【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ6【本家も】

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1名無しさん@ピンキー
【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ6【本家も】

本編等に登場するポケモンのエロパロSSスレです。
主にポケモン×ポケモンSSやポケ姦SSをここで扱います。
救助隊も探検隊も歓迎!みんな笑顔で明るいスレ!

・ポケ姦・原型・擬人化もOKですが、投下前にどちらか宣言してください
・投稿する際には、名前欄に扱うカプ名を記入し、
 冒頭にどのようなシチュのエロなのかをお書き下さい
 女体化/ポケ姦/スカトロ/特定カップリング等が苦手な住人もいます
 SSの特徴を示す言葉を入れ、苦手の人に対してそれらのNG化を促しましょう
・ここは総合スレです。さまざまな属性の住人がいます。他人の萌えを否定せずマターリ行きましょう。

人間キャラのSSはこちらに
ポケモン その15
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1243152196/

過去スレ
【ポケ同士】ポケモン不思議のダンジョン総合スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190991108/
【ポケ同士】ポケモン不思議のダンジョン総合スレ(2スレ目)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199007221/
【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ3【本家も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237022355/
【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ4【本家も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1246619016/

前スレ
【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ5【本家も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248710461/
ポケモン系保管庫
http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/pokemon.html
2名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 01:27:52 ID:QVj319Wi
>>1
乙!こんなに早く次スレが立つとは思わんかった。
長文の投下が増えたなー。嬉しい事だ
3名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 01:46:34 ID:wSmRzrDP
>>1乙!
作品もほぼ毎日投稿されてるし、このスレはホント職人さんに恵まれてる。

職人さんありがとう!
4名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 03:14:09 ID:PTabZz0Z
職人さん、いつもありがとうございます。
あと、sageでいいんですよね?
5名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 06:20:53 ID:I4Ur5nuH
まだ4スレ目が消化できてないのにスゲェw
6名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 12:19:20 ID:bla03OuA
レジキガスが出る洞窟(名前忘れた)でパートナーと離ればなれになってしまった主人公(リオル)は
同じく二匹と離ればなれになってしまったチャームズのミミロップと遭遇し、ミミロップのレベルの高い誘い言葉にやられてしまいなし崩し的に…

という所まで妄想した
7名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 14:13:35 ID:y4MvQ0jy
このスレは質はあれだけど
量は多いね

そろそろ量よりも質のいいSSを投下してほしい
8小ネタ:2009/08/08(土) 14:32:37 ID:BII/2YMS
ヒメグマ「ママ〜!見て〜!おっきなてるてる坊主がぶらさがってるよ〜!」
リングマ「みちゃダメっ!あれは首吊り死体よっ!」
9名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 15:28:24 ID:NS+5aDSi
>>1乙!
職人さんホントにありがとうございます!
いやーしかしここは職人さん達のおかげで素晴らしい作品にめぐまれていますねー
どこかのマ0オキ0ラでエロパロというクソレスなんかよりよっぼどいいですよ
10名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 15:29:02 ID:TExkeJVn
11名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 17:10:23 ID:U6LPA6tr
マオキラ?
12名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 17:11:45 ID:HXw/M16S
スルーしろ
13名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 18:42:02 ID:0LeRkzgB
そろそろ伝説のポケモンのエロSSとか見たいな〜
14名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 18:50:27 ID:QXkiw8D0
ポケダン♀主×桃セレビィの百合を妄想中……
15名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 20:15:15 ID:7ii1QO4h
4と5の埋めも忘れないで下さい
16べろべると:2009/08/08(土) 20:32:12 ID:FAD3gMv0
前スレではゼニガメ×ガルーラのSSにレスありがとうございました。

ロズレイド♀×ニャルマー♀の百合を投下します。
レズ、異物挿入が苦手な方はNGよろしくお願いします。

全4ページです。
17ロズレイド♀×ニャルマー♀1/4:2009/08/08(土) 20:33:15 ID:FAD3gMv0
「ニャルマー見て! 綺麗でしょう……」
 ロズレイドが足元の花畑を指し示しながら、笑いかける。
 ポケモンコンテストで優勝を射止めた優雅な笑顔。
 ニンゲンのための作り物の笑顔。
 あたしが何よりも嫌いな物だ。

「花には興味無いよ。そんなことより、どうしてあたしを呼び出した? しかも、こんな夜更けに……」
 陽はとうの昔に落ちて、空には満月が煌煌と光輝いている。
 夜にも関わらず、青白い月光に照らされて明るい。
 暗闇に強いニャルマーの目でなくても、周りを見ることが出来るだろう。

「そんなこと言わないで……。わたくし達には会話が必要よ」
 こちらの嫌悪をものともしないで、話を続けるロズレイド。
 お嬢様かと思っていたが、意外と図太い神経の持ち主のようだ。

「ねえニャルマー。あなた何か悩みがあるんじゃなくて?」
 ロズレイドが丁寧な口調で尋ねる。
「どうしてそう思う?」
「あなたはいつもピリピリなさっていて……その……なんというか」
「マスターの命令に従わない」
 彼女の言いたいことを代弁してやる。
「……率直に言えばそのとおりですわ」

 マスターはあたしを勝手に捕まえた。捕まったあたしも勝手にさせてもらうだけだ。
 放っておけば良いのに、おせっかいなヤツだと思う。
「マスターの言葉に喜んで踊らされるあんたとは違うんだよ、あたしはね」
「……どういう意味でしょうか?」
「そのまんまの意味さ。どうしても言うことを聞かせたいなら力づくでやるしかないよ。
お上品なロズレイド様には出来ないだろうがね」
 あたしはロズレイドに尻尾を向け立ち去る。
「……ええ、そうですわね。あなたのような分からず屋の困ったさんは……」

 草を踏みしめるザッという音。
「こうするしかありませんわね!」
 背中に感じるずしりとした重圧。
「な……! いきなり何をする!? 離せ!」
 ロズレイドが後ろから覆いかぶさってきたのだ。
 彼女は逃がさぬように、あたしの体を地面にべたっと押し付けた。
 何本かの花が、腹の下敷きになる。

 突然の状況の変化に追いつけず、行動できないあたしに首筋から鈍い感覚が走る。
「ひゃあ! 首を噛むな!」
「ニャルマーは交尾する時、首を噛んで逃がさないようにするのでしょう?」
 ……交尾?
 ロズレイドは何を言ってるのだ?
「はあ? あたし達はメス同士だろうが! そんなことできるわけ……」
「できますわよ。あなたは古風な方ですね。フフフ……」
 背中から伝わるロズレイドの上品な笑い声。
 あたしたちの体勢は、ペルシアンやエネコロロといったポケモンの交尾姿勢と同じだった。
 つまり、ロズレイドは本当にあたしと……その……レズを……

「うわああああああ! 離せ! 離すんだよ! このレズレイド!」
 ようやく事態を理解し激しく動揺する。
 ロズレイドを押しのけようと力いっぱいもがいた。
「フフフ……こんなに必死になって……初心なニャルマー……」
 のんびりしたセリフとは裏腹に、あたしを押さえつける力はとても強い。
 長い尻尾も使ってぴしぴしと彼女の頬を叩いたがびくともしない。
 二回の進化を経験したロズレイドと未進化のあたしでは力の差は歴然だった。
18ロズレイド♀×ニャルマー♀2/4:2009/08/08(土) 20:33:58 ID:FAD3gMv0
「さあ、乱暴なことはもうやめて仲良くしましょう……あむ」
 先程とは違い、弱く柔らかい力で首筋を噛まれる。
 ロズレイドは痛みを感じさせないように気を使ってるのだろう。
 ゆっくりと何度も歯を使って揉みしだく。
 そこは、暴れるメスを大人しくさせるための快感を生む場所だった。
「ふぁああああ!……やめろ……あっく……気持ち悪いだろ!」
 ゾクゾクした感覚に全身の毛が逆立つ。
 これは嫌悪感だ。そうに決まってる。
 レズっ気は無いが、いじられるとどうしても反応してしまうのだ。

 こちらの制止を無視し、ロズレイドは両手の花びらで背中をさわさわと撫でてくる。
「ひゃん!……ちょっと……やめろってばぁ」
 背中を這い回るこそばゆい感覚があたしを襲う。
 ひらひらとした花びらの感触に慣れていないあたしの肌は、ひたすら敏感だった。
 背中を撫で回す花が尻尾の付け根に触れる。

「……やあん!」
 体をビクンと震わせてしまった。
「やっぱり、ここが良い所なのですね?」
「お願いだ! そこだけは…………ひゃああああ!」
 体を突き抜ける甘い痺れに喘ぎ声をもらしてしまう。
 これでは相手に弱点を教えているようなものだ。
 花びらの攻撃がそこ一点に集中する。

「やっ!……ちょっと……ひん!……そこ……触るな!……ああ!」
「嗚呼、可愛いわ……あなた今、とても可愛いのよニャルマー、わかる?」
敏感な所を重点的に攻められて乱れる。
 腰が、がくがくと震えるのを抑えることができない。
こちらの意思に関係なく性的感覚が呼び起こされ、オスを誘うが如く体をしならせるしかなかった。
 目に涙が溜まる。
 相手はメスなのに……嫌いなヤツなのに……そんな相手に弄ばれる自分が情けなかった。

「背中だけでは物足りないでしょう? さあ、こちらを向いて」
「い……嫌だ!」
「フフッ……意地っ張りなあなたも素敵よ」
 体をゴロンと転がされ仰向けにされた。
 強制的に服従のポーズをとらされているようだ。
 ロズレイドが馬乗りになって、逃がさないようにしてくる。
 瞳に飛び込んでくるロズレイドの姿。
 そういえば、今まで後ろから攻められていたから彼女の姿は見えなかった。
 一体、どんな顔をしながらあたしを辱めたのだろう?

 夜風に揺れる銀色の髪。仮面の奥の静かな湖を思わせる澄んだ瞳。
 右手は赤、左手は青い薔薇によって華やかに飾られている。
 コンテストで見せるのとは違う野性味を帯びた笑み。
 あたしを組み敷くしなやかな肢体は月明かりに照らされて青白く光っている。 
 ……それを見たとき、胸が高鳴るのを感じた。
 彼女の瞳に引き込まれそうになっている自分に気付き、怖くなる。
  
「いや……!、どいて! どいてったら!」
 ロズレイドに向かって、前足をシュッシュと突き出す。
 体と言葉だけでも激しく抵抗しなければ、自分を保てないと思ったのだ。
「まあ! これが噂に聞くネコパンチですのね! わたくし初めて見ましたわ!」
 前足の攻撃に怯む様子が無い。
 あっけなく、前足を捕まれた。
 彼女の唇がゆっくりと落ちていく。
19ロズレイド♀×ニャルマー♀3/4:2009/08/08(土) 20:34:41 ID:FAD3gMv0
「さあ、もっと気持ちよくなりましょうね」
「ちょっ……待って……ああ!」
 胸にキスの雨を降らされ、なにも抵抗できなくなる。
 力を失ったあたしの前足を解放し、ロズレイドの両手も愛撫に参加する。
 八つの乳腺全てが、彼女の舌と花びらから愛される。
 同時に攻め立てられる快感に甘えた叫び声を出してしまう。

「うっ……はぁあああ!」
 先ほどとは違い、自分がいかに恥ずかしいことをされているかわかる。
 目に映る陵辱は、あたしの体はより一層熱くした。
 これは羞恥なのだろうか? それとも……
 メスに可愛がられて感じるなんて……あたしは一体どうなっちゃたんだろう?

「くちゅう……ぬちゃ……ぴちゃ……フフフ、硬くなってる。気持ち良くなってくれて、うれしいわ」
「あん! あっ! あああ!」
 瞳を閉じ、あたしのピンク色の部分を真摯に舐めるロズレイド。
 くちゃあ、くちゃあと音をたてながらあたしの体を貪る。
 月明かりに照らされたその姿は、ぞっとする程美しい。

「はあ……ん……くぅう!」
 一つ一つの乳首を丹念に……そして、ねっとりと可愛がってくれる。
 与えられる刺激だけでなく、彼女の妖艶な姿にときめく。
 全世界の愛を受けるロズレイドが、今はあたしだけを見てくれている……触ってくれる。
 こんなに綺麗なポケモンが、あたしのためにこんなに頑張ってくれている。

 酷いことをされているのに、ロズレイドが美しいと思えてしまう。
 必死に否定しようとしても、彼女を好ましく思う気持ちが抑えられない。
 快楽にとろけた心にロズレイドはいとも容易く侵入してくる。
 心身共に犯されたあたしは、甲高い悲鳴をあげて乱れることしか出来なかった。
 
 どれほどの時間、肉の喜びに翻弄されたのだろう。
 不意に彼女が動きを休め、あたしに話しかけてきた。
「あなたの事をもっと知りたいわ。もっと深く……深くね」
 彼女の右手がするすると下へ降りていく。
 あたしの首筋を、胸を、腹を弱い力で撫でながら下へ、下へ……
 そしてついに、あたしのヴァギナに花びらが触れた。

「ふにゃああああ!」
 ようやく訪れた刺激に喜びの声をあげる。
「まだまだよ、もっと深く……」
 体内に感じる異物感。
 しゅるしゅると細長い何かがあたしの中に入ってくる。

「ロズレイドォ……あぅあぁ……なに……挿れたの!?……これぇ……何?」
 予想外の刺激に混乱しながらも質問する。
「あなたの中に、根を張っているの」
「根っこぉ?」
 彼女の右手の薔薇の隙間から、緑色の細い繊維が覗いてるのが見えた。
「そうよ。細くて長い根があなたの中にゆっくりと……」

 びくびくとひくつくヴァギナに根が抵抗も無く入り込んでくる。
 繊細な根はあたしに優しかった。
 デリケートな内側を傷つけないように、さわさわと根が動く。
 細かく枝分かれした根が与えるゆるやかな刺激に焦れるあたし。
 ロズレイドは入り口のビラビラも、花びらでいじってくれる。
 トゲの付いたグロテスクなペニスに陵辱されるのに慣れているはずのあたしのソコ……。
 でも……でも! こんな優しくされるのは慣れていない!
20ロズレイド♀×ニャルマー♀4/4:2009/08/08(土) 20:35:29 ID:FAD3gMv0
「なに……これえ!? ふあ……やぁあああああん!」
 柔らかな性感が緩やかにエスカレートしていく。
 緩やかではあるが限界を知らず、上昇を続ていった。
 
「ロズレイド!……おかしい……あたし……おかしいよぉ!」
 ソコが熱く燃え上がり、あたしを震わせる。
 胸が高鳴り、視界がぼやけ、頭は何も考えられない。 
「いいえ、あなたはおかしくないわ。よだれを垂らし、お股からダラダラとぬめる液体を流しながら感じまくっていて……」
 ロズレイドがあたしの目を覗き込んでくる。
 息のかかるほど近い距離で、彼女が言葉を投げかけてくる。
「フフフ……可愛いわ」
 背筋が寒くなるほど冷たく、そして美しい笑顔を浮かべるロズレイド。
 それを見たとき、彼女になら抱かれても良いと思ってしまった。
 あたしの心が砕ける。
 
「ロズレイドォ……もっとしてぇ!……もっと……触ってよお!」
「やっと素直になってくれて嬉しいわ。さあ、高みに上りましょう……」

 左手の青い薔薇があたしの豆のようなソコにそえられる。
 そして、一番敏感な部位に根が絡まった。
「は……にゃ……にゃああああああああ!」
 それは衝撃だった。
 あたしの意識を一瞬にして吹き飛ばす爆風が、ソコから何度も訪れる。
 その度に、体をびくびくと痙攣させてしまう。
 だが、彼女は一回の絶頂では満足してくれなかった。

「にゃあああああん! なぁあああああん!」
「嗚呼、良いわその姿……。もっと、もっと可愛いあなたを見せて……」
 絡みついた根がうねうねと蠢き続ける。
 ヌチャヌチャとした音が体内で響いてるのがわかった。
 全身を震わせる感覚が止まらない。
 ソコから背筋を伝って強烈な痺れが何度も走る。
 ズウウウウンという巨大な性感が、幾度も頭の中を白く染めた。 
 駄目だ……もう、意識が……ロズレイド……

「気が付きました?」
 彼女の声に目を覚ます。
「え? ロズレイド、あたしあれから……」
「穢れを知らない乙女のように、たくさん感じて気絶してしまいましたの。
あなたが可愛いから手加減できませんでしたわ。ごめんなさい」
 本当は怒らなきゃいけない。
 だけど、さっきの絶頂の残り香のせいで気だるいのだ。
 こんな気分では怒る気にもならない。
 情事の後の甘い沈黙。
 それを破ったのはロズレイドだった。
   
「ねえ、ニャルマー。わたくし心配してたのよ……。食事のときもあなただけ離れていて……」
「あたしを……心配?」
「ええ、ずっとこうやって抱きしめてあげたかった」
 ロズレイドが色んな液体にまみれてベタベタしているあたしの体を包み込む。
「あああ……」
「わたくし達は仲間でしょう? 喧嘩するのはやめにしましょうよ。マスターともきっと仲良くなれますわ」
  
 彼女の優しい言葉、気品あふれる微笑。
 そして、甘い薔薇の香り。
 ……きっと、あたしはそれから逃れることが出来ない。

「ああ、わかったよ。仲良くしようロズレイド……。これからも、ずっと……ずっと」
        終
21ベロベルトかいたひと ◆IL9FlesWD. :2009/08/08(土) 20:36:30 ID:FAD3gMv0
投下完了です。
ご協力ありがとうございました。
22名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 22:42:07 ID:wlvG5ppq
あんたの書くSSが好きだわー
だがレスレイドで吹いたぞw
23名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 23:27:47 ID:mKlcRv95
ふたなりダークライに色々する相手は誰がいいだろうか?
24名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 23:35:17 ID:sZUw3Uof
ギラティナオリジン
25名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 01:02:56 ID:/ObrCyQn
クレセリア姐さん
26名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 19:49:04 ID:L/R2nqCZ
自分もクレセリアがいいです
27名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 20:01:49 ID:S7v8s+4i
騙されて怒髪天なパルキアも交ぜてやって。
28名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 20:21:30 ID:b0Qv03Rw
ロズレイドがステキ過ぎる。gj


四足歩行や人型の獣は入門編だよなと思って今リーフィア×エーフィで書いてるが獣難しすぎワラタw
ホントはゼニガメ×アチャモの百合を書きたいのだが。
マジここでss書いてる人尊敬するわ。
29名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 21:13:46 ID:iQZrHvTo
>>23
自分の配下やチンピラじみたポケモン達にいろいろされちゃうのも捨て難い
30名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 22:28:44 ID:gfqg0BdP
>>21
GJ!!ニャルマーのツンデレっぷりと薔薇なのに百合なレズレイドにツボったw
文章上手くて読みやすい。
お姉さまなレズレイドいいよレズレイド
31名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 00:32:13 ID:dw+CbCxy
レズと聞いて飛んできました
32名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 00:59:01 ID:b825mhnq
冒険団発売したな
ヤドキング長老のエロを想像していたところだ
33名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 10:55:32 ID:hxzlDcPi
最近投下減っちゃったね
34名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 11:26:40 ID:rAXqriFQ
そんなことはないんだぜ

バクフーン♂×ライチュウ♀です。
強姦です。
誤字、脱字が目立つでしょう。
35名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 11:30:15 ID:dw+CbCxy
目立つなら直してからで良いよ
36バクフーン♂×ライチュウ♀:2009/08/10(月) 11:31:34 ID:rAXqriFQ
ライチュウたちの主人は「ちょっと用がある」と言って仲間をモンスターボールから全員出して町へと行った。
時間が掛かるが天気がいいのでこの草原で遊ぶといいと言う考えで久しぶりに外に出してくれたのだ。
そんな中、主人の一番大切なパートナーのバクフーンだけみんなとは遊ばずに一匹だけ森の中に入って行ってしまった。
心配になったライチュウは毛づくろいをやめて追いかけようとしたが足を止めた。
『バクフーンには近づくな』
自分に忠告した主人の顔が思い浮かぶ、なぜあんなことを言ったのかわからない、だがほっとけずに後を追った。

森の中を10分くらい歩いていると見覚えのある後姿を見つけてライチュウは近づいた。
しかしライチュウはとんでもない光景を見てしまった。
あのバクフーンが野生のメスのキュウコンを捕まえ、交尾をしていたのだ。
(どうしよう…止めた方がいいのかな?)
それとも見なかったことにしてこの場を立去った方が良いのだろうかと悩んでいるうちに目の前に何かが落ちてきた。
「うわっ」
思わず声を上げてしまい足元を見ると落ちてきたキャタピーがいてそのまま茂みに逃げっていた。
「・・・脅かさないでよ」
一息いてバクフーン達に視線を戻すとぐったりとしているキュウコンしかいない。
「あれ?バクフーンがいない・・・」
左右を確認して最後に後ろを振り向くと自分よりも一回り大きいポケモンが立っている。
「お前に覗きの趣味があったんだな」
バクフーンがライチュウを見下ろしながら皮肉をぶつける。
きっとお楽しみを邪魔してしまった事を怒っているのだろう。
「ご、ごめん、あたしみんな言わないから…でも覗くとかそんな事は…うっ」
危険を感じたライチュウは言い逃げをしようとしたが大切な尻尾を掴まれてしまい逃げ場を失った。
「お前で我慢するか」
バクフーンが思いっきり尻尾を引っ張るとライチュウはバランスを崩し、地面に転んだ。
起き上がろうにもがっしり尻尾を掴まれており、何より無理して動くと千切れそうになるぐらい痛い。
すると今度は無理矢理寝返りをさせられて仰向けにされる。
この格好は非常に恥ずかしい。
自力でうつ伏せにしようとしたが両足を押さえられ、本当に身動きを取れなくなった。
「まあ、仲間のよしみで慣れさせてから入れてやるよ」
「え、え?や、やだっ、ひゃあ!」
バクフーンはライチュウの秘部に顔を近づけ止める間もなくそこを舌で舐めた。
「ふぁ・・・そんなとこ、ろ、なめちゃ・・・んっ」
熱くてねっとりとした舌が勝手に気持ち良い所を攻める度に喘ぎ声を漏らす回数が増えるようになる。
頭では電気ショックを浴びせるなりしてここから逃げ出せを言っているのに身体は未知なる快楽を求めて動こうとしない。
「な、なんかへんだよぉ、ばく、ふぅん・・・」
頭の中がぼーっとなり、口も上手く回らなくなって何がなんだかわからなくなってきた。
だんだん秘部もヌルヌルにほぐれてきて受け入れる準備ができたところでバクフーンは舐めるのをやめて立った自分のモノを中に入れようとした。
「そんな大きいの入らないよ!痛いのはやだ!」
バクフーンのモノを見てライチュウは振り被り、駄々をこねるとバクフーンはため息をつく。
「お前な、ピチューやピカチュウならともかく大人になったんだから我慢しろ。それに」
言い終わる前に一気に中に入れられるとライチュウは悲痛を上げる。
処女膜が破れ、繋がった所から愛液に混じった血が流れた。
せっかっく綺麗にしといたオレンジ色の毛が更に汚れる。
37バクフーン♂×ライチュウ♀:2009/08/10(月) 11:33:31 ID:rAXqriFQ
「い、いた・・・お腹の中が裂けちゃう・・・」
「このぐらいの大きさがお前にピッタリなんだ」
身体を押さえつけしっかり固定するとバクフーンは自分のモノを出し入れさせて快楽を楽しんだ。
まだ初めてなせいかライチュウの中はきつくて気持ち良いが少々滑りが悪い、慣らし方が甘かったようだ。
「・・・おい、力抜け」
「ひぃ、痛い、もうやだ・・・いた、い・・・抜いてよぉ・・・」
泣きながら痛がるライチュウを見てバクフーンは舌打ちをし、鼻先でライチュウのお腹の毛をまさぐった。
毛の中からピンク色の突起を見つけると唾液を含んだ舌で舐めたり甘噛みをした。
「んんっ・・・」
ライチュウは痛い痛いと喚くのをやめて我慢できなく身じろぎをした。
少し刺激を与えれば力を抜き、痛みを和らげてアソコも濡らすことができる。
それを知っているバクフーンは更に別の乳房に刺激を与えてライチュウを楽にしてやった。
だいぶ慣れてきて滑りも良くなった所で下の方の動きにピンストをかける。
「あっ、ふぁ、ああうっ!」
痛みが悦楽に変わり始めたライチュウの喘ぎは甘い声となり目元もとろんとしていた。
「・・・っ・・・どうだ?」
「きもちいいっあ、でも、なんか我慢でき、ない」
何かを察したバクフーンはライチュウの身体に更に密着し、性器をもっと奥にぶつける。
あまりの気持ちよさにライチュウは無我夢中に手を伸ばしバクフーンにしがみついた。
「ふあぁぁっ!」
ライチュウの身体がビクンと跳ね上がり、初めてイった。
頭の中が真っ白くなりそうで身体が麻痺してしまう。
バクフーンが自分のモノを引き抜き身体を退けると今度はまだ余韻の残っているライチュウをうつ伏せにした。
頑張って立ち上がろうとしたが頭を押さえつけられ絶対脱げられないように尻尾を握られる。
目の前には雑草があるだけで頭が全然回らない。
「まだ俺がイってないからな」
そう言うとバクフーンはすっかり馴染んだ秘部に性器を押し込んだ。
「んあぁっ、もう疲れ、やぁっ」
嫌だと言いつつもライチュウの膣は美味しそうにバクフーンのモノをくわえ込んでおり離さずにきゅうきゅうと締めつけている。
「あっ・・・あんっ・・・も、もうやだぁ・・・っ」
「もう少し腰を上げろ」
「きゃうっ!」
意識が遠くなりそうなところで長い尻尾を上に引っ張られ、痛みで体が震え上がる。
一気に現実に引き戻されると顔を上げて思わず息を飲んだ。
38バクフーン♂×ライチュウ♀:2009/08/10(月) 11:34:35 ID:rAXqriFQ
まだ子供だから何をやっているのかわからないらしく「あの二匹何をやっているの?」「わかんない」と話しているのが微かに聞こえた。
「あ、あの、見られてるよ、もうやめ・・・あくっ!」
ちらりと木の上を見たがバクフーンはやめようとせずにそうのまま行為を続ける。
ライチュウは見られるのが嫌で恥ずかしがっているのに彼はなんとも思わないのだろうか?
見られたくない、帰ってほしい、恥ずかしいと頭の中で意識すればするほどさっきよりも倍に感じてしまい水音がよりいっそう大きく響いて聞こえる。
せめて声を上げないように必死に耐えるが面白くないと思ったバクフーンは耳を舐めてきたり尻尾を甘噛みするなどして追い込んでくる。
「主人、そろそろ探しにくるかもな」
バクフーンがニヤニヤしながら言うと背筋が凍った。
主人に見られる?そんなことになったら一生軽蔑され、距離を置かれるだろう。
もちろん主人だけではなく仲間にも見られたくない。
だが嫌々と首を振りながら喘ぐことはやめられなかった。
見られたくない、やめたい、でもイきたい、気持ちよくなりたい。
(わかんない、頭の中がぐちゃぐちゃでわかんないよ)

あれからライチュウは何度も何度も突かれては喘ぎ、どんどん快楽に溺れていった。
最後に達したバクフーンのモノからとても熱い何かが子宮の中に放たれてたくさん溢れた。
バクフーンは「溜まっていたんだな」と笑っていた。
顔を上げるといつの間にかキャタピー達がいなくなっている。
なんとなくホッとした。
でも心の中はとても虚しく、また泣きたくなってしまった。
鼻先に冷たい雫がポツリと落ちてきたが涙ではない。
「・・・あ・・・め?」
「雨か?早く帰んないと本当に主人にバレちまうな」
「・・・・・・・・・」
「行くぞ、ライチュウ」
濡れるのが大嫌いなバクフーンは何事も無かったかのような素振りで走る気マンマンで寝転んでいるライチュウを呼ぶ。
そういえば今日名前を呼んでもらったのは今のが初めてである。
「先・・・行ってて」
ライチュウが力なく小さくそう言うとバクフーンは「そうか」とあっさり返事をして駆け出す。
「・・・・・・・・・」
雨が火照った身体を冷やして全身を洗い流してくれる。
もう少しだけこのままでいさせてほしい。

「ライチュウ、どこに行っていたんだよ!」
ライチュウが最初に主人と別れた所に戻ってみると主人が傘を持って待っていてくれた。
嬉しくてすぐにライチュウは主人の所に駆け寄る。
「まったく心配させやがって、あーあしかもこんなに冷やして、風邪引くぞ」
「・・・ご主人様・・・」
そして主人は自分が濡れるのも構わずに傘をライチュウにさしてやった。
その優しさが嬉しくてライチュウは主人に抱きついた。

39バクフーン♂×ライチュウ♀:2009/08/10(月) 11:35:07 ID:rAXqriFQ

そしてポケモンセンターに着くと主人はライチュウを乾いたタオルで念入りに拭く。
風邪を引かないようにやっているようだがライチュウから見ればもっとびしょ濡れな主人の方が風邪を引きそうで心配だった。
「バクフーンは雨が降ったすぐに帰って来たんだけどな」
主人はそう言って帽子を取り、上着を脱ぐともう一枚タオルをリュックから取り出した。
あの後バクフーンは戻っていたようだがまさかあの事をバラしたりはしてないだろうか?
主人を見てみるといつも通りの主人で特にライチュウを見る目は変わってない。
安心したと思ったら主人がこんな事を聞いてきた。
「ヨルノズクがさ、バクフーンとライチュウが森の中に入っていったまま帰ってこないって言っていたから心配したんだけど大丈夫だったか?」
ヨルノズクとはライチュウの仲間の一匹である。
どうやら森の中に入る所を見られていたらしい。
「・・・・・・うん、何もなかったよ」
もちろん嘘、主人に嘘をついたのはコレが初めて。
「そっか、バクフーンって今盛っているからみんなに気をつけろって言ってたんだけど・・・よかった」
「・・・・・・・・・」
盛り・・・つまり発情期、今更こんな事を言われてももう遅い。
いや、主人の言いつけを守らなかった自分が悪いのかもしれないと考えながら雨の音を黙って聞いた。
40バクフーン♂×ライチュウ♀を書いた奴:2009/08/10(月) 11:37:56 ID:rAXqriFQ
終わりです。

エロって難しいですね。
だが悔いはない。
でも羞恥心はある。
バクフーン×ライチュウを略すとバクラに見えて仕方ない。

ここで見直してみると読みにくい、今度から気をつけます。
41名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 14:19:32 ID:tacuPnwY
>>40
GJ
だが、>>35の言うことももっとも。
表現が下手だとかいう種類のものは練習するしかないが、
誤字脱字って読み返しえ直せばいいだけのものじゃん。
それを「目立つでしょう」って開き直るのはどうかと…。

次回からがんばってください。
42名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 14:48:39 ID:VsNgCCAz
バクフーンが危険なヤツならバクフーンだけ出さなければいいジャマイカよ、トレーナーw

何度も読み返しても誤字脱字は出てしまうもんだけど、自ら予防線張っての投下はどうかと。
次はちゃんと直してからの投下にしてね
43以前カイリキー書いた人:2009/08/10(月) 16:01:53 ID:haPQApXR
どうも。一応出来上がったので…


クレセリア×ダークライ(ふたなり)


・鬼畜注意
・道具使用
・クレセリア'女王様'

ではどうぞ。
44クレセリア×フタークライ1/4:2009/08/10(月) 16:04:43 ID:haPQApXR
「ねえ、−−を見かけなかった?」
「いいえ、見てはいませんけど」
「ああ、それならいいや。…全くどこに行ったんだか。記憶を
無くしているみたいだから、そう遠くへ行ってないと思うけど…」
「…もしかすると……記憶を取り戻しかけているのかもしれません。」
「え!ということは」
「−今まさに時限の塔に行っていて、再び
闇の世界を創るためにまた何か仕掛けて……」
「な、なんだってー!ちょ、
ちょっと時限の塔行ってくる!」
「お気を付けて」




体色は、頭部が月のような黄色、体がほとんど青色、
瞳と体についたヴェールのような部位が濃いめの桃色。
何かしら神秘的な雰囲気を纏っているポケモンは、
実に嬉しそうな表情を浮かべながら進んでいた。

陽の光が届かない洞窟の奥へと。
まるで闇がその奥に居着いたように暗い洞窟の奥へと。
−−−あるポケモンが、闇の中に捕らえられている。
頭部の色は白、胸元には巻き付くように朱色の牙のような物があり、
身体は色が闇に完全に紛れていて、
実際には四肢にしっかりと枷が嵌められており、ポケモンの動きを封じているが、
銀色の鎖と枷が空間に浮いているようにしか見えない。
そんな状況でポケモンはすやすやと寝息を立てている。
そのポケモンを取り巻く空間がいきなり光で照らされた。
急な刺激に一気に意識が覚醒、
しかし光が強すぎて目が開けられない。
何かを擦り合わせる音と熱。光が落ち着いたところで
ゆっくりと目を開けると
「お目覚めですか?」
火のついた松明を念力で浮かせているどこか神秘的な
ポケモンが目の前に浮かんでいた。
「なっ…何だ、お前は!ここは何処だ!」
「知らないんですか?」
「一体何が目的でこんなことをやるんだ?
…私を知っているのか?」
「…やっぱり……貴方は…」
言いながら身体のヴェールを動かし、脇腹辺りを擦った。
45クレセリア×フタークライ2/4:2009/08/10(月) 16:06:53 ID:haPQApXR
「ひゃうっ!?」
次の瞬間、電気ショックを受けたように身体が反応した。
やたらとヴェールの感触を敏感に感じる。

身体の奥底がやたらと熱くなっている。
「目一杯薬を飲ませましたからね…気持ちいいでしょう?」

「誰がっ…そんな……はぅぅ…」
声に力が入らず、どうしても甘く、
か弱い声を発してしまう。身体に力が入らず、少しも動かせない。
ヴェールが腹を中心に身体を撫で、その刺激にぴくぴくと
反応し、内股に熱い液体が垂れ始め、独特な香りが周りに溢れた。
「随分感じちゃってるようですね。」
「やめろ…そんなこと…言うなぁ……」
「早速見せてもらいますか。」
ヴェールを使って器用にスカートのようなひらひらした部分を
捲くり上げると、既に粘液でいやらしく濡れている雌の秘部が液体を下に垂らしている。
「やめろぉ…っ…みるな……っ!?」
「こうすると私が何をするか分からないでしょう?」
あくまで言葉で拒絶するポケモンの目を、厚手のスカーフで覆って塞ぐ。

くちゅ……ちゅぷ………

「ひっ…なに?」

「色々持ってきたんですよ。楽しんでくださいね。」
細めの棒が秘部に埋め込まれる。

ぐち…ぐちゅ……

「ひぃん…やめろぉ……」
ゆっくりナカを掻き回される快感は、理性を少しずつ削ってゆく。
呼吸が速まり、棒が動き回るたびに粘液がナカからトロトロと溢れ出る。

そして身体がぶるりと震えて、
「ひっ……くあぁぁっ!?」
愛液が噴き出した、のではなく、秘部の頂点辺りから
ずるりと雄の象徴が出て来た。身体の牙のような物と同じような色で、
びくびくと先端から液体を出している。
「−随分、変わった身体なんですね。」
秘部の棒を動かしながら、独り言のように呟いた。

「−−何にせよ、気持ち良くしてあげますけどね。」
もう片方の身体の側面にあるヴェールで、
いくつか球がついた紐のようなものを取り、
それを秘部とは少し離れた孔−−
普段は排泄等に使うそこに球を入れ始めた。
46クレセリア×フタークライ3/4:2009/08/10(月) 16:08:41 ID:haPQApXR
「ひぐぅっ!?そこは、違うっ……やだぁ…」
何をされるかわからない恐怖と、
秘部とは違う部分に球が埋め込まれる感触。
「ほら、もう全部入ってしまいましたよ。」
「腹の中が…ゴロゴロしてぇ…こんなの…嫌だ…」
「…そこまで言うなら…」
そう言ったかと思うと紐の先端に付けられている輪っかに
器用にヴェールを絡ませ、
ズリュゥゥゥッ!
それを、力を込めて引き抜いた。
「きゃぅぅぅぅっ!?」
中の球が粘膜の敏感な所を擦り上げ、
奥に行くほど大きくなる球が一気に引き抜かれる快感に耐えられず、
「ふぁぁぁぁっ!」
愛液を秘部から、精液を雄棒から吹き出しながら、
絶頂に達してしまった。
「−−そんなに、お尻が気持ち良かったのですか?」
「もう…やめてよぉ……誰か…助けて…」
満足したような口調のポケモンはイッたポケモンの
プライドを踏みにじるように話しかける。肝心のポケモンは息も絶え絶えで、
身体を震わせながら絶頂の余韻に浸ってるようだ。
愛液に塗れた秘部から細めの棒を抜き取ると、
どこからか縄を取り出し、雄棒の根本を縛る。
「えっ…痛っ…何で……こんなぁ…」
「これから…貴方を『墜とす』ためです」
そのヴェールにはおぞましい物が取られていた。
雄棒を模した形だが、一般的な人型のポケモンのと比べてもずっと大きく、太く、
至る所に突起が生やされている。それを秘部にあてがい、
ぐじゅぅっ………
力を込めて突き入れた。
「ひぎゃぁぁぁっ!?」
いきなり強すぎる快感、そのままそれをナカで存分に動かされる。
ナカでそれが動くたびに突起がゴリゴリとナカを掻き回し、
返しのように逆向きについた突起が
引き抜かれるたび内部の粘膜を持って行くように刺激する。
だが根本を縛られて達することが出来ず、
もどかしさだけが延々と溜まっていく。
47クレセリア×フタークライ4/4:2009/08/10(月) 16:10:44 ID:haPQApXR
「やぁぁっ…!お願いだからっ…やめっ…ひあぁぁぁっ!」
「身体は正直ですよ?」
最奥まで突き入れた後、
一旦ヴェールの動きを止め、改めて枷に繋がれたポケモンを見る。
目元に巻かれた布がじっとりと濡れて、
口元は涎が溢れて、身体は小刻みに痙攣している。
秘部はぐちゅぐちゅと粘液をとめどなく溢れさせている。
「…そういえば、これって動くんですよ。」
すると秘部に挿れられたそれが、沢山の突起を生やしているそれが、
いきなり振動し始めた。
「ひぃっ!やらぁぁぁっ!」
ゴリゴリとナカで暴れ回り、その快感に嬌声をあげる。
「…気分はどうですか?……もっと動きを強く出来ますけど…」
「…ごめ……さ…い…」
「え?」
「ごめ…ん……な…さい…もう…許して…くださいぃ……、」
かすれた声で振動による快感に
耐えながら精一杯懇願した。しかし
「…それは、出来ないんです。」
そう言って、振動の強さを最大にした。
「…ぁ……っ………っ!」
声が出せないほどの快感。
どうしても達することが出来ないもどかしさと、
ナカに与えられる快感で頭の中が真っ白になる。
「私はそろそろ戻ります。
−−−次は『お友達』を沢山連れてきますからね。」
そしてそのヴェールで、雄棒を縛っていた縄を切った。
雄棒はたちまちびくびくと
震えながら、白濁液を噴き出す。
今までせき止められた分長い時間噴き出し続け、
噴出が終わった頃には意識を失っていた。





「お帰りなさい。随分かかりましたね。」

「でも見つけられなかったよ。…ホントどこに行ったんだろう?」
「…そういえば、昨日気付いたことなのですが…」
「何?」「前に一緒に探検したことがあって
……その景色にすごく感動していたみたいで…」
「な、なんだってー!何処!何処なの?」
「案内しますよ。…探検隊の皆さんと
一緒に行ったら楽しいと思うのですが…」
「そりゃ良いや!皆を呼んでくる!」
「ええ…多ければ多いほど…楽しくなるはずです。」
48名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 16:15:01 ID:g1v26gBK
GJ
続きかなり気になる
49以前カイリキー書いた人:2009/08/10(月) 16:16:13 ID:haPQApXR
以上です。
……クレセリアが嫌いな訳ではないんです。

ただ、記憶喪失だと解ってやみのかこうの件を
仕返ししたかったとかそんな感じでしょう。


……マージ強いよマージ。
50名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 19:25:37 ID:QIiKeCjq
誰か>>6のネタで書いてくれんか
51バクフーン♂×ライチュウ♀を書いた奴:2009/08/10(月) 20:47:50 ID:9Sa5y7v2
>>41>>42
指摘ありがとうございます。
ちゃんと作品は確認して出してますが注意書きにああ書いた方がいいかな?
と思って書いてみたんですが気分を害した蛇足ですみません。
ちょっと誤字とか間違った表現がありそうで心配だったのもありますがね(汗)
自分に自信を持ってがんばります!
52名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 21:04:50 ID:Gx0fF2X4
………えぇと。
きみは本当に18歳以上?
書き込み内容を見ると2に慣れてもいないように見えるんだけど。
53名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 22:04:05 ID:p2YsofAz
>>40
ママー、あれ何やってるのー?っていう状況は好きだ。
さんてんって打つと…がでるのでこれを使うと便利よ。
>>49
クレセリア愛されてるなw
生き生きとしたメスは好みだ。
ふたなりは両方ついててお買い得。
54名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 22:29:48 ID:hz0fYCD7
初投下リーフィア♂×エーフィ♀です。
エロはないですがゼニガメ♀×アチャモ♀の表現も少々あるので、
苦手な方はご注意をお願いします。
55書き忘れましたが舞台はポケダンです:2009/08/10(月) 22:31:38 ID:hz0fYCD7
波の音がする。空はよく晴れていた。早朝。
一匹のエーフィが浜辺に居た。朝の日が眩しい。
エーフィは心地よいさざ波の涼しさとその音色に、うっとりと目を瞑っていた。
「…」
しかしその心地よい時間もすぐに終わってしまう。起き上がって物音がする方を向く。
そこには可愛らしいゼニガメとアチャモがいた。

油断したわけではない。
自分のレベルはそんなに低いとは思わない。しかし、それ以上にこの二匹は強かった。
否、力を見たのはゼニガメだけだ。このゼニガメ一匹の体当たりで瀕死まで追い込まれたのだ。
ここは海のリゾート、そこはグミが豊富に落ちているため、多くの探検家たちが訪れた。
自分も多くの探検家を見てきた。
圧倒的だった。
そして次に思うのは興味。
「私を仲間にしてくれないか?」
「いいよ」
なんだかすがすがしいくらいあっさりしていた。


さて、そんなこんなで自分は探検家デビューをした。
話を聞いたらこのゼニガメとアチャモは時の歯車を正常にした探険家「ショコラズ」の二人だった。
「まあ、よく驚かれるよね」
「ふふ、ワタシたちチャームズさん達みたいに決めポーズとかないから特徴ないしね」
ギルドに戻ってショコラズとわかった時の会話だ。
「基本私がリーダーだけど、今は時と場合によって変わるし」
「たまに置いてかれるのよワタシ」
アチャモが顔を膨らます。
「水タイプが多い所には連れてけないよ」
「離れたくない」
「可愛い」
「ゼニガメ!ワタシホントに!」
「アチャモ…」
「うん、ごめん。まぁ、そんな感じだから」
「とりあえず、レベル上げるために当分一緒に行動するね」
エーフィは黙って頷いた。とりあえず二人がそういう関係なのは理解した。
探検家ってみんなこんな感じなのだろうか。
56リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:33:04 ID:hz0fYCD7
「明日はエーフィがリーダーね」
その日はゼニガメと二人で歩いていた。オレンの森の敵はレベルが低く、余裕のある探検だ。
「え?」
ショコラズに入ってから覚えていた技を変えられ見たこともないところを歩いてきた。
しかし、こんな日がこんなに早くこようとは。
「私たち、当分ゼロの島を攻略することにしたの」
ゼニガメの目は今までに見たことのないくらい真剣で高揚していた。
「わかった。私はどこに行けばいい?」
「海のリゾート」
「グミ集めか」
「嫌?」
グミ集め、二人と一緒に何度かしている。
「文句など言うまい。グミでできたパッチールのジュースは絶品だ」
言うと、ふふとゼニガメは笑った。
「そう、エーフィ、あなたが飲むグミを拾うの」
「?」
「あなたはショコラズのちゃんとしたリーダーになれるくらい強くなってもらいたいの」
「ふん?今のままでは足りないか?」
「うーん、リーフィアくらいまで行けたら危ないとこにも行けるけど」
リーフィア、何度か共に行動したことがある。優しい、とても柔和な笑みをする奴だ。
そして、ゼニガメとアチャモ程ではないが強い。自分とレベルは同じなのに力が違う。
凛々しく、素早い電光石火、葉っぱカッターは芸術のようで…。
「…で、エーフィ」
その声にエーフィはふと我に返る。
「あ、な、なんだ?」
「明日からリーフィアと組んで貰うから」
ゼニガメはにやりと笑う。その笑みにエーフィは眉間の皺を寄せた。
「何?」
「サポートには調度の技が多いし、レベルも近いからね。それに…嬉しいでしょ?」
「なんで知ってる」
まあ、あれだ。一目惚れ。
「あなた、ポーカーフェイスの割にはわかりやすいよ?」
「そ、そうか」
「ま、アチャモは気づいてないけど」
「確かにそういうところは鈍そうだな。…リーフィアは」
「同じく鈍いと思う。頑張れ」
エーフィはため息をついた。
57リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:34:28 ID:hz0fYCD7


「忘れ物はない?」
言ったのはリーフィア。耳と尾が美しい新緑。目は豊かな土の、優しい色。
初のリーダーとしての探検。空は晴れていて空気は清清しい。風も穏やかで探検日和だ。
「大丈夫だ」
緊張で声が少しだけ震えていた。
探検に行くときはゼニガメやアチャモが必ず居た。今、その二人は居ない。
「大丈夫?」
「忘れ物はないと言っているだろう?」
「いや、忘れ物じゃなくて、キミが」
エーフィは焦って下を向く。無意識だろう、こんなこと言う。全く。
リーフィアはそんなエーフィの手を取ると木の実を渡した。
「…モモンの実?」
「キミ、甘いの好きだろう?倉庫から一つ貰っておいた。それ食べて落ち着いて」
「そんなことして怒られ…ないな」
「そそ、ボクたちのリーダーだからね」
にこりと笑う。
「今は私がリーダーだが?」
「あー…ごめん」
「はは、冗談だ」
自分が甘いもの好きと覚えていてくれた。嬉しい。
「行こう」
この実はとっておいて、今日探検に成功したら、ジュースにしてもらおう。
きっと、とっても甘くて美味しいから。



最初の探検はリーフィアのサポートもあり順調に進んでいった。
「それで?」
「…ということだよ」
「そうなのか」
「…………」
ふと、それまで続いていた会話が止まる。海のリゾート。懐かしくもなる、波の音。
気になってエーフィはリーフィアの方を向く。
「よかった」
「ん?」
「キミと、仲良くなれて。一緒に行動した時も結構あるけど、こんな感じじゃなかっただろう?」
「そうだな」
「その雄みたいな口調も今日で慣れた」
「む、すまない。今まで違和感を感じていたのか」
「うん」
これは昔、父がこのような口癖だったのを真似ていたら、成長してそのまま定着したものだ。
こんなことならもう少し雌らしくしておけばよかったと思う。
エーフィが俯くとリーフィアが微笑んで前足でエーフィの耳を優しく引っ張る。
「うそ」
「―――っ!」
耳に触れられた嬉しさと恥ずかしさ、嘘をつかれてよくわからない感情のまま、リーフィアを見る。
ああ、きっと今自分の顔は色んな意味で真っ赤なのだろう。
「いつもすましてボクの後ろ歩いてたけど、キミ、ホントはこんな子だったんだね」
58リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:36:48 ID:hz0fYCD7
リーフィアは笑う。澄んだ空気が流れる。リーフィアは悪い空気を良くする力があるのは知っている。
「おすましのキミも可愛いけど、今のキミもとっても可愛いよ」
空が青い。リーフィアの緑が空に映える。太陽を一杯に浴びて、色濃い新緑。
泣きたいくらい。ああ、好きなんだと実感する。
「嘘ついてごめん。確かに最初はびっくりしたけど、その口調も素敵だよ。ボクは好きだよ」
そして思う。
「そういうのは雌を口説く時に使う言葉だぞ」
先ほどと打って変わり、平静を装いながら言う。
もし、探検中、別の雌にこんなことを言っていたら…言っていそうだ。あ、悲しくなってきた。
エーフィは嬉しさとほんの少し切ない気持ちで前を向く。そして一歩を踏み出した時。
「!?」
「エーフィ!!」
現れる敵、部屋全体に。モンスターハウス。気持ちが一瞬で切り替わる。
探検の成功を決める分かれ目の一つだ。
「落ち着いて。まずはふらふら玉。あったよね?ボクは電光石火で援護する」
「ふん、わかっている。私が先日覚えた居合い切りの範囲はお前も知ってるだろう?」
「はは、ボクよりよっぽどキミのほうが頼りになるかも」
少々気分がスリルで高まる。こんな想いも探検だからできることだ。



1ヵ月前にこの探検団に入ったエーフィはとても綺麗なポケモンだった。
今、自分の前で爛々とした表情で鮮やかに敵を倒している。この窮地をまるで楽しむかのようだ。
居合い切りで四方八方に切り刻むその姿、踊るように実に軽やかだった。
エーフィは太陽の下にいるのに、怪しげでまるでポケモンを誘惑するような眼をしている。
周りのポケモンたちはよく平気でいられると、本気で思ってしまう。
それくらいエーフィは美しく、優雅だった。
やがて敵は一掃されて、静かになる。アイテムを拾う。紫のグミ、彼女の好物だ。自分も嬉しくなる。
「リーフィア?」
エーフィの問いに微笑む。
「強くなったね」
その答えにエーフィも心なしか顔が綻ぶ。
こんなことがエーフィはよくある。
雄のような口調とエスパータイプにある独特の雰囲気のせいで気難しそうに見えるが実際話すとそうでもない。
緊張して振るえるし、嬉しいことがあれば小さくだけど笑う。心は豊かなのだ。
それを表情に小さくしか出せない不器用な所は可愛いと思う。
この小さな笑みがもっと見たいなと思った。
当分自分が探検に行くときはエーフィと二人とリーダーに先日言われた。
嬉しい。
「階段があるな…」
「そうだね、今15階だからもうすぐだ」
「だが宝の部屋まであと2階ある。少し休みたいのだが」
リーフィアは鞄の中身を見る。オレンの実が1つ、リンゴが2つ。
「うん、ちょっと休もう」
探検にはそんな判断も大切なのだ。
59リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:38:28 ID:hz0fYCD7
念のためにとエーフィは階段の隣に座り、リーフィアはその隣に座る。
「しかし、先頭はこんなにキツイのだな」
「攻撃をかなり受けるからね」
「ゼニガメを尊敬する」
「まあリーダーはアチャモを傷つけたくなくて半分庇ってる様にも見えるけど」
「…確かに」
エーフィに想いを寄せて何日かして、気付いたことがある。
「今日ボクが先頭じゃなくて残念だよ」
「なんでだ?」
「あ、うん。色々」
「?」
鈍い。
自分が直接言わないのが悪いと思うのだけど。
雌を口説く時に使う言葉だぞって。口説いてるんですけど。はい。
そんな自分の気は知らないでエーフィは空を見ている。
そんな姿も綺麗だと思う。
ふと、座って投げ出された、二股に割れた尻尾が血に滲んでいる。
「…痛い?」
「何がだ?」
エーフィがこちらを向くと同時にリーフィアはその血に滲んだ部分をぺろりと舐めた。
「っつ、やめ…」
「こうすると直りがよくなるって、リーダーがアチャモにしてたよ」
自分にされたことはないが。
「し、しかしあの二人は…」
「何?」
悪戯のつもりだった。
でも。
エーフィの身体がピクンと跳ねたのを見て疼いてしまった。



片思いの相手に舐められる、嬉しさと恥ずかしさと痛みともう一つの感情でエーフィはふらふらしていた。
モンスターハウスを乗り越え、休憩していて、何を考えたのかリーフィアが自分の尻尾を舐めてきた。
確かにゼニガメとアチャモが傷を舐めあって居たのは知っている。しかしあれはあの二人だからだ。
自分と、リーフィアでは…。
「痛い?」
再度言われる。痛いように見えるのだろうか?
ぺろり、ぺろりと舐められては身体が震える。痛いのは通り過ぎた。
「…ん」
ぴちゃりと。音。同じ水の音なのに、こっちは変な気分になる。
「エーフィ…」
囁いた。声、いつもより少し低いリーフィアの甘い声。尻尾の熱い感覚。
60リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:39:44 ID:hz0fYCD7
丁寧に舐められる。じんじんとする。リーフィアの舌が移動していく。
二股に分かれた付け根、その間に舌が這われてエーフィはいよいよ背を弓なりにした。
「ぁんっ」
雄の口調でなく、雌の鳴き声になる。
「やめ、あ」
制止を乞うた時だった。

「好きだよ、エーフィ。ごめん。止めたくない」

「え?」
一瞬、何を言われたのかわからなくなる。
しかし、理解する。自分の想いは一方通行ではないと。自分もそうであると伝えなければと。
「ぁあ…ふ、り…ふぃ……あん」
だが、そんな隙は与えてはもらえない。伝えたい。好きと。自分もリーフィアを想っていると。
「エーフィ、好き。好きだよ」
もう、密部はトロトロだ、しかし、リーフィアはそこに触れもしない。ずっと尻尾を舐め続ける。
いいかげんにして欲しい。じれったさと気持ちよさから涙が出る。
エーフィは耐え切れずリーフィアを振りほどいて睨み付け、怒鳴った。
「いいかげんにしろ!」
とたんにリーフィアが固まり、見るからに血の気が引いていく。
「ご「謝るな!!」
自分のしたことにかはわからないが、微かに震えるリーフィアの鼻にエーフィは自分の鼻をくっつけた。
怯えの入る茶の瞳に自分の紫の眼が映っている。
「私もお前が好きだ馬鹿者」
もう一度罵って、リーフィアの唇を奪ってやった。ざまあみろ。
そして満たされた気分になったが、いまいちムードに欠ける。
それというのも、リーフィアの目はパッチリ開いたまま固まっているのだ。
エーフィは気まずさからそれを離して抗議する。
「お前…、き、キスの時は目をつむ…」
今度は自分が奪われる方のようだ。そしてそのまま押し倒される。
エーフィはなんとか唇を振り払い言う。
「まて!落ち着け!せめて、宝の部屋に行ってからにしろ!」
こんなところでして、初の自分がリーダーの探検で失敗したなんて最悪だ。
「すぐ、階段下りてくれるなら」
「…かまわないが」
「階段みつけたらすぐ降りてね」
「お、お前はもっと紳士的だと思っていた」
「悪いけどそんな余裕ないよ、人目見たときから好きだったんだ」
「何?」
「キミ、ボクのアプローチに全然気付かないんだもの」
「そうか。でもお互い様だ。私もお前を見た時から好きだったぞ」
「…これ以上ボクを喜ばせると本当に止まらないよ?」
「なら、控えよう」
「ごめん、もっと言って」
「………今日の、夜にな」
「………なんでそこで顔赤くして目線そらすかなぁ」
「は?」
「やっぱ駄目、ここでやる」
リーフィアは盛大に殴られた。
61リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:40:47 ID:hz0fYCD7


階段を下りる。殴られた頬が痛い。
「……」
自分が悪い。そう、半端な悪戯をするから。
好きな子の後ろでリーフィアはもんもんとしていた。
しかし、その半端な悪戯のおかげで自分達の想いが通じ合っているのがわかったのも事実。
「………」
それがわかるとなると雄の性、しかも煽った後。
エーフィの後ろを歩く。
尻尾が性感帯なのは覚えた。
「………」
しなやかな腿に滴の痕、歩いていると湿った密部がちらりと見える。
きっと乾いていたらわからないのだろうが。
「エーフィ?」
「黙れ」
エーフィも気付いてはいるようだ。階段までもくもくと歩く。
「……なんか」
さらに濡れている気がする。
密部をじっと見ていると明らかに周りの短い毛の色が、濃くなっている範囲が広がっている。
今のエーフィの顔が見てみたい。きっと羞恥で真っ赤になっているだろう。
あっという間に階段を下りて宝の部屋だ。ここには宝が6つあるが中身は全てグミである。
エーフィのため息が聞こえた。無事に探検できたことの安堵だろう。
宝を取ろうと歩き出したとき、ちらりと見えた密部をリーフィアはぺろりと舐めた。
「!?」
エーフィが首だけ向けてリーフィアを見る。
「約束だよ?」
にっこりと、実に楽しそうに笑えたと思う。実際楽しかったし。
「そのまま、動かないで」
「……」
しっとりと濡れていると思った密部は実際触れるとぐちゅ、という音がなった。
舌を離すと簡単に糸を引く。
「我慢してたんだね」
「違うっ」
「そうかなぁ」
しばらく後ろからエーフィの密部を舐めていたが、急にエーフィが動きくるりとこちらを向いた。
「ずるいぞ」
「へ?」
エーフィの頬は紅潮していた。怪しげな瞳はとろんとしている。
「座って、足を開け」
言われるままリーフィアが足を開くと、上を向いた雄がふるふると震えながら主張をしていた。
「私だっておまえが好きなのだ」
それだけ言って、そそり立つリーフィアのそれを口に入れた。
「うわ」
「お前?初めてか?」
「え、ちょ、エーフィは初めてじゃないの?」
「良かったな、初めてだ。だから下手だぞ」
そうしてまたリーフィアの股間に顔を埋める。雄の先をちろちろと、舌先を使って舐める。
62リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:41:50 ID:hz0fYCD7
雄全体を口に含み、ぎこちなく上下に顔を動かす。ねっとりとした不思議な感覚に身体か震える。
それを離すと先走りの精液と唾液が混じりだらしなく垂れてエーフィの口に伝う。卑猥以外の言葉では表せない。
「リーフィア」
その懇願は雌だ。
「なに?」
口付けて押し倒す。片足で身体を支え、もう片足でエーフィーの耳を弄る。
くすぐったいのかエーフィは身を捩った。
耳と唇を解放してエーフィを見るとその目は期待と少しの不安に彩られていた。
雄をぐっしょりと濡れた割れ目にあてがう。挿れはしない。
リーフィアは微笑んだ。そしてエーフィの耳に顔を近づけ囁く。
「この先どうして欲しいか教えてよ」
「おまえ…あ」
耳の下にあるひだのような部分を舐める。
「……意地が悪い」
「キミにだけだよ」
リーフィアは顔を上げて、エーフィの眼を見る。エーフィは恥ずかしさから顔を逸らし、眼を瞑る。
「リーフィアの…」
言いかけて、リーフィアは片足でエーフィの頬に優しく触れる。
「駄目、顔見せて。ボクの目を見て言って」
「は、恥ずかしいんだが」
「それが可愛いんだもの」
「お前、やっぱりずるい」
「どういたしまして」
エーフィは小さく息を吐いてエーフィを見る。あそこがひくひくと動いているのが触れているだけでもわかる。
「リーフィア」
「ん?」
「…の、それを私、の…あそこに入れて、欲しい」
歯切れが悪いのは羞恥からだろう。
「それじゃわからないけど?」
「……」
エーフィの顔が歪む。目には涙が浮かぶ。顔が真っ赤だ。
「お、…ちん、ちん……。…ああもう、お願いだ、こんな意地悪なことしないでくれ。早く、欲しい」
耐え切れずエーフィは目を瞑って前足で自分の顔を覆う。
「可愛いなぁキミは」
惜しげもなく言ってエーフィの前足にを自分の首に回すように促す。
「いれるよ」
開いた紫色の瞳に微笑んでリーフィアは腰を落とした。
「あ、いっ」
エーフィは自身に初めて入る異物に苦悶の表情を浮かべ、リーフィアにしがみつく。
ゆっくりとそれは徐々に奥まで入り、エーフィのそこは、リーフィアのそれを全て飲み込んだ。
「くっ」
「きつい…エーフィ、力抜いて」
「そ、むり…」
あまりにも苦しむだけの彼女に微笑んでリーフィアが言った。
63リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:42:55 ID:hz0fYCD7
「一旦、抜いてもいいけど?」
「いやだ」
「だって…キミ「うれしいから」
「……」
「ぬくなぁ」
そうしてポロポロとエーフィは涙を流した。
満たされるのは喜びだ。
「うん、そうだね」
リーフィアはエーフィの涙を舐め、頬と唇にキスをした。
「好きだよ、エーフィ」
「…わた、しも…すき、だ」
「うん」
エーフィが少しでも楽になるように緊張を解そうと、今度は額の赤い飾りにキスを落とした時だ。
「ひぁっ」
それまで苦しむだけだった表情が一転する。
「え?」
「あ…」
疑問に思ってリーフィアは今度は飾りを舐める。
「あん、リーふぃ、や、やめ」
「ふーーーーん?」
蔓延の笑みだった。



額の赤い飾りがこんなにも、自分の身体を快楽に貶めるとは思いもよらなかった。
舐められる度に腰が響く。そこは伸縮し先ほどまで、痛くて仕方なかったことが嘘のようだ。
ぴちゃりぴちゃりと額を舐める音。ずちゅりといやらしく密部は鳴いた。
リーフィアはまだ腰を動かしていない。自分が求めて腰を振り、自ら中を犯している。
「は、あん。あ、あぁ」
「気持ちよさそうだね?」
「う、ああぁ」
リーフィアは赤い飾りを口で覆うとそれまで動かしていなかった腰を引いて一気に突き刺した。
「ひゃあぁん、あっ、あっ、ぁん、や」
リズムよく腰を打ち付けて飾りを離す。気持ちよすぎて抵抗したくなる。
「何がいやなの?」
彼は、その抵抗に対して実に楽しそうに答えた。自分の今の快楽に溺れた姿を見てどう思っているのだろうか?
もう、赤い飾りなど触れなくても身体は反応するみたいだ。
リーフィアのそれが奥を突くたび気持ちよさにそこは締まり、引いて擦れる気持ちよさは全身を駆け巡る。
口から涎が垂れているのがわかったが拭く余裕もない。
閉じることも出来ずに、打ち付ける快楽で喘ぎの声を吐き出させられ続けた。
彼の名前を呼びたくて言うも途切れ途切れ。恥ずかしさはあったがそれよりもリーフィアを求めた。
「えっちだね」
「あ、ああん」
否定したくても、できない。自分でも、こんなに溺れるなるなんて思わなかった。
そして登る。もうすぐ頂点にいきそうだ。
「り、フィ…あん」
「なに?」
リーフィアの呼吸も浅く短い。
64リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:44:03 ID:hz0fYCD7
「いき、そ」
「うん。それじゃあ、一緒に」
途端に打ち付ける腰の動きが早くなる。
「あ、あああ、やめ!!」
余りの気持ちよさに言う。
「あ、ああ」
目の前が、真っ白に。
「いく、あ、リ、ふぃ、あああ!!」
「いいよ、いこう」
「――――っ!!」
どくどくと脈を打って、注がれる。飲み込む。熱い。
リーフィアが抜いたら、あそこからどろりと垂れる感覚。受け切れなかったそれだろう。
エーフィはまだ息が荒いリーフィアを抱きしめて言う。
「卵が…できたらどうする気だ」
「うちのリーダーイーブイの進化系はまだ仲間にしていないのがいっぱいいるから勧誘頑張るって言ってたよ」
「そうか…リーフィア」
「ん?」
「好きだ」
「うん。ボクもキミが好きだよ。一休みしたら帰ろうか」
「ああ」
リーフィアを抱きしめながら空を仰いだ。波の音は変わらない。








パッチールの店に座り会話している二匹のポケモンがいる。
テーブルの上には広げた地図と依頼の書類と二つのジュースだ。
「ねぇ、アチャモ」
「なぁに?」
「今進化の石で持ってないのあったけ?」
「ないと思うけど」
「進化に必要なリボンは?」
「太陽のリボンならあるよ。…どうしたの、ゼニガメ?」
「なんでもないよ。ゼロの島の前に月光のリボンを狙おうよ」
「いいけど、なんで?」
「まだブラッキーが仲間にいないもの」
「イーブイも居ないよ?」
「ああ、それは大丈夫」
「?」
アチャモは首を傾げるがゼニガメはにっこりと笑いグラスを持った。
そして、倉庫に把握していた数より一つ減っていた実と同じ、モモンの実のジュースを一気に飲み干した。


65リーフィア♂×エーフィ♀:2009/08/10(月) 22:51:36 ID:hz0fYCD7
以上で投下終了になります。
ありがとうございました。
ほんとは無駄にいちゃいちゃしている
ゼニガメ×アチャモ百合エロも書きたいのですが難しいです。
皆様を心底尊敬します。
66名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 23:14:37 ID:Xh5s1VPM
>>65
超GJ! ブイズ好きだから最高だったわ
あと文体がイかす。なんとなく神林長平思い出したw
67名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 01:06:06 ID:IyS+TCVr
>>65
GJ!
エーフィが理想のかわいさ。しっぽ舐めはエロすぎるぜ…

連投みたいな形になってしまってちょいと申し訳ないですが投下します。
以下の項目に嫌悪感を覚えた人はご注意を

・フワンテ複数×人間幼女触手プレイもどき
・無理矢理、拘束、放尿、ロリ、ポケ姦要素あり
・エロ分少なめ
68本当にあった怖い話1:2009/08/11(火) 01:08:15 ID:IyS+TCVr
ねえ見てよ、もう夕方なのにまだ気温が25度もある。
この分じゃ外はまだまだ暑いだろね。夜は寝苦しくなければいいんだけど……あんたも暑いの苦手だったもんね。
見て、空がオレンジ色になってる!
あー、すごい!夕日が綺麗だよ。暑いのは嫌だけど、お日さまがこんなに綺麗に沈むのが見れるなんて幸せだねえ。
……え、早く夕飯にしろ?なんでそんなに情緒がないのよあんたは!バカッ!
もうすぐ夏も終わりだね。……そういえばね、こんな季節になると思い出すことがあるの。
今まで誰にも言ったことがないんだけど、聞きたい?…そう、興味津々なの。あんたこういう話大好きだよね。
別に誰にも口止めされてないんだけどなんとーなーく誰にも言う気がしなくてね。そんなこんなもう十年くらい経っちゃった。
時効だからいいかなー?…いいよね、言っちゃえ!
だからあんたも誰にも言っちゃだめよ!言いふらしたりしたらただじゃおかないんだから!いい?

私ん家さ、お父さんもお母さんも共働きだったじゃない?
お兄ちゃんも年が離れててね、妹の面倒見るより勉強したり自分の友達と遊びたい年頃で、だから家に帰るとたいていだあれも居なかったの。
誰も「おかえり」って言ってくれない、オレンジ色になった家に帰るのがいやでね、だからちっちゃい頃は毎日学校から帰ったらまっすぐ友達と遊びに行ってた。
私としてはずっとずっと遊んでたかったんだけどね。
たとえば大勢で公園で遊んでて、日が暮れてくると友達のお母さんが友達を連れにくるの。
いっぱいいた友達も一人ずつ迎えが来て、最後にいつも残るのは私だったわ。
「一人で遊んじゃいけない」とは言われていたけど夏は日が落ちるのが遅いからまだ外は明るいし、まだ十分遊べる。でも家に帰るのは嫌。
だからよくみんながいなくなった公園で時間を潰してた。
その日は公園の芝生にこんもり生えたクローバーの花で冠を作ってたの。
葉っぱの上にしゃがみ込んで、わき目もふらず花を編みこんでたから、はじめは何が来てたのかわからなかった。
ふと私の顔に影が落ちたの。
それに気付いて顔を上げたら、そこにかわいいフワンテがいた。つぶらな目をしてふわふわ浮いて、一言「ぷわ?」って鳴いたりしてね。
まだその頃はポケモンに詳しくなくてそれがフワンテだってわからなかったけど、あの単純な顔はよく覚えてる。
とにかくフワンテが一匹夕日に照らされて、触れるほど近くで私をじーっと見ていたの。
69名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 01:09:39 ID:d28y36XN
このスレ人間がポケモンレイープするの範囲内?調教のアレとまではいかないけど結構鬼畜描写あるかも知れない
70本当にあった怖い話2:2009/08/11(火) 01:10:22 ID:IyS+TCVr
私、ポケモンがそんなそばにいたのに驚いて、しばらく動けなかった。
お兄ちゃんがデルビルを飼っていたんだけど……
そう、あんたが「いまだにお前の保護者面してて嫌いだ」って言ってたあの子ね……
デルビルはなんだかいつも怖い顔をしてて近寄りづらかったし、家の近くで野性のポケモンを見たことがなくて、
攻撃されるんじゃないかって気が気じゃなくて、私気がついたら泣き出してた。
「早く逃げなきゃ」って思ってるのにしゃくり上げたら止まらなくて、パニックになったのね。
もうそれからは尻餅ついたまま、わんわん声を上げて大泣きよ。
そしたらね、フワンテが手を伸ばしてきてさらに大泣き。もー子供ながらに「だめだもう死ぬんだ食べられるんだ」って思っちゃってねー、
叫んだり助けを呼んだりで、フワンテが私の涙を拭いてくれたって気付くのにだいぶかかったの。
目をごしごし拭ってもらったら困り果てたフワンテの顔が見えて、それでやっと泣き止んだ気がする。
落ち着いてよく見りゃかわいい顔してるし、攻撃するなら出くわした時点で襲い掛かってきてるでしょ?
だから私すっかり安心して、それからは怖ず怖ずフワンテの頭撫でたり、追いかけっこしたり、
生ぬるくなるまで握りしめてた花輪を頭のふわふわに乗せてあげたりして、暗くなるまで遊んだの。

フワンテは友達がみんないなくなった夕方にしか来なかった。
友達に教えたりもしたんだけど私が一人にならないと姿を現さなくてさ。きっと私と友達になりたいんだけどみんながいると恥ずかしいんだ!なんて思ってたなあ。
フワンテと遊んでから家に帰るとちょうどお母さんも帰ってきててね、
「あんまり遅くなっちゃダメよ」とは言われたけど「新しい友達ができたの」って言ったら叱られなかった。
だから私、かれこれ一週間はフワンテとふたりっきりだったの。
ぷわぷわ鳴くから「ぷわちゃん」なんてオマヌケな名前も付けてね。いつかぷわちゃんを家に連れてくんだ!って意気込んでたのよ。
71本当にあった怖い話3:2009/08/11(火) 01:13:19 ID:IyS+TCVr
そんなある日、夕暮れが来るまで公園で遊んでたらいつも通りぷわちゃんが来たの。
うれしくてうれしくて駆け寄っていったら滑るみたいに少し後ずさりして、ハートの手を上手に使っておいでおいでをするの。
そんなことがしばらく続いたから、「こっちにおいでって言いたいんだな」と思って私はぷわちゃんについてった。
道案内するみたいにぷわちゃんは私の前を飛んで、…結構広い公園だったからね。
ぷわちゃんが止まった時、私は公園のめったに行かないすみの方の、薄暗くて大きな木のたくさん植わってるとこにいたの。
何かイイモノがあると思ってついていったから、ぷわちゃんが立ち止まって振り向いたときすごくがっかりした。
なーんだ。なんにもないじゃん、ってね。あはは、あたしどれだけアホな子供だったんだろ!

それでね、私ぷわちゃんにもそう言ったの。そしたらね、頭の上のそれぞれ違う方から
「ぷわー」「ぷわー」「ぷわわー」っていくつもの鳴き声がした。
見上げてみたら……もうわかるでしょ?
忘れられないわ、おっきな紫色のきのみみたいに、木立の切れ間に、たくさんのフワンテがいた。軽く十匹以上はいたかな。
私が見上げると途端にみんながこっちを向いて、何十個もの黒い目と黄色いばってんが瞬き一つせずに並んでたわ。
私それを見てね、なんでかな……ずっと一緒に遊んでたフワンテの仲間たちなのに、一瞬すごく怖かった。
笑いながら話をしてた友達たちが、急に私を置き去りにして無表情に、無言になった気分だった。
……まあ、その感覚はあながち間違ってやしなかったんだけど。

……ふと目線を元に戻したら、ぷわちゃんが私に腕を絡めてた。名前を呼んでもぷわちゃんは返事ひとつしなくて、紐みたいな手は腕にどんどん食い込んで痛かった。
怖くなって逃げ出そうともがいたらぷわちゃんがなにか合図をして、木の上にいたフワンテがみんな下りてきてみんな私の腕や、足や腰に腕を巻き付けた。
体の周りをフワンテの無表情な顔が囲んで、もう私はどれがぷわちゃんなのかわからなかったわ。
「いやだ、離して!」とか「やめて痛い!誰かぁ!」とか叫んだけどまわりには誰もいなくて、
そのうち体にぎちぎちに巻き付いたフワンテの頭がポンプみたいに縮んだり膨らんだりし始めて、私の足が地面につかなくなったとき私は半狂乱になってた。
フワンテが出す風でどんどん体が浮いていってね、体の高さは小学校の二階くらい。
足に履いてたサンダルのかたっぽが地面に落ちたのが消しゴムくらいの大きさに見えた。
そのまま雲の上まで行ってしまうんじゃないかと思ってた割に低いところでフワンテは止まったけど、大人でも落ちたら無事じゃいられない高さでしょ?
もう抵抗しても無駄だってわかって、涙も声も嗄れはてて、声にならない声で「誰でもいい、助けて」ってしゃくり上げてた。
群れの中のフワンテの一匹は、誰の目も届かない高さまで上がってきたのを見計らうと「ぷーわ」と一声鳴いた。
そしたらこんなに体に巻き付いてるのにどこにまだ余りがあるの、ってくらいたくさんの黄色いハートの腕が、Tシャツやスカートをたくしあげちゃったの。
72本当にあった怖い話4:2009/08/11(火) 01:18:34 ID:IyS+TCVr
丸出しになった胸を物珍しそうにつついたり、くるくる優しく撫でたり、耳や乳首に風を吹き付けたり……
首筋を舐めるみたいに撫でる奴、私の足に緩く巻き付いて収縮しながら残りの手先で太ももをくすぐる奴や、パンツに手を入れておしりを撫で回す奴もいた。
おっぱいなんて呼べないくらい薄っぺらい胸だったしさー、何が楽しかったんだか……
っておい、何笑ってんのよ。今も大差ないってか。殴るわよ。

エッチの仕方だって知らないほんの子供だったから、フワンテがなにをしてるのか理解できなかった。
どうしてこんなにくすぐったいことをするのに体を押さえ付ける必要があるんだろう、って不思議でさ。
けど怖さより服を脱がされてる恥ずかしさが大きくて、「やめて」って何度も言ったら今度は口の中に手を入れられた。

真っ正面にあるフワンテの顔を見ながら、ぐちゅぐちゅほっぺの裏側や上あごの表面を撫で回されて、
紐がゆるく舌に巻き付いて吸い上げてきて、息が出来ない苦しさより口の中のむず痒さの方がつらいと思ったよ。
噛もうとか吐き出そうとかそんな考えも出てこないまま好き勝手口の中荒らされて、「なに、そこも良いの?」みたいにもう一本手が入ってきても無抵抗のまま。
口のなかで別々に動く手の動きが複雑になってくるにつれだんだん頭がぼーっとして、
おしっこがまんしてるみたいに足の間がきゅんとしてきて、太ももやおしりを撫でてる手がイヤじゃなくなってきた。
もう真っ暗になってる公園だとか、家で待ってるお母さんのこととか、これから自分がどうなるのかどうでもよくなって、
さっきと同じフワンテの合図が聞こえても何も考えられなかった。

頃合いだと思ったんだろうね。
口の中から手が引き抜かれるのが名残惜しかった。よだれまみれになった手が糸を引いて、ほてった首に落ちて冷たかった。
もしかしたら「待って、もっと」とか言ったかもしれないわ。
けどフワンテたちは私の言うことなんて無視して、蝶々の喧嘩みたいにお互いを牽制しながらパンツに手を殺到させてた。
あぶれた手は仕方なさそうに脚や胸に集まって、またもとのとおり巻き付いてね。
私のよだれで濡らされた、冷たくてぬるぬるしたものがはじめにお尻の側を通って前に来て、それに続くように乾いた手が前から後ろから何本も回ってきた。
パンツの前から手を宛がって、なにかを待つみたいにそのまま止まってるのもいた。
合図がまた聞こえて、そしたら操り人形みたいに私の脚がM字に開かれて、
……パンツの前に置かれてた手が、くにゅくにゅとマッサージを始めたんだ。
はじめは撫でたりこすったり押したりするだけ。そのうちお肉を寄せてつまんだり、二つの手を寄せるように揉みこんだり、
パンツの上からあそこの中心をいじくり回して、パンツの中の手は刷毛で撫でるみたいにあそこを何往復もするの。
そのたびにぞわぞわ震えがきてね。私はおしっこが漏れないようにするので精一杯で。
今まで気にならなかった強弱をつけて脚を締め付けてる手や、おっぱいを撫で回して乳首を突つく手の動きが敏感に感じられるようになってきててさ。
もう口にはなにも入っていなかったけど、喋れるような状態じゃなかった。
喘いだり小さな悲鳴をあげるだけで、助けを呼べるわけもないわけ。
けどね、
73名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 01:23:45 ID:uMps9us2
>>69
面白いじゃない
74本当にあった怖い話5:2009/08/11(火) 01:23:48 ID:IyS+TCVr
「ぷわ」

私の耳元でフワンテがなにか命令すると、あそこをいじる手がぴしっとそこをひっぱたいたの。
大きな声を上げたかもしれない。目の前に星が散って、何が起きたのかわからなかった。
じょろろ、って音がして、足やおしりに温かいものが流れていって、片足に残ってたサンダルが滑って落ちていったのを覚えてるわ。
おしっこ漏らした恥ずかしさもどうでもよくなる、お腹の奥のもやもやの爆発で力が抜けて、ずっと眠り続けたい気分だった。
脚に強く食い込む紐やあそこを撫で回す手が、ただ痛いとかくすぐったいだけじゃなくて、お腹の奥を前よりずっと切なくするものになってきてた。
おしっこでびちゃびちゃになったパンツが太ももまでずらされて、おしっことよだれと汗でぐしょぐしょになったフワンテの手、手、手が、
大事なとこの入口にこすりつけられて、ぐちゅぐちゅにゅぷって水音を立ててた。
たまに口を近づけられて、火種を大きくするみたいに息を吹き掛けられると体が勝手にびくびく揺れた。
頭がぼうっとして、どこか遠くに連れ去られそうになるような気持ちがするの。

―――もう、どこに連れていかれてもいい。
そのとき私、確かにそう思ってた。

……「それでどうなった」かって?ばか、そのまま連れてかれてたら私はここにいないでしょ。
強いて言うなら、ヒーローが現れたのよ。囚われのお姫様を救うヒーローがね。
……お姫様ってガラじゃない…だと?少しは黙って聞きなさいよ!!あんたはぁ!
フワンテが私のあそこに手を埋めようとした時、間髪入れず暗闇にけたたましい吠え声が響いたの。
私の足の間に集まってた手がさっと退いて、いち早く体から離れて逃げた一匹が炎に包まれて、回転しながら空気を吐き出して落ちていった。
フワンテが落ちていった暗がりには真っ赤な目玉が二つ。だんだん加速しながら落下していく火の玉に照らされた先には―――
―――あとから聞いたんだけどね、学校から出るなりお兄ちゃんのデルビルは制止も聞かずに駆け出して、家にも帰らずに私を探してたんだって。

もう一声デルビルが「ほえる」を繰り出すと、フワンテは完全に私から手を離してね。
私は空中に置き去りにされて、それから真っ逆さまに落ちていった。
デルビルが空中で私を受け止めて着地してくれたくれたとき、もう涸れたと思った涙が急にわき出して、
あんなに怖くて仕方なかったデルビルに縋ってね、私わんわん泣いたのよ。
私はそのままデルビルに連れられて濡れたパンツとサンダルを持って家に帰って、
家族みんなに一回ずつ、苦しいくらい抱きしめられることになったの。

それからはてんやわんやの大騒ぎよー、私はぎゃんぎゃん泣きじゃくってる上にフワンテに縛られた痕も残ってたし、おまけにおもらししてパンツもはいてなかったし。
お父さんは変質者やスリーパーに悪戯されたんじゃないかって、顔を真っ青にして私を揺さぶったわ。
なんとかかい摘まんで説明して
「変な人や変なポケモンには会わなかった、たくさんの風船ポケモンにさらわれそうになって怖くておもらししたんだ」
って言ってことなきを得たのよ。
それからは町ぐるみでフワンテ捜索隊が組まれてねー、小中学生は集団登下校するわ幼稚園や小学校は一時閉鎖するわで大変だった。
まあ結局何にも見つからなかったんだけどね。強いて言えばフワンテを飼ってた人には大打撃だったかな……
フワンテを飼ってる人はポケモンセンターから自分のポケモンの厳重監視を言い渡されて、
ほとぼりが冷めるまでボールに閉じ込めっぱなしだったんだって。
迷惑かけて、本当にごめんなさいって言いたかったよ。

それからお兄ちゃんは私の面倒をよく見るようになって、お父さんもお母さんもできるだけ早く帰って来てくれるようになった。
デルビルとは知ってのとおりそこから急速に仲良くなってね。
しばらくの間は遊びに行くとき必ず連れていかされたんだ。
大概のいじめっ子や野性ポケモンはひと睨みで追い払ってくれたのよ!

……あーあ、ヘルガーったら今お兄ちゃんのとこで何してるのかなあ。会いたーい。
75本当にあった怖い話6:2009/08/11(火) 01:26:10 ID:IyS+TCVr
……それにしても私がフワンテにされたイタズラは、おもらしに隠れて誰にもばれなかったのは幸いってとこだったなー。
あ、そうそう。フワンテ自体はそんなにトラウマにもならなかったのよ。
こうしてポケモントレーナーにもちゃんとなれたしね。
ヨーショー時のトラウマがどーたらいう、ヤバい性癖の歪みとかもないでしょ?
フワンテ事件が私を取り巻く環境をプラスに運んでくれたから、そんなに怖い思い出じゃなくなったのかな。
……むしろ、ちょっと気持ち良かったからそんなに嫌な思い出でもなくて……
……えへへ、ほんとに連れ去られてたらこうやって笑い話なんかにできないよね。もうやめよやめよ!これで話はおしまい!

夕飯がすっかり遅くなっちゃった。ごめんねー。
……何よ。そんなに握ったら痛いよ。
いやね、今はフワンテよりヘルガーよりあんたのことが好きだって。いや、ホントホント。私らの育んできた愛情を疑うわけー?
……不安なら今夜のベッドで確かめなさいよ。女のコにここまで言わせないで!
だから今はおとなしく、ご飯食べよ。ね?


「ハンバーグ好きでしょ?ゲンガー?」


HAPPY END…?
76おしまい:2009/08/11(火) 01:30:26 ID:IyS+TCVr
以上です。
気温25度とか全然暑くねえだろというツッコミは
「ゲンガーがいるので室温から引くことの5度、つまり外気温は30度超えてるんだ」と補完よろしく

>>69
書いてくれ頼む…いや、お願いします
77名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 04:15:22 ID:otv0Eb8v
保管庫仕事はえぇw
78名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 09:38:11 ID:WI3YWQSX
>>65
エロシーンの地の文にセンスあるなあ。
比喩表現を上手に使いこなしてる。
多彩な表現ができててウラヤマ
GJ!
>>75
特殊な文体を使いこなしてて、技術の高さをうかがわせるな。
ポケモンに囲まれる場面は本当に怖いと思ったよ。GJ!
79名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 10:23:45 ID:tM/g6QM6
>>76
フワンテの図鑑の文章思い出した。
オチ含めこえぇ、けど読みやすくて面白かった!gj
8069:2009/08/12(水) 00:15:34 ID:OrrvKgfy
昨夜は聴いておきながら寝てしまうという失態をやらかしてしまったilliorzilli

ジラーチ♂強姦です。
軽く酔った後書いたのを手直しした物なんで多少話の進め方が変だったり後々辻褄が合わない事になるかも知れませんorz
別に快感に堕ちる訳じゃないのでそう期待している人が居たら申し訳ないです…
81名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:17:38 ID:OrrvKgfy
「う・・・」
天井から滴り落ちる水滴で目が冷めた。
いきなり飛び込んできた光に目が慣れず少し眩しい。体が冷えている。

−ここは…?
目が慣れてくると辺りの様子が分かった。
四方をコンクリートに囲まれた部屋。頑丈そうな扉が1つ。

「…誰か…っ…!」
声がかすれて思うように出ない。
首には金属の輪の様なものが付けられ鎖で繋がれている。
それだけで自分が危険な状況にあると言うことは察しがついた。

…しかしその内うっすらと疑問が浮かんできた。
あれ、自分は−



−誰だっけ…?
82名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:20:09 ID:OrrvKgfy
ガチャガチャ…キィ…
部屋の扉が開いて1つの影が入ってきた。

人間…?
そうだ、人間に追いかけられて…!
「ははっ、やっと目覚めたのかい?
無理やりに起こしても良かったんだけどそれで君の頭をいじくったのが台無しになったら困るからねぇ」


割と男はフランクに話しかけつきたが警戒は緩めない。
ジラーチ?そうだ、自分はジラーチというポケモンだ。
けど…もっと別の名前があった様な気がする。何か−


「だ…だれ?
ここは…どこ?」
「混乱しているみたいだな。可愛いなぁッ…!
説明してやるよ。お前の記憶と能力を少し操作したんだよ…簡単に逃げられたりしないようにね」
「っ…何で…!?」
「くくっ、教えてやろうか?


俺のおもちゃになってもらう為にだよ」
83名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:22:28 ID:OrrvKgfy
「全く…お前を見つけた時は本気で驚いたぜ」

男はニヤニヤしながら続ける。…手にロープが握られていることに気付いてジラーチは強く恐怖を感じた。

「い、いやっ…
近寄らないでぇっ!!」
「まさか伝説のジラーチを犯すチャンスが来るなんてな!出ろ!モンジャラ!」

『ジャラ〜』

男はモンスターボールからジラーチが見たことのない異様なポケモンを出した。
全身が触手のようなものに覆われたポケモン…
そしてその触手は粘液のような物で妖しい光を放っている。


「いやだぁっ、来ないでぇっ!」
本能が危険信号を鳴らしていた。反射的に手を前に出す。


「無駄だよ、言ったろう能力を弄ったって!モンジャラぁっ、そいつを締め付けろ!」


一瞬、ジラーチの目にはそのポケモンが躊躇したように見えた。だが−
『ジャ、ジャラ〜っ!』

「ううっ!はな…し…!」


何か…体が熱い…!
モンジャラのツルがぬるぬるとジラーチの肌を滑る度に…
「ひぁっ、あぁっ!あんっ…!」
なぜか変な気持ちが心を貫く。
84名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:24:56 ID:OrrvKgfy
モンジャラはジラーチの太腿にツルを伸ばしていく。
そして…そこに粘液が滴る触手がそっと触れた。

びくんっ!
ジラーチの身体が10万ボルトを浴びたように反応した。
「ひぁあっ!!ぁっ、いやぁっ!」
ツルはくちゅくちゅと卑猥な音を立て、そこを撫で回す。
まだ未熟なジラーチのそれは、露出させられ粘液によってぬらぬらと光っていた。
「やめて、お願いっ、やめてぇっ!」
懇願するように叫ぶが、モンジャラは堅く目を閉じてその行為を続ける。
ぴちゃぴちゃと犯される音と抵抗の声が部屋に響く。

その内男もジラーチの身体をいやらしくさわり始めた。
「ひぁぁん!嫌だぁっ、あぁっ!いやぁっ」
「はっ!喘ぎながら嫌とか言われても説得力ないなぁ!はぁ…はぁ…」

目の前の奴は荒い息を吐き、いきなり口を近付けた。
舌が唇を割って侵入してくる。
ジラーチの舌に絡め、歯茎を舐めまわし、そして喉の奥へ…
「……っ!んんっ!!んん〜!」
呼吸が詰まって苦しい…!

しかしジラーチは心の底では…
初めて感じる洪水のように溢れる快感に気が狂いそうだった。しかしそれを認めたら、自分の中の何かが砕け散ってしまう…
不意に男が舌の動きを止め、唇を放す。
85名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:26:34 ID:lCLuhyUq
>>76
>スリーパーに悪戯されたんじゃないか
この部分で吹いたのは俺だけでいい。
公式でも完全にロリコン扱いされているスリーパーカワイソス
86名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:29:25 ID:OrrvKgfy
「はぁ…はぁっ…前戯はそろそろお終いだ」
モンジャラからジラーチを力ずくで引き剥がし、地面にうつ伏せに叩きつける。

「っ…ぐぁっ!!かはっ…うぅっ」

身体中がいたい…!苦しい…!
「さてと…モンジャラの粘液で良い具合に濡れてるか…」

ジラーチのお尻を弄っていた指がいきなり肛門に入り、中の壁を掻き回し始めた。
「…ぁぁあっあああ!!痛いぃっ、止めてぇっ、助けてぇぇっ…あっ!?」

ある箇所にその指が触れた途端−
身体中に衝撃が走った。
「あ、あぁっ、なにいっ!?」
すると男はニヤリと笑い、その箇所を重点的に攻め始めた。
「やめてぇっ、やめてぇっ!あぁっ!」
体を振り回し強く抵抗すると−
バチィッ!

「ーーーっ!!!あ゛あっ!!」
何かムチの様なもので背中を叩かれた切り裂かれるような激痛−
ジラーチの背中にピンク色のロープによる暴力の傷跡が残る。
「かはっ…うぅっ、、ぅっ…」
痛みと恐怖と羞恥に涙が溢れる。
「大人しくしろよ…ほら、本当は今凄く気持ちいいんだろ?」
ジラーチは一度…本当に一度だけ自分で逸物を弄んだことを覚えていた。
そのオナニーでの射精さえ何だか怖くなって一度だけしかしなかった。それが−
今、その刺激に反応して自分のペニスは見たことが無いほど大きくなり、透明な先走りが滴っている。
87名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:32:12 ID:OrrvKgfy
こんな…こんな…
今にも壊れそうなジラーチの心に留めが刺される時が来た。
ぬぷっ…
指が抜かれる。
「入れるぜぇっ!」
男の肉棒がジラーチにあてがわれる。
それは人間についての記憶が無い彼にも巨大に見えた。
「い…嫌だぁっ、そんな、太いの、入らないぃっ!」

逃げようと身体中の力を振り絞り抵抗するが、人間に小さなジラーチがかなう訳も無かった。

ズブッ…!!

熱い…!!身体中が…
身を裂かれるような激痛が肛門に走る。
「あぁぁぁぁぁっ!嫌ぁっ、動かないでぇっ」
しかしその言葉は聴いてもらえる訳もなく、先ほどの箇所を的確に突かれる。
パンッ、パンッと激しくぶつかり合う音が響き、男の凶悪で巨大なナイフがジラーチを襲う。
先ほどのモンジャラの粘液と二人の汗や体液が混じったものが飛び散る…

「…っぁあああっ、ああああああっ!!」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ!出るっ!」

びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ…
男とジラーチは同時に果てた。
精液がごぽごぽと体内に注ぎ込まれ、自身のそこからも白濁液が溢れ出て、自分の身体を汚す。
意識が朦朧として右も左も分からない中、一瞬見えたのは何故か少し離れた場所で脅えているように見えるモンジャラ…

そしてジラーチの感覚は遠くなっていった。
88名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:35:22 ID:OrrvKgfy
以上です。
一応続きもあるのですが…この残念クオリティで良ければ後日また投下します。
89名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:47:15 ID:nw2Do5lB
そか
90名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 01:32:18 ID:OQ1qWG/+
残念クオリティな作品は読みたくないので投下しないでください。
91名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 01:46:41 ID:zxFwWJQv
このスレの住民って謙虚と自虐を取り違えてる気がする
92名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 02:57:38 ID:1yTQaF2N
そんなことないよ、と言われたいんだろうね
構ってちゃんというか

どうでもいいけどスリーパーはロリコンじゃなくてショタコンなのではw
93名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 03:41:23 ID:3xcfAOYV
>>92
それはあなたの願望でしょ
どちらかというと、否定意見からの防御的役割としての自虐行為だと思う
94名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 04:07:46 ID:2LUzYwX7
>>88
描写がちょっと淡白みたいなんで、もうすこし細かく書いたらいいかも。

続き期待してるよー、あともうすこし自信もっていこうぜ。
感想も書かずに色々言ってる人たちの意見は気にしなくても良いと思う。
95名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 07:34:47 ID:b7b3NbX6
残念ならいらないね
96名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 07:49:53 ID:HqJ2ZqY0
>>88
触手レイプされるショタジラーチハアハア
戸惑うモンジャラがこの先どうするか気になるなあ。
俺はSSのクオリティを評価する能力は無いけど続きを読みたいと思うよ。

これはあくまでアドバイスなんだが、書き手の自虐は叩かれ易い。
自分のSSが受け入れられるかどうか、不安な気持ちはよくわかる。
しかし、SS以外の言葉は最小限にして淡々と投下した方が無難なんだ。

続きを楽しみに待ってるよ。
97名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 08:17:40 ID:nOqtC8hX
作品投下中はよけいなレスを控えるとか、
当科する側も何レスになりそうか書いておくとか、
もうちょっと配慮しようよ…
98名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 08:20:50 ID:nw2Do5lB
そこは保管庫の人がうまくまとめてくれるから大丈夫です
99名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 10:06:44 ID:XNWWEtYs
HG・SSの、配布アルセをソフトに連れていったら1レベ三竜のどれかが貰える
ってイベントについてのサイトを見ていたら堪らなくなった

タマゴから生まれたての両性具有ロリショタ三竜…ハァハァ
100名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 10:12:46 ID:HqJ2ZqY0
しかも、それがよちよちと後ろからついてくるんだろ?
ポケモンはまじで萌えゲー
101名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 17:48:54 ID:iSHNKDSE
>>96
乙〜ジラーチって可愛いな〜
続き期待してますよ。
102名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 00:59:57 ID:61fEPdNI
とりあえずバカな批判厨のせいで書き手が減ってきた事くらいそろそろ気付こうな
103名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 06:12:59 ID:cePXLzsN
むしろ今までのスピードが尋常じゃなかったんだから、そんなに目くじら立てることでもないでしょ
それと、バカだとかいう単語は荒れを招くって事くらい気づいてお願いだから
104名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 09:45:05 ID:Pzgcg1Ad
くじらと聞いて飛んで来ました。
ランターンに輪姦されるホエルオーとかきっと可愛いだろうなあ。
105名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 13:28:53 ID:PO4zOa7j
クジラ漁が盛んだった昔の日本では浜に引き上げたクジラの膣に落ち込んで窒息死する人間が後を絶たなかった云々の流れ
106名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 15:01:23 ID:LKJx8Ynn
散々叩くだけ叩いといて「悪いのは擁護する側と空気読めない職人」か
目くじら立ててんのはどっちだよ
あのスレ自分が気に入らないSSを先に誰かが叩いてると一緒になって叩くからな
んで批判厨が何か言われると「批判ぐらいで筆が止まるなら所詮その程度の職人」で済ませるし
何が何でも「どれだけ荒れても自分たちは悪くない」と思いたいらしい
もうあそこ、自分勝手な住人が8割以上だな
107名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 15:59:39 ID:7dvsT/CG
誤爆乙
108名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 17:09:20 ID:IWwizLqd
だいばくはつかぁ
ビリリダマやマルマインはエロに使えないのかな
109名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 17:32:57 ID:V1IVrbxH
マナフィがかわいすぎて犯罪。
ぷるぷるお肌とかマジ抱きしめたい。
110名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 17:47:55 ID:PO4zOa7j
>>106
どこに投下する予定だったん?
111名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 18:37:19 ID:Pzgcg1Ad
>>108
マルマインに口があるのは確定的に明らか。
カモネギあたりに無理やりフェラさせてしまえば良い。
ビリリダマ時代より顔つきが穏やかになっているから、
マルマインは元ヤンキーだな。
112名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 21:12:46 ID:YbgAUgHo
>>108
電気刺激を与えるってのはどうかなあ。他の電気ポケモンでもできそうだけど
113名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 23:38:54 ID:y+2dpNz7
今日の投下はないのかな。
職人さんはみんなコミケに出るのかな
114名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 18:56:15 ID:T6OJ2AsK
コミケではポケモンのエロ同人誌が結構出てるらしいな
115名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 20:12:08 ID:D0p7q/Z5
>>114
何だと!?
でも人間メインだろ?
116名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 20:16:23 ID:bI35RxD/
3日目だとケモ系サークルに混じってポケモン物を出しているサークルも案外いるぞ。

さてそろそろ投下が来る頃だと思うから全裸で待機しておこう。
117名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 21:10:39 ID:ivd5VLnE
三日目ってケモ系が多いの?
118名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 00:11:18 ID:JzJ8BoQt
一方、引きこもりは虎の穴を使った。
ヒッキーポリゴンZ×痛いネットアイドルロトム萌え
119名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 20:36:09 ID:/bYssRvH
あやしいパッチとロトムに輪姦されてポリゴンZへ堕ちるポリゴン2…だと…
120名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 22:43:56 ID:h09pWmV4
ポリゴンZ「ウフフ…オネエサンガ、キモチイイコトシテアゲルワ…」
121名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 01:28:41 ID:HG2D2hg6
危惧していたけどやっぱ書き手目に見えて減ったな…
全くもって>>102の言うとおりだと思う
そりゃ文句言われてまで書く奴はなかなか居ないだろう
122名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 03:23:56 ID:qTINNyrm
SS職人さんは描きたい様に描けば良い
批判するなとは言わんが、ココを治すともっと良くなるよ的
な事をちゃんと言ってくれれば良いのだが・・・
ってか気に入らなかったらスルーしてコメしなければ良いと思う

それに今はコミケで忙しい人も入るし
早くマニューラSSの結末が見たいな〜
123名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 08:11:09 ID:Oy+b8iX0
盛り上がってくると水を注す奴って必ずいるんだよなあw
エロパロ板じゃない別の好きなスレでも同じ現象が起こってるのを見たし
どこでも有り得る事態なんだろうね
124名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 08:35:02 ID:xPsJd3zX
減ったのはお盆だからだと思いたい
125名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 09:06:45 ID:oER2/wSU
お盆は実家に帰ってお墓を掃除しませう。
ポケモンタワーにも人が沢山集まってにぎやかなんだろうなあ。
126名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 13:34:02 ID:6c81yoRv
前スレからの職人さんのレスも全然ないしなぁ…
127名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:18:30 ID:hfb95ROE
暇だし初めてだけど書くか
レントラー♂×ライボルト♂とか
128名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 16:58:33 ID:HXbzecwh
投下作品はちょっと少ないくらいが丁度いい
飽食に溢れた現代社会のように感謝の心が薄れてしまう

>>127
期待してます
レントラー人気だなー
129名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:24:42 ID:m2AbGUuN
職人さんこないですね。
130名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 20:25:26 ID:TXMMMmuI
>>127
期待してるぜ!!自分のペースでまったり書いてくれ。
さて、俺もカイグラ小説書く作業に戻るか。
131 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:24:11 ID:faHifqFb
コミケに行ってたので先週に投下出来なかったぜw
そんなわけで続きを投下します。今回で完結。
注意点はアーボック+ドラピオンのマニューラ輪姦くらい。
132天空の階段にて 13/1 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:27:18 ID:faHifqFb
もう棘で痛みを感じる事は無く、あるのはとろけてしまいそうなまでの快楽。
「はっ……あ、ぁ…」
ゾクゾクと首筋と背の体毛を逆立てて、マニューラは肺の奥より息を吐いた。
マニューラの秘所とアーボックの尾下板が密着すると、
彼は手を離して良いと彼女へ囁いたので、マニューラは両鉤爪を胸に巻かれるアーボックの腹へと寄せた。
「ボスのナカ……ドラピオンのデカチンコを
何回も突っ込まれたワリにゃぁ、全然緩んでねぇですぜ」
尾下板を左右に回すと膣内に入り込んだヘミペニスも回り、
二股の亀頭に生えた棘で膣壁を抉られる感覚に、マニューラは息を飲んだ。
「こんなに具合のイイモノ…。今までほとんど使ってなかったなんて…」
興奮気味に、ハァッと息を吐いてアーボックは腰を前後に動かし始めた。
「ん…ぁ、あぁ…ッ」
「本っ当……勿体ねぇ…!!」
粘着質な水音が結合部から響き渡り、その音に尚も興奮したのか
アーボックは息を荒げてマニューラの左耳朶に舌を這わせ、
細長いそれを外耳道へと流し、鼓膜を避けてその内部を弄った。
「うっ…くっ」
耳までもを犯されるとは予想していなかったらしく、
マニューラは首を捩ってアーボックの舌から逃れようとしたが
身体を二重に巻かれている上に、彼の長い舌からは首を動かすだけで逃れられるものでは無かった。
適度に湿度と熱を保っている外耳はねっとりとしており
まるでもう一つの女性器内部のようだとアーボックはほくそ笑んだ。
「んっ…ぅぅん…!」
耳と膣内を弄り回され、その気色悪さにマニューラは拘束された身体を動かしながら反応を繰り返していた。

「うぉい。オレを放っておくんじゃねーよ」
蚊帳の外状態に置かれていたドラピオンが、アーボックの後ろから彼へと呼びかけた。
アーボックは舌をマニューラの耳から抜いて口内へと収納し、
敵を脅嚇させるための模様が描かれた胸ごと首を後ろへ回した。
「ちっ…。あぁ、分かってるぜ」
邪魔をされた事に舌を打ち、ドラピオンへ今のように嘯いてから
アーボックはマニューラの胸に巻きつけていた尾を解いて背を雲の地へ着け、
彼女の腰に絡めたままの尾でマニューラの身体を挿入したまま持ち上げ、その腹の上へと乗せた。
「む…ぅ…」
騎乗位の形を取らされ、マニューラはアーボックの腹に両鉤爪を乗せて小さく呻いた。
「マニューラ様、背、屈めて下さい」
「わ…分かっている……」
肘を曲げ、震える身体を胸ごとアーボックの腹へと押し付けて
マニューラは首を回して肩越しにドラピオンを見た。
腹部から突き出た、円錐型の巨大なペニス。先端はまだ細いとは言え、それでも太さは計り知れない。
「……こ、これ……入る…のか……?」
ゴクリと喉を鳴らして、マニューラが若干怯えている様子を見せると
ドラピオンはケラケラと笑い出し、首を屈めて彼女の首筋を舐め上げた。
「んっ…」
「怖いですか?マニューラ様」
「あ…当たり前だよ!前でさえ苦しかったのに……う、後ろ…まで……」
ゴニョゴニョと言葉を濁し、そこで止めてマニューラはドラピオンを睨みつめた。
「…ま、大丈夫ですって。あ、尻を開いてくれませんかね?」
「………」
息を飲み、マニューラはそろそろと腕を動かして両鉤爪で臀部を掴み、割るようにそこを開くと
黒の体毛で埋もれている身体の皮膚が露出している数少ないその場所が露になった。
133天空の階段にて 13/2 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:28:23 ID:faHifqFb
アーボックの尾で弄られた影響でヒクヒクと小さく痙攣し、
本来ならば異物を外へと排出させるための器官は、今は逆に異物を欲しているように誘っていた。
「綺麗な色してますねぇ」
薄めの桃色の窄みを眺め、ドラピオンは感心するかのように喉を鳴らした。
「う…うるさいね……は、早く挿れちまいな!」
「へへへ。ドラピオンにおねだりしているんですかぁ?ボス」
「調子に乗るんじゃないよ!…さっさと……終らせたいだけだ……」
「そんじゃ、挿れますからね〜。力抜いたほうが楽ですよ」
そう言うと、彼は両爪でアーボックの尾が巻かれていない方の
マニューラの背と腰の間を抑えて怒張の先端を、開かれた臀部の中央部に押し付けると、
彼女は鉤爪を臀部から離し、寝そべるアーボックの腹へと寄せた。
大きく、そして深く息を吐き出してからマニューラは強張る身体を解す為にと、力を抜いた。

「ふぅっ……!」
力を抜いたつもりだったが、それでも身体を強張らせてしまった。
肛門の窄みを広げるかのように、ドラピオンのペニスの先端がマニューラの内部へと侵入した。
「はっ……はぁ……」
痛みよりも、直腸内を圧迫される感覚に息を吐き出し、マニューラはブルッと肩を震わせて悶えた。
「くっ。やっぱ先を挿れるだけで精一杯みたいですねぇ……」
ドラピオンにとっては先端のほんの少しだけを入れ込んだだけであるが
マニューラにとっては直腸内の全てを圧迫されており、それが互いの体格差を示していた。
「おい、ドラピオン。また無茶なコトすんじゃねーぞ」
先ほどのドラピオンの行為を思い出し、アーボックが釘を刺した。
「あー、分かってる分かってる。……じゃ、動かしますよマニューラ様」
「う……んっ!んぅッ!」
ドラピオンのペニスが一度引き抜かれ、排泄を行う時と似たような感覚にマニューラは悶え
そしてアーボックが腰を突き上げて膣内の肉壁を撫で擦り、
再度ドラピオンのペニスが直腸内へと侵入した。
「ふっ…ん、ぅぅっ……んっ!!」
ドラピオンの先走りが彼女の肛門の滑りを増させ、違和感はやがて別の感覚となり
アーボックの腹部に頬を押し付けて、口を鉤爪で押さえて喘ぐ声を抑えようとするが
それでも呼吸と嬌声が入り混じった喉から奏でる音は止まらなかった。
膣内と直腸内を遮る肉壁を部下たちのペニスで擦られ、
それによって得た強烈な刺激にマニューラはただ喘ぎ、耐えるしか他無かった。
「ひぁん!あ、ぁあっはぁああ!」
身体を跳ね上げて反応を返すと、アーボックとドラピオンがニヤリと笑い、互いに腰の動きを早めた。
「はっ…ぁっ!」
一瞬、呼吸が止まりマニューラは目を見開いて瞳孔を細く尖らせた。
だがすぐさま喘ぎで呼吸を行う事となり、彼女はアーボックの腹部に額を擦り付けた。
「あ、ぅんッ!ひゃ…ぁ、ぁぁ…っ…!」
「んー……ボスぅ。ボスも腰を動かしてくださいよぉ」
舌を伸ばし、顔を伏せるマニューラの顎をアーボックは二股の先端で持ち上げた。
「う…動かす…って…んはぁっ!」
アーボックの舌を鉤爪で掃おうとしたが、背後から突き上げられる感覚に意識が奪われ
マニューラは身体を跳ね上げて鳴いた。
「だぁってボスってほとんどマグロ状態じゃぁねぇっすか。
それだと楽しさもちょぉっと減っちまうんでー」
尾下板をグリグリと左右に動かし、マニューラの膣内をヘミペニスで弄繰り回すと
彼女は「んっ」と、瞳を閉じて小さく喘ぎ、薄く瞼を開いてアーボックへと視線を移した。
そして両鉤爪を彼の腹部へ再度寄せ、膝を雲の地へ付けるように曲げて腰を浮かせ
ゆっくりと左右に腰を振ってみた。
「んッ……ふぁ…」
だが、一度振っただけでそれきりマニューラは腰の動を止めてしまったのだ。
「む…無理…だよぉ……し、刺激が…強すぎる…」
134天空の階段にて 13/3 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:29:46 ID:faHifqFb
弱々しく首を横に振り、マニューラはアーボックへ横車を押す行為だと知らせた。
「あぁー…そうですかぁ…。じゃ、またオレさまが動かしてあげますよ」
ニヤリと口の端を上げ、アーボックはマニューラの腰に巻きつけた尾に力を込めた。
「!」
右鉤爪を腰に巻かれた尾に寄せ、マニューラは再度首を横に振った。
「や…止め……」
静止の命を言い切る前に、アーボックの尾が彼女の腰を横に動かし
その衝撃により言葉は途切れ、マニューラは叫びに近い喘ぎを上げた。
「ひっぃ!あ、ああぁあッ!!あんんッ!!」
再度口を鉤爪で押さえ、苛虐と同等の部下たちの行為に
マニューラは涙を流して耐えようとしていた。
膣内と直腸内を垂直に抜き差しされ、強制的に腰を左右に動かされ
それにより両穴と内部を広げさせられる感覚は憎いほどに甘く、
そしてその甘さにより生まれる歓楽が、マニューラの心に広がりを見せていた。

「ふっ……ふぅっ、んッ!ん、んぅうッ!」
前後上下左右に身体を揺さぶられ、それにより膣内と直腸内の至る部分を弄られ
マニューラはまた、競り上がってくる感覚に溺れかかっていた。
「ん、は、はぁっ、ぁんっ!あ、ぁっはぁあ!」
人形が無理矢理動かされるようなぎこちない動きで背を反らし、
尾羽も天を仰ぐようにピンと張り上がり、マニューラは昇り詰めようとしていた。
─だが、その寸前に、アーボックとドラピオンが互いに動きを止めたのだった。
「はっ……ぁ…?」
また寸止めを喰らい、マニューラは惚ける思考を何とか保たせ、
首を動かしてアーボックとドラピオンを交互に眺めた。
「へっへへへ……」
「ボスぅ……なぁに物欲しそうな顔しているんですか?」
ニヤニヤと嫌らしく笑う部下たちを見て、マニューラはギリ、と奥歯を噛み締めた。
「マニューラ様、もう終わりにしたがっているようですから
イかせないようにオレたちも結構踏ん張っているんですよ?」
「ボスってば、感度良すぎですからねぇ…ちょーっとヤればすぐイッちまいますしー」
「でも、こう何度も御預け喰らうと、やっぱり我慢出来ないですかね…」
「な……何を…はぁっ…考えているんだい、お前たち…」
身体を伏せたまま、マニューラは荒らぐ呼吸を抑えながら部下たちへ問いかける。
するとドラピオンが首を伏せてマニューラの耳元へと口を寄せた。
「いやぁ…マニューラ様イキたがっていますけど、
オレたちでイかされると回数増えるから、それは嫌なんですよねぇ?」
「………?」
「でも」
アーボックがドラピオンのセリフの続きを口にし、マニューラは彼へと視線を向けた。
「イクのを何度も何度も阻害されるのも辛いですよね〜。
だから、こんなのはどうですか?」
首を動かし、マニューラの鼻先に口先が触れそうなまでに近づき、アーボックは提案を出した。

「ボス…自分でヤッてイッて下さいよ。あ、この分はカウント入れませんから」

「は……」
一瞬、アーボックの提案の意味が分からずに
マニューラは半開きにした口元をヒクリと引きつらせてしまった。
「ふ、ふざけるんじゃないよ!出来るものかい!!」
だが数秒かかってその意味を理解し、自慰をしろと暗に言われた事に誇りを傷つけられ、
マニューラは氷タイプでありながら火を噴出しそうな勢いで咆哮した。
135天空の階段にて 13/4 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:31:31 ID:faHifqFb
「なぁーんでぇ…」
「マニューラ様がオナる所、見たかったんですけどねぇ」
アーボックは舌を打って不満さを表わし、ドラピオンは直接言葉で表現した。
「でも、やっぱムリでしたか。精神力の高さは流石ですね」
ドラピオンは喉から短い音を鳴らし、マニューラへ頭(こうべ)を垂れた。
「でも」
「んっ!」
「それもどうなりますかねぇ…」
ドラピオンは腰の動きを再開させ、アーボックも腰とマニューラを拘束する尾の動きを同じく再開させた。
「はっ、んッ!」
絶頂を迎える勢いは少々治まったとは言え、敏感になっている事には変わらず
マニューラは下唇を噛み締めて、耐え抜こうと体勢を取った。

「ふぅッ!ん、ぅっん!ふっ…!!」
膝が震える。悪寒と同等の感覚がゆっくりと、しかし確実にマニューラの全身を駆け巡ろうとしていた。
「ひァッ! あ、ぁあ、あぁ!!」
鼻で呼吸をする事が難しくなり、マニューラは歯型が残る唇を開き
そこから酸素を取り入れようとしたが、逆に喘ぎによって肺の中は空となった。
「はっ……あっん!あぅっ!うぅぅんんん!!」
「お、お…すっげ、締まって来た……」
「そろそろマニューラ様も限界ですかねぇ?」
「ほらほら、ボス〜。ちゃんと我慢しないとまた増えてしまいますよ?」
「はぁんッ!ひ…ぅんっ…!」
腰を揺さぶられ、マニューラはビクリと肩を跳ねて反応し
浅く呼吸を繰り返しながらも、濡れた瞳でアーボックを睨み付けた。
「お…お前たち…ぁッ…もぉ…!そろそろだろ…っ!」
歯を噛み合わせ、その隙間から息を吐き出しながらマニューラが言い捨てると
アーボックとドラピオンは互いに低い声で笑い、その通りだと述べた。
「えぇ…そろそろ…おっ…出しそうなんですけど……」
「どーせならボスも一緒にイきますか?」
「冗談じゃ…ないっねっ!お前たちだけっ…だ!」
「ちぇ…じゃ、ラストスパートって事で……」
「はっ!ぁ、んッ!ひぁぁ…!!」
アーボックの腹部に埋め込むように額を押し付け、ただひたすら耐え抜こうとした。
後少し。それで全てが終るだろう。
だが、終った後にはどうなるか。それがマニューラには分からなかった。

──ワタシ……たちは……もう──

「……戻れない、ですか?う、つぅ…」
背の上でドラピオンがマニューラの心情を文字通り読み取り、
呻きを上げながら彼女へと呼びかけた。
「……」
彼らが心情を読み取る事には慣れたらしいが、やはり情動を不安定にさせられる。
マニューラは息を飲み込みながらドラピオンを睨んだ。
「へへへ…でも、大丈夫ですって。最初っから、何も壊れちゃぁいねぇんですぜ……」
「え……はっ!あ、あ、あぁ!」
どう言う事だと言う前に、後ろから突かれその刺激に声と意識を奪われ、
マニューラは口と瞳を開き、天を見つめながら荒い呼吸を繰り返し始めた。
「ん……っは、ぁんッ!あ、ぁ、あっ…!」
細かく全身を痙攣し始め、マニューラは自分を陵辱している2匹に身体の異変を知らせていた。
「おぉ…ボス、今度こそイきそうですねぇ……う、ぉぉ…」
マニューラの意思とは関係なく膣内が締まり、ヘミペニスを肉壁に押さえ込まれ
アーボックは笑いながらも呻きを上げた。
「…つぅッ……でも、イッたらダメですからねぇ、マニューラ様?」
136天空の階段にて 13/5 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:33:39 ID:faHifqFb
「は…早く……早くお前たちっが、あぁッ!んぅっ!」
「ハイハイ。おっ、もーそろそろですか…ぅ、ねぇ」
「んー……そう、もうそろそろ……ですぜぇ」
やや呻いて見せてはいるが、飄々とした態度の部下たちを眺め、
マニューラはとある事に勘付いた。
「……お、お前たち…んっ!う、嘘…言ってる…はぁっ…なッ!!」

「嘘ぉ?」
アーボックが舌をちらつかせ、笑いながら何の事だ?と言うかのような態度を見せた。
「オレたちがマニューラ様に嘘を言っているだなんて。
そんなに信頼されてませんか。ちょっと失望しますよ…」
ふぅ、とドラピオンは傷心気味にため息を吐いた。だが、その顔は笑っていた。
「だ…!」
マニューラは曲げていた肘を伸ばし、背を張り上げてドラピオンへ反論した。
「だ、だって…!お、お前たち……はっ…ぅんッ…!ちっとも様子が変わ…っていなっ……い!」
マニューラだけが、身体を甚振られる感覚に悲鳴と嬌声を上げており、
アーボックとドラピオンにはほとんど変化が見られなかった。
オスであっても、絶頂の予兆が現われればそれなりに余裕も無くなるものなのだが
この2匹には、それすらも見せる節が無かった。

「いやぁ?でも、もうすぐなのは本当ですってば。
……ただ、それは蛇と蠍の感覚なんで、猫のマニューラ様にゃずっと遅く思われますかも…」

アーボックは喉奥を鳴らしながら笑い、いけしゃぁしゃぁと今のように言ってのけた。
「………!!!」
マニューラは全身の体毛が逆立つ感覚を覚えたが、
それが怒りによるものなのか、それとも絶望によるものなのか、
はたまた強烈な快楽によるものなのか分からずにいた。
その要因を理解するのを阻害するかのように、アーボックとドラピオンがそれぞれマニューラを突き上げ
彼女はその衝撃で体勢を崩し、再度アーボックの腹部へ倒れこんだ。
「ひぁっはああぁあッ!や……だぁあぁ!あぁぁあ!!」
部下に出し抜かれた惨めさと、絶頂を迎えそうな感覚に泣き崩れ
マニューラは首を左右に振って懇願を始めた。
「も…やだ、よぉお!終わっり!終わりに、してぇ!!」
「終わりにしますよぉ?オレさまたちがイけば」
「でも、マニューラ様がイッた場合は、まだ続きますけどねぇ…」
ドラピオンの言葉は、もはやマニューラにとって滅びの歌を聴かされたのと同等だった。
「ひっぁうんッ!」
耐えようと心で意識していても、身体の奥底は疼き、その解放を求めていた。

「じ……自分っで…自分で!する!するからぁ!見せてやるか、らぁあ!!」
2匹の身体で絶頂を迎えるよりも、己で慰撫する行為を見せ付けることを選び、
マニューラは口から溢れる唾液を拭う事もせずに頭を振ったが
その彼女の思惑すらも、彼らは許す事はしなかった。
「ダメです。ボスがふざけるなって言ったんですから諦めたんですぜ?」
「そそ。それに、余計時間かかっちゃいますって。…早く終らせたいんでしょう?」
「はっ…!!」
直腸内よりさらに奥まで、大腸に届く勢いでドラピオンが自身をマニューラへと突き入れ
彼女は腹部が張り上がる感覚に一瞬呼吸を止めて目を見開いた。
137天空の階段にて 13/6 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:35:05 ID:faHifqFb
「はぅ…うぅんッ!!ひ、はぁっ!あ、ぁ、あ、ぁあ……!!」
「お、イきそうですかぁ、ボス?」
「そんじゃ、また止めるか」
マニューラが絶頂を迎える寸前に、また2匹は動きを止めて
彼女の体内で競り上がる感覚を強制的に止めた。
「ひ…はぁ……」
言いようの無いくらいの肉欲が競り上がった感覚を塞き止められ、
マニューラはまた絶頂を迎える事を許され無かった。
涙で視界は暈け、それと同じくマニューラの思考も惚け始めた。

「……」

ポツリ、と。マニューラは何かを呟いた。
「んん?」
「マニューラ様?何ですか?」
それは部下たちが聞き取れる声量ではなかったので、
彼らは互いに首を伸ばして再度言うようにと聞き返した。
「…て、……よ……」
「はぁい?」
「イ…かせて、おくれよ、ぉ……」

完全に、マニューラの自尊心が壊れた瞬間だった。
競り上がる感覚を幾度も止められ、永久と錯覚するかのような長々と続く陵辱に、
もはや彼女は耐えられる気力も残っていなかった。
再び、マニューラが絶頂の兆候を見せればアーボックとドラピオンは
その感覚を塞き止める行為に出るのは明確であり
それによって理性と本能が掻き乱され、身体の疼きは止まらず、
しかしそれを解放させる事を許されないのならば、もう負けた事を認めざるを得なかった。
マニューラは部下たちに負けを認め、この感覚を解放させてくれと、涙ながらに懇願した。
「へっえぇ……イイんですかい?ボス」
「ふっ…ん、構わ…ない、からぁ…」
精一杯、甘えた声を出してマニューラはアーボックの腹部に縋りついた。
盗賊団の頭として気丈高き毅然な態度のマニューラが、
快楽を求めてメス猫に成り下がり、オスに縋りつくなど誰が想像できただろうか。
「くくく……ボスがそこまで言うんなら、そうしてやりましょうか。なぁ、ドラピオン?」
「だぁよなぁー。ようやっと、素直になってくれたんですねぇ、マニューラ様」
自分たちの頭を手中に収めた事に、2匹は高らかに笑いながら腰を動かし始めた。
「う、んッ…!」
背後から突き上げられ、マニューラは息を飲んだ。
「あ…ん、はぁっ!あ、ぁんっ…ふぁあぁ…!!」
「マニューラ様…ぉっ、…可愛い声も出せるんじゃないですかぁ…」
「普段からこんくらいならなぁー。ま、でも氷タイプなのに鉄火肌のボスもイイですけどね…ぅ…」

「あぁっ、はっ……あんっ!あ、あぁあっ…あぁぅんッぁぁ!!」
「ボス、イきそうですか?」
「う、ん……」
言葉を返す余裕が無く、マニューラは大きく首肯する事をアーボックへ見せると
彼はニヤリと笑い、舌を彼女の首元へ伸ばし、顎下を二股の先端で撫で回した。
「ふぅ…ん…」
強烈な快感とはまた別の感覚に、マニューラは涙が流れ出る瞳を閉じて味わった。
意識しているわけでもないのだが反射的に喉奥が鳴ってしまい
その羞恥心すらも、今の彼女には心地良く感じるまでに成り果てていた。
心までも部下たちに支配されてしまい、マニューラは飼い主に柔順な仔猫となっていた。
そしてその仔猫は、飼い主に餌を催促するかのように、細く鳴いた。
138天空の階段にて 13/8 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:36:12 ID:faHifqFb
「ひぃっ……ん…」
ゾワゾワと体毛を逆立て、与えられる"餌"に酔い痴れていた時だった。
「うぅ…ちょ、オレもマジでヤバい……」
ドラピオンが息を荒げながら、腰を打ち付ける動きをさらに早めた。
「ひゃぁァッ!!」
閉じていた目を開き、強まる刺激に嬌声を上げ、
マニューラはまたアーボックの腹へとその身を落とした。
「はぁっ…んッ…ぁんっ…!あ、ぁ、ああ、ぁ…」
何度も御預けを喰らった感覚に期待を寄せ、マニューラはフルフルと全身を震えさせていた。
「オレさまもッ…っぅ…ヤッバいぜ…」
「マニューラ様ぁ?オレたちが先にイッたらすいませんねぇ…」
「ばぁっか。どーせ変わんねぇよ」
「あ、そうかそうか。どっちみち、マニューラ様がイッたらまた続いてしまいますしねぇー…」
マニューラにとってどちらかが先か後かなど、既にどうでも良かった。
今はただ、体内で唸る肉欲の解放を求めており、
それによって陵辱が終るか続くかなど気にかける余裕など無かったのだ。
「あ…ん!は、早く…………もぉ…ッ!」
声でねだり腰を左右に振りながら、マニューラは更なる快楽の波を求める。
「はいはい…じゃ、好きなだけイッて下さいよぉ!」
「ひっ…ひゃあぁあッ!!」
結合部から溢れる液体が、アーボックの腹を伝って水溜りを作り
マニューラを揺さぶるたびにそれがピチャピチャと音を立てた。
「はぁっ…ぁ、んっ!あ、も……本当…!…ッ……!」
ビクリと肩を跳ね、マニューラは口元を鉤爪で押さえ
ふぅふぅと火照った肺の奥より熱い息を吐き出すと、唾液で濡れた鉤爪に心地良く吹きかかった。
「お、お…オレも出しますからッ…!」
「オレさま…も…ッ!」
2匹は互いにマニューラに打ち付ける腰の動きを再度早め、
彼女はそれにより、一気に昇り上がった。

「ぁッ……は…あ、ん!ああああぁぁあ………!!」
もう一度、大きく肩と背を跳ね上げた。
膣内と秘所が、咥えるアーボックのヘミペニスを逃さないとばかりに締め付け
ビクビクと痙攣しては種子を搾り取ろうとしていた。
その痙攣は肉壁越しに直腸内にも伝わり、膣内よりも弱い動きではあったが
ドラピオンのペニスをも、同じく締め上げていた。
「あ、はっ…はぁっ!あ、ん…ぁあ…」
暴発した感覚はマニューラの全身に広がり、彼女は恍惚とした表情で喘いでいた。
そして、次に体内を満たされる感触を覚え、それにまた喘ぎの声を上げた。
「あ……ぁ、ん…はぁ…」
ドクン、ドクン、と脈打つように、膣内と腸内に粘着質な液を注がれ
その感覚が狂おしくも甘く、マニューラは口の端を上げてそれを受け入れていた。
「はぁー……ぁぁ…」
最後に、深く息を吐き出してマニューラはぐったりとアーボックの腹部に身を委ねた。
「うっ……つぅ…」
「ん、ぅ…ふぅー……」
アーボックとドラピオンも、彼女と同じく息を吐き出し、
そして互いにマニューラの中へと入れ込んでいた自身を引き抜くと
栓を失った彼女の2つの穴から、ドバッと白濁の液が噴出した。
「んっ…はぁ…」
異物が噴出するその感覚でさえ、マニューラには甘い快楽となっていた。

「ふぅ…っと」
「うんっ……?」
アーボックがのそりと起き上がっては腹部の上のマニューラの雲の地へと落とし
彼女は仰向けにと寝転ばされ、部下の2匹はそんな彼女を見下ろしていた。
139天空の階段にて 13/8 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:38:13 ID:faHifqFb
太陽を背にした2匹の姿は逆光の影響で影となり、表情が見えなかった。
だが、恐らくは笑いに顔を歪めているだろうと、
マニューラはそう思い、息を吐きながら腕で額の宝石に付着している汗を拭った。
「…ボスぅ。イッちまいましたかぁ……」
マニューラに見えぬ顔で、アーボックは舌を揺らしながら彼女へ呟いた。
「惜しかったですねぇ。もーちょっとでオレたちが先だったですの、に…」
頭部から生えた腕を組み、ドラピオンが首を軽く横に振っていた。
「これで、まぁーた回数増えちゃいましたねぇ…くくくくっ」
アーボックが鎌首をもたげてマニューラの顔へ近づき、舌で唇を舐め上げると
次にその間を割って入って彼女の舌に触れた。
「ん…ぁ……」
舌を舌で絡められ、だが不思議とその感触に嫌悪は抱かずに
マニューラはもっと求めるように舌を動かし始めた。
「おっ…」
アーボックはマニューラには見えぬ顔を笑みに歪めて
一通り彼女の舌を味わった後に、彼女から舌を引き抜いた。
「へぇ…マニューラ様、キスがお好きみたいですねぇ……」
「キスの後は、感度跳ね上がるもんな。メスっぽい所もちゃんとあるんじゃねぇですか」
「じゃ、オレにもキスしてくださいよ、マニューラ様ぁ」
ドラピオンはそう言いながら身を屈めてマニューラの唇を舐めた。
すると彼女はそれに応えるように、ドラピオンの顎に鉤爪を寄せて彼がしたように唇を舐め返した。
「へぇ…」
思わぬ反応に、ドラピオンは感心したように呟いてマニューラの舌自体に舌で触れ、
舐め回してみせると彼女も同じように自分の舌でドラピオンの舌を舐め回し始めた。
「はぁ……ん……」
体勢的に、ドラピオンの唾液が垂れ落ちてマニューラの口元と顎から胸にかけてを汚していたが
今の彼女にとって、それすらももはや心地の良い感覚と成り得ていた。
そうして、口の中に溢れた互いの唾液が混ざりあった液体をマニューラが飲み込むと
ドラピオンが口を離して背を伸ばし、再度彼女を見下ろした。

「ボス。さっき、言ってましたよねぇ…?」
アーボックは尾をマニューラの左脚に絡ませ、
グイ、と持ち上げて彼女の脚を開かせながら今のように言った。
「ん…?」
開かされた脚の中央部は彼らの白濁液で濡れ汚れており
マニューラの性器も幾度とない責めにより開いており、注がれた白濁液を少しつづ吐き出していた。
その部分を見つめながら、アーボックは舌を揺らしてこう言った。
「…オナるトコ、見せてくれるって。見せてくださいよぉ…へへへっ」
嫌らしく笑い、絡めた尾の先端で軽くマニューラの性器を突くと
彼女は「んっ」と、小さく身体を跳ねて反応を見せた。
突くだけでなく撫で回してもみせて、一通り冷めたと思わせていた彼女の肉欲を再度呼び起させる。
「はぁん……あ、ぁん…」
微弱ながらも確実な感覚に、マニューラは身を捩って悶えた。
だが、アーボックが尾を離して与える感覚を止めてしまい
途切れた感覚に彼女はどうしてだ、と言いたいかのように彼へ視線を向けた。
相変わらず、逆光に邪魔をされて顔が見えない。

「マニューラ様。ご自分で、して下さいね」
「そうそう。オレさまたちはちょぉーっと疲れているんで。……ククク…」
それが虚言である事は、マニューラは分かっていた。"今"の彼らに疲れなどは存在していない。
しかし、それがどうなるだろうか。今はともかく、
この感覚をもっと味わいたいのがマニューラの本心だった。
彼女は両腕を伸ばし、開かされた脚の中央部へ鉤爪を寄せた。
140天空の階段にて 13/9 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:40:03 ID:faHifqFb
「ぁ……」
右の鉤爪を1本、開いた性器へ入れ込んで彼女は小さく喘いだ。
2匹の特異なペニスによって散々弄られたその部位には、自分の鉤爪では満足出来ないだろうと彼女は思っていたが
それでも容易に身体は反応し、マニューラは鉤爪の動きを速め始めた。
右鉤爪で性器の中へ入れ込んで見せ、左鉤爪では陰核を弄繰り回しながら
部下たちに視姦されている事など忘れてマニューラは己で与える快楽に溺れていた。
「あ、んっ…はぁっ!あぁ、ぁん…」
「へぇ、ボスっていつもこんな風にオナニーしてんですかぁ…」
「クリトリス弄るのがお好きみたいですねぇ。そんじゃぁ次はそっちも責めてあげますかね」
彼らの声は聞こえないくらいに、マニューラは自慰に夢中になっていた。
1本だけ入れ込んでいた鉤爪を2本に増やし、注がれた精液と膣壁から滲み出る自分の液をかき出し、
ジュボッ、ジュボッ、と陰湿な水音も響き渡っていた。

「ぁ、ぁ…ふぁっ、ああぁんッ!あ、……あっぁああぁぁ!!」
陰核を摘み上げた瞬間、鉤爪を入れ込んだままのマニューラの性器からは
膣内に残された精液と共に愛液が噴水のように噴出し、それで彼女が自慰によって絶頂した事を明かしていた。
「あっあ、んッ……はぁ、ん…はぁ……」
震える両鉤爪を離して雲の地へと置き、潤った瞳を閉じて絶頂の余韻を味わいながらマニューラは深く息を吐いた。
「…ボス、お疲れ様です。いやぁ何とも妖艶なお姿でして…」
マニューラの脚から尾を解き、蛇腹を滑らせて彼はマニューラの右側に立っては今のように言い
「また、興奮しちまったんでぇ…頼みますぜ」
勃起した2本のヘミペニスを横から彼女の目前へと見せつけた。
「………」
マニューラは言葉で答えずに、行動で応えに出た。
自分の愛液で濡れた両鉤爪でアーボックのヘミペニスをそれぞれ掴み、
口を開いて舌を伸ばし、濡れた舌先で彼の亀頭を舐めた。
マニューラがアーボックへ口淫を行っているその一方では、ドラピオンが両腕で彼女の両足を開き
小さく痙攣している秘所へ、アーボックと同じく勃起している己の自身をあてがっていた。
「ふぅっん…」
アーボックのヘミペニスを口に咥えた時に、ドラピオンのペニスが秘所を開いて膣内へと侵入したので
マニューラは軽く呻いて見せたが、抵抗はせずにそれを受け入れていた。
「んっんっ!…う、ん…」
前後に揺さぶられながらもアーボックのヘミペニスを離す事はせず、
竿に舌を滑らせ、手慰みに亀頭を撫で続けていた。

幾度となく激しく凌辱された膣内は、侵入された異物を押し返す力は既に残っていなかったが
優しく包み込むようなその感触はまた味わい深いとドラピオンは感じていた。
「ふっん…ふぅっ…ふ…」
「お?ボスぅ、まーたイきますかぁ?」
喉を鳴らして呻きに近い声で笑い、アーボックは尾の先端でマニューラの陰核を弄った。
「ふぅう!!」
ヘミペニスを口に咥えながら、マニューラはビクリと身を跳ねる。
陰核と膣内を同時に責め上げられる感覚は、自分で弄るのとは桁違いであり
そしてその感覚にマニューラはまたしても溺れかかっていた。
「ん、ぁっ!はぁっ……ぁん…」
「またイッたら回数増えちゃいますよー?いいんですかねぇ……?」
「イイんじゃねぇーのぉ?嫌がりもせずにむしろ欲しがっているんだし」
「そぉっか。そんじゃぁイかせてあげましょうかね」
「ぁんっ!んんっ!!」
掴むアーボックのヘミペニスを握り締め、マニューラが今一度大きく身を揺らすと
それと同時に彼の対の自身から、勢い良く精液が射精された。
「ふっ…ぅ…ん…」
マニューラの口内に注がれた精液は、苦味が舌から脳へと伝わり
ドロリとした液は喉を通って胃へと落ちて行った。
「んっ……ぅん…っ」
もう1本のヘミペニスから吐き出される精液がマニューラの額と頬を濡らしていたが
彼女はそれに構う事はせず、未だに口内に吐き出される精液を飲んでいた。
141天空の階段にて 13/10 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:43:09 ID:faHifqFb
2匹に遅れて、ドラピオンも絶頂の証をマニューラの膣内へと吐き出した。
「う、ぉっ…!」
「んっ!」
口からアーボックのヘミペニスを離し、マニューラは左鉤爪を己の腹へと寄せた。
脈打ちながらドラピオンの精液が膣内と子宮内に注がれ、その影響で膨らみを帯びてくる腹を押さえながら
その異様なおぞましさにも彼女は夢中になっていた。
「あ、ぁ、……んっあぁあ………!!」
脚を伸ばし、背を反らしてマニューラはまた喘いだ。
「おぉ?ザーメンの感触にイッたっぽいな…」
「マニューラ様…マジ感度良すぎじゃぁないですか?」
「こぉんな淫乱な身体して、長い事ほったらかしにしていたなんて。よく我慢出来てましたねぇ」
射精が終わったドラピオンがペニスをマニューラから引き抜くと、
再度彼女の股下の周辺には白濁液の水溜りができた。

「は……ぁぁ……」
深く息を吐き出し、腕で額に付着した精液を拭っていた時だった。
ふと、自分を見下ろす部下たちの顔を見てみるが、やはり逆光により影になって表情が読み取れない。
しかし、そこでマニューラはとある事に気がついた。
逆光になっているのならば、顔だけでなく、身体も影になり様子が窺えないはずなのだが
何故か影は部下たちの顔にしか、かかっていなかったのだ。
……むしろ、かかっているというよりも、貼り付いているようにも見えた。
「あー…ヤバいなぁ」
マニューラの思考を読み取ったらしく、アーボックが尾を揺らしながら呟いた。
「…気がついちまったんですかねぇ、マニューラ様……?」
ドラピオンが、腕を組みながら呟いた。
影が貼り付いているはずなのに、2匹が笑みに口を歪める態(さま)をマニューラは見た。
不思議と、その口の中は影がさらに濃くも見えた。
そう、まるで───闇 のような。

「……お前たち……いや、アンタ、は────────」




闇から白へと視界が移り変わり、マニューラは「ぐっ」と、小さく呻いた。
「ボス!」
「ま、マニューラ様!!」
瞳を貫かれるような痛さの錯覚で、硬く瞳を閉じて身を捻ると同時に
聞きなれた部下たちの声が耳に入った。
背と腰が柔らかな雲を圧し着いている感覚から、マニューラはうつ伏せに倒れているのだと言う事を理解し、
顔を腕で覆いながら上半身を起こし上げ、ゆっくりと瞳を開いた。
「ボス、大丈夫ですか!!」
巨大な顔がマニューラの目前を遮った。それは顔を模したアーボックの胸だと言う事を
数秒かけて思い出し、マニューラは酷く痛む頭を鉤爪で押さえながら顔を上げた。
額に冷や汗を流しているアーボックと、鱗の眉を持つ目に涙を溜めているドラピオン。
「………お前たち…」
部下たちの姿を確認し、ようやくマニューラが声を出すと、2匹は「おぉ」と安堵の息を吐いた。
「あの影ヤローの技を受けて…ぶっ倒れていたんですよ」
「倒れ……?」
「倒れるっつーか、……眠っていた、ですかね」
「────眠り…」
ドラピオンのその言葉を脳内で反芻し、マニューラは「あぁ」と頭を抱えた。
が、すぐに顔を上げ、部下たちに問いた。
「…あの影玉は何処だ!!」
「ここだぁよぉ、黒猫ぉ」
142天空の階段にて 13/11 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:45:45 ID:faHifqFb
アーボックとドラピオンが答える前に、マニューラの背後から答えがかけられた。
首を回して後ろを見上げると、雲の天井に頭部をつけるような形で闇の影…ゲンガーが浮いていた。
「ケケケケ……なぁっかなか面白かったよ、黒猫」
短い腕で腹を抱え、ゲンガーはケラケラと笑ってマニューラを挑発していた。
その口の歪め方は、マニューラがさきほど見た部下たちの笑みと全く同じだった。
「………」
マニューラは顔を屈めながら、瞳を鋭く尖らせてゲンガーを睨み付けた。
「おぉっと、こわーぁい顔してんねぇ。怖いから、自分はもう帰ろうとしようかなぁ」
そう言いながら、身体の半身を雲の壁の中へと埋め込んだ時だった。
マニューラが身体を起こしたと思った瞬間、
彼女は脚で身を跳ね飛ばして、逃げようとしたゲンガーを追った。

「ん」
雲の中へ埋め込んでいた身体を引き抜いて空中に浮かび、
ゲンガーは自分を切り裂こうとして腕を後ろへ振るったマニューラを見たが、
彼女は起き上がりの影響か動きが鈍っていたために、彼はそれを易々と避ける事ができた。
そして重力により雲の地へ落ちようとしていたマニューラへ腕を伸ばし、
闇の口を再び笑みに歪めて、彼は掌から闇の虹を放出した───だが
「…えッ!?」
闇の虹はマニューラの身体を貫通し、雲の壁へとぶつかって小さな爆発を起こした。
そしてその次の瞬間、マニューラの姿は空中に融ける煙のように消えたのだった。
「え?えっ!?」
何が起こったのか分からず、小さな混乱を引き起こした時、
彼は背後に殺気を感じて反射的に後ろを振り返った。

「……ヒッ…!」
消えたと思ったマニューラが、そこに居た。
後ろに振るった右鉤爪には黒き悪意が纏わりついており
赤い瞳の瞳孔は細く尖り、牙を噛みあわせた口を見せ付けたその形相に、
ゲンガーは恐怖で小さく悲鳴を上げた。
逃げようと、浮いた身体を雲の天井へと埋め込もうとしたが、時既に遅かった。

「……消えなぁあああぁ!!!」
マニューラが絶叫し、鉤爪をゲンガーの背へと叩き込んで
そのまま影の身体を抉り出すかのように腕を更に下へと動かした。
ガリガリと鉤爪で身体を削る音が響き、
腕が軽くなったと同時にゲンガーの身体を引き裂いており
マニューラの鉤爪には黒の悪意に変わって闇が纏わりついていた。
「…!!!!」
断末魔を上げる余裕が残されず、ゲンガーは小さく呻きを上げて、
引き裂かれた背から血が噴出す変わりに、闇が分散した。
そうしてその分散した闇が空中に融けたと同時に、ゲンガーの姿も散り散りとなって──消えた。

「……あー…」
上げていた鎌首が疲れたらしく、アーボックがため息を吐いて首を左右に振ったと同時に、
マニューラが雲の地へと着地した。
「………」
ゲンガーを切り裂いた右腕が気の昂ぶりの影響でブルブルと震え、
彼女はそれを抑える様に左の鉤爪で腕を押さえた。
「……お前たち…」
「んん?」
「はい?」
部下たちに背を向け、マニューラは未だ震える腕を抑え付けながら次のように尋ねた。
143天空の階段にて 13/12 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:48:48 ID:faHifqFb
「ワタシは……どのくらい眠っていた……?」
「え?えーっと。5〜6分ってトコロですかね?」
「5〜6分!?」
ドラピオンの答えに驚きを隠せず、彼女は首を回して彼らへと視線を向けた。
「そんなに…短時間だったのか……」
随分と長く眠らされていたと思っていただけに、マニューラはため息を吐いて抑える腕の力を増した。
「ボス…寝ている間、なんかあったんですか?」
「…あぁ、悪夢を見せられた……ワタシが寝た後、アイツは何かしなかったか?」
「悪夢!…あ、そーいやぁ何か紫色の影を吐き出してボスの身体を覆っていましたけど…。
ほら、オレさまたち、この体格ですからねぇ…。空中に浮かんだヤツを追えなくて
ボスを呼び起こすのに必死だったんですぜぇ」

そう──マニューラは、悪夢を見せられていたのだった。
ゲンガーの放った闇の虹は、相手を眠らせる技であったのだ。
闇の虹をまともに喰らった時、一瞬身体が重くなった気がした。
しかし、それは気のせいではなく、あの時こそ眠りについた瞬間であり
体勢を立て直した行動をとった時から、すでに夢となっていたのだ。
部屋の構造に変化が出た事。
技が使えなくなった事。
部下たちが反乱を起こした事。
"今"しかなく、"後"が無い事。
身体は傷つかないと言う言い回しの事。
そして、彼女の思う事全てを見透かされた事。
これらを含めた全ての不可思議な現象は、マニューラが見ていた夢であったからなのだ。
マニューラが夢の中でゲンガーを見破った事で、彼は悪夢を見せる事を止める事にし、
それで彼女は目を覚ます事が出来たのだろう。

──…馬鹿なヤツだね。そうでもなかったらワタシに倒される事なんてなかったのにさ──

「………くそぉおおぉおお!!!!」
マニューラは忌々しさから叫び、震えの収まらぬ右腕を振るって鉤爪を雲の壁へと叩き込み、
壁を鉤爪で削って肩を震わせながら息を吐いた。
「……ボス、珍しく超ご立腹だぜ……」
「…一体どんな悪夢を見せられたんだ……?」
アーボックとドラピオンが首を捻っていた時、
全身を震えさせていたマニューラが、ガクリと膝を着いて背を屈めた。
「! ボス?」
「……」
マニューラは鉤爪で肩を抱き、「大丈夫だ」と顔を背けたまま背後の部下たちへ言った。
「……でも、情けないね…震えが止まらないんだよ。…すまないけど……」
首を動かして振り返り、マニューラは弱々しい笑顔を部下たちに見せた。
「…運んで…くれないかい?」


「しぃっかし。ボスぅ。どんな夢を見せられたんですか?」
蛇腹を雲の地に擦り付けて歩むアーボックの後を追うように、
首にマニューラを乗せたドラピオンが腹部の爪を雲の地に突き刺しながら歩いていた。
「……そうだねぇ…一言で言うと」
ドラピオンの首に寄りかかりながら、マニューラはポツリと呟いた。
「…お前たちに……裏切られた、かな……」
「裏切る?まぁっさかぁー、ンなワケ無いですよマニューラ様ぁ」
144天空の階段にて 13/13 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:50:43 ID:faHifqFb
ケラケラと笑って、ドラピオンが否定するがマニューラは「おや?」と呟いた。
「そうかね?美人なメス相手なら、ワタシよりもそっちを選びそうじゃないか?お前たちは」
「な、なぁッ……!!」
マニューラの皮肉に、ドラピオンはビクリと反応し、
先ほどとは打って変わり必死になって否定を始めた。
「そ、そそそそそんなこ、こここここ事ない!ですって!!」
「うわっはははは。キレーなネーちゃん相手だったら揺らいでしまいますかねぇ」
ドラピオンとは対照的に、アーボックはありえなくもないと返すと
マニューラは確かにな、と笑った。
「でも、ボス。オレさまたちはボスが貴方だからこそ、MADとして組んでいるんですぜ」
長い胴体を回して後ろを振り返り、アーボックが言うと
ドラピオンの首に寄りかかったままのマニューラが「…そう、か」と返して身を捻って仰向けとなった。
鉤爪の甲で額を拭い、マニューラは空を見上げた。
太陽が目前に浮かんでおり、手を伸ばせば掴めてしまいそうな錯覚を見る。
眩しさに目を細め、マニューラはゲンガーに見せられた悪夢の一部を思い返していた。

アーボックとドラピオンに化けた悪夢は言っていた。
彼らに抱かれる事は、マニューラ自身が望んでいる事である、と。

──……馬鹿馬鹿しい。どうせあれはワタシを陥れるための出鱈目さ──

そう思いたかった。
そう思い込もうと、マニューラは心組んだ。
腹の上で鉤爪を組み、ドラピオンが歩くたびに揺れる首の振動が心地良く、
マニューラは瞳を閉じ、ふぅ、と小さく息を吐いた。


心組んだ筈だったのだが、あの時の一言はしばしマニューラの心に引っかかりを作り
彼女はそれに対し、けじめをつけるべきかと考え始めた。
そして────そのけじめは、意外な形で決着をつける事となるのであった。
145 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/16(日) 22:52:19 ID:faHifqFb
以上で今回の話は終わりです。どうも長々と失礼しました。
次に投下するとしたら、クチチェリメンツの新作の予定です。

>>127
待ってますぞー!!
146名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:20:30 ID:qTINNyrm
完結乙〜
奴隷にされても最後にはちゃんと黒幕を撃破するマニューラ様に惚れた
後コミケに行ってきたのですねお疲れ様です。欲しかった同人は買えましたか??
見た所ポケモンの獣八禁同人誌(シェイミとか)が結構あった見たいですが。
次回作に期待!!
147名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:37:38 ID:BXjI+VEH
マニューラさまSS完結乙!!
保管庫で最初から読んでみたけど
マニューラが眠るって事を匂わせているセリフがあった事に今気付いた。
伏線の張り方と回収の仕方に脱帽しそう。
次回作もマジ楽しみにしてるからな!
148名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 01:24:06 ID:5NaO6BNc
>>145
全編通して凌辱の限りを尽くしたという感じで読みごたえありました、お疲れ様です。
ゲンガーいい仕事しすぎwww

お盆のシーズンだが、ポケモンタワーのガラガラ母ちゃんや森の洋館の幼女はいかがお過ごしだったのかな
ゴーストタイプはどっちかと言うとハロウィンにハシャぎそうなイメージがある
149名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 01:52:24 ID:PzrX1yIx
貴方は神か!!
150名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 02:18:42 ID:AZvqN/95
>>145
マニューラ様惚れた。
今回の話では本物の登場回数は少なかったけど実はドラピオンが好きです。

クチチェリ期待!
151名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 21:54:46 ID:0GWe2CWK
>>120
コードネームはバーバラだな
152名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 04:40:55 ID:IRvawp0z
何この過s(ry
153名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 07:40:21 ID:geXa/4xs
最近チームMADが…と言うかマニューラがそういう目でしか見れなくなった件
どうしてくれるんだオイ聞いてんのかGJ!!
154名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 10:01:09 ID:romqb5E+
マニューラ様とセックスしたいです。ハァハァ
でもどうすれば安全にエッチできますか?
今のところ相手全員消されてるよなあ・・
155名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 11:21:08 ID:HSHAb+YN
ご愛読ありがとうございました!

チームMADのラブラブ3Pにご期待下さい
156ヒコザルの人 ◆GShikoDN72 :2009/08/18(火) 11:32:25 ID:OaREri6I
旅から帰還。そして超遅ればせながら新スレ乙。
何やら気づけば自分も「古参」の仲間入りしているような気がする今日この頃。

>>145
長編お疲れ様です。そしてゴチです。
このくらいのペースだとGJがしやすくて楽w
157名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 14:36:46 ID:kjxGDsvZ
>>156
名前を明かしてまで顔出しって事は新作発表ですか?
楽しみです
158ライチュウ♂の者:2009/08/18(火) 15:40:40 ID:oC0v6Duk
>>1さん乙です。
以前のライチュウの恩返しの続きです。
投下遅れてすみません。
注意事項は前回と同じく♂同士の性描写が含まれています。
159ライチュウの恩返し2 1/10:2009/08/18(火) 15:42:03 ID:oC0v6Duk
ライチュウがブイゼルによって一命をとりとめたその日の夜。
ライチュウはいつもより少し早く布団に入っていた。隣には目を閉じたザングースがいる。
一言も口を開かないザングースに、ライチュウは思い切って声をかけた。
「ザングース起きてる?」
「ん?ああ、起きてるよ」
ザングースが目を開けた。
「エッチしよう」
「えっ?」
ザングースの返事を聞かず、ライチュウは起き上がってザングースの足元に移動した。
「ライチュウいきなり何……ってこら!」
「最近全然してないし……久しぶりにしようよ」
ごそごそとザングースの白い体毛をかぎ分け、萎んだザングースの陰茎を取り出した。
「お、おいライチュウ!」
「ザングースだって溜まってるんじゃない?先にイカせてあげるからね」
そう言ってライチュウは、でろんと垂れる陰茎を奥まで咥え、先端を舌でいじった。
「くぅぅ!ラ……イチュウ待てったら!んあぁ!」
ザングースはライチュウの頭を引き離そうとしながら足をバタバタさせている。
「ザングースったら相変わらずよく叫ぶね」
久しぶりの刺激に反応するザングースの陰茎は見る見るうちに大きくなり始め、
先端の穴からは先走りの液を滲ませて、早くも射精の準備を始めている。
(やっぱりザングースの液は熱いや)
ザングースのエッチな粘液を味わいながら、ライチュウはピクピク震えるザングースの陰茎を舐め続けた。
「うぁんライチュウー!やめろやめてくれぇ!」
ザングースは更に足をバタバタして暴れ回る。しかし、ライチュウの頭を持つ手には力が入っていない。
「ザングースもう少し静かにしてよ。コウキに気付かれちゃうじゃんか」
「ム、ムリ!やば……出そう!」
ライチュウを押さえるザングースの体がぶるっと震えだした。
「ひぁん!オレもう……んぁっ!」
我慢の限界に達したザングースが、腰を少し浮かせながら思い切り白濁液を発射した。
どぷどぷとザングースの精液が注ぎ込まれたライチュウの口から、はみ出た精液が糸を引いて布団を汚す。
「ザングースやっぱり溜まってたんだね。精液どーろどろ」
「ったくライチュウよぉ……いきなりフェラなんかされたら堪んないよ……オレにだって心の準備ってやつが」
ザングースが愚痴をこぼしたその時、突然ドアが開いた。
「おいおい、何いちゃついてるんだよ。ザングースの声……丸聞こえだぞ」
ザングースの喘ぎ声を聞き付けたコウキが寝室を覗き込んできた。
ライチュウは見られるのに慣れてしまったが、射精を終えたばかりのザングースを見ると顔が赤くなっている。
「あっ……ごめんコウキ。うるさかった?」
ライチュウは謝ったが、コウキは文句を言いに来たのかと思いきや、顔が笑っている。
「やるのはいいけど早く寝ろよ。朝起きれなくなるぞ」
「うん。もうちょっとで終わるから大丈夫」
「ライチュウ、あんまりザングースを困らせるなよ。おやすみ」
コウキはドアを閉めた。
足音が遠くなっていく事を確認したライチュウはニコニコしながらザングースに言った。
「えへへ。やっぱりバレちゃったね」
ザングースは呆れた表情で溜め息をついている。
「明日起きれなくなるしもう寝ようぜライチュウ」
「もうちょっとやろうよ。ザングース自分だけ出してずるい。オイラのも咥えてよ」
「ええっ!?ったくもう仕方ないなあ……」
ザングースは口では文句を言っているが、自分からライチュウの陰茎を咥えようとしている。
「ザングースも何だかんだ言ってエッチが好きなんだよねー」
「うるさい!ほら、舐めるぞ」
ライチュウはザングースに足を持ち上げられ、先端をざらついた舌で舐められた。
言ってもいないのにすぼみをさらっと撫でられる。
「うひゃんくすぐったい!」
「何だよライチュウ。お前だって先走り液出してるじゃん。この変態!」
「えっ?」
ライチュウは耳を疑ったが、ザングースが最後に言った言葉ははっきりと聞こえてしまった。
160ライチュウの恩返し2 2/10:2009/08/18(火) 15:42:57 ID:oC0v6Duk
「ザングース。キミ今、何て言ったの?」
昨日、ブイゼルに変態変態と馬鹿にされた事を思い出したライチュウは、途端に笑顔が消える。
ザングースがライチュウの陰茎を口から抜いて顔を上げた。
「な、何だよライチュウ恐い顔して。冗談だよ冗談」
(ったくザングースったら……冗談言うタイミングがきついよ)
しかし、事情を知らないザングースを責めても仕方がない。
「おいライチュウ。どうしたんだよ。ホントに冗談だから気にするなって」
「分かったからほら、もっと奥まで咥えてよ」
ほんの少しだけ気分が悪くなったライチュウは、ザングースの頭をぐいっと押し込んで奥まで陰茎を咥えさせた。
「うわっぷ!?」
強引に咥えさせられたザングースは、少しだけ苦しそうだ。
ザングースの舌が筋を辿り、ピクピクしている陰茎を更に絶頂へと向かわせる。
「ザ、ザングースいいよ!もっと先っぽ舐めてみて!」
「ここか?」
「うわわ!?」
いきなり尿道を攻められたライチュウは、我慢できず足をじたばたさせる。
(も、もうダメだ!)
先端の穴から勢いよく精液が飛び出した。
ライチュウはザングースの頭を押さえつけたまま、ザングースの口に熱い精を吐き出す。
「うわっ!?おいライチュウ!出す時ぐらい言えよ!」
「ごめんごめん。声出せないくらい感じちゃって……」
「ったくもう何なんだよぉ……今日のお前何か変だぞ。いきなり怖い顔になるし無理矢理押し込むし……」
ザングースはぶつぶつ文句を言いながら、口に入った精液をごくりと飲み込んだ。
「あぁスッキリしたぁ。ザングースフェラ上手くなったね」
「何言ってんだよ。お前の方が上手いだろ」
「へえ?ザングースもやっぱりオチンチン舐められるのが嬉しいんだね」
ライチュウはニヤニヤしてザングースを見つめる。
「うっうるさい!ほら、もう寝るぞ!」
「また今度咥えてねー」
「ふんっ!」
ライチュウはザングースに背中を向けられてしまった。
「あっ、ザングース怒ってる?」
「…………」
ザングースはいじけているのか返事をしない。
「ごめんザングース。怒らすつもりはなかったんだけど……じゃあしばらくエッチやめとこっか」
「えっ?」
ライチュウは半分冗談のつもりで言ったが、ザングースが耳をピクリと動かしライチュウに振り返った。
ザングースに赤い眼で睨まれたライチュウは慌てて背を向ける。
「じゃ、おやすみ」
「お、おい待てよ」
ライチュウはザングースに体を揺さぶられた。
「何?」
「い、いや……無視して悪かった……ごめん。オレだってホントは嫌いじゃないんだ。
ただ何か恥ずかしくなったっていうか……。またその……エッチしようぜ。オレもお前の舐めるからさ。な?」
(えへへ。ザングースって可愛いなぁ)
「ザングース。今度舐め合いっこしよう」
「えっ?あ、うん」
ザングースの表情が緩んだ。
「あっそうだザングース。明日はキミにも手伝ってもらうかもしれないけどよろしくね」
「手伝う?何を?」
「明日になれば分かるよ。おやすみザングース」
明日はどんな事があるのか、期待と不安を抱きながらライチュウは眠りについた。

161ライチュウの恩返し2 3/10:2009/08/18(火) 15:44:25 ID:oC0v6Duk
翌日、ライチュウはコウキとザングースに昨日の出来事を話した。
川に落ちて溺れた事、それをブイゼルが助けてくれた事、木の実はブイゼルが置いて行ってくれた事、
そして、ちゃんとしたお礼をまだしていない事。
ブイゼルとエッチした事は言っていない。言ったところでただの蛇足になると思ったからだ。
「そうだったのか……そのブイゼルってポケモンがライチュウを助けてくれたんだな?」
「うん。あの木の実もさ、全然採れないオイラを気遣ってブイゼルがくれたものなんだ」
「そうか分かった。じゃあそのブイゼルってポケモンにお礼をしないといけないな」
「オレもブイゼルにお礼を言いたい」
事情を理解したコウキもザングースも、やはりブイゼルにお礼をしたいという考えに至ったようだ。
「お礼と言っても……何がいいかな」
ライチュウたちはしばらく考え込んだ。
考えた結果、妥当ではあるが、ブイゼルに一晩この家で泊まってもらおうという事で決まった。
早速ライチュウたちはブイゼルに会いに行く為に家を出た。
ライチュウがコウキとザングースを案内する為に先頭を歩く。
(はっきりとした場所は分からないけど、川沿いに進めば多分大丈夫だよね)

ライチュウが川に落ちた場所から川沿いに道を下っていく。
「ライチュウ昨日はごめんな。もうライチュウ一人には無理はさせないって約束するよ」
歩いている途中、コウキが謝ってきた。
コウキもコウキなりに、ライチュウが溺れてしまった事に責任を感じているのかもしれない。
「いいんだよコウキ。オイラも今度泳げるように練習するよ」
「ライチュウ。今度からはオレと一緒に採りに行こうぜ」
「うん。ありがとうザングース。オイラも足を引っ張らないように頑張るからよろしくね」
(コウキもザングースも優しいな。やっぱり、持つべきものは友達だね)
話しながら歩いていると、進むのが早く感じる。
ライチュウは、見覚えのある場所が見えてきた。
(多分あそこだ。あっ。あれは……)
ライチュウの目の先に、オレンジ色のポケモンが木の実を食べている。
昨日見たブイゼルに間違いない。
「ブイゼル!」
ライチュウがブイゼルを呼んだ
ブイゼルがライチュウの声に振り向き、驚いた顔をする。
「……あれ?ライチュウ?ライチュウか?」
「覚えててくれたんだねブイゼル。忘れられてたらどうしようかと思った」
「どうしたんだよいきなり。ん?」
ブイゼルは目を動かし、コウキとザングースを見る。
「ライチュウ。このポケモンがライチュウを助けてくれたブイゼルか?」
「うん。そうだよ!」
ライチュウは頷く。コウキがブイゼルに口を開いた。
「ライチュウから話を聞いてさ。溺れてたライチュウを助けてくれたんだよな。ブイゼル、どうもありがとう」
コウキがブイゼルに頭を下げる。
「オレからもお礼を言うよ。ありがとうブイゼル」
ザングースもコウキに続いてブイゼルに頭を下げた。
「あ、ああ。昨日の事ならもういいんだよ。見捨てるのも後味悪いしな。
あんたか?ライチュウと一緒に暮らしてる人間ってのは」
ブイゼルがコウキに向かって問いかけた。
「そうだよ。俺はコウキ。ライチュウとこのザングースと一緒に住んでるんだ。よろしくな」
「ふーんコウキか。まぁよろしく。で、あんたは?」
ブイゼルがザングースを見る。
「オレザングース。ライチュウとは友達なんだ。よろしくブイゼル」
「あぁよろしくザングース。ライチュウとは仲がいいみたいだな。ライチュウから聞いたよ」
ブイゼルは意味深な表情を浮かべてザングースをじーっと見つめる。
「えっ、何?」
(あっまずい。昨日『ザングースとエッチした事ならある』って言っちゃったんだ……)
162ライチュウの恩返し2 4/10:2009/08/18(火) 15:45:55 ID:oC0v6Duk
ライチュウが不安を抱えながらブイゼルを見てると、ブイゼルはザングースから目を逸らした。
「いや、何でもない。ところでライチュウ。こんな所まで来てどうしたんだ?」
ライチュウとブイゼルの目が再び合う。
「うん。実は、ブイゼルにまだちゃんとお礼をしてないからオイラたちさ、今日はブイゼルにお礼をしに来たんだ」
「お礼?別にいいって言っただろ。見返りが欲しくて助けたわけじゃないんだし」
ライチュウの代わりに、コウキが口を開いた。
「いや、ブイゼルがいなかったらライチュウ本当にやばかったからさ。それで是非お礼はしないといけないと思って」
ザングースが横でうんうんとコウキの言葉に頷いている。
「うーん、そこまで言うならお礼してくれるのは嬉しいけど……」
目を垂らして首を捻っているブイゼルにライチュウが言った。
「ブイゼル。今日よかったら……オイラたちの家に来ない?一晩泊まっていってよ」
「えっ!?」
ブイゼルが大きな声を上げて驚いた。
「いや、でもおれ、野生だぞ?野生のおれが人間の家なんかに泊まれないよ」
遠慮がちのブイゼルにコウキが声をかける。
「ブイゼル。そんな事気にしないでいいんだ。飯や布団の用意ぐらいは出来るから、
ライチュウとザングースと一緒に寝たらいいし」
「でもおれ……邪魔者じゃないか?」
「邪魔者だなんてとんでもない!大歓迎だよ。なあライチュウ、ザングース」
ザングースも同意する。
「ブイゼル。オレたちの家に来いよ。布団で寝るのって気持ちいいんだぞ」
「ブイゼルはオイラの命の恩人なんだよ?何も遠慮する事はないんだから」
ライチュウたちの誘いにしばらく悩んでいたブイゼルだったが、口元を少し緩めて頷いた。
「うーん……人間のお世話になるのは初めてだが……今日だけはお世話になるか」
「よし!じゃあブイゼル。一緒に俺たちの家に帰ろう」
こうしてブイゼルは、ライチュウたちと一晩を過ごす事になった。

家までの帰り道、ライチュウはコウキとザングースに聞こえないように、小声でブイゼルに聞いた。
「ねえブイゼル。昨日……あの後どうしたの?」
ブイゼルは横目でライチュウを見る。
「あの後って?」
「しーっ!声が大きいよ。コウキとザングースには助けてもらった事と木の実をくれた事しか話してないんだ。
ほら、オイラの中で……射精した後の事だよ。オイラあれから気を失ってたでしょ?」
「ああ、お前が気絶した後の事か。あの後大変だったんだぞ。お前をいくら呼んでも揺さぶっても全然起きないからさ、
仕方なくお前を抱えながら上流まで泳いでお前を岸に降ろした後、一旦戻っておれの食料を運んで……
ホントに大変だったんだぜ。感謝しろよな」
ライチュウが眠っていた間に、ブイゼルはかなりの重労働をしていたらしい。
「ごめん。でもあの時……エッチの時のブイゼル……何か性格変わってなかった?」
ライチュウは昨日、自分を侮辱したブイゼルの言葉を思い出しながら聞いた。
ブイゼルは目を丸くして首を傾げる。
「そうか?おれは普段からあんな感じだぞ。まぁ、お前に色々言い過ぎた事は反省してるよ。
ちょっと興奮してたからなぁ。それにへへ、おれさ、お前が気絶してからもう一発お前の中で出したんだぜ。
お前の中があんまり気持ちいいもんでさぁ」
「えぇっ!?……どうりでお尻が痛かったわけだよ。それにしてもよく3回も出るね。オイラ、2回イッたら結構きついのに」
ブイゼルがライチュウを見てククっと小さな含み笑いを漏らす。
「あ!今笑った!オイラブイゼルに負けっぱなしなんて絶対ヤダからね!」
「へっ!悔しかったらおれを負かしてみろよ変態ライチュウ」
「言ったなぁ!見てろぉ!」
また変態と馬鹿にされムキになったライチュウは、しばらくブイゼルと言い合った。

「おーいライチュウ!ブイゼル!早く来いよぉ!」
ブイゼルと言い合っていたらいつの間にか、コウキとザングースがかなり先にいてこっちを見ている。
ライチュウとブイゼルは慌ててコウキたちの後を追った。
163ライチュウの恩返し2 5/10:2009/08/18(火) 15:47:34 ID:oC0v6Duk
「ここがライチュウたちの家?へぇ、結構良い所に住んでるじゃん」
家に着くなり、ブイゼルは驚きの声を上げた。
「気に入ってくれれば光栄だよ。さ、入って入って」
コウキがブイゼルを家の中に招き入れた。
「うわあすげえ。このフカフカしたやつ何だ?」
ブイゼルがソファーをぽんぽんと叩きながらコウキに尋ねる。
「これはソファーだよ。ライチュウ、ザングース、ブイゼル、そこに座って待ってて」
「はーい。さ、ブイゼル座ろ」
ライチュウとザングースが端に座り、間にブイゼルを座らせる。
「ライチュウとザングースはずっとこの家で生活してるのか?」
真ん中に座ったブイゼルがライチュウとザングースに聞いた。
「オイラもザングースも、ここに住むまではブイゼルと同じ野生だったんだよ。先にコウキのポケモンになったのはオイラだけどね」
「オレもな、一回自分の住み処に帰ったんだけど、どうしてもコウキとライチュウと一緒に住みたくて……押しかけちまった」
ザングースは少し照れながらブイゼルに言った。
「ふーん。コウキ……だったっけ。あの人間とはどうやって出会ったんだ?」
「それはね……」
ライチュウが言いかけたとき、コウキが話に入ってきた。
「楽しそうだなみんな。俺も混ぜてくれよ。飯の用意出来たからさ。
ブイゼル、口に合うか分からないけど食べてくれよ」

ブイゼルを囲んだ食卓は、いつも以上に賑わった。
「ザングースったらな、初めて会った日なんかめちゃくちゃ荒っぽかったんだぞ」
「へえ、ザングースが?興味あるなあ。是非聞きたい」
コウキとライチュウの話を、ブイゼルは楽しそうに聞いている。
「『オレに触るな!』とか、ちょっとザングースと言い合った時なんか『お前を見てるとムカつくんだよ!』とか暴言吐かれたんだぞ俺」
笑いながら話すコウキに続いて、ライチュウも便乗して話す。
「オイラなんかザングースに『オレはお前みたいなやつ大嫌いだ!消えろ!』とか言われて、 あの時は泣いちゃったなぁ……」
「もうあの日の事は蒸し返さないでくれよぉ……オレだってあの時はまだコウキとライチュウの事をよく知らなかったんだから。
コウキと喧嘩して家を出た時は本当にあのまま死んでもいいって思ってたけど……今はとっても感謝してるんだぜ」
ザングースが顔を赤くしながら今の心境を語った。
「へえ、ザングースにもそんな時期があったのか。生活が変われば性格も変わるものなんだな」
ブイゼルがザングースを見てクスクス笑っている。
「まあそれから色々あってな。ザングースも俺たちの家族になって……三人で色々トラブルもあったけど楽しくやってるよ」
「うんうん。オレソの実を食べちゃった時は大変だったよね」
「だあぁライチュウ!」
ブイゼルに聞かれたくないのか、ザングースはライチュウの口を慌てて押さえた。
「んがが!」
「ははは、何でもないぞブイゼル。気にしないでくれ」
ザングースは笑ってごまかしながら、まだライチュウの口を押さえている。
(ザングースったら、あの日の出来事はザングースしか知らないのに)
ライチュウはザングースに見えないようにこっそり笑った。
「楽しそうだなライチュウも。おれも“助けてよかった!”って改めて思ったよ」
「うん。オイラコウキとザングースが大好きだもん!本当にありがとうねブイゼル!」
「俺からも。ブイゼルありがとうな。今日は楽しんでってくれ」
コウキに続き、ライチュウの口を開放したザングースもブイゼルにお礼を言った。
「何か照れ臭くなるな」
ブイゼルの顔が赤くなった。ライチュウたちの笑い声。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。


164ライチュウの恩返し2 6/10:2009/08/18(火) 15:48:58 ID:oC0v6Duk
気付けばもう夜。
本当に楽しい時間というのは過ぎるのが早い。
「みんなそろそろ寝るか。ブイゼルの布団も用意したからライチュウたちと一緒に寝てくれ」
「うん。あ、ありがとう」
「そんなに固くならなくてもいいんだぞブイゼル。ライチュウ、ザングース。ブイゼルと仲良く寝るんだぞ」
ライチュウは頷いた。
「じゃあザングース、ブイゼル。寝よっか。コウキおやすみ」
「うん。おやすみ。あんまりブイゼルに変な事仕込むんじゃないぞ?」
「はーい」
(コウキが言ってもあんまり説得力ない……)
口に出さないように気をつけながら、ライチュウはザングースとブイゼルと一緒に寝室に向かった。

「おれ、布団で寝るのって初めてだからワクワクするぜ!そういえばあの人間とは一緒に寝てないのか?」
「前は一緒に寝てたんだけどね。最近コウキオイラたちと一緒に寝てくれないんだ。夜遅くまで何かしてるみたい」
本当に何か用事があって一緒に寝れないのか、それともライチュウとザングースの夜のお楽しみを
邪魔しないように気遣っているのか……。コウキの考えはライチュウにも分からなかった。
「ふーん。人間にも色々あるんだな」
ブイゼルを挟み、ライチュウとザングースが端に寝る。
(さてと、今日はザングースもいるし……)
コウキに注意されたが、ブイゼルに負けたまま引き下がるライチュウではない。
「ねえブイゼル。昨日の続きしよう」
「えっ、続きって……あれ?ライチュウ?」
ライチュウは、いつの間にかブイゼルの足元に移動していた。
「おいおいライチュウ。もしかして……」
「そ。今日はオイラがブイゼルに挿れる番だよ」
ライチュウはブイゼルの股間に顔を埋めた。そして舌を伸ばす。
陰茎の下の……すぼみ目がけて。
「おいライチュウ!やめ……ろ!」
「何言ってるのさ。昨日オイラの舐めておいて。……まさか嫌なんて言わないよね?」
再びライチュウはブイゼルのすぼみを攻める。
「ひぁん!や……やめ……!」
仰向けのブイゼルは、ライチュウに足を掴まれて逃げる事が出来ない。
「くぅぅライチュウ!不意打ちなんて卑怯だぞ!」
「えへへぇ。先手必勝だよ」
ライチュウは余裕の笑みを浮かべる。
「ザ、ザングース!ライチュウを止めてくれ!」
ブイゼルは隣にいるザングースに助けを求めた。しかし……。
「えっ?えっ?ライチュウ……何やってるんだ?」
突然の展開にザングースは、まだ状況がよく分かっていないらしい。
「ザングース。後でブイゼルにフェラしてもらいなよ。ブイゼルフェラ上手いんだから」
「ぅぁん!ひぁ!」
「ブイゼルったら喘いじゃって。さてと、もういいかな?」
すぼみを舐めるのをやめたライチュウは、ザングースに指示した。
「ザングース」
「えっ?」
「ブイゼル暴れるからさ。悪いけどブイゼル押さえててよ」
「あ、ああ」
ザングースは曖昧な返事をしてブイゼルの体を押さえつけた。
「お、おいザングース!放せよ!」
ブイゼルの声は確実に焦っている声だ。
「ねえブイゼル」
ライチュウはニコニコしながらブイゼルを呼んだ。
「な、何だよ」
「ブイゼルもしかして……自分が攻められるのが悔しいんじゃないの?」
「!?なっ……そんな訳ないだろ!」
ブイゼルは必死で否定したが、明らかに動揺している。
165ライチュウの恩返し2 7/10:2009/08/18(火) 15:50:01 ID:oC0v6Duk
「嘘。だから昨日あんなにオイラの事馬鹿にしてたんだ。ブイゼルって典型的なエスだよね」
『エス?』
ブイゼルとザングースが同時に言った。
「攻めるのが大好きだって事だよ。この前コウキが教えてくれたんだ。コウキ、ザングースの事はエムだって言ってたよ」
「へっ?オレ?オレがエムってどういう事?」
「攻められるのが大好きって事。言われてみればザングースってオイラにフェラされるの大好きだもんねー。でさぁ……」
ライチュウはブイゼルをちらっと見た。
「ブイゼル昨日オイラをいじめてる時とっても楽しそうだったもんねー。でもオイラだって負けっぱなしは……嫌なんだよね」
「だ、だからそれは言い過ぎたって謝っただろ……」
「でもブイゼル、犯られたら犯り返さないとオイラ気が済まないんだよね。
だから今日はオイラがブイゼルの中に熱い精液を送り込んであげるからね!」
ライチュウは満面の笑みを浮かべた。
「くっそぉ卑怯だぞライチュウ!ザングース放せよ!」
相変わらずブイゼルが、ザングースから逃れようと必死になっている。
しかしザングースは上からブイゼルを押さえつけているので、ブイゼルは抵抗したくても出来ないのだ。
「ザングースそのまま放さないでね。……ブイゼルお待たせ」
ライチュウが、自分の大きくなった陰茎をブイゼルに見せつける。
「じゃあ挿れるね。力抜いてた方がいいよ」
「ま、待てライチュウ!話せばわか……ひゃぁ!」
ブイゼルを無視してライチュウは、ブイゼルのすぼみに陰茎を差し込んだ。
じゅぷじゅぷと音を立てながら、徐々にブイゼルの中に侵入していく。
「んぁあ!やめろこの変態ライチュウ!」
その時、突然ドアの向こうから声が聞こえてきた。
「おーい!いつまで騒いでるんだ。早く寝ろよ。ってあれ?鍵閉めてるのか?」
コウキの声だ。
流石にブイゼルを襲っている事がコウキにバレたらまずいと判断したライチュウは、予めドアに鍵をかけておいたのだ。
「コ、コウ……むぐぐ!?」
「ん?ブイゼルどうかしたのか?」
ライチュウがブイゼルの口を押さえながらコウキに叫んだ。
「何でもないよ!ブイゼル何かねえ!初めて布団で寝る事に凄く興奮してるみたい!鍵は後で開けるから心配しないで!」
「ふーん。ならいいけどブイゼル、はしゃぐのもいいけど早く寝るんだぞ。お休み」
コウキが居間に戻る足音を確認したライチュウは、ブイゼルの口を開放した。
「くそぉライチュウ!2対1なんて卑怯だぞ!」
ブイゼルは、ザングースに取り押さえられながらライチュウに喚く。
「だってブイゼル手強いしねぇ。オイラ一人じゃ勝てないし……」
「……もしかしてライチュウ。昨日おれがライチュウに色々言った事……まだ根に持ってるのか?」
「根に持ってなんかないよ。さっき言ったじゃん。昨日はオイラがブイゼルに犯られたから今日はオイラがブイゼルを犯るって」
「……やっぱり根に持ってるじゃん」
ブイゼルは半分諦めた口調で言った。
「……分かったよライチュウ。ザングースもいたんじゃ悔しいがどうしようもない。ザングース放してくれ」
ライチュウはまだ少し半信半疑だったが、ザングースはあっさりとブイゼルから放れた。
「ザングース。お前のチンチンよこせよ。すぐにイカせてやる」
ブイゼルは自分の口元を指差し、ザングースを誘う。
「えっでも……いいのか?」
ザングースはまだ途惑っているようだ。
「何遠慮してんだよ。ホントはしてほしいくせに」
「ザングースやってもらいなよ。こんなチャンス滅多にないよ」
ライチュウとブイゼルに催促され、ザングースは渋々といった感じで頷いた。
「じゃあブイゼル、よろしく」
ザングースがライチュウにお尻を向け、ブイゼルの上で四つん這いになって陰茎をブイゼルの口に入れた。
(ザングースったらちゃっかりオチンチン大きくなってる。ブイゼルの言った通り
ホントはしてほしくてたまらないんだ。素直じゃないなあ。まあそこがザングースらしいけど)
「んぐ、んぐ」
ブイゼルはザングースの陰茎を舐め始めた。ライチュウは引き続きブイゼルの中に挿れたまま前後に動く。
「ひゃあ!ブイゼルの口の中……冷たい!」
ザングースが声を裏返して息を荒くしている。
「ザン……グース。凄いでしょ……ブイゼルのフェラは。……ぁ!」
ブイゼルの口元を見ると、ザングースの陰茎がベトベトに汚れているのが分かる。
(オイラはもうちょっといけそう……あ、ザングース隙だらけだ)
166ライチュウの恩返し2 8/10:2009/08/18(火) 15:51:34 ID:oC0v6Duk
ライチュウの目の前には、ザングースの大きなお尻とシッポがある。
そのシッポの下には、まるでライチュウを誘っているかのように大きなすぼみがあった。
ライチュウは息を荒くしながらザングースのお尻を掴んだ。
「えへへ、ザングースいただきまーす」
ライチュウは器用に前後に動きながら、ザングースのすぼみに舌を入れた。
「ひゃっ!?あぁぁライ……!」
ザングースが腰をくねくねさせて甲高い声を上げている。
「おいザングース動くなよ。めっちゃ舐めづらい」
ブイゼルが暴れるザングースに不満を漏らす。
「仕方ないよブイゼル。ザングースって目茶苦茶敏感なんだから」
四つん這いになっているザングースは腰を動かし逃れようとしているが、全く無駄な足掻きだった。
「ぁぁ!ダメだ……もう我慢できない!」
フェラをされ、すぼみを攻められるという二重攻撃はザングースには刺激が強すぎたようだ。
「ひぁん!」
ザングースが腰を激しく動かし、ブイゼルの口に大量の精液をぶちまけた。
「!?うわ!ごほ!ごほ」
ブイゼルが精液を飲みきれずむせる。
ザングースはブイゼルの口から陰茎を抜き、そのまま横に倒れ込むように寝転んだ。
「はぁ……はぁ……」
仰向けに寝転んだザングースは目を閉じ息を荒くしている。
萎んだザングースの陰茎からは、僅かな精液が滲み出ていた。
「ザングースの熱い……」
ぼそっとブイゼルが呟いた。
(ブイゼルの中が冷たくて……何か変な感じ……)
自分の陰茎は膨張し切って熱いのに、ブイゼルは中まで冷たい。
「ブイゼル、オイラもイクよ。オイラの精液受け取ってね」
体が熱くなってきたライチュウは小さな声でブイゼルに言った。
ブイゼルは何も言わず息を荒くしている。
「あぁ出る!」
ライチュウは激しく動きながらブイゼルの中に熱い精を吐き出した。
ブイゼルの中で、自分の陰茎がピクピク痙攣しているのが分かる。
「ふぅ、出たぁ……ザングース大丈夫?」
ライチュウの声に反応したザングースはうっすらと目を開けた。
「ライチュウ……ブイゼルの中で出したのか?」
「うん。ブイゼルの中って冷たくって気持ちいいんだよ」
「そ、そんなに気持ちいいのか?」
「そりゃもう。実際やってみたら分かるよ。ザングースもやる?」
「なっ!?ザングースまでやるのかよ。ライチュウお前……おれに鬼畜なんて言える立場じゃないぞ……」
嘆くブイゼルを見ながらザングースは悩んでいるようだが、むくりと起き上がってライチュウの横に座った。
「オレも挿れてみたい」
「じゃあはい。中ヌルヌルだけど我慢してね」
精液を出したばかりの陰茎をすぼみから抜き、ザングースにブイゼルを譲った。
ザングースの陰茎は、先程ブイゼルの口に精液をぶちまけたにもかかわらず再び元気を取り戻している。
ブイゼルの中がどれほどのものなのか、かなり期待が大きいらしい。
ザングースが動けないブイゼルを軽くお腹の上に抱え上げ、自分の陰茎を下から突きたてた。
「っつ!もうちょっとゆっくりしてくれよ……」
ブイゼルが痛みを和らげようとしているのか手で踏ん張っているが、ザングースは構わずブイゼルを上下に動かした。
「す、凄く締まる……ブイゼル。もうちょっとペース上げるからな」
ザングースはうっとりした目で息を荒く吐きながら、徐々に動かすスピードを速める。
「さ、ブイゼル。今日もオイラがご奉仕してあげるからね」
上下に動くブイゼルの陰茎を咥えこんだライチュウは、ブイゼルに頭を掴まれた。
「あっ……やめっ!ひぁ……」
ザングースが上下にブイゼルを動かしているので、ライチュウは咥えているだけで
何もしていないのにブイゼルの陰茎は先走りの汁を滲ませている。
「どう?ブイゼル。お尻とオチンチンを同時に犯される気分は」
「く……そ。こんなの……変態だ!変態ライチュウ!変態ザングース!」
馬鹿にしたようなライチュウの声にブイゼルは負けずに言い返すが、ライチュウは無視してブイゼルの陰茎を咥え続けた。
167ライチュウの恩返し2 9/10:2009/08/18(火) 15:53:11 ID:oC0v6Duk
「ブイゼル。イク時はちゃんと言うんだよ」
「はぁ、はぁ……くそ!」
ライチュウはブイゼルに頭を強引に押し込まれ、喉元まで陰茎を咥えさせられた。
「わわっ!?」
ライチュウが奥まで咥えたその瞬間、ブイゼルが喘ぎながら冷たい精を放出した。
「ごほっごほっ!ブイゼル!ビックリするじゃん!」
「ふん。油断するとそうなるんだ」
ブイゼルはこの状況だというのに、まだライチュウに抵抗をする。
「ううっ、オレも出そう……!」
ザングースが声を裏返して小さな声で呟いた。
「えっ!?おれまだイッたばかり……」
ブイゼルがザングースに訴えるも、ザングースは目を閉じ激しく腰を動かして、ブイゼルの中に精を吐き出した。
「うっぁ!で、出すぎ……」
「あぁ気持ちいい……」
2回も射精を終えたザングースはとても満足そうだ。
「えへへブイゼル。今日は2対1だけどとりあえずはオイラの勝ちでいいんだよね?」
ライチュウがザングースの上でぐったりしているブイゼルに声をかけたが……。
「……くっそぉ!おれだけ犯られっぱなしは悔しい!」
「わわ!?ブイゼル!ちょっと待って!」
「痛!ブイゼル暴れるな!」
ブイゼルはザングースの陰茎を自分に挿れたまま、目の前のライチュウの陰茎を思いきり扱いた。
「ひっ!」
思いがけないブイゼルの行動に驚いたライチュウは、扱いているブイゼルの手を強引に引き離し、ブイゼルから離れた。
「こら逃げるなライチュウ!」
「今日はオイラとザングースの勝ち!ブイゼルの負けだよ!」
寝室にバタバタと暴れ回るライチュウたちに、コウキの怒鳴り声が響く。
「こらあっ!いい加減にさっさと寝ろ!」
「は、はぁーい!」
変な声で返事をしながら、ライチュウたちのエッチはその後も続いた。



結局あの後、ライチュウは3回、ブイゼルは2回、ザングースは4回も射精した。
ブイゼルは最後には降参し自分の負けを認めたが、心身ともに疲れ果てていたライチュウたちは案の定、寝坊してしまった。
もう時刻は正午を過ぎている。
当然、ライチュウとザングースはコウキに目から火が出るほどこっ酷く叱られた。
特に、ザングースの叫び声が特にうるさかったらしく中々寝付けなかったらしい。
ライチュウもザングースもコウキにここまで怒られる事は初めてだったので、コウキに怒られながら酷く落ち込んでいる。
そんなライチュウとザングースを不憫に思ったのか、ブイゼルが割り込んで庇ってくれた。
ブイゼルに言われるとコウキも逆らえないのか、ライチュウとザングースの頭を撫でて許してくれる。
「まあライチュウもザングースも本当に反省してるようだしもういいけどさ。次からは気をつけるんだぞ」
「うん。ごめんなさい……」
「分かってくれればいいんだ。さ、みんな昼飯にしよう。ブイゼル。今日はいつまでいれるんだ?」
コウキがブイゼルに声をかける。
「もう少ししたら帰るよ。あんまり住み処を空けるのもまずいしな」
「じゃあブイゼル。昼飯だけでも食べて行ってくれ。食べ終わったらみんなで送りに行くから」
「うん。ありがと」
ブイゼルは笑顔を見せてソファーに座った。
168ライチュウの恩返し2 10/10:2009/08/18(火) 15:54:30 ID:oC0v6Duk
ご飯の最中、コウキが聞いてきた。
「ところでライチュウ、ザングース。まさかブイゼルに……変な事教えてないよな?」
「えーと……大丈夫。襲ったりなんかしてないよ」
嘘をつくのが下手なライチュウは、バレバレの嘘をついてしまった。
「何が大丈夫だよ。さてはライチュウ……ブイゼルに手を出したな?」
「……えっ……うん」
コウキが手で目を覆う。
「ったくライチュウ……。何でも手を出せばいいってもんじゃないぞ。ブイゼルごめんな」
コウキはブイゼルに謝ったが、ブイゼルは笑っている。
「おれは別にいいんだよ。負けちゃったけどな」
「負けちゃった?」
「何でもないよ。後でライチュウたちから聞いてくれ」
まさかコウキも、ブイゼルが元々エッチを知っていたなんて夢にも思っていないだろう。
「ふぅ……まあブイゼルが言うなら別に構わないけど。元々ライチュウに教えたのは俺だしな。俺が怒れる立場でもないし」
コウキが納得してくれて、ライチュウたちも安心したようだ。

「じゃあブイゼル。行こうか」
「うん」
全員立ち上がり、ぞろぞろと家を出る。

歩きながらブイゼルがライチュウに声をかけてきた。
「ライチュウ。昨日はおれの負けでいいが今度は絶対にお前をギャフンと言わせてやるからな。覚悟しとけよ!」
「オイラだって!絶対負けないもんね!」
「おーいライチュウ!ブイゼル!早く来いよー!」
またコウキたちから随分と離れてしまっていた。

「ブイゼル。いつでも遊びに来いよ!俺たち待ってるからな」
「ブイゼル!またオレたちと遊ぼうぜ!」
「ブイゼルありがとう!オイラたちもまた遊びに行くからね!」
ライチュウたちが口々にブイゼルに別れの挨拶を言う。
「コウキありがとう!また近いうちに遊びに行くぜ!ライチュウ!次会う時はぜっったいにおれが勝つんだからな!
ザングースお前もな!次は挿れさせろよ!!」

ライチュウたちはブイゼルとの再会を約束し、来た道を引き返した。
「ブイゼル元気でねー!」
何回も振り返りながら、ライチュウたちはいつまでもブイゼルに手を振っていた。
「なあ、さっきブイゼルが言ってた事ってどういう意味だ?」
一人だけ意味が分かっていないコウキが、ライチュウとザングースに尋ねた。
「さあ?何だろうね?」
「オレも分からないや」
ライチュウはザングースと目を合わせてクスクス笑い合った。
「あ!おまえらまた何か隠してるな?教えろよ!」
「わあぁ!何にも隠してないよー!」
「ライチュウ逃げろぉ!」
追いかけてくるコウキから逃げ出し、ザングース、そしてライチュウは笑いながら家へ向かって走り出した。
169ライチュウ♂の者:2009/08/18(火) 15:55:31 ID:oC0v6Duk
以上です。
読んでくれた方ありがとうございます。
170名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 16:46:33 ID:HZk38Wbq
おちんちんいっぱい。わぁい
171名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 19:15:01 ID:o5QyCvTp
ライチュウの恩返しの続きキター!乙!
ほのぼのなエロは大好物でつ
172名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 20:31:07 ID:qcswHOxC
ブイゼルの勝ちじゃね?w
173名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 22:09:10 ID:JXXlCccP
>>145
誰もマニューラをファックできない。
長編陵辱に腹ん中パンパンだぜえGJ!
>>169
ほのぼのでありながらど淫乱おちんちんランドという作風は他の類を見ないな。
どう考えてもエスなのはライチュウの方wGJ!
174名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 22:19:45 ID:rOls/57G
批判じゃなくてアドバイスなんだけど、射精するのがあまりにも早すぎるよ
あとアナルにすんなり入るとかね、最初とか激痛でしゃべる余裕もないと思うんだけど

これをどうにかすれば十分抜ける
175名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 23:30:22 ID:hIPljTFD
>>169
ライチュウがかなりの変態になってきてますねw
ザングも自分からは言わないだけで実はかなりのH好き?

>>174
俺もここで初めてエロSS投下する為に書いてるけどとても参考になります
こういう風にアドバイスしてくれる人がいると助かるね
176名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 02:06:32 ID:65APrr+n
ザングースキターーー
GJ!です
177名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 04:41:31 ID:gLj5eCet
>>174の言う通りだな
これはライチュウの人だけでなく大体の作品に言えること
短い文章の中で表現するのって大変だとは思うけど
女の子の穴とは違うわけで
178名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 10:05:39 ID:BczqFVQ4
昔、どこかの体験談で
中学生の頃に1回射精したばっかなのに
中に入れた瞬間にすぐに射精したってのを読んだことがある
179名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 10:54:57 ID:JLNSfF9G
んな事言ったら処女なのに痛いのは突っ込んだ時だけで
すぐに気持ち良くなるパターンも多過ぎじゃないか。
普通は回数重ねないと感じない。

エロはファンタジーって割り切ればよろし。
あんまりリアルを追求してもなあ。
180名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 12:47:07 ID:lH+PDOfq
まあ、アレだ。ポケモンはエロいってことでFA?
そして、行為の描写は少し長いほうがよりエロいってこった。
181名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 17:40:28 ID:h92f+NLL
ライチュウの人乙です!
ブイゼルゲットするのかと思ってましたけど住み処に帰っちゃったんですね


そういえばグレッグルやエレブーのエロSSってないよなぁ…
182名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 20:15:29 ID:/p1L43et
グレッグルのさらしって取れるんだろうか
両生類チックだから乳首はないのか?
かんそうはだなのにアソコは濡れ濡れとか、きけんよちで凌辱を察知するも無駄な抵抗とかどうだろう

こうやって考えるとどんなポケモンでも楽しいな
183名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 20:24:54 ID:bkqACTMY
ドダイトスたんのエロSSはさすがに無理かな?
184 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:43:30 ID:UYxQF+4K
初めて投稿してみます。トリはこれでいいのかな?

レントラー♂×ライボルト♂です。
文字数制限とかよくわからないですが・・・。
※注意。♂同士。暴力描写あり。攻め受け交代あり。世界観はポケダン時闇空。
185 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:44:32 ID:UYxQF+4K
空は暗雲に覆われ、稲光が鳴り轟く。
岩柱が数多く立ち並ぶ岩場で、私はおもむろに歩みを止めた。

「此処へ…何しに来た!!此処は我々の縄張りだ!」

荒々しく言い放つ。
しかし、周囲に相手の姿はない。
…奴め、奇襲をするつもりだな…?

――――――――――――――――――――――――――――――――

先日、私達の群れは、目的地である、岩肌が剥き出しとなった荒れた平原に辿り着いた。
この季節になると、此処には決まって雷雲が発生している。
その為、私達の群れは好んで此処に移住するのだ。
…平原に着いて数日後、何者かが群れを尾行している事が分かった。
私は群れを守る為、自ら奴を誘き寄せる囮となったのだった。

――――――――――――――――――――――――――――――――

私の声が岩に何度も反響する。
これで声で位置を特定することは難しいだろう。

「…フフフ。それで隠れたつもりか?」

不意に何処からか笑い声が響く。
奴はようやく姿を現す気になったようだ。
奴は話を続ける。

「可愛いものだな。…まあいい。
 そうしてくれてた方が私にとっても有難い。
 気配を消したままギリギリまで接近し
 ……そして……仕留めてやるッ!」

…成る程。
奴は相当な自信家のようだ。
プライドが高く、相手に力の差を見せ付けて屈伏させる事を好む、
……そんな奴だろう。

奴を屈伏させたい。
目の前で跪かせたい。
私の闘争心が燃え上がっていく。
思わず私は笑い声を上げた。

「フフフ。隠れても無駄だ。
 私の眼はあらゆる物を透視できる。
 この眼で物影に隠れた獲物を見つけ
 ……そして仕留めのだッ!」

そう。
岩場にやってきたのは私が隠れるためではない。
相手が隠れられる場所を作り、近くまで誘き寄せる為だ。
私の能力が有れば、周囲の岩は視界の妨げにはならない。
逆に素早い相手の行動を制約する事ができ、地形が有利に働くのだ。
186 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:44:59 ID:UYxQF+4K
「フフフフ…成る程、少々甘く見ていたようだ。」

少し離れた岩影から奴が姿を現す。
青い体毛に黄色の鬣の獣…。
自分と同じ電気タイプであることを窺わせる。
体格はほぼ同じ。
立っている鬣の分、相手の方が若干大きく見える程度だ。

「私の名はライボルト!
 そして……ラクライ一族のリーダーだッ!
 この一帯は以前より我々の縄張りだ。
 貴様は群れを率いてこの土地より立ち去れ!」

奴の傲慢な態度に、私も声に凄みを効かせる。

「私の名はレントラー!
 そして……ルクシオ一族のリーダーだッ!
 此処が貴様等の縄張りだと?寝言は寝てから言え!」

キッ、と睨み付け、威嚇の姿勢を取る。

群れ同士の縄張り争いはお互いに群れの仲間を守るため、群れのリーダー同士の一騎討ちとなる。
勝負はどちらか一方が屈伏を認めるか、体力を消耗して動けなくなる事で決する。

二匹の間を風が吹き抜ける。
湿った冷たい風は雨を予感させた。
ゆっくりとお互いに相手の周りを回りつつ、間合いを詰める。

―ピカッ!

雷が瞬いたその瞬間、私達は同時に踏み込んだ。

『覚悟ッ!』
187 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:45:26 ID:UYxQF+4K
私達はお互いに電気を纏って突進を仕掛ける。
衝突の瞬間、スパークが火花を散らして弾ける。
奴は反動で危うく体勢を崩しそうになっていた。
力比べでは私の方が有利…といった所か。

「フフフ、貴様の力はその程度か。
 私の威嚇にでも臆したか?」

「フン、余裕でいられるのも次の攻撃までだッ!」

「面白い、見せてみろッ!」

私は鋭い牙を剥き、奴を噛み砕こうと飛び掛かる。

「遅いッ!」

牙が届く直前、奴の姿は目の前から消えた。

「なっ…!?」

目にも止まらぬ素早い動きで視界から外れた為、奴の姿が消えたように錯覚したのだ。

「これでも喰らえッ!」

私に激しい電撃が襲いかかる。

「ぐおおおぉぉぉぉぉぉっ!」

体が悲鳴を上げる。
そうか、奴は電撃が主力なのか…

「フフフフ、私の雷は効くだろう?
 馬鹿力に頼る貴様等ルクシオ一族にはこの威力は出せまい?」

私は奴の威張り散らした態度に、思わず頭に血を上らせる。

「おのれぇぇぇっ!よくもッ!」

「!?」

私の鬼の形相に、奴の動きが一瞬止まる。

―今だッ!
私はその一瞬で奴に突進をかけた。

「ッ…!!」

私の攻撃を喰らい、奴は岩壁に叩きつけられる。

「ガァッ…!?」

力加減を誤り、私も攻撃の反動に呻き、膝を地面についた。
188 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:46:00 ID:UYxQF+4K
…どれぐらいの時間、闘いを続けたのだろう。
ライボルトは地面に横たわっている。
私はゆっくりとライボルトの方へ近づいていく。

奴はこちらを睨みつけ、呻り声を上げている。
奴は既に技を繰り出す体力は全く残されていない筈だ。
それにも関わらず、奴は一向に屈伏しようとはしなかった。

私は奴の前に立った。

「全く、此処まで私を追い詰めるとはな…。」

長時間の極度の興奮状態に、私達のものは自然と硬くなっていた。
私は経験上、犯された者は本能的に
その相手に否応なしに反抗できなくなることを知っていた。
流石に奴も従順になるだろう。

身動きが取れない奴の後ろに私は回り込み、奴の菊門に私の肉棒を押し付ける。

「うっ、くっ…!?」

「抵抗すればどうなるか…分かっているだろう?」

奴の首筋に爪を押し当てる。

抵抗しないのを確認すると、私はゆっくりと体重をかけ始めた。

「ぐぁ…ぁ…!」

奴は苦しそうに呻き声を上げる。
どうやら奴も犯された経験は無いようで、
奴の内側はひどくきついものだった。

「…どうだ?屈服する気になったか?」

時間をかけてゆっくりと解していく。
奴が痛みに身体を震わせると、身体を伝わり私のものが刺激される。
一度先端が入ってしまえば、あとは楽に侵入していった。
奥まで入った事を確認すると、私は慎重に腰を振り始める。
189 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:46:59 ID:UYxQF+4K
「ハァ…ハァ…」

暫くして私の限界が近付く。
動きは不規則になり、呼吸も苦しい。
口からは涎が零れ、ライボルトの背へと滴り落ちる。

「い、いくぞッ…!ッ…!?」

ラストスパートをかけようと力を込める。

…その瞬間、身体に電撃が走った。

―なっ…身体が…動かない…!?
奴にはもう、技を繰り出す力は無い筈…!

「…フフフ、油断したな?」

奴の言葉に、ようやくあることに気が付く。
―まさか、奴の特性は…!

「触れた相手を麻痺させる特性…だと!?」

―確実に決めるために隙が出来るこの瞬間を狙っていたのか…!

思うように身体が動かない。
思った事を言葉にすることすらもままならない状態だ。

「今更気付いても遅いッ!今度は私の番だ!」

奴は私の下から脱け出すと、私の後ろから覆い被さってくる。
そして、先程私がした通りの事を始める。

「うがあぁっ…!!」

奴のものが侵入を始める。
今まで感じたことの無い異物感、激痛、そして屈辱感が私を襲った。

―奴はこれを長時間耐えたというのか!?

私は愕然とし、心が折れそうになる。

「貴様にやられた分、しっかりお返しさせてもらうぞ!」

奴と腰が密着する。
奥まで入ると奴はゆっくりと腰を引き、再び押しつける…。

…奴からは見えていないだろうが、私のものからは先走りが滴り、地面に水溜まりができていた。
190 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:47:58 ID:UYxQF+4K
暫くして挿入時の痛みが無くなると、痛みで萎えていた私のものが、再び硬くなりはじめる。
快感を感じている訳ではない。
生理的に自然とこうなっただけなのだが、この状態で射精すれば奴にバレてしまう。
それだけは何としても避けなければ…。
射精させられたと知られれば、私は屈辱に耐えられず、屈服せざるを得なくなってしまうだろう。

奴の息遣いは荒くなり、間もなく絶頂が訪れるであろうことが窺える。

奴と同じ手を使って抜け出そうにも、私には奴のような特性は無い。
麻痺で身体は動かないが、辛うじて小さな雷ならば1回落とす事が出来る。
しかし、この無理な体勢からでは奴に雷を命中させる事は出来ない。

「フフフ、先程までの威勢はどうした?」

ただ呻く事しかできない私を、奴は嘲る。
一か八か…やるしかないのか…!
命中しないにしろ、奴に隙が出来れば何か状況が好転するかもしれない…!

私は雷を起こす為、体内に電気を蓄え始めた。

「フン、麻痺で動けない貴様に何が出来る!?無駄な抵抗は…」

「う、五月蝿いっ!これでも喰らえ――――――ッ!!」

その瞬間、私達は轟音と共に視界は白い光に包まれた。
…そう、当たらない筈の雷が、命中したのだ。
当然、奴と身体を重ねていた私にも同時に衝撃が襲いかかる。

『ぐあああぁぁぁっ…!?』

雷の直撃を受け、私達はドサリ、と地面へと互いに向き合う形で崩れ落ちた。
刺さっているものが抜ける瞬間、今まで堪えていたものが溢れ、お互いの元に白い水たまりを作りだしていた。
191 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:48:45 ID:UYxQF+4K
…ぽつり。
どれぐらい気を失っていたのだろう。
雨の訪れに目を覚ます。
次に、むっとする雄の匂いに思わず咽返る。
ぼうっとする思考のまま、目の前で起き上がる精液まみれの一匹のライボルトを見る。

―無様だな。

奴もにやりと笑う。
…そうだ、私も…。
次第に思考がはっきりしてくる。
奴に犯され、最後には奴の目の前で射精してしまった。
途中に色々あったが、この事実は変わらない。
私達のプライドは音を立てて粉々に砕けていった。

奴の方を見ると、視線が合った。
慌てて思わず視点を下げる。
そして視界にライボルトのものが入る。
それは、相変わらず固い状態を保っていた。
…奴に犯された尻が疼く。


何か話し掛けようと口を開くが、適当な言葉が思い付かずにただ口をぱくぱくさせることしか出来ない。
奴もどうやらこれ以上争う気は無いようだ。
時々こちらを横目に様子を見ては、目が合うと慌てて視線を逸らしてしまう。

お互いに何もできないまま時間が過ぎていく。
…もどかしい。
何も言わずに襲い掛かって私を壊してくれればいいのに。

…ぽつり。
二滴目の雨粒が鼻先に落ちる。
「…何処かで雨宿りしないか?」
ようやく出た私の言葉に、彼は黙って頷いた。
192 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/19(水) 20:49:13 ID:UYxQF+4K
私達は、二匹がようやく入れるぐらいの小さな横穴に着いた。
彼は横になり、体毛に着いた精液を落とそうと、身体を捻る。
「待て。」
「…?」
私も横になり、彼の腹部に顔を近づけると、彼の体毛に着いた精液を舐めとり始める。
「…ん…っ」
最初は戸惑っていたが、暫くして、お返しにと、彼も私を舐め始めた。
胸…腹…そして下腹部。
「ぁ…ぅ…」
暖かく湿った舌が身体をくまなく撫でていく。
気付くと、お互いのものは再び透明な汁を垂らし始めていた。
私達はどちらからともなく、相手のものを口に含み、舐め始める。
くぐもった喘ぎ声と、ぴちゃぴちゃと舐める音。
荒い息遣いと狂いそうな私自身への刺激。
…いや、既に私は狂っているのかもしれないが。

次第に限界が近付く。
私は口の中で彼のものをそっと、牙の側面に当てる。
牙から伝う弱い電流が、彼を絶頂へと導いた。
口の中に広がる苦味。
彼のものから口を離してゆっくりと飲み干す。
彼の方を見ると、私と同様に汁を飲み干し終わった所だった。



「…レントラー。もし、良ければ…」
「…?」
改めて名前を呼ばれ、困惑する。
「…いや、何でもない。」

…『ずっと一緒に居て欲しい。』
心の奥で期待していた言葉が貰えず、気を落とす。

「そうか…。」

…私達はそれぞれ群れのリーダー。
お互いに戻らなければ成らない場所がある。
群れを1つにするとしても、群れの皆は私達のどちらをリーダーにするかで揉めるだろう。
様々な転変地異で多くのポケモン達の気が荒くなっている今、そう簡単な話ではないのだ。

…いつか、世界が平和になったらまた会おう。
そう言い、彼は去って行った。
次に会うときはきっと…。

-終わり-
193名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 21:06:38 ID:+xIEk2dw
乙カレー!
次回作も期待してるぜ!、若干間隔をあけすぎなような違うような
194名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 22:25:16 ID:GmoabPOQ
>>184
マウンティングハアハア
195名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 01:03:40 ID:/sRVshrS
>>184
レントラーとライボルトの縄張り争いってアイデアに脱帽
乙!
196名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 04:38:26 ID:9+9lyBxw
一方シンオウ産ライボルトはオーバーヒートでレントラーを焼いてしまった

197 ◆Ivgyg0cn3w :2009/08/20(木) 05:48:51 ID:lxr1QwB/
感想ありがとうございます。
それぞれ実際のゲームから引用したセリフや、使える技等に気をつけました。
レントラーの威嚇、闘争心、物理型のパラメータ、
スパーク、睨みつける、噛み砕く、怖い顔、突進、雷、雷の牙

ライボルトの静電気、避雷針、特殊と素早さが高いパラメータ、
スパーク、電光石火、雷、威張る

>>196 そうですね、最初から大雨の設定にしておけば
オバヒを使わないのが自然になったかもしれないです。
以後実用型の技構成を参考にしますね。
198名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 10:43:03 ID:9+9lyBxw
メタグロス以外の鋼を焼けるから意外と実践では強かったりする>ライボルト
それに比べてレントラーときたら・・・

レントラーとか唯一神とか、ブースターとか、リーフィアとか
能力に対して技が見合わない可哀そうな子をとことんいじめるSSはないものか

とくに唯一神とか伝説級だからプライド高そうだし屈服させたら面白そう
草や虫タイプ相手に負けてると尚Goodかも
パラセクト・ハッサム辺りの炎4倍に負けて犯されるエンテイとか
199名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 14:13:46 ID:0k8tytT4
保管庫の作品を一通り見てみた
ピカチュウ、コリンク系統、ブイズ、伝説系、御三家、リオル、チームかまいたちメンバーが一番人気なんだな
ムクホークとかの鳥ポケでエロ書ける人がいたらマジ尊敬する
200名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 16:34:39 ID:OMF6bkBN
>>199
確かに鳥ポケは難しいよな…。
昔ムクホーク×ピジョットのSS挑戦したことがあるけどエロの直前で飽きて辞めたわ。
201名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 16:47:34 ID:+YfotfU3
エロ行為なしの純愛なら問題ない
202名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 16:49:14 ID:N6nA1/II
>>197
主パ・ギルドメンバー・NPC以外のポケダンSSって貴重だ。
なかなか良い着眼点でした。

チーかま・MAD以外のチームSSも読んで見たいな〜。
鳥ポケの話題が出てるから、タベラレル、ポポッボー、マックロー辺りを。
203名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 17:23:49 ID:Ya2rXqzN
鳥ポケなら、ペラップ(ポケダンの)受けが見たい。
自分じゃ書けねえ…というか構造自体が良く分からないorz
204名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 18:38:21 ID:0k8tytT4
>>203
確かに鳥ポケの構造はややこしそう
文章って見るのと書くのとでは全然違うなorz
さて、今日の投下はまだかなwktk
205名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 18:41:24 ID:CpSMSzlv
難しいとかいわれると書きたくなっちゃうじゃないですか!
適当にムクホークとドンカラスでも書いてみるかな
206ベロベルトかいたひと ◆IL9FlesWD. :2009/08/20(木) 19:26:36 ID:1E6eKQFn
先日はロズレイド×ニャルマーのSSにレスありがとうございました。
保管人様も過去作品を整理してくださり感謝しています。

ムクホーク♂×ネイティオ♀のSSを投下します。
総排出口が苦手な方はNGよろしくお願いします。

全9ページです。
207ムクホーク♂×ネイティオ♀1/9:2009/08/20(木) 19:28:16 ID:1E6eKQFn
「また来たのムクホーク。暇なのね」
 ネイティオが憎まれ口を叩く。
 失礼なことに、夕陽に目を向けていてこちらを見ようともしない。
 この海に面した高い崖から、一日中太陽を見て過ごす。
 これがネイティオの日課だった。
「俺は暇じゃない。エサ取りのついでだ、ついで」
 俺はネイティオの冷たい言葉にめげずに言い返した。
 夕方、ここに来てネイティオをからかうのが俺の日課だ。
 俺とネイティオはいつもこんな調子なのだ。

 彼女の横に陣取り、俺も夕陽を見てみる。
 だが、何の感傷もおきない。
 俺は彼女に話しかける。
「こんなもの見てて楽しいのか?」
「別に」
「最近、雨降らないよな」
「そうね」
「ムックルから聞いたんだけどよ、どこかにアメリカ村っていうのがあるらしいぜ」
「それデマよ。しかもかなり古い」
 彼女は、俺と対話する気なんてさらさら無いようだ。
 自分でも何でこんな奴に話しかけてるんだろうと思う。

 会話の種が早々に尽き、お互いに黙りこくる。
 潮騒とキャモメが鳴く甲高い声に場が支配される。
 何故かこの沈黙を心地よいと感じる自分が居た。
 眩しい夕陽から目をそらし、横に居る彼女を見やる。

 漆黒の瞳に水平線に沈む陽が写りこんでいた。
頭からは垂れている二つの赤く長い帯のような体毛が、潮風によってゆったりと揺られる。
 先端が赤と黒の二本のラインが引かれた白い翼はお行儀良く前に揃えられ、胸元にある猫の模様を覆い隠しているようだ。
オレンジ色の光は、緑色の体毛と白い翼、赤い帯のコントラストをより鮮やかに際立たせている。
 遺跡に置いてある像のように神秘的。奇妙な話だが、ネイティオの姿を表すにはその言葉が相応しい気がする。
 彼女のかもし出す意味不明な迫力に、俺の目は釘付けになってしまう。

「……まだ居たの?」
「まだ居たんだよ。居ちゃ悪いか!」
 気が付くと太陽は海に完全に沈み込んでいた。
 夜がその気配を一気に強める。
「早く帰れば? 暗くなると目が見えなくなるんでしょ」
「言われなくても帰るよバーカ」
 俺は捨て台詞を吐いて飛び去った。

「くそ! 何だよあいつ……」
 巣に帰った俺は、不貞寝した。
 そうでもしないと、むなしさに押しつぶされそうだった。

 ……日の出と共に目が覚める。
 いつまでも寝坊しているわけにはいかない。
 野生のポケモンは忙しい。あくせくと働かなければ生存競争を生き抜けない。
 というわけで、俺は近くの湖で自慢のトサカの形を整えている。
 湖面に写る自分を見ながら、頭を羽で撫で付ける。
 これは真剣勝負。手を抜くわけにはいかない。
 エサを集める時間が少なくなってしまうが、それは仕方の無いこと。
 ムクホーク特有のリーゼントは毎朝のたゆまない努力によって保たれているのだ。
「ふう……やっと決まった。早く木の実を探さないと」
 俺は今日の食事を求めて、空へ昇った。
208ムクホーク♂×ネイティオ♀2/9:2009/08/20(木) 19:29:05 ID:1E6eKQFn
 その日の収穫は上場だった。
 カゴの実を一つをお土産にすることができた。
 巣に帰ったらゆっくり食べよう。
 ……その前に、あいつの所へ行かないとな。

「来たの」
「ああ」
 いつもどおりのそっけない歓迎。
 やっぱり彼女の両目は夕陽に向けられている。
 ――あーはい、俺なんて眼中に無いんですね。そんなに太陽が好きかよ。
 俺は話を切り出す。
「今日は沢山木の実が採れたんだぜ。お前はボーっとしてるからそういうの苦手だろ」
 別にネイティオことが嫌いなわけでも無いのに挑発するような口調になってしまう。
「あまり動かないから、食べなくても平気」
 初めて彼女が俺の話に返答してくれた。

「は? お前メシ食ってないのか?」
「うん。晴れている日は太陽をずっと見て過ごして、曇りの日に食べ物を探すの」
 今日は一日中晴れだった。昨日も、おとといも、その前もずっとずっと……
「お前バッカじゃねーの? そんなことしてないで木の実とかコラッタとか探せよ!」
 気が付くと俺はネイティオを怒鳴りつけていた。
 野生のポケモンなら何日か断食することも珍しくない。
 だが、ネイティオが腹を空かせているのは何故か許せなかった。
 
「わかった。お前が無表情で無感情なのは腹減ってるからだな! どおりで虚ろな目をしてると思った!」
「失礼ね」
 俺ばっかり必死にわめいていてバカみたいだ。
 しかし、何もしないのは耐えられなかった。

「俺が食べ物を恵んでやる! ほら食え! 良いから食え! とにかく食え! さっさと食え!」 
 木の実をクチバシで挟んで、ネイティオの頬にグリグリと押し付ける。
 俺の力に押されて彼女の体が傾く。
 こんな状況でも彼女は無表情を崩さない。
 まるで俺なんか居ないかのように無視される。
 いつも通りの冷たい拒絶。
 慣れているはずなのに、深く心が傷つく。
 まるっきり相手にされないとわかり、急に寂しくなる。
 諦めかけたその時、ネイティオがこちらにくるりと向き合ってきた。
 情けないことだが、正面から彼女を見るのはこれが初めてだった。
 大きな目に射すくめられる。

「わかった。食べる」
 そう言うと、ネイティオはくちばしを俺の口の中に差し込んできた。
 目を閉じ、顔を少し傾けてゆっくりと黄色いくちばしを寄せてくる。
 大きなカゴの実を掴むために口を大きく開けていたので、容易く侵入を許してしまう。
 突然の彼女の行動にみっともない程動揺する。
「んあ!? あがあぁあああ!」 
 驚いた拍子に木の実が俺の口の奥に引っ込んでしまった。
 カゴの実を追ってネイティオがより深く入ってくる。
 俺は彼女から離れようともがく。
 しかし、ネイティオの大きな翼で体全体を包まれて逃げられない。
 柔らかな羽毛の感触と口内で感じる彼女の熱い吐息に惑う。
 俺の心臓が苦しいほど高鳴る。
 体が熱いし、頭もぼんやりする。
 そして、ひたすら恥ずかしい。
 混乱する俺を尻目に、ネイティオは冷静に木の実を受け取りついばむ。
 口の中から、くちゃくちゃとカゴの実を咀嚼する音が聞こえてくる。
 木の実の水分と、彼女の唾液と、俺のそれが入り混じり大きくて卑猥な音を立てる。
 俺の混乱は、彼女の食事が終わるまで収まらなかった。
209ムクホーク♂×ネイティオ♀3/9:2009/08/20(木) 19:30:06 ID:1E6eKQFn
 ……ようやく、木の実を食べ終わった彼女は俺の中から退場した。
 唾液の筋が俺とネイティオのくちばしを繋ぐ。
 黄色い彼女のくちばしは、俺のよだれにまみれてテラテラと光っていた。
「……うん渋い。でもおいしかった、ありがとう」 
あれだけのことをしたにも関わらず、しれっとしているネイティオ。
「澄ました顔で言ってんじゃねぇえええええ! お前、今何したよ!?」
 俺は羽をばたつかせながら問い詰めた。
「口移しでエサもらった。小さい頃あなたもお母さんと同じことしたでしょ?」
 激怒している俺に静かに返答する彼女。
 俺ばっかり怒っていてバカみたいだ。
「俺はお前の親じゃねぇええええ! 良い歳したオスとメスがそういうことするのはなあ……」
「どういうことなの?」
 彼女の質問は俺を冷静にさせる。
 オスがメスに食べ物をあげる行為は……メスに気に入られようとするその行為は……
 …………求愛だ。
 自分のした行為の重大さにようやく気付き、顔が熱くなる。

「違うぞ! そういうのじゃないぞ! お前なんか……お前なんか!」
「そういうのって何?」
「うるさい、うるさい! オスの純情弄んでそんなに楽しいかよバーカバーカ!」
 俺はいたたまれなくなって、彼女の前から飛び去った。
 巣に戻ると、今日の事を忘れるために眠りにつく。
 もう、何も感じたく無かった。

 どんな事が起きても、太陽は昇るし腹は減る。
 生きている限り、起きて、エサを探さなくてはならない。
 朝が来た。いつも通り、まずは湖に行ってトサカを整えなくては……。
 でも、やる気が出ない。
 何より、湖面に映る自分を見るのが嫌だった。
 ――別に良いか。誰かに見られるものでもないし。
 気落ちした俺は風に吹かれるままだらだらと空を飛ぶ。

「……あのね……はね……なんだってさー……」
 普段は気にしない仲間のムックルの噂話。
 今日だけは俺の話をしているような気がしてくる。
 自意識過剰になっている自分に嫌気がさす。
 こんな調子で食い物にありつける程、世の中甘くない。
 時間を浪費して、あっという間に夕方になってしまう。

「兄ちゃん、行かなくて良いの?」
 昔から世話をしてやってるムックルが俺に尋ねてくる。
「……ああ巣に戻らないとな」
「違うよネイティオさんの所だよ」
 意外な言葉に戸惑う。
「何でお前が知ってんだ?」
「みんな知ってるよ。ネイティオさん本人から聞いたんだって。噂になってるよ」
 ムックルによるとネイティオが昨日のことを触れ回ってるそうだ。
 なんという情報操作。
「兄ちゃんネイティオさんにくびったけなんだ。かんばってねー」
「あのトゥートゥーがあ!」
 ネイティオの元へ慌ててむかう。
 このまま放っておいたら、俺は皆の笑いものだ。
210ムクホーク♂×ネイティオ♀4/9:2009/08/20(木) 19:31:16 ID:1E6eKQFn
「あ、来てくれたの」
「お前はそこに直れええええええええ!」 
「……はい。昨日は本当にごめんなさい」
 ネイティオは神妙に頭を下げる。
 だがそれで俺の腹の虫は納まらない。
「何で皆に言いふらした!?」
「そんなことしてない。色んなポケモンに、オスが食べ物をくれるのはどんな時か質問しただけ」
「それを言いふらしてるっていうんだよぉおおお!」
「気が付かなかった……ごめんなさい」
 しゅんとした表情を浮かべるネイティオ。
 目が物憂げに伏せて、うなだれる。
 俺はそれを卑怯だと思う。
 そんな顔をされると許すしかなくなってしまう。

「反省してるなら……それで良い。皆が飽きたら、噂も消えるだろ」
「私、償いをしたい。木の実のお礼もしたい。何か私に出来ること無い?」
「別にそんなのいらないって……」
「そうだ、毛ずくろいしてあげようか? ムクホーク、寝癖ついてるし。」
「だから良いって!」
「このままだと、私の気がすまない。遠慮しないで」
 俺の返答を待たず、ネイティオが俺の髪の毛をくちばしでとぐ。
「……うん、完璧。この髪型って毎日整えるの大変でしょ?」
「もう慣れっこだ。ありがとう。もう十分だ」
「遠慮しないで。ちゃんとこっちもするから……」
 俺の制止を振り切って、ネイティオは毛ずくろいを続ける。
 くちばしが俺の胸元に触れる。
「ふかふかで気持ち良い……」
 ネイティオの顔が俺の胸毛に埋もれる。
 俺の体を執拗に撫でる、彼女のくちばし。
 毛ずくろいにしては何かがおかしい気がする。。
 ゆっくりと何度も胸元を上下する感触は、俺の劣情を煽っているかのようだ。
 妙な気分になってる自分に気付く。
「ネイティオ……もう大丈夫だから!もう許すから!」
「ムクホークはわかる? メスがオスの胸に顔をうずめるのがどんな時か」
 ネイティオの意味深な質問。
 だが、俺は言葉遊びは苦手なんだ。
「そんなのわからねえよ! 言いたいことがあるならはっきり言えよ」
「……わかった。考えてみれば、私たち、ちゃんと自分の気持ちを言葉にするべきだったね」

 ネイティオは息を深く吸い、俺の顔を見上げた。
 頬が赤いのは夕陽のせいだけではない。
 普段感情を露にしない彼女が見せた恥じらいに俺の胸が高ぶる。
 照れているようではあるが、背筋をピンと伸ばし真っ直ぐに俺を見つめる。
 確かな決意が感じられるその姿。凛としていて美しい。
 ネイティオの口がゆっくりと開かれた。
 俺は一言も聞き逃すまいと耳を傾ける。
「私、ムクホークと夕陽を見るのが好きだった。恥ずかしくて上手く喋れなかったけど、毎日あなたを待っていた。
私、あなたのことずっと好きだった」
211ムクホーク♂×ネイティオ♀5/9:2009/08/20(木) 19:32:16 ID:1E6eKQFn
 突然の告白に、頭がポーっとする。
 返事が出来ない。
 言うべき言葉が見つからない。
「あなたは私のこと、どう思ってるの?」
「そっ……そんなこと言わなくても……わかるだろ」
「聞きたい。あなたの言葉を聞かせて……」
 ネイティオは至近距離で見つめてくる。
 視線の零距離射撃。
 闇より深い黒の瞳に吸い込まれそうになる。
 いや、実際吸い込まれていたんだと思う。
 黒曜石のような瞳の前では、嘘や虚飾なんてどうでも良くなる。
 今なら素直な気持ちを話す勇気が持てる気がする。
 もう目をそらさない。ネイティオのから、そして俺の気持ちからも。
「俺は、お前ともっと一緒にいたい。夕方だけじゃなくて朝も昼も夜も。つがいになってずっとずっと……」
 一度、表に出てしまった愛しさは抑えることが出来ない。
 たまらず胸の中の彼女を抱きしめる。

「ネイティオ、好きだ! 俺はお前とずっと一緒に居たい!」
 ずっと言いたかった気持ちを彼女に伝えた。
「嬉しい……その言葉ずっと待ってた」
 穏やかな表情で彼女が言う。
 ずいぶんと遠回りしてきた気がする。
 
 今までの空白を埋めるように、彼女を抱き寄せ、くちばしで触れる。
「ネイティオ……! 好き……大好きだ!」
 熱情にまかせて、彼女の体を貪る。
 彼女を包む羽の力をぎゅっと強め、くちばしをでたらめに突き入れる。
「ん……あああ、ムクホーク……そんなにしたら……」
 いつも前に揃えられているネイティオの羽を無理やりこじあけ、鮮やかな体の模様をぐちゃぐちゃに乱す。
 乱暴にくちばしを突きたてたせいで、ネイティオの綺麗な羽が抜けてあたりに舞い散る。
「ネイティオ! 欲しいよ……もっと欲しい! もっとしたい!」
「んくっ……うん、良いよ。最後までしよう……一緒になろう」
 歓喜に沸く俺。ぎゅーっと彼女を抱きしめる。
「ムクホーク、苦しいよ……。このままじゃ動けないでしょ……ね?」
「え……ああ! ごめん。痛かったか? 俺……俺」

 ネイティオを渋々解き放つ。
 ほんの少し離れただけなのに、猛烈に寂しい。
 ネイティオが地面に両羽をつき、うつぶせになる。
 彼女の緑のひたたれに覆われた黒い下腹部が突き出される形になる。
 細い足の間に赤く色づく可愛らしい穴が見える。
 俺はつばをごくりと飲み込む。

 俺たち鳥ポケモンは尻の穴で排泄と交尾の両方をする。
 前には何も無い。
 世の中には前と後ろの両方に穴があるポケモンの方が多いそうだ。
 どうして、出口を分けるのか理解に苦しむ。 
 しかも、そいつらのオスは前に棒が付いているらしい。
 ムックルに聞いたことだが、メスの前の方の穴に棒を突っ込んで精液を注ぎ込むそうだ。
 そんなの、ネイティオが痛そうだと思うから俺には棒が無くて良かったと思う。
212ムクホーク♂×ネイティオ♀6/9:2009/08/20(木) 19:33:04 ID:1E6eKQFn
「準備できたよ。来て……」
「ああ。乗るぞ……」
 彼女を傷つけぬように、ゆっくりと彼女の背に登る。
 羽を大きく広げ、彼女の上でバランスをとる。
 ネイティオの体は、置物のように真っ直ぐだったので乗りやすかった。
 尾羽を降ろし、自分の尻の穴を彼女のそれへ近づける。
「大事にする。お前も……俺たちの子供も」
「嬉しい……ムクホーク、動いて……」
 腰を前にグイっと曲げて、お互いの穴をぴったりとくっつける。
 こうしないと、地面に精液を零してしまうのだ。
 ようやく繋がった喜びに体が震える。
 彼女に負担がかからぬよう、慎重に尻を左右に振る。

「ううん……」
 ネイティオが弱々しく鳴く。
「大丈夫か!? 痛いか? 重いか? 嫌か?」
 考えてみれば、無理やり彼女を抱いてしまった気がする。
 あたりに散らばる白い羽が俺の暴力の証明だ。
「違う……良いから続けて」
「ごめん……。俺……下手くそで。ネイティオを傷つけてばかりいる……」
「私は辛くない。……ちゃんと気持ち良いわ」
 きっとネイティオは俺を気遣ってくれているのだ。
 こんな乱暴にやられて、気持ちが良いはず無い。
 落ち込む俺に、ネイティオが語りかける。
「……そうね。こうすればわかってもらえるかしら。でもどうなっても知らないから……」

 ネイティオの体全体から青白い光が立ち上る。
 温度を持たない非現実的な光。
 やがて、光が広がり俺とネイティオを飲み込んだ。
「な!? ネイティオこれは……」
「これはシンクロ。二匹の気持ちを溶け合わせる究極のコミュニケーション」
 背中に何も乗っていないはずなのに重みを感じる。
 そして、ものすごく焦れったくなる。
「何だこの感覚? 俺のじゃない!」
「私の感覚があなたに流れ込んでるの。あなたの感覚も私の中に入ってきてる。へえ、ムクホークは私のことをこんなに……」
「うわああああ、やめろ。恥ずかしいだろ!」
「恥ずかしいのはお互い様よ。あなたも私の気持ちがわかるでしょ?」
 彼女が切ない程に俺を求めているのがわかる。
「お前そんなに俺のこと好きなのか。へへへ、照れるぜ……」
「でも、今はちょっと怒ってる」
 確かに彼女から強い焦燥感を感じる。
 俺の体を求める熱情は、俺がネイティオに感じてるそれと同じだ。
 ――そうだよな。途中でやめたら辛いよな。

「お前の気持ちはわかった。もう逃げない。だからシンクロを解いてくれ」
「駄目、シンクロは解かない。私がどれだけ気持ち良いか、骨の髄まで知ってもらうわ」
 唐突にネイティオが尻を動かした。
 ビリビリと電流が流れるような感触。
 俺とネイティオの二匹分の感覚が同時に押し寄せる。
「ちょっと……待てよ! ネイティオ……そんなことしたら……」
「ムクホークの感覚、温かい……ねえ、一緒に気持ちよくなりましょう……」
 ネイティオが尻を突き出し穴を強く押し合わせる。
 彼女の快感と欲望、そして愛情が押し寄せてくる。
213ムクホーク♂×ネイティオ♀7/9:2009/08/20(木) 19:33:53 ID:1E6eKQFn
「ネイティオ! ……ああ!」
 彼女の想いに答えて俺も尻の運動を再開させる。
 ネイティオは尻を前後に、俺は左右にそれぞれ振る。
 二匹の共同作業で快楽を高めていく。
 彼女の柔らかい羽毛が俺の穴にさわさわと触れた。
 その優しい感触に、高い声が漏れそうになってしまう。
 オスのくせに、喘いだら恥ずかしい――そう思った俺は声を必死に抑えた。
「声、我慢しなくても良いよ」
「嫌だ……格好悪いだろ……」
「どうせ全部ばれてるのに……ムクホーク、可愛い……」

 可愛いと言われて、少し腹が立つ。
 可愛いという言葉はメスに言うべきものなのだ。
 生意気なことを言うネイティオを乱してやりたくなる。
 俺は尻を横にずらし、左の羽で彼女の穴をいじくった。
 穴の外縁部を円を描くように撫でまわす。
 時々、羽の中央の硬い筋を少し中に突き入れて内部を刺激した。
 ぶるっとネイティオの首が揺れ、赤い帯が振り乱される。
「あん……ムクホーク、くすぐったいよぉ」
「嘘つけ、気持ち良いくせに……わかるんだぞ」
 シンクロのおかげで、彼女の気持ちはこっちに筒抜けだ。
 俺の下で快楽に耐えるネイティオを愛しく思う。

「……じゃあムクホークも気持ち良いんだ。嬉しい……」
 ネイティオの言うとおりだった。
 彼女の穴を攻めるのは、自分の穴を慰めているのも同じだった。
 そういえば、さっきの手順はいつも俺が自分でする時と同じだった。
 癖になってるのかな……
「へえ、ムクホークってこうやってオナニーするのね」
「うわ!? 気持ち読むな! やめろって!」

 彼女の思考を奪うため、愛撫を強める。
 クチバシを緑の背に沿わせ、左羽で穴を刺激し、右羽は優しく腹を撫でる。
「……くぁあ……どうだ……ネイティオ」
「あああ……良い……上手よムクホーク……」
「はあ……はあ……そうだろう? へへへ……」
 ネイティオを攻め立てる度に、快楽が反射されてくる。
 透明な羽が俺の体を撫でくり回す。
 ぞわぞわとした感蝕がこみあげてくる。
 自分で自分を撫でて感じてるなんて変態だと思う。
 だが、感じてしまうのはしょうがない。 
 もっと可愛がってやりたかったが、このままでは俺の方が先に達してしまうだろう。
214ムクホーク♂×ネイティオ♀8/9:2009/08/20(木) 19:35:03 ID:1E6eKQFn
「ムクホークぅ……お尻……頂戴……あなたのお尻でして欲しいの……!」  
 それは俺の願望でもあった。
 ネイティオが俺の気持ちを読んで、気を使ってくれたのだと思う。
 俺は感謝しながら尾羽を下ろす。
 俺はネイティオの背に乗せられた足をきつく踏みしめ、腰を思いっきり前へ突き出す。
 再びお互いの穴をくっつけ、なすり付ける。
「ムクホーク……もっとコスってぇ! ……もっと強く!」
「う……うあああああ!」
 敏感な穴を強く押し付けこすり合わせる。
 強力な摩擦は甘い痺れを呼び寄せた。
 痺れは体全体に回り、俺の思考能力を奪っていく。
「ああ……良い……良いよぉ……ムクホークのお尻きもちいいい」
「ネイティオ……! くああああ!」」
 異性とまぐわう興奮に体温がぐんぐん上昇していく。
 俺は、熱を発散させるために、口を大きくあけて冷たい空気を取り込んだ。
 口をパクつかせながらひょこひょこと尻をふる俺はさぞかし無様だろう。
 尻の穴から普段の排泄では絶対に感じない、切ないうずきがこみあげてくる。
 熱い体液が尻の穴に集中し放精の準備を整え、欲望の解放を必死に訴えていた。

「ネイティオ! だめだ……もう!」
「うん……私も限界。頂戴……あなたの赤ちゃんが欲しい!……ドクドクと種付けしてえ……!」
 一滴ももらさぬように強い力でお互いの穴を押し付ける。
「うわぁあああああ! ネイティオ……! 孕め……孕め! 孕めぇええええええええええ!」
 願いを込め、子種をぶちまける。
 生命の放出によって力が抜けそうになるが、必死に彼女にしがみつく。
 自慰の時とは違う幸福感を伴った放出感。
 子孫を作る原始的な喜びに心が満たされる。
 
「あああああ!……ムクホークの……すごいよぉ……イク……あたしもイクぅ……!」 
 俺の感じた最上の快楽が、ネイティオを絶頂に導いたようだ。
 オスとメスの愛情あふれる幸福な交尾。
 これこそ俺の求めていたものだ。
 だが、心地よい脱力感に満たさて、油断している俺に正体不明の感覚が襲い掛かる。

「……ひゃああ!?……ネイティオ……これって……これってまさか!」
 長く尾を引くゆっくりとしたとろけるような快楽。
 間違い無い。これはネイティオの絶頂だ。
 俺の中に居座り、中々過ぎ去ってくれない甘さに身もだえする。

「嘘!?……止ま……止まらない!……どんどん出てくる! ちょっと……ネイティオ……シンクロ解けよお!」
 未体験の感覚に俺の体が出した答えは……更なる放出だった。
 普通なら一瞬で終わる射精感がいつまでも続く。
 強制的に俺の体液を引き出されて、吐き気すらもよおす。
215ムクホーク♂×ネイティオ♀9/9:2009/08/20(木) 19:36:25 ID:1E6eKQFn
「ムクホークゥ……びゅくびゅく精液出すのって気持ち良いねえ……もっと出してぇ。もっと私を感じてぇ」
 オスの絶頂をもろに受けて、ネイティオは壊れてしまったようだ。
 シンクロを解かず、ひたすら淫らに快楽を貪る。
「やだ!……こんなのって……ネイティオ、もうやめろよ……これ以上出したら……」
「はあん……良いよお……これだけ中に出されたら絶対孕むねぇ……ああ、またイク……イクイクイクゥ!」
 オスとメスの絶頂が溶け合い、混ざり、際限なく高めあう。
 俺のうずきが彼女を煽り、彼女の恍惚が俺を高めていく。
 残虐と言えるほど強力な性感が俺とネイティオ正気を蝕んでいく。
 気持ち良すぎて怖い。
 本当に狂ってしまいそうな気がする。
 俺の精神が、メスの性感に犯し尽くされていく。
「ひゃうん! ネイティオ……! これ以上お前を感じたら……このままじゃ俺……俺、女の子になっちゃうよぉおおおお! ふあああん!」
 一つに解け合った快楽の洪水に溺れる。
 もはや、俺とネイティオの境界線はわからない。
 肌と肌を重ねると、一つに溶け合ってしまいそうだ。
 二匹の精神がぐちゃぐちゃに混じりあう異常事態。
 それは、ネイティオが失神してシンクロを解かれるまで続いた。

「ううっ……出しすぎて、ケツの穴が痛え……」
 結局、俺はネイティオに精を一滴残らず捧げてしまった。
 二三日、いや数週間は何も出ない気がする。
「でも、これで赤ちゃんができたのは確実」
 白濁液をだらだらと尻の穴から零しながら、平静に受け答えるネイティオ。 
 メスの方が快楽に強いらしく、平然としている。
「お前なあ、物には加減てものがあるだろ! このエロエスパーが! お前はスリーパーより変態エロポケモンだ!」
「うん。わたしはエッチだよ。ムクホークを見てるとすごくエッチな気分になるの」
 潤んだ目で彼女が見つめてくる。
「でも、それはあなた大好きだから……」
「わかったから! もう十分わかったから! そんなに見つめないでくれ」
 なんだか、頭が痛くなって空を見上げると数多の星が光り輝いていた。
 ――星? ということは夜? ということは……
「うわっ! 全然見えない。巣に帰れねえよ」
「だったらうちに来る? ここから近いよ」
「え……良いのか?」
「遅くなったの私のせいだし……」
「いやそれは俺も悪かったし。うん、わかった連れてってくれ。ありがとな、ネイティオ」
「でも良いの? ムクホークお持ち帰りされちゃうんだよ?」
「はははバーカ。お持ち帰りはオスがメスにすることなんだぞ」
 今思えば、ネイティオの言葉を冗談半分に聞き流すべきではなかった。
 お持ち帰りの真の意味を、俺は身をもって知るはめになる。
                                     完
216名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 19:37:45 ID:1E6eKQFn
投下は以上です。
ご協力ありがとうございました。
217名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 19:57:13 ID:Mnqj7mGQ
超GJ!!

鳥類の交尾は一瞬で終わってしまう物なので、内容が薄くなってしまうかと思いましたが…
物凄く濃厚な交尾が展開されてびっくりしました。
218名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 19:58:50 ID:czVfrXr/
乙〜
ネイティオなんてタイムリーだな
後なんか続きそうだww
219名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 19:59:52 ID:HEw/pfgJ
これは是非お持ち帰りパートを期待したい展開だ
220名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 21:04:52 ID:jlWRyLjK
お持ち帰りパート〜
221名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 23:27:22 ID:gU7w2rz6
ちょくちょくある小ネタ、大好きです
しかし双方共にかわいいなぁー
222名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 00:31:59 ID:kznonbuK
不覚にもムクホークに萌えた
こういう話大好きです。GJ!
223名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 06:52:28 ID:s2sZOc6Y
シンクロの使い方に目から鱗でした
GJ!
224名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 07:16:05 ID:tupPUuc+
特性や特徴を生かしている小説って好きだ。乙!

ネイティオと言えば探検隊の鑑定屋のネイティオなんだけど、グラフィックが雌なんだよな。
そしてチャームズに入れこんでいる所からしてガチレズだと思っている。
225名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 08:58:52 ID:jXxy6HLo
うおおおGJ!!
完全に鳥でガチエロが見れるとは思わなんだ。素晴らしい
二羽の性格の対比もいいね。ムクホーク萌え
226名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 09:24:39 ID:+kMgGaP5
ネイティオ大好きだから凄い嬉しいgj
鳥エロ表現が難しくて途中で止まってた自分には凄い参考になった。
227名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 11:10:26 ID:Nq7hKGk8
ムクホークとネイティオ大人気ww
こういう口調のオスポケモン大好きです!GJ!


ヒコザルの人氏の鬼畜マスターと鬼畜ザングースの新作の予定はあるのだろうか?
今日もヒコザルとリオルはズコバコやられてるんだろうなw
228名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 18:37:31 ID:tupPUuc+
マスターの手持ちって今は5匹だっけ。
あと1匹余裕があるから新キャラ期待しているw
229リーフィア×エーフィ書いたもの:2009/08/21(金) 19:38:59 ID:QGpY/FSw
ネイティオ大好きな自分歓喜!鳥エロ最高gj!

先日のリーフィア×エーフィのssにレスありがとうございました。
緊張しましたが皆様に喜んでいただけて幸いです。
今からポケダンが舞台のショコラズで
デンリュウ♂×キノガッサ♂のSSを投下します。
♂同士のエロになりますのでご注意ください。

全8ページです。
230デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:40:00 ID:QGpY/FSw
モココはメリープの頃、この探検団に初めて入ったポケモンだ。
大事な物を捕られて困っているた時に助けられたのに感動した。
「もう一回進化する?」
それは良く晴れた風の心地の良い日。先日モココになったばかりなのに言われた言葉だった。
言ったのはゼニガメ。この探検団のリーダーだ。
今この世界には多くの探検団がいる。
探検団は困っているポケモンを助けたり、秘境や珍しいアイテムを探している。
モココが所属しているのは「ショコラズ」味方のポケモンが50匹を超えるという大所帯な探検団。
中心にいるのがゼニガメとアチャモだ。この2匹は時の歯車を直し、世界を救った。
結成初期から居た自分はどれ程この二人が深い絆を持っているか、おそらく誰よりも分かっているだろう。
「実力不足ですか?」
「んー、デンリュウなら炎のパンチ使えるみたいだから」
「アチャモがいるでしょう」
「雪崩山に行きたいのよ、あそこ水タイプもいるし」
「水タイプは少ないのでは?貴女達はそんなに弱くないですよ」
「うふ、ありがと、でも事実覚えてくれると助かるなぁなんて」
「確かに、最近新人が頑張っているせいで暇で仕方がありませんでしたが」
「そうねぇ、エーフィは強いわね」
エーフィはここ2ヶ月前に入った新人だ。
「それに可愛いわよ?」
「あの坊ちゃんを落とすなんて」
「あんたらはどうなのよ」
「痺れさせますよ」
「やーん、怖い怖い」
「別に進化しなくてもやっていける自信はあるんですけど」
「単に私の見た目の好みが、モココよりデンリュウってだけだったりして?」
「アチャモに言いつけておきます」
「それは勘弁」
「…本当にいいんですか?」
「何度も言わせないでよね」
「わかりました」
風が吹いてざわめいた。ゼニガメは空を仰ぐ、手に真珠を一つ。
その隣でモココは不安げにその宝石を見つめていた。




「で、エーフィ可愛いんだよー」
「お前いい加減にしろよ?」
パッチールの店はでただの種のジュースを飲みながら話している2匹のポケモンが居る。
「知ってるか?」
にやにやと笑いながら口を動かすのは新緑ポケモンのリーフィアだ。
「なんだよ」
やや呆れ顔で退屈そうに話を聞いているのがキノガッサ。
他の探検家がクジで大当たりを引いたのか、壁からキレイハナの大群が出てきて軽やかな踊りを披露している。
探検家の仲間だったのか一匹のカイロスが大群に吹っ飛ばされた。虫なのに草に弱いとはこれいかに。
そんな賑わう店の中でリーフィアは辺りをキョロキョロと見回し、キノガッサに顔を近づけた。
そして周りのポケモンに聞こえないようにこっそりと言った。
231デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:40:32 ID:QGpY/FSw
「精子って蜜みたいで甘いらしいよ」
キノガッサはジュースを吹き出した。
「はぁぁあああ!?」
後輩の突然の告白にキノガッサは口をへの字にしてリーフィアを見た。当の本人はきょとんとしている。
「でもエーフィがそう言って…」
「ばっかじゃねぇの?」
言わざるを得なかった。
きのこポケモンキノガッサ、雄。
探検団ショコラズが結成してから、草タイプとしては初めて仲間に加わったポケモンだ。
結構な古株で面倒見がいいため、その後続々と仲間になるポケモン達のいい相談役になっていた。
特にこのリーフィアは感動して仲間になったはいいが、どうも温室育ちなのか無邪気で人懐っこい。
一ヶ月前、男になったのはもう聞いていた。
ゼニガメがイーブイの卵よー!なんて歓喜していたのを思い出す。
それがこんな…。
「お前そのこと言いふらしてんのか?」
「まさか、キノ兄が初めてだよ」
ちょっと安心した。
「いいか?そんなもん他人にいうもんじゃねぇぞ?」
「なんで?」
こいつの嫁、エーフィ、憐れだ。なんでこんな馬鹿好きになったんだ?と思う。
「そういうのは秘密にしておくもんなの」
「ふーん」
「まぁ信頼できる同姓の奴数匹だけになら、そういう相談をするもの悪い事じゃないけど」
それを言われてリーフィアは眉間に皺を寄せた。軽く唸って考えてキノガッサを見た。
「この探検団のポケモンたちみんな信頼できるから選ぶのは無理」
「はっ」
キノガッサは笑う。
「なんだよ」
「お前やっぱ最高」
まぁ自慢の後輩だ。




そんなことがあって、キノガッサは帰路に着く。
キノガッサはこの探検団に入ってから、トレジャータウンの近くの端にある、木の幹の中に入っていった。
探検団の仲間になったポケモンはトレジャータウンの傍に住んでいる。探検の呼び出しにすぐに行けるようにするためだ。
この木はアチャモが見つけた。木には幹に沢山の穴が開いていて、他にも探検家の仲間が住んで居る。
大体が二人一部屋になっていて、自分はメリープという電気タイプのポケモンと一緒に暮らしている。
こいつがまた「ショコラズ」で初めて仲間になったかなんかは知らないが、どうも気に食わない。
見た目は可愛いくせにピリピリするし、最近は進化もして更に上から目線な気がする。
確かに水と炎タイプのあの二人に電気タイプはぴったりだし、飛行が苦手な自分は何度も助けられた。
あんなに気難しいのに新しく入るポケモンに頼りにされてるし、進化できるようになってもすぐ進化しなかったのは、
進化することの出来ないゼニガメとアチャモに気を使ってだというのも自分は分かっている。
どうも悔しいことばかりなのだ。
部屋に入ると誰も居なかった。そういえばモココは今日ゼニガメに呼ばれていた。
思い出して溜め息をついた。
「帰り、遅くなるかな」
232デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:41:01 ID:QGpY/FSw
先ほどとは打って変わり静かなそこ。テーブルが一つに椅子が二つ。部屋の置くに寝床が二つ。
棚も二つあって、一つは食料の木の実と食器が、もう一つに書き物や探検に必用な物が入っている。
その隣には大きな桶があって、飲み水が溜まっていた。
一人分の夕飯を用意し、椅子に座るとリンゴをかじる。
しゃり、という音と同時に果汁が口に広がり、口の中がリンゴの香りで満たされる。
完熟のはずなのに酸っぱく感じて不愉快になった。
あいつが居ないのがむかつく。
嫌いだ。
こんなに自分を苛々させるのはあいつだけだ。だから嫌いなのだ。
「そう、あんな綿電気、気にするだけ無駄だ!!」
一人叫んでどかりと今度は床に座った。
一人なら一人にしか出来ないことをすればいい。
そう思ってキノガッサは普段敵を殴ることにしか使わない手を伸ばし、股の間から普段は仕舞われて見えない雄しべに触れた。
植物のポケモンの性行の仕方は様々だ。花粉を浴びせる奴もいるし、このように雄しべがしっかりとしている者もいる。
キノココ時代はこんなものなかったが、進化して自分がピカチュウやらピッピなどと卵を作れると知ってこの形になったのを理解した。
まだ小さなそれを両手で持ち、足を広げる。そして上下に動かすと痺れるような感覚に襲われた。
すると小さくその在処がわからなかった雄しべが主張を始める。上下運動を続けると見るまもなく膨れ上がった。
そういえば最近はこの行為をしていなかった。モココと常に行動しているからだ。
あいつのせいで溜まってしまった。それだけで苛ついた。
自分をこんなに苛つかせる、嫌いだ。
キノガッサは左手で雄しべの根元を支え、右手で先っぽをこねる。
キノガッサの雄は十センチ程の長さをしていて先は赤く、丸いものがついている。
その中心が小さく割れていて、蜜が出るようになっていた。
「っく」
メリープ、進化してモココになってその見た目の愛らしさは更に増しただろう。
でも、尻尾の先から漏れる電気に安心することに変わりない。
なんであんな奴に安心させられなければならない。
苛々する。
笑顔が優しいのは知っている。気難しいくせに。誰にでも微笑みやがって。
あんなに可愛い見た目で、声も高いのに。
「…モココ」
なんで自分は、自分は。
「大嫌いだ」
雄しべから蜜が出てくる。限界も近い。
夢中で手を動かしていたら部屋の近くにポケモンの気配がして、慌ててキノガッサは手を止め入り口から反対の方に向き直る。
「だだいま戻りました」
案の定、ポケモンが部屋に入ってくる。
キノガッサは悟られぬよう足を閉じて雄しべを隠し、首だけ捻ってそのポケモンを見た。
「は?」
「は?って、ちょっと」
ポケモンは苦笑いをする。
「最終段階まで、進化してきましたよ」
「お前、綿電気?」
「はい、もう綿ないですけど」
そこには綿が消え、スレンダーになったポケモンがいた。
「デンリュウです。改めてよろしく、キノガッサ」
「はーでかくなったな」
「光栄です」
挨拶をしてデンリュウは微笑んで、テーブルについた。
233デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:41:30 ID:QGpY/FSw
「このリンゴ食べてもいいですか?」
「好きにしろよ」
そう言ってデンリュウから視線を逸らし俯いた。
「どうも」
それは先ほどキノガッサが一口だけかぶりついたものだ。
「美味しいですね」
デンリュウはのほほんとしている。それがキノガッサには気に食わなかった。
今、キノガッサの足の間に挟んであるそれは途中で止められた所為もあり、痛いほど膨れている。
会話をして落ち着くかと思ったがそれは落ち着くどころか酷くなる一方だ。
さっさと寝てくれ。キノガッサは切に願う。
しばらくしゃりしゃりとリンゴを食べていたデンリュウがふと口をついた。
「甘い香りがしますね」
キノガッサはびくりと身体を揺する。
「私は悪いタイミングで帰ってきてしまったのですか?」
「そう思うなら…」
そう言ってキノガッサが振り向くと目の前ににっこりと笑うデンリュウの顔があった。
「おま」
キノガッサが固まっている間にデンリュウはてきぱきとキノガッサの前に回り、閉じていた足を開かせる。
すると、それまで押さえつけられていた雄が勢いよく上を向いた。
「お前…っ」
「リーフィア」
「あん?」
「卵ができたそうですね」
「知ってる」
「私はこの探検団に入ってから貴方とずっと傍に居たのに、何もしていません」
「はぁ?なに言ってっ!?」
デンリュウはぺろりと、キノガッサの雄しべを舐める。デンリュウの舌の上に甘い香りが広がった。
「止めろ」
「ゼニガメにも言われましたよ」
舐める。甘い。
「止めろ!」
甘い。
「あのポケモンはよく周りを見ている」
「止めろ!!」
怖かった。
デンリュウは一気にキノガッサの雄しべを口に含むと激しく吸い上げ、上下に動かす。
「あっ、くっ!!」
キノガッサの身体が跳ねて熱を吐き出した。デンリュウはごくりと喉を鳴らしてそれを飲み干す。
「貴方の体液は甘いですね」
デンリュウの体重がキノガッサにかかり、キノガッサは組しきられる。
「おい、お前…」
「キノガッサ」
「止め…」
「いいえ、止めません」
「デンリュウ!」
「慣れないものですね、進化先の名で呼ばれるのは」
デンリュウはキノガッサの首に顔を埋めると、味わうように舐めていく。
キノガッサは目を閉じ、呼吸を整える。そして意を決する。
234デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:42:00 ID:QGpY/FSw
「デンリュウ、二度は言わない、聞け」
強い意志が含む声音だ。
「何ですか?」
答える。その声とは反する震えで歪んだ響き。デンリュウは顔を上げてそれを振り払うかのように余裕の笑みでキノガッサを見た。
キノガッサは落ち着いた瞳で真っ直ぐデンリュウを見る。

「俺はお前が好きだ。安心していいから怯えるな」

意表を付かれて、デンリュウの目が見開かれる。
「………」
好き?聞き間違いではなかろうか。デンリュウは思う。
出会った時から避けられているのはわかっていた。なぜこんなことを言うのだろうか。
しかし、嘘を言えるようなポケモンでないのはずっと傍に居たから知っている。
この破天荒でさっぱりとした気性と誰にでも笑う気さくな笑顔を尊敬して、愛らしいと思って、愛しくて。
でも言えなかった。同性だ。種族も違う。そんな自分の想いが伝わる訳がない。拒絶が怖かった。
キノガッサの言う通り、後輩の話に焦っていたのだ。今のままこの関係を続けて行くのが、とにかく怖かったのだ。
進化という形で見た目が変わる自分、強くなる自分。変わらない関係。
なんとも言えない焦燥感。
「私は最低ですね」
その恐怖に負けて、愛する人にこのような辱めをしてしまった。
「ばーか、気にしてねぇよ」
キノガッサは顔を赤くしてそっぽを向く。こんな反応を見せるまで、言われるまで気付かないとは。
「いつから?」
「ずっとだ」
「私は嫌われているとばっかり…」
「嫌いだ」
デンリュウの心が軋んだ。やはりこの想いは報われないのだろうか。
「ずっと気付いてくれなかったから嫌いだ」
「……」
自分は愚かだと。
「すみません」
探検でキノガッサに多くの場面で今まで助けられてきた。
今回、心まで救われてしまった。
「なんだよ?」
「まだ言ってませんでした」
また疑ってしまっていた。
「何を」
「貴方を愛してます」
でも。
「はんっ、俺は大嫌いだ」
もう、大丈夫。
235デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:42:34 ID:QGpY/FSw



ふかふかの藁の上に寝かせられ、デンリュウは口付けを小粒の雨のように落としてくる。
キノガッサは赤く優しく光る暖かなデンリュウの尻尾の先を見つめていた。
口の先でキスをする。口が開かされたところでキノガッサはそれを振りはらった。
「嫌ですか?」
「違う、俺の歯、お前と違って尖ってるから」
デンリュウはふふと笑うとキノガッサの頬にキスをした。
「わかりました。貴方に夢中にならないように気をつけてやりましょう」
「なっ」
そんな恥ずかしいこと真顔で言うなと、抗議する前に口を覆われて舌が侵入する。
鋭い歯を丹念に舐め取られ舌が絡んでくる。息苦しさを覚えて吐息が漏れた。
「ふぁ…」
口を離すと糸が垂れ、デンリュウの尻尾の光に照らされて赤く光った。
それは半目で潤み、息苦しそうに肩を上下させるキノガッサの口に滴る。
「綺麗です」
デンリュウは微笑んでそっと、もう一度膨らみ始めた雄しべに触れた。
そのまま手で擦ると先ほど出た蜜が綺麗に拭われていなかったのか、くちゅりと鳴る。
卑猥にもそれは擦れば擦るほど泡立ち、白濁色へと姿を変える。
デンリュウが手を離すとそこはもうしっかり主張していて、キノガッサは羞恥から顔を背け、目を瞑る。
そのまま、デンリュウはゆっくりと顔を下げていき、排泄口にたどり着いた。
触られてぬるりとした感覚。蜜が垂れている。分かっているけど少しだけ認めたくない。
「キノコなのに穴があるのですね」
「キノココの頃にはなかった」
「では貴方が繋がることの出来るようになったキノガッサであることに感謝しましょう」
キノココでも、例え自分の苦手な地面タイプのポケモンでもキノガッサなら愛したろうけれど。
デンリュウがそれを伝えるとキノガッサは馬鹿な奴と言って笑った。
デンリュウはキノガッサの穴に舌を這わせる。
キノガッサがそれに合わせて体を引きつらせるのがわかった。
「怖いですか?」
「そりゃぁな」
「では少しずつ、優しくしますね」
「…お前遠慮ねぇな」
「申し訳ありませんが必死ですので」
それだけ言ってデンリュウはキノガッサの穴に舌を積める。
「う、あっ」
なるべく痛みに支配されないよう、デンリュウはキノガッサの雄しべを上下に擦り、快楽を与える。
にゅるにゅると舌先だけがキノガッサの穴に入っては、入り口を舐め侵食していく。
上から垂れてくる蜜とデンリュウの唾液が混じり、そこはぴちゃりぴちゃりと喜び鳴いて、キノガッサを追い立てる。
「どうでしょう、私の前足とあれ、どちらもまだこの穴では狭いと思うのですが…」
舌だけでは中を犯しきれないと判断したデンリュウが言う。
「はっあ、なん、でもい、イキた…」
恍惚の表情でキノガッサはデンリュウを見る、デンリュウが与える感覚に、キノガッサの身体は震えていた。
「穴を攻められて良くなるなんて、貴方元々同性愛者だったんですか?」
「ち…が……」
雄しべがひくりひくりと動いている。口はだらしなく開いて、手は定位置で握り締められていた。
目には快楽から涙を浮かべ浅く呼吸を吐いている。
デンリュウはその様子に疼き、たまらずキノガッサの尻を持ち上げ、自らの雄を穴にあてがう。
「挿れます」
デンリュウはそれだけ言って、無理やりキノガッサの穴に雄を押し込んだ。
「あ、あ、あ、あ」
「く…」
236デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:43:05 ID:QGpY/FSw
キノガッサは入る所ではないそこにくる痛みに快楽ではない声を上げ、苦悶の表情を浮かべる。
自分は締め付けられる強さに痛みを覚え身体に力が入ってしまう。
「やめろ…とは、言わないん…ですね」
「いう、か…あほう」
痛みからくる質の悪い汗を全身にべっとりと浴びながらキノガッサは答えた。
「力、抜けますか?」
「は、くっ」
キノガッサは首を横に振る。雄しべは異物の進入により得た不快感により縮んでいる。
デンリュウの雄が穴に半分も入っていないのは分かったがそんな余裕は皆無だ。
そんな様子を見て、デンリュウは手にたっぷりと唾液を垂らす。
そしてキノガッサの雄しべに刺激を与えた。
「んっ、くっ」
「気持ちよく、なってください」
「でん、りゅう…」
「やっと、貴方と繋がれたのです」
心も身体も。
ずん、とデンリュウの体重がキノガッサにかかる。雄が突き刺さる。
「ひっ」
キノガッサは痛みと、雄しべに与え続けられた感覚に混乱し、目が回る。
ひくり、ひくりと動きながら、穴は雄で満たされた。
しばしばデンリュウは動くことをせずに、キノガッサの頭の傘や首、胸などを貪るように舐め、
前足で貪欲に雄しべを攻め立て続ける。
するとそれまで小さくなっていた雄しべが上を向きはじめた。
「立ってきましたよ?」
「いう、な」
更に攻めていけば、雄しべは挿れる前と同じように腫れ上がり上向きになる。
それを確認してデンリュウは自らのものをゆっくりと引き、入れるという行為を始めた。
雄は締め付けの痛みから解放されつつあり、やがて擦れることへの快楽と疼きになる。
「くっはっ」
キノガッサが甘い吐息を吐いた。中の、熱い感覚。
異物で悲鳴をあげていたそこが徐々に雄を受け入れ始めているようだ。雄しべは悦び、先からだらしなく蜜を垂らし出した。
デンリュウの手の先が蜜の出る赤い部分を執拗にこね繰り回す。その度に今度は穴が焦がれ、刺激を求めるようになる。
ゆっくりだったデンリュウの腰の動きが激しくなってきて、いよいよキノガッサは雌のごとく鳴き始めた。
デンリュウの手を自ら舐め、咥え味わうように舌を動かす。自ら腰を振るようにまでなり、デンリュウの雄を締め上げた。
こんな痴態を見せる羞恥など、とっくにデンリュウに飲み干され、激しさに喘ぐ。
デンリュウがキノガッサの足を掴むと、口と雄しべの刺激が止み、今度は穴の刺激が勢いを増した。
その目まぐるしい快楽にキノガッサは揺すぶられ、雄しべは頂点へと向かう。
「あっ、でん、りゅう…いく、あ」
「うん。私も」
「あっあ」
デンリュウの雄がさらに奥を強く突く。
「―――っ!!」
声にもならない声だった。
熱がキノガッサに注がれる。
二匹はきつく抱き合い、お互いの唇を貪り合う。
デンリュウは雄を抜き、キノガッサを抱き寄せた。
「眠い」
「いいですよ、寝てください」
この後のことをキノガッサは覚えていない。
だだ、デンリュウの温もりに安堵だけしていた。
237デンリュウ♂×キノガッサ♂:2009/08/21(金) 19:43:43 ID:QGpY/FSw



翌朝キノガッサが目を覚ますとそこにデンリュウは居なく、テーブルの上にリンゴと紙が乗っていた。
おそらく探検に呼ばれたのであろう。ゼニガメが以前雪崩山と言っていたのを思い出す。
キノガッサは一息ついて体を持ち上げる。
…だるいし、腹が痛い。
「甘いって言ってたな…」
自分の愛液。
キノガッサは昨夜のことを思い出して首をぶんぶんと振る。
「デンリュウのも甘いのか…?」
首をかしげてうーんと唸る。
それが面倒になってキノガッサはもう一度その場に倒れた。
腹が痛くて飯を食べる気にもならない。
「やっぱり嫌いだ」
そう言ったキノガッサの口元は微笑みをたたえていたが、それを知るものは自分でさえも居ない。
そうだ、リンゴは、あいつが帰って来てから食べよう。そうしよう。




「おはようデンリュウ、探検の準備はできた?」
まだ客数少ないパッチールの店で元気よく言ったのはアチャモだ。
「はい、バッチリです。よろしく、アチャモ、エーフィ」
「今日はお前がリーダーか、よろしくな」
エーフィは軽く頭を下げる。
「あら、私には挨拶なし?」
ゼニガメがプンプン言うとデンリュウは苦笑いをする。
「失礼、頼りにしてますよ」
その、何か吹っ切れたような目線の上げ方にゼニガメは微笑んだ。
「……デンリュウ」
「はい?」
「よかったわね」
「お見通しですね」
ゼニガメはくるりと回り、店の入り口を見た。
太陽の光が自分たちを歓迎しているようだ。
「匂いで分かるわ。エーフィと同じで甘いもの」
「なら」
その歓迎を快く浴びてデンリュウは微笑んだ。
「貴女たちも、ですよ」
「お見通し?」
「どうでしょう?」
デンリュウは薄く笑う。
「ねー!ちょっとー二人で何はなしてるの?」
そこにアチャモが割り込んできて、エーフィは静かに澄まし顔で後をついてくる。
今、キノガッサが隣にいないのが残念だけど、待っていてくれるのも嬉しい。
隣にいても待っていてくれても、どっちも嬉しいなんてお得だ。
「メリープより様になってますよね」
その、少し変わった問いに一同は笑う。
その反応に心が躍り、デンリュウも笑った。



終わり
238名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:45:49 ID:QGpY/FSw
以上になります。
今度こそゼニガメとアチャモの百合エロ頑張ります。
ありがとうございました。

239名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 19:58:43 ID:dxmTKjR1
ポケダンのデンリュウ×キノガッサ言うから
プロジェクトPメンバーキター!!とひとり浮かれたのは自分だけでいいw
百合も期待しているよー
240名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:49:08 ID:B8n85gT/
>>238
貴方が神か。リーフィア×エーフィは何度読んでも興奮するぜ

ポケモン間の心情描写がすごく丁寧でイメージがどんどん膨らみます。
あー二匹ともかわいい・・・
無理せずまったり百合がんばってくれ!
241名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 21:58:09 ID:kznonbuK
どうやったらそんなに上手く書けるんだ…
俺も♂♀の純愛書こうとしてるけどエロに持っていくまでの過程が全然できないorz
242名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 23:15:59 ID:Kj1lbzuh
>>229
デンリュウもキノガッサも愛らしいな!しかもめっちゃエロいしgj!!
♀×♀も♂×♂も期待してる
243名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 05:05:57 ID:+OHPO+RV
>>238
畳み掛けるような会話文と、短く言い切るフレーズを多用した地の文が
作品全体に独特なリズム感を与えているな。
大人の雄同士の紳士的なセックスハアハア
244名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 21:24:46 ID:WmPY3qFT
保管庫の更新来たな。いつもながら早いw
245 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:42:28 ID:Ol2QjXhL
新作投下させて頂きます。
シリーズ化しているオリトレ+オリパーティSSの新作です。
注意点と説明
・今回の投下分はエロ要素無し
・登場メンバーはクチチェリ話、リンアブ話と同一
・ポケ→人間の描写があります。苦手な方はご注意。
246眼光の恋 10/1 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:44:47 ID:Ol2QjXhL
強き者は生き延びてその遺志を次の世代に残す事が出来、
弱き者は滅び朽ち落ちて土に返り他の者達の糧になる。
それが自然の法則で自然の摂理。野生で生きる者達の運命。
…そして私も、その自然の法則により土に返る─筈だった。

青い皮膚で覆われた右の前脚は、赤く大きく腫れ上がり
立ち上がろうにしても激しい痛みが脚から全身へと駆け巡って動く事ができなかった。
どう言った理由で怪我を負ったのか、もう覚えていない。
私は痛みに泣き、親を呼ぼうと必死で声を上げ続けた。
首を上げ、背を逸らし、限界まで身体を上げ起こして空を仰いで。
肺を縮めて、喉が裂けそうになる位まで震わせて。
小さな鳥が空を飛びながら私に気が付いたけれど、下目で窺っただけで後は無視して飛んで行った。
その瞬間、私は深い谷底に突き落とされたかのような衝撃を心に受けた。
……それが絶望と言う感情である事を、初めて理解したわ。
強き者である母は傷つき動けなくなった我が子を弱き者と見做し、…私を見捨てた。
私は独り置いていかれた悲しみと、言いようの無い恐怖に苛まされ
ただただ泣き叫び、助けを呼んだ。
……深い草むらの中で倒れこんだ、小き弱者に手を差し伸べる者が存在するなど
自然がそれを許す事など決して無い事くらい、
生まれて日がたっていない幼き赤子である自分でも、本能として分かっていた…。

サラサラと川の水が流れる音とサワサワと風が木々を揺らす自然が奏でる音と
ガシャンガシャン、と鉄が崩れ落ちる人間が機械で奏でる音が交じり合い、
それは私への鎮魂歌だろうかと思った……。
自然と不自然の境界線で、私は短い命をここで終えるのだと悟り
最後に大粒の涙を1つ落として、目を瞑り地に身を伏せた、その時

「…れ?ねぇ、どうしたの?」

自然が私を見捨て、不自然が私に救いの手を差し伸べた。


暖かな風が私の頭上を通り過ぎるのを感じ、誰かが頭上で声をかけたのだと分かった。
私は目を開き、残り少なくなった力を振り絞って顔を上へと動かすと
そこには淡い炎を身体に纏った者が、丸い瞳で私を見ていた。
「マスター、マースタあぁ〜〜。誰かが倒れているよー!」
炎の者は私を見て丸い瞳を数回瞬いてから、後ろへと振り返り誰かを呼んだ。
そうして、その次にガサガサと草を掻き分ける音と共に、一人の人間が姿を現した。
「んー?ブビィ、どうし……あっ!コリンク!?」
少し膨らんだ身体を揺らしながら人間は私へと近づき、
ブビィと呼んだポケモンの頭を撫でてから、私の前へとしゃがみ込み私の右脚を軽く掴みあげた。
「あー…怪我しているんだ。骨…折れてはいない…か。擦り傷と捻挫だね。
見たところ孵化して数日って感じだけど…親はいないの?」
キョロキョロと周りを見ながら人間はそう言い、親の姿が無い事を理解したらしく
肩からさげている袋を草むらに落として紐で縛られた口を両手で開き、
その中へと腕を入れて何かを探っていた。
「えぇっと…あ、あったあった」
細長い筒状の物を取り出し、それを私の右脚へと近づけ
「しみるかな。ちょっと我慢してね〜」
噴射口から液体を噴射させ、それを私の傷へと吹きかけた。
一瞬、鋭い痛みが走って私は思わず呻いてしまい、人間は「あぁ、ごめんね」と謝った。
そして次に白く細長い布を取り出し、傷を覆うように右脚にそれを巻きつけた。
…人間が私の右腕に布を巻きついけている最中、私はひたすら人間を眺め
軽く跳ねた青い前髪の形が、何となく私の頭の体毛と同じだと思った…。
247眼光の恋 10/2 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:46:18 ID:Ol2QjXhL
「んー…よしっ。これでいいかな」
ポンポン、と布を巻きつけた右脚を軽く叩き、人間は私の頭を撫でて立ち上がった。
「じゃぁね、もう怪我するんじゃないよ〜。
さ、ブビィ、お父さんにお弁当届けに行くよ!」
そう言って踵を返し、人間はブビィを連れて目前の工場へと向った。
人間は、ただ私を助けただけであり
私を自分のモノにしようなどとは考えなかったのだろう。
…だが、私はそうでは無かった。
親に見捨てられ、自然の中で生きる術を無くした私は、ただただ生き延びたかった。
……だから、私は人間へ助けを求めたのよ。

「…ん?」
足元に違和感を覚えた人間は足を止めて足元へと視線を向けた。
「……んー……どうしたのさ、お前」
人間の足を覆う布に噛み付いている私を見て、
人間はしゃがんで私と視線を合わせながら今のように言って、私の頭を撫でた。
大きな手で頭を撫でられ、私はうっとりと目を細めて喉の奥を鳴らし、人間へと甘えた。
「…もしかして…一緒に行きたいの?」
期待、していたのよ。この人間がこの言葉を言う事を。
だから、私はまた喉を鳴らして人間の手に頭を擦りつけて、そうだと身体全体で表現した。
「そうー…かぁ。じゃ、一緒に行こうか?
あ、でも空のモンスターボール持ってないんだよなぁ…ま、いいや。後でお父さんに貰うか」
そう言って、人間は私を両手で抱きかかえて立ち上がった。
膨らんだ胸と腹に頬と身体を埋めると、フワリと柔らな感触が私を包んだ。
…親に見捨てられた私にとって、この人間の温もりがとても心地良く感じた。

私を自分のポケモンにした人間は、ソノオと言う花畑に囲まれた町に住んでいた。
そのすぐ付近に存在するタタラと言う製鉄所には、彼の父親が勤めに出ていて
彼はたまたまその日、父親に食事を届けるために製鉄所に立ち寄り
そこで私を偶然見つけたのだと言う。
何と言う事かしら。何と言う、奇跡なのかしら?
自然は私を見捨てた。不自然は私を救った。
自然の中で生きる事の出来なくなった私は、
人間に飼われると言う不自然の環境の中で生きる事になった。
私は私を見捨てた親に未練など何も無かった。むしろ、二度と会いたくないとも思えたわ。

私は、そうでもなければ、この人間に出会う事など無かったのだもの。
私は、この事に自然に親に見捨てられた事を後に感謝する事になったのだもの。
私は、この人間のそばに、いられるだけで幸せになったのだもの。
私は、私…は……

私は…この人間に…その感情の言葉すらも知らない子供のこの時から、本気で恋をしたのだもの。
248眼光の恋 10/3 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:48:30 ID:Ol2QjXhL
人間とポケモンが結ばれる事などは決して無い、と聞いていた。
それは自然ではないからだと皆は言うけれど
人間に飼われるポケモンは、既に不自然な存在ではないのかしら?
不自然が、自然にしたがって何になると言うの。

私がコリンクからルクシオへと進化した頃、
旦那様は皆を連れてミオと言う港町へ旅行に出て、
そこに存在する図書館に訪れた事があった。
本を読みながら、私たちが暮らすこの土地の昔の話を旦那様は話してくれた。
…それは、人間とポケモンは恋をし、結ばれていたと言う、遥か昔の話…。
「ポケモンと結婚かぁー…今もそうだったら、
自分も結婚出来るチャンスがありそうなものなのになぁ」
本を掴んだまま天井を見上げて、あはは、と
旦那様はつまらない冗談を聞いたかのように笑っていたけど
私はそうとは思えなかった。…いいえ、思いたくなかった。
もし、今も人間とポケモンが結婚出来る事ならば…………。
…しかし、昔話を聞き続けて私はとある事に気が付いた。

むかしは ひとも ポケモンも
おなじだったから ふつうのことだった

普通……つまりはそれは自然な事。
…しかし、今の私はどうなのかしら?
自然に見捨てられて不自然の中で生きるポケモンは──普通なんかじゃないわ。
だから、そこで私は理解したの。
不自然と自然は相見舞える事など出来る術を持たないのだと。
私のこの恋が実る事など、絶対に有る訳が無いのだと……。


「あー……ルネ、だっけ?リングマとアブソルの息子」

右手でポフィンを掴み、左手で自分の頬を支えて
窓の枠に肘をつけて外を眺めながら、クチートがそんな事を言った。
「そうそう、ルネシティで孵化したから、ルネ。マスターがつけたんだよねぇ」
クチートの隣で、同じくポフィンを齧りながら外を眺めているのはブーバーだった。
「安易な名前だよなぁ、どーよ?」
「んー、でも僕らには名前ないし。ちょっと羨ましいと思うけどなぁ」
本当ね。羨ましいわ。
旦那様がポケモンに名前をつける事なんて、私たちにはしなかった事なのに
あのアブソルの子供は旦那様より名を与えられた。
…旦那様が一番最初に、名を与えたのがあの子だなんて。
「しかも、生後半年でもう交配の相手が用意されるなんてよぉ。はー、飼いポケってスゲーなぁ」
クチートは長い間野生のポケモンとして暮らしていたの。
だから、飼われるポケモンの運命とその役目に対して、まだ抵抗感があるらしいわ。
「…って言うか、それでイイのか?
近いうちに、アイツらと飼い主のニンゲンのメスが、こっちに来るってゆーし…
その目的がさぁ……オマエとルネを交配させるためじゃねぇか、レントラー」
クルリと頭の大顎ごと首を回し、クチートは私の方へと振り返った。
私は腰をカーペットに落としたまま、黒く豊富なたてがみを揺らしながら、
…構わないわよ。旦那様がそう言うんだから、私はそれに従うだけよ。と答えたの。
するとクチートはふぅーん、と口を尖らせて、窓の枠に寄りかかった。
「…ま、チェリムも飼い主に言われてオレとたまご作ったワケだけどー」
「でも結局は両想いだったんでしょ?」
「るっせーな。ま、結果オーライってヤツだったけどよぉ…
でも、オマエの気持ちはどうなん?あのガキの事、好きってわけじゃねーだろ?」

──そうよ。好きでもなんでもないわ。
でも、旦那様が望む事だから。私はそれでいいの。
249眼光の恋 10/4 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:50:51 ID:Ol2QjXhL
「…メスって良くわかんねぇなぁ…」
ポリポリと頭を掻いて、クチートは呆れ気味に私へそう言ったけど、どうでもいいわ。
「オスのオレらは、まぁまだイイけどさ。メスはそうでもねぇだろ」
「んー。でもやっぱりマスターに命令されたら、従うしかないもんねぇ…」
「ふぅん。んじゃぁよ、オマエ、もしルージュラとたまご作れなんて言われたらどーすんのさ?」
「ルージュラ!?いいじゃない。僕、ルージュラはタイプだよ。むしろ喜んじゃうかも」
「……やっぱ、オレはオマエと趣味合わねーわ……」

「でも、生後半年で大人になれるなんて、無進化タイプって成長早いんだねぇ」
ブーバーはそう言いながらポフィンをもう1つ齧った。
「まーなぁ。個人差や種族差はあるけどよ、大抵は半年から1年くらいで大人になれるぜ」
「僕みたいな3段階の進化タイプは、進化しないとずぅっと子供のままの種族もいるからね。
まぁ、ニドランとかはそのまま大人になれるらしいけど」
「何、じゃぁオマエはまだガキなん?」
「ううん。それはブビィの頃。
んー、けど今も人間で言えば、15歳くらいかなぁ。これでももう5歳超えているけど」
「ぐぅえ!オレより年上かよ、オマエ…」
「クチートって何歳?」
「2年だよ、2年」
クチートはポフィンの入った籠を掴んで、またその中の1つを手に取っていた。
「あ、じゃぁクチートってチェリンボ抜かすと最年少なんだ」
「えっ!?どう言う事だよ!?」
「うん?僕らはみんな、マスターがトレーナーになった頃にゲットされたんだ。
僕は最初のポケモンで、次がコリンクの時のレントラー。
次にブイゼルの時のフローゼルでー…で、チェリンボの時のチェリム。
時期にちょっとズレはあるけど、ほとんど同い年。みんな、同じ地域でゲットされたんだ。
僕はマスターのお父さんが勤める工場のヒトからもらったたまごから孵ったの」
ポフィンを掴んだままブーバーは要らない事をどんどんクチートへと喋っていく。
…別に構わないんだけど、ちょっとお喋りなのよね、彼。
「うはー…つーコトはチェリムは姉さん女房だったのか…」
苦い顔をしながら、クチートはガジガジと前歯でポフィンを齧っていた。
「…つぅか、飼い主遅ぇよ。ポフィンもイイけどさー。メシ食いてぇ」
「マスターはトバリシティでお買い物。
コンテスト近いからね。コンディションポフィン用の木の実を買い込んでくるって言ってたし」
「…コンテスト、ねぇ……」
窓の枠から身を落とし、床の上に座り込んでクチートは胡坐をかいて、今のように呟いた。
「オレ、あのコンテストってーの苦手だなぁ…」
「でも一次審査突破出来たじゃない」
「けっどさぁ!!」
握り締めたポフィンが潰れる勢いで、拳に力を入れながらクチートはブーバーへと振り返った。
「大観衆の前で!誘惑しろって!!何だよ!どんな羞恥プレイだよ!ったく!!」

クチートは、2週間前のコンテストに初めて出場する事になって
そこで一次審査に挑戦する事になったの。
…もちろん、コンテストがどんな物なのかは私たちが教えていたし
旦那様はコンテストの練習をクチートに教え込んでもいた。
しかしね、野生ポケモンとして長く暮らしていた彼だから
なかなか旦那様に懐くことができなくって、いざコンテストに出場したら…もう大変だったから。
プライドの高い彼にとって、誘惑を使う事はとても恥ずかしくてたまらないみたい。
…一応ね、誘惑を使ったことは使ったんだけど
その後、恥ずかしさと怒りで…旦那様にね、噛み付いたのよ。大顎で。
でも、その行動が逆に観衆に受けて、
クチートの特長を生かした見事な演技だー…って審査員に褒められてね。
満点で、一次審査を突破したのよ。信じられる?本当、おかしいったら。
250眼光の恋 10/5 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:51:57 ID:Ol2QjXhL
「もう!オレ、絶対コンテスト出ねぇからッ!!」
涙目でブーバーに掴みかかってクチートは宣言していた。
それを聞きながら、ブーバーはうんうんと首を縦に振って彼を宥めていた。
「…でも、コンテストって言ったら…やっぱり、レントラーだよね」
そうよ、私はコンテストが大好きなの。
この自慢のたてがみと、身体を巡る電気の光は見た目も美しいもの。
それに、何よりも………。
「でもこの前のは残念だったね。二回戦で敗退しちゃったし」
「しゃーねーだろ。相手が悪過ぎたぜ。…と、なんだっけ?あの青くてポワポワしたの」
「トリトドン」
「あぁ、そうそう鳥だか丼だかの。地面タイプ持っているだろー、アイツ。
電気技はきかねーわ、大地の力で一撃されるわで、レントラーじゃキツイだろ、アレ」
「ちょ…クチート、言い過ぎ…!!」
ブーバーが慌ててクチートの口を塞ごうと、炎の腕で彼を押さえつけたけれど
逆に熱いと怒られて頭を大顎で殴られていた。
…でも、私はクチートに口答えする気なんか起きなかった。彼の言い分は最もなんだもの。
私は、あのトリトドンに負けた。それは紛れもない事実だから。
私は立ち上がり、2匹に背を向けた。
「ん?何処に行くの?」
……気分転換に海へ。それにそろそろ旦那様も戻ってくるでしょう。
海で遊んでいるフローゼルたちも呼んでくるわ。と、私はブーバーに返事をし
片手を軽く上に動かして、扉を押し開けた。

茶色の扉を開けると、橙の景色が広がった。
潮を含んだ風が私のたてがみを撫で、私は目を閉じて撫でられる感触に酔いしれた。
…ここはリッシ湖近くの畔。
旦那様はここのペンションを借り、私たちとともにしばしのリゾートを楽しんでいた。
…もちろん、目当てはリゾートだけではない理由も存在するわ。
足を一歩踏み入れると、シャリ、と砂を踏み鳴らす音が鳴った。
真っ白だった砂浜は、海の中へ傾き始めた太陽の色に染まり、空と雲も同じ色に染まっていた。
砂浜に足跡を残しながら前へと歩き、砂浜と海の境界線まで来た所で足を止めて
西へと視線を向けてみると、民家が目に入った。
…ポケモンと人間は、意思を通じ合うことは出来たとしても会話をすることなど、出来やしない。
しかし、世界は広い物で人間の言葉を話すポケモンや、
ポケモンの言葉を理解する人間が存在するのだと言う。
そして、あの民家にはポケモンの考えを理解する人間が住んでいるの。
…私たちの言葉を理解するわけではなく、私たちが残す足跡で考えを読み取ると言う
妙に高度な能力を持っている人間よ。
旦那様がこの畔に来た時、私たちの考えを知りたいと、その人間の元へと連れて行ったわ。
251眼光の恋 10/6 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:53:26 ID:Ol2QjXhL
チェリム、ブーバー、フローゼル、クチート……
4匹の足跡を読み取って、人間は旦那様へとそれを伝えていた。
チェリムは、いつもありがとう、と感謝を。
ブーバーは、もっとバトルに出させてよ、とお願い事を。
フローゼルは、一緒にたっくさん遊んでよ、とおねだりを。
クチートは、アンタのコト嫌いじゃないぜ、と天邪鬼な感情を。
そして…私の番となって…
「さ、そのレントラーを歩かせて御覧なさい」
「レントラー、ここを歩くんだよ」
旦那様が指し示す、砂が撒かれた床の上。…ここを歩けば、私の考えが旦那様に伝わるのだと。
……しかし、私はフン、と顔を逸らして星の尾で砂を払った。
「あっ、ちょっとレントラー!」
旦那様が私の尾を掴んで、止めさせようと声を上げた。
「ははは、まぁいいですよ。時々、歩きたくないと思うポケモンもいますから」
……そうなのだと言う。
それは懐いていなかったり、反抗期に入っていたり……理由は様々なのだと言うのだけど
私と同じ考えで歩く事を拒否したポケモンも、きっといたんじゃないのかしら?

私は尾を振って旦那様の手を振り払い、小屋の扉を開けて海へと身を翻した。
「あぁ!もうー…」
旦那様が呆れる声が背後からしたけれど、私はそれを無視して砂浜を駆けた。
「あのレントラーは…随分真面目な子じゃないですか?」
「え?えぇ。そうですけど……
…こう言うお遊び的な事は、あまり好きじゃないのかなぁ」
そう、私は真面目な性格だから。
……いいえ、違うのよ。
旦那様に忠実で、頼りになれるポケモンになりたくて、私は真面目を装っているのよ。
何て、愚かなことかしら。
でも、私はそれでいいの。それで旦那様が喜んでくれるなら、それでいいの。
「でも、何を考えてるか知りたかったのになぁ…」
私は、この気持ちを旦那様に伝える気など持っていない。
むしろ、知られたくない。本気で人間に恋をするポケモンだなんて。
愚かで、哀れで、………寂しいポケモンだわ……。


足跡を残さぬように、小波に足を入れて歩いていた時だった。
「わ、ああぁぁあ!!入っちゃだめ!だめー!!!」
私を制止する声が聞こえ、そちらへと視線を移すと
沖からフローゼルが背にチェリムとチェリンボを乗せて、こちらへ泳ぎ向ってきていた。
「海に入っちゃだめ!!か、感電しちゃう!!」
私は小波から足を抜き、乾いた砂浜へと移動した。
それと同時にフローゼルたちはこちらへたどり着き、ふぅ、と大きく息を吐いていた。
「ん、もー!海は電気を通しやすいんだから。
レントラーが入ったらみんな感電しちゃうんだから、気をつけてよ!」
プンプン、とフローゼルは胴体に巻きつけた脂肪を揺り動かしながら私へ警告する。
分かっているわよ。気をつけるわ。……でも、知っている?
カントーでは、波に乗るピカチュウがいるんですって。変わっているわよねぇ。
「それはソレで、これはコレ!…で、何しに来たのー?」
…気分転換にね。ペンションの中じゃ、ブーバーとクチートに構うのがちょっと面倒になったし。
「ふぅん。あぁお腹すいた〜…ご主人様、まだぁ?」
そろそろ戻ってくるのじゃないかしら?
「そぉ。じゃ、アタシたちは先に戻ってるね〜」
チェリンボを胸に抱き、フローゼルはチェリムと共に私の前から立ち去って行った。
…私は彼女らを見送り、ふと彼女らの足元を眺めてみた。
ポツポツと砂の上に浮かぶ足跡。…私が海に向ってきた時の足跡は、風にかき消されてもう見えない。
彼女たちの足跡は、旦那様への想いの証。
…だけども、私はその証を見せなくなかった。
252眼光の恋 10/7 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:54:39 ID:Ol2QjXhL
改めて、私は海を見返した。
夕焼けに染まる空と、その色を反射させて輝く海。そして空と海を隔てる水平線。
…あの水平線を越えた遠くの町。半年前旦那様は私たちを連れて南の国へと向った。
目的は、ホウエン地方のコンテストに出場するためで…そこで、旦那様は
クチートを自分のポケモンにし、彼の持つ技を次の世代に遺伝させるために
チェリムと一緒に育て屋へ預けて……そして、あの女と出会った。
旦那様が、あの女に恋をした事は私にとって大きな機転になる筈だった。
…なる筈、だった……。
旦那様があの人間に惚れた事で、私はようやく彼への恋を捨てられると思った。
…それなのにね。私って本当、諦めが悪いのよ。
手に入らないものほど、欲しくなってしまうのよ。
叶わぬ恋だと分かっているのに、想いがますます焦がれていってしまうのよ。
……本当、本当に……愚かだわ………。

見えぬ水平線の向こうを見つめていた時、不意に私の目前をとあるポケモンが横切った。
…青い色の身体を持った──カラナクシだわ。
のんびりと海を泳ぐ青い身体は、茜色に染まる海に良く映えていた。
…カラナクシを見つめていると、この前のコンテストでトリトドンに負けた悔しさが
私の胸の中でモヤモヤと膨らんで来たのを感じた。
カラナクシはトリトドンの進化前。しかも、あのカラナクシは種類まで同じ。
…私は瞳を細め、四肢を曲げて身を低く伏せさせた。
風が私のたてがみを撫で揺らし、体毛と体毛が一本一本擦れ合ってパチパチと電気を発生させて行く。

…夕方は、まだ明るくとも闇が潜み始めて悪さを始める時間帯だと言う。所謂、逢魔時ね。
そして今の私は、その闇に属する者になっていたでしょう。
あのカラナクシは何も悪くない。…強いて言えば、私の前に現われてしまった事。
日が傾き、空を覆う茜のケープは濃い群青へと色を変化しようとしていた。
そのケープに身を隠している私ではあったけれど、
纏った電気がバチバチと弾けて時折私の輪郭を浮かび上がらせていた。
そして─私は身を起こし上げ、纏った電気を一筋の光へと変えてそれを空の雲へと解き放った。
木々が縦に裂けるかのような耳を劈く音が響き渡り、私が電気を送った雲が一瞬、光った。
その音に反応したのか、カラナクシは動きを止めてキョロキョロと辺りを見回していて─
雲が鳴き声を轟かせ、雷を海の上へと──落とした。

しかし、それはカラナクシの斜め横へと落ち、一瞬の内に電気は海の中へと拡散してしまった。
カラナクシは晴れている今の天気で雷が落ちたことに驚き、首を捻りながら空を眺めていたけど
やがてその身を水平線の向こうへと流していった。
……外れてしまったのね。残念だわ。
私はふぅ、と息を吐いてそろそろ戻ろうと後ろを振り返り─
253眼光の恋 10/8 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:55:45 ID:Ol2QjXhL
「あ、レントラー。ここにいるなんて」
濃い群青と茜の色に照らされながら、旦那様が自転車を押しながら私の方へと向ってきていた。
自転車の籠の中に、紙袋が山積になっている所を見ると
買い物を終えてそのままこっちの砂浜へと来たんでしょう。
「今日はデパートでバーゲンやっていてね!
ポケモンフードも木の実も、たくさん買えたよ〜。戻ってごはんの時間にしようねぇ」
自転車を右腕で押さえながら、左手で私の頭を撫でてくれた。
大きく、ふわっとした掌に撫でられる事は、私の心を満ちさせる。
私は、この人に飼われて本当に幸せだわ。
「じゃ、戻ろっか」
自電車を砂浜の上で回転させ、身も一緒に捻らせて旦那様は私の前を歩いた。
…少し遅れて、私も旦那様の後を追うように砂浜を歩いた。

首を少しだけ動かして、肩越しに後ろを見て私は足跡を確認した。
自転車の線と、旦那様の足跡と、私の足跡が砂浜に浮かび上がっては
時間差で風がそれを撫で消して行く。
……もし、私が足跡で人間の考えが読み取ることが出来たならば
旦那様の足跡から考えを読み取っていたでしょうね。
…私の事を、どう想っているのか、知りたかった。
そして、もし旦那様が私の足跡から考えを読み取ることが出来たならば
きっと私の考えを読み取っていたのかもしれない。
…本当、旦那様が足跡から考えを読み取る能力を持っていなくて良かったと、私は思った。
足跡を通じて、旦那様へ想いを知られる事が無いんだもの。
…でも、この足跡は今、間違いなく旦那様への想いを叫んでいたに違いない。
……貴方を愛しています、と──


「今日のごはんはトバリシティのデパート製!!
バーゲンじゃないと買えない高級品!!
…ん〜、バーゲン品で高級って、何かヘンだなぁあはは」
旦那様はそう言いながら、ポケモンフードが入った缶詰めの蓋を開けて
皿の中へと流し入れていた。
「おまけに、フエン煎餅付きだよ〜ん。
いかり饅頭は相変わらず売り切れなんだよねぇ。買い占めているのは誰なんだろ、ったく」
皿を両手に乗せながら、旦那様はしゃがんでそれを床の上へと置いた。
まずは、クチートとブーバーの分。
そして次に、フローゼルとチェリムに、最後は私。
「あ、レントラーとチェリムの今日のフードは甘目のね。
これが一番安くてねぇ。買い込んじゃったんだ」
そう言って、ポケモンフードとフエン煎餅が添えられた皿を私の前へと置いた。
「レントラーとチェリムは好き嫌いないし、味のバリエーションが偏っても大丈夫だしねぇ」
両手で頬を支え、旦那様はニコニコと笑って私を眺めていた。
…私は皿のポケモンフードをしばし睨んでいたけれど、身を屈めてその一つを口の中へと入れ
奥歯で噛み締めると甘ったるい味が口の中に広がった。
……本当は、私は甘い物は好きじゃない。
でも、好き嫌いせずに与えられた食べ物を全て食べると、旦那様は凄く喜んでくれるの。
「美味しいかい?」
………えぇ、美味しいです。と、伝えるように私はポケモンフードをひたすら食べていく。
「チェリンボ、食べさせてあげるからおいで」
旦那様はチェリンボを両手で抱え上げ、胡坐をかいた足の間に彼女を座らせて
ミルクで溶いたフードをスプーンで掬って彼女の口へと入れ込んでいった。
…かつての私も、旦那様に食事を与えられていたのを思い出し
チェリンボを過去の私と重ね合わせて、私は過去の思い出に浸った。
254眼光の恋 10/9 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:57:09 ID:Ol2QjXhL

「んー、さすが高級品。いつもとちげぇや」
膨らんだ腹をポンポンと撫でながら、フエン煎餅を齧ってクチートが満足げにそう言った。
「でも、いつものフードも美味しいよ?」
煎餅を手に持ちつつ、クチートの横でブーバーが言った。
「でもよぉ…口に入れた瞬間は特に辛くも甘くもねぇ。…なのに、齧り、飲み込むと同時に
舌と喉がカッと熱くなる、あの辛さ!!いやー、たまんねぇ」
「僕もの美味しかったよー。あの苦さはドリの実と同じ…うぅん、それ以上かも!」
「あーそう」
煎餅を全て食べ終えたクチートは、まだ足りないと言うかのように
ブーバーの持つ煎餅を奪い取り、それをバクリと口の中に放り込んだ。
「あ!ちょ…!!」
「んん?何だよ、持ったまま動かねぇから食わないのかと思ったんだけど?」
「うわーん!僕のおせんべい!!!」
ニヤニヤ笑うクチートの肩を両手で掴み、
ガクガクと前後に揺らしながらブーバーは涙目で抗議していた。
「レントラー。こっちおいで」
クチートがブーバーの頬を大顎で引っ叩いているのを眺めていた私だけど
呼ばれた声に反応し、私は首を動かして声の方へと顔を向けると
旦那様がベッドに腰掛けて、私を手招きしていた。
その両手には二の腕まで覆うゴム手袋を装着していて、右手にはラバーブラシが握られていた。
私は旦那様の声に従い、身体を持ち上げて尾を揺らしてベッドまで歩き、
その上へと身を跳ね飛ばせて、ギシリ、とベッドを軋ませた。

旦那様は私の身体を左手で押さえ、ブラシを頭部へと触れさせて
体毛の流れに沿うように、ブラシの歯でたてがみを撫でた。
バチリ、と電気が弾けとんで旦那様は「うわ」と呟いた。
「随分…電気が溜まってるねぇ。風に当たっていたから?」
…雷を落すために、溜め込んでいたなんて教えられないし、教える術もないわ。
ザッ、ザッと、私の体毛をブラッシングしながら、旦那様は私へと語りかけた。
「この前のコンテストは、本当惜しかったねぇ。まさかトリトドンが来るなんて思わなかったよ」
……。
「どうしようかなぁ……技の構成を変えてみようか?
お前は攻撃力が高いし……っと。特殊技の雷よりも、雷の牙の方がいいかなぁ。命中率も高いし」
トリトドン、雷、命中率……もしかして、カラナクシに八つ当たろうとした所を見られていたのかしら…。
「大地の力で沈むのもねぇ…電磁浮遊、覚えてみるかい?
地面タイプや岩タイプ対策に、アイアンテールか馬鹿力もいいかなぁ……」
私の尻尾を軽く握り上げ、ブラシで軽く撫で上げながら、旦那様は独り言のように言葉を続けている。
星の尾にブラシの柄を擦り付けて磨き上げ、今度は私の口を開かせてヤスリで私の牙を磨き始めた。
「噛み砕くは絶対に外せないし……うぅーん…
あー、でもハートの鱗と、色の欠片がそんなに無いんだよなぁ。
地下通路で掘って来ないと話しが始まらないや」
…私はね、旦那様に身体を手入れされるのが凄く好きなの。
何故なら、この時だけ私は旦那様に深く触れていることが出来るから。
…この時だけ、旦那様を独り占め出来るから。
本当は、もっと長く。もっと深く触れ合いたい。
そう思っていても、終わりはすぐにやって来るものよ…。

「はい、今日のお手入れはこれで完了。うーん、やっぱりキレイだよねぇ〜うふふふ」
ブラッシングをされた体毛は艶を持ち、灯りが私の黒の体毛を銀色に光らせていた。
ブラシをベッドの上に置き、手袋を脱いで旦那様は満足げに笑った。
素手で私のたてがみを触り、ギュゥッ…と両手で私の首元に抱きつき
頬をたてがみの中へと埋めて旦那様は言葉を続ける。
「お前は自慢のポケモンだよ。一番、コンテストで活躍してくれるし」
旦那様に褒められて、私は嬉しくなって尾を振って旦那様に甘えるの。
255眼光の恋 10/10 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:58:54 ID:Ol2QjXhL
一番。そう、私はコンテストでは旦那様にとって一番のポケモンよ。
……コンテスト、では、ね……。
旦那様にとって、一番、大切に思っているポケモンはブーバーでしょう。
一番、愛おしいと思っているポケモンはチェリムでしょう。
一番、役に立っていると思っているポケモンはフローゼルでしょう。
一番、構ってやりたいと思っているポケモンはクチートでしょう。
一番、可愛がってやりたいと思っているポケモンはチェリンボでしょう。
沢山ある"一番"の種類の内の一つに過ぎないとは言え
それでも、私は嬉しくてたまらない。
いつか、全ての一番を手に入れたいと思うけれどそれは叶わぬ願いなのは良く分かる。
……だって、全ての一番は……


「明後日かぁー」
私たちの身体の手入れを終えた後、旦那様はパソコンの前に座って
しばらくしてから今の言葉を呟いた。
旦那様が眼鏡越しに眺めるパソコンの画面には、開かれた一つのメール。
……それが、あの女からのメールであると言う事はすぐに分かった。
「みんな、明後日あの子が来るって!
今日、船に乗ってね。明後日にミオシティに着くんだって!」
椅子を回して身体を私たちに向けて、旦那様はニコニコと知らせてくれた。
ミオシティ…ね…。
旦那様が、あの昔話を語ってくれたあの町。
あそこで、私はこの想いに期待と諦めを抱き続ける事になったと言うのに
また、あの場所を訪れなければならないのかしら?
「明日は朝早くにペンション引き払って…
一度家に戻って、そして翌日にミオシティに迎えに行こうねぇ。
あぁ、半年振りに会えるんだなぁ。楽しみだ〜むふ、うふふふ」
そう、その笑顔。…私たちと触れ合っている時も、コンテストで優勝した時も
たまごが孵化して新たな生命が生まれた時も…見せたことがないと言うのに
あの女を想うだけで、とびっきりの笑みを浮かべるなんて。
……妬ましい…なんて思う、私がとても妬ましい…。
「家に戻るんなら、どうやって帰ろうかなぁ。
どうせ後日にズイに行くから、ノモセ経由で帰ろうかなぁ。あ、だったら大湿原で遊んで行きたいなー。
…ん、待てよ。それよりもジムでのプロレス試合が見たいなー。
あぁ!木の実のタネ貰っておかないと!!」
壁に貼られた地図を見て、旦那様はどんどんと予定を立てては崩し、立てては崩しを繰り返している。
時計を見ると、長針は6を指し短針は10と11の間を指していた。
そろそろ夜も深まる頃と分かり、私は床に伏せて身体を丸ませ目を閉じた。
……また、明日は忙しくなりそうね……。
「テンガン山を抜けたら…うーん、サイクリングロード登るか登らないで帰るか…
あー、どっちにしよう!迷うなぁ〜」
旦那様が続ける独り言を子守唄にし、私は眠りの波へと身を沈めた──
256 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/23(日) 01:59:24 ID:Ol2QjXhL
今回は以上です。続きは来週に投下予定です。
>>146
それなりには買えました。ただ2日目のみの参加だったので
ポケ本は18禁含め買えなかったです。別のイベントで買えないかな。
>>155
何騙ってんですか、ちょっとw
257名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 02:27:07 ID:p1axv8Ph
>>256
何でおしゃべりしてるだけで可愛いんだこのポケモン達は…
もうレントラー俺の隣に来いよ(´д`*)ハァハァ
258名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 03:03:58 ID:A3LycwEh
>>256
ブーバーが可愛すぎる件について。
彼を嫁にくれ。今のところ、フラグ相手はいないようだし。
レントラーに惚れられているのも含めてキモオタトレーナーが本気で羨ましい。
259名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 04:55:02 ID:iR+lGVpp
>>256
うおぉ…
このまま悲恋になってもいいくらい素晴らしい心理描写…。
あなたの書くポケモン達は血が通ってるなホント。
260名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 10:26:16 ID:9VlWUNes
保管庫行ったら更新されてて嬉しかった
ありがとう!
261名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 12:03:21 ID:Kl7fbAdP
>>256
黒い部分を見せても、魅力を失わないレントラーの心情描写が見事。
あと、ルージュラの良さをわかってるブーバーは俺と同好の士。

262名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 19:15:11 ID:SG84jrKs
実際他のポケ達が慕ってるのが文から伝わるからトレーナーは凄く良い人なんだろうけどレントラー視点のせいか更に魅力的に見えてくる
面白かったgj
263名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 22:45:01 ID:3RxEOVh9
1.育て屋でバイトを始めた人間が長く預けられて色々溜まったポケモン達に以下略

2.人間の探検家が森の奥地に住むポケモンに見つかって以下略


3.性格に難のあるトレーナーのポケモン達が一斉に進化、下克上を企てて以下略


まとまらない…
264名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 23:55:26 ID:6c6J81rW
こうですかわかりません


あら、あなた新入りね?ふふっ、私ここでの生活が長いから。すぐわかるわ。

私のご主人様ったらこんな辺鄙なところに私を置き去りにしてそのまま帰ってこないのよ……あら失礼、辺鄙は余計だったわね。
ここに来たときは私、まだタマゴから生まれたばっかりでね。
外の世界をあんまり知らないままこんなに大きくなっちゃった。
このままご主人に忘れられて時間ばっかりどんどん経って、年とってくのかな。
…なぐさめてくれるの?ありがとう。
いいのよ。私まだご主人を信じてみる。私もまだまだ若いしね。時間はたっぷりあるわ。

けど退屈だけはどうにもならないのよねー。
ここに預けられるのはカップルばっかりだし、遊んでくれるコもいるけどすぐ引き取られていなくなっちゃうし……交配の、相手も、いないし。
だからよかったら、時々私を見つけたら構ってほしいな。
あなたみたいな人が遊んでくれると、ご主人を思い出して嬉しくなるの。
みんなが仲良くしてるのを見てると寂しくって……いろいろうずく日もあるし……

……あ!おじいさんがあなたのこと呼んでるみたい。お仕事の邪魔してごめんなさいね。楽しかったわ。ありがとう。
それじゃあまた今夜、会えたらね。待ってるわ。
265名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 02:03:51 ID:49MuHeXb
質問。
ポケダン冒険団シリーズ、若干のゲームのネタバレあり。
ショタ物、微エロ、挿入なし、趣味全開。此処に投下しても大丈夫ですか?
ゲーム自体が一応まだ新作なのでネタバレの部分が気になっています。
266名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 02:07:12 ID:9hq6R+op
バッチコイ!!
とは言ったが、ネタバレがいやな人用に注意をちゃんと入れればオッケーだと思う。
趣味全開? 望むところだ
267名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 02:44:51 ID:DuKVlfq3
誰かルカリオのエロを書いてください。
268わるだくみ:2009/08/24(月) 04:46:32 ID:49MuHeXb
では、お言葉に甘えて。投下させていただきます。
注意書き:ポケダン冒険団シリーズ、若干のゲームのネタバレあり。まだストーリークリアしていない方はクリア後にお願いします。
♂×♂のショタ物、微エロ、挿入なし、趣味全開。カップリングのお知らせは都合により控えさせていただきます。
誤脱は一応見直してはいますが、誤脱に併せて書式等にお見苦しい点ありましたらごめんなさい。
269わるだくみ:2009/08/24(月) 04:49:43 ID:49MuHeXb
1.
いきどまりかな? 木々が生い茂る中、急に開けた空間に出た。
不思議なダンジョンは入るたびに地形が変わる、今どこを歩いているのかすらわからないけど。
僕らはたからじまを目指して、海を二つに分けるように大陸から長く伸びた道をたどってきたはず。
周りの景色が二回ほど変わったことには気づいてたけど、たからじまに入っていたことまではわからなかった。
果てしなく続くとおもわれた道もここで終わりみたいだ。

「ということはこのあたりに…。」

丁度広間のようになったその空間の中心に如何にもという感じで鎮座する宝箱が目に入った。
僕は歓喜の声を上げメンバーを集める。
「ピチュー! コリンク! パチリス! あったよっ!」
……
……
……いつもならすぐ返事がするはずなのに?
後ろついてきてないのかな?僕だけが早く歩きすぎたのかな?
「ピチュー!!」
僕はもう一度声を上げてメンバーの名前を呼んだ。
「やっとゴールだねぇ〜、お疲れ様。」
不意に真後ろから声がした。
「まあお前にしちゃ上出来だ。」
僕が振り返るとそこには声の主であろう二匹のポケモンが、
「ジュプトル!?」
「ボクもいるよぉ。」
「っ!! エテボース…、まだ敵が!?」
戦わないとっ…、ひとりでもっ
僕はとっさに戦闘体制をとり、頬から電気を発し威嚇した。
「ここまで一緒に来たのにそれはないでしょぉ〜」
エテボースが指を振りながら僕にそういった。
…いっしょに!?

「スコシ オチツキマショウ。」
「えっ!?」
その声と同時に僕の視界に黄色いポケモンの姿が、
スリーパー……しまった、この状況で眠らされると………
270わるだくみ:2009/08/24(月) 04:51:59 ID:49MuHeXb
2.
……
……
……頭がクラクラする。
催眠術の寝起きはいまだに慣れない。
まあ不眠症のポケモンでもない限り、慣れるほどにスキ好んで受けたがる者もいないだろうけど。

冒険の失敗は過去に何度も経験している。当然ダンジョンで倒れたものが受ける辱めも…
催眠術で眠らされている間に事が済んでしまっていると考えると今回は少し気分は楽だけど、

「おっ、気がついたみたいだな。」
「ジュプトル!?」
「気がついたんだぁ〜よかった。」
「エテボース!?」

気がついた僕はジュプトルに抱きかかえられていた。
辺りを見回すとまだダンジョンの中らしい、いつもなら村の入り口に捨てられているのに…
二匹は僕の意識が戻るのをまっていた…逃げるにも体が言うことをきかない…
僕はこれから行われる最悪の事態を覚悟した…

「さーて。」

かけ声とともにエテボースの2本の長い尻尾が僕の身体を固定する。
右足と左足にそれぞれ巻きついた尻尾は、言うまでもなく僕の両足を開いた。
お腹の下あたりは少し長い毛で覆われているとはいえこうなってしまえば関係ない、
顕わになった僕の性器を弄び、雄槍を突き立てるんだろう。
もう何度も経験しているとはいったものの、僕は恐怖と恥辱に知らず知らずのうちに涙していた。

「どうしたのぉ? 泣いてるのぉ? 怖い夢でもみてたのかな?」

エテボースがとぼけた顔で僕を見ていた…
271わるだくみ:2009/08/24(月) 04:58:47 ID:49MuHeXb
3.
僕はエテボースの尻尾に抱えられたまま、近くの草むらまで連れていかれた。
後ろからはジュプトルが辺りを見回しながらついてきている。
「よぉーし、じゃ〜ここでしよっか!」
「こんなことにあまり時間を使うのは好ましくない、終わったらすぐ出発するぞ。」
ジュプトルがエテボースをせかしている。
「だってさ、早くしちゃってぇ〜」
エテボースが不敵な笑みを浮かべながら僕の顔を見てそう言った。僕は目をつぶって唇をかみ締めた。
……
……一寸の静寂の後、
エテボースが不思議そうな顔で僕に尋ねた。
「どうしたのぉ? 出ないのぉ? もういいのかな?」
「えっ…!?」
「大分我慢してたみたいだし、折角ボクがささえてあげようとおもったんだけどぉ〜、出ないなら先に行こうかぁ。」
そういうとエテボースは両足の拘束を解き、僕を地面に降ろした。
エテボースの尻尾が身体から離れたとたん、僕はひざから崩れ落ちる。足が震えていてうまく立てない。
「まだ直ってないみたいだな。」
ジュプトルは地面に伏せていた僕を抱きあげ、
「しょうがない、俺がおぶってやるから。先を急ぐぞ。」
そのままリュックを背負うようにその細い背中に僕を乗せた。
「チョット待ってよ! 僕をどこに連れて行くの!?」
「どこって…、お前は目的も忘れてるのか? それとも、まだ催眠術が解けてないのか?」
「きっと怖い夢でも見たんじゃないのぉ?」
エテボースが笑いながらジュプトルに声をかける。
もう何がなんだかわからない。
「何でっ!? 君たちは住処を荒らす僕を襲ってきたんじゃないのっ!?」
ジュプトルとエテボースはお互いの顔を見合わせて小さくうなづいた、そして笑いながら、
「ふぅ、やっぱりまだ寝ぼけてんのか。ほんの数時間前までは確かにお前の敵だったが…、俺らはお前についていくときめたんだよ。」
「やっぱり寝ぼけてたんだねぇ〜」
エテボースの丸い尻尾が僕の頭にやさしく触れる。そして、ポンポンと撫でるように弾んだ。
「でも友達を忘れちゃうのってひどいよねぇ〜、会ったばかりだししょうがないのかな?」
この二匹が仲間!? 全く思い出せない。まだ夢の続きを見ているのだろうか?
そういえばさっき僕を眠らせたスリーパーがいない。これはやっぱり…
272わるだくみ:2009/08/24(月) 05:02:11 ID:49MuHeXb
4
「ねぇ、君たちのほかにスリーパーもいなかった?」
二匹はまた顔を見合わせた。そして、
「やっと目覚めたか!」
「そうそう〜、あのスリーパーは♀の子にしかついていきたくないってぇ〜、でもほんとはついていくじゃなくてぇ〜、連れ去りたいだろうねぇ〜。」
エテボースがニヤニヤしながら言った。

…スリーパーは僕には興味がないのか…
………そうじゃなくて、予想外の答えだった。
僕は自分の手で頬をつねってみた。力を入れるとジワリと伝わる鈍い痛み。
併せて、さっきから感じる倦怠感。これは夢じゃない…。
「ごめんね、まだ頭がはっきりとしなくて、これまでのことが思い出せないんだ。」
「そんなことは言わなくともとっくに気づいてるぞ。」
「ずっとこのままだったらこまるけどねぇ〜。」
「見た感じ、思い出すまで時間がかかるようだな。しょうがない。」
ジュプトルはそう言って僕に数時間前の出来事を教えてくれた。
僕がひとりで此処に来ていたこと。
モンスターハウスに入り込みその中で彼らに出会ったこと。
スリーパーに長い間眠らされていたこと。
こんな事が起こっていたなんて、どうして僕は何も覚えていないのだろう?
ただ眠っていただけでこんなことになるのだろうか?
初めての経験にいろいろ思考を巡らせるも何もわからない。

「それとねぇ〜。もうひとつ大事なことをわすれてるよぉ〜。」
エテボースの声が僕の思考を遮った。
「ピカチュウさぁ、さっきからおしっこがまんしてたんだよぉ〜。もぉ、ジュプトルの背中にお漏らししちゃったらぁ〜?」
「っ!! そいつはやめてくれっ!!」
エテボースの笑い声に焦ったジュプトルの言葉が重なった。

さっきのは行為は…
僕は頬が熱くなるのを感じ、ジュプトルの背中に顔をうずめた。

…あれからどれぐらい歩いただろう?
何の問題もなく僕らはダンジョンを進んでいた。
この二匹とであってから道中の敵の数が少なくなった気がする。
またそれ以上に二匹は強かった。
こんなに強いポケモンがなんで僕なんかについてきてくれているのだろう。
きっと彼らとケンカをしたら僕は簡単に負けてしまうはず。

「んっ…ケンカ…?」
「どうしたピカチュウ?」
「ううん、なんでもないよ。」

ジュプトルの問いに僕は適当な返事を返した。
そういえば僕はいつも弟のピチューとその友達のコリンク、パチリスとダンジョンを探索していた。
もともとヤドキング長老に頼まれて一度だけの冒険のつもりで仕方なく引き受けた。
最初は遊びの延長で冒険ごっこのつもりだったのに…
273わるだくみ:2009/08/24(月) 05:06:26 ID:49MuHeXb
5
新しい場所に行くにつれ、そこを住処とするポケモンも様変わりする。
強いて言えば未開の地になればなるほどそこに巣くう野生のポケモンは強くなる。
この たからじまへのみち に巣くうポケモンは、今まで戦ってきた野生のポケモンとは別格の強さを感じていた。
ジュプトルとエテボースを見れば一目瞭然。僕の感覚に間違いはなかった。

そんな中、何度か冒険を失敗をした後、ピチューが僕に言った。
「お兄ちゃん、こんどはボクにリーダーさせて。」
「何で?」
「ダンジョンでやられちゃったとき、いつもお兄ちゃんがつらいおもいしてるの…ボクしってるんだ。」
「えっ!?」
どうしてピチューはそんなことを知っているんだろう、誰にも言ってないのに。
「ボクがリーダーになればさきにお兄ちゃんをにがしてあげれるから。」
「でもそんなことしたらピチューが…」
「ボクがみがわりになるんだよ。」
そんなことできるはずがない!!
失敗することを前提にして冒険なんてできないけど…
僕の大切な弟が誰かに汚されるなんて考えたくもない!!
「ダメだよピチュー。」
「どうして?」
「絶対ダメっ!!」
「だから? なんで!?」

ボクとピチューはお互いの顔をにらみ合ったまま一歩も譲ろうとしなかった。
場の空気と対照的に少しの静寂が訪れた後。
僕はピチューに残酷な言葉を投げつけた。
「はっきりってピチューたちは迷惑なんだよ。ピチューたちを庇いながら冒険してるからうまくいかないんだ。」
ピチューは目を丸くして僕の顔を見つめていた。
「僕ひとりで行ったらすぐにたからものを持って帰ってこれるよ。もう冒険団は解散しよう。」
僕はたたみかける様に言葉を投げつけた。
静寂が再び訪れる。
「それならお兄ちゃんがひとりでいけばいいよ。ボク、コリンクくんとパチリスくんにおはなししてくる。」
ピチューが俯いたまま発した言葉は以外にも落ち着いたものだった。
そういってピチューは僕の前から逃げるように走り去った。
激情して飛び掛ってくるかと思ったが、ピチューの意外な態度に僕は驚いた、
しかしそれと同時に大きな喪失感が訪れ、胸の奥にもやもやするものが生じた。
僕はそのもやもやを包み込むように、
「これでいいんだ。僕がたからものを手に入れたら、村のみんなは元通りになるんだ。」
と、先ほどの自分の行為を取り繕う考えを声に出していた。


「おいっピカチュウ!!」
ジュプトルが僕を呼ぶ。
「もうそろそろだぜ。この奥が宝の在り処だ。」
「ここはリーダーのピカチュウが先に行きなよぉ。」
エテボースが僕に先に行くように勧める。
「いつの間にこんなに進んでいたの?」
あまりにも簡単に目的地についてしまった。

「ふぅ…。」
僕らの今までの苦労は…僕は少しだけため息交じりの声を出した。
そのため息を打ち消すようにジュプトルが僕の背中を後押ししてくれた。
「ほら、お前らの村のみんなを元通りにするんだろう。」
「うん、ありがとう。」
274わるだくみ:2009/08/24(月) 05:10:56 ID:49MuHeXb
6.
さっき夢で見たのと同じように、広間のようになったその空間の中心にひとつの大きな宝箱が置かれていた。
この中に…
僕は震える両手を抑え付けながら宝箱のふたを持ち上げた。
宝箱は驚くほど簡単に開いた。
その中身は…………あれっ!?

「やっとゴールだねぇ〜、お疲れ様。」
「まあお前にしちゃ上出来だ。」
僕の背後から二匹のから声がした。
「ジュプトル!? エテボース!? 宝箱の中身が…。」
全く考えもしなかった事態に僕は気が動転しエテボースに掴み掛かった。
「ここまで一緒に来たのにそれはないでしょぉ〜。」
「えっ…。」
さっきの夢の中と同じ台詞?

「スコシ オチツキマショウ。」
「っ!?」

その声と同時に僕の視界に黄色いポケモンの姿が、
スリーパー…なんで………


……
……
……頭がクラクラする。

「おっ、気がついたみたいだな。」
「ジュプトル!?」
「ピカチュウおきたのぉ?」
「エテボース!?」
気がついた僕はさっきと同じようにジュプトルに抱きかかえられていた。
「ほんとにお前は催眠術に弱いな。」
僕はまだぼんやりとする目で辺りを見回した。よかった…、さっきの宝の部屋にいる。
「あっ、スリーパーは!? ジュプトルが倒してくれたの?」
僕は少し頬を緩めてジュプトルに聞いた。
ジュプトルは表情を変えずに首を横に振った。

「ココニ イマスヨ。」

その声と同時に僕の視界に黄色いポケモンの姿が、
僕は反射的に目をつぶってしまった。

「サッキカラ ナンドモ ヒドイコトシテ ゴメンナサイ。」
黄色いポケモンがそういったように聞こえた。
その後、誰かの手が僕の頭に触れた。
「コワガラナイデ クダサイ。」
「えっ!?」
ゆっくり開いた僕の目に無表情なスリーパーの姿が移った。
スリーパーは僕の頭に置いた手をぎこちなく前後させる。
「ピカチュウクン ハ カワイイ デスネ。」
僕は身の危険を感じ、スリーパーを見つめる目にうっすらと涙を浮かべた。
275わるだくみ:2009/08/24(月) 05:17:50 ID:49MuHeXb
7.
「お前はそういうことを真顔で言うから誤解されるんだよ。」
ジュプトルがスリーパーに声をかける。
「ピカチュウが怖がるからあっちいっててよぉ。それにピカチュウは♂の子だからキミの好みじゃないでしょぉ〜!」
ジュプトルに続いてエテボースが声を上げた。
「コワガラレルノハ ヨロシクナイ デスネ。シカシナガラ ワタシハ ドチラモ ダイコウブツ デスヨ。」
スリーパーはそう言い残すと広間の外に消えた。

「ふぅ、あいつは悪いやつじゃないんだけどな…。」
ジュプトルが僕に向かって言った。
「ねぇ、ジュプトルはさっきのスリーパーと知り合いなの?」
「…そうだ。」
「ねぇ、何でこんなことするの?僕たち仲間じゃなかったの?」
僕は泣くのをこらえてジュプトルに質問を投げかけた。
……
……
……しばらくの静寂の後ジュプトルの重い口が開いた。
「まあ、今は仲間じゃないっていったほうが正しいかもしれんな。」
「それっ、どういうこっ…」
問いかけの途中、僕は長いものに巻きつかれ身体を束縛された。
「ピカチュウごめんねぇ〜。」
「エテボース?キミも…」
俯いた僕のこらえられる涙は限界に達していた。

「おーいっ!!そろそろ勘弁してあげたらどうだ?」
不意にジュプトルが声を張り上げた。
「うん、もう十分だよ。今そっち行くね。」
聞き覚えのある声がして、小さな足音が近づいてくる。
僕は俯いていた顔を上げた。
「ジュプトルくん、エテボースくん、ごくろうさま。タイヘンだったでしょ?」
「そんなにタイヘンでもなかったよぉ〜ピカチュウ可愛いし楽しかったよぉ。」
「そうなの?お兄ちゃんにヘンなことしてないよね?」
「だいじょうぶ〜キミが怒ると怖いからがまんしたよぉ。」
「ホントに?お兄ちゃんにきいたらすぐわかるんだよ?」
「ほんとだよぉ〜。一回おしっこさせようとして失敗したんだけどなにもしてないよぉ。」
「もぉっ・・・ヘンなことさせようとしてるじゃない。でも、まあいいや。」
見覚えのある小さなクリーム色のポケモンがエテボースと仲良く話している。
「お兄ちゃんチョットだけひさしぶり?」
「ピチュー?」
「うん、そうだよ。」
…なんでピチューが此処に? …ジュプトルとエテボースと知り合い?
…もう何がなんだかわからない。これはまだ夢を見ているんじゃないのかな。

「エテボースくんおねがい。」
ピチューの声とともに僕の身体が宙に浮く。
いつの間にかエテボースの尻尾が両方の足に巻きついていた。
この格好は…さっきと同じ……
僕の顔は一瞬にして赤くなった。
「お兄ちゃんかわいいよ。」
ピチューの小さな手が僕のお腹を撫で上げる。
「ボクもっと小さいころ、お兄ちゃんにこうやっておしっこさせてもらってたんだよね。」
ピチューは少し顔を赤めて、そしていたずらな笑みを浮かべて僕に言った。
「ピチュー…。何するの…?」
「なにって? いつものやつだよ? しっぱいしたお兄ちゃんにはずかしいバツゲームをしてあげるの。」
「ピチュー? 何言ってるの? 僕たちは仲間じゃ…?」
「あれ? お兄ちゃんにいわれたから、ボクはぼうけんだんやめたんだよ。」
276わるだくみ:2009/08/24(月) 05:23:32 ID:49MuHeXb
8.
そういえば…ピチューはあのこと根に持っているのか。
「だからいまはエテボースくんたちのなかまなんだよ。ボクはお兄ちゃんのてきなんだよ。」
なるほど、それでこんな罠を仕掛けて…
でも、だからってピチューは野生のポケモンってわけでもない。
わけがわからないし…、これはやっぱり夢なんだ。
きっと僕の胸の奥のもやもやが僕にこんな夢を見せているんだ。
…それなら夢だから何をされても大丈夫なはず。

「わかったよピチュー、それでキミの気が済むのなら何をしてもいいよ。」
「えっ!? うーん…、そういわれたらなにかやりにくいよね。」
僕の言葉が意外だったのかピチューはあっけにとられた顔をして言った。

「えーっとっ…… エテボースくん、なにすればいいのかな?」
困ったピチューはエテボースに助けを求めた。

「うーんとねぇ〜。先ずは剥いてあげるといいんじゃないかな?」
「むくってなぁに?」
「あぁ〜、わかんないかな?じゃぁ、ボクが教えて上げるねぇ〜。」
「うん、ありがとう。」
ピチューにそんなことは教えないでいいよ…、これが夢で本当によかった。

「じゃぁ〜、ボクのいうとおりにしてねぇ〜。」
「うん、おねがい。」
「まずはねぇ〜……… そのつぎにねぇ〜………」
ピチューはうれしそうな目でエテボースの指示に耳を傾ける。
はっきりとは聞きとれないが、時々耳に入る卑猥な単語に、聞いてる僕のほうが恥ずかしくなる。
本当にそんなことをするのかな? 僕の夢なのに…

そんなことを考えているとピチューの手が僕の下腹部に触れた。
僕は次にくる衝撃に備えて身体をこわばらせた。
夢だとわかっているのに…
「お兄ちゃん、ほんとにいいの?」
「バツゲームなのに? ピチューはわざわざ聞いてくれるんだね。」
ピチューの呼びかけに僕は余裕のある笑顔を返したつもりだ。
ピチューは無言でうなづき、次の瞬間。

あっ…
ピチューの手が僕の♂に触れ、
僕は普段自らの手で弄るときとは違う違和感を感じた。
ピチューはそのまま僕を指ではじいたり、指の腹でふにふにとやさしく押しつぶす。
僕はそのたびに不思議な感覚に襲われる。…なんで? 夢なのに?

「いいなぁ〜。ボクも触りたいなぁ〜。」
「ダメだよ!! お兄ちゃんはボクのものだよ!!」
エテボースはやっぱりそういう趣味だったんだ…
ここまで一緒にくるときも意味深な発言をしたり、僕に対してそういう視線を向けているように感じていた。
最初に僕を拘束したのも意図してのことだったんだろう。

「えっと、先っぽをもって根元におろすんだよね?」
ピチューがそうつぶやくと同時に僕に10まんボルト以上の電撃が走った…
っ!? 痛っ、痛いっ。

「ピチュー止めてっ!! お願いだからっ!!」
277わるだくみ:2009/08/24(月) 05:26:15 ID:49MuHeXb
9.
僕は目に涙を浮かべてピチューに懇願した。
「お兄ちゃん? どうしたの? いたいの?」
僕は震えながらうなずく。
ピチューははっと何かに気づいたような顔をした。
「お兄ちゃんいたかったの…? ゴメンナサイ、ボクこれがいたいことってしらなかったの………。」
「あれぇ? ピカチュウはまだダメだったんだぁ? ごめんねぇ。わるいことしちゃったねぇ。」
エテボースの尻尾の拘束が解かれ、僕はそのまま地面に寝かされる格好になった。
「お兄ちゃんゴメンナサイ。」
ピチューが僕の胸に顔をうずめ泣いている。
「よかったぁ、切れてないからすぐに痛みがひくはずだよぉ。」
エテボースが僕の♂を確認し、そう言った。
確かにエテボースが言うとおり、さっき僕に走った電撃は一瞬で身体の中を通り抜けていた。
「ピチュー泣かないで、もう大丈夫だから。」
「お兄ちゃん?」
そう言って僕はピチューを抱き寄せた。
そのまま僕ら兄弟は抱き合ったままお互いの気持ちを落ち着けていた。


「もうだいじょうぶみだいだねぇ、じゃぁ〜、これ以上おじゃまするのも悪いからぁ、ボクは向こうにいってるねぇ。」
散々ジャマしたくせに。
「これ以上いるとピカチュウ襲っちゃいそうだよぉ。じゃあね、ピチューあとはさっき教えたとおりにすればいいよぉ。」
「お兄ちゃんはボクのものだからね。でも、ありがとう。」
ピチューはエテボースに手を振った。エテボースは振り向かずに尻尾を振って答えた。

「僕、ピチューに聞きたいことがいっぱいあるんだけど。」
「それはつづきがおわってからね。」
「まだやるの?」
「うん。」
返事とともにピチューの唇が僕の唇に触れた。
小さな唇が僕の唇に少し触れてはすぐ離れる。
その行為は何度も何度も繰り返えされた。

てんしのキッス…本当にその技の名前のとおり。
そして、その技の威力は僕を酔わせるのに十分すぎるほどだった。実の弟に対してでも。

僕はピチューの身体を押さえつけその小さな唇に自らの唇を密着させた。
「んnー!?」
ピチューが声にならないうなり声を上げる。
僕はその刹那ピチューの口内に舌を滑り込ませた。
僕の舌はピチューの口壁に沿うように奥に侵入し口内を犯し始める。
やがてふたりの舌が重なり合い、甘いキャンディーを舐るかのようにお互いの舌を絡めあった。
……
……
……どれぐらいの時間が流れたのかはわからない。
僕らは溶けることのないキャンディーをずっと求め続けていた。
ふたりが同時に目を開いた時、ピチューの手が僕の頬をやさしく撫でた。

「ぷはぁ…」

僕が汲みとったとおりの合図だったようだ。
そしてピチューは僕に文句を言う。

「お兄ちゃん、チョットくるしかったよ。」
278わるだくみ:2009/08/24(月) 05:31:43 ID:49MuHeXb
10.
二匹の呼吸が整ったころ僕はピチューに尋ねた。
「ピチューもう気が済んだかな?」
「まだだよ!! まだいちばんじゅうようなことがのこってるの。」

一番重要ってやっぱり…
僕が考えるまもなく、ピチューはくるっと身体の向きを変え僕の股間に顔をうずめた。

「お兄ちゃんのおちんちん、さっきよりおおきくなってる。」
ピチューは指先で僕の♂をはじく。
僕は顔を赤くして目をつぶった。
「ねえ、お兄ちゃん、しってる? ダイスキなポケモンどうしがね、
おちんちんのなめっこをするとね、すごくしあわせになれるんだって。」

僕は自分の顔が今まで以上に高熱を発するのがわかった。
あのエテボースは何教えてるんだ…。
気がつくと僕の顔の前にピチューの可愛い♂が見えていた。
少し大きくなっているそれはピチューが身体を揺らすたびに、僕の目の前でぷるんと可愛く弾むようだった。
普段から見慣れているはずなのに…
僕の手は無意識のうちにその小さな可愛いでっぱりに触れていた。

「あっ…? お兄ちゃん…?」
「ピチュー…僕も大好きだよ…。」
僕がそのでっぱりを口に含むのに、何の抵抗も生じなかった。
自然と口内に運び、舌先でつつき、舌の上で転がす。
僕の舌がでっぱりに触れるたびにピチューはピクッと身体を震わす。
可愛いでっぱりは僕の口内で徐々に形を変えていった。
僕はその進化の過程を舌先で楽しみながら味わっていた。

ピチューはそろそろ限界かな?
そう思った矢先、僕の♂に違和感が生じた。
日向水に包まれるような温もりを感じる。
それでいて粘度の高い蜜がまとまりつくような感触が伝わってきた。
これだけでも僕は絶頂に達してしまいそうだけど、さらにピチューの小さな舌が僕に適度な刺激を与える。
ピチューの舌先が僕の先端の皮を押し分け、まだ何も触れたことのない過敏な部分に達しようとしていた。

次の瞬間、

「やっ…、ピチュー…!!」

♂の部分から僕の身体に10まんボルトとは違う電撃が流れた。

「お兄ちゃん?」
ピチューは僕の声に反応して舐める舌をとめた。
僕は不思議な感覚に耐え必死で取り繕う。

「ううん、なんでもないよ。ピチューは気持ちいい?」
「うん、もっとやろうよ。」
ピチューは元気な返事を返してきた。

そんなに広くない空間ではあるけど、僕とピチュー、小さな二匹のねずみポケモンが、
お互いの♂を一心不乱にしゃぶりあっている。
その卑猥な音が広間いっぱいに広がっているような気がした。
279わるだくみ:2009/08/24(月) 05:34:26 ID:49MuHeXb
11
気がつくと僕はまた眠っていたみたいだ。

「ピチュー?」
「なぁに? お兄ちゃん。」
目の前にピチューの顔があった。
抱き合って眠っていたみたいだ
よかった、夢じゃない…、僕が安心して胸をなでおろしたとき、
「お兄ちゃん?」
「っ?」
「お兄ちゃんのおちんちんがおっきくなってボクのに…」
「あっ…」
「おちんちんどおしのあわせっこもしあわせになれるってエテボースくんがいってたよ。」
あのエテボースはどこまで…

「チョットやってみよっか。」
ピチューはそういうと腰を動かして、自身の小さなでっぱりを僕の♂に擦り付けた。
やわらかなぷにぷにとした感触が伝わってくる。
たしかにこれはしあわせ…かも?


「もうその辺にしておけ。」
「ボクはもっとみてたいんだけどなぁ〜。」
「ジュプトル!? エテボース!?」
僕らのしあわせな行為は二匹の声に遮られた。
「もうそろそろ出発しないと今日中には村に戻れないぞ?
すでにお前らは一日をダンジョンで過ごしてるんだ。長老とやらが心配しているだろう。」
そうだった。僕らの目的はたからものを手に入れて村のみんなを元に戻すことだ、
でも…肝心の宝箱の中身が…

「ピチューくん、ピカチュウくんと仲直りできた?」

また聞き覚えのある声が?
声のしたほうに視線を向けるとそこには青い身体の小さなポケモンが二匹。

「うん、バッチリだよ。ありがとうコリンクくん、パチリスくん。」
「それはよかったね。こっちもにづくりおわったよ。」
「こんなにいっぱいあるとおもわなかったけど、みんなでもてばだいじょうぶだね〜。」

ちょっと待って? 結局どうしてピチューがここにいたの?
コリンクとパチリスはいっしょにきたの?
ジュプトルたちはどうして?
あと…クッキーって…………何??
280わるだくみ:2009/08/24(月) 05:38:43 ID:49MuHeXb
12.
「ねえ、ピチュー。僕、聞きたいことがいっぱいあるって言ったよね?」
「お兄ちゃんはボクよりチョットだけおおきいから、このにもつをもってかえってね。」
ピチューに渡された包みからは甘い いい香りがした。
結局僕はピチューから何も聞き出せないまま、荷物を押し付けられて、村への帰路につくことになった。
何故かジュプトルたちもいっしょに…

その途中僕はジュプトルに尋ねた。
「キミは僕の仲間なの?」
ジュプトルはくすっと鼻で笑い、僕に言った。
「お前が俺らのリーダーのピチューと同じ冒険団なら、俺とお前も仲間ってことになるだろう。」
「ピチューがリーダー!?」

ジュプトルは続けて言った。
「あいつはお前が思ってるよりもずっと強いぞ。ずっとお前の後ろをつけてきていたらしい、
そして、モンスターハウスであっけなく倒れたお前を助け、俺らに宝の場所まで導くように仕組んだ。」
そうだったのか… でも、
「ピチューが? どうやって? そしてキミはどうして?」

ジュプトルは小さなため息をついた後、やけに早口で僕の問いに答えた。
「でんじは、てんしのキッスはなかなか強力だった。俺はあいつに負けたことあまりみとめたくないんだけどな。
エテボースのやつがピチューのことひどくお気に召したようで、いきなりついていくとか言い出しやがった。まあそういうわけだ。」
そして早口の後で一言付け加えた。
「しかし、あいつの技で一番厄介なのは………」
一息置いたあとジュプトルは小さな声で言った。

「…わるだくみだ…。」

村に戻った僕らはみんなにクッキーを配ってまわった。
村のみんながお互いを思いやる気持ちを取り戻し、元通りの仲良く楽しい村になった。
少し変わった点といえば、僕が村を救った冒険団のリーダーとしてみんなから一目置かれるようになったぐらいだろう。

後もうひとつ……
「ねえ、お兄ちゃん?」
「何? ピチュー。」
「ボク、おもったんだけどね。クッキーがなくてもね、みんな、おちんちんなめっこすればよかったんじゃないかな?」
また僕の顔の温度が急激に上昇する。


「きょうもしようね。お兄ちゃん。」


fin.
281わるだくみ:2009/08/24(月) 05:41:54 ID:49MuHeXb
以上です。
改行規制に戸惑ってしまい、節の区切りとバランスが悪くなってしまいました。
それではお目汚し失礼いたしました。
282名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 08:08:35 ID:1Y0k8kVO
うむ。萌えた。
超GJ!

ショタは神。
283名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 12:03:48 ID:uY2GGmE3
ピチュー黒杉wwwwwww
284名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 16:13:56 ID:6Iw3cWG2
話の作りも良くて面白かった!
GJ!!
285名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 18:27:44 ID:upJPZjC/
>>281
混乱した状況が良く表現できていて、話に引き込まれる。
スリーパーが変態なのはどこでも共通なんだなw
286名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 05:14:17 ID:WxNC+oVw
ルカリオのエロ小説が読みたい
287名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 07:06:45 ID:0k4TI4fd
イかされて怯む毎にどんどん早くなる(早漏的な意味で)んですね、分かります
288名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 10:48:55 ID:38QYlO8A
チーかまとチャームズの6Pが読みたいです、先生。
289名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 17:34:17 ID:j0V+A8Nf
かまいたちとチャームズは合コンしてそうだw
290名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:25:05 ID:wwk4Yc3d
保管庫管理してくれてる人にメール送りたいんですけどアドレス分かる人いませんか?
291名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:12:53 ID:5aRCIwTu
チーカマとチャームズだと
ザング×ミミロップ・サンドパン×ミミロップは想像出来るが
ストライクとサーナイト・チャーレムは想像できんなぁ。
ストライク武人っぽくて色を嫌いそうな雰囲気だし、
サーナイトとチャーレムは相手はゲンガーのイメージが強い。
292名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:19:34 ID:j0V+A8Nf
武人気質なストライクはチャーレムのヨガ的な体術に興味もちそう。
そんで、組み手をしたら相手の体に触れちゃって、ドキドキ……
みたいな初々しい二匹を妄想。
293名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 21:21:54 ID:8tUy6vnQ
>>268
ああ、もう…かわいいなぁちくしょう
>>290
ここに書いたら読んでくれるんじゃね?
294名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 06:12:52 ID:TSp4/gpE
ミミロップは積極的に
ザングとドパンに絡み、チャーレムはそれの支援


一方、サーナイトとストライクは動くことができない。
295名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 06:41:24 ID:KrVJ4H1o
サーナイトとストライクは緑色同士仲良くやれそうだよな みたいな意味不明な事をドパンあたりに言われて放置プレイされる二人
296名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 06:49:22 ID:TSp4/gpE
しかし角でミミロップとかの感情を読み取ってしまって
顔が赤くなって恥ずかしい気持ちになって
それを心配したストライクが顔を近づけるけど
いてもたってもいられず
サーナイトはストライクに襲い掛かる。
ストライクは武士道精神でそれを拒否しようとするが
途中で完全に理性が飛び、あとはくんずほぐれずの6Pとなり、
チーかまが絶頂に達したところで




ミミロップが宝を奪い取り、そのままチャームズが逃げる。


まで想像した。
297名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 08:16:47 ID:YTQLg85U
ワロスwww
お宝を奪うって、チャームズは盗賊団かw

ストライクは武人武人言うけどさ、
ゲーム中でそれっぽいの出てたっけ?武人設定はどこから来たん?
298名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 09:23:27 ID:S1BkkI5X
普通に取っ付き易い兄ちゃんの印象だったけどな >ストライク

武人設定はアニポケの老ストライクからかなぁ?
299名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 13:16:47 ID:wX/YkMVT
ここってスレの容量とレス数がほぼ比例してるね。いい事だ

にしても二日以上全く投下がない件
300名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 14:07:55 ID:6RKSX/6p
◆iXE5QnS4Jg氏のSSでかまいたちのストライクは
武人の印象がついたな、俺は。あと童貞設定も。
ポケダンの武人はストライクよりもハッサムか?
まぁあいつは武人と言うよりも忍者かw

>>299
ここん所ずっと連日に投下があったから
間が開いても全く問題ナス。
301名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 14:10:28 ID:ytfXvuTv
良いSSにはそれなりに時間が掛かるものだよね
302名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 14:25:19 ID:NtRVYm/k
2日投下がないだけで…このいやしんぼめ!

昔を考えると今の賑わいっぷりはすごい
303名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 14:36:39 ID:wX/YkMVT
た、確かに俺はいやしんぼかもしれない…

>>300
俺はかまいたち3PのSSを見てドパンとストライクがいちゃついてるのを見たザングが
心の中で(全く…ショタコンが)と呟いていたのが忘れられないw
あぁ、ポケモンの世界でもロリやショタはあるんだと妙に納得した記憶がある
304名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 17:25:56 ID:KrVJ4H1o
俺の中では不良系兄ちゃんだな、ストライク
というか、TOIのスパーダw
緑色だし二刀流剣士だし

ザングは気さくな兄ちゃんみたいな
FF10のワッカみたいな、おなかぷにぷにだし

ドパンはお調子者な、漏れ夏の九狸幸之助みたいな
305名無しさん@ピンキー:2009/08/26(水) 18:05:33 ID:lKqlL2YJ
ポケダンって頻繁にセリフ変わるからキャラ掴むの難しいかもね。
セリフ集読んでみようかな。
306名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:00:39 ID:QDC3nKRt
ドパンって可愛いものにやたら反応するけど、
ショタとかロリの嗜好があるってわけじゃない…よな…?
307名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:26:35 ID:+W7WeGmD

ソーナノの笑顔見たさに貴重品までリサイクルしようとするドパン
パッチールのカクテル作る動き見たさにベトベタフードまでおかわりするドパン
マナフィの可愛さにひたすら青いグミを集めてプレゼントしようとするドパン
シェイミにイイ所を見せてやろうと単身で頂きにアタックして遭難しかけるドパン
マリルとルリリに色々と教えたい気分になるドパン
純粋すぎるストライクを自分色に染め上げたくなるドパン
「対象外だ」と無視されるチャームズ
胃痛が増すザング



結論:ザングはドパンが何であれ辛い。

308名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:31:03 ID:+tk5/bCi
何故ストライクまで。と、思ったら進化前か…。
最終進化体のチャームズは興味なしかよドパンwww
309名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 08:41:31 ID:0ZtMe3eY
ドパン吹いたww
ザングに幸あれ
310名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 17:35:29 ID:DU06Zoea
サンドパンは純粋に子供好きなんだろ。
スリーパーに同類扱いされて困っていれば良い。
311名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 18:21:10 ID:DVm+Bs8X
そうか、純粋に子供好きなのか…
子供たちと一緒に楽しそうに遊んだりしてる姿を想像したら和んだw
312名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 18:58:06 ID:+tk5/bCi
純粋に子供が大好きなドパンか…。
オレの子供を産んでくれー!っつって
♀ポケにアタックしてはテキトーにあしらわれたり、殴られたりしていそうだ。
ドパンってバカっぽいし。

そんなドパンの憧れはラッキーが運営する育て屋。
毎日可愛い子供が産まれる育て屋を通り掛かるたびに
用も無いのに立ち寄って、足止めを喰らうザングとストライク。
313名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 20:12:41 ID:9RLybCv1
いつでもどこでもイチャイチャするドパンとストライクのバカップルに辟易するザングース・・・・・・
を妄想したけど、そんなチーかま需要無いよね・・・・・・
314名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 21:07:05 ID:39EPk/ky
>>313
俺得すぎるww
315名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 22:26:26 ID:5EvnUF/Y
ザングースは雲雀
サンドパンは獄寺
ストライクは山本


だめだ、ストライク以外想像できなかった
316名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 22:50:02 ID:Pf0e1zeM
あまり他作品のキャラに例えるのはなー

チーかまのザングースはチーかまのザングースという一存在だよ。それ以外の誰でもない
317名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 23:05:28 ID:96hbuyDq
まったくたとえの元ネタが分からない県
318名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 23:18:41 ID:OezW9r3C
俺的には
ザングース=社会人
ストライク=大学生
サンドパン=高校生

年齢的な意味で
319名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 23:45:41 ID:vsJPaza8
>>314
そんとに!?
じゃあポメラが届いたら早速書いてみようかな。
320名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 23:52:13 ID:rB6u+hDi
ちーかまだけで2日も話題になるとは。ちーかまの人気に嫉妬w
レイダースのロズレイドって、♀かと思っていたんだけど攻略本読む限り♂なんだな。……オカマ?
321名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 07:00:58 ID:+3lDtf29
ナルシストじゃね?
322名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 11:41:48 ID:e2xx8lSM
ナルシストでも男なら口調は男言葉か丁寧語なんでは。
普通に女言葉だから誤植かと疑ったぞ。
時闇も空も攻略本には♂ってあるから、♂なんだろうけど。
323名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 12:42:04 ID:MtvyIkPt
ザングはアニメじゃ悪役ばかりだけどいつか良い役で出ることを願う
チーかまのザングは悪いポジじゃなくてよかったー
324名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 16:14:58 ID:cjf3sZV8
レイダーズのロズレイドは、親方の幼馴染のスボミーちゃんが進化した姿とかいう妄想してたけど、
♂だったらありえないよな・・・あのスボミーちゃん♀だったし
325名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 17:40:38 ID:+3lDtf29
アニメに良い役のヘルガーが出た回は印象に残ってる。
トゲピーをお世話しててお父さんみたいだった。
善人な悪タイプは和む。
326名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 23:12:48 ID:4BThw42W
>>324
昔からオカマだったんじゃね?
327名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 00:45:51 ID:dgRr9JwK
赤青と時闇の接点を考えるのが好きだ。
チャームズのチャーレムとサーナイト、MADのアーボックは例の赤青のアイツらか?と
思ってたけどSEで出会っちまったからなー
328名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 00:54:17 ID:P3MF082P
サーナイトとチャーレムは救助隊と同一人物だと思っている。
アーボックは別人だろうな。でも『あっ…オマエは!』みたいな展開も見たかった。

チャームズとMADで誰かSSを頼む。
329名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 01:00:15 ID:x8rwOxgR
6Pはどんなに上手い人でもSSにするのはかなり難しいと思う
330名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 01:41:00 ID:Hf6sCUtm
闇ディアルガ戦のしばらく後に救助隊主人公たちが地図の果ての向こう側からやってきて、
英雄らしい圧倒的な力量と経験を見せ付ける、という中二的妄想をしたりもした

星の停止を察知して急いでやってきたんだが流石に遠過ぎて
道中時間がかかってるうちに探検隊主人公達が解決しちゃったんで
まあ仕方ないせっかくだししばらく滞在していくかーと、
観光の片手間にSや☆クラスの依頼を簡単にこなして唖然とされるという

エロじゃないけど
331名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 13:39:25 ID:zlSvYMnc
全く終わらないから
夏休みの宿題を代わりにやってもらうために
エスパーポケモンに身体を好きにさせる学生とか
いそうな気がする。
332名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 15:43:12 ID:KleOcyfC
それって交換条件になるのかw

とりあえず俺はラティ兄に教えてもらいながら宿題こなして
ごほうびにエッチしてもらいたい
333名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 16:54:24 ID:OxgSfOqp
相方の堅物なフーディンにちょっとビッチい女の子が誘いをかけるとか、萌え
334修業中のポケモン♂:2009/08/29(土) 17:59:20 ID:QVFPbVY7
途中までですが投下させて頂きまする。

>すばらしき夢

あまりの息苦しさで目を覚ました時には、まだ森の景色は薄暗く、そこら中を白いもやが泳いでいる時間帯だった。
汗まみれの火照った体に、荒い息遣い。それに――下半身の膨張した巨体と白濁色の己の遺伝子から漂う雄の臭い。
最近、毎日がこういった調子だ。寝る前に雌を犯す妄想などしながら抜くことはあっても、寝ている時に射精したことなど今まで一度もなかったのに。ここ数日、寝る度に夢精をしてしまう。
だからと言って、夢精をしてしまうほど僕は疲労しているわけでもないし、ストレスが溜まっているわけでもない。ましてやこだわる程そこまで性に対しての願望もない。
だが、結果があるからには何かしら原因があるのは確かなこと。
なのに、今に至るまで日常に変わったことが起きてなかったか否か、記憶を辿っても何も進展に繋がる出来事には遭遇することはなかった。
どうにかしたい。起きた時に下半身の逸物が聳え立っていることや、その物体からネバネバした液体が垂れ、自分のフリルとその下の地面を汚しているのを目にすると、この上なく恥ずかしいのだ。
もしこの光景を他のポケモンに見られでもしたら、もう僕は生きていけないと思う。一生変態として笑い者にされるに決まっている。
それが嫌だから、何とかしてこの困難から脱出をしたいのだ。
カモフラージュ代わりに垂れ落ちている液には土を被せ、適当に草むらから葉っぱをちぎってフリルや体に付着している精液を拭き取るも、膨張した肉棒はある程度時間が経たないと治まってはくれない。
フリルの前の部分が出っ張っているのが治まっていないという、何とも分かりやすい印。このときだけ、僕は雌の体でありたかったと悔しく思うのであった。
「やあ、キレイハナ。調子はどうだい」
もじもじしていると、背後からどこか聞き覚えのある声が聞こえた。肉棒がまだ治まっていないため、ゾッと背筋が凍った。
こんな朝早くに、なんでお前がここにいるんだ。内心焦りと疑問で混乱しつつも、下半身が勃起していることがばれないよう、首だけ後ろを振り向くと、思ったとおり、紫色の丸っこい体がそこにあった。
鋭利な紅い目に、ニヤリと笑っているかのようなつりあがった口のゴーストポケモン――ゲンガーだった。
335修業中のポケモン♂:2009/08/29(土) 18:01:11 ID:QVFPbVY7
彼とはいつも気が合い、そのせいもあってか友としてのつき合いは長い。共に将来の夢を語り合うこともあれば、イヤらしいことを語ることもありきの仲だった。
ここでゲンガーを無視するとかえって怪しまれる。僕は平常心を装い、ゲンガーに返事を返した
「なんだゲンガーか」
「なんだとはないだろう、お前の友達に向かって」
「友達じゃなくて親友だろ」
「……お前、良いこと言うな」
そう言ってゲンガーはにやけた口を更につり上げ、キシシ、と笑った。
僕も笑ったけれど、ひきつった笑いをしていることだろう。下半身が、笑ってる場合ではない、と僕に告げているのだ。
「ところでキレイハナ。どうして体だけそっちを向いてるんだ?」
穏やかな雰囲気が、一気に氷結した。唐突に真面目な顔をして、ゲンガーが僕にとって一番訊いて欲しくなかったことを訊いてきたのだから。まだ勃起が納まっていないのに……。
いくら親友だからといって、自分の淫らな姿を見せるのは正直恥ずかしい。
「なん、何でもないよう」
普通こういう場合は隠し事がバレないよう、台詞は噛んでしまってはいけないのに。心って自分までも騙して驚かすのだから酷なものだ。
「何だよ水くさい。親友に隠し事はなしだぜ?」
と言って、彼はサッと僕の前に回り込もうとした。
「本当に何でもないようっ!」
どうしても見られたくないため、フリルの一部分を両手で押さえ、見られないように違う方向を向いて彼に背を見せる。
しかし、彼の素早さには劣るため、すぐに前に回り込まれてしまった。そして押さえていた手を掴まれ、バンザイするように上げられる。
もちろん押さえられる場所がない肉棒は突き出て、フリルの一部が再び突出する。最悪のシチュエーションである。
「お前……朝立ちか」
「……うん」
恥ずかしがりながらも頷き、返事をする。
そういえばそういう考え方もあったのだな、と勃起のことだけで頭がいっぱいいっぱいになっていた自分を責めつつも、心の中でゲンガーのフォローを称えた。
しかし――僕の逸物が立っているのを、一番の親友に見られてしまったのだ。彼はこんな僕の姿を見てどう思ったのだろう。
「別に恥ずかしがることはないじゃないか。雄は皆朝立ちはするものさ。この俺もな。それに、朝立ちは健康な証拠らしいんだぜ?」
ゲンガーはキシシと笑い、僕の背中をバシバシ叩いた。
336修業中のポケモン♂:2009/08/29(土) 18:03:46 ID:QVFPbVY7
すると何故か緊張がほぐれ、体の力が抜けたような気がした。ゲンガーはやはり、僕の知っている親友のゲンガーだった。今まで語らってきた友の励ましの声は、何よりも心強く聞こえる。
「あのさ、ゲンガー。相談があるんだ」
「どうした?」
彼ならこの悩みを解決してくれるかもしれない。そう思った僕は、周囲に誰もいないことを用心深く確認してから、ゲンガーに最近僕の身に起こる夢精について話し始めた。
ゲンガーはいつにもまして、真剣な顔つきで僕の話を聞いていた。
話を終えると、ゲンガーは目を瞑り、うーんと唸って何か考えているようだった。僕の悩みであるのに、彼も僕の立場になって悩みを共感し、考えてくれているのだろうか。
それとも、実は何か策はあるのだが、その策を決行するべきなのか判断に迷っているようにも見られた。
暫くして、瞑っていたゲンガーの目がゆっくり見開かれ、鋭いその紅い目が僕を捉える。
「考えてみたが確かな原因は分からないな。やはり疲労かストレスか、もしくはお前の深層心理に隠された性的願望の現れかもしれん」
ゲンガーも僕と同じような結論だった。
けれど、やはり何かがおかしい。思春期はとっくに過ぎているし、自慰を覚えてからこれまで何度もそれをしていたのに、今頃になって夢精するなど生理的矛盾が生じる。
また、一度寝る前に抜いてから寝たことがあるのに、それでも夢精を起こしたことがあった。
体内の精子の量を減らしてから就寝についたのに、夢精をするなど本当に矛盾極まりない。
結局、それから暫くゲンガーと話していたが、原因はわからず終いだった。礼を言ってゲンガーと別れた僕は、そのあとも考えに考えてみたが、何も進展がみられないまま就寝を迎えたのだった。
337修業中のポケモン♂:2009/08/29(土) 18:07:45 ID:QVFPbVY7
暗い。気がつくと、暗闇が四方八方を充たしている空間の中にいた。何も見えないし、聞こえない。何故こんな場所にいるのか理由さえもわからない。
出口を探そうと思い体を動かそうとするが、どういうわけか動きたくても動けない。何もすることができないのだ。
その刹那のことだ。下半身が、奇妙な感覚に襲われた。
何かが下半身、つまり僕の性器を何かが包んでいる感覚だ。それはヌメヌメして柔らかく、熱っぽい暖かさを感じる。
すると、突如性器を包んでいるモノがゆっくりと前後に動き始めた。
性器の八割が外気に触れたかと思うと、また暖かいモノが吸い込むように包み込む。
そして、次第にそれを繰り返す速さと性器を包む力が増していき、まるでピストン運動をするかのように動いていく。
気がつかぬうちに、いつのまにか僕の性器は肉棒へと成長し、熱を帯び始めていた。
そして、暖かいモノがピストン運動を繰り返すうちに、僕の肉棒がヒクヒクと小刻みに動き出し、遂にその暖かいモノの中に――
薄く目を開くと、どうやら空がじわじわと明るさを取り戻し始めている時間のようだった。薄青色の空に、左端はクリーム色の空。朝は今日の始まりの準備をしている真っ最中だ。
それにしても、何だか夢を見ていたような気がする。眠い目でどんどん明るくなっていく空をボーっと見つめていると、フリルの中、下半身に冷たい何かがついていることに気がついた。
立ちあがり、すぐさまフリルの中に手を伸ばす。そして、僕は溜め息を吐き出さざるをえなかった。
また夢精をしていたのだ。
それも昨日よりも出量が多いので、僕の性器にはほどほど困ってしまう。
七日連続。ここまで続くと僕は夢精病という未知の病にかかってしまったのだろうか、と疑ってしまう。
もしこれが事実であるならば、これが他の雄ポケモンたちに感染する感染病であることを祈る。
なぜなら夢精をする雄のポケモンは僕だけではなくなるのだから。
そんな妄想を描きながら精液の証拠を隠滅すると、肉棒が治まるまで周囲への警戒を怠らなかった。
338修業中のポケモン♂:2009/08/29(土) 18:11:27 ID:QVFPbVY7
その日の昼のこと。僕はゲンガーといつもの大木の根本でくっちゃべっていた。
「なにっ。また夢精したって!?」
「しぃーっ!声が大きいってば」
ゲンガーに、また夢精してしまっていたことを告白した。驚く彼の声はいつになく大きい。周りに誰かいたらどう責任をとってくれる。
「しっかし、ひとつだけ気になるところがあったな」
「何が?」
「お前が言ってた、内容は覚えてないけど夢か何かを見ていたってとこさ」
「でも夢を見ていたのかさえ疑わしいんだけどね」
「そこが疑うべきところなのさ。いいかキレイハナ。夢というのはお前自身が強く望んでいることを幻想世界に表したもの。つまり、お前が心の中で常に隠しているもう一匹のお前が自由に支配している世界なんだ」
「もう一匹の僕が支配する世界……?」
「ポケモンの心には必ず表と裏がある。表は友好的で、誰が見ても好ましい発言と行動をする。だが、裏は表とは真逆だ。平気で悪口を言いたい放題、表でできないことを妄想という名の空間で好き放題やりたい放題に暴れ、うっぷんを爆発させている」
「じゃあ、その裏の存在であるもう一匹の僕が、現実の世界に欲求不満を感じてそれを夢の中で何かしらやらしいことをして欲求不満を補っている、っていうこと?」
「つまりはそうだな」
何となくだけれど、現状が分かってきたような気がする。
最近何故僕が夢精をするのか。それは僕の心に問題があったのだ。ゲンガーの言う、僕の心の中にいるもう一匹の僕が、最近の生活に飽きを感じて、それを夢精で済ませることで乾いた心の裏部分を潤していたのだ。
僕自身としては、今の生活には夢精以外なら十分満足しているというのに、未だに自分の心って分からないものである。
「何か解決策はないの?」
少なくとも、昨日より進展はあった。頼むゲンガー。ある、と言って頷いてくれ。
「すまないが……方法はないんだ」
役に立てなくてすまん、ゲンガーは申し訳なさそうに言った。
僕はゲンガーに何も言えなかった。これから毎回寝る度に、淫らな生理活動をいやでもしなければならないのかと思うと、気が遠くなった。一瞬、場所も名も知らぬ花畑で、爽やかな顔をしたフワンテがこっちを見ておいでおいでの動作をしている姿が見えた。
339修業中のポケモン♂:2009/08/29(土) 18:17:29 ID:QVFPbVY7
「大丈夫かキレイハナ。顔色悪いぞ」
ゲンガーに言われてはっと我にかえる。
「だ、大丈夫だよ。いつまで夢精が続くんだろうって考えたら気分が優れなくて……」
「全然大丈夫じゃないじゃないか。夢精のことは気にするな。そんなモン、いつかは治まるさ」
ゲンガーは僕の肩をポンポン叩き、キシシと笑って言った。僕の気持ちを和らげようとしているのは痛いほど伝わるのだが、和らぐどころか不安と絶望感が降り積もるばかりだった。
時の流れは早いようで、一日はもう終ろうとしていた。ゲンガーと別れたあと、夢精した姿を見られないよう、誰も僕が寝ているのに気づきそうにない叢を寝床とした。
夢精をしてしまうのは大方わかってはいるけれど、でも願わくば、今夜こそは夢精しないことを祈る。
未だに捨てきれない希望を願い続けていると、何だか瞼が重たくなってきたので目を瞑ると、僕の意識はすぐに闇の中に溶け込んでいった。
340名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 18:57:23 ID:lq0SgMPI
わろた
341名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 21:27:13 ID:Au1wFWEB
投下GJ!!
♀も良いけど♂のキレイハナも良いな〜
今後の続きに期待
342名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 21:35:58 ID:P3MF082P
乙ー。夢精の原因がなんとなく予想出来るなw

もうちょっと改行入れるとか、
レス数を工夫するとかした方が見栄えも良くなるよ。
あと、投下したらしっぱなしじゃなくて今回はここまで、みたく言ってくれ。
投下が終わったのか途中で投下に失敗しているのか分からないから。
343修業中のポケモン♂:2009/08/29(土) 22:57:28 ID:QVFPbVY7
>>341
今後の変態カオスワールド(笑)をどうぞご期待下さい。

>>342
夢の原因はその想像の通りかもしれません(泣)
ですが、キレイハナの心も体も骨の髄までめちゃくちゃ(※性的な意味で)になるのに賛成であれば私としては嬉しいです。
……キレイハナに骨があるのかは別として、如何せん今回はここまでです。
改行の雑さは私の不注意で本当に申し訳ございません。
次の投下にはしっかと改善しますので。
レス数の工夫というのは番号をつけたり区切りのいい所で次のレスに文章を書き込むという考え方で合ってますか?
344名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 02:39:00 ID:R5OFG+2Y
何かワロタwいいよいいよー
キレイハナぐちゃぐちゃ期待ww
345名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 10:05:25 ID:n8WcZ2uI
>>343
フレンドリーなゲンガーって新鮮だな。
キレイハナ♂は最強のロリショタ
346 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:37:46 ID:saNV8Bt8
続きを投下させていただきます。
注意点は前回と同じ+エロは無いですが一部不健全的なシーン有り。
347眼光の恋 8/1 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:40:40 ID:saNV8Bt8
翌日。太陽が水平線から顔を覗かせた時と同じくして旦那様は起き上がり
私たちを起こして朝食を与えた後、モンスターボールへ私たちを入れた。
そうして数時間後、私は唐突にボールの外へと出され
何があったのかと周りを確かめたら、隣には炎を身体に纏った
付き合いの長いブーバーが立っており、彼は私へ軽く会釈をしてくれた。
直線状に伸びたアスファルトの地面は溜め込んだ地熱によって、私の肉球をジリジリと焼いた。
正面を見ると、自転車に乗った人間の男女のトレーナーが
レアコイルをそれぞれ隣に浮かべせており、なるほど旦那様へバトルを申し込んだのねと私は理解した。
「ブ…ブーバー……は、火炎放射……で…ぜぇ、ぜぇ……
レントラー、は……はぁ、はぁ……か、噛み……砕く……はぁ……」
後ろを振り返ると、自転車にまたがったままの旦那様が
息を切らせながら私たちへバトルの指示を出していた。
…しかし、顔からは汗が噴出し、脚はガクガクと震えていて
私もブーバーもレアコイルたちもトレーナーたちも、
全員が旦那様に気を取られて、バトルどころじゃなかった。
「あ…あのー…大丈夫ですか?」
旦那様とは違った黒い色の眼鏡をかけた女のトレーナーが、旦那様を気遣った。
「……や、やっぱりバトル止めましょうか。挑んだアタシ達が言うのも何ですけど…」
「だ、大丈夫!で、ですッ!」
「…そぉですか…じゃ、じゃぁひとまず休憩をしましょう。その後、バトルと言う事で」
そう言いながら、男のトレーナーはウェストポーチより水の入ったペットボトルを取り出し
それを旦那様へ差し向け、旦那様はそれを受け取って勢い良く飲み込んだ。

それから30分の休憩の後、体力を取り戻した旦那様は男女のトレーナーたちとのバトルを再開させた。
勝負の行方?もちろん、旦那様が勝ったに決まっているじゃない。
相性もあったけれど、旦那様に従える私たちが負ける事なんてあるわけも無いわ。
だって、旦那様は私たちを本当良く育てていてくれているんだもの。

サイクリングロードを登り、ハクタイシティ経由で旦那様はソノオの家へと戻った。
「たっだいま〜……って言っても、お父さんは出張だしお母さんも旅行に言ってるから
返事を返してくれる家族はいないんだけどねぇ」
花畑に囲まれる一画の小さな家が、旦那様とその家族が住まう家。
花壇で囲った玄関のドアを開けながら旦那様は今のように言っていた。
私たちは旦那様が家に入る前にボールから出され、それぞれ好き勝手に花畑で遊んでいた。
「……いっつも思うんだけどよぉ〜…
飼い主がこの町の出身って、本当信じられねーんだよ、オレ」
桃色と青色の花畑を見つめながら、腕を組んでクチートは呟いていた。
「そぅ…かなぁ?」
その隣で、紫色のケープを身に纏ったチェリムが身体を傾けていた。
「だぁってよぉ、似合わねーじゃん。
こぉーんなメルヘンチックな町で育っていて、なんであんな外見になるわけ?」
「あら、ひどーーーい!ニンゲンもポケモンも、見た目じゃないわよ〜!」
後ろから、クチートの大顎に身体を乗せてフローゼルがクチートに抗議を示した。
「うぐっ……で、でもよぉ…」
「あらひどーい、あらひどーい、パパひどーい」
フローゼルの背から姿を表わし、クチートとチェリムの娘のチェリンボが
フローゼルのセリフを復唱してみせると、クチートはガン!と
アームハンマーを喰らったかのような衝撃を受けていた。
そんな彼らを眺めながら、私の隣でブーバーがクスクス笑っていた。
「あんな事言ってるけど、クチートもマスターの事、結構好きっぽいよね?」
そうじゃないかしらね。本気で嫌いだったら今頃とっくに逃げ出しているんじゃないの。
348眼光の恋 8/2 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:42:09 ID:saNV8Bt8
「みぃんな〜。戻っておいで。おやつにしよう!」
ダブルハングの窓を上へと開き、そこから身体を乗り出して旦那様は花畑の私たちへと呼びかけた。
ボールに入れられていると時間の感覚が分からなくなる。
しかし、旦那様の今の言葉により、今は昼と夕方の間である事が分かった。
「やったぁ!ポフィン〜ポフィン〜」
旦那様の呼びかけに二股の尻尾を左右に振ってフローゼルが最初に駆け出し
その後をクチートとチェリム、チェリンボの親子が続き、ブーバーが続き私は最後尾についた。

玄関の扉を閉じ、肉球に付着した土を敷かれたマットで拭いてから私は家へと上がった。
小さな居間の角にはテレビが斜めに置かれ、その正面に低めのガラステーブルと赤いソファが置かれており
クチートとチェリムはソファに腰掛けて、フローゼルはテレビとテーブルの間に座り
ブーバーはチェリンボを膝に抱え出窓に腰掛けていた。
私はフローゼルの横へ身体を伏せるように落し、旦那様がいるだろうキッチンの方へ視線を向けたとき、
暖簾を右腕で退けながら旦那様がその姿を現した。
「おまたせー。さ、どんどん食べてね」
ポフィンが山積になった籠を抱え、テーブルの前にしゃがみ込むとそれをテーブルへ置くと
真っ先にクチートが手を伸ばしてポフィンを1個掴んだ。
そして次々に皆もポフィンを掴んでは口へと含めて行った。
「はぁい、レントラー」
隣のフローゼルが黄色いポフィンを私へと差し出してくれたので、私はそれを前歯で噛んで受け取った。
「みんな美味しい?そんじゃぁちょっと部屋に行ってるから、好きにしててね」
私たちの様子を窺ってから、旦那様はそう言って立ち上がり、自室へと姿を消して行った。
パタン、と扉が閉まる様子を眺めて私は旦那様の行動の意図を理解した。
そして、それは他の皆も分かっていたようで、最初にクチートがその答えを口に出した。
「……まぁーた、あのヘンな箱を弄るのか?飼い主も好きだなぁ」
「ヘンな箱じゃないわよ、パソコンよ」
彼の隣でチェリムが指摘すると、クチートは「あそ」と返し
大顎を抱えるように腕を後ろに回して背凭れに寄りかかった。
「明日、あの女のヒトが来るんでしょ?頻繁に連絡取っているみたいだね」
出窓から飛び降りてブーバーはチェリンボを抱えたままソファの横へと座り込んだ。
「明日って言ってもぉ、何時なのかしらぁ〜」
「ん……遅くてもお昼には来るんじゃないかなぁ…?」
「あんまり遅いと、ズイタウンに行けなくなるしね。
でもそうなったら一晩泊まって行くんじゃないかな」
「ま、どーでもイイですけどー」
頬を掻き、クチートは無関心気に呟いていた。

「でさ、レントラーはどうなの?」
フローゼルがキラキラした瞳で私へと振り返って聞いてくるが、何がどうなの、かしら。
彼女はいつも主語を忘れて言葉を投げかけるから、時々会話が噛み合わなくなる。
でも、今回は言いたい事は何となく分かる。……あの女と、そのポケモンたちの事なのだと。
だから、私は返したわ。……どうでもいいわ、と。
「えぇ〜?そうなのー?」
そうなのよ。私は彼らに興味は無い。今回の目的だって旦那様の指示だからそれに従うだけよ。
「まっ。レントラーってばクールよねぇ〜冷え冷え!」
「オメーも水タイプなら、ちったぁクールになれよ」
ポフィンを齧り、クチートが呆れながらフローゼルへ視線を向けると
彼女はぷぅ、と頬を膨らませて反論した。
「仕方ないでしょー。アタシは生まれた時からこの性格なんだからぁ」
349眼光の恋 8/3 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:43:34 ID:saNV8Bt8
生まれた時からの性格は、変わる事はない。
私もそうなのだと、フローゼルの今の言葉が胸に突き刺さった。
どんなに真面目を装っても、所詮それはごまかしに過ぎずに見透かされてしまっている。
…彼女が何気なく言った一言は、私の本質を見抜いているのだから恐ろしい。
付き合いは長いけれど、フローゼルを洞察する事は本当に難しい、と私はクスリと笑った。
「ん?どうしたの…?」
ソファの上で、チェリムが身体を揺らして私へと尋ねるが
私は何でも無いわと返して、床の上に身体を伏せた。
と、その時に旦那様の自室の扉が開き、見慣れた彼が部屋から出てきた。
「ねねね、聞いて聞いて!明日の正午に、船が着く予定だって!」
興奮気味に旦那様はそう言いながら、ブーバーの隣になる形でテーブルの横へと腰を下ろした。
「だから、ちょっと早くにミオに行って少し観光しながら待ってよっか。
クチートとチェリンボは行った事ないしね」
そう言って、旦那様はブーバーの膝に座るチェリンボの小さい方の玉を指で撫でると
彼女はきゃっきゃっと喜んで笑っていた。
ミオシティを観光すると言う事は、またあの図書館に行くのでしょう。
……もう、いいわ。何度も同じ事を考えてもしょうがないもの。
私は身体を伏せたまま、星の尾を軽く振ってため息を吐いた。


そうして、旦那様はコンテスト用のアクセサリーを近所の店へと買いに出かけて
私たちは他愛も無い会話をする事で時間を過ごし、
日が傾きかけた時に旦那様は戻って来て夕食の準備を始め、
日が完全に沈んだ頃に夕食を皆で食べ、テレビを観賞した後に
旦那様は私たちの身体の手入れを始めた。
…今夜は、随分と手を込んだ手入れだったわ。
スプレー式のトリートメントを使われたのも久しぶり。
普段ならコンテストの直前に振りかけられてブラッシングをされる物だけれど
これは多分…いいえ、確実に、明日訪れるあの女のためでしょう。
久しぶりに会うあの女への対する旦那様の威儀ならば、私はそれを利用しようと思う。

旦那様に手厚く手入れを受けた、艶輝く私の身体を見てあの女はどう驚くかしら?
美しいとも、素敵だとも思うかしら?
私の身体は、旦那様の手によって磨かれているのよ。
羨ましいでしょう?羨ましいと、言いなさいよ。
……少しでも、あの女よりも上にいたいと思うなんて、私は本当哀れだと思うでしょう…?
あぁ、そう笑いなさいよ。綺麗ですね、って。
そして次にこう言うんだわ。……手入れの秘訣を教えてくださいってね……。
350眼光の恋 8/3+1 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:44:32 ID:saNV8Bt8
夜──
閉じられたカーテンと、消された灯りにより家の中は闇に満たされていた。
私たちは居間で眠りにつき、旦那様は自室のベッドの中で眠りにつくのが家での規則。
…だが、私はその規則を破る決心をしていた。
閉じていた目を開くと深い紺色の闇が居間を覆っていたけれど、透視能力を持つ私にとっては何て事も無い。
伏せていた身体をゆっくりと持ち上げ、隣で眠るフローゼルの身体をそっと乗り越えて
旦那様の自室の扉の前へと立った。
後ろを振り返り、皆が深い眠りについている事を確認してから
私は後ろ脚で立ち上がり、扉のノブへと前脚を引っ掛けて不器用に、
それでもなるべく音を立てずに回して扉を開けた。
前へと押すと扉はそのまま部屋の中へと開き、
私は前足を床へとつけて旦那様の部屋へと入り星の尾で扉を軽く閉じた。
閉じた、と言っても完全ではなく、壁と隙間は残しておいた。
そうしておかないと、私は旦那様の部屋から出られなくなってしまうもの。
351眼光の恋 8/4 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:46:09 ID:saNV8Bt8
「ぐぁぁー……くぉー……」
パソコンデスクの横に置かれたベッドの上で、旦那様は仰向けになって眠っていた。
薄い毛布をブーバーのように膨らんだ腹にかけ、白いシャツと短いズボンの姿で眠っているのが確認出来た。
私はそっとベッドの隅に前脚を置いて旦那様の顔を覗きこんだ。
普段、顔を隠している眼鏡は当たり前だが外されて、デスクの上に置かれている。
しかし眠っていると言う事は、目も閉じていると言う事で
旦那様は素顔は閉じられた目のせいでちゃんと分かる事が無い。
それでも、私にはその顔が魅力的でたまらない。

私は心の中で、旦那様と呟き身を乗り出して彼の右頬を舐めた。
「うぅー…ん……うへへ…」
…夢でも見ているのかしら。私の舌の感触に、旦那様は眠りながら笑って身を捩った。
もう一度、私は旦那様の頬を舐めて反応を待った。
「へへ……そんなぁ、ダメですよぉあははぁ…」
夢の中で、同じく頬を舐められたのでもしたのでしょう。
でも、敬語を使ってのその寝言は、恐らく相手は私たち以外の誰かなのだろう。
……私が思い立ったのは、ただ一人で……同時に言いようも無い悔しさが心を覆った。
夢の中でも、旦那様を虜にするなどと本気で悔しく、本気で憎い。

私は旦那様の上に圧し掛かるように、身体をベッドの上へと跳ね飛ばせた。
ギシッと、ベッドのスプリングが重さに悲鳴を上げたが私はそれに構う事などせず
旦那様の首筋を舌で舐め上げ、頬から額へと移した。
「ひゃ…ははは。……うぅん…」
旦那様は起きる事無く、私の舌にくすぐったさを覚えながら笑って寝返りを打ち続ける。
私は旦那様が起きない事を祈りつつ、今度は右前脚の肉球を旦那様の頬へ押し付けた。
「ふわふわ……え、へへへぇ……」
…何かの感触と、錯覚したのでしょうね。
私がそう思った瞬間、旦那様は笑って私の右前脚を掴んだのだから
私は首周りのたてがみを逆立てて驚きを表わした。
旦那様は夢を見ながら、さわさわと私の右前脚をなで始めた。
「結構……髪が硬い……んですねぇ……ぐー…」
……あぁ、抱きしめて頭を撫でているのね…。
夢の中の相手が私でなくとも、それでもこうして触れらるのならばそれでいい。
虚しさと嬉しさが入り混じり、私は目を細めて旦那様を眺めた。
やがて、旦那様の腕がストンとベッドの上に落ちた。
……どうやら、夢を見る眠りから深き眠りへと切り替わったらしい。
低いいびきをかきながら、旦那様は眠り続けていた。

…私は旦那様の頬をもう一度舐めて、彼の首筋へと鼻先を押し入れて
しばし旦那様の身体に身を預けた。
柔らかな胸と腹の感触は、私を拾った時よりやや硬くなっていたが
その温もりは変わる事無く身体と心を暖かく満たす。
出来るものならば、私だけの物にしたい。
出来るものならば、私だけに与えられたい。
しかしそれは有り得ぬ事なのだと、私は理解していた。
だから、今だけは許して欲しい。

名残惜しいけれど、これ以上続けていると本当に旦那様は起きてしまうかも知れないと思い
私は身体を起こし上げ、ベッドの上から床へと身を落として扉へと歩んだ。
星の尾を隙間へ入れ込み、軽く手前へと引き開けて、その間へと身を滑らせた。
そして扉を閉じようと、後ろを振り返ると扉と壁の間から眠る旦那様の姿が見えた。
……尾で扉を閉じて視界から旦那様の姿を遮断させた。
そしてフローゼルをまた乗り越えて、私は元居た場所へと戻って身体を伏せた。
その瞬間、彼女がなんと私の頭を小突いたの。
慌てて私はフローゼルを見たけれど、彼女は完全に眠りこけており、今のはただの寝返りだったみたい。
……まるで、何をやっているのよ、と彼女に言われたかのような錯覚を見て
私は安堵のため息を吐いて、眠りにつこうと瞳を閉じた。
352眼光の恋 8/5 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:47:17 ID:saNV8Bt8

「お〜〜〜…はよぉぉ〜〜〜……ふぁー」

寝ぼけ声の旦那様の声で私たちも覚醒する。
瞳を開けようとしたと同時に旦那様は窓のカーテンを開けて
太陽の熱と光を家の中へと注ぎ入れた。
眩しさに瞳を細め、私は重い身体を持ち上げた。
「ふあ〜…。ん、おぴゃよぉ」
隣で寝ていたフローゼルも上半身を起こし上げ、目を指で擦りながら私へ朝の挨拶を寄越した。
「うんーんん……ッ!はぁー、おはよう!」
腕と背を伸ばし上げ、一気に息を吐いてブーバーがフローゼルと同じく上半身を起こし上げて挨拶を寄越し、
ソファの上で眠るクチートの腹に炎の手を置いて揺さぶった。
「朝だよ。起きて起きて」
「むー……………どわっちいいいい!!!!」
いきなりクチートは叫び、身体と大顎を跳ねて飛び起きた。
そして「熱いんじゃボケェ!!」と大顎でブーバーの横っ腹を叩いて彼を横へと飛ばし倒した。
「あぎゃっ!ひ、酷いよぉ……」
床の上に崩れ落ち、叩かれた左の脇腹を擦りながら涙目で細く伸ばした口から炎を吐いては
ブーバーはクチートへと抗議の視線を向けた。
「オレを焼き溶かそうとしておいてそれはねぇーだろ!」
「え?でも手はそこまで熱くないハズなのに……」
「今日の天気よ。みんな、おはよう…!」
ソファの後ろから、チェリムの声が上がり私たちはそれぞれその声の主へと視線を移すと
そこには頭部から5枚の花びらを開かせて、胸に未だに眠っているチェリンボを抱いている
チェリムの姿があった。あら、この姿になっていると言う事は…。
「おぉ!?チェリム!…よ、よぉ……」
「あらぁ〜おはよ!そっかぁ、そう言うコト!」
フローゼルがテクテク歩いて出窓へと近寄り、棚状部分に乗りあがって窓を押し開け外へと身を乗り出した。

「やぁーっぱりぃ。すっごいイイ天気よぉ〜!」
おしりを私たちに向けたまま、二股の尾をくるくると回しながら彼女は陽気にそんな事を教えてくれた。
「あー、そう言う事。じゃ、僕の炎もいつもより燃え上がってるワケかぁ」
胸と腹を覆う炎を手で撫でながら、ブーバーはなるほどと呟きながら頷いていた。
「別に天気の問題でもねーけど、オマエ、オレに気安く触んなっていつも言ってんだろ」
胡坐をかき、背凭れに肘を押し付けて手で頬を支えてクチートはケッと喉奥を鳴らした。
「えー。スキンシップくらいいいじゃなぁーい。アタシはブーバーに抱きつかれたりしてもヘーキよ?」
出窓から床へと身を落とし、フローゼルはプルプルと身体を揺らしてこっちに向い歩き、
ブーバーの隣へと腰を落すと、鰭の生えた腕で彼の首へと抱きついた。
「ほら、ぜんぜーんダイジョーブ!!」
「……そりゃオメーが水タイプだからだろ………オレは鋼なんだよ…」
クチートはフローゼルの性格が苦手らしく、
あまり係わり合いたくない様子で、呆れた感じにため息を吐いていた。
「あ、あのー…離れてくれないかなぁ…?」
いつもながら困っているかのような表情のブーバーの顔だけど、今は本当に困った顔をしていた。
「あら。イヤ?」
「い、イヤじゃないけど…あの、歩けないからね」
「じゃぁ、ダッコして」
「えー!だってフローゼル重い……」
「しつれーねー!ブーバーよりは軽いのよぉ〜!いつも海や川を渡る時は乗せているじゃな〜い!」
「そ、その時は僕はいつもボールに入っているじゃないかぁ!」
353ストライク♂×ハッサム♂:2009/08/30(日) 17:48:04 ID:Cgb5J+0h
知人とチャットで思いついたネタです
投下は初めてなので、まずいところがあったら教えてください
二匹とも幼馴染だけど離れ離れになっていた、保守的なストライクとポストモダン的なハッサムが
再会してSEXする話です
同性愛的表現がありますので、苦手な方はNG登録をお願いします
354名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 17:49:36 ID:qrEdTJr2
>>353
ちょ、投下被ってる! 被ってるー!
355眼光の恋 8/6 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:50:46 ID:saNV8Bt8
「朝ごはんだよー。ん?ブーバーとフローゼルは今朝は仲良しさんなんだねぇ」
両手にポケモンフードが盛られた皿を乗せて、服を着替えた旦那様がキッチンから出てきては
ブーバーにしがみ付いているフローゼルを眺めてニコニコと笑っていた。
「仲良しっつーか、なぁーんかちげぇよな……」
苦い笑顔で、クチートは今のように呟いてソファから飛び降りた。
「あれ、まだチェリンボはおねむかな?ほら、起きて起きて。ごはんだよ」
チェリムからチェリンボを受け取って、旦那様は彼女を胸に抱えて揺さぶり起こしていた。
「むぅー……ねぇむいのー……」
目を閉じた小さな玉と同じような顔をしていたチェリンボは、
顔を顰めながらもゆっくりと瞳を開いて大きく欠伸をした。
「まだガキなんだからよぉ。もっと寝かせていてもいいじゃねぇか、飼い主」
「でも、もう赤ちゃんじゃないんだし…そろそろ早起きにも慣れさせないとね…。
昨日は眠ったままボールに入れていたし…」
床にしゃがんで皿に盛られたフードを口に放り込みながら
クチートは横目でチェリンボをあやす旦那様を眺め、その隣でチェリムが両手に持ったフードを齧っていた。
「でも進化前なんだから、まだまだガキだろー」
「クチートって心配性ね……大丈夫よ」
「んー……そうかねぇ…」
チェリムには弱いクチートは、大顎を力無く床の上へ投げ出して天井を眺めていた。

「あ、そうそうレントラー」
食事を終え、洗物も終えた旦那様が不意に私を呼んだから
私はたてがみを揺らして彼へと振り返った。
その時、もしかして昨夜の事を知られたのかと一抹の不安が心を過ぎったが
それはすぐに泡沫と消えた。
「これ、着けてあげるよ」
しゃがみ込んで私と目線の高さを合わせた旦那様の右手の親指と人差し指には、
真っ赤な髪留めが摘まれていた。
私がそれに気がついた時と同時に、旦那様の両手が私のたてがみの左首筋側に寄せられ
地肌が軽く引きつる痛覚を感じたと思ったら、たてがみの一房に髪留めが装着されていた。
「お洒落しておかないとね。うーん、黒には赤が映えるよねぇ〜。むふふ」
そう言いながら旦那様は私の頭を撫でると、
立ち上がってソファに置いていたリュックサックを手に取った。
そしてそれを両肩にかけてから、腰に巻いたベルトからモンスターボールをそれぞれ取り出し
「そんじゃ、出発するよ」
そう言って、ボールから赤い光線が伸びて仲間たちを包んではその中へと入れていく。
「レントラーもね」
旦那様は私と正面になるように身体を動かし、右手に握ったボールから赤い光線を放出させ
私はそれを見たと同時に、真っ暗闇が視界を覆った。
ボールの中は心地良い。しかし、私にはあまり好みの場所とは思えない。
人間の所有物となった時、ボールに入れられたのではなく
始めに人間の温もりを受けたからだと、私は思う。
…そう言えば、ブーバーも言っていたわね。ボールの中よりも外に居る方が好きなのだと。
彼も私と同じく、旦那様の温もりを最初に受けたからでしょうね。
ならば、チェリンボも同じ感想を持つようになるのかしら……。


「えっ!入れない!?」

真っ青な空の真上から注ぐ太陽の光はサンサンと明るく、そしてとても暑い。
チェリムとチェリンボにブーバーは調子がすこぶる良い様子だけれども
クチートはそうでもないようで、建物の影に入り込んでグッタリと大顎を垂らしていた。
影、と言っても太陽の位置の関係でとても狭く、彼の身体はギリギリ隠れている程だった。
「暑いなら、アタシと海に入らな〜い?」
「いや、イイよ。濡れるのあんまりスキじゃねーし」
桟橋の袂で私の隣に居るフローゼルが呼びかけると、クチートは手を軽く振って断っていた。
そして、その影を作り出している建物の入り口で、旦那様は先ほどのような声を上げていたのよ。
白い2枚ガラスのドアの前には、赤い帽子をかぶった人間の女が立っており
旦那様は彼女と向かい合わせになっていた。
356眼光の恋 8/7 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:52:30 ID:saNV8Bt8
「えぇ。この前の地震で本棚も本も崩れてしまい…しばらくは休館となっております」
困った感じの笑顔で女が説明すると、旦那様はガックリと肩を落とした。
「そうですかぁー……で、では失礼します!」
ペコリと頭を下げ、旦那様はそう言って踵を返し、桟橋の私とフローゼルまで歩み寄った。
「まいったねー。休みだってさ。船が到着するまであと1時間はあるかなぁ…」
左手首に巻いた機械を弄りながら、旦那様は今の時を確かめながら呟いていた。
「しょうがないか。みんなーしばらく自由に遊んでていいよ!
自分は釣りでもして時間を潰してよっかなぁ……フローゼル、乗せてね」
腕を覆うシャツを捲り上げ、背負ったリュックサックから赤い色の釣竿を取り出し
フローゼルの背中を撫でると、彼女は桟橋から海へと身を跳ね飛ばした。
ザバン、と水面に身体を叩きつける音と水しぶきが上がり、旦那様も彼女の後を追って海へと飛び降りた。
私は後を追うことはせず、そっと桟橋から顔を覗かせて水面を眺めてみると
影が生まれる真下に移動したらしく、桟橋の影からフローゼルの尻尾が覗いて見えた。
「よぉーっし!何が釣れるかな!…たまにはコイキング以外を釣り上げたいよ、あはは」
旦那様の笑い声を聞きながら、私は体勢を立て直してすぐ目前に見える図書館を眺めた。

白い石造りの立派な図書館を訪れるのは実に久しぶりだわ。
今回は入れる事が出来なかったけれど、私にとっては好都合に思えた。
多分、旦那様の事だからあの時の昔話をクチートとチェリンボにも教える筈だったでしょう。
もう一度、あの話を聞かされる事は、私にとってまた心苦しい物になるのだから……。
目を細め、図書館の2階の窓を眺めていた時だった。
「う、うわああぁぁー!!!れ、レントラーーーー!!!」
「きゃーーーーああぁぁぁ!!!いやーーーーーーん!」
桟橋の真下から、旦那様とフローゼルの絶叫が唐突に上がったのだ。
その声は空気を震わせて私の足元までビリビリと伝わり、
何事かと桟橋から顔を出して見ると、水面を割るかのようなスピードで
旦那様を背に乗せたフローゼルが桟橋の真下から慌てた様子で泳ぎ出てきた。
旦那様の手には赤い釣竿が握られているが、その糸は桟橋の真下への伸びたままで
何かが釣れたのだと私は思ったが、それでもこの様子は何かがおかしい。
「レントラー!お、降りて!来てよ!」
普段なら、感電するのが嫌だと言って私を乗せないフローゼルが珍しく私を誘っていた。
雰囲気も只ならぬ事になっているので、私は呼び掛けに応えてその身を彼女の背へと落とした。
「よりによって、アイツを釣り上げちゃってさ…ははは……」
焦りのあまりか、旦那様の眼鏡が下にズレ落ちていた。
それを直しながら指で桟橋の下を示していたので、私がそちらへと視線を移すと……

「ぐえっ!?何じゃこれー!」
「わわわっ!た、大変!!……でも僕は相手にならないなぁ…」
「あらぁ…私もちょっとね…」
「いやーん」
騒ぎを聞き付けた仲間達が桟橋の上で海面を覗き込みんでは
それぞれ驚いた様子を口にしていた。
それもそのはず。旦那様が釣り上げた海に住まうポケモンが、
バシャンバシャンと細長い身を海面で跳ね飛ばしながら時折唸りをあげていたのだから。
「普段はコイキングしか釣れないのに…ギャラドス釣っちゃったよ、あはははは……
よぉっし!レントラー、スパーク!!」
357眼光の恋 8/8 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:55:46 ID:saNV8Bt8
旦那様の命を聞き、私は即座にたてがみから腰にかけて電気を溜め込んだ。
フローゼルにその刺激が行かぬよう、四肢には電気を通さぬようにするのは結構骨が折れるけれど
それも仕方が無い事。彼女が己の身を守る術を持っていれば楽なんだけどれもね。
そんな事を思いながら、私は身を飛び跳ねさせてギャラドスへと向った。
溜め込んだ電気が皮膚と体毛から弾けながら、起動を示して時間差で空中に拡散して行く。
私は身体を丸く屈め、一番電気を溜め込んでいるたてがみの生える頭部と首を
ギャラドスの胸へと身体を叩き付けた。
すると海水の電導率の高さも相まい、私の身体を纏った電気は何本もの筋を作って
ギャラドスの身体を覆い、そして体内へとその刺激を与えて行った。
激痛にギャラドスは身をくねらせては吼え上がり、私は海へと落ちたが
四肢を動かして海面へ顔を浮かばせた。
溜め込んだ電気を全てギャラドスへと送ったため、フローゼルが感電する心配も今は無い。

ギャラドスはもう一度身体をくねらせて呻きを上げると
分厚い唇に引っかかっていた糸を繋ぐ針が外れ、
たまらないと言った表情で飛び跳ねたと思ったら、大きな水しぶきを上げて海中へと潜っていった。
ギャラドスが作った大きな波に揺さぶられながら、フローゼルがゆっくりと私へと近づいてきた。
「お疲れ。助かったよ、ありがとう」
海面をかく私の両前脚を掴み、旦那様はそう言いながら私をフローゼルの背へと引っ張り上げた。
水を吸ったたてがみが重く、ブルブルと身を震わせて水分を飛ばすと
旦那様は顔を覆いながら、わははと笑っていた。
その様子を桟橋の上から眺めながら、クチートたちも安堵のため息を吐いていた。
「ほっ。どうなるかと思ったぜ…」
「ギャラドスって凶暴だもんねー。でも、まぁレントラー相手じゃ敵わないもんね」
「ブーバーじゃぁ、勝てないわよねぇ」
「よねぇー」
「えっあっ!……し、仕方無いじゃないかぁ!」
先ほどの焦りも何処吹く風かしら。
桟橋の上で笑い合う仲間たちを眺めていた時だった。

「あっ……あれは…」
私の横で、旦那様が桟橋とは真逆の方向を眺めて今のように呟いた。
それにつられ、私も同じ方向へと視線を移すと
だだっ広い海の水平線の中央に、白く小さな何かが浮かんでいるのが見えた。
…小さい、と思ったのは錯覚であり、その上を飛んでいるであろう
ペリッパーの姿と比べると数十倍もの大きさである事が窺えた。
……そう、あれは───
「おぉ!?アレって…」
桟橋から身を投げ出し、クチートが額に手を当てながら呟いた。
「えー?何?何ぃ〜?見えないのよ、アタシは〜〜」
水平線におしりを向けている格好のフローゼルは
鰭の生えた腕をジタバタ動かしながら何を見つけたのかと呼びかけると
旦那様の独り言が、それを答えた。

「船だ!予定より早かったみたい!」
──あの船は、あと十数分もしないうちにこの港町へと到着するでしょう。
乗り込んでいる、あの女と手持ちのポケモンたちが降り立つのも時間の問題だわ。
……どうすれば、あの船が到着しないのか
どうすれば、あの女が降り立たないのかを私が考えているうちにも
船はどんどんとその姿をあらわにして行く。

そうして──船は、汽笛を鳴らして到着の合図をこの町全体へと知らせた。
358 ◆iXE5QnS4Jg :2009/08/30(日) 17:57:58 ID:saNV8Bt8
今回の投下は以上です。一部投下ミスやってすいません。
あと、何故か鯖が重くてエラー頻発が頻発して投下に手間取りました。
今日は2ちゃんが全体的に重い気がする…選挙だから?
続きは来週にでも投下予定です。
359ストライク♂×ハッサム♂:2009/08/30(日) 18:07:04 ID:Cgb5J+0h
>>358,354
すみませんリロードし忘れて被ってしまいました・・・orz
作品GJです
一般の書き手の書くトレーナーはイケメンばかりなのに、あえてのコレクターと、
同顔のパパといったクチート等、キャラが斬新で見ていて楽しいです
続きを期待しております

僭越ながら、ここから投下させていただきます
360ストライク♂×ハッサム♂1/4:2009/08/30(日) 18:10:50 ID:Cgb5J+0h
「はぁっ」
夜の虫がさざめくサファリパーク。俺の下に組み敷かれている雄が、快楽に耐え切れずに吐息を漏らす。
その紅蓮に光るボディの視覚情報が、俺の情欲を刺激する。

奴はハッサム。俺達ストライク族が進化した固体だ。
通常、俺達は人の手に渡らねば進化することは出来ない。だが、俺達は進化せずとも他のポケモンと比べて、引けを取らないほど十分な実力を持っている。
それ故にか、ひどく保守的な奴らが多いのがこのストライク族だ。
かく言う俺もその保守派の代表格で、こいつの一番の親友だった、と思う。
だが、こいつだけは他のストライクとは違った。こいつは俺達とは違う視点で世界を見ていた。
「俺はもっと広い世界を見てみたいんだ。こんなハリボテの閉じた公園じゃなくて、もっと広い――」
それがこいつの口癖だった。そんな時、俺達は価値観の相違からいつも口論になり、バトルにまで発展した。
それは元々俺が保守的で、今の生活や同族を守る事を考えていたから、というだけじゃない。こいつが俺の見えない遠いところまで行ってしまう、それが許せなかったのだ。
そしてこいつは俺に黙って人間にあっさり捕まった。このサファリパークで生きていく為、俺達は人間と遭遇することを極力避ける傾向がある。
だがこいつは、恣意的に捕まったのだ。こいつが居なくなった時、俺は直感的にそう感じた。
許せなかった。こいつはずっと俺の傍にいて、一緒に妻を娶って、子供の事で悩みを相談しあったり、時に剣を交えてお互いを称え合ったり、そんな当たり前の幸せを享受するものだと、そうしなければならないと思っていた。
裏切られたとさえ思った。こいつへの憎しみを糧に、俺は喪失感を埋めながら数年を過ごした。
そして今日、こいつが帰ってきたのだ。

「先生さよーならー!」
「ああ、気をつけて帰るんだぞ」
俺に武術を習う教え子達が、夕日を反射して元気一杯に帰宅していく。
そんな子供達を見送りながら、ふと後ろに殺気を感じ、俺は背後に向かってエアスラッシュを放った。
派手な赤い色彩と、しなやかで硬質なボディ。ハッサムだ。
直感で俺はこいつが俺の親友だったあのストライクだと分かった。
「やあ、元気にしてたか?頑固頭君」
そんな第一声を吐いたこいつに、俺は斬りかかった。
こいつは俺がどんな思いでいたかなんて知りもしないのだ。この馬鹿野郎。
鋭い刃がこいつの光沢に輝く身体に切り込むかと予見していたが、表面上の傷を与えただけで致命傷には程遠かった。

――こいつは長期戦になる。

だが、勝負は呆気無くついた。
スピードでは俺が圧倒的に上回っていたが、攻撃力は遥かにこいつの方が上。
アイアンヘッドを食らった俺は、情けなくも倒れこみ、こいつに組み敷かれたのだ。
「く、はははは。やはり、ハリボテの世界で生きる奴は弱い。弱すぎる」
乾いた笑いで俺を見下すこいつに、俺は何も言い返すことが出来ず、歯をかみ締めた。
「そう、俺は強いんだ。お前とは違って、俺は・・・・・・」
敗者への辱めにそんな事を言うのかと思っていたが、それがこいつが自分自身に言い聞かせるように呟いていることに俺は気付いた。
その顔が――例え容姿が変わっていようとも、俺と一緒に居た頃のこいつと変わっていなくて、俺の中にある憎しみは、驚くほど涼やかに深く沈んでいった。
俺は穏やかな口調で疑問をぶつけてみた。
「・・・・・・お前、何かあったのか?そもそも、お前がどうしてここに――」
「何もあるわけ無いだろ!分かったような口を利くな!」
途端に猛り狂ったこいつは、その巨大なハサミで俺の顔を殴りつけた。
「そうだ。あるわけ無いと言えば、お前、こっちの経験はあるのか?くくく・・・・・・不器用なお前の事だ。どうせメスともろくにしてないんだろう?」
頬に走る痛みに意識が向いていた為、こいつの言っていることの意味がよく理解できなかった。
だが、俺の股間をそのハサミが撫で上げるように擦り付けてきた時、俺はその刺激に震え、かあっと顔に血が上ってくる。
同時に、更なる期待を刺激して、欲求不満を体現した俺の性器が脈動しながらその姿を現した。
「ふ、図星か。残念だが俺はあるよ。俺の主人に育て屋へ預けられた時にな」
こいつは何でも俺より先に行ってしまうのか。不思議と劣等感よりも寂しさが湧き上がってくる。
「っ・・・・・・!同情はやめろ!」
361ストライク♂×ハッサム♂2/4:2009/08/30(日) 18:13:08 ID:Cgb5J+0h
俺の顔色を哀れみと判断したこいつは一瞬不機嫌になったがすぐさま機嫌を取り直して歪んだ笑みを湛えながら言った。
「そうだ。俺がお前の筆おろしをしてやろう」
俺は硬直した。こいつは何を言っているんだ?こいつは雄で、俺も雄で――。
「うっ!」
でかいハサミで傷つけないように俺の性器を挟み込んできた。硬質な感触と、切れるか切れないかの狭間の緊張感が、感覚を鋭敏にする。
「よ、よせって・・・・・・あ、あっ!」
俺の制止など存在しないかのように、奴は上下に俺の我慢汁が漏れ始めた肉棒をこすり上げる。
その快楽に肉棒は悶え、さらなる期待への証を垂らす。
ストライク族の手は鋭利なカマで出来ている。自慰行為など自傷行為に他ならない。
メスの事よりも武道に励む俺は、度々起こる夢精によってしか、精子を吐き出すことが出来なかった。
しかも、その夢精というのがこいつが出てくる夢で起こるのだから、性質が悪い。
これは夢じゃないのか。俺の上に乗っかるこいつの重み。こいつのハサミの感触。それに、それに。
こいつの顔がこんなに近くに――

そこまで考えた時に、俺の肉棒は我慢できずに重く溜まった白濁を虚空に放った。
「うわっ、うぁ!くぅ・・・・・・くああ・・・・・・」
どぷっどぷ、と絶え間無く溢れ出るそれが、こいつの固い肌にポツ、ポツと降り注ぐ。
「ちっ。錆びるだろうが。出すなら出すって言うべきだろう。全く」
ぶつぶつと文句を言いながら、自身に付いたゼリー状の固体をハサミに取り、俺の肉棒にこすり付ける。
ぐああ、出したばかりは敏感なんだぞっ。
痙攣する俺を尻目に奴はどんどん塗りたくっていく。ぬらぬらと光る肉棒を見つめ「こんなもんか」と言い、こいつは俺のそれに跨った。
「おい!何をするつもりだ?」
「鬱陶しいな。喋んな・・・・・・」
こいつは腰を下ろした。硬質な外見に反した柔らかい肉壷に、俺は震えた。
だがこいつは辛そうに、痛みを堪えながら俺の一物をゆっくり飲み込んでいく。そんなこいつを見ると、無性の罪悪感に駆られてしまう。
「ふぅ・・・・・・どうかなー?初めての感想は。といっても、メスとは少し勝手が違うだろうがね」
「何故、だ?どうしてこんな・・・・・・っ」
「理由なんてどうでもいいだろ?俺の中にたっぷり吐き出しな」
こいつは腰を動かし始めた。最初はゆっくり。徐々に早く。と思ったらまた緩やかに。
俺の反応を楽しんでいるんだ。
事実俺はこいつの動き一つで面白い程に感じてしまう。
「ははっ、凄いな。笑えるよ。俺が初めてした時だって、お前程には感じてなかったというのに・・・・・・ィっ!?」
やられっぱなしでいては、男が廃る。俺はこいつの言葉が終わる前に全身全霊を込めて突き上げてやった。
鍛え上げた肉体が、こんな時に役立つとは思わなかった。
「こ、この・・・・・・舌を噛んじまっただろうがっ!」
知るか。お前が悪い。
動きが止まったこいつの代わりに俺が下から押し上げるように動く。
こいつも好きにしろと言わんばかりに俺の動きを受け入れる。
「くっ、ぅう」
時折洩れるこいつの声。動きを反復していくうちに、こいつの感じる場所が大体分かってきた。
ぐりぐりと押し付けるように何度も何度も擦り上げる。
「はっ・・・・・・あぁ」
堪えるような声が嬌声に変わり始めた。もう少しだ、もう少しでこいつも。
「くっ」
しかし、すんでのところで噴きあがる快楽に負け、俺は吐精した。

な、情けない――。
どくっどくっどくっ。
「あ・・・・・・」
「・・・・・・すまん」
「いいさ。童貞君の筆おろしだ。こんなもんだろ」
自分はイかずに俺を2度も射精させたことに満足したのか、上機嫌で言う。
ずるりと俺から離れ、一物を抜く。一瞬生じた快感に暴れる、敏感な俺のそれは満足げに雫を垂らし、萎えていく。
反対に、こいつの肉棒はイきそびれた不満に怒張を維持している。
「だが、お前は満足して無いだろうが」
「俺は適当にメスでも落としてヤるから心配ご無用。・・・・・・じゃあな」
そう言ってこいつはその場から立ち去ろうと夕日が透き通った翅を広げた。
362ストライク♂×ハッサム♂3/4:2009/08/30(日) 18:14:28 ID:Cgb5J+0h
だめだ。またお前は俺の前から消えてしまうのか。
お前は分かってるのか?お前が居ない間、俺がどんな気持ちでずっと過ごしてきたのか。
そして、夕日の陰になるこいつの背中。ストライク族のはみ出し者で、皆から異端者として蔑まれていたこいつ。
俺がもっと上手くやっていれば、こいつは俺の元から居なくならなかったんじゃないのか。
焦りとも悲哀ともつかない感情が押し寄せてきた。
行くな。行くな。行くな!
「行かないでくれ!」
パッションの赴くままに俺はこいつに飛び掛った。
カマで抱え込むように背後から抱き伏せる。
「な、何お前!?放せよっ」
「俺はっ!ずっとお前が、好きだった。お前をどんなに憎んでも、何度もお前の夢を見て・・・・・・」
「・・・・・・」
「もうどこにも行くな」
腕の中のこいつは何も応えてはくれない。
鋼の冷たい感触だけが伝わってくる。それでも。
「ここに居ろ」

俺がそう言ってからどれくらい時が流れただろう。
夕日は沈み、空は濃藍に染まっている。
抱きしめる俺の体温が移り、鋼からは既に冷たさが薄れていた。
「――昔」
ぽつり、とこいつが語り始めた。
「昔、一匹のストライクが居ました。そのストライクは変わり者で、皆が笑って暮らしているハリボテの世界に、不満を持っていました。
そんな彼にたった1匹の、友人が居ました。そいつはそのストライクが大嫌いな古臭い考えの石頭でした。ストライクはある日、一人の人間と出会いました。
人間に捕まえられれば、広い世界に行けるし、進化ができるかもしれない。そうしてそのストライクは人間と一緒に、外の世界に抜け出したのでした。
外の世界は過酷だけれど、確実に自分に力が付いていくのが分かりました。そして、人間の力を借りて、進化することが出来たのです。
ストライク、いや、ハッサムは幸せでした。けど、ある日から人間はそのハッサムに不満を抱き始めるようになりました。力が他のハッサムに比べて弱かったのです。
そして人間はメタモンとそのハッサムを育て屋に預け、何度も何度もタマゴを作らせました。何度も何度も。
そして、やっと解放されたと思ったら、その人間はハッサムを捨てました。お前は弱いからいらない、と。ハッサムは自分の全てを否定されたように思えました。
やがて深い絶望の淵に、ハッサムはかつての友人を思い出したのです。そして、ハッサムは自身の故郷に帰ってきたのです。
古臭い石頭の、自分とは正反対の友人を見下し、否定することで、自分の存在意義が間違っていなかったと思い込むために。そして、そして・・・・・・俺は」
「・・・・・・」
「俺はもう、俺を信じられない」

俺は唖然とした。こいつにそんなことがあったなんて。
こいつは、俺とは考え方も生き方も違う。けど、その意志の強さは変わらないと思っていた。しかし、俺の腕の中に居る親友の志は、既に折れていた。
「・・・・・・分かったか?お前が心配しなくとも俺はここに居るさ。けど、お前は俺みたいなクズ野郎と一緒に居ちゃ駄目なんだよ」
「ああ、お前は本当にクズ野郎だな」
俺の言葉にハッサムがびくついたのが肌を通して分かる。
「お前にそう言われたからって、俺がお前を放すと思っているのか?」
「あ・・・・・・?」
「どんなにクズだろうが、放って置けないのが親友ってもんじゃないのか」
こいつが居なくなった時、俺はこいつへの想いを憎しみに変えてまで想い続けていた。
どんなに擦れ違おうが、切っても切れないものが情なんだろうと思う。
「お前は、ほんと古臭い奴だよ」
かすれ声でこいつは言った。
「そんなこと言われたら・・・・・・甘えてしまうだろ」
俺とハッサムは口付けを交わした。
363ストライク♂×ハッサム♂3/4:2009/08/30(日) 18:17:29 ID:Cgb5J+0h
「大丈夫か?」
先程とは代わって、今度は俺が上になる形で言う。
「ああ。ていうか、焦らされて苦しい」
俺はびくびくと期待に震えるこいつのものを見た。
「すぐ楽にしてやる」
「うわあ!?」
俺はこいつの肉棒をしゃぶり、唾液を絡め刺激を送り込む。
先走りがとろとろと漏れ出て舌を刺激する。
「す、ストライク、出るって・・・・・・で、るっ!」
突如放たれたこいつの精液を口で受け止める。
散々焦らされたせいか、量が多い。独特の匂いが俺の喉を掠める。痙攣しているこいつのペニスからゆっくり口を離していく。
そのまま俺自身に口の中のものを吐き出し、塗りたくった。こいつの精液で俺の一物が濡れてると思っただけでまたイきそうだ。
「ストライク、早く入れてくれよ」
足を広げ、俺を誘ってくるこいつは最高にエロい。
「入れるぞ」
「うん」
「今度は一緒にイこうな」
「お前がまた先にイかなきゃな」
「うるせぇ」
俺はゆっくりとこいつの中に挿入する。さっきしたばかりとはいえ、こいつは初めてだったのだろう。きつきつに締め付けてくるそこを俺の形に慣らすように腰を進める。
「ん・・・・・・はあっ、お前の、熱い」
「お前のここも、な」
「もう、動いても大丈夫だ」
「おう」と俺は応え、こいつの腸内を蹂躙した。
こいつの中は先程俺が放ったものと、こいつの精液でぐちょぐちょだ。
それらをかき混ぜるように抽送する。
腰を引くと俺を引きとめようと肉壁が纏わり付いて最高の刺激を与えてくる。
腕を俺の肩に回して悦びの声を上げている。こいつも気持ち良いのだろうか。俺のチンポで感じてくれているのだろうか。
それを確かめ合うように俺たちは何度も何度も口付けと抽送を交わし、悦楽を貪っている。
ぐちゅぐちゅと鳴り響く結合部の音。そして交じり合う吐息。
もう堪えられない。また先にイってしまうかもしれない。壷は肉棒に容赦なく快感をもたらし、俺の限界を徐々に食らい尽くしていく。
精子が腰から這い上がってくる感覚に身震いする。もう駄目だ。
「あ、あっあああああ!!!!!!」
叫んだのはハッサムだ。限界を迎え、触れてもいない肉棒の先端から、どろどろと止め処なく精液を垂れ流している。
「っ・・・・・・!」
こいつの絶頂による強烈な締め付けで、俺は欲望を吐き出した。唐突な熱量にこいつの内部は脈動して射精中の俺を楽しませる。
お互い全てを出し終えた時、どちらともなくゆるゆるとまた動き出した。
俺たちの夜は、まだこれからだった。

ピジョンやポッポ達の声で目が覚めた時、あいつの姿は無かった。辺りを探してみたが、どこにも居なかった。
「ねえ先生ー!」
振り返ると俺がいつも武道を教えているストライクの子供が居た。
「お前、ハッサムを見なかったか?ああ、ハッサムっていうのはだな、身体が赤くて――」
「身体の真っ赤なポケモンならさっきサファリパークから飛んでったよ?」
やっぱり。あいつはそういう奴だ。自由気ままで規範なんかに捕われない。
俺は物悲しさを感じたが、それ以上にあいつが自分自身を取り戻した事の方が嬉しかった。
空を見上げてみる。例えこのサファリに居なくなったとしても、この空の下に居るということは同じだ。価値観や生き方の差異なんて、全部ひっくるめて「同じ」なんだ。
「ねえ、それより今日も武道教えてよ!僕もいつか外の世界に行けるようになりたいんだ!」
せかすように、それもあいつの様なことを言う。
「ああ、いいだろう」
今日もまたいつもと同じ生活が始まる。同じことの繰り返し。
だが、それでいい。もしあいつとまた会えた時、胸を張っていられるように。

俺は教え子の刃をいなし、地を蹴った。
364ストライク♂×ハッサム♂:2009/08/30(日) 18:18:49 ID:Cgb5J+0h
すみません>>363のは誤表記で、実質>>363にて4/4となります
365名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 20:21:22 ID:qHOkoKNc
みんなGJ!

亀ですが前スレでキルリアとドククラゲのやつを読んでくださった方
ありがとうございました

オドシシ♂×オオタチ♀を投下します
7レスほど
舞台はポケダンの世界ですがゲームのネタバレは一切ございません
366オドシシ♂×オオタチ♀:2009/08/30(日) 20:22:34 ID:qHOkoKNc

山をひとつ越えるとそこには小さな町があった。
いつ来ても爽やかに吹く風は新芽と花々の香りを運んでくる。
町の通りでは小規模ながらも賑やかなバザーが開かれ、新鮮な木の実や魚、手作りの雑貨などが売られている。
だが、山の向こうから遥々やって来たオドシシは、観光や買い物に訪れたのではない。
白い肩掛け鞄を首に提げたそのオドシシを見たはピカチュウは、
「オドシシさん、ごくろうさま」
と優しい声をかけた。
「こんにちはピカチュウさん。お手紙が届いていますよ」
笑顔を交わしたオドシシは鞄から手紙を取り出し、ピカチュウに手渡した。
オドシシは郵便配達の仕事をしており、このようにして手紙を待っているポケモン達に一連の流れを行うのが日課であるのだ。
「あら、郵便屋さん。この手紙を届けてくださいな」
「はい、お任せください!」
「いつも助かるわぁ。あ、これ持ってって!」
バザーを開いているガルーラは時々店の商品をくれる。
ガルーラはオドシシの鞄に大きく真っ赤に色付いたリンゴを入れた。
「これは美味しそうなリンゴですね……ありがとうございます!」
「いつもお世話になってるからねぇ。こんな辺鄙な所、来るのも大変でしょう?」
「とんでもない、僕は皆さんの笑顔を見るのが楽しみなんですから!」
オドシシは仕事に真面目で信頼も厚く、この町のポケモン達からとても愛されていた。
手紙を届けると、どんなポケモンであってもこの町に活気が溢れるのであった。


町中のポケモン達に手紙を配達し、郵送を承り終えた頃、オドシシにはまだ仕事があった。
これより先に町はなくただの山しかないのだが、踏みしめられた草は薄っすらと下の地面の色を見せていた。
実はこの道に用事があるのだ。
オドシシは腰を下ろし、鞄の中のリンゴを食べて腹を満たし、上流から流れている湧き水で喉を潤した。
暫しの休憩の後、オドシシは道を歩き始めた。
脇に生えている花は歓迎するかのように風でなびき、短い草も今から行く方向へと風で流れた。
それらは目の保養となり、眺めているとあっという間に目的地へと着いてしまう。
目的地とは丘の上にあり、すぐ先は崖となっている場所である。
そこには一軒だけ家があった。
土で作られたドーム状の家は周りの景観に不釣合いな気もするが、外見は新しく小奇麗だ。
オドシシは花のリースで飾り付けられた扉を前足でノックし、
「ごめんくださーい」
と挨拶をした。
「はーい、どなたー?」
扉の向こうからは少し甲高いメスのポケモンの声が聞こえる。
「こんにちは、郵便屋です。お手紙を届けに参りましたー」
その声に待ってましたと言わんばかりにすぐに扉が開き、その家に住んでいるオオタチが姿を見せた。
「まぁ、よくいらっしゃい。どうぞ、ゆっくりしていって」
「いえいえ、お構いなく……」
「何言ってるのよ、いつもそうしてきたじゃない」
「そうですか、それではお言葉に甘えて……」
オドシシはオオタチに勧められ、毎度のようにして彼女の家へと入っていった。
家の中に入れ、オオタチが扉を閉めた時に、扉のリースが大きく揺れた。
367オドシシ♂×オオタチ♀:2009/08/30(日) 20:23:25 ID:qHOkoKNc

家の中は綺麗に整頓されていて、オオタチが手作りをした小物で素敵に飾られている。
ふかふかとした藁のクッションにオドシシを座らせ、オオタチは地下に掘られた食料庫へきのみを取りに行った。
幾つかきのみを絞り、その果汁に花のエキスを加え、山の天然水で濃さの調整をする。
オドシシが飲みやすいよう、木で出来た皿のような器に注ぎ入れ、オドシシの前へと置いた。
「特製ジュースよ。最近はブレンドするのに凝ってるの」
「そうですか、それではいただきます」
オドシシが器に口を付け、上品に味わってジュースを飲んだ。
飲み終えるのを待たずに、オオタチは待ちきれない様子でオドシシに催促した。
「ねぇ、手紙って誰からかしら?」
もう本当は送り主は分かっているような、そんな笑顔を隠しきれないでいる。
口を離し、オドシシは柔らかく微笑んで、
「えぇ、旦那様からですよ」
と言うと、オオタチの顔が更に大きく華やいだ。
「あちらでも元気になさっていましたよ」
オドシシは一通の封筒を取り出し、オオタチへと差し出す。
受け取る時は光の速さで、しかし奪い取るのではなくあくまで上品に。
葉の封筒から木の皮の便箋を出し、脇目も振らずにそれに目を落とす。
それを見てオドシシは小さく笑った。


彼女、オオタチは一年位前から結婚し、この住まいに同居していた。
オオタチは普通体を生かした細長い巣穴を作って生活するのだが、この周辺に悪いポケモンはいないからと、皆と同じような家に住んでいる。
離れた場所に建てているのも、厄介者として見られているのではなく、仲睦まじく生活したいからであった。
ところが、すぐに彼女の夫は山を越えた大きな街での仕事を頼まれた。
今のところは夫が単身で町で暮らし、暫くの間は手紙でやりとりをすることとなったのだ。
そこでわざわざこの家まで来て手紙を介してくれるオドシシとも仲良くなった。
オオタチはよくオドシシを家に招き入れ、お茶を出しているのだ。


手紙を読んでいる間、僅かにオオタチの口角が下がったと思うと、読み終えた頃には随分と残念そうな表情を浮かべていた。
「どうなさったんですか?」
オドシシが心配して声をかけると、オオタチは少し気を取り直した。
「何て書いてあったと思う?」
「さぁ、何て書いてあったんですか?」
「仕事はまだまだ続きそうだって。……はぁ、早く帰ってきてくれないかしら」
オオタチは夫のことを溺愛しており、毎回のように寂しくしている。
言ってしまえば、このことはお決まりのパターンだった。
「早くお帰りなさるといいですね」
「そうね……」
そう言いながらオオタチは細い木の棒とインク、色の薄い木の皮を持ってきた。
手紙を配達するのには数日かかり、再びこの場へ戻ってくるのは少なくとも一週間後となってしまう。
そのため、夫からの返事が早く欲しいオオタチは、その日の内に手紙を書き配達してもらうのだ。
配達を待ってもらうためにお茶を出している、というのも実は家に入れる理由の一つだった。
オオタチは手紙をすぐに書き終え、大きな乾燥した葉で包み込んだ。
バラバラにならないよう膠で封をし、封筒に宛名を明記する。
「切手がなくなっちゃったわ。十枚頂戴」
「合計800ポケです」
しかし、オドシシには1000ポケが手渡された。
「たった200ポケだけどお駄賃にしてね」
「ありがとうございます……」
これもいつものことであった。
鞄のポケットに代金を入れ、切手を渡した。
まだずっと手紙のやりとりは続くと分かっているのだろう。
オドシシも変に断って気を触れさせたくなかった。
オオタチは糊の付いている小さな切手を舐め、封筒の隅に貼り付けた。
368オドシシ♂×オオタチ♀:2009/08/30(日) 20:24:13 ID:qHOkoKNc

オオタチが深い溜息を吐いたかと思うと、急に元気を見せた。
「なんてね、じゃあ配達よろしくね!」
オオタチは手を鳴らし、この話を終結させた。
「はい、かしこまりました」
全て全ていつものことで、オドシシは安堵の息を漏らした。
残りのジュースに手をつけ、上品の飲みはやめて一気飲みをする。
最後に残った汁がズズーッと大きな音を立てた。
「とても香りがよく美味しかったです。ごちそうさま」
オオタチはそれに喜び、器を下げた。

片付けるオオタチの後姿をオドシシはずっと見ていた。
いつもは少し談笑をした後に家を出て配達へと向かう、だが今日は違う決意を胸に秘めていた。
気付かれないよう気配を殺し、そろりとオオタチの背後へ近づく。
屈み、オドシシは両前足を上げ、オオタチの体に抱きついた。
「きゃ!?な、何?」
この体勢はまさに交尾をする時のものである。
勃起をしてはいなかったが、腰を上げているオオタチの尻には明らかにオスの存在が感じられた。
オドシシはオオタチを背後から支え、得意ではない二足歩行を駆使して整えられた藁へと誘導する。
呆気にとられ状況が飲み込めないオオタチではあったが、ことの意味を理解した。
「ちょっと!なにするのよ!?私には旦那が――」
「寂しいんでしょう?」
オドシシの丁寧ないつもの口調を耳元で囁かれ、寒気が走った。
それと同時に一瞬だけ胸の鼓動が、直接自分の耳に届いた。
ビクリと反応する体をオドシシは見逃さなかった。
「オスをメス一匹だけのご自宅に上げて、今まで何もなかった方が不思議だとは思いませんか?」
オドシシは首から鞄を外しその辺に放る。
軽い鞄の情けない音、手紙が擦れ合う乾いた音と、コインのぶつかる高い音が響いた。
「いい加減にして!このことを皆に言いふらすわよ!っ離して!」
ヒステリックに叫ぶのも無理はない。
オオタチはオドシシを振り払い、部屋の内壁まで飛び退いた。
それをオドシシは一歩一歩着実に追い詰めていく。
「あのね、オドシシさん。私はずっと友達のままでいたいのよ?だから分かって……」
オドシシはその言葉に留まりもせず、遂にオオタチの前まで来てしまった。
ひっ、と短い叫び声で怯えるオオタチの肩と思しき位置に、正面から両前足を置いた。

「僕は貴方が辛い思いをしていることは''おみとおし''なんです」
「嫌、来ないで」
「毎晩旦那様を恋しく想いご自分で慰めているのでしょう?」
その瞬間、オドシシの立派な角に付いている2つの黒い玉があやしいひかりを放った。
黒、青、紫、赤など様々な色に変化する不気味な光が部屋中に反射する。
それを見たオオタチはひどく不思議な気持ちになり、呆然として抵抗の気色を失った。
体の力が抜けたオオタチをオドシシは目を見つめさせるよう、しっかりと体を支える。
「いっそのこと、僕を旦那様だと思えばいいのです」
オドシシの目から発せられた微妙な光が辺りを歪め、オオタチの目にその光が映った。
「僕は貴方の旦那様、旦那様なのです。さぁ、深呼吸をして、目を瞑って」
目は虚ろとなり、ただそれに従う。
オオタチの息がオドシシの顔にかかり、そのまま深い眠りへといざなう。
「今日は貴方を愛するため帰ってきました」
オドシシはオオタチの目に前足を軽く当て、そしてそれを外した。
「目を開けて……、さぁ奥様、僕は誰でしょうか?」
少し黙ってからオオタチはうっとりと蕩けてしまった顔をオドシシに見せた。
「あなた……」
完全に自分に落ちてしまったオオタチを見て、オドシシはニヤリと不気味な笑みを見せた。
「さいみんじゅつの効き目は素晴らしいですね」
オオタチは、言われたこともオドシシの表情も、何も気付かなかった。
369オドシシ♂×オオタチ♀:2009/08/30(日) 20:25:02 ID:qHOkoKNc

オドシシはオオタチを藁へと連れて行き、仰向けに寝かせた。
「う、ん……あなたぁ……」
我を忘れ、唾液が垂れている口にオドシシも口を重ね合わせた。
「んっ……」
唾液を掬い舐め、口を開けてオオタチの小さな口を包み込む。
オドシシの口内に直接吐息がかかり、オオタチの口に舌で割り入る。
「むふっ、んん!」
激しく舌をうねらせ、絡ませる。
お互いの唾液を交換し混ぜ、それが顎に零れていく。
オオタチは久しぶりの快感に心を震わせ、その振動が彼女の舌にも表れた。
オドシシ――夫を求めて寂しく震える舌は口内で彷徨い、それをオドシシは甘美に捕らえる。

「いいお顔ですね」
オドシシは口を引き離し、自分を強く求めるオオタチの目を見た。
「早く、頂戴……」
「まぁまぁ、準備はまだですよ」
オオタチの毛は深いが、腹は比較的薄くなっている。
そこには幾つかの乳首が存在していた。
オドシシは複数を覆うよう舌を這わせた。
「っ……!」
オオタチの体がゾクゾクと震え始め、体を捩らせた。
それにとても興奮を覚える。
「あ……」
「ほら、我慢しないでくださいよ。ここからじゃ町の方々には聞こえませんから、ね?」
「ああ!ああンッ!」
丘の向こうにある家であることに感謝し、オオタチは思う存分に喘ぐ。
「いやっ!あっあああん!気持ちいいっ」
「普段はこのように旦那様とエッチをなさってたのですか?本当いやらしいですね」
オドシシに胸を舐められている間、自らに手を伸ばし自慰行為に耽ってる。
待ちきれない様子で激しく揺すぶり、そこからは早くも粘液の擦れ合う音がしていた。
ピンと硬くなったそれはオドシシを誘っているかのようだ。
むしゃぶると体が仰け反り、更に喘ぎが大きくなる。

「おやおや、もう十分なようです」
舌を下の方へとずらし、オオタチに手を外してもらう。
オドシシの唾液で濡れきった舌は、敏感な部分に触れた。
「ひっ!?ひゃあん!!」
自分の指では決して味わえない、滑らかな舌の動きに感極まった。
「だめっ!だめぇ!」
オドシシはチロチロと徐々に攻め立て、オオタチの様子をじっくりと嘗め回した。
「久々だからですか?こんなに感じているだなんて」
心の中で、僕は旦那様ではないのですよ?とふしだらな姿を見せるオオタチを皮肉る。
「僕は貴方の旦那様、旦那様なのです」
「ああっ!あなたァ!!」
魔法の言葉を囁き、何度も何度も陥れる。
その痴態がオドシシの目には甚だ愚かに映った。
柔らかな舌でクリトリスを包み、溢れる愛液を啜る。
「ほう、奥様のジュースも絶品ですね」
「ああん、言わないでぇっ」
下腹部をいじらしく捩るオオタチは、どんな卑猥なことを言われても嬉しそうであった。
「さぁ、僕も気持ちよくなりたいです」
オオタチの体を起こさせ、オドシシは後ろ足で立ち、オオタチの目の前に突きつけた。
「舐めてください」
370オドシシ♂×オオタチ♀:2009/08/30(日) 20:26:02 ID:qHOkoKNc

オドシシはオオタチの頭を掴み、大きくそそり勃った自身を目の前に突きつける。
「大きい……」
オオタチは小さな手でソレを掴み、愛しさを籠めて優しく撫でた。
「そうです、もっと大きく硬くしてくださいね」
オオタチは根元から先端まで、手の動きを速めて亀頭部分を口に含ませた。
キャンディを舐めるように舌で丁寧に転がし、美味しそうに味わう。
口内にあるごろごろと、息苦しく塞ぐ存在が堪らなく欲しかった。
更に奥まで肉棒全体を咥えるように頬張り奉仕した。
「ああ、気持ちいい……」
手の代わりに口で上下運動をさせる動きに連動して、オドシシも腰を振り動かした。
「はむっ、ふ……」
一層激しさを増したそこから、オオタチの唾液が飛散し辺りは汚れてしまった。
それも構わず一心不乱で奉仕を続ける。
「結構お上手じゃないですか」
オオタチはその一方で再び下腹部に手を伸ばし、自分の行為に耽った。
「あむっ、んんんー!」
上では久々の夫を堪能し、下からはいつもの行為がより新鮮な形として快感となり、脳はオドシシの声が夫の声として認識している。
オドシシの他人行儀である言葉も、脳内では勝手に夫の愛の言葉へと変換される。
それらは非常に興奮させられるものであった。

上はぐちゃぐちゃと下品な音を出し、オドシシに気持ちよくなってもらうため動く。
予想以上のものに、オドシシは溜息を漏らし快感を味わった。
だが、長く楽しんでいるわけにはいかない。
腰の振りを止めオオタチの口から己を取り出す。
細い糸を引き、撫で繰り回されていた感覚もなくなった。
早く続きをしたい気持ちが強くオドシシを動かした。
オオタチを後ろに向かせ、尻を高く上げさせる。
尾の付け根に触れると、自然と長い尻尾が持ち上がり、受け入れる体勢をとる。
「挿れますよ、奥様」
尻とアソコはヒクつき、オスの侵入を待ち焦がれている。
体は大きいように見えたが、尻尾を差し引くとオドシシにとっては小動物に近いくらいだった。
「ああん、早く入れてぇ!」
高々と突き出された腰をがっちりと抱え、オドシシも腰を近づける。
「もうこんなに濡れていますよ?」
肉棒を股に擦りつけ、クリトリスに更に刺激を与える。
オドシシ自身にも快感が加わり、それだけでも十分なくらいであった。
「いやぁん、焦らさないでぇっ」
「本当にいいんですね?」
「早くぅ!」
最も濡れて溶けている部分に運び、一気に身を押し込んだ。

「ああーーーーーっ!」
熱く締まった中をオドシシが突き進み、あっという間に奥まで到達した。
「ふっぁ……」
「ああ、絡み付いて堪らない!蕩けちゃいそうです」
オドシシはガツガツと中を貪りオオタチを侵食していく。
愛液で溶けた内壁がオドシシを締め付け、耐え難いほどの快感を生み出す。
「ああん!気持ちいい!!あなたぁンっ、はぁっあん!そこぉっ!」
オオタチが身を善がらせるポイントを重点的に擦りつけ、官能を高めていく。
「あふ、もっとぉ!奥まで突いて!」
体のぶつかる音と水音が部屋に響き、なんともいやらしい空間へと変化させているのだ。
371オドシシ♂×オオタチ♀:2009/08/30(日) 20:27:10 ID:qHOkoKNc

徐々にオオタチの中が痙攣を始め、オドシシを呑み込んでいく。
腰の動きを速め、奥の奥まで大きな自身で突き、オオタチを存分に楽しませる。
卑猥に叫ぶオオタチを支配する感覚がとてもよかった。
「やぁっ、おちんちん気持ちぃっ!大きいぃうぅん!もっと欲しいのぉ!」
オオタチも堪らず腰を振り、中の摩擦がより強くなった。
締まりも強くなり、そろそろ限界のようだ。
「そろそろ、っいきますよ……」
オドシシは体勢を持ち直し腰をがっしりと挟み込み、体全体を使って動きを激しくした。
その瞬間にオオタチの奇声が上がったのだが、構わず腰を進めていく。
止まることを知らずに内部を掻き混ぜ、強い突き上げを繰り返す。
「はっあぁァッ!イっちゃうイっちゃう!」
「くっ!」
今にも達してしまいそうな体に鞭を打ち、オオタチを壊すかの如く乱暴に揺する。
それが双方の強い快感となり、体の震えがビクビクと大きくなった。
ゾクゾクと快感が立ち昇り、気持ちの高ぶりも最高潮に達した。
「最愛の方に抱かれ、っ、さぞかし気持ちいいことでしょう!僕もっ、思うがままにするということは最高です!」
「ひっ、ああっ、ああんああん!イクイクぅ!!」
オオタチは体を大きく仰け反らせ、絶頂を迎え入れようとしている。
オドシシは弾ける寸前の自身を高く突き上げ最奥に貫くほどの勢いを与えた。
「ああっ!あああーー!」
オオタチの体が大きく跳ねた瞬間、オドシシのモノがギチギチに締め付けられた。
「ううっ……!」
腰を数回振り、白濁した精液を全て子宮へと注ぎ込んだ。
オドシシはオオタチと巻き添えにして倒れこみ、肩で浅い呼吸を繰り返す。
抜くと混ざり合った体液が零れ、藁を汚した。
「はっ、ふぅん……あなた……」
オオタチは中にあった夫の形を思い出し、余韻にいつまでも浸っていた。


「このことは旦那には内緒にしてね……」
我に返っても、オドシシと交わったことだけはバッチリと覚えていた。
「えぇ、勿論ですよ」
オドシシは先ほどとは裏腹に爽やかな笑顔を見せた。
オオタチは汲んできた水を口に含み、汚れを水と一緒に洗い流した。
無味である水からはっきりと透明感と清涼感が感じられた。
乾ききった喉を潤し少し気持ちを落ち着かせる。
「そういえば、200ポケお返しします」
オドシシは落ちている鞄を引き寄せ、中から2枚コインを取り出した。
「これが私の値段だっていうの?」
オオタチは不服そうにオドシシの顔を見た。
「まさか!バザーできのみを買って、またジュースを作ってくださいってことですよ」
また配達の際には行為をしたい、考えていることはおみとおしだった。
「分かったわ……」
半分騙されたにしてもオオタチにとっては満更でなかった。
オドシシの前足をしっかりと握り、たった200ポケの輝きに酔い痴れていた。

「では、そろそろ仕事に戻りますね」
オドシシは首に鞄を提げ、自分で家の扉を開けた。
オオタチは藁の上で見送り、旦那によろしくね、と伝えた。
「ええ、ではお邪魔しました」
扉が閉まると嘘みたいに静けさを取り戻した。
372オドシシ♂×オオタチ♀:2009/08/30(日) 20:27:50 ID:qHOkoKNc

山を越え鬱蒼とした森を抜けること数日、大きな道が現れ、オドシシはその上を沿って歩いた。
やがて大きな町が見え、大規模な露店で賑わっていた。
「あ、郵便屋さんだ!こんにちは」
「こんにちは、ナゾノクサさん。お手紙が届いていますよ」
「わーい、ありがとう!」
オドシシは丁寧に一匹一匹に手渡しで回り、この町でも誠実なオドシシは人気者であった。

オドシシはある一軒の家の前まで来た。
家は丸太で出来ており新しく、周りには美しい花が植えられている。
「ごめんください。郵便屋でーす!」
扉をノックし大きな声で挨拶をすると、若いメスのオオタチが扉を開けてくれた。
「ごくろうさま。どうぞ入ってください」
「いえいえ、お構いなく……」
「何言っているんですかぁ、いつもそうしてきたじゃないですか」
「そうですか、それでは……」
迎え入れられて家に入ると、広い部屋にオスのオオタチ、夫が木のテーブルに肘をつき、踏ん反り返っていた。
「やぁ、オドシシさん。どうぞ座ってください」
オドシシは席に案内され、木のイスに座った。
「しろいグミがたくさん手に入ったんです。好きでしょう?どうぞ摘んでってくださいよ」
メスオオタチは立派な木の器に溢れんばかりのグミを入れ運んできた。
「ありがとう、いただきます。ところで、お手紙が届いていますよ」
オドシシがテーブルの上に何通か手紙を出すと、夫は一通の封筒を発見した。
「お!また来たな」
双方のオオタチはニヤニヤと卑しい顔でその封筒を見ていた。
手紙を取り出し、馬鹿にした表情を含み笑いながら手紙を読んだ。
その間、オドシシはしろいグミを美味しそうに味わった。

手紙を読み終えた頃、メスオオタチが口を開いた。
「ほんと、今回も懲りない手紙だったわね。ねぇ、いつ別れるのー?」
「何言ってる。お前もこの馬鹿な手紙を楽しみにしているじゃないか」
そう言ったついでにオドシシが見ているのを憚らず、キスをした。
「今はお前といるんだ。この町にいる間はずっと一緒だよ」
はにかみながらメスオオタチは、そうね、と呟いた。
オドシシに至っては日常茶飯事のことで、特に気にもしなかった。
「今回も私が書くわね!『君を想うと夜も眠れないよ』……」
「そりゃいい。まぁ僕は君を今夜も寝かせないがね……」
オスがメスの顎を優しく持ち、顔を見合わせ大声で笑った。


「では、配達お願いしますね」
「ええ、かしこまりました。それと、グミもごちそうさまでした」
オドシシは受け取った手紙を鞄に入れ立ち上がり、メスオオタチに扉を開けてもらった。
「あ、ちょっと」
扉を出ようとした時、夫に呼び止められた。
「何度も言うようですがこのことは妻に内緒にしてくださいね。仕事はとっくに終わっているということも」
オドシシは揺るぎのない目で夫を見て、堂々と答えた。
「勿論!簡単に秘密をばらすようでは、郵便屋の仕事は務まりませんから!この仕事はお客様との信頼関係が最も大切なのです」
その様子を見た夫はとても安心した笑みを浮かべた。
「じゃあ、よろしくお願いしますね」
オドシシは挨拶の代わりに微笑み、メスオオタチが扉を閉めるのを見届けた。
その扉が閉まる瞬間、オドシシの笑みがニヒルな笑いに変わったことに気付いた者は、誰もいなかった。
そしてオドシシは、郵便屋の仕事へと足を向けた。



――end
373名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 20:28:26 ID:qHOkoKNc

以上です
374名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 21:59:18 ID:odpOvONY
いきなりラッシュ来たなーGJ!

>>358
続き乙!待ってました!エロは無いって前置きがあるのにレントラーが夜這いするのかと一瞬wktkしたw
フローゼルが好きなので出番が増えて嬉しい。
続き期待しています

>>364
ハッサムもストライクもカッケェ。
友情と愛情の境のような関係がいいなあ。

>>365
新作乙!不倫にレイプに…ほのぼのな作風なのになんて展開だ。
オチがこえぇぇ。それにしても催眠術は便利だなw
375名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 22:50:45 ID:scjrFITO
上品にあんむぅぅう!!!
376名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 23:03:08 ID:R5OFG+2Y
なんだこの大量はぁぁああああ!!みんなGJ!愛してる!
377名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 13:47:47 ID:ZCiPP2uA
しばらく投下が無いと思っていたら連続してキテター!!!ハアハアハアハアハもうGJGJ!!!

>>364のコメントで気がついたがクチチェリのトレーナーってコレクターなの?
メタボな理科系の男だと思っていたw
378名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 18:13:35 ID:T7z6tHyi
>>346
数多くのキャラを余すことなく描写できてて筆力の高さがうかがえるな。
ブーバーとフローゼルがなんか怪しい雰囲気な気がするぞw
>>359
両方とも男らしいな。まさにオス交尾。
>>365
奥さんがかわいそうです(´;ω;`)
あと、オドシシもちょっと辛いのかなあとも思った。
交尾シーンも情景や音の表現が効果的に取り入れられてて、臨場感があるなあ。

379名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 22:21:41 ID:N81WrQ2d
600までにスレ埋まりそうだな
380名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 20:27:04 ID:vykpuM1N
やっぱ催眠術は良いな
381名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 23:47:54 ID:0XGu5vTz
最強はメロメロ
382名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 00:07:16 ID:oHrr/hQk
クチートに誘惑されたいハァハァハァハァ
383名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 09:41:53 ID:sXXOPz+d
クチチェリのクチートって甘い香りまで持って無いっけ?
甘い香りを出しつつ誘惑だなんて最高じゃないか!

泳ぐフローゼルタンの背中に乗りたいハァハァ
384名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 11:18:37 ID:TX+5X+1t
チェリンボを紫の上計画みたく育てたいハァハァハァ
コウキのザングを心行くまでドMに調教したいハァハァハァハァ
385名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 12:37:00 ID:eyTlGrDy
夏も終わったし気長に待とうぜ
ヒコザンっていうとアニメのヒコザル思い出すしライザンっていうと某サイトに昔あった絵を思い出すなw
どうでもいいが
386名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 19:39:48 ID:XyTe3DkT
ミュウツーとかの伝説系を陵辱したい
387名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 19:44:19 ID:SQ+79IY7
ポケダンってさ
奇数階と偶数階で基本♂♀別れてるじゃん?

ダンジョンに出て着るモブポケモンはホモレズ多いんじゃね?


あとそこにたまにいる性別固定ポケモン(ニドランとかミルタンクとかエビワラー)はレイプ逆レイプされまくりじゃね
388名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 21:06:21 ID:Tyd4H5WA
神秘の森のダークライは
ハッサム♂やらヘラクロス♂やらに犯されるわけですね!




他のチームが先にダークライ(ふたにゃり)
見つけたらどうなるんだろうか。
389名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 22:34:23 ID:RcKz3cwk
というかその考えで言うとモンスターハウスやばいな

狭い部屋に大量の同性ポケモンがみっちり…
390名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 23:45:37 ID:2SspkLvK
エネコとアチャモとかの主パがお遊び気分でキャピキャピしながら手強い男ジョンに行く→油断してたら一階で輪姦される
391名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 23:50:32 ID:TX+5X+1t
>>390
>男ジョン ワロうたw
逆もいいよなー。♀主パが逆レイープしに行くとか。♂主パがレイープにしいくのもあり。
いっそお尋ね者を襲うとか襲われるとかだな
392名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 01:21:36 ID:x0+Yg9Fk
シレンみたいに特殊ハウスの概念がなくてよかったな
奇数階でパワーハウスとかきたら・・・


偶数階のドレインハウス(虫ポケで吸い取る・草でメガドレ・霊でドレパ)
も恐ろしいな
393うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:24:16 ID:UTVFLV+C
話題とは全く違うジャンルを投稿します。

長いので、時間かかります。

注意
・イーブイ進化系♂×キュウコン♀、ロコン♀
・言葉はそれほどではないが、残虐な表現あり
・強姦致死あり
・ピカチュウ師匠、弟子イーブイの、ふと出来た作品。
394名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 02:25:17 ID:p6z1r9A6
強姦致死て
395うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:26:22 ID:UTVFLV+C
 そのロコンには、兄弟がたくさんいた。
 彼の姉は2匹、すぐ上に兄が1匹、そして妹が1匹。ケンカもするけど、仲良しだった。
 彼らの母はキュウコン。それは美しく、野生とは思えない。遺跡に住み初めてからも、それは変わらなかった。
 ロコンは今日も母に甘えようと、体に潜り込んだ。いつもフカフカで暖かい。他の兄弟たちと争うように母に寄り添う。

 そのまま寝てしまうこともしばしばで、母に抱かれて夢を見ていた。心地よかったが、いきなり投げ出される。キュウコンがいきなり立ち上がったのだ。複数の獣の足音。遺跡に何者かが入って来た。子どもたちは母の影に隠れ、侵入者を見た。
「あ〜兄貴腹減っちまったよ…」
「言うな、俺だって何も食ってねぇよ。」
「木の実たらふく食いてぇなぁ」
「近くの小川に魚がいると思う…っと!!!」
シャワーズは驚いたようにキュウコンとロコンたちを見る。どうした、と後から来るサンダース、リーフィア、エーフィ、グレイシア、ブラッキー、ブースター。
396うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:27:44 ID:UTVFLV+C
「先客だ。」
リーフィアは残念そうに言った。誰もいないと思って来たのだろう。
「いや、ちょうど良いんじゃない?」
ブラッキーが前に出て来る。
「ねぇ、僕たちイーブイ進化系兄弟。お腹空いてるんだけど、何か食べ物分けてもらえませんか?」
「……そういうことなら、木の実がありますので、食べたらお引き取り願えますか?」
キュウコンは力強くにらみ付けた。何故なら、彼等は全員雄だ。キュウコンを騙し、ロコンたちを捕食することだって考えられる。
「ありがとう!」
飛び切りの笑顔でブラッキーは答えた。キュウコンから木の実を受け取ると、エーフィが取り分けた。そして、ものすごい勢いで食べ始め、一家の一週間分の木の実がなくなる。中には、妹が食べるのを楽しみにしていたモモンの実もあった。
「ふー!食った食った。」
グレイシアがゴロリと横になる。他のやつらも満足そうだ。
「なぁ、兄貴ぃ、腹いっぱいになったらよ、やっぱ、なぁ。」
サンダースがエーフィに持ち掛ける。客たちは一斉に集中した。
「ん?当たり前だろ?帰ろうってんだから、帰ろうぜ。」
嬉しそうにブースターがしっぽを振る。
397うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:39:05 ID:UTVFLV+C
「では優しいキュウコンの奥さんにご挨拶。」
リーフィアが葉っぱを飛ばした。キュウコンへ。突然だがキュウコンの目には勝てない。
 尾から上がる青い火。それは葉っぱを焦がし、地面にたたき付けた。
「恩も知らない恥さらし。消えるがいい!」
炎は9つから生まれて、ヘビのようにうねる。そしてリーフィアに食らい付いた。
「ぶぅすたぁばりあー!」
ブースターが体当たりでリーフィアを守る。炎を身につけブースターの勢いが強い。
「つうかまどろっこしくやらんで、いっぺんにやるぞ」
エーフィが合図をした。シャワーズが全力でハイドロポンプ。サンダースがそれを手助け。からかうグレイシアの氷のつぶて。ブラッキーの黒い眼差し。ブースターの突進。リーフィアのソーラービーム。そしてそれらを隙なく統率するエーフィ。
 どんな強豪でもたちまち負けを認めるという。キュウコンも例外ではなかった。数分もしないうちに、足元から倒れる。ロコンたちは心配そうに駆け寄った。
「逃げなさい!恩知らずの、乱暴者だか…」
398うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:42:06 ID:UTVFLV+C
ブースターがキュウコンにのしかかった。その顔はとても楽しそう。これがトドメとなり、キュウコンは立ち上がれなくなった。
「んじゃ、今回、こっちが良いと予知した我が弟を祝し、一番乗りの権限を与えよう。」
エーフィはブラッキーに言った。ブラッキーは喜んだが、恭しくエーフィに一礼する。
「お言葉ですが、ここはやはり序列で行きませう。」
「なんと兄思いの弟だ。しかし弟よ、他の兄弟は皆待ってられなそうだ。」
エーフィはしっぽを鞭のようにしならせた。そして、キュウコンに覆いかぶさると、9つのしっぽをかき分け、雌の性器を探り当てた。
「兄弟たち!遠慮はいらん!」
キュウコンは小さく呻いた。雄の性器が、入って来ている。しかも乱暴者の。一気に奥まで突き抜けると、地震でも来たかのようにキュウコンの視界が揺れた。目をつぶり、じっと耐える。
「ちっ」
自らの精を吐き出し、エーフィは舌打ちした。反応がなくてつまらない、と。
「じゃあ兄さん!」
人懐っこいブラッキーはロコンたちを見た。黒いまなざしでずっと動けず、母親が犯されるのを見ているしかなかったロコンたち。ブラッキーは嬉しそうに「品定め」をしている。そして決まったのか、一番上の姉をくわえた。
「ひっ!」
凍り付いた表情。恐怖で抵抗も出来なかった。さらに雄たちの中心に置かれ、逃げようにも足が動かなかった。
399うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:44:52 ID:UTVFLV+C
「こいつもやっちゃお!」
雄たちは喜んだ。ブラッキーの提案と、それを許可したエーフィに。悪魔の宣告に、キュウコンは懇願する。娘は助けて、と。
「じゃあもっと喜ぶんだな。『犯されて喜ぶ淫乱でいけないお母さんです』ってガキどもに言え。」
エーフィはしっぽを動かした。合図だ。雄たちが一斉に立ち上がった。キュウコンを取り囲むように。
「じゃ、俺が入れて言わなかったら、罰ゲームね。」
シャワーズがやっと使用を許された性器を、何のためらいもなくキュウコンにぶち込む。
「!!ぎゃあああ!!!!」
水タイプのシャワーズの攻め。効果は抜群だ。さっきとは違い、キュウコンが必死に涙を堪えている。
「ほらほら、早く言わないとどうなるかなー」
リーフィアが煽るも、それどころじゃなかった。歯が震えて言葉が出ない。シャワーズが揺する度に涙がこぼれていた。
「そろそろいくぞ!」
潮水を傷口に受けたような衝撃がキュウコンに伝わっていた。聞いたこともない母親の悲鳴にロコンたちの足は震えた。
「ふぅ、やっぱ言えないか。仕方ないね。」
エーフィのしっぽがまた動いた。リーフィアは嬉しそうに姉に近付いた。
400うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:48:43 ID:UTVFLV+C
「へへっ、小さい子はやっぱいいよねっ!」
ロコンはその目ではっきり見た。母であるキュウコンよりも。6つのしっぽの中にある姉の雌の性器を、リーフィアは満足そうに見ている。匂いを嗅ぎ、まだ発情期も来ていない子どもだと確認する。姉が涙目でこちらに助けを求めている。
「なぁ、こいつもいい?」
サンダースはそこへ2番目の姉を連れて来た。エーフィはもちろんだ、とうなづいた。
「じゃあ、どっちが先にイクか勝負だ!」
姉たちを向かい合わせ、位置につくサンダースとリーフィア。
「姉ちゃんたちをいじめるな!」
兄がついに立ち上がる。小さい体でリーフィアに体当たり。
「なあに?弟も喜んでるよ!!」
全く効果がない。兄はリーフィアに何度も攻撃するが、どれひとつダメージを与えられない。
「お〜いブラッキー、ちょっとうっとおしいから黙らせといて。飛び切りはとっといてやるからさ。」
「りょーかい!」
ブラッキーの悪の波動。兄は衝撃を受け、転んでしまった。
401うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:52:17 ID:UTVFLV+C
「君はお呼びじゃないよ。」
アイアンテールで兄の腹を叩いた。手加減などしないで。ぐふっと肺から空気が出る音がした。終わりではない。さらに叩く。何度も何度もたたき付ける。終いにはバットのように振り回し、吹き飛ばした。兄の体は天井に当たり、首が直角に曲がっていた。
「君も歯向かう?」
ブラッキーがロコンを見て言った。家族の姿を目の当たりにして、体が動くわけがなかった。
「だよね。じゃ、御褒美はもらうね!」
ロコンの隣に隠れるようにしていた妹を軽々持ち上げる。驚いた妹は、足をばたつかせるが、ブラッキーに効果なし。
「大丈夫だよぉ、安心して。僕が君の初めての人だから。」
それはロコンの見えない後ろで行われたが、行為は予想できた。妹の声が悲鳴に変わった。
402うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:54:06 ID:UTVFLV+C
 キュウコンは、仰向けに寝かされ、ブースターを中心に、兄弟たちがいつも占領していた乳房まで堪能している。ほぼ反応などない。噛まれても痛いとも言わず。
「反応なくなっちまったな。つまんね。シャワーズ、今回の当番だ。」
エーフィはしっぽを動かした。
 姉たちは一回だけでない。後ろ足としっぽが精液で真っ白くなるまで犯されていた。途中、何度も攻撃されつつ。エーフィがしっぽを動かしたことで、ようやくやめたのだ。
「どうしたどうした?」
「恒例のあれをやる。今回は炎タイプのキュウコンなので、シャワーズにやってもらおう。」
雄たちは盛り上がる。キュウコンの尻を向け、姉たちのしっぽを向け、妹の口を向ける。皆がシャワーズの手助けに入った。
「では、キュウコン一家に感謝のハイドロポンプ!」
手加減なしのハイドロポンプは、キュウコンの股間に容赦なく襲いかかる。
「ひぎゃあああ!!!!」
キュウコンの体がけいれんを始めた。それを見て、笑い出す雄たち。タマゴを産んだわけでもないのに、キュウコンの股から血があふれ出す。
403うらみのほのお:2009/09/03(木) 02:56:57 ID:UTVFLV+C
「次!ロコン兄弟!」
切り裂かれるのでは、と思うくらいのハイドロポンプ。しかしそれを食らっても、姉たちは少し体を逸らせただけだった。
「お前もな!」
ロコンも例外なく水圧に押し流される。体は遠くに吹き飛ばされた。雄たちの「よく飛んだ」と喜んでいる声が遠く響いた。


 ふとロコンは目が覚めた。遺跡は静まり返っている。誰かいないかとふらつく足で歩いた。
「え……」
目を見開いて動かないキュウコン、そして兄弟たち。
 美しかった毛並みは、ボサボサに乱れて血をまとっていた。
 優しかった姉たちは、全身に精液がつかっついる。
 兄と妹はいなかった。代わりに、骨と血が残されていた。
 ロコンは座り込んだ。大好きな母、そして兄弟を、あいつらが奪っていった。
「許せない……」
やつらと同様、大事な家族を奪ってやる。イーブイ進化系、そいつらの雌を片っ端から犯してやる!
 ロコンは遺跡を飛び出した。家族の復讐を誓って。



404名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 03:03:01 ID:36mN1NvN
乙ー。淡々とした描写が逆に怖いとオモタよ。あのキュウコンにこんな過去があったのか。

でももっと動きに文章で説明をつけるとよりそれっぽくなると思うんだ。
例えばハイドロポンプっつってもどうやって発射してるんだ?
口から?首周りの襟から?尻尾から?って首を捻ってしまう。
改行と行数にも気を配ると読みやすくなっていいと思うよ。
405名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 03:07:29 ID:p6z1r9A6
ブイズの口調がとびきり変よね
406名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 04:58:29 ID:5JF5o0qB
KOEEEEEEEEEE!!
407名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 06:51:06 ID:1edWHHfb
やっぱりエロ描写は喘ぎ声とか効果音とか
入れたほうがエロく見えるんだろうか
いっそのことユルめの世界観を作ったほうが
エロに持ち込むのが簡単になるかもしれない
ポケモン風俗とか深夜番組とか
408名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 13:05:12 ID:c3NqeT3G
金銀リメイクの影響で金銀ポケのSSが増えるだろうな
409名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 14:57:20 ID:1TaETsG4
>>403
なかなか良かった
410カイリキーとかの人:2009/09/03(木) 15:05:13 ID:1edWHHfb
さて、書いてしまったので投下します。

・スリーパー♂×人間女(〇学生←〇には好きな文字を入れてね!)
・催眠プレイ(弱)
411『如何に彼女は夏を乗りきったか』:2009/09/03(木) 15:11:39 ID:1edWHHfb
「ぐがががががっぐがっががががぁ!?」

Tシャツにハーフパンツを着た女は椅子に座り、
机の上に鎮座するプリント、原稿用紙、その他もろもろを埋めようとしていた。
しかしそのあまりの量の多さ、プリントやらなんやらの緻密さに
集中力が二、三枚埋めた後に完全に切れ、床をのたうちまわっていた。





――夏真っ盛り、なおかつ学生が最も歓喜する時期

―――夏休み。無論女もこの長い休暇を存分に楽しんだ。
海にも行って肌をこんがりと焼いた。
家族旅行も行ってこの先忘れることの無いような思い出を作った。
親の実家に戻ってゆったりとした時間を過ごし、
夏祭りで大いにはっちゃけて花火の綺麗さを網膜に焼き付けた。




そうした時間も全て過ぎ去り、
休みの残りが片手で数えられるようになり、
休みの最中にやるように出された恐らく全ての学生が嫌うもの



――夏休みの宿題が手付かずのまま机上にあった。

そして今に至る。女は非常に焦っていた。
このまま手付かずのままだと成績に深く影響する。
だが今のままでは埋めることはできまい。
プリント類は回答を見ながら埋めるとしよう。
しかし全て正解だと怪しまれるから適度に間違えるとする。




「ウボァーー……」
女は落胆した。回答を見ながらプリントを埋める、適度に間違う。

……時間がかかる。
夏休みの残りと先程回答を見ながら解いたプリントに費やした時間×今現在残っているプリントの枚数+その他=


プリント類とその他に費やされる時間>>>>夏休みの残り

これはまずい、やるがやらまいが破滅だ。

「――夏休みが終わらなければ良いのに。」
そう呟いても現状はどうにもならない、ただ必死で埋めても全て諦めても。
412『如何に彼女は夏を乗りきったか』:2009/09/03(木) 15:13:57 ID:1edWHHfb

と、トランス状態に陥りかけている女の部屋の前をのそのそと足音。
今は家の中に誰もいない筈だが、と思ったがそれは間違っていたことに気づいた。

研究員の兄が「預かっといてくれ」、とポケモンを家に送ってきたのだ。

確かそのポケモンは、エスパータイプで、例によって賢く……




…刹那っ……女に驚異的閃きが浮かぶっ……!!

女は直ぐ部屋の扉を開け、
のそのそと廊下を歩いている黄色い人型のポケモン、スリーパーの肩を叩き、
「ねぇスリーパー、ちょっとお願いがあるんだけど……」
こう切り出し、話した。「どうか私の宿題を全部代わりにやってくれくださいお願いしますっ!」
女はこのようにスリーパーと話すことは少なかった。

否、全く無かった。
スリーパー自体物分かりが良く、
暇なときは廊下を歩いているか瞑想してるかのどちらか、
時々母に頼まれたのか台所で料理を並べていた。
とにかく女含めて周りの人に迷惑をかけず、
自宅にいながらふれあう機会がほとんど無いに等しかった。




――やはり……やってくれるわけ…無いっ……!
所詮…只の思いつきっ……!
自分に都合が良い考えっ……!



女は、 めのまえが、 まっしろに なっt



スリーパーが分かったと言うようにうなずき、女の部屋へ足を進め始めた。
嘘、まさか本当にやってくれるんじゃ……女は、半分期待を込めて、
その後ろをついていった。
413『如何に彼女は夏を乗りきったか』:2009/09/03(木) 15:17:37 ID:1edWHHfb
――スリーパー。催眠術を巧みに使用し、人間、特に
年増も行かぬ子供を連れ去ったりする。
そんなド畜生な地獄すら生ぬるいポケモンが、
今まさに人の、私の役に立つことをやるかもしれない。
女は自室のベッドに腰掛け、
部屋の中にいるスリーパーがどんな行動をするのかを今か今かと待ち構える。
スリーパーは机上のプリント類を見て


あらかじめ手に吊り下げているコインを女の方へ向けて


コインをゆらゆらと揺らして

女はコインの動きに目を奪われてだんだん女がレイプm………


目の焦点がぼやけ始め、


いきなり、女は服を脱ぎ始めた。
簡素なハーフパンツから、Tシャツ、その内部の下着まで。
あっという間に一糸纏わぬ姿になり、
それを見て満足そうにスリーパーはにやけ、ベッドに乗り、
その上の女に身体を寄せると
「むぅっ……」

女の口腔内へ自身の肉厚な長い舌を滑り込ませた。
「ううっ……ふぅぅっ…!んっ……」
舌が女の口内を自由に動き、歯列を舐め上げ、唾液を注ぎ、
舌をぐるりと絡め取られる。
普段の女なら唇を奪い取ろうとした時点で強烈なアッパーを顎に叩き込み、
のけぞったその無防備な腹部に鉄の拳をねじ込み、
うずくまったスリーパーの首をガッチリと掴み、
そのまま首と体を切り離していただろう。
しかし前述したように女はこの接吻を受け止め、
くちゅくちゅとか言う水音すら鳴らしている。
すがり付くように絡む舌に舌を返し、注がれる唾液を飲み込み、
与えられる快楽をしっかりと受け止めていた。
「ふっ…!ああっ……!」
黄色い手が伸び、むき出しの胸に降れる。その刺激に声を上げようと口を開けた
途端舌が奥まで侵入する。
414『如何に彼女は夏を乗りきったか』:2009/09/03(木) 15:19:11 ID:1edWHHfb
「かはぁッ……えぅっ…むぅ…ぅっ……」
唇と唇が完全に密着するディープ・キス。
その中ではぽわぐちょ、もといアーボの交合のように舌が絡み合っている。
スリーパーはキスを続けながらぐいぐいと胸を揉み、先端の突起を摘まみあげた。

「むぅっ!?」
女の体がビクリと震え、尚与え続けられる刺激に秘部からとろとろした粘液が垂れ、
淫靡な香りが部屋に充満した。


くちゅっ……ちゅく…
「くうぅぅぅぅっ!?」
無論、それにスリーパーが気付かない筈がない。
胸を掴んでいた手を即刻秘部に当て、探るように指を動かす。


にちゅ…くちゃ……ぐちゅ…
どこぞのぽわぐちょが発するような音をたて、秘部に指が這ってゆく。
次第に溢れる液の粘性が強くなり、香りもそれに比例するように強まる。


…ずるぅっ……
「ふあぁぁっ……はあっ……」
女の口からようやく舌が引き抜かれた。
舌と舌が銀糸で繋がリ、重力に従ってプツリと倒壊した。
「シュウウウウッ……」
スリーパーは満足したかのようににやけながら女の顔を見る。
女もスリーパーを見ているが焦点がどうにも合ってないようで
単なる「黄色いヤツ」のようにしか見えてないようだ。
キスの余韻に浸っていた女のぼやけた視点がいきなり反転、
太股辺りを掴まれる感触、
上を見上げる形となって視界にはなにか「黄色いヤツ」と
その黄色から生えた赤色の、強いて言うならば「三本目の足」が顔の前に鎮座していた。
細かく震え、野性的な香りを鼻腔に響かせている。
415『如何に彼女は夏を乗りきったか』:2009/09/03(木) 15:21:23 ID:1edWHHfb
ベチャッ…!グチュゥッ……!
「ふぁぁあぁぁっ!?」
視界には「三本目の足の赤」、それを隠すように白がチラつく。
秘部をなにかが、柔らかくて熱くて、自由自在に動き回っている。
漏らしたかのように粘液が溢れて、それは貪欲に動き続ける。
グチィッ……クチュッ…!ジュウウウウッ!
「ひゃっ…もうっやめぇぇぇっ?!」

粘液を飲み尽くすように秘部を吸われる。
――これは、口だ。ひたすら私を味わおうとしていて
―――分かった所でどうにも出来なかった。
ひたすら体を反らせ、喘ぎ続けるだけしか。
「むぐぅぅぅっ!?」
女の口が再び塞がれる
。しかし舌ではなく、それより遥かに大きな質量と熱を持った、
野性的な香りに包まれたそれで。
ヂュプゥゥゥッ!

「んうぅぅっ!」
秘部の内部に舌が侵入し、存分に味わおうとぐちゃぐちゃと掻き回し始めた。「ふぅぅぅっ!むあぅっ!」
秘部の中で肉厚な舌が存分に動き、蜜を舐めとる。
スリーパーは小刻みに腰を動かし、口内には肉棒がヌルヌルと奥に押し当てられている。
女はひたすら秘部からの刺激に喘ぎ、口一杯に広がる
雄の風味と押し込まれたそれの熱さに意識が飛びかけ、
秘部の中の舌の感触でさらに意識が遠くへ向かう。

そして舌が奥のある一点を抉った瞬間、

「んむぅぅぅぅ!?」
女の体がビクビクと震え、絶頂に達した。
秘部からは粘性の高い液体が噴き出そうとしたが、それは舌に阻まれ、
スリーパーが秘部に口を当て、それを飲み下す。
吸い上げるたびに女は短く喘いだが、気にせず吸い付き続けた。


―――しばらく経った後、スリーパーは口を秘部から離し、
自身を女の口から引き抜いた。
「く、あぅぅ………」
女はスリーパーの先程まで口内を犯していた肉棒を名残惜しそうに見つめる。
もし、スリーパーの背骨が真っ直ぐならば胸に届きそうなくらい大きいそれは、
女の唾液やら先走りやらで包まれ、ビクビクと動いている。
スリーパーはその女の視線に気づいたのか、体を反転させ、
女と向き合う体勢をとる。
そしてすっかり蕩けた女の秘部に女が欲しがっていたそれの先端を当て、

一気に突き入れた。

416『如何にして彼女は夏を乗りきったか』:2009/09/03(木) 15:22:08 ID:1edWHHfb
ぐちゅっ……ぐちゅっ…ぐちゃっ…ぐちゅっ……

「ひぁぁぁっ!?もうっだめっ…だめぇぇーっ!」
女の体は震え続け、断続的に絶頂を迎えている。
それを一切スルーして打ち付けられる肉棒。

女は顔をぐちゃぐちゃにしながら啼き叫び、
スリーパーはどう見てもにやけながら腰を振り続ける。

「もうっ無理っダメっ壊れちゃうよぉ!」

女は叫んで懇願する。

スリーパーは聞いていない。

ゴリッ…グチィッ…グチュッ…ゴリュッ…

秘部のより奥深くを極太の、
人のものではない肉棒で掻き回される。
ずんずんと奥までねじ込まれ、
腰の動きが徐々に速まって、

「ふあぁぁぁぁっ!?

どくっ……どくっ………

女が絶頂を迎えたとほぼ同時に、最奥の肉棒から熱い精が放たれた。
溢れることなく、すべて奥へ奥へと注ぎ込まれ、


女は めのまえが まっしろに
なるまえに スリーパーが ねむらせた


どうにも熱気が篭って女は目が覚めた。
服装はTシャツとハーフパンツ。
窓の外はすでに日が落ちきっており、
近くの時計は外の風景相応の時刻を指していた。
何故かやたらと腰から下腹部にかけて重みを感じる。
確か私はスリーパーに頼んで……!
寝起きのだるさがやや残る身体を動かし、
机上のプリントその他諸々を見た。


……全部やりあげてあるではないか。
廊下をのそのそと歩く音。
扉を開けると、目の前には黄色。
「スリーパー、ありがとっ!」
軽く跳びながら目の前のポケモンに抱きつき、感謝の意を示した。
スリーパーは照れてるように……?笑った。
417カイリキーとかの人:2009/09/03(木) 15:26:51 ID:1edWHHfb
Q.なんで健気なフーディン♀は出ないの?

A.初日に計画表作ってるから
終りです。エラー出る程改行使いまくりました。

……ポケモン界ではよくあること。多分。
418名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 16:29:42 ID:BoPyUlMp
>>391
うわ変換ミスった…
笑ってもらえて良かったw

>>410
○の中には「ちいさい」という字を入れて楽しませていただきました。
乙!ぽわぐちょ吹いたww
適度に間違えるって、やったなぁ……懐かしいwww
419名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 18:52:39 ID:3qP2tJfj
なんともエロイぜ…
420名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 02:25:51 ID:A8XnahBx
>>417
ワロタし文章上手いしエロいけど…





いややっぱ何でもないです
421名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 08:58:16 ID:nOJH+ixi
>>420
俺と同じこと思っているかも。
422名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 09:51:34 ID:rwrgQ1kK
気になるなあ…
423名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 12:19:33 ID:Bqni5Kah
てすと
424名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 00:42:17 ID:5CK05ABX
>>420-421が何を思ったのかが気になる
425名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 01:23:08 ID:iYI2JOqg
>>424
俺もお前と同じこと考えてるよ・・・
426名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 02:17:59 ID:VNc09VkD
>>404

今さらながらのレスをお許しください。


申し訳ありませんが、この話の主体は、シャワーズのハイドロポンプではありません。

従って、主体以外は削ります。
それに、その描写を入れることにより、文が長くなり見にくくなります。
短文至上主義者ではありませんが、長文は見にくいです。

改行と行数は、こちら携帯の為、パソコンでどう表示されているかは解りません。

また、まとめになると改行がなくなるため、不要と判断しました。
なので、区切りには1マス開けて対応しています。
427名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 02:29:52 ID:NTjxOzDl
>>426
ちげーよ主体がどうこうじゃねーよ読者に場面を想起させるために必要な情景描写が最低限度にも足りてないって言ってるんだよ!
428404:2009/09/05(土) 02:52:22 ID:sApVHTbI
>>426
>>404だ。職人本人なのか偽者なのか判断つかないけど言わせてもらう。
>>427も言ってる通りに情景描写が少な過ぎると言いたかったんだ。
そこを読み取ってもらえなかったらしいが、主体を削るのは作風なのか。
でも長文は読みにくいって、それ他の全ての職人に失礼言っているよ?
ここに投下されてる色々なSSを読んで、情景描写が沢山入ってて読みにくいとでも思っているの?

改行は携帯だからって言い訳にしないで欲しい。専ブラやパソコンから見ている人の方が圧倒的に多い。
改行が少ない小説の方が、よっぽど読みにくい。
429名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 02:59:42 ID:5CK05ABX
>>426
SSでは登場人物はあまり多すぎない方がいいと思う。
途中、誰が誰だか分からなくなった場面もあったので…。
このSSの場合だと全部で13匹?だっけ。
ブイズ7匹を出すならせめてロコン兄弟は省いた方がいいのでは?と思った。(それでも多いと思うけど)
批判とかじゃなくて読んだ上での感想なので気を悪くしたらごめん。
430名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 08:05:54 ID:CZn0DVb3
色々と厨二病
431名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 08:45:30 ID:k/mZ6DKO
ドーブル「エターナルフォースブリザード
        心眼絶対零度!
     
     相手は死ぬ」
とか言っちゃう思春期ドーブルの筆卸しセックスハアハア
432名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 16:43:55 ID:tiImDCic
ドーブル♀『マホカンタ(まもる)!』

ドーブル「ル・ラーダ・フォルオルではないと言うのに跳ね返しただと…?」

ドーブル♀「グワッ……クソッ、私の尾に秘められた邪気眼(スケッチ)が目覚めないうちに早くやりなさい!」

もし相手がノリのいい幼馴染みだったらこうなる
433名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 00:50:18 ID:CvP5iAAC
いきなり否定したいだけの人が増えたな
シャワーズがハイドロポンプっていったら口からでいいだろ
確かに人数多いけどなんとなく分かるだろ、自分の読解力のなさを作者を叩くことで紛らわすな
作者叩いて俺分かってるぅ!!って奴は黙ってろ
ジャングル大帝おもしろかった
434名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 01:14:12 ID:xc59e4bu
えーと………作者本人乙?
435名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 01:59:17 ID:QZdMWyR7
確かに淡々としてて、エロっぽさを感じなかったけど
いつからここは書いたものを厳しく批判するスレになったんだ?
いつまでも引っ張ったら空気を悪くしたら誰もSSを書かなくなるだろ

そしてジャングル帝王はこの際関係ないだろ
436名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 02:24:01 ID:6AjOB0m2
蒸し返したのは…
437名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 03:52:49 ID:hO/lm3Ji
>>435
ほんとここ最近なぜか批判のコメントが多いよね。

それにさりげなくだけど見てる皆が不愉快になるようなこと書いてるし。作者の為を思ってのコメントかもしらんけど。

まぁここはマターリ平和にいきましょうや。

なんか流れが似ているから嫌な予感がするんよ。
某円の人のせいでここが荒れ場になるのはイヤなんや。
438名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 04:58:50 ID:dDH8zJZ1
読みにくいなら読まなきゃ良いのにね
正直>>403のアドバイスは適切だと思うしそれに対して>>426は多少「?」って思ったけど
それで何で言わせてもらおう(キリッ になるのか…

適度なアドバイスは必要だけど批評家気取りは要らんって何で分かんないんだか
439名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 05:05:15 ID:dDH8zJZ1
あー…
何か連投ですまんけど>>429とかも含めて「ただ否定したいだけ」ってのは正直作者マンセー過ぎると思う

けど書き手が居て成り立つスレなんだからアドバイスも多少柔らかく書くとか考えなよって言いたかった。



それはそうとルギアはえろい
440名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 07:32:59 ID:BdtFAtGG
新金銀に、連れて歩いてるポケに後ろから犯されるイベントがありますように。
舐められても、ガーディきゅんにマウンティングされたひハアハア
441名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 08:46:56 ID:ayhisw6J
ドMかよ…

俺は和姦以外認めん!
442名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 10:34:17 ID:QZdMWyR7
>>437
ごめん、見てる皆が不愉快になるようなことを書く気は全くなかったよ
443名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 11:18:12 ID:fz2Ib633
まあとにかく批判するならするでも上から目線はやめろってことでしょ
相対しているのは同じ人間だし、もしかしたら年上かもしれないしね
444名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 11:48:46 ID:CvP5iAAC
ウインディもふもふしたい
445名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 13:27:54 ID:lH+et2ia
わざわざボールから出して歩かせてるからには、「ならでは」なイベントが欲しい
後ろの草むらから野生のポケモンの腕が伸びてきて、俺のヒノアラシを掴んで引きずり込んで……とか
446 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:00:36 ID:F17UCb1N
アニメのルギアは子持ちなんだよな!つまりはそう言うことがあったんだよな!
と、妄想膨らませつつ、投下させていただきます。

前回・前々回のレントラー話の続き。今回で完結。
注意点は前回とほぼ同じで、エロ有りですが描写薄め。
あとショタ×お姉さんっぽい感じです。
447眼光の恋 12/1 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:02:17 ID:F17UCb1N
波が岸辺に叩き付けられ、ザパン、と大きく上がる水音を聞いた。

港へ到着した真っ白な巨大な船は乗せた客人を降ろしている真っ最中であり、
甲板から続く金属製の階段を人々が下る音を聞きつつも、私の視線はそれと真逆の方向にあった。
「まだかなー…あの子はまだかなぁー……」
私の隣で、旦那様がそわそわと身体を揺らして出てくる人々と甲板を交互に眺めていた。
「飼い主落ち着けって…見ているこっちが恥ずかしいぜ」
「でも、半年振りだもの。興奮しちゃうのは分かるかなぁ」
呆れ気味に呟くクチートに対し、旦那様と同感の意を見せるブーバー。
「僕も楽しみだなぁ。ルネがどんなになっているか、気になるし」
「あのガキアブソルねぇ。そりゃ確かに気になるな。
なんせリングマとアブソルの息子だし、どんな育て方されたのやら」
「…僕が言っているのは性格じゃなくってぇ……はぁ…」
ククク、と大顎を揺らしながらクチートが笑うと、ブーバーはため息を吐いていた。
「……あ!」
その時、旦那様の声が上がり、私はピクリと肩を揺らして反応した。
……その声を上げた理由など、すぐに理解できたのだから。
「みんな!来たよ!!」
旦那様の嬉しそうな声が、私たちに向こうを見ろと指示するが私はあえてそれに逆らった。
私は背を向けて視線を遠い空の先へ向け、船の方向とは逆を眺めていた。
…出来るだけ、あの女を見ていたくないから。
あの女を見る時間を、瞳に映させる時間を、なるべく減らしていたかった。
……何て、私は愚かな女なのかしら。

人々が流れるタラップには、その分だけ足音も響く。
しかし、1つの足音がゆっくりと、だが確実に私たちへと向ってきているのを、私は聞いていた。
1歩、2歩、3歩、4歩……歩数が増えるたびに足音は大きくなってくる。耳を塞いでしまいたいと思ったが
生憎、私の腕は身体を伏せさせない限り耳に届く事は出来ないのよ。
やがて、足音は私の後ろで止まり、その主が私たちへ言葉をかけた。
「……今日は。お久しぶりです!」
──半年振りに聞く人間の女の声。それは紛れも無く、ホウエン地方で出会った、あの女の声だった。
「う、うわ、うわわわわ!お、お久しぶりです!!」
旦那様の喜ぶ声が聞こえ、それに続いて女の声も上がる。
「本当!半年振りですね。ほぼ毎日メールしているので、お久しぶりと言うのも何かおかしいですかね」
クスクスと笑う声は、私の耳に入り弥が上にも心を逆撫でる。
「……あ、その子が、あの時生まれたアブソルですか?ほら、レントラーご挨拶しないと」
今まで後ろを向いていた私の頭を旦那様が撫で、しゃがんで私の肩を抱いてあの女の方向へ顔を向けさせた。

緑色の服に身を包み、それと同じ色の帽子をかぶった女は、半年前と変わらない姿をしていた。
クチートが、あの帽子はまるでキノガッサの頭部みたいだと言っていたけれど、
それに関しては同意を覚えたわ。
「今日はー。久しぶりね、レントラーさん」
女は背を屈めて右腕を伸ばし、私の頭を軽く撫でた。
……本当ならば、この女に私の身体を触れさせる事を許そうとは思わないが
旦那様の手前だから、噛み付いてしまいたい衝動を抑えて私はただなすがままにされた。
視線を女の背後へと移すと、彼女の背に隠れるように身を置いている白い誰かの姿を私は見た。
その横には、図体の巨大なポケモン──リングマと、さらにその隣には彼の妻であるアブソルの姿があった。
……あぁ、そう。女の後ろに隠れているのが、あの時孵化したアブソルだと言うのね……。
448眼光の恋 12/2 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:04:03 ID:F17UCb1N
「ほぅら、ルネ。ご挨拶しなさい」
女は私から手を離すと、足元で身を屈めるアブソルにそう急かすが
アブソルは嫌々と言うかのように鎌の尾を横に振って出てこようとしない。
そこへ、クチートがテクテクと歩いてアブソルの後ろへと回り、大顎で彼の腰を突いて見せると
「わっひゃぁ!!」
と、アブソルは素っ頓狂な叫びを上げてその姿を女の後ろから現した。

白い体毛は潮風に靡き、手入れもされているらしく太陽の強い日差しを受けて銀色に輝いて見えた。
皮膚と同色の青い鎌はまだ頼り無さそうに柔らかさを持っているようにも見えたが
それは年齢的に考えても仕方が無い事かと思った。
体格的には、母親のアブソルよりも二回りは小さいと言った所かしら。
皆の視線は一気にアブソルの子供へと向けられ、彼はその突き刺さるような錯覚に身を強張らせていた。
「……あ、あのっ…そのぉ……こ、今日は!!」
アブソルの子供は頭を下げて挨拶の言葉を叫ぶと、そそくさと飼い主の女の後ろへと隠れてしまった。
「…おい、リングマ……」
一連の流れを眺め、クチートが顔を見上げてリングマへと呼びかけると、
彼は軽く腕を上げてその爪と掌を彼に見せた。
「クチート、久しぶりだね!」
「まぁーなぁー。……で、よぉ。オマエの息子さぁ……随分な性格に育ったよーだな?」
腕を組みんでニヤニヤと笑うクチートに、リングマは大きくため息を吐いて「うん…」と弱々しく返した。
「すごーーーーく臆病な子でね…ボク以上なんだよ。御主人様が過保護に育てたのもあるんだけど…」
「っかー!!相変わらずだな、オマエの飼い主は」
大顎の付け根をポリポリと掻きながらクチートが呆れ気味に吐き捨てると、
リングマは黄色い円の模様が書かれた胸を手で押さえてコクリと頷いていた。
そんな父親同士の会話の横から、もう1匹のアブソルが身を滑らせて、私へと歩み寄ってきた。
「…よぉ、久しぶりだな」
赤い瞳で私を眺め、男口調のアブソルはそう言いながら鎌の緒を揺らしていた。
そうね、久しぶりね、と返すと、彼女──そう、彼女。己を男だと思い込んでいる不思議な女のアブソルは
私の顔にまで近づいて、上から下へと眺め始めた。
「相変わらず美しいな。非常に好みだ」
「あらー、じゃーアタシはダメなのぉー?」
横から、フローゼルが茶々を入れるとアブソルはそんな事は無い、と返した。
「オマエも俺の好みだぞ?どうだ、後で一緒に遊ぼうじゃないか」
「まっ、お上手ねぇ〜きゃはは!」
「お久しぶりです、アブソルさん…」
チェリムがチェリンボを胸に抱き歩み寄ると、彼女は「ん?」と首をかしげていた。
…あぁ、チェリムのこの姿を見たことが無かったらしく、アブソルはチェリムであると言う事を
結びつかなかったようなので、私は彼女がチェリムである事を教えると、
アブソルは感心したかのような息を吐いた。
「ほう、そうなのか。それにしてもその姿も中々可愛いじゃないか」
アブソルはそう言いながら背を屈めてチェリムの花びらの一枚を鼻先までに近づけて香りを嗅いでいた。

「ねぇねぇ、僕の事覚えているかなぁ?僕の腕の中で君は孵化したんだよ」
ブーバーが穏やか気にアブソルの子供へ近寄り、炎の腕を伸ばして聞いて見るが
アブソルの子供は怯えた様子で飼い主の女の足元から出てこようとしない。
「ブーバー、ほっとけよ」
呆れた様子のクチートがブーバーへ呼びかけると、彼は炎を小さく吐き出して悲しそうな表情を見せた後に
「…じゃぁね」と、アブソルの子供に呼びかけてからクチートとリングマの方へと向っていた。
そんな彼らを私が眺めていたら、不意にアブソルが彼らの方へと首を向けて舌を打った。
「ちっ……今回、ここに来たのは俺の息子とオマエを掛け合わせるためだと、飼い主は言った。
しかしなぁ…解せん。オマエと掛け合わせるなら、俺でも良いと思わないか?なぁ」
──さっきも言ったけれど、このアブソルは自分を男だと思い込んでいる。
しかし、どうしてかあのリングマとの間に子供を作ったのだから、
身体は女と分かっている筈なのにこんな事を言うから私はやや混乱してしまう。
「えーーー。でも、レントラーとくっ付いたら、それは浮気よ浮気ぃー。浮気はダメよぉー」
わざとなのか天然なのか。やや的を外した意見をフローゼルが言うと
アブソルは鎌の尾を大きく振り上げ、うむ、と考え込んだ。
「うー……む。まぁ、確かにそうか……」
しかしながらアブソルが納得した素振りを見せたので、それはそれで良い意見だったのかしら…?
449眼光の恋 12/3 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:05:28 ID:F17UCb1N
「久しぶりだねぇ〜。覚えているかなぁ?」
旦那様がしゃがんでは女の後ろにいるアブソルの子供に手を伸ばすが
先ほどのブーバーと同じように身を隠されてしまい、旦那様は軽く笑った。
「ははは。覚えていないかぁ〜」
「こぅら、ルネ。あなたの名付けをした方よ」
飼い主の女はアブソルの子供の肩を両手で押さえ、彼に跨るように身体を動かして彼を拘束させた。
「…!」
ビクリと身体を強張らせながらもアブソルの子供は、伸ばされた旦那様の掌を受け入れていた。
「ははは、可愛いなぁ。レントラーも、ほら」
アブソルの頭を撫でた掌で、私のたてがみを抑えるように首筋を掴んで
旦那様は私をアブソルの子供と視線を合わせさせた。
「……」
アブソルの子供の赤い瞳は、私のとは違い丸く大きい。
その瞳の中心に、私の姿が映りこんでいるのは確かだったでしょう。
だから、私も自分の瞳に彼の姿を映したのよ。
「あ……の、そのっ……こ、今日は…」
アブソルの子供は改めて挨拶を私へ向けたので、私もそれに軽く返しておいた。

潮を含んだ風が吹き、私のたてがみとアブソルの子供の白い体毛を靡かせる。
いつの間にか、あれほどいた人々の姿はまばらになり、
白い巨大な船はしばしの休息を取り、その身体を労わるように船員が甲板をデッキブラシで磨いていた。
「それじゃぁ、行きましょうか」
立ち上がり、旦那様がそう言いながら腰を巻くベルトからボールを取り出したので
私は何処へ行くのかを即座に理解した。
この港町を観光するのならば、私たちをボールに入れる必要性は無いのだから。
旦那様の提案に、女も同意してウェストポーチからモンスターボールを取り出して、
赤い光線を手持ちのポケモンたちへと放出させて、彼らをボールの中へと入れ、
旦那様も同じく、赤い光線を仲間たちへ放出させて、最後に私も同じようにボールへと入れられた。
──ボールの中にいても、外の音は聞こえる仕組みになっている。
旦那様と女の会話が外から私の耳へと入ってくるが、今の私は身を屈めている状態にあった。
だから、私は顔を胸に押し付けるように下げて、耳を覆うように腕を頭部へと寄せた。



空気が揺さぶり、その振動が耳奥の鼓膜を揺らす事を拒否していた私はいつの間にか眠っていた。
しかし、その眠りは無情にも打ち破られ、私はボールの外へと投げ出された。
潮を含んだ風はもう鼻には感じず、代わりに土の香りと草木の香りが私の鼻を撫でた。
四肢を突っ張って身体を持ち上げ、何処であろうかと私はたてがみを揺らしながら辺りを確認すると
立ち並んだ素朴な家々が最初に目に入り、その奥に巨大な洞窟のような何かが見えた。
そして後ろへと振り返ると、策に囲まれた広い庭と、そこで寛ぐ姿を見せているポケモンたちの姿があった。
──そう、ここがそうなのね。
この場所が何を目的に作られたのかは、私は知っていた。
何故ならば、仲間が同じ立場になった事があったから。何故ならば、私がそうなると言われていたから……。
「ほぉ〜、その子たちを預けるのかね」
「はい、そうです」
旦那様と、年老いた口調の人間の男の声が耳に届き、私はその方向へ顔を向けると
旦那様の後ろに立つようにあの女も並び、そしてその横にはあのアブソルの子供が居た。
彼は初めて見るこの場所が何なのか分かっていないらしく、
キョロキョロと上を見たり横を見たりと忙しそう。
しかし、人間の老人が彼へ近づいて首根っこを掴むと、アブソルの子供は「ひゃ!」と悲鳴を上げた。
「それでは、預かるよ。ポケッチに連絡はいるかね?」
「えぇ、お願いします。さて、行きましょうか」
「はい。ルネ、いい子にしていてね」
飼い主の女がアブソルの子供の頭を撫でて、手を振りながら旦那様と共に歩き出した。
「え、ご、ごしゅじんさまぁー!?」
アブソルの子供は涙目になりながら、飼い主を呼び止めようとしているけれど、
彼女は全く気に留めずに旦那様と談笑していた。
450眼光の恋 12/4 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:06:35 ID:F17UCb1N
「この丘の向こうにですね、カフェ山小屋って店があるんですよ。まずはそこに行きましょうか」
「わぁ、楽しみです!」
私は何も言わず、ただ目で旦那様の背を追いかけていたけれど、
老人が私の前に立ちふさがってそれを遮った。
「さぁ、お前さんもじゃ。こっちに来なさい」
促され、私はそれに従って老人の指し示す小屋へと足を踏み入れて、そのの中を通り過ぎて、庭へと入った。
アブソルの子供は最初は足を踏ん張って抵抗を続けていたけれど、
最後には負けて、その身を私の隣へと落とされた。
「ではのぉ。仲良くするんじゃぞ」
老人はそう言って小屋と庭を繋ぐ扉を閉めたものだから、アブソルの子供は「えっ!」と小さく叫び
扉へ前脚を引っ掛けるように立ち上がり、ガリガリと扉を爪で引っ掻き始めた。
「や、やだよー!ごしゅじんさま!ごしゅじんさまー!!」
……あの女は、この子に今日の目的を教えていなかったのかしら……?
私は呆れ気味に大きく息を吐き、次にアブソルの子供の鎌の尾に噛み付いて彼を引きずって扉から離させた。
すると彼は小さく声を上げて、コロンと後ろにひっくり返って仰向けになった。
私はそんな彼の顔を覗きこみ、落ち着きなさい、と一言呟いた。

「あ……は、はい……」
丸い瞳で私を見つめ、アブソルの子供はそう言うと身体を捻って体勢を整えた。
「えっと………その、あの…レントラー…さん、ですよね」
おどおどとアブソルの子供は私を尋ねるから、私はそうよ、と答えた。
「あの、何でごしゅじんさまは、ぼくを置いていったんでしょうか……」
……やっぱりね。あの女は何も教えていなかったらしい。
仕方なく、私はこの場所と彼と私を置いていった理由をアブソルの子供に教える事にした。
小屋の前で突っ立っていても始まりやしないから、まず私は彼を庭の中へと誘った。
しばし歩くと土交じりの草むらが足元をくすぐり、私はそこで足を止めて周りを見てみなさい、と促した。
「は、はぁ……んー…なんか、ポケモンの姿がいっぱい…」
草むらだけでなく、花畑に小川が庭を縦断し、それを跨ぐように小さな橋とトンネルが付けられ
そこで数々のポケモンたちが遊んでいたり、眠っていたりと好き好きに過ごしているのが見えた。

そう、ここが育て屋。ポケモンたちをトレーナーから預かり、育て上げると言う人間が作った施設の一つ。
しかし目的は育てるだけでなく、もう一つ存在するの。
それは、預けたポケモン同士で──たまごを作らせると言う目的よ。
「え?たまご!?」
アブソルの子供は私の説明に驚き、白い体毛を靡かせながら振り向いた。
どうやら、たまごの作り方くらいは知っているようで、私は少し安心した。
……交配の仕方まで教える破目になったら、どうしようかと思っていたもの。
「た、たまご……って、ぼ、ぼくはその……」
頭を鎌ごと草むらに垂らして、彼は伏せ目がちに私をチラチラと見始めた。
多分、気持ちの整理がついていないのだと思うが、私はどうでもいい。
好き合っているか、そうでないかでたまごを作らないなんて言っていられない立場なのよ、と私が言うと
彼は頭を上げて「そ、そんな事ないです!」といきなり叫んだ。
……そんな事って、どんな事?と、私が聞くと彼は青い皮膚の顔を真っ赤に染めた。
……あら、もしかして、これって悪い返事じゃなさそうだわと思うと、その通りの答えが返って来た。
「い、いえ……そのぉ……レントラーさんって……き、キレイだなって思います……けど」
……けど?
「けど、その……レントラーさんは、どうなのかな…って…」
451眼光の恋 12/5 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:08:25 ID:F17UCb1N
──何て、可哀相な子なのかしら。
私は憐れみから失笑し、顔に穏やかな笑みを浮かべた。
そんな私を見て、アブソルの子供はパァッと顔を明らめた。…あら嫌だ。勘違いさせてしまったかしら。
しかし、勘違いさせたならそれはそれで都合が良いわ。だから私は、否定しないでおいた。

「おい、そこの黒いのと白いの!」
風が吹き、草花を空へと小さく飛ばした時、不意に私たちの横から何者かが声をかけた。
何?と、首を傾げながらその方へと目を向けると、
そこには黒い体毛を纏ったオスのポケモンが2匹、ゲヘゲヘと下品な笑いを上げながら私たちを見ていた。
1匹はグラエナで、もう1匹はヘルガーと……嫌ぁね。私、犬は嫌いなのよ。
だって、私は猫の属性が強いんだもの。
私が嫌悪の表情を浮かべて彼らを睨んでいると、アブソルの子供はそそくさと私の身体に隠れた。
そんな私たちを眺めて、ヘルガーとグラエナは草花を踏みながら私らへと近づいてきた。
「よぉー、ねぇちゃんもここに預けられたのかぁ?」
グラエナが私の顔を下から覗き込み、舌で自分の鼻をベロリと舐めながら私へと聞くから
私はそうよと一言返すと、ヘルガーが細長い尻尾を揺らして
私の後ろに隠れているアブソルの子供へちょっかいを出し始めた。
「へへへ。ガキんちょといても面白くねぇだろ?俺たちと遊ばないか?」
そう言って、ヘルガーは長めのマズルから炎を細く吐き出して
それをアブソルの子供へ吹きかける仕草を見た。
「ひっ!ひゃ!!」
アブソルの子供は炎の熱に悲鳴をあげ、ヘルガーから逃げるように私の身体に隠れようと必死になっていた。
……とてもじゃないけれど、この子は弱すぎる。…まぁ、父親があのリングマならば仕方が無い事かしら?
せめてアブソルの方に似ていたならば、まだマシとも言えたでしょうね……。
「よぉ、黒いねぇちゃんよぉ。こんな弱いガキよりも、俺らの方がイイぜぇ?」
グラエナが喉を鳴らしながら私のたてがみに鼻先を入れようとしたから、
私は無言でたてがみに溜め込んだ電気を弾けさせた。
「ぎゃっ!」
バチッと電気が弾け飛び、小さな電撃を弱点の鼻に受けたグラエナは呻きを上げてその身を後ろに飛ばした。
「アニキ!大丈夫かよ!」
ヘルガーが身を飛ばしてグラエナへと寄り、喉を低く鳴らして私に威嚇を見せた。
「あ、あぁ……くそっ中々なじゃじゃ馬じゃねーか」
……私、馬じゃないわよ。と、無粋な突っ込みを入れると、
グラエナとヘルガーが揃って『ちげぇーよ!』と吼えた。
私は呆れながらため息を吐いて、貴方たち誰?と聞いてみる事にした。
「おっ…おぉ、俺たちは母親違いの兄弟だ。俺が兄のグラエナで、コイツは弟のヘルガーだ。
飼い主が他に新しい仲間を手に入れて、そいつを育てるまでしばらく俺たちをここに置いてってんだよ」
グラエナは太い尻尾を左右に振り、フン、と胸を張って自己紹介をしてくれたけれど
正直、私には何の興味を抱かせる物ではなかったから、ただ、そう、と返しておいた。
「ねぇちゃんと、そのガキはどうしてなんだ?」
ヘルガーが身を伏せてギロリと私とアブソルの子供を睨みながら聞くと
睨まれたアブソルの子供はさっと顔を彼から逸らした。……本当、頼りないわね…。
彼らの事を聞いたからには、返さないわけにもいかないから、私は正直に答えた。
私と彼は、たまごを作る目的で預けられた事、と言う事だけをだけれども。

「へぇ。交配目的かぁ」
グラエナが呟き、そしてニヤリと笑って私たちをマジマジと眺めた後、こんな事を言い出した。
「……なぁ、そのガキなんだけどよ、随分弱っちぃようじゃね?」
私の後ろで怯えているアブソルの子供を指すと、彼はビクリと身体を跳ねた。
452眼光の恋 12/6 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:09:39 ID:F17UCb1N
睨み返しもしない否定もしない彼を下目で眺めて
えぇそうね、と私はグラエナとヘルガーの兄弟へ返した。
「ねぇちゃんがたまごを産んでも、孵化するのはコリンクだろ?
だったらオヤジがそのガキじゃなくっても、相手が違うってバレたりしねぇよなぁ?
俺たちが相手なら、強いガキが産めるぜぇ?」

その言葉で、彼らが何を考えているのかを私は理解した。
……やっぱり、私、犬って嫌い。全ての犬がそうとは限らないけど、
この兄弟は私が嫌悪を抱く犬の印象に当てはまっているのだから、反吐が出そうになるわ…。
ため息を吐き、私は兄弟たちへ視線を向けた。
何も言わず、ただ赤い瞳で彼らを見つめていると、彼らは私の様子のおかしさに少々怖気つき始めていた。

……私の種族は、眼光を持つ種族だと言われている。
その瞳に睨まれると、相手は怯えて攻撃する気力を削られるのだとも教えられた。
同時に私の瞳は透視の力も持っており、見据えられた相手の心情までを察する事だって出来るのよ。
…邪(よこしま)な心を持つ相手には、絶大な効果を発するのだから面白いと思う。
そして邪な考えで心を染めているこの兄弟もまた、私の眼光にそわそわと落ち着かない様子だった。
「お……おい、アニキぃ…コイツちょっとヤバくねぇ?」
ヘルガーが、悪魔の尻尾に似た尾を垂れ下げて兄へと呟くと
兄のグラエナも大きく頷いて、腰を上げるように身体を伏せてジリジリと後ろへ下がって行った。
「う、うぅ……」
グラエナは完全に怯えて、弟に返事を言えずにいた。
私はそんな彼らを一頻見つめた後、一言彼らに向って呟いた。
………殺すわよ…と。

「ち、ちぃっ…へ、ヘルガー、別のメス探そうぜ!」
グラエナはそう吐き捨て、クルリと身体を回して草むらを駆け出した。
「え、あ、アニキー!待てよぉー!!」
草むらを跳ねながら逃げるグラエナを弟のヘルガーが追いかけ、
やがて彼らの姿は私たちの視界から見えなくなった。

土を含んだ風が舞い、たてがみを揺らすのが心地良い。彼らの姿が見えなくなった所で
私の後ろに未だに隠れているアブソルの子供へ、もう行ったわよ、と教えると
彼はのそのそと身体を現して辺りを見回し、確認が終ると草むらの上へ身体を落とした。
「うぅ…怖かった……」
フルフルと震えるその子を眺め、本当弱い子、と私は思った。
せめてもう少し頼りがいがありそうな子だったなら……いいえ、でもどうせ私の考えは変わりやしない。
あの兄弟たちに構っていたおかげで時間を潰してしまった事に気がつき、
同時に私はあの兄弟たちを激しく憎んだ。

ねぇ、とアブソルの子供に呼びかけると、彼はビクリと身体を震わせて私を見上げた。
丸い大きな瞳は、まだまだ子供であると言う証拠であったが、そんな事もう私には関係ない。
「あ…あの……ご、ごめんなさい……」
──気にしなくていいのよ。
「で、でも……」
──いいんだってば。
「……は、はい……」
アブソルの子供がそう言って、伏せていた身体を持ち上げようとし────
私は、その身体に覆いかぶさるように、彼に飛び掛った。
453眼光の恋 12/7 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:11:08 ID:F17UCb1N

草が潰れ、花びらが千切れ、残骸が散った。
仰向けに倒れたアブソルの子供は、一瞬何が起こったのか分からない様子で自分を押し倒した私を見上げていた。
彼が口を開いて私に問いをかけようとする前に、
私は彼の首筋に顔を埋めて、白い体毛を生やす皮膚を舐め上げた。
「ひゃっ…!」
ビクン、と肩を揺らしてアブソルの子供は驚きの声を上げるが、私はそれに構わないで皮膚を舐め続け
次に額の宝石を舐めてみせると、またもや彼は声を上げる。
「あ、あのっ!な、何……ひゃぁ!」
何を行うのかなんて、とっくに分かりきっている無粋な質問に私は答える気を持たない。
額から口を鎌へと移し、前歯で軽く噛み締めるとアブソルの子供はひゃんひゃん鳴いた。
彼に圧し掛かる形で覆いかぶさる私は。下腹部に何かが押し当てられているのを感じ
何かしらと鎌から口を離してその場所を見てみると、その答えが瞳に映った。
アブソルの子供の股間から、ちょこんとピンク色の小さなモノが飛び出していたのよ。
私が何を見つめているのかを、アブソルの子供は知ったようで、顔を明らめて嫌々と言い始めた。
「や…やだ!見ないでよぉ!!」
見ないでくれ、と言うのなら隠してあげようかしら……。
私は思いついた考えにクスリと笑い、アブソルの身体に覆いかぶさるのを止めて、身体を上げた。

解放されたと思った彼はほっと息を吐いたが、次に訪れた感覚に悲鳴に近い声を上げた。
「あ、ひゃぁあ!!」
私は彼の股間へと顔を移して、彼の飛び出た陰茎を口に咥えた。
これなら見ているわけでもないから、彼も抵抗しないでしょう。と、思ったけれどもそうも行かず
アブソルの子供は脚をばたつかせて止めてと私に懇願する。
しかしそれを受け入れる私じゃぁないもの。
口に陰茎を咥えたまま、舌で舐めるように弄って見せると、彼はいきなり大人しくなって抵抗を止めた。
「ひゃ……ぁ…っ」
ピクン、と身体を揺らしてアブソルの子供はなすがままの状態になっていた。
大人しくなった事で行いやすくなり、私は一度陰茎を口から引き抜き、
根元から先端へ舌先を滑らせて見ると、トロリと先端から透明な液が流れ出た。
小さかった陰茎は私が弄った影響か徐々に大きさと硬さを増させ、
刺激を欲するかのように時折ピクピクと動いていた。
「あっ、ぁ……レ、レントラー……さぁん…」
あれほど嫌がっていた態度は何処へ消えたのか、アブソルの子供は火照った瞳で空を眺めて
ハァハァと息を荒げて私の名を呼んでいた。
「あ、ん!あ、のっ!な、何か……何か、来る!来ますぅ!!」
多分、夢精すら経験が無いのだと思う。
射精の経験が無い彼は、競り上がる感覚が何なのか分からない様子だった。
「も…ぁ、あぁ…!」
アブソルの子供が大きく身を跳ね上げたところで、私は陰茎から舌を離して顔を上げた。
「んっ、は、はぁっ……」
私が彼の陰茎を解放した事により、彼の競り上がった感覚は暴発を免れたようだけれど
彼は解放された事を逆に物惜しげに感じていたらしく、涙目で私をチラリと見た。
だから、私はどうして欲しい?と聞いてみたのよ。答えなんか分かりきっているけれど、ね…。
するとアブソルの子供はぐっ、と息を詰まらせたけれど真っ赤な顔を白い腕で覆いながら
ごにょごにょと答えを素直に口で教えてくれた。
「……そ、その……し、したい……です……」

その答えを聞き、私は笑った。声を出さず、ただ口の端を上げて穏やかに笑ったの。
だって、そうじゃない?あの女の大切なアブソルの子供を。
旦那様が唯一名を与えたこの子を。今、私は手中に収めているんだもの。
私が憎くてたまらないあの女は、今の言葉を聞いて何を思うのかしら?
今やこのアブソルの子供は、完全に私に夢中になっている。──ならばもっと、狂わせてあげるわ。
454眼光の恋 12/8 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:12:20 ID:F17UCb1N
私は後ろを振り返り、身体を草むらへ伏せると、アブソルの子供へ腰を突き上げて星の尾を揺らした。
来なさいよ、と一言彼に向って呟くと、アブソルの子供は有無を言わずに
仰向けになった身体を起こし上げて、私の腰にしがみつくように圧し掛かった。
「っ…と、こ、ここです、か…?」
アブソルの子供は腰を動かしながら、陰茎の先端で挿入すべき場所を探りながら私へ言う。
濡れそぼった先端が私のある一部分を突いたから、そこだと教えると
彼は大きく息を吐き、腰を前へと押し進めた。

私の秘所は全く濡れておらず、男の自身を受け入れる準備など出来ていなかったが
彼にその下準備をさせる時間をとらせるのも惜しいと考えた。
普段から少しの湿り気を帯びている場所とは言え、下準備もなしに挿入されるのはかなり苦しい物があった。
先端が私の秘所を貫き、その痛みに私は軽く呻いたけれど、それ以上にアブソルの子供が嬌声を上げた。
「ふ……あぁ……何か…あったかい、です…」
私の肩に両前脚を乗せ、頭上で息を荒げる彼の声が耳に入り、それが妙に心地良く思えた。
陰茎は先端が私の膣内に入り込み、濡れてもいない私のそこは異物の衝撃を和らげようと、
膣壁からジワジワと滑りの液を滲ませていくのを、私は感じていた。
濡れ始めた事により、アブソルの子供に与える刺激も段違いの物となったらしく、
彼はただひたすらに快楽を貪ろうと腰を動かし始めた。
「んっんっ…!あ、ぁ…き、きもち……いい!」
私の意志とは無関係に、私の膣内は咥え込むアブソルの子供の陰茎を包み込んで、
本来の目的を求めるようにうねっては、締め付けを増して行った。

彼は相当な快楽を感じているらしいけれど、私にはただ痛いだけの行為であった。
初めての経験だから、と言うのもあるし、彼が女の扱いを知らないのもあるかもしれない。
しかし、最大の原因は、私が彼の事をどうとも思っていないからでしょう。
好きでも嫌いでもない……どちらかと言えば、嫌いの部分に入るかもしれない相手に抱かれても
心も身体も満たされるものなんかじゃないわ。
……私を満たす相手は、ただ一人しか存在しないのだから──

ごめんなさい。
ごめんなさいね、アブソルの子供。貴方の名前を口にしないでごめんなさいね。
どうとも思っていないのに、そうと思わせる素振りを見せて期待をさせて。
───ごめんなさい。

「あ、あぁ…レントラー……さん!!」

アブソルの子供が私の名前を再度呼んだ時、私の下腹部がドクドクと脈打ち
その直後に熱い何かが私の膣内に注がれたのを、私は感じた。
液体は私の膣内を満たし、やがてそれはさらに奥へと染み込んで行く。

───ごめんなさいね、旦那様……貴方を愛してしまって、ごめんなさい………

謝る対象ではないはずの旦那様に謝罪の言葉を心で呟き、
私は注がれた液の熱さに身体を震わせて大きく息を吐き、瞳を閉じると
その流れに沿い、一粒涙が零れた………。
455眼光の恋 12/9 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:14:07 ID:F17UCb1N

「えー!もう産まれた!!?」

ズイタウンの育て屋の小屋にて、そんな驚愕の声が上がった。
声の主は私の旦那様で、彼は育て屋の老人を前にして呆然とした表情で突っ立っていた。
「そうじゃ。随分と仲が良い様子だったしのぉ。ほうれ、たまごじゃ受け取りなさい」
老人はそう言いながら、両手で抱えた白いたまごを旦那様へと差し出して
旦那様は戸惑った様子を見せつつ、そのたまごを受け取った。
「はぁー……カフェから戻って来て、遺跡を観光して……
それからちょっと様子を見に来ただけなのに、たったの3時間で産まれるなんて」
「中には預けてから1時間もしないで産むペアもおるぞ。あぁ、預かり料金は2匹合わせて200円じゃ」
「じゃ、私が払いますね」
アブソルの子供の飼い主は、そう言いながら
ウェストポーチからグレッグル模様の財布を取り出して金を老人に渡していた。
「はい、ブーバー頼むよ」
旦那様はそう言いながら、横で立っているブーバーへたまごを渡し、
それを受け取った彼は両手で抱え込んで炎を纏った手でたまごを撫でていた。
「やぁ、お帰り」
ブーバーはたまごを抱えながら、小屋の出口の扉の前で腰を下ろす私の所までやってきた。
お帰り、と言ってもそんなに時間はたってないんだけれどね…。
「ボク、もうおじいさんかぁ……」
ブーバーの隣にリングマが立ち、口元に爪を添えてたまごをじろじろと眺めては複雑そうな表情を浮かべ
「いーぃなぁ〜〜。このメンバーの中で、ママになってないのってアタシだけなのよねぇー」
ブーバーの肩に両手を置き、彼の背から顔を覗かせてフローゼルがたまごを眺めていた。
「でも、チェリンボもそうじゃない」
「アホか。まだガキなのに母親になれるかってーの」
大顎を抱えるように頭部に腕を回してクチートがブーバーに突っ込み、
「ま、男が出来てもオレより強いヤツじゃねーと認めねぇけどな!」
と、大顎と本物の方の口でゲラゲラと笑っていた。
「どんな子が、孵化するのかしら…?」
「うーむ…俺の孫だからな。そりゃぁさぞかし強いのが孵化するだろ」
「だろー」
チェリンボを胸に抱いたチェリムがたまごを眺めて言うと、
彼女の隣に立つように母親のアブソルがうんうん、と首を縦に振っていた。
……彼女の息子があんなに頼りないのだから、どうかしら、と言いたかったけれど、
あえてそれは言わないでおいた。
私の隣では、アブソルの子供がそわそわとした様子でブーバーの抱えるたまごを眺めていた。
……彼は父親の自覚を持ってくれるのか、そうならないのか、些か不安ではあったけどどうでもいい。

「でもさぁ。どうするのかな」
唐突に、ブーバーが抱えたたまごを手で擦りながら皆に質問を投げかけた。
主語の抜けた質問に、私を含めたブーバー以外の皆が首を捻った。
「どうする……って?」
チェリムが開かせた花びらを揺らして聞くと、ブーバーは「あ」と、呟いた。
「いや、この子の行方」
「行方ぇ?」
「うん。ポケモントレーナーはね、通常6匹までしか飼う事が許されないんだ。
7匹以上持つ場合は誰かに預けたりしないと行けないんだけど…
マスターは僕たちで手持ちがもう埋まっちゃってるからさ、この子が孵化してもどうするのかなって…」
「そりゃぁ、リングマの飼い主が持つんじゃねぇーの?」
「あ、そっか……でも、元々の目的は、電光石火を覚えたコリンクが欲しいって言ってなかったっけ」
「そうよぉ〜。確かにそう言ってた言ってた!!
じゃぁ、アタシたちの誰かが預けられてしまうのかしらぁ?」
456眼光の恋 12/10 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:16:06 ID:F17UCb1N
「もし、預かられる事になったら、誰がそうなるのかしら……?」
「かしらぁー?」
皆が首を傾げ、この問題の答えを各々考えていたが、私には何となく想像がついていた。
「そうなったら、誰がこのメンバーから出て行く事になるのかなぁ?」
ブーバーが、やや不安そうな表情を浮かべてたまごを撫でていると
彼の後ろから顔を覗かせているフローゼルが、思いついた答えを口に出した。
「それはクチートでしょぉ?」
「は、はぁッ!!?」
後頭部を抱える腕を解き、クチートは大顎を開けてフローゼルへ威嚇を見せて何故だと吼えた。
「おい!何でオレなんだよッ!」
「だぁって」
フローゼルはクチートの威嚇を物ともせず、鰭の生えた腕を軽く振りながら答えた。
「クチートはちーっともご主人様に懐かないしぃー。
持っている技だって、娘のチェリンボに遺伝してあるんだしぃー。お荷物になってると、思うのよねぇー」
「な……ッ!!」
クチートが旦那様に懐いていないのは事実であり、彼もそれを認めているので
フローゼルの今の言葉が相当効いたようで、
言い返そうとしても声が詰まってしまってそう行かない様子だわ。
そしてクチートは頭を抱え、大顎をブルンブルン振り回しながら
「い…い…嫌だあぁあああああー!!!!」
と、叫び、そんな彼を眺めながら、皆が笑っていた。
……大丈夫よクチート。旦那様は貴方を手放したりはしないから。
確証は無いけれど私の予想が正しければ私たちの仲間は全員旦那様の手持ちでいられる筈よ、と私は笑った。



「では、お世話になりました〜」
旦那様がそう言いながら、育て屋の小屋に続く扉を閉じた。
私たちは外へと出され、これからヨスガと言う町へ向かう事になっていた。
そんなに離れた町ではないので、ボールに入らずに済むと聞いて私は密かに嬉しく思っていた。
「あの」
女が、旦那様へと声をかけているのを見て、私はそちらへと視線を向けた。
「はい?」
「あのー……いいんですか?あのたまご、私が頂いてしまっても」
「あぁ、いいんですよ。自分の手持ちはもう6匹埋まっていますしあの子たちを手放す気は無いんで」
…やっぱりね。良かったわね、クチート。
「は?」
旦那様、私たちを全員手放す予定は無いんですって。
「マジか!……な、んだよぉー脅かしやがって、フローゼルのヤツ!」
キィキィと大顎から怒りの歯軋りを響かせて、クチートは私の後ろでフローゼルを睨みつけていた。
その様子が結構面白かったものだけど、私はすぐに視線を旦那様へと戻した。
「その代わり、育て方の指導はさせて下さいね。
折角、電光石火を覚えて孵化するんですから、それをコンテストに活かさない手は無いですし」
「えぇ、メールでお聞きする事が多くなるとは思いますけど、お願いしますね」
「もちろん、任せてくださいよ!あ、あは、あははははは。じゃ、じゃぁ行きましょうか!」
「えぇ、そうですね。アブソル、リングマ、ルネ!ほらほら、行くわよ」
女はそう言いながら、手持ちの彼らへと声をかけて、旦那様も同じく私たちを呼び寄せる。
「みんな〜。ヨスガに行くよ。コンテスト見て行こうねぇ」
457眼光の恋 12/11 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:18:35 ID:F17UCb1N
「はいはいっと…なぁんだ、結局たまごはリングマの飼い主に行くのか?」
クチートが腕を組んで旦那様へ返事をして、次に私へと視線を向けて聞いてきたから、
そうみたいね、と私は答えた。
「…でもよぉ、たまごの母親はオマエじゃん?やっぱり自分のガキは自分で育てたいって思わねぇ?」
……思わないわよ。だって私は母親に捨てられた身だから、子供の育て方何か知らないもの。
「………あ、あぁ、そう……」
聞いてはいけない事を聞いてしまった、とクチートはそんな表情を浮かべて私から目を逸らした。

「さー、みんな出発しようねぇ」
仲間たちを足元へ集めながら、旦那様はにこやかに笑って指示すると
彼らは好き勝手に談笑しながらぞろぞろとヨスガシティに続く道を歩み始めた。
私もそれに続こうとした。……だけれども、私は旦那様に伝えたい事があって
歩みを始めた足を止めて彼の前へと腰を下ろした。
旦那様、と声を出すと、旦那様は「ん?」と私を見下ろしてしゃがみ込んで、視線の高さを合わせてくれた。
「何だい、レントラー?」
そう言いながら私の頭を大きな手で撫でてくれる。…あぁ、そうこの暖かさは初めて触れた時と全く同じ。
私は、あの時からこの人に恋をしていたのだ。
決して叶うはずの無い恋を抱き続けて、それでも私は幸せなのだとこの人は教えてくれた。
だから、私はその思いを旦那様へと伝えた。


「旦那様。……貴方を愛しています」


「………んー?何、お腹でもすいたのかな?でも、ポフィンはヨスガについてからね〜」
旦那様はそう言って笑いながら私の頭を撫で繰り回して立ち上がった。
……ポケモンの言葉が人間に通じない事など分かりきった事なのに、私は何をしているのかしら。
己の哀れな行動に失笑し、肩を揺らして立ち上がり、ふと後ろを振り返ってみると
目を見開き、大顎をピン、と真上に上げているクチートの姿が目に映った。…あら嫌だ。聞かれていたのね。
「……お、おぃ…い、今、なんっつって……」
ブルブルと震える腕を抑えつつ私を指差し、クチートが聞いてくるので
私はただ、旦那様に愛しているって言っただけよ?と、返した。
「い、いや!で、でも、さぁ!」
混乱しているクチートに、これ以上の説明は無用と思い、私は星の尾を振りながら他の皆を追いかけた。
すると最後に残ったクチートも、待ってくれよと大声で私たちを引き止めようとしながら、
大慌てで追いかけて来たのだった。


「でもぉ〜。やっぱり、ママになるのって憧れるわよねぇ〜」
ブーバーの隣で歩くフローゼルが、彼の抱くたまごを羨ましそうに眺めて今のように呟いた。
「そぉ。じゃぁ、お母さんになればいいんじゃない?」
たまごを撫でながらブーバーが返すと、フローゼルがうーん、と首を捻った。
「でもぉ〜…そうなると、パパになる相手がねぇ〜」
「フローゼルがお母さんになれそうな相手は、既に、だもんね」
「そうなのよねぇー。仕方ないから、ブーバーがパパになってよ」
「うん、そう…………えぇッ!!??」

ブーバーの素っ頓狂な声に反応するかのように、彼の抱いたたまごが微かに揺れた。
458眼光の恋 12/12 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:21:25 ID:F17UCb1N

それから3日後、私の産んだたまごを胸に抱きながら、あの女は南の国へと戻っていった。
3ヵ月後またこの北の国へ来るとの約束を旦那様と交わして──
3ヵ月後も数日すごした後に、またあの女は自分の国へと戻ると思うが、
また旦那様と再会する日が来ると思う。
それは1ヵ月半の後になり、そして次に再会する時は2週間の後になり、
旦那様とあの女が再会するまでの期間は回を重ねるごとに短くなるでしょう。
そして、やがて旦那様とあの女は共に暮らすようになる事も、私には既に予想がついていた。
そうなれば、私が産んだたまごより孵化したポケモンも、旦那様が育てる事が出来るようになるものね。

自然と不自然の境界線で燃え尽きようとした私の命は、不自然で生きる者に救われた。
不自然の中で生きていくと決意した私は、その中で生涯を終えるのだろうと思っていた。
……しかし、私が暮らすこのソノオの町は、不自然が作り出した自然の町。
まさに、私が拾われた場所と同等の町になっている事を私が知ったのは、相当後の事。
不自然と自然は重なる事が決して無いと思っていたが、それは私の間違いなのだと。

だから、私は自然と不自然の混ざったこの町で生きていける。
この人に、旦那様に救われた私は本当幸せだと思う。
決して叶わぬ恋を抱いた事に、私は苦しんでいたけれど
今思えば、何てくだらない事に悩んでいたのかと笑ってしまえる。
苦しむ必要も、悩む必要も、もう無いのだから。
本気で愛する人のそばで暮らせていける事が、何て幸せなのかしら。
結ばれる事は無いけれど、もう私にはそれが最大の幸福なのよ。

旦那様とあの女が共に暮らし始めるのならば、いずれ彼らの間に子供が出来るだろう。
それはいつになるかは分からないがそう遠くも無いと思う。
旦那様の子供が成長し、彼と同じくポケモントレーナーとなった時、
その子供は私が産んだたまごより孵化したポケモンを最初のパートナーとして与えられるのかもしれない。
その時、私はまだ旦那様のそばに居ているのかしら……?
年老いた私が眼光で見据えるものは、何になっているのかしら………。


私はレントラー。人間に本気で恋をした、哀れな女。
不自然と自然の混ざり合った町で、私は今日も生きて行く。
459 ◆iXE5QnS4Jg :2009/09/06(日) 18:22:53 ID:F17UCb1N
以上になります。毎回長々と失礼いたします。
書き溜めている話があるので、また日を改めて投下させていただくつもりです。
…金銀リメイクに夢中になっていなければw
460名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 18:57:57 ID:lVtGmwVK
何時もの人キター、ショタアブソル可愛いな〜
今後の投下にも期待してますよ!!
461名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 19:01:15 ID:BdtFAtGG
>>459
GJ! 報われないと知りながら愛を貫くレントラーの潔さに惚れた。
俺だったら、キモオタトレーナー見放してショタアブソルにハアハアしてる所だ。
高いストーリー性のある、読ませる長編だな。素晴らしい。

462名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 20:53:55 ID:6AjOB0m2
>>459
レントラーがアブソルに謝るシーンが切なくて切なくて
まさかポケモンのエロパロで涙出るとは思いませんでした
463名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 21:05:12 ID:6AjOB0m2
>>462
アブソルじゃなくてアブソルの子供にです
失礼しました
464名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 23:01:56 ID:xc59e4bu
>>459
キターGJ!もう切ないなぁ……悲恋なのにハッピーエンドなのもいい。
ちょい役のモブなのにグラエナとヘルガーに萌えた。異母兄弟美味しいです。
フローゼルとブーバーにフラグが立っているみたいだが、期待していい?
465名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 10:01:03 ID:g5J4L7dE
>>459
はあぁぁぁぁ…。
なまじ人間と同等の知能を持ってる分、人ポケのこーゆう話はマジ切なさ乱れうち。
実際トレーナーにとっちゃポケモンなんて須くペットだろうしな…。
『私にはそれが最大の幸福なのよ』で本気でウルッと来たよ。

構成上手すぎる! ほんとGJ!
466名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 11:23:38 ID:4HxRb37b
>>459
人間とポケモンが言葉を交わせる設定が多い中
通じない設定は珍しいな。本来はそのはずなんだけどw長編乙!
レントラーってまじめを装った別の性格なんだよね?ゆうかんか、れいせいかな…
467名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 13:19:43 ID:N1monMQs
>>466
地の文からして冷静じゃないか?
にしてもみんな可愛いーなー。>>459乙。

HGSSまであと少しだな。エロ妄想出来る新イベントとかないかな〜
468名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 18:55:48 ID:0CuLwzxy
特にイベントなくても、常に一緒に歩けるってとこからなんか想像できそう
469ベロベルトかいたひと ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:33:07 ID:9xFbH4sJ
ムクホーク×ネイティオのSSにレスありがとうございました。

グレッグル♂×ニョロトノ♂を投下します。
ホモ、逆レイプ、襲い受け、総排出口が苦手な方はNGお願いします。
470グレッグル♂×ニョロトノ♂1/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:34:26 ID:9xFbH4sJ
「やあ、今日は雨でとっても良い天気だね!」
 緑色の肌を持つ太ったポケモンが、人好きのする笑顔を浮かべて話しかけてくる。
「お客さん見ない顔だねえ」
 俺はグレッグル特有の悪い目つきを、更に悪くしながら言った。
 正体不明の客。油断は出来ない。

「はじめまして。僕はニョロトノっていうんだ。君は?」
 警戒感たっぷりな俺に構わず、自己紹介してくる。
 自分から名乗るとは礼儀を知る男だ。
 こちらも名乗らなければ無礼になるだろう。
「俺はグレッグルだ。で、何の用だい? ニョロトノさんよ」
 答えはわかりきっているが、一応用件を聞いておく。

「君の縄張りが全部欲しい! 嫌だっていっても無理矢理貰っちゃうから」
 軽い口調で、ニョロトノが答える。
 それは、俺の予想した通りの答えだった。
「面白い冗談を言いますねえ。緑色の頬笑みデブにしては上出来だ」
 静かに降りしきる雨の中、互いに挑発し合う。
 戦いの予感に身が引き締まる思いだ。

「冗談なんかじゃないよ。だって僕強いもん。野生の世界だと、強ければ何しても良いんでしょ?」
「はは、確かにそうだな。じゃあ舐めた口をきくお客さんをもてなしてやるか……もちろん暴力的な意味でなあ!」
 卑怯はグレッグルの常套手段。奴の不意を突いて飛び掛かる。
 渦巻き模様のついた腹に、毒を滲ませた右手を喰らわせた。
 柔らかい肉が潰れる感触。手ごたえは確かに有った。

「ふーん、これが噂に聞くグレッグルのどくづきか」
 俺の全力の攻撃を受けたはずなのに、奴は悠然としている。
「馬鹿な、効いてないだと!」
「君の攻撃弱いよ。攻撃っていうのはね……こうやるんだよ!」
 ニョロトノの両手が俺の顔に近づけられた。
 目に見えないが、奴の手からは力が発生していた。
 不可思議で、精神的な力。エスパーの力だ。
 それは俺の最も苦手とするものだった。
 きけんよちによって体が震える。
 両手に溜まった力は衝撃になって俺を襲った。

「ぐああああ!」
 叫び声を挙げながら、ぬかるんだ地面の上を転がる。
 透明な力を叩きつけられ、体力を大幅に消耗してしまう。
「僕のサイコキネシス強いでしょー。それに引き換え君は本当に弱いなあ、あはは」
 泥水の中に倒れこむ俺に侮蔑の言葉を投げかける。
「畜生……」
 悔しいが、奴の言うことは本当だった。ニョロトノに比べて俺は格段に弱い。
 それを身をもって知らされてしまった。俺は縄張り争いに敗れたのだ。
 ――結構気に入ってたんだがなここ。
 豊かな水草、常に湿り気を帯びた大地。そのすべてはもうニョロトノのものだ。
 恨み事は言うまい。これも大自然の掟。
 敗者は去るのみだ。
 俺は愛しい我が家に別れを告げ、歩きだした。

「ねえグレッグル、どこ行くの?」
 後ろから間抜けな声が聞こえる。
 敗者に声をかけるとは、勝負の心がわかっていない奴だ。
「お前とくっちゃべってる暇はねえ。新しい住み家を探さないといけないんでな」
「ここで良いじゃん」
 ネチネチと嫌味な野郎だ。
「俺はお前に縄張りを奪われたのよ。せいぜい達者でやんな」
 手を振りながら歩み去る俺を、ニョロトノが捕らえた。
 肩を強い力で掴まれる。
471グレッグル♂×ニョロトノ♂2/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:35:33 ID:9xFbH4sJ
「嫌だ、行かないでよ!」
 懇願するかのような、か細い声色だった。
 ニョロトノの様子は普通ではない。
「お前さっきから、何わけわかんないこと言ってんだ?」
「僕はグレッグルに勝ったんだもん。もうグレッグルは僕のもの! だから行かないで!」

 ――ああ、そういうことか。
 俺はニョロトノに向き直る。
「わかった。お前、俺を舎弟にしたいんだな?」
「シャテイって何? 技の効果範囲のこと?」
「その射程とは違えよ。そうだな……舎弟っていうのは弟分とも言うな」
「うーん……つまり弟ってこと?」
「……まあ、当たらずも遠からずか。兄貴の命令が絶対。兄より優れた弟など居ない。そういう歪んだ兄弟さ」
 捕食関係に無いポケモン同士の戦いは縄張り争いの他に、群れの権力闘争がある。
 勝ったポケモンが負けた奴の上に立って偉そうにする。
 ニョロトノがしたいのはそういうことなのだろう。
 確かに新しい縄張りに詳しいポケモンを側に置いておけば何かと便利だ。

「決めた! グレッグルは今日から僕の弟! これで良いよね?」
「俺はお前に負けたんだ。拒める立場じゃねえよ」
「やったー! 僕、ずっと弟欲しかったんだ! よろしくね、グレッグル!」
 満面の笑みを浮かべ、俺の手をつかんでブンブンと振るニョロトノ。
 その態度は下の立場のポケモンに接するものとは思えない。
 ニョロトノというポケモンは皆こんな感じなのだろうか?
 とにかく、俺は今日からこいつの舎弟だ。言葉づかいには気をつけるべきだろう。

「ではニョロトノさん。俺は食べ物を取って来ますんで、待っていて下さい」
 敬語を使って丁寧に話す。
「僕も行く!」
 ニョロトノは俺の手を離さない。
「脱走なんかしませんよ、ニョロトノさん」
「それでも行く!」
 俺に縄張りを案内させるつもりなんだろう。
 良質なエサ場の在処がわかれば、即オサラバってやつだな。
 人の良さそうな顔して狡猾な奴だ。
「わかりました。わかりましたから、そんなにくっつかないで下さいよニョロトノさん」
 こんなにベタベタされる位なら、偉そうにふんぞり返ってもらった方が気楽だと思う。
 新しいボスの登場に自然とため息が出る。
「あ、ごめん……」
 ニョロトノがようやく手を離す

「じゃあ行きますよ。えー、右手に見えますのはー」
「こっちから見ると左なんだけど」
「……とにかく、あれが実のなる木です!」
 ニョロトノを連れて湿原を歩き回り、おいしいエサ場を余すことなく教える。
 これは奴のためではない。 
 さっさとお役御免になって、こんな変なポケモンと縁を切りたいだけだ。
472グレッグル♂×ニョロトノ♂3/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:36:32 ID:9xFbH4sJ
「ねえ、一つお願いがあるんだけど……」
 不意にニョロトノが話しかけてくる。
「何でしょう、ニョロトノさん」
「僕のこと、さん付けで呼ぶの辞めてくれない?」
「しかし、上下関係はしっかりさせておかなくてはいけないので」
「敬語も辞めて! これは命令だよ!」
 これじゃあ命令というよりわがままだ。
 子守をさせられているような気分だ。嫁さんも居ないのに……
 ため息が出るのは、今日で何回目だろう?
「はあー……わかったよ、ニョロトノ」
「よろしい、余は満足である! ねえ、あっちには何があるの?」
「ああ、そっちはヌオーの縄張りだ。そぉい! と叫びながら泥を投げてくるから気をつけろ」
 結局、日が暮れるまでニョロトノの世話係をさせられた。
 体力ではなく精神的にどっと疲れた気がする。

 太陽が沈み、ニンゲンの作った街灯というものが光りだす。
 俺たちは、昼間の収穫である木の実を街灯の光の中に広げた。
「いただきまーす!」
 ニョロトノが両手を合わせて何やら叫ぶ。
「なんだそれは?」
「ご飯を食べる前はこうするんだよ」
「ふーん、ニョロトノってのは変わった習慣があるんだな」
 木の実にぱくつくニョロトノを見つめる。
「グレッグル食べないの?」
「俺は、お前の食べ残しで良い。舎弟っていうのはそういうもんだ」
「駄目。グレッグルは僕と一緒にご飯食べるの! これ命令」
 木の実を押しつけられる。命令と言われたら拒めない。
「……いただきます」
 一応、ニョロトノの習慣に従って食事の前に手を合わせた。
 こんなことしている間に、食べ物を横取りされたらどうするのだろうと思う。
 疲れた体に、オレンの実の甘さは染みた。

「ごちそうさまでした!」
「……ごちそうさまでした」
 これもニョロトノの習慣だそうだ。
 無意味だと思うが、兄貴分がすることには従わなければならない。
「グレッグルはすごいねー。僕より年下なのに、色んなこと知っててさ」
「お褒めにあずかり光栄です」
「……敬語禁止」
 ニョロトノが桃色の頬を膨らませる。
 基本的にニコニコしているコイツが怒った顔をするのは、不気味だ。 

「グレッグルさあ、妙によそよそしいよね。僕ら兄弟になったのにさあ」
「気に入らない所があるなら改める」
「そういうこと言ってるんじゃない! もっと仲良くしようって言ってるの!」
 ニョロトノが怒鳴る。
 勝手に縄張りを奪っておいて、仲良くも何も無いだろう。
 甘ったるいニョロトノの態度に虫唾が走る。
 抑えていた怒りが燃え広がっていくのがわかる。
 喉から湧きあがってくる言葉は、もう飲み込めそうにない。
「今更仲良しもくそもあるか! お前は俺から何もかも奪ったんだぞ!」
「あ……ごめ……ごめんなさい」
「謝る必要なんて無いさ。お前は俺より強いんだからな! 無力な俺を顎でこき使えば良いだろ!」
「ねえ、グレッグル落ち着いて……」
「俺は命令には従う。だが、馴れ合いはしない! お前なんか……嫌いだ」
 溜めていた怒りをぶちまけた後は、後悔しか残らない。
 気まずい沈黙。
 ニョロトノの目には涙が決壊寸前まで溜まっている。
 こうなるのが嫌だから、敬語を崩したくなかったんだ。
473グレッグル♂×ニョロトノ♂4/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:37:18 ID:9xFbH4sJ
「嫌……。お願い嫌いにならないで……ねえ、グレッグル……ねえ」
 ニョロトノが縋りついてくる。その声はわずかに震えていた。
 俺は途方に暮れるしかない。

「……そうだ、こうしたら仲良くなれるよね……」
 そう言うと、ニョロトノが俺の体を撫で始めた。
「おい、何するんだよいきなり! 気持ちわりいな!」
「グレッグルは命令には従うって言ったよね?」
「それがどうした!」
「だったら、僕の下のお世話をして。これは命令だよ」
「そういうのはメスにやれ! やめろ、触んな! うあああ!」
 ニョロトノ手が、俺の肌にやや強めに押しあてられる。
 湿り気を常に帯びているその手は冷たい。
 三つに分かれた丸い指がワキワキと動き、いやらしく俺の胸や背をこねくり回す。
 滑らかな手の感触に皮膚が粟立つ。
 俺の腹に奴が触れた時、その動きが突然止んだ。

「グレッグルのお腹の白いのって取れるんだね」
「勝手に触るな!」
 グレッグルの腹には分離できる白い皮膚を巻きつけてある。急所である腹部を守るためだ。
 カイリキーやルージュラも同様な体の作りをしていると聞いたことがある。
「……グレッグルは帯回しって知ってる?」
「はあ? 何だそれは?」
「ニンゲンの産み出した文化の極みだよ。僕、グレッグルのお腹の帯を見ると……はあ……はあ」
 ほつれた帯の先端がニョロトノの右手に握られる。
 奴の鼻息は荒く、目は怪しい光が宿っている。
 尋常じゃないニョロトノの様子に俺はあらためて、危機感を覚える。
「ごめんグレッグル……もう……我慢できない!」
 帯の先端が強い力で引っ張られる感触。
 次の瞬間、世界が高速で回り始めた。
「うわああああ!」
 脱げる帯の力で、回転をつけられたのだ。
 きつく締めこんだ帯が、グイグイと脱がされていく。
「よいではないかー、よいではないかー」
 ニョロトノは訳のわからない事を言いながら、帯を引っ張り続ける。
 その声は、すけべオヤジそのものだ。
 俺の体はくるくると回り続ける。
 倒れないように必死で踏ん張るが、足元がふらつく。
 こんなことして何が楽しいのだろう?
 回転に翻弄されながらもそんな疑問が浮かぶ。

「あー楽しかったあ」
 ようやく帯が全て脱げ、回転が収まった。
 俺はしばらくふらついた後、背中から地面に倒れてしまった。
 眩暈をこらえて、上体を起こしニョロトノを睨みつける。
「てめえ……何しやがる!」
「何って、男の夢だよ!」
 悪びれる様子もなく、堂々とニョロトノは宣言した。
 ここまでくるといっそ清々しい。
 ニョロトノの手に握られた白帯が、はらりと落ち、泥にまみれた。

「さあ、グレッグル続きをしよう! ここなら髭が長いお爺ちゃんも、入れ墨のおじさんも来ないし」
「ちっ、近寄るんじゃねえ!」
 ニョロトノが、泥を踏みしめる湿った音をたてながらゆっくりと歩いて来る。
 立ち上がる程の時間的な余裕は無い。
 俺は尻を地面につけたまま後ずさりした。
 だが、それでは遅すぎた。
474グレッグル♂×ニョロトノ♂5/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:38:13 ID:9xFbH4sJ
「捕まえたあ!」
「くっ……!」
 ニョロトノは、地面に投げ出された俺の足の上に馬乗りになった。
 どっしりとした体重を乗せられたら、もう逃げられない。
 頬を両手で挟まれてしまう。
「グレッグルの頬袋ってぷにぷにだー!」
「おはえ、ひゃめろよ!」
 オレンジ色の袋を好き勝手に揉んで感触を楽しんでいるニョロトノ。
 必死の俺の抗議も功をなさない。

「グレッグル……キス……しても良いよね」
 ニョロトノは目を細めながら、突きだした口を寄せてくる。
「待て! 早まるな!」
 奴の突き出た口が近づき、俺の唇に熱い吐息がかかる。
 あまりの嫌悪感に身の毛がよだつ思いだ。
 ニョロトノの胸を押して拒絶しようとした。
 ふくよかな体に手がめりこむ。
 だが、頭を奴の手でしっかりと掴まれて逃げられない。
 目をきつく閉じ、醜い現実を視界から追い出した。

「うっ……んんー!」
 不本意だが、しっとりと濡れたニョロトノの唇は柔らかくて触り心地が良かった。
 これがメスだったらとつくづく思う。
 一回、二回、三回と小刻みに口づけされる。
 ニョロトノは僅かに口を開き、俺の唇を挟むように刺激してきた。 
「んん!……くぅ!」
 唇の愛撫に、喉を鳴らしてしまう。
 オスにされて良くなってる自分が信じられない。
 口がふさがり、息ができなくて苦しい。
 だが、すぐには終わらない。
 唇同士をしっかりとくっつけられる。
 ニョロトノの舌がこちらの口をこじ開けてきた。
「んぁ……あうう……!」
 欲情した奴の吐息が送り込まれる。
 長い舌が俺の歯ぐき、内頬をまんべんなく舐めつくす。
 なめらかな舌で口の粘膜をなぞられると、体の力が抜けてしまう。
 倒れてしまわないように、ニョロトノの肩に手をかける。
 これでは、抱き合う恋人同士みたいだ。
 唾液と出口を失った俺の吐息が口の中で混じりあって、目が眩むほどの熱を持つ。
 俺の口内を蹂躙するニョロトノが俺の舌に狙いを定めるのにそう時間はかからなかった。
「う……!ぐふぅ!……うー!」
 ニョロトノの舌が、絡みついてきた。
 奴の舌が俺の舌に絡みつき、ニョロトノの生臭い味を伝えてくる。
 お互いの舌が纏う唾液が一つになり、濁った水音を立てる。
 舌をすり合わせる感触は俺を掻き立てた。
「あっ……はあ……ん……んぁあああ!」
 ついに俺は、ニョロトノの口の中に甲高い喘ぎを送り込んでしまった。
 奴はそれに満足したのか俺の舌を解放しゆっくりと顔を離す。
 太い唾液の筋が引かれ、俺たちをつなぎ、やがて切れた。
 キスだけで、ここまでやられるなんて信じられなかった。
 半ば呆然としてしまう俺にニョロトノが嬉しそうに語りかけてくる。

「ね、どうだった? どうだった?」
「え? あ、うん……すごかった。って違ああああああああう!」
 我に返って叫ぶ。
 ニョロトノにされて感じていた、なんて認めるわけにはいかなかった。
475グレッグル♂×ニョロトノ♂6/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:38:52 ID:9xFbH4sJ
「キスだけじゃ満足できないんだね? 僕もっと頑張るよ!」
 右手をニョロトノに掴まれる。
「グレッグル、ちょっと手を借りるね」
 ニョロトノは俺の指を口に含んだ。
 指が熱い体温と唾液に包まれる。
 丹念に舌を這わせ、熱心に俺の指をしゃぶるその様子はいじらしい。
 何だか、ニョロトノにご奉仕させているみたいだ。
 他者を支配するような、後ろめたい興奮を覚える。
 ――って何考えてるんだ俺?
 俺の頭の中に生まれた嫌らしい感情を頭を振って散らす。

「うん、これだけ唾をつけておけば大丈夫だね……」
 ようやく指から口を離した。
 ニョロトノはよだれにまみれた手を取り、自分の尻に導く。
 ぷりっとしたニョロトノの尻の感触が伝わってくる。
 尻の割れ目に俺の指が滑りこむ。もちろん俺の意思じゃない。
 全てニョロトノが俺の手をとってやったことだ。

「ふうー……息を吐いて力を抜いて……」
 深呼吸しながらニョロトノが言う。
「なあ、お前何する気なんだ?」
「ほぐすんだよ」
「何を?」
「僕のお尻の穴」
 そう言うやいなや、ニョロトノは俺のオレンジ色をした中指を尻の穴に突きいれた。
 グレッグルの指はかなり太い。そんなものが入るなんて信じられなかった。
 指がニョロトノの体によって締め付けられる。
「……んっ! はあー……くう!……はあー」
「おい! 痛いだろそれ! 抜けよ!」
 慌てて指を抜こうとする。
「痛! 指……動かさないで……」
「え? ああ、ワリィ……」
「ここ何回も使ったことあるから……じっとしてて」
 無理に抜こうとするとニョロトノを傷つけてしまいそうだ。
 俺には、ニョロトノを見守ることしかできない。
 でも何回も使ったってどういうことだろう……
「はあー……はあー……ん!……ふー……ううん!」
 息を吐きだすタイミングに合わせて、俺の指が吸い込まれていく。
 その動作はやたら小慣れていて、スムーズだ。 
「ああ!……はあ……ああん!」
 指が奥に行く度に、ニョロトノの声に甘さが増していっているように思える。
 肛虐に酔うその姿は、オスのくせに妙に色気がある。
 ――って何考えてるんだ俺は……
「……はあ……はあ……これで根元まで全部」
 ついに中指が穴の中に全部収まってしまった。
 だが、ニョロトノは更なる凌辱を自分に与えた。
「ん!……はあ……ああん! ……はあ! ……ああ!」
「お、おい!」
 受け入れた指をなおも動かし、穴を押し広げていく。
 動く度に、ニョロトノは甲高い声を上げる。
 俺にはそれが苦痛の叫びなのか快楽の喘ぎなのかは、わからない。 
 ただ、自分で尻の穴を犯すニョロトノにはどこか痛々しさを感じた。

「……手、ありがとね。これで準備できた」
 ニョロトノはようやく指を抜いて俺の手を離した。 
「どうして……そこまでするんだよ!?」
 俺は溜まりに溜まった疑問をぶつけた。
476グレッグル♂×ニョロトノ♂7/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:39:31 ID:9xFbH4sJ
 ニョロトノはうつむき、黙りこくる。
 俺たちの間に重苦しい沈黙が横たわる。
 弱弱しく降る雨音がやけに大きく聞こえる。
 やがて、ニョロトノの顔がゆっくりと上げられた。
 その表情は硬直している。
 いつもとは打って変わって、抑揚のない口調で話し始めた。
「寂しいからだよ」
「え?」
「僕ねニンゲンに捕まって、色んな人の手に渡ってこんな遠くまで来たんだ」
 道理で、見かけない顔だと思った。恐らくニョロトノの生息域はここから遥か離れた場所にある。
 ニンゲンの乗り物を使わなければ行けないほど遠い所だ。
 それと、こいつがやたらと強い訳もわかった。ニンゲンに育てられたからだ。
 ニンゲンの手が加わったポケモンの能力は野生とは比較にならない。
 でも、一つだけ分からない事がある。
 ニョロトノの飼い主はどこだ。
 随分長く一緒に居るが、ニンゲンの気配なんかしない。
 その疑問はすぐに解かれることになった。
「マスター、僕に飽きちゃったみたいでさ……僕…………捨てられちゃった」
 その言葉を聞いた瞬間、全てが頭の中で繋がった。
 何故、俺を舎弟にしたか。何故、やたらと縋りついて来るのか。
 何故、無理矢理にでも俺と交わろうとしているのか。
 すべての疑問が氷解する。
 ニンゲンの元でぬくぬくと育ってきたポケモンがいきなり野生に放されたのだ。
 まともでいられるわけがない。 
「どんなに鳴いてもニョロモもニョロゾも来てくれない……寂しいよ……誰でも良いからそばにいて欲しい。
ねえ、グレッグル。僕の事、欲しいって言ってよ! 体だけでも必要だって!」
 ニョロトノが悲痛な叫びをあげる。

「わかった! 事情は大体飲み込めたから……落ち着けって!」
 何とか冷静になってもらおうと、必死に声をかける。
 しかし、今のニョロトノにはどんな言葉も届かなかった。
「グレッグルのソコ……このままじゃ、駄目だよね……」
 俺の股に顔を寄せるニョロトノ。
 チンコに熱い息が吐きかけられる。
 その根元を掴み、唇を近づけていく。
「こんなフニャチンじゃできないよ。だから……しゃぶってあげる」
 根元まで一気に飲み込む。
「お、おい! そんなトコ咥えるな!」
 ニョロトノは口の中に唾液を大量に溜めていた。
 つばを口内でくちゅくちゅさせて、チンコを洗っていく。
 ニョロトノの口から、よだれが零れていくのが見える。
 俺の中心が、温かい唾液の海に溺れる。
「おい……本当に……やめろってば! ……怒るぞ!」
 足をばたつかせながら、ニョロトノの頭を必死に叩く。
 だが、逸物を愛撫されて力が出ない。
 弱弱しくニョロトノの頬に触れるだけ。これでは、奴は止められない。
 逃げる腰をしっかりと掴まれ、ひたすらしゃぶられる。
 ニョロトノの頬が、肉棒の形を浮かび上がらせる。
 舌が先端の穴をこじる。陰茎が柔らかい内頬で擦られる。
「やめろって……言ってるだろぉ……! 嫌だ! こんなの……」
 口淫の甘さに逆らえず、俺のモノが痛いほど勃起する。
 それを確認したのか、ニョロトノはやっと逸物を吐きだした。
 俺のチンコは、赤く充血し、尖った先端を空に向け更なる刺激を求めて細かく振動している。

「やっと大きくなった。これで、グレッグルも準備完了だね!」
「何だよ準備って!」
「グレッグルが僕のお尻をズコバコ掘る準備だよ」
「だ……誰がそんなことするか!」
「大丈夫。僕が優しくリードしてあげるからね。グレッグルは寝てるだけでいいよ」
477グレッグル♂×ニョロトノ♂8/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:40:23 ID:9xFbH4sJ
 ニョロトノが俺の肩を押して、体を地面に押しつける。
 背中に感じる、ぬかるんだ地面の冷たい感触。
 完全にニョロトノに乗られて、身動きが取れない。
「さあ、これからが本番だよ!」
 そう言うと、ニョロトノは足を大きく開き腰を浮かせた。 
 そして、尻を俺のチンコめがけてゆっくりと降ろしていく。
 尻たぶの柔らかい肉がチンコに吸いつく感触。
「僕のケツマンコ……たっぷり味わってね!」
「待て! もっと自分の体を大事に……」
 制止の言葉はニョロトノに届かない。
 ニョロトノは左手でチンコを掴んで、尻の穴にあてがう。
 息をゆっくりと吐きながら、俺を受け入れていく。 

「うがああああ!」
 今まで感じたことの無い程の強い締め付け。
 本来は出す場所なのに、それを無理矢理ほぐして挿れているのだから当たり前だ。
「はあー……んん! やっぱおちんちんは良いなあ……指より感じるよぉ……」
「やめろ……抜けってば!」
「……大丈夫……たっぷり精液抜いてあげるからね……ああ!」
「そっちの……抜くじゃないって!……くぁああああ!」
 唾液のぬめりを借りてズブズブとチンコが飲みこまれていく。
 始めは先端だけだった締め付ける箇所がどんどん勢力を広めていく。
「……全部入ったね、根元までずっぷりと……ふふ……グレッグル、僕の中でビクビクしてる……」
「くっ! ぐぅううううう!」 
 歯を噛みしめ、必死に昇ってくる放出感に耐える。

「穴なら何でも良いんだよね? オスのお尻の穴でも。エッチで淫乱で変態なグレッグル……
でも大丈夫、僕がいつでも相手してあげるから」
「うう……くっ……あああ!」
 耐えることしかできない俺を、勝ち誇ったような目で見下ろすニョロトノ。
「動くよ」
 そう言うと奴は、俺の腹に手をつき、腰を上下に動かしはじめた。
「うぉあ!……ああああ!」
 内壁にチンコを擦られて情けない悲鳴が出る。
「グレッグル……こんなに気持ち良いこと知らないでしょ?」
 完全に抜け切る寸前で止め、奥まで一気に行く。
 これを何度も繰り返され、いやがおうにも高められてしまう。

「ねえ、突いてよ! 下からガンガンさあ! マグロってたら面白くないでしょ!」
 乱暴な言葉に首を振って答える。
「情け無いなあ。それでもオスなの?」
「い……嫌だ……そんなことしたら、痛いだろ?……お前が……」
「フン! 痛みなんてもうとっくの昔に感じなくなったよ」
「ニョロトノ……もうやめろ。こんなの間違ってる」
「うるさい! 僕にはこれしか無い! これしか無いんだ!」
 腸壁の圧力が増す。チンコを食い破る程の強い圧力。
「う……がはあああああ!」
「おら、とっとと出しちまえよ! 僕の中に汚いザーメンをドクドクとさあ!」
 淫らな律動のペースが上がる。
 互いの肉がぶつかりあい、パンパンと大きな音が響いた。

「グレッグル……出せ……出してよ! ……、このままじゃ……ああ!……ひゃあああ!」
 体を激しく動かせば、ニョロトノもただでは済まない。
 俺を攻める動きで、逆にニョロトノが追い詰められているようだ。
 このまま、耐えることに集中すれば、最後まで出さずに済むかもしれない。
「イって……イっってよ!……じゃないと……僕……僕」
 どうやらニョロトノの限界が近いらしい。
 顔が紅潮し、声が上ずっている。
 俺の上で必死に腰を振るニョロトノを撫で、丸い尻の感触を楽しむ。
 これなら、ニョロトノにだけ快楽を送り込める。
478グレッグル♂×ニョロトノ♂9/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:41:13 ID:9xFbH4sJ
「そんなことより……突いてよぉ!……ああ……いやぁ……出ちゃう……やあああああああん!」
 高い声をあげながらのけ反るニョロトノ。
 最後まで耐えきったことに安堵感を覚える。
 だが、それは間違いだった。

「うわ、何だ……これ?」
 俺のチンコが熱くてぬめる液体の感触を伝えてくる。
 そういえば、ニョロトノはイったのに股からは何も出ていない。
 というより、奴の股には何も無い。
 混乱する俺に当人が種明かしをする。
「僕ねえ……お尻から精液出るんだあ……」
「何……だと……」
「あとね……僕の特性はちょすいっていうんだよ。水があればいつでも元気。……今日は雨でとっても良い天気だね」
 上下運動が再開される。しかも今度は、精液のぬめり付き。
「がはあ! 熱い! ……チンコ熱い!」
「僕の精液、ヌルヌルで暖かくて気持ち良いでしょ? 今度こそ絶対にイカせてやるんだから!」
 精液による潤滑はニョロトノの動きをさらに速く、強く、大胆にした。
 ニョロトノの腰使いはとどまることをしらない。
 動く度に、じゅっぽじゅっぽと湿った音が響き渡る。
 もはや、ソコは尻の穴では無くオスを受け入れる立派な性器だ。
 復活した強い締め付けが俺を搾る。
 ヌルヌルした肉壁に抱擁され、悲鳴が出る。
 自分自身の体からせりあがってくる熱い欲望をもう抑えられない。

 劣情に流された俺は、ニョロトノの雄液にまみれたチンコを突きあげてしまう。
「ああああ……ニョロトノォ!」
「あはは! やればできんじゃん! それでこそ男の子だよ」
 チンコが腸壁をめくり上げながら行ったり来たりを繰り返す。
 纏わりつく肉の感触は一度味わったら、病みつきになってしまうのだ。
 それが欲しくて欲しくてたまらない。
 ニョロトノの腰をしっかりと掴み、ひたすら突く。

「ひゃ……はあ……ひゃん!」
 頭の巻き毛を振り乱しながら嬌声をあげるニョロトノ。
 自分の行動で、こいつが喘いでいると思うと実に奇妙な気持になる。
 自分より遥かに強いオスが、俺に犯され乱されているのだ。
 俺がニョロトノより強くなったような錯覚すらしてしまう。
 泥をつけられた屈辱と劣等感を晴らすように、ニョロトノを辱める。

「グレッグル、頑張ってるねえ……良いよぉ……僕も、もう少し頑張っちゃおうかな」
 緑色の尻が窪み体内の圧力が増す。
 まるで、尻の穴でチンコを握られるかのようだ。
 俺がニョロトノを突く度、御褒美のように圧迫感を与えられる。
 二匹の共同作業で産まれた快感は、俺の許容量を遥かに超えていた。
「ニョロトノ、出る! 出る! 出ちまうよおおおお! 」
「あはは! グレッグル可愛いー」
 一回出したせいなのか、ニョロトノは余裕たっぷりだ。
 これでは、どちらが犯されているか分からない。
「うあ……あああ! ニョロトノ! くああ!」
 雄叫びをあげながら、ニョロトノの体を必死に求めることしかできない。
 頭の中はもう、溜まったモノを吐きだすことで一杯だ。
 チンコの中をオスの証が昇っていく。
 欲望の行進を止められそうには無い。
 腰が自然と反り返り、俺自身がニョロトノの最も深い所に押し込まれた。
479グレッグル♂×ニョロトノ♂10/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:42:07 ID:9xFbH4sJ
「うあああああ!……ひっ!……ひあああああああああ!」
 オスの尻の中に、決して実を結ぶことのない子種を叩きこむ。
 体をくねらせ悶えながら、切ない放出感に耐える。
 誰のものとも分らない精液が漏れ出し、湿原にオスの臭いを撒き散らした。
 初めて体験するオスとの交接は、背徳感を伴った。
 自分のしたことに対する後悔が湧きあがる。

「う……ああ……なんで……俺、こんなこと……」
「ほらほら余計なこと考えてないで、もっとしようよ」
 俺を咥えこむ穴の脈動は止まない。
 一回の放出に飽き足らず、容赦なく腰を上下させるニョロトノ。
 役目を終えて弱り切ってるチンコが腸壁で乱暴に扱かれるてしまう。
「痛い! 痛い! もう……やめ……やめてくれぇ!」
「グレッグルが、生意気なこと言うからいけないんだからね。赤玉出すまで許してあげないよ」
 俺の懇願が一蹴される。俺の上に君臨するニョロトノは残忍な笑顔を浮かべていた。
「夜は始まったばかりだよ。たっぷり楽しもうねえ……気が狂うくらいにさあ!」 
「ひ……ああ! うあああああああ!」
 その後は、地獄絵図だった。
 俺に跨り、壊れたように笑いながらイキまくるニョロトノ。
 求められるまま、腰をズコズコ上げ下げする俺。
 互いの粘膜を血が出るまで擦り合わせる暴力にも似た行為は、俺の正気を蝕んだ。
「あうう! うあああ……うああ」
「もっと……もっと……突いて……もっとおちんちん欲しいよぉ……ねえグレッグル」
 度重なる絶頂に、頭がどうにかなってしまいそうだ。
 このままだと、本当に狂う。そう思った時、視界がぼやけ始めた。
「グレッグル……ごめんなさい……」
 意識が消える直前、そんな声が聞こえた気がした。

 しばしの眠りから覚めると、雨は上がっていた。
 腰に力が入らない。下腹部に激痛が走る。
 あの行為の後遺症は相当なものだった。
 痛む体に鞭打って、体を起こす。
 どおりで重いと思ったら、ニョロトノはまだ俺の上に乗っかったままだった。
 しかも、俺のチンコも入れっぱなしだ。
 奴は、円らな瞳を両手で隠しながら、話しかけてきた。
「グレッグル気持よかったでしょ? またしてあげるから僕の事……嫌いにならないで……お願い……お願いします」
 泣きたいのはこっちの方だ。
 無理矢理オスと交尾させられたのだ。もうお婿に行けない。
 だが、愚痴を言っていても始まらない。

「もう良いから。とりあえず抜こう」
「ヒック……うん」
 ニョロトノが腰を浮かし、俺のチンコを解放する。
 それが栓になっていたようで、抜いたとたんに大量の白濁液が漏れた。
 あの中に、自分の出したものが混じっていると考えると死にたくなる。
 俺の体の上でニョロトノがぽつりぽつりと話す。
「僕、捨てられてからずっと独りぼっちでさ。だから、グレッグルが兄弟になってくれてとても嬉しかった。
でも、グレッグルに嫌いって言われて何とかしなきゃって……。あれするとマスターも喜んでくれたから……だから……」
 その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられるような思いを味わった。
 俺が怒りに任せてぶつけた言葉は、ニョロトノを深く傷つけていた。
 今、こいつが泣いているのは俺のせいなんだ。
 それが分かった以上、放ってはおけまい。
480グレッグル♂×ニョロトノ♂11/11 ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:43:33 ID:9xFbH4sJ
「ほら、もう泣くのよせって」
「ヒック……うぇええええ!」 
 泣きじゃくるニョロトノ。
 その涙を止める方法は一つだ。
 こいつの望み通り、仲の良い兄弟ってやつになってやるしかない。
 少し、いやかなり恥ずかしい。だがやるしかない。
 俺は、ニョロトノの両肩に手を乗せた。
 すると、驚いたニョロトノは目を大きくして見返してきた。
 意を決して言葉を吐きだす。

「あんなことしなくても……俺がそばに居てやるから。だから、泣くのやめてくれよ。
お……お兄ちゃん」
 慣れない単語を言ってしまい、顔が赤くなる。
 柄じゃないことをしたと思う。
 ニョロトノは呆気にとられた表情を浮かべてこちらを見ている。
 その鼻から赤い液体が……

「ぐふっ! ……お兄ちゃんって……グレッグルが……お兄ちゃんて……ぐほぁ!」
 盛大に鼻血が噴き出る。もちろん目の前にいた俺も巻き添えを食う。
「うわあああ! 下を向いて鼻の付け根を指で圧迫しろぉおおお!」
「ねえ、もう一回言って! もう一回、お願い!」
「血まみれの顔を近づけるなああああ!」
俺の叫びが湿原に響き渡った。
                    完
481ベロベルトかいたひと ◆IL9FlesWD. :2009/09/09(水) 21:44:28 ID:9xFbH4sJ
投下完了です。ご協力ありがとうございました。
482名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 21:45:51 ID:857lH5gz
>>481
GJ!!!グレッグルかわいいなww
ごちそうさまでした!
483名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 21:53:32 ID:N1monMQs
>>481
乙ー。お兄ちゃんwwいいな、お兄ちゃんwwwww
484名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:53:23 ID:NZrHYDYe
>>481
まさかのカエルww
前回の鳥といいマジですげぇgj
485名無しさん@ピンキー:2009/09/09(水) 22:57:05 ID:rpyVtdm0
>>481
所々に入るコミカルな表現が好きだぁw
それでいてエロのクオリティも高いとは素晴らしいGJ!
486名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 00:16:08 ID:hEyMH7bG
>>481
毎度ながらネタの引き出し広いねぇーgj
487名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 00:35:50 ID:dgPntG8+
>>481
gjです

そろそろ次スレ必要かな
488名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 00:54:21 ID:f7iRpTyq
まさかのジャギネタ…
北斗を知ってる人がいるなんて…w
489名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 01:08:05 ID:wB+H5YW7
今は474Kbか。立てたほうがいいかも知れんな
最近は長めの文章の投下が増えたしな
490 ◆Ivgyg0cn3w :2009/09/10(木) 13:48:53 ID:BBXsd0lb
執筆中に偶然、少し前の投稿者さんのストーリーに似た設定のキャラが出てしまったので、
種類を変えようかと思ったんですが、せっかくなので投下します。
繋がりは無いのでご了承ください。

グラエナ♂×ヘルガー♂です。
※レイプ気味。反転あり。
491 ◆Ivgyg0cn3w :2009/09/10(木) 13:49:47 ID:BBXsd0lb
「…今日までよくも好き勝手してくれたな?」

「っ…!!」

目の前に対峙しているヘルガーが、俺に飛びかかって来る。
不意打ちされ、俺は抵抗する暇も無く押さえつけられてしまった。

「お、お前もやっと進化したんだな…」

「煩い!俺が今迄どんな想いだったか思い知らせてやる!」




俺と奴は物心ついた頃から一緒にいる仲だった。
その頃、俺はまだポチエナで、奴…デルビルとは兄弟のように仲が良かった。
…いや、本当に兄弟だったのかもしれない。
親が居ない俺には確かめる術は無いが、それはどうでもいい事だ。

俺達は俺達以外の野性の奴等に襲われた時に二匹で協力して危機を乗り越えたり、
負った傷口を舐め合ったり、獲物を分け合ったり…
ヘマをするな、もっと優しく舐めろ、そっちの取り分の方が大きい、など、最後には必ず言い争いになっていたが、
俺は奴の事を双子の兄のように信頼していたし、唯一の家族として大切に想っていた。

ところがある日、異変が訪れた。
…俺の身に進化の時が訪れたのだ。
兄として慕っていたデルビルより体が大きくなり、力にも明らかな差が表れる。
今迄の対等な関係は崩れ、俺たちの互いに対する態度が次第に悪化していった。
俺は能力で劣るデルビルに苛立ち、デルビルはコンプレックスを抱き始める。

数日後、狩りの失敗に苛立っていた俺は、デルビルにその怒りをぶつけた。
何度痛めつけても非を認めず、ただ俺の目を睨み続けるデルビルに腹を立てた俺は、
荒ぶる野性に身をまかせ、奴を背後から押さえつけ…犯した。
相手を気遣わない荒々しい行為。
奴は抵抗しない。
敵わないと分かっているからか、或いは既に抵抗する体力も残されていないか…

行為の後、デルビルは赤混じりの白濁にまみれて気を
失っていた。その日から俺は、何かと難癖をつけてはデルビルを犯すようになったのだった…。
492 ◆Ivgyg0cn3w :2009/09/10(木) 13:50:35 ID:BBXsd0lb
ヘルガーは俺の背後に回り、いきり立った雄を俺の孔に押し当てている。

「…抵抗するなよ?」

ヘルガーが俺の首筋に牙を当てる。
例え、俺がまだ奴より強かったとしても、この不利な状況では俺は致命傷を負ってしまうだろう。
身体が麻痺するような激痛が俺を襲い、思わず俺は呻き声を上げる。
ヘルガーのものが俺の孔を無理に押し開き、侵入してきたのだ。
熱い…。
強烈な異物感に、俺が俺でなくなるように感じた。
奴は俺の中でゆっくりと動き始め、次第に速度を増していく。
俺はただ、早く終わる事を願いながら激痛を耐えるしかなかった。

暫くしてヘルガーの呼吸は荒くなり、動きも不規則になる。
俺は感覚が麻痺し、いつの間にか痛みを感じなくなっていた。

「…っく、もうイきそうだ…!」

ヘルガーが勢いよく腰を打ち付けてくる。
奴の根元にある瘤が、ぬるりと体内へ入る。

「ぐぁ…っ!」

再び呻き声を上げる俺。
奴は構わずに快感を貪っている。

「グラエナっ、イくぞっ…!」

俺の中で奴のものが震え、熱い性が流れ込む。
ヘルガーは全ての性を吐き出すと、俺の背中に体重を任せた。
493 ◆Ivgyg0cn3w :2009/09/10(木) 13:51:17 ID:BBXsd0lb
「…ヘルガー、気は済んだか?」

「…あぁ。」

暫くして彼はゆっくりと起き上がり、俺に刺さっている物を抜く。
栓が無くなり、俺の孔からは赤い血の混ざった体液が零れ出ていく。

「俺の想い…分かってくれたよな?」

「…あぁ、多分…な。」

腰が痛むが、俺の答えを返さなければならない。
…俺はゆっくりと立ち上がった。
ヘルガーがそっぽを向き、言う。

「これに懲りたら、もうこんな…」

俺は隙だらけのヘルガーの背後から覆い被さり、先程までの刺激で硬くなっていた俺のものを押し当てた。

「…っ、まだ話がっ!」

「そんなもっともらしい事を言って…。お前も攻めをしたかっただけなんだろ?」

「…そ、そんな訳…」

「気が無い振りなんか止めろって。騙しうちや悪巧みには慣れてるんだ。」

…舌打ちの音。

「また攻めをやりたければ力づくで来い。俺は素直にヤられるつもりは無いからな。
 まぁ、今は大人しくしていた方が身の為だと思うがな。」

「…ふん。さっさと済ませろよ。」

今後の方針も決まった所で…俺はいつもの様に腰を振り始めた。
再び息遣いが荒くなる。
いつもの生暖かい感触、絡みつく肉壁…。
俺は無心で快感を貪る。
そこにはいつもの様な迷いは無かった…。
494 ◆Ivgyg0cn3w :2009/09/10(木) 13:51:57 ID:BBXsd0lb
極度の興奮に、絶頂は直ぐに訪れた。
ヘルガーも快感を感じているようで、地面には奴の先走りで水たまりができている。

「なんだかんだ言って…やっぱり…感じてるじゃないか…。」

「これはっ、その…生理現象だ…っ!そう言うお前だって…さっき…!…ぁっ!?」

奴の反論はとりあえず無視し、俺は1回目の絶頂に向けてスパートをかける。

「いくぞ…ヘルガー…っ!」

「っ…!」

大きく腰を引き、そして…勢い良く最奥まで衝く。
身体を振るわせ、俺の想いを放つ。

「ヘルガー…っ!」

いつもより長い快感。
その後も休みなく行為は続き…二回、三回…何回達したのだろうか。
俺はいつの間にか意識を失っていた…。
495 ◆Ivgyg0cn3w :2009/09/10(木) 13:52:21 ID:BBXsd0lb
目が覚めると、辺りは朝になっていた。

「…やっと起きたか、グラエナ。」

俺の下から声が聞こえる。
どうやら俺は一晩中この姿勢で寝ていたようだ。

「…相変わらず早起きだな、ヘルガー。」

進化しても以前と変わらぬ彼に、ほっと息を吐く。
そんな俺の様子に、彼は不機嫌そうに言う。

「…重いんだが。」

俺は慌てて身体を起こそうとするが、全身に力が入らない。
本能に任せて動き続けたせい…だな。

「…悪い、暫く動けそうにない…。」

「全く仕方ないな、グラエナは…。」

そう言うと、彼は俺の下から這い出そうとし……止まった。

「おい、まだ出し足りないのか?とんだ絶倫だな。」

「くっ、お前だってまだ出し足りないんだろう?」

中で瘤が膨らみ、抜けない様になっている。
このままでは身動きが取れないな…
俺は何とかしようと身体を起こそうとする。

「くっ、無理に出すなっ!裂けちまうっ!」

「痛っ、締め付けるなっ…!」

お互い、悲鳴を上げながら奮闘する。
…抜けたのは昼過ぎになってからだった。

ようやく動けるようになり、近くの川で身体に染みついた精液や血を一緒に洗い流す。
尻や肉棒がひりひりと痛む。
今後はやり過ぎないように注意しないと…。

「先が思いやられるな…。」

ため息を吐く俺の顔をぺろりとヘルガーが舐める。

「それはお互い様、だろう?」

ニヤリ、と笑い合う。
本当に、仲が良いのか悪いのか…

-end-
496名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:54:24 ID:FPEOgMfC
さっきアニポケ見てきたが・・・ポッチャマ達のレイプ目に萌えた
ほんとメロメロやばいwwww
ttp://dec.2chan.net:81/18/src/1252577933804.jpg
ttp://pa.dip.jp/jlab/ani0/s/pa1252577819932.jpg
ttp://pa.dip.jp/jlab/ani0/s/pa1252577729160.jpg
497名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 19:59:36 ID:wB+H5YW7
>>496
ニャースたち全員を従える女王様トゲピーのエロとか妄想しちまったぜw
って言うかメガヤンマが♀な事に驚いたwww
498名無しさん@ピンキー:2009/09/10(木) 21:08:25 ID:SKErHVb8
♂も♀もナイスな具合に進んでるな、とは言ってもショタ成分がたりない…
ヒコザルの人の投下来ないかなぁ
499名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 01:33:59 ID:hb+is9oC
>>496
レイプ目なのにツートーンという斬新な表現のせいでまるで穴が空いているようじゃないか
500名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 02:35:04 ID:IjGzUv3L
>>490
GJ! こういう喧嘩ップル好きだなぁ。
二人のキャラが凄く素敵に描かれていて萌えました。
501ヒコザルの人 ◆GShikoDN72 :2009/09/11(金) 08:08:33 ID:Hip2w4ON
>>498
だいぶ書き溜めたので、次スレから投下予定でーす。
ほんとに遅筆でごめんねごめんね〜
502名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 08:24:31 ID:vbpjw0A2
>>501
マスターの続きですか?
期待して待ってます。
503リーフィア×エーフィ書いたもの ◆xgPfFUCysY :2009/09/11(金) 17:19:58 ID:6oX09C1P
こんばんは。先日はデンリュウ×キノガッサに
コメントありがとうございました
いくつか話を書いたので僭越ながらトリップをつけさせていただきました。
ゼニガメ×アチャモが書きあがったのですが次スレが近いということなので
今回は短めの、というかほぼエロしか中身がないのですが
リーフィア♂×エーフィ♀を投下します
全4レスです
504リーフィア♂×エーフィ♀ ◆xgPfFUCysY :2009/09/11(金) 17:21:22 ID:6oX09C1P
深夜。木の幹の中、彼らの家、寝室の藁の上に居るのはエーフィとリーフィア。
明かりは小さなランプに小さな火が一つだけ灯っていて、しかし、それで十分視界は広がる。
二人は恋人で、このように二人で寝るのが当たり前だがその日はいつもと違った。
「あのー?エーフィさん?」
「悪いが文句は受付ないぞ」




数日前。

「たまには拒むとかないの」
「拒んで欲しいのか?」
「いやぁ、ほら、こう、無理やりするのもロマンというかなんというか」
「お前のような者をなんというかこの間キノガッサに教えて貰ったぞ」
「なんて?」
「変態」
「………」
「やー、いやー、やめてー」
「棒読みすぎるから。演技するならもっと上手くして欲しいから」
「演技でいいのか?」
「ごめん嫌かも」
「全く我儘な奴め」
そう言って笑うとリーフィアも笑い、互いにキスをして、いつもの通り。
しかしエーフィは悩んでいた。
どうにもリーフィアは色々なことに興味がありすぎる。
互いに自慰を見せ合おうとか、尻尾で犯されたりとか、夜といえどトレジャータウンのメイン通りの傍の
茂みで犯されたと思ったら、温泉の中で密かにイかされたり。
今度は強姦ごっごときたもので、嫌じゃない自分は相当マゾなのだろうかとかうんぬん。
気付いて見ればいつも彼の方が色々してくる。たまには自分から行った方がいいのだろうかと頭を悩ませるのだ。
それをゼニガメに相談したらあんた健気ねと言われた。よくわからない。
褒めてくれていたのだろうから分からないなりにありがとうと言っておいた。
悩んだ結果、この間リーフィアが自分にしたことをやることにする。
喜んでくれるだろうか。
505リーフィア♂×エーフィ♀ ◆xgPfFUCysY :2009/09/11(金) 17:21:55 ID:6oX09C1P



そうして今、自分はリーフィアにまたがり、彼を見下ろしている。
「あのー」
「なんだ?」
リーフィアは困った顔で自分を見ている。可愛い。
「前足も後足も動かないんだけど」
「当たり前だ。縛っているのだから」
リーフィアが寝ているのを見計らって仰向けにして、前足同士と後足同士をそれぞれ
間接の辺りまで蔓で巻き、結んで起こした。
「この間、お前が私にやったことだろう」
「後ろ足は縛ってないよ?」
「おまけだ」
「あの、何するの?明日探検…」
「が、ないことはゼニガメに確認済みだ」
「えーと」
「悦べ、強姦してやる」
にやりとエーフィは笑ってくるりと身体の向きを変えるリーフィアの雄が主張をしていて言う。
「なんだ、さすが変態だな、立ってるぞ?」
そう言って口に含んだ。唾液を含ませてねっとりと舐めあげる、ぴちゃりと音がした。
口の中でどんどん膨れ上がっていくのがわかる。熱い。甘い、独特の香りが漂い、支配される。
優勢に居るはずの自分が結局彼の雄に支配されるのが腹立たしい。
自分の密部が濡れているのがわかる。リーフィアにはそこを見せるように舐めている。
今、彼はどう思ってるだろうか。思っただけで興奮した。
彼に触れて欲しいと疼くが我慢。今日は自分が優勢なのだから。
エーフィはリーフィアの雄を舐めながら、尻尾を揺らし、二股に分かれた尾の片方を自らの
密部へと刺し入れた。
「…ん、んん」
舐めながらも声が出る。しかし楽しい。雄をくわえられ見ることしかできないことを彼は今どう思っている?
リーフィアの息が上がっているのが楽しくてしかたない。
行為において優勢に立つことがこんなにも楽しいとは。



頬にぽたりと、エーフィの愛液が垂れた。
リーフィアは彼女の痴態を見ていやらしく微笑んでいた。
彼女が自分をどんな風に見ているかはわからない。しかし、自分からエーフィは
自分の雄を銜え、興奮してたまらず自慰行為を見せ付けているようにしか見えない。
自らはこんないやらしいことをしている自覚はないのだろう。
続けられる雄への愛撫。先をちろちろと舐められては全体をつつまれたり、
付け根からべろりべろりとたっぷりと唾液を含まれ触れてくる。
一息に吸われて上下されると流石に刺激が強いがまだ出す気はない。
エーフィのそこを見ると自らの尻尾に犯されてぬらぬらと光り、抜き刺しの際に垂れた液が顔に掛かった。
「エーフィ、入れたいな」
「……」
彼女は無視して、雄を貪る。
「入れさせてよ」
「……」
更に無視。
506リーフィア♂×エーフィ♀ ◆xgPfFUCysY :2009/09/11(金) 17:22:26 ID:6oX09C1P
「キミのここ、尻尾一本じゃ、細くて物足りなさそうだから、ボクがしてあげるよ、だから、ね?」
「ふん、物足りないだと?」
エーフィが言ってリーフィアはにやりと笑う。
「見ていろ」
エーフィはまた、リーフィアの雄を食べると宙に泳いでいたもう一本の尾をすでに一本入っている、
ひくりと動く密部にあてがい、沈めていく。
「は、あぁ、ああん」
「キミのココ、尻尾二本入るんだ…入れたの初めてだよね?」
「ふ…ん、これでお前のこれは、入れさせない…ぞ」
「そうだね」
リーフィアはそう言ってエーフィの密部を見上げる。二本の尻尾は回ったり、出し入れされたり、
ぐちゅ、ぬぷ、といやらしい音を鳴らしながらそこをまるで別の生き物のようにかき乱している。
雄の刺激はすっかり止んでしまい、エーフィの喘ぎ声しか聞こえなくなる。
「………」
「ふ、あ、ああ」
その状態がいくらか続いて、もう完全に舐めることは忘れているのだろう。
股にエーフィの頬が置かれているのがわかる。吐息や、舌が付け根に当たる。
更に股から液体が垂れている。エーフィが口を開いたまま喘いでいるから、涎が垂れているに違いない。
「はぁん、あん、ああ」
「エーフィ?ボクを犯すんじゃなかったの?」
「あ、っくん、ふ、んん、んぁ」
言われてもう一度雄を銜える。でも、もうちゃんと舐めているとは言えなくて、口に含んで喘いでいるだけだ。
リーフィアは微笑んで、葉っぱカッターで前、後足に結ばれていた蔓を切った。
「?」
一瞬エーフィの動きが止まったが気にしない。リーフィアはその場で思い切り、エーフィの口に雄を突き立てた。
「!?」
そしてそのまま、なんども腰を振ってエーフィの口を犯す。
「んー、ふ、んん」
苦しそうな声でエーフィは鳴くが気にしない。
何故なら、エーフィの密部に入る尻尾の動きが激しさを増しているのだ。
「がっ、はぁ、ああっ!!」
エーフィの背が弓なりになって口が雄から離れた。
エーフィの密部からはぷしゃりと愛液が放たれてリーフィアの頬に落ちる。
「あれ?今日はボクを犯すんじゃなかったのかな?」
エーフィの返事はない。雄の隣で息を荒げている。密部はきゅんきゅんと動いているのがしっかり見えている。
リーフィアはエーフィの身体をどかし、自分の身体を起こす。
放心状態のエーフィの尻を持ち上げ、尻尾を抜く。
抜いた瞬間彼女の身体が小さく跳ねた。どろりと愛液が密部から溢れて垂れる。
エーフィをうつ伏せにさせた状態でリーフィアはその上に乗る。
「あ…りー……」
「今度はボクがキミを犯してあげる」
507リーフィア♂×エーフィ♀ ◆xgPfFUCysY :2009/09/11(金) 17:22:56 ID:6oX09C1P
その言葉にエーフィの瞳が開かれて自分を見た。リーフィアはにっこりと微笑んで、自分の
愛撫され腫れ上がった雄を、先ほどまで尻尾が入っていたそこに押し入れ、激しく突き上げた。
「あ、あああやぁあああ」
エーフィは叫ぶ。しかし、止めることはない。
まだ、中は先ほどの刺激が続いているのか雄をぎゅうと締め上げる。
しかし、リーフィアは気にせずに中を混ぜるようにぐちゅぐちゅと犯した。
「や、リー、ああああ」
エーフィが揺すぶられる。
「……」
今度はリーフィアが黙る番だ。腰を出しては引き、エーフィを乱す。
しかし、こぷりと溢れる愛液や、纏わりつく肉に締められそれも限界に来ていた。
「エーフィ、いくよ」
返事は嬌声で。
打ちつけられる雄。熱をそこはごぷごぷと飲み、受け切れない分が雄を抜いた瞬間に溢れ出た。
エーフィの身体は快楽で震え、リーフィアはそんな彼女に口付けを落とすとそれは大事そうに抱きしめる。
「大丈夫?」
「…きくくらいなら…するな、ばかもの」
「嫌だった?」
「………ばか」
エーフィは力が入らない身体で精一杯リーフィアを抱きしめ返した。
「ありがと、気持ちよかったよ」
リーフィアは微笑んでエーフィの頭を撫でる。
「なら、いい」
エーフィの意識が眠気に襲われているのに気付いてリーフィアが言う。
「拭いてあげるから、寝ていいよ」
「だが…」
「好きだよ、エーフィ」
「…わたしもおまえが、リーフィアが、すき…だ」
「いいよ」
「きょうは、あまえさせてもらう…」
そうしてエーフィは瞼を閉じる。
リーフィアは瞼に一つキスを落とした。
エーフィが最近何かに頭を悩ませているのは知っていた。
けれど、蔦に締められて起きるまで全く気付かなかったなんて。
「ありがとう、エーフィ」
すやすやと眠る愛しい恋人の手を握る。
無意識にかはわからない。
しかしエーフィはそれに答えるかのように暖かいその手を握り返した。



おしまい
508リーフィア×エーフィ書いたもの ◆xgPfFUCysY :2009/09/11(金) 17:24:28 ID:6oX09C1P
以上になります
ありがとうございました
509名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 17:37:00 ID:vHOQzDxd
>>508
待 っ て ま し た
どこまでも純粋なエーフィと攻められて喜ぶリーフィア萌え。
しかしものっそい勢いでラブラブしやがって・・・もう結婚しちゃえばいいと思うよ。
GJでした。
510名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 18:01:40 ID:ly2UGAJZ
>>508
乙!ラブラブ恋人同士ハァハァGJ!

次スレそろそろ立てようと思うが金銀リメイク記念して明日にするか?w
テンプレに何か注意書き追加したりもする?
511名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 18:24:18 ID:sUbl6jZM
>>490
悪ワンコ達かっこかわいい
ヘルガーは結構使うけどグラエナってあんまり使ったことないんだよね
育ててみるか
512名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 19:11:57 ID:RPNQMbKR
493 KB ・・・
そろそろ次スレ立てる??
513名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 19:41:39 ID:7qj2M615
>>490
進化によるポケ同士の関係の変化というのは面白いアイデアだと思いました。
>>503
愛のあるレイプは至高なり。地の文での独特の表現がイカス。

>>512
次スレ欲しいね。保管庫のURLの頭文字hは抜いたほうが良いかも。
直リンクだとつながらないから。
514名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 20:22:50 ID:RPNQMbKR
それじゃ容量が498 KBになったら立てるかな>次スレ
515名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 22:23:02 ID:ScZKmyiK
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      ,ノ.         ゙'┤:::::::::::::::;;;;;,-ヘ".l';;;;;;;;;;:::::::::::,,/゛;;;;\         l':|;;;;;;: ヽ
     / l\、,,、     _/ヽ::::::::::;;;;ノ―'''″;;;;;;;;,,,.-‐'゙` \;;;;;;;:::`-、、    _/:;人;;;;;;: ヽ
    ,/ .,,-、!v-、,,,"'ー-、,,.lご,::.,/ヽ:::;;_,lニ、ヽ---ー''"`     ゙'- ̄'-、:::`゙''ヽ-‐",,::_,/ | ..::;;;;:. ゙i
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   ,i´.,/;;;;:::::::../      ̄          `''''t―ヘy、,,..  ,ノヽ;;;;;;;;;;;;;; ̄"\     ヽ  ..:;;'ハ
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.   ゙i,ヽ  ゙i              \.:::;;く             `ヽ-ノ;;;;;;・-,   ゙y :/:/
.    ヽ、 ヽ              ヽ:::;;ヽ             ゙'ー-、:;;;;;‘'-,.`'-.、 /゙,/
     `'-、,ヽ               ヽ ;゙'i,,               ゙''.;;;;;;;`'-, :,i´.,,i´ヽ
.        ‘'ヽ.              ゙!;;;;;;;;フ               \::;;;;;;;.ノ,/`'-、ヽ
.          `'            ,,/.::::;;;;;|                 ヽ:;;.,ノ";!、  ゙\ヽ
               ,-¬'''"'ァ'''''"゙ヽ_ ;;;;;,,ノ                  ,ニ;;;;;;;;,}    `'゙
               〈-‐'''''i・'~゙゙゙゙L、-┴''"                   |::;;;;;;,/
516名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 22:26:55 ID:ScZKmyiK
            _.. -ヒ_]\-w、∧,、ィ
          r_, __  _..ィ´ ̄ヽ、__...jィ-、
          r'´ |_j/ ̄´   /::',  >、┴r-、
         └='ィ i ̄!  < >'Vw'!ハ Lノ\`ー^'、
         < ̄`く_j_..」.. -イ::::::::::::::::!フ   `',7 r';
        / ̄、/'´   <v'V\∧!   ワ,、〉 `j
   ┌;._-‐く,ィ´ イ`   \/_....v^-‐、j、_A_ノ\_」′
   ハ',::::>〈/ ., , ! 、\〉  '、::::7 ,'==-< ̄≧_
  / ̄ .〉く   `〈/!_ハ_j、>'´ ヘ `' /     `ヽ、_二i
 i´ ̄ri`r。,'        / ,。ィ'i  '、/、  /!   トr、`ヽ、
.└イ/ `ー´            ベニ.ノ   ', `' ! i!  |  \<、
   {、_,、  、  ,         }  i `ー、`L_|   !  、 〉
   `ー,、.`゛ー- ... --―'`―rァ―-'  ノ    '、  ー-L_ト、_V
    /r 、\          _.. -‐´   C `、c i r┐';
    ,'    -ミー----―‐' ´   `i     _ i /    i
   !c     `、              }    、ノ i'′c  ,'
   '、      ノ\         i   __..ノ    /
   ,.ノ ー-―  !  >ー-----r―┤ ´ ̄  ├-ー' -く
  とL_r´`ヽ_rj′ とL_r-、__ノ   Y_>ー-く_rくj-rj_r、_ム
     `ー '´        ̄              `′
517名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 22:34:51 ID:i5Ziw/3I
>>515-516
埋めるの早すぎw

【ポケダンも】ポケモン同士総合スレ7【本家も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1252676025/
518名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 00:21:29 ID:fuOZUfuv
>>517



埋め
519名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 00:38:28 ID:Ql0RdedS
         ____
       /      \
      ( ̄\ー-/ ̄) ̄`i
    / >(・)-o-(・)<   く
    | (  (__人__)  )   |
    |    ̄|i__i__i  ̄    |
     \          /   / ̄ヽ
     /  (     )  \  /     )
    人   ヽ__ノ  ノ ヽメ、/ヽ_/
   /  ヽ  ヽ    人  ノ ヽ   /
   >   Fテヲ   く,,-テヲ   \/
 ノヽノヽノヽ       ( ノヽノヽノヽ
(   ○   )       (   ○   )
...\___/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\___/
520名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 01:05:52 ID:aoEpZFef
スレ乙
521名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 03:20:18 ID:Rd5fmfVb
タケシのグレ様が♂だったことに驚きだわ
メガヤンが♀なら、 サトシのグライオン×ムサシのメガヤンがいけるな

ムサシのアーボックが復帰して、ハブネークと・・・ってのもよさそうだ
522名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 09:04:54 ID:OW49LoQG
あんたポケ板のロケット団スレにいただろうw
523名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 12:43:24 ID:hZI6+d+Y
あああ
524名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 14:28:17 ID:+8L0x3Gc
ポケダンのパートナーが、どのように育ったんだろうと思った


きっと、毎日毎日成金の夜の相手で…とか、それが嫌で、あるときかけらに出会ったとか

考えてたら朝になって寝たら昼だった
525名無しさん@ピンキー
言動は気弱だが、デラックスオーシャンビューのマイホーム
を持ってるパートナーはちゃっかりした奴だと思うw