1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 21:48:18 ID:YA0MvXoZ
仮面ライダー総合ぬるぽ
乙
乙。
つクッキー
5 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 22:45:19 ID:5frIVYUv
スレ立て乙です。早速ですが
555巧×真理投下します。
初夜ネタです。
ちょっと時期が早いですが、浴衣着てお祭り。
エロ部分は苦労しました・・・。何度、朝チュンでごまかそうと思ったか。
『夏祭り』
7 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:50:59 ID:a6uKMFac
「うわぁ〜、真理ちゃん可愛いね!すっごく似合ってるよ!」
夕方、美容院の仕事から帰宅した真理を見て、啓太郎が眼を見張る。
巧はというと、クリーニングの仕事も一段落就いたところで、リビングのソファに転がっていた。
開いた雑誌を顔に乗せ、手足をだらりと投げ出して見るからに自堕落な格好で、啓太郎の感嘆の声に反応も見せない。
「うん。今日美容室で浴衣の着付け習ったの〜♪髪も自分でアップにしてみたんだよ。上手いもんでしょ。上手く出来たから、浴衣も着たまま帰っていいよ、って先生が」
「そっかぁ。今夜○△川の花火大会だもんね。そのまま行けるね!」
「啓太郎、一緒に行ける?巧は?」
しかし、啓太郎の顔は曇る。
「ごめん!俺今夜、高校の同窓会なんだよね。行けないな〜」
「ふ〜ん。そうなんだ。草加くんは今日は珍しく大学だし。巧は行ける?」
再度、真理が巧の方に呼びかけるが、巧は相変わらず寝転がったまま、
「具合悪ぃんだよ」
と何時もの調子で不機嫌そうに言うと、顔に乗せた雑誌を手に取り、のろのろと漸く真理達の方を振り仰いだ。
瞬間、気だるそうに細められた眼が大きく見開かれ息を飲む。
手にした雑誌をばさりと落とす。
白地に青やピンクの蝶が舞う鮮やかな浴衣に、何時もは下ろしている長い艶やかな黒髪を頭頂で纏めてアップにした見慣れない姿の真理が、そこに居た。
更にリップの色も何時もよりほんのり紅くて、潤んで光っている。
暫くぼんやりと見惚れてしまったことに気付いて、巧はすぐ気まずそうに目を背けると、落とした雑誌を拾おうと頭を下げた。
が、雑誌を拾って起き上がろうとした瞬間、ちょうど頭上にあったガラステーブルの角に強かに後頭部をぶつけて蹲る。
「何やってんの」
呆れたような真理の言葉。次いで、
「巧もダメかぁ。独りで行くのも寂しいし。今回は諦めようかな」
「しょうがねぇなあ。付き合ってやるよ」
ひどく残念そうな真理の呟きが聞こえて、巧は思わずそう応えていた。
「え?ホント?ホントのホントに、いいの?」
打って変わって踊りだしそうな嬉しげな言葉に、巧は小さく笑った。
8 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:52:40 ID:a6uKMFac
花火が打ちあがる予定の河川敷は凄まじい人出で、浴衣姿の老若男女で犇めいている。
真理と同じく、鮮やかな浴衣姿のお姉ちゃんがうじゃうじゃと通りを練り歩いているが、
真理が一番可愛いじゃん
などと決して口に出しては言えない言葉を心で噛み締める巧であった。
「すごい人だね〜。こんな中で逸れちゃったら二度と会えないね」
大袈裟に言って自分で笑う真理をちらりと見やるが、すぐに眼を逸らして
「ああ、そうだな」などと何時も通りの素気無い返事しかできない。
先刻から真理の浴衣姿を横目で視界の端に映すものの、どうも真っ直ぐ見られない。
居心地の悪さを感じて、巧は嘆息をもらす。
良く見ると周りはカップルも盛り沢山で。
手を繋いで歩くカップル達に混じって二人も歩き出す。
何時もジーンズとスニーカーの真理は、ひどく歩きにくそうで。
気遣いも見せずに大股で歩く巧を追いかけて、草履の足がぱたぱたと小刻みに走り寄る。
人ごみの中で離れたり、すれ違う人々にぶつかったり、だんだん笑顔が消えて
不安そうな顔で足元を見ながら、それでも巧を見失うまいと懸命に走る。
巧は巧で、そんな真理をちらちらと心配そうに振り返りながら進んでいたが、
「何やってんだ。おせーよ!」
などと何時もの悪態を吐きながら、漸く真理の手を掴んだ。
掴まれた手の温もりにほっとして、真理に笑顔が戻った。
「ありがと」
「迷子になんなよ。二度と会えねーんだろが」
照れているらしく不機嫌そうに言い放つ巧に、子どもなんだから、
と真理は小さく噴出して、二人は並んで歩き出した。
9 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:53:58 ID:a6uKMFac
手を引っ張られて逃げ回った事ならあるけど。
手を繋いで歩くなんて初めての事で。
周りで手を繋いで歩いてるのはおそらく恋人同士かなんかだろうし。
もしかして自分達も、そんな風に見えてるのかな。
などと考え出した真理は、何故だか急に巧を意識しだして妙な気分に陥る。
大きくて無骨な手が小さな自分の手をぎゅっと握っている。
真っ直ぐ前を向いて黙って歩くだけで、こっちを見たり、無駄話をしたりはしないけれど。
急に心臓が速く打ち出して頬が熱くなってくる。
やだ。手もなんか熱くなってきちゃった
巧もそうなのかな?
巧の手、なんだか熱い
すごく熱い
……そういえば、具合悪いって言ってなかったっけ?
脳裏には、家のソファでごろ寝していただるそうな巧の姿が蘇る。
真理は、はっとある考えに到達し、一気に現実に引き戻されて巧に詰め寄った。
「ねえ、巧。ひょっとして……」
しかし、その言葉を続ける前に、巧の手が唐突に放された。
「ちょっとー、どうしたのよ。急に」
数歩先へ歩いていった巧に駆け寄った真理は、
その視線の先にある人物の姿を認めて息を飲んだ。
「やあ、こんばんは」
「木場さん?」
穏やかな笑顔の木場が二人に近づいて来る。
「どうしたんですか。木場さん一人なんですか?!」
「海堂たちと一緒に来たんだけど、はぐれちゃって」
「木場さん、迷子?」
思わずぱたたと駆け寄り、幾分うれしそうに木場に話かける真理を、巧は暫くぼんやりと見ていたが、
おもむろに木場に向かって口を開いた。
「丁度いい。お前、こいつに付き合え」
「え?」
「ちょっと、巧!」
突然の事に、真理が抗議の声を上げる。
「俺は別に構わないけど」
「いきなり何言い出すのよ!」
真理が巧を小突く。
「いいだろ。だりーんだよ。帰って寝る」
「巧ってば!」
「ちゃんと送り届けろよ!」
言い募ろうとする真理を無視して木場に一声掛けると、巧は踵を返してさっさと行ってしまった。
見慣れた後姿は、あっという間に人ごみに飲まれた。
10 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:54:59 ID:a6uKMFac
「行こうか」
「…あ、はい」
木場に促され歩き出した真理はそれでも、時々後ろを振り返りながら
ぱたぱたと木場について歩き出した。
巧のヤツ。大丈夫かな。家を出る前も具合悪いって言ってたもんね
一緒に帰ってあげた方がいいんじゃないかな……
憧れのはずの木場と歩いていても、巧が気になって仕方がない。
そんな自分に嫌気がさして、ぶんぶんと真理は首を振る。
あーもう!あんなヤツ関係ないじゃん
せっかく木場さんとデート?みたいになってんのに
だけどどうしよう
途中で行き倒れちゃったら?
家に帰っても薬のある場所とか知らないよね?
んもう、何であたしがあいつの為にこんなに考えなくちゃいけないのよ!
あーもう!でも気になる気になる気になるのよ!
やだよ。巧
なんであたしのこと木場さんに渡しちゃうわけ?
あたしは巧と来たんだよ?
巧と花火見に来たんだよ
隣で、いつもの賢くて優しそうな口調で何やら話している木場の言葉も、全く耳に入ってこない。
それどころか、見慣れたしかめっ面ばかりが目の前にちらつく。
ああそっか
木場さんは確かに優しくて格好良くて素敵な人だけど
こうやって一緒に歩きたいのはこの人じゃないんだ
いろんな話をしたいのはこの人じゃない
ケンカもするけど。くだらない話ばっかするけど
何時も一番傍に居て
何時も命懸けで守ってくれて
一緒に闘って、一緒に生きてる
巧なんだよ
……巧だったんだね
雑踏の中で真理は立ち止まった。
「園田さん?」
「木場さんごめんなさい!あたし、用事思い出しちゃって……さよなら!」
最後まで言い終わらないうちに、真理は振り返って駆け出していた。
11 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:56:14 ID:a6uKMFac
巧は雑踏を離れ、ふらつく足取りで町中を歩いていた。
家に居るときからだるさと寒気を感じていて、たぶん熱があるだろうとは思っていたが、
無理して出かけたせいか上がってきたようだ。
…何やってんだ、俺
重い足を引きずりながら、菊池家近くの陸橋を中程まで来た所で巧は蹲る。
本当は家で寝てれば良かったのだけど。
何時もと違う格好ではしゃいで、ほんのり化粧までして。
嬉しくて楽しくてたまらないといった表情で屈託なく笑う真理を見ていたら、
どうしても願いを叶えてあげたくて、花火大会とやらに連れて行ってあげたくなった。
……可愛くて。
並んで歩きたいと思った。
あいつが好きなのは木場だけどな。ま、良かったよ、木場に会えて
今頃楽しくデートしてるんだろう
嬉しそうに木場に寄って行きやがって
今頃わたあめとかたこ焼きとか一緒に食ってんだろうな
あんな奴
食いすぎて益々まん丸になりゃーいいんだ
などと自嘲気味に考えて、巧は深く息を吐いた。
ぱたぱたと聞きなれた足音にふと顔を上げる。
外灯を逆光にして、走り寄る人の影を黒く浮かび上がらせる。
「巧!」
息を切らしながら、真理が蹲る巧のそばで膝を着いた。
「……お前、どしたんだよ。木場は?」
「そんなこと、いいよ、それより……」
言い募ろうとした巧の視界が、突然真理で一杯になった。
こつん、と真理の額が巧のそれにぶつかる。
口から飛び出るんじゃないかと想うくらい、心臓が跳ねた。
「…やっぱり。熱あるんじゃない」
「あ?具合悪ぃって言ったろが」
「んもう、何で無理するかな強がるかな。…おかげでこっちは木場さん振ってきちゃったよ!」
「あーうるせ。お前行きたかったんだろ、花火。……めったに着れない可愛いカッコして」
「……え?」
可愛い。という言葉に反応して、真理の頬が一段紅くなる。
熱のせいで余計なこと言っちまったな、と他所を向いた巧の耳朶も若干紅いようだ。
真理の顔が綻ぶ。
「さ、一緒に帰ろう……。肩貸そうか?」
「要らねーし。たいしたことねーよ」
依怙地になってすたすたと歩き出した巧の後ろから、真理がそっと手を握ってきた。
ふふふ、と巧を見上げて笑って。
その笑顔を見て、巧も唇の端を少しだけ跳ね上げて真理の手を強く握り返した。
12 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:57:22 ID:a6uKMFac
二人して家へ戻ると、真理は巧のベッドを整えたり薬を探しに行ったり、
浴衣のまま上へ下へと忙しなく動き回る。
巧は、部屋の窓を開けながら遠くを見やって眼を見張った。
「巧、とりあえず風邪薬ここに置いておくね」
部屋に戻った真理が、薬と水の入ったコップをサイドテーブルに置いて窓辺の巧を振り仰いだ。
その黒い瞳が輝いて窓辺に走り寄る。
「あー!花火見えるじゃん!」
巧の部屋の窓からは、住宅街の屋根の隙間から、くぐもったドン、という音と共に
遠くに小さく花火が上がる様子が見えた。
本当に遠く、屋根に邪魔されて全体が見える訳ではないけれど。
「でもちっちぇなぁ」
「ううん。いいよ、コレでも」
十分だよ、と巧を見上げてにっこり微笑む真理。
窓に張り付いて、花火の方にまた眼を向ける。
巧はそんな真理を少し後ろからぼんやり眺めていた。
アップにした髪は既に少し崩れ始めていて、汗ばんだ白い項に少しだけ落ちた後れ毛が、
扇風機の風を受けて時折揺れる。
鼓動が速くなるのを自覚する。
「良かったね巧、ラッキーだね。部屋から見えるなんて……あ」
言葉を紡ぎ掛けた真理だったが、突然のことで。
一瞬何が起こったのか理解出来なかった。
両腕を掴まれて引き寄せられて。
見開いた眼のすぐ前にあるのは巧の閉じた瞼。
柔らかくて暖かい感触が唇を塞いでいた。
13 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:58:23 ID:a6uKMFac
初めて触れたその温もりと柔らかさに、巧は眩暈を覚えた。
心なしか耳鳴りまでしている。
心臓はこれ以上ないってくらい早鐘のように鳴っている。
どうしようもなく身体が火照ってくるのは、熱のせいなのか。
掴んだ二の腕から真理の強張りが伝わる。
唇を離すと、驚いて呆けた表情の真理が、それでもじっと巧を見据えている。
バカとかサイテーとか罵倒されて、鉄拳の一つや二つ飛んでくるだろう、
と覚悟を決めた巧だったが、真理は何も言わない。
それどころか、彼女は潤んだ大きな黒い瞳をゆっくり閉じていった。
……実はそんな反応も予想の範囲内だった。
木場を振り切って自分の元へ駆けて来てくれたこと。
躊躇いがちに握ってくれた手。
……もしかしたら、と。
真理の想いを巧は確信する。
今度は包み込むように真理を抱き寄せ、震える唇に自分のそれを重ねた。
最初の、触れるだけとは違う深いキス。
きゅっと閉じられた真理の唇を舌でそっとこじ開け、口中に分け入り舌を絡め取る。
「ん……んん…」
優しく口中を舐め上げられて、真理は口を閉じることも出来ずに切なげな吐息を零す。
角度を変えて何度も舌を差し入れる度に腕の中の華奢な身体が強張って、ビクンと震えた。
巧の胸の前でTシャツを掴んでいた両手が、ゆっくり背中に回されて抱きつく。
長いキスを終えて、巧は真理の肩に顔を埋めるとそっと呟いた。
「……続けていいのか?」
「……続ける、って?」
「今から……お前の全部、俺のもんにしていい?」
真理は強く瞳を伏せると、巧を抱きしめる腕に力を込めて囁いた。
「あたしの全部なんて……もう、とっくの昔に巧のモノだよ…」
恐らく精一杯の真理の承諾の答えに、彼女に対する気持ちが張り裂けそうになる。
愛おしくて。
他に何も要らない。
真理だけを………。
14 :
夏祭り:2009/07/20(月) 00:59:47 ID:a6uKMFac
明かりを消すと、巧は真理の震える身体を抱き寄せて、並んでベッドに腰掛ける。
静かな部屋にベッドの軋む音が妙に大きく響いて、心臓が跳ね上がる。
ぎゅ、と抱き締めて。
浴衣のさらさらした感触が心地良い。
額や瞼に柔らかく口付けながら、華奢な身体をそっとベッドに押し倒す。
かちかちと小さく歯を鳴らして震える真理が口を開いた。
「……ねぇ」
「何だよ」
「あのさ、……経験、あるの?」
「一応、ある」
「そうなの?」
ちょっとムッとする真理を彼女らしいと想い、巧は横を向いて小さく笑った。
真理はどうかなんて、聞かなくても分かるけどな
「でも、ほんとに惚れた女とすんのは初めてだよ」
珍しく眼を逸らさず、ぶっきらぼうに言い放つ巧の言葉に、彼女の顔がさっと紅く染まる。
不器用な彼が、誰彼構わずこんな事を言っているとは思えないから。
本当に自分だけに向けられた言葉だと感じて。
今まで、然程意識していなかった端整な顔に至近距離で見詰められて、鼓動が速まる。
「心配すんな。任せろ」
しかし、巧は浴衣姿で横たわる真理を目の前にして、どうしたものかと思案に暮れる。
どーやって脱がせんだ??
いや、脱がせなくてもいいのか?
帯に手を掛ける。
巧からしたら複雑に絡み合っているそれを、真理が手伝って器用に解く。
本当は、解いた帯をくるくるくる…ってヤツをやってみたいという邪な衝動に駆られたが、
初心者・真理にはいきなりそういうのはキツいだろう。
実際、緊張から浅い息を繰り返す真理は、帯が解かれて呼吸が幾分楽になったのか、
大きく息を吐いた。
帯の下にはまだ腰紐が結ばれている。
しかし、まだ腰紐で結ばれたままの浴衣を身に着けた真理の姿は、先刻よりずっと扇情的だ。
まあ、いいか……
巧は覚悟を決めて、本能の赴くままに真理に覆い被さった。
首筋に口付けながら、浴衣の襟をずらしてあわせ部分を広げ、肩や胸を露にしていく。
衣を纏わない胸元を初めて見て、その白さ、きめ細かさに息を飲む。
まだ誰も触れた事が無い其処に柔らかく口付けて、時折強く吸って、白い肌に紅い花を咲かせていく。
巧の指が、唇が触れる度に真理はぴくんと強張り、シーツをぎゅっと握り締める。
初めて触れられる感触に、肌がぞくぞくと痺れる感覚。
心地良ささえ感じながら、それでも何だか、怖い。
15 :
夏祭り:2009/07/20(月) 01:01:29 ID:a6uKMFac
受け入れ方も応え方も解らず、声が零れないように唇を引き結んで、
だた彼の動きに合わせてもがく。
それでも彼は。
真理の強張りが解けるように、優しく慈しむように触れていく。
「…ひゃんっ……」
胸の頂にある桃色に指の腹でそっと触れると、抑えきれない嬌声が零れ落ちる。
其処にキスすると、瞬く間に固く紅い蕾になった。
敏感な箇所を舐め上げられるその刺激に、真理は身体の中心に熱が集まって疼いてくるのを感じて、
膝を擦り合わせて呼吸を荒げる。
―――可愛い
初めての感覚に一々反応して小さく震え、白い肌を桃色に染め上げて喘ぐ真理を前に、
巧の理性は見る見る蕩けていった。
優しく、がっつかないように。
最初のそんな考えももう、崩壊寸前だ。
胸の蕾を舌で舐りながら、巧の右手は腰紐から下のあわせ部分を開いて、
丸い顔に反してほっそりした腰や、すらりと伸びた足を弄る。
巧の熱い息、舌の湿ってざらついた感触が、長い指が、さらさらした手のひらが、
自分の全身を貪る愛撫に真理は酔い痴れ、徐々に力が抜けていく。
腰紐で辛うじて繋がっている浴衣は、上半身も下半身も大きく肌蹴けて乱れ、露になった胸や太腿。
肩や胸には一際紅い所有の痕跡が、浴衣の蝶と同じように肌の上を舞っている。
仰け反る度に纏めた髪が少しずつ、はらりと顔に掛かって、妖艶な影を作る。
「…たく…み……」
薔薇色に染まった頬、潤んで細く開かれた漆黒の瞳、
艶めいた唇から切なげな喘ぎと共に名を呼ばれ、巧の理性は完全に瓦解する。
「真理、ごめん」
「な…に?」
「俺、お前の事、壊しちまうかも……」
巧は、真理の乱れた髪を留めていた髪飾りを外し、解いた髪を軽く梳く。
次いで、固く閉じられた真理の膝頭を割り、秘所を覆う邪魔な布を取り去ると、
太腿に両手を絡み付けて広げ、その付け根に顔を埋めた。
「やだっ!ダメそこぉ!そんなのヤダ………あ、ぁん!」
内腿に熱い息がかかって、真理は腰を捩るが、強い腕に掴まれて逃れられない。
熱く濡れ始めていた其処に巧が舌を刺し挿れると、蜜が溢れ出して真理の味が広がる。
溢れる蜜を舌で掬い取り、溝に沿ってなぞり、外側まで濡らしていく。
剥き出た敏感な突起を舌で捕らえると、ビクビクと痙攣しながら真理が悶える。
「はぁっ…あぁ!……ああんっ!」
全身を電流が駆け抜けるような快感に、思わず悲鳴が上がる。
それを無視して、巧は舌で敏感な箇所への愛撫を続けた。
舌先で小刻みに舐られ、いきなり強く吸い上げられ、腰が跳ねる。
「あっ…あっ…も、ダメっ……はっぁん!あああ!!」
全身を走る快感が弾けて、大きく仰け反りながら真理は上りつめた。
「はっ……はぁっ…あっ…」
体中の神経がむき出しになったような感覚の余韻に小刻みに痙攣する真理を、
巧はぎゅうっと抱きしめた。
16 :
夏祭り:2009/07/20(月) 01:03:12 ID:a6uKMFac
「イった?」
「あ……そう…なのかな…」
焦点の合わない眼を彷徨わせながら、真理が呟く。
「熱い……」
「そうだな」
巧は言いながら真理の腰紐を解いて、乱れた浴衣を取り去り、自分も着ている物を脱ぎ捨てた。
直に抱き締め合う素肌の穏やかな温もりに、真理は安心し切って巧の胸に顔を埋めた。
少し汗ばんだ肌同士が、しっとりと吸い付き合う。
暫く抱き合って真理を落ち着かせると、再度仰向けに倒して、開いた膝の間に身体を滑り込ませる。
「我慢しろよ」
邪悪に笑うと巧は、真理の足を広げ、溢れる蜜で満たされた中心にゆっくりと自分を埋め込み始めた。
「…んっ……くぅ…」
「真理、力、抜け」
初めての苦痛に顔を顰める真理を柔らかく抱きしめて、唇や瞼に啄ばむような口付けを何度も繰り返す。
背中に回された手が、甘く爪を立てる。
はらりと自然に零れる涙は、唇で受け止めて。
優しい口付けに酔い痴れる真理の身体から徐々に強張りが解け、痛みと共に巧を飲み込んでいく。
やがて全てを受け入れ、ひとつになった。
温かく柔らかく、纏わりつく真理の全てに包み込まれて、巧も酔う。
きつく締め付けられ、端整な顔が切なげに歪む。
「…平気か?」
「ん…だい、じょうぶ。痛いけど……辛くない。………いい?」
「ん、良過ぎ」
綻んだ巧は、真理の細い腰を抱き取って、ゆっくりと揺さぶりを掛け始めた。
「ぁあっ…んっ…」
未だ慣れない痛みにきつく眼を閉じ、シーツを握り締めて苦しげに呻く真理を視界に入れながらも、
一度動き出した巧は、繋がった部分から齎される全身を電流に貫かれるような強烈な快感に、
余裕を失くして乱れていく。
壊れそうな程揺さぶられながらもやがて、巧が打ち付ける箇所に
痛みだけではない感覚が生まれ始め、真理の苦痛の喘ぎが、徐々に艶やかさに彩られていく。
激しく擦られ、当たる度に生まれる痛みとは別の快感が、真理を痺れさせ、
遠くに連れて行こうとする。
「はっ…ん!はっ…ん!…たくっ……巧っ」
「真理っ…!」
突然、真理の細い身体が折れそうなほどきつく抱きしめられる。
眉を顰めて奥歯を噛み締めた巧の動きが止まり、真理は自分の奥に注ぎ込まれた熱を感じた。
一瞬、意識が真っ白になるが、すぐ彼の背中にしがみ付いて深く息を吐いた。
17 :
夏祭り:2009/07/20(月) 01:04:48 ID:a6uKMFac
きつく抱き合い、浅い呼吸を重ねながら、暫く二人して余韻に震えていた。
やがて潮が引くように力が抜け落ち、汗ばんだ真理の額に巧のそれがこつん、とぶつかる。
「熱はどうかな…」
「お前も熱いな」
「…うん。感染された…かな。ふふふ」
「真理」
「何?」
「……可愛い」
彼女を抱きながら、何度も心の中で繰り返した言葉を、やっと口に出して言えた巧の方が可愛い、
と想う真理だった。
「これからは…ちょっと違うのかな、あたしたち」
「違わねーよ、今まで通りでいいよ。変わんなよ!…優しくなったりしたら不気味だろが」
「ちょっと!何よそれ!今まで十分優しかったでしょうが!」
「浴衣、エロかったな」
「馬鹿っ!!」
「脱がすの楽だしな。今度は悪代官ごっこしようぜ」
「最低!!」
「あーあ、明日からまた可愛くねーことばっか言うんだろうな」
この口、と不意に口付けられ、先刻までのもっと恥ずかしい行為も忘れて、
真理の頬に紅が刷かれる。
その姿がどことなく幼くて、顔を綻ばせた巧は、丸い頬を更に丸くして剥れる真理を抱きしめて呟いた。
「ずっと……此処に居ていいか」
その言葉に、他人と親しくなるのが怖い、と言っていた以前の巧を想い出した真理は、
彼の背中に回した手に力を込めて呟く。
「うん…何処にも行かないでよ。……絶対」
END
以上です。
読んで下さった方、ありがとうございました。
うわああ!微妙に素直になれない巧がいいです!
GJ!!!
新スレ一発目に相応しい名作GJ!!
ディケイド効果でまた過去作品のライダーのSSが読めるなんて嬉しいです!
555の巧&真理とかキバの名護&恵みたいな“相互ツンデレ系”のカップリングが好きなので楽しく読ませていただきました
個人的にはアギトの北條&小沢とかもまた読めたら幸せです
新スレもこの勢いで楽しく盛り上がりましょう!
北條小沢はやめてくれ
あまりの嬉しさに発狂するかもしれん
あああ、ありがとうー! 寝る前に見に来てよかったー!
最初は巧と真理らしいやりとりに声出して笑ってたんですが、途中から泣けてきてしょうがなかったです。
最終回後の巧がどうなるかって考えちゃうとどうしても…。
ありがとうございました。巧×真理が読めて幸せです。
>>7 巧真理ありがとう!
夏らしい話でえかった!
エロかった!
前にも555投下している職人さんかな。
だとしたら、短期間で文章がどんどん上手くなってるよ。
(前のも勿論すごくいい)
よーしオラ、ワクワクしてきたぞ!
(オラも職人です)
巧真理萌えたあああ!
二人の心情が可愛くて切なくて最高でした!!GJ!
過去ライダーも盛り上がってて嬉しいなあ
巧真理、視聴時は意識してなかったのに小説が上手すぎて萌えてきた
口調の再現度が特にすごい。こんなに脳内再生がスムーズなのは本当にすごい
26 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 19:34:29 ID:ng6+XZgT
素晴らしいっ!!!
巧真理は興味なかったけど、よかった!
28 :
6-18:2009/07/21(火) 00:42:47 ID:xlkDC60u
皆さん暖かいお言葉ありがとうございます!!
エロかったですか?朝チュンにしなくて本当によかったです!
このカプしか書けなくてごめんなさい……
自分の萌えは、6年前で止まっているようですorz
名護×恵、小沢×北條も好きなんですが…
オトコマエなヒロインが好きですw
精進いたします!
29 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 20:49:44 ID:EWEu917x
>>21 最終回とか良かったよな
わざわざ外国の学校に訪ねに来るんだぜ?
555は巧真理もいいが海老姐さんと琢磨も好き
数レス失礼して士×夏海バカップル投下します。
25話ネタバレです。
クッキープレイさせようと思ったけどクッキーあんまり関係なくなったよ・・・。
32 :
sweet:2009/07/23(木) 02:33:49 ID:Phqk8R90
「味はイマイチだな」
「そんなこと・・・ないはずですけど」
「味見したのかよ?」
「いえ・・・・・・まだ、」
「そりゃダメだ」
そこまで言うと、士は夏海の身体をソファに押し倒した。
全く予測していなかったのだろう、驚いて小さく悲鳴を上げた彼女に構わず、テーブルの上に置いてある皿からみかんの形をしたクッキーを取った。
「味見はしとけ。・・・俺がさせてやるよ」
「は!?」
クッキーを歯で銜えると、夏海の唇にそれを押しつける。
何をされているのか理解して、彼女の顔はみるみるうちに真っ赤に染まっていった。
顔をぱっと逸らすと、手の甲で唇を押さえて目をきつく閉じる。
「や、やだ・・・やめてくださ・・・・・・」
「いいだろ、口、開けろよ・・・な」
クッキーを歯で挟んだまま甘い声で囁く。
ねだるように。
ややあって、そろそろ、と薄目が開けられて、潤んだ瞳が姿を現した。
もう一度、唇に押しつけるようにすると、観念したように薄く開かれる。
ためらいがちに夏海がクッキーを歯で挟むと、パキン、と軽い音がしてそれが真ん中で割れた。
―――士は間髪入れずに唇を重ねると、自分が銜えていたクッキーも彼女の口内に強引に舌で押し込んだ。
33 :
sweet:2009/07/23(木) 02:36:14 ID:Phqk8R90
・・・・・・あんまりいいもんじゃないな。
小さく、濡れた音を響かせながら深いキスをする。
チョコレートやキャンディーならまだしも、小ぶりなサイズとはいえやっぱりクッキーっていうのは無理があったな、と、士は思う。
・・・・・・ただ、興奮は相当なものだった。
そしてそれは、夏海も同じだろう。
互いの舌で押しあって、口の中でぐちゃぐちゃになっていく甘いそれ。
士は息荒い夏海の上から退くと、テーブルの上に置いてあったコップを取り注がれていた水をごくごくと飲み下した。
口の中に残っていたクッキーを水で押し流して、もう一度口の中に水を含む。
そして再び夏海に近付き上に覆い被さると、ぼんやりとしている彼女の顎をぐいっと掴んで自分の方に向けさせ口移しで水を飲ませた。
真っ白な喉が動いて、水がそこを通っていくのがわかる。
「はあっ・・・・・・」
唇を離すと、既にどうしようもない艶を帯びた溜め息のような声。
士は夏海の首筋に吸いつくと、そこを舌で舐めた。
クッキーなんかよりずっと甘い気がするのは・・・・・・気のせいだろうか?
服の上から胸に手を這わせてもまったく抵抗はない。
感じた声が、断続的に漏れ聞こえているだけ。
「・・・ま、『コッチ』は美味そうだな」
からかうように士がそう囁くと、小さな矯正が上がった。
34 :
sweet:2009/07/23(木) 02:38:27 ID:Phqk8R90
薄暗い部屋。
狭いソファの上。
組み敷いた身体に、中途半端に脱がせた服・・・・・・。
感じやすい身体だった。
自分がそうしたと言ってもいい。
しっかりスタイルもいいし、それに何より・・・いやらしい。
すっかり反応して尖った胸の頂点を、士は舌でゆっくりと舐めた。
口に含んで強弱をつけて吸い上げると、彼女の背中が仰け反る。
「んんん、士く・・・・・・!」
必死で、肩を押し返そうとしてくる力ない両手に構わず責め嬲った。
すす・・・・・・と手を下に這わせて、太腿を撫でまわした後ショートパンツのボタンを外す。
下着の中に指を入れると、想像以上にぐしょぐしょだった。
「すごいな・・・メチャクチャ濡れてるじゃないか、おまえ」
意地悪く言うと、睨みつけてくる潤んだ瞳。
そんな顔をしても何も効果はないのに。
士はニヤリと笑うと、濡れた指を彼女の前に差し出して見せつけるように蜜を舐めた。
「・・・・・・っ」
かああ、と益々赤く染まる顔はこれ以上ないほど扇情的だ。
たまらない。
もっと・・・・・・滅茶苦茶にしてやりたい。
「クッキーはイマイチだったけど、コッチはそうでもないぜ」
「やだっ、も・・・!!」
腰を片腕で抱いて、ショートパンツと下着を一気に取り去る。
身をよじる夏海の片脚をソファの背に掛けて大きく開かせると、蜜が滴るそこに指を突き入れた。
ぐちゅ・・・と濡れた音がして、ぬるぬるで熱いそこに指が包み込まれる。
いつもよりずっと、感じている。
「いつもより気持ちいいんだな・・・・・・そうだろ?」
指を動かしながら溜め息のように言うと、自分の身体の下の彼女は目をきつく閉じてびくびくと震えた。
35 :
sweet:2009/07/23(木) 02:40:32 ID:Phqk8R90
「はっ、あ・・・・・・あぁ・・・」
指で執拗に中心を責め嬲る。
それに気が済んだら、しっかりと開かせたままのそこに士は顔を近づけていった。
「・・・!!やだっ・・・!!」
何をされるか悟ったのか、夏海の身体が強張る。
それを無視して、濡れたそこに士は強く口付けた。
「―――!!」
強張ったままの身体が震えてその後に弛緩する。
全身がやわらかく緩む。
その中でも硬さを失わない、尖った肉芽に士はゆっくりと舌を這わせた。
舐めたり、吸ったり、唇で挟んだりを繰り返しながら、達したばかりの中に再び指を挿れて責める。
浅くて感じやすい場所を責めたと思えば、奥に突き入れたり。
指一本でも押し出そうとする、震えの治まらない彼女の中。
「ひいっ・・・あ!!やぁぁ!!」
再び強張った身体が大きく跳ねて、両手で髪をきつく引っ張られた。
「はっ、はっ、は、ぁ・・・・・・」
士は身体を離して、苦しそうに歪む夏海の顔を上から覗き込む。
そして濡れた唇のまま、彼女に口付けた。
「ん・・・む、」
舌を押し込んでしつこく絡める。
「は・・・どうだ?おまえの味だぞ・・・・・・」
唇を離して囁くと、顔ごと目を逸らされた。
顔を横向けてきつく目を閉じ、これ以上ないほど頬を赤らめて震える様子はまるで熟れ落ちる寸前の林檎のようだ。
どんな極上のデザートよりもやわらかく・・・そして甘い。
思わず、ごくっと唾を飲み込んだ。
36 :
sweet:2009/07/23(木) 02:44:09 ID:Phqk8R90
湧き上がった焦燥感に背中を押されて、士は夏海の顎を掴んで自分の方を向かせた。
「おい・・・目、開けろよ」
声を掛けると、素直に薄く目が開けられて潤んだ瞳が見える。
「閉じるな・・・・・・」
潤んだそれを間近で見つめながら、もう一度、深く唇を重ねた。
寄せられた眉がそそられる。
小さく漏れる声も。
舌と舌が絡まる濡れた音も。
ぞくぞくとしたものを背中に感じながら、士はキスに夢中になっている夏海の中心にどうしようもない熱を押し当てた。
気づいていないのか、抵抗のない彼女を一気に貫くと同時に、隙間がないくらいの強さで重ねた唇を更に押しつける。
「―――!!!」
夏海の顔が歪んで悲鳴が喉の奥に押し戻される。
たっぷりとした時間を待ってから、士はゆっくりと唇を離した。
「・・・はあっ・・・!!」
漏れた、まるで喘ぎのような熱い溜め息。
身体の中心に硬くて熱い楔を打ち込まれて、夏海は全身をふるふると震わせた。
「ん・・・あ、あっ・・・」
「はっ・・・・・・すべ、る」
もしかすると、今までで一番の反応かもしれない。
夏海の最奥まで入り込みながら、士は顔を歪めた。
ぐしょぐしょに濡れた中は熱く柔らかくて、滅茶苦茶に動きたくてたまらなくなる。
内壁が蠢くように纏わりついてきて、抗えない絶頂に誘おうとする。
締め付けに逆らって腰を引き、可能な限りゆっくりと突き入れた。
それだけで目の前がちかちかして、意識が飛びそうになる。
「くはっ・・・」
士もまた、夏海と同じように背をぐぐっと反らせた。
37 :
sweet:2009/07/23(木) 02:47:48 ID:Phqk8R90
「・・・あ!!!」
びくっ!と跳ねた夏海が抑えられない大きな声を押し殺そうと、自分の指に噛みつく。
士は彼女の両手を取ると、指を絡めながらソファに押しつけた。
ぎゅうう、と力が入る指をきつく握り返してやる。
「馬鹿、噛むなよ。我慢・・・すんな・・・・・・」
「やっ、聞こえちゃ・・・・・・」
「いいだろ。聞かせてやれよ・・・」
「やだ・・・やだ、士くっ・・・」
あまり大きな声を出すと、栄次郎やユウスケに聞こえてしまうかもしれない。
夏海の涙声の懇願に構わず、士は腰を動かしてその甘美な感覚に溺れる。
二人分の重みを受けてギシギシと軋むソファの音と、必死で押し殺そうとする声が更に興奮を煽る。
・・・・・・が、狭いソファの上ではやはりどうにも動き辛い。
士は縫い止めていたいた夏海の手から自分の手を外すと、そのまま彼女を引っ張って起こした。
座位へ移行すると、子供にするように脇を支えて彼女の身体を抱える。
こっちの方がまだ、動き易い。
「や、ん・・・ふ、かい・・・!!」
夏海を揺らし始めると、両腕でしがみついて肩に噛みついてきた。
どうやら、どうしても声を出すのが嫌らしい。
可愛い声が聞けないのは勿体なかったが、場所が場所だし(自分は気にしないけど)渋々士は譲歩することにした。
まあいい、後で、部屋でゆっくり聞けばいい。
服の上から感じる歯の感触と熱く濡れた息。たまにはこういうのも悪くない。
それに・・・・・・今は、自分も限界が近い。
一刻も早く、暴れまわるこの熱を鎮めたい。
夏海の背中を抱いて、知り尽くした彼女のイイ部分を士は責めた。
「・・・ん!んっ!んんん!!」
全身が震え、何度めかの、そして確かな絶頂に達しようとしている彼女を、士もまた強く抱きしめた。
・・・・・・俺にとっての、極上のデザートだな。
そんなことを、くらくらと痺れる頭の片隅で思いながら。
38 :
sweet:2009/07/23(木) 02:50:16 ID:Phqk8R90
吐き出す息が互いに荒い。
達した後の強烈な余韻に浸りながら、士はソファの背もたれに夏海を抱えたままで寄りかかった。
しがみつく彼女の腕にはもう力がなく、ただ首筋に熱い息がかかってくるだけ。
同じように力を失ってしまった自身を包み込む夏海のあたたかい中、やわらかい全身に士はひどく安心して、それに自分で驚いた。
安心する?・・・・・・そうか。そうだ、本当は嬉しかったんだ。
さっき、おかえりって言ってくれて。
記憶を失ってから、そんなことを誰かに言われたことはなかった。
一度だって。
どこに行っても拒絶される自分にとって、確かに光写真館は『帰る場所』だったのだ。
ユウスケがいる。栄次郎がいる。
そして・・・・・・。
なにもかも、丸ごとを受け入れてくれる彼女が。
甘えたいような、不思議な気分だった。
夏海の身体を自分から離して、汗ばんだ首筋に顔を埋めて額をこすりつける。
唇を何度も肌に押し当てていると、手が髪に触れてゆっくりと撫でられた。
それが、本当に心地よかった。
39 :
sweet:2009/07/23(木) 02:53:00 ID:Phqk8R90
甘えたような仕草を見せてくる士の髪を撫でながら、夏海は水面に漂うような感覚の中にいた。
いつも好き勝手、いいように翻弄されていても、それを本気で嫌だと思ったことはない。
求められるなら、応えたい。
たとえ求められなかったとしても―――この人を想っていたい。
帰ってきてくれるのを、待っていたい。
士が顔を上げて、目を覗き込んでくる。
ひどくためらったように、口を開いた。
「・・・・・・なあ、もう一回言ってくれよ・・・・・・さっきの」
唐突な言葉だったけど、何を求められているのか夏海はすぐに合点がいった。
目の前で揺れている瞳の奥に、不安の色が見え隠れする。
自分の存在に、自信のないあなた。
本当は、不安を隠しているあなた。
士くん、あなたが望むなら・・・・・・ううん、望まなくたって、私は何度だって繰り返すから。
あなたのことが誰よりも必要だって、飽きるほど言うから。
夏海は士の髪を撫でていた手を外して、彼の頬に指で触れた。硬い頬を、そっとなぞる。
「おかえり・・・・・・」
細められた彼の瞳。
僅かでも、安心したように緩められたその表情が本当に嬉しい。
「おかえりなさい」
「あぁ・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・ただ、いま」
戸惑ったような、ぎこちないその言葉が嬉しい。
慣れていない、強張ったような笑顔が嬉しい。
秘密の話をするようにふたりで囁き合うと、ごつ、と額を合わせて目を閉じ、舐めるようにゆっくりと唇を重ねた。
私が、あなたの帰る場所になる。
私が、あなたはちゃんとここに居るんだって、何度でも言うよ。
―――あなたが自分の存在に自信がないのなら、私がそれを証明するから。
40 :
sweet:2009/07/23(木) 02:54:26 ID:Phqk8R90
「は・・・・・・」
長いキスの後、見つめ合った士の瞳には再び情欲が生まれていた。
「・・・・・・・・・部屋、行くか」
吐息のように囁く声はまるで愛の言葉。
髪を撫でてくる大きな手は、鎖。
士の言葉に、夏海は顔を赤らめながらも小さく頷いた。
気持ちは同じだから。
今は、このぬくもりから離れたくない。
「・・・ベッドの上で、鳴かせたい」
言葉と同時、抱き上げられて、夏海は目を閉じると士の首にしがみついた。
終了。
コテッコテですみません。
おかえりとただいまをどうしても入れたかったので入れたら詰め込みすぎに・・・。
多分、第2ラウンドに続く。
GJ!!!
何、このラブラブなエロ!
幸せそうになりやがって!
第二ラウンド、楽しみです。
43 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 08:45:14 ID:pOmGKyAp
GJ!!
この二人はほんとに好き。
GJ!
これだから士夏はやめられんw
ありがとう!
45 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 00:46:18 ID:XHfq3fFa
士夏的に一話がたまらない
スピンオフの夏みかんの格好可愛いなー。
ミニスカ(下になんかはいてるけど)
555巧×真理投下します。
ケンカして仲直りしてごにょごにょ……というよくあるネタですが、
ひとつどうぞ。
『Rainy Blue』
「馬鹿っ!」
「バカはお前だ!」
「最低!」
「サイテーで結構だ!」
今日の原因はナンデスカ?
菊池家では、もはや毎日恒例、日常茶飯、尋常一様となった巧と真理の痴話喧嘩が数時間置きに炸裂している。
二人とも正直で毒舌過ぎて、本当は互いを誰よりも思い遣っているのに。
この意地っ張り同士は、喧嘩さえも打てば響く会話の応酬を楽しんでいるのではないかと、
啓太郎などは常日頃から想っているが。
「この女ぁ!!もう我慢ならねー、お前とは縁切りだ!!」
「望むところよ!!あんたなんか灰になっちゃえ!!」
フン!と、鼻息荒く背を向ける。
湯気を上げる二人の後ろ頭を見ながら、
あーあ、でもまぁいっか。どうせすぐ仲直りしちゃうんだよねぇ……
などと気楽に微笑む啓太郎だった。
いくら何でも、灰になれ、は言い過ぎた。
と、真理は自室で蹲って溜息を吐く。
いつも命懸けで闘ってくれてるのに
絶対言っちゃいけない言葉だったよね
ちゃんと謝んなきゃ
そんで、二人で買い物に行こう
今日は、巧の好きな冷たくて美味しいもの、作ってあげよう
「巧、買い物行くんだけど、付き合ってくれない?」
夕方、クリーニング室でアイロンがけ作業をしている巧の後姿に、真理が声を掛ける。
夕飯の買い物に二人で行くのは、これも毎日の慣例だ。
重い物は巧が持ってくれる。
そんなさり気無い優しさは、彼の良い所の一つだ。
「行かねー。今忙しんだ」
振り返りもせず応える巧に、真理は固まる。
思った以上の冷たい声。
蒼白になって、口中がからからに乾いていく。
身体が小刻みに震えてくる。
「……そ、忙しいのにゴメンね…」
真理の震える手が玄関のドアを開け、のろのろとした後姿がその外に消えて行った。
大きな、重い買い物袋を二つ、公園のベンチにどさりと置いてその隣に座り、真理は大きく息を吐いた。
俯くと、艶やかな黒髪がさらさらと流れ落ちて、その表情を隠す。
やっぱり……
すごく怒ってるんだ、巧
どうしよう
どうしたら許してもらえる?
もうダメなのかな
もう嫌われちゃったのかな……
「巧、ごめん……」
小さく呟いて、また息を吐いた。
真理の心情と同じく、空には黒い雲が低く立ち込めて来ていた。
夕飯は、冷やし中華、トマトと新玉ねぎのサラダ、なすの揚げ漬し(冷蔵庫でキンキンに冷やしたもの)、もろきゅう。
「うわ〜、おいしそう!今日暑かったもんね!」
と、ぱくつく啓太郎に対して、唇を引き結んだ仏頂面の巧は箸も付けない。
「ごちそぉさん」
「どうしたのさ、たっくん。お腹痛いの?」
「ああ、ちょっとな」
真理はまた俯いた。
ずっと我慢していた涙が、一筋落ちる。
気付かれないように、横を向いた。
夜の帳が下りたころ、真理は一人公園のベンチに座って項垂れていた。
巧の冷たい声や表情が、何度も頭の中に甦る。
一度口から出た言葉は戻せないけれど、それでも、時を戻したい。
謝って許してもらえるなら、何度でもそうする。
「あたし……もうどうしたらいいか解んないよ…」
随分前、巧に大層な嫌がらせをして喧嘩になった時のことを想い出す。
落ち込んで同じようにこの公園のベンチで泣いてたっけ
そしたら、巧が迎えに来てくれた……
頬に一滴が落ちる。涙ではなくて。
「?!」
暗い、黒い空から落ちてくる雫は、初めは間隔を大きく開けていたが、
あっという間に密集した黒い染みを急速に地面に落としていく。
「やだっ。ちょっと!」
辺りは既に豪雨に見舞われていた。
真理は急いで公園内にある、ドーム型の屋根の下に避難する。
公園内の日除けとして作られた其処は、6本の柱で支えられた円形の広場で、
ベンチもあり、暫く雨を凌げそうだ。
しかし、雨の勢いは止みそうもない。
突然の滝のような雨に打たれてずぶ濡れになった真理は、
肩を抱えて少し冷えた身体をベンチに落とした。
周りをよく見渡すと、伸びきった雑草、植えられた数本の木が風に煽られ不気味に揺れている。
激しい雨に打たれて、ブランコがキィキィと小さな音を立てている。
真理は今更ながら、こんな夜更けに一人で飛び出した事を後悔した。
もし、今あいつらが現れたら……
1本だけの外灯が仄かな明かりを齎すものの、その不安や恐怖感を拭えるものではない。
真理はベンチに腰掛けたまま膝を抱えて蹲り、膝頭に額をつけて、小さな肩を震わせていた。
突然、何者かが駆け込んで来て真理の肩を掴んだ。
「いやあっ!!」
「おい!大丈夫か?!」
「……巧っ」
ずぶ濡れの巧が立っていた。
ああ、そうだ
あたしが危ないときは、何時、何処にいても巧はすぐ駆けて来てくれるんだった……
真理は心底ほっとして嘆息を洩らした。
「お前何やってんだ?こんなとこで……」
「あ…ちょっと、ね……。巧は?何でこんなに濡れてるの?」
「はぁ?お前を探しに来たに決まってんだろ。そんでいきなり大雨だろ。まいったぜ」
真理の隣に腰掛けて、巧がうんざりした様子で言った。
「お前…ちょっと様子がおかしかったからな。落ち込んでるっつーか。
落ち込んでるときは大抵此処に来てっからな。……また美容室で怒られたんか?」
「…ううん。それよりさ、巧、何か……怒ってる…の?」
「あ?何でだよ」
「なんか態度冷たいし。ご飯も食べてくれないし…」
「あー、あのな、歯が痛かったんだよ」
「は?」
「ちょっと、虫歯がな」ははは、と巧が照れたように小さく笑う。
とりあえず、自分に対して怒ってはいないらしい巧に、真理は安堵する。
同時に、自分の行動パターンまで読まれている事実を嬉しく想った。
「……あのさ、ごめんね…」
「何がだよ?」
「ひどい事言って、ごめん……。灰になれ、なんて。最低だねあたし…」
「はぁ?そんなん、今に始まったことじゃねーし。それに俺が灰になる訳ねーだろ。馬鹿か、お前」
「…ん。そうかも」
珍しくしおらしい真理の態度には、何時もの男勝りな強気が感じられなくて、頗る可愛らしい。
頭の天辺から爪先まで雨に濡れた姿も、艶っぽい。
巧の心臓が小さく跳ね上がった。
暫くぼんやり真理に見惚れてしまった巧だったが、
ふと我に帰り携帯を取り出して、電話をかける。相手は啓太郎らしい。
「啓太郎か、真理見つかった。しばらく雨宿りして帰るから…。迎え?要らねーよ。風呂入れといてくれ」
「…っくしゅんっ」
肩を抱えてくしゃみをする真理。
「寒いのか?」
「ううん。へーき」
巧の腕が真理の肩に伸びて。
両腕で包み込まれた。
一瞬、真理の身体がびくんと強張ったが、すぐ脱力して彼に寄りかかる。
濡れて冷えた衣越しにも伝わる温もり。
雨が打ちつける音だけが響く公園で、ずぶ濡れの二人が静かに座っている。
暫く真理の頭に顔を埋めていた巧だったが、少し顔をずらして。
真理の顔に濡れて張り付いた髪を片手で拭うと、少し青ざめた唇に自分のそれを重ねた。
一瞬、息を詰めた真理だったが、すぐ眼を閉じて彼の口付けを受け止める。
舌が割り入れられ、応えるように真理も自分の舌を絡める。
身体は冷えているのに、繋がったその部分だけ妙に火照ってくる。
唇から蕩けていき、身体中が熱くなっていくのが解る。
何時の間にか巧の唇は真理の唇から離れ、彼女の耳や首筋を彷徨っている。
「あっ…ん、……ちょっとぉぉぉ!」
「ん?」
「何やってんのぉ!こんなとこで?!」
「しょーがねぇだろ。お前が珍しくおとなしくてかわいーから。でも雨ひでーし。帰れねーし」
「やだやだやだ!誰かに見られたらどーすんの?!」
「こんな大雨で、しかも夜中。誰も出て来ねーよ」
「…きゃぅんっ!」
服の上から指で胸の先を嬲られ、真理が悲鳴を上げるが、激しい雨音に掻き消された。
誰も来ないとは思うけど念の為、と巧は力が抜けつつある真理を抱えて、柱の陰に追い込む。
再度、深く唇を捕らえて。
嫌がっていたはずの真理だったが、すんなりした両腕を巧の首に回してきた。
濡れて張り付いた真理のシャツとブラを同時に捲り上げる。
冷え切ったふたつの膨らみを柔らかく揉み解し、固くとがった胸の先の蕾に舌を這わせると、
真理はすらりと伸びた足を片方、巧の足に絡ませて仰け反った。
「…っあっあ、ん……」
身体がいつもより冷えているせいか、巧の舌が触れる熱い部分とのコントラストが、何時もより敏感に彼を感じさせる。
巧は真理のジーンズの前を開けて下着ごとずり下ろし、足の付け根に無骨な指を侵入させると、彼女の耳元で囁いた。
「真理……ココも雨で濡れた?」
「…やだっ。馬鹿っ」
羞恥から首を左右に振って身を捩る真理を片手で強く捕らえて、更に奥に指が侵入していく。
「あぁんっ!」
奥で掻き回し、指を曲げて擦られ、溢れる真理の蜜で濡れたその指で、敏感な芽も捕らえられ嬲られる。
這い回る彼の指が、益々とろりと真理を溶かし、蜜を滴らせていく。
脳天を突き抜ける快感に、真理の腰がガクガクと震え、巧の二の腕に爪を立てる。
「…真理、後ろ向いて……」
痺れるような快楽に支配され、言われるままに身体を回転させた真理が柱に凭れ掛かる。
真理の下着とジーンズをを片足だけ抜き取り、巧も前を広げる。
自分の熱く火照った部分が、真理の冷えた白い尻に柔らかく吸い付く心地よさに、
背中がぞくりと震えた。
真理の腰を抱え、熱り立つ自身を充てがうと、濡れそぼったそこはすんなり巧の欲望を飲み込んだ。
「やっ…あっ…ぁあんっ!」
ゆっくりとした律動が始まる。
背後から押し寄せる快感に、真理の足元は今にも崩れ落ちそうだった。
必死で柱にしがみ付く。
雨で濡れたシャツからか、自分から湧き出ているのか、生温い液が足を伝って下りていく感触が分かった。
屋外でバック、という羞恥と興奮からか、真理の中は何時もよりぎゅうぎゅうと締め付け、蜜を溢れさせる。
熱く纏わりついてうねるその感触に、巧の意識は何度も飛びそうになる。
未だ激しく降りつづける雨音に混じって、肌をぶつけ合う音が規則正しく響く。
繋がった部分から出入する淫猥な粘りつく水音と、二人の荒い呼吸音がやけに耳に付く。
「はっ、はぁっ…あっ、ふ、ぅん…」
「……真理、もう、やばい」
「んっ…う…しろ、ヤだぁっ…前が、いい…っ」
真理の言葉を受けて、巧は一旦自身を抜き取り、彼女の身体を反転させる。
すぐ、巧の首にしがみ付いてくる細い両腕。
熱を持った真理の唇はもう、すっかり紅味を取り戻し、
半開きになった其処からは焦れた切なげな喘ぎが絶えず零れ落ちている。
やっと顔を見られた安心感から、真理は巧の唇に強く自分のそれを押し付け、激しく舌を絡めてくる。
巧は真理のすらりとした足を片方抱えると、再度己の欲望を中に貫き、数度激しく突き上げた。
動きに合わせて二人の濡れた髪が揺れ、飛沫が上がる。
「あっ…ぃやあっ!たく、みっ……もぉっ…あああ!!」
真理の首が大きく仰け反り、身体中がビクビクと痙攣して昇りつめた事を知らせる。
巧の内腿も細かく痙攣し始める。
繋がった部分から快楽が全身を駆け抜け、真理の中から勢いよく自身を引き抜くと、
激しい雨に向かって全てを放出した。
巧は呼吸を荒げながら、崩れ落ちる真理の身体をぎゅっと抱き締めて支える。
「…大丈夫、か?」
「……ダメ」
「真理?」
「たっ…立てないよぉ……」
降り続いた強雨は、徐々に勢いを弱め始めていた。
菊池家。
「ただいま」
「お帰り!すごい雨だったね〜、……ってどうしたのさ?!」
二人ともずぶ濡れで、巧におんぶされている真理。
「どーもこーもねーよ!重くて死にそうだ!」
真理、無言で巧に拳骨。
啓太郎がタオルを渡しながら、
「早くお風呂入らないと。風邪引くよ」
「一緒に入るか」
「さいてー。馬鹿」
ふざけて言う巧を睨み付ける真理。
何時もの日常が戻った。
―――翌日の菊池洗濯屋
「こちらで全部ですね。ありがとうございました」
「どうも。昨夜の雨、すごかったわね〜。それはそうと、聞いた?啓太郎ちゃん」
「何ですか」
「○×公園なんだけどね、この先の。昨夜あの雨の中で、高校生くらいのカップルが
淫らな行為してたらしいのよ!見た人がいるんだって!」
「…………」
「暑いからって、嫌よねぇ〜。この辺の風紀も乱れてきたわねぇ〜」
すみません………
それたぶん、うちの居候たちです……
吼えるおばちゃんの言葉をどこか遠くに感じながら、啓太郎は引き攣って笑った。
END
以上です。
読んで下さってありがとうございます。
いつも困らせてごめん、啓太郎。
…あ、草加忘れてた
GJ! かわいいなーこいつら、やってることはエロいのにw
オチをしめてくれる啓太郎が気の毒で笑える。
草加は…いたらいたでいろいろと大変だからなぁ。まあいいんじゃないかと。
いつも楽しませてもらってるよ。ありがとう!
啓太郎Gj!
若いっていいね、素晴らしよね。
いつまでもくっつきやがれ、巧真理!
職人さんいいもの見せてくれてありがとう。
今日は士夏すぎて萌え死ぬかと思ったよ
もう二人結婚して子作りしちゃえばいいのに
士の家族ができて帰る家もできてこのスレ住民が萌えていいことづくめだろ!!
回想に出てくる「おかえりなさい」が前回よりさらに可愛く見えたのは自分だけか
夏みかんが倒れて本気で余裕を失う士がたまらんw
61 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 19:52:53 ID:ZMF3XWx7
もやしは本気で余裕なくした時だけ
なつみって呼ぶんだよな。
1話でまだわけがわからなかった時と今回。
62 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 19:54:32 ID:44270P/w
公式の写真で士が海東をぶん殴ってるな。
今回は本編もおもしろかったけど、士と夏みかんの絡みもあってまた良かったwww
>>61 亀ちゃん達に身体乗っ取られた時だな…後は
65 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:49:24 ID:zgkc5u8m
今日の光太郎についておまいらどう思った?
66 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:03:21 ID:Lzr99WsF
>65
夏みかんに説得される時の優しい目がエロかった。
その後も舐めるように夏みかんばかり見ていた。
これでいいですか。
ところで今日の士は夏みかんに対するボディタッチが行き過ぎ。
士夏的に美味しすぎる。
ここ最近恋愛フラグがすさまじいな
電話の時とか二人の時も夏海って呼んでる気がする
もやしはさっさと夏みかん剥いて食べちゃえばいいのに
もやしのいるべき世界がみつからないって、実は夏みかんが母親で、
まだ生まれてないから、とかそんなオチだったら死ぬ
IDでオンドゥルがミティルので記念カキコ
70 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 08:51:37 ID:wmauYSvN
愛する男を庇うなんて可愛すぎるぜ夏みかん!
去年の例を考えると夏みかん死なないかけっこう本気で心配なんだけど
72 :
rfgredsd:2009/07/27(月) 20:20:00 ID:dSRtkEXg
去年死んだのって深央?ゆりもか。
まあ、キバはヒロイン多かったからな。
DCDは夏海だけだから来週辺り生き返るだろ。
ファイズの真理も途中で死んだけど2週間後には生き返ってたな。
映画と本編で死んだ優衣はどうなるorz
優衣はぶっちゃけ可愛くな……あれなんか鏡の方から耳鳴りg
>>75が鏡の向こうに引きずられて!
優衣は本編で真司の洗濯物を畳んでたり、連の心配してたりする姿はかわいかったな。
優衣は中の人の造作というより、いつもしかめっ面してるところが微妙すぎた
いろいろ抱えてるヒロインだったとしても、女の子に四六時中しかめ面させておく演出ってどうなんだよ
個人的に容姿だけなら一番可愛いヒロインは真魚ちゃん。
優衣ちゃんは容姿は普通だけどいじらしくて可愛かった
真魚ちゃんは健気さもあるし
80 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 08:46:19 ID:5GUdhwMZ
>>71 安心しろ。
テレビの続編にあたる映画に出てるんだから死にはしない。
81 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:38:41 ID:j6vnsn52
優衣は最初蓮とデキてるんだと思ってたな。
そういやなんで蓮は優衣を守ってたんだろ。
82 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:59:00 ID:qdxDzpwG
蓮は基本的に女子供に甘いだろ
情あるから結局真司も殺してないし
神崎兄がシスコンすぎて優衣に彼氏できるたびにミラモンに食わせてる姿が浮かんだ
連は優衣とミラモンの事で関わっているうちに情が湧いたんじゃなかろうか。
優衣は兄貴のせいで連の彼女が瀕死になっているのに負い目があるんだろうな。
連のタンデムシートも本当は自分じゃなくエリが乗ってるはすだったのに、とか思っていそう。
・・・なんかいじらしいな、優衣。
85 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 10:03:31 ID:RTZCqcPR
いくらいじらしくても面があれじゃあd・・・
そういう発言は鏡を5分以上見つめてからするように。
87 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 14:34:50 ID:qGA1QQeW
>>86 そうゆう発言をしたらモンスターが…それだけの覚悟が必要なわけですね
こんばんは。久しぶりに保管更新しました。
保管topにも書きましたが、テンプレ作成して置いた方が良いか、住人の皆さんのご意見よろしくお願いします。
最終回が近くなってくるこの独特の寂しさは、特撮ならではですね。
管理人様、乙です!いつもありがとうございます!
今週の海東はかなり嫌な奴に見えたなー。
夏みかんが大変な時に士の邪魔をするとか言ってみたり
でも本当は夏みかんが心配で心配でたまらなくて
夏みかんを大変なめにあわせた士とアポロガイストが憎くて
それでイライラしていたんだと、俺は思っている
92 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 08:55:20 ID:4YnucbsV
海東のブログの集合写真に写ってる士と夏海が萌える。
見に行ったら背景ロールのネタバレが…orz
いいけどね!確かにほほえましかったからさ!
94 :
92:2009/07/30(木) 21:54:46 ID:ZcbOQ+74
>>93 それは悪かった・・・
俺、ツーショットしか目に入ってなかったから。
ごめんな。
やっぱりユウスケは少ないな
>>89 いつもありがとうございます!
保管庫見てたらアギト見たことないのに北條×小沢に激しく萌えた
北條×小沢の小説未完になってるけど続き読みたいな〜
>>96 >
> 保管庫見てたらアギト見たことないのに北條×小沢に激しく萌えた
> 北條×小沢の小説未完になってるけど続き読みたいな〜
そうでしょう!?自分もあの小説の内容に激しく萌えたのですごく続きが読みたいんです!
再びこのスレにあの小説の作者様が降臨してもらえたら……と思うところですね
また別の作者様による一味違った北條×小沢も大歓迎です!
キバの名護×恵の最終回のその後みたいな結婚ネタとかもいいかな……というのは危険思想でしょうか?(笑)
あと自分的に萌えるツンデレカップリングは反則かもしれませんがカブトの影山×蓮華がイチ押しですが如何でしょうか?
北條×小沢も萌えるけど翔一くんと真魚ちゃんでほのぼのしてるのも読みたいな
エロパロでいうことじゃないけどさ
北條さんのつながりで蝦姉さん×琢磨くんも萌える
翔一と真魚ちゃんいいよな。自分もこの二人好きだよ。
確かにエロパロ的にはちょっと難しいのかもしれないけど。
>>95 ユウスケのエロパロは投下率は低いけど個人的にはすごく好きだ。
なのでネタが無いならともかく、もしネタがあるなら夏みかんでも
あねさんでもキバーラでも、前スレでちょっと存在が触れられてた
士の妹(は映画見た後だろうけど)でもなんでも是非投下して
いただきたいと思う。
それぞれのカップリングに住人各々個人的な好みはあると思うけど、
前スレでも何度か言われていたように、このスレは基本的にどの作品でも
どのキャラでもこのカプじゃないと嫌だとか、ある一つのカップリングにしか
萌えないって言うんじゃなく、色んなエロパロに萌えるスレなんだし。
しかしアレだな
俺様主人公の妹と主人公の友の暑苦しいタイプの組み合わせってカブト劇場版を思い出すな
>>99 ユウスケのエロパロ自分も好きだよ。あねさんのはもちろん、夏みかんとの話も
キバーラの話も好きだった。ま、キャラ別に投下率の高いものと低いものは
どの作品にもどうしたってあるんだけど、このスレは色んなエロパロが
見れていいよね。保管庫見てると投下数が多いのもあるんだろうけど、
電王のカップリングの豊富さにはちょっと驚いた。
>>100 カガーミン×ひよりが大好きな俺がすっ飛んできました。
ディケイドの映画はどんな風かねー。エロパロ的にもそれを抜きにしても
もの凄く楽しみなんで早く公開日になってほしい。
ホント、公開が楽しみだね。
皆は初日に行く?
何話の後に行くのがベストなんだろうね。
103 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 13:05:56 ID:Ezpzhf6y
今回はテレビの続編だから、ベストなのは最終回後だけど、絶対待ちきれなくて
公開日に行くと思う。
流石に公開日は混みそう(騒がしそう)だからその次の月曜あたりかな
公開日でも初回は意外と人来なかったりするからおすすめ。
つーことで初日の初回に行ってくる
テレビでは明らかに恋愛フラグが立ちつつあるから映画はすごく楽しみだな。
近所の映画館には初日の初回にシンケンジャー5人が舞台挨拶に来るから
すごいことになりそうだわ。
もし初日に見に行ったら、即投下してもいいんだろうか?
TV版の続編で最終回の後がベストなら、投下は待つべき??
地方だから映画は9月になってから公開さ!
嫌でも最終回後でないと見られません。
OTZ。
うちの近所の映画館にはディケイドの4人が来るよ。
見たいけど絶対無理。
110 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 16:16:07 ID:oSNhwjtN
翔一と真魚ちゃんのエロは想像できないなぁ…。どうしても
キスで妄想がストップしてしまう。
明後日のディケイドに今からwktkしてる
前回並の士夏を期待せざる得ないwwww
>>107 投下前に注意書きしてくれればおk。
初日の初回行くぞー!!士夏要素あるといいなぁ。
公式の映画予告で、鳴滝と手をつないでショッカー戦闘員から逃げてる夏みかんを見て、鳴夏もアリ
な気がする。
雑誌で映画情報見てると、やけに海東と夏海が一緒に写ってる画像が多いのが気になる
映画は初日は無理だが士夏要素あれば次の日にでも見に行く
初日に行く人、是非士夏要素があったかなかったか報告してくれると有り難い!
ディケイド26話で「もしも士くんの世界が見つからなかったらうちにくればいい」と
言った夏みかんを見て・・・。
―――――――――――
あのまま同居して二年後くらい。
「士くん、夏海、よーく聞きなさい。
君たちは、一体いつ一緒になるのかね?」
「い、一緒!?」
「・・・・・・」
「私ももう老い先短い・・・。死ぬ前に、可愛い孫の子供を見たいと思うのは、ホラ、
当然じゃないかね?んん?」
「こ、子供!?」
「・・・なんだ、じいさん、ひ孫の顔が見たいのか?」
「おお!勿論見たいとも!」
「そうか・・・・・・」
士、がしっと夏海の肩を抱く。
「士くんっ!ちょ、ちょっ・・・・・・待っ・・・!」
顔を真っ赤にしつつ焦って士を押し返そうとする夏海。
「喜べ、夏海。じいさんの許可が出たぞ。」
「きょ、許可って・・・・・・ちょっと待って下さい!本当に!」
「俺に任せておけ、じいさん。ひ孫くらい何人でも見せてやる。」
みたいな妄想をしてたwww
>>113 自分も初日微妙だから士夏でも他のカプでもなんでも
萌える展開や状況があるなら教えてもらいたいんだけど、
それおそらく普通にネタバレになると思うので
自分はどんなネタバレでもOKだけど、嫌な人は
本当にちょっとした事でも嫌だと思うから、
感想でもなんでもとりあえず映画の事書くなら
改行か注意書きでお願いしたい。
まー例年映画の話に関してはそういう風に書かれてたし、そんな感じでいんじゃね
そういう訳で来週映画見てきた人よろ
>>114 夏みかんは仮面ライダーとヒロインの恋愛やライダーの子供に興味があるようだし、ねぇ…
118 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 21:39:26 ID:eJOxONh4
仮面ライダーはあんまりヒロイン重視されないよね
初代ヒロインの緑川ルリ子さんなんて藤岡の事故さえなければ少なくとも降板させられることもなく悲恋かどうかは解らないけどもっと活躍できたろうに本人に罪なんてないのに可哀想すぎる。
ここで語るべきことでは…
何あれ何あれ何あれ。
自分の命削って助けてる。
いろんな意味で目から汗が…。
マジでこいつら結婚しろwww
今日の士夏は感動もんだな
海東殴るとか、士はどんだけ夏海を大事にしてたのかと
だけど最後のユウスケが夏海にハグした時
「お前かよwww」と思ってしまった(あれはあれで良かったが笑)
きっと後で士にフルボッコにされてるなwと妄想で補完
122 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 09:32:50 ID:iyxY9TfP
公式の夏みかん誕生日で
花束渡す士がすてきな絵面すぐる
姫〜
今日の夏みかんが生き返たときのアイコンタクト、何あれ。
あんな顔して二人はただの友達ですなんて言わせないぞ!
…言わさないで下さい、お願いします。
ただエロパロ板的には、パーフェクターはバイブ代わりに使って、
アソコから士の生命を吸収させるべきだろうw
夏メロン…まったく海東ときたら
OP中の映画の映像でユウスケが夏海をかばってるのを見て、ユ夏いいねー
と思い
OP後の映画の映像で海東が夏海を後ろにかばって?変身するのを見て、やっぱ海夏もいいよねー
と思い本編を見て
やっぱり士夏が最高だと思いますた。
もうこっちが色々苦しいんで早く結婚してくださいお前たち…
生き返ったシーンの後はきっと寂しかった夏海が士に甘えまくったに違いないと妄想w
あの後こっそり甘々展開だったらいいなと自分も妄想
あんな堂々待つ身の女になるって言ったんだ
夏みかんが今更ツンデレったら違和感アリアリだ
>>127 つまりこういうことだな
ひとり病室でひとしきり騒いだユウスケが、栄次郎に連絡するの忘れてたとまた忙しくなく病室から駆けていく。
その姿を今ひとつはっきり覚醒しない意識の中、ぼんやり視界に入れながらも、夏海の目はある一点から動かなかった。
いや、見つめていたかったというほうがより正しかったのかもしれない。
記憶が途切れる前。夢か現か、あのひどく不機嫌そうな背中の彼からは想像つかない程の、優しい目をした士がそばにいたからだ。
彼のこんなにやわらかい表情は初めてで。このままその姿を眺めていたいと思うほどに。
「……あの、士くん。座りませんか? そこ…」
長いような短いような、心地よい視線の交わりあいと沈黙を破ったのは、結局彼女のほうだった。
どうして声をかけたのか夏海にもわからない。ただ、なにかを話したいという思いがどんどん強くなったせいだろうか。
それとも、あの穏やかな目のどこかに、疲労の色を見たからだろうか。
士は小さく、ん…とだけ答え、病室内にあるだろう小さな丸イスを探し、結局見当たらなくて夏海のベッドの中間あたりに浅く腰掛ける。
「……私、えっと…そうだ。士くん…あの後、だいじょうぶでした?」
いろいろな感情があふれ出してくる。だがどれも明瞭な言の葉にならず、徐々に鮮明になる記憶の繋がりを夏海は話題の切り口に選んだ。
「ああ」
しかし彼女がようやく紡いだそれも、士はたったの2文字で答えるだけで終わらせてしまう。
冷たい印象はない。それは今、夏海たちを包むこの穏やかな空気が教えてくれている。
ただそれでも次から次へと湧き出る思いの行き先をどうにか形にしたくて。伝えたい何かをどうにか表したくて。
夏海はそっと、彼自身のひざの上に置かれた大きな右手に自分の左手を重ねる。士がほんの少し目を瞬かせたのを夏海は覗き見た。
しばらくそのままでいたが、払われる様子はない。ほんの、本当にほんのわずかだけ、指先に力をこめると士の右手が動いた。
上にしていた甲を逆にして。夏海の手のひらと自身の手のひらを合わせるよう手首をそっと回し、ほのかに包むよう握り返された。
常ならばありえないだろう反応に、何故だろうか夏海は少し甘えたくなった。
上半身を折り曲げるようにして足先のほうへと腰をずらす。ちょっとだけ近くなった士の右肩に凭れるよう、そのままおでこを置いた。
額に、彼の服越しの体温が伝わる。
その暖かさが気持ちよくて、それだけを感じていたくて夏海は目を閉じる。
どれだけ時間が過ぎたころだろうか。ふと、彼女の頭に若干の重みが加わる。士が凭れたままの夏海にそっと頭を預けたのがわかる。
互いに互いへ、体の一部を預けあう。
士がどんな顔をしてるか。夏海はそれをほんの少し見てみたくなったが、しなかった。
自分と同じ様に、目を閉じてやわらかく微笑んでいるだろうとわかっていたから。
今はただ、この重なり合うぬくもりだけを。
>>124 いや、パーフェクターをモノに装着してまぐわうというのが王道かと。
問題は、夏みかんに生命を吹き込むと同時に新たな生命が宿ってしまう可能性もあることだが、
夏みかんの生命の危機の前では些細な問題だろう。
130 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 15:53:08 ID:iyxY9TfP
>128
すーばーらーしい!GJ GJ
クレクレ厨みたいで申し訳ないが、
今日のを餌にもっと萌えをクレ!
あと海東にはがっかりした!w
夏みかんに抱きついたユウスケにびっくりしつつ萌えた。
>>130 海東さんはアレだ、なんか溜まってイライラしてたんだよ、きっと。
夏メロンって言葉もどことなくエロいし。
>>128 ほのぼの萌えますた。ハァハァ。
士夏キタ―――!!!
というわけで今日の本放送に萌えたあまりにさっそく士夏エロ投下します。
27話終了後。微妙にネタバレしてるかも?
べったべったに甘え合いさせてみたので、駄目な方はスルーお願いいたします。
133 :
おかえり:2009/08/02(日) 17:59:41 ID:l2nHwZMH
コンコン、とノックの音が響いて、もう寝ようと思っていた夏海は扉を開けた。
暗い廊下に、静かな表情をした士が立っている。
「あ・・・士くん。どうかしたんですか?」
「おまえ・・・・・・もう、いいのか?」
何を問われているか気づいて、夏海は慌てて頷いた。
「え、あ・・・はい!全然、大丈夫です。調子いいですよ。
それに、倒れてた間の記憶もありませんし・・・」
「・・・そうか」
確認するように呟いた士が、ゆっくりした動きで、覆いかぶさるようにして身体に腕を回してくる。
そのまま押されるようにして、部屋の中に戻される。
扉が、ぱたん、と軽い音を立てて閉まった。
壊れものを扱うようにやわらかく抱きしめられて、夏海は戸惑った。
いつも強引な彼。
いつも自信満々な彼。
―――そんな彼に、こんな風に抱きしめられたことなど今まで一度だってなかった。
思わず、全身が緊張する。
「つっ・・・士くん・・・?」
「・・・・・・」
士は何も答えない。
ただ、髪に顔を押しつけるように抱かれて、深く長い息が吐き出される。
どきどきと鳴る自分の心臓の音がうるさい。
背中に回された腕が熱い。
「よかった・・・」と、聞き取れるか聞き取れないかの声で囁かれて、なんだかどうしようもなく切なくなって、夏海もまた自分の腕を士の背に回した。
134 :
おかえり:2009/08/02(日) 18:04:06 ID:l2nHwZMH
士に、全身で抱きしめるようにされて、夏海は薄く目を開けた。
彼の体温が服ごしでもじんわりと伝わってきて、それがとても気持ちいい。
アポロガイストに襲われようとしている士の前に身を投げ出したのは、咄嗟のことだった。
どうしても彼のことを失いたくなかったから、それは夏海にとっては自然な行為であったし、結果として自分がどうなってしまっても構わなかった。
倒れてからの記憶は、ない。
ただ、士とユウスケが必死になって助けてくれたのだと・・・それだけはわかった。
なにもかも元通り。
帰ってきたいつもの日常。
・・・・・・の、はずだったのだが。
でも、今日の士くん・・・・・・なんだか、いつもと違う。
「あの・・・・・・士くん・・・?」
「・・・・・・」
いつまで経っても黙ったままの士はなにも答えない。
夏海は顔を少しだけ動かして、彼の様子を窺おうとする。
と、片手で背中を支えられたまま膝裏にもう片方の手を回されて、身体が浮いた。
「きゃっ!えっ、ちょっ・・・」
抱き上げられ、ベッドの上に運ばれてそこに下ろされる。
ぎしっ、と軋んだ音がして、覆いかぶさってきた士が上からじっと見つめてきた。
細められた目はとても切ない色を帯びていて、夏海は息を飲む。
「士く・・・」
「・・・・・・もう、駄目だと思ったな、本当に・・・」
「え?」
囁くような士の言葉に、夏海は首を傾げる。
一度は、自分の命の灯が消えてしまったことを知らない夏海には、今の士の感情を知る由はない。
ただ、彼の様子がいつもと違う・・・・・・それだけはわかった。
不安とも焦燥ともつかない感情に押されて、夏海は自分を見下ろす士の頬に指を伸ばす。
そっと触れると、彼の目が細められて唇が笑みを形作った。
頬に触れる手を取られて、親指の付け根のあたりにそっとキスが落とされる。
見つめてくる彼の瞳の奥に、情欲の炎がちらちらと見え隠れした。
でも・・・・・・。
それはきっと、自分だって同じ。
「確かめさせてくれよ、おまえのこと・・・・・・。ここにいるんだって」
熱っぽく囁かれたその言葉に、夏海は顔を赤らめながらもそっと頷いた。
135 :
おかえり:2009/08/02(日) 18:08:25 ID:l2nHwZMH
じわじわとパジャマを脱がされながら、その部分にキスが落ちてくる。
彼の前髪が肌に触れてくすぐったい。
繰り返し触れてくる唇と、溜め息。
首にゆるく、何度も吸い付かれて、夏海は士の髪をそっと撫でた。
私だって、確かめたい。
私はここにいるんだって。
あなたが、ちゃんとここにいるんだって。
ブラを押し上げられて、ふくらみに沿って士の舌が這い上がってくる。
反応して立ち上がってきた先端を口に含まれて、夏海はびくっと背を反らした。
「んんっ、ん・・・・・・」
唇でそこを挟まれたまま、舌でちろちろと舐められて、抑えられない熱い息が漏れ出る。
片方の胸は大きな手で包み込まれて優しく捏ねまわされた。
「あ・・・はぁ・・・・・・」
目を閉じ眉を寄せて、ゆっくりとした、どこか焦れったいような士の動きに夏海は堪える。
やわらかく肌をなぞる指・・・・・・その触れ方も、明らかにいつもとは違っていた。
顔を上げた士が唇を求めてくる。
軽いキスを何度か繰り返した後、
「長いやつな・・・・・・」
囁きの後に舌が入り込んできた。
熱い舌に口内を探られる。
それに逆らわず、夏海も自分から舌を伸ばした。
時折離れては息を吸い込んで、また重なってくる唇と絡まる舌。
長くて深いキス。
「んっ、はっ、」
わずかな合間を見つけて、夏海は喘ぐように呼吸をする。
そうしている間にも、彼の手は身体じゅうを這いまわり、嫌でも高められていく。
離れていこうとした士の首に、夏海は両腕をまわした。
「ん・・・・・・はやく。・・・もう、」
身体が熱くて、胸の中もいっぱいで・・・・・・まだそんなに触れ合ってもいないのに、彼が欲しくて欲しくてしょうがない。
ねだるように、甘えるように、夏海は士に乞う。
目を細めた彼に腰を抱え上げられて、パジャマの下と下着を一気に取り払われた。
脚を大きく広げられてしっかりと抱えられる。
一度も触れられていないその場所は、すっかり彼を受け入れる準備ができていた。
既にひくついて、士のことを欲しがっている。
夏海は士の首にまわしていた腕を解くと、彼のTシャツの裾から手を入れて直に背中を抱いた。
細身なのに、しっかり筋肉のついた男の身体。
盛り上がった肩甲骨に触れると、ごつ、と額が合わせられた。
「夏海・・・・・・」
噛みしめるように紡がれる名前はとても甘い響き。
まっすぐに見つめてくる瞳も。
「きて、士く・・・・・・」
甘えた言葉と同時、熱くて硬い、太いものに一気に貫かれた。
136 :
おかえり:2009/08/02(日) 18:15:46 ID:l2nHwZMH
足の先から頭のてっぺんまで突き抜けるような快感が走って、強張った身体がその一瞬後に弛緩する。
「はっ、はっ、はあっ・・・!!」
背を反らし、士の背中に爪を立てて、夏海は涙を流した。
痙攣のような震えがおさまらない。
今までにないほどに質量を増した士自身を、夏海はその濡れた部分でいっぱいに包み込んでいた。
「痛くないか・・・?」
心配そうに覗き込んでくる彼は、今までとは違う、初めての彼。
その優しさが、夏海を際限なく高めていた。
「ん・・・大丈夫・・・」
「動くぞ・・・」
張り詰めた腰を手でしっかりと抱かれて、彼がゆっくりと動き出す。
奥まで入り込んだ後、軽く突き上げるようなその動きがたまらなかった。
触れられる部分がぜんぶ気持ちいい。
ゆっくりと動く熱いものに濡れたやわらかい壁を擦られながら、唇や指があちこちに触れてくる。
士が言ったように、それはきっと「確かめて」いるのだ。
「ふっ、あ、ああ・・・・・・」
びくびくと夏海は何度も背を反らす。
小さな絶頂が波のように押し寄せてくる。
士くんばっかり・・・ずるい。
私だって、あなたに触りたい。
「士くん・・・士くん・・・・・・」
夏海が訴えるように覆い被さる士の肩を手で押すと、何かを察したのか、彼が腕を引っ張って身体を起こしてくれた。
座位の形になると、夏海は更に両手で士の肩を押す。
Tシャツを脱ぎ捨てて上半身裸になった彼が、素直に後ろに自分の身体を倒してくれた。
仰向けに寝ころんだ士の上になると、夏海はさっきまで彼がそうしてくれていたように、その硬い肌にキスを落とす。
首筋に、胸に、吸いついて自分の痕を残していく。
前までなら恥ずかしくて絶対にできなかったことだって、今ならできると、そう思えた。
137 :
おかえり:2009/08/02(日) 18:19:19 ID:l2nHwZMH
大切にされているのがわかる。
同じように、私も彼を大切にしたい。
彼が、私を気持ち良くしてくれる。
私も、彼を気持ち良くしたい―――。
自分の下の士にしがみついて、夏海は必死で腰を動かした。
濡れた音が大きく響いて、中をいっぱいに押し広げてくる士が更に質量を増す。
「夏海っ・・・!!」
切羽詰まって余裕のない、感じた声がとても嬉しい。
熱い両腕にぎゅっと背中を抱かれて、繋がったままでぐるっと身体と視界が回転する。
また、元通りの体勢になって、夏海は涙の滲んだ目で彼を見上げた。
息も荒く、眉を寄せて苦しそうに顔を歪めた士が、とても愛しい。
ねえ、お願い。
ここに帰ってきて。
あなたがどこに行ってしまったとしても、私はここで待ってるから。
いつだって、どんな時だって、おかえりを言うから。
「士くん・・・・・・」
掠れた声で、彼を呼ぶ。
ありったけの想いを込めて。
汗に濡れて張り付いた前髪の隙間から覗く彼の目が、優しく微笑む。
身体の中を掻き回すその動きも、同じように優しかった。
「ああ、あ、あ・・・!!」
弱い部分を何度も小突かれて、何度目かの、そしてはっきりとした絶頂に夏海は向かう。
自分の中が蠢いて、彼の形を感じる。彼のことを感じる。
「あんっ!あん、あっ!!」
「くっ、は・・・!!」
士の、感じた表情が嬉しい。
痙攣するように彼の身体が震えて強張った後、お腹の奥に熱いものが大量に注ぎ込まれた。
射精は長く続いて、入りきらなかったものが溢れるのがわかる。
それこそが、彼の気持ちを雄弁に語っているようで、夏海はただ嬉しかった。
腕を突っ張って背中を反らした後、力が抜けたようにぐたっと覆いかぶさってくる士の背中を、彼と同じように荒い息のままで夏海は抱く。
じっとりと湿った肌が触れ合うのが気持ちいい。
重なる胸が同じリズムで上下するのが気持ちいい。
やがて荒い呼吸も落ち着いて、士の唇が頬にそっと押し当てられる。確かめるように。
夏海は朦朧とした意識のまま彼の方を向くと、自分の方からやわらかく唇を合わせた。
138 :
おかえり:2009/08/02(日) 18:23:28 ID:l2nHwZMH
「あの・・・あんまりじろじろ見ないでほしいんですけど・・・・・・」
ベッドの上、口元までシーツを引っ張り上げながら夏海は言った。
「なんでだよ」
隣に寝ころんだ士は、身体を横向きにして頬杖をついている。
そんな彼がさっきからずっと、じっと見つめてくるので・・・・・・夏海は気が気でなかった。
理性がしっかりと戻った今は、この距離がただ恥ずかしい。
「そのっ、し、心臓がもちません・・・・・・」
「・・・・・・あんまり可愛いこと言うな、また襲っちまうぞ」
赤くなった顔を見られたくなくて目の下まで更にシーツを引っ張り上げると、本気とも冗談ともつかない顔で士が笑った。
その笑みはとてもやわらかく、瞳はただ優しい。
「いえ、あの、ちょっ、お願いですからちょっと離れて・・・・・・」
「何言ってんだ。さっきまであんなことしてたのに」
ん?と顔を覗き込まれて、夏海はますます身体を縮こませた。
さっきまでのことなんて、恥ずかしすぎて思い出したくないんですけど・・・・・。
どきどきと鳴る自分の心臓がうるさすぎて、どうにかなってしまいそうだった。
「この部屋が俺の寝起きする場所でいいんだろ?」
「ちっ、違いますっ!」
「はは」
笑う彼に髪を一房指で掴まれて、つんつんと引っ張られる。
その、彼の子供のような幼い仕草に、夏海は肩から力を抜いた。
じっと見つめると、見つめ返してくれる瞳はどこまでもまっすぐだ。
その瞳には、今はただ、自分だけが映っている。
いつでも、どんな時でも・・・・・・私が、士くんにおかえりを言うから。
それが、あなたのために私ができる、たったひとつのこと。
戦い続けるあなたの、自分の世界を探し続けるあなたの、止まり木になれればいい。
夏海は悪戯を思いついた子供のように笑うと、シーツで胸元を押さえたままで上半身を起こした。
寝ころんだまま不思議そうな顔で見上げてくる士の胸に勢いをつけて飛び込むと、彼の背中に手をまわす。
「お、おい・・・・」
押し倒される形で仰向けに転がった彼がどこかうろたえていて、夏海はくすくすと声を立てて笑った。
「・・・おかえりなさい、士くん」
終わりです。
本当は
>>40の続きを書こうと思っていたのですが、あまりに萌えて・・・。
「おかえり」は何度言わせてもイイ。
今日の放送の後、こいつらはお互いデレデレになってればいい。
しかしあまりに浮かれすぎて、途中から自分でも何書いてるかわかんなくなったwww
すいません。
超イイ!!
GJ
『俺が寝起きするのはー』のやり取りに萌えた。
可愛いすぎる。
GJ!
今日、電王の映画テレビでやってたけど、ハナさん懐かしくて泣きそうになったwww
ハナさんとモモっていい感じだよね。
GJ!
やっぱり夏みかんの敬語萌える
可愛いよ夏みかん
でも夏メロンも嫌らしすぎていい
敬語はやっぱいいよね。
ハナさんは乱暴者だったけど、、美人だったもんな。
そーいや夏海役のカンナちゃんが、夏海の癖のせいで友達に敬語で話しちゃったって話聞いて
萌えた。
夏みかんに抱きつくユウスケいいな
夏みかんの告白スレスレの言葉に恥ずかしがるもやしに何がはじけた
もうさっさと結婚しないかな
二人が結婚したら、夏海は「門矢 夏海」になるんだよな
門矢 夏海て何か良い、萌える
二人の新婚ライフとか考えただけでニヤニヤするなww
それ思った!
光夏海より門矢夏海のほうが語呂っていうか語感いいよね
新婚か…やばい萌えるわ
あーんなことやこーんなこともできちゃいますぜ士さんw
いざ夏みかんが死にそうになるとめちゃくちゃ取り乱す士は良かったな。
龍騎編では普通に「死刑だ」とか言ってたのに。
もう、素直じゃない奴め!
龍騎編の士は「好きな女の子に構って欲しくてつい苛めちゃう男の子」
ってことだろ
>>146 あそこが自分の最萌だった
いつもはクールで余り感情を顔に出さない士だから
照れてそっぽ向いちゃう子供っぽい仕草にキュンッってなったw
昨日の映画のハナさん、やっぱ好きだ〜!って実感した
モモと一緒になって敵をブン殴るハナさんは美し過ぎる…(しかも平手じゃなくて拳w)
素晴らしい!40の続きもまってます!!
153 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:32:46 ID:XKi4vCqK
怪盗がホモすぎて逆に萌えた。
鬼畜なもやしなら怪盗のケツぶち込んでちょっと茶色になった極太の棒をそのまま夏みかんの処女穴に挿れてもOKだよな
常識なんて関係ねえよ
ディケィドは世界の破壊者なんだろ
きも…
155 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 23:40:49 ID:ZFfhW2Zn
私の名前はありさ。同じクラスの拓海と
付き合ってるの。中?だよ。> 細かい話
は無しで、実は拓とヤル数が100回記念!>
最初は。。。小6の時。> 「ありさ。今日一緒に帰る?」
> 『うん!いいよ!拓のうちよりたい!!親い
ないでしょ?』> 「うん!うち来て!泊まって
いって!」> 『わかった!うちも親いないから、
自由だよ!!』> 2人で笑った。考えてる事は同
じ。大人のまねだった。> 家に入って。拓の部
屋。拓は漫画とかで勉強したんだって!!> 「あ
りさ、脱いで」> 『えっ!いやん。』> 拓は無理
矢理ベットに押し倒し、キスをした。> ありさの拒
みは演技だ。ビデオカメラをまわしている。> 『ん
っっ!あっああん』> 拓は胸を触り、揉む。あり
さが感じるように。> 「上脱いで。」> 『いやん。
』> 拓は無理矢理脱がす。> 大きな胸が現れた
。吸う。舐める。拓は上手すぎて、ありさが感じす
ぎてしまう。> とたんに拓は下の方に手をのばす。>
服の上から、揉みまくる。> 『んっあっああんや…だ
』> 「脱いで」> 『拓が脱がせて』> 拓は下を脱がす。
> クチュクチュ。> あそこを舐める。> 指を入れた。> 『んっ
つああ。い…たい…』> 「ごめん。勘弁して」> 『ねぇ
、入れて?』> ありさが拓のズボンを脱がした。> 大き
くなったあそこは、入りそうにない。> 気にせず、あり
さのあそこをいじりまくる。> 拓はSを演じるので、ひ
もと、ガムテープ、携帯を取り出した。> ありさは演技で『
やめて!!』と叫んだ。> 拓は「うるさい!だまれ!!」とあ
りさの口にハンカチをいれる。> 手を後ろで縛り、イスに座ら
せイスに縛りつける。> 股を開かせ、写真を撮りまくる。>
胸の写真…あそこの写真。舐めてるとこ。じゃんじゃん
撮りまっくった。> ありさは縛りつけられたまま。いろ
んな事をされた。> 『あ…ん、あんっ。いや…んっ、んっ
、ああん。』> ありさは感じ過ぎて死にそうだった。> 拓
はありさをイスに座らせたまま、つっこんだ。> 第1作目の
ビデオはいい出来だった。> そのビデオ、見たい人多いで
しょ??> これを1ヶ所にはると、「」にURLが出るから、そ
のホムペに入ってね。> 小6だけど、超上手だよ
今更ながらハナさんよかったな
普段殴ったり怒ったりしてるからたまに笑うところにギャップ萌え
何話だったか忘れたけど泥だらけの顔でにっこり笑ってるところが可愛かった
ここって仮面ライダードラゴンナイトのSSも投下して良いの?
まあいいんじゃね?
知ってる人間が少ないだろうから総スルーは覚悟しなきゃならないだろうが。
>>156 俺もハナさん好きだったな。
一番好きなのは夏みかんだが、二人とも背が高くてスタイルよくて今でも好きだ。
>>157 いいけど、知らない人は
>>158の人が言ったように、リアクションはしてもらえないと思うぜ。
うん
Oh...Oh Yes!Yes!
夏みかんとハナさんの百合
皆さま、士夏海にモエモエの所申し訳ありません。
今週の放送を観て、ヒロイン死亡といえば……6年前の似たよーなエピを思い出したワタクシが
555巧×真理投下してしまいます。
35話の、二人でバイクで菊池家に帰って来る直前の話を
妄想捏造ってことでひとつ、お願いします。
本編ネタバレ有り。
『寄り道』
164 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:02:25 ID:QFcSTWMO
長い手術を終え、ベッドに横たわる真理の傍らに座り、巧は彼女の白い右手を握り締めた。
暖かみを取り戻した手。
紅みを取り戻した唇。
安らかな呼吸音が、しんとした部屋の空気を僅かに震わせる。
巧は少し安堵し、ベッドに両肘を付けて俯き、握り締めた真理の手を自分の額に寄せた。
願わくば目覚める彼女が、元のままの彼女で在る様に祈りながら。
ぴくん、と真理の指が微かに動いた。
その指が数度痙攣し、気の所為ではないと確信した巧は真理の寝顔を見つめる。
長い睫が震え、黒い瞳がゆっくりと開かれていく。
「真理」
立ち上がり、息を詰めてその顔を覗き込むと、徐々に光を取り戻した黒い瞳が巧を見上げる。
視界がぼやけるのか、眼を細めて小刻みに瞬きした真理の瞳は、やがてはっきりと巧の姿を認めた。
「…たく……み?」
自分でも思ってもみない程張りつめていたのか、真理の眼の輝きを見て、震える声を聞いて、
巧は崩れ落ちそうになった足下を必死で踏みしめる。
緊張の連続から解放された茶色の瞳から、一筋涙が零れた。
逆に心配そうに見上げる真理の首筋に両腕を回し、小さな頭をゆっくりと胸に抱き込む。
「………ぁ……」
「巧、巧、どうしたの……?」
声を殺して呼吸を詰める巧を宥める真理の大きな瞳にも、見る見る涙が貯まっていく。
「…なんで……泣いてるの…」
巧の背中に回された両腕がTシャツをぎゅ、と握り締めた。
165 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:02:52 ID:QFcSTWMO
「ほらよ」
真理にヘルメットを投げると、巧はバイクに跨り、自分のヘルメットを被った。
「………」
「どうしたぁ?」
「…うん。退院はうれしいんだけど……」
久々の外の空気に触れた真理の艶やかな黒髪が風に靡いてさら、と揺れる。
幼い頃から深い絆で結ばれている、と信じていた仲間の攻撃を受けて、
ショックを隠しきれない彼女の歯切れは悪い。
心配を掛けてしまった啓太郎や草加にも、何と言って顔向けしたらいいのか解らない。
俯いた真理を複雑な表情で眺める巧。
実は自分も、別の理由で家へ帰りづらい……。
「……気分転換してくか」
巧は強引に真理を後部席に跨らせ、バイクのエンジンをかけると、家とは別方向に向かって走り出した。
到着したのは、海。
海岸線の防波堤の横にバイクを止めると、二人は砂浜に降り立った。
9月も下旬の平日の海には人っ子一人居なくて、視界には良く晴れた空と海原がどこまでも広がって見える。
眩しい程のその碧さに、眼を細めて遠く水平線を眺める二人。
乾いた風が強く吹き付けて髪を乱し、鈍った身体を通り抜けて生気を送り込んでくれる。
両手を思い切り上げて、伸びをしながら真理が口を開いた。
「気持ちいー!そういえば今年の夏は来てないもんね、海」
目を閉じて両手を広げ、身体中に風を受けて暫く陶然としていた真理だったが、
徐にスニーカーを脱ぎ、ジーンズの裾を捲り上げると、海に向かって歩き出した。
寄せては返す波を足に受けて、にこにこと機嫌良さそうに笑いながら、巧に呼びかける。
「気持ちいいよ!巧もおいでよ!」
「気をつけろよ!転ぶぞ!」
言いながら巧も靴を脱ぎ捨て、真理に近づく。
166 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:03:19 ID:QFcSTWMO
ぱしゃんっ
予想通り真理は、海水を掬い取ると巧に向かって飛沫を飛ばしてきた。
「ガキか。お前」
何時ものやる気の無さそうな口調で、巧も足下を蹴り上げて真理に海水を飛ばす。
「ガキだよ!あたしはっ!」
ムキになった真理がばしゃばしゃばしゃと盛大に水を引っ掛けると、
これまたガキっぽい巧もムキになって応戦する。
一心不乱に水を掛け合う二人の間には何時の間にか、弾けるような笑い声が響いていた。
「巧!」
一瞬、後ろを向いた巧の背中に、いきなり真理が飛びかかる。
「うぉいっ!!」
「きゃあ!」
ざぶん!
バランスを崩した巧が、真理ともども波打ち際に倒れ込んだ。
寄せる波が二人に覆い被さって、頭からずぶ濡れだ。
「…何やってんだ……」
巧は深く溜息を吐くと、諦めたように仰向けに寝転がって手足を投げ出し、眼を閉じた。
その身体が波を受けて時折沈む。
「あーあ、濡れちゃったね……」
真理も巧に倣って眼を閉じ、砂浜に寝転がる。
寄せる波が身体を包み込み、頬をくすぐる。
返す波が背中の砂を浚いながらさらさらと流れ、真理の身体を徐々に砂浜に埋め込む。
静かな波の音と、自分自身の力強い鼓動がすぐ側で聴こえる。
あたし、生きてるんだ………
心地良さを身体中で感じながら、穏やかな流れに何時までも身を委ねた。
167 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:03:42 ID:QFcSTWMO
海辺に乱立するファッションホテルの一棟に、ずぶ濡れの二人がバイクで乗り付けた。
海とか山ってさ、ラブホが多いんだよ、などと嘯いて、慣れた様子で部屋を選ぶ巧を
幾分怪しく思いつつ、真理が言い放つ。
「…お金、あるの?」
「あんなぁ…そんぐらい、持ち合わせてる!」
「………」
「あんだよ!その疑いの眼差しは!」
以前、二人で喫茶店に入ったものの、財布を忘れた巧に集られた事を思い出す。
そりゃあ濡れちゃったから仕方ないし
あたしの所為だし
でも、何もこんなとこに入らなくたって……
日中は残暑で暑くても、9月末の、ましてや海辺の夕方は冷える。
どっかで服乾かさねーと凍え死ぬな、と巧に言われるままに従ったのだが。
巧がバスタブにお湯を張り、お前先に入れよ、と促され、真理は一人浴室に入り込んだ。
髪や身体を洗って、お湯につかってほっと一息吐いたものの。
その後の事を考えると出ように出られない。
ここって、そぉいう事を、……スル為の場所、だよね…
巧とのそういう行為が初めてという訳ではないけれど、何時もは互いの部屋だったし、
と慣れない環境にガチガチに緊張する真理。
随分長湯してしまい、いい加減上がらないとのぼせる……と立ち上がりかけた。
「真理!入るぞ!」
いきなり巧が浴室に飛び込んできて、真理は慌ててバスタブに座り込んで後ろを向く。
「お前、遅せーよ!何時まで入ってんだぁ?!」
「馬鹿っ!いきなり入って来ないでよ!」
「ベタベタして気持ち悪ぃんだよ!」
と、シャワーを捻ってがしがしと髪を、身体を洗い出す巧。
皓々と電気が灯る明るい浴室で、見られるのも見るのも恥ずかしくて
真理は巧に背を向けたまま膝を抱え、顔を半分お湯につけて、ぶくぶくと沈み込む。
ただでさえのぼせかけているのに、心臓がはち切れそうに鳴り響いて、益々上気してきた。
髪の滴を飛ばしながらバスタブに入って来た巧が、後ろを向いたままの真理の顔を覗き込む。
「…お前、顔、紅けーよ」
「ん…もう、ダメ、かも……」
呟きながら眼を回した真理がバスタブに倒れ込んだ。
168 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:04:07 ID:QFcSTWMO
「馬鹿っ!しっかりしろ!」
巧は急いで真理の身体を抱き上げると、バスタオルに包んでベッドに運んだ。
のぼせて朦朧としている真理はもう、恥ずかしいなどと言っていられない。
シーツの冷んやりした感触が、火照った身体に心地良く触れる。
真理の身体を拭き上げると、こういう所のって高いんだよ、
とぶつぶつ言いながら巧が冷蔵庫からポカリを取り出して、熱を持って紅くなった真理の頬にぴた、と押しつけた。
「ひゃぁっ………」
気持ち良さにきゅ、と眼を瞑った真理を、甘さの滲んだ笑顔で見詰めた巧は、
キャップを外して、ペットボトルを真理の手に握らせた。
それを少し飲んで、幾らか落ち着いた真理が部屋を見渡すと、
真理の入浴中に巧が二人の衣類を水洗いしてくれたようで、
ソファや棚に乾かす様に広げられていた。
「お前はこんなんだし、服も乾かねーし。今夜は泊まるしかねーな」
濡れた茶髪を乱暴にタオルで擦りながら、巧が横たわる真理の隣にひょい、と潜り込んだ。
枕元のスイッチを捻って照明を落とす。
びくん、と身体を強張らせ、ケットで半分表情を隠す真理に、巧は小さく笑った。
「何もしねーよ。お前、病み上がりだし」
真理の濡れた黒髪を長い指先で弄びながら呟く。
「…お前が入院してから俺、ロクに寝てねーんだ。…だから、眠りたいから……」
「………」
「元気んなって、良かった……」
溜息のように囁くと、巧は真理の頭をそっと抱き寄せ、意外と長い睫を伏せてすぐに小さな寝息を立て始めた。
「びくびくして馬鹿みたいじゃん、あたし……」
真理は独りごちると、火照った丸い頬を巧の胸に寄せて眼を閉じ、意識を解放した。
169 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:04:30 ID:QFcSTWMO
騒然とする暗闇の校庭。
悲鳴を上げながら逃げ惑う友達。
青い炎を上げながら崩れ落ちる誰か。
狼の風貌をしたオルフェノクに襲われる、自分……
「いやあっ!!」
自らの悲鳴で真理は飛び起きた。
「どうした?!」
横で寝ていた巧も目を覚まして、がたがたと震える真理の身体を支える。
「ごめ……怖い夢、見ちゃって…」
巧は汗で張り付いた真理の前髪を拭い、細い身体をきつく抱きしめた。
応えるように真理も、両腕を巧の背中に絡みつける。
しっとりと吸い付き合う素肌に、お互い何も身に着けていなかった事を思い出す。
夢か現実か解らない、どうしようもない恐怖の中で、今、巧の腕の中に居る自分だけが真実で。
この不安を払拭して欲しくて、巧の背中に回した腕に力を込め、裸の胸に唇を寄せた。
ぎこちなく触れてくる真理の唇に、背中がぞくりと震える。
「我慢できねーか、やっぱ…」
自嘲気味に呟くと、巧は少しだけ真理の身体を離し、その瞳を見つめた。
「…平気そうか?」
囁くようにそっと問いかければ、躊躇いがちな真理の声が甘く耳元に落ちる。
「…うん……いいよ…」
掠れた声で答えた彼女の唇を、自分のそれで塞いだ。
170 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:04:53 ID:QFcSTWMO
退院したばかりの真理を気遣ってか、遠慮がちな巧の愛撫は、
まるで素肌を羽根で撫でられているようで、焦れったくて、
触れられる部分が何時もより過敏に反応する。
身体中の神経が巧が触れる部分に集まって、ビクビク震える。
恍惚として巧を受け入れる真理の中から、徐々に恐怖感が消え去っていった。
それは巧も同じで。
仲間達に正体を曝したこと、その驚愕の眼差しも、後悔も、今後への不安も、
今、生きてこの腕に抱いている真理を感じることで忘れられる。
秘密を抱えたまま彼女を抱く。
本当は、それすらも裏切りかもしれないけれど。
今まで眼にした中で、何よりも綺麗だと想った、真理の黒く澄んだ瞳。
一度は失った、その瞳に光を取り戻した。
それだけでいい。
そう想っていたけれど、触れてしまえばそれだけでは足りない。
何時までも、傍に居たいと願ってしまう。
「なあ、真理………家に帰んの止めて、このまま、どっか行かねーか……二人で…」
「…どっか、って……?」
「……さぁな。九州とか?」
互いの身体を繋いで、真理の紅潮した頬を撫でながら巧が呟く。
「そんなの、無理…だよ……。まだ何も解決してない、のに…。澤田くんの、ことだって……」
「そ…だな。ごめん……」
啓太郎たちの元へ戻れば、厭でも現実を突き付けられる。
ずるずると寄り道を続けるのは、真理の為ではなく自分の為だということくらい、自覚している。
……このまま二人で逃げ続けられるなら、それでもいい。
けれど、それを許さない真理が、やっぱり真理らしくて、ほっとする自分が居る。
言い募ろうとした真理の、言葉を紡がせないように唇を奪い、更に深く繋がり、強く腰を寄せる。
「……ぁ…っ…たく、み、…変だよ…」
「…うるせ。黙ってろ」
「…あぁ…っん……」
先刻の自分の言葉を忘れさせようとしてか、幾分乱暴に揺さぶられる。
何時も勝ち気で傲岸な態度を取り繕う巧の、めったに見せない弱い部分に真理は戸惑っていた。
本当は巧の提案を、ちょっといいな、と想ってしまったのだけど。
…そんな事出来る訳がないのに。
「ぁ……も、ダメぇっ…」
「俺も……真理…」
真理の最奥に巧の熱がどくどくと吐き出され、汗ばんだ身体をきつく抱き締め合う。
互いに壊してしまうくらいに、強く。
やがて力の抜けた二人の額がこつん、とぶつかり、羽根のようにふわりと唇を重ねた。
171 :
寄り道:2009/08/04(火) 17:05:19 ID:QFcSTWMO
「…あのさ、お前病院で、一度………死んだんだ…」
「え…?」
「もちろん医者の間違いなんだけどな。でも啓太郎たちはまだそう思いこんでるから
……明日お前が帰ったら、びっくりするかも……」
「……だよね、あたし、生きてるもんね…そんな事、あるはずないよね…」
「ああ。心配すんな。…もう、大丈夫だから」
「うん……」
自分は生きている。
身体中で、風や波を感じたのだから。
巧を感じたのだから。
しかし、微かな違和感が真理の中で膨らむ。
仲間達と一緒にオルフェノクに襲われた夢。
澤田に襲われて重傷を負ったはずの自分。
けれど今、確かに存在している自分……。
「…あたしは、あたしだよね」
「お前はお前だ」
拭いきれない不安に怯え、巧の身体にしがみつくと、
安心させるようにふわり、と腕の中に包み込まれた。
唯一つの、安心出来る場所。
目覚めた時、側に居てくれた。
壊れ物を扱うように、大切に抱いてくれた。
自分の命を救ってくれたのは、巧。
彼は何も言わないけれど、きっと………
遠くで、雷鳴が微かに聞こえる。
明日は雨かもしれない。
帰れないくらい土砂降りになればいいのに…
もう少しだけ、このままで。
もう少しだけ、互いの体温だけを感じていたい。
二人同じ想いを抱きながら、静かに眼を閉じた。
END
以上です。
読んで下さってありがとう。
うわああ、GJです!
同じくヒロイン死亡で真理を思い出していたので読めてよかったです!
のぼせる真理が可愛いですw
GJ!!!
GJ!
やっぱり好きだ巧×真理。ありがとう!
甘甘な士夏ごちそう様です。
切ない巧真里ごちそう様です。
美味しゅうございました。
米村に言わせれば士夏はプラトニックラブらしいが、俺からしてみればこいつらは
歴代ライダーの組み合わせの中でも一番エロい。
シティホテルの高い階の部屋で、窓際で夜景見ながら立ちバックでヤッてほしい。
たとえ偽悪者だろうとワルって雰囲気エロい。あんなやりとり見せられてプラトニックとか言われてもw
巧真理萌えたあああ!!!
ありがとう!
やっぱりこの二人が315です!!
読ませるねぇ〜
文章うまいね
>>178 多分彼らはどんなことをしても「これがプラトニックなんです!!」
っていいそうだwww
181 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 13:59:19 ID:9NyNai5p
ディケイド「仮面ライダーWの世界」
夏「この世界はなんですか」
士「Wの世界みたいだな」
夏「Wの世界ですか・・・」
士「ディケイドの後の世界だ・・・」
夏「後の世界ですか?で、ここでは何の仕事するんですか?」
士「ここでのライダーは2人で1人ライダーに変身するんだ」
夏「2人で1人ですか・・・だからW何ですね、で何の仕事なんですか?」
士「ここでは俺は変身できないんだ・・・Wの制約で」
夏「じゃあどうすればいいんですか」
士「夏みかん俺と合体しよう!!」
>>181 待て、それは後半役者の都合で夏みかんが降板するフラグだ。
夏みかんの人は子供産んでもスタイル変わらなさそうだな。
北條さんと小沢さんを書き始めたら、ずっとケンカしてて進展しねーwww
188 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 16:00:02 ID:9NyNai5p
>>187 いいじゃんwwwその会話(ケンカ?)を是非読みたい!
>>190 ディケイドネタバレスレで、「士と夏海はプラトニック・ラブになっていく。ソースは特ニュー」
という書き込みを見ただけだから、今月号かは知らない。
申し訳ない。
今月のだよ
>>190 今月号だよ。
ラスト6本の脚本を担当した米村氏のインタビューが載ってる。
士と夏海のプラトニック・ラブ的な関係も最終回に向けて動いていくと書いてある。
・・・これここに書いてよかったかな?
>>191、
>>192、
>>193 情報サンクス!本当にありがとう
明日近所の本屋行って立ち読みしてくる
士と夏海の仲が進展するのを期待して良いって事なのか?wktk
米村脚本に期待だな
明日といえばゲームも明日か。
楽しみだな。
そして8日は映画!
あんなエロムード出しておいて
実はプラトニックというのも中々萌える
>>187 あるあるw
北條小沢楽しみに待ってるぜ
遂に明日映画公開か…wktk
夏海と士があんだけ仲良いと海東とユウスケで書くのが難しい
>>195 クライマックスヒーローズ始めたら
士が
部屋を明るくしてテレビから離れてプレイしてくれ…まぁお前らの健康なんてオレは知ったこっちゃねぇがな………
ぐ…アハハハハハハハハハハハ!!…はぁ…はぁ…
夏みかんてぇめ!!…ま…まぁさっさとゲームを始めてくれ
ってのがあった…
字だけ見ると…凄く…イヤらしいです…。
>>199 そこをなんとか
>>200 プレーヤーにさっさとゲーム始めさせて自分は夏みかんに逆襲しに行くんですねわかります
ていうか士と夏みかんはいつも一緒にいるのかよ…萌えるじゃねーかw
今日初めてパラダイスロスト見たんだが
ときどきここでも話題になってるけど巧真理的にすごかった・・・
ラストのあの、檻から出て手を握って見つめ合うシーン、あれだけで妊娠しそうwww
海堂長田もよかったしバトルも燃えた
そして萌へた
も一回見たい
パラロスはあいつら普通にお暑いから困る
蛇鶴は悲恋すぎて泣けるよな
なんであいつらはあそこで死ぬかなー!
あそこから
>>200 いいなぁ・・・
俺はデネブとウラ、キンばっかだぜ?
あ〜パラロスの巧真理よかったねえ
手を握ったり
指をからませたり
踊ったり
髪を切ってあげたり
見つめ合って名前呼んだりこれは子供むけヒーローものなのか、
世紀末恋愛映画なのかとw
ディケイド映画はどうだろう
俺……ユウスケ×夏海が好きだ。
前の放送でおもいっきり抱きついてんのに萌えた。
投下しようとしてくれている職人がいるなら是非見たい!
>>208 自分も何故かユウスケ×夏海が一番好き
並んでるとほのぼのして可愛い二人なんだよね
以前職人さんがあねさんのことも絡めたユウ夏書いてくれてたけど、あれはよかった
士夏も好きだけど、この二人は本編で十分イチャイチャしてるからそこで満足してしまうのかもw
>>200 まさかゲームに士夏要素があるとは…あなどれん公式。
ある訳ないと思ってたから……盲点だった。
明日映画公開だな。初日に行く人たち存分に楽しんできてくれ。
>>210 公式はいろんな意味で最大手です。
明日楽しみすぎて寝れるか分からなくなってきた。
ネタバレ
海東は夏海を「夏メロン」と呼ぶ
海東は夏海を「夏海」と呼ぶ
士と夏海がラスト意味深に見つめ合う
ユウスケと夏海がこれから慰めあいそうなシーンあり。脳内DC版に期待。
キバーラはラストのみ。
劇場版
マグマ大使と闘う時、海東が夏海って呼んでた気がする。
聞き間違いだったらスマソ
士の夏海の呼び方がエロかった。
ネタバレへのコメント
>>213、
>>214 早いネタバレGJ
映画は士夏、海夏、ユ夏を楽しめるって解釈でいいのかな?
「夏メロン」呼びはデフォなのかww
海東「夏海」て呼び捨てとか意外だ
でも呼び捨ての方が「ちゃん」付けより萌える
劇場版
>>215 その解釈で間違いないと。
うっかり鳴滝×夏海にも走りそうなぐらい夏海がヒロインだった。
男性陣から守られるヒロインは可愛いです。
ネタバレありがとう!
今からそれらを楽しみに見に行ってくるぜ!!
劇場版
はっきり言って、海夏に転んだ。
この二人は、イイ!!!
まさかここで一番早くネタバレを踏まされるとは思いもよらなんだ
これは読むほうが自重すべきなのだろうか
まあ前からネタバレありって話題になってたしな…
映画の夏ミカンのヒロインっぷりと切なさは国宝級だったから叫びたいのは分かる。
映画のネタバレ記事は、一応改行って配慮がなされてるから許容範囲じゃないか?
記事見てると、結構映画良かったみたいだな
どの雑誌もあんまり夏海について書かれてなかったから心配してたが、安心した
俺も来週見るわ
まあそんなにネタバレ気にするタチじゃないんだけどね
なんか士が夏みかんに捨てられるって前にどこかで見かけたけどちゃんとヨリを戻すんだろうか
つーか映画のネタバレについては>>115-
>>116で話がついてるぞ?
携帯なんだかパソコンか分からないけど過去レス見ないでなんか言ってんなら
偉そうな事言いたくないがそら君の注意不足だろ。
ネタバレ
夏みかんが4人の男から守られてて萌えた。
てか、夏みかん可愛すぎ。
夏みかんは歴代ヒロインの中でもかなり可愛いと思うぞ〜。
歴代ヒロインの中でも特に待遇が良い気がするな。
良いポジションにいるよ。
ところで映画ネタバレ
小夜と月影の関係性は絶対エロいと思った
全力で同意。
あとこれ別にこの板で言う事じゃないとは思うが
鳴滝さんに「誰お前!?」って思った
「なんだァ……、もう終わりか?」
仮面ライダー王蛇――浅倉 威――が呆れと共に言葉を吐き出した。
王蛇はベノサーベルを相手の喉元に突き付け、切っ先を揺らし、返答を待つ。
その相手、仮面ライダータイガ――東條 悟――は座り込んだ姿勢のまま、後方へ下がろうと努力をしながらも口を開く。
「や、やめて欲しいな。僕はこんなところで死んでいい人間じゃないんだ」
「なら早く立て……。立って戦え……」
「英雄になるのも楽じゃないなぁ」と呟きながら、震える脚で立ち上がるタイガ。
それを見て王蛇は、ハハハと笑いながらタイガから距離を取り―――
『ファイナルベント』
後方から王蛇に向かい這いより、上体を起こすベノスネーカー。それを受けて王蛇が飛び上がらんとする寸前。
『フリーズベント』
凍り付くベノスネーカー。
『ファイナルベント』
凍ったベノスネーカーを気にせずに飛び上がった王蛇は、召喚したエビルダイバーに着地すると、圧倒的な勢いでタイガにぶつかりにいく。
『アドベント』
しかし、エビルダイバーの突撃はデストワイルダーの体当たりによって防がれる。
衝突の反動でエビルダイバーの背中から、後ろに広がる夜の暗闇へと吹き飛ばされる王蛇。
『ファイナルベント』
無傷で地面に着地し、メタルホーンを装着した王蛇は、メタルゲラスの肩に乗る。
《ヘビープレッシャー》、高速で敵へと突進するメタルゲラス。
もはや防ぐ手立てが無く、茫然と立ち尽くすタイガ。
だが、このような事態に陥っていても、東條は死よりも英雄になれないかも知れないという可能性を嘆いた。
「香川先生……、僕は……」
(……英雄には、なれないんですか?……)
王蛇が前方へと突き出したメタルホーンが、タイガを破滅させる、その刹那。
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
赤き龍が、メタルゲラスごと王蛇を弾き飛ばした。
「やめろッ!浅倉ッ!」
ドラグレッダーを呼び出し、王蛇の攻撃を妨害した仮面ライダー龍騎――城戸 真司――は叫ぶ。
「こんなことをしたって何にもならない!人間を……、人間を殺していい訳が無いんだ!」
「ハ……、じゃあお前はなんでライダーをやっているんだ?」
王蛇の問いに、すぐさま龍騎は切り返す。
「人間を守る為だ!俺は人間を守る為にライダーになったんだ!」
「……ほう。なら俺も守ってくれるのか?」
言い終わるなり王蛇は、エビルウィップを手に持ち龍騎に襲い掛かる。
「くそっ!なんでライダーってのはこんな奴らばかりなんだ!」
王蛇の攻撃をドラグセイバーで受ける龍騎。しかし、剣では鞭の攻撃に完全に対応することは出来ず、しなった鞭先に叩かれる。
王蛇の興味が龍騎に移ったことを確認したタイガは、この戦場から離れようと二人に背を向け走りだす。
「まァ、そう焦るな……」
龍騎から少し距離を取り、王蛇はベノバイザーにカードを装填する。
『アドベント』
「もっと此処で楽しんでいけ……」
タイガは退路をベノスネーカーにふさがれ、絶望の声をあげる。
その声があがると同時に、王蛇は龍騎に飛び蹴りを放つ。
胸を強く蹴られた龍騎は地面に叩きつけられドラグセイバーを手放し、呻いた。
王蛇は背後でベノスネーカーの毒液を浴びのたうち回るタイガの方へとゆっくり歩きだす。
―――身体を毒に侵され苦しむタイガの横に立ち、それを見下ろす、王蛇。
「やっ…やめろ……やめるんだ浅倉、浅倉!!」
土にまみれ呻きながらも、10m程先にいる王蛇に手を伸ばそうとする龍騎。
―――無慈悲な王蛇の足裏が、タイガのカードデッキを―――踏み砕いた。
カードデッキを失ったタイガはブランク体になり、「あぁああああぁああああああああぁぁあああぁ」、哀れに鳴きながら胸を掻き毟る。
やがてブランク体の姿さえも保てなくなったタイガは、生身への転落を余儀なくされた。
ミラーワールドに溶けていく東条の肉体。
(先生……、香川先生……、香川……せ……)
―――そして戦いの舞台には、静寂と二人の男が残るだけとなった。
「東條ォオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
【仮面ライダータイガ:死亡】
ひとり、人も疎らな街を彷徨う城戸。
(どうして……、どうして俺はいつも守れないんだ)
先刻の王蛇との戦闘で身体の節々が痛む。出来れば早く花鶏に帰って休みたい。
だけれど城戸は帰らない、帰れない。暖かい家に逃げ込むことを城戸の理性が邪魔していた。
(また、目の前で人が死んだ……。俺が無力なばかりに)
「助けることが出来たはずなのに……!」
城戸が右手でビルの壁を叩いた。その時―――
(これは……)
ひどい耳鳴り。
「ミラーモンスターか!」
「違うよ」
突然声が聞こえ、城戸は辺りを見渡す。
「ここだよ、ここ」
その声は、やけに聞き覚えがある。その服は、やけに見覚えがある。その顔は―――
「…………俺?」
ビルのガラスの中に、城戸がいた。城戸が、二人。
「誰なんだ?お前は」
ガラスの中の城戸が笑いながら言った。
「俺はお前さ。ただし、ミラーワールドの中の、な」
「ミラーワールドの中の……俺?」
「まぁ、それはいいんだよ。今は別に」
ガラスの中の城戸が微笑む。
「お前、人間を守りたいんだろ?なら俺と協力しないか?」
「――協力?」
「そうだ。俺だったらライダー同士の戦闘にも間に合うだろうし、変身の制限時間も無いんでモンスターから一般人を守るチャンスも多いだろう」
ひどく魅力的な提案。ただそれだけに、ライダー同士の戦いにもまれてきた城戸の頭は危険を感じた。
「……条件は?」
「ん?」
「条件はなんだ!!」
通行人たちが、城戸を横目で嘲笑しながら歩き去っていく。
「条件は一つだ。俺とお前が〈協力〉すること。それだけだ」
「協力する為の条件が協力すること?それはおかしいんじゃないのか?」
「正確には、俺とお前が一つになる、かな」
「一つに……なる……」
ピッ、と鏡像の城戸が左手の人差し指を立てる。
「そう。たったそれだけで俺は人間を守る手伝いをしよう。特には……ナイトや、ファムを守る手伝いを……な」
「蓮と……、美穂を……」
「お前は多少不自由になるかも知れないが、それで、二人の安全はグッと増す」
そしてトドメの一言。
「お前にだってその位の覚悟はあるはず、だろ?」
「覚悟……」
ライダーなら誰もが持っているはずの願い、そして覚悟。城戸に不足しているもの。
「…………わかった。俺はお前と」
「真司っ!?何こんなとこでマヌケを晒してんの?」
霧島 美穂――仮面ライダーファム――が笑ったような困ったような顔で駆け寄ってくる。
城戸の背中を叩きながら、「とうっちゃ〜く!バカ発見!」と言った。
「……美穂」
「ん?何あんた真剣な顔してんの?似合わないって」
城戸の顔を少し屈んで見上げながら霧島が笑う。
「あっ…!」、慌てて城戸が霧島からガラスに顔を戻すも、そこには自分一人が映っているだけだった。
「どうしたの?」とやや心配そうに尋ねる霧島。
「なんでもないよ。大丈夫」
優しげに笑みを作って城戸が告げる。
「うーーーん。なんか納得いかないなぁーーー」
霧島は一先ず膨れっ面をし、「ま、いいか。ね!真司!今からご飯食べに行こーー!」、それをすぐに崩し笑顔に戻ると、城戸の左腕に自身の右腕を絡め、歩き始めた。
「飯っていわれても、俺、金が」
「わかってる、わかってるって」
霧島に引っ張られながら、城戸の胸中にわいてくる安堵感。
それでも、残った右手は自然とズボンのポケットに伸び、カードデッキに触れていた。
【つづく】
続けての投下失礼します。
士×七海です。
これでもかとべたべたなので、嫌いな方はスルーお願いします。
「mine」
234 :
「mine」 :2009/08/09(日) 07:03:59 ID:DLjxQMpv
外出から帰った士が、喫茶店の扉を開けるとユウスケがやたらと夏海ををほめているところだった。
「うん。やっぱりいいよ。似合ってる。」
「自分じゃまだ慣れないんですけど・・・・・あ!士くんおかえりなさい。」
かけられる言葉に士は視線で答えて、後ろ手にドアを閉める。
・・・・ユウスケの視線がまだ夏海にあることが気に入らない。
「士、どう?夏海ちゃんの服、僕が選んだんだ」
「夏みかんの服とユウスケとどう関係があるんだ?」
わざと素っ気なく返すが、自分の不機嫌にユウスケが気がつくはずもなく、話を続ける。
「夏海ちゃんかわいいからさ、何でも似合って困ったよ。色々着てもらって悩んだんだけどさ。
ほら!ここのとこ。レースの感じがめっちゃいいでしょ?夏海ちゃん色白いから」
夏海の服―――深緑の薄手のワンピースと7分丈のレギンス。裾に小さな花の模様が散らばっている。
ユウスケが指さした辺り―――肩口から鎖骨、胸元へと確かに黒いレースが広がって、
透けて見える夏海の白い肌に
よく映えている。
「ね!いいでしょー。士もそう思うだろ?」
得意げなユウスケ。面白くない。
いじらしくうつむき、自分の答えを待っているだろう夏海に向かって言い捨てる。
「ぜんっぜん似合ってないな」
固まる夏海にかまわず、背中にユウスケの非難の声をあびながら、士はさっさとその場を後にした。
その夜―――自室いた夏海のところへ、扉のノックがと同時に明らかに不機嫌な士が入ってきた。
「・・・・まだそれ着てるのか?」
不満あられな口調で言われ、夏海も言い返す。
「いーんです。ユウスケは似合うって言ってくれましたし、私も気に入ってますから。」
この夏海の口調も士の苛立ち、すっと夏海に近づくと・・・・・ユウスケがほめていたレースにてを伸ばし、掴んだ。
薄い肩や華奢な鎖骨を、ユウスケもこんな風に見たのかと想像する。
苛立ちはさらにふくらみ、士は力任せに掴んだレースを引っ張った。
薄手の生地と繊細な造りのレースが士の力に耐えられるはずがなく、ビリビリと音をたてて大きく裂けていく。
「なっなにするんですかっ」
「・・・似合ってないって言っただろ」
身をかがめて逃れようとする夏海を無理やり抱き上げてベットにおとせば、裂けたワンピースがはだけ濃いピンクのブラが見える。
腕を突っ張り抵抗する夏海に構わず馬乗りになった士は、更に深緑のワンピースを力まかせに引き裂く。
「やだ・・・・・っやめてください、どうして・・・・っ」
「お前が何にもわかってないからだろ」
―――――わかってないお前が悪い。
文句を言い続ける夏海の口に、自分の舌を押し込み彼女を黙らせる。
そのままブラのホックを慣れたもので片手で外し、やわらかくこぼれた胸を直接揉みしだく。
すぐに主張してくる先端を指でつまむように撫でれば、途端に夏海の抵抗が弱くなった。
何度も口付けを繰り返しながら、とうに裂けてしまったワンピースやレギンスをやや乱暴に夏海から取り除き、遠くへ投げ捨てる。
「・・・・・・せっかく、選んでもらったのに・・・・・」
「だからだろ」
自分以外の誰かが選んだものなんて許さない。ほかの誰かにこの白い肌のことなんて考えさせない。
小さな下着も有無を言わさずとりあげ、士はあらためて夏海に覆いかぶさった。
235 :
「mine」 :2009/08/09(日) 07:07:38 ID:DLjxQMpv
胸の尖端をを舌でころがし優しく吸い上げる。頭上に降りそそぐもれ始めた吐息。
片方は舌で、片方は指で、敏感な乳首を擦り上げながら、甘い吐息の強弱を耳で楽しんでいると、夏海が切なそうにゆっくりと
士の背中に腕をまわしてきた。
――――きっと精一杯の誘惑。いじらしく愛おしく感じるが、まだまだ許せない。
すっかり立ち上がった先端をややきつめにつまむと、軽くつぐんでいた唇からようやく声がもれてくる。
「イヤ・・・・あぁっ」
こらえるように首を振る夏海。――――――まだまだ足りない。
舌と歯で先端を執拗に責める。
「あっああぁ・・・んっ」
とうとう抑えきれずにもれる甘い声。上気しピンクに染まってきた白い肌。
興奮し耳まで赤く染まりながら、潤んだ瞳。
なだらかなラインの腰や、薄い肩。汗が浮かびだした首筋へ噛みつくように吸い付き、すべらかな内ももを手でなぞれば、
小さく震えるその体。
恥らう態度も、弱々しいくせに誘うような仕草も、知っているのは自分だけでいい。
もっと乱れて溺れさせたい。
恥ずかしさから彼女が脚を閉じないうちに、片膝を割り込ませ更に奥の付け根や、その上の控えめなヘアのあたりを指先でたどる。
「――――もうきっと濡れてるな。そうだろ?夏海」
「 し・・・・・っ知りまっせん・・・・っ」
「触ってほしいか?俺に」
「そっそんなことっ・・・・」
「ない、か?」
ちゅっとわざと音をたてて先端に強く吸い付くと、夏海の背中が反った。
舌の先で固くなっている乳首をこすりながら、夏海に話しかける。
「ここだけでいいってことじか。そうか残念だな」
「ああぁっ・・・・・そうじゃなくて・・・・っぁ」
「ここも違うのか。まったくどうしてほしいんだ?」
じらす言葉に夏海は腰をくねらせる。いつものポイントを微妙にずらした士の責めは容赦ない。
そこの奥がもう充分濡れているのは判っている。
夏海から触ってほしいと言えないのも判っている。
でも、今日は言わせたい。自分を求めるはっきりとした言葉を。
願いながら、夏海の唇を自分のそれでふさぐ。いつものとは違う。優しいキス。
息苦しさに耐えられなくなるまで長く吸いついた。
236 :
「mine」 :2009/08/09(日) 07:11:09 ID:DLjxQMpv
「・・・・・士くん・・・・お、お願いっです」
唇を離すと、小さく呟く夏海。
「なんだ?」
「・・・・・して、ください・・・・・っ」
恥ずかしさに唇ををふるわせ、小さく呟く。
消え入りそうなほどに弱く甘い声。無条件に愛おしい。
煽るだけ煽って、じらし続けた夏海の一番敏感な小さな場所に向かって、ゆっくりと指を滑らせる。
探り当てた蕾はこれ以上ないほど突起していて・・・・・ゆっくりと押しつぶすと夏海が腰まで振るわせた。
「ここを触ってほしいんだな。夏海は」
「あーっ・・・ぁぁっんっ・・・・やぁっ」
まだ入り口には触れてもいないのに、溢れ出てくるものが指にからみ、動きに合わせて音をたてる。
「こんなに固くなってる。わかるか?」
「・・・・やぁっ・・・・いや、あぁっああぁっ」
ぴんっと張る根元から、ゆっくりと擦り上げるたび夏海が甘い声を上げる。
しばらく触れていなかった乳首も、同じように立ち上がり士の舌を誘う。
指と舌で夏海の体の要望にこたえながら、さらに言葉で彼女を責め立てる。
「ほら音が聞こえるか夏見・・・・・お前の音だぞ」
「んっんっ・・・やだぁっ・・・・・い、言わないでくださっ・・・」
「そんなに触ってほしかったのか?・・・・・喜べ、好きなだけしてやる。」
「あぁっ そんなっ・・・・・もうっわたし・・・・」
夏海が唇をふるわせる。のけぞった白い喉に吸い付けば、声を震わせながら甘えた声で夏海がつぶやく。
「士くっん・・・・私・・わた、し・・・・」
苦しそうな夏海の吐息は限界が近い証。士は更に指先で強く小さな蕾を刺激する。
指先でこすられる度、熱さが体中に広がる。
高まり続ける感覚に耐え切れず、足先まで震える
体中に広がる感覚は、士に刺激されるたびに濃密なかたまりになって、刺激され続けるところにに集まってくる。
「もう、イクか」
ささやく士の言葉と同時に、熱さが昂ぶりすぐにはじけて、つま先から胸の先までしびれるようにひろがった。
237 :
「mine」 :2009/08/09(日) 07:15:03 ID:DLjxQMpv
「夏海・・・・・」
「・・・・んんっ・・・」
達した余韻に体をまかせている夏海のあごを掴んで、自分を向かせる。
自分を映すのは、甘くとろけきった目。
素直にみつめる夏海の頬を優しくなぞながら、彼女の正面に体を割り込ませる。
じらし続けた結果、士自身の昂ぶりも充分すぎる質量になって、先端に滲む雫は、早く早くと士を責めている。
興奮しているのは自分も同じ。
夏海のとろけきった瞳と同じく、甘くとろけている入り口に自身の先を押し当て、なじませる。
入り口ををこすってやると、夏海が腰を浮かせてきた。
自分を求めるその姿に、ようやく感じる安堵感。
はやる本能を押さえ込み、少しづつ侵入していく。
「んんっ・・・・・士くっん・・」
「夏海・・・・わかるか?ほら・・・・」
一度、達したそこは士を押し出すように、包み込むように迎え入れてゆく。
拒まれているかと感じるほどの締め付けの中、夏海の呼吸にあわせ絡みつく内襞。
自身を半ばまで押し込んだところで、夏海の手を取り、密着しているその部分と、
脈打つ自分自身を細い指だけで挟むように握らせる。
「・・・・やだっ・・・あぁっ」
離れようとする指の制して、さらに奥へと自身を送り込みながらささやく。
「まだ・・・・入る。まだ・・・・これで全部お前に入った・・・・
ゆっくりと外される夏海の細い指に、自分の指を絡め、もう片方で彼女の頭を抱えながら、快感を求める本能にしたがい動く。
前後に動く士のリズムに合わせ、夏海の中も反応し、新たな湿った音を立てる。
いつもより強い夏海の反応と、奥へ引きずられる快感にうめく士。
入り口の浅い部分で自身をこすれば、自然と脚が絡みつき、快感を求め無意識動く彼女の腰が更に奥へと士を引きずる。
誘いに乗って、一番奥まで進み突き当たった壁に、打ち付けると切なく響く甘い声。
その声に煽られて士の動きが、激しく攻撃的になる。
強く締め付け絡みつく内襞がうごめき、士を捕らえる。
「あっああぁっ・・・・士くんっ・・・・壊れちゃいますっ・・・・」
「なつ、み・・・・」
自分勝手に動いてしまうのを止められない。
それでも夏海は全身で受け入れてくれている。
時間を忘れた。どれくらい夏海を組み敷いていたのか・・・・・
動くたびに深くなる快感に、自身が早急に昂ぶってゆく。
少しでも長く彼女を感じたいのに、少しでも深く彼女を乱したいのに。
それでも動きを止められないのは自分と同じように彼女も昂ぶり、内襞が収縮するのが伝わるから。
繋がった部分から伝わる熱さは、視界がかすむほどの快感。
この熱さが夏海のものか、自分のものかわからなくなってゆく。
「士くっ・・・・わたしっ・・また・・・・!あああぁぁぁっ」
嬌声を上げ、全身を大きく震わせ奥のほうで達する夏海に引きづられ、士も腰を震わせる。
数回にわけ白濁する自分の欲を夏海の深い部分へ送り込む。
夏海の内襞がもそれをこぼさぬようにひくついて、吸い付いてくる。
夏海の中が充分に落ち着くのを味わってから、自身を名残惜しく引き抜き、そのまま彼女の横へ倒れこんだ――――――
238 :
「mine」 :2009/08/09(日) 07:18:54 ID:DLjxQMpv
心地よくて、気だるい疲労感。お互いの体温であたまったシーツの中で、軽く手足を伸ばす。
その様子をすぐ隣でのぞきむ士の視線に気がついた彼女は、気恥ずかしそうに顔をそむけ口をひらいた。
「・・・・・せっかく、新しい服だったのに・・・・・士くんはひどいです・・・・・」
その口調に怒気は含まれてはいないものの、残念そうにつぶやく夏海。
―――あの服を引き裂いたのは、みっともないと自分でも思う嫉妬心から。
悔しいから口にはしないが、それだけ彼女に溺れている。
・・・・・どうしてユウスケに選ばせたんだ―――と、焦れた気持が言葉になりかけた時、夏海が恥ずかしそうに続けた。
「・・・・・内緒でキレイになって、士くんを驚かせたかったのに」
―――そういうことは、早く言えよ。
心の中で毒づいてみても、うれしくて口元がゆるむ。
ぐるぐると渦いまいていた苛立ちがゆっくり溶けていく。
かわいくて、愛おしくて、みっともないほど恋焦がれている自分。
素直にうれしいと言えない代わりに、夏海を抱き寄せようと腕を伸ばす―――・・・
バスンッという軽い音と共に、枕を投げつけられてた。
「もうっ!ごまかさないでちゃんと謝ってください!そんなことするなら、あのワンピースの変わりも選んで買ってもらいますからっ」
自分の腕に捕まらないよう、少しずつ距離をとりシーツをまとって部屋を後にする姿を見つめながら、
自分が彼女の服を選ぶときは、確かに似合っていたけれど、しゃくだから黒のレース付きは避けようと思った―――
おわりです。
ありがとうございました。
朝からなんだかすみません。
士×夏海は絶対にプラトニックじゃないと思います。
旅したり戦ったりしなくていいから、早く結婚しろと思う。
GJ!
最初の名前が針剣青の名前になってて新たなクロスオーバーな作品
なのかと思ったよw
やっぱり、夏みかんにべた惚れな士はおいしいな!
俺もまさかのクロスオーバーかとww
いや でも夏みかんでほっとしたwww
GJでした!
今日のディケイドは士が夏海庇ってて地味に萌えた
今日は夏みかんのパンチラにハァハァしますた
いつもショーパンだったりミニスカだったりして足の露出すげえな
士もユウスケもよくムラムラしないよなww
>>239 誤字脱字がちょっと残念。でもGJ!!
うちの地域、高校野球中継で今日の放送無かったんだけど…見たかったよー
こうやって週遅れになるんだろうか?嫌だなぁ…
>>242 ユウスケと士は性欲処理どうやってるんだろうな
ユウスケは前回夏みかんに抱きついた感触で自家発電
>232
GJ
士×夏美はえろくていいです!
249 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 17:24:17 ID:y1tgLmjA
ユウスケは隠し撮りした姐さんの写真で自家発電。
もやしはそこらの女や男、犬、猫、なんでも使うだろ
鬼畜だしな
なんかこのスレのせいで士がまじで鬼畜にしか思えなくなってきた。
別に公式設定じゃないのにwww
あまりにも萌えたレポなので特撮板から転載
名古屋まとめ
・まずは普通に舞台挨拶(見所などまぁありがち)
・夏みかん超ミニセクシー黒ドレス(スパンコールできらきら)
・士たちメイン三人による変身講座始まる
・ベルト音声担当、ユウスケ(ディケイド、ディエンド)上手すぎワロタ
・マイク持ち担当夏みかん(ドレスの丈が短くてしゃがむたび際どい)
・クウガ変身講座、ユウスケ指名でベルト音を士が演じる、こっちも上手すぎワロタ
・ディエンド変身講座、士と海東による響鬼編の変身シーン再現寸劇、
格好よさと緊迫感に場内あっという間にディケイド世界に
・夏みかん、誰が一番好き?と司会に聞かれる、アピールしまくる野郎三人
・夏「ディケイドです」
士「俺は?」
夏「士くんじゃなくてディケイドが好きです。(要約、しかしきっぱりと)」
士・海東、無言でやさぐれてユウスケにどこぞの兄弟かと突っ込まれる
だいたいこんな感じ、行ってよかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ね、萌えるでしょ?
いきなり転載失礼。地獄兄弟ww
そこで地獄兄弟ネタを持ってくるあたりwww
士→夏みかんな感じがたまらないトークですなwww
しかしそこでやさぐれる海東もいい。
映画ネタバレ
大ショッカーの怪人だらけの前で目を覚ましたユウスケと夏海が凌辱されないか期待しちゃったわ
士×夏海で小ネタ投下します。
TV27話後な感じで少女マンガ風味。
「夏海」
コーヒーをドリップしていた夏海は、後ろから声をかけられて振り返った。
振り返ると、長身の士が自分を見下ろしている。
顔が思っていた以上に近くにあって・・・・・・思わず全身が緊張で強張った。
「士く・・・・・・んっ」
何かを言う前に唇が塞がれる。
強引なくせに・・・・・・なのに、優しいキス。
彼の両手が身体の脇を通って、棚につかれる。それはまるで腕の檻。
「つかさー?」
どこからか、ユウスケの声が聞こえる。
夏海は薄く目を開けると、両手で士の胸を押した。
素直に身体を離してくれた士がふっと笑い、今度は突っ張った腕ごと抱きしめるようにされながら再び唇が重なってくる。
「おーい、どこだー?」
ユウスケの声が近い。
もうだめ・・・見つかっちゃう・・・!!
夏海はきつく目を閉じると士の服をぎゅっと掴んだ。
・・・すっ、と彼の身体が離れる。
「・・・ユウスケ!俺はここだ、今そっちに行く」
士はそう言った後、夏海の方を振り返って、ふっともう一度笑う。
そうして、何事もなかったかのように部屋を出て行った。
「夏海?コーヒー入ったかね?」
士が出ていくと同時、今度は栄次郎が顔を出した。
「・・・あ、うん!
もっ、もうちょっと・・・・・・」
「ん?顔が赤いな・・・・・・。熱でも、あるんじゃないかね?」
「な・・・ないです!」
これ以上、赤くなった顔を見られないように、夏海は栄次郎に背中を向けた。
頬が熱い。
心臓がどきどきとうるさい。
全くおぼえていない、自分が倒れていた間・・・・・・それを経て、変わったことが二つある。
それは、「夏みかん」と呼ばなくなった彼と。
隠れて与えられる、秘密のキス―――。
映画観ましたが、士夏、海夏、ユウ夏全部に萌えましたwww
夏海おいしいなぁ。
リアル投下キター!!!!
GJ!士に振り回される夏みかんがたまらんww
俺も 士は27話以降(これから)「夏海」呼びになったらいい、と思った
(「夏みかん」呼びも萌えるが)
今日は一回も夏海の事を呼ばなくて残念
来週に期待
てか公式サイトの次回予告画像が士夏でビビったわww
保健室とかwエロいwww
>>257 GJ!士の夏海呼び凄く良い
ところで映画ネタバレ
パンフレットの金田監督のコメントで、小夜と月影は関係があったんじゃないかと匂わせるように役作りをしてもらったって書いてあるんだが、これってつまりそういう事だよな…?
今年のSHTは両方エロくてけしからん!と思います。
>>255 複数の女怪人に襲われるユウスケ、というシチュはありだと思った
その横で夏みかんは触手持ち怪人とかににゅるにゅるされてると嬉しい
妹に洗脳されたユウスケが夏みかんを犯してほしかった
少ないユウスケと夏みかんが見たい
265 :
600:2009/08/10(月) 06:50:10 ID:/OBX3WPP
前スレ600です。そして187です。
北條×小沢さんです。
なんか進展しません。
チューまでなのに、長いです。
イメージと違ったらごめんなさい。
題名「鍵」です。
スルーの人はNGにして下さい
266 :
鍵:2009/08/10(月) 06:51:12 ID:/OBX3WPP
何かがキラリと光ったのを北條透の目は逃さなかった。
明日の会議の書類を作り終えて、会議室に運びこんだところだった。
最後の仕上げに会議室の灯りを消そうと壁に伸ばした手首の下で鈍く光る小さな金と銀の金属色があった。
鍵だ。
鍵自体は北條にも見覚えのあるスチール製の小さなものである。
施設内の個人ロッカー用の鍵だ。
しかしそれに続く金色の小さな鈴には当たりがない。
間抜けな誰かの遺失物か、と拾い上げてスーツのポケットに入れた。
今度こそ灯りを消そうとしたところで、コツコツというドアを叩く音を聞いた。
最悪。
小沢澄子は片眉を吊り上げた。
ロッカーに置き忘れをした。
自分にあるまじきミスだ。
しかもそのロッカーの鍵が見当たらない。
自分にあり得ないミスだ。
心当たりのある場所を一つ一つ巡って、最後に残った場所が14:00から行われた報告会議の会場だった。
会議室は使用時以外、鍵がかかっている。
今回の施錠担当が自分であり、自分のロッカーの鍵も同時に持ち歩ていたのを思い出した。
薄暗い廊下からでも会議室に誰かがいることがドアのすりガラスから透ける光で分かった。
これは幸運な事だと思ってドアをノックしたのだ。
そして、それをまた悪質なミスだったと自分に毒づいた。
267 :
鍵:2009/08/10(月) 06:51:55 ID:/OBX3WPP
「お仕事熱心ね。まだ残業なんて」
「そちらこそこんな時間に何のご用ですか」
ドアを開けて入ってきたのが小沢だったことに北條は驚いていた。
彼女は本日の職を終えていたはずだ。
その証拠に、型にはまった制服ではなく私服姿になっている。
黒いタイトなワンピースを真っ直ぐな姿勢の小沢が着こなすとよりシャープに見えた。
まるで黒猫だなと北條は目線を下ろして観察する。
「捜し物をさせて。お帰りの直前で悪いけど協力を要請するわ」
何故、北條に自分が頭を下げる必要があるのか小沢は苛立たしかったが、その刺を飲み込んだ。
そこまでしても鍵を見つけることは不可欠な事項だったからだ。
何しろロッカーに入れた忘れ物が『家の鍵』なのだ。
人生最悪のアクシデントの一つとして計上にするべきだ。
しかも、会議室にいたのがあの北條だったというのは神の悪戯か悪魔の罠か、小沢にとっては最悪の状況への要因となった。
「目聡いあなたの事だ。早期解決を約束して下さい。僕は無駄な残業はしたくないタチなので」
「勿論。5分もあれば上等よ」
会議室はさして広くない。
事実、小沢は5分で床上の捜索をほぼ終えた。
しかし案件は片付かなかった。
「…タイムリミットですよ、小沢管理官。未解決事件ですね」
北條が口角を上げてさげずむ。
この男の厭味は今に始まったことではないが、今現在の小沢には血管が浮き上がるほど口惜しく感じられた。
返す言葉をつむぐのも億劫だ。
ふぅーっと大げさにため息をついて北條を睨んだ。
「わかったわ。明かりを落としてくれて結構よ。私も諦めるから」
「おや、小沢さんにしては珍しく潔い引き際ですね」
「無駄な努力はしないのが私のポリシーよ。ついでにいうと貴方に無駄な労力を使わせたのも不本意だわ」
「自分で負けを認める、と。じゃ、出て下さい。施錠しますから」
ちりん。
北条が蛍光灯のスイッチに触れようと腕をあげた時、ポケットから僅かな鈴の音が溢れた。
「…あれ?」
「何ですか」
「今、鈴が」
「これですか?」
北條は無造作にポケットから金色の鈴のついた掴みあげた。
268 :
鍵:2009/08/10(月) 06:52:35 ID:/OBX3WPP
「まさか貴方のものだったとは」
「そのまさかよ。返して」
ちりん。
鈴が揺れる。
「返して?それは違うんじゃないですか?」
北條はふふん、と鼻で笑って小沢を見下した。
彼女が欲しているものを自分が所有していると思える事は、彼にとってまたとない優越感だった。
「これは私が見つけて保管しておいたものです。所有者ならその証明をして頂かないと困りますね」
小沢に見せつけるように鈴のついた鍵を右手にもち頭上に掲げた。
「ジョークなら笑えないわね」
小沢が目一杯に腕を伸ばして鍵を捕りに来る。
それをさらに腕を上げてかわした。
ちりん。
「証明をしてください。拾得物の引き渡しなんて新米でも知っていますよ」
「証明するまでもなく私のなの!」
うーっと猫が威嚇するように鼻の頭に皺を寄せて小沢が呻る。
それは本当に面白い光景だった。
あの計算高く高慢な小沢が完全に冷静さを失って自分へ飛びかかってこようとしている。
北條はこみ上げてくる笑いを噛み殺すのに必死になるほどだった。
ちりん。
小沢の白い掌が伸び上がる。
北條はそれをまた余裕でかわす。
ちりん。
これでは本当に猫じゃらしだ、と北條の口元が緩む。
「いい加減、悪戯がすぎるんじゃないの。その鍵を使ったところで私のロッカーしか開かないわよ」
「ほう。それは興味深いですね。貴方のロッカーに何がしまい込まれてるか気になる人間は大勢いますよ」
「…プライバシーの侵害よ。それともセクハラって言われたい?」
ビリビリとした小沢の視線が怒りを表現していた。
潮時か、と鍵を手渡そうとした時。
ギュッ!
モルタルの床を蹴る靴音と同時に小沢の体が一瞬沈み込む。
そして、勢いを付けた姿勢で体全体で飛び上がった。
「とったぁ…!あっ!」
北條の手から鮮やかに鈴つきの鍵を奪うと着地の瞬間、小沢はぐらりと大きくよろけた。
269 :
鍵:2009/08/10(月) 06:53:19 ID:/OBX3WPP
それは無意識の行動だった。
勢い余って北條の胸元へ前のめりに小沢が激突するのを予測した彼の脳細胞は、右腕で彼女を支えるように指令をだしていた。
ごつ、という額と胸骨のぶつかる鈍い音を残して小沢の体は北條の元へすっぽり収まった。
「自分の身の丈にあった行動をするという考えはないんですか、貴方は」
北條が軽くため息をついた。
力強い右腕とスーツの上からでも分かる胸板に体を預けざる得なかった小沢はギリッと彼を睨む。
「誰のせいよ」
「責任転換ですか、フォローした人間に向かって」
「フォロー?あなたの悪戯に付き合ってあげた結果でしょう。当然だわ」
「では、私に体当たりしたのも当然ですか」
「あなたと私の象徴らしいじゃないの。常にぶつかり合ってきたんだから」
ちりん。
小沢の手の中で鈴が小さく鳴った。
思えば出会った時から互いを意識しなかった事はない。
方や警察のトップエリート、方や鳴りもの入りの天才科学者。
同時に居合わせれば否応なく比べられ、競ってきた。
そこにあるのは甘く淡い思い出ではなく、切磋琢磨と闘争の記憶ばかりだ。
アンノウンの件が収束を迎えからは距離をおくようになった
その距離感は、馬鹿馬鹿しいほどに相手の存在感を気づかせてきた。
会えば口論しない日がなかったのに、会わないという日常が続くことの物足りなさに虚しささえ感じていた。
「ところでこの腕、いつほどいてもらえるのかしら」
小沢が北條の腕を指し示してジロリと見上げてくる。
「…嫌だといったら?」
意外に真顔で北條が言ったので、小沢が今度は鼻で笑う。
「北條透にも子供みたいなところがあったって笑ってあげるわ。それとも今度こそセクハラで訴えられたい?」
「法廷で貴方と争うのは御免です。あること無いこと並べられそうだ。でも」
そう言うと小沢に回していた縛めを強めた。
「小沢澄子は意外と可愛らしいところがあったって笑っていいですか?」
「はぁ?何それ…どう言う意味?」
「どうもこうも。僕も男で、貴方も女だていうことです」
「ふん、それで口説いてるつもり?…軽蔑するわよ、北條君。これ以上くっついてるとセクハラどころか強制わいせつに格上げよ」
「…軽蔑してくれて構いませんよ」
270 :
鍵:2009/08/10(月) 06:53:50 ID:/OBX3WPP
「…止めなさい…」
小沢の視線が逸れる。
北條の胸の上に頬のほのかな体温が置かれた。
「最低ね。男として最低よ、北條君」
言葉は鋭いがいつもの小沢ほどの覇気は感じられない。
「…私は、そんなにゆるい女じゃないし、…北條透は、こんな事する男じゃないでしょ…」
北條はこれほどゆっくりと話す小沢の声を初めて聞いたような気がした。
「ふざけているならこれで終わりにして!私を失望させないで!」
小沢の小さな顔がようやく上がる。
アーモンド形の大きな瞳が凛と輝いた。
僅かに頬が紅いのは怒りなのか恥じらいなのか、その両方なのか、北條は計りかねた。
それでも。
一度くらいは素直になっていいと思うんですよ、貴方も僕も。
北條は空いていた左腕も小沢の背に回すと抱き締めた。
「軽蔑して、失望して下さい。僕は…本気です」
「何言ってるの…」
小沢は北條に抱きすくめられて動きがとれなかった。
右手に握った鈴と鍵が食い込む。
「僕自身何でこんなことをしているかわからないんですよ。貴方が飛び込んできたから抑えられなかった」
「…だたの欲求不満なんじゃないの」
「俗な推測ですね」
「あなた結構モテるんだから私をそういう対象にする必要はないでしょ。どこかにエリートにお似合いの人がいるんじゃないの」
「そうですね。僕はこれでも審美眼を持っているつもりです。僕に相応しい女性なんてそう簡単に見つからない」
「さすがの自惚れね」
「貴方が言った事を自覚しているだけです」
「なら、私はあなたのお眼鏡に適ったってわけ?」
「そう思ってはくれないんですか?」
271 :
鍵:2009/08/10(月) 06:56:43 ID:/OBX3WPP
北條の胸の上で小沢が顔を落とした。
「まだ分からないの?…あなたは酷い事してるのよ。私の気持ちに気づいてない」
小沢の言葉に北條の神経がギクリと冷たく反応した。
「その年で女性の扱いを知らないなんて言わせないわ。冷静になりなさい、北條透」
北條の腕から自然と力が抜ける。
今ほど小沢の言葉が突き刺さるものはなかった。
自分の独り合点だったかと、打ちのめされて頬が凍り付く。
やれやれと言いたげに小沢が首を傾げた。
「お望み通り心から軽蔑してあげるわ。こんな風にするあなたなんか見たくなかった」
ちりん。
小沢の鍵が鈴の音を立てた。
「でもね」
すっと彼女の首が持ち上がった。
「私にもあるのよ。あなたに見せたくなかった顔」
北條の唇に柔らかい感触が押しつけられてすぐ離れた。
「あなたも私を軽蔑して失望しなさい。意外と普通の女だから」
ちりん、りん、りん…。
鍵が堕ちたのだろう、床に弾けた金属の音が静かな会議室に広がった。
=続く…かも=
GJ!北條×小沢ありがとーーー!
大人の喧嘩だぁ〜www
テンポ良くてさすがです!
>259
>>てか公式サイトの次回予告画像が士夏でビビったわww
保健室とかwエロいwww
確かにww
近いんですけど2人w
夏海は背大きいけど士と一緒にいると
華奢で、ああ女の子だなあと感じられてイイ!
なんだこれは!素晴らしすぎです!GJ!
喧嘩してきゃんきゃん言い合う2人がまんまで笑いましたw
素直になれない二人の素直になれないラブアフェア最高ですよこれは!
最終回の北條君のニヤリと笑うシーンを思い出してさらに萌えました。
俺、今まであんまりカップリングとか考えないでライダー見てきたけど、
士と夏海はなんか好きだ。
なんつーか、表情がいいなと思うことが多い。
スタイルもいいな、二人とも。
羨ましいぜ……。
北条・小沢GJ!
喧嘩ばっかしてるってのがなんかいいよな。
そして士夏!!
この二人はマジで好きだ。
劇場版の続きが見たいぜ・・・
以下、士夏投下します!
深夜。
なんとなく寝付けなかった士は、水を飲みに台所へ下りてきた。
と、ソファに夏海の姿を見つける。風呂上りだったのだろうか、ゆったりとしたパイル地のキャミワンピース姿の彼女が心地よさそうに寝息を立てている。
おいおい風邪ひくぞ・・・起こしてやろうと近寄って、薄闇に浮かび上がる白い肌にぎくりとした。
ソファに力なく投げ出された綺麗な脚、パイル地を押し上げて呼吸する柔らかそうな胸、薄く開いた唇、甘い匂い。・・・目が、釘付けになった。
彼女とキス以外の関係を持ったことはまだなかった。が、彼は今自分が置かれているこの状況を、彼女の全てに「誘われた」のだと解釈する。だいたい、こんなところで寝ている方が悪い・・・士は欲望に従うまま、手を伸ばした。
彼女の脚に手を這わす。無骨な指は、吸い付くようなきめ細かい肌の感触を存分に楽しむ。
普段はトレードマークのニーソに隠れてあまり見ることはない素足。
足の指からふくらはぎ、内股・・・彼女のカタチをなぞり、堪能する。
一度くすぐったそうに身じろぎしたが、起きる気配はなかった。
それに気をよくした士の指が、今度は夏海の鎖骨を愛おしげになぞる。
たまらなくなって、吸い付く。ワンピースの胸元を指でくいと引き、現れた膨らみに舌を這わす。
抵抗のない肢体に一方的に施す愛撫に、士は夏海から受け入れられているような錯覚を覚えた。
・・・目が覚めたときにこの痕を見た彼女はどんな反応をするのだろうと思うと、無意識に口角が上がる。
彼女の柔らかい肢体に夢中になっていく。
野性的に覆いかぶさると、「ん・・・んん・・・」と苦しげに夏海が声を漏らした。
起きるか、と身構えたがまた眠りに落ちた。
規則正しい呼吸にホッとして、同時にこれ以上は自分自身抑えがきかなくなってマズいな、と感じ、名残惜しげに彼女にキスを落とすと、離れた。
「おい。こんなとこで寝てたら風邪引くぞ。」
耳元で低い声に囁かれて、夏海は目を覚ました。
薄暗い視界のなかに士を認めて小さく驚く。
「いびきかいてたぞ、お前。」ヒヒ、と笑って見下ろされる。
部屋戻って寝ろよ、と言い残して、彼は出て行った。
「・・・もう・・・っ」抗議の声は寝起きで頭が回らなくて言葉にならなかった。
・・・彼は私のことをどう思っているのだろう。
何度かキスをされたことはあるけれど、何を考えているのかよくわからないし。
こうやって眠っている姿を見ても、なんとも思わないんだ・・・少なからず士に対して好意を抱いている夏海は、女性として自分は魅力に欠けるのかな、とちょっと落ち込んだが、眠い頭であれこれ考えるのはやめて寝ることにした。
−翌朝、胸元につけられたいくつもの痕に夏海は鏡の前で絶句する。
「士・・・くん・・・・っ!」
以上です、ありがとうございました。
すげぇ興奮した・・・
夏みかんの脚とか最高な触り心地だろうなぁ。
とにかく、GJ!!!
かわいい夏みかん、GJでした♪
さてさて、
555巧×真理投下します。
ドタバタした話ですが、よろしかったらどうぞ。
勝手に名付けた、”啓太郎は苦労性”シリーズ第3弾
『Skin Panic』
「真理」
「…んっ……ゃ…ぁ…ぁっ…」
真理の中に入り込んだ巧の長い指先が、薄暗く静かな部屋の中で
一際淫猥な水音を響かせながらかき回される。
更に奥へと侵入し、ふいに曲げ、小刻みに擦り、弱い部分を執拗に攻める。
真理の唇から甘ったるい嬌声が零れ落ち、背筋をぞくりとした感覚が走る。
中が柔らかくうねり、奥から溢れ出す蜜を指先が感じる。
「たく、み……」
自分の腕の中で可愛いく鳴きながら、眉を顰めた切なげな表情で見上げられ
柄にもなくどきどきする。
「ぁっあ、んっ!……!」
限界が近いのか、真理の細い腰が震えだし、何度も小さく仰け反る。
シーツを掴む指先に力がこもり、触れ合う部分にじわりと汗が滲む。
きつく眼を閉じ、辛そうに眉を寄せて訴える。
「…やだっ……ダメぇ…ィク……んっ!」
「あぁ…いいぜ」
巧はもう片方の手にも、とろりと溢れ出る蜜を絡め、
固く剥き出た真理の一番感じる部分を擦りながら胸の先の蕾にキスして軽く噛む。
中に入れた指先が内壁をくるくるとかき回す。
「あっ…あ…!ぁ、はああっ!!」
真理の中心から、どうしようもない熱さと痺れを伴う強烈な快感が全身を駆け抜け、大きく弾けた。
強張りながら仰け反った華奢な身体が、びくびくと痙攣する。
「はぁ、あっ、……」
余韻に震え、息を荒げながら、真理が薄っすらと眼を開けると、
満足そうにニヤリと笑う巧の顔が薄闇に浮かぶ。
「真理……可愛い…」
紅潮した頬を軽く撫で、汗で額に張り付いた前髪をそっと拭い、啄ばむように口付けて。
巧は右腕をベッドヘッドへ伸ばし、小さな紙箱を手にした。
「あれ?ヤバイかも」
ピンクの小箱を開けて中を覗き込みながら、巧が呟く。
「何?」
巧の下に横たわる真理が、ひょこりと顔を上げて尋ねた。
「……もう無い」
「うっそ。一個も?!」
とたんに覚醒した真理が頓狂な声を上げる。
巧は箱を逆さにして振ったり、丁寧に分解したりしたが、やはり空のようだ。
「……安心しろ。外に出す」
「ダぁメだって!買って来てよ」
「今からぁ?!」
「コンビニで売ってるでしょ」
時刻は、丁度日付が変わって数分経ったところ。
「男のエチケットでしょ!ヤりたきゃ文句言わずに買ってくる!」
「あんなぁ…(ため息)ちっ。お前はいーよな。一回イってるし」
「あのねぇ!!(赤面)着けなきゃヤんないからね、絶対」
「じゃー、口でしろよ。そん中に出す」
「…さっ、最っ低!!馬鹿っ!!ぜっっったいに、嫌!!」
投やりに言い放つ巧に、真っ赤になって力いっぱい抗議する真理。
さあこれから、という時にこんな事になるとは。
とにかく、じりじりと荒ぶるこの熱をどうにかする為には、自分がコンビニに走るしかなさそうだ、
と巧はベッドから起き出して、傍らに脱ぎ捨てた服を手早く身につけた。
「んじゃ行ってくる。覚悟しとけよ!」
ばたばたと出て行こうとする巧を真理が呼び止める。
「あ、角のコンビニはダメだよ」
「はぁ?!何でぇ?」
「ほら、クリーニングのお得意の山本さんとこの、大学生の息子さんが深夜バイトに入ってるのよ。
……恥ずかしーじゃん」
「俺ぁ別に恥ずかしかねーぞ。みんなヤってる事だろ」
「あんたがコン……なんて買ったら相手はあたしだってモロバレじゃない。やだよ!」
巧は深い、深いため息を吐く。
山本さんだかカチカチ山だか知らないが、そんなん勘ぐるか、普通
女ってめんどくさい。マジで
何が悲しくて歩いて数分のコンビニをすっ飛ばしてわざわざ遠くに行かなきゃならねーんだ?
でもここで言う事聞いとかないと今後に差し障るし、
何より今夜ダメとかなったら俺のムスコが可哀想すぎる
「ほら、バイクもあるし♪」
何故かうれしそうな真理に、引き攣る巧。
「わぁーったよ!待ってろよ!」
あの女!後でぜってーめちゃくちゃに鳴かせてやる!!
と息巻いて、巧は部屋を飛び出した。
部屋を飛び出すと、とんとんとん、と2階に上がってきた啓太郎と鉢合わせた。
階段の途中で巧を振り仰いだ啓太郎が声を掛ける。
「あれ、たっくん出かけるの?……て、うわぁ…」
ボタンも留めずに慌てて羽織ったシャツが肌蹴て、裸の胸がちらつく胸元。
ジーンズのボタンも外れたままで。
かき上げた長い茶髪の前髪がはらりと目元にかかって、隙間から覗く
髪と同じ茶色の瞳がぎらぎらと熱を帯びて光っている。
端整な顔が気だるそうに啓太郎を見下ろす。
たたたたた、たっくん!なんか色っぽいよ!!
思わず赤面してしまう啓太郎。
「あーちょっとな。そこ邪魔」
「ごごごご、ごめんね!気をつけてね!」
端に寄ると、巧がばたばたばたと階段を駆け下りて行く。
玄関ドアが盛大にばたん!と閉まり、家全体が僅かに揺らいだ。
びっくりしたぁ
その間、固まっていた啓太郎がふと顔を上げると、
巧の部屋のドアの隙間からオレンジ色の淡い光が零れているのが見える。
だめだなぁ。たっくん、豆電気つけっぱなしじゃん!
消しといてやろう、と小さな親切大きなお世話全開の啓太郎が巧の部屋へ足を踏み入れると。
巧のベッドに横たわる真理。
タオルケットが掛かっているけれど、はみ出したすらりとした白い手足が、
何も身に着けていないと物語る。
何時もは色白の丸い頬が紅潮して、とろん、と潤んで薄く開かれた漆黒の瞳。
こちらも、先刻の巧に劣らず色っぽい。
その瞳が、部屋に入り込んだ啓太郎の姿を認めて大きく開かれる。
「いやーーーーっ!!!」
「ごごごご、ごめんね!ごめんね!!」
転がるように部屋を飛び出し、階段を滑り下り、台所へ飛び込む啓太郎。
コップに水を注いで、一気に飲み干すと、盛大に息を吐き出した。
自分の間の悪さを呪いつつ、のろのろと自室に引き上げた啓太郎は、
これ以上余計な音っつーか、声を聞かなくていいようにと、
ほぼ毎晩使用している『NASAが選んだ科学の耳栓』を嵌めて、一人寝の冷たいベッドに倒れこんだ。
近所迷惑ながら、バイクの轟音を響かせて巧が帰って来た。
真理のため(?)ちょっと遠方のコンビニまで足を伸ばしてみたものの。
案外目当ての物は売ってなかったり品切れだったりで、
3件目にしてようやくゲットできたのである。
逸る気持ちを抑え、よくバイクで事故らず無事に帰って来られたと胸を撫で下ろす。
30分もロスしちまったよ!
それでも足取り軽くぎらついた瞳を血走らせて、ばん!と自室のドアを開いた。
「待たせたな!!」
ベッドの中には、安らかな寝息を立てながらすやすやと眠る、真理。
横向きに寝転がって、口元にちょこんと添えられた握りこぶし。
艶やかな黒髪が、乱れたまま波打つシーツに広がって。
長い睫を伏せたあどけない寝顔に、想わず萌えてしまった巧だったが、ハッと我に返る。
お前!ふざけんな!!
いや、可愛いけど!
俺はあんなに苦労してだなぁ……(泣)
いや、可愛いけどさ!!
寝てんじゃねーよッ!!
「真理イイイイイィィィッッ!!」
「きゃーーーーっ!!!」
―――その後真理は。
怒りと興奮とお預け食らった巧から眠ることも許されず。
せっかく苦労して買ったモノも一箱全部空にする勢いで攻められ。
翌日は足腰立たず、微熱まで出て一日起き上がれなかったそうな………。
END
以上です。
読んで下さってありがとうございました。
NASAが選んだ科学の耳栓は、実際に売ってあるものです。
このスレに登場するカップルの同居人は皆お世話になってそうだな……
たっくん野獣www
やはり巧×真理はいいですな!GJ!ごちそうさまでした。
最近、色んなカプ投下があるみたいなので自分も投下。
週末にやっとキバを完走したので、数年後設定の渡×静香で。
ちょっと長めです。
293 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:24:33 ID:i0OV4CV+
一つだけ、お願いがあるんだ。
聞いてくれるかな…?
どんよりとした鉛色の雲から音高く降る雨は、街の色を暗く見せる。
静香は、ため息をつきながらビニールカバーをかけたヴァイオリンケースを抱きかかえた。
(弦が湿っちゃうな…)
ただでさえ少し弛んでいたから、今から渡のところに行って直してもらおうと思っていた
のだ。
通いなれた道を傘を差して歩くのは、もう随分前からだ。
(そう言えば……)
初めて渡と会ったのも雨の日だった。
まだ8歳の小学生だった静香は、近所にヴァイオリンの名手がいると聞いて、買ってもら
ったばかりの分数ヴァイオリンを手に、渡の家に押しかけた。
南京錠を巻きつけた門を乗り越え、がっちり締められた扉をしつこくしつこく叩き続けて、
最後には裏口から不法侵入までして。
雨の日だったから、ひどく濡れてしまって家の中に入ると開口一番「タオル貸してくださ
い!」と叫んでいた。
(渡、きょとんとしてたな)
怯えた子犬のような少年は、静香が持っているのがヴァイオリンケースだと気づいて「ヴ
ァイオリンは大丈夫!?」と慌てた声で駆け寄ってきた。
目の前にいる女の子よりも、ヴァイオリンを心配する渡に、静香は何故か嬉しくなった。
この人なら、きっとステキなヴァイオリンを教えてくれると思えて。
(あれから、10年か……)
身長も伸びて、もうすぐ高校も卒業で。
高校を卒業したら、音大に進むことも決まっている。
ずっと渡の指導で続けてきたヴァイオリンだが、大学に行けばもっと違う世界が広がって
いるだろう。
高校卒業と同時に、父と母は、父の仕事の都合で海外赴任が決まっていて、それに併せて
一人暮らしを計画していることも渡に話しておきたかった。
門扉を開けて、玄関にたどり着くと傘をたたんで合鍵で玄関を開ける。
「渡ー」
中に入ると、シンとしていて人の気配はなかった。
294 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:26:10 ID:i0OV4CV+
「……出かけてるのかな」
昔と違い、外に出る事が出来るようになり友人も増えた渡は、引きこもってばかりはいな
くなった。
それが良かったと思う反面「保護者」としては少し寂しかったりもする。
「あ、静香か。よく来たな」
「キバット」
小さなコウモリが頭上から現れて静香の周りをパタパタと飛び回る。
「渡は?」
「ああ、渡なら、大牙と一緒に出かけた。もうすぐ帰ってくるはずだが」
「そうなんだ」
「何か渡に用事だったのか?」
「うん。ヴァイオリンの弦の調整と、渡に話したいことがあって。ねえ、渡が帰ってくる
までいていいかな?」
「もちろんだ。俺は寝てるが、問題ないだろう?」
「うん。おやすみ」
「おやすみ、静香」
やはりコウモリだから昼間は起きているのが辛いのだろうか、などと考える。
渡がいないのなら仕方ない。
静香は勝手知ったる家の中とばかりに、キッチンに入るとココアを作りぼんやりと雨がそ
ぼ降る庭先を見つめた。
(渡、早く帰って来ないかな)
ココアは甘くて美味しいけれど、渡と一緒に飲むほうがきっと美味しい。
やがて、ココアが空になった頃、門の前で車が止まる音がした。
窓の向こうを見ると、黒塗りの立派な車の後部座席から渡が傘をさして降りてくるのが見
えた。
「兄さん、ありがとう」
「渡。何度も言ってるが……」
「うん…。分かってるよ。兄さんの気持ちは嬉しいけど、僕はこの家を離れる気はないん
だ」
「そうか……」
「心配しないで。一人でもちゃんとやっていけてるし、問題ないよ。たまには兄さんのと
ころにも遊びに行くし、兄さんも来てくれればいいよ。来てくれたら嬉しいし」
「ああ」
「それじゃ。今日はありがとう。またね」
「ああ、また」
車が遠ざかるのを確認して、渡は傘を頭上から外して雨空を見上げた。
(兄さん……)
大牙の気持ちを思うと、苦しくなる。だけど、どうしていいのか分からないのだ。
しばらく濡れていると、少し落ち着いた気がして息をついて家に入る。
途端に。
「はい」
目の前にバスタオルを差し出された。
295 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:28:16 ID:i0OV4CV+
「し、静香ちゃん?」
「もう、風邪引いちゃうわよ。ほら、拭いて!」
静香はうろたえて、タオルを受け取ろうとしない渡に業を煮やし、勢い良くタオルを頭か
ら被せる。
「ど、どうしたの、静香ちゃん」
「どうしたのはあたしの台詞!」
ごしごしと力任せに髪を拭くと、色素の薄いきれいな瞳が上から静香を見下ろした。
「……ごめん、静香ちゃん」
「何が?」
「いつも、心配かけてるね。ごめんね…」
「……馬鹿ね。渡があたしに心配かけなかったら、誰が渡にこういうことしてあげるの?」
「……静香ちゃん」
いつもこうやって世話を焼いてくれて、甲斐甲斐しい幼馴染の少女は何も渡に聞かない。
渡が喋るまで待っていてくれるのだ。
「……今日はね」
「……」
「……お墓参りに、行ってきたんだ。……深央さんの」
渡の髪を拭く静香の手が止まる。
「兄さんと二人でね。兄さんは何も言わないけど……僕を責めたりしないけど、でもいつ
も、思うんだ。僕と知り合ったりしなければ……僕が深央さんを好きにならなければ、こ
んなことにならなかったのかな……って」
「……渡」
「……今は……好きとかじゃなくて、ただ懐かしくて……。だから、まだ深央さんを好き
な兄さんに申し訳なくて……。ずっと忘れられないんだ」
渡の心の中で、今も深央は笑っている。
だが、まだ深央を想い続ける大牙を思うと、自分が深央の笑顔を懐かしく思うことすら罪
悪感を感じる。
「渡らしいよ……」
「え?」
「忘れちゃうような、そんなことができる渡じゃないもん。あたしの知ってる渡は、すご
く深央さんを好きだったよ。すごくステキな恋をしてたよ」
嫉妬してイジワルしたこともあったけど、だけど、渡が幸せそうだったから嬉しかったの
も嘘じゃない。
「忘れなくてもいいんだよ。忘れられないくらいステキな人を好きだったんでしょ?すご
いことじゃない。深央さんだって……渡に忘れられたら寂しいと思うよ。それに懐かしく
思うって全然ダメじゃない。忘れられないってダメなことじゃないよ」
「……ダメじゃ……ないんだ」
「うん、ダメじゃない。渡らしくて、あたしは好き」
静香の言葉が心に沁みる。
(そっか……。ダメじゃ、ないんだ)
深央を懐かしく思うことも、大牙への罪悪感も、静香は笑って認めてくれる。
296 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:30:33 ID:i0OV4CV+
「コーヒー淹れようか?あ、ココアのほうがいい?ちょっと待っててね」
タオルから手を離して渡に背を向けた瞬間、その手を引きとめられた。
「え…?」
「静香ちゃん……」
場違いだけど、綺麗な顔だと思った。
渡の綺麗な顔は、彼の綺麗な心のそままだ。
「僕……だめだね」
「何が?」
「こうやって静香ちゃんに慰めてもらって、ホッとしてるって言うか嬉しいなって思うん
だ。こんなんじゃ情けないよね」
「渡だもん。それでいいよ。あたしもね。言っちゃうと、渡がこうやってあたしにだけ弱
音言ってくれるの嬉しかったりするの。あたしもズルイよね」
「静香ちゃん……」
「ずっと渡と一緒にいたんだもん。一番渡の事大好きだったもん。だから、渡……。あた
しにだけはどんなワガママも弱音も言っていいんだよ」
「静香ちゃんは変わらないね……」
あの日、ものすごい勢いでこの家に飛び込んできたままの静香だ。
大胆で、強くて、奔放で渡の最初の世界をこじ開けてくれた。
温かくなる。
心が、静香の優しさに満たされていく。
「ありがとう、静香ちゃん」
手を引っ張ってそのまま優しく抱き寄せる。
「わ、渡?」
最初は少し慌てたが、相手は渡だ。何も嫌な事なんかない。
そう思い、恐る恐る渡の背中に手を回す。
「渡、大好き。ホントだよ」
「うん、知ってる。静香ちゃんが……僕を嫌いになるなんて、一回も思ったことないよ」
不思議なほどに、それは確信できる。
何があっても、どんな時でも、ただの人間でしかないこの少女は渡を想い続けるのだろう。
「僕も……静香ちゃんの事大好きだよ」
「え?」
「大好きだよ。ありがとう……」
優しい声に、静香は渡に力いっぱいしがみついた。
「あたしのこと、好き?幼馴染とか友達として、とかじゃない好き?」
「うん……。その……こんな僕じゃ……だめですか?」
「う、ううん!だめじゃない!」
「えっと……ね。その……静香ちゃんのこと、もっと好きになってもいいかな。……恋人になってくださいって……言ってもいいかな……?」
彼の最初の恋人にはなれなかった。
だけど、最後の恋人になら、今からなれる。
(だったらあたしは、渡の最後の恋人になりたい)
297 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:32:27 ID:i0OV4CV+
「最後の恋人なら、いい」
「最後の?」
「うん。渡の最後の恋人になる」
爪先立ちで彼の頬を両手で包んで、静香からキスを送る。
硬直した彼の唇が愛おしかった。
「あたしを、渡の……恋人にして?」
そのまま、今度は渡からのキスを待った。
雨の匂いがするな、と思った時には渡の手が頬を撫でていた。
大きな手はやはり男のもので、じんわりと頬が熱くなる。
「え、えっと…その、静香ちゃん、ほんとにいいの?」
「お、女は度胸だもの!どーんときなさい!」
とは言われても……。
今まで深央しか知らない上に、ブランクもある渡にはかなりハードルが高いことでもある
のだ。
(え、えっと……カーテンくらい閉めないとな)
と心を落ち着かせるために、部屋のカーテンを閉める。キバットの要望で遮光カーテンに
しているのだが、それが幸いした。
天気が悪いせいで、カーテンを閉めると部屋の中はかなり暗くなる。
これくらい暗ければ、静香も少しは安心するだろう。
だが、渡の安心とは裏腹に、静香の心は安心とは真反対にあった。
(え、えっとえっと……どうしよう〜。わ、渡に任せちゃうのが一番いいんだよね。そう
だよね!)
と、思いつつも今までヴァイオリンの指導以外で、渡主導で二人の間に何かがあったこと
などほぼ皆無で。
「あ、あの…渡」
「ん?」
「……あ、あたし、初めてだから……その、よろしくお願いします……」
「あ……」
静香の言葉に赤くなり、口元を押さえた渡は大きく息をついた。
(そうだよな……。僕が、しっかりしなくちゃ)
「うん……。だけどいやなら、すぐ言ってね?僕、静香ちゃんに無理させたいわけじゃな
いから」
「う、うん」
ギシッとベッドが鳴り、渡が覆いかぶさってくる。
何度目かのキスを受けて、恐る恐る口を開けると渡の舌がそっと侵入してきて、静香の口
内の粘膜を刺激する。
298 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:33:51 ID:i0OV4CV+
(や…っ音…っ)
舌を絡める音が耳の奥から響いてきて、頭がじわりと熱くなる。
「ふ…っ」
漏れた吐息もやけに大きく響いて恥ずかしくなる。
「……は、ずかし」
「これくらいで恥ずかしがってたら、僕、続きできないよ?」
「そ、それはいや!」
「……じゃ、その……続きいいかな?」
「う、うん……」
何度も軽いキスを繰り返し、静香の強張った体の力が抜けていく事を確認する。
甘いココアの味がするキスに、渡は静香を愛おしく想う気持ちが胸に広がっていくのを感
じ、抱き締める腕に力を籠めた。
(可愛いな……)
子供の頃から一緒にいて、ずっと家族のようだと思っていたけど、違った。
静香は紛れもなく「女の子」でこんなに可愛くて愛おしい。
「ん…っわ、たる…っ」
Tシャツをたくし上げると、素肌に尖らせた舌を這わせる。
白い肌がおいしそうと思ってしまうのは、自分の中のファンガイアの血のせいだろうか?
いや、違う。
たぶん、好きな女の子の体は、男からしたらおいしそうで当然なのだ。
フロントホックの外し方に戸惑っていると、静香が震える手で渡の指先を導く。
「ここ……」
「あ、うん。ありがと……」
プチンと軽い音がして、プラスチックのホックの締め付けがなくなる。
(きゃーきゃーきゃー!)
反射的に胸を両手で隠してしまうのは仕方ないことだ。
「静香ちゃん…。手、どけて」
「え、えっとえっと、ちょっと待って…!」
潤んだような渡の瞳に、体が熱くなるのを感じ、大きく深呼吸するとそっと手を外す。
「……かわいい」
いつもと渡の声が違う。
優しい声なのに、背中をゾクゾクさせるような甘さを含んでいて、爪先から電気が走るよ
うな気がした。
「あ…っ!」
小ぶりな膨らみの先端をいきなりきつく吸い上げられ、静香は背中をしならせた。
「ん…っふぁあ…っあんっ」
最初にきつく吸い上げられた後は、ねっとりと舌を絡めるように愛撫され、しっとりとし
た肌に渡の手が吸い付く。
「わ、たるぅ…っあ…っあぁ…っ」
「静香ちゃん、ここ、もっとして平気…?」
「だいじょ…ぶ…。でも…優しく…して…」
涙目で健気な言葉を発する静香はいつのも勝気さは鳴りを潜め、ただ渡が与える行為を必
死で受け入れようとしている。
299 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:35:01 ID:i0OV4CV+
「うん……」
少し手のひらから力を抜くと、撫でるような愛撫を這わせる。
胸、腰、脚、腕。
何もかも白い。
そして柔らかい。
「ふぁ…っあん…っやぁ…っ」
体が敏感になってきている。
どこを触っても跳ねるしなやかで白く細い体。
スカートを脱がせるとすらりとした脚が太腿まで晒され、薄暗い部屋の中で静香の体だけ
が光っているように思えた。
「あの…」
「ん?」
「……あ、あたしだけ脱いでるの恥ずかしいよ……。ちゃんと渡も脱いで……」
言われて初めて、まだ自分が濡れた服を着たままだったことに気づく。
「あ、ご、ごめん。僕、濡れたままだったね。冷たくなかった?」
「ちょっと……冷たかった」
「ごめんね」
静かの上から一旦体を退けると、ベッドに腰掛けて静香に背中を向ける形で服を脱ぐ。
「渡……ここ……」
「え?」
「傷……」
手を伸ばしてきた静香が触ったのは、渡の腰の傷だった。
戦いでついた傷は消えたものも、こうして残ったものもある。
「うん……いっぱいあるよ。傷」
「……渡が、戦ってきた証だね」
「いや、かな?」
「……ううん。嫌じゃない」
「静香ちゃんなら、そう言ってくれると思った」
はにかむように笑った渡の笑顔に、静香の胸が高鳴る。
やっぱり渡の笑顔が大好きだ。
「渡……」
手を伸ばすと、指を絡められ、そのまま柔らかなシーツに押し付けられ覆いかぶさってく
る逞しい体に期待を感じる。
何をされても、渡だからいい。
「ん…あぁ…っあ…っあ…んっ」
触れ合う肌の温度に鼓動の早さが増し、それに合わせるように声が漏れる。
まるで自分の声ではないような甘い声に、僅かに残っていた理性も溶けて、羞恥さえ心地
良いものになっていく。
「ひゃう…っ!」
不意に、今までとは違う刺激が体の中心に差し込んできた。
足首までずらされた最後の一枚の布がわずらわしくて、渡はそれをベッドの下へ投げ捨て
ると、今度こそ一糸纏わぬ体の中心に手を進める。
300 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:36:05 ID:i0OV4CV+
「ふぁ…っああっあ…っ!あ…っわた、る……っ!」
「……濡れてるよ、静香ちゃん」
「や……っい、言わなくてもそんなの分かって…っ」
「わかってるんだ。ふぅん。……じゃ、こうしたらどうかな?」
浅く外側だけを弄っていた指がより熱く濡れた内部へ入り込む。
狭く締め付けてくる感触は、まだ誰も侵入を許されたことのない証だった。
「や…っあ…っだめっ動かしちゃ…やぁ…っ!」
腰に力が入り、渡の指の侵入を許さない。だが、それでも少しずつ馴染む温度が、静香の
体を開いていく。
「大丈夫。静香ちゃん、力、抜いて」
「ふ…っん…っ」
従順に渡に従おうとする健気な体は何とか力が抜かれていく。
「いいこだね」
「あ……っ!」
不意に指とは違うざらりとした感触に、きつく閉じていた目を開ける。
「や、やだ…っ!渡、何して……っ!」
渡の顔が自分の脚の間にあるのを視界に認め、反射的に脚を閉じようとするが、渡の手が
それを許さない。
「だめだよ、静香ちゃん」
「や…っだって!」
知識としてはある程度持っていても、この体に受ける初めてのこと一つ一つはあまりにも
刺激的で、すでに心臓がおかしくなりそうなのに。
「大丈夫。怖く、ないから」
優しい渡の声に、涙が引っ込む。
そうだ、渡がすることなら怖くない。
「う……ん」
強張っていた脚から力が抜け、渡の丁寧な愛撫に、淫猥な濡れた音が響く。
「ひぁ…っあっ……んっあぁ……っ」
雨の音とは違う、粘着質な淫らな響きはいつの間にか汗ばむ体の熱を更に高め、酔ってす
らいるような気持ちになる。
「……静香ちゃん、いい?」
「え……?」
「その……僕も、限界……」
薄暗い部屋ではあったが、涙で濡れた静香の目にも、渡の切なげな表情が見えた。
違う。
欲情だ。
欲情されている表情だ。
(あたし、に……感じてるんだ)
だとしたら、渡が望むことを頷けばいい。
「……ゆっくり、して?」
手を伸ばすと、渡が静香の手のひらに口付け覆いかぶさってくる。
301 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:37:28 ID:i0OV4CV+
「ちから、ぬいてて?」
渡の囁く声にも余裕がない。
静香は大きく深呼吸すると、渡の二の腕に爪を立てた。
「ん……ッ!!」
ゆっくりと押し広げるように、こじ開けるように、ねじ込むように侵入してくるものを意
識する。
痛みもゆっくりと広がっていき、悲鳴を挙げるタイミングを逃した。
「く…ッき、つ……ッ」
渡の声にも痛みがある。
だとしたら。これは自分だけの痛みではないのだ。
「渡…ッ」
ぎゅう、としがみつくと同時に、渡が静香を中心部まで貫き、今度こそ甲高い悲鳴が静香
の唇から響いた。
「うぁあッ!いた…っいたぁい…っ!」
「し、静香ちゃ…」
「い、痛いけど……だい、じょ……ぶ……っ。渡は……大丈夫……?」
「僕は……平気。静香ちゃん、ごめんね……痛いよね」
「謝っちゃ……やだ。だって……嬉しいもん」
こうやって、渡と抱き合えて。
ずっとずっと大好きだった人の体を、心を感じて嬉しく思わない女の子はいない。
「……動いて、いい?」
「ん……。ゆっくり、ね」
何も知らない体なのに、本能なのか繋がっている場所から破瓜の証と一緒に渡を受け入れ
ようとする蜜が溢れる。
「ふ…っんっあん…ッ!いたぁ…ッ!いやぁぁ…ッ!」
静香に負担をかけないようにゆっくり体を動かすと、白い乳房が動きに併せて揺れ、それ
が渡の欲を煽る。
全部、許してくれた静香の全てが愛おしくたまらない。
「ふ…っあ…っ静香ちゃ……ッ」
汗が雫になって静香の体に落ちる。
「あ…ッやあぁ…っあっ、ん……あぁ……ッ!」
喘ぎとも、悲鳴ともとれない、いや、それらが交じり合った嬌声が静香の唇を乾かし、渡
のキスで潤される。
じりじりと高まる熱に、体の奥深くから痺れてくるような、風船が破裂寸前のような苦し
さを静香は味わっていた。
「だめ…ッもうだめ…ッなんか…きちゃ……ッ!」
「う…ぁっ静香ちゃ…ッだめ、僕……うぁ……ッ」
まずい、と思った時、反射的に腰を引いていた。
同時に、静香の白い腹の上に散ったものを目にする。
と、眩暈を感じ、静香の上にぐったりと渡は倒れこんだ。
まだ息が荒く、重ねた鼓動は早い。
302 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:39:02 ID:i0OV4CV+
「静香ちゃん……」
「渡……終わった……?」
「うん……」
「そっかぁ……」
静香の優しい手が渡の髪を撫でる。
「静香ちゃん……?」
「なんか……痛くて痛くて訳分かんなかったけど、でも……嬉しかったし、何か気持ちよ
かったぁ……」
「気持ちよかった?ホントに?」
「うん……。あたしに触ってるのが渡なんだって思うだけで……気持ちよかった……。そ
れに、渡、優しかった……嬉しかったよ」
「……でも、無理、させたでしょ?ごめんね……?」
「えっと……慣れたら、きっと平気になるよね。頑張って、早く慣れるね」
「……あはは、静香ちゃんらしい前向きさだね」
しばらく抱き合った後、処理を済ませ、渡は静香に自分のシャツを着せ掛けた。
「コーヒー淹れてくるね」
その笑顔に小さく頷いて、静香は窓の向こうを見た。
まだ雨は降っている。
「はい」
「ありがとう」
差し出されたのは、ココアだった。
確かに甘いものが欲しい心境だったし、静香はありがたくココアに口をつけた。
「おいしー」
「昔から、ココア好きだったよね」
「うん。あ、覚えてる?初めて渡と会ったのもこんな雨の日で、渡、あたしにココア淹れ
てくれたの」
「うん、覚えてるよ。あれね、今だから言うけど、怖かったんだよー」
「ええ?」
「だって、いきなり裏口が勢い良く開いて、ずぶ濡れの女の子が飛び込んできて「タオル
貸してください!」だもん。怖いよ」
「あ、あははは、いやあの時はその……も、もういいじゃない。昔の話なんだし」
「だね。でも、あの日、静香ちゃんと会わなかったらさ。僕きっと、誰にも会えないまま
だったんだね」
「渡」
「僕の世界を、最初にこじ開けてくれたのは静香ちゃんだったんだよ。静香ちゃんがいてく
れたから、僕、生きてこられた」
「大げさだよ……」
「そうかな?」
「そうだよ。だって……あたしだって、渡がいてくれたから、毎日がすごく楽しかった。
それに、ヴァイオリンがすごく好きになったんだもの」
303 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:39:51 ID:i0OV4CV+
一つの弦楽器が大切な人との出会いをくれたのだ。
音楽は、やっぱりすごい。
だったら、音楽を渡と一緒に続けて行きたい。
渡の戦う助けにはなれなくても、ここで音楽を奏でて渡を待っていることは出来るはずだ
から。
「あ、そうだ。あのね、渡。弦が弛んじゃったから直して欲しくて持ってきたの。やって
もらえる?」
「うんいいよ。あとでやっておく」
「ありがとう。じゃあお礼に晩御飯作るね」
「そんなのいいよ。だからさ」
ベッドに腰掛けていた静香の後ろに回った渡が、肩に顎を預け静香を抱きしめる。
「静香ちゃん」
後ろからぎゅう、と強く抱き締められて息が詰まる。
「お礼なんかいらないから、一つだけ、お願いがあるんだ。聞いてくれるかな?」
「な、何?」
「……死なないで」
「え?」
「僕より先に死なないで」
静香の華奢な肩に深く顔を埋めて、掠れるような声で懇願する。
「……渡」
「死なないで……」
「……うん」
渡の手に自分の手を添えて、肌の下に流れる血の温かさを追う。
渡が人間でも、人間じゃなくても、そんなの大したことじゃない。
だって、この人は紅渡だ。
あたしの大事な大好きな人だ。
「大丈夫。あたしは死なないよ。渡の傍にいるよ」
「静香ちゃん……」
「あのね、渡。約束ってね、気休めじゃないんだよ。すごい力があるの」
少し無理して振り返ると、渡の不安そうな瞳が揺れていた。
「約束するよ。あたしは、渡の傍にいるの。ずーっとずっとね。だから、渡も約束して」
「え?」
「あたしの傍にいてね」
言葉で確かめた想いには、力がある。
「……うん。静香ちゃんの傍にいるよ」
あんなに凍えていたはずの心が今は温かい。
この腕に抱き締める柔らかな体は、守るべきものだ。
守って守られて、ひょっとしたら自分は幸せになってもいいのかもしれない。
もうそろそろ、勇気を出して幸せになっても。
304 :
渡×静香:2009/08/11(火) 00:40:46 ID:i0OV4CV+
(深央さん……。いいかな。僕、静香ちゃんを大事にしていきたいんだ)
深央が言葉で応えることはないけれど、渡は深央が微笑んでくれたような気がした。
「ね、渡」
「何?」
「いいこと、思いついた。あたしと結婚しない?」
「ええっ!?」
「幸い、もうすぐ高校は卒業だし、お父さんとお母さんが海外に行っちゃうからどうせ一
人暮らしの予定だったし。だったら、一人暮らしじゃなくて、この家で渡のお嫁さんにな
るのもありかなーって」
「え?ええ?」
「でね。子どもが生まれたら、二人でヴァイオリン教えるのよ。わーそれもいいな。決まり!」
「き、決まりってあのね、静香ちゃん……」
「大丈夫!絶対、あたしが幸せにしてあげるから、安心してついて来て!」
なんだかひどく男らしい静香のプロポーズに、渡は思わず首を縦に振ってしまっていた。
これじゃ逆じゃないか?なんて考えてもみたけど、たぶん、静香だからこれでいいのだ。
ずっと一緒にいて、何もかも分かってくれて、最後の秘密さえ「渡は渡でしょ?」と笑っ
て受け入れてくれた彼女だから。
そして、静香も、渡が渡だから。
気弱で、臆病で、不器用で。
だけど優しくて強い人だから。
この人が目指す場所を守ってあげたいと思ったから。
「……うん、それじゃえっと……僕を幸せにしてください」
「任せて!」
指切りの代わりにキスを一つ交して、額をくっつけて笑いあう。
繋いだ指先が温かくて、離したくなくて、困る、なんて言ったら静香はどんな顔をするだ
ろうか。
聞いてみたくて、渡はそっと囁くタイミングを計り始めた。
雨はまだやまない。
だけど、約束の明日はきっと晴れるだろう。
終
以上です。
長めの投下失礼しました。
今週末に見に行く予定のディケイドの映画で、夏みかんのヒロインぷりが楽しみで
しょうがないwww
>>305 GJ!
こうして産まれたのが正夫だと思うとニヤニヤが止まらないわ
あと、二人の結婚を知った周囲(特に名護さんと太牙)の反応を想像すると異様に笑えた
GJGJ!
渡静香良いね!なんか男前な静香とかすごく可愛いです
深央さんも特撮板ではあんま評判良くないみたいだけど
自分は大好きなのでこうして話に絡んでてうれしかった
〉〉285
真理に萌えるたっくんかわいいなあwww
そして啓太郎いつもお疲れ!
GJでした!
静香の逆プロポーズもGJ!
映画見た
夏みかんいいな、士以外にも海東とユウスケとも絡みまくりだし
妹に操られるユウスケも何か妄想できて良い
劇場版のSSって投下しても大丈夫ですか?
前もって注釈つければいいのかな……。
ちなみにユウスケ×夏海なんですが。
事前に注意があれば多分いける
ちょっと、投下させてもらいます。
ディケイドのファイズ編に出てきたキャラでやらせてもらいます。
タクミ×由里です。
313 :
タクミ×由里:2009/08/11(火) 08:14:04 ID:pTtYDngJ
スマートブレイン学園の放課後、尾上タクミはいつもの様に写真部の部室へと足をすすめていた。
「すっかり遅くなっちゃった…」
今日、タクミは掃除当番だったため、いつもより部室へと行くのが遅くなってしまったのだ。
しかし、彼は嬉しそうに写真部へと走っていた。
なぜなら、部室には彼の大事な人、友田由里が待っているからだ。
由里はタクミから掃除当番で遅れると言われ、
「わかった。じゃあ、部室で待ってるから、終わったら早く来なさいね」
と笑顔で返した。由里ちゃんの笑顔…かわいかったなぁ…そう思っていたタクミの顔は自然とニヤけていた。
「どうしたんだ?アイツ…」「なんかニヤけてるぜ…」
そんな声が周りから聞こえてきたので、タクミはあわててさっきよりも早く足を進めていた。
そんなこんなで、タクミは部室の前へと着いていた。タクミがドアノブへと手を伸ばした瞬間、
「はあぁぁぁんっ!!」
「!?」
突然、悲鳴にも聞こえる声が部室から聞こえた。タクミはその声に聞き覚えがあった。
そう、この声はまぎれもない、由里の声だった。そして、また部室から声が聞こえる。
「タクミ…タクミィ…」
僕を呼んでいる!?タクミは思わず、部室から体を遠ざけた。
まさか…タクミは一つの仮説を立てた。オルフェノクがこの学校に侵入して、由里ちゃんを襲っているんじゃ…
タクミは頭の中でオルフェノクに襲われる由里の姿を思い浮かべた。その由里は、
「タクミ…助けて…」と涙を流しながらオルフェノクの怪人に無残に殺されていく…
そんな事…僕が許さない…!!そして、また更に
「はあぁぁぁぁぁぁんっ!!」
由里の激しい悲鳴の様な声が聞こえた。
もう、これ以上好きにはさせない…タクミは思わずファイズドライバーを装着し、
ファイズフォンの5のボタンを素早く三回押し、上へとかかげた。
待ってて…由里ちゃん…僕が助けるから…!
「変身!!!」
タクミはファイズフォンをファイズドライバーへと差し込んだ。
授業が終わった後、由里はいつもの様に写真部の部室へと来ていた。
タクミは掃除当番で遅れると聞いていたのでその間待つことにした。
彼女はおもむろに自分の撮影した写真のアルバムを取り出し、読み始める。
そこには色々な写真があった…花、風景、動物、建物、この学園の生徒達。
その中に、笑顔でカメラの方を向いているタクミの写真があった。
彼女はその写真に目を奪われていた。
「あの時はかっこよかったな…」
由里はそうつぶやき、あの時の事を思い出していた。
オルフェノク達がこのスマートブレイン学園を襲撃し、恐怖を巻き起こしたあの事件。
その最中、由里はオルフェノクに自分のカメラを壊されそうになった。
由里の命の次に大切なもの…それを必死に守ったのがタクミだった。
「このカメラは…由里ちゃんの夢だ…!」
そういいながらカメラを踏み壊そうとするオルフェノクの足をつかむタクミ。
由里の写真集をだすという夢を守るため、彼は由里が嫌っているオルフェノクへと姿を変えながらも、
彼は守ってくれたのだ。
タクミ…そう思っていた由里は不意に自分の身体が興奮してきているのがわかった。
まただ…そう思いながら彼女の手は自然と下の方へと伸びていた。
「んっ…ああ…」
由里の口から艶めかしげな声が漏れた。下へと伸びた手はスカートの中へと入れられている。
「はぁぁぁぁん…」
行為を続ける由里の快楽はどんどん増していき、自然と由里の声の艶めかしさも増していく。
彼女は最近、いつもこうだった。タクミの事を思うと、いつもの様に手が下へと伸びてしまうのだ
私…どうしちゃったんだろう…そんな事を思いながら彼女のその行為はどんどん激しさを増していく。
「はあぁぁぁんっ!!」
悲鳴にも似た声が彼女の口から発せられる。快楽が頂点へと近づいていた。
「タクミ…タクミィ…」
彼女は少年の名を呼びながら行為を激しく続ける。そして、ついにその快感は絶頂へと達した。
「はぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
その時だった、突然、部室のドアが蹴破られるように開いた。
「!?」
彼女はその音に驚き、振り向く、そこに立っていたのは、赤いフォトンブラッドが流れる戦士、
仮面ライダーファイズだった。
315 :
タクミ×由里:2009/08/11(火) 08:49:29 ID:pTtYDngJ
「由里ちゃん!僕がいま助け…」
ファイズへと変身したタクミが見たのは、自分を見て驚く由里のだけだった。
そこには彼が想像したオルフェノクの姿はない。
「タクミ!?何があったのよ!?何で変身してんの?」
「え…と…その…由里ちゃん…大丈夫?」
「何が大丈夫なのよ!?いきなり何なのよ!?」
怒る由里を見てタクミはファイズドライバーからファイズフォンを抜き、変身を解除した。
そこから、彼の気まずそうな顔が現れた。
「はい。」
「ありがとう…」
おとなしく、椅子にすわったタクミは仏頂面の由里から茶を渡され、気まずそうにそれを飲んだ。
「あの…できればもっと熱くしてもらえると…」
「何か、言った?」
「いえ、何でも…」
由里はキッ!とタクミを睨んだ。その目の迫力に思わずタクミは目をそらす。
「それで、何があったの?」
タクミが座っている所からちょうど真向いの席に自分の茶を持ちながら由里は座った。
声のトーンは抑えられているが、やはりまだ怒っているのがわかる。
「えと…その…」
「はっきり言いなさいよ!!」
「ご、ごめん…」
まごつくタクミに由里からの怒声が飛ぶ。タクミは思わず謝ってしまった。
「本当になにがあったのか知らないけど、本当にびっくりしたんだからね!!
変身したアンタが来たときは!!わ、私だってその…やってることがあったんだから…」
さすがに本人を前にしてあの事は言えず、赤面しながらタクミから目をそらす。
「僕はその…由里ちゃんを守ろうと思って…」
「え?」
タクミがおもむろに口を開いた。
316 :
タクミ×由里:2009/08/11(火) 09:04:28 ID:pTtYDngJ
「教室へ来たら、由里ちゃんの悲鳴が聞こえて…由里ちゃんが苦しそうに僕の名前を呼んでいたから
てっきり、オルフェノクに襲われたのかと思って…」
「そ、そうだったんだ…」
納得する由里。タクミはさらに続けた。
「それで頭の中に由里ちゃんがオルフェノクに襲われる場面が浮かんだんだ…そんなことさせない。
僕が許さない…そう思っていたらベルトを着けてて、変身してた…ごめん…本当に、ごめん…」
そう、タクミは由里を守るために変身していたのだ。結局は勘違いだったが。
由里は自然と笑みがこぼれた。
「そ、そうなんだ…こ、今度はちゃんと考えて行動しなさいよ…で、でも、私を守るために変身してくれたんだよね…」
「う、うん…」
「…その、私もちょっと言い過ぎたかも。ごめん。」
「い、いや、そんな!」
意外な反応に慌てふためくタクミ。由里は顔を下に向け、
「それに…そんな風に思ってくれてるのって…やっぱうれしいし…」
「えっ?」
「ううん!なんでもない。」
そういう所が好きなんだけどね…由里は心の中でそう思いながら微笑んでいた。
「と、ところでさ、結局由里ちゃんは何してたの?」
「!?」
突然出されたタクミの質問に由里は慌てふためく
「え…えと…その…」
「?」
いきなり戸惑いだした由里を見て首を傾げるタクミ
「襲われてたんじゃなかったら、なんで悲鳴をあげたり、僕の名前を呼んだりしたの?」
「いや、その…」
あなたの事を思いながら自慰をしていました、なんて言えるはずもなかった。
「べ、別になんでもないわよ!ただ、悲鳴を上げたり、誰かの名前を呼んでみたい気分だったのよ!」
「え…?何それ?本当の事言ってよ由里ちゃん…」
「だから、本当になんでもないんだって!!」
「本当に何があったの…?」
「あーもう!うるさいうるさい!!放っといて!!」
怒る由里にそれ以上聞けなかったタクミは訳がわからず、その日ずっと首をかしげていたのだった。
ただ、今日のこの日、二人の距離がすこし縮んだ気がした。
以上です。
ありがとうございました。
実はこれの前にもファイズ編を基に書いてみたのですが、エロなしで、かなりシリアスな小説になってしまったので、
このスレには合わないかな…と思い没にし、この小説の方を書き上げました。
いやー難しかった…
GJ!
お盆は投下祭りだな!
GJ!
ほんと、昨日今日とすごいね。
しかもカプが偏ってない所が素晴らしい!
職人のみなさま、ありがとう!!
GJ!
この二人もカワイイな。
>>310 前置きすれば全然問題ないと思うよ。
>>310 あそこのシーンからの発展?だとしたらかなり萌える
期待してます
監督のインタビューでカットしたシーンがかなりあるみたいだから、ディレクターズカット版も楽しみだな。
ここ最近投下が多くて嬉しい悲鳴だ…!
まさに祭りの場所だなここは!
職人様方GJです!
>>323 浅倉ktkr!
職人様方、素敵作品ありがとう御座います!
これ、ほんの気持ちです。つでんすけスイカ●
劇場版ネタバレしつつ、ユウスケ×夏海投下します。
アウトな方はNGでお願いいたします。
タイトルは「明けない夜」
以下ネタバレしてます。
>>263からネタいただきました。
地の石の力で操られたユウスケが無理やり夏海を・・・な話。
月影+小夜も微妙に。
無理矢理ですが愛はあります。
そんな感じ。
326 :
明けない夜:2009/08/11(火) 16:28:11 ID:CSK0nZZV
「夏海ちゃん・・・逃げてっ・・・!!」
苦痛の中で搾り出すようなユウスケの声が届くと同時、夏海は転がり落ちるように階段を駆け降りた。
僅かな灯りしかない、殆ど闇に近い屋敷の階段を必死で走り降りる。
「はあっ、はあっ、はあ・・・!!ユウスケっ・・・!!!」
重苦しく、邪悪な力がユウスケを包み込むのを、夏海は間近ではっきりと見た。
なにも理解できない。したくない。
これは夢・・・・・・。
そうよ、悪い夢なの。
ああ・・・・・・本当に、夢だったらどんなにいいだろう。
士は、敵だった。
祖父であった栄次郎も。
そして・・・今また、ユウスケもその手に堕ちて・・・・・・。
言葉にできないほどの恐怖だった。
背中を這い上がってくるものの名は、絶望。
夏海は、真っ白になって何も考えられなくなりそうな頭を必死で動かして、竦んでしまいそうな脚を叱咤する。
今にも溢れそうな涙は、唇をきつく噛んで耐えた。
長い長い階段を降りて、ほら、エントランスが見えて、もうすぐ―――。
安堵しかけた瞬間、後ろから手首を強い力で掴まれて、がくん、と身体がつんのめった。
驚愕に目を見開いて、後ろを振り返った夏海の瞳に映ったものは、誰よりも優しくて、穏やかだった仲間の姿。
―――ユウスケの姿を認めて、ほっとした思いが夏海の中に降ってくる。
良かった、逃げられたんだ・・・!!
「ユウスケ、無事だっ・・・・・・」
が・・・彼女は、その言葉を最後まで言うことができなかった。
強い力で手首を一纏めにされて、身体が引っ張られ背中が壁に押し付けられる。
どん!と大きな音が暗い屋敷の中に響いて、一瞬息が止まった。
信じたくない思いで顔を上げて、そして夏海は目にする・・・・・・自分のすぐ前にある、光の差し込まない暗い洞窟のような色をした瞳を。
「ユ、ウスケ・・・・・・?」
上着を無視して、中に着ている緑色をしたカットソーにユウスケの手が掛けられて、有無を言わさずそれが裂かれる。
ビーッと耳障りな音がして服が破かれて、夏海は声を出すこともできずに目の前の彼を見た。
ユウスケが、こんなことをするはずがない。こんなことをするなんて信じられない。
うそ、うそ・・・・・・嘘っ・・・!!!
いや・・・!!!
やめて!!!
何の表情もないユウスケはどこまでも無機質で、まるで太陽のように明るかった彼と同じとは到底思えなかった。
「ユウスケ、やめてっ・・・!!ユウスケ!!!」
夏海は必死で彼に呼びかける。
頭の上で拘束された両手をなんとか外そうと捩ると、ぎりっ・・・と嫌な音がした。
脚の間にユウスケの膝が割り込んできて、ブラが押し上げられる。
無骨な指が肌に遠慮なく触れて、夏海の背中をぞわぞわと嫌悪感が這い上がった。
大きな手で胸をきつく掴まれて、首筋に歯が立てられる。
圧倒的な男の力に抗うこともできず、強く唇を噛みしめた夏海の閉じた瞳から涙が溢れた。
327 :
明けない夜:2009/08/11(火) 16:36:37 ID:CSK0nZZV
「いやぁ!!」
近くにあった応接室に押し込まれて、豪奢な造りのソファの上に押し倒される。
間髪入れずにのしかかられて、また両手首を頭の上に纏め上げられた。
「いや・・・・・・ユウスケ、やめて・・・・・・」
彼女の言葉は、彼にはたったひとつも届かない。
見下ろしてくる、感情のない瞳が恐ろしい。
喉の奥で引きつった悲鳴は、音にすらならなかった。
「・・・・・・いい、格好ね」
女の声が、薄闇を細く切り裂く。
ユウスケに組み敷かれたままで、夏海は息も荒く応接室の出入り口を見た。
無表情の小夜が静かに立ったままでこちらを見ている。
「小夜ちゃん・・・・・・」
「・・・・・・私、あなたたち二人を見て、すぐにわかったわ。お兄ちゃんにとって、大切な人なんだって。
そうよ・・・・・・私よりも」
噛みしめるような言葉は、まるで自分自身に暗示をかけているかのようだ。
「小夜ちゃん、聞いて、お願い・・・!!」
小夜はうっとりと、首から下げた地の石を指で弄ぶ。
「クウガ・・・・・・ユウスケさんはもう、私の操り人形。そして夏海さん・・・・・・あなたも、」
「小夜ちゃん!!」
「・・・壊れてしまえばいいのよ!お兄ちゃんの大切なものなんてみんな!!」
必死の叫びは小夜の絶叫にかき消され、そして冷えた空気が室内に流れ込んでくる。
夏海は、小夜もまた絶望していることを知った。
もう、何を言うこともできず、夏海はユウスケの身体の下で震えながら小夜を見つめる。
「・・・・・・小夜さまには私がいます、何も心配することはありません」
「月影さん」
ぱっと、小夜の顔が輝いた。
彼女に寄り添って、その手を恭しく捧げ持つ長身の男の瞳もまた、どこまでも冷たく夏海を射る。
「あなた方もどうぞ遠慮なさらず、この屋敷にご滞在ください。そう・・・世界が滅びる、その時まで・・・・・・・」
月影の口元が笑みを形作る。
開け放たれたままだった扉は静かに閉まり、小夜と月影の姿を隠す。そうして再び、不気味なほどの静寂が訪れた。
328 :
明けない夜:2009/08/11(火) 16:39:47 ID:CSK0nZZV
・・・・・・涙が滲んでくる。
ユウスケの肩越しに、夏海は暗く高い天井をただ見つめていた。
なんで・・・どうして、こんなことになっちゃったんだろう。
世界を巡る旅の結末は、世界を救いたいと願っていた旅の結末は、これだったの?
「うっ・・・・・・ひっく」
夏海は嗚咽をこらえる。
士にも、祖父にも裏切られた。
そして今、自我を失った大切な仲間に、無理矢理に犯されている。
大きな声を出して、滅茶苦茶に泣きたかった。
でも、それをすれば、本当になにもかもが終わってしまう・・・そんな気がした。
静かに、でも、とめどなく溢れる涙・・・・・・それを不意にごつい指に拭われて、夏海は驚いて自分の上のユウスケを見た。
優しいその動きに、目をしばたかせる。
「ユウスケ・・・?」
元に戻ってくれたのかという夏海の淡い期待を裏切って、変わらず無表情の彼はやっぱり虚ろな瞳のままだった。
空いている手で、荒々しい愛撫が再開される。
胸を遠慮なく揉みしだき、頂点をひねり上げ、舌は鎖骨を這う。
こんな無理にされて、感じるわけがない。
痛みに顔を歪める夏海は、ユウスケの指がショートパンツのボタンに掛かったことに気づいて、更に身体を強張らせた。
「いやっ・・・!!」
身体を捻っても、どうすることもできない。
下着ごと強引に脱がされて、彼の身体が割り込んでくる。
濡れていない中心に指が押し込まれて、すぐに引き抜かれる。
ユウスケの熱いものが押し当てられて―――ぎちぎちと音を立てながらそれが中に侵入してきた。
「いたっ・・・やだぁ!!痛い、っ・・・!!」
大きなものを準備のできていない中心に無理に捩じ込まれて、夏海は悲鳴を上げた。
指が無遠慮に肉芽に這わされて、僅かに蜜が染み出してくる。
・・・ただ、それは決して感じているわけではなく、自分の身体を守ろうとする一種の防衛本能だった。
「ふうっ、ふうっ・・・!!」
獣のような息を吐き、ソファをぎしぎしと鳴らしながらユウスケが前後に動いてくる。
夏海は涙を散らしながらきつく目を閉じて、自分を蹂躙するこの嵐が過ぎ去るのをただ待った。
329 :
明けない夜:2009/08/11(火) 16:46:20 ID:CSK0nZZV
一体、どのくらいの時間が経ったのだろうか。
拘束されていた両手が、いきなり解放されてユウスケの動きが止まった。
その後すぐに、ぽた、と頬に何かが落ちてきて、夏海はおそるおそる薄目を開ける。
「・・・・・・?」
真上にあるユウスケの顔が歪んで―――僅かに光が戻ったその瞳には涙が浮かんでいた。
「・・・夏海ちゃ・・・ごめ・・・・・・」
夏海は驚いて、ユウスケをじっと見つめた。
久しぶりに・・・・・・彼の声を聞いた気がする。
きつく噛みしめているその唇に血が滲む。
本当に辛そうに歪められた顔・・・・・・あふれる彼の涙が、夏海に降ってきた。
ああ―――よかった。いつものユウスケだ。
やっと帰ってきてくれた。
強くて優しい、いつものユウスケ。
「俺っ、こんなひどいこと・・・・・・ごめんっ、ごめん・・・夏海ちゃん・・・!!」
後悔や自己嫌悪、無力感・・・・・・それらにユウスケがむせび泣いているのが、夏海にはよくわかった。
自分の意思じゃないのに、こんなことをさせられて・・・彼はきっと今、自分で自分を殺したいと思うくらいに呪っているに違いない。
未だ自我の大半を支配されているのか、腰の動きを止められないユウスケを全身で受け止めながら、涙に濡れた彼の頬に夏海は両手を伸ばした。
硬い頬をそっと包み込んで、自分の方に引き寄せる。
夏海は痛みをこらえながら精一杯に微笑むと、やっと感情の戻ってきたユウスケの瞳をじっと見つめた。
「いいの、ユウスケ・・・。ユウスケは悪くないの。悪くないんだよ・・・・・・」
「夏海ちゃ・・・」
彼の唇に、自分の唇を触れ合わせると、血の味がする。
夏海は、ユウスケの首に自由になった両腕をゆっくりと巻きつかせた。
自らの、意志で。
「ユウスケだったからいいの。ユウスケだからいいの。・・・だから、そんなに自分を責めないで・・・・・・」
癖のない硬い髪をゆっくり撫でると、耳元で嗚咽が聞こえはじめた。
ごめん、と何度も繰り返しながら、奥を突いてくるその動き。
潤滑油としての働きではない・・・新しい蜜がじわじわと滲んできて、動きが徐々にスムーズになっていく。
「ん、んん・・・・・・」
やっと、僅かではあるがぴりぴりとした気持ち良さが身体に走りはじめて、夏海は眉を寄せた。
330 :
明けない夜:2009/08/11(火) 16:48:08 ID:CSK0nZZV
怖かった。
辛かった。
苦しかったよ。
でも・・・・・・私、わかったの。
こんなにならないとわからないなんて、自分でもおかしくて笑ってしまう。
無理矢理に抱かれることが、嫌だったんじゃない。
ただ、気持ちが入っていないことが、嫌だったんだ。
その瞳が私を見てくれないことが、その声が私の名前を呼んでくれないことが、嫌だった。
ああ、いつも私を支えていてくれたのは、そばにいてくれたのは。守っていてくれたのは・・・・・・他の誰でもない。
この人だったの。
夏海はユウスケの頬に、自分の頬を擦り寄せた。
「ん、あ・・・!!ユウ・・・スケぇ・・・・・・」
自分でも信じられないくらいの甘い声が勝手に漏れた。
背中を抱いてくれる熱い両腕が、すごく気持ちいいと思える。
彼が中をこすりながら奥まで入り込んでくるのが、すごく気持ちいいと思える。
「夏海ちゃん、夏海ちゃん・・・・・・夏海ちゃ・・・」
名前を呼んでくれる、涙の混じった掠れた声。
ユウスケの荒い息に自らの呼吸を合わせながら、夏海はそっと目を閉じた。
たとえ、世界が終わるまでここから出られないのだとしても。
・・・・・・この夜が、決して明けないものだとしても。
あなたと一緒なら、私はそれでも構わないから。
終わりです。
素晴らしい作品群の中、浮きまくりですみません・・・。
月影さんとか小夜ちゃんとか、おかしかったらすみません。
イマイチよく思い出せない・・・口調とか。
士夏が好きです。でもユウ夏も海夏もおいしくいただけます。
よく考えたら、ユウスケと夏海は一番長い時間を一緒に過ごしてるんですよねー。
リアルタイム!!ありがとう!!
ユウスケは幸せになればいいのに。姐さんのこともあるし。
自分も全部美味しくいただきます。
ごちそうさまです。
映画始まってから本当に祭りだ…!!
GJでしたー!
夏みかんも許してくれた事だし、次は自分の意思でいちゃいちゃすれば
いいじゃない!
自分もどれでも楽しく読めるのでここ数日楽しくてしょうがねえぜ。
職人の皆さんありがとうございます。
>>325 GJでした、久々のユウスケ良かったです
もうすぐでディケイドも終わりか、本編でエロパロ向きな燃料がもっとほしいぜ
>>331 GJ
ユウスケと夏海好きだわ
映画は小夜もいいキャラだった、いつかエロパロの相手になってほしいもんだ
そこで月影さんですよ
>>331 乙です。良作をありがとう。
自分も映画見てきたけど、海東がヒーローのような役回りが多くてカッコ良かったな。
それまでの士の行動も含めて、あの流れだと夏海の心が海東の方に移ってもおかしくないと思えたな。
>>336 月影さんもいいけどレギュラー人と小夜のも見てみたい
士→兄妹で禁断のプレイ
ユウスケ→主従関係で性奴隷
海東→士の新しいお宝GET
やっぱ夏海はいいですなぁ。
小夜はやっぱり月影さんがお似合いだけど、明るいほうが可愛いもんな。
>>337 俺も、海東に鞍替えか!?と思ったけど、やっぱ最後は士だなって思った。
士には夏海一本でお願いしたい
下水に落ちた夏海に興奮した
夏海はともかくユウスケはあの後に体あらえたか
俺は雨の中のあのシーンに興奮したね…!!
士を拒むとこ。
色っぽかった。
映画みたよ!
海東×夏メロンに予想以上に萌えてしまった。
海東と結婚したら「海東夏海」か。
なんか、上から読んでも下から読んでも・・・みたいな名前になるなww
俺も映画見てきた!
なんという夏みかんヒロイン映画!
海東(ディエンド)と夏海が手繋いで逃げてる所に大興奮した俺自重ww
最後の士と夏海の見つめ合いはフラグか!?そうなのか!?
誰か....神よ、降りて来て〜
海×夏やユ×夏、士夏ももちろん
なんでもいいから投下して〜
映画みたが.....
>344
完璧あの見つめ合いでフラグたった。
小夜が旅に同行したら邪魔されるだろうw
しかし、最近投下が多いな。うれしい限りだ。
映画みた。
>>344 フラグ立ったね!
あの見つめ合いの時に真ん中にいたユウスケがどんな顔してるか見たかった。
映画みた!
士夏はもちろんのこと、海夏、ユウ夏と大変おいしかった。
雨のシーンは二人とも色気がすごかったな。
あそこは扉が開いてたら間違いなく18禁展開だったと思うw
あの見つめあいシーンの時の夏みかんの
「私もいつか旅立つ人の背中を見送ることになるんでしょうか」
とかいうセリフはどう解釈したらいいのだろうか?
映画見てきました、ネタバレSS投下します!
海×夏です。
以下↓
「夏メロン」
顔を上げさせるように前髪に触れて、甘い音色で呼ぶ。
無防備に瞬いた瞳にかまわず、濃密に舌を絡めた。
突然のことに見開かれた瞳が、快楽の色に歪む。
「・・・・夏海・・・」
呼吸のタイミングを勝手に割り振られて、一気に夏海の息があがる。
「・・・・っは・・・・・・んん、だい、き・・・さ・・・!」
美しい桜色に上気する肌は、お宝だ。
士の世界の後にやってきた、新しい世界。
また旅が始まって、いつもの日常が繰り返された。
何もかも元通りのように見えたが、彼女の心は割り切れていなかった。
士と祖父の裏切り。暗い家で絶望と恐怖に震えた孤独な時間。
すぐにはなかったことにできないのも当然だ、彼女は彼らと少し距離を置くように、自室で過ごす時間が増えていた。
窓が開け放たれた彼女の部屋。
そよぐカーテンの横で、ぼんやりと月を見上げる姿を見つけた。
心もとない、憂いを帯びた瞳に、名前の付けられない感情が沸き上がる。
だから、攫った。
「やぁ、どうしたんだい?そんな顔して」
「・・・大樹さん・・・」
「・・・おいで?夏メロン」
笑って手を差し伸べる。
少し考える仕草の後、遠慮がちに伸ばされた華奢な腕をぐいっと掴んで、その身体ごと腕の中に収めて。
そのまま、世界を越えた。
彼女を守ったのは気まぐれだ。
だが、つないだ手の柔らかさと暖かさに、切羽詰った声色で呼ばれる自分の名に、戦いながらゾクゾクした。
ま、彼女の心にはあいつがいるけどね。
「ここが何の世界か聞かないのかい?」
「・・・別にどこでもいいんです。連れ出してくれてありがとう、大樹さん」
あの時。もう死んじゃうと思った。
助けてくれたのは、爽やかで、気まぐれで、笑顔だけど何考えてるかわからない、彼。
いつもは適当に消えていなくなっちゃうのに、最後まで、怪我を負っても身を挺して守ろうとしてくれた。
・・・あれ以来会っていなかった。
心細かった分、甘えたい気持ちが募る。
と、察したように、後ろから抱きしめられた。
「夏メロン・・・」
咄嗟に、夏みかんです!と言いそうになってハっとする。士くんの顔が頭をよぎった。それを打ち消すように、
「こんなにグラマーなのに、みかんなんて失礼だよね」
子供のように笑う。
「そういう意味じゃ・・・きゃぁっ」
突然首筋に吸い付かれて、脚から力が抜ける。
そのまま熱い息が首にかかって、身体がビクビクと震えた。
「夏海・・・・・・・」
後ろから抱きしめる腕は大きく胸を撫でてきて。
身体の奥が緩む感覚に、目に涙が溜まった。
ごめんなさい・・・いったん切ります!
気になる所で残念だ
期待して待ってます
映画は士も海東もユウスケも夏海とヤれそうなシーンがあって良かった
もう4Pしてほしい
夏みかんと一緒に暮らしてる士とユウスケは
一回ぐらいは夏みかんで抜いてるだろ
前スレで海東は夏海を何と呼ぶか?ってあったけど…
映画みた!
「夏メロン」と「夏海」
が聞けて嬉しかった。
特に後者の呼び捨てには、海東が夏海を大事にする思いを感じた。
夏海が海東をどつくシーンや、わざと夏メロンと言って意地悪してみたり、夏海がムキになって言い返すとことか。
夏海と手を繋いで逃げるとか。
二人の絡みが多かったな。
モンモンして帰って来たぜ
>>351 寸止めで苦しんでます!!
続き楽しみ
同じく海×メロンに萌えたよ〜
なんか夏みかんの事を夏メロンと呼ぶ人が増えつつあるな…
359 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 11:16:57 ID:4F4Yk5qE
空気をよまずに士×夏みかん、か、巧×真理を希望
海夏を語ってしまったが、もちろん、士夏が一番エロくて好き。
最近、距離が近づいたな。
初めて来たけど、このスレ雰囲気いいな〜
映画見たけど、ユ夏と海夏で最後は結局士夏に落ちたw
士夏のあのエロさは大変けしからんもっとやれと思う。
いらっしゃい。
たしかにでかいから夏メロンでももういいかもな。
海夏もユ夏も美味しすぎだろう映画。
少数派かもしれんが士×小夜も良かった
士が心からの笑顔を見せてるみたいで
やっぱ兄妹だな〜と
一緒に旅しちゃえば良かったのに
映画観た!
雨のシーンのエロさにびっくりした。
士夏ハァハァ。
「だ、大樹さ・・・待っ、て・・・!」
揺れる瞳を無視して、恥辱に震える肢体を捕らえて、促す・・・先へ。
首や耳に舌を這わせながら、豊かな胸の重みを確かめるように、下からゆっくり揉みしだいて、先端をきつく摘む。
「っあ・・・っ、んん・・・!」
耐えるように目を瞑って、次に目を開けたとき、ベッドに組敷かれていた。
突然一変した景色に驚くと、彼はいたずらが成功した子供のように笑った。
上から熱っぽい視線で見つめられて、
「君のことが欲しいんだ」と告げられる。
「大樹さ・・・」
「答えは聞いてやらない」
吐息ごと覆い尽くすように深いキスを与えられて、涙がこぼれる。
身に付けていたものはあっという間に取り払われて、
彼のしなやかな指とざらついた舌に全てを暴かれていく。
身体の中心に植え込まれていく熱にうかされる。
何も考えられなくなって、ただ喘いだ。
何度目かの絶頂に、荒い呼吸で上下する胸。
くたりとして脚を開いたままの彼女の中心をうっとりと眺めながら、自身を宛がう。
散々嬲ったそこは、自分のモノよりも熱い。
いやらしい音を立てながら、解れた場所に飲み込まれていく。
「ぁあっ・・・・・だい、き・・・さ・・・!」
「・・・夏海・・・気持ちいいよ・・・」
下腹部から快楽が這い上がってくる。
−−−彼女の背中がきれいに反って、一際高い悲鳴があがった。
夜が明けようとする頃、部屋に送り届けてもらう。
と、そこにあった見覚えのある影に、ギクリとした。・・・士くん。
「随分遅かったな・・・お前、どこ行ってたんだよ」
怒っているような、悲しんでいるような、そんな顔。
「わたし・・・」
「デートだよ。まぁ、気分転換ってやつかな?」
大樹さんが答える。ニコリと笑った後に射抜くような目になって、
「士。今度は夏メロンの心ごともらいに来るよ。覚悟しておきたまえ。」
BANG!とウインクすると、夏海の頬にキスを落として出て行った。
刹那、士に痛いくらい強い力で抱きしめられる。
「夏海・・・」
名を呼ぶ声はこんなに優しいのに。
士と大樹の間で揺れ動く、複雑な気持ちが胸に渦巻く。
士の腕に閉じ込められながら、大樹が出て行った白く明けてくる空を見つめた。
おわり
以上ありがとうございました。
・・・士編に続きます、多分。
>>365 さ、三角関係だとっ?!
続きをわっふるわっふる!
ぎゃあああ〜
神職人じゃあ〜w
士編を早く読みたい〜!
220 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 10:04:02 ID:7L+LrGm7
あーあ、腐女子にスレ乗っ取られた
そのうち陵辱禁止、ディケイド以外禁止とか言いそうだな
っていう誤爆
234 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/08/13(木) 16:33:22 ID:7L+LrGm7
最近腐女子沸きすぎだろ
腐は801板に帰れよ
仮面ラ○ダーは男のヒーロー。エロパロ板は男のもんだろ
っていう誤爆
>>365 GJ!すげぇ興奮しました!!
士編楽しみにしてるぜwwwww
くそう…なんか盛り上がってるのに映画見てないから話に加われないのがくやしい…(泣)
ディケイド映画で盛り上がってるところ空気読まず555巧真理投下。
しかもパラロス設定。すみませーん。
巧が行方不明になる前っつーことでひとつ。
『If you disappear from the world?』
「痛い」
真理が切なげに呟く。
「じっとしてろ」
巧が苦々しげに言い放つ。
小さな窓や壁の隙間から零れ入る外の強い光が、空中に舞う埃を浮かび上がらせる青白い部屋の中で
二人して床に広げたボロボロのラグの上に座り込み、巧の前で背を向けている真理。
キャミソールの肩部分をずらした真理の右肩は、背中に向かって紫色に腫れ上がっている。
其処に、先刻から何度も冷たい水で冷やしたタオルを巧が当てがっていた。
まったく、この女は並外れた跳ねっ返りだ
危ないからすっ込んでろっつってんのに、何時でも何処でもしゃしゃり出てきやがって
今の所はこの程度の怪我で済んでるけど、何時かどうかなっちまったら
本当にそうなったら、俺は一体どうなっちまうんだ?
―――もし、真理がこの世界から居なくなったら
憤りを抑えられない巧の眉間は、何時にも増して深く寄せられて、真理の傷を睨み付ける。
スマートブレインのライオトルーパー軍の奇襲はこの所頻度を増して、
兵士の数も眼に見えて増大している。
オルフェノクの前で、唯の人間の力は無に等しい。
唯一、闘う術を持ったベルトの力を使いこなせるのは巧と草加の二人だけだったが、
それでは到底足りない。
今や唯の人間も武器を取って闘うしか道は残されていなかった。
しかし、それすらもオルフェノクの前では焼け石に水だ。
そんな逼迫した状況の中で、何時も先頭に立って戦場を駆ける真理。
その度胸と行動力を頼もしく想いつつ、巧は彼女に攻撃が向くのが気が気でない。
今日もそうだ。
多勢のライオトルーパーを相手に闘う巧”ファイズ”を陰から援護していた真理だったが、
案の定吹っ飛ばされてこの様だ。
「巧、痛いってば」
「あ?お前は出てくんなっつってんのに、出しゃばるからだろうが。このじゃじゃ馬が。こんぐらい我慢しろ!」
「はぁ?!あんたが無鉄砲でドジだからでしょうがぁ!あたしの援護がなきゃ、とっくにやられてるわよ!」
「俺は死なねーっつってんだろ、何時も!お前の方が先にやられてりゃ世話ねーっつーの」
「考えなしで行動してるからいっつも危ない目に遭うんじゃん!」
「それはお前だろうがぁ!!」
「あたしはちゃんと考えて行動してますぅ!!」
「とにかく!目障りなんだよ!うっとーしい!邪魔!足手まといなの解んねーの?!」
「……あのねぇ。あたしだって、いざとなれば巧の盾にくらいなれるんだから!」
「……馬鹿な事言うな!!!」
これ位の痴話喧嘩は日常茶飯事でさして気にもならないが、最後の言葉には久々に激高した。
言っていい事と悪い事があんだろうが!と、
巧が真理の肩の傷に、荒々しくタオルを押し付ける。
「……あ………」
肩を抑えて倒れこむ真理に狼狽し、巧は前に回って心配そうに声をかける。
「…悪い……大丈夫か?」
痛みのせいだけではない涙を滲ませた大きな漆黒の瞳に睨み付けられ、繋ぐ言葉が見つからない。
「あたしだって…闘いたくない。だけど、他にどうやって巧を守ったらいいか解んない」
「…そんなの気にすんな。お前と、お前の居る世界を守りたくて俺は闘ってんだよ。」
「やだよ。巧が居なくなって、あたしだけ残ったら、…そんなの、絶対、やだ……」
大きな瞳にも留まることが出来なくなった涙が迸る。
「だから、あたしも守りたい」
ファイズである自分の側が、一番危険だという事は解っているのに。
安全な場所に匿うことも出来ず、常に眼の届く所に居て欲しい。
そうすれば、何時も全力で守ることができるから。
だけど、それは真理も同じ気持ちで。
敵を恐れ、息を潜めて巧の帰りを待つだけなんて出来ない。
何時も側に居て、一緒に闘いたい。
そしてその身が危険に晒されたなら、自らを盾にしてでも守りたい。
失いたくないから、守りたい。
危険だと解っていても、側に居たい。
互いに、ジレンマに苦しんでいた。
何も言えなくなって、巧は真理を抱き寄せ、滔々と流れる涙を唇で吸い取っていく。
温かく、穏やかな感触に潮が引くように涙が退いていき、恍惚とし始めた真理の、
序に額や頬にも口付け、しゃくり上げ続けて薔薇色に染まった唇にも、
ふわりと自分のそれを重ねた。
啄ばむように何度も触れては離れる口付けは、やがて彼女を求めるように深くその唇を捕える。
激しく舌を貪り合い、永々と繋がった唇が離れるとき、
その間に細い糸の橋が引かれ、瞬く間に消えた。
互いに治まりきれない熱を伴った視線がぶつかる。
巧の唇が真理の痣の部分に触れ、ゆっくりと、傷を癒す動物のように舐め始めた。
「……ぁっ…んっ」
ずきずきと疼くその部分に、痛みとは別の感覚が生まれ始めた真理の唇から
甘い声が零れ落ち、巧の欲望を煽っていく。
肩の痣を優しく舐め上げながら、巧の左手はもう片方の肩紐を刷り下ろし、
キャミソールを腰部分まで下げると、露になった白い乳房を両手のひらで弄び始めた。
「…あっ…んっ、ダメっ……」
「何が…」
「だって、…ん、怪我、してる…のに……」
「もう止まんねーよ」
「…だって、…横になったら、痛いし……」
「お前が上んなりゃーいいだろ」
巧は、自らが仰向けに寝転がると、その上に真理を跨らせ、細い腰を抱き取った。
頬を上気させた真理の潤んだ黒い瞳に見下ろされる。
「真理……キスして」
自分からキスするには苦しい体制になり、巧が真理に強請ると、
要求されるままに真理は上半身を倒し、巧の唇に自分のそれを重ねた。
肩の傷に触れないように用心しながら真理の細い身体を抱き締め、互いの舌を絡め合う。
少しずつ真理の身体を上にずらし、首筋や胸元にもくまなく口付け、
固くとがった胸の先の蕾にも舌を這わせると、巧の頭を抱え込んだ真理の両手が、
柔らかな茶髪を握り締めて甘く引っ張った。
「はっ……ぁん、ん…巧……っ…」
全身を駆け抜ける血液が、沸騰しそうなほど熱を持ち始めて、
肩の傷が殊更に疼き始めるが、それ以上に気持ちいい。
痛みと快楽に溺れそうになりながら、真理は浅い呼吸を忙しなく繰り返した。
真理の全身に口付けつつ、腰まで下ろしたキャミソールはそのままに
ショートパンツと下着を片足だけ抜き取り、自分もジーンズの前を広げる。
上半身を起こして腰を浮かせた真理が、赤黒くそそり立った巧自身に自らの手を添え、
蜜を湛えた中心に導いた。
「……ぅ…」
「あぁっん!」
何時もとは逆の体制で、より深い部分に当たる挿入感に、真理が堪らず小さな悲鳴を上げて仰け反った。
白い両手を巧の腹の上に置いて支え、欲望の赴くままに、自らゆっくりと腰を上下させ始める。
ぐちゅっ、ぐちゅっ…と真理の動きに合わせて淫猥な水音が響き渡る。
未だ疼く傷の痛みにも勝る快楽に翻弄され、荒い息遣いとともに真理は徐々に乱れていく。
巧は上半身を少し起こすと、両肘を着いて自分の身体を支えた。
汗ばんで紅潮した雌の顔をして、巧を見詰めながらその身を揺らす真理をじっと見据える。
中途半端に脱いだ衣に、益々情欲を刺激される。
自ら動くことなく齎される快楽と真理の扇情的な表情に、それだけで達してしまいそうになり、端整な顔をきつく顰めた。
「真理……下、見てみ?……繋がってるとこ、見えるから…」
卑猥な表情で煽られ、少し俯けば、前後に動く自分の中から
粘つく液を纏い、てらてらと光って出入りする巧のモノが見える。
「やっ……やだ…」
紅い顔を更に紅くして、泣きそうな眼をきつく瞑った真理の動きが止まる。
くっくっと意地悪く笑った巧が、今度はゆっくりと自分の腰を動かし始めた。
「っ…ぁっ…っぁんっ!」
先端すれすれまで引き抜いて、一気に奥まで突き上げる律動に、
切なそうに眉を寄せた真理が声にならない悲鳴を上げて震える。
まだ昼間。
他の人間たちは広場や供給所に集まっているはずだから、
野営地であるこの場所に人通りは少ないとはいえ、全く無い訳ではない。
残り少ない理性を総動員して必死に声を堪える。
「…ぁっ…ぁっ…た、くみっ……イっちゃう…っ声、出ちゃうよ……」
あまり苛めるのも可哀想で、巧は上半身を完全に起こして対面座位の形になり、
快楽と羞恥に顔を顰める真理をぎゅっと胸に抱きこんだ。
その間も激しく突き上げ、攻め続ける。
真理の両手が切羽詰ったように巧の背中に回され、身に着けたままのTシャツを握り締めた。
感じるままの真理の喘ぎは、全て巧の胸の中に吸い取られていく。
「はぁ…はっ!…あ、ぁ、ん!…」
「真理……真理」
「んっ…やっ……ぃゃ…あ、ぁ…たく、み……っ」
「真理っ…!」
「あ、ぁあっ!!」
繋がった部分が激しく痙攣し、強張った身体が互いの重みを預け合うように脱力した。
真理の肩の傷を優しく擦りながら巧が呟く。
「…へーきか?」
「……ん、痛いに決まってるじゃん……馬鹿」
真っ赤になった丸い頬を更に丸く膨らませて、けれど、
とても怒っているとは思えない、甘さを含んだ声音で悪態が返ってくる。
何時もの勝気の色が見えない、艶やかさだけを滲ませた漆黒の瞳が巧を見上げた。
「……あのさ」
「何よ」
「もう…盾になるとか言うなよ」
「………」
真理の左手を自分の右手で握り締め、甘く指を絡ませながら巧が呟く。
「離したくねーし、失くしたくねーんだよ、お前を……。だから、あんまり危ないことすんな」
「………お互いさま」
巧の胸の中で、その鼓動を感じながら真理が呟いた。
温もりを離したくなくて、何時までも感じていたくて、どちらからとも無く、きつく抱き締める。
本当に守りたいんだよ。巧を
巧は自分の事より、他の誰かの為に命を掛ける人だから
―――もし、巧がこの世界から居なくなったら
今日にも、明日にも、現実になるかもしれないその恐怖を払拭する為に真理は戦場を駆ける。
離したくない。失くしたくない。
強い想いだけを頼りに。
END
終了。
読んで下さった方、ありがとーございました!
GJ!
パラロスは巧真理イイヨ!
GJ!!お互いが大切で仕方ない二人に萌える!
この後巧行方不明と思うと…うっ
小夜とユウスケも見てみたい
パラロス設定いいよなー!
GJでした!
テレ朝チャンネルのアギト一挙放送見てたら翔一くん×真魚ちゃんが再燃してきた
映画見た
もう夏海は士も海東もユウスケも全員まとめて愛してやってくれ
388 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 06:07:27 ID:ooIsiW6D
一人旅を始めた小夜が旅先で集団でヤられる話が読みたい
大ショッカーのアジトでユウスケの目の前で夏海を犯す士とか
390 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 11:52:09 ID:/Ii5GEOp
なるほどー
>>386 あの二人は可愛いよな!
ナチュラルにいちゃつきすぎだ
393 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 21:12:30 ID:xzdii1ID
小夜をもやしの前で犯す月影はありだよな
夏みかんと妹を同時に相手してほしい
最近の投下ラッシュ、スレが盛り上がるのはいいことだけど
新作投下は、前の人の投下から少し間を空けられないんだろうか。
投下した人がどきどきしながらスレを覗きに来て、レスがついてるとわくわくしたら
別の人の投下だった……ってかなりがっかりすると思う。
つか自分はそれで凹んだことが結構あるんで、投下する時は前の人から
丸一日は空けるようにしてるんだけど、他の人は平気なのかな。
レス乞食って言われること覚悟で書くけど
ここに投下する以上、それなりの反応を求めてるってことだろうし、
折角の作品がすぐ別の作品で流されてしまったりするのは
それが自分のじゃなくてもなんか切ない。
それから、投下直後の雑談や別カプリクもあんまりマナーがよくないのでは。
好みに合わないものやつまらないと思ったものを無理に褒める必要はないし、
レスがつかないのも感想の内、というのは書き手も割り切ってるだろうけど
ほんの少し、間を空けてやってくれると嬉しい。
雑談から萌えを貰って創作意欲に繋がったりするので、雑談自体は大歓迎。
どっちにしろ、読み手の反応が書き手のモチベに繋がってるってことで。
読み手書き手関係なく、お互いに気遣い持ってやっていければと思って書いた。
うだうだ長文ごめん。
スルーしてくれて構わない。
連続投下があったら連続レスするからあんまり気にしたことはないな
>投下直後の雑談や別カプリクもあんまりマナーがよくないのでは
これはわかる
戦隊のほうのエロパロスレが一時期大揉めした
>>395 指摘ありがとう。
言われることは尤もだ。
自分も気を付けます。
んー、丸一日空けるということは一日一本の投下ということで、
それだとネタ持ってる人は辛いかも
沢山投下があれば住人も喜ぶだろうしね
せめて半日とか
投下できる時間が限られてる人もいるだろうし、あんまりキツキツでなければ個々人にまかせてもいいのでは?
でも言いたいことはよーく分かるよ。自分も職人だから
住人の皆さん、作品が気に入ったら何か一言でも頂けると、職人は非常に喜ぶし、モチベーションアップ、質の向上にも繋がります
よろしくお願いします!
>>399 同意です。
そして
>>395の方に不快な思いをさせてしまったみたいで、気が効かなくてスミマセン。
自分はあまり頻繁に覗かないもんだから、まとめて読むつもりで来ると、結局、それぞれにコメント出来ずにいたりする。
やはり間を開けずに投下するのは、先の職人への感想を遮る形になり、失礼でもあるから、考えて投下すべきだとも思う。
しかし、自分もパソコンを使える時間が限られているのでわかるが、職人にも投下するタイミングと言うものがあるでは?
空ける時間を決めないで、すべて投下のタイミングは職人に任せてもいいと思う。
全てはモラルの問題だが…、人が増えてきたので、こうゆう問題はどうしても起こり得るな。
>>395の意見に対して、なんかすごく大人な対応が続いて感心した。
すごく質の高いスレだな。ここは。
自分も気をつけたいと思います。
見る方にはあまり関係ないので適当に決めてほしい
適度な間があると読むのも切り替えできるな。
作品には一言レスすると職人さんが頑張って次に繋がるみたいだし。
1日はちと厳しいけど半日とか10レス前後の間くらいあるといいかもな。
つか、昔は3日くらいレスなしなんて普通だったよな。
人が増えて嬉しい悲鳴だな、おのれディケイド!
読む方は投下が多くて嬉しいが、職人さんからしたら作品への
レスつかないと寂しいよね。
>>403さんが言うように最低10レス前後あけるのがいいと思う。
職人さん、いつも良作ありがとう。
楽しませてもらってます。
みんな、心配するな。
投下自体なくなってもう丸2日だ
この雰囲気じゃ投下しにくかろう……
そんなに投下しにくい雰囲気でもないと思うけど
お盆休みとかで皆さん忙しいんじゃないでしょうか。
もういいんじゃない?
それぞれ言いたいこと言ってるし、
みんな思う所もあったみたいだし、
もう通常運営に戻りましょう。
では、スタート
↓↓↓
「士×夏海」で投下失礼します。
2人のはじめての夜を妄想補完したもので連作です。
だめな方、スルーお願いします。
「Here」
409 :
Here:2009/08/15(土) 21:41:19 ID:tE+teviT
夜も更け、物音のしない室内。
写真館の応接スペース、喫茶店のような造りになっているその部屋のソファの上に夏海はいた。
世界が変わるたびに微妙に姿を変える自宅の中で、唯一変わらないのはこの部屋だけで、一番落ち着く。
小さなクッションをヒザごと抱えて、夏海は考え事をしていた。
考えていたのは、失礼な同居人。士のことだった。
勝手にお店のものを使ったり、意地悪な態度ですぐに人をからかう。
いつもえらそうで、何を考えているのかさっぱり分からない。
おまけに変なあだ名までつけられるし・・・・・ほんとうにひどいと思う。
そんな彼の態度をたまに許せないと感じることもあるけれど・・・・
いざとなったら頼りになるし、口ではめんどくさがっていても助けてくれる。
気まぐれにやさしいことも・・・・
――――――なんで、こんなに気になっているでしょうか?
頭の中に浮かんでくるのは、あのあまり好きになれない皮肉っぽい笑顔。
頭を振って、なんとか追い出そうとしても、1度浮かんだそれはなかなか消えてはくれない。
なんでこんなに気になってしまうのか、考えるのが怖かった。
掴みきれない自分の気持ちも、怖かった。
「・・・・もう、寝ます!」
誰に言うわけでもないけれど、口に出して強引に考えを止める。
微妙に見慣れない部屋でも、横になれば多分眠れる――――――。
自分に言い聞かせ、夏海は立ち上がった。
窓の戸じまりを確認して部屋の電気を消した時、廊下へ続く扉が開いた。
入ってきたのは、士だった。
410 :
Here:2009/08/15(土) 21:44:32 ID:tE+teviT
「・・・・・何してるんだ?」
「もう、寝るところです。士くんこそどうしたんですか?」
さっきまで士のことを考えていただけに、視線を合わせられない。
ごまかすように彼に背を向け、消したばかりのスイッチに手を伸ばす。
伸ばした自分の手にすっと重なる大きな手が、スイッチを入れようとしていた指を止めた。
いつのまにかすぐ後ろまで来ていた士に驚き、振り向く。
「何を・・・・」するんですか?
至近距離で絡み合う視線。
今まで見たことがないその雰囲気に、熱に浮かされたように揺れる鋭い視線に気圧され言葉を失う。
ドクンッと音をたてて跳ね上がる鼓動。同時にのどの奥にからみつく息苦しさ。
体の奥からじわじわと広がってくる切なさにも似た何かに、とまどう。
まるで、士の視線に心臓を鷲掴みにされたような感覚に、身動きできない。
高鳴る鼓動が苦しくて、早くなる自分の息遣いまで士に知られてしまいそうで・・・・・居心地が悪い。
いっそここから逃げ出してしまいたのに・・・・・・
どうしても視線をそらせず、立ちすくんでしまう。
どのくらいみつめあっていただろうか?
ふいに握られていた手を引き寄せられる。
緊張してこわばる身体は、簡単に引き寄せられる方へとバランスを崩し、
士に向かってぶつかる瞬間抱きとめられ、筋肉質な腕が身体に絡みついてきた。
強く抱きしめられ、すぐそばに感じる体温。
――――――何で?突然こんな・・・・・・
状況についていけずに混乱してしまう。
「・・・・・士くっん」
ようやく絞りだした言葉をふさぐように重なる唇は、自分が今まで何度か経験した
単に重ねるだけのやさしいものではなくて・・・・・不安に身体が小さく震える。
少し乾いた士の唇が何度か荒々しく押し付けられた後、同じく荒い吐息と共に、下唇に感じる硬質な感触。
それは、やさしく輪郭をなぞるように動き、ゆっくりと夏海の下唇を挟み込んだ。
瞬間、ぴりぴりとしびるれるような何かが広がり、息苦しさを加速させた。
頭の芯がくらくらして、何も考えられなくなっていく。
目を閉じているせいか、ますますはっきりと感じる自分の鼓動。
すぐそばに感じる士の息遣い。
何度も何度も繰り返されるキス。
激しく唇を求められるたび、身体のなかで、のどの奥で苦しいような切ない何かが増してゆく。
うまく呼吸ができなくなって、わずかに開いた歯の隙間から、更に深く絡みつくやわらかい感触。
――――――男の人に食べられるって、こういうことなんでしょうか・・・・?
ふっと浮かんだ疑問を考える余裕もなくて・・・・・
背中にまわされた士の手が、ゆっくりと背中を撫で上げる。
くすぐったさとは違う別の何かが背筋を走る。
身体から力が抜けてしまう。もう立っていられない・・・・・!
とっさに伸ばした腕で、夏海は目の前の士にしがみついた。
411 :
Here:2009/08/15(土) 21:48:53 ID:tE+teviT
そのままふわりと抱えあげられ、身体ごと運ばれる。
仰向けに降ろされたのは、士のベットの上・・・・・・
自分の上に、膝立ちで馬乗りになっている士を見上げれば、
さっきより熱を帯びた瞳に射抜かれ、またドクンッと鼓動が跳ね上がる。
早鐘のようにうるさい鼓動と、身体中に広がる息苦しさに動くことができない。
「・・・・抵抗しないなら、最後まで・・・するぞ」
言いながら自分へ覆いかぶさる士。
繰り返されるキスは唇だけでなく、耳に、首筋に降り注ぐ。
服の下にもぐりこんでくる筋ばった指先。
直接触れられ肌をまさぐる大きな手の感触。
強く撫で上げられる場所、唇が、舌が這った場所に神経は集中していくのがわかる。
触れられる場所から、次々にひろがってゆく切なさ。
重なるたびに、どんどん刺激が強くなる。
ベットに背中を預けているハズなのに、まるで宙にういているようでひどく頼りない。
更に激しくなっていく自分の鼓動。肌に直接触れられている恥ずかしさ。
すぐそばにある士の体温に、奥の方から溶かされているような感覚に、訳もわからず涙があふれる。
そうして繰り返される愛撫は、息を整える間さえ与えてくれない。
――――――どうやって抵抗すればいいんですか?
脳裏を掠める疑問さえ、すぐに乱され流される。
熱く火照りはじめた身体から、1枚づつ剥ぎ取られていく服。
服の中にこもっていた熱が開放されて、士の熱をよりいっそう強く感じる。
これから何をされるのか、知識としては知ってはいてもまったく経験したことなどない。
不安でたまらないのに、怖くて逃げ出したいと思うのに・・・・・
いやだとは思っていない自分もいて・・・・・・
士の気持ちを確かめようとしても、言葉の代わりに出てくるのは自分の荒い呼吸だけで・・・・
身に着けているものがなくなるころには、身体が溶けてしまいそうな感覚は、
次第にしびれるような甘い物に変わっていた。
今何をされているのか、自分がどうなっているのかもわからない。
全身に繰り返される激しいキスと、自分でも触れた事のない場所を指先でなぞられる感触。
身体の真ん中で熱くうずいていた中心に士の指がたどり着いた時、強いしびれが走った。
「んっ・・・あぁっ」
思わず出た声が士をあおっている事など、夏海にはわからない。
さらに強い刺激を与えられ、身体の中で出口を探していた熱が、声に変わり士に伝わる。
飛んでしまいそうな意識の中、心地よいしびれが熱い痛みにかわった。
溶かされていた身体が、痛みに反応して強張り、自分の中をまさぐる指を押し戻そうとしている。
「・・・・力、抜け・・・」
ささやかれても、方法がわからない。
訊ねようにも、言葉にならずに涙にかわる。
痛くて、熱くて言葉にならない自分の声を、士の唇がふさいでくる。
士の指が体内をまさぐるたびに響く水の音。
涙でぼやける視界に、ときおり熱をおびた視線が絡みつく。
412 :
Here:2009/08/15(土) 21:51:39 ID:tE+teviT
―――苦しそうに見えるのは、気のせい?
―――こんなに切なくて、胸をしめつけられるのは、なんで?
覆いかぶさっていた士の身体が少しだけ離れ、ゆっくりと脚の間に割りこんでくる。
自分の膝にかかっていた大きな手が背中にまわされる。
その手に力がこもった刹那、熱いかたまりが夏海を貫いた。
指とは比べ物にならないほどの質量と熱さ。
「・・・っや・・やだっ 士くっん」
その鋭い痛みに耐え切れず、夢中で士にしがみつく。
ゆっくりと中に入り込んでくる士の感触。
自分のものではない荒い呼吸がとても熱い。
揺さぶられるたび、頭の中がまっしろになってゆく。
振ってくる汗も、与えられる痛みも、熱も、そのすべてが愛しくて、涙が出る。
ねぇ、こうすることで少しでも・・・・・
あなたの孤独やつらさを癒すことができますか・・・・?
全身で士を感じながら、夏海は意識を手放した――――――
どのくらい気を失っていたのか、目を覚ますとまだ外は暗い。
気だるい疲れと自分の中に残る士の感触が、さっきのことは夢ではなかったと教えてくれる。
流されてしまった事に後悔はなかった。
確かめるのが怖くてずっとごまかしてたけど、大切だと思っているから・・・・・
抵抗できないんじゃなくて、抵抗しなかったのは、心のどこかで望んでいたから・・・・
士が自分をどう思っているのか聞いた訳ではないけれど、あんなに激しく求められてわかった気がした。
すぐ隣で寝息をたてる士の腕にすり寄りながら、心の中で問いかける。
――――――想われてるってうぬぼれても、いいですか?
ふいに士が動いた。寝返りと共に腕をまわされ、抱きとめられる。
無意識だろうけど、応えてもらえたようでうれしくなる。
規則正しい寝息が髪にかかってくすぐったい。
互いの体温であたたまったシーツの中、幸せだと心から思った。
おわりです。
続けて士編です。すみません。
「Here2」
414 :
Here2:2009/08/15(土) 21:57:25 ID:tE+teviT
静まり返った部屋。寝付けずに何度目かの寝返りをうつ。
窓から差し込む月明かりのおかげで、電気を消していても明るい。
士はいらついていた。
眠れないのは、この月明かりのせいではなかった。
体の中に熱がこもっているようで、いらいらする。
かすかに眠気はあるものの、意識が冴えてとても眠れそうにない。
溜息をひとつ吐き出し、起き上がる。
水でも飲めば、少しはマシになるか?
喉が渇いている訳ではなかったが、思いつき士は部屋を出た。
廊下へ出ると、客間の扉の磨りガラスに灯りが見える。
どうやら誰かまだ起きているらしい。時刻はちょうど日付が変わった頃。
あまりTVを見る習慣のないこの家では、充分に遅い時間で首をかしげる。
―――――誰だ?
扉に手を押しあけたとたん、視界が暗くなった。
中にいた誰かが電気を消したのだろう。
暗い廊下から来たせいで、目はすぐに暗さに慣れた。客間にいたのは、夏海だった。
月明かりの中、驚いたように自分を見つめる瞳。
―――――何で、このタイミングで、ここにいる?
体内にこもる熱が上昇する。ごまかしてしまおうと思っていた欲が大きくなる。
「・・・・何してるんだ?」
手を伸ばせば届く距離で視線が絡む。
「もう、寝るところです。士くんこそどうしたんですか?」
一瞬まじわった視線はすぐにほどかれ、背をむけられる。
電気をつけるために白い指が伸ばされるのが見える。
灯りは、必要ない―――――
思って、彼女の指を自分のそれで絡み取り、握りしめる。触れた指先から伝わる体温。
抑えなんて効くはずがない。ガマンなんてするつもりもない。
驚き、振り返る夏海の髪から甘い香りが流れ、鼻腔をくすぐる。
「何を・・・・・・」
少しだけおびえたような視線。
真正面からじっと見つめると、彼女は言いかけていた言葉を飲み込んだ。
そのとまどう瞳の奥に、自分を誘うような揺らめきが見えた気がした。
握った手ごと、その華奢な身体を引き寄せる。
あっさりと腕の中におさまった夏海の体は、緊張しているのか小さく震えている。
白い首筋、薄い肩。なだらかなラインの腰を確かめながら、ゆっくりと抱きしめる。
「・・・士くっん・・・」
苦しそうに自分の名前を呼ぶ夏海。
普段とは明らかに違う、その声を耳にした途端、火がついた。
何かを言おうとしているその唇に、自分のそれを荒々しく重ねる。
きちんと手入れされているのか、その感触はみずみずしくて甘い気さえする。
興奮に息が上がり、彼女を抱きしめる腕に力がこもる。
ふと、自分の胸元に感じる固い違和感。視線を落としたその先にあったのは、
血の気がなくなるほど強く握りしめられている夏海の手だった。
小さな震えこそとまっていたものの、彼女の身体はガチガチに固まっている。
繰り返し続けるキスに、体を硬くするばかりの夏海。
なんとかその固さを溶かしてみたくなり、彼女の唇にそっと歯をたてる。
ゆっくりじらすように優しく、そっと下唇を甘咬みする。
なんで咬んだのかは自分でもわからなっかたが、効果はあったらしい。
胸元で固く握りしめられていた手はゆるみ、彼女の息遣いが少しだけ荒くなった。
415 :
Here2:2009/08/15(土) 22:00:47 ID:tE+teviT
――――――もっと、乱したい。もっと、溶かしたい。
それは素直な欲求。
焦れる自分の本能を押さえ付け、更にキスを繰り返す。
ふいに、つぐんでいた唇がゆるんだ。
そのわずかな隙間から自分の舌をねじ込み、口腔を舌先でまさぐる。
角度を変えて何度か舌先を送り込みながら、背にまわしていた手を撫で上げる。
指先がうなじにかかったその瞬間、ピクッと応える彼女の身体。
少しだけ腕をゆるめてみると、ふらふらとふらついていた。
崩れ落ちそうになった瞬間、バランスが取れずにいたはずの腕が士の両肩にしがみついてきた。
わきあがってくる愛しさと、ますます焦れる本能。
体の中心に集まる熱も、激しさを増している。
ふらつく彼女をゆっくりと抱きあげて、士は自分の部屋へと連れ込んだ。
そっとベットの上へ降ろす。
すぐそばで自分を見上げる彼女の視線に応えるように、両手両足で彼女の上に四つん這いになる。
瞳に影をおとす長いまつげ、潤んだその瞳とすがるような視線。
上気してうっすらと色を変えている頬――――――。きれいだと思った。
弱々しいくせに、そのくせ扇情的で・・・・・さらに火をつけられる。
「・・・・抵抗しないなら、最後まで・・・するぞ」
興奮にかすれる自分の声。
たとえ抵抗されたとしても留まる自信なんかない。
彼女ののことが好きだからこそ、こんなに欲しくてたまらない。
言葉にできない心の声を、直接ぶつけた。
服の下に自分のてを滑り込ませ、白い肌をまさぐり、滑らかな感触を楽しみながらポイントを探る。
上気し赤く染まった耳朶に、唇と同じように歯を立てて、首筋に、胸元にキスをくりかえしながら
ゆっくりと彼女の服を剥ぎ取る。
恥ずかしそうに閉ざされた瞳に、涙がにじんでいるのがわかった。
自分の口でその滴を受け止める。口腔に拡がるその苦ささえ甘い媚薬。
じょじょに汗ばみ吸いつくような質感にかわった白い肌。
張りのあるやわらかな感触はいつまでも触れていたくなる。
全身で感じたくなり、自分の服を脱ぎ捨てると、改めて彼女の上に覆いかぶさった。
416 :
Here2:2009/08/15(土) 22:03:44 ID:tE+teviT
直接、触れ合う肌。感じる熱はいったいどっちのものか?
下着まで取り去り、細いくせに大きな胸を揉みしだきながら、その先端に舌を這わせる。
甘く変わっている吐息に、かすかな嬌声がまじりはじめ、煽られる。
恥ずかしさから閉じようとする脚の間に指を滑らせ、中心をなぞる。
指先に絡みつくあたたかい蜜。
荒い吐息を繰り返しながら首を振る夏海に宥めるように唇を重ね、
更に上の一番敏感な部分を指先で探る。
「んっ・・・あぁっ」
重ねた唇の間から響く声は、微かにのこっていた理性を吹き飛ばすには充分すぎた。
あふれる蜜の中心へ指を押入れる。
指1本でも狭いと感じるその場所は、夏海の呼吸にあわせて蠢く。
指先は奥へと引き込まれるのに、入口の部分は士の指を押し出そうとしている。
「・・・・・力、抜け・・・夏海」
痛みに耐えているのか?切ない声をあげる彼女へ口づけを繰り返しながらささやく。
聞こえているのかわからないが、もう止められない。
少しでも彼女に与える痛みが穏やかなものであるようにと、丁寧に繰り返してきた愛撫が性急なものに変わる。
指の動きに合わせて響く水音は、彼女にも聞こえているだろうか?
熱くなっている夏海の中から指を引き抜き、自身のそれを変わりにあてがう。
彼女の背中と肩へ自分の腕をまわし、なるべくゆっくり押し入れてゆく。
「・・・っや・・やだっ 士くっん」
消え入りそうな彼女の声。涙に濡れる瞳に愛おしさが湧き上がる。
押し出されそうなほど狭い入口から自身の先端に与えられる快感。
夏海の苦しそうな呼吸に合わせて蠢く内襞は、からみつき士を引き込む。
痛みのためか、自分の背中にまわされている彼女の腕にも力がこもっている。
与えられる快感は、視界が飛びそうなほど強烈で、逆らえない。
やっと辿り着いたからこそ、急速に昂っていく。
愛おしくてたまらない彼女をきつく抱きしめながら、彼女の中へ自分の欲を放出した。
窓から差し込む月明かりの中、身動きする夏海の気配を感じた。
腕をまわして抱え込む。
肌に直接伝わってくるその存在のあたたかさに、安心し意識がまどろむ。
言葉にならないほどの圧倒的な充足感に、誘われ眠りに落ちてゆく。
――――――こいつが望むなら、なんでもやる気になるな・・・
意識がなくなる瞬間に、夏海の甘い囁きが聞こえた気がした。
言葉にできない想いが伝わればいいと、士は抱きしめる腕に力をこめた。
おわりです。
長々と失礼しました。
リアルタイム投下にしびれたぜ.....!
GJに次ぐGJの嵐を与えるしかない
お互いの思いの深さがよくわかる手法が
すごくイイ!
ほんと覗いてみてよかった。
ありがとう
GJありがとう!!
甘甘でモニターの前でにやにやしてしまった
なんでかこの2人は告白とかそういうのが無くても
満足するなあw
すげえ萌えた!!
士、夏海両方の視点から楽しめて美味しさ二倍でした
お互い想い合ってるんだなぁw
GJ!!素晴らしい作品をありがとう!
GJでした!
士、夏海の双方の視点からなので、
微妙な差異が、これまた美味♪
GJ!
同時に別視点ていうのは二度おいしいね。
王道だけど斬新です。
418-422
読んでくださってありがとうございます。
投下時に散々確認したはずなのに
読み返したら数か所ミスタイプが・・・・・色々落ち着け自分。
GJを励みに精進します。すいませんでした。
>>423 いじらしい士夏にやられた!読んでてニヤニヤせざる得ないGJ!
これからも頑張って下さい
新たな作品を楽しみにしています!
それはそうと、今日の放送に禿そうになった…
士夏展開が来るとは…盲点だったぜ…!
とりあえずユウスケが良い仕事をしすぎだと。
劇場版ネタバレSS投下させていただきます。
タイトルは「鳥籠」。アウトな方は弾いてくださいますようお願いします。
以下ネタバレ。
大首領士×夏海で無理矢理です。あとは言葉攻めとか。
じつは上のユウ夏も書きました。
続けて同じネタスミマセンwww しかも表現とか被ってたらスミマセン。
無理矢理ですが愛は以下略。
426 :
鳥籠:2009/08/16(日) 15:15:59 ID:6Y8nJzEG
目が覚めると、知らない部屋だった。
「・・・・・・」
薄明るい部屋、大きくて居心地のいいベッドの上に横たわっているのがわかった。
ぼんやりとした頭のまま、夏海は何度か瞬きをする。
目の前のある、壁一面かというほどの大きな窓からは月が見え、その明かりが差し込んでいた。
ここはどこ・・・・・・。
「―――!!士くん・・・・・・、ユウスケっ・・・!!」
がばっ!と夏海はベッドの上で上半身を起こした。
急に跳ねあがった鼓動を落ち着かせるように、服の上から心臓の部分をぎゅうう、と押さえる。
そうだ、あの場所で、ライダーの頂点を決めるとか・・・・・・。
それで、士くん・・・ディケイドが。
夏海はおそるおそる部屋の中を見回す。
広い部屋に、今、自分が座っている、どことなくアンティークめいたキングサイズのベッドだけがあった。
「はっ、はっ、はぁ・・・・・・」
早く、浅くなった呼吸と、ふき出そうになる冷や汗―――言い表せないほどの不安。
士くん、ユウスケ、どこにいるの!!
その瞬間、ガチャリ、と音を立ててドアの取っ手が回った。
ギィ・・・と音をたてて、大きく豪奢な造りの二枚の扉がゆっくりと左右に開いていく。
そして、逆光を背にそこに立っていたのは、士だった。
「よぉ・・・・・・目が覚めたか」
「士・・・くん?」
ほっと安堵しそうになって、そうして夏海はすぐに異変に気づく。
―――なにか、違う。
彼の口元に浮かぶ肉食獣のような笑みと、射抜くような鋭い瞳。そして、その身に纏う雰囲気・・・。
逃げ場所のないベッドの上で、夏海はじり・・・と後ずさった。
「士くん・・・?ユウスケは・・・・・・?」
「ユウスケ?・・・・・・さあな」
いつもと違う、冷たい声に肌が粟立った。
ここにいては駄目だと頭が理解しているのに、身体が動かない。
腕を組んで、閉めた扉に背を預ける士がくっくっと笑う。
細めた目でじろじろと舐め回すように、値踏みされるように見られて、夏海の喉はカラカラに渇いていく。
「・・・・・・おまえら二人は、よく役に立ってくれたよ。
俺も、記憶を失くしてやばかったからな・・・・・・」
ラッキーだった、と、声を立てて笑う彼が怖い。
「嘘っ・・・・・・」
「嘘じゃない。俺は最初っから、大ショッカーの『大首領』だ。おまえと会う前から」
「ちがうっ・・・・・・違う!違いますっ!!」
「違わない、何も」
恐怖で震え、夏海は歯をガチガチと鳴らす。
両腕で頭を抱え、激しく首を振っても、この現実は何も変わらない。
士はベッドの脇をゆっくりと歩いて回り込み、大きな窓を背にする。
明るい月を背負った彼が素肌の上に着た服を脱ぎ、きれいに筋肉がついて引き締まった上半身が露わになった。
ぎし・・・と音を立ててベッドの上に膝をついた士が、竦んで動けない自分に顔を近づけてきた。
胸元に光るのは、「DCD」の文字が刻印された―――。
「・・・・・・安心しろ、おまえは殺さない。俺の『玩具』なんだからな」
ギラギラと光る瞳に射すくめられて、絶望が夏海を支配した。
427 :
鳥籠:2009/08/16(日) 15:20:11 ID:6Y8nJzEG
「・・・ああっ!!いやぁ!!」
手際よく、でも強引に荒々しく、着ているものが剥ぎ取られていく。
あっという間に全裸にされて、夏海はなんとか逃げようと身を捩った。
それを阻止するように背中から覆いかぶさってきた士が、両手をシーツの上に縫い止めてくる。
「どこに行こうってんだ。逃げる場所なんてないぜ?」
両手を頭の上で一纏めにされて、さっきまで着ていたキャミソールできつく縛られた。
「抵抗しても辛いだけだぞ・・・・・・前までは、あんな可愛く鳴いてたじゃねえか」
ん?と確認するように耳元で囁かれ、腕で腰をぐいっと持ち上げられる。
「やだ・・・・・・!!」
獣のような体勢にされて、まだ反応をみせていない、一番敏感な部分に指が這わされてくる。
絶妙な指先の動きに、すぐに硬くなるその部分。
士にそこをしつこく押され、撫でまわされ、嫌でも身体の奥が緩んでくる。
じわ・・・と蜜が滲んできた中心に、間髪入れずに指が押し込まれた。
「・・・ああっ!!」
涙が散る。
嫌なのに。
こんなに嫌なのに、身体は反応してしまう。
まだ彼が前までの彼だった頃、幾度となく肌を合わせた。
すっかり士に慣らされ、馴染まされた自分の身体は、感情とは裏腹に素直に反応を返した。
「・・・んっ、んっ、ん!」
夏海は唇を強く噛みしめる。
感じた声なんて、絶対に出してやらない。それが最後の抵抗。
「強情だな・・・。いつまでもつか」
溜め息をついた士が、中に入れた指をぐるっと回してくる。
荒っぽかった愛撫は途端に優しいものになり、指先が弱い部分を何度も擦ってくる。
もう片方の手でぐいっと顎を上げられ、唇をそっとなぞられた。
「出せよ、声・・・・・・聞きたいんだ」
前までの彼じゃないってわかってるのに。
耳元で、優しい声で、囁かれると錯覚してしまう。
夏海は自由にならない両手を突っ張って背を反らし、泣き叫ぶように大きな声を上げた。
428 :
鳥籠:2009/08/16(日) 15:23:56 ID:6Y8nJzEG
両手の拘束が解かれて、どこにも力の入らない身体を窓辺に導かれる。
遥か下には、瞬くような光。それは人々の生活の息吹。
そして頭上にも、光。すべてを照らす月と、夜空いっぱいに散りばめられた星々の。
立ったままの身体、腰を後ろからしっかりと掴まれて、耳朶を唇で挟まれた。
「いれるぞ・・・・・・」
「―――!!!」
耳の中に直接吹き込まれる言葉と同時、背後から熱くて硬い、太いものに貫かれる。
爪先から走った快感が手の指先、髪の先まで抜けたようで、夏海は目の前のガラスに爪を立てた。
ガラスには引っ掛かりなどなく、かしかしと音をたてて爪が表面を滑る。
痙攣するように震える身体の中心にはしっかりと楔が打ち込まれていて、息がつまった。
「あ・・・は・・・」
きつく閉じた目から涙が零れる。背中に力が入ってふるふると喉を反らすと、掴まる場所がなくて頼りない自分の両手に、後ろから士の両手が重なってきた。
指の間に指が入り込んで、しっかりとガラスに押し付けられる。
「っく・・・あんま締めんなよ・・・」
「ひっ・・・あ、あ・・・」
苦しそうな声が耳に届くと同時、奥まで突き上げられて涙が散る。
夏海は、額を、頬を、目の前のガラスに押し付けた。
ぐちゅっ、ぐちゅっと濡れたいやらしい音をたてて、焼け付くような熱さのソレが自分の中を滅茶苦茶にする。
自らが吐き出す荒い息で曇ったガラスと瞳に滲んだ涙で、視界いっぱいに見える光が霞む。
幻想的な光景と、背後から無理に自分を犯す男の激しい動き・・・・・・このままでは、心と身体がバラバラになってしまう。
士くん・・・・・・。
今までのあなたは、ぜんぶ、嘘だったんですね・・・。
あなたを信じていたのに。
あなたの、不器用な優しさをずっと信じていたのに。
なにもかも・・・嘘だった。
心はこんなに千切れそうで苦しいのに、確かに身体は彼に感じていた。
「あっあ・・・ああ、あああああ!!!」
どうしようもなくなって、ぎゅうう、と重ねられた指に力を込める。
後ろから肩に立てられた士の歯の感触と濡れた熱い息に全身がびくん!と強張って、そこで頭が真っ白になった。
429 :
鳥籠:2009/08/16(日) 15:31:04 ID:6Y8nJzEG
再び、ベッドの上に導かれて、今度は仰向けに倒される。
熱いものが引き抜かれたそこに、すぐに節くれだった指が入ってきた。
「まだひくひくしてる・・・・・・淫乱だな、んん?」
「んっ、ん、ん・・・!」
嫌がって身を捩ると、その力を利用して身体を横向きにされた。
片脚を肩に担がれて大きく開かされる。
片手の指は濡れてどうしようもない中を、もう片手の指は硬く尖った肉芽を弄っている。
小さな波が絶えることなく押し寄せてきて、夏海は強く背を反らせた。
「はあっ、・・・はぁ・・・・・・は・・・!」
もう、苦しい。
このままじゃ・・・壊れる。
もう何度目かわからない絶頂の後、やっと苦痛ともいえる責めから夏海は解放された。
仰向けの恰好で両の手足をぐったりと投げ出して涙を流しながら喘ぐように呼吸をしていると、そっと頬に触れるものがあった。
指の長い・・・大きな手。
ずっと、彼のこの手が大好きだった。
「・・・夏海・・・・・・」
どこかためらったような響き。
士の声がその名を呼んでくれたのを、とても久しぶりに聞いた気が夏海にはした。
重い瞼を動かして薄く目を開けると、彼が上から覗き込んでいる。
置いて行かれた少年のような、顔。
眉を寄せて、何か言いたそうに唇を曲げた、どこか泣きそうな顔。
夏海も思わず士の頬に手を伸ばす。
・・・・・・そんな簡単に、嫌いになんかなれるわけがないのに。
わかっていた事実を、目の前に突き付けられた。
彼の頬に触れたままの手、その上から士の手が重なってきてぎゅっと握りしめられる。
ゆっくりと落とされる唇を、逆らわずに受け入れる。
何度か唇が合わせられて、額が寄せられた。
至近距離で視線が絡んで、そして―――。
430 :
鳥籠:2009/08/16(日) 15:36:42 ID:6Y8nJzEG
そして彼は、まるで呪いのような言葉を、蜜のような甘さで囁く。
「おまえだけはいてくれよ・・・・・・俺の、そばに」
ああ・・・・・・。
なんてひどい男。
私を欺いて、裏切って、こんなひどい目に遭わせて・・・・・・。
なのにそんな目で、そんな言葉で、私をこの鳥籠の中に閉じ込めるんだ。
私がそれに、抗えないのを知っていて。
「ふうっ・・・・・・うう・・・・・・」
溢れる涙は止まらない。枯れることを知らない泉のように。
真正面から両脚を抱えられ、士がゆっくりと中に入ってくる。
両の手で胸を包み込まれながら反応した頂点を手のひらで擦られ、舌で舐められ、唇で吸われ、それが繰り返される。。
優しい、穏やかな腰の動きが、逆にじれったく感じる。
夏海は顔を上げた士の首に、自分の腕を強く絡めた。
この人は、大首領なんかじゃない。
この人は、士くん。
私の好きな人・・・・・・。
どんなに憎みたくても、憎むことなんてできない。
士が動きながら身を屈めて、額を肩にこすりつけてくる。
確かめるように首筋に舌が這わされ、唇が何度も押し当てられる。
そんな彼の髪を指でそっと撫でながら、夏海は幾度となく高まっていく意識に身を任せた。
私は、あなたのそばにいるよ。
私だけは・・・・・・。
この鳥籠の中に、閉じ込められてあげる。
終わりです。
色々とすみません。
とりあえず、士のエロパロ向き具合を再認識した・・・。
うわぁぁぁ!!鳥肌止まらん…!!
やっぱり士はエロパロ向きだな。
あと2話で終わりなのがもったいない。
おお〜GJだこりゃ
映画では描かれていない士の葛藤がいい。
夏海もかわいすぎ
ほんと士はエロパロ向きw
ほんとありがとう!GJ!
おいしくいただきました!GJ!!
435 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 10:41:18 ID:QrSlMqI6
野獣のように真理を襲う巧のお話を希望します(できたらでいいです)
素晴らしかったですGJ!
文章すげえうまい、ムードあるレイプってイイな!
夏みかんを鳥籠に・・・考えただけでムラムラするわ・・
とてもGJ!!!
鬼畜万歳!
でも愛もあってたまらんです、読んでいて鼻息が荒くなったw
士夏GJでした!
555劇場パラロス設定で雅人×真理、巧×真理投下します。
3Pではありません。
ネタバレ有り。
『Don't leave me』
「救世主は…この俺だ」
雅人はそう傲岸に言い捨てると、人間解放軍の幹部連を睥睨した。
踵を返して出て行く傍ら、真理の肩に手を掛けると、その耳に顔を近づけて囁く。
「後で部屋まで来い」
真理は一瞬、大きな瞳を見開き、すぐに俯いて顔を顰めた。
その言葉の意味する所は十分理解しているし、もはや有り触れた事なのに。
慣れない。
雅人の慰み者になるという事。
カイザの力を借りる報酬として。
巧が居なくなって、オルフェノクと対等に闘える力を持つ者は、雅人だけとなった。
人間を守る為に力を貸して欲しい。
そう申し出た真理に、雅人は一つの条件を出した。
真理が拒絶すれば彼はこの、人類最後の砦を簡単に見捨てただろう。
残された人間達を守る為にこの身を差し出す。
……否、そんな大層な理由ではない。
もっと単純なものを守る為に、真理は雅人に抱かれる。
雅人が使用しているバラックへ足を踏み入れると、
待ちかねたように強い腕で強引に引き寄せられ、きつく腕の中に捕らわれる。
半ば力の抜けた状態で荒々しくマットレスに組み敷かれ、ぎゅっと眼を瞑り、口元を引き結んだ。
唇だけは絶対に許さない。それがルール。
雅人の唇が真理の首筋を捕らえ、幾分乱暴に服を剥ぎ取られていく。
所有の痕跡はきっちり残される。
唇を拒否したからって、何を守ったことになるんだか……
真理は自嘲した。
心は拒否しているのに、他人に触れられ、反応する身体に我が身ながら嫌悪感が募る。
雅人の強引な愛撫にさえ、自分の中心から熱が湧き出て来るのを感じて、きつく奥歯を噛み締めた。
紅潮し、汗ばむ肌。
しなる身体。
引き結んだ唇からは生理的な呻きが零れてしまう。
「…んっ、ん」
「声出せよ。感じてるんだろ…」
「ん………っ」
少しでも唇を開けば、認めたくない女の媚びた声が零れてしまう。
きつく、きつくシーツを握り締める。
「真理……早く俺の物になれ。…心も」
雅人の熱い楔が打ち込まれ、気持ちとは裏腹のどうしようもない快楽に、
真理は眉を寄せて、声を堪えるために殊更強く唇を噛み締めた。
血が滲むくらいに。
激しく突き上げられ、雅人の背中に強く爪を立てる。
真理から与えられるその痛みさえ、雅人にとっては快感なのに。
限界を迎えた雅人自身がぬるりと引き抜かれ、真理の内腿に向かってどくどくと欲望を吐き出した。
浅い息を繰り返しながら、汗ばんだごつごつした身体がどさりと覆い被さる。
真理の肩に顔を埋め、片手で彼女の頭を抱え込んでシーツに波打つ黒髪をくしゃ、と掻き回す。
大きく息を吐き、疲労を色濃く浮かべた瞳を開いて、真理がゆっくりと右腕を伸ばした。
その手が空を掴む。
誰かの手を捜して、彷徨う。
一度は確かに掴んだのに、離してしまった手。
触れて欲しいのは唯一人だけなのに。
生きる希望も未来も見出せない世界の中で、自分は何の為に生きているのだろう。
生き地獄のようなこの暗闇の中で、どれだけ彷徨えば光に辿り着けるのか。
雅人が死んだ。
スマートブレインの刺客、帝王のベルトによって、あっけなく灰になって散った。
けれど、光を齎す者が帰ってきた―――
何時も険悪な人間解放軍本部は、その夜は殊更気まずい緊張感に包まれていた。
その場に居る誰もが息が詰まりそうな居心地の悪さを感じる、威圧的な空気。
カイザが死に、解放軍リーダーの水原までもがオルフェノクに倒された。
―――そして、ファイズが現れた。
解放軍幹部メンバーは敵意を剥き出して”ファイズ”巧に詰め寄る。
「オルフェノクに対抗できるのはベルトの力だけだ。そして今の所その力を使えるのはあんただけって事だ。
当面は否応なく人間の為に働いてもらう」
「厭だね。おめーらみてーな態度の悪い奴らと付き合うのはごめんだ」
自らの態度の悪さを棚に上げて巧が嘯く。
「まあ、そう言うなって。ファイズとしてこの砦を守ってくれるんなら女だって付くしな」
幹部の一人が、日焼けと火薬で黒ずんだ指先で弄んでいたタガーナイフの切っ先を、真理に向けた。
真理の漆黒の大きな瞳が、一層大きく見開かれた。
その場に居た者達の視線が真理に集まる。
「カイザがそうだったって事だ。この女はカイザの力を利用する為に雅人と寝てたんだぜ」
強気を湛えた真理の瞳は、侮辱の言葉にも屈する事無く男を睨み付けていたが、
不意に巧の姿を眼に留めると辛そうに眇められた。
巧は無表情でそんな真理を見詰めた。
「皆知ってることだ」
悠然と皮肉り嘲笑う男の言葉に、その場に居た堪れなくなった真理が外へ飛び出した。
巧は男を侮蔑的に睨み付けると、小さく舌打して真理の後を追掛け、走り出した。
馬鹿
追いかけて来ないでよ
どんな顔したらいいのか、解んない
真理は息を切らして、砦の外れにある自分のバラックの中へ駆け込んだ。
すぐ巧が追いつき、中で背を向けたままの真理から少し距離を置いて立ち止まった。
暫くの間、互いの荒い息遣いだけが薄暗い部屋の中に響いていた。
永い沈黙の後、真理が徐に口を開く。
「…あいつの言った通りだよ。………あたし、雅人と寝た」
重い静けさの中に、真理の言葉が反響する。
「1回だけ、とかじゃないよ。求められたから、何度も………。
それだって、人間を守って欲しいとかこの場所を守って欲しいとか、そんなんじゃない。自分の為。
……あたし、死にたくなかった。雅人に身体売って、自分を守ってもらってたんだよ」
自分の言葉で自分を傷つける真理の身体が小刻みに震える。
「……あたしは、…こんな人間なの。だから、いいよ…もう………」
これ以上話したら、声も震える。
けれど、それさえ弱さを演出しているような気がして、厭だった。
それに、取り繕っているのでも強がっているのでもなく、事実だから。
「も……出てって…」
消え入りそうな声で呟いて、俯く。
暫くの沈黙の後、後ろで何かが動く気配。
次いで、背後から柔らかく包まれる感覚に、真理の身体がぴくんと強張る。
真理を抱き締める腕が肩にかかり、彼女の身体を反転させ、俯いたままの頭が巧の胸の中に抱きこまれた。
「…………頑張ったな」
巧は真理の頭に顔を埋め、呟きながら長い指先で彼女の黒髪を優しく梳いた。
「頑張って、生きたんだな」
真理の胸が熱い何かで一杯になって、感情が堰を切ったように溢れ出した。
温かい巧の腕と言葉に包まれて、全てを流すように涙が迸り、嗚咽が漏れ始める。
そして気付いた。
巧と離れてから今までずっと、泣きたかったのだと。
「ぅっ…えっ、…ひっく」
我慢できず、巧の胸の中で彼のシャツを握り締め、しゃくり上げながら呟く。
「…あ、たし、生きていたかった……。また、巧に、会いたかった、からっ…」
巧の指は真理の頭を優しく撫でながら、少し汚れた黒髪を梳き続ける。
きつく眼を瞑って、真理は声を、息を詰まらせながら大粒の涙を流し続けた。
「……たくさんの、人が、死ぬの…毎日、仲間が……。雅人もっ……でも、あたし、何もできなく、って…」
巧の胸に真理の涙と共にその悲痛の叫びが沁み込まれていく。
巧は何も言わず、ただ真理を抱き締め、泣きじゃくる子どもを宥めるように、穏やかに髪に触れ続けた。
どれ位そうしていただろう。
巧は真理から僅かに身体を離し、紅く腫れた瞼に柔らかく口付けて、未だ止まらない涙を唇で吸い取り始めた。
何度も啄ばむように触れ、序に額や頬にも唇を滑らせる。
優しく触れる温かさに、潮が引くように真理の慟哭が治まっていった。
「…ここにも、いいか?」
親指で唇をなぞられて、真理はこくん、と小さく頷いた。
巧の唇が真理のそれに重なって、そっと舌が差し入れられる。
身体は許しても決して雅人には触れさせなかった唇が、漸く帰ってきた待ち人を受け入れて、濡れて震える。
唇から巧の優しさが注ぎ込まれて真理の身体を満たしていき、溢れる涙を鎮めていった。
ゆっくり口中を舐め上げられ、応えるように真理も舌を絡ませる。
躊躇いがちに蠢いていた舌の動きが、次第に激しさを増していく。
互いを求めて吸い上げ、貪るようなキス。
途中、呼吸を取り損ねた真理が僅かに首を捩って逃れようとするが、
それさえ許さず追いかけてくる巧の唇に、更に深く捕われ、苦しくげに喘ぐ。
真理の両腕が支えを求めるように巧の背中に回され、ぎゅっとしがみついた。
もうとっくに足腰はがくがくと震えて、立っていられない。
「………抱いていい?」
漸く唇を開放され、息を荒げる真理を熱っぽい瞳で見詰めながら巧が尋ねた。
真理は真っ赤に腫らした眼を大きく見開くが、すぐ顔を伏せて呟く。
「……怖い」
「怖かねーだろ。今更」
「嫌いになるかも…」
「ならねーよ、馬鹿」
「でも、あたし…変わったよ……」
「変わんねーよ。真理は真理だろ」
巧は小さく笑って、真理の少しやつれた丸い頬を撫で、
くい、と顎を上げさせると、濡れたままの瞳を見ながら囁いた。
「辛い事全部……忘れさせてやる」
巧は真理の身体を抱き上げ、部屋の隅にある壊れかけたマットレスに横たえた。
着ているものを脱ぎ捨て、真理の上に覆い被さると、
柔らかく口付けながら、そっと彼女が身に着けている物を取り去る。
露になった胸元を見て、眼を瞠る。
小さな窓から零れ入る月明かりが照らすのは、
白い肌に散らばる…おそらく、雅人が付けた無数の紅い痕。
「見ないで……」
辛そうに顔を逸らして真理が呟く。
離れ離れになる前は巧しか知らなかった身体が変わってしまって、
それが彼を失望させてしまうのではないかと怖かった。
けれど巧は何も応えず、その痕ひとつひとつに、自分の唇を落としていく。
「んっ……」
ちくりとした痛みが肌の上を走り、雅人の痕跡を消すように、新たに巧の印が生まれる。
少々強引なその口付けに、巧の苛立ちが感じられる。
痛みと共にどうしようもない心地良さ、他の人に触れられるのとはまるで違う
至福の感覚が真理の中心に集まり、白い肌を桃色に染め上げていった。
巧の唇が真理の身体中を彷徨う。
足の指まで舐められ、雅人の痕跡を全て巧のそれに置き換えた頃には、
甘さに満ちた真理の喘ぎが部屋中に溢れていた。
巧は真理の膝を割ると、溢れるほど蜜を湛えた部分に指を這わせて熱い吐息と共に囁いた。
「ココも、綺麗にするから……」
そこに顔を埋めると、ゆっくり舌を這わせ、溝に沿って丹念に何度も舐め上げる。
傷を癒す動物のように。
「んっ…あ、…ぁあ…」
シーツをぎゅっと握りしめた真理の嬌声が薄暗い部屋中に響き渡る。
巧の緩やかな愛撫に、身体中が彼で満たされ、雅人の影を消し去っていく。
剥き出た突起を吸い上げて甘く噛みながら、蜜壷に侵入した長い指が内壁を擦りつけ、急激に昇りつめた。
「あぁぁんっ!!!」
ひくひくと蠢く真理の中に、巧がじわりと、熱く猛った自身を埋め込み、身体も心も彼で一杯になった。
暫くの間きつく抱き合いながら、再会してからやっとひとつになった部分を感じ合う。
「ぁ…、真理………お前ん中、変わってない…全然」
「ほん……と?」
ぐっしょりと濡れて、熱く締め付ける真理の中に収まった巧自身が、
滅茶苦茶に動きたくてビクビクと脈打つ。
「ごめん……。動いたら、やばい…お前のこと、壊さない自信がない……」
「いい、よ…。あたし、どうなっても………。巧のこと、待ってたから…巧に抱かれるだけで、嬉しい……」
「馬鹿……あんま可愛い事言うな」
睦言を交わしながら、緩やかな律動が始まる。
しかし、それは最初だけで、すぐに巧の腰は大きくうねり出し、
真理はその動きに煽られ、嵐の中の小船のように翻弄された。
肌を打ち付ける音が響き渡り、二人の荒い呼吸が重なる。
激しく揺さぶられ、真理は何度も絶頂に喘いだ。
誰かに聞かれているかもしれない。
そんな風にも考えたが、意思とは裏腹の感じるままの悲鳴を上げ続け、もう掠れた声しか出ない。
目の前がちらつき、ふっと意識が飛びそうになり、伸ばした手が空を掴む。
「…はぁっ!あっ……た、くみ、……どこ…?あたし、もう、解んない…っ………」
「此処に居るから。しっかり捕まってろ。……もう、離さないから」
巧が真理の手を握り締めて強く言い放つ。
真理も彼の手をきつく握り返して応える。
二度と、離れないように。
「…ん。…うん……もう、離さない…絶対」
止まった筈の涙が、また溢れた。
闇を切り裂き、光を齎す―――
真理は想う。
迷い、傷つき、明日さえ見出せない世界の中で、たったひとつの希望が帰ってきた。
どんなに闇の中で彷徨っても、きっと大丈夫。
繋いだ手が、光へと導いてくれる。
温もりを取り戻した身体に巧の熱が注ぎ込まれ、内側からも温めていく。
真理は穏やかな気持ちで、緩慢に広がるまろやかな眠気に逆らわず、眼を閉じた。
今夜はきっと、ぐっすり眠れるだろう。
自分の腕の中で、くたりと力を抜いた真理の柔らかな肌を抱き締め、巧も眼を閉じた。
漸く取り戻した愛しい存在を実感しながら、このまま時間が過ぎなければいいと願う。
全く。こいつは、めんどくせー女だ
何時もしょーもない期待ばっかしやがって
だけどな、真理
俺にとっての”光”はお前なんだよ
暗闇の中で導いてくれる
たったひとつの光は、お前なんだよ
END
以上です。
読んで下さってありがとうございました。
GJ!!
これだから巧×真理はいいよ!
そして草加もいいよ!
本当にいい作品をありがとう!ちなみに俺は龍騎の東條×美穂の構想を練っているのだが…
ちょっと変化球かな?
>>447 GoodJob!
ぶっきらぼうだけど優しい巧に和んだ
>>447 草加×真理も巧×真理もよかった!
巧と真理、二人のモノローグがいちいちツボでした
心理描写うまいなあ
ぐぐGJ!
真理の心が揺れる様が!
切ないのう。
草加と巧の対比がよかったです。
いい作品をありがとう
パラロス巧真理GJ〜!
エロだけでなく、物語として起承転結が良いと思いました。
ストーリー自体が素晴らしかったです。
453 :
600:2009/08/18(火) 15:10:39 ID:FywzwIBE
前スレ600です。
>>266の続きできました。
というわけでアギトから北條×小沢です。
題名「鍵2」です。
スルーの人はNGでお願いします。
12スレぐらい消費します。
長くてすいません。
454 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:11:44 ID:FywzwIBE
小沢澄子は上機嫌だった。
湯上がりに飲むビールは格別だからだ。
喉を通り過ぎる炭酸の刺激と火照った体にしみる爽快感は至福と言ってよい。
ぷはっ、と息継ぎをして残りを流し入れた。
北條透は後悔していた。
一言でもいいから釘をさしておくべきだったか、と。
見れば既に350ml一缶空いているではないか。
「飲む?」
小沢はバスルームから出てきた北條の視線を感じてまだプルタブを引く前の缶ビールをかざした。
自分と揃いのバスローブ姿の男は見慣れたしかめっ面だ。
「結構です。貴方はまだ飲み足りないんですか」
「風呂上がりは別腹よ」
「普通はそこ甘い物、でしょう。まったく。日本中のアルコールを飲み干すつもりですか」
「出来るものならやってみたいわね」
「付き合わされるほうの身になって下さい」
「一人で飲むぶんにはいいでしょ」
プシュッという炭酸ガスの抜ける音を小沢が鳴らし新しい缶ビールを煽る。
あきれながら北條は大股で歩いて、ベッドに座った小沢の正面に立った。
開けたばかかりのビールを彼女の右手から無言で取りあげると自分の口へ運んだ。
「飲まないんじゃなかったの?」
「貴方に付き合わされてるんですよ」
「勝手な解釈ね」
「どっちがですか」
北條はまだ中身の大半が残っているであろうビール缶をサイドテーブルのヘッドランプの横へ置いた。
アルミ缶の底がコトッと音を立てる。
455 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:13:31 ID:FywzwIBE
会議室の夜の翌日、いつもより大人しい小沢から小さなメモを渡された。
場所と時間を指定された走り書きのメモは彼女の精一杯のラブレターのつもりなのかと、
それを見て北條は苦笑したものだ。
待ち合わせ場所が彼女の好物の店で色気のない選択だと嫌味をこぼせば、今夜は奢るから黙りなさいと返された。
なんでもロッカーの鍵を見つけた礼だと言っていた。
拾得者には1割の礼が相場だから好きなものをご自由に、といいながら
ビールと牛肉をしっかり自分も堪能しているしたたかさは小沢らしい姿だった。
食事の後の北條からの誘いに、今度は貴男の奢りならと条件付きで小沢は承諾した。
二人で洒落たホテルのバーでカクテルだのウイスキーだのを酌み交わし、頃合いにホテルの部屋の鍵を小沢に渡した。
そのつもりがないなら返してくれて構わないと付け足したが、
小沢はふふん、と笑って貴男の奢るところまでは付いていくわとあっさりと受け取ったのだ。
後はすっかり出来上がった彼女をひきずって部屋まで案内し、
酔いと焼き肉臭を消すためにシャワーを勧めたところまでは北條の計画通りだった。
456 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:14:06 ID:FywzwIBE
「まさか緊張しているんですか?」
「違うわ。あなたの請求書の額面を増やしたいだけ」
小沢の大きな瞳が真っ直ぐに北條に向く。
洗いざらしの髪はふわりと広がり、酔いのせいか赤らむ頬のために表情はいくらか幼なさを増していた。
しかし、バスローブから覗く鎖骨と組んだ脚が浮き上がるように白く艶やかで女らしさを十分に感じる。
「そういうところが可愛くないんですよ」
北條は小沢の右隣に腰掛けた。
ベッドの端が僅かに揺れる。
「その可愛くない女を抱こうとしているあなたは何?スイートまで用意して」
「僕なりのやり方です。お気に召しませんか?」
「北條君らしいと思うわ。こうやって甘い言葉で囁いて女の子を落とすのね」
「いけませんか?」
「普通の女の子なら簡単でしょうね。でも私を誰だと思っているの?」
「警視庁の誇るマッドサイエンティストにして毒舌評論家、
アルコールを飲み干し、牛を食べ尽くす事が目標の変り者」
「ご名答ね」
「…そして僕の最大にして最高のライバル、小沢澄子」
北條の大きな手が小沢の顎にかかった。
「…それは褒めてるの?」
「勿論です。この僕が認めた唯一人の女性ですよ。貴方は」
「…そう。新手の口説き文句ね」
小沢が静かに目を閉じる。
自分たちの間には甘い台詞も飾りつけた仕草も役に立たない。
戦場の最前線で競い合いぶつかり合い、命懸けでやり取りした仲なのだ。
生易しい恋愛ごっこなど入り込む隙のない関係だと互いに気が付いていた。
唇が重なる。
体温が重なる。
鼓動が重なる。
だからこそ、意識をせずにいられない存在になった。
そしてその存在を確認しなければならないという理不尽な欲求が二人を繋げた。
457 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:14:38 ID:FywzwIBE
北條は小沢の頭と背中に手を回して、引き寄せた。
「…ん…んん」
北條の唇が小沢のそれを完全に塞いだ。
密着した粘膜どうしがくちゅくちゅと音を立てる。
その中で二人の舌が絡み合っていた。
僅かにビールの苦味がまだ残っていたが、やがて溶けて消えた。
「…は…んう…」
息継ぎの間に洩れる小沢の、小さな声が混じる吐息は北條を受け入れている証だ。
そっと小沢の口腔に北條の舌が侵入していく。
噛み付かれないかという心配は杞憂だった。
彼女はだらしなく唇を開き、舌で犯される愛撫を楽しんでいる。
一瞬、離れた口元から唾液の長い糸が垂れた。
ぴちゃり。
小沢の舌が北條の下唇を舐め上げる。
ぞくぞくとした流れが北條の背筋に生まれた。
唇を小沢のなめらかな頬へずらして顎から首筋を辿る。
「…ふふ」
目を細めて小沢が笑う。
「北條君て情熱家なのね」
「そうですか」
白い首から鎖骨へ舌を這わせながら北條は答えた。
「もっとあっさりしたキスをする人だと思ってた」
458 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:15:32 ID:FywzwIBE
「小沢さんだって恥じらいのないキスですよ」
北條は身体を僅かに離して小沢のバスローブに手をかけてゆっくりはぎ取った。
華奢な肩がまず露わになり、次に胸の膨らみが暴かれる。
緩やかな曲線を描きながらも無駄のない肉付きは職業柄だろうか。
それでも程よい大きさの乳房は触れずとも弾力を感じた。
「小沢さん」
「何?」
「…震えてますよ」
「気のせいじゃないの」
「強がっても無駄です」
小沢が下唇を噛んで顔を背ける。
白かった肌全体が薄紅に色づいているのが見えて、北條の言葉を裏付けた。
北條に見られている。
覚悟していたはずなのに、小沢の羞恥心が身体の奥で燻りだした。
それすら北條は見抜いているのだ。
肌のうちまで脱がされたような錯覚を覚えて微熱が立ち上る。
「いいでしょう。跳ね返っているほうが貴方らしい」
北條の顔が小沢の胸に押しあてられて、背中に筋肉質な両腕がまわる。
びくり、と小沢の肩が揺れたが北條は構わず下へ落ちるように体重をかけた。
そのままベッドの中央へ抱き上げる。
あらがえないと諦めれば楽になるのかしら?
小沢は勝手に強まる心拍を北條に聞かれていると容易に察しがついていた。
どんなに隠しても隠しきれない反応を彼は楽しんでいる。
そうでなければ自分の胸の上に耳を押し付けてなどいないだろう。
溢れそうな声を殺そうと下唇をさらに強く噛み締めた。
「痕になりますよ」
北條は顔を上げて、指で小沢の唇をなぞってやる。
そこへ柔らかくキスを落とし、舌で口元をこじ開けた。
ゆっくりと離れると小沢がはあっと息を吐く。
「…余計なお世話」
小沢がぼそりと呟くが目をあわせようとしないのはまだ素直になれない証だ。
459 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:16:01 ID:FywzwIBE
「鳴き声くらい聞かせてください」
「嫌よ」
仕方ありませんね、と北條が薄く笑いながら囁いた。
次の瞬間、小沢の両足がぐいと持ち上げられて広げられた。
「ち、ちょっと…!北條君っ!」
いきなり中心を押し広げられるなどと想定外だったのか大きな目をさらに見開いて小沢が慌ている。
「何するの!」
「貴方がいけないんですよ。素直にならいから」
ニヤリと口角を上げて北條は嗤った。
こうなってしまえばいかに強情な小沢とて女を堪えられないだろう。
既に今にも泣き出しそうな顔で、肩を震わせている。
小沢の両太股に閉じようとした力が入ったが、彼女の筋力など自分にはるか及ばない。
丸みを帯びつつ程よく引き締まった太股を撫で上げると滑らかな肌の感触がしたので、北條はため息を漏らした。
無駄な事はしない主義よ。
どうせ脱がされるなら下着なんて意味がないじゃない。
小沢はそう思ってバスローブの下に何も着けなかった己を悔やんだ。
腰回りにはまだ中途半端にバスローブが絡んでいる。
それが北條との間に小さな衝立てとなっているのが小沢の救いだった。
「や…いや…よ」
晒された粘膜に熱い吐息がかけられたのを感じて身悶えた。
サワサワと内腿を触れゆく指先が肌をくすぐり、拒絶のつもりの言葉も色を帯びた。
脚の付け根、それこそギリギリの位置になま暖かく軟らかなものが這う。
続いてくる感触はおそらく彼の指。
「嫌ならやめますよ」
心底意地の悪い男だ、北條透は。
小沢は以前に何度もそう思い知った事があった。
今、また、そんな状況におかれたのは自分の望んだ結果だ。
そう、私は。
私は北條君に抱かれに来た。
460 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:16:51 ID:FywzwIBE
天井には上品な照明がオレンジ色に灯っていた。
小沢のため息が張りつく。
「…ねえ、北條君」
小沢が落ち着いた声を絞りだしたので、北條は彼女を見上げた。
以前に何度も見た真っ直ぐに挑みかかってくる双眸だった。
「…そんなに言うのなら、鳴かせてみなさいよ。私も我慢なんかしないわ」
「…いいんですか。容赦しませんよ」
「望むところよ」
小沢が口端をあげた。
同時に北條の頬が緩む。
視線がぶつかり合った。
「はっ…っん…あうっ」
正真正銘の小沢の喘ぎ声が響く。
売り言葉に買い言葉の勢いで、北條は小沢の身体を責め立てた。
ゆっくり確実に秘肉を指で広げ舌で味わう。
蜜が流れだし北條の唇を潤した。
官能的な匂いに小沢の女を感じて熱情を掻き立てられる。
「…っ!く…ああっ!う…あっ!あ!」
小沢がシーツを握り締めて背筋を反らしてあられもない声を上げる。
それでも、容赦しないと言った通り、北條は手を休めなかった。
指の腹で朱く張り詰めた蕾をぐっと押し潰す。
同時に勢いを増した蜜の源に舌を差し入れてじゅるりと舐め上げた。
瞬間、声にならない絶叫で彼女の身体は激しく波打った。
461 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:19:04 ID:FywzwIBE
北條は小沢の耳元まで這い上がると忙しなく上下を続ける彼女の肩を抱いた。
熱のこもったその身体は、自分と比べればやはりか細く力を込めれば壊れそうで、
あの傲慢な態度の人物のものとは思えなかった。
「北條…君…あなたやっぱり…情熱家、ね…」
「そうですかね」
「…そうよ…」
小沢の手がまだかかっていた北條のバスローブを強く引いた。
「ずるいわ。まだ脱いでないなんて」
「ごもっとも」
北條が上半身を起こしてバスローブを捨てる。
小沢の目に飛び込んできたのは、鍛え上げた男の体と、そこに刻まれた傷痕だった。
「北條君、その傷…」
「ああ、これですか?G3の装着やらアンノウンとの戦闘で着いたものです。
珍しくないでしょう、氷川さんにもあるはずだ」
小沢の熱が少しずつ引いていく。
確かに同じチームの氷川の身体の傷は何度も見た。
そのたびに己の未熟を知り、それをバネにして研究へ傾倒した。
だが、北條の身体にまでそれが及んでいたとは。
考えてみれば彼も何度か危うい目に会っているのだ。
氷川や尾室の身を案じたことはあったが、北條のことを彼らのように思ったことがあったか自問する。
…私はなんて残酷な女だったの。
小沢も身体を起こして、北條の身体にもたれた。
厚い胸板に走る一筋の傷痕を指で辿る。
左の上腕にも深い痕を見つけて目を伏せた。
「貴方のせいじゃありません。僕が未熟だから負った傷です」
「違う。私の…ごめ…」
「貴方のせいじゃない!謝るな!そんな小沢澄子は見たくない!」
感情を剥き出す北條を見たのは久しぶりだった。
いや、こんなに昂ぶった表情は初めてかもしれない。
「北條君、私、謝らない。でもお願いがあるのよ」
「…何ですか」
「目を閉じて」
462 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:19:49 ID:FywzwIBE
小沢は見える限りの北條の傷痕に唇を押し当てた。
腕や肩口に残る傷痕、胸にある深い溝、わき腹から太股に走る傷を唇と舌で触れる。
ゆっくりと進みゆく彼女の優しい息遣いがやがて北條の屹立に辿り着いた。
北條の中心に落ちる甘くぬるい感触。
目を閉じていても分かりきった彼女の唇の動きだった。
時折、知っていたのかのように北條の敏感な位置へ確実に舌が這わされて、小さくうめき声を吐かされた。
「…小沢さん…」
返事はない。
彼女の口腔は今、北條を抱え込んでいるのだから当然だ。
「目を開けていいですか?貴方を、見ていたい」
瞬時に彼女の唇が離れた。
「ダメよ。もし見たら、噛み切ってやるから」
小沢は早口で啖呵を切るとまた北條の欲望に食らい付いた。
それは参ったな、と北條は苦笑して手を伸ばし、小沢の頭を探した。
容易に見つけたふわふわした小沢の柔らかい髪を撫でる。
子猫でも抱いている錯覚を覚えて安堵の息をついた。
肉茎の筋目に舌を沿わせてぴちゃぴちゃと音を立てる彼女はまさにミルク舐めの猫だ。
可愛らしいくせに気紛れな猫。
「…んふう…」
猫の濡れた息を感じた次に、北條は自身を深く飲み込まれる衝撃を覚えた。
彼女の唇の強い締め付けと生暖かい粘膜に包まれた刺激に強い快楽を呼び起こされて、背筋が疼く。
「…っ!」
いきなり舌が鈴口を割り入ってきた。
さすがに抵抗し難い痺れに彼女の髪を強く引いてしまった。
ふはぁ、と小沢の深い呼吸を聞いて北條は瞼を上げる。
「…北條君、髪、痛いんだけど…」
「失礼…」
小沢に謝ったのに腹立たしくはなかった。
それどころか心地よい感情が胸の内で広がっていく。
彼女の髪の代わり頬を撫でてやると、濡れた瞳で見つめられた。
「小沢さん…」
「何?」
「やっぱり…可愛くないですよ…」
「…ウソつき」
463 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:20:28 ID:FywzwIBE
互いに向かい合って座った。
北條の太い腕が小沢のくびれた腰を支えれば、彼女の繊細な手が彼の筋肉質の背中に沿わされた。
互いを遮るものは何もなく、素肌だけで触れ合う箇所はそこかしこが痒感を生む。
二人して込み上げる細やかな笑みを合図に身体を繋げた。
「はあっ…!」
小沢の背が弓なりにしなった。
中に北條の根が侵入していくのを強く感じているのだ。
ゆっくり、ゆっくり、秘裂を分けて進めるたびに、北條の背中に回された細い指先が筋肉に食い込んだ。
びくりと痙攣しながら彼女はその手で、身体の内側で、北條に絡み付く。
強く腰を押し付けて最後まで差し込めば、彼女の内膜はそれをしっかり銜え込み離さない。
「…うあ、あ、や、…お…大きい…」
小沢の小さな悲鳴が愛らしい。
「…小沢さん…キツい…ですよ…力、抜いて」
「…や…いやよ……いやッ!」
背中に痛むほどの爪がかけられるのと同時に北條自身が強く引き締められて、思わず呻く。
熱の暴走がそこまできているのを自覚して、頬を歪めた。
「北條…君…なんて…」
小沢が肩に顎を乗せて耳元で呟く。
「キライ…大ッキライッ!」
首筋に歯を立てられて鋭い痛みが北條に走る。
やはり彼女は猫だ、と内心で呟いていると今度は唇を求められた。
重ねれば、貪るようなキスをしてくる。
熱い楔を打ち込まれた小沢の身体はそれだけで限界に近くなっていた。
力を抜けと言われてもやり方が分からないほど乱れている。
下腹を満たしてくる熱の塊に浮かされて呼吸まで翻弄された。
「…ふっん…ん…」
口付けに意識を向けることくらいでしか、自分を保てなかった。
ただ彼の全てを受け入れたいのに。
私はこんなにも小さい。
涙が落ちた。
「小沢さん…泣かないで」
初めて聞いた彼の慈しみの言葉に震えた。
「貴方は…強がっているほうが」
頬を拭われる。
「ずっと、美しい」
彼の優しい瞳にこわばりが溶けた。
464 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:21:11 ID:FywzwIBE
「…あ…」
ゆっくりとベッドになだれ落ちていくのを北條の逞しい腕が支えていた。
なんの衝撃もなくシーツの上に横たわれば、すぐ目の前に彼のいとおしい視線があった。
「…そんな目をするなんて…」
小沢は笑みで応える。
「やっぱり、ズルい人ね…」
彼もまた笑った。
見たことのない穏やかな微笑みだった。
抱きしめ合えば、互いの体温と鼓動に時間が満たされていく。
豊かな幸福感に身を委ねた。
「…いいですか?」
「ん、大丈夫よ」
北條が肌を重ねたまま静かに律動を始める。
合わせて小沢の口から甘い鳴き声が漏れた。
繋がった部分から卑猥な水音が流れたが、それを糧に二人の熱愛は昂ぶっていく。
「あ、う、…うあ…あああっ!」
小沢の喉から紡がれる歌は高く激しいが、同時に悦びも含んでいた。
北條の身体がそれに鼓舞されて、一層強く小沢の胎内をえぐった。
「ひぁっ、あう、っあああっ!!」
背中に立てられた爪と甲高い嬌声が北條の脳髄に響き渡る。
小沢の中の強い蠢動を感じて、尾骨から甘い痺れが背筋を駆け抜けた。
「あ、あ、ヤダッ、…もう、ダメ…!」
悦楽に完全に支配された小沢の叫びは彼女の限界を告げていた。
内襞が強く吸い付いて北條を離さない。
それでも最奥の壁を突き上げた。
「ーーーッ!!!」
北條の下で獣に近い嬌声があがる。
同時にぐっと収縮する膣壁に北條の意識は持っていかれた。
血液が沸騰するように身体を巡り視界が白く霞む。
ほとばしる熱が彼女の奥へ脈うちながら放出された。
465 :
鍵2:2009/08/18(火) 15:22:00 ID:FywzwIBE
「…ん…」
北條は寝返りをうって薄く瞼を開いた。
隣が空いていて、ベッドを広く感じる。
「おはよう。まだ寝ていたら?」
先に起床したのだろう、小沢はすでに身支度を整えていた。
「いや、起きます。貴方と朝食が食べたい」
「図々しいわね。私の食料を狙うなんて」
「図々しいついでにリクエストしますよ。白米と味噌汁と漬物がいい」
「ちょっと。あなたが昨日まで食べていたメニューじゃないの」
「小沢さんの作った日本食が食べたいんです。ロンドンでの最初の朝食に」
「呆れた。感謝しなさい。最高の贅沢だから」
しばらくして小沢がコーヒーを差し出してきた。
時差ボケが残る北條の頭には心地いい芳香だ。
「小沢さん…イギリスはまだ飽きないんですか」
「飽きないわね。私にはここでやるべき事が山のようにあるもの」
「日本にも面白い事がありますよ。そろそろこちらへ来ませんか?」
「…そうね。今よりやりがいがあって環境がよくて私が認めた人物から声がかかれば考えるわ」
「僕じゃ駄目ですか」
「もっと出世してくれないと私には不釣り合いよ」
「厳しいな」
「当然でしょ」
小沢は静かにコーヒーを口に運んでいる。
その姿を見て北條は不敵に笑った。
やっぱり貴方は僕に相応しい女性ですよ、小沢さん。
466 :
600:2009/08/18(火) 15:23:35 ID:FywzwIBE
終わりです。
これでリクエストで消化できるものはやってみました。
また名無しの職人に戻ります。
では。
北條小沢よかったです〜!
理屈っぽいやり取りが何とも二人らしくて・・・
ありがとうございました!!
自分はアギト知らないけど、1も2も面白かったです。
その文章力に憧れます、GJ!
素晴らしい!
北條も小沢姐もお互い素直になれないながらも……って所に萌え死にしそうでした!
でも北條×小沢って次から次へとラブ妄想が尽きないですよね(*´д`)
かつて今は無き『キャラ通』という雑誌で中の人同士の対談の中での
アギトの最終回後の二人は……
みたいな話になったときの北條の中の人が
「北條は《小沢透》になっていて子供の世話をしている……」
なんて冗談を言っていたのに悶えてしまったのが鍵シリーズを読んでいて蘇ってきました
鍵シリーズの作者さまにはGJと感謝です!
ありがとうございますます!
とても二人らしかったです、ありがとうございます!
やっぱり仲がいいのか悪いのかわからない勢いで言い合ってる二人が大好きです!
そういや、保管庫見てきたけど、クウガのは一個もないんだな。
イッヤッフーーーーー!
北條×小沢、素敵過ぎる!会話がキャラ通りでたまらんです!
本当にありがとうございました!職人様乙でした!
こうも立て続けに過去作品の素晴らしいエロパロが
読めるなんてディケイド様々だよ全く!
職人様、ホントにありがとうございます
個人的に天道×ひよりが読みたいな
過去ログ読んだけど、全然ないのが意外だった
天道×ひより、途中まではすげー雰囲気良くて大好きなカプだったのに
兄妹だった・・・なんてオチひどすぎ。
東京タワーの花博デートの誘いとか、手を取り合って逃げたりとか、
俺がお前を守る、なんてベタベタな台詞のオンパレードでもへもへしてたのに
兄妹だったなんて(ry
兄妹だったらまだいけるんだけどなあ。
いい感じだった侑斗×ハナがまさか…と自分は思った。
良太郎とハナも微妙なんだよな。
ユウトよりは遠いけど。
士の妹って今週のヤンマガのグラビアの子だったのか
なかなかいい体してる、ユウスケか海東あたりが手出してほしい
今年の投下は量といい質といい凄いな…
職人たちに感謝だな
>>477 自分的には海東が士の妹に手を出して欲しい。
しかもコソドロらしくいつの間にか物にしていて欲しい。
士の大激怒が見たい。
>>478 プロ級の人がいて、自分が投下するなんておこがましい程、職人さんは皆上手くて驚く。
今日発売のテレビ誌にアポロガイストに拉致された夏海を士が命をかけて救う
的なことが書いてあってなぜか鼻息が荒くなったw
ディケイドのスピンオフ凄まじいクオリティだなwww
やっぱ今年のメイン4人は魅力あるよ
日常パートっぽい士×夏みかんがいっぱい見れるし超オススメ
夏みかんめっさ可愛いし
>>481 夏みかんが話題を持って来て、士がボケるってのはおもしろいよな。
>>480 夏海が拉致られる…だと?
それってRX編の事じゃなくて30話、31話の展開ってことか?
ちょ、何その神展開
おのれ公式!これ以上萌え殺す気か!
スピンオフは俺も1つだけ見た
夏海がまだ何も言ってないのにいきなり象の見分け方を熱く語る士にワロタww
士達についてきた小夜が士夏のフェロモンに欲情してユウスケに夜這いをかける話が書きたい…
>>483 そう。30,31話の事。
夏海を抱えて光のオーロラに消えるアポロさんって書いてあった。
今日久々にカブト見て、ぼっちゃま死ぬ話で泣いた。だ、誰かぼっちゃまとミサキーヌの素敵デートの話を…。
ぼっちゃまの望みを叶えて差し上げて下さい…。
小夜のもみてぇ
士夏を見てしまった小夜が「よくもお兄ちゃんを・・!」って夏海を凌辱する小夜
なんでうちの近所は映画が9月公開なんだ!
めっさ見たいのに!
おのれディケイド!
映画のエロい話に入りたいよ。
9月なんだ。
そういう地区もあるんだな。
いわゆる拡大公開ってやつか?よく知らんが。
555巧真理投下。
本編後半で、たっくんが車を運転している回があったので、おや珍しい…と。
車といえばやっぱり、カー×××と。
先に謝っとく。啓太郎、ゴメン。
『Shaking Car』
「はい、はい。大丈夫ですよ!すぐ伺いますから。お任せください!」
受話器を置いた啓太郎が、ソファで寝転がってぼんやりと
読んでもいない雑誌を弄ぶ巧を振り仰いで、声を掛けた。
「たっくーん。悪いんだけど、5丁目まで配達行ってくれない?」
予想通り、だるそ〜な、不機嫌そ〜な感じで眉間にしわを寄せた巧が、
「あ?」とガラ悪く啓太郎を見上げて呟いた。
「もう営業時間終わってんだろーが。行きたきゃお前行けよ」
「しょうがないじゃん。急ぎの配達なんだから。たっくん暇そうだし!
それに俺、今揚げ物してるから手が離せないんだよね〜。(←食事当番)
ホラ、雨も降りそうだから車使っていいから!
ついでに真理ちゃんもそろそろ美容院終わるから迎えに行ってあげなよ!」
ものすごく嬉しそうに畳み掛ける啓太郎。
確かに空はどんよりと曇り、今にも降ってきそうな重い色をしている。
配達は面倒だが、真理の事を考えると迎えに行った方が良さそうだ。
「…しょーがねぇなぁ。じゃ、行ってくっか」
「素直じゃないなぁ♪真理ちゃんが心配なんでしょ」
「そんなんじゃねーよ!!」
耳朶を紅くして殊更不機嫌そうに眉を寄せると、
巧は車のキーを握り締めてばたばたと玄関の外に消えて行った。
そんな巧の後ろ姿を見送ると、啓太郎は意味ありげにニヤリと邪悪な笑みを浮かべた。
「お先に失礼しまーす」
美容院の仕事を終わらせて従業員出入り口から外へ出ると、黒く立ち込めた雲から
ポツポツと雫が落ちてくるところで、真理は形の良い眉を顰めて手のひらで庇を作った。
まいったなぁ…
置き傘も折りたたみも無いし
仕方ない……
濡れて帰るのを覚悟で一歩踏み出そうとした時、不意に車のクラクションに呼び止められた。
聞き覚えのあるその音の方を振り仰ぐと、『西洋洗濯舗 菊池』のロゴが入った
ブルーのスパイクが視界に飛び込んで来て、思わず唇の端が跳ね上がる。
駆け出して助手席のドアを開け、運転席に普段その場所に見慣れない人物を認めて、
大きな瞳を更に丸くした。
「あれ?巧じゃん。珍しいね、車。わざわざ迎えに来てくれたの?」
「馬鹿。配達のついでだ」
本当は配達の方がついでだったのだが素直にそう言う事もできず、
ものすごく面倒そうに巧が嘯いた。
「まぁいいや。ラッキー♪ありがとね」
そんな巧の態度も気にならない程ご機嫌になった真理は、さっさと助手席に乗り込んだ。
「配達はちゃんと終わった?挨拶できた?」
「ガキじゃあるめーし。馬鹿にすんなよ!」
「ホラちゃんと前見て!安全運転してよね」
「文句ばっか言ってっと降ろすぞ」
「今日のご飯何?」
「啓太郎が天ぷら揚げてたな」
他愛もない会話を紡ぎながら家路を急ぐ。
バイクと違って、こんな風に会話できるのが車の良い所だ。
面倒な仕事を頼まれたというのに、真理は悪態ばかり吐いてくるのに、
何故か気持ちが浮き立つのを抑えられない巧だった。
美容院を出てから暫くすると、空から落ちてくる雫は急速に勢いを増し、
外は真っ暗でワイパーをフル稼働させても運転が覚束ないくらいだ。
漸く菊池家に到着すると、店の前の月極駐車場に車を停める。
車以外にも、草加のサイドバッシャーも駐車契約をしている所だ。
スパイクを停めた隣に眼をやると、いかついカバーが掛けられているものの、
見紛う事なきサイドバッシャーがふてぶてしく鎮座している。
あいつ帰ってやがんのかよ、と巧は小さく舌打して顔を顰めた。
「雨酷いねー。これじゃ家に入るまでに濡れちゃう」
真理が丸い頬をぷっくり膨らませて呟いた。
雨は未だ勢いを弱めず、コンクリートの地面を叩きつけている。
「ま、いーじゃねーか。暫く車ん中に居ようぜ」
巧がエンジンを切りながら言った。
草加と顔を合わせる時間は短いに越したことはない。
静けさを増す車内。
叩きつける雨の音だけが妙に響く。
急に会話が途切れ、眼を合わせた二人の心臓がどくんと跳ねた。
巧が助手席の背もたれに手を掛ける。
じりじりと真理に近づいてきて、ぴったりと身体をくっつけてきた。
フロントベンチシートのスパイクはこんな時に便利だ。
眼を逸らし、フロントガラスに降り注ぐ雨の粒を
ぼんやり眺めていた真理の視界がふっと遮られた。
ゆっくり瞳を閉じて、巧の口付けを受け止める。
こんな狭い車内で何時もよりずっと密着していて。
外は暗くて雨で人通りもなくて。
軽いキスだけで済ませられるはずはないと、覚悟はしていたが。
繰り返されるキスは急速に深くなる。
舌が割り入れられ、口中を蹂躙されて、真理は腰の辺りが疼くのを感じて
膝を擦り合わせてもがいた。
白い手が巧のTシャツの胸をきゅっと掴んだ。
巧の両腕は予想通り真理の身体を彷徨い始める。
甘ったるく口付けながら左手で肩を抱き、右手はシャツの隙間から直接肌を弄り始めた。
「ちょちょちょちょっ…とぉ…!」
「んだよ。うるせーな、お前は」
「コレっ、啓太郎の車だよっ…」
「バレねーって」
「そーいう問題じゃ…?!…ひゃぅっ…」
シャツのボタンをもどかしげに外しつつ、
背中や腰のラインを弄る巧の指先に煽られ、真理の息が徐々に上がっていく。
がくん!と助手席が倒された。
巧が真理の身体に覆い被さってきて、首筋に舌を這わせる。
「…草加のヤローが帰ってやがんしな。今夜は部屋じゃ出来ないから」
「んっ…だから、って、こんな…とこで…ぁんっ!」
「こーふんするだろ?」
「しないぃぃぃ!!…草加くんがバイク取りに来たらどーすんのっ?!」
「いいじゃねぇか」
あまりにあっさりした応えに拍子抜けした真理に、巧は平然と言い捨てた。
「見せてやろうぜ」
外灯の明かりが仄かに車内を照らして、意地悪くニヤリと笑う巧の表情を浮かび上がらせた。
巧には絶対言えないが、時折見せるそんな悪ガキみたいな表情が、
真理はなんだかとても好きだった。
早鐘のように鳴る自分の鼓動がうるさい。
巧も同じだろうか。
熱い吐息を感じながら耳朶を甘く噛まれ、腰が砕けそうになる。
巧が更に身体を密着させてきて、自分の腰を押し付けてきた。
熱く、硬い塊が腹部に押し当てられ、それが何か理解した真理はもう、いい加減腹を括った。
シャツのボタンをすべて外してしまうと、背中に回された手が
ブラのホックを弾いて、柔らかく胸を揉みしだく。
先端を指で摘み、弾かれ、車内に二人の荒い息と真理の甘い声が溢れ始めた。
胸の先を舌で舐め上げながら、巧の右手は真理のジーンズを下ろし、
足の付け根に指を這わせ、身に着けたままの下着の隙間からも無遠慮に侵入していく。
縦のラインにそってなぞり、濡れそぼった泉に指を一本、また一本と潜り込ませ、かき回す。
「巧っ、ダメ…シートが、濡れ、ちゃう…んっ」
シートを汚さないように…と、下着のまま愛撫を施していたが、
その薄い布では間に合わない程染み出してしまった自分の液を気にして、
真理が腰を浮かせて訴える。
巧は自分が重ね着していたシャツを脱ぐと、助手席に敷いた。
再びシートに腰を落とした真理のジーンズと下着を足首まで下ろし、愛撫を再開する。
きゅっと固くなった胸の先端を丹念に舌で嬲り、両手は細い太腿を撫でながらその奥へ。
左手は蜜壷に人差し指と中指を入れて中でバラバラに掻き回し、
右手の指先が上部にある突起を剥いて撫で擦る。
最も敏感な3点を同時に刺激され、その快感がぶつかり合い、
真理は声を押し殺し、掠れた悲鳴を上げて身体をくねらせた。
狭い車内で身体はぴったりと密着し、巧は動き難い事この上ないが、
車中に篭るように響く真理の鳴き声に煽られ、淫らに嬲り続けた。
中に入れた指を緩急交えながら浅く抜き差し、昂っていく神経そのままに速度を上げていくと、
指の動きに合わせてぴちゃくちゃと水音を響かせ、蜜が溢れ出した。
巧の指に絡みつく熱くとろけた蜜が手首まで滴り落ちる。
中はもう、指を強く押し出そうとする程反発して締め付け、限界が近い事を教えてくる。
真理は忙しなく腰を捩り、巧のシャツの端を掴む指先に力を込めて喘ぎ悶えた。
「やらしー音…」
「ぁあっ…!だめぇ…や、巧っ…ん、」
「イけよ」
「…ん、ぁ…イク…!あぁぁあ!!」
快感が弾けて高みへ昇り詰めた真理が、腰を浮かせて仰け反った。
汗ばんで紅潮した身体を激しく上下させて息を荒げる真理。
弛緩した身体に心地良い痺れが広がる。
雨で冷えた外気と真理の吐き出す熱い息との温度差から窓ガラスが曇って、
外の景色を白くぼやけさせる。
薄っすら眼を開けると、至近距離に巧の顔があって、
手のひらに纏わりつく粘ついた白濁を扇情的なしぐさで舐め取った。
「真理の…甘い」
「やだ…」
透明感のある茶色の瞳が、微かな明かりを反射して煌いている。
真理の瞳を、でかくて真っ黒で澄んでて吸い込まれそうだ、と彼は言うけれど、
巧の瞳だってすごく綺麗だ、と真理は想う。
そんな瞳がひどく優しげにとろりと真理を見詰めた。
「真理…まり、可愛い」
「たくみ……」
「…この声も、顔も、全部、俺の…」
巧は両手で柔らかく真理の頬を挟んで、ふわ、と唇を重ねた。
真理が快楽の波に投げ出され、陶然と漂っている時に必ず、彼はこの上なく甘い言葉を落としてくる。
普段は悪態ばっかり吐くくせに。
意地悪で、乱暴で、面倒そうにしか接してくれないくせに。
絶頂の余韻に浸って聞こえないと想っているのだろうか。
真理が最も素直な自分自身を曝け出している時に、独り言のようにぽつりと囁かれる、彼の本心。
嬉しくて、泣きたくなる。
動き難い車内で巧も前を開放すると、十分に潤った真理の中にゆっくりと自身を埋め込んだ。
真理の腰に両腕を回し、身体を密着させたまま、車ごと激しく揺さぶる。
ただでさえ熱気が篭った車内の温度は上昇しているのに、激しい動きに汗が迸り、
曇った窓ガラスはもう、玉のような水滴が流れ出す程だ。
真理は再び襲い来る快感に、Tシャツの巧の背中に強く爪を立てて堪えた。
それでも達したばかりの内部には、何度も荒々しく貫かれるそれは刺激が強すぎる。
左手が空を彷徨い、窓ガラスに手のひらを叩きつけた。
きつい収縮に締め付けられ、熱く柔らかく擦られ、巧の視界に火花が散り始める。
これ以上ない程くっついている巧の腰が小刻みに痙攣しだしたのが、真理の下腹部にも伝わってきた。
「あっ、んっ、ぁ…」
「は……俺も、イク…」
「どっ、どこに、出すの…?」
「……中、ダメ?」
「だめッ!絶対ダメッッッ!!」
巧は真理を抱いたまま背後のダッシュボードを探り、仕舞われたボックスティッシュを引っ張り出した。
数枚抜き取り、限界ぎりぎりで真理の中から引き抜いた自身に宛がう。
そのままどさりと真理の上に倒れこみ、汗ばんだ額にふわりと口付けて、
荒い呼吸を繰り返しながら耳元で呟いた。
「車にも、2〜3個入れとくか……ゴム」
「…馬鹿!!」
動き難い車内で巧も前を開放すると、十分に潤った真理の中にゆっくりと自身を埋め込んだ。
真理の腰に両腕を回し、身体を密着させたまま、車ごと激しく揺さぶる。
ただでさえ熱気が篭った車内の温度は上昇しているのに、激しい動きに汗が迸り、
曇った窓ガラスはもう、玉のような水滴が流れ出す程だ。
真理は再び襲い来る快感に、Tシャツの巧の背中に強く爪を立てて堪えた。
それでも達したばかりの内部には、何度も荒々しく貫かれるそれは刺激が強すぎる。
左手が空を彷徨い、窓ガラスに手のひらを叩きつけた。
きつい収縮に締め付けられ、熱く柔らかく擦られ、巧の視界に火花が散り始める。
これ以上ない程くっついている巧の腰が小刻みに痙攣しだしたのが、真理の下腹部にも伝わってきた。
「あっ、んっ、ぁ…」
「は……俺も、イク…」
「どっ、どこに、出すの…?」
「……中、ダメ?」
「だめッ!絶対ダメッッッ!!」
巧は真理を抱いたまま背後のダッシュボードを探り、仕舞われたボックスティッシュを引っ張り出した。
数枚抜き取り、限界ぎりぎりで真理の中から引き抜いた自身に宛がう。
そのままどさりと真理の上に倒れこみ、汗ばんだ額にふわりと口付けて、
荒い呼吸を繰り返しながら耳元で呟いた。
「車にも、2〜3個入れとくか……ゴム」
「…馬鹿!!」
遅いなぁ、たっくんと真理ちゃん
まさか……!!事故とか?!
啓太郎は急に不安になり、居ても立ってもいられず店のシャッターを開けて外を見回した。
雨の勢いはだいぶ止んだようだ。
月極駐車場の方を仰ぎ見ると、所定の場所にブルーのスパイクが停まっている。
啓太郎はほっと胸を撫で下ろした。
なぁんだ、良かったー。今帰ったのかな?
しかし次の瞬間、見てはいけないものを見てしまったと後悔した。
雨も小雨になり、外灯の明かりの下、静かな駐車場に照らし出されるマイカーが…。
不自然に、揺れている……。
曇った窓ガラス。
かすかに蠢く人影。
いきなり、ばん!と助手席側に白い手のひらが浮かび上がって張り付き、
そのホラーな様子に、啓太郎はびくう!!と飛び上がった。
…
……
………
タイタニックかよ!!
と一人で突っ込みを入れつつ、おずおずとシャッターを閉める啓太郎。
「食事はまだかなぁ?!俺は腹が減ってるんだけどなぁ?」
台所から厭味ったらしい草加の怒声が聞こえてきてがっくりと項垂れ、深い、深い溜息を吐いた。
END
…終了。
うわあぁぁぁ!!同じの2回書き込んでしまったぁ!
恥ずかしい!スミマセン!
502は飛ばしてくださいっ。
タイタニック噴いたw
あったなあそんなシーンw
GJ!
506 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 21:40:17 ID:SHYLX7y4
ネタバレは自重しろよ馬鹿
507 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/20(木) 21:45:12 ID:SHYLX7y4
夏海とか読んでると同じ学校だし会ったことあるからなんか複雑
>>504 巧真理GJ!!すごい萌えた
そんでもって最後の啓太郎ワロタwww
最近巧真理SSが増えて嬉しいな
素敵な作品をありがとう!
士の妹のことか?
ああ、そっちなのかな?
ディケイド本編の30〜31話のことかと思ったけど。
ああ、なるほど。
スレでネタバレするとは迷惑な存在なのだ。
GJ!!
巧真理ええのう
今更だがお盆中に映画みてきた!
そんで某村でのディケイドトークショー行ってきたんだが、
・ユウスケと夏海(の中の人)は一緒にいる時間が一番長かったらしい(撮影時間が朝から朝とか…)
・雨のシーンの撮影の日、夏海(の中の人)は役に入り込んでいて朝からずっと目を合わせてくれなかったらしい
→井上「本当に嫌われたのかと…」
・ユウスケの中の人は変身時のSEのモノマネが上手い。ディケイドとかディエンドとか一通りやったあと
→村井「『FFRナナナナツミカーン!』とかあったらおもしろいのにね」(うろ覚え)
とか言い出すからピンクな妄想が頭を駆け巡った自分はこのスレに毒されすぎているw
あとこの時夏みかんは10p近いヒール履いてたけど、それでも隣に並んでた士と頭半分くらいの身長差があってそれだけで萌えたw
ユウスケ羨ましいじゃねぇか
515 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 00:34:34 ID:+79pNKI5
舞台挨拶いってきたが井上は分かっていたって言ってた。
嫌われたっていうのはその場の空気かな?
516 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 00:37:33 ID:+79pNKI5
511
485のことだよ
巧真理GJ!
二人がケンカしてジャレてデレてかわいかった!!
会話がらしくて良かったよ
そして啓太郎お疲れ様!
草加ww
巧真理、GJ!
ベタベタがいいね!
草加に見せてやろうぜはナイスたっくん。
そして啓太郎、お疲れさまだ
巧真理、GJ!
555あまり見てない自分でも楽しめた。
ディケイド終了したら、555見てみようと思った。
>>516 あげる前に安価覚えような。
巧真理GJでした!
ディケイド本編も燃えと萌えの両面で好きだけど、ここがこんなに過去ライダー祭になったのは
ディケイドのおかげもあると思うとその点で感謝だなー。
平成ライダーの中で巧真理が一番好きな組み合わせなんでうれしすぎる。
こりゃ今週の真理×アポロ祭りが楽しみだ
巧×真理萌えすぎた・・・ハァハァ
自分も一番好きなカプなので最近ヤバイ
しかし、二人は18歳と16歳という設定なのにこんなにエロくていいのかw
たっくんの顔が18には見えないからな……
25ぐらいだと思ってた
俺は23だと思ってた。
少なくとも、あれは18の顔じゃないwww
少々失礼して士夏投下します。
誰でも一度は考える(?)29話ショッカースクール保健室のシーンからエロパロ。
でもあんまり保健室は関係ありませんw
526 :
片翼:2009/08/21(金) 23:48:39 ID:Vd6OJekA
「あんまり、無茶しないでください・・・・・・」
物音ひとつしない、ショッカースクールの薄暗い保健室の中で視線が絡む。
夏海の真摯なまなざしに堪えられなかったのか、絡んだそれを先にほどいたのは士の方だった。
「あー・・・・・・クソっ」
士は夏海から顔ごと視線を逸らして、しかめっ面でガリガリと頭を掻く。
そうして、またすぐに彼女に向き直った。
先ほど以上に、真剣な表情で。
「士くん・・・?」
どうしたんですか、という言葉を、夏海は言うことができなかった。
大きな右手で左の二の腕あたりをぐいっと掴まれて、士が身を乗り出してくる。
あっ、と思った次の瞬間には整った顔がすぐ前まで迫っていて、流れるように唇が奪われた。
527 :
片翼:2009/08/21(金) 23:56:57 ID:Vd6OJekA
重なっていたのは、ほんの一瞬。
少しかさついた唇はすぐに離れ、また視線が絡んだ後、士が目を伏せる。
夏海は赤くなりながら、拘束されていない方の手で覆い被さってくる彼の胸を押した。
こんな誰が来るかわからない場所で・・・・・・このまま雰囲気に呑まれてしまうなんて冗談じゃない。
「ちょっ・・・こんな所でふざけないでください・・・!」
「・・・ふざけてるとは心外だな。俺は至って真面目だ」
「よけい悪いです!」
赤くなった頬を更に赤くしながら、夏海は士に抗議する。
むっとした士と、彼の胸を押し返して警戒しつつ、探るような上目遣いをする夏海の間に僅かな沈黙が落ちて―――。
その沈黙を破ったのも、やはり士の方だった。
「きゃっ・・・!」
強い力で手首を掴まれて、ぐいっと前に引っ張られる。頼りない丸椅子から腰が浮いて、夏海はたたらを踏んだ。
そんなことはお構いなしにずんずんと歩く士が開けたカーテンの向こうには、やっぱり予想通りベッドがあって・・・夏海は焦る。
有無をいわさずその上に、まだ靴も履いたままで強引に押し倒されて、士がのしかかってきた。
夏海は必死で、両腕を突っ張って抵抗する。
「士くんっ、ちょっと・・・!」
「安心しろ、すぐに終わらせる」
「そういうことじゃなくてっ!」
「・・・・・・・・・仕方ないだろ。
・・・おまえがあんな目で見るから悪い」
「え・・・」
どういう意味ですが、と問う前に、両の手首がシーツに縫い付けられて首筋に唇が落ちてきた。
何度かそこに押しつけるようなキスをされて、溜め息をつくように士は言葉を紡ぐ。
「・・・嫌だってんなら、あんな顔すんな。
自分がどんな目してるのか、自覚しろよ・・・。悪いのは俺だけじゃないだろ・・・・・・」
「・・・・・・」
士が今、どんな顔をしているのかは、夏海からは見えないからわからない。
でも、どこか苦しそうな響きを帯びた彼の声音に、彼女は抵抗するのをやめた。
落ちた沈黙が切なさを連れてくる。
そのまま、首筋に顔を埋めたままでジッと動かなくなってしまった士の背に、夏海がそっと腕をまわそうとすると、彼がそれを振り払うように身を起こした。
無言で背中を向けて、ベッドから降りようとする。
一瞬見えた、傷ついたような表情。
―――待って!
咄嗟に、自分でもほぼ無意識のうちに、夏海は士の背に抱きついていた。
528 :
片翼:2009/08/22(土) 00:01:54 ID:Vd6OJekA
「・・・・・・」
「・・・・・・」
互いの静かな息づかいだけが部屋に満ちる。
夏海は後ろから士の腹に両腕をまわし、見た目よりずっと広い背中に頬を押しつけた。
咄嗟の感情、行動に自分でも驚いたが、それは決して不快ではなくむしろ心地良かった。
常より早く刻まれる士の鼓動が耳に届いて、それが無性に嬉しいと夏海は思う。
「おい・・・・・・」
所在なさげに、両腕をだらっと横に垂らしたままの士がどこか戸惑っている。
夏海はますます腕に力を込めて、彼の背中にぎゅうっと抱きついた。
そう・・・。
恥ずかしい、という気持ちを取ってしまえば、後に残るのはとてもシンプルな想いだけ。
「・・・ごめんなさい・・・・・・ふざけないでとか、ひどいこと言って」
少しの間の後、身を後ろに捩った士に逆らわず夏海は腕の力を緩める。
肩を掴まれて再び押し倒されても、もう今度は抵抗しなかった。
こういうところのベッドは、独特の匂いがする。
微かに香る薬品の匂いを感じながら、夏海は自分を見下ろす士の瞳をじっと見つめた。
この人は素直じゃないし、口は悪いし、態度も悪いし、強引だし・・・・・・そういう部分を挙げればきりがないけど、いつだってその裏には真摯な想いが隠れていた。
自分の命を削ってまで、そうまでして助けてくれた。
だったらその想いに、応えて当然ではないか。
(ううん、そうじゃなくて・・・・・・私が応えたいの)
軽いキスの後、更に長く、深く唇を求められて夏海は目を閉じる。
命をくれたからとか、応えるのが当然だとか、そんなんじゃなくて。ただ単に、この人のことが好きだから。
この人も私に気持ちを向けてくれるから。
だから・・・・・・。
そう思いながら、夏海は士の首にゆっくりと腕をまわした。
「いいんだな・・・」
熱っぽい士の囁きに、夏海は恥ずかしさに目を伏せながらこくん、と頷く。
靴を脱がされるのが妙に恥ずかしくて仕方ない。
間髪入れずにワンピースの中に手が入ってきて、夏海はびくっ!と身体を震わせた。
士の長い指が、太腿を這う。
「つ、士くっ・・・・・・」
「言ったろ?すぐに終わらせるって。
確かにこんなとこじゃ、誰が来るかわからないしな・・・・・・」
下着の脇から指が入ってきて、まだ反応していない肉芽を指先でくすぐられる。
入り口の部分は別の指で撫でられ、夏海は背を反らした。
すぐに士の腕が腰にまわってきて持ち上げられ、下着を剥ぎ取られる。
「んんっ・・・!」
「夏海・・・」
ごく近くで声が聞こえて、薄く目を開けると上から覗き込んでいる彼。
濡れはじめた中心に指がゆっくりと入ってきて、夏海は眉を切なく寄せた。
529 :
片翼:2009/08/22(土) 00:05:58 ID:qMo5wzqJ
「んっ、あ・・・つかさく・・・・・・」
漏れる甘い声と、可愛らしく歪む顔を間近でじっくりと堪能しながら、士は彼女の中を解していく。
Tシャツの胸の部分をきつく掴んでくるその仕草も、ただ愛しいと・・・そう思う。
士は夏海の中で指を回し、曲げ、しつこく抜き差しする。
勿論、主張して硬くなった一番敏感な部分をいじめることも忘れない。
熱くて柔らかい場所から溢れる蜜が、徐々に手を濡らしていく。
肌と肌を直に合わすことができたら、もっと気持ちいいのに・・・・・・でも多分、もうそんな暇はない。
それが残念だった。
服の上から、士は夏海の張り詰めた胸に触れる。
ここも直接可愛がってやりたかったが仕方ない。
今はとにかく早く終わらせないと、誰かに見られるかもしれない。
(俺は別に、それでもいいんだがな・・・・・・)
誰に見られようと自分は構わない。むしろそれは好都合といってもいいくらいだ。
でも・・・・・・夏海は嫌がるだろう。
前までは、嫌がっても色々なことを強引に押し切ってきたが、どうにもそれができなくなってしまった。
一度はその存在を失くしかけたからだろうか?
彼女を大切にしてやりたいと思うし、愛想を尽かされることが怖いとも思う。
指を動かす度に、粘性の音がいやらしく響きはじめる。
知り尽くした弱い部分を、指先で意地悪く、じっくりと責めてやる。
耳まで真っ赤にして、手の甲を自分の口に当てて顔を横向ける夏海の、伏せられた目。僅かな隙間から見える濡れた瞳が光を集めていた。
抑えることができないのだろう。彼女の荒い息を聞いて、自分の息も段々上がってくる。
彼女の中をかきまわす指は、無意識のうちに三本に増えていた。
「はっ、はっ、んん・・・・・・ん!」
互いに服は着たままで、夏海の中心を士は高めていく。
自分の中心も、もうとっくに反応してズボンの中で苦しそうにもがいていた。
もう少し・・・・・・もう、少しだ。
「・・・ああっ!!」
中でくい、と指を曲げ、そのまま何度か動かした後、締め付けに逆らって音をたてながらゆっくりと伸ばす。
夏海は全身を強張らせた後に大きく震え、ゆっくりとその身体を弛緩させた。
530 :
片翼:2009/08/22(土) 00:11:06 ID:qMo5wzqJ
「はあっ、はぁっ・・・は・・・・・・」
きつく閉じた目の端に、涙が滲んでいる。
士は身を屈めると、それを舌先ですくい取った。指だけでつくりあげた夏海の中は、熱く、柔らかく、申し分がないほどに濡れている。
指で締め付けをたっぷりと味わってからそれを引き抜き、士は代わりに自身を取り出した。
完全に反応したそれは天を突き、一刻も早く彼女の中に入りたいと急かす。
熱い中心にあてがい、ぐっと先端を押し込んだ。
「・・・ん!」
夏海が軽く背を反らす。奥に飲み込もうとする、その部分のあまりに強い動きに驚いて、士は一度腰を引いた。
呼吸を整え、今度は一気に奥まで貫く。
「―――!!!」
夏海は背を弓なりに反らし、喉の奥で掠れた悲鳴を上げた。
意識が飛びそうなくらいの強い締め付けに逆らって彼女の奥まで到達した士も、くらくらとした感覚の中で軽く頭を振る。
瞬間的に達した彼女の吸いついてくる内襞の感触を、じっと動きを止めて味わった。
きついのにやわらかい、なんとも言い表せないこの感じ。
「あ・・・はぁ・・・おまえ、締めすぎ、だろ・・・・・・」
あまりの快感に、息や言葉が途切れ途切れになる。
かろうじて身体も意識も夏海に引きずられずに済んで、動きにくいながらも、士は彼女の奥を小突き始める。
ただそれだけで、また彼女にぶるると強い震えが走ったのがわかった。
「まだ、我慢しろ・・・・・・な、今度は先にイクなよ・・・・・・・」
夏海は目にいっぱいの涙を溜めて、いやいやと首を振る。
伸びてきた彼女の両腕が首に絡みつき、士は思いきり引き寄せられる。そうして、眼前で互いの熱い吐息を混ぜあった。
喉を反らしてふるふると震え、夏海は切羽詰まった、涙の混じった声を出す。
「つかさくっ・・・駄目・・・我慢、できなっ・・・!!」
「もうちょっとだ・・・な・・・?」
「だっめ・・・!つかさく、だって、おっき・・・・・・ああっ!!」
「待てよ、まだイクなっ・・・」
「あんっ!!あん!!・・・あ、っ・・・だめ・・・!もっ、だめぇ!!」
「・・・夏、海・・・・・・!」
耳元で名前を囁くだけで、反応して生き物のように蠢く彼女のやわらかい中。
熱に浮かされながら、士はうっとりと溜め息をつく。
気持ち良くてたまらない。
もっと深く、感じたい。もっと奥まで、もっと底まで。
できるだけ長く・・・・・・繋がっていたい。許されるならずっと。
531 :
片翼:2009/08/22(土) 00:13:13 ID:qMo5wzqJ
まさかこの俺が、女に夢中になってるなんてな・・・・・・。
士は苦笑いをしながら自嘲する。
でも、それも仕方ないんだ。
こいつとこうしてると、全部が気持ちいい。身体だけじゃなくて・・・心ってやつも。
自分の命を差し出してもいいと思えた女。
その女が、今、腕の中にいて、俺に感じてる。
身体の奥底が震える。
心の底も。
触れている部分、全部が気持ちよくて、まるでひとつに混じり合ってしまったかのような錯覚に陥る。
指の先から、ドロドロに溶けていくような感覚。
・・・・・・もしかすると、今、自分たちは本当に混じり合ってるのかもしれない。
(なんせ・・・俺とおまえは・・・ひとつの命を分け合ってんだからな・・・・・・)
たぶん今という瞬間、ぜんぶがひとつになっている。
分たれていたふたつが、ひとつに。
「あっあ、あっ・・・!あ、ふ・・・・・・、・・・ん―――!!!」
絶叫するように声を上げ、しがみついてくる夏海の全身が激しく震える。
顔をずらして、ぴくぴくと引きつる彼女の首筋に浮かんだ汗を舌で舐めとりながら、朦朧とした意識の中で士も腰を震わせた。
532 :
片翼:2009/08/22(土) 00:18:10 ID:qMo5wzqJ
・・・同時に昇りつめた意識が手の届く場所に帰ってくる。
大きく息をしながら、どちらからともなくゆっくりと額と唇を合わせた。
甘えあうように、軽いキスを何度も交わす。
夏海の中に吐き出したものが零れないように、士は上体を起こして彼女の脚を抱え、繋がった腰をじっくり、ゆっくりと揺らす。
恍惚とした表情の夏海が唇を薄く開け、目を閉じて眉を寄せるのをじっと見つめた。
「・・・ん・・・、はぁ・・・・・・」
気持ちよさそうな吐息と、いつまでも細かく震える身体に満足して、目を細める。
「あ・・・つかさく・・・」
とろけた甘い声が、耳に心地いい。顔を見られないように、士は夏海の肩の部分に額を押しつけた。
少しためらった後、ぼそぼそと、小さな声で呟くように言う。
「・・・おまえの命はもう、おまえだけのものじゃないんだ。
だから・・・・・・絶対に、二度と勝手に捨てるな・・・・・・」
それでもこの言葉は彼女に届いたのか、頬が髪に擦り寄せられる感覚がする。
背中に細い腕がゆっくりとまわってきて―――確かに波打つ、一度は失ってしまった大事な人の鼓動を感じながら、士もまたその背を力を込めて抱き返した。
おい・・・・・・そろそろ、まずいか?
不意にここがどこだったか思い出して、士は身じろぎした。
正直言って、早く終わらせるとか、そんなことも途中から完全に忘れていた。
わかっているのに、あまりにも心地よくて抱きしめ合った体勢のまま動けない。
頭では理解しているのに、身体がそれに逆らっている。
どうしようもない欲を吐き出してしまえば満足すると思ったけど、感じるのは先ほどよりもずっと強い、彼女を渇望する気持ち。
こいつのことが、もっと欲しい。
・・・でもここでは、これ以上は無理だ。
目を閉じて、次に開けたらここは家だった。・・・とかだったらどんなにいいか・・・・・・。
・・・・・・こんな場所で事に及ぶんじゃなかったな。
心からの溜め息をつきながら、今更激しく士は自らの行いを悔いた。
終了です。
お目汚し失礼しました。
言うなって言われてたのに夏海にバラしてしまったユウスケGJ。
一度、ユウ夏もイチャイチャさせてみたい。
リアルタイム投下!
GJ!
士夏、お約束とはいえ…!
士の惚れっぷりがいいよ!
途中でユウスケこなくてよかったね。
GJ!!!
リアルタイムに感動しつつ、F5連打しまくりました。
やっぱり士×夏海はいい!
のぞいてみてよかった。
良作をありがとうございます。
GJ
士夏いいね、おっきした。
ユウ夏も期待してます
537 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 09:30:40 ID:y7yBVmPw
東映ヒーローMAXのインタビューで判ったが夏みかんの中の人はもやしの中の人を井上君とかじゃなく下の名前で呼び捨てなんだな。ちょっとドキドキする。
GJGJ!
まさにみんなの妄想を形にしてくれてありがとう!
そういえば今月のテレビナビ、士の中の人のインタビューで
「(士は)最初はどこか不思議な繋がりのある夏海以外は、
いくら会話をしても自分とは関係のない他人だと思っていた」
って書いてあったんだけど・・・
実は親子とかそういうオチだったら死ぬ。
士夏最高!!!
夏みかん可愛すぎだ。
そうなんじゃない?
プライベートでのHの時も
そうなんじゃない?
おいおい勝手なこと言うなよ。
そうなんじゃない?
さすがにしつこいか・・・
スマソ・・・;;
最終回がどうなるかわからんが…
士夏度が上がっていたのだけはわかったのだ
大阪なので今日やっとアマゾン1回目で、来週の保健室予告にムラムラしてるのだ。
自分以外にワタル×ユウキに萌えた人いるのか気になるのだ
クイーン美しすぎ
あの白いドレスは花嫁衣装だったんだな。
アポロさんが着せたのかw
そして士の燕尾服ってもしかしてと期待せざるを得ない。
>>550 「卒業」ですね。
ワタル×クイーン期待
映画やっと見れた。
夏メロンが士とユウスケと海東全員とヤレる雰囲気あって良かった
小夜もいいね
東映公式の写真で、夏みかんが両手両足縛られてて「ついにきたか!」
と思ったら隣にアポロさん居て泣いた。
>>553 手足を縛られた夏海を助ける為にアポロガイストと戦い倒す。
その拘束を解かずに、そのまま士は夏海にFFR・・・
と言う電波を受信しました。
すみません。
>>553 士のお宝を奪った海東、の図に脳内変換した
無理矢理すぎるか…
>>555 素晴らしい!!!
てか、また夏みかん死亡フラグかよ・・・;;
士「ちょっとくすぐったいぞ」
ソウジ「ん?」
ソウジさんはほんと大人だったな。
てか今日は夏みかんしか目に入らなかったw
可愛すぎだ。
クイーンに殺されるぞ
俺、芳賀さんにはずっと真理でいて欲しかった。
深央だのユウキだの・・・
本人同意の上でやってんだろ?仕方ないべ。
アポロさん×クイーンの電波を受信した!
アポロさんとクイーンは初夜の前にクイーンがやられてしまいました。
さっきテレビ見てたらたっくんの中の人が浴衣着てて、
>>7が思い出されてならなかったw
作品中では真理しか浴衣着てなかったけどね。
まさかの深央さん再登場に滾った
本編と違ってしっかり女王してるけど悪女っぷりは相変わらずw
アポロさんが「我が花嫁」とか言ったあたりで意外とアリかもと思えてきた
クィーンえろすぎ!
ワタルとかアポロさんとか、この世界でもモテモテだったな
ユウスケの邪悪な笑顔で夏みかんとやってくれ
>>570 それだ!!!
冬の映画もディケイド主体らしいし。
今後夏みかんと士にも益々期待が募るな。
今回なんかなつかしいと思ったら久しぶりの光家秘伝があったからか
色々な経験を積んでもやっぱあれには勝てないのが微笑ましいw
笑いのツボはなんか不思議な力を持ってる。
普通に聞くと、冷めるはずなのになんかイイ感じになる。
>>572 というか、あの一連のやり取りをしたいがために
士がわざと抵抗したように見えて仕方がないのだがw
夏海に首筋触って欲しかったのかw
あの士を掌握できるのは夏みかんだけ、とよくわかる描写でよろしと思います
士も本気になればかわせるだろうに
さっき保管庫の士夏読んでたけど、ほんとエロいなw
ツボ押されて、ひそかに勃ってたら面白い。
は、だから後ろ向いてたのか…
片方の手は壁に衝き、片方の手で股間を抑える・・・ですね。
ピロリロリーン☆
あの笑いのツボって最初マジで押してたんだろ?
首が赤くなるし痛かったと士の中身が言ってた。
そのうちに、夏海の中身が寸止めを体得したらしいwww
夏みかんと士とユウスケは一回ぐらい猥談してるよね
そりゃしてるだろ。
夏海とユウスケ、ユウスケと士はなんとなく想像できるけど
三人揃ってとなると「うーん……?」って感じがする
555巧真理投下
本編のネタバレがありますので、555未見の方はご注意下さい。
41話前半辺りの妄想補完ちゅーことでひとつ。
『I'm always by your side』
ずっと独りだった
自分の存在が異端だと自覚し始めた頃からずっと、彷徨っていた
自分も他人も大事とは思えず、ただ命が終わるのを独りでじっと待っていた
なのにいつの間にか独りじゃなかった
気付いたら隣に居てくれた
人の事をおちょくってころころ笑ったり
雲みたいにふわふわした夢を懸命に追いかけて時に泣いてたり
信じた誰かのために命懸けで走ったり
くるくる表情を変える黒目勝ちの瞳に、俺が映ってるのを見つけて安心していた
あいつに出会って、確かに変わった自分
人間じゃない俺が、人間の振りして、人間の暮しを営む
飯食って寝って仕事する場所があって
ぶつかり合って語り合って解り合って
闘って傷ついて癒して
怒って笑って、愛し合った
もしかしたら、本当に人間かもしれない
そう錯覚するほどに
守ってるつもりが守られてて
アタリマエのように側に居て笑ってたあいつが居なくなってはじめて
どんなにその存在が大きかったのか気付いた
あいつがもう一度俺の名を呼んでくれるなら
化物に戻る事など躊躇いもしない程に
傷つけたくなくて、傷つきたくなくて離れたのに
それでも帰ってきてとあいつは言った
巧を信じてるあたしを信じて
あたし、巧より巧の事知ってるから
そう言った真理に頷いたけれど
このまま…側にいていいのか
「巧。起きてる?」
ノックと共に真理の声が聞こえ、ベッドに寝転がってぼんやりとしていた巧は慌てて起き上がった。
「入っても、いいかな」
躊躇いがちな声と共に開かれた扉。
窓から外灯の仄かな明かりが零れ入るだけの薄暗い部屋に、真理の姿が浮かび上がった。
鼓動が速まる。
黒い瞳が凛とした光を放ち、けれど揺れているのが解って、抱き締めたくなる。
「…何だよ。疲れてんだ」
内心の動揺を悟られまいと、殊更不機嫌に呟く。
巧の冷たい声に一瞬怯んだ真理だったが、意を決したように口を開いた。
「あたし…。まだちゃんと謝ってなかったな、って。ごめんね、巧…」
「何がだよ」
「あたし、巧の事怖いと思った。一杯傷つけて、辛い目に合わせた。
だから、ほんとに、ごめん……」
俯くと、さらさらした黒髪が流れ落ちて表情を隠した。
伝えたい言葉はたくさんあるのに、声が出ない。身体が動かない。
眼を逸らすことも出来ず、じっと真理を見つめる。
顔を上げた真理と、巧の視線がぶつかった。
黒く澄んだ大きな瞳は、彼女の整った容貌の中でも一際綺麗で、巧のお気に入りの一つだけれど、
どんな些細な事でも見透かされそうで、時々怖くなる。
巧はまだ信じきれていない
あたしの事も、自分の事も
真理の瞳は全てを見透かす。
何時も不遜な態度で虚勢を張って、それは自信の無さの裏返しだということは知っている。
本当は、誰よりも優しい人だという事も。
でも今の巧の瞳にはそのどちらの色も無くて揺れている。
人間として闘うと決めた事は嘘ではないけれど、
この場所にこのまま居て良いのかどうかは解らずに、まだ迷っている。
どれ位、無言で見つめ合っていたか。
不意に真理が動き出し、巧は眼を見張った。
身に着けていた物を次々と脱ぎ始めたからだ。
何の躊躇いもなくシャツやキャミソールを脱ぎ捨て、ジーンズまで抜き取った。
突然のことに言葉を失い、ただ呆然とそんな真理を見つめるだけの巧の前で、
真理はとうとう下着だけになった。
白地に赤系のチェック、縁に控えめにレースが施された下着を、
真理らしいと思いながらぼんやり見ていた巧だったが、ふと我に返って叫んだ。
「ちょっ…おまっ…、何やってんだよ!!」
「いいのっ!!」
強い口調の真理にたじろぐ。
「あたし…どうすればいいか解んなくて。どうれば巧を失わずに済むか…。
ずっと考えてて。ほんとはコレも間違ってるかもしれないけど…。
でも、もう何も思いつかないよ。……あたし、巧を抱きたい」
ストレートな真理の言葉。
だが一瞬、何を言われているのか理解出来ずに戸惑う。
そうしているうちにも真理は近づいてきて。
ベッドに腰掛けていた巧を壁際に追い込み、トレーナーを捲り上げると、その胸元に舌を這わせた。
突然の甘い感触に、巧は漸く真理の言葉の意味を掴み、激しく動揺した。
思わず跳ね上がりそうになった声を必死で抑える。
最後の下着だけは、自分から脱ぎ捨てるのを躊躇われたのか
身に着けたままだったが、それが返って扇情的だ。
顔を上げた真理の頬は紅潮し、瞳は潤んで今にも泣きそうだ。
それでも、強気を湛えた黒い瞳は巧を睨み付け、トレーナーを頭から引き抜いた。
巧の裸の肩に手を掛け、眼を閉じた真理が唇を重ねてきた。
自ら舌を絡め、唾液を送り込んでくる。
放胆な真理の振舞いに、思考も身体も着いて行かない。
巧は眼を閉じて、壁に背中を押し付けられたまま両手を動かすこともできず
ベッドの端を握り締めていた。
ざらついた舌が口中を蠢く感触に脳天が痺れる。
肌を触れ合わせるのはどれ位ぶりだろう。
しっとりと吸い付く真理の肌の柔らかさに今更ながら眩暈を覚えた。
長いキスの途中で、薄っすら眼を開けて真理の表情を垣間見れば、
瞼を閉じた睫が濡れて光っていて、時折呼吸を求めるように離れる唇から、
出入りする紅い舌先が見える。
彼女にとってはこれだけでも精一杯だろうに。
巧は真理を抱き締めて、自らその全てを奪いたい衝動を懸命に抑え込んだ。
「も…止めろって。お前の気持ちは、解ったから…」
「解ってないよ…。たぶん、巧は全然解ってない。あたしがどんなに巧を必要としてるか。
……ベルトの力じゃない。ファイズじゃないんだよ。巧なんだよ…。だから、抱きたい」
潤んで煌めく黒い瞳が、真っ直ぐ巧を見据えた。
「たくみ……」
今にも零れ落ちそうな涙を溜めて、真理が掠れた声で呟いた。
その姿に完全にノックアウトされた巧は身動きも取れず、
ただ真理の動きに身を委ねるしかなかった。
真理の唇は巧の身体を彷徨い続ける。
耳朶を甘く噛み、首筋をなぞり、胸元に下りていく。
何時も自分がそうされていた様に。
真理の熱い舌が、白く細い指先が身体中を這い回り、
艶やかな黒髪がふわりと零れ落ちて、裸の肌をくすぐる。
「はぁっ……」
痺れるような感覚が背筋をぞくぞくと震わせ、少しずつ声が零れてしまう。
それを無視して、真理は巧へ愛撫を与え続けた。
白い指先がジーンズの腰に引っかかり、もどかしげにボタンとジッパーを外すと、
下着ごとずり下ろす。
既に痛いほど突き上げていた欲望が露にされた。
「…きゃ!」
さすがに見慣れない、赤黒く屹立したその物を目の当たりにした真理が小さく叫んだ。
「…もういいから、真理。その先は、お前には無理だ」
「……そんなこと、ないっ!!」
半ば自棄に叫んだ真理が、巧の腰を抱き取ってその欲望に唇を寄せた。
「ま…り…っ」
「んっ…」
真理の柔らかな唇で覆われたそれがびくりと跳ね上がり、巧の端整な顔が切なげに歪んだ。
拙いながら熱い吐息と共に舌が絡みつく感触に腰が震え、全身の血液が
沸騰したように熱を持ってその部分に集まってくる。
真理の唇が触れている。
そう実感するだけで精神と身体を襲ういつも以上の快楽に巧はきつく眼を閉じ、
奥歯を噛み締めて零れそうな喘ぎを堪えた。
「…ん、ほかに、どうすれば…いい…?」
巧のモノに舌を絡めながら、上目遣いで真理が囁いた。
初めてのコトに本当にどうすればいいか解らず、ただ夢中で舌を這わせる
その表情を見せるだけでもどんなに巧を昂らせるか、恐らく解ってはいないだろう。
真理の無自覚な痴態に視覚をも刺激され、触れられる感覚とともに
全身を駆け抜ける電流のような快感に、身動きができない。
「あ……いつも、真理の、下の口が…してるみたいに…」
巧の要求を聞いてから、真理はその全てを口中に納めた。
予想以上の質量に、幾らか苦しそうに顔を顰める。
手を添えて、歯を立てないように注意しながら、唇と舌で扱き出す。
「ぅっ…ん…」
真理の呻きと、じゅる…と唾液の滴る卑猥な音が響く。
冷たい夜の空気に晒された長い髪が、巧の腰のあたりにさらさらと流れ落ち、
火照った部分に冷んやりと触れる。
桜色の唇で咥え込まれた自身が彼女の唾液を纏い、
てらてらと光りながら出入りする様を巧はじっと見つめた。
温かく、柔らかく擦られ、中で蠢くものが絡みつく途方もない快楽に、
中心へと熱が昇ってくる感覚に襲われ、巧の息が上がり始めた。
「は…ぁ…っ真理、もう……はな、せ」
「んんっ…」
「ま…り、出ちまう……」
そう訴えても、真理は動きを止めない。
巧の腰に回した手に力を込め、口全体で咥え込んだ彼を喉の奥で締め付けた。
「……ぅあっ…!」
巧の唇からぞくっとする程艶っぽい声が零れ、抑えきれない熱が真理の口中に解放される。
目の前が白く点滅するのを感じながら真理を見下ろすと、細い喉が上下して軽く咽る姿が見えた。
「真理…」
小さく咳き込み、虚ろな瞳で巧を見上げる真理。
浅い呼吸を繰り返す半開きの口元から、収まり切れなかった白濁が一筋零れた。
巧は真理の紅潮した頬を両手で挟んで、
彼女の口の端から零れた己の欲望を舐め取り、そのまま強く唇を重ねた。
荒々しく舌を差し入れ口中を舐め上げると、苦味が広がって眉を顰める。
「馬鹿か、お前……こんな事…」
「ううん…。巧を、抱きたかったのはあたしだから……こんなの、嫌だった…?」
潤んだ瞳で見上げられ、愛おしさに胸が震えた。
「ヤな訳ねーだろ。馬鹿」
巧はにやりと笑うと、力いっぱい真理を抱き締め、再度口中を蹂躙する。
荒々しく真理を求める巧の瞳に、何時もの強気な光を認めて、
向けられた粗野な態度とは裏腹の穏やかな気持ちが真理の中に広がっていった。
何時もの巧が其処に居る。
真理を抱き、真理に抱かれながら、巧は生の躍動が迸るのを感じていた。
高鳴る心臓が、熱くなる身体が、オルフェノクの冷たいそれとは違う、
お前は人間だ、と……。
そして、真理の強さを。
これまでも何度も分けてもらった彼女の強さ。
一見、華奢で頼りないのに、自分が信じたものの為には全力でぶつかって、
無駄だと解っていても、闘おうと立ち向かう。
身体を張って守って、立ち上がらせる。
力ではなく、心で。
今もそうだ。
巧は両腕の力を緩め、今度は包み込むように真理を抱き締めた。
背中に回した手が身に着けたままのブラを弾くと、豊満とまではいかないが
彼の両手に納まりの良い胸がふるんと開放された。
柔らかなその存在を手の平で堪能し、先端を舌で弄ぶと、甘い声が零れて鼓膜を刺激する。
白い胸元に幾つもの所有の印を紅く残しながら、くまなく口付けていく。
そっと真理を仰向けに倒すと、最後の一枚も抜き取る。
溢れる蜜で濡れた下着が、粘つく糸を引きながら身体から離れた。
「今度は俺が気持ちよくしてやる…」
巧は独り言のように囁いて真理の膝を割り、内腿に顔を埋め、
迸る蜜をぴちゃ…と音を立てながら舌で掬い始めた。
飲み干しても後から絶えることなく湧き出てくる、真理の甘い蜜。
「ん、ぁ…気持ちいっ…はっ…あああ!!」
紅く剥き出た突起を吸い上げれば、感じるままの嬌声を抑える事なく、
細かく痙攣しながら真理が昇り詰めた。
既に巧の欲望は張り裂けそうな程復活している。
しなやかな足を広げると、蜜を溢れさせた泉がぬらぬらと濡れてひくつき、巧を誘っている。
猛った欲望をあてがい、一息に貫く。
「あぁっ…」
達したばかりのそこが軽く反発しながら巧を飲み込み、
その存在を確かめるようにぎゅっと噛みついた。
巧は真理の細い腰を両腕で抱え、ゆっくり動き出した。
自然に溢れる涙が溜まって、潤んで光る真理の黒い瞳。
紅潮した丸い頬、荒い息遣い。
その表情だけで昂られ、激しく求めそうになってしまう。
「……よ…」
震える真理の唇から掠れた声が微かに聞こえ、巧は一言も聞き逃さないよう顔を近づけた。
「…何?」
「……いいよ、壊しても…」
薄く開いた瞳から、涙がはらりと零れた。
儚げに囁かれる真理の言葉を聞いて、巧の視界が揺れる。
耳鳴りさえ響いてくる。
そして自覚した。
自分がどんなに真理に餓えていたか。
「真理ッ……!」
細い身体が軋む程きつく抱き締める。
けれど真理の言葉通りには出来ない。
大事にしたいと思った。
今まで以上に。
二度と失いたくなかった。
「壊しゃしねーよ、馬鹿」
「巧…」
「お前が大事だから」
「…うん……」
「…大事にするから」
真理はもう、溢れる感情を堪えきれず、ただ声を詰まらせて巧に抱かれるしかなかった。
「もう、泣くな」
紅くなった瞼に巧の唇がそっと触れ、零れる雫を吸い取ってくれる。
こんなにも温かく、優しく触れてくれるのに、どうして彼を恐れてしまったのだろう。
彼が誰かを傷つけるなんて、そんな事あるはずがないのに。
「ごめんね。ほんとに、ごめん……」
「お前は悪くない。悪いのは…」
そうやって何でも自分の所為にして独りで背負ってきたのだろう。
それなのに彼を拒絶した自分にさえ、向けられる眼差しは優しくて、胸が苦しい。
もう絶対に独りにしてはいけない。
自分こそが彼を大事にしなくては。
巧は壊れ物を扱うようにそっと、けれど情熱を持って真理の快感を引き出していく。
優しく力強く律動しながら、知り尽くした彼女の敏感な部分を唇と指で愛撫し続け、
真理は、絶え間なく寄せては引いていく波のような快楽に、何度も絶頂に達して喘いだ。
何度も何度も互いの名を呼ぶ。
今だけは身体も頭の中も自分達の事で一杯だった。
解決しないままの問題も、先の不安も、全て忘れて今だけは。
ふいに、巧の動きが激しさを増した。
目の前に白く靄が掛かって薄れそうな意識の中で、
彼の全てを受け止めようと、真理は巧の背中に回した腕に力を込める。
最奥まで突き上げ、激しい動きが止まり、真理の中で巧の熱が弾けた。
繋がった部分が細かく痙攣し、彼女の中に全てを吐き出す熱い塊が
ビクビクと脈打つのが内壁越しに伝わる。
互いに、内部から焼かれるような熱さを感じ、汗ばむ身体を強く抱き締め合う。
吹き出した汗はすぐに熱を失い、火照った身体を心地良く冷やしていった。
緩慢に広がるまどろみの中で、巧の胸に頬を寄せて真理が呟く。
「…巧、もう迷わないよね……。何処にも、行かないよね?…」
「ねーよ。お前が身体張って教えてくれたからなぁ」
何時も通りのぶっきらぼうな口調。
けれどその言い回しが巧らしくて、迷いが見えなくて、もう大丈夫だと感じられる。
真理は安心して彼の首に両腕を回した。
応えるように巧の腕が真理の身体に絡みつく。
こつん、と互いの額がぶつかった。
「…あのさ、啓太郎がね、みんなでパーッとどっか遊びに行こう、って。
木場さんとかも誘って。行きたいとこ、ある?」
「そーだな。…遊園地とか?」
「ぷっ。似合わない…」
「言ってろ」
悪態吐きながらも幸せそうにころころと笑っている真理を見ていたら、
難しい事はどうでもよくなってきた。
真理と、仲間たちと、ずっと今みたいな時間が続けば、と願う。
ほんの一時の休息かもしれないけれど。
「もう迷わねーよ。また…ふらふらどっか行く事もあるかもしんないけど、信じろ。
お前が居るとこに絶対帰ってくるから」
真理の髪をくしゃっと乱して巧が呟いた。
「此処が旅の終わりだから」
「…クサい」
「おめーなぁ……」
二人らしい遣り取りに同時に噴出し、声を出して笑い合ったあと、
少し照れたような口調の巧の言葉が響いた。
「……これからも、よろしく」
「うん…こちらこそ」
確かに腕の中にある優しい体温を実感しながら、ふわりと唇を重ねた。
あたし、やっと解った
アタリマエのように側に居て見守ってくれてたあいつが居なくなってはじめて
どんなにその存在が大きかったのか
傷つきたくなくて、一度は自分から拒絶してしまったけれど
気付いたから
失いたくなくて駆け出した
ずるくて弱くて我侭なあたし
でも、もう迷わない
誰よりも傷つきやすくて優しすぎる巧を、ずっと守っていたいよ
ずっとずっと、側にいるから
だから、ずっとずっと、側にいて
END
終了です。
ありがとうございました。
ぐ…GJ…
自分555未見なのに、どうしてこの2人はこんなに萌えさせてくれるんだろう
投下キター!GJ!
GJ!
巧真理GJーーー!
この二人が醸し出す切ない雰囲気がすごく好きだ
萌えました!!
GJすぎるー!
なんだこの切なさかつ萌えっぷりは
当時あんまなかった分今すっごい萌えさせてもらってます!
夏みかんの夏メロンで欲情しない奴はいないだろ
乳
>>604 顔では欲情しないのに、夏みかん見いた瞬間欲情しまくった俺ですがなにか?
来週と冬映画で夏みかん見納めかと思うと涙が出てくるぜ・・・
絶対領域の視線誘導に勝てない。
視姦は服より肌だよ、兄さん。
渡乙
最近は士と夏みかんよりユウスケと夏みかんに萌えるみたいだ。
洗脳夏みかん(洗脳された事ないけど)×ユウスケとか
ユウスケの目の前で見せつけられるように士や海東に犯される夏みかんを見たい。
ディエンドの世界を忘れたか!!!
大ショッカーの基地で大首領と怪人に犯される夏みかんとユウスケで
てかさ、何気に夏みかん、地獄大使に何度も鞭で叩かれてたよな。
>>609 自分はやっぱり夏ユウより夏士だな〜
士の目の前で見せつけられるようにユウスケや海東に犯される夏みかんを見たい。
>>609>>613 相手が夏みかんならば
士絡み・ユウスケ絡み更には海東絡みも
大変美味しくいただけるので
士とユウスケの目の前で海東に犯された夏みかんを
二人がかりで慰める(性的な意味で)
そんな話が読みたい。
みんな夏みかんが大好きだなwww
オレも好きだがwww
おかげで背が高くてカワイイ子についつい目がいくようになった。
最初から背の高い女の子が好きな俺にとって夏みかんは最高の女なのだ。
>>609 俺はむしろ夏みかんに犯されるユウスケが見たい
ユウスケって屈辱的に犯される方が似合う気がする
クウガの世界では姉さん一筋だから色々と慣れてなさそうな所が良い
つー訳で夏みかん×ユウスケが見たい
ユウスケはカブトの世界でマユに萌えてたから、同じ妹キャラの小夜を
士の前で犯してほしい
士×小夜が読みたいです
お兄ちゃん……
士は夏みかんを海東orユウスケは小夜を同じ場所で同じ時間に犯してほしい。
急にレイプスレにw
623 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 11:38:04 ID:/nNhkPU8
大首領士に犯され、おもちゃにされながらも士の身をあんじ、
あえて大ショッカーアジトに留まる夏みかん・・・
そんな夏みかんに苛立ちを覚え、救出に来たはずなのに、レイプしちゃう
海東又はユウスケ。
555だと蛇鶴が萌えるんだがエロにはいかない。何故だ。
>>624 映画で蛇鶴に錐揉み状態に萌えた身だ
すごい読みたいぞ
蛇はエロいし鶴も色っぽいんだけど
エロ方面行かない方がストイックで返ってエロい気はするな。
いやガンガンエッチしても別にいいんだけど。
次スレからは平成ライダー総合に名前を変えろよな
シンケン世界ネタを見たいけど女性メンバー同士はあまり絡んでないんだよな
海東×ことは、殿×夏みかん辺りはいいなぁと思ってるけど邪道かな
シンケンの世界行く前にこのスレで少し話題にでた時はありだったよ
実際放送後は殆ど絡みがなかったから、ネタにもならなかったけど
でも確かに少し見たい
海東×烏賊ちゃん
>>629 そういうの見たかったよな。
海東に口説かれて顔赤くすることは・まことか
夏海が士に対しての悩みを殿に相談してるうちにいい雰囲気になっちゃうとか
シンケン二人とは想像しにくいくらい絡みがなかったよなorz
殿はちょっと夏みかんと絡みあったから想像できるが・・・
世界の破壊者と言われ続けていじけた士が、ことは達を襲うとか
ヒロイン同士の会話とかも見たかったわ、夏みかんの胸の大きさを
羨ましがるとか
>>634 確かに夏みかんの胸は大きいがそれはレズプレイ発展に成りかねないだろう?
シンケンの時の夏みかんは機嫌が悪かったな
欲求不満だよ
多分女の子の日だったんだね
海東は「君の大切な殿様がどうなってもいいのかな?」なんてことはを脅しにかかったり出来そうな気はする
シンケンの世界で盛り上がっているところ申し訳ないのですが、ユウスケ×夏海投下します。
前スレで響鬼の世界のユウ夏を書かせていただいたのですが、それのその後な感じで。
ベッタベッタなので、駄目な方は弾いてくださいますようお願い申し上げます。
あとは色々と設定を捏造してるので・・・すみません。
タイトルは「夏の終わり」
640 :
夏の終わり:2009/08/28(金) 00:13:09 ID:vnm4FycI
その日は、午後になって雨が降りはじめた。
雨音に気づいて、ユウスケは顔を上げる。
朝から出かけたままの、士のことを思い出したのだ。
「・・・あ、雨だ。士、傘持ってったのかな」
「ほんとですね・・・・・・迎えに行った方がいいんでしょうか?」
「う〜〜〜ん・・・・・・どこにいるかわかんないからすれ違う可能性が高いし・・・。
・・・どっかで雨宿りしてるかな?多分」
写真館スペースのテーブルでユウスケと夏海は向かい合って、ユウスケは士のダメ写真のネガの整理を、夏海は帳簿をつけていた。
降り出した雨は結構な勢いになり、窓に当たって水の跡を残している。
光家・・・と、いうか栄次郎はなかなかの資産家らしく、士とユウスケ、二人の居候を抱えても金銭的に困っている様子は見受けられなかった。
堂々と図々しい態度の士とは違い、自分が居候であることを少なからず気にしているユウスケは、時間を見つけては夏海や栄次郎の手伝いをするようにしていた。
そんなわけで、今日も何故か士の撮った写真のネガ整理に精を出していたのだが―――。
「夏海、ユウスケくん、私はちょっと夕飯の買い物に行って来るよ」
「あ、栄次郎さん、俺手伝います!」
ひょこっ、と栄次郎が扉の向こうに顔を出し、ユウスケは慌てて立ち上がった。
栄次郎が買い物に行く時も、まめに荷物持ちをしていたからだ。
・・・が、栄次郎は今日はそんな必要はないかというように、ひらひらと手を振った。
「いいのいいの、ありがとう。
このあたりは近くに買い物するところもなさそうだしね、車で行って来るから。
それより、夏海と一緒にいてやってくれる方が私も安心だからね。帰ってくるのがちょっと遅いかもしれないけど、留守番頼むよ」
641 :
夏の終わり:2009/08/28(金) 00:14:58 ID:vnm4FycI
バタン・・・と音をたてて玄関の扉が閉まる。
ユウスケと夏海がふたりだけで残されると、途端に空気が変わった。
明らかに、相手を意識した、そんな空気。
ユウスケは夏海から顔を逸らしていたし、夏海もまた、俯いて彼と目を合わせないようにしていた。
ザアア、と雨の音だけが互いの耳に届いて、それを上回る自分の心臓の音を、ふたりは持て余していた。
―――結ばれたのは、少し前。
響鬼の世界で、焦燥に背中を押されるようにして心と身体を重ねた。
それから今までに、肌を合わせたのは、二回。
キスだって正直言って、まだ数えることができるんじゃないかというくらい。
ふたりきりになれるチャンスが少ないのは事実だけど、いざふたりになるとどうしてもお互いに意識してギクシャクしてしまう。
ユウスケにしろ、夏海にしろ、根が真面目なだけに、なかなかこなれた風にはいかなかった。
「えっと・・・・・・あの、」
夏海から顔を逸らしたままで、ユウスケはこの空気を扱いきれずに頭をガリガリと掻く。
会話はまったく続かずに沈黙が落ちて、ちら・・・とユウスケが彼女の方を盗み見ると、瞬間的に目だけを上げた夏海と視線が絡まった。
どくん・・・・・・と音をたてて心臓が跳ねる。
自分でも殆ど無意識のうちに、ユウスケはテーブルの上に置かれた夏海の手の上に自分の手を重ねると、身を乗り出していた。
642 :
夏の終わり:2009/08/28(金) 00:22:03 ID:vnm4FycI
・・・・・・ユウスケは、いつも優しい。
唇と唇を触れ合わせるだけの、どこか拙いキスだけど・・・でも、それがとても心地いい。
夏海はうっとりと目を閉じると、空いている右手をユウスケの首にまわした。
それとほぼ同時に唇は離れ、重なっていたままの手を強い力でぐいっと引かれて立ち上がらされる。
手を引っ張りながら写真館スペースを出て、廊下をずんずんと歩くユウスケを夏海はよろけながら追いかけた。
「ユウ・・・スケっ、待って」
「・・・部屋、行こ」
ユウスケの声にも、背中にも焦りが滲み出ている。
夏海は掴まれたままの手に力を込めて強く引いた。
「ユウスケ!ねえ、待って・・・!」
「・・・・・・」
彼の歩みがぴたっと止まる。
沈黙が落ちると、屋根をたたく雨の音と、少しだけ早い互いの呼吸だけが廊下に満ちた。
掴まれたままの手が熱い。
背中を向けたままで俯いてしまったユウスケを、夏海は後ろから黙って見つめた。
「ごめん・・・・・・俺、」
いつもの明るく快活な彼とは違い、不安げな様子と声音は夏海の心の奥底を揺さぶる。
揺さぶって・・・そして捕らえて、放さない。
「・・・俺、いつも、こんなことばっかり考えてるわけじゃ・・・・・・。
夏海ちゃんが・・・・・・夏海ちゃんといると、俺、わけわかんなくなるんだ・・・」
ぽつぽつとこぼされるユウスケの言葉は、夏海を喜ばせるには十分なものばかり。
「ごめん、嫌がらせるようなことして・・・」
彼の言葉を否定するように、掴まれたままの手に、夏海は自分の方からぎゅっと力を込めた。
びく、と震えたユウスケがゆっくりと振り向く。不安そうな顔で。
その不安を打ち消すように、夏海は心から微笑んだ。
「嫌なんかじゃないよ。・・・・・・その、恥ずかしいけど・・・でも、嫌じゃないです。
ううん・・・本当は、嬉しいと思ってる。
私だってユウスケに触りたいし・・・・・・触ってほしい」
「夏海ちゃん・・・・・・」
ほっとしたように緩む彼の表情が嬉しい。
さっきとは逆に、今度は夏海の方から身を乗り出してユウスケに触れるだけのキスをする。
間髪入れずにきつく抱きしめてくる熱い両腕が、ぜんぶを包み込んでくれるような真摯な想いが、ただ愛おしいと、そう思った。
643 :
夏の終わり:2009/08/28(金) 00:24:49 ID:vnm4FycI
狭いベッドが軋む音をたてる。
あまり物のない、簡素な感じがするユウスケの部屋。
ベッドの上で仰向けになったまま、夏海が天井をぼんやりと見つめていると彼の頭が視界を遮った。
覆い被さって上から覗き込んできたユウスケが穏やかに笑う。
夏海は両手をゆっくりと伸ばすと、彼の頬を包み込んだ。
「私・・・・・・ユウスケが好き。だいすき」
「俺も、夏海ちゃんが大好きだよ」
ますます嬉しそうに笑ったユウスケが、頬に触れる手の上から自分の手を重ねてくれる。
それを見て、夏海の心も「嬉しい」という感情を増していく。
ユウスケはいつも、いつでも、まっすぐで裏表がない。
自分に向けられる彼の感情のすべては誠実なものであると、そう信じることができた。
顔を引き寄せると、素直に唇が落ちてくる。
何度か触れては離れてを繰り返した後、少しだけためらいながら入り込んでくる熱い舌を夏海は受け入れた。
慣れていない、探るような拙い動きに自分も拙く応えながら、ユウスケの首にしがみつく。
「んっ、はっ・・・」
「夏・・・海ちゃ・・・・・・夏海ちゃん・・・」
荒い息と、呼吸の合間に名を呼ぶ途切れ途切れの声・・・・・・それだけで、夏海はあっという間に高められた。
服の下から腹部に這ってきたユウスケのごつい指に、ぴりぴりとした感覚が肌の上を走る。
指先で肌を押すようにして触れながら、手のひらが服の中を探る。
服を捲り上げながら手が胸に到達して、そこから背中に回った。
苦労して、ブラのホックを外そうとしている拙い指先が愛しい。
僅かに目を伏せて、夏海は与えられる刺激を待った。
「・・・・・・ん、」
まだ慣れない動きで、大きな手で胸が包み込まれる。
鎖骨の辺りに軽く触れるように唇が降ってきて、ゆっくりと舌が這わされた。
こういう時でも、ユウスケの動きはどこまでも優しい。
―――それは、じれったいと感じるくらいに。
「ユウスケ・・・・・・」
「ごめん・・・・・・痛い?」
名前を呼ぶと、ユウスケが顔を上げて心配げに覗き込んできた。
夏海は否定するように、ふるふると首を振る。
「・・・も・・・だめ。・・・・・・して・・・」
「え・・・」
恥ずかしさから、消え入りそうな小さな声で、夏海はユウスケに告げた。
真っ赤になった顔を見られないように、驚いた顔をしたユウスケの首に再びしがみつく。
耳元で聞こえる彼の呼吸が、浅く、速くなる。
重なった胸から伝わる激しい鼓動はどちらのものか・・・。もう、わからなかった。
644 :
夏の終わり:2009/08/28(金) 00:27:54 ID:vnm4FycI
腰を抱かれて、ショートパンツと下着を取り払われた。
押し上げられたブラの下から覗く胸の先に舌が這わされ、すぐに唇で挟まれ音をたてて吸い上げられる。
片脚を抱えて大きく広げられながら、もう片方の手が秘所に伸びてきた。
「・・・・・・っ、ああ!」
既に反応している、一番敏感な部分に指先がそっと当てられて、ゆっくりと押しつぶされる。
びくっ!と全身を震わせると、夏海は喉と背を反らした。
掠れた声が漏れる喉に押し当てられたユウスケの唇は、ひどく熱い。
「んっ、ああっ、あ・・・・・・」
「はあっ・・・夏海ちゃ・・・」
ユウスケの指がその部分を撫でるたびに、あまりの気持ち良さに涙が滲んだ。
彼に触れられることは・・・・・・。
こんなに、気持ちいい。
ちゅぷ・・・と濡れた音がして、身体の中に異物の存在を感じる。
まだまだこの感覚には慣れないけれど、前より、その前より、確実に何かが違ってきてる。
「ん―――――」
夏海は目を閉じて、ユウスケの指がやわらかい壁を撫でるその感覚に酔った。
「・・・・・・い、くね」
たっぷりと中と外を探ったあと、指が引き抜かれ、低い囁きと同時に両脚を抱え上げられる。
熱いものがぬるぬるとスリットを滑り、ぐぐ・・・と徐々に入り込んでくる。
夏海は息をつめて、自分の中を押し広げるユウスケそのものをいっぱいに感じていた。
「はぁ・・・・・・入っ、た」
自分の上で大きく息をついて、気持ち良さそうに目を細めたユウスケの肩がぶるっと震える。
上半身を起こしてTシャツを脱ぎ捨て、また覆い被さってくる彼の広い背中を、夏海はしっかりと両腕で抱いた。
舐めるように合わされる唇。
身体の隅から隅まで、全身が彼でいっぱいになる。
彼のことしか、考えられなくなる。
「ユウスケ・・・・・・だ」
「ん・・・?」
「ユウスケが・・・いるんだね。今、ここに・・・」
「うん、俺だよ・・・。今、夏海ちゃんの中にいるのは、俺」
少しだけ身体を離して、汗に濡れた前髪の隙間が見えるまっすぐな瞳が笑う。
・・・・・・いつの間に、こんなに好きになっちゃってたんだろう。
ねえ、ユウスケ。
私、嬉しいよ。
ユウスケと一緒にいれることも、こうやって肌を合わせられることも・・・・・・。
違う世界に住んでいたことも、いつかは別れきゃならないことも、今は考えなくていい。
動き出したユウスケに身体の奥を突かれて、夏海は彼の背に思いきり爪をたてた。
645 :
夏の終わり:2009/08/28(金) 00:30:45 ID:vnm4FycI
「ん、んん・・・ユウスケぇ・・・!!」
ユウスケが身体の一番奥まで入り込むたびに、目の前が白く染まる。
彼の背中に爪をたててしまうことを止められない。
夏海は甘い鳴き声を上げながら、ユウスケの頬に自分の頬を擦り寄せた。
「駄目だよ・・・ね、あんまり可愛い声出さないで・・・・・・」
「あっ、あっ、あ・・・!!」
「我慢・・・できなく、なるっ」
苦しそうな、感じた声を出したユウスケが、ぶるっと背中を震わせる。
中で彼が、ますます質量を増した。
「あ・・・・・くぁ、ダメだ、夏海ちゃっ・・・!!」
いいよ・・・大丈夫だから。そのままきて。
与えられる快感に、自分ではどうすることもできなくなった夏海は、ただユウスケの背に爪をたてしがみつくことしかできない。
「んんん、んぁっ、あ、あ・・・・・・あ―――!!!」
ぐちゅぐちゅと音をたてて繋がった部分から広がる快感が、なにもかもを真っ白に染める。
意識も身体も際限なく高められて、激しい絶頂が訪れる。
やがて夏海の震えた両腕から力が抜けて、シーツの上にゆっくりと落ちた。
646 :
夏の終わり:2009/08/28(金) 00:34:46 ID:vnm4FycI
「・・・・・・ごめんね。背中、痛い?」
嵐のような感情と全身を襲う激しい波が過ぎ去った後、ユウスケと並んで横たわりながら、夏海はシーツを口元まで引っ張り上げた。
きつく引っ掻かれた背中が痛いのかもしれない。彼は横向きに寝ころんでいた。
悪いことしちゃったな・・・と、夏海は申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
が、ユウスケはそんなこと、微塵も気にしていない様子だった。
「全っ然平気。むしろ嬉しいくらいだよ」
「・・・え?嬉しいの?」
「だって、それだけ良かったってことだよね?」
にこにこと嬉しそうなユウスケの言葉に、夏海はかああと頬を染めた。
我を忘れてしがみついてしまったのは確かだけど、改めて言葉にされるとやたら恥ずかしい。
「そ、そういうこと・・・・・・言わないでほしいんですけど」
「なんで?だって好きな子が俺に感じてくれたのにさ、嬉しいに決まってるよ」
上機嫌のユウスケにじっと見つめられて、夏海はシーツの中でますます身体を小さくした。
少しだけ落ちた沈黙の後、腕がまわってきてシーツごと抱きしめられる。
大きな手は頭にまわってきて、髪をゆっくりと撫でられた。
「夏海ちゃん・・・・」
「ん・・・?」
「ありがとう・・・・・・俺を好きになってくれて」
ほんの少し、震えていたその言葉には、どんな想いが込められているのか。
彼の辿ってきた道も、大事なものを失った喪失感も、ただ察することしかできない夏海は、今のこの時を大切にしたいと心から願う。
いずれこの道は別々になってしまうし、彼の心の底に居座る「あの人」の存在を超えられないこともわかってる。
でも、彼の長い人生・・・・・・その中で、ほんの少しでいいから意味を持つ存在でありたい。
そうなれればいい。
それだけでいい。
「私だって・・・ありがとう。好きになってくれて・・・・・・」
心からそう言うと、身体にまわった腕にますます力が込められた。
互いに黙ってしまうと、思いだしたかのように雨がぽつぽつと屋根を打つ音が聞こえてくる。
夏海は目を閉じると、ユウスケの優しいぬくもりを感じながらその静かな音をいつまでも聞いていた。
終了です。
お目汚し失礼いたしました。
たまにはラブラブなユウ夏で・・・。
栄次郎が車運転できるかどうかは知りませんがWWW
リアルタイムGJ!!
この二人はすげー和みます、ごちそうさまでした〜。
GJです!
途中で士が帰って来なくてよかったねw
実はお膳立てする為に栄ちゃんと士が口裏合わせて外で時間潰してるとか
>>650 どっかの喫茶店で士が栄ちゃん相手に
「……ったくあいつらはこっちがお膳立てしてやんなきゃ先に進みやしない」
とか愚痴ってるんですか?
……アリだと思います!
>>640 GJ!
ベタは何故ベタか。
それが王道だから!無問題!
GJ!楽しませていただきました!
この二人は何だか可愛らしくて和むなー
ユウ夏もいいよなぁ。
GJ!!!
夏みかんは俺のことが好きなんだと思ってた・・・
くそっ、大首領に戻ってやる〜
→映画に続く
>>640 今さらだがGJ!
ただもし、ユウ夏でお楽しみ中のところに士がやってきたら、「仲間なんて作るもんじゃない…」ってふて腐れそうwww
>>640 GJ!
ユウ夏のラブラブもいいね。
可愛いな二人とも。
そして途中で士が帰ってきたなら「俺もまぜろ」に一票。
(二人の世界…か。全てを破壊してやる!)
うまいこと言うなwww
夏海かわええなぁ。
あと一話で終わるのが惜しいな・・・。
夏みかんカワユス。
663 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 17:49:15 ID:gviVC5o8
冬の映画があるじゃないか!!
>>658 そうか。鳴滝も誰かとの二人の世界を壊されたんだな。例えば士の妹とか。
665 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 18:00:31 ID:mN7BUZPl
G4が逮捕されてしまった
おのれディケイド!
交番にライダーキックしたんだっけ?
破壊者はG4だったのか
じゃあその流れで水城×深海を誰か一つ
かなり驚きの最終回(?)だったが士夏は最高だったな。
あそこで士に「夏みかんは俺の花嫁だろ」って言って欲しかった。
670 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 09:12:21 ID:YSYAIX/E
ある意味期待裏切られたが士夏はよかった。
士が夏海を仲間って言ったとき絶対違うなって思った。
そこは絶対アレでしょう。
夏海もディケイドの命を受け継いでいるとかってまさか!
・・・・考えたくない。
なんつー最終回だと思ったが士夏は以下略。
一瞬だったけどハグらしきものもあってテンション上がったwww
ていうか劇場版どうなってしまうんだ・・・。
士夏としては最高だったから許す
冬の映画見に行くしかねぇwww
てか、やっぱり士はRX編以降「夏海」呼びになったんだな
夏みかん て呼んだのは海東が
「夏メロン」って言ったのを訂正するためだけだったし
映画で結婚式やってくれないかな
劇場版はキバーラにくすぐったいぞすると見せかけて、逆に乗られると思う
【かなりどうでもいい予想】
まさか…キバーラとのキスがアルティメットの鍵だったなんて…
てかアポロガイストさんどんだけ結婚したいんだよwww
なんかキバーラ人間態に近い物が予告に出てたのは気のせい?!
676 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 10:03:43 ID:YSYAIX/E
でも今回って士がいかに夏海を思っているかがよ〜くわかったな。
マジで結婚してほしい。見に行くからどうか士夏要素を入れてくれ。
夏海、映画の予告でなんかワイルドっぽい。まさかの士の敵に?
あれはネガ夏海じゃ?
>>675 あれは仮面ライダーキバーラらしい。
夏みかんが変身すると、俺は考えてる。
>>676 士も二人いたから、もう一人の士と旅をしたもう一人の夏海なんじゃないか?
679 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 13:16:45 ID:YSYAIX/E
そうなると同じ人物が二人だから・・・
映画ではディケイドの世界二つが融合する・・・のか?
もしかしてWだから士たちもW?
う〜ん。 分からない・・・
キバーラに変身するのが夏海だとすると、キバーラに操られてるって可能性もあるよな。
ユウスケも黒目になっちゃったし・・・
誰かアポロさんに無理矢理ヤられちゃう夏海を…!!
ボロボロになって転がっている士の目の前で…って言うオプションも大歓迎だぞ!
アポロさんの大人のテクに、抵抗しながらも乱れちゃう展開も見たいけど
アポロさんの童貞臭が物凄いので、下手糞な愛撫に濡れないまま強引に挿入展開もいい
682 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 14:50:19 ID:YSYAIX/E
ウ〜ン
キバーラは鳴滝の仲間だとすると、ディケイドに、手を貸すはずなのでは?
鳴滝さん、士に助け、求めてたから。
じゃあキバーラって何者なんだろ・・・
小悪魔なんじゃね
684 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:29:54 ID:YSYAIX/E
小悪魔いいね〜
それで収めちゃおっかな。考えるのは好きじゃないし。
今回は士×夏海があった。で終わらせる事にしよう。
とにかく、士×夏海がよかったし、海東さんもも熱血に目覚めた。
ってまとめます。
でもアポロさんて結構夏海大事にしてたっていうか・・その気はあったっぽい。
バラとか・・・あと気絶してるときも結構やさしかったのか?
686 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:52:14 ID:YSYAIX/E
む・・・自分の中でアポロさんのいいイメージを作ろうとしていた自分が
出てしまった。
アポロさんは正直に言うと夏海、ヤろうとしてました。
でも士がアレだから無理だったんだ〜って感じかな。でも夏海はマジでかわいい
よ。Wのヒロインなんか及ばないくらいかな。個人的に。
アポロさんの積極的な婚活に脱帽
スレ違いだが、やたら花嫁と接吻にこだわるマジレン劇場版の敵を思い出したわ
689 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 16:40:30 ID:YSYAIX/E
アポロさんあの年まで結婚してないのかな・・それともしたけど死んじゃった?
どっちでもいいけど婚活もほどほどにしないとあ〜なりますよ。
でもアポロさんカッコいい。でも程度を分かれ。世界とかの前に程度を分かるようになれ。
過去敵を生き返らせる前の夏美がぐったりしてたから
あれは無理やりヤられた後と脳内補完w
>>690 Sアポロガイストは性交渉によって、相手の精力を奪えるのだ!
アポロ「スーパーアポロマグナムを食らえっ!」
てか、夏みかん今日はよく縛られたな。
痒くないのかな?あの花・・・
694 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 20:18:17 ID:yhgwP9lD
そもそも夏みかんの服をドレスに着替えさせたのはアポロさんざゃないのか?
夏みかんのダイナマイトボディー見ちゃったらムラムラしない中年はいないだろう。
696 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/30(日) 21:20:14 ID:yhgwP9lD
アポロさんとクイーンの生殖行為を誰か書いてくれないかな。
あのクイーンは野獣のようなセックスをしてくれそうだ。
相手はワタル王子でもいいけど。
>>694 中年じゃなくてもムラムラしますでしょw
てか、東映公式の黒服ミニスカ夏みかん可愛すぎだ。
タイトル「薔薇の鎖」でどなたかひとつ
>>696 ビッグボス渡を逆レするのもなかなか。
深央さんじゃないのに…くやしいっ的な。
>>682 鳴滝のアレは大ショッカーが邪魔だったからでは?
ディケイドを倒せ!って言い出したあたりにアルティメットにしたように見えるし
流れを切って申し訳ない、士夏投下させてもらってよろしいでしょうか。
イエス!是非!!
―――――いつか。
―――――彼を残していってしまうことを考えた。
―――――もしくは、自分が残されてしまうことも考えた。
先ほどまでの情事で皺だらけになったシーツ。
そこに仰向けに寝転んでいる士を跨ぐようにして、夏海は口付けを落としてゆく。
貪欲に求め合うほどに、彼と自分の間にある埋めようのない溝に気づかされる。
愛しくて、切ない。
もともとは、交わるはずのない世界に在るべき私たち。
彼が自分の世界を見つけた時、私たちの関係はどこへ向かうのだろう。
(・・・わたしは、)
「・・・・・・夏海?」
はっと我に返って顔を上げると、大きな手で頬を撫でてくる優しい瞳とぶつかる。
普段の冷たい印象からは想像もつかない、重ねられて知るあの熱さ。
「ちょっと、ぼーっとしちゃいました」
―――――いつか来る別れのときに。
少しでも自分を彼の中に残せていますようにと願いを込めるように、夏海は再び唇を寄せていった。
お腹の辺りに硬い感触。あれほど欲を放ってなお反応をみせる彼自身を、包み込むように咥えていく。
カタチに沿って舌を這わせ、軽く歯を立て、吸い上げる。
・・・・・・彼の全てに囚われて、抜け出せない。
士はしばらく夏海の好きにさせていたが、そのうちにやはり堪らなくなって、
彼女の腕を掴むとぐいっと身体ごと引っぱりあげて、舌を突き出して情熱的に口付けた。
「ん・・・っ、はぁ、」
頭と背中を掻き抱かれて、更なる繋がりを求めて伸ばされる舌に、再び心も身体も溶かされていく。
背中に回された腕がなだらかな腰のラインを這うように下り、一番敏感な場所にたどり着く。
ビクリと跳ねる身体。
「・・・・っあ・・・!」
後ろから繰り返し上下するように撫でると、切ない声がとめどなく上がる。
夏海の欲情に彩られた吐息と時折小さく震える身体、悩ましげな表情が自分のすぐ上にあって、士は目を細めた。
湿った音は次第に大きくなって、ぬるぬるとすべる中心に嫌でも指が飲み込まれてしまう。
「あっ・・・あ・・・!」
逆らわずに指を挿れてやると、夏海の背がしなって、士の胸の上に手をついた。
そのまま彼女の薄い肩を押しやって上体を起こし、自分の上に跨って座る格好にする。
「あっ・・・やぁ・・・!」
上気した頬にさらに赤みがさす。
恥辱から拒絶の言葉を綴る夏海の閉じようとする太股を押さえつけ、力づくで胸の上まで引き寄せた。
「きゃぁっ・・・や、つかさく・・・いやぁ・・・」
「・・・・・・見せろよ、全部。脚、開け・・・」
荒っぽい所作のくせに優しく囁いて、ねだるように士の指が丁寧に花びらをなぞる。
「・・・んぅ・・・!」
・・・・・・逆らえないことはわかってる。
恥辱に勝る快楽に誘われて、理性が丸ごと溶かされていく。
涙に濡れる瞳をきゅっと閉じて―――――夏海は、自ら脚を開いた。
「んんんっ・・・あっ、あっ、はぁ・・・!」
自分のすぐ下に士の顔があって、熱く潤む中心を弄ばれる様子が、涙でぼやける視界に入ってくる。
思いきり花びらを広げられ、じっくりと、徹底的に暴かれて、何も考えられなくなってゆく。
照明が控えめに落とされた部屋でも濡れそぼって光るそこは、指が動くたびに粘つく糸を引いてヒクヒクと震える。
「きれいだ・・・・・・欲しがってる」
目を細めて呟いた士が、親指の腹で花芽に蜜を塗りつけてしごくように撫で始める。
あっという間にガクガクと震えてくる脚を押さえ込むように腕を回して、
溢れる蜜をすするように、強く吸い付いた。
「んんっ、―――――ああああ!!」
息を詰めた気配の後、一際高い声があがって、しなる夏海の身体が力を失う。
そのまま体制を入れ替えて彼女を組敷いて、士の腰が前に進む。
愉悦の溜め息を吐いて始まった律動に、夏海はすすり泣くように喘いだ。
「ひ・・・っ、あっ、あっ、ふっ、」
締め付けてくる快楽に、士は腰を突き上げる。
―――――何もわからなくなくなるまで、快楽に墜としめてやりたい。
執着していないフリをして、狂おしい程に彼女の全てを奪い尽くしたいと願う。
凶暴なまでの独占欲と、口に出すことはない想いの丈を込めて情熱的に攻め抜くと、
彼女の狭い胎内が収縮を繰り返して絶頂を告げる。
「っああああっ・・・!つかさく・・・つかさ、くっん・・・!」
強烈な快感を訴えて涙声で繰り返される名前に、どうしようもない愛しさがこみ上げてくる。
そして士もまた焦がれる己の全てを刻み付けるように、彼女の中に欲を放った。
甘く気だるい空気が色濃く残る室内。
啄ばむような優しい口付けを交わしながら抱き合って、トクントクンと脈打つ互いの胸の音とその温もりを分かち合う。
いつか、それぞれの世界に戻る日がやってくるとしても。
だからこそ今この気持ちは軽はずみに口にすべきでないものだとしても。
身に余るほどの想いの丈は、彼女に伝わっているだろうか。
言葉の代わりに腕の中の彼女を強く抱きしめると、甘えるように頬を摺り寄せてくる。
満たされた気持ちで心地よい眠気に誘われてゆく。
―――――願わくば、この先もずっと。
この温もりが掌から零れ落ちてしまわないようにと。
らしくない自分に苦笑しつつも、祈りにも似た気持ちで士は目を閉じた。
終わりです。読んでくれてありがとう。
最終回、複雑な気持ちだった・・・
GJ!
やはり士夏は良い!!
あの最終回で微妙な気持ちになったのは皆同じだwww
気にするなwww
GJ!
そうか、士はどの世界か判らないままだから
全員バラバラになる可能性もあったんだっけ……
頭から吹っ飛んでたw
最終回は士夏燃料をくれたんだと思うんだ!!www
良かったですよ
GJ
とてもぅGJ!!!
やっぱ士夏イイ!!!!!
夏みかん最高だぁ
素敵だ
713 :
ワタル+夏美:2009/08/31(月) 17:25:30 ID:OwFkRu/G
「夏美さん!はやくこっちへ!」
どこからかワタル君の声がする・・・でもわたしは・・
「アスム!俺が夏美さんを連れてキバーラにたのんで・・・」
「つまり時間稼ぎをすればいいんだね?わかった!」
「「変身!!」」
あれ?ここは?さっきまでライダー対戦の世界に・・・
「お目覚めですか?夏美さん」
ワタルくん!?っていうかここの装飾がピンクが多いのはなぜ?
需要ないな・・・スマソ
アスムも合流すりゃーいいじゃん
続き待ってる!
あと、「夏海」な
>713
超読みたいっス!!!!!
書いてください!
>>713 「需要など投下した瞬間に湧く」
どこだったかのテンプレから引用。
だから続きを・・・・・!!
719 :
ワタル+夏海:2009/09/01(火) 01:03:45 ID:EqnjQUX5
「ここは夏海さん、あなたの世界。僕もキバーラに送ってもらったので正確にはわかりませんがどこかのホテルの様です。」
ホテル・・ハート形のベット・・・ピンクのカーテ・・・ってここは!
「なんかキバーラが楽しんで♪って言ってたけどこんな状態で楽しめるわけないですよね・・」
・・・士君!!
「つ、士くんは?」
「今はアスムとブレイト、ファイズが交戦してます・・・アルティメットクウガに・・」
ワタルは苦々しく付け加えた
・・・よかったー士くんは・・ってユウスケ!?
「それで電王とかアギトは?」
「ディエンドに倒されました・・」
「とりあえずアスムがこっちに連絡してくれるはずです。」
・・・わからない・・あの時ブレイドが消えたときの様にワタルとアスムは消えたはず・・どうして?
そしてなぜキバーラはワタルの言うことを聞いてるのにユウスケをアルティメットクウガにしたの?
もしかするとこのワタル君は偽物?でもだとしたらなんでわたしを?ーーーーー
続けてしまった・・
多分完結編が公開されたら投下ラッシュかもな…
素晴らしい事だ
722 :
ワタル+夏海:2009/09/01(火) 11:53:20 ID:EqnjQUX5
疲れた・・・あとはよろしくさね。
パラロス再見してきた。
啓太郎が登場しただけで笑ったのはこのスレのせい
>>720 絶対、士と夏海の関係が進展しそうだもんね!
725 :
ワタル+夏海:2009/09/01(火) 16:21:33 ID:EqnjQUX5
とにかく・・こんなラブホに居るべきではないことは確かね・・
「ねぇワタル君、とりあえずこのラブ・・
いけない!この子も思春期!本物でも偽物でもそういう知識は少なからずあるだろう。
ここがそんな・・ラブホテルだなんて知ったら・・・
「ラブ・・なんですか?」
ピンチ!処女は士くんに奪われてるけどそれでもわたしの貞操のピンチ!!
ラブ・・ラブアンドベリーやりたい!」
あら?この緊急回避はいいんじゃない?
「え?っていうか何歳ですか・・?」
アウチ!わたしの人間としての尊厳が!
「まだ可動してるところってどこですか?」
見ないで!そんな目でわたしを見ないで!
「とりあえず行くにしても行かないにしてもシャワーでも浴びてきたらいかがですか?」
シャワーか、いいかも・・なんか汚れてるし・・・
「うん・・ってあれ?右手が動かないんだけど?」
あれ?どうして?
「なら一緒に入ります?」
「ああ、それはいい考えね・・・」
あれ?なんかおかしくない?
これは断らなくては!
「あの、ワ「でもあんまりじろじろ見ないで下さいね・・」
これは!ショタの必殺!上目使い!これは・・断れない!!
「う、うん・・」
続く。
726 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 16:23:59 ID:EqnjQUX5
ワタルはかわいい・・
アスムと組んだらもう倒れる・・
書きたいけど書けない・・・
ショタ組ハァハァ
727 :
アスムとどうやって攻めさせよう・・これが書けない・・:2009/09/01(火) 16:30:16 ID:EqnjQUX5
ということであとで更新しますがなんかコメントくれないと書く気がしないのでコメント下さい。Mも入ってるんで罵倒してくれてもかまいません。
申し訳ないが・・・ひどいな、こりゃ。
せめて誤字脱字だけでも何とかしてくれ。
内容は・・・スマン。
>>727 エロパートに入って無いのに、コメントなんか出来ない。
730 :
ゆう:2009/09/01(火) 17:17:08 ID:EqnjQUX5
>>728 もっと口悪く罵倒して下さい!
あとじゃあ続きは書かない方がいいですね。
事情があって最終回まだ見てない。
今週もまた見られない。
再来週にはビデオ見るけど、最終回不安だな。
士夏海的には美味しいみたいだけど。
でもアギト再見した!
ラストの北條さんと小沢さんの笑顔が意味深に見えたのはこのスレのせい。
「あなたが恋しくなりましてね」
本編ずっと見て来た者に、あの最終回の台詞と笑みは反則です!
妄想以外浮かばないよ!
734 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 04:17:02 ID:kxJI6BuT
>>727 文章にテンポがあって良いけど、セリフだけで通してしまうのは、
読んでいてつらい・・あと誤字があって読みづらい。
縛られてた夏みかんの姿は欲情するわ
なにここ……
>>736 君が来るべきところではない!
ただちに自分の世界に帰りなさい!
そうそう。
君が知らなくていい世界はいっぱいあるぜ。
『そして、最後の世界』
◇
「…ねえお父さん、ディケイドってなんでTVでやらないの?」
「え!?ありゃ、ゲームだけの、ガンバライド専属のライダーだろ?」
…僕はディケイドが嫌いじゃない。
友達は『ガンバライドのライダー』とか『ピンクライダー』とか呼ぶが、ゲーム中せわしなくクウガやブレイドに姿を変えたり、アギトやキバを召喚したり忙しいディケイドは立派な『仮面ライダー』だと思う。
…『仮面ライダーキバ』が終わり、しばらくお休みだったライダーシリーズだが、今月から新しいライダー『仮面ライダーW』が始まる。先輩にあたるディケイドを尻目に、雑誌の表紙は『W』一色だ。
ガンバライドにも参戦するこの新ライダーを、ディケイドは僻みもせず、また一生懸命サポートするのだろう。
いつか、このちょっと格好悪いライダーが、自分だけの世界で誰も召喚したりされたりせず、思いっきり活躍する映画ができればいいなあ…と、僕は思う。
おわり
>>735 スカート短すぎだったしな。
士も欲情したに違いない。
昨日もっかい映画みてきたんだが
地の石壊して計画の一部を台無しにしたのに月影は沙夜に何もしなかった事がホッとしつつ不思議でしょうがないんだ
もしかするとああやって利用するだけじゃなくて、本当に惚れてたんだろうか…
そういうことだろうな。
小夜が月影にしか心を開かなかったように、月影も小夜には心を開いていたのかもな。
ヒロインと同居で常に一緒に行動するってライダーでも珍しくないか
ディケイド
ぷに
>>743 そう考えると米村が士夏はプラトニックラブって言ってたのも
あながち間違いじゃないのかもな。雰囲気はエロいけどw
エロ番長士だけど
士に惚れる当て馬な女キャラ出なかったなぁ
夏みかんの記憶喪失、士とユウスケの中身入れ替わりとか
お遊びネタがエロパロ的にも見たかった
>>739 エロパロ的な内容ではないけど、なんとなくしみじみしたわ
乙
>>743 ていうか、そんなんばっかりだぞ。
アギトの真魚ちゃん
龍騎の優衣
ファイズの真理
ブレイドの広瀬
響鬼のかすみさんなんか、しょっちゅうテントでお泊りしてたよ
別居の方が少ないんじゃ?
主人公とカップルとして見れるヒロインというくくりにすると途端に少なくなるということじゃね?
>>748で言うなら特に下2つ
ユウスケは性欲処理どうしてんの
>>750 そりゃ〜きみ、夏みかんでオナ(以下略)
士と仲良く夏みかんを半分こ
上と下で?
映画パンフ見た?
夏みかんの中の人が雨の中のシーンを撮るために
士と撮影現場でも距離置いて話すこともしなかったって。
だから士が戻ってきた時は嬉しいって夏美の気持ちが素直に入ってきた。
後で士の中の人に聞いたら「わかってたよ」と。
それ読んだら尚更切なくてこの2人への愛が増した。
しかし、このスレで色々言われてるせいで士が鬼畜でエロいキャラってイメージがついちまった…
「皮剥くぞ」発言やシンケンジャーでの夏みかんの顔のクッキーを食うシーンとかみてるとなんかそのイメージ思い出して笑っちまったぜ。
大首領サマだからナ
士がドSなのは本編そのまんまじゃないかw
758 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 22:10:51 ID:bHQcGJC2
パーフェクターをアポロさんの前で破壊する士はガチ鬼畜
そしてそんな鬼畜にヤラれる夏みかんは大変だww
一緒に住んでるユウスケは大変そうだなあ
毎日のようにギシアン聞かされてそう
我慢できなくなって夏みかんの事を襲う…とかないかな
アポロ様はクイーンからどうやってファンガイアの力を手に入れたのですか分かりません><
士夏で小ネタ投下。
―――――挿入を待ちわびる脚が、誘うようにしどけなく開かれる。
その脚をさらに大きく開かされて、夏海は目を閉じて士の首に手を回した。
もう、彼が入ってくる・・・・
・・・が。
入ってきた冷たく硬い感触に、夏海は驚いて声をあげた。
「きゃぁ・・・っ!なっなに・・・・!」
反射的に身を捩って閉じようとする脚を、抵抗は許さないとばかりに強く押さえつけられる。
「つかさく・・・!」
「怖がるなよ、大丈夫だ・・・」
押さえつけたまま夏海を驚かせたものの正体を見せてやると、彼女の瞳が驚愕に見開かれる。
振動する玩具を手に、士はひどく楽しげに笑っていた。
「俺のより細いしな。使ってもいいだろ?」
一言付け加えると、嫌がって涙目の彼女にお構いなしに再びそれをゆっくりと押し進めていく。
粘性の音を立てながら、ひだをかき分けて何の抵抗もなく収まっていくその様子に、士は感嘆のため息を漏らした。
「エロいな・・・本当に飲みこまれていくとしか言いようがねぇ」
「くぅ・・・は・・・・・・んぅ!」
「随分うまそうに咥えるんだな。夏海・・・」
振動だけのそれに、抽送を加えて繰り返してやる。
玩具を引く度に卑猥な蜜が掻き出されて、手を濡らしていく。
「1回イケよ、そしたら俺が可愛がってやるよ」
甘い声で囁いて、もう片方の手で敏感な突起を捏ね回すと、ガクガクと身体を震わせて泣き叫ぶように、達した。
「良かったか・・・?」
「全然よく、ない・・・!」
肩で呼吸しながら弱々しく抗議の声をあげる夏海に、皮肉げに笑みを湛えながら
「"こっち"が、よかったんだろ・・・?ぼんやりするなよ、今からだ。」
そう言うと強引に背中を捻じ伏せ、後ろから一気に貫いた。
強くなり過ぎないように、弱くなりすぎないように、的確に弱い部分を突いて、覚醒を促す。
「はぁ・・・っ!あっ、あっ、あんっあっ!―――――!」
「ここがお前が悦ぶトコだ・・・あんな玩具じゃわからねぇよな・・・」
「ああっ・・・あっ・・・ああああ!」
士の攻めに、夏海は思考を喰い占められていく。
執拗に。執拗に。体力の続く限り彼女を可愛がろう、と。
士は口元に笑みを湛えた。
終わりです。
なんかパーフェクターで妄想してたらこんなことに。
すみません。
GJ!
夏海はやっぱりかわいいな。士はやっぱ鬼畜だなww
766 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 21:19:02 ID:e9HiKrRE
最初にもやしを鬼畜って扱い下のは誰だったかなあ。なんか遠い昔のように思うよ。
>>766 その言い方だとアンタが言い出したんだと感じるぞ。
>>764 GJ!
やっぱり士の方が良いよな〜!
「全然良くない」と正直な夏みかんが可愛かった!
>>764 GJでした!
玩具も平気な顔して買ってそうだなぁ〜もやしw楽しんでるな
今度は夏みかんが頑張ってもやしを攻めちゃって下さい
とりあえず、明日のWでどれだけ伸びるかな?
Wは・・・・・・
772 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 21:40:57 ID:yOmpBQGD
Wは三角関係が期待できるな
明日からのWの前に、一本投下いきます。
久々に響鬼を見たら、何だかヒビキ×香須実に萌えてしまったので。
夕暮れ色の恋
トントンと音を立てて階段を上がる。
日菜佳と父は先ほど吉野へ出発し、店も早めに終わり、香須実は夕飯の買い物に付き合ってもらおうと、二階で読書をしている
はずのヒビキを当てにしていたのだ。
「ヒビキさん、いる?」
「……」
「……珍しいな」
畳の上に、大きな図体を転がして、手足を伸び伸びと伸ばして、座布団を枕に寝息を立てている男が一人。
途中まで読んだと思われる文庫本が、手にあった。
今着ている甚平は、香須実が見立てたもので、気に入っているのかここにいる時にはよく着ている。
「ま、悩み事も解消したとこだし、昼寝の一つもしたくなるか」
最近、やっと明日夢とぎくしゃくせずに話せるようになったらしく、今日はこんな話をした、あんなことを一緒にしたと、
まるで子どものように嬉しそうに香須実に報告してくるのだ。
(まあ、明日夢くんの事気に入ってたもんね、最初から)
元々、人に対しての好き嫌いが少ないというか、誰に対しても人当たりのいいヒビキは人に好かれる。
だが、その中でも明日夢はかなり特別だったらしく、弟子に関してのいざこざの時も、ヒビキにしては明日夢に厳しく当たった
と当初は思ったが、それも「親心」であったのだと今は分かる。
実際、明日夢に会えなかった1年余りの間、幾度となくヒビキが寂しそうにしていたのを見ていたから。
「……もっとも、あまりほっとかれるのも考えものなんですけどねー」
夏の夕暮れの強すぎるオレンジが、すだれ越しだと少し柔らかく思える。
こうやってヒビキの寝顔を見るのは随分と久しぶりな気がした。
少し前から、ヒビキは香須実に同行を頼まなくなったのだ。
桐矢という弟子がいるのだから、桐矢の成長のためにも、ヒビキが彼を伴うのは当然の事だし、自分が同行しなくてはいけない
という決まりがあるわけでもないし、強引について行くことだってできないわけじゃない。
だが、香須実は自分の意地っ張り且つ、強気な性格を嫌々ながら熟知していたし、こういう性格はヒビキに対しては暖簾に腕押
しなこともよく分かっていた。
たぶん、性質として凸凹なところが長年、ヒビキとうまくやってこられた理由なのだろう。
だから、今、ヒビキが桐矢を連れて行くことを不満には思っていない。
香須実が不満に思っているのは「猛士」としての自分の役割ではない。彼の「パートナー」としての今の自分の在り方だ。
「……ったく、この鈍感男めっ。気持ち良さそうに寝ちゃってさー。たまにはデートくらい誘ってくれてもバチは当たらないと
思うんですけどー」
思いっきり、鼻でもつまんでやろうかと思って、伸ばした手を、不意に掴まれた。
「へっ?」
「じゃあ、デートしようか、香須実?」
うわっと思った瞬間、手を引かれ倒されるようにして抱き寄せられる。
「ちょちょちょっとー!」
「何?香須実が俺とイチャイチャしたいって言うから、ご要望に応えようと張り切ってみたりしてるんですけど」
「そこは、張り切らなくていいとこなの!って言うか、イチャイチャしたいとか言ってないし、それ古いし!」
「オジサンなもんで」
「もーいいから離してよー!」
ジタバタ暴れてみても、しっかり鍛えられた腕には適わない。
「はいはい、落ち着いて落ち着いてー」
まるで幼子をあやすように、ヒビキが香須実の背中をぽんぽんと叩く。
大きく優しい手に、香須実の胸は悔しいほどにときめいた。
(まったくまったく、ヒビキさんなんか、ヒビキさんのくせにー!)
と胸の中で毒づくが、声に出来ないのは手より優しいキスで唇を塞がれたからだ。
「ん……っ!」
息苦しくなって畳を叩いて訴えると、やっと解放され、くたりとヒビキの胸に倒れこむ。
(あ……)
彼の、心臓の音が聞こえた。
とくんとくんと波打つ、力強い音が耳に心地良くて、ほう、と息を漏らす。
(生きてる……)
彼が生きている。
ただ、それだけの事が香須実の胸を熱くしてやまない。
ヒビキに、大切に思われていることも、特別に大事にされていることも分かってはいたが、たまにはアプローチもないと不安に
なってしまうのは、年下故の甘えなのかもしれないけど。
だけど、出会った時には彼はもう鬼で、8つも年上で、何もかもが適わないことが悔しかった。
その悔しさが、恋心に変わってしまったのは「猛士」として生きることを決めた時からだ。
鬼のサポートをし、全力で鬼を守ることすら厭わない位置を選んでから。
たぶん、自然にこうなった。
8つも年下のまだまだ半人前だった香須実を選んでくれたヒビキに、自然に惹かれ、彼のためにならなんでも出来ると思った。
大切に思いあうことの意味を、家族以外で香須実に教えてくれたのはヒビキだったのだ。
一番、大切な人。
その人が生きている今を、悦べる自分が嬉しい。
「どうした、香須実?」
てっきり暴れられると思っていたのだが、香須実は大人しくヒビキの胸に体を預けたままだ。
ここからでは香須実のつむじしか見えなくて、彼女がどんな顔をしているのか分からない。
「香須実?」
「……ヒビキさん」
「ん?」
「……だいすき」
「……」
どこからか、ヒグラシの声が聞こえる。
まだ夕暮れは始まったばかりだ。
前を肌蹴ただけのシャツは、なまじな全裸よりも匂い立つような色気がある。
ブラを手で押し上げると、形の良い張りのある乳房が弾むように揺れ、誘われるように手が伸びた。
「あ……っ!」
無骨な手の温度の高さに、過敏に反応した体に、ヒビキが小さく笑う。
いつもは優しい笑みの彼だけど、こんな時だけは少しイジワルな笑みを浮かべる事は、香須実以外は知らない。
「ヒビキ…さん…っ」
名前を呼ぶとキスをしてくれるのが好きだ。
繋がる場所はひとつでも多く、一回でも多く欲しくなって、香須実はヒビキの背中に手を回して自分からキスをねだった。
ヒビキは、香須実のおねだりに応えるように唇を重ねると、そのまま自分の体で香須実の胸を押しつぶすようにして、畳に転が
る。
「……布団、どうする?」
「いらない……」
「香須実のケダモノ」
「ヒビキさんにだけは言われたくない…っ」
むっとして涙目で睨んでも、彼の笑みは崩れない。
むしろ、煽られたように愛撫の続きが始まる。
「ん…っ!」
香須実のジーパンを器用に脱がすと、白い脚を撫で上げ体を割り入れる。
鬼たちほどではないが、同じように山の中を走り回っている脚はすらりとしなやかで、油断すると蹴り上げられそうだ。
「あぁ…っんっ」
まるで、何かを捧げるように香須実の足の指に口付けると、甲に舌を這わせ、ふくらはぎのラインを辿り、内腿の柔らかく真っ
白な部分をきつく吸い上げる。
「脚、感じるんだよな、香須実は」
「わ、分かってて言うのはイジワルなんだからね…っ」
「じゃあ、香須実も俺に触ってよ」
甚平を肌蹴たヒビキの胸板に香須実は手を伸ばした。
鍛え上げた逞しい体に欲情を覚えてしまうのは、自分が女だからだ。
「……傷、増えた?」
「鍛えてるんだから、平気ですよ」
「うん……」
「さて、じゃあ、次は俺。香須実に触らせて」
「ばか……」
脚を存分に楽しむと、無防備かつ一番ヒビキを欲しがっている場所に手を伸ばす。
「ひぁ……っ」
静かな夕暮れには少々似つかわしくない淫猥な水音に、香須実の嬌声が重なる。
指を沈めると、途端に押し出そうとするような力に、侵入が拒まれた。
「あ……っぁっ!」
「香須実。ちょっと緩めて」
「や…っむりぃ…っ!」
「久しぶりのせいかなぁ。反応が初めての時みたいだ」
「そ、そんなの…っ思い出さなくていいの…ぁっあ……っ!」
少し強引に指で慣らしていくと、受け入れるように腰が蠢き、香須実のシャツがますます肌蹴ていく。
乳房の固くなった場所を丁寧に舐めあげると、力の入れ方が弛んだのか、あっさりと指の付け根まで香須実はヒビキの侵入を許
した。
途端に、ひっかくように動かし始めた指が香須実の内側を刺激し始める。
「ぁあ…っ!やぁん…ッヒビキ…さ…っああぁ…っ!」
「あまり大きな声出してると、ご近所に聞こえちゃうぞ」
「んぁ…っ!や…っぁん…っ!」
香須実の嬌声を聞いているのは楽しいのだが、やはりご近所の目も気になる。
ヒビキは、指を引き抜いて自身を侵入させるとき、香須実の唇を深く塞いだ。
「んんー……っ!」
甲高い悲鳴は、くぐもった呻きにしかならず、だが繋がった場所が熱くて体の奥で疼くものが暴れ始める。
「香須実?大丈夫か?」
「大丈夫…だから、も…っきてぇ……」
「了解」
「すき……。ヒビキさん……」
「……あんまり可愛いこと言うと、手加減できなくなるぞ?」
「……しないで?」
「…っ」
しどけない、だが大胆な言葉に腰が動き始める。
「あ…っあぁ!……んっ!」
畳の上で擦れる痛みも忘れて、汗にまみれる互いの体に触れ、口付け、繋がり、求め。
ヒビキの手が香須実のさまよう手を取り、絡めた指に爪が食い込み、乱れた着衣が更なる欲を駆り立てる。
香須実の中で暴れる自身の限界を感じ、息を大きくつくと一層突き上げる荒々しさを増していく。
香須実は、きつく目を閉じて限界の近い体を感じ、嬌声を抑えようとぐっと唇を噛み締めた。
「……夕飯の買い物、誘おうと思ってきたのに」
ぐったりと倒れこんだ汗で張り付いたシャツの背中の白が眩しい。
「ん、いいぞ。行くか」
「腰、立たないのっ」
「あー、そっか。あははは」
「笑ってごまかさないっ!」
思わず手近にあった文庫本を投げつけるが、涼しい顔でキャッチされてしまった。
「……しょうがないから、今夜のご飯はふりかけだけよ」
「ええー!?」
「悪いのはヒビキさんでしょー!」
「んーふりかけだけじゃ困るなぁ」
「何で?」
「だって、今夜はおやっさんも日菜佳も帰ってこないし、京介も来ないし、明日夢とも約束してないし」
「だから?」
「今夜はずっと香須実と一緒にいようと思ってたわけですよ」
「それで?」
「つまり、ちゃーんとご飯食べて体力つけとかないと、今夜、香須実とアレコレできないじゃん」
「……今、したばっかでしょー!」
今度はとりあえず座布団を投げつけてみるが、ひょい、と避けられてしまう。
ヒビキはさっさと甚平を調えると、先ほどまでのイジワルさとは違う笑みを浮かべた。
「じゃあ、今日は俺が買い物行って来る。今日はカレーにしよう、カレー」
「……じゃがいもは、芽のないやつを買ってきてね」
「分かりました。あと、せっかくだしさ。香須実、今日は浴衣着てよ」
「何で?」
「花火、確か安売りしてたから買ってくるから、二人で花火しよう。ビール片手にさ」
「いいね。りょーかい」
「じゃ、行ってきます」
「いってらっしゃい」
笑って、手を上げて階段を下りていく。
その姿に小さく手を振って、香須実はゆっくりと起き上がった。
着乱れた服を見て、先ほどまでいかに夢中でセックスに溺れていたのかよく分かる。
白い肌に差し込むオレンジの光より、肌に残る赤いシルシのほうが鮮やかで、浴衣を着るにしても、きちんと襟を合わせなけれ
ば見えてしまいそうだ。
「……はぁ」
まったくもって面倒な男に惚れたものだと自分でも思う。
大事なものがたくさんありすぎて、それを全て守ると笑って言い放って、実際、そうしてしまうのだ。
彼にとって自分は何番目だろう。
きっと彼は「順番なんかつけられないよ」と少し困った顔で笑うのだろう。
だけど、本当は何番目でも構わないのだ。
ただ、彼にもしものことがあった時、傍にいられないかもしれない時、彼の心に力を与えられるのが自分であればいい。
自分の言葉を思い出して、生きて帰ると奮い立ってくれればいい。
「……それも贅沢な望みなのかもね」
彼の想いの深さは、計り知れないから。
この程度の想いではまだまだ足りない気もする。
だけど、あの腕の強さがうれしい。
あの囁きに耳が熱くなる。
繋がっている時は体の何もかもが、ヒビキの全てになればいいとさえ思う。
(私ばっかり、ヒビキさんのこと好きなんだからなぁ)
だが、香須実は知らない。
夕暮れの中、すだれの窓の向こうにいる香須実を想うヒビキがいることを。
(……ちゃんと、帰ってくるから)
帰る場所があるから、鬼は戦えるのだ。
誰かのために戦うことは恐れない。
だが、帰る場所がなくなってしまうことだけは恐ろしいと思う。
(まだ分かってないのかねぇ、あいつ)
香須実以外の「猛士」をよほどの事がない限り同行させたことがないように、香須実以外の「パートナー」はヒビキには必要な
いのだ。
どれだけ香須実の事を大切に思っているかなんて、当たり前すぎて、今更、言葉で意思表示をするのもなかなか難しい。
だからつい茶化したりしてしまうのだが、こうやって抱き合った後、いつも胸をとても暖かなものが満たす。
心臓の上に手を当てると、香須実と同じ鼓動を刻むものを感じる。
願わくば、この音が止まる日まで、彼女と満たし合う時間が続くことを祈る。
「……俺、香須実のこと、めちゃくちゃ好きなんだなぁ」
呟いた後に、一人で照れて赤くなってしまったのはきっと夕暮れが隠してくれる。
「さてとー。今夜は頑張っちゃおうかなー」
一緒にカレーを食べて、花火をして、ビール片手のデートをしよう。
香須実の笑顔をたくさん見よう。
もっと、もっと、彼女を幸せにしたいから。
夕暮れの綺麗なオレンジが、少し不器用な恋人たちを優しく包む。
きっと今夜はカレーの味のするキスをするだろう二人を。
終
以上です。
香須実が「ヒビキさん」って呼ぶのが好きで、最中にも「ヒビキさん」呼びだと
可愛いなぁとか思って書いてみました。
年の差もあるとこがいい。
明日からのWも楽しみです。
夏みかんのように、萌えさせてくれるヒロインであることを祈る……。
GJ!年の差カポーはいいですな〜
このカップルに幸あれ
GJ
GJ!
優しいヒビキさんと可愛い香須実にめちゃ和みました
GJ!
ライダーエロパロは、ただエロだけじゃなくて、後ろに抱えた深さみたいなのがあって好きだ。
GJ!
響鬼未視聴だけど萌えました
視聴するときはこの2人を気にしながら観ます
おはようございます。朝っぱらからすみません。
士×夏海で頭悪い小ネタ投下します。
はた、と目が覚めて、士は何度かゆっくりとまばたきをした。
薄明るい部屋。
その雰囲気で、朝が来ているのだとわかる。
士はベッドサイドのテーブルに手を伸ばして、目覚まし時計を手繰り寄せた。
時刻は午前五時。もう少しすれば、栄次郎が起き出してくる。
士は身体と首を少しよじって後ろを見た。
横向きになって猫のように背中を丸めた夏海がシーツの中で気持ち良さそうに眠っている。
―――夏海の部屋に忍び込んだ翌日には、栄次郎やユウスケが起き出す前に自分の部屋に戻る。
それが、二人の間の暗黙のルールだった。
彼女の方から自分の部屋に来ることはまずないから、早起きするのは士の役目。
別に、それに不満はない。
不満はないのだが・・・・・・。
夏海の無防備な寝顔を見ていると、なんだか妙な気分になってくる。
実は、それを抑え込むのに毎回苦労している。
士は軽く頭を振ると、ベッドの上に左の肘をついて、そーっと上半身を持ち上げた。
と。
にゅっ、と背後から二本の腕が伸びてきて、胸のあたりをぎゅっと抱かれる。
背中に押し付けられる柔らかいふたつの感触に、士はぎくっとして息をつめた。
「・・・・・・どこ、いくん、・・・ですかぁ・・・」
背後から、明らかに寝ぼけた舌足らずな甘い声。
背中にぴったりと密着してきた身体と、項にかかる息に嫌でも反応してくる自分自身。
かーっと頭に血が上りそうになって、士は慌てて深呼吸をした。
落ち着け・・・!
こいつは寝ぼけてる。
寝ぼけてるぞ。
それに、こんな時間から事に及んでる暇はない。
落ち着け、俺・・・!!
どうしようもない葛藤。
士の中で理性と本能が激しくせめぎ合い・・・・・・そうして、かろうじて理性の方が優位に立ったらしい。
横向きに寝ころんで彼女を纏わりつかせたままぐーっと前かがみになって、士は精神統一に必死になる。
何も知らない夏海の、安心しきったような寝息が心底恨めしい。
深い呼吸を何度も繰り返して、自分で自分をなだめる。
士は、彼女が起きないように注意深く、そろそろと身体にまわされた両腕を外すとやっとのことでベッドを降りた。
そうして、夏海の方を見ないようにしながら急いで床に散らばっていた服を身に着けると、逃げるように部屋を出た―――。
夏海は、廊下をぱたぱたと軽い音を立てながら走っていた。
(寝坊しちゃった・・・・・・!)
この分だと、朝食の用意は既に終わっているに違いない。
「おはようございます!」
いつも食事をしている部屋に慌ただしく入ると、栄次郎とユウスケが忙しなく動いているのが目に入った。
「ごめんなさい、私、寝坊しちゃって・・・」
「ああ、いいんだよ。人間だからね、たまには寝坊もするよ」
「そうそう、夏海ちゃんだっていつも疲れてるんだし、たまにはゆっくり寝ないと」
何も知らない、邪気も裏表もない栄次郎とユウスケのさわやかな笑顔が妙に心に痛い。
夏海が若干ひきつるように笑うと、一人だけ椅子にどっかりと座ってテーブルに肘をついた士と目が合った。
頬杖をついてぶすっとした、明らかに不機嫌な顔・・・・・・。
「・・・お、おはようございます」
「・・・・・・・・・あぁ」
低い声で、そっけなく返されて夏海は戸惑った。
私、何かしましたっけ・・・・・・?
むしろ昨日は・・・。
そこまで考えて、夏海は微妙に頬を染める。
思い出しただけで赤面してしまうような、濃密な夜だった気がするのだが・・・。
士は士で、何も知らない、常と変わらない夏海の様子に理不尽ともいえる怒りを感じていた。
この野郎・・・俺が朝っぱらからどれだけ苦労したと思ってんだ。
覚えてろよ・・・・・・今夜も忍び込んでやる。
今朝の分まで鳴かせてやる。
・・・と、朝から妙な復讐心を燃やす士であった。
アホですみません。
最終回を迎えてWも始まったけど、なぜか益々、士×夏熱がヒートした・・・。
何故だ。
GJ!GJです!
やっぱり士夏はいいなぁ。
自分も士夏熱がヒートアップした一人です!
おはようgj
ヒートジョーカーですね。
リアルタイムGJ!
なんかもうディケイドが懐かしく感じるぜ…
Wは今のところ翔太朗とあの女の子かな。書きやすいのは
793 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 10:20:30 ID:wqrHT2Q8
亜樹子ですね。
フィリップはまだ想像できないっていうのもありますから。
むしろフィリップ気を失ってる間が無防備すぎてハラハラするw
うん
くそぅ、我が家のビデオデッキもディケイドによって破壊されてしまった!
ハッ、こんな時間!
見逃した…orz まだWの実感がない…
響×かすみ全力でGJ!!!!!!!!
大っっっ好きなカプなので物凄く萌え盛ったです!大人な感じも良い!
士夏は士が可哀相だが、夜には大変な事になるであろう夏みかん頑張れ!
お二人共GJ!
冬の映画でWにサンドイッチされる夏みかんが楽しみだ
799 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 15:27:35 ID:wqrHT2Q8
夏みかんはライダーの夢とか見てるからフィリップに興味もたれそう。
存分に肉体を「検索」されちゃう夏みかん
そんなWの男二人に囲まれる夏みかんを見て士が嫉妬するんですね分かります
二人にヤラレまくった後、士にまでヤラレちゃう夏みかん。
803 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 19:34:13 ID:BndrTOv/
ヒロインの中の人が大変らしいW。
荒れそうだな。途中降板かなあ
>>803 あれは自業自得。
当然の結果だと思うぞ。
806 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 19:55:48 ID:BndrTOv/
そう。せっかくの新番組ヒロインなのに当分殺伐としそうで残念だよね。
しらねー。
何があったんだ。
差し支えなければ教えてくれ。
今、検索してみたがまったくわからん。
亜樹子の人が何をしたんだ。
え 何があったんだ?俺も知らん
ここで聞くのは場違いって事は百も承知の上。
だけど知りたい
vipでおっぱいさらした
811 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 20:21:07 ID:azSkNFlQ
・・・・・・仮面ライダーは上級者むけだなあ
812 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 20:24:53 ID:BndrTOv/
特撮板の彼女のスレとか行けば大体解る。他にもいろんな板にスレ立ってて祭り状態。
明らかに歴代最悪だな・・・
最初は夏みかんが可愛かった反動で叩かれてるだけだと思っていたが、こういう理由で叩かれてるとは思いもよらなかった。
とりあえず、ここで話すのはやめてくれ。
本スレで話してくれ。なっ?
まあ、ここはあくまでも紙の中の人物「亜樹子」を扱うわけで
中の人などいない、ってスレだからな。
そうだね。板違いの話題振った俺が悪かった。
謝る。
俺もごめん。
教えてくれてありがとう。
まあ ホントかどうか分からないみたいだしな
聞いてすまん
久々にディケイド1話見直したらすげぇ士夏満載で吹いたww
何気に夏みかんを撮る士
その写真現像した後どうしたのか…
それにしても、真夜と音也に萌えた。
夏みかんも大好きだが、真夜も好きだ。
夏みかんと小夜でユウスケの相手してほしい
(探偵物語+ガリレオ+マトリクス)/10=W
確かにちょっとそんな感じだな、W
作品が始まったばっかりだからまだなんとも言えないが、Wは一年間やるみたいだし
これから翔太郎・フィリップ・亜樹子がどんな風に絡むのか楽しみだ
あと敵側の園崎姉妹ともいつか絡むだろうからその辺もちょっと期待
士×夏熱がヒートしてる自分が夜中にこっそり投下。
劇場版の雨のシーンの妄想です。タイトルは「Slave」
軽くネタばれあります。
まだ見ておられない方、スルーお願いします。
以下、ネタばれ
士と栄次郎が敵だったと明記してます。(今更感ありありですが)
どうしても夏海に扉を開けさせたかったもので・・・
いろいろ妄想していたらこんな感じになりました。
すみません。
外は雨。
嵐のような風音も、さっきより激しさを増している。
静まり返った家の中には、自分以外誰もいない。
夏海は玄関で1人ヒザを抱え、数時間前に起きたことが信じられずにいた。
ずっと旅してきた目的が、あいつらの思惑通りだったなんて・・・・・
おじいちゃんも敵の一味だった。
そして士も・・・・・・敵だった。
どうにか一緒に逃げ出したユウスケともはぐれ、行くあてもなく自宅へ戻ってきた。
誰もいない家の中は、今朝と何も変わっていない。
こうして待っていたら、3人とも何事もなかったように帰ってきてくれんるんじゃないか?
自分の悪い夢なんじゃ・・・・・・
思うたびに士の言葉が甦る。
「お前らは、本当によく役に立ってくれた」
夢だったらどんなにいいか・・・・
頭ではこれが現実だと分かっている。
分かっているのに、信じたくない。
記憶の中にいる士は、優しかった。
柔らかい髪の感触、筋張った大きな手、少し高めな甘い声、時折みせるさびしげな横顔・・・・・
全てが、鮮やかに焼きついている。
交わしたたくさんの言葉に嘘はなかったと、心が叫んでいる。
不安と絶望の中、それでも士を信じたいと暴れる心を落ち着かせようと
夏海は自分で自分を抱きしめていた・・・・・
どれくらい時間がたっただろうか。
外で、人の気配がした。
顔を上げると玄関に人影がうつった。
強いノックと共に耳に入ってくるのは、聞き慣れた士の声。
「夏海・・・開けてくれっ!」
なんで?もうここに用なんてないはず・・・・
疑問よりも先に身体が動いた。
立ち上がり、固く閉ざされている鍵に手が伸びる。
「・・・・どうしたんですか? 士くんには、士くんの世界があるじゃないですか・・・」
震える声で絞り出したのは、最後の理性。
「・・・俺にはもう・・ここしかないんだ・・・! 夏海っ開けてくれ・・・・!」
ああ、あんなにはっきり裏切られたのに・・・・
また、だまされて利用されるかもしれないのに・・・・
すぐそばで自分の名前を呼ばれることが、必要とされることが、こんなにも嬉しい。
「・・・夏海!」
2人でいる時にしか呼んではもらえない自分の名前。
その声に反応して、どくんと子宮がうごめくのがはっきりと分かる。
恋とか、愛とかそんなキレイなものじゃない。
士の声に反応する身体が、求めているのは激しい情欲。
こんな状況なのに・・・・わたしは何を・・・・
身体に刻み込まれている士の感触が、声に反応し、期待している。
いつも強引に奪われる事を思い返して、与えられる快感を求めて、熱を生む。
疼きだした身体の中心が、夏海から思考力を奪う。
自分の中で暴れる獰猛な欲を、自分で嘲笑いながら、夏海は震える指で鍵を開けた。
外にはずぶ濡れの士が所在なさげに立っていた。
着ている服をあちこち破れ、肌には血がにじんでいる。
「・・・ひどい格好ですね・・・」
言いたいことはこんな事じゃないのに・・・・言葉がもどかしい。
「・・・お前もな・・。入ってもいいか?」
士に言われて、自分も下水に落ちて汚れたままだったことに気がついた。
「どうぞ・・・タオル持ってきますね」
いつもと変わらない会話。
今日あったことが全部悪い夢だったと錯覚してしまうほどに・・・・
バスタオルを手渡し、濡れた髪を荒々しくふく士の姿をじっと見つめる。
夏海の視線に気付かずに、破れた上着を脱ぎ捨てて
冷えた身体を温めるようにタオルを動かしている。
その背中に大きな傷が見えた。
深くはないようでもう乾き始めているけれど、誰かに襲われたのだろうか?
ゆっくりと近づき、大きな背中にてを添えて、傷口に舌を這わせる。
この肌がどれだけあたたくて優しいか、知っている。
それだけで充分
またこうして触れることができる。
それだけで充分だと思った。
突然の夏海の行動にとまどったのか、士が口を開いた。
「・・・夏海?」
その声音はいつもと違って弱々しい。
かまわず舌先で背中への愛撫を続ける。
いつも、してもらうように優しく。
あなたに抱かれたいと言葉で伝えるより、直接こうして触れた方が何倍も雄弁な気がした。
きっと今なら、どれだけあなたを欲しがっているか伝えられる。
想いを込めて大きな体躯に腕をまわし、抱き締める。
指先を強く肌に押しあてて、ゆっくりと胸元の筋肉にあわせてなぞる。
ふわりと、自分の手に大きな士の手が重なる。
ただ、手を重ねられただけで、身体の奥がまたどくんっと反応する。
首筋へ続く肩口へ軽く歯を立てた時、まわした腕をふりほどき、士が振り返った。
視線が絡み合ったのは一瞬。
はじかれたように互いの唇が重なる。
お互いの身体を互いにしっかりと抱き寄せ、先を争うように舌先を絡めあう。
重なった唇の隙間から、荒い吐息がもれ出す。
激しいキスの合間に下唇に歯をたてるのは、彼のクセだ。
―――――間違いない・・・この人は士くん。わたしの大切な人。
抱き合った体勢のまま、お互いを確かめ合うように強く両手でまさぐり合う。
自分の服が邪魔なほど、身体の中が熱くなってきている。
夏海が自分の上着に手をかけ、自分から脱ぎ捨てた。
「・・・・ベット、行くか?」
服を脱ぎ続ける夏海に、士が声をかけた。
「 待てません・・・ここで・・」
言いながら士の肩へ手をかけ、ソファへと座らせる。
裸の夏海は、長い脚の間に入り込み、床へヒザを落とした。
服の上から士の昂ぶりを確認すれば、中で苦しそうに膨らんでいる。
ファスナーを降ろし、その昂ぶりを取り出す。
指先に感じるその熱は、火傷しそうな程、熱い。
脈打つ士自身を直接握りしめ、先端へ口付ける。
恥ずかしさを取り去ってしまえば、後に残るのは自分の欲望だけ。
頭上に降ってくる士の切ない吐息を頼りに、
根元にむかって唇を這わせ、舌を拡げて上に舐め上げる。
先端のふくらみを口に含んで軽くすい上げ、本能のまま繰り返す。
ひどく自分が興奮しているのが分かる。
相手の快感を引き出す行為が、こんなに昂ぶるなんて知らなかった。
花芯の入り口が刺激を求めてうずき出し、内腿を溢れ出した愛液が伝ってゆく。
もう、がまんできそうになかった。
ソファに座っている士をまたぎ、自ら腰をおろし疼きの中心へ誘う。
いつもなら士の指で充分にほぐされてからの行為。
膣内に押し拡げられる痛みが走る。
熱い塊に貫かれる感覚を、待ちわびていた。
そしてその熱さは、一瞬感じたその痛みさえ悦びに換える。
いつもなら恥ずかしいと思う自分の嬌声も、気にならなかった。
何かを言おうとしている士の唇に、自分の唇を重ね言葉ごと奪う。
舌先と粘膜がこすれ合い、刺激が自分の中に伝わり、新たな快感を生み出す。
いつも『絡みつく』と士に言われる感覚。
はっきり自分で掴んで、体内で拡がる快感を追い始める。
士の肩に手をかけて、ゆっくり身体を、腰を揺らす。
動くたびにじわじわと、甘いしびれに囚われていく。
身体の一番深い部分が、見えない鎖に縛られていく。
ふいに蠢く腰を支えてくれたいた士の手が、押さえつけるように動いた。
片手で腰をしっかりと抱き、もう片方の手を背中から肩へとまわして
夏海の身体を下に向かって引き下げる。
同時に下から突き上げられ、より強い刺激に息が詰まる。
激しく突き上げられる快感に、その熱さに、身体ごとその場に縫いとめられてしまう。
求めていたのは、この激しさ。
奪いつくされるこの感覚。
「・・・・もっと・・・めちゃくちゃに・・してっくださ・・・・!」
高みへと押し上げられる快感に喘ぎながら、士に懇願する。
他に、何も考えられないように・・・わたしを壊して・・・・
あなたがいれば、それだけでいいから・・・
ますます強くなる責めに、全身で士を確かめる。
快感を貪りながら、このまま時間が止まればいいと願った。
終わりです。失礼しました。
昨日久し振りにウィキを見てきたんですが、士の紹介文のラストに
「夏海を大切に思っている」とあってにやにやしちゃいました。
書いた人はこのスレの住人かな?
積極的な夏海可愛い!!
ごちそうさまです、GJ。
映画ネタバレ?
ライダーマンに諭された後、夏海と海東のところに来たシーンで、着てる服は実は夏海が用意してたらいいのになと思った。
士は離れてても真っ先に夏海のところに飛んでいきそう。
っていうかウィキw
このネタやってくれる人がいるって俺は信じてたぜ。
GJ!
>>819 真夜と音也仲間発見
良いよね。変わった性格のカップル萌える
GJ!あのシーンは一歩間違えばやばかったよなww
夏みかん可愛いなご馳走様
あれ?wikiにそんな萌え文章あったか?
今見てきたが見当たらん…
俺も気になって見てみたけどちゃんとあったぞ。
>>829 GJです!
あそこのシーンは、二人とも色っぽかったですね
切なくて良かったです
見たらあった
萌えですね。あれは。
ちょっと思ったんだけどヒロインって 鳴海 亜樹子。
鳴滝の鳴に海東大樹の樹。
これってまさか!
なんでそうなるww
大体海東の子ならもっと美形な子が生まれるだろ。
海東と夏メロンの・・・
そろそろこのスレも終わりが見えてきましたので
スレ埋めにひとつ投下します
555巧真理
『Break Time』
なんで昼間っからこんなことになってんのかな……
空は蒼く、窓から差し込む光は清々しい。
爽やかな秋風が肌を心地良くくすぐっていく部屋の中で、
真理は頭の片隅に僅かに残った理性に問いかけていた。
しかし、きつい快感に支配されつつあるそれも、
消えて無くなるのは時間の問題だろう。
時計はあと30分程で正午を告げようという頃。
啓太郎と草加は配達ついでに昼食の買出し。
二人きりになった所で、ちょいとスキンシップとばかりに
色々な箇所に軽くタッチされたりキスしたり、
怒ったりじゃれたりしていたと思ったら、
あっという間に繋がっていた。
数歩先の階段で2階へ上がれば、すぐどちらかの部屋があるというのに。
時も場所も構わず早急に事に及んでしまうのは若さゆえか。
もちろん服も着たまま必要最小限な部分だけ開いて、
アイロン台の反対側にある作業台に追い込まれた真理は、
きつく捕われた巧の腕の中で必死に声を噛み殺し、
繋がった部分の熱さに、細かく身を捩りながら耐えていた。
自分が少し身じろぎする度に切ない箇所に当たる感覚に、甘い声が抑えられない。
焦らすように未だ動かない巧はそんな真理の表情をじっと見つめながら意地悪く囁く。
「…んっ、ぁっ…」
「もうあいつら帰ってくる頃か…」
「やだぁ……」
きっ、と睨み付けてぷるぷると首を振るしぐさがどことなく幼くて、
この淫らな行為とギャップがありすぎて。
ほんとにかわいーな、お前は
丸くて白い頬がピンクに染まり、
何度も吸った唇は紅く腫れたように濡れて
前髪がしっとりと、所々汗で額に張り付いて
薄っすら開いた黒い瞳はうるうるだ。
めちゃくちゃえろい
自分の腕の中で小刻みに震える真理を巧は飽きもせず、じっと見つめていた。
普段も十分かわいーけどな
でも二人きりでこんなことヤってるときのお前は
いつもの5割増しで可愛い
そんな事を考えている自分の目尻が、普段の2割増しでタレていることには気付かない。
何時もは可愛くない事ばかり喚いている生意気な唇からは、切ない喘ぎが零れるばかりで、
勝気さに溢れて凛としていた瞳は、とろんと潤んだ淫靡な色を濃くして、巧だけを見つめている。
そんな眼で見んな
…いや、ずっと見てろ 俺だけ見てろ
俺だけが知ってる顔
俺だけが知ってる声
俺だけの……真理
「たくみっ…早くぅ…啓太郎たち、帰ってきちゃう、よ…」
「早くって?何をだよ」
「もぉっ…ばか…」
力の抜けた腕でぽかぽかと巧の胸元を叩き、
ちっとも迫力の無い涙目で見上げられ、
巧は喉の奥でくっと笑った。
ぐい、と強く腰を押し付ければ、
白い喉を仰け反らせて息を飲むような声が零れる。
「…ぁん!んん、ゃ、ゃだ、いや…あ」
「嫌なら止める」
「え?」
いきなり、ずるりと抜き取られて下腹部全体を支配していた圧迫感がなくなり、
きょとんと呆けた表情で巧を見上げる、真理。
「…あっ、あのさ、あー…」
へどもどと言い募ろうとする表情が可笑しくて可愛くて、巧はにっこり微笑んだ。
巧のこんな無防備な笑顔はめったにお眼にかかれない。
何時も気を張った硬い表情で、愛想笑いさえできない奴なのに、
二人きりで居るときの表情はこんなにも、甘くて優しい。
マイペースで無愛想でぶっきらぼうでひねくれ者で怠け者な巧の相手をするのはそりゃー疲れるし、
嫌になる事もしょっちゅうだけど、でもすごく頼りになる時だってあるし、
何よりそんな壁の奥に隠された優しさもちゃんと知っている。
だから、こんな風に振り回されるのも本当は嫌じゃない。
惚れた弱み……真理の頭の中で、そんな言葉がぐるぐる廻る。
巧は真理をぎゅうと抱き締めながら作業室横のリビングにずるずると引き摺って行き、
ソファ前のラグの上に押し倒した。
「悪ぃ悪ぃ。焦らしてゴメン……俺だって、今更止められる訳ねーだろ」
「馬鹿巧…っ」
「それよかさ、お前「いや」じゃなくて「いい」だろ。言えねーの?」
「うるさい!ヤダ!」
ぷい、と横を向いた真理は丸い頬を益々丸く膨らませた。
真理の頭の横に両肘を着いて、顔を近づけてきた巧の
シルバーのペンダントが目の前に落ちてきて揺れる。
それに気付いてふと顔を上げた真理の唇に、巧のそれが強く重なった。
巧は真理の熱く濡れた部分を、ノックするように指先でつっとなぞり、再度己の欲望を一息に貫く。
再び襲い来る熱い刺激に真理はきつく眼を閉じ、巧の背中に回した両腕に力を込めて、掠れた悲鳴を上げた。
「マジで動くからな」
「ん…」
一度動き出せばもう止まらない。
緩急つけて攻め立てれば、快感で蕩けた表情の真理が、甘く喘ぎながら至近距離からじっと見詰めてくる。
そんな艶っぽい表情にも、抑えた嬌声にも煽られて、巧の動きが激しくなる。
段々と襲ってきた絶頂感に切なげに眉を寄せた真理も、自ら腰をくねり始めた。
「はぁっ!ん、ぃいっ…も、イッちゃう…!」
「真理…俺も、すげーいい…」
「あっ、あぁっ!!」
巧は自らも迫り来る絶頂を掴むと、しがみつく真理から僅かに身体を離し、
白い腹の上に熱を吐き出した。
「はぁ…間に合った…」
「巧のケダモノ……」
後始末を終えて、軽く二人の身じまいを整えると、巧はソファに腰掛け、
余韻にぼんやりと床に座り込んだ真理を膝の上に抱き上げた。
陶然とした表情で見つめ合い、紅潮した頬を両手で柔らかく挟んで、
濡れて震える真理の桜色の唇を、自分のそれで優しく覆った。
「ただいまー」
がちゃり、と前触れもなく玄関が開いて我が家に入り込んだ啓太郎が、
ソファの上の二人を見て固まる。
「おおおおお邪魔しました!!!」
ばたん!!と派手な音を立てて家を揺らしながら、啓太郎は再び扉の向こうに消えた。
一連の啓太郎の様子に声も出せず、呆然としているだけだった二人が、
顔を見合わせて噴出した。
「…どーしよう」
「どーしようもねぇだろ。…ま、一番ヤバイとこは終わってたしな」
店の前で車から荷物を降ろしている草加の所へ、
大きな眼を更に大きく見開いた啓太郎が突進してきた。
「くくくく草加さん!ゴメン!!俺、家、間違えたみたい!」
「はぁ?何を言ってるのかな。此処はどう見ても君の家じゃないかな」
「とととととにかく、行こう!!」
火事場の馬鹿力とも言える強さで草加の襟首を掴んで、
車に引きずり込もうとする啓太郎にうろたえる草加、
身の危険を感じて思わずカイザフォンを取り出し、
ベルトを巻いて変身コードを入力し始めた。
「pipipi、へんし…っ」
オルフェノク並のスピードと怪力で、啓太郎の拳が草加の上に落とされた。
がつん!
どかばきぐしゃどさり
ばたん!
そして、慌しいエンジン音が瞬く間に遠く走り去っていった。
「…今、店の前で誰か拉致されたみたい?」
「気のせいだろ」
そろそろ昼休みにしよーぜ、とつい今しがたまで休憩していたくせに巧がのたまった。
真理は真理で、さして気にした様子も見せずに続ける。
「ま、いいか。お昼何食べるー?」
「あー、おかわり」
「へ?」
「お前。喰い足りねー!だからおかわり」
あいつらたぶん、暫く帰って来ないだろうからさ、と巧が悪辣に呟く。
はあああああ、と真理は盛大に溜息を吐いた。
「ばっかじゃないの?!昼間っから何言ってんのよ!仕事だってまだ残ってるでしょーが!」
「昼がダメなら夜はいーのかよ!」
「巧のばか!えっち!」
「んだよ。えろいのはお前だろーが。悦んでよがり声上げてたくせに」
「馬鹿馬鹿馬鹿!!何て事言うのよ!このむっつりすけべ!!最低!最悪!」
真理が近くに転がっていたクッションを拾って巧へ投げつければ、
巧も言い返しながら、そのクッションを投げ返す。
「馬鹿馬鹿言うな!このバーーーーカ!!」
「さいてーさいてーさいてー!ばかばかばかっ!!」
暫くの間、互いを罵倒しながらクッションを投げ合っていたが、
はあはあと息を荒げながら真理が最後通牒を突きつけた。
「…あったまきたぁ…もうご飯作ってやんないからね!遅れた分仕事しなさいよね!!」
怒りと羞恥で真っ紅になって吼えまくり、巧に作業用のエプロンを叩き付ける。
こうなったら手が付けられない真理は、ある意味オルフェノクより脅威だ。
巧は小さく舌打しながら、しぶしぶと作業途中のアイロン台に向かって、
クリーニングの仕上げを待つワイシャツを広げ始めた。
背後の作業台でぷりぷりと怒ってワイシャツをたたむ真理を時折振り返りつつ、
心の中で独りごちる。
あーあ。また可愛くない女に戻っちまったよ
こいつはほんとにさっきまで可愛く鳴いてた真理と同一人物かぁ?
でも……
つい先刻まで囁き合っていた睦言も、
意味の無い罵り合いも、その全てが自分と彼女らしくて、
込み上げてくる笑いが真理にばれないように、前を向いて声を堪える。
生意気で気の強い真理も好きだけどな
そう口に出して言うのは止めておいた。
END
終了。
ありがとうございました。
846 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 21:56:51 ID:0O1C/mpD
亜樹子はそもそもエロ・・
GJ!そして啓太郎GJ!
萌えてたのに啓太郎で爆笑しましたww
3連続くらいぶっ続けでWを見て気付いた事
地球の本棚に意識飛ばしたフィリップを見た亜樹子の
「あっ…あっ…」って声がエロい
啓太郎GJ!w
巧真理は可愛いよ、ほんとにww
啓太郎不憫すぎる・・・
せめて夢の中だけなりと思いを遂げさせてやってほすぃ
もう啓太郎大好きだw
たくまりに幸あれ!
さすがに草加さんが可哀想じゃないかなぁ?
よくないなぁGJ
GJ!
たくまりも大好きだが啓太郎がいとしいw
本編ではいろいろあったから、啓太郎には幸せになってもらいたいよ。
あたし聞いてない!とかムラムラするよって台詞が性的な意味に聞こえてしまった
こうして見るとディケイドのフォルムって相当変だなw
仮面ライダーミュージカル「十年祭」
1部ミュージカルで敵にさらわれる夏みかん
「すっぺーなぁ夏みかんw」といいつつ助ける士
2部トークショー
「酸っぱいのは夏みかんだから〜〜」と説明する士に
すかさず
「夏みかんが酸っぱいの?食べたの?ニヤニヤ」な海東
動揺して言葉がしどろもどろになる士
どうも食べたみたいですw
マジで食ってたんかよwww
そんな大事なことをなぜもっと早く言わない…!
まさか食っていたとは…!!
これがプラトニックラブなのかwwww
十年祭スレで聞いた時は仲良いなって思ったけど、ここで聞くとエロい方向にしか考えが行かないなw
>>787の続き思いついたので投下です。
しかし自分で書いといてなんですが、こいつらエロいな・・・。
勝手にどんどんエロくなる。
何故だ。
863 :
Loop:2009/09/08(火) 20:10:37 ID:J87Crp9R
夜も遅く、自室で寝支度を整えると夏海はちら・・・と扉に目をやった。
開く気配のない、何の変哲もなく静かに佇む扉。
ちょっと自意識過剰かな・・・・・・と苦笑すると、夏海は肩をすくめた。
そうそう頻繁に士は来るわけじゃないし、そもそもそんなことになったら身が持たない。正直言って、昨夜の疲れがまだ残ってるし。
・・・なんだか嫌な予感がしたんだけど、多分気のせい。
もう、寝よう。
欠伸を噛み殺すと、夏海はうーんと大きく伸びをした。
そうして、鍵をかけようと扉に近付きドアノブに手を伸ばして―――鍵の部分に指が届く前に、ノックもなしでいきなりノブが回った。
ガチャッ、と音を立てて開いた扉の向こうに立っていたのは、切羽詰まった表情の士。
「士く・・・」
驚く夏海の前で部屋に押し入るようにしてくる士の背後で扉が閉まると、後ろ手で鍵を閉められると同時に腰を片腕でぐいっと抱かれる。
そして強引な動作で、すぐに唇が重ねられた。
なにもかもを奪いつくすような、情熱的なキス。
・・・・・・淡泊に見せかけて、その実激しい感情を隠し持っている彼に、こういう風に触れられることは珍しい。
「・・・・・・んんっ、」
いつまで経っても解放してもらえない息苦しさに、夏海は眉を寄せて声を漏らす。
両腕で抱き込んでくる士と自分の間にある僅かな隙間に無理に両手を入れると、彼の胸を押してそれを訴えた。
くらくらとした感覚の中、急に視界が回って身体が浮き、背中にやわらかいシーツの感触。
ベッドに押し倒された・・・と理解すると同時、キスは終わらないままで腰を抱かれ、下着ごとパジャマのズボンを取り払われた。
864 :
Loop:2009/09/08(火) 20:13:13 ID:J87Crp9R
「・・・・・・!」
あまりに性急な展開に夏海は息を吞む。
士はそんなことはお構いなしに、身体を割り込ませてきた。
「ちょっ・・・!つ、士くんっ!!」
やっと唇を開放されて、やたら急ぐ士に焦った夏海は両手で彼の肩を押す。
が、やはりそんなことはお構いなしの士は、唇や頬、首筋にキスを繰り返しながら、まだ反応を見せていない肉芽に指を這わせてきた。
「っあ・・・!」
びくっ、と夏海は軽く背を反らした。肉芽を撫でられながら、別の指が入口を確かめるように押している。
「ま、待っ、て・・・・・・」
こんなの、急すぎる。
嫌がって涙を滲ませる夏海に降ってくる、余裕のない士の声。
「これ以上待てるわけないだろ・・・・・・。一日、我慢したんだ。これ以上待てねぇ」
「・・・あ!」
じわ・・・と蜜が滲んできた中心に挿れられる指先。
それはすぐに抜け出て、次はもう少し奥まで入ってくる。
―――身体に火がつく。
荒くなる息を止められない。
いつも士を許している部分はほどなく長い指を奥深くまで受け入れ、粘性の音を立てながら彼に貫かれる瞬間を待ちわびはじめた。
865 :
Loop:2009/09/08(火) 20:16:20 ID:J87Crp9R
「・・・・・・ちょっと、落ち着いたな」
身体の中を熱くて硬いものにいっぱいに押し広げられ、ぴりぴりと背中にまで走る快感を必死で逃がそうとする夏海の上で、士が小さく笑う。
その、苦笑めいた表情の彼に、息も荒いまま彼女は目だけで問うた。
に・・・と意地悪く細められる瞳。
「挿れたら、落ち着いた」
「なっ・・・・・・なん、ですかそれっ」
「ははっ」
脚を大きく広げさせられ、彼を受け入れさせられたままで、パジャマの上着のボタンに士の指がかかって上から一つずつ外されていく。
繋がっている部分に動きがなくても、それが信じられないほど気持ち良くて、自分のそこが淫乱に蠢いているのが夏海にはわかった
眉を寄せて、小さく、切ない声を上げる。
「・・・・・・おまえの、そういうとこがズルイんだよ」
ボタンを外す手を止めて、士がどこか怒っているような顔をする。
・・・怒りたいのは、こっちなんですけど・・・!!
浅く早い、時折声の混じった呼吸を繰り返しながら、いつまでこんな格好をさせておくつもりなんだと夏海は士を睨みつける。
そんなことは気にした様子もなく、彼は手の動きを再開させた。
「朝からあれだけ焦らされたんだ・・・今度は俺の番だろ?」
866 :
Loop:2009/09/08(火) 20:19:32 ID:J87Crp9R
ボタンが全部外され、パジャマの前が広げられる。
そしてそのままで、ブラがぐいっと押し上げられた。
指先が、もうすっかり反応して立ち上がった胸の頂点に触れてくる。
「っ・・・・・・」
腰の動きは、まだない。
張りつめた胸を弄られる感覚に、びくっと反応すると夏海は唇を噛んだ。目をきつく閉じてぐぐっと背を伸ばす。
「ん―――!」
自分の中で、彼が質量を増すのがわかる。
でも、まだ動かない。
「なぁ・・・言えよ、どうしてほしいのか・・・・・・」
片方の先は指で、もう片方は舌と唇でいじめられて、夏海はいやいやと首を振った。
どうしてほしいかなんて、言えるわけがない。
そもそも、一日我慢したとか朝から焦らされたとか今度は俺の番とか言われても、全然身に覚えがないのに。
そう思うと、段々腹が立ってきた。
いきなり押し倒されてこれ以上ないってくらいに脚を広げられて、それでも本当に欲しいものは与えてもらえずに焦らされて・・・・・・その上どうしてほしいか言えとは何事なのか。
夏海は苦し紛れに、士の首に両手を回して彼の項を指でなぞった。
と、
「うっ・・・く」
士の方にも実はあんまり余裕がないのか、顔を歪めて軽く背を反らす。
「このっ・・・おまえっ、強情だな・・・!」
苦しそうな表情と声音の士に脇腹をつつ・・・と指でなぞられて、今度は夏海の方が反応した。彼を受け入れている中心がどうしようもなく疼く。
いつもなら感じない部分も、敏感になっている。そしてそれは繋がった部分へと直結していた。
もし、こんな状態で動かれたら・・・!
「ちょっ・・・ま、まってくださいってば・・・!」
息も絶え絶えの夏海は、士の動きに抵抗しようとしたが間に合わない。
ひどく感じやすくなった胸の先が彼の唇に飲み込まれるのが見える。
そこに甘く歯が立てられるのと、繋がった部分のすぐ上にある敏感な部分に濡れた指が這わされるのは殆ど同時で・・・・・・夏海は背をきつく反らし絶叫するように声を上げた。
867 :
Loop:2009/09/08(火) 20:21:56 ID:J87Crp9R
「ふっ・・・あ、・・・く・・・・・・」
目に涙を滲ませながら、夏海は全身を震わせた。
信じられないほどの快感だった。いつもよりずっと感じている。
動きのない、貫かれたままでの焦らすような愛撫に、どうやら知らないうちに彼の思うツボに嵌ってしまっていたらしい。
「なあ・・・言え、よ・・・・・・。聞きたいんだ・・・」
太腿を抱えられ、ぐっと両脚が持ち上げられて士がのしかかってくる。
限界まで膨らんだ彼が、限界まで自分の中を押し広げている。
苦しそうな顔がすぐ上にあって、髪は汗で濡れていた。
そして髪の隙間から覗く、切なく見つめてくる瞳。
その、真っすぐに見つめてくれる真摯な瞳に、夏海の心の中に何かがすとん・・・と落ちる。
(ああ・・・・・・そっか)
夏海は素直に、士の首に両腕をまわしてゆっくりとしがみついた。
そっか・・・・・・やっとわかった。
―――これが、あなたの甘え方なんだ。
「・・・・・・ん・・・、士くっ・・・うご、いて・・・」
素直な気持ちで、求める言葉を最後まで言い終わる前に、一番奥を強く突き上げられる。
ずしん・・・と響く重い快感。それがすぐに隅々に広がって、あっという間に絶頂に押し上げられた。
868 :
Loop:2009/09/08(火) 20:24:23 ID:J87Crp9R
「はあっ・・・!は、あ・・・あ・・・!!」
涙を流しながら、夏海は貪るように呼吸をする。
ずるっ、と士が中から抜け出て、間髪入れずに身体をひっくり返された。
「あ、ん・・・やぁ・・・」
力の入らない身体を四つん這いにされて腰を持ち上げられ、今度は後ろから彼が押し入ってくる。
奥で達した後にこうされると、もっと感じるようになる。
そんなこと、言ったことはないけど・・・・・・多分、彼は気づいてる。
言わなくても、身体が知っているのだ。
「ああっ!!だめ、だめ・・・だめっえ!!」
「いいだろっ・・・?な・・・、これ、気持ちいいだろ・・・・・・」
「ひっ・・・!!」
シーツをきつく掴んでしわくちゃにしながら、夏海は猫が伸びをするように背を反らす。
熱い。
ぐちゃぐちゃに濡れているのがもう自分でわかる。
彼の言っていることは正しい。
全部がどうしようもなく熱くて・・・・・・・そしてどうしようもなく、気持ちよかった。
「はあっ・・・!夏海っ・・・!」
背中に落とされる熱い唇と名を呼ぶ声。
張りつめた腰をしっかりと掴む大きくて熱い手。
内壁を切なくこすりながら奥まで入り込んだ後に、軽く突き上げるようなその動き。
たまらない。
気持ちいい―――。
869 :
Loop:2009/09/08(火) 20:26:22 ID:J87Crp9R
「ああっ!!あっ!!あ・・・!!き、もちい・・・!!」
頭の中が真っ白になって、ただ、自分の中をめちゃくちゃにする彼のことしか考えられなくなる。
何を口走っているのかも、もう、わからない。
「あんっ、あん!ああんっ!!あ―――!!」
「はあっ、はあっ・・・は・・・!」
「つかさく・・・つかさくっ!・・・も、・・・もうっ、だめぇっ!!」
「な・・・つみ」
「ん―――!!!!!」
涙が散る。
自分の意志とは関係なく思いきり彼を締め付けると、お腹の奥に熱いものが勢いよく、大量に注ぎ込まれた。
大きな手に腰をゆっくりと揺らされながら、絶頂は長く深く続く。
瞼の裏で散る火花。
ぽたぽたと落ちる涙と汗。
いつまでもおさまってくれない荒い息。
飽くことなく背中に落とされ続ける、彼の乾いた唇。
どれほどの時間が経ったのかわからなくなった頃、がくん、と四肢から力が抜ける。
濡れてしわくちゃになったシーツの波に、身体ごと、意識ごと、夏海は呑まれた。
870 :
Loop:2009/09/08(火) 20:28:41 ID:J87Crp9R
気を利かせた士がシーツを取り換えてくれたベッドの上で、並んで横たわる。
しっかりとした彼の腕を枕代わりにしてもらいながら、夏海は指先にまで満ちる重い疲労感と格闘していた。
好き勝手にされて(しかも二日も連続で・・・)こっちはぐったりなのに、彼はまったく平気そうなのが信じられない。
「・・・・・・すごかったな」
珍しく、機嫌の良さを露わにしている士にも、力なく睨み返すことしかできない。
「エロかった・・・・・・いてっ!」
夏海は手をやっとの思いで動かして、ごきげんな士の脇腹をぎゅううと抓ってやった。
脂肪がほとんどないからか、相当痛かったのだろう士がいてぇだろ!と文句を言ってくるのも無視して、明日は絶対に扉に鍵をかけておこう―――と、夏海はかたく心に誓ったのだった。
終了です。
そして
>>786にループする・・・みたいな感じのオチでwww
すんません。
やっぱkの二人はエロいなぁw
GJ!!!
夏みかんが可愛いなぁ!
士を受け入れる懐の深さがたまらんです。
GJ!
夏海ハァハァ(*'д`)
十年祭のくだりや神のssを読むと夏海が可愛くてたまらない。
甘えてる士とそれを許してる夏みかん
この二人の関係はエロ甘ですね〜GJでした!いつも乙です!
十年祭りネタで申し訳ないですが
電王チームの声優さんに「誰が好み?」と聞かれ、夏「ウ…ウラタロス」
ウラの中の人に(冗談で)迫られてドギマギしてた夏みかん
ツーショットになったと思いきや
士「ユウスケ!とり返して来い!」
ユ「はいはいありがとうー」とDCDチームの所に連れて帰ってましたよw
ユ夏も可愛かったです
士夏GJ!!
健気な夏みかんが可愛すぎてやべーなww
エロい2人をサンクスww
>>875 知ってるそれw
どっかの十年祭レポで読んだんだが、
ウラの中の人に「ウラのどこが好き?」みたいな事聞かれて
夏みかん「カッコいい所…」て答えたらしいなw
士自身で取り返しに行けよ とニヤニヤしてしまったww
ウラ夏かぁ。とぼんやり考えていたら、なんだか突然荒ぶる萌えが背筋を駆け上った。
そういえばウラは夏海の中に入った事もあるし、接点ないわけじゃないんだよな……
>>877 ここに書かれてると中に入ったこともあるがエロスな意味に感じる
三人同時に中に入ったからな
夏みかんの太股見てたら士やユウスケはムラムラするだろうな
士やユウスケみたいに夏みかんと一緒の家に住んで、夏みかんが座った後の便座でオナニーする
しばらく覗いていたなかったら
何この萌えの嵐は!!!
ヒビキ×香須実さんとか士×夏美とかたっくん×真理とか。
職人様GJ!!!
美味しゅうございました。
もう460KBで880超えか・・・。
ペースはぇぇぇ!
そろそろ次スレ?
こんにちは、保管庫管理人です。
私事で、PCがネットに繋がっておらず更新が滞って申し訳ありません。
この1週間前後では繋がる見込みですので、繋がり次第更新したいとおもいます。
また、次スレの件ですが、テンプレを置くつもりだったのですが先述のこともあり、作成出来ていない状況です。
案としては、
導入部:現行放送組の会話でのスレ内容紹介と諸注意
過去スレ
関連スレ
保管庫URL
を書くつもりでした。
次スレが立つまでに住民の皆さんで意見などを交わして作成した方が、この先の事を考えるといいかもしれません。
長々とすみません。
失礼しますノシ
保管庫管理人様、いつもありがとうございます。
現行番組の会話でいくなら、やっぱり翔太郎とフィリップの会話に亜樹子が突っ込む
形だろうか?
そろそろ、このスレも終わりっぽいので、投下いきます。
ここしばらく響鬼を見ていたら、ヒビキ×香須実萌えが止まらなくなったw
えろくはないです。
会話だけ、ちょっと微エロ風味で。
満たされる月
「父上。……姉上、どうしたんですか?」
「うん、まあ、ほらねぇ」
「ヒビキさんですか?」
「香須実があれだけ拗ねる理由、他にないだろ」
「そうですね……」
とりあえず触らぬ姉にたたりなし、を身をもって知っている日菜佳は、そーっと香須実を刺激しない
ように、厨房へと後ずさるのだった。
今夜のところは、地下の部屋で溜まっている仕事をせっせとしようと決めて。
さて、こちらは携帯電話を睨みつつ、ぶすっとした表情の立花香須実。
(まったく、ヒビキさんのばかー!)
京介と、屋久島に行って来ると言い残して出て行ったのは今朝早くの事。
しかも、1週間も帰ってこないとは何事だ。
「……屋久島かぁ」
前回の時も本当は一緒に行きたかったのだが、店もあったし、新しいディスクも届く予定だったしで、
ヒビキに一人で行ってもらったのだった。
(今度は一緒に行こうって言ってたのにな)
もちろん「仕事」が優先なことは分かっていたし、今回は京介の太鼓のバチを作る為だとも聞いていた
ので、自分が行く必要はない。
何より、京介の嬉しそうな顔を見ていると「頑張ってね」と声をかけずにはいられなかった。
京介も独り立ちの日が近い。
そうしたら、ヒビキはどうするのだろうか?
聞いてみたいけれど分からなくて、香須実はただ携帯電話を見つめるだけだ。
鳴らない電話を見つめているのも空しくなって、ぼんやりと月を見上げると、雲ひとつない綺麗な濃紺
の夜空に満月がくっきりと描かれていた。
(綺麗……)
満月を見て思い出すのは、初めてヒビキの「飛車」として同行した日の事だ。
緊張して、焦っている香須実に「月を見ろよ」とヒビキが笑って指差したのは満月だった。
「な?月が綺麗だろ?だから大丈夫。うまくいくから」
根拠のない言葉に何故か安心して、その日、香須実はヒビキの「飛車」となったのだ。
あの日がなかったら、今こうしてはいられなかったように思う。
(そういえば……)
初めての夜も、こんな満月だった。
その夜を思い出すと、頬が熱くなる。
(……最初、困った顔してたな、ヒビキさん)
元々、迫り倒したのは自分からだった。
勢いと言うのは恐ろしいもので、告白した時だけでもヒビキは目を白黒させていたというのに、その時
とは比べ物にならないような勢いで、挑むようにして彼を押し倒していたのだから。
ヒビキの「頼むから落ち着け、香須実ー!」と普段なら決して見せないような慌てふためいた姿に、
一瞬にして冷静になり、香須実も自分の大胆さに慌てたものだが。
さすがに必死に諭されて、ヒビキの上から退いたのだが、正直、不満が燻っていた。
不安もあったのだと思う。
どれだけ「俺も、香須実の事好きだよ」と言ってくれても、それはまるで子供をあやす様な「好き」に
しか聞こえなくて。
もっとちゃんとした形が欲しくて。
そんな風に思っていたら、涙が零れていた。
情けないし、馬鹿みたいだけど、切なくて苦しくて、どうしてこんなに好きなのに幸せな気持ちになれ
ないんだろうなんて思ったりして。
泣き出した香須実を見て、おろおろするヒビキに「……ごめんなさい、もう困らせないから。好きな
んて言わないから。だから、ヒビキさんの飛車でいさせてください。お願いします」と必死に言うのが
精一杯で。
傍にいられなくなることが、何よりも怖かった。
どれくらい泣いていただろう。
ヒビキの両手が香須実の肩にかかった。
顔を見ることが怖くて俯いたままでいたら、そのまま抱き寄せられた。
「……ごめん、香須実」
ヒビキの謝る声が泣きそうに聞こえて、顔を上げると、キスされた。
何度かしたことのあるキスとはまるで違うキスだと気づいたのは、割りいれてきた舌に自分の舌を絡め
取られた時だった。
音を立てて、息すら食らい尽くされるような、激しくて熱いキスは香須実の経験したことがないもので
、何も考えられなくて膝を突いたところを覆いかぶさられるように更に深く口付けられた。
眩暈がするような、キス。
唇が離れ、涙でにじむ瞳で見つけたヒビキは、今まで香須実の見たことのない表情をしていた。
知らない人に見えた。
月の光のような瞳だった。
彼は、香須実の知らない「男」の顔をしていた。
「……我慢、してたんだからな、ずっと」
「え……?」
「その……香須実、さ。えっと、したことないだろ?」
「……うん」
「今はさ、俺のこと好きって言ってくれてるし、香須実の気持ち疑ってるわけじゃないけど。でも……
いつか、何年後かに、もっといいやつが香須実の前に現れて、香須実の気持ちがそっちにいった時に、
俺みたいなおじさんがその……初めての相手で後悔しちゃわないかな、とか思ったら、やっぱ我慢しな
きゃな、とか思ってて……」
「……私の事、嫌いじゃない?」
「嫌いなわけないだろ……!」
「じゃあ……ちゃんと抱いて」
「香須実……」
「私、ヒビキさん以外、いらない。後悔なんかするくらいなら、そのヒビキさんの中の何年後かの私を
私が壊してやるわ」
そう言った香須実に、少しだけ困った顔をして「……俺、とんでもない女に惚れたな」と呟いた彼の腕
の中で見た満月はとても綺麗だった。
あの満月の下で、彼の手に触れられて「女」になったことを、後悔なんかするはずもなく。
(……やっぱり今も、気持ちは一緒)
ヒビキ以外はいらない。
ヒビキ以外の腕も、体も、きっと香須実をあんなに気持ちよくも幸せにもしない。
(それに、ああいう時のヒビキさん、優しいんだけどちょっと強引で、そういうのが新鮮で嬉しかった
りするし)
その時、不意に電話が鳴った。
慌てて、画面を見ると「公衆電話」と言う文字が跳ねていた。
「はいっもしもしっ」
『あ、香須実?』
「ヒ、ヒビキさん……」
さっきまで考えていたことと、能天気なヒビキの声にちょっと焦ってしまう。
『ん?どうかしたのか?』
「う、ううん、何でもない。無事に着いた?」
『ああ。そっちは?変わりない?』
「一日しか経ってないわよ、何もないわ」
『そっか。慌しく出てきちゃったからさ、悪かったな、香須実』
「ううん、別に気にしてない。それに桐矢くんのバチを作るのなら、ヒビキさんが一緒に行くのは当然
だもの」
『帰ったら、埋め合わせするから。香須実、行きたいとこあるか?付き合うから』
本当は、香須実がかなり拗ねているだろうと感じているのだおう。
一生懸命、お詫びのつもりで言葉を並べるヒビキに、香須実は彼の言葉を遮った。
「ヒビキさん」
『ん?』
「あんまり、私に優しくしなくていいよ」
『どうした、香須実?』
「私、ワガママなんだからね。ヒビキさんが優しいと、もっとワガママになるし、無茶言うし、もー、
ロクデナシな女になっちゃうんだから」
『香須実がロクデナシなのは今に始まったことじゃないだろ』
「どういう意味よっ」
『自分で言っておいて怒るなよ。んーでもさ。俺、香須実がロクデナシでも一向に構わないんだけどな』
「……」
『だって、香須実は香須実だろ?』
「怒ってわめいて、わがまま言っても?」
『うん。そういう香須実が好きだよ』
さらりとした甘くて優しい声が、香須実の耳に溶ける様に広がる。
「……たまには面と向かって言ってくれませんか、ヒビキさん」
『……ハードル高いこと要求しないでくれませんか、香須実さん』
「ワガママだから、要求しまーす」
『……こっちにいる間に鍛えてみます』
そろそろ、公衆電話の切れる前触れの音がする。
「あのね、ヒビキさん」
『何?』
「……今度は一緒に連れて行ってね」
『そういうワガママならもっと言えよな、香須実。俺は鈍感だからさ、言ってくれないと分からない事
が多分、普通の男より多いんだ』
「うん、そうする」
答えを返した瞬間、ピーッピーッと無常な音がして電話が切れる。
おやすみなさい、を言えなかったなと思い、香須実は少しだけ携帯の画面を見つめて、小さく笑った。
「……ホントにどんどんワガママな女になっちゃうなぁ」
だけど、彼が、それでもいいと言ってくれるのなら、もっと色々言ってみよう。
(屋久島にも連れて行って)
(たまには私も現場について行きたい)
(ヒビキさんが思ってること、ちゃんと言って)
(私にできること、もっともっと増やしたいの)
もっと、ヒビキのことを理解して、彼に必要な存在になりたい。
「角」に対しての「飛車」というだけではなく、「日高仁志」に対しての「立花香須実」として。
その時、胸に抱き締めていた携帯が再び音を立てた。
「は、はいっ」
『あ、香須実?』
コインが落ちる音と同時にヒビキの声が聞こえた。
「うん。どうしたの?」
『いや、途中で切れちゃったからさ。まだ言ってないことあったし』
「なぁに?おやすみなさいって?」
『そうじゃなくて。1週間って言ったけどさ。京介のバチ作ったらすぐ帰るから』
「別にゆっくりしてくればいいのに。ヒビキさん、屋久島好きでしょ?」
『いや、その……』
「どうしたの?何か、急ぎの仕事あった?」
『違うよ。えっと、そのさ……』
香須実は表情の見えない、電話の向こうのヒビキの次の言葉を待った。
『……早く香須実を抱きたい』
欲情の籠もった、だけど優しい声に、胸が高鳴る。
彼の口から、こんな色っぽい口説き文句なんて、一生聞くことはないだろうと思っていたのに。
「……それも、面と向かって言って下さい」
『帰ったら言うよ。それじゃ、おやすみ、香須実』
「おやすみなさい」
今度こそ電話を切って、ふーっと息をつく。
「……月が綺麗って言い損ねたな」
嬉しくて嬉しくて、胸が痛くなるほどで。
今、目の前にいたら飛びついてキスをしたいくらいで。
だけど、できないから、さっきまで彼の声を聞かせてくれていた携帯電話に、代わりにキスなんかして
みる。
月を見上げて、今頃、誰もいない同じ月の下の公衆電話の前で、恥ずかしさの余り頭を抱えて蹲って
いるであろうヒビキを思い、香須実は愛おしさに満たされた。
こんなに溢れるような想いにつける名前はもう知っている。
「……大好きよ、ヒビキさん」
同じ月を見てる夜、静かに深く、ただお互いを想う。
それだけで満たされるものを、多分、愛情と呼ぶのだろう。
――― たぶん、私たちは満月のような恋をしている。
終
以上です。
今度は、もっとちゃんとエロを書いてみたい。
初めての時、めちゃくちゃツンデレであろう香須実さんとか、それをなだめる
ヒビキさんとか楽しそうだ。
前回の投下にて、GJを下さった方、ありがとうございました。
嬉しかったです。
ヒビキ香須実GJ!
でれでれのヒビキさん、いいね。
それを桐谷にうっかり見られていたりしたらw
保管庫管理人様、乙です。
いつも作業ありがとうございます。
次スレはWの二人で会話かな、現行だと。
注意事項に、作品投下後、次投下は10スレもしくは半日開けてくれると職人助かる、を入れて欲しい。
響×かすみGJぅぅぅぅ!
前回も萌えたが今回ものたうち回ったw大好きだ!
保管庫管理人様、いつもありがとう御座います!
夏みかんのDVDももうすぐ出るし
見ながらネタを考えたい
夏みかんの4P見たい
もちろん相手は士、ユウスケ、海東で
夏みかんが全員から絞りとって足腰立たなくさせる
夏みかんのファッションがたまらん
カラータイツやニーソは萌える
士と夏海の、ひとつの命を分かち合う関係って最高のエロスに感じる。
クウガのSSってないんだな。
話が難しいからか?
クウガないね。
一条さんが女の子だったらすげー萌えな感じだが。
ディケイドクウガみたいになるだけかな。
五代×桜子とか、過去ログになかったっけ?
>>901 保管庫にもクウガの作品だけなかったぜ。
亀だがヒビキ×香須美GJ!!
ヒビキさんの大人っぽいエロスと初々しい香須美にドキドキした!
続編期待してます
ヒビキ×香須美、最高!!!
前回も良かったが、今回も最高でした!!!
あれ、新スレはWの2人の会話でいくんじゃなかったっけ。
ま、みんなディケイドが恋しいんだねってことで。
おのれ、
>>903・・・乙!
スレ立て乙
とりあえず、まだWのネタは少ないな。
今日の依頼主の女の人がガイアメモリーを体に差すシーンはエロかったけど。
Futanari
Inran-Kuso-Mesubuta
Meat-Toilet
のメモリで星の本棚に入ってくれ。
いや
光夏海
好きなタイプ
で、本棚に入ってくれ。
>>909 字幕では「地球の本棚」になってた。
士×夏海で投下失礼します。
夜中にすみません。
「Strawberry」
とある天気のいい日の午後。
自室ですることもなく休んでいると、廊下を移動する人の気配がした。
ぱたぱたとせわしないその音は、夏海の足音。
栄次郎もユウスケも遠出で外出すると言っていた。
―――――ゆっくり楽しむ時間は充分にある。
思いついて、士はそっと部屋の扉を開け、夏海が通りかかるの待ち構えた。
「だいたい 士くんはいつもひどいですっ」
「ひどい?俺が?」
しばらく後、通りかかった夏海を捕まえ、部屋の中へと連れ込んだ。
ベットへと押し倒し、これから・・・と思っていたのに。
いつも物欲しそうに俺を見てるくせに、何でこいつは怒ってるんだ?
「いつも強引じゃないですか! いくら私たちしかいないっていっても、まだ明るいです!」
自分にはそんなつもりはないとでも言いたいのだろうか?
確かにいつも誘うのは自分だ。
お前だって、夜には俺が行くのを待ってるくせに・・・
「少しは私の都合も考えてください!」
「・・・・いや か?」
「そんっな事は・・・・ないですけど・・・でもっ」
「嫌じゃないなら、問題ないだろ?」
「・・・そういう所が強引だっていうんです」
「・・・夏海?」
「話も聞いてくれない士くんなんか、キライです!しばらく顔も見たくありません!」
背を向けたまま言うだけ言って、夏海は部屋を出て行った。
バタバタと足音が響き、乱暴にドアを開ける音とカギを閉める音がそれに続いた。
残された士は、思い通りにならなかったことに苛立ちながら、ベットに身体を投げ出した。
その日の夕方、買い物からユウスケが戻った時、客間にいたのは士だけだった。
不機嫌そうに頬杖をついて、外をながめている。
「ただいま〜って・・・・あれ? 士1人? 夏海ちゃんは?」
声をかけたユウスケに振り返りもせず、声だけで士は応える。
「・・・・多分、部屋だ。機嫌が悪いらしい」
「多分って士ぁ。お前が怒らせたんだろー?」
「・・・・・・」
確かに自分が原因だが・・・・・答える気にもなれず、士はダンマリを決め込んだ。
「なぁ、士?」
「・・・・・・なんだよ」
諭すようなユウスケの口調に、ようやく士は顔を向けた。
「今晩、お客さんがくるんだよ。お前も知ってる人なんだけど、オレ これから迎えに行ってくるんだ」
「・・・誰が来るんだ? まさか海東じゃないよな?」
「あーちがうちがう!それは来てからのお楽しみってことで。
だから、それまでに夏海ちゃんに謝って、ちゃんと機嫌なおしとけよ。ほら、これやるから」
言いながらユウスケが差し出したのは、取っ手のついた小さな箱だった。
士は手渡されたそれを不思議そうに受け取りたずねる。
「なんだ?これ・・・」
「ん? ケーキ。夏海ちゃんが好きな店の。お客さん用も合わせて多めに買ってきてあるから、
1個夏海ちゃんにもってけ。どうせ、言葉足らずでうまく謝れないだろ?」
「・・・・なんで俺が・・・」
「いいから、いいから!んじゃ、行ってくるな〜」
慌ただしく出ていくユウスケを無言で見送る。
しばらくして士はにんまりと質の悪い笑みを浮かべる。
思いついた良からぬ企みを実行するために、ユウスケに言われたとおり夏海の部屋に足を向けた。
ケーキをのせたトレイを片手に彼女の部屋をノックする。
「・・・・何ですか?」
中から答える彼女の声はいつもより低い。
「ケーキ、持ってきた」
用件だけを伝える。誰が何のためにというのはわざわざ言わなくてもいいことだ。
「・・・・・・なんでケーキがあるんですか?」
部屋の扉が開いた。内心、士はほくそ笑む。
どこかの童話で仔山羊をだました狼も、きっとこんな心境だったにちがいない。
「細かいことは気にするな。食べるだろ?」
「食べません」
言葉はきついが、声はさっきよりも柔らかくなってきている。
「まぁ、そう怒るな。ほら、いちご好きだろ?」
言いながら部屋の中へ入る。
ベットサイドのテーブルへトレイを下ろし、そのままベットへ腰かける。
扉のそばに立つ夏海の表情に、もう怒りはないようだ。
いつもの柔らかい笑顔でこちらに近づいてくる。
「あ、フォークないですね。持ってきます」
「いらないだろ。ほら」
いちごを1つつまみあげ、夏海の口元に差し出す。
差し出したいちごの先端を、遠慮がちにかじる様に本能が反応する。
赤い果汁がうっすらと残る唇は、上気して甘い声をもらす姿を連想するには充分すぎる。
おいしいと無邪気に喜ぶ夏海へ、いちごの残りを差し出す。
近づく彼女の唇から、指先に息がかかる。
―――――我慢なんかできるか。
残りのいちごを自分の口に放り込み、そのまま彼女くちづけた。
口の中にひろがる甘酸っぱい果汁ごと、自分の舌を彼女の中へ送り込む。
いつものように口腔をまさぐれば、いつもより淫らな水音が響く。
応える夏海の拒む様子はみられない。
互いの舌のざらつきがこすれ合うその音は、しっかり彼女にも聞こえているはず。
正直、果肉は邪魔だと思うが、甘酸っぱい味覚のせいで「食べている」と錯覚し興奮が増す。
それは夏海も同じだろう。いつも遠慮がちな舌先の動きが違う。
身体の力が抜けてきているのも手に取るようにわかるが・・・・・・止めるつもりはもちろんない。
とっくに味のしなくなった果肉のかけらを舌先に絡ませ、さらに深くまさぐる。
洩れる吐息が充分に熱くなっているのを確認してから、ようやく士は唇を離した。
自分を見上げる夏海の視線も充分潤み、光を集めて揺れている。
「もっと、食べるだろ?」
士の問いかけに応える言葉はない。
無言は了承と都合よくみなして、主役のいちごを失ったケーキに高々と盛られている
生クリ―ムを指で大きく掬い取り、夏海の濡れた唇へ運ぶ。
生クリームごとゆびを押し込めば、指先に熱い舌が絡みつく。
小さな舌が指先を滑る動きは、目に入るだけで刺激的だ。
「ん・・・んんっ」
クリームの残る唇からくぐもった甘い声がもれる。
次のいちごを口に入れ、その甘えた声を自分の唇でふさぐ。
シロップ漬けの甘い果実は、絡み合う舌の動きにあわせて簡単にぐちゃっと音をたててつぶれる。
舌の表面に広がる甘さと粘膜がこすれ合う快感が背筋を走る。
「このいちご、少し甘いな」
執拗に繰り返した深い口づけのせいで、先ほど同様に応える言葉はない。
荒い呼吸を繰り返しながら、ただ自分を濡れた瞳でみつめている。
「・・・・・今、どんな目で俺を見てるか、わかるか?」
熱にうかされたように溶けた視線。みすえたまま士は続ける。
「物欲しそうな、いやらしい目だ・・・・自覚ないだろ?」
「・・っそんなこと・・・」
「・・・そんな目で俺を見るくせに、怒るのはおかしいだろ?先に誘ってるのはお前だぞ?」
反論しようとする夏海の唇に、更に生クリームを指で与える。
士の指の動きに合わせて、舌先がみだらに踊る。
「ほら、いやらしい・・・いつもこう素直だといのにな・・・」
わざと口に出して、夏海をあおる。
恥ずかしさから顔をそむける夏海の首筋に舌を這わせ、前空きのブラウスのボタンにゆっくり手をかけた。
わざと時間をかけ、夏海に見せつけるようにボタンを外してゆく。
ほんのりと赤く染まっている肌は、そのままでも充分に甘いデザートだ。
清楚なレースのブラを押し上げ、細いくせに豊かな胸を露わにすれば、
まだ触れてもいないのに先端が立ち上がっている。
ベットサイドに置かれたままのケーキから、再度クリームを掬い取り、
指が直接触れないように注意しながら、立ち上がった先端にのせる。
「やぁっ!何を・・・!」
軽い抵抗を無視して、クリームごと突起をなめとる。
舌を広げ、じらしながら先端の先にむかってなめ上げ、吸いつきながら軽く歯をたてる。
「ああぁっ・・・」
期待どおりに嬌声をあげる夏海に、士はいじわるくささやく。
「・・・いやじゃないよな?こっちはもっと欲しがってるみたいだしな」
腕に残されていた夏海の服を手早く剥ぎ取り、替わりに生クリームをデコレートしてゆく。
恥ずかしさ耳まで赤く染め、顔をそむけるているが、漏れ出す吐息は反応を隠せない。
ほんのりと冷たいクリームと、わざと触れずに動かしている士の指に、応えてふるえる。
羞恥に震える姿は、ぞくぞくするほど扇情的だ。
「安心しろ。全部、食べてやるから」
まんべんなく伸ばした生クリームを、舌で、唇で、なめとりながら赤い痕をちらす。
そのたびに夏海は吐息をもらし、身をよじる。
身体の動きに合わせて、体温でゆるみ、溶けだしたクリームがゆっくり肌の上を流れていく。
「あんまり動くな。食べれないだろ?」
「んあぁっ・・・・!」
言いながら滑らかな肌へ歯をたてれば、甘い声が部屋に響く。
「もう・・・やめ・・って・・・」
「そんな声で言われても・・・ねだられてるようにしか、聞こえない」
言いながら、胸に、腹部にクリームをつぎたしてゆく。
今度は肌に塗りつけるように。
クリーム越しに指を滑らせれば、敏感に応え、身体が振るえている。
うすく生クリームの残る肌に、改めて自分のからだを重ねてゆく。
肌自体が上気しているせいで、甘い香りがいっそう強い。
「どうだ? ケーキになった気分は?」
恥ずかしさに頬を染め、顔をそむけるそのしぐさ。
まだ理性が残っているのか両脚は閉じられたままの状態。
隙をついて一番敏感な部分へ指を侵入させる。
「ここは・・・クリームはいらないな。指がすべるくらいだ」
「言わっないでください・・・ああっあー・・・っ」
膨らんだ先端を指ではさんで押し上げれば、中で硬くなっている肉芽が顔を出す。
体勢を換え、両手で脚を大きく開かせ、淫らに濡れそぼる中心へ顔をうずめる。
「だめっ・・・だめです・・・っ」
「さっき言っただろ。全部食べるてやるって」
「いやっ・・・あぁっ!」
わざと聞こえるように音をたてて吸い上げる。
隆起している肉芽を舌先で弾きながら、その下でひくつく花芯へ指を運ぶ。
すでに充分な潤いの内襞は、まちかまえていたかのように奥へ引き入れようと蠢く。
入り口あたりをゆっくりとなぞりあげ、焦らす。
刺激を求めて更に蠢くその反応を指先で楽しめば、夏海の声が切なく変わってくる。
次に何をされるか、肌がわかっているのだろう。
恥ずかしがっていても、身体はこんなに正直だ。
一気に指を突きいれ、秘穴をひろげる。
ちょうど肉芽の裏側の、ざらざらとした感触の部分をまさぐりながら、表面の肉芽を舌でころがす。
「指1本じゃ物足りないよな?」
「んあっ!あああぁっ」
人差指と中指を2本まとめて中へ突き入れる。
指先だけを軽く曲げ、中へに刺激を強くすれば、奥の方からぬるつく液体が溢れ出し
溶けたバターのような感触が指に絡んでくる。
執拗な指と舌の動きに、体中を震わせて夏海が反応する。
「つかさ・・・くっん・・・私・・・もうっ・・・!」
「がまんすんな・・・イケよ」
喘ぎ声にまじる懇願に応えて、中への刺激を強くしてやると、
より高い声をあげ、夏海は弓なりに身体をそらせた。
花芯の収縮が収まるのも待たずに、昂ぶり反り返っているものを一番奥まで突き入れる。
その柔肉は、士自身をすんなり受け入れ細かく震えるている。
最奥を先で叩くように打ち付ければ、内襞が絡みついてくる。
きついのに柔らかい包みこまれるような感覚は、どれだけ味わっても満足することはないだろう。
激しく求めれば、士自身も高まるのが早くなる。
判っているのに抑えられない。
乱れる夏海の声に、姿にどんどん余裕がなくなっていく。
「・・つかさっくん・・・つかさ・・・あぁんっ!」
あえぐ声の中に名前を繰り返すのは限界まじかの彼女のクセ。
つながった内襞の収縮もますます強くなり、奥へ深く士を引き込む。
「夏海・・・・っんなに締めるな・・・っ」
「だ・・って!士くん・・・激しっ・・! あああぁっ」
言うなり花芯の入り口が今までにないほどの締め付けで、士を絡めとろうとしている。
逆らうように腰を引き、また強く突き入れる。
少しでも長くといつも思うのに止められない。
喘ぎ、反り返る白い喉元へ舌を這わせれば、応えるように蠢く内襞。
奥から降り注いでくる愛液に、全て溶かされてしまいそうな錯覚さえ覚える。
強い快感に視界が霞みだす。
背筋をかけあがってくる強烈な本能に引きずられてしまう。
夢中で細い身体を頭ごと抱え込み、引き込まれる最奥へ自分の欲を吐き出した。
耳に互いの荒い息だけがひびく。
快感に染まった意識が少しづつ戻ってくる中、まだ漂っている様子の夏海が当たり前のように
自分の腕の中にいる。
そのことがたまらなくうれしい。
軽く汗ばむ上気した頬に、自然と手が伸びる。
愛おしいなんて一言では片付けられない程の存在。
大事にしたいと思っているのに、思うようにいかないのは求める欲が強すぎるせいだと分かっている。
「・・・・・夏海」
「・・・・ん・・」
つながった体勢のままで、ついばむような甘えたキスを繰り返す。
軽い刺激に反応して、ヒクヒクと内襞が蠢いている。
自身の硬さを失わないように腰を動かせば、膣内で混ざり合った体液が淫らな音をたてる。
「・・・・分かるか? 中で俺に絡みついてる・・・・」
「やんっ・・・言わ・・ないでっ・・・・恥ずか・・・いっ」
「恥ずかしくっても・・・気持ちいいだろ?」
言いながら最奥のつきあたりをぐりぐりと押し上げる。
その動きにあわせて反り返る細い腰に手をまわし、さらに強くうちつける。
肌同士がぶつかり合う音に、卑猥な水音が重なり、再び反応しはじめた夏海の声が混ざり合う。
揺さぶるたびに目の前で胸元に散らした赤い跡が踊る。
弛緩した脚を両肩にかつぎあげ、夏海の奥を更に責めたてる。
「はぁんっ・・やぁあ・・・こ、んな格好・・・!」
「痛いか?でも、こうした方が強くあたるだろ? ほら・・・」
言いながら小刻みに揺らしてやれば、一層高く喘ぎ声が響く。
「・・・っもぅ・・だめっ 息できなっ・・・」
脚を降ろし、背中に手をまわす。
上体をひきおこし、向かい合う形になってようやく彼女は瞳をあけた。
蕩けた視線は下から突き上げてやると、すぐ閉じてしまう。
「目、閉じんな。・・・・下、見てみろ」
ゆさぶりながらささやきを続ける。
「見えるか?・・・こんなに入ってる。きついぞ・・・」
「ぁあんっ!・・・ああぁんっ・・・」
歓びの声と共に、奥までしっかり咥えこんだ士を更に強く締め付けてくる。
目の前にある顔を両手ではさみこみ、快感に漂う視線を捕まえる。
「・・・・そんなに・・・俺のことが好きか?」
「・・知って・・・る・・クセに・・・・」
「いいから、言えよ・・・・」
士の動きに合わせて喘ぎ声をあげながら、耳元で夏海は甘い言葉を吐き出した。
こんな状況じゃスパイスの1つでしかない言葉だと、分かっていても本能を鷲掴みにされる。
たった一言で急速に昂ってゆく。
その言葉に応えるように、律動を速め嬌声を上げ続ける唇をふさぐ。
出口を失った熱が彼女の中で蠢いている。
高みに向かって引き上げられる、その最奥へ誘われるまま、2度目の欲を放出した。
生クリームや互いの体液でぐちゃぐちゃになったシーツを手繰り寄せながら、夏海は言った。
「・・・やっぱり、士くんはひどいです」
「・・・なにが?」
「シャワー浴びてからじゃないと・・・恥ずかしいんです。集中できません・・・」
頬を染めて、恥ずかしがるその姿をかわいいと思う。
「・・へぇ、そんなに集中してやりたいのか?」
ついこうやってからかうのも、その反応が見たいからこそ。
「ちがいます!・・・もう、ベタベタじゃないですか・・・・」
「夕飯にお客さんが来るそうだ。今のうちにシャワー浴びてくればいい。一緒にいくか?」
「・・・一緒に行ったらシャワーなんてあびさせてもらえなそうですから、1人で行きます」
そう言って夏海が出て行ったのを確認してから、士は脱ぎ捨てた服に中からケータイを取り出した。
電話の相手はユウスケだ。
「よぉ!士。ちゃんと仲直りできたかぁ?」
「・・・・ケーキ買って来い」
「はぁ? 数は人数分以上にあっただろ? どうして要るんだよ?」
「・・・・夏みかんに使った」
「使ったって・・・!どーゆーことだよ?」
「いいから!2・3個買って来いよ。じゃあな」
ユウスケの抗議を無視して、一方的に電話を切り、ケータイを放り投げる。
ああ言っておけば戻ってくるまで、まだしばらくはかかるだろう。
先に出て行った夏海を追って風呂場に向かいながら、
何と言えば扉を開けさせることができるか・・・考えていた。
終わりです。失礼しました。
この2人は12月までずっとこんなことしてればいいと思う。
今朝は全裸にベルト巻いてる後姿に大笑いしたけど、
ディケイドが恋しいです。
>>919 GJGJGJ!!!!リアル投下ktkl!
ケーキプレイのエロさにやられた
まさに「食べられた」夏みかんが最高にエロかったです
久々の士夏に萌えたぜありがとう!
まさかのケツには俺も朝っぱらから吹いたわw
ザンキさん以上だよなあれはww
俺もディケイドが恋しい…
もっと士夏が見たかった
おのれディケイド!
リアルタイムGJ!!
なんでこの二人はこんなにエロいのかwww
WはWで面白いけど、俺もディケイドが恋しいぜ・・・・・・
GJ
やっぱり食べてたんだなw
士夏エロ可愛くてGJでした!
GJ!
夏みかん結局ケーキほとんど食べれてねえw
誰かファイナルのレポしてくれー
つうか士の人のブログにエライ萌え写真が。
手がおもっくそ重なってますけどwww
そろそろ終わりか…やっぱライダーの妄想は尽きねえなwwww
なんか次スレは全裸な自慢の婿とタブーさんのネタが頻出する気がする。
あくまでネタとして。
士夏、GJ!
エロいなあ、夏みかんにイチゴとは。
さて名残惜しいが次スレに行こうか。
そうだね
しかし、ディケイドは主人公は鬼畜っぽくて夏ミカンはエロくて、最高だったな。
オレ的にシンケンジャーの世界の最後の士があの夏ミカンの顔したクッキー食ってたシーンがツボwwww
でも一話とか現最終回の王子と姫な感じもなかなか
Wはなんか今のところ妄想できないな。
亜樹子とあの二人は今のところそんな感じにはなりそうにないし。
>>932 Wは園崎家の方が期待できるかも。
姉様と婿殿とか、姉妹百合とか。
婿殿が妹姫を無理矢理手篭めにしてくれたら嬉しい
確かに嬉しい
亜樹子はただの通りすがりのヒロイン
ファイナルの夏みかんは可愛い関西弁を披露したらしいな。
あとディケイドTシャツがダボり気味で、たまらんかったと見に行った奴が言っていた。
……のを聞いて、俺も行きたかったと激しく思ったぜ……。チケット取りゃ良かった。
>>938 クウガァ!・古代語が解読できるようになる
アギトォ!・特製にんにく弁当が作れるようになる
リュウキィ!・モンスターを操れるようになる
ファイズ!・ぷに化する
ブゥレイド!・オンドゥル語が使えるようになる
ヒビキィ!・サポート能力アップ
カブトォ!・妹になる
デンオー!・最強フォーム
キバァ!・ぷに化する
ディケイド!・意味深な夢を見るようになる
でも、ディケイドとWは映画で共演してるからディケイドとWのクロスオーバー小説とかできそうだよな。
フィリップにいろいろ調べられちゃう夏みかんとかいいぜwwwwww
941 :
919です:2009/09/18(金) 00:47:56 ID:wX6G30al
熱い感想ありがとうございます。
ちょうどケーキプレイの話を練っている時、
最終回を見て途中でお焚きあげに投げ入れしそうになってたんですが、
散々書き直した甲斐がありました。
これからも精進します。
>>933 >>934 ムコ殿単品ですが・・・書いてます。
連休中に投下予定です。
萌えはまだ持てないWですが・・・がんばります。
てか、あのメモリって考えるとすげーエロアイテムだよね?
他人の感覚とか読み込めるって考えたら、妄想が止まりません
>>932 Wだってもうちっと話が進めばきっと…
なんてったってハーフボイルドだし
最終回の問題発言後、このスレで海東の姿を見なくなったような気がするのだがwww
>>944 吹いたwwww
映画公開時はあんなに海夏プッシュだったのになww
あの台詞を夏みかんに向けてだったら今頃…(ry
僕のお宝はキミだ☆
ってヤツかw
冬の映画に期待かな
まぁ冬は士夏が強いと思うけどさ
本当だ。そういや海東が全然出てこなくなったな。
終盤の言動がアレっぽかったから?
2ちゃんに毒されすぎだと思うけどな。ガキの頃見ていたら多分なにも思わない。
ライバルがお前は俺が倒す、誰にも倒されるなとかラスボス戦で共闘して同じ必殺技で倒すなんて燃えるじゃないか。
「夏メロンちゃん?」
「どうなんだ?夏みかん」
「で?結局どっちがいいの夏海ちゃん?」
「え?そうですね、今だと…ユウスケですね」
「え?!」「なんだと…?」「へえ〜」
「ちゃんと名前で呼んでくれますから」
「あ、あ〜…そゆ事」
「ふ、フッ…だいたいそんな事だと思った…」
「まぁ僕はそんなの関係ないけどね」
こんな感じになってればいいよ
GJ
ユウスケがんばれ
士×夏海で投下失礼します。
夏映画のネタ含みます。エロは極薄です。
初投稿なので、お目汚しですみません。
外の雨は、まだ止むことはなく、雨脚をなおも強くしているようだった。
扉越しに士を拒絶してから数時間立って後、
夏海は何もかも洗い流すかのようにシャワーに打たれ続けていた。
誰もいない写真館で、音がしているのはこの場所だけ。
遠くに香るおじいちゃんが入れてくれるコーヒーの温かな香りも、
きっとそれを手伝っているであろうユウスケのスリッパの音も、
そして・・・
二人の目を盗んでこのシャワー室に忍び込んでくる、
士の気配も何もしなかった。
湯気で煙る鏡を覗き込むと・・・そこには、白い肌の上に残る、赤い、いくつもの印。
ライダーバトルを順調に勝ち進み、疲れているはずなのに、何かを振り切るように私を求めていた彼が
残していた、あの夜の証。
何度も何度もうわ言のように私の名を呼び、反応を記憶しておくかのように私を快感の波を泳がせた彼。
その彼が、もういない。
なぜ、私は扉を開けなかったのだろうと、激しい後悔にかられて自分の両の腕で濡れた体を抱きしめる。
あの扉を開いていたら、今頃はあの不器用な腕の中で、悪夢を忘れて眠ることができただろう。
鏡に映る、白い乳房の膨らみに、他より鮮明に赤く残る疵。
それに触れただけで、体の中が熱くなる。
こんなときなのに、彼が欲しくなる自分が忌まわしい。
「士く・・・ん・・・」
名前を呼んでも答えてくれるものはもういない。
崩れ落ちてしゃがみこむ夏海にシャワーの雨が容赦なく降り続けていた。
GJ
切なさに萌えました。
955 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 13:49:25 ID:mtBo7Rjr
誰か明日夢×もっちー×あきら書いてくれないかな
過去スレにそれっぽいのあったんだがもっとみてみたい
すまん。あげてしまった
(´ー`)y─┛~~
>>955 最近響鬼にはまったんで、ぜひ読んでみたいや。
ヒビキ×かすみはよく見るけど少年×もっちーとかって少ないね。
最近カブト見始めたんだが・・・
誰か天道×ひよりを書いてはくれないだろうか?
詳細は省くが、最後まで見てから依頼した方がいいと思う。