【あかほん・濱中】氏家ト全 28時間目【妹・生徒会】

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564名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 23:04:56 ID:oDFF9QMH
はい、じゃあ次の人よろしく。
565名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 01:10:12 ID:mnRPSTsF
何だか規制情報見ると、かなり大規模な規制&解除見込みなし?
携帯からは今のところ大丈夫みたいだけど…


おっと失礼、リレーを続けてくれたまえ
566郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/03(火) 23:47:04 ID:zDGlDs0R
続けますか。

そんなシンジを巡る思春期少女たちの秘かなる駆け引きが続いている一方。

「あ…………あ、あ。いい、そう、ミホちゃん、ヒールでグイグイッと踏んづけて!!思いっきりィ!!」

目を覚ます気配すらない、この男のことは、この際放っておこう。

「ところでシンジさん?お友達の新井さんは」
「ん?ああ、いっくら携帯に電話しても出ないんだよ。アイツのことだから寝坊でもしてるんだろうけど」
「カズヤの奴〜〜〜、自分から一緒に行きたいって言ってたくせに!」
「ま、しょうがないじゃん。アイツらしいと言えばアイツらしいけど」
「そのおかげでハーレム状態だもんねッ♪お兄ちゃん」
「ってなぁ、カナミ。いつものことだからあんまり」
「…………いつものことなんだ」
「今岡、妙な誤解すんなよ?俺はボディガードであって、そんなヘンなことをする気は」
(…………城島君はそう言うけど、それはそれで女の子にしたら)
(寂しいんですけどね、シンジさんって本当に)
(鈍感です、先輩………)
シンジのセリフを聞いた途端、少女達は一様に不満顔になってしまうのであった。
――――ただひとり、ショーコを除いては。
(んっとにまぁ、楽しませてくれること)
ショーコとしては親友であるアキとシンジがくっついてくれればそれにこしたことはない、のだが。
(あんまりにも危機感がないんだよね、アキも。せっかくだし今回はこの子達を焚きつけてみようかな?
ショック療法でもしかしたらアキとシンジさんが本格的に付き合うようになるかもしれないし)
なかなかに腹黒いことを考えているショーコは、とりあえず正面のマナカに話題をふる。
「ところでマナカ、お昼はどうするの?駅前で適当に食べる?それともコテージでまたバーベキューとか?」
「コテージに着いてからですとそれだけで準備に時間がかかってしまいますので。
サンドイッチを作ってきましたから、どうぞ」
「!わ、ありがとう、マナカちゃん。適当に駅弁でも食べようかとも思ってたよ」
「ダメですよ、シンジさん!衆人環視の前で、そんなアクロバティックな体位は!」
「…………そうくるかと思ってたけど」
「わ、私もッ!!!あのッ、おにぎりを作ってきましたッ!!」
いたいけな少女がシンジへのアピールとばかりに大きな包みを開け放つ。
そこには、三段重ねのバスケットに詰め込みまくったカラフルなおにぎりが。
「おお!叶さん、そんな大量に………あ、でも今日は今岡がいるから大丈夫か」
「シンジ君、それヒド〜〜〜〜〜い!!」
「あはは、ゴメン。でもお前いつもガッツリ食べる方じゃん」
「ぶ〜〜〜、みんなの前でそんなバラさなくても」
「でも今岡先輩の大食漢ぶりは結構有名ですよ。去年の学園祭の椀子そば大会で女性ながら二位に」
「あ、あれはケイが出ろって無理矢理!!」
「うふふ、その割にはナツミさんったら壇上で一位になれなかったのを凄く悔しがってたじゃないですか」
「!違うのよ、カナミちゃん!あの、それは」
「うわ〜〜〜〜今岡さん格好良いです!本当に男の人に全然負けないんですねッ!」
ひたすら恥ずかしがるナツミだが、なぜか少々ズレた方向で憧れの視線を送るカオルであった。
「そう言えば木佐貫は誘わなくて良かったのか?今岡」
「あ、城島君にはまだ言ってなかったっけ?黒田さんにもうお願いしておいたんだけど、
ケイは予備校の補習があるから明日だけ参加させて下さいって」
「へへッ、演劇部のお姫様ことケイ先輩が気になるの?お兄ちゃん」
「…………そうなんですか?シンジさん」
正面のアキに思いっきりジト目で見つめられてシンジは慌てて弁解する。
「!ち、違うって、ホラ、木佐貫ってカズヤや今岡と違ってあんま自分から言い出すタイプじゃないし、
仲間はずれみたいにしたら気にするかなあって」
「それだと私とカズヤがズケズケ押しかけるタイプみたいに聞こえるんですけど〜〜〜?」
「あ、そういうつもりじゃ、ゴメン!今岡」
「あははは、な〜〜んてね。確かにケイってちょっと引っ込み思案だから、城島君の言うことも分るんだけど」
「?木佐貫さんって、誰なんですか?」
567郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/03(火) 23:52:58 ID:zDGlDs0R
「あ、そうだよね、カオルちゃんは分らないよね?私や城島君と同じクラスの子なんだ。
え〜〜っと、ちょっと待ってね、この子!」
携帯をしばし操作してフォルダの中から写真を選ぶと、それをカオルに差し出すナツミ。
そこには、ナツミと並んでちょっと恥ずかしそうに微笑みながらピースサインをしているケイの顔が写っていた。
「うわ〜〜〜!キレイな人ですね!」
「あはは、そうでしょう?」
「演劇部の副部長で小笠原高校のお姫様って呼ばれてるんだよッ♪」
「なんでも生徒会女子役員の反対で学園祭のミスコン開催は中止されたそうですが、
木佐貫先輩はミス小笠原の最有力候補だったとのもっぱらの噂ですね」
委員長らしく生徒会の裏事情をぶっちゃけるマナカにナツミは興味津々の様子だ。
「へ〜〜〜、ケイって一年の子らでもやっぱ有名なんだ?」
「それは、もう。あれだけキレイな方ですし」
「私も聞いたことあるかも。一年の男子でも木佐貫先輩のファンって相当いるって話だよね、ショーコ?」
「あ〜〜〜そうね、狩野君とか浅井君とか告ったって話じゃなかったっけ?」
「結果は見事玉砕だって話だよね?そう言えば木佐貫先輩って、
あんな美人なのに浮いた噂を聞かないよね?今岡先輩、どうなんですか?」
「う〜〜〜ん、ケイってちょっと恋に臆病っていうか男性恐怖症っぽいところがあるかもね」
「しかしお前らこういう話題だと食いつきが良いな………………」
今更ながらガールズトークに少々圧倒されて呆れ顔のシンジだが、逆襲されたりして。
「うふふ〜〜〜♪てことは、お兄ちゃんも後でみんなにバレたら大変かもねッ♪」
「へ?なにが?」
「だってウチの学校で人気の木佐貫先輩とナツミさんのふたりと一つ屋根の下で過ごすなんて、
男子全員から袋だたきにあっちゃうかもだよ〜〜〜?」
「あはは、カナミちゃん、気を使ってくれるのは嬉しいけどケイはともかく私なんて」
「いえ、お世辞ではありません。今岡先輩も一年男子の間ではかなりの人気なのです」
「え?う、嘘だぁ………だってケイと違って私は一回も告白されたことなんて、ないよ?」
「それがですね、なんでも叱って欲しい先輩No.1だそうでして」
「私も聞いたことあります!女子の間でもお姉様にしたい先輩No.1って」
それまでほとんど会話に参加できていなかったミホも慌てたように言葉を継ぐ。
「そ、それってモテてるとは言わないよね」
「いえ、今岡先輩が考えておられる以上にこの世にはドM人口と百合人口というのは案外」
「マナカちゃん、それ以上はストップだ」
「ふ〜〜ん、でもお兄ちゃんもMだからナツミさんと相性は良いってことだよね?」
「!ちょ、ちょっとカナミちゃん!」
カナミの言葉に思わず頬を染めてしまうナツミだが。
「カナミ、お前なぁ!俺は微MであってドMじゃない!!!」
「び、微Mなんですか?シンジさん」
「!あ………違うんだよ、矢野ちゃん、その」
自爆してしまったシンジに思わず引き気味になってしまうアキ。
しかしここぞとばかりにいたいけな少女はシンジに潤んだ目を向ける。
「大丈夫ですッ!先輩、私は………私は、たとえMでもSでもどちらでも!」
「だだだ、だからぁッ!!!!」
(ふ〜〜〜ん、矢野さんはツッコミ役だけあって、マトモな感覚の持ち主みたいね。
で、この叶さん?この子は隠す気もないくらいアピってるんだけど、全然城島君が気付いてないのね)
さきほどはカナミからの思わぬ援護射撃に慌てたナツミだが、すぐに冷静さを取り戻して観察を続けていた。
(あとイマイチ分らないのは黒田さんと岩瀬さんか。岩瀬さんは彼氏持ちって話だけど)
ゆっくりと、マナカの方へ視線を向けるナツミ。
(この子もちょっとキツ目な感じがするけどキレイな子だし。
それにさっきのサンドイッチ作ってきましたってのは、絶対城島君へのアピールだよね?)
「照れなくって良いから、お兄ちゃん!ところで私もお弁当作ってきたから、はい!」
「お、さんきゅ。お前の弁当、美味いんだよな」
「ま〜〜〜ね、一応生まれたときから一緒にいるんだし。
性癖以外にもお兄ちゃんの好みは全部把握してますから!」
「…………あのなぁ」
ぐったりとした表情でつっこみすら放棄してしまったシンジだが―――ナツミの視線は、カナミへと移る。
(それに………兄妹なんだけどカナミちゃんも、ど〜〜〜も怪しいんだよな〜〜〜〜)
568郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/03(火) 23:58:16 ID:zDGlDs0R
ほい、今回は以上。襷を回しますよ〜〜〜
569名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 20:36:47 ID:zbPaQePG
郭氏と合作できるなんて、いい企画だな〜コレ。
というわけで小生も二筆目を執りたく思います。
570名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 21:50:13 ID:zbPaQePG
そんな恋する少女たちの闘いの覇気を感じ取ったのかは定かではないが、ついに「山」が動くときがきた。
新井カズヤ。
「…ん…」
長き眠りから目覚めた魔人は周囲を見渡して首を傾げる。
朱く肌を高潮させた全裸の美少女たちが見当たらない。
つい今しがたまで自分と甘美な時間を過ごしていたはずなのだが…。
「…………………………」
約3分の停止時間。そして。
「やばい! 寝過ごしたッ!!」
時計は現時刻が10時22分であることを淡々と示している。
彼の額から嫌な感じの汗が伝い落ちていく。
万全を期したはずであった。
昨夜は「日課」を控えめにしたし、目覚まし時計も3つ設置した。
それなのに何故こんな事態に…。
「全てはあんな淫靡な夢の所為…。くっ、ゴルゴムの策略に違いない!」
敵対勢力への怨嗟を叫びながらもカズヤの行動は迅速であった。
この失態から速やかに立ち直らねば、彼の計画は水泡と化してしまう。
まずは現状確認だ。城島シンジの携帯へ電話。数コールもしないうちに相手は出た。
それを待ちきれぬように、カズヤは猛然と問い掛ける。
「シンジ、今、どこだ!?」
「お、やっと起きたか。 何度か電話を掛けたんだぞ。だいたいお前はいつも…」
「そんなことはいい! 今どこにいるんだッ!?」
「え…ああ…」
相手の気迫に押されたのか、シンジは遅刻を咎める言葉を詰まらせてしまう。
呑まれたのだ。
「今、予定通りの快速列車に皆で乗ってるよ」
「目的地までの所要時間は!?」
「ん…。あと1時間ってところだな」
「他に乗り損ねた者は!?」
「そんなのお前だけだよ…」
声の調子からするにシンジは少なからず呆れているようだ。
「くぅぅ…」
唸って天を仰ぐカズヤ。
その拳が震えている。
己の冒した失敗が許せなかった。
そんなことに構わず電話口のシンジは続ける。
「今からじゃ間に合わないだろうから、今回はパスという事にしておくか?」
「断じて否ッ!!」
両目を見開いて絶叫するカズヤ。
電話越しとはいえ耳に響く大声量にシンジは顔をしかめた。
「否っつったってカズヤ、もうどうしようも…」
「そちらは予定通り行動しててくれ! 俺もなんとかして合流する!!」
「え? 合流っておま…」
そこで会話は途切れた。カズヤが電話を切ったのだ。
「むう、事態は想像以上に逼迫しているな…」
腕を組み険しい表情を見せたカズヤだったが、間髪を入れず携帯電話を再び手にとる。
「我に…秘策アリ!!」
571名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 22:24:58 ID:zbPaQePG
「先輩…このような突然の無心に応えてくださり…まことに…」
「なに、後輩の切なる頼みとあらばな…無下には出来まい」

新井宅からほど近い某所。
そこには漆黒のライダースーツに身を包んだカズヤが佇んでいた。
彼の眼前には一台の大型バイクが鎮座してその威容を示してる。
「では、しばし拝借致します」
「うむ。同志よ、健闘を祈る」
「はい。事が成った暁には…」
「そなたのことだ。おおいに期待できそうだな」
「はっ…」
微笑み頷きあう二人の漢。

カズヤが言葉を交わしているのは「その道」の先輩のうちの一人だ。
彼等は日頃から情報などを交換して連携を密にしており、様々な事態にも迅速に対応できるのである。
今回もまた、先輩に事情を話してバイクを速やかに借り受けることができた。
(ちなみに、貸与条件は『デジカメで撮影した美少女画像を優先的にコピーさせること』)
ともかくも、これでカズヤは遅れを取り戻すことができる。
変態ネットワークといえども、決して侮れぬものがあるのだ。
「では、行って参ります!」
バイクに跨って咆哮するカズヤ。
先輩と呼ばれし男は黙って敬礼を返す。
次の瞬間、バイクは轟音を残して地平線の彼方へと消えた。
572名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 22:31:24 ID:zbPaQePG
はい、今回はこんな感じで。
カズヤがあのままじゃあんまりですからねw
573ピンキリ ◆UsBfe3iKus :2009/11/06(金) 00:14:50 ID:2b6nuLEa
 新井カズヤの旅は見果てぬ旅である。
どこにゴールがあるのかもわからないし、果たしてゴールそのものがあるのかすらもわからない。
なおのこと始末に悪いのは、そもそも本人からしてそのことを理解していないところにある。
だが、どこが終着点であるかなど、彼にとってはどうでもいいことなのかもしれない。
例え行きつく先が地獄であろうとも異次元の端であろうとも、
そこにたどり着くまでにどれだけ自己の欲を満たすことが出来るか、
つまりは童貞、ではない道程を充実させることが出来るか、そこに全てがあるという問題なのである。
凡人には何とも納得も理解もし難いが、彼の選んだ人生とはそういうものなのだ。
あな恐ろしや。
「シンジだけにいい思いはさせないぜ!」
 空気が耳元で唸りをあげ、前から来る風景が瞬時に背中へとカッ飛んでいく。
今、カズヤは風になっていた。
跨るバイクは日本が世界に誇る名バイク・ホンダのスーパーカブである。
しかもただのスーパーカブではない。
至るところに改造が施されている、彼の先輩のウルトラカスタム使用なのだ。
まず、色がピンクがかった赤。
これは当然、通常より三倍速いナニカにあやかったものである。
シートはお尻に優しいシルク貼りで、元の素材はもちろん女性の下着に他ならない(さすがに盗品ではない)。
メーターには艶やかな女性の裸体の透過シールが貼られ……とまあ、正味の話、改造なんだか改悪なんだかさっぱりわからないシロモノと言えようか。
「高校生活最後のアバンチュール、ワンダフルライフが俺を待っているんだ!」
 何が彼をここまで突き動かすのか。
答は至って簡単である、すなわち、性欲。
しかもただの性欲ではない。
多分に特殊でアブノーマルな性欲である。
もっとも、彼からすれば、自分に素直なだけで至極“真っ当な欲望”ではあるのだが。
また何より怖いことに、このバイクの本来の持ち主やその他、『同志』と呼べる存在が数多く存在したりする。
カズヤもいずれ、その欲望を芸術の高みまで昇華させることが出来れば、
現代のサド侯爵(サディズムの語源となった人物だが、当人はマゾヒストだった)になることも不可能ではないかもしれない。
「イクぜえええええ、あああう、あうあうあイッたあああああああ」
 いつしか道路は山の砂利道に入っていた。
方向が合っているのか甚だ疑問だが、野生の勘がおそらく彼を導いているのであろう。
そして、砂利道の振動で思わず股間に快感を覚えてしまう辺り、やっぱりカズヤはこの道では性器の天才、もとい世紀なのかもしれない。

「おおうおおう、行くイク行くイク行くイキっ放しで止まらないぜー! この山を越えれば、乗換待ちのシンジたちに追いつくはずだー!」
 人生のゴールはまだ先だが、取りあえず現実の旅のゴールはかなり近づいてきているのであった。  
頑張れカズヤ、君の望む現世の天国は文字通り目の前だ―――






仕事が忙しいので、なかなかまとまった話を最近書くことが出来ません。
リレーに参加でお茶を濁す、というわけではありませんが……次の方にバトンを渡します。
574名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 13:06:46 ID:zD/ZihjB
でもそろそろ終わりを考えないと、次スレに移るタイミングを逃すかもしれない
・・・まさかの引き継ぎ!?
575名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 17:30:21 ID:yVGRvtWZ
引き継ぐでしょ
まだ話は本番ではないんだし
超大編の予感w
576名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 22:30:02 ID:xqe8jEBy
リレー見てて思うがつくづく良い職人と良い住民に恵まれたスレだよな
577名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 17:54:09 ID:Yh8xAgil
エロ無し容認・恋愛色強め・2828傾向・原作雰囲気重視、これらは自然と醸造された酒みたいなもんだ

もし初期に凌辱ありーの濡れ場だけの切り取りSSありーのだったら現状は違っていただろう
ただ、その場合はここまで長期に伸びるスレにはならなかったかもしれない
578名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 19:04:49 ID:O9EYROC+
んでもさ、ぶっちゃけその方がリアリティがあると思うんだょ
だって実際に女の子とセクロスするまでって時間かかるじゃん?
だからいきなりエロの話だとなんかオラはダメだにゃ。
579名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 20:44:42 ID:6YkUqJ0M
半年近くはかかってるけどこのスレも容量オーバーで新スレか・・・
本当このスレの職人はすごいと毎回思う
580名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 19:30:55 ID:iB2OUYVg
保守
581名無しさん@ピンキー:2009/11/11(水) 22:46:27 ID:aJCjsero
今号のラストはエロい。
582Y-275 ◆7mSmx3IxmI :2009/11/12(木) 00:50:59 ID:RDVyfJqR
皆さんこんばんわ。お疲れ様です。
投下します。
前編。エロは後編に。
リレーが始まる前に話題になってた、シンジ×アリアです。
スルー対象ワードは
展開が急。
長文でごまかしすぎ。
辺りで。
それでは投下。
583Y-275 ◆7mSmx3IxmI :2009/11/12(木) 00:53:18 ID:RDVyfJqR

「はぁ、ありえねぇだろ…」
城島シンジの口をつくのは純粋な驚き。
バイト先である家庭教師派遣元から渡された、地図を片手に辿って行った先で、驚愕する。
9月の頭、まだまだ汗の吹き出てくる季節のど真ん中で、反対の手で汗を拭いながら。
目の前にあるのは、シンジにとって、エロゲの中ぐらいでしか見たことの無いような豪華な屋敷。
自らの立つ門の奥に、更なる道のりが続いている。
「こんな家に住んでる人間がなんで家庭教師なんか…」
途方に暮れるような現実に、思わず口から漏れるのは文句にも似た呟き。
元々、城島シンジが家庭教師のバイトを始めたのは先輩からの誘いに他ならない。
今年の4月から晴れて大学生となったシンジ。
自らの最大限の努力の果てに、親の助けもあり単身上京して来た。
当然ながら苦学生の身。
降って湧いたような話しではあるのだが、天の助けとばかりにシンジはそれに食いついた。
自らのスケジュールに合わせた勤務形態。
生徒との垣根を作らずに気軽に行う授業。
カリキュラムに沿って指導をしていくという初心者にも触れやすいシステム。
順風満帆に登録を済ませた矢先、突き付けられた現実は物理的にあまりにも大きい。
「はぁ、とりあえず行くしか無いな…」
そう呟きながらシンジは『七条』とかかれた表札のかかる、その屋敷のインターフォンに手を延ばす。

………………………………

「へぇー、東栄大学といえば、良い所じゃないですか。」
通された屋敷の一室でシンジに保護者より声がかけられる。
途中屋敷までの道のりを案内してくれた、これまたエロゲの世界でしかお目にかかったことの無い、
メイド服に身を包んだ女性に対する疑問をシンジは脳内の片隅に追いやる。
「いえいえ、そんな事は無いですよ。」
解答的にはこんな感じで良いのかな?
そんな風にシンジは思う。
自分的には大冒険だった第一志望の大学。
直前の追い込みと、それを献身的に支えてくれた妹。
そして、自分の進学に合わせて、実家へと戻ることを決めてくれた両親。
それら全てでもって勝ち得た称号。
本当は、胸を張りたかった。
そこに至るまでの苦難を乗り越えたのは、外ならぬシンジ自身なのだから。
だからこそシンジは、努めて社交辞令に徹したのである。
「うちの娘に、今まで一般教養の習い事はさせてきたんですけれど…」
それを受け取る側もそれはきちんと理解している。
間髪入れずに話題はシフトしていく。
「気付いたらこの子の同級生達も追い込みをしてる時期になってしまって…」
親御さんの話しは続く。
「最初は予備校になんて思ったんですが、他のお稽古もあって…」
要は他の今まで積み上げてきた習い事との兼合いで時間を合わせられる家庭教師という結論に、
この豪邸に住まわれるご家族はなったらしい。
「娘は高校で生徒会役員もやってまして…」
そこまで話しは進んで、ようやく自らが教える事になる、教え子の紹介が始まる。
スタイル抜群、栗色のややウェーブがかった髪の完膚なきまでのお嬢様と、
交互に視線を行き来させながら、シンジは話しを聞いていく。
一通り親御さんとの会話が落ち着いた所で、その子は口を開く。
「七条アリアです。」
礼儀正しく背筋を伸ばした恰好で、お嬢様はシンジに挨拶をする。
「城島シンジです、よろしくお願いします。」
その人物にシンジも姿勢を正して自己紹介をした。

………………………………

それはお見合いの際に使う言葉ではなかろうか?
口にこそ出さなかったが、心の中でシンジがツッコミをアリアの親に入れたのが小1時間前。
「後は若い人達に任せて…」
584Y-275 ◆7mSmx3IxmI :2009/11/12(木) 00:55:10 ID:RDVyfJqR
なんて言葉を残して消えていったアリアの親に残された2人は、シンジのバイト先最初のカリキュラムである、
実力テストに取り掛かる。
(完璧……なんだよなぁ……)
はたして自らの出番があるのかと思うほど、淀み無くシンジの前でスラスラ問題を解いていくアリア。
殆どの回答欄に正答が書き込まれ埋まっていく。
それは現文、古文に限らず、数学、物理、世界史、英語…
各教科の好き嫌いは無く、むしろ、受験を経験した身であるシンジとしては、必要のない教科まで含めて、
優等生っぷりを見せ付けるアリアにはただただ、舌を巻くばかりである。
とは言え、そんな彼女でも全教科満点とはいかないわけで…
アリアは学年1位は取ったことが無いという。
常にほぼ満点というただ一人、自らの上にランクする人物の壁は厚いのだという。
「世の中にはそんな人もいるんだね…」
シンジが派遣先から渡された解答集を片手に採点をしながら言う。
「ええ。でも、だからこそ頑張ろうって思えるわけです。」
シンジに応えてアリアが口を開く。
「そっか…」
未だに緊張で堅さを残すシンジの声。
かたや、アリアの方は持ち前の明るさというか、人を選ばない人懐っこさというか、
いや、天然に近いのかもしれない。
そうシンジが思うほど自然体でシンジに語りかける。
それでも必死に採点を続け、シンジは暫く後、解答をアリアに返却した。
「ここあってませんか?」
暫く渡された答案を眺めた後でアリアが声をあげる。
「オクティビアナル……」
採点を終え、アリアに返した歴史の答案を突き付けられ、シンジはそこをただ口にだして読み上げる。
「いや、オクティビアヌスが正解だよ。」
その後で努めて冷静に言う。
実は、シンジもこの名前で躓いた事がある。
ギリシャの一時期に〜アヌスと言う名前の人物が多いのだ。
アナルフェチのシンジが躓かないわけがあろうか。
「アナルもアヌスも同じ意味じゃ無いですか?」
「人名だから0点だね。」
アリアを知る人ならば知るアリアのボケ。
そしてそれを、シンジを知る人ならば知るツッコミでシンジは切り返す。
半ば無意識に互いの普段の性格での応酬をする。
「でも、どっちもお尻のあn「おーい」」
なおも食い下がるアリアが直接的に言葉にしようとした言葉をシンジが慌てて掻き消した。
そしてシンジは悟った。
(この娘、妹やその友人達と同じだ。)
そう思うとただ屋敷の雰囲気に気圧されていたシンジも幾分か肩の力が抜けるのを感じた。

………………………………

「はぁ〜」
冒頭と同じ種類の溜息をシンジは吐き出した。
驚嘆。
それ以外の言葉でどう表現すれば良いのだろうか?
シンジは思う。
「でも、今回も2位だったんです。」
中間テストを終えてアリアが貰ってきた得点表をシンジは再度覗き込む。
家庭教師を始めて、エロボケをかましながらも頭の良い子だとは思ってはいた。
目の前に並ぶ全て十の位に"9"の並ぶ得点表。
準パーフェクトとしか形容のしようの無いそれは見ているものを圧巻する。
「はぁ、俺の出る幕無いじゃん…」
溜息。
再びシンジの口から出ていくもの。
「膜ならちゃんとありますよ。」
「前後の脈絡から察しようか?頭良いんだから。」
シンジの呟きの一部を聞いてのアリアのエロボケ。
凹んでいるようでいて、シンジもちゃっかりとそれに応えてしまう。
585Y-275 ◆7mSmx3IxmI :2009/11/12(木) 00:56:55 ID:RDVyfJqR
(しかし…)
シンジは思う。
田舎で離れて暮らす妹の様だな。と。
何故、自分の周りにいるエロボケキャラは皆優秀で、ツッコミキャラは自らも含め凡庸なのか。と。
それは転居して来た、この土地でもなんら変わら無いようだ。と。
1人だけ当て嵌まらない、エロボケというよりも変態の域にいる親友はシンジの頭の中には出てこない。
(クールなマナカちゃんとは全く違う…やっぱりカナミそっくりなんだよな。)
その中でも、アリアのちょっと天然というか、ボケてるような所、
人見知りしない所は妹がこんな感じだ。とシンジは思う。
おまけに学校でのテストの成績まで似たようなものだな。
なんて、凡庸の域から抜け出すことの無いシンジは、過去に妹に見せてもらった得点表を眺めた時のような
既視感を覚える。
「どうかしましたか?」
そんなシンジにアリアが声をかける。
「いや、うちの妹もこんな感じの成績表を持ってくるんだよね。」
苦笑まじりにシンジが言う。
「へぇ〜、妹さんがいらっしゃるんですね。」
その会話にアリアは自然に食いつく。
今日の所はテストでの成績を吸い上げて、派遣会社に報告をあげるだけ。
勉強の予定は特に無し。
だから、少しリラックスした調子で、2人は雑談を交わしていく。
「妹さんはどんな感じなんですか?」
純粋な興味でもって、アリアがシンジに尋ねる。
「いや、こんなこと言うと兄バカかも知れないけど、よく出来た妹だと思うよ。」
やや、むず痒げにしながら、シンジが言う。
「へぇー。そうなんですか?」
「ああ。こっちに越してくるまで、両親が長期出張で暫く2人で暮らしてたんだけど…」
シンジは両親不在期間中のまるで1年とは感じられない日々の事を振り返りながら言葉を紡ぐ。
時折、へぇーとかお嬢様のそれと言うよりかは、年相応のリアクションを見せながら、
興味津々といった感じで、アリアは話を聞く。
(そういえば、ここまで長いこと話をするのも初めてだな。)
シンジはそんなことを思う。
今までは家庭教師のカリキュラムに追われて、ゆっくりとする隙など無かった。
だが、今日はたっぷりと時間がある。
自らの妹のようで、妙に親近感を覚えてしまう教え子と沢山話をするのも、悪くないなとシンジは思う。
「禁断のインセストですね!!」
「今まで何を聞いてたんだ?」
話の合間に挟まれたアリアのエロボケ。
本当に妹そっくりだなと思うとシンジは苦笑してしまう。
「七条さんはうちの妹にそっくりだよ。」
そして、そのままを口にする。
事実シンジはそう思っているのだから。
「そうですか?」
不意をつかれたのか、驚きの表情を浮かべるアリア。
「ああ。言わなかったけど、うちの妹もよくボケるんだ。狙ってなのかは知らないけどさ。」
またしても苦笑を浮かべながら、アリアに応えてシンジは言う。
「私ボケてますか??」
「うん。」
どうやら、この子は自覚のないタイプらしい。
またしても苦笑。
なんだか、今日は苦笑いの絶えない日だなぁ。
シンジはそう思う。
「でも、妹さんに似てるんですよね?」
「うん。」
「そうですか…私一人っ子だから、兄弟に憧れがあるんですよね。」
「そうなんだ。」
アリアの言葉に、シンジは曖昧に返事をする。
「今度からシンジ先生の事、兄のように思うことにします。」
アリアが言う。
「いや、まぁ、構わないよ。」
586Y-275 ◆7mSmx3IxmI :2009/11/12(木) 00:59:55 ID:RDVyfJqR
なんかこそばゆいような気になりながら、シンジが返す。
こちらからは、妹に似てるなんて勝手な親近感を抱いているのだから、別段断る理由は無いしな。
なんて思いながら。
「それで、七条さんが頑張れるなら。」
そして、笑顔でそう言う。
「……だから、下の名前で呼んでくださいよ。」
不満げにアリアがそう告げる。
「分かったよ。…アリアちゃん。これで良いかい。」
もはや、何度目ともわからない苦笑をシンジが浮かべる。
「本音を言えばちゃん付けはいらないですが、仕方ないですね。
やはり、形から入らないと盛り上がりにもかけちゃいますもんね。」
「…意地でもツッコまないからね。」
アリアが何を言わんとしてるか分かって、先回りをして、シンジがそう口にする。
敢えて、越えられない壁である体型の事は触れないでおこう。
カナミの名誉のために。
心の中で、そんな風に思いながら。

………………………………

「コーヒーで良いのかな?」
暫くして、シンジはアリアを自らの部屋に招いた。
理由は至極簡単で、
「シンジさんの家、一度行ってみたいです。でも、イカ臭そう……」
というアリアの言葉と、
「ちゃんと片付けぐらいしてるから…」
というシンジのツッコミ。
一連の会話の後で、大学が近所とは限らないからその参考として。
などとシンジはおろか、家族、お付きのメイドの出島さんまでアリアが、説得してしまった為である。
『へぇー。ホントにイカ臭くないですね。』
入って初っ端のアリアの言葉に、少々シンジが凹んだのは内緒だ。
「あ、はい。」
シンジの言葉にアリアが肯定を返す。
好奇心に定まらない視点を隠そうともせずに。
アリアにしてみれば、初めて触れる一人暮らしの部屋。
しかも男性の。
シンジのコーヒーで良いか?との問いにも、どこか上の空だった。
「そんなに珍しいものじゃ無いさ。」
そんなアリアにシンジは苦笑する。
その初々しいリアクションは、やはりお嬢様として、どこか自分達とは住んでる場所が
違うと思わせてしまう。
シンジがアリアを妹みたいだと言い、アリアがシンジに兄だと思うことにすると言ってから、
かなりの時間が経った。
家庭教師の授業を行う上での円滑さは、目に見えて増した。
時には、アリアのボケから勉強が脱線してしまうこともあったけれど、概ね順調だった。
シンジが1人で出てきた街で、田舎に住んでいた頃と変わらないような、
気兼ねしない相手が出来たのはシンジにとって純粋に喜びだった。
そうして、シンジが接した事をアリアがどう受け取ったかまではシンジにはわからない。
でも、それに伴ってアリアも楽しそうに授業を受けてくれていると、シンジは確かに感じていた。
「アリアちゃんお待たせ。」
だから、
だからこそ、
シンジは油断していたのかもしれない。
多分、田舎にいた頃なら、誰を自らの部屋に入れても、もっと万全の準備をしていたはずなのに、
そこから離れて、でも、その先で、今までの環境と変わらないような人と出会い、浮かれて…
「……………………っ!」
マナカでも、エーコでも、実妹であるカナミを部屋に招き入れるのでも、細心の注意を払っていたはずの事を、
シンジはすっかり忘れ去ってしまっていた。
シンジは思う。
やはり、この子はカナミに似ていると。
同時に、アリアは自らの妹では無いんだと言う相反する考えが頭に浮かぶ。
587Y-275 ◆7mSmx3IxmI :2009/11/12(木) 01:01:04 ID:RDVyfJqR
コーヒーを持って、キッチンから戻ったシンジの部屋。
そこには、先程の好奇心で浮つくアリアの姿はすでに無かった。
代わりに、シンジ秘蔵のアナルモノのエロ本を読み耽るアリアの姿があった。

………………………………

(気まずい……)
どうにか、アリアの意識を引き付けて、エロ本を手放させる事に成功したシンジ。
だが、肝心な次に言うべき言葉は出てこない。
「…………………」
アリアはアリアで頬を紅潮させたままで、何も言わない。
部屋には沈黙が降りてくる。
「……コーヒー冷めちゃいますよ。」
先に口を開いたのはアリアの方。
落ち着かない。
そんな様子はありありとシンジに伝わる。
「あ、あぁ……っ!」
コーヒーを口に運んで、アリアの方を一瞬垣間見る。
その一瞬で目が合って、慌てて逸らす。
それは、アリアも一緒だったようで、同じように合った瞳を一瞬で逸らしてしまう。
(あぁ、何故カナミにこの恥じらいは無かったのだろう…)
不足の事態に、カナミに責任転嫁して、シンジは気まずさを紛らわそうとする。
「あの……」
不意にかけられる言葉。
「あ、あぁ……」
今まで順調だった家庭教師と教え子の関係が嘘のように、
胃に鉛を流し込まれるような気心地でシンジは曖昧に返事をする。
「…シンジ先生はアナルフェチなんですか?」
下を向きながらそう口にするアリア。
「………………………」
シンジは、胃に流し込まれた鉛が融解して、胃で煮立っているような
感覚に襲われているような気がしてならない。
「先生……アナルって気持ちいいですよね。」
「………………………は?」
何を言っているんだろうこの子は?
余りに場違い過ぎる言葉がその後に続いて、シンジの頭は混乱する。
「……その…私、時々……オナニーの時、お尻の穴弄っちゃうんですよね…」
頬を紅潮させながら、アリアが言う。
「だから、シンジ先生の気持ち、良くわかりますよ…」
アリアが独白する。
「ねぇ……だから、その…」
しませんか?
アリアが続ける。
「いや、でも、その、そういうのは…」
未だに思考がまともに働かない中で、シンジは制止の言葉をかけたのは確かに覚えている。
「…実はもう、疼いちゃって…」
頬を染めながらの、アリアのその言葉は強烈過ぎて、意識が塗り替えられるのをシンジは自覚する。
気付けば、誘われるまま、シンジはアリアに手を延ばしていた。

………………………………
588Y-275 ◆7mSmx3IxmI :2009/11/12(木) 01:05:57 ID:RDVyfJqR
今回は以上です。
後編はエロシーンとオチです。
仕事が忙しいので期待せずにお待ちいただけると幸いです。

どうでも良いですがトリップなぞつけてみました。

駄文乱文失礼しました。
それではこれで失礼致します。
589名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 10:42:42 ID:3lJUZkbd
乙です
さすがの安定感ですね、続きも期待しています
590名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 15:47:37 ID:+e80TvIn
Y-275さん乙です。
容量がやばいので29時間目立てました。
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258008134/
591名無しさん@ピンキー:2009/11/14(土) 08:34:45 ID:HM9Zr70G
新スレGJ

埋め
592名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 07:17:21 ID:47+OW6ce
シリトリ



規制解除マダー?

「だ」
593名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 10:49:29 ID:ZlxoC7nc
「だって、びっくりするじゃない!雪で滑ったからっていきなり押し倒されたら… ばか」

涙ぐみながらマサヒコを責めるアヤナ。

「な」
594名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 22:23:00 ID:f8KuowLL
「なんだそのツラは!! 違いが出るほどムネないとか言いたいのか!!」

「か」

595名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 02:12:07 ID:eG7yY1kM
「かなり特殊なコト……してますね」

「ね」
596名無しさん@ピンキー:2009/11/17(火) 20:20:28 ID:jhi/3OpS
「ねぇ小久保くん、私達ってそんなに特殊なコトしてるかな…?」
「かなり特殊だとおもうぞ若田部。
水着姿で四つん這い手押し車状態で保健室に向かうのは。」

「は」
597名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 01:38:02 ID:ZL32ioI5
「はい、おヨメさんです」
 まぶしい・・・・

「い」

598名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 01:58:03 ID:hma+vgkv
「インセストはさすがにまずいよー」

599名無しさん@ピンキー:2009/11/19(木) 23:29:38 ID:hWIV6j8Z
酔った勢いで妹を抱き締めてしまった…!カナミごめんな。

「な」
600名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 00:06:23 ID:5af406g2
「何が……何が、ごめんねなの。私の気も知らないで!!」
まさかのシリアス展開。
涙声でカナミが言う。
601名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 22:07:42 ID:afgNTy4r
氏家漫画の神髄は決してここから先へ進まない事だ

「だ」
602名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 07:10:28 ID:/qSWyZOk
「だいたい昨晩のはお前が寝惚けてたせいだろーが!!」
「だからって!!同じ男の子に水着はぎ取られて
一緒の布団で一晩寝て――
責任取ってくれるんでしょーね!?」

「ね」
603郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/26(木) 00:30:04 ID:umED4T9k
「ねえ、マサヒコ君。本当に良いの?私で」
「なにをいきなり言ってるんですか?まさかマリッジブルーってやつですか?」
「だって私、マサヒコ君より六歳も年上だし、可愛くないし、そのくせ子供っぽいし、それに」
「え〜〜〜っとですね、アイさん?イチローの奥さんが何歳年上か知ってます?」
「?え?」
「八歳年上だそうです。松坂の奥さんは俺たちと同じ六歳の年の差で、
ついでにオノ・ヨーコもジョン・レノンの八歳年上だったそうですよ」
「???」
「ま、だから」
"ちゅッ"
「ん!…………マサヒコ君?」
「関係無いってことですよ」
「でも………」
「それと日本人女性の平均寿命は86歳、男性の平均寿命は79歳だそうですから。
そう考えれば俺たちの年の差ってバランスがとれてるって思いませんか?」
「それって、バランスとれてるって言うのカナ?」
「アイさんが85歳のときに俺が79歳でしょ?その頃どっちが年上だとか誰も分りませんし、気にしませんよ」
「…………それは、そうかもしれないけど」
「だから、ひとつだけ約束してください」
「?なにを」
「俺より、一分一秒でも良いから長生きして下さい。アイさんのいない世界なんて、考えたくないから。
笑いながら、アイさんと過ごしたいです、ずっと」
「…………それ、ズルイよ、マサヒコ君」
「ズルイ、ですか?」
「私だって、マサヒコ君のいない世界なんて考えたくないよ。
私も………マサヒコ君に、一分一秒でも良いから、私より長生きして欲しい」
「はは、じゃ決まりですね」
「え?」
「ずっと一緒にいましょう。それで、いいじゃないですか。
それで、ふたりで競争しましょうよ。どっちが長生きするか、どっちが最後まで相手の顔を見ていられるか」
「…………うん」
「アイさん、それと」
「?」
「愛してます」
「!!もう、ズルイよ!マサヒコ君、不意打ち」
「はは、あんま言うの慣れてないから不意打ちじゃないと照れるんですよ」
「あの………ね、マサヒコ君?それ、もう一回言ってもらっても良いカナ?」
604郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/26(木) 00:31:39 ID:umED4T9k
「なあ、アヤナ?」
「?なによ」
「愛してる」
"パリーーーーン"
「わ!危ないって、アヤナ!」
「!な、なにをいきなり言うのよ、マサヒコ!」
「ん?そういや最近言ってなかったな〜〜〜っと思って」
「ばばばば、バカッ!もう、いきなりヘンなこと言うからお皿落しちゃったじゃないのッ!!!」
「ヘンなことって、嫁さんに言って悪い事じゃないだろ?」
「そ、それはそうだけど、でも、その、いきなりは」
「愛してる」
「!!!ば、バカァ!!知らないんだから!!」
「あははは、真っ赤だ。アヤナって確かに不意打ちに弱いよな」
「………………」
「悪かったよ。でもさあ、『じゃあこれから愛してるって言うから心の準備をしてくれ』
ってのもなんか変じゃないか?」
「…………知らない!!もう、バカ!本当に、本格的に、知らないッ!!」
「準備して」
「え?あ、これ………」
「前一緒に行ったとき、ジッと見てただろ、このリング」
「気付いて………たの?」
「大事な嫁さんのことだからな。なんだかお前は俺のこと疑ってたみたいだけど」
「…………」
「わ!泣くなよ、アヤナ!」
「…………だって、だって、マサヒコ最近全然私のこと見てくれないし、
それなのに通りすがりの女の子のこと妙にジロジロ見てたりしたから、
浮気はしてないかもしれないけど結婚したら私のこと、もう興味ないんだって思って」
「いや、プレゼントのこと考えてたらなんだか照れくさくてお前を正面から見れなかっただけだし、
最近の流行とか分らねーからとりあえず女の子とか観察してただけだし、
それでさ………正直、思ったんだけど」
「???」
「やっぱりアヤナが一番だよ」
「!!え!!」
「愛してるのは、お前だけだから」
"ちゅ"
「…………………ぁん、馬鹿……」
「ずっと、一緒にいような?」
605郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/26(木) 00:34:07 ID:umED4T9k
「泣いちゃったんだ、マサちゃんったら」
「だって俺、すげえ感動したよ。頑張ったな、ミサキ!」
「あは、ありがとう」
「こっちこそありがとう、ミサキ。本当に頑張ったな。ちっちゃいな〜〜〜、赤ちゃんって」
「ふふ、そうだね。まだ首がすわらないから気をつけてね?」
「あ、ああ。わ、なんだか子供っていうより本当に"赤ちゃん"って感じだな」
「うん。でもホラ、目許なんてマサちゃんそっくりだよ?」
「そ、そうかな?そう言われてみれば鼻とか口はミサキに似てるかな?」
「あは、ふたりの子供だもん、似てて当たり前じゃない」
「ん、いや、そうなんだけど………不思議だなぁって、さ。俺やミサキもこんな風だったのかと思うと」
「ふふ、そうだね………ね、マサちゃん?私たちってどっちも一人っ子同士だったから、
ちょっと寂しかったじゃない?だから、この子にはやっぱり妹か弟がほしいな」
「ってお前、気がはえーよ。この子を産んだばっかじゃんか」
「ふふふ、良いの。私はまだまだ、産む気全開なんだから!!」
「全開って………ま、いいけど」
「でね、マサちゃん?それよりこの子の名前、考えてる?」
「うん、一応男の子でも女の子でも二通り、な」
「その名前、聞かせてもらっても良い?」
「ん、でもそれは後で」
「え〜〜〜〜マサちゃんの意地悪!」
「はは、一応俺の家とお前の家の全員に聞いて欲しいんだよね、それでどうするか決めたいんだ」
「私は、良いよ?マサちゃんの考えた名前なら、どんな名前でも」
「ありがとう。でもやっぱりみんなの前で発表したいんだ。ふたりの子供だからさ」
「うん………そうだね。あのね、マサちゃん?私、本当に幸せだよ」
「なんだよ、いきなり」
「だから………ありがとう。愛してる」
「うん。俺も、愛してる」
「本当に?」
「嘘なわけないだろ?」
「なら、もう一回言って」
「ああ」
606郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/26(木) 00:35:57 ID:umED4T9k
「愛してる」
「ダメだよ、まりん!」
「ヤダ〜〜〜〜、おフロきら〜〜い!!」
「もう、待ちなさ〜〜い!まあ君、さっきなにか言った?」
「…………なんでもない」
「パパ〜〜〜〜、ママがイジワルするぅ〜〜〜」
「もう!まりんはすぐにまあ君のところに隠れようとするんだから!」
「まあそれくらいにしておけって。まりんをあんまり怒るなよ……」
「ダメ!もう、まあ君はまりんに甘いんだから!」
「まりん?パパと一緒にお風呂はいるか?」
「うん!パパといっしょならはいる〜〜〜」
「てことでいいだろ?リン」
「…………もう!」
「リンも昔はおっとりしてたんだけどな」
「母親になったらそうはいかないの!じゃ、着替えは出しておくから」
「へいへい」
「へいへい」
「まあ君のマネしないの!まりん!」
「じゃあ行くか、まりん」
「うん!パパ!」

「えへへ、パパといっしょだとおゆがいっぱいになちゃうね!」
「はは、そうだな」
「ねえ、パパ?」
「ん?なんだ」
「パパとママは幼馴染み萌えだったの?」
「…………お前、どっからそんな言葉」
「ほいくえんのカナミせんせいがいってたの」
「城島先生か………良い先生らしいんだが、それはちょっと違うよ。ま、腐れ縁ではあるけど」
「えへへ、まあ君、私も入っちゃうからね♪」
「え?あ、リン、お前も入んの?」
「わ〜〜〜ん、ママ、おフロせまくなっちゃうよ〜〜」
「大丈夫よ〜〜〜♪ふふふ」
「なんだか三人で一緒の風呂ってのも久しぶりかもな」
「うふふ、ねえ、まあ君?セクシー?」
「!!ぶッ!!ば、バカ、リン、まりんが見てるだろ!」
「ねえ、パパ?」
「あ、あのな、まりん」
「セクシー?」
「………まりん、あのね?それは保育園とかじゃ絶対やっちゃいけないよ?」
「??そうなの、ママ?」
「そうね、まだまりんには早いかな?将来好きな男の子ができたら試してみても」
「自分の娘に変な入れ知恵すんなよ!」
「ね〜〜〜まりん?ところで、そろそろ弟か妹欲しくない?」
「うん、まりんきょうだいほしい〜〜〜!!」
「うふふ、聞いた?まりんも欲しいらしいわよ?」
「あの………それって」
「だって愛してるんだもんね?まあ君は」
「!お前、聞こえてたのか?」
「ね、まあ君?もう一回言って欲しいな、私」
「………まりんが聞いてるだろ」
「え〜〜〜〜、わたしもききたい!さっきパパ、なんていってたの?」
「まりんまでかよ………しょうがねえなあ」

「アイシテル」
607郭泰源 ◆Ot.EmIRUsS7D :2009/11/26(木) 00:38:01 ID:umED4T9k
はい、どうも。埋め用小ネタ集、エロ無しばっかですいません。
タイトルはそのまま『アイシテル』で。
それでは

「る」
608名無しさん@ピンキー:2009/12/02(水) 01:11:18 ID:/Sly4pil
「ル・・ル・・ルーマニア」
「アブノーマル」
「またルですか? え〜と・・ルビー」
「ビザール」
「またル? う〜ん・・・ルイジアナ!」
「生ア〇ル」
「ちょ・・・そんなのありですか? 七条先輩」
「あら、生は味わいが違うんだから」
「いや、そういう事言いたいんじゃなくてですね」

しりとり一つでもこのように油断がならない先輩達を見ていると
私、萩村スズはつくづく思う、津田タカトシが生徒会にいてくれて
本当に良かった、と
609名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 15:54:11 ID:pFWa+CVl
トリプル(三穴)攻撃
610名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 07:19:54 ID:vaFaW30x
「きたないわ、そんなところ・・・」


「ろ」
611名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 20:21:56 ID:3WrzDf3/
ローソク
612名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 23:24:21 ID:aO/VojC8
くんに

「に」
613名無しさん@ピンキー
埋め