首切って自殺しようかな

　生まれてから二十年。
　自殺を考えた回数は、おそらくオナニーした回数より多いのではないだろうか。
　鬱々とした毎日を送っていたから、十四で精通してから僕は週に一度……下手すれば二週間に一度するのが関の山だった。

　今日も例外なく、僕は帰宅するまでずっと震えていた。
　電車の中で。歩道の上で。エレベーターの中で……
　戦慄きながら、自宅である５０４号室の扉をあける……

「おせえぞクソモヤシ！」
「ぐ…………がっ！！」

　マンションの扉を開けた瞬間、まちうけていたように親父の剛腕が胸ぐらをつかんだ。
　脳震盪が起きるほどにゆっさゆっさ揺れて、閉まった扉に‘上手く背中が叩きつけられる’。
　彼は僕の体には絶対に外傷を作ろうとしなかった。

「今日はなんの技をためすかぁオイッ！！　背負いか！？　大外か！？　ネリチャギかぁっ！！」

　最後の技は柔道じゃない――と、突っ込むことすらできない。

　かつて柔道のオリンピックで銀メダルをとった親父。
　しかし僕が十才になったばかりの時、バイクを自ら赤信号に突っ込ませて、前をよく見てなかったトラックの運ちゃんに撥ねられた。
　全身を打ちつけたから相当な重傷で、選手生命はおろか命の保証もどうか……と、母は医師に告げられた。

　彼は助かった。
　否、助かってしまったのだ。
　僕も母も……親父もそう思ったんじゃないかと感じる。
　鬼と化した父が嫌になり、母は夜逃げした。
　親父は何度も自殺未遂をはかったらしい。
　僕も死にたくなった。
　死ねなかったのは…………――

「おらぁ死ねやぁあああ！！」

　視界に映るものが不明瞭になり、恐怖から目を瞑る。
　そして、ろくな受け身も取れずにベッドに叩きつけられる。

「う゛っっっ…………………………」

　息がつまって、苦しさに低く呻いた。
　さらに、狡猾な笑みをうかべた親父の剛腕は握りこぶしを作り―ー

「や、やめがはぁぁぅっ！！！」

　腹に入った一撃は、もちろん手加減されている。
　されてるからこそ、涙を流して悶絶するだけですむのであって、本気だったら‘死んでしまう’……――いや、死ねる。

「楽しいなぁオイ！！」
「やめ、て……許してくだげっ！！！」

　寝床をはう僕の背に強烈な衝撃がおそった。
　もう息もまともにできない。
　親父が僕に暴力をふるう理由のひとつに、男のくせに痩せてて弱々しいというものがある。
　インテリの僕に‘そんなこと’強要するなよ――一度でいいから言ってみたい。

「夜はこれからだぜぇぇ！！」

　それは一時間以上続いた…………

　父が眠って、僕は自分の部屋に戻った。
　朦朧とする意識を引きづり、デスクの前に腰をかける。
　小難しい―ーところどころボロボロの―ー本が、床にところせましと並んでいる。

　こんな僕にも目標はあった。
　この体験を本にして全国の書店に並べてみたい。
　平積みになった自分の本を……凄絶な内容の本を！　父に対する報復も兼ねて綴りたい。

　そして、もう一つ……一度でいい。
　女の子と恋愛して、一夜をともにしてみたい。

　……無理だよなぁ。
　そんな気概も、度胸も、胆力も根性もない僕にそんなこと…………

「珍しいのね……。自殺志望者なのに、夢があるなんて……」

　――――耳を疑った。
　あたりを見回して、今度は目を疑った。
　僕の洋室に女の子がいるのだ。
　青いミニスカート・白いセーラー服・赤いリボン――何処の学校か知らない、女子高生の制服。
　黒髪ロングを飾った顔はこの上なく可愛くって、しかも童顔。
　僕好みだ。

　じゃなくて。
　誰だ？

「わたしは理殺（りせつ）……。理に適った殺め、又は自死を求める、死を司る天使……」

　ぽかんとした。
　こういう場合、どう反応すべきなんだろう？
　思いながら、僕の視線は彼女の太ももをチラチラのぞき見ている。
　情けない……

「あなたはまだ死ぬべき器じゃない……。せめて、成すべきことを成してから死んで……」
「…………なんで指図されなきゃならないんだ？」

　僕はなんとなしに言い返していた。

「誰にも認められず、ただ苦痛を味わうだけの日々に何の意味があるんだ！　僕の気持も知らないくせに」
「知っている……」

　理殺は淡々と言い放った。

「あなたとは比較にならないくらいの苦しみを、わたしはこの身と、心に受けた……
　錆びた刃をお腹にあてられ……火を掛けられた熱湯に入れられ……後ろを向いたままむきだしのお尻に鞭を打たれて…………」

　血の気が引いていくのがわかった。
　もはや信じる信じないではなく、この女の子が放つ雰囲気に、僕は圧倒されていた。

「でも、それは序の口……本当はもっともっと――」
「やめてくれ！！」

　これ以上聞きたくなくて、叫んだ。

「悪かったよ……。……でも、何のために会いに来たんだい？」
「あなたの欲望のひとつを開放するため…………」

　即答されても困るこたえが返ってきた。
　――わかった。
　これは夢だ。
　たぶん起きたらパンツが濡れてるだろうな。
　やだなあ……というか、何年ぶりだろ？　夢精なんかするのって。
　高校入ってからした記憶ないんだよなあ……

　とか考えてたら、利殺が僕のデスクに近づいてきた。
　か……かわいい。
　鼓動を感じるくらいに、僕の胸は高鳴っている。
　こんな美少女は初めて見るんじゃないか、勘繰りたくなるくらい、かわいい。

「……このままあなたを放っておいたら、二日後に自決していた……。だから、閻魔さまがわたしをつかわした」

　彼女の言葉は、もはやまともに聞こえなかった。
　顔が火照って、たぶん真っ赤になってるんじゃないかと思う。
　対照的に彼女の幼い顔には感情ひとつ塗られていない。

「これから一時間、あなたと床をともにする。……はやく脱いで」

　僕の脳内はパニック寸前だった。
　あまりにも沢山の過激な情報が視覚と聴覚を通して侵入してきて、すでにパンクしているのだ。
　拒否したいのかしたくないのか、よくわからないことまで考え始めた。

「…………やむを得ない。わたしが最初に脱ぐ」
「え…………」

　理殺は言下に、白いセーラー服の裾をつかんで――

「ま、待って！」

　その手は僕が止めた。自分でもなぜだかわからない。

「どうしたの…………わたしに脱がしてほしいの…………」
「ち、違うよ！　いきなり脱ぐなんて、趣が…………あ」

　勝手に口が動いている。
　理殺は無表情のままぽかんとしている。
　――僕は覚悟を決めた（つもりだ……）。

「ま……まだ脱いじゃいけない」
「どうして…………脱がなければ、出来ないじゃない…………」
「できるよ……」

　そういってデスクから立ち上がった僕は、少女のセーラー服の上から、童顔の割に大きな左胸に右手を当てた。

「…………？」

　理殺は依然、ぼうっとしたまま。
　本当に僕を満足させにきたのかと疑わしくなる鈍さだとおもう。
　ちょっと反骨心をあおられたような気がして、あてた右手でそのまま胸を弄りはじめた。

「………………………………」

　相変わらず黙ってされるがままの理殺。
　反応は悪いけど…………僕は、初めて触る女の子のおっぱいの感触に興奮し、感動した。
　なんてさわり心地なんだろう。
　制服の上からとはいえ、その柔らかさを堪能するだけで気持ちよくなれる気がする……
　――よく見たら。
　理殺が目をつむってる。
　それに、小さな唇もきゅっと閉じて…………もしかして、感じてくれているのだろうか。
　そう思うと、僕もようやくスイッチが入った気がした。

　僕は豊かな胸から一端手をはなして、今度は彼女の背にまわりこんだ。
　制服少女の後ろ姿をなめまわすように眺めてから、白いセーラー服の裾に両手を忍ばせ……
　ウエストからバストにかけての素肌を堪能しながら、とうとうブラをまとった双胸にたどりついた。

「……………………」

　頬を赤らめた理殺が顔を傾け、薄く開いた目で僕を見つめてきた。
　なんと魅惑的なのだろう。
　童貞の僕がこの誘いにたえきれるわけもなく、本能的に唇を奪いにいった。

「っ！　………………ん…………ふ…………………………んぅ……」

　理殺の、甘くて押し殺したような声がかわいくって、今度は両手をうごかしてブラをどかし、直に胸を揉んでやる。

「んっ！　………………はむ……ひゅ………………ンンっ………………――んアぁっ……！」

　途中で口を離すと、彼女は恥ずかしそうな表情を浮かべながら、気持ち良さそうに目を閉じてエッチな声を洩らしてくれた。
　僕は手のひら全体で双丘をもんで、ほぐして、乳首をつまんだりして、ほどよい大きさのおっぱいを味わった。

「あ、ん………………あ、ぅア…………やぁ…………」
「ど、どう、理殺？　気持ち良い？」
「……は、い。――ンッ！　…………きもち、いいっ………………あぁん……っ！」





――ごめんやっぱ二時間じゃ無理だった。
ネカフェから出ないといかんので、アディオス！
死ぬなよ>>1！

>>1はもう死んでると思うんだけど

生きてても証明のしようがない

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俺の住処よりSSが多いww

比べると一番最初のSSはスレちだな

お、このスレまだ生きてた

>>1はもう死んでるけどな

座布団1枚

ってか、ここの住人やさしすぎでしょｗｗ

確かにみんな優しいよな
昔にリアル相談受けたとき、某小説の一文を参考にして
「死にたくない奴を殺すのは罪だが、死にたがってる奴を生かそうとするのも罪だよな」
みたく答えて他は何もしなかったことがあるが、このスレ的には冷たかったかもしれん

つーかこのまま1000いったらどうするよww？

ごめん、優しさじゃなかったんだ。
一つでも多くの作品が読みたいが為に>>1を気遣う振りをして
職人さんたちを集めようとしたんだ……

ある意味大成功だよw

落ちてない！？

>>112
おまえ…なんて嘘が下手なんだよ…

つまり自殺志願な主人公か、主人公が自殺したくなるような落ちのＳＳを投下するスレと言うことでよろしいですか？

自殺描写は首切りオンリーww

今SS書いてて思ったんだけど、自分の首を自分で切るのって難しいよね？>>1はどうやるつもりなのかな?

ごめんなんでもなかった

>>119
なに？

>>118は>>119っしょ

自分で問題解決したんじゃないかな

>>118
！
待ってる

俺も！

にしてもスゴいスレだな

SS期待age

まさかその台詞をこのスレで聞くとは思わなかったぞ

なんだここｗ

まだ残ってたのか。
てことは、まだ>>1生きてるよな。
自殺魔なんてふざけた名前だし。

なんだ冗談の釣りだったのか？



良かった…自殺者なんかいなかったんだろ？

何かすると何かが起きて流れが生まれる
狭いところですれば流れも小さいけど
広いところですれば流れも大きくなる
俺が今考えたけど俺にも意味がわからん
誰かわかるだろ

>>128
そう、これは釣りだ。きっと最初から自殺志願者なんていなかったんだよ。
それにしても騙された事への怒りなんか微塵も見せず
ただ見も知らぬ誰かの無事を喜ぶお前は
本当にお人好しで、極めつけの大馬鹿者だな…

日本全体で見たら自殺者いるだろ

自殺志願者って言葉洋二郎が考えたのかな？
俺ずっとそう思ってたんだけど

結局>>1は何がしたかったんだ？
同情でもしてほしかったんなら明らかに板チだし、ネタあるけどテメーでかけないから職人を募ったってんなら図々しい話だよな
そんなどうしようもない奴がたてたクソスレを良スレに変えた住人やら、ネタなんかじゃなく本気作品を投下した職人さんやら、あんたら優しすぎだろと

まあ、後者なら一応成功ってことになるわけだが、とりあえず>>1は満足したよな？とっとと死んで地獄に落ちろ

>>127
スレが残ってるから>>1がまだ生きてるなんてどういう理屈だ？

>>134
おっと、もう>>1が死んだ可能性もあるか

まあ、今更あんなドヘタレ小僧がどうなろうが知ったこっちゃないが、再出発する気のなさそうな>>1のような人間はとっとと死んでくれた方が、奴のために無駄金使わなきゃならん連中や国家、自治体やその地方の住民のためにはなるわな
生きてたとしても社会の最低ラインでひっそりと一人でくたばってもらいたいもんだ
ああいう奴みを見ると反吐がでる

職人さんいることだし、もう>>1の話は止めて真面目なSSスレにしようやWW
一応重複無いでしょ

まあとシチュしてはおもしろいし、それでいいんじゃね？
今更>>1のことを考えたところで時間の無駄にしかならんし

てわけで妄想を文章にするまでに時間かかりそうなんで、保守

応用の効くジャンルだと思う

自殺をテーマにしたエロパロスレ？

自殺をとめるためにご奉仕するとか、自殺する前に襲っちゃうとか？

俺会話ってあんま意味ないと思うんだ
結論大体でてるだろ？人に聞かないと気づかないほど馬鹿でもないだろ？
いや何々は何々だって言う発言が無駄なんだな
お前みたいの生きてる価値ないよってこれは結論が出ないことだから
この発言は無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無駄なわけで
それと同時に相手からしたら半ば決定事項だから
反論しても意味はないよね
結論出すのは個人だからね
だから悪口に終わりはないよね
結論でないから
つまりどういうことだ？
俺にはわからん
誰かわかるだろ
こんな文章書けたら俺は頭いいのかもって思うよね
でもきっと普通なんだよなそれかそれ以下

自殺テーマだしさ、SS事に違いはあるが暗いわけじゃんか
いちいちあげずにsage進行でいこうよ

>>80
グサッときた……
グダグダ生きててゴメンナサイ
なにか始めてみようと思う

このスレすきなんだ
おちないでほしい
ついでにSS投下されたら最高だー

俺も好きだ

ＳＳがみんな好み

真・スレッドストッパー。。。(￣ー￣)ﾆﾔﾘｯ