。
「そっちの方が、効率良さそうね。一本一本抜くより、手早く綺麗になりそう」
 かがみは肯定で返してきた。不敵な笑みを添えて。
その態度に、恐怖など微塵も感じられない。
 みさ兄は些かの躊躇いを覚えながらも、比較的細い毛の束を中指に絡ませる。
その絡ませた毛の束に親指を添えて固定すると、一気に引いた。
「つっ」
 放たれた絶句の意味を表すように、かがみの顔が苦痛に歪む。
「あ、ごめん。やっぱり痛かった?」
 一思いに抜くよりも、ゆっくりと抜いた方が痛みは少なかっただろうか。
みさ兄はそう自問しながら、言葉を続ける。
「痛いよね。これ、止めた方が」
「人差し指、休んでるわよ」
「え?」
「ほら、私のクリ…が、退屈してるじゃない」
「あ、ああ」
 毛を抜く際、陰核を攻めている人差し指が離れてしまっていた。
だが、それも無理なき事である。
「ごめんごめん。でもさ、毛を抜く時にどうしても人差し指を離さざるを得ないんだよ」
「分かってる。だから、交互にお願い」
「そのほうが良さそうだな」
 みさ兄は独り言のように呟くと、再びかがみの陰核を攻め始めた。
いや、実際に独り言だった。
627酒池肉林:2009/12/09(水) 18:57:10 ID:gcTkTXW4
(抜きまくったら痛すぎるだろうからね。休ませる意味でも、
毛を抜くのにはそれなりの時間置いた方がいいか)
 陰核を激しく攻めつつも、かがみの身体それ自体は労わっていた。
「ぁっ。ホント、容赦せずに、攻めるのね。
よくもまぁ、二人相手に、ここまで、頑張れるわ」
 快楽に喘ぐ息が邪魔をして、かがみの言葉を途切れさせていた。
それでも節毎に言葉が区切られているのは、
かがみなりの精一杯の努力、そして配慮なのだろう。
こちらが聞き取りやすいようにと、
どうにか頑張って節まで息が暴れるのを堪えているらしい。
「二人とも、可愛いからね」
 指も腕も痛みを覚える程に疲れ果ててはいるが、
みさ兄は気丈に振舞う。
この二人と、みさおの三人に対して証明しなければならないのだから。
二人とも、平等に愛しうるという事を。
そう、傍目には淫行に耽る男女三人といった構図にしか映らないこの行為も、
みさ兄にとっては義務の遂行だった。
ここまで長時間彼女たちと肌重ねながら目的を忘れていないというのは、
みさ兄にとってはこの性交が何ら愉しい事ではない事を意味している。
「でも…柊ちゃん。このままじゃ彼、可哀想だよ。
なんかね、辛そうだもん」
 苦痛すら感じるような性交の最中、
あやのの気遣うような声が、心に優しく染み渡る。
「だから、ね。早く終わらせるお手伝いしちゃおっと」
 言うや否や、あやのはかがみの乳首に舌を這わせた。
「ひゃっ。ちょっと、いきなり何するのよ」
「ん?お手伝い、だよ。柊ちゃんをもっと一杯感じさせてあげるように、ね。
そうすれば、柊ちゃんも早く満足するでしょ?このままじゃ日下部君、
持たないと思うな。私のお尻の中で暴れてる手、本当に激しいもん。
こんな激しさで動いてたら、すぐに疲れちゃうよ」
「それも…そうね。私の陰部を責める手も、やっぱり激しいから。
証明に私達が手を貸すのもアリよね。だって、恋人って助け合うべきだろうから」
「そ。柊ちゃんにも恋人としての自覚、芽生えてきたみたいね。
それでこそ、私と張り合えるよ。幾ら日下部君が頑張っても、
柊ちゃんがだらしなかったら三人の関係成立しないもんね」
 そこで言葉を終わらせると、再びあやのはかがみの乳首に舌を這わせた。
そして、柔らかな唇で優しく包み込むように乳首を挟んだ。
乳首の側部を唇で撫でながら、舌先で乳首の先端を舐める。
舌に乳首が転がされる度、かがみの口から荒く熱い吐息が漏れ出る。
もう片方の乳首も、あやのの手に摘まれ転がされ揉みしだかれと、
蹂躙の限りを許していた。
「んっ、くぁっ。じょ、上手ね峰岸」
「上手ね、じゃないよ」
 拗ねたように、あやのは応じた。
「柊ちゃん、一人で楽してる。お尻以外の私の器官、退屈しちゃってるよ」
「あ、ああ。ごめんね。夢中になっちゃってて、気が利かなかったわ」
 赤い舌を出すと、かがみは右手をあやのの性器に宛がった。
かがみは亀裂を何度かなぞった後、その亀裂内部へと指を滑り込ませた。
「んっ」
「ちょっ、峰岸、そんなに強く噛まないでよ。痛いじゃない」
 その衝撃に堪らず、あやのは口に含んでいたかがみの乳首を噛んでしまったらしい。
かがみの抗議の内容から、みさ兄にもその事が推察できた。
「ごめんね、柊ちゃん。歯型、残っちゃったみたい…」
「ま、消えるでしょ、すぐに。でも、これからクリ責めしたり、
穴深くまで穿り返すんだから、その度に噛まれたしたら堪らないわ。
更に強い刺激が…つまりは快楽がアンタを襲うんだから。
だから、口に含むのは無しにして」
「分かったよ。じゃ、両手で…」
628酒池肉林:2009/12/09(水) 18:59:08 ID:gcTkTXW4
「それも駄目よ。ほら、私もお尻…試してみたいから」
「え?」
「アンタの手で、私のお尻の疼きどうにかしろって言ってるのよ」
「じゃ、胸は放置でいいの?」
「いいわけないわ。でも、胸に関してはこうすれば済む話よね」
 かがみはその台詞を放ちながら、あやのの胸部に己の胸部を押し付けた。
丁度、乳首と乳首が重なりあう形になる。
そのまま、かがみは上半身を蠕動させた。
「んあっ」
 悦楽の轟きを上げるあやのを満足気な表情で見つめながら、かがみは言った。
「ね?二人とも気持ちいい思いが出来る上に、両手が空くでしょ?」
「んん。そ、そーだね。乳首と乳首が擦れて、きもちいぃよぉ」
 喘ぎながら、更なる快感を求めるようにあやのも上半身を振るわせた。
強く押し付け合い激しく擦りあう四つの乳首は、尖るように隆起し、
見目にも分かるほどに硬化してゆく。
 その動作の中でも、二人は器用に指を使い互いの性感帯を嬲っていた。
かがみはあやのの陰核を指で揉みしだきつつ、もう片方の手の指で陰唇内を侵略する。
あやのはかがみの性器から溢れる液体を指に絡め、
塗りこむようにかがみの肛門を指の腹で擦っていた。
 性器・乳首・肛門と、三つの性感帯から送られてくる快感の信号に肉体を蠕動させ、
汗塗れになりながらなおも快楽を貪る二人に、みさ兄は嘔吐を催した。
この二人、何度絶頂に達したことだろう。
性器を源泉とする欲情の液は垂れ流され続けて川を為しているが、
氾濫したように強烈な勢いで液体が溢れ出す事が幾度もあった。
時には勢い余って、霧のような飛沫を空中に散らす事すらあった。
その氾濫が絶頂を示している事くらい、快感の主体ではないみさ兄にも分かる。
氾濫の度に痙攣する身体も、絶頂を訴えるメルクマールの一つとなっていた。
 幾度も絶頂に達しつつも、一向に満足せずに更に快感を求め続ける二人。
その二人の前後無く性的快楽に耽る様が、みさ兄に嘔吐を催させていた。
己は既に食傷気味なのに、
許容量の限界などないかのように酒を飲み続け肉を食み続ける人が眼前に居たら、
胃のむかつきと共に吐き気をすら感じるだろう。
みさ兄の味わった感覚は、それと似ていた。
傍から見れば、上半身を汗と唾液で塗れさせ、下半身を粘性の淫らな液で艶やかに彩る
美しい二つの肢体は官能的に映るだろう。
だが、とうに性行為に倦厭を感じていたみさ兄にとって、
滾る性欲を剥きだして乱れる二人の姿は、嫌悪の情が湧くばかりで性欲など湧くはずもなかった。
629名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 19:04:07 ID:gcTkTXW4
>>621-628
本日は以上です。また。

>>619
あー、その人では無いです。私などが畏れ多い。
もしかしたら>>599の人も、同じ人と間違えてるのかな?
630名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 00:07:37 ID:wOIZGwzJ
99 名前:噬い裂け肉叢27[sage] 投稿日:2009/11/12(木) 21:28:09 ID:S4iIlpaj


「はは……ははは…………」
肩を震わせてこなたは自分を嘲笑い――。
忌々しい左腕に噛みついた。
(………………ッッ!!)
顎に強く力を込めると、激痛とともに血の味が口内いっぱいに広がった。
こなたはその味に酔った。
かなたよりも、そうじろうよりも、ゆたかよりも――。
誰の肉よりも旨かった。
溢れ出す血液は喉を潤す最高級のジュース。
鉄分を多く含んだ飲料はどろりと舌の上に残り、その余韻をいつまでも楽しませてくれる。
新鮮な肉は至高の食材。
やや硬く小振りではあるものの、歯ごたえのある生肉は本来ならば適度に満腹中枢を刺激してくれる。
2度、3度と食い千切っていくと焦げ茶色の骨が露になる。
こなたは恍惚の表情で抉り取られた左腕を見つめていた。
人肉には一種の麻酔作用があるようで、彼女はいつの間にか痛みを感じなくなっていた。
感じなくなったのは痛みだけではない。
もはや味も分からなくなっていた。
痛みも、味も。
自分が今、していることすら彼女は理解できなくなっている。
しかし体だけは予めプログラムされていたかのように咀嚼と嚥下を繰り返している。









 ――肘の辺りを噛み切ったところで、こなたの体は動かなくなった。
631名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 00:16:53 ID:La5XDTha
■■■■■このスレは終了しました。引き続き職人気取りによるレイプをお楽しみください■■■■■
みゆき「今日はらき☆すたの日です。
2003年12月10日発売のコンプティーク2004年1月号より『らき☆すた』の連載がスタートしました。
連載ページ数は3ページのみ。
開始1ページ目にして、タイトルの由来と共に、『アニメLOVE』という、泉さんを表すのに最も適しているであろう煽りが存在しました。
意外に思われがちですが、1回目にはかがみさんは未登場でした」
こなた「私達が世に出てから、もう6年になるんだね〜」
つかさ「そうだね〜でもお姉ちゃんが1回目に出てなかったのは以外だね」
かがみ「一巻を見ればわかると思うけど、こなた、つかさ、みゆきの三人で五本の4コマをまわしたのよねー」
こなた「それにしても……」
かが・つか・みゆ「?」
こなた「太いほうと細いほう、どっちが正しいチョココロネの頭?」
みゆき「……コロネの語源を調べるとイタリア語で角笛を意味する『corno』とのことでした。
角笛を吹くところを想像した場合、先端に口をつけるため、細いほうから食べるのが正しいかと思いますが、どちらが頭かと言われますと……」
かがみ「出題から6年過ぎて未だに答えが出ないのね……」
つかさ「そんなゆるゆるならき☆すたワールドを……」
こな・かが・つか・みゆ「これからも、よろしくね☆」
633名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 06:35:37 ID:vmFtOuBg
>>631
あなたの中で終了したなら、もう来ないでね。
634名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 11:38:54 ID:Pyw59nbI
>>632
連載開始からもう6年になるんですねぇ…。
永いようであっという間な感があります。
原作もこのスレも、これからもまったりゆるゆる続いてほしいものです。

初めてらき☆すたに出会った時の高揚感を思い出させてもらえました。
GJです!
635名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 12:15:07 ID:UzzlmBom
>>599の人はちょっと頭が気の毒なだけだから気にしなくていいよ
636名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 15:27:19 ID:wOIZGwzJ
  |   |  | |   |    |  | |   |   |   || | |
  |   |  | レ  |    |  | |   |  J   || | |
  |   |  |     J    |  | |  し     || | |
  |   レ |      |  レ|       || J |
 J      し         |     |       ||   J
             |    し         J|
             J                レ
637名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 19:33:51 ID:fWXosJms
次スレ立てようとしたが、駄目でした。
638名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 21:44:44 ID:Zi+IFaYs
まだよくね?
639名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 22:13:36 ID:qdf68dSu
>>621-628の続きを投下します。
注意書きは>>568
640酒池肉林:2009/12/10(木) 22:14:51 ID:qdf68dSu
「んっはぁっ」
「ひぐっぴゃあっ」
 一際大きい嬌声が室内に反響し、二人の身体が大きく跳ねた。
分泌される粘液は、火山の噴火のように激しく噴出し、
ベッドシーツとみさ兄の腕に穢れを付した。
「もぉ、いいよ。指、抜いてもいいよぉ」
 あやのの声だ。満足を称えた恍惚の表情で、解放を示す言葉が紡がれる。
「まぁ、仕方ないわね。指、限界みたいだし」
 こちらは幾分か不満足そうな表情で、かがみが言った。
「いいじゃない、柊ちゃん。そろそろ彼の性器も回復しただろうし。
仲良く一回ずつ入れてもらって、それで終わりにしよ?」
「うーん、でも…。後二発、いけるかしら…」
 独り言の体を為してはいるが、
かがみの視線を辿ればみさ兄に問いかけているのは鮮明だった。
「いや…一発が限度だ」
 平等に愛すると言った手前、一人目で尽き果ててしまうという事態が最悪だった。
それを避ける為に、慎重を期した答えを返した。
否、実際にそれが限界だろう。
謀らずも限界と思惑が一致しただけの話だ。
「じゃあ…これでお開きかな。どっちか一人だけ、なんて不公平だもん」
(これで解放される…)
 あやのの言葉に、みさ兄は安堵の念を覚えて胸を撫で下ろした。
かがみは尚も険しい表情で虚空を睨んでいるが、
公平を図ればあやのの提案を呑まざるを得ないだろう。
そうみさ兄は計算していた。
かがみは険しい表情を崩さぬまま、暫し黙していた。
眉間に皺を寄せ顎に指を添える姿は、不満を訴えているようにも
考え事をしているようにも映る。
そして、顎から指を離すと同時に、口を開き沈黙を破った。
「いや…。峰岸、アンタも実際のところは不満でしょ?
私もまだ足りないわ、物足りない」
「でも、柊ちゃん」
「聞いて、峰岸。別にアンタと揉める心算は無いわ。
でも、お互い納得のいく形で、その最後の一発の射精を使いたいの。
そりゃ、時間が無限にあるのなら、更に二発分の回復を待つって手もあるわ。
でも、時間は無尽蔵じゃなく有限でしかない。
増してや、折角上げに上げたボルテージも、二発分の回復なんて待ってたら下がっちゃうわ。
だから、それは無しだ」
「うん、そうだね。だからまた、今度やろうよ。三人で」
「それじゃ足りない…」
 かがみが小声で呟いた。
「え?」
「いや、何でもないわ。でもね、峰岸。ここでその最後の一発を有効に使わないと、
即ち彼に限界まで尽くしてもらわないと、次は無いかもしれない。
だから、その最後の一発を巡る話し合いをアンタとの間で持ちたい。
此処は私の部屋じゃないから、二人っきりで使用したいなんて言うのは、
ちょっと憚られるけど」
 かがみの言いたい事を、みさ兄は理解した。
あやのも理解したらしいが、改めて確認するようにかがみに問う。
641酒池肉林:2009/12/10(木) 22:15:29 ID:qdf68dSu
「つまり…、私と二人っきりで話し合いたいって事?
最後の一発を、どちらが受けるかの話し合いを?」
「どちらも受けないという選択肢を加えれば、その解釈で正解よ。
で、ほんのちょっとの間、部屋貸してくれるかしら?」
 かがみの問いは、無論みさ兄に対して為されたものだ。
分かってはいるが、みさ兄は黙りこくった。
(果たして、貸していいのか?そこまでの信頼関係、少なくとも柊さんとの間には無いぞ?
だが…あやのとは付き合いが長い。柊さん一人ってわけじゃなく、
あやのも居るんだから、盗難やパスハックは無いか)
「あー、それなら私の部屋使っていいぜ?
私だってこの状況を作り出した人間の一人なんだし」
 みさ兄が逡巡しているうちに、みさおが口を挟んできた。
お互いこの部屋にずっと居たにも関わらず、
みさ兄は酷く久しぶりに妹の声を聞いたような気さえした。
「いや、俺の部屋を貸すよ」
 条件にもよる、そう付け加えようとしたが、みなまで言わせずかがみが後を引き取った。
「どちらでもいいけど、お言葉に甘えてこちら借りようかしら。
安心して?3分、それ以上は借りないから。
長引けばヒートアップして、お互い決裂してしまうかもしれない。
だから、短時間でケリを付けるわ。
3分経ってもこちから合図を送らない場合は、つまり結論が出なかった場合だけど、
ノック無しで入ってきていいわ。
そして、そのまま今回のセックスは終了する。
結論が出れば、皆その結論に従って行為する。それでどうかしら?」
「3分の議論時間ってぇ事か。いいのか?そんな短時間で纏まるのか?」
「部屋を借りる以上、あまり長時間取るワケにもいかないわ。
彼の防犯意識に配慮した結果よ。
だから、遊びに来た友人を部屋に置いてトイレに行く状況を想定して、
その時に生じる他人のみを部屋に置く時間よりも短めにしたの。
それともう一点、タイムリミットをシビアにした理由はあるわ。
長引くと、お互いヒートアップして折角の大団円が崩壊しちゃう危険があるでしょ?
だから、タイムリミットを厳しいラインに設けた。
3分なら、ヒートアップする前にリミットが到来して、議論が強制的に打ち切られるから」
「まぁ、3分ならいいよ。全く問題無い」
 みさ兄はかがみの言に、確かな説得力を感じていた。
(言われてみれば、俺も友達を部屋に呼んだ事が何度もあるっけな。
そして俺がトイレに言ってる時間、3分から7分程の間は、
俺が居ない部屋に友達置いてたっけ。それで今まで何の問題も無かったし、
この二人は俺に好意抱いてくれてるから。
確かに3分なら、柊さんの言うとおり何の問題もないな)
 そしてまた、議論時間も3分なら、然程の紛糾も無く終わるだろう。
「ありがとね。日下部もそれで問題無いわね?」
「ああ、部屋から出てくよ」
「峰岸は?」
「付き合うよ、3分くらい」
「そう、良かったわ。じゃ、早速だけど…」
 かがみの発言の意図を察したみさ兄は、腰を上げた。
「分かってる。すぐに部屋から出るよ」
「ああ、私も出るわ」
 みさ兄の後に従うように、みさおも付いてきた。
みさおがドアを閉めようとした時、
「カウント、スタート」
という声と共に、かがみが腕時計を放って寄越してきた。
みさおはそれを器用に片手で受け止めてから、今度こそドアを閉めた。
642酒池肉林:2009/12/10(木) 22:16:50 ID:qdf68dSu

*

 部屋から出たみさおは、かがみから渡された腕時計を凝視していた。
険しい顔付を見れば、それが単に時間確認の為だけではなく、
みさ兄に対するコミュニケーションの拒絶である事が伺える。
 だからみさ兄はみさおに話しかける事はせず、
思考に埋没する事で時間を潰す事にした。
(さて、どんな結論が出るのやら。いや、殆ど分かりきった事か。
3分じゃ、どうせ議論は決着しないだろう。
柊さんは結局、最後の一発を受ける事ができないまま終わる。
でももしかしたら、
柊さんが敢えてあやのとの交渉を提案したのは勝算があるからかもな。
あの時、この話し合いの提案をする前の柊さんの表情、
不満だから険しい表情をしてるものだと思ったけど…
実は思考していたのかもな、最後に一回俺と結合して終わる為の論を練る為に。
不満気な表情と考え込んでる時の表情の区別は難しい。
柊さんとまともに会話したのは今日が初めて、
だからあの表情を不満故に出たものだと結論付けるのは尚早かもしれない)
 この扉の向こうでどのような話し合いが行われているのか、それが気になった。
一体かがみがどのような論で以ってあやのに臨んでいるのか、興味を惹かれた。
(てか冷静に考えてみると…どちらに転んでも俺に不利益は大して無いんじゃね?
仮に柊さんがあやのを説き伏せて最後の一発の権利を手にしたとして、だ。
それがどうした?俺は後一回、柊さんとヤレばいいだけだ。
今日は既に食傷通り越して食中り起こすまでにセックスしてる。
今更一発増えた所で、もう誤差の範囲でしかない。
それに、その一発さえ頑張れば解放される。
 それ以前に、だ。そもそも柊さんの望む結論が出る可能性自体が低い。
あやのを説得できるとは思えないからな。
最後の一発を柊さんが受ける事になれば、不公平が生じる。
そいつは平等に愛し愛される、っていう約束と違ってしまう。
だから、決してあやのは柊さんが最後に一発俺とヤる、っていうのを認めやしないだろう。
それに何より、3分っていう時間制限がある。
あやのが牛歩戦術を取るだけで、タイムオーバーを迎える)
 みさ兄の中で、希望が膨らんでいく。
かがみの望みが成就する可能性自体が恐ろしく低く、
加えて想定される最悪の事態を迎えても、かがみと後一回性交するだけでしかない。
それが、みさ兄にとっては喜ばしかった。
643酒池肉林:2009/12/10(木) 22:17:47 ID:qdf68dSu
 だが、一旦は緩んだ気を直ぐに引き締める。
(つっても俺が解放されるのは、今回に限って、の話か。
難しいのは寧ろこれからだぞ。平等に愛していくっていうのは、
今回のセックスで終わりじゃない。これからも、続いてく話だ。
俺達3人の関係は今回で終わりじゃなく、今回がスタートなんだから)
 その時、ドアが開きかがみが顔を覗かせた。
「結論が出たわ。入ってきて」
「2分と47秒。時間内に結論が出たみてーだな」
 みさおが時計をかがみに渡しながら、そう言った。
(時間内決着か。果たして柊さんの要求は通ったのか、
それとも説得を諦めて要求を引っ込めたのか。
その結末を、覗くとするか)
 みさ兄の思考を余所に、かがみはみさおに言葉を返していた。
「ええ、平等な結論が出たわ」
(平等な結論…。即ちそれは、柊さんはセックスをここで終了させるって意味か?
或いは、自分が最後に俺と結合しつつもあやのとの間に不公平を生じさせない論を展開し説得した、
って意味か?
まぁ、どちらにせよ)
 みさおに続いて、部屋の敷居を跨いだ。
(このドアと部屋の境目を跨げば…。日常と非日常を隔てていたこの境界を跨げば、答えは出るさ。
まぁ今更どっちでもいいけどな。その答えなんて、今更些事だけどな
どちらかと言えば、これからの俺達3人の関係の行く末の方が気になるよ)
 みさ兄にとって二人の出した結論に従う事など、
形式的な儀式を執り行うという程度の認識でしかなくなっていた。


644名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 22:20:43 ID:qdf68dSu
>>640-643
本日は短いですが、以上です。後一回か二回で終わります。多分、次でエンド。
なお、スレ立ては私のホストでは弾かれてしまいました…。
645名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 22:24:36 ID:bQzFP1RU
次スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ62
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1260451325/l50
646名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 22:25:27 ID:qdf68dSu
お手数おかけしました。有難う御座います。
647名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 06:39:25 ID:lZ/hYtb0
>>645

埋め小ネタ
下らないネタが嫌いな人はスルー推奨

変態よけのお守り

部屋で宿題をしていると、こなたお姉ちゃんが入ってきた。

「ゆーちゃんは、萌え要素満載だからこのお守りあげる。」
「なんのお守り?」
「変態よけのお守り、お守りをもってヘンタイタイサンって言うとゆーちゃんを守ってくれるから。」

お守りを受け取った私は軽い気持ちで、お守りを使ってみた。
「ヘンタイタイサン!」
「うぼぁー!」
こなたお姉ちゃんは悲鳴を上げ服を残して消えてしまった。
「こなたお姉ちゃんー。」


5分後こなたお姉ちゃんは部屋に戻ってきました、全裸で。
648名無しさん@ピンキー:2009/12/11(金) 21:07:46 ID:3+1Bnymq
今晩は、>>640-643の続きを投下させて頂きます。
スレ、跨ぐ事になると思いますが。
注意書きは、>>568参照。
649酒池肉林:2009/12/11(金) 21:08:46 ID:3+1Bnymq

*

 部屋に入ったみさ兄は、先ずはあやのの表情を観察した。
「ん?どうしたの?」
 その視線に気付いたのか、
あやのは首を横に傾げながらくりくりとした特徴的な瞳で見返してくる。
「いや、どんな結論が出たのか、早く聞きたいだけさ」
 みさ兄はそう言い放ったが、実の所はあやのの表情から結論を読み取ろうとしたに過ぎない。
(特に不満な様には見えない。寧ろ、満足すら称えられている。
って事は、柊さんが要求を引っ込めたか、
或いは柊さんは俺とやりつつもあやのに不公平感を抱かせない提案をしてみせた、
のどちらかって事かな)
 みさ兄は冷静に分析していた。
あやのとかがみを間違えて卑猥な行為に及んだ直後よりも、
幾分か心は落ち着いていた。
少なくともあの時以上に状況が悪化する事は無い、
そう思えるからこそ出てくる余裕であろうか。
「それは直ぐに説明するよ。でも、説明するのは私じゃなくって、柊ちゃんよ。
柊ちゃんの発案だから、柊ちゃんの口から説明する方が正確を期す事ができるから」
 みさ兄はかがみに視線を流した。
かがみは自信満々の笑みでその視線に応じながら、口を開く。
「結論から言えば、貴方には後一発だけ、頑張ってもらう事になったわ。
でも普通のプレイじゃない。今日は後一発が限界なんでしょ?
だからちょっと趣向を凝らしてみたいの」
 その結論を聞いても、みさ兄はさして落胆しなかった。
(へぇ、目は薄いと思っていたが、そっちが出たか。
って事は、あやのを説き伏せたのか。どういう論を展開したのか気になるな。
まぁ、いいや。どうせ後一発、それで今日は解放される。
気楽なもんさ。まぁ、想定していた最悪の事態ではあるけれども、
その最悪でさえこの程度だもんな)
 後一回で終わる、そう思い気を奮い立たせる。
「んで、その趣向ってのは何?」
「簡単よ、まずはこの椅子に座って?」
 みさ兄の部屋に備え付けられている椅子を指差しながら、かがみが告げた。
「ああ」
 みさ兄は言われたとおりに、その椅子に腰をかける。
「それと、縄か紐か無いかしら?」
「みさお、取ってきてやってくれ」
 みさおは口を一切開かずに部屋から出て行った。
(ふーん、縛りプレイって事か。まぁ予想の範疇だな。
いや寧ろ、尿道プレイだのアナルプレイだのかました事考えれば、
ノーマルに近いプレイだ)
 みさ兄は胸を撫で下ろした。趣向を凝らす、そうかがみが口走った時、
不安に駆られたのは確かだ。
だが、不安の中で想定していた方法のうち、緊縛はかなり易しい部類に属する。
それが彼に安堵の念を植えつけていた。
 程無くしてみさおが戻ってきた。
手には荒縄と、無骨な鋏が握られている。
「柊、ほら。縄と切る用の鋏」
「ありがと。きつすぎたらごめんね」
 かがみはそうみさ兄に告げると、器用な手つきで彼の手足を椅子に縛りつけた。
「縛りプレイ、ってヤツか」
「そういう事。分かってるじゃない」
 続いてかがみは、みさ兄のズボンのチャックを外し、
下着から彼の性器を取り出した。
650酒池肉林:2009/12/11(金) 21:09:49 ID:3+1Bnymq
「じゃあ、最後の一発のご奉仕、お願いね。
憶えてるわね、私と峰岸との間の議論の前に口走った言葉。
その決定に、皆拘束されるって事を」
「ああ、憶えてるよ」
 確かにそう言っていた。記憶のままに、みさ兄は口を動かす。
「日下部は?」
 かがみは次いでみさおに問いかけていた。
「憶えてるよ」
 みさおもみさ兄と同じ言葉で、問いかけに応じていた。
「そう、じゃあ。早速始めましょうか」
「いいなぁー。最後の一回受けられるなんて。羨ましいよ」
 心底羨ましそうな声で言葉を紡ぎながら、あやのはみさ兄の後ろに回りこんで椅子を押さえた。
(転倒防止、ね。確かに激しく動かれると危ないからな。
抑える役は重要だよな。でも、よくあやのはそんな役回りまで引き受けたな)
 みさ兄は益々、かがみの展開した論に興味を持った。
そういった事に興味を抱ける程にまで、
彼は状況を楽観視してしまっていた。
 だが、次のかがみの台詞に、そんなみさ兄の呑気な気分は吹き飛ばされた。
「ほんと、羨ましいわよね」
(ん?)
──違和感。
それが
「でもいいじゃない、峰岸。私達はたっぷりとヤったんだしさ」
決定的になった。
「えっ?」
 思わずみさ兄の口から素っ頓狂な声が漏れ出る。
(ちょっと待て。柊さんが俺とヤるんじゃないのか?
その口振りじゃ、柊さんじゃない。あやのでもない。
じゃあ、誰だ?)
答えは出ている。一人しか居ない。
だが、それは受け入れる事など到底できない現実だ。
「じゃ、日下部。アンタの番よ」
「…えっ?」
「嘘だっ」
 みさおの訝しげな返答と、みさ兄の咆哮が重なった。
「何呆けてんのよ。日下部が彼とセックスする番、そう言ったのよ。
ああ、避妊具が欲しいのか。安心して?まだゴムはあるから。
全く、こんなに備蓄してるなんて、ホント峰岸と彼は仲良かったのね」
「柊ちゃん、まだ詳細な説明を彼もみさちゃんも聞いてないわ。
それ説明してあげないと」
「ああ、そういえばそうだったわね。私か峰岸か、どちらかがその最後の一発を受けたら、
不公平になるでしょ?それは最初の約束である、貴方は私たちを平等に愛する、
ってのに反しちゃうわ。そこで私、考えたの」
 かがみは一旦言葉を切ると、交互にみさおとみさ兄の顔を一瞥してから話を続けた。
「そもそも現状が平等と言えるのか、ってね。
ほら、考えてみなさいよ。一人だけ、交わってない人が居るじゃない。
それこそが、皆仲良くして欲しいという要求を突きつけた日下部その人よ」
 みさ兄は息を呑んだ。確かに、この三人での性交を提案したのはみさおが発端だ。
だが、だからと云ってみさおまで巻き込む必然性が見当たらない。
「だからね、最後の一発は日下部が受ける事によって、
それで初めて不公平が無くなるの。日下部は皆と仲良くしたいんでしょ?
なら、私達三人だけで仲良くするんじゃ足りない、一人足りない、当事者が足りない、
それを求めた人が抜けてるから」
 かがみもあやのに倣って椅子を抑えると、みさおに鋭い視線を向けながら迫った。
651酒池肉林:2009/12/11(金) 21:10:46 ID:3+1Bnymq
「だからね、日下部。これはアンタが望んだ事なの。
皆と仲良くしたいって言ったのはアンタ。なのに私と峰岸だけやらせて、
自分だけ高見の見物なんて許されると思う?
それにアンタも、貴方も、約束した筈よ。
私と峰岸の下した決定に拘束されるって」
 常軌を逸する展開に呆けていたみさ兄だったが、事此処に至って、漸く口を挟む。
「一寸待てよ。仲違いしたのは柊さんとあやのだろ?
だからみさおを巻き込む必要なんて無いじゃないか。
それに、考えてみろよ。てゆーか知ってるだろ?
俺とみさおが、兄と妹だって事」
「どうして私達が仲違いを止めて仲直りしたのか、
その発端は日下部がそれを望んだからよ。
なのに日下部だけ弾いて私達だけ関係進めていくんじゃ、
日下部の望んだ方向へと向かわない可能性が色濃く残る。
だから、日下部も私達と同じ立ち位置に付く必要があるの。
巻き込むというよりは、日下部の要求に私達三人が巻き込まれている感じよね」
 みさおに責任がある、そう言いたげな口振りだった。
これでは、みさおも拒み辛いだろう。
「でも…柊…」
 躊躇う口振りを見れば、かがみの要求を拒みたいという思いが伝わってはくる。
だが、その態度は弱々しかった。
 そんなみさおに、あやのが追い討ちをかけた。
「みさちゃん、私も柊ちゃんや彼だけじゃなく、みさちゃんとも今まで以上に仲良くなりたいな。
一緒に気持ちいい事して、四人で仲良くなろ?
それにね、みさちゃん、彼と仲悪くなっちゃったでしょ?
私はみさちゃんにもお兄さんと仲直りして欲しいな。
恋人の彼と、友達のみさちゃん。この二人の関係がギスギスしてるなんて、
私が板挟みになっちゃうよ」
 みさ兄は愕然とした思いで、あやのの言葉を聞いていた。
(あやのまで…どうして…。どうしてあやのまで、こんな異常な提案を容認してやがるんだ?
こんな提案、どうしてあやのは呑んだんだ?
しかも…僅か3分で…)
 その疑問が脳裏を揺さぶっている最中、一つの可能性が閃いた。
その可能性もまた、倫理に反した内容ではある。
だがその閃き通りであれば、みさ兄とみさおの性交に対して、
かがみとあやのにとっての意味が与えられる。
かがみの要求が必然性を持ち、あやのの認容にも必然性が付与される。
(そんな事があって堪るかよ…)
652酒池肉林
 反発する思いに駆られながらも、みさ兄の脳は凄まじい勢いで回転し、物語を紡いでゆく。
一旦芽生えてしまった疑念は止まらない。本人の意向など無視し、勝手に成長していく。
成長した猜疑は、この部屋で交わされたであろう議論の内容を、
彼の脳裏で二人の声を以って再生させた。


『ねぇ、峰岸。このままじゃ彼、私達二人とも捨てる可能性があるわ』
『えっ?』
『彼がさっきの三人でのプレイの提案を呑んだのは、多分日下部を慮っての事。
日下部に仲直りするよう言われたから、呑んだに過ぎない。
それで私達は日下部の望み通りに仲直りしたじゃない?
でもね、私達の仲違いの原因は、彼を巡ってのものだった。
そして私達が仲直りした今や、彼は私達二人を同時に切る事ができる。
だって、仲違いの原因が消滅するからね』
『そんなぁ、困るよ』
『大丈夫、よ。逃げられないようにすればいい。日下部をこの関係に巻き込んでしまえば、
もう彼は逃げられない。つまり、ね。最後の一発、それを日下部に受けさせるのよ。
妹と関係を持ってしまえば、もう彼は逃げられない。その縁は切れないから。
そしてまた、私達に決定的な弱みを見せる事にもなるわ。近親相姦をした、というね』
『でも…』
『何逡巡してんのよ。峰岸は気付かなかった?彼、私達とヤってる時、
倦怠に満ちた顔をしていたわ。嫌々ながら付き合ってる、そんな感じだった。
だから今日追い込んでおかないと、切られて終わるわ』
『セックスに夢中で、気付かなかったよ…。でも確かに、
その方法に依れば彼を拘束し続ける事ができるね。でも…いいのかな』
『躊躇ってる時間は無いわ。リミットは近い。すぐに決断しないと、
その扉が開いてこの策を使う事はできなくなる。彼を留める手段を行使する機会を、
永遠に失うの。いいの?彼に逃げられても、峰岸はいいの?』
『よくないっ。んー、よくよく考えてみると、みさちゃんと仲良くし始めたのも、
彼に接近する機会を確保する為だったしね。今も尚仲良くしてるのも、
彼の歓心を買う為よ。それに…私今までみさちゃんのお世話沢山々々見てきた。
だから、そろそろ恩返ししてもらってもいいよね。
でも、どうやるの?』
『それは私に任せて。峰岸は、私を援護してくれればいいわ。
まずは彼の身体の自由を奪うから。その後、日下部に畳み掛ける』
『分かったよ』
『あっ、そろそろタイムリミットね。あの扉、開けるわよ。
そしてこの部屋に彼を招き入れて、この関係に彼を閉じ込めるわよ』


「嘘だっ」
 みさ兄はその想像に耐え切れず、絶叫していた。
それは勿論、彼の妄想に過ぎない。
だが、単なる絵空事とは思えない程に現実味のある空想だった。