1 :
ズバットレディー:
往年の特撮ヒーロー・ズバットを女性化してやっつけよう!
2 :
誘導:2009/05/10(日) 22:17:42 ID:rLG9lEzn
3 :
ズバットレディー:2009/05/10(日) 22:53:26 ID:tJUVxsLD
ズバットレディーに変身した武0久美子だったが、ダッガーの対ズバットレディー用精鋭部隊にじりじりと追い詰められていた。
ズバットレディーの変身リミットが5分であることを調べ上げたダッガー最高幹部の一人・魔女ゴルゴンは高度に訓練された傭兵を駆使し、
変身リミットが過ぎるのを待っていた。
「はっ、あと1分しかない!」
ズバットレディーのヘルメットにつけられた警報タイマーが鳴り始めた。ズバットレディーは制限時間の5分を過ぎると着用しているズバットスーツの
効力が無くなるばかりか、逆にスーツが鉛のように重くなり戦闘不能に陥ってしまうのだ。それを避けるには、ヘルメット横のタイマースイッチを解除
しなければいけないのだが、そのボタンを押すとヘルメットのゴーグルとマスクが開いてしまい、ズバットレディーの素顔を敵前に曝してしまうことになる。
勿論、正義のヒロインとしてそれだけは隠さなければならないことである。鞭の攻撃を繰り出すも多勢に無勢、じりじりと崖へと追いやられるズバットレディー。
遂に、左足のブーツが崖の端にかかった。
「しまった・・・」
眼前には10mほどの間合いで、ダッガー精鋭部隊20名とゴルゴンが迫っていた。
「あと、30秒・・・ズバットブースターで逃げなければ・・・」
「ズバットジャンプ!!」
ズバットレディーが掛け声を放つと、ブーツの靴底からジェット噴射が吐き出され空中高く跳びあがった。
「ふん、このときを待ってたんだ!私から逃げようったってそうはいかないよ、お前たち、さっさとやっちまいな!」
ゴルゴンの指示を仰ぐまでもなく、傭兵たちは飛行しているズバットレディーに向けてランチャー砲を構えた。
「バシュッ!」
ランチャー砲から飛び出したのは強力な磁力を持った鎖錠だった。勢いよく飛び出した鎖はすぐさま、ズバットレディーの
両手のグローブ、両足のロングブーツを捉えた。
「うわーっ!?」
思わず空中でバランスを崩しかけたズバットレディーに鎖の手錠がグローブとブーツに嵌り、飛行不能に陥るズバットレディー。
「ぐふふ、まんまと罠にはまったわね。でもここからが見ものよ」
ゴルゴンの合図で、鎖錠のコントロールスイッチが押された。鎖錠は強烈な磁力を発動し、ズバットレディーの両手足に嵌った手錠がくっ付き
ズバットレディーは空中で身動きが取れなくなってしまった。
「うぅっ、鎖が取れない!」
更にその手錠は、ズバットレディーのグローブとロングブーツを脱がしにかかった。
「あぁっ、グローブが・・・」
まず手錠が、ズバットレディーの両手からグローブを抜き去った。紅いマニキュアが塗られた久美子の美しい手首が露出する。
そして間を置かず、ロングブーツも両足から脱がされてしまう。
「あ、あ、ズバットレディーのブーツが!」
そこにはヘルメット、ズバットスーツは着用しているものの、手元・足もとが露わになった正義のヒロインが空中でもがくという、情けない光景が広がっていた。
そして、グローブ・ブーツを失ったズバットレディーは飛行能力も失い墜落してゆくのであった。
ズバットレディーの顛末を一部始終見届けたゴルゴンのもとへ、ズバットレディーから奪ったグローブとブーツが傭兵によって届けられた。
「グハハハ、これでやつの弱点を徹底的に調べられるわ」
ゴルゴンはズバットレディーのブーツとグローブを鷲掴みにすると、ズバットレディーが墜落したと思われる地点へと向かったのだった。
4 :
ズバットレディー:2009/05/12(火) 00:58:53 ID:CR6LsfTP
ゴルゴンの精鋭兵たちの手錠攻撃によってグローブとロングブーツを奪われたズバットレディーは飛行能力も失い地上へと墜落して行った。
しかも、その墜落途中でズバットスーツのリミットも訪れてしまい、久美子は墜落途中でヘルメットのマスク解除がなされ素顔を晒したまま地上に真っ逆さまに落ちたのだった。
「うううっ、体が動かない・・・」
通常の人間ならば即死を免れない状況であったが、リミットを過ぎたズバットスーツであっても辛うじて久美子の体は保護してくれていた。
とはいえ、ブーツもグローブも奪われた状態では、体中痣だらけ、満身創痍の体であった。何とか岩陰ににじり寄ったズバットレディーだったが、
「早く、ズバットレディーを見つけ出すのだ!」
早くも、ゴルゴンと追手が迫っていた。絶体絶命の状況には変わりがなかった。
5 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 02:34:28 ID:tLLjhnVh
これは期待age
6 :
ズバットレディー:2009/05/19(火) 23:21:39 ID:i3JPWxJD
刺々しい礫砂に行く手を阻まれ、ブーツを奪われた素足は血に塗れながらも追手から逃れるズバットレディー・久美子。
激痛に顔をゆがめながら真紅の鉛のように重くなったズバットスーツを身にまとい、ゴルゴン一味から姿を隠すため洞穴に身を潜める。
「このままではズバットスーツが重たすぎて、身動きが取れない・・・」
久美子の身体能力と防御能力わ高めるはずのズバットスーツが、今や久美子の動きを封じ枷となっていた。
「早くズバットレディーの変身を解かねば・・・」
久美子は残る力を振り絞り、変身解除のポーズを取った。
「ズバットレディー、モードオフ!」
しかし、久美子の変身は解除されなかった。
「はっ、ど、どうして!?」
久美子の体には依然、真紅のヘルメット、ズバットスーツ、変身バックル、純白のマフラーが変わらず残っていた。
「ズバットレディー、モードオフ!!ズバットレディー、モードオフ・・・だ、だめだわ!」
黒革のロングブーツ、グローブの無い不完全な状態では、久美子は変身すら解除できないのであった。
一方、ゴルゴンは姿をくらませたズバットレディーを必死に探していた。
「ううむ、どこへ隠れたズバットレディー!必ず見つけ出してやる」
そう言い放つと、ゴルゴンは呪文を唱え嗅覚能力を飛躍的に高めた。
「おおっ、やつの血の臭いがする!ズバットレディーの血が私を呼んでいるぞ!」
ゴルゴンの目線の先には久美子の潜む洞穴があった。
「あそこだ!あそこに奴はいる!」
ゴルゴンたちは洞穴へと向かった。
おそらく某スレのズバットレディー初投稿からみてます。
例え俺一人でも応援してますよ。
自分も応援してますよ〜