悪徳マッサージ

えっ、困る？
ではお聞きしますが、触ってチェックした中で一番反応があったのはどこですか？
…そう、乳首ですよね。
そこを刺激しないと治療になりません。
胸から肩にかけての筋肉を柔らかくしていきますから。
勉強に集中したいんでしょう？
…ではいいですね？貼りますよ。

このスイッチを入れると振動しはじめます。いきますよー。
…おっと！！大丈夫ですか？すごく反応がありますね。頑張ってくださいよ。そう、その調子です。
同時に他の場所もチェックしていきますからね。脇腹、腰骨……どこも反応がいいですね。
お客様、肌が綺麗ですねえ。少し赤みがさして…血行が良くなってきたようですよ。

あれ…恥骨のあたり…これは…。いえ、小さな突起がありますが、変ですね。ちょっと腫れているみたいですよ？
少し触ってみますから。おっと！そんなにびくっとして。
悪い気が溜まっている時にはここがこうなるんですよ。ご自分でも確認してみてください。
ほら…腕を前にこう持ってきて…こういう風に触ってみてください。
こんな場所触ったのは初めてですか？恥ずかしくありませんよ、ご自分の身体ですから。
もっと擦るように触ってあげてください。上に…下に…上…下。そうそう、いいですよ！
変な感じがする？変ではありませんよ。悪い気を外に出すためですから。

乳首の振動も強くしますね！同時にわたしがマッサージしますから。よく揉みほぐさないと。
ほら、下着越しに液体が染みてきているのがわかりますよね。これは悪い気を排出している証拠です。
もっともっと擦ってください。クリクリと…捻るように…時々つまんで…。
なんだか気持ちが良くなってきた？いいですね…。
そうです、もっと声を出して！可愛い声ですねえ。
…さあ、最後の仕上げですよ！背中ももっと反って！大きく…！

……はい良くできましたね。
今の治療で溜まっていた悪い気は出ていきました。
ぐったりしていますが大丈夫ですか？
でも嫌な気分ではありませんよね？
最初と比べて肩こりはどうですか？
少し楽になった気がする…治療の効果がでていますねー。
お家でも今のようなことをご自分でやってみてくださいね。当院ではセルフケアもすすめていますから。
続けていると肩こりも楽になって勉強に集中できますよ。
お客様はお若いので今のうちに身体を開発…いえ、調整しておいたほうがいいですね。
しばらくうちに通ってくださいね。
では来週またお待ちしていますよ…。


>>177
どうもです！
悪徳エロ口調を目指していますがまだまだですねw

ええよ〜ええよ〜
そのままもっと書いてくれ

続き来るとは……
今度も名調子でした!!

気持ち良くなってきた！

h

揉み揉みして下さい

疲れたんでお願いします……

アゲ

>>185
よくいらっしゃいましたね。
さぁ、始めましょう。

ああ……先生……

>>188
やはり疲れが溜まっていますね。
こんなになるまで、放っておいたらいけません。
もっと頻繁に来ていただかなくては。

さて、今日はお仕置きとまいりましょうか……

お仕置き……先生お願いします。

>>190
ゆーっくり息を吸って
そう。体の緊張がとれてきました。
肩から始めますね。

ん、やはりこんなに固く…
鎖骨のあたりが特にひどい。

どうやら疲れはここから、いやこの下からきているみたいですね…

　さて…どうですか、調子は？
まだ凝りが取れない？　それはいけません。
じゃ、引き続き同じ治療を続けますね。
脚を開いて…楽にして…あれ？ 今日は可愛い下着ですねw
お教えした通り自分でも治療をしてみましたか？ああ…やっぱり自分だとスッキリしない。
それはかなり重度の証拠ですね…
大丈夫ですよ。試験には間に合うように処置しましょう。
一度下着も全部外してください。
楽に…楽に…全身の力を抜いて…


え!? 私？ 代理の者ですけど腕は確かですよ!!
まあまあ先生が戻るまで落ち着いて…

すすすすみません！先生のようなゴッドハンドに代理をお願いしてしまって…
彼女、試験で悩んでいるんですか。
わかりました。僕に任せてください。


さ、続けましょう。
大丈夫ですよ。今から肩こりの原因をもみほぐしていきますからね。

そんなにのけぞって、どうされましたか？
そうです。ふつうは胸から直さなければ肩こりは治りませんから。
声が出るのも効いている証拠です。
可愛い声ですね。
恥ずかしがらないで…治療のためにも聞かせてくださいね。
どうしました？まだ物足りないようですが…

え？全身の歪みを治してほしい？
前の先生は電流も流してくれた？
そうですか…当院にはずいぶん通われているようですね。

でしたら当院特製のマッサージオイルはどうでしょう？
多少刺激が強いですが、それだけ効果があります。
ふふ…興味がありますか。

それでは股関節、胸、脇腹に塗り込んでいきますね。
もう顔が赤くなってきましたか。
まだ薬…いや、オイルも半分なのに、効きやすいんですね。
ええ、全部使いますよ。治療ですから。

おやおや、勝手にセルフケアを始めてしまいましたね。
そうです…ここはもっとこう、つまむ感じで…
いいですよ。そのまま続けて…

欲しい？あぁ、治療のことですね。
わかりました。これから突いて行きますから、手は休めないでくださいね。


ふぅ、よく頑張りましたね。
おっと、失神してしまいましたか。
大丈夫ですよ。今日のお客様はあなたしかいらっしゃいませんから。
起きたら続きをしましょうね。



以上です。
繋いでくださってありがとうございました！
書き手は初めてなんで、読みづらかったら申し訳ないです。
他の先生方の真似事で、失礼しました！

…重いですか？ でももう少し我慢して下さいねー
こうして私の全身で圧迫することにより、筋肉の強張りが和らぎますからね。
…ああ、部活。それで腹筋が締まってるんですね。頑張ってますねー。　
…オイルと汗で肌がぬるぬるしてきたでしょう？
この発汗が大事です。もっと遠慮なく絡みついて…そう、胸や下腹を擦りつけて…
おや、汗だけじゃないみたいですね？ 内股がすごく濡れてます。
我慢しなくていいですよ、もっと腰を振って…そう…突き上げる感じで…
ちょっと照明を落としますよ？　暗いほうがリラックスできますからね。
それから、オイルももう少し使います。
ほら…身体が自然に動くでしょう？ もっと声を出して…吠えるみたいに…
おっと!!　滑りますけどしっかり絡み付いて下さい。
頑張って…どんどん筋肉の強張りが取れてきますよー。
恥ずかしくありません。全身を絡みつかせて!!
そう、しなやかに腰を使って…


ふぅ…いい感じにぐにゃぐにゃですねw
今日はここまでです。
治療は順調ですよ。次回からは…ヨガの理論を取り入れた治療法を始めましょうか…


現在の推定先生数：三人w

電化製品が出てきて一番最初に普及したもの、それがバイブです。ヒステリー治療の切り札だったのです。

ビクトリア朝の時代、男性は外で性を謳歌していましたが、女性の性は抑圧されていました。
セックスは子供を作るためのことであって、良家の子女はセックスで乱れて声を出すなんて娼婦みたいなことをするのは、トンでもなかったのでした。
つまり、家庭の性生活で「逝く」ことは決してなかったのです。
男性の女性の性に対する理解も低く、どうしたら「逝かせる」ことができるのかも分かっていませんでした。
当時の日本は非常に理解が進んでいましたから、その違いは驚くべきです。

そんな環境の下、健康な大人の女性が気持ちよいことをしないで正常な状態でいられるかというと、そんなことは無くて、
ストレスがどんどんたまっていって、仕舞には精神的にとても不安定になって感情が抑えられなくなっていってしまいます。
そうして、彼女たちはお医者様に行くことになります。

さまざまな試行錯誤の上、医者たちはこうした女性の状態に対して特効のある治療法を開発しました。一種の手技なのですが、
女性の陰部を延々とマッサージするというものです。すると、次第に女性は半狂乱状態になって弓なりに反って痙攣して、ガクっとなります。
そして、「不思議なことに」、彼女たちは憑物が落ちたように元気になって帰ってゆくのでした。この半狂乱状態のことを、ヒステリーと言いました。

ここで彼女たちは元気にはなるのですが、長続きはせず、結局週に1回とか、お医者様に通い続けなければなりませんでした。

一方、医者からするとこれは大変な負担でした。ヒステリーと戦うという崇高な理由はあったのですが、
時には一人当たり一時間も手をかなり急速に動かすのは重労働でした。一人ならまだしも、これが何人もですからなおさらです。

最近ずっと休診だな……

悪徳マッサージらしい
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/korea/1289621224/

休診長すぎ

保守

ほす

保守がてら催淫効果のあるアロマオイルを探してみた

・イランイラン
　甘い香りが印象的。子宮強壮の効果あり。

・ジャスミンアブソリュート
　子宮強壮の効果、濃厚な香り。

先生方の白衣からはこんな匂いが漂ってくるはず

保守

マッサージシチュが好きでこのスレも盛り上がって欲しくて書いてみたんだけど
ちょっと長めで、女の子目線でも需要ある？

上の人たちが神すぎて恐縮なんだがｗ
駄目な俺の文章を見て、SSってのはこーやって書くんだぜ！っつー神が現れてくれないかね

sageたつもりが、すんません・・・

最近はagesageうるさくないから大丈夫なんだぜ
間違いなく需要あると思う
まずは書いて投げてみようぜ

きたいきたい

http://onkyu.net/


マッサージと称し猥褻行為…

>>204
いやーむしろ男目線より俺需要10倍

同じく女視点の方が好きだｗ
最中に男が何考えてるかより、女が何をどう感じてるかの方が興味ある

ごめん、規制されてた。
次から投げます。
設定は整体院の先生×働いてる女の子
上の先生方の影響をかなりハンパなく受けてるから俺の先生はこうだ！って人は読まないことをお勧めします。

花の金曜日とはよく言ったものだ。
明日から休みと思うだけで、華やかな気持ちになる。
仕事にも、自我を抑えることにも慣れ始め、私は身も心も会社員になっていた。

今週はただでさえ忙しいシーズンに加え、
先輩のミスの後片付けをし、
会社の階段でこけて、
しまいには歯茎から血が出た。

そんなことがあった週の金曜日である。休日を目の前に気持ちが弾まずにはいられるか。

近所にあるカフェで夕食をとるのが、"私流忙しい日のご褒美"だ。
大柄なマスターと優しい雰囲気の奥さんは、会社では生意気だといわれる私のことをとても可愛がってくれて、
2人に話し相手をしてもらうのも目的の一つだと自覚している。

「最近は忙しくて行く余裕もなかったけど、マスター達どうしてるかな。」
店に入ると、私が特等席と勝手に決めている一番奥のカウンターはすでに先客で埋まっていた。
奥さんの佳代子さんもそれを悟って「ごめんね」と、空いた席に手招きする。

「今日も自分にご褒美？」
「えへへ。今日は奮発してAセットで。」
「ドリンクは紅茶で、食事の後だったわね。Aセット入りまーす。」


私の特等席に座った男性はマスターと話していて楽しそう。
質のよさそうな服装だけど年齢を感じさせない。
私と同年代なんだろうか…

「近くの整体院の先生、最近よく来てくれるの。あの席がお気に入りみたいよ。」

私が彼のことを見つめすぎたせいか、佳代子さんがAセットを運ぶついでに教えてくれた。
ウインクと共に…

「そんなんじゃないですー」
とむくれて言ったら、
「今はAセットの方が大事なんじゃない？」
とたしなめられた。
やっぱり佳代子さんは大人の女性だな。

本当は私の特等席に座った人がどんな人が知りたいだけ。
私の、じゃないんだけど…


小鉢のデザートまで一気に食べ終えて一息つくと、いろんな花やハーブの香りが混ざった、
甘ったるい匂いが漂ってきた。

匂いのものとずいぶんと近くに来たためだった。
ご飯に夢中になっていたところを見られるなんていい気分はしないが、確かに男性は隣に座ってこちらを見ている。
私は無意識に身を固くした。

見つめられて顔が熱い。
しかし、こんな時も口は勝手に開くものだ。
「こ、こんにちは。」

×　匂いのものとずいぶんと

◎　匂いの元がずいぶんと

でした。度々申し訳ない・・・

男性は健やかな笑顔を見せた。
「美味しそうに食べますね。Aセット？」
「は、はい。　美味しいですよ！」
どうしよう。話が続かない！
「…あ、えーと、Aセットだけスープも小鉢のカレーも一緒に付いてくるから…あの、なんていうかお得！みたいな。」
「へぇ、マスターより詳しいんじゃないの？」

「あら、じゃあ、桜ちゃんがマスターになってあなたはクビね。うふふっ」
「おいおい、アルバイトでもいいから雇ってくれよぉ」

佳代子さんの助け舟と恒例の夫婦漫才に恥ずかしさも忘れて大笑いした。
それは隣の男性もマスターたちも同じで、他の客を気にせず豪快に笑っていた。

「あっははっこんなに笑ったのいつぶりだろう。」
「そんな感じがしたんだ。」
「へ？」
「仕事柄、疲れている人に敏感でね。君は大丈夫かなと思って。」
「あぁ、先生なんですってね。ありがとうございます。でも私大丈…」
「そう言っちゃうところが君の性格なんだろうな。」

何か、自分の弱いところを突かれたような気がした。

頑張ってるんじゃない。無理しているんだ。
それは自覚しているつもり。
第一声からなんだか失礼だとは感じていたけど、この人はこんなことを言いに来たのだろうか。

男性はひらっと紙を差し出し
「近いうちに来て下さい。桜さん、あなたの施術がしたい。」
吸い込まれそうな黒い瞳に私は射抜かれた。

なんだかくらくらするのは先生から漂う甘い香りのせいだけではなさそうだ。

早く続きを投下しろーーーーっ！
手遅れになってもしらんぞーーっ！

わっふるわっふる

悪徳……なのか？
いずれにせよ続きを待つ

>>210
女が感じてる描写は俺の経験と妄想なんだがｗ申し訳ないな。

>>215
申し訳ねぇーーーっ！
書いてたケータイ修理中なんだーーーっ！
手遅れってなんだーーーっ！？

>>216
わっふるありがとう

>>217
たしかに悪徳っぽさは薄いｗ
直るまで待ってくれ

手遅れはドラゴンボールネタだｗ

携帯修理している奴に読まれたな

あの先生のところで診てもらって、そろそろ1週間が経つ。
肩こりは気にならなくなってきた。……それよりも、気になる箇所ができてしまったから。

お風呂上りには、毎日先生に薦められたセルフケアを行なっている。
明日の課題をすべて終えて、もう完全に寝てしまっても大丈夫な状態になってから。
……セルフケアのあと、意識が飛んでしまうことが、多いから。

「ん……」

下着越しに、軽くマッサージを始める。
先生が見つけてくれた突起に、手を押し当てるようにして揺すると気持ちがいい。
あのとき、先生がしてくれたみたいに……強く、弱く。また強く。
とろとろと、悪い気が入った液が下着に染みてくる。
私は、パジャマの上着に片手を差し込み、同時に乳首を摘んだ。

「ふぁ……っ……んんっ……」

乳首と突起、両方を触り始めると、だんだん声が抑えられなくなって、息苦しくなってくる。
先生のところでは大きな声を出すこともできたけれど、家ではそうもいかない。
「まだ若いのに」と言われて失笑されるのが恥ずかしくて、先生のところへ行ったのは家族の誰にも内緒にしていた。
だから、このセルフマッサージも内緒。

「ん……んぁ……あ、あっ、あ、あぁっ……」

昂ぶる声が、私の体温を少しずつ上げていく。
下着の周囲をこすっていた手を下着の中に潜り込ませ、先生がしてくれたみたいに、乳首をくりくりと動かす。
そのスピードを、少しずつ早くしていって、そして、私は……。

「あ……！　はぁぁっ……、ぁ……！　くぅ……！」

悪い気を身体から完全に出し切って、背中を反らしたあと、枕に顔をうずもれさせた。
荒い息をつき、とろとろした悪い気の液をなごりおしげに指で掬う。
最近、肩こり以上に、セルフマッサージをしないときのモヤモヤが気になる……。
身体が熱くなり、家以外の場所でもマッサージをしないと気がすまなくなってしまいそうで。

新しいマッサージの方法を、先生に教わらないといけないのかも……。
そう思いながら、私の意識は闇へ落ちていくのだった。

>>178さんのところでお世話になった女学生さん視点で書いてみました。
先生方の再臨、心待ちにしています！

>>223
ＧＪでした!!
やはりアレは名作。

◆

「……ええと、それじゃ性生活のほうは？」
「え!?」

「いえ、いやらしい意味じゃなくて、腰の痛みに関連してお伺いしてるんです。一番最近ご主人と交渉を持たれたのはいつですか？」
「あ……その……二週間ほど前です」

「そうですか。じゃ、そのときの体位を覚えてらっしゃいますか？」
「……」

「正常位か、後背位か、骨盤への負担を知るうえで重要なんですよ。無理な姿勢をとったりしませんでしたか？」
「その……私が上で……」

「なるほど、騎乗位ですね。対面でしたか、それとも背面騎乗位？」
「背面……です」

「ふむ、少し問題ですね……主に動かれたのは貴女ですか？」
「……はい。主人が好きなんです」

「そのときどんなふうに腰を動かしたかが大事です。ちょっとそのときと同じ動きをしてみて下さい」
「え!?　ここでですか？」

「もちろんです。筋肉の動きを観察するので、スカートだけ脱いで頂ければ助かります」
「は、はぁ……」

「新婚の方にはよく見られる症状です。恥ずかしがらなくて大丈夫ですから」
「は、はい……」

「ほほう……かなり大胆な格好ですね。お尻を振る速さはそれくらいですか？」
「……もう少し、速かったと思います」

「それじゃ、頑張ってそのとおりやってみて下さい。横方向には振りませんでしたか？」
「はい……時々」

「本当にご主人となさっている気持ちで、恥ずかしがらず動いてみて下さい。遠慮は要りませんよ」
「は……い……」

「いい奥さんですねえ。それだけ熱心に腰を使うなんて……でも、そのぶん骨盤への負担も大きいです。ご主人には悪いですが……」　　
「で、でも主人はこの体位じゃなきゃ駄目なんです。私も……」

「うーん……仕方ないですね……それじゃ私が同じ体位でも負荷の少ない動きをお教えしましょう。この器具を実際の軸にして、いまから練習してゆきましょうか……」


　続く……かな

さっさと続けろよボケが

ツンデレｗ

212続き

日曜日。先生に渡された小さな紙を片手に整体院を目指していた。
昨日は毛布にくるまりながら1日中この紙を奈眺めて、モヤモヤと悩んでいたのにな…

出会って間もない人。
そんな人に体の隅々まで知られていたらなんだか居心地が悪い。
「これからまたカフェで会うかもしれないし…。」
なんて言ってはみたけれど、結局私は予約の電話を入れてしまったのだった。

理由は誰にも言えない。
カウンターの端から垣間見た先生の手が、ビックリするほど綺麗で…
あの手に触れられる期待感だけで予約の電話をしてしまっただなんて・・・


「はぁ・・・緊張する。」
住宅街の中にポツンとある整体院は西洋のアンティーク家具のような雰囲気だ。
店の前で損かことを考えながら、私は中に入れないでいた。

「何かご用ですか？」
中から白衣姿の男性が出てきた。
「あっはっはい！予約の者です。30分後の・・・。」
「そうでしたか、それは失礼いたしました。かまいませんのでどうぞ中へ。」

長身で細身。
メガネをかけていてなんだか賢そうな人・・・
この人も先生なのかな。


店の中もアンティーク風の作りで、ほのかにバラの香りがする。
ひとり掛けのソファーに通され、紅茶が出された。
「どなたかからのご紹介ですか？」
「・・・ええ。」

言葉に詰まった。
私は先生の名前すら知らないのだ。
「あの…良い匂いのする先生に・・・。」
申し訳ない気持ちいっぱいに呟くと、白衣の男性は
「ああ！彼ですか。担当も彼で良いですね。呼んでまいりますから。」
と言い残し、ひらっと扉の奥に消えていった。

残された私は紅茶を飲んで待つしかなく、緊張は解けないまま。

味なんかわかるわけもない。