日丸屋作品総合エロパロ9

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1名無しさん@ピンキー
「キタユメ」コンテンツなど、日丸屋秀和作品のキャラクターで
エロパロ妄想するスレです。小ネタ、SS、イラスト大歓迎!
あんまりでてないキャラの捏造や接点のないカップリングの妄想
なんでも来いよ! どーんと受けとめてやるよ!

【国と私の十の約束】
T.日丸屋秀和作品に登場する(予定含む)男女CPをメインに扱います。
 (「ヘタリア」「きたこー」「バルヨナ」「ちびさんデイト」など)
U.女の子版ヘタリア(通称にょたりあ)については >>3を参照のうえ、
  自己判断で投下します。
V.801もしくは百合に該当するCPを扱う場合は、専用板へ(>>2参照)。
W.シチュエーションが特殊で忌避要素があると自己判断したネタの投下は、
  外部ろだを利用した上で、このスレで告知します。
  その際は、注意書きとうp先URLの明記を忘れません。
  (例)グロ、スカトロ、男女・男男・女女のCPを複合的に扱うネタなど
X.エロ無し可!萌え必須!

Y.萌えのスタイルは十人十色。苦手なシチュ・カプが出てもスルーします。
  ネタ投下者が事前に用意する注意書きをよく読んで判断、うっかり転んでも泣きません。

Z.ネタを投下する際は、あらかじめ注意書きを明記します。
  (例)純愛・陵辱などのシチュ説明、カプ表記やモブ出演の有無、人名使用やエロシーンの有無など。
     キャラ設定捏造(ウクライナ淫乱設定、リヒ女王様設定など)の場合は、その説明も。
     >>4の注意書きテンプレの使用を推奨。
  また、苦手な人にスルーしてもらうために、名前欄にNGワードの記入を忘れません。

[.以上のルールを守っているネタや投下者に対し、文句を言ったりはしません。
  スレの方向性やテンプレ自体に疑問を感じた時は、したらばの議論スレで問題提起します。


過去スレ、関連URLは>>2
2名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 02:29:57 ID:+GXYSQgn
前スレ
日丸屋作品総合エロパロ8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1243431871/

関連スレ
AxisPowersヘタリアで百合
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1228453991/

801板
http://yomi.bbspink.com/801/

したらば
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12227/
(語り、SS投下、議論などどうぞ)

保管庫
ttp://red.ribbon.to/~himaparody/
3名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 02:30:33 ID:+GXYSQgn
【女の子版ヘタリア(通称・にょたりあ)について】

「キタユメ。」にて描かれた「AxisPowersヘタリア」の女性版キャラクターのことです。
元ネタの国家から改めて女性として擬人化されたものであり、
「ヘタリア」の作品中のキャラクターとは別人格です(≠ヘタリアキャラの女体化)。
女性として設定されているキャラの男の子版も、一部公開されています。
詳しくは、したらばの専用スレ↓で

にょたりあ総合
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12227/1230656478/


【当スレでの女の子版ヘタリア(通称にょたりあ)についての扱い】

・にょたりあを含むCPには反対派がいることに常に留意して
 投下時には、注意書きとあぼんできるワードをいれてください。

・長めにょたネタ感想(基本は投下と同じスレでおk)、語りなどは
 にょたりあ総合スレへ!

・にょたネタを本スレに投下しづらい人は、暫定的ににょたりあ総合スレへ
 投下してみるのもいいかもしれません。

・未登場にょた(キャラ絵/設定が公開されていないもの)は
 女体化or男体化として扱ってください。


【当スレにおける投下基準】※投下先判断のめやすにどうぞ!

◎原作と全く同じ性別の男女CP
(歴史上の人物を含むCPや、片方がモブ(複数でも)のCPも可)
○にょたorにょた編男子を含む男女CP
△女体化or男体化キャラを含む男女CP *1
×男子同士のCP(801板へ)
×女子同士のCP(百合板へ)

*1 について
外部ろだ利用+にょたりあ総合スレにURLと注意書きレス投下。
その際は一言本スレに「投下したのでにょた総合きてね」と
書き込んでくれると、同好の士が萌えを見逃さなくて助かります。

◆もし投下先に迷う場合は、投下前にしたらばで相談してみるといいかもです◆
4名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 02:33:26 ID:+GXYSQgn
テンプレ
【メインCP】
【サブCP】 
【傾向】
【その他】
 ・人名
 ・エロなし 

【メインCP】 ○○×■■、△△→●●、▲▲総受、モブ×▽▽、▲▲・▽▽・●●・■■で乱交など
【サブCP】 上記以外でくっついてることになってるCP、当て馬、三角関係、横恋慕などの場合の使用欄
【傾向】 純愛、陵辱、暴力、調教、採用捏造設定の内容などの記入欄
【その他】 上記以外の補足や職人が何か注意を促したいこと記入欄

※【サブCP】【その他】欄は書くことがなければ空欄可。
並列に描写するCPはいくつであっても【メインCP】に記入
基本は国名、人名を使う時のみ表記必須(国名を使う時は何も書かない)
エロなしの場合、エロなしと表記
5名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 11:22:05 ID:wAIqXKWd
乙ー。
今度のスレからテンプレありなのか
6名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 14:38:07 ID:ZdyUJqzA
スレたて乙です。
で、埋めネタとして考えていたはずのネタが、妙に長くなってしまったのでこちらに投下。
前スレ>>727
まーた変態紳士の国がやってくれました。
ttp://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090704_nude_work_office/

というわけでイギリスで世界会議やったときは全員裸でお願いします。
のネタです。

【メインCP】中ウク、露ハン、伊セーシェル、仏リヒテン、独ベラ、英リヒな、くじ引きカップル。
【サブCP】なし
【傾向】 基本バカエロ。
【その他】
本番は無し。
カップリングは実際にアミダクジで決めてみたので、特に意図はありません。
本当にただのノリのみのバカエロです。それでも良い方はどうぞ。
NGは『世界全裸会議』でおねがいします。
7〜国際全裸会議(1/8)〜:2009/07/05(日) 14:38:40 ID:ZdyUJqzA
「ふははははははっ! 今日の会議の舞台は俺んちだ!
ってことで、皆全裸になれ!」
「誰だ! イギリスに酒飲ませたのは!!」
唐突なヘンタイ発言に、ドイツがすかさず突っ込みを入れた。
某月、いつも持ち回りでやっている世界会議での出来事。
いつものように会議室に集まり、いつものようにアメリカが仕切ろうとした時だった。
G8の割には、カナダの代わりに中国が参加していたり、女性がそろえられていたり、少々疑問を抱いていたのだが、
細かいことかと思い、誰もがさらりと流していた。
「あほですか! このまゆげ変態紳士!」
女性の一人、セーシェルが声を荒げて文句を言う。
しかし、イギリスはにやにやとした笑みを浮かべ、
「ここは俺んちだ。だから俺がルール! 法律だぁっ! 
……というのは置いといて。国同士の結束力と士気を高めるために、経営心理学者である……」
真剣な眼差しで淀みもなく、裸でいることの利点をつらつらと語り始めた。
一見、無茶に思えるだろう計画も、口八丁のイギリスの説明に、誰もが納得せざる終えない状況になり、
「そういう事ならば、お兄さん喜んで裸になるぞ☆」
いち早く、フランスが服を脱ぎかけ、イギリスがすぐに静止した。
「まて。ここは交流の意味をこめ、男女ペアになってお互いの服を脱がすというのはどうだ?」
女性陣は少し頬を赤らめるが、反論はないらしい。すでにイギリスの言葉の魔術に飲み込まれたというわけか。
「で、どうやって相手を決めるの? 私は兄さんがいいんだけど」
「まあまて。日本には『アミダクジ』という、平和的に決定する方法があるというんだ。
今回はそれを採用させてもらう」
壁に大きく貼られた紙には、各国の名前。そして縦線が引かれた先に、女性の名前。
日本にルールを語ってもらい、運命のくじは引かれたのだった。


「まずは外れ組は……おおっ、日本と……俺かぁ。
ま、ヒーローは女の子を剥くものではないんだぞ」
はずれを引いたことに、半分は安堵、半分は口惜しさを感じつつも、ある意味命が救われた事に、大きなため息をついた。
女性とはいえ、ここにいる女性は心身共に強い。命の危険さえあるだろう。
「では、私は交流の証として、ビデオでもとらせていただきますか」
「おっ、日本の撮影機材は一流だもんな。……後でコピーよろしく」
イギリスが耳元で呟くと、日本は力強く頷いた。
日本の撮影準備は終わった。アメリカの観賞用ポップコーンとコーラもそろえた。
――さあ、サービスの時間…ではなく、交流の時間の開始だ。
8〜国際全裸会議(2/8)〜:2009/07/05(日) 14:39:08 ID:ZdyUJqzA
「まずは……えっと、最初は中国さんとウクライナさんですね」
「我の出番であるか?」
「え、私ですかぁ?」
興味なさそうな中国と、すでにもう泣きそうなウクライナが一歩前に出てくる。
巨乳美人がぷるぷると涙目で中国を見つめる姿は、妙にそそるものがあり、誰もが生唾を飲み込んだ。
「で、では、交流を開始し……」

「ほいある」

気の抜ける掛け声と共に、目にも留まらない手つきで、ウクライナの服に手を伸ばす。あっという間に白い肌が露になった。
ぷるんとした胸が大きく弾け、たゆんたゆんと音を立てそうなほど揺れる。
大きく上下に揺れ、段々とゆれが収まっていく。
大きな胸のわりには、控えめな乳輪と薄い色をした乳首。
男女共に誰もがその白い巨乳に目が釘づけになった。あ、いや、貧乳マニアな日本は除くが。
あっという間に脱がされてしまったウクライナは、しばらく何が起こったか理解できず、ただ立ち尽くし、

「これも脱がすあるか。メンドクサイある」

下半身のズボンをもあっという間に脱がす。どのように脱がしたのかは、中国のみが知っている。
さすがは年の功というべきか。
むっちりとした太腿、さわり応えのありそうな尻、そして魅惑の秘所までが大勢の目にさらされてしまい。
「いやぁぁぁっ!!」
しゃがみこんで身体を隠すが、すでにもう遅い。
「中国さんってば、中々の技ですねぇ」
「だな。だけれども、もう少し脱がせる楽しみが欲しかったんだぞ。総合点数30点というとこか」
いつの間にか、審査員のような感想を述べる日本とアメリカ。二人に苦笑を浮かべ、
「女の裸なんてもう見飽きたある。で、我を脱がして……は無理そうあるね」
べそをかくウクライナの目の前で、潔く自ら服を脱ぎ捨てる。すると、視界にもろに股間が入ってしまうことになり、
「やぁぁぁっ!」
再び、ウクライナの悲鳴が聞こえたのも、良い思い出だろう。
9〜国際全裸会議(3/8)〜:2009/07/05(日) 14:39:45 ID:ZdyUJqzA
「次は……おおっ、少しは期待できるか。ロシアとハンガリーの出番だぞ」
「ん、僕の出番か。楽しもうね。ハンガリー」
無邪気な笑顔で言うが、何故か手には凶悪な水道管を装備していた。
負けずとハンガリーも優雅に微笑んで見せる。
「よろしくおねがいしますね。ロシアさん」
やはり、手にはフライパン装備中。
にこやかに笑う二人だが、取り巻く空気はシベリアより冷たい。

じりじりと二人は間合いを詰め……先に動いたのはロシアだった。
「えい♪」
手を動かしたのはどうにか見えた。しかし、それが何をやろうとしたのかまでは、理解できる者はいない。
微かに聞こえた何かが破ける音。一瞬遅れ、ハンガリーのスカートに深いスリットが入った。
「ちぇっ。胸元狙ったのに。残念」
「そんな動きじゃ、まだ甘いですよ」
お返しとばかりに、フライパンが振りかざされ……ロシアのコートの裾が切れた。
「OH! フライパンで物切れるんだ」
「いえ、あれはハンガリーさんぐらいしかできないような……やっぱりロシアさんが有利みたいですね」

先ほどとは打って変わって、まるでバトル映画のような光景に、一同は息を飲んだ。
武器を振るうたびに、二人の肌が徐々に露になっていく。
しかし、両者とも血は一滴も流しておらず、技のレベルの高さをうかがわせる。
友愛とか、友好とか、もうそんなの誰もが忘れ、二人の戦いを手に汗握って観戦し……
ハンガリーの首元に水道管が迫る。
一歩引いてさけようとしたが、とっさの事だったので踏み出が甘く、かわし切れない。
一閃。その一撃で糸が切れたかのように服が崩壊を起こし、しなやかな身体が皆の視線にさらされることになった。
下着すらも、もうその用途をなしておらず、つんと天をむく胸が呼吸をするたびに上下に揺れる。

「あーもう私の負けね。さすがはロシアさん」
身体に残った服だった布を自ら破り捨てた。その姿はどんな男よりも男らしく。
すっとロシアに手を差し出す。その手をとるために彼女の前へと出てきて、握り締め……る前に、その手は姿を消した。
「そーいうことで、今度は私がロシアさんの服を脱がしてもいいんですよね。
ふふふっ、無邪気な悪魔が涙を浮かべるシチュエーションも中々美味しいわよね。ハァハァハァ」

「え? え? あのさ、僕をそんないやぁぁぁぁぁぁっ!!」

腐の悪魔の手に、今度はロシアの悲鳴が辺りに響き渡った。
10〜国際全裸会議(4/8)〜:2009/07/05(日) 14:40:12 ID:ZdyUJqzA
「乙女泣きしているロシアさんは置いといて……あ、ベラルーシさん、ここで襲うのは禁止ですからね。
次は……っと、イタリア君とセーシェルさんですね」

「はいはーい。がんばるであります♪」
「うぃ〜あんまり乗り気じゃないけれど、頑張るしかないですよね。とほほ」
半分諦めモードに入っていたセーシェルがとぼとぼと前に出てきた。

「あれ、セーちゃん元気ないね」
「そりゃ、元気ないですよ。何で裸にならなきゃいけない……ひゃうっ」
耳元から走った刺激に、声を上げ、顔を赤らめた。耳元にはイタリアの顔がある。彼が耳たぶを軽くかんだのだろう。
「え? え、イタリアさ……やぁ…ん」
「セーちゃんの身体って綺麗だよね。日焼けした肌がすごく魅力的だもん」
耳元で甘い言葉をささやく。
手は肩を滑り降り、肩口から手を差し入れる。ゆったりとした服は彼の手の進入をあっさりと許してしまい。
「あ、セーちゃんノーブラなんだ。触った感触はつけてないほうが気持ちいいけれど、形崩れちゃうからした方がいいよ。
今度一緒に買いにいこうか」
肩の大きく開いた服を腰元まで下げる。二つの形の良い胸が空気にさらされた。
恥ずかしさに頬を更に染め、彼から顔を逸らす。気にせずに彼は胸の突起に唇を落とし、スカートにも手を伸ばした。
南国の花が描かれたスカートの中は、すでに湿っており、指を差し入れると濡れた音を立てる。

「あはっ♪ もう下着意味ないね。それだったら脱いじゃってもいいよね」
純粋な眼差し。彼女は小さく頷く。両端のリボンを解けば、アッサリと外れた。
下着にキスを一つ。さりげなくポケットの中にしまいこみ、彼女を抱き寄せる。
「じゃ、最後の砦も壊すよ? いいよね」
「……はい……」
首元に吐息がかかる。ワンピースのファスナーが下ろされ、身体を隠していた布がはずされた。
健康的に日焼けした肌。魅力的なうなじに軽く歯を立ててみる。びくっと身体を震わせ、涙目で彼を見つめ、

「じゃ、そろそろ中に……」
ズボンの中から、硬くなった自身を取り出す。割れ目に数回擦りつけ……
「あー、会議中だから、そういう事は後でヤってくれるかい?」
空気を読む気ないアメリカがずばっと言い放った。あっという間に甘い空気は打ち砕かれ、セーシェルは我に返った。
周りにはにやにやと生暖かい目を向ける者たち。
「ふゃゃゃゃぇぇぇぇぇぇ!」
顔を赤らめ、自分の手で身体を隠す。
「童貞と聞いていてたのですが……女の子の扱いがうまいですねぇ」
「さすがはイタリアってとこだね。色気はあった。85点だな」
相変わらずのマイペースな審査員兼進行役が感想を述べ、更にセーシェルの顔が赤くなったのは言うまでもない。
11〜国際全裸会議(5/8)〜:2009/07/05(日) 14:41:01 ID:ZdyUJqzA
「それでは、気をとりなおして……フランスさんと……台湾さん……ですか」
「はいはいはい♪ やっとお兄さんの出番だね。じゃ、台湾ちゃん、お兄さんがたっぷりと可愛がってあげ……」

「待ってください!」

今にも襲い掛かりそうだったフランスを静止する。
一見おとなしそうに見える台湾だったので、フランスは少し面食らってしまった。
こほんと咳払いをし……すでに全裸になっている人たちの方に視線を向けないようにして。
「今までの結果から見ると、先に脱ぐと不利な気がしました。
ですから、今度は私からフランスさんをぬ……脱がせて……」
「いやーん☆ 台湾ちゃんったら積極的♪ でもお兄さん、そういう女の子も好きだぜ」
おちゃらけてくれているおかげで、気恥ずかしさは多少減った。こういうところはフランスに感謝しなければいけない。

お互い向かい合い、沈黙する。
震える手で彼の服のボタンを外す。恥ずかしさでまともに顔が見れない。
上着を脱がし、ブラウスに手をかけた。服越しに感じるほどよくしまった身体。
「くんくんくん、台湾ちゃって良い香りするね。シャンプーは何使って……」
「黙っていてください!」
沈黙に耐えられなかったのか、フランスが軽口を叩こうとするのを戒める。
彼も彼で、何となく恥ずかしくなってきたのだろう。視線が宙をさまよい始め。

「あとその一枚……ですけど」
残りは一枚。股間を隠す下着のみ。
これに手をかけてしまえば、この羞恥は終わる。しかし、女としての何かも失ってしまう気がしまい。

「えいっ」

ぎゅっと目をつぶり、下着に手をかけた。するりと下着を下ろそうとし……むにっとした何かをつかむ。
「や、そ、それお兄さんの」
「えっと、これ、下着じゃないですよね。もしかして下着の中に何か隠していたんですか! ずるいです!」
目をつぶったままだから、ソレが何かは理解できない。
形を確認しようと軽く手を動かす。細長いもの。先っぽが少し膨らんでおり、暖かい。
「えーと、ナマコじゃなくて……あ、亀さん隠しているんですね!」
「亀は亀だけど、そんなにもんじゃ……くぅっ」
握り締めると徐々に硬くなっていき、びくびくと血液反応が感じられた。
「新種の亀さん? そんなもの下着の中で飼ってたんですか? フランスさんってちょっと不思議です」
「不思議は台湾ちゃんの方で……ふぁっ、そんなこすらないで! 握られるとお兄さん……くぅ、だ、ダメだっ!」
「ひゃっ! 亀さんなんか熱いもの出しましたよ。うー、亀さんの割にはイカ臭いような」
目をつぶったまま、彼の股間……男性器を握り締める台湾に、一同は乾いた笑いを浮かべ……あえて見なかったことにした。

「さーて、次いくぞ」
「ちょっ、ま、お兄さんを助け……あっ、またそんなこすられるとまたぁ〜」
助けを求めるフランスをさらりと無視し、アメリカは次の対戦表……もとい、『アミダクジ』の結果を眺めた。
12〜国際全裸会議(6/8)〜:2009/07/05(日) 14:41:46 ID:ZdyUJqzA
「さてっと、次は……ドイツさんとベラルーシさん。面白い組み合わせで……おや?」
日本が紹介する前に、すでに次のカードは対面していた。

「…………」
「………」

威圧感のある態度で二人はにらみ合う。
長い間、沈黙し……
「……規約に従わなければならない」
「わかってる。……どうせ兄さん以外は興味ないからどうぞ」
「すまない」
淡々と彼女の服を脱がしていく。
胸元の紺色のリボンを外す。背中のファスナーを下ろし、ワンピースを床に落とした。
肌を隠すのはシンプルなブラジャーとショーツのみ。
それだけの姿になっているのに、彼女は動揺一つ見せない。
どちらかというと動揺しているのはドイツの方だろう。
手にしっとりと汗をかき、微かに震えている。
視線をはずし、できる限り彼女の裸体を見ないようにはしているが、下着まで手にかけるとなるとそうもいかない。
彼女の背中に手を回し、ブラジャーを外そうとしたが、手が震えるためか中々外せずせない。
あがけばあがくほど、彼女と抱き合う形になってしまい、更に同様が走る。
「……童貞野郎。こう……」
冷たい声で、髪をかき上げる。魅力的なうなじが露になる。彼女は背中に手を回し、ブラのホックを外した。
すとんと地面に落ちる。
固まるドイツに、一つため息をつき、するりとショーツも下ろす。
仁王立ちで立つ姿は、どこか神秘的で。

「じゃ、今度は私が脱がす。おとなしくしてて」
やはり淡々と彼の服を脱がす。全裸なのに、そんな事気にもしていない様子で。
靴を脱がし、ワイシャツのボタンを外し、ズボンをおろし……
下着に手をかけた時点で、彼女の腕が少し停止し……微かに染まる頬。
目を逸らして一気に下着をずり下ろす。
そして、二人は全裸となった。
「あー、何か淡々と脱がす方が妙にエロティックですね」
「だな。これは意外な伏兵だったぞ。91点」
日本とアメリカの採点など二人の耳に入らない。
二人はただ見つめあい……やがて二人とも頬を赤らめ、気まずそうに目を逸らしたのだった。
13〜国際全裸会議(7/8)〜:2009/07/05(日) 14:42:18 ID:ZdyUJqzA
「さて、オオトリは主催者で、無茶な事いいだして混乱に導いてくださったイギリスさんと、リヒテンシュタインさんです。
さあ、皆さん拍手をおねがいします」
「ちょっ、俺がリヒテンシュタインをか?」
少し酔いが覚めてきたのか、目を見開き、周りを見回した。
もう彼と司会者二人は全裸になっている。

「さあ、イギリスが言い出した事なんだから、しっかりとやるんだぞ」
期待に満ちた瞳に、彼は思わず後ずさり……
「……大丈夫です。私は大丈夫です」
健気に微笑むリヒテンシュタイン。しかし、頬は赤く染まり、小さく震えていた。
こんな少女を脱がすなんて事できそうにない。ここは恥じをしのんで自分だけ全裸になろう。
そう決意し、ボタンに手をかけた時だった。
そっと手にふれる柔らかな感触。彼女の手がボタンを外す手を止めたのだ。
「ダメです。お互いの服を脱がすのが交流でしたよね。それは私の役目です」
震える手が彼の服のボタンを外していく。肌が服の隙間から見えるたびに、視線が逸らされた。
どうにか脱がし終え、最後の一枚になった時、手が止まる。泣きそうな顔を見た途端、イギリスは覚悟を決めた。
「最後ぐらいは自分で脱ぐ。お前は後ろ向いてろ」
「いえ。規則は規則ですから。私だってできますもの」
深呼吸し、心を落ち着ける。震える手をどうにか押さえ、一気に最後の砦を打ち破った。
一同から溢れる拍手。やり遂げたという安堵感で、彼女の膝ががくがくと震えていた。

しかし、まだ終わらない。今度は彼女の番だ。
「あー、後ろからやるから。そんな緊張しなくてもいい」
緊張は感染するもので、女性の服を脱がすのに慣れているはずのイギリスですら、顔を赤らめ、視線が泳いでしまっていた。
背後に回る。一同に見えぬよう、体で覆い隠し、背中のチャックを下ろす。
ふわりとドレスが床に舞い落ちる。清楚なブラジャーやそれとおそろいのショーツ。そして、白い肩が目に痛い。

「本当にいいのか?」
同意を求めたつもりだった。
だが、それは逆効果で、耳元でささやかれた言葉は身体を熱くし、肩を更に震わせる結果となった。
「んっ……お願い……します……くぅん…」
羞恥に耐える姿は健気で。緊張をほぐすよう、肩に優しく触れた。首筋にキスをする。
「……俺に任せろ」
「はい、お願いします」
ブラのホックを外……そうとしたが、フォックが見当たらなかった。あるはずのものが見当たらない。
混乱し始めたイギリスに、彼女は何か言いたげに唇を開きかけ、思い切って身体を対面状態に向けた。
視線を外そうとする彼の顔を手で押さえ、赤面して胸元を指差した。
「これ……胸元で外すタイプです……お願いします」
「あ、ああ……」
まっすぐに向かれるとお互い妙に気恥ずかしい。彼はもうすでに全裸なのだから、彼女も目のやり場に困る。
どうにか前のホックを外し、胸の砦を取り去る。豊かとは言いがたいが、ふんわりと柔らかそうな胸。
触れてみたいという欲望に襲われる。しかし、そこは『紳士』という肩書きを胸にどうにか押さえ込んだ。
ここまできたらもうどうとでもなれと、彼は肩膝をつき、しゃがみこんだ。
ショーツに手を伸ばす。少女はぴくりと反応し、小さく頷く。
ゆっくりと下着を下ろしていく。
はえてもいない美しい割れ目に目が釘付けになりかけたが、どうにか足からショーツを外すことに成功し、高らかに下着を掲げた。
それは、勝旗を掲げるかのように、風になびく。
14〜国際全裸会議(8/8)〜:2009/07/05(日) 14:43:09 ID:ZdyUJqzA
「さ、これでおしまいですね。それではお疲れ様でした」
「ちょっと待て。肝心な会議はこれからだ。それに、日本、お前だって脱ぐのが礼儀ってもんだろ」
勝手に締めて、とっとと帰ろうとしていた日本の肩を、イギリスががしっとつかんだ。全裸で。
「そうだな。規約は守るのが日本の美ってものだろう」
「そーだね。日本も楽になっちゃいなよ」
もう片方の肩をドイツの手がつかみ、にこやかに肩をぽんと叩くイタリア。やはり二人とも全裸で。
「死ねばもろともある」
「だね。裸になったって凍死しないから安心してよ」
何かを悟ったかのような顔で呟く中国と、にこやかに怖い事をいうロシア。全裸以外のなにものでもなく。
唯一の着衣仲間であるアメリカに、救いの手を求め……日本は驚愕した。
すでに全裸になっており、楽しそうに日本いじりを観戦していたのだから。
「よーし、女の子の諸君、日本をむいちゃうぞ。フランスお兄さんに続け♪」
高らかに宣言するフランスの言葉に、女性たちの瞳がきらりと輝いた。皆、全裸で。
「ちょっ、ま、こんな爺の裸なんか見たって面白くないで……アァァァァァァァァァ!!」
「日本さんの裸体……いい資料……ハァハァハァ」
「やっぱり日本さんって褌なんですねぇ」
「うぁ〜これ、どうやって外せば。まあいいです。ひっぱればきっと外れますよね」
「お兄様より華奢な身体なのに、結構筋肉がついてますわ」
「……ぷっ、ほーけー」
「ダメよ。本当の事いっちゃ。日本ちゃんだって気にしているはずよ」
嬉々として服を剥ぐ女性陣(全裸)にもみくちゃにされ、日本は涙目になっていた。

――そして――
「……なんか日本、羨ましいんだぞ」
傍から見ていると、ただのハーレム状態な日本の状況に全裸なアメリカがぽつりと漏らす。
『だな』
日本以外の男たちは大きく頷き……ただその惨状を眺めているしかなかった。全裸で。
15名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 14:44:04 ID:ZdyUJqzA
以上。
かわったコンビは書いてて楽しすぎた。
本当は全世界参加型にしたかったんですが、人数多すぎて断念。
ですので、枢軸+連合+女性陣にしてみました。
16名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 15:53:46 ID:8mOmbAHE
>>1乙でぇ!&>>15GJ!
裸会議ネタ落としてよかった…
イギリス、会議で呑むなよw
ドイツ×ベラに萌えた。
乙女座りのロっさまと男前なハンガリーとかなんかもう新たな世界が開けた様な気分だよ!
最近こういう世界の馬鹿ニュースを発見するとついここに落としたくなるのはもう病気なのかな。
17名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 18:49:01 ID:7PdOW/Th
わはwww>>15GJ!
くじ引きカポー最高すぎる!!普段めったに見られないキャラが見れて
おもしろいな。

ところで、さっき見てきた本家の日記にでていたのだが
”ドイツ・オーストリア移民が持てきた太くて長いソーセージ”


頬張るのはもちろん女の子ですよね?ww
18名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 20:21:10 ID:SB/vYez2
きっと騎馬民族たる召し上がり方をしてくれるさ。
19名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 21:18:11 ID:HND3rq2K
>>15
最後はやっぱり「全裸で。」しかないですよね
20名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 22:06:47 ID:xddNtVIS
●注意●
 【メインCP】フィンベラ
 【傾向】  純愛っぽいネタ
 【その他】 本番なし
  作中に登場する某大会は、常に摂氏110度を保つ密室にブチ込まれるたいへん過酷な戦いです。
  チャンピオンの記録は18分15秒、とても喋れる状況ではなくそもそも男女は部屋が別れています。
  その意味でこの話は破綻しているといえます。
  平気そうな会話に騙され軽い気持ちで大会に参加されるのはやめておいた方が得策でしょう。泣きを見ます。
  NGワードは『華氏230』
21華氏230 (1/4):2009/07/05(日) 22:09:01 ID:xddNtVIS
密室に響く男女の荒い息遣い。
全身が熱く火照り、額に、首に、背中に玉の様な汗が浮かび、流れていく。
ほとんど全裸に近い格好の二人の目は虚ろで、時折弱くか細い声が上がった。

「もう、だめ…」
女が息も絶え絶えになりながらうわごとのように繰り返した。
「意外と降参早かったですね」
すると、男が優しい声色ながら少し意地悪く返す。
それを聞いた瞬間、女の目に鋭い光が戻った。
「誰が降参なんかするかっ!!」

フィンランドの南スオミ州ヘイノラで開催されるサウナ世界選手権大会には、毎年様々な国々から参加者が訪れる。
しかしなんといってもサウナ発祥の国フィンランドは強く、他国の参加者は苦汁を舐め続けていた。
「男性の部の話だろ。女性の部の優勝は今年も私が貰う」
「2年連続ベラルーシさんの優勝ですもんね。今年も優勝確定ですねーおめでとうございます〜」
あさっての方向を向いてのおざなりな賞賛にカチンときたのか、彼女の眼光が一層厳しくなる。
密室に残っているのはフィンランドとベラルーシの二人だけ。他にもイタリアやドイツ、スウェーデンなど
馴染みのあるメンバーが参加していたが、この灼熱地獄に耐えられず次々と散っていった。
フランスとイギリスは服装規定に違反していたので失格。ウクライナもこぼれてしまい失格。
リトアニアはベラルーシの肢体に興奮したのか鼻血を出し棄権した。ポーランドは帰った。
「エストニアが悔しそうにギブアップしたときは嬉しかったなあ…!」
感慨深くつぶやくフィンランドを見て、ベラルーシはエストニアがフィンランド主催の某大会で
毎年優勝を掻っ攫ってのいるのを思い出した。


「それはそうと、僕たちもそろそろ出ませんか。優勝は僕達で決まりなんですし」
フィンランドの言葉を聞いてベラルーシは嘲笑うように答える。
「いいや。いい機会だし、お前とは決着をつけてやる。男女の区別なんて関係ない。
最後までこの部屋に残った方が今年の覇者だ。まぁもう限界ってんなら話は別だが」
「モイ!?まだまだ楽勝ですよ!どっちがよりサウナ王の名に相応しいかよーく思い知らせてやります!」
そして冒頭に戻る。
22華氏230 (2/4):2009/07/05(日) 22:09:45 ID:xddNtVIS
「う…、」
「ふ、…もう、終わり?…私、はまだあと50%、は余力を残してるわ…」
「字面にすると、…ギリシャさんみたいだから、普通に、ハァ…喋ってくれません?
それと僕は、55%くらい余裕ありますからぁ…」
「少し語弊があったわ…60%だった」
「どっこい僕は62%ですぅ…」
目の焦点の合っていない両者は不毛な会話を続けていた。
なんでも、考えるだけで脳は酸素を消費するそうな。なのでマラソン選手は走っている途中
余計なことは考えないらしい。だが考えるなと念じるほど余計な考えは浮かんでくるもので、
二人は自身とも戦っていた。
そして沈黙が訪れる。気を失ったのかと心配になりフィンランドは彼女の方をだるそうに伺い見る。
彼はその瞬間頭の血管が切れる音が聞こえた。
ベラルーシは上半身が肌色の水着を着ていた。全身肌色になるのも時間の問題だった。
「ちょ!何してんですか!脱ぐなああああああ」
両手の指を交差させて目を覆うフィンランド。その格子窓からでも彼女の美しい肢体が確認できる。
このままでは埒が明かないと思ったのか単に暑かったからかは分からないが、
色仕掛けという作戦のつもりで行動したならば彼女の目論見は成功だった。
「……?」
ぼんやりとベラルーシがフィンランドを仰ぎ見た。
全体に靄がかかっていてよく分からないけれど、色素の薄い金髪に紫の瞳、ちょっとぽっちゃりした体。
兄さんだ。頑張っている私を褒めにきてくれたのね。あぁ兄さん兄さんにいさん…
彼女は呪文のように心中でそう繰り返しながら愛する兄のもとへ向かった。
「え、え、こっち来ないでぇ!うぐぐぐっ」
ただでさえ熱気に晒されて真っ赤な顔が更に赤に染まる。それもそのはず、彼女の腕は彼の首の後ろにまわされ
豊満な胸が彼の胸板に押し付けられ、彼は彼女に押し倒される形になっていた。
フィンランドの耳元で「ありがとう」としきりに甘い声が呟かれ、
見たこともないような可愛らしい笑顔を浮かべている。
23華氏230 (3/4):2009/07/05(日) 22:10:21 ID:xddNtVIS
(あのベラルーシが!あの!いつも僕を蛆虫と同等くらいにしか思ってないベラルーシが!)
驚きと困惑でパニックになりながらも、彼は一方でもうこんなチャンスは二度とないと
確信するくらい冷静な面も持ち合わせていた。
目の前の乳房を乱暴につかみ舌を這わせると女の口から淫らな喘ぎ声が漏れる。
もう舌どころではない、喉の水分さえ嗄れ尽くしているだろうに。
そう思い彼は彼女の唇に自らの唇を重ね、舌を絡ませ彼女の口内をじっくりと味わう。
カラカラに嗄れた彼女の口内を犯した男なんて、僕くらいだろうなとフィンランドは内心ほくそ笑んだ。
通常よりも熱を帯びた口の中で、舌がとろけそうに熱い。
そろそろいいかな、と唇を離すと、違和感を感じた。
ベラルーシがぐったりしている。頬を叩いても返事がない。
彼は今度はサーッと自らの血の気が引く音が聞こえた。

ベラルーシは幸い少し気を失っただけで、すぐ目を覚ました。
彼女が倒れた理由は酸欠。原因は明白だった。
(これからが本番だったのにツイてない…キスに欲張っちゃったなぁ…。
 もうこんなチャンス、絶対ないだろうに)
肩を落としているフィンランドの横で、頭をたれていたベラルーシがきっと顔を上げて発言する。
「おい童貞」
「違いますよ!…なんですか」
一応否定はするが、気を失わせた原因を作った手前ここは静かに話を聞くべきだろうと
判断する。おとなしく女王様のお言葉を待った。
24華氏230 (4/4):2009/07/05(日) 22:10:41 ID:xddNtVIS
「今回は私の負けだ。それは認める。だけどもう絶対負けないからな」
「え、ああ…」
そういえばそんな勝負してたっけ。すっかり忘れていたフィンランドはベラルーシに気づかれない程度に呟いた。
「次はお前の家に直接行く。今度こそお前が地べたに這いつくばる姿を見物してやる」
(え、)
「もちろんサウナはついてるんだろうな?」
「も、もちろん!歓迎します!」
じゃあ決まりだ、と無愛想に言い残したベラルーシはそのまま布団にもぐって丸まってしまった。
(やった…)
彼の肩が震える。
「やったああああああああ!!」
次の瞬間枕が彼の顔に命中した。

お楽しみを想像してかついニヤける顔を元に戻しながら、フィンランドは少し疑問に感じることがあった。
彼女の真意が読めないのだ。
ベラルーシが自分との勝負に執着するのは単に過去の雪辱を晴らすためか、それとも…
(まぁいっか)
いずれそれはまた彼女に尋ねてみればいい。それよりも来る日にどう彼女を誘導するか考えなければ。
彼の思考はまたもやピンク色になった。
ベラルーシ。いつも仏頂面をして、報われないけど健気に兄を慕い続ける女の子。
(いつか彼女と、勝ち負け関係なく付き合える日が来たらいいなあ)
25名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 22:11:15 ID:xddNtVIS
以上です。
死んだらどーする!と思うと本番書けませんでした申し訳ない
26名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 22:44:23 ID:h5X+wf6G
ついにフィン来たーーーー
GJ!

今度はフィンのうちでサウナの後編待ってます。
27名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 00:02:54 ID:Rqg11Y+S
>>15
面白かった!
仏湾とか以外だ。もしかして組み合わせホントにあみだで決めた?
英がセダーンされないか心配だwww

>>17
お前は俺か。

独普襖のを代わる代わる加える洪さん、何故か伊もいるっつーカオスな構図が思い浮かんだんだぜ…
2827:2009/07/06(月) 00:08:36 ID:XC0FxQUq
あ、あみだで決めたって書いてあったね。ごめん

そしてフィンベラの人もGJ!
続編期待してる。全裸で
29名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 00:10:38 ID:WW5gksUS
>>17
よお俺!
アレ見た瞬間オーストリアさんの太くて長いソーセージを頬張るハンガリーさんを受信したであります!
30名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 00:45:44 ID:9et0pO3z
二作品ともGJ!割と王道な感じの英リヒに禿げた。フィンはこの調子で作品増えるといいな!
31名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 03:44:51 ID:v8TaDF5D
GJ!
ふしだらモイモイの次回作まってます!
32名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 07:18:45 ID:g4ZMIPa0
GJ!
萌まくったよ
33名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 11:27:34 ID:zVbJJI7W
>>24
GJ!
とうとうこのスレでフィンランドが良い思いをしたwww
>>22の小学生の喧嘩のような会話が好きだ。
34名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 18:19:18 ID:zCVFU7Uk
GJ
そうか、フィンっておっとりしてるようでも奇祭では燃えるんだな…
35名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 21:18:04 ID:KlNdy9I3
GJ!
フィン童貞キャラ意外と似合うなw(本人は否定してるが)

フィンが今後夜のモイモイでシモ・ヘイヘになりますように…
36名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 22:26:00 ID:v8TaDF5D
なんでも一発必中のシモヘイへなフィンランド…
37名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 22:51:41 ID:Zr6UtJQc
>>夜のシモヘイヘ
狙った女子は必ず落とす、的な意味か
僕に触れると妊娠するよ!な意味か。どっちだ。
38名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 23:20:45 ID:YloyyBv5
夜のシモヘイヘとくれば、
対抗馬はもちろん夜のルーデルさんですね!
39名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:00:55 ID:Jb00UtX6
よーし、七夕という事で、七夕ネタ投下。
【メインCP】 フランス×ジャンヌ
【傾向】 否しっとり、いちゃいちゃベース
【その他】
本番は無し。その分いちゃいちゃします。
フランス×ジャンヌだが、あえてしっとり感のない話。
によによできるものを目指してみました。
最後にあるキャラの出演あり。
NGは『夜空に願いを』でよろしくです。
40〜夜空に願いを(1/7)〜:2009/07/07(火) 00:01:51 ID:Jb00UtX6
笹の葉が風に揺れる。
雲ひとつない夜空。今宵ばかりは、天気の神も彼らの逢瀬の味方になってくれたのだろう。
賑やかな一同の声を耳にしながら、彼は笹の下に横たわる。
頭上に広がるのは、笹の葉と色鮮やかな短冊。そして満天の星。
「フランスさんはそーめん食わないですか? 日本さんが作ってくれたです」
珍しく静かなフランスを心配したのだろう。セーシェルが顔を覗き込んできた。
彼は笑みを浮かべ、
「食うんだったら、そーめんより可愛い女の子の方が。特にセーシェルなんか美味しそう……ぐはっ」
「死にさらせ☆」
笑顔で足を思いっきり踏みつける。
いつもと変わらないふざけた対応にほっとした様子を見せ、セーシェルは再び輪の中へと戻っていった。
再び独りの時間が訪れる。
踏まれた足は少々痛いが、セーシェルが遠ざかってくれた事に安堵した。

このようなイベントは好きだ。股間に薔薇で暴走するのが好きだ。
しかし――何となく気が重い。理由はわかってる。
百年戦争の最後の決着の日……愛していた少女が『異端者』から『少女』へと戻った日だから。
喜ばしい日だとは思っている。だが、本当に喜ばしいのは……
「生きていてくれればそれでよかったのに……」
守りきれなかった事に。異端者とされてしまった事に。若い命を散らす事になってしまった事に。いつも後悔している。
どうにか動いていれば、もしかしたら彼女は救えたのかも知れない。
『もしかして』は仮定でしかない。それに、人間に心を奪われても、ずっと一緒にいられるわけでもないのに。
「女々しいな。俺は」
笹の葉が風に揺れる音。それを耳にしながら、瞼を閉じる。
喧騒が徐々に遠ざかり、意識がまどろみの中にとけ……
41〜夜空に願いを(2/7)〜:2009/07/07(火) 00:02:36 ID:Jb00UtX6
妙な息苦しさ。呼吸しようとしても息が吸い込めない。
まるで海の中のようで。
「ぶはぁぁっ!!」
汗だくで起き上がる。どうやら寝てしまっていたらしい。
肩で呼吸をし、周りを見回す。そして、再び呼吸が止まった。
――懐かしい顔。忘れたくても忘れられない顔。
悪戯っ子みたいにくすくすと笑う姿。濃いブロンドの髪の間からピンが光る。
昔に彼が気まぐれでプレゼントしたものだ。

「もう、フランスさんってばよく寝てたんですもん。
よく寝てたから死んでるかと思っちゃいました。だからちょっと鼻を」
先ほど苦しくなった理由は、彼女が鼻をつまんだせいであったというわけか。
一つは原因がはっきりとわかったが、もう一つの重要な事が理解できない。
少女の顔に触れてみる。女性特有の柔らかさ。そして手に感じる暖かさ。

夢ではないようだ。

夢ではないはずなのに、先ほどまで聞こえていた喧騒が聞こえない。
空には満天の星と笹と短冊。同じ光景のはずなのに、妙な違和感を感じる。
まるでこの場所だけ切り取られたかのような。
「あれ、まだ寝てるんですか?」
手を目の前で振る少女に、肩の力が抜けた。
ここでいろいろ考えてもしょうがない。夢なら夢でいい。

「たくっ、悪戯娘が」
強引に唇を奪う。何度も何度も。懐かしい唇の感触。
長い口付けの後、唇を離し、おでこをこつんと合わせる。
「……久しぶりじゃねーか。ジャンヌ。いい子にしてたか?」
「はい。フランスさんに比べれば」
「言うねぇ〜」
懐かしさに涙が出そうになり、慌ててもう一回口付けをする。
そして地面へと押し倒した。
白いドレスから見え隠れする健康的に焼けた肌。
引き締まった筋肉をもってるくせに、触ってみれば女性特有の柔らかさ。
特に胸のなだらかな膨らみは軽く触れるだけで容易に形を変え、
「あ、ノーブラなのか?
こんなにあるんだから付けないと形が保てないぞ」
『ヤりやすいからいいが』と言いかけて、言葉を飲み込む。
彼女は呆れた顔で笑い、彼の顔を手で覆う。
「随分オヤジくさくなりましたね。ヒゲもじゃりじゃりだし」
「大人の魅力って奴だ。それがわかんないだなんてまだまだだな」
42〜夜空に願いを(3/7)〜:2009/07/07(火) 00:03:12 ID:Jb00UtX6
そっと手をスカートの中に忍び込ませる。
均整のとれた足をなぞりあげ、存在感のある太ももの感触を味わい、大切な場所にたどり着く。
しっとりと濡れた割れ目に触れた途端、ぴくりと体を震わせた。
「まさか下までつけていないのか。もう、お兄さん驚いちゃったよ。まさか露出プレイ中?」
「バカな事言わないでください! 天では下着はもちろん、服だってつける必要がないから……」

『天』という言葉に、彼は一つため息をついた。
少しだけ期待していた。もしかしたら煙になっていなかったんじゃないかと。
あの時の事は夢で。自分はただの人間で、彼女も普通の少女で。
夢から覚めた今、ただ逢瀬の時を迎えているだけではないかと。
儚い希望は打ち砕かれた。

まあ、しょうがないと割り切り、彼女の胸のボタンをはずす。
肌を隠す一枚の布をはだければ、形のよい胸が姿をあらわした。
「って事は、天使はともかく、イエスのおっさんまでお前の裸を毎日見てるってわけか
ちくしょう!そんな美味しい世界ずるいぞ」
軽い口調でおどけ、胸にしゃぶりつく。
肌に吸い尽くような柔らかさ。
口に突起を含めば、甘い声をあげて、彼を潤んだ瞳で見つめる。
昔と変わらぬ反応。彼女は変わらないのに、自分はずいぶんと変わっていて。
「あーもう、イエス様はフランスさんのようにえっちじゃありません!
だから裸でいたって恥ずかしくなんてな……くぅ…」
「んじゃ、俺にも裸みせろ。裸裸裸ハァハァハァ」
バカな事は言いながらも、いたわるよう、優しく身体に触れる。
胸元に顔をうずめ、肩を抱きしめる。
久しぶりの再開なのだから、もう少しロマンティックに抱いてもいいだろう。
しかし、バカな事やっていないと、泣いてしまいそうだから。
「こんな魅力的な身体、俺以外に見せるの禁止。
イエスのおっさんに言って綺麗なドレスでも貰え」
「はいはい。わかりました。
ワガママな人ですね。相変わらず」

しなやかな指が彼の髪をなでる。
夢のような幸せな時間。きっと夢なのだから、いつかは覚めてしまう時間。
それだけで涙が頬を伝い。涙を隠すために、胸にしゃぶりついてみるが、嗚咽で震える肩は隠せそうにない。
「あー、泣いてなんかいねーからな。これはあーあれだ」
ふざけた態度で誤魔化してはみるが、笑いに変換できそうな理由が思いつかない。
「……いいと思いますよ。たまには泣いても。
私の前でぐらいは、国ではない、普通の男としてのフランスさんでいてください」
母性に満ちた声。
強く強く肩を抱きしめる。
顔を胸に押し付け、
「じゃ、しばらく胸貸してもらうからな」
そして――声を押し殺す事なく、思い切り泣いた。
43〜夜空に願いを(4/7)〜:2009/07/07(火) 00:03:56 ID:Jb00UtX6
……泣くだけ泣くと、頭がはっきりとしてきた。
途端に押し寄せる気恥ずかしさ。
ここで顔をあげたら、彼女にどんな顔をされるか……
どうしようかと、彼女の胸に抱かれ、しばらく迷い。

「悩んでてもしゃーない。
お兄さん、ハッスルしちゃうぞ☆」

いつものテンションをどうにか振り起こし、ズボンを下ろす。
中から顔を出したのは、薔薇に隠された股間。
素早く自分の服を脱ぎ捨て、常備していた猫耳を装備。
いつものバカでセクハラ大好きで賑やかなお兄さんに変身完了だ。
あまりの変身ぶりに、あっけにとられている彼女に、股間を彩る薔薇を一輪とって手渡す。
「バカな男ですまんな。でも、これが俺なんだよ」
少しだけ真顔で。半分はおちゃらけて。
反射的に薔薇を受け取り、しばらく彼を凝視していたが、奇妙な姿に小さく吹き出し、それから声をあげ、朗らかに笑い始めた。
つられて彼も笑い声をあげる。
「なんですか、その姿は。
あーもうフランスさんおかしいです」
「これが今流行りの戦闘服さ。これを着ればどんな女性もイチコロ……」
「そんなわけないじゃないですか!
ところで、その薔薇、どうやってくっ付いているんですか?」
「いやん。ジャンヌちゃんのえっち☆ お兄さんの竿みたいだなんて。
でも見せちゃう。ほら」
「みたいわけじゃな…っ! きゃっ!
……そーなってるんですか。確かにそれならば薔薇落ちませんね」
「そんなまじまじ見られたら、おっきくなっちゃっう〜」

すでに雰囲気とかロマンティックとか、思い出に静かに浸るとか、そんなのどこか飛んでいってしまった。
だが、こんな空気も悪くはない。
甘い雰囲気で体を合わせるのも好きだが、バカをやって、思う存分笑うのも好きだ。

「おっきくしちゃった責任とってね☆」
おちゃらけたまま、再び押し倒す。彼女も身を任せ、地面に横たわった。腕を伸ばし、彼の肩に手をまわす。
「やっぱり、笑ってるフランスさんが一番好きです」
至純な笑顔が愛おしくて、軽い口付け。唇を首筋へと落としていき、柔らかな胸へと移動させる。
先ほどまで胸で泣いていたせいか、少しだけしょっぱい。
自分の涙とか鼻水とかついてそうだなと、色気のない事を考えもしたが、気にせず胸の突起を唇でもてあそぶ。
最初は甘い声をあげ、身を捩じらせてくれていたのだが、途中で声が止まった。
彼の頭を触る何かの感触に、唇を離し確認する。
「折角、可愛がってるのに、気にせず何触ってるんだ?」
「え、だって……フランスさんのこの耳、何か可愛いなと思いまして」
輝いた瞳で猫耳を触り続ける姿に、彼は一つため息をつき……
「とりゃっ」
猫耳を外し、彼女の頭に乗せた。ふかふかの耳を確認し、満面の笑みを浮かべる。
「えへへ、これで私が猫さんですね。にゃ〜」
くすくすと笑い、彼の頬を舌で舐めた。
上目遣いでぺろりと舌を出す姿は、やはり年相応の普通の少女でしかない。
「この猫は可愛いなぁ〜よし、お兄さんの猫じゃらしで遊べ☆ 
ただし、かじっちゃやーよ。舐めるならば可。白いミルクだしちゃうかもしんないけど♪」
「……さすがに、そのギャグは、本当にオヤジですよ」

笑い合いながら、素肌を合わせ、足を絡める。
唇も何度も何度重ね合わせる。懐かしい暖かさ。
彼女と出会えたならば、快楽で心が壊れるぐらい愛し合おうと思っていた。
濃厚に愛し合うと思っていた。
だけれども……実際は肌を合わせ、笑いあうだけで幸せだ。

だから――今はコレで十分――
44〜夜空に願いを(5/7)〜:2009/07/07(火) 00:04:59 ID:Jb00UtX6
「なぁ、いつまでこっちいられるんだ?」
襲い来る眠気に抵抗しながら、手の中に抱かれた彼女に問う。
このまま目をつぶってしまえば、安らかな眠りにつけることだろう。
だが、眠ってしまったら、彼女の姿が掻き消えてしまうかもしれない。
二度目の別れが怖い。また会える保障はないのだから。
「んー、どうでしょうね。そもそも、ここにこれた理由もはっきりとわからないんですよ。
天使のレリエル様がここにつれてきてくださって。そうしたら、フランスさんがそこで眠っていて」
彼女の声が遠くなる。ひどく瞼が重くなる。手の中の少女を抱き寄せ、頬に唇を落とす。
「あーまた会えるよな…また抱けるよな。…今度こそ……最後までヤれ……るよ…な」
「ええ。また会えますよ。それまで私を忘れちゃイヤですからね」
額に温かい手が触れた。必死に瞼を開けようとしていたが、その温かさでどうでも良くなる。
別れる運命ならば、今度は彼女の温もりをたくさん覚えていたい。
視界が暗闇に飲まれる。宙を漂うようなふわふわとした感触。
五感が失われる。柔やらかな彼女の感触も、甘い香りも、自分に微笑んでくれる笑顔ももう感じられない。
唯一感じられるのは、微かに聞こえる声。

――レリエル様。……はい、そろそろ……ですか。
ええ、久しぶりに会えたので、私は幸せでした。ただ……フランスさんが少し心配です。
またあの寂しそうな笑みにならないかと…
いいえ、フランスさんならば大丈夫です。だって私が愛した男性ですもの――

声が遠ざかる。引き止めたいけれども、身体が重くて動きそうにない。

――あ、そうです。その、ドレスか何かをいただけませんか? 
ふふっ、フランスさんのわがままに付き合ってあげようと思いまして――

「良い子だ。次は思いっきり可愛がってやるから、覚悟しとけ――」
もう届きそうにない言葉をそっと呟き……彼の意識は再び闇の中へと落ちていった。


目が覚めても、ゆらゆらと空を漂うような感触が気持ちよい。
空には笹と鮮やかな短冊が風になびいていた。
その中の一つが目に入る。日本に言われ、書いた自分の短冊だ。

『可愛い子は皆お兄さんの嫁』

それを書いた時、日本に呆れ顔で、
『基本的に願い事は芸事に関してです。
それに織女と牽牛は自分達の事で精一杯なのに、他人の恋愛ごとに手を貸すとでもお思いですか』
と説教されそうになり、慌てて逃げ出した事を思い出した。
――結局、今夜の主役達に自分の願い事の邪魔されたというわけか――

「お兄さんの愛はお前だけのもの……なんだな」
ぽそっと呟くと、再び目をつぶり……
45〜夜空に願いを(6/7)〜:2009/07/07(火) 00:06:27 ID:iFIZuHu1
「起きてくださぁぁぁぁぁぁぁいっ!!」
叫び声とともに、後頭部に走る痛み。その刺激で彼は勢いよく起き上がった。
「ちょっとまて! 俺を起こすつもりで永眠させる気だろ!」
痛む頭を抱え、原因となった人物……セーシェルに目をやる。
ひどく慌てたような表情で、肩で荒く息をし……何故か手にはココナッツを装備していた。
フランスの文句には耳を貸さず、がしっと首根っこをつかみ、有無言わさず引きずる。

「大変なんです! ベラルーシさんのロシアさんが『合体合体』とぶつぶつ呟いて、
リトアニアさんがベラルーシさんの身体にリトアニアさんは! ポーランドさんでピンクが!
そうしたらそうしたら、ウクライナさんのどどいーんがぺたりーんになって代わりにリヒテンシュタインちゃんのぺたーんが……
ああもう、説明しても埒がいかないから、とっとと来てくださいです!」
改めて気がついたが、先ほどまで朗らかだった群集が、妙な騒ぎになっていた。
遠目でも、皆が混乱しているのがよくわかる。

「ちっ、こんな楽しい事になっていたのに、ぐっすりと寝ていただんて!
よし、お兄さんも混ぜろ!!」
勢い良く服を脱ぎ捨て、臨戦態勢になる。懐にしまってある猫耳を手に……しようとしたが、見つからない。
「おや? 確かこの中に……」
「暴走するのはいいですから、早くどうにかしてください!」
股間に薔薇の男が、どうあの状況を解決できると思っているのだろうか。
こうみえてもセーシェルは器用に混乱しているらしい。

見当たらない猫耳。不意にあの笑顔を思い出した。
猫耳をつけ、嬉しそうに微笑む少女。
「今度会うときまで、預けておくからな……」
セーシェルに聞こえない程度の声で、小さく呟くと、懐からもう一つの耳を取り出す。
「しゃーねぇ。今日はお兄さんうさ耳で暴れちゃうぞ☆」
セーへシェルの手を振りほどいて、にこやかに駆け出すフランス。
もちろん下半身には薔薇を装備したヘンタイさんな格好で。
ここでやっと更なる問題点に気がついたのか、セーシェルは頭を抱えてしゃがみこみ、
「あー、失敗しました! 何私混乱してるんだろ。もう〜フランスさ〜ん!」
てけてけと駆け出すセーシェル。にこやかにその先を全力で駆けるフランス。

そして――奇妙な騒動が幕を開けた――
46〜夜空に願いを(7/7)〜:2009/07/07(火) 00:07:57 ID:iFIZuHu1
一方、某時間、某場所にて。

「コワレロ コワレコワレ コワレテユケ
來たれよ 審判の聲(こえ)悲劇(かなしみ)綴り 燃ゆる星〜っとな」
赤いセーラー服を着た少女(?)が恐ろしい歌をにこやかに歌い上げながら、笹を揺らす。
手元をよくみれば、手作り風のわら人形を笹に打ち付けていた。
さすがに五寸釘でうち込むのは無理だったのか、細めの釘でガンガンと打ちつける。
その横では暇そうにあくびをする金髪の青年が一人。
「のと様ぁ〜そろそろ新たに剥きにいきませんか〜」
「うん。明日の僕の誕生日にいちゃいちゃする予定のカップルを呪い終わったらね」
にこやかに怖い事を言う少女……ではなく、声の質から考えるとどうやら男らしい。
青年はつまらなそうに壁に寄りかかり、笹を見上げる。
空高く伸びる笹の先には、短冊が一枚。
血で書いたかのように真っ赤な文字でタダ一言だけ書いてあった。

『呪われてしまえ』と。

「こんなに思いがこもっていたら、願いが叶いそうですね〜」
「当たり前じゃない。この可愛い僕のお願い事だよ。この願いをかなえないで、誰の願いをかなえるというのかな」
最後にもう一度、力強く釘を打ちつけ……これで呪いの笹は完成したらしい。
きらりと汗を光らせ、にっこりと笑う。
「さ、これを誰に売りつけようかな♪」
「……これ、売るんですか? こんな願いを吊るしたら、願いを邪魔してくれるか、変な方向にかなえてくれそうな笹を…
あ、あそこに着物姿のおじい……さんじゃなくて、堅物そうなちっこい男の子がいますよ。あいつに押し付けてしまいましょう」
とっとと呪いの笹を手元からなくしたかったのか、ポニーテールの少年から笹を奪い取り、着物姿の男性へと駆け寄った。
さりげなく、わら人形と短冊を取り払いつつ。
「あーもう、大和ったら商売っけがないなぁ。でも……」
にこやかに話す着物姿の男性を眺め……瞳が輝いた。華奢な体つき、真面目そうな顔。加虐をそそる姿。
「そっか。お金の換わりにあの着物男を剥いて叩いて攻めまくり、ロウソク一滴たらすのさ〜♪ってーのも……」
黒い笑みに気がつかない男性に、女装が妙に似合う少年の魔の手が忍び寄り……
にこやかな声で一言。

「剥いてしまえ♪」

その後、着物姿の男性の安否や、呪いの笹の行方はどうなったかは……言わぬが華というところか。
47名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:17:05 ID:iFIZuHu1
以上。
ゲストキャラの性格やら台詞は結構適当かも。
調べながらかきはしたけど、自信はないです。
48名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:23:37 ID:pStrtfj6
世界中に子供出来まくりじゃないか…

っていうか国ってヤっても妊娠しないのか?でも兄弟やら祖父やら血縁はあるんだよなあ
49名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:25:35 ID:pStrtfj6
り ろ っ て な か っ た orz

すまん今から全裸で笹に吊られてくる
50名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:37:07 ID:5H0FN5oC
モイ!!(GJの意)
意外なカポーに萌えた
モイモイも男だな
51名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:40:35 ID:5H0FN5oC
おおお…

りろってなかった…

GJ過ぎるフラジャン書いてくれた主に
全裸で謝りたいorz
52名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:40:48 ID:IugSqnYV
うぉぉ!
兄ちゃんバカっぽいのに切ないぜGJ!
めちゃめちゃいい余韻に浸ってたらまさかの…





の と さ ま w w w
53名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 00:52:23 ID:i6Spikj8
リロってない人が多いのはきっとのとさまの呪い
のとさまおめでとう

そして職人GJ
牽牛織女が「お前この人忘れてんじゃねーぞ」と渇を入れてくれたのですね
54名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 13:03:58 ID:TL5HBrNn
GJ
ノリが若干若くなってる兄ちゃんw
こんなフランクな聖女もいいねえ
55名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 23:04:49 ID:gTCclXUJ
おお七夕に兄ちゃんとあの子が読めるとは
GJ!GJ!
ギャグっぽくもシリアスで良かった

そういえばのと様誕生日かw
56名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 07:28:56 ID:OZwjp6xg
前スレ763GJ!
二人の焦燥感がたまらん!
57名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 09:38:33 ID:h4baiiYw
前スレ>>763GJ!!
セーちゃん可愛いなあ
58名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 11:12:27 ID:986NPMKE
前スレ763
かっ、かわええ〜二人ともかわええ〜
ラストが特にかわえぇ
二回戦目は!?
59名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 22:18:55 ID:1HE8/3Z2

捏造カプ注意

【メインCP】
シーランド×リヒテンシュタイン

【傾向】
ほのぼの

【その他】
本番なしエロ
セーシェルとウクライナも少しだけ登場してます


苦手な方はNGワードに『メロンソーダの中の嵐』で
60メロンソーダの中の嵐:2009/07/08(水) 22:21:08 ID:1HE8/3Z2
メロンソーダがぶくぶくと泡立つ。
もう飲み飽きていた。
シーランドはコップを置くと、ソファに倒れるように腰かけた。
足をバタバタとさせる。
「べつにいいですよ。シー君みたいな大物国家はいざというときに活躍するですから」
世界会議に参加させてもらえず、応接間に締め出されてていた。
どうしても参加したいと喚いたが、菓子類で宥められたのだ。
しかし、目の前にあるのは空箱、紙くず、手つかずのスコーンらしきもの。
シーランドは天井を仰いだ。
あまりの退屈さに睡魔が訪れたちょうどそのときだった。
「わー、小さいイギリスさんだ」
快活な少女の声にシーランドはまどろみから連れ戻された。
彼女の褐色の肌と赤いリボン。その印象的な色に眠気がふっとんだ。
「シーランド君です。シー君はイギリスの野郎よりおっきくなる国ですよ!」
イギリスの名を苦々しく口にした。
シーランドにとって彼は恩義を感じる相手でも、脅威でもある。
彼と比べられて劣っているなどということは気に入らない。
「イギリスの野郎は僕にひれ伏して、テレビの電源係になる運命なのです」
「じゃあ、そのときはイギリスさん殴らせてください。あの眉毛にいびられてストレスたまってるんで」
「いいですよ。ボコらせてあげます。一思いにやるといいのです」
イギリスに共通の思いを抱く二人は、しばらく盛り上がった。
しかし、ふと、シーランドは口ごもった。
セーシェルに目を向けては逸らす行動を繰り返す。
「で、昨日、イギリスさん家に招待…というか強制連行されたんですけど」
彼女の言葉はシーランドの右耳から左耳へと抜けていった。
会話に集中できるはずがない。どうしても気になってしまう。
しかも彼女が目線を合わせるように屈んでいて、見える。
胸元の緩い服にできた空間から目が離せなかった。
小柄な体にしては豊かな膨らみ。
その谷間は緩やかな山があり、いかにも柔らかそうだった。
ワンピースより強めの肌の色でよりいっそう強調されている。
「そしたら突然、フランスさんが裸に薔薇だけで乗り込んでくるし…」
「あ、あああの、シー君、トイレ行ってきます!」
シーランドは立ち上がり、駆け出した。
だいぶ経ってトイレは逆方向だと気付いたが今さら戻れない。
第一、本当に行きたかったわけでもない。
走っている途中つまずきそうりなりながら、心の中ではずっと謝り続けていた。
前を見ている余裕はなかった。
バイーン。
「ぺごああああああああ!うぎゃあああああ!」
顔が埋まる、いや、むしろ包まれている。
見上げた。
が、なにかに遮られた。
柔らかくて、温かいものでいっぱいだった。
ほのかにいい香りさえする。
「うあうあああああああ!ごめんなさいです!!!」
呼吸困難になりかけたところでシーランドはまた逃げ出した。
61メロンソーダの中の嵐:2009/07/08(水) 22:23:15 ID:1HE8/3Z2
気づけば廊下に来ていた。
喉が絞めつけられるように痛い。
足も疲れていて棒のようで走れない。
歩くことにした。
ため息をつく。
あの光景も去ることながら、偶然遭遇した感触も忘れられなかった。
「はあ、どうせなら揉んでおけばよかったよ」
冷静になった今、シーランドはとてつもなく後悔していた。
行き場のない手で空気を掴む。
どうやら最近の空気は感触があるらしい。
「空気もまだまだ捨てたもんじゃないですね。物足りないけど」
「……あ」
「これじゃあ走ってる車の窓から手出したら巨乳揉んでるみたいかもしれないです」
「あの…」
「もー、なんですか?」
目の前に少女がいる。
その状況についてはなんとも思わなかった。
少女の視線がゆっくりと動く。シーランドは追った。
そして彼女の胸元の手に行き着いた。
彼は青ざめる。
「ごごごごめんなさい!だいじょーぶですよ!小さくて触ったかどうかわからなかったです!」
胸を両手で覆ってリヒテンシュタインはうつむいた。
「ええと貧乳ってわけじゃ……少し柔らかかっ……ひぎいいぃうぼあああああああああ!!!」
そしてまたシーランドは走りだした。


「も……走れな…い、です」
物陰にへたれこんだ。
走り回って。叫んで。体力的にも限界だった。
それに――。
「このままは、僕もつらいですよ」
シーランドは注意深く周囲を見渡した。
あまり人通りの少ない場所だ。
それに彼女らが歩き回っていたということは会議は終わっている。
すでに大半の者は帰っているだろう。
ここに何者かが来る可能性は低い。
彼は息を潜めた。
半ズボンを膝までずり下げる。
「んんっ、もとはといえば…おねーちゃん達が、いけないのですよ」
小さくも張り詰めたものを擦りながら、考えるのは先刻のこと。
瞼の裏に焼きつけた形の良い胸を思い出すと昂ぶる。
手にあの小ぶりな胸の感触が残っているうちに…と、しごく手を速めた。
「う…っ……」
呆気ないものだった。
床には吐き出したものが飛び散っている。
体がぐったりとして仕舞うのも億劫だった。
射精の余韻に鈍った彼の頭は、近づいてくる足音を察知できなかった。
靴音が彼の前で止む。
「あら、さきほどの」
62メロンソーダの中の嵐:2009/07/08(水) 22:24:34 ID:1HE8/3Z2
声をかけられてやっと我に返り、前を手で隠した。
「なっ、見るなです!シー君のは見世物じゃないのですよ!」
「兄さまのものと違う」
「当たり前です。シー君はまだ子供ですよ。一緒にすんなです。
それに小さいのはイったばかりだからで……あと、ほーけー…」
「ほーけー?」
「うわあああ繰り返すなですっ」
改めて自覚するとシーランドは赤面せずにはいられなかった。
頭の中ではその言葉が何度も反響していた。
「人目につくような場所でなさるのはお行儀が悪いと思うのですが」
「そ、それは――そうですよ。お前も悪いんだから責任取りやがれです」
「…わかりました」
彼女の返答はまったく躊躇いがなかった。
澄んだ瞳がシーランドをとらえる。
「私の責任なのでしたらお引き受けします。何をすればよろしいのですか?」
「れーぷするのです」
「れーぷとはどのようなものか教えてくださいまし」
「それは…ですね………とにかくっ、なにもしなくていいからシー君に逆らうなです」
彼は覚束ないながら立ち上がった。
そしてリヒテンシュタインの肩に触れ、怯む。
頭が真っ白だったのだ。
彼女の肩を掴み、ああでもないこうでもないと唸る。
手汗がひどい。汗が服に染みて彼女に感づかれそうなほどだった。
ただただ焦る気持ちだけが強くなっていく。
そんなとき血の気の良い唇が目に入った。
シーランドは彼女を引き寄せてそれを奪った。
「んっ……これはキスではございませんか?」
「シー君のやることにケチつけんなです」
唇には彼女の感触がまだ残っている。
名残惜しさを振り切って、リヒテンシュタインを壁に押しつけた。
女性の衣服に触れたことのない彼はまたしても怯む。
胸元のリボンを掴んでたたずんでいた。
「脱げばいいのですか?」
「あ、うん。はっはっは、自分から脱ぐなんてとんだ淫乱なのです」
得意げに言う彼を不思議そうに見ながら服を緩めた。
膨らみかけの肌が露わになったところで、制止される。
「シー君は大人なので全部脱ぐよりこっちの方がいいのです」
言い切ってすっきりしたシーランドは、彼女の肢体を見回す余裕が出てきていた。
とりわけ発達段階の乳房をまじまじと観察した。
「兄さまがじきに大きくなるから心配するな、と」
「ふーん……あっ、そうだ。いいこと教えてやるです。おっぱいは揉むと大きくなるのですよ」
「本当ですか?」
「シー君は優しいから協力してやるです」
シーランドは彼女の胸を鷲掴みにした。
粘土でもこねるように強く揉みしだく。
温かく、柔らかな中に芯があった。
おもちゃで遊ぶ楽しげな表情の彼と対照的に、リヒテンシュタインの表情は翳りがあった。
か細い悲鳴が上がる。
「あの…痛い、です」
「あれ、おかしいなー。イギリスの野郎の本では……まあ、いいや。じゃあ、これは痛いですか?」
「やぁっ……!」
桃色の突起にかぶりついた。熱い舌がなぜる。
「なんか固くなってきたですよ」
唇が胸から離れた。
唾液にまみれた乳首が尖っているのは、反対側と比べて明らかだった。
甘い声が漏れる。甘美な刺激に教われる。
不安に縮こまるリヒテンシュタインの手が握られた。
彼女が視線を向けると彼は屈託なく笑った。
63メロンソーダの中の嵐:2009/07/08(水) 22:26:16 ID:1HE8/3Z2
「さっきから言ってるですよ。僕に任せて楽にするのです」
「…はい」
彼女が握り返すと、シーランドは再び胸に顔を埋めた。
赤みを帯びてきた乳首に吸い付いた。
飴玉でも舐めるように口の中で弄ぶ。
その際に、ざらざらとした表面に絡め取られてしまいそうな気がした。
「…あっ…ん……」
「こっちも触るですよ」
スカートの裾をたくし上げて、下着の中に手を忍ばせる。
リヒテンシュタインは彼の手首を掴んで引き止めた。
「……だめ…です」
「僕のを触っていいですよ。だから…」
硬さを取り戻していたものを彼女に握らせる。
先走りが白く細い指を伝った。
肉棒の感触を確かめる暇は彼女にはなかった。
下着の中で指が蠢いて、割れ目を這う。
「すごい…びちょびちょなのです」
愛液が染み出つつあり、だいぶ潤っていた。
指が慎ましやかな肉襞の形をなぞる。
好奇心にも性欲にも満ちた彼は夢中だった。
一方でリヒテンシュタインは戸惑っていた。
さきほど彼がやっていたことを思い出す。
あの通りに竿をしごき始めた。
息を荒くしたシーランドの自身がさらに反る。
「…僕の手もっ…気持ちいい、です…か?」
指が秘肉の上を這いずり回る。
不意に、肉芽を擦ることになり、彼女は身震いした。
「あぁっ…ん…そこ…いやっ」
「ここ…もっと、気持ち良くして…あげますよ…」
シーランドは彼女を壁に向かせた。
限界にまで張り詰めたものを、彼女の下着の中に刺し入れる。
そして腰を抱き締め、がむしゃらに腰を振った。
秘部同士を擦り合わせる。
幼い体の熱を高め合う。
汗か汁かもわからないものが二人の肌を濡らしていった。
自力で立つことのできなくなったリヒテンシュタインは床に崩れ落ちた。
そんな彼女の上に重なって、シーランドは腰を打ちつける。
ピストン運動は激しさを増し、快楽へと彼らを追いやっていく。
「んぅ、ああっ…やっ、もう、だめ……ですっ」
「うぁッ、ぼくも、いきます…っく…!」
ほどなくして白濁液がリヒテンシュタインの太ももを流れた。
ぼとりと落ちて精の水溜まりができる。
シーランドは尻餅をついた。
だんだんと彼の顔がほころんでいく。
「やった…やったです!シー君童貞卒業なのですよ!」
「挿入しないとしたことにはならないと思うのですが」
「…………ジョ、ジョークですよ。おちんちんをお尻に…入れ……て……?」
着崩れた服を整えていたリヒテンシュタインは首を傾げる。
シーランドはみるみるうちに沸騰した。
「知ってるです。知ってるですよ。ど忘れしてるだけで……って頭撫でるなですっ!」
64名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 22:27:01 ID:1HE8/3Z2

以上です

ありがとうございました
65名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 23:23:53 ID:6L5W4nQA
シー君とリヒテンか! とても斬新だGJ!
シー君かわええなぁ。
66名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 01:17:21 ID:UMW+hKYJ
シー君とリヒは実は1スレか2スレ目にちらっと出てきたんだぜ
そしてGJ!リヒは冷静だなw
67名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 01:20:31 ID:ibGlBz+B
GJ!
ショタロリいいよショタロリ
やっぱりシー君は眉毛の素質を受け継いでるな
68名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 23:21:44 ID:5GM68dbn
GJ!
いつも妹ポジションだけど、おねえさんなリヒテンもかわいいなあ!
69名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 12:52:19 ID:M8oIp1M+
めいぷるっ!
70名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 21:51:11 ID:Sm/yb2FE
ちょっと前で話題出てたけど、国って妊娠するのか?
このスレだとコンドームのコの字も出てこないが
71名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 22:11:37 ID:4JlVCPsM
あんま関係ないけどエロパロに毒されすぎて
コンドームしてするのって逆にエロイよなと思ってる拙者が通ります
72名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 22:33:06 ID:HBxY1n7o
それわかる。逆にコンドーム着ける方がエロい気がする


貴族は病気予防とか今の私達に子供が出来たら困りますから…とか言って一回目はコンドーム着けそうだ。
二回目以降は…どうか解らんが

ハンガリーさんは逆に子供欲しがりそう
73名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 22:58:03 ID:M8oIp1M+
つか女性国は一回くらいは子供欲しいかもー、なんて思うかもな。
回りの国民が世代交代を繰り返す中、自分だけは(性質上)妊娠できんわけだし。

74名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:06:23 ID:8w5IYXU3
もし妊娠できたら、陵辱の嵐だろうな。
女の国さえいれば、植民地的に自分の領土広げられるし。
生まれる子供が、国という立場ではなく、人間と同じように寿命が決められているというのだったら、かなり切なそうだ。
75名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:12:39 ID:Ivd4w4fZ
国を産み出すのは人間だからなあ
土地に線引きしてなんとかとかいうと、厨二病くさいが
76名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:15:26 ID:4JlVCPsM
妊娠ってつまるところエロスの究極形だよなー
生まれたばかりの赤ちゃんだっこして乳を含ませてる女の子と
ちっちゃい生き物どーしていいのかわからずにわたわたしてる男見てても
全然えろい気分にはならんが
不思議だよな
77名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:52:02 ID:zeMqVpOo
赤ちゃんにお乳飲ませている現場を見て、自分もちょっと飲みたい、と思う男性陣を受信した
78名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:56:05 ID:DaIYhPdg
ちびたりあ時代のイタちゃんや神聖ローマを
胸に抱いてあやしているハンガリーさんと
姐さんに寄り添ってちびを覗き込んでいるオーストリアさん。
「何度愛し合っても子供は産めないですけど、これぐらいは…いいですよね?」と
些細な幸せを感じる二人を受信しました。

その日の夜は…言わなくても分かりますね
79名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:57:52 ID:ivCXih21
ゴクリ……。
80名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:57:54 ID:lAPRHMVT
孕ませゲーっていうジャンルが成り立つぐらいには、
エロいんだろう
孕ませて終わりかと思ったら、
最近のHRものは出産まできっちりやるんだな
もうジャンルごと消滅しそうだが


ライナ姉ちゃんの母乳プレイ…
81名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:04:12 ID:hapvG1jp
>>77
(乳はでないけど)自分の乳首を赤ちゃんに吸わせようとする父親って、けっこう居るんだそうな。
こ〜〜っそり、男性陣がやってたらほほえましいww
82名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:06:02 ID:HBxY1n7o
墺さんと洪さんはイタちゃんと神ロで子育て体験はしてるんだよなー
子をなせないからこそ2人にとって貴重な体験だったんだと思う。
お互いに「この人と普通の家庭を持てたらこんな感じなのかな」って感じてるのを受信した


>>78
その日の夜の貴族の頑張りに期待
83名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:17:55 ID:vk9H44NH
>>80
ホルスタイン並みに出そう>ライナ母乳
84名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:18:40 ID:czVBRLC5
女子の皆さん、もし自分とあの人の間に子供ができたらどんな子になるかな…
なんて妄想してたら可愛いと思うんだ
85名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:39:51 ID:FfAvyTNa
そうなるとスペインとベルのロマーノ子育て日記…

つーかロマーノがいるにも関わらずそこら辺でやりまくって教育上宜しくない状況を作り出してる
スペxベルを受信したじゃないか。
86名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:40:08 ID:hyF+gFZq
可愛いを通り越して、物悲しくなってきた
でも、国民っていう数えきれないぐらいたくさんの「子供たち」がいるさ
87名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:52:39 ID:ed4/I0Ch
>>84
なんだそれカワイイ
パジャマパーティで女の子たちがそれ話してたら楽園すぎる

ここで国でも子供を産めるという設定にしたっていいじゃんと言ってみる
生まれた子供は両親どっちかの都市か地方か島になるとかそんなかんじで
88名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:55:56 ID:qBIJHk2o
86
なんかすごいいいこと言った。
89名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 01:00:24 ID:Ds3JGDLi
ほのぼのな流れを断ち切って、投下
>>17>>27>>29の妄想を受信した結果、ハンガリーさんがソーセージを咥えてくださいました。
【メインCP】ハンガリーさん総受け オーストリア、ドイツ、プロイセン、イタリア、アメリカ参加
【傾向】フェラと愛のあるSMちっくな輪姦。
【その他】
ちょっと貴族が変態ちっく。プロイセンは少し厨房的思考。
NGはタイトルでお願いします。
90〜hotdog(1/6)〜:2009/07/11(土) 01:02:01 ID:Ds3JGDLi
目隠しされた女。
衣類は一切つけていない。つけさせる許可は出していないのだから、つけていなくて当たり前だろう。
でかい胸が呼吸の度に揺れるのがエロイ。よつんばだから、後ろから見ると涎をたらすヴァギナが丸見えだ。
膝をついて顔をこちらに向け、微笑む。
首には無機質な首輪が巻かれており、冷たい鎖の音が当たりに響く。
それだけで俺は突っ込みたい欲求に襲われたが、それでは面白みもない。

「さて……おまちかねのヴルストを差し上げましょう。
ただし、どこ産のヴルストか当てないと、お仕置きが待っていますからね。よろしいですか。ハンガリー」
お坊ちゃん貴族……オーストリアの言葉に、ハンガリーは大きく頷いた。

――気にくわねぇ。

オーストリアの言葉で、ヴァギナから溢れる愛液の量が明らかに増えた。
それが気にくわねぇが……お仕置きで絶望に叩き落すのも悪くはない。
周りを囲む男達……ヴェストとオーストリアと俺と……もう一人が顔を合わせる。

オーストリアが俺に目配せをした。
最初は俺からってわけか。んじゃ、たっぷりと味わってもらうとしよう。
頭をつかみ、口の中にペニスを突っ込む。
期待して半開きだったから、すんなりと進入を許した。
柔らかい唇の感触が直に脳へ叩きこまれる。
「んうぐ……ふぅぁ……うぅ…」
亀頭を吸い上げ、根元を手でさすりあげる。歯はけして立てず、舌を丁寧に使い、ペニス全体を優しく包み込む。
くっ、前にやらせた時はもっとぎこちなかったくせに、いつの間にこんなに!
涼しげな笑みを浮かべるオーストリアをにらみつける。どうせアイツの仕業だろうし。
しかし、あいつは気がつかずに……いや、気がついていたのだろうが、気にせずハンガリーの白い背中を指でなぞった。
「ひゃっ……ぁ」
指で触れられたと単に甘い声を出し、頬を赤らめた。
完全に性感帯をつかんでやがる。それがむかついて、腰を突き出し、喉の奥まで犯してやった。
ヴェストも楽しげに尻を叩く。白い肌に赤い花が咲き乱れる。

「さ、どこのヴルストかわかりましたか?」
「……んぁ…あぅ……もう少しで……んぐ」
「まだヴルストを咥えていたいってわけか。淫乱だな。ハンガリー」
瞳に黒いものが陰っているヴェストが言葉をはきかけた。すでにSのスイッチが入っているらしい。
オーストリアの視線が一瞬だけこちらを向いた。何か喋れって事か。
刺激に熱いものがもれそうになるのをどうにか押さえ込み、できる限り冷たい声を出す。
「全く、変態だな。お前は」
俺の声を聞いたと単に眉を潜めた。俺に罵倒されたのが気に食わないのだろう。
しかし知ってる。俺の罵倒で、愛液の量が増えたことを。
それをハンガリーもわかってしまったのだろう。足を摺り寄せ、刺激を求めている。
もっと罵倒してやりたい。嫌われているのはわかっているからこそ、泣くまで犯してやりたい。泣いても犯してやるが。
だが、今はとりあえず、口の中を征服するだけで我慢しておくことにする。
楽しみは取っておく。そっちの方がいいからな。

そろそろ限界だ。腰を激しく動かし……口の中に放出される精液。
口元から白く零れ落ちるのも色っぽい。喉を鳴らし、口の中の精液を飲み込んだ。
唇についた精液を指で拭い、一滴も残さずに嘗め尽くす。
「はぁ…この形と味は……わかりました。次お願いします」

「はい。ご苦労様です。じゃ、ビールで口直ししてくださいね」
皿にビールが注がれる。本来はグラスで飲むものだが、ペニスを欲しがるメス犬にはコレで十分。
舌を突き出し、皿のビールを這いつくばって飲んだ。
頭を下げると、必然的に尻が上がることになり、ひくひくとしているヴァギナが丸見えだ。
91〜hotdog(2/6)〜:2009/07/11(土) 01:02:49 ID:Ds3JGDLi
「さ、では次いきますか」
「は、はい……んぅ……ぐぅ」
言葉の途中で口の中に突っ込むオーストリア。
……口の中に入れた途端、さっきの俺の時とは違う表情。
幸せそうに、必死に奉仕する姿。

……あいつのは口に入れただけで理解できるのかよ。
溢れそうになる殺意を押さえ込み、オーストリアを睨みつけ……ヴァギナに指を突っ込む。
大きく跳ね上がった身体。オーストリアが非難に満ちた瞳を向けてくるが、しった事じゃねぇ。
「あっ! やぁっ…んぁ……」
ヴァギナに走る刺激に耐えながら、あいつのをしゃぶり続ける。
指をぎゅうぎゅうと締め付ける。一本でもきついぐらいだが、きっとペニスはすんなりと飲み込むのだろう。
どれだけ淫乱なのか。こいつは。
つんと主張する豆を指先でこすりあげ、もう片方の手でアナルに指を突っ込む。
「ひゃっ、や、やぁっ! あぅっ! ダメぇっ!」
強い刺激に声を上げ、絶頂に達し……それと同時に貴族のペニスも爆発した。
一緒にイくのは気にくわねぇが、ま、俺の指でイかせたので少し満足だ。
顔や髪に白い液体がべったりとこびりついている。
届く範囲は舌で丁寧に。髪についた精液までしっかりとすすり、最後にペニスを喉の奥まで吸い付いて綺麗にした。
気にくわねぇ。気に食わねぇが……その気持ちはお仕置きの時までとっておくことにする。
まだ二人も残っているのだ。彼らにも楽しませてやらねぇとしょうがねぇしな。

口直しのビールを犬のように舐め、次のヴルストを口開けて待つ。
次はヴェストか。
Sの火がついてしまったヴェストだから、きっと楽しい事になるだろう。
「ん…あれ? ヴルスト下さらないんですか?」
舌を出し、待ち構えているが、中々突っ込もうとしない。
少し離れた所でヴェストがいやらしい笑みを浮かべていてた。

……焦らしか。

ペニスをしゃぶれると期待していたハンガリーは、必死にソレを探し、舌を動かす。
だが、舌に触れるのは空気のみ。
口の中から溢れる唾液が、形の良いあごを伝い、床に垂れていく。
まるで本物の犬のように。

「ふぁん……お願いします…ヴルストください〜おっきなヴルストをお口の中に突っ込んでください」
涙声でおねだりする姿は……やっぱり艶っぽい。俺の前じゃ、絶対に見せない姿だから余計にそそる。
そろそろ許してやってもいいんじゃないかと、ヴェストの方をちらりと見る。
楽しげに笑っていたが、俺の視線に気がつき、一つ頷くと口の中にねじ込んだ。
突然突っ込まれたことに驚いた表情をみせたが、すぐに口の中のペニスの奉仕を始める。
喉の奥に突っ込まれたって、頭を押さえつけられ、激しく揺さぶられても、実に嬉しそうなのは……やっぱりМだからなのか。
いつもフライパンを振りかざし、俺を追いかけるのも、実は俺に尻を叩いて欲しかったというわけなんだろう。
やっぱり俺様最高! 俺様一番! 俺様カッコいい!
「わは……ぐっ」
口をふさがれる。オーストリアの手によって。
目は口ほどに物を言うというが、目が喋るだなんてバカらしいと思っていた。今の今までは。
オーストリアの殺意のこもった視線。それだけで何をいいたいかわかる。それは

『お馬鹿さんが!』

あー、悪かったとは思っている。が、反省はしていないからな。
「んぐ…くぅ……んぐぅ」
俺とお坊ちゃんのにらみ合いしている間にも、ヴェストはマイペースに精液を口の中に出していたようだ。
三回目の精液となると、少し腹一杯になったのか、全て飲み込んだ後に可愛らしいおくびが出た。
92〜hotdog(3/6)〜:2009/07/11(土) 01:03:31 ID:Ds3JGDLi
とりあえずは終了か。
「で、どれがどこのヴルストかわかりましたか?」
オーストリアの言葉に、あいつは満面の笑みを浮かべた。
自信があるのだろう。
犬のようにお座りをした状態で答える。丸見えのヴァギナに目が釘づけになる。
テラテラと愛液を溢れさせるヴァギナに突っ込めたら、どんなに気持ちいいか……
そんな俺の心情なんて知りもせず、あいつは言葉を綴る。
「最初がミュンヘナー・ヴァイスヴルスト。あの馬鹿ので。
次のが、ウインナーソーセージ……凄く美味しかったです。オーストリアさん。
そして、最後のがフランクフルターヴルスト。ドイツさんのですね」

完璧な答え。
これで貴族からご褒美がもらえると思ったのだろう。
あいつの頬が赤らみ、口元が緩んだ。
――甘い奴だ。
溢れそうになる笑みを押さえ込み、俺らの傍で静かにたたずんでいたある人物を見る。
いつもは見せやしない黒い笑みが浮かんでいた。意外とこういうのが好みという事か。
「正解です。良い子ですね」
意地の悪い笑みを浮かべ、ハンガリーの頭を撫でてやる貴族。
頭を撫でられるだけでも、甘い快楽が襲うのだろう。身をよじらせ、切ない声を上げる。

「……しかし、これでおしまいではありませんよ。最後のヴルストを味わっていただきます」
「え? んぐぅ…うぁぐ……」
予想もしない四本目を突っ込まれ、目に涙を浮かべた。
きっと混乱しているのだろう。この場には俺ら3人しかいないと思っていたのだから。
見知らぬ4人目。もし、コレを外したら、お仕置きとして4人目に何をされるかもしれない。
口に含まれた物をじっくりと味わい、判断しようとする。
しかし、記憶の中のどれとも違うのだろう。段々と瞳に涙が浮かんできた。

くぅ、涙目のハンガリーいい。すっごくいい。無茶苦茶にしたい。
それは他の2人も同じ思いだったらしく、元気になったペニスをつかみ、息を荒くしていた。
そして、4人目は俺らの方を見て、口を開く。声には出さないが、はっきりとわかるように

も う す ぐ だ よ

「で、どこのかわかりましたか?」
「ふや…ん、これ……うぅ…えっと……ん」
「わからないのか。しょうがない。お仕置きだな」
「変態。淫乱。メス犬」
次々に罵られ、肩を震わせる。言葉でも感じるのか。
93〜hotdog(4/6)〜:2009/07/11(土) 01:04:30 ID:Ds3JGDLi
必死に舐めるハンガリーの顔が突然明るくなった。何かをつかんだらしい。
ペニスから口を離し、荒くなった呼吸を整え、
「わ、わかりました。これはモルタデッ……んぐぅ」
口の中に精液を放出され、答えをせき止められてしまった。
飲み込もうとするが、油断していたのだろう。小さく咳き込み、唇の端から地面に白い液体が流れ落ちる。

「時間切れだよ。惜しかったね」
地獄に叩き落す天使の声。はらりと目隠しが外された。
ハンガリーの目の前に立っていたのは、無邪気な笑みを浮かべているイタリアの姿。
久しぶりの光に目を細め……そして目の前の男に全身を振るわせた。
「ハンガリーさんって、こんなにえっちだったんだね。知らなかったよ」
澄んだ声。だが、奥底には黒いものが漂っている。
それを感じ取ったのだろう。一歩二歩、後ずさり……

「それでは、皆さんでこのふしだらなメス犬にお仕置きしてあげてください」

オーストリアの冷たい声を合図に、俺らはハンガリーに襲い掛かった。
逃げようとするハンガリーの腕をつかみ、床に押し倒す。
すぐに起き上がり、手を振りかざし、抵抗してくるが、後ろからヴェストがその手をつかんだ。
冷たい感触の銀の手錠があいつの手首にかけられる。これで手は封じた。
「馬鹿! あんたなんかにヤられるのはイヤ!」
殺意のこもった瞳で俺を睨みつけてくる。
ああ、余程俺にやられるのがイヤみたいだな。だが、抵抗されればされるほど、征服する楽しみがある。
「黙ってろ! 間違えたお前が悪い!」
「馬鹿馬鹿馬鹿! あんたなんて!」
手は封じられていても、足でけりを入れてくる。足首をつかみ、股を開かせる。
濡れててらてらと光るヴァギナが丸見えだ。溢れる愛液をかき分け、指を突っ込み……
それでも反抗しようとするのはあいつらしいというか。
だが、温厚な俺もそろそろキれそうだ。ああ、とっとと突っ込みたいのに。
女に暴力は好まねぇが、しゃあねえか。
手を振り上げ、

「……ハンガリー」
静かなオーストリアの声で、俺はその手の動きを止めた。
あいつも攻撃の手を休め、輝いた瞳を男に向ける。
「ハンガリー。貴女は答えを間違いました。だからお仕置きが必要なのです。
さて、貴女がやるべき事は何でしょう」
あいつにとっては優しい声に聞こえたのだろう。頬を赤らめ、もじもじと身体を動かす。
94〜hotdog(5/6)〜:2009/07/11(土) 01:06:10 ID:Ds3JGDLi
「はい。私はおしおきとして皆に犯されます。馬鹿……プロイセンにも犯されます。
たくさんお仕置きしてください」
「よくできました。それでは皆さんに犯される感触を味わってくださいね」
突き放す言葉。貴族に犯してもらえると思ったのだろうが、それではお仕置きにならない。

よーくわかってるじゃねーか。

こぼれそうになる笑みをこらえ、呆然としているハンガリーの身体を抱き寄せ、一気に貫く。
もう前戯とか関係ねぇ。俺が楽しめればそれで良い。
「やぁっ! 馬鹿! いきなりは…んんっふぁっ! ふぅく…ばかぁ…んぁ」
さっきまでは指一本でもきつかったのに、今は俺のものを素直に受け入れた。
ぬるりとした感触が、締め付ける感触が、俺の頭の中の脳内麻薬を放出させる。
壊れそうな快楽。壊してしまいたい衝動。
俺のに確実に感じてくれているのがすげぇ嬉しい。
身を震わせ、自ら腰を振り、更なる快楽を求め。
「あぁっ! ひゃぁ! ……や、ちょっ、後ろはい……くぅん」
不意に眉を潜める。どうやらドイツもアナルに突っ込み始めたようだ。
前後の穴を攻められ、切なげに悶えるハンガリー。
楽しそうなイタちゃんが、あいつの手をつかみ、ペニスを握らせる。

しかし、あいつの瞳には椅子に腰掛け、冷たい視線を向けるオーストリアしか映らない。
このまま、素直に犯されていれば、優しい貴族様が助けてくれるとでも思っているのか。
「楽しそうですね。どんな風に犯されているのか、言葉で説明してくださいますよね」
冷淡な貴族様のお言葉に、あいつは瞳を潤ませる。
まだ理性が残っていたのか、しばし口ごもり……
「ぁぅ…んっ! プロイセンのペニス…お…おちんちんが私の中……んっ、おまんこをぐじゅぐじゅにかき回してぇっ!
ドイツさんのが……くぅ、お尻の穴を……貫いてますっ!!
イタちゃんのおちんちんも手でこすって! やっ! そんな強く……ふぁん」

「良くお返事できましたね。それじゃあご褒美を……」
さっきとはうってかわって、優しい声に、あいつは嬉しそうに微笑み、
……貴族の眼鏡がきらりと光ったのを、俺は見逃さなかった。

「ご褒美として、特別ゲストをお呼びしました。この方にたくさん犯していただきなさい」
「HAHAHAHA! おいしそうなメス犬がいるな。俺も混ぜてもらうゾ」
アメリカの乱入により、ハンガリーの瞳に恐怖の色が宿り……

狂乱の宴が始まった。

前後の穴につっこまれ、両手にもペニスを握り締める。
精液が中からも外からも汚し、それでも彼女は救いの手であるはずのオーストリアを瞳で求め続け、声を上げる。
「淫乱なメス犬だね。ハンガリーさんって」
「ゲルマンとイタリアが組み合わさって、変態の犬を調教する。中々いい。この熱さが……くっ、出すぞ」
「はははっ、熱いメス犬って事で、まさにホットドックだな」
「……中々面白い事をおっしゃいますね」
「…ハンガリー! 嫌っている男に貫かれる感覚はどうだ?」
「やっ! やだもう! 子宮がごりごり腸も手も熱くてっ! あああっ! またクル!!」
快楽に狂うメス犬は、何度目かの絶頂を向かえ……
95〜hotdog(6/6)〜:2009/07/11(土) 01:07:37 ID:Ds3JGDLi
「と、いう夢を見た」

プロイセン……兄さんの話に、横でオーストリアがコーヒーを豪快に噴出した。
いつもならば、すぐにテーブルを拭くところだが……実の所、俺も思いっきりむせて、動きが取れそうにない。
一人、何でそうなったかわからない兄さんは、きょとんと俺らを眺める。
「きったねぇな。下品だぞ」
「下品はどちらですか! 朝食のさわやかな時間にそんな話題だなんて! そもそもハンガリーをそんな風に」
「大丈夫。今回は夢精はしなかったから」
何が大丈夫なんだか。俺はもう兄さんにかける言葉が思いつかない。
ヴルストにマスタードをつけ、大きくほおばると、けらけらと笑う。
……あの話をした後に、平気でヴルストを食えるのが凄い。

「ま、それ見た後、ムラムラしてあいつ襲いに行ったが。
にしてもなぁ」
いやらしい笑みをオーストリアに向け、
「お前、Sと見せかけて、Мだったんだ。『騎馬民族らしく、この私を鞭でハァハァハァ』って……思わず笑っちまったよ」
「ちょっ! あん時のプレイを見て……そこになおりなさい! このお馬鹿さんが! ハンガリーが聞いたらど……」
そこで言葉がとまる。オーストリアの視線は、兄さんの顔……を通り越し、背後を凝視し、動きが止まった。

……ああ……

大きなため息をつき、そっと俺の分の朝食の皿を手元に引き寄せる。
「なんだ? 俺の後ろに何……か?」
兄さんの動きが止まった。
その隙に皿をテーブルから下ろす。朝食はしっかりと食べないといけないからな。
俺は1歩後ずさる。

『……ハンガリー』

オーストリアと兄さんの声がはもる。兄さんの後ろには、満面の笑みを浮かべいるハンガリーの姿。
だが、隠し切れない殺気が食堂を支配する。
手にはなぜか首輪と大人の玩具が……って!
「それ、俺のSМ道具の一つ!」
「あ、お借りしました。この馬鹿を教育するために……」
「ちっ!」
机をひっくり返し、逃げる兄さん。それを追いかけるハンガリー。
悲鳴。鎖の音。モーター音。泣き声。黒い笑い声。
「ああああ、ハンガリー、やるならば私を! ずるいですよ! プロイセン!」
息を荒くし、ハンガリーを追いかけるオーストリア。

――そして――

「うん。今日は会議があったな。
これを片付けていくとすると……少々予定がずれるが、仕方がない」
馬鹿騒ぎには慣れきった俺は、マイペースに朝食を再開したのだった。
96名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 01:10:06 ID:Ds3JGDLi
以上でした。
一応、貴族の名誉のためにいっておきますが、
ウインナーソーセージ(直径 20 mm 未満のものを言う)は、貴族のが小さいという比喩ではないです。
ただ、ウィーンで作られたからそう表現しただけで……
97名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 01:18:52 ID:QrSNboZZ
リアルタイム遭遇した…

ハンガリーさんエロいよ!
ゲルマン本領発揮に久々にドキドキさせて頂きました!

しかしながら最後の最後でマダオ登場かよ!
98名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 01:59:17 ID:ZwM8o2fG
>>96
GJ!

ウインナーソーセージ吹いたww
99名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 09:46:28 ID:vOavEF5U
gj!プロイセンの表現がエロかった
同じくウィンナーソーセージに吹いた

ドSな貴族良いな…結局最後はマダオだったがw
100名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 09:50:46 ID:vOavEF5U
連投すまそ

>>87
遅レスだが
それ良いな。オーストリアとハンガリーさんは共通の世界遺産の湖あるって前聞いたからその湖が2人の子供で良いじゃないかと思った
101名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 10:36:56 ID:QFIuwjBV
ハンガリーの湖
って何か響きがエロくね?
102名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 12:42:49 ID:xcEqU6R+
>>96 GJ!
最後まさかの夢オチ+マダオさんにウインナーコーヒー噴いたww
どS貴族とマダオさんが一気に見れて、2度おいしかったんだぞ!

ところでゲルマン族が全員Sにみせかけて全員どMだったらやだよな…。
103名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 13:00:25 ID:240Ws56S
リヒテンシュタインの出番ですね
104名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 15:53:46 ID:ImTZH7Nx
リヒテンに独兄弟を駄犬呼ばわりさせたい
105名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 17:23:18 ID:QrSNboZZ
>>102

ここではドSドMどっちにもなってるぞ。
ゲルマンズ。
106102:2009/07/11(土) 21:34:40 ID:ZYFkeuov
>>105
そうだった。たしか過去スレでドイツもプの字も華麗なるマゾッホデビューしてたんだっけ。失敬!

いや、ゲルマンズでドM談義してたらいやだなーっと思ってさw
107名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 01:26:07 ID:v0AcrXMK
どうでもいいがあんこもSM嫌いじゃなさそうな気がス。
折檻とかしてたくらいだしのう。
108名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 02:00:51 ID:WZyaf6zG
SもMもこなすのか
109名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 02:35:44 ID:L1Wt5q4S
>>107
>折檻
そんなのあったか?
110名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 03:27:28 ID:VXpa4a5F
ブログかなんかにスーさんを折檻したとかあったような…
111名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 03:50:53 ID:c9Hnv3/c
「スーさんと家出」のフィンの語りにあったよ>折檻
なんか、すごく良い笑顔で鞭振るってそう…
112名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 04:09:29 ID:L1Wt5q4S
>>110,>>111
おお
すまんな、さんきゅー
113名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 04:11:11 ID:L1Wt5q4S
うわぁああぁああ
ageちまった…

ちょっくら折檻されてくる…
114名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 07:20:19 ID:NC3H5XZm
この流れでふとスペイン兄ちゃんとあんこがいい笑顔でベルをスパンキングしてるのが浮かんだ…
115名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 10:23:36 ID:BL7SSpQ4
更にこの流れだと、ベルが切れて女王様化して、
二人がMに目覚めてしまうとこまで想像してしまったが。
116名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 11:41:15 ID:8yoFUWTH
俺はM役も満更でないスーさんを妄想した。
117名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 15:14:19 ID:FH3dJCrU
ベルは叩かれながらも抵抗して肩や首筋あたりをおもいっきり噛んでくれそう

歯形をみてニヤニヤしながら「もっと強く噛んでいいんやで」「俺も噛んでいい?」って喜ばしてしまって、
あれ?嫌がらせのつもりやったのに、なんで?でズルズル二回戦になだれ込んでしまえばいいよ。

「牛に襲われて傷だらけなってしもたー」って苦しい言い訳をロマーノに鼻で笑われる、そんな親分一家
118名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 20:38:33 ID:hsXENbHk
あんこは結構寛大なんだよな
世界で最初に大人向け漫画の解禁に踏み切ってるし
ポルノも過激で、
イギリスの反対運動家がわざわざ視察に来たなんて話もあるくらい
119名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 21:04:05 ID:Y3/zDn0o
あー、そういうのの規制ゆるい方が逆に性犯罪起きないらしいね

児ポ法は日本をどこへ持ってくやら…
おっとスレチ
120名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 22:47:40 ID:EYseEQ5J
>>118
>イギリスの反対運動家がわざわざ視察に来たなんて話もある
あの変態紳士の国の反対運動家が来るくらいだから相当なんだろうな
121名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 14:33:38 ID:jRsCg2sn
>>120
「べっ別に!これは視察であってエロ本買いにきたわけじゃないんだからなっ!」
とのたまうツンエロ委員長なイギリスを受信した。
となりであんこが「ほ〜う、そうけ(によによ)」とか言ってるとなおよし。
122名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 14:54:47 ID:Q3ugUXDM
投下したいのに、ヤフー規制が長引いてて
PCから投稿できない(/_;)

ちなみに、日本が女設定で考えました

日本って女キャラのほうが
エロ視点で見たとき、おいしいって思った。

アメリカに無理矢理踏み込まれて、
欧米社交界に引きずり出されて、

イギリスとカプになって、
イギリスに尽くしたけど、振られて

ドイツと付き合い始めたら、
振ったはずのツンデレ眉毛が
「ドイツに騙されるから、こっちに来い」
とか行ってきたり

アメリカに瀕死負わされて、何でも言いなりになって、
しまいにはアメリカがヒモ状態…

こんな設定、どうでしょう?
123名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 15:06:18 ID:JovvetIh
にょたりあ注意と書いた上で
外部ろだかまとめサイトを利用して下さい
できればその前にしばらくROMして下さい
124名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 18:44:05 ID:5l43USv9
>>3を参考に。
個人的意見だけど、できればにょたりあスレ等に投下した方がいいと思われ。
125名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 19:09:54 ID:GX/13kzD
その前に半年ROMしたほうがいい
126名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 21:24:26 ID:sijbSYdj
腐女子臭がぷんぷんするぜ・・・
127名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 21:25:06 ID:F8NAtdDg
>>118
あんこのとこが規制がゆるいときいてつい、超がつくほどオープンなあんこを妄想した。
それはもう清々しいくらいに。
気に入った女子に「よし!やらせろ!」とか言ったら「あっはっは、何言ってんのよ!」と
どつかれる、そんなイマゲ。
128名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 21:32:26 ID:n4CfH/U1
>>127
>>気に入った女子に「よし!やらせろ!」とか言ったら「あっはっは、何言ってんのよ!」と
どつかれる、そんなイマゲ。

それって誰にも相手にしてもらえないってことかw
なんか普憫以上に不憫じゃねーかw


129名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 21:33:00 ID:Q3ugUXDM
122です

KYになってしまい、すいませんでした
ノーマルなCPの方で書いたらまた来ます。

意見下さった方、ありがとうございました。

130名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 21:38:26 ID:5wVyfG2j
>>127
やべーあんこかわいいwww

上の書き込みみて、あんこ×ベル書き始めた。
ベルの訛りは書きやすいんだけど、あんこ弁に挫折しそう…('A`)
お笑いのユー/字/工/事みてぇな喋りでいいんだっぺな?
131名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 21:59:05 ID:F8NAtdDg
>>130
茨城寄りの栃木に住んでる俺が通りますよ。
ユー/字/小路よりも、赤い/プル/トニ/ウムのが近いかも。(マニアックな芸人スマソ)
でも基本、栃木弁と茨城弁は共通項多いから、ユー/字/小路みてぇな喋りでだいじ(大丈夫)だー!
132名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 22:15:59 ID:Uuyc6LwW
ところでこの記事を見てくれ、こいつをどう思う?
ttp://www.excite.co.jp/News/odd/E1247476426957.html
133名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 22:25:49 ID:fduC/reT
独はどこまでも独だったw
てか女の人のほうが積極的てww
134名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 22:27:37 ID:fcVr5VeD
開館した国もだが、この施設があるあと二つの国もどうなんだと小一時(ry


一瞬生身の女の子の国を飾ってしばいて喜んでるドイツを妄想したじゃねえか。
135名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 22:27:37 ID:zVdRYk2t
>>132
すごく…世界って広いです…

つーかスペインでもやる予定なのかよ
136名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 22:41:30 ID:MoOb3fEn
ドイツとイギリスとスペインか…
何か凄い組み合わせだ
137名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 22:53:11 ID:J9h6b+ge
>>134
なぜかハンガリーさんで受信しちまったんだぜ。
独洪か……SMじゃなくて普通のエロで書いてみたい。
138名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 23:00:04 ID:VC5aCfq+
ネイティブ水戸弁のものだが…

県南県北県央でも結構違うんだっぺな
おらは県央だからあんまなまってねーけんど…
どっちかつーとイントネーションがおかしいから文に出すのは難しいんだわ

ごちゃっぺでも良い話ならよかっぺよ
茨城弁まとめたサイトもあっからむずかしーけんど頑張ってくんせー
139名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 23:03:07 ID:VC5aCfq+
あげっちまったよ…
自分にいじやけんなぁ

(いじやける→腹が立つ。20超えても全国共通語だと思ってたんだぜ…)
140名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 23:06:04 ID:bVJ+7sz4
世界は本当に広いなw日本じゃありえないだろww

自分はその博物館にこっそり来館するオーストリアさんハンガリーさん2人を受信した。
2人で赤面しながら館内見て回ってたら可愛い
そしてハンガリーさんが鞭で測定してる様子を見てムラムラしだすマダオさん…
141名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 23:58:29 ID:O5M2uhUc
女性陣が「ほら、行きますよー!」と言ってズンズン進むのに対し、前屈みになってなかなか歩けない男性陣を受信した

駄目だ…女性陣強すぎるw
142名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 00:38:37 ID:UPx6S+5W
>>137
ぜひ見たいんだぜ!
着飾らせられていたぶられて涙目のハンガリーさんに萌える

まあ逆でも全然かまわ(ry
143名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 01:24:35 ID:6A5iLKLO
>>141
容易に想像できた
何て男らしいんだろう
ステキ!
144名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 01:25:29 ID:/gqXxUaG
児ポネタでブリ天の奇跡で体は幼女になったけど
中身そのままなセーちゃんにHねだられて
イギリスは「児童虐待が」と気にしながらも
激しい要望に根負けしてついやっちゃうイギセー妄想した

幼女セーちゃん萌える
145名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 02:01:16 ID:px6waVvf
ノルって津軽弁なの?
あんこネタに絡ませたいけど、リアル津軽弁使いが「あんこなんて言わねぇんだべさ」って言ってるんだが…。
「あんこ」はどこの方言なんだか。
146名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 02:37:25 ID:KZpvG7EZ
>>137>>142
やばいかなり萌える
SもMもいけちゃうゲルマンズすげぇ

>>145
地元民だけど地域によって癖が多少違うとはいえ津軽弁ではないと思う
青森だと方言二つあるけどどっちもあんこはつかわないから別地域じゃないかな?
147名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 06:01:59 ID:nTDw+uyE
どうやら

・アンコは、兄(アン)に指小辞のコを付けたもの。
・北海道、東北方言で「兄ちゃん」程度の意味。


らしいぞ。方言はよくわからん
148名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 06:15:59 ID:CKvok1r5
>>144

自分は不思議なメ〇モちゃんよろしく、不思議なお薬を呑んで大人になってお兄様に迫るリヒを妄想した。
149名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 06:17:16 ID:CKvok1r5
うわsage忘れた


ちょっと朝飯にスコーン作ってくるわ
150名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 10:15:34 ID:mY7wUdnR
>>148
自分は大人版 朝比奈み○る的リヒを受信した
妹系→エロい大人お姉さん系の変身はたまらん
151名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 12:28:55 ID:KWOi+AlO
リヒはゲルマン系だから、スーパーモデルみたいな
日本人からすれば、ちょっとムキムキでグラマラスなお姉さんになりそう
152名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 12:40:58 ID:avNyNR84
ブリ天がリヒとライナさんのおっぱいを取り替えるとかいう
めっちゃいらんことしいな電波受信しましたよ
153名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 12:46:40 ID:FddWDy6o
大人になったのはいいけど、
背が少し高くなっただけで、あまり変化のない姿に涙目なリヒもいいなと思った
154名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 13:08:48 ID:LCwMYYyc
>>152
何スレか前にそんな話題で盛り上がったっけな
155名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 15:23:11 ID:avNyNR84
>154
しまった、電波の送信元確実にそれだ

個人的にブリ天にはイタリアをしょたりあにしてもらいたい
女の子たちにモテモテだよ!(含む童貞食いな意味で)
156名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 22:43:45 ID:bvOVkK1q
ニュース小ネタ
ttp://news.qwe.jp/dqnplus/1247312691から



仏 「スケベで何が悪い!美人でセクシーなお尻の持ち主に見とれて何が悪い!!」
南伊「そうだよ!フランス兄ちゃん!見ない方が失礼だし、そんな魅力的な女の子を口説かないのはもっと失礼だよね?」
英 「お前ら、そんな事ばっか言ってるからこんなニュースになるんじゃねえかw」
北伊 「お前にいわれたくねーよ。ちくしょーめが。つ ttp://narinari.com/Nd/20090711950.html
157名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 23:28:08 ID:NiUM3+vJ
>>70からの流れで受信したオーストリア×ハンガリー投下します。
とことん長くなったわりに、エロが少ない気がするのは気のせいではないはずです。
【メインCP】 オーストリア×ハンガリー
【傾向】 ほのぼのラブラブ。捏造オリジナルキャラが重要キャラとなっていますので、少々注意。
【その他】
とりあえずオールキャラを目指してみた。
スレの雑談を色々盛り込んでみたつもり。
158〜CSILLAGOM(1/15)〜:2009/07/14(火) 23:28:51 ID:NiUM3+vJ
それは、良く晴れた朝だった。

朝食後のコーヒータイム。
それが彼にとって安らぎの一つ。
カップを傾ければ、香ばしい香りが鼻をくすぐる。
香りを思う存分楽しみ、コーヒーを口に。
いつもの習慣の新聞に目を通す。今年は暑い日が続いているのか。
ここ数ヶ月、まともな雨が降っていない気がする。
そうなると、庭の木々に水をあげないといけないなと考え……

廊下で騒がしい足音。
どうせプロイセンだろう。またバカな事をやったのか。
カップを置き、注意しようと咳払いをし。
「大変ですっ! 私子供できちゃいました!」
ドアを激しく開け、入ってきたのはハンガリー。
「……ハンガリー、エイプリルフールはもう終わりましたよ」
バカげた事を言うハンガリーに、カレンダーを指差し、冷静に返事をする。
こんな形をしているが、一応「国」ではあるのだから、妊娠なんかできようがない。……残念ながら。
きっと、冗談のつもりだったのだろうと、優しい笑顔で彼女の方を見て……

思わずカップを床に投げつけた。意味も無く。

彼女の腕に抱かれているのは、可愛らしい乳飲み子。
濃い茶の髪。翡翠のようなくりっとした瞳。桃色にそまった頬。紅葉のような手をきゅっと握り締める。
カップの割れた音に反応したのか、びくりと体をふるわせ、顔を歪める。
顔をくしゅくしゃにし、大きな瞳に涙をため始めた。
「あ、え? やだ泣かないで」
腕の中でふにふにと動く物体に戸惑いを覚えながらも、泣き始める動作をどうにか抑えようとしたが。
乳児の子育て経験のないハンガリーにとっては、どうやれば泣きやむかなんてわからない。
「ふぇ……ふぇええええ〜!」
まるでマイクを使っているような大声に、オーストリアは反射的に耳を塞いだ。
だが、ハンガリーはそうもいかない。両腕には騒ぎの元凶を抱いてるのだから。
「泣かないでよぉ
オーストリアさん、助けてくださ〜い」
こちらも泣きそうな表情になってしまった。
この声から彼女を救うには……
「ハンガリー、貴女の為ならばこの身どうなっても構わない」
「え?なんですかー」
格好良い台詞をはいても、当の本人には届かない。
だって、彼の手で彼女の耳を塞いでいるから。
彼女の耳は守れても、自分の耳は守れない。
あまりの泣き声に頭がくらくらとしてきて、意識が朦朧としてくる。

――彼女を守るために、この身が滅びるならば本望か。

意識を手放してしまおうと思った時だった。
「……何やってるんだ?」
怪訝そうなドイツが部屋へと入ってきた。後ろには耳をふさぐプロイセンもいた。
「何って。この賑やかな音楽で、頭がどうにかなってしまいそうで」
「オーストリアさんもハンガリーさんもダメだよ。ほら、その子貸して」
プロイセンの後ろからひょこっと顔を出したイタリアが、ハンガリーから乳児を預かる。
泣き叫ぶ乳児を優しく左右に揺らす。早すぎもせず、遅すぎもせず、丁度良いペースで。
澄んだ声で子守唄を口ずさむ。
声が徐々に小さくなり、目が虚ろになってきた。
瞼が閉じていき、やがて規則的な寝息を立て始めた。
159〜CSILLAGOM(2/15)〜:2009/07/14(火) 23:30:06 ID:NiUM3+vJ
先ほどまでてこずっていた乳児を、あっという間に眠りにつかせたイタリアに惜しみない賞賛の拍手を送るオーストリアとハンガリー。
だが、イタリアは唇に人差し指を当てる。『静かに』といっているのだろう。
眠りについた乳児をソファーの上におろす。
落ちぬよう、クッションで支え、床にもソファーを置き、もしもの時に備える。

「手際いいが、お前、隠し子の一人や二人いるんじゃないのか?」
ドイツの言葉に微笑を浮かべるだけで、言葉を返そうとしない。
彼にとっては珍しく冗談のつもりだったのだが、無言の肯定のような返事をされては、かける言葉が見つからない。
気まずそうに目を逸らし、
「冗談だよ。まだ子供はいないよ。女の子の扱いならば任せておいて。
にしても……この子どうしたの?」
「どうしたもこうしたもないですよ。それはコッチが聞きた…!」
興奮し、声が大きくなりつつあったオーストリアの口をドイツがふさいだ。
抱きかかえていたハンガリーに視線をやり、説明を求める。
彼女は乳児とオーストリアの顔を交互に見やり、
「……朝、起きたら枕元でこの子が寝ていたんです。で、混乱しちゃってここに……」
泣きそうな彼女の肩を軽く抱き寄せ、額にキスを落とす。

オーストリアとハンガリーのいちゃつきはいつもの事と、ドイツは視線を外す。
視線を外した場所で、いつの間にかプロイセンがソファーの前に座り込み、乳児の頬を突っついていた。
ふにふにとした感触が気持ちよいのだろう。突っついたり、軽く引っ張ってみたりと、まるで玩具を与えられた子供のようだ。
「プロイセン、ダメだよ。折角寝てくれてたのに」
「イタちゃんも触ってみろ。マシュマロみたいで気持ちいいぜ」
注意されたにもかかわらず、プロイセンは顔を突っつく。
乳児は眉を潜める。力の抜けていた手に力が入り、口を歪ませ、

「ふぇ……ふぇぇぇぇぇぇぇぇん!」

本日二度目の大爆発。
原因となったプロイセンは耳をふさぎ、不快そうに眉を潜めた。
「うっせーなぁ……ったく、これくらいの事で泣くんじゃねぇ」
「お馬鹿さんが! 寝た子を起こしたのは誰ですか!」

慌ててイタリアが抱き上げる。先ほどと同じように身体を優しくゆすり、歌を歌い……しかし、中々泣きやむ気配はない。
「あれ? もしかして……おなかすいたのかな?」
「おなかすいたといわれても、子供用のミルクなんてここには…」
戸惑うオーストリアに、プロイセンはにやにやとした笑みを浮かべた。
何か考えがあるのだろうと、彼の方に視線をやる。彼は咳払いをし、
「ここにあるじゃねーか。子供の飯である立派なおっぱいが」
さりげなくハンガリーの胸を叩き……あっという間にフライパンの餌食になった。
「バカ! 出るわけないでしょう!」
鉄の香りが漂うフライパンを手にし、肩で息をする。
……正直な所、胸がじんじんと熱い気がしていたのだが、さすがにそんな事ありえないと必死に否定してみる。
しかし……
「ふぁぁぁぁ! びぇぇぇぇぇええ」
火がついたように泣き続ける乳児を見ていると、あまりにも可愛そうでしかたがない。
160〜CSILLAGOM(3/15)〜:2009/07/14(火) 23:31:07 ID:NiUM3+vJ
「……ちょっと、ドイツさんとイタちゃん、後ろ向いててくださいますか?」
彼らが後ろ向くのを確認する前に、ドレスのリボンを外し、胸をはだける。
形の良い乳房が服から零れ落ちた。

そこまでやっておいて、イタリアに乳児を預けたままだったことに気がつく。
「イタちゃん、その子いい?」
「あ、うん……」
視線が胸に釘付けになりそうになったが、ドイツの手によって強制的に向きを変えさせられた。

手にずっしりとくる重さ。でも心地よい温かさ。
泣き続ける乳児の口に乳首を当て……
「……んっ」
口に含まれる感触に少しだけ甘い声を漏らす。
力強く吸い上げる乳児に、生命の強さを感じ、心の奥が熱くなった。
愛おしい。腕の中の子供が愛おしい。
熱い思いが胸を占め……何か変な感触に首をかしげた。
口を動かし、必死に吸う乳児。何もでないはずなのに。
吸われていないもう片方の胸を見る。乳首からじんわりと白い液体が流れ始めていた。

それにオーストリアも気がついたのか、指先ですくって口に含む。ほんのりと甘い液体。
「……これは母乳……ですか? まさか……」
「ほら、俺の言葉が正しいじゃねーぐはっ」
復活しかけたプロイセンを足で思いっきり踏みつけた。再び沈黙したプロイセンをドイツが引きずる。

気まずい沈黙。乳首を吸う音が部屋に響く。
エロティックな行為ではないとわかっている。わかってはいるが。
「あー……その乳児の捜索願が出ていないか確認してくる」
「俺も行く。それじゃ、オーストリアさん、ハンガリーさん、何かあったら言ってね」
そそくさと部屋を出て行く二人……いや、引きずられているプロイセンを入れれば三人か。
少し前かがみになっていたのは見なかった事にしよう。

小さな手をぎゅっと握り締め、口を動かす乳児。それを優しい眼差しで見つめるハンガリー。
その光景はまるで絵画のように美しく……少しだけ情欲を誘った。
「……私もミルクの味を教えてくださいますよね」
乳首に口付けをし、見上げるオーストリアに苦笑を浮かべる。
「もう……それは夜になってからです。たくさん飲んでくださいね」
唇を重ねた。口の中に甘い味が広がる。これが自分の母乳の味なんだなと思うと、少し頬が熱くなった。

そんな大人の世界が広がっていることなど知らず、乳児は目の前のご飯を食す事に夢中だった。
161〜CSILLAGOM(4/15)〜:2009/07/14(火) 23:32:08 ID:NiUM3+vJ
「ああ、もう。ダメですったら。んっ」
くすくすと笑い声を上げるハンガリーにのしかかるオーストリア。
傍らでは乳児が気持ちよさそうに寝息を立てている。

甘い雰囲気になっても、乳児のせいで止めざる終えなかった。
やっと夜になり、ぐっすりと眠ってくれたので、今度はと彼女の身体に手を伸ばしてきた。
首筋に唇を落とし、手を服の中へと忍び込ませる。
ほんのりとミルクの香りが漂う。
先ほどのミルクの味を思い出し、胸をはだけさせる。
乳首を口に含むと、ぴくりと反応してくれる。
「や、ミルクはこの子の……うぅん…」
「あなたの胸は私のものだったんです。しばらくの間、あの子に貸してあげているだけで」
子供のような嫉妬をしてみせる彼に苦笑する。
今日一日は乳児に付きっ切りだったからしょうがないだろう。

胸に吸い付く彼の頭を優しく抱いてやる。
「甘えっ子さんですね」
肌を重ねるのは気持ちよい。足を絡め、腕を絡め、お互いの温度を確認する。
「ん、甘くて美味しいですよ。これは確かに夢中になりますね」
口の中に広がる甘さをじっくりと味わい……不意にほっぺを何か柔らかいものによって押された。
「あー、だぁ〜」
横を見れば、彼のほっぺを手で押しのけようとしている乳児の姿。
頬を膨らませ、乳の所有権を主張しているのか。
「え、あ、もう起きちゃったの? もしかして一緒に寝たいのかな?」
「ちゃ〜うだぁ〜」
ぱちぱちと手を叩く。その姿は性欲より母性を優先させる行為であった。

「ごめんなさい。今日はこのまま寝ましょう。ね」
申し訳なさそうに謝る彼女に、一つ大きなため息をつく。
乳児と争う気は更々ない。それに、こんな光景を見せ付けられては、元気になったモノも萎んでしまったし。
二人を抱き寄せた。彼女との間に乳児を置くようにし、腕で包み込んだ。
「全く……しばらく貸しておくだけですよ」
乳児の瞳を見つめ、呟いてみるが、当の本人はそんな事理解できていないだろう。
大きなあくびを一つ。うつらうつらと舟をこぎ……

――子供の寝顔には睡眠作用でもあるのか――

そんな事を考えているうちに、三人とも深い眠りについたのだった。
162〜CSILLAGOM(5/15)〜:2009/07/14(火) 23:33:11 ID:NiUM3+vJ
「へぇ、その赤ん坊が噂の……」
アメリカが興味深々で、ハンガリーの腕の中の乳児を覗き込んでいた。
その後ろで、各国も連なって覗いている。

――あれから数日。乳児の保護者も見つからず、いまだにオーストリアの家に滞在していた。
そして、世界会議の日。ハンガリーを一人家においていくこともできず、乳児をつれて会議に参加したのだ。
すでにみんなの関心は乳児に向いており、会議の事などすっかり忘れているようだ。

「あーもう可愛いぞ。あいつにもこんな可愛い時代があったのになぁ。どうしてあんなになっちまったんだか」
「俺んとこの子分は未だにめっちゃ可愛いで。やっぱ育児ってーのは重要やな」
昔の事を思い出し、少々ブルーが入ったイギリスに、止めを刺すようにスペインがさらりと答える。
悪気はないのだろうが、その言葉に涙目になるイギリス。
ぷるぷると震えるイギリスの顔に何か柔らかいものが触れた。
精一杯手を伸ばし、無垢な笑みを浮かべる乳児のものだ。

「お〜、こんな小さくても慰めようとしてくれるなんて、なんて可愛らしい少女。
大きくなったらお兄さんがお嫁さんにして……ぐっ」
乳児すらも口説こうとするフランスの頭に、ライフルの銃口が当たる。固まったまま後ろを見ると、目の据わったスイスの姿があった。
「こんな幼い子供まで毒牙にかけようとするのだったら、容赦しなくてもいいであるな」
「ダメだよ。こんな小さい子に血の臭いを覚えさせちゃ。……殺るんだったら別室行こうよ。僕も手伝うよ」
二大恐怖にフランスが凍りつく。首根っこつかまれたまま、スイスに引きずられていくフランス。
その後ろをにこにことついていくロシア。手にはしっかりと水道管を抱えたままで。

「……馬鹿だ。ま、あんな野郎いない方がいいがな」
口では憎まれ口をいいつつも、乳児の顔を見た途端、顔の筋肉が緩み、珍しく素直な笑顔を見せるロマーノ。
そんな兄の姿に、つられて笑みを浮かべるイタリア。

「たく、可愛いじゃねーか。俺にも貸してみろや」
トルコは乳児を半分奪い取るようにしてから、腕の中に収めた。
はらはらと見守るオーストリアとハンガリー。しかし心配は無用だった。
妙に手馴れた様子で乳児を抱きかかえ、あやす。
「……トルコなのに……なんで」
「馬鹿野郎が。この俺を誰だとおもってるんでぃ。てめぇを育ててやったんは誰だと思ってるんだ」
トルコの言葉に、ギリシャは沈黙した。
気に食わないが、現に自分を育ててくれたのはトルコなのだ。
163〜CSILLAGOM(6/15)〜:2009/07/14(火) 23:34:07 ID:NiUM3+vJ
「うーあ? あぁ〜あーあ」
「ちょっ! てめぇ俺の仮面とんな!」
乳児の手がトルコの仮面に触れる。楽しそうに仮面をいじる乳児を止められそうにもない。
諦めて仮面を玩具にされるトルコの姿に、エジプトが珍しく笑みを浮かべていた。

「ほら、トルコさんに仮面返してあげてね。代わりにクマ五郎さん貸してあげるから」
「貸ストカ、オレノイシハ無視……耳ヒッパルナ」
ふかふかのクマ二郎さんの感触が気に入ったのか、トルコの仮面を放り投げる。
ぎりぎりでギリシャの猫がそれをキャッチした。トルコが安堵のため息をつき、猫から仮面を取り返そうと手を伸ばし、
「みゃ?」
トルコの手を引っかき、部屋の外へと逃げていった。
「ちくしょう! キューバ、ちょっとこいつ抱っこしてろぃ! まてぇぇ!!」
近場にいたキューバに乳児を預け、慌てて駆け出す。
急に渡されたキューバは、少々戸惑い気味に乳児を抱きかかえる。
無意識にタバコに手を伸ばしかけ、乳児の笑顔にそれをどうにか抑えた。
恐る恐る乳児の顔を見る。子供受けする顔ではないから、泣かれてしまうかと心配だったのだろう。
しかし、クマ二郎さんを抱っこし、ご機嫌らしい乳児は、キューバにも満面の笑みを向けてくれた。
「…クマ可愛いか。そうか」
「うーだ〜あぅ〜」
ほっと安堵のため息をつく。

クマ二郎さんの耳をしゃぶったり、手をひっぱったり、尻尾にかじりつく姿に一同は和みを覚え……
「ふぇ? う〜」
急に不機嫌そうな顔になる。小さく声をあげ、肩を震わす。
慌ててあやそうとするが、どうしていいか戸惑うキューバを尻目に、とうとう乳児は大声で泣き出した。
「おい、俺何もやってねーぞ」
「あっと、そろそろご飯の時間みたいですね。お隣の部屋借ります」
時計を確認し、キューバから乳児を受け取った。
みんなに一礼すると、隣の部屋へと向かい……

「あの、私たちもご一緒してよろしいですか?」
遠慮がちにリヒテンシュタインが声をかけた。その後ろで、他の女性陣も期待した目で見ていた。
子供はできないと分かってはいても、心の奥に潜んでいた母性本能がくすぐられたのだろう。
ハンガリーはにっこりと微笑むと、大きく頷いた。
そして、女性陣は隣の一室へと消えていく。
……数人の野郎どもがそっと後をついていった事に気がつかずに。
164〜CSILLAGOM(7/15)〜:2009/07/14(火) 23:35:22 ID:NiUM3+vJ
服のリボンを外し、胸をはだける。
乳首を泣き叫ぶ乳児の唇に触れさせれば、必死に吸い付く。
最初は泣き顔だったのが、やがて安らいだ表情となり、静かにすい続ける。

「……赤ちゃんって可愛いっすね」
机に頬杖をつき、授乳する姿をうっとりとした表情で見つめるセーシェル。
おなかが一杯になったのか、口を離し、満足そうに笑う。
育児になれたのか、食後のケアも忘れない。軽く背中を叩き、ゲップをさせる。

「手馴れてるなぁ。ハンガリーはんがママで幸せさんやな」
「あいっ!」
ベルギーの言葉に手を上げてお返事をする。あまりに可愛い仕草に一同の顔に笑みが浮かんだ。
「そうねぇ。あ、ハンガリーちゃん、私にもだっこさせてくれる?」
「いいですよ」
ウクライナが乳児を抱き上げる。
腕にかかる気持ちよい重さ。胸の奥に熱い物がこみ上げる。心が安らぐ。
恐々覗き込んできたベラルーシ。まるで得体の知らないものに触れるように、指先で乳児の頬を突っつき、
「ベラルーシちゃんも抱っこしてみる? はい」
突然渡され、戸惑うが、腕の中で警戒心もなく笑う姿に、肩の力が抜けた。
きゅっと指をつかんで離さない乳児。
「……私が何かやるかもしれないのに……お気楽な奴」
ベラルーシにしては珍しく自然な笑みが浮かぶ。それにつられ、乳児も笑いだす。
女性陣の間に和やかな空気が流れ始め……

不意にベラルーシの瞳がきらりと光った。ドアの方を凝視し、乳児をリヒテンシュタインに手渡す。
突然預けられたため、少々慌てるが、それよりもベラルーシの行動が気になるのか、ドアの方を見て、
「……畜生が」
素早い動きでナイフを投げつける。それはドアの隙間から覗いていた者たちの眉間に……
「そんなナイフぐらいよけられるしー」
飛んできたナイフを華麗に受け止め、にやついた笑みを浮かべるポーランド。
その後ろでは、目が座った状態のリトアニアが息を荒くしていた。
「ベラルーシちゃんと赤ちゃんだなんてものすごい光景。はぁはぁはぁ、俺と子育て……いや、子作りしよう!」
今にも襲い掛かってきそうなリトアニア。
というか、すでに周りの光景など目に入らない様子で、ベラルーシに突撃しようとしていた。
ベラルーシは一つため息をつき、スカートの下に収納されていたナイフを取り出し、構え、
「ゴメンなさい! ゴメンなさい!」
涙目でリトアニアの首筋にすずらん(らしきもの)を突き刺す。
その途端、身体の力が抜けたかのように床に倒れこんだ。
「やっぱすずらんは効くしー。本当ならばピンクなら最高なんだし」
満足げに頷くポーランドの横で、冷静にリトアニアの身体を背負うエストニア。
大きく一礼し、
「お邪魔しました。それではごゆっくり。
……そしてご馳走様でした」

素早い動きで立ち去るバルト三国+ポーランドにあっけにとられ……しばらくたった後、
「って、もしかして授乳も覗かれていた!!」
叫ぶハンガリー。声にびくりと乳児が反応し、瞳に涙を浮かべ

「ふにゃぁぁぁっ」

元気に泣き出す乳児。慌てる女性陣。
窓の外では強い太陽が辺りを照らし……今日もなんとなく平和みたいです。
165〜CSILLAGOM(8/15)〜:2009/07/14(火) 23:36:35 ID:NiUM3+vJ
「この子がハンガリーとオーストリアの子供ですか?」
「おおっ、可愛いんだぜ!」
妙にハイテンションのシーランドと韓国に囲まれ、そそくさとハンガリーのスカートの影に隠れる幼女。
ちょこんと顔をだし、頭を下げる姿が非常に可愛らしく、更に二人のテンションが上がった。
逃げ惑う少女を二人が追い掛け回す。

――あれ以来、オーストリアの家に客人が来ることが多くなった。
ほぼ毎日のようにやってくる客人に、少々辟易しながらも、悪くはなかった。
可愛らしい娘を自慢できるのだから。

「すみません。韓国さんってば妙にテンションが上がってしまって……あ、これ手土産です」
来訪時のマナーはしっかりと心得ている日本が手土産を手渡す。
ちらりと来訪者を見る。亜細亜組が8人と2匹。北欧組が6人と2匹。で、ここに3人と3匹。
もし、ドイツとプロイセンが来ても予備はある。
韓国とデンマーク辺りが人の倍は食べるとしても、十分に足りる。動物用のおやつも持ってきた。

「かーしゃまぁ〜」
ぺてぺてとハンガリーに駆け寄ろうとする少女の前に立ちふさがっていたのは、
丁度ハンガリーに手土産のサルミアッキを渡そうとしていたスウェーデンだった。
背は高い、顔は怖いで、子供には好かれる事はない。
自覚はしている。だからどけてあげようと右によける。だが、少女も同じ方向に避けた。
仕方なしに反対によければ、少女も反対に移動する。
親切のつもりなのだが、どうも裏目に出てしまう。泣きそうな少女をスウェーデンは抱き上げ、
「んっ。任せる」
子供受けしそうなフィンランドの前に降ろす。
「えっと……な、泣かないでください。ね、スーさんああ見えて怖い人じゃない……と思うんですけれど」
少し自信なさげなフィンランド。自分で言っておいて、何となく気分が落ち込んだのは気のせいだろうか。
慰めになってない慰めに、少女の瞳に涙が更に浮かび、

「あな〜大丈夫ですよ」
「タシデレ〜お嬢さんのお名前はなんていうんですか?」
亜細亜の癒し系コンビ、微笑みの青年タイと、温和なチベットが少女の前にしゃがみこんだ。
人懐っこい二人の笑みに、少女の涙が消えていく。少女の顔にも笑顔が浮かんできて
「あたちのなまえはね、チェィラゴムでしゅ」
「チェィラゴム? 変わった名前だべ。どういう意味なんだんずな?」
ノルウェーの言葉に、ハンガリーとオーストリアは顔を見合わせ、照れた笑みを浮かべる。
「えっと、特に名前は考えていなかったんですが……
私の家の風習で、子供を呼ぶ際に、名前の変わりに『CSILLAGOM』って呼ぶんですよ。
意味合いは『星』なんですけれど……この子、自分の名前だと思っちゃったらしくて」
「よーし、こどもは外行って遊ぶべぎだ。出っと。行くぞ」
テンションの上がりまくったデンマークが少女を小脇に抱え、部屋を出て行った。
その後を苦労人のフィンランドが追いかける。

「じゃ、外でお茶会にしましょうか」
「あ、それいいですね。私もお手伝いします。特製のお茶いれますよ」
「……まあ、荷物運びぐらいなら、あたいでも」
ハンガリーの提案に、台湾が同意し、ベトナムもまんざらではない表情で手伝いの宣言をした。
女性陣が台所へと消えていったのを確認すると、日本がオーストリアの横へとさりげなく移動する。
「……ところで、他の方にきいた話だと、少し前はまだ乳児だったらしいじゃないですか。
で、数日でこんなに大きくなったなんて……少々不思議ではありませんか?」
「それは……まあ、あの子自体が不思議な子ですから」
納得できなそうで納得してしまう言葉に、日本は苦笑した。
楽しそうな一同の顔を眺め、あまりに馬鹿馬鹿しい質問だったと肩の力を抜く。
「ま、そうですね。では、外に行くとしますか。デンマークさんを暴走させておくと、何しでかすかわかりませんし」
オーストリアが一つ頷くと、外に目をやる。家の外から聞こえる笑い声。
楽しそうな声に目を細め、ゆっくりと歩き出した。

――そして部屋に残されたアイスランドがやっと目を覚ます。大きくあくびをし、だるそうにみんなの元へと向かった。
166〜CSILLAGOM(9/15)〜:2009/07/14(火) 23:38:30 ID:NiUM3+vJ
熱い日差しの下、少女は草原を駆け回る。
楽しそうに幼い白虎を追いかける。その傍をぽち君と花たまごが追いかける。
素早く逃げる白虎を必死に追いかけ……何かにつまずいて派手にこける。
心配そうに駆け寄るぽち君と花たまご。白虎も寄ってはくるが、少女はそれどころではないようだ。
膝に負った傷を見て、涙が大きな瞳にたまり始め……

「ウォン!!」
大きな犬の声にびくりと反応した。少女に近づく3匹の大きな犬に少しだけ怯える。
大人に助けを求めようとしたが、大人達は微笑ましく眺めているだけ。
ずんずんと近づいてくる犬に目をつぶり……
首元に違和感。そして、身体が宙に浮かんだ。
手の平にふわふわな感触。目をあければ、先ほどの犬の背中に乗せられたようだ。
「うわぁ〜わんちゃんやさしいねぇ」
きゅっと抱きしめると、柔らかな毛並みが実に気持ちよい。
横を見れば、先ほどの2匹も傍にぴったりとついている。もし転げ落ちても、クッションになるように待機しているのだろう。
とことこと大人たちがお茶をしている木陰まで歩み寄り、ハンガリーの前で足を止めた。
ハンガリーの手が犬の頭を優しく撫でる。
「ありがと。ブラッキー。つれてきてくれたのね。
ベルリッツもアスターもありがとう。本当、貴方達は優しいわね」
犬達の鼻に口付けをし、ブラッキーの背中から少女を下ろした。

膝に負った擦り傷に少し眉を潜め、
「これくらいの傷ならば、我の傷薬で一発あるよ」
覗き込んできた中国は懐から何やら傷薬を取り出した。指ですくい、少女の膝に手を伸ばし……
「こんのぉーロリコンが! この子に触るなです!」
台湾の右ストレートが中国の頬に決まり、勢いよく吹っ飛ぶ。
あっけにとられている一同。その中の一人がむっくりと立ち上がり、台湾の右手をつかみ、高らかに空へと掲げた。
「ウイナー、台湾」
「ちょっ、香港さん、やめてくださいっ」
我に返った台湾が頬を赤らめる。何が悪かったのか理解できず、首をかしげる香港。
相変わらず考えが読めない香港に、日本は苦笑を浮かべ、手早く中国の薬を膝に塗ってやる。

「全くもう、香港さんったら。あら?」
無言のアイスランドが、手に何かをぶら下げていた。
耳を伏せ、すまなそうな表情をした白虎が、首根っこをつかまれていたのだ。
「……こいつ、俺の後ろでパフィン狙ってたんだけど。飼い猫の面倒はしっかりと見てよ」
「みゅ〜ん……」
狙っていたわけではないと思うし、そもそも猫ではない。
でも、とりあえず、謝罪の言葉を述べると、彼の手から白虎を受け取った。
腕の中で身を小さくする白虎の頭を撫でる。
「そっか。あなた、あの子を怪我させたと思って謝りたいのね」
長年一緒にいた友達だ。それくらいの事は言葉がなくてもわかる。
白虎を腕に抱え、少女の前にまでいくとしゃがみこむ。
「ごめんなさい。怪我させちゃって」
「ううん、あたちがわるいの。そのねこしゃんはわるくないよぉ」
やっぱり猫扱いに、白虎は少々不満そうだったが、少女の笑顔にしっぽをぴんと立てる。元気になったようだ。
「よーし、またあそぼーよ。ね」
ハンガリーの膝から飛び降り、草原を再び駆け出す少女。それを追うように動物達も走り出し。
「……行きたければ行けば?」
そわそわとしてきた肩のバフィンに声をかける。アイスランドの言葉に大きなくちばしを傾け、羽ばたかせた。
少女と動物達が草原で駆け回る。

何と平和な光景なのだろう。
優しい眼差しで少女を見つめるオーストリアの肩にそっとよりかかる。
「……私、幸せです」
「……ええ、そうですね」

その日々が長く続けばと願っていたのだけれど。
167〜CSILLAGOM(10/15)〜:2009/07/14(火) 23:39:57 ID:NiUM3+vJ
その日は朝から雨だった。

数日前から振り出した雨はやむ気配を見せず、降り続いていた。
どんよりとした空をみつめ、一つため息をつく。
「早く晴れてくれませんかね。またあの子とピクニック行きたいです……」
ここ数ヶ月は雨も降らず、外に遊びに行く事が多かったのだが、雨が降ってはどうしようもない。
「ま、今日は静かに家で過ごす事にしますか。ところで、あの子は?」
「まだ寝てます。昨日はしゃぎすぎたんでしょう」
眠る少女の姿を思い出し、笑みを浮かべる。

「ところで、今日の朝ごはんは何が……あれ?」
窓の外、雨のしぶきの中、何かが見えた気がした。
窓辺により、目を凝らし……

――そこにいたのは雨の中佇む少女。

先ほど見た時より、背が高くなり、髪も長くなっている。が、見間違いようもない。
自分達の娘だ。
「あれ? さっきまでそこで寝てたわよね。まあいいわ。ほら、風邪引くからおうちの中に……」
「――ゴメンナサイ。もうお別れなんです」
少女の口から出たのははっきりとした別れの言葉。
二人は動きを止め、しばらくしてから乾いた笑いを浮かべる。
「そんな冗談面白くありませんよ。おとなしくこちらに」
「……ありがとう。お父様。私、幸せでした」
悲しみを抑え、搾り出す声。雨ではっきりとは見えないが、肩が微かに震えているのがわかる。
「お母様、少しの間ですけれど、一緒にいれて嬉しかったです」
「やだ。冗談は辞めて! 早くこっちに」
窓から手を伸ばし、少女の腕をつかもうとするが、もう少しの所で手が届かない。

「最後に……私を本当の名前で呼んでくださいますか? 
私の名はノイジードル。お母様の言葉だと、フェルテー」
「最後なんていわないで! 帰るの! お願いだから! フェルテー」
「そうです。ほら、私たちの元に。ノイジードル」
少女の名前に、何かがよぎったが、今はそんな事を考えている暇はない。
家を、自分達の元を去っていこうとする少女を引き止めなければならない。
彼は雨に濡れるのを気にせず、窓から外へと出た。身体を容赦なく打ち付ける雨。
一歩、二歩、少女に歩み寄り……

「ありがとうございます。本当に……貴方達の子供でよかったです」
満面の笑みで。精一杯の笑みを浮かべ、少女は彼らに背を向けた。
雨の中、駆け出す少女。それを必死に追いかける。
足元がぬかるんでいようとも、息が苦しくなっても、ここで少女を追いかけないといけない。
親なのだから、愛娘を守るのが役目だ。
自分がどんなにぼろぼろになろうとも。
雨の中、消えそうになる少女の姿。必死に目を凝らし、ハンガリーの手を握り締め、走り続ける。
靴が脱げ、足の裏が痛い。雨水が容赦なくたたきつけ、目にしみる。
168〜CSILLAGOM(11/15)〜:2009/07/14(火) 23:40:54 ID:NiUM3+vJ
どれくらい走ったのだろうか。少女が突然足を止めた。
大きな湖の前で。

後ろを振り返り、驚いた表情。そして彼らを心配する表情へと変化した。
彼らは荒くなった息を整えることもせず、手を差し伸べる。
愛おしい者たちの手。それにもう一度触れたい。
しかし、そこで触れてしまっては、決意が揺らいでしまう。

「さあ、帰りましょう。ノイジードル」
と、そこで思い出した。その少女の名前の意味を。
そして、少女が立っている湖の事を。
「もしかして……ノイジードルとは湖の……」
彼の言葉に、少女は小さく頷いた。

「そう、私はこの湖。お父様とお母様の間に存在する湖です。
……水が無くなって、小さくなってしまって……
微かな奇跡によって、お父様達の元に……
嬉しかった。お父様達に受け入れてもらって。お父様達の娘にしてもらえて。
皆に会えたのも楽しかった。本当なら……もっと傍にいたかった。でも……」
波立つ湖を寂しげに見つめる。
「……もう時間みたいです。ありがとうございます。
そして、ゴメンナサイ。悲しませて」

手を広げ、湖に倒れこむ。

手を伸ばし、それを止めようとするが、間に合いそうに無い。
「やだ! いっちゃやだ! 貴女は私の娘なんだから! 私とオーストリアさんの娘なんだから!」
泣きじゃくり、湖に飛び込もうとするハンガリーを優しく抱き寄せる。

そして――少女は笑顔のままで……水に溶けて姿を消した。
169〜CSILLAGOM(12/15)〜:2009/07/14(火) 23:42:00 ID:NiUM3+vJ

「チェィラゴムが。チェィラゴムが。私とオーストリアさんの子供が……」
泣きじゃくるハンガリーを胸に抱き、帰路につく。

雨は止み、雲の隙間から太陽の光が注ぎ込む。
きらきらと光る木々。本来ならば、心に染みる光景なのだろう。
だが、今はその太陽ですら、彼らには眩しすぎる。

「ほら、泣き止んでください。そんな泣いていたら、あの子も心配しますよ」
赤くはれた瞼にキスを落とす。
しかし、涙は止まりそうにない。
正直な所、彼も泣きたいのだが……ここで泣いてしまっては、あの子を心配させる事になってしまう。
気力を振り起し、歩み続ける。
一緒に遊んだ森。
一緒に駆け回った林。
水遊びした湖。
そして……一緒に過ごした屋敷が姿を現した。

ドアに手をかけ、一瞬動きが止まる。
もうこの扉を開けてもあの子の『おかえりなさい』の声が聞こえないのだ。
からんとした空虚のような室内。彼の足音だけが空しく響く。
『前と同じになっただけ』
そう自分に言い聞かせてみても、心の奥に空いた穴は埋まりそうに無い。
二人の寝室へとたどり着いた。反射的に少女が寝ている姿を探してしまい……ため息を一つ。
優しくハンガリーをベッドの上に置き、彼女の胸に顔をうずめる。
微かに肩が震えている彼を強く抱きしめ、彼女も涙を流す。
二人の嗚咽の声だけが、辺りに響き……
170〜CSILLAGOM(13/15)〜:2009/07/14(火) 23:43:04 ID:NiUM3+vJ
「……あの子が初めて喋った言葉って覚えてますか?」
寝転ぶ彼に腕を絡め、胸板に耳をくっつける。優しい鼓動が気持ち良い。

いつしか、濡れた服を脱ぎ捨て、二人は裸体になった。
あのままでは身体が冷えてしまうし、何よりも誰かのぬくもりが欲しかったから。

まだしっとりと濡れている彼女の髪を手で梳き、笑みを浮かべた。
「覚えていますよ。『たのちしゅぎるぜー』でしたね。あのプロイセンの口癖の」
おでこにキスをし、くすくすと笑みをこぼす彼女をベッドに仰向けにさせる。首筋を吸い上げ、赤い痕をつけた。
「あの後、馬鹿をしばらく家から追い出して……ふふっ、少しあいつには悪いことをしましたね」
腕を首に回し、唇を重ねる。

「いいんですよ。いつも私たちの邪魔をしてくださるんですから。いい薬です」
豊かな胸に舌を這わし、つんと天を向く乳首を口に含む。
両手で乳房を包み込み、ゆっくりと揉みあげる。
「さすがにもう出ませんか。もう少し味わいたかったんですが」
「もう出ませんって。……そういえば、あの子が来てから、しばらくやれませんでしたね」
くすぐったそうに微笑む彼女の乳房を両手で揉み、唇をゆっくりと下へと移動させていく。
「そうですね。いつもいいところで邪魔してくれたから。
しばらく一人楽しい日々が続いたんですよ。プロイセン専売特許の」

甘い声が可愛らしい唇から漏れる。秘所からあふれ出した蜜を指で拭い、小さな豆を優しく指でつまむ。
「……んっ、そうだったんですか? それならば、お手伝いしたのに」
「性欲より、育児の方が優先ですよ。それに……母性に満ちた貴女もとても魅力的でしたから」
顔を赤らめる彼女の唇を奪う。
じっくりと口の中を味わいながらも、秘所をいじる手は止めない。
とめどなく溢れ出す蜜を指に絡ませ、柔らかな耳たぶを軽く噛んだ。ぴくりと身体を震わせる。

「ふぁ…ん…楽しかった…ですね。皆でハイキング」
「イタリアとアメリカがきっちり遭難して、ドイツの犬が捜索して。
でも、あの子はかくれんぼだって嬉しそうに」
抱きあげ、膝の上へと乗せる。白い背中を指でなぞり、女性らしい柔らかな臀部を両手で包んだ。

「くぅ……ん…花畑で…」
「ああ、綺麗な花冠を作ってくれましたね。そこで、可愛い私の娘を口説こうとするフランスの鼻にミツバチか止まって」
「ふふっ、そうそう。鼻が真っ赤になって。……んっ、みんなで笑って」
自ら少し腰を浮かせる。そそり立つ陰茎を手で支え、腰をゆっくりと落としていった。
深く中へと進入する感触に、甘い声をあげ……涙がこぼれた。
溢れる涙を手の甲で拭うが、止まりそうに無い。
「や…ゴメンナサイ。もう笑えると思ったのに。もう大丈夫だと思ったのに」
しゃくりあげる彼女を強く抱きしめる。腰を動かさずに、ただ彼女が泣きやむまで。
171〜CSILLAGOM(14/15)〜:2009/07/14(火) 23:43:56 ID:NiUM3+vJ
「……また、会いに行きましょうね」
背中を合わせた状態でハンガリーがぽつりと呟いた。
「……そうですね。また皆で」
柔らかい肩を後ろから抱きしめる。
温かい身体。もう一度つながりたくて、首筋に唇を落とす。
先ほどは挿入しただけ。濡れた秘所を指でいじり、彼女の腰を浮かせ……

不意に机に散らばった封筒が目に入った。
イギリスが冗談でくれたフレンチレター入りの封筒。
妊娠などしない者たちにとって、意味の無いものだが。

「……今だけは……私たちの娘はあの子だけだから。
貴女の胎内にあの子以外が来てほしくない」
袋を破こうと手に取り……彼女の手が静止させる。下腹部を優しく撫で、
「私も……ここにはあの子しか来てほしくないです。だから貸してください」
唇で袋を破る。使ったことのない避妊具に、少々戸惑いながらも、陰茎をしっかりと包みこんだ。
うっすらとゴムの香りがする。違和感のある下半身。
こんなものは無い方が気持ちよいに決まっている。どうせ必要ないものなのだから。

しかし……
「今日だけは……あの子の為に」
膣内にゆっくりと挿入される。薄いゴムが、微かに刺激を阻害する。
いつも直接感じる温かさが。濡れる感触が。それが無い。
だが、それよりも、お互いを大事に思う心。そして愛娘を愛する心が。
その一枚の障害すら、更なる快楽を生み出す。
「んっ……あっ…オーストリアさんオーストリアさんっ!」
「ハンガリー…愛してます。心から」
肌を合わせ、唇を合わせ、強い刺激が身体を震わせ……

今日だけは、彼女の中を汚すことなく、精を吐き出した。
172〜CSILLAGOM(15/15)〜:2009/07/14(火) 23:44:57 ID:NiUM3+vJ
「あーもう、デンマークさん、木に登らないでください! 
セーシェルちゃんもワンピースのまま、湖で泳がないで」
ハンガリーの声が響き渡る。いつもは静かな湖畔に、皆の笑い声が響き渡る。
ピクニックシートを広げた上には、各国の料理がならぶ。
注意するのに疲れたハンガリーが、シートの上に座り込むと、横からコーヒーがすっと差し出された。
その手からコーヒーを受け取り、そっと彼に寄りかかる。静かに微笑むオーストリア。
「……今日はこんなに賑やかだから、あの子寂しくないですよね」
澄んだ湖を優しい瞳で見つめ……その湖に新たに飛び込んだ人影に苦笑を浮かべた。
「寂しいと思う暇なんて無いでしょうね。このメンバーが集まれば」
個々好き勝手に騒ぎまくる一同をまぶしそうに眺める。

今日は青空。絶好のピクニック日和だ。
ある者は走り回り、ある者は湖に飛び込み、ある者は食べることに夢中で。

暖かな日差しが気持ちよい。シートに二人横たわる。
くすくすと笑いながら、手を絡め、腕を絡め、唇を……
「……あ、すいません。私あちら行きますので、どうぞ」
困った表情の日本が視線を逸らし、ポツリと呟いた。
周りではによによとした笑みを浮かべているフランスやらイギリスが楽しそうに眺めていて。
「やっ……もう」
顔が赤くなり、少しだけオーストリアと距離を置く。でも、指先はくっつけたままで。

「ちぇっ、つまんねぇ……あ、日本、いいもん持ってるじゃねーか。それ、世界のSONY製のデジタルカメラだろ」
日本が首からぶら下げていたカメラを目ざとく発見し、イギリスが興味深気に観察する。
きらきらとした目を向けられては、さすがに使わないわけにも行かないだろう。
元々、皆の写真をとるために持ってきたわけなのだから。

「では、折角なので、皆さんが揃った写真でも撮りましょうか。そうですね、この湖をバックにして」
手際よく三脚をセットし、一同を一箇所に集めた。
フレームを覗き込む。オーストリアとハンガリーを中心にあわせ、カメラを調節する。
「それでは皆さんとりますよ」
タイマーをセットし、急いで輪の中へと駆けていく。数秒後、フラッシュが一同を照らし出した。

とり終え、日本が画像を確認し……ある部分を見て、首をかしげ、やがて静かな笑みを浮かべた。
「撮れたんですか? 見せてくれませんか?」
覗き込んでくるハンガリーから、画面をさえぎる。
「現像して送りますよ。それからのお楽しみということで」
「えーずるいですよぉ〜」
それでも覗こうとするハンガリーを避けながら、日本はぼんやりと考えをめぐらせる。
この写真をどんな額に飾るか。どれくらいに拡大するか。
そして……送ったそれを見た時の二人はどのような表情を見せるだろうかと。

後ろ手に隠すカメラの画像。

――それは親子三人が楽しそうに微笑む姿だった――
173名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 23:45:38 ID:NiUM3+vJ
以上です。
オールキャラだと、微妙に出番が偏った気がしますが……
笑って見逃してください。
174名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 23:52:49 ID:U2RKtvK9
うわわあああああああGJ!
エロパロ史上、こんな切ないフレンチレターの使い道があったとは・・・!
175名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 23:54:58 ID:SG/jF1Gr
グッジョブ!母乳よかった!
最後の方は、ほろりときた 
176名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 00:17:23 ID:r9RdqbKT
リアルタイムktkr
お父様オーストリアさんの愛妻家っぷりとお子へのかわいいやきもちと
お母様ハンガリーさんのエロかわいいママっぷりとすてきな奥さんぶりと
世界の皆さんの優しさと動物さんたちのほのぼのに

全 俺 が 泣 い た

オールキャラでイチャエロありでほのぼので切なくて
とにかく超GJだ!ありがとう!!
177名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 00:50:51 ID:eOjJuFYF
なんだこれ
めちゃめちゃいい話じゃないか
178名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 01:03:44 ID:FJvZ/6sa
100万回のgjを贈りたくなった
すごく感動したよありがとう!父親オーストリアさん素敵だし母親ハンガリーさんかわいかった!
目から湖溢れて止まらないよ
179名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 02:13:09 ID:wb40/owt
GJ!あれだけの雑談でここまで話が広がるなんて脱帽した
フレンチレターを使い方が素敵すぎる
180名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 03:41:43 ID:y1nT1MnX
GJすぎるよ!親子っていいな…
ハンガリーさん授乳ネタ見たとき、ほぁたされて小さくなったオーストリアさんがハンガリーさんの母乳飲むのしか想像できなかった自分が恥ずかしい

181名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 04:06:48 ID:E+beJBj+
182名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 11:32:32 ID:z5Ms9pty
なんという1人マゾプレイ
183名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 18:40:37 ID:k4c3sI1i
>>173
GJすぎる!
ラストで某京アニ作品の22話思い出した
184名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 20:43:45 ID:pNDzHRmu
今日ふと、世界会議のおやつタイム(そんなん無いと思うが)に、おっぱいプリンを出したら皆さんどういう反応をするか妄想した。
すごく…セクハラです。
185名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 21:24:12 ID:FKFo9Z1I
おっぱいプリンもいいがちんこすこうもどうだろう
186名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 22:09:06 ID:wb40/owt
どっちも吸わなくちゃいけないな
それを食した後に本物を食すんですね、分かります
187名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 22:22:10 ID:eOjJuFYF
>>183
おまおれ
あれ並みに泣けた
188名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 22:57:14 ID:xTa/fCzH
>186
貴族(ハンガリーのよりは小さいですね…)
リヒテン(私もこれくらいあったら…)
ロシア(さすがに姉さんサイズだと胸やけするよね・・・)
とか考えながら食べるんだろうか。
189名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:02:39 ID:nzGu490M
プリンと胸を交互に見て涙目になるリヒ・・・ハァハァ
190名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:15:06 ID:FJvZ/6sa
>>188
貴族がそんなことを思いつつおっぱいプリン食べてる姿を見て妙に恥ずかしくなるハンガリーさんとか可愛いと思います
191名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:43:24 ID:H+oTSWnl
ttp://rate.livedoor.biz/archives/50860596.html

学者はドイツだけど元ネタがオーストリアっぽいんだよな。

という訳で、剃る剃らないでもめてるゲルマンズを受信した。
192名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:13:00 ID:jW9YfUm3
基本的にムッツリーニさんとオープンスケベな人と反応が若い人とでリアクションが分かれそうだ。
おっぱいプリン。
193名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:21:51 ID:XZXcJZpY
そのまえに誰が用意したんだろう、そのプリン
194名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 00:51:16 ID:g/gmAdZ8
祖国、といいたいところだけど
ここは観光土産に買ってきた(「おっぱいプリンの起源は俺」)韓国にいぴょう
195名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 01:28:25 ID:u6ihm7FU
フランスさんじゃないか?

ところでマーガレットが内緒でちょっと日記風みな官能小説を書いていて
偶然キャンディさんが見つけてやきもきしてしまいまで思いついたが
文才がないのでどうすれば良いか分からない
そのままセージを襲ってしまい途中でマーガレット参入3Pルート
もしくは読み進めていくうちにだんだん文章に興奮してしまったキャンディが自慰をはじめてしまい…
どっちが宜しいか凄く迷う
196名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 03:35:19 ID:9lR4V7SO
亀ですが、前スレのサルミアッキSSがツボだったので
保管庫にベラルーシ(下着姿)置いてきました。

ttp://red.ribbon.to/~himaparody/ss/wiki.cgi?page=ilsalmiakki

それから>>173の父母の話にとても萌えてしまい
右手に覚醒したジェバンニが頑張ってくれたので、そちらも置いてきています。
一晩クオリティなのでツッコミどころ満載ですがご容赦ください
197名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 07:21:31 ID:tKizCZvX
>>196

GJ!リトアニア視線なベラルーシ良いよ良いよー!
198名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 19:27:54 ID:0sJHgw7g
>>196
GJ!!!
アングル最高!!!
ハンガリーさんもエロカワイイよぉ
199名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 19:40:53 ID:VsLVAHV4
>>196
黒!黒!
アングルもいい!
200名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 21:27:44 ID:YyVqBt9v
>>196
あなたが神か
2人ともエロ美しい
GJでした!
201名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 00:56:07 ID:FqTuYjBl
>>196
サウンドノベルのスチルみたいで臨場感あっていいな!GJ!

>>193
フランス兄ちゃんなら
「今日は特別に素敵なおやつを用意したよ〜♪ピカルディ、例のもの持ってきて!」
ピカルディ「は〜い、ただいま〜!(山田君風に)」
とか言ってやってくれそうだ。
で、蓋を開けてみたら半球形のプリンがどどどどいんっと…。
202名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 01:43:37 ID:ZX390p79
>>196
GJ!
下着姿最高!どっちもふつくしい…!
203名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 11:50:47 ID:YTdpoJxZ
>>196
GJGJ!
綺麗すぐる!!


先日スレを見つけてから、保管庫読み漁ってわっふるしたので自分でも書いてみた

【メインCP】  子供化イギリス?×セーシェル
【傾向】  ラブラブ+アホエロを目指して挫折気味、今回はちゅーまで。
【その他】
>>144のネタを使わせて頂こうと思ったら、アメリカが暴走して何故かイギリスが子供化(15〜6歳)したブリ天ネタです。
学ヘタ台本要素あり、ラブラブだけどアホい。 
あとセーちゃんが、イギリス好きすぎてアホシモい。なんかごめん。

NGは「ブリタニアエンジェル様の奇跡」でお願いします。
204ブリタニアエンジェル様の奇跡(1/6):2009/07/17(金) 11:52:12 ID:YTdpoJxZ

 「…なあ、お前、一体俺のなんなんだよ?」

 少し高くて耳慣れない、でも不思議と聞き覚えのあるような声に、私…セーシェルは、軽く瞬きをした。
目の前には、ベッドに座り少し不機嫌そうな顔をする、明るい麦わら色の金髪に翠の瞳の男の子。歳は15、6、くらいの。
顔は…イギリスさんという人をそのまま小さくしたかのような…えーとすいません、ぶっちゃけ彼本人です。
この男の子、子供の頃に戻ってしまったイギリスさんなんです。

どうしよう、これ。


 7月4日。
世界一の大国・アメリカさんのインディペンデンスデイ。
彼の独立…誕生日を祝う会場の入口で、私はぼとり、と、リボンの巻かれたお祝い品の冷凍カジキマグロを取り落とした。
私のみならず、会場中の誰もが、騒ぎの中心をあっけに取られた顔で見つめる。

 「ちょっと君、一体何を考えているんだい!?」
ドン引いた顔でどたばたと会場中を走り逃げ回るのは、本日の主役であるアメリカさんその人。
そして、それを追い掛け回しているのは、
 「べははははは!!祝いの余興に、奇跡、見たいよな!!!」
背中に羽根を生やして、金の輪っかを頭に乗せ(っていうかあれ浮いてる)、神話でしか見ないような白い一枚布を
肩から流して器用に纏い、編み上げのサンダルを履き、先っちょに星のついた変なステッキを掲げ持った、

―要するに、スタンダードな天使そのものの格好で、物凄くいい笑顔を浮かべた、
……こっ、…恋人の、イギリスさんの姿だった。 どうしよう死にたい。


 イギリスさんという人は、私の元宗主国で、…いろいろあって、今は私の恋人。(現状リアルタイムでは全力で否定したいけど)

 元弟であるアメリカさんの独立記念日が近づくこの季節になると、毎年盛大に体調を崩していて、
付き合うようになってからは、べそべそに凹んでいる彼を何とか宥めすかして甘やかして、
パーティー会場に引き摺っ…もとい、連れ立って行くのが例年の習慣になっていたんだけど、
今年は少し具合の良さそうな顔で「今回は大丈夫だ」と笑ってたんですよ。
気持ちに整理がついたのかな、と少し安心して、今年は会場で落ち合うことになっていたのだけれど。

 「ブリタニアエンジェル様の奇跡舐めんなよ!! お前をちっちゃくて可愛かったあの頃に戻してやんぜぇええ!!」
 「や〜なこった☆ っていうか頭は大丈夫かい君!?」
205ブリタニアエンジェル様の奇跡(2/6):2009/07/17(金) 11:53:10 ID:YTdpoJxZ
 私や他の植民地だった国(ひと)たちと違って、文字通り小さな頃から育てたアメリカさんの独立は、彼の最大級の
トラウマになってしまっているようで。 どうやら彼の思考は、整理がついたのではなく、凹む余り右斜め上23.4度、
残念な方向にきりもみ大回転を起こしてしまったらしい。あああ。

 天使化した彼の、ある意味切実な叫びを聞いた各国の人々も、微妙ーな表情で、生温い視線を向けている。
でもってその視線は、何となく私にも向けられている気がする。っていうかすごく向けられてる。
こっちは何か気の毒なものを見る目で。
拝啓、おじいちゃん。お元気ですか。私は元気です。でも今、ものすごく切実にそっちに帰りたいです。
遠い目で思わず現実逃避をした私を、誰が攻められようか。いや、ない(反語)
今、公衆の面前で天使の格好して(しかもちゃんと羽根がぱたぱたして若干地面から足浮いてるし、一体どういう仕組みだ)、
元弟を追い掛け回してるあれが、私の恋人なんです…なんて言えない。…結構周知の事実なんだけど。
穴があったら入りたい、無くても掘って埋まりたいとはこういうことか。…ああああああンの馬鹿眉毛ぇえええ!!
私ってばなんであの人好きになったんだろ…ううう。

 そして、…悲劇はそこで終わりませんのですよ…。

 「観念しやがれ!!ほぁたっ!」
 「HAHAHA甘いよッ!ヒーローバリアー!!」

 何とも気の抜ける掛け声に呼応するように、星型のステッキから光が吹きだす。
(あれ魔法…なの?マジで?)
咄嗟に会場の隅にあった予備のテーブルを跳ね上げて、その後ろに素早く隠れるアメリカさん。
(突っ込んじゃいけないんでしょうが、…その、…ヒーローバリアて。)
テーブルの表面は、鏡のようにつるつるの滑らかさで、そのきらきらした光を弾き、弾かれた光は放った本人の元へ。

 ぼふんっ!!!

驚いた顔の天使の彼が、そのまま七色の煙に包まれた。

 「イギリスさんっ!?」
 「…あれ。い、イギリス…?」

 思わず叫んだ私に、見守っていた各国の皆さんも、一様に息を呑む。
テーブルの陰から顔を出したアメリカさんが、頬をひくりと引き攣らせる。…すごくすごくアレな予感。
不可思議な色の煙が薄れると、其処には果たして、

 「…なんだ?どこだ、ここ?」

裾がずるずるになった白い布を辛うじて身につけた、少年の姿になったイギリスさんがいた。
206ブリタニアエンジェル様の奇跡(3/6):2009/07/17(金) 11:54:03 ID:YTdpoJxZ
 (ちょ、…イギリス、おま、ぶははははははははははは!!!!)
 (セーシェル!君の恋人だろ、悪いけどこの元馬鹿兄の面倒見てやってくれよ!!)
 (以前、韓国さんのときは効力は数時間でなくなりましたし、心配ないですよ。
イギリスさんもあなたと一緒の方が落ち着くと思いますから)

 調理場を手伝っていたところで騒ぎを聞きつけ会場にやって来て、現状を見るなり爆笑するフランスさん(小さなイギリスさんが
唯一認識出来た相手らしく、すぐさま「なんだよ笑うなばかぁ!!」と、身軽な飛び蹴りをお見舞いされていた)、
自らが起こした予想外の事態に、らしくなく慌てるアメリカさん、孫を見守るかのような優しい瞳で微笑む日本さん…彼らに促され、
私は訳が分からない、という顔をした小さなイギリスさんの手を引いて、ざわつく会場を後にし、ホテルの部屋へと逃げ出した。
体良く面倒を押し付けられた、んだけど、まあ元から同じ部屋割りだったし、傍にいたかったし、というか…ごにょごにょ。

 ちなみにイギリスさんの服は、天使の時の白い布を、日本さんとハンガリーさんがその場で繕い、魔改造して、
即席のキモノのように仕立ててくれました。ニューヨーク市街のど真ん中でキモノは場違いだろうけど仕方ない。
パーティー会場からホテルが近かったのも不幸中の幸い。
それまで着ていた服は多分会場の何処かにあるんだろうけど分からないし。
っていうかどこで天使にジョブチェンジしたんだろうこのアホ眉毛。 はあ。

 「…イギリスさん、着きましたよ」
 「っ、いい加減離せよ!」
 部屋に着くなり、引っ張っていた手を振り払われて、私は改めて、彼を振り向く。
むすっとした顔は、当然ながら彼の面影がありまくりで。
割と問答無用な感じに引っ張って来たから、多少なりとも混乱してるんだろうなあ。記憶ないっぽいし。
普段なら、私よりも頭一つ分くらい高い彼の身長は、外見上の歳相応に縮んでいて、今は私とちょうど同じくらい。
うわあ、目線が合う…すごく、新鮮です…!
 「何で俺の名前知ってんだよ!お前誰だ?!」
警戒心剥き出しで怒鳴る姿は、何と言ってもイギリスさんだし、今は子供の姿だしであんまり怖くない。
ていうか、威嚇のために毛を逆立てて、全身けばけばしてる仔猫みたいで可愛…、 
…末期ですね分かります。そうですよベタ惚れですよちくしょー。ちょっと死にたい。

 「私はセーシェルっていいます。あなたと同じ「国」ですよ」
まあ彼が子供になったのは、回り回れば自業自得だし、日本さん家で良くあるタイムトリップものじゃないし、ってことで自己紹介してみる。
 「セーシェル?…聞いたことないぞ。何処だ?っつか、何であのワイン野郎訛りなんだよムカつく」
訝しげな表情。ああ、私が生まれる前まで若返ってるらしい。うーん、でも実際どのくらいの頃なんだろう?彼の歴史はとても長い。
長生きな分、いろいろなことがあったのは私も分かってるし、割り切ってるつもり……女性遍歴とかもね。
何人と関係してよーが気にしてねーですよ!!世界に誇る(や、誇れないけど)変態エロ眉毛紳士だしキスが上手い国1位だし!
でもこちとらアンタが初めてなんですよこんにゃろーめ!!
207ブリタニアエンジェル様の奇跡(4/6):2009/07/17(金) 11:54:50 ID:YTdpoJxZ
 …すいません話がそれました。閑話休題。
現状を喋ってもいいのかな。…本人が若返ってるだけだし、教えることで歴史が変わるとかはないよね。うん。
 「あなたはもう大人で、だけど今は…えーと、ブリタニアエンジェル…?の力で、若返ったんです」
 「若返っ…?」
 「はい。今のあなたの認識で例えてみたら、ここは未来の世界…ってことですかね」
考え込む小さなイギリスさん。ブリ天へのジョブチェンジはもうこの頃から出来てたんだろうか。
そういえば、生まれたばかりの頃から妖精は見えてたって言ってたなあ。
アホだと思うけど、彼の不思議な能力は一応認めてあげてるんですよ。ブリ天はねーだろって思うけど。
でも、今のこの姿でなら天使の姿も可愛いかm…エフンエフン。

 ぽすり、とベッドに腰掛けた小さなイギリスさんが、「なあ」と再び私を呼ぶ。そして、冒頭の台詞。

 「…なあ、お前、一体俺のなんなんだよ?」

 えーと。
改めて本人に言うのはちょっと、いやだいぶ恥ずかしい。 ええと、うん。けどまあ、一応。
あんなアホなことしてなければ、…<小声>好きなんです、イギリスさんのこと。黙ってればかっこいいし。</小声>
あんなアホなことしてなければ。あんなアホなことしてなければ。
ブリ天とかパブってGO!とかほんとアホじゃないですか。大事なことなので3回も言っちゃいました。

…だから、子供になった、私の知らない時代のイギリスさん見れて、ちょっと、いや結構、得したっていうか。
 「私は…あなたのことが大好きな、あなたのこいびと、ですよ」

 えへへとはにかんで呟く。あーあもう、何だかんだで末期過ぎるだろ私ってばよ!
言ったそばから恥ずかしくなって、照れ隠しに部屋に届いていたイギリスさんのスーツケースを、勝手知ったる何とやらで開ける。
流石に布切れ1枚は何とかしてあげたい、けど、今の彼に着られるような服はあるかなあ?と探すつもりで。
…あれ、反応が返ってこない。んん?
不思議に思って小さなイギリスさんを振り向くと、


彼は、林檎やトマトもかくや、という勢いで、耳まで真っ赤になっていました。


 「…えええいいいいぎりすさん???」
 ちょ、その反応は想定外ですよ!天下の大英帝国、イギリス様ともあろうものが、何でこんな一言でそんな照れるんですか!?
止めて下さいよこっちまでつられて照れるじゃないっすか!!

 でも、その照れた気持ちは、小さなイギリスさんがおそるおそる、といった風に発した言葉で、どこかへ飛んでいってしまった。


 「お、お前、俺…俺の、こと、…好きに…なってくれる、のか…?」
208ブリタニアエンジェル様の奇跡(5/6):2009/07/17(金) 11:55:44 ID:YTdpoJxZ

 あんまり不意打ち過ぎて、胸がぎゅうっとなる。ああ、もう。
思わず、彼の隣へ駆けて、その勢いでむぎゅっと抱きつく、というか、抱き締める。
「うひゃあ?!」と酷く慌てた声が上がったけど気にしない。
腕を回した、いつもの大人の彼なら広いその背中が、とても小さい。
今なら、私と同い年くらいに見てもらえるのかな。外見年齢だけだけど。

 昔、フランスさんから少しだけぽつりぽつりと聞いたことがあった、イギリスさんの過去。
周りはいつも敵だらけで、お兄さんたちからも受け入れてもらえなくて、彼はずっとずっと独りぼっちだったという。

 この小さなイギリスさんは、その頃、の。

 その後にやっと出会ったのが小さなアメリカさんで、イギリスさんは独りを怖がるように彼を愛して、愛して。
愛し過ぎて押し付け過ぎて、独立されてまた独りになって。
今度は、自分から周りを遠ざけて、孤立して。

それは、また独りになるのが怖かったから、ですよね? 人一倍の寂しがり屋のくせに。

そして、それら全てのことを飲み込んで、その上で、私を好きだと言ってくれたイギリスさん。


 「このばかまゆげ」
 「えっ?」
小さなイギリスさん(キレイな翠の瞳が少し潤んでる)のおでこに、少し伸び上がって、ちゅうと口付けると、
ぶわああっと首元まで赤く染まる。 ああもう眉毛のクセに可愛いなあこのやろー!!
 「あなたは私と初めて会った時、初対面でいきなり人の首に首輪つけやがったんですよ」
 「はあ?く、首輪!?」
 「こき使われまくりで、何度下克上してやろうと思ったか。対人関係築くの、不器用にもほどがありますよ」
 「えええ、?」
 「でも、あなたのおかげで美味しい紅茶の淹れ方を覚えました。…好きだって言ってもらえて、嬉しいと思う気持ちももらいました」
今の彼よりも大きな瞳をぱちくりして、驚いた顔をする小さなイギリスさん。
老大国である彼を支えるには、歴史も浅い小さな国の私ではとても役不足かもしれないけれど、そんなこと今は関係ない。
今は魔法で小さくなっただけでも、過去の彼にも届くように、と、精一杯の想いを告げる。
 「未来を信じて下さい。心配しなくても、私が沢山、目一杯、あなたのことを大好きになります。なりますから」
大丈夫です。あなたは一人じゃないんですよ。イングランドくん。
そう囁くと、小さなイギリスさんは、また少し潤んだ目で、ん、と頷いて、…私たちはどちらからともなく顔を寄せ合って、キスをした。
209ブリタニアエンジェル様の奇跡(6/6):2009/07/17(金) 11:56:52 ID:YTdpoJxZ

 薄い下唇をそうっと舐めると、背中に回っている彼の手のひらがぎゅうっとなって、おずおず、といった感じで舌を絡め取られる。
気持ち良くて、背中の方がぞわぞわっとする。
キスの上手さはこの頃から健在ですか…何かちょっと癪かも、なんて思考もだんだんと散漫になってく。
ちゅく、と音を立てて唇が離れると、銀色のものがつうっと糸を引いて光るのが見えた。うわ、恥ずかしい…!
でも、目の前の彼の方が、もっといっぱいいっぱいな顔をしていて、そのギャップに目を瞬く。

 「あ、の、俺、…こういうことすんの、は、初めて、…なんだけど」

 うっそだあ〜冗談ぽい子ちゃんですよ初めてでこんなキス…ってえええええええええええええ!!???
驚いた勢いで、思わず肩を押してベッドにぼっすう!っと押し倒してしまった。彼は目を白黒させている。

 「わ、悪かったなばかぁ!今までそういう相手いなかったんだよ!」
 「いやいやいやそうじゃなくて!え、ちょ…マジですか!?」
 「何度も言わせんじゃねーよばかぁあああ!!」

あ、涙目。可愛い…じゃなくて。
これしちゃってもいいのかな、歴史変わったりとかしねーですか!?

 「お、お前は…何か、見た目の割に、慣れてそう…だけど、よ…」

 恥ずかしそうに目を逸らす、小さなイギリスさん。
普段の彼ならば気味悪いことこの上ない仕草も、今の小さな彼がやると以下略。
いやいやいや、えっと、私の初めても、ココまでいろいろ仕込んでくれたのも間違いなくアンタですよ眉毛。勿論今じゃないけど。
こちとら初体験だってのに、最初から最後までクライマックスでエロいことされまくりましたが何か。
今現在私がこんなにエロいことにリベラルになってるのも確実におめーの影響ですが何か問題でも!?
……と思ったけど、恥ずかしそうな彼が存外可愛いので、それは言わずにおく。
処女崇拝だとかそんなキモい思考は勿論ないですけど、ものっそい年上のイギリスさんの『初めて』を奪えるとか、
これはなんかすっごいことじゃないですか!?
あ、ちょっとわくわくしてきた…実際の彼が未来に来てるわけじゃなし、これはノーカンですよね神様!

 うふふふふ、と口から漏れた笑いに、イギリスさんがちょっとびくぶるしてる。わあ可愛い。

 「だいじょぶです、私と一緒に、気持ち良くなりましょう?」

 再び、耳まで赤く染めあげた彼が、こくりと頷く。
うあーもーイギリスさんにもこんな初々しい時代が…!という妙な感動で、私は再び彼をむぎゅっとした。

210名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 11:58:27 ID:YTdpoJxZ
注意書きが足りなくてすいません、イギリスが攻めっぽくないです。
エロパートは後日に。そちらは多分ちゃんとイギセーになってると思います。
お目汚し失礼しました。
211名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 18:18:13 ID:QYuQZLGS
セーちゃんデレすぎwwGJw
デレデレなセーちゃんもかわいいな
エロパート、大胸筋サポーターつけてプロテイン盗みながら待ってる
212名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 18:43:28 ID:z2fAXGGZ
ちびイギ可愛すぎてはげた
つるっつるのまま待ってる!
213名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 18:57:09 ID:rfFB4tkS
何これセーちゃんもちびイギもかわいすぎだろぉーーーーーー

久々に禿げ萌えたGJ!
214名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 19:26:28 ID:RG1dgTNb
デレ全開のセーちゃんに、イノセントなイギリス
素敵じゃないですか素敵じゃないですか
続き、待ってます。全裸で。
215名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 20:29:50 ID:+OqCvgWT
ブリ天ネタキター!GJ!!
この2人のアホエロ本当面白くて大好きだww
エロパートかなり楽しみにしてるぜー
216名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 01:09:00 ID:3prB1NR9
続きが楽しみすぎてどうしよう
217名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 11:07:48 ID:wfti8CUO
イギセーってプレイの汎用性高いよな
どんなプレイでもできそうだ
218名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 13:16:27 ID:IZgJ1VlT
続きが楽しみすギルぜー!

セーちゃんの言い回しがいちいちかわいい
219名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 23:03:13 ID:/ygi84b5
投下失礼します。
保管庫の5スレ目757「冬の日」その後を勝手に書かせて頂きました。サーセン。

メインCP …少女時代ウク。今のところモブ×ウクで輪姦注意。のちにロシア×ウク予定。
傾向 …レイプ輪姦注意。痛々しい系。

NGは「姉弟」でお願いします。
後日ロシア×ウクで続こうと思います。
220姉弟:2009/07/18(土) 23:04:03 ID:/ygi84b5
「ロシアちゃん、いい子にしててね。邪魔しちゃだめだからね。」
姉さんが優しく僕に言う。部屋の中は変にしんと静かだ。こんなに人がいるのに。
外では吹雪の音が鳴っている。
今晩は大きなおうちで泊めてもらえた。いくら僕らが国でも、こんな吹雪の晩に外で過ごすのはあまりにつらい。
だから、こうして屋根のあるところで寝られるのはとてもありがたいことだ。

でも、時々こうして、姉さんが「お礼」をしているのを、僕はある夜知った。
中には本当に親切で僕らを泊めてくれる人たちもいるけど、こうして姉さんの「お礼」を
期待して僕らを受け入れる人間も、そうと気づけばとても多かった。
今夜も、姉さんは「お礼」をするためにベラルーシを寝かしつけてから、家の人たちのところへ行った。
僕はそれに気がついたけど、どうすることもできない。姉さんは僕たちのためにああして
「お礼」をしてるんだから。
眠れないままじっとしていると、すぐに家の人が僕を呼びに来た。
なんだろう…こういう時に、姉さんが僕を呼んだことはない。

「きみたち弟妹は、いつも君たちのお姉さんがこうして頑張っているのを知らないのだろう?
ここで、お姉さんがどんなふうに頑張っているのか、きみもちゃんと見て、そろそろ知らなくては」
部屋に入ると、この家の主人が僕に言った。部屋の中には、他にこの家の息子と、初めて顔を見る…
おそらくこの村の人らしい男が何人かいた。
「やめて!弟たちは知らなくていいことです!」
姉さんがずっと訴えている。けど、この部屋の男たちはにやにや笑うばかりだ。
僕は姉さんの「お礼」を知っているから、これから見させられるものがどんなことか知っている。
だからさほど驚かなかったけど、姉さんはこれまで僕たちに「お礼」を隠してきたから
僕がそれを知らないと思っているんだろう…ある夜、それを僕がこっそり見てしまったことも知らないで。
僕は、自分より僕に「お礼」する姿を見せなくちゃならない姉さんの方が心配になった。
きっと姉さんは悲しむ…僕に、あの姿を見られたくはないだろうから。
僕は子供だけど、そのくらいのことはわかってた。
221姉弟:2009/07/18(土) 23:04:46 ID:/ygi84b5
姉さんの抗議は聞き入れられなかった。僕は椅子に座らされる。ここで、姉さんを見ていろというのだ。
姉さんは優しく僕に「いい子にしててね」と言うと、この家の主人の前に立つ。
震える手で、姉さんは寝巻きのボタンをはずしていく。軽い布の音がして、寝巻きが足元に落ちた。
白い身体が暖炉の明かりに浮かび上がる。まるいお尻に、年のわりに大きめの胸。最近胸が目立つように
なってて、姉さんは服の胸元がきつそうだったっけ…。
主人が椅子に座ったまま姉さんの股間に手をのばした。姉さんは僕に背を向けているから、僕のいる所からは
よくわからない。でもきっと主人の指が姉さんの足の間につっこまれたんだろう。姉さんが前かがみに
背を曲げ、指で揺さぶられるたびにびく、びくと身体を震わせている。
他の男たちが姉さんに群がる。姉さんの胸に顔を埋めるもの、姉さんの手をとって自分の股間にあてがうもの、
姉さんの脚にしゃぶりつくもの…お尻を割り広げて、お尻の穴を舐めているやつもいる。
「あっ…!ああ…あん、あ…!」
姉さんの声がきこえた。男たちに覆われて、姿はあまり見えない。体中をいじられたり、舐められたりされ続けて
いるのはわかる。普段聞かないような、姉さんの泣くみたいに高い声だけが部屋に響いていた。

「…ん、んん…ふ」
相変わらず椅子に座っている主人のペニスを銜えろと促され、姉さんが赤黒いそれに下を這わせている。
床に膝をついてお尻を高く上げた姉さんのあそこを、この家の息子が音をたててしゃぶった。
指でそこを開いて、ひとしきり嘗め回すと、人差し指と中指を揃えて、姉さんのソコにぐっと突き刺す。
「んん…!んうう…」
姉さんがくぐもった声をあげる。口がふさがれているので、しゃべる事ができないみたいだ。
「なあ父さん、もういいだろ?」
切羽詰ったような声で息子が言うと、主人が笑って「いいよ」って言った。周りの男たちも
「後がつかえてるんだ、早くしろよ!」
と急かしている。皆もう下穿きからペニスを取り出して、自分でしごいていた。
息子もペニスを取り出す。赤黒くて大きい、大人のペニスだ。あんなのが姉さんの細い身体に入るなんて、
今これから見るとわかっていても不思議になる。
「よーし、腹すかしてるだろ?たっぷり食えよ!」
言ってる意味はよくわからない。でも、そのグロテスクなものは、あっというまに姉さんのアソコに埋め込まれた。
222姉弟:2009/07/18(土) 23:05:20 ID:/ygi84b5
「あ!ああ!あーっ!」
男がベッドに寝そべり、姉さんがそのうえに跨っている。
「ほら!もっと腰振れ!」
パン!とお尻を叩かれ、姉さんの白いお尻に赤い手形が浮かび上がった。
「…っ、ん、うう、ン」
姉さんが腰をくねらせ、お尻を振る。お尻を上げ下げすると、下の男のペニスが姉さんの股に
ずぶりと刺さっているのがちらちら見える。
「ほら、しゃぶれ」
もう一人の男が姉さんの顎をつかみ、口に自分のペニスを押し付ける。姉さんが口を開くと
頭を押さえつけ、自分でペニスを出し入れした。
「ン!ンン…ううっ…!」
姉さんは苦しそうだ。やめて、と言いたかったけど、それは絶対にしてはいけないのだ。
「ン、はう…!あ、あん、アアッ…ア、やあ…!」
姉さんの下の男が姉さんの腰を掴んで激しく突き上げる。ジュブッと音を立てて、ひときわ強く打ち付けると
男は姉さんからペニスを抜いた。姉さんのアソコから、白いものがどろっと流れ出す。
もうこれで何度目だったろう。姉さんは四つんばいになったり仰向けに転がされたり男に跨らされたりして
代わる代わる襲ってくる男たちを受け入れていた。

ハアハアと荒い息遣いが聞こえる。姉さんはぐったりとしてベッドにうずくまってしまったが、
若い男が姉さんのお尻を掴んで揉みながら
「まだまだだぞ、わかってるよな?」
と言うとむくりと身体を起こした。
「はい…どうぞ、ここにください…」
四つんばいになってお尻を突き出した状態で、姉さんは自分のあそこを指でぱくりと開いてみせた。
白いものがこびりついたそこが、ぬるぬるに光ってるのが僕からも見えた。
さっき姉さんの口にペニスを突っ込んでいた男が、姉さんの背後に回って、ずぶりと突きたてた。
「ああー…!」
がくがく揺さぶっている。それに合わせたみたいに、姉さんも声をあげた。
「かわいい顔して、結構なもんじゃねえか。なあ!ちんぽ好きだろ?大好きだよな?」
「あ…ああっ…!すき…すきですう…」
他の男たちも姉さんに飛び掛る。姉さんは体勢を変えられ、お尻の穴にもペニスを入れられた。
口でも舐めさせられて、胸も吸われている。
「ふ、あう、あふん、あ、アンー!」
姉さんの細い身体で、あんな大きな男たちを何人も受け入れさせられている。
あまりに痛々しい光景だった。なのになぜだろう。
不思議なことに、見ているうちに僕の心臓はばくばくと大きく鳴り出していた。
223姉弟:2009/07/18(土) 23:05:58 ID:/ygi84b5
ひとしきり、「お礼」は終わったようだった。
ああこれで、あとは朝までは休めるに違いない。僕は少しほっとした。
すると、一人の男が思い出したみたいに僕の方を向いた。
「おいぼうず、折角だからお前も姉さんを味わってみるか?」
この人は何を言ってるんだろう。でもそれを聞いた他の男たちはにやにやし始めた。
「そいつは面白そうだな!ぼうず、こっちに来いよ」
「やめて…!ロシアちゃんには何もしないで…」
姉さんが弱弱しい声で訴える。
「おれたちはしないさ。するのはぼうずだよ」
僕は乱暴に腕を掴まれて立たされ、姉さんのいるベッドの側まで引きずり出された。
「ほら!ガキがいっちょまえにおったててるじゃねーか!」
男たちがげらげら笑う。一人が僕の股間を掴み上げた。僕は飛び上がった。
痛みと…なんかへんな感覚。見ると、僕のそこはふくらんでいた。
「ロシアちゃん…」
姉さんが僕の名前をつぶやく。僕は信じられない気持ちで、姉さんを見た。

思えば、この部屋に入ってから姉さんの顔をまともに見たのはこれが初めてだった。
いつも姉さんは男たちに覆われていたし、姉さん自身も僕の方を見ようとしなかったから。
姉さんの顔は上気していて、頬がピンクにそまっていた。疲れきったふうに見えたけど
なぜかその顔は、僕には初めてみる姉さんの顔に見える。
「ほら姉さん、弟にもやってやれよ。」
男に言われ、姉さんはかぶりを振った。
「お願い、そんなのやめて…」
「弟くんがかわいそうじゃないか。そのまんまにさせとく気か?」
「このままロシアちゃんは帰してください…」
「あんたができないなら、おれたちが弟をどうにかしてやろうか?あんたみたいに相手してもらえば
弟もさぞスッキリするだろうさ!」
姉さんがさっと青ざめた。男たちはまたゲラゲラ笑った。
僕は男たちが何を言ってるのかわからない。するって何を?僕と姉さんが?
224名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 23:41:01 ID:v5FJhYHO
もうレスしていいのかな?
元のSS大好きだったから嬉しすぎる
そして実は輪姦も好物だ とにかくGJ
続き待ってる!
225姉弟:2009/07/19(日) 00:15:30 ID:yliOXNhA
一言足りずすみませんでした!
ここで一旦区切りです。
レスありがとうございます!
続きは後日上げさせて下さい、お目汚し大変失礼しました。
226名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 04:34:24 ID:rbDbYE1M
GJ!元のSSも子供の視点っていうのが新鮮でよく覚えてるよ
子供の純粋さが逆に残酷さを引き立てるというか。
とにかくよかった

続きも楽しみにしてます
227名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 18:35:44 ID:SWi/8NJy
ウクきたっ…!姉弟きたっ…!!
乙、そしてGJ!
228名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 19:32:37 ID:GZ7gqpd5
したらば管理人さん、ここ見てますか?
お願いしたいことがあるので、したらばまで来ていただけたら幸いです
229名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 22:54:26 ID:ZWdb280e
>>225
GJ
陵辱輪姦は好きだけどなかなかみなかったので
女キャラのなかで一番好きなウクで見れてよかった
続きも期待している
230魔法の飴ちゃん:2009/07/19(日) 23:46:31 ID:EHjaavjq

【メインCP】 スイス×リヒテンシュタイン
【サブCP】  なし
【傾向】 変身もの。このスレの上の方にあったネタ改変。
    ふ○ぎなメルモの赤いキャンディー食べちゃったよ→大きくなっちゃったなリヒテンシュタイン×スイス
    エロあり
【その他】
 ・黒組織がでてきます。そんでなぜかデンマークとノルウェーが出てくる。
 ・魔法・アイテムあり。リヒテンが大きくなってしまいます。
 ・リヒテン天然で多分淫乱、スイスは妄想&自慰好き設定(このスレの影響大)
 ・破瓜表現あり
231魔法の飴ちゃん−1:2009/07/19(日) 23:47:48 ID:EHjaavjq

「…部屋の扉が開かないのである…」
スイスがリヒテンシュタインの部屋のドアの前で、ドアノブを握りしめたまま呆然と立っている。
「窓も開きませんわ、お兄様…」
同じ部屋に居たリヒテンシュタインも自室の窓を全てチェックしたが、開く窓は一つもなかった。

スイスは眉間にしわを寄せ、ドアに向かって叫ぶ。
「何が起こっているのだ!!??」
「…私の部屋に閉じ込められてしまった様ですね。」
状況が把握できずに叫ぶスイスに、リヒテンシュタインは極めて冷静に突っ込んだ。


「いやーボスー、デンマークさんとこの魔法書、凄いっすね!成功してよかったですね!」
手下1が分厚くてボロボロの本をに頬擦りしている。
「おう、リヒちゃんの部屋だけ異空間に分離、んでも録画機材はちゃんと使えるって!
 都合良すぎて笑けるけど、俺たちにとっては最高だよ!」
毎度おなじみ黒組織も世界不況の波には抗えず。
以前のように世界を股にかけて国々を拉致ったり、高価なお薬や機械を手に入れる事は叶わず…
しかし資金が無ければ活動は出来ない。
稼がねばならないのだ。
なるべくお金のかからない方法で、資金を稼がねばならない。

なので、お金がかからなくて失敗した時の呪われ率の(見た目)低そうなデンマークから魔法書を借りて来た。
そしてスイスの家に魔法のトラップを仕掛けたのであった。

この家の二人が部屋に二人っきりになった時に、その部屋は外界と完全に分離するという魔法を。
時間は約24時間というタイムリミット付きで。

「よーしよし、健康な若い(?)男女、しかもお互い憎からずな二人だ。しっかりやってくれよ〜」
「スイスさんのこんな映像はレアですからね…いい絵期待してますよ〜」
ボスと手下2ははモニターに向かって、発泡酒を掲げた。
232魔法の飴ちゃん−2:2009/07/19(日) 23:51:39 ID:EHjaavjq

「リヒテン!ナイフかライフルは何処だ?こうなったら経費の無駄遣いではあるが武器でぶち破ってやるのである!」
イライラ最高潮なスイスの問いにリヒテンシュタインは目を伏せて、首を振る。
「今朝、私の部屋にありました武器は全てお兄様がメンテナンスすると仰って…」
スイスの顔に絶望の色に染まった。
「我が輩の部屋か…orz」
スイスは諦めて椅子に腰掛け、ふとため息をつく。
「何が起こっているのだ…全く…」
「取りあえず、ポットにお湯はまだ沢山ありますわ?その内開くかもしれませんし、お茶でもいかがですか?兄さま。」
リヒテンシュタインがスイスに微笑みかける。
スイスもその笑顔を見て、眉間のしわが緩む。
少しだけ和らいだスイスの顔を見て、リヒテンシュタインはにっこりと笑った。
「…そうだな。一杯頂こうか…」

勉強机のうえにキャンディーポットが置いてある。
少し青みがかったガラスの瓶。
その中に赤や青、黄色に緑…アメリカが好きそうな色鮮やかなキャンディーが瓶の中に一杯入っている。
何気なくその瓶をスイスは眺めていたらリヒテンシュタインがそれに気付いた。
「あ、兄さま。そのキャンディーポッド日本様に頂きましたの。可愛らしいでしょう?」
「日本に?」
リヒテンシュタインはその瓶に手を伸ばす。
「ええ、女性国にお土産ですって先日の会議の時配っていらっしゃいましたの。一つ頂きましょう。」
そのままきゅっとコルクのふたを開け、一番上にあった赤いキャンディーを一つ自分の口に放り込んだ。
「ん、苺の味で美味しい…きゃ!!!」
からんとリヒテンシュタインの手からキャンディーポッドが落ちる。
床に散らばるキャンディー。
「こらリヒテン!もったいないではないか!」
スイスがそう言ったその刹那、リヒテンシュタインがパアッと光りだした!



「!?、リヒテン?何が起こったのだ!!!」
ースイスの手からカップが落ち、床に叩き付けられ割れる音がした。
「きゃあああ!!!」
しかしそんな事など関係なく、リヒテンシュタインはまばゆい光を発していた。


スイスはその光の中に入って行こうとしたが思わず立ち止まって呆然としてしまった。
光の中の人影がみるみる大きくなる。
プチプチッと何かの爆ぜる音が聴こえてくる。
「リヒテン!リ…ヒ…テンシュタイン?」
目をまん丸にしてその光景をスイスは見つめる事しかできなかった。
光がだんだんと収まってくる。
そして光の中の人影がはっきりして来た。
233魔法の飴ちゃん−4:2009/07/19(日) 23:53:14 ID:EHjaavjq

…確かに光に包まれたのはリヒテンシュタインだった。
しかしその光の中から姿を現したのは…

光の中から姿を現したのは見た目20才くらいの女性。
彼女は自分の手を見つめ呆然としていた。
少し短い薄い金の髪、白磁の肌に緑色の大きな瞳…はリヒテンシュタインの面影がある。
何しろスイスが自ら買った薄紫のリボンが、耳の横の金髪を一房結わえている。
が、その体は自分がよく知る少女の物ではない。
リヒテンシュタインが着ていたワンピースの裾からすらりと伸びる美しい脚線。
ハンガリーやウクライナのような特盛りではないが、ベラルーシ並みの大盛り傾向の胸がボタンを弾き飛ばした胸元から覗いていた。
スイスがよく想像する成長したリヒテンシュタイン…が目の前にいる。
女性は呆然としたまま、スイスの方を向いて一言呟いた。

「お兄…さま?私…な、何が起こりましたの…?」

お兄さま。
それはリヒテンシュタインがスイスを呼ぶ時に言う言葉。
そしてその声はまぎれも無くリヒテンシュタインの声だった。
スイスは目を見開き、声を振り絞って答えになっていない応答をする。
「わ、我が輩が…訊ねたいのである…」

「ボ、ボス…何仕込んだんですか…リヒちゃんが…俺のロリっ娘が…」
自称リヒテンシュタインファンクラブ会員番号2番の手下2がモニターの前で灰になっていた。
ボスはモニターを覗き込み状況を把握する。
どうやらリヒテンシュタインはあの日本から貰ったとか言うキャンディーを口にした瞬間光りだし、成長したらしい。
「…ふしぎなメ○モ?1個喰ったら10歳年を取る赤いキャンディーなんて俺は仕込んでねえぞ!」
「でも飴食べたらいきなり光って大きくなるのはメ○モですよね?あのキャンディーポット日本さんに貰ったとか何とか…」
モニター室で黒組織三人組は無言で顔を見合わせる。
うんうんと三人が頷いた後、ボスが呟いた。
「…何はともあれ…」
そして三人は声を揃えた。
「 日 本 G J ! 」

ーそしてまたリヒテンシュタインの部屋に舞台は戻るー

鏡の前でリヒテンシュタインは自分の姿を確認していた。
ボタンが弾けたワンピースの胸元を見てご満悦の表情で。
胸をちょっと寄せてみたり、開けた胸元をもう少し開けさせてみたり。
そして自分がいるにも関わらず熱心に鏡を見つめる妹の姿に、目のやり場を無くした兄一人。
234魔法の飴ちゃん−4:2009/07/19(日) 23:54:10 ID:EHjaavjq

(…鏡に映るちらちら覗く胸元が眩しすぎるではないか…というか目に毒なのである…
 しかし目を離す事が出来ない。これが日本がよく語るチラリズムとかいうやつなのか。)

そんな事を考えつつスイスは一つ咳払いをし、叱責の一つでもと思いリヒテンシュタインに声をかけた。
「…リヒテン。」
「お兄様?何か?」
苦虫をかみつぶした様な顔のスイスに対し、満面の笑みでリヒテンシュタインは返事をした。
その笑顔にスイスは抗えず言いかけた言葉を飲み込んだ。
リヒテンシュタインはスイスの方にやって来て、スイスの手を取る。
本当に今、目の前にいるこの女がリヒテンシュタインなのかと言う疑念が晴れない。
が、握られた手の温かさは妹の物だった。

「お兄様…信じられませんわ。」
うっとりとスイスの手を握ったリヒテンシュタイン。
そして彼女はそのまま自らの胸にすっと当てる。
ふわっふわのできたてのフロマージュブランがスイスの手に触れた。
「こんなに大きくなって…いつの間にか私の力や土地が大きくなったのでしょうか?嬉しいですわ!」
心の中で「そんな訳ないのである!!!!!」と叫んだスイスの耳からピーーーーーーっと湯気が吹き出た。

「り、リヒテンシュタイン!!は、はしたないのである!!」
スイスの手を胸に当てたまま、リヒテンシュタインはきょとんとした顔でスイスの顔を見つめている。
「え、何故ですの?」
「男に胸を触らせるとは何事だ!その様に胸を開けさせては…!品性のかけらも無く…だな、そしてたとえ我が輩であろうとも…その…」
リヒテンシュタインは小首をかしげ、もにょもにょ口ごもるスイスを見つめる。
「お兄様であろうとも…なんでしょう?」
スイスは目を合わせられない。

今まで見下ろしていた妹はほぼ同じ目線。
目に映る彼女は、自分が「可愛いリヒテンが将来はこうなって欲しい」と夢想して来たそのままの姿。

正直今まで何度となく、この妹が可愛すぎて自分の自慰のネタにし、なんとか理性が吹っ飛びそうなるのをこらえてきた。
大切に大切にして来た妹…
その妹が自ら自分の手を取り、胸に手を当てられた。
いつものつるぺったん状態なら笑って過ごせる。
いつもの様に部屋の鍵が開くならば、怒り飛ばしてごまかして部屋を出て行ける。

しかし今はいつもの状態じゃない。
部屋は密室。
愛しいリヒテンシュタインは大人の体。

異常な状況が、スイスの中の永久凍土を一瞬で溶かしてしまった。
心のアルプス山脈に大雪崩の音が響き渡るのを、スイスは自覚する。
235魔法の飴ちゃん−5:2009/07/19(日) 23:55:16 ID:EHjaavjq

(…鏡に映るちらちら覗く胸元が眩しすぎるではないか…というか目に毒なのである…
 しかし目を離す事が出来ない。これが日本がよく語るチラリズムとかいうやつなのか。)

そんな事を考えつつスイスは一つ咳払いをし、叱責の一つでもと思いリヒテンシュタインに声をかけた。
「…リヒテン。」
「お兄様?何か?」
苦虫をかみつぶした様な顔のスイスに対し、満面の笑みでリヒテンシュタインは返事をした。
その笑顔にスイスは抗えず言いかけた言葉を飲み込んだ。
リヒテンシュタインはスイスの方にやって来て、スイスの手を取る。
本当に今、目の前にいるこの女がリヒテンシュタインなのかと言う疑念が晴れない。
が、握られた手の温かさは妹の物だった。

「お兄様…信じられませんわ。」
うっとりとスイスの手を握ったリヒテンシュタイン。
そして彼女はそのまま自らの胸にすっと当てる。
ふわっふわのできたてのフロマージュブランがスイスの手に触れた。
「こんなに大きくなって…いつの間にか私の力や土地が大きくなったのでしょうか?嬉しいですわ!」
心の中で「そんな訳ないのである!!!!!」と叫んだスイスの耳からピーーーーーーっと湯気が吹き出た。

「り、リヒテンシュタイン!!は、はしたないのである!!」
スイスの手を胸に当てたまま、リヒテンシュタインはきょとんとした顔でスイスの顔を見つめている。
「え、何故ですの?」
「男に胸を触らせるとは何事だ!その様に胸を開けさせては…!品性のかけらも無く…だな、そしてたとえ我が輩であろうとも…その…」
リヒテンシュタインは小首をかしげ、もにょもにょ口ごもるスイスを見つめる。
「お兄様であろうとも…なんでしょう?」
スイスは目を合わせられない。

今まで見下ろしていた妹はほぼ同じ目線。
目に映る彼女は、自分が「可愛いリヒテンが将来はこうなって欲しい」と夢想して来たそのままの姿。

正直今まで何度となく、この妹が可愛すぎて自分の自慰のネタにし、なんとか理性が吹っ飛びそうなるのをこらえてきた。
大切に大切にして来た妹…
その妹が自ら自分の手を取り、胸に手を当てられた。
いつものつるぺったん状態なら笑って過ごせる。
いつもの様に部屋の鍵が開くならば、怒り飛ばしてごまかして部屋を出て行ける。

しかし今はいつもの状態じゃない。
部屋は密室。
愛しいリヒテンシュタインは大人の体。

異常な状況が、スイスの中の永久凍土を一瞬で溶かしてしまった。
心のアルプス山脈に大雪崩の音が響き渡るのを、スイスは自覚する。
236魔法の飴ちゃん−6:2009/07/19(日) 23:56:30 ID:EHjaavjq

「お兄様…次はリヒテンにさせてくださいまし?」
「え?」

白く長い指がスイス自身をなぞり上げる。
根元をもたれると、そのうす桃色の唇に吸い込まれた。
「ん、ああ!」
脳に響く生暖かい刺激に思わず悲鳴を上げる。
…今まで受けたどんな拷問よりも効く刺激にスイスの腰は砕けそうになった。
ちゅちゅと音を立てて吸い上げられ、舌で裏筋を刺激される。
一度萎えた自分がまたむくむくと立ち上がる。
リヒテンシュタインの口の中で膨らみ、血管を浮立たせるの想像するとますます興奮する。
思わず彼女の頭を掴み、腰を前後させ今度は口の中に己を解き放つ。
リヒテンシュタインはそのまま飲み込み、さらに先に舌をねじ込まれ奥の奥まで吸い上げられた。
その行為は願っていた事ではあるが、自分が教えるべきだと思っていた事だったのでスイスは面食らった。

「リ、リヒテン?…お前は一体何処でこんな事を…?」
口を拭いながら、リヒテンはスイスを上目遣いで見上げ、嫣然と微笑む。
「ふふ…内緒ですわ?」

挑発的な微笑み。
その微笑みは、スイスの既にぼろぼろにはなっていたが最後の防衛をやすやすと突破させた。
スイスは無言でリヒテンシュタインの足を開くと潤む花園へ自信を強引にねじ込む。
熱く狭い道をグイグイと侵攻して行く。
「あ、や、…痛い!兄さま!やああ!!」
泣きわめくリヒテンシュタインがぐっと反り返り、スイス自身を締め付けた。
足の付け根から溢れる蜜と赤い血。

清純だった証。

それを見てもう訳が解らなくなったスイスは只乱暴に腰を打ち付ける。
リヒテンシュタインの足を自らの肩に担ぐと、更に奥へ奥へと進む。
「お兄様!熱い…!!や、はぁ!!もっともっとリヒテンシュタインをお兄様の物にして下さいませ!」
「ふ、あ、ああ言われなくともお前は我が輩のもの。っ…く、我が輩とお前は…!」
そう言いながらスイスは腰のグラインドをますます早める。
ギチギチと締め付けられる感覚にはち切れそうになる自分の肉棒、それ以上に混乱する自分の頭の中。

見た目は大人なのに、発言は大人なのに。
突き入れた時の引っかかった感触。
この赤い血は何だ?
ギチギチと締め付けられる狭さは何だ?

…もういい。
いっそ真っ白にしてしまえ。
リヒテンシュタインの全てを。
自分の心も。
…スイスは思考を停止することにした。
237魔法の飴ちゃん−7:2009/07/19(日) 23:58:00 ID:EHjaavjq

その瞬間、ぎゅうっと締め上げられ、スイスは胎内に盛大に己を放つ。
数十年分の思いを、リヒテンシュタインの体にぶち撒けた。
結合部から溢れ出る己の精液を見て思わずにやりと笑うと、スイスはピクピクと痙攣する妹を抱きしめる。
「リヒテン…侵攻終了である…」
焦点の合わない妹の目を見つめる。
「にいさ…ま?」
もう一度、瞼に軽くキスをするとふにゃっと笑った。

ーああ、この顔はいつもの妹の顔だ。
その顔を見た瞬間、スイスはかたっと脱力し、リヒテンシュタインの胸に顔を埋め気を失った。
「ー柔らかくて…気持ちよすぎるのである…」
リヒテンシュタインはぎゅっと兄の頭を抱きしめる。
そして伝わってくる鼓動に安心して、眠りについた。


所変わって、モニター室。
スイス兄妹の中継を見守っている黒組織一同ははっきり言って状況が掴みきれない。
「…ボス、純愛路線ですか?これ?」
安物のワイン片手に手下1がなんか不機嫌そうなボスに問う。
「知るか。俺が聞きてぇよ。」
「リヒちゃん、あの体は…まあうれしい誤算としてもあの発言で処女?」
その時、手下2はぼん!っと力強く肩を叩かれ、椅子から飛び上がった。
「んな訳ねえべ。あの手の知識は大方ハンガリー辺りに吹き込まれてるに決まってるだ。」
「あの子なんだかんだ言って兄さま一筋だっぺ!しかしなんだあのスイス!!なあノル!」
「青臭ぇガキと同じだべさ。」
また叫びだしそうな手下2の横に薄い微笑みをたたえたノルウェー。
そして手下2にもたれてニコニコ笑うデンマーク。

…組織3人組は凍り付いた。

な ぜ あ な た 方 が こ こ に ! ! ? ?

「あんこがおもすれえ事やってるって言ったから、俺も乗らせてもらうべと思ってよ?」
ノルウェーの笑い顔に完全に凍り付いた三人組。  
ノルウェーはそんな三人を無視して、撮影機器に近づくと手早くデータを複製し、データを焼いた。
「これ、貰ってくべ。今度スイスやリヒテンシュタインがEFTAの会議でなんか言いよったらこれ出すて黙らせるのにつかえっで。」
何となくスウェーデンチックな威圧感を吹き出すノルウェーに三人は無言で頷く。
「お、この本も返してもらうっぺ。おめえら成功してよかったっぺ!失敗したら。」
ニコニコ笑うデンマークは魔法書を片手にもつとペラペラッとめくる。
「おめえら、異世界にとばされるとか、手足もがれたりよーノルんちのわりいほうのドワーフに喰われたりすっかもだべ?」
ニコニコデンマークの口から出た予想外の呪い返しに、三人の口が全開になる。
「…イギリスさん借りれば…よかったかも…」
ボスは真っ白な顔で呟いたが、そんな事などデンマークは少しも気にせず笑っていた。


そして約数時間後のリヒテンシュタインの部屋。

238魔法の飴ちゃん−8:2009/07/19(日) 23:59:24 ID:EHjaavjq

自分の顔に当たる寝息にスイスがふと目を覚ました。
腕の中には…いつもの妹の姿だ。
髪を撫でる。
くっと抱き寄せると、細く折れそうな体…

…?先ほどまで我が輩が抱いていたのは…たしか大人のリヒテンだったはず?

スイスはもう一度妹をまじまじと見つめる。
細く折れそうな腰つき、なだらかな平原のような胸。
いつもの妹の姿。

…夢だったのであろう、それなら合点が行く…

しかし、何やら違和感がある。
自分はリヒテンシュタインが可愛いあまり、自ら進んで純潔を奪う様な事が出来なかった。
が、妹の体中にはスイスの侵攻を示す赤い跡がある。
それが目に入るという事は真っ裸なのである。
そして、ベッドシーツの赤い染み。
「夢…ではなかったのか!!!!??」
己の体を思わず見る。
自分も、もちろん真っ裸である。
そしてリヒテンシュタインによって施された跡が目に入る。

「〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
声にならない叫びをスイスはあげる。
何が我が身に、妹に起きたのか全く理解が出来ない。
妹の純潔を奪った記憶はある。
が、彼女の体は自分が夢見た大人になった妹で…

「な、何が起きたのであるかああああ!!???」

その声にリヒテンシュタインは目を覚ます。
「お兄様?いかがなされました?」
「リ、リヒテンシュタイン!!!!」
ベッドの上で慌てふためくスイス。
「大人になったのではないのか!?なぜ元に戻っているのだ!!!!」
それに対して、冷静なリヒテンシュタイン。
起き上がってスイスの首に手を廻して、そのまま頬にキスを落とす。
「どうやら何かの魔法にかかっていた様ですわ?」
「し、しかしお前…体…がだな…あんなに喜んでいたではないか?」
少し困った顔をした兄を見て、妹はにっこり笑った。
239魔法の飴ちゃん−10:2009/07/20(月) 00:03:00 ID:kSQjutmy

「きっと、あのキャンディーに魔法がかかってたんでしょう?」
ぽかんとした顔でスイスはリヒテンシュタインを見つめた。
「魔法…」
「多分。もうお部屋のドアも開きますわ?兄さまの部屋から着替えもお持ち致しましたし。」
惚けるスイスにリヒテンシュタインは問いかける。
「お兄様は…やはり大人の体の方がよろしいですか?このような体の私では…お嫌ですか…?」
その問いに真っ赤な顔になってスイスが答える。
「そ…」
「そ?」
「そんな訳無いのである!!」

ぎゅっとリヒテンシュタインを抱きしめる。
「我が輩は…今のお前を愛しているのだ。」
スイスはそう言ってリヒテンシュタインに口づけた。
そしてもう一度、愛し合う。
互いを確かめる様に、いたわり合いながら。


所変わってまたモニター室。
あのノルウェー&デンマークの急襲からなんとか復活した三人組は…
…ノルウェーが強奪したデータの続きが繰り広げられる様を録画していた。
どうやら微妙に不完全だった魔法が解けて、部屋の出入りが自由になったらしい。
しかし、あの飴の謎はのこったまま。
とりあえず、その事は考えず三人はモニターを見ている。

「純愛…ですね。ボス」
「だな。」
「これ、誰に売れますか?」
「…少女漫画好きそうなのって…誰だろ」
「居ねえな、多分。」

三人は同時に呟く。
「…俺たちで楽しませて頂くとするか。」

どっと疲れた三人は力無く笑い合う…
多分、流通させても売れないだろうし、したらしたでノルウェーが…色々と怖そうだ。

「お金欲しい…」

終わり〜


アホエロ書くつもりだったのに…方向が定まらなかったようだ。
あれ?
240魔法の飴ちゃん:2009/07/20(月) 00:04:55 ID:kSQjutmy
うぎゃあ番号間違えまくった。
1〜9ですね

ちょっと鯨に呑まれてくる。
241名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:05:24 ID:Gpn/0wpH
同じレス2つあって1レス足りないよ〜
242魔法の飴ちゃん:2009/07/20(月) 00:14:35 ID:kSQjutmy
うわ久々に書いたらやっちまった。
ちょっと本気でリコリス溶かした北極海に飛び込んできます。

順番1→2→4=3→4→5→5の2個目×→6→7→8→10=9です…

243名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:23:01 ID:EJti9vXy
GJ!嬉しそうに成長した胸を寄せるリヒかわいいよリヒ
レス抜けはドンマイ
244名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:29:46 ID:qvaeUj+u
投下失礼します。
「姉弟」続きをあげさせて頂きます。
メインCP …少女時代ウク。モブ×ウクでロシア×ウク。
傾向 …レイプ輪姦注意。痛々しい系。

NGは「姉弟」でお願いします。

245名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:34:37 ID:qvaeUj+u
「姉弟」投下の者です。
スミマセン!リロード忘れて、先の方の小説投下に気づかずすぐに
書き込みしてしまいました。
もう少し時間をあけてから投下させて頂きます
246魔法の飴ちゃん:2009/07/20(月) 00:42:57 ID:AlbUeXNp
や、いいですよ。
どうせぼろぼろなんで、一度寝てアイス様んちの間欠泉に吹き飛ばされてから
保管庫の方か、外部に上げます。
やっぱ寝ないとダメだな…
247名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:43:50 ID:lWwvRpgv
番号間違いドンマイ
GJ!!
大人なリヒも良いな

兄妹も待ってるぜー
248名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:55:33 ID:oPAH7rG5
姉弟期待
249名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 02:01:43 ID:qvaeUj+u
「姉弟」投下の者です。
先ほどは大変失礼しました。優しいお言葉ありがとうございました!
改めて続きを投下させて頂きます。
NGは「姉弟」でお願いします。
250姉弟 1:2009/07/20(月) 02:02:52 ID:qvaeUj+u
「なあぼうず、そんなちんちんおっ立てたままじゃつらいよなあ?
出させてやるよ。姉ちゃんに突っ込むのと俺らに突っ込んでもらうの、どっちがいい?」
男の一人がにやにやしながら僕の顔を覗き込む。
「やめて…!」
姉さんが涙まじりの声で叫んだ。
「だってしょうがないだろ?ガキが俺らに突っ込むわけにもいかねえんだしよ。
あんたがやらせないなら、他に方法なんかひとつだよ」
男の言葉に、姉さんは真っ青になる。そこまで聞いて、僕も話の内容を理解した。
男たちはさっきまでしていたことを僕と姉さんでやらなければ、姉さんの代わりに
僕に男たちの相手をさせると言っているのだ。
姉さんは黙りこくってうつむいた。僕も混乱や恐ろしさで何にも言葉が出てこない。
姉さんのやわらかそうな胸が息に合わせて上下している。白い肌にはあちこち赤いあざのようなものや
噛んだ跡があって、汗や男たちが出したもので濡れていた。ふくらんだ股間がズキズキする。
一人の男が姉さんを背後から抱え込み、乱暴に胸を揉みはじめた。大きな手がむにむにと
白い胸を揉みつぶし、ピンクの乳首をひねりだした。
「アッ…!う、ひい、うう…」
姉さんが耐えかねたように身体をよじらせる。
251姉弟 2:2009/07/20(月) 02:03:47 ID:qvaeUj+u
「…ロシアちゃん、来て」
姉さんがぽつりと言った。
「ハハハ!ほら姉さんがいいってよ!お前もいい思いさせてもらえ!」
僕の後ろにいた男が、僕の下穿きを引き摺り下ろした。
男たちとは比べ物にならない小さな僕のペニスが、それでもぴんと立ち上がっている。
「…ね、わかるよね?ロシアちゃんのおちんちん、お姉ちゃんのここに入れて。
あとはお姉ちゃんがやってあげるから」
姉さんが僕に向かって脚を開いてみせる。僕は、初めて姉さんのソコをこんなに間近で見た。
淡く毛が生えている下に姉さんのアソコがあった。ピンク色で、ぬるぬるに濡れている。
さっきまで、ここに男たちのペニスが入っていたなんて、信じられない。だって…ふにゃふにゃして
柔らかそうだけど、お尻みたいに穴があるわけじゃないし。
でも、姉さんのそこを見ていると僕のペニスも一層ズキズキしてくる。僕のこれを、姉さんのソコに
入れる…入れていいんだろうか?
どうしていいかわからず立ち尽くしていると、男たちが焦れて僕を抱え、僕のペニスを握って
姉さんのアソコにあてがった。
「ほら、姉ちゃんのヴァギナだ!なかなかいい具合だぜ…突っ込んでやれ!」
ヌププ…と僕のペニスが、姉さんのアソコに飲み込まれていった。
252姉弟 3:2009/07/20(月) 02:04:34 ID:qvaeUj+u
「ふああ…あん…ああ…!あ…ロシアちゃん…!」
姉さんが声をあげて、腰をくねらせている。ペニスが熱くてやわらかくてぬるぬるしたものに
締め付けられる初めての感触に、僕は意識が飛びそうになる。
「あ、あ、あ…!」
さっき男たちがしていたように、姉さんの腰を掴んで夢中で出し入れする。信じられないくらいきもちいい。
「姉さん、姉さん…!」
「あっあ…あん…だめえ…!」
クチュクチュ、つながっているところが音を立てる。すごい。味わったことのない快感が、僕に
今の異常な状況への恐れを忘れさせた。
姉さんは顔を上気させ、うるんだ目でこっちを見ている。なんだかぼうっとした表情で、半開きの口から
赤い舌がのぞいていた。姉さんのその表情が、身体よりずっとなんだか見てはいけないもののように思える。
「ん…あ!ふあっ…!」
後ろから姉さんの胸を掴んで乳首をひねったりしていた男が、姉さんの股間に手を伸ばして
ピンクのひだの中を指でぐりぐり刺激する。途端、姉さんの身体がビクリと跳ねる。
「ひっ…!あ、ひゃあああん!」
きゅうううと姉さんの中が締まって、びっくりしたと同時にものすごい快感が来て、僕は姉さんの中で出してしまった。

いつの頃からか、僕のペニスはふくらんで立ち上がるようになった。最初は驚いたけど、すぐに自分でしごいて
落ち着かせるやりかたもわかった。時々、姉さんやベラルーシから隠れてそれをしていたけど、
いつからかそれをする時には、あの「お礼」をしていた姉さんの姿を思い浮かべるようになっていた…。
ああ、僕は…もしかして、僕も、姉さんにこれがしたかったのかな?
253姉弟 4:2009/07/20(月) 02:05:34 ID:qvaeUj+u
「あ、あ…あん…!」
姉さんはもどかしそうに腰を揺らしている。男の手が、また姉さんのアソコをかきわけてくりくりと一点をいじった。
「ひゃん!あ、あんん…!ひゃああー…!」」
姉さんの声が高くなる。よく見ると、かきわけたアソコの中に、ぽつんと小さなつぶがあって、男はそれを
いじっていたのだった。後で知ったけど、そこはクリトリスというらしい。
「まだガキのくせにたいした淫売だぜ。こんだけの男しぼりあげて、まだこんなに元気なんだからよ!
弟のちんぽはうまいか?お嬢ちゃん。」
様子を見ていた男の一人がうれしそうに言った。
「まあ、女は男と違ってタマの打ち止めがないからな!」
笑い声が起こる。なんの話か、僕にはよくわからない。
姉さんの中に収めたままだった僕のペニスは、そうしてる間にまたむくむくとふくらんできてしまった。
「していいよ…ロシアちゃん」
なんでわかるんだろう?姉さんはそういってふにゃっとちょっと泣きそうな顔で笑った。
「よーし、俺も入れてもらうぜ」
側で様子を見ていた男が、僕の腕を引っぱって、姉さんの中から僕を引き抜いた。
「ふぁん…」
姉さんがぶるるっと身を震わせる。僕が抜けたアソコから、僕の出した白いものがこぽこぽ出た。
ピンクのひだがひくひくしていた。
254姉弟 5:2009/07/20(月) 02:06:17 ID:qvaeUj+u
僕はベッドに仰向けにされた。そのままじっとしていると、姉さんが僕に跨ってきて…
また僕のペニスは姉さんのアソコに飲み込まれる。
「ん…」
姉さんが腰を振り始めた。プチュ、クチュと水音がして、またあの快感に襲われる。
僕も夢中になって下から腰を打ち付けていると、姉さんがビクリと震えた。
僕に跨る姉さんの背後にさっきの男が来て、姉さんのお尻に何かしている。
「あ!あ…!だ、だめ…!お尻いじっちゃいやあ…!」」
「何言ってんだ、ガキの小さいのだけじゃものたりねえだろ。
さっきだってこっちの口で何度もうまそうにちんぽ食ったじゃねえか。そらっ!」
「あああああ…!!」
男が腰を押し付ける。多分お尻の穴にペニスを入れたんだ。アソコに僕も入っているのに。
姉さんの目はうつろで、どこか遠くを見てるみたいだ。眉をうんとしかめて、ひいひいとあえぐ。
「あ!あん!あん!ああっ…!いやあ…!」
僕も姉さんも一緒くたに揺さぶられる。姉さんの胸がゆさゆさ揺れた。
「ほれ、こっちもだ。」
姉さんの頬に、横から別の男がペニスを押し付ける。姉さんは唇を開いてそれをちゅうちゅう吸った。
「ふう…んん…んふ…ふうう…!」
後ろからガンガン突かれてるのが身体越しに僕にも伝わる。姉さんの中がキュウキュウ締まって痛いくらいだった。
気持ちよくて、でも苦しくなってきて、もう一刻も早く出したかった。揺すぶられながらも
力いっぱい姉さんを突き上げる。
「ああーっっ!!」
姉さんの顔が真っ赤になってる。息も絶え絶えにあえぐ唇から、信じられない言葉が出た。
「あ、い、いい…いいよう…」
聞いた瞬間、僕はまた姉さんの中で放った。
255姉弟 6:2009/07/20(月) 02:07:00 ID:qvaeUj+u
その後は、僕はもう部屋から出されてしまった。閉まるドアの隙間から、また男たちにのしかかられる
姉さんが見えて、すぐにまた、姉さんのあえぐ声が聞こえてきた。

僕が初めて「お礼」をする姉さんを見たとき、姉さんは痛がって泣いてて、すごくつらそうだった。だから
さっき「いい」って姉さんが言って、すごく驚いてしまった。
あんなに痛そうだったのに、どうしちゃったんだろう…?そういえば血も出てなかった。
考えてもわからない。でも…姉さんはこれからも、こうして「お礼」をしなくちゃならないんだ。
だったら、ずっとあれがつらかったら姉さんはどうにかなってしまうかもしれない。
それよりは、気持ちいいほうが絶対ましに違いない。
そうだ、そうに違いない…。
ドアの向こうで「お礼」は続いている。姉さんの声がかすかに聞こえる。
「…ああ…!ああん…もっとお…もっと突いてえ…」
僕はベラルーシが眠る部屋に戻った。あの部屋にいる間は全然気にならなかった吹雪の音が
耳に響いてきた。僕は目を閉じて、ベラルーシの横で丸くなる。
いつもの、優しくてちょっとぼんやりした姉さんの姿を思い浮かべながら。
256名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 02:10:51 ID:qvaeUj+u
以上で終わりです。お目汚し失礼しました!
子供目線の難しさに書いてる途中で気づきました。
「冬の日」投下主さん改めて素晴らしいです。
257名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 22:24:19 ID:4S4ErbSS
完結乙です、GJ!!
露さまが切ないな…でもエロくて良かったです

スイリヒの人もGJ!
嬉しそうなリヒが可愛いw
デンとノルもいい味出してるなあw
258名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 00:14:33 ID:cXA+oFT4
続き来てたーGJです!
ウク姉さんエロくて良いよー!!
259名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 01:08:02 ID:3489Ie8n
ウク姉たまらん!
というか姉弟がたまらない!
260恋酔い:2009/07/21(火) 02:12:08 ID:wLR3mAss
へたれですが投下します。
CP:(越+台)×日
・エロあり
・童貞を襲う越っちゃんと湾ちゃんです。
・日本が自虐的でちょっとM
・女性陣がS

上記CP、内容が苦手な方は「恋酔い」をNG登録でお願いします。
261恋酔い 1:2009/07/21(火) 02:13:53 ID:wLR3mAss

「疲れた……」
「そうですねー」

世界会議後の食事会と称された宴会会場で、ベトナムと台湾は並んでグラスを傾けていた。
二人とも、疲れたから酔いたくないという理由で先ほどから烏龍茶を飲んでは料理を口にしている。
ベトナムがちらり、と所謂先進国と呼ばれる国々の席を見やると
イギリス、ドイツを筆頭に皆酷く酔っ払っていた。呂律の回らなくなったイギリスにお前はダメだ!と酒を取り上げられ、不貞腐れているアメリカを除いて。

「あれ、中国は?」
「眠いあるーとか言ってさっさとホテルに帰りましたよ」
「じいさんみたい」
「じいさんですよ、でも日本さんは珍しく残ってますね」
「見てなさいよ、アイツ、明日には立てなくなってるから」

あはは、と台湾は笑ってそういえば、と口を開いた。
「すっごい盛り上がってるみたいですけど、日本さん中心に……何話してるか気になりますね」
「暇だし、盗み聞きしてみる?」
「いいんですか?」
「酔っ払いの笑い話でしょ、いいわよ」

二人はグラス片手に立ち上がり、彼らの席の近くに空いた席を見つけ、そこに腰を下ろした。
烏龍茶と料理に夢中なふりをしつつ、話し声に耳を傾ける。
262恋酔い 2:2009/07/21(火) 02:15:26 ID:wLR3mAss


「いやですー!ぜったいに言いませんー」
「後は日本だけなんだよー」
「約束は守れよ、日本」
「……君たち、オヤジ臭いんだぞ」
「もう一度聞くぞ日本、初恋は誰だ?」
「日本は約束を破るなんて酷い事しないって、お兄さん信じてるよ」

どうやら、いい年こいた国たちの恋愛話だったようで、ベトナムも台湾も内心呆れはしたが
あの無表情でめったに感情を露にしない日本の初恋、と聞けば関心が湧いてきた。

「あーもう、わかりましたよ!言えばいいんでしょう、言えば………、さんです!」
「ヴェー、聞こえないよー」
「……ベトナムさん、です。うんと小さい頃ですけど」
「気の強い年上のお姉さんか、日本もなかなかいい趣味だな」

イギリス、後で覚えてろよと呟きつつも、ベトナムはどこかよそよそしい。
「ベトナムさん……か」
「湾ちゃん?」
「え?っいや、あの、何でもないです!気にしないで下さい!」
いつもより少しだけ元気の見えない台湾の笑顔に、ベトナムは、ああそういう事ねとそれに含まれた台湾の感情を察した。

「じゃあ日本、今は誰なんだい?」
「お兄さんも気になるなー」
俺も俺もと押し寄せられて、それだけは勘弁して下さいと言う日本の顔は、酒によるそれ以上に赤面していた。
しかし、言うまで帰さないぞという態度の国々にしかたなしに折れ、再び嫌々口を開くことになる。

「察して下さいよぉー」
「無理だよ、日本は隠すの上手いから」
「うう………た…さん…台、湾さん、です」
「やったな!日本、ドM確定!」
「ち、違います!そんなことはっ…」
263恋酔い 3:2009/07/21(火) 02:17:12 ID:wLR3mAss


さっきからあの眉毛、いい加減にしろよとベトナムと台湾は顔を引きつらせるが、台湾の顔はわずかに赤い。
「湾ちゃん、どう思う?」
「し、知りません!」
「あれ、湾ちゃんは日本嫌いなんだーじゃあ私が…」
「だっ、ダメです!ベトナムさんには勝てませんから!!」
あ…、と自分の発言に赤面する台湾に、ベトナムはにやにやと笑って見せた。






「皆、酔い潰れちゃったわね。」
「イギリスさんにフランスさん、ほとんど全裸じゃないですか……」
アメリカは随分前に飽きたから寝るよと残して退室した。
他の残っていた国もしだいに姿を消し、宴会会場に残るのは酔い潰れた先進国とベトナムと台湾のみ。

「私たちもそろそろ……って、ベトナムさん何してるんですか!?」
「暇潰しよ。にほーん、起きて」
「……日本さんの寝顔って、意外と幼いですね。」

「ん……ぁ、ベト、ナムさん……?」
「ほら、起きて」
「た、台湾さんまで……あれ?」
「おはようございます。ここは宴会会場ですよ」
「え?あ……私は、酔っ払って……」
「そうそう。さ、部屋に戻るわよ。何号室?」
「す、すみません。1102号室です」
「肩貸します、どうぞ」
「ありがとうございます……」

まだ眠気と酔いの覚めない様子の日本を引きずり、二人はホテルの日本の部屋へと足を進めた。
日本をベッドに座らせ、空調を調節して部屋を出ようとする台湾と違い、ベトナムは帰る様子を見せない。
264恋酔い 4:2009/07/21(火) 02:18:56 ID:wLR3mAss

「ベトナムさん、帰らないんですか?」
「湾ちゃん、さっきの事について、ちょっと問い詰めてみない?」
「さっきのって……」
「嫌なら私一人で」
「問い詰めましょう!」
台湾は、開きかけていたオートロックの扉をゆっくりと閉めた。





「日本、起きてる?」
「………はい」
「さっき、聞いちゃったのよ。あんたの初恋は誰だったかって」
「い、今の好きな人も聞いいちゃいました」
「へ?」

酔いと睡魔に揺れていた日本の目がわずかに見開かれた。
ベトナムと台湾の顔を交互に見、みるみると顔を赤らめる。
「わっ忘れ下さい、聞かなかったことに!」
「無理よ、びっくりしたもの」
「す、すみません!ごめんなさい!」
「なんで謝るんですか?」
「私なんかが、お二方に、その」
「そんなに自虐しなくても……」
「……私は中国さんみたいにきれいでも、韓国さんみたいに元気でも、欧米の方々のように気の効いた口説き文句も言えません」
「そんなこと、」
「魅力なんてないってわかってるんです、だから、言わないままでおこうと決めていたんです、言うつもりはありませんでした。ごめんなさい」

日本は俯いて、手で顔を覆う。その手を涙が伝い、柔らかい絨毯に吸い込まれて消えた。
265恋酔い 5:2009/07/21(火) 02:20:58 ID:wLR3mAss

「あんた、酒が入ると面倒臭くなるわね……」
はぁ、とため息を吐くベトナムの横で台湾は眉間にしわを寄せ、唇を噛み締めて何かを考えているようだ。
一拍置いて、台湾は顔をあげて
「日本さん!」
と力を込めて日本を呼んだ。うっすらと涙を浮かべた日本が顔を上げた時には日本の視界にあるのは台湾のみだった。
「はい…ん、ん?」

襟を引かれ、唇に台湾のそれを重ねられた日本は、現状を飲み込めない。
台湾にされるがまま、ただ唇を重ねた。
嗅いだことのない優しい匂いと初めて感じる彼女の体温に目眩がした。
台湾の息遣い、伏せられた目と睫毛、その全てに日本は酔いに似た心地良さを感じる。触れた所から熱くなって、その熱はやがて胸へと落ちていった。

「……は、台湾さ、ん」
「私の好きな人を、悪く言わないで下さい」
「す、すみません」

唇を押さえて動揺する日本を見て、二人のキスを見ていたベトナムが口を開いた。
「もしかして、初めてだった?」
「は、はい」
「じゃあ童貞ね?」
「…………はい」
「私たちが奪ってあげてもいいわよ」
「ベトナムさん!?」
「湾ちゃんも経験ないでしょ?」
「ない、ですけど…」
「あんだけ熱烈なキスを見せつけられちゃね」

台湾が日本の右側、ベトナムが左側へ腰を下ろす。
落ち着いて下さい!と慌てる日本の顎をベトナムが引き寄せ、息のかかる距離でにこりとわらってみせる。
「大人のキス、してみたいでしょ?」
「あ、あの…」
266恋酔い 6:2009/07/21(火) 02:22:40 ID:wLR3mAss

口を開いた日本に、ベトナムは深く口付けた。舌で唇を割り、日本の熱い舌を追い、絡めて弄ぶ。
「ふ、う…はっ、ベト、ナムさ……」
互いの唾液が交ざり合う音がいやらしく響いて日本の羞恥心を煽った。
先ほどとは違う激しいキスに、経験のない日本は付いて行けずに、ベトナムに刺激されて吐息を漏らす。

ベトナムと日本の熱い接吻の外で、台湾は日本のシャツに手をかけていた。
一つ、二つとボタンを外して日本の肌を露にしていく。半分まで開けた所で、台湾は日本の肌に唇を寄せた。
「ん、んん…、たい…わ…」

最後にちゅ、と唇を吸ってベトナムは日本を解放した。
はあはあと息を荒げてベッドに倒れる日本はベトナムと台湾に優しく見下ろされて、また赤面する。

「こっちは?」
「う、あっ!ちょ、ベトナムさんっ!!」
横になった日本のスラックスのジッパーへ手を伸ばし、ベトナムはゆっくりとそれを下ろす。
台湾は日本のベルトに手を掛け、丁寧にそれを外した。
スラックスの前をはだけさせると、既に日本のソレはトランクスの下で存在を主張している。
「や、やめて下さい……そこはいいですから!」
二人が下着ごとスラックスを下げると、日本の男根は完全に立ち上がっており、わずかに先走りで濡れていた。

「っ……立ってるの、初めて見ました。」
「は、ぁ…いや、だ」
「湾ちゃん、握って」
「は、はい」
「ちょっと待…っあ、あ」
267恋酔い 7:2009/07/21(火) 02:24:14 ID:wLR3mAss

台湾は日本の自身に恐る恐る手を伸ばし、触れると日本の体は強ばった。
熱い日本のソレを柔く握り、優しく上下に動かすと、その動きに合わせて日本が吐息を零す。
「日本さん……」
「はっ、たい、わん……う、あっ」
「気持ちいいですか?」
「……っ、はい」
台湾の手の動きがゆっくりと、しかし確実に早くなっていく。比例して、日本の押し殺したような喘ぎも増えていった。
「自分でやる方がいいですか?」
「い、え……はぁっ、あなたの手の方、が」

「足開いて」
台湾に手淫を施されている日本の足を開かせたベトナムは、日本の睾丸を手で揉みしだく。
押し寄せる二重の快楽に日本は悶え、恥など忘れたように与えられる快楽に溺れる。
「ふ、あっ、あっ……だ、だめですっ」
「日本さん、かわいい……」
台湾の手は日本を追い立てるように激しさを増す。
くちゅくちゅと先走りが手に絡み、滑りが良くなって、ぎこちなかった台湾の動きは
ただ上下に動かしていた時とは違い、今は日本の竿を搾るように動いていた。
ベトナムは片方の睾丸を手で刺激し、もう片方に舌を這わせる。
切なげな日本の呻き声を、もっと聞きたいというように二人は日本を追い立てていった。

「あっ、もう、でますっ、あぁっ……出るっ出るっ……ーっ……!!」

白濁を自らの体と、脱ぎかけのシャツに零して、日本は息を整えようと肩を揺らして空気を求めた。
汗ばむ肌に空調からの風が心地良い。
268恋酔い 8:2009/07/21(火) 02:25:41 ID:wLR3mAss

台湾が日本の頬を優しく撫でてやると、日本は気持ちよさそうに目を閉じた。
「意外とたくましい体してるのね。」
「撫でたい腹筋してます」

「……日本?」
「あれ?日本さん?」
「……………」
規則的に上下を繰り返す胸部、穏やかに寝息を立てる日本を見てベトナムは呆れ、台湾は笑った。
「今日はここで寝ましょうか」
「そうね」
二人掛かりで日本をベッドの中心へ移動させ、その両隣に二人は横になる。
優しくおやすみ、と声をかけてから二人も目を閉じた。





「ん゙ー…あ、頭が……あれ?」
太陽が顔を出す頃、目を覚ました日本は両隣にベトナムと台湾を見つけた。
二日酔いに痛む頭でパニックになりつつ、記憶を辿れば昨晩の己の痴態が姿を表し、あまりの羞恥に、消えてしまいたいと頭を抱えた。
慌てる日本の気配に気付いたのか、ベトナムと台湾が目を覚ます。二人におはようと言われ、日本は恥ずかしそうにおはようございますと返した。

「さ、昨晩は……」
「夢じゃないですよ」
「続きしたい?」
「ま、また今度……」

「まだ5時じゃない……」
「まだ眠いです。」
「では、お二人でごゆっくり……」
「こら、湯たんぽ」
「あと二時間は寝れますよね。」
「…………これなんてエロゲ」
「このバカ」



269恋酔い:2009/07/21(火) 02:27:14 ID:wLR3mAss

恋酔いはこれで終わりです。
長々と失礼しました。
そしてすみませんorz
270名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 15:58:39 ID:TPcj0Sor
GJ!日本羨ましすぎる
えっちゃんも湾ちゃんも可愛いな。本番も期待して待ってます。
271名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 18:02:42 ID:SP4iUXZM
GJです!
続き待っておりますよ
272名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 18:29:16 ID:uRnRN7Mi
なんか日本可愛すぎるんだぜー

GJ!
273名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 19:30:34 ID:E2kpV/cr
GJ!!越ちゃんも湾ちゃんも可愛かったです!
日本の最後のセリフに吹いてしまったww


続けて投下失礼します。お待たせしました>>204の続きのエロパートになります。

【メインCP】  子供化イギリス×セーシェル、後にイギリス×セーシェル
【傾向】  ラブラブ+アホエロでネタ多め、セーシェルがかなり襲い受け
【その他】
ラブラブだけど、前編よりもっとアホい。なんかごめん。
イギリス好きすぎてアホシモいセーちゃんの童貞食い的な展開ですので、子イギがちょっと喘いでます。
あと書いてる途中で「イギリスを幸せにするように」という怪電波を受信したので、
某スレでネタになっていた「時かけ」要素が入りました。矛盾とか気にスンナ!

NGは「ブリ天様の奇跡・後編」でお願いします。
274ブリ天様の奇跡・後編(1/9):2009/07/21(火) 19:32:06 ID:E2kpV/cr

 「ん、ふ、ぅ…」
 「…ん、」

 くちゅ、と深いキスを繰り返しながら体勢を入れ替えて、今度は私がシーツに背中をつけた。
熱に浮かされるように、両脇に手をついて私に覆い被さってくる体勢はいつもの通りなのに、
イギリスさんだけがいつもと違っている。
私が今着ている服は、カジュアルだけどドレスコードもクリア出来る、薄青色のワンピース。
大人のあなたの好みで、あなたが私に買ってくれたんですよ、って目の前の彼に言ったら、どんな顔をするだろう。
 「んぅ、あ」
絡めていた舌を解くと、彼はそのまま唇を滑らせて、二つに結ってある私の髪のリボンを、歯と唇で
器用に解き始める。
うわあさすが未来のエロ大使。
そうして、解けた私の黒い髪の束を、今度は指先で掬い上げて、目を伏せ唇を寄せる。
手の甲にキスする時みたいに。はわああ。
やば、ぶっちゃけ言うとときめきました…キスより恥ずかしい。照れる。でもかっこいい。
…やっぱこの人、小さくても紳士だ。 エロいけど。

 スカートを触りながら「…あのさ、これ、どうやって脱がすんだ…?」なんて可愛いコトを聞いて来る
もんだから、ああ、ワンピースとかなかったのかな?と思って、背中にあるファスナーの場所を教えて、
脱ぐのを手伝ってもらったりして。
時代考証なんてわかんねーですよ。
こくんと喉が鳴る音が聞こえて、彼も興奮してくれてるんだなあと思うと、すっごく嬉しくなったり。
飲み込み切れなくて顎を伝ってく唾液を、彼がおずおずと舐めとっていく感触がくすぐったくて笑う。
いつも、大人の彼にはリードされっぱなしだから、何か楽しい。
手練手管がとにかくすごすぎて、私の方がいっぱいいっぱいになっちゃうんですよね、あの眉毛との場合…。

…ええどーぞ、淫乱と言って下さって結構ですよ!悪いのはあのエロ眉毛だし!私は悪くぬぇー!


 彼の首筋にちゅうと吸い付いて、軽くキスマークをつけてみると、相変わらず余裕なさげだと思っていた
小さなイギリスさんが、負けじと私の耳を甘噛みして来て、うひゃあっと肩を竦める。
…ほんとに初めてなのかこの人?とちょっと思っていたら、イギリスさんがこちらの考えを読んだみたいに
「まるっきりやり方まで知らないわけじゃ…、」と照れたように囁いた。
荒くなった吐息と切羽詰まった表情が、必死さを物語ってる。 うん、可愛…いやいや。

 そういえば大人の彼も、やたらめったら時間かけてキスしたり視姦したり、脱がせたりすんの好きなんだよなあ…
…どう見ても変態です、本当に以下略。
あああでも、私ももう人のこと言えないっす。
目の前の小さな彼が、熱っぽい目で私の身体をじっと見てることにドキドキする。
何より、その変態眉毛野郎に惚れてる時点でもう、ね。うん。察しやがれですよ!
275ブリ天様の奇跡・後編(2/9):2009/07/21(火) 19:32:59 ID:E2kpV/cr

 小さなイギリスさんが着ているのは、例のキモノっぽいものになった白い布一枚なので、合わせからするりと
手を差し込めば、簡単に脱がせることが出来た。
下着も何もつけてない、滑らかな腰やわき腹を直接撫でると、驚いたようにふるっと震える身体。
(余談ですがブリ天の時からノーパンでした。もうほんと誰向けを主張したいんすかあの眉毛は。
…私向け?冗談じゃねーですよそこは断固として文句言いますよ!
誰が好き好んで恋人のハダカを他人に見せたがりまkwせdrftgすいません電波が乱れました)
小さなイギリスさんも、外見の歳相応に均整の取れた身体つきをしてる。
大人の彼よりは、もちろんまだまだ成長過程っぽい、けど。あ、この頃からもう腹筋割れてたんだ。
前々から、筋肉ついてるけど白くて細い人だなあ、とか思ってたけど、昔はもっと細かったんですねぇ。

 素肌を直接合わせて抱き合うと、彼のものが私の脚に触れて、それはしっかり熱く硬くなって存在を主張してる。
触れたことに彼がびくっと身体を竦ませて、あああもう反応がいちいち可愛いったら!
私の身体で反応してくれてるんだと思えば、それは素直に嬉しい。
そんな気持ちのまま、問答無用、とばかりに手で撫で上げれば、「ぅあっ…」なんて高い声上げるし!
イギリスさんは、思わず声を上げてしまったのを誤魔化すみたいに耳を赤くして、私の胸元に顔を埋めて来る。
ぷふふ、仕草が一緒。やっぱり同一人物なんだなあ…。

 指で輪を作って、彼のものをそっと包んでみる。んー、大きさはやっぱり、今の彼の方が大き…当たり前か。
形に添って手を上下させると、滲んだ先走りがちゅくちゅくと音を立てて私の手を濡らし、イギリスさんの
身体の震えが大きくなってくる。
 「…あ、ちょっ…せー…しぇる、…んっ、」
あ。名前呼んでくれた!声変わりしきってない声で呼ばれるのが、少し不思議な感じ。
わざと、やらしい音を立てるようにして手の動きを早めると、息を乱して頬を赤らめ、太い眉を寄せて
切なげな顔をする小さな彼。むあー可愛いなあ…!

 …あっ、誰ですか今痴女とか言った人。イギリスさん限定なんだから勘弁するのです。
ていうかあの眉毛が諸悪の根源なんですぅー!

と。
小さなイギリスさんが、はぁ…、と、何とも色っぽくてエロいため息をつき。(将来有望すぎてこえーですいろんな意味で)
私の褐色の肌とは対照的な白い頬を、そうっと胸に寄せて来て。
鎖骨を舌でなぞったと思ったら、不意に片手で胸を揉みしだかれて、乳首を舐められる。
 「ふ、…ゃあっ!」
思わず身体を仰け反らせて声を上げてしまった。うああ胸弱いんですよぅ…!
まだ頬を赤くしたまま上目遣いのイギリスさんが、にい、と笑う。 あああ、何かちょっと見覚えある表情。
そのままぢぅ、と激しく吸われ、もう片方は指でぐりぐり弄られて、思わず扱いてた彼のものから手を離して身悶える。
 「や、あぁっ…!!」
うううちくしょう、折角優位に立ってたのに、これじゃいつもと同じ流れになっちゃう…!
可愛い顔して、フロントホックの外し方にも戸惑ってたくらいなのに、この子エロいですよー!
小さいけどさすがイギリスさん、とか言っとくべきですか?
 「…ふ、柔らかいのに、ここだけ、硬くなって来た」
 「あんんっ!」
いやあああ吸いつきながら喋んにゃあああ!
276ブリ天様の奇跡・後編(3/9):2009/07/21(火) 19:33:35 ID:E2kpV/cr

 「気持ち、い?」
 「ぁ、んっ…」
 「むね、おっきいな…」
余裕ぶってた私が乱れるのが面白いのか、小さなイギリスさんは、嬉しげに笑ったまま、尚も胸をむにむに弄り続ける。
やああ、声止まんない。おっぱい揉まれるの、気持ちいいよう…
くっそうやっぱ本人か!イギリスさんおっぱい魔神だもんな!
私、あのエロ眉毛と付き合い出してから、ブラのカップサイズ2つは上がったんですよ。
(フランスさんがセクハラ紛いにからかってきたので、何気なく報告したら、何か男泣きされました…)
奴の手はマジパネェですよ伊達に世界のお色気担当名乗ってねーです…って何言ってんだろ私。

 柔らかい舌が器用に動き回り、絶妙なところをぞろ、と舐められ、気持ち良くて身体が勝手に震える。
おまけに、いつも彼を迎え入れてる場所が、じわ、と疼く。多分濡れて来てる。
ううう、すげーやらしくなっちゃったなー私…。
そこへ不意打ちのように、ちゅくちゅくと音を立てて乳首を吸われ、慣れた音の筈なのに顔が熱くなる。
おおお、さっき音立てた仕返しですかちび眉毛…っ!?よろしい、ならば戦争だ。えーと性的な意味で!


 胸を弄ってたイギリスさんの手を取って、人差し指と中指を揃え、ぱくりと銜えてみる。
なるべく、エロそうな顔を意識して。
 「ぅ、わっ?」
さっきまでと打って変わって、ぱあっと赤く染まる頬。うんうん、この反応はやっぱ初々しくて可愛い。
大人の彼のものにいつもするみたいに、唇を窄めて舌でなぞり、唾液を絡めてちゅぷちゅぷ、と吸い付く。
目が逸らせないのか、すっごく見つめられてる。
彼のも舐めてあげたら、こんな風に吃驚して真っ赤になるかな?それともまだ刺激強いかな、とか、
ピンク色に染まった頭で、埒も無いことを考える。
こんな可愛い反応するなら、全身舐めてあげたいなあ、なんて。

 指を舐めながら、膝を立てて脚をM字に開いて、動かないイギリスさんの身体を両脚で挟み込む。
そうして、濡れた音を立たせて唇から引き抜いた、唾液の糸を引く指を、そのまま私の脚の間に引っ張っていく。
わあああ我ながらすっごい恥ずかしいことしてる…!対眉毛ならば、確実に私死亡フラグ!
 「え、ちょっ、あの、」
でも、目の前にいる、動揺のあまり、あうあう、と意味不明なことを言いながらじたばたするのは、
小さくて可愛いイギリスさん。 おああ可愛いなあ新鮮だなあ…!いつもは逆だもんね!
つつ、と、彼の指を使って、襞をなぞる。
くちゅ、とやらしい音が響いて、ふああ、どうしようやっぱすごい濡れてるよう…。
 「ここ、女のコの、一番大切なところですよ…」
身長が同じくらいになったからか、いつもより距離が近いイギリスさんの耳元に、
はあっと吐息を吹きかけて、囁く。
水揚げされたカジキみたいに、びくん、と身体が跳ね上がった。よし、ダメ押し。
 「…ね、さわって…?」
277ブリ天様の奇跡・後編(4/9):2009/07/21(火) 19:34:24 ID:E2kpV/cr

 ナカに、つぷっと細めの指が埋まるのを感じながら、手を伸ばして、硬さを増したイギリスさんのに指を絡める。
今度は抵抗されなくて、むしろ逆に、手に押し付けるようにされた。可愛い。
 「ぁ、」
 「ぅんんっ」
部屋の中に、濡れた音が響き出す。
「…中、アツい、な…っ」
「イギリス、さん、のも…」
「ぬるぬる、してる…」
 ちゅくちゅく、ぐちゅぐちゅ。
 えっちな音が大きくなるにつれて、お互いの呼吸も荒くなって来てる。ううう、きもち、い…
小さなイギリスさんの頬は相変わらず赤くて、翠の瞳は快感にぼんやり溶けていて、感じてる、えろい顔。
私もおんなじような顔してるかな。だんだん私の頭もぼーっとして来た。
心臓はずっとドキドキ鳴ってて、すっごくヤラシい気分。
はあはあ、と荒い吐息で色づいた彼の唇に、同じものをすり寄せてちゅうと吸い付くと、
すぐにエロい舌が絡んで来て、くちくち、と粘着質な音が増える。

 不意に私のナカをかき回す指が抜き取られて、両肩を掴まれた。
ぷあ、と唇を離したイギリスさんが、眉根を寄せてぎゅうっと目を瞑る。手の中のものが震える。
 「ん、……せー、しぇ……も、出る、から…っ!!!」
 「うん、イって…?」
縋りつくような可愛い仕草に、私は扱く手を早める。えへ、すごく気持ち良さそうで嬉しい。ぐちゅぐちゅ。

 「く、ぁ……んんっ…っ!!!」

 高く擦れた声と同時に、ドプ、と吐き出された白濁のもので、手の中が熱くなった。
イく瞬間の顔もばっちり見ちゃいました。可愛い…!
そのままきゅぷきゅぷと扱いて、残りも出させてあげる。
熱を開放したばかりなのに、まだまだ硬いまま。
目を潤ませて、全力疾走した後みたいに、ぜえはあと荒く胸を上下させるイギリスさん。
 「ご…め、俺…だけ、…さき、に、」
真っ赤な顔のまま、涙目で、眉を下げた恥ずかしそうな顔…

我慢して押さえてた何かがぷつっと切れた。ふわああもうダメ、身体がアツいよ…!

 「イギリスさ、イギリスさんっ」
小さな背中に腕を回して、ぎゅうと縋りついた。彼の細い腰に両足を絡めて、濡れた内腿を擦り付ける。
 「いぎりすさんおねがぃ、…わたし、ナカ欲しいのっ、…挿れて下さ…っ」

 あうう、とうとう言ってしまった。
我ながらこれは流石に恥ずいぜ…!淫乱って思われたかな…
でも、相手は小さいとはいえ、イギリスさんだもん。しょうがないよね。
身体の奥がじくじくと疼いて、全身が彼を欲しがってる。気持ちイイの、欲しいよう。 あああ。あ。

 「…っ、セーシェルっ…!」
切羽詰まった高めのイギリスさんの声。
今までにない乱暴な仕草で、両膝を大きく開かされる。
覗き込んで来た翠の瞳がキレイ…、と思った瞬間、
身体のナカに、溶かした鉄みたいに熱くて硬いイギリスさんのが、容赦なくずぷずぷはいってきた。
278ブリ天様の奇跡・後編(5/9):2009/07/21(火) 19:35:14 ID:E2kpV/cr

 「ぁ、あっ、ふああああああ…っ!!!」

 思わず声が出ちゃう。…えと…、
あんまり良くて、挿れられただけで軽くイってしまいました…あうあう。
でも、目の前のイギリスさんも、すっごく無防備に気持ち良さそうな顔してる。うわ、嬉しい。
そのまま勢い良く揺さぶられ、奥までずんずん突かれて、気持ちよくて勝手に口から声が零れてく。
 「あ、あんっ…あぅ、ぁっあっ!」
 「っ、セーシェル、セーシェルっ」
 「あはっ、あ、あっんんっ!」
大人の彼なら、私が落ち着くまで動くのを待ってくれるんだけど、そんな余裕はないみたいで。
イギリスさんも、やっぱ初めては全然余裕なかったんだなあ…。
体全部で求められてるみたいで、何だか胸がいっぱい。
 「あ、あっふ…ぁっ」
ナカをぐちゅぐちゅ掻き回されると、声が止まらなくなる。
 「あぅ、ん、は、…んんっ」
濡れた音に絡まって、肌がぱちぱちぶつかる音がやけに性急で、私の身体もだんだん溶けてく。きもち、いい。
抱かれるたびにいつも思う。繋がったところから、一つに溶けてしまえればいいのに。

 「セイ、セーシェルっ…」
イギリスさんのちょっと震える声。ん…何か不安になったの、かな?
自分の初めての時を思い出して、私は、大丈夫、と彼に微笑んでみせる。大人の彼にしてもらったみたいに。
 「…ふ、ぅ…、…気持ち、い…です、か?」
 「っん、すご、…イイ、け、ど、」
こくこく頷くけれど、へにょ、と必死で泣きそうな顔。息は荒くて、くちくち、と音を立てて動き続けてる腰。
 「…ごめ、せー、しぇ、…おれ、止めらんな、…」
…、私の心配をしてくれてたみたい。  …あああもぉー!可愛いなあー!

 「…だいじょ、ぶ、ぁ、わたし、も、すっごく、…イイです、から、」
囁いて、思いっきり抱きしめると、また揺さぶる動きが早くなる。
耳の中を舐められて胸の先っぽもまたぐりぐりされて、
繋がってるところのすぐ上にある芽もきゅうっと摘まれて、あ、あ、や、それ、だめぇ、ああああ。
 「セーシェル、せーしぇるっ…!」
 「あっ、ん、イギ、リス、さっ…あああああああっ!!」

一番てっぺんまで上り詰めて、頭の中が真っ白になるのと同時に、身体の一番奥で、熱いものがどくっと弾けた。
279ブリ天様の奇跡・後編(6/9):2009/07/21(火) 19:36:05 ID:E2kpV/cr

 いつもの、じんわりした甘い甘い倦怠感。
はふ、と肩で荒く息をつきながら、繋がったままのイギリスさんに軽く口付けると、同じように息を乱した
彼がすり、と擦り寄ってくる。
重なった胸から、どくどくと鼓動が速いのが伝わってる。
 「…これ、…こんな気持ちい…なんて…知らなかった」
 「ふふ、…そう、ですか?」
こくり、と麦わら色の頭が上下する。近くで見ると、びっくりするくらい睫毛が長い。
ああー…イギリスさん、こんな素直で可愛い良い子だったんですねぇ…。
それが今や立派(?)な変態エロ眉毛紳士だし、時の流れってもぐもぐ。
思わず髪に触れて撫でていると、彼の輪郭が、おぼろげに光を帯びて来た。

 「あ…、」
そろそろ、“奇跡”のタイムリミット。

 「…せーしぇる、」
 「はい。なんですか?イギリスさん」
リミットが迫ってることに、彼も気がついたようで。
迷子になった子供みたいな顔で、小さなイギリスさんが顔をあげる。
そして、意を決したように、

 「…大人の、俺って、…幸せに、なれてるかな…?」


ああ。私、ちゃんと笑えてるかな。泣きそうな顔なんて見せたくないのに。
大丈夫、大丈夫ですよ。溢れる想いのまま、耳元に囁く。
過去の彼に届けられるように。

 「…未来で、待ってますから」

潤んだ翠の瞳を驚いたように瞬かせた小さなイギリスさんは、やっぱり、ん、と頷いて、
ふにゃりと酷く子供っぽい笑顔を見せた。
愛しさに駆られて、目の前の彼を再び抱きしめる。
小さなイギリスさんは、そのまま光に包まれた。

 「あ…っ!」
眩しさに思わず目をぎゅうっと瞑る。
と。

 「…ぅわっ!?」

耳に届いた、聞き慣れた大好きな低い声。
それと同時に、腕を回していた身体が、背中が、広く大きくなり。
私のナカにいた彼のものも、物理的に相対的に、ずくっと太く大きくなって。
280ブリ天様の奇跡・後編(7/9):2009/07/21(火) 19:36:51 ID:E2kpV/cr


 「あんんっ!」



…思わず喘いでしまいました。

……うん、えーとえーと、すいません。不可抗力とはいえ、やっぱ私も変態決定。 死にたい。


 「…ぁ、れ?セーシェル?…え、あ?何、俺、なんで…?!」
 光が収まり目を開ければそこには、大人に戻ったイギリスさん。 
ほんの数時間の間の出来事なのに、すごく久し振りに逢った気分。
ぽかんとした顔の彼の後ろには、多分「ドサクサ妖精」が大根持って大量に通り過ぎてる。
――え、それ何って?「魔○陣グルグ○」でググれ。ですよ。
そりゃーそうですよね、イギリスさんの認識的には、アメリカさんの誕生パーティー会場にいたのに、
気がついたらいきなりホテルのベッドの中(しかもえっち真っ最中)にぶっ飛んで来た、ってとこですもんね…
…ブリ天仕様のおかげで素っ裸はデフォでしたけど。
あああいやいや、そこは今問題でなくて、えーと、何て説明しよう。

 ことのあらましを、筋道立てて考えようとした私の思考は、――イギリスさんが思わず腰を引いたことで霧消する。
繋がったままだったところが、ぐちゅん、とやらしい音を立てて、や、う、待って、動かないで、さっきまでのが…っ
 「ふぁっ!…いぎり、すさっ、ぁっ」
 「…んっ、せ、ーシェル、お前っ、?」
思わずナカでぎゅう、と彼を締め付けてしまうと、瞬く間に硬さが増した。うにゃああぁ、と変な声が漏れる。
さっすがエロ眉毛紳士、だけど、ちょ、待って、やん、ぉ、おっきくしないでぇええ…!
再び霞みがかった頭で、回したままだった腕で彼を引き寄せ、抱きしめる。

 馴染んだ彼の吐息、背中の広さ。
小さなあの彼は、大人になったらこんなに大きくなるんだ、と思ったら、何だかたまらない気持ちになった。
このヒトは、あの小さな彼じゃないけど、とにかく伝えたい。
ごめんなさいイギリスさん、私これから意味不明なこと言いますよ。

 「やっと、会えました、ね…」

 大好きな人の耳元で、そんな風に囁く。
抱きしめた拍子に、彼のものがまたずく、と最奥を叩いて、ふぁあと甘い声が零れた。
イギリスさんはやっぱりあったかくて気持ち良くて、からだがまた、中心からどろどろに溶けてく。

 すると、突然がばっと身体を離されて、シーツに両肩を押し付けられた。
や、ちょ、待って、そんな急に動いたら、いやあぁ…!
絶賛エロエロ方向に溶けた頭で、うにゃうにゃと悶えていると、ぱたた、っと上からほんのり暖かい水が降って来た。
…う?あれ?ここ室内…と、ピンクがかった思考が少しだけまともになる。
不思議に思いながら目を開けると、


大人のイギリスさんが、泣いていました。
……うええええええ今度は何ーーーっ!?

281ブリ天様の奇跡・後編(8/9):2009/07/21(火) 19:37:30 ID:E2kpV/cr

 「…え、え?いぎりすさん…?」
無表情のまま、透き通った翠の瞳から、ダムが決壊したみたいにぼろぼろぼろっと大粒の涙を零すイギリスさん。
頬がだんだんと赤く染まっていく。その顔が、表情が、さっきまでの小さな彼と、重なる。
…え、?…まさか……?


 「……夢だけど、夢じゃなかった」


酷く掠れた小さな声で囁いたイギリスさんは、そこでくしゃっと顔を歪めて、体全部でむぎゅうと抱きついて来た。



…………おおおあああえええええそれって!!!??? イギリスさんは、夢だと思って、…えええっ!!?

ってことは、えーっと、つまりその、
あの小さいイギリスさんは、マジで昔のイギリスさんだったってこと!?ていうか私ト○ロですか!?
神様それ一体どんな原理!?ブリ天の奇跡って何!!?
自分で自分を幸せにしちゃったってことですか?!!これぞまさしく「1人楽しすぎるぜー!」状態!!??

多分私の周りでも、ものっそい量のドサクサ妖精が大行進してました。絶対。


 ひくっと小さくしゃくりあげて、泣き虫で寂しがりで恥ずかしがり屋の彼が、顔をあげる。
頬は真っ赤で、涙でぐちゃぐちゃ。デジャヴ、と呼ぶには、新しすぎる記憶。
小さな彼なら可愛いけど、大人の彼だとそりゃー気味悪いんだろな、なんて思ってたけど、
そんなこと全然なかった。うん、可愛い。
照れくさそうに鼻をすすったイギリスさんは、私の耳元で「俺の童貞喪失はお前だよ、エロセイ」と囁いて、
子供みたいに無邪気に笑う。
「一目惚れの初恋だったんだぞ。責任取れ」なんて。

えええ。…えええ?本当、に?
あの小さな男の子は本当に、目の前にいるこの大好きな人だった?

でも、でも。…嬉しい。良かった。
ツンデレで不器用で、ずっとずっと独りぼっちだった、小さなイギリスさん。
彼に伝えたかった言葉は、随分回り道をしたみたいだけど、ちゃんと全部伝わってた。
イギリスさん。イギリスさん。
小さなあなたも大人のあなたも、大好きですよ。愛してます。イギリスさん。

そんなめいっぱいの私の告白は。
ナカで再び動き出したイギリスさんに甘く口付けられて、絡めた舌の合間に紛れて消えてしまった。
282ブリ天様の奇跡・後編(9/9):2009/07/21(火) 19:38:09 ID:E2kpV/cr

 後で、1人照れまくるイギリスさんをつついて聞いてみたところによると。

 私とのことは、とてもリアルな夢だと思ってたんだそうで。
世界観(近代的なニューヨークの街並みとか)が不思議過ぎて、当時の時代背景とリンクしなかったしって。
確かになあ。
それに、「思い出すと幸せだったけど、その分現実が辛くなるから、無理やり忘れるようにしてた」って…ううう。
もー!そこは素直に信じとけよこのムッツリ眉毛!フェアリーテイルはあっさり信じるくせに!
自虐趣味も大概にしやがれですよ!
でも、私に好きだって言ってくれたのは、やっぱりその夢があったからだとかで…うう、う。う。
…「夢だったけど、幸せな気持ちをくれた“初恋の人”に似てたから、お前を口説いたんだ」、なんて、
もー喜んでいいのか怒ればいいのか…やっぱりここは喜んどくべきですか?

 それと、ブリタニアエンジェルを発動しようと思った理由は、イギリスさんにも良く分からんそうです。
変な電波でも受信しちゃったんですかね。「ちっこいアメリカさん見たい」ってのもあながち嘘でもないだろうし、
妄想世界に弱い人だs…むぐもぐ。
元祖・一人楽しすぎる彼に、神様がくれたご褒美だったのかなあ。
神様的には、私とのことはノーカンどころか予定調和だったとか?なあんつって。

 そうそうそれから。
結果的に片棒を担がされた(?)形になったアメリカさんには、イギリスさんと2人で、もう一度沢山
誕生日プレゼントを贈りました。
「全く人騒がせだなあ君は、迷惑なんだぞ!」なんて言いながら、ほっとしたように笑ってました。
素直じゃないだけなんですよね、アメリカさんも。
そんなとこ、良く似てると思います。元お兄ちゃんに。2人して即行で全否定するけど。仲良しだなあ。

…うんまあ。
眉毛が幸せなら、私も幸せです。―――面と向かっては、あんまり言ってやらねーですけど。
盛大にデレてもらったので、たまには、ね?



…あっ。
なんか今、ものすごく大変なことに気がついてしまいました…
―――彼を変態エロ紳士にしてしまった原因は、もしかして、もしかしなくても、…私なんでしょうか。

………………。

……いやあああああ嘘だと言ってよバーニィ!! じゃなくて!絶対私じゃねーです!!ねーですってば!!
鶏が先か卵が先か?なんて哲学的なこと分っかんねーですよ!!!誰か教えてエロい人ぉお!!


おわれ

283名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 19:39:08 ID:E2kpV/cr
以上です、お粗末でした。
なんかほんとごめん。イギリスもヘタレにしすぎてごめん。

前回のにコメントくれた人どうもありがとう!
今度はちゃんと変態紳士イギ×幼女化セーちゃんの児童虐待プレイwとか
アメウクで夏祭り浴衣プレイとか、書けたらまた投下しに来たいと思います ノシ
284名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 20:26:40 ID:nq1jk3kw
最高にGJです!
なんかすげー読んでて幸せな気分になった
この二人楽しすぎるぜー!
285名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 21:05:23 ID:EkZRTyD6
学ヘタのセーシェルをよく掴んだ文章に軽快な口調
セーシェルはこうだろうな、と違和感なく読めたGJ
286名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 21:39:11 ID:4sCkHECg
続き待ってた!GJ!!
時かけネタ読んでみたかったんだ
所々にネタありつつも切ないバカエロ有難う!
変態紳士幼女セーもアメウクも待ってる。全裸で
287MGS:2009/07/21(火) 21:39:16 ID:a1oyC1Ca
投下します。
ノリが全ての下品ネタで、キャラ崩壊してます。カプは色々。
タイトルは「MGS」、NGはIDで。


こちらドイツ。飲み会に潜入した。

参加者はヨーロッパ各国。酒量が多く、時間も遅くなって本音が出始めている。
イギリスはとっくに全裸だ。フランスはバラの前貼りがあるだけマシだ。
こいつらは想定内だが、他のヤツらは…俺はこんなヤツらを見た事がない。
俺の知らない一面がどんどん出ている。

スペインとベルギーがオランダの前でやり始めた。見せてつけているのだろう、すごい腰使いだ。
ウクライナは男行脚をしている。相手がいない男は全部いただくそうだ。北欧から攻めている。
ああ、いかん。
ベラルーシがロシアにしなだれかかった。ウクライナにいただかれるのを防止するつもりのようだ。
うおお…なんだあの舌づかいは。すごい吸い込んで…あれでは達するのも時間の問だ…と、止めた。
ベラルーシが動きを止めたぞ!そこで焦らすか!やはり女王様気質かベラルーシ!俺もお相手願いた…いやいや、そうでなくてだな。
今のロシアからなら好きなだけ情報を聞き出せるだろう。
ちょっと攻めてみ…ふおおおおリヒテンシュタイン!ベラルーシの真似をするな!
おいスイス!何で連れて来たっていうかおまえも咥えさせるんじゃない!
教育だと?おまえんちそんなに性教育オープンだったか!?
イタリアもじっくり観察するな!そして勃てるな!シコるな!
ウクライナが来るまで待て!今ちょうどフランスとテク合戦してるから!あと少しでこっち来るから!

ああ、怒鳴っていたらノドが乾いた。
少しビールを…って、ハンガリー!おまえ、テーブルの上で何て格好をしているんだ!
おい、オーストリア!緊縛ハンガリーにM字開脚させて眺めるとは…ハンガリーが恥ずかしがってるじゃないか羨ましい!
あ、いや、違う!縛る方も縛られる方も、放置する方もされる方も好きだが違う!
おまえ達の邪魔をするつもりはないんだ!さあ続けてくれ!
できれば先日買ったDVD「しばってフーリガン」のように愛ゆえに荒々しく縛りあげて熱い劣情をぶちまけてくれ!
お、おい、何ドン引きしてるんだ、兄貴。俺をそんな目で見るな。
兄貴だって好きだろ?殴られては嬉しそうにしているじゃないか!
それに俺は知っているぞ! SM系フーゾクでハンガリー似の女王様を指名してフライパンの柄で尻の穴を開発してもらっただろう!
兄弟そろって変態だと罵られる俺の身にもなってくれ!気持ち良すぎて何度も達して、更に罵られたんだからな!最高だった!

はあはあ…俺とした事がつい高ぶってしまった。ビールビール。
おお、ウクライナ。もう俺の番か。え?ああ、聞いていたのか。
よろしい、ならばSMだ。
あなた様のビールを、どうかこの犬めに飲ませてくださ

ブツッ


「…ドイツさん?」
日本は、急に音が途切れた無線機をガッツリ掴んで前後左右に揺らした。
「応答して下さいドイツさん!ドイツさああああん!!!」
無線機はうんともすんとも言わない。奥義・叩けば直るも効果はなかった。

日本は力なく畳に座り込む。そして、虚ろな目つきで呟いた。
「…何というらんちき騒ぎ。ヨーロッパ…あなどれません…」
288MGS:2009/07/21(火) 21:40:03 ID:a1oyC1Ca
おしまいです。
パロが中途半端ですいません。

タイトル「MGS」は「ムキムキジャーマンはSM好き」の略です。
全国の筋肉質のドイツ人の方、ごめんなさい。
289名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 22:06:21 ID:lxKXwQUa
>>283
セーシェルじゃなくイギリスにきゅんとくるは、
俺一生の不覚
しかし、最高にGJですよ!

>>288
ドイツがMかよ!w
最後の部分の続きだけでも、しっかりエロ描写読みたいなあ

あと、ここは2ちゃんなので、すみませんと言いながらの投下は
「さあ叩け荒らせ」と言ってるに等しいと覚えておくといいかもしれん
290名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 22:11:22 ID:+wrEa8U2
イギセー、笑えて泣けて萌えた。
イギリスダメだよ可愛すぎだよ!
すげー幸せな気分だありがとう。

で、そのまま288の流れで現実に戻った。
縛ってフーリガンで悶死したじゃねーかっっwwwwwwww
ゲルマンなんだよおまえら!!!縛られるだけじゃモノ足りねえのか?
つーか爺!何やってんダアああああ!!!!!

すっきりした。GJ!
291名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 22:22:46 ID:RxBRfU7L
>>283
GJ!!すごくエロいのにいい話で萌えた。最高だった。
エッチなセーちゃんも草食動物っぽいイギリスもよかった。
児童虐待プレイと夏祭り浴衣プレイに期待せざるを得ない

>>288
つっこみどころ大杉るw
兄弟で同じ嬢にかかるってどれだけ趣味かぶってんだww
292名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 22:42:44 ID:FMECUByj
>>283
gj!イギセー萌えたどうしてくれる!セーちゃん可愛いよセーちゃん!イギセーって素敵ですね


>>288
ワロタwwww
ムキムキジャーマンはSM好きって言うタイトルにただならぬセンスを感じたw
なんかこのスレのせいで貴族はMなイメージ付きかけてたからSな貴族に何故か安心した
293名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 23:28:08 ID:w7I4B5bR
しばってフーリガンwww
294名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 00:36:53 ID:bmvMbf81
>>283
GJ!ボキャブラリー多くて裏山!おかげで文章量にも関わらず読んでて飽きなかった。
つか、かなり良かった!
そして自分の淫乱っぷり(褒め言葉w)を必死で弁明するセーちゃんがかわいかった。
295名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 01:17:53 ID:j71kL/aa
>>283
さりげにタイトル省略したのなw
エロパロ読んでて男に萌える日が来るとは・・・セーちゃんも可愛い
によによしっぱなしでしたGJ!
次回作も楽しみ

>>288
ツッコミが追い付かないww
貴族がSだとなんだか安心する
M貴族も好きだけど
296名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 13:54:00 ID:qYg5Nmm4
先走りまくりのピカルディ君主役で暴走してみた。
エイプリルフールのゲームプロローグに出てくるピカルディ君主役です。
まだダウンロードしていない方は要注意。

【メインCP】 ピカルディ×ベラルーシ
【傾向】 一人称的には和姦。あんまり愛はないです。
【その他】
ピカルディ君一人称につき、ですます口調の語りですので、読みにくいかもしれません。
ピカルディ君の性格→真面目で働き者で(ここまで公式)ポジティブ。
フランスに仕えるものだから、まあきっと愛の国の人。
半分以上妄想キャラなので、そういうのが苦手な方は、
タイトル「ピカルディ君、世界一周の旅」をNGにしてください。
297〜ピカルディ君、世界一周の旅(1/5)〜:2009/07/22(水) 13:54:41 ID:qYg5Nmm4

「さて、そろそろ戻りますか」
満身創痍状態で呟く。
手には大量の卑猥な写真を持って。

私の名はピカルディ。フランスさんに属する使いっぱしり……ではなく、奴隷……もとい、使い勝手のよい玩具。
自分で言って少し虚しい気がするのは気のせいです。
(一応)尊敬するフランスさんの命の下、各国の『剥いた』写真を撮ってこいと言うことで、
恥を忍び、プライドはオワーズ川に投げ捨て、どうにかここまでやってきました。
なぜか頭に猫耳をつけられて。似合わないと思うんですけど、これが正装らしいです。
傷だらけになりながらも、現像した写真を眺め……これでよかったのかと首を傾げました。
ほとんど……いや、すべてがが男の裸体なのです。
唯一、女性のターゲットであったハンガリーさんは、なぜか喜々としてオーストリアさんを剥いてくれました。
さすがに『あなたの裸体も』とは言えず、オーストリアさんの写真を焼き回しするとだけ約束するしかありません。
いいえ、主であるフランスさんは美しければ男女関係ないところはあります。
だけれども、この結果に主はどういうでしょうか。
一応は誉めてくださるでしょうけれど……なんとなく自分の身の危険を感じなくもないです。
まあ、とりあえず、重い体を引きずり、帰路へつきますか。
これ以上悩んでいてもしょうがないです。
写真を懐に仕舞い込み、街道をのんびりと歩き……

途中、何かの衝撃を受けました。
くらくらする頭、薄れゆく記憶。
霞む目に見えたのは、冷めた瞳をした少女の姿と、無機質な光を放つナイフでした。
298〜ピカルディ君、世界一周の旅(2/5)〜:2009/07/22(水) 13:55:33 ID:qYg5Nmm4
――頭が痛い。
ぼんやりとした感覚の中、光を見つけ、私は手を伸ばしました。
ふんわりとした柔らかいものが手に触れ、
「変態……」
冷たい少女の声。そしてまた頭に衝撃。

ガンガン痛む頭を抑え、声の持ち主である少女の姿を探しました。
その少女はすぐ横で私の顔を覗きこんでいたんです。
透けるような白い肌、長いまつげ、澄んだ瞳。
青いアンティーク風のワンピースドレスが彼女の魅力を一層ひきたてます。
ドールにでもしたら、人気の出そうな顔立ち。
しかし、ドールにしたら、一番の魅力である強い意思の宿った瞳が表現できないでしょうね。
そんな彼女が眉をひそめ、私の顔を覗きこんでいました。
きっと私の身を案じてくれたのでしょう。
まだくらくらしていますが、どうにか起き上がれそうです。
よくよく見れば、どうやらどこか室内みたいです。彼女が意識を失った私を保護してくださったのでしょう。

「看護ありがとうございます。えっと確か……ベラルーシさんでしたよね」
フランスさんの秘書(という名の玩具)をしていた時に、遠目に見た記憶があります。
清楚で儚げな方とは思いましたが、更に人の心配をしてくださる優しい女性みたいです。
彼女は私の言葉に恥ずかしそうに視線を逸らし、
「あんたには用ない。あのまま捨てておいてもよかったけど」
感謝されるような事はしていないと言いたいのでしょう。なんて奥ゆかしい女性なんでしょうかね。
1歩、2歩と近寄ってきて、私の真正面に立ちました。
「私が用あるのは、その懐の中の」
私にのしかかってくる彼女。白銀に近い髪が私の顔の上でさらりと揺れます。
ワイシャツの中に柔らかな手が忍び込み……

あああ、そんなに私を求めていたのですか。もしかして一目ぼれされたというものでしょうかね。
最近、フランスさんがはまっている『MANGA』というものでは、廊下の角でぶつかり合った男女が恋に落ちるという魔法が紹介されていましたが、
もしかしてその魔法にかかってしまったのでしょう。
真面目一直線とフランスさんに言われた事もあります。もう少し色恋沙汰を楽しめとも言われた事もあります。
これでも一応はフランスさんに属する存在。愛の国と呼ばれても憚らないです。
だから、積極的な女性に対し、こちらも積極的に愛を返さないといけないでしょう。
女性に対し、受身ではフランス男として失格です。
299〜ピカルディ君、世界一周の旅(3/5)〜:2009/07/22(水) 13:56:23 ID:qYg5Nmm4
「わかりました。貴女の愛を受け取りましょう」
のしかかっていた彼女を強く抱きしめ、そっと彼女を横たえます。
いきなり抱きしめられ、戸惑ったのでしょう。護身用のナイフを私の首筋に当ててきました。
しかし、そんなナイフぐらいで愛は切り裂けません。手首を優しく押さえ、服が脱げ易いよう、頭の上へと移動させました。
からんと冷たい音を立て、床に転がるナイフ。

きゅっと奥歯を噛み、恥ずかしさに耐えようとしている唇を奪います。
柔らかな唇の表面を舌で拭い、刺激で微かに開いた唇から口内へと侵入。
その間にも、積極的な彼女の足が私の下半身に向かったので、太腿に手を沿え、滑らかな肌を指でなぞりました。
ぴくっと反応し、足の動きが収まります。
結構、手馴れているんですね。
口付けをしている間にも、私の下半身を足で気持ちよくしてくれようとしているだなんて。
でも慌てすぎで、靴も履いたままですし、何よりこのスピードでは蹴り上げる状態になってますよ。
あわてんぼさんは好きですけれど。
荒い息。私を見つめるうっとりとした瞳。
「クソが。私はお前なんか興味ない。その懐の兄さんの写真が……んっ」

ああ、兄であるロシアさんの写真にでさえ、この愛の営みを見られたくないという事ですか。
そうでしたね。これは私の配慮が足りませんでした。懐の写真を机の上に置く。
すると、手を振りほどき、私に背を向けました。
「これさえ手に入れば用はな……っあふぅ」
柔らかそうなお尻が、触って欲しそうに揺れていたので、スカートの上から優しくなで上げました。
机に手を伸ばす……ということは、バックでやるのを望んでいるんですよね。
本来は向かい会ってやる方が、お互いの表情も見れてよいのですけれど。
女性のリクエストにはきちんと答えるのが男というものです。

細い腰を抱き、ファスナーをゆっくりと下げ……意外にセクシーな下着が目につきました。
もしかして今日の日の事を考え、用意してくださっていたのでしょうか。
下着を見られた恥ずかしさで、ふるふると震える肩に唇を落とします。
「離せ! 殺す! くっ」
女性というものは、こういう時素直になれないものなんですよね。
大体、こういう時に言う台詞は天邪鬼です。つまり、『離さないで。好き』と伝えたかったのでしょう。

「大丈夫です。怖くなんてありませんから」
「怖いのはお前の繋がってない脳回路だ! ……んっ」
下着の中に手を入れ、優しく胸をもみ、硬くなった突起を指の腹で転がす。
片手はスカートをめくり挙げ、うっすらと湿った下半身へと忍び込みます。
「そこには触れる……やぁっ」
濡れた音を立て、指を飲み込みます。中は温かくて、それでいて指をしっかりとくわえ込む感触が……
やはり、女性の身体は神秘的ですね。膣が一つの生物のように収縮を繰り返し、私の指を飲み込んでいきます。
「殺す殺す殺すころ……あぁぅ……やめ……いゃ」
がくがくとしてきた膝。私が指を動かすたびに、切なげな声を上げ、腰を動かす姿はとても可愛らしいですね。
300〜ピカルディ君、世界一周の旅(4/5)〜:2009/07/22(水) 13:57:39 ID:qYg5Nmm4
そろそろよいでしょうか。彼女の準備もできたみたいですし。
ズボンを下ろし、男根を取り出して、彼女の割れ目に沿わせ、
「ひゃっ! まさかちょっとやめろ今ならば半殺しで済ませる」
「そんな緊張しなくてもいいです。いきますよ」
恐怖に腰を引く彼女の身体を強く抱きしめ、男根を中へと挿入させました。
指を入れた時とは比べようもできないぐらいの快楽。
彼女の身体は、私の男根をしっかりと包み込み、それでいて締め付けるように収縮し続けます。

きっと彼女も快楽を感じているのでしょう。
もっともっと感じてほしい。だから、静かに腰を動かし、
「離せ! はな……うぅん…はぁ…やだ…兄さん」
抱きしめる腕に何かが落ちてきました。どうやら彼女の涙のようです。
快楽と、尊敬する兄への罪悪感でしょう。兄よりも私を愛してしまったから。
挿入したまま、彼女を膝の上へと引き寄せます。自身の重さで、私の男根を奥深くまで飲み込み。
涙が流れる頬にキスを一つ。手を胸元へと移動させ、豊かな胸を指でなぞりあげる。

悲しみの涙なんて快楽の海に捨ててあげます。
私の前で流しても良いのは、喜悦の涙だけです。

耳元に息を吹きかける。びくりと身体を震わせ、強い意思が残る目で私を見つめ、
「ん……後で100回殺す」
「ええ、望む所です。100回、死ぬぐらいの快楽でイかせてあげますよ」
腰をつかみ、上下に揺さぶるとぎゅっと目をつぶり、快楽に耐えようと唇をかみ締めてしまいました。
自分の声で周りに迷惑をかけたくないという彼女なりの配慮なんでしょう。可愛らしい声なのにとても残念。
でも、美しい唇に傷はつけたくないので、指を口の中に進入させます。
きっと声を抑える為に噛まれてしまうでしょうが、
指の一本や二本、彼女の唇を守るためならば、食いちぎられても安いものですよ。
「……くっ」
指に走る痛みに耐えながら、腰を揺らし……彼女の顔も恍惚の表情に変化してきて。

「…ふぁ…あぁっ!!」

一段と高い声。きゅっと強く締め付ける膣。その刺激に私の男根も限界を迎えました。
中にたっぷりと精液を吐き出します。全部出し切ってから、ぐったりとした彼女を膝の上から下ろします。
汗だくで荒い呼吸をする少女。股の間から白い液体を流す姿はどこか芸術的で。

そういえば……フランスさんから託されたカメラのメモリがまだ残っていましたね。
少々重いですが、どうにか身体を起こし、頭の上の……あったあった。
猫耳に収納されたカメラを取り出し、彼女をフレームにおさめ、
「何やってる! やめなさ!」
照れて止めようとする彼女の手よりも早く、映像媒体に麗しい少女の裸体を残しました。
うん。やはり写真よりも本物の方が何倍も可愛らしいですが、これは良い思い出という事にしましょう。
「……殺す」
ふらつく身体を起こし、カメラを持っている腕を抱き寄せる彼女。
ああ、もう一度やりたいという事ですよね。
壊れぬよう、カメラを机の上に置き、もう一度彼女の身体を強く抱きしめます。
「この写真は焼きまわしして、貴女の家にも送りますから安心してください。
あ、そうです。こんな美しい姿はロシアさんにも見ていただきたいですね。きっと喜びますよ」
私の言葉に感動したのか、再び瞳に涙が浮かび。

――その後、少し自分の心に正直になった彼女と、いろんな遊びをしたのですが……
長くなりそうなので割愛させていただきますね。
301〜ピカルディ君、世界一周の旅(5/5)〜:2009/07/22(水) 13:59:24 ID:qYg5Nmm4
「割愛するなよ。それ大事な所じゃねーか。
ってか、それ脅迫だろ。
いや、それよりもリトアニアも真っ青な凶悪なポジティブ精神……
ああ、突っ込むとこ多すぎて、お兄さん疲れたよ」

私の戦果報告に、妙に疲れた顔を見せるフランスさん。
……脅迫とかポジティブ精神とかどういうことでしょうか。
私とベラルーシさんは純愛の末、結ばれただけなのに。
そりゃ、最後は泣きながら『お願いもうやめて』とお願いされたので、この愛に終止符は打たれましたけれど。
来るものは拒まず、去るものは追わず。それが私の基本ですから。

「お前は真面目だと思ってたから、こういう任務につかせたのに。
傷だらけになりながら、微妙な写真ばかりとってくる姿を期待していたのに。
それを理由にお前をひん剥いて遊ぼうと思ったのに。お兄さん寂しいよ」
「はぁ、でもそれならば何でそんな顔で、ベラルーシさんの写真を見ているのですか?」
「いや、それはそれ。これはこれ。あの可愛いけど怖いベラルーシちゃんのこーんな写真とってくるだなんてハァハァハァGJ!!」
親指を立て、にこやかに笑うフランスさんの白い歯がきらりんと擬音を立て、光った気がしました。
フランスさんがよろこんでくれたならば、私は大いに満足です。
「それでは、これでこの仕事は終わりでよろしいですよね。では、自分の仕事に戻りま……」
がしっと腕を捕まれました。
にこやかなフランスさんの笑顔。
「よーし、次はリヒテンシュタインちゃんの所にでもいってもらおうか。スイスという壁も壊せそうな気がするし。
コレこそお前の天職だ!」
テンションの上がったフランスさんは誰も止められるはずもなく。

私は大きなため息をつきました
302名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 14:00:36 ID:qYg5Nmm4
以上っす。
一人称でポジティブな発想させるのに苦労した……
字幕と映像があっていない状況っすね。
303名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 14:12:25 ID:3gxlf4Xv
GJすぎる!
ピカルディくんパネェwww
304名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 16:54:39 ID:rUwSPK+5
ベラに懇願させる…だと…!?
いいぞもっとやれ
305名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 17:24:39 ID:q5QhJCbg
ピカルディ…恐ろしい子!

GJ!
306名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 21:16:13 ID:u6rV4x+q
ttp://news.qwe.jp/news5plus/1247909026

…リアルドイツか?

ハンガリーさん辺りに目撃されて罵られてる光景が浮かんでしまいました。
307名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 22:09:25 ID:21bk2fw3
今話題のクリックで世界一を決めるサイトのクリック数は国はプレイ時の何かに比例すると思うんだw
ちなみに今日本がハンガリーさん抜かそうと頑張ってます
308名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 00:57:45 ID:O5kb54z0
>>302
なんというポジティブシンキング!GJ!

ポジティブつながりでリトアニアとピカルディとデンマークが組んだら偉いことになりそうだな。
309名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 20:48:16 ID:rI+YY9zd
自分ではうまく書けないので、
設定とおおまかな
あらすじとかだけの
投下もおk?
310名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 21:13:15 ID:HIogHswB
妄想語りならどんどんやってくれたまえ
311名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 21:45:35 ID:s+DgVQmD
焚き付け待ってる。
312309:2009/07/23(木) 22:23:19 ID:rI+YY9zd
んじゃ、俺の妄想設定投下させてもらいます

ドイツとオーストリアが同居

ハンガリーとオーストリアが公認カップルで、
よくオーストリアの部屋に泊まりにくる
イタリアが本家設定通りで、ドイツが好き
ハンガリーをお姉ちゃんだと思ってて、ハンガリーの事も大好き


ハンガリーがお泊まりした次の日、
みんな仕事に出てて、誰も居ないだろうと
うっかり薄着でリビングに出てきたハンガリー

偶然、休みでそこにいたドイツ

目のやり場に困ってわたわたするドイツをからかうハンガリー

最初は冗談だったのに、からかいすぎて、
ドイツの理性がプッツン

で、
ドイツS×ハンガリーMになだれ込む

最中にイタリアが遊びに来る

大好きな二人がいちょいちょしてて
自分だけ仲間外れなんてヒドい
俺も混ぜてー
で3Pに

みたいな感じです

アフターストーリー?で

ヤリ終わったあと、ぐったりしているハンガリーを
ドイツとイタリアでシャワーに入れてあげて
二人で優しく洗ってあげる

っていうような甘々なエンドまで妄想した…


誰か作品にしてくれたら嬉しいです
313名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 23:20:27 ID:Uzm5Lck3
独伊洪の3Pを後から知った貴族が嫉妬に狂ってハンガリーさんを縛り上げて蝋燭とか突っ込んだりするドS貴族を受信してしまった。
中の洗浄とか言って貴族のを入れてあげたりな。
314名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 23:27:37 ID:/UjJ2kYJ
>>312
そこまで出来てたら、後は背景と台詞だけだ…がんがれ!!

>>313
嫉妬から来るお仕置きなので、貴族が縛りながらハンガリーさんの
体中キスしたり舐めたりすると禿げ上がるほど悶えるんだぞ!

さぁ、その受信電波を文章にするんだ…みんながんがれ!!
315名無しさん@ピンキー:2009/07/23(木) 23:42:54 ID:h621IVvs
そこにプーは入れずただただハンカチ噛み締めて泣きながら見てるもしくはぶちギレ乱入あり?
316名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 00:00:56 ID:SxdJ+Rog
たまには報われて欲しいので、
ハンガリーになにやってんだ!

てプロイセンにブチ切れして欲しいな。
317名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 01:03:46 ID:UZ75FGmS
仕事でいなかった普が次の日どこかよそよそしい独伊に違和感を覚えつつ墺を叩き起こすため墺の部屋へ
墺を叩き起こし仕事に行かせた後ベッドのハンガリに目を向けると体のいたる所に傷跡が
昔みたいだなあと思うもよくよく見れば明らかに過剰なプレイの痕
すぐさまハンガリを起こして事情を聞く→独伊がよそよそしかったのはそういうことか…!→三回戦

を妄想した
318試作1:2009/07/24(金) 03:34:42 ID:PJuWMtzD
とりあえず、試作的なものを
ドイツ視点からで



あぁ、こいつも俺と同じなんだな…

体に痛みを与えてやると、肢体を仰け反らせ、
悲鳴に似た歓喜の声を漏らすハンガリーを見つめ、
ふと、思いたった。

普段から真面目で、優等生でいようとするぶん、
別の人格を抑え込んで来たんだな…
319試作2:2009/07/24(金) 03:36:10 ID:PJuWMtzD

そんな事を考えつつ、半泣きながらも、屈っし切らない彼女に
声をかける。
「おい。ハンガリー、言葉では嫌だと言ってるけど、
ずいぶんと可愛らしい声を出す様になってるぞ」

「い、いい加減に…しなさい!ドイツ君!」
息も途切れ途切れに、睨み返してくる彼女。

年下だと思って、お姉さん口調は相変わらずか…

「いいから、早く自分の体に素直になったらどうだ?
 普段から、あのお坊ちゃんの前でも、仕事ででも
 優等生ぶってて疲れるだろ?
 本当は、こうやっていたぶられて陵辱されて
 喜んでますって、認めろよ」

そう言って彼女の後頭部をわしづかみにし、
顔を上に上げる。

「ふぁ、あっ…」

金魚みたくパクつかせた口に、つかさず指を二本突っ込んでやった。

「歯をたてるなよ」
耳元で、低く静かな声で囁いてやる。

「いいか、良く聞け。
 俺は、こういうサドスティックな部分がある事を理解して
 普段と使いわけてるんだ。
 あんたは、どうだ?
 自分ではわからないのだろ?
 あんたは、確実にマゾだよ。
 俺が今から、体で解らしてやるよ」

そう言って、近くにあった椅子の前に彼女の体を放り出し
そして、その椅子に腰かけ、わざと大きなモーションで
足と腕を組んだ。

咽びながらも、尚、睨む事を止めない彼女。

いいだろう。じゃじゃ馬程、調教のしがいがある…

目の前に転がる彼女を見下ろし
その鼻先に自分の靴先を押し当てる。

そして、なるべく低く冷たい声で言い放ってやった。
「舐めろ」

さぁ、教えてやるよハンガリー。
あんたが、どれだけ卑猥で淫乱でどうしようもない売女かをな…


正直、長文で構成考えたり、マジエロを表現したりは苦手なので
中途半端でごめんなさい。
一応、イタリア視点、ハンガリー視点も考えたけど、
これの反応見てから、投下するか判断します
320名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 06:28:14 ID:9WKaV8Z8
ニヨニヨニヨニヨ
321名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 07:35:57 ID:UfbWaKfz
乙!仕事が早いな!
続き待ってる
322名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 18:05:49 ID:J+4efY0t
流れぶち切って、キューバさん主役の話。
キューバさんの話を考えていたら、妙に退廃的な感じになりました。
【メインCP】キューバ×ベルギー
【サブCP】スペイン→ベルギー
【傾向】淡白な純愛話……とでもいうべきか。
【その他】
スペインに支配されていた者同士の話。
少しアメリカが腹黒いです。
ベルギーの滋賀弁と性格は適当です。難しいです。
NGは「葉巻の味」でよろしくです。
323〜葉巻の味(1/4)〜:2009/07/24(金) 18:06:26 ID:J+4efY0t
「葉巻くれへん?」
懐かしい声に、キューバは顔をあげた。
目の前で静かな笑みを浮かべている女性を目にし、笑みを返す。
「久しぶりじゃねぇか。相変わらずいい女だな。ベルギー」
昔と変わらぬ態度の彼に、ベルギーは苦笑を浮かべた。
「相変わらずやすな。元気で何よりやわ」
柔らかい彼女の手が、彼の手に触れる。
後ろから鋭い視線を向けているスペインに気がつかれぬよう。
「ほして、葉巻くれへん?」
それは合図。
「今、手元にねぇ。俺の部屋に取りに来い」
変わらぬ合図。
「じゃ、取りにいくん。
スペインはん、ちょい行ってくんな」
優雅に微笑むと、席をたったキューバの後に続いて、会議室を後にした。


唇が重なる。葉巻の味のキス。
黒い肌と、白い肌が重なる。
腕を絡める。
強く抱きしめ、身体の中へと侵入する。
お互いに無言のまま。
時折、唇から熱い吐息がもれる。
荒い息使い。
華麗に淫らに踊るベルギーの腰を引き寄せ、精を放った。
324〜葉巻の味(2/4)〜:2009/07/24(金) 18:07:02 ID:J+4efY0t
「……ちょっい太った?」

腕の中で初めて発した言葉は、色気も何もないものだった。
澄んだ金色の髪をくしゃっと撫で、机の上の葉巻に手をのばす。
「うるせぃ。アイスクリームが主食で何が悪い」
口にくわえた葉巻に火を灯す。
立ち上る紫煙。気怠い雰囲気も、何となく心地好い。
久しぶりに感じる彼女の体温。変わっていない身体の感触。
変わってしまったのは、二人の関係だけ。

「ね、何であの日から会ってくれなかったん?」
くわえていた葉巻を捕まれ、口から離された。
そして、その葉巻を彼女が口にする。
軽く煙を吸い込み、
「変わんないやな。葉巻を噛む癖。
あれだけ止めなさいって言うたのに」
「うるせーな。お前こそ変わんねーな。大人しいように見えて、結構ずばずばいうところ」
「兄者達があんなんやし、しょうがないやろ」
口の減らない可愛い彼女の唇から葉巻を奪い、もう一度口付け。
口の中をじっくりと味わう。少しだけ、自分と同じ葉巻の味がする。

ちりちりと葉巻が灰になる。
他の国に売れば、良い値段になる葉巻を、味わう事なく、ただ空気に晒し、消費してしまう。
消えかける火。もし消えたとしても、新しいのを吸えば良いと、頭の中でぼんやりと考え。
本来は贅沢な事なんだろう。
だが、葉巻など、ただの嗜好品。そこにあるから、口にくわえるだけ。好きでもなんでもない。
彼女は……どうなんだろうか。
側にいたから抱いた。それだけ……なのか?
325〜葉巻の味(3/4)〜:2009/07/24(金) 18:07:38 ID:J+4efY0t
「ね、うちは会いたかったんや。なのに何で?」
身体の上にのしかかってきた。
豊かな乳房が胸板に潰され、形を淫靡に変える。温かな体温。
「あ?何となくだよ。お前とは本気じゃないって、最初に言っただろ」
太腿を起こし、彼女の脚の間に入り込む。
しっとりと濡れた茂みは、足の刺激に敏感に反応し、精液混じりの蜜が溢れた。
形の良い尻に手を回し、柔らかな肉を揉む。

「最初はな。親分に支配されたモノ同士の傷の舐め合いやったから」
手から逃れるよう、足元に移動すると、いきり立ったモノに唇を落とした。
上目遣いでちらりと彼を見て、手で支えながら舌をはわす。
「んっ…今、ううん、あの時は違った。あんたに抱かれるんが幸せで。
あんたに会った後、いつも親分に無理やりヤられもしたけど……そんでもやめられなくて」
少し癖のある金色の髪に指を通す。さらりとした感触が気持ちよい。
「ああ。ロマーノにはあんなに甘いのに、俺らには厳しかったな。
そのせいで、まだ傷痕残ってるぜ」
左胸、心臓近くの古傷を指差す。たおやかな彼女の指が、その傷をなぞりあげる。
傷に唇を重ね、強く吸い上げる。傷痕の上に赤い印。
「あの方も悪い人ではおまへんの。寂しがりやなだけ。そやしロマーノちゃんにはあんな甘くて」
お返しといわんばかりに、首筋に強く吸い付く。
わざと他人に見えるところに痕をつけるのは、所有を象徴したいというのが、表面に出てしまったのか。

彼女に対しては淡白な振りをしているつもりだったのだが。
「ああもう、こんなとこに。親分に見つかったらまたお仕置きされちゃう」
そうはいいつつも、楽しそうにくすくすと笑みをこぼし、
「実はお仕置き嫌いじゃないんじゃねーか?」
「お仕置きより、今、こうしとる時が一番好きやし。
この時間のためならば、お仕置きぐらい怖くない」
もう一度、身体を寄せ合い、強く抱きしめ。
精を吐き出す為の行為を行う。

身体の上にのってきた彼女の腰を導き、奥深くに進入する。
揺れる胸をわしづかみにし、背中に手を回す。
感情はできる限り押さえ、淡々と。
愛の言葉など口にしない。口にしてしまったら、感情が決壊してしまうから。
ただ、今は利害が一致したもの同士の行為。それだけでしかない。
彼女の口から甘美な声がこぼれる。
その声を頭の片隅に刻みつけ……二度目の精を放った。
326〜葉巻の味(4/4)〜:2009/07/24(金) 18:08:49 ID:J+4efY0t
「で、会ってくれなくなった理由は?」
「んなのしらねぇよ」
服に袖を通す彼女に背を向け、そっけなく返事を返した。

何本目かの葉巻に手を伸ばす。
吸い口を小さくカットする。行為の後は、強い味を好むから。
ライターに火を灯す。葉巻に火を直接当てないよう、ゆっくりと回しながら角だけにつくように。
葉巻を咥え、軽く息を吐き。

次はいつ会えるかわからない。だけれども、これ以上馴れ合うつもりもない。
「ほれ、着替え終わったらとっとと行け。葉巻の匂いが服に染み付く前にな」
「うちはこの香り好きやなぁ。もちろん貴方も」
後ろから抱き着いてくる。服越しに感じる彼女の体温。
「抱きつくな。どっかいけ」
うっとおしそうに彼女の腕を払いのける。
そんな事をされても、それは本心ではないと知っているから。
頬に触れる彼女の唇。遠ざかる気配。
「うちは愛してはる。忘れんといて」
ドアが閉まる。部屋の中に残された男。
紫煙が燻る。薄暗い室内に、葉巻の火の色だけが寂しげに光を放つ。



「……彼女と会ったんだろ」
廊下ですれ違い様に声をかけてきたものがいた。
男をにらみつけると、吐き捨てるように言う。
「さぁな。女なんかたくさんいすぎて、どの『彼女』かなんてしらねぇよ」
「昔に愛着抱いていた彼女だよ。いつの間にか興味なくなったみたいだけど」
胃がむかむかする。この男と話しているだけで、周りのあざやかな色が消えていく。
本当ならば、その緩んだ頬を殴りつけてやりたい。
だが、ここで暴力行為にでたら、男の言葉を肯定する結果となる。
彼女と会っていた事を知られたくないから。
「うっせぇな。俺の前から消えろ」
「はいはい。じゃ、俺はこれから会議に参加するから。ヒーローは忙しいんだよ。君と違ってね」
軽い口調の中に混ざった毒。
毒が自分だけに向けられるならば、波打つ毒杯だって飲み干してやる。
立ち去る男……アメリカを睥睨し、口に咥えていた葉巻を指に挟む。
歯型につぶれた吸い口。

立ち上る煙の中に、昔の記憶が蘇った。
スペインから離れ、アメリカに支配され続けていた時代。
その中でも、ベルギーと逢瀬を続けていた。
傷の舐めあいから、いつしか愛を確かめ合う仲に。
しかし……アメリカの視線に気がつきはじめた。
支配するモノの愛する存在への興味。
そのまま放っておいたら、力ずくでモノにされていただろう。
そしてぼろぼろになって捨てられるのは目に見えている。
だから――

「アメリカの馬鹿にとられたくねぇから、会えなくなっただなんて、情けない事いえっかよ」
消えてしまった葉巻にもう一度火を灯し、彼は自嘲気味に呟いたのだった。
327名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 18:11:03 ID:J+4efY0t
以上でした。
方言キャラは難しい。
特に滋賀弁は翻訳サイトも少ないからな。
328名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 18:32:29 ID:15FYPzRZ
GJ!
キューバさんって何気に初主演じゃないか?
アダルティでいいねえ
なんかこう、洋画みたいな
329名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 18:57:37 ID:/0PXm+s/
何か古いセピア色の洋画みたい。
大人なキューバさんとベルギーが良い味でほんと事後の葉巻の煙が見えた。

GJ!
330名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 00:20:04 ID:WgqxfsmS
>>312辺りのネタって借りていい?
プぶち切れ編が沸いて来た…
331名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 00:22:25 ID:IrWSjlfJ
雰囲気が素晴らしかった。なんつうか大人の関係だな。
二人とも影を帯びてるのが良かったGJ
332名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 00:36:46 ID:eQYefCnU
>>312
同じくネタ借りていい?
ちょっと長くなりそうだけど、オーストリアとの甘い朝から
ドSドイツとのムリヤリHまでエロ神様が光臨してきたよ…
333名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 00:45:19 ID:6scrtbEL
>>312は、誰か作品にしてくれたら嬉しいと書いてるし、どんどん書いていいんジャマイカ?
自分も読みたいし
334試作2:2009/07/25(土) 05:23:24 ID:BBYZ7iCN
キューとベルギーのエロな所より、
感情をおさえて愛し合う気持ちに
ぶわっっっっって、なった!


あ。ども、312です

後から言い足して言うのもなんだが…
試作投下したの俺だったりする

これをきっかけに、字書き職人さんが焚き付いてくんないいかなー
とか思って投下した

だ、か、ら、

>>330
>>332
すげー期待して待ってます!
335名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 20:59:31 ID:Qd1BgmNe
素敵な作品ばっかじゃないですかー!
最近色んなカップリングが豊作で楽園やんなぁ楽園やんなぁ
そしてそんな雰囲気をぶち壊しかねないのを投下します

【メインCP】
日・独(&独の犬)・英・西・仏・韓×洪
本家の「ハンガリーさんの乙女心」の下の方にあるエロスな同盟の奴らネタ

【サブCP】
言葉だけ西×白、英×塞、韓×台、墺×洪有り

【傾向】
ただのバカギャグエロ。最中描写が3〜4行程度であまり濃くないです
特殊なプレイとして「コスプレ(日)」、「獣姦(独&独の犬)」、「スパンキング(西)」が出てきます
上記を読んで、苦手だと思った方は題名「ハンガリーさんのエロス同盟活動日記」かIDをNGに入れてください
それと爺ちゃんがコスプレオタク、ハンガリーさんが腐り気味な所が少々

【その他】
兄ちゃんとの時だけエロ描写ありません
文章の方で、ギリシャ×女子と世界×ウクライナをちょっと参考にさせてもらいました
あと、くだらないのに無駄に長いです(12分割ほど)。恐れ入ります、すみません
336ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(1/12):2009/07/25(土) 21:00:58 ID:Qd1BgmNe
「これで仲間だな!!」
「女の子うれしーわー」
「ちがいますー! 私のは清純な愛です!!」

 悲痛な叫びがこだまする昼下がり。私はすごく困っていた。

「だからさっきから言ってるじゃないですか、私のは、清純、なんです!
 わかりますか、清らかなんです、清らかで純粋なんですよ! 一緒にしないでください!」
「心配しなさんな、ここに後日本とイギリスとドイツが入るから。枢軸連中もいるから、寂しくないぞー」
「せやで。それに俺、これの補佐役しとるし」
「だーかーらー!」

 突然2人に呼び出され、何事かとフランスさんの家に行ってみれば。
 高級そうで、とてもいいデザインの白いソファーにスペインちゃんとフランスさんに挟まれるように座り、
 フランスさんの懐から出され、テーブルに置かれたのは3枚のオーストリアさんの隠し撮り写真。
 しかもどれも絶妙なアングルで、彼の魅力を最大限に引き出している。
 そんななまめかしい彼にうっかりハァハァしてしまったのは仕方ないことだって信じている。

「いいですか! 私、確かに、こういうのって…ま、まあ嫌いじゃないです!
 でも、だからと言ってですね、人をモノで釣るようなこと…」

 反撃しようと気持ちと声を強く持つが、全て言い切る前にわっとフランスさんが泣き出した。
 思いにもよらないその行動に、私は一瞬呆けてしまう。
 フランスさんはそれを見逃さないで、一気に捲し上げてくる。

「酷い! お兄さんはみんなで楽しもうってだけだったのに!」
「あー、ハンガリーちゃんがフランス泣かしたわー、おーよしよし」
「俺はただ純粋にハンガリーちゃんのためだけに、ハンガリーちゃんに喜んでもらうためだけに、
 この写真をあの腐れ眉毛野郎に土下座して頼み込んで撮ってきて貰ったのに…!
 お兄さんのその苦労は報われないって、そんな、酷い! 酷いわー!」
「え、ええ、あの、あうう…」

 人の涙にあまり慣れていない私はつい挙動不審になってしまう。
 そして、その状況を脱したいがために、言ってしまった。

「わ、わかりました! そこまで言うなら入りま…すよ…」

 気づけばニヨニヨと笑みを浮かべている2人、がっしりと掴まれる肩。
 更に叩き込まれる―――…

「ようこそ。エロス同盟へ」

 地獄へ落とす死の一撃。

 悔しい…っ! こんな人たちの餌に引っかかるなんて…! でもハァハァしちゃう…!
 3枚の写真を握り締めながらべそべそと泣く。
 そして、そんな私をよそに、フランスさんはある提案を持ちかけてきた。

「よーし、じゃあ仲間も増えたし。やっぱ同盟だしさ、仲間と親睦を深め合わないとね。
 ってことで旅費は出すから、ハンガリーちゃん、他の加盟国の所に行って来なよ。
 向こうにはお兄さんから話をつけてあげるから。行って来たら報告書もよろしくね!」
337ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(2/12):2009/07/25(土) 21:02:01 ID:Qd1BgmNe

 と言うことで、月曜日、フランスさんから加盟している日本さんの家に行くように言われた。
 少し不安だったが、観光に行きたかった所でもあったので準備をして出発する。

「ああ、来ましたね。お待ちしていましたよ」

 相変わらずしっかりとして礼儀正しい日本さんに何だかホッとする。
 しかし一体彼のどこにエロス同盟に参加する資格があったのだろうか?
 どう見ても一般人じゃないですか。

「で、早速ですがこちらに着替えて頂きたいのです」
「はい?」
「一言で言えばコスプレです」

 前言撤回。
 誰だよ日本さんが一般人とか言った奴。

「……コスプレ…ですか」
「プロイセンさん協力の下、完全オーダーでお作りしましたからサイズに関しては心配ないでしょう」
「あのトリ野郎が……」

 紙袋に入った服を嬉々として渡され、とりあえずその服を広げてみる。
 …見覚えがある。
 これは前に一度ドイツちゃんの家で見せてもらった、『日本がドイツ訳版が出たから是非とな』と言っていた漫画だ。

「これは……」
「ご存知ないのですか、ローゼン○イデンの翠の子です」
「いや、ドイツちゃん家で読ませてもらったことはありましたけど」
「かなり似合うと思うんですが。あ、もしかして紅い子派でしたか?」
「いやどっちかって言うと桃色の子…じゃなくて! これを着ろと」
「ええ。あ、着替えに関してはそこの部屋を使ってください。安心してください、隠しカメラなんてありませんから」
338ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(3/12):2009/07/25(土) 21:03:15 ID:Qd1BgmNe
 …日本さんが同盟入りしたのがなんかわかった気がした…。
 そういえば会議で使ってる文具とかにたまに隠し切れないアニメキャラっぽい絵があった気がする。
 っていうかわざわざ聞いてもないのに「隠しカメラはない」って、いや、それはさすがに深く考えすぎね。
 とりあえずこれ以上は諦めて、部屋に入って着替えてみる。
 確かにサイズに関してはぴったりだ。後で殴っておこう。

「あの、着替えましたけど…」

 恐る恐る障子をあけて、身を乗り出して日本さんに知らせる。
 日本さんはこちらを見ると、ぴたりと固まって、それからぷるぷる震えた。

「…ハンガリーさん」
「え、はい、何でしょう」
「翠の子の口調はおわかりですか」
「は、はあ、一応」
「ソレでお願いします」
「え、えっと、…こっ、このおじじ! 何見てやがるですか!」
「……」
「に、日本…さん?」
「2.5次元最高じゃないですかー!」
「ひぃやああああ――――っ!!」

 あまりの気迫に逃げようとするが、がっしりと腰を掴まれてしまう。
 そのまま、その場に押し倒され、スカートをめくられドロワーズを下げられ、そのまま頂かれてしまった。
 コスプレ効果か知らないが普段「もうすっかり爺ですので…」と言う割りには凄かった。
 最中も翠の子口調を強要され、最後にはそれすら気持ちよかったのはここだけの秘密だ。
339ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(4/12):2009/07/25(土) 21:05:26 ID:Qd1BgmNe
 火曜日、今度はドイツちゃんの家に行って来てくれと言われた。
 月曜のこともあり、正直行きたくない気持ちの方が大きいが、仕方ないので準備をして、久しぶりに訪れる家の扉を叩く。

「うむ、よく来たな。中に入って、座って待っていてくれ。茶を用意してくる」

 この細かい心配りがこの子のいい所だ。まったくあの兄貴面に全身のアカを煎じて飲ませてやりたい。
 言われたとおりに通された部屋のソファに座って、ドイツちゃんを待つ。
 すると、キャン、と犬の声が聞こえて3匹の大型犬が部屋に入ってきた。

「わー、アスターちゃん、ベルリッツちゃん、ブラッキーちゃん! 久しぶりだね〜」

 毛並みのいいその3匹を順序よく撫でているとドイツちゃんがトレイを持って部屋に入ってきた。
 かちゃかちゃと音を立てながらテーブルの上に並べられていく、綺麗な柄が描かれたティーカップ。
 ……と、あと、なぜかDVDビデオカメラ。

「まあゆっくりしてくれ」

 出来るか。

「……あー…えっと、あの、最近は、ドイツはどんな感じなのかな?」

 どうにかこの空気を壊そうと、自分でもかなりよそよそしい声が出たが、話題を切り出してみる。
 ドイツちゃんはそれがちょっと意外だったようで、少し驚いていたが紅茶を飲みながらそれに乗っかってきた。

「ああ…まあ、最近はそこそこだ。だが、統一感と言うまでにはもう少しかかりそうだ…」
「そうなんだ。うん、がんばってるねー」
「ところでハンガリー」
「は、はい、なんでしょ」
「何と言うか…同盟の件で来たというのは本当なのか?」
「………認めたくないけど、そういうことになってるかな」
「そうか…あの2人はどちらも強引な所があるからな、大変だったろう」
「ドイツちゃん…」

 なんだ、やっぱりいい子じゃない…本当、なんだってこんな同盟に加盟したんだか。
 やっぱりあの髭とスペインちゃんに丸め込まれたんだわ、全くいい年して。

「それで来て貰って早々、何なんだが、頼みごとがあるんだ」
「頼みごと? 珍しいわね。私に出来ることなら何でも言って、やれることはするわ」
「それは心強い。早速だが、俺の飼っている犬がいるだろう」
「この子らがどうしたの?」
「ハンガリーは犬は好きか?」
「そうね、結構好きよ」
「それならいいんだが」
「?」
「その…こいつらと絡んでいる所を撮らせて欲しいんだ」

 あー。
 何か以前イタちゃんに「そういえばちょっとえっちぃネタなんだけどね〜」と、
 ドイツちゃんのAVコレクションの話をされたことはあるけど、
 まあそりゃ男の子だし、うん、抜かないとたまるよね! 女の子も似たようなもんだしね!
 うん、三大欲求の一つだもんね! 仕方ないよ、仕方ない!
 で流したけど、だめだ、本人を前に面と向かって言われてしまうと流せる自信がありません。
340ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(5/12):2009/07/25(土) 21:07:06 ID:Qd1BgmNe
「………俗に言う獣姦というものでしょうかそれは」
「…うむ」
「………イタちゃんから聞いてはいました」
「…すまん」
「人の性癖に文句はつけれないわ…私も結構アウトローだし」
「嫌ならいいんだ、すまなかった」

 しょぼん、としながらも首を下げて謝るドイツちゃんに腐った部分が反応する。
 ゴツくてムキムキなドイツちゃんがこんな顔を見せるとは!
 人間長生きしてるといいことあるってこういうことね神様。ギャップ萌え最高じゃないですかー!
 これはここでさがってはいけない、いけないわハンガリー!

「…いいえ! やれることはすると言ったのは私よ」
「え?」
「ど、どうすればいいのかしら? 私、犬は初めてだから…」
「…本当にいいのか…?」
「女に二言はないわ。さあ、教えて頂戴!」
「恩にきる!」

 その後、めちゃくちゃ的確な指導の下、無事に一枚のDVDは完成した。
 犬の性器もなかなか悪くないと思ってしまった自分が嫌だ。
 しかし1回目の射精はあくまで前座で、2回目以降が本番とは…動物って面白い。
 射精時間もすごく長くて、あれだけは正直人よりいいと認めざるを得ない。
 その日は、ドイツちゃんの好意に甘えて家に泊めてもらい、次は人同士でもやったのは…うん、仕方ないんじゃないかな。
341ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(6/12):2009/07/25(土) 21:08:08 ID:Qd1BgmNe
 水曜日はイギリス君家。
 これだけスペインちゃんからの電話だったけど何でだろう。

「それで、今日は新しいジャンルを開拓しようと考えていたんだが、ちょっと女物なんでお前を呼んだんだ」

 私好みにミックスされた紅茶を飲み飲み、会話が進む。
 話を聞くと、やってみたいことがあるんだけど、1人じゃ出来ないということらしい。
 それでちょうど手が空いてたのが私だった、と。

「そうだ。…いや、しかしあのワイン野郎もたまには役に立つことをしてくれるな。お前あの同盟の件で来たんだろ」

 イギリス君の、ニヨ、と笑う顔。
 私の頬に流れる一筋の冷や汗。

「わ、私、用事を…むぐっ」
「今更帰るのか?」

 立ち上がろうとした所をソファに押さえつけられ、口をふさがれて耳元で囁かれた。
 ぞわっと鳥肌が立ち、何だか頬が火照る。
 なんですかこれ! ちょっと鬼畜っぷりにときめいちゃったじゃないですか!

 イギリス君は左手で私を押さえつけたまま、テーブルの下から白い箱を出す。
 そして片手で器用にその箱を開け、中に入ってるものを私に見せてきた。

「とりあえず今から着ている服を全て脱いで、これに着替えてもらおうか」
「それは…!」

 イギリスくんの持つソレは日本さんがよく着ているキモノ、と言う奴だ。
 ただ彼の着ているものよりも模様が派手で色も明るいので、女物なんだろう。

「…そ、それを着て、私に何をしろと?」
「ハンガリーはニッポンのジダイゲキを見たことがあるか? そのジダイゲキの中で俺は最高のものを発見した…。
 美人の娘のキモノのオビを持ち、アクダイカンがそれを回して楽しむと言う、通称【オビマワシ】だ!」
「オビマワシって…『あ〜れ〜』、『よいではないか、よいではないか』のあれ?」
「お、話がわかるな。それを実際にやってみたいんだが」
「……わかりましたよ、やればいいんでしょう、やれば!」
「さすがハンガリーだ! お前ならわかってくれると信じていたぜ!」

 ここまで来ると嫌でも自棄になってくる。
 イギリス君もそれにノって来るので、それは更にヒートアップした。
 早速着付けてもらい、「日本にデザインしてもらったんだ」と言うニッポン風の部屋に通される。
 本人も黒と紺色のキモノを着ていて、ちょっと金髪なのが残念なくらい似合っていた。
342ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(7/12):2009/07/25(土) 21:09:03 ID:Qd1BgmNe
「えっと、確かここをこう持って…」
「目、回らないかな?」
「大丈夫だろ? よし。行くぞ、ハンガリー!」

 ぐいっ、とオビが引っ張られる。
 うわ、これ意外と引っ張られる力が強い。

「キャーッ!」
「アッハッハッハッ、結構楽しいなこれ!」

 面白い遊び道具を得た子供のようにはしゃぐイギリス君にどこか癒しを感じるが、
 オビが完全に解けると、その反動で私はべしゃりと転んでしまう。

「おい、大丈夫か?!」
「らいろぶ、らいろぶれす…」
「鼻とか打たなかったか?」
「ふい…」

 手を差し出され、その手をとって立ち上がろうとするが目が回ってふらふらで、
 バランスを崩してイギリス君にむかって倒れこむ。

「っつぅー…」
「ご、ごめんね、大丈夫?」
「いや…大丈夫だが……」
「?」
「………なるほど、【オビマワシ】が終わった後にはこんなお楽しみがあるんだな」
「へ?」

 呆けていると勢いよく、ぐわしと胸を掴まれる。
 見ればものすごくいい笑顔、もとい、変態面をしていらっしゃるイギリス君がいた。

「あ〜〜〜れ〜〜〜!」
「ハーッハッハッハッハッ! よいではないか、よいではないかー!」

 上等なキモノが色んな液で染まるまで、そんなに長くはかからなかった。
 イギリス君が無駄に胸を揉んできたことに疑問を感じて最中に訊いてみたら、「いや…なかなかこういう機会ってないから…」だって。
 あとでセーシェルさんにチクっとこう、っていうかキモノって結構高いんじゃ…まあいいか。
343ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(8/12):2009/07/25(土) 21:10:10 ID:Qd1BgmNe
 木曜日。次はスペインちゃんの家に行けと電話が来た。
 そろそろ精魂尽き果ててきたので、日本さんの家から取り寄せた栄養ドリンクを1本開けてから出発。

「いやーきいとるで、ハンガリーちゃんの他との仲良しっぷり!」
「褒められても嬉しくありません…」
「でも結構楽しんでるんとちゃうのん?」

 昼頃に来たため、スペインちゃんは昼食の準備をしている最中で、せっかくなのでご馳走になることにした。
 2人仲良く椅子に並んで座って、出来立ての料理を食べる。トマトの冷風パスタ…なかなか美味しい。
 そういえばスペインちゃんの手料理って食べる機会なかったな。

「いやまあ、確かにここ3日間、普段しないような、する機会もなさそうな体験をさせて頂きましたけど」
「へ〜、そうなん? どんなんか教えてや〜」
「日本さんの家ではコスプレでしましたし、ドイツちゃんの家では犬とですよ、イギリスさん家ではアクダイカンごっこしました」
「へ〜、そうなん。どれも楽しかった?」
「楽しい…って言うか…そのー」
「気持ちよかったん?」

 声音が変わったのに驚いて隣を見れば、スペインちゃんは影がある笑みを浮かべている。
 そういえばこの人盟主補佐でした。
 さーっと全身の血が冷めていくのを感じていると、椅子に座った状態から抱き上げられる。

「す、スペインちゃん…?」
「そぉかー、気持ちよかったんか、それならええねん」
「あ、あの…お顔が笑っていらっしゃらないんですが…、っひゃあ!」

 突如横抱きをされて、そのままどこかへと連れ去られる。
 どうにか抜け出そうとするが、さすが「太陽の沈まぬ国」と呼ばれた男、びくともしない。
 ある部屋に入り、そこにあったベッドに私を放り投げると尻を高く持ち上げられ、スカートをめくり下着を脱がされる。
344ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(9/12):2009/07/25(土) 21:11:04 ID:Qd1BgmNe
「えっ、ええっ?」
「ほんま淫乱やな、そんなはしたない子には、お仕置きせんとあかんなぁ!」
「ひゃあう!」

 パァン、といい部屋に響き渡る。
 尻を叩かれた音だ。

 その音に反応して以前偶然にネットで見つけた記事を思い出す。
 ――スペインで一番多いプレイは、スパンキング。

 さっきの血の冷めよりも更に冷たいどん底に突き落とされた気分になる。
 その間もパン、パンと一定の間隔で叩かれて、その内なんだか痛みがじんわりと快楽に染まってきた。

「ふぁっ、やめ、やめて、いっ、痛いですっ」
「痛い? そん割には感じとるみたいやん、アソコもうぐちょぐちょやで?」
「だめぇっ、言わないでぇえ」
「オーストリアにかなり調教されたもんなァ、来た時とかだいぶ酷かったし」
「ひぁああっ」
「じゃ、俺も楽しませてもらうわ。ハンガリーちゃんも楽しんでくれな?」
「あっ、あんっ!」

 突っ込まれている最中も思い出したように何回も尻を叩かれ、終わった頃にはすっかり赤くなっていた。
 「最近ベルギー、これやらしてくれんもん。無理やりすると凄い顔すんねん、ごめんなぁ」って謝られたから、許す。
 その後、水で濡らしたタオルを使って優しく冷やしてもらっている所を遊びに来たロマーノちゃんに見られて、
 ロマーノちゃんを巻き込んで3Pに発展したのは言うまでもない。
 とりあえず、後でオーストリアさんにも叩いてもらおう…これは新境地だわ。
345ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(10/12):2009/07/25(土) 21:12:27 ID:Qd1BgmNe
 金曜日、今度はフランスさんの家。
 さすがに身体がガタガタなので、「えっちぃことはなし」と言う約束を取り付けてから家を訪ねる。

「いやさー、貰った報告書見てるけど、お兄さんもびっくりだわコレは」
「盟主がそれ言っても全然信用できませんね」
「だってコスプレよ、犬とよ、アクダイカンで、スパンキングでしょ。お兄さんってホラ、結構ノーマルだから」
「どうだか。盟主という立場に立つくらいですもの、さぞかし相応のご立派な趣味をお持ちなんでしょーよ」
「言うようになったねー、昔は俺の後ろをついてきた時もあったのに」
「すぐでてったくせによく言いますよ。それに昔は私の方が上だったのに…」

 4枚のコピー用紙を見ながらの会話。
 そこそこ気心が知れているので互いにいい意味で遠慮がない。
 出されたアイスティーとクッキーを頂きつつ、雑談をする。

「ま、お兄さんは約束守る人だから、何もしないからゆっくりしていってよ」
「守るって、それこそどうだか。ゆっくりはさせて頂きますけど」
「お疲れだね。…あ、なら頑張ってるハンガリーちゃんにお兄さんプレゼントしちゃうよ」
「プレゼント?」
「確か手帳に挟んで…ああ、あったあった」

 胸ポケットから出された革表紙の手帳を開いて、中から一枚の紙を出し、こちらに差し出す。
 それを受け取って見ると、馴染みない文字で何か書かれている。
346ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(11/12):2009/07/25(土) 21:13:29 ID:Qd1BgmNe
「漢字…じゃないし、これ、どこの言葉ですか?」
「韓国語だよ、まあヨーロッパじゃあんまり見かける機会はないね」
「韓国語? なんて書いてあるんですか?」
「マッサージだって。韓国が最近マッサージを習得したらしくて、安価のマッサージ屋を始めたんだと。
 それはそのマッサージ屋の開店サービスのチケットだってさ」
「へぇー」
「中国から1枚貰ったんだけど、お兄さん韓国行く機会ないし。もしよければ行っておいでよ」
「いいんですか?」
「ハンガリーちゃんには頑張ってもらったしねぇ、この報告書ズリネタにさせてもらうだけで充分よ」

 とりあえずフライパンで殴っておいた。
 昔の癖で無駄に事細かに書いてしまったのが仇になった。
 ひとまず、そのチケットはポケットにしまって、家に帰る。


 土曜日。
 今日はオフでいいよ〜、と電話が来たので思う存分に休ませて貰う。
 韓国に行くために準備やチケットを取りに行き、飛行機に乗り込む。
 いくつか乗り継いで行った時にはすっかり次の日になっていた。
347ハンガリーさんのエロス同盟活動日記(12/12):2009/07/25(土) 21:14:13 ID:Qd1BgmNe
 日曜日。
 韓国さんに電話をすると、「今日は定休日なんだけど、せっかくだしやりますよ!」と快く承諾してくれたので
 お土産を持ってお店を訪ねる。
 店はとてもすっきりとしていて、ほんのり漂うお香の匂いが安らぎを与えてくれる。雰囲気は花丸だ。

「よく来てくれましたなんだぜ!」
「よろしくねー」
「じゃ、早速荷物はそこのロッカーに入れて鍵をかけてください。そしたらこれ着てそこに寝てください、俺準備してくるんで」
「は〜い」

 薄いキモノのような服を渡され、ロッカーに入れた後、それに着替えてベッドに横になる。
 しかしこのキモノっぽいの、これは薄すぎなんじゃないかな、まあ仕方ないのかな…。
 ヨーロッパとアジアって結構違ってるもんね…。

「じゃーまずリラックスしてくださーい」
「はーい」
「結構凝ってますねー」
「やー、最近ちょっと色々あってねー」
「へー、色々ってエロス同盟のことですか?」
「あはははは、まあそんなと…………ハァ?!」

 驚きの一言につい飛び上がって、韓国さんを見る。
 にこにことしていて裏が読みづらい。
 が、これは。

「あ…あの、…まさか、ってちょ! 何オビといてるんですか!」
「一発だけなら誤射です!」
「何を誤射する気ですか何を―――ッッ!」


***

「さて、次はマ○ロスFのシェリルとかどうです? かなり過激でお似合いな服装があるのですが」
「その格好だとSMも捨てがたい…ついに俺のSMグッズが火を噴く時が来たようだが」
「えっ、なら俺焦らしプレイしてみたいから協力せん?」
「なあなあ某ミルクの漫画家が考えたこくま○みるくのコスプレで母乳プレイさせてくれよ」
「台湾の胸よりおっきかったんだぜ! また触らせるんだぜ! あとエロスの起源は俺なんだぜ!」
「次はお兄さんも参加しちゃうよ! ハンガリーちゃんの膝枕ハァハァ」
「ちょっとお前ら城裏こい。」


おわり。
348名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:15:34 ID:Qd1BgmNe
以上です
投下してる最中に上の注意書きに南伊×洪要素もあったことを
書き忘れてたのに気づきました…すみません

ハンガリーさんのスカートめくりに行きながら他の方の投下を待つ作業に戻ります
349名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:29:30 ID:GF72j9JX
ハンガリーさん…そんな律儀にこなさなくていいんですよ


ところで一般会員の募集は受け付けてないのですか
350名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:30:54 ID:tANejI7u
こーいう馬鹿エロ大好きだ!
どのプレイも馴染んでしまうハンガリーさんすげぇ!
351名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:56:17 ID:8yoPm8Ud
gjgj!お疲れ様!
ハンガリーさん可愛いよ。
スパンキングに萌えた。後で貴族にやってもらおうで
親分のスパンキング講座とか妄想してしまった。
親分が講師で助手がベルギーさん。貴族が見よう見まねでハンガリーさんの尻叩いて……ゆくゆくは乱交4Pとか。
352名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:24:10 ID:1uL+AFtM
GJ!ハンガリーさんも超乙!
フライパン無双ですねわかります
報告書を詳細まで詳しく書いちゃうハンガリーさんに萌えたw
あと、シェリルのあの服装はドイツも好きそう…と思ったら、しっかり反応しててわろたw
353名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 23:50:56 ID:rdPRldsS
なにこのカオス。
もうダメだこの祖国なんとかしてw
こんな事をしてると知った貴族とプ(あ、資料提供してるか)の反応もしりてえ。



プにスパンキングされてそれを貴族に見られて喘ぐハンガリーさんが…わいた…
354名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 00:02:01 ID:1egrsT+D
GJ
ハンガリーさんの律儀さとフットワークの軽さに感動
ドイツの的確な指示にワロタww
355名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 01:26:28 ID:stJzjlxD
韓国吹いたwww
べそべそ泣くハンガリーさんかわいいよハンガリーさん
356名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 03:54:15 ID:xaKWCWJH
何か面白いの来てたwこの同盟良いな
韓国がちゃんと敬語使ってて感心したんだぜ
次は兄ちゃん編も是非・・・!
357名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 11:34:13 ID:WUd7F7Qf
GJ!
諜報員が撮るよりもっとアレで
ハァハァな表情のオーストリアさんを毎晩見てるはずなのに
写真につられてるハンガリーさんかわいいよハンガリーさん

ハンガリーさんにコスプレとは…爺さんGJGJ!!
その写真も見たいんだぜ!
358名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 13:12:49 ID:R679pOOp
トレビアン!
それにしても、このハンガリーさんノリノリであるw

ところでコスプレネタってけっこう好きなんだが、こいつにこんな格好させたいってのないかい?
359名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 13:48:59 ID:B/FafPXF
ハンガリー・リヒテン・ベラルーシで妲己三姉妹…と危険なことを言ってみる
セーシェルに初音ミクコスとか台湾にFF7のティファコスとか
プラグスーツとか軍服とか、コスとはちがうかもしれんが
ランパブっぽいセクシーランジェリーやスケスケのネグリジェもいいと思うんだぜ

そんでガツガツ食われてエロエロな女の子がみたいです先生
360名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 14:48:50 ID:eFkALzmh
軍服は上だけ
361名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 15:53:04 ID:R679pOOp
>>360
軍服いいな!
素肌に軍服(相手のだったら尚ヨシ)とか、あるとおもいます!

個人的にはウクベラ姉妹にモリガンとリリスのコスプレしてほしいっす。
362名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 16:56:35 ID:KBYVMHry
>>351
さあ早く作業に戻るんだ!
363名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 17:02:26 ID:KBYVMHry
連レスすまん
ハンガリーさんはグレンラガンのヨーココス似合いそう
台湾はすもものウマ仮面
リヒテンには鏡音リンコスがいいな
ちっぱい的な意味d(セダーン)
364名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 18:30:54 ID:fzENumUk
コスプレっていうかハンガリーさんに貴族の服着て欲しい。私服でもワイシャツでも継承衣装でも…
出来れば裸に上一枚を

『オーストリアさんの香りオーストリアさんの服やっぱりおっきいなぁ』
ってはぁはぁしてるところを目撃して
『おおお馬鹿さんっ!』
って貴族はどぎまぎするすればいい


365名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 18:49:23 ID:N6xhRGhc
ハンガリーさんのヨーコ想像したらハマリすぎワロタw

>>364
いつ投下してくれるんだい、全裸でブリッジして待ってる!
366名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 20:11:05 ID:stJzjlxD
>>364
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ


>>364が事前パターンだとして
洪「ダメですよもう出なくちゃ家に帰れなくなっちゃう」
墺「いいじゃないですか泊まっていけば 服くらい貸しますから」
洪「そんな……あっ…だめぇ……////」
……っていう事後パターンも沸いた
367名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:02:07 ID:yw8bCjQ2
いっそ、天敵であるプロイセンの服を無理やり着させられるのも乙だと思うぞ。

あんたの服なんて着たところで、なんの萌えも得られないじゃない!
とか声にだして主張するも、心の端っこで
『(腕、とか、ぶかぶか…。いつの間にかプロイセンのやつ、こんなに大きくなったのよ…。)』
とかもやもやした感情を抱えるハンガリーさんとか。
368名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:26:25 ID:y4x9oiet
>>367
プロイセン乙
369名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 21:59:07 ID:0+YulwhA
ベラがロシアの服を着て、
兄さん大きい、兄さんの匂い、兄さんにいさんにいさん・・・
って自慰をするぐらいか思いつかなんだ
370名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:24:54 ID:GjCO/G6b
いつの間にコスプレの流れになってて吹いたw
そして空気読まずベラルーシちゃんにはローゼンの銀様やひぐらしのレナの服を着せたいよ
あとベトナムさんは是非男装させたい
371名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 22:56:24 ID:Iis/R5fH
ここで空気読まずに
「フィンとウクライナ衣装チェーンジ!ほぁた★ノシ」
とか言ってみる。
372名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:03:34 ID:Y21EXLCN
CANAANのアルファルドがベトナムさんに見えて仕方がない
若干髪は短いけど
あとプリンセスラバーには高飛車お嬢様なセーちゃんがいます
373名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:24:38 ID:7TBlM5qz
>>371

あんまり変わんない様な…

コスプレ大会というか、こっそり貴族あたりがイタちゃんに「ヴィーナス誕生」のヴィーナスをハンガリーさんに
差し替えた絵を書かせていたらちょっと面白いかも。
374名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:27:11 ID:xaKWCWJH
>>369を読んでたらイギリスの服を着せられ自慰するセーちゃんと
それをによによしながら視姦するイギリスを受信した

しかし学ヘタ台本の00シーンは一体どういう状況なんだ
エロパロ住人としては美味しいがw
375名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:36:58 ID:B/FafPXF
>>374
おまいのせいでイギリスにほったかされて寂しいセーちゃんが
イギリスのパジャマかぶってひとりHして果てたところに
中身帰ってきて言葉責めの羞恥プレイに突入するとこまで受信したぞ

ちょっとトイレ行ってくる!
376名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:56:45 ID:Q4Y8SH5d
前にあったベラルーシのロシアのタンスの中身クンカクンカハァハァSSを思い出した。
イギリスのYシャツ着て一人部屋で待ってるセーちゃん…そんで匂い嗅いでるうちにハァハァしてきて…玩具でイロイロやりはじめる…
けどなんでセーちゃんだと変態にならないんだ?
377名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 23:59:19 ID:KBYVMHry
>>374>>375
どっちもおいしいです

このネタ、西ベルでもいいなあ
関西弁で言葉攻めハァハァ(*´д`)
378名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 00:21:41 ID:LVWE2K/S
いっそ世界会議中に全員の軍服シャッフルとかどーすかね。
一部かわいそうな人が出てきそうだが。
379名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 01:03:35 ID:rsLsno3t
>>376
セーちゃんだとイギリスに調教されてるから仕方ないってイメージがあるのかもなw
あと可愛いから。可愛いは正義
380名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 01:33:41 ID:X1ygNCCn
中の人繋がりだけどハンガリーさんにエウレカのタルホとか
ついでにプロイセンがホランドで
381名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 01:42:57 ID:fXNrb0hO
じゃあリヒテンは逢沢大河かルイズだな
382名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:18:18 ID:Cf5al3Mj
今日は早く寝ようと思ってたのに
>>375の受信した電波にハァハァして思わず書いちまったぞコノヤロー
というわけでイギセー小ネタ



 「ばかまゆげー…遅いですようー…」
ベッドに座るセーシェルは、一人唇を尖らせる。
”急を要する仕事が入った”と言って、イギリスが部屋を出て行ってから、既に数時間。
久し振りの恋人同士の逢瀬のはずが、早々に台無しにされてしまった。
イギリスは大国なのだし、自分や彼の立場上、仕方がないと分かってはいるけれど。
 「今日はずっと一緒にいられるって言ってたのに…」

脱ぎっぱなしのまま放られていた彼のパジャマを手に取る。
几帳面な彼らしくないそれに、よっぽど急ぎの用事だったんだなあ…、と
半ば諦めのため息をつきながら、何となしにそれを自分で羽織ってみた。

 「うわ…やっぱぶかぶか」
着痩せするイギリスは、細く見えるがやはり立派な男性の体つきで、こうして彼の服を着てみると
小柄なセーシェルの身体にはやはり大きい。
肩が落ちて袖が余る。裾も長くて太腿の中ほどまですっぽり隠れてしまう。
ふんわり漂う紅茶の香り。それから、彼自身の匂い。
服にまで染み付くなんてどんだけ紅茶好きだ、なんて思ったこともあったが、
今やすっかり馴染んでしまった、彼の匂い。

背中から、抱きこまれてるみたい。

 「あ…っ」
想像したら、スイッチが入ってしまった。
袖から手を出して、おそるおそる胸を触ると、腰の奥の方に熱が灯る。
彼の残り香が漂うだけで、自分の手でしていることが、彼の手でされていることに変換される。
 「は…ぁっ」
座っていられなくなり、乳首を弄りながらベッドに横向きに倒れこむ。
胸元のボタンをはだけさせながら、スカートをゆっくりたくし上げる。
 「ん、んっ」
下着の上から割れ目をなぞると、しっとり濡れている。
とても恥ずかしいことをしている自覚はあるのに、止められない。
(もう濡れてんのな?エロいなセーシェルは)
 「や、あ…っ」
彼の声が聞こえてきたような気すらして、倒錯的な気分はますます昂ぶっていく。
383名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:19:15 ID:Cf5al3Mj

下着の隙間から指を滑らせると、くちゅり、と淫靡な音。
 「ふあ…!…っん、」
ベッドの上で身をよじると、シャツが鼻先に触れ、彼の匂いが一層強くなってセーシェルを混乱させる。
そっと指を中に含ませると、無意識に締め付けてしまい、頬が熱くなった。
 (そんなに締め付けんなよ、中すげー熱くてぎゅうぎゅうだぞ)
 「ふぅ、んっ…」
幻聴のはずなのに、恥ずかしくて思わず首を振る。動きに合わせて髪が揺れ、ぱさぱさと音を立てた。
 (指だけじゃもの足りねぇか?セーシェル)
 「やっ、言わな…で…っ」
彼の声が脳裏に蘇る。彼の施す手順を辿るように、いつの間にか増やしていた指で中を掻き回す。
奥でうねる熱はどんどん膨れ上がり、頭が痺れ、絶頂が近づく。
 「や、あ、あっ…ぁっ!…イギリス…さ…っ」


 「……おう」

唐突に返事が降って来た。―――― 熱が一気にざあっと冷える。

思わずがばっと顔を上げると、そこには幻聴でもなく幻覚でもなく、本物のイギリスの姿。
 「…ぇ、あ、…あ、う、あの…い、いぎりすさん?!いいいいいいつからそこに…っ」
 「うん、一応ノックはしたんだけどさ」
 「え、…ぁ、のっ、そのっ」
慌てて取り繕おうにも、ここは彼の部屋で、彼のパジャマには袖までしっかり通してしまっていて、
状況は一目瞭然である。
堪え切れないといった風に、ニヨッと頬を歪めて、意地悪いもとい、エロ紳士全開な表情を浮かべるイギリス。

 「なんつーか、絶景だな」
 「うあぁぁあああ溶けろ眉毛ぇぇええええ!!!!!!」



 「俺の服着て一人エッチしちまうくらいやりたかったのか、悪かったな」
 「ふ、ぅ、や、そ…んなっ」
 「お前も可愛いとこあんなあー、今日はめいっぱいしてやるから機嫌直せよ」
 「あっ、や、んっ、止まっ…ぁ、あんっ」
 「…っ、そんなに締め付けんなって、欲しいのは分かったから」
 「ゃ、ちがっ…あっあぁんっ!」
 「何が違うんだよ、自分で準備万端にしといて」
 「ぅうあああ」

ノンストップで腰動かしながら喋んなばかあああーーーー!!!という
セーシェルの心の叫びは、喘ぎに邪魔されて声にならなかった。

おわり




尻切れ過ぎてなんかごめん。もう寝る ノシ
384名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:54:45 ID:IEk2rRiX
うおおお、妄想実現したありがとうGJ!
これはもう一度トイレに行かざるをえない
385名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:55:54 ID:o6xdmlT3
GJ
386名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 02:59:44 ID:rsLsno3t
仕事早いなwGJ!!
女の子の自慰は可愛いなまったく
寝る前に良いもの読めたよ
387名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 05:00:53 ID:4hOxoMzX
今から寝ようと思ってた俺はどうすれば!寝れん!
セーちゃん可愛いよセーちゃん
388名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 07:27:14 ID:LbgEoyp4
セーちゃんスカートの上にパジャマかよ?
それはそれでかわいいじゃねぇかGJ!
389名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 12:57:21 ID:39w2ulgH
>>367に萌えたのは自分だけか?
ってことで、プロイセンの服を着るハンガリーもの。
【メインCP】 プロイセン×ハンガリー
【傾向】 >>367ネタ。少女マンガ的な部分と、少年漫画的な所があるいちゃいちゃもの…というべきか?
【その他】 たまにはプロイセンが幸せです。
NGは『そして虹はかかる』でよろしくです。
390〜そして虹はかかる(1/7)〜:2009/07/27(月) 12:57:59 ID:39w2ulgH
最悪! 最低で最悪! 本当についてない!
上司の命令で、赤字を埋めるためにいろんな国に頭を下げ、
気分が落ち込んでいる時に、まさかの土砂降り。
もちろん傘なんてものは持っておらず、雨にうたれ、走り続ける。

途中、どさまわりでろくな結果も得られなかった事を思い出し、慌てて帰っても、
あの上司の残念そうな顔を見る時間が早くなるだけと、足の動きを止めた。
もうここまで濡れているんだもの。走った所で意味は無いわね。
降りしきる雨。容赦なく私を打ちつけ。

「何やってんだ? ハンガリー」
急に降り注ぐ雨粒が消え、頭の上から誰かの声が聞こえた。
それも、聞きたくない声。
反射的に1歩後ろに飛び、体勢を整え……
「ひゃんっ!」
整える事なんてできずに、大きな水溜りに足をとられ、盛大に突っ込んでしまった。
あーもう情けないったらありゃしない!
更に同情した顔で見下ろしてくる馬鹿……プロイセンの目が痛い。

――家は赤字だし、皆の生活は大変だし、雨は降るし、馬鹿は現れるし、転ぶし。
何もかもがいやになってくる。
冷たい水溜りにしゃがみこんだまま、ぼんやりと空を見上げた。
灰色の空がまるで私の心の中のようで。
ああ、本当に惨めすぎる……
「笑えば? 指さして笑いなさいよ。
そんな無言で見下ろさないで。むかつく。本当にむかつく」
八つ当たりだとは思う。でも、あまりにも惨め過ぎて、誰かに当たらないと心が持ちそうに無い。
これだけいえば、あの馬鹿は怒るか……本当に指差して笑うかどちらかだろう。
そうすれば私も言い返して、それで口喧嘩して。

でも、期待していた言動は見られない。
眉をひそめ、頬を指で掻き、傘をたたんで。
え? 嘘! ちょっ!
視界が高くなる。馬鹿の顔が近くなる。あいつの手が私の肩と膝に触れる。
……いわゆるお姫様抱っこをされてしまったという事だ。
「馬鹿! 離しなさいってば! あんた何かに触られたくない! えっちヘンタイ!!」
「馬鹿はどっちだ。イテ! 蹴るな噛み付くな!」
じたばたと抵抗して見るが……悔しい事に効果はない。

昔はあんなにちっちゃかったのに。私の方が体格よかったのに。
私の体を軽々と抱き上げる馬鹿の姿に……少しだけ胸の奥でちりちりとしたのは……
うん、きっと雨のせいよね。
391〜そして虹はかかる(2/7)〜:2009/07/27(月) 12:58:38 ID:39w2ulgH
「ほれ、風邪引くからシャワー浴びて来い。替えの服は俺の服適当に持ってけ」
馬鹿につれてこられたのは、ドイツちゃんとあいつの家。
ソファーの上にそっと下ろされた時、少しだけ身の危険を感じもしたけれど、
意外にもあいつは紳士的で、背中を向け、自らの身体を拭き始めた。
薄いブロンドの髪。男の癖に妙な色気のあるうなじ。
濡れて張り付いたワイシャツを脱げば、華奢……ではないが、程よく引き締まった身体。背中全体に広がっている小さな傷跡。
ああ、そういえばあの傷跡、確か昔喧嘩したときのだったわね。
「……えっち。じっと見るな。このヘンタイ」
「なっ! あ、あんたなんて見てない!」
からかうようなあいつの声に、クッションを投げつけ、慌てて浴室へと向かった。
……うん、ちょっと元の調子にに戻ってきたかな。

熱いシャワーが身体を包む。
夏とはいえ、雨に長時間うたれていたから、身体も冷える。
こういう時は、少々熱めのシャワーが気持ちよい。
「にしても、あいつんちでシャワー浴びるだなんて」
ポツリと呟く。少しだ頬が赤くなった。
浴室をかり、シャワーを浴びる。そんな事がまるで恋人同士のように思えて。
しっとりとした肌。ほんのりと赤い頬、濡れた髪を優しく撫でベッドに押し倒され……
「もう、違う違う! あんな奴、どうでもいい!」
もしあいつがそんな事してきたら、まずは急所を一撃。それから蹴りを入れて。

ん?

背後から近づいてきた足音。ははーん、まさか覗く気で来たわね。あいつらしいわ。
気配を殺したつもりでも無駄。胸元をタオルで隠し、手元にあったシャンプーを握り締める。
もし入ってきたならば、それをぶんなげて。
脱衣所のドアが開く音。影がしゃがみこみ、
「服、洗濯するからな」
ただそれだけ。
浴室のドアを開けるわけでもなく、下着にハァハァするわけでもなく、濡れた服だけを淡々と手にし、脱衣所を後にした。
あまりにも予想外の行動に、肩の力が抜け、床にへたれ込んでしまった。
それなりに豊かな胸。傷跡はあるけれど、手入れは丁寧にしている肌。
くびれもそれなりにあるし、ふっくらとしたお尻は結構色っぽいと思う。
それなのに。
こんな美味しい場面でちょっかいをかけてこない馬鹿。いや、ちょっかいかけられても困るけど。
「……そんなに魅力ないのかな」
何か少しだけ……少しだけ……なんだろ。わかんないけど、ああもう、全部アイツが悪い!
そういう事にしたら少しすっきりした。
392〜そして虹はかかる(3/7)〜:2009/07/27(月) 12:59:41 ID:39w2ulgH
タオルで身体を拭い、あいつのクローゼットから適当に取り出した服をちらりと見た。
本当はアイツのなんか着たくも無いけど、服が乾くまで裸のままでいるわけもいかないし。

服を広げ……懐かしさにため息を一つついた。
適当に取ってきたはずの服は、昔あいつが着ていた軍服。
オーストリアさんのために戦っていた時、あいつがこれを着ていて。
あの時に手にしていたら、問答無用で切り裂いていただろう。
でも、今は何となく懐かしい。
きゅっと抱きしめると、アイツの匂いがする。
あの頃は大変だったけれど、結構充実していたな。
ブラウスに袖を通す。あは、ぶかぶかだ。
昔は私の方が体格良くて、腕っぷしも強くて、よくあいつをぶん殴って。

……いつの間に抜かされちゃったんだろ。男ってずるいな。
こんな胸なんかいらなかったのに。そのかわり、もっと強さがほしかったのに。
ブラウス一枚で済まそうとしていたのだけれども、さすがにうっすらと突起が透けている状態であいつの前に出るわけもいかない。
紺色の上着を羽織り、しっかりと前を止める。
本当は下着もほしいとこだけど、さすがに男物の下着はつけられないし。
何も身に着けない状態で、ズボンに足を通す。
ウエストも足元もぶかぶか。これじゃあ歩けない。
ブラウスや上着も丈が余っているから、お尻までしっかりと隠れるし、これでいっか。
少々心もとないけど、仕方が無いので素肌にブラウスと上着だけ羽織って、私は浴室を後にした。
393〜そして虹はかかる(4/7)〜:2009/07/27(月) 13:00:33 ID:39w2ulgH
「ん、お風呂ありがと」
「あ、ああ」
部屋へと戻ったら、あいつは本を読みふけていた。
一応お礼をいうが、心ここにあらずといった様子。
ドイツちゃんと一緒で、何かに夢中になると周りが見えなくなるというやつかな。
ま、こっちを意識されても困るからいいけど。
何となく本を手元によせ、ページをめくり。

沈黙。

雨音だけが部屋の中に響き渡る。
いつもはあんなに煩い奴が、こうも静かだと気になるじゃない。
そんな夢中になる本なのかな?
気がつかれないよう、あいつの背後に回り、肩口から覗き込んで。
あれ?
「ななななな、何だよ! 近寄るな見るな」
慌てた様子で本を閉じ、私から距離を置いた。
床に落ちていた本に躓き、派手に転んだあいつ。しゃがみこみ、首を傾げて見せる。
「……あんた、本さかさまに見て楽しい?」
「あ? えあ楽しいぞそりゃ」
視線が妙に泳いでいる気がする。不審に目がきょろきょろと動き、少しだけ頬が赤い。
もしかして。
「ふーん、それえっちな本だったんでしょ。だからそんな慌てて」
慌てる様子が楽しい。だから、悪戯心が浮かんでしまった。
あいつの見ていた本に手を伸ばす。必死に抵抗する馬鹿。
そんなに抵抗されちゃうと、もっとからかいたくなるでしょ。
「ほら、貸しなさい。もう、んーっ」
「馬鹿野郎! そんな腕にしがみつくな! ああもう!」
本を上にあげ、私の手の届かないようにしているつもりなんだけど。
それくらいで取れなくなるとでも思ったら大間違い。
腕にしがみつき、無理やり本を手の届く位置まで下ろす。
更に抵抗するあいつ。
「おとなしくしなさ……ふぁ? うあっ」
バランスを崩し、あいつが私を押し倒すというような形で二人ともソファーの上に倒れこんでしまった。
馬鹿の顔が私の間近に迫り、
394〜そして虹はかかる(5/7)〜:2009/07/27(月) 13:01:26 ID:39w2ulgH
「……お前が悪いんだからな」
え……?
唇に触れる何か。目の前にはあいつの顔しか見えない。
口の中に何かが入ってくる。ぬるりとした生暖かい物体。それが口の中を蹂躙し。
「……んぅ…むぅ」
あいつの顔が少しだけ遠ざかった。肩で大きく息をする。
頭が働かない。
「お前が悪い。俺は頑張ったのに」
あいつの手が私の足を。
「やっ! あぅ…」
走る刺激。上着のボタンを外し、ブラウスの中に進入される。
胸の突起を指でつままれる。
「そんな格好で誘惑するのが悪い」
無防備な大事な所に迫る手。身を捩じらせ、抵抗を試みるけれど。
あいつの手は私より大きくて。あいつの腕は私より強くて。
「こんな甘い香りを漂わせて、こんな姿で俺の前に現れて。
雨にうたれている時だってずいぶんと我慢してたのに」
濡れた音を立て、指が中に進入してきた。
甘い刺激が脳を麻痺させる。
「やぁ…ん、やめなさ…ばかぁ」
「俺の名は馬鹿じゃねぇ! プロイセンだ」
もう一度、あいつの顔が近づいてきた。荒々しく重ねられる唇。
閉じる唇を割って、中へと入ってきた。あいつの舌が私の口内を支配する。
自分の領地を守るため、必死に抵抗し……口の中に広がる鉄の味。
唇が離れた。唇の端から血を流すあいつの顔は、昔のようで。
「そうだな。抵抗された方が楽しめる」
腕をつかまれる。ブラウスのボタンがはじけ飛ぶ。胸が露になる。
肩に歯を立てられる。足を開かせられ、すでに濡れた大事な所に、アイツの凶器が進入し。
「やだ! やっ! やぁぁぁっ」
395〜そして虹はかかる(6/7)〜:2009/07/27(月) 13:02:06 ID:39w2ulgH
やべぇ……
俺の下で、意識を失っているハンガリーを見て、罪悪感が俺を責め立てた。
でも、お前が悪いんだぞ。
雨の中、あんな寂しそうな顔して。熱い視線で俺の背中見て。
ブラウスと上着はおっただけで、魅惑的な足を見せびらかして。
なおかつ、折角視界に入らないようにしていたのに、俺の前に出てきやがって。
俺の動揺に気がつかず、胸を押し付けやがって。
柔らかい胸が、甘い香りが、俺の感情を高ぶらせて。
いつも鈍感だって言ってくるくせに、一番鈍感なのは誰だよ。

「ん…馬鹿ぁ」
「馬鹿はどっちだ」
気持ちよさそうに寝返りを打ったハンガリーの鼻をつまんでやる。
少し苦しそうな表情になり、顔が青ざめ、
「ぷふぁ!」
勢いよく起き上がり、大きく呼吸をした。不機嫌な顔で俺を睨みつける。
「このヘンタイ」
怒ってはいるが、恐怖は抱いていない事に、気がつれないよう安堵のため息をつく。
同時に心の中からあふれ出した感情により、もう一度押し倒した。
ま、感情うんぬんというよりは、ただむらむら来ただけだが。
そりゃそうだろ。俺の大きなブラウスを着て、胸元を隠そうとせず、睨みつけている姿を見て、ムラムラ来ない男はいない。

「馬鹿! 離しなさいって!」
「イヤだ。お前なんかに従う義理なんてねーよ」
でかい胸にしゃぶりつき、抵抗する手を強く握り締める。
唇を奪い、口の中を楽しむ。
目はとろんとしてきたくせに、まだ抵抗をしようと手足をじたばたとさせている。
全く、相変わらずだな。
こういうところは昔からかわらない。
どんなにぼろぼろにしたって、傷だらけになっても、起き上がってきて剣を振り回し、挑みかかってきた。
そうそう。あいつが女だってわかった後も、動揺している俺を良い機会だっていってぼろぼろにしやがって。
396〜そして虹はかかる(7/7)〜:2009/07/27(月) 13:02:41 ID:39w2ulgH
……そーいや。
「俺の童貞を奪ったのは、どこのどいつだったっけ?」
耳元で呟いてやると、途端に顔を赤らめた。目が泳ぎだし、
「……えっとそれはあの」
とろりと精液が流れ出す秘所に指を突っ込んでやる。ぴくりと身体を震わせ、潤んだ瞳で俺を見てきた。
「覚えているか? ガキの頃、『ちんちんが生えないのは、穴に栄養がないからだ』とかいって、
ぼろぼろにされた俺の上にのしかかって」
「やだ! アレは子供の頃の過ちで! もう忘れかけていたのに!」
「俺の服剥いで、羨ましそうにちんちんいじり倒して、『へにゃへにゃじゃはいんねーよ』とかぺしぺし叩きやがって
どこでそんな事覚えてきたんだか」
「あれはマジャールさんが女性とそういう事しているのを偶然見ちゃって……
そんな事はどうでもいいから、さっさと忘れなさい」

顔を真っ赤にする姿が非常に可愛い。ちくしょう。やっぱこいつ好きだ。
二回戦開始してやる!
もう臨戦態勢の整ったモノを押し付ける。
「大きくなったちんちんをつかんで、お前が上になって無理やり押し込んで」
あの時と同じようにモノを中に進入させる。
二回目だというのに、まだぎゅうぎゅうと締め付けるのはさすが騎馬民族というべきか。
「ん…あぁ…あ、あんただって、『俺のちんちんが食われた』って、涙目になってたじゃない」

ぐっ! そんな事まで覚えてやがったか。アレは……そりゃ、そういう知識が無かった子供だったし、しょうがねぇよな。
「襲ったのはお前だろ! まだ精通もしてなかったのに、無理やり食いやがって! 
で、滅茶苦茶に腰動かして! 折れそうで痛かったんだぞ!」
「煩い煩い!! じゃ、今はどうなのよ! ガキみたいに腰を動かすしか脳がなくて! 
ふぅ……んっ! そんな適当に動かしたって! ……ふぁ…気持ちよくなんて無い……んだから」
そうはいいながらも、罵倒する声に甘いものが混じっている。
濡れた音、腰を打ち付ける音。荒い息遣い。
大きい俺の服を身にまとい、白い腕を俺の首に回す姿。熱い吐息。
これで口喧嘩する声さえなければ、エロいんだろうが。
「馬鹿馬鹿馬鹿! ヘンタイ! あんたなんか嫌い!」
「安心しろ。俺は好きだ」
ぴたっと動きが止まったあいつの唇を素早く奪う。きょとんとした顔。そしてすぐに耳まで真っ赤になり。
顔を逸らす。震える唇が小さく動く。
「やっぱ……あんたなんか嫌い」

うん、それでこそ、俺のハンガリーだ。

雨音の聞こえなくなった窓をちらりと見る。すでに雨は止み、空には大きな虹がかかっていた。
洗濯物もそろそろ乾いた頃だろうが……
気がつかない振りをして、俺はもう一度大きな胸に顔を埋めたのだった。
397名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 13:04:46 ID:39w2ulgH
以上。
プロイセンがたまには幸せなのもいいよね。
398名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 14:41:39 ID:emQZ2siV
>>397
わあああああ。GJ!超GJ!
とにかく全てがツボでした!!
プロイセン良かったね!!
399名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 15:03:28 ID:u1Ihy+Lr
GJすぎる!
ハンガリーさんが雨に打たれてる時ムラムラしてるプロイセンはどこで襲うつもりだったんだ…

ちびガリーとちびプーの話が気になるwww
400名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 16:00:52 ID:tNUe/mjc
この二人一番好きだああああああ
ゴチでした
401名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 17:31:35 ID:LbgEoyp4
なにこのバカップル!
むちゃくちゃいいじゃないですかー!

GJ〜
402名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 22:58:44 ID:3i6kpwQf
うん、それでこそ「俺の」ハンガリーだ。

この一行がたまらん。Gj。
403名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 23:56:15 ID:vxtWDuab
女の子の自慰ネタ、スイリヒがやったら
とんでもないなと思いつつニヨニヨが止まらない


お兄様のうろたえぶりに
404名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 00:13:11 ID:pCH6a5+U
>>403

自慰妄想No.1のスイスだぜ?

妹のオナシーン想像して自家発電してるんじゃね?
405名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 00:44:43 ID:wn97yudX
>>404

むしろ妹のオナシーンを想像して自家発電した後に
リヒが自慰しているところに遭遇してしまったなど
あるんじゃないかと思います!
406スイリヒ:2009/07/28(火) 01:01:40 ID:wn97yudX
だめだ。想像が止まらなくなったので投下するぞコノヤロー

使うネタ:リヒの自慰。お兄様までは出てきませんでしたよ。



「ぅん…、はぁ…」
やわやわと淡い色の乳頭をつまみながらリヒテンシュタインは
細かい吐息を漏らした。
「あ、あ…、お兄様…」
彼女の想像の中のスイスはリヒテンの乳頭に噛みつきながら
もう片手で股の方を探っていた。リヒテンの片腕はもちろん
下に潜っている。色素が薄い為にパイパンにすらみえる下肢を
幼い手が弄る。細い指はひだの上を何度も往き帰りし、指は
ぬるぬるとした液で濡れていた。
 淫らな兄を想像しつつも、理性も残っているリヒテンはこのような
行為をはしたないと思ってはいた。けれど、兄を懸想しながらの行為は
いつしか彼女を虜にし、夜な夜な行われていたのである。
「ああ…、お兄様、お兄様…!」
兄を想うと激しくなる指の動きにリヒテンはふるりと体を震わせた。
いけないいけないと思うほどしたくなる背徳的な行為を行う自分を
リヒテンは恥じながらも余計に感じてしまっている自分を認めていた。





407スイリヒ:2009/07/28(火) 01:04:20 ID:wn97yudX
続けたいが、仕事に障ってくるから無理だorz
同志よ、すまん
408名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 01:09:53 ID:DWMM5CZE
うおおおおおお!!!!
つ、続き・・・・!!!
409名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 01:15:43 ID:t0Z8YN5C
チーズフォンデュ!チーズフォンデュ!!!
410332:2009/07/28(火) 01:40:51 ID:epRZIm7h
豚切りですが、>>312の素敵設定をお借りして途中までですが、投下させて貰います。
あ、あと>>364からの流れがツボ過ぎたので、思わず彼シャツ設定もお借りしました。

【メインCP】オーストリア×ハンガリー前提ドイツ×ハンガリー。
【傾向】オーストリア×ハンガリーは甘々。ドイツ×ハンガリーは強制フェラ+言葉責め。
【その他】オーストリア×ハンガリーは本番なしですが、ハンガリーの自慰描写があります。

NGは『Carrot and Stick』でお願いします。
411Carrot and Stick前編(1/5):2009/07/28(火) 01:42:52 ID:epRZIm7h
(なんで……こんな……)

ハンガリーは混乱した頭で、それでもどうにか考えを纏めようと大きく息を吐き出した。
しかし、すぐさま開いた唇から強引に熱い塊が捻じ込まれ、息苦しさで思いつきはあっという間に霧散する。
更に少しでも抵抗する為に蹴り上げた足さえ相手には無意味で、簡単に捕らえられた挙句、きつく拘束されてしまった。
「お前が悪いんだからな、ハンガリー……ん…いや、違うな」
女の咥内の感触を味わうかのように、腰をゆっくりと前後に動かしながら男が笑う。
涼しげな色の瞳を細め、口元を歪め、背筋が冷たくなるような、とても低い声色で。
「ハンガリー、お前は……この俺の従順なしもべ……『雌豚』だ」
そう言うと、男――ドイツは再びハンガリーの喉の奥まで一気に剛直を突き立てた。
412Carrot and Stick前編(2/5):2009/07/28(火) 01:43:26 ID:epRZIm7h
窓から差し込む柔らかな光と自分の名を呼ぶ愛しい恋人の声。
その日のハンガリーの目覚めは、そんな素晴らしい朝の情景の中から始まった。
「……ん。オーストリアさん、おはよう…ございます」
目を擦りながら、ハンガリーがゆっくりと身体を起こす。
すると、すぐに瞼や頬に降りてきたのは、くすぐったい位の優しいキス。
「ん……ふふふ……あ」
だが、その感触に思わず笑みを零してしまえば途端にキスは止んでしまった。
名残惜しそうな顔をした彼女がそっと目を開けた――瞬間。
「おはようございます、ハンガリー」
瞳に映ったオーストリアはふっと微笑んでハンガリーの髪を撫でると、同じように甘い口づけを柔らかい唇に落とした。
413Carrot and Stick前編(3/5):2009/07/28(火) 01:44:02 ID:epRZIm7h
「……ん。ハンガリー、今日も良い天気ですよ」
しばらくの間、恋人の唇と舌を味わっていたオーストリアが互いを繋いでいた銀色の糸を舐め取りながら笑みを浮かべて囁く。
「…っは……そう…みたいですね……」
だが、その光景はどことなく普段の朝とは少し違っていて、ハンガリーは荒い息を整えながらぼんやりと考えを巡らせ――。
やがて小さく驚いた声を漏らすと、慌てて起き上がって枕元に鎮座する時計を確認し、困った顔をした。
「いけない!!今日はオーストリアさん、朝から出掛ける予定でしたっけ。あー私が起こす予定だったのに……ごめんなさい」
視線の先――針が指し示す時刻を見て、額に手を置いたハンガリーがため息を吐きながら謝罪の言葉を漏らす。
起こす予定の相手から逆に起こされてしまった奇妙な感覚。
そして、既に身支度が整えられた彼と裸体にシーツを纏っただけの自分。
そう、先程ハンガリーが覚えた違和感はこれだったのだ。
しかし、オーストリアは苦笑すると、宥めるように恋人の髪に口づける。
「いえ、謝るのは私の方です。それに、私も一人で起きられた訳ではありませんし……」
「……え?」
その発言にハンガリーが顔を上げた途端、ドアを激しく叩く音と共に聞き慣れた男の声がオーストリアの名を呼んだ。
「坊ちゃん、いい加減起きろって!!もうこれ以上は待てないってヴェストが言ってるぞ!!おい、聞いてんのか!?坊ちゃん!!」
「……はぁ。こういう訳ですよ……」
呼ばれた張本人がうんざりした顔で深いため息を吐く。
ハンガリーはそこで、まどろみの中で何かを叩くような音を聞いたのを思い出した。一人納得。そして、また後悔。
だが、オーストリアは沈んだ様子の恋人の顔を見ると、再び苦笑するように紫色の瞳を細め、
「それでは私は出掛けてきますが、あなたはまだ休んでらしても構わないですよ。昨夜は色々と…無理をさせましたし、ね……」
と耳元に甘く低い声で囁き、再び頬に軽く口づけると、簡単に衣服の乱れを直して足早にドアの向こうへと消えていったのだった。
414Carrot and Stick前編(4/5):2009/07/28(火) 01:44:36 ID:epRZIm7h
次第に遠くなっていく二人分の足音と、互いに何かを言い合う同じ数の声。
その嵐のような喧騒が過ぎてから彼女が次の行動に移ったのは、最後に囁かれた男の言葉に身体が素直な反応をしたと気付いた時だった。
「……あ、やだ……」
そう小さく呟いて、ほんのりと頬を染めたハンガリーの指が下腹部を通り過ぎ、下着で覆われていない蜜壷の入口に伸ばされる。
すると、そこからは昨夜の名残と共に新たな愛液が溢れ始めていて、シーツの上に次々零れ落ちては染みを作っていた。
「……あ…オーストリアさん、の……」
指先で掬った粘液をうっとりとした表情で口に含んだハンガリーがそっと瞳を閉じる。
すると、すぐさま脳裏には昨夜の記憶が蘇ってきて、堪えきれずに再び蜜が溢れる泉に指を沈めると、自然と指が動いた。
「……ん…オーストリア…さん……っ」
そのまま唇から熱い吐息を零しながら、指の数を増やすと同時に激しく動かして、抜き差しを繰り返す。
時折、空いた手で胸の中心で硬くなった先端も彼がするように強めに摘むと、開いたままの唇からは甘い声と共に一筋の唾液が零れた。
「……ぁっ……もっと……っ」
だが、まだまだ欲しい刺激には物足りず、トドメとばかりにハンガリーが愛液で濡れた指で膨らんだ豆を押し潰した――瞬間。
「…ぁ…っあ……んんっ……!!」
身体はビクビクと痙攣し、彼女はそのままベッドの上に倒れこむと、絶頂の余韻に肩を大きく上下させた。
415Carrot and Stick前編(5/5):2009/07/28(火) 01:45:04 ID:epRZIm7h
次に身体を起こした時、ハンガリーを襲ったのは、とてつもない恥ずかしさと後悔と疲労感だった。

(ぁぁぁぁ……私、こんな朝から何やって……うう、オーストリアさん…ごめんなさい……)

彼女は言葉にならない声…というよりは息を漏らしながら両手で顔を覆うと、去ってしまって久しい恋人に心の中で謝罪の言葉を述べる。
しかし、勿論返事が返ってくる訳がなく、ハンガリーはもう一度だけ息を吐くと、気持ちを切り替えるようにベッドから抜け出した。
そして、そのまま脱ぎ散らかした服を身に着けようとし――だが、ふいに太股を滑り落ちる濡れた感触に気付くと、動きを止める。
落とした目線の先には、恋人のものか自分のものか分からない粘液が伝った跡。
それが朝日に照らされてぬらぬらと光る様にハンガリーは今更ながら頬を赤く染め、
「……このままじゃ…いけないわよね……」
と小さく呟くと、ちょうど手近にあった女物の下着を引き寄せ、これ以上蜜が零れないように布地で押さえると、両端の紐を結んだ。
「……これで良し、と。でも、身体中ベタベタするし、さっぱりしたいし…やっぱりシャワー浴びようかな……」
ハンガリーはそう独りごちて、今度は手に取った男物のシャツを羽織ると、長い袖を捲りながら目的の場所に行く為に足を進めたのだった。
416332:2009/07/28(火) 01:46:03 ID:epRZIm7h
という訳で、とりあえずキリの良い所まで投下させて貰いました。
ちなみに、ドイツとイタリアには次回から活躍して頂く予定です。
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました!!
それでは、今度会う時はドS全開でお会いしましょう。
417貴族服ハンガリーさん:2009/07/28(火) 02:05:10 ID:sKSi+eLj
>>364の貴族の服を裸で羽織るハンガリーさんっていうのに禿萌えた結果絵書いてみた


ここに投下は初めてな上にパソコンがドSで保管庫にうp出来なかったからイメピタ使ってみた




裸に貴族の継承衣装着たハンガリーさん。見えそうで見えないようにしてみた
http://imepita.jp/20090728/060570
墺洪好きだ愛してる
418名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 02:08:38 ID:sKSi+eLj
連投すまん。書き忘れたけど>>416
ものすごく萌えた
ハンガリーさん可愛いよハンガリーさん
419名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 12:47:54 ID:2AhABtY7
>>416
GJGJ!なんか墺洪のやり取りが大人だw
続き楽しみにしてる!
>>417
乳!乳!!
420名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 12:50:03 ID:2AhABtY7
>>419
すまん下げ忘れた…
ちょっとロシアにコルられてくる…
421名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 15:06:23 ID:U0QgJTzr
>>416
うおおお、正座しながら待ってる!
プロイセンがドア開けて入ってきてたら、また展開が違ったことになってそうだww

>>417
見れなかった……くやしいっ!


ほのぼのなネタの空気をぶちこわして投下。
【メインCP】
仏ジャン、イギリスも登場

【傾向】
どシリアス

【その他】
エロなしですが、ジャンヌが陵辱を受けた描写があります。
それから、暴力描写もぬるいですがちらっと。死ネタも入ってます。
要するに鬱な内容です。
苦手な方は「聖なる狂女を悼みて」でNGしてください。
422名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 15:07:05 ID:U0QgJTzr
 彼女が捕虜になったと聞いて最初に思ったのは、ついに来てしまったか、という諦めとも悲嘆ともつかないものだった。
 彼女の仕事は王に戴冠させた時点で終わっていた。それは誰もが知っていながらも口にしない暗黙の了解だった。彼女自身もそれをちゃんとわきまえていた。
 無謀とも言える戦いに身をゆだねる以上、こうなるのは起こりうることだった。前に彼女と話したときも「覚悟している」と言っていた。
 建前はそんな風に冷静をつくろった。うまくできたと思う。
 だけど一人きりになると後悔の念に襲われた。
 ――なぜ彼女を行かせた。
 ――もし彼女を引き止めていれば。
 際限のない「なぜ」と「もし」が、刃よりも鋭く心臓を貫く。
 彼女の瞳や髪がまぶたにちらつく。矢を受けたときの涙、勇ましく旗を持つ姿、俺を叱咤する声。ぐるぐると渦巻く。何もできずにいる俺を責めるように。
「こうしていられるかよ!」
 部屋を出た俺を待っていたのは、たくさんの騎兵と上司だった。俺に向けられた剣がぎらりと光る。
 苦く笑う。俺の行動は予想済み、ってことか。
「部屋に戻れ」
「やだね」
「どこに行くつもりだ」
「決まってんだろ」
 コンピエーニュ。彼女が捕らえられた土地。
「許さん」
「アンタが即位できたのは彼女のおかげだろう!」
 上司はそれとこれとは別だ、と言った。彼女の有用性はもうなくなったのだとも。
「ふざけんな」
 自分のものとは思えないくらい低い声が出た。
 まだあどけなさの残る少女を過酷な戦場に放りこみ、恩恵を受けておきながら、いざ捕虜になった途端放り出す。どこまで身勝手なんだ。
423聖なる狂女を悼みて(2/5):2009/07/28(火) 15:08:54 ID:U0QgJTzr
ごめんなさい、↑の聖なる狂女を悼みて(1/5)を入れ忘れました……。
IDでNGした方がいいかもです。

以下、つづき。
-----------------
『私は貴方の為に戦っているのです』
 彼女の声がよみがえった。
 彼女は俺のために戦ってくれた。それなのに、俺は彼女のために戦わないなんて、そんなことが許されるはずがない。
「お前が行ったところでどうなる。それこそ彼女の働きを無駄にすることではないか!」
「それは」
 詭弁だ。だが真実だ。
 歯がゆくて、反論できない自分が悔しくて、大声で叫びたい。
 屈強な男二人が俺の腕を押さえこんだ。抵抗する気力さえ浮かばない。自分の存在がこんなに疎ましいことなどなかった。
「しばらく謹慎して頭を冷やせ」

 年の終わりも間近になったころ、彼女がルーアンの城に監禁されたという話を聞いた。
 さらに年が明けて二月、彼女の異端審問の裁判が始まった。
 ――異端。彼女が?
 それはどんな侮辱にもまさる侮辱だった。彼女の信念や尊厳を踏みにじる行為だ。
 許せるはずがない。
 かつては弟のように俺を慕ったイギリスの姿が浮かんだ。この件に彼は絡んでいないのかもしれないが、それでも憎悪を向ける対象になりえた。
 ――彼女はきっと死刑になる。
 そう思うといてもたってもいられなかった。
 月のない晩、俺は城を抜け出した。明らかに俺に気づいている兵もいたが、小さくうなずいて俺を見送っただけだった。
 ――ジャンヌ。君の存在はみんなにとってこんなにも大きい。
 休みも取らずに無我夢中で馬を走らせた。苦心してルーアンに入ったときには、彼女が捕虜になってから一年が経とうとしていた。
 彼女のいる城は分かったが、入れそうもなかった。その周りをうろついていると、忘れもしないあのイギリスが目の前を通った。
 とりあえず捕まえて襟を締め上げる。俺に気づいた奴は顔を歪めた。今まで見たことがないほどみっともない顔で。
424聖なる狂女を悼みて(3/5):2009/07/28(火) 15:09:33 ID:U0QgJTzr
「彼女のところに連れていけ」
「馬鹿言うな」
 襟をつかむ腕に力をこめる。太い眉が苦しげに寄せられても、なんとも思わなかった。
「会わせろ」
「会わないほうがいい」
「なんだと」
 さらに絞めようとすると、力任せにふりほどかれた。苦しげな咳を繰り返して、暗い目が俺を見る。
「彼女は捕虜になったんだ。どんな目に遭うか想像はつくだろ」
「……分かってるさ」
「それでも会いたいのか」
「ああ」
 イギリスはしばらく黙っていた。どうしても言わないつもりなら、と再び首に手をのばす。
「後悔してもしらないからな。ついて来い」
 その手をイギリスがつかむ。あんなに入れないと思っていた城に、拍子抜けするほどあっさりと通してもらえた。
「ここだ」
 格子の前で立ち止まる。指さす先には何か塊があった。見つめていると、それが動いた。
 喉がカラカラになる。みっともなく唇が震えた。
「ジャンヌ」
 なんとか声を絞り出す。もぞりと影がうごめいて、二つの目が俺を見た。
 それは、何度も想った青の。
「……ジャンヌ!」
 彼女はびくりと身体を震わせた。ユリのように白く美しかった面は腫れて痣がところどころにあり、血がにじんでいる。
 そこにいたのは俺を救った聖女ではなく、哀れな女囚人だった。
425聖なる狂女を悼みて(3/5):2009/07/28(火) 15:10:02 ID:U0QgJTzr
 牢に駆け寄り、腕を伸ばす。それを見ても彼女は反応しない。困惑していると、急に表情をゆがめた。
「いや、来ないで」
「え」
「やめてさわらないで」
「……」
「助けて、誰か、神様!」
 青い瞳から涙が零れ落ちる。打ち捨てられた人形のようにその場に横たわったまま、表情だけが暗い生を残している。
 彼女はスカートをはいていた。ただし大きくまくれあがり、太ももがむき出しになっている。白い肌に赤い爪痕、痣。
 彼女に何があったのか、何をされたのか、それらは如実に物語っていた。
「……っ」
 絶望、悲哀、憤怒、後悔、悲憤、数えられないほどの感情が浮かんでは消えていく。彼女の姿がにじんで、気がつけば涙がこぼれていた。
「ちくしょぉっ……」
 鉄格子に頭を打ちつける。何度も何度も、彼女の受けた苦痛よりも大きなものを求めて。
 なぜ俺は存在している。
 なぜもっと早く。
 なぜ神は彼女を選んだ。
 なぜ。なぜ。
「ジャ……ヌ」
 ごめん。ごめん。ごめん。
 俺さえいなければ。
 もっと早く助けに来ていれば。
 君をこんな目に遭わせることなんてなかったのに。
 君は聖女のままでいられたのに。
426聖なる狂女を悼みて(5/5):2009/07/28(火) 15:11:03 ID:U0QgJTzr
↑のは4/5です。
本当にヘマばっかりですまんorz

以下、つづき。
------------
「フランス、」
「……お前がっ!」
 イギリスの首を掴む。ぎりぎりと締め上げた。おかしなくらいに顔色が変わる。
 殺してやる。そうだ、殺してやる。何の罪もない彼女をこんな目に遭わせたやつが生きていていいはずがない。
「死ね、死ね、殺してやる!」
「す、まない……」
 イギリスのこぼす涙がひどく汚らしい。けだもの、お前が泣くんじゃない、彼女と同じことをするんじゃない、彼女を汚したのはお前なのに。
「ふ、らんす」
 かすかな声が激昂した頭を冷やす。渾身の力でイギリスを殴って、再び視線を彼女に目を向ける。
「フランス」
 正気を取り戻したのかと思ったが、違う。俺のいない見当違いの方向を向いて、震える腕をのばしている。口元には笑みすら浮かべて。
「神に愛された国。美しい、貴方」
「……」
「愛しています、貴方を、いつまでも。たとえ、この身は……朽ちるとも」
 枝が折れるように、ぱたりと腕が落ちる。
 まぶたを閉じると、すうっと笑みが消えた。それからまた、うわごとのように唇を動かす。
「やめてこないでたすけてわたしをフランスにかえしてこわいいたいやめていやみないでたすけてわたしはいたんしゃじゃないかみのおみちびきをうけましたこえをききましたフランスをすくうのです」


 五月三十日、彼女は異端者として火あぶりになった。集まった人々の前で裸をさらされ、灰は川に流された。
 セーヌ川の流れを見つめながら、俺は今でも考える。
 彼女はなんだったのだろう。聖女、狂女、少女、色々思いつくけれど、あてはめられずにいる。そんなときは手のひらを見るのだ。
 イギリスの首をしめた手を、その感触をたどりながら。
427名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 15:12:40 ID:U0QgJTzr
以上です。
ポカばっかりで申し訳ないです。
次は>>137のネタを投下したいです。SMはなしで。
428名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 15:14:55 ID:9oq8tpFe
gj!
リアルタイムで激しくもえた

切ないなあ……
429名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 17:30:16 ID:2AhABtY7
兄ちゃんとジャンヌは目から汗出てきそうになる…
とにかくGJ!
430名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 17:53:35 ID:60FJeBB1
GJ!!
兄ちゃんとあの子は切ないなあ…(´;ω;`)
431名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:29:10 ID:ZOeHKL5O
リヒもハンガリーも兄ちゃんもGJ!

なんか悶える1日だぜ…
432名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 22:10:37 ID:t0Z8YN5C
GJでした
誰かこの目から出る鼻水止めてくれ
433名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 22:48:43 ID:gere5MAV
ところで本家ブログでのと6予告来たな!
なぜ女子をターゲットにしないのだのと様・・・!orz
434名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 22:53:52 ID:WTS+mCaj
のとさまだから
435名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 23:50:26 ID:sY0z1+ug
目からセーヌ川
仏ジャンは切ないのぉ…
436名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 13:00:49 ID:R63WyWF/
イギリスのキャラソン聞いたらライブで
恋人の歌に聞き惚れるセーちゃんを受信した
437名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 13:23:41 ID:/rg3+0NU
男女スレへどうぞ
438名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 13:30:24 ID:ODDTFL9d
こっちはメリーゴーランドでテラウフフな妄想をしようとしてたら
何者かが乗馬プレイと耳元で囁いた
439名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 13:44:10 ID:0jRS5f1B
>>438
一般的には、三角木馬に女性を乗せ、鞭を振るうドイツなんだろうが、
どうしてもこのスレの影響で
「わ、私がお馬さんです。さあ、乗ってください! 鞭でお尻を叩いてハァハァハァ」
ときらきらした目で叫ぶ貴族が思いついた。
末期だ…
440名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 13:49:49 ID:94Fm4ln2
>>439のおかげでボディクリップを日常的に着けてる貴族を受信したじゃねーか。
441名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 15:42:13 ID:W/QF3fRF
>>439
三角木馬って股裂けないか心配なんだがw

木馬と言えば。
ポーランドにウクライナをピンクのメリーゴーランドの馬に跨がらせてプレイしてほしいw
442名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 17:03:11 ID:ODDTFL9d
>>436
ふと一万人の歓声の中で抱いてやるよと言うセリフを受信した
まゆたんだっけこれ
443名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 17:15:43 ID:APaTwUD4
>>439
マダオーストリアさんいい加減にしろwそんな貴族が好きすぎるww

裸のハンガリーさんを裸の背中に乗せて四つん這いでハァハァしながら部屋を這い回るオーストリアさんとかに萌える日が来るなんて…
ほんわかな二人が好きだったのにこのスレの影響でどこかで何かを失ったよwwwとても感謝してる
444名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 17:16:09 ID:w0/jYCzt
>>442
偶然だと思うけど、ふとまゆに笑ってしまった
落ち着くために、ちょっと眉毛毟ってくるわww
445名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 18:21:39 ID:G6usfWH6
会議の休憩中にやってるイギセーなら
ライブの休憩中に歓声聞きながらヤるくらい朝飯前に違いない
446名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 19:37:39 ID:m4uU20F/
久しぶりにエロパロ書いたら書き方を忘れていた件について
やっぱり書き続けないとダメなんだなぁ・・・
というわけで習作ですが投下します

【メインCP】中国×台湾、日本←台湾(エロはなし)
【傾向】陵辱傾向、調教モノ、捏造台湾ちゃん
【その他】
 ・本番なし
 ・スーパー糞爺タイム
 ・ちょっぴり鬱エンドかも

陵辱気味なので純愛じゃないとダメという方は
「デミウルゴスの糸」をNGにして全力でスルーして下さい。
447デミウルゴスの糸(1/10):2009/07/29(水) 19:38:17 ID:m4uU20F/
 カチャ、カチャ、キン
 肉を切るナイフが皿に触れる度、
 キン、カチ、シャン
 ソースの絡んだフォークとスプーンがぶつかる度、
 台湾は、何かおぞましいものに耐えるかのように、頬を紅潮させて身を竦ませた。
 一流ホテル内の高級レストランは、出される料理の味に相似しく、客席の椅子からシャンデリア、ワイング
ラスに至るまで、洗練された格調高さをこれみよがしに見せつけていた。
 窓ガラスから見下ろす夜の摩天楼は妖しいほどに美しく、星々の煌めきを食い散らかして、なお爛々と輝き
を放っている。
「……もしかして、お口に合いませんでしたか?」
 正面に座る日本が、申し訳なさそうに眉根を寄せた。
 瞼のラインで切り揃えられた黒い前髪がそろりと揺れる。
 その物悲しげな視線に、台湾は慌ててかぶりを振った。
「い、いいえ! とっても美味しいです!」
「でも、先程からほとんど食べていらっしゃらないようですが……やはり中華の方がよろしかったですか?」
「いえ、あの……その、」
「それとも体調が優れないとか? 冷房が利きすぎているんでしょうかね、ウェイターを呼びましょうか」
「ちが、違うんです。その……わたし……わたし、そう、少し酔っちゃったみたいで……」
「ああ、そうなんですか」
 下手くそな嘘に騙された日本が、微笑ましげにそっと笑う。
 居たたまれず、台湾は再び目線を落とした。
 アートのように美しく盛りつけられた西洋料理の極彩色が、浅ましい自分を嘲笑っているような気がした。
 不夜城・東京の、高層ホテル。
 目眩がするような値段の高級フレンチ。
 心地良い酔いをくれる芳しいワインに、目の前には、穏やかな空気を纏う憧れの人。
 最高のシチュエーションのはずなのに、最低の気分だった。
 カチ、カチ、キン
 キン、カチ、シャン
 食事を再開した日本の、食器の音が台湾を苛む。
 唇を噛んで堪え忍ぶ台湾の耳朶には、薄闇に浮かぶ紅色の、気狂いじみた笑い声がこびり付いていた。
448デミウルゴスの糸(2/10):2009/07/29(水) 19:38:50 ID:m4uU20F/
 ――ひと月ほど前だ。
 目が醒めたとき、台湾は、深紅の天蓋ベッドに寝かされていた。
 直前の記憶はない。
 薬を盛られたか、何らかの術をかけられたのか、どちらかだろう。
 それがどちらであったとしても、仕掛人の候補は一人しかない。
 だから彼女は、傍らに佇むその人物の名を、まったく正確に当てることができた。
「何のつもりだよ――中国ッ!」
 血よりも紅い華美な衣装を身につけたその男――彼女の言う通り、中国――は、うっすらと意味深に微笑む
だけで、彼女の問いにすぐには答えようとしなかった。
 そんな彼の態度は、台湾の逆鱗を堪えようもなく刺激する。
 起き上がり、掴みかかろうとした台湾は、己の四肢が奇妙に重く感じることに気付いた。
「……てめぇ、何しやがった」
「下手に動こうなんてしねぇ方がいいあるよ。無理をすれば神経がズタズタになって、二度と起きあがれねぇ
ようになっちまうある」
 薄く微笑む中国の言葉に、台湾は反射的に身を竦ませた。
 中国は基本的に、自分以外の他人であれば誰がどうなろうと意にも介さない冷酷な一面がある。
 おそらく今の言葉も冗談などではないはずだ。
 台湾は抵抗はやめたが、その代わりとでも言うように、ありったけの憎悪を込めて中国を睨んだ。
「あんたに何かされるのなんて、死んでもごめんなんですけど」
「じゃあ、死ぬよろし」
 中国は慈愛さえ感じさせる笑みを浮かべていた。
「我に干渉されたくないなら、さっさと自害でも何でもするよろし。土地も人民も何もかも全て投げ出して、
安楽な死に縋るのもお前の自由ある。……我は別に、それでも一向に構わねぇあるよ?」
 死ねばいい、などとあっさりと、本当にあっさりと言われて、台湾は言葉を失った。
 たとえ目の前で舌を噛み切ってみせたとて、目の前のこの男はその言葉通り僅かな痛痒すら感じないだろう。
 餌であるウサギが死んで悲しむ獅子などいるはずがない。それと同じだ。
 絶句する台湾に、中国は静かに歩み寄った。
 寝台の端に手をかける。
 ギシ、と木の軋む音が、やけに耳についた。
「今からこれをおめぇに仕掛けるある」
 言って、中国は懐から奇妙な形の物体を取り出した。
449デミウルゴスの糸(3/10):2009/07/29(水) 19:39:23 ID:m4uU20F/
 短い棒状のもので、先端部が三角形に盛り上がっている。
 要するに、男根を模した張り型だった。
「……死ね、変態! 糞爺!」
「相変わらず口が悪ぃあるね。ほれ、よく見るよろし。おめぇの好きな日本製あるよ? こっちのリモコンで
操作して動かすある」
「くたばれ!」
「こんな単調な動きじゃつまんねぇあるが……ま、おめぇみてぇな小娘にはこれでも充分あるな。さて、と」
 中国は微塵も躊躇なく台湾のスカートをたくし上げ、真っ白な絹の下着を引き裂いた。
 毛の薄い、楚々とした佇まいの割れ目が中国の視線に晒されるが、台湾は抵抗することができない。
「……っ、くそ! 見るな! 見るなぁ!」
「見ねぇと挿れらんねぇあるよ。ほれ、ちゃんと根元までくわえ込むよろし」
「あッ、くぅ……! 嫌ぁああ!」
 これもかけられた術の影響なのだろうか。
 指一本触れられていないはずの台湾のそこはいつの間にかぐっしょりと濡れていて、太い張り型を難なく飲
み込んでしまう。
「うう……ッ、嫌ぁ……抜いて……抜いてよぉ……!」
 悔しいのか、悲しいのか、嫌悪感か、あるいはそれら全てか。
 ポロポロと大粒の涙を零し始めた台湾から、中国はあっさりと身を離す。
 その右手には例のリモコン。
 そして左手には、銀色に輝く何かが握られていた。
「見えるあるか? これ、なーんだ?」
「……スプーン……?」
「好、正解ある」
 それは、美しく装飾された銀のスプーンだった。
 よく見ると、傍らの机の上に陶磁の皿が置いてある。
 中国がスプーンで皿を叩くと、キィン、キィン、と澄んだ金属音が響いた。
「よく聞くよろし。今から、こうやってスプーンで皿を叩くのと同時に、おめぇの股に挿入ってる張り型のスイ
ッチを入れるある。この音と同時にあるよ? 覚えたあるか?」
 台湾は、困惑した。
 その行動に意味があるとはとても思えない。
 しかしそんな台湾の困惑などまるで考慮外に、彼女が口を開くより一瞬先に、中国がスプーンを振り下ろした。
450デミウルゴスの糸(4/10):2009/07/29(水) 19:39:56 ID:m4uU20F/
 キィン。
 そんな、澄んだ音がした。
「アッ……!? あ、ひやあああああッ!!」
 あられもなく大声を上げて、台湾は弓なりに反り上がった。
 膣内にねじ込まれた張り型が、彼女が覚悟を決めるより先に最大レベルで動き出したからだ。
 術で感度を高められている上、彼女の肉体を知り尽くす中国によって最も弱い場所を捕捉されている。
 台湾は一瞬で気をやった。
 偽物の男根をくわえ込んだ女陰から、淫水が噴き出る。
「派手にイったあるなぁ」
 台湾が達したのを見届け、中国はカラカラと笑いながらスイッチを切った。
 振動は止まったが、瞬間的に絶頂へと昇りつめさせられた台湾は治まらぬ余韻でそれどころではない。
「……ぁ……、っは、はぁ、はぁ、はー……」
「うーん、流石は日本製。つまらん玩具と侮ってたあるが、なかなかの高性能あるな。さ、続けるあるよ」
「待っ――いひぃいいいいッ!!?」
 キィン。
 軽やかに、涼やかに。
 まるでオーケストラの指揮者のように、中国が銀のスプーンで皿を叩く。
 金属音が耳に届いたと同時に、体内の張り型が再び暴れ出した。
 台湾は気をやる。
「……っ、やめ……、こんなの嫌ぁ……っ」
「まだまだあるよ。おめぇの体がこの音を覚え込むまで続けるある。さ、もっかいイっとくよろし」
「嫌、嫌ぁ! まだイったばかりなのぉ! 敏感になってて……死んじゃうよぉっ! 哥哥、許し……ふああ
ああンンッ!!」

 キィン。
 絶頂。
 キィン、キィン。
 絶頂。また絶頂。
 キィン、キィン、キィン。
 絶頂。またまた絶頂。そして絶頂。
 キィン、キィン、キィン、キィン…………――
451デミウルゴスの糸(5/10):2009/07/29(水) 19:40:29 ID:m4uU20F/
 ――どれだけの時間が経っただろう。
 一時間ほどだったような気もするし、数日間もこのままだったような気もする。
 寝台の上で、台湾は荒い息を繰り返し、ひくひくと痙攣を起こしていた。
 顔は涙と涎でぐしょぐしょだ。
 泣き腫らした瞼は赤く、頬には振り乱した髪が張り付いている。
 開ききった下肢は、顔以上にぐしょぐしょだった。
 股から溢れる大量の淫液が、真っ白だったシーツに大きな染みを作っている。
「ぅ……ぁ、……ゆるひて……も、ゆるひてぇ……」
 規則的に絶頂を与えられ、たとえ意識を失っても、金属音と振動で無理やり覚醒させられる。
 まだ経験の浅い台湾の心は、粉々に砕け散る寸前だった。
「どうしたある? いつもみてぇに威勢のいい言葉は吐かねぇあるか?」
「ごめ……なさ……っ、も、やぁあ……、謝る……からぁ……、だから、も……っ」
「今日は随分素直あるな。哥哥は嬉しいあるよ。ご褒美をやるある」
「や……ッ!」
 キィン。
「あひッ、イひあアアアああああッ!!」
「嫁入り前の娘が、そんなにはしたねぇ声を上げるもんじゃねぇある。……ほれ」
 優しく窘めるような声と共に、中国は震える台湾の腹の上に何かを投げた。
 同時に、左手のスプーンで皿を叩く。
 キィン。
「やぁッ! ふやあアアあンッ!!」
 ――目を見開いて、台湾は何度目かも定かでない絶頂へと昇り詰めた。

 と、

「……ふ、はは、ははは! ははははははッ!!!」
 突然だった。
 突然、中国が大声で笑いだした。
 身を捩り、腹を抱え、目尻に涙さえ滲ませながらけたたましく笑い続ける。
「……? な、に……?」
 台湾は、わけがわからない。
452デミウルゴスの糸(6/10):2009/07/29(水) 19:41:01 ID:m4uU20F/
 ただその狂態に何かとんでもなく不吉なものを感じて、沸き上がる恐怖に体が震えた。
「ひぃ、ははは! あはははは! ……っ、おめぇ、今、イったあるかぁ?」
「……え?」
 訊かれたことの意味が、まるで解らなかった。
 イったのか、だと?
 ……イった。
 確かに達した。
 絶頂に叩きつけられた。
 けれども今までそれこそ何度となくイかされていて、今になって何故そんなことを訊く必要があるのかが解
らない。
 中国は耐えられないとでも言うように体を折り曲げ、膝をバンバンと叩いて笑っていた。
「イったあるなぁ? 勿論、見ていたとも! おめぇが情けねぇアヘ顔晒してイくところ、哥哥はちゃあん
と見てやったあるよ! あっははは! 台湾んン、おめぇ、自分の腹の上に何があるか見てみるよろし!」
 言われて、台湾は恐る恐るその――腹の上に無造作に投げられたままのそれを――視た。
「……………………、え?」
 中国が再び奇怪な声で笑いだしたが、台湾は最早そんなことを気にしている状況ではなかった。
 腹の上。
 桃色の、安っぽいプラスチック製の、四角いモノがある。
 リモコンだった。
「え? あれ? ……え?」
 混乱する。
 これは紛れもなく、今まで中国の右手にあったリモコンだ。
 日本製の、バイブを操作するためのもの。
 それは解る。
 わからないのは、そう、「それ」が、何故、こんなところにあるのか。

 キィン

 混乱する台湾の耳に、澄んだ金属音が届いた。
 反射的に台湾の膣が収縮し、体が壊れたネジ人形のように跳ねる。
「ひああッ!? あッ、あああああ!!!」
453デミウルゴスの糸(7/10):2009/07/29(水) 19:41:35 ID:m4uU20F/
「あっははははははははは!!!」
 淫水を噴いて達する台湾の痴態に、中国の甲高い笑い声が降り注いだ。
 絶頂の余韻に震えながら、台湾の混乱は治まらない。
 何故?
 どうして?
 なんでここに?
 クエスチョンマークが脳漿を満たす。
 だって「これ」は、中国の右手になければオカシイのだ!
「くくくっ、ははは! 台湾、おめぇは本当に賢い、いい子あるなぁ? 教えてやればすぐに覚える。文字も、
文化も……」
「ひ……嫌ぁ……嘘……、こんなの、嘘……」
 台湾は馬鹿ではない。
 既に理解している。
 だから怯えた。
 その理解を頭が受け入れていないというだけで、己の体がどういうことになっているのかを既に悟ってしま
っているのだ。
「嘘だあああ嫌ああああああッ!!!」
「ははははは!! 皿を叩く音“だけ”でイっちまうとは! 愉快痛快奇想天外ッ! おめぇは本っっ当ぉ〜に
賢い、飲み込みの早い奴あるなぁア!? あっははははは!!!」

 キィン!
 キィン!!
 キィン!!!

 狂ったように笑いながら、中国が手にしたスプーンで滅茶苦茶に皿を叩く。
 左手にリモコンはない。
 だから、膣内の張り型が動くこともない。
 それなのに、ああ、それなのに!
「ああッ、いやぁああ!! ヒィいいいいッ、あああああ!!!」
 高い金属音が響く度、律儀に、厳粛に、台湾は達した。
 張り型はぴくりとも動かない。
 動くはずがない。
 ただスプーンが皿を叩く、その「音」に反応して、彼女の体が勝手に快感を得ているだけ。
 あるはずのない刺激の幻想を自ら作り出して、金属音が響く度、台湾は何度も何度も絶頂を繰り返した。
 白目を剥き、獣めいた嬌声を上げ、小便を漏らして意識を手放すまで――繰り返し。
454デミウルゴスの糸(8/10):2009/07/29(水) 19:42:07 ID:m4uU20F/
 カチャ、カチャ、キン
 キン、カチ、シャン
 会話を邪魔しない程度の音量でクラシックが流れる、一流ホテル内の一流レストラン。
 ワイングラスに注がれた美酒は芳しく、見た目も美しい料理は口に運べばさぞ甘美な味わいであることだろう。
 けれど台湾は、ナイフとフォークを両手にそれぞれ握り締め、俯いて震えるばかりである。
 カチャ、カチャ、キン
 キン、カチ、シャン
 向かいで食事を続ける日本が何事か話題を振ってくれているが、台湾はろくに答えることができない。
「はい」とか、「そうですね」とか、当たり障りのない返事を途切れ途切れに返すので精一杯だ。
 もちろん、日本にそんな台湾の事情が理解できるはずもない。
「あの……本当に、具合が悪いのでは?」
 日本が心配そうにそう言ったのも、全く当然のことだった。
「……っ、いえ……だいじょうぶ、です……から……」
「失礼ですが、顔が真っ赤になっていらっしゃいますよ。熱があるんですかね」
「あの……ほんとに、大丈夫、です……本当に……何でもないんです……っ」
「ですが……」
 そのとき。
 日本が、持っていたフォークを皿の上に置いた。
 キィン
 小さな小さな金属音が、台湾の耳に届く。
「――ッ!!? っく……!!」
 台湾はたまらずテーブルに突っ伏した。
 下着が既に機能を果たせぬほどにぐっしょりと濡れそぼっている。
 下肢を中心に細かな震えが止まらず、それは無理やり抑え込んだ快感が行き場を求めて体内を暴れ回ってい
るかのようだった。
「た、台湾さん!?」
 日本が立ち上がった。
 制止する暇もなかった。
 テーブルが大きく揺れ、その上に並べられてた皿やグラスやナイフやフォークが一斉に踊る。
「ッ、や――」
455デミウルゴスの糸(9/10):2009/07/29(水) 19:43:56 ID:m4uU20F/
 ガチャッ!
 キィィィン!!

「やあああああああああッ!!!」

 びゅくっ、ぶしゅっ、ぷしぃッ。
 何も触れておらず、何も挿入っていない、そのはずの割れ目から漏らしたかのように勢いよく潮を噴いて、
台湾は達した。
 静かだったレストラン内に台湾の金切り声が響き渡り、いったい何事かと周囲の視線が集まっているのがわ
かる。
 その視線すら、快楽を助長した。
 耳朶に中国のあの笑い声がこびりついて離れない。
 台湾は未だイき続けている自らの体を爪を立てて掻き抱き、号泣しながら懇願した。
「いやっ……嫌ぁああ……! 違う、こんな……違うぅぅうあああ! ふやぁッ、やっ、もう……やあああ
ああ!!」
 台湾さん、どうなさったんですか台湾さん
 お客様どうなさいました
 なにあれどうしちゃったの
 きゅーきゅーしゃよんだほうがいいんじゃないか
 周囲が何やら喚いているが、台湾の耳には聞こえない。
 彼女の耳が捉えるのは、ただひとつ。

 キィン
 キィン、キィン
 キィン、キィン、キィン……

「嫌! 嫌! もう嫌ぁ!! いぃぃぃいいいいやあああああああああ!!!」

 絶叫と共に、一際大きな快感の波が台湾の華奢な体を襲い――
 ――そして、彼女の意識は、白く白く塗り潰されていった。
456デミウルゴスの糸(10/10):2009/07/29(水) 19:44:22 ID:m4uU20F/
 TRRRRRR……ガチャッ

「ウェイ、中国あるよ。どちら様あるかー?」
『もしもし、こんばんは。日本です』
「あいやー、日本! こんな時間にどうしたあるか?」
『夜分遅くに申し訳ありません。例の件のお礼を申し上げねばと思いまして』
「例の件? ……ああ、アレあるか」
『ええ。今日食事にお誘いしまして、確かめさせて頂きました』
「で、どうだったあるか?」
『……素晴らしい……素晴らしい出来映えでした。流石ですね。感動しましたよ。ここまで完璧に要望に応え
て下さるとは……』
「当たり前ある! 我にかかればあれしきのこと、お茶の子さいさいあるよー!」
『自らの異常さに恥じ入り、唇を噛んで耐えるあの姿……今思い出しても……ああ、年甲斐もなく興奮してし
まいます』
「おめぇも大概変態あるなぁ。それより、報酬はちゃんと振り込んでおくよろしよ」
『勿論です。素晴らしい仕事ぶりでしたからね、少々色をつけさせて頂きましたよ』
「好! まいどありあるー!」
『それでは、またお願いすることもあるでしょうが、そのときはよろしくお願いしますよ』
「任せるよろし。んじゃ、再見」

ガチャ。
ツーツーツー……
457名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 19:44:47 ID:m4uU20F/
以上、投下終了

中国さんは本番やらない方がエロいって脳内神が言ってた
台湾ちゃんはどうあってもエロいけど
あと祖国は変態であればあるほど良いと思う
458名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 20:00:16 ID:XqmhkGvI
その脳内のエロ神様は正しい
こういう調教物まってました、GJ!
459名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 20:18:47 ID:7Z1zprV+
なんか引き込まれた。GJ。
460名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 20:22:41 ID:NZtBovta
すごいとしか言えない自分の語彙のなさがうらめしい
GOD JOBです
461名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 20:48:13 ID:MBD1C0od
ゴッジョブw
462名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 20:59:25 ID:JyIAhvfy
狸な爺さんどもめ…!!GJGJ!!
湾ちゃんが威勢よく罵ったりするのが、このスレでは新鮮な気がしたよ〜
引き込まれてその後が気になったよ、乙!


ところで>>445の楽屋裏エロに禿げ萌えたんだけど
ここって半パラレルとかも投下OKなのかな?
良さ毛ならバンドマン英セー、フルスロットルで書きたいんだぜ
463名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:08:12 ID:crdSTnkU
これは素晴らしい変態爺共…これは凄いです。
拍手ですGJ!
464名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:42:01 ID:kPf3PwOg
面白かったです。
GJ。
465名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 22:42:29 ID:d4gw12CS
変態爺どもめ…GJです!
唇を噛んで耐える湾ちゃんにグッとしてしまいましたwww

466名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 23:13:50 ID:KoHOyizN
パブロフの犬か…条件反射って怖いGJ
もう湾ちゃん洋風レストランで食事できねーなww
フランスとかイタリアにも食事に誘われるといい

>>462
パラレルは前にもあったしいいんじゃないか?
ゴール前でレースクイーンのコスプレして待ってる
467名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:24:54 ID:lwYRvQqA
スーパー糞爺タイム GJ!!!

>「台湾、おめぇは本当に賢い、いい子あるなぁ?
 教えてやればすぐに覚える。文字も、文化も……」

このセリフすごく好き
468名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 02:33:38 ID:FnAoTsPZ
GJ。
自分は特に「愉快痛快奇想天外ッ!」のフルスロットルっぷりになんかキたわ
469名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 16:27:12 ID:YLG57l3X
GJ!!
キレ中国いいなぁ
四千年は年季が違うな
470名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 20:08:04 ID:GyQFnJUn
恋愛感情皆無の中国×反抗期台湾が大好物です
471名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:13:56 ID:7ZSXsVE/
おまいらの好きな体位って何?
472名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:20:16 ID:9kCx1Pnr
>>471
正常位。
だが、おっぱいの大きい子はバックで攻めるのも捨て難い。
473名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:26:03 ID:oWLjT5lA
座位
474名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:35:04 ID:az7QRH+F
騎馬上位
バック

おっぱい星人なんで、揺れる乳を鑑賞し、鷲掴みたい
475名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:41:29 ID:yn4IOosE
騎乗位
女の子が頑張ってるのが好き
下から突き上げられて喘ぐのもいい
476名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:49:59 ID:gaBGU8J2
対面座位。

お互い顔見ながらいくのがいいじゃないですか。
477名無しさん@ピンキー:2009/07/30(木) 23:56:34 ID:7ZSXsVE/
みんなけっこう普通だな
自分は松葉崩しとか好きなんだが
ツバメ返しより松葉崩し派

ヘタの女の子は上に乗っても多くの場合主導権は持ってなさそうだw
478名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 00:12:14 ID:16MOxzb3
自分はキャラごとに違うかな>好きな体位


ウクはバックで乳鷲掴みしたい
リヒは正面で恥じらう顔見たい
479名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 00:34:04 ID:GNa/RBhO
ロシアで首引き恋慕、日本でこたつかがりに期待。
480名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 03:05:34 ID:X4lEb4ra
盛り上がってるなぁ
481名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 04:36:56 ID:xawaZy4O
>>471
相手にもよると思う。具体的に言うなら胸の大(ry



ついさっきベトナム→アメリカ前提のベトナム×カナダっていう
怪電波を受信したんだが送信元どこだ……
482名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 07:02:55 ID:EaHFJLRg
そういうレスは男女スレで
483名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 07:06:44 ID:LUM+UsV1
>>479
私も日本はこたつがかりだと思う
まあおじいちゃんに出来るかっていうのはry



あと、体位じゃないが、こたつの下で足コキに萌える
テーブルの下で相手の脚撫でんのとかも好き
484名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 08:09:51 ID:rnJ89l1l
ロシアで首引き恋慕いいな
安定感ありそうだ
485名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 14:44:07 ID:m4i2P8Ph
ロシアさんの首引き恋慕は、マフラー使用でひとつ…!
486名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 16:47:40 ID:aXCjiW8i
>>475に全力で同意。

と、みんなが盛り上がってるところで空気読まずに投下。
【メインCP】
独洪

【サブCP】
墺洪

【傾向】
ちょいギャグ?でも最後は暗め?
ハンガリーさんが淫乱かもしれません。

【その他】
ハンガリーさんの自慰描写あり。
あとドイツが童貞設定です。
苦手な方はIDでNGしてください。
487初物の夢(1/6):2009/07/31(金) 16:48:19 ID:aXCjiW8i
「オーストリア、さんっ」
 高ぶった声がかすんだ。
 ――紫の瞳が私を見つめる。焦らすように腰を突き出す。
 閉じたまぶたの裏に描き出す彼は、最高のやり方で私を責める。当たり前だ。私が勝手に想像してるんだから。
「ぁ、ぅんっ」
 最近はオーストリアさんとご無沙汰だ。お互いに忙しくて会う時間を取れない。仕事や会議で顔を合わせることはあるけど、真面目な彼はキス以上のことはしてこない。
「は……もっと」
 それでも、人の形を取るこの身体には欲求がどんどんたまっていく。それがある一点を超えると、こうして自分で自分を慰める行為に走ってしまう。
 気持ちよさに浸っていられるのは最中だけ。終わってしまうと、ものすごい自己嫌悪に襲われてしまう。いわゆる賢者タイムってやつだ。
 分かっているけど、そうでなければ頭が落ち着かない。妄想の中ででもいいから、欲しい。
「も、もうイっちゃいます……!」
 ――オーストリアさんは笑うと、律動を早めて。
 ピンポーン。
「っ!」
 あと少しで達しそうだったのに、チャイムの音で、熱さとともに、ベッドの中から自分の家のソファーに意識が戻ってくる。身体が強ばった。
 さっと時計に目を走らせる。思い出した。ドイツが私の家に来る約束になってたんだ。
 ピンポーン、ピンポーン。
 急かすようにまたチャイムが鳴る。汗ばんだ身体にシャツが張り付く。秘所から指を引き抜いて、ティッシュでぬぐった。
 濡れた下着が気持ち悪い。だけど仕事を放り出すわけにはいかない。絶頂間際で刺激をやめられた下半身が重くなる。
「今出るわ!」
 立ち上がって、玄関に向かいながら言う。顔がまだ熱いけど、どうすることもできない。ドアを開けると、きっちりスーツを着こなしたドイツがいた。
「ごめんなさい、待たせてしまって」
「いや。……風邪か?」
 応接室に向かいながら問われる。そんなことはないから首をかしげた。
「違うわ。なんで?」
488初物の夢(2/6):2009/07/31(金) 16:48:59 ID:aXCjiW8i
「顔が赤いし、汗をかいているぞ」
 羞恥が心臓をえぐる。
 うそ、そんなに分かりやすいんだ。でも本当のこと言えるわけない。
「暑いからよ」
「そう、か」
 応接間にドイツを通してソファーに座らせる。小さめのテーブルをはさんだ向かい側に私は座る。ううん、座ろうとした、んだけど。
「ひゃっ」
 声を出して立ち上がってしまう。
 濡れた下着が冷えて、いまだに敏感な秘所にふれた。それにびくりと反応してしまう。そればかりか、感じてしまった。
「どうした?」
「な、なんでもない」
「やっぱり風邪じゃないか? 不況で流行ってるだろう」
 ドイツは私の腕をぐいと引くと、ひたいに手を当てる。冷えた手のひらが心地いい。
 つかむ腕を目でたどる。太い二の腕。胸板は厚く、逆三角形だ。腰はきっちり引き締まっている。前に海に行ったとき見たから、腹筋が割れてるのは知ってる。
 前髪を固めているポマードのにおいが鼻をくすぐる。すごく男らしいにおい。
 そっか、ドイツも男なら、持ってるんだ。昔は私にも生えると思ってた、硬くて私を気持ちよくしてくれるものを。
 ……って、なに考えてるの、私。すごくふしだらよ。それにドイツはオーストリアさんの従弟よ? こんなことおかしい。
 でも従弟なら、ちょっとは似てるんだろうか。抱き方とか、形とか硬さとか太さとか。
「ハンガリー?」
 頭がぐるぐるする。秘所がじわりと熱を持って潤う。
 ――欲しい。満たされない身体をぐちゃぐちゃにするものが。
「大丈夫か?」
「ううん……全然」
 欲求と理性がせめぎあう。なんだかもう泣きそう。
「休んだ方がいいぞ。無理はするな」
489初物の夢(3/6):2009/07/31(金) 16:49:23 ID:aXCjiW8i
 身体が浮いた。お姫様抱っこをされて、寝室まで運ばれる。あ、なんかこれって乙女の夢じゃない? オーストリアさんは腕力が残念なせいで無理だから、ドキドキしてしまう。
 ふわりとベッドに下ろされる。また下着が秘所に張りついて、身体が震える。熱いくらいなのに、それを悪寒に取ったのか、スーツのジャケットを肩にかけられた。
 私とは違うかおり。それに包まれて、ついに欲求と理性の勝負に決着がつく。
「欲しいものはあるか」
「……ドイツが、欲しい」
「え」
 蒼の瞳が丸くなる。困惑したのが伝わってくるけど、どうだってよかった。
 スラックスに手を伸ばして、ベルトのバックルを外す。ボタンを外してファスナーを下ろしたところで待ったが入った。
「ちょ、おい、ハンガリー! なにをする気だ」
「セックス」
「バカを言うな! それにお前はオーストリアの……」
 ごちゃごちゃうるさい。自分のシャツをつかんで、ボタンを引きちぎりながら開けた。ドイツは口を止めて、谷間を食い入るように凝視する。
「もう我慢できないの。しよう?」
「……」
 固まったまま動かない。手を取って、胸をさわらせる。自分とは違う肌にぞくぞくした。もっとリアルに感じたくて、肌着とブラをかきわけ直接当てる。
 ん、と息をついた。太い指先で胸の先端をこする。すると、いきなり摘ままれた。
「ひぁっん」
 そのまま押し倒されて、両方の頂を指で挟まれた。つぶすように回されて声が漏れる。唇が吸いつく。温かくて柔らかい感触、甘噛み。
 そう、これを望んでいた。胸を口でいじるのは、自分じゃできないから。
 息を乱しながら自分のショーツを脱ぐ。片足だけ抜いた。それからドイツのスラックスとトランクスを太ももの真ん中くらいまで下ろす。腰をつかんで引き寄せた。
「きて」
 うなずきが返る。立ち上がった性器の先端があてがわれる。そのまま挿入するのかと思ったけど、動かない。
「な、んで」
 もどかしい。早く欲しい。久しぶりの剛直を味わいたくてたまらない。
「ここで、合ってるよな?」
490初物の夢(4/6):2009/07/31(金) 16:49:46 ID:aXCjiW8i
 そんなこといいから早く、早く入れてよ。もう準備はできてるのに。
「その、俺は、初めてなんだ」
「……え?」
 さすがにちょっとは頭が冷えるのを感じた。あっけに取られてしまう。
 「初めて」って……つまり童貞? チェリー? D.T.? 魔法使い?
「ええぇっ!?」
 思わず叫んだ。間近にある顔がバツの悪そうなものになる。っていうかそれってわざわざ自分から言うこと?
「おかしなことをしでかしたら、すまない」
 あ、そういうことか。気遣ってくれてるんだ。
 変なの。誘ったのは私なんだから、気の向くまま好きにしちゃえばいいのに。それができないから、ドイツはドイツなんだろうけど。
「別にいいわ。……それより、入れてくれる? 場所は合ってるから」
「え、……ああ、分かった」
 質量感をともなって、先端がめりこむ。
「ぁ、あっ」
 先だけなのに、それでも太い。お腹がきつくなる。いつもはくっついたままの内壁がはがれていく感覚。
 自分で濡らしておいたから動きはスムーズで、あっという間に全部飲みこんでしまった。オーストリアさんのが細いとか短小とかそんなことは言わないけど、でも全然違う。
「大丈夫か?」
「へいき、よ」
 入れられただけなのに、それだけで意識が飛んでしまいそう。大きく深呼吸すると、どうにか我を保てる。
 ある程度欲求が満たされると余裕が出てきた。眉をしかめているドイツをからかいたくなる。
「どう? 私のなかは気持ちいい?」
「そ、れは……言わなくてもいいだろう」
 彼は顔を赤くした。それが肯定だって分かってたけど、なんだかむずむずしてくる。
「ダメよ、ちゃんと言ってちょうだい。それがルールなの」
 青い瞳が見開かれる。ジョークだったのに、間に受けたらしい。
491初物の夢(5/6):2009/07/31(金) 16:50:09 ID:aXCjiW8i
「そうなのか? 初耳だぞ」
「馬鹿ねえ、当たり前のことだから誰も言わないし、AVでもはしょられるのよ。『誰々に会った』って話をするとき、『こう挨拶した』なんていちいち言わないでしょ?」
 なるほど、と思案深げに目を伏せてうなずく。吹き出したいのをこらえて、真面目な顔をした。
「だから、聞かせてよ」
「あー……そうだな、……すごく締めつけられる感じだ」
「気持ちいいの? どれくらい?」
 もうダメ、おかしくってたまんない。口がついついつり上がりそうになって、手のひらでおおった。
「て、天国みたいだっ!」
 ヤケの口調だった。
「そうなんだ」
 笑いをかみ殺した。けれどお腹がふるえる。一週間くらいはこれで思い出し笑いしちゃいそう。
「ハンガリー、お前はどうなんだ」
「……へ?」
「ルールなんだろう。聞かせろ」
 しまった、そう来るか。
 笑ってられなくなった。戸惑うのを見抜いて、ドイツは意地悪く笑う。
「どうだ? 俺のものは気持ちいいか?」
 ああもう、このドS!
「早く言え」
 こうなったらもう、開き直るしかない。
 精一杯エロい表情を作る。
「……太くて、硬くて、奥まで当たって、気持ちいい」
 ごく、とつばを飲む音が聞こえた。アイスブルーから理性の影が消える。
「動いて、いいか」
「そんなこと、聞かないで」
492初物の夢(6/6):2009/07/31(金) 16:50:39 ID:aXCjiW8i
 腕を首に回す。腰を強くつかまれて、最初の一突きがきた。
「あぁっん!」
 元々イきそうだった身体は、そこで陥落して、絶頂にたどりつく。
 視界が真っ白になる。浮いているのか落ちているのか分からない。なんだか怖くて、腕の中の首にすがりついた。
「ハンガリー」
 呼ばれている。分かってるけど、意識があいまいで返事ができない。
「続けても、いいのか」
 続けたら、もっと気持ちよくなる。そんなの想像したことない。だけど体験してみたい。
「う、ん……」
 腰に指が食いこんで、激しく突き上げられる。初めてのせいなのか、力の加減もペースも考えられてない無謀な動き。
 だけど、巧妙な性技に慣れきった身体には妙に真新しい。短絡さに、感じてしまう。
「んっ、ぁあ!」
 オーストリアさんの前なら絶対出せないような、はしたない声を出した。ますます奥まで快楽が届く。
「出る、のも、言うべきなのか」
 少しだけ律動をゆるめながらたずねられる。汗の浮かんだひたいをなぞった。
「当たり前、よ……っ!」
「そうか」
 ひたいにふれていた手をつかまれて、ベッドに押しつけられた。
 服を脱がなかったせいで、身体の熱が外に逃げていかない。内側にたまって侵蝕してゆく。どろどろになって全てがとける。
「出る……!」
 新たな熱を受け止めながら、二度めの白が私を迎えた。


 言わない、という言葉を聞いた気がした。
 ――あいつには、言わない。なかったことにして忘れてしまおう。
 私はそれにうなずいたのだと思う。そして目が覚めたとき残っていたのは、スーツのジャケットだけだった。
493名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 16:52:42 ID:aXCjiW8i
以上です。
>>137=>>427=自分なので、有限実行できて安心しました。
今度はミスらなかった……!
494名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 20:30:04 ID:dUPhjgLM
>>487-493 GJGJ! 職人様ありがとうございます!
独が好物の自分にはたまりませんです。
忠実なDT設定に思わずニヤつきました。
495名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 21:12:10 ID:4k1Xcy/v
ぐっじょび!
童貞食いいいよいいよ巨根の童貞いいよいいよ
496名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 22:16:13 ID:MijfZZcU
最後の「言わない」ってセリフにきたわ。
ほんのりハンガリーさんに強調され気味のドイツが可愛いな!

GJ!
497名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 22:44:10 ID:qCHjrEpu
素敵なSSの後で気が引けますが…DTドイツと聞いて浮かんだ小ネタ




…━ピロリーン

ドイツ「む。イタリアからメールだ」

---------------
From:イタリア
件名:ドイツードイツー

本文:さっきキレイなお姉さんに声かけられちゃったよ(=ワ=)
今、食事が終わったところ
すっごいイイ雰囲気だから、もしかしたらこの後…ついに童貞卒業しちゃうかも!
なんでもドイツに負けてばっかの俺だけど、やっとドイツに勝てるよ
ひゃっほう!
---------------

ドイツ「……イラッ」


━━━━━


イタリア「ヴェ〜!!何しに来たんだよドイツー!せっかくイイ感じだったのに…」

ドイツ「あーすまんお前がまた女装したフランスに引っかかったのかと思ってな何事もなくて良かった(棒読み)」



こいつらDT同盟組んでる気がする
「抜け駆けするなよ!絶対だぞ!」とか言いながら抜け駆けする気満々な感じ
個人的には韓国とかアイスランドも入ってます
498名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 22:58:59 ID:m4i2P8Ph
童貞同盟か…。
なんとなくノルウェーも入ってそうな気がした。
あ、でも昔ぶいぶい言わせてたんだっけか!?
499名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:23:06 ID:xlLhCyDb
童貞同盟って…ktkr
なんだかドイツとイタリアってSS書きづらいと思ってたんだ
500名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:45:59 ID:fRCvjVbL
童貞か……
501名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 04:11:03 ID:bfjSjZK1
ドイツードイツードイツは童貞だよ
ちゃんと純潔守ってるし
イギリスみたいにエロくない
ソーセージみたいで すっごくでかいよ
処女にとっては地獄それがドイツ
でも なんでハンガリーさんに奪われたの
孤独感で潰されそうだよ
俺のチンコ情けなくて…出ちゃうよ
ハンガリーさんはデカパイ
道具使ったり鞭打するのは趣味なの?
後こっそり俺んちでやるのはやめて
喘ぎ声が激しいすぎるの
ドイツのは俺のよりでかくてたくましい 
ひゃっほー
502名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 06:38:53 ID:YU4UCDEw
>>501

い、イタリア…
503名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 06:39:59 ID:YU4UCDEw
すまんあまりの切なさにsage忘れた。
504名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 08:06:17 ID:BwAOEMZz
>>493
Gj!
最後がなんか切なくてすごくよかった!

>>497
これは確かに……イラッっとするw
Gj!
ドイツとイタリアは性に対して
高校生男子みたいな会話を繰り広げてそうだw
505名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 09:23:29 ID:jPQkLI+V
童貞ブームなので貴族の童貞話。会話のみ小ネタ置いてみる
内容は墺洪です。



「オーストリアさんの初めてってどんな人だったんですか?」「な、何を言ってるんですか!お馬鹿さんっ」
「私の初めてはオーストリアさんでしたよ?だからオーストリアさんの初めての人が気になるんです…」
「…わ…私の初めては髪の長い年上の可愛らしい女性でした…」
「…へ…へぇ。そうなんですか…」

その後ハンガリーさんはイギリスのほぁた★で過去に行くことに成功しオーストリアさんの童貞をいただきに行くのでした。
おしまい


ちなみに貴族の初めての人は未来からきたハンガリーさんで結局2人が初めての人同士っていうアレです。誰かハンガリーさんの貴族童貞喰い編書いてくれないかな…
506名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 12:25:08 ID:+pzO9Q9V
>>505
その可愛らしいお姉さんに惚れてしまったオーストリアさんは
その面影を持つ…というか瓜二つというか本人な
ハンガリーさんに恋して初めてを奪っちゃうんですねわかります
お互いが初めてって素敵じゃないですか!
507名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 12:57:32 ID:P4F1gRyV
あれ、そのネタってこのスレのどっかで見たような…デジャブ?
508名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 13:03:49 ID:e8tCMVW3
>>507
ちびイギとセーちゃんのがどんぴしゃ
509名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 13:04:41 ID:3HOky1dJ
召使のハンガリーさんがオーストリアさんをオカズにオナニーしてたところを
スペインにやらしぃ子やなぁ〜とか言われて
俺がオーストリアの代わりにヤってやろかってなんないかな
言葉攻めされるハンガリーさんが見たい
510名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 13:42:36 ID:Tnds9rN2
それいいな!個人的にメイドさんの最萌えシチュは「よその家のメイドさん」だ
シュレジェン戦争か七年戦争あたりで
「オーストリアに加勢して欲しかったら…わかるな?」
とかハンガリーさんに迫るイギリスかフランスが見たい
スーさんはさすがにそういうことしなさそうだし


イギリスにもっと付け入る隙があればセーちゃんでもできるのにな…
511名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 13:47:45 ID:+pzO9Q9V
>>508
言われてみれば確かにどんぴしゃ

でも、イギリスは恋したセーちゃんと「いつか会える」と思って
まだ見ぬセーちゃんに思いを馳せて過ごしてそうだけど
オーストリアさんの場合は対象がそばにいるから大変そうだ。
一番若い盛りに、いつかのお姉さんと同じ姿のハンガリーさんがいるなんて
飢えた獣の前に鴨が葱背負ってくるようにしか思えん
どんどん女らしくなるハンガリーさんをオカズに毎晩…

おや、誰か来たようだ
512名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 14:13:43 ID:YU4UCDEw
ウクライナが同居時代にさくっと食われてる妄想にとりつかれてる自分が通りますよっと
513名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 14:37:41 ID:Qcy64YXL
>>510
隙がなければ作ればいいじゃないってモスラが言ってた。

好きな男のために他の男と寝ながら
本当は嫌、でも感じちゃう的なシチュエーション大好物です。
514名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 14:54:32 ID:x1i/W/pi
ネタパクリも程々にな、オーハン厨
515名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 15:11:39 ID:sOe/nd6b

ウクライナはポーランドあたりに食われたとかならもえる
その後テクを覚えたウクがロシアちゃんの筆下ろしをすると
516名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 16:12:45 ID:WYH5jtn8
そして意外にもウクのバージンはトルコさんが頂きましたなら、嬉しすぎてちょっと黒海に飛び込んでくる。
517名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 17:54:14 ID:Tnds9rN2
いやいや、ここはあのむっちりエロエロバデ〜で現代でも処女というギャップを!
518名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 21:25:29 ID:BwAOEMZz
>>517
そ……それは新しい!
しかしイイ!すごくイイ!!!
519名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 21:37:47 ID:YU4UCDEw
なんだ、悪い虫から姉ちゃんを必死に守る健気なロシアが浮かんだ。

キャラ違うか。
520名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 21:43:31 ID:P4F1gRyV
もしくは誰かが手を出そうとすると、色んなとこから色んな物が飛んでくるから誰も手をつけずじまいとか。

姉ちゃんが男同士の濃すぎる友情?の間に入っていけなかっただけだったら寂し過ギルぜー!
521名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 21:53:56 ID:0MnGBWdJ
ちんことかうんことか平気で言う(公式)妹さんと処女姉妹だったら非常に萌える
522名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 22:19:56 ID:SDXKUTWH
ウクとハンガリーさんできょぬー二人とトルコという電波を受信しました
523名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 22:49:35 ID:kF8p3OtI
>>522
トルコちょっと場所変われ
524名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:00:38 ID:LcMZfncf
>>522
これはいいヒゲとボイン
525名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:07:37 ID:WYH5jtn8
>>524

花見でキスされたのはプロイセンなのか、ロシアなのか、アメリカなのか。
526鈍感なお兄さま:2009/08/02(日) 02:15:27 ID:8k2IQSaS
>>405のスイリヒ書きです。続きがかけましたので
投下いたします。

前提はこれ↓

むしろ妹のオナシーンを想像して自家発電した後に
リヒが自慰しているところに遭遇してしまったなど
あるんじゃないかと思います!

これの元書いてます。エロ描写は少なめですが
スイスもちょっと前に誕生日だったということで
おゆるし下さい。

スイリヒが苦手な方は”鈍感なお兄さま”をNGでお願いします

527鈍感なお兄さま:2009/08/02(日) 02:16:50 ID:8k2IQSaS
「ぅん…、はぁ…」
やわやわと淡い色の乳頭をつまみながらリヒテンシュタインは
細やかな吐息を漏らした。
「あ、あ…、兄さま…」
彼女の想像の中のスイスはリヒテンの乳頭に噛みつきながら
もう片手で股の方を探っていた。リヒテンの片腕はもちろん
下に潜っている。色素が薄い為にパイパンにすらみえる下肢を
幼い手が弄る。細い指はひだの上を何度も往き帰りし、指は
ぬるぬるとした液で濡れていた。
 淫らな兄を想像しつつも、理性も残っているリヒテンはこのような
行為をはしたないと思ってはいた。けれど、兄を懸想しながらの行為は
いつしか彼女を虜にし、夜な夜な行われていたのである。
「ああ…、兄さま、兄さま…!」
兄を想うと激しくなる指の動きにリヒテンはふるりと体を震わせた。
いけないいけないと思うほどしたくなる背徳的な行為を行う自分を
リヒテンは恥じながらも余計に感じてしまっている自分を認めていた。

 下肢から愛液が流れていく感触にリヒテンは薄目を開けた。スイスに
あげるはずだったパジャマのズボンから忍び込ませた手をそっと引き抜いた。
眼前にまで持ってくれば、指は糸を引く液で塗れていた。羞恥心が
彼女を襲い、耳まで真っ赤に火照らせた。
「私はなんてはしたない事をしているのでしょう…。敬愛せすべき兄さまに
なんて真似を…」
 リヒテンは自分を叱咤してみるものの、白々しくも感じていた。もちろん
叱咤する言葉もリヒテンの心からの声であるのだが、それと同時に兄に女と
して愛されたいというのも彼女の本心であった。
 けれどそれがどう立ち上がっても無理ということをリヒテンは痛感
していた。はだけたパジャマから見える自分の体の色気のなさに泣きそうに
なる。凹凸の少ない体に細いばかりの脚。性毛も薄いためにまるで子供の体
そのものだった。そんな体に兄が見向きしてくれる筈もない。自分の目から
もちっとも魅力的に見えないのだから。
 そもそもあの生真面目で厳格な兄が妹をふしだらな目で見ることが有り得
ない。
「兄さま…」
 泣きそうになりながらも恋しくて、リヒテンはせめてもの慰みに自分の体
に手を伸ばした。果てたばかりの体は敏感で乳輪に触れただけで体がしなっ
た。
「う、ん…。お兄さまぁ…っ」



528鈍感なお兄さま:2009/08/02(日) 02:17:28 ID:8k2IQSaS
「そこで何をしているのであるか?リヒテン」
 熱を取り戻しかけていた体が冷や水をかけられたように、すぅっと冷めた。
信じらんない思いで戸口に振り返ればそこにはリヒテンが懸想していた
スイスがいた。冷たく冷めた眼差しでリヒテンを見下ろしていた。
 あまりの事に声の出ないリヒテンは大きく見開いた瞳でただ兄を見ていた。
 一向に返事をする様子のないリヒテンにスイスはもう一度口を開いた。
「何をしていたのだと聞いたのであるが?リヒテンシュタイン」
「に、い…さま」
「お前は我が輩の言葉が理解出来ないのか」
「ちがいますっ」
「リヒテンシュタイン」
「兄さまの言葉はリヒテンの体に染み付いています…!」
 他人行儀な名の呼び方にそして兄の威圧感に竦みながらも、リヒテンは
震える唇を噛み締めて必死に言葉を紡いだ。けれど、つい先ほどまで行われ
ていた睦言の言い訳だけは浮かびようもない。いいえばかりを繰り返すのだ
が、兄は言葉の刃を納めようとしなかった。リヒテンはかつてこれほどに
執拗な兄に出会ったことがない。あまつさえこのような意地悪をする兄など。
 優しかった兄がこうまでも酷くなったのは兄は自分を軽蔑した他はない。
兄がいつから自分の部屋にやってきたのかも分からないが、リヒテンは何度
も兄を呼んでいた。よもや聞き漏らせるはずはない。
「では我が輩の問いに答えるのだリヒテンシュタイン」
「……っ」
 リヒテンの秘めやかな情事を知ってさえも無情に問い正してくる兄に、リ
ヒテンの青ざめていた頬が紅潮していく。恥ずかしくて死んでしまいたいく
らいの羞恥だ。いくらその通りだとしても兄を想って自慰をしていたなんて
口に出来ない。
「言えません…っ」
 ほろりと涙がこぼれ落ち、それをきっかけにほろほろほろほろ涙がこぼれ
た。言いたくない事を強要する兄が恐ろしくて、自分が惨めで辛かった。け
れど、涙のおかげでぼやけた視界に映る兄は微動だにせず、尚も凍てついた
視線をおくるばかりだった。落胆しながらもリヒテンは懇願した。
「許してくださいまし、お兄さま…。私もう耐えれません…っ」
「―――――強情なやつなのである」
「え…?」
 呟いた兄の声を聞き漏らしたリヒテンは、疑問の声を投げかけつつ兄に
組み敷かれた。状況がよく読み込めずに兄を見上げた。組み敷いてきた
スイスは無表情のままだった。
529鈍感なお兄さま:2009/08/02(日) 02:18:10 ID:8k2IQSaS
「兄さま?」
「お前の願望を叶えてやるのである」
 スイスそう言い、リヒテンの着衣を脱がせた。パジャマはスイス仕様に
出来ておりサイズが大きい。ボタンを少しはだけさせれば、ワンピースの
ようで下へずらして剥いた。その際にやはりぶかいズボンも脱がせた。あっ
という間にショーツ一枚になったリヒテンにスイスは手を伸ばした。
 胸は盛り上がりはやはり貧相ではあったが肌がきめ細かく吸い付くような
手触りで鳩の胸を触っているように柔らかだった。指の間からひょこりと出
ている乳首を指で閉めてやれば感度は良くすぐに身を捩った。
「ふん」
 リヒテンの反応はスイスが思い描いていた通りで、彼的にはご満悦なのだ
が、スイスを相当怒らせていると勘違いしているリヒテンには彼の態度一つ
一つに怯えていた。これ以上の醜態を表さないよう耐えて唇を噛んでいた。
喘ぎ声も漏らさぬようにしっかりと。
 しかし彼女の考えにはまるで真逆を行くスイスは発展途中の胸を舐った。
乳輪を舐め、乳頭を唇で扱き、立ち上がったそれを更に歯で扱いた。声だけ
はかろうじて堪えたリヒテンだったが、体の感覚までは抑えきれずに飛び跳
ねてしまった。波が流れて力なくベッドに横たわったリヒテンを待っていた
のは更なる快楽の波だった。リヒテンの反応の良さに喜んだスイスが彼女の
体を隈無く知ろうと動き出した。胸ばかりを攻めていた手は下肢へと移動を
始めた。くびれを辿り、腰骨を撫でた。へそに指を突っ込んで性毛を弄んだ。
ふわふわとしたひよこの毛のようなそれはスイスの興味を引いた。思った以
上に薄かったのだ。
「薄いのである。子供のようである」
 不機嫌そうな顔した兄の言葉はリヒテンの心を切り裂いた。自分自身でも
魅力不足だとは思っていたが、実際に兄に言葉にされるとこれほどにダメー
ジを受けるとは思わなかった。
 ショックを受けているリヒテンに構わず、スイスは股を開かせた。筋の
周りには生えてはいないのがまた面白い。まん筋自体も汚れない色をしてい
て、まるで自分がロリータにでもなった気分だった。筋を縦に割ると半透明
の愛液が零れた。これだけを見れば大人のそれと変わらないが、一関節だけ
入れてみるとそれがまだ未熟だと分かった。指一関節が入っただけできゅう
きゅうと締め付けたのだ。リヒテンは自分の指しか知らなかった。少女の細
やかな指とスイスのような軍人の手では明らかに造りが違った。
「…っふ、…ぅぅ」
530鈍感なお兄さま:2009/08/02(日) 02:19:53 ID:8k2IQSaS
 無骨な指が自分の膣口を出入りするのに、どうしても堪えきれない喘ぎ声。
リヒテンは己の浅ましさを嘆きつつも理性が崩壊しないよう懸命に耐えよう
としていた。そんな妹の健気な頑張りなど一滴も気付かないスイスはどうい
う訳か声を押し殺すリヒテンを不思議に思っていた。下の口は指が出入りす
る度に涎を垂らして喜ぶくせに、リヒテンの愛らしい声はくぐもったものし
か届かないのだから。けれど高まりつつある欲望に素直にリヒテンを更に弛
ませようと快楽を誘発させるべく、拙い手技ながらも頑張っていた。…と言
うか頑張らざるもえない。想像ばかりを膨らましていたリヒテンの具合は予
想以上に良さそうだった。妹も兄を想ってオナニーを繰り返していたのだろ
う快楽に素直ですぐに柔肉に汁が滴った。指を出しては入れるの単調な繰り
返しだというのに、奥の方から指に淫汁が伝ってきた。指の本数を増やして
やればその分喜んでいた。
「…いやらしいのである」
 スイスは素直な感情を吐露したのであるが、リヒテンは目を丸くして枕に
顔を押し付けた。貞淑な娘であるから照れているのだと解釈したスイスはま
すます得意気になり、言葉攻めのようでなかなかいいなんて思った。リヒテ
ンなどショックのあまり泣いていたというのに。

531鈍感なお兄さま:2009/08/02(日) 02:20:42 ID:8k2IQSaS
 気持ちが見事にすれ違っている二人であったがクライマックスは訪れよう
としていた。スイスは触らずとも立ち上がっていたそれをズボンから取り出
し、リヒテンの秘部に押し当てた。ぬるりとした感触に鳥肌が立つ。二度三
度と花びらを往復すれば照準が定まった。
「いくのであるぞ、リヒテン?」
「…っ」
 いよいよ差し迫ったその時にリヒテンはただ頷いた。スイスはそれを確認
すると、リヒテンを強く抱きしめてて欲望をぐいっと中に押し込んだ。言い
ようのない痛みに耐えかねたリヒテンはついに大きく喘いだ。
「ああん!にいさまぁ…っ」
「リヒテン…!」
 ようやく耳に届いた可愛らしい喘ぎ声にスイスの欲望は益々獰猛になり
、己の欲の限りをリヒテンの体にぶちまけた。
「あ、あ、あああん、にいさまにいさまぁっ」
 思うがままにリヒテンを貪るスイスにリヒテン悲しくなりながらも、自分
を求めてくれることが誇らしくもあり、スイスの要求に従順に従った。スイ
スはリヒテンへの想いが高なる一方で心も体も満足のまま事を終えた。

 先に眠ったリヒテンのそばに横たわったスイスはとてつもなくご満悦だっ
た。最愛の妹が自分を想ってオナニーをしていたのは意外(過ぎた)であった
が、自分の想いが一方通行ではないことにまず喜んだ。まさか想いあってい
たとは思わなんだスイスには青天の霹靂であったし、淫らな姿は自分の理性
を崩壊させるのに充分であった。けれど多少強引とは言え、リヒテンとは合
意の元に結ばれ、晴れて恋人同士となった。明日からの日々を思うと楽しく
てしょうがない。
「ふん…」
 にたりと笑うスイスにはある人物が頭をよぎった。彼こそは年がら年中片
思いをしている哀れな男―――リトアニア―――だ。
「片思いは何と不憫であるか…」
 不気味なほどポジティブシンキングであるが、報われた試しのない不幸な
男を肴にもう一度スイスはにたりと笑った。



―――後日、相思相愛の元結ばれたと思っていたのは一人だけだったという
事実を思い知るはめになろうとは、思いもよらないスイスだった。





終わり

532鈍感なお兄さま:2009/08/02(日) 02:25:59 ID:8k2IQSaS
最初に言い忘れましたが、書いたのもまた最初から
あげてしまいました。ちょっと直したところが
あるからなんだ。

上からの流れに戻りますが
不憫=リトアニアの発想の俺は根っからのそびーず好き!
ベラさまとライナ姉ちゃんの処女姉妹は美味しいと
思うんだ…!
533名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 08:30:55 ID:dKTz01E8
グッジョブ!
スイスてめーこの!リヒたんになんてことを羨ましい…

ところでうんこちんこ言ってる妹とセクハラされながらエロエロ敏感ばでーで
「えっちなのはよくないと思います…」とか涙目で言う姉は正義だと思います
534名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 09:49:15 ID:Vt0mChp0
GJ!
スイリヒハァハァ
すれ違ってるのが切なくてそれがまたイイヨイイヨー
535名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 09:56:39 ID:aIjiF1Hf
GJ!リヒかわいすぎるだろう
536名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 11:54:18 ID:E4FxKzT5
GJ
お兄様ひどすぎるww
誤解が解けてからたっぷり反省した後で仲直りする後日談を
リヒのためにもぜひ(ry
537名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 12:42:12 ID:NN4GxPMm
イイヨイイヨー! 優越感たっぷりのお兄様にニヨニヨしてしまった。
>処女姉妹
だれがその処女をおいしくいただくのか、それが問題だ。
アメリカとかは「OOOH!君はバージンだったのかい??!」って
わかりやすい反応しそうだ。
538名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 17:32:17 ID:J51oDkn1
素晴らしい
GJです
539名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 17:36:07 ID:dVrkhRdR
GJ!
自分も仲直り後日談を希望する!
540名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 22:24:27 ID:/ScO6H+U
鈍感すぎるし、なんかスイスも一人楽しすぎるな。
ゲルマンはこんなんばっかかw
恥じらうリヒもかわいいぜ〜
GJ!

>処女姉妹。
ロシアの外交の最後の切り札だったりして。
541名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 22:52:22 ID:hWwLNWU7
処女姉妹エロすぎる。ロシアの外交の為の最後の切り札とか…すごく好きな感じのシチュなんだが…


外交の手段でハンガリーさんがオーストリアさんの為にいろんな国にまわされてそれを後から知ったオーストリアさんが消毒にって抱くというシチュを受信したであります!
ただ単にオーストリアさんに「消毒です」と言わせたいだけだがw
542名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 23:05:42 ID:UAMFVvxJ
夏祭りネタ投下。
【メインCP】 フランス×ジャンヌ 
【傾向】 現代でラブラブ。
【その他】
あえての人名あり。
泣かせないフラジャンを目指してみた。
NGはタイトルで。
543〜祭囃子(1/12)〜:2009/08/02(日) 23:06:27 ID:UAMFVvxJ
薄いガラスに何かにぶつかる澄んだ音。
鼻をくすぐる草の香り。
そんなものが自分の家にあったかなと、ぼんやりとした頭で考え。

昨晩は日本の家に来襲した事を思い出した。酒の勢いで。
かなり迷惑そうな顔をしつつも、しっかりと対応してくれる日本はさすがというべきか。
それどころか、逆さにした箒に手拭いをかけた奇妙なアートや、ぶぶづけという食事まで出してくれた。
それで、そのまま日本の家で泥酔し……

心地よい畳の香りに、再び眠りに誘われながら寝返りを打つ。
腕に触れるふんわりとした感触と甘い香り。その触れたものを抱き寄せる。
温かく柔らかく、抱き枕としては最高だ。

近寄ってくる足音に気がつきもしたが、まだ眠気には勝てそうに無い。
どうせ日本なのだから、空気を読んで放っておいてくれることだろ。
もう一度、その抱き枕を強く抱きしめ、
「フランスさん、今日はお盆で忙しいので、できればもうお帰りくださると……
…………え?」
驚愕の声。
全裸に薔薇ぐらい見慣れているだろうに、何をそんな驚いているのか。
「えっと、あっと、昨晩はお楽しみだったみたいですね」
卑下た笑いとともに言ったならば様になっただろう。
しかし、日本の声は硬く、ほぼ棒読みだった。
あの日本がこんなに驚く事があったのかと、重い瞼をどうにか開け、

自分の腕の中で安らかな寝息を立てている少女。
微かに癖のある短い金髪。長い睫。少し日焼けしている健康的な肌。
決して華奢ではなく、程よく筋肉のついた腕。でも、女らしい丸さをもつ身体。
そんな少女が自分の腕に抱かれ、安らかな寝息を立てていたのだ。
その上、全裸。
もちろん、彼も全裸。いや、股間にはかろうじて薔薇はあったが。
544〜祭囃子(2/12)〜:2009/08/02(日) 23:06:58 ID:UAMFVvxJ
「ちょっと待て! 何で女の子がここに! 
っつか、こんな可愛い子側にいて、気がつかないでぐっすり寝てただなんてお兄さんちょっと自信なくなる……
じゃなくて! あああ、日本、そんな蔑んだ瞳で去っていかないで! 
もっと蔑んで! 下駄で蹴って。放置プレイもいいけどハァハァハァ」
派手に混乱したフランスが日本の着物の裾を握り締め、懇願した。
振り払うわけもいかず、困った顔を見せる日本。
その光景に、何故か背後に熱海の海岸が見えた気がする。

「お宮……じゃなくて、フランスさん、言い訳はどうでもいいです。
人の家で女の子連れ込んで、お楽しみなさったのはさすがフランスさんです。ええ、愛の人です。
私には理解し難いので、どうぞ離れて……荷物まとめてお帰りください。で、しばらく顔見せないでくださいね」
丁寧な言葉の中に、毒がたっぷりと含まれている。
あまりに慇懃無礼な態度に、ぞくりと快楽が走る。
いつもは無難な対応をしてくれる人物が、こんな冷たい態度をしてくれる。その温度差にフランスの魂が揺さぶられた。
いっそここまで蔑まれたら、もっと蔑んで欲しい。とことん蔑んで欲しい。
「ああ、日本いい……その冷たい瞳が最高。ハァハァハァ」
「ちょ、何でそんなきらきらした目になってるん……アレ?」
擦り寄ってくるフランスを振り払い、眠り続ける少女の顔をまじまじと見た。
さりげなく、露になった肌に肌布団をかけてあげるのも忘れない。
どこかで見たことのある顔。

「もしかしてこの方、ジャンヌたん……もとい、ジャンヌ・ダルクさんではありませんか?」
フランスの家に行った時、大切そうに飾られた色あせた絵画を目にして事がある。
りりしい笑顔の少女と幸せそうに微笑むフランス。
寄り添ってはいるが、身体のどこにも触れておらず、近くて遠い絵画だなと思った記憶がある。
その時に、その少女の事を尋ねたら寂しげに少女の名を教えてくれた。
そこで寝ている少女は、その絵画の少女にそっくりなのだ。

「……ジャンヌ?」

すーっと表情が一変した。へらへらとした笑顔から真面目な顔に。
眠り続ける少女の顔に見入る。忘れもしない、忘れられない、忘れたくない少女の顔。

「……ジャンヌ」

愛おしい彼女の名を呟いた。さらりと揺れる髪に触れる。
懐かしい感触。触れても消えない幻。
艶やかな唇を指でなぞり、顔を近づけ、
「すみません。えっと、台湾さんあたりに女物の服借りてきます。お邪魔しました!」
顔を赤らめ、慌てて部屋を後にする日本。
545〜祭囃子(3/12)〜:2009/08/02(日) 23:07:34 ID:UAMFVvxJ
寸止めで顔を止め、去った日本をちらりと見る。
「……キスなんてするわけねーだろ。純な奴だな」
「……口付けくれないんですか?」
耳元で聞こえた声に凍りつく。首をゆっくりと動かし……頬を赤らめ、まっすぐに自分を見つめている少女。
しばしの沈黙。
「うわぁっ!」
焦り顔で、彼女から離れる。鼓動が煩いほどに早い。
離れた途端に、今の姿を思い出す。股間に薔薇だけ。妙な恥ずかしさに顔が火照った。
何かで身体を隠そうとしたが、肌布団は彼女の魅惑の肢体を隠している。
仕方なしに、近くにあった座布団で身体、特に前を隠し。

「あー、情けねぇ……」
無様な姿に、肩を落とした。
再会は、薔薇の花束持って、おしゃれな服着て、満面の笑みでと思っていたのに。
酔った醜態の姿。薔薇は股間に装備し、おしゃれな服は裸の王様状態。笑みどころか情けなさに泣きそうになっている顔。

「すまんな。こんな男で」
「そんなフランスさんも好きです」
彼女のまっすぐな言葉に、彼の顔が再び赤面した。
肌布団を身体にまとい、彼の側に寄ってくる。1歩近づけば、彼は1歩後ずさり。
いつものフランスを知っている者がみたら、病気かと思うだろう。
慌てる姿はとても滑稽で。
「近づくな! ちょっと待ってろ! 服を着てくるって! ああ服はここに来る前にもう薔薇装備済みで!」
混乱する彼が愛おしくて。
「逃げないでください。久しぶりの再会なんですよ。それとも……私の事、嫌いですか?」
意地悪な質問だろう。口ごもり、まっすぐに瞳を見て
「……愛してる」
ずっと伝えたかった言葉を口にしたら、少しだけ冷静になった。

彼女に近寄る。頬に触れる。遠慮がちに触れる手が震え。
「もっと触れてくれませんか?」
「コレが限界だよ。触れられるわけねーだろ。お前は聖女で」
言葉が途切れた。彼の首に回される腕。近づく瞳。吐息が顔にかかり、唇が重なる。
短く軽い口付け。なのに、触れられた唇が熱い。
546〜祭囃子(4/12)〜:2009/08/02(日) 23:08:23 ID:UAMFVvxJ
「…すまん」
聖なる者に触れてしまった罪悪感に、謝罪の言葉しかでてこない。
そんな彼に、彼女の表情が曇り、
「何で。もういいじゃないですか。折角会えたのに。
昔のように触れられないまま、さようならはイヤです」
もう一度、彼女の柔らかな手が彼の頬に触れた。
びくりと肩を震わせ、唇が動く。何か言葉を発しようとしているのだが、言葉にならない。

彼女の身体が彼に触れる。ぴったりとくっつく肌。柔らかな胸が彼の胸板に挟まれ、形を変える。
肌布団が身体からはらりと落ちる。白い肩が露になった。
左肩に残る傷跡。それは彼女である証。あの戦いの中にいた印。
抱きしめたいが、抱きしめられない心の葛藤。
震える腕がやっと彼女の肩に回る。軽い音を立て、彼女が畳に横たわった。

「……いいのか?」
「許可なんていりません……」
返事はそれだけ。二人は重なり合う。白い肌に遠慮しがちに触れる。
頬を染め、可愛らしい反応を見せる彼女に、思わず彼まで頬が赤くなった。
まるで女を全く知らない少年のように、戸惑いながら彼女の身体を撫で、

襖の向こうで数人の気配。何やら話し合っているらしい。かすかに襖が開き、
「視姦プレイ? もう、お兄さん人気者だから困っちゃう」
いつもと変わらぬ、ふざけた声に肩の力が抜けたのか、襖をぶち倒し、一同がなだれ込んできた。
彼女の身体の上から降り、肌布団を肩にかけてやると、気まずそうに視線を泳がせる一同の前にしゃがみこんだ。
「だからやめましょうっていったじゃないですか! 私は止めましたよ。私は皆さんに無理やり連れてこられただけで」
「こんな美味しい場面、覗かないと男じゃないんだぜ!」
「韓国、台湾はgirlだ」
「全く、若い奴らあるよ」
賑やかに騒ぐ、亜細亜の若者三人組に、一人離れてため息をつく中国。
そして、更にその後ろでにこやかな笑みを浮かべている日本がいた。
ただし、あまりにもにこやかな笑みすぎて、恐ろしい笑みだが。
「本当に、フランスさんは愛の人だったんですね。人んちでそこまで。
まあ、今日は目をつぶってあげますけれど」
赤面するジャンヌに優しく微笑むと、ワンピースを手渡した。
ついでにへらへらと笑うフランスにも、服を投げつける。
肌布団を巻きつけたジャンヌを立たせ、台湾に別室へと連れて行ってもらい、一同も部屋を後にする。
一人残されたフランスは、大きくため息をつき、投げつけられた服を広げ、再び硬直した。
547〜祭囃子(5/12)〜:2009/08/02(日) 23:08:53 ID:UAMFVvxJ
『ぶはははははははははっ!!』

部屋の中に大爆笑の声が響き渡った。
あるものは彼を指差し、あるものは腹を抱え、あるものは笑いすぎて呼吸困難を起こしており。
ジャンヌでさえ、視線を逸らし、肩を震わせていた。

仕方が無いことだろう。
美意識の強いはずのフランスのあの格好を目にしたのだから。
だぼだぼの蛍光ピンクのTシャツに、大きく書かれた似非ものの某夢の国のネズミ。その上に大きく『中の人はいません』の文字。
更に真っ蒼な半ズボン(サスペンダー付)。露になった脛毛がとてもチャーミングである。
「……あんなのよく持ってたあるな」
「面白かったのでつい衝動買いを。使う機会があってよかったです」
呆れ顔の中国に、満足しきった日本が答えた。
「日本、お前なぁ」
すごんではみても、その格好なのだから迫力はない。更に笑いを誘う結果となり、再び部屋に笑い声が響き渡った。



小一時間後、笑い疲れてぐったりとした一同はどうにか呼吸を整え、車座になった。
ただし、誰もがフランスから視線を逸らしているが。
「で、ジャンヌがここにいた理由はわからないあるか?」
「ええ。天でいつものように過ごしていて……目の前に緑色の馬が現れてそれに連れられて。
そうしたら良い香りがする煙の中に…」
「greenのHorse? それはずいぶんとdreadfulな話だな」
「緑の馬? 煙……もしかして」
縁側に並べてある野菜でつくったモノを眺める。
今日はお盆。先祖の精霊を迎えるため、朝イチできゅうりの馬となすの牛を作った。
そのきゅうりの馬に乗って、精霊達は帰ってくるといわれていたのだが。
「手違いでジャンヌさんを? それともサービスですかね」
首をかしげる日本の背中を韓国がバンバンと叩いた。
「細かい事は気にしないんだぜ! 折角の面白いイベントだから、楽しまなきゃそんだぜ」
窓の外から聞こえてくる祭囃子の音。お盆の時期に行われる盆踊りが今宵行われるのだ。
「そうですね。そのために私たちも日本さんのおうちに来たんですもの。
あ、ジャンヌさんは私が浴衣着付けてあげます。フラン……ふふっ、ふ、フランスさんはお願いします」
できる限り目に入らないようにしていたのだが、名前を出すと同時に視界に入ってしまい、再び噴出してしまう。
笑いすぎてもう腹筋が痛い。その場から逃げるように、ジャンヌの背中を押し、隣の部屋へと消えていった。


「さて、フランスさんの着付けですか。あまり面白みもありませんが」
ため息混じりに箪笥の中を探り、一式の浴衣を取り出した。
質素ではあるが、決して地味ではなく、まさに粋というものだろう。
「そーいうのがあるんだったら、さっさと出せ! 絶対この服嫌がらせだろ。俺に恨みでも…」
「恨みが無いと言い切れますか?」
にぃーっこりと微笑む日本に、フランスは言葉を失った。
日本には確かに色々やった。無茶な事もやった記憶はある。
「……あー、すみません。ごめんなさい。この服貸してくれただけでも嬉しいです」
涙をだくだくと流すフランスに、日本は勝ち誇った笑みを浮かべたのだった。

548〜祭囃子(6/12)〜:2009/08/02(日) 23:09:35 ID:UAMFVvxJ
「つまらない男性の着付けは置いときまして……ジャンヌさんは着替えられたでしょうかね」
耳を澄ませば、和やかな女性の会話が聞こえる。

「ちょっ、何ですかこの鎧は! 締め付けないでくださ…やっ」
「そんな声出さないでください。気が抜けますよ。帯はしっかりと締めないと型崩れしますから」
「なるほど、これならば刃物は通りませんね」
「どんな敵と戦う気ですか。じゃ次はお化粧です」
「化粧はいりません。戦う時にそんなものは」
「あーもう、だから戦うわけじゃなくて! もーいいです。勝手にやりますから。紅さしますよ」
「……んっ、あんまり美味しくないです」
「舐めないでくださいーーっ!!」

楽しそうな女性二人の声に、男達は生唾を飲み込んだ。
「……これは覗けということだよな」
フランスの言葉に、一同は頷いて。
襖を開けようと手を伸ばし。

「お待たせしました。出来上がりですってアレ?」
勢いよく開いた襖に吹っ飛ばされたフランスを、不思議そうに眺める台湾。
「何転がっているんですか? それ、この国の礼儀の一つですか?」
手を差し伸べられ、フランスは手をとり……かけて、動きが止まった。
するりとした肢体を覆い隠すさわり心地のよさそうな生地。
全体に和風にアレンジされたユリの花が描かれ、赤い帯が程よいアクセントになり、全体を引き立てる。
短い髪にも、アイリスの髪飾りをあしらえており、青いビーズが動くたびに神秘的な色で光った。
露出もくびれも少ないのに、何故か思わず目を奪われる。
自然な化粧を施された顔。唇にさされた紅が目を引き。

「どうかしましたか? あ、もしかしてやっぱり変ですか。
台湾さん、やっぱり私にこんな綺麗な服は似合わな……」
「似合ってる。こう華のように……あーもう畜生!」
いつもは自然と出てくる誉め言葉が出てこない。
取って返そうとするジャンヌの手をしっかりとつかみ、視線を逸らして頭をがりがりとかく。
まるで思春期真っ盛りのような反応のフランスと、いまいち現状がつかめていないジャンヌ。
滅多に見られぬ光景に、見守る者たちは生暖かい目を向けていた。
そんな視線に気がついたのか、フランスの顔が赤く染まる。
目線を落とし、うつむいた状態でジャンヌの手を引っ張り、外へと向かう。
もう祭囃子は賑やかな温核を奏でていた。
広場に続く道には人々の群れ。この中にまぎれてしまえば、あの視線からは逃れられる。
足早にその群れの中へと紛れ込み。

「若いっていいですねぇ」
にこやかに手を振って見送った日本がぽつりと呟いた。
549〜祭囃子(7/12)〜:2009/08/02(日) 23:10:24 ID:UAMFVvxJ
「ちょっ、い、痛いです。フランスさんってば」
人ごみの中を黙々と歩いていた彼の耳に、少女の声がやっと届いた。
慌てて振り返り、手を離す。
今、気がついたが、ずっと彼女の手を強く握り締めていたわけで。
途端に顔が熱くなる。
手どころか、女を何人も抱いたこともあるくせに、彼女といると青臭い感情が溢れてくる。
まともに彼女の顔も見れそうに無い。

「すまない。あーっと……その」
言い訳でも愛の言葉でも馬鹿な台詞でもいい。何か口にしないといけないと思う。しかし、中々言葉にできなかった。
二人の間に沈黙の時が流れ。

あまりにも動きの無い彼女に気がつき、ちらりと見る。そして苦笑。
彼女はきらきらとした目で屋台を見つめていた。視線の先にはわたあめ。
彼の袂を握り、数回軽く引っ張ると首をかしげた。
「あの雲みたいなのなんですか? わっ、皆あの雲食べてますよ」
年頃の少女らしい輝いた瞳。あの戦いの中では決して見られなかった自然な笑顔。
そんな姿に肩の力が抜けた。力が入りすぎて、こんなにぎくしゃくして。

「よっしゃ、お兄さんが祭りの楽しみ方を伝授してやる。ついて来い」
もう一度、彼女の手を握り締め、満面の笑みを向ける。
「あ、はい、フランスさん」
「ちっちっち、今日はフランスと聖女じゃなくて、一般人の……そうだな。
お兄さんの事はフランシスとでも呼んでくれや」
フランスによくある名前を出してみる。
不思議そうに彼の顔をじっと見つめ、
「フランスさん何を言って……んっ」
素早く唇を奪う。顔を赤らめる彼女に、彼はにっと笑いを浮かべた
「俺はフランシスだ。これから間違えたら唇奪うからな。じゃ、行くぞ! ジャンヌちゃん!」
いつもの調子で駆け出すフランスに、戸惑いながらも、楽しそうな笑みを浮かべるジャンヌ。
そして、二人のお祭りは始まった。


「ふぁ、この雲甘いです。ふわふわで甘くて」
「どれ。ん、確かに甘いな」
ほっぺについたわたあめを唇で拭って、彼女を赤面させてみたり。

「チョコバナナチョコバナナハァハァハァ」
「……フラン……フランシスさん、ちょっと視線が卑猥です」
チョコバナナを食べる彼女に興奮し、軽く頬をつねられたり。

「あの子がいいです」
「よっしゃーまかせておけ! 可愛い子を釣るのは得意だ」
「……可愛い子を……ですか」
金魚すくいで、思わずいつもの調子で馬鹿を言ってしまい、少し冷めた瞳で見られてみたり。

「………………」
「………………」
型抜きに、二人とも思わず無言で集中してみたり。
550〜祭囃子(8/12)〜:2009/08/02(日) 23:11:01 ID:UAMFVvxJ
「次はあそこに……つっ」
はしゃいでいた彼女の動きが止まった。眉を潜め、足元を見つめていた。
下駄の鼻緒に滲む赤。歩きすぎて靴擦れをおこしたのだろう。
「ジャンヌ、足……」
「いいえ、大丈夫です。気にしないでください」
強がりの笑み。昔見た笑顔。あの時に、その笑みに隠された本音を理解できていれば。
「たくっ、今日は聖女でもなんでもねぇ。普通の女の子なんだから、もう少し俺に頼れ」
痛みに健気に耐える彼女を抱きかかえた。
最初は何が起こったかわからない顔。そしてすぐに現状を把握した。
「ちょっ、フランスさん! 離して……んっ」
唇を重ねる。両頬、おでこにもキスを落とし、
「フランシス……だろ。じゃ、おとなしくしてろな」
周りの視線や野次など気にせず、彼は優雅に彼女を抱きかかえ、人ごみを避け、歩いていった。


神社の境内に彼女を下ろした。
祭りの喧騒ははるか遠く。虫が鳴く音と、木々がこすれる音が響く。
「あー、もうこんなになるまで我慢しやがって」
下駄を脱がし、傷跡に眉をしかめた。
しゅんと肩を落とす彼女の頬にキスをする。
「そんな顔すんな。俺は怒っているわけじゃ……あ、いや、ここは怒っているという事にしておくか」

傷を負った足に唇を落とし、舌を這わせる。
ぴくりと反応を見せる彼女を、上目で見つめ、更に指先をしゃぶる。
「や……んっ、そんな汚い…ふぁ……ん」
唇をかみ締め、声を押さえようとしている彼女がとても愛おしい。
「我慢すんな。もっと可愛い声聞かせてくれ」
裾から見え隠れする健康的な足を指でなぞりあげる。
身もだえする彼女の首元に吸い付く。虫刺されのような赤い痕がぽつりと残った。

「あの、そんな所は怪我してな……ひゃっ」
「いいんだよ。おまじない。痛みが無くなるおまじないだ」
何度目かの唇へのキス。
何度キスをしても、何度でも顔を赤らめ、恥らってくれる。それが嬉しくて何度も唇を奪う。
硬く閉じる唇を舌で割って入り、逃げる彼女の柔らかな舌を絡め、吸い上げる。
慣れていないはずだから、一度唇を離し、深呼吸させ、また唇を重ねた。
唇を重ねたまま、腿を撫でる手を徐々に腰、そしてその上まで移動させていき……動きが止まった。
あるはずのものが無かったから。

「えーと、もしかして下つけてない?」
和服の下には下着をつけないという噂は聞いたことがある。
でも、それはいわゆる都市伝説だと日本に窘められた事があった。
「ふぇ? 下って……下着ですか? 台湾さんが『ユカタ』の場合はつけないといわれたので……間違っていましたか?」
「いや、間違っていない。個人的にはばっちこい! つか、ノーパンノーブラであんなにはしゃいでたのか」
「しきたりならば仕方がないと。少し恥ずかしかったですけれど……」
ちらりと彼の顔を見て、すぐに視線を逸らす。
「でも、何かあったらフランス…フランシスさんが守ってくれますよね。今日は国と戦士ではなく、普通の男女なんですから」
今度は彼女から唇を合わせてきた。本当に唇を重ねるだけのキス。
「……名前、間違えてしまいましたから」
すぐに唇は離れ、照れた笑みを浮かべる。
551〜祭囃子(9/12)〜:2009/08/02(日) 23:11:45 ID:UAMFVvxJ
押さえつけていた最後の感情が音を立てて崩れる。強く彼女の身体を強く抱きしめ、
「ちくしょう! もっとロマンティックにお兄さんの色気を味あわせてやろうと思ってたのに!
完全に俺の完敗だ」
荒々しく口内を蹂躙する。何度目のキスだろうとか、
まだキスしかしてねぇのに、何でこんなガキみたいに興奮してるんだろうなとか思いながらも、動きはとまりそうにない。

唇から、首筋、胸元を通り、柔らかな膨らみへとたどり着いた。
昔は鉄の鎧で押しつぶされていた胸。今は薄い布に押しつぶされている。
襟元を開き、白い胸を解放する。手にぴったりと収まる乳房。少し動かせば、手の中で自由に形を変える。
触るたびに胸の突起が熱を帯びているのがわかった。
つんと立った突起を口に含み、転がす。
ほんのりしょっぱいのは、先ほどまではしゃいでいたせいだろう。
谷間に顔を埋め、一呼吸。彼の吐息が敏感になった肌に刺激となり、小さな甘い声を上げた。

「全く、可愛いすぎだ。卑怯なぐらい」
ため息交じりの言葉に、彼女は照れた笑みを浮かべてみせる。
浴衣をめくりあげ、蜜をこぼす秘所を月灯りにさらす。
青白い光の中、蜜を溢れさす淡いピンクの花。それは何かに似ていて。
「牡丹……か」
日本の家で見た美しい花を思い出した。
花弁についた雫を指で拭う。
「…ふぁ……ん…」
甘い蜜と共に溢れ出す声。濡れた花弁を掻き分け、指を進入させた。
熱さが指を伝い、頭へと叩きつけられる。引き抜こうとしても、指を強く締め付ける感触。

「……もう我慢できない。入れるぞ」
気のきいた台詞すら思いつかないほど、彼女の身体に夢中になっている。
何世紀も会えず、恋焦がれていた少女に触れられる幸福感。
浴衣の隙間から熱くたぎったモノを取り出し、横たわる彼女に口付けをしながら、ゆっくりと中へと進入させた。
痛みに耐える姿を見たくないから、静かに。唇から絶え間なく快楽を注ぎ込み。
硬い蕾を無理に開かせるのは容易いことではない。できる限り、自ら開かせるよう、全身を使い快楽という水を与えていく。
結合部が濡れた音を立てる。
「…あぅ…フランスさん、フランスさぁん……」
痛みに耐え、腕を伸ばし、彼の抱擁を求める少女を優しく受け止めた。
まだ満開には程遠いが、徐々に蕾は開きつつある。
552〜祭囃子(10/12)〜:2009/08/02(日) 23:15:45 ID:UAMFVvxJ
「フランシスだって……ま、もういいや」
腰を動かしたい欲望をどうにか押さえつけ、彼女を膝の上に誘う。
階段の上では彼女の身体に負担がかかるから。
強く抱き合い、しばらく動きを止める。耳元にかかる彼女の吐息がくすぐったい。

「そういえば……ここって神社なんだよな。日本の神が住む家のようなもん。
確か『イザナギ』とか『イザナミ』とかが住んでるらしいぞ。
こんなとこでヤるだなんて……俺らなんて背徳者なんだろ」
本殿へと続く石段の途中に腰掛け、神に見せ付けるよう身体を合わせる。
頭に最期の声が蘇る。神に助けを求め、神に見捨てられ、それでもなお……

「もう神なんかにお前をやるもんか」
瞳に宿る冷たい光。彼女の奥深くに押し付け、刺激を求めた。
彼女の腰を抑え、強く奥深くまで。壁に当たったら身体を抱き上げ、摩擦による感触を味わう。
一度二度は理性があった。彼女の表情を見る余裕があったから。
膝の上で舞い踊るしなやかな裸体。
引き締まった身体に、揺れるたびに形を変える胸。
薄い金色の髪をなびかせ、甘い声をかすかにあげる。
「フランスさんフランスさんっ! やぁ…お願いしますっ! ぎゅっと…ぁ…捕まえておいてくださ…ふぁ」
「もう離さねぇ。お前は俺のもんだ」
重なり合う肌。絡み合う腕。響き渡る声。
聖域で淫靡な事を行う背徳感に、限界を知らぬ男女の享楽的な感情が高まり。

「――いくぞっ!!」
「怖い怖い…フランスさぁんっ!!」
背中に回る腕。襲い来る快楽の恐怖に、彼の肌に爪が食い込む。
小さく身体を震わせ、逆に甘い声は聖域に響き渡り。
奥深く、聖女と呼ばれた少女の中に穢れを放つ。
頭に聖女を汚してしまったという罪悪感が生まれもしたが。

「……罰あてるんだったら直接来い。あいつを裏切った神の元に無理やり案内させてやるから」

視線の先の荘厳なる佇まいを睨みつける。
恨む相手は違うとわかってはいる。大きくため息を一つ。
震える彼女の身体を抱きしめると、肩の力が抜けた。
柔らかな身体を自分の上に横たわらせる。青白い月の光が彼らを包み込み……
553〜祭囃子(11/12)〜:2009/08/02(日) 23:16:55 ID:UAMFVvxJ
「何やってんだ? ジャンヌ」
乱れた浴衣の胸元を隠しつつ、本殿に向けて祈りを捧げている少女に声をかけた。
しばらく祈りを捧げた後、振り返って早足で駆け寄ってきた。石段に座り込んだ彼に寄り添って座る。
「いえ、この神様にお詫びを。おうちでこんな事しちゃいましたし」
「真面目過ぎだ。もう少しお兄さんみたいに気楽に考えなきゃダメだぞ」
おちゃらけて唇を重ねようとし、彼女に鼻をつままれた。
「フランスさんが気楽過ぎなだけです。もう少し真面目になってください」
子供を叱るような表情。だが、すぐに笑みに変わり、二人顔を見合わせ笑い始めた。
お返しとばかりに、彼女のほっぺを軽くつまみ、子猫のじゃれあいのように肌を重ね、唇を重ね。

「……そういえば、これからどうしましょうか」
彼女の言葉に、彼の視線が泳いだ。
乱れた浴衣を直せる者はいない。そもそも着付けも日本と台湾にやってもらったのだから、元の構造など覚えてもいない。
胸元は大きくはだけ、帯はくずくず。大事な所をどうにか隠すぐらいにしか役に立っていない状況だ。
さすがにこの状況で街中を歩くわけもいかない。
かといって、替えの服があるわけでもないし。

「さて、どうすっかな……ん?」
月が一瞬陰った。空を見上げる。降ってきそうな星空。そして本当に何かが降って来た。
ひらひらと風になびく布のようなもの。それらは彼らの前に丁度着地した。
淡い色をしたシンプルな服が二着。男物と女物の服。
身体に合わせてみると、測ったかのように二人にぴったりだった。
「あーと、これは天の恵みって奴だよな。よし、これ着て帰るか。
……ジャンヌ、着替えさせてやろうか? ハァハァハァ……ぐっ」
「結構です。一人で着替えられますから」
息を荒くし、迫ってきたフランスを押しのけ、彼女は木陰に隠れ、着替えをはじめた。
「ぶー、裸ごときじゃ恥ずかしがるような仲じゃねぇだろ。もっと凄いことをぐはっ」
彼の頭に女物の下駄がクリーンヒットし、境内に軽快な音が響き渡る。
倒れこむフランス。慌てて駆け寄り抱き起こすジャンヌ。
倒れたふりをし、膝枕に鼻の下を伸ばす彼を、もう一度石畳に落とし。

――楽しそうにじゃれあう二人を見ていたのは青白い月と……そして――



「今頃はお楽しみの頃ですかね」
金魚すくいに夢中になっている韓国と香港を見守りながら、日本はぽつりと呟いた。
くじで当てた巨大キティちゃんに頬ずりしている中国を、蔑んだ瞳で見ていた台湾が首をかしげる。
「なんの事ですか?」
「いえ、何でもないです。若いって素晴らしいですね」
その『若い』が韓国と香港を指していると判断したのだろう。深くは気にせず、二人の金魚すくい対決に目を向けた。
途中、思い出したかのように台湾は日本に耳打ちする。少々頬を赤らめて。
「そういえば、ジャンヌさん、日本さんに言われたとおり、下着をつけさせなかったですけれど……本当によかったんですか」
「GJ」
親指を立て、一言だけ。それだけで、台湾は満足だ。
満面の笑みを浮かべ、再び金魚すくい対決を見学……いや、生き生きと乱入し始めた。
わいわいと騒ぐ一同から少し離れ、空を見上げる。月明かりが気持ちよい。
「やっぱりお祭りはいいですねぇ」
554〜祭囃子(12/12)〜:2009/08/02(日) 23:18:13 ID:UAMFVvxJ
――楽しい時はあっという間に過ぎるものだ。
今日は送り盆の日。彼女との別れの日だ。
慌しく準備する日本をぼんやりと眺める。彼女の手をぎゅっと握り締めて。
「……このまま、ここに……いや、なんでもねぇ」
その言葉を口にしてしまったら、彼女と過ごした数日が意味をなくしてしまう。

「また……会いに来ますよ。寂しがりやのフランスさんに会いに」
彼女から唇を合わせてきた。軽いキス。それで十分。
「そうだな。これ以上は来年の楽しみという事で」
お返しに手をとり、甲に唇を落とす。
「さて、そろそろお時間のようです。お迎えが見えました」
日本の言葉に空を見上げる。黄昏てきた空に牛が舞い降りてきた。
紫の光を放つ牛。きっとそれが彼女のお迎えなのだろう。
「ちぇ、んじゃまたな。ジャンヌ」
腰をつかみ、抱き抱えて牛の上に乗せる。ひらひらと手を振り、
「はい。また会いましょう」
背中に乗せられたジャンヌも笑顔で答える。
牛はひずめで地面を蹴り上げ、ゆっくりとゆっくりと空へと舞い上がり、光の中に消えていった。
あまりにもあっさりとした別れの仕方。
何か言葉をかけようと、日本は彼の顔を見て……言葉を飲み込んだ。何の迷いも後悔みないさっぱりとした顔。
ゆっくりと首を横に振り、一緒に空を見上げる。
しばらく彼女が消えていった空を見つめ、静かな笑みを浮かべ、日本に背を向けた。
手を振り、歩き出す。
「じゃあな。ありがとな」
短い言葉に込めたたくさんの感謝の気持ち。
それだけで、日本には十分。
積み上げたオガラに火をつける。立ち上る煙が空に舞い踊る。
「……さてさて、お世話になったお母様とお父様にお礼しないといけませんね。
あの二人の機嫌を損ねると大変ですし」
大きく背伸びをし、夏の行事であるお盆は終わりを告げた。


――そして――
「あの時はお騒がせしました。……え? フランスさんがそんな事を。まあ、予想はしていましたが。
本当にすみません。お父様とお母様にはご迷惑を……
……えーと、彼らを見てムラムラきた……ですか。それならばお二人で。
私は参加しませんよ。身体の方はもうがたがたで。
乱れた浴衣で街を闊歩させても良かったのかって……あの服はお二人のご好意だったんですか。
だーかーら、私はお二人と遊ぶ体力は。
あー、そんな泣かないでください、黄泉国に家出してやるって……お父様も睨まないでください。
うわっ、桃やら葡萄投げないでくださ……痛いです。
わかりましたよ。今夜だけですからね。
手加減してくださいよ」

ある神社の前で日本は、誰かと話をしているかのように何かを呟き、本殿の中へと入っていった。
布ずれの音。吐息、甘い声が境内に響き……

次の日、ひどくやつれた日本が本殿から出てきたのは些細な話だろう。
555名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 23:19:06 ID:UAMFVvxJ
以上。
最後の日本のは……
ご察しください。妄想で保管してくださいということで。
しかし、これも一種のCPに入るのかな?
556名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 23:20:43 ID:G2/464k7
仏ジャンGJGJGJ!!!!!
蛍光ピンクのTシャツフランス考えたらによによしてしまったwww
ジャンヌたん可愛い…浴衣いいな!
557名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 23:31:17 ID:/ScO6H+U
GJ!
兄ちゃん思いが遂げられてよかったよ。
笑えるのに切ないのが美味しすぎるぜ。
お盆って考えると七夕より再会できる確実性が高いな。

そして爺…喰われたか…お疲れ様でした…
558名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 00:25:20 ID:fMV2gScQ
GJ。
ジャンヌかわえええええ
青臭いフランスにニヤニヤがとまらないw
日本の両親は…そうか。国作った人たちだもんなあ
559名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 00:42:06 ID:SrYMm81f
ごっじょぶすぎる
丁寧な描写で読み易かった
青臭い兄ちゃんも良いし何よりあの子がすごく可愛いなあ
良いもの読ましてくれて有難う
560名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 02:26:32 ID:zelbJCSH
良かったよ
GJ
561名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 16:58:35 ID:ElCuRv6c
本家言わざるを得ない

( ゚∀゚)o彡゜おっぱい! おっぱい!
562すーさんとうくのゆるい夏−1:2009/08/03(月) 18:36:01 ID:1sEpzTrb
したらばですーさん、うくっぺな二人に会いたいと言ってくれた人が居たので乗ってみた。

【メインCP】 スウェーデン×ウクライナ
【傾向】 ゆるゆるいちょいちょしてるだけ。
【その他】 スーさんキャラ崩壊。スローセックスというかポリネシアンセックスっぽいのを目指した。
     ほんのりギリシャ登場。
     


えーっとウクライナです。
夏になりました!
今、ギリシャです。クレタ島。
マリアっていう、綺麗なビーチでスウェーデンさんと二人でのんびり海を眺めながら散歩しています。
散歩していたんですが…今スウェーデンさん、熱中症で延びてます。

二人で砂浜をのんびり歩いていたら、いきなり倒れちゃいました。
いきなりどっしゃああ!!って砂煙が舞い上がった瞬間、すいませんパニック起こしちゃいました。
北欧の人って本当に…キツい日光に弱いんですねえ…

…という訳でビーチで看病中です…だって動かせないし。
膝まくらしてるんですが顔、真っ赤…可愛い。
思わず、ちゅっとおでこにキスしちゃいたくなるなあ。


なんでこんな事になったかと言いますと、スウェーデンさんとお休みがあったので、バカンスだーと言う事でやってきましたクレタ島。
トルコさんちのリゾートホテルもいいなと思ったんですが、お金が厳しいので安くてのんびりできて邪魔が入りにくそう…なところで。

1日目にギリシャくんに案内してもらって、お母さんの遺跡巡り。
2日目は、2人で美術館や街をぶらぶら。
何をするって訳じゃないけど、ただ二人でこうやって普通に過ごせるって幸せ。
まあ、夜は言わずもがななんですが…
中々会えませんので、嫌でも燃えあがるというかなんというか。あははは。

たった1週間のバカンスの間にどれだけやれるか耐久レース、…というかまあ、はい…
時間を埋めるためにがんばりすぎたのと、この地中海の直射日光にやられてスウェーデンさん、3日目で倒れちゃいました。

で、何とか岩陰まで無理矢理移動してきました。
砂浜にスウェーデンさん引きずった跡がついてるのはご愛嬌という事に…
そこで、今膝枕しながら海をぼんやり見ています。
本当に真っ青のコバルトブルーの海。綺麗。
その海を眺めながら、日本さんに貰ったSENSU?っていうので膝の上のスウェーデンさんを扇いでます。
これ、コンパクトで便利で可愛いですね。

…こんなにゆったりとした気持ちでと景色を眺めているなんて何時以来だろ。
スウェーデンさんと居るからかな?
563すーさんとうくのゆるい夏−2:2009/08/03(月) 18:36:41 ID:1sEpzTrb

「スウェーデンさん?涼しいですか?」
「…ん、すまんの…」
持っていたミネラルウォーターで湿らしたハンカチを額に当て扇子で扇ぐ。
膝の上の頭もだが、スウェーデンの体全体が熱を帯びている。
かなり苦しいのだろう、たまに「ふ」と息をつく。

(…そのふせた目で苦しげな姿にもなんとなく欲情しちゃうんですが。)
そんな事を思いつつも、口には出さずにウクライナは扇子でスウェーデンを扇いでいた。

本当はホテルに戻って冷房の効いた部屋で水分を取らせるのが一番なのだろう…が、スウェーデンを担いで歩ける自信はない。
(ギリシャくん呼べばいいんだろうけど…)
ふと自分の膝に頭を乗せているかなりプライドの高い恋人を見やる。
(多分、嫌がるだろうな。…まあいいか。)
眼鏡を外して、目を瞑るスウェーデンを扇ぎながら、ウクライナは微笑んだ。
波の音が響く。ウクライナは岩にもたれ遠くを見た。
(こうやっていられるの中々無いよね。)

穏やかで静かな時間が二人を包む。
「そうだ、お水…飲みます?」
ウクライナが訊ねると、小さな声で「ん」とだけスウェーデンは返す。
ペットボトルの水を口に含み、くっと屈んでスウェーデンに口移しで飲ませる。

こくん、こくんと喉から響く音。
口の端からつうっとこぼれた水が、スウェーデンの顎を伝う。

(…音だけでもどきどきするんですけど。)

思わず熱っぽい目でスウェーデンを見つめてしまう。
けど、今のスウェーデンさんには無理だよねと、飲ませ終わって顔を離しながらウクライナは小さくため息をつく。
まあ誰が見ているか解らないビーチで致すのもどうかと思うし。
下を見ればスウェーデンが薄く目を開けている。
「…眩しいですか?」
「…ん、ま…な…」

その時、頭に手が回って、もう一度顔が密着させられた。
唇を割って入り込む舌。
「ん、ふ…ん!」
ウクライナは抵抗するにも、頭をがっちり押さえ込まれ身動きが取れない。


(…こいつは天然なんか腹黒なのかわがらん…)
キスしながらスウェーデンは考えていた。
こいつは自分の体を案じながらも、思いっきり挑発していないかと。
はっきり言ってかなり体は辛い。
頭はぼんやりするし、体はじっとりと重い。
しかし、顔の横にのしかかる様に胸を密着させられ、口移しで水を飲まされ…
その上、物欲しげな目でじっと見られてはさすがのスウェーデンも理性を吹っ飛ばすというか。
今朝も出かける時の事だった、ホテルを出る時のウクライナの格好が…そもそもスウェーデンがぶっ倒れる原因の遠因だった。
564すーさんとうくのゆるい夏−3:2009/08/03(月) 18:38:30 ID:1sEpzTrb

…ホテルを出る時のウクライナの格好がリゾート仕様だったのだ。
その格好は、ホルターネックの明る目のワイン色のビキニのブラとホットパンツだけ。
ばいーんと露骨に谷間が見えている。
「えへへ、新しいの買っちゃいました!普段できないですし〜♪リゾートって感じじゃないですか?」
ホットパンツの腰からは…ビキニの下がちらりと見えている。
「どうです…か?」
下から覗き込まれ、谷間(自分が付けたキスマーク付き)が目に入る。
表情は変えず、取りあえず「ン。」とだけ呟く。
(めんげえけど…)
手を引いて、部屋を後にする。
(その格好で外…でるん!?)

別に誰でもしている格好だし、海に行こうとも思ってはいた。
街を歩けばそんな格好の女は腐る程いる。
そうここはクレタ島。
世界有数のリゾートだ。
自分もシャツに海パンのみのラフなスタイル。
ビーサンに水着にホットパンツのウクライナ。
…これはある意味、大量破壊兵器。

普段の彼女の格好とは雲泥の差。
そして自分はそのうす布の向こう側も堪能させてもらってはいる。
(リゾートつうのはここまで人を解放するべか…)
嬉しい様な切ない様な、複雑な気持ちでスウェーデンは手を引いて歩く。

しかし、ビーチまで行くまでの道のりの男達の目、目、目。
どどいんとそびえる胸、白い肌、滑らかな曲線を描く腰、程よい肉付きの足…
正直隠してほしい所を隠そうとせず、堂々と晒して歩いている。
目のやり場がないというか、嫌でも惹き付けられるというか…

(普段出来ねぇとか言う問題でねえべ。自分のこと、わかってやってんのかどうか解らん…)

スウェーデンは意図的に威圧感を振りまきつつ、ウクライナのガードを必死でする。
ここまで必死になったのはグスタフ2世かカール10世が大暴れしてた時以来だと思うくらい必死にガードする。
この二人が国家だと知らずにナンパしてくる野郎共も多数。
そこら辺を歩く男全てがイタリア兄弟かフランスに見えてくる。
威圧感を放つのにもそろそろ疲れて来た…

「ウクライナ…着ろではー。」
自らのシャツを脱いで、ウクライナに着せた。
スウェーデンの大きいシャツに、ウクライナの上半身はすっぽりと包まれる。

「日ぃ焼けっぞ。」
「…スウェーデンさんも…焼けちゃいますよ?」
少し焼けた赤い顔で見上げられた。

–珍しく嫉妬に滾るこの心のうちは、なるべく見透かされたくない。
そう、隠せる所だけでも隠してしまいたい。
「俺は大丈夫だで、おめがきとれ。」
そういってギラギラと照りつける太陽の下、自分は上半身裸のままウクライナの手を引いてまた歩き出した。
帽子も何も被っていない。
そして腕を搦ませてくるウクライナの胸が腕にばいんばいん当たってくる。
(これはやべえぞ…)
ガンガン襲い来る日光、体に当たる生乳の感触、街行く人の視線。
それらに気を配っている上に、蓄積された疲労…
…それでは倒れてしまっても仕方ない状況であった…

スウェーデンはくらくらしつつも何とか歩き続けた。が、限界は唐突にやってくる。
565すーさんとうくのゆるい夏−4:2009/08/03(月) 18:44:00 ID:1sEpzTrb


そして舞台はまた岩陰にもどり。
「ふ、ん、ちゅ…す、ウェ…」
前屈みになったまま続くキス。
さわさわと延びる手は、ブラの隙間から乳首を攻められ、体から力が抜けて行く。

(こ、この人熱中症じゃないの?なにこの力????)

なんとか口を離し、体も離す。
「す、うぇーで…」
「ん?」
スウェーデンは起き上がってウクライナを見ている。
まだ赤く少し浮かされている様な表情の彼の顔を見た。
「体…辛くないんですか?」

何も言わない。
無言を貫いている。
(そう言うキャラって解ってても、こういう所がずるいとタマにおもってしまうんですが…)

すっとウクライナに近づくと耳たぶを甘噛みする。
甘えた子犬の様に、耳を舐められて、そのまま顎を舐めもう一度、深くキス。
「…ん!」
少し赤くなるウクライナを見て、スウェーデンは低い声で囁く。
「…一回だけ…の?」
(–ここまでされて、この声が耳元で響くとスイッチは嫌でも入るんですけど。)

「そこまで動けるんだったらホテル帰りましょう?」
一度だけ言ってみる。
体に障るまで無理させるつもりも無いし、そこまではウクライナも望んでいない。
スウェーデンは無言でじとっとした視線でウクライナを見る。

(…無言は嫌だなんだよなあ。)
ウクライナはふうっとため息を吐くと、頬にキスをした。
そして耳元で囁く。
「一回だけですよ?終わったらホテル帰りましょう?あと…」
「あと…何だべ?」
ウクライナはにこっと笑ってスウェーデンの顔を見る。
「動けなくなったらギリシャくん、呼びますからね?」

スウェーデンはウクライナを膝に抱き、そのまま胸に顔を埋める。
そして聴こえるか聴こえないか位の声で「それは勘弁してくんろ…」と呟いた。

その様子をみて、ウクライナは少し微笑む。
まあ、何とかなるかと思わないとね、と考えるしか無い。
口数の少ない、何を考えているのか解りにくい人がここまで甘える姿は愛しいし、何しろ珍しいから。

ウクライナはなるべく彼の負担にならない方法を考えながら、スウェーデンの頭を抱え込む。
はっきり言って外気温も暑いし、彼の体も熱い。
ホットパンツを脱いで、水着だけの状態になる。
脱水症状を起こされては元も子ない。
スウェーデンの膝の上に座り、首に手を廻す。
熱を帯びた体に、額に滲む汗。
いつもと全く様子の違う彼に不安を覚えるなという方が難しい。

「本当に、大丈夫ですか?」
「ん。」
566すーさんとうくのゆるい夏−5:2009/08/03(月) 18:46:04 ID:1sEpzTrb
(…はぐらかされた…)
少し口を尖らせるウクライナ。
そんな彼女を無視して、スウェーデンはくっと首の後ろの結び目をくわえると、器用に口でほどく。
はらりと落ちる水着。
ちゅと音を立てて、首筋にキス一つ。
ウクライナもお返しに鎖骨にキス。
お互い手を腰に回して、ゆるゆると舐め上げ、そして舌を搦ませ合う。

そして只抱き合ったまま暫く波の音に耳を傾けていた。
熱を持った体が密着して、溶けて馴染んで行く様な気分になる。
いつの間にか心臓のリズムが一緒になった様な錯覚。

「スウェーデンさん…」
「ん?」

「…こうやってるだけで幸せなんですが。」
ウクライナが呟くとスウェーデンが頭をさわさわと撫でる。
「もっとえがようにすっぺ。の?」
顔を撫でるとすこし熱が引いた様な気もする。

「一回だけですよー」
そう言って水着のショーツを脱いで、砂浜にお互い横たわる。
後ろ抱きに抱きしめられ、首筋に感じるスウェーデンの息に体の真ん中がじんわり熱くなる。
大きな手で、柔らかく胸を愛撫されると思わず声が出た。
少し日に焼けて、いつもより赤みを帯びた肌が更に赤く色づく。
ぐっと足を割り入れられて、手が下半身に伸びてつつっと割れ目をなぞられるとくちゅくちゅ音が響く。
足を伝う、愛液の感触。
(…ああ、もう。)
頭の後ろの意地悪い雰囲気に、ウクライナはため息を一つ。
「準備できてっじゃねか?」

…正直、最近ナニされてもすぐ濡れちゃいまして。
ええ、わかってます。言わないで下さい。頭の後ろで楽しそうな雰囲気出さないで下さい。
いつもは威圧感しか出さないくせに。こういう時ばっか。
ていうか、あなたが原因なんですよ。スウェーデンさん…

とウクライナがむくれていると急に抱きしめられる力が強くなる。
「ん、…っふあ!」
ぐっとスウェーデンが中に入り込んでくる。
後背位のまま、ぐっと中に押し込まれた。
思わず弓なりに反ってしまう。

「ふ、かぁ…」
「声、あんま出すな?人いるかもしんね?」
「あ、は…い…」
耳元で囁かれる低い声にぞくっとする。
腹の中を満たす熱さに、体の外も中も溶けて一緒になってしまいそうな感覚に包まれる。
「暫く…動かないで下さい?」
「…ええけど、なして?」
567すーさんとうくのゆるい夏−6:2009/08/03(月) 18:47:10 ID:1sEpzTrb

ウクライナは少しのけ反って、スウェーデンに囁く。
その時、きゅっと膣が締まり、スウェーデンは少し顔をしかめた。

「気持ちいいんです、なんか…一つになれてるって感じで…」
抱き合って、触れている所全てが馴染んで行く様な気持ちよさをスウェーデンも感じていた。
「ん、だな。」
もう一度ぎゅっと抱きしめる。

ただ、只繋がっているだけ。
スウェーデンは自分を気遣ってなのかと思っていた。
でも、ゆるゆると暖かい粘膜の心地よさにじんわりと快感が開かれていく。
少し腰を動かすだけでも、吸い付く様に襞が自分を包み込む。
(…柔らけぇし温けぇ…)
スウェーデンは目を瞑って、ウクライナの耳の裏にキスを落とした。
彼女も彼女でほんの少しの衝撃に、ピクッと反応する。
その度に緩やかな快感が波の様にやってくる。

「だな、暫くこのままでおるべか。」
「はい…」

二人で繋がったまましばらく、波の音に耳を傾けていた。
だんだんと心臓のリズムが同じになって行く。

響く波の音。
海辺の少し湿り気を帯びた空気。
心地よい太陽の光。
とくんとくんと響く互いの心臓の音。
媚薬の様な汗の匂いに微睡む。
緩やかで穏やかな時間。

激しくて、何もかも忘れられるセックスじゃない。
でも心も体も、ゆるゆると解放されて行く様な気分。
フワフワとした快感の花が体中に咲き始める。
少し動くだけで心地よい快感がぽわんと音を立てる様に弾けた。
その度にお互い少し笑ってキスをする。
向かい合ったり、後ろから抱きしめられたり。
激しく動かなくても少しずつ快感のポイントを探り合う。
その内、触れている所全てが感じ合い始めた。
互いの体の熱が、周りの雰囲気がお互いの境界を溶かして行く様な感覚を二人は共有する。

ただ、ただ気持ちいい。
繋がってからどれだけ時間が過ぎたか解らなくなる。
少し日が陰った様な気がした。

(…こんなのもいいなあ…)
蕩けた頭でウクライナが考えていたら横抱きのまま、急に片方の足がぐっと持ち上げられる。
「え?」

みればスウェーデンは真っ赤な顔。
「え、あ、脱水症状ですか???」

ウクライナは自分の中の熱が更に熱さを増して、堅くなって行くのにすこし寒気を覚えた。
568すーさんとうくのゆるい夏−7:2009/08/03(月) 18:49:46 ID:1sEpzTrb

「悪ぃ。もう無理だべ…」
ウクライナが正気に返りかけ、言葉をかけようとした瞬間ぐいっと腰を深く打ち付けられた。
「う、ひゃあん!」

ただでさえ開ききった快感の所にいきなりこんなに激しく打ち付けられて、ウクライナは一瞬にして頭が真っ白になった。
口も目も開ききって、だらしなく流れる涎。快感に抗えずあふれる涙。
そんな彼女もおかまい無しに、スウェーデンはガンガン突き進めた。
「きゃ、う、!ふぁああん!!」
突き上げられる度に強引に呼び戻され、あられもなく声を上げる。
いつも以上に溢れる蜜。
当たる所全てが爆発する様な快感がウクライナを襲う。
「す、スウェーデンさあん!!や、ああん!!いい、気持ち…いいです!」
スウェーデンは興奮する自分を押さえられない。
自分を求めて啼く女の声に、快感を開花させ体中に紅い花を咲かせた姿に興奮する自分。
そして無数の唇に口づけられている様な感覚が自分を襲う。
もう一度深く深く叩き付けた。
その瞬間一斉に甘噛みされた様な感覚に包まれる。

「…っふ、く…」
「ゃ、ああ、す…」

真っ白な光が二人を満たした。

向かい合って深く舌を絡める。
ウクライナも彼を求めて、夢中で口づける。
それだけでもぎゅっと締まる子宮。
快感に溢れる。

繋がったまましばらく抱きしめていると、寝息が聴こえて来た。

「…ウクライナ…?」

ウクライナはすうすうと寝息をたてている。
その様子を見て、思わず頬を撫でた。
周りを見れば、すこし日が落ちて来ていた。
夕暮れ時になろうというかの時間だろう。
そう言えば今日は夕食をギリシャと一緒に…という話だった。

「ま、えが。」
そのまま、スウェーデンも目を瞑る。
少し眠って、起きてから考えればいい。
こんな安らかな寝顔の彼女を起こすのは忍びない。
(それに、独り占めにしたいしの…)

ウクライナの顔についた白い砂を払ってやる。
そしてスウェーデンもそのまま、眠りについた…
569すーさんとうくのゆるい夏−8:2009/08/03(月) 18:51:15 ID:1sEpzTrb

「…外でやるの気持ちいいけど…約束、守るの大事…」
ここはギリシャのクレタ島。
マリアというビーチにある岩陰でギリシャに怒られているのはスウェーデンとウクライナだった。
ギリシャは時間になっても現れない二人を探して…というか、GPS携帯で行き先を探せばここに行き着き、すうすうと素っ裸で眠る二人を発見したのだった。

「何しててもいいけど…ここ北欧の人よく来る…しかも泥棒とかもいる…寝ちゃうのはまずい…」
「うう…ご、ごめんギリシャくん…」
こんな所でやってしまったと知り合いに見つけられたという羞恥心からウクライナは真っ赤になって俯いている。
スウェーデンは何も言わずに座っているだけ。
お前に文句言われる筋合いは無いという様な顔だ。

「ん…もう別にいいけど、メシ…いこう。」
どうせ言う事など聞くはずは無いと言う事でここは納め、食事に誘う。
が、立ち上がろうとした瞬間スウェーデンがまた崩れ落ち、砂煙が舞い上がる。
驚いたギリシャの目がまん丸になる。
「…〜〜〜〜〜〜足に力が…入らねえべ…」
「…忘れてた…熱中症…」
どうやらスウェーデンはついに脱水症状を起こしてしまったらしい…

スウェーデンはギリシャに担がれてとぼとぼとビーチを去る。
その時、スウェーデンはギリシャにぽつりと語りかけた。
「おめが言う通りだの…」
「ン…何が?」
「外でやるの…気持ちいいの。」
ギリシャは無言で頷く。
「でも…脱水症状は…馬鹿…」
その言葉を聞いて項垂れるしかないスウェーデンであった。

そしてバカンスの残り4日間、二人はホテルの部屋で只いちょいちょしていたのは言うまでもない。


ーおわりー

お粗末様でした〜
個人的に女の子に介抱される男のシュチュが好きなんだ…
570名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 19:48:36 ID:8jZEKZc6
GJ!こういうのいいなぁー!大人の休暇だ
571名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:02:29 ID:LWMcEcB/

GJ!夏だしこういうのもいいね〜。
スーウク好きだから2倍楽しめた!
572名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 20:08:37 ID:fMV2gScQ
GJ!
スーウク大好きだー幸せ
ギリシャは観光地なだけにこういうフォロー慣れてそうだなあw
573名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 21:40:25 ID:ovyzYXyb
スーさん、頑張りすぎだwww
しかしッ!ニヨニヨが止まらないッ!
よってGooood!Job!
バカンスから帰ったら、「あれ、あんま日焼けしてないけどお前ら何してたんだ?ww」
とかってからかわれる二人を受信した。
574名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 14:20:04 ID:+cBokGkQ
最高すぐる。GJ!!
575名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 17:14:52 ID:tq0qBNMv
夏いいね夏。

女の子が男を看病もいいけど、溺れた女の子を助けて介抱もおいしいんだぜ
576名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 17:58:59 ID:GkNcHx39
海育ちのセーシェル、湖で泳いでそうなハンガリー、お兄様に泳ぎ教えてもらってそうなリヒテン
天然浮き袋もちのウクライナ、兄さんのためならば海だって怖くないなベラルーシ、
四方は海な台湾、沼地だって着衣のまま泳ぎそうなベトナム……
このメンバーで誰が溺れるんだろ。
逆に男性陣が溺れて助けられるのは容易に想像できそうだが。
577名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:04:54 ID:SZ7mlbSd
海や川では泳げても溺れることがある件について
578名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:05:04 ID:UQCAxJQr

ベルギーは?
泳げるのかな…
579名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:34:09 ID:g5uBQ/eq
溺れておんぶされて、運ばれてる時の胸が背中に当たってドキドキもにょもにょ。
580名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:49:54 ID:IBwHwf4M
ハンガリーが溺れて、助けようとして逆に溺れて、お姫様だっこされて運ばれる貴族とか、
海に引きずりこまれて、気を失ったロシアを襲うベラルーシとか、
泳ぎ対決で、いつの間にか遠泳勝負になってしまい、無人島に二人きりなアメリカとセーシェルとか
水に顔をつける練習からはじめるリヒと、それを心を鬼にして見守るお兄様とか……


おかしい。どうして素直に溺れてくれないんだろ
581名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:51:32 ID:1HjwunvG
やはり王道は水着が取れるイベントだな
片手で胸を抑えてる女の子見て発情すればよし
そのまま海岸でいたすのもよし
582名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 20:07:24 ID:/xYQuYPH
とりあえず自分は
みんなの生おっぱいが揺れてればそれでいい
583名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 21:00:58 ID:fLgit6u5
>>582
それは揺れる胸が無いリヒテンに喧嘩を売っているということでよろしいか?
584名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 21:27:59 ID:GDm6Fow2
この流れで
足が吊って溺れるハンガリーを華麗に貴族が救出、人工呼吸までするがいざ運ぶ段になり、
お姫様抱っこするまでの体力が持たず、プがハンガリーさん運んでいる時に目が覚めて
「…アンタが助けてくれたの?」
なベタベタ少女漫画を受信したじゃねえか。

あとベラルーシを溺れさせて介抱しようとするリトアニア…
585名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 21:55:20 ID:kG7EABI6
リト黒いよリト!
586名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 22:38:15 ID:G0VCBlpE
プってw略しすぎだw

しかし水着を着たままするのはとてもエロいと思うハァハァ
587名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 22:53:44 ID:G70r9Cwp
砂遊びする湾ちゃんと爺を想像した
588名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 22:56:23 ID:LJ6zPmi0
>>584
逆にオーストリアさんに人工呼吸されて気がつき、
「あれ?でも助けてくれたあの腕はオーストリアさんの細腕じゃなかったような?」
と違和感を感じていたら、「溺れるたあザマねえな!ケセセ!」と高笑いするプ
ズブ濡れのプを見て、はっと気づくハンガリー

更に少女マンガがベタベタになりました
589名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 23:34:35 ID:xKwVIeLb
もーおまえらみんなで海に出かけちまいなYO!
というわけで世界会議@セーシェルなんてどうだい?なんて電波を受信した。
590名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 23:37:23 ID:5PDytxlt
まあなんにせよ貴族は助けるよりも助けられるほうがしっくりくるな。

なんとなくリトはベラをゲットするためには手段を選ばないような気もする。
だから海の中で足を引っ張ってでもおぼれさせそうw
水着で無人島でリトとベラが二人きりになったら、リトにとってはおいしい展開に
なるだろうか?
591名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 23:40:16 ID:Z7KU4iCj
一人盛り上がるリトをよそに
一人自力で無人島脱出するベラが浮かんだ
592名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 23:56:55 ID:BL8M6EQl
お前ら男女スレになってんぞ
エロ妄想も書き込めYO
593名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 23:58:19 ID:8gWiD2AC
>>590
ハンガリーさんが颯爽と泳いで助けに来てくれたけど
おっぱいに埋もれて幸せに窒息している貴族を受信した。
助けられるにしてもおいしいぜ貴族w

リトの場合、本人には悪意無く抱きついてベラに「邪魔だッ!」とか言われてそうだ。
二人で無人島サバイバルは、リトにとってはバーチャル新婚生活になりそうで
リトにとってはおいしいと思う。ベラがんがれ、超がんがれw
594名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 00:19:08 ID:ELCMncqR
ああ、早く寝ようって思ってたのに変な電波受信した。

水着が流された女の子の反応の妄想

ウクライナ…海から上がって気付く。一応隠すがはみ出てる。
ハンガリー…流された時点で気付く。見たヤツはフライパンの刑のため記憶を飛ばす。
      もしくは貴族・プが必死にガード。
ベラルーシ…流れても堂々と乳を晒して歩く。でもロシアの前だけ恥じらう。
台湾…黙っていれば解らないのに「流された!」と騒いで発覚。もじもじ隠しながら撤収。
セーシェル…流されてもあまり恥じらわず結構堂々と晒してそう。どれを見て英・仏が騒ぐ。
ベルギー…流された時点で気付くが中々上がってこなさそう。女の子か野郎の後ろにこっそり隠れ撤収。
ベトナム…想像できん。


リヒテン…お兄様が流されそうな水着なんて着せませんよ。もちろんスクール水着ですよw
595名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 00:19:44 ID:SCw/GJ1/
>>562
ちょっと遅れたけどGJ! 
すっげえピンポイントだけど、スーさんがウクの顔についた砂をはらってやる描写にきゅんとした。

>>593
ベラとリトの無人島・・・
1ヶ月後、そこにはターザンのように颯爽と野山を走るベラの姿が!
という図しか浮かんでこない。もちろんジェーンはリトで。
エロ妄想出てこねえやこんちきしょう・・・!
596名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 00:54:56 ID:HG02Mllg
>>594
ウクライナのはみ出る乳ってサイコーじゃないか!
台湾のノリが女子高生みたいで可愛いな

女子に日焼け止めを塗ってあげるのは俺だ!争いが始りそうだ
597名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:48:07 ID:z3sMMxfO
そういや赤外線でビデオとったら
水着とかスケスケになって見えるらしいなゲイツされるのは誰だ
598名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 02:14:37 ID:XpKkGlWe
女の子全員ならフランスのお兄ちゃん?
野郎全員ならハンガリーさんかな?
あ、野郎の水着は透けませんよね
599名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 02:35:36 ID:HgeFL4DL
そういや痛いニュースで見たけど溶ける水着をドイツが開発したらしいぞ
600名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 02:49:15 ID:wKrsPT7B
ドイツwww
601無人島ネタ:2009/08/05(水) 03:32:31 ID:tcklql54
ドイツ…!溶ける水着を開発した意味を500文字以内で答えてくれwww



上の無人島ネタをリトとベラで必至にエロい方向で考えてみたが、
リトアニアハッピーエンドで終わりそうでむしゃくしゃして途中で投げた。
スイリヒの後日談も考えていたがハッピーエンドで終わりそうで
むしゃくしゃして(ry)

リトもベラも好きなんだがそれよりも凌辱される女の子っていう
シチュエーションが好きなんだ…








無人島にたどり着いたリトアニアが見たものは、既に野生化したベラル
ーシだった。



島に一歩入ろうとした所で、遠方から何かが飛んできて足元に突き刺さった。
見てみると鋭利な刃物だった。引き抜こうと腰を折ると暗闇の中から何かが
襲いかかってきた。
ベラルーシだった。
野生化して水着一枚も来ていないベラルーシだった。
ベラルーシは素早い動きでリトアニアの背後を取り、大きな石を振り上げた。
野生化した彼女にとってすでにリトアニアは餌になっていた。しかし全裸の
ベラルーシを前にしたリトアニアにとってはベラルーシこそが餌だった。
「ベラルーシちゃん!!!!」
背後にハートマークを乱舞させたリトアニアはベラルーシを上回るスピード
とパワーでベラルーシをねじ伏せた。そしてそのまま上に乗っかる。
見下ろしたベラルーシは何故短時間でこんなに野生化したのか分からないが
美しい少女のままだった。おまけに全裸。いつもは服に隠されていた生乳も
生脚も見放題。そして生まんこも。ジタバタと暴れてくれるおかげでサーモ
ンピンクの中身まで丸見えだ。
「ふへへへ…ベラルーシちゃぁ〜〜ん」
じゅるりと流れる涎を拭こうともせずにリトアニアはベラルーシを頬張った。
手足を抑えつけて豊満な胸に齧り付き乳首を吸い上げた。立ち上がった乳首
を歯でしこって舌で巻き上げた。ぢゅうぢゅうと卑猥な音が響く。ベラルー
シは腰を引きつらせた。
「結婚?!」(※ベラルーシは結婚以外の言語を忘れました)
「そう、結婚結婚」
「んはっ、んんああっ」



602無人島ネタ:2009/08/05(水) 03:35:32 ID:tcklql54
ベラルーシを凌辱してくれる武士(と書いてもののふと読もう)は
ヘタキャラにはおらんのか…orz
603名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 03:46:13 ID:f1FILDhX
日本と中国の爺コンビがエロモードに入ればあるいは…。
604名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 04:52:02 ID:hRz98JC1
保管庫のぞいたがベルギーさんまだ少ないんだな
腹黒いスペイン、おどおどするも頑張るあんこ、天真爛漫なベルギーの昼ドラどろどろトライアングルを見てみたい
605名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 06:18:58 ID:n4zmBlcH
溶ける水着の元のビニロンを開発したのは我が祖国…

だったような。
606名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 07:06:15 ID:iF4Skjls
>>601
兄さんのために作った
ハンガリーには悪いことをした
607名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 07:20:14 ID:DNZt0Vha
陽射しを避けて、ビーチのパラソルの下にいる日本に日焼け止めを塗ってあげる女子。
日本もお返しに、そういえば新製品があるんです、マッサージ効果もあるからどうぞ試してみませんか?とシートに寝かせてセクハラローションプレイ…とか妄想してみた。
608名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 07:51:54 ID:m2vwXNzW
ここは薄い白水着で海岸一周羞恥プレーだろ

ほらセーシェルお前の恥ずかしいところスケスケで男どもみんな見てるぞ
く、くやしい! カジキさえあればこんなヤツ…(びくんびくん)
609名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 13:13:32 ID:cL40dUl3
>>606
ドwwイwwツwwwwwww
このスレ、ネタの宝庫すぐる…!楽園みたいやんなあハァハァ

そんな中すいません、水着プレイの流れをぶった切って投下します。
>>445をお借りした小ネタ…のつもりが、小ネタで済まなくなった、バンドマンイギセーです。

【メインCP】 イギリス×セーシェル バカップル警報

【サブCP】 描写はほとんど皆無ですが、薄っすらオーハン、のつもり
        その他に米、仏、洪、墺、西、加、日が登場します

【傾向】  切なめ系→甘々ハッピーエンド。お互いにひたすらデレまくり注意。

【その他】
・エロいことしてるのにエロくない
・半芸能パラレル…のようなそうでもないような
・「イギリスがオリコン1位取ったでー!」ってくらい、イギリスをプラス補正しすぎた、
 そういう意味ではパラレル。いろいろと不憫「じゃない」イギリスがいますのでご注意
 「これはねーよ!」って場面は全部笑うところ
・芸名としてですが、イギリスの人名を使用してます

NGはIDか、「ロンドンから愛を込めて」でお願いします。
610ロンドンから愛を込めて(1/10):2009/08/05(水) 13:14:07 ID:cL40dUl3

今なら羞恥と、――喜びで、どこまでも行ける気がする。

 「い、いぎりす…さん…っ」
セーシェルは、頬を真っ赤に染めて目の前の男を見上げつつ、彼の名を切れ切れに呟いた。
 「ん?」
やたらと上機嫌に彼女に覆い被さっているのは、呼ばれた名の通りで、彼女の元宗主国で
現在は恋人でもある、イギリス。
荒く乱れた呼吸を整えつつ、セーシェルの頬や瞼や額に、軽いキスをいくつも落としていく。
柔らかく触れて来る彼の唇に、こんな状況だというのにびくびくと反応してしまう。

壁にくくりつけの鏡を背凭れに、壁際のテーブルの上に腰掛けているセーシェルの、
小麦色の両脚は、大きくM字に開かされ、スカートが腰元ギリギリまで捲れあがり、彼女の両脇に
手をつくイギリスの身体を、両脇から挟み込んでいる。
片膝には、脱げかけて纏わりついたショーツ。
同じく、ジーンズの前を寛げただけの彼が腰を引くと、既に繋がっていた下半身が、ぐちゅりと
淫靡な音を立てた。
 「ふ、ぅ!ゃ、…」
上半身に何も身につけていない男の肩に、思わずしがみ付いた手が、彼自身のかいた汗で滑る。
机の脇に立て掛けられているのは、ほんの数分前まで彼がステージで弾いていた、六弦ギター。
 「…んだよ、いいだろ…?」
 「ぁ、あ…いぃ…けど…ょくねーですっ…んぁっ…っ、んっ!」
 「久し振りなんだから、…っ仕方ねぇだろ、」
 「っ……でもっ…ゃあんっ…!」
切れ切れの静止も、服の上から身体をなぞられ中を掻き回されて、途中から嬌声に変えられてしまう。
 「どんだけ、逢ってなかったと…思ってんだ」
 「ん、…だけど、…や、あっ!」
擦れた声に色気を感じて、びくっと身体を震わせる。
漏れ聞こえる歓声に負けずに、部屋に響く自分の甘く溶けた声が、酷く恥ずかしい。

そう。
その部屋は、一般的には「楽屋」と称されるところで。
外からの―――正確には、隣に位置するホールからの歓声と喧騒が、ざわざわと伝わって来る。
その中身は、悲鳴にも近い叫び声、「アーサー」と呼ばわる声、ひたすら「アンコール」と
繰り返している大勢の声だ。

 「…あんこーる…っあんまり、お客さ、…待たせたら…っ」
 「楽器移動とステージ整備に、少し時間かかるらしいから、」
 「…でもっ…だから…って…!」
 「20分くらいなら大丈夫だよ、待たせとけって」
 「んんぅ…!」

要するに、このイギリスという男は、
通路を隔てたホールに、自分のライヴを聴きに来た大勢の観客がいるというのに、
小休憩という短い時間にも関わらず、恋人を楽屋へ連れ込み、強引にコトに及んでいて…――

変態気質も、ここまで来るといっそ清々しいものである。

……が、これには、海よりも深い訳があった。

611ロンドンから愛を込めて(2/10):2009/08/05(水) 13:14:36 ID:cL40dUl3


 事の起こりは、過日の世界会議にて、ふとしたことから話題になった、自国の音楽の話に端を発する。
嬉しそうに目を輝かせたハンガリー曰くの、
 「オーストリアさんのピアノ、『リサイタルを開いたらどうか』ってオファーがあったんですよ!
  すごいですよね!」
という話を皮切りに、やれ自国の歌はどんなものが流行りだ、自分はこんな曲が歌える・踊れる等と、
会議そっちのけで大騒ぎになった。正に『会議は踊る』、である。
セーシェルも歌やダンスは大好きなので、嬉々として知り合いの国々との会話に混ざった。

そんな中、いつものメンバーのいつものやりとりから、騒動は始まった。

 「俺ん家は、何と言ってもUKロックだな!」
自信たっぷりに胸を張るイギリスに、元弟分とドーヴァー海峡を隔てた腐れ縁から
 「えー君がロック?そんなカッコイイの歌えるのかい?DDDD」
 「お前がCDとか出しても、全っ然売れなさそうだよなーうぷぷぷ」
と、いつものようにいつものごとく、揶揄と茶々が入り。
 「なんだようっせーな!やってみなきゃ分っかんねーだろが!!フェアリーロック舐めんなよ!!」
案の定、沸点の低い瞬間湯沸かし器なイギリスらしい、売り言葉に買い言葉。
 「おおー面白ぇ、そんならマジにやってもらおうじゃん!もちろん、タダの一般人としてなっ」
 「よぉーし!俺の家でも全面的にバックアップするんだぞ!派手に玉砕して来ちゃえイギリス!」
 「…お前らな…」
 「なんだい、今更自信ないとか言っちゃうのかい?」
 「……っ、……上等じゃねぇか……っ」
によによと薄い笑みを浮かべるフランスに、こちらもいい笑顔でおちょくる気満々のアメリカ。
ぶちん、とイギリスの中の何かが切れる音が、聞こえて来た気がした。

 「あーあー、やりゃーいいんだろやりゃあ!こうなったら全力でやってやるよ!!
  ランキングトップ掻っ攫って、てめぇらに吠え面かかせてやるからな!!覚悟しとけばかぁあ!!」

びしぃ!!と音がしそうな勢いで指を突きつけ、イギリスは、それはそれは盛大に死亡フラグ宣言をした。

 「あー…イギリス君、随分あっさり承諾しちゃったけど、平気かな…?」 
 「何や、おもろそうことなっとるやんか。ちぃとも売れんで泣かんとええけどなぁ」
 「私たちは国という立場であるというのに……。全く、どうなっても知りませんよ」
 「アメリカの奴、あんなに焚き付けちゃって…フランスさんも…大丈夫かなあイギリスさん…」
 「誰?」
 「カナダだよ!」
最初に話題を出した手前か、気遣わしげなハンガリー、対照的にスペインが楽しげに笑い、
オーストリアが呆れ顔をし、クマ二郎を抱えたカナダが心配そうな表情を浮かべる。
 「イギリスさんのお家の曲は、私の家でも人気なんですよ。案外、面白いかもしれませんね」
そして、止めるかと思いきや目を輝かせる、イベント・お祭り・企画事大好きな日本。
スポンサーが決まった瞬間である。
612ロンドンから愛を込めて(3/10):2009/08/05(水) 13:15:11 ID:cL40dUl3

…そんなこんなで、各国悪ノリし放題の末、
何故かイギリスが、国という身分を偽り「アーサー・カークランド」という名でCDデビューをする、
というところまで、話が大きく膨れ上がってしまった。

(またホイホイ乗せられて、後で泣きを見ても知らねーですよ、あのアホ眉毛…)
大騒ぎの会場の片隅で、セーシェルは一人、後のことを考えひっそりとため息をついていたのだが…、

――事態は、思わぬ方向に転ぶこととなる。



結論から言うならば、それは、予想外な出来事の連続だった。
イギリスは、各国々が目を剥いて驚くほど、―――歌とギターが上手かったのだ。

そして、「無名の新人」という肩書きで登場したにも関わらず、彼の歌は本国で爆発的な人気を呼び
(国の化身としての相乗効果で、自国民たちの愛国心を煽った…かどうかは定かではないが)、
国という立場を考慮した、「必要最低限しかメディアに露出しない」という神秘性も功を奏して、
イギリスこと「アーサー・カークランド」という青年は、まさかの宣言通りにランキングのトップを飾り、
瞬く間に、売れっ子アーティストたちの仲間入りを果たしてしまったのだった。

誰もが想定していなかった結果に、世界会議に出席していた各国の化身たちは、揃って騒然と
したのだが、一際驚いていたのは、何を隠そう、イギリス本人である。

「正直、予想外なんだぞ…!」
「何やっちゃってんだよイギリス!そこは売れなくてべそべそ泣くのがセオリーだろが!」
「いや…えーと、…俺もまさかこんなことになるとは…」
けしかけた2人の、負け惜しみとも取れる言葉。
イギリスの立場的に、どうだ恐れ入ったか泣くのはてめぇの方だばかたれ、と大威張りで
自慢しても良さそうな場面なのだが、何故か一緒になって泡を食っている。

不憫慣れしすぎた成れの果てである。



そして、イギリス…もとい、アーサー・カークランドは、文字通り時の人となった。

些細な思いつきと悪ノリから始まったアーティスト活動ではあるが、『彼の歌は女王陛下をも虜にした』
などという、まことしやかな噂まで流れるほど、下手に名前が売れてしまったがために、
最低限の芸能活動じみた事柄まで、こなさなければならなくなったのだ。
(実際、女王陛下は本人を直接からかって楽しんでいたかもしれない。
 なんたって「アーサー」は「イギリス」その人である)
国というものが止まることなどあるはずがなく、本来の「国」としての仕事も、もちろん休む訳には
いかないので、必然的に、プライベートの時間ばかりが削られて行く。

613ロンドンから愛を込めて(4/10):2009/08/05(水) 13:15:45 ID:cL40dUl3


そんな中に一人、置いてけぼりの少女がいた。 セーシェルである。


セーシェルは、イギリスの恋人だ。
―――恋人なのに、もう随分と顔を合わせていない。


いや、顔は見ているのだ。声も聞いている。
…雑誌の中やポスターの中、ブラウン管の中、街頭のスクリーンの中で。
(セーシェルの家でも話題になるくらいなのだ、彼の人気は世界規模に広まっているのだろう)
最後に直接会ったのは、いつだっただろうか。もうずっと遠い昔のことのようだった。
電話でのやり取りは何度かあった。彼が、忙しい中僅かに空いた時間を縫って、かけて来てくれるものだ。
とても嬉しかったのに、酷く疲れた声を無理に張って、元気に振舞おうとしているのが辛くて、
早く休んで欲しい、と早々にこちらから通話を切ってしまった。

彼の部下に尋ねれば、眠る時間も取れるかどうか、という程の有様らしい。
(彼の体調を心配する一方で、「自分も祖国のCD、買ってしまいました」とはにかみ笑う部下には、
 かなり和んだ)
わざわざ時間を割いてもらうのも気が引けて、とてもセーシェルの方から会いになど、行けなかった。


…あれ、これって良くある、「超売れっ子芸能人とくっついた一般人の恋人」とか、そんな感じ?


国である自分は、普通の人間ではない。
が、そんな自分が、まさかこんな体験をするとは。
その“良くある恋人たち”よりも、自分たちの置かれている状況はずっと悪い。
お互いに「国」という立場である上、住んでいる場所が物理的に遠すぎるのだ。
会う機会は、自分から作らない限り、起こりえない。
同じ家に住み、疲れた彼を出迎えて、「お帰り」と言ってあげることなど、夢のまた夢なのである。


観光都市であるセーシェルの家の首都は、いろんな国の人々が方々から集まっていて、流通する
情報もさまざまだ。
そんな観光客たちが、今は誰しも皆、彼の話をしている。

『ね、知ってる?アーサー・カークランド!』
『うんうん、知ってるよー!声がすっごく綺麗!』 
『あの眉毛気になってたけど、見慣れれば結構イイかも』
『割と見た目もカッコいいよね』
『歌も素敵ぃ!』

彼の人気が素直に嬉しい、と思う一方で、つくんと胸が痛む。
 「…あんなに歌上手いなんて、知らなかった」
もっと早く教えてくれれば、自分の家の歌を教えて、一緒に歌ってもらったり、彼の歌う歌で
踊ったり出来たのに。
彼の良いところも悪いところも、全てを知っているのは、自分ひとりだけでいいのに。
急に彼が自分のそばを離れて、ものすごく遠くに行ってしまったような気がして、しょんぼり俯く。
614ロンドンから愛を込めて(5/10):2009/08/05(水) 13:16:20 ID:cL40dUl3

自国は太陽が眩しい。
けれど心には、ロンドンの空のように、どんより雲がかかっている。
ヨーロッパとインド洋、家は遠く離れていても、今までこんなに心細く切ない気持ちになったことなど、
なかったのに。


アーサー・カークランドの人気は、衰えることを知らず、大勢のファンに熱望され、とうとうライヴツアーを
開催するまでになった、ということを、やはりテレビで知った。


彼と付き合っていることは、身近な人たちには公にしていたから、気落ちしているのは周囲には
丸分かりだったようで。
やはり元宗主国で、口に出したことはないが兄のように思っているフランスが、訪ねて来てくれたこともあった。
結果的にとはいえ、自分たちが仕向け、仕出かしたことを、少なからず気にしている様子だった。
アメリカやカナダ、日本たちも、代わる代わる様子を見に来てくれた。
しかし、一番来て欲しい人は、――来られる筈もない。
私は大丈夫です、皆さん心配しないで下さい、と笑ってみせたつもりだが、どう受け取られたかは分からなかった。
セーシェル自身も、独立した一国である。仕事を止めるわけには行かない。



その後も、イギリスとは連絡を取れず、更に数週間を過ごした。
待ち望んでいた携帯のメールにも、負担をかけまいとするあまり、言葉少なにしか返信を打てず、
送信したそばから自己嫌悪に陥る。


−久し振り。…ごめんな、ずっと連絡出来なくて

−ライヴ、すごいですね。おめでとうございます。

−知ってたのか。見に来いよ、会いたい

−はい。でも、チケット取れなかったですよ。

−送るよ、ばか

−期待しないで待ってます。 疲れてるでしょう、早く休んで下さいね。

−ごめん


忙しい彼の方からわざわざ送って来てくれているのに、これではまるで自分から、関係を
断ち切ろうとしているかのようだ。

大好きなのに。
出来るなら独り占めしてしまいたいほど、欲しくてたまらないのに。
自分の存在が、彼の迷惑に、負担になってしまうのが、同じくらいに怖い。

たまらなくなって、着の身着のまま、彼の瞳の色をした海へ飛び込んだ。
セーシェル自慢の、綺麗な、碧の海。

溢れた涙も、波間に紛れて分からなくなった。
615ロンドンから愛を込めて(6/10):2009/08/05(水) 13:16:47 ID:cL40dUl3

翌朝。
セーシェルの元へ、大きめの封筒でエアメールが届いていた。
消印はロンドン。懐かしささえ感じる彼の筆跡。
忙しいだろうに、わざわざ宛名を手書きしてくれたようだ。
現物を送った後、到着に間に合わせるようにメールを寄越すなんて、何とも彼らしい、と思う。
取るものもとりあえず、慌てて封を切ると、中に入っていたのは、
発売後数分で完売したと言われていた、アーサー・カークランドのロンドン公演のチケット
(多分一番いい席だ)に、ロンドン行きの航空券。
それから、――関係者専用のスタッフ通行証だった。


上司に懇願して休みをもぎ取り、一日千秋の想いで指折り数え、とうとう迎えたライヴ当日。

楽屋へ行こうか迷っているうちに、開演時間になってしまい、仕方なく席へと向かった。
観客席は何処を向いても人で溢れていて、今更ながらに彼の人気の凄さを実感する。
ここに来ている人たちはみんな、彼のことが好きなんだ。
…本当に私が、イギリスさんの恋人でいいんだろうか。
マイナス思考の海へ、ずぶずぶと沈みそうになる。ああ、自分はこんなにも後ろ向きだっただろうか。

唐突にどぉん!!と花火があがり、思考が吹き飛ばされる。周囲からは大きな歓声。
『アーサー・カークランド』の単独ライヴが、華々しく開演される合図だった。

とても、本人には一生伝えられそうもないが。
――恋人としての贔屓目を抜きにしても、マイクに向かい、ギターを爪弾き、歌う彼は、
とてもとても格好良かった。
正直に言うと、惚れ直した。
何度か目が合ったような気がするのは、都合のいい妄想だろう。
まるで、ブラウン管の中のアイドルに恋する少女のようだ。そう思うと、何だかおかしかった。

口八丁手八丁の大英帝国様らしく、演奏の合間に挿むトークも絶妙かつ軽快で、
笑い、見惚れ、聞き惚れているうちに、あっという間にラストナンバーになり。
ふと、気恥ずかしさを忘れ、演奏を終えて戻って来る彼を、お疲れさま、と言って迎えてあげたいと思った。
そう思ったら、いてもたってもいられなくなり、演奏中にも関わらず、席を立って駆け出していた。
最後まで演奏を聴いていたい気持ちもあったけど、それはまた今度、と心の隅に押しやる。
お腹まで響くバスドラムの音に合わせるように、心臓の鼓動がどくどくと走り出す。

スタッフ通用口で通行証を見せると、途端にほっとしたような、嬉しそうな満面の笑顔になったスタッフに、
彼の楽屋と、ステージ通路の場所を示された。
何かしら話が通してあったのだろうか。恥ずかしいけど、確認する余裕はない。

忙しく動き回るスタッフ達を避けるように通路を駆け抜けて、ちょうどステージ裏に出たところで、
演奏がフィナーレを迎えた。割れんばかりの歓声と拍手。
髪をなでつけ、リボンを直して、白いドレススカートの裾を引っ張る。
スタッフじゃないけど、首からスタッフ証を下げているし、こんな格好だけど、ここにいても大丈夫な、筈。
何て声をかけよう。
久し振り過ぎて、今までどうしていたかが、思い出せない。
616ロンドンから愛を込めて(7/10):2009/08/05(水) 13:17:11 ID:cL40dUl3

と。
本当に唐突に、彼がぽんとステージから降りて来た。
細身だが鍛えられた裸の上半身にギターを下げたまま、腕で額の汗を拭い、スタッフの一人に笑いかけ、
軽く放られたミネラルウォーターのペットボトルをぱしり、と受け取る。
ああちくしょう、格好良い。 じゃなくて。
心の準備が間に合わない。
 「っ、」
彼が顔をあげ、こちらを見る。
翠の目が、大きく見開かれた。
キャップを捻られたペットボトルが、中の水を撒き散らしながら足元に転がる。
 「…いぎ…ぁ、アーサーさんっ…!」
いつもの名を呼ぼうとして、慌てて訂正する。
何とか誤魔化せた、と息をつこうとしたら、――急に視界がぐるりと回る。
思わず瞑った目を慌てて瞬くと、そこには、久し振りにそばで見る、切羽詰まったような彼の横顔。
 「ふ、えっ?」
横抱きに抱え上げられている。
 「ちょっと、俺ら楽屋にいるから!」
少し擦れた声で周囲に叫ぶと、彼は勢い良く走り出した。…セーシェルを抱いたまま。


――そして、冒頭へ至る。




快感を散らすように息を吐いて目を瞑り、彼の裸の肩に、額を押し付ける。
本当に久し振りに触れる、彼の身体。彼の匂い。
先ほどまで彼が身につけていた、汗を大量に吸ったTシャツは、彼が演奏中にステージ上で、
やたらと絵になる仕草で脱ぎ捨てていた。
(同時に四方八方からものすごい黄色い悲鳴があがったのには、考えを見透かされたみたいで
心臓が口から飛び出るほど驚いた)
今はもうスタッフが回収している筈である。客席の方に落ちていなければ。
客席の方に落ちていたら、――きっと彼のファンに、コレクターアイテムの一つとして収集されるのだろう。
…ちょっと気に食わない、とちらっと思った。

埒もない考えに浸っていると、くちゅくちゅと柔く突き上げられ、セーシェルはたまらず恋人の背に縋りつく。
 「あ、ふ…ぅあ、」
 「…ん、…っつーか、何で開演前にこっち来ねぇんだよ…」
 「……だって、…」
こめかみに口付けられ耳元で囁かれて、俯いてしまう。
柄にもないが、…恥ずかしくて、緊張して、照れてしまったのだ。
直接逢うのが、あまりにも久し振りで。
それに、今の彼は一流アーティストでもある。何だか、妙に気後れしてしまう。
617ロンドンから愛を込めて(8/10):2009/08/05(水) 13:17:38 ID:cL40dUl3

 「お前も、忙しいの知ってるけど、…逢いたかったんだぞ」
 「…っ!!…ちが、わ、私だって…!」
逢いたかった、という言葉に、ぐわん、と感情の振り幅が最大になり。
抑えていたものが吹き出すのと一緒に、ぼろぼろと涙が零れた。
耳に届いていたはずの外の喧騒も、一気に遠くなる。

 「うわ、ちょ、おい、…セーシェル?」
困った顔をした彼がおろおろしている。そんなところも、見るのは本当に久し振りだ。
 「ひっく、いぎりすさん、の方が、いそがし、って、ぅく、私、だって、わたし…っ」
 「…あー、ごめん、悪かった、泣くなって」
繋がったままの体勢で、背中をぽんぽんと撫でられながら、頬を伝う涙を舐め取られる。
涙腺も感情も暴走して、止まらない。
 「すご、ゆうめい、に、なっちゃって、なんか、…遠くに、いっちゃっ、みたいで…」
 「うん、」
 「あいたかっ…けど、…うち、とおい、し、…いぎ、…す、さんの、…めーわく、に…っ」
 「ばぁか、なるわけないだろ」
 「だって、…って…っ」
 「ああもー、お前可愛いなあ…!」
ひっくひっくとしゃくりあげていると、力いっぱい抱きしめられた。
ステージで、みんなが聞き惚れる歌を、何曲も紡いでいた彼の薄い唇で、優しくキスをされる。
どきどきと心臓が高鳴る。
これは、独占欲?優越感? 良く、分からない。

 「お前、俺のこと大好きだもんな?今もすげぇ、何もしてないのに濡れてたしな」
…はしたない話だが、実際、ライヴを聴いているときから、身体はずっと昂ぶっていた。
彼の声は、腰にクる。
もういろいろと容量オーバーで、いっぱいいっぱい過ぎて、普段ならふざけろアホ眉毛!と、頭突きして
逃げているような言葉にも、あっさり頷いてしまう。
 「ん、いぎりすさん、…だいすき…っ」
 「……っ」
 「…から、だから、…ずっと、そば、に、…いて欲し…っ」
 「ああ…、もう離すかよ…っ!!」
いきなり律動を再開されて、思わず身体を仰け反らせる。勢い良く引き抜かれ、叩きつけられる。
 「ぅ、ふあっ…!」
容赦なく膣壁を擦られ、子宮口まで突き上げられて、我を忘れ泣き叫ぶ。
 「あ、あんっ…やああっ…!」
 「セイ、…」
囁かれる声、名前を呼んでくれる声が、酷く甘い。
――ずっとずっと、逢いたかった。
その気持ちは、自分だってきっと対等に張り合える。
618ロンドンから愛を込めて(9/10):2009/08/05(水) 13:20:46 ID:cL40dUl3

 「や、んっ…いぎ…り、すさ…っ、やああああっ…!」
限界まで高められていた身体は、簡単に絶頂を極めてしまい、瞼の裏に白い閃光が散る。
飛んでいってしまいそうな身体を繋ぎ止めたくて、彼の背中に爪を立てる。
 「…くっ」
 「ぁ、あ、あっ」
彼が眉を顰めるのと同時に、身体の一番奥に、どく、と熱いものが流れ込み、思わず身体を震わせる。
乱れた息遣い。どれもこれも、久し振りの懐かしい感触。
 「…、…早いとか言うなよ…俺だって溜まってたんだ」
少しだけ頬を染める彼に、前に身体を重ねた時を思い返して、こくりと頷く。
他ではおろか、自分でも処理していなかったらしい。奇妙に嬉しい心地で、唇をねだる。
 「ん、」
世界第一位の気持ちいいキスを、思う存分してもらって、上も下も繋げたまま隙間なく抱き合う。
彼の体温に、涙の衝動も、気持ちの揺れも、だんだんと収まって来た。

ふと思いついて、彼の鎖骨にあむ、と噛み付いてみる。
 「いぢっ」
肌が白いので、やたらと綺麗に目立つ歯形がつく。
そういえば背中には、先ほど引っ掻いた傷もついている筈だ。
 「何すんだよ」
 「アンコール、戦闘服でパブらないで下さい、って思って」
 「流石にライヴじゃ着ねぇよ、ばかぁ!」
 「ふふふ、あははっ」
泣き笑いだが、やっと顔を綻ばせたセーシェルを見て、彼もふと、優しげな笑みを浮かべる。
 「続きは、今夜な。…それと、ツアーをやり切ったら、この二重生活も全部終わらせるから」
 「え、…そう、なんですか?」
きょとん、と目を瞬くセーシェルに、掠めるようなバードキス。
 「ん。元々はあいつらのせいだし勢いだし、国の仕事と両立じゃ、いくらなんでも俺の身が持たねぇよ。
  このツアーで、諸々の義理も果たせるだろうし。
  …真剣にやってるやつには悪いと思うが、…お前を泣かせてまで、続けたいもんでもねぇしな」
 「イギリスさん…」
涙腺がすこぶる弱っていて、またうっすらと涙の膜が張るセーシェルの琥珀の瞳に、
瞼の上からキスを落として、ニっと笑う。
 「全部終わらせたら、半月くらい休み取って、お前んとこにバカンスに行くよ」
 「はい。…半月と言わず、一月とか二月くらい、どかーんと休んじゃって下さい」
 「ん、掛け合ってみる」
 「ポリネシアンセックスとか、いっぱいしましょう。…今まで忙しかった分、のんびりして下さい」
 「そうだな、のんびりするか」
 「私の家の歌、覚えて歌って下さいよ。…そしたら、私、それに合わせて踊りますから」
 「おお、そりゃ楽しみだ」
そうして、飽きずにキスを繰り返し、舌を絡めた。
619ロンドンから愛を込めて(10/10):2009/08/05(水) 13:21:28 ID:cL40dUl3

コンコンコンコン、と控えめなノックが響く。
 『…お邪魔してすいませんアーサーさん!そろそろ、スタンバイお願いしますー!』
 「あ、はーい!」
彼が慌てて扉に向き直り、返事をする。やっと現実の感覚が戻って来た。
……外まで聞こえていたかどうかについては、全力で考えないことにした。
そうしないと、彼とはとても付き合っていられない。羞恥で死ねる。

ようやく身体を離すと、彼が体内から抜けていく感触に、身体が震える。
 「…ふ、ぁっ」
繋がっていた部分からドロ、と白濁のものが零れた。彼が荷物の中からタオルを取って来る。
 「悪い、あっち終わったら、ちゃんとするから…」
 「へーきです、私もついて行きます。…アンコールまで全部聴きたいです」
脚の間をおざなりにぬぐって、とりあえず服装を整えていると、彼の動きが止まり、
セーシェルをじーっと見つめているのに気がついた。何か?と首を傾げてみせる。
 「…ったく、お前そんな可愛かったっけか?
  今からステージの上連れてって、これ俺の彼女ですどーだカワイイだろー!とか叫んでもいいか?」
 「頭湧いたこと言ってんじゃねーですよこのアホ眉毛!服着て下さい!アンコールみんな待ってますよ!」
真顔で、神妙に考え込み出した彼の頭を、照れ隠しにべしっとぶっ叩く。

少しして。
換えの服をきっちり着込んだ彼と、指を絡めて手を繋ぎ、連れ立って、セーシェルは楽屋を後にした。

なんだ。
色ボケでエロ大使で変態なところも、彼は何にも変わってない。
自分が勝手に、変わってしまったかも、なんて思い込んで、ひとりで怯えていただけだった。
…良かった。

優しく笑いかけてくる彼に、セーシェルは、久し振りに心から、にっこりと微笑み返した。




その後のツアー先の、各地のコンサートホールでは、関係者の中に、必ず彼女の姿があった。

そして、ツアー全日程を、彼はやたらと上機嫌にこなし、ツアー終了と同時に突然の引退を発表して、
アーサー・カークランドは、音楽業界の表舞台から、煙のように忽然と消え失せた。
彼の正体が何者なのかは、限られたごく一部の者のみぞ知る、禁則事項である。
ごく稀に、イギリス王室や官邸内で、良く似た風貌の青年を、見かけられるとか、られないとか。


更に蛇足だが、彼が恋人の可愛い我が儘を聞き届けたため、ツアー全日程内で彼が服を脱ぐシーンは、
初日のロンドン公演以外では全く見受けられなかった、とのことである。


おわり




620名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 13:23:38 ID:cL40dUl3
以上です。お粗末でした。
アホエロを目指してたはずなのに、気がついたら180度方向転換していて、
書いた本人が一番吃驚。
あと、書き上げてからここロムってたら、上のスーウクでもポリネシアン〜が出てて
偶然だけどちょっとドキドキしたw

では、変態紳士×幼女なイギセーの練成に戻ります ノシ
621名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 15:39:14 ID:onNkfCi8
GJGJ!!
独占欲強いセーちゃん可愛いなちくしょー!
最近小ネタ拾って書いてくれる職人さん多くて雑談やめられないんだぜ
幼女ネタも待ってます
622名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 18:25:42 ID:GvnooKvl
GJ!

イギセーは焦燥感と青臭さとエロが混在してとっても美味しいんだぜ!

雑談に近いがステージに立つと妙に滾ってやりたくなるのはよくある事だ。
ステージの高揚感とセックスの高揚感近い。うん。
623名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 19:42:12 ID:E8xyQ/vd
セックスの快楽を越えられるのは、音楽だけ
昔読んだ本に書いてあったのを思い出した

セーちゃんかわいいなぁGJ!
624名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 21:04:40 ID:fWBO7kod
>>623
音楽>セックスな貴族受信してしまったwww
セックスよりも音楽に快感を感じてセックスレスになっちゃう貴族に
ハンガリーさんが我慢できずにあの手この手で気持ちよくしてあげるってのを受信した
625名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 21:21:36 ID:EsLuCyEC
一方こちらは自分の胸の音をアレコレ試し鳴らしていたら、一曲出来てしまったウクライナを受信した。
626名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 21:29:05 ID:RSLGm9XN
ああ、音楽>セックスネタで女の子の体に楽譜をつらつらと書き上げるショパンの国のポーランドが沸いたw



ちょっと上にあったベラ陵辱…

なんとなく出来そうなのがアメリカな様な気がした。
無邪気にさくさくやってしまいそう。
しかし自分にアメリカは動かせなさそうなので誰か受信して。
627名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 21:29:05 ID:IfvnW3+u
ど ど ど いーん
ば ば ば いーん
(運命のメロディで)
628名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 21:50:24 ID:oAgvZszj
>>620
GJ
誰か書いてくれないかと思ってたよ・・・
次回作も期待してます
629名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 22:00:51 ID:MVqleU0Z
ベラルーシ陵辱は、密かに前にあった鬼畜シー君に期待したり。
630名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 22:04:01 ID:sW6D3IFC
ここでブルガリアとか言ってみるテスト
631名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 22:49:29 ID:V5Q/IQU4
>>624
むしろ体のどこをどういう風に・どんな強さで弾いたらハンガリーさんがえっちな声を出すのか
音楽的知識と混ぜるな自然で研究している貴族が見えましたが、何か?
普段ピアノで鍛えてる分、指テクでハンガリーさんを喘がせまくることで
貴族は挿れなくても快感を感じてそうだけど、それもセックスレスになるんだろうか…
632名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 22:50:07 ID:aN8ukt+E
>>620
GJだー恋人ーって感じでいいイギセーだー
大事な会話はHしながらすんのなww

話題のポリネシアンセックスってよくしらないのでググってみた
・挿入は五日に一回 後の四日は裸で抱き合って性器以外の場所の愛撫だけ
・前戯に一時間かけ、挿入から30分は動かないで抱き合う
・やるときはリラックスして集中するために電話線を抜く、携帯を切る
なにこれえろいな
でもこれをそのままちゃんと書くのは難しそうだな
633名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 00:14:25 ID:/+t3nWh+
>ポリネシアン
うわ・・・1発あたりそんなに時間かかるんだ。
こりゃワカゾーにはきついわw
634名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 00:18:46 ID:aRZ7SMWG
派手じゃないしエロパロ向きじゃないんだよなぁ…>ポリネシアン


兄ちゃん、ギリシャ、スーさん、貴族辺りはやれそうだが
イギリス、スペイン、ドイツ、プロイセン辺りは無理な気がする。

635名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 00:22:01 ID:/+t3nWh+
爺さんなら・・・!爺さんならできる・・・かも。
636名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 00:34:09 ID:f/d/glLI
確かに日本向けだなw
腰の負担が少ないじゃないか
637名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 00:42:53 ID:aRZ7SMWG
確かに爺向けだなwww

つーかカナダが一番適正な気がしてきた。
638名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 00:43:54 ID:vHwrdl7S
ゲイの人って、くそみそみたいな即物的なセクロスしそうなイメージあるけど、
実際はあんま挿入にこだわらない(むしろ前戯に重点を置く)んだそうな。
つうわけで、ポリネシアンはじい様かゲイ歴ある人とかがむいてそうな気がした。
639名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 00:55:19 ID:E4iLRAIx
この流れであえて
>>620の幼女セーシェルでポリネシアンなのではないかと予想してみる
640名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 01:04:12 ID:4bJy75lM
>>639
幼女相手に抜かずの30分…すごいのである。

>ポリネシアン
酒片手に「ポリネシアンってどーよ?!」とワイ談に花を咲かせる野郎どもを妄想した。
ゆるいの平気な人と刺激を求める人で意見が分かれそうだ。
641名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 01:42:59 ID:McQerVBb
脳内神がやたら「韓ウクよくね?」と囁きかけるので錬成してみた

【メインCP】韓国×ウクライナ
【傾向】女性上位、ウク姉淫乱設定、韓国DT設定
【その他】
 ・痴女
 ・本番なし

NGは「半万年と61年前から愛してる」です
642半万年と61年前から愛してる(1/9):2009/08/06(木) 01:43:28 ID:McQerVBb
「君さ、年上の女の人とか……どうかな?」
 突然の素っ頓狂なその問いに、韓国は思わず「……は?」と間抜けな声を出した。
 そもそも、この談合のきっかけからして唐突だった。
 いきなり電話がかかってきて、それがよりにもよってロシアからのもので、しかも「中国くんや日本くんに
は内緒にしたい」というのだ。
 韓国とロシアの地図上の距離は、極めて近い。
 しかし、思えば二人だけでの談合など民国建立以来ほとんどなかった。
 いつも間に中国や日本がいたので、韓国は彼らの背中から適当な返事をしたり煽ってみたり(日本に対して)
謝罪と賠償を要求したりするだけで良かったのだ。
 それが、今度は二人だけで、という。
 正直、韓国はビビっていた。
 ロシアの噂はいろいろと聞かされている。
 なにしろ、一時期はあのアメリカと事実上世界を二分していたほどの大国だ。
 おまけに韓国は彼らのいざこざのせいで分断の憂き目にあっているので、その恐怖心は推して知るべし、で
ある。
 まあそんなこんなで、さてはてどんな無理難題をふっかけられるものやらと恐々としていた韓国であったか
ら、突然の意味不明な発言に軽く混乱を来したのはいた仕方ない。
「どう……かな? 嫌い? 好き?」
 挨拶代わりの当たり障りのない会話の後、ロシアは急に落ち着きがなくなり、韓国から目線を微妙にずらし
つつ、声を潜めた。
 指をしきりにモジモジさせ、目は泳ぎ、大きな体を丸めて縮こまっている。
 かなりレアな姿であった。
「な……え? 年上の?」
「女の人。……ね、いま君って恋人とかいたりする? いや、いるならいいんだよ。うん。いるならいいんだ」
「いや……いませんけど」
 韓国の返事に、何故かロシアは眉尻を下げた。
 困ったことになった、とでも言いたげな顔だった。
 韓国はますますワケがわからない。
「……あのね、君を紹介してくれって人がいるんだ」
 やがて意を決したのか、ロシアが小さな声でそう言った。
643半万年と61年前から愛してる(2/9):2009/08/06(木) 01:43:51 ID:McQerVBb
「紹介、ですか? えっと……年上の、女の人を?」
「うん、そう。年上の女の人。……なんかね、アジア人は肌とかキレイで萌え――じゃない、魅力的、とか……
中でも韓国くんは若いし体力ありそうだしどんなプレイでも――じゃない、逞しくて素敵、とか……」
 モジモジと絡ませたり解いたりを繰り返す指もとを何とはなしに見つめながら、ロシアは時々チラリチラリ
と正面の韓国を覗き込む。
 その目が、なんというか、……同情とか憐憫とか、何かソレ系の色を帯びていることに、韓国は気付いた。
 このおそロシアにこんな態度をさせる「女の人」とは、いったいいかなる人物なのか。
 想像するだけで背筋が冷たくなる。
「いや、俺はーー」
 断ろうとした韓国の肩を、ロシアがガッシリと掴んだ。
 大きな手だった。
 筋肉質な韓国の肩をもすっぽりと覆うほどで、ギリギリと締め上げる力は万力のようだった。
「まさか、僕の薦めを断ろうだなんてそんなこと……………………言わないよね?」
 たっぷり十秒ほど溜めてからトドメの一言を発したロシアは笑顔だったが、目の光は全然ちっともさっぱり
微塵も笑っていなかった。
 目は口ほどにモノを言う。
 だから韓国は、ボタボタと滝のように滂沱しながらカクカクと壊れた玩具のように頷くしかなかったのである。

 ――そんなことがあったのが、今から三日前だ。
 韓国は、ソウル市内の繁華街にいた。
 いつものチョゴリではなく、ごく普通の、若者らしい洋装をしている。
 落ち着きなくしきりと腕時計を見る様はデート前の少年そのものだったが、顔面は蒼白を通り越して土気色
だった。
「……あー……憂鬱なんだぜ……」
 ぼやいてみるが、返事を返すものはない。
 あの後、中国と日本にそれぞれ相談もしてみたのだが、
『我は関わりたくねぇある。自分でなんとかするよろし』
『大変心苦しいのですがその日は急用というか野暮用というかとにかく用があるのですみませんごめんなさい
また今度』
 という感じで逃げられてしまっていた。
 そんなこんなで、今日が約束の日である。
644半万年と61年前から愛してる(3/9):2009/08/06(木) 01:44:14 ID:McQerVBb
 遅れると(ロシアが)怖いので、約束の時間の30分前に待ち合わせ場所まで来た韓国であったが、溜息の
数は一向に減る気配もなかった。
 相手がどんな女であるのか。
 実は、未だに知らない。
 ただあのロシアがあれだけ浮かない表情を見せるくらいなのだから、きっとゴリラみたいな女なのだろうと
韓国は考えている。
 憂鬱だった。
 それもこれも、たぶんきっとおそらくぜったい……日本のせいだ。そうなんだ。根拠はないが、そうに違い
ないのだ。
「謝罪と賠償を要求するんだぜ!」
 などと、韓国がいつもの通りにいつもの結論に達したところで、

「――韓国くん?」
 と、背後から声がかかった。
 鈴のような声だった。

「わ、ほんとに来てくれたんだ。嬉しいなぁ。ふふ、今日は一日よろしくね」

「……」
 振り返った韓国は、あんぐりと拳が入りそうなくらい大きく口を開け、出すべき言葉を失った。
 抜けるような白い肌に、薔薇色の頬。
 小さな桃色の唇はふっくらと愛らしく、瞳はまるで少女のよう。
 ブロンドのショートカットはきらきらと陽光を弾き、目映い輝きを放っている。
 美女だった。
 文句なしの美女だった。
 しかしそれより何より――巨乳だった。
645半万年と61年前から愛してる(4/9):2009/08/06(木) 01:44:38 ID:McQerVBb
「韓国くん?」
「…………………ま……ま、ま、ま」
「ま?」
「まんちぇーーーーーーーーーーえええええええっ!!!!!」
「わっ!!?」

 今更言うまでもないことなのだが、韓国は、おっぱい星人である。
 おめでとう! おめでとう、韓国!
 ツインテでチャイナドレスの天使が頭上から紙吹雪を降らせる。
 韓国は高々と両腕を挙げたグ○コっぽいポーズで、今度は喜びの涙を流した。
 そんな韓国に、
「……うふふっ。韓国くんて思ってた通り面白い子だね」
 と、年上のブロンド巨乳美女は好意的な微笑みを見せるのだった。


 巨乳美女は、ウクライナと名乗った。
 世界で二番目に美人の多い国である。
 韓国は、ロシアの同情めいた顔色や顔合わせ前の恐怖心などすっぽり忘れて、目の前の色白美人with巨大
マシュマロ物体に浮かれまくっていた。
 常に自分の都合のいいように物事を解釈するのは韓国の最も得意とするところである。
 いや、韓国ならずとも、男であれば誰だって
「ね、韓国ちゃんって呼んでもいい?」
 とか言われながら二の腕にむぎゅぅ〜と推定Gカップを押しつけられたりなんかしちゃったりすればもう鼻
の下伸び放題になるのもむべなるかなというものだ。
 歩く度ゆっさゆっさと上下に揺れるその双球に、道行く男たちはみな振り返る。
 そして隣を歩く韓国に対し、嫉妬とも羨望ともつかぬ視線を向けるのだ。
 男として、これ以上の愉悦はない。
 そんなわけで、韓国はたいへん上機嫌だった。

「今度は映画を観ましょう!」
 洒落たオープンテラスのカフェで軽く会話を楽しんだ後、韓国が案内したのは、市内の大きな映画館だった。
646半万年と61年前から愛してる(5/9):2009/08/06(木) 01:45:10 ID:McQerVBb
 韓国は映画産業に特に力を入れている。
 ちょうど話題の新作が封切りになったばかりで、映画館は込み合っていた。
「えっと……『厳冬のレクイエム』? 恋愛映画なのかな? 面白そうだね」
「今年一番の話題作です! 絶対に面白いですよ!」
 映画の内容は、よくあるラブストーリーだった。
 運命的に出会った若い男女が三角関係四角関係のもつれの末に刺したり刺されたりしつつ記憶喪失になった
りして飽き飽きするほどすれ違いまくってようやく結ばれたかと思えば生き別れの兄妹だったなんて新事実が
あったような気がしてたけどそんなことなかったぜ!
 ……みたいな、実によくあるラブストーリーだった(韓流的な意味で)。
「あいごぉぉぉ……ヒロインが可哀想なんだぜ……あいごぉぉぉおおおお」
 韓国は、スクリーンに釘付けになりながら号泣していた。
 スクリーンから漏れる映像の光以外、真っ暗闇のシネマ内。
 物語はちょうど佳境で、不幸な事故で意識を失ったヒロインに主役の男優が必死に語りかけている。
 映画に夢中になっていた韓国は、気付かなかった。

「ッ、!!?」
 ジジ……
 と小さな音がしたと思ったら、するりと何かがズボンの中に入ってきた。
「な、なんなんだぜ!?」
「しー……館内では、静かに、ね」
 耳元に囁きかけられる、女の声。
 驚いて払いのけようとした腕を、もう片方の手でやんわりと抑えられる。
 暗闇の中でもはっきりとわかるほど、白い、白い、たおやかな手であった。
 スクリーンでは細く息をするヒロインの青白い顔が大きく映し出されている。
 物悲しげなBGMに、静かに語りかける男優の台詞。
 息を呑んで見守る観客たち。
 物音ひとつ立てることもはばかられる館内で、だから、韓国は歯を食いしばるようにして声を押し殺さなけ
ればならなかったのである。
「……っ」
 白い手は、下ろされたファスナーの隙間から、小器用に内部へ滑り込んできた。
 そのままトランクスの中にまで入り込み、韓国の蒸れた陰部をやわやわと撫でる。
647半万年と61年前から愛してる(6/9):2009/08/06(木) 01:45:33 ID:McQerVBb
 まだ肉体的にも精神的にも年若い韓国は、それだけの刺激で呆気なく勃起した。
「あ……は」
 ウクライナの、無邪気な少女のようにも思える笑い声が、小さく耳朶を打った。
 雄々しく峙つ男根は下着やズボンを簡単に押し上げ、まるで溺れた人間が酸素を求めて海面から顔を出すよ
うに、勢いよく窓から飛び出る。
 それを愛おしげに撫で回すウクライナの白い手は、ぞっとするほど冷たかった。
「やめ……っ、やめてください……」
「うふふふふ……」
 話題作だから、館内の座席は全て埋まっていた。
 韓国のすぐ左隣にも、前にも、後ろにも、ポップコーンをかじる音すら拾えるほど近くに人がいる。
 抵抗の言葉すら消え入るような小声で言わなければならない韓国を、ウクライナの艶めかしい含み笑いが
嘲った。
 にちゅ、にちゅ、こす、こす
 ウクライナの白く柔らかな手が、優しく、時に激しく、赤黒い怒張をしごく。
 韓国は何度もその手を振り解こうとするのだが、与えられる耐え難い快感の波と、周囲に気取られるのでは
ないかという恐怖に邪魔され、叶わない。
 スクリーンの中は、ヒロインが長い眠りから目覚めたシーンに移っていた。
 主人公とヒロインが涙しながら抱き合う、最大のクライマックスシーンだ。
 映像の中の恋人たちに倣うように、ウクライナは韓国の広い肩にそっと頭を乗せてみせる。
 きっと、知らない者が見れば微笑ましい光景に映るのだろう。
 寄り添うウクライナは、緊張しきってブルブルと震える韓国の右腕に自身の凶悪な膨らみを押しつけ、左手
ではより執拗に男根を弄んだ。
 韓国は固く目を閉じ、必死に耐えようとしているが、わななく唇からは堪えようもなく呻きが漏れる。
「……ッ、あ……っ、……く……」
「ふふ、耳まで真っ赤っかになっちゃってるよ? かーわいい」
「やめ……、も、ホントに……!」
「くすくす。いいの? 大きな声を出したら、周りの人たちに私たちがナニしてるかバレちゃうよ……?」
「――ッ」
 耳元でコロコロと笑うその声は、それだけで達してしまいそうなほどに、性的だった。
 ふっくらと柔らかでありながら弾力を持つ、男にはありえない感触が、二の腕にこれでもかと押しつけられる。
 カウパーをまぶしながら裏筋を撫で、雁首を擦り、睾丸をふにゅふにゅと揉む指は、気が狂いそうなほどに
気持ちいい。
648半万年と61年前から愛してる(7/9):2009/08/06(木) 01:46:00 ID:McQerVBb
 ――拷問だった。
 苦痛を耐えることはそう難しくないが、快楽を耐えることはとてもとても難しい。
 歯茎から血が出そうなほど食いしばって声を堪える韓国は、既に鈴口付近にまで迫り上がって来ている射精
感と懸命に戦いながらも、心は屈する寸前だった。
「くすくすくす……」
 耳の穴に吹きかけられる笑い声さえ、性感を助長する。
 限界が近い。
 そのことに、この女は気付いているのだ。
 映画はもうすぐ終幕だった。
 永遠の愛を誓い合う男女の幸せそうな笑顔をバックに、エピローグが流れ始める。
 この映画の主題歌を歌うのは、人気のアイドルグループだ。
 明るいアップテンポの歌謡曲。
 エンドロールと共にそれが流れることを、韓国は知っていた。
「ふふ、もうそろそろ……だね」
 暗闇の中で、女の赤い舌がぞろりと唇を嘗める様がハッキリと見えた。

 エンドロールが――始まった。

「……ッア……! くぅ……ああッ!!」

 その声が早かったか、それともウクライナの方が早かったか。
 彼女は主題歌のイントロが流れるのと全く同時に、韓国の足の間に顔を埋めた。
 怒張から発射される熱い飛沫を、一滴たりとも逃すものかと喉深くまで受け止める。
「ああ……っ、あ……、あ、あああ……ッ!!」
 粘りけのある口内に強く吸いつかれ、韓国は腰を浮かせながら射精した。
 耐えに耐えた快感を女の喉奥に迸らせる絶頂感は、幼いとも言える韓国の意識を白く白く塗り潰す。
「ん……うぶっ、ん、こく……っ、ちゅうぅぅううう……」
 ウクライナは喉に叩きつけられる白濁の塊を、嫌がる素振りもなく、むしろ喜々として飲み下していく。
 エンドロールが終わり、終劇の二文字がスクリーンに映し出されるまでの短くない間。
 長い長い射精の最後の迸りをウクライナが飲み込んだところで、館内の明かりが灯された。
649半万年と61年前から愛してる(8/9):2009/08/06(木) 01:46:23 ID:McQerVBb
「……ん、ふふ……ごちそうさまでした」
 起き上がったウクライナは、慣れた手つきで手早く韓国のファスナーを上げた。
 周囲の人々はそれぞれ荷物を手に腰を上げたところで、彼らの痴態に気付いた様子はまったくない。
 ウクライナは口元を拭いつつ、茶目っ気たっぷりに微笑みながら顔を上げる。
 そして――ぎょっとした。

「……っ、……うっ、うっ、うううぅぅぅぅううッ!」

 韓国は、泣いていた。
 見開いた瞳から大粒の涙をボロボロとこぼし、大きな体に見合わぬみっともなさを晒け出して、泣いていた。
「ちょ……韓国ちゃん?」
「ううううう……っ! ひどいんだぜ……! ひどいんだぜ……!! こんなの……こんなの違うんだぜ!!
俺が思ってたのと違うんだぜ!!」
 韓国の大声に、何の騒ぎだと人々の注目が集まり始める。
 ウクライナはそれらの視線に慌て、ハンカチで韓国の涙を拭おうとするが、その手を乱暴に払いのけられた。
「お、俺はもっと……ッ、一緒に美味しいもの食べたり……映画を観たり、買い物したり……何度かそういう
ことして……楽しく付き合って……! 手を、繋いだり……っ、キス……したり……っ、それから……、それ
からだと思ってたんだぜ!! こんなの全然違うんだぜ!!」
 韓国はもう、声を抑えることができなくなっていた。
 感情を抑えることができなくなっていた。
 猿のように真っ赤になって、くしゃくしゃと顔を歪め、子供のように大声で泣き喚き始めた。
「一発だって誤射じゃないんだぜええええ!! あいごぉぉぉおおお!! あいごおおおおぉぉぉおお!!!」
「ちょ、韓国ちゃ……ちょ、ちょっと! な、泣かないでぇぇぇ……っ!」
 幼子さながらに号泣する韓国と、オロオロとしながらも必死に宥めるウクライナ。
 映画館内に静寂が戻るには、いましばらくの時間を必要とするようだった。
650半万年と61年前から愛してる(9/9):2009/08/06(木) 01:49:00 ID:McQerVBb
 泣きじゃくりに泣きじゃくった韓国の涙がようやく枯れ、映画館を出る頃には、既に日が傾きかけていた。
「ひっ……、ひっく、ひっく……ずっ……」
 長時間泣き続けた韓国の目は真っ赤に腫れ上がり、たいそう不細工になってしまっている。
 ウクライナは深く反省を見せた面持ちで、しょんぼりと肩を落としていた。
「……ごめんね、韓国ちゃん。まさかそんなにショックを受けるとは思わなくて……つい調子に乗っちゃったの」
「ひっく、ぐすっ……、し、謝罪と、賠償を……、要求するんだぜ……っ」
「ごめんなさい。お姉ちゃんが悪かったです。だから……許してくれる?」
「ぐず……っ、も……しないんだぜぇえ……?」
「しません。誓うよ。……ね、デートの続きしよ? 今度は韓国ちゃんの希望通りにするって誓う。韓国ちゃ
んの嫌がることは絶対にしない。だから、お姉ちゃんにお詫びさせて?」
 ウクライナのその申し出に、韓国は暫く押し黙って悩んだ。
 しかし――やがて小さく頷き、賛同の意を示す。
 そうして二人は、控えめに手を繋ぎながら、表通りを歩き始めた。
651名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 01:50:34 ID:McQerVBb
おしまい

この後本番に突入する予定だったんだけど書けなかったんだぜ
韓国の口調はうつって困るんだぜ
652名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 02:19:18 ID:f/d/glLI
韓ウクだと・・・アリだ!GJ!
しかし韓国主演面白いなw深夜に爆笑してしまった
そういやもう次スレか
653名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 02:42:30 ID:y+x6zeHm
韓ウクごちでした!
青臭い青年と百戦錬磨のお姉さまは好きなんだぜ

>>631
女性の体は例えるとヴァイオリンなんだって誰かが言ってた
654名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 07:07:08 ID:aRZ7SMWG
姉ちゃん、いたいけな青年をいたぶったらダメなんだぜ!
でもいたぶられる韓国に萌えたのは内緒。

GJ!
655名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 07:21:44 ID:f0PNzxhO
>おめでとう!韓国、おめでとう!
吹いたw
シチュエーション良いなーGJ!

あとエロいウクライナさんお久し振りです
大好物っす

656名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 12:45:58 ID:k66AnnZk
ぐっじょぶ!!
いいよいいよ男でも女でもキラキラした夢を卑猥に打ち砕かれる話大好物だよ!

というわけでリヒたんにあんなことこんなことされて少女に見てた夢を打ち砕かれる
フランスお兄さんとか受信した
ホントはおっさんが良かったけどトルコって昔は幼女趣味凄かったから……
657名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 12:54:47 ID:k66AnnZk
やぁジェニー、明日の放送は何だったかい?
658名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 12:56:23 ID:k66AnnZk
連投かつ誤爆スマソ…
ちょっとフランス兄ちゃんをリヒの部屋に放り込んでセダーンされてくる
659名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 13:46:31 ID:aRZ7SMWG
>>658
幼子ハンガリーをトルコさん家に投げ入れても可
660名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 17:46:27 ID:v0tNffOJ
妄想が膨らむ
661名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 17:49:53 ID:TzT4nOLM
>>658
それ明らかにセダーンされるのお前じゃなくて兄ちゃんのほうだろw
しかし仏リヒは見てみたいな
リヒたんが翻弄されるのもいいし>>656のように兄ちゃんが襲いかかったが
逆に経験済みどころか経験豊かなリヒたんに翻弄されるのもよい
662名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 18:10:10 ID:vHwrdl7S
つかリヒテンって色んなキャラと共演済みなのに、淫乱認定されてないよな不思議!
ここらで兄ちゃんが襲われる展開に期待。
663名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 18:22:57 ID:JM58+H8z
仏リヒは過去にあったな。
セクハラしようとして、逆に襲われるやつ。

兄ちゃんは、女性陣を襲って、逆に襲われるが良い。
女性陣にもみくちゃになって、最初は嬉しそうだが、
あまりの過激さに最後は乙女泣きするといい。



そういや、次スレも考えんとな。
664名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 18:54:14 ID:f/d/glLI
>>663
あれは本番まで行かなかったから今度こそ
665名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 21:13:39 ID:g6AsocGV
>>663

いいなそれ。
女性陣にいい様に弄ばれ、最後男性陣にボコボコにされた兄ちゃんを受信してしまった…
666名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 00:24:58 ID:AVxwRPG0
>>663
…襲う時にルパンダイブする兄ちゃんが浮かんだよ。

>>665
兄ちゃん不憫すぎるww いや、自業自得かな?
あの女性陣を襲うとしたら、どんな時だろう?
667名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 00:50:04 ID:WD8Y0S6D
少なくとも無条件で女性陣が襲う方にまわる魔法の言葉が幾つかある
つ「ダイエット」「美容」「スタイル(バスト)アップ」
668名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 01:07:52 ID:rqqcr0nY
「SEXできれいになる」ですね、わかります。
669名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 01:43:22 ID:Zco0wo4z
次スレまだ立ってないのか
立ててくるけど、テンプレは修正ないっけ?
670名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 12:25:32 ID:68yTJI3x
現状でいいよ
671名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 12:47:38 ID:Zco0wo4z
んじゃ行って来る
672名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 12:53:55 ID:Zco0wo4z
673名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 13:56:20 ID:r5QEJF+A
何故か女の子を背負って水上移動を試みる爺どもが思い浮かんだ

すい〜すい〜
「これぞ忍法、アメンボの術!…です」
「凄いです日本さん!こんな物理的にあり得なさそうなことできるんなんて私尊敬しちゃいます!」
「いえいえ、私などまだまだですよ。あちらを見てください」

しばばばばばっっ!
「ほあーー!乗り心地はあまりよくないあるよベトナムー!」
「もう突っ込む気も起きない」
「(二人だとッッ!流石に沈むあるなッッッ!)」

「!?確かにすごいけど哥哥たち沈んじゃいましたよ!?」
「…実は私も足腰が……もう…限界です」
「ちょっ!?日本さガボッ

きっとドイツなら60キロの背嚢装備したまま泳いだりできるんだろな

674名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 13:56:48 ID:ZEpobcBt
>>672
乙です!
675名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 15:32:18 ID:3fdih1UW
>>666
兄ちゃんエロの癖に紳士だからな

>>673
もう爺さんたちは介護プレイでよくね?
676名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 15:50:10 ID:uFqq8oiD
>>672
乙ですよー

フランス兄ちゃん襲われネタ、埋めネタとしてかき始めていたが、
妙に長くなったから埋め投下無理だった……容量オーバーでした

海だと……
水に濡れたクマ二郎さん(頭に海草つき)をお化けと勘違いして、
女性陣は誰かに抱きつくがいいですよ。もちろん水着のままで。
あれだけもふもふだと、きっと水に濡れると姿変わるだろうし。
677名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 18:21:22 ID:NIW0gf47
ふと女性陣が野郎を品定めコンテスト開催とか受信したんだが、需要あるかな?

678名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 19:04:49 ID:scEslU4S
何でも来い

>>672
乙なんだぜ
679名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 20:07:20 ID:ZEpobcBt
>>677
読みたい
面白そうwww
680名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 20:38:04 ID:URERdsG7
>>672乙!
>>676次スレでの投下楽しみにしてるぜ!
>>677どんとこい
681名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 23:05:56 ID:uc8xzQqg
いけるかな、小ネタ埋め

「君、ベラルーシ…だっけ?」
「……」
「ロシアの妹か、ふーん」
「……何」
「君をめちゃくちゃにしたら、ロシアにダメージ与えられるかなー、って思ってさ」
「…くだらない、死にたい?」
「へぇ?ロシアを庇うのかい?流石、健気だね」
「……私がどうなろうと、…兄さんはきっと気にも止めない」
「…え?」
「私は兄さんから嫌われているから」
「……」
「…くだらないことを言った、今のは忘れなさい。
 …やるならやればいい、私は決してお前には屈しない」
「……」
「……」
「君、可愛いね」
「…、…は?」
「気に入ったんだぞ!」
「…頭がおかしくなった?」
「君をオトした方がロシアのダメージになりそうかなって。ねぇ、デートしようよ!」
「……何なの」

「べ、ベラルーシちゃん…アメリカ…さん…」(カラカラカラ)←空鍋



アメベラのつもりが全然ダメだった…アメリカ難しすぎるww
682名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 23:37:13 ID:s80U7648
【サウジアラビア/カナダ】世界一高価なペニス伸長器、18金の本体にダイヤやルビーも[09/08/06]

1 :フライングやるっきゃナイツφ ★:2009/08/07(金) 10:33:54 ID:???
サウジアラビアの実業家が、カナダの医療機器メーカーに対し、価格約4万7000ドル(約450万円)の
18金製のペニス伸長器を注文した。メーカーは、世界で最も高価な「アダルトグッズ」だとしている。

この異例の注文を受けたカナダの医療機器メーカーX4 Labsは、モントリオール(Montreal)の
特注宝飾品専門の職人を雇い、設計と製造を行ったという。
本体は18金製で、実業家の要望により、表面にはダイヤ40個、ルビー複数個がちりばめられている。

「この製品は、これまでに製造された伸長器の中で最も高価なもので、アダルトグッズ産業にとっても
記念碑的なものになるだろう」(X4 Labs)

同様の器具は、通常ならば400ドル(約3万8000円)以下の価格で販売されている。

注文した実業家については、ジッダ(Jeddah)在住ということしか明らかになっていない。
サウジアラビアでは「大人のおもちゃ」類の輸入は法律で禁じられているが、X4 Labsは、
このペニス伸長器は米政府認定の医療機器だと主張している。製品は10月に武装車両で輸送する予定に
なっている。

X4 Labs共同オーナーのリック・オー(Rick Oh)氏は、このペニス伸長器について、必要以上に
ぜいたくとみられるかもしれないが、実用的な目的があって金が使用されたのだと説明する。
「顧客は、ステンレスに対して深刻な肌のアレルギーを持っていると主張しており、そのために
金でつくられた製品が欲しいと注文してきた」

その後、実業家はダイヤとルビーもつけるよう追加注文したという。

画像無し。ソースは
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2628366/4431013
683名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 23:49:37 ID:uVwfslS7
サウジアラビアさんがいないのが惜しまれてならない
684名無しさん@ピンキー:2009/08/07(金) 23:51:34 ID:rKfqF7wA
>>682
伸ばさなきゃいけないという時点ですでに残念な感じw
685名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 00:18:47 ID:U5tJn0a5
こ、こんなくだらないレスで500KBいっちゃうなんて……くやしいビクンビクン
686名無しさん@ピンキー
                            
                  ,,      、,,   
              ,--‐‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙;;;、              
          ,-‐´ ̄ /;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ                   
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     /   r'~( ,/;;/;;;r;;/;;;;;;〃;;;;/;;/;;;l;;;;〃⌒ヽ;;ヾ            
    /    (~´ヽ/;;;;i;;;;i;;/;;;//;;;;;イハ;;;;;;l;;; 弋  ノ,,⌒)            
   /     >、 l;;;;l;;;;ll;;;;;;;;;;;// リi;ll;;;ハ;;;;;(~ ゙Ο、_ノ、             
  /      そ_,,i;;;;i;;;;;リ⌒シノ   ''"ル'‐-、li;;;゙ーl ii`i ~)           
  i        フl;;;;;;llzニ乞r、    ッ≠z,,li;;;;;;代__ノ⌒)\          
  弋       /;;;l;;;;;;li" ir_,リ゙   " f ゚c゙ヾ;;;;;;l冫o⌒f\_`‐- 、__    
  ノ      /;;;;;;;i;;;l;弋 ゙ー′     辷~ノ//l;;i、__,、_ノヽヽ`゙ー--、;;ヽ     
  弋     /;;;;/i;;;;ヾヽi 〃  '   〃 ノ;/;;;;i;;ィl;;;;;;ハ;;;;;;i;;ヽ_    i;;;;l
  .(__ノ  /;;,/ /;;;;;;;;ルリヽ、_   o  ∠ィ';;';;;;//ll、_ノ;;i;;;;;l;;;;;ノ `フ.  l;;l
     /;;/ ,/;;;;;,シ f´⌒ヽ ー‐_,/;;;;/;;;;/ ll `ヽ、;;;,シーz、 ~.)  .リ 
   /;;/__/;; ;;/_,-´    i ヾ,イ;;;r-‐'_/  Jz、      、ヽ く ノ   
  ((~,r";;;;;;;ノ~ル f´、    そノ;;レ';;/~    ∞`ヽ     l l .)   
   (;;;;( ̄  ノ  (_ヽヾ、    l/;;;イ;;i >,      イト、 \__  // ノ
    ソ     /;(_イヽミニz八( l;lヽヽ、     l i  〉 i`ニシし''    
          l;;/ l;l`て_〉   し ヽニzー zニノ ノ   i )     
          ヽ( ル  ( ヽ、       ̄       l )
                そ, \            / ,)
                  `て,、ヽ、_,-、___ __ _, -'´r-'        
                    /ヽ-'、ッヽヅ='`‐'´`~        
                   / /  / /      
                   ヒフ   とコ  
次はこちらですよ
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