エロい肢体を寄せてくる泰子を妄想したら…………ああ堪らん。
いやいや、独りHしている毒神もまた…………堪らなくはないかい?
大河「ねぇねぇりゅうじ、ヤリすぎてアソコがヒリヒリする〜 なんかまだ中に入ってるみたい」
実乃梨「あたしなんかもう腰が抜けちゃって、部活にぜっんぜん身が入らないよぉ〜」
亜美「ねぇ高須君、さっき自販機コーナーでヤッたとき、スカート汚しちゃったんだけど、ウェットティッシュとか持ってね?」
麻耶「ゆうべ、お尻のほうにマジ出しされちゃって、お腹の具合がマジおかし〜んだ」
奈々子「高須君、なんだか、生理が来ないみたいんだけど? …ひょっとしたらデキちゃったかも…」
竜児「ちょ、ちょっと……みんな、こんなところでマズイよ!」
独神「高須君、放課後に生徒指導室までちょっと来て貰えないかな?」
校内での竜児の評価が(別の意味で)上がりそうだな
「高須センパイ、やっぱパネェ……」みたいな
作者さま!
はやく高須棒姉妹たちを棒姉妹にしてあげて!
生殺しでオレと姉妹たちが悶えていますw
>>835 昔「ゆりちゃんのひとり遊び」って話あって。
深夜酔っ払った独身がひとり「人生ゲーム」遊んで「けっこんできたー」
と喜ぶ話。ゆゆぽスレ史上最も爆笑したので覚えてる。
841 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 01:39:05 ID:9DBUxpaK
久しぶりのグレギブンバゾ!(笑)
一条、二条、俺、参上!
>>839 大河「あ?書きもしないでナニ言ってんじゃ?ちったー根性見せろや!!」
843 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 02:24:50 ID:PfNVTfjy
>>836 そのまま指導室で独神と…ルートですな、分かります
844 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 02:40:49 ID:9DBUxpaK
クイーンのグレギブンバゾ!(笑)
「なぁ…」
「なによ」
「……」
「…発情したエロい目で見るんじゃない…エロ犬」
「なぁ…」
「なんだい」
「……」
「…おぉっとそんな熱い眼差しむけられると照れちまうぜ…ヘヘヘ」
「なぁ…」
「なぁあに」
「……」
「…いくら色っぽいバージョンの私と二人っきりだからってその目は犯罪だぞ」「……」
「ちょっ、なんか言ってよ」
>>842 もっとなじって! ののしって! 『この肥え太った汚らわしいブタめ!』って言って!
俺もお願いします
六月二十四日に何の日とか聞かないでください
UFOおおおおおおおおおおおおおおかとおもっちまったじゃねーか
SS初挑戦していたら,全くエロなしになってしまいました。
全部で9ですが、5まで投下させていただきます
題名 春過ぎちゃったけど,群馬に行こう!
内容 竜児×大河
時期 アニメの大河が転校後の6月下旬
備考 原作の10巻、スピンオフ2の内容を加えています
バスを降りた瞬間、硫黄の独特の臭いが鼻についた。
「…遺憾…この上ないわ…」
なぜ自分はここにいるんだろう。6時間前に大親友からの電話を切った後、
全くのノープランで、勢いで、高速バスに飛び込み、今に至るのである。
「高須くん,春田くんと旅行いくって。春田くんの彼女も一緒らしいんだけど…」
実は、大親友の櫛枝実乃梨が伝えてくれた内容の半分は,1週間位前に知っていた。
高須竜児は、自分の彼氏というか,嫁なのだが、当の本人から、すまん,すまんが,
と,メールは貰っていたからだ。
もちろん誘われてはいたが、引っ越し先からはあまりにも遠く断っていたのだった。
竜児も、じゃあ俺も行かねえと言ってくれたが,最近、今の家族の家事を手伝う様
になった逢坂(元)大河としては,掃除,洗濯,料理をパーフェクトにこなす竜児の
スキルの高さを改めて実感していたので,偶然話が飛び込んだ温泉旅行なのだが,
竜児に羽を伸ばして欲かったのだ。はたして竜に羽が生えているのかは別として。
もともと春田浩次と,その彼女の濱田瀬菜が,旅館の予約を,お互いがしてしまい,
4人分の予約したのが発端で,気付いた時にはキャンセル料がかかるとの事だった。
春田の交友関係で誘えそうな正規カップルは自分たちだけだと勧誘してきたのだ。
大河が行けないので、竜児は母親の高須泰子と一緒に行く事にしたのだが,泰子の
急な仕事の都合で、3人で行こうと竜児が春田に電話したのが昨日の晩のことだ。
そんな感じで迎えた旅行当日の朝。春田は何を思ったのか、突然、奇行に出たのだった。
余ってしまった1人分の予約を埋めようと、よりによって大河の一番の親友、実乃梨を
誘ったのだ。実乃梨は旅行当日に、突然いわれてもバイトがあるし、だいたい大河の
旦那の高須くんと旅行なんて無理すぎてワロスwと春田に伝えると、
「そっかぁー,じゃあ他あたってみるよぉ」と言って電話を切ったとの事。
竜児に限って、実乃梨の心配するような事は絶対無い。大河は竜児の事は信頼している。
しかし…結局。ここまで来てしまった。
春田が実乃梨以外に誘うとしたら、予想としては、川嶋亜美、木原摩耶、香椎奈々子…
男子かも知れないが、女子の名前しか浮かばない…
信頼しているのに…竜児を疑っているようで…嫉妬している自分が嫌だった。
ここは群馬県、草津市。
大河は、浴衣姿の人々が行き交う中、場違いなピンクハウスのモデルみたいな,
いつものヒラヒラした格好だ。
乗ってきた高速バスのドアが閉り出発した。バスを見送り、草津の中心にある湯畑へ向う。
普段、自然とは縁の遠い、アーバンライフを送っている大河には、見慣れない風景。
温泉地ならではの素朴な雰囲気のせいか,大河は徐々に、穏やかな気分になってきた。
湯畑に着き,大河は、湯畑の石柵に彫られた、『草津に歩みし百人』の人名を発見した。
「…日本武尊…って本当に草津に来たの?…源頼朝か。へえ …木曾義仲って誰?」
竜児なら日本史得意なんだけどなっと,たった一人の恋人の事を思い出し妄想した…
が、よく考えたら、今はそんなフワフワしている時間はない。
竜二たちが,草津に車で旅行に来るとしか情報が無いのだ。旅館の名前も聞いていない。
探さないと。あの3人を。いや、もしかしたら4人を。
「うっひょ〜〜っ!☆ 着いた,着いたよ〜皆の衆!」
高速道路を降り、やっと標識に草津の文字が出て来たばかりだというのに、助手席の
アホロン毛、春田浩次は,騒ぎ始めたのだった。季節は梅雨の時期だというのに、快晴。
ゴールデンウィークを外したので、道が空いて走りやすい。旅館も安かったらしい。
「着いたって…まだ20km以上あるぞ。あ,濱田さんは運転大丈夫ですか?」
1時間前のサービスエリアでトイレ休憩しかとっていない若葉マークの初心者ドライバー,
濱田瀬奈(美大生)に,後部座席に座っている高須竜児は、その超高校生級のエッヂの効いた
眼差しを向けた。目が会ったバックミラー越しに、瀬奈がビクッとするのが判った。
…仕方が無い。竜児は目の形が悪い。怒っているのではない。怒っているように見えてし
まうのだ。今まで、初対面で竜児と目が合って,唯一睨み返して来たのは後にも先にも、
竜児のフィアンセ,大河だけだろう。2月中旬から会っていない。もう4ヶ月以上過ぎた。
「あっ,うん。平気。高須くん、ありがとう」
瀬奈はつい,油断していて眼光に脅えてしまった。凶悪な目つきのわりに,丁寧で低姿勢な
この男子の心に傷を付けてしまったのではないか気になり,バックミラーで竜児を確認する。
瀬奈と竜児は初対面ではない。バレンタインのチョコレートを買う時にいたのは憶えていた。
ただ一緒にいた、お人形のような可愛らしい販売員に目をとられ、竜児のジャックナイフの
ような目には,その時には気付かなかったのだ。その後,その可愛らしい販売員は転校して
しまい,竜児と遠距離恋愛というのを春田から聞いていた。事情を知っている瀬奈としては、
二重予約の失敗はさておき、折角なので,今回の旅行に大河も来て欲しかった。が,結局3
人で行く事になってしまった。春田は今朝まで,「俺にいいアイディアがあるんだよね〜」
っと,今朝まで何やら動いていたみたいだが。瀬奈は、一見軽そうだが、意外に気を利かせ
てくれる春田の事が好きだった。春田も瀬奈の事を好きだと言ってくれている。
瀬奈は,コンビニの看板を見つけた。
「そうだ,あそこのコンビニでコーヒー買おうかな。二人ともいい?」
今日はいつもよりお姉さんっぽくしようと決めた瀬奈の問いにボ〜イフリェンドの春田は,
「賛成〜!賛成の反対の賛成の賛成〜って?あれ?どっちだ?」
と,混乱していた。その時。ふと,振り向いた後部ガラス越しに竜児は,目撃した。
いつの間にかぴったり後ろを走ってる黒いポルシェを。何故か見覚えがある…ような…。
瀬奈の運転するレンタカーはコンビニの駐車場に入った。竜児も車から降りたが、
店内に入らず、持参の黄色い水筒のお茶を飲んだ。水筒の中の氷がカラカラ音を立てる。
コンビニの少し先に停車したポルシェのドライバーは,その黄色い水筒を見つめていた。
大河は、まだ湯畑にいた。よく考えたら少なくとも竜児は草津は初めてだし、
湯畑には来るだろう。温泉旅館のチェックインは早くても14時くらいからなので,
まだ1時間以上ある。下手にウロウロして見失うより、湯畑にある無料の足湯で
待ち伏せする事にしたのだった。ここからなら周辺が見通せるし、なにしろ楽だ。
ギュルルルルルルルっ
「あらやだ」
問題発生。そういえば,今日は高速バスの中でサンドイッチしか食べていない。
大河は正面に素敵な暖簾を発見。『名物 温泉まんじゅう』…おまんじゅう…
いつの間にか大河は足湯から上がり、フラフラと暖簾に吸い寄せられて行く。
店頭では、おひとつどうぞ〜っと,歩行者に試食用のまんじゅうを配っていた。
白、茶、緑と綺麗な三色のラインナップ。大河は何色にしようか悩んでしまい,
フリーズしていると、店の奥から出て来た従業員に,声をかけられた。
「お嬢さん、お好きなだけ試食してくださいね」
持っているお盆には,まんじゅうが3色それぞれ10個づつ乗せてあった。
「え,いいの?あ、いや、買います。おいくらですか?」
「いえ,御代は結構です。いっぱい食べてください」
と,従業員は言うと、大河の目の前の机に、まんじゅう祭りっ!!って感じ
のお盆を置いて店の奥に戻ってしまったのだ。残されたまんじゅうを見つめ、
「ゴクっ…おいしそう」
大河はおもむろに両手にまんじゅうを持ち、食べ始める。まんじゅうの皮は
しっかりしていて、中身のアンコも,甘すぎず上品な味だ。美味しい。
10個目のまんじゅうに手をかけた時に、緊急事態発生。
「!!!っ みじゅっ 水ーーっ」
みるみる大河の顔色が紫色になっていった。
その時、呆然としている大河の周りの人垣の中から,虎柄の黄色い水筒が出て来た。
大河は使い慣なれた手つきでキャップを取り、その黄色い水筒のお茶を飲み干す。
「んっ! んっ! んっ! ぷはぁぁっつ!生き返るぅう!」
「そんな小さい口の中に、何個もまんじゅう放り込むからだぞっ!大丈夫か?」
大河の口から溢れた、まんじゅうのカスやら、お茶やらを拭きつつ、竜児は
大河を見つめた。見つめていた目からは、何やら熱い物が溢れて来ているが。
「竜児っ!あんたいつから見ていたのよっ!わっ…私の事大切でしょっ?」
大河の服に付いたアンコを丁寧に拭っている竜児の頭をポカポカ叩く。
「当たり前だろ。湯畑に来たら,お前の声が聞こえてすっ飛んで来たんだよ!」
実際、一緒に行動していただろう、春田と瀬奈が後から駆けつけた。
「ちょっ,高っちゃ〜んっ!どうしたの急に走りだしてって、タイガぁーっ!」
どうしてぇ?なんでぇ?と,大声で驚いている春田。ニコニコしている瀬奈。
涙を誤魔化そうと、今度は染抜きを始めた竜児。その頭を愛おしく撫でる大河。
そんな賑やかな老舗まんじゅう屋の裏。暫く止まってた黒いポルシェが走り出した。
4人は、旅館のチェックインの前に、坂の上にある、大きな露天風呂に入る事にした。
「うわおぉう!広ーいっ!気持ちEー!あははは!いやー、そういえば良かったね,
高っちゃん。タイガー来てくれてさ。二人はもう,恋人同士なんでしょ?」
「ふううっ ん?大河の事か?まあ,そんなもんだ。つーか,お前はどうなんだ。
その,濱田さん。付き合っているんだろ?大学生か。かっこいいよな」
「瀬奈さんとはな。障壁的な出会いがあってだな。すっごーい前から群馬に行く
約束していたわけなのだよ。ぐふふ,やったね!」
「衝撃的だろ?そうなのか。まあ、結果的に大河とも再会出来たし。サンキューな」
そうだ。大河と再会して改めて竜児は大河が好きなんだと再確認出来た。湯畑で大河
の声が聞こえたとき、声の先に身体が勝手に動きだしていた。春田達が間違って予約
して竜児を呼んでくれたのが結果的に良かった。竜児は女湯の方向に顔を向けた。
女湯では、瀬奈が、大河を見て、微笑んでいた。さっきからずっとだ。瀬奈は、
辛い恋をした過去がある。自分より若い彼女が、本能に従って好きな男の子の為に、
後先考えずに行動したのだ。そんな大河の事が可愛く思えて仕方なかった。
この露天風呂までの道中で,春田から実乃梨に電話した作戦の事を聞いた。
少しやり過ぎかな?と思ったが、上手く事が進んでくれてよかった。
「旅館なんだけど、大河ちゃん,竜児くんと,同じ部屋にする?」
「ェへぇっ? あ、私っ?り竜児と?いいいいですけど,濱田さんはっ?」
「うふふ。わたしは大丈夫よ。ね。そうしましょ。」
大河には最近、新しく弟が出来た。もし姉がいたら,こんな感じなのかなっと思った。
瀬奈の瞳は引き込まれそうなアイスブルーで、そして大河はそれが嫌ではなかった。
ザバァ! 瀬奈はお風呂を出た。大河はスレンダーなカラダに目を奪われる、途端、
あいたっ!瀬奈が転んだ。全裸で。もしかしたらこのヒトはドジ?と頑張って、お
姉さんっぽくしていた瀬奈の秘密をひとつ見破ってしまった。
旅館に到着,チェックインの最中、春田はカウンターにあったパンフを取った。
「ほぇーっ何これ?貸し切り家族風呂ぉ?宿泊者1時間無料だってさ!どーよ!」
「そうなんだ,春田くん。無料だし、予約だけしてみようか?高須くん達は?」
と、ロビーのソファに座っていた大河と竜児は真っ赤な顔を見合わせ,超反応。
かか貸し切り家族風呂?お前はお前は,あんたはあんたは,と絡み合っている。
「貸し切り風呂、8時から丁度2部屋空いているみたいだから、予約するね。」
返事するより早く、瀬奈は、貸し切り風呂の予約を進めていた。
「こ,これはだな,春田と濱田さんの為なんだ。わかるな。もちろん,お前と
一緒に,その,風呂にだな。まあ,家族同然だし。婚約したし、全く問題ないっ」
「声が大きいっ!わかってるわよっ,もうっ 恥ずかしいじゃない」
夕飯が6時半からで,貸し切り風呂は8時から予約出来たとの事。チェックインの
手続き後,部屋の案内係が来て、竜児と大河は宿泊する部屋に連れて行ってもらった。
春田と瀬奈は向かいの部屋だ。
「大河。浴衣着るか?その洋服じゃあ、落ち着かないだろ」
案内係は、帰り際に大河を見て、サイズの小さい浴衣にささっと差替えてくれていた。
「んー、そうね。うん。そうしようかな。」
竜児も着替える事にした。気を使って、次の間に移動ようと踵を返すが,
「着替えた!浴衣着ると温泉に来たーって感じして来るね、うふっ,どーお?」
大河の着ていたヒラヒラの洋服が、バラバラと脱ぎ捨てられている。早いはずだ…
「おうっ,ずいぶん早いな。おし,仕上げてやる。裾はもうちっと,こう…帯は…」
まただ。大河は思う。さっき,まんじゅうを詰まらせた時もそうだが,この男は,
「竜児って。本っ当、細かいわよね。気になって仕方ないのねぇ」
「え?何でだ?そうか?そうだな。でもな。お前だけだぞ。あ,あと泰子もな。」
よしっ,上出来!帯が可愛いリボンになった。旅館の浴衣でこんなのみた事無い。
鏡を見ていた大河が気付いた時には、大河が脱いだ服はきちんとクローゼットに,
竜児も着替えが済ませていた。竜児はやっぱスゴい。まだ夕飯まで時間がある。
「ねえ,竜児。お散歩しながらお買い物しようよ」
「そうだな,そのあと,卓球しないか?さっき卓球台があったぞ」
浴衣に武装し、すっかり遊ぶモードに入った二人はカラオケがとか,射的だとか,
はしゃぎはじめた。そうだ、湯畑の石柵の『草津に歩みし百人』って知ってる?
竜児っ見に行こうよ!ワイワイ賑やかにホテルを抜け出す。
ふたりは自然にお互いの手を取り、いつの間にか走り出していた。
どれどれ
>>854 うまく10巻とスピンオフ2の流れを使ってますね。
話の雰囲気いい!
後編に期待です。
みのドラはー?
>>854 GJ! この先何が待つのか期待してます。
ただ群馬県民として細かいツッコミ。
「草津市」→滋賀県
「草津町」→群馬県
です。ザスパ草津もよろしくねぇ〜。
860 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 05:51:55 ID:qDZb1Hn+
んば、んば!
「あり?いないみたい」
春田と瀬奈は,ノックしても応答が無いドアの前にいた。
「久しぶりに逢えたんだもんね。二人で遊びにいちゃったんだ…」
「あはーっ,でもさ,俺も瀬奈さんと二人きりの時間が増えて嬉しいかな☆」
「もうっ,春田くん…でも,そういうハッキリ言ってくれると私も嬉しいよ」
「マジでーっ,あのさ,瀬奈さんっ俺、本っ当ー,楽しみにしてたんだよね、
群馬っ!草津っ!温泉っ!上州牛!,モォーーッ!」
その瞬間、春田は、微笑んだ瀬奈にあるはずが無い,幻の尻尾が揺れた様に見えた。
もし瀬奈も春田と一緒にいる事が嬉しいというなら,もっと、ずっと一緒にいたい。
瀬奈がこの旅館に決めたのは、上州牛が食べられるからだった。なぜなら春田と
上州牛を食べようと、約束していたのだった。瀬奈は、春田の事を考えてくれた。
親でも兄弟でも親戚でもない女性に、自分の事を考えてくれていると思うだけで、
春田のカラダから,パワーというか,何か,そういうのに準ずるモノが溢れてく
るのであった。全力で瀬奈を守りたいと感じているのだった。
「瀬奈さん、初ドライブどうだった?よっく考えたら自殺行為モノだよねっ☆」
「…そうね,自分でもそう思う。んーっ春田くん,部屋戻ってテレビ見よっか」
「イエ〜ス,群馬テレビ、チェキラッ!」
夕食はこっちの部屋で4人で摂ることにお願いしてあった。あと1時間はある。
ふたりはその間、改めて親睦を深めたい、互いの事をもっと話したいと思った。
「おいしかった〜、ねっ竜児!」
「おうっ,旨かったな。俺的にはこの舞茸の天ぷらが絶妙だったな」
「ごちそうさま」
「ごっっちゃ〜ん!ついに念願の上州牛っおいちかった!やっぱ若者には肉!」
満足満足と,それぞれが勝手に感想を述べ、話題は貸し切り風呂に。
「8時から1時間,だっけ?でもお風呂って1時間も入らないよね〜」
「でも,昼間に入った温泉は,洗い場なかったからなあ。すぐ過ぎるだろ」
無料だというので、一応予約はしたが、本当に混浴で入るのだろうか…?
8時が近づくにつれ、緊張からか,テレビを見入り、口数が少なくなっていく。
「ぴっ,ぴっ,ぽーんっ!8時だっ おしっ!風呂行くべよっ!」
春田が立ち上がる。そして、おもむろに提案した。
春田が立ち上げる。そこで,おもむろに提案した。
「とりあえず,俺と,タイガ〜が先に行って,それぞれのお風呂に入り,錠を
締めて待ってる。で、お風呂の鍵を持った高っちゃんと瀬奈さんが5分後に、
それぞれ,どっちかのお風呂の鍵開けて入るってどぉ? 運が良ければ混浴!」
そういう事に、なった。
「そろそろ,5分経ちますね。濱田さん、どっちの鍵にしますか?」
竜児は瀬奈に2つの鍵を差し出す。瀬奈はアイスブルーの瞳で竜児を見つめた。
「わたしは鍵を受け取らないよ。もし、竜児くんが春田くんのお風呂に入ったら
戻って。大河ちゃんのお風呂だったら、そのままお戻ってこなくていいから」
「…わかりました。入る前に、もう片方の鍵を扉の前に置いておきます。春田の
為に、濱田さんもすぐお風呂に来てください」
「うん。いってらっしゃい。竜児くん、大河ちゃんに優しくしてあげてね」
竜児はうなずき,3階にある貸し切り風呂に向った。瀬奈は小さく手を振った。
しかしその時、3階ではまだ大河と春田は,貸し切り風呂の扉の前にいた。
「くっは〜っ!混浴になったらどうしよ〜!緊張して来た〜っ,ねえっタイガー」
「言い出しっぺが何いってんだっ覚悟しろ,覚悟!」
「ぇえ〜っ,タイガーは覚悟出来てるの?うっふ〜ん,すっすんでる〜ん」
「うっさい!わたしと竜児は、うっ,うっ,運命の人同士なんだっ!今さら
いっっそっ…、一緒にお風呂に入っても、何の事は無い…なっ!いっ!!」
春田の髪の毛を掴み、引き寄せた耳元で、大河は大声で叫んだ。
「いっい〜っ!!いたっいたたたっ!な、なんでっ!うわああ〜んっ」
突然の大河の攻撃に逃れるため、春田は右側の貸し切り風呂に入り錠をかける。
ふうっと,大河はため息。ちょっと,冷静になろう。そうだ,ママに連絡しなきゃ。
高速バスの中で、群馬に行くとだけメールはしたが、門限過ぎているし、いい娘
になった大河としては流石にまずい。フィ…まあいいか。フィアンセと一緒にいる
とだけ電話で話そう。大河は母親にダイヤルした。
『ピピッピピッピピッ』
ええっ!? 大河は聞き覚えのある着信音を聞いた。生耳で。音の先に
振り向く。
「ママっ!」
「うわあああああんっ」
大河が振り向いた通路の先から、赤ちゃんを抱えた、大河の母親が、現れた。
「大河っ,あなたの声で、かわいい弟が、泣いちゃったじゃないのっ」
「えっ,あっ,ご,ごめんなさい…って,ちょっと,ママ!何しているのよ?」
母親は生後4ヶ月の赤ちゃんをあやしながら答える
「大河こそ何しているの!今の話だと、竜児くんと混浴?どういう事?」
大河の真っ白な肌が,一気に真っ赤に染まる。湯気まで見えそうだ。
「ちっ違うのっ誤解よっ。竜児はちゃんとしてるんだからっ。そうそう濱田さん!
竜児は、右の家族風呂で、さっきのアホと入るの。男同士の親睦を深めるの!
私は,左の家族風呂で,女子大生の濱田さんとガールズトークしたかったの。ね?」
騙せただろうか…泣き止んだ弟を,撫でながら、大河の母親は黙っている。
「そう。大河。じゃあ、わたしも一緒に入るわ。家族風呂なんでしょ?ここ。
リアル家族だし。あと草津の湯は婦人病にもいいらしいから…いいでしょ?」
ママと一緒?う,うれしいなあ…と言いながら、大河と母親は左の貸し切り風呂
に入る。弟は眠ったらしい。大河は,竜児が来ない事を祈りながら錠を掛けた。
すいません。でかけるので
続きは帰宅後です。
お風呂場で竜児が大河の蜜壷に、1億数千万の我が分身をぶっ放つんですか?
いいえ、分身の数は2億ないし3億程度です。
その99.7%は三白眼の遺伝子を持っています。
春田は空を眺めていた。この貸し切り風呂は、露天だった。
「ほえーっ綺麗な星空…」
群馬の夜空は、☆の輪郭がくっきり見えた。黒い部分が黒いからだろう。
今年は梅雨時だというのに、雨らしい雨は少ない。とってもラッキーだ。
「一人で見るのはもったいないなあ〜」
と、呟いたとき、カチャッ っと錠を開ける音がした。
「おうっ」
「あ〜っ,高っちゃ〜ん!なんか安心したかもっ ねえ,☆!すんげー綺麗!」
「露天なのかっ!へぇ〜、いいな。すぐ行くぜっ」
竜児は浴衣を急いで脱ぐ。もちろんきっちり畳む。春田の分もだ。
「いらっしゃ〜い!いや〜っ,お互い運悪いよねぇ。混浴にならなかったね」
ガラッ 竜児が浴室に入って来た。
「そんな事ねえよ。混浴は無理だったけど、夜空が綺麗じゃねえか まあ,
もしかしたらそれで運使い果たしたのかもなっ」
春田はカラダを洗い始めた竜児の背中に向って話しかける
「でもさぁ,さっきタイガーが、高っちゃんは運命の人だって言ってたよ〜っ
一緒にお風呂にはいる覚悟も出来てるって言ってたよ?残念じゃん?」
洗い終えた竜児は、湯船に入って来た。
「ふうぅ いい湯だなぁ 春田。実はな。こっちの貸し切り風呂に入る前に
大河のいる方の貸し切り風呂の扉開けたんだよ。で,やめてこっちに来た。」
「えええっ!そうなのっ?なんでなんで?もしかして高っちゃん、俺の事…」
「ちがうっ,お前はいい奴だけど、変な感情は皆無だ。今、大河のいる貸し
切り風呂に,大河の母親が一緒に入っている。たぶん間違いない。扉を開け
たら,靴が2足あった。ひとつは旅館のサンダル。もうひとつは先日、大河
が母親と買い物に行った時に一緒に選んだという靴と同じ物だった。メール
で見ただけだが,たしか,サルバトーレ何とかって奴。間違いない。あと,
赤ちゃんが寝ていた。目元がな。長いまつ毛が。大河に似ていたんだ。」
春田は、ポカ〜ンした顔をしている。高い柵の向こうから,笑い声が聞こえる。
瀬奈の声も聞こえた。春田は,やっと声を出した。
「タイガーの弟ちゃん。うらやましいな」
「…おうっ」
残りの0.03%に巨乳とデカチンの遺伝子が受け継がれているのです
「本当に帰るのか?」
「うん。ママと弟くんと一緒に帰る。もともと来る予定じゃなかったしね」
売店も閉まった無人の旅館のロビーで,3人は話し始めた。
「竜児くん、私も勝手に来てごめんなさいね。今朝、大河が血相を変えて
出て行って、何事かと思って。すぐに泰子さんに電話で旅行の事知って、
竜児くん達の集合場所から車で追いかけたのよ。その…私も昔、相手
の浮気で失敗しているから…。竜児くん、堪忍ね。」
竜児は、首を振る
「いえ,俺…、いえ,僕の方こそ、心配,誤解させるような事してしまって…
申し訳ないです。今後,こういう行動はしません。大河も…ごめんな…」
「ううん,竜児,わたしの方こそ…わたし竜児の事、信じていたのに…
疑っちゃた。そんで、訳分かんなくなっちゃって…信じているのに…」
竜児は、優しく、大河の頬に触れた。
「俺が、お前の立場だったら、同じことしていたと思う。っていうか、俺は
心配してくれて嬉しいくらいだ。大河、ありがとうな」
「竜児…そう…そうよ。いっつもそう。あんたは、誰にでも優しすぎるのよ!!
今回の事もそう!あんたが悪い!このおっ!目ぇ瞑って、歯ぁ食いしばれぇ!」
「おおぅ!……んっ!」
チュッ!
大河は、竜児に飛び付き、キスをした。無意識に竜児は大河を抱き留めた。
後ろに目が点になっている母親が見えた。大河が力を緩める。
「じゃあね、竜児!ママっ行こっ」
大河は温泉のそれとは違う残り香を残して、ポルシェに走り去っていった。
「…大河が変わったのは、竜児くんのおかげね。これからも大河をお願いします」
母親は竜児に会釈し、大河を追った。ポルシェの低い排気音が聞こえた。
竜児は、ほんのり湿った唇を押さえ、見送っている。
ポルシェが走りだす、と同時に竜児も思い出したように走りだした。
「大河っ!」
小さくなっていくポルシェに竜児は叫ぶ!
「大河!また好きだって言いそびれたっ、大河っ」
聞こえるだろうか。いや、構わない!
「大河ぁぁーーーーーーっ!!好きだぁーーーーーーっっっ!!!!」
6月下旬の草津の空に、竜の咆哮が轟く。
天の河に隔たれた、ベガとアルタイルが、一段と輝いたように見えた。
おしまい
以上です。エロなしですいません…
読んでしまった方、ありがとうございました。
みーのーりーん!
>>870 GJ!
大河モノ少な目だからナイスです。
GJ!
しかしなんだ。エロパロssの舞台にわざわざ温泉をもってくるのであれば、
オンナ風呂は覗かれねばならないし、つい間違えて入ってしまって混浴になったりしなければならない
と、思うんだ
874 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/29(月) 19:59:44 ID:sn/fz5Xw
早くななこいの続き読みたいですな〜
あと4KB…。
この容量じゃ足りない。
次スレが立ったら投下させて貰います。
携帯だからスレ立て出来んので。
>>870 GJ!大河可愛いよ大河
>>870 GJでした。ラストのキスが可愛すぎるww
誰も立てんならスレ立てに挑戦してみようかしら。
無理だった……まとめサイトを独断と偏見で「本家」と「元祖」の
シティーハンター的な区分けにしようかと思ったのに。
テンプレこぴぺでいいなら立てますよ。
旧になってるほうも更新されてるし
まとめその1とその2でいいんじゃないかしら
スレたて挑戦してみる
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