一日目…
毎日の通勤ラッシュ…男はとある楽しみを見つけほくそえんでいた。
今日もホームで待っていると、落ち着いた雰囲気の長い髪の美しい少女が線の内側に立っていた。
男は記憶を頼りに少女の名前を思い出そうとする。
(確か名前は…みゆきって言ってたな)
改めて少女を近くで見る、長い艶やかな髪に、あどけなさの残る整った顔立ち。
くりくりとした大きな瞳、通った鼻筋、薔薇の花びらのような淡いピンク色の唇…どれも男を惹き付けるには十分すぎるものだった。
(近くで見ると本当にかわいいな……それに…)
制服を着ているから高校生なのだろう…しかし、幼げだが発育はなかなかいいようだ。
窮屈そうに制服を押し上げる大きな胸はみゆきが呼吸をするたびに穏やかに弾む。
本人は当然といえば当然だが豊かな胸を気にする様子はない。
男は盗み見るようについじろじろと見てしまう。いや、正確には見るというよりも目に入ってしまうというのが正しかった。
(………思ったとおり、こっちもかなりのものじゃないか)
男の目当てはその豊満な乳房ではなかった。後ろに立ち視線を落とす。
鮮やかな赤いスカートに包まれたお尻、胸のようにボリュームたっぷりというわけではないが…
プリーツスカート越しに形のよいヒップのラインが浮かび上がっている。ウエストが細くくびれている分相対的に目立っているような気がした。
男は目を瞑りみゆきの裸を想像する。腰からお尻にかけてのなだらかな曲線を、肉付きのよい、それでいて決してだらしなく垂れていない尻山を、
色の白いすべすべした肌を…脳内のイメージが鮮やかになればなるほど興奮も高まり股間も滾り出す。
そして次に目を開けて、みゆきのお尻を舐めるように見ながら……もし、触れることができたら…と新たな妄想を楽しんだ。
つんっと上を向いたお尻はまず触れば、若さ溢れる肌の弾力で押し返され、そして奥に秘められた柔らかさが優しく手のひらを包む……
無意識のうちに手を動かしながら、想像の中でみゆきへの痴漢行為を繰り返す。
(どんな声出すんだろうな……そんなに気が強そうなタイプには見えないが)
手の中には本当にお尻を触ったあとのように柔らかさとぬくもりが残る。しかし所詮それはかりそめのもの。
妄想から脱すればもはや手には何も感じられなかった。男は小さくため息をついてさらにみゆきとの距離を詰める。
(そろそろ来るころか…待ってろよ)
腕時計を見て時間を確認する。次に来る列車は相当混雑している、みゆきには思う存分欲望をぶつけることができるはずだ。
これから起こることをよほど楽しみにしているのか舌なめずりをしていやらしい笑みを浮かべてしまう。
丸い形を浮かばせた瑞々しいお尻に熱い視線を注ぎながらホームに電車が来るのを今か今かと待ち続けた。
(よし…うまくポジションをとらないとな)
扉が開くと一気に車内に押し出された。後ろから加わる力に必死に耐えながらみゆきのそばから離れない。
さりげなく真後ろをキープしていると、やはり他の同業者がみゆきを狙っているのか、
彼女のたぷたぷと柔らかそうな胸にひじを押し当てながらぴったりと張り付いていた。
(おいおい、みゆきは俺の獲物だ。手出ししないでくれよ)
男が目の前でドサクサにまぎれてみゆきの乳房を触っているスーツ姿の中年に睨みをきかせると、みゆきの身体を背後から抱きしめて、
人の流れに逆らいながら反対側のドアのほうまで押し込んでしまった。こっちのドアはしばらく開かないから十分楽しめるはずだ。
男は周囲に視線をやる、さっきの同業者はもういないし、近くの乗客はみんな背を向けたり新聞を開いたりしている。
(これなら思う存分みゆきのエロケツを触れるな……)
ふっ…と男はほくそえみ、両手をさりげなく下に置く。すぐ近くにはみゆきの柔らかくおいしそうなお尻…興奮しないわけがなかった。
扉が閉まると電車が動き出す、小さな振動にあわせてまずは軽く手の甲をお尻に押し付けた。
(おっ…本当にこの子高校生か?)
触れた瞬間まず驚いたのはスカート越しからでもはっきりとわかるほどのお尻の柔らかさ。
ふにゅうっと手の甲が沈むのが男には確かに感じられた、どこまでも沈み込みそうな感触に思わず手に力がこもってしまった。
(…すげぇ、たまんねーな……この柔らかさ)
男の手には言いようのない心地よさが伝わる、ただ柔らかいだけではなくてぷりっと指を押し返す適度な弾力と張りも持ち合わせている。
みゆきの尻は大きすぎず小さすぎず…わずかに手に余るくらいのサイズで、形のよさも相まってまさに美尻と呼んでも過言ではなかった。