薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 題19話

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656名無しさん@ピンキー
埋め用に軽く書いてきた。

『詰問』

紅「ジュン」
ジ「ん?なんだよ真紅」
紅「ちょっと座りなさい」
ジ「はぁ?なんか用があるなら…」
紅「いいから黙って座りなさい」
ジ「わ、わかったよ…そんな顔で睨むなって……んしょっと」

紅「座ったわね。…ジュン、あなたに聞きたいことがあるの」
ジ「ああ、なんでもいいからさっさと終わらてくれ」
紅「あなたのベッドの上にこんなものが置いてあったのだけれど、これはなにかしら?」
ジ「……」
紅「とても黒い羽ね?」
ジ「……ソウダナ」
紅「見覚えがあるのだわ」
ジ「カラスの羽が部屋に入ったんじゃないか?」
紅「カラス?これはカラスの羽なの?」
ジ「他に黒い羽なんて…」
紅「水銀燈」
ジ「ピクッ」

紅「……今ピクッとしたわね?」
ジ「し、してない」
紅「水銀燈の羽なのね?」
ジ「知らないよ!でもお前がそうだっていうんならそうなんだろ」
紅「どうしてそんなものが、あなたのベッドの上に?」
ジ「だから知るかよ、以前来たときのやつがそのまま残ってたんだろ」
紅「以前?」
ジ「だいぶ前におまえらと喧嘩しに来ただろ」
紅「そのときのものだと」
ジ「でないとなんであるのかわからないし」
紅「そうね、不思議だわ、あなたはきれい好きでよく掃除をするのに、
  こんな羽を放っておいたということになるわね」
ジ「う……た、たまにはそんなこともあるさ」

紅「そう」
ジ「そ、そうだよ」
紅「おかしいわね」
ジ「なにが」
紅「この黒い羽だけれど、日に日に増えていってるのよ」
ジ「……」
紅「なぜかしら?」
ジ「……ナンデカナ」
紅「……」
ジ「……」
紅「……」ジトッ
ジ「あ、そろそろくんくんの時間…」
紅「誤魔化さないで」
ジ「はい」
657名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 21:00:24 ID:Db4rzB9f
紅「なぜこんな禍々しいものが、この部屋にあるのかかしらね」
ジ「禍々しいって……」
紅「禍々しくないと?」
ジ「い、いや……っていうかさ、日に日に増えてるっていうけど、僕そんなの見たことないぞ?」
紅「その都度私が回収してるからよ」
ジ「うげ、お前そんなことしてたのか…」
紅「そうよ。片付けてあげているのに、その迷惑そうな顔はなに?」
ジ「べ、別にそんな顔してない!」
紅「ええ、どちらかといえば、何か失敗したと思ったときにする顔に見えるのだわ」
ジ「してないったら!」
紅「どうかしら」

ジ「……ところでそれ、まさか毎日見つかってるんじゃないだろうな」
紅「ええ、毎日ね」
ジ「マジかよ…本当に僕は知らない」
紅「本当に?」
ジ「ああ、本当だ、嘘じゃない」
紅「どうして信じられる?」
ジ「どうしてって、僕が信じられないのか?」
紅「信じてるわよ、もちろん」
ジ「なら…」
紅「だからありのままを説明してほしいのよ」
ジ「ありのままを説明してるんだよ、なんで僕のベッドの上に水銀燈の羽が…」
紅「あら、本当に不思議そうな顔ね」
ジ「だから本当に不思議なんだってば!」
紅「……あなたの流れ込んでくる意識を斟酌しても、嘘ではなさそうね」
ジ「…………なぁ、契約って解除できないのか?」
紅「なんですって?」
ジ「なんでもないです」

紅「なるほど、なんにしても、あなたはわからないのね」
ジ「うん、わからない」
紅「そう……」
ジ「そういうことだから」
紅「……わかったわ」
ジ「わかってくれたか」
紅「もうくんくんが始まってるわね」
ジ「ああ、早く観に行ったほうがいいぞ」
紅「録画しているからだいじょうぶよ」
ジ「なんだ、ちゃっかりしてるな」
紅「ちゃっかりとは何よ……ま、いいわ。ジュン、抱っこしてちょうだい」
ジ「はいはい、わかりましたよ。……ふぅ」
紅「…ジュン?」
ジ「ん?なんだ?」
紅「片付け損ねていたのかしらね?」
ジ「うーん、ちゃんと毎回片付けてたはずなんだけ……あ」
紅「……」
ジ「……」
紅「ジュン」
ジ「はい」
紅「降ろして」
ジ「……はい」
658名無しさん@ピンキー:2010/03/30(火) 21:02:29 ID:Db4rzB9f
紅「……毎回とは、どういう意味かしら」
ジ「……」
紅「会っていたのね?」
ジ「……コク」
紅「……」
ジ「……ごめん」
紅「なにが?」
ジ「な、なにがって……」
紅「何を謝っているのか聞いてるのよ」
ジ「その……」
紅「……何をしているの?」
ジ「え?」
紅「隠さなきゃいけないようなことをしているのね」
ジ「え、あ、や、そ、そういうわけじゃ…」
紅「ならどうして隠していたのかしら」
ジ「や、だって、ほら、お前水銀燈嫌いっぽいし…」
紅「苦手ではあるわね」
ジ「だからあんまり言わないほうがいいかなとか…」
紅「私に気を使っていたと」
ジ「そういうわけじゃないけどえぇっと…」
紅「私が苦手なことを承知で、毎日こっそり水銀燈とあっていた、というわけね」
ジ「別にそんなつもりは……」
紅「ならどんなつもりなの?知りたいわ」

ジ「それは……」
紅「…ふん、いいわ。…それで、水銀燈と密会して、何をしていたのかしら」
ジ「み、密会って……や、別に、話をしたりするだけだよ……」
紅「話?それだけ?」
ジ「それだけだって」
紅「……」
ジ「ほ、ほんとだぞ」
紅「……で、どんな話をするの?」
ジ「どんなって言っても…別に…最近あったこととか……そんなんだよ」
紅「たとえば?」
ジ「たとえばって言われても…いちいち何話したかとか、そんなん覚えてないし…」
紅「そう、言えないようなことを話してるのね」
ジ「な、なんでそうなるんだよっ!」
紅「なら何を話してるのか教えてちょうだい」
ジ「や…その、だから、覚えてなくて…」
紅「……」ジトリ
ジ「……」

紅「もういいわ」
ジ「え?」
紅「もういいと言ったの」
ジ「そ、そっか!」
紅「実際に何を話してるのか聞けば済む話よね」
ジ「……え」
紅「この調子なら、今日も水銀燈が来るんでしょう」
ジ「ど、どうかな…」
紅「来ないの?」
ジ「……来る、かも……」
紅「……ふん。あなたたちがどんな話をするのか、一部始終見ているとするわ」
ジ「……!!」



659名無しさん@ピンキー


銀「はぁいジュン、今日も来たわよぉ」
ジ「……」
銀「なによぉ、暗い顔して、水銀燈が来ちゃ嫌なわけ?」
ジ「……」
銀「なんとか言いなさいよぉ」
ジ「……なぁ」
銀「なに?」
ジ「きょ、今日はやめにしないか?」
銀「はぁ?何言ってるのよ、まだ来たばかりじゃない」
ジ「や、そうなんだけど……」
銀「……ふーん、へぇ、ああ、わかった」
ジ「わ、わかった?」
銀「まったく、はいはい、早くやることやりたいってわけね。がっついちゃって、やぁねぇ、男ってみんなこうなのかしら」
ジ「……!!いやいや、な、なんのこと?」
銀「?何慌ててるのよ、やることって言ったら一つじゃない」
ジ「あ、ば、バカ」
銀「バカとは何よ失礼ね。それにさっきからキョロキョロ、気になるわねぇ……」
ジ「なんでもない!」

銀「大声出さないでよ、びっくりするじゃない。真紅たちに見つかったら面倒でしょうが」
ジ「う……」
銀「ま、別に私は見られてもいいけどねぇ、あなたは困るんじゃない?いろいろ、後始末が」
ジ「……」
銀「さっきからなぁに、ほんといつにもまして暗い顔。
  今はいいけど、してる間にそんな顔するのはやめてよ」
ジ「あ、そのことなんだけど」
銀「で、どうするの?」
ジ「ど、どうするって?」
銀「分かり切ったことを…今日は脱ぐのかそのままするのかってことよ」
ジ「わー、わー!そ、そのまま!そのまま!」
銀「……なんか様子がおかしいわねぇ、私何か変なこと言った?」
ジ「言ったっていうかその、なんだ、と、とにかくそのままな、そのまま」
銀「?そんなに何回も言わなくてもわかってるわよぉ。変な人ね」スッ
ジ「ちょ、ば、何してんだよ!」
銀「何って……いくらそのままって言っても、ドロワーズつけたままでどうしろっていうのよ」
ジ「どうもしなくていいんだって!」
銀「?……ははぁ、自分で脱がしたいってわけね。あなた、どんどん変態になってくわねぇ…ま、いいけどぉ」
ジ「そうじゃなく…あわわ……」
銀「もう、じれったいわね……ん」
ジ「……!!」
銀「ちゅ……ちゅぷ、ちゅぱ、ぴゅちゅ……ん……」
ジ「ん、ん………」
銀「……ん……ちょっとぉ、もっといつもみたいにしっかり舌絡めなさいよ」
ジ「あ、ああ……」
銀「?情けない声だして、さっきからなんな……の……」

紅「……」
銀「……」
ジ「うぅ……」
銀「ふぅん、なるほどね」
紅「こんばんは、水銀燈」
銀「はぁい真紅、元気ぃ?」
紅「おかげさまで、すこぶる元気よ。なにかにぶつけないと収まらないくらいに元気が有り余っているわ」
銀「ふふ、そうでしょおねぇ…」
ジ「……死にたい」