らんま1/2のすばらしき小説希望 その8

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1名無しさん@ピンキー
◆過去スレ◆
らんま1/2 のすばらしき小説木棒
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1010935250/
らんま1/2のすばらしき小説希望 その2  
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1084587975/
らんま1/2のすばらしき小説希望 その3  
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122708913/
らんま1/2のすばらしき小説希望 その4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145697763/
らんま1/2のすばらしき小説希望 その5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1159323788/
らんま1/2のすばらしき小説希望 その6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166540951/
らんま1/2のすばらしき小説希望 その7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190720030/
2名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 12:11:39 ID:5KuLKXoo
◆関連スレ◆
【むっちり】女らんま萌えスレ8【ぼいんぼいん】(アニキャラ)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1236587886/
《らんま1/2》天道あかねちゃん大好きな人が集うスレ5 (漫画キャラ)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1232730104/
《らんま1/2》右京がかわいすぎスレ3.5【お好み焼きのうっちゃん】(漫画キャラ)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1236730382/
【らんま1/2】お好み焼き屋右京スレ【うっちゃん】(たこ焼き等)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/konamono/1191641125/
シャンプー らんま1/2 (中国英雄)
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/chinahero/1167924143/
らんま1/2の良牙の可愛さは異常 その4 (難民)
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1242301455/
【らんま1/2】早乙女親子の暮らし(その日暮らし)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/okiraku/1191767307/

懐アニ平成板
【シャンプーは】らんま1/2 その43【オラの嫁】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ranimeh/1243212745/
懐漫画板
【らんまぁ〜!】らんま1/2 Part57【ぐゎら】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1246195960/
3名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 12:14:19 ID:5KuLKXoo
保管庫サイト:現在は6の途中まで
ttp://green.ribbon.to/~rahokanko/hokankotop.html
4名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 12:33:13 ID:5KuLKXoo
即死回避がてらにチラ裏


「にゃぁ〜〜〜!」
背後から思いっきり爆乳を鷲掴みにする
「て、てめー何しやがる!!!」
そんな声にも耳を傾けずに、たわわな乳房を揉みしだく
「やめろっつーんだろーが!」
抗う声には何故か艶っぽいものが含まれている
「あっ」
強く乳首を抓ると可愛い声で鳴いた


続きよろ
5名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 21:02:16 ID:z5NAb3Js
1>乙
6名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 00:15:03 ID:9SnhS99L
乳だよ乳
7名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:50:31 ID:pdiF7QTd
延長戦から一週間後・・・
夜もふけた雨の日。お好み焼きうっちゃんで右京とシャンプーが乱馬とあかねの結婚未遂から立ち直れず二人で慰めあっていた
「いくら未遂で終わったとはいえあれはほんまショックやったわ・・。うちあれから学校休んでるもん・・」
右京はあの結婚未遂からショックでやつれてしまいお好み焼きうっちゃんも休業していた
「ワタシもあれからごはんのどとおらないネ。まいばんあのひの夢みるネ」
シャンプーも夜寝付けないのか目の下にはクマが出来ていた
「まあ、未遂やったからええものを・・。あれがほんとに結婚しっとたら、うちショック死しとるわ」
「わたしもそうヨ!らんまよるせないネ!わたしたちにこんなくるしみあたえテ!」
シャンプーはガッと立ち上がり声を大にして
「らんまにおしおきするネ!!」
と叫んだ
「な、なんや急に大声だしてからに・・。」
びっくりした顔で右京がシャンプーの方を見る
「らんまよるせないネ!わたしの精神は限界ヨ!おしおきするネ!」
拳をにぎり今にも飛び出して行きそうなシャンプーをなだめるように右京が聞く
「まあまあ・・。落ち着きーやシャンプー。おしおきって具体的になにすんねん?」
「それは今から作戦たてるネ!」
ガクッと右京がずっこけそうになると、店の玄関がガラガラとあき一人の男が店に入ってきた
「その話、俺も混ぜてくれ!」
現れた男は良牙だった
「俺もあかねさんをらんまに取られて悔しい!今でもあかねさんが好きなんだ!らんまの野郎は俺の手で仕留めさせてくれ!頼む!」
涙ながらに訴える良牙に冷たい目線でシャンプーが
「らんま殺したらワタシとらんまの結婚はどうなるネ?」
っとシャンプーが冷たく返す
「そうやそうや!うちとらんちゃんの将来ぶち壊さんといてや!」
右京も怒ったように良牙を睨む
「じゃ、じゃあどんなお仕置きするっていうんだ?」
焦りながら良牙が二人に聞く
「ワタシの魅力をらんまに気づかせて、あかねから離すネ」
シャンプーが自信ありげに言う
「らんちゃんはまだ子供臭いとこあるからまだうちの魅力に気づいてないんや!うちの魅力に気づいいたらあかねなんとはすぐ別れるで!らんちゃんがうちらの魅力に気づいたらあかねはフリーや。後は良牙が好きにしたらええよ。」
8名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:50:57 ID:pdiF7QTd
「おお!そうだな!らんまが2人に気を取られてしまえば、あかねさんは寂しくて俺の方を向いてくれるはず!ぜひそうしてくれ!」
良牙が目を輝かせながら2人を見る
「さて・・。問題はどうやってらんちゃんを誘惑するかやな・・」
「そんなの簡単ネ。ワタシの色気でイチコロネ。」
セクシーなポーズをとりシャンプーが右京に答える
「色気か・・。うちの京美人を見せつけたららんちゃんはあの寸胴から目が離れるかもな・・。色気作戦でいこか!」
右京がシャンプーに作戦指示を述べようとすると
「お、お前ら!あんまり変態すぎるのは駄目だぞ!」
良牙が少し顔を赤くしながら口を挟む
「あっ。その辺は心配せんといて。もう少年誌やないねん。もうなんでもアリの世界になってるんやで。」
「そうネ。サ○デーの管轄からはもう外れたネ。エロでもなんでもありネ」
「俺が旅にでてる間にそんな重大な事が・・。」
「まあ、そんな事はどうでもええねん。2人とも耳貸してみ。こんなのどうや・・。まずらんちゃんを女の子にし、それから・・」
右京がヒソヒソ2人に耳打ちする
「おおー!それいいネ!それでいくネ!」
「あまりにもいやらしすぎないか・・?まあ、でも乱馬にはそれくらい必要かもな」
「よし!明日作戦決行や!シャンプーは痺れ薬と惚れ薬みたいなの用意して!」
「惚れ薬なんてないネ」
「俺がこの前、土産に買った恋の飴玉を持ってこよう。効果は知らんが前そこで釣り竿を買った時は効いたからな。同じ店で買った物だから効果は期待していいぞ」
「よし!明日、らんちゃん捕まえたら作戦スタートや!明日は忙しいで〜!」
三人は拳を上にあげ明日の成功を祈り家路についた
9名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:51:23 ID:pdiF7QTd
〜翌日〜
「うっちゃん、もう体は大丈夫なのか?一週間も休んだから心配してたんだぜ」
乱馬が久しぶりに学校に来た右京に心配そうに話かける
「ゴホゴホ・・。うちは大丈夫や・・。あぁ、立ちくらみが・・」
「うっちゃん、ほんとに大丈夫かよ?なんだったら早退したらどうだ?まだ体悪そうだし・・」
「早退しても、うち一人で家にたどり着けるかどうか・・。ゴホゴホ!」
「仕方ねぇな〜。うっちゃん家まで連れてってやるよ」
「らんちゃんがそこまで言うなら・・。お願いしようかな・・」
「任せとけって!じゃあ、行くか!」
「その前に病院に電話して、予約いれてくるわ。らんちゃんちょっと待ってて」
そう言うと右京は学校内の電話ボックスに入りシャンプー、良牙に電話した
「準備OKや!今すぐうちの家に来て作戦準備しといて!」
「お〜い。うっちゃん!予約とれたか〜?」
「らんちゃんきよった!頼むで!ガチャッ・・・病院今日いっぱいらしいから明日予約いれといたわ」
「そっか。じゃあつれてかえってやるよ。行くか」
乱馬は右京をおぶり右京の家へと向かった
「(らんちゃん・・。優しいなぁ・・。あかねなんかから目をさましたるからな!うちだけをみさしたる!)」
「うっちゃんついたぞ」
「おおきに。らんちゃんも上がって一服していかへん?」
「うっちゃんは寝てなって、お茶は自分で用意するからさ」
台所に行く乱馬
「カチカチ・・。あれ?ガスがつかねーぞ?お湯沸かせねーじゃねーか」
乱馬がガスに気を取られるていると後ろから水を勢いよくかけられた
「な、なにすんだよ!つめてぇな!」
「らんまお願いあるネ」
「な、なんでシャンプーがうっちゃんちに?」
「猫飯店の新メニュー試食してほしいネ。女性に人気のでるメニューにしたいネ。」
「はぁ〜?今じゃなくてもいいんじゃねぇのか?」
「今食べてほしいネ。女のらんまに食べてもらって感想ききたいネ」
シャンプーは笑顔でらんまに新メニューを渡す
「しょうがね〜な。パク・・もぐもぐ・・。うっ!か、体が・・」
ガックンと膝を落とすらんま
「か、体が・・し、痺れて・・」
「痺れ薬入り餃子ネ!らんま覚悟するよろシ!」
「くっ、くそ・・。くっ・・」
らんまはそのまま気を失ってしまった
10名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:51:49 ID:pdiF7QTd
らんまが目を覚ますと壁に裸で磔られていた
「う〜ん・・。!?な、なんだよこれは!?」
「らんちゃん・・。うち悲しいで・・。あかねなんぞと結婚しようとしてからに!」
「ワタシというものありながらなんであかねと結婚しようとしたカ?らんま許せないネ!」
「お、落ち着けて2人とも・・」
「落ち着いてられるかい!うちとシャンプーでらんちゃんの目を覚まさしたる!」
「な、何するつもりだよ?」
「女ならでは気持ち良いことをらんちゃんに教え込んだる!」
「女の慰めおしえるネ」
2人はそう言うと服を脱ぎ捨てらんまの胸を触り始めた
「ちょっ!待てって!くすぐったいって!やめてくれー」
「最初だけや。すぐ気持ちよくさせたるからな」
シャンプーが鞄からゴソゴソとクリームの缶をだす
「これ。乳首に塗ると凄い快感を増すクリームネ。らんまに塗ってあげるネ」
シャンプーがらんまの乳首にクリームを塗る
「やめてくれ〜・・。」
「これでヨシネ。らんま気持ちいいカ?」
「気持ちいいわけないだろ!早く下ろしてくれ!」
「おかしいネ?そんなはずないネ」
シャンプーはらんまの乳首をチョンと触ってみた
「っ!!」
「らんちゃん効いてるみたいやな。うちが一杯気持ちよくしてあげるからな・・」
「ワタシもらんま気持ちよくさせるネ・・」
「や、やめてくれー!」
右京がらんまの乳房をゆっくりと舐める
そのたびにらんまの息遣いは段々と荒くなっていく
「ハァハァ・・」
シャンプーはらんまの首辺りを舐めまわす
「らんま・・。女でもカワイイネ・・」
らんまの荒い息遣いとピチャピチャとらんまの乳房を舐める音が部屋に響き渡る
11名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:52:20 ID:pdiF7QTd
「らんま次はアソコ見せてみるネ」
シャンプーはらんまの足をグイッと上にあげようとしたがらんまが抵抗し足に力をいれて上にあがらなかった
「や、やめてくれ!シャンプーもうっちゃんもおかしいぞ!?今日は!」
らんまの言葉など耳にも入ってないそぶりをみせる右京が
「ええか?シャンプー。二人で足をグイッとあげるで。せーの」
かけ声と共にらんまの両足が勢いよく天井をむく
「わぁ〜!!やめろ!見るなー!」
「ほほー。綺麗なピンクやな。あ〜!濡れとるで〜、らんちゃんw」
「おっぱいでかいくせに毛は薄いあるネ。スジも毛の隙間からハッキリ確認できるヨ」
「なんか・・、女同士でも恥ずかしいな・・wうち照れるわw」
「お願いだ〜!もう離せよ〜!」
涙目になりながら、らんまが必死に抵抗する
「そうや!うちら女の子同士で見ててもおもろないやろ。やはりここはお年頃の男にみせんとな!良牙入ってきてええでー!」
右京のかけ声と共に良牙が部屋に入ってくる
「嘘だろ・・!?良牙!みんじゃねー!!」
らんまが慌てて良牙を睨みつける
「みずくせえじゃねぇか、らんま。俺とお前は良きライバルだ。隠し事は無しにしようぜ。どれ!よく見せてみろ」
良牙がらんまの股間をじっくり鑑賞しはじめる
「あっ・・、やめて・・」
らんまは恥ずかしいのか声がうまく発音できなかった
「らんま。お前、最高に可愛いぜ。尻の穴までバッチリだしちゃって。お前が生まれた時から女なら俺は交際を申し込んでいたかもな」
「らんま恥ずかしいカ?」
らんまは声を絞り出して
「恥ずかしくないわけねぇだろ!早く足をおろしてくれ!・・!?良牙!ってめ!なにしてやがんだ!」
らんまが下を見ると良牙が上着を脱ぎ始めていた
12名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:52:47 ID:pdiF7QTd
「お前だけ裸も恥ずかしいだろう。俺も裸になってやるぜ」
上着をぬぐと良牙はらんまのアソコを触り始めた
「らんま・・、こんなに濡れちゃってるぜ?」
良牙は濡れた右手をらんまに見せる
「やめろ!良牙!」
らんまが恥ずかしい気持ちを押し殺して良牙に言う
「良牙、女の子はここが気持ちいいネ」
シャンプーが良牙の手をらんまのクリトリスに持って行く
「かわいいもん付いてるじゃねぇか・・。優しく触ってやろうな」
良牙がらんまのクリを優しく触り始める
「んっ!!」
らんまは触られた瞬間に体に電気が走るような感じになった
「・・ハァハァ・・」
段々と息遣いが荒くなるらんま
右京やシャンプーも色んな所を舐めている
「良牙。もうええんとちゃうか?らんちゃんもいつまでも愛撫だけじゃものたりひんやろ」
「ああ。らんまも手だけじゃ寂しいだろうからな。」
そう言うと良牙はズボンを脱ぎ始めてた
「り、良牙・・。テメェまさか・・」
ぞっとした顔で良牙を見るらんま
「そのまさかだな。らんま。お前の処女は俺が貰ってやろう」
「良牙ここネ。間違わないように広げてあげるネ」
シャンプーがらんまのアソコをパックリ広げる
「やめろー!良牙!なんでお前そんな・・」
らんまが涙目になりながら良牙に聞く
「うるさい!あかねさんはお前には渡さん!あかねさんをお前に渡すくらいなら・・・。俺は!俺は・・!」
「まあまあ、二人ともそんな熱くならんで。ええやないからんちゃん。良牙に奪われるんならまだええやんか。久能とか八宝菜のじいさんよりはましやろ?良牙もこんな可愛い子に初めてをしてもらえるなんてないで?じゃあ、お互い納得したところでうちら見学してるからな」
「俺は納得してねー!」
「黙れ!らんま!これも復讐のひとつだ!黙ってろ!」
良牙はらんまの口に恋のあめ玉をいれる
「はぐっ!な、なんだ?あめ玉か!?」
「それでも舐めてろ!」
良牙はそう言うとらんまに挿入した
13名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:53:11 ID:pdiF7QTd
「んっ!!・・イテェ・・」
らんまは唇を噛み締めるような顔をしてボソッとつぶやいた
「痛いのか?らんま。すぐに気持ちよくなるんじゃねぇか?」
良牙は勝ち誇ったように言いがむしゃらに腰を振る
「んん・・。うっ・・・。ひっく・・」
らんまが腕を目にあて、泣いているように見える
それを見た良牙はなんだからんまに勝ったような気がして勝ち誇った顔でらんまを上から見た
「なんだ?泣いてるのか?らんま。悔しいのか?」
「・・・。」
「男の癖にメソメソするんじゃねぇ!」
良牙はらんまを磔されていた状態から下に降ろしバックの体制にした
らんまの尻をバーンと平手打ちすると、らんまは小さな声で「キャッ」と叫んだ
「なんや。良牙は童貞ちゃうんやったんか。えらい慣れてるな〜」
「ホント、すごいねっ。見てるだけで興奮するねっ。私のらんまがあんな事されてるなんて・・」
シャンプーと右京は意外な感じでらんまと良牙の行為をじっとみつめていた
実は良牙は山に修行に行くときはお気に入りのダッチワイフを毎回持参しており見た目だけは経験なしの2人からみれば数をこなしている風に見えていた
「らんま。俺に征服されている今の心境はどうだ!?」
「・・・ひっ・・・。あっあ・・。・・す・・・。」
「ん!?なんだ?聞こえないぞ!らんま!」
「す・・。あっ!・・。ハァ・・ハァ・・。俺はお前が好きだ!!」
「えっ!?」
意外な一言が返ってきて良牙の動きは止まる
シャンプーと右京も固まってしまった
「・・・あっ!そうだそうだ!お前には恋のあめ玉食わせたんだったな!効き目凄いな!あれは!」
「違う!俺はあめ玉なんかとっくに吐き出してる!」
らんまはそう言うと吐き出してあったあめ玉を拾い上げ良牙に見せた
14名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 13:54:57 ID:pdiF7QTd
「ちょっと乱ちゃん!どういうことやねん!説明してや!」
右京がらんまのそばに詰め寄りらんまに怒鳴った
「悪いな・・。うっちゃん、シャンプー・・。俺は女になった瞬間から女の人格が生まれていたんだ・・。最初は俺は自分に俺は男だ!っと言い聞かせていた。ただ月日が経つに連れて段々と男に戻りたがっている自分が嫌になっていたんだ・・」
らんまは観念したように三人に話し始めた
「これはマズい!と思い、必死にあかねを好きになろうとした。結婚して子供でも作っちまえば、体質は治らなくても心はきっと完全に男に戻る筈だと必死に自分の中の女の気持ちを押し殺していたんだ。ただ・・。俺には母性本能をくすぐる奴がいたんだ・・。良牙。お前だよ」
らんまは淡々と話す。今まで隠していた感情が爆発したかのように冷静に喋り続けた
「良牙!俺は・・いや私はお前が好きなんだ!お前に抱かれて女として生きていきたいと決心した!頼む!俺を女として・・・見てくれ・・・」
らんまがひと通り喋り終えると四人は重い沈黙に包まれた。
誰も喋べっちゃいけないそんな法律でもあるかのように沈黙が続いた
「・・・お前・・。本気なのか?・・」
良牙がついに口を開いた
「・・・本気に決まってるじゃねぇか!俺はお前に恋してる・・」
「ちょっと!らんちゃん!うちらの気持ちはどうなんねん!?」
「おまえ等には悪いと思う・・。でも今の俺の気持ちはあかねでもうっちゃんでもシャンプーでもない・・。良牙なんだ。」
「アホらしいねっ。わたしかえるねっ」
呆れた用にシャンプーが服を着始め帰り支度を始める
「うちもなんか疲れたわ。今日は帰るわ。」
右京も重い腰をあげ服を着始めた
「お、おい。お前ら、ちょっ・・」
良牙が焦った感じで2人を引き留めようとする
「らんちゃんの気持ちはよくわかったで。良牙!次はお前かららんちゃんを奪い返すまでや!」
「良牙おぼえとくあるねっ」
2人はそう言い残しお好み焼きうっちゃんを出て行った。
15名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 17:25:13 ID:pdiF7QTd
test
16名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 20:47:05 ID:QVmZxWyS

で、オチは?
17名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 21:55:16 ID:1T0hfpPv
前スレ埋めようぜ
圧縮落ちでは忍びない
18名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 07:32:33 ID:UCpQUqvY
乳乳おっぱい
19名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:04:29 ID:LbFIVbP5
夏の暑い夜
良牙は乱馬との決闘に敗れ山に修行に来ていた
山に入って10日目がたち良牙は乱馬への復讐を胸に誓い修行を続けていた
「夜もふけてきたな・・・。ん?雨が振り出しそうだな。早く今日の寝ぐらを探さなければ・・」
ポツポツと降り始める雨。良牙はリュックをかるい傘を差して雨が当たらない場所を探し始めた
「あそこがいいかな」
良牙が見つけた先にはいかにも人がいなさそうな山小屋があった
良牙は山小屋の軒先に立つと一応ドアをノックした
「ドンドン。誰かいるのか?いないならすまんが、勝手にあがらせてもらうぞ」
ドアの向こう側からは特に反応がなかった為、良牙は邪魔するぜと言い山小屋の中に入っていった
「誰もいないか・・・。しかし、人が住んでいた形跡はあるな・・。電気がつくな・・。誰かいるのかも」
良牙は奥に見えるドアを見つけ
そのドアを開けてみた
「どなた?」
そこには同い年くらいの綺麗な少女がベットに寝ていた
「あっ!す、すまない!誰も住んでない山小屋かと思って勝手に上がってしまったんだ。すぐに出て行くよ。悪かったな」
良牙は少女にそう言い入り口の方に体を向け歩き始めた
「そっちはトイレよ。」
少女が良牙に不思議そうに言う
「あっ!こっちかな?」
「それはお風呂場の入り口よ。」
「おかしいな?ここか!」
「それは冷蔵庫の扉よ。・・・あなたもしかして方向音痴なの?」
「ぐっ・・・。ああ、実は俺は極度の方向音痴なんだ・・。」
良牙が申し訳なさそうに少女につぶやく
「やっぱりね。こんな雨の中、あなたみたいな方向音痴の人を追い返せないなわ。一晩泊まっていきなさいよ。」
「いいのか?すまない。助かるぜ」
「私はヒカル。あなたは?」
「俺は良牙だ。君、こんな山奥に1人で住んでいるのか?」
「君だなんて止めてよ。ヒカルって名前があるんだから。」
「す、すまない。ヒカルさんは家族は?」
「私はいつも1人ぼっちなの。でも家族がいない訳じゃないのよ。一年に一度パパとママが会いに来てくれるのよ」
「なんだ。それならこんな山奥に寂しく1人で暮らすより、家で家族とくらした方が幸せなんじゃないのか?」
「・・・。それはできないの・・・。」
「えっ?」
「実は私はこの山に住む悪い物の怪に呪いをかけられているの・・」
「物の怪?そんなものがいるとは信じがたいな。」
ヒカルはベットの隣にある窓を指差した
20名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:05:05 ID:LbFIVbP5
「あそこに洞窟が見えるでしょ?あそこに狐の物の怪、オイナリワンがいるのよ。そのオイナリワンが私に呪いをかけてるの・・・」
ヒカルが指差した洞窟はかすかに光を出していた
「確かに・・・。あそこの洞窟の周りは嫌な独特なオーラが出ている気がするな・・。」
「私、オイナリワンの呪いを受けてからはずっとこの山小屋で生活しているの・・・」
「して、その呪いとはどんな呪いなんだ?」
「この山からでると私の体は消滅してしまうの・・・。いえ・・・、もう消滅してしまうの・・」
「消滅!?しかも、もう消えてしまうだと?」
「ええ・・。呪いを受けて後1ヶ月で三年目・・。ちょうど三年が立ったその日までに呪いを解かないと私・・・。この世から消えてしまうの・・。」
ヒカルが目に涙を貯め半ば諦め顔で良牙に話す
「あまり、両親の顔を見ると家に帰りたくて辛くて・・・。だから一年に一度しか会わないようにしてるの・・・。」
「そうなのか・・・。しかし、なんで呪いを受けたんだ?」
「それは・・、言えないわ・・・」
「何か深いわけでもあるんじゃないのか?」
「私が悪いもの・・・。その事は聞かないで・・。お願い」
「ん?あ、あぁ。すまんな。しつこく聞いたりして・・」
「そうだ。良牙はお腹空いてない?ご飯作ってあげるわ」
「すまない。ご馳走してもらえるならありがたい。」
「食料はいっぱいあるのよ。ママが一週間に一回送ってくれるから!」
ヒカルはベットから立ち上がり台所の方に向かって行った
21名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:05:39 ID:LbFIVbP5
「良牙はなんでこんな山奥にきてるの?」
台所で料理を作りながらヒカルが聞いてくる
「俺はライバルに決闘で負けて、こうして青森の山奥で修行を積みにきたんだ」
「青森って・・。良牙。ここは群馬県よ。」
「な、何!?ここは青森ではないのか!?」
「クスッ。良牙って本当に方向音痴なのね。ウフフ」
ヒカルがわらいながら良牙を見る
良牙は恥ずかしそうにバツが悪い顔で椅子に座っている
「ご飯できたわよ」
「凄いな。こんな豪華な飯久しぶりだぜ」
「ねぇ。ご飯食べながらでも良いから良牙の事、もっと教えてよ」
「ん?ああ、かまわないぞ。俺のライバル、早乙女乱馬というオカマ野郎がいてな・・・」
いつもは女性を目の前にすると奥手な良牙はしどろもどろになったりするが、何故かヒカルにはテンパることも無く普通に接する事が出来ていた
良牙はヒカルと喋ると心地よい感じがしていた
「さて・・・。飯もご馳走になったお礼だ。俺が明日、そのオイナリワンってのを倒してきてやるよ。」
指についていたソースをペロリと舐め良牙はヒカルにお礼をすると言った
「ええ!?そんな危険な事、良牙にさせられないわ!」
ヒカルが驚い顔で良牙の申し立てを拒否する
「心配するなって。こうみえても腕には自信があるんだ。明日、退治しに行ってやるよ」
「オイナリワンに近づくなんて危険よ!良牙も呪いを受けちゃうわ!」
「まあそんな心配するなよ。風呂借りるぜ」
自信ありげな顔をし、良牙は立ち上がり風呂に向かって行く
「そっちは玄関よ良牙」「な、何!?ぐわっ!」
「本当に方向音痴なのね〜。あら?良牙がいなくなったわ?こんな雨なのにどこに・・・」
「プギー・・・」
「あら。可愛い子豚ちゃん。おいで」
「プギー」
「良牙、本当にオイナリワンを倒してくれるのかしら・・・。子豚ちゃんはどう思う?」
「プギ!プギ!」
「ふふ。子豚ちゃんも応援してくれるのね。」
ヒカルは良牙(Pちゃん)を抱き上げ寝床についた
22名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:06:05 ID:LbFIVbP5
次の日
「おはよう良牙。昨日はどこ行ってたの?」
イスに座って寝ていた良牙をヒカルが起こす
「んっ・・・。もう朝か・・。昨日はちょっと山中に忘れ物をしてな・・」
「そうなの?ねぇ、子豚ちゃん知らない?」
「子豚!?し、知らんな」
「山に帰っちゃったのかな?残念・・」
「そ、そんなことより。オイナリワンを今から倒しに行ってくるぜ」
「本当にいくの?・・・。良牙・・」
「俺に任せとけ。必ず倒してやるよ」
「危険になったらすぐ逃げてね」
ヒカルは朝ご飯の用意を始めた。
「なんだか、良牙といるとホッとするな・・・」
微笑んだヒカルが朝ご飯を良牙の所に持ってくる
良牙がその言葉を聞いてボッと顔を赤くしてしまった
「や、やだ。そんな赤くならないでよ」
「す、すまない。女にそんな事、言われたことなくて・・」
「良牙は彼女とかいないの?」
「・・・いないな」
「私と一緒ね」
「ヒカルさんは可愛い顔をしてるのに男と付き合った事はないのか?」
「13歳の頃に呪いをかけられちゃったからまだお付き合いなんて・・」
「そ、そうか。」
なんとなく気まずい空気が流れる
良牙は少しヒカルの事を女として意識し始めていた
「(俺にはあかねさんと心に決めた人がいるんだ!浮気はいかん!あかねさん!オイナリワンを倒したらすぐに会いにいきます)」
良牙はヒカルの事を意識しつつもあかねの事を強く思いに誘惑に立ち向かっていた
朝ご飯も食べ終え
良牙はオイナリワンのとこに行くため闘いの準備をした
「良牙1人で行くと迷子になっちゃうわ。私が洞窟の近くまで連れて行ってあげる」
「ああ。すまんな」
「支度できた?もう、行く?」
「ああ。雨もあがっていい天気だからなサクッと終わらしてきてやるぜ。」
ヒカルが良牙の手を握りオイナリワンのいる洞窟まで誘導する
手を握られ、ドキドキする良牙
「ここよ。良牙」
「ここか・・。よし!行ってくるからヒカルさんはもう小屋に戻ってろ」
「良牙・・・。気をつけてね・・」
「ああ。まかしとけ」
入り口で見守るヒカルをあとに良牙は洞窟の中を進んで行った
23名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:06:31 ID:LbFIVbP5
洞窟の中をどんどん進んで行く良牙。すると広い空間に出た
「やっと明るい所にでれたぜ。でもなんで洞窟の中でこんなに明るいんだ?・・んっ!?あれは!」
良牙が光の出ている所を見るとそこには犬の10倍のでかさはあらろうかという狐が良牙をじっと見ていた
「貴様がオイナリワンか!?」
「そうじゃが・・・。お前は誰じゃ?」
「へっ。喋れるんなら話しは早いな。お前がヒカルさんに呪いをかけたのか?」
「ヒカル?・・。ああ、あの小娘か。そうじゃワシが呪いをかけた。」
「そうかい。覚悟しな!オイナリワン!お前を倒してヒカルさんの呪いをといてもらうぞ!」
戦闘態勢に入り構える良牙
「ふっ・・。あの小娘がよこした助っ人か。青二才め。ちょこざいな!」
一気に悪の気を放出するオイナリワン
その気に少し圧倒される良牙
「こいつ・・。かなり出来るな・・!ふっ・・。そうこなくっちゃ、こっちが燃えないぜ!」
2人の戦闘が始まる
終始押される良牙
「どうした?小僧。お前はそんなものなのか?」
「くそっ・・・。ハアハア・・。まだまだだ!」
「根性だけは認めてやろう。だがこれで終わりじゃ!」
「うわっ!」
オイナリワンの激しい体当たりが良牙の腹にぶち当たる
「ぐっ!く、くそ・・・」
その場に倒れ込む良牙
「どれ。お前にも呪いをかけてやろう。小娘と同じ日に消滅するように設定しといてやろう。」
「く、くそ!やめろ!」
「んっ?お前はもう一つ呪いにかかっているのか?黒い豚がワシには見えるぞ。」
「うるせぇ!」
「黒い豚の呪いは邪魔じゃな。サービスじゃ。消しといてやる」
「ぐっ!?ぐっわ!」
「お前に呪いをかけた。ワシを絶命させたら呪いは解けるぞ。お前と小娘の生きていられる時間は後、30日じゃ。わかったら、消えるがよい!」
オイナリワンは良牙を洞窟の入り口まで蹴り飛ばした
良牙はそのまま気を失ってしまった
24名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:06:56 ID:LbFIVbP5
「良牙!大丈夫!?」
ヒカルが気絶している良牙の元に来て良牙を心配している
「・・・・」
良牙は気を失っており返事はない
「大変だわ・・・。ちょっと待ってて!良牙!」
ヒカルはそう言うと一度山小屋に戻り、バケツに水を汲んで良牙に勢いよく水をかけた
「んっ・・・。つめてぇ・・。お、俺は一体?・・」
「洞窟の入り口前で気を失っていたのよ。良牙」
「!そうだ!俺はオイナリワンとの決闘で・・・」
「駄目だったのね・・・。」
「すまない・・。」
ヒカルは立ち上がり
「良牙。あそこの道を行くと小さな町に出れるわ。私の事はもういいの。良牙も呪いかからない内にこの山から・・・」
「それは出来ない」
「えっ?どうして?」
「俺もヒカルさんと同じ呪いを受けたんだ。期限は後、30日。それまでに必ずアイツを倒す」
「そ、そんな良牙まで・・・。私のせいだわ・・・」
ヒカルはショックを受けその場にへたり込んでしまった
「まあ、そんなショック受けるなよ。実は呪いの内容は言えないが、俺も呪いを一つ持っていたんだ。ただ新しい呪いが一つ増えただけだ。そんなに気をするな」
ヒカルを慰める良牙
「良牙って・・・。優しいのね・・。頼もしくて私、良牙の事・・・。好きになったかも・・」
その言葉を聞いた良牙は胸がカッと熱くなり
「ヒカル。心配するな!俺が必ず守ってやる!」
っとヒカルを反射的に抱きしめた
ヒカルは良牙の背中に手をやり「嬉しい・・」と言い泣き続けた
後、タイムリミットは30日。
良牙は打倒オイナリワンを目指し特訓を始めた
25名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:07:21 ID:LbFIVbP5
特訓を始めて十日後
良牙はもう一度オイナリワンの所に行き決闘を申し込むもやられてしまう。
「くそ!まだだ!」
二十日後もオイナリワンの元に行くがまたしてもやられてしまう。
そうこうしてる内にタイムリミットまで後、1日になってしまっていた
「良牙。そんな体をボロボロにして・・。もういいの。後、1日だからもう諦めるわ・・・」
「何を言うんだヒカル!諦めたら全て終わりだぞ!俺はまだ諦めちゃいねぇ!」
「良牙・・・。話は変わるけど、今日パパとママが来るの。会ってくれないかな?」
「んっ?ああ、構わないぜ。」
「今日でパパとママに会えるのも最後かもしれないし・・。最後に良牙を紹介させて・・」
「ヒカル・・。そんな暗くなるなよ。必ず明日、俺がオイナリワンを倒してやる!」
「良牙って本当に優しいのね。」
ヒカルは良牙の頬に軽くキスをする
良牙の顔をが一気に赤くなる
「おーい!ヒカルや〜。パパとママが来たぞ〜。」
玄関からヒカルの父の声が聞こえる
「あっ!パパとママが来たわ!パパー!ママー!」
ヒカルは玄関の方に走って行った
「おや、お客さんかい?」
良牙の顔を見て父がヒカルに尋ねる
「違うわパパ。私のボーイフレンドの良牙よ」
「そうか・・。お前もお年頃だもんな」
良牙は父親の方を向くとぺこりと挨拶をした
「響良牙です。始めまして」
「良牙くん。すまないね。ヒカルみたいな呪いがついている子とお付き合いしてくれて。」
「いえ。俺も同じ呪いを受けてるんです。ヒカルさんとは同じ仲間ですよ。」
「っ!そうなのか・・。」
「しかし、オイナリワンを倒せば呪いは解けるとオイナリワン自身が言っていました。期限は後、1日。必ず倒してみせますよ。」
良牙が父親に熱くオイナリワンを倒すと誓う
「あらあら、ヒカルちゃん。良かったわね。こんなステキな彼氏が出来て。」
母親がニコっとヒカルに微笑み
「じゃあ、四人でパーティーしましょうね。ヒカル手伝ってちょうだい」
と言いヒカルと2人で台所に消えていった
26名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 15:07:49 ID:LbFIVbP5
二人が台所で食事を作っている間にヒカルの父親と良牙はテーブルで待っていた
「私も色々な祈祷士や位の高いお坊様に頼んだが無理だったんだ」
「やはり実力で倒すしかないみたいですね」
「しかし、弱点は見つけた。やつの弱点は目だ」
「目?」
「目を潰せば奴は絶命するらしい」
「なるほど。目ですか・・・。」
「もし、もしもだ良牙くん。もしオイナリワンを倒せたらヒカルを嫁に貰ってやってくれんか?君にも事情はあるかも分からんが、ヒカルは君を信頼しきっとる。父親だから娘の顔を見たらわかるよ」
少し考える良牙
「ええ。俺もヒカルさんの事を気に入っています。もしその時は結婚を前提にお付き合いさせて頂きますよ」
「さぁさぁ、二人ともご飯出来たわよ。さぁ、食べましょう」
台所から母親とヒカルがご馳走を運んでくる
「おっ〜!凄いご馳走だな!さあ、良牙くんも食べたまえ」
「いただきます」
「この、ケーキはヒカルが作ったのよ」
「凄いじゃないか!ヒカル!ケーキ屋さんになれるんじゃないか!?」
「エへへ///」
「本当、美味しいです。こうやって大勢で食べる食事って楽しくて美味しいですね」
「これが、最後になっちゃうのかな・・・」
ヒカルがポツリと呟く
「ヒカル!悲しい事、言わないで!お母さんもお・・」
ヒカルの言葉に母親は今まで押し殺していた感情がドッとでる
「ママ・・・。私、怖い!死にたくない!消えるのは嫌!」
ヒカルも涙を流し母親の胸で泣き始めた
「ヒカルさん!俺が!俺が必ず呪いを解いてやる!だから、だから泣かないでくれ!」
良牙は椅子から立ち上がり死への恐怖に怯えてるヒカルを勇気づけた
「良牙・・・。良牙ー!」
ヒカルは良牙の胸に行き泣き続けた
「必ず、救ってやるからな・・・。ヒカルさん・・」
そうして夜は更け父親と母親はヒカルの強い願いで消える瞬間はみてほしくないと言う理由で家路についた
27名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 00:19:37 ID:nDr3Ye+b
ちゃんと読んでないがオリキャラか?
28名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 23:25:48 ID:p6DUlWkJ
良牙がイケメンすぎるwwwwwww
29名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 01:23:09 ID:jkgB3cg+
テスト
30名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 01:32:42 ID:jkgB3cg+
前スレの続き投下します。
規制で投下出来ず…、携帯から地味に登録するわ…
パンスト太郎の原作キャラが曖昧なので、微妙かも知れません
31パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 01:36:42 ID:jkgB3cg+
「っ…やめ…っ…。…やめろ!!」
男の息が耳にかかる。
生暖かい唾液とぬるりとした舌の感触が気持ち悪い。
その嫌悪感に体が硬直し、本能的に体を捩って必死で抵抗するが、
制限された体では全く力が出ず、繋がれた手錠だけが虚しくガチャガチャと嫌な音を立てて鳴った。
体全体が総毛立ち、本気で気持ちが悪い感覚に眩暈さえ覚えてしまう。
いや、むしろここで意識を失った方が幸せなのかも知れないと…朦朧とした頭に一瞬よぎった。
「…普段の貴様なら手錠ごと引き千切ってそうだがな。…残念だったな…」
「…このっ…変態野郎っ!」
口角を上げて楽しそうに笑うパンスト太郎は、最早らんまの知っている男では無いような気がした。
その得体の知れない恐怖を打ち消すかのように必死に罵倒するが、
キンキンとした若い女の声が虚しく洞窟内に響くだけだった。
「やっ…」
耳を舐っていた舌が首筋に降り、右手は胸を強く貪る。
柔らかいバストがきつく揉みしだかれる度に変な声が漏れ、らんまは余計に嫌悪感に駆られた。
「ぐふっ…。嫌だと言っている割には良い声を出すじゃないか」
「ば、馬鹿野郎!…そんなんじゃねぇ!」
「…これならどうだ?」
引き裂かれた衣服の中、晒される美しい白い肌にパンスト太郎の指が這う。
柔らかい皮膚の上に指を滑らせ、らんまの大きい胸を揉みしだき
、右手で乳首を刺激すると同時に、もう片方のそれを口に含み舌先で愛撫した。
「ぁ……あぁっ!」
初めて感じるその感覚に、思わず声を上げてしまう。
体の力が一気に抜けたような気がした。
「どうやら、良いようだな」
満足げに微笑むと、パンスト太郎は自由を奪われたらんまの手錠を解いた。
長時間頭上に固定されていた腕が一気に解放されると、
螺子を抜いた人形のように力無くだらんとそれは垂れさがる。
一瞬自由になった自分の体に逃げ出そうという選択肢が生まれるが、酷い倦怠感で体が動かない。
それは先程かけられたあの水の所為なのか、酷い疲労の所為なのか、
今凌辱されようとしている心境故なのか、分からなかった。
32パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 01:41:08 ID:jkgB3cg+
「…抵抗する気さえ無いのか?…つまらんな」
「…体に力が入らねぇんだよ。お前がかけたさっきの水の所為でな!」
「ぐふっ。…ぐふっ。それは残念だったな」

パンスト太郎は不気味に笑うと、らんまの細い両手首を掴み組み敷いた。
剥き出しの岩肌が背中に擦れて痛く、
それでいてパンスト太郎が馬乗りになっている訳だから、抵抗する術はない。
自分の体では無いような奇妙な感覚に、らんまは半ば諦めの表情をして視線を落とした。

「全く抵抗されないのも…面白く無いな、おかま野郎」

ぶっきらぼうに言い捨てると、露わになった肌の上に舌を落とし、らんまの体を舐めまくる。
その度に気持ちの悪い感触がして、思わず声が漏れそうになるが、らんまは必死で堪えた。
上半身を飽きるほど舐め回された後、一気に下半身にすーっと外気が触れ、
色気の無いトランクスさえ取られた事にらんまは気付いた。
一気に恐怖が襲う。
…心底怖い、と思った。
女の体を知っているようで知らないらんまは、
実は性に疎く、女体では一切自慰行為をした事が無いのだ。
自慰行為は男がするものだと思い込んでいたし、
女の体でするのは未知の世界な気がして何故か怖かった。
触れた事無い敏感な部分に男の指が這い、体が一瞬跳ねた。

「おい、おかま野郎。しっかりと濡れてるぜ」

そう言って自らの指に絡みついた液体をらんまの眼前に付き出し、
パンスト太郎は楽しそうに見せつける。
その勝ち誇ったような表情に心底腹が立つが、成す術無く、情けない事に震えた声しか出ない。

「…てめぇ。絶対…許さねぇ……」

悔しそうな表情をしているらんまの瞳には薄っすらと涙が浮かんでいた。
恐怖、悲愴、屈辱、恥辱……様々な感情が交錯し、視界が涙で歪んでいく。

「ぐふっ。それにしても…癖に良い体をしているな。
…しっかりと…ちゃんとした女の体だ。自分でも楽しんでるんだろ?……ここで?」
「!…あっ…や…ぁあっ!……」

濡れた指でクリトリスをなぞると、女の甘い声がらんまの口から漏れた。
秘部に感じた事の無い快感が流れ、
体が弾けるように気持ちが良いその感覚に声が抑えられず、喘ぎと湿った吐息が響き渡った。
33パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 01:45:13 ID:jkgB3cg+
「あっ…い…やっ…ゃめっ…あぁっ…はぁ…んっ」
「我慢するなよ?…凄く濡れてるぞ」

いつしか、ぴちゃぴちゃと厭らしい音が響いていた。
自分の股間がぬるぬるして気持ちの悪いのに、
とても熱くて気持ちが良く、触れられている部分が疼く。
らんまは指に力を入れ、その快楽を吐き出すように、パンスト太郎の腕を強く握り爪を立てた。

「ぐふっ。もうびちょびちょだ。…男の癖にどういう気分なんだ?おかま野郎。
それとも…この体で豚君とでもやったか?…感度か良すぎるな」
「ふざけた事言ってんじゃねぇ!この変態パンスト野郎!
俺はなっ、女の体でオナニーすらした事ねぇんだぞ!」
「…ぐふ…ふふ…はは。そうか。それは良かった。
安心したぞ、おかま野郎。貴様が処女で良かった」
「は…はぁ?…何言ってやがる…」
「誰かとお楽しみだったら、穢し甲斐が無いだろ?」
「く…そっ!この変態パンスト野郎!…てめぇこそ、何処でこんな事覚えやがったんだっ…」

確かに。
パンスト太郎の慣れた手つきを見ていると、童貞では無い事を匂わせる。
その名前故に、女と上手く行かなかったのは一目瞭然だ。本人も語っているから間違いない。
しかし、まるで話が違うような気がして、朦朧とした頭でらんまは疑問を浮かべた。

「…ぐふっ。俺が童貞だと?…貴様と同じにするなよ、おかま野郎…」

実はパンスト太郎はこの日の為に、無い金をかき集め風俗に通っていたのだ。
そこで多少の経験を積んだのだろう。
らんまは勿論知る由も無く、
男としてこのパンスト太郎に負けた敗北感が僅かながらに生まれた……。

「…そんな事今はどうだって良いだろう?自分の事だけ考えてろよ、おかま野郎」

それだけ言い捨てると、パンスト太郎はらんまの濡れた秘部に指を突き立て中をかき混ぜる。

34パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 01:48:51 ID:jkgB3cg+
「あぁぁっ!!」

異物感が体内に侵入するその感覚に、らんまは体を捩り声を荒げた。

「…狭いな。まだ一本しか入って無いのに…これじゃあ俺のは入らんな。
…まあ、無理にでも入れてやるが」
「!!ふっざけんな!馬鹿野郎!!」
「何とでも言え。おかま野郎。今から貴様は俺に犯されるんだ。
男の癖に…男の俺にな。ぐふっ」
「っ…!」

プライドまでズタズタに傷つけるつもりなのか。
パンスト太郎の容赦ない変態的言葉攻めに、らんまの怒りは最早マックスに達していたが、
恥辱と怒りが入り混じる中、それでも濡れている自分の体に、嫌悪感を覚える。

「ここは…どうだ?」
「あっ…!いやっ!」

中指で膣内を掻き混ぜながら、ある部分を刺激すると、らんまの腰が浮いた。
卑猥な水音が響く中、女の喘ぎは益々増して行き、
パンスト太郎はそのらんまの様子を見て舌舐めずりをしながら楽しそうに見下ろしている。
男としての嗜虐心が駆り立てられ、早くらんまをめちゃくちゃに犯して穢したいという
変態的思考に脳内は侵されて行った。

「やっ…ぁん…ぁあっ!」
「ぐふっ…。貴様は今までで一番良い声で鳴いてくれるぜ。
…貴様も楽しんでるんだろ?」
「…ちがっ…違う!…んな訳ねぇ…だろっ」
「じゃあ…何で濡れてるんだろうな?…その声も…気持ち良いから出るんだろ?」
「…違う!!」

もう訳が分からない。
今のらんまはパンスト太郎に何を言われても、
涙目になりながら否定するのがやっとであった。
そんならんまをに追い打ちを掛けるように、パンスト太郎は自分の衣服を脱ぎ捨てると、
既に勃起したペニスを取り出し、らんまの眼前に突き出した。

「…ひっ……」
「そんな顔するよ。自分ので見慣れてるだろ?」

確かに男であるらんまは見慣れている筈なのだが、
流石に勃起した他人の一物を見たことは無い。
思った以上にでかかったパンスト太郎の一物を見て、
様々な思考が飛び交い恐怖が煽られる。
これが自分の体に入るなんてとてもじゃないが耐えられそうに無いし、
この華奢な体ではどれ程の痛みを伴うのか、想像も出来ない。
35パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 01:51:58 ID:jkgB3cg+
「舐めろ」
「…は!?」
「…聞こえなかったのか?舐めろと言ってるんだ。
…歯を突き立てたら…今度は貴様の許嫁とやらを同じ目に合わせるぞ」
「なっ!?…あかねは関係無いだろ!?てめぇ…何処まで腐ってやがるんだ!」
「ウルサイ。いちいち喚くな。…分かったなら早くしろ」
「…っ…」
震える指先でパンスト太郎の一物を握り、目を瞑りながら赤い舌先を覗かせるが、
なかなかその先に進む事が出来ない。
頭がおかしくなりそうなこのイビツな状況が、現実とは余りにも残酷過ぎる。
夢であって欲しいと願わずにはいられなかった。

「…早くしろ」
「……無理…だ…。何で男の俺が…お前のを…
舐めなくちゃいけないんだよっ。…おかしいぜ!」
「ぐふっ。残念だ、おかま野郎。貴様は何処からどう見ても…女だ」
「んっ!!」

躊躇しているらんまの頭を掴み、ぐいっと引き寄せるとパンスト太郎は無理に咥えさせる。

「んんっ……!!」
「ちゃんと舐めないと、どうなるか分かってるだろ?」

逃れようとするらんまの頭を押さえつけながら、低い声で囁く。
あかねの姿が脳裏に一瞬浮かんだらんまは観念したのか、
眉を顰め目を瞑りながらも、パンスト太郎のペニスをちろちろと舐め始めた。

「もっと、ちゃんと口の中に入れろよ」
「ん…は…んっ……」

苦しそうにしているらんまの頭を再度押さえつけ上下させると、
唇に擦れる快感に漸くパンスト太郎が吐息を漏らし始める。
じゅぶじゅぶと嫌な水音が響き、涙目になりながら小さな口でペニスを舐め続けていると、
先走りの変な味がして思わず吐きそうになるのを必死で堪えた。
パンスト太郎は露わになったらんまの肌と乳房を触りながら、
そのらんまの様子を楽しそうに眺めていた。
しかし。
36パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 01:57:38 ID:jkgB3cg+
「下手糞だな」

そう言って、押さえつけていた頭から手を離しペニスを抜くと、
唾液と先走りの汁が混ざった液体がらんまの口元から糸を引いた。

「……っ…。もう嫌だ……。やめて…」
「………」

涙を流しながら許しを請うようにらんまが言うと、
パンスト太郎はらんまの目線にまで体を屈め、涙で濡れている頬をにそっと触れた。
一瞬、パンスト太郎の目が酷く優しい色に変わった気がした。

「…おかま野郎。…悪かったな……」

パンスト太郎の目が酷く優しい色に変わった気がしたが、
それは本当に刹那の出来ごとであり、見間違えたのかと思える程に、
既に不気味に微笑んでいる表情に変わっていた。

「やっ!!」

再び組み敷かれ、その衝撃で背中が地味に痛む中、
大きく開かれた両の足の間に男の体が割り込む。
目を開くと、自分のペニスをらんまの秘部に宛がうパンスト太郎の姿が見え
、一気に血の気が引いて行った。

「……ぐふっ。太ももに伝うまでぐっちょり濡れているぞ。…厭らしいおかま野郎だ」
「ちょ…待――――!!」

言葉を奪われる程に一気に襲う痛みが一瞬何なのか分からず、
らんまの目は虚ろに宙を見るが、直ぐにその痛みが何なのか理解出来た。
先程まで自分が舐めていたパンスト太郎の一物が、自分の体内に入っているのだ。
下腹部に感じられる圧迫感と鋭い痛みは、意識を奪うものでは無く、逆に鮮明にさせる。

「……はっ…痛いっ!……抜いて……抜いてくれっ!」
「痛いか。それは可哀想に……。でも直ぐ良くなるから……大丈夫だぞ。…ぐふっ」

ゆっくりと腰を動かし、ペニスに纏わり付く女の柔らかい肉の感触を味わう。
その度に、らんまは痛みと体内の圧迫感で、呼吸さえ苦しい程の表情を浮かべるが、
そんなのはお構い無しにパンスト太郎は腰の動きを徐々に早めていく。

「っ……。きついな……」
「……やっ…ああっ……あぁっ…」

言葉にならないらんまの声と処女特有の締め付け感に、
益々掻き立てられて行くパンスト太郎の欲。
らんまの腰を引き寄せると、スピードを上げて激しく打ち付ける。
肌と肌がぶつかり合う無機質な音と、湿った呼吸と女の喘ぎ、
粘着質な水音がぐちょぐちょと響き、この上無く卑猥なセックスだ。
37パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 02:01:38 ID:jkgB3cg+
目をしっかりと閉じ、
その様子を閉ざしているかのようにも見えるらんまの首筋を舐め、乳首を舐めた。

「…おい、おかま野郎。しっかり目を開けちゃんと見るんだ。
…貴様は俺に犯されてるんだ」
「い…ゃ…っ。いやだっ…!…っん…はぁっ……」

嫌々と首を振るらんまの腕を引き、上半身を起こさせると、パンスト太郎はらんまの顔を殴った。

「っ…!!…何…しやがるっ!!」
「ちゃんと見ろと言ってるんだよ」

パンスト太郎はそう言って、結合部分を見せつけるようにらんまの体を向き合わせる。
目を落とすと、しっかりとパンスト太郎のペニスを咥え込んだ自分の秘部、
そしてそこからは出血しているのか、
赤い液体とお互いの体液が混ざったものが滴っており、らんまは恐怖に駆り立てられた。

「…良い眺めだろ。しっかりと咥え込んで、ちゃんと絞めつけてるぞ」
「う……あぁっ!」

腰を上下に動かし、自分のペニスがしっかりとらんまの膣内に
挿入している事を見せつけると、クリトリスを指で刺激した。

「あぁっ…!そこはっ…んっ…!」
「気持ちいいんだろ…?…素直に言えよ」
「良く…無いっ……!あっ…ぁあっ…いやっ」

ペニスを挿入しながら、クリトリスを刺激し、らんまの快感を煽る。
下半身が熱を持ち、圧迫感と痛みで苦痛を伴っていた秘部が、
徐々に気持ち良くなって行くのをらんまは嫌でも感じていた。

「…凄く濡れているぞ。…余程気持ち良いんだな」
「んっ…あぁっ…いっ……んっ」

否定しようにも、言葉にならない喘ぎしか漏れず、
らんまは嫌々と首を振りつつもその快楽に身を委ねて行った。
益々激しく打ち付け、ペニスに擦れる膣の感触に光悦とした表情を浮かべながら、
限界に近いパンスト太郎は再びらんまの体を組み敷き、一気に抉るように突き上げる。

「…っ…。…中に…出してやる…」
「はっ……ぁんっ…やめっ……あぁっ!」

ペニスを痙攣させながら、大量の精液をらんまの膣内に出した。
38パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 02:06:22 ID:jkgB3cg+
「……っ…。何て事してくれやがったんだ…」

まだ息を上下させながら、
らんまは虚ろな瞳で自分に覆いかぶさるパンスト太郎向かって小さく呟いた。
汗と体液で体が酷く気持ち悪くて、
膣内にまだあるパンスト太郎のペニスが脈打っている感覚もまた気持ち悪い。
僅かな余韻が残る中、体を引き離そうとした時、
パンスト太郎の手がらんまの喉元に触れた。
びくっと体が強張る。
まさか、このままもう一度犯されるのでは無いか………
と嫌な汗が背中を伝い、体の熱が急速に奪われて行く。
いや、こうなったら一度も二度も同じなのか……、
と半ば諦めの色を宿したらんまに驚愕の言葉が告げられた。

「………おかま野郎。……………好きだ」
「…は………?」

洞窟内が一気に静寂になる。
聞き間違いかと思ったが、確かに聞こえたような………。

「…おい、パンスト………」
「好きだ、おかま野郎。……貴様を見たときから……ずっと……」
「…………。…はぁ!?…何馬鹿げた事言ってやがる…。
俺は…男なんだぞ!…そもそも好きなら…こんな事しねぇだろ!」
「…ふっ…。好きだから…したんだ…。これが…俺の愛だ……。
豚野郎として無くて…本当に良かったぜ」
「は……はは。……馬鹿じゃねぇの!!」

確かに。パンスト太郎は馬鹿だ。
おまけに変態だ。
それしかもう言葉が無い。
驚きを通り越して呆気に取られたらんまは、口をポカンと間抜けに開けた。
変な沈黙が続いた後、ゆっくりとパンスト太郎は体を起こし、
未だらんまの膣内にある一物を引き抜く。
一物と共に大量の精液が糸を引いて滴り落ち滴り落ち、相当おぞましいその光景に鳥肌が立った。
39パンスト太郎×らんま:2009/07/06(月) 02:10:52 ID:jkgB3cg+
「おかま野郎…。俺の子を産んでくれ!」
「はぁ!?…馬鹿言ってんじゃねぇ!…産める訳ねぇだろ!俺は男なんだよっ!」
「今は女だ。…それにこんなに大量に俺の精子を…。もしかして妊娠したかもな…」

まさか…。
事実男なのだから、
妊娠しない事は分かり切っている筈なのに、らんまの顔が青ざめて行く。

「嫌なのか?」
「あったり前だ!!このっ…変態パンスト野郎!!」
「そうか…。残念だ。…貴様を監禁するしか道は無いようだな。
…一生女に固定して、逃げられないようにして、俺の子を産んで貰うとしよう」
「嘘……だろ…。お前…おかしいぜ」
「ああ、嘘だ」

あっさりと肯定するパンスト太郎に、思わずらんまはずっこけてしまう。

「ぐふっ。可愛い貴様にそんな事を俺がする筈無いだろう…」
「今の今までしてたのは誰なんだよっ!」
「まあ、いいじゃないか……」
「良くねぇ!そもそもお前――――んっ!!」

罵倒していたらんまの声はパンスト太郎の唇によって攫われる。
先程の行為中も一切触れようとしていなかった自分の唇に……
パンスト太郎の唇が重なり、セックスよりもある意味気持ち悪いその感覚に一気に鳥肌が立った。

「っ!!何しやがるんだっ!…気持ち悪りぃ!!」
「そんな事を言うと…また…やりたくなるじゃないか」
「で!?」

パンスト太郎を見れば既に勃起しているでは無いか。
再びの危機にらんまは急いで逃げようと体を起こすが、
余りの体のだるさと下半身の痛みに、体が言う事を聞かず腰が砕けて地面にへたり込んでしまった。

「やめろ――――!!」

この後、パンスト太郎と再びセックスをする羽目になった
らんまが解放されたのは翌日であった………。
ちなみに良牙達は無事生きており、らんまの救出へと向かったのだが、
所詮方向音痴とド近眼、この洞窟内に辿り着いたのは
らんまもパンスト太郎の姿もとっくに無い、3日後であった……。
40名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 22:13:01 ID:hhHOXGHY
キャラがらしくて読み応えはあるも肝心な本番が無いのが残念至極。
得ろ部分の補完求む。
41名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 23:10:19 ID:4gnQ483f
十分エロいと思うが
パンスト太郎の変態具合が良かった!GJ!
42名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 23:38:33 ID:TWaw6aW4
>>40パンストの前の小説のやつか?
書いた奴逃げたんかな?
それか規制か
43名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 14:45:33 ID:2tMAabux
新作よ来〜いっ
ほんま書き手不足やわ
44名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 18:44:46 ID:2tMAabux
ちょっとマジでええらんまエロ小説希望
45名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 18:18:33 ID:sb9I0nQ3
http://wiki.livedoor.jp/ranma12_ss/
小説が見つけられません
どこですか?
46名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 23:16:07 ID:O0aw0oWB
>>45
出来たばかりでまともにリンクしとらんと予想
ここの過去ログなら>>3
47名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 02:25:04 ID:OClsw3CA
こちらでは、初投下になります。
あかね×女らんま、媚薬で狂うあかねでいきます。
48あかね×らんま1:2009/07/15(水) 02:36:23 ID:OClsw3CA
道場の隅で、あかねは悩んでいた。また乱馬に胸をバカにされたからだ。
はぁ〜どうにかならないかなぁ?ひとり言をつぶやく。

そこに、八宝菜が現れた。

「あっかねちゅわ〜ん!!あれ?元気がないのう」
「あたし…スタイルよくなりたい…」つい、ぽろっと呟いてしまった。
「あかねちゃんは充分スタイルえぇじゃないか、そりゃ〜おっぱいは大きいに越した事はないがのぉ〜。そうじゃ、わしが揉んで大きくしてやるぞっ!!」
八宝菜は目をギラギラさせ、怪しく指を動かしながらあかねに近寄る。
しかし八宝菜は、見事な肘打ちをくらい床にめり込んでしまった。
「あかねちゃん冗談じゃよ〜。そうだ!いいモノをやろう。」
と八宝菜が木箱を取り出した。中には「嬉嬉」と書いてある小瓶が入っていた。
「なぁにこれ?」
「これは、ヒーヒーと言ってな。これをおっぱいに塗ってマッサージするとおっぱいが大きくなるんじゃよ。」
「ほんとに?」
「ほんとじゃよ〜お風呂上がりに使ってみるとよいぞ。それとな、もっと綺麗になりたければ…」
「な、なに?」
八宝菜は耳打ちであかねに使い方を教えると、あかねは顔を真っ赤にする。
「やっ!?やだぁ〜おじいさん!!そんなとこにぃ〜」
耳元にいた八宝菜を投げ飛ばす。
49あかね×らんま2:2009/07/15(水) 02:44:22 ID:OClsw3CA
ちょうどその頃、乱馬が帰ってきていた。

道場からあかねの声と物音がして、慌てて駆けつける。
「あかね!?大丈夫か?」
「まぁ、騙されたと思って使ってみるとよい。」八宝菜が、ニヤニヤしながら去っていく。

「あかね、じじぃになんかされたのか?」
「あっ、ううん大丈夫。」
「そうか?ならいいけど。」
目を合わさないあかねを不信に思ったが、深く考えずその場を去っていく乱馬。


「ほんとに、おっきくなるかなぁ?」少し期待を持ちながら、小瓶を持って浴室に向かった。


あかねが身体を流しているあいだ、浴室の前で八宝菜がうろうろしている。
あれは媚薬じゃ、あれを塗りたくって出てきたらあかねちゃんしたくてたまらんようになっとるはずじゃ。
八宝菜は、ニヤニヤしながらあかねを待っていた。

その様子を、乱馬は見逃していなかった。
「おい、じじぃ!あかねが風呂入ってるとこに、なんかするつもりか?」
「なにを人聞きの悪い事を!わしはあかねちゃんを待っとるだけじゃ!!」
乱馬は台所で水をかぶって女になりわざと胸を見せると、八宝菜を誘い出す事に成功した。
乱馬は、あかねを魔の手から防ぐ事ができてホッとしていた。

身体を流して、脱衣所で八宝菜にもらった嬉嬉を手に取る。
ほんとに大きくなるかなぁ?期待を持ちながら蓋をあける。
50あかね×らんま3:2009/07/15(水) 02:52:52 ID:OClsw3CA
中は、白っぽい半透明なクリームが入っていた。それを胸に塗りたくり揉み込む。
あっ、なんかポカポカする。
そして、乳首がコリコリしていく。ちょっと触れただけで敏感に感じるようになっていた。
「はぁっ…あっ…これって効いてる証拠なのかな?」
そして更にクリームを取り、耳打ちされた秘部へ手を伸ばす。
自分で触れるなんて初めての事だった。ビリビリ電流が走ったみたいで、思わず声をあげ床に座り込んでしまった。
「ひゃっ!!やぁん!!」
口元に手をあてる。なにこれ?こんなになっちゃうものなの?
なんだか、身体が熱いよぉ。


そのころ乱馬は、八宝菜をうまくまいて天道家に帰ってきていた。

そろそろ、あかね風呂上がってるよな〜男にもどろっかな。と浴室へ向かった。

まだあかねは、動けずにバスタオルだけ身につけていた。
「はぁ、はぁっ、どうしよ〜動けない。」
呼吸は荒く、熱っぽさはおさまらず、今まで感じた事もない感覚に襲われていた。

ガチャ

「うわっ!?あかねまだ出てね〜のかよ!あれ?具合でも悪いのか?」
「はぁ、はぁ…乱馬ぁ」どきぃ!!
乱馬は、今まで見た事もないあかねにドキドキしていた。
「大丈夫か?へっ、部屋に連れてってやるよ。」
女の姿で良かったと思いながら、あかねを抱えてすたすたと部屋に向かう。
「はぁ…んっ」
「あかね?」
「はぁ、はぁ…」
トロンとしたあかねの瞳や、間近にかかるあかねの吐息が妙にいやらしい。
らんまはごくりと生唾を飲み込む。
51あかね×らんま4:2009/07/15(水) 02:59:31 ID:OClsw3CA
あかねの部屋に着き、ベッドに寝かせる。しかし、まだ首にはあかねの腕が絡まったままだ。

「おいっもう離せよ!」
「らんまぁ、あたし胸大きくなったかなぁ?」
あかねは、媚薬のせいで頭の中もおかしくなっていた。

「は?馬鹿!!なに言ってんだよ。」
「はぁはぁ…ねぇっ、触ってぇ」

バスタオルをとるあかね。白い身体があらわになる。あかねは、らんまの手をとり、小ぶりだが形の良い胸に自ららんまを導く。

「わ〜っ!!あかねなにしてんだよ〜」

らんまの手が触れただけで、身体をぴくんとさせて唇を震わせる。

「あぁっ…んっ…」
「あっ、あかね!!すげー身体熱いぞ!!」

ほんとは、あかねの柔らかさや反応にドキドキしていたが、なんとかごまかすらんま。

「あたし…身体が疼いて仕方ないの。ねぇ…らんま、どうにかして…」

「どうにかっておまえ女同士で…」
「いいから…きて」

あかねは、らんまの着ていたタンクトップとトランクスを無理やり脱がす。
「わ〜なにしやがるっ!!」
「はぁ〜まだ、らんまには負けるわね。」

あかねは、らんまの胸に吸いつき思いきり舐めまわした。
52あかね×らんま5:2009/07/15(水) 03:12:11 ID:OClsw3CA
「わっ、やめろ…んっ…はぁ…」

あかねの舌は、かなり熱かった。
その熱さで、らんままでも思考がおかしくなって抵抗する気が薄れてゆく。

「くっ…はぁ…」
らんまの頬はピンク色に染まっていった。

「らんまのおっぱい、やっぱりおっきぃね。張りがあっておいしぃ。いいなぁ〜あたしにもわけて〜!」

あかねは、自分の胸をらんまの胸にこすりつける。
うわっ、あかねの胸って柔らけぇ〜こうしてるだけできもちいぃぜ。
いつもバカにしていたが、充分な大きさだった。
「んっ…はぁ…あかねっ…おまえも…」
らんまは、あかねの上に跨り胸を鷲掴みにしペロペロ舐めまわす。

「んんっ…ふぁっ…あっ、きもちいぃ…」

らんまは、隆起した乳首を指でくりくり弄りながら上からあかねを見下ろした。

「んっ…はぁっ…」
「あかね、すげーやらしぃ」
「お、おねがい、らんまぁ…下も…触ってぇ…」
「なぁ、ちゃんと男なってからやらせてくれよ。」
「いやっ、今してぇ」
潤ませた瞳でねだられてしまってはらんまも弱い。
言われた通りあかねの秘部に手を伸ばすとそこは、物凄く熱くていやらしい液体が溢れていた。
軽く指を動かすだけで卑猥な音がして、あかねは狂ったように喘ぎ身体をよじらせる。

「すっげぇ!!こんなになって…あかね、そんなにきもちいのか?」
「はぁっ…いぃのぉ…」あかねの秘部からは、とろりとした液体がどんどん湧き出ていた。
「らんまぁ、もっとぉ…」
熱っぽい表情で訴えかけるあかね。
53あかね×らんま6:2009/07/15(水) 03:18:35 ID:OClsw3CA
らんまは、あかねを見つめたまま指をあかねの中へ埋めていく。
「んっ、はぁっ…あぁん」
あかねのやらしい音をわざとたてるように、クチュクチュ弄る。

あかねは、らんまの胸がお腹に擦れ更に興奮していた。
「きもちぃ…はぁ…いきそ」
「え!?もう?」
「あっ…あぁっ、だめぇ〜いくぅ!!」
身体を仰け反らせ、びくんびくんと痙攣をおこすあかね。
「はぁ、はぁ…らんまぁ」

媚薬の効果ですぐに果て、果ててもすぐに欲しくなるのだ。
まだ物足りないあかねは、ねだるような目でらんまを見つめていた。

「まだ足りないのか?」あかねは、荒く呼吸をしたままコクンと頷く。
らんまはあかねの足をM字に開き、押さえつけた。
「すげー、お尻まで濡れてるぜ。」
卑猥な言葉をかけられ見つめられると、あかねはヒクヒクさせて更にやらしぃ液体を流す。
「もぅ、らんまぁ〜早く触ってぇ」
らんまは、お尻に流れるあかねの蜜を舐めだした。
「ペロペロっ、じゅるじゅるっ」
「はぁっ、きもちぃ」
だんだん秘部に近づき、舌でクリをつつく。
「ひゃぁっ!!」
今までないくらいの反応だった。
「ここ、いいのか?」
らんまは、ねちっこく舐めまわした。
「やっ…んっ…はぁ…あぁん…またっ…いきそぉなのぉ」
身をよじらせ枕を掴むあかね。
54あかね×らんま7:2009/07/15(水) 03:41:24 ID:OClsw3CA
舐めながら指を抜き差しさせると、あかねは枕に強くしがみつき身体をぴくぴくさせながら絶頂を迎えた。
頬をピンク色に染めて、ぐったりしているあかねを見ると女のらんまでありながら興奮した。
それと同時に情けなく思えてきた。
俺がふつーの男なら、すぐにひとつになれたのに…
待ってろ!すぐに男になってやる。
らんまがベッドから降りると、あかねに腕を掴まれる。
「やだぁ、どこ行くの?」
「男になってくる。」
「待って、らんまもすごく濡れてる。」
「えぇ!?」
ベッドに押し倒され、あかねに足を広げられた。
「ほらっ、クチュクチュっていってるでしょ。」
「うわぁ、あ、あかねぇ…あっ…やめろ」
「さっきらんまがしてくれた事してあげる。」
らんまの秘部に舌を這わせ、クリをねちっこく舐めまわした。唇で吸いついたり、軽くしごくようにして攻める。
「はぁっ…あかねっ…俺…ヘンだっ…んっ、はぁ…もう、やめろ…」
「だめぇ、らんまもイってぇ」
「あっ!!あかねぇ〜!!」胸を突き出しぴくぴくさせながら、らんまは初めての絶頂を経験した。
「はぁ、はぁ…すげぇ、きもち良かった。」
「ふふっ、らんま可愛い。」
らんまの頭をなでながら、キスをした。
「んっ…ちゅ…くちゅ…くちゅ…んはぁ…」
唇を離すと唾液が絡み糸を引くやらしぃキスだった。
55あかね×らんま8:2009/07/15(水) 03:46:00 ID:OClsw3CA
あかねの唇やわらけぇ〜女同士のキスでもこんなにきもちいぃもんなんだな。
じゃあ、つっこむモノがなくたってきもちいいはず…らんまは、あかねを下にして片足を上げ、秘部を擦り合わせた。

「あぁっ!?らんま、それっ、きもちぃ」

お互いのクリが擦れ、やらしぃ液体が溢れぐちゅぐちゅと混ざり合う。

「くっ、あかねっ、俺とまんねぇ」
おおきな胸をぶるぶる震わせ、腰を振り続けるらんま。
その胸に手を伸ばすあかね。
「わっ、あかね!?それやべぇ」
「あぁっ…んっ、らんまぁ〜あたしのも触って。」
らんまは、腰を振り続けたままあかねの胸を揉みしだく。
「はぁ…んっ…きもちぃ…い、いくぅ」
「はぁっ、俺も…いくっ…」
2人とも絶叫し、らんまはあかねの上に倒れ込む。

「ん〜はぁっ…ちゅ…ちゅっ」
らんまの顔にキスをし、胸を弄るあかね。

「はぁっ…あかねっ、俺ちゃんとひとつになりてぇ。おまえだってそうしなきゃおさまんねぇだろ?」
「うん。」
「待ってろ。すぐ戻るから!!」
らんまは、急いで浴室に行き男になって帰ってきた。
56あかね×らんま9:2009/07/15(水) 03:52:07 ID:OClsw3CA
部屋に戻ると、布団をかぶっていたあかねに飛び乗る。

「あかねっ、もっとよくしてやるからなっ」
「待って、乱馬!!」
「大丈夫だ。あんだけ濡れてたら、痛くねぇって。」
「違うの!?」
「え?」
「ごめんなさい、あたしからあんな事しといて…」
「は?」
「あの…あたし、取り返しのつかない事したよね。ごめんなさい。自分でも恥ずかしいよぉ。」
あかねは、布団で顔を半分隠している。
「なに言ってんだ?いいんだよ別に。」
「あたしもう大丈夫なの。効果切れたみたい。」
「効果?大丈夫つったって、俺はどうすんだ?」
乱馬は、ビンビンにさせたものをあかねに近づける。
「わっ!?ごめんなさい。あたし、おじいさんに騙されてたの。」

お風呂に入る前に着替えを取りに部屋に戻った時に、嬉嬉の説明書を落としていた。
あかねは効果が切れて正気になり、それを読んで自分のしてしまった行動を理解した。

ほら、これ…紙きれを乱馬に渡す。

嬉嬉説明書:女性を本能のままの姿に導き、最高のエクスタシーへ誘う夢の媚薬。敏感な部分にひと塗りすれば、ジンジンと身体が火照り敏感になる。

「バカよね。あたし胸が大きくなるって言われて信じたの。女のらんまに、こんな事しちゃうし…おねがい忘れて。」
「忘れられるわけないだろうが。」
「乱馬?」
「許さねー、俺をこんなにしといてぇ」
57あかね×らんま10:2009/07/15(水) 03:59:26 ID:OClsw3CA
実は乱馬は、脱衣所に落ちていた嬉嬉をなんとなく拾ってきていた。
媚薬か…じゃあまた塗ってやればいいんだな。と企んでいた。

「俺は、おまえに犯されたようなもんなんだぜ。しかも女の姿でなんて…」
背中を丸くし落ち込む姿を見せる乱馬。

「あっ、ごめんなさい乱馬。」
あかねは油断し、後ろから乱馬に抱きつく。乱馬が男になって初めて肌と肌が触れ合った。
あかねの柔らかい部分が背中に当たる。

乱馬はたまらなくなり、あかねの腕を掴みベッドに押し倒す。
「え!?やだっ乱馬ぁ!!」
あかねに馬乗りになり、胸と秘部に塗りつける。
「はぁ…はぁっ…乱馬ぁ」
すぐに、あかねはトロンとした目に変わっていった。
「どうだ?あかね?」
あかねは太ももをすりあわせて、乱馬に抱きつく。
「はぁ…したいのぉ…乱馬ぁ」

「いいぜ、さっきより気持ちよくしてやるよ。」
「うん。いっぱいして…乱馬。」



あかね×らんま 終わり。
続、あかね×乱馬未定。
58名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 04:06:51 ID:GPXUJaQw
よろしい! そのまま続けなさい
激しく続編きぼんぬ
59名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 13:20:28 ID:iCbniRyO
らんまが亀仙人(ドラゴンボール)のところへ修行&弟子入りする小説書いてるんだけど、需要あるかな?
60名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 17:37:13 ID:MMNBaz4X
かなり無茶な設定だなw
セクハラ内容によっては
61名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 18:50:44 ID:HH2o+QFF
亀仙人くらいメジャーなキャラなら大丈夫っしょ
男でしごかれ女でぱふぱふ
夢のカメハウスや
62名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 18:52:39 ID:6TIHrouU
>>59
趣向が変わって面白い。
らんま、良牙、あかねあたりで回す小説が多いから
風変わりなのもほしいな。
63名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 22:57:48 ID:kyRXCCWr
「まっ、あの調子なら明日の試合は楽勝かな。ファ〜・・・。寝よ寝よ。」
明日は格闘新体操の試合の日
あかねは足の捻挫によりらんまと選手交代をし、らんまが良牙にコーチしてもらい明日の試合の特訓に励んでいた
「ところでらんまよ。噂に聞いたが明日の試合負けたら黒薔薇の小太刀とやらと交際するんだってな?」
「ああ」
「では明日の試合は負けてもらうぞ!らんま!」
「へっ。おめーが親切にコーチしてやるなんておかしいなと思ってたんだよ。あいにく小太刀と付き合う気なんてねーよ」
「明日の試合に負けて、あかねさんは俺がもらうぞ!らんま!」
「来な!良牙!」
「足腰たたなくしてやる!」
レオタード姿のらんまは良牙の攻撃を避け、カウンターで良牙の腹にパンチを入れる
良牙も負けじとらんまに蹴りを入れ
2人の実力は互角に見えた
しかし一時間もすると両者共に疲れのいろが見え始めていた
「ハァハァ・・・。まだだ!らんま!」
良牙がらんまの後ろから抱きつくように飛びかかる
「ニャア!」
飛びつかれたらんまがビックリした声をあげた
良牙の手がらんまの胸をガシッと掴んだからだ
「テメー!触ってんじゃねーよ!」
「う、うるせい!お、お前がそんなでかい胸してるのが・・」
顔を赤くした良牙がアタフタと言い訳をしているとらんまが
「お返しだ!」
と言い良牙の股間をギュッと握った
「げっ!りょ、良牙・・・。お前・・・。」
らんまの手には膨張している良牙の物がしっかりと握られていた
急いで手を離すらんま
「オメー、なに考えてんだよ!この変態豚!」
「変態豚だと・・・?らんま!貴様!言ってはならんことを・・・」
らんまの手を掴み押し倒す良牙
「お、おい!テメー何するつりだ!良牙!」
「闘いで決着がつかないならば、お前の体をムチャクチャにし、明日の試合出れなくするまでだ!」
「俺は男だぞ!」
「体は女だ。その強気な態度可愛いぜ。ら・ん・ま・ちゃん♪」
「おい!離せよ!やめろ!バカ!」
ジタバタするらんまの両手をリボンで縛る良牙
「第2ラウンドの始まりだならんま・・。覚悟しろよ!」
64名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 22:59:09 ID:kyRXCCWr
「ば、馬鹿!やめろって!」
暴れるらんまを押さえつけ力任せにレオタードを破る良牙
「っっ!良牙この豚野郎!」
必死に胸を隠し、足も上手く股間が隠れるようにクロスするらんま。
しかしすぐに手を払いのけられ胸が露わになってしまった
「おいおい。男なら胸が露わになったくらいで恥ずかしがってんじゃねーよ。」
「み、見んなー!」
「今更恥ずかしがるなよ。2人で風呂に入った仲じゃねぇか・・・ハァハァ」
「(や、やべぇ。こいつ、目がマジだ・・)良牙!そうだ!こうしよう!胸触らしてやるからそれで終わりにしよう!なっ!?」
「らんまよ。俺も年頃の男だ。こんなチャンスやすやすと逃してたまるかってんだ。女のお前は色気がありすぎていつかこうしてやろうと・・」
目を真っ赤に充血させらんまの胸を優しくさわり始める
「駄目だって!こんなのおかしいだろ!いてっ!・・・・」
らんまの乳首を強く噛むと良牙の口の中はうっすら血の味が広がった
「黙れ!このまま噛みちぎってやろうか?」
「良牙テメー!」
「下はどうなってるのかな?ちょっと嗅がせてみろよ」
「ギニャー!やめろ!匂うな!」
「クンクン・・・。らんま良い匂いさしてるな。女の匂いってこんなんなんだな・・・。」
「変態!馬鹿!豚!」
「強気な女って可愛いいよな。今から犯される気分はどうなんだ?らんまよ」
「誰が犯されるかってんだよ!テメー指一本でも触れてみやがれ!ぶち殺すからな!」
「とかなんとか言っちゃって。アソコはこんなに濡れちゃってるぜ?」
らんまの濡れた股間を指で触り濡れた指をらんまの目の近くに持っていく
「体は正直だよな。」
「汗だよ!」
「汗にしてはちょっとヌルッとしてるな。らんまちゃん」
「ぐっ・・・」
「さあ、始めようぜ。らんま」
「や、やめろ!」
65名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 22:59:51 ID:kyRXCCWr
良牙はらんまの首筋を軽く舐め、手で恥部を優しく愛撫しはじめる
「んっ!」
らんまは最初は強張った顔で良牙の顔や手を払いのける感じで抵抗していたが
次第に良牙にリードされるがままに口数も抵抗も少なくなっていた
「らんま。気持ちいいか?」
「ハァハァ・・。き、気持ちいい訳ねぇだろ!」
「そうか?お前の顔が嫌な顔をしてないがな?」
らんまの体は汗でビッショリ濡れて、良牙に少しでも触られると体がビクッと感じていた
感じる自分に悔しくて目に涙を溜める
「気持ちよすぎて嬉し泣きか?」
「ちがわい!」
「まあどうでもいいか。俺も気持ちよくしろよ」
イソイソとズボンを脱ぎ自分の物をらんまに見せつける良牙
「くわえてみるか?」
「冗談いうなよ!誰がお前のなんか・・・」
「うるせえ。黙ってしゃぶってろ」
勢いよくらんまの口に自分の逸物をねじ込む
「うぇ!ゲホゲホ・・・」
「色気ねーな。もっといやらしくしろよ」
「だって・・・」
「俺が見本みせてやるよ。おら、尻あげろ」
「何するつもりだ?」
「お前のを舐めるんだよ」
「いい!いい!せんでいい!」
「いちいちうるせーな。女は黙って男にリードされてろよ」
「ニャア!」
良牙はらんまの腰を勢い良く持ち上げるとらんまの割れ目を優しく舌でなぞるように舐める
ピチャピチャ言う音と共にらんまの荒い息遣いが聞こえる
「りょ、良牙・・・。も、もういいって・・。俺、これ以上されたら・・」
「なんだなんだ?もうギブか?今度は指をいれてやろうな」
良牙は指をらんまのアソコにそっと入れ、中でゆっくり上下に動かした
「っ!!!」
「気持ちいいか?らんま。」
「ば、馬鹿!だ、だれが・・・」
「ほう。そうか。」
そう言うと良牙は指を強く抜き差しし始め、左手でらんまの胸を揉み始めた
「良牙!やめろ!イク!俺!女でイッちゃう!」
「女の姿でイクのは初めてか?見してみろよ。イク姿を・・・」
らんまはお腹の回りがゾクゾクとなんとも言えない快感が走り
「あっ!あっ!いや!」
と言い良牙の指でイカされてしまった
66名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:01:04 ID:kyRXCCWr
「っ・・・ハァハァ・・・」
「らんま。気持ち良かったか?正直に言え」
らんまは顔を真っ赤にしつつ強がった態度で
「誰が・・・気持ち良いなんていう・・」
「気持ち良かったんだな?顔真っ赤だぞ」
良牙はらんまを仰向けにし
「今のお前最高に可愛かったぜ。らんま・・・。このままずっと女でいろよ・・」
そう言うとらんまの唇に軽くキスをした
「んー!んー!」
らんまが暴れ出し良牙の顔を引き離す
「っぷは!・・・何考えてんだよ!俺は男だぞ!」
「うるせえ!俺は男なんか興味ねえ!お前が女だからこうして言って・・・」
「俺だって豚に興味はねえよ!」
「ふん。せいぜい強がってろ。お前はその豚に今から処女奪われるだからよ」
「りょ、良牙くん〜。冗談よ。私もあなたが好きよ〜。だから今日はここまでに・・・」
「もう遅い」
良牙はらんまの両足を持ち上げると自分の物をゆっくりと挿入しはじめた
「わー!馬鹿馬鹿馬鹿!いてえ!やめろ!ニャー!」
67名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:01:34 ID:kyRXCCWr
らんまは両手で顔を隠し挿入されている自分を見えないように目をつぶった
「あぁ・・・。これが女の中か・・・。初めてだぜ・・こんな感触は・・・。」
感無量の顔でツーっと涙を流す良牙
「らんま。顔隠してないでお前もみてみろよ。生命の神秘だぞ」
「見たくねぇ!」
「そう言わずにホレ」
「やめろって!俺・・。俺・・・。グス・・」
「泣いてんのか・・?らんま・・」
「な、泣いてなんかねぇ!うっ・・・」
「泣くな!らんま!」
「泣いてなんか・・・。うわ〜!」
どっと涙腺が緩み滝のように泣き出すらんま
良牙はらんまの方をジッと見つめ自分の物を抜きらんまを起こしあげた
「すまなかったな。らんま・・・。俺、お前があまりにも可愛くて・・・。やりすぎたよ・・」
「グスン。・・・良牙一つ聞いていいか・・?」
「・・・なんだ?」
「お前・・。俺が女の時、一緒に風呂はいった事あったよな?」
「ああ。お前が豚と気づいてない時な」
「あの時お前。俺の体みてたろ。」
「みてたというか、あんな格好の女がいたら自然と目が行くのは当たり前というか・・」
「良牙、俺に気があんのか?」
「女のおまえにな。男のお前は興味無いぞ。勘違いするな」
「じゃあ、俺の裸みて興奮してたのか?」
「あの時は殺意が強かったが、やはり興奮もしてたな」
「そっか・・・」
「あぁ・・・」
「もしもさ・・・」
「?」
68名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:02:10 ID:kyRXCCWr
「もしも俺がこのまま、完全な男に戻れなかったとするだろ?この体質理解してくれる人いないわけじゃん」
「あぁ」
「おめーも豚だとは誰も知らない訳じゃねーか?」
「誰にも言うつもりないからな」
「お互い、この体質のせいで本物の女とはうまくいかないかもしれない訳じゃねーか?」
「まあ半分豚と半分女なんて男はまとも恋愛できないかもな」
「そうだろ?それで提案なんだが・・・」
「なんだ。お前、俺を保険にするつもりか?」
「ギク!な、なんでわかった?」
「へっ。お互い体質を理解しあってる男と女だ。あながちそんな事だろうと思ったぜ」
「じゃあ、話は速いな・・・。良牙。俺が完全な男に戻れなかった時は・・・」
「貰ってやるよ。嫁に」
「や、約束だからな」
照れた感じで小指を出して指切りのポーズを作るらんま
「ほらよ」
良牙と約束の指切りを果たす
「とりあえず指切りの約束はしたがだ。らんまよ。」
「なんだよ」
「明日の試合。負けてもらうぞ!」
「はぁ!?」
「お前は明日の試合負けて小太刀と付き合う。俺はあかねさんと付き合う。完璧じゃねーか」
「お、お前な〜・・・」
怒りをワナワナと彷彿させていくらんま
「乙女の純情、弄びやがって!」
「それとこれとは別だ!明日の試合は負けてもらうぞ!」
こんなやりとりが続き、ドタバタ二人で仲良く乱闘しあい
朝になりあかねに「あんた達、徹夜で特訓したの!?」と呆れられ
らんまは寝不足で
「おねーさん。このハンペンかたいよ」
「らんまくん。それは手拭いよ。ニコッ」
などのやりとりをして小太刀との格闘新体操に向かうのであった
69名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:03:46 ID:kyRXCCWr
あかね「あら?らんま。首にあざが出来てるじゃない?特訓のキズ?」
らんま「うん?げっ!こ、これは・・・」
あかね「?なんだか知らないけど特訓がんばったんだ。特訓の成果で今日の試合必ず勝ってよね!」
らんま「ああ!まかせとけ!(くそ〜!良牙の奴、キスマークなんて付けやがって!帰ったらとっ捕まえて俺もあいつの体中にキスマークつけちゃる!)」
あかね「応援してるわよ!・・・らんま聞いてる?」
らんま「(その後、縛って俺のテクでアイツのちんこを舐めて、イクのを焦らして・・・)」
あかね「らんま!きいてるの!?グイッ」
らんま「ニャア!いきなり胸触るなよ!」
あかね「もう!考え事ばかりしてないで!小太刀の学校もうすぐつくわよ!」
らんま「(あぁ〜。早く良牙となんか色々スケベな事して〜!・・・俺、なんでこんなに良牙の事を思ってんだ?女の心が生まれてきちまったのか?)」
あかね「らんま!!考え事ばっか・・・すなー!」
バキ!
らんまはあかねのパンチによりピューっと飛ばされていった。
らんま「(あぁ〜俺、どうなっちまったんだ!?良牙の事好きなのか!?これは恋なのか!?)」
果たしてらんまの恋心は本物なのか!?
良牙のらんまへの気持ちはあかね以下なのか!?
らんまは小太刀に負けてしまうのか!?
次回
らんまのプロポーズ大作戦に続く!(2050年公開予定)
70名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:15:01 ID:kyRXCCWr
勢いにまかせて書いてみた
>>69は見なかったことにしてくださいorz
71名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:37:31 ID:H+hpfjjx
あかね、シャンプー、右京のアソコにキノコが!
女らんまに欲情する内容を書きたいけどイイ?
反応を見てから書き込みます。
72名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 01:06:47 ID:wtJIxMHe
このスレ本当に過疎ってんなぁ…
職人が投下しても大した反応無いし
一体何人いるんだろうか…
73名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 01:21:52 ID:mvbvTpBT
好みとずれてる可能性もある
ちなみに俺は良牙×右京やシャンプー×ムース
なびき×九能とかが好き
74名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 07:10:31 ID:wNN7lMh0
>>73
それこそマイナーだと思うが
75あかね×乱馬1(あかね×らんま続編):2009/07/16(木) 17:35:49 ID:WAqI59qo
>>48 の続編できました。
あかね×乱馬の媚薬プレイです。


乱馬の首にはあかねの細い腕が絡みつき、鍛え上げた胸板にはあかねの柔らかな膨らみが当たっていた。
乱馬の唇に触れたくて、甘い息を漏らしながら乱馬に顔を寄せていくあかね。
乱馬はそんなあかねに興奮し、自身のものを固くしていた。

「んぅ…ちゅ…くちゅ……んっ…くふぅ…」

あかねは男の乱馬と肌が触れるだけでさっきよりも興奮し、積極的に舌を絡ませる。

乱馬はキスだけで全身が痺れ、あかねに酔っていった。
乱馬には、あかね自身が媚薬のようだった。

「はぁっ…乱馬ぁ」

唇を離すと、色っぽい瞳でねだるように乱馬を見つめている。
乱馬の固くなったモノがあかねの下腹部に当たり、あかねは更に欲情してゆく。
それを撫でて乱馬を欲しがった。

「ねぇ、早くぅ」
「うっ…バカ、はえ〜よ。もっと楽しもうぜ。」
あかねの腰を撫でる乱馬。

「はぁ…うん。」

乱馬も早くあかねの中に入りたかったが、さっきの仕返しの意味を込めて焦らしてやるつもりだった。

あかねの首筋を舐め、だんだん胸元に降りていく。あかねが敏感に感じる場所は避けて…
それでもあかねは乱馬の腕にしがみつき、よじれていく。
76あかね×乱馬2:2009/07/16(木) 17:41:15 ID:WAqI59qo
「んっ…はぁっ…乱馬ぁ…ここもぉ」

あかねは、固くなった乳首に触れて欲しくて乱馬の唇に近づける。
しかし乱馬は、乳首を外しバストラインをなぞるよう舐めあげた。

「あっ…乱馬ぁ〜なんでぇ?」

悲しげな目で訴えるあかね。

「あかね…楽しみはとっておく方がいいだろ。」
「やだぁ、あたし今がいいのぉ…」

媚薬を使うとあかねは素直だ。

「だ〜め。女の姿の俺を犯した罰だ。」
そう言うと少しおとなしくなった。
「乱馬ぁ…」

乱馬は、あかねの足をM字に開き濡れて光る場所を見つめる。あかねは、見られているだけでどんどん濡らしていた。

「あっ…乱馬ぁ…やだぁっ」

あかねは、腰を妖しくくねらせながら乱馬に近づけようと頑張っていた。そんな姿に乱馬はそそられ自身のモノは疼くが、あえて太ももをペロペロ舐めあげた。

「やぁ…んっ…はぁっ…乱馬触ってぇ!!」

あかねは乱馬の舌が這う度、身体をぴくりぴくりと震わせていた。

「まだ駄目だ。」
「はぁ…んっ…乱馬ぁ…もぅ、我慢できないっ」
あかねは、とうとう自分の指で弄りだしてしまった。乱馬の目の前で狂い、シーツを濡らす。

「クチュ、クチュ、あぁっ…んっ…」

淫らなあかねに釘づけになり、乱馬のモノは脈打ちながら益々反り返ってゆく。
あかねは指を根元まで挿れると、自分の指を甘噛みしながら身体を震わせ絶頂を迎えた。

「あっ、やぁん…いくぅ!!」

あかねは、それだけで果ててしまった。
77あかね×乱馬3:2009/07/16(木) 17:43:41 ID:WAqI59qo
「バカ!なにやってんだよ。俺がしてやるのに。」
「だってぇ…我慢出来なかったんだもん。」

乱馬は、あかねの弄っていた指をちゅぱちゅぱ舐めてやる。

「あっ…乱馬ぁ…」

あかねは、物欲しそうにその様子を見つめている。
乱馬は指を舐めながら、片方の手であかねを弄ってやった。

「あぁっ…乱馬の指きもちぃ」

イったばかりのあかねの中は、小刻みに痙攣して指を締めつける。

「はぁっ、あかね、指で満足なのか?」
「あぁっ…んっ…いやぁ…らっ、乱馬ぁ、きてぇ…」

あかねは、唇を震わせながらもっと強い快感を欲しがった。
乱馬はたまらず指を抜き、破裂しそうになったモノを擦りつける。

「あっ、はぁっ…早くぅ」

自分を欲しがって狂うあかねが可愛い。あかね、もっと狂えよ。
そして、あかねの中にビンビンに反り返ったモノを埋めていく。

「うっ…あかね、きつい…」

あかねの中は、入れた途端乱馬に絡みついていた。
78あかね×乱馬4:2009/07/16(木) 17:46:54 ID:WAqI59qo
あかねは初めてではあったが、媚薬の効果でかなり濡れていたのであまり痛がらずに済んだ。
少しの抵抗感を感じながら乱馬は奥までたどり着く。

「あぁっ…乱馬のが入ってるぅ。」

そのまま激しいキスをすると、あかねの中はじゅわっと熱い液体が広がり、きゅっと締めつけが強くなる。乱馬はなんとか堪えた。

「んぅ〜!!くちゅ…くちゅ…んはぁ…乱馬ぁ、もぅ…だめぇ!!」

それだけであかねは、乱馬にしがみつきながら痙攣を起こしながら果ててしまった。

「お、おい!まだ入れただけじゃねぇか!?あかね感じすぎだな〜」
「はぁはぁ…だってぇ…入れたままキスするなんて…きもち良すぎるのぉ…キスだって慣れてないのよ。」

たいしてキスすらしてこなかったのに、今日初めて深いキスをしたのだからムリもない。
その上あかねには、媚薬のおかげで刺激が強すぎた。

「あかねっ、いっぱいしような!!キスもえっちもいっぱい、いっぱいしよ。」

あかねと繋がったままの乱馬は、腰を振りながらあかねにキスをする。

「んぅ…あっ、いっぱいしたい。もぅ…イっちゃいそう…あぁっ…んっ」
乱馬はすぐにイってしまわないように唇を離し、一旦動きを止めてあかねを見つめた。
79あかね×乱馬5:2009/07/16(木) 17:50:07 ID:WAqI59qo
「あぁっ…乱馬ぁ…好きよ…乱馬は?」

乱馬は忘れていた。あかねの中に挿れてぇって思いばかり頭にあったが、告白する事など頭になかった。
あかねは、媚薬で狂いながらも身体だけを求めてるんじゃなかったのだ。
「あかねっ、嫌いだったらこんな事しねぇ」

あかねを抱き起こし奥まで打ちつけて、触れてやらなかった乳首を思いきり舐めまわした。

「あぁっ…んっ、乱馬ぁ!!」

あかねは乱馬の頭を抱え込み、艶めかしく腰を動かす。まるで乱馬を犯すように…
乱馬の耳には、あかねの吐息がかかり甘い声が響いていた。

「あぁっ…んっ…あんっ…乱馬ぁ…」
「くっ…あかねっ、そんなにしたら、俺、イっちまう。」
「あたしもいきそっ…はぁ…一緒にいこっ…いっぱいしたいのぉ。」

2人は一緒に絶頂を迎えた。
乱馬は、あかねの中で果てたまま意識がなくなってしまった。
80あかね×乱馬6:2009/07/16(木) 17:52:40 ID:WAqI59qo
「乱馬っ、乱馬ったら〜!!」

あかねに起こされて目を覚ました。

「あかね…」
「もぅ、早く抜いてよっ」

下敷きになっているあかねは、顔を真っ赤にしている。

「何が?」
「バカっ!下見なさいよ!!」

そうか、俺まだあかねと繋がったままだったのか…

正気に戻ったあかねは、かなり照れて可愛い。そんなあかねを見て、ムクムクと大きくなった。
あかねもそれを感じとっていた。

「あっ!?やだぁ、乱馬ぁ」

益々真っ赤になるあかね。

「なぁあかね、俺まだお前の事好きだって言ってなかったよな。」
「なっ、何言ってんのよっ!?あたし、もう正気に戻ったんだからっ早く抜いてってばっ。」

恥ずかしがりながら暴れるあかね。

「あかねの事好きだよ。」

その言葉でおとなしくなり瞳を潤ませる。

「乱馬…」
「なぁ、あかねももっかい言ってくれよ。」

乱馬は正気のあかねからもう一度聞きたかったのだ。乱馬はあかねを見つめ、ゆっくり腰を動かす。

「あぁんっ…ちょっ、バカぁ〜!!」
「あかね、あれは嘘だったのかよ?」

もう一度腰を引き、奥まで突き上げる。

「やぁんっ…はぁ…う、嘘なわけないじゃない。」
「ちゃんと言ってくれよ。」

もう一度ゆっくり突き上げた。

「あんっ…もぅ、乱馬ぁ…好きよ。乱馬の事、大好き。」
「良かったぁ〜!俺、もっかいやりてぇ。」

あかねは、乱馬の背中に手をまわす。

81あかね×乱馬7:2009/07/16(木) 17:55:18 ID:WAqI59qo
「あんっ…ていうか…もぅ、乱馬っ…その…腰、動きっぱなしよ。」
「ははっ、そうだな。とまんねぇや。」

乱馬は、腰を振りながらあかねの唇に吸いつき舌を絡ませる。

「んん〜っ…くちゅ、くちゅ…ふぁっ…」

顔を真っ赤にし、顔を背けるあかね。

「なんだよ?さっきまでずっと、あかねのが激しかったんだからな!」

「だってぇ〜今の、あたしも乱馬も正気でした初めてのキスよ。」
「あっ、そうかっ。」

乱馬が猫になった時の事故のようなキスが最初だった。

「はっ…恥ずかしいに決まってるじゃない。」
「あかね、可愛いな。」
乱馬の腰は激しく動きだす。

「あんっ!!…やっ…乱馬ぁ、そんなにしたら…あたし…だめぇ!!」
「いっぱいしたいって、言ったじゃねぇか。それに男の姿で1回しかイってねぇんだから、まだ離さねぇぞ!!」

それから何度か身体を重ね、2人は晩ご飯にはしれっと並んで座っていた。
82あかね×乱馬8:2009/07/16(木) 18:06:11 ID:WAqI59qo
なびきは、乱馬にこそっと耳打ちする。

「あんた達やけに静かだけど、お疲れなのかしらぁ〜?さっきまではあんなに激しかったのにねぇ〜。」
「なっなびき!?」

なびきは、それ以上何も言わなかったので、ひとまずバラされる事はなかった。
しかし、なびきの事だ。タダで済むわけがないと思い、なびきの部屋に向かった。

「まさか、なびき写真撮ってねぇだろうな?」
「勘がいいわね。乱馬くん。1枚5千円ってとこかしら。10枚は撮ったから5万円ね。」
「たっ、高けぇ〜!!」
「じゃあ、大負けに負けて全部まとめて1万円でどう?」
「わ、わかった買うよ。」

はぁ〜、これじゃやりたい時にできやしねぇや。なびきの部屋から出るとあかねに会った。

「あっ乱馬…」

「あかね、また風呂か?」
「うん、乱馬のがね…まだ残ってるの…」

下腹部のあたりをさするあかね。
やっ、やべぇ〜俺またしたくなっちまった。

「なぁ、一緒に入らねぇか?」
「ばっ、バカじゃないの!?」
乱馬はひじ打ちをくらい、床にのめり込んでしまった。
凶暴さは変わらないあかねだった。

おわり
83名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 20:26:08 ID:qYGJJq7U
>>74
俺は>>73の好みと一致するのだがそんなマイナーか?

良らんとかも好きは好きだけど
ほっといてもいつも投下されるので慣れてしまうというか投下の度にわざわざ反応する気がしなくなるというか
あまり投下されない好みのカプとかたまに見かけるとより一層嬉しくなって
反応してしまうってのは少なからずあるな
84名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 21:36:26 ID:bISL3tN7
>>63>>75
乙!
また書いてほしいな
読んでも反応すらしないやつらはシカトしていいよ
カップリングなんて別に気にせずかいてちょ
85名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 22:17:38 ID:XhBnH6os
二次を描く人間は自分の萌えを発散したい人間と誰かに見てもらいたい人間の2種類いると思うが
ここで描いてる職人は殆ど前者だろう
大体いつも同じキャラorカプとかシチュだったりするし

そういう人間は要は自分のためにやってるんだから何描こうが読み手のことなんて気にする必要もないし
読み手もいちいち趣味に付き合う必要はない
そういうのはお互い分かってやってると思ってたんだが

だから反応しないことに対して>>84みたいに嫌味言われる筋合いもないわ
86名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 22:41:21 ID:WAqI59qo
私は、発散も見てもらいたいのもどっちもあるよ。
それが反応よけりゃ言う事ないね。創作意欲も湧くよ。

あかね×乱馬、あかね×らんま くらいしか読む気にならないし、作る気にもならないなぁ。
だから、組み合わせでスルーする人がいるのって当然だ思う。組み合わせだけの問題でもないだろうけどさ。
それを強制したくないし、反応を強制するような環境にはして欲しくないなぁ。

また作る気になって完成したら、投下しますね。
87名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 22:51:00 ID:8sCvSOse
>>86
乙でした。風呂編も読みたかったですw
88名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 23:56:41 ID:OCRVNeMd
>>86乙!
乱馬の積極ぶりにワロタが、そりゃ一つ屋根の下に
好きな女と暮らしてたんじゃ溜まるもんも溜まるわな
次回作待ってます
89名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 01:46:28 ID:8MpjTIbq
>>73

ヤバイ、好みが一緒w
俺発見www
90名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 04:47:34 ID:OOhKm9A6
>>73だが
あくまでもシャンプーがムースをてのが良いんだよね
普段冷たいんだけど、キライじゃないよっていうかさ…上手く言えんが
ツンデレと一括りにしたくないシャンプーの感情がいいんだよ

良牙と右京は何というか友人や戦友?という立場から恋人に変化してくのが良いというか
「…右京。」って名前を呼んで、後ろから泣いてる右京を抱きしめたりしてたらもうね

なびきは言わずもがなでしょう
91名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 07:11:10 ID:8cIe6O6V
>>86
ごちそうさまでした。やっぱり乱あの作品はいいなあ。
ニヤニヤギンギンで、読ませていただきました。
また楽しみにしております
92名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 15:58:56 ID:VE+FeMyA
虚ろな瞳

ってサイトにあったらんま小説好きだったんだけど
サイトなくなっちゃったの?みれないもんかね。
93名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 19:45:01 ID:CvV9ctmr
>>90の良右のシチュに萌えた
この2人は気の合う同志からいつの間にか一緒に居るのが当たり前になってたみたいな関係が理想
恋人ってより夫婦っぽい空気がいいな

シャンプーの感情も言いたい事は分かる
乱馬とも違う他のキャラとも違う何ともいえない思いがあるよねムースには
とりあえず惚れた感情とは別にあの我の強いシャンプーに涙を流させるってのは相当凄いと思う

なびきと九能については・・・こいつらの性格を許容した上で付き合えそうな人間ってお互いしかいなさそうw
94名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 12:33:43 ID:hf+5fCiZ
>>73は全部好きだ
あと良牙×女らんまとか
95名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 13:18:22 ID:JLs2rJNv
いまだ更新してる深夜小説はある意味すごい
96名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 18:44:09 ID:mhmO5usA
虚ろな瞳ってどんななの?
97名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 19:08:03 ID:XOYR4sqy
>>92
一ヶ月ぐらいまえはまだ運営してたのにな
なにがあったんだろうか
98名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 19:13:29 ID:JLs2rJNv
http://74.125.153.132/search?q=cache:2N8H7f6TA4cJ:yotsuba.saiin.net/~h-sora/book/ranm/menu.htm+saiin.net/~h-sora/book/ranm/&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

作者投稿を集めた感じでいろいろあった。
らんまはあんまりないけど。


99名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 21:39:18 ID:DBrFzEo1
>>98
これって個人のサイトのミラー?
こんなもん勝手に取って2に晒していいのか
100名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 21:52:28 ID:GqCUFEFK
キャッシュっぽい。
リンク先は404
101名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 00:56:02 ID:9raxmSj1
久しぶりにきたら新スレ立ってた
>>31>>63>>75
GJ!
どれもエロいしテンポもよくて良かったです
らんま受け好きなんでかなり楽しめましたw
また書いてくれるの待ってます
102名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 20:36:59 ID:COTSa0y0
久しぶりに来たら更新がたくさん。素晴らしい。
>>70
良らん乙でした。いや、いいですねえ。
>>73
このカプは王道だと思うんだ。良牙とらんまのカプとは全く別の方向で。
>>86
乙! らんま×あかねもよかったし、乱馬×あかねもよかった。
風呂場編はいいよねえ。なんかあかねもらんまもどっちも楽しめてお得だのう。
>>90
破恋洞編や温泉街編とかなw
103名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 20:09:04 ID:Ut0SGj4M
早く新作くれぃ!
104乱×あ bathroom1:2009/07/28(火) 01:09:10 ID:g5CZrFDZ
>>75の続編として、お風呂編も作ってみました。

媚薬を使ってひとつになった乱馬とあかね。
あれ以来あかねはえっちを拒む事はないが、媚薬はしっかり保管され使わせてもらえなかった。

乱馬は浴槽に浸かりながら考える。
激しく狂うあかねを知ってしまった乱馬は、自分の手でもっと狂わせる事はできないものか…

乱馬は女になり、女体研究をする事にした。
椅子に座り水をかぶる。
「つめてぇ〜」
胸をやわやわ揉み、乳首を指先で撫でまわす。
次第に強く揉みしだき、コリコリの乳首をギュッと摘んで刺激を与えると身体は火照り、熱いものが湧き出てくるのを感じた。
「はぁっ…んっ…へへっ、ギュッと摘むのもいいな。」
らんまは、片手で胸を揉みながら秘部に手を伸ばし指を滑らせる。
「くちゅくちゅ…」
風呂場に響く卑猥な音に興奮していた。頭ん中も痺れるみたいでボーっとしている。
「はぁ…はぁ…」
お腹の奥のほうが熱くなって、身体が疼いてくる。思い切って、指を挿れてみた。
「うっ、あぁっ、すげぇ!」
脚には力が入り、つま先をタイルに押し付けながら滑り両脚が徐々に開いていった。
身体を支えられず壁に寄りかかり、抜き差しを繰り返す。片手は乳首をぎゅっと摘む。
「あぁっ…くっ…やべぇ…」
らんまは、徐々に快楽に向かい身体を痙攣させ果ててしまった。
「はぁはぁ」
脱力していた時に、脱衣所にあかねが入ってきた。
105乱×あ bathroom2:2009/07/28(火) 01:22:52 ID:g5CZrFDZ
「ねぇ乱馬?お風呂やけに長いけど、のぼせてない?」
あかねが扉の向こうで乱馬を心配し、声をかけてきた。
「はぁっ、あっ、あかねぇ…」
「え?らんま?」
あかねは女のらんまの声だとわかり、苦しそうならんまを心配し扉をあけた。
壁に寄りかかり、太ももにやらしい液体を流すらんまの姿に目を丸くしていた。
「なっ、なにやってんのよ?」
「あかね…」
手を差し出すらんまに、あかねが手をとると強く引っ張っられた。
「あっ!!ちょっと!!んぅ…ちゅ…ちゅく、ちゅく…」
らんまの膝上に乗っけられてしまった状態で唇を奪われ、脱力していくあかね。
「はぁ…らんまぁ」
「へへっ、その気になってきたか?」
スカートに手を入れ、パンツの上からスリスリ擦ると、ぽつんと浮きでた部分を探し当てた。
「あんっ!らんまぁ…やぁっ」
爪で引っ掻くようにこすり続けると、あかねは身体をぴくぴくさせらんまにしがみつく。
「はぁ、はぁ…らんまぁ…ひとりでしてたの?」「あかねをもっと気持ちよくしてやりたくて、研究してたんだ。」
「バカぁ」
106乱×あ bathroom3:2009/07/28(火) 01:26:54 ID:g5CZrFDZ
「あかね、女同士じゃもの足りないよな?」
らんまは、手を伸ばし熱いシャワーを出す。
一瞬で男になる乱馬と、服を着たままびしょ濡れになるあかね。
身体に張りつく白いワンピース越しに、あかねの身体のラインや薄いピンクの下着がくっきり透けている。
「もぅ乱馬ぁ!」
「あかね、すげぇそそるぜ。」
乱馬はワンピースのボタンを胸元だけ外しながら、また唇を奪う。
「んぅ…んんっ…はぁ」
ブラを下げて撫でまわすと、柔らかい中に固い感触が手の平に押し返してきた。
そこを、指できゅっと摘むと身体をびくっとさせ乱馬の腕にしがみつく。
「あんっ…待ってこんなとこでぇ」
「もぅ待てねぇ。」
乱馬は、あかねのパンツに手をかけ片足を抜く。
びしょ濡れで中途半端に脱がされた格好に興奮し、ふたりとも息を荒くしていた。
指を伸ばすと、あかねのそこは既にぬるぬるだった。
ふたりの吐息とあかねから発する水音は、風呂場の中で反響し更にいやらしい空間になっていた。
「くちゅくちゅ…やっ…あっ…乱馬ぁ」
あかねも、らんまの時と同様に頭ん中が痺れていくようだった。
当然乱馬のモノはビンビンに反り返り、洋服越しにあかねに当たっていた。
107乱×あ bathroom4:2009/07/28(火) 01:34:30 ID:g5CZrFDZ
あかねは乱馬の肩に掴まり、白い胸をプルプル震わせていた。
その目の前で揺れる胸に吸い寄せられるように乱馬は口に含む。
「あっ…やぁ…」
あかねは、身体をビクつかせながら乱馬の頭を掴んでいた。
「あぁっ…乱馬ぁ」
あかねが乱れるごとに乱馬は強く吸いつき、夢中で舐めまわした。
下の方では人差し指と中指であかねの中を弄り、親指で溢れた愛液をクリに撫でつけると一気に限界に近づいていた。
「やんっ…あぁっ、それっ、だめぇ…いくぅ」
あかねは、乱馬を胸に抱いたまま果ててしまった。
ぐったりするあかねを床に寝かせ、全身を眺めると生唾を飲み込む。
シャワーで濡れた上に乱れた衣服、乱馬の唾液や愛液でテラテラと光っていた。
そんな姿で、あかねは熱っぽい瞳をして手を伸ばし乱馬を求めていた。
「あかね…そのかっこたまんねぇ。」
あかねにガバッと覆い被さり、一気にズブズブ差し込んだ。
「あんっ…やぁん!!いっ、いきなしっ!!やっ…今日…乱馬のっ…おっきいよぉ…」
「うっ、あかねん中が狭いんだぜ…くぅっ…」
イって間もないあかねの中は、まだヒクヒクと痙攣が続いていた。
108乱×あ bathroom5:2009/07/28(火) 01:38:50 ID:g5CZrFDZ
あかねの腰を掴んで奥まで突き、グリグリ押し当てる。
「あぁっ…やっ…そんなに…奥までぇ…」
あかねは眉をしかめ、乱馬が入ってる場所を押さえながら身体を震わしていた。
「あかねん中、すげーきゅっていってるぜ」
奥まで突かれる度、あかねは身体をぶるぶる震わせ目を閉じて乱馬を感じていた。
「あぁっ…乱馬のだって…ビクビクいってる…あんっ!!」
切なく喘ぐあかねの声が風呂場に響き、あかねの反応すべてが更に乱馬を興奮させる。
「今日のあかね媚薬使ってねぇのに、すげぇエロいぜ。」
「あんっ、らっ、乱馬が…こんな風にっ…したんだからぁ…やぁん!!」
乱馬は衣服から飛び出た柔らかな胸に吸いつき、打ちつけるスピードをあげていく。
次第に絶頂が迫ってきたあかねは、乱馬の腕にしがみついた。
「あんっ、だめぇ…はぁっ…いくぅ…」
「くっ…俺もっ」
キツい締めつけに耐えられず乱馬は、ドクドクとあかねの中で果ててしまった。
「あぁっ…乱馬ぁ…」
あかねは、ピクピクしながらお腹に手をあて自分の中に広がる乱馬を感じていた。
109乱×あ bathroom6:2009/07/28(火) 01:53:41 ID:g5CZrFDZ
乱馬は繋がったままあかねの上に倒れ込み、痙攣の続くあかねの中からしばらく離れられずにいた。
落ち着いたあかねが口を開く。
「ねぇ…もぅ、抜いてよぉ…」
「わりぃ、俺まだしてぇ」
乱馬は、まだ元気なままだった。上半身を起こし、あかねを間近で見つめてひと突きする。
「あんっ…バカぁ、あたし早くお風呂入りたくて様子見に来たのにぃ…」
「俺が洗ってやっからさ〜もう1回だけ!なっ?」
あかねの、了解も得ないまま腰を振り出す。
「あっ…やっ…だめだってばぁ…あんっ!」
風呂場には、ふたりの体液が混じった卑猥な音とあかねの甘い声が響いていた。
乱馬は服のボタンをすべて外し、膝の上に抱き上げて衣服をすべて剥ぎ取った。
「やぁっ…乱馬っ、深いぃ…」
乱馬は、あかねを抱き締めたままだった。
「……え?乱馬、なんでぇ?」
あかねは、動かない乱馬の首に腕を絡ませ顔を覗き込む。
「なんだよ?」
乱馬はあかねの潤んだ瞳には弱く、しかもとんでもなく卑猥な表情をしているから堪らなかった。
あかね、その表情やべぇ。でも我慢すりゃ、あかねから欲しがってくれる。乱馬はそう企んでいた。
あかねは、顔を赤らめ躊躇いながら口を開いた。
「…だからっ…なっ、なんで…動いてくんないのよ?」
「へへっ、なんだぁ〜おめぇもしてぇんじゃねか〜か。じゃあ動いてやっかな!」
「もぅ、試したのね?いいわよ〜動かなくったって〜!」
乱馬がニヤけてるうちに、腕の中ではあかねが腰をくいくい動かしていた。
「んっ、あっ、あっ、あっ、はぁっ…」
「くっ…あかね、そんなに動くなっ…うわっ、やべぇ」
「はぁっ…乱馬が動かなくったって…できるんだからぁ…」
どうやら、あかねは苛めたほうが大胆になるようだ。きっとこの空間もあかねをおかしくさせた要因のひとつだろう。
狂わせるコツを掴みニヤリとする乱馬だった。

おわり
110名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 16:59:02 ID:0kbl2VcL
GJ!
111名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 21:54:31 ID:Ej2fT2jf
うひょ!エロス
GJ!
112名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 23:08:33 ID:4lGiHzwJ
過疎ってんな〜
113名無しさん@ピンキー:2009/07/28(火) 23:45:21 ID:LngufYjv
>>112
そう思うのなら>>72以降の流れを読んだ方がいいかも
114名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 18:20:26 ID:3q3zjHF/
>>104
GJ!このシリーズ好きだわ
115名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:00:19 ID:omDcWEUD
>>104
うひょ〜、ジージェイ。
乱あ最高だわ。お互いがわかってるからこそ遠慮なくセクロスする仲がうかがえる
116名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 22:42:45 ID:/IV6JTlN
>>26の続きが気になる。
良牙はお星様になったの?
117名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 15:35:37 ID:C1gbHc1O
自分も地味に気になってたw
118名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 17:06:08 ID:BHVWOlgg
派手な感じでらんまにリオのカーニバル衣装着せたい
119名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 23:51:31 ID:0zaskzeZ
日々運動部の男どもに交際を申し込まれるあかね。
あの日で体が思うように動かず、そのまま勢いで男どもに操を奪われ、父親が分からない子を孕まされてしまう。
そのショックで気が触れたあかねを乱馬が慰めていく、ようなSSはないのか?
120名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 13:18:50 ID:tm7xm2KW
あの日にやられちゃうの?そんな日にヤりたい?
その設定は、好ましくないなぁ。
121名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:00:56 ID:bABirlcE
>>119(・∀・)イイ!!
122らんま1/2 町内・格闘サンバカーニバル開催!:2009/08/05(水) 23:17:28 ID:WjgYBDj6
「今年も多いにリオの街はカーニバルで賑わっております」
TVの中のアナウンサーがブラジルの街、リオの熱気の中、伝える。
サンバのリズムと共に映し出されるリオのカーニバル。
華やかな衣装。ブラジル人の豊満な肉体。
全国のどこのお茶の間とも同じように天道家のTVにでもそのニュースが映し出されていた。

八宝斎は右手に箸、左手に茶碗を持ったまま、食い入るようにTVを見つめる。
「外国の娘たちもええのぉ〜、肌もピッチピチしとるわい」
「おじいさん!見てるとこがヤラしいわよ」

「でも、こんな格好で踊るなんて日本人じゃできないわよね」
「へへへっ、そうだな。あかねみたいな寸胴女にはこんな衣装よりも浴衣のほうが似合ってるぜ」
パシンっ!
乱馬の余計な一言にあかねの平手打ちが軽快に飛ぶ。
「いててて....なにしやがる!だー、いつもいつも、もう力任せに...」
真っ赤に腫れた頬を大事に触りながら乱馬がボヤく。
「あんたの一言がいつも余計なんでしょ」
空気の悪くなった二人を和ませようと横ではパンダになった玄馬がリオのカーニバルを見よう見まねで踊る
「・・・早乙女君、暑くるしいよ」
早雲が冷静な面持ちで玄馬の行動を止める。
「乱馬〜、ワシのために女になって衣装着て、カーニバル踊ってくれ」
「馬鹿野郎!なに考えてたんだ、このスケベじじい。こんな露出した衣装着れるわけねえだろ」
「あんた、コスプレ好きなんだから着てあげればいいじゃない」
「オレは男だ!」
「女のらんまくんだったらきっと似合うと思うわ〜」
天道かすみのおっとりとした口調で乱馬に提案する。
「誰が好き好んで・・・ぶわっ!冷たい!」
あかねが乱馬の背後からバケツで大量の水をぶっかける。
「ふんっ!あんたなら、さぞかし似合うんでしょうね」
「・・・・・・・。」
先ほど言い過ぎたらんまの口からは言い訳の言葉が見つからない。
123らんま1/2 町内・格闘サンバカーニバル開催!:2009/08/05(水) 23:18:15 ID:WjgYBDj6
TVとは逆方向からサンバのリズムが近づいてくる。
その音はついに大音量となる。
「おーっほっほっほっほ!!やっと見つけましたよ、おさげの女」
「げっ・・小太刀。なんだ、その格好は・・・」
「これですか?見ればわかるでしょう、リオのカーニバルですわ」
ちゃぶ台の上で軽快にターンする衣装に見を包んだ小太刀。
「日本人なら、できなかったわよね・・・日本人なら・・・」
「ちょっと、ちょっと、踏んでますよ、ワタシの手」
「あっらー、ごめんあそばせ!」
早雲の手を踏んづけた小太刀が足をどける。
「なんのつもりだ!小太刀、そんな格好して!」
「これよ!」
『町内・格闘サンバカーニバルのお知らせ』と書かれたチラシをらんまに見せる小太刀。
「町内・格闘サンバカーニバル?」
「おさげの女、長年の決着を今日こそつけるのよ」
「長年の決着だー?」
「そうよ、いつもいつも勝ち逃げして。」
「アホらしい、さっきもそんな露出した衣装なんて着ないってみんなに言ったところだ」
「出ないんでしたら、私の不戦勝ということでよろしいですわね?」
「不戦勝?・・・んーー、、」
「もう出ればいいじゃない、小太刀と一緒だったら恥ずかしさも薄れるわよ」
「そんなに言うんなら、あかねが出ればいいだろ〜が」
「あたしはどーせ、似合わないですよ〜だ」
「こりゃ、もう出るしかなさそうだな・・・ううう。」
「どうなの?おさげの女」
「わかったよ、出てやるぜ!カーニバルの衣装でもなんでも着てやらあ!」
「それでは会場でお待ちしてますわ〜では、ごきげんよう」
サンバのBGMを流しながら小太刀が天道家の庭を踊りながら駆けていく
124らんま1/2 町内・格闘サンバカーニバル開催!:2009/08/05(水) 23:18:45 ID:WjgYBDj6
そして、町内・格闘サンバカーニバルの出場者受付。
「えっと〜、この格闘カーニバルってのに参加したいんですけど」
「おお!よくぞ、来てくれました。それではあちらの控え室に衣装を用意しておりますのでお好きなのに着替えてください」
「あっ・・・はい」
らんまは係員に誘導され奥の控え室へと案内される。
たくさんの豪華な衣装がハンガーにかけられた控え室は華やかだが
衣装に身を包まれた娘たちの会話でパレード開始前から賑わっている
「それでは10分後には始まりますのでよろしくお願いしますね〜」
係員が控え室のドアを閉める。
「うわあ、いっぱいあるんだな〜」
『この衣装はブラジルから借りております、汚さないでください』と書かれた張り紙がらんまの目に映る
「ほー、ブラジルから借りてる、ずいぶん本格的だな。」
「しっかし、なんで誰もいねえんだ?ま、さっさと着替えておくか」
ハンガーの衣装に手を伸ばし、一つずつ品定めするらんま。
「ん〜、どれがいいかな・・・」
燃えるような赤い衣装、ゴージャスな銀の衣装、様々な衣装に手をかけていく。
周りを見渡すどの娘もきわどい衣装ばかりだ。
「みんな、すっげえんだな・・」
<開始、3分前です。そろそろ会場のほうへ向かってください>
アナウンスが控え室に響き渡る。
「やべえ、もう時間か。とりあえず、これにしておくか」
目に飛び込んだ金色の衣装を持って試着室へと飛び込むらんま。
「急がないとな」
ズボンを脱ぎ、上着を脱ぎ、タンクトップを勢いよく脱ぎ捨てる。
「ああ、パンツもだよな、やっぱり」
トランクスを片足ずつ脱ぎはじめる。
全裸になったらんまは急いでカーニバルの衣装を身につけていく。
衣装の飾りがジャラジャラとなり、身につけおわると
頭へ羽飾りのついた冠をかぶった。
鏡に映った自分を見て
「ちと、露出しすぎか?でも、オレってなんでも似あっちまうな」
ご満悦な表情でポーズを鏡の前でポーズを取る。
「いけね、こんな事してる時間はなかった」
125らんま1/2 町内・格闘サンバカーニバル開催!:2009/08/05(水) 23:19:14 ID:WjgYBDj6

一方、パレードの開始場所にはたくさんの人で溢れかえっていた
学生服を着た男子生徒たちが出場者たちの出番を待っていた
「はやく、始まらないかな。ブラジルの文化っていいよな」
「オマエが嬉しいのはあの露出した衣装で踊るのがいいんだろ?」
「へへっ・・・」
「そういえば、らんまが出場するらしいぜ?」
「まじで?らんまが??」
「ああ、さっき受け付けしてるとこ見た」
「うっわー、そりゃたまんねえなあ、アイツ、元は男だけどスタイル抜群だしな」
「ああ、オレも楽しみだぜ」
「カメラ持ってきてよかった〜」
「へっ、甘いな。。オレなんて、、ジャーん!」
男子生徒の一人がビデオカメラを取り出す
「これでバッチリらんまがカーニバル衣装で踊ってるとこ、撮影してやる」
「撮影したやつ、オレにも後でくれよな」
「ああ、いいぜ♪」
「今夜のおかずにしちゃおうかな」

「お待たせいたしました!それでは町内・格闘サンバカーニバルのスタートです!」
アナウンスと共に拍手が鳴り響く。 続く

126名無しさん@ピンキー:2009/08/06(木) 02:00:12 ID:nlcrggpL
>119
あの日に孕むのかねぇ
127コピー乱馬の野望!:2009/08/07(金) 00:01:07 ID:fyAT21tL
初めてチャレンジします。少しずつかかせてもらいます。

鏡から現れたコピー男乱馬 恋の釣竿と止水桶を手に入れ男の野望を実現する!
コピー「わっはっはっは可愛い女子をたくさんゲットするぞー」
らんま「ちきしょう。やられた男に戻れねえ。あかね逃げろ!ここは俺がくい止める」
あかね「あんたはどうすんのよ!あいつは、あんたも私達も手に入れるつもりよ」
右京「そうやで乱ちゃん一緒に逃げよ」シャンプー「そうね。乱馬あいつの花嫁になる良くない」
らんま「ゴチャゴチャ言ってる場合じゃねえ。危ねぇ!ぐっ」
「乱馬ー!」「乱ちゃん!」「乱馬ぁー!」次々と吊り上げられる女達
そして数ヵ月後…
コピー「たっだいまー!ご主人様のお帰りだよーん」
?「「「お帰りなさいませ。ご主人様」」」
続く
128コピー乱馬の野望!:2009/08/09(日) 12:05:57 ID:7FnQjrIr
かつて天道道場があった場所には珍妙な城が建造されていた。
内部にはコピーが釣り上げた女達が108人の妻として住んでいた。
コピー「無差別格闘も後継ぎの心配いらねえ。安泰、安泰。わっはっはっは」
らんま「そんなことよりよ。今夜の相手は、もちろん俺だよな。俺が一番うまいし可愛いくて綺麗だから決まりだろ。なっ」
あかね「男が何言ってんのよ。あんな男女より私の方がいいわよ。」
シャンプー「あかねこそ何言うね!乱馬の相手は私しかいないね。」
右京「残念やなー。うちが一番乱ちゃん愛しとる、だから相手はうちや」
コピー「うーん。じゃ皆で」
四人娘「本当?やったー!」
かすみ「あらあら、あかね達たら、本当に好きねー」
なびき「私は、ここの贅沢な暮らしが気に入ってるから別にいいけど、本当はもともと乱馬君よりあかね達の方がスケベだったみたいね」

次回 百合もありの乱交
129名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 00:59:39 ID:n46erJhn
桃源卿見た
ボスの糞餓鬼に好きな女連れて行けって言われた部下達が
かすみやシャンプー達を連れ去る場面で色々期待してたのにほのぼのしてるだけで全然・・
シャンプーの所は貞操の危機って感じで良かったけど
130名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 07:56:08 ID:iGoOhx9H
>>129
あのシャンプーは服は破れるわで格好のオカズだったな。
あと乱馬目線の階段を駆け降りてくるあかねの白パンチラ
131名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 17:04:15 ID:av0m0+1a
パン乱はないのか
132名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:48:06 ID:7FPKdfyP
>>26の続き投下
「パパもママも帰っちゃった・・・」
「ヒカル・・・」
「これで私は一人ね」
「ヒカル?」
「悲しくなんかないわ!どうせ消えるんだから!死ぬのよ!私は!」
「ヒカル!」
「もう嫌!なんで私がこんな!こんな・・・うっう・・」
「泣くな!ヒカル!」
良牙はヒカルを強く抱きしめた
「良牙・・・。死にたくないよぉ・・・」
「心配するな。俺がついてるから!」
抱き合う2人
良牙の体にはヒカルの胸の柔かい感触が伝わる
「良牙の体温かい・・・」
少し落ち着きを取り戻しヒカルは良牙を強く抱きしめる
「良牙・・。私ね・・処女のまま死ぬなんてやだなぁ・・。」
そう言うとヒカルは着ている服をスルリと脱ぎ始めた
「良牙・・・。いい?」
「お、俺も初めてだがいいのか?」
「優しくしてね・・」
133名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:48:39 ID:7FPKdfyP
初めて触る女の胸は柔らかく下半身に血液が
走って行き今までにない興奮をする
それはヒカルも同じだった
「良牙は女の子の裸みたことある?」
意外と裸を見ても平静な良牙に少し意地悪な質問をしてみる
「無いと言ったら嘘になるな」
「エッチな本とかでしょー!やだー///」
「そ、そういうんじゃないんだ!断じて違うぞ!」
「慌てる所が怪しいなー」
「一応、生身の人間だ」
「妹さんとか?」
「いや、同級生だ」
「えー!意外!良牙もてるんだね」
「そいつな、男女だからな。カウントなんかに入んねーよ」
「男女?」
「水をぶっかけると男が女になるんだよ」
「うそー?ほんと?」
「ほんとだ。後、猫になる女もいるぞ」
「え〜!?猫!?なにそれ!?怖い!」
「今度会わしてやるよ」
「ぜっ〜たい!絶対約束だからね?」
「ああ。そんなことより・・・」
「ええ・・・。続きをしましょ・・・。お願い・・・電気消して・・」
134名無しさん@ピンキー:2009/08/19(水) 23:50:48 ID:7FPKdfyP
来週中には続き書きます(^p^)
135名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 00:15:27 ID:f8lTnITu
保守
136名無しさん@ピンキー:2009/08/27(木) 22:21:49 ID:oIyzxAa/
うわああ前スレ落ちてかなりショックだったけど新スレ立ってたのか!
職人のみなさん乙です

パンスト×らんまの凌辱最後好きだとか超萌えたやばいwwwww
ごちそうさまでした
13748:2009/08/28(金) 22:32:34 ID:+K0HQ0En
お久しぶりです。
またまた、あかね×乱馬できました。
自分の中では、あれから少し経った2人という設定で書きました。
でも前回までの話は関係なく読めると思います。乱あ好きな方どうぞ。
138足りないモノ 乱あ1:2009/08/28(金) 22:42:04 ID:+K0HQ0En
あかねと乱馬は、身体の関係を持つようになってから女の子の日以外は行為を欠かす事がなかった。

乱馬は、毎晩あかねの部屋に行きベッドに潜りこむ。
「今日もするの?」
「嫌なのか?」
「嫌っていうか、もぅ身体がもたないわ。」
あかねは背中を向けてしまった。
「明日からしばらく修行なんだぜ。いいじゃねぇかよ。」
乱馬は、パジャマをまくり後ろから胸を揉みしだく。
「あんっ!バカぁ…」
同時に耳元を舐め、片手を下ろしパンツの上からさするだけでもう濡れ濡れになっていた。
「ぐしょぐしょじゃねぇか。好きなくせに素直じゃねぇなぁ。」
「やっ…あっ…いっ、一回だけだからねっ!」
「そんなんで足りるかよ〜」
乱馬の言った通り、一回では済まされず何度も何度もイかされた。

次の日から夏休みを利用し乱馬が修行に出た。

2日も経つと困っていたはずだったあかねは寂しくてたまらなくなっていた。
「はぁ、足りないわ…」
あかねは、溜め息をつきお腹を撫でていた。

乱馬がいなくなって一週間経った夜。お風呂からあがり、ベッドに横になると無意識に胸を触る。
そして、固くなった先端をぎゅっと摘み刺激を与え続ける。
「はぁっ…あっ…乱馬ぁ…」
パンツの脇から指を滑り込ませ、液体を掬いクリに塗りつけた。
「あぁっ!!…きも…ちぃ」
139足りないモノ2:2009/08/28(金) 22:48:23 ID:+K0HQ0En
下着を脱ぎ捨て、クリを弄りながらもう片方の指で激しくかき回した。
「あっ気持ちぃ…やっ……やだ…あたしっ…自分の指でイクぅ!!」
「ハァハァ…乱馬ぁ早く帰ってきてよぉ。」

ぼーっとしていると玄関から乱馬の声がした。
急いで身なりを整え、階段を下りるとなびきが乱馬をからかっていた。
「乱馬くんおかえりー。予定より早いわね。やっぱ、あかねがいないと寂しいのねぇ。」
「うっ、うるせぇなびき!疲れたから風呂入って寝る!」
乱馬は風呂場へ向かう。
あかねは、乱馬を追いかけ勢いのあまり脱衣所に入って乱馬に抱きく。
「おい、なにやってんだよ。いくら風呂場ですんのが好きでも今日はムリだぜ。」
「それは乱馬でしょ〜が!」
「じゃあなんだよ。こんなとこまで入ってきてよ?」
あかねは俯き、乱馬の服をきゅっと掴んでさっきまでの勢いが嘘のようにしおらしく答えた。
「あの…あとで、部屋に来て。」
乱馬は、あかねがもの凄く可愛くて思わずぎゅっと抱きしめた。
「あぁ、わかった。あとでな。」
乱馬は、風呂から出ると約束通りあかねの部屋に行きベッドにどすっと座る。
「どうした?あかね。」
あかねは、無言で乱馬の隣に座る。
「あかね?」
あかねは貪るようなキスをし、更になんと服の上から乱馬のモノをさすっていた。
140足りないモノ3:2009/08/28(金) 22:55:04 ID:+K0HQ0En
「ん〜っ…ちゅっ…くちゅくちゅ…」
(ちょ!?やべぇ勃っちまいそう。)
「うっ…あっ、あかねからこんな事?」
「あたしからしちゃだめ?乱馬ばっかりズルいよぉ。あたしが疲れてたって離してくれないくせに。」
そして、あかねは乱馬の上に跨りキスをしながら押し倒した。
「んちゅ…ちゅくちゅく…んはぁ…」
すると、乱馬のモノがむくむくと大きくなっているのをあかねは自分の中心で感じていた。
あかねはこすりつけるように腰を動かす。
「うわっ、あかね!?」
「乱馬が疲れてるなら、あたしがしてあげる。いいでしょ?」
「うっ、くぅっ…こんなになっちまったし…はぁっ…あかねに任せるよ。」
身体は修行で疲れていても、あかねと触れ合うと身体は正直に反応していた。

あかねが乱馬のタンクトップを脱がすと、乱馬もあかねの服を脱がすのを手伝った。
久しぶりに見るあかねの肌に興奮していたとこに、目の前が真っ暗になってしまった。
「おい!?あかね?」
あかねは、スポーツタオルで乱馬の目を覆っていた。。
「なんだよこれ?」
「恥ずかしいから見ないで。」
「そんなのねぇ〜ぜ!あかねぇ」
「ごめんね乱馬。」
あかねは、乱馬の足の間で四つん這いになりトランクスをゆっくりおろす。
141足りないモノ4:2009/08/28(金) 22:59:19 ID:+K0HQ0En
既にビンビンに反り返った先端が顔を出し、あかねは息を荒くしそれに舌を近づけた。
「くっ…あかね…」
先端をペロペロ舐めながらトランクスを膝まで下ろすとカプッとくわえ込む。
「んぅ…じゅぼじゅぼっ…ひぃもちぃ?ちゅぱちゅぱっ」
「はぁっ…すげぇ…気持ちいいぜ。」
乱馬のモノは口の中でビクビクと脈打ち、益々太くなっていくのを感じた。
「ちゅぽっ…はぁっ…乱馬のおっきくなってくぅ」
あかねは嬉しそうな顔をしながら、秘部をヒクヒクさせて舐め続けた。
乱馬の大きさを確かめるように、根元から先端にかけ舌を這わせてから先端をチロチロ舐める。
「うわっ、くぅっ!」
乱馬の声が漏れる度、あかねは興奮が増す。
「ちゅぱっ…はぁ、おっきくするの好きかも…」
「うっ…あかね!俺、我慢できねぇ!」
乱馬はタオルを外してしまった。
「んっ…ちゅぽっ、だめぇ見ちゃいやぁ!」
「入れさせてやんねぇぞ!」
「えぇ!?…わ、わかったわよ。」
見られてると思うと顔が赤くなり、恥ずかしそうにチロチロ舐める。
「あかね…さっきまでの勢いはどうしたんだよ?」
「だってぇ…」
乱馬には、そんなあかねも可愛くて仕方なかった。
142足りないモノ5:2009/08/28(金) 23:06:13 ID:+K0HQ0En
「でもあかね、どうしたんだ?こんな事するようなヤツじゃなかったろ?」
「だって…乱馬のせいなんだからぁ〜!」
「俺のせい?」
「毎日毎日あたしの中に入ってくるからよ!乱馬を感じてないと寂しくてしかたなかったの。」
「ここが?」
乱馬は手を伸ばし、あかねの秘部を弄った。
「あん!!くちゅくちゅ…はぁっ、乱馬ぁ…」
「あかね…俺の舐めてこんなに濡らしてたのかよ!?」
「あっ、乱馬のが欲しかったのぉ」
久々の乱馬の指にあかねの身体は、喜んでいた。
「くちゅくちゅ…もぅ、入れ…たい…」
乱馬を押し倒し、自ら乱馬のモノを埋めていく。
「んっ…はぁ…乱馬の…奥まできたぁ」
「あかね…」

乱馬の上でくいくい腰を動かし、時には身体をピクピク震わせていた。
あかねの動きは弱まる事はなく、激しく胸を揺らしていた。
「くぅっ…激しっ…あかねエロすぎっ…」
「あっ、乱馬ぁ…止まんないのぉ…はぁ、あんっ!!」
乱馬は、プルプル揺れる乳房に手を伸ばした。
強く手の平で揉んだり、乳首だけ摘まんであかねの乱れっぷりを見つめていた。
「あっ、あっ、やっ!!…それ…気持ち良すぎるぅ」

あかねは腰の動きを止め、色づいた身体をピクピクと震わせていた。
143足りないモノ6:2009/08/28(金) 23:15:30 ID:+K0HQ0En
その隙に乱馬が下から突き上げてきた。
「やっ!ダメぇ〜乱馬は動かなくていいの!」
「そんな顔してると、苛めたくなるだろ〜が!」
乱馬は強く突き続けた。
「あっ、あっ、やんっ!もぅ…そんなにしたらイくぅ…イっちゃう乱馬ぁ〜!!」
あかねは乱馬の胸に倒れ込み、乱馬のモノを強く締めつけた。
「くぅっ、俺も…」
乱馬は、あかねの中で熱い液体を放出していた。
「あぁっ、乱馬のきたぁ」
自分の中に広がる乱馬を感じ幸せを感じていた。
乱馬はあかねをきつく抱き締め、あかねはしばらく乱馬にしがみつき胸板に顔を伏せたままだった。
「あかね?」
「あたし…恥ずかしくて顔、見れない。」
「おまえ、ハメたまんまで恥ずかしいはねぇだろ?」
「そうだけど…」
「いいじゃねぇか〜あんな風に求めてくれて俺すげー嬉しいし、あかねめちゃくちゃエロいし最高だったぜ!」
「バカぁ〜言わないで!恥ずかしいってば!!」
乱馬は、あかねを抱きしめたまま起き上がってタオルを掴む。
「なら、これでいいだろ?」
144足りないモノ7:2009/08/28(金) 23:18:41 ID:+K0HQ0En
「え?」
あかねは目の前が真っ暗になった。
「これで顔見れねーだろ?」
「やだぁ…」
乱馬は胸をチュパチュパ音を立てて舐めまくった。
「あっ…いぃ…気持ちぃよぉ…」
顔が見れない分、感覚が集中し身体は敏感に反応する。
そして恥ずかしさが薄れ大胆になっていた。
「んっ…はぁ…ねぇ乱馬ぁ、一週間分いっぱいしよっか?」
「あぁ、あかねのおかげでまだまだ元気だぜ。いっぱいしような!」
「うん!」
あかねは目隠しをされた状態でもよくわかるほど笑顔になり、自ら腰を振りだしていた。

おしまい
145名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 23:19:54 ID:+K0HQ0En
脱字してましたm(_ _)m
すみません台無しだぁ〜
146名無しさん@ピンキー:2009/08/28(金) 23:37:36 ID:LxmPE3es
乙でした。
淫乱あかね最高。
147足りないモノ オマケ:2009/08/29(土) 02:22:17 ID:qnscporV
目隠しのまま2度目の絶頂をむかえた2人。
乱馬はそのまま3回目に入ろうとしていた。
「あっ、やだぁ。もぅ乱馬の顔が見たいよぉ」
乱馬はタオルを外してやった。
「ほらよ。」
「乱馬ぁ」
あかねは目をとろんとさせ乱馬を見つめた。
「あかね、今度はこんなのどうだ?」
乱馬はあかねの両手を頭上に上げ、タオルでぎゅっと縛りつけた。
「やぁん、乱馬ぁ〜」
「くぅ〜興奮すっぜ〜!!」
「バカぁ変態!」
「あかねだって変わんねぇって。」
そして、ベッドの柱に引っ掛け正常位で犯すように突きまくる。
「あっ、やっ…こんなのっ…あんっ!!」
「あぁ…はぁはぁ…あかねの事犯してるみたいで興奮するぜ!」
「あんっ…でも…気持ちぃ!気持ちぃよぉ乱馬ぁ〜」
あかねは、目には涙をため半開きの口元からよだれを垂らしていた。
148足りないモノ オマケ:2009/08/29(土) 02:33:44 ID:qnscporV
乱馬は腰を振りながら、舌を絡ませる。
「んっ…んっ…くちゅくちゅ…はぁ…」
「あっ…いぃ…やっぱ…乱馬のが気持ちぃよぉ…」
「ん?おめぇ誰か他のヤツとヤったのかよ!?」
乱馬はあかねの言葉が気になり、ぴたりと止まった。
「ちっ、違うの!」
あかねはためらいながらも喋り続けた。
「あ、あたしね…しちゃったの。寂しくてつい自分の指で…」
「なんだぁ、そんな事かよ〜気持ち良かったのか?」
(てゆーか媚薬飲んだ時もしてたな。)
あかねは、目を閉じコクンと頷く。
「毎日してたのかよ?」乱馬は、ゆっくり突き上げ苛めるようにグリグリ押しつけた。
「あぁ…んっ…今日だけよ。でもね…もっと乱馬の事欲しくなっちゃった。」
「そっか〜!それで我慢できなくて俺の事襲ったわけか、淫乱あかねちゃん!」
更に強く突き上げる乱馬。
「やんっ…やだぁ、そ、そんな風に…言わないでぇ…あんっ!」
乱馬は両脚を抱えて腰を浮かせ、あかねに結合部が見えるように突きまくる。
「やぁっ…乱馬ぁ…入ってるの見えるぅ…あぁっ…凄くえっちだよぉ…」
あかねは眉をしかめ、瞳にためていた涙を流して喜んだ。
「あかね、俺以外のヤツとはヤんじゃねぇぞ!」「あぁ…しない…するわけないじゃない。だって乱馬の事好きなんだもん!」
「コレも好きなんだろ?」
あかねの腰を掴んでグリグリ押しつける。
「あんっ!!好きぃ…もっとぉ…もっとして乱馬ぁ」
「あぁ、いっぱいしような!あかねがやらしぃから、俺何度でもヤれそうだぜ!」
腕を縛りつけたまま何度も繰り返すと、疲れ果てて眠っていた。
朝になり、先に乱馬が目覚めた。
縛られたままの姿のあかねに再び興奮し、乱馬のアレはすぐに大きくなっていた。
柔らかな膨らみに顔を擦りつけ、むしゃぶりつくうちあかねが目を覚ます。
「…ん?乱馬ぁ…やっ、あんっ…朝からぁ?」
「あかね、今日も気持ちよくなろうな。」
おわり
14948:2009/08/29(土) 16:42:18 ID:qnscporV
またまた48です。
>>104のあとに投下しようと思ってたbathroom part2完成しました。
乱あ、ばっかですみません。最初のうちは らんま×あかねです。
150bathroom part2 1:2009/08/29(土) 16:44:35 ID:qnscporV
あかねがお風呂に入っている事をわかっていて、こっそり脱衣所に忍び込んでいる者がいる。
あかねはそんな事も知らずゆっくり湯船につかり、身体を洗おうと浴槽から出ると突然扉が開いた。
ぐぅわら!
開けたのはらんまだ。
「やだ。ちょっと、らんま!」
「あかねぇ風呂なげぇ〜んだよ!」
「もぅ、待ってなさいよ!」
「今更恥ずかしがる事ないだろ〜」
らんまはボディーソープを手にとっていた。
「一緒に入っちまおうぜ!背中流してやっからさ!」
背後から手をまわし、あかねの胸を揉みしだく。
にゅるにゅるっ、もみもみっ
あかねは、口元を押さえながら身体をぴくぴくさせている。
「あっ、あっ…やぁ…んっ」
「何だよ?洗ってるだけだぜ!」
らんまは、耳元をぺろぺろ舐めて楽しんでいた。
「あんっ…バカっ!はぁんっ…だいたい背中じゃないでしょ〜が!」
「じゃあ、背中も洗ってやるよ。待ってろ〜」
ニヤリと笑みを浮かべ、再びボディーソープを手にとり自分の胸に塗りたくる。
「うへぇ〜こりゃ気持ちいぜ!あかねが感じるのもムリねぇな!」
「もぅ、なにやってんのよ!」
「こうすんだぜ!」
151bathroom part2 2:2009/08/29(土) 16:49:01 ID:qnscporV
「あっ!!」
らんまは、あかねの背中にボリュームのある胸を密着させにゅるにゅる滑らせる。
そして、再びあかねの胸を揉みしだいていた。
「やぁっ…んっ…もぅ、何やってんのよ…あぁっ」
「なっ、背中も洗えるだろっ?」
背中にこすりつけながら、指先で隆起した乳首を撫でまわす。
「あっ、バカぁ…あんっ!」
「こっちも洗ってやるよ。」
そう言うとらんまは、片手を滑らせ太ももの間に手を入れていた。
「あっ!くちゅくちゅっ…やっ…あぁん!らんまぁ〜」
「へへっ、やっぱし気持ちぃ〜んだな!もう、ぬるぬるだぜ!」
らんまは、嬉しそうにあかねを攻め続ける。
「はぁはぁ…らんまぁ…男にっ…ならないのぉ?」
あかねは身体の奥が疼きだし、らんまの指では足らなくなっていた。
「別にいーけどよ。どぅなんのかわかってんのかよ?」
「んっ、わかってるわよ。あん!…どうせ毎晩ベッドに潜り込むんだから、一緒じゃないのぉ。」
「へへっ、そうだな。」
蛇口をひねり、シャワーを出すとらんまは男に戻った。
シャワーヘッドを取ってあかねを後ろから包み込んで泡を流していった。
152bathroom part2 3:2009/08/29(土) 17:00:41 ID:qnscporV
その手はあかねの身体を撫でながらシャワーとともに下がっていった。
「はぁ…乱馬ぁ」
乱馬のごつごつした長い指で弄ってくれると思うと、あかねはドキドキしていた。
しかしあかねの秘部にはシャワーを当てられてしまった。
「あっ、やぁん!!」
あかねは、首を振っていやいやをする。
「ほら、ちゃんと流さなきゃだめだろ〜が」
乱馬は軽く指を入れて流してやる。
「やぁ…んっ…乱馬ぁ」
流し終えても離してくれるわけがなく、休む事なく一定して刺激を与えられていた。
あかねは、慣れない刺激にビクつきがら腰をくねくね動かす。
「うぅ…やだぁ…あっ!あぁ〜っ!!」
その姿に乱馬はそそられ、自身のモノを熱くしていた。
そのうち嫌だったはすがじわじわと快感が駆け上り、自ら気持ちよい場所へ当たるように腰を動かしていた。
「はぁ…んっ…あっ…あんっ!!」
あかねはそれまでより甘い声を漏らし、シャワーの刺激に夢中になっていた。
乱馬は風呂場に響く声が好きで、聞いてるうち自身のモノは完全に上に向いていた。
「あかね、その声聞いてると興奮しちまう!」
乱馬は、あかねをぎゅっと抱きしめた。
「あんっ…乱馬っ!やっ…もぅ、だめっ…」
あかねは腕に強くしがみついて、ビクビクッと痙攣を起こし乱馬に身を預ける。
153bathroom part2 4:2009/08/29(土) 17:03:47 ID:qnscporV
「イっちまったのか?」
肩で息をしながらコクコク頷く。
「…乱馬ぁ…なんかじんじんするぅ…」
シャワーの刺激が強く残り、クリがじんじんしていていた。
「見してみな。」
乱馬は、あかねの片足を浴槽の縁にのせ秘部をのぞいた。
「やだぁ…」
クリは赤く腫れあがりピクピクしていた。
乱馬は、あかねの顔をすぐに見上げられる体制でクリを舐める。
「あんっ…あっ…はぁ…」
あかねは身体をビクッとさせ、不安定な体制で壁に手をつきながら感じていた。
「れろれろっ…ちゅぱちゅぱっ…気持ちいか?」
「あっ!あっ!あぁっ…」
あかねは、喘ぎながらコクコク頷いていた。
恥ずかしいのに気持ちよくて、うずうずしていた感覚が乱馬に舐められる事により解消されていく。
秘部に指を入れてみると、指にはたっぷりの愛液が絡みつく。
「さっき洗ったばっかなのに、もうヌルヌルだぜ!」
「あんっ!!ねぇ…もう、だめぇ。」
「あぁ、俺も我慢できねぇ。」
乱馬は、後ろから腰を掴みワレメにあてがった。
154bathroom part2 5:2009/08/29(土) 17:06:36 ID:qnscporV
あかねはビクッとなり腰を引こうとする。
「やっ、後ろからするの?」
何度か身体を重ねてきたが、初めての体位にあかねは不安げだった。
乱馬は、ゆっくりあかねの中に入っていく。
「んっ、はぁっ…乱馬ぁ」
胸をやわやわ揉みながら、ゆっくり突き上げる。
「あっ…あんっ」
あかねは壁に手をつき、必死で耐える。
「こーいう眺めもいいもんだな。」
武道で鍛えたあかねの身体は無駄な肉がなく、背中は綺麗な窪みができていた。
「やだぁ…乱馬に…犯されてるみたい…あんっ」
「犯すんならこんなに優しくしねぇって。」
胸を揉みながら、背中をぺろっと舐めるとびくっと反応する。
「あっ!やぁん…」
窪んだ所を下から上にツーっと舐めあげる間、ぶるぶると小刻みに震え続けていた。
「ひゃっ!いやぁっ…あんっ!」
「嘘ついたって繋がってんだから、気持ちいぃってバレバレだぜっ!」
乳首をほぐすようにギュッと摘み、羽のように浮き出る肩甲骨をチロチロ舐めるとあかねは崩れ落ちそうになっていた。
「あっ…やっ…だめっ…ちっ…力…入んなくなるぅ」
155bathroom part2 6:2009/08/29(土) 17:09:44 ID:qnscporV
乱馬は、繋がったまま腰を落としあかねを四つん這いにさせる。
あかねは頭をおろし、自分の揺れる胸や乱馬に突かれる様子を見ていた。
乱馬は再び胸を揉み、突き上げながら背中に舌を這わせた。
「あっ!あっ!やぁん!らっ、乱馬ぁ」
するとあかねの中では、きゅっきゅっと小刻みに乱馬のモノを締めあげていた。
「くぅっ…あっ、あかね締めすぎだぜっ!」
「あんっ…だって、さっきからっ…そんな同時にするからぁ…あぁっ…いっ、いきそぉ」
「くっ…あかね俺イっちまう!」
「あぁっ!!あたしもイクっ!!」
「くぅっ!!」
「はぁっ…あつい…乱馬の出てるぅ」
乱馬は出しきった後ズルリと引き抜いた。
「はぁ…あかねに吸い取られた気分だぜ!」
あかねは、まだ同じ体制で身体をピクピクさせながら白く粘っこい液体が太ももを伝っていく様子を見ていた。
「あっ、やだぁ乱馬の出てっちゃう…」
寂しげなあかねとは反対に、ヒクつかせながらトロリと流れ出る精液を見て乱馬は興奮していた。
(やべぇ、もぅ勃っちまった)
「じゃあ、流れないように蓋してやるぜ!」
ズボッ!!
「あぁん!いきなしっ、バカぁ…あん!」
「あかねっ、いっぱい出してやっからな!」
おしまい
156名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 21:31:57 ID:lRRpKKAu
乱あ最高だ。家だけでは飽きたらず、放課後に求めあうシチュもみたいな。
あかねの部活の助っ人のあととか。
その衣装に欲情する乱馬とか
または、体育の授業を見ていたあかねが乱馬のかっこよさに溜まらずとか
157名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 21:33:11 ID:lRRpKKAu
それから、職人さん方々GJ
158名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 10:57:03 ID:SJ2uyrAc
おおー2作も!
エロいあかね良いな
若くて楽しいエッチいいねGJGJ!
15948:2009/08/31(月) 13:00:24 ID:zLMMKDqm
またまた48です。喜んで頂けて嬉しいです(^_^)
>>156さんの言葉をヒントに学校でのエッチを考えてみました。
160猫に欲情 1:2009/08/31(月) 13:04:52 ID:zLMMKDqm
今日は風林館高校の体育祭。
乱馬もあかねもこれで2回目の体育祭だ。
2人とも短距離走で1位になった。
次はあかねが出場する障害物リレー。
コースは、パン食い競争→縄跳び30回→網くぐり→コスプレ→ぐるぐるバット→平均台→ゴール
コースを見たあかねは、むくれていた。
「もう、コスプレってなんなのよ?去年はなかったじゃない!」
コスプレが入ってるのが納得いかない様子のあかね。
あかねは、ムッとしながらスタートラインに立った。

「なぁ乱馬。女子の障害物リレーって、なんかエロいんだよなぁ〜。今年はコスプレあるらしいぜ!楽しみだなぁ〜」
「そうかぁ〜興味ねぇ」
そんな事を言いながら、乱馬はあかねがそういう目で見られる事を心配していた。
(くそっ、あかねヘンなカッコみせんじゃねぇぞ!)

「よーいスタート」
━パンッ!━

あかねは簡単にパンをくわえ、もぐもぐしながら次の縄跳びに向かう。
縄跳びを跳ぶ度に胸が揺れ動いく。
「おぉ〜天道あかねって、あんなに胸デカかったか?」
毎晩と言っていいほど、乱馬があかねの胸を揉んでいるせいでここんとこ胸が大きくなっていた。
校内1人気のあるあかねは今まででも注目の的だったが、男子達は揺れ動くあかねの胸に釘づけになっていた。
161猫に欲情 2:2009/08/31(月) 13:09:05 ID:zLMMKDqm
(おい!そんな目で見んじゃね〜!)
乱馬がメラメラ燃えているのも気づかず、皆あかねに夢中になっていた。
縄跳びを終えると網をくぐる。
コスプレコーナーに一番に着いたあかねは、好きなカードを選ぶと「メイド服」と書かれていた。
「やだぁメイド服なんて〜」
上から着るだけの簡単なものかと思い込んでいたが、簡易カーテンが用意されておりそこで着替えなければならなかった。
渋々着替え始めるあかね。
「やだ!コレ結構見えちゃうじゃない!」
カーテンは胸元がギリギリ隠れるくらいだった。
衣服を身につけてない肌が見えるだけで男子生徒達は興奮していた。
「うぉ〜エロいぞ!もっと見せろぉ〜」
「アホか!ストリップじゃねぇんだぞ!」
乱馬はついに我慢ならずに野次馬に向かって叫んでいた。
あかねの衣装は、胸元のあいたギャサー入りの白いブラウスにレースつきの紺色のミニスカート。
そして、アンダーバストの辺りから腰まできゅっと締まった胸のあいた紺色のエプロンだ。
更に、ローファー、紺色のハイソックス、同系色の鈴つきの首輪と猫耳のカチューシャまでついていた。
カードには「全て身につけなければ失格」と書かれている以上あかねは嫌々つけるしかなかった。
162猫に欲情 3:2009/08/31(月) 13:12:01 ID:zLMMKDqm
カーテンから出たあかねに、更に熱い視線が注がれる。
「おー!!超ミニだぞ〜猫耳してるし、めちゃくちゃ可愛い!!」
「天道あかねエロい身体してんだなぁ〜おっぱい揉みてぇなぁ!」
(あかねのヤツあんなカッコしやがって)
みんなのいつもと違う視線に戸惑いながら、ぐるぐるバットを始めるあかね。
腰をかがめて、おでこにバットくっつけると男子生徒のざわめきが大きくなる。
あかねは、なんの事かわからずただ1着でゴールするために頑張っていた。
「おぉ〜丸見え!丸見え!こりゃ、いい眺めだなぁ〜」
「触りてぇ〜!」
「メイド服着せたままヤりてぇよな!」
男子生徒は思い思いの気持ちを口にしていた。
(バカ野郎!やっていいのは俺だけだ!)
乱馬は殴りかかろうとしていたが、ひろし達が必死で止めていた。

あかねは、フラフラしながら平均台に向かう。
「高くねぇかあの平均台」
「だよな!またあかねのパンツが丸見えだせ!」あかねは集中して、足を踏み出した。
「うぉ〜パンチラ最高!」
「あのカッコでパンチラたまんねぇよ!」
あかねは、一度も落ちる事なくゴールする。もちろん1着だ。
ゴールした途端、乱馬が不機嫌な顔をしてあかねの手をぐいぐい引っ張った。
「ちょっと乱馬?」
これ以上男子生徒達に見せたくなくて、乱馬はあかねを抱えて立ち去る事にした。
「乱馬があかねと消えちまったぞ〜!」
と遠くから、聞こえていた。
163猫に欲情 4:2009/08/31(月) 13:16:21 ID:zLMMKDqm
「ちょっとなにすんのよ。まだ体育祭終わってないのよ!」
「しばらく出場種目ねぇだろう?」
「まぁ、そうだけど。」
たどり着いたのは学校の屋上だった。
「どうしたのよ?こんなとこに連れてきて。」
乱馬はあかねに背を向けて怒り出す。
「あかね、そんなカッコすんじゃねぇよ!」
「だってしょうがないじゃない!カード引いたらこれだったんだもの。あっ、猫耳が気にいらないの?」
「ちげーよ!男どもがそのカッコ見て喜んでたのが気にいらねぇんだよ!」
「あっ…そっか、乱馬って独占欲強いのね。嬉しい!」
あかねは、乱馬に抱きついて喜んでいた。
乱馬の背中は、あかねの柔らかな胸がむにゅっと当たっていた。
すると、それまでの苛立ちが消え、さっきの男子生徒達と同じ気持ちになっていた。
「あかねっ俺やべぇ」
「え?」
乱馬は振り返りきつく抱き締めながらあかねの唇を夢中で吸い、熱い舌を侵入させ口内で暴れまくる。
「んっ…んぅ…ふぁっ」
あかねは心地よい痺れに包まれ、わずかな力で乱馬にしがみついていた。
「んっ…くちゅくちゅ…はぁ…乱馬ったら、猫に欲情するのね。」
唇を離すと、あかねは頬を紅潮させトロンとした瞳で乱馬を見上げていた。
164猫に欲情 5:2009/08/31(月) 13:21:29 ID:zLMMKDqm
(あかね!その顔やべぇ)
あかねの頬を撫でて、軽くキスをした。
「なぁこのカッコ、エロいよなぁ。」
ぽーっとしているあかねの胸元をペロッとめくると、簡単に胸が丸出しになる。
「学校でするの!?」
「あかねだってそんな顔して、その気だろ?」
「うぅ…うん。…でも誰か来たら…」
「体育祭なんだから誰もこんなとこ来やしね〜って!」
まだ太陽の光が強い為、乱馬はあかねを日陰に連れて行く。
服は脱がさずあかねのブラだけを剥ぎ取り、ポロリとあかねの胸が露わになると乱馬は夢中でむしゃぶりついた。
「やっ、乱馬ぁ…あっ!あぁん!」
「チュパチュパッ…なぁ、あかね。胸デカくなったよなぁ。」
「あんっ!乱馬が毎日揉むからぁ。」
「俺の、ここに挟んでみてぇ…いいか?」
「乱馬がしたいならいいよ。」
あかねに膝立ちをさせ、両手で寄せた胸の谷間に乱馬は自身のモノを収めた。
「うぉっ…あかねっ、やらけぇ〜超きもちいぃぜ!」
「ほんと?乱馬がきもちぃなら嬉しい!」
165猫に欲情 6:2009/08/31(月) 13:27:05 ID:zLMMKDqm
乱馬は、腰を上下に激しく動かしていく。
その度に乱馬のモノは固くなり、胸の谷間から乱馬の先端がニュルっと顔を出していた。
「んっ、んっ、あぁっ!乱馬ぁ…はぁ…んっ」
あかねは乱馬のモノが胸の中で固くなるのを感じ、こすれる度に身体が火照り疼いていた。
そして、頬をピンク色に染め、熱っぽい表情で乱馬を見上げていた。
「くぅっ、あかねっエロいぜ!もぅ、出ちまうっ」
「んっ、いいよ。」
あかねは、乱馬の白い液体を胸に浴びた。
なんとも言えないくらい淫らな姿に興奮し、乱馬はすぐに固くしていた。
「はぁはぁ…きもち良かったぜ!今度はあかねの番だ。こいよ!」

乱馬はあかねを自分の膝の上に座らせて向き合い、深くキスをする。
「んぅ…ちゅくちゅく…あっ!乱馬の出したばっかなのにもう固いよぉ」
「だってよ〜こんな可愛い猫初めてなんだぜ。」
乱馬は、耳元や首筋を舐めながら下着越しにグリグリ押し当てる。
あかねは身体をピクピク震わせ、同時に首輪の鈴を鳴らした。
「あっ…やっ…あぁん…はぁっ…乱馬ぁ」
あかねも自ら腰をくねらせ、布一枚越しに乱馬を感じていた。
166猫に欲情 7:2009/08/31(月) 13:34:01 ID:zLMMKDqm
あかねは乱馬の首に腕を絡ませ、腰を小刻みに動かす。
「はぁ…乱馬のあついよぉ」
下着は、お互いの体液でスケスケになりぐちゅぐちゅと淫らな音を発していた。
乱馬のモノは、下着から染みだしたあかねの体液でテラテラと濡れていく。
今度は、乱馬があかねの腰を掴み激しくこすりつけた。
「あっ!あっ!やぁん!」
乱馬は、今までにない姿で感じるあかねに釘づけになっていた。
「あかねっ、めちゃくちゃエロいぜ!」
あかねの吐息がかかる距離で見つめる乱馬。
「あっ!やぁん…そんなに見ちゃいやっ…あっ!?ニュルッ!!あんっ!!」
突然あかねの声が甲高くなった。乱馬がパンツの脇からあかねの中に入ってきたのだ。
「はぁはぁ…乱馬ぁ…いきなりっ…あぁん!」
瞳を潤ませて身体をビクつかせた。
「へへっ!いいじゃねぇか、欲しかっただろ?」
「もぅバカぁ」
「あかね、好きに動けよ。」
「はぁ…うん。」
167猫に欲情 8:2009/08/31(月) 13:39:51 ID:zLMMKDqm
あかねは、乱馬の上で淫らに腰くねらせた。
「あっ…あぁっ…あん!」
衣装のせいでいつも以上にやらしぃあかねを眺めていると、乱馬のモノははちきれそうになっていた。
「あっ…すごっ…らっ、乱馬の、いつもよりギチギチっ…あぁっ」
「あかねがそんなカッコしてっからだよ!」
乱馬が下から突き上げた。
「きゃっ!!あんっ…おっきいのきもちぃ…あんっ!」
「くぅっ…俺もきもちぃぜ!」
あかねの動きが早くなり、限界が近づいていった。
「や、やべぇ出そう!」
「あ、あたしも…だめぇ」
あかねの一番奥で、熱い液体を一滴残らず送り込んだ。
「あぁっ!奥まで熱いのきたぁ…」
あかねは乱馬抱きついて、身体をピクピクさせながら喜んだ。
「はぁはぁ…乱馬の変態。」
「そんなの今更だぜ!なぁ、体育祭盛り上がってるな。こっから見ようぜ!」
2人とも身なりを整え、屋上の柵越しにグラウンドを見た。
屋上は風が強く、あかねのスカートが捲れ上がってしまった。
「きゃ!」
あかねがスカートを抑える姿見て、乱馬は再び興奮してしまった。
168猫に欲情 9:2009/08/31(月) 13:46:19 ID:zLMMKDqm
乱馬は後ろから抱きつき、ブラウスをペロッとめくると露わになった胸がプルンと弾けた。
「やっ!バカぁ」
乱馬は、スカートを捲りあげビンビンになったモノを擦りつけ耳元で囁く。
「あっ!?」
「俺、またしてぇ」
あかねの返事を待たず、パンツの脇からあかねの中に侵入させていった。
「あっ!やぁ…んっ…見られちゃう!やだぁ!」
あかねは髪を振り乱して嫌がった。
「あかねとヤっていいのは、俺だけなんだって事教えてやるんだ!」
「あん!なによそれ?やぁん!」
乱馬は獣の様に腰を振りまくる。
「あっ、あっ…やぁ…んっ」
あかねは学校中の生徒達に向かい、乱馬に突かれる度に胸をプルンと弾けさせながら絶頂へ向かっていた。
「あぁっ…あん!…大丈夫…乱馬としかしないぃ…あっ…もぅ、いくぅ〜!!」
あかねの声が、体育祭で盛り上がる声援の中に掻き消されていった。

おわり
16948:2009/08/31(月) 13:58:07 ID:zLMMKDqm
やらかした。誤字脱字すみませんm(_ _)m
170名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 19:13:44 ID:BuNf/pIm
>>169
体育祭とはイイシチュですた。GJでした。
今度は文化祭ですか?楽しみにしてます。
171名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 19:15:26 ID:5A0Bd7VM
GJ
どんどんエスカレートしてるw
172名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 21:26:12 ID:BuNf/pIm
はたまた、デートしてラブホでガツガツですか?
17348:2009/09/02(水) 02:52:47 ID:N9r3QVrx
でけた。勢いで書いた割には気に入ってます。
猫に欲情はちょっと直したいとこあるわ。
174パフェより美味しいもの 乱あ1:2009/09/02(水) 02:56:13 ID:N9r3QVrx
「ねぇ乱馬、明日の休みデートしよっか?」
あかねは、テレビを見る乱馬に話しかける。
「どこ行くんだ?」
テレビから視線を外さない乱馬。
「買い物したいの。」
「なんだ。荷物持ちかよ〜」
嫌そうな顔をする乱馬。
「その為じゃないわよ。乱馬の好みを知りたいの。」
(か、可愛いじゃね〜か!)
乱馬は、やっとあかねと向き合った。
「パフェ奢ってあげるから!いいでしょ?」
パフェが大好きな乱馬は目を輝かせて、あかねの手を握りしめた。
「あぁ、わかった行く行く!」

次の日、一緒にデパートに向かった。
「おばさま、どんなのが好きかな?」
「へ?」
きょとんとする乱馬にあかねは呆れた顔で答えた。
「もうすぐおばさまの誕生日じゃない!覚えてなかったの?」
「俺てっきり、お前の服か下着とかだと思ったぜ。」
「バッカじゃないの!?」
「なんでぇ〜つまんねぇの。」
「もう、ちゃんと考えてよね〜」
「とりあえず和服のコーナーにでも行こうぜ!」(あかね、ちゃんと考えてくれてたんだなぁ。)つまんねぇとは言ったものの、乱馬はなんだか嬉しくてニコニコしていた。

のどかには、髪飾りを買う事にした。
175パフェより美味しいもの2:2009/09/02(水) 03:00:07 ID:N9r3QVrx
「ねぇ、せっかくだからあたしのも乱馬に選んでもらおっかな。」
あかねは少し顔を赤らめていた。
連れていかれたのは、ランジェリーショップだった。
女ばかりの店内を見て乱馬はあたふたしていた。
「おっ俺、女になってくる。」
「バカぁ、なんでそんな事言うのよ。」
あかねが泣きそうになっているのを見て、慌ててあかねの手をぎゅっと握りしめた。
「すまねぇ〜。こういうとこは男の姿じゃ落ち着かなくてつい…俺ホントは選ぶの楽しみにしてたんだぜ。」
「ホント?」
「あぁ、緊張しちまうけどな。」
乱馬は店内に入ると、ガチガチになってあかねにくっついてキョロキョロしていた。
あかねが目移りしながら迷っていた時、突然乱馬が立ち止まる。
乱馬は、小さな蝶が舞うレースのブラとショーツのセットが気に入ったようだ。
「何見てるの?あっ〜これ可愛い!」
「あかね、これがいいんじゃねぇか?」
「うん!何色がいい?乱馬が決めて!」
「あかねには、これが似合うと思うぜ!」
乱馬は、色んな色がある中ライトグリーンを選んだ。
「うん!これにする!ついでにサイズ測ってもらうね。」
乱馬はひとり取り残されてしまった。
176パフェより美味しいもの3:2009/09/02(水) 03:03:17 ID:N9r3QVrx
あかねのサイズをはかる為、一緒に入っていた店員が試着室から出てきて乱馬を呼んだ。
「お連れ様がお呼びになられてますので中へどうぞ。」
店内でひとり落ち着かなかった乱馬は、喜んで試着室に入った。
「どうかな?」
「いいじゃね〜か!やっぱその色で良かったな。」
「それに、これ胸が大きくみえるでしょ?」
「あぁ、なんか興奮しちまう。」
乱馬はブラの上から、ゆっくり揉みしだいた。
「あっ!バカぁ」
「おっ、乳首立ってきたな。」
「はぁ…っ…ここじゃだめぇ」
「場所かえたらいいのか?」
乱馬は、ブラの上から乳首を摘みながら聞く。
「んっ…はぁ…っ…うん。」
声を抑えながら、感じるあかねが可愛い。
「やべぇ、勃っちまいそう。早くでようぜ!」
すぐに会計を済まし、デパートを出た。

あかねをぐいぐい引っ張り細い道に入っていくと、ちょうど安い割りに綺麗なホテルがあった。
「よし!ここ入ろうぜ!」
乱馬は、嬉しそうにあかねの手を引き入っていく。
部屋に入った途端に乱馬は、あかねをぎゅっと抱き締めスカートに手を入れる。
「待ってシャワー浴びるから」
「じゃあ、一緒に入ろうぜ!」
「もぅ、しょうがないわねぇ」
177パフェより美味しいもの4:2009/09/02(水) 03:12:18 ID:N9r3QVrx
ホテルのサービスで置いてあった入浴剤をあかねが使いたいと言うので、お湯を張る事にした。
入浴剤をお湯に溶かすとイイ香がして、とろっとろになっていく。
手を入れてみると、ねっとり絡みつき長い糸が引く。まるでローションのようだ。
「なんかコレ、やらしぃな。」
「のぼせちゃうから、ちゃんとベッドでするんだからね!」
と言いながら服を脱いでいた。
(そんなのムリに決まってるぜ!)
一緒にシャワーで身体を流して、湯船につかる。
あかねは、敢えて乱馬から離れていた。
「そんな離れんなよ〜」
「しちゃだめだからね。」
「わかったって〜」
乱馬はあかねを後ろから抱くかたちになった。
軽く乱馬の手が胸に触れただけであかねは敏感に感じてしまった。
「あんっ!もぅ…」
この入浴剤には媚薬のようなものが入っており、興奮作用が働きだしたのだ。
「これだけで、きもちいぃんだ?我慢すんなよ。」
もにゅもにゅっと胸を揉みこむと、次第にあかねは乱馬に身を任せていた。
「あぁっ…んっ…乱馬ぁ」
身体に絡みつくローションが心地よく、あかねの息は荒くなっていく。
あかねの気が緩んだ為、乱馬の行動はエスカレートし、グリグリと秘部に固くなったモノをこすりつけていた。
178パフェより美味しいもの5:2009/09/02(水) 03:16:04 ID:N9r3QVrx
「こうするともっと気持ちいいんじゃね〜か?」
「あっ!あついのでこすらて…やぁんっ…だめぇ…あんっ!」
擦りつけるたび湯船は、たっぷんたっぷん揺れていた。
そのうち、あまりにも滑りがよくニュル!っと入ってしまった。
「あぁん!…バカぁ…らっ、乱馬のきちゃったぁ」
「うぉっ!ローションが混じってきもちいぃぜ!」
「やぁ…んっ…湯船の中でするなんて…」
「でもきもちいぃだろ?」
「…うん。きもちいいっ…あん!」
乱馬はあかねを抱き締め、思い切り突き上げた。
「すげー風呂ん中だとラクチンだぜ!」
乱馬の勢いは止まらなかった。
「あっ、あっ、やん!激しっ…そんなにしたら…もぅ、いくぅ!!」
「くぅっ…俺もだめだ!出るっ…」
「はぁはぁ…お腹の中まであったかぁい。」
「やべぇ!これハマりそう!」

湯船から上がって、シャワーでぬるぬるを落とすうちも興奮が冷めなかった。

「やっぱ、ちょっとのぼせちゃったみたい。」
「ちょっと横になってろよ。ジュース買ってくる。」
あかねは入った時に気づかなかったが、ベッド際の壁が鏡張りな事に驚いた。
更に、大きなベッドに横になると天井にまで鏡があった。
「これって、してるとこ見ながらするワケ?」
洗い流した身体は、想像しただけで濡れてしまった。
179パフェより美味しいもの6:2009/09/02(水) 03:18:36 ID:N9r3QVrx
「あかね〜ジュース買ってきたぞ〜」
「ありがと。」
あかねは、もらったジュースをゴクゴク飲む。
「それと、これも!」
「なぁにそれ?」
乱馬がカチッとスイッチを入れると、細いコードでつながれた楕円形の部分が音を立てて振動しだした。
「ヴィ〜ンヴィ〜ンヴィン〜ヴィ〜ン」
「これ、どうすんの?」
あかねは本気で何も知らないようだ。
「こうすんの!」
バスローブをめくり、あかねの敏感な場所に当ててみる。
「きゃ!?あぁん!!やっ!やだぁ〜」
あかねは、身体を大きくビクつかせて悶えていた。
「あれ?もう濡れてるぜ!」
乱馬はローターをヌルヌルと光るワレメにあてがった。
「あんっ!な…に?…あぁんっ!すごいよぉ…これ」
天井の鏡に映る淫らな自分に気づき恥ずかしくなり、身体を横に向ける。
「あっ!逃げんなよ。」
乱馬は、あかねを後ろから抱き締め足を絡ませ逃げないように固定してゆっくりワレメに押し込んでゆく。
「ヴィヴィヴィヴィ」
「あぁん!!やだぁ〜」
やがて、振動する音は小さくなってヴィ〜ンヴィ〜ンと隠った音がする。
「あかね、全部入ったぜ!」
「あんっ!やだぁ〜抜いてぇ〜!」
しかし、軽くコードを引いただけでは抜けなかった。
180パフェより美味しいもの7:2009/09/02(水) 03:21:04 ID:N9r3QVrx
「抜けねぇ〜よ。あかね締めすぎじゃねぇ?気にいってんじゃねぇか!」
「やっ…そんな事ない。」
バスローブの紐をほどくと、乱れる度肌が露わになっていく。
「最近あかねが積極的だったから、今日みたいなあかね久しぶりだな。すげー可愛い!」
と、あかねの髪を撫でる。
「あぁっ!…んっ…積極的なのは嫌?」
「そんな事ねぇよ。どっちのあかねも可愛いぜ!」
「あん!ずるいよぉ…あたしどうしたらいいの?」
「そうだな…じゃあ今日は言う通りにしな。」
「はぁはぁ…うん。」
「じゃ、まずは膝立ちしてその鏡に手ぇつけよ。」
「うん。」
あかねは、自分の顔が恥ずかしくて伏し目がちになる。
鏡はあかねの息がかかり、軽く曇りがちになっていた。
「すげぇ〜あかねが2人いるみてぇ!」
乱馬は、あかねの後ろから手を回して上下のオマメを撫でまくった。
「やあぁん!!それだめっ…あん!」
2人のあかねが頬を寄せ合い感じているみたいで、いつもの倍以上そそられ乱馬のモノはドクドクと脈打っていた。
「ほら鏡見てみろよ。」
「やだぁ…」
「じゃあ、玩具でイけよ。」
「やっ!乱馬のがいい!」
あかねは、ゆっくり目をあけると見た事もない自分がいた。
181パフェより美味しいもの8:2009/09/02(水) 03:24:19 ID:N9r3QVrx
口を半開きにし、頬をピンク色に染め、目は虚ろで涙をためている自分を見てあかねは驚いた。
「はぁはぁっ…あたしっ…いつもこんな顔してるの?」
「そうだぜ!この顔にそそられて、こんなになっちまうんだ。」
乱馬はあかねの身体に熱くなったモノを押し当てると、あかねは我慢できなくなった。
「あぁんっ!もう、見たんだから、これ抜いてぇ…はぁはぁっ」
「そんなに欲しいんだ?」
何度も強くコードを引っ張ると、やっとローターが出てきた。
「にゅぽっ!ヴィ〜ンヴィ〜ンヴィ〜ン」
ローターのスイッチが入ったまま、乱馬はすぐにあかねの中に突っ込む。
「ほらっ!わっ…すげー締まるっ!」
「あぁん!!あついの好きぃ…」
「俺のモノって他にどこがいいんだよ?」
「えぇ?」
「言わなきゃ動かねぇぞ!」
「もぅ…長くて奥までくるとこ…あんっ!」
乱馬は言い終わると奥まで突いてグリグリ押し当てる。
「太くてギチキチなとこっ…あぁん!はぁはぁっ」
「あとは?」
「あと…」
「もう一個言えたら、いっぱいしてやるよ。」
「もぅ!何回しても元気なとこっ…あぁん!」
部屋には、激しく打ちつける音とあかねの甘い声が響いた。
182パフェより美味しいもの9:2009/09/02(水) 03:27:01 ID:N9r3QVrx
「あっ、あっ、あんっ!ていうかっ…乱馬のだからいいの!乱馬じゃなきゃだめなのっ!」
「あかねっ、俺もお前じゃなきゃだめだっ!」
乱馬はコリコリの乳首を弄り、背中を舐めながら突きまくる。
「やっ!あっ!あぁん!…それ、弱いのぉ…もぅ、いきそぉ」
「くぅっ…これすると、あかねん中きゅってすっから…俺も、もぅイっちまう!」
「あんっ…もぅ、だめっ…いっ、いくぅ〜!!」
あかねは鏡の中の自分と目を合わせながら、果ててしまった。
「はぁはぁ…あたしね、これが好き。乱馬のがお腹に広がってく感じ。あったかくて幸せなの。」
「知ってた。あかね、いつも幸せそうな顔してるもんな。」
あかねを抱き寄せて、一緒に幸せな気分に浸っていた。
「あっ、もう時間よ!」
「おっそうだな!」
急いで服を着る2人。
「あかねっ、また来ようなっ!」
「そんなに気に入ったの?」
「だってよ〜。後ろからヤってもあかねのイキ顔見れるんだぜ!ラブホって最高じゃね〜か!」
「バカっ!恥ずかしい事言わないで!」
「あかねは、えっちが終わると素直じゃねぇな。まぁ、俺はちゃんとわかってるぜ!」
「なにがよ〜?」
「あっパフェ食べるの忘れちまった!」
おわり
183名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 04:21:54 ID:GzofNUaB
48氏、あなた、GJすぎますよ。
ありそうであまり無かった乱馬あかねのラブラブエロ。
「らんま」って設定とキャラクター的に妙なシチュエーションとか妙な組み合わせとかのエロパロのほうが多いものね。
それも好きだけどさ。
184名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 07:56:39 ID:FgmLj/Fb
甲子園球児もびっくりの4連投、GJでした。
ネタの提供はシチュの提供はさせていただきますので、作品期待してます。
次のシチュは、あかねが入院した回の、東風先生のとこにレオタード姿で運ばれたあかねとのギシアンなんかどうでしょう?アニメでは乱馬の妄想で終りましたが
185名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 09:30:46 ID:5pbrUjbX
GJ
すごいな…
18648:2009/09/02(水) 11:00:06 ID:N9r3QVrx
読んで頂いてありがとうございます。
ヌルヌル入浴剤ネタと玩具、鏡見ながらするのを書いてみたかったので楽しく書けました。


保管庫に入れて頂く際に訂正して貰えたら嬉しいです。どうしても気になってしまう。

※猫に欲情 4 の
「んっ…くちゅくちゅ…はぁ…乱馬ったら、猫に欲情するのね。」

唇を離すと、あかねは頬を紅潮させトロンとした瞳で乱馬を見上げていた。
この文を逆にして欲しい。


※猫に欲情 9
の頭に追加
「おめぇ、パンツ穿いてねぇの?」
「だってぇ、ベトベトなんだもの。」

※パンツの脇から を削除

※あかねは髪を振り乱して嫌がった。
のあとに追加
「ノーパンのくせによく言うよ。」
「やんっ!でも、こんなとこじゃやだぁ…」

細かくて申し訳ないm(_ _)m
187名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 12:59:18 ID:FgmLj/Fb
>>186
細部に渡りいいしごとしてますな〜
188名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 14:02:49 ID:Mgx6qdvQ
若さあふれるエッチ素晴らしいな
(*゚∀゚)bグッジョブ
18948:2009/09/03(木) 13:30:09 ID:qCLN0xlR
ホムペ作ってみました。
微妙に直しが入る予定です。
とりあえず、ここで載せたものを少しずつ転載していきます。
http://id3.fm-p.jp/218/Ranmar/
190名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 02:08:03 ID:cpGrXQ17
またお邪魔するよ
191名無しさん@ピンキー:2009/09/07(月) 22:53:12 ID:SRAT3dAJ
数年ぶりに?深夜小説見てみたらいつの間にか更新してて吹いた
10年かかって完結てw
192名無しさん@ピンキー:2009/09/08(火) 03:10:47 ID:CdhocV5O
4連投の職人さんお疲れ様でした!楽しませてもらいました。
可能なら女らんま中心の話しも読んだりできたら最高です!!
193名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 13:46:33 ID:vj0zzL1X
保守
194名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 22:36:05 ID:XNtrXkXn
おしっこネタって苦手な人いますか?
女らんまで書こうと思うんだけど
195名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 20:47:20 ID:mW9CxLX+
かまわんよ
嫌いなやつはスルーすればよし
196名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 01:47:19 ID:dXvKybE0
個人的にはおkだけど
最初に注意しとけば嫌な奴は見ないでしょ
197名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 16:43:22 ID:f/JkO5uf
>>194
注意書きしてカモン!
198名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 07:30:36 ID:rzVoQu0r
あかねが大学へ進学して、乱馬は道場の跡取りとしてさらに自らを磨くために修行に出る。
お互いが4年後に再会して、互いに成長して結婚するという設定で、乱馬が旅立つ前日の激しいセクロスが読みたいです。
通じましたか?職人様。
むろんあかねは二人で進学と考えていたのだが、乱馬が今のままでは道場継げないと考え一人で修行に出るというあらすじ。どうかあかねの成長(料理の出来も含めて)も見たいので是非願います。
長文スイマセン
199名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 00:31:53 ID:3mYQoBRl
そこまで細かく設定考えてるなら自分で描けば?
200名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 00:46:53 ID:a6vkiknL
200get!
201名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 02:57:44 ID:RlOfxRLH
皆健全だな…
202名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 13:02:18 ID:CqLHjhHK
>>183
水を被ると女や獣になるから変態趣味の人も食いつくが、
作者が女なのもありは女にも人気あるからな〜
ふたりエッチみたいな安心して読める健全エロGJ

他のカップルも変態モノもカモーン
203名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 22:03:15 ID:4a5FGeBe
良らん投下しますー
良牙一人称。
204名無しさん@ピンキー:2009/09/27(日) 22:03:41 ID:4a5FGeBe
さっきまでうっとおしいくらい照りつけていた太陽が、あっという間に厚い灰色の雲
に覆われ、バケツをひっくり返したような大量の雨が降ってきた。
諸事情により野宿することが多いため、天気の変化には敏感だ。今回も雨が降り出す
前にテントに戻り、惰眠を貪ることにした。ゴロンと横になりまどろんでいると、規則
的に雨が地面を打ちつける音にまじり、パシャパシャと軽快に水を撥ねる足音が聞こえ
てきた。じめじめとした空気を割って、凛と張った声が通る。
「良牙、雨宿りさせてくれ。」
テントの裾からひょっこりと顔を出したのは、予想通り、小柄なおさげ髪の少女だった。
赤味がかった髪の毛は水分を含んだため一段階トーンが暗く、額にはぴったりと髪がは
りついている。思いっきり顔をしかめたのだが、この鈍感野郎には無意味らしい。
「いきなり降られちまって、まいったぜ。」
とか言いながら四つん這いでずかずか上がりこんできた。夏物のチャイナ服が肌にべっ
とりと張り付き、形のいい胸を強調する。思わず視線をそらしたが、奴はそんなことは
気にもとめない。
「陰気くせーテントに、こーんな美少女がいてやるんだから感謝しろよな」
前髪をかき上げながら戯言を言う。剥きたてのゆで卵のような額が露わになった。続
けておさげに含んだ水分を両手で搾り取る。その動作がやけに色っぽくて心臓が躍った。
胸の内を悟られないように、怒鳴り声を張り上げる。
「恩着せがましい!おまえが勝手に押しかけてきたんだろ……て、ちょ、おまえ!」
らんまは、目の前に男がいるのにも構わずに、威勢よくズボンを下ろした。
「なんだよ、いちいちうるさい奴だなー」
「そのどこでもすぐに脱ぐ癖やめろ!」
「濡れた服着てたら風邪ひくだろ。人を変態みたいに言うな!」
「そーじゃなくて、男に襲われたらどーすんだ、おまえは!」
きょとん、とした顔で3秒くらい静止した後、からかうような口調でらんまが言う。
「え、良牙、心配してくれてるの?」
口調はふざけているのだが、瞳の中にキラキラと星を瞬かせ、何かを期待するように俺
のことを見つめてきた。ん? 俺、なにか変なことを口走ったのだろうか。微妙な間。
「……えーと、取りあえず着替え貸してやるから、大人しくしてろ。」
リュックを漁り、タンクトップとスポーツタオルを投げ与える。
「下は替えがないからな。それだけで我慢しろよ。」
鼻をつまんでズリズリと尻を引きずり、俺から離れるらんま。
「うっわー、もしかして今まで、一回も洗濯してないのかよ、くっさー」
空気をかき回すように手を左右に振っている。からかっているだけなのは承知していて
も、地味に傷ついた。
205名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 00:21:00 ID:OaRlBu4r
良らんキター!!!!wktk
とても好きな感じの二人だ。続き楽しみにしています。
206名無しさん@ピンキー:2009/09/28(月) 23:56:52 ID:/g9S4Udu
あれつづきは?
まってるよ〜
207良らん2:2009/09/29(火) 21:07:01 ID:fQvwbnLn
らんまが俺のことなど気にもとめずに、チャイナ服のホックをはずしはじめたので、
あたふたと後ろを向く。

「良牙、サンキューな」

豊かな胸が男物のタンクトップを窮屈そうに押し上げていた。
太ももの上の方では、裾がひらひらと踊っている。生地の色が黒いため、
らんまの健康的な太ももはより白く、艶やかに映った。
何か足りてない気がするが……まあ、気のせいだろう。

「ちゃんと片付けておけよ」
床に散らばる衣服を見回して言う。水分を含んだチャイナ服と、ズボン、
タンクトップ……と、トランクス。
ちょっと待て。トランクス、がここにあるということは……。

おそるおそるらんまを横目で見る。俺の気もしらないで、奴は呑気に後ろを向いて伸びをしていた。
視線を下の方へ落とすと、綺麗な曲線を描いた尻肉が太ももの上に乗っているのが裾の下からちらりと見える。

「だあああっ」
無我夢中でらんまの側にかけより、タンクトップの裾を下に引っ張る。
同時に散らかった衣服に足をとられ、前のめりに滑る。
足が宙に浮く嫌な感触の後、嫌というほど強く体を床に打ちつけた。
208良らん2:2009/09/29(火) 21:08:23 ID:fQvwbnLn
「…………」
目の前に広がる眩しい光景に、頭が真っ白になる。
俺の両手がしっかりと掴んでいるのは、まるい尻。
鼻が触れそうなほどの近距離に、薄桃色の肛門と、その下に伸びる無垢な縦線が見える。
「良牙っ、てめえ、いいかげんにしろよな!」
尻を突き出した格好で、らんまが声を張り上げた。

「らんま、本当にすまなかった」
目の前の小さな少女は両手をぎゅっと握り締め、肩を強張らせて座っている。
もう何度謝ったか分からない。

自尊心の強いこいつが、間抜けな格好をさせられ、
よりによって自分のライバルに恥部を見られたのだ。

ずっと下を向きっぱなしの顔には、きっと悔しそうに涙を滲ませているのだろう。
いつもぴょこんと跳ねているおさげも、今は心持ちしょぼんとして、
鎖骨の辺りに垂れ下がっている。



しかし元はといえば、こいつが下着もつけずにうろうろしてるのが悪いんじゃないか、
という考えがふと頭をよぎる。

こいつは前からそうだった。剥き出しの胸を隠そうともしないし、
足はいつもだらしなく開いたままだ。
だから九能には抱きつかれ、八宝斎のじじいには尻を触られる。
三千院とかいうキザ野郎には唇まで奪われた。

お前の身体は安売りサービス商品ではないだろう。
らんまが他の男にべたべた触られるたびに、俺は腹わたが煮えくりかえる思いがするのに。

いらいらを声に滲ませて言う。
「大体な、んな無防備な格好でいるお前が悪いんだぞ」
かちん、と頭にきたのか、らんまは初めて顔を上げて俺を睨み(やはり眼は涙で濡れていた)、
パクパクと小さく口を開け、何かを言いかけた。
が、思い直したのか、伏し目になり、衝撃的な一言を言い放った。

「とにかく、俺の……、見たんだろ? 責任とれよな」
209良らん3:2009/09/29(火) 22:44:21 ID:fQvwbnLn
確かにらんまは可愛い。
心の底では、あかねさんやあかりちゃん以上に可愛いのでは、と思ってしまう。
姿形は当然だが、本当は臆病で泣き虫なのに、虚勢をはっているところをみると、
俺が守ってやらなくては、という気にさせられる。

今までの押し倒したいという衝動に駆られたことは何度もあった。
心も身体も俺のものにして、他の奴にちょっかいなんて出させない。
想いが行動にでるのが嫌で邪険に扱っても、こいつはけろっとした顔で俺に
近づいてくる。

俺が今まで自制できたのは、らんまが男のアイデンティティーを持っていたからだ。
想いを伝えることによって俺の気持ちが報われることはありえないし、
らんまの自尊心も傷つくだろう。

封印した想いを抑えるのに苦心していたが、、らんまの言葉が引き金となった。
触りたい、抱き締めたい。繋がりたい。
想いは洪水のように溢れ出てもう自分を止めることが出来なくなっていた。

「そ、それじゃあ……」
おずおずと頬に手をふれ、紅色のふっくらした唇に親指をのせる。
らんまは目を伏せたまま、落ち着かないように、瞬きを何回も繰り返す。
逃げられないように片手で小さな頭を抑え、唇を塞いだ。

「んー、んんーーーっ」
ジタバタと暴れるらんまを無視して、綺麗に並んだ小さな歯を舌でなぞり、
その奥へと舌を這わせる。

相手の唾液を全て絡めとってやろうか、と思っている矢先に、
「……っっっいってえ!何しやがる!!!」
噛まれた。
210名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 00:13:33 ID:+fYCNRez
ほうほう、それでそれで?
211良らん4:2009/09/30(水) 00:18:14 ID:07pmdDVA
身体の丈夫さには多少自信があるが、舌は鍛えようがない。ヒリヒリと痺れる。
目の前の少女は口元に垂れる唾液を拭いながら俺を睨みつけた。
頬は紅色に染まり、不規則な荒い息が口から洩れる。

「それはこっちの台詞だ、バカッ。あんまがっつかれると息が出来ねーよ」

やっと目と目が合う。らんまの瞳はこれ以上ないほどに潤んでいて、もう少しで
今にも涙が零れそうだ。
立ち膝になり、今度はらんまが、唾液に濡れた舌を器用に入れてきた。
らんまの腕が首に巻きつくと、俺の筋肉質な身体と、らんまの華奢で柔らかな身体が
隙間なく合わさった。胸の先端の突起の感触までが伝わってくる。

らんまの太ももに手を回し、撫で回す。尻の方へ手を伸ばしたら、
くすぐったそうに身を捩った。

「どこ触ってんだ、スケベ」
「お前もだろ。キスくらいでこんなに濡らしやがって」

愛液のついた指先をらんまの眼前までもっていき、ちらちらと指を動かす。
指を広げると、その粘り気のある水は艶めかしく糸をひいた。

らんまの顔は火が出るんじゃないかと思うくらいに真っ赤に染まり、
居心地悪そうに視線をずらした。

もぞもぞと俺のズボンのチャックを下ろし、トランクスに手をかける。
「お、おい、まさか……」
「俺ばっかりいじくり回されてたまるか!おまえにも同じ思いさせてやる」
トランクスを勢いよくさげると、固まった俺の一部が飛び出した。

「……」
目を見開いて、固まるらんま。
「ほらな、知ったこっちゃない。初めてでフェラなんて無理だからやめとけ」
「うるせーな、偉そうに!お前だってはじめてじゃねーか!」
カッとなったらんまが勢いで握りしめる。
しばらくご無沙汰だった俺は、らんまに触られただけで達しそうになったが
ぐっと我慢した。ここで出したら、絶対馬鹿にされる……。

胸の前に落ちてくるおさげを後ろへ払い、らんまは肉棒を口に含んだ。
小さい口に楽々と入るはずもなく、四苦八苦している。
ちゅうちゅうと、らんまの唇が吸いつく度に、いいようのない快感が押し寄せてきた。
らんまの口が離れた瞬間に、我慢しきれずに射精した。

濡れた髪に、まつ毛の上に、頬に、谷間の奥に、白い液体は飛び散る。

「ばかっ、出すなら出すって言えよ」
顔についた精液を拭いながららんまが言う。
それでも、アイスキャンディでも舐めるように、
丁寧に俺の性器に付着した濃厚な液を舐めとった。
212良らん5:2009/09/30(水) 00:24:29 ID:07pmdDVA
「なかなか上手かったぜ」
よっこいせ、と後ろかららんまの腰を持ち上げる。
「おい、何すんだよ」

俺以外には触れられたことがない、未開の秘部へ口をつける。
綺麗な一本の線をなぞるように舌を這わせた。
「ちょっ、やだっ……」
「気持ちいいだろ?」
可愛らしい尻の穴に口をつける。
「よくないから……ぁっ、やめろよっ」
泣きそうな声でらんまが叫ぶ。
言葉とは裏腹に、足の間からは次々と液体が溢れて、
入口の皮膚はぴくぴくと痙攣していた。
「……ふあ………あぁ……」
甘い溜息とともに、気の抜けたような声がらんまの口から洩れる。

「もうこのまま入れちまってもいいか?」
指で吸いつき具合を確認しながら言う。
「いやだっ」
らんまは腰を切なそうに振るわせて正反対のことを要求した。
213良らん6:2009/09/30(水) 00:58:54 ID:07pmdDVA
背後からの結合は、動物の交尾を連想させる。

「いたっ……、いてえよ。良牙、もっとゆっくり……」
挿入時にらんまはかなり痛がり、なかなか先へと進まなかったが、
一度入れてしまうともう平気なようで、後はただ快楽を求めて
いやらしく腰を動かした。
小柄な身体に釣り合わないほど大きな乳房は、ピストン運動に合わせて
リズムよく揺れる。
らんまの華奢な腰は頼りなく、手足も今に崩れおちんばかりに
諤々と震えていた。

「……んん!あぁあ、良牙、もうだめぇ……」
「……っく、もう出すぞ、らんま」

達する瞬間に引きぬいて、らんまの尻に精液を降りかける。
同時にらんまは尻を突き出したまま、ばたりと倒れ込んだ。
眉を八の字にゆがめて、必死で酸素を吸い込む。

「らんま、もうやめるか……?」
「もう一回……」

先ほどまであった快楽を懐かしむように、腰を揺らす。
らんまがこんなにも淫乱だとは思いもしなかった。
きっと本人でさえ知らなかったろう。

らんまの身体を仰向けにして、蛙のように足をひろげる。
「これでお前のイった顔がよく見えるな」
「ばかっ、そんな見んなよっ」
らんまは腕で顔を隠したが、力任せにはがし、バンダナで両手を縛りつける。

「これで隠せないだろ」
ふてくされて、横を向いてしまうらんまを愛おしくおもい、
頬に口づける。
雨のカーテンに守られたテントの中、2回戦へと突入した。
214良らん7:2009/09/30(水) 00:59:33 ID:07pmdDVA
「らんま、雨やんだぞ。どーすんだ?」
隣でうとうとしているらんまに声をかける。
結局、体位を変えて合計3回、濃厚なセックスをした。
いくら体力のあるらんまでも、初めてのことで疲れきってしまったようだ。
声を出すのも面倒だよいうようにくぐもった声で小さく唸り、俺の脇に頭を擦り寄せた。「……もうちょっと、お前といる」

「勝手にしろ」
と言ったところで、ぱしゃぱしゃと水を撥ねながら駆けてくる音が聞こえてきた。
「やばい、隠れろっ」
らんまの頭を毛布の下に押し込み、自分はタンクトップを慌てて被る。

開けるわよ、という声と共に、あかねさんが顔を覗かせた。
一緒にはいってくる日の光が眩しくて、目を細める。

「良牙君、らんま来なかった?」
毛布に包まれたらんまの身体が、ぴしりと硬直する。

「い、いや、来てませんけど……」
「……そう、つい1時間前くらいまで一緒にいたのに、
いきなり急用が出来たとかいって、走ってどこか行っちゃったのよ。
傘もささないで、どこ行ったのかしら。」

これ、らんまの分の傘、と自分の桃色の傘と一緒に透明な傘を見せる。
「さ、さあ、水浴びでもしたくなったんじゃないかな。ははは……」
「うーん、知らないならいいわ。ありがとう」

またね、と手を振りながら駆けていくあかねさん。

隣で縮こまっている、らんまの耳がみるみるうちに赤く染まっていくのが分かる。
これは後で詳しく問い詰めてみる必要がありそうだ。


おわり
215名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 01:02:26 ID:07pmdDVA
リアルタイムで書く→うpを繰り返してました。
辻褄合わないとこあっても脳内補完でよろ!
205、206、210、応援ありがとうございます。
216名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 10:24:11 ID:+fYCNRez
乙。

言わない方が良かったな。
書き上げてから投下するのがマナーだよ。
次からよろしくお願いします。
217名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 13:40:12 ID:KGtxn7oZ
乙!
リアルタイムで読んだ


やっぱエロ無しって駄目なんだよね?
218名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 22:38:13 ID:bt4JrAdD
エロ無しでも別に構わないんじゃね?
その方が気兼ねなく読めていいと思うし。
219名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 10:22:06 ID:1vVEYSM4
>>216
確かに書き投げって感じで失礼だったな。
今度から気をつけるよ、ごめん。

>>217
個人的にはエロ無しでも全然おk
220名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 02:25:24 ID:U11YjoN2
昔妄想した自己満足設定なんだが、乱馬が女変化してしまうのを一時的に止める(2、3日程度)方法として、
〔男性ホルモンを盛んにすればよい→女とエッチすればよい→好きな女相手ほど効果が高い〕
というのを考えてたことがある。
乱あ厨的に、というか、あかねスキー的に、
・乱馬の女化を止められる力が強いのはあかね(猫乱馬を抑えられるのはあかねだけ、と同様に)
・が、他の女でもできなくなはないので、乱馬を取られないようにと、あかね必死にご奉仕。
と妄想してニヤニヤしてた。文才無いから書けないけどね
221名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 06:19:11 ID:ZylAVUHB
ふーん、で?
222名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 09:19:56 ID:oo5EymYx
>>220
面白いな

らんまは自由度高いから色んな妄想出来るよな
223乱馬×あかね:2009/10/02(金) 20:01:26 ID:/KAuK71c
空気読まずに投下します。
初めて&何だか文章が固いので苦手な方はスルーしてください
224乱馬×あかね1:2009/10/02(金) 20:06:14 ID:/KAuK71c
それはいつもの学校帰りに起きた事件だった。

いつも連れ立って帰宅する乱馬は、その日数学の追試を言い渡され、
教師に引きずられるように追試教室まで連れて行かれた。
恨めしそうな顔をしていたけれど、格闘には数学は不要などと言って
手を抜いていた結果だ。
待ってあげる事も無いかな、と考え、あかねは一人学校を後にした。

天道道場へ向かう道すがら、同じ制服を着た女子学生の姿が目に止まった。
ブレザーを着た男子高校生数名に囲まれている。
どうやら、強引なナンパに捕まっているようだ。

「ちょっと!あなた達!嫌がっているじゃない!手を離しなさい!!」
勢いよく女子学生と男子高校生の間に分け入り、睨みつけると、
一瞬呆気に取られた顔をした男子達はすぐに顔をゆるめた。
「なに、君も誘われたいの?もちろんOKだよ、君みたいに可愛い子…」
「ふざけるな!!」
手を掴んできた男子を地面に叩きつけると、残りの面々がすっと冷めた表情に変化する。
「へぇ、なかなかやるじゃん。でも、それ程度で俺達全員を相手できると思ってるの?」

警戒心を強めたあかねの周りを男子数名が取り囲む。前面に居た相手に
すばやく蹴りを入れ、同時に右手で持ったカバンでもう一人を叩きのめした。
しかし、背後にいる相手に立ち向かおうとする前に、左手と背後に居た二人に押さえ込まれる。
「なかなか良い線してたけど、諦めた方が良いよ?」
振り払おうと身を捩るが、何かの武術に通じているのか簡単に振り払えない。
「連れて行こうぜ」と抱え込まれたあかねは、思わず助けを求め、叫んだ。
「乱馬―――!!!」
225乱馬×あかね2:2009/10/02(金) 20:07:07 ID:/KAuK71c
「てめーら、何してやがる!!」
叫ぶと同時に、風が舞い降りた。風かと思うほど、その動きは軽快だった。
あかねを羽交い絞めにしていた二人が吹っ飛ぶと、横でにやけていた男が
何があったのか理解もできない合間に腹部に強烈な一撃を受け、倒れる。

「天道さん、大丈夫?」
道に座り込んだあかねの横に、先程助けようとした女子学生が駆け寄った。
どうも、彼女が隙を見て学校に駈け戻り乱馬を呼んできたらしい。
「私は大丈夫。だけど、このままじゃ…」

あかねを拉致しようとした面々は、既に乱馬に叩きのめされている。
それでも乱馬は、それだけでは事足りぬと言うかのように、
容赦なく拳を打ち込んでいた。

「このままじゃ、乱馬が…!」
あかねを取り囲んでいた相手は武術に通じていたとしても、
良牙やムースのように、普段乱馬が戦っている連中ほど
実戦慣れしているようでは無い。このままでは放置しておけば、
命が危ないだろう。

「もう止めて!」
止めを刺そうとでもするように腕を振り上げた乱馬と男子学生の間に飛び込んだ。
目の前にある乱馬の凄まじい怒りに、一瞬怯むが、あかねは必死になって呼びかけた。
「乱馬、これ以上殴ったらダメ!この人達、あんたにもう一発でも殴られたら死んじゃうわ!」

怒りを目に滲ませた乱馬は、ゆっくりと周囲を見渡し、必死になって懇願する
あかねと視線を合わせた。
乱馬を覆う殺気がゆっくりと引いていくのを感じ、あかねはほっと胸を
撫で下ろす。

「…私はもう大丈夫だから。家に帰ろう?」
軽く頭を振る乱馬の動きに合わせ、おさげが揺れた。
「…イヤ、俺はちょっとこの辺走ってから帰る。お前は先に帰ってろ。」
余計な事に口挟んで、またトラぶるなよ、と言い置き、
立ち去る乱馬の姿を、あかねは呆然として見送った。
226乱馬×あかね3:2009/10/02(金) 20:10:11 ID:/KAuK71c
「婿殿が人を殺しかけた?」

家にそのまま帰るのも気が引け、意を決して足を向けた猫飯店で、
テーブルに乗ったコロンはあかねの話を聞き終え眉を顰めた。
「…はい。何だか自分の力を制御できないって感じで…」

今回の事だけでは無い。ここのところの乱馬は、戦いの際に力の加減を
できていないと、実はあかねは以前から懸念していた。
久能や校長など、乱馬とは歴然とした力の差がある相手に対しても、
最近では殴る・蹴る際に容赦が無いのだ。

あかねの様子をじっと窺っていたコロンは、探るように小声で問いかける。
「…婿殿が容赦なく相手を攻撃する時は、そなたに危害が及ぶと思われる
状況下に限った事では無いか?」
コロンの問いかけにあかねが目を見開いた。
「そう言われてみれば、そうかも」

先日、久能が全治1ヶ月の大怪我を負った時も、久能の竹刀が
たまたまあかねの方向を向いていた。
校長の時も、彼が投げつけてきた爆弾があかねに向かって落ちてきた。
乱馬自身がターゲットになるムースや良牙との戦いでは、
乱馬はいつも通り適当に相手をかわしていたように思われる。

「でも、なんで…」
戸惑うあかねに向かい、コロンが話しかけた。
「呪泉洞の戦いで、何があったかはシャンプー、ムース等に話を聞いておる。
婿殿は戦いの後遺症、特にそなたを失いかけたという呪縛から
開放されていないようじゃな」
「…でも、私は無事だったし、最近は乱馬も今まで通り、私に向かって
悪態ばっかりだし」
つい昨夜も「色気がねえ!」と怒鳴られたのを思い出し、ムッとした口調で
あかねは反論した。

「婿殿も必死になって元に戻ろうとしているのであろう。
しかし、大きな傷を、ことに身体では無く精神に負った時は、
そう簡単には癒えぬ。それも、此度の事は、そなたを失いかけた、
その一点に理由があるのであれば、婿殿の傷を癒せるのはそなたしかおらんのう…」
コロンは遠くを見つめるように呟いた。

「いずれはシャンプーの婿にとの望みを捨て切れんでおったが、
婿殿を人を命を奪わせたくは無い。
あかね、そなたは婿殿の傷を癒すためなら何でもすると誓えるか」
「当たり前じゃ無いですか!乱馬が呪泉洞のトラウマを引きずっているなら、
それを解消するためなら、私、何だってします!」

よく言った、と頷いたコロンの教えに、あかねは目を丸くすると同時に
青ざめていった。
227乱馬×あかね4:2009/10/02(金) 20:12:04 ID:/KAuK71c
その日、家族全員が夕飯も終え、それぞれが部屋に戻っていった頃になり、
ようやく乱馬が天道家に戻ってきた。

「乱馬」
廊下を歩いていく乱馬の後姿に向かってあかねが声をかけると、
ギクリとしたように動きを止め、乱馬が振り返る。
「遅かったね。ご飯食べてきたの?」
「…イヤ」
どこで何をしていたのかは分からないが、乱馬の瞳に暗い影が
落ちているのを認め、あかねは心を痛めた。
が、それを感じさせない明るい口調で声をかける。

「ちゃんと、かすみお姉ちゃんが乱馬の分、夕食を取っておいてくれたんだから。
私、温めて来るから乱馬は居間で待ってて?」
「い、いいよ。腹減って無いし」
「そう。だったら明日までって言われていた課題はもう出来たの?」
「は?」

話題がいきなり変わり、戸惑う乱馬をワザと睨みつける。
「先週、ひなこ先生から言われたでしょ!英語のレポート20ページ!
あんたのことだから、どうせ手も付けて無いんでしょ?!
手伝ってあげるから、私の部屋に来なさいよ!!」
反論する暇を与えず、足音高くその場を立ち去る。
その足で台所に向かい、その日の夕食から、簡単につまめそうな物を
選んでお盆に載せた。
「…もう、本当に世話が焼けるんだから」
ぶつぶつ言いつつ、夕飯を載せたお盆を片手にあかねは自室へと向かった。
228乱馬×あかね5:2009/10/02(金) 20:14:35 ID:/KAuK71c
普段のように文句も言わず、黙々と課題をこなす(ほとんどはあかねの
レポートを写しているだけだったが)乱馬を横目で見つつ、あかねはため息を吐いた。
部屋まで持ってきた夕飯は勧められるままに口にしたが、
思い返せば中国から戻って以来、乱馬は食も細くなっているように思える。

とにかく、あかねは乱馬の罪悪感を消して、自分がちゃんと
今でも無事で生きていて、乱馬があかねに危害を加えそうな輩を
死ぬほど殴らなくても大丈夫だと納得させる使命が与えられてる。

『だけど、本当にコロンおばあさんの言う方法しか無いのかしら…?』
大体、本当にそんな事で乱馬の傷が癒えるのか、それもあかねにはよく分からない。

『古来から、戦から戻って来た男子が生を感じるためにしていた儀式の一つじゃ。
まぁ、戦から日常に戻るためだけであれば、シャンプーが対処しても構わないのだが…』
『それはダメです!!』
『だったら、そなたがやるしか無いな。しかも今回はそなた以外の者が
対処しても意味が無かろうし』

でも、どうやって?何をすれば良いかはコロンが教えてくれたが、
そこに至るまでの方法は一切享受してくれなかった。
己で考えろ、と突っぱねて。
まぁ、方法が方法だけに、コロンもあかねに対し親切丁寧に
教える気にはなれなかったのだろう。

「…おい、なに頭抱え込んでるんだよ」
不信そうな問いかけに顔を上げると、乱馬が怪訝そうに覗き込んでいた。
「終わったから、俺、戻るな。
別にこんなのやらなくても、ひなこ先生なら適当に誤魔化せたのに」

「ちょ、ちょっと待って!!」
立ち上がった乱馬の上着の裾を慌てて掴み、あかねは引き戻した。
「あ、あのね。乱馬。私…」
229乱馬×あかね6:2009/10/02(金) 20:17:46 ID:/KAuK71c
「急に引っ張るなよ!」
バランスを崩して倒れた乱馬の上に、あかねは考えるより先に馬乗りになった。

「あ、あかね?」
驚きのあまり身体を硬直させる乱馬の顔を両手で挟み、ギュッと目を瞑ると
あかねは自分の顔を押し付ける。唇を押し付けていても固まっているだけで
動こうとしない乱馬に、あかねは泣きたくなった。

普段から、色気が無い、胸が小さいとバカにしている乱馬が、
私がキスしたぐらいで反応する訳無いじゃない!
けれど、乱馬のためなら何でもすると大見得を切った以上、
この程度で引き下がる訳にはいかない。

押し付けていた唇を離すと、ただただ呆然としていた乱馬に
馬乗りになったまま、あかねは服を脱ぎ始めた。
「お、おい。あかね、何をして…」

ニットを剥ぎ取り、その下に来ていたキャミソールを肩から落とすと、
震える手で下着に手をかける。大丈夫、乱馬に見られるの、初めてじゃ無いんだから!
ブラを取り落とすと、唖然とした乱馬の手を取り、胸に押しつけた。

心臓が早鐘のように打っている。ちゃんと鼓動しているの、乱馬に伝わって!
離れようとする手をますます強く押し付けると、今度は躊躇うように
ゆっくりと、乱馬の手が自身の意思で動き始めた。

軽く息を呑んで乱馬を見下ろすと、押し付けられた右手を動かしながら
もう一方の手もあかねに伸びる。肩から腕を撫ぜ上げたと思うと、
もう片方の胸をそっと包んだ。
「あっ…」
触れられた箇所がぴりぴりと熱を持っていくのを感じ、あかねは思わず乱馬の腕を掴んだ。

どんどん硬くなっていく胸の先端をかるく親指で擦ったと思えば、
今度は周辺に円を描くように撫でていく。
乱馬の手の動きに翻弄され、ぼんやりと白濁としてきた意識の中で、
あかねはお尻の下に感じる熱い硬直に気付いた。

恥ずかしい、だけど、やらなきゃ!だって、それが一番生きてる事を
実感できるって言われたし。
お尻の下の硬直が自分の股間にあたるように身体の位置をずらすと、
乱馬は思わず呻き声をあげた。胸におかれた手は既にあかねの誘導が無くとも勝手に動いている。
その刺激に思考が痺れるのを堪え、あかねは不器用に腰を動かした。
熱くなった自分の足の付け根を、それ以上に熱い乱馬の硬直が擦れる感触が気持ち良い。
だんだん下着が濡れてていくにつれ、腰が自然と動きを早める。

唐突に腰を乱馬の手で掴まれ、動きが止まった。我に返ったあかねは恥辱と
落胆のあまり泣きそうに顔を歪めたが、急に身体を持ち上げられ、
ふわりと回転するとベッドに仰向けに横たえられた。
230乱馬×あかね7:2009/10/02(金) 20:22:31 ID:/KAuK71c
あかねを押さえ込む乱馬の顔。上気した顔は怒っているようにも、興奮しているようにも見える。
止めないでとの言葉が口を付いて出る前に、あかねの開きかけた唇に乱馬が己の唇を押し付けた。

口腔内を探っていた舌が唇を離れ、首筋から胸元を伝い下りていくする。
乳房が乱馬の口に含まれ、強く吸われる。
途中で止めた訳では無いのだと気付き、緊迫した気持ちが緩んだあかねはすすり泣いた。

乱馬が頭が反対側の乳房に移り、そちらも口で愛撫する。
あかねはシーツを握り締め、漏れそうになる声を必死になって押し殺した。

乱馬が触れる場所、全てが熱い。震えるあかねの胸元に口付けながら、
乱馬の手が太ももを撫でる。足の間に手が滑り込んできたことに気付き、
反射的に足を閉じようとすると、再び胸の先端を舌で擦られ、あかねは呻いた。
気が反れた隙を付き、下着の脇から忍び込んだ長い指があかねの中に差し込まれる。
あかねの口から押し殺した声が漏れた。

乱馬は差し込んだ指であかねの内部をこすりながら、すばやい動きで
出し入れを繰り返している。親指で蕾をこすられ、意識せずとも
腰を振っている自分の痴態に気付いたあかねは恥ずかしさのあまり泣きたくなった。
だが、容赦無く擦りあげてくる指の動きに翻弄され、大きな波にさらわれるような快感が押し寄せる。
もう我慢できない。痺れるような快感の波に押し流されたあかねは
背を弓なりにし、手を噛んで悲鳴を押し殺した。

弄ばれていた中から指を抜かれ、呻いたあかねに乱馬が軽く口付ける。
夢中になってキスを返すと、軽かったキスが一転し、今度は舌を深く差し込んでくる。
息を吐くために顔を離し、ゆっくりと目を開くと間近から見下ろす乱馬と視線が絡んだ。

普段、無駄な軽口を叩き続ける彼と、行為の最中、言葉を交わしていないことにあかねは気付いた。
今も乱馬は言葉を発せず、息を荒げながらあかねの頬を撫でている。
熱情、欲望、悔恨、そして恋情。様々な感情の渦巻く瞳に見入られ、
あかねは思わず小さく呟いた。「…好き。」
231乱馬×あかね8:2009/10/02(金) 20:25:33 ID:/KAuK71c
間をおかず熱い硬直が中に入ってきて、その衝撃にあかねは息を呑んだ。
痛みに快感が遠のき、代わってこの行為に持ち込んだ、最初の目的が蘇る。
未知の圧迫感に思わず乱馬を押し退けたくなる衝動をこらえ、
圧し掛かってくる身体に必死になってしがみつきながらあかねは祈った。

どうか、この行為で、私が生きている、大丈夫だと、この人が実感してくれますように。
そのためだったら、どんな痛みも我慢しますから。

乱馬は腰を前後に動かしながら少しずつ押し入る。なんとか根本まで入ると、
苦痛に表情を歪めたあかね汗ばんだ額から髪を除け、そっと話しかけた。
「あかね、大丈夫か?」

かろうじて瞳を開き、乱馬と視線を合わせたあかねが頷いたのと
同時に乱馬は抑制が切れたかのように腰を動かし始めた。

自分の中にもう1つ心臓があるかのように、熱い硬直が脈動しうごめいている。
自分の上で動く乱馬の背中越しに、見慣れているはずの自室の天井を見つめて
あかねはぼんやりと考えた。
死闘から戻った人達が、この行為で生を実感するって、こういう事だったんだ。
これまでは分からなかったけれど、今なら分かる。

あかねの腰を掴み、自らの腰を打ち付けていた乱馬が呻き声を上げ、身体を硬直させた。
熱い液体がうねるように流れ込んでくるのを感じ、あかねは乱馬の背に回した腕に更に力を込める。

せっかく中国から無事戻って来られたのに、人に怪我をさせたり、
命を奪ったりして、この人が私の前から消えて居なくなることがありませんように…。
232乱馬×あかね9:2009/10/02(金) 20:27:19 ID:/KAuK71c
「天道あかね、交際を求める!」
久しぶりに耳にする声に、あかねは眉を顰めた。
入院したって聞いた時は心配したけれど、前言撤回。
入院していてくれた方がはるかに世のためだ、この人の場合。

「よっ、久しぶり。久能センパイ」
挨拶と同時に乱馬の蹴りがヒットする。
久能はあっさりと道端に倒れたが、以前のように頭蓋骨を折る直前まで
強打され、脳震盪で1ヶ月入院、などということは無いだろう。

「…ちゃんと手加減できるようになったみたいね、乱馬」
小さく微笑んだあかねに向かって、乱馬が怪訝そうな顔で振り向いた。
「何だよ、前からちゃんと手加減してやってるだろーが」
「気付いてなかったわけ?まぁ、良いけど」

俺が何を気付かなかったってんだ、とぶつぶつと文句を言う
乱馬の手をあかねは掴んだ。
「ほら、遅刻するから行こう?」
「お、おぅ」

乱馬はどうして私が急にあんなことしたのか、気付いてないみたい。
まぁ、でもちゃんと落ち着いてくれたみたいだし、色気がねぇとか
最近あんまり言わなくなったし、ちょっとは優しくなってくれたし。

それにあの時から、たまにはキスしたり、抱き合ったりできる
関係になれた訳だし。

結果良ければ全て良し。

どこまでも青空が続く晴天に向かって、あかねは微笑んだ。


おわり
233名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 21:55:56 ID:2C1lmkVW
GJ
あかねかわいいよあかね
234名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 22:05:53 ID:8qqBJj6f
わ〜すごく良かったです。
自分にはこんな文章書けないや。
勉強になりました。
235風呂場で対面が女同士だったら1:2009/10/03(土) 01:26:50 ID:FMuUn61c
その日、早乙女乱馬は話の流れで天道家の湯船に浸かっていた。
(親父の野郎、勝手に許婚なんて決めがって)
早乙女乱馬は呪泉郷の呪いにより、水にかぶる体質になっていた。
(…いずれはばれるんだし、このまま出ちまうか。
 でもバレたら許婚だのなんだのって面倒そうだな。
 もう少しだけ女で通すか。)
乱馬が水をかぶるとそこには女のらんまがいた。
と、そのとき

ガラガラ

この家の三女・あかねが裸で風呂場に入ってきた。
いくら呪いで女になった自分の裸を見慣れているとは言え、思わず自分以外の女の裸に釘付けになってしまうらんま。
すぐに我を取り戻し、なんとなく気まずくなって出て行こうとすると、
「まだ寒いのに行水? 湯船に浸かって行きなよ。」
あかねに引き止められてしまった。
「その、いえ、もういいです。」
「気を使うことないよ。女同士じゃない。」

そういうと持っていたタオルを床に置いた。
豊満とまではいかないがそれでも十分な大きさの乳房に加え、女にとって一番大事な花園まで顕になった。
なんとか自制心を保つらんま。
「ほら、恥ずかしがること無いでしょ?女同士仲良くお風呂に入ろう。」
「ええと・・、私体が弱くてお湯には触れられないんです。」
「そうなの。それじゃ、水で背中だけでも流してあげるよ。」
「いえ・・、お願いします。」
あかねの強い押しに負けてらんまは風呂から上がり損ねるどころか背中まで流してもらう羽目になってしまった。
(・・でも、なんで遭ったばかりなのにこの女なんでこんなに馴染んでんだ?)
236名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 01:27:49 ID:FMuUn61c
「折角だから体も洗ってあげる。」
そういうとあかねはらんまの体をタオルで拭き始めた。
しかし明らかに不自然だ。らんまの体を堪能するかのように、胸やお尻を触ってくる。
「らんまちゃんいいなぁ。あたしよりもスタイルいい。
 実はあたしね、女の子が大好きなの。
 らんまちゃんって可愛いなあ。イタズラしてみたい。」
そう言うとあかねはらんまの乳首をつねった。らんまから甘い声が漏れる。
「ちょっと、やめてください。」
「気持ちいいことするのは嫌?自分の体をもっと楽しまないと勿体ないよ。」
らんまを押し倒し、らんまの唇を奪ったかと思うと舌を口の中に絡ませる。
んっんっと何かを訴えかけるように悶えるらんま。
その様にますます興奮したのか、あかねはらんまの秘部に指を差し込んだ。
「もう濡れてきてるじゃない。やっぱり好きなんだ。」
必死に声が出そうになるのを抑えるらんま。
「もっと自分に素直になりなよ。もっと気持ちよくしてあげるから。」
あかねはらんまの花園の突起を指でこねた。
あかねは女のからだに慣れているだけあってどこを攻めればいいかが良く分かっていた。
らんまはついに嬌声を上げ、潮まで吹いてしまった。
「あたしの指でイッてくれるなんて嬉しい!・・ひょっとして自分でしたことないの?」
(男なのに女の体でそんなことできるかよ)
237風呂場で対面が女同士だったら3:2009/10/03(土) 01:29:38 ID:FMuUn61c
「こんなに気持ちよくしてあげたんだからお礼をしてよ。」
快感の余り息をまだ荒くしているらんまにあかねが注文した。
「どうすれば気持ちいいかわかったでしょ?あたしの体で練習して。」
そう言うとあかねは両脚を大きく広げて花園をおっぴろげた。
湯船に浸かってもいないのに花園は湿っていた。思わず興奮してしまうらんま。
らんまは思わずあかねの秘部に舌を侵入させた。
あかねは一瞬躊躇したが、すぐに受け入れた。
「あ、あん。そこよ。吸い付くようにするのよ。」
あかねはらんまにアドバイスを出して好きなだけ嬌声を上げていた。
その声にらんまもらんまも興奮して熱が入り、自分がされたのと同じように乳首を弄び、あかねの口の中に舌を絡ませた。
一心不乱にあかねの体を味わい、気付いた頃にはあかねも達していた。

「凄く良かったよ、らんまちゃん。これからもしようね。
 本当にあなたが女の子で良かった。男がこんなことしたら生きて帰さないんだから。」
あかねは興奮の余り湯船に浸かっていない事すら忘れて風呂から上がっていった。
「あかね、らんまちゃんにイタズラしてたんでしょ?
 気に入った女の子には見境が無いんだから」
「だって我慢できないんだもん。」
台所の方からかすみさんの声が聞こえる。
らんまが風呂に入っていること知っていながらあかねに風呂に入らせたのは意図的だったようだ。
(・・でも男だってバレたら殺されるな。)

かくして正体である男の姿を晒せないらんまの天道家居候の生活が始まるのであった。

                          おわり
238名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 01:30:20 ID:FMuUn61c
>>236にタイトル入れ忘れた。
風呂場で対面が女同士だったら2でよろ。
239名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 14:56:02 ID:4vQgvCqK
>>232
>>238
乙です
良かったから続編希望
240名無しさん@ピンキー:2009/10/07(水) 01:22:05 ID:ZjWSK/yt
>>232
>>238
GJ!面白かったよ
良かったら続き期待
241淫流格闘編♯1「恐るべし!淫流格闘」:2009/10/10(土) 20:19:35 ID:zobp01Ek
「だぁ〜!いきなりの土砂降りだ」
学校の午後の授業が終わり居候している天道家への帰り道。
らんまは突然振り出した大雨の中、通学用の鞄を傘代わりにして
川沿いの道を走っていた。
数ヶ月前の雨とは違い、秋冬の冷たい雨に身を凍えさせていた。
この様子だと、上着とズボンどころか中に着ているタンクトップやトランクスまで
濡れているかもしれない。
そこに雷鳴と共に黒い人影が一つ。
その黒い人影に正面からぶつかるらんま。
黒い人影はびくともせずに走ってきたらんまのほうが逆に突き飛ばされてしまった。
「痛ててて・・ちゃんと前を向いて歩け!」
「ふふふ・・・この辺りに無差別格闘の早乙女らんまがいるはずなのだがなにか知らないか?」
「ん??早乙女らんま?それはオレのことだけど?」
「貴様が早乙女らんまか・・・それはちょうどよい」
「・・・・・・。」
「我の名は淫流格闘の陰歩天津、早乙女らんま!貴様に淫流格闘の試合を申し込む」
「淫流格闘の試合? ふっ・・・勝負はいつでも24時間受付中だ、上等だ!」
陰歩天津が傘を捨て、身構えると同時にらんまも鞄を投げ捨て構える。
両者、すり足でお互いの間合いを図る。
陰歩天津は人差し指と中指だけを広げた構えに変える。
らんまにはその陰歩天津の人差し指と中指が自分に襲いかかる恐怖を感じた。
武道家ならではの勘だ。
陰歩天津が気迫の表情でらんまに向かっていく。

それはあっという間の出来事だった。

陰歩天津の顔が近づいたと思ったその後、
らんまの視界は白くフェードアウトしてしまい
土砂降りの雨の中、倒れこんだ。

「ははは・・・無差別格闘も我ら淫流格闘に比べればこの程度か」

薄れていく意識の中、らんまには陰歩天津の笑い声だけが響いた。
242淫流格闘編♯1「恐るべし!淫流格闘」:2009/10/10(土) 20:20:21 ID:zobp01Ek
「んんん・・・」
らんまは陰歩天津の悪夢にうなされながら起き上がった
起き上がった場所は見慣れた天道家の居間だった。
「らんま〜、あんな場所で寝てたら風邪引くわよ」
「寝てたんじゃない・・・オレは・・・アイツに・・・」
「アイツに??」
天道あかねが心配した表情でうつむくらんまの顔を覗き込む
「オレは・・あの陰歩天津に・・・負けたんだ」
「らんまくんともあろう武術の達人がひどい負け方をするなんて、その陰歩天津、何者なんだね?」
早雲が重い口調でらんまに問いただす。
「陰歩天津、何者かはわからねえ、知らない顔だった」
「陰歩天津って名前は聞いたことはないね、でも、無事だっただけよかったじゃない、ははははー!」
「そんな無事だったなんて、お父さん!らんまはその陰歩天津って奴に負けたのよ!」
あかねの大きな口調にらんまはさらに落ち込む
「負けた・・・オレが負けた・・・・負けた・・・」
「あっ・・・らんま・・・」
「いいんだ、不意打ちとは言え、奴は正々堂々とオレに勝負を挑み、、オレが負けた、それだけだ・・・」
「うーん、調べてみる価値はありそうだね、その陰歩天津とやらを」
早雲は立ち上がり、居間を出ていく。
重たい空気の中、あかねはらんまを慰める言葉も出なかった。沈黙が続く。
早雲は<武道家・タウンページ>と書かれた分厚い本を開きながら戻ってくる。
「陰歩天津ね、い・・い・・っと載ってるかな」
「お父さん・・・なに、その本・・・。」
「あ、これね、タウンページの武道家。ほら、ここにうちの道場も載ってる」
「ははは・・うちの道場もそんな本に載っていたんだ・・・」
「あ、あったよ、、その陰歩天津さん」
「ほっほんとうか?おじさん、見せてくれよ!」
らんまは勢いよく起き上がり、早雲の開いていたページの中に陰歩天津の顔を探す。
「こいつだ!この坊主頭に冷酷そうな目、忘れもしねえ、こいつが陰歩天津だ」
「んーー、陰歩天津ね、あちゃ〜、住所も番号も載ってないね」
「それって、タウンページじゃないんじゃ・・・」
あかねがあきれた口調で呟く。
「あかね、そんなことはないんだよ、このタウンページね、闇の格闘術は住所とかない場合も多いんだ」
「くそお、手がかりなしか・・・」
悔しそうな表情のらんま。
「でも、こっちの元祖・淫流格闘ってほうは住所載ってるよ」
「おじさん!その住所教えてくれよ」
「うん。元祖・淫流格闘は淫山という山全体が住所みたいだ。」
「その淫山って山に行けば、なにか手がかりが掴めるかもしれないんだな、よし」

らんまは部屋に戻り、大きなリュックサックに荷物を詰め込みはじめた。
あかねがその様子を心配そうに見守る。
「らんま、私も連れていって!その淫山に」
「あかね・・・いや、これはオレの戦いだ、それに淫山は危険な場所かもしれない。オマエも連れてはいけない」
「・・・・・わかったわ、気をつけて行ってきてね」
「ああ・・・陰歩天津を倒すまでは絶対に戻ってこない、オレは今、そう誓った」
243淫流格闘編 あと書き:2009/10/10(土) 20:22:21 ID:zobp01Ek
間違えて♯2を♯1と書いてしまいました。汗
続きは執筆中です。
244名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:50:34 ID:QMze083u
再放送らんまかわいすぎだろ
245発情期 ムース×シャンプー:2009/10/10(土) 22:23:12 ID:y6JzxHf6
ムース×シャンプー(逆?)で初投下します。
エロ描写少なめです。
246発情期1:2009/10/10(土) 22:24:29 ID:y6JzxHf6
静まりかえった暗い部屋に、ぴちゃぴちゃとやらしい水音が響く。
月明かりに照らされた窓際に男女の影。いずれも絹のような長い髪。

女が小さく嬌声を上げたかと思うと、つるりとしなやかに動いて男の腰に乗る。

「……またおらが下か。」
その先を急かすように女の腰に手を当てながら、声には若干不満の色が滲む。
「当然ね。」
けろりとした顔で言い放つ女の身体は、月光に揺られて艶めいている。
「女傑族の女、男に腰振られて悦ぶ、これ屈辱。」
「惚れた男にはその限りでもなかろ……ぐあっ」
みなまで言い終わらぬうちに乳首をきつくつねられ、男は情けない声を出す。

「誰がお前に惚れたか、沐絲。」
言いながら愛しそうにつねった胸板を撫で、ゆっくりと腰を落とす。
男は目を閉じて受け入れる。沈む女の動きに合わせて、低い声が漏れる。


奇妙な逢瀬は、一週間前のある日突然始まった。
月の美しい夜。ぶつくさ文句を垂れながら店の仕込みをする男の元に、一匹の猫が迷い込んできた。

「む、シャンプーではないか。どうした、そんなに怯えて。」
言って跪き、ひょい、と白菜を抱き上げる。
黒髪を肩まで伸ばした優男である。背後で桃色の猫がに゛ーに゛ーと抗議の声を上げる。

そこにもうひとつ、侵入者の影があった。
247発情期2:2009/10/10(土) 22:25:46 ID:y6JzxHf6
壁の向こうから、一抱えもある大きな三毛猫が姿を現す。低く長く一声鳴くと、見開かれた目で店の奥を睨みつけた。
小さな猫が白桃の毛を逆立てる。

三毛は目線を逸らさぬまま厨房内に歩を進め、じりじりと間合いを詰め―
瞬間、軽やかに床を蹴り、桃猫に飛びかかる。

「こりゃっ、シャンプーに何をするだ!」
むぎゅ。
あっさりと、男が三毛の顔面をひっつかむ。どこから出したか、顔にはビン底メガネ。
首根っこを押さえると、メガネをくいと上げ、まじまじと侵入者を見つめる。

悲鳴。

存分に男の顔を掻きむしって、巨大な三毛は厨房から逃げてゆく。
「ぐっ、酷い目に遭っただ。……シャンプーは無事か?」

「酷い目に遭たのはこっちね。」
きょろきょろと辺りを見回す男の目の前に、バスタオルを一枚巻いた、ナイスバディの女が立っていた。

「お前察しが悪い。私厨房の湯に突っ込ませるつもりか。」
「シャンプー! 今のは何事じゃ。」
無遠慮に体躯を見つめる男の視線を気にも掛けず、
「あの三毛猫、この辺のボス。動物相手、少し相性悪かた。」
「おらの元に助けを求めて来ただな!?」
「そんなつもりないね。湯より先にお前がいた。それだけ。」

ふん、とそっぽを向き―チラ、と視線だけ男によこす。
「お前、今私を追いつめた男に勝った。
……一晩だけ私の男になても良いぞ。」
248発情期3:2009/10/10(土) 22:27:14 ID:y6JzxHf6
………………。

「―なっ。」
言葉の意味を解し、顔を赤く染めて絶句する男の襟元をひっつかむと、ずりずりと階段へ引きずってゆく。
「不本意あるが。」

その日から、なぜか『一晩』でない、甘美な夜が始まったのである。


猫が甘えて身体を擦りつけるように、細い腰をねっとりと動かす。
痺れるような快楽に、男は目を細めて小さく呻く。
終わってしまいたくなくて、込み上げるたび気持ちを逸らす。

そんな男の気を知ってか知らずか、責め立てるように、女の腰が妖艶に動く。
「シャ……珊璞……」
「どうした。」
珊璞の顔には意地悪な笑みが張り付いている。
「あ……」
見えはしないが、少なくとも愛する男に抱かれる顔ではなかろう、と彼は思う。だが、
「愛してるだ……」
沐絲にとってはこの状況が贅沢すぎて、贅沢を言う気にもならない。

ふと珊璞は笑みを消し、動きを止めた。
そして、ゆっくりと彼の胸に身を預ける。
刺激を止められたもどかしさがたまらなくて、思わず沐絲は自分から腰を揺する。
「焦るんじゃないある。」
「す、すまぬ。」
藤色の髪が沐絲の視界に広がり、甘い香りが鼻孔をくすぐる。
雰囲気に誘われるまま、首筋から背筋まで、優しく、何度も髪を撫でてやる。
249発情期4:2009/10/10(土) 22:40:02 ID:y6JzxHf6
これほどにも愛おしかったのかと、沐絲は驚くような気持ちで胸の中の彼女を見つめる。
半ば意地になり、儀式と化していた自分の求婚が、今はあまりにもバカらしく思えてくる。
珊璞を大切にするとは、珊璞を愛するとは、ああいうことではなかったのだ。

「珊璞、おらは愚かな男じゃのう。」
髪を撫でながら、そっと呟く。
「今頃気付いたか。」
身じろぎひとつしないで、珊璞が応える。
「お前、本当に馬鹿な男。私の婿、向いてない。……でも」
珊璞が呟く。胸に右の頬を当てたまま。
「……ロ那里也別去。」
急に飛び出した懐かしい言葉に頭が切り替わらぬうち、
珊璞は彼の肩に両手をつき、しなやかな上体をそっと起こす。

……ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ!
「むふぉ!?」
突然激しく動きを再開されて、沐絲が変な声で鳴く。
「ま、待ってくれんか珊璞! 急に、そんな……い、い、い、い……イッしてまう!」
のけぞって耐えても止まらない動きに、たまらなくなって、下からも腰を打ち付ける。
「あっ、……あ……!」
思わぬ刺激に、珊璞が動きを止めて切なげに喘ぐ。
「………………っ……!」
珊璞の全身に力が入り、彼女の膝がきゅっ、と縮まる。

「はあっ、はあっ、珊璞、おらはもうっ……!」
「止まるよろし。」
眉根を寄せて、沐絲ががば、と起きあがる。
「珊璞!」
「……止めるね!」
ゴンッ!
250発情期5:2009/10/10(土) 22:41:12 ID:y6JzxHf6
下顎をしこたま殴り上げられ、ばた、と布団に倒れ込む。
「ん……と。」
ゆっくりと、まだ固いままのモノを膣から引き抜いて、シャンプーは手早く身を整える。
「私満足した。あとは自分で頑張るある。」
大の字に倒れた男に、にこりっ、と笑顔をひとつ落として、
猫娘は軽やかに部屋を出て行った。


「シャンプー。今回の発情期はうまく乗り切ったようじゃの。」
「そうねひいばあちゃん。乱馬も今回はわかてくれたね。」
「シャンプー! おらは納得いかんだ……がーがーがーがー!」
開店準備をする二人の元に飛び込んだ男が、
冷水を浴びせられて、たちまちアヒルの姿に変わる。

空のバケツを床に置くと、シャンプーは膝を折り、
コロンに届かないよう小さな声で、わめくアヒルの耳元で囁く。
「あんなオス猫にされるくらいなら、まだお前の方がマシね。」

「シャンプー。出前じゃぞ。」
「あいやあ! 私すぐに行てくるね!」
「がーがーがーがーがーがーがーがー!」
「ムース! お前はさっさと男に戻って店を手伝え!」
気まぐれな猫娘には、想いも欲望も募るばかり。
哀れなアヒルが「男」になれるのは、もう少し先のことらしい。


251名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 22:54:05 ID:QAChcYDY
GJ!
綺麗で妖艶な雰囲気が伝わってきてよかった
252名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 14:59:07 ID:MLLtjnjS
ムースとシャンプーいいな、開眼しそうだ

>>243も期待して待ってる
気が強い女らんまがエロイことされる展開wktk
253名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 08:30:56 ID:FWDrrrxn
劇場版のカップリングは神
254名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 18:15:38 ID:ZTOWZXlC
>>253
同意せざる得ない
255名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 15:23:14 ID:Jm5ARwMU
>>246
GJ!!この距離感がたまらん
256二人の距離1(乱×あ):2009/10/13(火) 17:47:34 ID:5t3+75KZ
初めて書いてみました。
自己満なもので、すみません。
カップリング等お嫌な方は、スルーして下さい。
乱馬が玄馬と、のどかお母さんと暮らすために、天道家を出て行って数日。。という設定です。

「あかねの様子が変?」
休み時間、教室を移動するなびきを乱馬は呼び止めた。
「あぁ、なんって言うか、よそよそしいっていうか、無視されてるというか…」
学校でしか会えねーのによ、と乱馬はため息をつく。
「そうねー、あかね、家でも最近、元気ない感じよ」
「そうなのか……」
「そこで」
サッとなびきが手を出した。
「何だよ、この手は」
「特別情報提供料、爆安価格!3000円」
けろっとした様子で、なびきが請求する。
「お前な!」
「ちっ、まぁいーわ、かわいいあかねのタメだし」
欲しいCD合ったのになー、となびきが手を引っ込めた。
257二人の距離2:2009/10/13(火) 17:49:46 ID:5t3+75KZ
「それで?」
「あのね、うち今夜……」含み笑いで、なびきが言葉を切る。
「俺、完全に遊ばれてないか?」
「そんな事ないわよー、乱馬くんは私のかわいい義弟になる予定だし」
ニヤリとなびきが微笑む。
「今夜何だよ」
「今夜、あかね以外全員居ないわよ。あかねは留守番! 本人に直接聞きなさいよ」
「えっ……」
その時、廊下の奥から「なびきー」と呼ぶ声がして
「じゃあね!」
となびきは手を振って、さっさと友人の元に行ってしまった。

その夜。
あかねは、自室のベッドの上で、ぼんやりとしていた。そこに、コンコンと小さな音が響いた。驚いてカーテンを開けて窓を見ると、ガラスの向こうに乱馬が居た。
258二人の距離3:2009/10/13(火) 17:51:16 ID:5t3+75KZ
「なっ、何よいきなり! こんな時間に、びっくりさせないでよ」
カラカラと窓を開けて、乱馬が室内に音もなく滑り込む。
「どうしたの?……あ、明日のリーダーの訳なら見せて上げないからね。自分でやりなさいよ」
「ちげーよ! そんなんじゃねぇよ」
あかねの言葉を、乱馬が遮った。
乱馬はあかねのベッドに腰を下ろした。あかねは、ベッドサイドにある机の椅子に腰を下ろす。
「ねぇ、どうしたの……?」
はっきりとしない乱馬に、あかねは急に怒りのテンションを下げたようだ。
「なぁ……」
思い切ったように、乱馬が顔を上げた。
「何か、変なんだよ。どうしちまったんだよ、あかね…」
「どうって、別に…」
あかねが口ごもる。
「俺が、親父と家に帰っちまってから、お前、なんかよそよそしいし…」
ちらちらとあかねの顔を見ながら、乱馬はここ数日思っていた事をぶつけてみる。
「別に、そんな事ないけど」
「じゃあ、なんでなんだよ」
あかねの態度に、乱馬も乱暴な口調になってしまった。
「乱馬になんて、関係ないでしょ!」
あかねが言い返す。
「関係あるさ、だってお前は…その…一応、俺の許嫁だし」
乱馬の一言が、あかねの逆鱗に触れてしまったようだ。
「私たちは、どうせ親同士が決めた許嫁よ!」
あかねが、机の上にあった辞書を乱馬に投げつけた。
「そうよ、親が決めただけ…」
次は鉄アレイか、と身構えていた乱馬が目を開けると、涙ぐむあかねが、目の前に居た。
「乱馬は、うちを出て行っちゃったんだもん…。私は…私も、シャンプーやうっちゃんと変わらないんだもん…」
あかねが涙を、溢れさせた。掴んでいた筆箱を取り落とす。
259二人の距離4:2009/10/13(火) 17:53:48 ID:5t3+75KZ
「あかね…。そうじゃない! 親父たちが決めただけなら、それだけじゃ、俺…」
涙を流すあかねを見ていたら、衝動的にあかねを抱き寄せると、乱馬はあかねの唇に、自分の唇を押し当てていた。
「んっ…」
あかねの唇から、小さな吐息が吐き出された。あかねの唇は柔らかくて、温かかった。
「わ、わりぃ、俺、あの…」
急に我に返って、乱馬は慌てあかねから離れた。
「……」
あかねが呆然としている。
「私…。乱馬、ひどい…」
あかねが非難の目を向ける。
「だから…俺は、あかねが好きだから! 学校でしか会えねーのに、冷たくされるのは辛いんだよ。俺、お前になんかしちまったか?」
突然の告白に、あかねがびっくりして泣き止んだ。
「乱馬…」
「俺が悪かったなら、謝るから…」
あかねがが乱馬にそっと顔を近づけた。
「ごめんなさい、乱馬があっさりうちから出て行っちゃったから、私、怖かったの…。私がみんなと違うところって、乱馬と一緒に住んでる事だけだった…」
あかねがちょっと息をつく。
「そう思ったら、乱馬が今まで私と一緒に居てくれたのは、ただ同じ家に住んでいたからじゃないかって…」
乱馬はもう一度あかねを抱き寄せると、もう一度唇を重ねた。最初はあかねも、身体を固くしたが、すぐに目を閉じた。
あかねの唇を割って、自分の舌を、あかねの舌に絡める。
「ん…ぁふっ、乱馬…」
あかねが囁く声が聞こえて、急に心臓が脈打つのがわかった。
「俺、俺は…ごめん、あかね…もう我慢出来ねぇ
あかねをそのままそっとベッドに横たえると、乱馬は上からのしかかるように、もう一度キスした。
「えっ、あの…乱馬?」
あかねのパジャマのボタンをそっと外して行く。
やがてパジャマから、薄いピンク色のブラジャーに包まれた、あかねの胸が露になった。
260二人の距離5:2009/10/13(火) 17:55:02 ID:5t3+75KZ
「やっ…恥ずかしい…」
乱馬の身体の下で、あかねが身体を震わせる。
「あかね、綺麗だよ」
まるで壊れ物を扱うように、乱馬の手はそっと、ブラジャーの中に滑り込む。
全体を押すように触ると、あかねが顔を真っ赤にして、乱馬を見つめた。
「あっ…私、胸ちっちゃいし…だから……」
両手で、乱馬の手を押し戻そうとする。
「いつもペチャパイとか言って、ごめん」
乱馬は手でわしづかみにして、
「あかねのおっぱい、大きくて柔らかいよ。気持ちいい…」
固く尖って来た乳首を、指できゅっと摘まむ。
「あぁん、やぁ…乱馬、止めて…」
「ダメ」
乱馬は、ブラジャーのカップをずらして、あかねの胸を出すと、まるで飴でも舐めるかのように、吸い付き、舌先で弄んだ。
「んんっ、ふっあぁぁん、乱馬、乱馬…お願い…」
あかねが乱馬の手を掴む。
「どうした?」
「私、初めてなの、お願い…変な事、しないで…」
「変な事じゃないさ…よっ、と」
乱馬はあかねの腰に手を入れ、パジャマのズボンを脱がせる。パンティの横から手を差し入れると、あかねのそこはまだ、潤みきってはいなかった。
一度、指を外に出し、パンティの上から、割れ目にそって、優しく指を何度も上下させる。
「……あっ」
あかねの腰がびくっとはね上がった。
乱馬がもう一度、パンティの中に指を差し入れ、あかねの中に、1本、指を差し入れた。
大きな抵抗はなく、指が沈んで行く。
「ぁあん、あぁ…」
あかねの腰が、びくびくと動く。
乱馬は、あかねのパジャマの上衣とパンティを脱がせると、右手の指を2本、あかねの中に入れた。
そして左手で、すべてまる見えとなったあかねのおっぱいをゆっくりと揉む。
指をそっと出し入れすると、乱馬の指に透明な糸を引く液体が絡み始めた。
「あっ…あん、やだ…なんだか変な感じ…」
あかねの目がとろんとして、唇からは、喘ぎ声ともため息とも付かない声が漏れ出す。
「あかね、これ気持ちいいか?」
乱馬はさらに指を早める。あかねの中の上側をこするようにして、責め続ける。
「あっ、はぁ…ん、あっ、あっ…」
あかねの唇からは、完全な喘ぎ声が絶えずこぼれだした。腰がひくつく。
「あん、あん、あぁん…」
あかねが急に、乱馬の手を止めた。
「お願い、もう苛めないで…乱馬と…乱馬ので、して…?」
目を潤ませたあかねが、つぶやく。
こんなかわいいあかねのおねだりを聞くまでもなく、乱馬のモノは限界なくらい勃起していた。
261二人の距離6:2009/10/13(火) 17:57:47 ID:5t3+75KZ
乱馬は慌て自分も服を脱ぎ捨てた。
「入れるよ」
「うん…」
乱馬が自分のモノをあかねに押し当てると、きゅっと、あかねが身体を強張らせた。
「ダメだ、あかね力を抜いて…」
ぐぐっと狭い入り口に、少し強引に押し込む。
「んんっ…うっ、あっ…」 あかねの柳眉が逆立ち、痛みに耐えている。
たっぷり濡らした筈だが、あかねの中は狭くて、なかなか前に進めない。
「はぁ…ぁはぁ…」
浅く小刻みに、あかねが吐息を吐き出す。
「くっ…キツいな」
あかねの中を進むたび、背筋を強烈な快感が走って行く。だいぶ入ったのだが、最後に少し引っ掛かる感じがして、乱馬は力を入れて、あかねの身体を押し上げた。
「あっ…ああぁうっ…」
あかねが苦し気に身を捩った。
「あかね、大丈夫か?」
涙を目に一杯ためたあかねが、うっすらと目を開いて、上目遣いに、コクンと小さくうなずく。
(やべぇ、あかね超かわいい…)
すぐに腰を動かしそうになったが、ありったけの理性を総動員して、あかねに話しかける。
「動いても、いいか…?」
262二人の距離7:2009/10/13(火) 17:59:15 ID:5t3+75KZ
「ん…いいよ」
今にも泣き出しそうな顔で、あかねが答える。
ゆっくり乱馬が腰を引くと「ん…痛っ…」とあかねから小さな声が漏れる。
あかねの目に浮かんだ涙を手でぬぐう。
なるべく強くならないように突き上げる。
しばらくは引っ掛かかるような感じがあったのだが、やがてその動きが滑らかになって来た。
「あ、あっ、あん…」
あかねの唇から、苦痛だけじゃない、甘い声が漏れ始めた。
「あかねの中、気持ちいー。ごめん止められない…」
あかねの腰を掴み、乱馬の腰は激しく動く。
パンパンという、肉がぶつかりあう音がする。
「あかね」
あかねは泣きそうな顔で、拗ねたように、必死に下唇を噛んでいる。
「ほら、あかね声出して」「やっ…んんっ、いやぁ…あっ、あんっ、意地悪…しないでぇ…」
あかねが息も絶え絶えに、懇願する。
「俺、あかねの声が聞きたい」
「だめぇ…みんなに、みんなに聞こえちゃう…ん、あんっ」
時折激しく突き上げると、あかねの形の良い胸が、プルプルと震える。
「あかね」
あかねの耳元に唇を寄せ、そっと息を吹きかけ、囁く。
「今夜、誰も居ないんだろ」
「ああんっ、んっ、何で…乱馬、知って…」
あかねがちょっとびっくりしたように、乱馬を見上げる。
「俺はあかねの事なら、何でも知りたい」
そっとあかね耳たぶを唇で噛む。
「どこが気持ちいい? どうして欲しい…?」
「ひゃん、あっあっ、いやぁ…もうダメ…もう…」
あかねが弱々しく、のしかかる乱馬の胸を押し戻そうとする。
「私…私、何か変なの…恥ずかしい…見ないで、乱馬…」
「ダメ。俺にあかねの全部を見せて。俺にしか見せないあかねを…」
263二人の距離8:2009/10/13(火) 18:00:58 ID:5t3+75KZ
あかね目は潤み、頬はピンク色に上気して、半ば開いた口からは「あっ、あん」と言葉が漏れる。
「んんっ、あっあっ、あぁんっ…」
最初は、乱馬の動きに翻弄されていただけのあかねだったが、いつしか乱馬の抽送のタイミングに合わせて、腰を振っていた。
「あ…、あん、あぁぁん」
今まで聞いた事のない、あかねの甘い声に、乱馬の脳も痺れたようになる。
もっともっと、あかねを感じさせたい。
「あん、あぁん…気持ちいいよぉ……乱馬ぁ…」
あかねの声が、吐息が耳にかかって背筋がゾクゾクとする。
(あかねを責めてるつもりが、油断すると、俺が陥落しちまいそうだ…!)
乱馬はあかねの膝を抱えると、一際、激しく突き上げ始めた。
「あっ、あっ、あんっ、乱馬…乱馬ぁ…」
あかねが一生懸命、乱馬の首筋に手を巻き付ける。
「あかね、俺もう…」
「あん、んうっっ、あん…乱馬…」
二人の息づかいしか聞こえないなか、乱馬を呼ぶあかねの甘い声が、乱馬の耳に残る。
「あかね……あかねっ」
くちゅくちゅと、水音がいやらしく響く。
「あ、あんっ、私…もう…イッちゃ…」
あかねが言い終わらないうちに、乱馬の首筋に回された手に、ぎゅっと力が入った。
「あぁ〜っ、んっっ…」
堪えきれず、あかねが大きな喘ぎ声を漏らすと、身体がぶるっと震えた。
と同時に、あかねの中が急に痙攣を始めてキツくなり、乱馬のモノを締め上げた。
264二人の距離9:2009/10/13(火) 18:02:07 ID:5t3+75KZ
「あかね、俺も…っ」
二人はほとんど同時に、達してしまった。
あかねの中で乱馬は残らず放出した。あかねのお腹の辺りに、温かなものが広がる。
「乱馬…」
「あかね…」
あかねはちょっとだけ微笑むと、そのままぐったりとしてしまった。
(あかね、初めてだったのに、激し過ぎたか…?)

乱馬はあかねを起こさないように、あかねの身体からそっと引き抜いた。
「ん…」とあかねが気だるそうにつぶやく。

そうだ、俺たちは「親が決めた許嫁」なんかじゃない……。
俺は、あかねが、あかねだから好きになったんだ…。
急に睡魔が襲って来て、乱馬はあかねを抱き寄せると、そのまま意識を失った。

「ん…さむ…」
肩が冷たい、目が覚めると、あかねは乱馬の胸の中に居た。
あかねの首筋に、後ろで眠っている乱馬の寝息がかかる。
一瞬、パニックになりかけたが、すぐに昨夜の事を思い出した。
(そうだ、私…乱馬としちゃったんだ…)
自分じゃない、誰かの体温がこんなに心地良いなんて…。
265二人の距離10:2009/10/13(火) 18:03:45 ID:5t3+75KZ
あかねは背中を向けていた乱馬を起こさないように、モゾモゾと動いて、乱馬と向かい合う。
くー、という小さな寝息を立てている乱馬に、
「乱馬、大好きよ」
小さな小さな声で、つぶやいてみた。
「俺も」
パチッと目を覚ました乱馬が微笑んだ。
眠っているものだと思っていた乱馬が起きていた事に、あかねはびっくりして、跳ね起きる。
「乱馬、ズルい! いつから起きてたのよー」
「ズルくない〜。あかねがモゾモゾ動くからだよ」
乱馬もベッドの上に起き上がる。
「俺も、あかねが大好きだよ。…ごめんな、今までずっと不安にさせて…」
乱馬はあかねを抱きしめた。
「ううん、もう大丈夫」
「俺たちは、許嫁だ。親が決めたんじゃない、俺たちがそう決めたんだ」
「うん」
こっくり、とあかねがうなずく。
「それじゃあ、朝の営みを…」
いたずらっ子のように笑うと、乱馬があかねを抱えこむ。
「やっ、やぁだ…。だって、もう朝だし…」
「朝でも昼でも、関係ねーよ。俺はあかねとエッチしたいの……嫌か?」
真っ赤になって、何か言いかけたあかねが、思い直したように首を振る。
「嫌じゃない……」
上目遣いに乱馬を見て、か細い声で答えた。
(や、やべぇ、本当にかわいいや…)

あかねの部屋のドアの前に立っていたなびきは、ちょっと肩をすくめると、ドアの前に綺麗にラッピングされた箱をそっと置いて、静かにその場から立ち去った。
「これは、いらなかったかもね〜」
ケチななびきからの贈り物、コンドームの詰め合わせを、乱馬とあかねが発見するまで、もうしばらくかかるのでした♪


おわり。


長文すみません。
お付き合いしてくださった方、ありがとうございます。
266名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:17:04 ID:nThjwRLX
やっぱ乱馬とあかねは王道ですね
267名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:30:03 ID:sw07+EOc
なびき姉ちゃんが良い味出してるw
268名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 21:43:57 ID:H2AQGQ7t
良いのう良いのう(*´Д`)
269名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 22:20:50 ID:WIGBNDJx
なびきwww
270名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 03:23:11 ID:CdA3rdWA
はぅんwwww やっぱ、この二人ともかわいすぎるわww
271名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 07:14:22 ID:Jdsn4wpN
職人さん方々GJでございます。
読書の秋を堪能させてもらってます。
更なる執筆活動頑張ってください。
なびきの援交かセフレもの、以外と知らないところで東風先生と進んでるかすみが読んでみたいです。
272春よ来い1(東風×かすみ):2009/10/15(木) 04:52:31 ID:suesVFgO
>>256です。
お付き合いありがとうです。
>>271さん、発案頂きました。でも、希望とは全然違うストーリーかも。

東風×かすみ の王道カップリングです。
お嫌な方はスルーお願いします。
お目汚しで、スマソ。


「東風先生が、お見合い…?」
商店街に、晩御飯の食材を買いに来たかすみは、話し好きな親父がいる八百政で、品物を選んでいた。
「そうなんだよ!……あいよっ、大根!っと、あと里芋の良いのがあるよ。煮っころがしにしたら、上手いよっ」
「そうね…お父さんと早乙女のおじさま、お好きだし…じゃあ、ひとつくださいな」
かすみがニコッと微笑む。「毎度ありぃぃっ、よっしゃ、おまけだおまけ!」
八百政の主人が、里芋一盛りに、隣の一盛りも入れてしまう。
「まぁ…ありがとうございます〜、あの…先生のお話しなんですが…?」
「あぁ、若先生ね。なんせ先生もいい歳だし、あんな感じだから、放って置いたら末代まで独りもんだよ!って話しになってさぁ」
オヤジはかすみの買い物袋に、大根やら里芋を入れて行く。
「そうしたら、町内会長の奥さんが張り切っちゃって! あたしに任せろとばかりに、今、お見合い話しかき集めてるよ」
時に町内会長の奥さんの声色をまねつつ、オヤジの話しは続く。
「なんせあの奥さん、仲人が趣味ってな人で、今までに99組の話しをまとめたらしくて、若先生の話しで、記念すべき100組目飾るんだって」
「まぁ…」
かすみが口元に手をやる。
「まぁ、若先生も顔良し収入良し性格良しの、好物件だもんなぁ…いや、あっしらも良い人がお嫁に来てくれたら、嬉しいだけどねぇ」
ウンウン、とオヤジが1人頷く。
「そうですね…東風先生、本当に良い方ですから」
それじゃ、とかすみが会釈して軒先から、離れて行こうとした。
「えっ、か、かすみちゃーん! 品物!品物!」
すたすたと歩き始めるかすみに、オヤジは慌て追いすがった。
「え…あら、ごめんなさい…」
かすみは自分の失態に気がついて、頬を赤らめる。
「いいって事よ! 毎度ありぃっ」
オヤジがかすみを見送って軒先に戻ると、女将さんが顔を出した。
「あんた、誰だったんだい?」
「おぅ、天道さん所のかすみちゃんよ」
「あぁ、かすみちゃん。しっかり者のかすみちゃんにしては、珍しいわねぇ」
女将さんが首をかしげる。
「そぅさな、俺らみんな、かすみちゃんが若先生の所に来てくれたら、って思ってんだけどなぁ〜」
「いやだよぉ、おまえさん! そんな事したら、あたしら小乃接骨院に通えなくなっちまうよ」
あはは、と女将がオヤジの肩を叩いた。
273春よ来い2:2009/10/15(木) 04:53:39 ID:suesVFgO
「お夕飯ですよ〜」
かすみの声に、天道家の面々が居間に集まるが、いつもと違う食卓に、戸惑いの色が走る。
「なびきおねーちゃん、これって…」
「知らない。なんか、かすみお姉ちゃん、買い物行ってから、ずっとおかしいのよ…」
ヒソヒソとあかねとなびきが囁き合う。
「ひゃー、メシだメシだ! かっすみさーん、今日の晩メシは…」
トタタタ…と廊下を走って来た乱馬が、洋々とあかねの隣に腰を下ろす。
「ん…?」
乱馬も食卓の上の様子を見て、怪訝そうな顔で、あかねを振り返る。あかねは、乱馬の視線を受けて、ちょっと肩をすくめて、首を振る。
いつの間にかやって来た早雲と玄馬も、困惑したように、席に着く。
「あ〜、かすみ? 今日はおでんだと聞いてたが…」コホンと咳払いして、早雲がみんなを代表してかすみに質問する。
天道家の居間のテーブルには、なぜか大根と、里芋が生のまま置き去りにされている。
「あら…私…」
どうしたのかしら、とかすみが我に返ったようにつぶやく。
「ごめんなさい、今すぐに作りますね…」
おろおろとして、立ち上がる。
「あぁ、急がないからいいよ。かすみ、疲れているんじゃないか?」
早雲の声を背に、かすみが台所に消えて行く。
「どうしたのかしら、かすみお姉ちゃん?」
あかねが心配そうに、つぶやく。
「買い物に出かける前は、いつもと変わりなかったわよ」
いつの間にか、スナック菓子を取り出して食べ始めたなびきが、あかねに答える。
「あ、なびきー、俺にも1個」
「1個、10円」
なびきが手を差し出す。
「ちぇっ、ケチ」
「買い物って…大根と里芋?」
「そお。帰って来てから、何かおかしかったわ。さっきも台所にコーラ取りに行ったら、かすみお姉ちゃん、コーラを鍋で沸騰させてたのよね」
だからこれは保険、となびきがスナックを口に放り込む。
274春よ来い3:2009/10/15(木) 04:54:36 ID:suesVFgO
「この大根と里芋に、なんかあるのかな?」
恐る恐る、乱馬とあかねが手に取ってみる。
「バカねー、そんな訳ないでしょ」
なびきが、呆れたように突っ込む。
「里芋はビニール袋づめになってないから、八百屋で買って来たものでしょ。という事は、今日のかすみお姉ちゃんの行き先は、ズバリ! 八百政よ」
「すごーい、なびきお姉ちゃん」
あかねが、なびきに尊敬の眼差しを向ける。
「ま、ざっとこんなもんよ。…推理価格は、300円」なびきの最後のセリフに、あかねの尊敬の眼差しは、呆れ顔に変わる
「お姉ーちゃん」
「なーなー、じゃ、八百政で何かあったって事か?」
「うーん、全然予想出来ないんだけど、ね…」
さすがのなびきも、首をひねった。
「わかった! かすみさんは、八百政で…八百政で、手込めに…」
乱馬が勢いこんで言いかけるが、目の前に座る早雲の顔が、見る間に般若のように変わって行く。
「…なんでも、ありません…ハイ」
乱馬の発言は、早雲の圧力によりしりすぼみで終わった。
「みんな、ごめんなさい…私…どうやら材料を買い忘れちゃったみたいなの…」
かすみが再び、居間に顔を出した。
結局その夜は、なびきがストックとして買い込んでいた、カップラーメンが夕飯となった。

「なぁ、あかね…。かすみ姉ーちゃん、本当にどうしたのかな?」
夜、あかねの部屋に潜りこんだ乱馬は、あかねとの一戦の後、どちらからともなく今日のかすみの話題になった。
「うん、あんなお姉ちゃん、本当に初めて。私も気になる…明日、八百政さんに行ってみようかなー?」
「あぁ、でも、何か悩み事でもあンのかな…。それともオッチャンの言うように、疲れているのかな? そうだよな、俺たちかすみ姉ーちゃんに頼り切りだもんな…」
「そうよねー! 私ももっとお夕飯の支度とか、手伝わなきゃ」
むん、とあかねが気合いを入れる。
「わ! それはちょっと…勘弁してくれよ〜」
乱馬が、抗議の悲鳴を上げる。
「どういう意味よっ」
あかねが、ぎゅうっと乱馬の頬っぺたをつねった。
そんなあかねの部屋から、なびきの部屋を挟んだ、かすみの部屋…。
眠る前に、髪にブラッシングをしていたかすみは、ふうっと、らしからぬため息をついた。
(明日、借りていた本を、お返ししなきゃ…)
275春よ来い4:2009/10/15(木) 04:56:46 ID:suesVFgO
翌日。
朝から厚い雲が垂れ籠め、昼過ぎだというのに、まるで夕方のような暗さだ。
かすみは、借りていた本を返すために、小乃接骨院へと向かった。
いつもなら、近所の人々で賑わう接骨院なのだが、今日は不気味なくらい、シンとしている。
「どうしたのかしら…」
ドアを開けようとして、かすみはドアに貼られた手書きの貼り紙に気がついた。そこには、「急病のため、休診」とある。
「まぁ…」
ドアの前に立ち尽くしていると、たまたま東風が通りかかった。
「や、かっかすみさん! どうされたんですか? な、何かお怪我でもっ?」
相変わらず、ギクシャクとした東風が、慌てドアを開けようとして、自ら、小乃接骨院と描かれたガラスドアにぶつかる。
「あ、痛たた」
「東風先生、ご病気じゃないんですか…?」
やっとの事でドアを開けてもらったかすみは、病院の中に入る。
「あぁ、ヘーキヘーキですよ! いやぁ、患者さんからインフルエンザをもらってしまいましてね。ほとんど治っているんですが、ちっちゃな子や、おじいちゃんおばあちゃんに移したら大変なんで…」
よっ、はっ、と変なかけ声をかけて、ラジオ体操を始める。
「そうだったんですか…良かった」
かすみがにこっと微笑むと、真っ赤になった東風は、さらに激しくラジオ体操をして、振り回した手を、戸棚に思いっきりぶつけた。
「イテーっ」とたまらず叫ぶ。
「あ、かっ、かすみさんは、今日は何のご用で?」
「今日は、あの…」
かすみが言い澱むと、
「大丈夫ですか! すぐに診察しましょう!」
東風は、かすみをお姫様抱っこで抱き上げると、診察室を右往左往する。
「せ、先生…違うんです。診察じゃないんです、今日は、あの…お借りした本をお返ししに…」
かすみがやっとの事で用件を伝えると、東風は急に照れ出し、抱きかかえていたかすみを、落としそうになる。
「きゃっ」
さすがにかすみも、慌て東風にしがみつく。
「か、かしゅみさん!? あ…す、すみません!」
そっとかすみを床に下ろそうとするが、かすみは東風にしがみついたままだ。
「あ、あの…」
東風の顔は真っ赤を通り越して、頭から湯気が出てもおかしくない状態だ。
276春よ来い5:2009/10/15(木) 04:57:38 ID:suesVFgO
「先生…お見合いされるって…結婚されるって…、本当ですか…」
消え入りそうな声で、東風にしがみついたまま、かすみが聞いた。
「かすみさん…?」
さすがの東風も、いつもの舞い上がりはどこかに、ぶっ飛んでしまった。
「確か、町内会長さんの奥さんがいらして、そんな事を…そう言えば、先日、写真を撮って行かれました…」
東風が照れ笑いすると、かすみはビクッと肩を震わせた。
「でも、僕はまだ…その、心に決めた人が…」
と東風が言いかけた時、かすみがしがみつく腕に力をこめた。
「先生、お見合いなんてしないでください…私、私…先生がお嫁さんをもらう姿なんて、見たくないんです…」
「かすみさん、それは…?」
かすみの目からは、涙が溢れていた。
「先生、ごめんなさい。勝手な事を言って…」
ハッとしたように、かすみは口元を押さえる。
「かすみさん…?」
かすみが、目を伏せる。
「すみません、あの…忘れてください…」
かすみは慌て、東風から身体を離した。
「帰ります。お邪魔しました」
髪を整え、かすみは深呼吸する。
「待って下さい、かすみさんっ!」
反射的に、東風がかすみの腕を取る。
「聞いて下さい。僕は…いや、僕の心に決めた人というのは…」
一度言葉を切って、パクパクと口を動かした。
「あっ、あなたなんです! かすみさん…っ」
目をつぶり、思い切って、積年の想いのたけをぶつける。
「東風先生…」
驚いたかすみは、どうしましょ、と口の中でつぶやいた。
「それじゃ、あの…」
「ずっとずっと昔から、あなたが好きでした! あなたの姿を見るだけで、見るだけで満足してたのですが…」
「先生…」
「こんな所で、すみません!」
かすみの肩を掴むと、東風はかすみの唇を奪った。
「あ…」
驚きで見開いた目を、かすみは静かに閉じる。
たっぷり1分は唇を重ねると、東風は慌てかすみから身体を離して、謝り始める。
「あっ、あーっ! どうしよう…すみません! 僕、何て事を…」
真っ赤を通り越して、今度は青くなった顔で、頭を抱えてうろうろと動き回る東風。
「そ、そうだ! 責任…責任を取ります、どうぞ僕を殴って下さい!」
ぎゅっと目を閉じ、かすみの前に立ち尽くす。
かすみは、ちょっと困ったように、首をかしげると、今度は自分から、目を閉じた東風の唇に、自分のを押し当てた。
「! かっ、かすみさんっ?」
東風の唇から顔を離して、「先生、責任…取ってくださるんですよね」
かすみが、艶然と微笑んだ。

「あの…本当に…いいんですか?」
診察室にある、患者の休息用ベッドの上に、二人は居た。
277sage:2009/10/15(木) 04:59:15 ID:suesVFgO
「はい…」
かすみは、髪留めを取り、ワンピースのボタンを1つずつ外して行く。
「あ、雪…」
窓の外に目をやったかすみは、灰色の空から、白い雪がちらちらと舞い降りるのを、眺めた。
「あの、恥ずかしいです…私、なんにも知らなくて…」
かすみが困ったように、頬を押さえる。
「あんまり、見ないで下さい…」
めっ、というようにかすみがたしなめる。
「あ、あ…すみません。でも…綺麗です」
剥き出しになったかすみの肩を、東風が掴む。
「本当に…綺麗だ…」
滑らかな、傷一つない白い肌に、東風は唇を押し当てた。
「あ…」
普段感じたことのない感覚に、かすみは軽いめまいに似た感覚を感じた。
東風が肌に触れた所が、熱を帯び、身体の奥底に流れる何かが、身体の中を駆け巡る。
東風がもう一度、かすみの唇を吸い上げる。
「ん…、ふ…」
先ほどと違い、かすみの口の中に、東風の舌が侵入して来た。
まるで別の生き物のように、かすみの口の中を這い回り、かすみの舌に絡みついた。
「あふっ…先生?」
かすみは東風のなすがままに、身を預けていた。
唇が離れると、互いの唇の間に細い糸のように引く、よだれが見えた。
そのまま東風の唇は、あご、首筋、鎖骨へと下がって行き、かすみの白い肌に唇を付け、甘い痕跡を残して行く。
そして、かすみのブラジャーのホックを苦もなく外し、かすみからその小さな布を剥ぎ取った。
278sage:2009/10/15(木) 05:00:36 ID:suesVFgO
「あっ」
慌て、かすみは両腕で胸を抱えこむように、隠そうとする。その手を掴んで、東風はかすみの胸をを顕にする。
「隠さないで下さい」
そして、優しくなぞるように、かすみの胸の膨らみを舐めあげ、吸い出す。
「あっ…あんっ…」
蚊の鳴くような声で、かすみが喘ぎ声を上げた。
東風の舌が胸を触る度、股の方に、何かが染みだすような感覚が走る。
「かすみさんっ」
少し手荒に、かすみの胸の双房を揉みしだく。
「はぁ…先生、なんか私、切なくって…あん…」
パンティに何かが染みだして、水のようなものがかすみの腿を伝って行く。
「かすみさんは、感じやすいんですね。ここは、どうかな…?」
かすみのパンティの横から、東風がすっと指を入れ、ワレメをなぞる。
「ああっ、先生…いやですっ、やめて…」
ほうっとかすみがため息をつくように息を吐き、腰をくねらせた。
「大丈夫、私に任せて下さい」
少し節くれだった指先が、ワレメをスレスレに、かすみの秘所を往復する。
「あ…んんっ」
ワレメにはうっすらと愛液が滲んでいた。
「これは凄い…かすみさん、気持ちいいんですか?」
「は…い、気持ちいいです…」
真っ白な頬をピンク色に上気させ、かすみが途切れがちに答える。
かすみの腰を浮かせると、東風はあっという間に、パンティを剥ぎ取った。
「ああっ、先生…汚いです! やめて……」
かすみの両脚を開き、すでに愛液が滲み始めているかすみのワレメに舌をつけた。
溢れて来る愛液をすくいとるように、ぴちゃぴちゃと猫が水を飲むように、音を立てて、舐め上げて行く。
「や…あんっ! あぁぁ、先生…あふぅっ…」
かすみの唇からは、甘い喘ぎ声が漏れ始めた。
きゅむっ…東風が、クリトリスに唇を重ね、おもいっきり吸い上げる。
「あぁぁんっ」
かすみらしからぬ、大きな喘ぎ声を上げ、かすみは痙攣したかのように腰をひくつかせた。
「やぁ、すみません。ちょっと刺激が強かったかな?」
かすみは涙目で、東風を見上げる。
「大丈夫です、先生…して…下さい」
きゅっと目をつむる。
東風は、指を1本、少しだけかすみの膣に入れて、潤み具合を確認する。
浅く入れた指先には、粘ついた液体が、ぬるぬるとまとわりついた。
279春よ来い8:2009/10/15(木) 05:01:41 ID:suesVFgO
「かすみさん…行きますよ…」
自分のモノをあてがう前に、東風はかすみの下腹部を、指先で突いた。
「先生…?」
東風の行為に、かすみが首をかしげる。
「破爪の痛みを無くすツボです。かすみさんに…苦痛を与えたくないんです。このツボなら、初めての人でも痛みはないはずです…」
東風は、かすみの秘所に固く反り返った自分のモノを、ゆっくり沈めて行く。
「行きますよ」
「ん…、はい…先生」
痛みこそはないが、東風のモノが進むに連れ、かすみの下腹に、暑く痺れたような圧迫感があった。
「あ…すごい…、先生っ、キツいです…」
「痛いですか?」
東風は、かすみの顔にかかる髪を、優しくかきあげる。
「痛くは、ない…んんっ、です…はぁ、あっ、だけど…お腹の中が、東風先生でいっぱいなんです…」
かすみは、自分が感じる感覚を上手く説明出来なくて、もどかしい気持ちを感じた。
最後に少し引っ掛かる感じがあったが、ぐっと腰を挿し込まれた時に、ぶつっという何かが切れるような音が聞こえた気がした。
「かすみさん…っ、かすみさんの中、気持ちいいです」
はぁはぁと、東風の顔に赤みが差し、息づかいが荒くなった。そして、急に動き始めた。
「あっ、あっ、あんっ…あんんっ」
東風に突き上げられる度、唇から、自然と声が漏れ出てしまう。
「んっ、んっ…んんぅんっ、あんっ、あん…」
なんとか声を押し留めようとするが、自分の意思に反して、鼻にかかったような、甘えた声が出る。
胸を揉まれながら、身体はひたすら下から突き上げられる。
ぐっと腰がぶつかる度に、かすみの身体の中で、東風の熱いモノが壁に当たるような感じがする。
「あんんっ、はっ、あっ、ひぁぁっあん」
東風がピストン運動に合わせて、手でクリトリスを刺激する。目の眩むような快感が、身体の端から、ある一点に向かって集中して行くような感じがする。
(私、こんなに大声を上げて、はしたない…)
いつもは少しおちゃらけた東風が、何か苦痛を堪えるような表情で、かすみの身体を責め続ける。
「かすみさんっ、かすみさん…っ」
まるで、かすみの存在を確認するかのように、身体のあっちこっちに手を這わせ、かすみの温もりを幾度となく確認する。
「あっ、先生…っ、気持ちいいんですっ、私、どこかに行ってしまいそうで…あぁぁー…」
かすみも、東風の背中に、夢中で手を這わせて、掴まった。
「あ…、行きそうです。どこか…あっ、あぁん、ふっ、あん…」
「かすみさん、イキそうですか? いいですよ、感覚に逆らわないで…イッて下さい。はぁっ…くっ」
東風は、かすみの両脚を上に持ち上げ、更に奥へと腰を打ち付ける。
280名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 07:41:56 ID:fs1EvFoB
絶頂前にすいません。恥じらい方といい、責任とってくれますね。でキスをしたり、いつものかすみとちょっと頑張ってるかすみが見れて、最高です。
朝も早い時間帯からの執筆、ご苦労様です。
まさに作家ですね、GJです。
最後に期待しつつ、作品が新に出来たら投函願います。
281春よ来い9:2009/10/15(木) 09:51:18 ID:fVZR9GYM
「あっ、はぁ…あんっ、先生、さっきより奥に…奥に当たっているのぉ…」
かすみは、自分の意思でなく、小刻みに身体が震え出すのを感じた。
「ん…ああっ、先生ぇ…東風先生っ、怖い…あんあん…ああぁっ」
身体中の血が、神経がそこに集まって行く気がする。その時、ズブッと東風のモノが最深部に差し込まれ、何かが破裂したような感じがした。
「あ……っっ」
まぶたの裏で、真っ白な光が見えた気がした。
かすみは、東風の背中に、少し爪を立てて、腰を弓なりに反らせると、絶頂に達した。
「うっ、イク……っ」
少し遅れて、東風もかすみの中に、熱い液体を放出していた…。
282春よ来い10:2009/10/15(木) 09:55:35 ID:fVZR9GYM
かすみは、脱ぎ捨てたワンピースを軽く羽織って、ベッドから下りた。
目の前の窓から見える、雪景色を見つめる。二人の睦事のわずかな間に、外は一面の雪景色となっていた。
それでも後から後から、雪は舞い落ちてくる。
「3月に降る雪、か…珍しいですね。東京でこんなに積もるなんて」
立ち尽くすかすみに、うすがけの毛布を羽織って、東風が寄り添う。
「寒くは…ないですか?」
かすみの身体を、毛布で包み込む。かすみは微かに首を振った。
「かすみさん…僕はお見合いを断ります。お見合いなんて…しません」
「先生、私は…天道家の長女です」
改まった口調で、かすみが東風に向き直った。
「はい」
「なびきやあかねが、独立するまで、私は…あの家で、みんなのために、ご飯を作って、お掃除して、お風呂を用意して…。みんなのお母さんでいたいんです」
かすみらしい言葉に、東風は小さく頷く。
「あなたの事を、ずっと見て来ました…。
赤い大きなランドセルを背負って小学校に通っていた春も、中学校に入って、突然、背が伸びて、制服が似合う女の子になった夏も、
風林館高校の制服を着た、もう女の子と呼べない、女性になってしまった秋も…。そして、かすみさんのお母さんが亡くなられた、あの冬も…なびきくんと、あかねちゃんをかばって、かすみさんは泣かずにいた……」
「死んだ母との約束なんです。なびきも、あかねももう大人になってしまったけど、あと少し……待っていて…いただけますか……?」
「もちろん、待ちますよ。春夏秋冬、もう、あなたの事を十数年って見て来たんです。今さら…あなた以外の誰かを見る事なんて、できませんよ……」
穏やかに、東風が微笑んだ。
「ありがとうございます」
かすみも微笑み返す。
「先生、春が…もうすぐやって来ますね…」
窓の外の雪を見つめながら、
「冬が終わるわ…」
かすみは小さな声で、つぶやいた。
「僕たちは似た者同士です」
東風は、後ろからかすみを抱きしめる。
「一緒に…焦らずのんびり、ゆっくり…生きましょう…」
「はい、先生」
「先生、はやめて下さい。名前を…名前を呼んでください」
「はい…」
「かすみさん、お嫁に来てくれますか…?」
東風がかすみを抱く腕を、少し強める。
「はい、東風さん…喜んで…」
東風の手に、かすみはそっと自分の手を重ね合わせた。
二人はそのまま、窓の外に静かに降り積もって行く雪を、眺め続けていた。
283春よ来い11:2009/10/15(木) 10:01:11 ID:fVZR9GYM
その頃、天道家では…。
「お父さーん、町内会長さんの奥さん、帰られたの?」
居間をのぞいたあかねは、早雲が一人、新聞を読んでいる姿を見て、声をかけた。
「あぁ、雪が酷くなって来たからね、今しがた帰られたよ」
「そぉ…じゃあ、この湯呑み、片付けちゃうね」
あかねが手早く、来客用の湯呑みを下げる。
「すまないねぇ…あかね、ところで、かすみはどこに行ったのかな?」
「わからない、お昼過ぎからずっと居ないのよ」
「うーむ…」
ひと唸りして、早雲が黙り込む。
「ねぇ、町内会長の奥さん、何の用事だったの?」
同じく居間に現れたなびきは、早速、手土産の箱を開け始める。
「おぉっ、鈴屋のどら焼」
一つ手に取り、口に運び始める。
「ご町内に、妖怪でも出た?」
「それがだな〜」
早雲が困ったように、言葉を切る。
「かすみに、お見合い話しなんだよ…是非に!って頼み込まれてねぇ…」
「お見合い!?」
あかねとなびきが声を揃えて、叫ぶ。
「かすみはまだ19歳だろう…早すぎます、って断ったんだけどなぁ〜」
ボリボリと早雲が頭を掻く。
「どうしても、って押し付けられちゃって、ほら、これが相手の写真と釣り書き」
「どれどれ!」
「あ、お姉ちゃん、ズルい!」
なびきが手を出そうとした時、
「ただいま〜」
玄関から、かすみの声が聞こえ、みんなが居間から駆け出した。
なびきが放り投げた、お見合い写真が開いて、骨格標本のベティちゃんと並んで、照れた顔して笑う東風が、天道家の居間に残されたのだった……。


おわり。


かぁー、暗いというか、重いというか…。
テンポの悪い話しで、すみません。
かなり妄想設定ありだし…。
昔は、19歳なんて大人過ぎる、とか思ってたのに気がついたら19+ウン年歳…。
途中で送れなくなって最後まで一度に送れなくて、すみません。
こんな話しにお付き合い下さった方、いらっしゃったらありがとうございますた
m(__)m
284名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 16:53:33 ID:fs1EvFoB
三姉妹で祝言ですね。
GJですた。
285名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 15:19:38 ID:Dkcp74oJ
GJ(*゚∀゚)
286名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 01:43:24 ID:xILX1pk7
元住人です。
サイトを作りましたが、なんだか寂しい。
拍手はもらえるんですがね。
やっぱここでGJと言ってもらえるのって嬉しかったな。
今はエロネタ浮かばないけど、いつか出来たらこっちにも投下したいと思います。
287名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 23:14:32 ID:cJ7FdX/G
>>286
文才ないから、ネタなら提供しますけど。
288名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 14:57:36 ID:7Y+3GqnJ
>>287いや〜。今全然違うタイプをかいてるので、しばらくしたらまた来ます。
289名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 18:11:55 ID:VUNocZOk
楽しみにしてるよ

あと、自分は拍手ってGJと同等な気持ちで送ってるぞ(`・ω・´)b
290名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 04:19:38 ID:+YkQr0Ku
職人さんGJ!乙!ブラボー。

サイト作った人も乙GJ。
なんか拍手に感想まで書いたらストーカーと思われないかと自分がキモくなり止めたわw
あと読んでくれるだけならいいが内容を返事を通じて公開されるっぽいのが無理。
なぜだろう、ここだと気軽に書けるのに。

>>284
ここまできたらなびきとタッツィがくっつくまでも見たいな。
誰かなびきと久能を温かい目で愛でてる奴はおらんのか
なびきはツンデレ、タッツィは素直クール(?)でよろしく

早雲とひなこ先生もくっつけてクワトロ祝言でも良いよ。
ハッピーとコロンry
291名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 05:12:19 ID:FKrmFMQO
サイトってどこ?
292名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 07:38:32 ID:XXDuE3Re
>>290
自分もそれに近いものをみたいが、ツンデレというか、最中のときはあまりのテクになびきが激甘になったり、激しく求めて感じてるものがみたいです。
神様、仏様、職人様、よろしくお願いします
293名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 10:48:44 ID:+YkQr0Ku
>>291
スレ内でサイト立ち上げてる人いるっしょ。ログ嫁
んで>>290は勝手にその人だと思ってレスしてます。
294良らん1:2009/11/06(金) 00:11:26 ID:TjLieycG
勢いに任せて投下〜

いきなりハメたまま始まってます。

***

(こいつとエッチすんの何回目かな……)
決して良い寝心地でない良牙のテントの下で、らんまは良牙に組み敷かれ、繋がっていた。
下半身の異物感にうっとりしながら、らんまはこれまで良牙に抱かれた回数をぼんやりと数えた。
(はじめてヤッたのは夏で……なんか夏休み中ずっとヤリまくってたなー……)
良牙のテントや良牙の家でもヤったし、夏休み明けてからは学校のトイレや更衣室や……。
とにかく、ライバルからセフレなんていう関係になってしまって以来、どこでもヤリまくっていたため、
回数などもう数えられなくなってしまった。
「……ッひあン!」
らんまの気が逸れていることに気づいた良牙は、腰を打ちつけながららんまのクリトリスを摘みあげた。
「何考えてやがる……イかせてやんねーぞ……っ」
「っあン……馬鹿ぁ……いきなり触んなよぉ……」
「お前は俺とセックスしてんだよ……なのに別の事を考えるな」
もう止めるぞ、と耳元で囁き、良牙は腰を引いた。もちろんやめる気などハナから無い。
良牙は焦らすように亀頭を膣口に当て、クイクイと入り口をゆるく刺激した。
「へ、へへ……おめーとの初エッチのこと考えてた……」
舌をちろりと出し、照れながららんまは良牙の首筋に腕をまきつけた。
「確かによぅ、窓あけっぱなで女のままでオナニーしてたのは悪かったけどよ
……俺をこんなにしたのは良牙なんだぜ……なぁ、責任とってくれよ……」
良牙の頭を引き寄せ軽く口づけする。甘い声でセックスの続きを強請ると、
良牙はらんまのやわらかいふとももを大きく開き、白い脚を高くあげた。
らんまの陰部が露わにされる。ぬらぬらと淫汁であふれ、いやらしい穴は良牙の亀頭をくわえ込んでいる。
良牙はずちゅんと卑猥な水音を立てペニスを突き入れると、らんまの甘い喘ぎが同時に響いた。
295良らん2:2009/11/06(金) 00:13:36 ID:TjLieycG
「ああぁッ……やっぱ、イイぜ……おまえのチンコ……すげーイイッ……!」
良牙は激しくペニスを抜き差しし、らんまの膣壁をゴリゴリ擦る。
パンパンと肉のぶつかる音に合わせ、らんまもアンアンと嬌声をあげる。
「っ、ひ、りょおがぁッ……気持ちい、ヒッ……なぁッ、
お、おれの……イイっ?おれの、お……おまんこ気持ちイイ?」
「ああっ……イイぜ……お前の……らんまの、メスマンコ……
ヌルヌル絡み付いて……締め付けてきやがるッ……」
「ほ、ほんとかっ……あ、う、うれしッ……ひッ……りょおがっ、そ、ソコぉッ」
良牙のペニスはらんまとの経験で、すっかりらんまの弱いところを覚えてしまった。
快楽のスイッチを的確にえぐられ、らんまは涎をたらして喜び、良牙の腰に脚を絡み付けた。
「りょおがッ……奥ぅ……ッ、すごッ……奥までチンコゴリゴリしてぇっ」
「……してやってんだろ、まだ足りて無いのか……エロオカマが」
「ひ、やあぁ…オカマって言うなよぉ……お、おれは……」
「ああ?言ってみろよ……お前に言えるか?……言えたら、お望み通りしてやるぜ?」
良牙はわざとゆっくり腰を回しらんまを挑発した。
「言うっ……からぁッ……おれ、おれはッ……りょおがの女だぁああッ……ッあひいいいッ」
らんまは顔を真っ赤にさせ、喜びなのか屈辱なのか、しかし笑顔のまま涙を浮かべ叫んだ。
良牙はらんまが自分に陥落したことに満足し、八重歯を見せた。
そして褒美だと言わんばかりにペニスを奥深く打ち付けた。
亀頭が子宮口をごりごり押し上げると、
らんまの内臓は嬉しそうにきゅうきゅうと良牙のペニスを絞りあげる。
良牙はらんまにのしかかり、右手で乱暴に乳房を揉み潰した。
良牙ももう限界が近いのだ。漏れそうになる浅ましい声を抑えようと、らんまの乳首にむしゃぶりついた。
「あーッ……や、めッ……ハメたままッ、吸われんの、弱ッ……
あああーっ……も、らめ、イク……イクぅッッ!!!」
らんまは良牙にしがみついて絶頂を迎えた。
良牙も腰を震わせ、らんまの中にドクドクと射精した。
注がれながら膣肉はヒクンヒクンと痙攣し、良牙の精液に喜ぶかのようだった。
296良らん3:2009/11/06(金) 00:13:58 ID:TjLieycG
「はーっはーっ……あ……ンはぁ……」
「……っ……ふう……」
しばらく二人ははあはあと、足りなくなった酸素を求めるように、肩を上下させた。
呼吸を整え、良牙はずるりとペニスを抜いた。
こぽり、と気泡が割れ、精液と雌汁の混ざり合った欲望まみれの汁がとろりとあふれ出した。
らんまは、何度も経験したとはいえ、未だ慣れない激しい女のアクメの余韻を感じたまま、名残惜しそうに吐息を漏らした。
「へ、へへへ……良かった、ぜ。良牙……」
「……ああ」
らんまは、良牙の背中を寂しげに見つめた。放り投げていた服をかき寄せ、身支度を整えテントの出口へ這っていった。
「……おい」
「ん?」
らんまが振り向くと、良牙と視線がぶつかった。良牙は気まずそうにうつむくと「あかねさんには絶対言うなよ」とうなるように言った。
「はは、まぁ……わーってるって……」
「そうか……なら、明日も来いよ」
「ん……じゃあな」
らんまははっきりと返事はせず、良牙のテントを後にした。
「あーあ……すっかりハマっちまったな……」
天道道場へとよろよろ歩きながら、らんまは自嘲した。
もう、戻れないことは、二人とも分かっていた。

***

おしまい!
297名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 15:03:09 ID:7EJeGU11
GJ!良牙×女らんま好きだから楽しませてもらいました
298名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 19:39:47 ID:UejAy3Yy
悪者があかねをさらっていろいろなことをする小説が読みたいです。
299名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 21:42:24 ID:5vrnh827
GJ
萌えた!
300名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 23:21:22 ID:+I/Aydk3
良らんの人GJ!
女らんまがはじめから従順なのに萌えた
301名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 22:49:59 ID:6YcDLL+e
GJ!
らんまかわいいよらんま
302名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 02:38:49 ID:WPgDD4bf
今更ながら良らんの人GJ!!
こんな快楽に素直ならんまを孕ませたい…
303名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 04:20:59 ID:08T1A56P
この二人何気に好き
304名無しさん@ピンキー:2009/11/13(金) 11:23:39 ID:ZTSSAR05
GJ! 女らんまが好きでたまらない俺には最高だったw
305名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 23:26:53 ID:kUa2q4J6
女体化とかは苦手なんだけど女らんまは別だ
普通に可愛い
306名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 00:15:38 ID:P0tyBZXt
やっぱ女らんまはエロかわいいよなあ
307名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 23:46:00 ID:Dxotem13
GJ!GJ!
良らん最高!らんまエロかわ、良牙せつなカッコいい!文体もすごくよかったです。
良牙目線での続きなんて期待しちゃっていいですかねw?
あかねへを想う一方らんまとのエッチに溺れて関係を断ち切れないジレンマ…みたいなの
308名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 15:37:47 ID:g2K3BR7R
ほす
309名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 01:21:01 ID:KIjXE9nD
職人様降臨お待ち申しage
310名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 13:41:09 ID:EHtZdtuA
らんまかわいいよらんま
乱馬、良牙も好きだ〜
311名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 00:43:54 ID:vlm3snDu
はっぴぃ
312名無しさん@ピンキー:2009/12/09(水) 08:23:39 ID:uScd9oGJ
あげてみようっと
313名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 17:36:11 ID:0uqViWIm
保守
314名無しさん@ピンキー:2009/12/16(水) 10:27:50 ID:exEz+5K/
新作希望
315名無しさん@ピンキー:2009/12/24(木) 23:13:34 ID:oRRj4JeQ
このスレに掛け合い漫才が投下されてもう2年になるのか…
316名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 02:04:26 ID:1iG/1D6T
>>315
あれ良かったよね
原作に近い空気感が何とも言えなかった
317名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 23:11:55 ID:be99YnVd
名前や曲紹介のテロップが全くでないんだけど・・ 俺だけ??
318名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 22:45:00 ID:s+2AwnII
319名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 23:57:33 ID:n8yHLCaO
ほしゅ
320名無しさん@ピンキー:2010/01/26(火) 22:36:41 ID:hVirzd71
保守。過去ログ読んで萌え補完
321名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 02:42:54 ID:N9rk68gu
322名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 13:36:35 ID:jlGGKlVF
この世にもう乱馬エロ小説書いてる奴いない気配
323名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 20:56:17 ID:5jPPiBqT
描き始めてはいるんだけど、エロまでたどり着かない…
324名無しさん@ピンキー:2010/02/09(火) 21:44:12 ID:TC5x1DrF
323さんがんばれー! たのしみにしてます
325らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/12(金) 18:39:28 ID:NXAJjdgi
早乙女親子が天道道場に居候を始めてから、3年の月日が流れた。
風林館高校を卒業後、天道あかねは大学生に
乱馬は道場の跡取り候補として数少ない門下生を相手に武術を教えていた。
それだけではとても稼ぎが少なかったため、その隙間を縫うようにして
持ち前の力を活かして、引っ越し業者のアルバイトをしていたのだった。

「ふうっ・・・これで最後の荷物、搬入完了っと・・・。」
引っ越しの派遣アルバイトとして隣町のマンションに来ていた乱馬。
重い家具を運び、さすがの格闘家の乱馬でも疲労困憊を隠せずに
マンションの階段のところに腰をかける。
2月の風は肌寒いが家具を運んでいるときは、家具の重量度と比例して
身体がポカポカと熱くなってくる。
「ふぅ…今日も疲れたな、乱馬ー!」
乱馬と同じくらいの背丈の青年が首からタオルをぶら下げて
階段を降りてきた。
「ああ、お疲れさまー。さすがに、もうクッタクタ・・。」
青年は元気な笑顔で乱馬の疲労した様子を笑う。
この青年と乱馬は同じ引っ越し業者にアルバイトとして登録していて
何度か同じ現場で働くことが多かった。
「さて、サインももらったし、今日はこれにて終了ってな♪」
青年は笑顔を崩さないままで手にもった書類を乱馬に見せる。
そのサインを確認して乱馬も立ち上がり、階段を降りた。
手拭いをスポーツバックに詰め込み、
業者のマークの入った帽子とジャンバーを脱ぎ、コートを着込む。
背中いっぱいに広がった汗が少し冷たくなるのを感じた。
326らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/12(金) 18:40:23 ID:NXAJjdgi
青年も同じように帽子とジャンバーを脱ぎ、ダウンジャケットを羽織ると
乱馬にむかって、気さくな笑顔で話ししかける。
「今日で何回目だったっけ?乱馬と同じ現場になるのは」
「えっと、3回目、いや、4回目だったけかな」
「いつも仕事終わったら解散ってのも味気ないじゃん?たまには少し話でもしていこうや」
「べつにいいけど、どこで?」
「ん〜、そうだなぁ」
青年は腕組みをして考え、持っていたタオルで乾布摩擦のポーズを取った。
「銭湯でも行かないか?」
「銭湯ねえ、そうだな、汗もかいてるし」
「じゃ、決まり!銭湯に行こう」
「でも、オレ、この街、あまり詳しくないし銭湯の場所とかちょっと・・・」
「大丈夫、大丈夫、この俺に任っせなさ〜い、こっちに良い銭湯があるんだ♪」
青年は商店街の方向に歩を進めた。その横を乱馬が歩く。
「えっと、名前、なんだったっけ?」
「ん?俺の名前? 俺は佐藤あきら」
「あ、そうだ、そうだ、あきらだったな」
「もう何度も同じ現場で共に汗をかいた仲なんだから覚えておいてくれよ」
「おう、すまんな」
「まぁ、乱馬の名前は珍しい名前だから最初の日に覚えた。名字は早乙女だろ?」
「うん、そうそう」
327らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/12(金) 18:40:52 ID:NXAJjdgi
商店街の中に入り、狭い路地を歩くと昔ながらの銭湯が見えてきた。
煙突も立ってはいるが、周りのマンションやビルと比べると数段に低い。
これなら隣町でも存在を知っているのは地元の人くらいだろう。
「ここかあーーー。昔ながらの銭湯って感じで雰囲気いいな♪」
「だろ?だろ?」
「最近はスパとか洒落たとこもあるみたいだけど、オレ、ああいうの苦手で・・」
「俺もだ、こういう古き良き昭和の時代の銭湯が良いんだよな〜」
下駄箱に靴を入れて、二人は番台の前でポケットから出した小銭をおばちゃんに渡した。
「佐藤くんだっけ、こんな街外れの銭湯に来てくれて」
「いえいえ、俺、ここの銭湯好きなんで」
「あきらはここの顔馴染みなんだな」
「まあな、ときどき一人で来てる。おばちゃんもだけど、ほかのお客さんもくだけた人が多いから好きなんだよー」
「へえー、こりゃいい場所教えてもらっちゃったな」
脱衣所への扉を開けると古いながらも小ぎれいな風景が広がった。
体重計に、牛乳、扇風機、ドライヤー。どこの銭湯にもあるような道具は昭和の香りを残しながらも
清潔感に溢れている。
「この時間だと、ガラガラだから、気持ちいいんだ、誰もいない銭湯って」
乱馬はその言葉を聞きながら、服を着たままで横開き式の浴場への扉を開く。
「おっ!ほんとだ、誰もいねえ」
「へへへっ・・・・」
「なんだよ、こんな良い場所、今まで独り占めしてきたのかよ」
「まあな、でも、今日みたいな平日の夕方だったら、誰もいないか、じいちゃんがいたりとかだったな」
服を脱ぎ始めていたあきらと競争するように、乱馬は服を脱ぎ、ロッカーに押し入れる。
腰にタオルを巻いたら、子供のように浴場へと走りはじめた。
「へへ♪ 1番風呂ーってな」
「ああ、乱馬、ずるいぞー、オレだって」
あきらも腰にタオルを巻き、浴場に入る。
乱馬は一足先に湯船に浸かって身体を伸ばしていた。
「ふう・・・はぁーー!気持ちいいー!」
「ちょっと、乱馬!ちゃんとシャワーを浴びてから湯船に入れよ〜」
「ま、いいじゃねえかよ、気にするなって!はははは!」
上機嫌に笑う乱馬の声が銭湯特有のエコーがかかり響く。
シャワーで汗を流したあきらが乱馬の横に入ってくる。
「ふうっ・・熱いなぁ、乱馬、ぬるくすんなよ」
「わかってるってー」
数分の至福の時間が二人に訪れた。
328らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/12(金) 18:41:18 ID:NXAJjdgi
家具を運んでいたときに疲労した筋肉が湯によって柔らかくほぐれていく。
「そういえばさ、、バイト先の主任の中川だっけ?あいつ、むかつくよなー
こっちの都合、おかまいなしにシフト組んでくるし。」
「ああ、アイツな・・・まぁ、みんなから嫌われてるっけなぁ・・・」
苦笑いを浮かべながらあきらの話しに同意した。
「ま、こうやって風呂に浸かってるとイヤなことも忘れちまうけどな、いい湯だな、あははんっと♪」
「それもそうだ♪」
ゆっくりとした時間が二人の間に流れる。
「乱馬は大学とか行ってるのか?」
「いや、オレは大学は行ってない」
「そっかそっか・・・」
「大学って面白い?」
「色んな奴いるし、退屈はしないかもな」
「へえ〜」
「乱馬は彼女とかいるのか?」
「いや、彼女は・・・・いないかな」
あかねとの関係も以前のままだし、許嫁ではあるけれど彼氏彼女というわけではないので乱馬はそう答えた。
「あきらはいるのかよ?彼女」
「んー、先月くらいに別れちまってな」
「別れた?」
「うん、別れた。まあ、色々あってな・・・」
「そっかそっか」
あかねとの関係を捜索されるのも面倒なので、あきらの恋愛話も深く聞くのはやめた。

「おっと・・のぼせてきたな」
乱馬は湯から上がり、腰かける。
横の風呂を手のひらで確認すると、そこは火照った身体を冷やすには持ってこいの水風呂だった。
「水風呂、気持ちいいんだけど、女になっちまうしなぁ・・・」
「乱馬〜、今、なんか言ったか?」
「いや、べつになんでもねえよ」
(心・別にバレてもいいんだけど、他に客来たら、迷惑かかるし、水風呂は入りたいけど、我慢しておくか)
「さーて、身体洗おうっと」
329らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/12(金) 18:41:41 ID:NXAJjdgi
続く
330名無しさん@ピンキー:2010/02/12(金) 23:00:29 ID:uG/g2nyZ
ニヤニヤがおさまらんw

楽しみにしてます。
331名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 12:56:10 ID:JhhukOle
早く続きを
332らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/16(火) 11:44:52 ID:3c/QQDZU
あきらは湯船からザバーっと音を立てながら立ち上がり、他の客がいない
洗い場の真ん中に腰を下ろす。乱馬もそれに続き、あきらの隣に座った。
シャワーの温度を調節しながら、ぬるい湯を頭からかぶる。
シャワーから出る温度は次第に適温に変わる。
濡れた髪に、馬油入りと書かれたシャンプーのノズルから出た液を
頭に付けた。そして、濡れた髪と一緒にさらに泡立てようとしたそのときだった・・・。
333らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/16(火) 11:45:25 ID:3c/QQDZU
「ぶわっ!冷て!」
静かな男湯に女の声が響く。
「なんだよ!このシャワー、水しかでねえじゃねえか」
あきらの横には見覚えのない腰にタオルを巻いた年頃の娘がいる。
さっきまで隣にいたはずの乱馬がいないことと、メリハリの効いたトランジスターグラマーな娘に対して
頭の中に?マークがいっぱいになり、泡だった髪を掻いていた手も止まった。
なっ・・・!なんだ?!」
あきらは隣の娘をじっと見つめて、上から下まで凝視した。
「だからよお、このシャワー、水しかでねえんだよ、ったく・・・」
「だから、君は・・だれ?」
「オレは・・・」
らんまは正面の鏡を見て、女の姿へと変わった自分に気づいた。
「おっとっと・・・、そっちのシャワー借りるぜ」
あきらの側にあった湯が出っ放しだったシャワーを手に取り、自らの頭にかぶせた。
湯煙の中から、隣にいた乱馬が現れた。
「今は・・・女の子じゃなくて、、乱馬・・・」
頭の中の?マークは点滅したまま、手も止まっている。
「俺は、夢でも見ているのか・・・?」
「いや、夢じゃねえんだよ」
乱馬がボソっとつぶやいた。
「だって、ここは男湯なのに女の子が!」
「あ、いや、、それはだな・・・、それもオレなんだ」
「おいおい、乱馬、言ってる意味がわからないんだけど・・・」
「ちょっと昔に色々あってな、水とお湯で男と女に変身する体質になっちまったんだ」
「・・・・世の中にそんな体質のやつがいるなんて・・・信じられない・・・」
「そりゃ、オレだって、最初は信じられなかったさ、でも、そういうもんなんだよ」
「え、じゃあ・・・もっかい水をかぶったら女になるのか?」
「ああ、そうだぜ」
「一日に変身の回数とか決まってるのか?」
「回数?いや、そういうのは決まってないな」
「そしたらさ、乱馬、もっかい見せてくれよ、変身」
「ああ、別にいいけど」
乱馬は自分側のシャワーから水を出し、頭からゆっくりかぶった。
「ほらな?」
と、赤いおさげ髪の娘の口から、女の声が発される。
「ホントだ・・・」
「はい、説明終了っと」
おさげ髪の娘は明るい口調でお湯をかぶって、湯煙の中に消えた。
「・・・・・・・・・。」
あきらは言葉を失ったままだった。
「ごめんな、驚かしちまって」
乱馬は申し訳なさそうにしながらも、ボディシャンプーとタオルを使い、身体を洗い始める。
「世の中には不思議なことがあるんだな・・・」
手を止めていたあきらも泡だった頭を流し、ボディシャンプーで身体を洗いはじめた。
二人は自分のペースで身体と髪を洗い終えた。
「もっかい、暖まるか?」
「ああ、そうだな・・・今でも信じられない」
「ま、そういうもんなんだよ」
乱馬を先頭にして、二人は湯船に入った。
334らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/16(火) 11:47:01 ID:3c/QQDZU
まったりとした空気が流れる中、あきらの顔は険しい表情を続けている。
「ということはだ、じゃあ、乱馬はプールのときは女の姿ってことだ」
「まあ、そうだな」
「学校のプールの授業のときはどうしてたんだよ、女の子で出席してたのか?」
「いや、学校のみんなはオレのこと知ってたから、別に女で授業出てもとくになにもなかったな」
「けっこうみんな、簡単に受け入れられてしまうもんなのね・・」
乱馬はとくに何事もなかったかのように湯船につかっている。
「なあ、乱馬?もっかい水かぶって、女になってくれよ」
「さっき見せただろ、そんな、見世物じゃねえんだよ」
「今度はさ、さっきよりもじっくり見せてほしいんだよ」
あきらは必死な口調で乱馬に懇願する。
「んーー、やっぱダメだ、冷水は寒いし」
「ケチー、回数に制限もないんだったらいいじゃんかよ」
「だから、見世物じゃねえって言ってるだろ」
「乱馬、オレさ、女の裸なんて生で間近で見たの、さっきが初めてなんだよ、だからさ」
「どうせ、そんな理由だろうっと思ったぜ・・・それを知ったら、余計にダメだ」
「くっそお・・・」
「どうせ、イヤらしくオレの身体を見るんだろうからな、そんなの気色悪いから、絶対イヤだ」
335らんま1/2〜After〜 バイト後の銭湯:2010/02/16(火) 11:48:12 ID:3c/QQDZU
続く2
336名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 19:33:19 ID:qhXylT2q
>>332
応援してる
337名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 08:08:17 ID:YVW/MaVA
初めてこのスレに来たんだけど色々萌えさせてもらいました。

ところで漫画を投稿する人っていないのかな

ちょいエロの描いてみたいんだけど。
338名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 15:03:49 ID:nnhQqGrZ
今までいなかったけど需要はあります。
投稿してくれたら他の人はどうか知りませんが少なくとも私は嬉しいです!
339名無しさん@ピンキー:2010/02/17(水) 15:26:52 ID:HNeLe0bC
俺も嬉しい
340名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 00:00:04 ID:0zrs/URM
俺も
341名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 00:00:11 ID:0zrs/URM
俺も
342名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 00:48:35 ID:2L1DwWe/
んだな
343名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 01:15:57 ID:y0jX9ulJ
らんま 1/3が完結してないのが残念。
管理人のブログも消えてるし…
344名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 07:10:47 ID:oTgVRs9N
管理人戻ってこんのかねえ
345名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 07:10:56 ID:rCu0qYRY
337です

意外と需要ありそうなのでとりあえず描きはじめてみる

期待しないでくれ
346名無しさん@ピンキー:2010/02/18(木) 12:36:26 ID:oTgVRs9N
オススメのらんま受けサイトはありませんか
347名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 13:23:44 ID:m0UeaRV4
あげ
348名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 20:44:04 ID:vz3mLuuE
続きが気になる
349名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 21:51:30 ID:CypBBMsi
>>335
続きマダー?
350名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 00:28:17 ID:f+8qJYVx
あげ
351名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 10:23:01 ID:szJz0Y+i
待ってるよ
352名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:12:28 ID:vUgIEJ5a
久しぶりに八宝菜の野望見ようと思ったら無くなってて絶望した
353名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 01:53:49 ID:kvx/F/KN
あげ
354名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 15:00:10 ID:F70ocveh
さげ
355名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 15:25:12 ID:NHgMnF25
ばくあげ
356名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 10:57:47 ID:booSkoqt
あげ
357名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 15:16:44 ID:Ba6FHBhz
あかげ
358名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 00:06:40 ID:booSkoqt
あかぎ
359名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 23:05:54 ID:zZ9EHhIL
あげーっ!
360名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 00:41:13 ID:o/m/lzNe
あげていこうぜ
361名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 14:10:59 ID:o/m/lzNe
あげっす
362名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 22:16:23 ID:3xIR6NCv
良牙とシャンプー
あかねとムース

って需要あるんだろうか…?
363名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 23:01:58 ID:kzJg0Ms8
スレ初期の頃投稿された
ムースのあかね陵辱の続きが読みたい…
364名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 00:01:18 ID:s/6ZcqXC
>>362
良牙とシャンプーはいくつかあったような
365名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 01:08:09 ID:JRRxkTNd
やっぱり良らんがいいなあ
366名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 01:56:33 ID:bHCv7icy
希望を出す暇があれば自分で書けばいいじゃないか
…俺は良右小説書きかけで挫折したけどな!
367名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 10:01:33 ID:ddWfodco
>>352 八宝菜の野望 なら外付けHDDに残ってるかもしれん
探してみようか?
368名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 16:40:34 ID:IAqEBA+W
俺からも頼むわ。お願いします
369名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 23:49:00 ID:rycJXWRp
シャンプーとらんまがみたいよぉ〜
370名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 10:35:44 ID:5n6z+cp1
らんまということは百合?
371名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 15:33:54 ID:RkK1elWC
らんまはシャンプーに襲われて、中出ししてしまった。シャンプーは見事に妊娠した。ということで二人は結婚しましたとさ。
372名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 19:48:13 ID:xeFOwBFr
らんま時に妊娠して、その状態で男に戻ったら中の赤ん坊はどうなるんだ一体
373名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 20:47:26 ID:z6RuzOcY
体内の防衛本能的ななにかでお湯をかぶっても男にもどらないとか?

らんまがだれかとヤって妊娠して、何故かお湯をかぶっても男に戻らない

原因がわからないからコロンに相談

コロン「原因があるとすれば……婿殿さてはお主…!」
らんま「…ギクリッ」

まで妄想した
374名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 22:42:48 ID:rqtBbXra
その手のネタはこのスレじゃ三回ぐらい見た気がする。
375名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 02:05:18 ID:7sVILhmY
妊娠したら男にならないってのはなんか見たな
376名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 09:36:54 ID:H2SsFr42
おさげの女と久能がみたい
377名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 18:57:07 ID:KmeBr2ux
あかねと久能が見たい
378名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 21:39:15 ID:zcG/r7bE
九能ならなびきが良いな
379名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 22:12:09 ID:YY8L6Ozs
九なびきはなんか嫌だな
380名無しさん@ピンキー:2010/05/04(火) 16:51:53 ID:SVd9QKlP
俺は歓迎だ
381名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 14:37:33 ID:blTHOsjG
良牙xらんまのレイプ系が見たいなぁ・・・
382名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 01:15:58 ID:6RLWPLYI
>>377
九能あかねって見ないよな・・・
383名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 02:20:16 ID:yH9qLBC5
乱馬×あかねは多いけど
他の男キャラ×あかねは少ない?
何で?
384名無しさん@ピンキー:2010/05/09(日) 05:27:34 ID:a1m3QpyG
興味のあるヤツが少ないからだろ、単純に。
あかね好きは、公式好き=純愛好きが多いようなキガス
385らんまにあ:2010/05/16(日) 23:27:57 ID:bV9c42bI
おつぱいは揉むと大きくなるって言うけど、あかねがぺちゃなのはやらないからでほかのでてくるキャラででかいのはやりまくっているからなのか・・・。シャンプーはどっかの誰か乱馬以外の人とやったことが・・・・・
386名無しさん@ピンキー:2010/05/16(日) 23:45:03 ID:OtFog8ah
シャンプーの乳がでかいと思ったことはない
387名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 00:58:33 ID:qo6M6M2e
かすみねえちゃんは多分デカい
388名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 00:13:38 ID:59e6Pgs5
だれかシャン乱でエロ書いて〜
389名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 03:47:20 ID:wzI+r3Jr
キモいから嫌だ
390名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 08:50:00 ID:oUsdy3Wc
らんまの乳を大きくしようと男キャラが揉むSSを
391名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 09:37:05 ID:klItQ7L0
ひな子先生、乱馬に五円殺して逆レイプ→「しまった!ナニまで役に立たない!?」

続きが思いつかん…
392名無しさん@ピンキー:2010/05/18(火) 20:10:06 ID:f2vgQmqP
ハッピー×あかねとか
ハッピー×かすみとか読みたい
ちょっと変態っぽいやつ
393名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 21:41:08 ID:yTSC0cjf
乱馬シャンプー書いて〜
394名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 21:54:41 ID:gReMBfen
しつけー
395名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 21:56:43 ID:NyyHI75g
他力本願ばっか…
396名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 17:26:03 ID:G1dhmxMc
ムース「シャ、シャンプー、アナルばっかり責めないでほしいだ」
397名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 19:40:08 ID:G1dhmxMc
サッカー部員に扮したムースがシャンプーの自転車に追突
 ↓
「四つん這いになれ」「なればメガネを返していただけるんですね」などの
会話を経て全裸に。
 ↓
指でアナルをほじくられ、「汚い穴だなぁ」などと罵られる
 ↓
コロンのフェラチオで「アッー アッー!」と悶える
 ↓
コロンに局部を見せながらシャンプーに尻の穴を見せる。「気持ちいい!」と悶えながら
男性自身を勃起させる。このあと、シャンプーがディルドーをつけ、ムースに背後から
挿入。「アッ、アッ、アッ、アッ!」とムースは勃起させながら声をあげる。
 ↓
八宝斎も加わり4Pが始まる。ヤラれるばかりだったムースが一転、攻勢に出て、
シャンプーを下にして犯し始める。小刻みに腰を振りながら、「アッー、アッー、イク!」
と叫んで、ムースもシャンプーの腹に勢い良く射精。
あとケツに棒差し込んで 3回まわって「ニャン」と鳴いたらしい。
398名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 09:37:34 ID:y8cDJRw9
過去ログを一通り見たつもりなんだけど
良牙×あかりってもしかして一つもない?それとも自分が見落としてるだけ?
良牙×あかねはけっこうあるのに
399名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 18:25:51 ID:vMh7usWq
あっても少ないんじゃないかね。あかりって人気があるとは思えないし
400名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 00:17:18 ID:e/505cp0
>>398
1つはあったよ確か
でも確かに極めて少ない
言っちゃなんだが需要も供給もな(ry
401名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:04:22 ID:Rgj59qdB
まあ…公式カップルでも人気がないとそんなモンだよな
402名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 23:21:55 ID:3GR6JvAr
アニメでは、良牙×右京だったしな、おそらく公式に。
(てか漫画でもあかりの出番2−3回じゃないか?)
でも、あかり自体はそこそこ人気あるとおも。エロ需要があるほどではないだろうけど。
403名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 23:23:10 ID:3GR6JvAr
>>397
ww
漫画で見たいw
404名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 23:40:25 ID:U2bQse6p
>>402
良牙と右京は公式じゃないだろ公式は
乱馬←右京
あかね←良牙
405名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 00:53:48 ID:iRO5SdDN
あかり自体大して出番ないから二次創作するには性格がつかみきれない
良牙ともほのぼの系なんでいわゆる同人受けするカップリングでもないってとこじゃ?
406名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 02:56:41 ID:xic1EOuI
うん、方向音痴のせいでなかなか会えないデートとかは萌えたんだけどな
いまいちエロに結びつかない二人だ
407名無しさん@ピンキー:2010/06/02(水) 03:12:20 ID:z4Dy8bno
>>404
ごめん、公式ってそのちゃんとしたレベルじゃなくて、設定推奨カプみたいな程度で。
アニメの数話と映画が、さ。
原作では、良牙はあかりと…みたいな示唆で終わってるけど、アニメでは明らかに良右押しだった。
408名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 00:24:03 ID:CT2ZXSxn
良右好きだけどそれはここでする話題じゃないべ
409名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 01:50:26 ID:JWlKpMfQ
良右イラネ
410名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 04:09:17 ID:jOUiLtp2
>>408
ここでする話題じゃないってことはないだろ。
むしろここでこそしてもいい話題じゃない?
411名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 15:06:11 ID:eVbX+Huu
じゃあ何処でなら語ってもいいのか
教えて欲しいもんだな。
412名無しさん@ピンキー:2010/06/04(金) 23:31:34 ID:IZF+qB6h
そういう雑談なら本スレじゃね?
413名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:17:26 ID:fNMnTERT
小説まだぁ〜?
414名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 00:35:05 ID:zeqlHg95
>>411
逆ギレ乙
415名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 01:11:35 ID:CbT4ASix
>>410
アニメでは公式じゃね?とかそういった話はいらんって事
良右小説はガンガンお待ちしてるよ
416名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 05:19:17 ID:HztW5Uar
公式とか言いだすなら、突き詰めれば乱あ以外のカプはみな非公式なわけで。
そういう言い草自体がこの手の妄想スレではスレ違い。
417名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 20:24:13 ID:fNMnTERT
玄馬×のどかって過去ログにあった?
熟年熟女の絡みが読みたい…
418名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 20:30:12 ID:S6LerTt3
なびき×かすみの最後の方にあったような。
ほんの少しだけだけどね。
419名無しさん@ピンキー:2010/06/05(土) 21:33:05 ID:8ArqJl7O
>>417
乱馬に弟か妹ができる展開なら…
420名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 03:13:52 ID:bTcdDCyZ
//www.adultmagazine69.com/maga100310/g011.jpg
この絵の詳細知ってるやついたら教えて。こういうのもっと無いのか
421名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 23:13:23 ID:1sLxI4lO
とりあえず保存した
422名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 12:42:47 ID:x6YsJYB8
そ、それじゃ、いいかな?
423名無しさん@ピンキー:2010/06/19(土) 21:34:06 ID:VhrR3vtI
ダメ
424名無しさん@ピンキー:2010/06/20(日) 02:23:54 ID:/UUjEIxs
りょうがのにっき   きょうおこのみやきうっちゃんにいってうっちゃんといっしょにはだかでねました と思ったんだが何か気が付いたら16の健全な男女になっていたからついそのままセクースしちまったんだよな・・・  中でだしちまったけど大丈夫か?
425名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 19:57:16 ID:iQFZhEuz
保管庫が更新されてないのはどうしてなぜなんだぜ?
426名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 23:31:12 ID:mSdeenl+
未収録分が相当あるな。
いっそのこと新しく作るか?
427名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 09:16:11 ID:StZzJLWr
>>426
賛成。
428名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 15:53:43 ID:VaefVq4E
前の保管庫の管理人さんには申し訳ないけど、
前スレのとかも見たいし是非作ってほしい
429名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 15:59:46 ID:JVyZDBjh
>>426
手軽に作れる@wiki
http://atwiki.jp/
430名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:42:39 ID:MBNrIHB4
良らん?です
エロまでが長いです
エロがみじかいです
投下します
431名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:43:18 ID:MBNrIHB4
良牙は開水壺を見つけられなかった!
男に戻れなくなったらんまは、女として生きることを余儀なくされてしまった。
その生活はつらいものだった。
日々八宝斉にひっ付かれ、なびきのカメラのレンズに晒される…。
そしてらんまの通う風林館高校にはあの……

「おさげの女!今日こそぼくに負け、ぼくと交際してもらうぞ!」

風林館高校最強の男、同時に最悪の変態がいた!


「きみの体を縛り付けていた早乙女乱馬はどこかへ消えたのだ!
 今日こそぼくとの交際を始めようではないか!」
「いい加減に、その妙な妄想をやめろっつーの!
 ったく、おめーは何時まで無駄なアタックを仕掛けるつもりだよ?」
「ぼくの愛が、おまえを素直にさせるまでに決まっておろうが」
「顔面踏みつけられながら言ってもぜんっぜん説得力ねーぞ」
「素直になれんおまえの気持ちにぼくが気づいていないと思うのか?」
「…あかねーっ、一時間目なんだったっけか」
「体育よ、早く着替えないと遅れるわよ!」
九能に目も向けず走り去るらんまとあかね。
「ふっ、愛い奴め。天道あかねの前だからといって、あそこまで照れることはなかろうに」


そんなことが風林館高校朝の恒例行事となって数ヵ月…
「ったく、九能があそこまでしつこいとは、思ってたぜ…」
「分かってるんなら何とかする方法とか考えなさいよ」
「考えつけばさっさとやってるっつーの」
実際らんまは、交際魔九能帯刀から逃れる術を考えてはいるのだ。
しかし、元々スチャラカならんまに、有効な手段が思いつくはずもなかった。

そんならんまにも強い味方が現れた。
「4980円」
「なにが」
「九能ちゃんがらんま君のことを諦めるような手段を知りたいでしょ?」
「あるのか!?あの変態から逃れる方法が!」
「4980円」
「…3000円」
「……4500円」
「………4000円」
「あんたも結構がめついわねー、まあいいわ」
かくしてらんまは、天道なびきに作戦を教えてもらうことになったのだが…
432名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:43:41 ID:MBNrIHB4
「とっくに男が出来てることにする!?」
「そうよ」
確かにらんまには思いつかない方法であったが、しかし、
「あのなあ、あの変態野郎が、おれと誰かが交際してたからって諦めるような
 物わかりのいいやつだと思って…」
「交際ならね」
「…だっておめー、男がいることにするって…」
「ウっちゃんがうちに居座った時のことを思い出しなさい」
「……

  いーことウっちゃん、この二人、許嫁とは世を忍ぶ仮の姿…
  実はもうすでに結婚しているのよーーっ。

 ……あれは結局だめだったじゃねーか」
「ウっちゃんは頭が回るからだめだったけど、あの九能ちゃんだったら間違いなく上手くいくわ」
「そうかな?」
「そうよ(分かんないけど)」
いつものごとく簡単に納得するらんま。

「でもよー、おれみたいなかわいくて色っぽくてスタイル抜群な女と釣り合う男なんているのかよ?」
「あんたね……誰だっていいでしょ、男なら別に」
「それもそうか、本当に結婚するわけじゃねーしな」
「良牙君なんてどう?」
「なっ、何であいつなんだよ」
らんまの表情には明らかに動揺が浮かんでいた。
「顔赤いわよ?ひょっとしてらんま君…?」
「なっ、そっ、おめーっ…」
もじもじしながら反論しようとするらんま。
「そういう仕草といい、どう見ても女の子に目覚めてきてるもんねー、写真の値上げも頷けるわ」
「だからっ、そんなんじゃ……そんなに女になってるのか?」
「まあそんな話はどうでもいいとして、良牙くんは開水壺を見つけられなかった負い目があるわけだし、丁度いいと思うのよね」
「そういうことか…しかし、体の事と、たかが交際の事を引き合いに出させるって、おめーやっぱ怖いな…」
「人に教わっておいて言うセリフ?」
「ま、まあ仕方ねーよな、あの変態野郎から離れるためだもんなっ、うんっ!」
妙に軽やかなステップで茶の間を出ていくらんまであった。
「聞いてないわね…しかし、まさか本気にするとはねー」
適当なことを言って人を納得させるなびきが凄いのか、それともらんまが単純すぎるだけなのか…恐らくは後者であろう。


天道家を飛び出したらんまは早速良牙を探すのだが、
「あいつ、どこにいるんだ?」
天才的方向音痴の良牙が簡単に見つかる訳もなかった。
「修行に出るって言ってたんだし、近所にいると思ったんだけどな…」
そんな事を考えながら歩いていると、突如道路が盛り上がりコンクリートが砕け散った!
「ここはどこだあぁー!!」
「良牙!やっぱり近所にいたのか!!」
「ら、らんまか…なぜこんな山奥に」
「風林館高校の目の前だぜ、ここ」
433名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:44:12 ID:MBNrIHB4
そんな会話を交わしながらも、後ろめたい思いのある良牙はらんまの方を直視できずに話している。
「おめー、久方ぶりに会うんだぞ?こっち見ろって」
良牙の顔をつかみ、強引に自分に向けるらんま。
「ぐえっ!きさま、もうちょっとやり方をだなっ……」
久しぶりに近くで見るその可愛らしい顔に見とれる良牙。
「なんだよ?いきなり黙って」
「なっ、なんでもねえよ、…それより何か用か?」
我に返って話を進める良牙。
らんまは目的を思い出すと顔を赤らめながら口を開く。
「あっ、あのさっ、おめー、開水壺をみつけらんなかっ…」
「っ!!すまんっ!らんま!殴るなり蹴るなり好きにしてくれっ!」
やはり相当気にしていたようで、座り込んで殴られる体制になる良牙。
「い、いや、そういうんじゃなくてさ…」
「だったら俺は何をすればいいんだ?購買のパンでも買ってくればいいのか?」
「いきなりやることが小さくなったな…とにかく、俺がしてほしいのはだな、けっ、けっこ…」
「?はっきり言えよ」
「だ、だからその…結婚、してくれ…」
緊張のためか、誤解しか招かない表現をするらんま
「なっ、なん、だって…?」
「ん?……あぁっ!ちょっと待て!そうじゃなくて、これには訳が…」
「俺は、お前の人生を狂わせた男だぞ!?」
「だっ、だから、ちょっと話を…」
「そんな俺でも良いというのか!?だったら、責任を取って俺がお前を幸せにしてやるぜ!!」
「だから!話を聞けって!」
らんまは良牙の頭を叩いて落ち着かせるのであった。

そして。
「そういうことか…はあ……」
「良牙、おめーなあ…」
「確かにお前がこうなっちまったのも俺のせいだからな、協力しよう」
「ほんとか!?」
満面の笑みを浮かべるらんまに、良牙は思わず視線を釘づけにされる。
「…あっ、ああ、任せておけ」
「うんっ!」


次の日の朝。
さっそく良牙とらんまは作戦を決行する。
「おさげの女!今日こそこ交さ」
「九能先輩、あなたの気持ちはとっても嬉しいわ」
「おぉ、つ、ついに素直になってくれたか!おさげの女!」
「だけど私には、もう他の男の人がいるの!」
「な、なに…?早乙女乱馬の他にも、まだおまえと交際している不逞の輩が…?」
「だ、れ、が、不逞の輩だっ!」
九能を踏みつけながら現れる良牙。
「き、貴様か!おさげの女を縛り付ける輩は!」
早速戦闘態勢に入る九能にらんまは話しかける。
「先輩、紹介するわ!この人が私の愛する旦那さま、響良牙君よ!」
「だっ、旦那さま…?」
「らんま、こんな所でいきなり本当のことを…」
「ごめんなさいあなた、でも、何時までも隠し通せるわけないわ!だったらいっそ私たちから言った方が!」
434名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:44:43 ID:MBNrIHB4
「そうか、そうだったのか……」
肩を落として歩き去る九能。そして見つめ続けるあかねとなびき。
「昨日の夜から随分嬉しそうにしてたけど、お姉ちゃんが絡んでたわけね?」
「私は九能ちゃんから逃れる術を伝授しただけよ
 それにしても、らんま君ずいぶん身の入った演技するわねー、やっぱり本気なのかしら」

「あなた、学校ではお別れね…」
「すぐに会えるさ、半日我慢すれば俺は、その可愛い顔を見つめられるんだから」
「私、頑張って我慢するわ、再開の暁には、あんたの胸で抱きしめて!」
そんなギャラリーを無視して、いちゃつき続ける二人であった。


その夜
「おかしい!あのような無粋な男と、おさげの女が結婚するなど…何か事情があるに違いない…」
相変わらず都合の悪いことは認めない九能は自分の都合のいいように妄想を繰り広げていく


――――――――

天道家の一室で布団に入っているらんま。
「九能先輩…私…どうして素直になれないのかしら…」
そんなことを呟きながら眠りにつこうとするとしていると、
「らんま!」
響良牙が窓を割って入ってくる。
「ひっ、あなた、良…!」
無理やり抱きしめられ、恐怖に縮こまるらんま。
良牙はそのまま無理やりらんまの唇を奪う!
「んっ、むぐぅっ!」
先輩に捧げようと決めていたファーストキスをこんな男に奪われるなんて、
想像もしていなかったらんまは、涙をにじませながら逃げだそうとする。
「んっんぅー!…!?」
らんまの口の中に良牙の舌が無理やり押し込まれる!
口の中を犯されながらも、らんまは必死で助けを呼ぼうとする。
「んんーっ!んー!……ぷはっ!」
ようやく良牙の唇が、らんまの口から離れる。
らんまは助けを求めるために声を張り上げようとするのだが、
「せっ、先輩!九能せんぱ、ひぃっ…」
良牙の手が自分の首にかかっていることに気付き、恐怖で黙り込んでしまう。
「黙ってろ、死ぬよりは俺の物になっている方が良いだろう?」
「……」
先輩に想いを告げるまでは、そう思ったらんまはおとなしくするしかなかった。
435名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:45:03 ID:MBNrIHB4
「そうだ、黙ってれば殺しはしない…」
良牙はすぐに指をらんまの股間に這わせ始める。
愛などある筈もない、ただ性交を求めるだけの良牙にとって、らんまが快楽を感じることに興味などなかった。
ただ女性器が愛液で濡れればよかったのだ。
そのために、良牙はただ股間を乱暴に弄り回すだけだった。
らんまの女性器は、その乱暴な指の動きに傷つけられまいと必死に愛液を分泌する。
「んっ、あ、あぁあん…」
滑りが良くなれば快感がらんまを襲い始めるのは当然の事だった。
「随分いい喘ぎ声じゃねえか、誰にでも良いからこうされたかったんだろう?」
「違う、そんなことない…私は九能せんぱ…」
言いきる前に思い切りらんまを殴りつける良牙。
「い、嫌ぁ…やめて…お願い…」
涙を流して許しを乞うらんま。
良牙はそれを無視してらんまの濡れた股間に自分の男性器を押し込む!
「ひっ、い、嫌!いやああぁ!」
らんまの布団に赤い液体が染みを作っていく。
「初めてだったか、思った通り良い締まりだな、らんま!」
「痛い!痛いよぉ!助けて!助けて先輩ぃ!」
あまりの痛みに、らんまは必死に助けを求める。
良牙はそれを聞いても殴ったりしなかった。
らんまの身体は自分の支配下におかれたと思ったからだ。
「せんぱ、あっ、あぁん…いやあぁ……」
「随分可愛い喘ぎ声出すじゃねえか、初めてのくせに感じてんのかよ、この淫乱女が」
「違う、違うの…感じてなんかいないのぉ…」
らんまの意思とは関係なく、らんまの身体が自分を壊されないため、必死で快感を生んでいるのだ。
しかし、良牙から見れば、らんまは強姦されて感じているメスでしかなかった。

そんな風に言葉と行為でらんまを追い詰めながら、腰の動きをを激しくしていく良牙。
「へっ、まあいいさ…そろそろ、出すぞ」
「…?……!!だ、ダメ!やめて、それだけはやめてぇ!」
「うるさい!殺されたいのか!」
「いや!それだけは、それだけはいやあぁ!!」
必死に逃げだそうとするらんまだが、良牙の力から逃れることなどできなかった。
「出すぞ!らんま!」
良牙がそういうと、すぐにらんまの腹のあたりに生温かい、おぞましい感触が広がってゆく。
「いや!いやあぁ!助けて!九能先輩!先輩ぃ!!」
ようやく射精が終わり、らんまの股間から良牙の男性器が抜かれる。
らんまは、男性器が抜かれる感触に安堵したが、その直後にどろりとしたものが自分の女性器から溢れ出る感触に恐怖と絶望を覚える。

「うぅ、ひっく、せんぱ、こんなの、いやぁ…」
涙を流し続けるらんまの耳元で良牙は囁く。
「このこと、先輩にばらされたいか?」
「ひっ、や、やめて、こんなこと知られたら、私…」
「だったら、俺の妻になるんだ」
とんでもないことを言い出す良牙。
「そんなこと、私、そんなことしたくないわ……」
「愛しい愛しい九能先輩に、『らんまちゃんが良牙に中出しされて、感じていた』なんて知られてもいいのか?」
らんまはこの男の口から、愛する九能先輩の名前が出るだけでも吐き気がしていたが、
「……わかり、ました…私…は、あなたの、つっ、妻に…なり、ます…」
ばらされたくないらんまは、涙を流しながら、良牙の言う通りにするしかなかった。
「よく言えたな、じゃあご褒美にもう一発してやるよ」
「あっ、お願い、もう、もうやめてください!もういやあぁぁ……」

――――――――
436名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:45:25 ID:MBNrIHB4
「そういうことだったのか!響良牙め、ぼくを愛するおさげの女になんと下劣なことを!」
ようやく妄想が一段落して、九能は良牙へ怒りを向ける。
「明日の朝!必ずや響良牙を打倒し、君を救いだして見せるぞ!おさげの女!!」
妄想で鼻血を出しながら、打倒良牙を誓う九能帯刀17歳、人呼んで風林館高校の蒼い雷であった。


次の朝。
「あなた、また別れの時が近づいてきたわ」
「ああ、頑張るんだぞらんま、俺はここでお前を待ち続けるぜ」
「あなた…」
「お前…」
相変わらず、どこか間違った芝居を繰り広げる二人。

「二人ともよくやるわねー、疲れないのかしらね、お姉ちゃん」
「さーねー、とにかく、らんま君のあんな表情、滅多に撮れるもんじゃないし、三枚一組6000円は堅いわね」
こちらも相変わらずの二人。

そして。
「響良牙!おさげの女を寝取った罪許しがたい!いざ尋常に勝負!!」
相変わらず妄想を繰り広げ続けている九能帯刀であった。

「先輩、もう忘れたの!?この人は私の…」
「皆まで言うな、おさげの女!おまえを縛り付けるこの男、このぼくがすぐに成敗してえぇっ!」
さすがにキレた良牙に無言で飛ばされる九能。
「りょ、良牙…」
「俺はそんな馬鹿な事をしでかす男じゃねえ…」
「……そうだよな、俺の愛する旦那さまだもん」
「…『俺』の…?」
真剣な表情の良牙に見とれて、思わず演技だということを忘れて地で言ってしまったらんまに良牙は気づく。
「あっ、そ…そのぉ……」
らんまもようやく気付いたのか顔を真っ赤にしてしまう。
お互い赤くなり、そのまま黙りこくってしまう。

「あのくらいが自然なのかしらねぇ、お姉ちゃん」
「あの表情も合わせれば、六枚セットで15000円でも売れそうだわ」


終わり
437名無しさん@ピンキー:2010/07/04(日) 23:45:51 ID:MBNrIHB4
以上です。
438名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 00:15:20 ID:M6vpWGzb
GJ
439名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 00:54:13 ID:xIXID8ys
作者です。
ミスが有ったんで訂正します。

らんまが良牙のことをあんたと呼んでるところがありますが、あなた、が正しいです。
440名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 17:56:02 ID:YETfDr1k
丁寧な人だねww

GJ!
441名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 18:09:00 ID:Yi7frtOI
GJ
楽しめました
442名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 23:03:49 ID:1yCGe1bo
なんというまごころ価格…
443名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 01:33:16 ID:yKSs70EO
GJです
らんま可愛過ぎ
444名無しさん@ピンキー:2010/07/06(火) 22:12:28 ID:na0K03pL
途中で飽きた
445名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:00:11 ID:vcWCpgcz
続きです
前置きが長いです
本番薄いです
投下します
446名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:00:50 ID:vcWCpgcz
らんまは、良牙と結婚したことになっていた。
なびきの撮った写真も、大好評につきめでたく値上げに踏み切られ、全てはうまく言っているかに思えたが…
「おさげの女ぁ!今からでも遅くはない!ぼくが交際してやろう!」
「休み時間ごとに…いい加減にしろよてめーは!」
九能帯刀のしつこさはらんま達の予想を超えていた。


「おさげの女、おまえがあの男に何をされていようとも、おまえへの愛は朽ちることなど無い!
 響良牙に傷つけられたおまえの心、このぼくの胸で癒してやろう!」
「おめーなぁ…自分の妄想に他人を巻き込むなっての」
相変わらずの九能に、いつも通りに冷たく接するらんま。
「大体、なんで俺が脅されてるとか思ってんだよ?あの時、美男美女の愛しあう姿を見ただろーが!」
目の前であれだけいちゃついて見せたのに、まだ信じない九能にイラついてくる。

「すでに結婚し、夫婦だと言うなら、おまえは何故天道あかねの家に住んでいるのだ?」
「へ?」
「夫婦というものは一つ屋根の下で過ごすものだろうが!おまえが登校中あの男の家に寄っている姿、
 ぼくはこの目ではっきり見たぞ!」
「げっ…見てたのかよ……」
思い込みだけで言っているのかと思ったら、意外と状況を観察していた九能の鋭い物言いに
らんまは思わずたじろぐ。
「幾ら脅されていようとも、流石に好きでもない男と一晩を共に過ごすのは拒みたいのだろう?
 おまえの気持ちは百も承知だ、おさげの女!」
「い、いや、あれはたまたまだ!たまたまあかねの家に泊まってただけなんだ!」
鼻息を荒くしながら顔を近づけてくる九能から離れようと、上体を反らしながららんまは反論する。

「そんな嘘をついてまでぼくに心と体の傷を見せまいと言うのか…なんと健気な…」
「……次の授業はひな子先生かー、飯食ってるとうるさいんだよなー」
「あんたが悪いでしょ、それは」
無視を決め込み、あかねと話し始めるらんま。
九能が話しかけようとすると、タイミングよく授業開始のチャイムの音が鳴り始める。
「ぬう、今は身を引くが……授業中であろうとも、ぼくはおまえが全てを打ち明けてくれるのを待っているぞ!」
「へーへー、永遠に待ち続けてください、九能センパイ」


「ねえ、あんたいつまで良牙君とのお芝居を続ける気なの?」
「いつまでって、そりゃあセンパイが俺を諦めて、あかね一筋になるまでだろ」
九能がいない数少ない時間である授業中にらんまとあかねは話している。
「あたし一筋になられてもすっごく困るんだけど…」
あかねとしては、九能の自分に対するアタックが減っている今は、かなりのびのびできる状況なのだ。
「芝居続けてるとなんかマズいのかよ?」
「いつまでも続けてたら、先輩だけじゃなくてみんなに誤解されちゃうわよ?」
「誤解、かあ……ところで、やっぱり夫婦って同じ家で暮らすものなのか?」
都合良くあかねが話題を出してくれたので、これ幸いと相談し始めるらんま。
「んー…そりゃあ好きだから結婚するんだしねー、一緒に暮らしたいものなんじゃないの?」
「そ、そっか…好きだから、か…」
だったら一緒に住むしかないじゃないか、と考えて、赤くなりながら考え込むらんま。
あかねは、らんまの分かりやすい反応に苦笑する。
447名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:01:17 ID:vcWCpgcz
帰り道、らんまは並んで歩いている良牙に話しかける。
「な、なあ良牙…俺達って夫婦、なんだよな?」
「…まあ、対外的にはそうだな」
俺は本当の夫婦でも良いが、という本音は言わない良牙。
「でさ、夫婦ってさ、その…一緒の家で暮らすんじゃないのかなって思ってさ」
「な゛……」
動揺した良牙は電柱に激突し、折れた電柱が良牙の頭の上に激突する。
「お、おい、大丈夫かよ?」
「ま、まさか俺の家で暮らすと…言うのか……?」
「…うん…九能を振り切るためだし……」
「「…………」」
顔を赤らめ、無言で歩く二人。
「…まあ仕方ない、か……」
良牙のその言葉にらんまの表情がほんの少し明るくなる。
「仕方ないよな…じゃ、じゃあ着替えとか持ってくる!」
良牙を良牙の部屋まで送ってから早足で家に戻るらんまであった。

「同棲…ということか……」
良牙の妄想は膨らみ、子沢山な夫婦生活まで考えたところでらんまが帰ってくる。
「こんち…ただいまー」
「お、おお、おかえり」
妄想をやめ、良牙はらんまとの夜を過ごし始める。

「食事できたぞー」
「おー、今行くー」
そんな会話を交わしてから10分近くたっても良牙がテーブルに来ないのを気にして、
らんまが二階に上がると、良牙は階段の向かい側でしゃがみこんでいた。
「なにしてんだよ?」
らんまは至極当然の疑問を口にすると、
「階段はどこだ……」
良牙も本人にとっては至極当然の疑問を口にするのだった。
「ったく…ほら、一緒に行こ?」
苦笑しながら良牙の手を引いてテーブルまで連れていくらんまであった。

「暖かい食事なんて久しぶりだぜ…それに美味い」
「美味いか?良かった……暖かいのが珍しいって、コンビニ弁当ばっか食ってんのか?」
「台所からテーブルまでの道のり、俺や俺の家族が3時間以内にたどりつけるわけがないだろう」
「隣の部屋じゃねーかよ…ふふっ」


夕食を済ませた天道家、あかねは風呂も済ませて布団に入っている。
「あの二人も今頃寝てるんだろうな…どっちも妙に奥手だし、何にもしないと思うけど、ひょっとしたら……」


――――――――

布団の中で向かい合って寝ている二人。
「二人きりで夜なんて、初めてだよな…」
そうらんまが良牙に話しかける。
「そ…そう、だな……」
恋の釣竿を使った時に、一応夜に同じテントにいたものの、流石にそれは別だろう。
「あの、ごめんな?九能を振るためだけにおまえの家に押し掛けたりして」
「…気にしてねーよ…別に嫌でもない」
「え…」
思いもかけなかった良牙からの返答に一瞬驚くらんま。
「あ、ありがと…その、俺も、嫌じゃねーから」
「そうか…」
448名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:01:43 ID:vcWCpgcz
会話が途切れ、部屋の中に静寂が訪れる。
「あ、あのさ…おれ、おめーとこうやって暮らせて、すげー嬉しい……」
らんまは思い切って、静寂を破り良牙に打ち明ける。
「おれも、嬉しいぜ…おまえが女になってから、こういう関係を望んでた」
「ほ、ほんとか?…良かった…ほんとに嬉しい……」
芝居なんてせずとも、初めから想い合っていたことに気づいて、二人とも笑顔になる。
「好きだぜ、らんま」
「おれも、良牙のこと、大好き」

「あ、あの、さ…おめーが良いならだけど、さ」
「なんだ?」
「……しよ?」
顔を真っ赤に染めて囁いたらんま。
良牙は驚いたが、嫌がる理由など無く、嫌がる気も無かった。

二人は唇を重ね、互いを感じあう。
どちらともなく舌を絡ませ合い、二人は興奮を高めてゆく。
良牙の手が、らんまの胸をまさぐり始める。
「あ…あん……」
思わず声を出してしまったらんまはあまりの恥ずかしさに声を出すまいと口を塞ぐ。
そんな仕草に気を良くしたのか、良牙は胸を重点的に弄り回す。
しばらく続けてると、らんまが良牙にしがみついて話しかける。
「あぁん、あっ…りょおがぁ…」
「もう疲れたのか?らんま」
「そうじゃなくて、その…こっちもして、くれ…」
らんまは良牙のてを、自分の股間に導く。
良牙がそこをいじり始めると、そこはすぐに濡れ始めた。
「あっ、ぅうん…りょ、がぁ……気持ちいい、よぉ…」

しばらく、粘着質のある音が部屋の中で響き続ける。
らんまの準備が整っているのをみて、良牙は自分の男性器を取り出し、らんまの女性器に宛がう。
「いいか?らんま」
確認してくる良牙。
らんまは顔を真っ赤にして頷く。
「できるだけ、やさしくするからな…」
そう言って挿入を始める。
「く、うっ、いっ痛…いぃ……」
どんなに優しくしようとも、膜を破られる痛みは筆舌に尽くしがたいものがあった。
「らんま…」
「だ、だいじょぶ…続けてくれ……」
必死に痛みをこらえるらんまを見て、
良牙は自分の肩をらんまの口のあたりに持っていく。

「……?」
「噛めよ…気持ちがまぎれるかもしれねーし、俺もおまえの痛みをちょっとでも請け負いたい」
そんな優しさに、らんまは温かい気持ちになるのを実感していた。
良牙が挿入を再開すると再び痛みがらんまを襲い始める。
「むぐうぅぅっ!んんーっ!」
できれば良牙を噛むなんてことはしたくなかったけど、深く入ってくるほど増す痛みにらんまは耐えられず、
我を忘れて思い切り良牙の肩に噛みつく。
良牙は噛まれている肩から血がにじむのを感じていたが、らんまの感じている痛みと比べれば、
こんな痛みは大したことない、と感じていた。
449名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:02:18 ID:vcWCpgcz
「入ったぞ…らんま……」
ようやく奥まで挿入し、それをらんまに伝える良牙。
しかし、らんまの方は痛みをこらえるのに精いっぱいでそれどころではないようだった。
らんまの呼吸が少し落ち着くまで、良牙は待っていることにした。
「…入った、のか……」
ようやくらんまが気付き、そして良牙が待っていてくれたことに気付いた。
「動いても大丈夫…だぜ」
明らかに大丈夫ではなさそうなのに、自分のために痛みをこらえてくれるらんまに、
良牙の胸はこれ以上ないほどに高鳴っていた。
良牙自身も初めてで、そろそろ動くのをこらえるのも限界だった。
「じゃあ、動くぞ……ほんとに痛かったら言えよ」
そういうと、良牙はゆっくりと腰を前後に振り始める。

暖かく、良牙自身を優しく包み込んでいるらんまの中はまさに名器と呼ぶべきなのかもしれない、と良牙は思っていた。
らんまも、初めは痛いだけだったが、自分の股間が慣れてきたのか、愛液を分泌し始めると、
痛みはだんだんと痺れるような快楽に変わってくる。
「あっ、ああぁん…良牙ぁ……」
「らんま…っそろそろ」
「俺も、もう、イきそ……」
互いに限界が近づいていることを知ると、良牙は腰の動きを激しくしていく。
「あっ、あっ!良牙!イっちゃ、イっちゃう!」
「らんま!らんま!」
「おねがっ、中に、出してぇ!」
「出、出すぞ!っ…くぅっ……!」
良牙はらんまの上にもたれかかり、らんまの中に、暖かいものが吐き出された。
「はっ…ん…りょう、が…ありがと……」
「らんま、よく頑張ってくれたな」
「うん…」
幸せな気持ちに包み込まれながら、二人はキスを重ね合い、そのまま眠りに就いた。

――――――――


「……?なんであたしがこんなこと考えてんのよ!」
妄想に浸っていたあかねは、我に返ると思わずそう口にする。
「これは明日、らんまを問い詰める必要があるわね…」
当人たちに任せておけばいいのに、人の色恋沙汰には首を突っ込みたがる天道あかねであった。


次ぐ日、授業中にあかねはらんまに聞いてみる。
「あんたたち、昨日なんかあった?」
「なんかって…そりゃあ一緒の家でさ……」
赤くなるらんまをみて、あかねは何かがあったのだと確信する。
「あったのね?素直に吐きなさい!」
「わ、分かったよ…」
450名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:02:41 ID:vcWCpgcz
――――――――

良牙の部屋の中にはベッドは一つしかなかった。
「俺は床で寝るから、おまえはベッドを使えよ」
「なんか悪いな…一緒に寝る?」
らんまが聞くと、良牙は赤くなって返答する。
「まっ、まだ早いだろ…結婚してるという事にはなってるがな、まだ俺たちはキスもしてないんだぞ!」
「そっか…うん、まだ早いかもな」
良牙の言っていることは尤もなので、らんまはすぐに納得する。
だが、らんまはちょっとだけでも関係を進めたいと思っていた。
「じゃあさ、その…おやすみのキス、してくれよ…」
「…!……分かった」
キスくらいなら…、そう思った良牙は提案を受け入れる。
らんまは良牙の傍によると顔を向け、目をつぶって唇をちょこんと突き出す。。
良牙の方もらんまの方に唇を寄せていき、そして。
「んぐぁっ!!」
「いってえええ!!」
唇越しに、互いの前歯がぶつかり合った。
「すっ、すまん!らんま!!」
「いつつ…勢い付けすぎだって……」
二人は互いに、情けない顔を見つめあう。
「ははっ……」
「ふふっ……」
微笑み合うと、気を取り直して唇を重ね合わせるだけの、幸せにあふれたキスを交わし合うのだった。

――――――――


真っ赤になって、説明を終えるらんま。
「……それだけ?」
「それだけって、すげー緊張したんだからな?」
「ふーん…あっそ、まあ良かったじゃない」
思い出しただけで恥ずかしがっているらんまを見つめるあかね。
「なによ、これじゃあたしだけバカみたいじゃない」
「…なんだよ?」
我に返ったらんまに聞かれるが、それには答えなかった。
「ま、いっか…幸せそうだし」
「?」


終わり
451名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 19:03:16 ID:vcWCpgcz
以上です
あかねが妄想癖のあるっぽい描写になっちゃいましたね
452名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:25:13 ID:qs09pa5g
GJ!
453名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 09:44:53 ID:OAK6yrlh
好きなキャラ×嫌いなキャラ
の組み合わせでエロいことしてんのが一番興奮する俺はおかしいのだろうか?
454名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 22:16:26 ID:FKDguod1
>>430>>445です
ごめんなさい、良牙は自宅で迷いませんね…orz
455名無しさん@ピンキー:2010/07/15(木) 08:39:48 ID:sIrVsiab
そういえば、あかりちゃんとかを案内するときも迷わなかったな
まあいいんじゃないのww
456良らん作者:2010/07/17(土) 18:54:06 ID:xOP2kgZP
続きが書けません…助けて…
普段は無理やりものばっかり書いてるんで
幸せカップルの描写が難しすぎます…
だれか代わりに書いてくれないかな―(チラチラ
457名無しさん@ピンキー:2010/07/17(土) 22:19:18 ID:HSGKXTGK
続きはもういいから
その無理矢理ものとやらを投下希望
458名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 00:13:04 ID:iuga2JPo
たぶん遅くなるけど、書いてみますとおもいますん
459名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 01:53:13 ID:QjWLc6Q7
>>451

らんまちゃん好きな俺には最高だった

GJ
460名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 08:12:13 ID:iuga2JPo
良猫らん投下だお
461名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 08:12:34 ID:iuga2JPo
雌猫は発情期になると相手かまわず交尾を求めます
らんま「ふにゃー、うにゃぁーん」
良牙「だあぁっ!いきなり股間をすりつけるなぁ!」
雄猫も誘惑されてしまいます
良牙「しっ、しかし、辛そうだし、助けるためだしな…ドキドキ」
そうなれば本番あるのみです!
「らんまあー!」「うにゃあぁー!」
ずこばこぱこぱこにちゃにちゃ!
「でっ、でるぞっ!」「ふにゃあぁあぁん」
どぴゅっ!ぶぴゅっ!
良牙「やってしまった…初めてを、らんまに奪われちまった…」
悲惨なのはこのあとです
あかね「きゃーっ!らんま、良牙君、みちば、道端で、な、何してるの!?」
良牙「あかね、さん、ちっ、これはじっちがっ…」
あかね「いくら彼女ができないからって、発情期のらんまを狙うなんて」
良牙「いや、だから、べっ、これはっ、そのっ」
あかね「最低っ!卑怯者っ!人間の屑だわっ!」
良牙「違うんだあかねさん!まってくれえぇっ!」


良牙「夢か…」
らんま「うにゃぁん…」
良牙「夢じゃなかったあああああああああああああああああ」
462名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 08:13:01 ID:iuga2JPo
むりやりを書こうとしたらこんなことになってしまった
463名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 10:40:56 ID:iUzid9bP
弱音を吐いてたら新作が!
GJ!
464名無しさん@ピンキー:2010/07/18(日) 15:23:34 ID:KCWYiyXJ
GJ
ありがと
465名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 06:24:53 ID:a6pzBuCh
>>461
GJ

>>454
でも、OVAか何かで自宅でも迷うって
話してたよね
466新不了情1:2010/07/25(日) 10:07:17 ID:w5+PfAps
長い割には性描写が少ない。しかも死ネタ。
大丈夫な人だけ読んでください・・・

※舞台は延長戦から1年後。

明日から夏休み。
学校帰りの乱馬とあかねは川沿いの道を歩いていた。
「明日から家族旅行だね。楽しみ!」
あかねは流行る気持ちを抑えきれず、隣を歩く乱馬に言った。
乱馬は嬉しそうなあかねの姿がまぶしくて、やっと
「ああ・・・今年は湘南だっけ?」と言った。
「何よ。イマイチ乗り気じゃないみたいね」
あかねがふくれっつらをした途端、
「乱馬、明日から夏休みね。またウチでアルバイトするよろし!」
「だまっとき! 乱ちゃんはウチとこで働いてもらうんや!」
「乱馬様、この私と身も心も熱い夏休みを過ごしませんか!」
突然飛び出したシャンプーと右京、小太刀が、毎度のごとく乱馬争奪戦を始めた。
「あぁ・・・またか」
あかねはため息をつくと、
「乱馬、先に帰るね」
と言い残しスタスタと歩き始めた。
1年前に呪泉洞での一件があって以来、乱馬とあかねは周囲も認める許婚カップルとなった。
しかしいまだにシャンプー、右京、小太刀の3人は乱馬のことを諦めていないらしく、
乱馬もそんな3人にはっきりとした態度を示せていない。
(きっと、これから先ずっとこうなんだろうな)
あかねは2度目のため息をつきながら街角を曲がった。
467新不了情2:2010/07/25(日) 10:08:56 ID:w5+PfAps
するとそこに、ちんまり座って営業する占い師の女性がいた。
(この暑さの中ベールを被ってるわ・・・占い師さんも大変ね)
そう思いながら横を通り過ぎようとしたあかねは、異様な雰囲気に足を止めた。
なぜか、占い師がいる一角だけ時が止まったようなのだ。それに暑くもない。
不思議に思って占い師を見ると、彼女は目だけでにこっと笑って
「そこのお嬢さん・・・お代はいりませんから、少しあなたを見て差し上げましょう」と言った。
と言った。
どこかで聞いたような声。誰だっけ? でもベールが邪魔をしていてはっきり思い出せない・・・
あかねは少し迷ったが、タダという言葉に釣られて占い師と向かい合った。
占い師は無言で水晶玉をさすり始めた。
(あれ、こういうのって普通あたしの生年月日を聞いたりするもんじゃないのかな)
少し面食らったあかねだったが、占い師は平然と水晶玉をもてあそんでいる。
「あなたは三姉妹の末っ子で・・・いつも人が大勢集まる環境で暮らしているようね」
「!」
「あなたには現在、決まった人がいるみたいね。でも彼は女性関係が・・・少しハデでしょう?」
あかねは目を丸くした。
「当たって・・・ます」
「あなたの方は、彼ひとすじみたいね。男友達ですら一人ぐらいしかいないんじゃない?」
「・・・! そうです」
「あなたは周りからたくさんの愛をもらっているけれども、決まった彼以外には目も向けない、というか向かない」
少し赤くなってうつむくあかね。その時、突然背後から軽く肩を叩かれた。
「あ、あかねさん。な、何してるんですか?」
「良牙くん。修行の帰り?」
そこにはリュックに番傘をさした良牙が立っていた。
「この占い師さんがタダで見てくれるって言うから、ちょっと見てもらってるの。すごく当たるんだから」
「・・・ええ、彼女が大変良い空気を持っていたので、ついお節介したくなって・・・。良かったら二人一緒に見て差し上げましょう」
そう言ってほほえんだ占い師は一端止めた手をまた動かし始めた。
468新不了情3:2010/07/25(日) 10:09:56 ID:w5+PfAps
「・・・あなたたち二人は恋人ではないわね。でもとても良い友人関係を保ててるみたい。そして、二人は一生引き合うし、協力しあうでしょうね」
「うそ! 当たってるわ! さっき占い師さんが言った通り、たった一人の男友達って良牙くんのことだもの」
嬉しそうにうなずくあかねの表情を、良牙は微妙な面持ちで眺めた。
「あらあら、あなたち、二人とも強力な弱点が2つずつあるみたいね。」
「え! あたし不器用で料理が全然ダメ。それにカナヅチだし」
あかねはもう信じきったような目で占い師を見ている。
「良牙くんの弱点て・・・まずは方向音痴だよね! あとは・・・」
(ギクッ)
良牙はかなり慌てた。この占い師が言ってるのはきっとブタに変身することだろう。
「あ、ごめん・・・あからさまに方向音痴なんて言っちゃって」
あかねはペロリと舌を出した。
占い師はそんな二人を見てまたにっこりした。
「そして・・・今年の夏、二人が協力しあえばその弱点をお互いに1つずつ、解消することができるわ」
「え!! 本当ですか?」
今度は二人の声が重なった。
「ええ、本当よ。水晶玉はハッキリそう言ってるわ」
「でも、具体的にどうすればいいんですか?」
「そうね・・・この夏はなるべく二人で時間を共にして、弱点の克服に努めるのです。そうすれば必ず結果が出るわ」
「でも二人きりって訳には・・・さっきあなたが言ったように、うちって大家族なんです。良牙くんにも彼女がいるし」
心配そうに言うあかね。
「もちろん、二人きりじゃなくても。大人数だろうと、二人の時間が重なっていれば弱点は徐々に弱まっていく筈です」
「わかりました! 頑張ります!」
元気良く答えたあかねは
「占い師さん、一つお願いがあるんだけど・・・向こうに私の許婚がいるから一緒に見てもらいんです・・・」
と言った。
「待っててね! すぐ呼んでくるから!」
走り出すあかね。あわてて後を追う良牙。
469新不了情4:2010/07/25(日) 10:10:48 ID:w5+PfAps
数分後、やっと乱馬を見つけた二人が先ほどの場所に戻ってみると、そこにはもう誰もいなかった。
「もうっ! 乱馬がはっきり断らないから・・・」
「うるせー! 元々おれは占いなんか信じてないんだよ!」
「もうっ乱馬ったら。あ、良牙くん。今日うちでご飯食べれば? 今後の作戦練ろうよ」
「は、はい あかねさん」
「作戦だぁ〜?」
「そう! 今さっきまでいた占い師さんが言ってたんだけど、この夏に頑張れば、私と良牙くんの弱点がお互いに1つずつ克服されるんだって」
「ほぉ〜お。ってことは、おまえ、男溺泉の水でも持ってるのか?」
「えっ? 良牙くんと男溺泉って何か関係あるの?」
「な、なんでもないです! 黙れ乱馬! オレはこの夏、あかねさんと力を合わせて方向音痴を克服するんだ!」
「私は不器用なのとカナヅチなのと、どっちにしようかな・・・」
「はぁ・・・勝手にして下さい」
内心あまり面白くない乱馬は、家に向かってスタスタと歩き始めた。
そんな乱馬の後ろには興奮しきって会話する二人が続く。
「う〜ん。カナヅチも捨てがたいけど、私はやっぱり料理が上手になりたいかな」
「オレは全力で方向音痴克服に取り組みます!」
「がんばろうね!」
「ケッ 何が『がんばろうね!』だよ!」
乱馬は不機嫌そうにつぶやいた。
470新不了情5:2010/07/25(日) 10:11:51 ID:w5+PfAps
翌日、早乙女家は毎年恒例の海水浴で湘南海岸に出かけた。
あかねの強い誘いで良牙と雲竜あかりも同行した。(カツ錦は稽古のために参加しなかった)
良牙は電車の中であかりと終始楽しく過ごし、傍目にも仲むつまじさが見て取れた。
二人の向かいの席には乱馬とあかねが座っている。
「そうそう、今回の夏休みにオレとあかねさんが協力してそれぞれの弱点を1つ克服することにしたんだ」
少し遠慮がちだが、きっぱりとあかりに告げる良牙。
「ええ? 良牙さまの弱点て?」
「そりゃ方向音痴だよな〜 直るはずないのに・・・」
「うるさい乱馬。・・・だけどあかりちゃん、その通りです。オレ、方向音痴を直したくって」
「じゃあ、あかねさんの弱点って?」
「あたしは不器用なとこかな」
「あかねの料理なんか殺人的だもんな」
「もうっ 乱馬!!」
「ふふっ 二人とも頑張ってね。そっかぁ・・・私も協力したいな」
「もちろんよ! じゃあ、今年の夏休みは出来るだけあかりさんも一緒に遊ぼうよ」
「そうね! ぜひそうしたいわ。私、あかねさんのおうち大好きだもの」
そんなやり取りを聞いて、乱馬は少しほっとした。
呪泉洞の事件から1年。良牙はもうスッパリあかねを諦めたようだ。
それなら、この4人で過ごす夏休みも悪くない。
(良牙は修行の相手にもおあつらえ向きだしな・・・)
471新不了情6:2010/07/25(日) 10:12:58 ID:w5+PfAps
海に着いた。乱馬は真っ先に波間に飛び込むが、あかねと良牙、あかりは三人で話に盛り上がり、なかなか海に入ろうとしない。
「おい、あかね! 少しは空気読めよ!」
浜に上がったらんまが小声であかねに耳打ちする。
「あっ ごめん。久しぶりだし二人で積もる話もあるよね。あたし海に入ってくる! 泳げないけどね・・・」
あかねは勢い良く駆け出すが、途中でくるりと後ろを向いた。
「あかりさんも、良牙くんも後で一緒に海入ろうね!」
「ええ。少ししたら私たちも行くわ」
あかりは優しく答えた。
「あかりちゃん、オレのことは気にしないで海に入ってくださいね」
波打ち際に走って行くあかねを見ながら良牙がつぶやく。
「違うの。今日は久しぶりに電車に乗ったから少し疲れちゃったのかな・・・ 海には入らないわ」
「確かに汗かいてますね。そうだ! あかねさんの話だと、側にオシャレな海の家があるみたいだから、そこで涼みましょうか?」
「ええ、ありがとう良牙さま」
二人は連れ立って歩き出した。
ナンパで暴走する八宝菜を探し回ったり、スイカ割りをしたり、砂のお城を作ったりしているうちにあっという間に夕方になった。
「そろそろ民宿に行こうか」
早雲の鶴の一声でみんな動き出す。
民宿は海から200mほど離れた所にあった。
「あかりちゃん。やっぱり疲れているようだな。おんぶしようか?」
「良牙さまが大丈夫なら、お願いしてもいい?」
優しくいたわりあう二人を見て、あかねは少しうらやましそうだった。
「ほんと、お似合いの二人ね。あ〜あ。乱馬も良牙くんぐらい優しかったらな〜」
「あかねは体力あり余ってるだろ。怪力女のクセに」
あかねは「はぁ」と思いっきりため息をついた。
「あんたに言ったのが間違いだったね・・・」
472新不了情7:2010/07/25(日) 10:13:43 ID:w5+PfAps
お風呂と夕食をすませると、民宿の中庭で花火をやった。
最後の線香花火が落ちると、八宝菜が得意げに八宝大華輪を打ち上げた。
「おお、じじいもたまには役に立つな」
乱馬が空を仰ぎながら言った。
「昼間はロクなことしなかったがな」
良牙が口を挟む。
「きれい・・・ あかねさん、今日誘ってくれて本当にありがとう」
あかりは心底嬉しそうだった。
「来年も一緒に来ようね!」
満面の笑みで答えるあかね。
花火が終わると、それぞれ男部屋と女部屋に分かれて就寝となった。
意気投合したあかねとあかりは並んで寝ることにした。
布団に横になると、蚊取り線香がぷんと匂った。
「あかりさんは、良牙くんにとっても大切にされてるね」
電気が消えた部屋であかねがつぶやいた。
「早乙女くんだってそうじゃない」
「でもね・・・ 呪泉洞の事件から1年も経つのに何も変わらないんだよね」
「本当に?」
「う〜ん。何もっていうことはないけど・・・ でも相変わらず乱馬はモテるし」
「あかねちゃんだってモテるじゃない?」
「そんなことないよ! 九能先輩とか変わった人ばっかり寄ってくるけど」
「九能先輩って?」
「学校の先輩よ。あたしと女のらんま両方が好きなんだって・・・ とにかくそういう変わった人よ」
あかねが九能の人となりを説明すると、あかりはクスクス笑った。
そして言葉を探しながら
「良牙さまが私を大事にしてくれるのは、私が良牙さまをすごく大切に思ってるからだと思うの。最初は一方通行だと思ったけど、今は違うのが本当に嬉しいの」
と言った。
あかねは思わず黙り込んだ。
「・・・あかりさんって本当に純粋で良牙くんにぴったりね。あかりさんと話してるとあたしって色々欲張りだなって思える。羨ましいな、そんな考え方ができて」
「ふふっ 私はあかねさんが羨ましいけどな」
そう言うあかりの目元はもう眠そうだった。
「もう寝ようか」
「ええ」
夏の夜の庭は草木の濃い匂いで溢れている。
473新不了情8:2010/07/25(日) 10:14:26 ID:w5+PfAps
海から帰った天道家の面々は良牙を夏季限定の居候として受け入れた。
あかりは通いでちょくちょく天道家にやってくることになった。
そして夏休みの間、あかねは料理下手を、良牙は方向音痴を克服することに集中した。
二人は今日もあかりを交えて作戦会議をしている。
「あたし思うんだけど、良牙くんていつも何を目印に道を歩いてるの?」
「そりゃ、道端に停まってる車とか、雲とか・・・」
「雲?!」
その場にいた全員がすっとんきょうな声を出した。
「良牙さま。動くものは目印にしてはダメです。目印にするなら名のある大通りとか、コンビニとかが良いのでは?」
「そうか!」
あかりの的確な指摘に目からウロコの良牙。
「それに一度東風先生に見てもらったら? 先生なら力になってくれそう」
そんなあかねの助言もあって、今は週に2度、東風先生の所で方向音痴に効くというお灸をすえてもらっている。
あかねの料理の腕はなかなか上がらなかったが、またしてもあかりの言葉が突破口になった。
「あかねちゃん、学校のお勉強は得意?」
「ええ、大体・・・テストで全科目80点以上はとれてるわ」
「すごいわね。じゃあ数学や物理も得意?」
「まあ、得意じゃないけど普通かな」
「私思うんだけど、お料理も数学や物理と同じだと思うの。組み立てながらやっていくと絶対成功すると思うのよ」
「・・・今まで、そんな風に言ってくれた人いなかったな。ほんと、あかりちゃんの指摘は目からウロコね!」
「うふふ。そう?」
「そっか、私今までかすみお姉ちゃんみたく美味しく作りたいとか、乱馬やシャンプーみたいに手早く仕上げたいとか、誰かと比べてばかりだったかも。勉強と同じように自分のペースでやってみるわ!」
474新不了情9:2010/07/25(日) 10:15:24 ID:w5+PfAps
それから1ヶ月が経った。
あかねの料理の腕は破壊的なレベルから普通のレベルになりつつあった。
また、驚くことに良牙の方向音痴も少しずつ改善されている。
しかし何となく蚊帳の外になってしまった乱馬を気遣って、あかりが提案をした。
「次の日曜に最終テストをやって、皆でパーティーをしません?」
「最終テスト?」
「ええ、良牙さまには自宅〜私の家〜天道家とスタンプラリー形式で順に巡ってもらいます。昼に出発してパーティーの開始時間までここに到着すれば合格です」
「そんなの自殺行為じゃね?」
「そして、あかねちゃんにはパーティーのために料理を2品作ってもらいます」
「それこそ自殺行為だ」
「早乙女くん。私は真剣です。あなたもお手伝いして下さいね」
「仕方ね〜なぁ」
475新不了情10:2010/07/25(日) 10:18:16 ID:w5+PfAps
テスト当日。
あかねは朝からパーティーの料理の仕度に余念がない。
乱馬はお昼になると良牙を彼の自宅まで送ってスタンプラリーをスタートさせた。
午後4時半。パーティーの開始30分前。
「できたぁ!」
エプロン姿のあかねがガッツポーズをとった。
あかねは肉野菜炒めとケーキ作りに挑戦していたが、出来上がったようだ。
そしてパーティー開始10分前に良牙が到着した。
「良牙くん! やったね! おめでとう!!」
「あかりちゃん、あかねさん、本当にありがとう。オレ一人じゃこんなこと成し遂げられなかった・・・」
号泣する良牙。
「奇跡だな」
乱馬がつぶやくと、あかりがたしなめた。
「奇跡じゃありません。二人の努力の結果です」
「ま、でもあかねの料理はまだ分からないよな」
「きっと大丈夫ですよ」
そしてパーティーが始まった。
乱馬は恐る恐るあかねの料理に口をつけた。
「う・・・これは・・・普通だ。普通に出来てる」
「乱馬、本当? 良かった!」
あかねも泣きはじめた。
ポンっと音がしてくす玉が割れる。「めでたい」というプラカードを持ったパンダが、カツ錦と共に踊り始めた。
「本当、みんなよく頑張ったわね」
かすみが考え深げに言った。
「まあ、若干1名、一人何もしなかったヤツがいるけど〜」
なびきが口を挟む。
「オ、オレはっ」
口ごもる乱馬を見てあかりが助け舟を出した。
「良牙さまのスタンプラリーが成功したのは、早乙女くんが良牙さまを自宅まで送ってくださったからですわ」
「まぁ、今日のところはエンジェル・あかりちゃんの言葉に免じてやるか。乱馬くんも猫嫌いを直したら?」
「むっ無理・・・それだけは」
慌てる乱馬に爆笑が起こった。
476新不了情11:2010/07/25(日) 10:19:26 ID:w5+PfAps
パーティーの後、あかりはあかねの部屋で一緒に休むことにした。
「ねえ、明日神社で縁日があるんだけど、あかりちゃんも一緒に行かない?」
「わあ、縁日ってすごく久しぶりかも。でもせっかくなのに浴衣がないわ・・・良牙さまに見せたかったな」
「お姉ちゃんのを借りればいいよ」
「本当? 嬉しい! 早く明日にならないかなぁ」
「あかりちゃんて本当に良牙が好きなのね」
「ふふ。カツ錦には悪いけど・・・お留守番をしてもらおうかな」
そんなやり取りをしながら二人は眠りについた。
次の日、浴衣を着たあかねとあかりは、乱馬と良牙と共に縁日に行った。
夕闇の中にぼんやりと浮かぶ露店の光、ひらひらと水槽を泳ぐ金魚たち、人々のざわめき。
全てが夏の終わりにふさわしかった。
浴衣姿のあかねとあかりは、その美しさから通行人の目を集めた。
中にはあからさまに声をかけようとする男もいたが、乱馬と良牙の姿を見ると皆すごすごと退散した。
「あかりちゃん、少し疲れた?」
歩みが遅れがちなあかりを見て、あかねが声をかけた。
「ごめんね。向こうの境内で少し座ってもいいかしら?」
「あかりちゃん、大丈夫ですか? オレ何か飲み物を買ってきます!」
「ついてってやるよ。迷子になられたら困るからな」
乱馬と良牙は一緒に走り去った。
境内は縁日の人通りから外れたところにあり、虫の音が聞こえるほど静かだった。
「あかねちゃん、ごめんね。せっかくの縁日なのに」
「ううん。でも、大丈夫?」
「ええ、少し休めば大丈夫よ」
力なく笑うあかり。ちょうちん薄明かりが浴衣の白地に反射して、あかりのはかなげな美しさが際立った。
あかりちゃん、きれい・・・あかねは同性なのに思わず見とれてしまう。
そんな時、突然あかりが口を開いた。
「あかねちゃん。実は私9月から入院するの」
「!」
唐突なあかりの言葉に、あかねはひどく動揺した。
477新不了情12:2010/07/25(日) 10:21:13 ID:w5+PfAps
「にゅ、入院て・・・ あかりちゃん、どこか悪いの?」
「・・・まだ詳しくは分からないんだけど、ちょっと長期になりそうみたい」
「良牙くんは知ってるの?」
「いいえ、今日これから言おうと思ってるの。悪いんだけど、二人が戻ってきたら、良牙くんと二人っきりにさせてもらえないかな」
あかねは胸の動悸を抑えながらやっとの思いでうなずいた。
「ねえねえ、彼女たち、オレらと遊ばない?」
「二人ともかわいーねー。すぐそこに車があるんだけど、これから街に繰り出さない?」
ヤンキー風の男二人が空気を読まずに近づいてきた。
「いや、いーです」
そっけなく答えるあかね。
「怖い顔しちゃって〜 ちょっとだけでいいのに」
一人の男が馴れ馴れしくあかりの肩をつかんだ。
「しつこい!!」
あかねは怒りを爆発させ、ヤンキー二人は空の彼方へ飛んでいった。
「おい、あかね。何かあったか?」
「ああ乱馬。今しつこい男の人を退治したところ」
「あかねちゃん、かっこよかったわ!」
「二人とも大丈夫でしたか?!」
遠くから良牙の声が近づいてくる。
はあはあと息をはずませた良牙は、あかりにジュースとりんご飴を差し出した。
「これ買ってるうちに乱馬とはぐれちゃって・・・」
「わぁ。りんご飴! 私初めて。良牙さま、ありがとう」
「おめー一人でここに戻ってこれるなんて・・・本当に方向音痴が直ったんだな〜」
乱馬がしみじみと言った。
478新不了情13 ※微エロ:2010/07/25(日) 10:22:25 ID:w5+PfAps
「乱馬。ちょっとあっち行かない?」
あかねは乱馬の手を取ってあかりに目配せした。
途端にギシっと固まる乱馬。
「えええ。なんだよ仕方ないな〜」
「もう、いいから行くの!」
あかねは乱馬を引っ張りながら離れていった。
(あ、あかね、どんどん人気がない方向へ・・・)
何も知らない乱馬は気もそぞろだ。
あかねの方は、あかりの入院のことで頭が一杯で、ひたすら歩みを速めていた。
我に変えると、二人は雑木林の中にいた。
「あれ、こんな所まで来ちゃった。そろそろあかりちゃんたちのとこに戻ろうか」
「えっ、おい」
「あかりちゃん、良牙くんに大切な話があるみたいだから二人っきりになりたいって」
「何だよ。そういうことなら早く言えよ」
淡い期待をへし折られた乱馬はがっかりした。
「話って別れ話かよ」
「ちっ違うわよ! もっと大切な・・・」
浴衣姿で目をうるませて乱馬を見上げるあかね。
(か、かわいい・・・)
乱馬は自分を抑えきれず、いきなりあかねの唇を奪った。
「!」
何か言いたげなあかねだが、乱馬の情熱的なキスで口は完全にふさがれてしまった。
乱馬の舌はあかねの舌をとらえ、どんどん奥まで侵入してくる。
不意打ちの口付けで苦しそうに身をよじるあかねの姿は、乱馬の征服欲をかきたてた。
乱馬はあかねの首筋に口を移し、浴衣の襟に沿って舌を這わせた。
「きゃっ 乱馬・・・ちょっと、ダメだって」
あかねはかすれた声で抗議する。
「お前が悪いんだぞ・・・」
言いながら襟の中に手を滑らせてあかねの胸をまさぐろうとした。
「っ! ばかっ!!」
あかねの鉄拳が飛び、乱馬は数メートル先の木の幹に突っ込んだ。
「乱馬のばかっ! 来月からあかりちゃん入院するんだよ! こんなことしてる場合じゃないでしょ!」
あかねは真っ赤になって怒る。
「入院?」
「それを良牙くんに言うために二人っきりにして欲しいって頼まれたの! それなのにあんたと来たら・・・」
「・・・なんでい。早く言えよな」
こんな寸止めをされた乱馬の方こそ泣きそうだった。
479新不了情14:2010/07/25(日) 10:23:38 ID:w5+PfAps
次の日。
良牙は天道家を引き払った。
「良牙くん、なんか元気ないわね。あかねと離れるのがそんなに寂しいの?」
縁日から帰ってから終始無言の良牙は、なびきのツッコミにも力なく笑い返すだけだった。
「お姉ちゃん!」
あかねはなびきを睨んだ。
(かわいそう。あかりちゃんの入院が相当ショックなのね)
「あの、良牙くん・・・ もし良かったらあかりちゃんが入院する間、また居候していいのよ。ここの方が病院にも近いし」
「あかねさん、ありがとうございます。・・・もし良かったらぜひそうさせてください」
全てを悟ったなびきは、乱馬の方をチラリと見た。

「ねえ、乱馬。最近何か怒ってない?」
「別に」
このところ乱馬は毎晩あかねの部屋に入り浸っていた。残り少ない夏休みを課題の消化に充てるためである。
「そう・・・ なら良いけど」
(良くねぇ、ぜんっぜん良くねぇ・・・)
乱馬は許婚の姿を横目で盗み見た。入浴後のあかねからシャンプーの匂いがただよう。
透き通るような肌。長いまつげ。縁日の時口をつけた筈の首筋。そして何かの拍子に揺れる形の良い胸。
「ここがxとして、yは・・・」
そんな乱馬の気持ちを知らず、あかねは一心不乱に課題に取り組んでいる。
「できたっ! やった! 課題制覇!!」
笑顔で自分を見るあかねに、乱馬の鼓動は強まった。
「おい、あかね。自分だけ終わらせやがってずりーぞ」
「何よ、乱馬なんか、あたしのを写すだけじゃない」
「おれだってなぁ、やれば出来るんだよ!」
ああまただ、おれたちはいつになったらもう一歩先に進めるんだろう。
今年の夏こそは、あかねを抱きたかったのに、訳の分からん弱点の克服だのにかまけてなかなか前進できなかった。
乱馬はフゥっとため息をついた。
それに明日からはまた良牙がやってくるから、あかねと二人っきりの時間はなかなか取れなくなるだろう。
何となくあいつとあかねを同じ屋根の下で過ごさせるのが嫌なんだよな・・・
480新不了情15:2010/07/25(日) 10:24:48 ID:w5+PfAps
新学期の始まりとともに、あかりは入院し、良牙は天道道場にやってきた。
良牙は毎日あかりの入院先に顔を出した後、土木関係のアルバイトをやっているようだ。
肝心のあかりの病気は、小康状態を保っていた。
あかねは出来るだけあかりのお見舞いをし、天道家で良牙が明るく過ごせるよう骨を折った。
師走も近づいた頃、あかりは一時退院を許可された。
その日は天道家でささやかなお祝いをした。
あかねの焼いたクリスマスケーキに、かすみの自慢料理が並ぶ。
「みなさま、本当にありがとうございます。私のためにここまでしてくださって」
涙を浮かべて喜ぶあかりを見て、天道家一同は温かくも切ない気持ちになった。
「なんか、あかりちゃんって色々やってあげたくなっちゃうんだよね〜 このアタシでさえも」
なびきが言うと
「おい、後で金請求すんじゃねーぞ」
乱馬が茶化す。
この頃には皆あかりの病名を知っていた。
骨髄ガン。
それがあかりの病名だった。
今は薬で抑えているが、いつ病魔が猛威を振るい始めるかは分からない。
(あかりちゃん、すっかり細くなっちゃったな・・・)
あかねは胸が痛んだ。そして片時もあかりの傍を離れない良牙を見つめた。
(強いな、良牙くんは・・・)
481新不了情16:2010/07/25(日) 10:25:37 ID:w5+PfAps
時は過ぎ、乱馬とあかねは高校3年生になった。
あかりの病状はほぼ落ち着き、去年の末からずっと自宅療養をしている。
あかねは進路を決め、短大へ進学するために受験勉強を始めた。
乱馬は進学する気はないらしく、修行に邁進している。
良牙は土木関係のアルバイトを続けながら、毎日あかりの家を見舞っていた。
そんな6月のある日、珍しく良牙が天道家にやってきた。
皆に挨拶を済ませると、モジモジしながら「実は、頼みごとがあって・・・」と言った。
「頼みごと? いくら出せるの?」
「お姉ちゃん!」
なびきの一言を、すかさずあかねがけん制した。
「じ、実は、オレ・・・先週誕生日だったんだ」
「まあ、おめでとう」
まぶしい笑顔で返すかすみ。
「それで、オレ・・・ あの、運転免許をとりたくて」
思わず全員「すざっ」と後ずさりをした。
現在は極端な方向音痴が直ったとはいえ、過去の良牙を知る一同が驚くのも無理はない。
「オレ一人だとあんまり自信なくて・・・方向音痴はほぼ直ったとはいえ」
「免許は一応持ってるからな〜(ペーパーだけど) 早乙女くん、どうだね?」
「いや・・・こんなトシで通える自信ないですわ」
「乱馬くんはまだ17歳だから無理よね」
一斉にざわつく面々。
「いや、もちろん。一緒にやってくれる人の教習代は半額オレが持つつもりだ」
その一言で全員の目つきが変わった。
「このトシになっても教習所行けるなんて、チャンスじゃないか〜」
「早乙女君、さっき通うのは無理だと言ったばかりじゃないか」
「半額? みみっちい。全額よこしなさいよ」
「なびき、いい加減になさいな」
「乱馬は17歳だから無理よね」
「何度も言うなぁ!」
一向に意見がまとまらず、くじで決めることにした。
「あっ! 当たった! 嬉しい〜 良牙くん、また一緒にがんばろうね!」
喜ぶあかね。
「ケッ!」
乱馬は明らかにふてくされていた。
482新不了情17:2010/07/25(日) 10:26:44 ID:w5+PfAps
次の日、あかねと良牙は学校帰りに教習所へ行くことにした。
申し込みを済ませて講習のスケジュールを確認する。
「良牙くんは、いつ頃まで合格したい?」
「オレは、できれば夏までには・・・」
「じゃあ7月中を目標に設定すると・・・ 毎日3時間は講習を受けなきゃダメね。帰るの遅くなるし、またウチに居候する?」
「そんなに何回も甘えていいんですか?」
「何言ってるの。いいに決まってるじゃない。・・・それにしても、何で突然免許が欲しいと思ったの? アルバイトの関係?」
「いや、最近あかりちゃんの体調がいいから・・・どこか連れてってあげたくて。電車だと移動がキツイだろうし」
顔を赤らめて話す良牙。あかねの胸が心なしかざわつく。
「良牙くん、本当にあかりちゃんのことが大切なんだね」
「いえ、自分はっ!」
茹でダコのようになった良牙の姿は、男性ながらとても可愛いかった。
その日の夜。あかねの部屋。
乱馬はじゅうたんに寝そべって教習本をめくっている。
「お前よ〜 本当に毎日良牙と教習所に通うつもりか?」
「何よ、悪い?」
「べっつに」
「ヤキモチやかなくても大丈夫よ。良牙くん、あかりちゃんのために免許取りたいんだって。いいよね。そういうの」
あかねはふっと遠くを見つめた。

夏休み間近。
毎日マジメに教習所通いをして、仮免も通り、とうとう本試験の日。
学科試験を終えたあかねと良牙は、今か今かと合格発表を待っていた。
電光掲示板に合格者の番号が流れる。
「やった! 良牙くん! わたし合格した!」
「オレもだ! やった! あかねさんのお陰です!」
いくつか問題を落とした良牙は、不合格だろうと勝手に想像していため、ことのほか喜びが大きく、思わずあかねに抱きついた。
「ちょっ! 良牙くん、痛いよ」
「わぁ、オレとしたことが! あかねさん、すみません!」
必死に謝る良牙にあかねは笑いかけた。
「早速みんなに報告しよう! 帰ってお祝いだね」
「すみません、オレ、帰りに車見て行きたいから、今日はいいです」
「えっ・・・ そっか、そうだよね」
あかねは少し寂しくなった。
一人で天道家に帰ると、かすみが出迎えてくれた。
「あかね、おめでとう。あれ、良牙くんは?」
「なんか、車買いたいって言ってたから途中で別れたの」
「そう・・・ 良牙くんの分もお料理作ったのに、残念ね」
そんなかすみの言葉を聞いていると、あかねは何だか泣きたくなった。
483新不了情18:2010/07/25(日) 10:27:38 ID:w5+PfAps
あかりが再入院になったという知らせが届いたのは、その翌日だった。
病院にかけつけた乱馬とあかねは、病室の前で良牙に会った。
「良牙くん、せっかく免許取って車も買ったのに・・・残念だったね」
「・・・」
うつろな目をする良牙を見ると、あかねの心は痛んだ。
「ねえ、良牙くん。今日はうちに泊まらない?」
あの寂しい家に良牙を一人で帰すのがしのびない。
「大丈夫です。あかねさん、ありがとう。ちょっと一人になりたいんで」
「そう・・・」
乱馬はうつむくあかねと良牙の姿を、落ち着かない気持ちで眺めていた。

「おまえな、ちょっと入れ込み過ぎじゃないか?」
病院からの帰り道、乱馬はあかねに言った。
「何よ。友達があんなことになってるのに見過ごせって言うの?」
「違う。今回のことは良牙たち二人の問題だ。あかねが割って入る必要はない」
「そんなの・・・ 分かってるよ」
「分かってねーな」
「そんなこと、ないもん・・・」
あかねの目に涙が広がり、乱馬は慌てた。
「ちっ違う。オレはお前を泣かせたいんじゃなくて・・・」
お前と良牙二人の結びつきが強くなっていくのが怖いんだ、素直にそう言えない乱馬はしどろもどろになりながら言葉を探した。
「乱ちゃん、なんや辛気臭そうやな。ウチでお好み焼きでもどうや?」
突然の声に振り向くと、買い物袋を持った右京が立っていた。
「おお、ウっちゃん、久しぶ・・・」
そこまで言った乱馬は、
「乱馬! これからうちでご飯食べるある!」
「まあ、今日は私の家の豪華ディナーにご招待しますわ!」
いきなり現れたシャンプーと小太刀にグシャリと踏み潰された。
484新不了情19:2010/07/25(日) 10:29:15 ID:w5+PfAps
夏休みが始まったが、相変わらずあかりの容態は思わしくなかった。
薬のせいか、髪の毛がどんどん抜けていく。
それでも、お見舞いに来た人には笑顔を見せ、相手を気遣った。
そんな彼女を見るにつけ、良牙の心は不安で一杯になった。
今日も乱馬とあかねが見舞いに来た。
「あかりちゃん、今日はいかが?」
あかねは明るく笑うとベット脇の椅子に腰掛けた。
「今日も暑いのね・・・」
あかりがつぶやく。
「そうね。何日か暑い日が続くみたい」
あかねはにっこりと笑った。
「2年前にみんなで行った湘南の海、また行きたいな」
あかりがポツリと言った。
良牙はハッとした。あかりが何かをしたいと言い出すことなんて、これまでなかったのだ。
いや、自分には気を遣っていえなかったのかも知れない。
「行きましょう! 海へ!」
突然大きな声で良牙が叫んだ。
「オレ、先生に聞いてきます」
良牙は駆け出した。
少しすると担当医とあかりの母親、良牙が入って来た。
「あかりちゃん、海に行きたいんですって?」
母親が静かに聞いた。
「ええ、前にあかねちゃんたちと行った湘南の海を見たいわ」
「でも、今のままだと難しいんだよ。分かってくれるね」
諭すように医者が言う。
「でも・・・もう少し状態が落ち着いたら、日帰りでのプランを考えてもいいよ」
ワァっと歓声が上がった。
「先生、分かりました。私がんばります。がんばって治療します」
あかりが柔らかくも強い口調で言った。
1週間後、医師の許可が下り、あかりはワゴンタイプの良牙の車で湘南の海へ向かっていた。
日に当たるのは20分以内、あとは屋根の下で過ごすという条件つき。その他もこまごまとした医師の指示があったため、乱馬とあかねが付き添った。
「お外に出るの、久しぶり」
あかりは華やいだ声を出した。
海につくと、思ったより人出が多く、4人はやっとの思いで海の家に入った。
「気持ちいい・・・ 海の風ってこんなに気持ちいいんだ。海の匂いってこんなだったんだ」
あかりが噛み締めるように言う。
そんなあかりを優しく見つめる良牙。
乱馬とあかねは気を利かせて二人にさせた。
浜辺を歩くあかねは、遠くで寄り添う二人を見ると涙がこみ上げ
「神様って残酷・・・」
と独り言をいった。
突然「乱馬! あかねさん!」と良牙が叫ぶ声が聞こえた。
あかねの心臓が早鐘のように鳴る。
良牙の元に駆け寄ると、あかりが血を吐いて倒れていた。
485新不了情20:2010/07/25(日) 10:30:19 ID:w5+PfAps
どうやって病院まで帰ったのか覚えていない。
救急車を呼んで、救急病院へ行って・・・あかりが元の入院先に戻ったのは午後10時頃だった。
「今は大丈夫、落ち着いたみたい」
あかりの母親が涙を浮かべながら言った。
「すみません。オレのワガママのせいで・・・こんなことにっ!」
良牙の目に涙があふれた。
「良牙さま、泣かないで」
病室からか細い声がする。
「私、今日一日本当に楽しかったの。今日のために少しがんばり過ぎちゃったから・・・疲れが出ただけなのよ」
こんな時にもいたわりあう二人の姿を見ると、あかねの涙は止まらなかった。
「あかね、もう泣くな。家に帰ろう」
乱馬はあかねの手を引くと、病院を後にした。

次の日からあかりは面会謝絶になった。
何度病院に行っても「面会謝絶」と味気なく書かれた札がそっけなくかかっている。
「今日も会えなかった・・・」
あかねは力なく天道家の門をくぐる。
「あ、あかね」
玄関にオロオロしたかすみの姿があった。
「つい今さっき、あかりちゃんの病院から電話があって、容態が急変したらしいの・・・」
「!」
あかねは声にならない声を上げた。膝がガクガク震える。
「何してんだ! 行くぞ!」
どこからか現れた乱馬が、あかねを抱くと、壁や屋根を乗り越えて一目散に病院を目指した。
486新不了情21:2010/07/25(日) 10:31:02 ID:w5+PfAps
病室に着くと、良牙とあかりが押し問答をしていた。
「ねえ、良牙さま、お願い。前に縁日で良牙さまが買ってくれたりんご飴が食べたいの」
「そんな・・・こんな時に」
「お願い。わたし、良牙さまにわがまま言うの今までガマンしてたの。今、すごく・・・あのりんご飴が食べたいのよ」
「いや、それは今度また・・・」
「お願い。どうしても食べたいの」
あかりの目から涙がこぼれる。
「クソッ じゃあすぐ行ってくるから!」
病室を飛び出した良牙を乱馬が追う。
「おめー、どこで縁日やってるか分かってるのか?」
「知らん!」
「とにかく、オレに着いて来い!」
二人は家々の屋根を飛び越えながら一目散に走って行った。
一人残されたあかねは、すっかり生気のなくなったあかりの顔を見た。
「あかねちゃん?」
絞り出すような声であかりは続けた。
「ねえママ、少しあかねちゃんと話がしたいの」
あかりの両親がそっと席を外した。
487新不了情22:2010/07/25(日) 10:31:37 ID:w5+PfAps
「ねえ、海で倒れたときの私、みっともなかった?」
苦しそうに呼吸をしながらあかりが聞く。
「そんなこと・・・ないわ! あかりちゃんはいつも可愛いもの。あたしなんかよりずっとずっと」
「でも、やっぱり・・・あかねちゃんには、かなわないわ」
「そんなことない! あたし素直じゃないし・・・ どうやったらあかりちゃんみたく男の人とうまく行くのか分からないもの」
「男の人が・・・暗い時には笑わせて、悲しんでる時にはなぐさめてあげるの。辛い気分の時には抱きしめてあげて・・・・・・・・・私、もっと良牙さまにやってあげたかった」
それを聞くとあかねは堰を切ったように泣き始めた。
「あかねちゃん、ねえ泣かないで。これから私が言うことを聞いてね」
あかりの呼吸はもう絶え絶えになっている。
「良牙さまは、まだあなたのことを愛してるわ。私には分かるの。だから・・・良牙さまをお願い・・・」
そこまで言うとあかりは目を閉じた。
「お母様! 先生!」
あかねはびっくりして叫んだ。
あかりの両親と医師が入ってくる。
「だい・・・じょうぶ・・・ パパ、ママ。私を生んでくれてありがとう。幸せ・・・だった」
目をつぶったままそう言うと、あかりは動かなくなった。
「昏睡状態だ。ご家族以外は病室を出て下さい」
医師の声が遠くに聞こえた。

良牙はりんご飴を手にやっと病院に戻ってきた。
しかし病室の前で泣き崩れるあかねを見ると、真っ青な顔でドアを開けた。
そこにはあかりの体にすがって泣く両親の姿があった。
「あかりちゃん! あかりちゃん! 目を覚ますんだ! お願いだよ・・・」
あかねは咆哮にも似た良牙の叫び声を聞くと、自分も嗚咽を漏らした。
あかねに寄り添う乱馬も泣いていた。
488新不了情23:2010/07/25(日) 10:32:36 ID:w5+PfAps
あかりの死後、何もかもが変わってしまった気がする。
良牙は一人でふらりと旅に出たきり、姿を見せなくなってしまった。
あかねはいつも物思いにふけっていて、家にこもりがちになった。
乱馬は日々の日課である修行をこなしながらも、そんなあかねが心配でたまらなかった。
ある晩、天道家は珍しく乱馬とあかね二人きりだった。
なびきが生まれるときに世話になった人の子供が結婚するとかで、式場が遠いため皆一泊で旅行に行ったのだ。乱馬の両親も知り合いらしく、みんな総出で出かけていった。
八宝菜は毎度のごとく下着ドロボーか何かのために家を空けている。
居間には乱馬がつけたテレビの音だけが響いていた。
「乱馬・・・」
いつの間に自室から降りてきたのか、あかねが静かに入ってきた。
「おう、どうした、あかね?」
乱馬は少し空々しいぐらい陽気な声を出した。
「話が、あるんだけど・・・」
「なんだぁ?」
「出来れば、私の部屋で・・・ ここだとおじいさんが戻ってくるかも知れないし」
あかねの部屋に着くと、あかねはベットに腰かけ、乱馬は椅子に座った。
家中がいやに静かで、乱馬は落ち着かなくなった。
「お前、最近練習さぼってただろー?」
「ええ・・・心配かけてごめんね」
「良牙も、あれ以来見ねえけど元気なのかな」
「まだ・・・落ち込んでるみたい」
その言葉に驚いて乱馬は立ち上がった。
489新不了情24 ※エロ描写あり:2010/07/25(日) 10:33:46 ID:w5+PfAps
「お前、良牙に会ったのか?!」
「どうしても・・・心配で、一度手紙を出したんだけど・・・ 昨日、良牙くんの家に行ったの」
あかねは青ざめた顔で下ばかり見ている。
「何でおれに言わないんだよ!」
「・・・ごめんね。乱馬」
「な、なんだよ。どうせやましーことないんだろ。んな深刻に謝るなよ」
それを聞くと、あかねはポロポロと涙をこぼした。
「ごめんね。乱馬。・・・許婚、解消して欲しいの・・・」
唐突に放たれたその言葉。乱馬は理解ができずにただただ息をのんだ。
「おい、何言ってるんだ? それはつまり・・・」
「あたし、良牙くんの傍にいたいの」
あかねはゆっくりと目をあけると、濡れた瞳で乱馬を見つめた。
「!?」
あまりに強い衝撃に、乱馬は目を見開き肩で呼吸をした。
「つまり・・・良牙のことが、おれより好きだってのか?」
「分からない。同情だけかも知れない・・・ でもあたし、もう乱馬といられない」
「おい、良牙に何かされたのか?」
乱馬はあかねの肩をつかんで強く揺さぶった。
その力強さに、あかねは息が止まりそうだった。
(あかねが、こんなことを言うってのは、良牙と何かあったんだ、もしかして良牙に抱かれたのか?!)
乱馬の頭の中は嫉妬と怒りで爆発しそうだった。
(許さない、あかねを抱いていいのはおれだけだ!)
乱馬はあかねのシャツを引きちぎった。
あかねの悲鳴が響く。
「ちがう! 乱馬落ち着いてっ!」
「うるせえ!」
乱馬の力に勝てるはずもなく、あかねはベッドに押し倒された。
下着も引き裂かれ、露わになる両胸を、あかねは必死に手で隠した。
「やめて! 乱馬お願い!!」
乱馬は、懇願するあかねの口を自分の唇でふさぎ、両手を押さえ込んだ。
そしてスカートに手をかけると下着もろともビリビリと破いた。
白くつややかな肌に浮き上がる汗。そして、あかねの薄桃色の乳首を見た途端、乱馬の理性はふっとんだ。
夢中で胸にむしゃぶりつき、ひたすら乳首に舌を這わせる。
「! いやぁ!」
体をくねらせながら抵抗するあかねの姿が乱馬の脳髄を刺激する。あかねの悲鳴ですら扇情的だ。
「お願い、乱馬やめて! お願い! 良牙くんは何もしてない!」
それを聞いた乱馬はのぼせた頭が沸騰寸前になった。
「別の男の名前なんか呼んでんじゃねーよ!!」
怒鳴ると、あかねの股間に無理やり自身をあてがい、一気に挿入しようとした。
490新不了情25:2010/07/25(日) 10:34:45 ID:w5+PfAps
「痛い!」
激痛にあかねは叫び、腰を引いた。
「痛がってもやめねーぜ! おれはずっと我慢してたんだ! それをあっさり他のヤツに・・・渡せるかっ!」
もう一度あかねへの侵入を試みようとしたとき
「バシャ!」
突然水がかけられ、乱馬は女になった。
「こらっ 乱馬! 嫌がるおなごを無理やり襲うなどとは、弟子の風上にも置けぬぞ!」
窓から現れた八宝菜だった。
「てめーは黙ってろ!」
体中が火のようになったらんまは、八宝菜に向かって行った。
しかし女の体では歯が立たず、天道家の庭にひどく体を打ちつけ、気を失った。
二人が戦っている間に衣服の乱れを直したあかねは、気絶したらんまに駆け寄った。
「乱馬、ごめんね」
涙でぐちゃぐちゃになった顔でつぶやくと、らんまを背負って歩き出した。

らんまを背負って泣きながら夜の街を歩くあかね。
商店街に入ると右京のお好み焼き屋の前で立ち止まった。
ガラガラと店の引き戸を開けると、右京の驚いた声が響いた。
「乱ちゃん、どうしたん?」
「・・・」
無言で気絶したらんまを下ろすあかね。
「あかねちゃん、何かあったん?」
「・・・ごめんね。何があったかは聞かないで。一晩乱馬を預かって欲しいんだ」
「えっ・・・ええの? あかねちゃん」
「うん。考えたんだけど、こんなこと、右京にしか頼めないような気がするんだ」
「ウチは大歓迎やけど・・・」
終始うつむいているあかねの表情が読み取れず、右京はあかねの顔を覗き込んだ。
「どないしたん! なんでそないに泣いとるん?」
「ご、ごめ・・・ とにかくお願いね!」
必死にそれだけ伝えると、あかねはお好み焼き屋を後にした。
491新不了情26:2010/07/25(日) 10:35:18 ID:w5+PfAps
2年の歳月が流れた。
良牙は、あかりの三回忌の法要に出席していた。
法要が終わり参加者が帰った後も、良牙はなかなかあかりの墓前を動けずにいた。
(あかりちゃん、一周忌に来れなくてごめんな。あの時まだ気持ちの整理がついてなくて・・・ まだ君がどこかにいるような気がして・・・)
スーツ姿の良牙は2年間にあった色々なことを、あかりに報告した。
「良牙くん・・・」
自分を呼ぶ声に振り向くと、喪服姿のあかねが立っていた。
「あかねさん!」
良牙は嬉しそうに声をかけた。背丈は変わらぬものの、ぐんと大人びた姿のあかねに、良牙の胸は高鳴った。あれ以来髪を伸ばしているのか、長い髪が鎖骨あたりでちらちらと風に踊っている。
「久しぶりね」
そう言ってほほえむ笑顔は、どこか無理をしているようだった。
あかねは、あかりの墓に花をたむけると、長い間手を合わせていた。
「あかねさん、本当に久しぶりですね。大学生ですか?」
「ええ、来年卒業なの。保育士になるんだ。出来れば道場で子供教室みたいなのをやりたいの」
「あかねさんらしいですね」
二人は自分たちの近況を話し合った。
「もう夕方ね。良牙くん、良かったらうちに来ない?」
「天道道場か〜 ずいぶん世話になったな。皆さん元気ですか?」
「え、ええ」
心なしか、あかねがたじろいだようだった。
「とにかく、ウチでご飯食べて行ってよ」
「お言葉に甘えさせていただきます」
492新不了情27:2010/07/25(日) 10:36:19 ID:w5+PfAps
2年ぶりに見る天道家は、ずいぶんと様子が変わっていた。
主な手入れは行き届いているのだが、ところどころ壁が傷んでいたり、電球がチカチカ瞬いたりしている。
それに誰もいない。大家族だった面持ちは微塵もなく、家中ガランとしていた。
「ごめんね。びっくりしたでしょ・・・ これからお料理作るから」
カットソーとデニムスカートに着替えたあかねは、エプロンをつけて台所に立った。
「あの、みんな今日はいないんですか?」
「うん・・・ 今は誰もいないんだ」
何となく気詰まりになった良牙は、上着を脱ぐと、腕をまくった。
「玄関の電球、切れてたみたいだから、取り替えてきます」
「うわぁ、ありがとう良牙くん! お願いしていい?」
「お安いごようですよ。何なら、他に気になる所も修理しますよ」
「じゃあ、道場の方でちょっとお願いしたい所があるんだけど・・・」
そんなやり取りをしながら、良牙とあかねは家中を回った。
終わると二人は向かい合って食卓についた。
「おっうまい! あかねさん、また腕を上げましたね」
「ありがとう。誰かのために作るのって久しぶりだから、嬉しいわ」
「え? 久しぶりって・・・ 家族の人はどうしたんですか?」
「かすみお姉ちゃんは結婚したし、なびきお姉ちゃんは大阪の大学に行ったから、あまり帰って来ないの。お父さんは先週屋根を直そうとして足を折っちゃって・・・今東風先生のとこに入院してるの」
「それで・・・あの、乱馬は・・・」
良牙の質問が核心をついた。
「うん・・・あのね。何て言ったらいいのか・・・」
あかねの声の調子が暗くなったのを見て、良牙はすかさず
「ああ、ヤツのことだから修行か何かでしょう?」
と言った。
あかねはそれ以上何も言わず、二人はノロノロと箸を動かした。
493新不了情28:2010/07/25(日) 10:37:32 ID:w5+PfAps
「良牙くん、ビール飲まない?」
食事が終わると、あかねはビールとおつまみを出してテーブルに並べた。
「いや〜 うまい! やっぱり夏はビールですね!」
良牙は美味そうにジョッキを傾けた。
あかねはグラスで少しずつ飲んでいる。
杯を重ねるうちに、あかねの顔にほんのり赤みが差した。
「あのね、良牙くん・・・ 私、乱馬との婚約、解消したの」
「えっ!? なんでまた・・・?」
あまりの驚きに良牙の目が丸くなった。
「この何年かで、ちょっと色々あって。ダメになっちゃった・・・」
あかねはわざと明るく言うと、無理をして笑顔を作った。
「そんな簡単にダメになるようだとは思いませんでしたが・・・」
「全面的に私が悪かったんだけどね」
「そんな、今度乱馬に会ったら殴ってやります!」
「ううん。本当に私が悪かったの。殴るなら私にして欲しいぐらい」
「そんな、おれがあかねさんを殴るわけないじゃないですか」
二人はクスクスと笑った。
一息つくと、あかねが言った。
「良牙くんが家中を直してくれてホッとした。私じゃどうしても手が届かなくて・・・ 古い家だからあちこち傷んでたのよね」
「たいしたことないですよ。また何かあったら言って下さい!」
にっこり笑う良牙を見て、あかねの顔が赤らんだようだった。
「もう一つだけ、お願いがあるの・・・」
「どこですか?」
無邪気に聞き返す良牙に、あかねは真っ赤になって下を向いた。
そして胸に手を当てると消え入りそうな声で言った。
「ここ、私の・・・ ・・・ずっと良牙くんを待ってたの。」
「?!」
良牙は驚いてぽかんとした顔になった。
「ここ、埋めてもらえないかな?」
切れ切れに言うあかねの顔は上気していて、とても色っぽい。
「そんなこと言ったら・・・ おれどうなっても知らないですよ」
「どうなっても、いいよ。良牙くんとなら・・・」
494新不了情29:2010/07/25(日) 10:39:10 ID:w5+PfAps
良牙があかねを抱き寄せたのと、あかねが良牙の胸に飛び込んだのと・・・どちらが早かったか分からないぐらいだった。
無言で抱き合う二人。
良牙はあかねの唇に口をつけると、ゆっくりと舌を入れた。
あかねの舌も応えるようにうごめく。良牙の下半身は硬く膨張していった。
良牙はもどかしそうにあかねの服を脱がせると、自分の服も剥ぎ取った。
畳の上に横たわるあかねの姿を、障子越しの夕日が柔らかく照らす。
高校時代よりもたわわに実った両胸。そして小さなピンク色の乳首。
その綺麗な突起に舌を這わせると、あかねは小さく身震いして顔をしかめる。
「あんっ! くぅ・・・」
自分の愛撫に合わせて反応するあかねの声に、良牙は我を忘れた。
あかねの足を開き、中心に舌を滑り込ませると、そこは既に熱と潤みを帯びていた。
「りょ、良牙くん、汚いよ・・・」
「そんなことない、あかねさんのココ、すごくキレイです」
良牙の舌はあかねの小さな蕾を見つけると、ねっとりとそれをからめとり、軽く吸い上げた。
あかねの体がビクンと波打つ。
その悩ましげな肢体に、良牙は耐え切れず、あかねの秘部に肉棒をあてがい、一気に突き進もうとした。
「痛い!」
「えっ?!」
突然の悲鳴に良牙の頭は混乱した。あかねが処女だとは思っていなかったのだ。
「あかねさん、も、もしかして、初めてですか?」
「・・・」
あかねは真っ赤になって目をうるませている。
「すみません、オレが下手すぎて・・・」
「違うの! ごめん・・・あたし、初めてなの・・・」
顔をそむけながら言うあかねの姿に、良牙の頬は更に熱くなった。
「じゃあ、最初は指で慣らしましょう・・・」
「大丈夫。我慢できるよ・・・」
「いえいえ、おれはあかねさんに感じて欲しいんです」
にっこり笑うと、良牙はあかねの中心部に手をあてがい、小さく屹立した蕾を指で柔らかくなぞった。
「あかねさん、すごく・・・濡れてますね」
「いや、恥ずかしい!」
「恥ずかしくない、かわいいですよ」
言いながら少しずつ指を入れて行った。
「んふぅ・・・」
「痛いですか?」
「ううん、大丈夫」
「ほら、入ってますよ。あかねさんのココにおれの指が・・・」
「あン!」
良牙の指が感じる点を刺激したのか、あかねの体が跳ねた。
「良牙くん、もう、あたし・・・っ」
腰をくねらせるあかねを見た良牙は、これ以上我慢が出来なくなった。
495新不了情30 ※エロ(前スレエロマークつけ忘れました):2010/07/25(日) 10:40:40 ID:w5+PfAps
「あかねさん、おれもう限界。入れますよ」
「うん、良牙くん、来て・・・」
少しずつ自身を沈めていきながら、良牙はせまりくる快感に暴走しそうだった。
あかねの中は吸い付くように良牙の肉棒をとらえ、進むたびに絡み付いてくる。
「くっ! あかねさんの中、まだ半分しか入ってないのに、すごくイイです・・・」
「まだ・・・半分なの」
潤んだ目を閉じ、息を乱れさせながら言うあかね。
「ほら、今全部入りましたよ」
「!!」
「痛いですか?」
「だ、大丈夫・・・」
「本当ですか?」
「うん。良牙くんのだもの・・・」
それを聞くと、良牙の下半身が切なくわなないた。狂おしいほどの欲情に、良牙は堪らず腰を動かし始めた。
「あ、あん、あぁ」
あかねのあえぎ声と、お互いが腰を打ち付ける音が響く。
「あかねさん、気持ちよすぎ・・・ おれもうダメかも」
「良牙くん・・・嬉しい」
涙を浮かべながらも必死に耐えるあかねを見た途端、良牙はこらえきれずに、絶頂を迎えてしまった。
「ごめん・・・あかねさん。おれ中に出しちゃった・・・」
「いいのよ、私も、気持ち良かったし・・・」
「もし子供が出来たら責任取りますから!!」
ガバッとあかねの肩を抱く良牙。
「ふふ、良牙くんらしいね」
そう言って笑いながら自分を見上げるあかねを見ると、またしても良牙の欲望がムクムクと頭をもたげた。
「あの・・・もう一回・・・やっても・・・痛くないかな?」
「・・・そんなに気持ちよかった?」
そう言って良牙の頬にキスをした途端、あかねはまた畳の上に押し倒された。
「ちょっと、ごめん・・・良牙くん、少し背中が痛いんだけど・・・ 布団敷かない?」
「すみません。もう我慢できない・・・」
良牙はあかねに覆いかぶさると、熱い口付けであかねをがんじがらめにした。
再度あかねの体がほてり、息が上がると、二人はまた繋がった。
「あかねさん、背中が痛いなら、こうしましょう」
良牙は特徴的な歯を見せて笑顔を作ると、くるりとあかねの上半身を起こした。
「んあっ・・・ ふっ深いよ・・・良牙くん」
「これで背中痛くないでしょ?」
「で、でも・・・」
「やっぱり痛いですか?」
「ううん、さっきよりは痛くないし・・・何ていうか変になっちゃいそう・・・」
のぼせた顔で恥ずかしそうに答えるあかねを見ると、良牙は押さえがきかなくなり、激しく腰を動かし始めた。
「あ、あぁ、いや・・・あン」
あかねの甘い声は、良牙を無我夢中にさせた。
「良牙くん、何か・・・来るの・・・どう・・・しよう」
「あかねさん、一緒にイキましょう・・・」
「あぁぁん!」
二人は同時に果てた。
496新不了情31:2010/07/25(日) 10:42:00 ID:w5+PfAps
その夜、二人は何度も交わった。
まるでこれまでの時間を埋めるかのように。
朝を迎え、あかねは良牙の胸の中で目を覚ました。
「あの・・・乱馬とは何で・・・何もしなかったんですか?」
遠慮がちに聞く良牙。
「タイミングが合わなかったのもあるし、色々あって・・・」
目をふせるあかね。
「一番の原因は、私が良牙くんを好きになっちゃったからだと思う」
「えっ!?」
良牙はびっくりした。
「そんな、いつから?」
「多分・・・高2の夏休み・・・かな。だって、料理の特訓中、良牙くんいつも私の料理を・・・ためらわず食べてくれたじゃない」
「えっ・・・そうだったかな」
「すごく、嬉しかった。私の料理が上達したのは、良牙くんのお陰だよ」
「そんな、おれの方向音痴が直ったのだって、あかねさんや、あかりちゃんの力で・・・」
「・・・ほんとに、楽しい夏だったね。あんなに自分のことに集中したの、最初で最後かも」
共通の夏の思い出。一つは楽しく、もう一つは悲しかった。
「私、あかりちゃんとのこと、応援してたんだけど・・・どんどん良牙くんが好きになっていっちゃって・・・ダメだよね。たくさん人を傷つけた・・・」
あかねの瞳から涙がこぼれた。
「あかねさん、泣かないで。おれがずっと傍にいますから」
良牙はあかねをぎゅっと抱きしめた。
「私のせいで、みんなバラバラになっちゃった。すごく寂しくて・・・良牙くんも全然顔見せてくれないし・・・」
「すません! おれ、あかねさんに会う資格なんてないと思って」
「なんで・・・?」
「だって、おれ・・・あかりちゃんがいなくなって、抜け殻みたいになってて・・・ そんな時あかねさんがウチに来てくれて・・・あの時抱きしめてくれたあかねさんに、そのまま全て甘えてしまいそうだったんだ」
「良牙くん、あの時私が抱きしめても全然反応がなくて、悲しかった・・・」
「ち、違うんです! おれ、自暴自棄になってて・・・あかねさん抱きしめられて、初めて生きるってことを実感したんです」
良牙はまっすぐな目であかねを見ながら話す。
「どん底から救ってくれたあかねさんに、これ以上迷惑をかけたくなくて・・・」
「・・・そうだったの」
「おれが今生きてるのは、あかねさんのお陰なんだ」
そう言うと、良牙はあかねに深く口付けた。
497新不了情32:2010/07/25(日) 10:42:43 ID:w5+PfAps
朝食を食べると、あかねと良牙はあかりの墓に行った。
黙って手を合わせると、さぁっと風が吹いた。
懐かしい声が二人を包む。
「良牙さま。あかねちゃん」
辺りを見回すと、いつぞやの占い師が少し離れた木の下に立っていた。
占い師はにこにこしながらゆっくりとベールを取った。
「あかりちゃん!」
二人は同時に叫んだ。
あかねと良牙に手をふると、あかりはふっと姿を消した。
「お幸せに・・・」
二人の頭の中に直接話しかけるように、あかりの声がした。
498新不了情33:2010/07/25(日) 10:45:01 ID:w5+PfAps
お墓からの帰り道、早雲に着替えを届けるためにあかねと良牙は連れ立って東風先生の診療所へ行った。
あかねが早雲を見舞っている間、一人待合所で待つ良牙。
そこにつかつかと歩み寄る女がいた。
「バチーン!」
突然激しいビンタをくらい、良牙は驚いてマジマジと女を見つめた。
「う、右京?」
そこには、髪をショートカットにして少し大人びた右京が立っていた。
「あんた、何さらしとんねや!」
「えっ??」
「『えっ』やない、この何年間、あかねちゃんをほっぽっといて、何してたん?」
「いや・・・」
「あんなただっ広い家に、あかねちゃんだけ置いて・・・ あかねちゃん、ずっとあんたのこと待っとったんやで!」
待合室がどよめく。
「ちょっ、ちょっと右京!」
階段の上から二人の様子を見たあかねが走り寄る。
「右京、ごめん。良牙くんと話して・・・これから一緒に暮らすことにしたの」
「えっ!」
「ごめんね。後でゆっくり報告しようと思ったんだけど」
それを聞くと、右京は顔を赤らめ、作り笑いをした。
「いやー。そんならそうと早う言ってくれたら良かったんや」
べしべしと良牙の肩を叩く。
「ほんなら、うちも報告があんねん。来月から『お好み焼きうっちゃん』の本店を大阪に出すことにしたんや。もちろん乱ちゃんも一緒に連れてくで!」
「おめでとう! 念願の自社店舗なんだ!」
「せやで〜 やっぱり1号店は本場に作らんとな。そういう訳で、乱ちゃんのことは気にせんとき! パンダ夫婦にじじいもおまけで面倒見たってるわ! それに今日はお義母さんの湿布薬取りに来ただけやから、いらん心配せんでもええで!」
言いながら走り去り、最後は捨て台詞のようになった。
遠ざかる右京を見ながら、あかねと良牙は顔を見合わせてにっこり笑った。
499新不了情34:2010/07/25(日) 10:46:16 ID:w5+PfAps
あかねの卒業後、二人はすぐに結婚した。
良牙は天道道場の跡継ぎとなり、午前中は黙々と修行に取り組み、午後は師範として門下生を鍛えた。
あかねのお腹の中には既に子供がいて、家事をしながら少しよろけるだけで、良牙と早雲に大げさに心配されていた。
そんなある日、良牙宛てに大きな小包が届いた。
箱には「親展。良牙以外絶対中を見るべからず」と汚い字で書かれていた。
「乱馬の字だ・・・」
あかねはすぐに気づいた。
指示通りに良牙は一人裏庭で包みを開けた。
中には大きな壷と手紙が入っていた。

「良牙へ
 出来ちゃった結婚なんて、単純バカのお前らしいな。
 無性に腹が立つけど、一応お祝いしとくぜ。
 同封の壷は男溺泉一人分だ。
 むかつくけど、お前にやるぜ。
 おれは既に完全な男になってウっちゃんと仲良く暮らしてるから気にするな。
 ちなみにウっちゃんの料理は超絶うまいんだぜ。うらやましいだろ。
 ま、単純なやつ同士、仲良くやれよ。

 P.S
 おれが2年もガマンしたのにな・・・心底お前に腹が立つぜ!」

汚い字で書きなぐられた手紙を見て、良牙は笑った。
そして、壷の蓋を開けると、中の水を勢い良くかぶった。

(了)
500名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 15:32:37 ID:ql14n3oN
長編乙、そしてGJ!
いらんツッコミかもだけど、八宝「斉」だよw
501名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 18:34:28 ID:nbqAtlGD
GJ!大分切ないけど楽しめました
乱馬の器の小ささがリアルで涙…
502名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 19:36:52 ID:ZD5kjaUp
GJ
リアルな話で良かったです
503名無しさん@ピンキー:2010/07/25(日) 19:55:43 ID:O5wJLlj8
これは良いものを…
素直で優しいのが、あかねと良牙の本質なのかもね
504新不了情作者:2010/07/26(月) 09:58:24 ID:ocXvyRKH
>>500
GJありがとうございます!
今読み返すと、誤字脱字の多さにヘコんでます(^_^;)

>>501
乱あ好きなので、乱馬×あかね ENDにしたかったのですが・・・
各人の性格を考えると、こんな最後になっちゃいました。

>>502
あまり想像力がないので、こういうリアル系しか 書けなくて・・・
こういう感じで良かったら、次回作にも挑戦したいです!

>>503
そうなんです。原作(アニメはリアルタイムじゃなかったからあまり見てないです)
の設定だと、2人ともかなり素直でかわいいですよねw

こんなに長いものを読んでもらえるか心配でしたが、GJ頂けて嬉しいです。
題に使った「新不了情」は自分が好きな香港映画です。
切ないラブロマンスですが、興味あれば見て下さい・・・

皆さんも良い夏を過ごしてくださいね!
505名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 14:06:55 ID:auNZuBcH
GJ
切ないけどすごく引き込まれた
506名無しさん@ピンキー:2010/07/26(月) 21:21:55 ID:kXAfeqbv
gj
良牙×あかねに目覚めましたw
原作じゃ一、二を争う美少女なのに変人としか扱われてなかった、
あかりが可愛く書けてて良かったです
507名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 16:11:46 ID:rz910MDp
これまた乱馬がざまぁーすぎる結末だな…
508名無しさん@ピンキー:2010/07/27(火) 19:05:45 ID:dtsWlcXS
乱馬があかねをむりやり、ってところで
乱馬が泣いてるという脳内妄想をしたらちょっときたわ…
509名無しさん@ピンキー:2010/07/28(水) 22:38:05 ID:A0LYXvQ/
乱あ好きだけどこういうのもいいね
510名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 20:39:29 ID:+13vqhpt
わろた
511名無しさん@ピンキー:2010/08/03(火) 07:40:06 ID:WT1uOTyd
らんま萌えスレより
>929 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/01(日) 18:01:10 ID:dhYApmIo0
>うん、らんまをお妃にしようとする展開が観たかったな
>負かしたらんまにジャコウ王朝の秘術掛けられて
>心身ともにお妃にされかかるらんま
>
>お互い永遠の愛を誓いそうになるところで、あかね達乱入とか

これ見て想像してみたけど、
ヤっちゃってから正気に戻って絶望…みたいなのもいいよね!!
512名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 02:17:38 ID:ZA6DpI9d
テスト
513名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 09:46:23 ID:z4s4nv3x
新不了情作者です 

色々な人からGJもらえて嬉しいっす。
調子に乗って良牙×あかね もう1作UPします(また長い)
嫌いな人は飛ばして下さいませ
※原作初期の雰囲気を重視したけど、失敗したかも。
規制中なので携帯でゆっくりUPします。
514蛇進盤1:2010/08/14(土) 09:49:03 ID:z4s4nv3x
良牙は自分が招いた事態にひどく困惑していた。
目の前には放心したようなあかねの顔。
その顔がみるみる赤くなる。
(とうとう・・・言っちまった・・・)
良牙の心は不安と後悔ではち切れそうだった。

その日は、何の変哲もない一日だった。
Pちゃん姿の良牙があかねの部屋でくつろいでいると、あかねが足音も荒く部屋に戻ってきた。
(あかねさん・・・また乱馬とケンカしたのかな)
良牙が見ている前で、あかねはクッションやぬいぐるみに八つ当たりを繰り返している。

「何よっ どうせ・・・」
そして突然手をめると今度はクッションを抱きしめた。
「Pちゃん、そんなにあたしって、魅力ないかな」
つぶやいたあかねの目には涙が光っている。
「プギ!!」
良牙は、ちぎれるぐらいに首を振った。
「ふふ、ありがとうPちゃん」
優しく笑って良牙を抱きしめるあかね。
その目からは後から後から涙が溢れ、良牙の頭に滴り落ちた。
そのままベッドに横になったあかねは、ひとしきり泣くと静かに寝息を立て始めた。
夕暮れどき、あかねは部屋をノックする音で目を覚ました。
「だれ? 乱馬?」
「あかねさん、おれです」
「良牙くん? 久しぶりね。でも、こんな所でどうしたの?」
あかねはドアを開けると、泣きはらした目を照れくさそうにこすった。
「旅から帰ってきてたんだね」
無理に笑顔を作るあかねに、良牙の胸は痛んだ。
「乱馬と何かあったんですか?」
「何でもないわ。いつもの言い合い。ダメだね。ケンカばっかりで」
目をふせるあかね。
「もっとしっかりしなきゃね。無関係な良牙くんまで心配させちゃって」
その言葉に良牙はカッとなった。
「無関係じゃない」
うなるように言う良牙。
「ど、どうしたの? 良牙くん」
「おれはずっと前から、あかねさんのことを・・・好きだったんだ!」
良牙はこぶしを握り締めながら絶叫に近い声で言った。
515蛇進盤2:2010/08/14(土) 09:51:21 ID:z4s4nv3x
(やばい・・・とうとう言っちまったぜ!)
みるみる赤くなるあかねの顔。
無言の時が続く。
「あの・・・あかねさん、困らせてごめん!」
いたたまれず立ち去ろうとした瞬間、あかねが口を開いた。
「良牙くん・・・ありがとう」
顔を赤らめて言うあかね。
「へっ」
良牙の心臓の鼓動がこれ以上ないぐらいに速まった。
「すごく・・・びっくりした。でも、ありがとう。今まで全然気づかずにごめんね」
(もしかして、もしかして、脈ありか?)
良牙の心にほのかな期待が生まれた瞬間
「わたし・・・乱馬のことが好きなの。ごめんね」
あかねの言葉が無残にも突き刺さった。
(やっぱり・・・そうだよな)
良牙は深い落胆にうなだれ、消え入りそうになった。
そんな良牙を見たあかねは、一生懸命言葉を探す。
「良牙くんはお友達として、好きっていうか・・・何度か危ない所を
助けてもらって・・・良牙くん、すごく純粋だし、かっこいい男の子だと思う・・・
 でも私には乱馬がいて・・・もし最初に出会ったのが良牙くんだったら、
私きっと良牙くんを好きになってたと思う・・・」
自分が放つ言葉が更に良牙を打ちのめしていることを、あかねは知らない。
「おれ・・・旅に出ます」
良牙はうつろな目でそう告げると、あかねの部屋を後にした。
516蛇進盤3:2010/08/14(土) 09:53:15 ID:z4s4nv3x
良牙は天道家を飛び出し、めくらめっぽうに走り出した。
そしてとある山中に着くと、泣きながら獅子咆哮弾を繰り返し放った。
気力が尽きると、その場にへたりこみ、シクシクと泣き始めた。
「暗い!」
突如背後から杖で頭を叩かれ、良牙は振り向いた。
そこには長く白いあごひげを蓄えた痩せた老人が立っていた。
「お前さん、若いというのに・・・その暗さはなんじゃ?」
「か、関係ねえだろ!」
人がいるとは思っていなかった良牙は、あわてて両手で涙をぬぐった。
「おぬし、何か大変辛いことがあったようじゃの」
「うるせえ!」
「まあ落ち着け。とにかく・・・お前さんがやたらめったらに放った気のおかげで
ワシは出てこれたんじゃ。礼を言うぞ」
「出てこれた・・・?」
「おぬしが開けた風穴の先を見てみい」
「ほこら・・・」
「そうじゃ。ワシは昔からこの山に住む仙人だったんじゃが、以前いたずら狐に谷底のほこらに閉じ込められての。
100年近くあそこにおったんじゃが・・・そのうちに土砂崩れでほこらは埋まるし、ヒマでヒマで適わんかったぞ」
「出られたならもういいだろ。おれは一人になりたいんだ」
「話を聞け。礼にそなたに良いものをやろうと言うとるんじゃ」
老人はたもとから懐中時計のようなものを出した。
「これは蛇進盤(じゃしんばん)といって時間を遡れる時計じゃ。心残りがあった時点に戻って本懐を遂げれば
 その過去の時点から再びやり直すことができるんじゃ」
「・・・そんな話信じると思うか?」
「信じるか信じないかはおぬし次第じゃ。そうそう、過去で過ごせる時間は10日間のみと限られておる。
本懐を遂げぬまま10日が過ぎた場合、否応なしに元の世界に戻らされる。そしてその10日間のことは全てなかったことになる。
細かい使い方はこの手引書を見るが良い」
そう言うと、老人はゆっくりと空に浮かび上がった。
「さらばじゃ」
良牙は夜空に消えて行く老人を呆然と見つめていた。

翌日、良牙は山中で目を覚ました。
疲れてそのまま眠ってしまったらしい。
「変な夢を見たな」
伸びをする手の中に違和感があった。
「蛇進盤・・・」
良牙の手に、昨日仙人らしき男からもらった懐中時計が光っていた。
一見普通の懐中時計だが、蓋に立派な銀の蛇が二匹装飾されていて、かなり持ち重りがする。
(まさか、本当に過去に戻れるのか?)
考え込んだ良牙の心に、昨日のあかねの声が響いた。
「もし最初に出会ったのが良牙くんだったら、私きっと良牙くんを好きになってたと思う・・・」
良牙は、時計の蓋を開くと、無我夢中で叫んだ。
「時計よ、乱馬とあかねさんが出会う前に、おれを運んでくれ!」
突然深い闇と強い光が同時に襲って来たような感覚がして、良牙は気を失った。
517蛇進盤4:2010/08/14(土) 09:55:32 ID:z4s4nv3x
「あれ? 子豚じゃない。気絶してるのかな」
聞きなれた愛しい声に良牙は目を覚ました。
目の前に傘をたたんでしゃがむあかねがいた。どうやら、一雨来た後らしい。
(あ、あかねさん、髪が長い・・・)
ブタの姿の良牙は思わずフガフガと鼻を鳴らせた。
「あ、起きた。まあ、泥だらけ。擦り傷もあるわね。うちで手当てしてあげる」
あかねは優しくほほえむと、良牙を抱いて天道家の門をくぐった。
(ここは・・・天道家か)
状況が分からず、慌てて周りを確認する。
すると夕食の仕度をしていたかすみが台所から出てきた。
「お帰り、あかね。まあどうしたの、その子豚ちゃん」
「道端で拾ったの。泥だらけだし、傷もすごいから、お風呂で洗って手当てしてあげようと思って」
それを聞くと、良牙は「ピギー!」とジタバタした。
「どうしたの? 大人しくしてなさい」
「暴れん坊の子豚さんね。そうそう、ちょうどお風呂が沸いた頃だから、あかねも一緒に入っちゃいなさい」
かすみがにこやかに笑う。

天道家の風呂場。
「もう、そんなに暴れないでよ。悪いことしないから。・・・そんなにお風呂が嫌なの? 鍵かけちゃうわよっ」
脱衣所に鍵をかけると、あかねは自分も服を脱いだ。
そして必死に手足をばたつかせる子豚を無理やりつかむとお風呂に入った。
「いい加減に観念なさい!」
あかねは子豚を抱いたまま湯船に飛び込んだ。
しかし、子豚は沈んだままなかなか出てこない。
「あれ、子豚ちゃん、どうしたの?」
あかねがお湯の中を探っていると、
「ブハァ!」
息が続かなくなった良牙が、たまらずお湯から上半身を起こした。
「へ・・・っ」
固まるあかね。
「ワァー!! すみません、あかねさん! おれ何も見てないからっ!」
良牙は必死に壁の方を向くと、両手で目を隠した。
「・・・」
あかねは茫然自失のままゆっくりとお湯から出ると、のろのろと服を着て脱衣所から出ていった。
しばらくすると、
「キャー!!」という絶叫がとどろき、「どうした、あかね!」早雲らしき人物の声も聞こえ、家中が大騒ぎになった。
良牙は脱衣所に置いてあった道着を手早く着ると、皆が騒ぐ方へ走った。
「お風呂に痴漢が出たの! 重しつけて沈めてやる!!」
興奮して庭石を持ちあげようとするあかねを皆が止めていた。
「あの・・・」
良牙が恐る恐る声をかける。
「あんた、誰よ」
なびきがけげんそうに聞いた。
「おれ・・・良牙ですけど・・・」
518蛇進盤5:2010/08/14(土) 09:57:30 ID:z4s4nv3x
数分後、天道家の居間にて。良牙の対面に早雲、かすみ、なびき、あかねが座っていた。

「君・・・なんでうちの道着着てるの? 入門生だっけ?」
「すみません。脱衣所に置いてあったから勝手に・・・」
「お父さん、何をのんきな! 私こいつに裸見られたのよ!」
鼻息も荒く怒るあかねに、良牙は激しく首を振った。
「おれ、本当に・・・目つぶってたから何も見てなくて・・・」
「どーだかっ!」
「でも、ブタが人になるなんて、本当にびっくりね」
かすみのノンビリした声が続く。
「あなた、どこから来たの?」
なびきが尋ねる。
(こ、これは・・・本当に過去に来てしまったようだな・・・信じられない)
良牙は目の前に繰り広げられる出来事が信じがたく、自分の頬をつねった。
「どこから来たのか聞いてるじゃない?」
あかねがギロリと目を向ける。
こんな表情をされたことがない良牙は、半泣きになっていた。
「あらあら、良牙くん泣きそうよ。あかね、不可抗力だったんだから、あまり怒っちゃ可哀相よ」
かすみがオロオロとフォローする。
「おれ、ちょっと今家に帰れない事情があって・・・」
「まさか、家出?」
「ち、違います! ただ、家に帰る方法が(方向音痴で)分からなくて」
「えっ? もしかして記憶喪失?」
「いや、違うんだ・・・でも、帰っても親はいないんです。あの、それよりちょっと聞きたいんですが、今日は何年の何月何日ですか?」
突拍子もない良牙の問いに、天道家一同はぽかんとした。そして全員が良牙から背を向けると
「ねえ、この人病気じゃない?」
「水をかけるとブタになる体質の上に、精神的にもアレだなんて・・・不憫ね」
「道端で気絶してたってことは行き倒れってことだな。身寄りもないみたいだし。このまま放っといても良いものやら」
「少し・・・うちで面倒見てあげましょうか?」
「あたしは嫌よ!」
声をひそめているつもりなのだが、みんな良牙に筒抜けである。
「す、すみません、迷惑だろうし、おれもう行きます」
いたたまれずに逃げ出そうとした所で、早雲に止められた。
「君、今日泊まるところはあるのかね?」
「いえ・・・でも・・・おれ」
「いいから。困った時はお互い様だ」
早雲がほほえむ横で、あかねはフンっと鼻を鳴らした。
519蛇進盤6:2010/08/14(土) 09:59:18 ID:z4s4nv3x
「お父さん、どういうつもり? あんな男をうちに引き込んで!」
良牙が客間に入った途端、あかねは早雲に食ってかかった。
「あかね。気がつかなかったかい。あの身のこなし。あの子は相当の手練れだ。お風呂で体を見なかったのかい?」
「バッ、バカ言わないで! 見てないわよ!!」
「とにかく、彼が来たのはおあつらえ向きだった」
早雲は茶をすすると、一息ついて話始めた。
「来週の土曜、以前からお前たち三人に紹介したいと思っていた早乙女親子がうちにやってくる」
「初耳なんだけど。誰それ?」
なびきがクールに反応する。
「父さんが修行時代に苦楽を共にした親友だ。彼には乱馬君という一人息子がいてな」

「じゃあ、ちゃんとお迎えする仕度するわね」
ゆったりとした口調でかすみが言う。
「・・・それで、その息子とお前たち三人のうち誰かが結婚してくれたら、わが無差別格闘流も安泰という・・・」
そこまで話すと、姉妹三人の顔つきが変わった。
「また勝手にそんなこと決めて・・・」
「私はイヤよ。まだ高ニなのに、一人の男に縛られるなんてまっぴら」
「私だって願い下げよ!」
「まあ聞きなさい。私だって乱馬君に道場を継がせるかどうか決めた訳じゃない」
「じゃあ何よ?」
「良牙君と勝負させてみて、勝ったらまあ、乱馬君の強さが証明される訳だ」
「何言ってるの! そもそもあいつがそんなに強くなかったらどうするのよ!」
「そうかな〜 お父さんの目に狂いはないと思うけどな〜」
「もう、お父さんたら軽いんだから!」
憤慨したあかねは部屋を飛び出して客間へ向かった。
「ちょっと、あんた出てきなさい!」
良牙が驚いた顔でふすまを開ける。
「道場に来て私と手合わせしなさい!」
「えっ?」
目をぱちくりする良牙は、あかねに引っ張られて道場に連れ出された。
(あかねさんと手合わせだなんて・・・どうしたらいいんだ)
考えあぐねているうちに、あかねのパンチとキックが飛んできた。
反射的に避ける良牙。
「ちょっと、よけてばかりじゃなくて、打ってらっしゃいよ!」
「無理だ! あかねさんに向かって打つなんて!」
良牙は困った顔で攻撃を交わし続けた。
「やっぱり、私が思った通りだ」
戦う二人の姿を見てひとりごちる早雲。
攻撃が続くあかねの息が上がる。
その隙を狙って、良牙はあかねの両手首をつかんだ。
あかねの動きが止まる。
「本当におれ・・・困るから」
良牙は弱りきった表情でまっすぐにあかねを見つめた。
「・・・」
あかねはなぜか目をそらせず立ち尽くす。
「あっ、ごめん。痛かったかな」
慌ててあかねの手首を放す良牙。
「もういいだろう、あかね」
早雲はあかねの肩の上に優しく手を置いた。そして、
「良牙君と言ったっけ。君、なかなか見所があるから、好きなだけうちに居ていいよ」

ホクホクしながら言った。
520蛇進盤7:2010/08/14(土) 10:01:04 ID:z4s4nv3x
良牙は客間で布団に寝転がると、昨日からあった色々なことを心の中で整理しようとした。
昨日おれはあかねさんにフラれた・・・そして山で奇妙な仙人に出会った。
そして・・・そうだ蛇進盤!
良牙は立ち上がった。
勢い良くふすまをあけた途端、
「あかねさん・・・」
そこにはあかねが立っていた。
「これ、あんたの荷物でしょ? ブタの横に落ちてたやつ」
「ああ! 助かった。探してたんだ!」
素直に喜ぶ良牙に、あかねのとがった表情が少し緩んだ。
「あんた、何で私の名前知ってるの?」
「ぐっ・・・それは・・・(どう説明したらいいんだ?)」
しどろもどろになる良牙に、あかねは笑いかけた。、
「あんた、名前なんて言ったっけ?」
「響・・・良牙です」
「良牙・・くんか。あんたも『あかねさん』って呼んでくれるんだから、あたしも「くん」ぐらいつけなきゃダメよね」
初めて微笑んだあかねを見て、良牙はほっとして涙がこぼれそうだった。
「ちょっと、どうしたの?」
「いえ、違っ・・・なんだかおれ、安心して・・・」
もう二度とあかねの笑顔が見られないと思っていた良牙は、涙をこらえるのに必死だった。
「もう、泣きたいのは私よ! あーあ。男の人と一緒にお風呂に入っちゃうなんて」
「す、すみません! でも、本当におれずっと目を閉じてたから・・・」
「もういいのよ。分かったから」
あかねは少し恥ずかしそうに笑うと、客間を後にした。
(かわいい・・・ クソ〜 風呂場で見ておけば良かった〜!!)
良牙は悶々としながら再度布団に寝転がった。
「おれ、本当に乱馬とあかねさんが出会う前にタイムスリップしたんだな。
 そうだ! 手引書も読まずに蛇進盤を使っちまったが・・・」
良牙はリュックの中から手引書を取り出した。
「長いな・・・なになに、『この時計は一度きりしか使えませんので悪しからず。また、過去の時間軸で本懐を遂げられなかった場合、
時計の短針と長針が重なった時点(10日後)で元の時間軸へ戻されます。また、その10日間の出来事は全て無かったこととなります』・・・と。
まあこれはあのじいさんから聞いた通りだな」
良牙は手引書のページを繰った。
「『本懐を遂げるとは? 本懐の遂行については、かなり細かい規定がありますので悪しからず。
  具体的事象・・・
  ・失せ物の場合:紛失物を拾う、もしくは無くさない。
  ・失敗した難関がある場合:その難関を完全に乗り越える。(科挙や試験等の場合は合格すること)。
  ・事故や怪我の場合:身に起こった危険を完全に回避する』
・・・ち、本当に細かく書いてやがる」
ため息交じりに読み進む。
「『抽象的事象・・・
  ・他人の心を傷つけた過去を取り消したい場合:相手に対する不用意な言動を完全に封じること。
  ・失恋した相手と復縁したい場合:相手と心を通わせた後に愛ある交接(性交渉)をすること』・・・ブッ!・・・な、なに〜?!」
良牙は目を向いて口をパクパク開けた。
何度も手引書に目を走らせる良牙。しまいに「性交渉」の文字だけが目に留まるようになってしまった。
「性交渉って・・・あかねさんと? 無理に決まってる! ああ、さっきお風呂で襲っちまえば・・・
いや、それだと『愛ある交接』にはならんか」
様々な考えが一気に湧き出し、良牙は眠れぬ夜を過ごすハメになった。
521蛇進盤8:2010/08/14(土) 10:04:27 ID:z4s4nv3x
翌日、朝食中にあかねが口を開いた。
「良牙くん、朝に骨つぎ屋さんに連れてってあげるわ。記憶が戻る手がかりになるかも知れないし」
良牙は必要以上にうろたえながら、あかねの顔を見た。
「あかね、いつの間に良牙君と仲良くなったんだ? 乱馬君のことも忘れちゃだめだぞ」

早雲が口を挟む。
良牙は「乱馬」という言葉にぴくりとなった。
「あの、乱馬はどこに・・・?」
「来週の土曜にうちに来るはずだけど・・・君、なんで乱馬君のこと知ってるのかね?」

「(しまった。何て言えばいいのか・・・ええい!)おれ、中国の呪泉郷ってとこで乱馬に蹴落とされて、変な泉に落ちて
こんな体になってしまったんです」
「じゃあ、乱馬君に復讐でも考えてるのかね?」
「いえ、ただ、やつとはライバルだから・・・色々決着をつけたくて」
それを聞いた早雲はニヤリと笑い(やっぱり、乱馬と良牙、強い方を跡取りにしよう)と自分勝手なことを考えていた。
朝食が終わり、良牙はあかねについて天道家を出た。
良牙はギクシャクとあかねの横を歩く。
あかねはそんな良牙など意にも介さぬ様子で足を止めた。
「じゃあ、良牙くん、そこを右に曲がってまっすぐ行くと小乃接骨院だから」
「えっ おれ・・・(一人じゃたどり着けないかも)」
「大丈夫。強いけど優しい先生だから。ちょっと時間早いけど、ちゃんと連絡入れておいたし」
そう言うとあかねは学校に向かって走って行った。
一人取り残された良牙は、早速道に迷ってしまった。
闇雲に歩き回り、いくつか角を曲がるうちに高校の正門らしき所に出た。
「天道あかね、覚悟!」
「このおれと清い交際を!」
「交換日記から始めてください!」
「もうっ遅刻しちゃう!!」
良く見ると、正門の中が修羅場と化していた。男子生徒たちの群れの中、一人あかねが戦っている。
「あかねさん!」
良牙は反射的に飛び出すと、集まった男子を全てねじ伏せた。
あかねが少しイライラしながら近づいて来る。
「余計なことしないで良牙くん! どうしたの? 骨つぎ屋さんは?」
「(あかねさん、怖い・・・)あ、あの・・・それより、この騒ぎは?」
「二年に変わった先輩ががいるんだけど・・・、私と交際する人は私より強くなきゃいけないって言い出して・・・
毎朝本当にうっとうしいんだから。私、男なんか大っ嫌い」
はぁっと大きなため息をもらすあかね。
「ふ、ふ、ふ、天道あかね。負ければ私と交際するのだ!」
九能が空気を読まず、悠然と現れた。
「私は誰ともつきあいません!」
あかねが声を張り上げる。
「あの・・・九能もおれが倒していいかな?」
先ほどあかねに怒られたため、おずおずと尋ねる良牙。
「良牙くん、なんで九能先輩のこと知ってるの?」
「う! それは・・・」
「とにかく、私が相手するからいいわよ。毎朝の日課みたいなもんだから・・・」
と言いながらあかねはポンと手を叩いた。
「そっか。ねえ、私、良牙くんがどれぐらい強いか、ちょっと見たいかも」
「えっ」
「昨日は全然本気出してくれないんだもん」
あかねが小声で言った。
「おい、きさま、あかね君に対して馴れ馴れしい!」
九能の声が二人の会話を遮った。
522蛇進盤9:2010/08/14(土) 10:07:15 ID:z4s4nv3x
「きさま、名は何と申す」
「響良牙だ」
「なぜあかねさんと親しい?」
「(どう説明しよう)・・・」
良牙がモゴモゴと口を動かそうとした時、あかねがきっぱりと言った。
「良牙くんは、うちの居候なんです」
「なに! きさま、あかねさんと一つ屋根の下に・・・許さーん!」
九能は竹刀を向けると、良牙に飛びかかった。
良牙はさっと避けると、九能のボディに重い一打を浴びせた。
「グフッ」
九能は苦しそうな声を漏らし、門の格子にめり込んだ。
その瞬間、校舎から歓声が上がった。
「すっげぇ、あの九能を一撃で倒しやがった。あいつ何者だろ?」
「あかねの彼氏かな。でも私服だし、ウチの生徒じゃないわよね」
「結構かっこいいじゃない。私三白眼フェチなんだ〜」
それぞれが放つ無責任な言葉に、あかねは少し慌てていた。
(まずい、九能相手につい本気を・・・)
良牙は生徒たちの言葉には全く気づかず、九能の元へ駆け寄ると、
「おい、大丈夫か?」と言った。
「大丈夫よ、それぐらい。医務室に行けば治るわ。ねえ、骨つぎ屋さんはどうしたの?」

「実は・・・道が分からなくて・・・」
「え? さっき道順教えたじゃない」
「・・・おれ、極端な方向音痴だから」
良牙はブルブル震えながら、搾り出すように言った。
あかねはため息をついたが、目は笑っていた。
「強いのに変な人ね。じゃあ学校帰りに一緒に行きましょう。今日の授業は午前中で終わりだし。
それに、居候続けるなら良牙くんもこの学校に通うかも知れないし、少し校舎を見て回ったら? でも迷子にはならないでね」
「はい・・・」
「とにかく、九能先輩を医務室に運ぶから手伝って」
医務室のベッドに九能を寝かせると、良牙はぼんやりと長いすに腰掛けた。
「おれ、ちょっと考え事したいから、少しここにいます」
「そう。じゃあ私、授業あるからもう行くわね」
あかねがいなくなると、良牙は黙って物思いに耽った。
(あかねさん、乱馬が来る前は毎朝あんな風に言い寄られてたのか・・・)
良牙は目を閉じた。
(それにしても、あと9日以内にあかねさんを抱くなんて・・・100%不可能だな。
おれ、この時代に何しに来たんだろ。あかねさんにフラれた時に言われた言葉を見事にそのまま受け止めちまったからな。
ほんと、情けねーよな)
持ち前の後ろ向きな考えが頭をもたげる。
(とにかく、あかねさんのお父さんは乱馬が来たらおれと戦わせるつもりらしいし・・・
 乱馬が来るのは来週だから・・8日後だな。よし。その果し合いが終わったら元の世界に戻ろう)
そう決心しながら良牙はウトウトとまどろみ始めた。
523蛇進盤10:2010/08/14(土) 10:08:31 ID:z4s4nv3x
良牙は殺気を感じて目が覚めた。
九能が竹刀を振り下ろした瞬間、良牙は強いアッパーを繰り出した。
「どんがらがっしゃん」
空に飛んでいく九能の姿に生徒たちがどよめいた。
「やっぱりコイツ、ただもんじゃね〜」
「すげーな。寝てても起きるなんて」
良牙は一瞬、自分がどこにいるのか分からなかった。
(ああ、あかねさんの学校の医務室か・・・)
「良牙くん、もうお昼よ。骨つぎ屋さんに行きましょう」
あかねと良牙はギャラリーをかきわけながら学校を出た。
「すみません、おおごとになっちゃって」
「別に謝ることないわよ。明日から平和な登校ができそうだし」
「?」
「良牙くんて、本当に面白いわね」
言いながら接骨院に着いた二人は、早速診察してもらった。
「う〜ん・・・どこも悪くはなさそうだけど・・・」
良牙の体をあちこちいじりながら、東風がつぶやいた。
「記憶が錯綜してるのなら、何日か落ち着いた環境でゆっくり過ごしたら治るかもね。

まあ僕が言えるのはそれぐらいかな」
「東風先生、ありがとうございました」
律儀にお礼を言う良牙に、東風が不思議そうな顔をした。
「あれ、君、なんでぼくの名前知ってるの? あかねちゃんから聞いた?」
「あたし、多分言ってないと思うけど・・・」
「イエ、あの・・・」
言葉に詰まる良牙を見て、東風は笑った。
「表の看板でも見たのかな。一応ぼくの名前が書いてあったよね」
「そ、そうです。看板を見て・・・」
良牙は汗をかきながら、おどおどと答えた。
「それにしても、あかねちゃんが男の子を連れてきたのなんて初めてだね。もしかして彼氏?」
「ちっ、違います! 良牙くんはうちの前で倒れてて・・・」
顔を赤らめて必死に弁明するあかねの姿は、良牙の心に寂しい風を巻き起こしていた。

「こんにちは」
その時、ガラガラと引き戸を開ける音がして、聞きなれた声がした。
「まあ、良牙くん、あかねと一緒にいたのね。帰りが遅いから心配してたのよ」
にこやかな笑みを浮かべたかすみだった。
「お姉ちゃん」
「あ、東風先生、あかねがいつもお世話になってます」
「ああ、きっきっ奇遇ですね。こ、こ、こんな所で」
いきなり挙動不審になる東風。
「今日はお借りしていた本を返しに来ましたの。あと、これ、お口に合うかわからないのですが・・・」
「ああ、これはマスクですね。口にぴったりだ」
「いえ、チーズケーキを焼いたので・・・」
微笑むかすみ。対照的にうつむくあかね。
すると待合室にいた老婆が突然診察室に入って来た。
「あんた、もう今日は帰った方がええ。命にかかわるぞ。かすみちゃんが来ると、診察にならんからの。東風先生も普段は名医なんじゃが」
老婆は良牙に耳打ちするとため息をついた。
524蛇進盤11:2010/08/14(土) 10:10:15 ID:z4s4nv3x
どうすれば良いのか分からず、あかねの顔をうかがった良牙はぎょっとした。
(あ、あかねさん、なんて辛そうな顔をしているんだ)
「あ、あかねさん!」
「なあに?」
「も、もう帰ろう」
「そう・・・ね。帰ろうか」
あかねは無理に笑顔を作った。
「お姉ちゃん、私、良牙くんと寄る所があるから先帰るね」
「そう? なるべく早く帰るのよ。それにしても、東風先生っていつも面白い方ねえ」

「・・・お姉ちゃんがいない時は、違うんだけどな」
その痛々しい笑顔は良牙の心をえぐった。
(あかねさん、乱馬が来る前は東風先生のことが好きだったのか・・・)
良牙はシュルシュルと音を立てながら縮んで行きそうだった。
「どうしたの? 良牙くん、行こ!」
力なく診察室を出るあかね。
帰り道、あかねと良牙は無言で下ばかり見て歩いていた。
(せっかく乱馬とあかねさんが出会う前の世界に来れたのに・・・全て八方塞がり・・・やばい、泣きそうだ)
良牙は思わず鼻をすすった。
「え、良牙くん、何でそんなに悲しそうなの?」
あかねが驚いて足を止めた。
「そ、そんなこと・・・」
「うそ、目が赤いわよ」
「あかねさんこそ・・・目が真っ赤です」
「な、何よ、いきなり」
「東風先生とかすみさんが話していた時と、同じ顔してる・・・」
あかねの表情が硬まる。
「も、もしかして、そんなに顔に出てた?」
あかねは両手で顔を覆った。
「どうしよう。誰にも気づかれてないと思ったのに・・・」
言いながらあかねの目からポロリポロリと涙がこぼれた。
「やだ・・ 止まらない。もうっ・・・良牙くんのせいよ!」
「あかねさん・・・」
「ご、ごめん。わたしちょっと一人になりたいかも。先に行ってて・・・」
あかねは良牙に背を向けると、道端のフェンスにつかまって肩を震わせた。
良牙はそんなあかねを放っておけず、その場に立ち尽くした。
「もう、先に行ってって言ってるのに」
涙混じりの声を聞いても、良牙は動かなかった。
元の世界でPちゃんだった時のように、良牙はいつまでもあかねの傍を離れなかった。


その晩、良牙は布団に寝転がりながらため息ばかりついていた。
(あかねさんが、あんなに東風先生を好きだったなんて・・・それを忘れるぐらいだから、乱馬の野郎のことも
 相当好きだってことだよな。・・・チクショウ。おれにはそこまであかねさんを惚れさせる自信は到底ないっ!)
良牙の胸は切なさに押しつぶされそうだった。
(万が一このままあかねさんを抱いたとしても、『愛ある交接』には程遠いだろうな・・・)
良牙は何度もついたため息をもう一つ漏らした。
(やっぱり、乱馬と戦ったらそのまま元の世界に戻ろう。果し合いの日まで邪念を捨てて修行に打ち込むぞ)
もう一度決意を固めると、目を閉じて眠りについた。
525蛇進盤12:2010/08/14(土) 10:12:58 ID:z4s4nv3x
土曜の昼下がり、通り雨が止んだあと、天道家にものすごい音が響いてパンダと女らんまが登場した。
待ち構えていた良牙はらんまに駆け寄った。
「乱馬、貴様、おれと勝負しろ!」
「え、お前、確か前のガッコの・・・響良牙だっ! 懐かしいな〜。でも何でここにいるんだ?」
「ふ、ふざけるな。おれは今、不幸のどん底なんだ!」
良牙は、乱暴にお湯をかけた。
「あちっ! 熱湯かけんなよ!」
湯気の中から現れた男を見て、天道家の一同は目を丸くした。
「今、女から男になったよね」
「そ、そうみたいだけど・・・」
「良牙くんと同じ変身体質なのかな」
ざわめく三姉妹を見ながら、パンダがプラカードを出した。
「私にもお湯。熱湯はイヤよ」
かすみがお湯を渡すと、あっという間にパンダが玄馬に変わった。
「早乙女君!」
「天道君!」
ひしと抱き合う早雲と玄馬。
「ちょっとちょっと・・・」
そんな二人をなびきがちょいちょいとつつく。
「ねえ、あの二人ケンカ始めそうだけど、いいの?」
「いかーん!!」
早雲が大声を出すと、今まさに戦いを始めようとした乱馬と良牙はピタリと止まった。

「きみたち、この家を潰すつもりかね? 乱馬君、まずは家長の私に挨拶ぐらいしたまえ」
「だって、こいつがイキナリ勝負しようって・・・」
「いいから落ち着きたまえ」
乱馬と良牙は仕方なく居間に座った。
「良牙君、呪泉郷で乱馬君に蹴落とされて変身体質になってしまったとは言え、短気は損気だよ」
早雲の言葉に、乱馬が噛み付いた。
「なっ、そんな覚えねーよ! いつの話だよ!」
かなり横柄な乱馬の態度に腹が立った良牙は、つい昔の思い出を口走った。
「ちょうど初夏の頃だ! あの時・・・お前はまだ三つ編みをしていなかった。そして道着姿でパンダと修行をしていたな。
しかもあの後おれはパンダのおじさんに、食われそうになったんだ。はっきり覚えているぞ!」
途端に固まる乱馬(と玄馬)。二人の表情を見て、一堂やれやれとため息をついた。
526蛇進盤13:2010/08/14(土) 10:14:23 ID:z4s4nv3x
「・・・ってことは、お前も変身体質なのか? もしかしてオレと同じで女になったりして・・・」
「残念ながら違うみたいよ」
なびきが冷静に答え、良牙に水をバシャッとかけた。
突如現れた黒ブタに、乱馬の表情は硬直した。
「ご、ごめ・・・ なんか・・・ 恨んで当然だな」
そんなことを言われて怒り心頭に達した良牙は、「ブキー!!」と手足をバタつかせた。

「とにかく。さっきは止めたが、明日正式に乱馬君と良牙君の果たし合いをやろうと思う。
 場所は風林館高校のグラウンドだ」
「おとーさん、うちが壊れるのがイヤなのね」
冷たく言い放つなびきに早雲はたじろいだ。
「仕方ないだろう。乱馬君も良牙君も、せっかく継ぐはずの道場がボロボロだとイヤだろう?」
「継ぐ(プギ)?」
乱馬と良牙が同時に声を発した。
「そう。おとーさん考えたんだけどね。やっぱり強い子がお婿に来てくれたら嬉しいかな〜って。だからぁ・・・」
「天道君、話が違うじゃないか」
玄馬があからさまに不機嫌そうな声を出した。
「だって・・・ うちの道場プラス娘を差し出すだもーん。これぐらいワガママ言ってもいいでしょ〜?」
「あのね。お父さん、私たち、誰も結婚するとは言ってないわよ」
なびきが遮った。
「そうよ。良牙くんはまだ16歳だし、乱馬くんなんて・・・」
「おれも16」
「ほら、私、年下はイヤよ」
「あら、じゃあ、あかねなら丁度同い年ね。あかねに決定っと」
「ちょっと、私に押し付けないでよ!」
そこまで聞くと良牙は、台所へ走ってお湯を浴びた。
「乱馬! あかねさんの許婚の座を賭けて、おれと勝負だ!」
「許婚って・・・お前、難しい言葉知ってるな〜」
「勝負するのかしないのか!」
「いいぜ〜 修行の成果を試したかったしな」
乱馬がポキポキと指を鳴らした。
「良牙くん、何言ってるの!?」
あかねは驚いて良牙の顔をマジマジと見つめた。
「あかねさん、おれは本気だ! おれが勝ったら今の恋をあきらめて・・・」
「え、え、え」
戸惑うあかねに皆の視線が集中した。
「あかね、好きな人いるの?」
「ち、違う、私・・・」
あかねは真っ赤になって頭を振った。
「なんか、おれ、乗り遅れてねぇ?」
乱馬がぼそっとつぶやいた。
「なーんか面白くねぇな。まぁとにかく、この勝負受けてやるぜ!」
そう言うと良牙の前に立ちはだかった。
527蛇進盤14:2010/08/14(土) 10:15:41 ID:z4s4nv3x
次の日、風林館高校のグラウンドは黒山の人だかりだった。
日曜にも関わらず、皆乱馬と良牙の戦いを見に来たのだ。
「ウウッ・・・どっちか勝った方に天道あかねを渡すことになるのだ。皆最後まで見届けようぞ!」
そう誓い合いながら涙を流す男子運動部員の姿、なびきの賭けに乗る乗らないで騒ぐ群衆、
飲み物の売り子まで現れ、まるでちょっとしたお祭り騒ぎだった。
「良牙、手加減しねーぜ」
「望むところだ!」
二人は同時に飛び掛かり、目にも留まらぬ速さで攻防を始めた。
瞬時に繰り出されるパンチやキックの数々。
一通り接近戦が続いた後、二人は一端離れた。
「な、なんだ・・・良牙おまえ、こんなに強かったっけ?」
「貴様こそ、もっと本気を出せ!」
言いながら良牙は、ハッとした。
(良く考えたら、乱馬がシャンプーのばあさんや八宝斉のじいさんと出会うのはもう少し先だったよな・・・となると
今日の乱馬の動きが鈍く感じるのは当たり前か・・・)
途端に、良牙の闘志がそがれた。
(そうか、おれは元の世界で打倒乱馬に燃えて散々修行を積んだからな。シャンプーのばあさんにも鍛えてもらったし、
中国では強敵と何度も戦ったし・・・こんなのはフェアじゃねえな)
良牙は静かに拳を下ろした。
「乱馬、今のお前はおれには勝てない。おれは戦う気が失せた。許婚の件は(元の世界で)もう一度手合わせの場を設けてもらう」
良牙が荷物をまとめて立ち去ろうとした瞬間
「ふ、ふざけんじゃねー!」
乱馬の拳が飛んで来た。
命中はしなかったものの、良牙のTシャツが鋭利な刃物で切られたようにパックリと開いた。
「一人で悟りきったようなツラしやがって! 勝負の途中でやめるやつがあるか!」
怒りで震える乱馬の姿を見ながら、良牙は全く別のことを考えていた。
(この場面・・・なんだか既視感があるぞ。そうだ、おれ、大切なことを忘れていた!)

良牙の体を冷たい汗が流れた。
(おれたちの決闘の時・・・あの時、あかねさんの髪の毛が・・・!)
次々とよみがえる記憶。
髪を切られた直後のあかねの呆けた顔。うつろな瞳。
本来の二人の決闘の時期はもう少し後だったが、もし万が一のことがあったら・・・
「乱馬! やはり決闘は取りやめるべきだ!」
「うるせー!」
乱馬は放り出された良牙の傘を手に取ると、力まかせに良牙に投げつけた。
「やめろ! おれの持ち物に触るな!」
良牙は夢中でジャンプして傘をつかむと着地した。
「ほ〜お、その傘、なんか大事なものなのか?」
「違う! もう果し合いはやめようと言っとるんだ」
「そうは問屋がおろさねーんだ・・・よ!」
乱馬は番傘を持ったままの良牙に鋭い蹴りを入れた。
528蛇進盤15:2010/08/14(土) 10:18:07 ID:z4s4nv3x
「ちょっと待て! おい、分かったから少し待てと言ってるだろーが!」
良牙は乱馬の攻撃を交わしながら目であかねを探した。
まずあかねを安全な場所に移そう・・・混乱した頭でそれだけを考えていた。
「勝負の最中によそ見するなぁ!」
怒った乱馬の一撃が決まり、良牙は傘を手放した。
衝撃で開いた傘が勢い良く回りながら飛んでいく。
その先にはあかねの姿があった。
「あかねさん!」
良牙があかねに駆け寄ったのと同時に、番傘が猛スピードで回転しながら飛んで来た。

「グッ!」
良牙は背中に強い痛みを感じて片足をついた。
「良牙くん!」
あかねが悲鳴を上げる。
キャーッと女子生徒が騒ぐ声も聞こえた。
あかねをかばった良牙の背中を、開いたままの番傘が深くかすめたようだ。
良牙の背中から血が流れ、ボタボタと地面にしたたり落ちる。
「お、おい、良牙、大丈夫か?」
「ぐっ・・・ 大丈夫だ。これぐらい。それよりも、あかねさん、大丈夫か?」
「私は、大丈夫よ。良牙くんがかばってくれたから」
「そうか、良かった・・・」
良牙が犬歯を見せて笑った途端に、あかねが泣き叫んだ。
「早く、手当てしないと! 乱馬くん、救急車呼んで!」
「わ、わかった!」
うやむやのうちに決闘が終わり、良牙は東風の診療所に連れて行かれた。
処置が終わった良牙は裸の上半身に包帯を巻かれ、ベッドにうつぶせになった。
終始心配そうに付き添ってくれるあかねの顔がかすんで見える。
少し熱が出てきたようで、頭がぼんやりしているのだ。
しかし、未来へ帰る時間は刻々と近づいている。
「あかねさん・・・ おれの荷物の中から、蛇の形の時計を取ってくれないか?」
あかねから蛇進盤を受け取った良牙は、時計の針を確認した。
「あと・・・一時間ってとこか」
「どうしたの? 良牙くん。その時計は何?」
良牙は質問には答えず、黙って考えをめぐらせていた。
「あの、あかねさん。おれ・・・大切なことを言ってなかったんだ」
良牙は体を起こしてベッドに座りなおした。
「実はおれ・・・未来から来たんだ。信じてくれないかも知れないけど」
「ヘッ?」
あかねの目が点になった。
「おれが、あかねさんの名前を知ってたのも、久能や東風先生のことを知ってたのも・・・」
「う、うそでしょう?」
「未来では、あかねさんは乱馬と許婚で・・・両思いで」
「ええ? 私があの乱馬くんと?」
あかねは実感がわかないようだった。
529蛇進盤16:2010/08/14(土) 10:19:06 ID:z4s4nv3x
「おれ・・・元の世界でずっとあかねさんが好きだった」
少し熱があるせいか、普段より大胆な発言がスラスラと出てくる自分に良牙は驚いていた。
あかねの顔は火をつけたように赤くなっている。
「ある日、衝動的にあかねさんに告白しちまって・・・ 乱馬がいるからって断られたんだ」
「そ、そうなの」
「うん。未来であかねさんは誠意を持っておれをフッてくれたよ。おれのこと、友達として好きだって。
でも、かっこいいとも言ってくれた。乱馬より早くおれに出会ってたら、おれのこと好きになってくれたって」
良牙の目に涙がこみ上げた。
「それで、自暴自棄になってる時にヘンな仙人みたいなヤツに会って、過去に戻れる時計ってのをもらったんだ」
「それがあの蛇の形の時計なのね?」
「おれ、乱馬とあかねさんが出会う前に戻りたいって夢中で頼んじまった・・・ はは、単純だよな」
良牙は自嘲気味に笑った。
「本懐を遂げればこのままここに留まれるんだけど・・・でも、もうあと少しで元の世界に戻るよ。
大丈夫。おれがいなくなったら、この10日間のことは全て無かったことになるし、何もかも元の運命通りに戻るらしい。
おれ・・・あかねさんには好きになってもらえなかったけど。あかねさんの髪を守れただけで満足なんだ」
良牙は力なく笑った。
「私の髪?」
「ああ。未来では、おれと乱馬の戦いの最中にあかねさんの長い髪の毛が切られちまうんだ。あの時、あかねさんすごく悲しそうだったから」
「でも、それだと・・・良牙くんが消えた場合、この数日間のことがなかったことになるんでしょ?
 それなら運命は変わらないみたいだし・・・そうだとすると、どのみち近いうちに私の髪は切られちゃうってことよね?」
「あれ・・・? そうなるのかな」
良牙は混乱した頭で目を見開いた。
(そうか・・・そうだよな)
ショックで唖然とする良牙。
「でも・・・そんなことのために・・・こんなケガまでして守ってくれたのね」
あかねは椅子から立ち上がると、良牙の手を優しく握った。
熱で上気した良牙の顔が更に赤くなる。
「私が良牙くんのこと、好きになれば・・・良牙くんはずっとここに居てくれるのね?」

「そ・・・そうだけど、それだけじゃなくて・・・」
「何? キスでもすればいいの?」
言うが早いか、あかねは良牙の口にチュっと口付けた。
良牙は本当にびっくりして、あんぐりと口を開けた。
「これでもう良牙くんは消えない?」
あかねは真剣な顔で聞くが、呆けたままの良牙を見て話にならないと思ったらしい。
「さっき、蛇の時計と一緒にあった紙。あれ説明書じゃないの?」
言いながら良牙の荷物を勝手にさぐった。
「『本懐を遂げるとは?・・・紛失物を拾う。難関の試験などに合格する。危険を完全に回避する・・・あ、ここは具体的事象の項目ね。
ええっと。抽象的事象の項目は・・・あった、ここ『失恋した相手と愛ある交接(性交渉)をする』・・・!って」
あかねの顔がみるみる真っ赤になった。
「そんな・・・どうしよう。私・・・」
「わぁ! あかねさん、読んじゃったんですか?」
我に返った良牙は、あかねから手引書をひったくった。
530蛇進盤17:2010/08/14(土) 10:22:15 ID:z4s4nv3x
「あはは・・・すみません。変なモン見せちゃって。もう、おれのこと気にしないで・・・」

そこまで言った良牙は心臓が飛び出そうになった。
あかねが突然ブラウスを脱ぎ始めたのだ。
「ねえ、もう時間がないんでしょ?」
「あ、あかねさん! 服を着てください!」
「だって、早くしないと、良牙くんが消えちゃう!」
あかねは下着姿になると、掛け布団をはいで良牙の膝の上に座った。
「良牙くん、少し熱があるみたいだけど、こういうのって大丈夫なのかな」
「お、おれは別に・・・」
ゴクリと良牙の喉が鳴る。
「うわ! ち、違う! あかねさん、早まっちゃだめだ!」
「お願い。良牙くんが消えちゃって、何もかもが」
あかねは潤んだ目で良牙を見つめた。
「抱いて・・・いいよ」
下着姿で膝の上に乗られた上に、このセリフ。
良牙の自制心は一瞬で崩れた。
震える手であかねのブラジャーのホックに手を回す・・・がなかなか外れない。
見かねたあかねが自分で外すと、目の前にあかねの形の良い胸が露わになった。
「すごい、真っ白できれいだ・・・」
良牙はためらいがちにあかねの胸に手を伸ばした。
(やわらかい・・・)
良牙は我慢できずに舌を這わせた。
中心の突起を舌でなぞると、あかねはピクリと反応した。
「ここ、気持ちいい?」
「いやッ そこばっかり・・・」
あかねは初めての快感に戸惑いつつも、徐々に感じ始めていた。
「あ、あの、あかねさん、もう少しずれてくれないかな」
「えっ?」
「おれ、あの・・・今、そこに乗られると辛いかも・・・」
あかねが驚いて腰をずらすと、堅くなった良牙自身がズボン越しに見て取れた。
「あの、苦しいそうだけど、大丈夫?」
「いや、ちょっと、大丈夫じゃない・・・かな」
「待ってて! ズボン脱がせてあげる」
あかねは前かがみになって良牙のズボンをぎこちなく脱がしにかかった。
「ヤバイ、その姿勢・・・」
「え?」
良牙のズボンと下着を脱がせたあかねは、上目遣いに良牙を見上げた。
その瞬間、良牙のそそり立った一物があかねの顔を直撃した。
「キャッ!」
「ご、ごめん、あかねさん!」
「・・・大丈夫、びっくりしただけだから」
言いながらあかねは良牙の下半身を恥ずかしそうに眺めた。
531蛇進盤18:2010/08/14(土) 10:32:51 ID:z4s4nv3x
「あの・・・こんなに大きいの、本当に入るのかな」
あかねは恐る恐る良牙の一物に手を伸ばした。
その途端、良牙自身がビクンと跳ねた。
「え、触ると・・・き、気持ちいいのかな」
あかねはまた前かがみになると、今度はしげしげと見つめ始めた。
「あ、あかねさん、恥ずかしいよ」
「あ、ごめんなさい!」
(う、あかねさんの息がかかって)
良牙の中心に更に血が集まった。
「う・・・そんな姿勢、刺激が強すぎる。いいから、こっちに来て、もう一度良く体を見せて・・・わッ!」
良牙は声にならない声を上げた。
「あかねさん、そんなこと、しなくていいのに・・・」
「いいの。『愛ある交接』しなきゃ」
あかねは良牙自身に口付けすると、小さな舌でおっかなびっくり舐め始めた。
「気持ちいい?」
「・・・気持ちいいに決まってる・・・」
良牙は切なそうにため息を漏らした。
「おれ、もう限界。あかねさん、来て」
「う、うん」
頷いた途端、良牙はあかねを押し倒した。
「もう、あかねさんの下着破ってすぐ入れたいぐらいだ」
「だ、ダメよ。待って、すぐ脱ぐ・・・ンッ!」
あかねは言葉を詰まらせた。下着の上から良牙が自分の中心部をなぞったからだ。
「あかねさんの、気持ちいいところ、どこ?」
「し、知らないッ!」
「言ってよ。さっきのお返ししたい」
「だって、恥ずかしいもの」
「だめ、おれも『愛ある交接』したいから」
そう言ってあかねの下着を取ると、あかねの秘部に口をつけた。
「きゃっ・・・良牙くん、そこは・・・」
あかねの体が跳ねる。
「ここが気持ちいいんだね」
良牙はためらわず大胆に舐め回す。
「あ、いっぱい出てきた。すごい・・・ヌルヌルしてる」
「いや、なんか、恥ずかしい・・・」
「恥ずかしがらないで。あかねさん、すごくかわいい」
「良牙くん・・・」
「もう、入れていいかな」
こらえ切れずに良牙が聞く。
532蛇進盤19:2010/08/14(土) 10:34:02 ID:z4s4nv3x
「優しく、してね」
あかねが真っ赤な顔でうなずく。
「!!」
「あかねさん、痛い?」
「だ、だいじょうぶ」
「あ、全部入った・・・」
「・・・ッ」
「すごく気持ちいい。おれ、余裕なくなりそう」
そんな良牙と対照的に、あかねは必死に痛みに耐えていた。
落ち着こうとして深く息を吸ったり吐いたりする度に、良牙の顔が苦しそうに歪む。
「あかねさん、そんな風にされると、おれ、もう・・・」
良牙は耐え切れずに腰を動かし始めた。
あかねを気遣う心とは裏腹に、良牙の腰はますます速さを増す。
あかねは思わず良牙の背中に回した手に力を入れた。
「ぐっ!」
突如背中に走った激痛に、良牙はうめき声を上げた。
「あ・・・ご、ごめんなさい! 怪我してるのに・・・」
「だいじょうぶ」
言いながらも良牙の目には痛みから来る涙がにじんだ。
「どうしよう・・・」
「少し、休んでもいいかな・・・」
良牙は名残惜しそうにあかねから離れると、体を起こしてベッドに座った。
(せっかくいいところだったのに・・・クソっ 背中の傷が憎い)
良牙は乱れた呼吸でため息をついた。
「ごめんね。良牙くん」
「本当に大丈夫だから謝らないで・・・エッ!?」
良牙はまたもや驚いた。
あかねが自分のモノを口に含んだのだ。
「う、うわ・・・ あかねさん。無理しないで!」
あかねはまた上目遣いで良牙を見ると、決心したように良牙の一物を喉奥までくわえこんだ。
「あ、あかねさん・・・それ、本当にヤバイ・・・」
良牙の息がどんどん荒くなる。
「あかねさん、お願いだから、もう離して・・・」
良牙は迫り来る快感にどうにか打ち勝つと、あかねの顔から自身を引き抜いた。
少し苦しかったのか、あかねがケホケホと喉を詰まらせている。
533蛇進盤20:2010/08/14(土) 10:34:43 ID:z4s4nv3x
「あかねさん、来て」
言われたあかねが素直に良牙にまたがる。
「このまま、入れるよ」
「うん・・・」
良牙はあかねの秘部に自身をあてがうと、少しずつあかねの腰を下ろした。
「痛い?」
「ううん。さっきより・・・痛みはないみたい」
あかねが喘ぎながら応える。
「さっきより・・・ほら、奥まで入ってるんだけど、大丈夫?」
「ぁっ」
あかねは恥ずかしさに身をよじった。
「う、その体制で動かれるときつい」
「気持ちいいの? 良牙くん」
「頭がおかしくなるぐらい、気持ちいい・・・」
「じゃあ・・・んッ・・・私、もっと動く」
かすれた声で言いながら、あかねはゆるやかに腰を動かし始めた。
「うわっ! いいんだよあかねさん! さっきから無理ばっかりして・・・」
「だって、良牙くん・・・怪我してるもの」
こんな時にも自分を気遣うあかね。その上気した顔と潤んだ瞳を見ると、良牙は完全に理性を失った。
そしてぎこちなく動いていたあかねの腰をしっかり固定すると、思いっきり腰を打ちつけ始めた。
「あ、アン! 良牙くん!」
「あかねさん! おれ、もう止められない!」
良牙の腰の動きは更に激しさを増す。
「良牙くん・・・なんか、あたし、変だよ・・・」
芯からしびれ始めたあかねが苦しげなため息をもらす。
「もっと、変になって・・・あかねさん」
良牙があかねの乳首を口に含んだ途端
「あんっ!」
あかねはそのまま絶頂を迎えてしまった。
(うわ、すごい、締め付け・・・で、出る!)
良牙は急いで自身を引き抜こうとしたが、あかねが自分にしっかり抱きついていたため間に合いそうになかった。
(ま、間に合わない・・・もうダメだ)
甘美なあきらめの中、良牙は全てをあかねの中に放出した。
534蛇進盤21:2010/08/14(土) 10:35:56 ID:z4s4nv3x
「あかねさん! ほんとごめん!」
正気に戻った良牙はあかねに必死で謝った。
「・・・いいの。私も途中から何が何だか分からなかったから」
「で、でも・・・おれ、あかねさんの優しさに甘えてしまった・・・」
良牙は歯を食いしばりながら自分を責めた。
あかねはそんな良牙の頭を優しく抱くと静かに言った。
「ねえ、良牙くんは・・・私が同情だけでこんなことしたと思ってるの?」
「でも・・・」
「私、良牙くんのこと好きよ」
「!?」
「良牙くんも私のことが好きなのよね?」
「こ、こんな夢見たいなことが・・・」
「もう! 私のこと好きなのか聞いてるのに!」
あかねはふくれっつらを作った。
「そんな、大好きに決まってるじゃないかっ!!」
力を込めた手を震わせて、良牙が叫んだ。
「ぷっ! あはは、わたし、良牙くんのそんな所が好きになっちゃったのかな」
あかねが良牙に軽く口付ける。
「あ、あかねさん、おれたち、まだ服着てない・・・」
「あ、そうだった! ちょっと着替えるから目つぶってて!」
「そんな、おれ、今のキスでまた・・・」
「もう、怪我人のくせに何いってるのよ」
あかねは手早く着替えを済ませると、椅子に置かれた蛇進盤を手に取った。
「ねえ、良牙くん。これ、割れてるみたいよ」
「! じゃあ、おれ、未来に戻らなくていいんだ!」
「え!! 本当に?」
「手引書に『本懐を遂げた後に蛇進盤が割れた場合、二度と元の世界へ戻れない』って書いてあったんだ」
「そうなの? わぁ! 良かった!!」
涙を浮かべて喜ぶあかねを見て、良牙は溢れる涙をこらえることが出来なかった。
「おれ、こんなに幸せでいいのかな」
「もう、強いのに泣き虫なんだから」
「だって、おれ・・・」
「とにかくっ! 早くズボンはいてよ」
「わぁ!」
良牙はあたふたと服を着始めた。
535蛇進盤22:2010/08/14(土) 10:38:43 ID:z4s4nv3x
少しすると、乱馬と東風がやってきた。
「良牙、おめー背中の包帯から血がにじんでんぞ」
「安静にしなさいって言ったのに・・・良牙くん、何か激しい運動でもしたのかい?」
「あれ、シーツにまで血が着いて・・・」
良牙は慌てて掛け布団でシーツを隠し、真っ赤になったあかねは病室を飛び出した。
「どうしたの? あかねちゃん」
東風が慌てて後を追った。
(あかねさん、自分だけ逃げてずるい・・・)
「へぇ〜 ふーん。ほー」
乱馬がジロジロと良牙を見つめる。
「なんかむかつくな・・・おまえ」
乱馬はバンと良牙の背中を叩いた。
良牙は忘れていた痛みがよみがえり、悶絶している。
「よし、決めた。おれバイトでも何でもして天道道場に居候してやる! だから怪我が治ったら毎日手合わせしろよ!」
「・・・望むところだ」
「前のガッコでは散々おれにやられてたクセに。先に彼女作りやがって」
「心配せんでも、お前にはじきに幼馴染の許婚が現れる。それに中国の娘にも骨の髄まで好かれる運命だ」
「お前・・・一体何言ってるんだ?」
「後で分かることだ。それにお前はこれからどんどん強くなる。お前に負けないよう、おれも修行するから覚悟しろ!」
「良牙お前、どっか頭でも打ったのか?」
そんな乱馬の言葉をよそに、良牙は新たな決心した。
(あかねさん・・・おれは、もっと強くなって・・・これから起こる全てのことからあなたを守ります!)
窓から見上げた空は赤く暮れなずんでいた。

(完)
536名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 14:25:47 ID:2plpjUrR
GJ
良牙もあかねも好きだから面白かったです
537名無しさん@ピンキー:2010/08/14(土) 20:52:57 ID:cKSUg8Yt
GJです
自然体の良牙とあかねが良い感じですね。
Hはいらんかったかもw
でも、それじゃ寂しいか・・・
538名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 01:33:12 ID:8i2UP9qd
GJ!
最近良牙ネタ多くてうれしいww
539名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 02:26:20 ID:/LMOmp6q
GJ楽しかったけどもっとエロ長い方が萌えたかも
贅沢言ってごめんw
540蛇進盤作者:2010/08/15(日) 10:52:42 ID:fbe7cIbW
>>536
>>538

GJ & 読んでくれてありがとー
良牙好きな人って結構多いのかな。

>>537
>>538

やっぱりエロスレってことで頑張って書いた…けど、エロって難しい…
精進しますw
541名無しさん@ピンキー:2010/08/17(火) 21:41:10 ID:Dsul4Vhr
GJ!!
あかね×良牙最高です!
すっごくおもしろかったです!

乱馬と良牙とあかねがからむ作品を
また期待してまってます!!
542名無しさん@ピンキー:2010/08/27(金) 04:14:36 ID:jwFDohOa
最近またらんま読み返した
やっぱかすみさんエロいな
543名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 13:23:03 ID:RN9WwHEk
シャンプーとムースって好きなんだがエロまで持ってくのが意外と難しいな
544名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 01:15:12 ID:ULPA1h4c
コロンばあちゃんが婿殿を落とす為に買った薬を
ド近眼のムースが間違って飲んで(または飲ませて)とかで良いんじゃないか?
545名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 20:43:28 ID:a8oYm2CL
あかねマダー?

真之介との希望
546名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 22:37:24 ID:vgGsLSgu
乱馬とあかねはあんまりエロいのない気がする
どちらかというとイチャイチャ系だな
547名無しさん@ピンキー:2010/09/05(日) 22:55:47 ID:EHIyPzk8
そうか?過去ログ見たら乱馬とあかねのエロが一番多い気がしたが
548名無しさん@ピンキー:2010/09/06(月) 13:29:57 ID:bFOAAjXy
数というより内容の話なんじゃね?
549名無しさん@ピンキー:2010/09/14(火) 16:15:18 ID:UaUp4YYJ
作家さんプリーズ
550名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 23:08:42 ID:4FwFacAG
今週買ったらんまの廉価本に載ってた鯉の釣竿の話で久しぶりにキタ━━(゚∀゚)━━!!って気分になった
551名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 05:31:19 ID:cCnOamGk
一か月職人さんいなかったから、こっそり良らで参加しても良いですか…?
書き込み初めてなので、作法とか間違ってたらほんとすんません!
明日ってか今日から出かけるんで、規制掛かっちゃったら続きは30日からになります。
552キス・良牙×らんま 1/10:2010/09/26(日) 05:33:03 ID:cCnOamGk
ご注意
・良ら
・なんか甘ったるくなった
・エロは足りない
・エロパロはファンタジー!


×××




「なあ、良牙…しよ?」

空地に張ったテントに入るなり、赤い髪の毛を濡らしてやって来たらんまが膝に乗り上げてきた。

「お、おい…」

するりと腕を首に回してきて、じっとこちらを見つめてくる。
抱き付いてくる身体が雨のせいで冷えているのに気付いて、俺は仕方なさを装って白い頤を手で掬い口付けた。

「ん、はあ…っ」

途端に満足げな表情で腕に力を増して抱き付いてくるから、膝の上に乗った腰を支えて口付けを深いものにしていった。


らんまとこんなことをする嵌めになった切っ掛けは、なんとも間抜けなものだ。
それはもう、何度目とも知れぬ決闘の申し込みをしたときのこと。
はじめ面倒げで乗り気じゃなかった奴が、急に表情を変えた。
それはとびきりのイタズラを思いついたガキのような顔で、きっとあれが始まりだったのだろう。

「なあ、決闘受けてやる代わりにさ」

もったいぶるようにヤツは笑う。
賭けを、しねえか?
言われた言葉に、けれど俺は目を丸くした。

「賭けだあ?」

賭博に滅法弱い乱馬を訝しむように見れば、金の話じゃねえよとはたはたと手を振る。

「だからさ、勝った方が負けた方の言うことを何でも聞くっての」

どうだ?と提案してくるその顔は、いつも通りの飄々とした表情で。

「…それは、茜さんに振られろ!とかいうのでも良いのか」
「あー、そしたら俺の場合宿無しになるから勘弁…。Pちゃんのこと、一生ばらさねえし協力するとかならどうだ?」

困ったように頬を掻くのに、まあそれも確かに美味しい話だと頷く。

「面白い。受けてやろうじゃねえか」
「決闘申込まれたのは俺だけどな」

ハナから負ける気なんて勿論してなかったし、にしっと笑う普段通りの奴の顔に、俺はまったく考えていなかった。
何を思って、乱馬がそんな提案をしてきたのか。
そして、らんまがなにを望んでいたのかを。

553キス・良牙×らんま 2/10:2010/09/26(日) 05:36:31 ID:cCnOamGk
勝負は雨天の翌日、終業にも利用する近くの山中での試合だった。
賭けのこともあり白熱した試合は、けれど泥濘に足を取られ川に落ちた俺をらんまが救って終了した。
つまり、地の利を活かせなかった俺の負けだった。
仔豚の姿のまま天道家に連れ帰って貰った俺は、風呂場で賭けのことを今更ながらに思い出した。

「おいらんま」
「んあ?」

身体を流し先に湯船を貸して貰った俺と違い、やつはまだ少女の姿のまま身体を洗っている。
泡が絶妙な位置で身体を隠すのがかえって艶っぽく見え、慌てて視線の先を身体から顔へと固定し乱暴に訊ねる。

「おまえ、賭けのことはどうするんだ」
「あー」

はしりと瞬いた瞳が、じっとこちらを見つめてくる。

「な、なんだよ」

濡れそぼった赤い髪が張り付く白い首筋から鎖骨のライン、室温に淡く色づく肌。
ぐっと身を近づけてきたせいでほんのりと香る、甘い匂いにくらりとしそうだ。
…そう、いつからだろうか。
俺は自分の心には茜さんという明けの明星の様に美しいひとがいる筈なのに、独り寝の隙間に、いや茜さん本人に仔豚の姿で抱き締められているときにさえだ。
ふとした瞬間のらんまの仕草や身体のラインが思い返されて、脳髄からあらぬところを刺激してくるのだった。

「なんでも、聞いてくれる?」
「無茶なのは止せよ」

まさか中国で男溺泉を探してこい、とかじゃないだろうな。
眼差しが真剣なだけに内心ぐるぐると考え込んでいた俺にしかし、らんまはことり小首を傾げ、もっと意外な望みを告げてきたのだった。

「キス、して?」
554キス・良牙×らんま 3/10:2010/09/26(日) 05:40:44 ID:cCnOamGk

あの日から、俺とらんまは幾度と無く口付けを交わしている。
らんまが提示してきたのは、キスをするのは女でいる時だけでいいこと、強請れば俺の方から口付けるが、応えるのは人目の無いときだけでいいこと。
そして、らんまが飽きるまで期間を定めないということだった。

「はぁ、…っ…りょ、がぁ…」

テントの中には甘く掠れたらんまの声と、ちゅくちゅくと水音ばかりが響いている。
あのときらんまは、妄想と現実の狭間に戦く俺をどう思ったのか、キスだけで良いから、と俺を宥めてきた。
男同士ならカウント外だろうし、男に二言は無いんだろう、とも。
キスをねだる理由はわからなかったが、そこまで言われれば頷かずには居れまいし、そのときのらんまの姿もいけなかった。
だってそこに居たのは、入浴中の普段より一層色っぽい、元を知っていてもなお可愛いと思ってしまう美少女だったのだ。
累積された欲求とその視覚的効果で、理由なんて構わない、キスなんて幾らでもくれてやる、と思ってしまったのも事実だ。
頷いた俺に嬉しげに、けれど少し恥じらうように、何も知らぬ、そして何を考えているのか知れぬらんまはその場でキスをねだってきた。
俺は先程らんまに言われた、【男同士ならカウント外】をまるで胸中で免罪符のように翳しながら。
けれど実際は魅了されるように、その赤く色づいた唇を味わった。


そう、キスだけだから、と何度もお互いに言い聞かせて、俺たちは人目を盗んでは、手合わせ後や俺のテントで何度も唇を重ねた。
けれど、それが今となってはもどかしい。
自分の膝の上で、熱に浮かされた瞳で舌を伸ばしもっととねだるらんまは、悔しいことにかなりクる。
しかも無意識なのか、らんまの柔らかな尻肉や太もも、そして豊満な胸が、自分の足や腹に擦り付けられるとどうにも堪らない気持ちになってくのだ。
甘い声を上げながら身体を揺らすらんまを、いっそ押し倒して、滅茶苦茶にしてしまいたい。
支えるために回していた手を、然り気無さを装いそっと腰から下へと滑らせる。
それだけでらんまの甘い声はさらに色を増す。
それに気を良くして程よく締まった太股に手を這わせ、尻たぶを揉み−−ぺちん、とイタズラな手をらんまが叩いた。

「キス」
「す、すまん」

抱きつく姿勢から一旦身体を離し、らんまがじとっとした目で見つめてくる。
先程まで感じていた心地よい温もりや柔らかさが離れてしまうとなんだか急に心許ない気がした。
このやり取りもすっかりいつものことで、例によってつい俺は謝ってしまう。
わかれば良いんだよと言わんばかりに再び身を寄せてくるらんまに、けれどその赤く色づいた唇をふにっと親指で触れてマテをする。

「なあらんま」
「んだよ」

不服げに、しかしそれでも差し出した俺の親指を舐めたり甘咬みしたりするらんまはかわいい。
にやけそうな表情筋を鼓舞してなんでもない表情を装うと、俺は訊ねた。

「なんでキスだけなんだ?」

はしり、らんまが瞬く。
らんまの唇は、行為のせいもあるかもしれないが、上唇よりも下唇の方がふっくらとしている。
それを見て、ふと昔聞いた文句を思いだす。
いわく、上唇の方が膨らんでいる人間はそいつから周囲へ、下唇の方が膨らんでいる人間は周囲からそいつへと向けられる愛情の方が大きいのだそうだ。
信ぴょう性は定かではないが、確かにこいつは周囲からの方が想われているのだろう、とぼんやり思う。
ライバルであり、競い合うよりも厭い合うような関係の自分ですら、気がつけばこの体たらくだ。
余った指でこしょばすように美しい輪郭を描く顎や頬の感触を楽しんでいると、膝の上のらんまが至極不思議そうな顔でこちらを見上げていた。

「だって良牙、考えてみろよ。ひとりで出来ないのはさ、キスだけじゃん」
「はあ――!?」

目の前の少女は男であるときの乱馬とやはり同一人物なのだ、と改めて思うちんぷんかんぷんな答えに、けれど俺の思考を読み取ったのだろう。
らんまはむーと頭をかくと、言葉を探すようにゆっくりと唇を開いた。

「だってさあ、えっちだってなんだって、やろうと思えば男でも女でも自分だけで気持ち良くなれんじゃん。
でもキスだけは相手がいなきゃ出来ねえし、えっちは男と女で気持ち良さが違うから、キスはどうなんだろなーって気になっちまったんだよ」
「おま…」
555キス・良牙×らんま 4/10:2010/09/26(日) 05:46:27 ID:cCnOamGk
まさかそんなことの確認の為に?
思わず半目になるのを自覚しつつ、連鎖的に浮かんできた疑問が首をもたげた。
「お前、やっぱり女の姿でも自慰してたのかよ」
「…わりいかよ」
「悪かないが…ひとりでどうやってんだよ?」
正直気になることは山ほどあるのだけれども、最重要項目はこれだろう。
男同士の猥談のノリでさり気なく尋ねるが、実際はそれをするのが目の前の少女なのだと思うと、自分の想像の中で乱れる映像と重なりひどく興奮する。
「えっと、男んときとあんま変わんねえよ。気持ちイイとこ擦んの」
「気持ちイイとこって何処だよ」
「ふえ!?あー、だから、股とか…」
今更恥ずかしくなってきたのか、らんまの頬がうっすらと赤くなる。
それに気付かないふりをして、俺はらんまのふっくらとした胸の先を服の上から摘んだ。
「他は?ここは弄んねえのかよ」
「ひゃんっ、こら、なにしやが…っ…」
ひくんと震えて甘い声を出すのに、俺は口元が緩むのを禁じ得ない。
「感じてんじゃねえかよ。自分でも触ってんだろ?」
「ん、ちがっ…」
らんまは男に戻ることを考慮し、女性ものの下着は着けない。
けれど胸の頂をこうして弄られ喘ぐのを見ると、そうするのがまるで違った意味に見えてしまう。
「らんま、ほんとはこうやって触って欲しかったんだろ?」
気が付けば俺は、ふるりと震えるらんまの胸を服越しに堪能していた。
いつも最後の理性で我慢していたそれは、じゃまな布に遮られて尚柔らかく、また下着をつけないせいで中心の起立がまるわかりだった。
「あ、んぅ…やめ、」
「やめて良いのか?ずいぶん使い込んでんだな…やらしい顔しやがって」
らんまの胸を弄る傍ら、もう片方の手で小造な顔を捕らえて、その震える吐息を溢す唇を塞いだ。
ん、と驚いたように一度は目を見開いたらんまは、けれどすぐに唇を開くと、侵入してきた俺の舌に気持ち良さそうに目を細める。
すっかり存在感を増した乳首に爪を立てながら、らんまの舌先をぢゅっときつめに吸ってやる。
と、びくりと肩を震わせると、らんまは我慢できないと言わんばかりに腰を揺らめかせ始めた。
「どうした、腰揺れてんぞ」
「ぁ…耳んとこでしゃべんなあ…」
胡座をかいた俺を跨ぐようにして座っている乱馬は、もどかしげに俺の腹に股を擦りつけている。
顔を真っ赤にして身体を揺らめかせるその姿は、今まで見てきたどんな女よりも扇情的だった。
「いつもそうやってんのか?…なあ」
「ひぅっ……やん、だめ…っ」
実は耳が弱いと悟った俺は、らんまの耳元で囁き、わざと息を吹き掛け、耳たぶをかじった。
たったそれだけの行為に、けれどらんまはふるふると震え出す。
「ん、りょうがあ……キスはぁ…?」
今は意識してはいないのだろう、少しかすれた声は今までと違う甘味を帯びていた。
それを無視してぴちゃぴちゃとわざと音を立てながら耳に舌先を出し入れさせ、舐め上げる。
同時にこちらも普段は触らせてくれない尻を両手で揉み込めば細く甘い声が脳を焼いた。
「やぁぁぁ…っ」
実質抱き込むような態勢のせいで好きなように動けないらんまは、今やすっかり涙目だ。
「んで、こんなことすんだよ…?」
「こんなことって?」
「…意地悪だ…っ」
556キス・良牙×らんま 5/10:2010/09/26(日) 05:50:16 ID:cCnOamGk
「意味がわかんねえな。らんま、俺はお前に自慰のときどうするのか聞いたよな?
でもお前がちゃんと教えてくんねえから、ならどんな風にしてんのかって想像してみてんだよ」
我ながら支離滅裂も甚だしい答えだ。
けれどらんまはすっかり頭が回らないのか、潤んだ目で戸惑うように俺を見詰めてくる。
…もう一押しだろうか。
胸に秘めた下心を隠して、俺はらんまの身体をあちこち触ってやる。
滑らかな背筋をつうと撫で上げて、ぐるり足の付け根から尻の柔らかさを堪能して。
洗い息に上下する乳房を優しく胸板から先端へと摘まむように指をスライドさせると、指が先端に達する度にらんまがくぅと鳴く。
普段は遠慮なく抱き付いてくるくせに、今は俺の肩口を所在無げに掴む指先が震えている。
その白い指先があんまりにもかわいそうで可愛く思えて。
さも今思い出したように、俺はらんまに向かって出来るだけ優しそうな笑顔を浮かべてやった。
「そういえば、いつもは股を擦ってるんだって?」
「へ?……あ、やあっ!」
片腕でらんまの背中を支えると、俺は黒い道着の上からでも暑さの伝わってくる股を撫で擦った。
最初の二三回は少し早く強めに、けれどその後はゆっくりとそしてやわやわと指を前後に動かし続けた。
耳元で感じるらんまの呼吸だけを聞きながら、何度それを続けただろう。
下着越しですらない癖に、けれど指先に伝わってくるのは熱だけではなくなってきていた。
「らんま、わかるか?…湿ってきてるぜ、ここ」
「っ…!」
囁いた言葉に、けれどその意味でなく耳に受ける吐息の刺激にびくりと小さな身体が震える。
それでなくても生殺しの状態なのだろう、ぴったりとくっついた胸から伝わる鼓動は速く、その目は熱に侵されている。
「ね、りょうがあ、もうだめ…」
「なにがだめなんだ?」
股を擦る指を止めれば、もどかしげに俺に巻き付けている足に力を込める。
熱と口付けで真っ赤に染まった唇を一度きゅっと噛むと、けれど理性は既に溶けてきていたのだろう。
今にも泣き出しそうな目で、らんまは震えながら小さく叫んだ。
「さわって…!」
思惑通りの言葉に、俺は微笑むとらんまの潤む目元を舐めてやった。
後はもう、思うがままだ。
「さわってって、どんな風に?」
「、いっつも、おれが自分でシてるみたいにぃ」
「いつもって?」
「ぁ…だから、服越しじゃなくて…直接、さわって欲しい…」
ちゃんと答えられる度に、ご褒美と言わんばかりに目尻にキスをしてやる。
それだけの刺激にさえ、らんまはひくりと震えるのだ。
「じゃあ、することはわかってるな?」
「ん…」
恥じらいに目元を赤く染め頷くと、らんまは着なれた道着をゆっくりと脱ぎ始め
た。
ランプに照らされたテント内に、らんまの白い裸体が浮かび上がる。
するりと赤い上着が肩を滑り、白いタンクトップの上からでもしっかり主張する乳首はすっかり色づいている。
そこから少し迷った末先に黒のズボンを脱いだらんまを、俺はふと思い付いて止めた。
「ちょっと足を立ててみろよ」
訝しむらんまを無視して、膝から下ろすと、ゆっくりと押し倒しM字に開脚させる。
「りょっ、」
「ああやっぱりな…ずいぶん湿ってんじゃねえか」
色気のないトランクスの中心に浮かぶ湿り気を微かになぞれば、らんまは苦しいような表情を浮かべる。
「それ、や…っ」
ふるふると首を振るらんまは、触れる度にきゅっと眉を寄せる。
その意味なんてとっくにわかっていたけれど、俺はわざとらしいため息を吐いてらんまから身体を離した。
557キス・良牙×らんま 6/10:2010/09/26(日) 05:51:57 ID:cCnOamGk
「そっか、いやなのか」
「え…?」
「悪かったな、お前がどんな風にシてんのかとか、俺になら教えてくれるかと思ってさ」
「あの、」
「俺とお前の仲だからって思ってたんだが…無理強いさせてごめんな、やっぱ嫌だよな?」
心底すまなさそうに、俺は眉尻を下げ頬を掻いた。
天真爛漫で常に人の中心にいる乱馬は、その実さみしがりやなのだということに俺は気付いていた。
あっけらかんとした性格の反面、余計なことも言ってしまい距離を置かれてしまった級友だって居たと聞く。
つまり、こういう風に引くということは。
「ちが、待てよ良牙!」
後ろを向こうとした俺に、予想通りらんまが抱き付いてくる。
そう、らんまが一番苦手とするのは周囲から孤立することであり、況してやこの状況だ。
まるで熱を分け与えるかのように密着すると、らんまが切ない眼差しで俺を一心に見詰めてくる。
「ごめん、おれ、やっぱちょっと恥ずかしくて…。でも、良牙がやだとか、そんなんじゃないんだ!」
「らんま…無理しなくて良いんだぜ?俺じゃ嫌なんだろ?」
するりと白い頬を撫でてやると、ふるふると赤いおさげごとらんまが頭を振る。
「なことねえってば!…あのさ、こんなこと言って、気色わりーとか思うかもしんねえけど…おれ、ほんとはさ…」
ふいと俯いたらんまの耳までがその髪色に染まる。
「その、女のかっこでひとりでしてるときにさ、いっつも、良牙に触られたらどんなだろなって、そればっか考えてて…」
「らんま…」
「あ、も、もちろん男のときはぜんぜんかんけえねえぜっ?ただ、このかっこだとさ、どうしても思い出しちまうんだよ」
「思い、だす?」
「その…お前の体温とか…!」
自分から聞き出しておきながら、もう限界だった。
それでなくともただでさえ色っぽい姿を見せ続けられているのに、照れるように顔を隠そうとするらんまの姿は堪らなくかわいかった、というか可愛すぎた。
実のところちょっとからかって、あわよくば触り合いや抜き合い(らんまの場合抜くもんがねえが)を出来たら程度の考えだった。
だが、先程の告白に俺の心臓はなぜかばくばくと波打っている。
抱き着いてきていたちいさな身体をぎゅうぎゅう抱き締め、何度味わっても飽きない唇を塞ぐ。
おずおずと伸ばされた舌に自分のそれを絡めて、互いの混ざり合った唾液がその白い首筋に流れるのも構わずにただ口付けを交わした。
「良牙、おこんねえのかよ…?」
「なんでだよ」
「だって、気持ち悪いとか思うだろ?ほんとはおれ、男なのに、身体だけしか女じゃないのに、お前想ってイっちまうなんて…」
「へえ?」
ぼろぼろと発覚する事実に俺がにやりとすると、らんまは失言に気付いたのか真っ赤になった。
「あ、今のナシ!」
「もう聞いちまったよ。俺のナニ想像してイくんだ?」
「あ、ぅ…」
至近距離で逃さないように見つめると、おずおずとらんまが口を開く。
「だ、だからさ…お前がたまに触ってきた感触とか、その…腹筋の堅さとかさ…」
「他には?」
「うう…っ…声とか!」
もう良いだろう、と言わんばかりに俺の顔を手で遮ろうとする、らんまの顔はこれ以上ないくらいに赤い。
俺はもうどうしようもない気持ちで、らんまの目元に、額に、頬に、耳に、首筋に、指先にへと口付けた。
「な、良牙…」
今までと違い、不安に声を震わせながららんまが囁いた。
「良牙…しよ?」
今更その意味が分からないわけはもちろんなく、俺たちはもう一度深い口付けを交わした。
558キス・良牙×らんま 7/10:2010/09/26(日) 05:53:53 ID:cCnOamGk
ゆっくりと寝袋の上に押し倒したらんまが、照れるように少しはにかむ。
「この態勢ってはじぃな…」
「なんでだよ」
音を立てて耳にキスを落としてから、ゆっくりと首筋を辿り鎖骨に吸い付く。
白い肌は唇で触れると果実のようにどこまでも滑らかで、舌を滑らせればまるで甘い様に思えた。
「だってさ、いっつも立ってるか座ってるかだしさ、それにこう、転がってるだけとか初めてだしさ」
うろうろと視線をさ迷わす姿に思わず吹き出しそうになる。
緊張しているのだ、あの自信に充ち唯我独尊を絵に描いたようならんまが!
「わかったからほら、俺に抱き着いとけ」
寝袋を掴んでいた手を拾い、自分の首へと誘導する。
うー、と呻くのがことさら可愛くてもう一度触れるだけのキスをすると、俺は本格的に行為を始めた。
服を脱いでしまったらんまは、今はもう男物でサイズの合っていない、ぶかぶかの下着を身に付けているのみだ。
動いた拍子にずり上がったタンクトップをさらに押し上げて、俺はらんまの小柄な身体にはいっそ大きすぎる二つの果実を露出させた。
「ぁ…」
「見られただけで感じるのか?もうちょっと堅くなってるな」
吸い寄せられるように向かって右側の胸を舐め上げると、らんまから子猫のような悲鳴が上がった。
「にゃ、だめぇ…っ」
「なんで」
舌でなぶり、やわやわと甘咬みする傍ら、もう片方のそれも空いた手でこねくり回してやる。
先端を尖らした舌で抉り、たまに犬歯を掠めてやると堪らないといった様子で回してくる腕に力を込める。
「だっ、て…っあ、おかしくなる…!」
もとが白い肌なだけに、赤く、そして唾液で濡れそぼったそこは酷く淫猥だ。
ぷっくりと立った右側に満足した俺は、構わず左側も同じように口に含んだ。
「ふ、あぁ…!ん、ぅぅ…っ…」
胸元にある俺の頭を抱きしめるらんまのあつい吐息が、俺の鼓膜から下半身を刺激する。
乳首だけでなく乳房全体の柔らかさを楽しんでから、俺はらんまの全身に触れていった。
バランスの良い肉付きの足はきゅっと足首がくびれており、身体の柔らかさを利用し片足ずつ抱え込むように引き寄せる。
膝裏や爪先に口付けると足全体が震え、指の付け根や足の窪みに舌先を這わせると甘い悲鳴が上がった。
その反応が楽しく足の指を口に含むと、流石に驚いたようにらんまが慌てた声を出す。
「ちょ、だめだって、きたねえだろっ」
「心配すんな、ちゃんと水筒で口濯いでからやってやるから」
「じゃなくっ…ひゃんっ」
ばたばたとあばれようとするのを体重をかけて押さえ込むと、足の指の股をれろりと舐める。
人体の急所は耳や鳩尾といったポピュラーな箇所の他、関節や末端などがある。
それは格闘の技をかけるときに重要なポイントであるのだが、まさかこんな応用が効くとは。
「りょうがあ…」
「んだよ」
じゅるっと親指を唾液ごとすってやるとびくんと足が痙攣する。
頬を染めて、らんまが少し躊躇うようにこちらを伺っていた。
「おまえ、なんか慣れてねえ…?」
言外に含まれる「童貞じゃなかったのかよ」という問いかけには答えずに、捕らえた足の甲の側面を踵から爪先へと撫で上げる。
不意打ちに驚く声に気を良くして、くったりとしたらんまの脚を解放すると、俺は宣言通りに水筒の水で口を濯いだ。
559キス・良牙×らんま 8/10:2010/09/26(日) 05:55:03 ID:cCnOamGk
「りょうが…?」
「なんだ、お前も飲みたいか?」
「ん」
ひっきりなしに鳴くせいで純粋にのどが乾いたらしいらんまにも水を飲ませてから、しっかりと蓋を締めた水筒は隅に追いやる。
改めて向き合い、僅かに水滴の残る赤い唇を吸う。
行為のせいなのか、先程水を飲んだせいなのか。
ひどく甘く感じる口付けの傍ら、俺はあえてそのままにしていたらんまの下着の中心を、そっと指でなぞった。
「ふ…っにゃあ…」
角度を変える度に唇の端から漏れる甘い吐息を感じながら、俺はするりとらんまの下着をなよやかな脚へとずり下げた。
そっとらんまの左膝を撫でてから引き寄せ、横へと倒していく。
脚と脚の隙間に身を埋めると、俺は到々ランプの薄明かりのもと晒されたらんまの淡く色づいた秘処を余すことなく眺める。
室温とはいえ外気に触れひくつくそこからは、とろりとした蜜が溢れまるでこちらを誘っているようだった。
「すげえな、ほとんど触ってなかったのにすげえ濡れてる…」
「い、言うなよ…」
見つめる俺の眼を隠そうとするように伸ばしてきたらんまの白い手を捕まえ、その指先にキスをしてやる。
ん、と甘い声を出したらんまの両手を握りながら、俺は上気した顔を覗きこんだ。
「触るぞ?」
「…いちいち聞くなよばかりょうが」
繋いだままだった手を今度はらんまが引き寄せる、まるで少し前の俺のまねをするかのように人差し指をたっぷりの唾液と共に舐め、しゃぶる。
仕舞いとばかりに小さく歯を立てる、痛みと言うには甘すぎるそれに俺は苦笑を洩らした。
らんまは乱馬であり、乱馬は俺の古馴染であり生涯のライバルたる相手だろう。
なのに、俺は今目の前にいるらんまにこんなにも欲情して、らんまだって俺に対して似たような感情を少なからず持っているらしい。
らんまの意図を汲み、先程まで愛撫されていた人差し指を、俺はゆっくりとらんまの中心へと侵入させた。
初めてかと聞いたら蹴飛ばされるだろう、しかし慣れた様子もないので、自分の都合のいい方に考えることにする。
やはり狭いそこはけれど愛液と唾液のお陰で、どうにか指の本文を呑みこんだ。
「く、んん…」
「痛けりゃ言えよ」
あいている手で頭を撫で、耳をくすぐり、背をさする。
鼻や頬に小さくキスを落としてやると、痛みのせいか閉じていた眼を、らんまがゆっくりと開いた。
「りょうがあ…」
「ん?」
「…、して?」
耳元でもしょりと囁かれた言葉に、はにかむ口元に、今までのどんな痴態よりも強い衝動を感じて俺は焦る。
「お前…ほんと好きだな…」
「っ、してくんねえの…?」
「ばあか」
すっかり乱れてしまった赤い頭を引き寄せて、俺はもう何度目とも知れない口づけをらんまに落とした。
ふっくらとした下唇を甘噛みして、咥内に舌を滑り込ませて。
敏感な歯の付け根をなぞり、上あごの柔らかな部分をつつく。
応えるようにこちらの側面をなぞるらんまの舌を捕まえて、絡めて。
お互いの呼吸を、唾液をすべて奪いあうような、与えあうような口づけを交わした。
その間も俺の効き手はらんまの秘処をまさぐり、ゆっくりと小さな円を描くように動かしていた人差し指は漸く根元まで埋め込まれていた。
きゅうきゅうと熱い肉が締めつけてくる感触に、未だ指しか入れていないというのに俺は背中がぞくぞくとしていた。
出来るだけらんまに負担を与えないように、丹念に指を動かす。
だが、やはり痛むのだろう。
きゅっと眉間に眉を寄せたらんまの息は乱れていた。
560キス・良牙×らんま 9/10:2010/09/26(日) 05:57:55 ID:cCnOamGk
「なあらんま、ものは相談なんだが」
「ん、なんだよ…さっさと続けろよ…」
「そのことなんだがな」
確かに痛みを耐えるらんまはそりゃあもう色っぽいしそそられるのだが、相手に無理強いをさせるのは男としてみっともないし気が引ける。
少し蒼くなってしまった頬を撫でてから、俺は指をそっと抜いた。
「んぁ…なんで…?」
まさかここまで来て、と裏切られたような眼で見上げてくるらんまの頭を、あやすように撫でる。
そのまま身を屈みながらしろい太ももの付け根にキスマークをひとつ散らす、途端に上がった甘い声に俺は疑問を確信に変えた。
「気持ち良くしてやるから、ちょっと大人しくしとけよ」
「へ?え??」
あらぬところにある俺の顔に呆然とする、らんまのそんな表情さえかわいく見えるだなんてもう末期だ。
理由なんてのは後で考えることにして、俺は眼前にあるらんまの秘密の花弁をそっと舐めあげた。
「んにゃあっ?」
びくん、大きく跳ねた身体が震えるのは快感を拾ってだろう。
俺は気にすることなく舌に唾液を乗せると、れろれろとらんまの柔らかに濡れそぼったそこに舌を這わせた。
「あ、あ、ちょ…まっ」
「待たねえ」
大きな胸とは違いこちらは身体に見合った小さな唇は、まるでこの行為を待ち構えていたかのようにとろとろと溶け始める。
らんま本人はぐいぐいと拒むように脚を締めているつもりなのだろうが、白い太ももが頭を包んでくるのはなかなかに気持ち良いし、第一力なんてもう入っていない。
「ふ、あ・…りょおが、やぁ…」
甘い声で首を横に振る、らんまの表情だってそこに残るのは快感ばかりだ。
行為の途中からなんとなく感じていた、らんまの弱いところ。
それが俺だからなのか、元からの嗜好なのかは知らないけれど、どうやららんまは、口から施される行為に弱いらしい、ということ。
できれば前者であればいいと思うなんて馬鹿げているかもしれない、けれど快楽に翻弄されるらんまを見ていると、そう思えてならないのだ。
こんな顔、姿を他の奴なんかに見させてたまるか!
さり気なく挿入した指にももうらんまは痛がることもなく、日本の指をぬぷぬぷとうまそうに咀嚼している。
ナカはますます熱くなっていくようで、もっともっとと言わんばかりに扇動している。
三本目の指を入れ、小陰よりも少し上にある、小さな粒をぢゅうっと強く吸った。
「ひゃぁぁっ」
びくびくっと一際大きく震えて、らんまがぎゅうぎゅうと胎内の指を締めつけてくる。
ぶるぶると震える内股に、どうやららんまがエクスタシーを感じたのだと知った。
「大丈夫か?」
「ん、ヘえき…」
身体中を上気させ、らんまがゆっくりと頷く。
直接キスするのは嫌かと思い頬や額に唇を落とすと、らんまのほうから俺の頭を捉えて唇を合わせてきた。
「ごめん、おれ、なんて言ったら良いかわかんねえんだけど」
「ら、らんま!?」
まるで泣き出す寸前の様な顔で、らんまが囁くと同時に、俺の未だズボンを履いたままだった下腹部をなぞる。
細く熱い指先が張り詰めていた前をくつろげ様とするのに思わず声が裏返ってしまった。
「おれ、良牙が欲しい…っ」
誘惑には充分すぎる誘い文句に、むしろ爆ぜなかったおれの熱を褒めてやりてえ。
「な、触ったりとか、なんかしなくていいのか…?」
おずおずと尋ねてくるらんまを征して、俺は再びらんまの秘処に指を侵入させた。
確かな熱と開く傍から溢れる蜜に、らんまが恥ずかしげに眼を逸らした。
「そ、その、やって貰ってばっかしじゃ借り作ってるみてえでさ、」
「こんな時までんな考え方すんじゃねえよ」
実際のところ、俺の分身は既に高ぶっていて、らんまに変な刺激を与えられてしまったらむしろ危ないというのが経験のない俺にもわかっていた。
というかここまで我慢できたのだって奇跡みたいな話だ。
「別にお前の顔とか、頭はさんでくる太ももとかで充分気持ち良かったし」
「は、恥ずかしいこと言うなあっ!」
561キス・良牙×らんま 10/10:2010/09/26(日) 05:59:29 ID:cCnOamGk
それをいうならもっと恥ずかしいことに、俺はそれだけじゃなくて、感じているらんまの喘ぎ声や、蜜壺のあまいような匂い…
そしてらんまが俺の手で感じている≠ニいう状況に、少なからず興奮していたのだ。
確かに元が男であるらんまならば、センズリだってかなり気持ち良くしてくれるのだろう。
けれど今目の前に居るのは初めての経験に震える女の子なわけで、自分としては出来るだけ優しくしてやりたいのだ。
「恥ずかしがんなよ」
「…今更っつうのかよ…」
「これからもっと恥ずかしいことするんだが」
「うっせえやい」
今度はぎゅっと抱きついてきて、俺から顔を隠そうとする。
しっとりとした赤毛にまみれた耳にキスをして、俺はらんまに最後の了承を求める。
「なあ、良いか…?」
「だからいちいち聞くなよ、ばかりょーが」
ぎゅうと力いっぱい抱きついてくるらんまに頷いて、俺はそっとその熱く誘う秘処に自分の熱を宛がう。
お互いの体液で濡れた性器同志は、それでもまだすんなりとは馴染まない。
「らんま、息止めんなよ」
「ふ、はあ…っ、わかっ…てらあ…」
一度イったとはいえ、指以外に初めて迎えたのであろう物質に、らんまの蜜壺は戸惑うように揺らめく。
「全部入ったあ…?」
「まだだ…」
「ん、まだあ…?」
「もうちょい…っ」
「ふあぁっ」
けれど最初に指を入れたのとは明らかに違う反応に手ごたえを感じ、俺はゆるゆると腰を進める。
初めで感じるその場所は、指で触れていた時よりももっと熱く、そして繊細に動くようだった。
先の一番太い部分を呑みこみ、窄まりから徐々に太くなっていき漸く根元までをらんまの胎内に埋め込む。
「入ったぞ…」
身体の下で震えるらんまに触れ、顔を見ようと屈む。
だが、先程まで抱きついていたらんまは、両手で自らの顔を覆っていた。
「らんま?」
「しゃべ、な…」
「え?なんだって」
「だからしゃべんなって・・あぅっ」
べりべりと手を引っぺがすと、真っ赤な顔で泣くらんまがそこにいた。
すっかり下がってしまった眉尻にキスをする、これが苦しいだけじゃなくて気持ち良いのを見つけだしているサインだというのを俺はもう気付いていた。
「らんま、動いていいか」
「や、だめ、待って」
「だってお前が動いてほしいんだろ…?」
ふたりの間で小さく震えるらんまの陰核をそっと指先でつつく、んっ、と息をつめたらんまの腰が揺らいだ。
なあ、とまるで猫の鳴くようにらんまに窺いを立てれば、ぶるぶると震えながららんまは頷いた。
「お、おれの為じゃなくて、良牙が動きたいって言うからだからな!」
「はいはい」
もうきっと働いていないのだろう頭で叫んだのがとんでもない告白だったのは、たぶんらんまは忘れてしまうだろう。
緩んでしまう頬をもう俺は隠しもせずに、らんまの中に入れたままだった熱の中心をゆっくりと動かし始めた。
最初はナカに馴染ませるように、徐々にストロークを強くしていく。
絡みついてくるらんまの蜜壺は例えようもない熱を持っていて、奥へ奥へと誘うような肉の動きにともすればすべて持って行かれそうになる。
少しでもこの時間を長引かせたくてぎりぎりまで腰を引けば、くぷりと隙間から蜜が流れるのと同時、らんまから切ない鳴き声が漏れる。
「ぁ、あ・だめっ…」
もうなんでなんて意地の悪いことは聞かないし、俺にもそんな余裕はない。
ただ腰に背中に絡みついてくる手足がもっとと強請っているのだと告げているし、それだけじゃなく全身でらんまは快楽に悶えていた。
もう一度奥まで深く埋め込んで、また窄まりまで腰を引いて。
どんどん速くなっていく律動に全身を翻弄されるらんまをなんとか捕まえて、はくはくと忙しなく酸素を求めるあかい唇を俺は自分のそれで塞いだ。
途端に狂おしいくらいに何度もらんまが締めつけてくるので、俺は最後の全身全霊をこめて自分の熱をらんまから抜き去った――
562キス・良牙×らんま 11/10:2010/09/26(日) 06:02:34 ID:cCnOamGk
「、んでえ…?」
はあはあと忙しない呼吸を繰り返しながら、腹や胸に白い飛沫を浴びたらんまがゆっくりと瞬く。
俺はその光景を三秒ほど見つめて脳裏に焼き付けると、快感の開放による疲労をなんとか誤魔化しながら、リュックのポケットからティッシュを取り出した。
「ちゃんと拭いてやるから安心しろ」
「じゃなくて!…なんで、抜いたんだよ…」
「お前、中だしして欲しかったとか言うなよ、女のカッコで」
「男なら気持ち悪いわ!じゃなくてだよっ!」
じっとみつめてくる、その目が言わんとしていることはなんとなくわかっていた。
柔らかな身体から汚れを拭い、ついでに自分の汚れも拭って適当なビニル袋に放り込む。
「なんで抜いたんだ?…その、一番気持ちイイ瞬間に…」
「お前な、考えりゃわかんだろ」
もそもそと恥ずかしげに言う、らんまの異常な色っぽさに反応しないように気をつけつつ、隅に追いやっていた水筒と手ぬぐいに手を伸ばす。
「中で出しちまって、万一ガキでも作っちまったらどうすんだよ」
「そりゃあそうだけど…」
どこか釈然としないらしいらんまの身体を湿らせた手ぬぐいで拭ってやりながら、俺は溜息を吐いた。
「お前だってわかるだろ?成人も就職もしねえうちからガキなんざ作っちまったら、出来たガキがかわいそうだろうが…」
どうせならちゃんと地に足ついてから…などと無意識に口走りながら、さて首元でも拭ってやろうと顔を上げたところで。
けれど俺は予想外のものを見てしまった。
まるで先程の行為の途中だったかのように、こちらを見るらんまの顔が耳まで赤く染まっていたのだ。
「おいらんま、おま、大丈夫かよお…」
「うううううっせえよバカ良牙ー!!」
ばすばすと殴りかかってくるも、力が入らない故にへたり込んでしまったらんまをそのまま抱きとめる。
どうどうと宥める様に抱きしめて、腕の中で小さくなるらんまの頭のてっぺんにキスをしてやる。
「ん?どうしたらんま」
「なななんでもねえよだいたいおめえ、せーしはガマン汁にだって含まれてるっておめえ保険の授業で習っただろばかじゃねえのおめえ」
ぶつぶつとなにやら早口で捲し立てるらんまに、俺はかっと眼を見開く。
「そ、そうだったのか…?」
「そ、そうだぜおめえちゃんとべんきょーしやがればーかばふわっ?」
そうか、らんまの反応がおかしかったのはそういうことだったのか。
「済まなかったならんま…ちょっと我慢しろよ?」
「へ、あの、良牙?」
俺は再びらんまを横たえると、もそり下腹部へと移動した。
改めて冷静になってから見ればらんまのそこはうっすらとしか毛が生え揃っておらず、なんだか少し申し訳ない気持ちになってきた。
「らんま、今おまえの不安を解消してやるからな!」
「や、ちょっと待てってばりょ…ひにゃぁあっ」
今までで一番強く暴れる脚をなんとか押さえつけて、俺はらんまの蜜壺のナカへ深く舌を潜り込ませたのだった。



おしまい★
×××
配分ミスで10で終わらなくてすんませんでした…。
なんか窓のそとでガアガア鳴き出したのでここまで!
…え、ガアガア?ここ田んぼも海も遠いぞ?ムース!?;
おおお付き合いありがとうございました!!

563名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 12:42:55 ID:ciG74NvB
乙!
らんまちゃんエロすぎわろた。
564名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 16:33:36 ID:RgJUV5HM
来てる…だと?gj!
565名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 18:28:38 ID:vekWhmYw
乙です!
良らんが一番好きな俺には最高だった!
566名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 19:32:31 ID:mplL3ito
きもい
567名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 21:11:03 ID:BjRUUBXD
GJ!
ここ最近の作品、良牙が良い思いしすぎwww
568名無しさん@ピンキー:2010/09/27(月) 17:41:03 ID:snsKQK7a
らんま可愛い!
良牙の一人称もちゃんとそれっぽくて良かった。
投下ありがとう&GJ
569名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 02:56:17 ID:qn+KUdL+
良かったです
やっぱり女らんまはエロかわいいねえ
570名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 17:30:03 ID:6KmNxAwL
>545
亀だけど真之介とあかねって需要あるのかな。
ここ最近あかね多すぎだからupしようか迷ってます…
571名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 17:40:44 ID:IpbcfjwS
是非upしてくれ
572名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 18:15:00 ID:O/6sIPbD
早くして…この時期に裸はつらい。
573名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 18:46:55 ID:mAcE6FOP
らんまのエロ小説もキモイけど、それ以上にらんまの恋愛モノはキモいよ。
エロはまだ冗談の範疇で済ませられるけど、

恋愛モノ出してる人ってマジ妄想入っちゃってるじゃん。
あの妄想の入りぐあいきもいんだよね。
574名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 19:04:44 ID:O/6sIPbD

                ハ        _
    ___         ‖ヾ     ハ
  /     ヽ      ‖::::|l    ‖:||.
 / 聞 え  |     ||:::::::||    ||:::||
 |  こ ?  |     |{:::::‖.  . .||:::||
 |  え      |     _」ゝ/'--―- 、|{::ノ!
 |  な 何   |  /   __      `'〈
 |  い ?   ! /´   /´ ●    __  ヽ
 ヽ      / /     ゝ....ノ   /´●   i
  ` ー―< {           ゝ- ′ |
        厶-―    r  l>        |
      ∠ヽ ゝ-―     `r-ト、_,)      |
      レ^ヾ ヽ>' ̄     LL/  、   /
      .l   ヾ:ヽ ` 、_      \\ '
     l    ヾ:ヽ   ト`ー-r-;;y‐T^
      |    ヾ `ニニ「〈〉フ /‖. j
575名無しさん@ピンキー:2010/09/28(火) 19:15:13 ID:ryMSvN32
>>570
ぜひお願いします。
576名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:47:38 ID:HXfDOa9f
らんま=乱馬(男)だから良牙との絡みは考えられない
577名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 00:56:30 ID:vd2KL80o
エロけりゃいいんだよ!!

らんまじゃなくてもいいじゃん、だと?
だったららんまでもいいじゃん
578名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 13:12:21 ID:77Eny01u
乱馬とらんまは別人
579名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 14:25:49 ID:r7Xvw5aZ
>>572
風邪ひかなかった?
っていうか、エロ描写苦手だからあまり期待しないで着衣のままで読むよろし。

>>573
すんません。エロ不得意だから、補完するためにもモロ妄想系です。
嫌な思いをさせないためにも、読まないでくれると嬉しいです…

>>571
>>575
お言葉に甘えて次レスからUPします〜
あんまりエロくないから期待度少なめでお願いしまする。
580真之介×あかね 1:2010/09/29(水) 14:29:09 ID:r7Xvw5aZ
蒸し暑い夏の夜。
あかねは寝苦しさに何度も寝返りを打っていた。
時計は既に深夜を指している。
やっとウトウトしかけたそのとき、
「あかねちゃん。のう、あかねちゃんや」
誰かに呼ばれたような気がして目を開いた。
自室全体をぐるりと見回すが、誰もいない。
「空耳かな…」
もう一度横になった時、今度は耳もとにはっきりと声が響いた。
「あかねちゃんや。やはり見えんかのう…」
その年老いた声に聞き覚えがあった。
「誰なの?」
あかねは恐る恐る尋ねた。
「おお、聞こえとったか。わしじゃ、わしじゃ」
声のする方を見ると、月明かりにぼんやりと浮かぶ老人の姿があった。
「真之介くんのおじいさん!」
「あかねちゃん、元気だったかのう?」
老人はニコニコしながらあかねに手を差し伸べた。
その手を握ろうと手を伸ばすあかね。
「あれ? 触れない…」
「おお、ウッカリしとった。わしは今実体がないんじゃった」
老人は頭を掻きながらヘラヘラと笑った。
「え、実体がないって… おじいさん何か変な妖術でも使ってるの?」
「いやいや…違うんじゃ。 どこから話せば良いかのう…なんだか言いにくいんじゃが」
「あれ… これって夢なのかな? おじいさんは今真之介くんと一緒に流幻沢にいるはずよね」
「イヤイヤイヤ! 決して夢ではないぞ。あかねちゃんや」
老人は激しく首を振った。
「夢じゃないって… じゃあおじいさん、どうして私の部屋に」
「う〜む。大変言いにくいのじゃが。実はわし、今…生死の境をさまよってる最中なんじゃ…」
「えっ? ってことは…」
「まぁ 悪く言えば幽霊ってことじゃな」
「幽霊…」
放心したようなあかねの目にみるみると涙がにじんだ。
「いや… 怖い」
とっさに部屋から逃げ出そうとしたあかねを見て、老人は慌てて行く手を遮った。
「あかねちゃんや、そんなに怖がらんでおくれ… ほれほれこの格好だと和むじゃろ」
老人は瞬間的にいつぞやの花嫁姿になった。
581真之介×あかね 2:2010/09/29(水) 14:32:29 ID:r7Xvw5aZ
まさに妖怪のような老人の姿にあかねは思わず吹き出した。
「…おじいさん。別の意味で怖いです」
言いながらもあかねの恐怖心は次第に薄れていった。
「良かった…あかねちゃん。実はのう、今日は折り入って相談があるんじゃ」
「相談…ですか?」
老人はフウと一息つくと、その格好にはおよそそぐわない真剣な口調で話し始めた。
「実はのう、明日わしにお迎えがくることになっとるんじゃ」
「お迎えって…」
「そりゃ、もちろんあの世へ行くということじゃ」
「そんな! あんなに元気そうだったのに!」
「あかねちゃん、あれでもわしは寝たきりじゃったんだが…」
老人は露骨にがっかりしてため息をついた。
「とにかく、明日わしに寿命が来ることは決まっとるようで、こればかりはいかんともしがたいんじゃ」
「そんな…」
あかねは目を見開いた。
「それで、心配なのは残った真之介のことじゃ」
「…」
「わしらには大した知り合いも身内もおらんくてな。一人残された真之介が寂しくわしの葬式をするのが不憫で…」
老人はよよと泣き崩れた。
「おじいさん、泣かないで… 明日朝一番に私が流幻沢に行くわ!」
その言葉を聞いた途端、老人は泣き止みテキパキと話し始めた。
「約束じゃぞ、あかねちゃん。来るのなら、葬式用に学生服も忘れんようにな。
 あと、葬儀や何やらは自治会の連中に頼めば滞りなくやってもらえるはずじゃ」
「おじいさん、死にそうなんじゃ…」
「何度も言うが今回は本当じゃ。それで…あの許婚とやらも一緒に連れて来る気か?」
「ええ、これから起こして詳しく説明する予定…」
「いかーん!」
突然老人はブルブルと全身を震わせた。
「後生じゃから、あかねちゃん一人でまた来ておくれ」
「でも…」
「すまんのう。図々しく睡眠時間まで奪っておいて、こんなお願いまでしてしもうて…
 でも必ず一人で来ておくれ。そうじゃないと怨んじゃうぞ」
真に迫る形相でそう言うと、老人の姿はかき消すようになくなってしまった。
582真之介×あかね 3:2010/09/29(水) 14:35:15 ID:r7Xvw5aZ
目覚まし時計が5時の針を指した時、あかねはパチリと目を覚ました。
まるで誰かに起こされたような感覚だった。
(夢…にしてはやけにリアルだったけど)
窓辺に立ったあかねは、一人思案に暮れた。
「でも… ちょうど夏休みだし、念のために行ってみようかな」
あかねは独り言を言うと、クローゼットの中から大きなリュックを取り出し、山登りの仕度をした。
老人に言われたとおり、学生服もきちんと入れ、居間に書置きをした後、あかねは天道家を後にした。
電車に揺られながら、あかねは何度も思い出し笑いをしていた。
「それにしても全然怖くない幽霊だったな。どうせ夢だろうけど。
真之介くんのおじいさんに限って、そんなことあるはずないわよね」
窓に流れる景色を見ながら流幻沢での出来事を思い出しもした。
幼いころに自分を助けてくれた真之介。
自分のために背中に致命傷を負ってしまった彼を助けるために、生命の水の源となるコケを必死に取ったっけ。
彼は極度の忘れんぼうで、2度も自分に告白してくれた。
「真之介くんのことだから、私のこと忘れちゃってるかも知れないな」
つぶやくと、あかねはウトウトと眠り始めた。
「次は流幻沢〜 流幻沢〜」
アナウンスが流れ、あかねははっと目を覚ました。
駅に着くと、あかねはリュックをしょって歩き始めた。
小さな山を一つ越え、うっそうとした森に入る。
「やっぱり… 相変わらずなのね」
あかねは以前と同じように巨大な珍獣たちが行きかう森の中を、真之介が仕掛けた罠に嵌まらぬよう慎重に歩いた。
(真之介くんの家が見えてきたわ。全然変わってないわね。早く元気なおじいさんの姿を見て帰ろう)
家の前についたあかねは、長い道のりで渇いた喉を潤そうと井戸に手をかけた。
井戸は透明な水をふんだんに湛えている。
(良かった。もう水が枯れることはなさそうね)
そう思ったとき、背後で戸が開く音がした。
「真之介くん…」
583真之介×あかね 4:2010/09/29(水) 14:38:01 ID:r7Xvw5aZ
「あかね?」
「あ、あの、実はわたし…」
突然訪問した理由をどう伝えれば良いのか分からず、口ごもった瞬間、あかねは真之介に抱きすくめられていた。
「え?! し、真之介くん… どうしたの?」
その問いには答えず、ひたすらあかねを強く抱きしめる真之介。
真之介の涙があかねの服を濡らした途端、あかねは真っ青になった。
「も、もしかして…」
あかねは必死に真之介から離れると、よろよろとした足取りで家の中に入った。
そこには顔に白い布をかぶって横たわる真之介の祖父の姿があった。
「おじいさん…」
「今朝起きたら息してなかった。そして枕元にこの紙切れが置いてあった」
真之介の暗い声を聞きながら、あかねは呆然としていた。
「ウソ…でしょ」
あかねは老人の体を強く揺さぶった。
「…無駄だ。おれも起こそうとして色々やったけど、じいちゃん起きてくれねえ…」
真之介が真っ赤な目で言った。
「そんな…(昨日はあんなに元気そうだったのに…)」
あかねの目に涙が溢れた。
「あかね、泣くな」
言いながら後ろからあかねの体に手を回す真之介も間違いなく泣いているようだった。
二人は体を寄せ合いながら、誰の遠慮もなく涙をこぼした。
窓の外で珍獣がけたたましい鳴き声を上げ、二人は我に返った。
「あかね… なんで来てくれたんだ?」
真之介がかすれた声で尋ねた。
「昨日…夢で真之介くんのおじいさんを見た気がして… 気になって来てみたの」
「そっか… じいちゃん、最後にあかねに何か言いたかったのかな」
「うん… 信じてくれないかもしれないけど…」
「信じるさ。じいちゃん何て言ってた?」
「うまく言えないんだけど… おじいさん、お葬式とかちゃんとやって欲しいって言ってた気がする」
「ぷっ、じいちゃんらしいな」
真之介は思わず笑みを浮かべた。
「それなら、すぐに仕度しなきゃな。あかねも手伝ってくれるか?」
「もちろんよ!」
見つめ合う二人は悲しい顔で笑った。
584真之介×あかね 5:2010/09/29(水) 14:41:04 ID:r7Xvw5aZ
夢で真之介の祖父に指示されたとおり自治会の男衆に連絡を取ると、ばたばたと葬儀の日取りが決まった。
かすみに電話をして数日帰れないことを告げると、あかねは喪主である真之介を助けて色々と奔走した。
忙しく体を動かしながら、葬儀とは近親者の悲しみを和らげるためにあるのだということをあかねは実感していた。
全てが終わり、お骨を墓に納めた後、二人は数日ぶりに真之介の家に戻った。
「やっぱり、あかねが作る味噌汁が一番うまいな」
無邪気にお代わりをする真之介を見ながら、あかねはここ数日ずっと気になっていることを尋ねた。
「真之介くん、前にわたしが来たときは… すごく忘れっぽかったみたいだけど、今はそんなことないみたいね」
「ああ、前は背中の傷があったから、じいちゃんに一日に手桶三杯分の生命の水を飲まされてたからな。
 あれ飲むと異常に忘れっぽくなるみたいで…」
「じゃあ…」
「ああ。今はもうそんなに飲む必要ないから、多分それで忘れっぽいのが治ったみたいだ」
「そっか…」
あかねの心がチクリと痛んだ。真之介が生命の水を大量に飲むようになった原因は幼い頃の自分にある。
「だからおれ、ちゃんと覚えてるぜ。あかね確か婚約者がいたよな。葬式も終わったし、もう帰らなくちゃな」
真之介が寂しい笑顔を作った。
あかねはうつむき、黙々と箸を動かした。
夕食が終わり寝る頃になると、真之介は気を遣ってあかねの布団をついたての向こうに敷いてくれた。
明かりが消え、二人はそれぞれの布団に横になった。
あかねはなかなか眠れず、天井をじっと見つめていた。
(こんなに寂しいところに真之介くんを一人置いてはいけないわ。もう少しだけ、ここに居ようかな)
あかねが寝返りを打ったとき、真之介が口を開いた。
「あかね… 眠れないのか?」
「うん…真之介くんも?」
「ここ数日、何だかんだあって疲れてるはずなのにな」
「そうね。真之介くん、喪主で大変だったものね」
「おれよりも、あかねの方が大変だっただろう? ほんとありがとな、あかね」
言いながら真之介は体を起こしたようだった。つられてあかねも上体を起こす。
「あかね、明日帰るんだろ? 最後に一つだけお願いしてもいいか?」
585真之介×あかね 6:2010/09/29(水) 14:42:55 ID:r7Xvw5aZ
「なに? 真之介くん」
「あの…良かったら…あかねと手をつないで眠りたいんだ」
暗くて真之介の表情は読み取れないが、まるで子供のような口調だった。
「いいわよ。それぐらい」
あかねはクスッと笑った。
間にあったついたては取り払われ、あかねと真之介は並んで横になると、しっかりと手をつないだ。
月明かりがそんな二人をぼんやりと照らす。
しばらくすると、あかねが恐る恐る口を開いた。
「真之介くん、泣いてるの?」
「ご、ごめんな。おれ、前はかなり忘れっぽくて… 毎日楽しく暮らせてたのに…
こんな悲しい気持ちがずっと無くならないかと思うと…」
「真之介くん…」
「生命の水を死ぬほど飲めば、こんな気持ちにならなくて済むのかな」
「…」
あかねは体を起こすと、つないでいた真之介の手を両手で優しく包んだ。
「真之介くん… 大好きだったおじいさんのこと、全部忘れちゃってもいいの?」
その問いに真之介は勢い良く起き上がった。
「そんなの嫌だ!」
「それなら… そんな無茶なことしないで」
あかねは大きな瞳でまっすぐに真之介を見つめた。
「あかね…」
言いながら真之介はゆっくりとあかねを抱き寄せた。
「ごめんな。おれ、絶対にそんなことしない。約束する」
真之介は優しくあかねを抱きしめながら、小さな声でつぶやいた。
(こうやって真之介くんに抱きしめられるの、何度目かな…)
こうされることが少しも嫌ではないことに、あかねは驚いていた。
自然と真之介の背中に手が回る。
「あかね…」
「真之介くん…」
二人はどちらともなく口付けを交わした。
586真之介×あかね 7:2010/09/29(水) 14:45:59 ID:r7Xvw5aZ
初めはついばむようなキスだったのが、次第に濃厚なものに変わる。
真之介の舌を受け入れながら、あかねは初めての経験に体を震わせていた。
息が続かず、思わず顔を離すと、月明かりに照らされた真之介の真剣な表情が見えた。
「じいちゃんがいなくなっちまったけど、おれ、あかねが傍にいてくれるんなら…」
あかねは寝巻きのボタンが一つ一つ外されるのを感じた。
「真之介くん、恥ずかしい…」
あかねは真っ赤になって目を閉じた。
「恥ずかしいもんか、すごくきれいだ。あかね」
月光に照らされ、あかねの胸は瑞々しく輝いた。
真之介は興奮のあまりガチガチと歯を鳴らしている。
「あかね、おれ…」
言いながらあかねの白く肌理細かい肌に手を伸ばす。
両手で胸をつかむと、ゆっくりと優しく揉みほぐした。
「やわらかいな…」
言った後、ためらいもなく中心の突起に舌を這わせた。
「ぁッ」
あかねの体が跳ねる。
「あかね、気持ちいいのか? かわいいな」
「いや、恥ずかしい」
「恥ずかしがってるあかねもかわいいな」
真之介はあかねの服を全て脱がせると、自分の服も乱暴に剥ぎ取った。
「なあ、あかねもおれを見てくれよ」
その言葉にあかねはゆっくりと目を開いた。
途端に自分が一糸まとわぬ姿であることに気づき、思わず両手で胸を隠した。
「あかね、なんで隠すんだ? おれもあかねも裸だ。恥ずかしがる必要ないぞ」
「でも… 初めてだしやっぱり恥ずかしい」
その言葉に真之介の理性のタガは完全に外れた。
「あかねっ!」
真之介はあかねに覆いかぶさると、嫌がるあかねの両足を無理に開かせ、中心点じっくりと眺めた。
「やだ、真之介くん、本当に…恥ずかしいの」
「なんでだよ。すごく綺麗なのに。それになんか…濡れてるぞ」
言いながら秘部できらめきを帯びている密を、舌で丁寧にすくい取った。
「あぁ!」
「すげえな。舐めても舐めても、溢れてくる」
「真之介くん、もうわたしっ…」
あかねは初めての刺激に耐え切れず、軽く絶頂を迎えてしまった。
587真之介×あかね 8:2010/09/29(水) 14:48:26 ID:r7Xvw5aZ
ガクガクと腰を震わせ、涙ぐんだ瞳で自分を見上げるあかねの姿に真之介は有頂天になった。
「あかね、イッたのか?」
「ずるいわ…真之介くんばっかり…」
乱れた呼吸で切なそうに見つめられ、真之介は狂おしいほどの勃起を覚えた。
「あかねっ…おれっ。もう我慢できない、入れるぞ」
そしてまだヒクヒクと蠢くあかねの襞の中に、ゆっくりと自身を沈めた。
「いッ、(痛い…)」
あかねの頭から快感が消え、はっきりとした痛みに変わる。
真之介の方は、進むたびに温かく自分を締め付けるあかねの中で、まさに夢見心地だった。
「あかねっ、ほんとに初めてなんだな。くっ! キツすぎるぞこれ…」
「あぁん!」
あかねが一層高い喘ぎ声を出した。
真之介のものがとうとう根元まで入ったのだ。
「あかね、大丈夫か? すごい汗だ…」
繋がったまま、あかねの胸の谷間に流れる汗を舌で絡め取った瞬間、
「あぁッ!」
あかねは自分の体に電流のようなものが走るのを感じた。
「うっ、そんなに締め付けたら、おれ…」
真之介はこらえきれずに小刻みに腰を動かし始めた。
痛みが薄れ、快感が徐々に全身を襲う。あかねは悩ましげに首を振った。
「し、真之介くん、わたし、何か変なの… あぁん!」
「あかね、すげえかわいい。もっと変になってくれよ」
真之介は思わず強く腰を打ちつける。
あかねの愛液と真之介の体液が混ざり、律動のたびグチュッグチュッと卑猥な音が漏れた。
「あかねっ おれのこと、感じてるか?」
「し、真之介くん、激しすぎ…」
「おれ、世界で一番あかねが好きだ!」
言いながら真之介は自身を挿入半ばの位置に戻すと、もう一度あかねの奥を渾身の力で突いた。
「はぁんッ!」
あかねは思わずのけぞるが、真之介は逃がすまいかとあかねの腰をつかんで離さなかった。
一段と激しく腰を振ると、あかねの喘ぎ声が一段と熱を帯びたものに変わった。
「いッ いや… そんな奥までっ… んぁ! アッ、アッ」
頂点が近いのか、あかねの中はさらに狭くなり、容赦なく真之介を締め付ける。
「あかね、先にイケよっ!」
「いやっ いやっ! 一緒に… はぁん、あ、あ、あぁぁぁん!」
あかねが前触れもなく体を震わせると、真之介は突然強い収縮に襲われ、恍惚となった。
それはかつてないほど甘美なもので、到底我慢のできない瞬間であった。
「ぅ!」
真之介は低くつぶやくと、あかねの中に自分の精を全て注ぎ込んだ。
588真之介×あかね 9:2010/09/29(水) 14:49:55 ID:r7Xvw5aZ
真之介が我に返ると、あかねは自分の腕の中で静かに寝息を立てていた。
「あかね… 無理させたかな…」
真之介はつぶやくと、愛しげにあかねを抱きしめた。
「せめて、今夜だけは…おれだけのあかねだ」
裸のあかねを体全体で包み込むと、真之介は数日振りで安らかな眠りについた。

翌朝、真之介が目を覚ますと、台所に立つあかねの姿があった。
「おはよう。真之介くん」
まるで昨日のことがなかったかのような笑顔に、真之介は不安になった。
「あかねっ!」
真之介はあかねを背後から強く抱きしめた。
「きゃっ! 真之介くん、包丁があるのに」
「あかねっ やっぱり今日帰るのか?」
「真之介くん…」
「あかね!」
あまりに強い抱擁にあかねの息は詰まりそうだった。
「真之介くん、苦しい…」
「ご、ごめん」
やっと離れてくれた真之介を前に、あかねは軽くむせながら言葉を続けた。
「真之介くん、安心して」
「それじゃ…」
「わたし、真之介くんの傍にいるから」
その言葉に迷いは微塵もなかった。
「ありがとう! あかね!!」
真之介は今度は真正面からあかねを抱きしめた。
「わたしこそ、ありがとう。こんなにわたしのこと好きになってくれて」
あかねがポツリと言った。
589真之介×あかね 10:2010/09/29(水) 14:51:48 ID:r7Xvw5aZ
「そういえば、真之介くん、おじいさんが残した遺書みたいなのがあったわよね?」
朝食の片付けをしながらあかねが聞いた。
「あぁ、ちょっと読んだけど意味が分からなかったから戸棚にしまっておいた。
 もしかするとあかねなら分かるかもな」
真之介は戸棚から一枚の紙切れを取り出した。
あかねは声を出して読み進む。

*********
真之介へ
 わしもそろそろ寿命のようじゃ。
 自然の摂理とてわしが死んでもあんまり悲しんではいかんぞ。
 お前を一人残して行く代わりに一つビッグなプレゼントをしていこう。
 このチャンスをモノにせねば男ではないぞ。
 じいちゃんはいつでもお前の幸せを願ってるからな
*********

「真之介くん、これって…」
「あれ、なんか今読んだら…これってまるであかねのことみたいだな」
「でも…」
「おれにとってビッグなプレゼントって言ったら、あかね以上のものは思いつかないもんな」
「真之介くん…」
なんの恥じらいもなく愛の言葉を放つ真之介に、あかねは真っ赤になった。
「おいっ あかね。そんな顔するとおれ、また襲いたくなる…」
はっと気づいた時には既にあかねの唇は奪われていた。

-完-
590名無しさん@ピンキー:2010/09/29(水) 17:19:00 ID:tTz8GHzv
乙!GJ
591真之介×あかね作者:2010/10/01(金) 07:30:09 ID:M5Ogrf6G
>>590
ありがとう。
潮騒っぽくしたかったけど到底及ばずw
592名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 20:27:38 ID:AVNxrpzn
あかねがビッチになったwGJ
593名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 14:22:18 ID:YKp7lCuf
今さらですが>>552-562で良ら書かせていただいた者です
レスくれたり読んでくれたりしてありがとうございました!
良牙視点やエロさは言って貰えて特に嬉しかったですいやっふー


>>589
ちょうど真之介回読み返してたんでなんの運命かとw
素直なあかねは反則かわええです乙でした!
594名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 18:07:01 ID:hURlqKhD
>>580
GJ!
漫画読み返したくなるな
595名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:33:50 ID:erQQ0E5n
なびき×良牙って需要あるだろうか?
596名無しさん@ピンキー:2010/10/02(土) 22:55:17 ID:utnuTaAK
>>593
すごい初々しくて可愛くて、でも懐かしのらんまらしくて、色んな感情刺激されました!
ありがとー!GJ!!!!!
597名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 00:10:59 ID:WYPh0n/F
>>595
お願いします
598593:2010/10/03(日) 09:42:33 ID:n+U7ohNG
>>596
おおおありがとう…!え、良ら者ですが合ってますか!?(笑
めちゃ褒められて照れっぱなしです。またお邪魔したらよろしくお願いしますねー!

599名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 20:48:32 ID:o3qctC5l
良らいらね
600名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 22:49:40 ID:8C22+oLf
良らは生きがい
601名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 02:07:04 ID:qC5qikSi
俺も良らん嫌いだ
602名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 06:15:44 ID:a4/Wd6zY
俺は良らん好きだ
603名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 06:31:28 ID:++RQqsPi
自分も良らんきもい嫌いホモみたい
604名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 11:10:09 ID:lj/lzO4z
俺は良らん好きだ。イヤなら読むな
605名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 12:00:32 ID:q1zT0qvV
良らんとか興味ないしどうでもいいけど
くだらないことで言い争うなら他でやれ
606名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 12:32:31 ID:7cvCsfqP
なびきや右京が可愛い
607名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 20:05:02 ID:a4/Wd6zY
みんな可愛い
608名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 00:11:08 ID:ZYkGmjQ/
みんなえろくて みんなイイ

         みすず
609名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 02:12:31 ID:9WOMQidZ
嫌いなら読まなければいいだけ
わざわざ嫌い宣言する必要はない、好きな人だっているんだし
610名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 14:06:25 ID:DUCjSdTz
文句言ってる人、だったらどういうカプがいいの?
611名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 14:33:50 ID:y3cXGzwe
なぜこんなにケンカ腰になりたがるんだろうな
別に「おまえそれが好きなんだふーん、俺はこっちが好きなんだぜ」
で問題ないのにね
612名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 14:56:03 ID:DUCjSdTz
同意。
最初に注意書きもしてくれてるし、気に入らなければ読まなければ良いのでは…
せっかく力のある職人さんが二度と来なくなるかと思うと悲しすぎ。
613名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 17:24:28 ID:A1e+BANl
>>599
同意
614名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 21:27:32 ID:y3cXGzwe
俺たちの喧嘩みたいなコメントは気にせずに
職人さんには投稿してもらいたいもんだね
615名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 21:11:32 ID:D/ZXSpL9
このタイミングで投稿したら間違いなく叩かれるだろうな…
616名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 23:21:36 ID:7z/vAv/N
つーかさ、
「何で道を歩いてたのに次の瞬間マンホールの中で輪姦されてるんだよ」
みたいな突込みならともかく
「俺はこのカプ嫌い」
っていう自分の好みでの批判っておかしいと思うんだよね
ここは「らんま1/2」っていう作品内にいるキャラを題材にした
エロパロを書くところなんだから
617名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 23:26:25 ID:4rDaeAhX
わざわざ蒸し返す>>616も頭おかしい
618sage:2010/10/10(日) 23:48:37 ID:JpT48lw2
そこでマンホールの中で輪姦されるSSをば
619名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 18:58:57 ID:ockBvQEw
とりあえず良らんが話題に出ると荒れるってことは分かった
620名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 22:19:46 ID:dRKKVHbt
実は男はそんなに良らんを嫌がらない
乱馬とらんまは別物だと思える頭をしてるので、エロけりゃ楽しめる
だから良らんは男性向けの扱いになってる
(腐女子なら、乱馬が男のままじゃないと駄目)
しかし乱馬を疑似旦那と考え、相手の女を自分と想像して読む類いの頭カチカチのノマ女だとそうはいかない
どうしても嫌悪感が出る上に、黙っている常識もないんだろう
621名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 22:26:19 ID:tjzKhvYk
まだ良らんで揉めてるのかよ
さすがにしつこすぎる
べつにアンチじゃなかったけどうざすぎて嫌になってきた
いい加減にしてくれ
622名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 23:13:35 ID:3eaRP6M9
流れ豚切りスマンです。
ここ最近何かと投稿させてもらってる者です。
良牙×あかねのタイムスリップものの続編を書いたのですが、最近のスレの流れに恐れをなしたのでまた来ます。
(見れば見るほど自分のがしょうもない作品に思えてきてしまい…
っていうかそもそも需要があるのか…)
落ち着いた頃また来ます。再見〜
623名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 00:30:49 ID:oxCXM68F
ケンカ(良らんが好きな人と嫌いない人の争い)のせいで
職人さんが帰っちゃった(´・ω・`)
やっぱ過剰な自己主張はあんまり良い結果につながらないもんだね
624名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 14:41:02 ID:rBlloHjv
>>620
らんまや良らんは元は男だから全く萌えない好きじゃないって男はいくらでもいるんだが
レスの気持ち悪さから察すると女らんまスレの住人臭いけどああいう腐りきったスレに篭ってるから
そういう偏った考えしか出来なくなるんだよ
625名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 19:44:45 ID:JMopse/X
荒れるからやめなさい
626名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 20:49:50 ID:e6+ydHyM
>>622
この流れを変えるためにも
是非とも新作小説を投稿していただきたいです…
627名無しさん@ピンキー:2010/10/15(金) 18:11:35 ID:tx1J+4Sx
なびきと九能の小説を読みたい
628名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 21:59:26 ID:TWDFzO+j
すいーと!ならんまおっぱい!
629名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 12:45:42 ID:NL4Rqmar
誰もいないので、らんまのおっぱいは俺のもの!
630名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 22:14:44 ID:wbWx9+lG
とっくに俺のものになってる件
631名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 23:19:23 ID:JGiEjkO9
男の乳やん
632名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 23:27:17 ID:Ihsfic1t
"らんま"だから女だろアホタレ。
633名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 11:21:18 ID:tGCAzheE
Pちゃんプレイ
634名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 03:39:36 ID:vxLY6woQ
幼い頃の右京が公園に1人で居たら親父にエロいことされて
後に再会してまたエロいことを…っていうのをどこかで読んだことがあるんだけど
心当たりのある人居ないかな?
635名無しさん@ピンキー:2010/11/16(火) 05:56:19 ID:5ZWeXvRq
心当たりがあったからブックマーク漁ってみたけど無かった
もう消滅したんじゃね?
636名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 02:07:18 ID:5NzNtJth
>627
激しく同意。
なびきさんが九能ちゃんを手玉に取って女王と下僕、
逆に強引で男前な九能ちゃんに組み敷かれるなびきさん…
どっちも美味しそう。

誰かー!?
637名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 08:50:38 ID:bfeOy92y
良らん否定&女らんま否定厨ので廃墟状態になったけどさ
これってお絵描き創作板で絵師をひたすら叩いて潰した一件とかぶってしょうがないよ
キャラスレや本スレで、作品自体を否定して叩いてる奴や
女らんまキモイって言ってる奴らが荒らしてると思う

ここのスレはまだ健在だから再建可能だし
職人氏の再臨を望むよ
SS投下してまた叩きが始まっても総スルー
普通の住民はちゃんと感想を書き込めば、荒らしが言ってる理不尽さがばれてくると思う
対策はそれしかないけどやらないよりはまし

…で俺もSS書きたいけど、不景気のせいでひたすら仕事だよ
いくらやっても単価が低くてめげそう
俺も玄馬のような悠々自適なニートプータロー生活がしたいw
638名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 10:21:23 ID:IFAtJ1K0
1ヶ月以上も前に終わった話題について蒸し返すのはやめて欲しい
639名無しさん@ピンキー:2010/11/23(火) 10:35:11 ID:FTvZA+Mm
新着があってwktkしてたら蒸し返されてる件
640名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 00:47:35 ID:rKj+K/hf
やぱぱー やぱぱー
641名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 01:14:07 ID:o5o7jRKM
正直言ってらんま二分の一で女らんまがヒロイン扱いなのは当然だと思うんだがな
それを否定してらんまスレが伸びるわけねーじゃん
女らんま以外をすすめる奴は結局エロ書けねーからな
脇キャラやオーソドックスなノーマルエロでらんまがあそこまで続いたわけじゃないんだってのわかってないんだよな

犬夜叉wのエロSSでも書いてろよ
642名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 01:19:27 ID:c9wubH/a
はいはい。
643名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 09:13:54 ID:K59fBRSA
あかねたんかわいいお
644名無しさん@ピンキー:2010/11/29(月) 23:00:04 ID:V4c17QVs
>>637>>641のしつこさで
良らんや女らんまオタが嫌われる原因が分かった気がする
645名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 14:16:15 ID:B7s1uIC0
これ以上空気を悪くするのは勘弁してくれ
646名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 16:08:24 ID:5GjWcyR8
>>644

まあそう言うな

お互い尊重すればみんな幸せだよ
647名無しさん@ピンキー:2010/11/30(火) 23:18:58 ID:KowXSTLQ
>>643
あかねかわいいね
648名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 22:16:11 ID:G77lW5y/
乱あもいいな
649名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 22:47:24 ID:335LJzGe
いいね
650名無しさん@ピンキー:2010/12/02(木) 23:49:07 ID:0qquhUhP
ノーマルの何が楽しいのかわらん
あかね攻め乱馬受けならいい
651名無しさん@ピンキー:2010/12/03(金) 22:26:58 ID:xcBDIi2/
乱あ萌え
652名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 08:31:39 ID:YxlT75Qb
誰か〜新作…
653名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 16:48:08 ID:2MvzBTMc
このスレに限らず留美子系の作品ファンは女が異常に多いからな
そういう女にしてみたらホモに出来ないわ、ノーマルでもないわの
性転換ものはキツいんだろう、わかるわ
エロもお上品ものに終始してるのが多いのが証拠
ノマものは全然興奮できないようなお綺麗なものばっかw女好みの限界と言えばしょうがねーが
654名無しさん@ピンキー:2010/12/06(月) 20:08:47 ID:IXrXEkvx
うる星の女ファンの比率らんまに比べたらかなり低いと思うぞ
655名無しさん@ピンキー:2010/12/07(火) 21:27:53 ID:Td7N1hVB
>>653
空気読め
そんなこと書いたら誰も投稿しなくなるだろ
ってかレスの内容から察するとまた良らん厨?
いい加減にして下さい
656名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:31:19 ID:MbmCCsOp
乱あも、乱右も、良らんも、シャンらんも、全部ひっくるめてらんまのエロパロが好き
657名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 00:42:08 ID:Q9Hm6uES
原作終了してから10年は軽く経ってるのに8スレまで続いてるのは何気に凄いと思う

文章は性差が出やすいから仕方ない、しかもエロパロなんかだと特に
658名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 09:01:47 ID:vjLmwM3Q
>>655
らんまアンチ必死すぎてキモキモキモキモ
659名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 22:23:12 ID:QjSVApnM
>>658

私は>>655じゃないが、655の言いたいことは、良らんモノの二次が厭ってことだろ。
らんまアンチではない。

らんまファンは、純粋に作品を楽しめ。作品を穢すな。
660名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 22:31:58 ID:U8/vkuL4
d
661名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 23:22:46 ID:vjLmwM3Q
エロパロスレで言うようなことかね
662名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 23:32:11 ID:K+Xvsw0G
煽り続ける対立厨に振り回されていると、このスレも滅びるしかなくなる
663名無しさん@ピンキー:2010/12/08(水) 23:40:33 ID:vjLmwM3Q
漫画板の連中おばばでエロトークしてる...
664名無しさん@ピンキー:2010/12/10(金) 13:59:15 ID:fRhCEQpw
レベル高ぇぜ!
665名無しさん@ピンキー:2010/12/12(日) 01:15:12 ID:ZDruQOW1
おばば若い頃めっちゃ美人!
666名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 12:58:43 ID:mm2+D4tF
タイムスリップものの続編、メッチャ読みたいです!!
職人様〜
667名無しさん@ピンキー:2010/12/14(火) 18:36:57 ID:GlEeMKpY
タイムスリップものってどれだっけ…?
668名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 15:34:42 ID:gp5QZihh
あかねの純潔が無理やり奪われるのがよい
669名無しさん@ピンキー:2010/12/22(水) 22:31:35 ID:4aGFnwjg
誰に?
670名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 00:10:05 ID:Wuhw26TM
実際問題、性転換したオカマでも相当可愛い奴は惚れる。
元男だと思っても多分やれる。

らんまは間違いなくやれる。
671名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 13:46:22 ID:/dCDWvyb
あかねが男になったらかっこいいだろうな〜
672名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 18:22:33 ID:uSzBYzSS
送られてきた男溺泉を男どもが取り合ってたらあかねにかかっちゃって…みたいな感じでありそうだな
そしたらやっぱ男あかね×女らんまなのかな
673名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 20:57:54 ID:gzY34W32
らんま 1/3でやってたな。
674名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 21:00:48 ID:zRrkm1rR
>>671
たしかにかっこよさそう
675名無しさん@ピンキー:2010/12/24(金) 22:39:55 ID:gzY34W32
新しいまとめを作りたいがまとめ方が良くわからんな…
676名無しさん@ピンキー:2010/12/25(土) 11:48:44 ID:7iAXcdS3
@ウィキオヌヌメ
677久能×なびき1:2010/12/31(金) 02:46:25 ID:xo9C9xvw
途中までできたので投下。

*******
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ……」
勝ち誇ったような天道なびきの低い笑い声がホテルの部屋に響き渡る。
目の前には、意識を失ってベッドに倒れこんでいる、久能帯刀。
高校時代は変態の悪名高き久能だったが、なにがどうしたことか、
いまでは新進気鋭の若社長として世間でもてはやされている。
もちろん、なびきの目には、金のなる木にしか見えていない。

単純極まりない作戦であった。
会社帰りの久能を待ち伏せし、あかねの写真をちらつかせながら、
言葉巧みにホテルの最上階にあるバーに連れ込む。
久能があかねの写真に気を取られた隙を狙い、久能のグラスに薬を投入。
あとは、ロイヤルスイートの部屋を指定したうえで、久能を運んでもらうだけだ。
このホテルが久能グループの傘下であること、
支配人と久能が顔見知りであることは当然調査済みである。

「なーんて簡単なのかしら♪」
スルリとグレーのスカートを床に落とし、なびきは黒のスリップ一枚の姿になった。
高級そうな黒のレースのランジェリーと一点の曇りもない真っ白い肢体が、
なまめかしく薄い布地の下に映る。

あとは久能を脱がせて、既成事実の写真を撮り、朝を待てばいいだけ。
その写真一枚と引き換えに手に入る儲けの大きさを考えるだけで、
またも笑いが止まらなくなりそうである。
678久能×なびき2:2010/12/31(金) 02:50:12 ID:xo9C9xvw
「さてと!」
なびきは久能の上に馬乗りになった。
「にしても、スーツ姿の久能ちゃんって初めて見るわねー」
少し首をかしげながら、しげしげと眼下の男を眺めた。
顔は決して悪くない。
スーツ姿は見慣れないと感じるが、似合っているとも思う。
動いたりしゃべったりしなければ、いい男の部類ではあるのだ。
が、そんなことはもちろんなびきには関係ない。

「ま、とりあえず、今は脱いでもらわないとねー♪」
手早く上着を脱がし、ネクタイを外す。
何の躊躇もなく、ワイシャツの三つ目のボタンを外そうとした、そのとき。
カッと久能の目が開いた。
「なにをしている?」
「く、久能ちゃん!?もう起きちゃったの!?」
「む……?」
なびきが両手の親指と人差し指と小指を立てつつ固まっている下で、
久能はあたりを見まわした後、マイペースにつぶやく。
「なるほど! ぼくは寝てしまったのか! 
ここのところ仕事が忙しく寝不足だったからだな。
ぼくとしたことが油断をしてしまった。おまえがここまで運んでくれたのか?」
「いや、運んだのは私じゃなくて、ホテルの支配人さんに頼んだんだけど……」
「というか、なぜそんな格好をしているんだ?」
久能の視線は、ちょうどなびきの胸元に注がれている。
黒いレースの下に、胸の谷間がばっちり見えている。
「もしや、天堂なびき、貴様……」
「えっと、あの、久能ちゃん、その誤解しないでほしいんだけど」
なびきが慌てても、もう遅かった。
「きゃあ!」
くるりと上下が入れ替わる。
「すまなかった! おまえがこんなにぼくに恋焦がれていたとは……。
あやうく恥をかかせるところだったな!」
「えっ? ちょ、ちょっと久能ちゃ……」
「結婚しよう!」
ぎらぎらとした目をした久能がなびきに覆いかぶさった。
679久能×なびき3:2010/12/31(金) 02:52:44 ID:xo9C9xvw
とっさのことでなびきも避けきれない。
(ちょ、ちょっとなんで久能ちゃんとキスしてるのよ、私……!)
久能の口づけは情熱的だった。
必死に閉じようとするなびきの唇を割って、熱い舌が滑り込む。
乱暴に口内をかきまわされ、時に強く吸われ、息をするのもままならない。
(なん……か、へん、な味がするっ……)
なびきが久能のグラスに入れた薬は、シャンプーの祖母、コロンからもらったものである。
ということは。
(も、もしかして、睡眠薬じゃなくて、媚薬をよこしたんじゃ……あんのババァ!)
なびきが冷静に思考できたのは、ここまでだった。
(やだ……! な、なんか、熱い……)
久能の唾液を通じてなびきにも媚薬の効果が表れ出しているのだが、
思考能力が極端に低下した状態では、そこまで頭が回らない。
なびきにはどうすることもできなかった。
抵抗するつもりで舌を動かすが、久能の熱い舌と予想外に触れ合う。
ざらりとした感触に思わず声が漏れた。
「……っんう!」
(ど、どういうこと? きもちいい、とか……うそでしょ!?)
いけないと思いつつ、快感が誘うままに舌を動かしてしまう。
久能の舌の動きから与えられるモノだけでは足りない。自ら求めて動いてしまう。
いつのまにか、二人の体は密着し、まるでなびきが久能にしがみついて、
キスをねだっているような体勢になってしまっていた。
(こんなのって……マズイ、マズイわよ……!)
さすがに息が苦しくなって、どちらからともなく唇を離す。
「はぁ……はぁ……くのう、ちゃ……」
くわっと目を見開き、感極まったように久能がつぶやいた。
「い、色っぽい……!」
「へっ?」
「なびきっ! 君が好きだっ!!」
「ええっ……! きゃっ!! やぁ……」
勢いよく抱きつかれて、なびきは動揺を隠せない。
680久能×なびき4:2010/12/31(金) 02:56:29 ID:xo9C9xvw
なんとか誤解を解かねばならないと思うのだが、
媚薬の力で、つい体の感覚のほうに引っ張られてしまい、うまくいかない。
また、媚薬の効果が強く現れたうえ、目の前の光景によって最高潮に
興奮している久能の勢いにも勝てそうにない。

久能にとっては、なびきの艶っぽい声すべてが、自分への愛の言葉に聞こえているのだ。
いつのまにか、頭のどこかで、このまま最後までしてしまってもいいかも……、
と思ってしまうなびきがいた。

これは媚薬の力なのか。
もしや、いままで心の奥底に沈めていた久能への想いに、こんなきっかけで気づいてしまったのか。
(あたし……久能ちゃんのこと、嫌いじゃ……なかった、のかも……?)

その油断をついて、久能の手がなびきの下半身に伸びる。
ガードする間もなく、黒のランジェリーの下に、久能の長い指が滑り込んだ。
「ひぁ! く、くのうちゃ……やぁっ!」
「……ものすごく濡れている」
真顔の久能は、何かの実験結果を読みあげているかのようだ。
「ちょっ、やぁっ! う、うそ……あぁんっ!」
さらに強い刺激がなびきを襲う。
なびきは自分の声が恥ずかしくて、もう真っ赤だった。
ぬるり、ぬるりと、愛液の感触となびきの敏感な部分の感触を確かめるように、
久能の指がゆっくりとそこをなぞる。
そのたび、聞いたこともない自分の声が響く。
「あっ、あぁっ……やぁ……そ、そこぉっ! あぁあん!」
緩急をつけながら、一番敏感な部分を探り出し、いたぶるように責められ、
なびきはもうたまらなくなってしまっていた。
「なんて愛らしい……僕は、そろそろ我慢ができんぞ……?」
久能は、うっとりとした目つきで、快感に喘ぐなびきの首筋にそっとキスを落とす。
そのまま柔らかな肌にキスを落としながら、久能は器用に体勢を変え、なびきの足を開いた。
いつの間にか、なびきは久能を受け入れやすい体勢に導びかれており、挿入を待つ正常位の形になっている。
「ちょ、ちょっと、久能ちゃん! ……本気、なのよね?」
「ああ、本気で、なびき、きみを愛そう」
真剣な瞳の久能を見て、なびきは覚悟を決めるしかなかった。
「……その言葉、忘れないでね」

*****
ここまで。
681名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 09:44:04 ID:etPRggOs
GJ
682名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 13:52:43 ID:+P6XZvP7
GJ!

あと一応言っておくと「久能」じゃなくて「九能」ね。
683名無しさん@ピンキー:2010/12/31(金) 20:14:16 ID:QdqhKSZa
激しくGJ!
684名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 20:31:42 ID:ZBHIQOHW
乱馬とあかねでエロまでえらく長いんだが、需要はあるのだろうか
685名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 20:33:44 ID:isoIakyS
あるよ
686名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 14:09:07 ID:WcAZwrul
まだかな?
687名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 21:11:20 ID:fJ0QNFqe
ぜひ投下してくれ
688名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 10:39:13 ID:YOZvk1ii
全裸待機中
689名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 01:18:51 ID:Qk/5LsBb
まだかな?
690oohoo
そういえば、
らんまが女になって、良牙に中だしされて、孕まなかったら男に戻って、あかねと付き合うっと言うようなエロパロディ小説があったけど誰か知らない。?