もうずいぶんアニキャラ板も行って無いなぁ。
各キャラのスレが落ちていったときは
櫛の歯が抜けるように・・・という言葉を実感した。
200 :
名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 23:24:37 ID:JkhvpcFx
保
険
202 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/23(金) 17:36:35 ID:FLcK5B8k
麻生×根岸で誰か
203 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 11:18:50 ID:mk21e5Uk
木陰×根岸もいける
204 :
名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 00:34:31 ID:tPlgSjCq
部長×根岸でも良いよ
みなものバター犬と化す犬男
206 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 01:08:02 ID:vbHyGH3X
age
207 :
名無しさん@ピンキー:2010/05/20(木) 00:03:21 ID:sxmpPbe/
誰でも良いから頼む
209 :
名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 19:03:58 ID:suJxPxsG
雷火兄さん×根岸を投下してもいいですか?
210 :
にごいち:2010/06/04(金) 05:08:24 ID:/ACgXFM6
近いうちに必ず書く。
でも雷火×根岸……
読みてぇ……!
211 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:30:57 ID:vbqdVNVp
じゃあ、それまで自分が間を持たせましょうか。
もともとスケブ100話に併せてうpしようと思っていたものの
規制をくらって5月下旬から書き込みできなかったヤツですが。
根岸×神谷で、やたら前ふり長い&My設定有りですけど・・・
それと初めてなので長文規制・連投規制とかでスムーズに
書き込めなかったらゴメンナサイ。
212 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:31:54 ID:vbqdVNVp
「お兄〜」夕食後くつろぐ根岸の耳に快活な声が響く。声の主は当然妹のみなもだ。
「明後日はちゃんと空けといてね!」とカレンダーを指さす。見ればカレンダーには
16日の土曜に赤丸がうってある。
これが7月であればみなもの誕生日たが、今は12月であり特に記念日ではない。
が、彼女にとってその日は嬉しい日なのだ。
その理由とは―
「お兄とデート〜」ソファーに腰掛け、足をブラブラと揺らしご機嫌である。
だが、その様子を見て(一緒に出掛けるだけだっての…)と、そそくさと退室する
"お兄"こと根岸はあまり乗り気ではなさそうだ。
毎月1回休日に兄妹揃ってどこかへ出掛ける、ということが兄妹間での約束事であり
これは根岸が中3の時に風呂・就寝等で兄離れさせるための交換条件だったのだが、
根岸はこの約束をみなもがずっと行使するとは思ってもみなく、また根岸自身が
高校生男子の妙なプライドからか、妹に限らず家族と一緒に行動する事が
気恥ずかしくなっており、軽い懸念材料になっていたのである。
213 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:32:46 ID:vbqdVNVp
(ったく、小学生ならまだしも中学にもなって兄貴と一緒に出掛けたいもんかね?
ていうか、さすがに風呂には放っておいても一緒に入らなくなったんじゃあ…
これって約束損か!?)と脱衣所でふと思案する。
(でも未だに風呂上りにバスタオル1枚で居間をウロウロしているしなぁ)
自分はそれ程に男っぽくないのか、と鏡の前でボディビルダーの様なポーズをとる。
確かに根岸は高2男子としてはやや小柄な方であり、所属する美術部には根岸より
背の高い女子すらいる。
が、ヒゲも生えればスネ毛だってある、股間のアレも年相応の成長をしているはずだ。
(結局あいつに羞恥心がないんだよ。てか妹に警戒される兄ってのも問題だろ。
明後日デート…いや外出時に一度諭してみっか)と早々に結論づけて
湯船に浸かる。悩むのは性に合わないのだ。
翌日、美術部に顔を出した根岸は同級生の神谷に声をかける。
妹を納得させるには説得材料が必要だろう。
兄のいる神谷にリサーチして説得の糸口を掴みたかった。
「なぁ神谷、ちょっと変なこと聞くかもしれないけどよ…」
214 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:33:41 ID:vbqdVNVp
すると突然―
「あらあら、根岸ちゃん女の子に変なことを聞くなんて変態ね」
部室の暗幕に隠れていた空閑が顔を出す。
「何だよ、いきなり!」突然の変態呼ばわりに根岸が怒鳴る。
何事かと部員が集まってくる。女子率の高い美術部でそんなレッテルを貼られては
死活問題だ。何とか弁明せねば…
「先輩、神谷先輩に何ゆーたとですか」「おネーさん、きっと人前では言えないことだヨ」
いつも賑やかな麻生がマペットとの腹話術で勝手なことをまくしたてる。
対照的に無口な梶原はデスケルを覗き込みながら後ずさる。
NAME:ネギシダイチ DATE:ヘンタイとでも表示されているのだろうか。
残りの部員は部長を盾にするようにして、冷たい視線を送っている。
「Oh!エッチ、スケッチ、365ニチデース!!」
「ケイト、訳のわからんこというの禁止。みんなも落ち着け」部長が暴走しがちな
部員を諫める。部長の言葉に皆バラバラと席に戻る。
唯一、涼風コンビだけが「ニキ イズコ、ニキ イズコ」と呟きつつどこかに消えていった。
215 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:34:17 ID:vbqdVNVp
それで、一体何だったんですか?根岸くん」
続きを促されるも、しっかりと聞き耳を立てられた状況で話などはとても出来ない。
「あー、その、何だ屋上で話そうか」
「悪いな、ちっと話聞くだけだったのに」
「いえ」
「あのよ、神谷って何歳まで家族と出掛けてた?」
「え?今でもよく一緒に出掛けますよー」(せ、世間ではそうなのか!?)
「お姉ちゃんと買い物行って、その後ファミレスで食事したり…
この前も『ドリンクバーでミルクを飲む裏技』ってのを実践して怒られちゃいましたー」
(あ、そうか姉貴とか。で、多分くだんねー裏技なんだろうな)
「雷火さん…だっけ、兄貴とは?」
「えーっと、そうですねぇ、私が中学生の頃までですかねー」(おおっ)
「お兄ちゃんは仕事が有りますから土日はゆっくり自分の時間を、ってことで
自然消滅というか・・・」(うーん家庭環境が違うかぁ)
「あの、私の答え何かまずかったでしょうか?」顔を曇らした根岸に神谷が問いかける。
「いやいや別に。俺の方こそなんかプライベートな話聞いて悪かったな」
取り繕ったつもりだが気持ちが顔に出るタイプの根岸では、そう上手くはいかない。
答えてくれた神谷に理由を言わないのも悪い気がしてみなもの件を話す。
「私も結構お風呂上がりにタオル1枚なんで、湯冷めするってお姉ちゃんによく
たしなめられるんですよー。あははははー」
(神谷の湯上がり…濡れた髪に火照った肌・・・)
「こ、高2だろっお前!」妙な想像をしたせいか突っ込む声が上ずる。
「もう戻ろうぜ」ごまかすかのように根岸はスタスタと美術室へ歩を進めていく。
216 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:34:52 ID:vbqdVNVp
結局、部活もそこそこに2人は帰宅する事にした。
春日野先生が2人の背に声をかける。「神谷さん、根岸君がおイタしたら引き千切って
やんなさい!」部室がドっと沸く。(どこをだよっ)根岸の背すじがヒヤッとする。
神谷の握力からしたら、洒落にならない話ではある。
「それでですねー、みなもちゃんのことですけど…」
「何だ?」
「私が根岸くんの家におじゃまして、みなもちゃんと色々話してみる
ってのはどうです?」
なるほど。確かに同じ妹という立場から兄の機微をそれとなく指摘してもらえば
効果はあるかもしれない。が、それって女子が家に来るって事で…
「あー明日来れるのか?んじゃひとつ頼むわ」
(やべっ部屋片付けとかねぇと。えっ…と後、何用意すりゃいいんだ!?)
平静を装いつつ内心ドキドキの根岸であった。
217 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:35:34 ID:vbqdVNVp
翌日―根岸が待っていると程なく大きなスポーツバッグを持って神谷がやってきた。
「ずいぶん大荷物だな。またお菓子か?」合宿の時の事を思い出して聞いてみる。
「根岸君、女の子ってのは一泊するだけでも結構荷物があるんですよ?」
「へー、そんなもんか…ってオイ泊まってく気かよ!?」
「はぁ、駄目でした?みなもちゃんとはじっくり語り合って、と考えていたんですけど」
「イヤその、家の人は…」
「友達に妹さんの説得を頼まれた、って言いましたら『朝霞は優しい子だね』
って許可してくれましたよー」
にこやかに笑う雷火の顔が思い浮かび少々申し訳なく感じる。
反論を言いかけたがあまりに否定しては自分の危険性をPRする様なものなので
結局それ以上は言わず歩き始める。
普段と変わらぬ、他愛無い会話をしながらの帰宅。違うのは目的地が一緒、ということだ。
「おじゃましまーす」
部屋に入ると神谷は物珍しそうにキョロキョロとする。
「根岸君の部屋、テレビがあるんだ。いいですねぇ」
「それに模型にサッカーボール、天体望遠鏡・・・男の子の部屋って感じですねぇ」
「俺、飽きっぽいからなぁ。すーぐ興味が移っちまう」
「ま、今んところ絵は飽きずに続けているけれどな」とやや自嘲気味に話す。
「えーっ根岸君の絵が好きなんですから、ずっと続けて欲しいですよぉ」
ストレートに褒められて思わず動揺する。
「あ、そ、そういや、みなものヤツまだ帰ってきてないみたいだな。
映画でも観てるか?」話を逸らすのも兼ね、レンタルしておいたDVDを何枚か並べる。
そして神谷が選択したのは意外な?一本であった。
218 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:36:06 ID:vbqdVNVp
「アンギャー!」巨大怪獣の咆哮が響く。日本お家芸の特撮は流行のCGに無い
重量感とリアリティを与え、二人を熱中させる。
やがて主役怪獣は街を破壊しつくし、対峙する怪獣を打ちのめして海に帰ってゆく。
「いやー楽しかったですねぇ。あの天神の通り、いつロケやったんでしょうね?」
「うーん、このシリーズって映画館で観終わると特報!来年は○○対△△って
映像が流れっから上映より結構前なのかもな」
根岸が見終わったDVDを片付けようと背を向けた瞬間・・・
ワシッ!根岸の両脇腹を神谷が掴む。「うひゃっ!何すんだよ!?」
「へへーっ、次の対決はカミヤゴン対ネギシゴンでーす」
楽しそうに神谷が両手を上に構え、威嚇のようなポーズをとる。
「フッフッフッ、ネギシゴンこそ最強だぜ!」根岸もノッて応戦する。
「ガウアアウッ!!」「ギャース!!」パンチやチョップの応酬が続く。
「くっこのっ」根岸が少し熱くなって神谷の攻撃をかいくぐり肩を掴む。
ボスッ。神谷の両肩を押さえて覆いかぶさる根岸。体勢としては完全に押し倒した形だ。
「あっ…あ〜まぁネギシゴンの勝ちって事で!」
根岸が姿勢のヤバさに怪獣ごっこの終了を告げる。
219 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:36:54 ID:vbqdVNVp
「へへー、負けちゃいましたぁ。カミヤゴン食べられちゃいますねぇ」
「いや、ネギシゴンはカレーしか…」根岸は体をどかすが、神谷は根岸を見つめて
横になったままだ。
「根岸君、私なんかじゃ食べる気にならないですか?」
神谷が目を閉じ、そっとアゴを上げる。
ゴクッ、「そっそうだな、カレーだけじゃ偏食だな」
今どきの学生のように「したいからする」と言えない純情高校生'S。
行為を(自分たちの中で)正当化してやっと事に及ぶ。
「神谷…んっ…」唇を重ね舌を口内に滑り込ませる。
クチッ、待っていた神谷の舌と絡みあう。
「ん…はぁっ…ふぅ」キスというものがこれほど気持ち良いものなのか、と
二人はその行為に夢中になる。
ジュルッ、ズズッ、ジュ…混じりあった唾液の音だけが部屋を支配する。
(身体触って…いいよな?)この怪獣ごっこという体裁のまま最後までモノにしたい
根岸が勇気を出して次のアクションを起こす。
―ムニュッ、腹部の柔らかな感触を感じた瞬間…
ピリリリリ!電話の着信音が鳴り響く。お互いバっと跳ね起き、目を逸らす。
「で、電話ですよ、根岸君!」
「そ、そうみたいだな」根岸が慌てて部屋の子機を取る。
「はいもしもし根岸…あっみなもか。何やってんだよ早く帰って…
えっ泊まるって、オイそんな…」ガチャリ!ツーツーツー
一方的に切られてしまった電話に呆然とする根岸。
「何かあったんですか?」
「みなもが泊まっていくとさ。梶原の家に」
「えーっ!?根岸君ひょっとして今日の事、言ってなかったんじゃ…?」
ギクッ「いやーまぁ、サプライズ的な演出をだな…」本当は恥ずかしかっただけである。
220 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:37:22 ID:vbqdVNVp
「えへへ、ちょっと大人の階段上っちゃいましたね」
乱れた衣服を整えながら神谷が話しかける。
「ん…」
「みなもちゃんと食べようと思っていたポテチ無駄になっちゃいましたねぇ」
残念そうにバッグを開けると大量のポテチが入っていた。
「なんだ、やっぱりお菓子が入ってんじゃねーか」根岸が覗き込みつつ軽く小突く。
「これでみなもちゃんを餌付けできるかなー、と。根岸君も何か好きなのどうぞ」
明太子、わさび、しょうゆマヨ…様々な味付けの袋が差し出される。
だが根岸はポテチには目もくれず、ぐいっと神谷を抱き寄せる。
「お前味がいい。さっきのじゃ全然足らねーよ」
「ね、根岸君!?…もう、ここからは怪獣ごっこの延長じゃなくなりますよ?」
神谷が問う。
「ああ、もうネギシゴンとカミヤゴンじゃねえ。根岸大地として神谷朝霞が欲しい!
嫌なら突き飛ばして逃げろよ。お前ならできるだろ?」
―根岸に抱きかかえられた神谷は小さく、だが確かに首を縦に振った。
221 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:37:59 ID:vbqdVNVp
薄暗い部屋の中、ベッド上で重なり合う二人の男女。
既に下着1枚となっている神谷の肌はじっとりと汗をかき、根岸の拙いとはいえ
熱心な愛撫に息荒く胸を上下させ、その双丘の先端はピンと隆起している。
「根岸君…あんまり大きくなくてごめんなさい。触っててもつまんないですよね」
柔らかな膨らみを揉みたてる手を止め、根岸が意外そうな顔をする。
「男子達が読んでる雑誌の女の子みたいにスタイル良くないですし」
「バーカ、何言ってんだよ。あれこそ『絵に描いた餅』ってやつだ。グラビアじゃ
胸の感触も解んねーし、こうやって普段じゃ絶対聞けない声も聞けるしな」
そう言って、口に含んだ乳首を舌で舐め転がす。
「くふっ…んッんッ」
「神谷、恥ずかしがらずにもっと声出していいんだぞ。ほら」キュッ、乳首を摘み弄ぶ。
「それ駄目…ヒッ アァンッ」敏感な先端に刺激を受けたまらず喘いでしまう。
「神谷、そろそろ…」根岸が視線を下腹部の方に移す。
視線を感じ取ったのか神谷は恥ずかしそうに太腿をピッタリと閉じモジモジとする。
ある事を確信していた根岸は「もうバレてんぞ」と耳元で囁く。
その声に観念したかのように股を開くと、太腿の内側はしとどに濡れており、
その源泉からは下着が透けるほどに愛液が止め処なく溢れていた。
222 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:38:33 ID:vbqdVNVp
「あーあ、エロい汁でシーツ汚されちゃたなぁ。俺、まだ胸しか触ってないけど?
なのにこんなグショグショにマ○コ濡れるんだ。エロいんだなぁ?朝霞は!」
恥態と愛液の匂いに興奮したか、普段はとても口に出せないような言葉で責めたてる。
神谷も「大事なことだから2回言いました」的に「エロいエロい」と精神的に嬲られ、
事実、恥ずかしい程に濡れている事を知られてしまったからか
「だって、だってですねぇ…」と弁明する声もか細い。
「まっ、とにかくビショビショじゃ気持ち悪いだろ?」
神谷が感じていることに気を良くし一気に攻勢に出る。
ズルッ、言うが速いか両手で一気に下着を引きずり下ろす。
眼前に神谷の一糸まとわぬ姿が露わになる。細身ながら筋肉質である事を感じさせる
ガゼルのような肢体。謙遜はしていたものの、その胸の膨らみは十分に女性である事を
主張している。そして昨日までは想像でしかなかった部分…
神谷の秘裂はテラテラと濡れ、薄桃色の淫唇が艶かしい。
記憶にあるみなもの縦スジとは余りに違う淫靡さに根岸の目は釘付けになる。
223 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:39:10 ID:vbqdVNVp
神谷は恥ずかしさで頭が真っ白になる中、どこか冷静に思考する。
(見られてる、私の、全部!でも脱がしてもらって気持ちいいや…グショグショだったし。
あン、根岸君の視線が凄く熱い。アソコ凝視してる。クスッいいですよ)
膝を軽く立てて左右に開いてゆく。神谷の開脚にあわせ秘裂は開花し、かぶりつき状態の
根岸の前に全てをさらけ出す。
(もっと奥も、全部見せたげますよぉ)
「…!」更に腰を突き出し両手で秘裂を拡げると、その奥から蜜が滴り落ちる。
部屋に充満する媚香が根岸を誘う。
神谷も目を伏せて根岸の次の言葉を待っているようだ。
「朝霞!」
根岸がバッと下着を脱ぎ捨て、最大限に強張ったモノを神谷の鼻先に突きつける。
「ひゃんっ!根岸君、おちんちん大きくしすぎですよぅ」覚悟したとはいえ、
このような状態は初めて見る神谷が、思わず両手で顔を覆いたじろぐ。
「馬鹿、お前のそんな格好見てこうならなきゃ、お前に失礼だろーが」
224 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:39:46 ID:vbqdVNVp
おそるおそる神谷は反り上がった想いの具現化に手を添え秘裂の中心にあてがう。
「根岸君、そのままゆっく…わっ」
ドサッ!!粘膜が触れ合う感触についに理性が飛んだか、跳ねるように
押し倒し本能のまま腰を押し付ける。
「ヒッ!!」
クニュッ…ニュ…、ジュブッ
「くうっ、は…入った!」
受け入れるには十分なほど濡れてはいたが、指やペンとは違いすぎる太さのモノの
進入を受け、神谷を破瓜の激痛が襲う。
そして挿入時の暴発を辛うじて堪えた根岸は、ただ快楽を求め激しく腰を突く。
「ヒッ、ヒン…グスッ」ぎゅっと閉じた目から涙を流し初体験の痛みに耐える神谷。
だがその所作も秘肉を抉り、締りを味わい、襞を捲ってゆく行為に夢中の根岸を
視覚的に昂らせる効果しかない。
「朝霞、お前のマ○コ、柔らかいのにギュッって締め付けスゲェ!腰止まんねぇよ!」
「根岸君…ひッ、根岸君…イッ、アッ、アン!」
そして徐々にだが神谷の声も艶のある音色に変わってゆく。
225 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:40:55 ID:vbqdVNVp
ズッ、クチュッ、ズチュッ
一層溢れ出した愛液によって導かれた根岸の先端が神谷の一番深い所まで到達する。
キュプッ 胎内でのディープキス。
「奥ッ奥ぅッ!」激しく奥を突かれる度に目の前が白くスパークする。
「…ヒッ、アッアッアッ…アンッ、イクッ、アーーッ」神谷が嬌声を発し達する。
「朝霞ぁ!」腰を両足で押しこまれ、モノ全体を膣内で締め付けられた根岸は
遂に白濁色の想いを神谷の奥へ解き放つ。
ドビュッ、ビュッ、ビュッ…!「あっ、あー…」あまりの快楽に神谷に覆い被さったまま
放心状態の根岸。
射精という行為を覚えてから数年経つが、これほどの快感を得た事は無く、
未だに腰に感触が残る。
だが同時に湧き上がったのは自己嫌悪。
神谷の身体を乱暴に扱ったうえに中出ししてしまった。
何かあれば責任はとる…だけど神谷の気持ちは?家族の人は?
―「根岸君、大変なことをしてくれたね」
「は、はい雷火さん…」
「有酸素キック!!」ドキャッッ!
「グハァーッ 大技だぁ!」
そんな想像が頭をよぎる。
226 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:41:28 ID:vbqdVNVp
「根岸君、重いです」しばしの沈黙の後、神谷が声をかける。
「神谷、俺…お前に酷っ!?」慌てて体を起こし謝ろうとする根岸の股間に異変が起こる。
「えっ何だこれ?」肉襞が小刻みに振動し、尚且つ搾り込むように
キュッキュと根岸のモノを締め付けてくる。
「へへー、さっき根岸君褒めてくれましたよね。締め付けて気持ちいいって。
こうですか?それともこう?」神谷がいたずらっぽく笑うたびに
今にも発射してしまいそうな快感が襲う。器用なのは手先だけではないようだ。
「あっ根岸君、また元気になりましたね?今日は大丈夫な日ですから、
そのまま第2ラウンドも張り切っていきましょう!」
「あ…安全日、なのな。ハハ…」力なく再び神谷に身体を預けるように倒れ込む。
「もー重いですってばぁ。後、今夜だけは朝霞って呼んで欲しいんですケド」
「んっ、はっ、あぁんっ」二人の匂いの充満した部屋に、神谷の喘ぎ声が響く。
その都度締め付けは強くなり、根岸を限界へと誘う。
「うっ…もう出ちまう!」
「あっ一緒に、一緒にィ!」
互いに何度目かの絶頂に達し、抱き合ったまま布団に包まる。
「そろそろ風呂にすっか?」
「ハイ、でももう少しこのまま…」
「そうだな。で、風呂の後また…いいだろ?」
「根岸君が好きなだけ。でも、優しくですよ?」
「う〜、最初のは忘れてくれっ」
227 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:42:39 ID:vbqdVNVp
「あのねっ、みなもちゃんコレは違うんですよっ!」
「えー!?だって二人のその格好…。」
「エ、エコです!お風呂は一緒に入った方が…!」
翌朝、神谷とみなものけたたましい声で目が覚める。
「うるせーぞ、みなも。何、朝から騒いでんだよ」
「根岸先輩、あれ…」
空が部屋の時計を指さす。もう10時半を回っていた。
「ありゃ、もうこんな時間か…って、梶原お前なんで居ンだよ!?」
「みなもちゃんを送って…、その…」空は何故か自分の方を見ようとしない。
春先と比べ流石に馴れられたと思っていたのだが。
「どーした梶原、少し声が大きかったか?」妹を送ってくれたのに悪かったと思い
トーンを落とし歩み寄る。
「根岸先輩…これ…どうぞ」相変わらずこちらを向かずにバスタオルを差し出す。
その瞬間今の状況がどれだけマズイかを理解する。
「わーっ!!梶原っ、これはなっ げ、芸術に携わるものとしては
異性の身体のラインを学ぶ必要が有ってだなぁ!」
「お兄、わたし神谷さんならお姉さんになっても別に良いんだよー?」
「わ、お墨付きが出ましたよ。根岸君」
「何、喜んでんだよ朝霞!大体風呂上りのお前が想像よりも可愛過ぎて…」
「キャー、『朝霞』だって。聞いた!?空お姉ーさん、犬男?」
(ウンウン 二人は結ばれたのだ。きっと神谷さんのお兄さん達も祝福してくれるのだ)
「ワフッ」
( …みなもちゃんのカメラにはお宝写真が入っているのだ。でもそれは言わないのだ。
わたしにも焼き増ししてくれる約束なのだ)
おわり
228 :
紅夜:2010/06/06(日) 19:46:17 ID:vbqdVNVp
はい、おしまいです。
この板は長文連投効くんですねえ。よかったよかった。
書いていた期間が長いのでちょっと整合性が無い部分があるかもしれませんが
お目こぼしを。
これから自宅に帰りますが、まだ規制喰らったままかなぁw
229 :
にごいち:2010/06/07(月) 15:47:17 ID:Bl/TrjYt
>>228 ぬぎゃあ!
次のネタ考えてる間にこんなすばらしい作品が投下されてるなんて……
俺も頑張らないと!
次も多分また梶原姉弟だと思う。
あと、有酸素キックに盛大に吹いたのはここだけの話。
ウヒョー!!
231 :
紅夜:2010/06/11(金) 23:16:44 ID:k0D2tcQx
あー、ようやく規制が解けました。
>にごいちさん
期待して待っています。
有酸素キックのくだりはうp直前に書き足したところなので
ウけたなら、良かったw
保守しとこうか
保守
止まっちゃったね。10月新刊ってホントかな?
夏休みも後わずか…何か書いてるか〜
236 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/01(水) 21:04:11 ID:HCTcwngm
10月9日7巻発売age
237 :
秋雨:2010/09/15(水) 19:06:49 ID:iP7dKZWB
雷火×根岸のBLです。ご注意ください。
その日、美術室に最後まで残っていたのは、二年生男子の根岸大地一人だけであった。
いつも陽気に騒がしい部屋も、すでに皆が帰った後とあってすっかり静まり返っている。
そんな中で、大地は一人黙々と絵を描き続けていた。
すでに下校時間は迫っている。壁に取り付けられた時計を見て、その事に気付いた大地
は、ようやく作業の手を止めた。
(今日は、このくらいにしとくか)
何分、次の展覧会への出展の期限が迫っており、否応なくこんな遅くまで残って作品を仕
上げざるをえない。しかしその甲斐あって、すでに作品は完成まであと少しというところに
まで漕ぎ着けていた。
やがて帰り支度を始めようとしていた時、外の廊下からこちらへと向かって歩いてくる足
音が聞こえてきた。そしてその足音は、美術室の前で止まる。
(ん、誰だ?)
戸が開かれ、大地はその出入り口へと顔を向けた。
しかし大地の目の前に現れたのは、この学校の生徒でも教員でもなかった。
「こんにちは」
背広姿の青年が、大地へと微笑を浮かべながら挨拶をしてくる。
「こ、こんにちは・・・」
見知らぬ来訪者を前に、やや警戒を抱きつつ大地はぎこちなく挨拶を返した。
すると青年は、そんな大地をしばらく黙ってジッと見つめてくる。そしてすぐに何かを察
したとばかりに、ハッとした表情をしてきた。
「君、ひょっとして根岸君じゃないかい?」
いきなり相手から自分の名前を言い当てられ、大地は大いに驚いてしまう。
「そ、そうですけど・・・あなたは・・・?」
戸惑いながらも、大地は青年へと問い返す。
「ああ、自己紹介もまだでいきなりごめんね。俺は神谷雷火、朝霞の兄だよ」
「兄?えっ・・・神谷の・・・?」
相手の素性が判明するも、予想外の答えに大地はキョトンとしてしまう。
238 :
秋雨:2010/09/15(水) 19:09:23 ID:iP7dKZWB
「どうかした?」
「い、いえ、何でもありません」
慌てて大地は取り繕った。
(マジかよ、この人が本当にあいつの兄貴なのか?)
雷火と名乗った目の前の青年を見るも、その温和な顔立ちからはとても妹であるはずの朝
霞の面影を想像する事が出来ない。ひょっとして血が繋がっていないのではとも思ったが、
さすがにそこまでは問えなかった。
「この美術部の事については、朝霞から色々聞いててね。随分と楽しい所だそうだね」
しかしそんな大地の疑問など知る由もなく、雷火はどこか呑気そうに言ってくる。
そんな雷火の言葉に、大地は思わず苦笑してしまう。
「部として、グダグダなだけですよ」
「君の事は特に朝霞が話す事が多くてね。その話を聞きながら、随分と面白い男子部員がい
るんだなって、思ってたんだ」
無邪気に雷火はそう言ってきた。
「あいつ、何言ってんだか・・・」
恨めし気に、大地はポツリと呟いた。
「どうかした?」
「いえ、別に。それより、今日は何の用でここに?」
「ちょうど仕事の帰りだったから、朝霞を迎えに来たんだよ。普段はこんな事しないんだけ
ど、俺も一応この学校の卒業生でね、たまには母校へ久しぶりに訪ねてみたくなって。だけ
どこの様子からして、肝心の朝霞はいないみたいだね」
ガランとした美術室を見渡しながら、雷火は言う。
「ええ、もうとっくに帰っちゃいましたよ」
「そうか、無駄足だったか」
残念そうに雷火は言ってきた。
「俺ももう帰るんで、一緒に出ましょうか?」
「君は、随分遅くまで残っているんだね」
「もうすぐ展覧会なんで、早く絵を描き上げなきゃなんないんっすよ」
すると雷火は、今まで大地が描いていた工程途中の絵を覗き込んできた。
239 :
秋雨:2010/09/15(水) 19:13:05 ID:iP7dKZWB
「絵、上手いんだね」
「いえ、こんなの上手いって程じゃ・・・」
照れ臭そうに大地は答えた。
「そうかい?俺は絵とかは全然分からなくてね。それでも、なかなかの出来だと思うけどな
ぁ」
「あ、ありがとうございます・・・でも、やっぱこんなのまだまだっすよ。なかなか思い通
りの作品が出来上がらなくて・・・それに、俺より絵が上手い奴なんかそこら中にいますか
ら、こんなの出展したところで・・・」
謙遜というより、それは本音に近いものであった。今回の作品も完成には向かってはいる
ものの、正直、作品を出展したからといって、自分の絵が評価される自信が大地にはなかっ
た。
そんな大地へ、雷火は顔を向けてくる。
「でも、君は絵が好きなんだろ?」
「ええ、まぁ」
「だったら、別に他人の評価とか実力とかを気にする必要はないんじゃないかな?好きだか
ら絵を描くっていう事が、一番大事なんじゃない?」
「・・・・」
「あ、ごめんね。専門外の俺が変に偉そうな事言って」
「そんな事ありませんよ。そうですよね、描きたくて描くんだから・・・」
雷火の言葉を、大地はしみじみと受け止めた。
(やっぱこの人、神谷とは全然違うな)
ちょっかいばかり掛けてくる朝霞とは全く違い、どこか優しく包み込んでくれるかの様な、
独特の雰囲気を感じさせる青年であった。客観的には当たり障りのないフォローなのかもし
れないが、理想と実力が伴わず陰鬱になっていた中でのそんな雷火からの言葉が、今の大地
の気分を少し晴らしてくれるものがあった。
「意外だなぁ」
その時、雷火は大地を見ながらポツリと言ってきた。
「え?」
「今日初めて根岸君と会ったけど、朝霞から聞いていた君と、今の君は大違いだよ」
「アハハ・・・そ、そうですか?」
笑って誤魔化すも、朝霞の事だけに何を言っていたのか大体想像出来る気がした。
「怒りっぽいとか、せっかちだかと、朝霞が色々言ってたから、どんな乱暴な子だろって思
ってたけど、実際の君はすごく優しそうじゃないか」
雷火からそんな事を言われると、大地は急に気恥かしくなってきてしまう。
「そんな事ありませんよ・・・あいつの言ってる事、多分間違ってませんから・・・」
「そうかい?でも俺は、朝霞から君の事を聞いてた時から、すごく興味を持ってたんだ」
「俺にですか・・・?」
「ああ、自分の妹ながら、少し変わった感性の持ち主だからね、朝霞は。そんな妹がよく話
題に出す根岸って部員は、一体どんな子なんだろって。そして今、こうして偶然本人に出会
う事が出来た」
「残念ですけど、興味持たれる程魅力的な人間じゃないっすよ、俺は」
自嘲的に大地は言う。
「いや、そんな事はないよ」
「え?」
「初めて会ったばかりだけど、俺には君がすごく魅力的に思えるけどね」
そう言いながら、雷火の右手が静かに大地の頬へと触れてきた。
「雷火さん・・・」
ごく自然な雷火の動作に、大地はこれといった違和感をほとんど感じなかった。むしろ、
頬から伝わる雷火からの温もりが、不思議と大地には心地よくさえ思えた。
(綺麗な眼だな・・・)
優しげな眼差しを向ける雷火の瞳に、まさしく吸い込まれる様にいつしか大地は魅入って
しまう。
「こっちへおいで」
「・・・・」
静かに、大地の手を雷火は掴んできた。
雷火の意図を、大地は理解出来なかった。しかし茫然と雷火を見上げたまま、大地は身を
委ねる形となってしまう。まるで催眠術にでも掛けられたかのごとく、大地は促されるまま
にその場から立ち上がった。
240 :
秋雨:2010/09/15(水) 19:16:33 ID:iP7dKZWB
「え・・・雷火さん!?」
ハッと正気に戻った時、いつの間にか大地は机の上へと背中を押し付けられていた。着て
いたカッターシャツも、ボタンを全て外され肌蹴られている。
「そんなに緊張しなくていいから、もっとリラックスしなよ」
大地へ覆い被さる様に身体を傾けながら、雷火は諭す様に言ってきた。
「な、何を・・・?」
冷静さを取り戻すにつれ、しだいに大地の顔が青ざめていく。
そんな大地へ、微笑を向け続ける雷火。
「何も分からないくらい、君はまだお子様なのかなぁ?」
「・・・・」
「大丈夫、酷い事はしないから。俺を信じて」
そう言うなり、雷火はゆっくりとした動作で、さらに大地へ身体を傾けてくる。
「じょ、冗談やめてください、雷火さん!こんなのマジ笑えませんって!」
慌てて雷火の肩を掴み、その身体を押し退けようとした。
「へぇ、君はこれが冗談だと思うんだ?」
「・・・・」
雷火は穏やかな口調であった。しかし大地へと向けられるその瞳は、決して笑っているも
のではなかった。そんな雷火に、大地はもう言葉を返す事が出来ない。
やがてそんな大地の頬へ、再び雷火の右手が伸ばされてくる。
しかし今度は、その手が肌へと触れてきた瞬間、ゾクゾクとする感覚が一気に大地の全身
を駆け巡る。反射的に大きく顔を背け、ギュッと瞼を強く閉じた。
「俺がふざけてこんな事をしてる訳じゃないってのを、しっかり分からせてあげるよ」
囁く様に、雷火は言ってくる。
「ちょっ・・・待ってください、訳分かりませんよ!一体どういう事なんっすか!?」
伸ばされた雷火の手を強引に振り払い、大地は抗う様に叫んだ。
しかしそんな大地へ、まるで無関係にしか思えない話題を雷火は突然投げ掛けてきた。
「君にも、確か妹さんがいるそうだね?」
「え・・・あ、はい・・・」
「なら君だって分かるはずだ。妹と付き合っている男がどんな相手か知りたいと思うのは、
兄として当然の事だろ?」
慌てて大地は頭を振る。
「ご、誤解です!俺は別に神谷と付き合ってる訳じゃありませんし、そもそもだからって、
どう考えればこんな真似に行き着くんっすか!」
241 :
秋雨:2010/09/15(水) 19:18:05 ID:iP7dKZWB
「そうなのかい?朝霞の話を聞いてる限りだと、君と妹は随分と仲が良さそうに思えたんだ
けど?」
「いや、それはあくまでも友達としてで、俺達は別に付き合ってるとか、そういう関係じゃ
ありませんから!」
雷火の誤解を解こうと、大地は必死に弁明する。
困惑する大地に、雷火は苦笑してきた。
「まぁいいさ、いくら俺が兄貴だっていっても、そういう話はし難いだろうしね」
「だから、誤解ですって!」
しかしそんな反論に、雷火はまるで意に介す様子もない。
「誤解なら誤解でいいさ。今はそんな事関係ないんだから」
「え?」
「俺は純粋に、君の事をもっとよく知りたいんだよ」
「知りたいって・・・」
「言っただろ?俺にとって君は、すごく魅力的だって」
もう何が何だか、大地には分からなかった。今さっき出会ったばかりの相手に押さえ付け
られ迫られているのである。男である自分にとってはまさに夢にも思っていなかった事態を
前に、大地は激しく混乱する一方であった。しかしそれでも、このままでは本当に大変な事
になるという危機感だけは十分過ぎる程に分かっていた。
「お、お願いです、雷火さん・・・それだけは・・・」
大地の声は震えていた。
そんな大地を、クスッと雷火が笑ってくる。
「怖いの?」
「そういう問題じゃなくて、俺にそういう趣味は・・・」
「残念だけど、無理だな」
大地の言葉を遮る様に、雷火はキッパリと言い放ってきた。
「そんな・・・」
「君を傷付けたくはない。でも・・・もう俺も限界なんだよ。今はもう、君をこうして見て
るだけで、どうにかなりそうだ」
「・・・・」
「始めるよ」
静かに、雷火が宣言してくる。
「や、やめろ・・・」
恐怖に表情が引き攣りながらも、大地はそんな雷火を牽制する様に睨みつけた。
しかし雷火に怯む気配はない。
242 :
秋雨:2010/09/15(水) 19:21:14 ID:iP7dKZWB
「抵抗する気かい?」
「こんなの、素直に従える訳ないでしょ。それ以上何かするってなら・・・」
「どうするって言うのかな?」
次の瞬間、大地の肩の辺りへ雷火は素早く顔を埋めてきた。
「あっ!」
曝け出された鎖骨の辺りへと、生温かな感触が伝わってきた。反射的に大地は甲高い声を
発し、ビクッと全身を震わせてしまう。
さらにそんな大地の首筋へ、軽く突き出された雷火の舌先が、肌の上を滑り上がっていく
様に移動していく。
(う、嘘だろ・・・!)
くすぐったいという言葉だけでは説明出来ない、激しい嫌悪を伴う感覚が全身を走り抜け
ていく。
「んっ・・・!」
発してしまいそうになる声を、大地は懸命に押し殺そうとした。
「ほら、いい声出すじゃないか」
「や、やめっ・・・!」
必死になって、大地は雷火の身体を押し退けようとする。
「ん?だから、今さらそんな事言われても無理だって」
嘲笑う様に雷火は言ってきながら、肌蹴られた大地の胸へ、指先を添わせてきた。
「くぅ・・・!」
指先が突起を触れてくる。ただそれだけであるはずなのに、大地の身体が今はなぜか敏感
に反応してしまい、全身が熱くなっていく感覚を覚えた。
そんな大地の姿を、雷火は楽しそうに見下ろしてきていた。
「ここ、感じる?」
「そんな・・・俺は・・・」
何とか否定しようとする大地に、雷火は苦笑してきた。
「強情だね。でも、そんな君も結構好きだよ」
ギュッと、その胸の突起を雷火は摘まんできた。
「っ・・・!」
さほど痛みをともなう強さではなかったものの、加えられる圧力に大地は大きく身を捩っ
た。
「ほら、ここは素直じゃないか」
「ち、違う・・・それは・・・」
「何だって言うんだい?」
今度は胸へ、雷火の顔が埋められてくる。
それまで指で弄んでいた突起を、今度は舌先で雷火は刺激してきた。
「はぁっ・・・んっ・・・!」
もどかしげな声を、大地は上げずにいられなかった。
243 :
秋雨:2010/09/15(水) 19:23:23 ID:iP7dKZWB
「気持ちよくしてあげるよ。君だって、このままじゃ辛いだろ?」
舌と指で、両方を同時に雷火は刺激していく。
「ああっ!」
もはや抵抗するどころではなくなっていた。加えられる雷火からの刺激に、大地の身体は
すっかり翻弄されていく。
しかし雷火は、そんな大地をさらに追い詰めていく様に、そのまま右手を下半身へと伸ば
してきた。
(なっ・・・!)
上半身を愛撫されながら、さらに雷火の手が股間を弄っていく。それに伴う刺激が、大地
の股間の中で生々しい感覚を湧き起こらせてきてしまう。いっそう、大地の焦燥は高まって
いくばかりであった。
「や、やめてください、雷火さん・・・!」
しかしそんな大地の訴えはあまりに空しく無視され、さらに穿いているズボンのベルトを
雷火は外し始めてくる。
「こんなんじゃ、君だって物足りないだろ?」
「そんな・・・俺は・・・んぁっ!」
素早く、雷火の右手が大地のズボンの中へと差し込まれてきた。
直接その部分を掴まれ、すでに火照り始めていた大地の欲望は、さらに拍車を掛けられて
いく。
「ほら、君のもうこんなになってるじゃないか、これでもまだ、嫌だって言いたい訳?」
「ち、違います・・・俺はこんなの・・・」
「でも、こうされると堪んないだろ?」
雷火は大地の欲望を掴み、上下に扱き始めてくる。
「はぁっ・・・やっ・・・!」
その刺激に、大地は自分でも聞いてて恥ずかしくなる様な声を上げてしまい、雷火へ反応
を示してしまう。
そんな大地に、雷火が口元をほころばせてきた。
「もう濡れてきてるよ。結構、感じやすいんだね」
「やめてください!」
雷火の言葉を聞くに堪えられず、泣きそうな声で大地は叫んだ。
「これじゃあ、君だって苦しいだろ?俺が気持ちよくしてあげるよ」
そう言いながら、雷火の手の動きはさらに加速されていく。
「ちょっ・・・雷火さん・・・!」
「いいよ、このままイキなよ」
雷火が促す様に言ってきた。
懸命に耐えようとする大地であったが、加えられる刺激に、急速に欲望の高まりを増して
きてしまう。
「ああっ!」
大きく背筋を反り返らせる大地。雷火に扱かれ、呆気ないまでに彼の手の中で欲望を爆発
させてしまう。
あっそうさんの誕生日にもなにもなしか・・・
245 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/13(水) 14:19:49 ID:OzyUmII4
新刊も発売されたと言うのに……
>>245 新刊出てたのか!?
ちょっと買ってくる
247 :
にごいち:2010/10/14(木) 19:48:22 ID:3MrgfPRr
新刊の表紙に何かを感じた。
近いうちに何か書くかも。
248 :
紅夜:
ところで秋雨さんのはどうなってるのか。
焦らしプレイってヤツか、
2ちゃんの必殺技・規制ラッシュ!なのか。