【宇宙から】電波系な女の子 2【受信中】

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142名無しさん@ピンキー:2010/02/16(火) 16:42:56 ID:YxcdqQ5Z
そうですか
143名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:51:11 ID:b+47/Fd2
肝心のエピソードは何か…
144名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 04:01:28 ID:ghVW/8sj
電波とメンヘラは似て非なるもの

……で、あってほしいw
145名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 11:44:22 ID:PC30MYRl
電波とメンヘラは違うだろ
146名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 06:33:07 ID:09hlco4S
保守あげ
147名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 08:16:33 ID:IDqOFYvl
でんこー
148名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 11:55:22 ID:QQAuZYqb
もっと電波をぉぉぉおおおおおお
149名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 20:00:54 ID:BPd6ipO3
 朝月曜日。雨降ってるけど散歩だよ。
 という訳で798足目のゴム長に足を通し、水溜りに遠慮なく踏み入れる。
 新品の長靴にわくわくするのは小学生までさ。
 皆きっと心の内ではクラスの好きな子にモテたくて、履いていくのさ下着と一緒。
「あ、長靴ぴかぴかだ。おろしたて?」
「うん、そうなの。抱いて!」
 だから毎日新品なら毎日わくわく!
 そうだ。その為に、毎日雨が降れば良い。

 所変わって自動販売機。
 あったかい・つめたい・ぬるい・ヤバい、どれでもOK。
 右端の微糖コーヒーを選んで、プッシュ&リリース、バッカニアーズ!
 ……おっとっと、お金入れてねーやテヘッ。
 百円玉を放り込んで再度選択。
 ブ〜〜〜〜。
 何すかこれは。
「問題が発生しました。そのまましばらくお待ち下さい……」

 道を歩いていると、パトカーがサイレン鳴らしながら通り過ぎて行った。
 朝早いのにご苦労さん。
 仕方なく別の自販機で買ったキットカットを食べながら、ぴちぴちちゃぷちゃぷらんららん。
 と、後からマークUクラスの接近速度で大音量が聞こえてきた。
 特別軽車両・ママチャリのカゴに防水ラジカセ積んで、”踊るダメ人間”を再生しつつ、猛スピードでペダルを扱ぐ、女の子の姿。
 レインコートの中から覗く顔は、鷹の目をしておる。
 そしてその視線は、目前の赤信号の先を、ただただ凝視して。
 ガシャアアーン!!

 静止する暇もなく、飛び出してきた車と衝突した。
 小さな体が、舞う。
 灰色の空に、紺色をぶちまけたような、レインコートの花。
 そして女の子は、一陣の風と共に黒い鳥の姿になって、羽ばたいた。
 散った羽根が降り止まない雨を吸いながら、道路へと落ちる頃――信号は青に変わった。
 凹んだ車と、交差点に叩きつけられ、飴細工のように歪んだ自転車。
 投げ出されたラジカセは分解して、じじ、じじ、と唸っている。
 警察は大変そうだけど、まぁ馬車馬のように働け。

 帰り道、路地にうずくまる女の子がいた。
 傘も差さずにだだ濡れで、服も汚れちゃってる。
 良いなあ、この後先考えない大胆さが。若いって羨ましい。
 人類がもう少し生暖かさを持った存在なら、例えば水着一枚で雨の街に繰り出すのも面白そうだと思う。
 けど、そんな発想は中学二年までには出来なくなるかな普通は。
 さよならピュアハート。大人は雨に憂鬱を閉じ込めて、詩を歌うのさ。
「う……」
 そうか、ならば立ち上がれ少女よ。手をお貸しします。

 ルートを外れて、ここは公園の噴水。
 と言っても、出来て十年経ったら動かなくなって、今や単なる溜池と化してしまった無駄な公共物です。
「わたしはこんな雨の日でも、鳥になれるんだなって、思う」
 少し嬉しそうに呟いて、寄りかかってきた。
 さっきやや頭を打ったらしくて、ふらふら・くらくらするらしい。
「だいじょうぶ?」
「……この感じ、結構すきなの。このままロストしても、いいくらい」
 で、とりあえずキットカット要るか訊いてみたら頷いたので、手渡し。
 すると、ぱくりと一口で頬張ってしまった。
150名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 20:01:56 ID:BPd6ipO3
 酷い天気の時はいっそ、傘も差さずカッパも着ず、びしょ濡れになりたくなる。
 どうせ着替えるんだし、シャワーだって浴びるもの。
 女の子は、そう言って噴水に飛び込んだ。
 みるみる洋服が体に貼り付いて、着衣水泳状態だ。
 雨の日だからこその、素敵な出会い。わくわく感。
 一緒に戯れたい――何だか、そんな気分。
「下着は、新品?」
 自分が洋服を脱いでいる途中、そんなことを言われた。
 ちょっぴり嬉しくて、その気になる。

 噴水に浸かって遊んで、そしてどちらからともなく見つめ合っていた。
 そして彼女と、キスをする。ふわふわで、少しぬるぬる。
 気持ち良いのでもう一度。更に、何回も。
 噴水の、そして雨の中で裸んぼうなのは、とても解放感があって、楽しいしどきどきする。
「はぁ、はぁ」
 濡れた体は急速に熱っぽくなって、抱き締めても収まらない。
 判断問わずに勝手に洋服と、そして下着を脱がして、肌を直に撫で回す。
 小振りなおっぱいと、まだつるつるな陰部。
 ちょっと硬い端に彼女を座らせて、触れながら押し倒す。

 キスしながら巧みに体を交えて、気持ちを昂らせる。
「はぁんっ……んあっ」
 熱い愛液が股を滴って、止まらない。
「あっ……飛ぶっ、飛んじゃう――っ!」
 そして、指を入れて解していた先から、彼女のそれが更に溢れた。
 体を大きく仰け反らせて果てて、荒い息継ぎ。
「……気持ち、よかった」
「今度は、もっと気持ち良くしよう?」
 そう言うと、彼女は酩酊したような表情のまま、頷いた。

 野外、公園の噴水際で、裸んぼうさんが二人。
「あっ、あっ……はぁっ!」
 体内に竿を突っ込んで、抜き差しを繰り返す。
 凄く締まる。擦れる内部は熱く、外は濡れて水滴がぴちゃ、ぴちゃと音を出す。
「あんっ……あはぁっ……!」
「もうすぐ、出るよっ!」
 勿論、中に出す。体内に熱いものを注がれる感覚は、多分鳥になるくらいの快感。
 それを、覚えさせてあげるよ。
「!」
「――っっっ!!」

 ああ、気持ち良かった。
「……すご、い……わたし、空、飛べた……」
 薄く開いた目から、水が滴り落ちていく。
 濡れた全身は少しだけ頼りないけど、自分にはちょうど良い。
「立てる?」
「うん。でも、汚しちゃった」
 彼女はこちらの、濡れた下着を心配してる。
 だいじょうぶだ〜。そもそも、何から何までいろんな液体でかき混ぜてしまってるもの。
「家においでよ。全部洗濯して、乾燥機かけよう」
「! ……うん」
 シャワーを浴びて、温かい飲み物でも飲んで。
 ああ、なんて幸せなわんでい。これだから雨の日はやめられない。
151名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 20:07:25 ID:BPd6ipO3
 全裸で町を闊歩。早朝なので人目は、感じなかった。
「時に、自転車は?」
「空を飛べるなら、あんなものきっと――いらない」
 そう言うと、繋いでいた手を一層強く、握られた。
 素肌に降り注ぐ雨が、バカみたいに優しい。
 きっと、バカに永久就職出来るならその方が良いよね。
 うん。踊り出したくなるような、ソフトレイン。

 やっとの帰宅。
 煩わしい物は全部消毒するように洗濯機回す。
 これって爽快! 何で世間はこれを精神安定手段として用いないのか。
 砂の城を作って壊す――子どもの頃から、やってたことさ。
 それから彼女と一緒に悪戯しあっこしながら、シャワーを浴びる。
「風邪ひかないと良いけど」
 でも彼女は、熱が出てちょっと頭が痛くなったら、またしばらく飛び続けられるって、笑った。
 そして頭痛が退いてきたから、またしばらく、可愛がってほしいとおねだりされる。
 ならばと体を拭いて、サポータータオルで二人合わせてぐるぐる巻き。
 じたばたとはしゃぎつつ自分の部屋に戻って、テレビなど付けて。
 退屈でいつもと変わらないニュース色のBGMを聞きながら、密着した体を、もう一度熱く。
 それから、ぐちゃぐちゃ。

 落ち着いた呼吸が等間隔に、聞こえてくる。
 腕に巻きついた彼女の体。目は優しく閉じて、口元は少しだけ笑ってる。
 自分も少しだけ、休もうかな。
 ちなみに外は、相変わらず暗くどんよりしているけど、雨は止んでいた。
 テレビ番組は四つか五つくらい尺が進んで、経済情報をやってた。
 そこでの週間天気予報に、赤い太陽のマークは無かった。
 曇り、そして雨。
 良いことが続きそう――なんて素敵な感情を枕に、眠っていく。


 今日見たのは、そんな雨の夢。


 おわり
152名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 01:17:14 ID:OkW5Knhu
gj
久々な投稿だな
153名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 16:22:52 ID:4TVbzfLh
ゆんゆん
154名無しさん@ピンキー:2010/06/21(月) 04:34:31 ID:e8HXvaaK
>>149
GJ!
梅雨のシーズンに読むと味わい深いですわ
155名無しさん@ピンキー:2010/07/31(土) 22:55:10 ID:TntU4PSk
保守
156名無しさん@ピンキー:2010/09/11(土) 01:10:04 ID:3ITxs1a4
電波をくれ
157名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 00:14:42 ID:MQZZDlAv
受信
158名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:17:05 ID:Zklz37fA
投下します。

電波文とか狂った人のふりすりゃ書けるかも、と思ったけど無理無理マジ無理でした。
とりあえず一人称ヒロイン? 視点。ぜんぜんエロくないよ。
159sage忘れた、すまん:2010/10/25(月) 03:17:59 ID:Zklz37fA
私、御手洗 湊には、同級生の彼氏がいる。

その彼は面倒見がとっても良くて、いつも学校に行く前に私の家に侵入してくれる。
だから嬉しくていつもいつも五指と五指をかためて彼の顔面に投げ入れちゃう。それが日常。

「おはようっ」
「おはよ゛ぶっ゛」

いつも熱い彼の鼻から出る赤い汁を飲むのが私の日課。五指についた赤を舌で舐めとる。
赤と赤は色合い的にも相性が悪いかもしれないけど、二乗は単数にも勝てるかもしれない、だから嬉しい。

彼の汁はいつも鉄の味がする。今日も鉄の味がした。
よくよく考えてもみれば、鉄の味は鉄分摂取だから健康にいいのかもしれない。

健康を考えてくれる彼氏の身体構造にどきどきしつつも、舌はとまらない。
五指と五指、関節部についた赤はなぜかとりわけおいしくて、ぺろぺろぺぺろ。

「おいしい」
「そ゛ふかい゛」

くぐもった声の彼の手を引いて、私はいつものように通学路をいく。
朝日を浴びながら、犬の声と車の走る音を聞きつつ、私と彼は学校に行き、勉強を受ける。
それが代わり映えのしない一日を構築する要素であって、私に不満点は寸毫微塵たりともない。
160名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:19:05 ID:Zklz37fA
鼻血を流す彼の顔を見つつ、私は精一杯に媚びた仕草で上目づかいし、口を開く。

「ねえ、今日は何がたべたい?」
「なんでもいいよ」
「ふぅん、なんでもいい、が食べたいのね」
「それは困る、僕の知らない名前の料理だ」
「知らないって……、自分で言ったじゃない、なんでもいい、って」
「そんなこと言ったっけ?」
「言ったわよ。若くして痴呆症なんじゃないの?」
「困るよ!? まだ働いていないから年金もらえない!?」

陽光輝く街道を行きつつ、私の足はバレエのダンサーのように前後左右斜めに動く動く。
軽やかなステップをひとつひとつ踏むたびに、コンクリートの地面がコツコツと音を立てて恍惚の一時。
前を行く電車の風圧にスカートがめくれそうになって、あわてておさえれば転んじゃう。
私ったらドジなのね、でもそれは幼少期から変わらない癖だからもうあきらめ気味のそれ。

「今日は白だね」
「そうよ、白よ。汚れが目立つ白よ」
「僕は紫が好きだなあ」
「そう、じゃあ明日は紫色のパンツをはいていくわね」

下着の色を気にする暇もあらばこそ、私と彼はあっという間に学校にたどり着く。
そこは白い壁が目立つどっしりとした建造物なんだけれども、人の数はそこそこあって、若い男女の声音が絶えない。

いつものように下駄箱で靴を脱いで上履きをはきつつ、鉄扉を閉めて彼の方に足を運ぶ。

教室に入りつつ挨拶をし、私はふと今日見た夢のことを思い出す。
よく彼を食べる夢を見るんだけれど、今日の彼はミディアムレアで、いつもよりおいしい気がした。
だから私は教室に入るなり、彼の目を見て口を開く。
161名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:20:23 ID:Zklz37fA
「ねえ、あなたの体、食べたくなったわ。食べさせて?」
「いいよ、でも駄目だ」
「いいのね! ありがとう! ちょっと駄目ってどういうことよ!」
「駄目なものは駄目なんだ」
「嘘つき! 食べさせてくれたっていいじゃない!」
「僕は君の栄養になりたいけどなりたくないよ」
「なによそれ! 矛盾しているじゃない、この童貞!」
「処女に言われたくないね!」
「ああ困ったわ、説得力がないわね、確かに。だったら捨てよう、捨てましょう!?」
「ああそうしよう!」

口喧嘩をする暇もあらばこそ、すぐに仲直り。私と彼はバカップルだ、うん。

彼と屋上に足を運んで天井こえて、天上天下にて性なる生をキャッキャウフフ。
濡れそぼった性器が自らの股間を貫く際の痛覚は、まさに光る雲を突き抜けてフライアウェイ。

そこまで想像した自分の股間から、妄想汁が創造、白い布に染みわたって、シミになりて早々に葬送。
妄想で色々と達してしまった私は、よだれを垂らしたままに彼の顔をねめつける。

「わあ、またあの二人、痴話喧嘩してるっ」
「なんちゅうもんを見せてくれるんや……、なんちゅうもんを……」

外野の声。それに私の頬は赤らむばかり。
やっぱりはやしたてる声を聞くと恥ずかしいったら恥ずかしい。さっきまで喧嘩をしていたから余計に。
痴話喧嘩、という言葉に照れた私は、逃げ場を模索、屋上へと決める。

「やれやれ、こんな喧嘩を痴話喧嘩と言ってるようじゃ、本当の痴話喧嘩を知ってるかどうか怪しいもんだ」

クラスの山岡くんが窓に向かってひとりしゃべり続けている。
相変わらず死んだ水墨画のような目。どこを向いているのか分かるような気がする。

「明日もう一度ここに来てください。本当の痴話喧嘩をご覧に入れますよ」

頬の熱さは羞恥の証、面の皮の厚さは英雄の証。
私と彼は山岡くんを蹴り飛ばしつつ、教室の出入り口へと向かった。

「もうっ、行きましょう、恥ずかしいわ」
「うん」

私は彼の手をぐいと引いて、一気に屋上まで向かう。
階段を上って走り走り、いつものように鍵を開け、アスファルトへとダイブ。
彼と共に学校の屋上に舞い降りる。私たち以外誰もいないそこは、さながら爆弾投下後の市街地。

「ねえ……しよっか?」
「うん……」

恥ずかしい気分のままに来たために、私と彼は目と目と口と口と股間と股間で合図し、セックスすることにした。
162名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:21:07 ID:Zklz37fA
屋上。日光を浴びつつ互いに半裸になって十数分。
前戯もそこそこにする暇もあらばこそ、彼はいきなり股間のブツを私の膣に突き入れた。

「ん゛あぁーーーっ!? すごい、すごいぃぃっ!? 本土決戦B29ぅぅぅ!? 竹槍、竹槍に負けちゃうのぉぉぉぉっ!?」

彼の股間の竹槍に、落ちるカトンボ堕ちる汁。
汁が知る知る、知る人ぞ知る、私の欲情は最高潮! すごい絶頂、大決戦!

彼の股間の竹槍が、ひとつひとつ私の膣という国につきこまれるたびに、ひだという名の兵士が震える震えるふるふる震えるフルフルベビー。
彼の一突きはまさしくマラリアのごとく、私の兵士たちを麻痺させ、痙攣させていく。

「ぁぁぁあーーーッ!? 戦死者、戦死者がでるのォォォッ!? 救助隊きてーーーーッ!?」

何度も何度も槍を入れられ、私の国はグロッキー。そろそろ終わりも近い頃、うねりを見せるは兵士たち。

「んァぁーッ!? 落ちちゃう、国が落ちちゃう、属国になるゥゥッ!? お米の国に隷従しちゃうぅぅっ!!」

そうして、次の瞬間、新たな増援部隊が私の国に投げ入れられた。
そう、彼は精液を解き放ち、私の膣にぶちまけたのだ。

「ンほォォォォォォぉぉッ!!」

同時、私も絶頂。
のけぞらせるように背を弓なりにしならせながら、バナナのごとく身を曲げさせ、熟す股間はスイートスポット!
強烈な快楽が背と身と脳を焼く中で、私はひとつのうねりを感じた。

新たなる時代! 生と清の聖なる性を感じる! 有精チン泳化!
163名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:22:00 ID:Zklz37fA
 

――その時、私は光を見た。


精液が膣にぶちこまれた際、のけぞりながら見た太陽。天に輝く強烈な光。
その太陽の奥に、白い妖精が垣間見えた。
それは実体をともなっていなかったけれども、網膜が教えてくれた。ここにいる、と。

太陽の奥の奥の奥の奥にある光のさらに奥にいる妖精の白は、とてもまばゆくて直視できるものではなかったけれども。

それでも感じたわ、神はいるって。

そう、白い妖精は神、絶頂の際に見えた妖精こそが太陽神だったの。
自分はラーの導きによって新たな生を膣に宿し、楽園に響き渡る福音が私の股間から生まれ、世界に存在を落とす前触れだとはっきり理解することが出来たわ。

だから私は大きな声で言った。


「ねえ、赤ちゃんできちゃったみたい!」


世界は、白く美しい。
新たな命に、どうかその美しき輝きの祝福を授けてくれることを、私は強く願った。



(終)
164名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:22:40 ID:Zklz37fA
投下おしまい。なんだこれ。

電波というよりかはこれじゃあ色々と足りない子になってしまった。
やっぱり真人間である自分が狂った人のふりをして文書くのは限界があると感じた瞬間でした。
もう二度と電波なんて書かないよ。レスキュー隊のみなさんには、本当に感謝しています。

ちなみにこの痴話喧嘩はスタッフが後でおいしくいただきました。
第二次世界大戦中の日本の思想は危険だと、やっと最近気づくようになってきた自分です。
165名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 07:40:42 ID:i0ivDAkd
GJ!
そこまで気にしなくても良い、素敵な作品だと思うんだが…また何か書いてほしいです

そういえばこのスレもそろそろまとめ作るべきじゃないか?
166名無しさん@ピンキー:2010/11/17(水) 10:31:05 ID:1oLiDJay
電波が見える女の子
167名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:07:15 ID:ELCwRCYI
168名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 20:15:00 ID:o6isOLMR
169名無しさん@ピンキー:2010/12/20(月) 22:34:08 ID:Uga/oKYv
170名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 17:52:07 ID:Lgr87Bje
171名無しさん@ピンキー:2010/12/21(火) 19:11:54 ID:HRCaIkOy
理想の彼女のつくりかた読んで、ここのこと思い出した
作者が電波でかわいい
172名無しさん@ピンキー:2011/01/04(火) 23:51:42 ID:vefChEBU
あけおめの電波をとばされた気がして来てみた
173名無しさん@ピンキー:2011/01/18(火) 22:40:03 ID:1r0KAzAE
age
174名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 14:50:44 ID:AFT7kX9a
ともだち同盟 / 森田季節

登場人物がこのスレ向きだと思ったのでカキコ、
自称魔女の毒舌女子が主人公に呪いをかけるお話。
オススメ!
175名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 02:23:41 ID:pr3IeWIN
是非、買ってみます
176名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 02:07:55.13 ID:S6cT1tQZ
age
177名無しさん@ピンキー:2011/04/06(水) 15:16:30.98 ID:xg0IgSXi
過疎
178名無しさん@ピンキー:2011/04/17(日) 23:37:21.33 ID:hxeyHTeY
でんこ期待age
179名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 08:06:46.88 ID:aQ2Pc5Tz
電波女と青春男
180名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 13:46:18.09 ID:vKs3Xxhn
それのスレ立たないかな
エリオ可愛いんだが
181名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 21:25:49.20 ID:T6MOxB28
みーまースレが兼ねてる
182名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 23:19:06.91 ID:gK3hZrQB
ほしゅ
183名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 10:55:31.38 ID:nDYX10St
ほっほっほ
184名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:13:05.02 ID:ZFtzz4mm
最近電波不足ですが、保守ついでに置いておきます
185名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:18:50.78 ID:ZFtzz4mm
 大きな石垣の家の庭に、ビニールプール。
 聞こえてくる調子外れの歌。
 君は昨日まで長かった髪をばっさり切って、夏に映える短さに。
 スクール水着姿の肌色と紺が、水面に揺らいで混ざる。
「元気そうだね紫子さん」
 声をかけると、ばしゃ、と振り返ってきた。
 君の名前は剣付紫子(けんづきゆかりこ)。
「お〜ユッケくん。今日はあまりに焦げるんで水道水浴だ。えへへ」
 そして幸比良縁太(ゆきひらえんた)、通称ユッケは俺のこと。

「病気の方はもう良いの? 補習休んでたね」
「心配ないのら。そだ、ちょうど良いとこにいるついでにお前も入れ」
 外見はクールでも中身は……初対面なら少し壊れてる印象を第一に受けるだろう。
「水着なんて持って来てないんでね。持って来たのはお見舞いにと果物の盛り合わせ」
「よっしゃ、冷やして三時間後に食べよう。余ったらジューサーにかけてカクテル作るぞよ」
「庭がホテルのプールサイドになる訳ね」
「見ろ、水面がきらきらひかる宝石のようだ。私は今、多分世界で一番お金持ちに違いない」
「なかなかセンスの利いた発想だと思うよ、うん」
 こうして話の調子を合わせるのは割と簡単だ、と言うか、勝手に繋がる。
「そうか。今私は気分が良い。苦しゅうない近う寄れ」
「この前みたいに噛みつかないよね」
「じゃ、背を向けておこう。これで噛みつけないから、ここまで来て肩に触れ」
「具体的な指示されると何だか恐い」
「愚図愚図抜かすとまた歌うぞ」

 う〜み〜は〜ひろく〜て〜 おおきい〜が〜
 そ〜こ〜をかえせ〜ば〜 からの〜おけ〜

「理解不能な割に歌は上手いのが不気味だよ。じゃ、分かった」
「……」
「……はい」
 君の肩は水に濡れて、つるつる冷たい。
「ようこそ、私の世界へ。ここは誰にも邪魔されない、独立空間だ」
「肩に手を置かしたのはどういう意味が?」
「お前も私の一部に触れたからには、この世界に重みを加える者だ。そして、私は常にお前と共にある」
「紫子さんと、俺が?」
 君の言動はナンセンスでも、害は無いと分かってる。
 噛みつくのだって、じゃれたつもりなんだろうし。
「さあ、好きにしろ。肩を揉んで良いぞ」
「んー、じゃあ、肩を揉む」
「……」
 俺はこういう接し方をするのが、何となく好きだ。
 難しく考えないでも、適当に通じ合うことが出来る君。
「……どうっすか?」
「体が、落ち着く。わふ〜、快感なりよ」
「果物は冷蔵庫に入れて来なくて良い?」
「おっといかん、頼むぞ。三時間はここにいるな?」
「用事がない訳じゃないけど、是非にと言うならいるよ」
「よろしい。今から私たちの三時間世界としよう」
 君は俺を、何した訳でもないのにただ信用してくれてる。
186名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:24:04.70 ID:ZFtzz4mm
「勝手に上がりこませてもらって冷蔵庫に入れてきたよ、良い?」
「よろしい。お前もこのスペースに入って来い」
 君は普通の女子より開放的で、でも人見知りなところもある。
 俺には特に許された、慣れ合い。
「だから水着がない」
「裸で構わない。この世界の三権は私の掌中だ。何もおかしいことじゃないぞ」
「でも外は360度日本な訳で」
「む。折角お前をキンダガートン卿に任命しようと思ったのに。マァ、ならば私を満足させてみぃ」
「ほ。と言うと?」
「水が温くなってきた。だが蛇口を捻りに行くのが恐いのじゃ」
 水道まで大した距離じゃないものの、
「仰せ仕りました」
「ユッケくん」
 と、君が手首を掴んできて、そこだけ涼やかに湿る。
「何?」
「終わったら、しばらく私の傍にいてくれな?」
「うーん」
「辛いか? ここではお前のリクエストもお待ちしております」
「だったら、イスを貸してもらえれば足くらいなら浸けられるよ」
「なるほん、暑いのでその方が良い。準備しておく」

「水は出ていますか? このくらいで」
「ヨロシ。しばらく出しっ放しで良いぞ。イスはこれで」
「いつの間に準備したんですか」
「電波探しの為に買った、防水ラジオ置きだ。話し相手がいない時は、これでノイズを聴いたりする」
「ノイズに耳を傾ける女の子なんて、やだ可愛い」
「えへへ、照れるな」
 性格と口調に、いまいち不似合いな笑い方だなと思う。
 でも、こういう時に素直過ぎるくらいに喜ぶのは、嫌いじゃない。
「じゃ、足だけ失礼します」
 俺は裾を膝まで捲って裸足になって、少し洗ってからビニールプールへ浸かる。
「ホースを少し、こちらに向けてほしい」
「はい」
「っ、ふは〜」
「頭から浴びるのね」
「冷たくて新鮮な水道水ようこそ」
 君は目の前で、遠慮のない素顔を見せてくれる。
「紫子さん、何か雑談でもしようか」
「分かった。お前の相槌があると安心するからな」

 向かい合うように体育座りした君。
 君は俺が昔からそうであるように、何気なく話しかけられるのが、触れられるのが好きなタイプ。
 だって自分からそうするのは、苦手だから。
「三時間、こうしてるのも暇だね?」
「何、時間は使うものじゃない。食べるもの也」
「時間は栄養、無駄なんて無いんだよってこと?」
「うむ。虚弱体質の私でもほら、今は生きてる実感がして、元気だ」
「自分で言うか虚弱体質」
「暇なら入って来い。言葉だけでは飽きる。遊ぼう」
「そんなに裸になってほしいの?」
「コトワリに従わないのも楽しい。神様だってきっと慌ててる」
 気紛れに、原因と結果を経ない生き方。
 隠れ家が好きな子どものような君の目はいつもきれいで、俺の中の何かを誘発する。
「やっぱり紫子さんのこと、好きだな」
 好みというか、潜在的な波長が合う感じだ。
 多分俺の一部と近いものを持っていることに、惹かれるんだ。
 君を知れば自分が分かるのではないかという、変な哲学。
187名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:31:45.04 ID:ZFtzz4mm
 君はビニールプールから立ち上がると、俺の膝に手を突いた。
「ちょっ、何? いやん、濡れる」
「……ん」
「っ?」
 唇は少し冷たかった。
 前屈みになって、前触れも感じさせずに口づけされた。
 薄目を開いた君は、そのまま俯いて、溜息。
「どしたの?」
「お前とこの空間にこもりたい。もっと、近くで」
 何だろう、いつになく感情的になってきてる。
「私は、独りぼっちだ。慣れて、それが好きでいられるようにはなった。でも、独りは寂しい」
「分かるよ」
 本当は孤独の裏で、誰かにだけ甘えたいと思う。
「お前が構ってくれると、私はどんどん歯止めが利かなくなる。嬉しくて、おかしくなる」
「うん」
「でも、やだ。本当はお前に、まともな私を見せたいと思うのに、頭の中は修飾されてぐちゃぐちゃで……」
 俺は宥めようと、君の頭を撫でた。
「無理して変わろうとしなくて良いよ、紫子さん」
「……だが、みんな私を避ける……くすん」

 仕方ないから、一緒に入ることにした。
 君の心が不安定なのは、あまり認めたくはないことだ。
 ただ、君は俺を頼ってる。
 それだけは、ブレてる感じがしないんだよな。
「ちょっと待ってね、脱ぐから」
「……?」
 俺は全裸になってしまうと、軽く体を流した。
 こんな格好でも、別に見られて恥ずかしいとは思わない、君には。
「隣に入るよ? そしてほら、こうしたら、少しは心強い?」
 正面から包むように抱く。
「……うん。えへへ……ぐすん」
 と、君もすっと腕を回してきた。
「抱き着き上手だな、紫子さんは」
「うっ……お前だけは、私の味方で、いてくれるんだな?」
「そうだね。紫子さんの空気が、俺には居心地良いから。だから、泣かないで」
「……ちゅ」
「ん」
 今度は自然と舌が絡む。
「ふ……あ」
「ぷは……冷たくて、気持ち良いね」
「はむ、ちゅ」
「一旦始めると夢中であちこち吸いつくんだから、可愛いな」

 君はストラップを下ろして、腕を抜く。
「水着、脱ぐの?」
「不平等だから、私も裸になる、ん」
「何だかとても扇情的」
「お前と、一つになる」
「でも、近くに誰かいたら、気づかれちゃうよ?」
 すると反論の代わりに、黙らせるように口づけてきた。
「……っ」
 半水中で求め合いながら、俺は脱がすのを手伝おうと手を宛がう。
 すると君はあっさり委ねて、されるがままになる。
「ここ、結構着痩せするね」
「あっ」
 水着の締まりから弾き出された胸は、柔らかくて大きい。
 心も体も、今は俺の独り占め。
188名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:38:14.71 ID:ZFtzz4mm
「あ……あっ」
 水音と、君の嬌声が結構響いてる。
 辺りはプールから溢れた水で水浸しで、蛇口からも出しっ放しだ。
 でも、止めに行くのさえもどかしいくらい、君と離れられずに、ただ濡れたい。
「はぁっ……もっと」
 求められて大きくなって、受け止めようと締まる君の中。
 最初は水の中で静かに、擦るように触れ合わせた。
 それが今は物足りなくて、向きを変えながらちゃぷちゃぷ、夢中で腰を動かしてる。
「紫子、さんっ」
「ユッケ……くっ」
 もっと大胆になりたい。
 理性より本能が、君のきれいな体を隅々まで堪能して、取り入れようとする。
「っ……もう、我慢、無理っ」
「私も……いくっ!」
「うっ!」
 びり、と下半身に熱いものが走って、君に包まれた奥に、
「……っ!」
 妊娠するかもしれない所に、俺のが出ていく。
 俺は体勢を固定したまま、向かい合った状態の君の顔を見ていた。
 俺も、そして多分君も、体の中でいろいろ、混ざり合っていく快感に浸っていた。

 落ち着いてきたので、俺は抜こうとした。
 しかし君は首を横に振って、両手を広げて抱っこアピール。
「……ユッケくん」
 仕方ないから、入れたままゆっくり抱き上げて、座り直す。
 しがみついた君は、
「えへへ……また、キス」
 と耳元で笑って、せがんできた。
「ちゅ……ぱ」
 繋がったまま、君の裸をこうして抱いてると、また少しむらむらとしてくる。
「ふ……紫子さん」
「う?」
「二人だけでいられるって、良いね」

 それから以下略があって、後は、裸のままで君が言う水道水浴。
「ユッケくん」
「上機嫌だね、紫子さん」
「えへへ、お前のお薬、いっぱいもらったからな」
 髪もすっかり濡れて、張りついてしまってる。
「そろそろ、三時間くらいになるのでは」
「もうか。そいや、喉が渇いた。よし、果物の盛り合わせ、いざ食べん」
「上がるよ?」
「ここで食べるのも悪くないぞよ」
 でもいろいろ、やりすぎてしまったからな。
「そう言わず、扇風機にでも当たりながら」
「ヨロシ。ならば手を貸せ諸君、お前とバスタオルを分け合おう」

 最後に、家の中に上がりこんでデザートタイム。
「冷や甘で、おいしい〜」
「それは良かった」
 半乾きの髪と、薄いフリルのワンピースが子どもらしく映る君は、ただ幸せそうだ。
「扇風機も気持ち良いし、紫子さんも可愛いし」
「そうか、えへへ……じゃあ、私のパイナップルを分けてやる。あ〜んだ」
「あーん」
 君は変わってると思う。
 でも、接していれば応えてくれる、柔らかな人だ。
 そんな君が、俺は好き。


おしまい
189名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 05:05:08.39 ID:WSjlEg51
言葉選びも電波に合う透明感があっていいしエロい
GJ
190名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 00:33:18.95 ID:luk2McmX
今更このスレを発見したんだけど、でんこちゃんが可愛すぎる
191名無しさん@ピンキー
保守の電波を送信(´・ω・)