ぴんあやGJ!
うん、ピンあやイイね。特に心情描写。
やりとりも「らしい」し
出来れば続きを見たいな
ピンあやいいねーーGJ
続きみたいっす!!
もう次スレかー
656 :
ぴんあや:2009/10/17(土) 23:56:06 ID:iGuciJ3Y
エロじゃないのに温かいコメントありがとう…!
石つぶてを投げられても仕方ないと覚悟してたので、感涙です
エロに至るまでは長そうだけど、続きを書けたらなーと思っています
みんなピンあや書こうぜ!
ちょww
さわやか顔でなにやってるんですか風早さんww
すっごいスレチなのは分かっているんです
今DSのゲームでようやく風早エンドが見れた〜!!
最後はさわこが幸せそうでよかった…
けど風はちょっと調子に乗りすぎでした
DS楽しそうだよね。爽子が幸せなのが一番だ。
そんなこと言っちゃうと投下するのが怖いネタをば。
注意※健人×爽子。騙し討ちで健人が爽子をやっちゃう話です。
******
「おめでとう!」
今晩の彼女は繰り返し皆からの祝福をうけていた。急な仕事で途中退場した風早のぶんも杯を飲み干しながら、貞子ちゃんはいつものように皆に気を配っていた。
「貞子ちゃん大丈夫ー?」
同じ方向で乗り合わせたタクシーの車内、左隣に座りぐったりと窓にもたれたまま動かない貞子ちゃん。車外の光が時折目を伏せた彼女の顔を浮かび上がらせる。反対側の隣に座る子もムニャムニャとなにやら寝言を言ってる。
本当は俺が一番先に降りるはずだったけどこれじゃあムリじゃん。
右隣の子の家に着いて先に降ろす。
斯くして俺は酔いつぶれた貞子ちゃんを自宅に送り届けることになった。
一人住まい用のアパートにたどり着いて肩を叩いても揺すっても起きない貞子ちゃんを背負って部屋へ。財布の中身がアブナイのでタクシーはここで帰した。
チャリでも借りて帰ろうか。しかし酒くさいなぁ。無理して飲み過ぎだよ。顔に出ないからオレも含めて周りは気がつかないんだよなぁ。あーあ。風早にバレたら殴られるぞ。
バッグからキーケースを勝手に拝借して鍵を突っ込むが入らない。キーケースにある鍵を順に試す。三本目が正解だった。「おじゃましまーす」
入っていくと壁際にダンボールが積まれていた。代わりに室内はとても殺風景。引っ越しは来週末って言ってたっけ。着々と嫁入り準備が進んでるんだな。
「ん」
背中の貞子ちゃんが小さく動く。起きたかな。
そっとクッションの上に降ろすと座り込んだままぼーっとしている貞子ちゃん。
「大丈夫ー?今電気つけるね」
立ち上がろうとしたその時、上着の袖を掴まれた。
「かぜはやく…しごとおわったんだ」
貞子ちゃんは薄闇のなかで嬉しそうに笑う。
「風早はまだだよ。オレケント。いま水持ってくるよ」
「わわ…しかいがぐるぐる。みみもわんわんなってる…よ」
ブツブツ言いながら体が振り子のように傾いては戻るのを楽しんでる。
風早と付き合うようになって貞子ちゃんの表情は格段に柔らかくなった。いまだに時々は固いけど中身がいい子だって皆わかったからね。ギャップも含めて大勢が貞子ちゃんを好きになっていったんだ。
感慨にふけっていたらいつの間にか貞子ちゃんがオレのベルトに手をかけている。ええ?貞子ちゃん?
もたもたと動く指先に思わず声がでかくなる。
「ちょっとなにしてんの??」
「きょう、しようねってかぜはやくんがいったでしょう?わたしねむくなっちゃうから…」
ぽわわーんとのたまう貞子ちゃんの熱を含む声にゴクリと息を飲んでしまったけど…そんなわけにはいかないじゃん。
「あのさぁ貞子ちゃん」
ピロピロピロ
貞子ちゃんの鞄からこぼれていた携帯が暗闇のなかで点滅する。
風早かな。とにかく早くこの場を離れたい。妙な汗をかいたオレは貞子ちゃんの携帯に手をのばしてハイと渡す。
貞子ちゃんはそれでもベルトと格闘。
「むずかしいなぁ」
駄目だこりゃ。
「貞子ちゃんメールだよ、開けるよー」
風早からの帰るよメールを期待して勝手に携帯をいじる。だけど無情にも仕事のトラブルで今晩は行けないという内容で。
「あ、はずれた……」
のんきな声がして次はボタンに手がかけられた。(駄目だよ貞子ちゃん。風早じゃないよ)
そう口にするはずが声が出なかった。痺れたようにされるがままになっていた。だってさ――――
ずっと触れてみたかったんじゃないのか。
キッチリと一番上のボタンまでとめられたブラウスの下の、血を透かす白い白い肌に。
遠い昔にしまいこんだ思いが突如燃えだした。
ふたりのことは祝福してる。嘘じゃない。だけど。
一度だけ
風早は来ない。囁くのは誰だろう。
完全に力の抜けたオレの腕を貞子ちゃんがやんわりとどかした。細い手が俺のをまさぐり出す。葛藤の最中にすでにかたくなっていたそれを小さな手がたどる。
きっと後悔するなぁ。
いい友達を二人もいっぺんに無くすんだもんなぁ。
どうしてそんなに無防備なんだい。
少し恨めしくなる。
昔からずっと変わらず長い髪に指を絡める。
細く白い首筋が見えた時に操られるように腕が動いた。
自分のネクタイを解いて素早く貞子ちゃんに目隠しをする。
少し驚いたようだが酔いのせいか緩慢に、ビックリしたぁと赤ん坊のように笑う。
婚約祝いのプレゼントにと買ってあった酒を開けて口に含んだ。
(一生後悔するぞ)
頭の片隅で点滅する制止の声を振り切って小さく開いている唇に近づきピリッと灼ける豊かな液体を流し込んだ。
「んん」
何度も繰り返してそのまま唇を貪る。口の端から伝い落ちる液体をそのままに舌をからめて味わい尽くす。
貞子ちゃんの腕がだらんと下がった。
苦しげに離れた唇からうっとりとした声が風早の名をつむぐ。
こたえられないオレは更に深く口付ける。
暗い部屋にデジタル時計の仄かな明かり。
荒い息づかいと衣擦れの音だけが耳に響く。ブラウスのボタンを外していく指が震えた。
空恐ろしい気がした。でも開かずにはいられない。
滑らかだけどどこか無機質な肌があらわれて、オレはそっと唇をよせた。跡をつけないように点々と口付けてゆく。
ポツンと落ちた水滴で、自分が泣いていることに気がついた。
優しい手がオレの水源を探してさまよい探り当てて涙をぬぐう。
「夢だから忘れるんだよ」
耳元で囁くと、わからずにそれでも微笑む目隠しの貞子ちゃん。
かわいそうに。ごめんね、騙して。
スカートをまくりあげて下着をおろす。
貞子ちゃんは難なくオレの指を吸い込み体を反り返らせた。
はやくと急かす自分の内の声に逆らわずに財布から取り出した避妊具をつけて彼女の中に沈み込んでいく。
ブラウスの間から見え隠れするブラジャーをずりあげてツンとたった所を愛撫すると切ない喘ぎ声。細い細い腰を揺らすたびに締め上げられる。
何度も、何度も。
そのたびにうわごとのように俺ではない名前が繰り返された。
「ああっ」
突如掠れた小さな悲鳴。ビクビクンと収縮する。
「オレも連れてってよ」
加速に合わせるように悲鳴が続き、何度もキツク締め付けられて頂点に達する。
オレが全てを吐き出してしばらく、貞子ちゃんも最後の身じろぎを終えて力なく横たわった。
後始末を終えて、貞子ちゃんの衣服を整え、気を失ったように眠る彼女に毛布を掛ける。オレが居た痕跡は残していないはず。
窓を開けると何事もなかったような平和な寝顔に月明かりがさした。冷たい新鮮な空気が行為の残滓を洗い流していく。
近寄って口付けの代わりにもう一度耳元に囁いた。
「全部、全部夢だよ」
青白い子供のような顔はほんの僅かに笑うような形になった。
もう君たちの前には姿を見せないよ。
バイバイ。
迷ったけどキーケースを手に取り施錠した。
よく見ると部屋を開けるときに合わなかった鍵は真新しかった。
新しい未来の象徴をドアポストに落として歩き出す。
家にたどり着くまでにあの子の温もりを忘れよう。そう決めて冷たい月に見下ろされながらブラブラと慣れない道を行く。
声を。
すべらかな肌を。
柳のような細い肢体を。
流れる髪を。
香りを。
そして
月明かりに咲く白い花のような彼女に、生まれてしまった全ての気持ちを。
そうでないとオレは…。
月を見上げた。声を出して笑う。
「ハッハッハッ」
涙を流すかわりに深夜の道端で能天気な笑い声を空に響かせた。
終わり
うううせつねええ
ぐっじょぶ
ちょっと涙ぐんだ
ここにきて、まさかのケント…
素晴らしすぎる!!!GJGJ!
なにげにケント×爽は秀作揃いだなー
まとめにあるケント×爽も切なくて描写がネ申だし…
ケント×爽子いいなぁ…!
11月号のケントの表情みたあとだと、ケントの切なさハンパねえ!
切な萌え
ありがとう。そしてシアワセ祭に水さしてごめんよ。8巻とか読んでても全くケン爽妄想はわかなかったのに11月号読んだらね止まらんかった。でも風爽のシアワセがあってこそ。
君届スレだけど、赤星と幸ちゃんのラブ読みたい!
誰か職人さ〜ん!お願いしま〜す(>人<)
ここにきてケント…www
グッジョブ。
677 :
631:2009/10/21(水) 21:24:08 ID:y1y7A+ro
>>636 亀になりましたがどうもです。
スレ伸びてる!って分かってからこのスレ開く瞬間のニヤニヤ感がハンパねー
職人様ありがとー
健爽GJ!!!
切なすぎる…!まじ泣きそうになった!
読み終わった後の空虚感がハンパない。よくこんなの書けるね!神だヽ(´▽`)/
どうしよ、ケン爽もっと読みたい
ケン爽もいいけど風爽も読みたいぜ
職人様、11月号の流れで風爽が大人の階段上るの読みたいです!
ピン矢野もケン爽も心理描写の繊細さがハンパないね。
こんなんが書きたかったよ。
ケン爽は確かに切ないなあ。
爽子が絶対揺らがないから
盗むか強奪するか別れを待つかしかないもんね。
しかも多分風早のことも好きで、
爽子に幸せになってほしい事も嘘じゃないから切ないんだよな。
容量あとどんだけだろ
500KBまでだっけ??
すみません、新参者なのですが、矢野と風早なんていうマイナーカポーは需要無いです…よね?
しかもエロなし文才なしですorz
あと容量の問題がよくわからないので、投下しようか迷い気味です。
矢野風!気になる組み合わせ…。
容量が気になるなら次スレに投下してみてはどうでしょー
なんにせよ、ぜひ読んでみたいです!矢野風!
ではお言葉に甘えて投下してみます。
内容は
矢野→風早→←爽子
の矢野の片思いです。
キスの描写があります。
苦手な方はタイトル「雪と涙と罪悪感」スルーでおねがいします。
携帯からなので改行など、おかしな点があるかもですが御了承ください。
書き忘れ事項が…。
そこまで長くないのですが一応次のスレにしておきますね〜。
アドバイスありがとうございました!
んじゃーあとはもう埋めなきゃねー
500KBまでだっけ?
1000まで埋めればってわけじゃないから難しいな
あと7KBだが、
ひ
と
も
じ
で
ど
ん
だ
け
やっぱり行数は関係ないよね。そうだよね
かといってAA貼る気分でもないし
ううむ