☆☆狩野すみれ兄貴の質問コーナー☆☆☆
Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A「基本的にはそうだな。無論、自己申告があれば転載はしない手筈になってるな」
Q次スレのタイミングは?
A「470KBを越えたあたりで一度聞け。投下中なら切りのいいところまでとりあえず投下して、続きは次スレだ」
Q新刊ネタはいつから書いていい?
A「最低でも公式発売日の24時まで待て。私はネタばれが蛇とタマのちいせぇ男の次に嫌いなんだ」
Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A「容量は4096Bytes、一行字数は全角で最大120字くらい、最大60行だそうだ。心して書き込みやがれ」
Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A「あぁん? てめぇは自分から書くって事は考えねぇのか?」
Q続き希望orリクエストしていい?
A「節度をもってな。節度の意味が分からん馬鹿は義務教育からやり直して来い」
QこのQ&A普通すぎません?
A「うるせぇ! だいたい北村、テメェ人にこんな役押し付けといて、その言い草は何だ?」
Qいやぁ、こんな役会長にしか任せられません
A「オチもねぇじゃねぇか、てめぇ後で覚えてやがれ・・・」
1乙
>1乙
次スレ立つの早すぎ
Waiting...
日記投下されるならスレはこっちかな
容量的に考えるとそう早くもないよ
最近大きい投下もあるし
>>1乙
前スレだけだと日記待ちになって他の職人が投下を控えてしまいそうだからおk
>>1乙です
こんばんわ。
こんなに早くスレが……勢い継続でいきたい!
と言う事で、次レスより、投下します。
木原麻耶の日記より抜粋。
6月15日。
今日亜美ちゃんと自販機の前で偶然会った。てか、なんであんなトコに挟まってるのかな?
亜美ちゃんに聞きたかったのは本気で夏休みに高須君と別荘に泊り掛けで行くのか?って事。
「もちろん本気だよ。それがどう言う事かも分かってる」亜美ちゃんは強いなぁ。私には怖くてそんなこと出来ない。
良かったら2人も来る?って聞かれたけど、奈々子は分からないけど、私は行かないって言った。
だってソコは亜美ちゃんの勝負の場所だもん。邪魔はしないって決めた。それに、ね。
亜美ちゃんにも言った。私は高須君も好きだけどまるおも好きだって。だからこんな気持ちの内は、私は線は越えない。越えるなんて出来ない。
亜美ちゃんは特に責めなかったな。でも「じゃあ遠慮はしないよ?麻耶」って。
仕方ないよ……でも亜美ちゃん。高須君はそんなに簡単にはいかないよ。きっとさ
高須竜児の日記より抜粋。
6月18日。
凄い事になってきた。なんと、夏休みには泊り掛けで櫛枝と行動する事に!大河よ。お前に餌を与え続けて良かったと心から思うぞ。
まぁ、一体なんの経緯でプール対決になったのかは今ひとつ理解に苦しむが、まぁそれはどうでも良い事だ。
海の見える別荘で過ごすひと夏のアバンチュール。あぁ、そんな状況で若い男女が一緒に寝起きすれば、それはもう、何か起こる事は必然といって良い。
それにしても最近は随分と忙しいな。学校で、家で、休日も、何かと俺の周りに人が居る。
別に鬱陶しいとまで言う積もりは毛頭無いが、まったく一人の時間がないと言うのも如何なものか。
それに第一、コレでは大河を北村にくっ付ける事も、俺が櫛枝ときっかけを掴む事も出来ないじゃないか。
せめて昼飯時の呼び出しだけでも何とかならんもんかな。まか、面と向かって言うのもなぁ。先輩だって疲れてるんだろうけど、意味がわからん。
そんな監視する様な事をしないでも、台風が怖いなんて秘密は喋らないんだけどな。
香椎奈々子の日記より抜粋。
6月20日。
なんか今日は一日中身体がだるい。
風邪気味かなぁ。はやく寝よっと。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
6月22日。
今日の試合は完敗だった。点差以上に欠けてる物があると実感する。
彼女達は真剣だ。もちろん私達だって。でも違うんだ、きっと。
それが分かるようになりたい。その先に、私は行きたい。
やっぱり夢は遠いよ。恋愛なんて、してる場合じゃない!
今日、私はソレを再確認できた。
川嶋亜美の日記より抜粋。
6月25日。
期末も終わったし、いよいよ来月は夏休みよね。
高須君は楽しみにしてくれてるの?私はドキドキしてるよ。ホントに、ドキドキしてる。
素の私がソコにはいるよ。好きになるのは本当の私だって言ってくれたよね?でも、本当の私に会ったら、好きになるの?好きになった…後は?
貴方が何処まで考えてるのか、それが知りたい。近頃私は、そう思う。
狩野すみれの日記より抜粋。
6月28日。
やはり噂は本当だったか。竜児に確認すると「?はい。夏休みに川嶋の別荘に、大河と北村と櫛枝の5人で。それがどうかしましたか?」
べつにそれがどうした、と言うのでは無く、ソコでどうにかなるのか?と言う事が問題なんだがな。
別に行くのは良いさ。級友と過ごすそんな夏休みも良い思い出だろう。だが、メールは忘れるなよ?そうだな、10分置きだ。「それはいくらなんでも」押し問答の末、1時間毎にオマケした。
今日の私が寛大で良かったな、竜児。ま、見返りも要求したがな。
いつもは背中から抱かせるんだがな。今日は正面から抱きしめさせた。
まぁ気持ち良かったぞ、竜児。ただアイツの、必ず一度目は「先輩」と呼ぶのはどうにか成らんものかな。私が睨まないと「すみれ」と呼ばないとは、奥手に過ぎるな。あんなにキスをしておいて。
とは言ってもアレ以来してないが……まさかそれが不満なのか?だがしかし校内で、その、そういうのはチョッと不味いぞ竜児。
まぁ、毎日の様に私がお前の胸を借りてまどろむのもどうかとは思うが、私はアレが好きだしな…確かに妙な気分にもなるが、幾らなんでも…不味いだろ?竜児。
木原麻耶の日記より抜粋。
7月1日。
今日、奈々子が学校を休んだ。
最近ずっと調子が悪いとは言っていたけど「大丈夫だから」って言ってたのに、いよいよ高熱でダウンしたみたい。
心配だったけど大丈夫だからお見舞いとかは来なくて良いって。
奈々子の家はお父さんと二人だし、きっと奈々子が倒れたら家事とか全部停まっちゃうんだと思う。そんな家を見せたくないって気持ちも分かるかな。
だいぶ熱も下がったし、明日か明後日には学校にも来れそうだって。お大事にね。奈々子。
………高須君が今日お見舞いに来てくれたみたい……奈々子。そのメールを先にしなさい。心配の文面消すから。
逢坂大河の日記より抜粋。
7月1日。
今日、竜児が奈々子の所にお見舞いに行って来た。
やっぱり家は凄い散らかっていたみたい。でもばっちり元通りに片付けたって笑ってる。
きっと前より綺麗になってるんじゃないかな。
でもおかげで今日はウチの夕食が作れてないみたい。
まぁ文句は言ってやったけど、奈々子のお見舞いじゃ仕方ないもんね。さっきも奈々子からゴメンねってメール来てたし。彼女に免じて許してやるわ。
でも竜児の様子が変ね?あんた奈々子になんかしたんじゃ無いでしょうね?って言ったら全力で否定した。
ま、そんな度胸も無いか。
でもそんなんじゃ何時まで経ってもみのりんと上手く行かないわよ?て言ったら「お蔭様でな」って笑ってた。変な竜児。
高須泰子の日記より抜粋。
7月1日。
今日は竜ちゃんがお夕飯作れなかったらぁ、仕方ないから、やっちゃんはお客さんと食べてからお店に行ったんだ〜。
竜ちゃんと大河ちゃんは二人でファミレスに行ったんだって。
良いよね〜ファミレス。今度は3人でいこうね〜、ファミリーレストラン。
高須竜児の日記より抜粋。
7月1日。
俺って奴はもう駄目人間コンテストに出て2位以下をブッチギリで優勝出来る程の事をしてしまったな。
いや、でも俺にだって良い分はあるぞ。いや良い訳か。
香椎さんが病気と聞いたから心配でメールしたんだが、見舞いには来なくて良いという。家の中が散らかってるから、と。
もう涙が出たな。お互い家事の一切を取り仕切る者同士。自分が動けないだけでドンドン散らかっていく不思議現象の恐ろしさは経験者にしか分かるまい。分かるまい?お前に言っているんだぞ大河。
そんな心の友であり家事の同志を放って置く事など出来様筈も無い。俺は香椎さんの制止は敢えて無視して、必要なモノを買い込み香椎さんの家に行って来たんだ。行動として、間違った事は無かった筈だ。
電話したら何とか鍵は開けてくれたが、かなり顔色は悪かったな香椎さんは。それでも最初よりは良くなったらしい。計ればまだ38度も有る。全然平気じゃない。
取り敢えず香椎さんをベットまで運んで寝かせたが……可愛いへ……いや。そんな事はどうでも良い。
まぁ、予想通りと言うか、予想を上回ると言うか、香椎家の惨状は素晴らしいものだった。逢坂家のファーストコンタクトとは比べ物にもならんがな。
それでも中々に手強い汚れもあり、俺が充分に戦い尽くせるだけの事はあった。無論、完膚無き迄に叩き伏せたがな。
おそらく香椎が倒れる前の状況には家中を元に戻し、簡単な病人用の食事をこしらえて香椎に食わせた。まぁ、その、ア〜ン位はしてやったが、やましい事はしてないぞ。ココまでは。
それから俺は洗濯をして、親父さんの服やら下着やらを洗い、当然許可を2度3度に渡って取ってから、香椎の服や下着を洗った
…サイズは泰子と…いや、どうでも良いな。コレはただの洗い物だ!
思えば洗い物などしなければこんな事にはならなかったのか。
ついでだからな。汗もかいたんだ、今着てるパジャマと下着も着替えて渡してくれと頼んだ。まぁ暫く考えていたが「分かったわ」と言ってくれたから俺が部屋を出て待ってると「いいよ」って
…………聞き間違いなのか?真っ裸の香椎がベットに横たわっていた。
すまん!!って速攻出たね。忘れよう。今見たモノの全てを忘れよう。そう念じていると「もう良いよ」と来た。
既に土下座する心の準備は出来ていたさ。ドアを開けるとソコには、真っ裸の香椎がベッ…もう書いた!てゆうか何も変わってねぇしなにも良くねぇ!
目は瞑った。信じてくれ櫛枝。今俺の記憶と網膜に焼き付いてるのは、ミロだヴィーナスだミケランジェロだ!
何やってんだよ!良いから早く汗拭いて着替えろ!俺は外で待ってるからな!って出ようとしたんだがな。
なんともまぁ「なんかダルくて力が入らないの。私は良いから高須君…拭いて……おねがい」
ウイルスが脳にでも回ったのか香椎!
あの時の俺の体温は間違いなく40度は超えてたな。おまけに「早くぅ…寒いよ、高須君…」当たり前だ。汗を拭け!下着を着けろ!パジャマを着ろ!布団を掛けろ!捲くし立ててみたが無音だったな。
OKだ。もうOKだ。香椎が熱にうなされている事は確かの様だ。こう見えてもこの高須竜児。女の裸は見慣れてる。もっとも、とても母には見えない母の裸体と小学生にしか見えない大河の裸ではあるがな。
それに、自称、魅姫なるとても顔見知りな筈の誰かさんからは、真っ裸で抱きつかれ大人なキスをされても生還した男だ!
そんな経験豊富なDOUTEI君など世界広しと言えど、俺以外にはあと4人位しか居ないだろう。
それからの俺はまさに神速だったと今でも感心する。
大判バスタオルを握り締め振り返り目を開いた瞬間から、香椎の全身をくまなく拭き、生地の材質から構造までを熟知した下着類を素早く装着させた。
パジャマを着させて布団を掛け、脱いだ衣類を抱えて部屋を飛び出すまで、およそ1分と掛かっていまい。
その約1分間。
なにやら柔らかかったりザラザラしたりチヂれていたりとチョッと変わった拭き取り掃除だと自分に言い聞かせ、
「ひゃう」とか「ひあ!」と言う変わったシャウトのロックバンドの演奏を聞いてると言い聞かせ、熱で息が荒く、風邪でぐったりしてる筈の香椎を寝かせる事に成功した。
俺がそんな戦いを征し、洗濯を終わらせ、香椎と香椎の親父さんの夕食を準備したところで、親父さんが帰ってきた。
まぁ俺の様な凶眼と目が合えば仕方有るまい。初めて会ったしな。反応は一緒だ。
あやうく父の留守中に娘を狙った連続強姦魔にされそうになった俺は香椎家を早々に退散する事になったのさ。
最後に挨拶を出来なかったのが心残りではあるが、まぁ顔も合わせ難いしな、丁度良かったのかもしれ??メールが来た。どうやら明日は学校に来れるそうだ。良かった。
香椎奈々子の日記より抜粋。
7月1日。
はぁ……風邪って………最高。
もう、明日からどうやって高須君に会ったら良いのか分かんない。
私はもう駄目だ。とろけそうな位に彼を好きになってしまった。ほんと、コレはない。
目を覚ましたらもう夜だった。身体は本当に調子が良くなってた。コレも彼のおかげね。
一言お礼を言いたかったけど……あの時の私は無理ね、殆んど意識飛んでたし……
ほんのちょっと、悪戯のつもりだったのになぁ。もちろん、それなりに覚悟はしてたし、その、万一そうなっても良いかな、って位には覚悟してたんだけど。
高須君たら行き成り振り向いたら、タオルで私の身体…全部拭いて、その、隅々までって言うか、私しか触れない様な、場所まで拭いちゃったって言うかなんていうか。
下着と付ける時も彼の手があちこち当たっちゃうっし、その、声とか出ちゃうしそれも恥ずかしいし…何となく「オッシャー!終わりー!!」ってけたたましく部屋を出て行ったのはぼんやりと覚えてるんだけど、なんか色々と身体が動け無くなっちゃたな。
高須君ゴメンね。折角綺麗にしてくれた下着とかだけど、もう3回位着替えちゃったかな…なんか、思い出すと、ね。
でもホントビックリしたわ。部屋から出たらなんか別の家みたい。凄く綺麗になってた、家中が。
高須君が凄い家事が上手だって大河が言ってたの、また実感したわ。もうピカピカじゃない。その、お風呂場は恥ずかしいかな。排水溝……すごく綺麗だね。
でもねぇ高須君?ホントにすっごく面白い事があったのよ?台所に行ったらとても美味しそうなおかずとかサラダとかお味噌汁が捨てられててね?
どうしたの?これ。ってすっっっごぉぉぉく優しく聞いたらね?
「どうしたもこうしたも!あのチンピラが勝手に上がりこんでたから叩き出してやったさ!飯でも作ってお前を騙してAV女優にでもしようと思ってるに違いない!あんな奴は社会的に抹殺してやるから、お前は安しぃひぃぃぃぃぃきゃぱけみょにゃにゃきょきょーー」
あぁぁ。もう、お父さんったらぁ。どぉしてこんなに可愛いのかしら?私ったらなんか、井戸から這い上がってテレビから抜け出た人の気持ちが分かるみたい。
取り合えずお父さん?押入れから出てきてくれませんかぁ?カリカリカリカリって私さっきから押入れ引っかいてますよぉ?
おとぉぉさん。はやくぅぅぅぅ。あ、け、て?
なんで「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏………」なんて繰り返してるのかしら?変な人ねぇ。でもねぇお父さん。
一生懸命襖を抑えてるみたいですけどぉぉぉ……それだと反対側がすぐに開いちゃうのよ?
………くすっ……居・た。
川嶋亜美の日記より抜粋。
7月4日。
昨日、奈々子から来たメールにはビックリした。てか、奈々子って……怖い人?
添付動画には、裸の奈々子をバスタオルで拭いて下着とパジャマを着せて部屋を飛び出してく高須君が映ってた。
なんかお見舞いに行ってたのは知ってたけど、こんなのは聞いてない。てか言えないよね、コレは。
どう見ても…奈々子ってば感じちゃってるし、それに高須君ってば全身拭きすぎ。ソコをそんな優しく拭かれたらヤバイって普通に!
でもコレは嫌がらせじゃない。ちゃんと文面も有るメール。意志が有るメールだ。
「亜美ちゃんの別荘には私は行かないよ。私は私で勝負してるから。麻耶には多分ココまでの覚悟は無い。だからこのメールは送ってない。
亜美ちゃんは?泊まりで別荘。この意味は、こういう事だと思うし、覚悟が無いなら止めた方が良いよ?きっと後悔する。
私は後悔してないよ。逆にもっと高須君を好きになった。だからコレは忠告よ。友人としての。ライバルとしては宣告。私はココに居る。頑張ってね、亜美ちゃん」
………上等じゃない奈々子。良いよ。奈々子って意外と分かりやすい、気が合う。
当然、その覚悟はあるよ、奈々子。そして、貴女に負けない覚悟もね?
だから高須君?精々覚悟しといてね。本音の亜美ちゃんって結構性格悪いの、知ってるでしょ?
楽しみだなぁ、夏休み。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
7月10日。
終業式の日、終わったら映画に行こうと高須君に誘われたんだけど、ホント奇遇だったよね。
実は私も映画に誘おうって思ってたから。
大河ってこのバットマンシリーズ大好きだもんね。丁度3枚タダ券貰ったし、3人でどうよ?って聞いたら「はいはいはいはい!行きたい!」だって。
でも高須君は?って聞いた。だって高須君も2枚なんかチケット持ってたし、って思ったら大河がそのチケット破っちゃった。
竜児も行くから!って。相変わらずだね大河は。
でも良いんだよね?そんな事しても、高須君は大河の傍から居なくは成らないんだよね。
ほんと。大河の居場所が有って、嬉しいよ?大河。
大河には意味が通じちゃったかな。いつもより大袈裟に抱き付いて来たけど、「うん」って小声でいったの聞こえたもんね。
ほんと、ありがとう。高須君。
高須竜児の日記より抜粋。
7月10日。
いやはやどうしたもんかな。櫛枝の事を想い、顔の右半分がニヤけるのだが、大河の事を思い左半分が苦渋に歪むのはどう云う顔筋なんだ?俺は阿修羅男爵か?
じゃん!と言って俺の前に話題のラブロマンスの劇場招待券を俺に見せ。「みのりん誘って行って来なさいよ」といった、可愛い大河ちゃんは何処に召されてしまったのか。
まさかその天使の歌声の様な発言をしたのと同じ口が、「竜児も行くから!」と言ってくれるのは良い。が、何故30分もしない内に、ラブロマンスがカンフーアクションの映画に変わってしまうのだ。しかも3人だと?
やはりお前にパスを要求するのは間違いだと認識した。
せっかく解凍しておいた肉だが、駄目になるのを覚悟で、もう一度冷凍してやる!今日はイカと竹の子の天ぷらで我慢してもらおう。
試しに、ラブロマンスは何処に行ったのかな?と聞くと「はぁ?なにそれ。アンタ、暑さで頭バカになるのは早いわよ」だとさ。OK、竹の子をごぼうに変更だ。
せめてそのカンフーアクションが面白い事をひたすら祈る。てか、櫛枝と映画に行けるならホラー映画でだって爆笑出来るくらいのウキウキ度さ!
なぁ大河。手製のヌンチャククッションでインコちゃんの檻を叩くのを止めなさい。作るんじゃなかったな。
香椎奈々子(父)の日記より抜粋。
7月21日。
風の噂で、大橋高校の1学期が今日終わったと聞いたよ、奈々子。
父さんは今北海道でコレを書いている。
はなばたけ牧場の生キャラメルはゲットしたよ奈々子。次は……沖縄のミミガー、か。暑そうだな、沖縄は。
このリストのモノを全て集めるまで帰宅は禁止って、もう少し範囲を考えて欲しいな、奈々子。
有給が足りるか、父さんは心配だよ。
ココまでです。
どうもでしたぁ
あいかわらずGJ!
GJすぎる!
22 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 02:29:48 ID:P4rd6bSs
奈々子様KOEEEE
日記GJ!
奈々子がらみの話が進むたびにななこいの続きが待ち遠しい・・・
ちょうどZ編観てから来たとこだったんで阿修羅男爵が変にツボったwww
マジンガァァァ・・・乙ッ!!でした!!
GJ!
兄貴かわいいなぁ
奈々子様はまったくをもってけしからん。いいぞ、もっとやれw
マジでGJ!!
最近これのために夜ふかししてる俺がいる……
作者さんも体壊さないように気をつけてくれ
竜児が顔面阿修羅男爵する羽目になったかw
原作読みだいぶ進んだのかな
奈々子KOEEEE!
兄貴可愛い
全くもって同意
別荘で亜美のターンにも期待
しかしこの兄貴を見たら北村が発狂しそうだな…
まぁ北村なら一人で暫く葛藤した後で、高須になら会長をまかせられるとか涙ながらに言いそうだが。
日記GJ!!もう日課になってるし五月病はこいつのおかげで吹き飛んだといっても過言じゃない
作者さんは体を壊さぬようお大事に
>>23 俺もよく思うがゆっくりおたがい待とうぜ
テンプレで本家まとめサイトが旧まとめサイトと書かれてるがそれはあんまりでないか
徒然日記盃 高須竜児の貞操争奪戦
漏れは兄貴に1チロルw
漏れもアニキに5チロルw
奈々子に10バース
日記GJ!!
もしアニキと一線こえるなら場所は学校の生徒会室しか思いつかないwww
奈々子は奈々子の家かな?
あとは思いつかね。
>>日記の人
GJ!次の裸の付き合いになる人は誰なんだろw
>>23>>29 ななこいもいいけど俺は高須棒姉妹&贈りたい言葉待ち
おっと、贈りたい言葉じゃなくて伝えたい言葉だ
作者様すいません
>>29>>35 まぁ他の良作が続々来るからゆっくり待たないとかねぇ。
あーみん系はGJな作者さんが多過ぎて萌死ねるから。
>>31 みんなが失敗していく中、自信を持たす為に川嶋母が
あっさり奪ってイクに100G。
つーか、北村は加わらないよね、童貞争奪戦。
38 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 08:24:23 ID:B1dGra/1
よく考えると竜児が最低の男だwww
>>40 加わったら争奪戦最強キャラが北村になっちゃうじゃん?
決戦兵器YUSAKUで女性陣を殲滅しながら突き進むんですねわかります
独虎「その汚い逸物を吹っ飛ばしてやる!」
YUSAKU「KuKuKu…美しい花瓶共め…ガッシ!ボカ!!」
亜貴奈「あふん」
失礼しました
奈々子系でゴールした作品ってまだそうないよな・・?
まとめのななこい3、
途中から違う作品になってない?
奈々子系は数はそれなりに投下されているが、
途中で放棄されている残骸が多いんだよ
設定の詰めが甘いのか、ネタにつまったのか、ストーリー上の矛盾を
解決できなくなったのか、その辺は知らんけど
ううむ、途中から亜美視点になってるから
おかしいと思ったんだよなぁ
続きを期待しよう・・・
確かにななこいと伝えたい言葉が交ざってるな
「ななこい」は一回の文章量がデカいし、次回クライマックスっぽいから、
じっくり書き溜めてるんでしょ、きっと。
あの作品、何が凄いって、今や伝説となったあのオナニーシーンの描写。
とんでもない完成度。
あんなモンを書いちまったあとでは、書き手にもかなりのプレッシャーがあるだろう。
作品内の「きゅうきゅう」という、あの擬音だけは、畏れ多くてパクれない。
>>49 なんだか、「俺、作者乙」てな感じがするが、そうだとしたら、御託はいいからさっさと書いてくれ
いえいえとんでもございません
>>49 なんてこったい、それは見逃してたぜ。
どれが伝説のSSなんだ?今探したんだが見付からない....
>>1 おつです!
保管庫&補間庫管理人さんどちらも乙です
日記も連日お疲れ様。
>>30 自分も思った。
本家更新されてるのに。
>>49 お前、わかってるな・・・
まぁ気長に待とうよ、あんまり期待期待言ってると職人が投下しづらくなる
55 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 23:38:21 ID:BxHBuy5l
>>30 >>53 仕方ないんじゃね?更新全くされてなかったんだし。
色々議論されてたし。
56 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 23:40:18 ID:Jar1NWPL
いきなり更新されたのには驚いた。
てっきり もう見ていないのかと・・・
投稿や感想はともかく雑談は前スレでしてくれ
まだ25kbほど残ってるんだ
58 :
98VM:2009/05/26(火) 00:41:16 ID:p+efPP4h
こんばんは、こんにちは。 98VMです。
あみママとC,L,L,Rを書こうと思っていたら、
こっちを書いていた。
な… 何を言ってるのか わから(ry
前提: とらドラ!P 亜美ルート90%エンド、ローマの祝日
題名: ローマの平日4
エロ: やっぱ、尺的にむ(ry
登場人物: 竜児、亜美
ジャンル: ありがちなストーリー。
分量: 3レス
最近、俺の休みが不定休となった。
どうも、俺の亜美に対する態度はイタリア人男性的には許し難いらしい。
日本から片道13時間もかけてローマまで来るのに、一人で待たせておくなど、ありえない話だというのだ。
というわけで、俺の休みは『亜美がローマに滞在している間』となったわけだ。
親方、なんて親切なんだ! って話かといえば、そうとも言い切れない。
何故なら、亜美がローマに滞在するのは、一ヶ月でせいぜい5、6日なのだ。
イタリアというと休みが多いイメージだが、実はそうでもない。
ここ観光都市ローマでは、飲食店の多くが年中無休に近くなってきた。
トラステベレ地区も例外ではなく、俺の働くこの店も、去年から日曜も営業するようになった。
それでも、今までは一ヶ月で平均8日位は休みが貰えていたが、今後は寧ろ休みが減ることになる。
つい、親方にぼやいたら、『亜美はどれくらい休んでいる?』 ……ごもっとも。
あいつは全ての自分の時間を、俺に会うためにつぎ込んでいる。 それこそ、一分一秒も惜しむように。
もう、選択の余地はなく、俺は素直に親方の申し出を、感謝と共に受け入れたのだった。
ローマの平日 quattro
しかし、今回の亜美の休暇は長い。
日本で公開された、亜美のハリウッドデビュー作は、主演のイケメンの人気もさることながら、例の絶叫告白のお陰で
話題性も十分、爆発的ヒットとなった。
亜美自身の人気も、恋人がいることが露見したにも関わらず鰻上りで、いまや国内若手女優で一二を争うほどだ。
お陰で、ドラマの出演やら、TVのゲスト出演やら、オファーが山のように押し寄せて、下手すりゃ向こう三ヶ月は休み無し
の状態になりかけていたそうだ。
ところが、そこで現れたのは亜美のお袋さん。
怒号一閃、全てのオファーを蹴り飛ばして、亜美に二週間の休暇をプレゼント。 ………すげぇお袋さんだ。
いつか対峙しなくちゃいけねぇと思うと、背筋が凍るぜ。
「ママが言うには、今は休む時なんだってさ。 あたしとしては竜児とゆっくりできるチャンスだもん。 二つ返事よ。」
そういうわけで、今回の亜美の滞在は11日に及ぶ。
これには流石の親方も渋い顔をすると思ったら、滅多に笑わない親方が、人懐っこい笑顔を浮かべて言う。
『愛は最高の調味料だ。』
そして、俺にボーナスまでくれた。
「親方はな、どうやら俺の料理の師匠ってだけにはとどまらねぇ人みたいだ。」
「そうなんだ…。 よかったじゃない。 あたし、竜児の分のお金、出すつもりないしぃ〜。」
「あのなぁ、俺は金とかそういう事で、親方に感謝してるんじゃねーんだ。」
「分かってるって。 竜児にとって、親父さんみたいな人なんだよね? いいじゃん、素直に喜んでおきなよ。」
「お、おぅ。 そうだな…。 別に、へんな意地張る必要はねえよな。」
「そうだよ。 そしてさ、最高の料理作って、恩返しすればいいんだって。」
「ははは。 確かに、お前の言う通りかもな。 ……やっぱり、お前は最高のパートナーだよ…。」
亜美は顔を真っ赤にして、照れ隠しにまくし立てる。
「な、なに言ってんの、そ、そんなのあったりまえじゃない。 そんなことより、今日はどうするの? まさかこのまま
アパートにこもってるなんて言わないでよね。 それとも、昨日みたいにお花見でもする? あ、でもエウルじゃ無い
ところが良いな。 それとも…」
「今日は多分、雨になるぞ。」
「え? うそ… こんなに天気いいじゃん…」
「春のローマは狂った天気って言ってな、やたら天気が変わりやすい。 おそらく昼前には小雨が降り出すぞ。」
「ほんとなの? それ。」
「ああ。 だから、今日は旧市街で教会見物としゃれ込もう。」
「旧市街の教会かぁ。 それってさぁ、観光客でいっぱいなんじゃね? 亜美ちゃん、そういうの嫌かも。」
「実は是非お前に見せて、感想を聞きたいと思っていた所がある。 それに、あそこなら観光客も少ない筈だ。」
「どこ?」
「サン・カルロ・アッレ・クアットロ・フォンターネ教会だ。」
「今回も移動は地下鉄を使う。 昨日と同じピラミデ駅でB線に乗ってテルミニ駅に向かう。 テルミニ駅はA線との乗り換え
ポイントだ。 そこでA線に乗り換え、そして次のレプブリーカ駅で降りる。」
「了解であります、高須隊長。」
おどけて敬礼する亜美。 どんなポーズでも様になってしまうのだから、こいつは本当に反則な奴だ。
「傘は持ったか、川嶋隊員。」 「抜かりありません!」 「よし、では出発。」
「フンフンフンフン」
鼻歌まじりに、少し大げさに手を振って付いて来る亜美を見て、可愛いと思わない奴なんか絶対にいないと保障できる。
色気ムンムンで迫ってくる時よりも、こうして自然にはしゃいでる時の方が何百倍もそそるってのは、絶対に教えないように
しないといけないな、と思いながら駅に向かった俺だった。
レプブリーカ広場で地下鉄を降りると、そのままナツィオナーレ通りを歩く。
「あ、この靴可愛いー。」
亜美はいちいち店頭で引っ掛る。
「あ、教会。 もしかして、ここ?」
「いや、もう少し先だ。」
「ふーん。」
「あ、竜児、水着だ。 まだ春なのに、もう売ってるんだね。 うわ、布地ちっちゃー。 ねぇ〜竜児〜 亜美ちゃん、今度
ああいう水着着てみようかなぁ〜。 もちろん竜児の前だけでね。」
「ショッピングは後にしようぜ、昼になると教会もシエスタでしまっちまうからな。」
「………本当に着てやろうかしら…。」
「ん? なにか言ったか?」
「なんでもね。」
「おう?」
「おっと、ここだ。 ここがクアットロ・フォンターネ、四つの泉通りだ。」
「なんで4つの泉? ってか、お店無くなった…。 なーんか、すっごい裏通りっぽいんですけどぉ〜?」
「名前の理由は着けば分かる。 ………もうすぐだ。」
「はーい…。 フンフンフン。」
珍しく素直だな。 しかも機嫌がやたらいい。
「あ、本当に曇ってきた…。」
亜美がふと空を見上げて呟いた。
「おぅ。 やっぱり雨になりそうだな…。」
「当たらなくていいのにぃ。」
「はははははは。 まぁ、雨のローマも風情があっていいぞ。 っと、ほら、そこだ。」
「あ、4つ角に… 泉があるんだ! うわ、なんか、そのまんまじゃん。」
「そうだ。この4つの泉はそれぞれ、テベレ川、アルノ川、ダイアナ、ユノを表している。 そして、俺達が来た方向から、
左手前の角が…今日の目的地、サン・カルロ・アッレ・クアットロ・フォンターネ教会だ。」
「へぇ〜。 なんか… ちっさくね?」
「小さいな。」
「あ、でもファサードが波打ってて可愛いかも。 これって、曲線を外側に向けて広がりを見せようとしてるの?」
「……流石だな。 もう覚えちまったのか。 その通りだ。 同時に奥行きも広げて小さな空間を大きく見せようと工夫して
いるんだ。 …聞き流してるようで、俺の薀蓄、結構ちゃんと聞いててくれたんだな。」
「まぁ、一応ね。 つまんないけど。」
「ぐっ…。 そ、そうか。」
「ふふふ。 うそ、ちゃんと興味津々で聞いてるって。」 「…それも明らかに嘘だな。」
「ん〜、どうだろね。 ね、早く入ろうよ? 中、入れるんでしょ?」
「おう。 そうだな。 いいか、この教会に驚くのはこれからだ。」
扉をくぐり、聖堂内部に侵入する。
驚きと共に息を呑む亜美。
「今、話題になっている映画で、謎解きに使われている彫刻があるだろう。 あれの作者がジャン・ロレンツォ・ベルニーニで、
彼は同時に建築家でもあった。 だから、最近はベルニーニの設計した教会や彼の彫刻をめぐるツアーが流行っている。
そして、そのベルニーニのライバルだったのが、フランチェスコ・ボッロミーニ、この教会を設計した人物だ。 ボッロミーニは…
「竜児…、……うるさい……」 「お、おぅ。 すまねぇ…。」
なんだか、亜美は凄く感動しているようだ。 吸い込まれるようにクーポラを見上げている。
教会にあるドーム天井。 それが、クーポラ。 真っ白なクーポラはローマでもおそらく此処しかない。
大抵はモザイクか、天井画が施されている。
しかし、この聖堂は違う。 幾何学模様で緻密に計算された楕円形のドーム、明り取りの窓の光の当たり具合、中央の鳩、
その全てが素晴らしく、シンプルで美しいのだ。
「竜児、連れてきてくれて有難う。 すごいね、ここ。 白だけなのに、こんなに綺麗だなんて…。 ううん、光が、白を様々な
色に変えていくんだ…。 こんなに狭いのに、曲線と幾何学模様が遠近感を奪って、世界を広げてく。 本当に、凄いよ。」
ここを見上げただけで、それが分かるお前も十分凄いんだがな。 やっぱり、こいつ、美的センスがいいんだ。
人気モデルだったってのも、この力があったからこそなのかも知れない。
結局、亜美はキオストロ(中庭)、クリプタ(埋葬所)も、殆ど無言で周った。 だが、それは感動ゆえ。
そして、俺にはそれがたまらなく嬉しい。
教会から出ると、小雨が降り出していた。
「よし、近くにはバルベリーニ宮殿もあるが、一度に周ると感動が薄れるからな、日を改めよう。」
「うん。 今日はもう、おなかいっぱいって感じだよ。」
「どうだった?」 「最高。 あたし、あの教会気に入っちゃった。」
「おぅ。 嬉しいぜ。 自分の趣味を他人に押し付けるってのは嫌だが、一方で理解してもらえたら、ってのも確かにある。
お前が、あの教会を見てどう感じるか、実はずっと気になってた。 ……俺も大好きなんだよ、あの教会。」
「…そうだったんだ。 それって、あたしにとっても凄く嬉しい事。 竜児の好きなもの、あたしもっと知りたい。 共有したい。」
そう言うと、亜美は自分の傘を閉じて、俺の傘に潜り込む。
雨で湿度が高くなった空気に、亜美の匂いが溶け込んだ。 そして、甘えるような視線と声で…
「あたし、もっと、もっと……竜児の色に染まりたい……。」
「う、ぐ。」
本当に性質が悪い。 こいつは自分の容姿や声が男にどんな効果を上げるか知り尽くして、こういう罠を仕掛けてくる。
自分が赤面してるのは、想像するまでもない。
が、ふと疑問が湧いた。
そして、恥ずかしくて、顔を向けられないまま問いかけた。
「なぁ…」 「うん?」 亜美はしてやったりで、その声は上機嫌だ。
「俺は5年前から、お前一色なんだが、そういう場合、俺の色ってどうなるんだろうな?」
「ぅっ……。」
「ん? どうし… いってぇーーーーっ! な、なんでつねるんだよ! ってか、お前、なに怒ってるんだ?」
「べっ、別に怒ってない!」
「嘘付け、顔真っ赤にして…」
「うっ…うっさい、この朴念仁!」
なんだよ、やっぱり怒ってるじゃねーか……
そのくせ腕に、きゅっ、と抱きついてきやがる。 まったく…相変わらず、分かりづれぇ奴…。
俺は、相合傘の先、すでに数条の光がもれ始めた曇り空を見上げ、溜息一つ。
それは……最高に幸せな、そんなローマの点描。
おわり。
62 :
98VM:2009/05/26(火) 00:46:27 ID:p+efPP4h
お粗末さまでした。
保管庫見たら、行間がつまって、見難くなってしまったところがあった。
レスの境目の処理が難しいです。
行間空けたいときに*入れるのも手かとは思うのですが。 どうかしら?
そろそろ日記の時間かな
>>62 亜美と竜児がイタリアにいる空気感が好きだなあ。
このまま亜美ちゃん様が竜児の仔を産み落とすところまで続けて欲しいなあ。GJ
VMさんいつも乙っす。
保管のお二方がどうするかにもよりますが、スレ全体で
レス跨ぎの時の行間のあけ方とか、統一して何か作った
方が良いかも知れませんね。
こんばんわです。
今夜も皆様ヨロシクです。
も少し早い時間に書き上がれば良いんですけど、どうにも…
では、次レスより、投下します。
逢坂大河の日記より抜粋。
7月22日。
今年の夏休みは楽しい事がたくさんありそうだ!
竜児がバイトをするって言ってたけど止めさせた。だって折角の夏休みなのにそれじゃあ遊べないじゃない!
竜児はブツブツ言ってたけど良いのよ!
今日は取り敢えず街をぶらぶらした。
明日は夏祭りに行くって、やっちゃんが言ってた。
竜児は古いやっちゃんの着物を使って私の浴衣を作るって言うの。そんなモノ買っても良いんだけどさ、仕方ないから着てやるわ。
明後日は何しよう。毎日が日曜日。
こんなに楽しい夏休みは初めてだ!寝るのが勿体無い。ほんと、一日が48時間位あれば良いのにって思う。
海、楽しみだねぇ、みのりん。
木原麻耶の日記より抜粋。
7月23日。
今夜の祭りにまるおを誘った。でも部活が終わったら部活の皆と行く事になってるって。
まぁ仕方ないんだけどさ。
奈々子と二人でって思ったけど、そうすると結構煩いのよね、ナンパとか。ホントうざい。
ガードに高須君でもって思ったんだけど、大河とお母さんと一緒に行くみたい。
「一緒に行こうぜ?」ってメールはくれるんだけど、凄い楽しみにしてる大河のメールが先に来てた。やっぱ行けないよねぇ。
なんか私、宙ぶらりんだなぁ。こんなんじゃ、きっと何やっても楽しくないんだ。そう、今日気が付いた。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
7月26日。
明日からまた3DAYSのバイトだぜぃ!なんかバイトと部活の毎日だ。
ま、最後には何とか海に行けるしね。それまで一気に頑張ろう。
大河は毎日楽しそう。今日は水族館から写メが来てたな。
ホント、楽しそうだね、大河。
去年は私もバイトと部活で忙しかったし、なかなか遊べなかったから、ずっと独りだったもんね。
だから、ありがとう。高須君。本当にありがとう。
香椎奈々子の日記より抜粋。
7月30日。
はぁ。そろそろお父さんも帰ってこないと、お盆にはお爺ちゃんの家に行かないといけないのに。ほんと、困ったお父さんねぇ。
ま、今日のメールでは九州でお芋も手に入れたみたいだし。そろそろ帰ってくるでしょう。
でも高須君に会えないのは寂しいかな。
ホントは夏休みにもうちょっと押そうと思ったんだけど、あんなに大河に楽しそうにされちゃうとね。
亜美ちゃんとの海の前に会っておきたかったけど、まぁしょうがないわよね。
でも麻耶は心配だなぁ。偶にあっても元気ないし。
どこかで決着を付けなきゃ、どんどん辛くなっちゃうよ?麻耶。
私はそれが心配だよ。ほんと、心配なんだよ。
8月1日。
明後日、皆で花火でもしながらそうめんでも食べないか?と高須君からメールが来た。
他は仕事とか部活とかバイトで来れないから、高須君と大河、私と麻耶と能登君と春田君とでって事。
能登君と春田君が居るのはこの際目を瞑ろう。もちろん了解よ。麻耶も喜んでだって。
なんか大河が流し素麺をしてみたいらしい。ふふ、何を見たのかしらね。
でも良いわね。流す役と一番下で待つ役の2名が既に私の中では決まったから。居てよかったわ、貴方達。
高須君には素麺は私が用意するって言っておいた。
香椎奈々子(父)の日記より抜粋。
8月1日。
ついに全て揃えたぞ!奈々子。これで帰れると思ってら奈々子からメールが来た。
「三輪そうめんを買って直ぐに帰ってきて。明日中。奈々子」…これから奈良県か。
奈々子。この秋田で買ったきりたんぽも味わってくれると父さんは嬉しい。
川嶋亜美の日記より抜粋。
8月2日。
もうクタクタ。ちょっと最近仕事つめ過ぎ。
でもまぁ仕方ないか。少し最近サボってたしなぁ。
ま、なんとかなるでしょ!ここでやっとかないと海所でないしね。
ココまでしてるんだもん。別荘では覚悟しといてよね?高須君。
それにしても妙にママが学校の事聞きたがるのが変よね?いつもは気にしないのに…なんで?
高須竜児の日記より抜粋。
8月3日。
うん。今日はなんか久々に高校生らしい夏休みだったな。
能登や春田や香椎、木原と皆で花火やって流しそうめんしてな。能登と春田は喰う暇も無かったろうが、ま、楽しそうだったしな。良しとしてくれ。
それにしてもコレでまだ半分とはな。大河の元気はどっから出てるのか不思議でならん。
大体なんでこの俺が、休みの間中あちこちドコソコと大河に振り回されにゃならんのだ。まったく、世の不条理ココに極まれりだ。
だが外出し、外で飯を食うとすると、かなりの高確率でジョニーズに行くしな。学校以外の場所で櫛枝に会えると言うのであれば、この強制コブ付き夏休みもそうそう悪いモノじゃない。
しかしまぁ、水族館に遊園地、動物園に夏祭り、花火大会にハイキングその他諸々エトセトラエトセトラ等などウンヌン。よく分からんな。
なんかしらんがコイツは何年分の夏休みを堪能する気なんだか。飽きもせずに次から次へと動き出す。
まぁ、楽しいかどうかと言われれば楽しいのだが、それ以上に疲れるのは勘弁願いたいんだが。
ドコで聞きつけたのか「竜児!流しそうめんやろう!」と来たのは2日前だ。予定では櫛枝も来るはずだったから気合を入れたんだがな。予定は未定か。
どうせなら俺の涙も流して欲しいぜ。
騒ぐだけ騒いで喰うだけ喰って……そのまま寝やがる。お前は一体何歳児だ!なんか幼児退行してないか?コイツ。
香椎さんは「きっと大河は嬉しいんだよ。今まで無かったものが一気に手に入って、自分でもどうしたいか分かんないんだよ」と言ってたな。
ったく。まぁいいさ。今の内に精々暴れとけ大河。川嶋の別荘で、もういい加減にケリを付け様じゃないか北村。
折角の機会だ。お前と腹を割って話して、お前の気持ちを聞かせて貰おう。
心配するな北村よ。大河さんを僕に下さいと言ってくれるだけで良い。お前の言葉を遮る勢いで分かったと言ってやる。
しっかり者のお前の元にいけたなら、櫛枝も安心して俺との青春をエンジョイ出来ると言うものだ。うんうん。
あぁ、海が楽しみだ。
恋ヶ窪ゆりの日記より抜粋。
8月8日。
………あ〜〜〜あ。おかしぃわねぇ〜?どうして世界は滅亡しないのかしら?きっとアレ?人口比率が89%くらい三十路になればいいんじゃない?
あっちもこっちも皆三十路。
あは?今日3人も足踏んじゃった。ふふワザとじゃないの〜〜。明日も朝から電車のろ〜〜。ヒールって痛いよね、踏まれると危ないから避けてよね〜。
いいよね〜。皆若くてさ〜。ふふふふ、17?もうすぐよぉ30なんて。ウカウカしてたら光の速さでやってくるのよ。
そしてら毎年毎年大きい写真が実家に並べられて家柄を仕事柄の柄祭りようふふふふふ。
あれ?もしかしてヤンデレ……来た?
高須竜児の日記より抜粋。
8月11日。
なんとも川嶋の別荘は凄いな、おい。
デッキからそのままビーチに出れるしなんだよコノ広さ。俺んちそのまま3個っ位入いんじゃねぇか!
まぁ今日はそれでも疲れたよな。駅に着けば北村と櫛枝は奇妙な動きで俺たちを出迎えてくれるし、まぁ俺ばかり恥ずかしいのも癪だからな、川嶋にも味わってもらったが。
しかし暫く使用されていなかった別荘と云うのは、なんて対戦し甲斐の有る存在なんだ。流石に俺一人では一日掛かったかも知れんな。みんなに感謝だ。
遊んで飯食って、まぁ穏やかな一日とはこの事だな。夏休みにどっかの子虎に受けた疲労が抜け落ちていくようだ。全ては君の存在ゆえだよ櫛枝。
川嶋には風呂場でからかわれたのが何とも口惜しいけどな。だがこの別荘の主で有るならば許そう。
だが櫛枝よ。さっきのお前の話はよく分からん。
折角2人っきりのチャンスが来たから、彼氏とか居ないのか?と聞いてみれば、幽霊の話になった。WHY?なにか間違ったか?俺。
よくは分からんがお前は幽霊が見えなくて、それでも信じてるけど見えるとも思えない、とかなんとか……見たいのか?幽霊。
あまり良い趣味とも思えんが人それぞれだしな。櫛枝が見たいと言うのであれば止むを得まい。今度心霊スポットにデートに誘うか。調べとこう。
北村とも話をしたが、もうコイツは確信に変わったな。
折りを見て2人になったがな、まさかお前が正直に言うとも思えなかったがな。
お前今好きな人居るだろ?とカマを掛けたら驚いてたな。でも何時ものお前に直ぐ戻って「…やっぱ分かるか」だとさ。親友だしな、分かるさ。
好きだと言ったか?と聞けば、まだだと言う。ナイスだ!まだチャンスはあるぞ大河!
だがソコで疑問が浮かんだな。昔想ってた櫛枝。この前まで良い感じだった香椎。そして…なぁ、北村。どんな人なんだ?
「う〜ん……大人、だな。俺なんかより、ずっと……だからいつか俺はあの人に認められる男に成って、正面から告白したい」
木原の言葉を信じなかった訳では無いが。北村よ。教師と生徒では些か不味いのは常識人のお前には分かると思うんだがな。
まぁ、タオルぶら下げてキッチンに来るお前の常識の程はしらんが。
でもなぁ、お前はそう言うが向こうはどうなんだ?いや、例え向こうにその気が有ったって、やはり立ち…
そうなんだよなぁ。あそこで話を切らさなきゃもっと突っ込めたのに、狩野先輩からメールがきやがった。あの人、着信設定で仁義無き戦いの効果音なんて設定するから煩いんだよな。
メールに意識が言ってる間に「俺もう寝るわ」って逃げられちまった。まったく間が悪い。で、メールの内容なんて「今、何してる?」…別に派手なデコメで聞く事か?
てか本気で一時間毎にメールせんといかんのか?子供か!アンタは!と言いたいな…言えないが。
川嶋はなんか知らんが部屋から出てこんし、もう今日は寝よう。2泊3日の日程だ。まだまだチャンスは幾らでもある!待っててくれよな、櫛枝!
で?枕が変わると眠れないと騒いだ貴様が何故ココに居る?大河。俺はお前の枕になった覚えはないぞ?
起して叩き出そうとしたら殴られた。誰だこのグレムリンに夜中に餌を与えたのは!!
取り敢えずもうどうでも良い。寝よう。櫛枝よりも先に起きてこのロングヘアーのグレムリンを部屋に戻しておけば誤解もされまい。
逢坂大河の日記より抜粋。
8月11日。
今日はバカチーの別荘に泊まりに来てる。北村君とずっと一緒で凄く嬉しい、けどなんか緊張しちゃうな。
みのりんも楽しそうだし、竜児の夕飯も美味しかったし、今日は楽しかった。
北村君が「なぁ逢坂。今、楽しいか?」って聞いてきたからビックリした。どうして分かるんだろう。
でもまぁ、竜児は前世で私の犬だったから、私の世話をするのが生きがいなのよ!って言ったら笑ってくれた。「そうか」って。
でも何だろう?北村君の顔を見てるとなんか思い出しそうなんだけど……キッチンでバカチーと竜児と…みのりんが来て……なんか忘れてる様な気がするんだけど、気のせいかな?
でも困ったな。枕が変わると眠れない。枕も持ってくれば良かった……おお!有るじゃない。私の枕。
だから今日はこれでお終いっと!さ、寝てこようっと!
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
8月11日。
あーみんの別荘は凄いね〜。ちょっと感動もんだよコレは。
でも楽しい。ほんと、来て良かったよ。ありがと、あーみん。
つくづく大河は楽しそうだね。釣れられて私も楽しくなる。
でも北村君。服は着よう。いやぁ、私も弟居るしそれなりに大丈夫なんだけど、流石に同級生のはちょっと違うっていうか、なんというか、ね。
それに高須君も、話キチンと聞いてくれて嬉しかったよ。
私は自分を出すのが下手だからさ、なんか何時も上手く人とは付き合えないけど、高須君はちゃんと最後まで聞いてくれて、私は嬉しかったよ。
いつかは見れる日が来るって言ってくれて、思わず、え?とか思っちゃたけど。そうだよね、いつかは、ね。
でもまだ先で良い。私は自分の夢に真っ直ぐ行きたい。それが私だもん!
だから、いまは見えなくても良い。良いんだよ、私は。
川嶋亜美の日記より抜粋
8月11日。
いよいよ来たわね。
ちょっとお昼はお風呂場でからかっちゃったけど、高須君、やっぱり面白い顔になった。
皆は怖いって言う顔が、私には可愛く見えるから不思議だ。でも、それだけじゃない。優しくも見える。
今日はまず様子見。で、なんか色々見えたな。
もしかしたら高須君は……実乃梨ちゃんを見てるのかも知れない。私でも奈々子でも麻耶でも無く。
それが何時からかは分からないわね。まぁこの前のレクリエーションの時の好みには当てはまらないから、ここ最近の事なんだろうな。
実乃梨ちゃんにそれとなく聞いてみたけど
「夏休み中?いやぁ、私はバイトと部活ばっかりだから、大河や高須君とは今日が初だよ!あっ、バイト先ではよく食べに来てくれるから会うけどさ」
う〜〜ん…よく分かんないか。ま、いいけど。実乃梨ちゃんは今は誰かと付き合う気は無いみたいだし。そんなに良いのかな?ソフトボール。
私も今日は動かない。明日、私は色々動こうと思う……思ってるよ、奈々子。
どうなるかは分からない。でも、後悔だけはしないよ。それだけはしたくない。
だから今日はもう寝よう。明日も早いから。
お休み、高須君。
北村祐作の日記より抜粋。
8月11日。
それにしても高須も突然だよな。俺の好きな人を聞いてくるなんて。
自分の憤りを隠さない逢坂が好きだった。そしてそれが終わって、俺は会長に拾われた。
俺には会長は眩しかった。でも並んで、少しづつ並んで歩けるようになって、おれは好きになっていったんだと思う。
いまはまだ俺は自分に自信が持てない。あそこで名前を出せれば、少しは変われたんだろうか。
逢坂を受け止めるお前は強いな、高須。
お前の強さを、俺にも分けて欲しい…少しでいいから。
香椎奈々子(父)の日記より抜粋。
8月12日。
とうとう携帯を帰してもらえた記念の日だ!三輪そうめんの功績により、高須竜児への対応は執行猶予処分となった。ありがとう奈々子!
今度からは見つからない様に捨ててくれるぞ高須竜児め!!
さてさて、とメールなんかを確認した時は愕然としたね。もう魅姫ちゃん、メアドも携帯も変わってた。さようなら、俺の恋。
取り敢えず今日はもう寝よう。明日は会社で飲み会だと奈々子には言ってある。アリバイ作りは完璧さ!
「ごめんごめん、携帯落しちゃって今日復活だぜ!取り敢えず明日どっか飯でも喰って同伴しない?ご無沙汰のお詫びにボトルも入れちゃうからさ〜。良い返事待ってるよ〜。魅羅乃ちゃ〜ん」
とメールしたら直ぐに返信が来た「ありがとでやんす〜。あしたメールするね〜。楽しみにしてるよ〜。カッシィ(^^)v」今夜も良い夢見れそうだ。
高須竜児の日記より抜粋。
8月12日。
え〜……これは刑法に引っかかるのか?つか……もう死んで良いか?俺。
不味い、意識が飛びそうだ。限りなく暗黒面に引かれていくぞ俺のフォースは。
そもそも……なにが?、いや、祖………落ち着こう。
まずは今日何が有ったのか。うん。いや、普通だったな。昨日と同じだ。うん。
朝、速攻で眠ったままの大河の奴を大河の部屋のベットに投げつけ、何事も無かった様に朝食を作り、寝起きの櫛枝から「おはょおぉ」なんて可愛らしい挨拶を受けた。すでにココで死んでも良いな。
海で遊んで飯喰って、昼寝して遊んで飯喰って、肝試しして花火して。なんか最高に満喫してるじゃん。これって。
そうだよね。人生楽ありゃ苦もあるのさね。
今日は流石に大河も疲れたんだろう。それはもう早々に夢の世界へ旅立ったのさ。いっそそのままならドンだけ良かったか。
俺はまぁ独りになれたんで、ちょっと遅めだったけど部屋のシャワー浴びて、ゆっくりしてから寝ようと思った。まぁ普通だろう?
だがだ!なんでソコに川嶋が入って来るんだよ!「あっ!ごめん!」なんて慌てるから思わず初日の意趣返し!…その時の俺を殴りたい。
アイツの手を掴んで、川嶋って結構大胆なんだな?なんて、まぁアイツと交わした会話の逆をなぞってやった訳だ。
そん時にはこっそりタオルを腰に巻いたしな。したいか?……風呂でもあ!!!
洗うかって言って笑ってやろうとカーテン開けたら……裸の美女がそこに居た。てか、なんで裸なんだ川嶋ぁ!!
そりゃもう慌てて後ろ向きましたよ。見たものは無かった。アレは浮世絵だ。ただの写真集だ!
俺がもう、スマン!とか、なんで!とか、訳の分からん事を言ってたら、川嶋はもっと訳の分からん事を言ってきやがった。
「いいよ。二人でお風呂で洗いっこ……しよっか」と浴槽に入ってきてカーテン閉めやがったんだなコレが。OK裁判長。弁護士を呼んでくれ。
冗談も!程ほどにって言う前にだ、アイツがもうぴったりと抱きついて来てというか、絡まってきてというかだ。その、柔らかいんだか、なんかポチっと2つあるんだか、ザラっとなにか生えてるんだか……
激しく待ってくれ川嶋!俺はそんな積もりは!って言ったんだよな〜。もう聞いてくれないとは思ってたんだよ。うん。
「亜美ちゃんわかんな〜い。でも亜美ちゃんはやりたいからやるだけ〜。高須君言ったよね?本当の私を好きなるって。私はね、自分に正直なの。高須君が嫌でも私がいいならそれで良いの、だから…洗うよ、高須君」
もうそれは一つのプレイではないでしょうか。川嶋嬢は全身にボディーソープを塗ったくって、ご自分のお体で私高須竜児の体を洗ってきましたとさ。
もう、俺は硬直状態というか、息子は興奮状態というか。
第一川嶋もそんなに息苦しい感じになってしまうなら止めてしまえば良いものを、つか息が掛かる、声がエロい!お前はどこのプロフェッショナルだ!
アレは不味かった。マジで不味かった。川嶋の小指の爪の先程の羞恥心なのだろう。辛うじて我が高須ジュニアへの直接攻撃が成されていなかった事が僅かな救いだった。
我が想い人たる櫛枝と一つ屋根の下に有って、同級生の女子とソーププレイの挙句、ジュニアより1億数千万の我が分身を野に放ってしまったとあってはもはや死んで詫びるしか有るまい。
だが神は俺に2つの希望を残してくれた。ソッチに行ったらなんか奢ってやるからな!
1つはジュニアが無傷な事。そしてもう1つが、川嶋が自分に付けたボディーソープが取れて来た事だ。
「はぁ…はぁ…まっ…ててね…今、ま、た…ぬるか…ら」ととろとろと俺の前方の容器に向かった時、俺の身体は自由を得たな。まさに勝機!!
するりと交わしてそのまま川嶋に背後から密着。コレでその両手は使えまい!「ぇふぇ?」と惚けた声など聞く耳もたん!そのままアイツが触る寸前のボディーソープを掠め取り
面倒だ。キャップを外して、そのまま川嶋に全部かけてやった。「なに?たか」これで武器もあるまい!!ソロモンよ!私は帰ってきた!!て気分だ!
洗ってもらってばかりでなんだからな。今度はこっちの番だ!
もう決めた。こうなったらこの死亡遊戯を終わらせる手段はタダ一つ。全てのボディーソープを使い切り、もう洗う場所など無いって程綺麗にしちまえば入浴タイム終了だ!そういう風に風呂は出来ている!!
掃除のプロを舐めるなよ川嶋!ようは割れやすい皿や高価な花瓶を手洗いすると思え、思い込め高須竜児ってなもんだ。
滑らすように、撫でるように、細かな所は執拗に!小さな突起は壊しちゃならんぞ優しくだ!
なにやら「いひゃ」とか「ああ!」とか「そんな、そこらめ!!」とかは有線の故障だラジオの混線だ!そう思え!!
もう、おうりゃあああ!!てなもんでスパートかけると「!ひぃぃ!っぃいっくぅぅぅ!!!」といった瞬間…なんか俺の中指がどっかに入っちゃってな……「!!んきゃ!……」って川嶋が崩れた。
取り敢えず…俺の危機は去ったとみて良いな。なんかピクピク痙攣してる川嶋には悪いが、取り敢えず俺は生還した。ジュニアも静まれ、どうどう。
それにしてもやばかった。櫛枝の存在が無かったら間違いなく、なんか大事なもんを即行しちまうトコだったぜ。
川嶋もそのままでは風邪をひくからな。タオルで手早く拭いてガウンを着せたのだが「もっ…て…て」と部屋まで持ってってくれという。
歩けないのか?困った奴だ。
素早く川嶋の部屋に川嶋を運びいれ布団にねかせ、素早く部屋を出た所までは良かった。
神様も人が悪い。なんで…廊下に櫛枝が出てるんだ?
よ、よう。って言ったんだがな。「…」って回れ右したな。待ってくれって言おうとしたら、櫛枝の前のドアが開いて「なんの騒ぎだ?」って北村が…裸で出てきやがった。
「……」櫛枝は倒れたな。可哀相に。だが悲劇は続く。「ぅるさいなぁ。なによ一体」と北村のドアが開いたな。もう結果が見えるようだったよ。
「おお、起したか。すまんな、逢坂」と振り向く北村の裸と目が合った大河は「ひ!!……」と倒れたな。
もういいからお前は部屋に戻れ!といって下がらせた。まったくあの世紀末覇者裸王め!
櫛枝と大河をそれぞれのベットに運び、一つ屋根の下に存在する全ての女子が意識混濁に陥る中、自分の部屋のベットで俺は気付いたね。
………おれも裸だったな。
もう俺は終わった…櫛枝に見られてしまうとは…なぁ川嶋よ。ここらで自殺のメッカの断崖絶壁でもあったら教えてくれないか?
駄目だ。意識が遠くなる。こんやは…最悪のよ
8月13日。
奇跡が起きた!
櫛枝も大河も昨日の夜の記憶が無いようだ。余程のショックを受けると人は記憶が飛ぶというが本当だな。
だが、北村はともかく俺の裸も櫛枝のショックの原因かと思うと胸が痛む。
だがまぁ思い出さないほうが良いだろう。誤解とはいえ、泊まりで来た別荘で裸の同級生の男子生徒2人に深夜廊下で挟み撃ちに合う等、悪夢の記憶でしかない。
大河は北村のを見たショックだろう。不本意にもアイツは何度も俺の裸は見てるからな、家で。むろん偶然だが。
いやはや、今こうして自宅でコレを書ける事がこれ程嬉しかった事は無いな。
だが、まぁ覚えていた者も居るらしくてな。
「昨日は高須君にやられちゃったね…でも今度は…亜美ちゃん負けないからね?高須くん?」だとさ。
今度ってなんだよ?勘弁して欲しい……なんでお前は喜んでるんだ!息子よ!!
ん?狩野先輩からメール……「楽しかったか。高須」……なんか怒らせるような事したか?俺。
川嶋亜美の日記より抜粋
8月13日。
昨日はやばかった。てか既に事切れた?高須君やばくね?どうして手だけでああされちゃうの?
折角、計画通り事が運んだのに、まさか相当にやってるとか?……でもなぁもっとしてって言ったのに、私の部屋に連れてかれて寝かされて終わりだったし。
もう少し、あそこで引き止めれれば…無理か。声も腰も抜けてたし。でも……今思い出してもよかったなぁ。
あれは不味いよね?ちょっと……おかしくなりそう。
どうしよう奈々子。ちょっと相手が悪いかもよ?
今夜はここまでです。
なんとも12日の竜児が多くなってちょいと反省。
では、また。。。
裸祭り乙w
高須がガノタだwww
なんというか、鷹っちゃんですね
日記乙!!もう夏休みまできたか・・・これからの鬱展開をどうこなすのか楽しみです
>>77 うめぇwww
GJすぎるwwww
てか昨日の日記のやつで
いつの間に奈々子は動画を撮ったんだ?
なんか読み飛ばしてたら教えてくれるとありがたい
GJ
兄貴のこれからが気になるよ
日記の人もGJだが今日は鷹っちゃんがGJだww
>>79 「覚悟は決めていた」→あーみんに見せてプレッシャーを
かける、という流れですでに部屋にカメラを付けていたとかな。
むしろその動画と妄想で3回おパンツ交換だったみたいな。
あー、でも日記の人の黒奈々子だと、親父対策のために
各部屋に監視カメラが設置済みでもおかしくない。
せっかく亜美ちゃんが勝負をかけてボディ洗いまでしたっつーのに
返り討ちできれいきれいに磨かれちゃってカワイソス
つか勃ったわ!
>>79 どうやって撮ったかは書いてないけど、最初から悪戯でやってるんだから
単にドッキリ感覚で携帯のカメラでも自分で仕掛けてたんじゃないか?
この悪戯の結果がどうなるか想定できてないんだし。
>>80 アニキは相談相手なし、他の女性陣との接点なし、時限爆弾2個付きの
高難易度状態なんだよな。
兄貴留学する気あんのかwww
あーみんが真相に一歩近づいたかな。
しかしこの状況でもまだ流さないとは鷹っちゃん一途ですね
竜児が大河のせいで怪我して、死にかけるSSなんだっけ?
幸太が蹴った小石が心電図のコード抜くやつ。
誰かおせーて
大河が幸せそうでいいなぁ
今までこんな普通の幸せを感受できなかったのかと思うと…
ごめん自己解決した
まとめミラーの更新はないのかね?
それか旧まとめを携帯で見れるようにできないかな、幅がでかくてぜんぜんみれねぇ
竜虎妄想まとめはファイルシークに通してみれるからいいんだけど
なぜに携帯にこだわるんだ
てか、俺ドコモだけどフルブラウザで普通に読めるぞ
つか竜虎妄想と同じくファイルシーク通せば良いだけじゃん。
フルブラウザだと……、ブルジョアめ!
【竜児の日記における大河の呼称】
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン ← New!!
今のところ竜児が女性陣に対して行った、あるいはされた行為と言えば
・大河…同棲状態、添い寝
・実乃梨…全裸解放
・亜美…お体クリーナー昇天
・麻耶…パンチラ、キス、マフラー強奪
・奈々子…お買い物、初詣、キス、お体クリーナー
・すみれ…クリスマスディナー、キス、濃厚キス、一時間毎のメール、名前で呼び合い
・独神…竜さん勘違い、ラブホ突入、濃厚キス、全裸解放
・安奈…新幹線でのお話、ドライブ
なお、安奈以外は大体竜児のセリフを一部自動修正をかけて聞こえています
>>92 追加申請。
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
日記の竜児は暴走するとナチュラルに前戯を始めるから困る
>>94 補完thx!!
修正した。
【竜児の日記における大河の呼称】
・あんな可愛い女の子
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン ← New!!
乙です!!
でもこうして見ると竜児ヒデェww
みのりんに惚れるまではまともだったんだぜ、鷹っちゃんも……
これだけ言ってもみのりんの為なら同衾も辞さないのはなんだろねww
待て。
惚れるだけなら誰でも出来る。
つまり、みのりんに惚れさえすれば最強ハーレムが!!!!11
まずはみのりんを探すところから始まるお。。。
>>72 竜児の裸でまわれ右で、北村の裸で気絶なら大きな原因は裸族にあるなww
102 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:25:30 ID:jIdgAYZ8
日記GJ
色々やばすぎるww
そして両保管庫更新乙。
しかしわざわざ作ったのに新保管庫の作者涙目だなw
鷹っちゃんてゴールドフィンガーの人か
やっとわかったぜ
日記の鷹っちゃんはエロマッサージ師ですぐに進学の学費稼げそうだ
あーみんと摩耶様は潮吹かされたでFA?
しかし、あーみんA飛ばしていきなりBとは気の毒すぐるw
奈々子様は一分でヤられたからな・・・
>>102 なにをおっしゃいますか。 新補間庫には超カワイイイラストがありますぞ。
その価値は正にプライスレス。
そして、なにげに川嶋安奈のイラストって、本邦初ではなかろうか?
竜児ってば、あ〜みんのスキを突いて後ろから羽交い絞めにしたっつーコトは、
…お尻にモロ当たってますよね
>>105 ごめん、奈々子様だった。
素で間違えたorz
「そのまま素股にもちこみゃあいいのにあーみんも馬鹿よのぅ」
「うっさい筋肉女!!」
新しい補間庫さんが本家やミラーより頻繁に更新してくれるなら
キャラ分けされてて見やすいし1番新しいとこを見に行くが
昔の読みたいときは本家やミラーに行く、それだけだろ
保管庫管理人の皆様ありがとうございます
>>110に同意
保管庫&補間庫の両管理人には感謝感謝
>>109 実乃梨と亜美が言い合ってる光景が目に浮かぶようだw
こんばんわ。
今夜は少し早めに投下させてもらいます。
次レスから投下、いきます
狩野すみれの日記より抜粋。
8月13日。
どうしてだろうな。最近苛立つ。
いや、分かってるんだけどな。夏休みになってからは、アイツとは店でしか会ってない。
あのチッコイ奴の笑顔が…どこかに刺さってくる。
アイツは今笑顔の中にいて、私は退屈の中に居る。この差が私を苛立たせる。
分かっているのか?……竜児。
木原麻耶の日記より抜粋。
8月14日。
亜美ちゃんからは別荘は楽しかったってメールが来た。
高須君とまるおと一緒に、かぁ。
正直、行きたかった。でも勇気が無かった。だめだなぁ私は
香椎奈々子の日記より抜粋。
8月14日。
亜美ちゃんからメールが来た。どうにもトンでもなかったらしい。
ちょっと自信無くしたって亜美ちゃんがぼやくなんて、高須君。貴方なにしたの?
もちろん詳しくは聞かないけど、どうやら亜美ちゃんは高須君と一線を超えようとして、自分だけイかされてしまったらしい。
まぁ、私も似たようなものだったし、気持ちは分かるよ亜美ちゃん。
でも高須君が亜美ちゃんの誘惑に勝ってくれたのは嬉しいかな。
ありがと、高須君。
でも亜美ちゃんが妙な事言ってた。
「高須君は今、私達以外を見てるよ。それが誰かは言えない…」だって。はっきりしなかった私も悪かったけど、やっぱり私は待ってて欲しかったな、高須君。
亜美ちゃんの言ってる事、ほんとなの?
逢坂大河の日記より抜粋。
8月14日。
今日は何処にも行かない。なんかお盆ってあんまり行くとこ無いし、何処も混んでる。
ま、私も竜児もお参りするお墓も無いし、今日と明日で課題を終わらせるって張り切った。でも今日で殆ど終わった。簡単よね、こんなの。
竜児がなんかメールを見て変な事を聞いてきた?何言ってんの??突然ヨソヨソしくなったにも関わらず必要にメールが来るのってなんでか?って。
ばかねぇ。そんなの恨んでるから嫌がらせしてんに決まってるじゃない。って教えてあげたら真っ青になって「なんでだよ」と固まったわね。
でも誰だろ?竜児にメールなんてそんなに居ないし……わかんないや。
麻耶からのメールで長野の話が出た。竜児に今度長野に行きたいって言ったら却下された。なんか長野にはあまり良い思い出が無いらしい。
きっと私の知らない竜児の思い出だ。だから今度絶対長野に行くんだ!
私の知りたくない竜児の思い出なんて、全部上書きしてやる。
高須竜児の日記より抜粋。
8月14日。
うん。確かに不味い。どうにも不可解だ。
狩野先輩の様子がおかしいを通り越して危険だ。大河によれば俺は恨みを買い先輩に嫌がらせを受けているらしい。マジか!
てかいつ買ったんだよ?そんなセールに並んだ記憶は無い!
だがまぁ、メールは来るがもの凄く簡潔な「暑いな、高須」とか「飛行機とんでたな、高須」とかそんなんばっかだ。
俺は一体何をやらかしたんだ?夕飯の買出しに行ったら先輩を見かけたが、凄いな。ツカツカとやって来て俺のカゴの中のポテチに拳を入れられた。細かいポテチが出来た事だろう。
コレはどうも余程の事と見たな。
取り敢えずその内に解決せねばならんだろう。
大河がポテチが細かいと文句を言いやがった。五月蝿いと言う前に…じゃあ完食するんじゃねぇよ!
木原麻耶の日記より抜粋。
8月15日。
今日、高須君に会った。なんでだろうディスカウントショップでお椀を大量に買ってた。
でも万引きGメンがぴったりマークしてるのは何時もの事だろう。
聞いたら大河がわんこ蕎麦をしたいとゴネてるって言ってたな。なんか大河と高須君は何時もなんかやっているね。
少し、羨ましいかな。
スドバで2人で時間潰して、なんか今日は得した気分だったな。
なんか心配事?メール開いてため息ついてたけど。聞いても「なんでもない」しか言わないし、なんか寂しいなって感じ。
でも高須君。おわん、200個は買い過ぎだと思うよ?
逢坂大河の日記より抜粋。
8月15日。
もうお腹一杯だ。これ以上は何も食べれない。
わんこ蕎麦は150杯食べたもんね!でも、最後の30杯はなんか余計だった。
竜児が言うには蓋をしないとご馳走様になんないって。
でも蓋をする前に竜児入れるじゃない?なんかズルイ。
仕方ないから実力行使で竜児を止めたら最後の1杯は火を噴いた。ビックリしたなぁ死ぬかと思った。
ま、良いわ!今日も楽しかったし、とっとと寝よう!
高須竜児の日記より抜粋。
8月15日。
おのれ大河め。精々コレでもかと喰わしてやろうかと思ったら150杯目を喰い終わった瞬間に思い切り脛を蹴りやがった。
軽くのたうっちまったぜ。
お返しに気力を振り絞って唐辛子を大量投下した奴をラストにお見舞いしてやったぜ!
2人で床をのたうち回るのはなんともマヌケな絵図らだが、まあいい。
無駄死になんかしてたまるか!
香椎奈々子の日記より抜粋。
8月16日。
今日、高須君と大河を見た。朝早くからなんとも分かりやすい格好をしていた。
何でも釣りに行くらしい。
高須君はこんな時間から行っても釣れねぇって言ってるけど、大河はやる気まんまんだ。
まぁ遊び程度は釣れるでしょう。近くの川で釣ってる人、よく見るしね。
夕方にまた2人に会ったけど、既に大河は夢の中で高須君がおんぶしてた。
なんか仲の良い兄妹に見えたな。って言ったら高須君が泣きそうな顔した。まぁまぁ。
少しは釣れたみたいだけど、大河は満足しなかったみたいね。まぁ川でマグロは釣れないと思うよ?大河。
逢坂大河の日記より抜粋。
8月16日。
気が付いたら竜児の部屋に居た。明かりが漏れてるから居間に行ったら夕食の用意をしてる最中だった。
てか時間にビックリしたわね。なんか3時位までは川に居た筈なのに…変なの?
私の釣ったマグロは!って聞いたらお前の釣ったマグロはねぇ!って竜児が言った。買って気分を盛り上げる位のことが出来ないの?使えない駄犬だ。
言ったら「そんな事言って良いのか〜」とニヤリとした。薬でもキメたの?「違う!」って一々反応するのが面白い。
出されたのは焼き魚「お前が釣った魚だぞ」だって!すごく美味しかった!
特別にやっちゃんと竜児にも食べさせた。美味しいって言ってた。まぁちっちゃかったら少ししか無かったけど、それでもすっごく美味しかったよ。
高須竜児の日記より抜粋。
8月16日。
今日は疲れた。というか最近は疲れてばかりだ。
大体いきなり釣りがしたいと騒ぎ出したのは昨日の夜中だ。なにやら大漁旗が振られまくる夢でも見たらしいが、そろそろドコかの隔離病棟へ移送した方が良さそうだな。
第一、ドコをどうしたらこんな町中を流れる川辺で100キロ級のマグロを狙おうと公言出来るんだ?お前は。
しかもそれがイソメで釣れるならココは世界屈指の魚場となる事だろう。
一度、大河の頭をぱっくり開いて見て見たいもんだ。どうせミニマム大河がわらわらとちゃぶ台囲んで飯でも喰ってるに違いない。
本来、釣りとは糸を垂らし水面に揺れる浮きを心静かに眺めながら、気長〜〜に釣果を待つモノであり、逢坂大河と云う、マグロの生まれ変わりには不可能な遊びだ。同族殺し他所でやってくれ。
午前中で早々に飽き、弁当だけはニコニコ喰って、午後はもう寝てしまうとは自由奔放にも程があるだろうが。
それでも俺より大河の方が釣った数が多いのが癪だ。ホントに癪だな。
まさかこれ程の大荷物で帰る羽目になるとはな。釣り道具にクーラーバック。それに大河か。出来るならお前を大海原へリリースしたいな。
ま、折角だからな。今晩は釣った魚でも焼いて食わせてやるさ。おかず代が浮いたと思えば今日も無駄では無かったな?釣りキチ大河よ。
北村祐作の日記より抜粋。
8月17日。
今日、逢坂と高須に会った。
これからプロレス観戦に行くとの事だった。
俺も誘われたんだが、あいにく用事が有ったからな。残念だ。
それにしても高須が会場に入って行く姿を想像すると、見に行くのか上がりに行くのか分からん所が面白いな。
だが、こう来るとはな。流石だ逢坂。スポーツニュースで流れてるぞ?場外乱闘で活躍するお前の勇士が。
俺の目が確かなら、逢坂が踏みつけてるのは高須じゃないのか?
高須…怪我に気をつけてな
逢坂大河の日記より抜粋。
8月17日。
今日はプロレスを観に行った!やっちゃんがお客さんに券を貰ったんだって。竜児と行って来たけど、途中で北村君に会えた。
一緒にどうだ?って竜児が誘ったんだけど、用事が有るからって断られた。使えない駄犬だ。
でもプロレスは面白かった、久しぶりに燃えたわ。
でも最近のレスラーは貧弱ね。あんなケリも堪えられないなんて。
でも帰るのに時間食っちゃったから夕食は簡単なものだった。
竜児がとっとと帰って来ないからよね!体育館の事務所でなにやってたのよ?
高須竜児の日記より抜粋。
8月17日。
最近のレスラーも不甲斐ない。なぜこの千載一隅のチャンスに大河に筋肉バスターの一つでもかけてくれんのだ。
ふっ。北村に断られた辺りから大河の機嫌が悪くなったからな、覚悟はしていたが、まさかマジモノのプロレスの場外乱闘に参戦するとはな。
大体、100キロは有るレスラーを何故お前は投げられる!あまり常人離れした事をしないで欲しいものだ。
お前の保護者に間違われたおかげで関係者に散々文句を言われるはスカウトはやって来るは。勘弁してくれ。
もう今日は肉体的に疲れたな。精神なんてものは既にご臨終だ……だめだ。大河を運ぶのも面倒くさい。寝よ
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
8月18日。
今日、大河と高須君に会った。
なんか町外れで焼き物作ってる人の所に行って、一日教室行って来たんだって。
大河は大皿とか湯呑みを作ったらしいけど高須君に言わせると、アレはドンブリでしか無かったらしい。
それで?ってこっそり聞いたら、影で高須君が大河の焼き物を手直ししたそうだ。なんとか形には成るみたい。
良かった。嬉しそうだもんね、大河。
ありがとう。高須君。
逢坂大河の日記より抜粋。
8月18日。
今日、ついに陶芸家逢坂大河が誕生したのよ!
やってみると簡単だったわねぇ。まだ焼きあがるのは先みたいだけど、完成したら送ってくれるって言ってた。
竜児に今度から私のおかずとお茶はそれに入れてね、って言ったら「上手く完成してたらな」だって。
上手くいってるに決まってるじゃない!それはもうばっちりとね!!
あ〜あ。早く焼きあがらないかな〜。明日には出来てるかな?って言ったら「んな訳ねぇだろ。1週間もすれば届くから待っとけ」だって。ぶ〜〜。
高須竜児の日記より抜粋。
8月18日。
しかしまぁ次から次へと思い付くもんだ。
だがどう見ても大河の作ったものは2つのドンブリにしか見えなかったな。湯呑みと聞いたら工房の人も驚いたな。秋場所で優勝でも狙うのか?お前は。
まぁ失敗するのは目に見えてるしな。やむを得ず、大河の作ったラーメンどんぶりを大皿もどきに修正し、馬鹿でかい杯を湯呑みに修正した。
てか、既に別物だな。土が多すぎるんだよお前は。
まぁ色や模様は大河のを残したから、焼けばこうなるんだと言えば良いだろう。
それにしても、ドコまで不器用なんだ?お前は。
それはそうと狩野先輩がようやく「20日なら会う」と言ってきた。何とか2学期に間に合ったか。
さて、何があったやら。
川嶋亜美の日記より抜粋。
8月19日。
今日、図書館で高須君とタイガーを見かけた。
声は掛けれなかった。その…今はまだ高須君と面と向かって話せる自信が無い。なんか色々思い出しちゃうって言うか…駄目駄目!今夜はそんな事シないんだから!
ま、まぁ、声掛けなかったのはそれだけじゃないしね。
なんか2人でコソコソとやってたわね。てか、交代であちこちの棚から本を持って来てはまた行っての繰り返し。
最初は静かに動いてたけど、最後はドタバタ走って大声出してたけど、高須君ったら目が血走ってたから、あれじゃあ誰も注意出来ないわね。
なんかお巡りさんが来て高須君達は逃げてったけど…なにやってたの?あんた達。
逢坂大河の日記より抜粋。
8月19日。
今日は暑いから図書館に行った。でも暇なんだもん。図書館って本読むしかないじゃない?だから閃いたのよ!
竜児としりとりをした。本の題名しりとり!しかも制限時間30秒で持ってくる!
盛り上がったわ〜。私に勝ったらみのりんを夕食に招待してみせるって言ったら「その言葉に二言は無いな」だって。かなりマジだったわね。
まぁ結局勝負付く前に警官来て逃げ出したけど。面白かったから良しだ!
でもやっぱ竜児といると民間人は注意しにくいのよね。直ぐに警察呼ばれるから面白い。ばっかみたい
高須竜児の日記より抜粋。
8月19日。
おのれ国家権力め!
既に俺は「山猫は眠らない」に目を付けていたと言うのに!思い返すも苦々しい。
しかし警官も「また貴様か!」とは何事だ。それでは俺は常習犯じゃないか!
まぁ、よく考えれば、最後の方は少しばかり熱くなってたしな。俺は、どけぇ!とか言ってたし、大河は「邪魔よ!」ってケリ入れてたし。
ま、あのまま続けるよりはマシか。つか、あの図書館、もう行けないな、間違いなく。
恋ヶ窪ゆりの日記より抜粋。
8月20日。
ふっ。やっぱり実家になんか帰るんじゃなかった。
悪かったわね、独身で。独り身で。ご結婚なさってなくて。三十路で。教師で。髪長くて……
なんか変な方向になってるわね。
ふふふ……あ〜〜〜お酒呑も。
狩野すみれの日記より抜粋。
8月20日。
……私はどうなってしまったんだろう。頭の中が白い。意識が朦朧とする。
もうどうでも良い。
竜児が居ればそれで良い。
アイツの帰ったこの部屋はどこか自分の部屋の気がしない。なぁ、竜児?お前が居ないだけで、だぞ?
2学期から、私はもうアニキは辞めよう。いや、そう呼ぶのは良い。でもな。私には大事なモノがあるんだ。
そのモノの為に、これからは笑おう。
私はきっと、お前の中に居場所を作ってみせる。たとえソレが報われなくとも、私はお前を愛してゆく。そう、自分に約束したんだ。
前にお前はそれだけの価値があると言ってくれたな?でも違うぞ…私にとって全てを掛ける価値が在るのは、お前だ、竜児。
だから、覚悟しろよ?私をこんなにした、それはお前の罪だからな。
高須竜児の日記より抜粋。
8月20日。
現在、17日のAM2時。自宅にてコレを書く……てか書かなきゃ整理できん!!
コレは生還なのか?勝利なのか?なんか最近おかしくないか!!世間の高校2年生は皆これほど激動なのか?
狩野先輩に会いに行った。これは良い。なんで先輩が俺を恨んでいるのかは不明だが、このままでは色々と不味い気がした。俺だけ特売価格でレジ打ちして貰えないのは非常に悲しい。
だが、会ってから20分。先輩は一向に喋ろうともしなければ背を向けたまま動こうともしない。顔も見たくない程恨まれたか?とか思ったな。
幾ら呼んでも無視だしなぁ、って所で気がついたね。もしやと思って「すみれ」と呼んで背後に立ったら、ようやく息を吐いて何時もの様に凭れて来た。
「……遅い」とだけ文句を言われたな。まぁ仕方ない。それにしてもそんなに気を張ってたのか?休みなのに?
俺には何時も「コレは休憩だ」って言ってたしな。ごめんなさいとは謝った。
それからは何時もの雰囲気だった。まったりして、夏休みに在った事等をゆっくり話しながら。うん。普通……だったんだけどな。どこであんなスイッチになるんだ?
少し肌寒くなって来たって言うから俺は帰ろうとしたんだが、家族は誰も居ないから上がってコーヒーでも付き合えって言うからそうした。それか?まさかな。
まぁ俺は先輩の部屋に通されたが、意外と普通の部屋だったな。なんか、もっと殺風景だと思った。
「お前が私をどういう目で見ていたかよぉく分かった」って言われたな。でも、笑顔でだし、悪くは無い雰囲気だった。あぁそれでかな?
「あぁ。やっぱり、良いな。こういうのは」って先輩が呟いて、?、って思ってたらポツポツと話し出したのは自分の事だった。
如何に自分が退屈だったか。俺とどういう風に違う時間を過ごしたか。先輩には、あまり楽しくは無かった夏休みだったというのは伝わってきたな、うん。寂しかったと。
まぁ、やっぱり先輩も女の子だしな。小さくなって座ってるから、後ろから抱えてやったな。なんか大河が好きだしなこの体勢。アイツの場合は俺に無断でだが。
先輩も身体を預けて来たからな。まぁこの程度でリラックス出来るなら精々椅子代わりに使ってくれればいい。と思った俺を殴り飛ばしたい。お前は櫛枝教破門だ破門!
先輩が「そうさ…私は随分と寂しい思いをしたぞ?竜児。だから」ふと首を上げて俺の顔を見上げた時に悟ったね。あの目は獣だ。一瞬初めて会った時の我が家の猛獣を思い出したな。
やばい!と思って即座に立ち上がってドアに駆け出し、た筈なんだが、それはもう見事に俺は宙を舞ってベットの上に。??投げられたの?
もう一回逃げようとしたんだが天上がくるって回って…ぼすんってベット?WHY?
なるほど…アレが合気道ね。うん。すげぇやアニキ。ってのん気にしてる間に馬乗りになられていましたね、俺。
「だからその分、埋め合わせをしてくれ…竜児」ちょっと待って貰えませんか。って言葉が何処まで言えたのかは分からんな。途中で口が塞がれたのは確かだ。
てーか、俺も先輩もジャージだしなんか脱ぎやす…じゃない!脱がされやすくて先輩は俺の口と動きを制しながら服を脱ぐという高等技術を披露してくれてな、もう2分と待たずに裸同士です、はい。
いや。今思っても……俺、犯されそうじゃん!しかも俺がなんとか抜け出そうとすると何でかどんどん先輩の都合の良い様な体勢になって行くし、無理に出ようとすると関節極まるし。
流石の俺も一瞬……いいや、やっちゃえ。って思いましたともハイ。
助かったよ櫛枝。
瞬間おまえの笑顔が脳裏に浮かんだな。まるで救いのクモの糸だ。
こう見えてもわたくし高須竜児。初めては心に決めた櫛枝実乃梨と!と日々祈願している所であります!
狩野先輩が寂しさ余って淫らに咲き誇ろうとする気持ちは分からなくも無いが、受け入れる事は出来ない!だろ?櫛枝!
分かってるさ。香椎も黙って帰してくれた。川嶋に至っては俺は勝利を収めた。自称魅姫さんに関して言えば俺は不戦勝だ。
ふっ。3戦全勝のDOUTEI竜児を舐めるなよすみれ!ってホントに舐められてるが……くっ!しかし今度の敵は強敵だ!何しろ力で叶わない。俺も合気道習っとくんだった。
だが落ち着け。今回は正々堂々と勝負を挑まれているわけだ。ならば!ここはハムラビ法典曰く!目には目を歯に歯を、攻めには攻めを、だ!!
川嶋、お前に感謝だぜ!ようは狩野先輩をお前と同じ状態に持っていけば俺は無事に帰還できる!経験者は語るだ!
俺はすぐさま行動を起し、まぁ、その、なんだ……狩野先輩の身体を川嶋のように洗ったとゆうか、触ったとゆうか。だ。
「やるじゃ!みゃぁか!!」や「きょのみゃ!ろひぃ!」なんてまた変なBGMが掛かりだしたが、脳内ではメタリカ変換で熱唱ヨロシクだ!
ちょっと変換が追いつかない時は口を口で塞いだが、コレは逆に俺も危ない事に気付いたな。
しかし流石は狩野先輩は役者が違うのか、もしくは俺如きの歯の立つ相手では無いのか。まぁ確かに歯は立てないでと言うから立て無か…その歯じゃないな!
よく考えたら、俺は今まで攻守交替は有っても、攻防一体は未経験だったな。それに先輩は今まで俺的男女不可侵条約に守られていた我が領土内のご子息に思い切り侵攻してくるではないか!
不味い!何とか手を押さえたいが、こちらの攻め手を弱めれば一気に持っていかれてしまう!自慢の凶眼で睨み付けても、なんか潤んだ瞳の蛇眼に負けてしまう。
かと言って攻め手の激しさを増してみても、向こうも激しさを増すでは出口が見えない。いや、出口は有るが、それは櫛枝への決別を意味する。
何となくココまで来てしまっている以上手遅れの感も否めないが…弱気になるな!俺!
「いきゅぞ!りゅうひ」と先輩がいった瞬間目の前から霞の様に消えた先輩はなんとご子息をお口に収納してしまった。つか一気に不味い!なにかが込み上げてしまった!!
思わずぐぅおおおお!と自分の頭を抑えたが既に時間の問題か。もやが掛かる意識の中で櫛枝が俺に別れを告げている。あぁ……ここま…で…!!
居たね、神様!つか、コレは賭けだ!俺はジャージだったから財布はウエストポーチに入れてココまで来た。かすかにソコにあるのが分かる。
なんか凄い事になってしまっている我が息子よ!頑張れ!「んちゅぱ」なんて音は聞くな!あれは「ジャンプ!」といってるヴァンヘイレンだ!
必死に手を伸ばし指をツル思いでポーチをゲット……有ったぁぁ!!!!
貴女の淫暴もココまでです狩野すみれ!
最後の気力を振り絞り彼女の身体をベットの上に寝かせ覆い被さる事に成功した!油断したな有段者!上手い!
「な、なに?竜児?」なんてらしくない可愛い言葉はもう聞こえないってか暇が無い。こうしてても何で貴女の左では出来過ぎ君なんだ!ならば俺も遠慮はしない!
コレだけはホントの意味で使いたくなかったが……もはや俺のターン!!
ウエストポーチより我が愛機『高須棒』を召喚!攻撃魔法、ヴ××ナに挿入を選択!「ぅきゃあああ!!!ひゃに!!」こんな効果音は無視だ!
更に特殊魔法発動!48の高須流家事術が一手、高須カビ殺しバスター(改)を発動!「なひぃ!ひゃめろ、このや、やああああ!!」ええい!浮き上がるが如きブリッジが何だ!
更に!プライドを生贄に左手コンボ召喚!畑のお肉、お豆の皮剥き料理法をピーーーーに発動!!「嘘!!だ……!!!!!!!!!!ひぃぃぃ……ぁ」大丈夫。全部拭き取って帰ります!
ふっ……ターンエンドだ。
取り敢えず、普通に呼吸が出来るまで3分間。意識がハッキリするまで8分間。俺は狩野すみれを抱きしめていたが、櫛枝よ。貞操は守ったぞ。多分。
8月21日。
今日から新学期なのだが、朝、大河と家を出ると??狩野先輩がソコに居た。
「行くぞ?竜児」と来た。
もう大河も目が丸くなってたな。まぁ俺もだが。
先輩?なんで?というと睨まれた「竜児?もう一度言ってくれないか?」うん。了解だ。
迎えに来てくれたんですか?すみれ。なんとも「うん!」とは可愛いじゃないですか。
どうもこれからは一緒に登校する積りらしい。俺の友人達とも一緒に休日などを過ごしたいそうだ。
はぁ。やばい2学期が始まりそうだ。
どうなってんだよ、コレ。
ココまでです。
どうにも…エロが入ると長くなるな…対策考えねばです。
それでは、また。
兄貴の処女を奪ったのは高須棒でした……
北村と修羅場になるなぁ(・∀・)ニヤニヤ
やばいwwアニキの反応に一々ニヤニヤしてしまうwww
このアニキには是非とも幸せになって欲しい
それにしても日記氏、毎日の投下お疲れです!!
高須棒の長さなら膜には届いてないだろう、さすがに。
だよね? アニキは処女だよな?
いや、処女厨じゃないが、掃除用具で、ってのはさすがになあ……
125 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 01:10:02 ID:ghn9TDUc
アニキ始まったな
いまの調子でクソおもすれーので対策は無しでおながいしまつ(;^ω^)
鷹っちゃんの撃墜マークがまた一つ増えましたな。通学サブバックに☆三つ付けとけ(笑)
それにしても、石鹸王国プレイの次はお口で…なのになんてMOTTAINAI!!
兄貴www
このDOUTEI相当やりおる
童帝ヴァン・ザ・ナイスガイにも迫る勢いだぜw
プロレス等諸々もそうだけど
>きっと私の知らない竜児の思い出だ。だから今度絶対長野に行くんだ!
>私の知りたくない竜児の思い出なんて、全部上書きしてやる。
大河まで突っ走りはじめて
こっからどうなっちゃうんだ竜児
既に二匹の獣を同時に相手にしてるってのにw
>私の知りたくない竜児の思い出なんて、全部上書きしてやる。
2年生になってから大河が可愛すぎるんだけどこれは特にやばかった。
ばかちー教徒なのに思わず揺らいじまったぜ…
相変わらずメインヒロインたる櫛枝さんが空気な件について。
こんなに愛されてるのになーみのりん…
あとこの兄貴は留学する気ゼロだろw
卒業後はかのう屋を継いで竜児を婿に取る気がマンマンだわ…
ウハッ、日記来てた
今回は兄貴のターンだな。
そして、地味に大河が竜児寄りになってきてるなぁ。
にしてもこの竜児はどうなるんだ?
怒れる女性陣+北村に囲まれて正座で責められる図が目に浮かぶw
日記の人GJした。続き楽しみにしてます!
「竜児は童貞だと思ったら(テクが)童貞じゃなかった」
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
読めん!日記の今後の展開が全く読めん!!
竜児が着実に「伊藤 誠」化しつつあるし・・・・・・。
>>120 こんなに面白くてここはエロパロ板なのに何が問題だろうか。
現状に何の不満も無くむしろ満足この上ないのでこのまま続けていっていただきたい
GJすぎる
この展開は漏れのような少数派のアニキ信者にはたまらんよ
独神派でもあるから2学期以降楽しみだぜw
櫛枝とは結ばれずに
すみれ、亜美、奈々子あたりでDOUTEI喪失希望
タイガーが女子プロレスはいったらすげー盛り上がるだろうなw
>>120 ヤンマガでやってる暴想処女って漫画を思い出したww
鷹ッちゃんGJ
「やるじゃ!みゃぁか!!」 全俺が吹き飛んだ
次回からはいよいよ文化祭突入・・?
こうなったらもう分岐して全員分のバージンブレイクエンドを書くしかないな
もしくは超ハーレム
今の鷹っちゃんは、麻耶くらいならキスと服の上からの軽い掃除テクだけで
十分イカせられそうで恐ろしい
鷹っちゃんはアニキだけには特別仕様。
やはり手強い相手だったのなw
ヴァンヘイレンが出てきて思ったんだけど、この人の文章って、読んでるとなんか
ロックを聞いてる時と同じような高揚感がある
142 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 08:40:30 ID:xvLHrEto
勢いが50超えてるw
最近シリーズ物が多いので
なにか新規な作品も見たい。
【竜児の日記における大河の呼称】
・あんな可愛い女の子
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン
・マグロの生まれ変わり New!!
・釣りキチ大河 New!!
勝手に追加しといた。
144 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 09:08:57 ID:xvLHrEto
チャッキーもどき ww
言い得て妙
超GJマジで続きが楽しみだ!!
作者さんの好きに突っ走っていってくだせえ!!
麻耶で童貞卒業の雰囲気がする
>>日記の人、今回も爆笑させてもらいましたw
>>143 thx!!
なんだかんだで最終的には大河ENDを迎えそうな気がするなー。本家と微妙にズレた裏話って感じで。
この勢いだと麻耶は手も足も出せないまま竜児に全自動洗濯されそうじゃね?
個人的に日記の麻耶は大好きだから頑張って欲しいw
【竜児貞操防衛戦一覧】
○ vs独神
○ vs奈々子
○ vs亜美
○ vsアニキ New!!
━ vs麻耶
━ vs実乃梨
━ vs大河
【竜児貞操防衛言い訳一覧】
vs独神 ディープキスは貞操のうちに入らないからおk
vs奈々子 あれはペッティングでなくて拭いただけだからおk
vs亜美 ソーププレイでも息子は無事だからおk
vsアニキ お口でされても発射してないからおk
vs麻耶 ?
vs実乃梨 ?
vs大河 ?
なんかそのうち入れちゃっても発射してないからおkとか言い出しそうw
やっちゃったけど中田氏じゃないからおk
愛の無いセックスだからおk
ゴムしてたからおk
やっちゃんだったけど親子だからノーカウント
アナ○だから正確にはセーフ
みのりんが相手じゃないからセーフ
みのりんが相手じゃないからと言いつつ
徐々に大河にシフトしてセーフとか言わなくなったり?w
みのりんとしたけど、今の本命は大河だからセーフ
最悪だ
心はDOUTEIのままだからおk
なんかどこまでおkか分からんw
高須棒は掃除道具だからおK
逆に何ならアウトなんだw
高須竜児だからおk
162 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 16:32:50 ID:xvLHrEto
北村相手ならおK
なんだろうユリア100式の瞬介ばりのガードだなw
刺されたらアウト
市販の女性がつけられる棒で刺されたりしてもやっぱりアウト
KITAMURA棒で反撃だ!!
妊娠しちゃったらアウト
騎乗位ならセーフ
種がないからセーフ
キモチイイからセーフ
ふと思ったんだけど
ここのスレって女性が結構いるよね??
とらドラは両性に人気あるからねえ
ちなみに君は?
↓
職人さんは女性が多そう
日記の人とか98VMとかSL66はわかりやすいよね
>>173 マジか!?
ssスレよくまわってると
文で性別ってのはあるていど分かるって聞くけどなんか特徴とかあるの?
漫画なら顎がとがってるうんぬんとか多少分かりやすいけどさ
女性的な脳というものはない。
脳は性器ではない。
それは「女性的な肝臓」というようなものだ。
でも絵とか女性のだと特徴あるべ??
男キャラ(ここだと主には竜児)の書き方で大体書き手の性別がわかる気がする
脳は記憶を溜めこんでいる。
脳が生み出すものの、その多くはこの記憶を元にしている。
記憶とは経験である。
女性的な脳というものはない。ただ、女性的な経験というのは、確実にある。
ちなみに、日記の人は女性
>>180 いや、俺が嫁にもらう。
ということで日記の人、嫁に来ていただけないでしょうか?
これで日記の人が男だった日には・・・w
ネット上の付き合いに置いて性別の話ほどどうでもよくて当てにならないものもない。
面白い作品を提供してくれる職人に性別なんか関係ないよ。
全然違う話だが北村と会長のエロパロって少ないな。
いや、エリエールの方が収納しやすいだろ。
論理的に考えろよ
すいません、誤爆しました
申し訳ありませんでした
ええいこの際性別は関係ない!
日記の人、嫁にこい!
川の中で待ってるから!
この時期の川の水はまだ冷たいんだ!
うちはエリエールじゃなくてスコッティだが我慢してくれ!
日記です。すいません。男です♪
今日は出てるんでもしかしたら落とせないかもです。
出来るだけ早く帰れるように頑張ります。
では
エロ漫画家なら結構判別は簡単だがSS作家の文章で性別判断は難しいと思うなあ。
まあ、男でも女でもよいSSさえ落としてくれればそんなものはささいな問題だが。
ということで高須棒姉妹の人。おいらのカバンには若干の余裕がありますry
おまいらは何を言っているんだ
女なんてものは二次元にしかいないだろ
声優という職業と同じぐらいの都市伝説だろ
文章に性別が顕われるかはともかく、性癖は如実に顕われてるよな、特にエロ文。
保管庫にある中でマゾにオススメの作品って何かある?読んでみたい。
>>184 受信した。
―――ぶちゅん!
ああ、お前また掃除サボってるだろ。すーぐ鼻に出るからわかるんだぞ
―――うるさいな、サボってないわよ。清潔よ。せ・い・け・つ。ね、それよりテッシュ取って。
鼻水を垂らしながら傲岸にしゃくった顎で人を使う大河の、その愛嬌にはいつだって負けちまう。
……たく、ほらよ。
―――げえー、なんでUfuじゃないわけ?私あれがいい。
おまえな、あんな高いローションティッシュなんてうちにあるわけないだろう。我が儘ばっかり言うなよ。エリエールで十分だ。
ぶちー、と鼻をかんだ大河は、横着して座ったまま丸めたティッシュをごみ箱にポイ――、外しやがった。
―――だいたいUfuの方が箱が可愛いし、部屋に置いておきたくなるのよ
床に捨てたティッシュには虫の死骸ほどの興味すら持たず、専用座布団を二つ折りにしてそのまま枕に。
何事もなかったかのようにファッション雑誌をめくりだす。
ティッシュは買い置きしておくもんだろうが。
―――……。
エリエールの方が収納しやすいだろ。ていうか無視すんな。ていうか、
「ゴミはちゃんと拾ってゴミ箱に捨てろぉお―――!!」
「うるさいな」
「え?」
いつの間にかうたた寝していたらしい。
「突然叫びだして、なんだってのよ。ドラマ見る邪魔よ」
気づけば大河は鼻水などたらしてない。むしろ垂れているのはおれのヨダレか。うわ、きたねえ。
部屋着とはいえ汚したくはない。おもむろにティッシュに手を――、
「エリエール……」
「あ、そうだ。竜児、今度ティッシュ買うときさ、」
「Ufuなら買わねーぞ」
「ちぇ、何よ。まだ何にも言ってないじゃない」
ぶすっと唇を尖らせて、じっとりとした眼でひと睨み。不機嫌を流し込むようにずず、とお茶をすすって、
「あ、」
あーあー。またこぼしやがった。
>>192 アンテナの守備範囲広すぎってレベルじゃねーぞwwww
>>188 男か…。いや、毎日面白い日記をありがとう。
落とせないかもなんて言わないでくれ。今日も楽しみにしてるよ。
日記です。すいません、女々しくてすいません♪
こうですか><
196 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 23:06:41 ID:G17Jkkil
いや、脳にも性別はあるぞ
性同一障害とかあるだろ
>>日記の人
男だと?
ウホッ
あ、いや、毎日投下していて皆勤賞だから大変なんじゃないかなあ
厳しいなら無理に投下しなくても
……だが全裸で待つ
>>195 いや、マジでそんな心境なんだが
マジ今日は落とせないかもなんですいません。
俺は楽しみに待ってるぜ……
竜児がいかにして童貞を死守したと言い張るかをな
>>198 ねっとの世界くらい好きにしてもいいじゃない
俺のブログなんて真っ黒なんだぜ
>>198 毎日投下してくれてたんだから1日ぐらい休んでも文句は言わん。
どうか無理はせんでくれ。
>>193 ストレス解消みたいなもんなのでネタさえあれば。
これでクオリティ上がればいいんだが…それはもうプロか。
また書けそうなネタ待ちます
好きで書いてるからいいものができるんだ
義務みたいになったら面白くなくなると思う
自分のペースでいいんじゃない
ふと、日記の日付けを見て思ったのだが
冬休みが1月15日迄で、夏休みが8月20日迄になってる
とらドラ!って北の大地が舞台だったの?
いんだよこまけえこたあ(AA省略
>>205 俺もそう思った
北は北でも、どっかの民族学校みたいだな
208 :
98VM:2009/05/28(木) 00:36:05 ID:4qZRSfV8
私、ちょっとお休みします。 お仕事忙しい…。 眠い…。
待ってて下さっている方がいるかどうか分りませんが、一応。
>>198>>208 身体は大事に!ゆっくり休んでください
俺も10日ぶりくらいに早めに寝るかな・・・
今夜は麻耶が北村と高須に前後からやられる日記だっけ?
212 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 00:56:09 ID:hj49Yhtl
>>208 了解です。
ゆっくり休んでまたいい作品、投下してください。
この感じだと今夜は休刊日になりそうだな。
連日祭りだったので、それもまた良し。
やべsage忘れた。すまん
214 :
arl:2009/05/28(木) 01:14:13 ID:u5L0cfuf
どうもお久しぶり、arlです。ばかちーの100点エンドを無事達成し、短文ですが小説を書いてきました。
今から投下したいと思います。
出来は…期待しないでください(笑)
自分の妄想を文章にしただけですので。
それでは、読んでいただけると嬉しく思います。
215 :
arl:2009/05/28(木) 01:14:57 ID:u5L0cfuf
小石は投げられた。大きな湖の中に。
その石によって出来た波紋は周囲に大きく広がって―――やがて、湖と一体化するように消えていく。
川島亜美という人間は、そういうものなのだ。
『数日後、小石が思うことは』
私が大橋高校に戻ってから、早数日間が過ぎた。
川島亜美の凱旋復学(!?)というニュースは学校全体を揺るがし、昼休みという今も芸能人・川島亜美を一目見ようと、上下級生問わず、多くの生徒が私の教室を訪れる。
その人ごみを何とか散らそうとしてくれるクラスのみんなに心で頭を下げながら、私は少し前の席の人物を見つめる。
視線の先には泣く子はもっと泣くであろう凶眼の少年がいた。
祐作と入り口の方を見ながら何やら話しこんでいる彼は、他でもない。私が今、恋をしている高須竜児である。
紆余曲折あって転校した私がこうして大橋に戻ってきたのは竜児を落とすため、と彼と久しぶりに再会した時に堂々と宣言した。その事実を知るものは恐らくこのクラスの人間だけだろうが、別にバレてもいいと思うくらい私は竜児にお熱なのである。
「なーに、亜美ちゃん。また高須君見てるの?」
「え?」
声を掛けられ横を見ると、麻耶と奈々子がニヤニヤしながらこちらを見ていた。
しまった、どうやら竜児に見とれていたらしい。
「本当に好きなんだね、高須君のこと」
「今でもびっくりしてるんだよ?いきなり帰ってきて高須君落とす宣言!」
そんな二人に私は照れもせずに答えた。
「いいじゃない。好きな人を眺めるのも結構幸せなものよ?」
「うわ!」
「めっちゃ恋する乙女じゃん!」
きゃっきゃっと騒ぐ二人に微笑み、再び竜児に視線を戻す。
「あれ?竜児がいない…」
今さっきまでいた竜児はそこにはいなかった。どこへ行ったのかと、きょろきょろと教室を見回すけれども、どこにもいない。
「トイレかな…」
216 :
arl:2009/05/28(木) 01:15:59 ID:u5L0cfuf
残念に思いながら、麻耶たちの会話に混ざろうかという時、入り口の方が少し騒がしくなった。
『お前ら……!俺の教室の前で何騒いでるんだよ…?』
『た、高須だ…!ヤンキー高須が怒ってるぞ!!』
『す、すいませんでした!!』
『落ち着くんだ高須!』
その中から聞こえてきた、間違えるはずがない大好きな人の声。……と幼馴染の声。
どうやら二人は人ごみを散らす作業に参加したらしい。先ほど二人が話していたのはこういうことだったのか、と内心納得。
確かに竜児の凶眼を持ってすればほとんどの生徒たちは一目散に逃げていくだろう。
「竜児……」
だが、私はそんなことよりも、自分のために竜児が動いてくれたことが何よりも嬉しかった。
私のために行動してくれることが。
「すまんな高須。またお前のいらぬ誤解を生ませてしまって」
「気にすんな。俺が望んでやったんだから」
一仕事終えた二人が教室に入ってくる。その二人に(というか竜児に)視線を送っていると、こちらを見た竜児と目が合った。
「あ……」
「おう」
竜児は祐作に別れを言って、私に近づいてきた。
「よっ、川島」
「竜児、ありがとう。でも……」
嬉しい。だが、こうして前に立たれるとその気持ちよりも申し訳ない気持ちの方が強くなってしまう。
本当の竜児は誰よりも優しい男の子なのだ。なのに顔だけでヤンキーと称され、恐れられている。
自覚している、と竜児は言っていた。だからそう思われる行動もしないように努めているとも。
そんな竜児の努力を、私が台無しにしてしまった気がしてならない。
私の言おうことが分かっていたのか、竜児は優しく微笑んで、言った。
「気にすんな。北村にも言ったが、俺が望んでやったことなんだから」
217 :
arl:2009/05/28(木) 01:17:13 ID:u5L0cfuf
怖い印象しかなかったその笑顔は、今となってはなんと安心できるものなのか。
竜児の優しさに胸を打たれながら、私は頷いた。
「………うん」
「おう。……と、そろそろ授業始まるな。じゃあな」
私の様子によし、と竜児は言うと、自分の席へと戻っていく。
その後ろ姿を見つめながら、私は思う。
私が帰ってきてから、竜児との距離がかなり縮まった気がする。
なんというか、竜児の方も私を対等の存在として接してくれているような。
『異分子』だと思っていた私を、『自分の一部』と思ってくれているような。
「(……自惚れすぎか)」
ごちん、と己の頭を拳で小突く。
そんな数日で竜児の心を掴めるなんて思ってないし、今すぐ付き合ってと言っても返事は曖昧だろう。
でも、と私は呟く。
タイガーや実乃梨ちゃんに何十歩と出遅れていた前と比べ、今の私は何十歩も竜児に近い位置にいるのは間違いない。
あの時の寂寥感と苛立ちは感じない。
湖に放られた小石の波紋は、もうすでに湖に溶けているのだから、私はもう『異分子』なんかではない。
「絶対落としてやるからね、竜児……!」
去っていく背中にそう呟いて、私は目を閉じる。
昼休みが終わり、次の授業は国語だ。
お腹も膨れたし、心地よい眠気も襲ってきている。
その眠気に身を任せて夢でも見よう。
大きな湖に小石が優しく包まれる、そんな夢を。
帰ってきてから数日後、小石が思うことは、そんな自分の幸せな未来像。
End
218 :
arl:2009/05/28(木) 01:21:16 ID:u5L0cfuf
以上です。
短文である上、もしかしたら誤字もあるかも…。
何か指摘がありましたら是非お願いします。
それから今投稿なさってる職人様方、Gjでございます。
とらドラ!は終わりましたが、このスレは手乗りタイガーの如く、衰え知らずで突き進んでいきましょう!
それでは今回はここで失礼します。
読んでくださった方々、ありがとうございましたm(__)m
>>207,
>>209 調べて見たが、特に場所に関する言及は無かった
って事は 作者が北の人何だな、きっと
>>219 夏休みが短くて冬休みが長いのは北海道に限ったことじゃないぞ。
北関東の一部と長野あたりもそうじゃないかい?
禁断症状が出てきた
長野に電車で日帰りで行ける場所ってことだけは確かだなw
>>220 今は群馬・長野の北部は授業時間増やすために冬休みは
他と変わらないことが多いけどね。
自分とこなんか冬休みは二月頭に一週間、別枠であったわ。
川島じゃなくて川嶋だよな?
>>218 GJです
あーみんかわいいよ、あーみん
でも、100点ルートって竜児もう落ちてるようなもんだよな〜
あと、川島じゃなくて川嶋ですね
226 :
arl:2009/05/28(木) 09:17:30 ID:nl2MJ8x9
スイマセン、川嶋でした…orz
川島、竜二あたりの間違いは本当に多いよなw
キャラの名前ぐらいは間違えないで欲しいと思う今日この頃
228 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 11:59:35 ID:EEYn8MzS
辞書登録しとけばいいのら
229 :
arl:2009/05/28(木) 12:20:27 ID:nl2MJ8x9
竜児とみのりんしかしてなかった今日この頃。
次書く時は間違えないようにします(´・ω・`)
どんまいw
日記のオチがよめたぞ!!!!
最後になごやかな雰囲気で童貞卒業パーティーで大円団ですね
ハーレムエンドか!?
@アニキに捕まってアメリカ連行。
A奈々子が大河と自分を入れ替えで奈々子(父)が大河の養父。
B麻耶が想像妊娠で勘違いで責任とって結婚。
Cあ〜みんがテレビで告白してファンに追われながらバタバタ。安奈暗躍であ〜みんエンド
D大学で教員めざし実習で独神エンド。
Eみのりんに日本一になったら!と言われて信じる。以降延々を童貞攻防戦。何かで優勝してみのりんエンド
Fこのまま進んで卒業。同窓会で大河と竜児が子供を連れてきて大河エンド。
G女性陣の休戦協定で日替わり彼女。ハーレムエンド。
H安奈に操られて芸能界入り。未だに童貞争奪戦続行で、安奈が楽しんで安奈エンド。
I瞬間移動の超能力で誰かを庇って瀕死の重傷。童貞のまま死亡バットエンド。
て、云うのを全部、漏れが土下座して日記氏に書いていただく。でどうよ?
J亜美ちゃんが100てんとって、自分用にもう一人高須をつくってもらう
なにそのガンツ
K目の前に不思議な球体が。中に入るとそこは異世界で使い魔END
あみは俺のものだからごめんな>arl
日記の兄貴は健気でなんか気の毒だから
童貞奪取とは言わないけど一発ぐらいやらせてやれと思う。
なんか文面にするとウホッて感じになるのはなんでだ。
もしかして裏口?
読み直して気付いたが
>潤んだ瞳の蛇眼
つまり兄貴は同族嫌悪だったわけか
>>231 「大円団」じゃなくて、
「大団円」だからな
こまけぇこたぁ(ry
ここまでくるとハーレムエンドがみんな幸せだ(´・ω・`)ん?
下手すると幸太からさくらを寝取る展開も期待できるなw
こうた涙目ww
唯一の幸せは可愛い彼女がいることなのに……
ただ兄貴はエロい妹さくらを越えてガチでエロい兄貴になっちゃからなぁ
兄貴が仕上がってしまったせいで、
この後の展開が修羅場にしかならないような…
少なくとも麻耶・奈々子様・ばかちー・北村辺りは暴れるだろうし。
こんばんわです。
皆さん鋭くてビックリです。
筆者 男で札幌在住です。
なもんで夏休みとかの日程ってなんか自分の時のでやってたんで。
内地(北海道では本州を内地と呼ぶ)は違うんだなぁと思いました。
取り敢えずそんな感じで、次レスより。投下、行きます。
川嶋亜美の日記より抜粋
8月21日。
なんか今日は疲れた一日だった。でも、少しハッキリして私は良かった。
どうやら私達は同じ穴のムジナだ。高須君にそれとなく想われていて、残念な事にそれ以上の好意を持ってしまっている。
別荘の時にも思った。高須君の中で、今一番のウェイトを占めているのは美乃梨ちゃんだ。
だから高須君は私を抱かなかった。奈々子や狩野先輩も。
彼が私達に向ける好意はソレを求める程では無いんだろう。だけどゴメンネ、高須君。少なくとも私はもうソレを求める所に居るの。
だから、上等だ。過去の事なんか知らない。後から来た私には分からないし、関係ない。
狩野すみれ、相手にとって不足は無い。てか凄い人だけど、コレばっかりは譲れないよね。
裕作だって多分狩野先輩を…だったら向こうも一悶着ある筈。まだまだいけるね。
香椎奈々子の日記より抜粋。
8月21日。
今朝、狩野先輩は高須君と大河と一緒に登校してきた。ちょっと、いえ、かなり騒然としたわね。それに竜児にすみれでしょ?もうビックリ。
先輩は高須君の傍ではまるで雰囲気が変わる。3年生には高須君がホントはヤンキーじゃないってあんまり知られていないから良いけど、普通だったらアニキ信者に襲われるわね。
でも放課後、高須君を呼びに来た先輩を「話があるんですけど良いですか?」って亜美ちゃんが引きとめたのは驚いたかな。
私が1人で生徒会室にでも行こうかと思ってたんだけど、やっぱり亜美ちゃんとは気が会うのかなぁ。
私達は3人共お互いの気持ちを知っている。その上で、精一杯やっていこうと思う。でも、ソコに先輩が横槍入れる積りなら「私達、手加減しませんよ」亜美ちゃんは笑ってたけど、目は笑ってなかったな。
でも先輩にもビックリ。もう「は?……くっくくく……あはははははは」って笑い出したかと思ったら
「良いねぇ。受けて立つぞ?」私達がビックリしてると「ふふふ。私は竜児を必要としてる。だが、まぁアイツは私程は必要としていないのかも知れねぇな」どこか寂しそうだった。
でもその目は真っ直ぐだった。やっぱりアニキ会長だなぁ
「私はまだ竜児の全部を手に入れては居ない。ま、ちょっと襲いはしたがな?ふっ、その顔だと似たりよったりか?面白い。私も手加減などしないからな」
それからはチョット息苦しい位だったかな?亜美ちゃんは「いいですけど。でも高須君、亜美ちゃんの体躯隅々まで知っちゃったし、忘れられないと思いますよぉ」と言えば
「そいつは結構だな。ま、昨日の夜は忘れてたみたいだったがな」と来た。だったら一番乗りは私って事ですね。あぁ、乗られたんでした。とは言っておいた。
良いわねぇ。こうゆう一触即発って雰囲気、私は結構好きだな。でも、まぁ麻耶はちょっと可哀相だったんだけど、言ってくれたよねぇ、麻耶。
「でも結局3人共、高須君にイかされちゃっただけじゃない?だったら私にだってアルと思うよ?勝ち目ってさ!」
随分と痛いところを突かれたわね。ってか亜美ちゃんは知ってるけど狩野先輩も真っ赤に成ったって事は、私達と一緒か。高須君、貴方ほんとに素人?
逢坂大河の日記より抜粋。
8月21日。
なんか今日はビックリね。生徒会長は迎えに来るは、竜児って呼ぶわ、竜児にすみれって呼ばせるわ。
バカチーも奈々子も麻耶も固まってた。竜児、アンタ一体何したのよ?
でも北村君も凍り付いてたし、なんかずっと竜児を見てた。どうしたんだろ?
でもいいわ。何にせよ、あの生徒会長が竜児にくれば、北村君がアイツの餌食になる心配はないわね。でもみのりんは?竜児。
!……またアイツから電話が来てる。ほんと、ウザイ。私は今すっごく楽しいんだから、邪魔をしないで欲しい。くそジジィ!
木原麻耶の日記より抜粋。
8月24日。
最近はちょっと周りが騒がしい。
奈々子は毎日の様に高須君と夕食の買い物をしている。それほど必要とも思えないんだけどやるわね。
亜美ちゃんは大河とよく一緒に居る。将を射んと欲すれば、まず馬を射よって奴だと言ってた。馬じゃなくて虎だけどね。
狩野先輩は堂々としたものだ。特に変わったアプローチは無い。でも毎朝高須君の家に迎えに行ってるし、偶に一緒に過ごしてるのを見かける。
まぁ校庭で高須君の膝枕を大河と共有するのは止めた方が良い。目立ってますよ、かなり。
そんな3人に、ああは言ったものの私は何も出来ない。いや、少し違うね。なんか焦ってこない。
これは多分、私は彼女達ほどは高須君に惹かれてはいないんだと思う。きっと。
どこかで私はまるおを見てる。だから気付いたのかな。まるおが、複雑な表情で高須君を見てるのを……心配なの?高須君が。それとも、別の誰か?
私は………まるおに告白しようと思う。
能登久光の日記より抜粋。
8月27日。
まったく春田のアホが。なんであそこでクジにするんだ?あいつマジで裏口なんじゃねぇのか?
それにしても、プロレスなんてどうすんだよ。まぁミスコンの逢坂は良いだろう。北村に任せとけばタイガーも納得するだろうし、高須も居るしな。
だが、最近の高須は目に余るものがあるな。なんだ?なんでアニキが高須を「竜児」で高須が「すみれ」なんだよ?
しかし難攻不落のアニキを高須が陥落とは、なにがどうなったやら。
ま、い〜けど。
高須竜児の日記より抜粋。
8月27日。
なんだか最近は酷く落ち着かないな。
包丁で滅多刺しにされる夢を見た。なんか船にはもう乗りたくなくなるな、あの夢は。
しかしタダでさえ、その、顔を合わせるのに勇気の居る3名様なのだが、毎日必ずお目に掛かるのはどうにもならんのか?どうにも気不味いんだが。
狩野先輩は普段は前と変わらないのに、登校時と休憩時にはなんかキャラ変わるしな。いや可愛いんだが、それはそれで色々と困る。
香椎は随分料理に凝って来たな。今度俺ん家で一緒に料理を作りたいと言ってるし。まぁ俺も料理は嫌いじゃないし、香椎の家って訳にも行かないしな。それはいいんだが川嶋の視線が居たいのはなんでだ?
川嶋は最近大河と仲が良いようだ。だが大河はどうも俺の家を自分の家と勘違いしてないか?なんでお前の家で遊ぶと言って俺の家に2人が居るのかわからん。
3者3様に、俺は正常な男子高校生ならば感極まって清水の舞台から飛び降りる程の体験をしたのだが、その全てを乗り越えてこうしてココに居る。
櫛枝。お前と中々に話す機会が減ってきているのが寂しい。
櫛枝が大河の幸せを望むが故に俺達だけが結ばれる訳には行かないこの状況下に有って、呑気に惰眠を貪る逢坂大河に殺意を覚える事もしばしばだ。
そのくせ北村が絡むと変なテンションになるからな。どうにか出来ないものか。
北村も香椎だ逢坂だゆりちゃん先生だと旗ばかり立ててないで、そろそろハッキリと身を固めてはどうだ?大河がオススメだぞ?俺の為にも。
それにしても最近の大河は変だな?つか親からの電話なら出りゃ良いのに。ま、他所様の家庭の事情は知らんし、口出す積りも無いさ。
北村祐作の日記より抜粋。
8月28日。
会長。貴女は…高須の事を、好きなのですか?高須、お前は会長の事、どう思ってるんだ?
最近はそればかり頭を巡る。どうにも離れない。
このままでは駄目だ。でも、俺にはまだ、一歩を踏み出す勇気が、まだ俺には無い。
でも亜美にはなんか耳打ちされたな。
「私は祐作を応援するよ。似合うと思うけどな〜。祐作と会長って」
どうにも解せないんだよな。アイツがああいう口調の時は、何かがあるに決まってるからな。
狩野すみれの日記より抜粋。
8月29日。
ふふふ。最近は毎日が楽しいな。いいな、こういうのも。
朝は少し早いが、それでも登校時間が少し楽しくなった。あいつらの顔も面白い。それぞれ色々やってるんだろうな?
私は私だ。会長としての私。アニキとしての私。娘としての私。どこか時間がゆっくりとしていたあの頃も良かったがな、少し慌しい今の方が、より楽しいぞ?
唯一人、狩野すみれとして見て欲しい相手が出来ただけで、こんなに変わるのか?世界は。
面白いじゃないか。なぁ?竜児。
高須竜児の日記より抜粋。
8月30日。
ヒーハー!!
やばい。浮かれちまった。いや、浮かれずに居られるか!やったぜ俺!やったぜ俺!!やったぜ俺!!!
とうとう我が家に憑り付いた呪怨ガールにもお引取り頂く時がやってきたぜ!
今までよく頑張ったな炊飯ジャー「炊ける君」。これからは2合の米をゆっくりと炊き上げてくれ。
いきなり口座から金を取り上げられた大河の「行かなきゃ逝かせるぞ?」な視線により俺が会う事になった人物。そう!逢坂陸郎様だ。
俺は大河の変わりに大河の生活費を受け取りに言ったのだが、ソコで会ったこの紳士は、大河に会いたくてやった事だと俺に謝り、すんなり金をくれた。
それから少し軽いものをご馳走になって、話を聞くと…ちょいと奥さん聞きました?ってなもんだ!大河ともう一度一緒に暮らしたいと言うじゃないか。
うんうん。よく言った父よ。そうだなぁ。やっぱり家族が一番さ!よく見れば優しそうな人じゃないか。色々考えての事だろう。ま、人間は中身が全てだ。どんな誤解や行き違いも最後には家族の絆には勝てないのさ。
OKです父上。僕からも彼女に言って聞かせましょう。はいはい。
俺が小躍りしそうな程の足取りで帰宅するとせっせと洗い物をしているじゃありませんか。いえいえ、もう結構で御座いますよ。はい。
良かったなぁベロ。べムが迎えに来てくれたぞ?
出来るなら幸せになってください。同じクラスメイトとして貴女の未来に幸あらん事をほほほほほほほほ。
いやぁ僥倖僥倖。親御さんと一緒に暮らすとなれば櫛枝も安心の一言に尽きるだろう。うんうん。
待たせたな櫛枝。これからは俺達が幸せになろう。もう君や俺が居なくても、逢坂大河にはご家族がいらっしゃるのだからな。あはははは。
と、報告報告っと。と俺が櫛枝に大河と大河の親父さんの事をメールしたら、「ふざけんな」って返信……あれ?
ドウシテ?と返信したけどね……「明日顔貸して」……俺、なんか踏んだ??
逢坂大河の日記より抜粋。
8月30日。
竜児があのくそジジイに一緒に暮らそうって伝言を託って来た。ムカつく。
どうせすぐ飽きる癖に。今だけの癖に。
竜児も竜児だ。なんでそんなの頼まれてくるのよ!
もう訳わかんない。最低だ。みんな最低だ。
だいきらい
香椎奈々子の日記より抜粋。
8月31日。
今日も買い物に行こうと誘ったら用事が有るからって断れた。なんだろ?用事って?
でもなんか放課後急いで教室飛び出して行ったし、よっぽど大事な用事なのね。
もう、折角そろそ高須君の家で料理作ろうと思ったのに。
美味しいと思うんだけどなぁ、私の女体盛り。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
8月31日。
私は今日程に人を憎んだ事が無い。
またなんだ。あの人はまた自分の都合と思い付きで、ただその場の気分で…大河を傷付けようとするんだ。
悔しかった。悔しくて悔しくて仕方が無かった。
昨日、高須君からメールを貰った時は本当にあったまに来て、彼には失礼な返信をしてしまった。ゴメンね、高須君。でも許してくれてよかった。
「でよぉ。一体何なんだ?別に良い事じゃねぇか?親と暮らせるんだし。大体今の状況の方がどっちかってぇとおかしいと思うんだけどな?」
うん。高須君の言うのも分かるんだ。去年の私もそうだったから……だけど、あの人は違うんだよ、高須君。あの人は、私達が思っている様な人なんかじゃないんだ。
放課後待ち合わせた喫茶店で、私は一年前にあった出来事を話した。
お父さんが現れて、どんどん入り込んできて、一緒に住む事になって……やっぱや〜めた!……って。
私にはあの人が許せなかった。あの人が許せない私に、あの人の悪口を言わせたくなくて、私は大河の中からほんの少し出された。
あんな人の所為で。そう思ったら泣けてきた。高須君は黙って聞いてくれてたけど、泣き出した私にただハンカチくれて、頭に手を置いてくれて「頑張ったんだな、櫛枝」て。
たぶん微笑ってくれてた。霞んでよく見えなかったけど。だって高須君温かかったもん。だからありがとう、高須君。「後は俺に任せろ」って言ってくれた君を、私は信じるよ。
北村祐作の日記より抜粋。
8月31日。
文化祭の学校側との交渉はかなりの難航を示している。
だがやはり2日開催はどうしても無理のようだ。ならばと幾つかの交換条件を提示し、それ相応の成果を挙げようと今は紛争中だ。
しかし帰りに高須を見かけたが……なにかあったのか?高須。
その形相はおれでもちょっと声を掛けれんな。後ろを歩いている4人の警官に捕まらなければいいのだが。
高須竜児の日記より抜粋。
8月31日。
さぁてと。こんな殺意を覚えるのは武井殺害未遂以来だな。否、今回はそれを上回るな。
既に名前を覚えたくも無い、逢坂の哀れ父が!まさに天誅に値する。抜刀斎を呼べ抜刀斎を!
まさかっくくくく櫛枝を泣かせるとは!!!
あの哀れ父は、ええい!思い出すのも忌々しい。外見などどうでも良い!アホの考えなど便所の紙くずだ!!中身なんぞもっとどうでも良い!!!
既にあの白スーツは切腹の準備ありか?いいだろう介錯してやる虎鉄だ虎鉄ぅ!!
駄目だ、意識が混乱している。オヤツ?なんでもいい、ドンドン喰え。
途中からまったく話を聞いてなかった事は櫛枝にばれなければ良いが。まぁ上手く誤魔化せたはずだ。しかし俺とした事が櫛枝の話を聞けない程とはな。ふっ、惚れた弱みか。
そう、もはや理由は必要無い。まったく無い!ある筈が無い!!
ある人物が現れましたその人物を見て櫛枝が泣きましたその人物は?もちろん死刑!!!
哀れ父よ。貴様には黙秘する権利すらない。金があってもやる気の無い国選弁護人しか雇う事は出来ない。死刑と死罪と懲役589年のどれかに決定だ!
さぁ来るが良い愚か者よ。お前に素敵な未来をくれてやろう。今夜は眠れそうに無いな。ふふふふ
9月1日
ふっ。飛んで火に居る夏の虫よ。精々明日も来るがよい。
早速、今日あの…なんでもいいか、アホ親父がやって来た。出会い頭の大河の金的ケリにはちょいと悪寒が走ったな。ま、いいが。
大河はそれで満足したらしく、そそくさと家に帰った。とは言っても俺の家だがな。だが大河よ。そんなんじゃあぬるいんですよ?
あの御仁は櫛枝を泣かせたA級戦犯なのだよ。極東軍事裁判に掛けるまでも無い。更なる鉄槌を下さねばならんのさ。
流石だなぁ北村よ。
「北村の奴、今夜学校の帰りが遅くなるらしくてな?近くを通るって言うからよ、大河。お前チャーハンでも作ってやったらどうだ?俺が届けてやるから」
ふっ、分かりやすいなぁ大河さん。おにぎりで自信を付けたのか?「仕方ないなぁ」なんてフライパンを持つとは。
約15分後。冷凍チャーハンの元より生み出された素敵チャーハンの完成だったね。ほんっっっの少し味見をしたがな………流石に天才だな。
魔界の料理長の腕は健在どころか上達の一途。さぞや魔界のグールが行列を成す事だろうて。
さて、ほんの2分程俺は気を失ってたが、それでもまだ温かいな。さっさとラップを掛けもって外に出た。OK。ストーカーはそれ位の根性が無ければな。まだ居たよ、オトウタマ。
大河がお腹空くだろうって、コレ。と言って渡したね。「大河が、僕に?」おお、嬉しそうだなぁ。なんだ、大河の料理を知らないのか?ソイツは寂しい親子だなぁ、良い機会だ、知ってやれよ。
まぁ、全部食べてくれたら、今夜の夕食は一緒にどうかって事でしたよ。第一歩ですね!と言えばもう「ありがとう!高須君!いただきま〜す!」
ふっ、素人がそんなにたくさん頬張っては危険ですよ?あら?止まりましたね。
もう、ギ・ギ・ギってな感じでこっちを見るんだもんなぁ。大河は楽しみにしていましたよ。きっとパパは全部食べて、美味しかったよ大河って綺麗な食器を持ってきてくれると…どうしました?
うわぁ、捨てられた子犬みてぇな目だねぇ。うんうん。すまんなぁ、櫛枝の敵は既に俺の仇に等しいんだよ。でもまぁ頑張ったよな。
あの魔界の料理長が作ったチャーハンを完食したよこの人。でも、さっ!行きましょう!中で大河が晩御飯作って待ってますよ!と言ったら「す、すまないが用事を思い出した。折角だが今日はコレで」
あらら残念だなぁ。本当に、残念だ。
9月2日。
ほっほ〜〜い。来たよ来た来た、良いねぇ。ばか親父って言ったっけ?
今日は大河も気付かなかったからな。しかしまぁ大河も
北村が部活の休憩中にお前の作ったお好み焼きが食べたいと言っててな。俺が頼まれたんだが、どうだ?たい…やる気だねぇうんうん。
いや、コレはもう味見をしなくても分かる。うん。OKだ大河。だが出来ればジョイを入れるのは止めた方が良いな。除菌だからまぁ大丈夫だろう。
今度からで良いぞ、気をつけるのは。
でもなんでかな?オトウタマ。皿を持つ俺を見てビックリするのは酷いですねえ。
見てましたよ、大河は。もし良かったらって作ってましたよ。これ。
流石に学習したようだ。1GBくらいのメモリはあるのか、コイツにも。
「いや、今日はお腹は空いてな」いやぁ、コレ作るのに大河ちょっと火傷しちゃって大変でしたけどね、でもまぁ上手く出来て良かったって喜んで…すいません、なんか言いました?
へ〜。人の顔色って緑にもなるんだな〜って位の変色ですよ。いやぁ。笑わせるのは止めてほしいなぁ。
いいよぉ。完食は父の愛を感じるよ。さぁどうぞ中へ!って言ってるのにまた帰ったな。
香椎奈々子の日記より抜粋。
9月3日。
最近高須君が不適に笑ってる事が多いなぁ。
なんかやってるのかしら?
そういえばこの前「例えば大河にストーカーを掛けてる奴が居たとして、そいつを懲らしめたいなら香椎はどうすれば良いと思う?」と聞かれたわね?
あの時位からかな?おかしくなったのは。でも別に変な事は教えてないんだけど。ごく一般的な事よね?
大河の出したものは全部食べるでしょうから、徹底的に大河の料理を食べさせる。
それ食べたら大河と一緒に夕食だよ〜とか言えば食べるんじゃない?ま、夕食は無理だろうけど。
2・3日も持てば良いほうでしょ…それで終わりかって?まさか!その後そのストーカーの家に宅配で送ってあげるのよ。毎日毎日ね。あぁ、ゆうパックが良いわね。運送会社だと引越しされたら届かないし。ゆうパックだと転送かかるから。
そうねぇ。嬉しそうに料理をつくる大河の写真でも毎回添えると精神的な罪悪感も植えつけれるわね。
高須君。楽しいわよぉ。希望と絶望を秤に乗せて、目一杯の優しさをあげるのよ。あくまでも本人の意思で進ませるの。砂漠で見つけたオアシスが飲んでみたら激不味青汁でした〜て感じ?それを間近で見るの。
どうかしましたか?そう。それは囁く様に優しく語るのよ?きっと悪魔を見るような目で見て来るでしょうねぇ。でもそれは自分で選んだ道なの。その絶望感。はぁ……それがイイの。
周囲の人がドン引きだったけど…変?
高須君は嬉しそうにメモってたから良いんだけどね。
高須竜児の日記より抜粋。
9月4日。
おぉ!一日開いたが復活したのか…なんだっけ?たこ親父でいいか。
随分とまぁやつれたなぁ。よぉしよし。今、元気にさせて上げるからなぁ?
またまた大河を乗せて作った品。本日のメニューはクリームシチューか…とうとう食材を自分で調達してきてか。どこで買ったんだ?このタガメ。
節足動物まで混入するとは流石料理長。お前には脱帽だぜ。
おっと、俺を見た瞬間逃げようとするのは無しですぜ?だんなぁ。
大河自慢の一品です。題名は、パパと私。俺にはよく分かりませんが、昔パパと一緒に食べたクリームシチューが忘れられないとかで、覚えていないんですか?
うん。ナイス否定。「お、覚えているとも」だよねぇ。さぁどうぞどうぞ。あぁ、そうやって持つと足持っちゃいますよ?
今度は凄かったな。あっという間の完食だった。あっという間の撤退でもあったがな。
しかし俺も迂闊だったな。料理長を見くびっていた。俺が帰るなり「北村君なんて言ってた?」と目を輝かせて聞いてくるからな。美味かったってよ。と言って空の皿を見せた。
おお、おお。嬉しそうだ事。ま、いいか。と思った俺の前に差し出された一枚のお皿………なんですか?料理長?
「作りすぎたからアンタにもあげるわ」
…………シチューの中から俺を見ている奴が居るという不思議シチューを俺にくれると?
櫛枝よ。出来れば今度は俺の為に泣いて欲しい。下手すりゃ逝くぜ?コイツは。
とりあえずテーブルについた俺は「俺を喰うのか?」と訴えかけるタガピーちゃんはそっと避け、スープを飲んだのが………現在夜中の3時にコレを書く。今、起きたのさ。
だが、まぁビックリさ。向かいで大河が寝てる。つか目がナルトみたく回ってるが、と思ったら右手にスプーンを持ってたな。自分で喰って倒れるとは…取り敢えず布団にと立ち上がれば……泰子。なんでお前もスプーン片手に倒れてる?
大河。取り敢えずゆで卵からやり直そうな。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
9月5日。
さっき大河から連絡が来た。
お父さんと一緒に住むって話は向こうが取り下げたらしい。なんか遠くに引っ越していったそうだ。
生活費は今までの倍額振り込まれてるらしい。
きっと高須君がなんとかしてくれたんだね。
良かったね、大河。言ったら「仕方ないからもう少し竜児に世話させてやるわ」だって。
ほんと、素直じゃないね、大河は。
ありがとうね、高須君。
ここまでです。
次回はまた攻防戦です。
では。
一番槍GJ!!!
争奪戦がやばいなww
乙
哀れ父w
Nice boat
女体盛り
腹黒さま
の三つで鼻水出るくらい吹いた
【竜児の日記における大河の呼称】
・あんな可愛い女の子
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン
・マグロの生まれ変わり
・釣りキチ大河
・我が家に憑り付いた呪怨ガール New!!
・魔界の料理長 New!!
・ベロ New!!
>美味しいと思うんだけどなぁ、私の女体盛り。
まてww
今日もGJ!
竜児が外道すぎるw
保管庫も乙です。
なんたる早さw
奈々子様の女体盛り食べたいです
マジだw
管理人最近覚醒したかww?
奈々子様女体盛り!?
三名様一触即発!?
GJw
北村もこれから絡み始めるか
大河の問題も解決で先が楽しみだ。
たかっちゃん黒過ぎだろwww
アニキとの攻防戦は既に他の3名にも当然のように伝わっているという…。
ここにきて櫛枝フラグも立ちかけてる件w
もう何を想像しても文化祭の展開がヤバすぎてワクテカしすぐる
文化祭の展開が原作と変わることは目に見えてわかってるな……
恋する乙女もいいけど、
もっと、女王様女王様してる方が好きだな、俺は
スマン、誤爆orz
文化祭の亜美のことかと思った
あながちスレチでもなさそうだぞ
日記乙!なんでそんなにネタが浮かぶんだw
哀れ父クソワロタ 竜児黒すぐるw
竜児のキャラ、日記始まった当初と変わったなぁ・・・
哀れ父wwwwwwwww竜児GJ
大河の父が退場したことでさらにカオス度の増した
文化祭での展開にwktkが止まりませぬ。
>>良かったなぁベロ。べムが迎えに来てくれたぞ?
腹筋が決壊した
黒竜児GJ!
そして麻耶が完璧に脱落か?
竜児黒い上にわかってねぇw
でも結果オーライでみのりんフラグが立ってるw
こりゃ講義中に読むモンじゃねーなw
阿修羅男爵になったw
大河以外の娘をヒロインに持ってくるばあい、どうやって大河をフェードアウトさせるかが
悩みの種なんだが、
まず、竜児が大河父を応援する理由が、これで邪魔者を厄介払いできるからで、
そして、大河父に反発する理由がこれまた、好きなあの娘を泣かせたからという、
なんか、大河のことなんか最初からな〜んも考えてないというところがうまいな〜と思った、
なんというか、凄いシュールなんだよねw
でも最後は大河が一番自分を必要としてくれてる!
とかで大河とまるくおさまるかもしれんぞ…w
黒竜児面白すぎだろwww
呼称追加の「New!!」が地味に面白いなw
>>277 どうなんだろ? 現状、竜児を誰も陥落してないしできないだろうし、
まるおもアニキのことで頭がいっぱいで告白したところで
いい結果出なそうだけど。
>>280 大河はフェードアウト先がたくさん用意できると思うけど、
まるお、みのりん、亜美、疑似家族化、実母、自立など。
それよりやっかいなのは竜児→みのりんの片思いフラグだと思うが。
大河はあの家族だったからこそ竜児と結ばれることが出来たんだよなww
ある意味で親父に感謝すべきww
本家保管庫を見てたんだが、
「竜虎沐浴」がおかしい事に気づいた。
最後北村裸AAネタで終わるやつがまじってる。
時間あれば修正お願いしますー。
287 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 19:00:55 ID:kzPcPzxD
それはそれで良くね?
竜児氏ねとしかいいようがないwww
しかし竜児はいちおう女性陣には何も悪いことはして無い筈
>>289 緊急避難と言え、処女に高須棒はヤりすぎw
棒に血はついていなかった
つまりはそういうことよ
処女膜って膜じゃないのよ
皆さんこんばんは。
[伝えたい言葉]
の続きが出来たので投下させて貰いに来ました。
前回の感想を下さった方々、まとめて下さった保管庫、補間庫の管理人の方々ありがとうございます。
では次レスから投下させて頂きます。
[伝えたい言葉(10)]
「高須君が買い物してる間に買って来たんだ」
起き上がり、川嶋から駅前にあるドラッグストアーの名前がはいった紙袋を貰う。
「何だこれ、開けても良いのか?」
彼女が小さく首を縦に振って肯定したのを確認して口を閉じているテープは剥す。
中身に心当たりは無い………いやあるにはあるんだが、まさか…な。
「お、う…」
中から出て来たのは板チョコサイズの箱だった。
白地に鮮やかな文字……そして36個入り…と。
まさかのまさかで予想は当たった訳だ。
これってコンドーム…だよな?
「あ〜…。ほら毎回、何も対策無しはアレでしょ?
高須君も気になるだろうし」
と、頬を人差し指で軽く掻きながら川嶋が照れた様子で言った。
「ま、まあ、確かに…」
俺はそう返しながら箱を食い入る様に見ていた。
昨日までは成り行きで…みたいな感じだった。
行為の直前に一瞬だけ避妊の事は頭を過ぎったが、深く考える余裕は無かった。
だが、今考えると結構危ない事をしていたんだな…と思う。
万が一の事があって一番傷付くのは彼女なのだから。
こういうのを一人で買うのは恥かしかっただろう、本来なら俺が買っておくべきだった。
年頃の女の子、それで無くても川嶋は人の視線を引き付ける。
綺麗だし、スタイルも良い。
同じ位の年の同性の中で有名人…売れっ子モデルだから。
こういう物を買っている姿を見られるのはマズいだろう。
申し訳無い気持ちになってくる
だが彼女の気遣いが嬉しいのも事実で…。
「川嶋ありがとう」
その気持ちに謝って返すのは失礼だ。
だから俺は『ありがとう』と紡ぐ。
「うん。これで気兼ね無く出来るね、…高須君と最後まで繋がっていたいし…、あ」
そう言った川嶋が可愛くて俺は手を引いて抱き寄せる。
「俺も川嶋と…」
『繋がっていたい』
その一言は最後まで言わせては貰えなかった。
何故なら彼女が唇を重ねてきたから…。
戯れる様に、啄む様に、優しく口付けされた後、しばらく見詰め合っていたら川嶋が俺から避妊具をひったくる。
「んふっ…高須君、亜美ちゃんに見とれて"大事"な事を忘れているし」
と微笑みながら手早くビニールを剥ぎ、中から一つ小箱を取り出して、更に一綴りになった避妊具を引っ張り出した。
「コレ、着け方分かる?」
川嶋が一つ避妊具を切り離し、人差し指と中指で挟んで聞いてくる。
「いや…何となくしか」
『今まで使う相手が居なかったしな…』
それは心の中で呟いておく。
やっぱりコレは一度でも装着をミスると再使用不可なのだろうか?
おお…それはいかん。
一つでも無駄にしたらMOTTAINAI、だから逆に俺からも聞いてみる事にする。
「川嶋は知ってるか?」
と…『知ってるわけないじゃん』という返事を頭の中で想像しつつ。
「知ってるよ」
「だよなぁ…って、おぅ!?」
だが返って来た言葉は予想外で俺は驚きの声を洩らす。
『何故に知ってるんだ』
率直にそう思った。
まさか…その、使った事あるのか?
『俺だけ』だと思っていたけど…違うのか?
いや確かに『初めて』は俺が……じゃあ海外に仕事に行っている時に…。
等々、グルグルと頭の中で様々な考えを過ぎらせていると川嶋が噴出す。
「ぷっ…、高須君…今、変な事考えてたでしょ?」
ニヤニヤ笑いながら、川嶋がグイッと顔を近付ける。
「例えばぁ…亜美ちゃんが他の男の子と"コレ"使った事ある、とか」
斜め下から覗き込む様に彼女が呟く言葉。
まるで俺の考えを見透かしているかの様に言い当てた。
「う…もしかして…マジなのか?」
「ふふっ…どうだろうね?亜美ちゃんって超絶可愛いしぃ」
図星を突かれたうえに、川嶋の言った事に俺の心は掻き乱される。
俺しか知る者が居ない川嶋を知ってしまった奴が居るのでは無いかと…。
思わせぶりな言い方に不安が募る。言い様のない苛つきも…。
「……………う・そ」
「おぅっ!?」
だけど、その不安と苛つきは一瞬で吹き飛ばされて霧散する。鼻っ面に食らったでこピンと共に…。
「保健体育の授業で習ったの。うふふ…高須君ってば面白い〜。
顔が赤くなったり黄色くなったり…最後には青くなって…信号みたいだったぁ」
含み笑いで川嶋が俺に対してそう言う。
…からかわれた。
シャレにならねぇ…。心臓に悪い。
だが…
「…私は"高須君だけ"だから」
川嶋が眉を僅かに下げ、消え入りそうな声で呟く。
「少しだけ疑っちまった。川嶋、悪かった…」
そう。川嶋からしたら『普段と同じく』からかってみただけ。
そうしたら俺があらぬ事を考えたのだ。
今、一番信じたいヒトを疑ってしまった…。
その事が腹立たしい。
「謝るよりさ…行動で示してよ」
確かに俺達はまだ『恋人未満友達以上』だけど心は繋がっている。
互いに信じないと壊れてしまう。
どんな些細な事でも…。
綱渡りをしている様な危うい関係なのかもしれない。
「ん…」
だから一緒に手を繋いで渡れば良い。
俺が川嶋を引っ張ってやる。
謝罪より行動…そう言う彼女に俺は口付けで示す。
先程、川嶋がしてくれた様に啄む。
一回、二回…唇で戯れ合う。
「…ん、ありがとう高須君」
俺が唇を離すと川嶋が微笑んで紡ぐ。
彼女が俺で『遊ぶ』のは今に始まった事ではない。
だから気にしないでおこう。
「川嶋…しようぜ」
「ん。じゃあ着けてあげるね」
俺に見せ付ける様に川嶋が、包装を唇で破りピンクの薄膜を摘む。
そして先の突起を指先で摘み、息子にあてがう。
彼女の白く細い指が、ゆっくりゆっくり息子の先から薄膜を被せていく。
巻かれたゴムが下がっていく毎に微かに加わる圧迫感。
たまに引っ掛かったり、巻き込んだり…でも確実に覆われていく。
「高須君…乗っていい?」
根元まで被せられ、続いて彼女がそう聞いてくる。
「おぅ。川嶋…来いよ」
そう言うと、胡座をかいた俺の膝の上に彼女が跨がる。
首の後ろに左手を回し、右手で息子を持って…。
「ん…う。ん、ん…んあ…」
冷たい外気に晒されていた息子が熱くて狭い彼女の体内に呑まれていく。
柔らかい膣肉に息子が搾られながら揉まれる。
それは彼女の呼吸に合わせて僅かにだし、薄いゴム越しだけど…確かに感じる。
そして汗ばんだ身体が密着し、腕が、足が俺に絡み付く…。
「ふ…う、あ…んん。ふっあ…」
根元まで挿入り、奥まで貫き終えると、
甘く切ない喘ぎを洩らしながら、彼女が強く俺を抱き締める。
胸板に押し潰された柔らかい胸、そこからトクントクンと伝わる川嶋の鼓動。
暖くて…熱い。
俺は彼女の背中に両手を回して抱き寄せた。
腰に回された足がグッと強く巻き付き、俺達は限界まで密着する。
「ね、ぇ重くないか…な?ふ…、うんんっ」
「川嶋は重くなんかねぇ、すげぇ軽いし」
そう。川嶋の体重は軽い。
でも妙に抱き心地は良い。
無駄な贅肉が付いている訳では無いのに、なんでだろうな?
「あは…だよねぇ。亜美ちゃん超痩せてるし…、ん…高須君」
冗談めいた口調で川嶋が微笑みと共に返して、頬を寄せる。
「凄く暖かい。身体がポカポカしてる…」
耳元でそう呟かれ、俺は彼女と同様に囁く。
「川嶋、お前の方が暖けぇよ」
俺は腰を緩やかに前後させる。
息子の頭に絡み付くザラザラした膣肉。何も着けて無い時より僅かに感覚が薄い。
でも…やっぱり気持ち良いんだ。
ゾクゾクと背中を走る快感の電流に溶かされそうになる。
「あ…ふ。たかす…くぅん、奥ぅグリグリしちゃ…ひうっ」
川嶋がビクッと跳ねる。そう、彼女にとっては奥を抉られている感覚なのだろう。
彼女も円を描く様に腰を動かし、刺激を求め始める。
「はあ…、あ…あ。堪らない…よぅ。あぁ…あ」
柔らかい肉が密着して擦れ、纏わりついてくる。
その気持ち良さに腰が溶けてしまいそうになる。
「んくぅ!は…ぁん、はっ…はっ」
甘ったるい川嶋の匂いと…生々しい雌の匂い。
それらが鼻をくすぐり、布団が身体と擦れる音と川嶋の浅い呼吸、切ない啼き声が耳元で聞こえる。
押せば柔らかく弾き返して、吸い付くきめ細かな白い肌。
膣肉で締め付けられ、彼女の体重が掛かって奥深くで揉まれ、快感が連続して打ち寄せてくる。
キシキシと微かにベッドの軋み音が増していくのは、川嶋がカクカクと腰を小刻みに擦り付けているから。
横目で見てみると、トロンとした瞳で気持ち良さそうに俺を貪っていた。
「ふっ!う…んん、あ!あ…ひっ!あっ!」
しがみつく力が強まっていき、ピッタリと寄せられた腰同士がぶつかる。
息子の先にグリグリと擦り付けられる膣の奥の弾力のある部分。
柔らかいけどコリコリしていて、擦れるとゾワゾワと総毛立つ感覚に襲われる。
息子の頭の下辺りに絡み付くザラザラした膣肉、それは舌が這いずり回るのにも似た強い刺激。
「っあ!……あっ!!あっ、うっ、あっ!!!あは…ぁっ!!」
もっと強い刺激が欲しい、川嶋の可愛い姿も見たい、だから俺の手は背中から尻へ滑っていく。
柔らかい尻を下から鷲掴みにして強く突き上げる。
すると彼女が身体を跳ねさせ、白い首を反らせる。
俺はその首筋に顔を埋めて甘える…鼻先をグリグリと押し当てて。
「くふぅっ!あ…、たかす、くぅんっ!はっ…あ、あっあぁ!!」
柔らかい膣肉を掻き分けて突進む快感、引き抜くと腰が蕩けてしまいそうな浮遊感。
膣壁がピッタリ吸い付き、彼女が悦ぶ毎に揉まれて搾られる。
その堪らない刺激、気を抜くと今にも達してしまいそうになる。
だからか俺は無意識に川嶋の喉元に吸い付いてしまう。
獣が交わる様に激しく腰を打ち付け、強く吸い付いて彼女の身体に俺の想いと質量を刻む。
「ひあぁっ!あっ!あふぅっ!!や…あ、あぁっ!!たかすくぅんっ!!たかすくぅん!!」
彼女が俺の頭を強く抱き締めて躍る。
川嶋と俺は溶け合っていく。
互いに身体がほてり、汗だくになって触れ合う部分がジンジンと疼く。
「ふ…、う。ん…あぅ♪……あっ!!あっ!!」
だけどまだ足りない。
まだ見ていない『川嶋』は沢山ある。
見せてくれるよな?
そんな欲求が俺をつき動かし、繋がったまま彼女の身体を動かして四つん這いにさせる。
向かい合った姿勢から後背に変わる際、彼女がブルッと大きく身体を震わせて悦んだ声で呻く。
そのまま俺は彼女に覆い被さって、シーツを掴む手に指を絡ませて握る。
「か、わしまぁっ、くぅ…身体、痛くないか…、ふっ!!」
ガツガツと柔らかい尻に腰を打ち付けながら川嶋に問い掛ける。
上体をシーツにベタッと付け、尻を突き上げた体勢の川嶋が蕩けた表情で紡ぐ。
「う、うぅんっ!!い、いいよぅ!!たかすくぅんがぁ…あみちゃんの奥に当たってるぅ!!ひあっ!!」
と…。
問い掛けた内容とは違う答だけど川嶋は相当気持ち良いらしく、舌足らずな甘えた声で啼いている。
「んうっ!んあ、ぁあっ…あんっ!!あっ…く、うぅんっ!!」
桜色に染まり、憂いを帯びた川嶋の甘い発情した啼き声、サラサラした艶髪から香る匂い。
俺は彼女の髪に顔を押し付けて抽出の速度を速める。
敏感な息子の頭が膣壁に絡めとられて、引っ掛かりながら熱い胎内を蹂躙していく…。
腰が砕けそうな快感に全身が支配され、止まらなくなる。
「あんっ!は…あぁ!あんっ!!あんっ!!」
彼女も俺と躍る。
突き上げる動きに合わせて腰をフリフリ…そんなスケベな腰遣いで…。
恐らくは無意識にしているのだろう。
『もっと…もっとぉ』
そうおねだりする様に尻を押し付けてくる。
「あんっ!あんっ!!…ふ、ひゃあっ!?あっ…らめ…っ!!」
「お、おぅっ!?」
そんな時だった、それを見つけたのは。
それは艶髪から覗く彼女の耳…、俺は何気なしに唇で甘噛みしてみたんだ。
すると、ただでさえ締められていた膣内が更にキュウ〜って…。
一瞬、腰から力が抜けてしまい、その強烈な『味』に達してしまいそうになる。
そして…俺は夢中で彼女の耳をねぶる。
あの堪らない痺れの虜になってしまって…。
「ひ…っあっ!!あ…ふっ!!た、たたかすくぅんっ!!らめぇ…あみちゃん蕩けちゃうようぅ!!」
耳の形に沿って、舌先でチロチロと小刻みに舐めると川嶋が震え、膣内も呼応して震えて締まっていく。
熱い愛液を湛えた柔らかい膣壁が息子を縦横無尽に…まるで形を確かめるかの様に蠢く。
それに加えて、膣の奥の方はザラザラしていて…おぅ、そうだな『カズノコ』みたいな感じ。
言葉で言い表すのは難しい、しいて言うなら夢見心地で翔んでいる気持ちだ。
「か、噛んじゃ…あっ!!あ、あっ…ひうぅ!!」
犬歯で何度も甘噛みしながら、ねっとり緩慢な舌遣いで責める。
息子を根元まで深く挿入て、円を描く様に掻き回すと彼女が俺の手を力強く握り返す。
そして乱れきって、熱に浮かされた川嶋がガクガクと腰を震わせるんだ。
もう堪らない…。その仕草が可愛く、それでいて健気で…。
「っ!う…あ…っっ!!…は…っあ…はあ!」
その事で感きわまったんだと思う。
突然襲って来た腰がムズムズする感覚。
絶え切れずに俺は射精してしまう。
「んっ!あ…はぁ…!…はぁ…あっ…あうぅ」
川嶋が身体を震わせて浅く息をしている。
その様を俺は彼女に覆い被さったまま、何処か遠くから見ている様な…不思議な感覚に陥る。
激しく脈動し、避妊具の中に吐き出される精液が纏わりつく。
その違和感と熱く痺れた思考が耳鳴りを伴いながら醒めていく。
「ん…あ…、おち、んちん…ビクンビクンして…る。んんっ……」
浅い呼吸で途切れ途切れに川嶋がそう呟く。
ポーッと蕩けた笑みを浮かべ、嬉しそうに…。
そんな彼女の呼吸に合わせて…膣肉が…ヒダがウネウネと蠢く快感。
最後の一滴まで搾り取られそうな…強い刺激。
射精が終わり、痛みにも似たジンジンとする疼きが敏感になった息子を包む。
その…ゴム着けてもコレなんだよな?
じゃあ…着けずにしたら…。
とか考えてしまい、俺は我に返る。
それは……もっと先だ。俺達は『子供』だからまだ無理。
と…。
自身の中で生まれそうになる欲望を必死で抑えて、俺は川嶋をしっかりと抱く。
.
事後、俺達は無言のままベッドの上で壁にもたれ掛かっていた。
何も纏わず、膝を抱えて…でも『気まずい』とか『余所余所しい』わけではない。
何だか照れるんだよな。
初めてな訳では無いのに…初めてした様な気持ち。
だからか、事後の甘い語りやスキンシップも出来なくて…。
そんな時だった、川嶋が俺の身体に寄り添ってきたのだ。
「…高須君…寒い」
そう一言だけ紡いで、再び押し黙る。
「おぅ…。だったらこうすれば寒く無いだろ?」
俺は掛布団を彼女と纏って肩に手を回す。
ちょっと馴々しいかもしれない。
だけど…こうしていたい。
「うん。…あのさ、変な事言うけど」
そう川嶋が言って俺の手を握る。
「…二年生が終わるのって、あと三か月も無いんだよね」
「おぅ。そうだな」
その問い掛けの意味が分からず、俺はひとまず頷いて彼女の出方を待つ。
「色んな"関係"とか"しがらみ"を纏めるのに、それだけしか無いんだな…って。
私、高須君に"考えろ"とか言っちゃったけど、自分も考えなくちゃいけないんだよね」
そう言われて俺は首を傾げる。
俺はともかく、川嶋も考えなくてはいけない事があるのか?
と…。
この流れからして、俺や川嶋…周りを取り巻く人間関係を含めて…の話だと思う。
だからこそ疑問に思うんだ。
「川嶋もあるのか?そういうの」
「あるよ。いっぱい…ね」
意味深に川嶋が呟いて遠くを見る。
その横顔は辛そうだ。
「大河や実乃梨ちゃんの事。もちろん高須君の事も…全部ひっくるめて考えなくちゃ…」
深く溜息をついた後、川嶋が身を乗り出して俺の瞳を見詰める。
「…それが全部、片が着いて…その時、高須君が、まだ私の事……想ってくれていたら……」
川嶋が俺の膝に置いた手に僅かに力を込め、小さな声で続ける。
「また……高須君に告白させて……欲しいな」
そう言った彼女は不安そうで、でも決意を秘めたまなざしをしていた。
「………っ」
その真直ぐ俺に向けられた瞳に魅入られて、息を呑んでしまう。
「高須君は焦らずに考えていて欲しいんだ。でも私は…」
そう言って彼女はコンドームの箱を手に取って再び口を開く。
「コレ……が無くなるまでに"絡まった糸"を結び直して来るよ」
『絡まった糸』が何なのか…ハッキリとは分からない。
でも、その『糸』が綺麗に結べて、俺が考えを纏めたら、俺達は…。
「…分かった。なら俺は焦らずに…考える。…お前と一緒に」
「でも、その"糸"って奴を結び直すのは川嶋と俺じゃ出来ないのか?」
「…高須君が手を出したら、もっと絡まっちゃう。だからそれは亜美ちゃんに任せてよ」
優しい笑みで川嶋がそう紡いで、俺の身体に抱き付く。
「…それって凄く難しくて辛い事なんだ。だから…少しで良いから頑張れる勇気を…頂戴?」
川嶋が俺を見上げて顔を近付けていく…。俺達の影が重なって唇が触れて、数秒後には離れる。
川嶋と居るだけで、こんなに心が満たされて、癒されて、もっと見てみたくなる。
触れて、重なっても…それでも全部は見れない。
何故なら俺達はまだ恋人にはなれなくて、まだ少し時間が掛かる。
だけどいつかは全部、見れる。
一年間持ち続けた櫛枝への『想い』を完全に断ち切れたならば。
そして、何の迷いも無く川嶋に言ってやるんだ。
『川嶋、お前の事を誰よりも愛している』
と…。
そう。
それが俺が川嶋亜美に
『伝えたい言葉』
終わり
以上です。
このままだと半端無く長くなってしまいそうなので一旦、完結にさせて頂きました。
ちょっと息抜きの作品を投下した後、続編を書こうと思っています。
長々と皆さんをお付き合いさせて申し訳無い。
では
ノシ
GJ!
亜美が健気でかわいい!
よろしければ次回作もお願いします
GJ!!
乙です
やってることはすごい甘いのに二人の関係が切ない…。
この二人には幸せになって欲しい
GJ!!
続編楽しみにしてます
そろそろ棒姉妹を……!
奈々子様との絡みが、見たいと…です。
最近予想するレスが横行してるが、良いことなんて無いんだからやめようぜ
>>314 全然できてません。
ハルキの新刊読み終わったら、続きに取りかかろうと思います。
>最近予想するレスが横行してるが、良いことなんて無いんだからやめようぜ
意味不明もいいところだ。酒の飲みすぎか?
いい病院を紹介してやろうか?
ともあれ、◆KARsW3gC4M 氏GJ!
展開当てられると書く気無くなるって言いたいんだろ
>展開当てられると書く気無くなるって言いたいんだ ろ
その程度の覚悟なら書かなくていいよ
口直しに、
◆KARsW3gC4M 氏GJ!
書いてる人だってほとんど冗談でしょ
真面目に展開当ててイヤがらせしてやろうって訳じゃないんだからさ
同意
その程度の事で気分を害するような構ってちゃんは最初から書かなくて良い
気分を害する事は無いけど展開を当てられると
「どう(いい意味で)裏切ってくれようか(´∀`)」
と考え過ぎて自滅したことがあるなぁ。考えすぎよくないね。
まあそれまでの話の筋からある程度展開は予想できるし
書いてる人がいちいち気にするほどの事でもないと思うよ
別に読者の予想を裏切るような斬新な話にしろなんて求めじゃないんだし
書きたいように書いてくりゃれ
325 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 01:18:05 ID:w+o3voqH
ってかね、近況聞くような話振って自分語りさせたり
誘い受けさせるような話振ったり、じわじわと荒らす方向に
もっていってるとしか思えないよな。約数名。
素でやってるとしたら相当程度低いよ?
ってageちまった、これじゃオレも同じだ、スマン。
書き手さんは書きたいように書いてくれってのは同意する
が、
>>318と
>>320はもっと良い言い方ってもんがあるんでないかい?
_ミ`ー‐、
`⌒丶、'ー-、_ + 十
 ̄\―ヽ._ 二_‐-
\ \  ̄ ‐-  ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、
 ̄\ ̄ \‐- ╋__..ニ -―― ´ ̄ __... -―一┘
+ ニニ ー--\ ⌒Y´ ̄ `丶 __,. -‐二´  ̄ ― +
 ̄\ ! =,. -‐ 二_
_ ヽ.._ ノ
 ̄ 〉 ー- ノ三二 + ま、皆全裸ネクタイで待機ってこった!
十  ̄―/ ,' /二  ̄ _
ニー/⌒∨ / 二/ /⌒'l  ̄
_ / l /二 / ,イ |二_ ぐるん
/ /| / .ノ 〈. ′ / | _|__ ╋ ぐるん
 ̄_/ _/_ヽ_, .__,/ | |_
彡ニ ,ノ __( )_ 〈__ 三ミ +
+ `⌒  ̄∨ ̄∨― ⌒´
>>290 >>291 会長の初めてを高須棒で破った事にこだわる奴が投下後からいるけど
そんなに奥まで入れてないだろjk
高須棒の方がおそらく繊細かつ大胆であろう竜児の棒扱いと相まって
処女の入り口付近をこそぐるにはむしろ手よりいいかもしれんw
新品だろうけど掃除道具を多分処女であろう女性の膣内にぶち込むのは高ランクの鬼畜だよな
>>309 非常に好みな作品でした
続編まってます
>>309 GJッ!!!!!もう二人には幸せになって欲しいわい。
他の作品でも続編でも私はワクテカしながら待っていまっせ!!
だがちょっと待って欲しい。
お前らは北村棒と聞いて何を想像する?
つまりはそういうことだ。
>>309 GJ!!
亜美が自分の気持ちに素直になったら、誰も拒否できないでしょうね。
それくらい魅力的でした。
続編も楽しみです!
前スレ>511
ノ
前スレの埋めネタが途中で終わったので私は続きを希望します
>>309 GJ!
連載初期は竜児がみのりんを好きなまま、
同情で別の女とエッチする奴じゃないって思ってたから違和感バリバリだったけど、
終わりに近づくにつれて竜児らしさが出ててよかったと思います。
>>329 俺にはvs会長を含め、あれだけのことをしていて
処女膜をやぶってないからとか、突っ込んでないからとか、イってないからとか
わけわからん理由でみのりんを裏切ってないと思ってる
竜児がありえんとは思うわ。
いや、作品の良し悪しとは別にね。
まぁ付き合ってるわけじゃないんだからそもそも裏切るも何もないわけで、
今の段階で裏切ってない、って言い張った処でみのりんは困らないしいいんでねーのw
当事者としてはなんでもない行為、といわれりゃーたまったもんじゃないだろうが。
やっぱり毎日投下なんて無理なんだな
穴があったりミスがあっても、毎日投下での出来ならすげぇ才能だと思ったが
やっぱ一回あくと、ペースくずれるな
まぁ普通に作品書いてても、終盤はどうまとめるか考えるのに時間かかるし仕方ないわな
>>335 性別が逆だったらと考えるんだ。
無意識に男性をひきつける、たかすさん(女)が
押し倒されそうになるも、好きな人であるくしえだ君(男)のために、
指テクを使って相手をイかせて貞操を守る。
これなら裏切ってるとはならないんじゃね?
むしろ周りの男がくそすぎるだろその状況w
それぞれの反応はあるのが当たり前。
ただ続きは読みたい。
毎日でなくても良いから落として欲しいだけ。
途中で消えては欲しくないなぁ。
結構、消えるの多いし><
連日投下してペース落ちて最後には消えてしまった某サミットと同じ匂いがするな、日記は。
え?サミットって完結したんじゃないの!?
俺ずっと完結したものだと思ってた……
日記は
好きだけど
流されすぎな竜児がらしくない気はする。
恋に溺れる女子を淫乱に描きたくないために
竜児が原作と比べ物にならないほど手前勝手で自分をごまかし続ける男になってるのは痛い
ハーレムエンドでない限り、選ばなかった女子と向き合う場面もあってほしいものだ。
面白いけどまあ原作の竜児とはかけ離れてるね
別に原作ではないのでこのままでいいけど
設定もメチャクチャだし別にいいんでね?
ああでもない、こうでもないって言ってんじゃねーよ
おまけにエロパロ板で登場人物の非難とか何様?w
作家の人はおまえらを楽しませてくれてんのに
少し気に入らないからってウダウダうるせーksばっか
気に入らなきゃ見るな、そして来るな、勝手に語るな。
楽しんだらお礼を言え、そんでもって応援しろ。
それが礼儀だろ。
348 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 14:22:12 ID:kJ25P7h0
ここはそういうとこ
マンセー意見以外いらないなら2chに投下すんな
まぁ、こうやって廃れていくってのが良くわかった
俺も書く方だけど別に読む人を楽しませようなんて考えた事はないんだがな
自分の中でこういう話が面白そうってのを適当に文作って放り投げるだけで満足だし
面白いって言われるとそりゃあ嬉しいけどそれが主目的じゃないしなあ
他の人はどうか知らんが自分の書いた文を褒めて欲しいってんなら場所を間違ってるとしか言いようが無い
俺も書くほうだけど
GJとだけ書かれるよりあれこれ文句言われるほうがいい
文句もひとつの意見だしためになる
_ミ`ー‐、
`⌒丶、'ー-、_ + 十
 ̄\―ヽ._ 二_‐-
\ \  ̄ ‐-  ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、
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[ノーマル全裸待機]
∧_∧
( ・∀・) ドキドキ
( ∪ ∪
と__)__)
[ツヤツヤ全裸待機]
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) 喪舞ら、ツヤツヤしすぎ!
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
[お花畑で全裸待機]
* *
∧_∧
*. ( ・∀・) ドキドキ * ** *
( ∪ ∪ * ** *
**...と__)__) ** * * ** * **
個々人色々意見は言ってても、まだ別に「○○はもう書くな!」とか言ってるレスは無いと思うが。
いいではないか。それぞれの楽しみ方で。(昔は知らんが)
>>341 俺もサミットは完結してたと思ったけど、違ったっけ?まとめでは(完)になってた
ハルヒスレが廃れていった初期の雰囲気に似てきましたね
357 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 16:00:06 ID:dAy03rag
358 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 16:00:51 ID:dAy03rag
>>356 ・専ブラの設定項目のデフォルトでsageチェックに入れてるやつ
・ID強制板でsageチェック入れるやつ
人間未満の存在
359 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 16:02:59 ID:KFa2XGhq
sage原理主義者ってどこにでもいるな
アンチsageってスレに関係なく何時でも何処でもわめくよね
361 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 16:28:50 ID:YJ+7x3IY
喧嘩をふってくるのは必ずといっていいほどsage厨からだよな
よそでやってくれない?
>>362が「よそでやってくれ」と思うなら、
先ず喧嘩を吹っかけた
>>356を嗜めましょう。
そうすれば公平になり荒れないと思います。
>>362 くだらない事を書くな!
間違えました。最後の362は
>>356です。すみません。
そもそも「意見はもっともだけろsageろ」ってのが意味わからん
ageでもsageでもどっちでもいい
結局、この議論してる奴全員キモいw
>>365 どっちでもいくはない。
ageると悪目立ちして、無駄に荒らしを呼び込む可能性が
ある以上、sageをデフォにするのが合理的かつ紳士的。
「使わない電気は消す」
「水を出しっぱなしにしない」
等と同レベルの、文明人のエチケットだと思う。
/: : : : : : : : : : : : : : : : :`: : .、
/ : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : ヽ
,/ : : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : : : : ,': : : : :/ : :i : : : : :|: : : : : ',
/ : : : : : : : : : : : |: : : : :{: : :|: : : : : |: : : : : : |
|: : : : :i : : : : : : : |,:」l:_;lTiニ;トL:_: : l|: : : :i: : :|
,| : : : : l : : : : : : : :|,ィぅテ圷ミ `` L: : ソ: : /
|: : : : : | : : : : : : : |代z::ソ ィぅミ,ン: :ノ
|: : : : : | : : :|: : : : |ヽ 、、 ヒツ,!/:|´
| : : : : :| : : :| : : : |l, | `` , ,ri|
| : : : : :| : : :|: : : :|v 丶 ``| |
! /: : : :|: : : :| : : :| \ 「 フ ,|, | ここらで、や・め・て。
,|/: :i: : :|: : : : l : : | ヽ ゝ. / /
/ : /: : :| : : : :ハ : :| | / /|
/: : :/ : : :|: : : : : ヽ :|\ ll`i ´ /: : |
: :, イ‐-:、 |: : : : : : : : ヽ|、 代 |、: : : |
/:::::::::::::::::ヽ: : : : : : : : ト 、` ヽ|:|, / 入,: :|
::::::::::::::::::::::::\ : :ヽ: : |:::::::::`ヽ! 、, /::::\:|
:::::::::::::::::::::::::::::\ :ヽ: |:::::::::::::::::o::|o:::::::::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::\: |:::::::::::::::::o::|:::o::::::::::::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`|::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::\
次のSSはまだどすか?
この空気じゃ投下してくれる職人少なそうだな。
日記さん……続きが読みたいです……。。
職人を潰すのはいつだって無能で強欲な勘違いユーザー
SSスレに限った事ではないけどね
日記氏かあむばぁぁぁあっく!!!
日記っニッキッ
確かに日記は面白いかもだが、日記日記言うのはどうかと
民度低すぎ
クールに行こうぜ
浅田飴
女性陣の料理スキルって順位つけるとどうなるんだろうな
一番上と下は確定だが
奈々子と実乃梨はかなり出来るよな
麻耶と亜美は同じくらいでほとんど出来ない?
大河は言わずもがな……
>>354 一応、本編は(完)になっているが……。
「亜美ブログエンド」を見ると、最後に「―後編に続く―」とあるのです!
しかし、もしかして保管ミスか……?
独断偏見料理スキルランキング
1 奈々子
現役家事見習い。家庭的なイメージもあり多分一位。
2 さくら
プロ志望。菓子の勝率は7割。姉には負けたくない。
3 すみれ
多分、何でも出来ちゃう人。
少なくとも家庭科で一度習った料理は完璧に作れる。成績学年トップだし。
4 実乃梨
得意料理はポテト大盛り。ダイエット弁当の開発に余念がない。
バイトで鍛えられたスキルで速さはダントツ。はやいうまいやすい。
5 木原
得意料理はサンドイッチ。
調理実習では奈々子に任せきりだが、お菓子作りは大好き。
たまに奈々子とクッキーを焼くが形が歪。
6 亜美
弁当はレトルトと冷凍。お腹が空いたらスドバ。パスタとスープが好き。
料理はしないが、「エプロンと亜美ちゃんって最強のコラボじゃね?もはやヤバくね?この破壊力。決定力。」と思っている。
7 ゆり
実は料理は得意なのだが、1人分作るのが虚しいので意地でも作らない。今日もファミレス。
8 やっちゃん
時間をかければウマく作れる。でも竜ちゃんが居るので作る気はない。
9 大河
得意料理はお粥と目玉焼き。
竜ちゃんが食べたいと言えば、平気で指を犠牲にする。
こんな感じでどすか?
とりあえず、料理バトルで誰が一番嫁に相応しいか争う話が読みたくなりました。
>>379 その妄想にそのまま肉をつけていけば文になるですよ。
最初は綺麗な文体なんか意識しないで、思い付きをメモして繋げる
といいかも。
とりあえず、書いてみるんだw
竜児側の伝えたい言葉(7-10)が亜美ルート100%ENDのアンサーに思えてきた
>>379 7番以降料理スキル関係ねーじゃん
出来るが意地でも作らないってスキル関係ねーし、オモロカタ
実は会長は料理はからきし……とかだったら面白いなww
高校って家庭科必修なの?
選択科目だったりしないのかな。
うちは私立だからか存在自体が無かった…
何が言いたいかと言うと、
料理が兄貴のウィークポイントの可能性は無いのかな?とf^_^;
15年前から必修
そうなのか。
歳がばれちまったな(汗)
今日も現れず…か。
なぁに、気長に待つさ。
ども。
金・土と夜はバイトになって落せなかった。
先週もバイトで4時位に投下だったかな?。
すまんでした。
つか、わが竜児君の所為で少し荒れたみたいで申し訳ない。
色々言いたいことも有るでしょうが、許してやって下さい。
しかしKYな俺は今夜も投下しますんで、よかったら読んでくださいね。
とりあえず徹夜明け、いったん寝ます。
おやすみです。
>>389 ROM専で書きもしない、書き込んだら書き込んだで文句しか
垂れないやつらなんてほっておけばいい。
文句言えるって事はちゃんと読んでるって事だし性質の悪いツンデレだ。
続き期待してる。
>>390 文句ではないと思うんだけどなあ?
みんな感想言ってるだけでしょ?
>>389 しっかり休んで、作品投下してください。
結末が高2の3月なのか、高3の3月なのか、はたまたそれ以上続くのか。
バテない程度に頑張って、竜児達に結末を与えてやってください。
>>389 荒れてない荒れてないw
ちょっとした議論はあったかもしれんが、こんなん荒れのうちに入らない。
どうか心身に障りの無いよう、無理せず投下を続けて下さいな。
完結まで見ていたい、と思える連載型SSに出会ったのは久しぶりなんだから、さ。
393 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 10:36:56 ID:Vb6ncrqi
普通に考えたら週一ペースでも早いくらいだべさ
すまん、下げ忘れた
>>389 生存報告待ってました
とりあえずおやすもー
楽しみにしてるよん
イニGか…
なんと素晴らしい…。
これは良い画像だ。
補間庫の管理人もけいおんじゃなくて
とらドラ描いてくれ。
どもです。
再び日記。落したいと思います。
今日も外道な竜児君はどこへゆく。
それでは次レスより投下します。
逢坂大河の日記より抜粋。
9月5日。
まったく竜児は気が利かない駄犬だ。でもまぁいいや。それでもアイツは良い奴だもんね!まぁチョッとだけど。
でもバカチーもなんであんなに疲れてるんだろ?そんなに大変ならなんか削ればいいのに。
モデルと文化祭の主役。それに普通の学校生活。息抜きも必要よね?
ま、竜児も役に立ったならいいんだけど。
なんかバカチーの様子がおかしいからアンタ見て来なさい!って言ったら渋々バカチーの所に行った。
でもまぁ、帰って来た時はバカチーも少しは元気そうになったし、私に「ありがとね、タイガー」だって。
いいのに、そんなの。友達、だし。
竜児は何したんだろ?聞いても「?別に変わった事はしてない。お前と一緒だ」…意味が分かんないけど、ま、いいか。
川嶋亜美の日記より抜粋。
9月5日。
ふふ。ほんと、今日はタイガーに感謝だなぁ。確かにちょっと疲れたから何時もの隙間に居たら高須君が「どうしたんだ?」て。
「大河に派遣された」ってぼやいてた。そう云う事は言わない方が良いと思うな。て言ってもキョトンとしてたな。
高須君はまだ二人っきりになると構えるよね?流石に私だって学校では変な事しないのに。
ちょっと疲れただけだよ。って言うと少し考えて、「ソコどけろ」って私を引っ張ったんだよねぇ。アレは一瞬ムカついたかな。
でもまさか後ろに回って抱き付かれるとは思わなかったな。いきなりだと流石に照れるでしょ?普通。
で、そのままストンって私を抱えたまま高須君は隙間に座り込んだ。ま、あれは、ちょっとね。うん。嬉しいと言うか恥かしいというか。
なんで?って聞いたら「知らんけどな。大河はこの体勢がゆっくり出来るんだと。狩野先輩もそんな事言ってたしな。嫌なら止める」
狩野先輩の名前は出さないと思うよ?普通はさ。でもいいか、きっとソレが高須君だもんね。
だから、ううん。ありがと、少しココ、借りるねって。「…おう」としか言わないけどね、充分だよ、高須君。
ほんと、今日は感謝だよ、タイガー。
高須竜児の日記より抜粋。
9月5日。
なんとも文化祭も近付いてくると慌しいな。
しかし春田の脚本が意外とウケテいるのが不思議だ。ま、面白いのかも知れんが、俺が大河の手下と言うのが気に喰わん。
去年はホラー喫茶の店長で今年は悪の手先か。来年にはTウイルスでも打ち込まれるんじゃなかろうな?
大河が夜に「そういえばあんた、バカチーに何したの?なんかバカチーすごく機嫌良くなってたけど」お前に人の機嫌を伺えるとはな。どうして俺の苦悩に気が付かないのか知りたいもんだな。
しかし今現在、「私はアンタの親分で疲れたんだから!」と言って俺の上に陣取ってポテチをバリボリ喰ってる奴の台詞とは思えんな。
同じ事をしてやっただけだ、と言ったら顔を見上げて「…?逆さま……」とはな。駄目親分め!
春田よ。少し配役を変えないか?こんなミニマムドロンジョ様に付いていっても、征服出来るものなど精々が山の手幼稚園さくら組の皆様位のものだぞ?
「なによ?ドロンジョって?」と聞くから、昔世界征服の一歩手前まで行ったオーストラリアの偉人だ。といったら満足したな。櫛枝は乗ってくれるから心配するな。
逢坂大河の日記より抜粋。
9月6日。
スーパーに買い物に行ったら奈々子に会った。
なんか独りで荷物が重そうだったから運んであげたら奈々子が家に上がってけって。
でも私はあんまり誰かの家に遊びに行った事が無い。だから少し戸惑ったけど、奈々子が「大丈夫だよ大河。ウチにはいつでも来ていいよ?大河なら」だって。
なんか、お邪魔しますって言うの、凄く…恥かしかった。
家に行ったら奈々子が折角だから夕飯一緒にって。竜児にメールして「高須君に許可は取ったよ」って別に竜児の許可は要らないのに。
竜児のご飯も美味しいけど、奈々子のご飯も美味しかった。
食べてたら奈々子のお父さんが帰ってきて、なんか私見て「おや?随分と可愛いお友達だな。おお、おじさんがお小遣いやろう。そうだ!おじさんの部屋で一緒にアニメで」ってトコまで喋って奈々子に連れてかれた??
奈々子?楽しそうに笑うけど……お父さんのご飯はいいの?
香椎奈々子の日記より抜粋。
9月6日。
大河とスーパーで会って、ホントに良かったのに。大河は一緒に荷物を持ってくれた。助かったわ、ありがとう。
夕食をって思ったんだけど「私、ヒトの家ってあんまり…行った事無いし…」大丈夫だよ大河。本当に大丈夫。
高須君にメールしたら「米3合喰うぞ?平気か?」だって。返信がずれてるね、高須君。
久しぶりに楽しい夕食だった。食べて、喋って、テレビ見て。ついでだからって、大河にお風呂入ってもらって、私が上がって来たら大河はもう寝てたね。
人様の家で、少し緊張したのかな。お風呂気持ち良さそうだったもんね。ふふふ。
高須君に連絡したら取りに行くって。ウチに泊めても良かったんだけど「夜中に起きてアイス喰いてぇとか騒ぐぞ?」待ってるね、高須君。
高須君が来たから大河を起こそうとしたんだけど、いきなり高須君が私の襟首引っ張って身体を抱き寄せるから、え?大河も居るのに?とか一瞬思ったんだけど、違ったな。
さっきまで私が居た所に、大河が拳を放ってた。どうやら無理矢理起こそうとすると殴られるらしい。なんか大河らしいな、と笑ってしまった。
思わず高須君に身体を預けて、そのまま二人で大河の寝顔を見てて、なんか私達家族みたいだね?て言ったら「こんな娘は願い下げだ」って笑ってた。
どんなコツが有るんだろ?高須君は大河をヒョイと担ぎ上げておんぶして帰ってった。
「……んにゃ?竜児??……むみゃ……」気が付いたみたいだけどまた寝ちゃったな。安心出来るんだね?大河。
なんか今日は良かったなぁ。少し温かい、良い夢が見れそう………何か忘れてる??ま、気の所為ね。
高須竜児の日記より抜粋。
9月6日。
やれやれ、ようやく帰宅だ。大河の奴も何で飯喰って風呂入っちまったら寝ちまう癖がついたのか。
香椎に迷惑も掛けられんしな。仕方なく引き取りに行ったが、どうにも香椎も不思議な事を言うな。「家族みたい」ときたな。
勘弁して欲しいものだ。こんな我が侭な子に育った娘を貰った覚えはありません。
ま、安心しろ。必ず身元引受人は見つけてやるさ。どんなことをしてもな?
それにしても…明日起きたら必ず一番に見せるとしよう。俺のシャツの背中を涎だらけにしやがって!
お前の朝食のサンドイッチにはマスタードを入れる事に先程決まりましたよ、大河さん。
逢坂大河の日記より抜粋。
9月6日。
今日は特別だ!牛よ牛!それも松坂牛!!
すっごく美味しかったね竜児。
竜児も料理のし甲斐が有るって喜んでたな。
あの生徒会長にも良いトコあるんじゃない。ま、なんか知んないけどあの女も何枚も仮面被ってそうだし?肩も凝るんでしょうよ。
毎朝一緒に登校するのもおかしな話だけど、たまには一緒に帰るのも良いんじゃない?
スーパーで買い物し易いし、安くなるし、おやつも買えるし!
狩野すみれの日記より抜粋。
9月6日。
ふふふ。逢坂大河、か。面白い奴だな。
それにしても騒がしい奴だが、少し感謝しないとな。アイツのおかげで、今日は竜児とゆっくり出来たしな。
あいも変わらずの学校と家の往復。繰り返される私の呼び名。
会長、アニキ、先輩。もう慣れたな。どれが自分に一番しっくり来るのか、もう考えるの止めて久しい。
帰りに私が皆に変わる変わる挨拶されていたら、突然逢坂が私の目の前に居た。
「……ふ〜ん」って言ってどこかに行くから目で追うと、ソコには竜児になにやら話してるアイツが居て、その内竜児を蹴ったかと思えば竜児は私のトコへ来た。ビックリしたな、お前からそんな事を言われるなんてな。
「これからスーパーかのう屋に行くんですけど、一緒にどうですか?」なんか久しぶりだな、お前から私を誘うのは。だが、その行き先が私の家とはな。ま、仕方ないか。
でも、その後でも何人かに声を掛けられて返事をしてたら、急に竜児が私の手を掴んで歩き出した。なんか言っても止まらないし。そして言たんだよな
「とっとと行くぞ、すみれ!」
なんか、嬉しかったな。だからあの肉ははおまけだ、逢坂が喜んでいたじゃないか。なによりだ。
ありがとな、竜児。
高須竜児の日記より抜粋。
9月6日。
なんか今日はかのう屋でかなりお得な買い物が出来た。超ラッキーだ。
しかし大河の奴も変な奴だ。狩野先輩を誘ってかのう屋に行くって。あそこ、先輩の家だぞ?
ま「良いから誘って来い駄犬!」て蹴り食らったしな。
でもなんか先輩って大変だよなぁって思ったな、今日は。
色んな人が声を掛けてくのに、なんか呼び方色々だ。それに先輩もいちいちそれ様の応えだ。
なんでだ?忙しいだろ?そんなの意味分かんなかった。なんで一つじゃないんだ?狩野すみれは狩野すみれで良いじゃねぇか。
ただのすみれ、でさ。
そう思ったらなんか…そうしたかった。
だが先輩…あんな場所であんな笑顔で「うん!竜児!」って絡まってくるのは止めて欲しいですな。
明日からの学校が怖いぜ、マジで。
北村祐作の日記より抜粋。
9月8日。
それにしても高須と逢坂は仲が良さそうだ。うん、なによりだ。
今日はプロレスショーの前説を誰がするかで話し合ったんだが、結局、観客に印象付ける事が出来た方が良いと云う事になってな、逢坂と高須に白羽の矢がたったんだが……なんだ?空気が重いぞ?
クラスの真ん中では逢坂が「竜児、あんたね」と言ったかと思えば「こういうのはボスの仕事だろ?」と高須も引かない。
なんだか雲行きが怪しくなってきたな。2人の背後に竜と虎が見えるのは気の所為…だよな?
「使えない手下なんだからコレぐらいやりなさい!」「使えない手下にどうか上手な手本を見せてみろ!」
うん。どうも2人共前説はやりたくないようだな。そんな時誰かが言ったんだよな。
「北村と櫛枝も一緒に出たほうがいいんじゃねぇ?北村は委員だしさ、櫛枝のトークで盛り上げるってのはど!!!」うん。急に教室の空気が暖かいモノになったな。言葉を失うのも分かるさ。
見ればもう、高須も逢坂も菩薩か釈迦かと言わんばかりの穏やかさだったな。逆に怖かったぞ?
「済まなかったな、大河。俺は心のさもしい男だったよ」なんて言ってるかと思えば、「良いのよ竜児。竜児の立場になれば誰だってそうしたわ」なんてどこか神々しい2人だったんだがなぁ…まったく。
「恨んでなんかいないわ。前説は私に任せてあんたは戻りなさい」「お前にそんなことやらせる訳には行かないだろ?ココは俺が」
競って黒板に自分の名前を書こうとしてるトコ悪いんだがな二人とも。
俺は生徒会があるからそんな暇ないし…櫛枝も多分…まぁ櫛枝の格好は有る意味ネタだからな。前説で披露するわけにも行かなくてだな、俺達は出れない……って言ってる途中で今度は2人して黒板消し取り合ってたな。
「あんた!自分がよければそれで良いの!!」「偶然だな!俺もお前にそれを聞こうと思ってたところだ!」
結局前説は2人に頼む事にした。
香椎奈々子の日記より抜粋。
9月10日。
今日の文化祭は最高だったわ。私達の完全優勝!
クラス展示は最高に盛り上がったわね〜。やっぱり亜美ちゃんと大河、それに高須君が居るってだけで注目度抜群だしね。
ま、キャスティングや台本の事も考えたら、MVPは春田君かもね。
ミスコンは逢坂さんで決まりだったし、福男は高須君!もう全部いただきって感じ!
今年度はばら色の高校生活ね〜。商品勝ち取った生徒会に感謝ね。ありがと!北村君!
それにしても……さっきもらったメール…麻耶、ホント?
だとしたら、負けないよ、麻耶!
北村祐作の日記より抜粋。
9月10日。
今日の文化祭は最高だった。俺達2Cはクラス展示もミスコンも福男も勝ち取り完全優勝だった。
今日、木原に告白された。
会長の事が好きな俺は木原を受け入れる事は出来ない。俺には断る以外に道は見えなかった。
ごめんな、木原。
「まるおに好きな人が居るって、分かってた。私じゃ無いんだって事も…だから心配しないで、まるお」そう言ってくれて、俺はどこかホッとしてしまった。
でも変なんだよ。木原。
どうしようもなく寂しそうで泣きそうなお前に俺は背を向けたのに、ただ何となく寂しそうに見えた逢坂に、俺は引き付けられた。
お前の悲しむ顔は見たくなかった。逢坂の笑顔が見たかった……どうして俺は、お前の笑顔が見たいと、あの時思えなかったんだろう。
俺には、わからないよ、木原。ごめんな。
川嶋亜美の日記より抜粋。
9月10日。
もう疲れたわね〜。ま、楽しかったから良いけど。
この学校も大概おかしい学校よね。でも楽しい。ココに来て、良かったって思う。
それにしてもショーは面白かったし、タイガーはまぁ可愛かったかな?ま、一番は亜美ちゃんだけどね〜。
高須君は必死になるとホントに怖い顔ね。最初のメイクはチョッとビビッた。去年のホラー店長が凄かったってホントね。
福男の時の形相も凄かったし。どうせ実乃梨ちゃんに良いトコ見せようとしたんでしょうけど、あれじゃあ良いトコってより恐いトコよね?
なんかライバル全員蹴落して君臨した魔王って感じだったしな。ミス大橋がタイガーじゃなかったら、もう生贄の心境だったでしょうね。
それにしてもだ。麻耶…そうくるんだ。つか、やるじゃない?
祐作も困った奴。ホント、甲斐性無いのね。おかげでこっちが大変じゃない!
良いけどね?亜美ちゃん負けないし!
木原麻耶の日記より抜粋。
9月10日。
……この文化祭はなんだか凄かった。いろんな意味でスゴかった。
私のクラスは完全優勝した…嬉しかった。
福男が高須君で決まって、全部の日程が終わって、皆が火の準備をしている時に……私はまるおに告白した。
分かってたのになぁ。
「すまん。俺には好きな人が居る、そしてそれは木原じゃない。だから、俺はお前とは付き合えない。ゴメンな、木原」
やっぱり私はまだ届いてなかった。うん。分かってたんだよね。
別に自分がまるおに特別視はされてないって事くらいはさ。でも、私はもう自分の気持ちをハッキリさせたかったんだ。
宙ぶらりんは、もう嫌だから。
心配しないでって言ったら、もう一度「すまん」って言って、まるおはみんなの所へ帰っていった。少し視界が霞んだ。
なんか皆の所へ出せる顔じゃないなぁってぼんやり考えて、道具小屋に入って、やっぱり泣いちゃった。
なんだかんだ言っても、キチンと泣ける位にはまるおの事が好きだったんだなぁって、少し嬉しかったな。
そしたらガラって音がして「木原?」って……高須君が居た。ホント、何時もタイミング悪いよね、彼は。
「どうし!お前!なに泣いてんだよ」ってビックリしてた。あぁびっくりしたのは私が抱きついたからかな?
最初は驚いてたけど、高須君はポンポンって背中たたいててくれて、なんか、また泣けてきた。
まるおにフられた事話したら驚いたよね?思わず2人でグランドに視線、まるおは逢坂さんと踊ってた。
あっ…て声出ちゃったら高須君慌ててドア閉めてくれてさ。
「気の所為だ」って。何が?だよ、高須君。良いのに、もう終わったのに。
でも嬉しかった。嬉しかったから、まるおに振られたばっかりで、君の事も好きだったなんて言える訳も無くて…でも、やっぱり私はこの人好きだって思ったら、止まれなかったな。
……あぁ、これ以上は書けないや、ってか書けるわけ無いじゃん!!あんな…事。
でも、後悔はしてない!負けないもん!亜美ちゃんにも奈々子にも狩野先輩にも!
だからメールは送っといた。言ったもんね?私にだってメは有るってさ!
高須竜児の日記より抜粋。
9月10日。
OK。大橋高校のクズ男とは俺の様だな。どうにも参ったぜ。
展示やミスコンなんか頭から吹っ飛んだな。
まぁプロレスショーは意外と盛り上がったしな。もうドコまでが台本通りでドコまでがアドリブかは検討もつかんな。
ウチのミニマムドロンジョが場外乱闘したのは間違いなくアドリブだな。つか暴走だ。人間を軽々と投げるのは止しなさいと何度言えばいいのやら。
ドクロベー様。俺の上司の交代をお願いしますよ。ホントの意味でボヤッキーだな、俺は。
それでもまぁ、何とか悪は滅び、ショーは閉幕拍手喝さいと上々の仕上がりだった。
ミスコンもあぁ順当と言うか、黙ってればお前は可愛いと言う事だ。ま、バックに納まる芸風は有る意味面白いな。エスパー伊藤の弟子になれ、お前なら彼を超えられる!うん。
「エスパー伊藤ってだれ?」櫛枝に聞けば分かるさ。多分生年月日から痣の位置まで知ってそうだ。
福男に俺がなるとは予想外だったな。やる気は無かったんだがな。
「私ゴールでテープ持ってるから。高須君!頑張ってね!!」
OKだ櫛枝。それは要するに、私の所へ一番に来てね!って事だろ?
君の持つゴールテープを俺が他の誰かに切らせる?ノンノン。有り得ないだろ?ベイビー。
久々に熱くなったな。殆んどルール無用のサバイバルレースだったが、正義は勝つ!俺が優勝した事は運命と言っても過言ではないな。どこかで「悪が勝った」なんて声が聞こえたが失敬だな君は。
そうココまではなんの問題は無かったんだよなぁ。
なんか木原が道具入れの方に一人で歩いてったのが見えたから、行ってみたら…泣いてた。
どうしてコイツは…
気が付いたら抱き付かれてたけど、なんか木原が泣いている理由を聞けば、冷たくも出来ないな。
でも驚いたな、木原の奴まで北村を好きだったのか。ふとグランドに目をやったら!!やばっ!北村の奴、大河と踊ってやがる!
無論、俺には願ったり叶ったりなシーンなんだが、振られたばかりの木原には不味いだろ、これは!
もう慌ててドア閉めたけど、木原にも見られたよな、やっぱり。なんか気まずかったもな。
だが変だ。いや変だった。なんでそこから「ありがとう高須君。いつもいつも私が泣いてる時に横に居てくれて。ほんとアリガト……だから、コレはお礼…シよ」お礼って?お前な!!てキスされたな。
俺ってこんなんばっかだな〜……って呑気に構えんなアホタレ!!
俺が脳内旅行に言ってる間にベストを脱いでボタンを外してるじゃないですか、アナタ!まさにちょ〜っとまったーー!!…て抱き付いて止めてどうすんだよ俺!
「高須君…」なんて抱きしめ返すじゃないですか。ね?違うって。
取り敢えず木原、落ち着こうぜ。ほら、別に礼なんて要らなねぇんだか「違うよ高須君、私がそうしたいんだよ。だから」
て始まっちゃいましたな。つか、始められちゃいましたな。
断じて俺は脱ぐ気は無い。が、何故だ?なぜお前は父を裏切る息子よ。父ちゃん情けなくて涙が出てくるぞ?
俺のジュニアは正直者だ。
「やだ!高須君……こんなになって拒んでも説得力な〜い」
いや、普通こうなるだろ?木原は可愛いしスタイルだって悪くない。直に見てるから間違いないってかそれもヤバイ。その上前全開のリボン残しはどうよ?そんなのにピッタリぃのちゅ〜され〜ので無気力な息子がいたらもう勘当ものだ!
いや、だからと言ってだな……木原よ。触るな!握るな!!動かそうとするな!!!
ココは出よう!と思ったんだが「今そこ空けられたら、皆に私の裸見られちゃうよぉ」イエス。マスター。
つかなんでダンスの輪がこんなに広がってきてるんだよ!だったら服を着てく……聞く気が無いな。お前も息子も。
分かるぞ。自分で言ってても変だが、お前といい、狩野先輩といい、川嶋といい、香椎といい。こう云う時のお前達の目はもうイってる。たぶん目があれば我が愚息もな。考えたくも無いが。
いいだろう木原。お前が望むと望まざると、早々に強制終了としよう。俺にはお前が川嶋や狩野先輩以上のツワモノには見えんのでな。
と、まぁ異常事態にも関わらず余裕だったんだけどな、この時は。
なんでか木原と愚息はスイッチ入っちまったしな、もうそろそろ俺の意識もヤバそうだって事ですので、木原さん失礼しま〜すって感じで胸を触ったとたんでしたね。つか直接とはいえ触っただけですよ?お客さん。
「いひゃあ!!」……まさか……
ちょっと秘密の場所的な箇所を触「いっやああ!んん!」慌てて舌ねじ込んで声を殺しましたが、マジかよ。
木原は感じる。ってか感じやす過ぎる!しかも声デカ!!あぁ、君絶叫系?って余裕で聞けたらどんなにいいか。
OK。状況を理解しよう。
ココは?グランド横の道具室。
外には?わが大橋高校のご学友が輪を作って踊ってらっしゃいます。
こちらは?とてもお見せ出来る状況では御座いません。もしくはお金の取れる状況と言っても良い。
お〜い!ドロンジョ様〜。ボヤッキーのピンチですよ〜。って僅かに隙間が開いてやがるドアから楽しげに踊るボスがいましたな。謀反だ!謀反の準備だ!
不味い。非常に不味い。
敵は弱いと言って良い。むしろ弱すぎるのだが、その状況が俺の攻撃を禁じてしまっている。
攻撃すれば間違いなく絶叫コースターIN1名様ご案内だ。かつ外の連中にばれる事は確実でもれなく絶叫コースターIN大勢様ご案内だ!
しかしこのまま無抵抗主義を貫いた所で間違いなく絶頂コースターIN俺様ご案内だ!
ちぃ!これは一体どういう冗談だ?誰かが乗らねばならんと言うのかコースター。
止むを得んからな。「!んふぅん!」と木原の口を口で塞いで、頭を逃がさぬように左手でがっしりロックだ。木原よ、そんな涙目でトロンと見ないでくれ。色々と不味いから。
この状況で口を潰しあうのは俺にとっても諸刃の剣で有る事は狩野先輩との事でも分かってはいるが、ココは声を殺す事を優先しなければなるまい。
木原の感度であれば、それほど時間も掛かるまい……いや、ホントに甘かったね、俺は。
ほんの少し触ったところでだ「!んんん!!!!」へ?もう動けなかったねぇ。
木原…なんで足で思い切り俺の右手を挟むかね?思わず口を離して聞いちゃったもんな。
いや、木原。何も無理しなくても良いから止めy「いやあ!止めな!!んんん!!!!」っぶねぇなこの絶叫娘!キスの大会か?って位だなおい。
だがどうにも成らんぞこれは!とうとう木原は両手で愚息を掴みだすわ、俺の右手は中途半端に届くから性質が悪い!左手離せば頭が逃げるわ、口を離せばサウンドONとは!
しかも半端に刺激与えちまってるからな。適度に木原も乗ってきちまった。なんか右手が滑らかに……あぁ、マジヤバイ。
もう駄目かと思った時、僅かな隙間から櫛枝の姿が……能登。後で誰と踊っていたのかゆっくりと聞かせて貰うぞ?大河特製のパイを食わせながらな!
しかしヤる気になったぜ!ココでの惨事はなんとしても避けねばならんのさ!許せ木原。
コレだけは使いたくなかったが……右手は、いけるな!
フレミングならぬ高須竜児の右手の法則!秘技!.ACV48!!
まずわ…Ana「!んッ!」よし!足の力が抜けたぁ!!
お次わ…Clitor「!!んんっっ!!」っしぃ!愚息から木原の手が離れたぁ!!
最後わ…Vagi「!!!んんんっっっ!!!」むむっ!痙攣しだしても頭だけは離さんぞ木原!
征くぞ!48の高須流家事術の1手…高須タイル磨きアースシェイカー(改)ぁぁぁぁぁぁ!!!
「!!!!ん゛ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!んぁ!……!……!…」
ふっ。所詮今日の俺は悪の手先さ。許せ木原。
殆んど白目向いてガクガクしちゃってる木原が落ち着くまで抱きしめて、朦朧として来たトコで服を着させた。ようやく立てるようになったのがまぁ20分ってトコか。
みんなの後片付けに混じってグランドに出たがな。なんかともとんでもない文化祭だったな。
あ、櫛枝とダンス……出来なかったな。
逢坂大河の日記より抜粋。
9月10日。
今日はもう最高ね!北村君とダンスよダンス!
そのあと皆で輪になって!なんかホントに楽しかった!
去年もこんなに楽しかったのかな?でもきっと去年の私はこんなに楽しくなかった筈。
ふふふ。今夜はもう眠れそうにない。
もうすぐやっちゃんが帰ってくるってメールが来た。たくさん話そう!いっぱい話そう!
なんか竜児はごろんごろん転がってる…変なの?
でも良いわ!今夜は特別許してあげる。
だってこの夜をくれたのは竜児だもんね。私にとってのMVPは間違い無く竜児だよ。ありがとね!竜児!
竜児が「北村との思い出にアップルパイでも作っちゃどうだ?俺が届けてやるよ」だって!
喜んでくれるといいなぁ、北村君。
ここまでです。
外道竜児だけで2レス以上…もすこし纏めたいもんです。
それではまたです。
410 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 22:34:02 ID:QKwpBfpu
GJ
絶叫木原設定が妙にはまる
撃墜マーク四つ目か……
にしても、この大河とは何も無いのに何故こんなに萌えるのだ
ついに、木原か。
いよいよ残るはみのりんと大河。
黒竜児の明日はどっちだ!?w
ここから原作はシリアスな流れだが……
日記はこのままのノリで行って欲しいぜ
一応被害者的な立場なのにカウンタースキルが凄すぎてまるで擁護できないエロパートの竜児(童貞)
日記の黒竜児(童貞)さん、
なんか愚息さんが寸止めばかりで可愛そうなので、
そろそろ誰かに入れてあげてくだちいw
417 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 23:47:06 ID:pVbc5ZfL
すみれ可愛すぎワロタwwwwwww
この超DOUTEI、ついに麻耶まで堕としやがったw
>「なによ?ドロンジョって?」と聞くから
本編やその二次創作がいつなのかって微妙なところだけど
最近のリメイクやら実写やらで真相が知れたらボコられるなきっとw
キャラ自体はまあともかく、嘘吐いてるからw
些細な事で申し訳ないんだが
×松坂牛
〇松阪牛
フィクションだから正解なのかもしれないが地元民としては気になるんだ(´Д`)
ともあれ投下お疲れ様でした
大河カワユス
>同じ事をしてやっただけだ、と言ったら顔を見上げて「…?逆さま……」とはな。
>だが先輩…あんな場所であんな笑顔で「うん!竜児!」って絡まってくるのは止めて欲しいですな。
うわあああああああああああああああああああ(顔に枕押し付けて足バタバタさせながら
文化祭に何かが足りない…と思ったら、兄貴のデレだ。
福男が竜児でさぞや嬉しかっただろうに…
次は兄貴退場イベントか…
けなげな兄貴が可愛そうだから、
もう竜児の貞操は兄貴にあげちゃっていいよ!
日記、今回もGJです。
そして、保管庫の管理人は覚醒したのか?w
相変わらず鷹っちゃん(童貞)のスキル高過ぎだろー。
今後AKB48がACV48に見えて悶絶したら日記の方のせいって事で。
次回どうすんだろ。兄貴退場の際のバトルってVS大河どころか
既に鷹須竜児にやられたメンツ全員とのガチバトルかなぁ?
日記の兄貴にとってのフロンティアは竜児ゲットに変わってそうだ
【竜児の日記における大河の呼称】
・あんな可愛い女の子
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン
・マグロの生まれ変わり
・釣りキチ大河
・我が家に憑り付いた呪怨ガール
・魔界の料理長
・ベロ
・ウチのミニマムドロンジョ New!!
エンジェル大河だな
427 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 08:33:41 ID:JhPhE+M5
>>425 第一印象とその後のギャップが激しすぎるw
竜児がもはやエース級になってるなw
流石独神だ。(いつの間にかフェードアウトしていたが)なんともないぜ。
原作小説版では学祭の締めのダンスの輪に竜児も輪に加わったが………
その時に竜児と手を繋いだあーみんのセリフの謎が解けたwwwwwそういうこと
だったのかwwwww麻耶のアレでwww
(;´Д`)ハァハァ
日記の大河が俺の18歳下の従妹に似てて可愛くて仕方ないわw
木原も処女だろうに・・・
何者だよ、この超DOUTEIはww
この童帝ぶりはかのこんを彷彿とさせるw
童貞になりたいんだが…どこでなれるんですかね?
竜児を狙う女性陣も好きだが、大河が良い子で可愛いw
【竜児貞操防衛戦一覧】
○ vs独神
○ vs奈々子
○ vs亜美
○ vsアニキ
○ vs麻耶 New!!
━ vs実乃梨
━ vs大河
追加しておいた
挿入に至ってないだけで5人の女性経験があるとは
最強のDOUTEIコックだな。
SSを書く才能が欲しい
SS書きに必要なのは才能より経験である。
鄭 撞〔テイ ドウ〕〔1857-1921〕
書いてから悩め
SSは誰にでも書ける。
面白いかどうかは別
>>436 2人忘れてるぜ?
【竜児貞操防衛戦一覧】
○ vs独神
○ vs奈々子
○ vs亜美
○ vsアニキ
○ vs麻耶 New!!
━ vs実乃梨
━ vs大河
━ vsさくら
━ vs裸王
どもです。こんばんわ。
今夜も行きます。
次レスより投下します。
香椎奈々子の日記より抜粋。
9月11日。
幸せの手乗りタイガー、かぁ。そんな事も有るのかも知れないなんて考えてしまう、不安定なんだね、私達は。
でもなんかばたばたとした一日で面白かったかな。
大河には触れなかったなぁ。
ふふ。それにしても今日はなんか良いよね。高須君の写真、買っちゃったし。
今夜の洋風煮込み、上手く行くと良いね。一応メールでアドバイスはしたけど、初めての料理って緊張するよね。
でも高須君と一緒に料理、ホントにしてみたいな。
今度って何時?教えて欲しいよ、高須君。
木原麻耶の日記より抜粋。
9月11日。
なんかやっぱり高須君と顔会わせるのは恥ずかしかったな。
だって、昨日私……だしさ。でも……気持ちよかったな!!ってなんか、変な気になるじゃない!駄目よ、はしたない。
でもあんなに大騒ぎになるかな?大河に触ればぁ、なんて確かに興味あるけどさ。
文化祭の写真、奈々子も亜美ちゃんも買ってたよね、高須君の。
まるおとは、普通に挨拶できた。良かったよ、まるお。やっぱり振られたからって変な風にはなりたくないんだ。
昨日の非日常と今日の日常。どっちも私は好き。
いつか昨日のあんな事が、私の日常になれば…なんて、気が早いよね?でも女の子は考えちゃうんだよ?高須君。そして考えても欲しいんだよ、私達は。
逢坂大河の日記より抜粋。
9月11日。
まったく何が幸せの手乗りタイガー伝説よ!人を珍獣みたいに!
でも今日は北村君の写真は買えたしぃ。夕方北村君にも会えたしぃ。
なんか有ったのかな、北村君。私にも力になれるかも知れないのに…言ってくれないんだよね。少し寂しい。
やっちゃんは家族だって撫でてくれた。私にさわって幸せになれたって!
だから私は竜児の上に座ってあげるんだ。
幸せになれると良いね竜児。でもね?こうして居場所がある事が、私は幸せだよ。
竜児ややっちゃんに触って貰ってる時はね、私は幸せな手乗りタイガーなんだ!
北村裕作の日記より抜粋。
9月11日。
今日、狩野先輩から聞かされた。先輩はアメリカへ行く。夢を追って…俺を置いて…
いや、きっと初めから俺は違ったんだな。でも聞きたかった。せめて…聞きたかった。
逢坂に触れば幸せになれるのか?俺が変われば、何かが手に入るのか?もう分からない。
「私はアメリカに行く」あんな言葉で、俺は全てを諦めなければならないのか…嫌だった。
だから先輩が好きだと言った。でも「私はお前を信頼している。でもな北村。恋愛の対象としては見てはいない」
高須ですか?と聞いても微笑むだけで答えてくれなかった。でも、充分だったな。俺が見たこと無い笑みだった。
なぁ、高須。納得出来ないんだよ、俺は。どうすれば良いんだ?なぁ…高須。
個人的にはさくらとまるおout
でYASUCO、もといYASUKOこと泰子をinしたいw
高須竜児の日記より抜粋。
9月13日。
まったく訳がわからん。北村の奴はどうしたんだ?
会長選には出ないと言うし、なんか「ゆーーー」とかぶっ壊れるし。どうしたもんだか。
なんか文化祭からこっちおかしくないか?
北村は壊れた。ゆーってなんだよ。おまけに今日は金髪できやがるし。
狩野先輩はなんか朝来なくなった。別に構わないんだけど、なんかメールとかも最近来ないな?
川嶋は機嫌良いし。そんなに肉美味かったのか?
俺にはまったく分からん。一体なにが起きてるんだ??
だが!北村よ。ナイス非行モードだ!お前が心配だから見に行こうと櫛枝が俺を誘うじゃないか!
お前がどの様な悩みを抱えているかは知らないが、大いに悩むが良い。来週も再来週も来月も!俺と櫛枝がお前の元へ馳せ参じようではないか!……って幸せな気分なのに、なんでお前はウチに居るかね?
聞けば家出とか。じゃあ……櫛枝とのアバンチュールは終わりかい?情けないぞ北村!なぜ自宅に引き篭もらんのだ!
さっさと叩き出そうと思ったんだがな。どうにも我が家のチビ貞子はお前に憑り付きたくて仕方が無いらしい。
お前も食べる夕食を手伝うとか言い出したからな。本気で呪ってるのかと思ったぞ?
お前の家でも賑わいは欲しかろ?出来れば一緒に帰って欲しいものだ。
しっかし、なに泣く程の事が有ったのか知らんがな。話してみれば良いものを。
逢坂大河の日記より抜粋。
9月14日。
こんな事が正しいかなんて分かんない。でも、私はもう間違えたくない。
だからできる精一杯をしたい。北村君の為に。私自身の為に。
こんなの滅茶苦茶だって分かってる。でも一人じゃない。竜児が一緒に居てくれる。だから、出来る。やれる!
みんなの協力も取り付けてくれた。ゆりちゃん先生も。ありがとう竜児。わたし頑張るよ!北村君の為に!
だから一緒に会長選!頑張ろうね、竜児!
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
9月14日。
大河の作戦が今日から始まった。私ももちろん応援する。
でも私は高須君の言葉が引っかかっていた。どうして?
私はあーみんが救いだと思ってた、でも高須君は違うって「アイツがそんなに大人なタマかよ。アイツは大人なんかじゃ無いさ。俺達と同じ、唯のガキだよ」そう笑ってた。
不思議だね高須君。そう言った高須君を私はなんか遠くに感じた。遠くから眺めてる、そんな気がした。
ねぇ高須君。高須君には見えてるのかな?あーみんや北村君や大河…私。
遠くから眺めてないで、私達にもっと触れて欲しい。もっと近くに来て欲しい。
私はそう思ったよ、高須君。
近付きたいって思ってるんだよ?高須君。
狩野すみれの日記より抜粋。
9月15日。
もうここまでだな。
楽しかった。うん。本当に楽しかった。
明日、竜児に話そうと思う。それで何が変わることは無い。何かが動く事は無い。コレはもう決定している。
だけど…未練なんだな、私の。思ったより好きみたいだぞ?私はお前を。
北村の想いには気付いてた。でも、私にはそんな事どうでも良かった。
竜児の想いが本当は私に向いていないのも気付いてた。でも、私にはそんな事どうでも良かった。
随分と身勝手じゃないか、私は。
私はただ竜児が欲しかっただけだ。でも夢も捨てたくない。両方なんて手に出来ないのに、どちらも捨てられずにココまで来てしまった。
あの3人には酷い事になるのかな?
私は竜児を追い詰めるだろうか。思い出にと、別れにせめてとアイツを求めたら、竜児は応えるだろうか?
北村、所詮私はこの程度の女だ。お前には勿体無いよ。私は私だ。もう、誰にも私は止められないさ。
高須竜児の日記より抜粋。
9月15日。
……北村。ちょっと待ってくれ。
お前がなんで狩野先輩なんだ?恋ヶ窪先生はどうした?香椎は?すまん、日本に来て間もない俺にはお前の日本語は難しい。
だが要するに、北村は狩野先輩が好きで、それで狩野先輩はアメリカに行く。うん。ココまではOKだな。
素晴らしい混乱をありがとうよ北村。どうやら俺はかなり以前の日記帳を開いて修正ペンで修正を施さねばならないらしいな。
で、アナタは聞くわけですか、狩野先輩をどう思ってるかと、俺に。
「あの人はお前の事を好きだ。お前はどうなんだ、高須」
いやな北村よ。既に好きとか嫌いのちょほいと斜め上な関係の様なのさ、俺と先輩は。ゆえに何とも回答には苦しむのだが、一つはっきり言えるな。
俺が好きなのは先輩じゃない。
コレは悩む必要が無いな。まったく。だがな北村よ。だからと言って「じゃあ誰だ?やっぱり逢坂か?」………失恋とはこうも人格を破壊してしまうのか。哀れ北村。
何故俺があの様な交戦的なホビットさんを好きになるのか是非とも説明願いたい。レポート用紙に書いてくれるか?400枚で足りるか?指輪をくれても御免こうむるね。
「じゃあお前がその人に振られたら、お前はどうする?」…おいおい北村よ。俺と櫛枝の間にお前の邪推が入り込む余地はないぜ?だがまぁ、そうだな。万に一つそんな事が有ったとしてもだ!
別にかまわねぇぞ?いつかきっと、俺の事好きにして見せるからな!他の誰でもない。俺はソイツにとっての最高の男になれればそれで良いんだからな!
北村と別れたら大河が居たな。お前はどこまでもチョロチョロするねぇ。良いから帰るぞと帰ってきたが……そろそろ本気でお前の教育方針を考えないといかんな。
明日の放課後、狩野先輩が俺に会いたいと…なんでお前が言う?人の携帯を勝手に見るのは止めろと何度言えば理解できる?明日から3日間プリンは無しだ!
恋ヶ窪ゆりの日記より抜粋。
9月16日。
よかったわぁ。ぎりぎりだったけど北村君が選挙に出てくれる事になって!
他の先生からも突き上げ来てたのよねぇ。ほら!北村君で決定!って流れになってたし、もう、どう言う事ですか!って凄かったもんね教頭。
一瞬首かと思っちゃった。
ま、多分他に立候補も居ないだろうし、実際今だって生徒会動かしてるのは北村君だし。問題ないない!
ほんと。よかったわ〜。
狩野すみれの日記より抜粋。
9月16日。
ふふ。やっぱりコレまでだったか…なんか、気が抜けたな。
竜児を呼び出してみたら、アイツは大方の話を知ってた。私の留学。北村からの告白。
それでもいつもと変わらない竜児に、私は少しの安心と、少しの諦めを感じた。いや、悟ったかな。
夢を追う女は好きか?「俺の好きな人は今も夢を追ってますよ」嬉しい。でもそれはきっと私じゃない。
夢に勝とうとは思わないのか?「それを望んでるとは思えないですからね。だから俺は望みません」ソイツはそうなんだな。
後悔しないか?「上等ですよ。いつか夢を叶えたら、俺の所に来てくれれば良い。そうなる為に出来る事はします」何年先だよ、それは。
そんなお前の思いを、私も向けられたかったな。だがな?もう止まれないのさ。
私はお前の事が好きだ。だがもう私はココには居られない。だから…竜児。私を抱いてくれ。
「な!!!」お前の思い出を私にくれないか…竜児。
涙は卑怯か?抱き付くのは卑劣か?関係ない。私にはもう時間が無い。
でもアイツは……なぁ竜児。ずるいな、お前は
高須竜児の日記より抜粋。
9月16日。
…俺って、狩野先輩に好かれてたのか。
いや、なんか先輩ってああいうHな感じのアグレッシブな趣味でも有ったのかと…な訳ないじゃんかなぁ!謝れ俺!
でも駄目だな。正面から来られたら切って捨てますよ、先輩。
俺には櫛枝がいますからね。まぁ、前みたく投げ飛ばされたらわかんねえな。狩野先輩ってば美人だし……KUSIEDA!!!あぶねぇ。意識持ってかれそうだった。
そっか。つまり、北村→狩野→俺⇔櫛枝ってトコか?複雑だったんだな俺。
でも先輩。確かに先輩はほっとけないし好きだけど、やっぱ1番じゃないのに抱けないす。どっか投げやりだし。
だから、アメリカ行っても頑張って欲しい。そっちに届くくらい、俺は地上最高の男になりますよ!先輩が惚れて良かったって思える位に!それが俺から贈れる、たった一つの餞です。
涙は拭きます。でもそれだけです。多分、それだけの方が良い。そう、思ったから。
行ってらっしゃい。狩野せ…いや、すみれ。元気で。
今はこのキスで、勘弁して欲しい。コレが俺の精一杯です。
北村裕作の日記より抜粋。
9月17日。
俺は生徒会長に成った。任期一杯。精々頑張ろうと思う。
全校生徒の前で、もう一度狩野先輩に告白して、堂々と振られた。後悔は無い。俺は胸を張りたかった。それだけだ。
涙は出たが、それは良い。そんなモノも良いと思う。
ありがとう御座いました。会長。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
9月17日。
今日の選挙演説はビックリだ。てか演説じゃ無いよね?アレは。
でも北村君は頑張ったと思う。大河が固まってたのが心配。なにか思いあぐねている感じ?
聞けば狩野先輩は明日アメリカへ立つらしい。
急な話で私達には何がなんだか。でも北村君と高須君は落ち着いてた。きっと知ってたんだね?二人とも。
複雑な思いを残したまま、北村君の会長就任が決まったよ。北村君。出来れば元気を出して欲しいよ、櫛枝は。
香椎奈々子の日記より抜粋。
9月18日。
あ〜〜〜………どうなってんのか全然分かんないわよ!!
大丈夫なの?大河と高須君!なんかすっごい事になってるけど!!
今日、大河が学校休んだなぁ…って思ってたら高須君も「朝から居ないんだよな?大河の奴」ってメールしたみたいなんだけど、返信来たら慌てて出てっちゃった。無理ないよね。
もう麻耶とか亜美ちゃんとかもちろんだけど、クラス中でメールと電話が横行してる。どうなっちゃうのよコレ!!
今もテレビで流れてる……大河と高須君…捕まっちゃったの?
川嶋亜美の日記より抜粋。
9月18日。
何よこれ!って感じ。夕飯時に何気にニュース見てたらビックリ!!
「…次のニュースです。本日夕刻、成田空港において多数の逮捕者を出す事件が発生致しました。
事件は暴力団同士の抗争事件が発端と見られます。容疑者の一人は17歳の少女で、本夕16時頃。成田空港内に木刀を持って乱入。「加納組め!殴りこみじゃーーーー!!」と雄叫びを上げたとの事です。
同空港には広域指定暴力団山崎組系加納組の3代目が居合わせており、先月同組内で勃発していた跡目争いによるものと思われます。
空港内の為拳銃の所持こそ無かったものの、刃物などを用いての乱闘になり、一時、空港内は騒然となった模様です。
容疑者の少女は十数人の組員に重症を負わせた後、駆けつけた警官隊と交戦。約20分後、機動隊等に確保されました。
尚、少女の共犯と思われる少年(17歳)も同じく逮捕されましたが、現場で少年は「聖戦の夢はアメリカでやるんだ!ココじゃあない!!アラーー!!」と叫んでいた所から、1週間後に控えたNWでの国連総会を狙ったテロの可能性も含めて捜査が進められています。
少年は以前に公安当局の調べを受けた経歴があり、捜査当局は少年の背後関係と少女の背後関係、少年と少女の繋がりを含めて捜査に乗り出す方針です。
各テロ組織はインターネットを通じ「聖戦をアメリカで。世界中の同志よ今こそ続け!」との声明を発している事から、大規模なテロ活動が進行中との従来の危惧を露呈する形になりました。
今後の捜査が注目される所です。次のニュー」
……なんか…とんでもなくね?
ユーチューブで動画が出てるって言うから見たけど、どう見てもあの縮尺はチビトラだし、あの声は高須君だよね?
……なにやってんの?2人とも。
恋ヶ窪ゆりの日記より抜粋。
9月18日。
もう駄目よ!!
私の教え子から世界的な犯罪者が生まれるなんて!!
いえ、誤解だわきっと!あぁ!もう!逢坂さんのご家族は繋がらないし、高須君のお母さんは倒れちゃうし、もうどうしたら良いのよーーー!!
狩野すみれの日記より抜粋。
9月18日。
え〜〜と………なんだ?これは??
逢坂が突然空港に来たのは驚いた。うん。素直に驚いた。
でもまぁ穏やかに見送りって雰囲気じゃなかったし、文句の一つでも聞いてやろうと思ったんだがな?
いきなりアイツは背中から木刀抜き出して「狩野すみれーーーー!殴りこみじゃーーー!!」て言うのは如何にもお前らしいんだがな?なんでそこらじゅうから「何じゃワレーー!!」ってヤーさんが出てくんだ?
しかしお前も疑問に思えよ。邪魔スンナってなんで殴っちゃうんだ!一大事じゃねぇか!
気が付いたら空港はパニックになるし、警官隊は雪崩れ込んで来るしでもう滅茶苦茶だ。
でも竜児。なんでお前も来てるんだ?おまけに大声で「先輩の夢はアメリカに有るんだ!ここじゃあ無い!大河ーー!!」って叫ぶなんてな。
私の夢、か。でもお前も捕まってないか?
もう空港も封鎖で機動隊やら報道陣やらで滅茶苦茶だな。一応私の両親とかも見送りに来てたんだがな、真っ白になってたよ。
ふふふ。ほんと、面白いな!お前達は!!
北村裕作の日記より抜粋。
9月19日。
今日は臨時休校になった。というか無理だろう。
すでに学校の回りは報道陣だらけだ。まさかこれほどとはな。
でも、どこか納得した。嫌なら止めれば良かったんだよな、高須。
格好つけて諦めてないで、もっともっと足掻けばよかった。それだけだ。
お前みたいに。でも俺には出来なかった。だから…今は俺はお前の後ろ良いるさ。でもいつか、並んでみせる。追い越して見せる!
だから早く帰って来い。高須。
木原麻耶。
9月23日。
どうやら明日、高須君と大河は釈放されるらしい。ってかよく釈放されたよね。
きっと高須君達が帰ってきたらビックリすると思う。
狩野先輩の留学が流れたのはきっと知らないと思うからさ。
まぁどっちかって言うと高須君の所為かな?高須君がテロリストと間違われて逮捕されたから、そんな高須君と友好関係に有る狩野先輩の留学の話は泡と消えた。
狩野先輩のご両親はかなり怒ってたみたいだけど、当の本人は笑ってた。すごく嬉しそうに、笑ってた。
なんかそれでみんな納得しちゃった。このままで良いんだって。
でも高須君。覚悟してよね?狩野先輩。どうやらかなりマジになったみたいだから。私達も、負けてられないよ!
逢坂大河の日記より抜粋。
9月30日。
いや〜〜。外の空気は美味しいわ〜〜。
なんかトンでもないわね。なんで私が暴力団のヒットマンや鉄砲玉扱いされなきゅなんないのよ!
ほんと!失礼しちゃうわねぇ!まl良いけど。
やっちゃんが私の姿見て泣きながら抱きついてきたの。なんか恥ずかしいから止めてって言おうとしたんだけど、嬉しくて、私も泣いちゃった。
竜児が出てきた時にはやっちゃんに思いっきりビンタされててけど自業自得よ。でもやっぱり泣いてたなやっちゃん。
ごめんね。
久しぶりに竜児のご飯は美味しかった。ホントにあの臭い飯とは天地の差ね!
私の所為だし、竜児怒るかなって思ってたけど…怒んない。嬉しいな…嬉しいよ、竜児。
なんか久しぶりだし、今までずっと牢屋だったし、今日はやっちゃんもお仕事休みだし…川の字になって3人で寝るの!
やっちゃんと、竜児と、私で…だから今日は、少しだけ、泣きながら寝ても良いんだって思うんだ。
高須竜児の日記より抜粋。
9月30日。
シャバの空気は美味いな。ってかなんでこんな極悪人扱いを…ま、いっか。
もう泰子も大河もぐっすりだ。俺としては憤懣やるかたないのだがまぁ良い。
それにしても溜まりに溜まったメールを読んでビックリだな。
いつの間にか狩野先輩の留学が無くなってやがる…てか俺の所為か?
「責任は取って貰うぞ?竜児」ってなんお脅しですか先輩!
「亜美ちゃんもアメリカ行こうかな〜」意味分かんねぇぞ川嶋!
「やっぱ高須君ってソッチの人なんだ」ってどっちだよ木原!
いや香椎。別にX線をすり抜ける武器一覧情報なんて欲しくねぇし!!
明日からの学校がとてつもなく不安だな。つかよく退学に成らなかったな俺。まぁ冤罪だけどさ。
もう寝よう…なぁ大河……しがみ付くのを止めてくれると俺は嬉しい。
ココまでです。
すんません。初めの方で落すタイミング、ミスりましたね。ごめんです。
今日は外道は居なかったかな。
また!です。
おわ、割り込んじゃった
申し訳ない
>ナイス非行モード
竜児北村に冷てーよw
色々あって竜児も結構擦れてるんだよねw
アニキここで脱落かあとか思ってたら
こんな所でとんでもない聞き間違いキタコレ!
臭い飯とか娑婆の空気とかナチュラルすぎてワロスw
455 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 02:25:42 ID:4yIzCcPm
GJ!
聖戦とアラーには笑ったわwww
おいおいすげー展開だな!
殴り込みないと思ったらより壮大になった
純粋に話がおもしろいぜ
まさかの留学キャンセル展開とは…。
ますますもって独神ルートから遠のいてる気はするけど気にしない。
【竜児の日記における大河の呼称】
・あんな可愛い女の子
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン
・マグロの生まれ変わり
・釣りキチ大河
・我が家に憑り付いた呪怨ガール
・魔界の料理長
・ベロ
・ウチのミニマムドロンジョ
・我が家のチビ貞子 New!!
・交戦的なホビットさん New!!
独自分岐キタコレ!
アニキ!留学取りやめ高須城の貞操(本丸)を落としにかかるのですね。
×交戦的
〇好戦的
じゃね?
>なんで私が暴力団のヒットマンや鉄砲玉扱いされなきゅなんないのよ!
これ誤字だけど、かわいいからそのままでいいと思うんだ
大河は元々滑舌良くないみたいだし丁度良いなw
会長選挙篇でコレなら、クリスマス篇では一体何が起こるんだ……
予測つかねーwww
相変わらず予想の斜め上の展開だなあw
大河は竜児のベッドで寝るのが当たり前になってるし。
他の女性陣が聞いたら嫉妬に狂うだろうな(笑)
展開はカオスだがテンポよく進んでて面白いなww
このまま一人と結ばれる展開だったらMOTTAINAI気がしてきた
GJ!
おお、先輩に対する竜児の態度が久々に竜児に近い感じに。
やっぱ、竜児は誠実でないと竜児って感じしないもんな。
あと、みんな耳悪すぎ。
先輩はちゃんと聞き取ってるんだけどなあww
そういや日記の大河は童帝を知らないだけでもっとも竜児に近い存在だよな
休みに家で映画観るとき竜児が大河をおなか抱っこしてても違和感ない
GJ!
久しぶりに聞き間違いが来たと思ったらなんだこのカオスwww
奈々子wwwwwwwセラミックの銃とかリストアップしたのかwwww
ところで大河をアニメ鑑賞に誘った奈々子(父)はいまも生きているんだろうか……
大丈夫。奈々子さまならちゃんと生かしとく。
ただ今回は全国行脚じゃなく無限回廊かもしれんが・・・
ここの11皿目の 竜児奈々子SS読んで奈々子が大好きになった
今まで散々色々なキャラを俺の嫁だとか言ってきたけど
もしかしたら一番自分の理想に近い女性キャラなのかもしれない
11皿目っていうと「ななこい」かな?
奈々子様が足怪我するやつ
473 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:25:05 ID:jgMiwvVI
いや 俺が見たのはカギ失くしたのを竜児が探してあげるやつだな
早速それにも目を通さねば
>>473 お稲荷様だな。俺も今読んできた。で、
「高須君が、手加減した分を計算に入れても…
50%。つまり、MAXパワーの半分も出せば、盤上を真っ黒に塗り替える事が出来るのよ?」
「……何かそれ、どっかで聞いた事あるぞ…
確か、不動産会社の社長で、私の月収は 53万です。って奴。」
の台詞でクソワロタ。
これ書いた人カイジ好きなんだろうな。ところどころに福本が居た。で、これの続きって無いの?
>>470 お父さん帰ってきてー!w
>>473-474 確か腹黒様はゴールデンウイーク前のスレで作者様が少し書き溜めているとか言ってましたな
読みたいねえ
このスレ見てたら奈々子が好きになってきたw
竜児×奈々子って、不思議と違和感が無いんだよなぁ・・・
なんというか 奈々子様には男に無限の活力を生み出させる魔力みたいなのが
備わっている気がする
「頑張ってねv」 とか笑顔で言われたら48時間くらいなら余裕で机に向かえるし
フルマラソンだって 何度か倒れそうになったとしても完走できそう
アゲマンってのとは少し違うか
亜美ちゃんより奈々子様の方がよっぽど黒い気がする
なんだかんだで亜美ちゃんお人好しだし
それに比べて奈々子様はずっと奈々子様のターンっぽい。
ななこいの奈々子様は乙女色が強めで腹黒様の奈々子様は策士。どっちも良い奈々子様だなぁ。
奈々ドラにする場合大河と櫛枝がスゴイ邪魔になるけど腹黒様はウマイ事、大河と櫛枝を切り離したよね。あ〜続き読みたい。
というか、奈々子と付き合ってる事を知った亜美ちゃんの反応にワクテカ
この際、奈々子ものは、日記の作者に引き継いでもらうってのでいいんじゃないか?
日記は健気な会長を応援したい派。
でも、日記の人が新しく奈々子モノ書いてくれるんだったら全然おけ。むしろ狂喜乱舞。
もし、書いてくれたら今月中に解散して総選挙します。
いくら更新されないからって、それはひどいんじゃないか?
まぁ、ちゃんと許可とればいいかもしれないけど・・・
482 :
sage:2009/06/02(火) 21:48:06 ID:L0laKW/k
483 :
482:2009/06/02(火) 21:53:27 ID:L0laKW/k
スマン、失敗した
484 :
グンタマ:2009/06/02(火) 23:35:22 ID:mbyf+9o3
今から投下しても、日記の方の邪魔にならないかな。
投下します。
タイトル:煮豆〜切なくて〜
主役:煮豆
485 :
グンタマ:2009/06/02(火) 23:36:01 ID:mbyf+9o3
いつもの学校風景、いつもの昼休み、いつもより少し増えたメンバー。
そんな中、竜児の隣に座る大河は不機嫌だった。
「んー、やっぱり高須くんのお弁当美味しい!最近、お昼が一番楽しみになっちゃったみた〜い。
もう、高須くんの、せ・い・な・ん・だ・か・ら☆」
隣に座る亜美からの賛辞を受け、「おう」と短く返事をするも、どことなく嬉しそうな竜児。
「そうそう!高須くんのせいで、ファミレスのメニューが超超超!ショボく感じるようになったんだけどぉ」
大河の向かいに座る麻耶の不満らしい言葉は、しかしただの誉め言葉でしかない。
竜児の笑みが二割増になった。
大河の機嫌は二割減だが。
「あたしも料理に自信あったけど、高須君のお弁当食べて驚いちゃった。
ちょっと悔しいかな、ふふ」
亜美の向かいに座る奈々子は楽しそうに笑み、綺麗な手付きで卵焼きを口に運ぶ。
ゆっくり咀嚼し、次第に奈々子の頬が緩んでいくのが、他からも確認できるくらいだった。
竜児の目尻が凶悪なほど吊り上り、自らの手に堕ちた哀れな生け贄共を嘲笑…っているわけではない。
嬉しさが隠せないくらい、表情に出ただけである。
「いや、香椎の料理も十分美味いぞ。この唐揚げ、手作りだろ?綺麗に揚がってるじゃねぇか」
そう言った竜児の手には、いつもとは違う、ピンク色の小さめな弁当箱。
普段竜児の使っている弁当箱は、奈々子の手元にあった。
竜児の言葉を聞いて、奈々子はパッと嬉しそうに表情を変えた。
「あ、気付いてくれたの?今日は上手くいったから、結構自信作だったの。
冷凍食品だと思われたら、どうしようと思っちゃった」
「この味は冷凍食品じゃ出せねぇよ。てか、冷凍食品と比べるのは香椎に失礼だろ」
竜児のストレートな誉め言葉に、奈々子はいつものように笑うもほんのり頬を染めた。
大河の箸に挟まれていたご飯が、真っ二つに切られて落ちた。若干、箸の形が歪み始めている。
「高須、その煮豆を少し分けてくれないか。ご飯とおかずの食べる割合を間違えてしまったようだ」
「おう、好きなだけ持ってけ。正直、少し作りすぎた」
向かいに座る北村に、いつものようにおかずを分ける。
486 :
グンタマ:2009/06/02(火) 23:36:47 ID:mbyf+9o3
亜美に弁当を作る約束をした日から、早一ヶ月。気が付けば、作る弁当の数は最大4つになっていた。
約束した翌日から、竜児は早速三人分の弁当を拵えていき、亜美に学校で手渡した。
その日の午前中。
普段は休み時間爪の手入れやメイクを整えたり、授業中も退屈そうにしている亜美だが、
そわそわと弁当をしまった鞄を見たり、4限目になるとちらちら時計を確認したりと落ち着かない。
チャイムが鳴り、教師が授業を切り上げたと同時。
いそいそと鞄から弁当を取り出して、自席に麻耶と奈々子が来るのを待っていた。
(犬だ…)
(チワワね…)
その時、麻耶と奈々子の心はシンクロし、大河の気持ちが少しだけ理解できた。
麻耶と奈々子は、もう誤解はないとはいえ『あの』高須竜児が作った弁当は大丈夫なのかと亜美を心配した。
しかし、一口目を食べた時の、あの亜美の幸せそうな表情を見た瞬間、余計な心配だとすぐに察した。
その日1日、それだけでも亜美は機嫌が良かったはずだった。
亜美が竜児に弁当箱を返しにいった時、少し残念そうだったのを奈々子は憶えている。
だから、席に戻ってきた時の亜美が今までにないくらい上機嫌だったのに驚いた。
話を聞くと、亜美は弁当を作ってもらえるのは今回だけだと思っていた。
が、弁当箱を返しにいった時、竜児から思いがけないことを言われた。
「よし、明日の弁当は川嶋のリクエストを聞くぞ。何かあるか?」
つまり、元々竜児は亜美の分もこの先作っていくつもりだったらしい。
亜美が素の感情をここまで出す料理に、奈々子は興味をもった。
しかし、あんなに嬉しそうに食べる亜美からもらうのも、少し躊躇する。
奈々子は、どうしようかと悩んでいたが、案外あっさりと解決した。
「ねぇねぇ亜美ちゃん!今度少しだけでいいから、お弁当のおかず交換しようよ」
(麻耶、ナイスよ!)
こんな感じで、うまいこと(亜美は相当渋っていたが)乗じた奈々子だが――後悔した。
言わずもがな、竜児の弁当の出来に、奈々子のプライドはいとも簡単に破砕された。
片親であり、今の今まで料理を一任してきて、少なくとも回りと比べたら料理には自信があったのだ。
しかし、亜美から貰ったたかだか煮豆一つで、井の中の蛙であることを知らされたのだ。
その心中は計り知れない。
ちなみに、麻耶は「嘘、マジ?ありえない…」と目を丸くしていた。
その日一日、 竜児は強いオールレンジ視線を受け、その眼をギラつかせていた(困っていただけ)。
奈々子が週一回弁当を交換しようと言い、麻耶が週一回弁当を作って欲しいと言ったのは、翌日だった。
突然の申し出に竜児は面食らったが、自分が認められているようで、良い笑顔で頷いた。
487 :
グンタマ:2009/06/02(火) 23:37:34 ID:mbyf+9o3
それが面白くない人物が一人。大河である。
作る人数が増えたことで、自分の好きなものだけが入ることが少なくなった。
それだけでも不満なのだ、が。
――ばかちーがやたらと竜児にくっつく。イライラする。
――木原麻耶がやたらと竜児の料理を誉める。イライラする。
――エロボクロのお弁当を竜児がやたらと美味しそうに食べる。イライラする。
しかし、それぞれはひとつの理由に過ぎない。大河が一番納得できないこと。
我儘にも、しかし大河らしい理由である。
竜児の作るお弁当を食べられるのは、私だけのはずだったのに。
今まで竜児は、私のためだけにお弁当を作っていてくれたのに。
私だけのものだと、思っていたのに。
大河は、竜児に酷く裏切られたような気持ちになっていた。更に、その不満は徐々に大きくなっていった。
そのせいか、最近の大河が弁当を食べているとき、終始不機嫌だった。
そんな大河を、竜児は不安げに見る。
(最近どうしたんだ、大河のやつ。あんな顰めっ面で弁当食って、何か気に入らないおかずがあったのか?)
そこに、大河の様子を見て、おもちゃを見つけた子供のような目をする少女が一人。川島亜美(モデル)である。
いつものように、からかいにいくが…
「あ〜☆もしかして、あれ?『竜児のお弁当はあたしだけのものだもん!』とか、思ってたり――ふがっ?!」
次の瞬間!
なんと、凶悪且つ細い二本の指は、亜美の鼻に突き刺さっているではないか。
これには、周りの学友達もビックリ仰天。
ただちに、大河は竜児に取り押さえられ、亜美は(モデルとしての)一命を取り留めた。
『もう二度と、手乗りタイガーをからかうような真似はしないわ』
後に、亜美はこう語
「るわけゃねーだろ!?なにすんだよ、くそちびタイガー!!あんた、よりにもよってまた鼻の穴を…!」
「黙れ、そして腐れ、この色惚けチワワ」
大河は、何事もなかったかのように弁当を食べ続ける。今が何かを喚いているが、全く意に介さない。
五月蝿いチワワを黙らせ、もう食事の邪魔をする馬鹿はいない、と安心していた大河。
しかし、それは大きな間違いだった。
488 :
グンタマ:2009/06/02(火) 23:38:20 ID:mbyf+9o3
「逢坂は、高須の弁当が周りに取られた様な気がしたんじゃないか。だから、あまり面白くないんだろう」
突然確信をついた北村に、竜児、亜美、麻耶、奈々子の視線が集まる。
そして、申し合わせたかのように、四人の視線は大河に向いた。
大河は耳まで真っ赤にし、箸を持つ手どころか、全身わなわなと羞恥に震えている。
大河が何と答える必要もなく、体で意を表していた。そんな大河に、竜児は妙な充実感を感じた。
ヤキモチ、とは少し違うかもしれないが、たかだか自分の弁当に独占欲を出した大河が嬉しかった。
ハッと、大河は周りを見渡し、妙に微笑ましい視線に気付く。慌てて大河は弁解しようと
「ち、ちちち、違っ、違っへあっ」
したが、情けない大河の声と共に、その箸から摘まんでいた煮豆がつるりと滑り、柔らかな弧を描く。
それは、北村目掛け飛んでいった。
不意に、竜児の脳裏にあの日の悪夢がフラッシュバックし、眼をかっぴらいた。
その瞬間を、竜児は確かに見た。北村が、位置を調整するかのようにほんの少しだけ左にずれた。
そして、『何故か』上向いたのだ。
「あ、あぁ…!?」
北村の左鼻穴に、それはゆっくりと舞い落ちる木の葉のように、そっと添えられた。
音はなく、まるでそこが自分の居場所だと言わんばかりに鎮座し、己の存在を主張しているようで。
北村は満足したように、とびきりの優しい表情を大河に向け、口を開いた。
「逢坂。逢坂は、いつも高須の手料理を当たり前のように食べている。
それは、当たり前のようで、とても幸せなことだ。そんな幸せは、誰もが望むことだ。
何より、高須自身が喜んでいる。高須も、皆に弁当を食べてもらえて幸せなんだ。
早起きして弁当を作り、皆が美味しそうに食べる。それを見るために、高須は頑張っているはずだ。
だから、逢坂。そんな顔で食べず、笑って食べようじゃないか!」
教室が静まり返り、生徒の目は一人を除き、全て北村に向いていた。
そして、誰かが呟く。
煮豆大明神が降臨された、と。
北村は、確かに間違った方向に歩み始めようとしていた。
――一度ならず、二度までも…俺の大切な煮豆(こども)が、煮豆が…あ、あぁ、ぁあぁ…!
それから暫く、竜児は煮豆を作ることはなかった。
489 :
グンタマ:2009/06/02(火) 23:43:20 ID:mbyf+9o3
以上です。煮豆と北村以外はすべてサブです。間違いない。
あと、保管庫の管理人さんにお願いが。
自分が今まで書いた作品を知ってもらいたいという我儘で、コテハンを付けました。
なので、以下の作品の作者欄をグンタマに変えていただけますでしょうか。
・だけど独身
・竜虎一体
・シークレット・トーク
・煮豆
お手数ですが、よろしくお願い致します。
長々と失礼しました。
490 :
グンタマ:2009/06/02(火) 23:47:03 ID:mbyf+9o3
すみません、あとひとつありましたorz
・竜の乱心
改めて、お願い致します
GJ!
グンタマ…
懐かしいwww
>>489 面白かった。一瞬PSPの亜美犬endかとオモタw
日常のワンシーンを切り取って短く纏めてて良いな。
犬みたいな亜美ちゃん可愛過ぎる!
煮豆の文学的描写にワロタ
GJ!!
お久しぶりです!煮豆が主役ってw
>>489 正統派の二次創作といえましょう。
各キャラの雰囲気がよく出てて気持ちよく読めました。
GJ
さて…全裸大気に入るとしますか
亜美100点エンドクリアしてから、全部終わっちゃったんだなって感じが半端ない…
誰か竜児争奪戦(出来レース)編やその後の甘々な高3編を書いてくださいm(_ _)m
さて…全裸待機に入るとしますか
連レス失礼
あーーーーっという間に SS保管庫の奈々子分を摂取し尽くしてしまった…
切ねえよお… ひもじいよお… 続き頼むよお(´;ω;`)
自分で養分を生み出すという手も残されている
上での話のように、日記の人とか、98VM氏とか、筆力のある人に書いてもらった方がいいかもね
完結しないと、作品として意味をなさないし
>497
言われたからではないがちょうどそんなのを書き始めた予感。まだ2行しか書いてないから
ひとまず忘れておいて、完成したらそんなのもあったな程度の気持ちでひとつ。
>>503 書いてもらうとかはいい。
書きたいヤツが書きたいネタを書きたいように書くんだ。
完結すれば素晴らしい。
でも完結しなくたって悪くはない。
とにかく書くんだ。
どもです。
保管庫の管理人さま、脅威の更新、乙です。
本日はちょいとつなぎになりますか。
それでは次レスより投下、いきます。
高須竜児の日記より抜粋。
10月1日。
取り敢えずお詫び行脚は終了したな。流石に大河も疲れたか。
いいぞ、チョコシュー喰って。
狩野先輩の家には真っ先に行ったしな。それにしてもまさか留学が消えちまうとは、なんとも申し訳無い。
まぁちょっと先輩のご両親が俺達に怯え気味だったのが傷付くな…ヤクザを多数病院送りの光景を間近で見せられては無理も無いか。
後先考えずに飛び出して抗争事件を起こすとは、全くどこの決戦兵器だお前は。なぁジョンコナー。どうせ送り込むならもう少しマシなターミネーターを寄越してくれないか?
TAIGA-20型のターミネーターめ!警官隊まで薙ぎ倒してしまってどうする。せめてファミコン位の思考能力は持つべきだぞ?
そんな僕等のTAIGA-20型のターミネーターも、どうやら事の重大さは理解しているようで、今日一日はしおらしく頭を下げて回っていたな。
でも先輩が許してくれて良かった。ま「いいさ。私も迷っていた事だし、いっそ清々したな。でもな?竜児。出来ればお前には責任を取って貰いたいものだな」
う〜ん。どこか怖い発言だな。まぁ命までは取られまい…そう願う。
なんとか退学にはならなかった事に学校へは感謝だな。ゆりちゃん先生も必死に弁護してくれたらしい。ありがたい事だ。
北村が土下寝とやらを敢行してきた時には本気で心配したが、まぁ大丈夫だろう。信じてるぞ?会長。
さて、取り合えずなんとか平穏な日常を取り戻したと言いたい所だがな。どうにも俺への疑いは晴れてはいないらしい。しつこいね、流石に。
俺は明日からまた2日間位は取調べが有るらしい。どんなに調べても何も出てきやしないんだが、まぁ止むを得んか。
「私はいいの?」と言うがな?どうやらヤクザ同士の抗争と国連総会を狙ったテロリストとでは扱いが違うらしい。
でも長野の時の捜査官も居たからな。「形式だけだから」と言った言葉を信じよう。と、言うか公安の捜査官と顔見知りな高校生にはなりたくなかったもんだが。
まぁ俺の留守中が心配と言えば心配だが、泰子も居るし大丈「私がご飯とか作」それは止めてくれ!
今日そんな事をぼやいてたら香椎が手を上げてくれたからな。まぁ、高須家の食事は安心だろう。洗濯位は残しておいても問題ないだろ。俺もすぐに帰るしな。
香椎奈々子の日記より抜粋。
10月2日。
ふふ。今日は楽しかったな。あんなに美味しそうに食べてくれたら嬉しいものよね?高須君。
彼が不在だと言うから今日、高須君の家に夕食を作りに行った。大河も泰子さんも遠慮してたけど気にしないでいいよ。好きでやってるんだから。
明日の朝食も作って来たから明日は朝ご飯食べておいでよ?今日はバタバタして食べれなかったんでしょう。
あぁ、明日は何を作ろうかなぁ。
お父さん?そのレトルト、明日で期限切れるから、ちゃんと食べてね?
川嶋亜美の日記より抜粋。
10月2日。
なんか奈々子って良い位置取りよね?やっぱ家事に長けてるのはこの状況下では有利ね。
なんかチビトラも懐いてない?もう!早く帰ってきてよね、高須君。
でもそうも行かないか。なんか高須君に便乗して、我々は成功したーって声明が何個か出て来た見たいだし。
まぁ明日には帰ってくる予定だし、帰って来たらどうしてくれようかなぁ、高須君。
逢坂大河の日記より抜粋。
10月3日。
今日竜児は帰って来なかった。
心配だからって奈々子が夕飯作ってくれたけど、竜児は帰ってこなかった。
すみれがオマケしてくれて、みのりんが遊びに来て、バカチーからメール来て、麻耶が電話掛けてきて…でも竜児は帰って来ない。
なんかあったのかなぁ。
明日は帰ってくるよね?竜児。
10月4日。
今日も竜児は帰って来なかった。
やっちゃんが電話してみたけど、竜児には繋がらない。
やっぱり私が空港なんかで暴れたのが悪かったのかな………
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめ
木原麻耶の日記より抜粋。
10月5日。
なんか教室の空気が重かったなぁ。高須君は帰ってこないし。大河は沈んじゃってるし。まるおもなんか責任感じちゃってるしさぁ。
亜美ちゃんも櫛枝もなんか調子掴めないみたい。
まいったなぁ。私だって…寂しいよ。高須君。
会いたいよ。高須君。
北村裕作の日記より抜粋。
10月5日。
このままじゃ駄目だ。全ては不甲斐ない俺の所為だ。俺が情けないから逢坂が…そして高須も。
明日、何とかしよう。さっき櫛枝にメールして時間を取ってもらった。亜美にも。
木原と香椎も協力してくれる。
能登や春田も誘おう。
明日は皆で逢坂の家で騒ごう!憂鬱な気分を吹き飛ばすためにも、精一杯騒ごう!
大丈夫だ。きっと上手く行く。お前の居ない間は、俺が上手く行かせる。いかせるさ、高須!
香椎奈々子の日記より抜粋。
10月5日。
はぁ…もう4日。高須君は居ない。2日だけの事情聴取の筈なのに、やっぱり私達が思ってる以上に大事なんだろうなぁ。
国際空港での乱闘。負傷者多数。警官にも被害が出たし、空港のダイヤも乱れた。
2・3週間留置場に入った位じゃ追いつかないよね。オマケにテロだもんなぁ。冤罪って言ったって被害は現実だし、大河にはなんか優秀な弁護士も付いてるみたいだし、高須君にシワ寄せ行くのは仕方が無いか。
でもなぁ…うん。明日は頑張ろう。精々美味しいものたくさん作って、皆で騒ごうよ。そして待とうね。きっともう、帰ってくるからさ。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
10月6日。
あははは。なんか…びっくりだよ!にゃははは。
今日はいい加減ダウナー空気を吹き飛ばそう!って事でさ。今日は皆で大河の家に行こうとしたんだよね。
皆でスーパーに買い物行って、大河の好きなモノたくさん買って。狩野先輩に会ったから先輩も一緒にって言って皆で大河の家に向かったんだよね。
元気になって欲しかったんだよ。笑って欲しかったんだよ、みんな、大河にはさ。
でもねぇ。ふと見たら大河の家の隣のアパートの2階。窓が少し開いててさ。
湯気が窓から漏れてたよね?夕食の仕度なのかなぁ?
ふふ。もう大河は吹っ飛んでってたよね。
みんな何も言わなかったな。何となく、それで解散。それで正解。
そんな気がしたんだよ、大河。
「何やってんのよ馬鹿犬ーー!!」て声は聞こえたよ?でもそれだけ。明日は笑顔で会えるんだね?大河。
みのりんはそれだけでもう満足さ。ほんと…
おかえり。高須君。
高須竜児の日記より抜粋。
10月6日。
いやいやいや。なんともようやく開放だぜ。
2日の予定が5日の拘束とはな〜。俺はそんな大罪人なのか?もう少しでやってない事ゲロした挙句にアラーの神を崇拝するとこだったな。
それにしても香椎には感謝だな。なんか掃除も洗濯までしてくれてたみたいだな。礼をしなければならんなコレは。
で?お前は礼をしてるんだろうな?さぞやたらふく喰いまくった挙句に散らかしまくっただろうからな。
「そんな訳ないでしょバカ犬!掃除は私とやっちゃんでやったのよ!」…なるほど。嘘まで付「アンタ疑ってんじゃ無いでしょうね」違うな。信じてないだけだ。
だが……確かに掃除は適当だな。香椎の仕事では無いか。まさか……業者をや「私達だって言ってんでしょうが!!」わかったわかった。
良くやったな、大河。
分かったから喜ぶなよ、こんなんで。
で?サード・チルドレンサイズ大河さん。お前の家はキチンと片付いてるんだろうな?「………」OK。聞いた俺がバカだったな。
でもなんだろうな。大河の家はそれほど惨事になってなかった。ていうか…埃?
なんか帰宅してる気配が…聞けば俺の留守中は殆んどウチで寝起きしていたらしい。まさか…なるほどな。この涎だらけの俺の布団の説明をしてもらおうか?
「人間は涎を垂らさない様には出来てないのよ!」自己欺瞞だな「呼び方なんか関係ないわ!」忌々しい。
う〜ん…まぁお前はハウスダストに弱いしな。今夜はウチで寝ろ。明日の朝お前の家は掃除しとくか…その布団で寝るのは認めん!シーツは変えろ!早くでろ!
まぁいいか。もう何時もの日常だ。寝るぞ、大河……だからココで着替えるな!その哀れな姿をどうやったら北村にアピールするか悩むだけで泣けてくるから。
「……お帰り、竜児」
あぁ。ただいま。
逢坂大河の日記より抜粋。
10月6日。
竜児が帰ってきた!
夕飯はハンバーグだった!美味しかった、竜児のハンバーグ!
なんか凄く久しぶり。凄く懐かしい。
まったく遅いのよバカ犬!愚図犬!!
ほんの少しだけ心配して損したなぁ。でも……お帰り!竜児!!
川嶋亜美の日記より抜粋。
10月8日。
なんかやっといつもの日常が戻ってきたよねぇ。で、今日は少しだけ我が侭。聞いてくれてありがと!高須君。
私が高須君に甘えられるのはそうそう多くないよね。でもココはその一つだもん。
私は大事にしてるんだよ?
私疲れてるよ〜。って。「?それが?」疲れてるの!「はぁ?」気が付かないよね。私が立ち上がってやっとだもんね。でも、それで分かってくれて、どこか嬉しかったな。
後ろに回ってくれて抱えてくれて、座ってくれて…あぁ、やっぱり気持ちが良いよ。高須君は。やっぱり羨ましいよ、大河。
高須君には分からないんだろうけどさ。
「なにがだ?」って言うんだもん。見上げたら…?逆さま?
なんか呆れられたかな。「お前もか?…あほたれ」だって。
でも…今日はなんか良い日だった。
香椎奈々子の日記より抜粋。
10月11日。
なんか今日は良い日だったなぁ。
高須君ってば「そういえば何時が良い?」何の事かわかんないよ?高須君。
でも一緒に料理しようって話だって。覚えてたんだ。もうもちろん、今日だって良いよ!って。
なんか相談も有るみたいだったから、夕方に高須君が来たんだけど、まぁ思った通りね。大河も一緒だった。喰う役だって。
きっと大河は今は高須君と一緒に居たいんだね。いいよ。大河なら。
高須君とする料理は楽しかった。やっぱり私なんかよりスキルは上よね。折角裸エプロンでもしようと思ってたけど、大河がいるんじゃ無理よね。
また食べるだけ食べて、遊んで、大河は寝ちゃった。もう夜も遅いし無理ないか。
高須君は私に聞いてきたのは、前に聞いたストーカーの事だった。
どうやら空港事件以降、弁護士を通して高須君に接触して来ているらしい。まぁ直接会いに来る度胸はないらしい。
で、それを何とかするにはどうしたら良いかってこと。料理を食べさせる事も出来ないみたい。
いいよ、そんな簡単な事だったら。
「簡単って…どうすりゃ良いんだよ。俺には全然」
高須君。人が最も悲しいのは自分の大事な人が悲しむ事なの。それが自分の所為だとしたら?もうやるせないでしょうねぇ。
その人の仕事は?不動産?誰かを立ち退かせなければイケナイのにそれが逢坂さんのお友達だとしたら?逢坂さんの悲しむ姿はその人の心を蝕むでしょう。
何かを売っていたとしたら?売り切れたものを一足違いで逢坂さんが手に入れられなかったら?彼女の涙はその人を貫くでしょうねぇ。
レストラン?彼女のモノよりその人はそれを選ぶの?サービス業?彼女より優先しなければいけない事態になったとしたら?
逢坂さんの悲痛の全ての要因をその人に向けなさい。その全てが彼を苛むでしょう。それが自らの必然で有れば有るほど、ジレンマとなって心を蝕む。
ふふふふ。どう?楽しくなるでしょう?別に逢坂さんが出てくる必要は無いのよ。高須君がその可能性とほんの少しの情報を与えるだけ。それだけで人は自分を悲劇の主人公に仕立て上げるわ。
あぁ。哀れな子羊にどうか慈悲を…ねぇ高須君。哀れな子羊って言うのはね?決して救われないからこそ哀れなのよ。その事を、その人に教えてあげましょう。
高須君は必死でメモしてたけど、最後に香椎は絶対に怒らせては駄目ってどう言う意味かしら?
木原麻耶の日記より抜粋。
10月14日。
今日は楽しかった。なんか留置場や取調べの話を高須君が聞かせてくれた。
なんか私には無縁の話でビックリする事だらけだ。
夕方の川辺で高須君は面白い事の様に語る。どうして?大変な事なのに。
「ま、もう終わった事だしな」うん。そうだね、高須君。
気が付いたら大河は鼻歌歌いながら高須君の肩に凭れてた、だから、私も真似してみた。
「おい」って言うけどさ、いいでしょ?って言ったら「…はぁ。…おう」ってさ。
なんか、嬉しかったな。
こんな日があってもいいと思うんだよ、高須君。
だから今日は、ありがとうね。
狩野すみれの日記より抜粋。
10月17日。
どうも生徒会がなくなるとアイツを呼ぶ事が中々出来んな。
ま、朝は迎えに言ってるしな、今日も昼休みには中庭で過ごしたし。でもな?竜児。私は不満だぞ。
別に逢坂が居るのは構わんが、たまには2人で過ごしたいな。まぁ気を利かせろと言うのもむりか。
いいさ。今はこれでいい。
明日、また会おう。ココは近いからな。アメリカに行かなくて良かったと、最近私は思うぞ?竜児。
高須竜児の日記より抜粋。
10月21日。
今日、世界が終わった……櫛枝……に、振られたのか?俺は…
あぁ視界がにじむ。
確かに言った。精一杯に、お前が好きだ櫛枝!と……「無理!」ってなんだよ櫛枝。
もう……寝よう。コレは悪い夢だ。そうに違いない。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
10月21日。
ほんと!高須君が帰ってきてからこっち、大河はずっと楽しそうだ。私も嬉しいよ大河。
今日は部活が終わって帰り道に大河と高須君に会った。スドバに行ってたんだ。ほんと、去年とは大違いだね、大河。
なんとなく一緒に帰って、公園に差し掛かった。なんか高須君と会ってから、私と大河は変わったと思う、変われたと思う。
だから、ありがとうだよ。高須君。
でも帰ろうとする私に高須君が聞いてきた。
「お前が好きな寿司ネタは?」って。なんで?って思ったけど、今度皆でご飯食べようって言ってたもんね。だから私は、ブリ!って言ったけど、高須君固まってたな?高須君嫌い?ぶり。美味しいのに
ココまででした。
多分次はクリスマスまでいければ…
いいかなと。
どもでした。
>>513 ウホッ、いいSS…
つーかみのりん、鰤はねーよ鰤はw
寿w司wネwタw
ある意味悪夢には違いないw
奈々子と亜美ママ組んだら手が付けられなくなりそうだな
それにしても、そうか……ターミネーターだったのかw
>>503 そういう一部の書き手さんだけ持ち上げたら後続が来ないでしょ
「お前が好きだ櫛枝」
「お前が好きな寿司ネタ」
どうやったらこういうネタが頭に浮かぶんだろうw
天才だなw
GJ!
相変わらずの聞き間違いテラワロスwww
日記の大河がかわいすぎて頭がどうにかなっちまいそうだ
つーか日記のななこ怖すぎるwww
日記氏GJ!!
てか保管庫早すぎw
童帝もみのりんにはかなわないんだなww
しかし相変わらず奈々子様が漆黒の美しさ・・・。
お父さん、そろそろ警察に保護していただくべきでは?
竜児発音悪すぎるだろwww
緊張してどもってたんじゃね?
まさにクールポコ状態だな、竜児。
独神はやはり陽の目を見ないのか…
お前が好きだ寿司えだ?
竜児滑舌悪すぎ
みのりん耳悪すぎ
吹いたww
【竜児の日記における大河の呼称】
・あんな可愛い女の子
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン
・マグロの生まれ変わり
・釣りキチ大河
・我が家に憑り付いた呪怨ガール
・魔界の料理長
・ベロ
・ウチのミニマムドロンジョ
・我が家のチビ貞子
・交戦的(好戦的)なホビットさん
・TAIGA-20型のターミネーター New!!
・サード・チルドレンサイズの大河さん New!!
列挙に暇がないわwwwよくもまあ次から次へとwww
しかし日記の大河は竜児への依存っぷりが凄いねw
531 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 07:33:52 ID:ZvRPcOoE
正直日記の最終回を見たくない。
もしあるなら全キャラ分のエンドを!!
そしていつも最高に楽しませてもらってます!
誤記訂正自レスorz
誤:列挙に
正:枚挙に
>>531 同意
でも完結まで見届けるのがファンの務めというもの
TAIGAがTENGA見えた俺死にたい\(^o^)/
そんな事を言った後で全く説得力がないが、皆もう少し謙虚になるべき
やれ書いてくれだのなんだの、自給自足って名セリフを知らないのかよ!
別に書くのが上手くできないなら書かずとも!
妄想万歳!
>>531 流れ的にはハーレムエンドが一番ある希ガス。誰かに収束する流れじゃないね。
竜児がふられた今、告白済みの兄貴が一歩リードか?
お前が好きだ櫛枝!→お前が好きなすしネタ!
か。よう考えるなw
>>534 俺は大河ENDに収束しつつある気がするけどな。
兄貴にしろ奈々子にしろ亜美にしろ大河なら仕方がないみたいになってるし
問題は童帝の方だがwやけっぱちになって征服していくキャラではないだろうけど
最後に逆転みのりんENDだったりして・・・
個人的には麻耶&奈々子に頑張って欲しいけどw
>>536 > 大河ENDに収束しつつある
大河は竜児が必要でどうにもならない様が伝わるけど、竜児側がねw
>>530を見直すと………(;^ω^)……
北村→狩野→俺⇔櫛枝
を見て
ビルヘルミナ→メルヒム→マチルダ⇔アラストール
を思い出した
なんか言い間違い竜児は誠実な感じで、童帝モードは獣系。
読み手の好みも2分されてそうだw
日記さいこー
>>539 ヴィルヘルミナとマティルダねw
スレチか…
お、そうだったのか
アニメだけで小説読んだ事ないから、聞こえたまま そう思ってたよ
他にも『弁髪百眼』『銚子の夜店』『探々求々』とか思ってた
正に、言いまつがい・聞きまつがいの竜児状態
...と無理やり関連付ける
櫛枝に言われたのがマグロとかじゃなくて良かったな
ついでに虹の翼もまちがえてやるなよw
メリヒムなw
>>544 逆にマグロだったら悲劇回避が可能だっただろうww
寧ろ「うに」とか言って肯定の意味として捉えた方が恐ろしいかと……
>>545 あww虹見落としてたw
弁ww髪ww百ww眼ww
548 :
497:2009/06/03(水) 21:52:49 ID:Ndw3i9IR
保管庫含めて亜美ちゃん分が尽きたので自分で竜児×亜美モノを作ってみました。
ちなみに
>>497であんなこと書きましたが自分はそのネタで話を作れなかったので全然違う時期の話です。
初めてSSを書いてみたので至らない部分が多々あると思いますが、
こまけぇこたぁいいんだよ!な勢いで目を瞑っていただければ幸いです。
分量は4レスか5レスほどになると思います。
それでは次レスより投下します。
549 :
497:2009/06/03(水) 21:54:07 ID:Ndw3i9IR
「ね〜高須くん、明後日暇?」
昼休みの喧噪からは少し離れた別棟2階で、背後から声がかかる。
「おう、こんなところでいきなり何の話だ?」
コーヒーを自動販売機から取り出しながら、竜児は声がした方を向いた。。
「ん〜ちょっと教室じゃ話しにくいことだから。教室から出て行ったのを見て追いかけて来たんだ」
そう言いながら亜美は吐息がかかりそうな距離まで近づき、うつむきながら言葉を続ける。
「実は、明後日にね、……あたしとデートして欲しくって」
「え? は? ちょ、ちょっと待てよ川嶋。その、言ってる意味がわかんねぇんだが」
混乱しながら後ずさりする竜児を見上げ、亜美は更に続ける。
「そのままの意味よ? 明後日の放課後、高須くんと一緒に行きたいカフェがあるの」
手を後ろで組み、恥ずかしさが映るチワワの瞳で悪魔の邪眼をを見据え、保湿十分な唇で語りかける。
心なしかその声は、脚は、腕は、震えているように感じた。
だから、思ってしまったことを打ち消すために、
「ああ、わかった。さてはまたいつもの冗談だろ? まったく、これだけ俺をからかってよく飽きねぇな」
と軽口で答える。
しかし亜美は変わらない調子で、さっきと同じく『恥じらい』を含ませながら続ける。
「あたしは本気だよ。本当に高須くんと一緒に行きたいの」
再び距離を詰め、チワワの瞳をうるうるさせ、軽く頬を染めながらの上目遣い。
ただでさえ美しい容貌が、こういった仕草でメーターを振り切るほどに引き立てられる。
これでイエスと言わない男などこの学校に2人ぐらいしか居ないだろう。
事実そのうちの1人である竜児でさえ、今日の亜美には揺らいでしまう。
550 :
497:2009/06/03(水) 21:54:50 ID:Ndw3i9IR
「いやいやだからちょっと待てって。
いきなりデートって言われても意味わからないしそもそも何だよ本気って。
それに喫茶店なら俺じゃなくて木原や香椎と行けばいいだろ」
普段ならもっと対等に会話できるはずなのに、竜児は早口でまくし立ててしまう。
「……どうしてか、わからない? それを私の口から言わせるの?」
そのまま、沈黙。しかし視線は竜児を捕らえて放さない。
人は死を目の前にすると時間の感覚が遅くなるというが、今ならそれを信じられると竜児は思った。
200mを全力で走った後よりも心臓がバクバクいっているはずなのに、鼓動の音はいやにスローだ。
とても1秒間に2回以上動いているとは思えない。それほど時間はゆっくり流れていた。
つまり、正直限界だった。想い人が居るとはいえ、竜児だって健全な男子高校生なのだ。
背中は壁とくっついてしまっているから、せめて視線だけを逸らせてなんとか口を開く。
「あー、その、何だ。そりゃ確かにおまえは綺麗だし、今こんな状況で嬉しくない、なんてことはないけど、
その、いきなりというか、心の準備というか、そもそも俺は、ああ、何ていうか……」
竜児は自分の兵器を赤く塗り直し、しどろもどろに答えるしかできない。声もだんだん小さくなっていく。
誰でもいいから来てくれ! この妙な状況を何とかしてくれ! そんな竜児の願いは半分ほど届いたようだ。
「……っぷ。あーはっはっはっはっ! なによー高須くんマジにしちゃって。
顔そんなに真っっ赤でちょーウケるんですけど!?『おまえは綺麗だ』だって!
亜美ちゃんが美しすぎるのなんてわかりきってることなのにー! うひゃひゃひゃ!」
なんていう亜美の止まらない哄笑が響いて、さっきの状況は脱することが出来たから。
551 :
497:2009/06/03(水) 21:55:11 ID:Ndw3i9IR
「お・ま・え・なぁ! シャイな男子の純情を弄びやがって! 性悪! 悪女!」
「やだな〜いつもの冗談じゃん? ちょっっっと本気出したからってさ、そんなにムキにならないでよ。
っていうか、あ〜〜んなにかわいい亜美ちゃんを見れたんだから喜びなさい。まんざらじゃなかったんでしょ?」
やはり、このかわいいチワワの皮を被った腹黒女に何を言っても無駄なようだ。
「で、本当は何の用だったんだよ? からかいに来ただけなら俺は戻るぞ」
「あー待って待って。さっき言ったことは本当だから」
「さっき言ったことって何だよ?」
「だからー、明後日一緒にカフェに行きたいってこと。あれは嘘とか、冗談とかじゃなくて本気なんだってば。
どうしても高須くんじゃなきゃダメなんだよね」
「んなこと言われても信じられるかよ。どうして俺じゃなきゃダメなんだよ」
さすがにあれほどやられた後だから、竜児もついイライラしてしまう。
そんな心境を知ってか知らずか、亜美はすっかりいつもの口調で続ける。
「うーんとねー、明後日は月に1度のカップルデーでさ、カップルでしか注文できない限定スイーツがあるの。
それがとってもおいしい〜って評判でね、亜美ちゃんも一度食べたいなーって思って。
そしたらほら、こういうこと頼めるのって高須くんしか居ないじゃん?」
「だったら最初からそう言えよ…… 明後日は暇だが、俺一人でいいのか?
そんなに美味いなら木原や香椎も食べたがりそうなもんだが」
「あの二人は最近食べ過ぎちゃったからパスだって。
ここんとこプロレスの練習で結構動いてたしー、つい油断しちゃったんだって」
「なるほどな。ならおまえはどうなんだ? おまえも食べ過ぎたりしてないのか?」
「あはははは、ばっかじゃないのー高須くん? この亜美ちゃんがそんなヘマするわけないじゃない」
おもいっきり前科があるくせに、とは思ったが口にしないことにした。
552 :
497:2009/06/03(水) 21:55:37 ID:Ndw3i9IR
「とにかくそういうわけだからデート決定ね。明後日の放課後、学校終わったらすぐ行くよ」
『デート』という響きがなんだかくすぐったくて、竜児はつい突っかかってしまう。
「おまえな、デートなんて軽々しく言うなよ。その、普通に遊びに行くってことでいいじゃねぇか」
そしてそんな竜児の照れ隠しを見逃すような亜美ではない。
「え〜、だって高校生の男女が二人だけで一緒におしゃれなカフェに行く。しかもカップル限定メニューを目当てに。
これってどう見てもデートだよね? 独身ならまちがいなくうらやましがっちゃうぐらいじゃん。
それともあれか、高須くんは目立っちゃうのが恥ずかしいのかな?
ごめんねー亜美ちゃんが絶世の美少女で。でもそれって大宇宙の真理だから許してね?」
だからこれ以上何を言っても勝ち目はないと竜児は気づいた。
「ったく、口が減らない奴だな。はいはいわかったよ。明後日一緒に行けばいいんだろ?」
それじゃ、もう戻るぞ」
こうして、二人は教室に戻っていった。
ちなみに、亜美がジュースを1本も買っていないことに竜児は気がつかなかった。
更に教室で別れた後、亜美がずっと機嫌良さそうに昼食の残りを食べていた、ということにも。
だから、どうして能登や春田、いやクラスの男子がほぼ全員自分を悪意のある目で見るのか、
「なんでおまえばっかり亜美ちゃんとのフラグが立つ!?」
とでも言わんばかりの視線なのか、考えても答えが出なかったのは仕方がないことである。
つづく
553 :
497:2009/06/03(水) 21:58:16 ID:Ndw3i9IR
以上で終わりになります。
書き忘れていましたがタイトルは
カップル限定。
でお願いします。
一応大まかなストーリーは決まっているので、なんとか完結させられるよう頑張りたいと思います。
しかし自分で書いてみると、改めて職人さんの凄さがわかりますね。
みなさまお疲れ様です。
それではスレ汚し失礼しました。
554 :
sage:2009/06/03(水) 22:10:39 ID:xmZR6uEp
497さん お疲れ様です。
初回から、すごい分量ですね。
息切れしないで、続き書いてくれると個人的にうれしいです。
続き期待しています。
う〜ん、自分の勇気出して、作ったやつ投下したくなったよ
校正でもしようかな
最近、深夜に全裸でワクテカし過ぎて風邪ひいた
定位置の自販機の隙間。久々の長期撮影で疲れた体をちんまく丸めて、砂糖の塊をくいと一口。
川嶋亜美は疲労困憊だった。しかし超だりー今日休もっかなー、と思いつつも結局登校してしまったのは、
「大丈夫か川嶋。なんか顔色悪いぞ」
コーヒー片手に傍らに立つそいつが、そうやって自分を気遣ってくれるという確信の予想から。
そいつこと高須竜児は凶悪な三白眼をさらに窄めて亜美を見やっている。
別に弱ってるのを良い事に喰っちまおう、とか考えているわけではない。本気の本当に亜美を心配しているのだ。
「うん。ま、ちょっとね。オーバーワークってやつ」
「体調良くない……よな。保健室行って休んだほうがいいんじゃねえか?」
お勤めごくろうさんです。言いつつ竜児はしゃがんで、熱を測ろうと亜美の額に手を伸ばす。
その手を受け入れて良いものかどうかと数瞬悩んで、
「ちょっと高須くん? 女の子に気安く触ろうとするなんてデリカシー欠如してるんじゃない?」
亜美はぱん、と軽く竜児の手を払った。
正直な話微熱あるし、誰かさんの所為でそれが少し上がったし、今触られたら絶対保健室に連行されてしまう。
今みたいに「ほら、肩貸すから」とか言って。めっちゃ気安く。ぜんぜん意識せずに。ばっか。
なんて亜美の心境を知ってか知らずかいや確実に知らずに、
「お、おう。すまん。泰子や大河はそんなの気にしねえから、つい」
竜児は払われた手をほほにもっていき、心底申し訳なさそうな顔でぽりぽりと。
泰子さんはともかく馬鹿トラは気にしてるにきまってんだろ、と言いかけて口を噤み、
「いいよ。別に。ごめん。ちょっとあたしもナーバス入ってるから。高須くんは悪くないよ」
これを気にしてこれからは近づきません、ということになっても嫌だから。
「いや、次からは俺も気をつけるよ。って、それより川嶋。ナーバスって、マジ保健室行ったほうが良くないか?」
「大丈夫だって。こうやって糖分とって、休憩して、あとは……」
栄養あるもの食べて、と続けたらお弁当くれたりするかな、くれるだろうな。絶対。
それはそれで魅力的だけど、不調をおして登校してゲットしたのが心配とお弁当っていうのもちょっとむなしい。
「あとは何だ川嶋? 栄養か? 栄養なら任せろ! 今日はちょうどからあげを……」
「ちーがーう。ま、栄養補給は大事なんだけど、そうじゃなくって」
もっとこう、心にぐっとくるような。
と、亜美は逸る竜児をなだめつつどうしたもんかとううむとかなり真剣に悩みぬいて、「……あ」ひらめいた。
後々振り返って思い出したときに悶絶必死だろうけど、高須くんがあたしに優しいなんて滅多にないし。
だから、がんばれあたし! 亜美ちゃん何でもできる子! と心中で小さく気合をいれて、
「ね、高須くん。その眼に宿った燃えるパワー。わたしに分けて」
「……は?」
「大丈夫。怒るヤクザも泣かすその眼なら大丈夫。さ、早く早く!」
「お、おおう? ど、どうしたんだ川嶋。なんだ? 眼のパワー? 何言ってるんだ?」
「い・い・か・ら! わたしだって自分で意味なんかわかってねーから! とにかく言われたとおりにしてよ!」
「おお、おう! わかった。そこまで言うなら、今朝も無駄に中学生をびびらしたこの眼力、お前にもお裾わけしてやる!」
休み時間。自販機の隙間。モデルと他称ヤンキー。赤い顔して何やってんこいつら、と突っ込まないのが人情である。
竜児はにらみ殺す勢いで亜美の眼をぐぐぐっと見つめ、
「送るぞ〜、超送るぞ〜」
「来てるよ〜、超来てるよ〜」
「元気になれよ川嶋〜、病は気からって言うぞ〜」
「気合でなんとかなったら苦労しねえっつうの〜」
亜美も魂を奪う勢いで竜児の眼をぐぐっと見つめ返すこと、十秒かそこら。
「どうだ〜川嶋〜、パワーは受け取れたか〜?」
「それより高須くん〜、掃除好き〜?」
「ああ、好きだぞ〜」
「どれくらい好き〜?」
「どれくらいって、そりゃもちろん……」
ふと、竜児は昨日大格闘を繰り広げた浴室のカビを思い出しつつ、凶眸をさらに熱くぎらつかせて、
「大好きだ!」
亜美とにらめっこしたまま声高らかに叫んだ。
……ああ、そうだ。俺は三度の飯より掃除が好きだ。主夫と言われたって、好きなもんはしょうがない。
浴室のカビ掃除が好きだ。食後の洗い物が好きだ。洗濯が好きだ。拭き掃除が好きだ。掃き掃除が好きだ。すべての掃除が大好き、ダァーッ!
「って、そんなの聞かなくても正直なところ周知の事実になって……って」
「……」
「川嶋? おい、川嶋。どうしたんだ、ぼーっとして」
呆れられたんだろか。いや、話を振ってきたのは川嶋だし。つうか、やっぱ熱あるんじゃねえかこいつ。顔赤いし。
竜児は「ちょっとごめんな」と今度は断りを入れてから、動作停止した亜美の額に手をのばす。そろり。ぴた――って、お、おう、おうおうおう!?
「あつっ! お、おい川嶋! お前めちゃくちゃ熱あんぞ!?」
何が眼のパワーだ。ふざけてないでさっさと保健室に! とあわてる竜児を余所に、亜美は突如とぅぉりやぁ! と立ち上がり、
「おおおおう!? ど、どうした川嶋。そんな急激に動いたら……」
「……高須くん」
「おう。どうした? 気分が悪いのか? 悪寒は? いっそ早退するか?」
「平気」
「平気なわけねーだろ! 39度くらいあったぞ!?」
「君の瞳は100万ボルトって歌謡曲あったよね、そういえば。あれって実話が元になってたんだね」
「……川嶋? もしや、すでに熱で脳がやられちまったのか……?」
なんてことだ……と脱力しかける竜児を完全に置き去りにして、亜美は「うっしゃ!」と叫びつつ空手の型みたいなポーズをとり、
「亜美ちゃん超元気! 病は気から! そのとおり! ありがとね、高須くん。でも今のことは忘れてね! 記憶から抹消してね!」
お願いだから! マジ頼むから! と、一息に言い切ると、タイソン・ゲイもかくやと勢いで走り去った。
「……なんだったんだ」
あっという間に消え去ったさらさらヘアーの残像を捉えつつ、竜児は思う。
もう何がなんだか理解不能だが、本当に元気は出たみたいで良かったな、と。
その次の体育の時間。
バスケの練習で、華麗にスラムダンクを決める女子高生モデルが居たとか居なかったとか。
どっとはらい。
>「それより高須くん〜、掃除好き〜?」
>「ああ、好きだぞ〜」
>「どれくらい好き〜?」
>「どれくらいって、そりゃもちろん……」
> ふと、竜児は昨日大格闘を繰り広げた浴室のカビを思い出しつつ、凶眸をさらに熱くぎらつかせて、
>
>「大好きだ!」
ひどいMAD職人ですね。ワロタ
亜美ちゃん想像力豊かすなぁw
>>553 >>560 GJです。 あーみんは何やっても可愛いっすね。
とはいえ、なんというか、最近亜美ばっかですねぇ。
かく言う私も亜美が一番好きなんですが、
そろそろ他のキャラのも欲しいなぁと。
>>564 大河はアニキャラ板の妄想スレの方が活発だしなぁ。
微エロやギシアンばっかりになってるし、変な住み分けが
出来ちゃってる気がする。
どもです。
今夜も落します。
が…ちょっと今夜は毛色が違うのかな?よくわからん。
取り合えず、次レスから投下、行きます。
狩野すみれの日記より抜粋。
10月29日。
なんとか国立大学進学の道が見えたな。急な留学の中止だったからな。正直厳しいかと思ったが、まぁいいか。
それにしても随分と引っ張ったものだな、あの騒動も。人生の分岐点と言えばそうなるか。ふふ
取り敢えず、竜児には反省して貰うとするか。さて、どんな罰がいいか…お前はどう思う?竜児。
どうにも最近元気が無いからな。もしかして振られたか?
でもな竜児。同情はしないぞ?私はそこらの女とは違うんでな。愛されるより愛するを選ぶのさ。
だから今、私は楽しいぞ?竜児。
北村裕作の日記より抜粋。
11月10日。
どうやら俺は失恋大明神と呼ばれているらしい。まあ、全校生徒の前でアレだけ派手に失恋すればそうもなるか。
でもアレはもういい思い出だ。失恋大明神けっこうじゃないか!
狩野先輩に負けない生徒会を作ってみせる。もっと楽しい学校にしてみせる。
それが出来たら、俺の失恋だって無駄じゃないよな?高須。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
11月15日。
最近、私は変だ。少しだけ変だ。
高須君が気になる。高須君を目で追う。高須君を探す。
もしかしたら、私は彼を好きなのかも知れないと最近思う。でもそれは駄目だ。
私はそんなに起用じゃない。夢も恋もなんて追える訳無い。だったら今は夢を追いたい。
どうして君は私の前に現れたんだよ、高須君。
もっと早くに会ってくれたら…もっと先で会えてたら…ちゃんと君を見れたのに。
櫛枝はそれが悔しいよ、高須君。
高須竜児の日記より抜粋。
11月19日。
おかしい…どうやら世界は続いているようだ。櫛枝に「無理!」と言われては既に世界はデフコン1。3次大戦でも始まる程に世界は混沌としていて良いのに。
この前櫛枝が「私には夢があるんだ!ソフトでいつか全日本!そして世界に!その夢だけを今は追いたい。追うって決めたんだ!だから応援してよね、高須君!」だと。
夢だけを…かぁ。
なぁ櫛枝、その夢は遠いのか?ずっと遠いのか?
待ってる自信は有る!夢に負けない俺に成ってみせる!!
でもな?やっぱり俺は寂しい…俺だって寂しいよ、櫛え……人がシリアスに浸っている時に眠ボケ顔でウロウロするな長髪ドルーピーめ!
アイス喰いたくなる度に起き上がるんじゃない!!とっとと帰って寝……るのは帰ってからにしろ。
それにつけても「だから高須君!大河の事!頼んだぜ!」……それは君が俺の下に戻って来るまでって事か?
櫛枝よ。ライバルを教えてくれれば容赦無く俺が突き落としてやるから、なんとかその夢を2ヶ月位で叶えるように善処してもらいたい。
香椎奈々子の日記より抜粋。
11月28日。
ふぅ。なんか高須君って最近ぼうってしてる事が多い。多分…なんかあったわね。
でも良いよね。それは私とは関係ない。
私はね高須君。私とアナタが幸せであればそれで良い。それだけで良いのに…アナタはきっとそうじゃないのね。
難しいね、高須君。私達は、本当に難しい。でもあるよ、答えはきっと有る。
一緒に探そうね?
でも肉まん食べるのは良いんだけどね?大河の食べ欠けまで食べちゃうのはどうかと思うよ?
ま、私は高須君の食べ欠け、貰っちゃったけどね。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
12月3日。
試合に負けた。
私のミスで負けた。
いつも勝つなんて出来ない。そんなに甘くない。
だけどそれは自分を許してるだけだと思う。そんな事じゃ駄目だよ私!
もっともっと、頑張ろう!出来る精一杯をしなくちゃ。何の為に……うん。私は頑張るよ、高須君。
逢坂大河の日記より抜粋。
12月3日。
もうすぐクリスマスだ!!私はクリスマスが一番好き!
竜児に言ったら不思議な顔してた。でもサンタに会ったって言ったらなんか笑ってた。でも、久しぶりに竜児の笑顔見た気がした。
やっぱりサンタは良い子の味方なんだね。早くもご利益だよ。
でもホントだよ?去年。私はホントに会ったんだ!風船くれてケーキくれて!遊んで走って!すごく楽しかったんだよ。
「ふ〜ん。去年のクリスマスか〜。俺はなんか寂しい子に会ってな?今年はあの子も素敵なクリスマスを迎えれれば良いんだがな」て竜児言ってた。
大丈夫よ竜児!きっとその子も素敵なクリスマスを迎えられるよ!
だってクリスマスだもん!!
川嶋亜美の日記より抜粋。
12月5日。
まったくチビトラも本気で言ってんのかしらね?サンタなんて居る訳…まぁどうでも良いのよね、きっと。
それにしてもクリパ、かぁ。なんか良いよね、それ。
たまには裕作もマシな事するんじゃない。うん!これはチャンスよね!
実乃梨ちゃんは準備には参加しないけど、まぁパーティーにはコレるでしょ。
精々盛り上げようよ。年に一度のクリスマスなんだしさ!
高須竜児の日記より抜粋。
12月10日。
親友って素晴らしい。今日、俺はつくづく思ったね。能登よ。お前は親友だ。
素晴らしい話じゃないか!北村の失恋の傷を癒すのに?大河との恋を??能登…お前には座布団を11枚やってもいいぞ!!
今まで孤立無援だと思っていたが、いたんだな。お前の様な援軍が!!しかも春田も協力すると…駄目だ、涙が。
春田よ、俺はこの先どんな受験が待っていようとarlで通そう。もはや悔いは無い。お前を一人にはしないぞ!
ファミレスからの帰りも随分と大河は楽しそうじゃないか。うんうん。分かるぞ大河。
はしゃげはしゃげ。なんなら俺も乗ってやろうか?今日はそんな気分だぜ。
「楽しそうだね、大河」お前もそう思うか木原。うんうん。一緒に祝福してあげようではないか、彼女の幸せを。しかし木原も妙な事を言う。
「高須君って大河の事好きなのかと思ってた…違ったの?」小首を傾げて随分と可愛いじゃないか木原。今日のお前は当社比1.5倍の愛くるしさだな。俺のやったマフラーもよく似合うぞ?今度短く直してやろう。
そして特別に教えてあげよう。それはまったくの誤解だな、と。
竜と虎は並び立つのさ。俺達の視線が交わる事は無い。アイツがそうで有る様に、俺も前を見てるのさ。
「良かった」と抱きつくのか。お前も喜んでくれるとはな、北村達が居なければ抱きしめ返す所だ。今は頭を撫でるだけだ。
今夜はまさに記念日だ!新たな未来への道が見え出したな!
まず大河を何とかしよう。そして櫛枝よ。俺は心置きなくお前の夢の為に協力しよう。なんでも言ってくれ、これから先、俺はお前の為に生きる事が出来るのだからな!
ん?紅茶が欲しいのか?いいさ、取って置きを入れてやろう。なんなら丼で飲むと良い。
今年のクリスマスで北村と上手く行くよう、我々が取り計ろうじゃないかね。俺をサンタと呼ぶが良い。
北村よ、もうすぐお前の元にこの巨大なローゼンメイデンをお届けにあがろう。契約でもなんでもしてアリスでもアイスでも好きなだけ目指してくれたまえ。
でも木原、流石に不味くないか?別れ際に突然キスしてきて「驚いた?」は確かに驚いたがな。スーパーかのう屋の前でやるのはホントに驚いたな。
明日の学校が楽しみだな。先輩が「おもしれぇ」って…ほんとに驚いたな。
木原麻耶の日記より抜粋。
12月10日。
なんか嬉しいなぁ。そっか、大河の事は恋愛とは違うんだね?じゃあ…今日のは宣戦布告。ですよ?先輩。
大河になら、って思ったけど、そうじゃないなら私は引きませんから!マジ!本気だから。
だから面白いでしょ?こんな攻撃も。
先輩はまるおを振って、ココに残って、でもだからって譲りません。私だって高須君が好きだから。
奈々子にも亜美ちゃんにも、私は負けない。
私は高須君を信じるよ。このマフラーの想い。私に「アイツがそうで有る様に、俺もお前を見てるのさ」って言ってくれた君を、私は信じる。
今年のクリスマスはどうなるんだろう。ほんと、楽しいクリスマスになると良いな。
狩野すみれの日記より抜粋。
12月11日。
ふふ。そうか、なんとも面白い事になってるものだな、竜児?
いいさ、こうでなくては面白くねぇな。取り合えず今日の昼寝はアイツの中に胸元でまどろむ事にした。むろん、中庭でな?
さて、竜児が何か言ってたが無視だな。色々とお前には責任を取って貰うと言った筈だからな。教室の窓から強い視線を感じるが、今日はそれが心地良かったな。
別にお前の場所を取った積りは無いぞ?偶には良いだろう?逢坂。お前にも貸しはあるからな、あんまり面白い顔を見せてくれるな、癖になるじゃないか?
こんな日が、あっても良いだろ、って……お前も寝るとはな。
折角私が皆の前でキスをしてやったと言うのに、コレはまた貸しが増えたって事で良いな?竜児。
香椎奈々子の日記より抜粋。
12月17日。
今日は期末の勉強会。高須君も逢坂さんも優秀だもんね?教え方上手で助かったよ。アニキノートもやっぱり凄いよね。
高須君の家に私がお邪魔したけど、なんかもう人の家の気がしないかな?
高須君が居ない間、5日間通ったしね。
でもやっぱり高須君が居るとこの家も温かさが増す。ほんと、違う家みたいになる。
大河は飽きちゃったかな?少し早めに家に帰った。もう寝るようだ。
少し遅くなっちゃったけど、高須君の家で2人っきり。すごくドキドキした。で、ちょっと悪戯、わかってたかなぁ?寝たふりだったんだけど。
「香椎。送るから家帰って寝ろ」って揺すってくれたから、仰向けに転がってみたんだけど、どう?薄着だったんだけど…緊張、してくれたかな?
ずるいよね私。多分分かってる…何もしないって。
だから出来る、だから楽しい。
でもね?何かしても…いいな、ってのももちろん有るんだよ。だから寝ぼけた振りして抱き寄せたけど、流石に気付かれたか。「起きてるな?お前」だって。
勝ち誇っても遅いんだけどね?でも良い。勝たせといてあげるよ、今日はね。でも今度は駄目だよ?その時は、覚悟してよね?高須君。
逢坂大河の日記より抜粋。
12月20日。
最近は毎日がウキウキわくわくだ!クリスマスが待ち遠しい。
みんなでパーティーの用意が楽しい。勉強して、準備して、遅くなったら皆でご飯食べて!
去年のクリスマスは独りだった。サンタさんしか私の前には居なかった。でもね?サンタさん!今年は違うんだ!皆が居るの!
ありがとう。きっと去年私が寂しかったから、サンタさんがこの幸せをくれたんだね?
みんなにプレゼントを手配した。竜児が手伝ってくれて、去年よりずっと早く終わった。
あのくそジジイへのプレゼントは俺に任せろって竜児が言ってたけど、良いのかな?私の作ったケーキなんかで。
香椎奈々子(父)の日記より抜粋。
12月21日。
どうやらイブは奈々子はクラスメイトとパーティーらしい。去年もそんな事言ってたな?なんだか父さんは寂しいぞ?
だが私も忙しいから止むを得な!!……よっしゃ!『いいよぉ^^bイブは同伴しようねぇ!魅羅乃ちゃ〜〜ん!!カッシィは楽しみだぜい!』っとメールは打ったし。今年のイブは勝負だな。
奈々子よ。新しいママは永遠の23歳だけど良いかい?な〜〜んてな〜〜!!
川嶋亜美の日記より抜粋。
12月22日。
はぁ。ほんと、ずるい男だよね。なんであんなの好きになっちゃうんだろ?
裕作とタイガーがくっ付くのって面白くないんだと思ってた。でも違ったんだね?ちょっと驚き。
「北村が大河とくっ付いてくれるなら願ったり叶ったりだがな。俺としても応援はするぞ?なんでもやってやるくらいにな!」そこまでやる気にならなくても良いのになぁ。
なんかお父さんと娘って気がしてたんだけど、このお父さんは肝が据わってるらしい。何時でも嫁に出す気満々って感じ。
出来たらもう一度、最初から、私も一から入れて欲しかったのに。
奈々子が気を利かせてくれたのかな?折角二人っきりになれたのに、なんか寂しくなっちゃったな。でもビックリだよ。背中向けて転がった私の髪、急にすいてくるなんて。
「何時だってドコからだって、お前はお前のままでココに入ってくれば良いじゃねぇか。お前一人位、俺は楽勝だ」なんで?私、寂しそうに見えたかな?でも、ただ嬉しかった。それだけ。
だから私が高須君にしがみ付いたのは内緒。
私が少しだけ泣いたのも内緒。
高須君に少しだけ濃厚なキスをしたのも、内緒だよ?高須君。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
12月23日。
死にたい。私は何をやってるんだろう。よりにもよって大河の大切なモノを壊すなんて…信じられないバカだ、私は。
大河の言葉が嬉しかった。
高須君の言葉が嬉しかった。
高須君は一緒に星を直してくれた。
聞いてくれた。
居てくれた。
壊れても何度でも直るって教えてくれた。
呼んだらソコに居る、それがどんなに嬉しいか、私にも今日ようやく分かったよ、大河。
高須君はパーティーに来るのを待ってるって言ってくれた。
大河からはパーティーに来れば星を壊した事は許してあげるってメールが来た。
皆のことが好きになる。ドンドン、私の1番が皆になってく。私にはそれが恐いんだ。どうしようもなく恐いんだよ大河。
でも、だからこそ、私は、明日のパーティーに行くよ。行って楽しんで、それでもまだ夢を追う自分で居たいから、私は行くよ、大河。
高須竜児の日記より抜粋。
12月23日。
しっかし。なんで前日にこんな事になるのかねぇ。でもまぁ良い。櫛枝はパーティーに来る事に決めたらしい。それが大河が櫛枝を許す条件なら、是非も無いってことだ。
不幸な事故だぞ?櫛枝。気にする事は無い。まぁ明日は楽しもう。折角のクリスマスだしな。
泰子はどうやら同伴出勤らしいから夕飯はいらないみたいだし、まぁ精々俺も楽しむとするさ。なんか知らんがパーティー用の服は大河が用意した…つかあの親父のか?ネームはとってやる!
先輩はどうやら家族で過ごすらしい。ま、去年は先輩とケーキ作りの予定が突然ディナーになったんだったな?変なクリスマスだった。
今年は普通に終わって欲しいものだ。
さてと。今夜はこの禿げ散らかさない子泣き爺もどきをどうしたものかな?
人の寝巻きを散々濡らしてくれよって!……まぁいいか。櫛枝に見せたら本気で落ちるだろうからな、よくも我慢したもんさ。
しかし疲れて寝る程大泣きするとはな。どれ程大事な星だったのやら…モノは所詮モノだぞ?大河。
いつかこんな事だって、笑い話に出来る時も来るさ。取り合えず今夜はココで寝る事を許そう。お前が頑張ったからな?特別だ、今日はな。
逢坂大河の日記より抜粋。
12月24日。
今日はすっごく楽しかった!!竜児が居てみのりんも来て、北村君も居て!
バカチーと奈々子と麻耶と能登や春田も!皆が居て、みんなで騒いで!本当に楽しいクリスマス。
バカチーとこっそり練習した甲斐があった!竜児の奴ビックリしてた。
でも、体育館に入る前にゆりちゃんに会ったけど、なんか様子が変だった。
マンション買うとか言ってたのに、急にぽけ〜〜としちゃってさ。変なの?
ホント、楽しかったなぁ〜〜。
竜児は後片付けやるって言って残ってたけど、北村君が送ってくれたから平気。まぁ別に独りでも心配はしてないけど。
北村君も楽しかったって言ってくれた。
素敵な時間をありがと竜児。もう眠いや。明日は家で3人でパーティーだ!
家族でパーティー…家族で、だよ?
明日も、きっと楽しいんだ。おやすみ、竜児。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
12月24日。
今日は行ってよかったんだね。楽しかった。
あ〜みんも大河も、すっごく綺麗で可愛かったよ?それだけでも今日は満足さね!
木原さんがね「大河ってまるおの事好きなのかな?」って聞いてきた。やっぱり木原さんは北村君?だとしたらゴメンだ。私は大河を応援しちゃうもん。
私は大河は北村君の事を好きなんだと思う。多分一年の時から。
木原さんもどこか納得してた。
だって北村君と話してる大河、あんなに嬉しそうだもんね。
??なんか高須君が真っ白になってる?疲れたのかい?高須君。
恋ヶ窪ゆりの日記より抜粋。
12月24日。
これは唯の記憶。唯の思い出。
ホント、今日ほど驚いた事は無い……体育館の前に、竜が居た。
………どうして気付かないの?私。竜は……高須君だった。
服装と髪型しか変わってないじゃない!それでどうして見落とすのかな!ま、まぁ、思い込みで竜はヤクザで殺し屋でって印象が有ったから、まさか高校生なんて設定は想像もしてなかったわね。
でもまぁそれなら高須君にちょっとドキドキした事も頷けるわね。多分、どこかで気付いてたのかもしれない。その可能性に。
マンション購入の講座の事は今ひとつ覚えてない。なんか頭が混乱してた。
どうしてかもう一度確かめたくて学校に戻ったけど、もうパーティーは終わってた。そりゃそうよね。でも私も帰ろうとしたら……高須君は独りでグランドに立ってた。
高須君?って声を掛けたら……彼は静かに振り向いたけど、涙の跡があった。訳は聞かない。きっとそういうモノだと思う。
去年、クリスマスに会ったよね?「?あぁ、先生酔ってましたから覚えてないかと」それは確認。
1月に駅で、お巡りさんに囲まれてたよね?「ああ!あの後大変だったんすよ?長野まで行っちゃうし、向こうでもなんか捕まっちゃうしで」それは確信。
ゴールデンウィークに…会ったよね?「そ!………それはよく覚えてません」つまりこの嘘は肯定。
やっぱり彼は……竜だ!
「な!ゆ、ゆりちゃん先ん!!」このキスは再会の祝い。もう無いと思った再会の、お祝い。
ごめんなさい。と言う私に「別にいいっすけど…なんかやばいっていうか」そうね。教え子と教師だもんね。でも、ゴメン。もう私は疲れたの。少しだけ、このクリスマスの夜に少しだけ、夢を見たい。
どうして泣いてたのか、聞きたくなった。と思ったらもう聞いてた。
最初は渋ったけど、言わなきゃ高須君に無理やりキスされました〜って学校に言うって脅した。そんな青くなる事無いでしょうに。私からキスしたのに。
彼は今日、好きな人の想い人を知ってしまったようだ。
「私と大河は北村君の事を好きなんだと思う」と。それは一年の時かららしい。北村君は確かに目立つ存在だ。それほど不思議ではないだろう。
彼は櫛枝さんの事が好きだった様だ。この前告白したけど断られて、それでも好きでいようと思ったのに、今日、その事を聞いてしまった。
諦める積りは全く無いと言う。それは強さだ、尊敬に値する。でも少しだけ、今夜だけ、泣いていたかった様だ。邪魔しちゃったかな?
どうしてだろう…もう今夜、私は止まれない気がした。だから、私に背中を向ける彼を抱き止めて、ゴールデンウィークの事、覚えてるよね?竜さん。と。
「な、なんのこ」続き、しよう…今夜、あの日の続きを…しよう、竜。
コレ以上ないくらい驚いてたね?でも私はアナタの口を塞いで言うの。
ねぇ竜?どうしてキスをする時に目を瞑るのか分かる?って。分からないわよね?貴方達にはまだ分からなくて良い。でも今夜教えてあげる。
それはね?お互いの嘘がばれない様に、よ。
目の前の相手だけが全てでは無いと分かっているのに、その時だけは全てだと相手にも自分にも嘘を付く為に、目を瞑って、キスを……
貴方の中に誰かが居る。それでも生きて行く為に、必要な…竜。私は貴方の必要悪…だから今夜……
まさか夜の保健室で、教え子とHするなんてね?
でも……良かったわよ?竜…いや、竜児君。
だからコレはお返し。携帯のアラームはかけて上げる。
あの日貴方は私を抱いてないと書置きしたわね?だから私も書置きを残すわね。
『心配しないで竜児君。貴方はキチンと、私を抱いた。さようなら』
高須竜児の日記より
12月25日。
…おいおいおい……俺って、やっちまった……
書置きなんて必要ねぇ。しっかりくっきり覚えてやがる!
櫛枝の言葉で頭真っ白になった。また北村かって思った。もう訳わかんねぇ。
片付けして、なんか最後のみんなでじゃあなって言って…だけどグランドに居たら先生が…!!何やってんだよ!俺!!
嘘でも…なんかそれが、俺の中を突き動かした。ってかゆりちゃんを突き動いたわけだがって言うな!!
なんか櫛枝の気持ちも、俺の気持ちも、全部誤魔化したかった。そんな方法を、教えてくれた気がした。
保健室に一緒に行って、ゆっくり服脱がしたのは覚えてる。
先生を舐めて、味わって、途中で何度か先生イっちゃったけど、それでも止まれなかった。何時もは俺を止めてくれるモノは、昨日は居なかった。
中はあたたかくて、きつくて、気持ち良くて。動くたびに「あぁ!あん!いひゃ!!」って、もう真っ白になった。
それからはよく覚えてない。
俺もゆりちゃん先生も、何度も何度も達したのは、気の所為じゃない。
どうすんだよ………これ。
ココまでです。
本日、DOUTEI消失です。
一応書き始めより決めてましたので、変更無しでいって見ました。
どもでした。
>>574 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ゆりちゃん先生驚天動地の逆転勝利に俺全が泣いた!!
うわああああああああああああああああああああ
うぎゃあああああああああああああああああああ
もう物語の着地点が全然見えねー!!
なん・・・だと!?
ウオオオ!先生いきやがったーーww
これからものすごい速度で経験値がたまりそうだw
579 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 02:43:03 ID:Bir4hFtn
まさかのトンデモルートwaros
まじかーーっ
ここでゆりちゃん来ると思わなんだ・・・w
連日お疲れさま!
独身初勝利!
それはともかく、中に出したんだな!?
とうとう童貞奪われたか…まさかのゆりちゃんww
ゆりちゃんwww
12/10の竜児の日記の最後、一瞬北村がキスしてきたのかと思ったぜ
独神キタ .━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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おいおいおいおい
独神が予想外の大外枠一杯から脅威の末足!?!?
ゆりちゃんかー
ぜんぜんアリだぜ〜超アリだぜぇ〜
木原派だが、ゆりちゃんでもOKだ!
ってか書き始めから決めてたってここまでの展開を
最初から考えていたってのがすげぇ
やべー!GJ!!
おいおい……
wktkで眠れなくなったじゃねえかGJw
これは次の日記が投下されるまでクリスマス裸王スタイルで待機だな
まさかの独神が逆転満塁ホームランw
サヨナラを打つのは誰になるんだ…
フラグ建て直し、その手があったか!GJ
竜児はみのりんの言葉をどう聞き違えたんだろう?楽しみだ
あ、すまん。自己解決
今回は寿司ネタほどの間違いじゃないわけか。
しかし「私と大河は」と「私も、大河は」の聞き間違いは
妄想に捉われた鷹っちゃんには致し方ないとこか・・・
何はともあれ日記の方GJ!
どう考えても騎乗ミスなのに驚愕のダッシュをかました
ブエナビスタ=ゆりちゃんなんだね。
【竜児貞操防衛戦一覧】
○ vs独神
○ vs奈々子
○ vs亜美
○ vsアニキ
○ vs麻耶
× vs独神 New!!
━ vs裸王
ゆりちゃん大勝利により、みのりんと大河は不戦敗。
あとは裸王との後ろの貞そ(ry
……戦線離脱したと思った独神がDOUTEIを奪った……だと?
これから先の展開が全く想像つかないwwww超GJ!!!
ここまで引っ張っておいてよりによって独身とは
ぽっと出のみのりが持っていくよりはマシだけど、それでも正直微妙だ
作者さんは独身のことを好きなんだろうけど…
毎日楽しみにしてた作品だったのに、残念だ
まさかの展開に絶句
なんだか、某サミット同様の末路をたどりそうだな
作者、場当たり的に面白可笑しく書いてるだけだろ?
そろそろストーリの収拾をつけろ
まさか竜児のDOUTEIが奪われる日が来るとは…
さすが『性なる夜』だ
考えてみると独神で脱童貞は非常に理想だと思う。
これで経験と度胸を身につけた竜児は一気に幅を広げたと思うんだが
どのタイミングで誰とヤッても文句言う奴は出てくるから作者は気にしないで欲しいな
>>597 最初からその予定だったって書いてあるだろ
ましてや終わりにしろってどんだけだよ
気に入らなきゃ読み飛ばせや
601 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 07:33:27 ID:KmNk3f8u
これをきっかけに竜児覚醒か?
GJ!!!
確かに収拾が付いてないが、その収拾の付かなさが面白さの大半を占めているという
細けえこたぁ(ry
独神おめでとー
しかし物語は加速度を増して展開しているぜw
独神を初手にするこのとんでもっぷり(連載中一番の衝撃w)が、
今後の展開がどーなっても大丈夫な感じにwwwww
亜美からのキスキター!って思ってたら独身がwww
文化祭終わってからカオスすぎwww
作者様GJです
そういやこれで竜児は大河・実乃梨以外の全員ととキスしたことになるのか
607 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 10:35:03 ID:yTuXZaPg
大河とみのりんが生娘過ぎて泣いた
アニキ可愛すぎワロタwww
何気に奈々子父が…
奈々子(父)は過去に魅姫(恋ヶ窪)の客で、現在魅羅乃(泰子)の客ww
泰子を落としたら奈々子様と竜児は兄妹(姉弟)??
近親相姦フラグ??w
独神はただ単にロストバージンのお相手だってだけなのかもしれない
つまり、たまたま「最初のひと」になったに過ぎない、と。
>>610 日記的な関係なら
大河→養子→大河は竜児の姉
奈々子父が泰子と再婚→奈々子も竜児の姉?
このSSの奈々子も黒いとこあるから、なにやら恐ろしい家に……
唯一の救いはこの日記では奈々子と大河がかなり仲が良いことだが
竜児を狙う女性陣にはかなり厳しい壁だな
大河の大泣きイベントは、原作より1日早いんかな。
そしてみのりんはそれを見てない、と。
もし推測が当たってるなら、
>>571-572の大河が切なすぎる。
奴ぁ、日記にすら本心を書いてないじゃないか……
>>612 養子まであるか……それもカオスでよいww
奈々子父の居場所があるかが不安。
なんにせよ日記はどうにも先が読めん。
>>611 なんとなく独神ルートはコレで幕なんじゃないかなーと思った。
フラグ回収作業に入り出したか?
>>613 >櫛枝に見せたら本気で落ちるだろうからな、よくも我慢したもんさ。
しかし疲れて寝る程大泣きするとはな。どれ程大事な星だったのやら…モノは所詮モノだぞ?大河。
いつかこんな事だって、笑い話に出来る時も来るさ。
って有ったから、単にお気に入りの星が壊れて泣いてたのかと思った。
>>572で家帰ってさっさと寝ちまったみたいだし。
とは漏れの推測。
亜美「ねぇ高須君、あんなオバンじゃなくてぇ〜、このぴっちぴちの女子高生、亜美ちゃんとしよ? あたしのはじめて、もらっちゃって!」
すみれ「おいおい高須、そんなに年上が好きなのか? 一応あたしもいっこだけ年上なんだが、最初からそう言ってくれりゃあ…」
奈々子「ちょっと、上級生が後輩に手ェ出さないでください! あたしなんか、一年のときからずっと彼と同じクラスだったんです!」
麻耶「あの夏の海で不良に連れてかれそうになったのを助けてもらった時から、あたしのバージンは高須君のものなんだから!」
大河「ちょっとりゅうじ、あんたいい加減、女の整理しなさいよね」
こんな感じか
櫛枝「高須君・・・大河意外なら私と・・・」
裸王「それじゃあ高須の後ろ処女は俺が!」
さくらは出てこないのかな。
幸太と裸王で竜児の処女争奪戦。
日記の人がホモに走らないことを祈る・・・
味をしめて覚醒。一気に誠エンドが恐ろしい…
ゆりちゃんおめでとう
勘違いが解けてなお竜児に惹かれたならその想いは本物だ
しかし竜児本人は今後どんな舵取りをするんだろう?
ゆりちゃんルートを一過性でなくENDまで突き進むのか
ナンパ魔王になるか
みのりんを諦めてじわじわと大河ルートを辿るのか
………全くわからん
まさに二次創作って感じで、原作を辿りつつパラレルに進んでて面白いなー
折角だから俺はわたしたちの高須くんエンドを希望してみるぜ
奈々子がゆりの腹を切って中を確認するわけですね
>>615 > 家族でパーティー…家族で、だよ?
>>572の、この行が気になってのぅ。大河、何か無理してね? って感じが。
竜児としてはぶっちゃけ嬉しくもないわけだしかわいそうだなww
どうやっても大河フラグは立たないのか・・・
みのりんから託された捨て犬くらいにしか思ってないのかな?と。
餌も散歩も小屋の掃除もやりますよ〜。遊んでもあげますよ〜。
で、貰い手見つけますから待っててみのりん。みたいな?
犬は嬉しくて堪らない…て鬱な話だ。
やっちゃん「ん〜もうっ、りゅうちゃんったらぁ〜、やっちゃんとみっつしか年が違わないヒトとデキちゃうなんて、マザコンなんだから〜」
亜美ママ「初めてのヒトは、やっぱり年上よね高須君? やっぱ私が見込んだだけのことはあるわ… 」
さらにこうですか
>>612 キモ姉(奈々子)キモウト(大河)スレに移動じゃないか
>>626 その行は竜児と泰子は血が繋がってなくても家族なんだ、っていうのを強調する役割かと思った。
何かきっかけがあれば竜児も大河を気にするようになるかもな
>>632 この状況からならやけくそになって誰にでも走る可能性はある。
そしてきt
初めて、投下させて頂きます。
亜美ものが多いって声もありますが、自分のも亜美ものです。
(公式だとPSP以外は報われないから続きが作りたくなるっす)
題名: いつもの場所
登場人物: 竜児、亜美
時期:生徒会選挙とクリスマスパーティー準備の間ぐらい
初心者なので、大目にみて下さい
いつもの場所
大橋高校の自販機スペースは、昼休み以外、あまり人気がない。
その高校は進学校であり、校風が至って真面目な事、
校則で昼休み以外の使用が禁止されている事、
そして、学校の有名人「ヤンキー高須」こと、高須竜児の待ち受ける
竜の狩場として恐れられている為である。
そんな場所での、冬をまじかに迎えたある日の出来事
高須竜児は、いつものように自販機スペースに向かうと、これまた、いつもの先客がいる事を発見した。
「よう、川嶋、またここにいたのか」
「チース、高須くん。それはお互い様」
川嶋亜美は、自販機の間に隠れるようにして座っていた。
竜児が声を掛けると、上体を起こし、軽く手を上げる。
特に意識した様子もなく、軽く挨拶を交わす二人
もっとも、亜美の方は彼が来る事を疾うに知っていた。
彼女はここにいる時は、常に自販機の影で身を潜め、耳を澄まし、誰かこないか注意を払っていた。
だから、竜児が来るころには、彼と交わすべきであろう言葉と、心の準備を終えていた。
「高須くんは今日はどうしたのかな。そっか、実乃梨ちゃんの前で緊張し過ぎて逃げてきたんだね。
朝、会話しようとがんばってたものね。でもメーター振り切れちゃたんだ。あ〜あ、なさけな」
「そんなんじゃねえよ。寒いから、コーヒー飲みに来ただけだ」
竜児はコーヒーを買うと、自販機の反対側の壁に背を預け、亜美と向かい合う形で座った。
「にしても、相変わらず自販機の間に挟まっているのなお前は、寒くないのか」
「ここは亜美ちゃんの居場所。だいたい、私が朝から寒さに震えてるのは高須くんのせいなんだからね」
「お前、無茶苦茶言うな。天候が悪いのも、冬が来るのも俺が原因かよ」
「天候じゃなくて、高須くんの顔みると寒くなるんだよね。心から」
「おまえな」
「そうそう、その顔。本当、悪人面だよね。亜美ちゃんこわーい」
そんな竜児の顔を楽しそうに覗き込む亜美。
竜児は、いつも通り、川嶋亜美がからかっているのだと思ったが
それでも沸いてくる動揺を隠す為に、コーヒーを飲むという作業をただ続けた。
「いつまで、俺の顔観察してるんだ、そんな面白くもないだろう」
「えー、面白いよ〜」
触れ合うには遠すぎるが、二人きりでいるには近すぎる距離、ここはそんな距離を許してくれる空間だった。
その距離間にうれしさと、少しのもどかしさを感じながら、彼女は飽きずにじっと眺め続けた。
ここなら、私も少しは無茶出来るかな と思いながら
しかし、そんな中でもつい不安要素を探してしまう。
それが彼女の弱さであり、その行動が自分の可能性を狭めてしまう事を自覚しつつ、
彼女は不安を見つけ、それをぶつけざるおえなかった。
「ねぇ、高須くん。ちょっと聞いていい」
明るい顔と口調を用意し、亜美は問いかけた。
「なんだ、またからかいの種でも思いついたか」
「んー、別に大したことじゃないんだけど、なんとなく気になってる事があるんだよね」
「俺が答えれることならな、あんまり無茶な質問なすんなよ」
「高須くんにしか答えられないこと。高須くんはどうして、....ここに来るの?」
「見ればわかるだろ、コーヒー飲みに来たんだが」
「う〜ん、そこなんだよね。 高須くんってさ、いつも水筒持ち歩くような、節約おばさん体質じゃない。
なんで、わざわざ自販機なんか使うのかなって」
「なんだここはお前の場所だから、俺に来るなって事か」
「違う!!そんなんじゃない!」
「?、急にどうした...」
竜児は、亜美の感じが変わった事に気づき、言葉を選び直した。
ここで、演技でも、からかいでもない素の川嶋か、俺が空気よめてないのか
本当、お前の幼馴染は難しいな、北村。
まあ,こういう顔は解かり易くていいんだが。
か弱さと、必死さが漏れ出す瞳に、そっと竜児は話しかけた。
「ここに来ると落ち着くんだよ。
昔から、教室にいると、時々、気を使われてる感じがしてさ。
俺のせいで空気を悪くするとか、そういうのが嫌なんだよ。でなんとく、ここに来だしたんだ」
「でも、それって昔の事、高須くんがヤンキーだって、クラスのみんなに勘違いされてた時の事でしょ。
2−Cのみんなはそんな事思ってないじゃん。祐作だって、能登君だって、春田君だっているし、
それに、大河や.....実乃梨ちゃんだっているんだよ。」
「確かに、2−Cのみんなは良くしてくれてるよ。いい意味で気を使ってもらってるし、感謝している。
だけど、習慣なのかな、ここに来ると、誰にも気を使われないって事で落ち着く事は変わらないんだ。」
「でも、ここは私もよくいるよ。高須くん一人きりになれないよ。
高須くんの場所だって事はみんなから聞いてたんだ。高須くんはいつも難しい顔してるから、ここに来ちゃいけないって
それを私が、高須くんの場所に無理やり割り込もうとしたんだ。邪魔だよね」
「別にここは俺の持ち物じゃねえよ、俺のせいで、ここに来なくなるとかされる方がよほど嫌だ。
それにな、お前と話をしたくて来ることだってあるんだよ」
「それって私に会いたくてって事」
「そういう時もあったて事だ。だいたいお前は俺にははっきり物言うから気にならないっていうか、
とにかく、お前を邪魔だと思って事は1度もないぞ」
亜美の瞳から、か弱さがなくなり、いたずらぽい輝きを取り戻したのを見て、竜児はほっとしたが、
それと同時に、自分が発した言葉への気恥ずかしさを押されきれなくなり、目をそらす。
亜美の瞳が、比例して輝きを増した。
「そっか、私を探しにか。高須君ってストーカーの才能あるよね。」
「そんな狂信的じゃねえって、だいたいストーカーの才能って何だよ」
「だって顔つきに出てるもん」
「また顔の話かよ、いい加減に俺でも傷つくぞ」
亜美の瞳は一転して、いたずらぽさが消え、真摯を映し出していたが、目をそらしている竜児は
それに気づくことはない。
「いいよ」
「なにがだ」
「高須くんが私の居場所にいても」
「ここが俺の持ち物じゃねえとは言ったが、いつの間にかお前の場所かよ」
「そうだね、いつの間にか私の居場所になっちゃった。そして私が、いてもいいって許可を出すのも特別な事なんだよ」
「あぁ、ありがとうな。別にお前の許可が無くても俺は来るけどな」
「そう、もう顔パスでOK」
亜美の言葉と、自分のテレに耐えられなくなった竜児は一気にコーヒーを飲み干すと、立ち上がった。
「コーヒー飲み終わったから、俺はもう行くぞ。お前も授業には遅れるなよ」
「はいよ、ほなさいなら」
一人残った亜美は、竜児が廊下を歩いて行く姿を見つめ、そして、そっと、缶紅茶を口につけた。
「やっぱり、あったかいな」
END
以上です。お粗末さまでした。
>>626 俺は
「この私が“家族でパーティ”なんてことをするんだよ。どんなに幸せだかわかる?」
ってニュアンスだと思ってた
>>626 俺は
「家族でパーティー・・・。竜児は家族だよ?なのになんでこんなに気になるんだろう・・・」
的なニュアンスで大河も争奪戦に参加する伏線と考えてニヤニヤした
>>640 亜美の「ほなさいなら」はアリだね
良かったよ
644 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 21:19:53 ID:sPdaMzR4
パーティー、いわゆる乱パ
>>640 亜美ものが多いのではなくて、
亜美ものは、いいものが多いのです。
この公式に当てはまるので、次回もぜひ
>>640 亜美に対する愛情が感じれて良いですね。
一つだけ気になったのは、一人称と三人称の使い方でしょうか。
一箇所だけ一人称になって少し浮いてしまったのが残念。
次回作も頑張って。 楽しみにしてます。
>>640 実際にありそうな1シーンですね。竜児と亜美のらしさが良く出ています。
全体的に、若干句読点が気になりました。
次回作も期待しています。GJ
648 :
640:2009/06/04(木) 23:07:38 ID:A+XoPrZ5
みなさん、レス、ご指摘ありがとうございます。
勉強になります。
出来たら次も書いてみたいと思っているので、よろしくお願いします。
【竜児の日記における大河の呼称】
・あんな可愛い女の子
・凶暴人形チャッキーもどき
・人喰い虎
・殺人シェフ
・俺の人生のレールに居座る巨岩
・怨霊じみた座敷童
・和製ダミアン
・ロングヘアーのグレムリン
・マグロの生まれ変わり
・釣りキチ大河
・我が家に憑り付いた呪怨ガール
・魔界の料理長
・ベロ
・ウチのミニマムドロンジョ
・我が家のチビ貞子
・交戦的(好戦的)なホビットさん
・TAIGA-20型のターミネーター
・サード・チルドレンサイズの大河さん
・長髪ドルーピー New!!
・禿げ散らかさない子泣き爺もどき New!!
これ
人類なのか?
>>613 >>615 >>626 全部あってるんじゃないかと思った。本心はあれだが
自分ですら気がついていないという原作なぞってる部分の一箇所じゃないかと
654 :
651:2009/06/05(金) 02:39:52 ID:OlOdkh/Y
>>654 当たり前のようにまとめてるけど必要あるのか?
1行書き加えるだけで投稿し直したりさ、一々出されると長すぎて邪魔だろ
作品が完結した時に一度にだされたらきっと驚いたんだろうけどな。
誰もが思っていても敢えて口にしなかったことを……
お前みたいに偏狭な奴のがむしろ邪魔
つーか日記専スレみたいな空気うぜぇ こりゃ書き手も飛ぶわな
日記は面白いが…流石に投下終ってからの読み手の馴れ合い酷すぎ
>>658 だって面白いんだもの。
そろそろ文句言い出すヤツがでるかなとは思ってたけどね。
まぁ文句があるなら別の話題かSSでも投下してくれよ
ちょっとでも投下がないと荒れる俺たち
まるで成長していない……
つーかもう竜司×亜美スレに名前変えた方がいいんじゃね
>>640 GJです。ほのぼの。
落すタイミング悪くてすまん
次レスから落します。
逢坂大河の日記より抜粋。
12月26日。
今日竜児が入院した。インフルエンザだって。昨日はあんなに…まぁちょっとだけ変だったけどそれでも元気だったのに。
凄い熱で病院に行ったら取り合えず入院って。2・3日もすれば退院らしいけど、心配だ。
うつるといけないからって帰された。だから今日は一人。ほんと…久しぶりに独りだ。
竜児の居ない、やっちゃんも居ない。独りで過ごす独りの家。
去年はいつもこうだったのに。今は独りがすごく……恐い。
そんな訳ないのに、もしこのまま竜児が、って思っちゃう。
明日、またお見舞いに行こう。冬休みだもん、ずっと病院に居よう。
うつったら竜児と一緒に入院出来るのかな?だったらそれでも良い。その方が、きっと良いよ、竜児。
恋ヶ窪ゆりの日記より抜粋。
12月27日。
高須君が入院した。私の所為、じゃあないわよ?って言ってもたいした暖房も無いあの保健室で、だもんね。少しは所為なのかな?
お見舞いに行ったけど、なんかまだ具合は悪そうだった。
でも私の顔見てその慌てようは無いんじゃないかなぁ?ふふ。面白いから良いけどね。
大丈夫よ、高須君。私は貴方に何も求めはしない。ごめんね?
あの日の出来事は私自身の問題。私と私の竜との、最初で最後の…高須君には迷惑だったかな?こんな三十路とのSEXなんて。
だからごめんなさい。
私はね、高須君。20代最後の恋だった人と、それを締めくくりたかった。大人はずるいから、そうしてまた次に生かすの。その恋を。
私がそういうと「はぁ」って言うだけだったけどね?でも…アレはアレで、良かったでしょ?って言ったら真っ赤になったわね。
ふふふ。早く良くなってね。新学期までにはちゃんと身体を治してくれると、先生は嬉しいですよ。高須竜児君。
高須竜児の日記より抜粋。
12月28日。
なんとか今日退院出来た。まぁまだ熱はあるし具合は悪いから、暫くは家事は出来そうも無い。それが苦痛だ。
入院中のゆりちゃん先生との会話は、まぁ緊張した。ってか一層熱がでたな。マジ、脳裏に焼きついてるからホントにヤバイ。
でも意外だった。いや、そんな事無いのか…あの人は大人で、俺はガキか。
結構一大事なんだけどな、俺たちにしたらさ。やっぱ三十路は違うな、うん。
俺達にはまだ見えないものや理解出来ない事がたくさんある。それをあの人は教えてくれた。本当に、ありがとう。
………いや、まぁ、こちらそこご馳走様でしたってなもんなんだけどな。
それにしても…なんだ?この家の惨状は?
どうして俺が3日家に居ないだけでこんな……だめだ。なんとか明日掃除しなければ。
あぁ、一年のメインイベントである大掃除が目前だというのに無念でならない。
だが明日になれば身体も少しは動くだろう。たかだかインフルエンザくらい、気合でなんとで……おい。何でお前が台所に立ってるんだ?
ソコには武器など無い筈なのに、なんでお前が立つと弾薬庫に見えるんだ?この食死の商人め!
あぁ。力が入らない。このままあのホイップクリームの入ったお粥を俺は……明日も掃除は無理らしい。
12月29日。
良かった。今日は香椎が来てくれた。ありがとう香椎。お前は命の恩人だ。
動けない俺に変わって部屋の掃除やら食事なんかも作ってくれて。お前を嫁に貰う男はさぞかし幸せ者だろう。いや、そんな照れなくても。
大河も香椎の料理には満足の様で、俺への攻撃を止める事を思い留まってくれた様だ。重ね重ねありがとう香椎。
だが、その、俺の身体を拭くのはやめてくれ。自分でやるから。
照れてるとかそういうのも有るがな?どうにも俺は聖なる夜に性なる夜を過ごしてしまってな。こんな状態でお前に肌を晒してしまっては自制心が崩壊する危険があるのですよ。
いや、説明は出来ないが「良いじゃない。前に私の事も拭いてくれたでしょ?」…欲望に勝った俺に10チロル進呈だ。
ありがとう香椎。どっと疲れた。だから俺の腹の上で寝転がって漫画を読むのは止めてくれないか?大河さん。
香椎奈々子の日記より抜粋。
12月29日。
今日は高須君のお見舞いに行ってきた。心配した通り、まともな食事もしてないみたいだし、部屋も少し散らかってた。
前のお礼だもんね。一通りは済ませてきたけど、高須君の身体は拭けなかったのは残念かな。
でもなんか必要以上に逃げられた気がするけど、気の所為よね?だからちょっと無理やりキスしたけど、それは労働の対価だからね、高須君。
どうやら年越しどころじゃなさそうね?
川嶋亜美の日記より抜粋。
12月30日。
まったく。入院したならすぐに言いなさいよね!
まぁ今日はお見舞い行ってきたけどさ。どうせ大したもん食べて無いんだろうと思ったからお昼にお弁当買って行ってあげたのに。なんで困った顔するのよ。嫌いだった?幕の内弁当。結構美味しいのよ?
チビトラはバカみたく掻っ込んでたけど、ホントに味わってんのか疑問ね。
高須君はなんか適当に食べてまた寝てた。まぁ仕方ないか、病人だしね。チビトラとゲームして遊んでたら狩野先輩がお見舞いに来た。
ふっふっふ。て感じで睨み合ってたけど、まぁ今日は病人だし、勘弁してあげる。あぁ、でも幕の内弁当分のお代は貰うね?高須君。
狩野すみれの日記より抜粋。
12月30日。
まったくこの年の瀬の忙しい時期に風邪とは。弛んでる証拠だぞ?竜児。
オマケに川嶋なんぞに「毎度あり」とか言われて唇を奪われるとは!弛んでるぞ!!!
しかし、あの茶髪といい川嶋といい。随分と私も舐められたものだな。ふん。いいさ、それでこそ面白みがあるってもんだ。
取り合えず竜児の飯は食わせてきたしな。初詣までには治ってると良いんだがな。
しかし竜児の奴も口移しが良いなら初めからそう言えば良いモノを。しかしポテトサラダを口移しは、少し照れるな。
それも、いいか。ふふ、また行くぞ?竜児。
>日記の人
キチガイが難癖つけてスレを荒らそうとしてますが
サクっとNGに入れて、気にせず投下を続けて下さい
住人一同日記の続きを毎夜楽しみに待っているので
高須竜児の日記より抜粋。
12月30日。
昨日よりは大分気分が良くなった。やはり香椎の料理のおかげか。恩に着る。
しかし川嶋。お前は何故病人に食わせる飯を幕の内弁当に…いや、大河のお粥もどきよりは幾万倍も良いのだが。それでも今の俺にお肉はきつい。
大河…余ったのはやるから、俺の布団に涎を垂らすな。
だが川嶋。どうせ見舞いに来たんだったら精々病人に気を使って貰いたいんだがな?
なにが楽しくてワイワイキャイキャイとゲームで遊んでる横で寝とらなあかんのじゃ。用が済んだら帰れば良いものを。
オマケに対価を要求するとは驚きだったが、先輩の前であんな集金をされるとはもっと驚きだ。
しかし先輩も…いえ、ポテトサラダは好きですが、そのボール一杯にというのは些か量がありますよね。
まぁ我が家には木刀持ったガッちゃんもどきが居ますから、サラダだろうがボールだろうが喰い残す事は無いでしょうけどね。
だけど夕食がポテトサラダだけと言うのもなんとも…いえ、自分で喰えるんですけどね?
「あーーんだ」と差し出され「嫌か?まぁお前がどうしてもって言うなら口移」て言い出すから、あーーーん!!って言ったんだけど聞こえないのかな?
「そ、ソコまで言うなら…んほぁ、ふひをはへろ」大河、お前にはまだ早かったのか?卒倒したが復活した時は記憶が飛んでた様だが。
しかし、ドイツもコイツも俺をギリギリに追い込んでくれるな。俺の息子は狂喜乱舞してるぞ?もう息子も子供では無いから抑えるのが大変なんだ。
はやく良くなろう。駄目人間になる前に。
木原麻耶の日記より抜粋。
12月31日。
今年は長野には帰らない。私だけこっちに残るんだ。だって高須君が床に伏せってるって言うのに私だけのんびり帰郷なんてやってる場合じゃないでしょ!
お見舞いに行ったら高須君が起き上がろうとするから駄目!って叱って寝かしつけた。
ケーキ作って来たんだけど食べる?て聞いたら高須君は驚いてたけど、大河は大喜びだったから良いか。
ほんと、なんでこんな時にインフルエンザなんか掛かるかな。
今日は大晦日だよ?一緒にカウントダウンしたかったのにな…せっかく今日は、家に誰も居ないのに。
言ったら高須君が唸ってた。なんか…苦しそうね?
熱でも上がったかな?っておでこをあわせたけど…なんか目が合っちゃって、キス…してたかな。1分間位?私も熱出そうだよ、高須君。
櫛枝実乃梨の日記より抜粋。
12月31日。
カウントダウンだぜぇい!
今日は高須君の家にお見舞いにいった。なんかちょっと前まで木原さんも来てたって言うからビックリだ。もうちょっと早く来ればよかったかな。
大河もお腹空いてると思って夕飯を作ってあげた。泰子さんと一緒に皆で食べたから楽しかった。
泰子さんも大河も甘党だから、泰子さんがお客さんから貰ったオードブル食べてた。
高須君は布団の上で身体を起して「俺は櫛枝のを喰う」って。嬉しかったな。
美味しいって言ってくれて、来て良かったって思った。でも高須君の使ってるスプーンってグニャリィって曲がってくんだけど、食べ難く無いのかな?でもじゃんじゃん食べてくれてよかった!特製マーボー豆腐!
除夜の鐘聞いて、泰子さんが呼んでくれたタクシーで帰ってきた。でも大河、良かったね。
去年は独りで、それも1日は寝て過ごしたでしょ?今年は違うね大河。
「明日はやっちゃんと竜児の分までオミクジ引いてくる!」って笑ってた。嬉しそうに、笑ってたな。
ありがと。高須君。
高須竜児の日記より抜粋。
12月31日。
素晴らしい日だ。インフルエンザ万歳!
今日は木原が見舞いに来てくれた。いや、すごく嬉しいんだがな木原。なんでケーキなんだ?昼飯…なんだよな?
大河はそりゃあご満悦だろうさ。しかし大分良くなったとはいえまだ本調子では無いんでな。出来ればキチンとしたものを…いや、言うまい。まだホイップが有ったからな、危険だ。
だがお前の家に誰も居ないだなどと…うおぉぉ!!最近息子が反抗期!悶えていたら木原の顔がドアップになって…頼むぜおい。
俺の煩悩は108回鐘を突いた位では消えそうも有りませんな。108回木原を突けb……倅が逞しい。
そんな強羅防衛線を突破寸前で止めたと言うのに、なんで女神が降臨しちまうんだ、櫛枝。
櫛枝がお見舞い。誰の?俺の??
立てよ国民!国民よ立て!!インフルエンザ万歳!!
大晦日?正月?だからどうした。
俺は今そんな一山幾らの安い慣行行事よりも素晴らしい、櫛枝実乃梨プレゼンツお見舞いイベントの真っ最ち……夕食、ですか?
大晦日に櫛枝の作ったマーボー豆腐。現在私、闘病中(全快間近)。ソコに櫛枝シェフのマーボー豆腐……あぁ……ああ!GOD!
不届きにも我が愚母とボンカレー(ふつう)にすら負ける大河はオードブルなる西洋文化へ退避完了。せっかくの櫛枝の好意を……遺書は残すまい。
櫛枝の作ってくれたマーボー豆腐は、俺に真の辛さとは何かと言う事を教えてくれた。
素晴らしかった。ドコに豆腐が有るのかすら忘れる程に……絶品だった。
そうか…おかわりもたくさん有るのか。どうやら完全復調はまだ先の様だ。
頂きます
香椎奈々子の日記より抜粋。
1月1日。
なかなか高須君の容態は良くならないみたい。
でも私の顔を見るなり泣くのはびっくりした。一体何が有ったんだろう。
聞こうと思ったけど、台所の鍋に少しマーボー豆腐が残ってて…やっっぱり凄いね櫛枝さん。
ちょっとちびりそうだった。
高須君。うなされてるみたいだけど、よく食べたね、あんなに。
早く元気になるといいね。
狩野すみれの日記より抜粋。
1月1日。
竜児は初詣には間に合わなかったか。止むを得んな。
去年は一緒にお参りしたんだが、やはり大凶なんて引く奴はお前くらいのものだな。
しかし、そうか。去年連れが居ると言っていたが、香椎だったのか。
今日もお前に差し入れを持って行ったら香椎が先に居たな。
ほんと、良い正月だったよ。面白い。
木原麻耶の日記より抜粋。
1月1日。
ウチにいてもつまんないし、高須君の家にお見舞いに行った。
なんか昨日より具合が悪くなってるみたい。
どうも原因は櫛枝のカレーか…この空気?
ふふふ。奈々子と狩野先輩も居たもんだから私もビックリだけど、凄い瘴気放ってたよ?
あ〜……私も人の事は言えないか
川嶋亜美の日記より抜粋。
1月1日。
今日はせっかくだからオセチ弁当買って言ったんだけど。
へ〜〜。亜美ちゃんびっくり〜。奈々子や麻耶、それに先輩まで居るじゃない?
亜美ちゃんが看病するから、皆はどうぞ帰って良いよ〜って言ったんだけど、そうもいかないみたいな?
なんか楽しいお正月だよね、高須君。
でもまぁ……動物の感なのかな?チビトラは高須君の布団の中に潜って震えてた。
おかしいね?こんなに美人が4人も居るのに、恐がる事は無いじゃない?
逢坂大河の日記より抜粋。
1月1日。
生きた心地がしなかった。
竜児。あんたあの4人に何したの?
みんなすごい笑顔で優しいんだけど…恐いわよ?なんか感?
でもあんなにいっぺんにどうするのよ。奈々子の料理は良いんだけど、すみれはまたポテトサラダ持ってくるし、麻耶は今日はクッキーだ。バカチーは重箱の弁当買ってきてるし…私も食べきれない。
あんたもとっとと起きて手伝いなさいよ!!
高須竜児の日記より抜粋。
1月2日。
やっと峠を抜けたぜ。
それにしても相変わらずの破壊力だね櫛枝。なんか大河と櫛枝の料理が無ければもっと早く復調出来たような…いや!そんな事は無い!
しかしまぁ。久しぶりにリビングに立ってみればどういう惨状だ?コレは。
大河よ。お前は一人ホームパーティーでもやらかしてたのか?と力尽きてる奴に聞いたんだがな「…アンタにも今日、分かるでしょうよ」とぐったり言いやがった。
何の事やらと思ったが…OK。お前に詫びるという選択肢を俺の分岐選択に増やそう。
おす!香椎。そんなにたくさんの食材を買ってきてくれて、まるで6人で鍋でも出来そうだな。
あら。せ、すみれ。これはまた、和服とよく似合う、ポテトサラダですね。いえ、量が凄いなと。
おお!木原。なんだ。相変わらず可愛いラッピングだな。へぇ?チーズケーキなのか。いや、匂いでわかるさ。
よっ!川嶋。なんだなんだ。お前がそんなに笑顔でほんとに恐、じゃない!美味そうな、寿司弁当だな。
よし!俺はまだ寝るとしよう。大河?風邪がうつるといけないからお前は布団から出なさい。違う!熱があるから俺は震えてるんだ!!
いやいや。なんとも可笑しな正月だなぁ大河さん。
俺のオミクジはどうだった?変わりに引いてきたんだろ?…木に縛ったから大丈夫…凄いな。お前が変わりに引いても大凶なのか、俺。
今日はココまでです。
明日と明後日はバイトなので投下は無いです。
消える訳では無いので…また読んでくださいな。
では。どもでした
GJ!
タイミングが悪く割り込む形になってしまってすみませんでしたorz
明日明後日はお休みか〜
お仕事頑張って日曜深夜の投下を楽しみにしてます
大河の呼称の最新版も楽しみだな
>>669 修羅場一歩手前の凪状態ですね・・・
しかしなんだこの独神の大人の余裕は!
まさか全てを掻っ攫ってゆくつもりなのか!!
日記GJ!
しかし最近他のSSの量も減ってるね
もう少し時間が取れたら俺も書いてみるか・・・
まぁアニメ終わったってのもあるな
長野www
木刀持ったガッちゃんもどきwww
これは確実にnice boatの道wwwwww大河にまで大凶を引かせるとはwww
そろそろ日記とばかちー以外の作品が見たい
いいだしっぺの法則というのがあってだな
大河さんはもう日記が書ける小動物じゃないですかw
高須包囲網怖えぇ!w
そして、こんなに可愛い大河は見た事ないw
乙です
大河の小動物的な可愛さが半端ねぇ!
>>671 一発やったらすっきりしちゃったんだなw
大河は完全に兄妹状態だな。
あと、次スレはもう【竜児】竹宮ゆゆこ【亜美】でよくね?
実際もう竜×虎ものが一切無いしな
もうそっちは姉妹スレの
>>3に任せてタイトル変えれ
みのりん…
竜虎が一切ないとか亜美モノばっかとか以前に
書き手が数人しか残ってないよね
長編ばっかで原作ともどんどん離れてるし
良し悪しはともかく末期だとは思う
原作もアニメも完結してるんだから仕方あるまい。
ゆゆぽの新作に期待しようぜ。
原作から離れるのは仕方ないと思うけど。2次だし。
やっぱ…どうにも日記さんと98VMとか66さんに偏ったのが…
作品は面白いし楽しみにはしてるんだけど、打開しようがないのかな。
だったらお前が落とせといわれたらそれまでだが。
あと2・3面白い連載来てくれれば空気も変わるのかな。
大河スレに行ってる人もいるはず
だってあっちもエロおけじゃん
ならあみドラの続編を全裸待機するよ俺
俺は奈々子ものの続編を全裸待機するよ
やっぱり竜虎だろjk
竜虎沐浴みたいなの誰か頼む。
色んなとこで2次読んでるからここがそんなに雰囲気悪いようには思えないが
そもそも書き手が連続ものもかなり間が空いて中断なのかなって所で
毎日投下の人や毎スレ長編投下があるから目立ってるだけだろ
日記の人が来る前のログ見れば、今の方がまともな流れだと思うぞ
まぁ亜美ものの新規職人さんが投下した後でその作品に触れずに
その前の日記ものをひたすら語ってる奴は反省した方が良いとは思うが
いち書き手からみれば、日記の人の投下ペースとその面白さは、まさに超人
今日、明日は日記さんは投下ないみたいだし。
新たな投下をwktkで。
書き手の俺はいつの間にか読み手になっていた
最近だと日記氏などの威力が凄すぎて投下を躊躇してる職人がいると思う
>>698 同意
独神勝利の混乱は凄かったしなw
でもこの2日は不在らしい。ココで空気を掴んで頂く事も可能では。
日記がなんとも面白いのが…連投を拒めない俺が居る。それがジレンマ。
まぁ他のスレからしたら贅沢な話なのかも知れんが…
自分の書きかけの作品そっちのけで、祭りに参加してた三週間でありました
量、質ともに、文句の付けようがない
うむ、聞き間違いをここまで上手く作品に生かすその筆力に脱帽。プロになったら本買うかもw
書き手だけど、正直日記氏の威力というか、その後の流れのせいで投下しにくい。
いざ投下しても、スルーされて他作品評価だの、他作品待ちだのされたらやる気なくす。
実際、日記氏の作品とか面白いからなんだけど、他作品が投下された直後くらい自重してほしい。
職人のレベルが高すぎるというのも考え物だよな。
これだけレベルの高い作品を連日投下されると、
98氏やSL氏、ななこいの作者クラスの文章力がないと尻込みしてしまうのは仕方ない。
文自体の出来もそうだけど、キャラの書き方、セリフの言い回し、
原作との比較対照などでも好みが分かれたりするからな…
文は上手く書けなくてもキャラが上手く書けている職人さんなら個人的に
大歓迎なのだが
これまで「スレの流れ読め、空気読め!」と要求してきたんだ、
だからここで「書かない」のだって「空気読んだ」結果じゃないのか?と。
長くいる書き手だが現状ここは投下をためらう様なふいんき。>703の言うような、
「98氏やSL氏、ななこいの作者クラスの文章力がない」とかの理由でなく。
>>702 確かに、初出時にろくにレスもらえなかったら辛いと思う。
ちょうど、現役女子高生モデルが同じクラスにいるせいで、自分がまるで引き立て役みたいに感じられる2−C女子みたいなものか
でも、発表時にGJもらえなくても、保管庫・補間庫の管理人さんたちが、インターネット上に残してくれてるから
要は、視聴率は悪くても、録画したやつをタイムシフトで見てもらってると考えたらいいんでない?
>>706 今、大河ものやみのりんものを落とすと、
喝采をもって迎え入れられそうですよ?
今日、明日は日記の人も投下無いし、すこし落ち着くでしょうしね。
大丈夫、ちゃんと心ある人は居るものです。
というか、レスの付きかたがクサいwww
↓15皿目のレスだが、
509 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/05/16(土) 18:28:47 ID:fEluCfJ4 Be:
今回も面白かった。
「両親」と「料金」、「ゆりかもめ」と「ゆり!」ww
もしかしてホントにゆゆぽだったりしてw
””””””””””””””””””””””””””””
メインの三人娘をあえて外し気味にしているのが秀逸ですね
どれみんな好きだけど、奈々子と麻耶の展開が好きかな
続き楽しみにしてます!
ゆゆぽを引き合いに出すマンセーレス見て、日記は、『ああ、あやつかwww』
と分かって、以来、あぼーん
とにかく、マンセーレスが露骨でウザすぎ
自分のレスがうざいという自覚も持てれば良かったね
>>665 こういうレスがなぁ…他の書き手が投下しにくいんじゃないかと
マンセーすぎてw
もう書き手にアンケートでも取れよ
ちなみに俺も書き手で確かにここ最近このスレに投下してないけど
竜虎スレに小ネタ投下してるのと他のジャンルで書いてる途中だからってだけで日記さんは関係ないよ
>>709 なにを言っているのか判らないが、それは根拠のない思い込みだと思うよ
全部とは言わないが、マンセーレスのかなりの数は自演だろ、作者の
こういった低レベルなところが他の書き手に忌避されるんだよ
それは妄想
ああ、妄想だな
妄想も大概
前スレで書き手と同一IDの名無しによるレスがあったよね
マンセーだったかなんだったか忘れたけど
具体的にどの作品よ?
忘れた
「自演乙」で文字検索して
そんな前のこと掘り返すよりエロイ妄想しろよ
みのりんとか部活一筋だから日焼け跡とかあったら良い
水着跡も良いけど、日常で出来た跡もなかなかソソルと思うんだ
対象スレ: 【田村くん】竹宮ゆゆこ 16皿目【とらドラ!】
キーワード: 自演乙
抽出レス数:0
確かに自演乙話題と過去のことを掘り出して
いい思いしたことなんて一度もなかったはずだ
>>721を見習って妄想しようぜ
さあ、体育座りしているみのりんのフトモモでも妄想するか
おいおい、ここの雰囲気を改善するために膿は出すべきだろ?
>>725 2chにおいてそんなことは不可能ではないか?
意見ぶつけ合っても解決した試しなどないし・・・
あなたの頭の中から出てきた膿なら、見ました
全員がとは言わないが自演は確実にある
IP見れる住人がいることをお忘れなく
>>722 おっとごめん確認したら前スレじゃなくて前々スレの15皿目だった
あの作品自体は大好きだから続けて欲しいんだが……
>>721 妄想かあ
俺は麻耶の体育座りを妄想してみよう
(;´Д`)ハァハァ
なるほど、痛いところを突かれると、ID変えての過敏な反応www
膿の苦しみですか
荒らしの一員に加わりたくない奴はNGに放り込んでシカトしろ
>>725 議論するだけ無駄なのは歴史が証明うんたらかんたら
エロい妄想話したほうがスレの有効活用ってもんです。
スレンダーな木原
スタイル◎ 川嶋
エロさマックス奈々子様
他スレと比べても膿と言うほど酷くない
せいぜい蚊に刺された程度
お互いに騒ぎすぎはよくないよ
ということでみんなで相馬の長座体前屈を妄想してみよう!
>>737 それは妄想というより事実ジャマイカww
この雰囲気を一層してくれるような強者な職人さんは現われないだろうか・・・
>>718 確認したけど別に特定の書き手とも言ってなかったし被ったIDとやらで作品投下してないじゃないか
347 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/05/30(土) 14:21:07 ID:5s3arP8B Be:
ああでもない、こうでもないって言ってんじゃねーよ
おまけにエロパロ板で登場人物の非難とか何様?w
作家の人はおまえらを楽しませてくれてんのに
少し気に入らないからってウダウダうるせーksばっか
気に入らなきゃ見るな、そして来るな、勝手に語るな。
楽しんだらお礼を言え、そんでもって応援しろ。
それが礼儀だろ。
これ、日記の作者だろ?
ここまで書けば袋叩きなんだが、そうなってない。
要は、このスレは死んだってことだ。
自己マンセーが横行するヘドロで淀んだドブ川だな。
最初はよかったんだけどな
とらドラ!のアニメが放映され始めてからおかしくなってきた
>>732 207 :名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 07:28:16 ID:olSujCcK
191 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/05/09(土) 01:43:46 ID:M6f9Hd6S Be:
最近過疎ってきた気がしてましたが、まだ結構人が来ているようですね。
よかったです^^
一方で、一書き手として、作品投下で盛り上げる事が出来ず、お恥ずかしい
限りでございます。 力不足を痛感致しました。
皆さんにご満足頂けるかわかりませんが、がんばってみます。
206 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/05/09(土) 03:29:40 ID:M6f9Hd6S Be:
>>204 >乳首と目が合った
この一言に惚れました。 超GJw
自演乙
これっすね?
M6f9Hd6S ←これ私です^^
私、あんまり2ちゃんねる詳しくないんですけど、こういうのを自演って
いうんでしょうか?
だったら私、結構他の作者さんにGJ書いてるので、自演しまくり?なの?
>>740>>743 それだ
確かに作品へのコメントを発した名無しのIDと
作品を投下した作者のIDは違うから
自演ではないね
すんませんでしたあッ
なんなんだ この流れは。。。
そろそろ別の話題出すか
とらドラ短編集ネタで
ここは死んだと判断しても去らない時点で荒らし
職人が来るまで我慢
スルーカが大事
妄想で自演認定する奴って結構前から居るよな?
今度のターゲットは日記か。いつもご苦労様です。
あたし、どうしちゃったんだろ…
ずっと、好きだったはずなのに。
ずっと、見てたはずなのに。
好きな人がいるって判ったから?
でも、その女には振られちゃったんだよ… だから、あたしにもチャンスはある筈なのに。
気がついてくれない。
それともわかってても、答えを避けてるの?
そんな筈ないか… だってあたし告白できてないもんね…。
でも、今更告白なんて出来ない。
なんでかわかんないけど、たぶん出来ない。
なんでかわかんない…か。
誰かを好きになるのって、素敵だと思う。
一生懸命な自分は輝いてるんじゃないか、なんて思っちゃう。
でも。
振り向いてもらえないのは、すごく辛い、嫌、頭に来る…。
そして、誰かに好かれてるのって… なんだかんだ言っても、嬉しい。
だからなのかもしれない。
だって、あいつはあたしと亜美ちゃんが一緒にいても、あたしの方を見てる。
全然、好きじゃない。 むしろウザイって思ってた。
でも、やっぱりあたし、嬉しかったんだと思う。
ねぇ、まるお。 今のあたし、誰が好きなんだろう。
『ねぇ、貴方はどう思う?』
――麻耶ちんからのメッセージ―― おわり。
いらん議論に加わっちゃった…
ちょっとお詫びに今書きました〜。
>>750 お〜、いいねぇ。
せひ、麻耶視点で勉強会から修学旅行辺りまで書いてくれ。
カウガール可愛いよカウガール
次回作では是非ともおっぱいビンタが出来るコスを用意してもらいたい
間違えた。誤爆です
程度低い数名ごと引き連れて、blogなりなんなり新天地行ったほうがイイんじゃね?
と思った時期はあった。
が、一時期から基本的に自分向けのレスは完全スルー。
自分語り一切しなくなったのはたいしたもんだよ。
そのかわり、ボクの考えた続編的なのを垂れ流すのが出てきちまったけど。
とりあえず、こんな場末で馴れあおうとしてる困ったちゃんは
数万年ROMれとは言わないが、ウザがってる人が相当数いることを自覚してくれ。
>>754 いいから奈々子のひとりえっちシーンを書く作業に戻るんだ
単発で言われても・・・
奈々父伝説やって欲しい
だれか書いてくれる人はおらんかえ?
スピンオフ読んでなかったり、アニメ見てなかったりするんだが、奈々子父って公式で出てきた?
それとも完全な二次ネタ?
完全な二次ネタだよ。
そもそも公式では、奈々子の片親が父親か母親かすら明らかになってない。
二次だね。そういえば大学生の北村の兄ネタはまだ見てないな。ネタにならないか。
片親ネタは8巻で
父がすしを買って帰ったという描写が2巻であるよ
すみません。全然関係ないけど
とらドラの全て だっけ?
今度発売されるの。これは期待できるものですか?
発売すらしてないのに出来なんて分かるワケないだろが。
ましてお前が何を期待してるのかも分からんしな。
ゆゆぽ書き下ろしか?ヤスのイラストか?アニメの裏設定か?
>>762 2巻のどの辺?
ざっと見たけど見つけられなかった
>>765 ――亜美は気づいていただろうか。彼女を取り巻く空気の温度が、一気に三度は下がったことを。
日々我慢に我慢を重ね、ここ半年、昼休みはウーロン茶とサラダだけと決めている麻耶の口元が凍りついたことを。
昨日も必死にウォーキングし、昨夜の父親の土産の寿司さえ我慢した奈々子のまぶたがひきつったことを。
どれほどいい子ヅラを繕っても、ふとしたはずみに本性が見え隠れするものだ――さすがの竜児にも見て取れるほど、女子の視線が冷ややかになったその瞬間だった。
>>766 thx
奈々子様父子家庭ネタって公式だったんだな
勢いが60超えてるw
SS補間庫管理人芸達者だなあ。
川嶋安奈にちびキャラ付いてるわ。
>>769 安奈をビジュアル化したのは本邦初ではなかろうかと。
サイトにある工場の絵とか凄いよな。
772 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 05:17:03 ID:uQ8xDGLk
106 :名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:59:07 ID:p+efPP4h
>>102 なにをおっしゃいますか。 新補間庫には超カワイイイラストがありますぞ。
その価値は正にプライスレス。
そして、なにげに川嶋安奈のイラストって、本邦初ではなかろうか?
大河!大河!大河!大河ぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!大河大河大河ぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!逢坂 大河たんのふんわりとした長い髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説10巻の大河たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ放送されて良かったね大河たん!あぁあああああ!かわいい!大河たん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
た い が ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!大橋高校ぉおおおあああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の大河ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の大河ちゃんが僕を見てるぞ!大河ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の大河ちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメの大河ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には大河ちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの大河ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ亜美様ぁあ!!み、みのりーん!!奈々子様ぁああああああ!!!麻耶ぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ大河へ届け!!太橋高校の大河へ届け!
落ち着け
>>773 お前、禁書板にも居ただろ
あと太橋高校って何処だ
コピペにマジレスするなんて…
ケティが残ってるぞギーシュ
もう778か。。。
17皿目はアニメスレよりひどい流れだったな
それでも作品は良質のが投下されてるから問題なし。
職人さん感謝多謝です。
先週といい今週といい、週末にカオスが訪れるのは悲しい。
日記以外の新作投下はないのか?
ちなみに自分では書けません。
じゃあ大人しく黙って待て
>>783りょ、りょ、りょかりょかー、りょかっき!
たかすきゅん(竜)が部室に呼びだされ、みのりんに元気に逆レイプされる
↓
(竜)、あーみんに相談に行くも、シリアスモードのふりして実は超ノリノリなあーみんに逆レイプ
↓
夜、しょんぼりして虎に顛末を語る。
「女の1人や2人満足に喰えんでどーすんじゃー!腐った性根叩きなおしてやるわー!!」
と自宅まで強制連行され、竹刀片手のままの虎にやっぱり逆レイプされる
↓
みのりん「昨日はごめんっ!あとで謝りたいから部室まで来てよっ!!」
↓
エンドレス
俺の知力、体力ではこの程度が限界だ……
だれかこれを形にしてくれ!
いや謹んでお願いいたしますぅ
>>785 よりどりミドラ!を彷彿してしまったww
投下しちゃいます。
前回までの私のあらすじ
順調に奈々子様ルートを歩む竜児を書いていたが、
原作最終巻、アニメ最終回と感動のクライマックス。
ヤバイ。大河可愛い。ななどらオワタ。\(^O^)/を避けるべく、
色々と理由をつけて、大河と竜児の関係に、ひとまずの整合性を取る事を試みるのであった。
「ど、どうしたんだ!?」
学校で、会える事を楽しみにしていた彼女が、
何故だか、こうして目の前に立っている。何故?ホワイ?
奈々子の家はここから見て、学校の向こう側。
従って、竜児君と、一緒に登校したいの…とかでは無いハズ。
だって、流石に遠いし。
じゃあ、何だろう?忘れ物かな?と、思っていた時期が、
「…どうしても、竜児君と、一緒に登校したかったのよ。
だから、家まで迎えに来ちゃった…迷惑…だった?…」
竜児にも、ありました。
「へ?…め、迷惑だなんて、そんな事、思う訳ねぇよ。
嬉しい。そりゃあ、嬉しいに決まってるだろ?
ただ、奈々子ん家、結構遠いだろ?
だから、朝、迎えに来てくれるとか、思ってなかったから、ビックリしただけだよ。」
天指す睫毛を萎れさせ、俯くその、憂い気な表情に、
ただただ、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになり、
竜児は、必死に弁明していた。
今すぐ、地に平伏したい。謝りたい。土下座。
たとえ、そこが、肉焦がし、骨焼く鉄板の上であろうとも…
の、一歩手前くらいにまでは、追い詰められそうな…
ともかく、そういう心境にさせられた。
「ホントに?良かったわ…喜んでくれて。それじゃあ、2人で行きましょ?ね?」
「おう。」
………
…会話が続かねえ…
彼女と2人並んで、登校する。
今時の高校生なら、いや、中学生だって、平然と、
当たり前の様にしている事で、何も難しい事じゃない。
まず、右足を出して、次は左足、その次は右足。
学校に着くまで、彼女と一緒に、
1、2、3、ワン、トゥ、スリッ、アン、ドゥ、トゥルァ、アイン、ツヴァイ……
「……ねぇ?聞いてる?」
「ッ!?…あ、いや、スマン。」
「もう。なんだか、ぼ〜っとしちゃって、全然、あたしの話、聞いて無いんだもの。
…あたしの話…つまらない?」
「そ…そんな訳ねぇ…
これは、その…昨日…あんまり眠れなくて…
だから、眠いんであって…色々考えたりする訳で…」
「昨日、眠れなかったって…昨日も、何か考えてたの?」
「…色々な…」
「色々って?」
「おう。色々。」
「……言えない様な事なのかしら?」
怒っているのか、哀しんでいるのか、なにやら、怖ろし気な雰囲気に
「そんなんじゃなくて…
別にやましい事じゃなくって…その、あれだ。今後の希望的観測だ。うん。そうなんだ。」
と、奈々子オーラにやや気圧されつつも、自己完結を謀る。
すると、オーラは霧散し、代わりに艶っぽい笑みが浮き上がった。
「そうなの?具体的には?」
ぐいっと、竜児の腕を引き、抱えこむ。
「え…いや…」
「それって…何か、あたしとしたい事?あたしにして欲しい事?それとも、あたしにしたい事?」
−腕に…素敵な膨らみが…当たってる…気がする。
−うふふ。あててるのよ。
「ねぇ、遠慮なんてしなくて良いのよ?
言っちゃえ……言いなさい!……言えッ!!」
耳元で囁かれて、命令されて、脅されて…
なんだか…よく解らないけど…いい気持ちで…
結局、よく解らないまま…気が付けば…学校は目の前だった。
『手を繋ぎたい。』と、自分は言ったのだろうか?
全然、覚えていないけど、自分の手は奈々子の手と絡みあっている。
あれ?もしかしたらコレは夢なのかな?と思い始めた浮かれポンチな意識が
「やあッ。おはようッ!!」
不意に背中をバシンと叩かれ醒めた。
「へぇ〜朝から熱々なんすね〜いやぁ、実際見てみると違うわ〜
羨ましいなぁ〜良いなぁ〜そ〜ゆ〜の。」
声の主は木原麻耶だった。
竜児にとっての麻耶は単なるクラスメートで、特に親しい間柄ではなく、接点も無かった。
親友である北村の友達、親しくしている亜美の友達で、挨拶位はする仲ではあるが、こんな風に背中を叩かれる様な事は無かった。
まあ、それを言うなら、今、手を繋いでいる相手も昨日まではそういう希薄な関係だったのだが…
奈々子と木原の仲が良いのは知っている。だから、今の俺は木原にとっては奈々子に同梱されてる付録みたいなモノだろう。
と、思うのだが…どうやら違うらしい。
麻耶の視線は奈々子ではなく竜児を捉えていた。
***
「おはよう。麻耶。」
「おは♪奈々子」
「お、おはよう。木原。」
「良い朝だね〜。」
いきなり現れた麻耶は奈々子には一瞥もくれず、適当に挨拶を返した。視線の先は竜児。
そして、竜児はそんな麻耶の様子に何やら違和感を抱いているらしかった。
…まあ、良いけどね。でも、麻耶には申し訳ないけど、あたしは竜児君にまだ何も話してないから、
多分、麻耶の期待は空振りに終わるんじゃないかしら?でも、面白そうだから、黙って見ていよう。
後でちゃんと話しておくから、許してね?麻耶。
1人、事情を知る奈々子は吹き出しそうになるのを必死でこらえていた。
乙女は愛しい人の困惑する表情が何よりの大好物であった。
「高須君さ、奈々子と付き合う事にしたんだってね?」
「お、おう。もう、知ってるのか。」
「あたしが昨日の夜、電話したの。
麻耶には彼氏が出来たら一番に報告するって約束だったから。」
「おう。そうなのか。」
「そうそう。奈々子に朝までノロケられてさ〜全ッ然、寝てないんだから。
でもさ、奈々子と高須君って、そんなに仲良くなかったよね?
ね、2人に何があったの?教えてよ。高須君。」
「え、いや別に、何がって訳じゃ…
というか、奈々子に聞いてくれよ。」
「もちろん聞いたけど、詳しくは教えてくれないんだもん。」
「ウフフ。だってそれは、あたしと竜児君の2人だけの大切な思い出だもの。
だから秘密にしたって良いじゃない?ねぇ。」
「おう。」
「ふぅん。高須君でもそんな表情するんだねぇ〜。
奈々子から『可愛いの』とか聞いた時は正直、趣味悪ッとか思ったけど…まあ悪くないじゃん。
あ〜あ、実はあたし高須君に話があったんだけどなぁ〜そんな調子じゃムリっぽいね。ま、それは後でも良いや。
邪魔しちゃ悪いし、あたしは先に行くよ。んじゃ、後でね〜。」
言うだけ言って、麻耶は走り去って行った。
『何だったんだ?』困惑する竜児を恍惚の眼差しで見据える奈々子は『ごちそう様』とひとり満足気に微笑んでいた。
***
「俺は、香椎奈々子さんとお付き合いしています。以上。」
教室に入るなり、友人達から質問責めにあった竜児は、意図して端的に答えた。
竜児の横に大河以外の女子が立っている事が余程、衝撃的だったのか、
「え、ちょ…高須…おま、なんで香椎様と一緒に登校?え、香椎様なの?」
「高っちゃ〜ん。香椎様と何があったんだよぉ〜。昨日までは、タイガーと登校してたじゃんか。」
「おお、春田が昨日の事を記憶しているとは珍しい。
いや、高須と逢坂はもはやワンセット、一心同体の様なモノだったからな。
何がどうしてこうなった?解る様に説明してくれ。」
等と、面白くない質問につい、冷たく答えてしまったのだ。
「え?マジ?」
「おう。大マジ。」
「ええ。マジよ。」
「そっか〜だったら俺は祝福するよ〜おめでとう。高っちゃんと香椎様。」
「そうだな。おめでとう二人とも。
意外だったんでビックリしたが、失恋大明神として、また高須の親友として、俺も2人を祝福させてもらう。」
「おう。ありがとう。」
「ありがとう。春田君にまるお君。」
「え?2人とも祝福しちゃうんだ…
俺としては、高須に先越されて、正直、悔しさと寂しさで胸がいっぱいなんだけど…」
「能登…お前…」
「のとっち…それは無いよ。狭すぎるよ。心が。」
「狭量過ぎる男は良くないぞ、能登。」
「え、いや、勿論おめでとう、って思ってるよ俺だって。」
「ウフフ。ありがとう。
でも、もっと余裕を持った方が素敵だと思うわよ?
じゃないと…ふふ、どうなるのかしらね。」
「ど、どうって?」
「後ろ、見てみたら?」
「後ろって…ゲ…」
「…ゲ、はこっちの台詞だよ。最悪だねアンタ。」
「まあまあ、能登君だって悪気がある訳じゃないんだから、麻耶もそんな言い方はヒドイわよ。
能登君もあまり気にしないでね?」
「…うう、ありがとう。香椎様だけだよ、俺なんか庇ってくれるの。」
「どういたしまして。
あら?でも、そういえばあたし、まだ麻耶からおめでとうって言って貰って無い気がするわ。」
「え?言ってなかったっけ?」
「聞いてないわよ?」
「うそ…ごめん。」
「アハハハ〜何だ〜じゃあ木原様も、のとっちと一緒じゃん。」
「ウフフ。そうね。
でも、別に言葉にしなくても、良いじゃない。
能登君と麻耶があたし達を祝福してくれているのは、すごく感じるもの。ねぇ、竜児君?」
「おう。そうだな。ありがとう2人とも。ありがとう皆。」
「皆、ありがとう。」
教室の真ん中は、わいのわいのとお祭り騒ぎだが、隅の方ではお通夜ムードであった。
「何か、大人だよな〜奈々子嬢は。
能登君が粉砕した空気を修復ちゃったよ。」
「そうだね〜。まあ、ばかちーの友達やってられるんだから、さぞかし人間が出来てるんでしょ〜ね。」
「………アンタだけには言われたくないわ。」
「そんな事より、まさかのカップルだよねあの2人。
さしもの大明神も驚いた事だろ〜よ。
私はもっと驚いてるけど。」
「だよね。亜美ちゃん、まだ、ちょっと混乱中。」
「私は昨日に聞いたから、今日は若干のゆとりがあるわ。はぁ…」
「私もさ、実は昨日ちょっと、おや?と思ったけど、やっぱり、まさかだよ。
展開早すぎると思わない?」
「今日までホントに何も知らなかったのは、あたしだけか…
昨日って何?って聞くのも何かバカらしわ。」
「あり?あーみんドコ行くんだい?」
「…お手洗い。誰も…ついてこないで…。」
重病人の如く、力無く立ち上がる背に声をかける者は無かった。
***
スキャンダルに盛り上がる輪の中にあって、奈々子だけは、亜美が教室から姿を消している事に気がついていた。
奈々子にとって、亜美の動向は大きな懸案事項であった。
「ごめんなさい。ちょっとお化粧直してくるわね。」
と、竜児に囁き教室を抜け出した。
奈々子の見立てでは、亜美は少なからず竜児に好意をもっている。しかし、何かに遠慮している様でもある。
だから、自分が竜児と付き合う事になれば、亜美の心は大きく揺らぐに違いなかった。そうなれば、亜美はどういう行動に出るか?予測がつかない。
しかし、最愛の人を譲るつもりは微塵も無い。友人であっても。例え、卑怯だと蔑まれようと…奈々子は先手を打つべく、亜美を追った。
亜美の奇行癖を知る奈々子は、その行方について悩む必要は全くなかった。
多分、あそこに座っているハズ。目星を付け、しばらく廊下を歩けば、案の定、亜美が自販機に挟まれていた。
「誰?」
余程、堪えているのか、体育座りに俯けたまま、顔を上げようともしない。
「大丈夫?具合悪いの?」
「…奈々子なの?ううん。別に具合は悪くない。大丈夫だから、放っておいて。」
気配の主が奈々子だと分かっていても…いや、奈々子だからか、亜美は、俯いたまま答えた。
−そう。ホントに悪いなら保健室に行った方が良いよ。あたしは先に教室に戻るけど、無理しちゃダメだよ。
と、奈々子は亜美に告げるつもりであった。
あたしは、あなたが高須君を好いている事なんて知らない。あなたが落ち込んでいる理由も解らない。そして、これまで通り、あたしとあなたは友達同士。
奈々子は亜美に釘を刺しておきたかったのだ。
一方的に言い捨てて、早々にこの場を去るのが利口だと解っていた…のだが、
「ドコも悪くないなら、顔を上げてよ。今日は、あたしにとって特別な日なんだから。
そんな亜美ちゃんを見てたら、あたしまで滅入っちゃうじゃない。」
吐いた言葉は予定外。もはや取り消す事など出来はしなかった。
その言葉に反応し、亜美はキッと赤い瞳で奈々子を睨みつけた。
「ウフフ。何だ、元気じゃない。心配して損しちゃったわ。」
「……あたし…まだ負けた訳じゃない。諦めない。」
消え入りそうな涙声で亜美は吠えた。
「そう。でもあたしだって譲らないわ。
相手が亜美ちゃんでも誰でも。」
それだけ言って、奈々子は亜美に背を向けた。
はぁ…あたし何してんだろ…あんなの…ただのバカじゃない…
釘を刺すどころか、油を注いでしまった。完全に自爆。
何故、あんな事を言ってしまったのか全く解らない。落ち込む亜美を見て、つい言ってしまった。
他人に同情なんて出来る身分じゃないのに…そんな余裕、今のあたしには、ありはしないのに…
終わった事を考えたって仕方ないのは解っているが、それでも、後悔は絶えなかった。
つづく
待ってくれていた人も居る様ですので、とりあえず書いてた分だけでも投下してみました。
つづくとか言ってますが詰まってます。
投下したらなんか思いつくかと思い投下してみました。
頑張れ
いつまでも待ってるぜ
というか俺も続き物ではないが早く今書いてるのを書き上げて投下したいなあ
>>787-795 GJ! 女の子って、グループ内でルックスのいい娘から順番に、お目当ての男にアタック
していくみたいな、優先順位を意識した行動をとるところがあるように思うんですが、
そういう意味でのヒエラルキーの頂点に立ちながらも、中途参加で立場の弱いあ〜みんを
すっ飛ばしていく奈々子が何とも生々しいです。
おお腹黒様が…奈々子様も好きだけどあーみんの「……あたし…まだ負けた訳じゃない。諦めない。」ここの描写にぐっときたよ。
>>796ともども、焦らずじっくり良い作品を練っておくれ
待ってました!
付き合うまでだけじゃなくて、
付き合った後も描いている上、亜美と取り合いですか!?
面白いです!
とどめを刺さずに亜美が動けるようにしている黒いだけの奈々子じゃないところが魅力的です。
この展開って色んな道が残されていそうで先が気になりますね。
続編も楽しみに待っています。
>>795 相変わらずの神の仕事乙です。続きを楽しみにしとります。しかし
この奈々子様は黒いというか一生懸命ですなぁ
>>796 早く書く作業に戻るんだ。
焼き土下座ネタかよw
この竜児やっぱタダモノじゃない
いいねいいね〜〜
無理して続けてくれとは言わないんで、ゆっくりでもいいから続き頑張って下さい
たとい耳がなくなっても腹黒様を応援し続けるぜ
良質作品に押されて誰もが投下できる雰囲気じゃなくなるなんて!
そんなのはいやなのでぼくがつぶれに行きます。以下3れすほど
「……ちゃん……」
「……たいがちゃん……」
目が覚めるとそこは――
とらクエ!
「んもぉ〜大河ちゃ〜ん☆死んでしまうとはぁ〜情けないでやんすがんす☆」
――見馴れた高須家の居間。
まさかとは思うが、これは女王様のつもりだろうか。
目に入ったのは、ルビーのちりばめられたティアラと、尋常じゃないくらいにレースが重ねてあるピンクのロングドレス。
素足というのが気になるが、それでも見たこともないような豪華な衣装に身を包んだやっちゃんは、笑顔で私の頭を撫でる。
「お友達はあ、みんな竜ちゃんの宿屋にいるよぉ〜☆」
確か、徹夜でゲームをやっていたはずだ。
だけどなかなかラスボスが倒せなくて、気づいたら高須家の居間で死んでいた――ということらしい。
声に従って居間を出て、竜児の部屋に。にわかに信じがたいことだけれど、一度死んで、生き返ったということか。…ゲームじゃあるまいし。
入ると、竜児とみのりんと北村君がいて、なぜだか後ろの二人はヘンテコな衣装を着ている。というか今気づいたけれど、なんで私は制服なんだろう?
「大河、大丈夫だった?痛いとこない?」
ソフト部のユニフォームに、頭には白鳥の頭がのっかっていて、足元はバレエシューズ。
心配そうなみのりんの目的が何なのか全く理解できそうにない、あまりにも心配な姿を男二人は気にしていない様子なので、私もスルーすることにした。
というか、北村君のものすごく強烈な姿を見つけてしまい、それどころではなくなってしまった。
「いやあ、さすがに勇者抜きで踊り子と賢者だけじゃああいつには勝てないな、ははは」
カラッとした南の国の夏の日差しのようないつもの高笑いを見せる彼は、その、・・・・・・フンドシ姿だった。
見ているこっちが恥ずかしい。みるみる顔が赤くなるのが自分でもわかる。さすがにこれは直視できそうになくて、私にできることは俯くことだけ。
「おう北村、やっぱりその格好じゃ大河がやりづらそうだぞ。ちょっとは装備整えろよ」
「そうか?これが一番動きやすくて力もでるなだが。」
最後の一言に猛烈な違和感を覚えながら、竜児のマトモな忠告を本当にありがたく思う。
というか以前の私は、もしかしてフンドシ一丁でキメた自称賢者と旅をしていたのだろうか。
…ふと沸きだした疑問は、とりあえず思考の外に押し出しておくことにした。
首元のヨレた寝巻用Tシャツとパンツだけという部屋着としてはわりといつもどおりの竜児の格好は、この空間では一番間違っているような気がしてくる。
その実一番間違っているのは、たぶん隣に座るフンドシ男なのだが。右隣りは極力見ないようにしてしばらく話を聞いていると、だいたい状況がつかめてきた。
「やっぱり大橋高校城の中までは入れるんだけどね、あの魔王が強いんだよ」
目的地は学校で、
「ああ。前回も職員室までは入れても、結局負けてしまったからな」
ああやっぱり一緒にいたんだ……、じゃなくて、敵は職員室にいるらしい。
「あの独神を倒すのにはやっぱり高須君のお供のドラゴンちゃんの力が必要だと私は思うんだよねえ」
「いや、おれ宿屋の主人だし」
……あいつか。要するに学校に乗りこんであの三十路担任をやっつければクリア―ということか。
話が早くて助かった。さっさとマトモな世界に戻って新作ゲームの方をクリアーしたい。
私が三人を急かそうと立ち上がると、みのりんと北村君はなぜか同じタイミングで立ち上がっていた。遅れて立ち上がった竜児が見送る様に口を開く。
「じゃあ気をつけろよ、学校のみんなのためにもがんばれ、大河。」
心配そうな顔をして右手を上げる竜児を、思わず見つめてしまう。りゅうじ、こないの?
「さぁ、行こう!」「おおはし〜ふぁいっとぉ!」
なぜかノリノリの二人に半ば引っ張られるように高須家の玄関を出たところで、ちょっとだけ涙が出た気がした。
*
「今年の三年生への課題は例年の三十倍とします!」
勉強をたくさんさせれば、進学の実績は上がる。進学実績を上げれば、教師としての株が上がる。
仕事に生きる決意を固めた恋ヶ窪のこの暴走を止められる者など、手乗りタイガーしかいないではないか、と。
私が勇者に仕立て上げられた経緯は至極単純なもので、この珍妙さと単純さに支配された世界にぴったりだと思った。
私にいきさつを話してくれた爪先歩きの大親友は、いつのまにか金属バットを持っていて(みのりん曰く装備した、というべきらしい)、
「未成年でも酔拳は使えるということを証明してやるぜぇ〜」
などとはしゃぎまわっている。
もう一歩後ろでは北村君がなにやら呪文の練習をしているようで、
「ふむふむ……バイキルト!…っうわ!なぜこんなところがバイキルトしてしまったんだ!」
とりあえず私は何も聞いていないことにした。ただでさえ恥ずかしくて姿を見たくないのだ。振りむこうとも思わない。
というかそろそろ逮捕されるんじゃないだろうか。日本の警察は優秀、のはずだ。
校門の前に立った私たち三人を出迎えたのは、ばかちーだった。
美しい白のキャンパスに映える、いたずらっぽいくせ物憂げに黒く潤む大きな瞳。控え目な、しかしすっきりとラインの通った鼻に、かわいらしい口。
私たちを必死に見上げるそれをばかちーといわずに、なんと呼べばいいというのか。
「タイガー・・・みのりちゃん…ゆうさく…」
助けて、と今にも泣き出しそうな声ですがりついてきたその犬に、しゃがみこんで目線を合わせる。
「あんた、ばかちー?」
簡単に抱きかかえられて体の自由を失ったチワワは、それでも必死にうなずいてみせる。
「ありゃー。あーみん、もしかして先生に…」
「あの三十路、私をこんなあられもない姿にして……許せねーんですけど!」
犬も進化すると表情筋を持つようになるのだろうか。恥ずかしそうに顔を真っ赤に紅潮させたチワワはキャンキャンと怒り泣く。
現役女子高生モデル、大橋高校史上最高のマドンナ、万年発情チワワなどなど、数々の栄光をその頭上に掲げてきた川嶋亜美は、本当に。
本当に、本物の、チワワになってしまっていた。
*
ばかちー、もとい人語を話す謎チワワとともに、校舎内に侵入。
「亜美ちゃんモデルの仕事も忙しいし?特にいいとこに進学する気があるわけでもないし?課題三十倍って何のギャグだよ!って…」
あまりの理不尽さに単身抗議に乗り込んだ。そしたら、
『川嶋さぁん…そうね、あなたはカリスマモデルでも歌手でも女優でもなんでもかんでも全ての女性の憧れの華やかな道が開けてるもんね……』
「oh…ナントイウshit」
「みのりん、英語でも結構際どいよ、それ」
『でもねえ私は教師なんです!みんなをより良い大学に導くの!だから川嶋さんもお勉強してミス慶應でもミス上智でもなっちゃなさい!』
「あまり論理的ではないな。同意しかねる」
『それでも課題が嫌だっていうなら……てっとり早くCMに出られる体にしてあげる!』
「…で、気付いたらこんな体になっちゃったってわけ。無茶苦茶よ。もう最悪。あ〜はやくかわいいパーフェクト亜美ちゃんに戻りたい」
正直言って、今のこの状況にもばかちーが犬になった話にも特に興味があるわけではない。大体竜児いないし。
ただあの三十路、ついにここまで堕ちたか。私だけ二十九で転生とかできないだろうか、この世界なら。
まぁわんちゃんになっても亜美ちゃんのかわいさはトップクラスだけど、などとウザく喚き散らしているばかちーに案内される形で、職員室へ。
職員室はなぜか真っ暗で、引き戸についた摺りガラスはすべてをのみこむ闇の口を広げているような。
「なんか、不気味だねえ…」
みのりんの声で我に帰った。なんだか摺りガラスの向こう側に引き込まれるような朦朧とした感覚が頭の中に充満していた。
二人と一匹と目を見合せて、引き戸に手をかける。手に感覚がない。痺れたような右腕から、浮遊感が全身へ駆け抜ける。
「あら、逢坂さん。どうしたの?」
私は開けていない。勝手に開いた引きの向こうには、ウソみたいに穏やかな笑顔の恋ヶ窪ゆりがいた。
「この負け組!」
突然の言葉に、目の前の恋ヶ窪の体がぐらりと揺れた。耳にキンと響いたバカチワワの声。ゆっくりと膝からくずれてゆく恋ヶ窪から、思わず距離を取る。
「なんですってぇ…」
「まずい!全員、退避!」
北村君の声に、全員が廊下の端々に散る。だらりと立ち上がった恋ヶ窪の手には、何やら蛍光ペンの無数のチェックが見えるフリーペーパーが。
パラパラとめくれたページにおもむろに目を落とし、ぶつぶつと呟き始めたその声を、思わず耳が拾ってしまう。
「大橋北口…徒歩7分…デザイナーズの2LDK…4030万円…安心の建設性能評価…あはははは…」
「逢坂っ!」
突然眩しくなって、思わず目をつむってしまった。次に目を開いたら、目の前に北村君が倒れていた。
「うっ…」
…ここではじめて気づいたが、なぜか彼の尻は普段の倍くらいにはれ上がっている。
いや、腫れているわけではなさそうだ。別に赤くなっているわけでもないし、不気味なブツブツができているわけでもない。
ただ、デカい。グラマーとかそういうレベルじゃない。完全にフンドシから二つの肌色スイカがはみ出ている。まさか、恋ヶ窪の呪文(?)を受けて――
「祐作!…げっ」
「北村君、大丈夫か…うひゃあ」
「はは…バイキルトに、失敗したみたいで…な。いやあ、恥ずかしい」
いまやブラジャーをつける必要がありそうな尻を年頃の乙女三人に、これでもかと見せつけた生徒会長はそれっきり、
「もう…俺は駄目だ…いろんな意味で…。あとは…た…のむ…」
力尽きた。
続くかは不明。
今後もいろんな書き手さんのいろんな作品が読めますように。
お目汚し失礼いたしました。
>>795 今さらなんだけどタイトルは「我が家のお稲荷様」のパロなの?
奈々子様の姦計と葛藤が実に面白かった。というか奈々子様が好きになってしまった。
>>808 つまりムーンブルグですね。わかります。
>>808 みのりんw踊り子ってw
ユニフォームにバレエシューズw
面白かった!続きみたいなw
トラクエワロスwww
香椎と木原がマーニャとミネアのイメージ。どっちが踊り子かはノーコメント
ピンクの戦士は北村さんですねわかります
日記今日はないのかにゃー
是非続きが読みたいです!
寝る前に来てみて正解だった!
トラクエに感化され初SSを書きました。
次のレスからはじまるよ
TORADORA FANTASY
「・・・ねー竜児・・・」
「・・なんだよ」
魔王面の鎧を着た少年が短く答える
「後どれくらい歩くの?」
「あそこのお城まで」
「はぁー」
チャイナドレスを着た少女は思わず溜息をつく
「えーもう亜美ちゃん疲れたー歩きたくなーい」全身黒ずくめで黄色のとんがり帽子をかぶった少女が駄々をこねる
「まーまーあーみんそうおっしゃらずに、もうちょっとで着くんだからみのりんと一緒に頑張ろうぜ?」そうなだめるように言い聞かせるのは
白いフードをかぶった少女
四人は城に向かって草原を歩いている
戦士竜児 モンク大河 黒魔術師亜美 白魔術師実乃梨 である
「でも疲れたのは確かだ一旦ここらで休もうぜ」
「「「はーい」」」満場一致で腰掛ける
「ふー、ったくここはどこなんだよ、日本じゃあねぇよな」兜を脱ぎ竜児は息をつく
「しかもなんなのこのかっこ、まるでRPGじゃない。つーかなんで亜美ちゃんこんな黒ずくめなの?」亜美が悪態をつく
「いいじゃん性悪黒チワワのばかちーにぴったり」
「んだとこのアホトラ!」
「はいはいそこまで、しっかしなんで私たちだけこんなところにいるんだい?北村君やほかの人たちは?」実乃梨が問いかける
「まったく持って分からねぇ、気づいたら草原にいた、どこの小説だ?これは」
「まてーばかちー逃がさーんとっとぅうわあっ!?」大河が盛大にこける
「「大河!」」
「いたた・・・ん?なにこれ」大河が起き上がり服の中に入っていたものを取り出す
「ん?それは・・クリスタルか?」
「なんでタイガーだけがそんな綺麗なものもってるの?私も欲し・・あ、もってた」亜美もクリスタルを取り出す
「ぱっぱかぱーんク〜リ〜ス〜タ〜ル〜」某狸ロボよろしく実乃梨が掲げる
「お、あったあった」懐から竜児も取り出す
「全部で四つか、でもこのクリスタルぜんぜん輝いていない変だな」
「こまけぇこたぁいいんだよ。これの謎も解くべく行こうぜみんな!」
「へーい、つーか高須君、何で勇者のかっこしてるわけ?顔だけならぜーったいラスボスの魔王面なのに、」
「お・・おまえなぁ・・・って大河、笑うな!」
「あひゃひゃひゃひゃ、はひーはひーいっ息がっぷふーふひゃひゃひゃ」
「どいつもこいつも・・・、おう!」気配を感じ後ろを見て飛び退る
「こ、こ、こ、こいつはモ、モ、モンスターってやつか?」
「「ひいいいい」」悲鳴を上げるのは亜美と実乃梨。亜美に関しては腰が抜けて座り込んでしまう
「なんだこいつら私を食べようってかああん?」と猛々しく吼えるのは大河、しかし足が若干震えている手乗りタイガーとはいえ人の子
怖いものは怖いのである。
「ま、まずいぞ・・ここは逃げよう、川嶋!」
「な、なに?」
「立てるか?」竜児の問いに亜美は首を振る。
「しかたねぇ、大河、櫛枝、逃げるぞ!」二人は頷く
「よし、川嶋つかまれ、逃げるぞ」竜児が膝立ちに背を向ける
「う、うん分かった・・」竜児の肩に手をかける
「しっかりつかまれよ。二人ともいくぞ!」亜美をおぶさり竜児は走り出す。何もいわず二人も走り出す。
目の前に見える城に向かって。
以上です。後一回最低続ける予定です。
できればアドバイスよろしくお願いします
駄文失礼しました。
とりあえず改行減らして地の文〔会話文以外の文章〕に力をいれるべし
>>819 3時間くらいで書いたんですか、すごいですね
自分も書いてるんですけど、遅筆なので...
あんまりアドバイスとか出来るLVじゃないんですけが、
会話と、それ以外の文を同じ行にしない方が見やすいかなと感じました。
お疲れ様でした。続きもお願いします。
アドバイスありがとうございます。
続きはできれば明日投下しようと思います
>>822 出来上がったものは1日寝かすとクオリティが上がるよ!
ていうか書いてそのままあげるってのは何気にハードルが高いので出来てから数日は推敲したほうがいい
我が家の腹黒様 は ななドラの続き??
>>824 保管庫11皿目の一番最初に「腹黒様」がちゃんとあるぞ。
「ななこい。」も「ななドラ。」も別作品。
>>819 プロットとか結末とかは、方針がしっかりしてる?
ここは、行き当たりばったりで書き始めて、推敲不足で荒れて、で、未完
ていうのが多いから、同じ轍は踏まないように
とにかく、方針をしっかり維持することと、推敲
これに尽きる
ここはっていうかSSに限らず創作系ではよくあることだろうに
商業系だって終わりが無理矢理なことはよくあるし、わざわざ言う事かね(´・ω・`)
アドバイスをくださいってんだから、いいじゃないか
素人だろうが玄人だろうが、悪い見本を真似ちゃダメ
そういうこと
商業系でも、よくあること、ってのは低レベルな詭弁に過ぎないので
無視しましょう
>>795 待ってました!
一生懸命で魅力的な奈々子様に惚れ惚れしますよw
亜美も参加して今後の展開が楽しみですから、ゆっくりペースでも是非とも続けて欲しいものです。
作品の容量にもよるけど完全に書き上がってから投下を始めれば途中で途切れることは理論上なくなる…。
全部書いても1話投下した時フルボッコorスルーされたら悲惨だからな
クソみたいな流れで心配してたけど、新作が投下されて
また良い雰囲気に戻ったのでホント嬉しいよ
で、まさかの腹黒様の続きが読めるなんて感激だ
ななどら、ななこい、腹黒様は一時の奈々子ブームを牽引してたらかね
気長に続き待ってます
奈々子なんて原作では脇役も良いところなのに、住人に受け入れられてるどころか支持されてるのが凄い。
普通、「原作無視すんな」とか言われそうなモンなのに。
何故か奈々ドラは違和感ないというか説得力あるんだよな。
原作にある設定を可能な限り有効活用してるからか。
「ななこい」だと、買い物帰りに怪我してるトコロを、「腹黒様」だと、家の鍵無くして困ってるトコロをとか。良く出来てるよな。
脇役だからこそ公式の情報が少ない分妄想が広がるのかも。ゲームでも非攻略対象だったしorz
2次創作物は俺みたいなサブキャラスキーには有難いです
奈々子は木原よりも絡まないから作りやすいのかね
俺はかなり前の奈々子の出産祝いに行く三人娘ネタを見てから竜奈々話アリになったな。
二人とも家庭が欲しかった〜、みたいなやつ。
だからいろんなどらナナ見れて嬉しいねえ
私は麻耶派。
もっと出番を・・・
838 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 20:34:39 ID:KlIo4AtW
奈々子様も麻耶も好きだ!!
大河もあーみんもみのりんも好きだ!!
結局だな、どのカップリングでもあれば読んじゃうし
面白い作品だろうと面白くなかろうと
投下されていれば幸せなんだよ!!
自分も同じくww
誰を竜児と絡ませても、意外と違和感なく読めるし。
最近はみのりんあたりの話がないから少し寂しくはあるけど・・・。
皆さんこんばんは。
前作の続編を書く前に、気分転換にみのドラを書いてみたので投下させて貰います。
前作の感想を下さった方々、まとめて下さった管理人の皆さんありがとうございます。
この作品は実乃梨×竜児で、前後編に分かれていて前編はエロ無しです。
次レスから投下します。
[Lovers.-after days-(前編)]
私にとって『高須竜児』は『夢』と同じ位に大切。
そう。大河と同列か…な。
それら三つは比べようが無い程の大切な大切なモノ。
あれは春先だった。
私は少しだけ不安に駆られていたんだ。
『夢』と『りゅーじくん』
天秤に掛けたくなんて無いのに、掛けてしまった。
どちらかに傾けば一方に目が向かなくなる。
そんな悩みをりゅーじくんに打ち明けた…そうしたら
『俺が実乃梨を引っ張ってやる』
そういう感じの事を言ってくれたんだ。
すっっっごく嬉しかったな。
『夢にだけ向かって突き進め』
って…本当は自分だけを見ていて欲しい筈なのにさ。言ってくれた。
私は…りゅーじくんの事を惚れ直した。
馴れ合い、忘れ掛けていた胸のときめきが……また、トクントクンって…。
.
「よっす!りゅーじくん!」
夏…。部活を引退し、バイトと受験勉強と私は大忙しだった。
とはいえ夢に向かっての貯金は充分過ぎる位に貯まってて……ほら、急に全部辞めちゃうと何だか落ち着かないから。
週三日はバイトと…ペースダウンした。
部活推薦で行きたい大学も行けそう。でも、もしもの為に勉強は疎かにはしていない。
もちろんソフトの自主錬もしている。
抜かりは無いよ、この櫛枝実乃梨はさ。
りゅーじくんと逢う機会も以前より増やせたし…。
ちなみに私はバイト帰り、ジョニーズの裏口でりゅーじくんと待ち合わせ。
ここ一ヶ月くらいはこうして迎えに来てくれる。
初めの内は店長やチーフが
『おおっ!!た、大変だ!ヤクザが守賃を取りに来た』
とか騒いで…まあ誤解は解けたけど。
「おぅっ、実乃梨お疲れ」
そう言って右手を上げたりゅーじくんを見て、ふとそんな事を思い出す。
「ふっふっふ…おいどんは全然疲れてなんか無いでごわす」
夜の八時を過ぎ、まだ気温は高くて汗ばむ。
私は冷房の効いた店内に居た訳だ、体感する倦怠感がキツい。
「むしろ、りゅーじくんの方こそお疲れさんだよ」
うん。この暑い中わざわざ迎えに来てくれて、かつ待っていてくれた。
ほら見てみなよ、すっごく汗かいてる…。
私はハンドタオルで彼の額を拭う。
「おう…サンキュー」
すると彼は私の頬を撫でて、感謝の言葉を紡いでくれる。
りゅーじくんは、こういうスキンシップが好きなの。
もちろん私も…だけど、そうだね。
二人して『甘えん坊さん』なんだ。
亜美ちゃんが朝倉だとしたら奈々子は喜緑さん位の立ち位置だと思うんだよな。
というか亜美ちゃんって何か中ボスっぽい雰囲気がある。
たまに校内で見掛けるアニキの妹さんと彼氏の男の子…その二人がしている様な甘い行為。
それを多少の違いはあるけど私達もする、しているのだ。
『幽霊』が見え、捕まえれて、次第に甘く触れ合う事が出来る様になった。
初めは怖々…、でも徐々に慣れていき…今では……。
「なぁ…実乃梨、今日も晩飯食って行くか?」
そうりゅーじくんが私の耳元で囁く。
その言葉に私は全身が熱くほてる感覚を感じ、内太股をギュッと寄せる。
それは…晩ご飯をご馳走になるだけじゃない。
あはは…『食べられちゃう』のさ。
ん…彼が私を美味しく食べちゃうの。
行為自体は好き。りゅーじくんと触れ合って、戯れて、暖かいから。
でも…でも……近頃は…その、何だ、変な場所でしたがるの。
りゅーじくんのお家じゃなくて公園とか、量販店のトイレとか……。
この前なんて…やっちゃんが寝てる部屋の横で…だよ。
誰かに見られたら恥かしいじゃん。
でも変なんだ。………嫌じゃなくて……もの凄く気持ち良い。
私達って変なのかなぁ?
「……うん」
私は羞恥から顔を伏せて軽く頷く。
『りゅーじくん』を覚えた身体が期待しちゃって、段々と抗え無くなってきていた。
色んな『愛し方』を覚えて、試して…他人より深い行為まで知ってしまった。
「りゅーじきゅん、今日の晩ご飯は何だい?」
指を絡ませて手を繋ぎ、帰路に着きながら私は聞いてみる。
りゅーじくんの料理は美味しいもんね、やっぱり気になるさ。
「おぅ。今日は冷やし中華だ、麺はまだ茹でてねぇけどな」
「おぉ〜流石だね。こういう日はヒンヤリツルツルに限るからねぇ」
ああ、それと『甘い事』はその時まで気にしないでおこう。
……気持ちが浮ついちゃって、せっかく作ってくれたご飯の味が分からなくなるからさ。.
もう『彼氏彼女』になって一年近く経つけど、私は彼と戯れる事に『照れ』…みたいなのが残ってる。
毎回、私から誘っても緊張しちゃって最後にはりゅーじくんに翻弄されている。
ううん、翻弄じゃないや…引っ張って貰っている。
「…っぷはぁっ!!最高に美味かったぜぃ!ごちそうさまっ!」
まあ…『そういう事』はひとまず横に置いておいて、りゅーじくんに対して手を合わせる。
「おぅ、お粗末様でした…っと。にしてもなかなかに良い食いっぷりだな。うん」
「あはは〜ほら変に『お淑やかに〜』って似合わないっしょ」
私は一気に麦茶を飲み干して彼にそう言った。
春先までバイトしてたラーメン屋で感じた訳だ、麺類は豪快に食べて貰う方が好印象だと。
だからりゅーじくんにも感じて貰った。
『息つく暇無い位に美味しい』
そう伝える代わりに…言葉より解りやすい様に。
「いや、違うぞ、実乃梨は…似合う。"お淑やかに"…ってのも」
「え?」
予想外な彼の言葉に私は疑問を覚える。
だって
『メシウマ→ごっつあん→おぅ→わたしゃ豪快なのじゃよ→いやそれは違うぜ』
の流れになる意味が分からない。
普通ならそこで『なんだそりゃ』みたいな返事を予想していた。
「…おまえは何をしても……その、可愛いし、綺麗だし、全部…好きだぞ」
りゅーじくんが頬を赤く染めて紡いでくれる言葉。
お世辞なんかでは無い、気持ちの籠った…大切な言葉。
「…うん」
嬉しいな…。
たったの一言呟いて俯くしか私には出来ない。
せっかく貰った言葉…嬉しくて恥かしくて、思わず照れ隠しに訳の分からない事を言ってしまいそうで…。
だから、代わりにこうして噛み締めるの。
一つ一つ、毎日、毎秒…りゅーじくんが私に対してしてくれる愛情表現を。
「りゅ〜〜〜じきゅんっ!」
「お、おうっ!」
でも、それだけじゃ彼が不安になっちゃう。
だから『私なりの方法』で彼に答える。
そう、…舞い上がってしまいそうな気持ちを伝える為に…。
私は彼に体重を掛けて飛び付いて、畳の上に押し倒す。
「んふふ〜まだまだ甘いねぇ?これじゃあインターハイには出場出来んのう〜」
りゅーじくんの手首をグッと畳に押さえ付け、顔を鼻同士が触れる位まで近付けて私は紡ぐ。
『いつも通り』の私からの不器用な愛情表現。
それはいつも唐突に見えるだろうけど…ちゃんと考えているんだよ?
りゅーじくんが私にそうさせる。
「イ、インターハイ?」
毎日、毎日…私を幸せな気持ちにしてくれるから…するんだ。
「…そうさ〜インターハイだよ。
うん、りゅーじくんがインターハイに無事出れるように特訓してやろう」
そう言った後、今度は鼻先でりゅーじくんの鼻を擦りながら続ける。
「今日は暑いもんね、だから行こうか?特訓…出来る所に」
りゅーじくんと触れ合う中で覚えた…甘えた言い方で私は誘う。
そう。『変な場所』に初めて自分から誘う。
それは彼が望んでいる事。そして…私も…望んでいる。
『りゅーじくんとなら…どこでだって良いよ』
そんな事を私はストレートに伝えれない。
だから、私なりに…という訳。
こうやって彼を押さえ付けているのは、そんな私の気持ちをぶれさせたくないから。
身体が熱くなっていく…ほてって、堪らなく切なくなって……私は興奮…発情するんだ。
まだ何にもしてないし、されていないけど…『甘い戯れ合い』が好きで好きで、忘れられなくなっている。
「れ、練習かよ…何処でするんだ?」
そう戸惑い気味な問い掛けを返す彼の耳元で囁く。
「…………ですよ」
「はぁ!?」
.
そして一時間後、私達は『変な場所』の付近に居た。
嫌がるりゅーじくんを半ば無理矢理引き摺って連れて来たのだ。
…たまには私が引っ張ってあげたいからね。
いつも私が手を引いて貰う立場だから。
うん?その変な場所が何処かって?
ふっふっふ…それは教えてあげないよ、ジャンッ!
…と言いたいところだけど、教えてあげるさ。
…学校。
我が母校、大橋高校だ。
私達はグラウンド脇のフェンスに隠れているのだよ。
大佐から指示されたミッションは、とある場所への潜入作戦。
「おい実乃梨…本当に大丈夫なのかよ?流石にマズいだろ」
「しっ!静かにするんだりゅーじきゅん。敵に見つかるぞ」
人差し指を唇にあてがい、彼を左手で制して辺りを伺う。
気分はビッグボスだね。
ああ…実はさ、ウチの学校のフェンスが一ヵ所だけ破れているらしいんだよね。
その情報の入手先は北村君から。
生徒会から学校に修繕を依頼しているとか何とかって言っていた。
「あった…ほら、そこ」
私はある一点を指差し、腰を屈めたままゆっくり近付く。
「実乃梨、本当に…ここでするのか?なあ、見つかったら逃げれないぞ」
最大限に抑えられて声で、りゅーじくんが私を窘めようとする。
「りゅーじきゅん…いやザ・ドラゴンよ。今ここで諦めたらそこで試合終了ですよ」
私はそんな言葉を煙に撒いて、彼を引き寄せて聞いてみる。
「それとも…こんな所じゃイヤ?りゅーじくんは最近"こういう所"でしたがるじゃん、…ねぇ"したい"んだよね」
それはほぼ脅しだ。
『ここで引いたら今後、そういう場所では出来ない、させない。
それでも良いの?』
と…。そういう意味合いを含めて言ってみる。
りゅーじくんは知ってるだろうけど、私はかなり意固地だよ?
一度決めたら余程の事が無い限り曲げないんだよ?
「お…う。……したい。けど、ああ、う…分かった。行こうぜ」
彼が何かを言おうとして、結局は折れる。
私は彼に頷き返し、破れたフェンスを潜ってグラウンド内に侵入する。
「じゃあ行こうか」
りゅーじくんの手を指を絡ませて握り直し、私達は駆けていく。
手の平で彼の体温を感じながら全力疾走…で。
別に警備員が居る訳でも、防犯装置の類が設置されている訳でも無い。
隠密行動なのは誰にも見られたくないからだ。
余計な邪魔が入ったら興ざめする。
私達の大切な触れ合いの時間を他人には見られたくない。
恥かしい…とかってのもあるけど、一番の理由は『二人だけ』が共有する甘い一時だから…かな。
やっちゃんも、大河も、誰も踏み入れて欲しく無い私達だけの時間。
「はあ!はっ…あ!着いた…な!ぜぇ…!」
グラウンドを最短距離で横切って目的地に着くと、彼が息を切らしながらそう言った。
膝に手をつき、大きく肩で息をしている。
「おぉ〜っと?りゅーじくん、早くもお疲れ気味だねぇ。鍛え方が足らないぜよ」
ちなみに私は何とも無い。
「実乃梨…お前なぁ」
呼吸を調えた後、額に球の様な汗を浮かべて顔を上げたりゅーじくんが非難の目を向けてくる。
「ん〜、何だい?」
何を言わんとしているのかはおおよそ見当がつく、だけど私はあえて分からないフリをする。
りゅーじくんに怒られそうだから……ごまかしたのだ。
彼が好きだと言ってくれた満面の笑みを返しながら。
「お…う…、いや、何でもねぇ」
りゅーじくんは頬を染めて私から目を反らし、辺りを鋭い目付きで伺い始めた。
うん分かるぜ、何を考えているのか。きっと…
『もし誰かに見つかったなら、すぐに息の根を止めてやろう』
とかは考えていない事くらい。
見た目と違ってりゅーじくんは小心者だからね、あ…でも……ここぞって時には凄く強いんだ。
ふふ♪そういう所にも櫛枝実乃梨は惚れたのですよ。
「よっしゃあっ!早速、中に入りやしょう親分!岡っ引きに御用されちまう前に」
と、惚気て身体がフニャフニャになる前に私は目の前のフェンスをよじ登る。
あ、そうだね。まだ言って無かった。目的地は……『プール』だ。
今日は熱帯夜だから、たぶん『キモチイイよ?』色んな意味で…さ。
涼しい水の中で…一緒に『泳ごう?』
まあ…そう囁いてりゅーじくんを誘い出したのだよ。
突っ掛けていたサンダルを虚空に放ってプールサイドに落とし、滑りやすいフェンスを素足でよじ登る。
月明りを反射してキラキラ輝く水面が綺麗…。
頂点を跨いで、その光景に一瞬目を奪われる。
でも止まって見ている訳にはいかない。
私は安全を確認しながらフェンスを下り、りゅーじくんに手招きする。
「ささ!りゅーじきゅんも早く来るんだ!あたしゃ逃げも隠れもせんっ!」
「おう。分かった…分かったから、あまり大声を出すな、近隣の皆さんに迷惑が掛かる」
そう言いつつも優しい笑みを私に返してくれ、フェンスに手を掛ける。
そして彼がフェンスを越え、横に並ぶのを待ってから私は口を開く。
「よし…じゃあ"練習"しよっか?ほらまずは準備体操!準備体操!」
私は柔軟体操とラジオ体操を織り交ぜ、彼を翻弄しつつ全身の筋をほぐす。
私の動きに合わせようと必死に手足をバタつかせ、もつれる様を見ているのは面白い。
「ふっふっふ!それじゃあダイエット戦士への道は遠いよ?…こうするんじゃ!!」
私は更に速度を上げて体操をする。
「は、はえぇ!!」
りゅーじくんがそう言って絶句したのを横目で確認し、体操?らしい何かを私は舞い続ける。
「まだまだぁ!櫛枝家に伝わりし秘伝を持ってすればっ……おぉっと!!」
と、そこで足がもつれて体勢が崩れ…私はコケてしまいそうに……なった所でりゅーじくんに抱き留められる。
「ふぅ…アブねぇ、そんなに早く動いたら足がもつれるのは当たり前だろ?
……可愛い顔に傷でも付いたらどうすんだよ」
最後の一言はボソボソと…私から恥かしそうに目を反らして言うの。
「あはは〜めんごめんご。ついついヒートアップしちまったい」
何気なしに彼が会話に交ぜてくる私への『愛情』…照れるじゃねぇか。
可愛い…可愛い…か、りゅーじくんだけだよ、そんな嬉しい事を言ってくれるのは。
実の愚弟なんか『ブス!』とか言ってくれちゃう御茶目さんだからさ、やっぱり嬉しいよね?
『可愛い』とか『綺麗』とか紡いでくれるのは。何より愛しいりゅーじくんが紡いでくれるから。
こんな時にふざけた返ししか出来ない自分が情けない。
これでも付き合い始めた頃は…もっと初々しいというか、素直に嬉しさを表現出来ていたのに。
彼を好きになればなるほど、素直に想いを彼に伝えられなくなった。
でも…りゅーじくんはこれで良いんだって言ってくれた。
『実乃梨らしい』
ってね。
そんな事を思い出し、私は彼の腕を掴んで胸板に顔を埋めて呟く。
「…ごめんよう、嬉しいのに照れちゃって…素直に返事が出来ないないで」
「おぅ。ちゃんと伝わっているから大丈夫だぞ」
りゅーじくんが私の頭をポンポンと軽く手の平で叩き、その後は優しく撫でてくれる。
誰よりも大きくて暖かい手…、気持ち良いな。
「うん、ありがとう」
その優しさを享受し、私は彼から離れる。
そして…Tシャツを脱ぎ捨て、続いて短パンを足元へ落とす。
「実乃梨っ!?ちょっと待て!急に何を脱いでるんだよ!!」
「大丈夫!大丈夫!誰も居ないんだし、服を着てたら泳ぎ難いじゃん?」
そう威勢良く言っていても、私は羞恥で心臓が壊れてしまいそうな程、ドキドキしていた。
自身が言った事は事実、同時に強がりでもあった。
下着を上下共に脱いで、この緊張して強張った顔を見られたくなくて、私は勢い良く水面に飛び込む。
そのまま水中に潜り、クルッと一回転した後、水面に顔を出す。
「ぷはっ!りゅーじくんも早くおいでよ!すっごく気持ち良いから」
水が滴る髪を掻き上げてから私はそう彼に呼び掛ける。
すると、呆然とした表情だったりゅーじくんが数秒、何かを思案した後、ニヤリと笑って服を脱ぎ始める。
「おぅっ!!待ってろ、今行くから!」
後編に続く
前編は以上です。
前フリで書き忘れていましたが、この作品は以前に投下した[Lovers.]の続編です。
お目汚し失礼。
後編が完成したら、また投下させて貰いに来ます。
では
ノシ
>>856 久々のみのりモノだけあってにやけが止まらないgj
KARs様キタ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!!
久々のみのドラー!!
2828止まんねーww
丁度みのりんものが読みたいなぁと思ってたところで、
みのドラが読めるなんて感激です!
続き楽しみにしてますww
松澤きたー
ここのところ、日記とローマの独壇場だったので「みのドラ」すっげー久しぶりな気がする
この勢いで「ゆりドラ」も読みたいところ
864 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:12:30 ID:TOfisOXP
みのドラ!が投下されましたので、流れに乗っかって自分もみのドラ!投下します。
以前投下した「太陽の煌き」の続編です。予想以上に書くのに時間がかかってしまったから、Vを上下に分けて、今回は上を投下します。
あと、前の書き込みから時間が長く空いたら、連投規制に引っかかったと思って下さい。
では、次スレから投下します。
865 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:15:11 ID:TOfisOXP
太陽の煌き〜Vの上〜
学校生活は、数々の輝くエピソードに満ち溢れている。
学校行事なら入学式から始まり、体育祭や文化祭、林間学校や球技大会、そして、一番のメインは修学旅行。
その他は、友達との笑いあった雑談や、愛しい人との甘い思い出。
これら全ては、各人の思い出のアルバムの一ページに刻み込まれる。
年月が経って、「ああ、あの頃はこんなことがあったな……」と、何年経っても色褪せない大切な宝物になっていくだろう。
「なあ、ここってコレでいいのか?」「ああ、そんな感じだな」「ちょっと、そこにあるやつ取ってくれない?」「コレのこと?ヨイショっと……はい、重いから気をつけてね」
ここ大橋高校でも、現在進行形で思い出のアルバムを、一ページ一ページ創っている最中だ。
一週間後に控えた文化祭に向けて、生徒が一丸となって頑張っている。出店の外装を作ったり、看板を作ったり、衣装を作ったり、協力し合いながら完成に向けて汗を流す。
その過程の一つ一つが、かけがえの無い宝物に変わっていく。
2−Cでも、皆文化祭に向けて精を出している。
2−Cが文化祭でやるのは『ドラゴン食堂』、簡単に言えば喫茶店みたいなものだ。メニューはフライドポテトやサンドイッチなどの軽食メニューや、パフェやケーキなどのデザート系だ。それらの料理を担当するのは、とある男子と女子だ。
高須竜児と櫛枝実乃梨だ。
高須竜児は大橋高校でもかなり有名だ。しかしその有名は、決していい意味での有名ではない。高須竜児が有名のは、その顔による為だ。
はっきり言うと、ものすごく怖い。その顔を見ればヤンキーが裸足で逃げ出すほど、怖い。故に、竜児は大橋高校では「ヤンキー高須」として、恐れられていた。
しかし、そんな外見の竜児だが、内面はとても優しい男子である。加えて、家事全般のスキルが物凄く高い。料理をやらせれば主婦も舌を巻くほど美味しい物を作り、掃除に至っては見ている方が引く程の熱心さを出す。
その竜児の料理スキルを見込まれ、今回の『ドラゴン食堂』の料理を任されたのだ。
そして、もう一人の櫛枝実乃梨は女子ソフトボール部の部長だ。その性格は天真爛漫で、誰にでも分け隔てなく接する。そして、ひとたび学校が終わると、今度はバイトに精を出す勤労少女へと変身する。いくつものバイトを掛け持ちして、一心不乱にバイトに勤しむ。
ファミレスでのバイト経験も豊富で、パフェを作らせたら実乃梨以上に早くできる奴はいないと言われるほど、パフェ作りは早い。その上料理スキルも、竜児と同じとはいかないものの、かなり高い。それらのスキルを見込まれ、『ドラゴン食堂』のデザート系を任されたのだ。
866 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:16:42 ID:TOfisOXP
その二人は、今2−Cにはいない。今は家庭科室で料理を実際に作って、どれだけの量を作ればいいか、どれぐらいで出来るのかを確認中だ。加えて、二人の料理の味見も兼ねていた。
提案したのは勿論アホの春田。確認云々は建前で、本音はただ単に料理が食べたかっただけだろう。
その証拠に、手は動いてはいるがそれだけで、傍から見れば全く何も作業が進んでいなかった。
「高っちゃんと櫛枝まだかな〜」
終いにはこんなことまで言い出す始末だ。
「こら春田、ちゃんと手を動かせ。ぜんぜん進んでないぞ?」
そんな春田を、北村が注意する。さすが生徒会副会長、本来この行事のまとめ役の春田よりしっかりしている。
しかし春田は北村の言うことを聞かずに、ひたすら竜児と実乃梨の料理を待っている。
そんな時、教室の扉が開くとき特有の「ガラガラッ」、という音が鳴った。一斉にクラスの視線が集まる。
そこには、全てのメニューを確認のために作った竜児と実乃梨が、お盆に料理を乗せながら立っていた。
「ほら春田、作ってきたぞ。どこに置けばいいんだ?」
「流石高っちゃん!全部俺の目の前に置いてくれよ〜!」
そう春田が言った瞬間、クラスの皆から一斉に非難の目が注がれた。その視線には、『何でアホなだけのお前の目の前にしか置かないんだよ?普通は机の上とかだろ?』という感情が大量に含まれている。
流石の春田もクラス全員からの非難を感じることは出来たようで、冷や汗を流しながら近くの机に置くように竜児に指示した。
竜児と実乃梨が机にお盆を置いた瞬間、歓声が上がった。
「うぉ、スッゲェ!」「これマジで高須と櫛枝が作ったのかよ!?」「キャー、美味しそう!」「ねえねえ、味見してもいいよね!?」
二人の作った完成度の高い料理を見たクラスの皆が、我先にと料理に向かっていった。その様子を、嬉しそうに眺める竜児と実乃梨。
「クラスの皆にも認められそうだな、く、櫛枝」
「そ、そうだね、高須くん」
お互いに笑いあいながら、そんなことを話す。
しかし、どことなくぎこちない。笑顔が強張っており、互いに違う方向を見ようと目を逸らしている。傍から見たら不審極まりない。
しかし、今クラスの視線は二人が作ってきた料理の方に向いており、変な雰囲気を出している二人を見た人はいなかった。
867 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:17:55 ID:TOfisOXP
◇ ◇ ◇
こんなことをしながら、文化祭準備期間は終了していった。
いよいよ明日は、文化祭本番になる。そんな時に、教室には7人の影があった。もう準備は完了しており、他のクラスの皆は帰っていった。教室にいたのは、北村、能登、春田、大河、亜美、木原、香椎の7人だ。
「で、逢坂、俺たちを呼んで何か用か?」
「うん、実は、皆に協力して欲しいの」
北村の問いかけに、大河は力強く頷きながらそう言った。
「協力?」
「何の協力をするの〜?」
「それは……」
「そっか、そうなんだ……」
「高須君、櫛枝のことが好きだったんだ」
「まぁ、分かりきったことだったけどね」
木原、香椎、亜美が、大河の話を聞いて思い思いの感想を述べていく。
868 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:18:33 ID:TOfisOXP
「知らなかったな、高須が櫛枝のことが好きだったなんて」
「大先生も知らなかったのか?」
「そんじゃ俺らが知ってないのも頷けるな〜」
北村、能登、春田の三人が、少し寂しそうな顔をした。友達の高須が自分たちに隠し事をしていたのが寂しかったんだろう。
「で、皆、さっきの話、協力してくれる?」
大河が、皆に視線を向けながら聞いた。
大河の申し出に、首を横に振るものはいなかった。
「勿論だ逢坂!高須のためだ、俺は何だってやるぞ!」
「断る理由が無いしな」
「うんうん、俺も協力するよ〜」
「あたしらも、出来ることがあればやるよ。ねえ、奈々子、亜美ちゃん?」
「フフフ、ええ、あたしたちに出来ることならね」
「まあ、上手くいくとは限らないけどね」
皆が皆、肯定の意を表す。
そんな皆を見て、大河の顔が笑顔に変わっていく。まるで家族のことを見ているかのような優しい笑顔だ。
「じゃあ、具体的な作戦だけど……」
「よし、それでいこう!衣装は会長に頼めば何とかなる筈だ」
作戦の大筋は決定した。元々大河が思い描いていた展開の作戦だ。
「けど、それだと不確定要素が多いな」
「うん、もし他の人に権利がいったら……」
869 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:18:59 ID:TOfisOXP
能登と木原が不安そうな顔になり、弱気な発言をする。無理は無い。大河が立てた作戦は成功率が高くない。良くて半々ぐらいだろう。
もしその作戦に失敗したら、とんでもないことになるのは誰が考えても分かった。
だが。
「信じよう、高須を、櫛枝を」
そんな心配を吹き飛ばすかのように、北村が自信を持ってそう言った。
北村のその顔は本当に自信に満ち溢れており、一片の不安すらも感じない顔つきだった。
「うん、竜児ならきっと大丈夫。絶対に、大丈夫」
北村に感化されたのか、大河も自信を持って言う。
そうすると、他の皆も北村と大河と同じように晴れ晴れとした顔になった。少し前の辛気臭い不安だらけの顔は、もう無かった。
「信じよう。高須と櫛枝なら大丈夫だ」
最後にもう一度、確認するように北村がそう言った。
何か根拠があるわけではない。親友だから信じる。信じられる理由なんて、それだけで充分だった。
◇ ◇ ◇
大橋高校に、数多くの人が入っていく。他校の制服を着ている者もいれば、私服の者もいる。
着ている服は皆まちまちだが、その顔は皆一緒で期待と興奮に満ちている。
そんな人たちが入っていく校門には、アーチがあった。そのアーチには、『ようこそ、大橋高校文化祭へ!』という文字が書かれていた。
そう、今日は大橋高校の文化祭。
遂に、運命の文化祭が始まった。
870 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:20:10 ID:TOfisOXP
そこは、なんと形容すれば良いのか。
分かりやすく言えば、文化祭真っ最中の2−Cの教室の黒板側に設けられた料理スペース、その中だった。
「春田、焼きそばの麺!」
「ふわあぁぁい!?」
「能登、フライドポテト!」
「ちょ、待ってくれ高須、今手が放せない!」
「誰でもいい、早くフライドポテト持ってきてくれ!」
「ほら、持ってきたぞ高須っ!」
「ぅわ、危ねえな!気をつけろ!」
「そっちこそちゃんと周りを見ろよ!」
「ヤバイ、ジュース切れた!」
「おし、俺買ってくる!」
だがしかし、そんな生温い表現ではここの熱気は表せない。
中にいる男子は皆般若の形相で走り回っている。顔から滝のように汗が流れ、着ているTシャツは汗を吸って気持ちが悪い。絞ったら汗が滴るんじゃないかと思うほど、Tシャツは汗を吸っていた。
そんな中で一際般若、いや、阿修羅顔で汗を流しながら鍋やフライパンを振っているのは、竜児だ。一方で他の生徒に指示を出し、一方で料理を作る。竜児以外の男子には出来ない芸当だ。
2−Cのみんなの思惑通り、『ドラゴン食堂』は大盛況。客の入りは他のクラスの何倍もある。
のだが。
如何せん、大盛況すぎる。客が引っ切り無しにやって来ていて、今でも教室の前には文化祭の光景とは信じられないくらいの長蛇の列を形成している。
最初の方は普通の文化祭の光景だったが、ある時を境にして、一気に忙しくなった。恐らくは最初の客が口コミで広めたのだろう。嬉しいけど、滅茶苦茶忙しい、死にそう。男子の顔がそう語っていた。
871 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:20:51 ID:TOfisOXP
「高須くん、フライドポテトまだ!?」
接客を担当しているのは2−Cの女子だ。その装いは制服の上に皆でお揃いで買った白のエプロンを掛けている。それだけでも、いつもとは少し違う印象を受けるのは、文化祭独特の雰囲気のせいだろう。
ちなみに、2−Cは他のクラスに比べて女子のレベルが高い。亜美、木原、香椎の美少女トリオを筆頭に、凶暴だが見た目は精緻なフランス人形の様な可憐な大河、その他にも学年の可愛い女子が集中しているという何とも男子には嬉しいクラスだ。
そのため、へんにコスプレしなくても充分入ってみたくなる空気を醸し出している。まあ、コスプレはしてないと言っても、『学生の制服』も立派なコスプレなのだが。
そんな2−Cの中の一人、亜美が料理スペースの中に入ってきて文句を言った。
「おう、今やってるからもう少し待て!その前にコレ、焼きそばとミートソーススパゲティ!頼むぞ川嶋!」
「OK!」
「あーみん、コレもお願い!チョコレートパフェとレアチーズケーキ!」
「それは私がやるよ、みのりん!」
「ほい、任したよ大河!」
本当に、本当に忙しい。
誰がこの大盛況を予想したか。
誰も彼も一生懸命動いている。
実乃梨も、今は太陽の様な笑顔も出ない。勤労少女のときに見せる真剣な顔つきだ。
「高須くん、まだまだ行列は無くならないわよ!フライドポテト5つ、焼きそば3つ、ミックスサンドからし抜き1つと普通のヤツ3つ追加!」
「おう!」
亜美が元気に竜児に言う。
「竜児、ホワイトクリームパスタ2つ、カツサンド4つ、フライドポテト3つ追加!」
大河が偉そうに竜児に言う。
「おう!?」
「高須くん、フライドポテトと焼きそばとタマゴサンドを2つずつ!」
木原が忙しそうに竜児に言う。
「お……!?」
「櫛枝、チョコ、イチゴ、バナナ各種のパフェを3つずつ!」
「任された、奈々子っち!」
香椎がおっとりした雰囲気で、しかし急いで実乃梨に言う。
そして最後に。
「絶対的に……人手が足りねええええぇぇぇぇぇぇ!!!」
竜児の心の底からの、魂の慟哭が2−Cの料理スペースに響き渡った。
誰もが同じことを思ったが、同意している暇すらないので、誰も反応せず、竜児の慟哭は虚しく消えていった。
872 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:22:12 ID:TOfisOXP
◇ ◇ ◇
「あ、あり得ねえ……」
教室に、竜児の疲れきった呟きが響く。その声に応える声は無い。いや、強いて言えば「う〜ん……」や「あぁ……」といった、うめき声にも似た疲れの言葉が返されたぐらいか。
竜児は、まるで溜まった疲れを吐き出すかのようにため息をついた。長い、長いため息だった。
「まさか、材料が無くなるとは……」
そう、竜児が呟くように『ドラゴン食堂』の為に買い込んだ材料が全て無くなったのだ。詳しく言うなら、必要と思った量の3倍の量の材料を買い込んだのに、だ。
最初は竜児が、
「絶対に、どんなことがあっても、この量は余る。MOTTAINAIから量を減らせ」
と言っていたが、北村を筆頭にしたクラス全員が、竜児の意見を却下した。理由としては、竜児の料理を試食したからだろう。
その美味しさの余り、根拠の無い自信をクラス全員が持って、竜児を無理やり納得させてしまった。
だが今となっては竜児の心配は要らぬ心配で、量を増やしてよかったと思っているのだが。
お陰でお客の入りは他のクラスとは比べ物にならないくらいに多い。出し物での1位は2−Cで決まりだろう。
まあ、その反面、尋常じゃないほど疲れが溜まったが。あの実乃梨でさえ、机にだら〜ともたれ掛かっている。
竜児も一緒だ。特に竜児は指示に料理にてんやわんやだったから、当然といえば当然か。
「ん、なんだ?」
机で体力の回復を図っている竜児のわき腹を、誰かが小突いた。
その誰かとは、大河だった。
「なんだ、じゃないわよ駄犬。あんた、みのりんを誘うんじゃなかったの?」
「うっ……」
痛いところをつくな、と竜児は思った。
色々あって、実乃梨を誘うことはまだ出来ていない。その色々というのは、竜児自信がウジウジしているだけだったのだが。
そうやってズルズルと当日まで来てしまい、未だに誘えないでいる。
「で、でもだな、もし、断られたら……」
「もう、どこまでヘタレなんだこのヘタレンジャー!ああだこうだ言ってないでさっさとみのりん誘ったらどうなの!?言っとくけどね、みのりんモテるんだからね。今まで何回紹介してくれって頼まれたか」
「そ、そうなのか……!?」
「そうよ。厳然たる事実よ」
ちなみに、その大河に実乃梨を紹介してくれと頼んだ男子は大河によってトラウマを刻み込まされ、二度と二人に近づかなかったという。そのことと告白相手に問答無用で罵倒やグーパンチをお見舞いしてきたから、大河は大橋高校で『手乗りタイガー』と呼ばれるようになった。
「早くしないと、誰かにみのりん取られちゃうよ?」
「……」
873 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:22:54 ID:TOfisOXP
そう大河に言われ、竜児は想像してしまった。実乃梨が、見知らぬ男子と仲良さそうに話している光景を。実乃梨が、はにかみながら見知らぬ男子と手を繋いでいる光景を。
その瞬間、どす黒い感情が竜児の腹の中で渦巻いた。嫉妬という名の、醜くも激しい炎の感情が。
それと同時に、心臓も嫌な感じでドクドクと脈打った。気持ちだけが早まっていて、空回りをしている、焦りによって。
「それが嫌なら、早くみのりんを自分のものにしなさい。それで、思う存分幸せを噛み締めなさい」
「……」
竜児の顔から大体の感情は読み取れたのだろう、大河が励ますように優しく言った。そこに、いつもの猛々しい大河はいなかった。今の大河は、恋に悩んでいる息子にアドバイスをしている母親のような顔だ。
「……大河、俺ちょっといって来る」
「ええ、いってらっしゃい。精々頑張んなさい、竜児」
そう大河に言われて、竜児は力強く席から立ち上がった。
瞬間、
「きゃあっ!?」
「おう!?」
誰かが近づいていたのか、背中が誰かとにぶつかってしまった。
「わ、悪い、大丈夫……おう!?」
「あ、いや、物音も無く近づいたあたしも悪いよ」
ぶつかってしまった人物、それは実乃梨だった。
竜児にとって、ぶつかったことと、今から誘いに行こうとしていた本人がぶつかった相手だったから、二重の意味で驚いた。
「い、いや、俺も悪かった……」
そう言って、黙ってしまった竜児。大河に背中をツンツンされる。「早く誘え」と言いたいのだろう。
竜児は意を決して、口を開く。
874 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:23:38 ID:TOfisOXP
「な、なあ櫛枝」
絶対に、さっき想像した通りにはさせない。
「ん?なんだい、高須くん?」
実乃梨の隣にいるのは自分なのだと、強く願う。
そして、その権利を獲得するために、その一歩として、実乃梨を文化祭に誘うのだ。
「お、俺と、一緒に、その……文化祭を回らないか?」
言えた。遂に言えた。言おう言おうと思っても言えずに、今日まで先延ばしにしてしまっていたが、結果的には言うことが出来た。
少し、前に進めた気がした。ほんの少し、それこそ一歩分も進んでない気がするが、それでもいい。塵も積もれば山となる、と言うように、小さな積み重ねが成功に繋がるからだ。
竜児が言った後、少しの沈黙があった。その沈黙は竜児にとって、一瞬にも永遠にも感じられた。心臓はバックンバックンだし、手汗はかくし、喉はカラカラになるしで、凄く緊張をした竜児。
「え、えっと……」
ようやく、実乃梨が口を開く。竜児が実乃梨を見ると、心なしか顔を赤くしているように思う。
その顔の赤みが何であるか、今の竜児には考える余裕が無い。
「へ、返事から言うと、いいよ……」
「え、ってことは……」
「うん、高須くん、一緒に文化祭回ろ」
実乃梨が頬を赤くした笑顔で、竜児にそう言った。
その言葉を理解した瞬間、竜児の心は嬉しさで跳ね上がった。
「ああ、ありがとう、櫛枝!」
「いやだな〜、高須くん。お礼なんて言うもんじゃないぜ?あたしは申し出をOKしただけだしさ」
「お、おう。それもそうだな」
「それより、驚いたな〜」
875 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:24:53 ID:TOfisOXP
再び顔を赤くしながら、実乃梨はそう言った。
「ん、何をだ?」
「実はさ、あたしも高須くんを文化祭に誘おうと考えてたんだよね」
はにかんだ笑顔を向けながら、実乃梨が言った。
「え……?ど、どういうことだ?」
「北村君にさ、『今日の成果は高須と櫛枝のお陰だ。だから、後片付けは俺たちに任せて高須と一緒に文化祭を回ってきたらどうだ?』って言われてさ。折角だし、お言葉に甘えようかな〜って思ってさ」
「そ、そうか」
「……それに、確認したいこともあるし」
「へ、何か言ったか?」
ボソボソっと実乃梨は呟いた。しかし、竜児には届かなかった。
「う、ううん!何でもないぜよ!さ、そうと決まったら高須くん、時は金なりなんだから、早速行こうぜ!」
しゅっぱーつ、しんこー!と竜児の手をとって元気よく走り出して、教室を出て行った。
「ちょ、櫛枝!ま、待ってくれ!急に……」
という竜児の声だけが、教室に残されていった。
大河は北村の方を向く。大河の視線に気づいたのか、北村は大河に向かって満点の笑顔と親指を立てた拳を突き出した。
大河も釣られて笑顔になり、親指を立てて拳を突き出す。他にも、能登と春田が笑いあったり、木原と香椎が手を取り合って喜び合ったり、亜美が「やっと言ったか」というような、出来の悪い子供を見るような顔をしたりしている。
運命の作戦まで、あと数時間。着々と、準備は整いつつあった。
◇ ◇ ◇
「……」
「た、高須くんさ、元気出して。ホラ、あたし女ソフのキャプテンじゃん?それに小さい頃から野球やってたし……」
「それでも、なぁ……」
男としては云々、と呟いている。誰が見ても落ち込んでいると見えるように、竜児は落ち込んでいた。そんな竜児を、実乃梨は必死に慰めている。
周りから見たら、女子ソフトボール部のキャプテンが、大橋高校で1、2を争うほど恐れられているヤンキー高須を慰めているように見え、実乃梨も実は怖いのか?と思われていた。
だが決して、そんなことは微塵もない。
竜児が落ち込んでいるのには、ある理由がある。時間は、十数分前まで遡る。
876 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:25:25 ID:TOfisOXP
成り行きで教室から手を繋いだままだった二人だったが、冷静になって改めて自分たちの状況を見てみたら急に恥ずかしくなり、どちらともなく手を離してしまった。
そこで少し気まずくなりはしたが、そこは文化祭という常にはない活気と興奮に満ちた雰囲気が何とかしてくれた。
辺りを見渡せば数多くの出店があり、その出店から涎を誘う美味しそうな匂いが漂ってきたり、楽しそうなゲーム形式の出店もあった。
「よっしゃ高須くん、遊びまくるよ!ついて来る覚悟はあるかい?」
「おう、望むところだ!」
折角貰った自由時間なのだ。精一杯楽しまないと罰が当たる。そう思った二人は、まずは腹ごしらえと、近くの焼きそばを売っていた出店に向かった。
その後も、色々な食べ物の出店を回り、お腹も満たされてきたから、今度はゲーム形式の出店を回ることにした。射的や輪投げ等の王道的な物もあり、何故か分からないがビーチフラッグスなんていう、何で文化祭に?という場違いなゲームもあった。
勿論、竜児と実乃梨は全部を制覇した。ちなみにビーチフラッグスの勝利は、あられもなく全力を出した竜児の辛勝だった。少しでも気を抜いていたら、実乃梨にすぐさま抜かれていただろう。
そのことで気を良くした竜児。ビーチフラッグスで勝利して調子に乗ったのか、再び実乃梨に勝負を挑んだ。それは、ストラックアウトだった。
「ふっふっふ、櫛枝。今度はこれで勝負だ!」
「おうよ、望むところだぜ!」
この勝負を挑んだとき、竜児は失念していた。
実乃梨が、女子ソフトボール部の部長ということに。
で、現在に至るわけだ。簡単に勝敗を言うと、竜児の完敗だった。詳しく言うと、先に竜児が投げて、全部投げ終わって7つ当てることが出来た。まあまあだな、と余裕綽々で実乃梨の投げる姿を、腕を組みながら見る。
数分後、その顔は引きつることになった。
なんと、実乃梨は1球も失敗することなく、全部の的を打ち抜いてしまった。しかも、1、2、3、という風に、番号順に打ち抜いていくというオマケ付で。
そんなことがあったから、竜児は男のプライドを見事なまでに粉砕されてしまった。まさにブロークンハートだ。そして今は、そんな心のアフターケアの最中だ。実乃梨の言葉一つ一つによって、粉々にされた心が、見事なまでに元通りになっていく。
877 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:26:29 ID:TOfisOXP
「だから、ね?元気出しておくれよ。高須くんがいつまでもそんな状態だと実乃梨は悲しいぞよ」
オヨヨイ、と泣きまねをする実乃梨。
「……ん、分かった。いつまでも落ち込んでたら仕方ないよな」
と、ようやく竜児は回復した。
もっとも、傷つけられた心の傷は、完全には癒えないと思うが。やはりどんな男子も、好きな女子にはカッコイイ姿を見せたいものだ。
それが裏目に出て、かっこ悪い姿を見せてしまった(と、竜児は思っていたが、実乃梨はさほど気にしていない)。竜児のダメージは、同じ男子なら頷けるだろう。
「で、櫛枝、他に行きたいところは無いか?」
気分を変えようと、そう実乃梨に尋ねる。
「……」
しかし竜児に言われても、実乃梨は何も言わない。
「櫛枝?」
何も言わない実乃梨を不審に思い、再度聞き返す。
その竜児の聞き返しから数秒して、言いづらいことを言うように、重そうに口を開いた。
「あと、一つだけ。一つだけ行きたいところがあるの。いい、かな?」
と、竜児に意見を聞く。
「もちろんだ、一つと言わず、何個でもいいぞ」
「ううん、あと一つでいい。それに、時間的にもそこで最後だと思うから」
「時間?」
「ミスコンだよ、高須くん。大河の晴れ舞台なんだから、絶対に見に行かなくちゃ!」
「えっ、もうそんな時間か?」
そう言って、竜児は校舎に取り付けられている時計で時間を確認する。
「おう!?もうこんな時間なのか」
予想以上に時間が経っていたことに驚く竜児。
そんな竜児を、実乃梨は促す。
「だから、ね?行こう、高須くん」
「おう、そうだな」
そう言って、歩き出す二人。
実乃梨の方が若干前を進んでいる。
「なあ櫛枝。ところで、その行きたいところってのは、どこの出店なんだ?」
そんな実乃梨の背中に、竜児は疑問をぶつける。
そんな竜児の疑問を聞き、実乃梨は歩みを止め、竜児の方に振り返る。
そして、顔を赤くながらも、笑顔で言った。
「お化け屋敷だよ」
878 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:26:54 ID:TOfisOXP
◇ ◇ ◇
「……」
「……」
今二人は、三年生が催しているお化け屋敷の中にいた。お化け屋敷と言っても、文化祭でやる規模だから、そんなに手は込んでない。教室を黒い幕で覆って光を極力さえぎり、後はコースを簡単に作って、生徒がお化けの役をするという、ごく普通の文化祭のお化け屋敷だった。
竜児には、実乃梨がお化けや心霊現象などの、いわゆるホラーやオカルトといった類が好きなのは知っていた。記憶に新しい、夏休みでの出来事で知った。そんなことから、実乃梨はこのお化け屋敷に来たんだと推測した。
しかし、そうならおかしな点があった。
実乃梨が、全く反応を示さないのだ。さっきから一生懸命二人を驚かそうとしている三年生には、本当に申し訳なく思うぐらい無反応だった。
竜児は時たま「おう!?」や「ぬお!?」などの声を出しながら驚いたのが、唯一の救いだった。もっとも、その竜児の驚いた顔を見た三年生は逆に驚かされる羽目になっているのだが。いつものことだ、と竜児はため息をつく。
そして、相も変わらず無反応に歩いている実乃梨だったが、とんでもない行動にでた。なんと、竜児の手を握ってきたのだ。
「おうっ!!??」
実乃梨の手の温かさと柔らかさ、それと手を握ってきた実乃梨の行動に、今日最大級の驚きと緊張を、竜児は感じた。
教室を出て行くときに成り行きで手を繋いだが、それとは比較に成らないほどの緊張だ。
竜児が実乃梨を見てみると、その目は俯いてよく見えないが、実乃梨も緊張していることは分かった。顔は暗闇でも分かるほど真っ赤だし、繋いだ手はかすかに震えていた。
「……」
何故がこんな行動に出るのか分からなかったが、緊張している実乃梨を安心させるために、竜児は実乃梨の手をしっかりとした強さで握り返した。
879 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:27:53 ID:TOfisOXP
「っ……!」
実乃梨の息を呑む音が聞こえた。しかし、手を離すことはしなかった。
突然の行為に驚きと戸惑いと疑問が沸いて出たが、そんなことは些事と思うほどの嬉しさが、竜児の胸には溢れていた。
「ありがとうございました〜」
お化け屋敷を出て、背中に三年生の女子の声が投げかけられた。それには大した反応は見せず、二人は歩き続ける。どこに向かうわけもなく。
竜児は、どうして手を握ってきたのか、実乃梨に聞き出したかった。しかし、実乃梨はそんなことを聞かせない雰囲気を出していた。
沈黙を保ったまま歩いていると、実乃梨が急に立ち止まった。手を握り合ってたから、自然と竜児も止まる。
「ど、どうした、櫛枝?」
「……」
実乃梨は数秒間、押し黙り、考える。口に出す言葉を選んでいるのだ。
数秒間思考すると、言うことが決まったのか、竜児の方に向き直り、ゆっくりと口を開く。
「高須君はさ、あーみんの家の別荘でした幽霊の話って、覚えてる?」
「あ、ああ」
880 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:29:23 ID:TOfisOXP
竜児は実乃梨がなぜそのことを話し出したのか分からなかったが、取り敢えず覚えていたので肯定した。
そう、忘れる筈がない。夏休みに亜美の別荘へ皆で旅行に行って、そこで偶然実乃梨と二人きりになり、幽霊の話をした。
実乃梨は言った。私に幽霊は見えないと。私に恋は出来ないと。一生、好きな人は出来ないと。
「あの時、私には一生幽霊は見れないって思ってた。どんなに私が信じてても、見えないものは見えないって思ってた」
「……」
竜児は何も言わずに、先を促す。
「実際に今まで見れなかったから、それがこれからも続くんだなって思ってた。そんな風に、私の人生は見えずに終わっていくんだって、諦めてた」
「そうか」
「でもさ、最近、感じるんだよね。幽霊の、存在。私を見てくれてるかもしれない、幽霊が」
「……」
竜児は、実乃梨が何を言いたいのか理解した。ここまで言われておいて気づかないほど、竜児は鈍感じゃない。
「それで私も、そんな幽霊をさ、見てみたいって思うんだよ。今までさ、そんなことを思うことなんてなかったのに。本当に不思議だけど、確かに、その幽霊を、私は見てみたいの。
高須くん、高須君はさ、あの時、私に見てほしがってる幽霊がいるかもしれないって言ってくれたよね?じゃあさ、その幽霊に心当たりはある?」
「……それは……」
「高須くん、その見てもらいたい幽霊って、実はさ……」
と、実乃梨は続けようとした。
しかし、
「いたーーーー!!」
誰だか知らないが、二人のいい雰囲気を大声で全力でぶち壊した。
GJ。そして割り込んでゴメン。
みのりんを含めてとらドラの娘たちって皆、性欲強そうな気がするんだぜ。
このスレのせいで
大河→むっつり
みのり→逆レイパー
亜美→下品かつ変態。
奈々子→女郎蜘蛛
みたいなイメージがついてしまった
882 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:29:47 ID:TOfisOXP
「は……?」
「へ……?」
二人とも、間抜けな声を出して、大声のした方を見た。
そこには、鬼の形相でこちらに走ってくる生徒会長、狩野すみれがいた。
ものの数秒で二人の下に辿り着き、そのまま実乃梨の手をつかんだ。
「櫛枝、甘い時間を堪能中悪いが、緊急事態だ!」
「な、何なんですか狩野先輩!?」
「いいからつべこべ言わずについて来い!ってか連行する!」
言うや否や、すみれは本当に櫛枝を連行していった。
「ちょ、狩野先輩!?い、今やっと決心したのに〜……!」
実乃梨の叫びが、虚しくも廊下に漂い、そして消えた。
残されたのは、ポカンとしている竜児一人。
「一体、何だったんだ……?」
嵐のようにやってきたすみれ。現状の把握が追いついていない竜児は、ポカンとしたまましばらくそこに佇んでいた。
そして、思い出したように頭を抱えながら呟いた。
「櫛枝の話、聞きそびれた……!」
呟いても何も変わらない。独り言を呟いた孤独感だけが、竜児の胸に渦巻いただけだった。
883 :
ユートピア:2009/06/08(月) 00:32:36 ID:TOfisOXP
今回はここまでです。一応、次で最終回です。次の話が、この「太陽の煌き」を書く上で一番書きたかった話です。
故に、今回はつなぎの様な話で、あまり面白くは出来ませんでした。すみません。
なるべく早く書き終えるので、待っていてください。待っている人はいないかもしれませんが……
では、今回はこの辺で。自分の拙作を読んでいただき、ありがとうございました。では。
グッジョブ。
割り込んだ事を詫びるレスを割り込ませてしまうとはこれいかに。
重ね重ね申し訳
885 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 01:34:31 ID:tPRtyYS4
GJ
886 :
98VM:2009/06/08(月) 01:35:47 ID:J6txFAoz
>>856 >>883 待望の『みのドラ』きましたね。
GJ。 続き楽しみにしております。
私はしばらく読み手に戻りますです。
GJ
実乃梨がかわいくていいなw
あみ、なな、みのといい作品が出揃ってきたし
大河ものもでてくればバランスもいい感じそうだw
まぁ、大河ものは竜虎スレのほうに集中してるし難しいかな
なにはともあれ日記の人もローマの人も
腹黒さまもみのりん連発も全員GJ!
やばい、文章推敲してたら大事な部分カットだけでペースト忘れたw
全員名指しで書くと長くなりすぎたのである程度まとめたのだが
初投稿の人やその他全員GJです。
889 :
817:2009/06/08(月) 02:12:16 ID:dmqdNQtl
GJです 二片のみのりんがマジでかわいすぎます。
私もSS頑張ってみようと思います。ではおやすみなさい
うおおお帰ってきたらみのドラがぁー
待ってました!GJです
みなさん乙です
保管庫&補間庫さんも乙っす。
奈々子さまぁ〜
とりあえず全書き手GJ。
我が家の腹黒様
表現がなぁ…
>消え入りそうな涙声で亜美は吠えた。
吠えるってのは、大声なのが前提だからな、意味的におかしい
こんな箇所が随所にあって、違和感を感じまくり。推敲不足か?
これだけ長く待たせたのなら、その辺もきちっとやってほしかった
まあ書き手のみで推敲するのも厳しいもんがあるだろうし、そういうのは読み手が指摘していけばいいんでない?
>>893 吠えるという表現が実際に犬のようにワンワンなく行為しか意味がないのなら
確かにそうだけど、それだけじゃないでしょ
俺個人は、「プロじゃないんだから細けぇことはいいからドンドン書いちゃってくれ」派
なので誤字脱字や多少の違和感があったとしても勢いがあったり面白ければぜんぜん平気。
もちろん、気になる人は気になるだろうし、アドバイスとして苦言を呈するもの
否定はしないけど最後の行は余計じゃないかな
>>895 辞書引いてみろ
吠えるには、大声しかない
それに、気なるんだが、この作者、劣化してないか?
普通は、能力が向上するんだが、この作者は、下降線をたどっている
俺は、別人が書いたのかと思ったぜ
人間には調子というものがあってだな
わざわざ反感買うような事言わなきゃいいのに…
普通に考えればおかしい表現なんだろうけど、亜美ちゃんだからアリだと思った。
吠えたいけど消え入る様な涙声しか出なかったっていうのが亜美ちゃんらしいじゃないか。
>>896 正しい日本語から言えば、なるほど確かにあんたのいうことは正しいのかも知れない。
でもあんたはむしろもう少し場の空気を悪くしない日本語〔つーか言い方〕を学んだほうがいい。
ついでに文学〔たかだかパロディに大げさだけど〕に対して誤字脱字に文句を付けるのは論点がずれてるぞ。アドバイスなら内容についてすればいい
なんか、同じ作品なのに、スレのノリがアニキャラ個別板の竜虎スレと別モノッスね
ノリのいい若者と気難しいオッサンの差って感じ
900 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 08:32:08 ID:yk8NGzRI
あっちは気難しいおっさんが若者に対して寛容なんだよ
なるほど
896氏は、いちど竜虎スレにいかれて寛容の精神を学ばれたほうがよさそうだ
みのりん「ほらほら、よいではないかよいではないかー♪」
竜「ちょそこはちがっ…アッー!!」
ギシギシアッアッー
iphoneでは半角仮名が打てない事実にむしゃくしゃしつつ書いた。
チョッ!みのりんw
「吠えた」って要するに心情描写であり比喩表現でもあるわけだから使っても別におかしくはない。
レポートとか論文とかじゃないんだから、感情やら何やらの表現の為に普通は使わないような単語を使うのは
一向に問題ないわけだが。
消費するだけの人が批評しちゃいけないよね
この手の人は正論で注意されると逆ギレして荒らし始めるから触らずにスルーしておくのが吉
907 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 17:30:00 ID:7XSSxNaN
そうだね。作品に必要なのは
『正しい日本語』
じゃなくて
『たとえ文法的に間違ってようが作者の伝えたい事が伝わることば』
だと思う。
>消え入りそうな涙声で亜美は吠えた。
俺はこれで充分伝わったよ。
>>908 同意だが止めた方がいい。あの方にはその言葉は届かない。
精々正しい日本語のなかで生きていって貰いましょう。
それより奈々子様の話しようぜ!
未だに、はしたない遊びのことが頭から離れないんだぜ
非常識と無常識の違いがわかるなら、日本語がちょっとくらいおかしくても寛容にはなれる。
もともと時代ごとでいろんな変化を見せてきた言語だからな、日本語って奴は。
非常識な表現というものは味があっていいものである。
だけど、それで正しい意味が消えるわけじゃないので、指摘された方はそれを真摯に受け止めれば良い。
そのうえで、この文章は非常識であることが面白いのだ、と主張できれば、それは格好の良いことである。
常識はずれと常識しらずは似て非なるものである。南無阿弥陀仏。
何故かは知らないけど、この作者さんに異様に粘着している奴が一人いる気がする。
かなり前から、どうでもいいイチャモンをつけてはスレの空気を悪くするっていう手口。なんか個人的な恨みでもあるのか?
作者さんには何の問題も無いどころか、かなり優秀な書き手さんだというのに一体何が気に入らないんだ?
どの作者さんにも噛み付いてるみたいですけどね
まぁ、あれだ
北朝鮮みたいなもんでしょ
毎週宣戦布告してるんですよ
補間庫の管理人さんへ
日記。徒然に…の第20話に、
>>548-553の別作品が混ざってます
あと、保管庫の管理人さん
ななこいの第03話に伝えたい言葉が混ざってます
おやおや、これが煽りにみえるとは、自分はバカだと吹いて回ってるようなものですぞ?
一応、両方の意見を汲み取ってお互いに発展性のあるようにと意見したのだが。
まずは落ち着いてもう一度見直してみてくれ。
先入観なしで、真摯な気持ちで。
アーミン。
>>916 失礼ですが、いささか誤解なさっているように思います
表現に一言言う割に
違和感を感じまくり。
こんな事言うってのは釣りじゃないの
つまらんから次いってくれ
920 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 22:30:55 ID:T2G+fVEh
前スレは600いかない内に容量来てたよなぁ
おまえら最近、ちょっと弛んでるぞ!
文句垂れる前に投下しろ!
弛んでるのはあーみんの腹だけで沢山だ!!
ダイエット戦士ー はやくきてくれー
その後、920の姿を見たものはいなかった
あーみんは毛深いだけで
弛んでいない!!
ゲームでは膨らんでましたね、大河のお腹が
>>920 前回はSL66氏の投下や日記氏の連日投下があったからちょっと例外だと思うw
弛んでる?産後ですか?わかりません
927 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 00:11:23 ID:ADj+2ZkG
>>920 言いだしっぺの法則
期待してますよ^^
弛む?弛む原因・・・・幸せ太り?・・・ハッピーエンド?
こうですか?わかりません
>>924 実際どれくらいの毛深さなのか、それが問題だ
もしかして後ろまで?
まぁ亜美ちゃんなら許すが
毛深い女は情が深い
だからあーみんは…
おや?こんな時間に宅配便が…
しかしなんだかんだ言って
この勢いは凄いな。。。
この作品の世界感を投影したネタにまだ飢えてる(もしくは逃避)人が多いって事かな
7巻虎の「これは縋ってるんじゃない、一時の夢みたいなものよ」的な
ゆゆこ先生の新作エッセイが今日読めるのか
作者は前進しているのに俺たちときたら・・・
ってとこ?
つーか、いつになったら新作読めんだよ。
>>916 違う人に対しての言葉だよ。もう少し冷静にな
つーか、いつになったら日記くるんだよ
書き手はお前らの萌え生産機じゃねーつの
>>936 うっせーな
早くしねーとエビフライぶつけんぞ
エビフライのタルタルソースは早い
よし、ありたっけの調味料をかけろ!
あと、ケバブ追加!
いよっしゃあーーーー!
ははははははー!
もう、このスレは終わってるんですね。
>>942そうだねーこんだけ新作投下がないとねー。
つか、過疎りすぎ。
945 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 18:39:35 ID:XPEAOelx
ゆなをみなやかわならわかなまやはやはみあ
紅音也、偉ーい人だ!
ひぎぃー!
今日店で売ってたとらどら?の画集とかで書き下ろし短編とか書いてたけどどんなのが載ってたの?
そろそろ次スレ立てないと投下来なくね?
950 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:41:22 ID:yLu6F0oX
俺、ハナハルだけど漫画にしてやんよ
952 :
M&S:2009/06/09(火) 19:55:52 ID:m/BoTZ1r
前にDVDの特典に
大河→会長のハガキが入ってたら良い!
って書いたんだけど…
最終巻にはガチで大河→竜児の置き手紙が入ってて欲しい…
正真正銘の竜児へのラブラブレターだろうから
…そして誰か書いてくれないかなと文章力の無さを嘆いてみる
まぁみのりん派なんだけども
953 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:57:30 ID:yLu6F0oX
>>952 俺がかいてやんよwwww
ハナハル直筆だぞwwwww
そういうふうに出来てんだよwwwww
このスレもこれまでか…
にしても廃れるの早いな、アニメ終わって半年も経ってないのに
いや、1日投下されてないだけじゃないかww
とりあえず立てられる人、次スレを……
んじゃ次スレ行ってくる
ここが過疎とかどんだけ贅沢だよ
前スレで「二代目」というのを書いた者です。
竜児のことと勘違いされた方がいたようなので竜児版も書いてみました。
と言っても、そういう方が少し出てくるだけの話です。
次から投下します。
「なぁ、兄ちゃん。ちょっといいか?道を訊きたいんだが」
ゴールデンウィーク初日。
俺は買い物をしようと近くのスーパーへ向かっていた時に声を掛けられた。
声のした方を向くと、濃いスモークガラスに覆われた艶のある漆黒の高級車が停まっている。
車の窓から高級そうな黒のスーツを着た強面の方がハンドルを握ってこっちを見ていた。
一瞬ビビッたが、動揺はなんとか隠せたはずだ。
いくら相手がその筋の人だからといっても、相手の顔を見て驚くのは失礼だからな。
俺はそれで散々嫌な思いをしているわけだし。
極力表情を変えずに、心を静めて平静に対応しよう。
さっきの声の掛け方からすると、この人は道を聞きたいだけのはずだからな。
この人の行き先を俺が知らなければ、それでこの縁は終わるはずだ。
だが、俺が答えられなかったら他の誰かが犠牲になる恐れがある、か。
よし、もしわからないところだったら近くの交番までの道順を教えよう。
「わかるところなら。どこへ行くんですか?」
「XXXXXっていうアパートなんだが、わかるか?」
くそっ!なんてことだ。そこは知ってるぞ。
この前、たまたま通った道に確かそんな名前のアパートがあったはずだ。
だが、口で道順を教えられるほど詳しくは覚えてねぇ。
やっぱり交番を教えるべきか。
…しょうがない、誠実に対応しよう。
「一応知ってはいますが、道順を説明できるほどハッキリとは覚えていないんで…」
「そうか、じゃ大体で良いから教えてくれるか?」
ま、待ってくれ!
違うんだ!
ちゃんと最後まで話を聞いてくれ!
わからないから交番までの道順を言おうとしたとこだったんだ!
はぁ、そんなこと言ってももう遅いんだろうな。
仕方ないか。
知ってるところまで教えて、さっさとどっかに行ってもらおう。
「あ、はい。ちょっと迷ってしまうかもしれませんが、それでもよければ…」
「あぁ、それでいい。迷ったって構わんから頼むわ。とりあえず車に乗ってくれ」
「えっ、あ、はい。じゃあ失礼しま…」
違うって!
大体の道順を教えて終わりのはずだ!
それがどうして…。
平静を装いすぎたか?
話の流れとはいえ、こんな車に乗るなんて言っちまった!
やべぇ…。
なんとか断わ…、うっ!ド、ドアが開いちまったぞ…!
これじゃ断ることもできん…。
今更わかりませんじゃ済まなそうだし、覚悟を決めるしかないのか…?
こんな姿、学校の人間にでも見られたら、さらに皆との距離が広がっちまう。
ここで迷うほど時間が経って、この人にも迷惑かかるし、目撃者も増える。
それは誰にとっても都合のいいことじゃないな。
「ほら、早く乗ってくれ。今も少し時間に遅れててな」
「はい、わかりました。失礼します」
…乗っちまった。
ヤバイな。
俺の心臓は破裂しそうなくらいバクバクいって、今にもオーバーヒートしそうだ。
色んな経験をした方が器の大きな人間になれるんだろうが、俺にはこんな経験いらんぞ。
…あぁ、動き出しちまったよ。
もう逃げ場はないか。
俺の隣にはまた怖そうなお兄さんが乗っている。
運転している人より年は若そうだが纏っている空気が異常な気がする。
これは関わっちゃダメだな。
でもこの人がさっきドアを開けてくれたのか?
あぁ、そうか。俺を逃がさないためか…。
このままじゃ気が滅入っちまいそうだ。
なんか違うことでも考えるか。
身近にあるもので…、やっぱここは車だな。
この車について考えてみるか。
高級車なんて初めて乗ったが…、なかなか凄いもんなんだな。
車のことはよくわからんが、各部の素材が吟味されているんだろう。
統一された落ち着いた内装で、居心地も座り心地も良い。
座ったときの感触は…、うおっ、背中でなんかが動いてるぞ!
なんだこれは!?
「わざわざ道案内してもらうんだ。マッサージくらいサービスするさ」だと。
この車のシートはマッサージ器付きなんだろうか。
ここで「この人、良い人かも」なんて思ったら騙されるんだろうな。
悪そうな人が優しかったら、そのギャップで良い人に感じたりするもんなんかもしれんな。
実際どうなのかはわからんが。
その後も運転している怖そうな顔をしたおじさんは…、いや、お兄さんはその風貌からは想像できないくらい優しく気さくに話しかけてくれた。
口調はキツイが兄貴という言葉がよく似合いそうな人間だった。
利害関係がないからだろうか。
部外者には優しいのだろうか。
まぁ道案内しているだけなんだから、何かされても困るんだがな。
もしかして同類かと思われたのかもしれんが、それは考えないでおこう。
そういえば北村以来じゃないか?俺の顔を見て目を逸らさない人間は。
…いかんいかん。
こんなところで感動してどうすんだ。
落ち着け!高須竜児!
この人らはただ目的地までの道を知りたいだけだ。
俺はこれ以上関係ないぞ。
よし、道案内に徹しよう。
少しだけ道を間違えちまったが、十分くらいでなんとか目的地に着くことができた。
家からも大して離れていないので、ここで別れるとしよう。
もし家まで送ってくれると言ってくれたとしても丁重にお断りするべきだな。
何があるかわからんし。
隣に座っていたヤバそうなお兄さんと運転していたお兄さんの二人と一緒に車から降り、俺は帰ることにした。
このお兄さんたちは俺が関わっちゃいけないことをしに行くのかもしれない…。
そう考えると胸が痛むな。
でも結局はこうなる運命なんだろうから、俺にはどうしようもない。
とはいえ、ここは割り切っていいんだろうか…。
何かがつっかえるがしょうがない。
俺にできることはないか…。
「じゃ、俺はここで失礼します」
「あぁ、悪かったな。良かったらこれ取っといてくれ」
なんだ?
道案内しただけで万札?
これは礼というより面子を気にしたのかもしれん。
一度断ってみよう。
「いえ、そんなつもりじゃありませんので」
「いいから取っといてくれ」
やっぱり面子を気にしてか?
また断りたいところだが、断ったらこの人の機嫌が悪くなりそうな気がする。
しょうがない。
受け取るか…。
…いや、ダメだ。
こんなところでこういう方々と繋がりを持ちたくはないし、よく見たら万札には白くて普通の紙より厚く質の良い紙が包んである。
もしかして名刺か?
俺をスカウト!?
そういう方の名刺は見せるだけで脅迫になるとかいう話をどっかで聞いたことあるような…。
いくらなんでも本業の方に目を付けられちゃヤバイだろ。
…だめだ、関わっちゃいかん。
やっぱり断ろう。
「道案内しただけなのにもらえませんよ」
「そうか。ま、そうだな。じゃ礼だけ言わせてもらおうか。兄ちゃん、ありがとな」
「いえ、気にしないでください。では、失礼します」
ふぅ。
久しぶりに嫌な汗かいたな。
だがこれでこの人たちとの縁は切れたはずだ。
俺のことは忘れてくれるとありがたい。
帰るか。
いや、スーパーに行くとこだったな。
ここからならいつものスーパーより、あっちのスーパーの方が近いかもな。
久しぶりに行ってみるか。
休みが明けるとクラスの雰囲気が変わっていた。
というか俺がクラスに入った途端、教室の温度が下がったような気がするんだが…。
俺に近づく人間がいないのはいつものことだが、どういうことか距離がかなり遠くなっている気がする。
放課後までに話したのは…いや、目を合わせたのは北村だけだったな。
先生からも敬遠されているようで授業中当てられることはなかったし、俺のいる空間を眺めることさえなかった。
生徒はというと、いつも通りだな。
北村以外は俺に近づこうとしない。
そんなに嫌われていたのか?
俺は何もしていないのに…。
それになんだ?
『放課後、話があるから生徒指導室で待っている』と副担任に言われた、って北村がさっき俺に言ってきた。
副担任なんだから自分で言えばいいものをなんで北村に頼んだんだ?
呼び出された先が職員室じゃないところが怪しいわけだが、特にやましいことはないし、呼ばれたら行くだけだ。
生徒指導室へ行くと先生たちの視線が一瞬だけ凄い勢いで突き刺さって来たが、その後は割れ物を扱うように丁寧な対応をしてくれた。
急に優しくされるのってこんなに怖いものだと思わなかったぞ。
あと俺を見る目がいつもと少し違う。
怯えている先生もいたような…。
またか?
というか生徒だけじゃなくて先生にまで怖がられてるのか?俺は。
それも生徒を指導する立場の先生にまで…。
何か冤罪を言い渡されそうな気がするな。
それくらいこの部屋の空気は硬い。
かなり張りつめているような…。
先生たちが気を張るほど大きな事件でもあったのだろうか?
ってことは俺はその被疑者か!?
いくら疑問を抱いたとしても俺は従うしかないからな。
それに俺に対する誤解なら解けば良いだけだ。
そう思っていると、奥の反省室のような部屋に通された。
…生徒指導室で何かを言われるんじゃないのか?
反省室か…。
こんなとこ初めて入るぞ…?
内開きのドアを開けると空疎な空間が広がっていた。
机と椅子があるだけのシンプルな小さい部屋。
余計なものを一切取り払った部屋の中に俺がぽつんと一人だけ。
そんなに悪いことをしたことになっているんだろうか?
話を聞いてみなきゃわからんからが、ここは冷静になって誤解を解く準備をしておこう。
しばらくすると副担任である恋ヶ窪ゆり先生が入ってきた。
どうしたんだろうか。
先生は緊張しているように見える。
というかあからさまに怯えている。
肩が…、いや全身震えてないか?
それに瞬きの回数が異常なほど多い気がするが、大丈夫か?
俺のことが怖いなら、そんなに無理せんてもいいと思うが…。
先生は机を挟んで向こう側に座り、恐々と俺の顔を見ながら震える唇を動かし始めた。
「あ、あのね〜、高須君。
も、もしかして、進む道べき道を迷ったりしているのかな〜?
ちゃんと考えて道を選ばなきゃ親御さんも心配しますよ」
「はぁ」
なんの話だ?
進路調査は二年になってからだと思ったが。
もしかして知らない間に俺以外はみんな調査票を提出していたりしたのか?
でもそれじゃこんなところに通される理由にはならんよな。
「ゴ、ゴールデンウィークにね、先生、見ちゃったんだー。
高須君がその筋の人と一緒に高級車から下りてくるところ。
ちょ、ちょ〜っとショックだったんだけど、これは教師として放っては置けないからこうして来てもらったんですよ〜」
「あぁ、あれは…」
なんだ、そのことか。
これならすぐに誤解は解けるだろう。
あれはただの道案内だ。
ちょっと恥ずかしくなったせいか、俺は無意識に右手で前髪をいじろうとしたみたいだ。
そうしたら突然先生は怯え始めた。
「うわわあああぁああぁああああ!!!ごごごごごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
そそそそそそんなこと独身三十路の私なんかに言われたくないわよねでもね私も先生として言わなきゃいけないの副担任とはいえ自分の受け持つクラスの生徒がもしクラス
が違ったとしてもうちの大切な生徒が間違った道に入って行くのを黙って放っておくわけにはいかないのだから考え直そう?ね?そういう人たちとの関係を築いておくと後々
大変なことに巻き込まれるかもしれませんよだから早いうちに手を打っておきましょう?わわわわかりましたか?高須君」
「…はい」
先生は顔を背けながら力いっぱい目を閉じ、自分の顔を護るように手をかざし身体を小さくして震えながら早口で捲くし立てた。
俺が殴りかかるとでも思ったんだろうか。
そんなに俺が怖いのか?この先生は。
何もしていないはずなんだが…。
しかし、ここまで怯えられるとちょっと傷つくな。
どうしたらいいものか…。
「そそそうですかあなたの気持ちもわかりま…。えっ?
………え〜っと、おほん。よ、良かったです。先生は高須君がわかってくれると信じてました。
もうああいう方と関わらないよう気をつけてくださいね。いいですか?」
「もちろんです」
この先生は俺のことなんて全く信じてなかったようだが…。
さっきまで幼稚園児でもわかるような態度で俺のことを見て怯えていたのに、悪びれもせずにそんなことを言える先生が少し羨ましい。
「で、ではこれでお話は終わりです。じゃあね、高須君。気をつけて帰るんですよ。
なんなら先生が送っていきましょうか?親御さんとも話さなければいけないかもしれませんし。
あ、それから先生はまだ三十路にはなっていませんからね。それだけはキチンと訂正しておきますからしっかり覚えておくように」
「ああ、はい。あの、さっきの話は全部先生の誤解ですから忘れてください」
特に誤解を解く時間をもらえなかったわけだが、これで良かったのか?
結局、俺はその筋の人らとの繋がりを否定できなかったわけだが…。
一応誤解は解けたと考えていいのか、これは。
もう解放されるわけだし、いちいち説明することもないか。
「じゃあ、俺はこれで失礼します」
反省室を出た俺を迎えてくれたのは生徒指導の先生たちの好奇や恐怖を乗せた視線だった。
恋ヶ窪先生の叫び声と「ごめんなさい」と連続して言っていた声が聞こえたのかもしれん。
あの声はでデカかったもんな。
また誤解か。
誤解をされた理由があれじゃ、怖がられるのは無理もない。
ここでも何かを言った方がいいんだろうか。
あの先生がちゃんと言ってくれるだろうから、まかせるとしよう。
今回の誤解は顔だけじゃなくて、俺の行動も伴っているわけだから簡単には収まらないかもしれんな。
俺はいつまでクラスで孤立しなきゃいけないんだろうか。
幸い、北村がいてくれるから完全に一人というわけじゃないのが救いだな。
高校入ってすぐに『ヤンキー高須』って言われるようになった。
でも今回の噂が広がりでもしたら『ヤクザの舎弟』とか『組長の親戚』とかになっちまいそうだな。
高校入学にして一ヶ月。
これから俺の高校生活はどうなっていくんだろうか…。
以上、体験談込みで話を作ってみました。
では。
>>968 > 以上、体験談込みで話を作ってみました。
人生経験豊富すぐるwww
ワロタw
これがきっかけで組にスカウトされて、亜美ちゃんのマネージャーに…とかなったら面白そうだ
>>968 まさか勘違いから読めると思わなんだw
竜児と勘違いした人ですw
体験談ってw
みのどらや日記の続きが読みたひ。
さっき保管庫で初めて「やんどら〜」読んだけど
半端ない・・・
軽い気持ちで見た自分がバカだった
ないと思うけど一歩間違えれば本編も
こうだったんたろうかと思ってしまった
やっぱ自分はハッピーエンドが好きみたいだ
やんドラきついか?
グロ映像・画像・描写を多数見慣れてるからかなり生温い感じがするんだが・・・
寧ろ何故作者がとらドラでグロ描写がやりたったかの方が気になるわww
文章って媒体で描写してっから余計想像するし、それでキツくなっただけじゃね?
エログロ系としてはかなりイマイチな洋画だけどホステルとかでも駄目なタイプだな
>>947は
あれ見たら
>>974はトラウマになる事間違いなし。痛快アクションコメディと紙一重な作品ですw
やんドラがきついのってこの登場人物だからきついってのもあると思う……
977 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 08:42:44 ID:zDEN9c2N
2年後、そこには黒塗りのベンツで元気に飛び回る竜児の姿が!!
>>968 良いな、そういう体験談。乙でした!
強いて言えば竜児が高1なのにゆりちゃん三十路扱い
したらゆりちゃんまた燃え尽きちゃうぞww
ちょっと違うが、店の常連のカマバーのお姉ちゃんとコンビニで
談笑してたら凄い勢いで他の客に誤解されまくった事がある・・・
>>975 あまりグロ系は見ないから、耐性ないのもあるんだけど
>>976の言うとおり、
とらドラ!の登場人物ってのもきつかった・・。
>>968 無茶、面白かったです。
そっち系の方の車はマッサージ付きなんだ、経験してないと普通出てこないよなw
文章もうまかったです。すげーな
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普通に
>>1000まで行けそうなんですがそれでも容量で埋めるのですかアニキ
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普
'く
埋め
987 :
654:2009/06/11(木) 12:17:21 ID:GKKSonsb
>9 >87
日記新作祈願埋め
というか独神大勝利で気が抜けちゃったのかなぁ
あのなぁ・・・書き手にも色々あるんだろうからあんまり妙な事言うなよ
大体数日来てないだけだろうに
良いから早く裸になって土下寝しながら職人の降臨を待つ作業に戻れよ
という埋め
>>988 >>989 ていうか、あの週末の腐った流れ以降ぱったり、と言うのが不安。
もう投下は無いんじゃない?
週末不在のたんびにあれじゃあ、嫌気もさすかと……
腐った流れになったらなんでもいいから投下すればよいのだよ
んじゃちょっと書いてみる。
つかスレの流とは逆行しそうでなんだが、漏れは多分、黒い奈々子様ではなく、白い奈々子様を書くと思われ。
次皿で散々叩かれてたら見事に散ったと見届けて下され。
>>993 がんばって下さい。書き手は自分が好きなもの書けばいいだけですよ
1本しか投下してないから偉そうな事は言えませんが
ume
埋めたほうがいいのかな?
埋めるってあと少しじゃねぇかww
1000だったら、ゆゆぽは年内にゆゆぽ新作が出ない
1000だったら竜児は大河の嫁
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。