◆◆ ルミナスアークでエロパロ6 ◆◆

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933名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 03:56:45 ID:xbe8tByO
『アシュレイの休日』

ウルガルド魔法学院花壇前

「あの、アシュレイお姉さま…」
「どうしたんだ、クロエ」
クロエと呼ばれた少女は、もじもじしながらも、自分の要求を口にした。
「アシュレイお姉さま!私たちと、Hなことをしてください!」
「………な、なんだと!?何を言っているんだ!?ふざけるのもいい加減にしろ!」
「アシュレイお姉さま、私たちはふざけてなんていません!」校舎の陰から黒髪の少女が出てきた。
「そうです!」
寮の方からは金髪の少女が現れる。
「ケイトにエマまで…冗談じゃないなら一体どういうことだ?」
「私たちは今まで、アシュレイお姉さまのそばに居ました。でも、あの双紋のラピスが来てから、お姉さまは私たちから離れていってしまいました」
「しかも、ディーノさんが来てからはますます私たちから遠くなってしまいました」
「なので、私たちは自分たちの手で、お姉さまを私たちの方に向かせることにしたのです!」
「ちょっと待ってくれ、まだよく分からな――」

ビリィィィ!!

アシュレイが着ているウルガルドの制服が無惨に裂ける。
「キャアアァァァ!!」
「ちょっと、静かにしてないと、他の人が来ますわよ」
「そうですわね。では、このテープを口に貼っておきましょう」
「名案ですわ!」

ビリッ、ペタペタ
ビリッ、ペタペタ

ガムテープがアシュレイの口に貼られていく。
「んー、むー!」
「あはは、何を言っているのかまったく分かりませんわ」
「素敵ですわよ、アシュレイお姉さま」
風紀委員の少女たちはアシュレイを眺めてくすくすと笑った。
アシュレイは力ずくでクロエが握っていた右手を口元に持っていき、ガムテープを剥がし、怒鳴った。
「お前たち、一体何が目的だっ!」
少女たちはまたくすくすと笑い、言った。
「もう言ったでしょう?アシュレイお姉さまの心を私たちのところを取り戻すって」
「ですから、こうやって私たちのこと以外考えられないようにしてるんじゃありませんこと?」
「それよりもクロエ。お姉さまの両手をしっかり握っていてくださる?」
クロエは、そうですわねと返事をしてアシュレイの両手を握り締めた。
女性とはいえ騎士見習いである。かなりの力にアシュレイは目をひそめた。
エマがアシュレイのスカートを捲り、その下にある可愛らしいショーツに触れた。
「なっ!?」
「あら、そういえば貼っておいたテープも、お姉さまが剥がしてしまいましたわね」
「なら、貼り直しましょう」

ビリッ、ペタペタ
ビリッ、ペタペタ

「さて、と。それでは、始めますわよ、お姉さま」
「むー、んーうーうー!うー!」

つづく

934名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 04:11:35 ID:xbe8tByO

さわっ。エマが再びアシュレイのショーツに触れる。
「!」
アシュレイは体をびくんと跳ねさせてから、じたばたともがいた。
「あら、お姉さま。怖がらなくてもよろしいんですのよ〜」
「ああん、エマだけずるいですわ。私だってお姉さまに触りたいのに」
「それなら、そこのテープで両手を縛ってはいかが?」
「そうですわね!」
クロエはケイトと共にガムテープを使い、両手両足を縛り上げた。
その間もアシュレイは手足をばたつかせて抵抗していたが、二人がかりだったため無駄に終わった。
「んー!!んむぅー!」
「それじゃあ、全員で始めましょうか」
「まずはこれ、脱がした方がいいですわよね?」
エマがアシュレイのショーツをつついて二人に尋ねる。
二人は少し考えたあとに、
「でも、足を縛っているので足から抜くことが出来ませんわよ?」
「斬ってしまってはどうかしら?」
「いいですわね!」
ケイトは持っていた小さなナイフでアシュレイのショーツを断ち切った。
さらけだされたアシュレイの秘所を見た三人から、感嘆する声が上がる。
「…お姉さま、綺麗です…」
暫しの間、自分達の目的も忘れて魅入ってしまう程、そこは美しかった。
「素敵ですわね、お姉さま。お胸が大きいだけではなく、ココも美しいんですのね…」
三人が口々に誉めていても、アシュレイは羞恥に顔を染め、三人の言葉に耳を貸すまいとしていた。
「お姉さま?恥ずかしがる必要はありませんわ。だって、こんなに綺麗なんですもの」
しばらく誉めてから三人は自分達の目的を思いだし、顔を横に振った。
「すごく惜しいですが、鑑賞タイムは終わりにしましょう」
「そう…ですわね…」
「非常に惜しいですわね〜」
そのうちクロエが言った。
「そういえば、ここで楽しむのはダメですわ!」
クロエの発言に、エマとケイトは質問する。
「「どうしてですの?」」
「だって、ここでしてしまっては、ここを通る生徒に見つかってしまいますわよ」
「そうですわね、でも、どうしましょう?」
三人はアシュレイを眺めた。引き裂けた制服。斬られ穿くことができなくなったショーツ。ガムテープのせいで赤くなった手、足、口。
この状態で歩いていたら何があったのか訊かれること間違いなしだろう。
「…不味いですわね」
「どうしましょう…」
とてつもなく難しい問題に頭を抱える三人。
しかし突然、エマが提案する。
「そうですわ!外でやればいいんですわ!」
この「外で」とは「学院の外」と言う意味だ。もちろん外にはフェリシアがいて、行為に夢中になっている間に忍び寄られ、瞳狩りされてしまう、という危険もある。しかし三人は学院の外に出て行為に没頭することにした―。


「それにしてもお姉さまはやっぱりと言った方がいいのか、淫乱ですわね」
「本当に、いやらしい事この上ないですわ」
場所はウルガルド魔法学院よりそう離れてはいない林の中。

つづく
935名無しさん@ピンキー:2010/08/30(月) 04:13:23 ID:xbe8tByO
四人の女子が絡み合っている。全裸…いや、靴やソックスといった小物は着けている桃色の髪をした女子は、両手を細目のロープで縛られている。そして草の上に転がされ、残りの三人に辱められていた。
「お姉さまのアソコ…美味しいですわ…」
「お胸も素晴らしいですわよ…」
「お口も中々ですわ…アシュレイお姉さま…」
三人はアシュレイの体を舐め回し、口々に褒め称えた。
しかし、ほとんど快楽に溺れたアシュレイには全く関係のないことだった。
「う…あぁ…い、いぃ…」
大した時間も経っていないのに、アシュレイの口からは溜め息のような声しか出てこない。
「綺麗ですわ、お姉さま…」
「ねぇ、お姉さま。これからもずっと私達とこうしていましょうね!」
既にかなり壊れたアシュレイがそれに答える。
「あっ…うぅ、はぁはぁ…はぃぃ…」
「あら?お姉さま、お願いしないんですの?」
グチュグチュとアシュレイの秘所をかきまぜながらクロエが聞く。
「あぅぅ、はぁっ!ぅん…お、ぉ願いしま、あっ…すぅ…うぁっ!」
アシュレイが言い切ると、三人はニッコリと笑って、それぞれがいじっていた場所を思い切り擦りあげた。
秘所をかきまぜ、乳首を引っ張り、捻り、口の中で舌を舐め取り、唾液を吸い取り、唇を奪い続けた。
「お姉さまの愛液、止まりませんわ…」
「乳首もすごく固くなってますわ」
「お姉さまの息、熱くて荒いですわ…すごい…」
三人は自分が担当してる場所を褒める。
それからも、三人はいじる場所を変え、趣向を変え、日が変わるまで行為に没頭した。


――次の日。
正気を取り戻したアシュレイは重い瞳を開け、昨夜の自分たちがした行いを反芻した。
そして辺りを見回したが、クロエもケイトもエマもいない。恐らく目が覚めたから帰ったのだろう、見つけたら鉄拳制裁だな、とか考えるアシュレイはふとあることに気が付く。
「なっ!」
全裸。そして体中がべたべたになり、動けないようにロープでいやらしく縛られている。
胸を強調するように縛られたアシュレイは、助けを求めようと口を開いた。そして、閉じた。こんな格好だからだ。
「…待つしかないのか」

アシュレイが待っていた三人が来たのは日が暮れてからだった。ちょっとした食糧を持ってきた彼女たちは、持ってきたものをアシュレイに食べさせると声を揃えて、言った。
「「「今夜も楽しみましょう、お姉さま」」」

四人の夜は始まったばかりだった。


END
保守だ
保守だ
保守をされたら
はずかしすぎてたまらなーい
937名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:11:40 ID:piv401Yd
エロ無しネタを考えたので、投下します。
拙い文ですが、良ければ読んでください。

「知らぬが世間」


神との決戦から、早くも五年が経過した。
四年前のイナルナの宣言以来、それぞれの道を歩みだした元メイガスの面々。
奇跡的に帰還したレフィも、スミルサフの下で養生と修行に打ち込み、三年前に帰って来た。
今日はそれ以来、三年ぶりとなるメイガスの同窓会が行なわれる。

「皆、元気にやっているだろうか」

教会の神父を務めるグレンは、いつもの神父の服装で学園を訪れた。
日々子供達の世話に奔走する毎日は大変だが、とても充実している。
他の皆もこんな日々を過ごしているのかと、三年ぶりの再会に心躍らせる。

「あっ、グレン先輩お久しぶりです」
「その声はエルルか、久しぶ……」

後ろからのエルルの声に振り向くと、その姿に驚いた。
エルルは高級なドレスを纏い、メガネを掛けた姿で馬車から降りてきたのだ。
しかも隣には、同じくドレス姿のミリアとオルモルディがいる。

「エルル、どうしたんだその格好は」
「あれ、グレン先輩知らないんですか? 私の診療所、今は大きな病院になって、私が院長なんです」
「い、院長? それじゃあ、ミリアとオルモルディは……」
「私は副院長よ。そしてミリアは院長秘書」

三人の発言に、グレンは唖然とする。
エルルが診療所を創め、ミリアとオルモルディがそこの手伝いをしているのは知っていた。
三年前までは田舎の小さな診療所のようだったのに、ここまで繁盛したのかと。

「お陰でこんなドレスも買えて。これが自由なんですね」
「そうだよミリアちゃん。さぁ、グレン先輩も行きましょう。皆が待っていますよ」
「あっ、あぁ」

呆然としながら三人の後を追い、学園に入る。
会場となっている食堂に入ると、準備の指揮を執っているアシュレイがいた。
938名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:27:15 ID:piv401Yd

「アシュレイ先輩、お久しぶりです」
「ん? おぉ、エルルにミリア、フラン先生。それにグレンも。早かったな」

最終決戦終了後、メイガス最高指揮官になったアシュレイ。
だいぶ貫禄もついてきたのか、三年前より立派に見える。

「元気だったか? どうだ、最高指揮官の仕事は」
「む? 私はもう最高指揮官ではないぞ?」
「……はっ?」

疑問を浮かべるグレンに、アシュレイ達四人の眼差しが集中する。

「あの、お忘れになったんですか? アシュレイさんは昨年、学長になられたのですよ?」
「なっ?」

ミリアから聞かされたのは、自分も知らない事実だった。
いつの間に学長になったのか、前の学長のサラはどうしたのかと、次々に疑問が湧いてくる。
そこへ当の本人が現れた。

「やっほ、アシュレイ、皆」
「これはサラ理事長。お待ちしていました」

理事長という発言に、グレンはただただ驚いていた。
それ以上に驚いたのは、サラの姿だった。
背が伸びたのは良いとして、腕には眠っている子供を抱え、妊婦のように腹が膨れている。
服装がマタニティドレスなので、妊娠には間違いない。
そして何より、眠っている子供の見た目がレフィに似ている。

「サラちゃん、レニー君預かりましょうか?」
「よろしく。来る途中で寝ちゃってさ、こんな事ならレフィに来てもらうんだったよ」

子供をオルモルディに預け、よっこらしょとミリアが持ってきた椅子に腰掛け、腹を撫でる。
その姿は紛れも無い、母親の姿だ。

「そんな事言って、もうすぐ臨月のシオンさんを守ってもらうため、断ったらしいじゃないですか」
「レフィから連絡が来たぞ。自分が着くまで、サラ理事長をよろしくとな」
「あいつ、余計なことを。でも……ふふっ、嬉しいもんだね、旦那様に大事にされるって」

ほのぼのな空気が漂う女性五名を前に、グレンはポカンと突っ立っていた。
939名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:28:08 ID:piv401Yd
三年前とは変わりすぎている状況に、頭がついてこないのだ。

(レフィがサラと? 馬鹿な、そんな話は一度も)
「皆、お待たせぇ!」

どんな空気でも一変させる、暢気な声が食堂に響く。
そんな声の持ち主は、彼しかいない。

「ハイネ、よく来たな。女王様も一緒か?」
「うん。外でレフィ君達に会ってさ、ちょっと話しているよ」

決戦後にイナルナの近衛騎士になったハイネ。
今日も一張羅の騎士服で参上した。
明るい声と空気にグレンがほっとしたのもつかの間。

「あぁ、だぁりんやっと来たぁ」

のんびりした口調と足音を立て、準備をしていたエリザが駆け寄ってきた。
ハイネはそれをしっかりと抱き止めると、笑顔を崩すことなく話しかける。

「あはは、遅れてゴメンねハニー。ちょっと出発が遅れてね」
「もぉ、心配したんだからねぇ。奥さんを困らせないでよねぇ」

頬を膨らませて怒る様子に、ハイネは可愛いと言いながら抱きしめる。
そんなやり取りを当たり前のように見ている面々に反し、グレンだけは呆然としていた。
話からハイネとエリザがくっ付いた事は察したが、まるで知らないことだ。
いったい、この三年の間に何があったのか考えていると、誰かがズボンを引っ張った。
疲れた表情で下を向くと、眼鏡を掛けた銀髪の少女と、生意気そうな金髪の少年がいた。
どこの子かと聞こうとすると、少女の方が。

「おじちゃん、だれ?」

と聞いてきた。

「お、おじちゃん!?」
「だってぱぱよりふけがおじゃん、そういうひとはみんな、おじさんだよ」

少女に続いて少年にまでおじさんと言われ、がっくりと膝を着くグレン。
老け顔、老け顔と呟いていると、数人が一斉にやってきた。

「こらお前達。楽しみなのは分かるけど、父さんと母さんを置いて行ったら駄目だろう」
940名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:28:47 ID:piv401Yd
三年前に帰ってきた懐かしい声に顔を上げると、そこには少し髪を伸ばしたレフィがいた。
隣には女王のイナルナと、イナルナに手を引かれている妊婦のシオンがいた。

「ごめんなさい、おとうさま」
「ちょっとおじさんをからかってた」

自分をおじさんと呼んだ子供二人を抱きかかえると、レフィはグレンに気づいて歩み寄る。

「久しぶりだな、グレン。悪いな、うちの子供が」
「い、いや、気にするな。それよりその子達は……」
「おぅ、俺とシオンの愛の結晶、自慢の双子だ!」

満面の笑みでそう言うと、子供達に頬擦りする。
完全に親馬鹿の姿を見つつ、グレンは気になる事を聞いた。

「待てレフィ、お前はサラとの間にも子供がいるんだろう?」
「まぁな、どっちも俺の嫁だし」
「りょ、両方とも嫁だと?」
「別に変な事じゃないでしょう? ここ数年の人口低下を防ぐため、私の命で一夫二妻を推進したんですもの」

どこから話を聞いていたのか、横からイナルナが口を挟む。
だが、そんな話をグレンは聞いたことが無い。

「必ず子供を二人以上産むとか条件はありますけど、私は双子だったので一発クリアですよ」

ニコニコ笑いながら歩み寄ったシオンも加わった。
いつの間にか用意された椅子に座り、膨らんだ腹をしっかりと両手で包んでいる。

「お陰でここ二年、僅かだけど人口は上昇傾向にあるわ。この調子で頑張ってもらわないと」

自分の政策が上手くいってご満悦のイナルナだが、グレンは完全に混乱していた。
三年の間に仲間の知らないことが一気に増え、どうすればよいのか分からない。

「にしても俺の妻は豪華だな。世界一の女優に世界一の魔法学者だぜ」
「そういうレフィさんは、世界を救った英雄じゃないですか」
「そうそう。そのうち銅像でも立てて、国のシンボルにしましょうか」

周囲では楽しく歓談が行われているが、一向に混ざれる気配が無い。
どうするべきかと途方に暮れていると、新たに二人が参上した。
音もなく忍び寄り、グレンの真後ろを取る。

「久々だな」
「うおっ! アーノギアにディーノ、驚かせるな」

音もなく現れたのは、アーノギアとディーノ。
共に黒一色のスーツを着てサングラスを掛けている。
941名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:29:33 ID:piv401Yd

「そういえば二人は、裏社会で仕事人をしているんだったな」
「悪いがそれは廃業した。我々の眼鏡に適わない、畜生な依頼しか来なくなってね」
「今は巷で人気のホストクラブを経営している」
「ホ、ホストクラブ!?」

確かにこの二人の見た目は良いが、同時に堅物でもあった。
ディーノは忠義の騎士だし、アーノギアはミリア以外の女性に興味無し。
そんな二人がホストクラブをやっていると、驚く以外に反応が思いつかない。

「よいものだな、女性の心の隙間を癒すというのは」
「うむ。私もミリア様以外の女性を知って、新たな世界が開けた気がする」

小さく笑みを浮かべ、今の仕事の満足感を呟く。

「あっ、二人も来たね。相変わらず儲かっているの?」
「まぁな。それだけ世の中には、色々ある女性がいるという事だ」
「ですよねぇ。私の病院の精神科に来る患者さんも、女性が多くなっていますし」

周囲が二人に話しかける内容から、おそらく二人の仕事をしっているのだろう。
グレンを除いて。
この後も、いつの間にかテレビの人気キャラになっていたポナパルド。
巷で人気の占い館の主になっていた、ライラとサマンサ。
街で喫茶店を始めた、エリザ以外の騎士倶楽部の面々が現れた。
もう訳が分からなくなってきた処に、最後の希望がやってきた。
サラに匹敵する知能の持ち主で、物事を客観的に見る少年探偵、ユウのお出ましだった

「お待たせしました。ちょっと遅れましたかね?」

三年前よりずっと伸びた背に、スーツが良く似合っている。
女の子っぽさが消えた一人の男性の姿に、グレンがほっとしたのも一瞬だった。

「お待たせ!」
「ユウ君一家のご到着!」

横から錬金姉妹が飛び出て、ユウ一家と言った。
ユウの両腕にはそれぞれヒナとヒヨがくっ付いており、ユウも照れくさそうにしている。
よく見れば、錬金姉妹の腹も少し膨らんで見える。

「おっ、来たっすね。メイガスの一夫二妻の第二号さんが」
「相変わらずお似合いね、あなた達」

ライラとサマンサの発言に皆が駆け寄り、賑やかな談笑が始まる。
まるで知らない事だらけで、浦島太郎の気分のグレンを残して。

「なにが、何があったんだぁ!!」
942名無しさん@ピンキー:2010/09/02(木) 21:35:22 ID:piv401Yd
叫びと同時に目の前が真っ暗になる。
そしてグレンの意識は覚醒した。

「はっ! はぁ、夢か」

体を起こしたグレンがいるのは、橋の下にあるダンボールの家の中。
教会の神父にはなれたものの、グレンは騎士としては優秀でも、経営者としては全然だった。
結果、教会は二年前に破産して、子供達は別の施設に引き取られた。
だが無理な資金繰りで借金がかさみ、どこからも金を借りられなくなった。
教会も土地も失い、借金取りから逃げ続けている。
こんな姿を仲間達に見せる訳にもいかず、こうして浮浪生活をしている。

「皆、どうしているだろうか」

安物のカップ酒を呷り、空を見上げるグレン。
世の中から弾き出され、金融会社のブラックリストにも乗ってしまった。
家も何もないため、新しい仕事も見つからない。
着の身着のまま、借金取りからの逃亡生活で、世間にはすっかり疎くなった。
それがあんな夢を見せたのだろうと考え、再びダンボールに潜って横になる。

「くっ……寒いな」

周囲に散らばるダンボールを集め、自分の上に乗せる。
彼は知らなかった。
自分がいる橋の上で、夢で見たままのメイガスの仲間達が、楽しそうに食事に向かっている事を。
やっとグレンを見つけた借金取りが、すぐ傍まで迫っている事に。
その後、グレンを見た者は一人もいない。
943名無しさん@ピンキー:2010/09/04(土) 14:19:33 ID:B6FpYvhZ
グレンェ…………
944名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 10:12:55 ID:fSSytwgy
グレン…(ノД`)
945名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 10:30:55 ID:LktuDLRp
でもグレンならいいやと思う俺もいたりするんだなこれが
946名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 23:03:24 ID:lwf0QUvu
なんという鬼畜
947名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:03:00 ID:M64/UYTO
生々しい未来ェ……
しかし実際グレンは女性キャラと全くフラグがないせいか幸せな未来が想像できんな。
未来図1
グレン「レフィ!結婚してくれ!」
レフィ「さて、誰とラストブレイクするかな…ナースかメイドかスク水か巫女かセーラーか…」
グレン「(´;ω;`)」
未来図2
ネイサン「グレン先輩!俺がいながら何故ランドと!」
グレン「いや、これは…」
ランド「こうなったら…」
NiceBoat!
未来図3
グレン「見よ!このテネス・ルーによって目覚めた俺の真の力を…」
エルル「たおれちゃえ〜」
ライラ「消えろっす〜」
グレン「まさか、この俺がぁ…!」
ろくな未来がおもいつかん…
948名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 17:48:10 ID:t/WuK9II
ところで、陵辱モノって需要ある?
1の魔女で書こうかと思っているんだけど。
949名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 18:09:43 ID:0rwMkpMe
>>948
俺は読みたい
だが、嫌がる人もいると思うから
投稿前に警告しとくといいかも
950名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 21:07:03 ID:hWhV6fKi
つーか、投下前に注意文書いておきましょうね。マジで。
951名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 21:09:03 ID:hWhV6fKi
連投ですまんが、次スレ立てていいのかな?
952名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 21:20:27 ID:hWhV6fKi
953名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 22:54:59 ID:FPnW/ieV
これって次のスレに書けばいいの?
954名無しさん@ピンキー:2010/09/13(月) 23:46:09 ID:7ZXnenvF
まだこの板使えばいいんじゃないか?
955822:2010/09/16(木) 23:02:44 ID:Az4n5wsf
お久しぶりです。
規制やらリアルの問題やらでかなり間があきましたが埋めをかねて続き投下です。



注意事項
・レフィ×ミリア
・ミリアアフターブレイク後のお話後編
・ミリアのレフィの呼び方はさん付け(通常時会話仕様)
・エンディングの展開がまたしても読んでくださった方任せ←超重要
・レフィ少々暴走

上記に対しぶん殴りたいと思われた方はタイトル『天使との戯れ』NGお願いします。

956天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:03:47 ID:Az4n5wsf
D→無知なミリアになら見られても問題ないんじゃないか?

レフィが到った結論はこうだった。
まだ目覚めたばかりの、そういった知識を持っていなげなこの天使になら見られても問題ない筈。




その選択は




「? レフィさん、この膨らみはなんでしょうか……ひゃっ!?
あっ……熱くて硬い……」

(しまったあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!)


レフィの選択……それは大きなミステイク。
確かに鉄拳制裁や罵声などが飛んでこないところからすれば、レフィの選択は正解と言える。
だが相手は見るもの知るもの全てを新鮮に感じ、興味を示す天使。
腰に巻かれたタオルに不自然な膨らみが突如現れたら気になってしまっても仕方がない。
結果、レフィ自慢のアウラブレードは興味をもたれ、ミリアに凝視され両手に握られた。

「レフィさん、これは……ビクビクしていますけど……」
「いや……これはな……」

一応最も恐れていた風紀委員への通報などは回避できたレフィではあるが……
その代わりに新たな問題が発生。
現在レフィの一物はミリアにがっちりホールドされており、興味津々。
『これ』がなにかを教えるか、知るまで手を離すことはないだろう。この状況をどうしたものか?
――正直に真実を教えるか?
それは一番まずい。まずミリア+風紀委員+メイガス女性陣+アーノギアからFDラッシュだ。
さらに明日の学園新聞の一面を飾り、号外も乱れ飛ぶだろう。
最悪、学院の壁に全裸で吊され大槍で穿たれ磔にされるかもしれない。
ではどうやってこの状況を打破すべきか?
真実が喋れないなら、嘘を言えばいいだけではあるのだが……
どのような嘘をつけばいいか?

「あー……(ニギニギ)これはな……(ニギニギ)実は……っ!」

レフィが頭を回転させている最中も天使の手は止まらず、刺激を与え続ける。
見られるだけなら問題なかったはず。だが握るとは。その刺激、我慢できるか?いやできない。
このまま時の流れに任せ、元の大きさになるまで待つ?いや待てない。
ここまできてしまったら、もう収まりがつくはずがない、出さざるを得ない。
自分で握るか?床に擦り付けるか?だがそんなことをする必要はないのでは?

(目の前にはちょうどミリアがいるじゃないか……)

レフィの心の天秤が、僅かに欲望側に傾いた。

◆◆◆
957天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:04:46 ID:Az4n5wsf
「うぅ……ミリア、助けてくれ……
夜魔界に居すぎたせいか、体がいつの間にかテネス・ルーに汚染されていたらしい……
もう全身に回って動けねぇ……このままじゃ、俺はテネス・ルーの星の瞳に……」
「そ……そんな!どうすればいいのです!?」
「今ならまだ間に合う……そこを手で擦ったり、握ったりしてテネスの力を外に搾り出すんだ……」
「は、はい!」

次の瞬間レフィの口から出たのはとんでもない嘘八百であった。
自分の欲望をテネスのせいに……かなり無理があるし、ネフィリアにも失礼な嘘だ。
だが無垢なるミリアはその見え見えの嘘を鵜呑みにしたのか、言われた作業へと取り掛かる。

「ぅ……いいぞミリア。あ、あとな……な、なんとなくだが下から上に擦るといい気がする……」
「こ、こうでしょうか?」

レフィはもう止まらない。なんとなくと言い訳て、自分の望む刺激を求める。
そしてまたミリアも止まらない。レフィ救命のためだと、その手でレフィの欲塊を扱き続ける。

「ん……レフィさん、先のほうから何か透明なものが……」
「い、いいぞ……それはもうすぐテネスが出そうな証拠だ……」

ある種出そうな証拠であっているが、それはテネスとは完全に無関係なただの先走り。
それはミリアの手をぬるりと汚し、触れるたびにニチャニチャと卑猥な音を響かせていく。
伝説の存在であった天使にこんなことをさせている……その背徳感も合わさり、レフィは身を震わす。
そして、粘りのある熱い肉の塊を扱いていたミリアにも異変が。

「レフィさん……な、なんだか……私も体が熱くなってきました……」
「……っ!」

見ればミリアの顔は上気し、呼吸も荒く熱っぽい。
開かれたばかりの瞳も潤みきり、レフィの情欲をさらに掻き立てる。

「まずいな……ミリアにも俺のテネスが少し伝染しちまったのか……」
「えっ!?」
「ああ待て待て落ち着け。俺はアウラ・ルーの星の瞳だからな、テネスの処理の仕方は心得てる。
俺のテネスを飲み込めばミリアのテネスと相殺される。『毒を以て毒を制す』ってやつだな」

レフィ、本日二度目の大嘘が炸裂した。
正直な話、悪いと思いつつもミリアの様子を見て歯止めが効かなくなってきているのだ。
もはや手で抜いて貰うだけでは満足できない程に。
しかしレフィの言い分もあながち誤りでもないと言える。
レフィの欲望の先走りを見て、ミリアに眠る女性としての本能が目覚めたのかもしれない。
それは確かに、レフィの情欲がミリアにも伝染ってしまったとも言える。

まあ如何なる理由をつけようと、テネス・ルーにとっては完全にとばっちりなのだが。
レフィも相手がミリアでなければ、きっと直球で言っているだろう。
『もう辛抱たまらないからフェラチオしてくれ!頼む!』
そんな具合で、恥も外聞も気にせず、土下座だってするかもしれない。
それぐらい今のレフィの状況は危機的なのだ。
だが、相手が無知故に、彼は土下座も無しに自身の欲望に忠実に従う。

(何も知らない子に色々教え込むのっても中々……って俺は何を考えているんだ……)

もういまさらで、手遅れだとは、本人も気が付いていないようだ。

◆◆◆
958天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:06:25 ID:Az4n5wsf
「飲み込む……んむっ、こうふれふぁひいほへひょうか?」
「うおっ!っく……そ、そうだ……巧いぞミリア……」

そしてミリアはミリアでレフィの暴論を信じ込み、躊躇うことなくその口で咥えこむ。
当然その動きはぎこちないが、懸命に、しかしどこか蕩けた表情で吸ってくるミリアが愛おしい。

「ちゅっ……んぅ……あむ……大きすぎて、ふぅ、へんぶはひりまへん……」
「ぐっ……おぉぅ……!」

ときたま触れる歯の感触さえも楽しみ、レフィは息を荒げながらミリアを見下ろす。
自分の股関に顔を埋めて、懸命に奉仕を続ける天使。
気付かなかったが、いつの間にか彼女の体に捲かれていたタオルも落ちている。
少し手を伸ばすだけで、その白い背中と尻に触れることができるだろう。

(いや……流石にそれはやばいだろう……)

だが空中でわきわきと動くだけで、伸びることはなかった。
それは最後の良心の欠片か、それとも最早他のことを考える余裕が無くなっていたからか。

「ぐあ……くっ!ミリア、出る……!」
「んむぅ……!!?」

呻き声をあげると同時、レフィはミリアの頭を押さえ込んだ。
それにより、ミリアは文字どおり喉奥に剣を突き刺されるような格好になった。
「んっ……!……くっ!」

ガチガチの剣を奥まで突き刺され、直に白い粘液を流し込まれて苦しくないはずがない。
ポロポロと涙を零しつつも、ミリアはゆっくりとそれを飲み下していった。

「わ、悪いミリア!大丈夫か!?」

ズルリと突き刺した剣を引き抜き、レフィは慌ててミリアに言葉をかける。
自分の欲望に任せ、かなり無茶で乱暴なことをしてしまったと、いまさらの後悔。
だが、後悔先に立たずである。

「けほっ……ごほっ……ぅ……」
「……すまない」

相当派手にぶちまけたためか、ミリアは未だ咳き込んでいる。
対するレフィは、逆に言えばそれだけ吐き出したため冷静さを取り戻していた。
(俺は、なんてことを……)
自分に嫌気がさし、ミリアに罪悪感を覚える。
何も知らない無垢な天使を、自分の汚らわしい欲望で汚したのだ。

(ったく……これじゃ本当に、天使を闇に染める存在と同じじゃないか……)
「レ……レフィさん……」
「ミリア!?」

ようやく咳もおさまったらしいミリアが、弱々しく声をかけてくる。

「だ、大丈夫か?」
「だ……め……です……まだ、体が熱くて……おかしくなりそうです……
レフィさん……お願いです、もっと……もっと私の中に注いでください……!」

「えっ……?」

天使から返ってきた言葉は、予想外のものだった。

◆◆◆
959天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:07:22 ID:Az4n5wsf
「ミリア……?」
「あぅ……お、お願いです……このままじゃ私……」

レフィの頭は混乱していた。
乱暴に扱ってしまい文句を言われるならまだしも、もっとと頼まれるとは?
……考えられる原因はひとつ。
レフィがそうであったように、ミリアも本能的に体が男を求めているということだろう。
だが、それにしてもミリアの様子はただ事ではないのではなかろうか?

(まさか……)

ここでレフィの顔が青ざめ、何か思い至ることがあったらしい。

(なんていったか……確か……プラシーボ効果だったか?)

プラシーボ効果
効果のない偽の薬を投与された場合でも、効果があると信じているとき――
心理的な暗示で本当に効果が現れるとされる現象である。

(俺がミリアの体の火照りをテネスのせいにしたが……
ミリアがそれを信じ込んだとしたら?今の体の疼きもテネスのせいだと信じ込んだら?
……!本当に全身にテネス・ルーがまわって、また黒天使になっちまう!?)

その最悪極まりない展開に、レフィは頭を抱えた。
まさか、自分の嘘が原因で自分の……仲間たちの努力を水泡に帰させるわけにはいかない。
ならば、自分が今とるべき行動は決まっている。

「しっかりしろミリア!いま、助けてやるからな!」
「レフィさん……」

だがどうやって?簡単な話である。
体の疼きの原因がテネスだと思い込んでいるのなら、その体の疼きをなくしてやればいい。
では、それはどうすれば……?……これも、わかりきったことである。

(こ……これはミリアを助けるためだからな!?いや本当に!)

「ミリア……ごめんな。痛かったら、言ってくれ」
「えっ……ふあぁぅ!?」

一度軽く抱きしめ、謝罪の言葉を述べてから……
レフィの指がミリアの体を這っていった。

◆◆◆
960天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:08:18 ID:Az4n5wsf
「んっ……んあぅ……」
「ミリア……」

片腕でミリアを抱きかかえつつ、もう一方の腕と舌を以てその全身を愛撫する。
体に火がつき、収まりがつかなくなってしまった場合……
男女とも一度満足するまで交われば、一応は落ち着きを取り戻す。
あくまで、ミリアを黒く染めないために。
そのためだけにミリアの体を満足させようとするレフィではあったが……

(……ブリリアントだ)

悲しきかな男のサガ。
非常事態だとわかっていても、その輝くような胸からは目が反らせないでいた。
天使に相応しいともいえるその様に、吸い寄せられ、口付ける。
決して大きくはないが、まるきりの真っ平らというわけでもない……
口の中に含める程度の膨らみはしっかりと存在している。

 「ふぁ……そ、そこ、なんだかピリピリします……あぁ……」
「……っ」

危うく当初の目的を忘れそうになるほどに。
とろけるような柔らかさを口いっぱいに含んで。
軽く啄むだけでその形を変える天使の胸は、いつまでも楽しめる代物だった。
だが、今は楽しんでいる場合ではない。レフィが満足しても意味はないのだ。

「ミ、ミリア……」
「は……はい……」
「罵声やFDはあとでいくらでも受ける。だから、少しだけ我慢してくれ。
時間がない、これしか方法がないんだ……許してくれ」
「……大丈夫、私……レフィさんを信じます」

ミリアのその言葉が耳に痛かった。
もとはといえば、自分のせいなのだから。
やがてレフィはミリアを『助ける』ために、彼女の下腹部へと顔を近付けた。


◆◆◆
961天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:09:26 ID:Az4n5wsf
天使の穢れを知らない閉じられた秘裂からは透明な潤滑油があふれ出ていた。
床の水と交ざり合いわかりにくいが、かなりの量だというのがわかる。

(……これなら、少しは大丈夫か?)

ミリアの状態を確認し、レフィは己の命を司る剣を天使の秘裂へとあてがう。
そして。

「ミリア、俺の体につかまってくれ」
「は、はい……こうで、しょうか?」

両の手が背中に回されたことを確認して。

「……いくぞっ!」
「あっ……!あぁぁぁぁぁっ!!!あぁっ……うぅぅ……っ!!」

悲鳴に近い天使の叫び声が浴室に響き渡る。
下手に時間をかけるよりはましなはずだと
かつてアーノギアがテネスの力を込めてミリアを一突きにしたように……
レフィもまた一突きでミリアを刺し貫いた。
貫かれた部分からはズプズプと灼熱の異物が侵入する音が響き
ミリアは突然の激痛に涙を流しながらもレフィにしがみついていた。

「あっ……く……ぅ……!」
「ミリア……っ!」
「レフィ、さん……!」

自分を離さんとするミリアの姿はとても愛らしいもので。
けれど、彼女は知らない。この行為の本当の意味を。
ただ彼女は自分がテネスに染まりたくないから必死なだけ。
では、自分はどうなのだろう?
最初はちょっと魔がさしただけだった。
でも、確かに今、自分の中にあるこの感情は……
だからこそ、心苦しい。

(ミリア……俺は……俺はぁ……っ!)

何かを振り払うように、しかし無意識のうちにミリアを強く抱きしめレフィは腰の動きを早める。
何も、考えられない。

「ふぁっ!んぁんっ!やだっんっ……!んっも、もうっ……だめで……すっ……!」
「うっ……くあぁ……!」
 「ふぁあっ!?あっ……ついっ……」

…………
………
……

◆◆◆
962天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:11:00 ID:Az4n5wsf
「ふぁ〜気持ちいいですねぇ〜……」

風呂に浸かりながら、ミリアは間延びた声をあげる。
最初に入浴した際と同じ、リラックスした表情を見せている。

「…………」

その隣にいるレフィの表情が沈んだものでさえなければ、時が巻き戻ったようにも見える。

だが、レフィには罪悪感が生まれ、ミリアも時折痛むのか股をおさえている。
それは、確かにこの場で二人が交わった証拠。
お湯では洗い流すことなどできない、揺るぎない事実。
それに、レフィは頭を抱える。

(やっちまった……)

レフィは一回情事終わったあと、即座に風呂に入り直すことを提案した。
テネスは完全に消えたから安心しろ、あとは風呂にゆっくり浸かれば大丈夫だ、と。
これでミリアの体にまだ熱が残っていたとしても、風呂のせいにできる。これ以上の過ちはないはず。
……もっとも、欲求不満なのはレフィの方だが。

(ミリア……)

ちらりと横目で天使の様子を伺う。ついさっきまで触れていた天使を……

「あの、レフィさん?」
「うおぅ!?」

見た瞬間、視界はこちらを覗き込むミリアで埋まった。

「ななななな、なんだ?」


「続きは、しないのですか……?」




「ゑ?」



時が……止まった。


◆◆◆
963天使との戯れ:2010/09/16(木) 23:11:51 ID:Az4n5wsf
レフィは凍り付いたかのごとく微動だにしない。
(今、ミリアから何か言われたぞ?続きってなんの続きだ?
HAHAHA……落ち着け、素数を数えるんだ……4、6、9……ああ駄目だ!)

「ミ、ミリアさん?続きってのは……?」
「もちろん『せっくす』の「うがあああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!?」

なんということか。
今、天使ミリアから放たれた言葉はレフィに致命的なダメージを与えた。

「お……おま、知っていて、知っていてわざと……!?」
「ふふふ、これでも天使ですから。ぬかりはありません」

普段は天使様と呼ぶと拗ねるミリアが、今はえっへんと小さな胸を張っている。

もうレフィは正常な思考ができない。
頭を駆け巡る、穴があったら入りたい、いっそ俺を殺してくれ。
恥ずかしい。踊らされていたのか俺は。そんな馬鹿な。あの嘘は俺のブラックメモリー。
いったい何がどうなっているんだ。俺の脳ミソは今ATK+5のラピス状態。
わからないわからないわからないわからなE!
俺はいったいどうすればいいんだ!?

A→いや落ち着け、聞き間違えかもしれない!冷静にミリアの話を聞くんだ!
B→知ってるならこっちも容赦しない!俺の渇きを癒せ!今すぐミリアにダイブだ!
C→なあグレン……隣の男湯にいるんだろ……?お前の手で俺の記憶を消してくれ!
D→そもそもどこでそんな知識を……?知識入手先に制裁を加えてやる!
E→ミリア様、どうかこの件はご内密に……


964名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 23:12:50 ID:Az4n5wsf
ここまでとなります。
それでは。
965名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 23:37:42 ID:MCPX/ftw
>>925
乙!
俺はあえてEを選ぶぜ
966名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 00:12:54 ID:Abx5kt4o
>>964
Bでダイブ!
967名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 21:14:06 ID:iHE7u1ii
GJ!待ってたよ!
ここはあえてAをチョイスするぜ!
ぶっちゃけエンディングなら全パターン見せてほしいけどね!
吹き込んだのはオルモルさんかな?
968名無しさん@ピンキー:2010/09/17(金) 23:42:19 ID:DYGXibxR
すんげぇ暴走っぷりだ…
A→Eってのはどうだろう?
969名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 00:28:52 ID:Sc4CqrMv
Cが見たいぞおおお
970名無しさん@ピンキー:2010/09/18(土) 18:55:51 ID:RMbbmK4d
部屋に連れ込むという選択肢はないのか・・・ならばここはAで!
971名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 05:30:09 ID:qo65/9aY
>>969
グレン乙
972名無しさん@ピンキー:2010/09/19(日) 22:49:59 ID:pavWvWfE
次スレ
◆◆ ルミナスアークでエロパロ7 ◆◆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1284904161/
973名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 00:56:23 ID:NEDMSxYC
7重複してないか?
974名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 23:33:52 ID:1ullPtxb
重複してるね
975名無しさん@ピンキー:2010/09/26(日) 12:22:46 ID:OM0Tm0k/
ホッシュ(笑)
976名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 01:00:55 ID:129R/IyI
ホッシュ(笑)
977名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 01:08:19 ID:XN5g9F4u
エロパロまとめのコメントって削除できんのか
関係ないのを削除したいんだが
978名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 20:25:45 ID:F1SPP8ce
気持ちは分かるが、本人にしかできない
979名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 08:10:11 ID:7drWzYVX
遅レスだが>>963乙!
俺はE→でもエルルにはバレバレな展開を推すぜ
980名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 02:30:48 ID:bTCWcIpu
保管庫のほうに見たこと無い作品が投下されてるな
「アヤノと一緒」ってこのスレに投下あった?
981名無しさん@ピンキー:2010/10/06(水) 13:43:08 ID:aT5CU5K+
いや無い
誰かがここに上げずにやったんでしょ
982名無しさん@ピンキー
とりあえず保管庫更新しといたっすー