とある魔術の禁書目録 16フラグ目

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
ここは鎌池和馬氏著作、『とある魔術の禁書目録』のエロパロスレです
カップリングやシチュエーション、エロの有無を問わずSSは常時大歓迎。
ただし、特殊だったりや好みが分かれたりするシチュは投下前に警告しましょう(例 百合や調教、鬼畜や陵辱物など)。
投下前にカップリングの表記があるとなお良いです。
このスレは基本的にsage進行です。レスしたり投下したりする際はメール欄に半角で『sage』と入力しましょう。
次スレは要領が480KBを越えるか、レス数が950を突破した辺りで立てましょう。焦って重複しないように注意。
荒らし煽りはスルー。
ルールを守って、気持ち良く楽しみましょう。

前スレ
とある魔術の禁書目録 15フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238177532/
2名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 03:01:34 ID:COZRXfxJ
過去ログ
とある魔術の禁書目録
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144682421/
とある魔術の禁書目録 2フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1160741334/
とある魔術の禁書目録 3フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168450515/
とある魔術の禁書目録 4フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173925452/
とある魔術の禁書目録 5フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184435294/
とある魔術の禁書目録 6フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191802991/
とある魔術の禁書目録 7フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197245107/
とある魔術の禁書目録 8フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203107365/
とある魔術の禁書目録 9フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210639825/
とある魔術の禁書目録 10フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219072030/
とある魔術の禁書目録 11フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225625574/
とある魔術の禁書目録 12フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229736089/
とある魔術の禁書目録 13フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1233681145/
とある魔術の禁書目録 14フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1236084927/

2chエロパロ板SS保管庫
(ライトノベルの部屋>とある魔術の禁書目録の部屋)
http://red.ribbon.to/~eroparo/


総合データベース
http://www12.atwiki.jp/index-index/
3名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 03:11:40 ID:NSGhpJII
4名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 03:51:37 ID:7VC+fp4v
乙と乙が工作する時…
5名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 05:06:57 ID:QmG3/szH
乙御門
6名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 07:03:16 ID:oXL40uWe
乙なんだよ
7名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 07:29:37 ID:kJFN8P/S
>>4
工作すんのかよ

それよりも>>1
8名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 08:42:22 ID:KPOqlbuQ
これが超一流の乙だ、>>1野郎
9名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 09:51:32 ID:w5pKWHZ/
何で次スレが、と思ったら容量か
>>1乙です
10名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 11:17:57 ID:3bmb+vog
ゴールデンウイーク中に1乙です!

さて、埋めネタでも投下しに行くか…
11名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 18:59:24 ID:8pDh0XkR
あげ
12名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:01:42 ID:kJFN8P/S
>>11
あげんな
13名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 21:53:00 ID:Nxoy2BYO
>>1乙です
14名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:47:56 ID:tU2GV/se
アニメの二期はあるんですかね
15名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 23:49:32 ID:ahgTEwqy
とあるかがくのれーるがん込みで確定済みのはず
16名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 21:16:02 ID:hp3hKGW7
あれをアニメ化するとなると……、作品の大半が百合要素で構成されることになるな
17名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 23:55:01 ID:TmrD8WL+
  /. : : : /. : : : : /. : : : : : : : : : :i: : : : : :`ヽ
/. : : : : //.:./ :/.: : : :/. : : : : /;ハ: : : : : : : :',
 .:/__/. : :/ :/.:\/ :/.: .:// !: :i: : : : : : :
.:./. :`7. : : .:.:i:,イ:.:/i`X´/ :// |.:|:.: :i : : 、i
/.: :/厶ィ7/||丁下ヌヽ/X´ /   !_厶: :|: : : :\
. .:/⌒ヽY.: :.:lj八.弋:.:ノソ`    ≦リ|:.:ノノ.: :/丁`ヽ ピキーン
. :{{  ゝ|: : : l|   ー '     丁下ヌイ.: :/!:/ __人,、__________
: :ヾ、 ヽ|: : : l|             弋ツノ/|/ ,リ  ̄ ̄`^'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : :`ー‐|: : : l|            '   ¨ {:.|         この感じ・・・・・・・
:.:.: : :.:/ :|: : l: |        _       } |         新スレの予感・・・
: : / /. : |: : l: |         ´’      人|
: / / : : ;|: : l: |> .           イ: i: |
/ / . : /.|: : l: |   `,r―― ' ´}: : |: :l: |
 ̄` ̄ .!: : !:.|   /.: : : : : ://. : :|: :li:.|
18前スレ812 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:40:43 ID:vgEiUrHd
Aサイドさん一人で頑張ってるのもナンだし、急遽、自分で飛ばした着ぐるみネタで書いてみました。
楽しそう、か・・・・・、GWだし楽しい話も必要かなぁーって事で、悪乗りし過ぎた娯楽作です。
気楽に読んで、楽しんでくれれば幸いです。強烈なエロ作品のインターバルにでもして下さい。

『着ぐるみ上条の受難』
   [注意]
上条×御坂妹+αで、微エロあり。
キャラ設定や台詞等いい加減だと思います。合わない人はスルーでお願いします。

         くらえ
19着ぐるみ上条の受難 1/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:41:23 ID:vgEiUrHd
「ぬおォおおおお!!!しっ、しまったぁあーっ!これじゃあ、飯が食えねぇじゃねえか!」
手提げ袋に入った弁当を前に、上条の慟哭の叫びが公園に木霊した。


「あっちー。こりゃ、体感温度40℃超えてんなー……、それに、腹減ったー……」
土曜の昼下がり、曇り空の切れ間から時折太陽の姿が覗き、アスファルトの地面を光と影の二色のコントラ
ストで交互に彩りながら、行き交う人波の静寂(しじま)を照らし出す。
そんな商店街の雑踏の一角に佇み、『ぐぅきゅううーっ』と鳴き止まない腹の虫を、どう宥めようかと考な
がら上条はぼやいていた。
その情けない声が耳に届いたのか、背後から女性の声が掛けられる。
「ごめんねー。書き入れ時は済んだから、君も1時間位休憩しちゃってー」
声のした方に方向転換すると、大学生ぐらいのお姉さんがニコニコ微笑んで、そう上条に進言していた。
「書き入れ時って、あんた商人(あきんど)みたいな台詞言っちゃてるけど、何時から大学は商売参入を本格
 的に始めたって言うんだよ!?」
「あはは。この前のアンケート収集の出店が思ったより好評でー、採算ベースが黒字だったのよ。
 それで地下街以外ではどうかなーって盛り上がっちゃって、商店街の出店が決まったのよねー」
「むむっ、さすが学園都市。そんな簡単なノリで独自に店まで出すか……」
(良く考えりゃ、訳の分からんジュースが、そこいらの自販機やコンビニで普通に売ってるからな。
今更、店の一つや二つ驚くには値しねぇか……)
そうアッサリ結論付けると同時に、お腹から『ぐぅきゅううーっ』と催促のコールが鳴る。
「えー、んじゃ、お言葉に甘えまして休憩させて頂きます」
「はーい。これ、君の分のお昼だけど、持てるー?」
差し出される紙製の手提げ袋。
「ご心配には及びません。生地越しとは言え少しは物を掴めますとも。ほれ、この通り」
そう言って、分厚い生地越しに手提げ紐を握り締めて証明してみせる。
「そう、それじゃー、休憩室にもう一人先に休んでる娘がいるから、一緒に休憩しててねー」
ニコニコお姉さんは、そう告げるとお店の中へと消えて行く。
「さってと、俺もサクッと休憩に突入しますかー。っと、先客が居るっつーてたな……」
店員とは言え全員大学の学生である。おまけに女子大ゆえに妙齢の女性ばかりである。
(こ、こりは、年上のお姉様と二人ッキリって事ですかぁー、しかも密室で……)
上条の頭の中は、瞬く間にピンクの靄に席巻された。
20着ぐるみ上条の受難 2/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:42:13 ID:vgEiUrHd
『あら、頬っぺにご飯粒が付いてるわよ。じっとしてて、お姉さんが取ってあ・げ・る』
緊張でコチコチに固まった上条の頬からご飯粒を摘み上げると、真っ赤なグロスが艶やかに光る唇に持って
行く。そして、半開きにした口唇から艶かしい舌を覗かせ、摘んだ指の第一関節まで包み込む様に含む。
唾液により湿り気を帯びた指を上条に見せ付ける様に引き抜くと、口をクチュクチュと動かし、まるで唇を
軟体動物の様に変化させた後、三日月型に吊り上げ艶然と微笑む。
漂う色香に当てられ、上条の顔の温度が急激に上昇する。
『顔が赤いわね。熱中症の心配があるから、お熱の確認をしないと……』
そう囁き両手を伸ばし上条の顔をソッと手で包み込むと、グッと身を乗り出して来る。
襟ぐりが大胆に開いた服から、乳白色に輝く柔らかそうな乳房の膨らみが谷間を作り、深い陰影を落として
いるのが視界に映る。
近付く顔と乳房の膨らみに、オドオドと交互に瞳を移動させる上条の鼻腔に香水の香りが侵入する。
普段クラスメート達が漂わせる物とは全く違う大人の香りに頭がクラクラとしてしまう。
コツンと微かな音を立て二人の額が重なる。
『熱はないみたいね。じゃあ、どうして顔が赤いのかしら?』
至近距離で見詰め合う瞳が、悪戯っ子の様に一瞬細まると、頬に添えられていた手が頭の方に回される。
『あなた、可愛いわね』
そう言葉を囁くと、上条の唇に自分の唇を重ねる。
重ねられた相手の唇が少し開き、その隙間から這い出た舌がチロチロと自分の唇を弄えている。
柔らかい舌先が自分の唇をなぞる感触に、背筋をゾクゾクと震わせ思わず唇を開いてしまう。
頭を抱える手にグッと力が入り唇がより一層強く押し付けられ、開いた唇の隙間を抉じ開けるかの様に舌が
侵入する。歯を歯茎を蹂躙した舌先が、口内で縮こまっていた上条の舌を見付けると絡め取る様に舐る。
舌先からの刺激が体を貫き上条の股間をズクンと鳴動させる。
まるで、その事を見越していたかの様に頭に置かれていた手が片方外され、首筋から胸へ、そして股間へと
なぞる様に滑り落ち、熱り立った肉棒をズボン越しに弄り始めた。
雄の本能の象徴を刺激され、……上条は、……上条はァあああ――――――――――。

「フおぉおおおォォおおおおおおォォおおおおおおお――――――――――ッ!!!!」
(だ、ダメだ!頭が沸騰しちまう!健全な男子高校性たる上条さんが、そんなハレンチな事をォおおお!)
己の妄想にヒートアップし、レッドゾーンに突入してしまう上条。
しかし、針を振り切るほどの高揚の後は、急速なメルトダウンが訪れる。
(い、いかん。こりゃあ、一人で頭を冷やした方が良いかもしれん。
この時間帯の公園のあそこなら、誰も人が居ねえだろうから丁度良いだろ……)
「飯食う前にナンでこんなに疲れてんだろ俺。今日も上条さんの不幸係数は高止まりですよ」
そう独り言ちると、短い足をチョコマカと動かし公園目指して移動を開始した。
上条は後に思う、この時素直に休憩室に入っておけば、更なる不幸に遭わずに済んだはずだったと……。
しかし、そんな未来があったとは露知らず、今日も不幸に向かって自ら突き進むゴーイング上条だった。



21着ぐるみ上条の受難 3/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:43:01 ID:vgEiUrHd
(フンッ、くのっ、クのッ、だあぁ――ッ!やっぱ、曲がんねぇー!届かねぇー!脱げねぇー!)
公園の片隅のベンチの前で、コミカルラジオ体操を披露するヒヨコが居た。
少し正確に言えば、丸っこいヒヨコの着ぐるみを着た上条が、着ぐるみを脱ごうと孤軍奮闘していた。
(ナン何だよこれ?ある程度は曲がんのに、その先はビクともしやがらねえ……)
腕を通している筒状の翼の部分が45度の角度以上曲がってくれない。腕を抜く事も出来ない。
当然、着ぐるみを脱ぐ為のファスナーまで手が届かない。
この着ぐるみは大学の研究室で作成された物で、ご多分に漏れず普通の物とは少し素材が違っていた。
経年劣化を防ぎ型崩れを起こさない為、主要な位置には形状記憶素材が使われ、反発力でもって維持する様
に縫製され、全体の厚手の生地にも試作段階の素材が用いられていた。
要するに、データ取りの為のサンプル品である。
最初に着ぐるみを着た時、お姉さん達に着せて貰った為、こんな構造だとは上条が知る由もなかった。
(ダメだな、こりゃ……)
いい加減、疲れてきたのでお店の方に戻ろうかと考えていた時、少し離れた位置に人が居る事に気付いた。
日に照らされて出来た影法師が一つ、上条の視界を掠めたからだ。
(おおっ、こんな所に天の助けが……。誰だか知らんが御助力願おう。お助け下さい見知らぬ人よ)
期待一杯に、影の発現点に振り返る上条。
そこに居たのは一人の少女。常盤台中学の制服を着た、見慣れた顔を持つ人物だった。
(ありゃ、御坂……、いや、ゴーグル付けてるって事は御坂妹……、あ、それとも他の妹か?)
御坂美琴のクローン体である妹達の一人が、ジーっとこちらを見詰めている。
(ん?……ナンか何時もの感じとは、……チョッと違うみたいに感じるけど、……気のせいか?)
普段の妹達が見せるピシッとした怜悧な雰囲気が、少し距離を置いた所に佇む少女からは感じられない。
まるで何処かに生命の源を置き忘れてきてしまったかの様に、脱力し切った雰囲気を纏っていた。
(うーん、ナンか魂が明後日の方向にお散歩に出かけちまった、みてーな感じだな……)
どう声を掛けて良いのやら考えあぐねていると、ポツリと呟く様に相手が言葉を発した。
「ヒヨコ……」
(おっ、このヒヨコの着ぐるみに反応するって事は、やっぱ御坂妹か?)
「ヒヨコのダンス……」
どうやら、コミカルラジオ体操の見学者が居たみたいだ。
今一御坂妹か確信が持てないが、上条は思い切って声を掛けてみる事にした。
「おーす、御坂妹」
少しの間、無反応を示す御坂妹(?)だったが、突然『ビクッ』っと、全身を振るわせたかと思うと、まるで
自分の体を抱き締めるかの様に腕を交差させる。そして、遠めにも分かる程、その顔が紅く染まって行く。
(何だ何だこの反応は!?一体どうなってんだ!?)
思いもよらぬ相手の反応に戸惑う上条。とその耳朶に震える様な声が届く。
「あなたは……」
そう声を発すると、微かに全身を震わせながら、一歩、また一歩とゆっくりとこちらへと近付いて来る。
「お、おい、どっか具合でも、悪りーのか……?」
心配そうに尋ねる上条の問いに答える素振りを見せず、そのまま歩みを進めて目の前迄やって来る。
そして、そのまま停止もせずに、いきなり『ギュッ』と抱き付いて来た。
「どァあーっ!?」
驚きのあまり硬直する上条。
けれど、そんな事はお構い無しに、胸に埋めた顔を左右に振ってスリスリと擦り付けて来る。
(うおぅお!?どうなってんの、どうなってんだよ!?)
暫くその行為を続けた後、顔を離しキョロキョロと辺りを見回し始めると、ある一点でピタッと止まった。
分厚い生地越しなのが幸いして何とか硬直を解いた上条が、相手が見ている方向へと首を巡らす。
(ん?……あー、あっちにあるのは、公衆トイレしかないけど、……何見てんだ?)
訝しんで尋ねようとしたが、その暇も無く左腕(羽)がガシッと相手の両腕に拘束され、細身のその体から出
ているとは俄かには信じられない位のパワーでもって引き摺られて行く。
「ちョっ!?……お、おい、……何処に行くって……、そん、……な、引っ張っんなって……」
強引に引き摺られ、ともすれば前のめりに倒れそうに為りながらも、チョコマカと短い足を繰り出して付い
て行くしか道がない上条だった。



22着ぐるみ上条の受難 4/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:43:58 ID:vgEiUrHd
「ここは一体、……ドコ!?」
ここは心のオアシス、ラベンダーの芳香が漂う桃源郷。はたまた、男子禁制のパラダイスか。
現実逃避をしたい上条だったが、目の前に存在する事実がそれを許してはくれない。
上条はきっちりと女子トイレの中へと連れ込まれていた。
(たかが公園のトイレ程度に、ムダに金かけてんなぁ……)
無駄な抵抗に過ぎないと分かっていても、気を紛らわせたくて思考を別な所へとシフトする。
(人工物に覆われた学園都市の緑に対する、せめてもの贖罪って感じか……。
正直ンな事どうでも良いけど、それより何つーか、この差はどう言うこった!?
女子トイレなんて入った事なかったから知らんかったけど、男子より数段豪華じゃねーか!)
今まで数回トイレを利用した上条の目には、3ランクはアップしていると感じられた。
(なんだなんだ、一体ナン何ですかー、この女尊男卑っぷりは!?)
普段から女性に虐げられる事が多い上条の憤りは、半端ではなかった。
しかし、そんな事は些事だと言わんばかりに事態は進行する。
『ギュッ』、またもや抱き付き攻撃である。
男子トイレに比べ格段に広い個室の中の洋式便器の蓋の上で、上条は現実に引き戻された。
腰を掛けた体勢の着ぐるみ上条に対し、御坂妹(?)は立ったままの体勢で正面から頭を抱き締めていた。
(視界が塞がれてナンも見えねぇー)
巨大なヒヨコ頭のせいで直接的な感触は伝えていないが、視界を塞いでいるのは相手の胸だと推測した。
これが肌の温もりを伝える事態になっていたら、状況把握など到底出来なかったと冷静に考える上条。
『ギュッ』、またもや抱き付き攻撃である。今度は右腕(翼)へのものだ。
(え!?えー、えーと、どうして二箇所同時抱き付きなんて芸当が出来るんでしょうか!?)
自分の頭は、ガッチリと両腕でもってホールドされている。にも拘らず、同時に右腕もホールドされた。
疑問に思った上条は、右腕を捻る様に動かして確認してみる事にした。
『グリグリ』、瞬間、相手から反応の声が上がった。
「キャフぅっ!」
23着ぐるみ上条の受難 5/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:45:09 ID:vgEiUrHd
(へ!?)
相手が上げた聞き慣れない種類の声に戸惑い、取り敢えず、もう一度『グリグリ』してみる。
「クゥウウゥぅっ!」
くぐもった声が上がると、『ギュッ』と右腕を拘束する力が強まる。
ここに来て、上条は右腕に感じる感触に違和感を感じた。
(変だな?掴んでる、にしちゃー妙に柔らけーし、ナンかに挟まれてるって感じだ)
上条が感じたその違和感は、直ぐに解き明かされる事となった。
頭の拘束が解かれ、視界を覆っていた胸が少し離れたからだ。
(な〜んだ、手じゃなくて太腿の間に挟まれてたんだ。道理で柔っこいと思った。はっはっは……!?)
「なヌッ!?」
驚愕する上条を置いてきぼりにして、御坂妹(?)は太腿の力を緩めて上条の右腕を少し開放したが、今度は
両手を右腕に沿って滑らせて、手の平の辺りをガッチリと掴んでしまう。
そして、掴んだその手を自らの太腿の間、と言うよりスカートの中へと潜りこませて行く。
上条の手がスカートの奥に到達し、分厚い生地を通してさえ分かる程の熱さを持った最深部に触れると、
「キュウゥゥーンっ!」
と、声を上げ背中を仰け反らせる。
(こ、このスカートの奥にある自分の手が感じる、着ぐるみ越しでも仄かに温かくて、プニプニとした柔らか
い感触を与えているモノは、アレですか?アレ何ですか?)
動揺し思考停止状態に陥りかけている上条に対し、御坂妹(?)の方は容赦がなかった。
「アッ……アンッ……イッ……キモヒィィっ……イイッ……キャウっ……ダ、ダメェっ……」
上条の手の平をパンツ越しの陰部に激しく擦り付け、それでも未だ刺激が足りないと言わんばかりに、刺激
を求め自らの腰を振り立てる御坂妹(?)。そして、唇からは悩ましげな喘ぎ声を断続的に上げる。
「…………………………………………………」
視界に映る少女の顔は情欲に紅く染まり、噴き出した汗に幾筋かの髪が纏わり付く。
半まで細められた瞳は濡れた様にけぶり、激しい吐息を洩らす唇からは喘ぎ声が絶え間なく発せられる。
自分の右手が激しく揺す振られ、パンツ越しに感じる熱い秘唇からは、クチュクチュと湿った水音と共に、
大量の蜜が分泌され、分厚い生地を浸透して直接手の平を湿らせる。
目の前で繰り広げられている現実に、上条の脳内処理は完全にフリーズしていた。
それでも幾許かの時が流れ、物語に終幕が訪れる。
「ィイレヒュっ……ク、クリュぅ……アァッ……ンアァっ、……ぃィイ、イックウウゥゥっううう!!!」
そう絶叫すると、太腿を絞り込み上条の手の平を陰部に減り込ませる様に強く押し付け、その右腕を支点に
するかの様に背筋を弓なりに反らせる。
まるで瘧にかかったかの様に全身をブルブルと震わせた後、フッとそれが緩む。
『プシャァァァァァァァ――――――――ッ!!!』
(うおッ、ナンだ何だ手が急に温ったかくなってんぞ!?)
陰部に押し当てられていた時とは、明らかに違う温かさを手の平に感じ、上条の意識が覚醒する。
それと同時に、鼻腔に微かな刺激臭が放つ特有の匂いが漂って来た。
(あれ?……この匂いってあれだよな、アンモニア臭。それに、手を濡らす感じからして……)
二つの要素から導き出される結論は、たった一つしか無かった。
「おしっこ……」



24着ぐるみ上条の受難 6/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:46:55 ID:vgEiUrHd
上条の右手をお漏らしで水没させた後、全身の力を失ったかの様にクタッと倒れ込む御坂妹(?)。
慌てて自分に凭れ掛かせ、床との挨拶を回避させる事に成功するが、目を閉じグンニャリとした様子から気
を失っている事が推測出来た。
(こ、これはイワユル、気を失った少女を介抱する、って定番のシチュエーションの始まりですかー!?
ならばお任せあれ、不肖このわたくし上条当麻の手に掛かれば、その様な些細な問題など、
いとも簡単、お茶の子さいさいっと華麗に解決して見せましょう。
……えーと、先ずは横に寝かせられる場所を確保してっと……)
ヒヨコ頭をフリフリ動かして、適切な場所を確保すべくサーチする。
しかし、壁……、壁……、壁……、視界に映る場所は壁しか無かった。
(ぬオーッ!?そうだった、すっかり忘れてた、……ここってトイレの中じゃねーか!?)
ようやく状況を理解するも、進退窮まってオロオロするしか対処法が見付からない。
(落ち着け俺。ここは一つ一つ問題を解決して行けば、必ず幸せな明日が見え……、見え、見えんのか?
えーっと、そうだそうだ、先ずは右手を何とかしよう……)
第一歩として、未だ太腿に挟まれたままの右手を解放する事に従事する。
(よっと――、あれ?結構ガッチリ決まってんなー、手も掴まれたまんまだし……、外れんのかコレ?
こう手の平の角度を……、うおっ……、や……、ヤべー!?なな何だこの柔らかさは……)
己の手の平を左右から包み込む太腿の柔らかさに加え、魅惑のデルタゾーンの頂点に位置している場所から
感じられる柔肉特有のプニプニ感が、上条の理性を掻き乱す。
左肩に凭れ掛けさせている体勢の為、若干見にくく為っているとは言え、己の右腕(翼)がスカートを捲り上
げ、その奥へと吸い込まれる様に伸びている。まさに、大事な要素である視覚情報にも死角無し。
更に、その体勢が相手に由ってもたらされたという事実が、上条の理性を追い詰める。
(は、鼻血、出そう……)
ここで上条の理性を保たたせてくれたのは唯一つ、手の平を包み込む温もり。
彼女から溢れる程注がれた温もりが、一重に上条の理性を救ったのである。
要するに、お漏らしがもたらした手が濡れていると言う事実せいで、そこに幾許かの気を取られていたに過
ぎなかったって事なんだけどねぇー。
(力いれて強引にすりゃー抜けそうだけど、肌とか傷付けちゃいそうだ。やっぱソフトに抜いてみるか……)
そう結論付けると、早速行動を開始する。
先ずは、手の平の位置を小刻みに動かして可動範囲の確認をする事にした。
『プニプニ』、更に『プニュプニュ』、今度は『スリスリ』、もう一丁『ズリュズリュ』、
最後に『ブルブル』、おまけに『クチュクチュ』、と一心不乱に動かして確認作業を行う上条。
夢中になり過ぎて気付かなかったが、何時の間にか御坂妹(?)の体に少し力が戻っていた。
遅れてその事に気付き肩の方に意識を向けた時、上条の手は偶然こんな動きをした。『クリクリ』。
「アンッっ!」
そう艶めかしい一声を発すると、『ビクン』と体を仰け反らせ上条の肩から離れる。
(うわぁー!?また、さっきみたいなコトになんのか?)
戦々恐々として硬直する上条だったが、どうも相手の様子が予想とは違う。
先刻迄とは違い、離れた状態のままヒヨコ上条の顔を凝視しているのだ。
(?)
訳が分からないが、取り敢えず、こちらも様子伺いに相手を観察してみる事にした。

暫くの間、上条の顔を見ていた目が、パチパチと何度も続け様に開閉運動をする。
次に、キョロキョロと顔を左右に振りながら、首の柔軟運動を何度か繰り返し元の位置に戻る。
そして、顔の前屈運動へと移行し、ゆっくりとその顔が下降して行く。
その顔からの視線は、右肩、右腕、右腕を掴む自分の両腕、そしてスカートに隠れる二人の手の先へと。
暫くの間、そこで動かなかった顔が、今度は逆の軌跡を辿り再び元の位置へと戻って行く。
上条を見詰める顔。
やがて、その表面に水滴が滲み出し、次に赤色が表出し瞬く間に全面を赤くコーティングする。
最後には、『プルプルプル』と、小刻みな振動運動まで始めた。
更におまけとして、音の出ない滑らかな動きで両手をわたわた振り、飛行運動の見本までも披露する。
(うん、面白い子だ)
ヒヨコの着ぐるみの中で上条は誓う、
『何時か大空へ飛び立てるその日には……、共に太陽を目指し一緒に飛ぼう!』、とその胸に誓いながら、
自分の為に献身的に翼の動かし方を教えてくれている少女に向かって……、ニッコリと微笑んだ。
25着ぐるみ上条の受難 7/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 05:48:45 ID:vgEiUrHd
両手をわたわた振る少女は、恐らくパニックに陥って声も出せないのではないか、と推察し上条は尋ねた。
「御坂妹、だよな……?」
上条の問い掛けが耳に届いたのか、少女はピタッと動きを止めるとノロノロと腕を下ろし俯いてしまう。
暫し沈黙していたが、クッと顔を上げると、上条に向かって小さな声で答えた。
「……このミサカは何時もあなたにそう呼ばれているミサカです、とミサカは一〇〇三二号と検体番号を告
 げつつ虚偽の申告であなたを誤魔化そうかと考えていました、と正直に告白します」
「う……、い、いやー、正直者はエライと思うぞ。上条さんとしては……」
再度俯いてしまっている御坂妹に対し、上条はイッパイイッパイの状態で返答する。
やがて、上条の耳にか細い声が聞こえた。
「……どうかミサカを嫌いにならないで下さい、とミサカはあなたに心情を吐露します」
今にも消え入りそうな程弱々しい声に、上条は声も出ない。
俯き微かに震えてさえいる御坂妹に対し、上条は―――――。
『ポン。ナデナデナデ』
「あ……」
顔を上げ、驚きに目を見開く御坂妹。
上条は左腕(翼)を伸ばし、手の平(翼の先端)を彼女の頭に乗せ、優しく優しく動かしていた。
『ナデナデナデ』
驚きが薄れたのか、御坂妹の見開かれていた瞳がゆっくりと閉じられ、やがて、くすぐったそうに首を竦め
、まるで子犬の様にその手に身を委ねていた。

(お、どうやら落ち着いてくれたみたいだな……)
体の震えが治まり、頭を撫でている手に首を竦めている御坂妹を認め、上条は声を掛けた。
「こ〜んなコトくらいで、誰かを嫌う上条さんじゃありませんの事よ」
「……でもミサカはあなたに醜態を曝したばかりか粗相までしてしまいました、とミサカは羞恥に身を竦め
 つつ赤裸々にあなたに事実を告げます」
「ノープロブレム。上条さんの愛は、そ〜んなコトくらいじゃ全く揺るがない程、この世界を遍く照らす光
 にも似た広大無辺さを誇っているんですのよ」
「あ……」
「だから、な、そのー、気にすんな」
「…………………………」
上条の言葉を聞き、呆然としている御坂妹。
やがて、その言葉が心の内に浸透し、想いが伝わったのか彼女が口を開く。
「それでは不公平です、とミサカは不満を露わに着ぐるみの胸倉を掴みながら答えます。
 あなたの愛をミサカだけに向けて欲しい、とミサカは顔を着ぐるみに近付けながら切に語ってみます」
「ハッ!?」
「ミサカの愛を受け取って欲しい、とミサカはあなたの胸から手を離しつつ次のステップへと移行します」
御坂妹はそう言うと、着ぐるみ上条の胸に『ギュッ』、と抱き付いて来た。
突然の愛の告白に機能不全を起こした脳内で、上条は様々な対処法を検索する。
(どどどどうすりゃ良い!?こんな時には……、こんな時の対応は……、ああーっ、経験ねーから分からん!
冷静になれ俺。まず最初は、最初にすべきなのは、解決への第一歩は、んっ?第一歩……)
「なぁー、御坂妹。そんなコトより、先ず最初にやる事あんだけど……」
「ここは愛を囁く場面なのに、あなたは何を無粋な事を言っているのですか、とミサカはチッと舌打ちをし
 つつ寛容な女であるとアピールするチャンスだ、とほくそ笑みながらあなたの言う事に耳を傾けます」
「色々ツッコミ所満載の返答だが、右手を離して欲しいから力を緩めてくれ」
「あなたの言っている意味は分かりかねますが、右手がどうしたのですか、とミサカはあなたの右手を視界
 に収めようとしますが全く見えません」
胸に顔を埋める様に抱き付いている為、見えないのは当然である。
「このままでは見えないと結論付けます、とミサカ名残惜しそうに顔を埋めていたあなたの胸から離脱して
 右手の調査を開始します」
上条を抱擁していた腕を緩め上体を放す御坂妹。視線を右肩に移し、先程行った顔の前屈運動を開始した。
そして、……停止している。先程と全く同じ場所で。
しかし、今回は前回とは異なり顔が戻る事もなく、違う選択肢を実行したみたいだ。
更なる調査の為、両手でスカートの前面の裾を掴み、大きく捲り上げて覗き込む御坂妹。
当然、上条の視界にもその光景がバッチリと公開される。
機能不全を起こした脳内で考えた事を、素直に口にする上条。
26着ぐるみ上条の受難 8/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 06:00:06 ID:vgEiUrHd
「ふーん、今日は紐パンかぁー。
 濡れて張り付いてるから良くみえるけど、陰毛薄くて上条さん的に好みのタイプだ。
 そう言や、髪の毛より陰毛の方が色が濃いって言われてるけど、御坂妹の髪って茶色いよな。
 黒く見えんのは濡れてるからか?普段、乾いてる時ってどうなんだ?」
そう口にした瞬間、御坂妹の右ストレートがヒヨコの顔面に減り込み、上条の右手は解放された。

「大丈夫ですか、とミサカは先程咄嗟に取った自分の行動に驚愕を露わにしつつポツンと佇むヒヨコに向か
 って御機嫌伺いを行います」
公衆トイレの建物の前で、御坂妹はそう上条に声を掛けた。
トイレの個室で良い右ストレートを貰って頭がクラクラしていた上条は、そのまま女子トイレの外まで連れ
出され放置されてしまったのだ。
打たれ強い上条は直ぐにダメージから回復し、女子トイレの中に『おーい』と声を掛けたのだが、
『外で待って居て下さい』との返答が返って来たので、しかたなく待つしかなかった。
「ああ、こんくらいどーって事ないが、そっちこそ……、その、後始末とか、大丈夫か……?」
「ミサカは内心の動揺を抑えつつ、一つ以外問題はありませんでした、とミサカは事実を正確に伝えます」
「一つ以外って、それホントに大丈夫なのか?……っと、あれ?」
「どうしたのですか、とミサカは何故不思議そうにこちらを見ているのかと戦々恐々とします」
「い、いや、見た目ナンも変わってないなーって思って……、あんなに盛大にお漏らししてた割りに……」
「なッ!?」
その時、一陣の突風が吹き二人の周りを通り過ぎた。
地面を滑るように進み吹き上がった風が、二人の周りの木々を揺らし葉擦れの音を鼓膜に伝え震わせる。
御坂妹は風に掻き乱される髪を両手で押さえ、上条は着ぐるみ故に全くの無害でその光景を見詰めていた。
風に舞いはためくスカート、大きく捲くれ上がり惜しげもなくその中身を曝す光景を……。
慌ててスカートを押さえ付ける御坂妹。
上条は瞼に焼きついた光景に心を奪われながら口を開いた。
「ふむ。乾いた状態を見る限り、髪の毛よりも若干色が濃いようだな。
 濡れてた時の色合いとは較ぶるべくも無いが、やはり通説は正しかった事が証明された訳だ」
言い終わると同時に、御坂妹のハイキックがヒヨコの側頭部に叩き込まれ、上条は吹っ飛ばされた。
スラリとした片脚を伸ばし綺麗に半円を描く御坂妹。
宙を舞う上条の視界には、捲れ上がったスカートから覗く、何物にも覆われていない白く輝く綺麗に形が整
ったお尻が、まるでスローモーションの映像を見るかの様に映っていた。

地面との激烈な抱擁を交わした上条は、さすがにかなりのダメージを頂戴したらしく、中々起き上がれずに
いた。上条の様子に、さすがに心配したのか御坂妹が慌てて駆け寄って来た。
地面に肩膝を付いて、ヒヨコの頭に手を掛け助け起こそうとする御坂妹。
上条の視界には、しゃがんで立て膝をしたその奥が丸見えになってしまっていた。
柔毛が恥丘の上にちょこんと煙り、その下で息づく膨らみは肩膝を立てられた事に依り形を崩し、内に秘め
られた薄桃色の媚肉を微かに覗かせている。
男の本能を刺激する被写体を目にし、……上条は、……上条はァあああ――――――――――。
27着ぐるみ上条の受難 9/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 06:02:06 ID:vgEiUrHd
「ピイィぃィヨョょォオオオぉぉオオオオオオぉぉオオオオオオオ――――――――――ッ!!!!」
まるで朝日の到来を告げる親鶏の如く魂の雄叫びを公園に鳴き響かせる。
「突然どうしたのですか、とミサカはあなたの精神に疑問を投げかけます」
「大丈夫だピー」
「まさか頭でも打ったのですか、とミサカは内心の動揺を隠し切れずブルブルと震えてみます」
「打ってないピー」
「それでは一体どうしたのですか、とミサカは疑問符を浮かべながら尋ねてみます」
「見えてるピー」
「何が見えているのですか、とミサカは問いかけます」
「おまんこピー」
「『おまんこ』とは何でしょう、とミサカはミサカネットワークに検索をかけながら疑問を呈します」
「女の子の大事なトコロだピー」
「言葉の意味は分かりかねますが、とミサカは……一〇〇三九号から返答がありました、とミサ……!?」
御坂妹は途中で言葉を途切れさせると、地面から少し持ち上げていたヒヨコの顔を確認する。
そして、顔にある瞳の位置と角度を計算し、どこに視線が向いているかを辿る。
「!?」
瞬間、ヒヨコの頭を地面に向かって突き飛ばし、『ズザ―――ッ!』と一気に後方へと5m程後ずさる。
「ブごォッ!?」
ヒヨコの頭を地面へと叩き付けられ悶絶する上条であったが、着ぐるみ故に大事には至らない。
それより頭部への衝撃が幸いしたのか、動物(ヒヨコ)から人間(上条)へと意識をシフトさせてくれていた。
人間上条として覚醒した勢いで立ち上がると、現在状況を把握するべく辺りを見回す。
一通り見回し、記憶と照合すると近くのベンチへと向かい腰掛けた。

「おーい、上条さんは気にしてないから、こっちおいでー御坂妹」
御坂妹が羞恥心を覚えたみたいだ。
上条は子供の成長を喜ぶ父親の心境にも似た感慨に耽りながら、ベンチに座る自分から少し距離を置いて、
スカートの裾を手で押さえながら佇む少女に向かって手招きをした。
トイレでの衝撃的な事件のエピローグとしては随分と暢気な感じだが、単に上条お得意の現実逃避が発動し
ているだけで、未だ根本的には何も解決していなかったのだが……。

オズオズとスカートの裾を手で押さえながら上条の側に近付く御坂妹。その顔は仄かに赤らんでいる。
やはりその事に疑問を感じ上条は尋ねてみた。
「なー、御坂妹。一体どうしちゃったんだ?パンツはおろか、裸見られても平気だっただろ?」
「ミサカにも良く分かりませんが、あなたに見られると思うとこうなってしまうのです、とミサカは自分の
 心理状態に疑問を投げかけます」
「うーん、本人にも分からんコトじゃ益々俺にはわかんねーか。じゃあ、他にも聞いてみるけど良いか?」
「はい、とミサカは素直に頷きながら質問を促します」
「どうしてパンツ穿いてねーんだ?それと靴下や靴はどうした?」
「そ、それは……、とミサカはまた同じ心理状態に陥りかけているのを無理やり抑え付け質問に答えます。
 シンクで洗いましたが濡れていて気持ち悪いのでスカートのポケットに入れています、とミサカは羞恥に
 頬を若干赤らめながら答えます。
 靴下や靴は濡れていませんでした、とミサカは衝撃の事実をありのままに報告します」
「へッ!?そんなコトあんのか?今だって、俺の右手は濡れてチョッと重いくらいだぜ」
「その着ぐるみに秘密があるのでは、とミサカは自信なさげに疑問を投げ返します」
(そういやコイツは普通の着ぐるみじゃ無かったな……)
試しに右手を『パタパタ』と振ってみる。『?』。次にベンチへ『ペチペチ』と打ち付けてみる。『?』。
今度は手の平で着ぐるみの生地を掴んで『ギュギュ〜ッ』と絞ってみる。『!?』。
「なな何だこれ!?どうして水滴が、一滴すらでねーんだ?や、やっぱり、これもアレか?」
上条は学園都市名物とも言える様々なサンプル品を思い出し、着ぐるみが原因であると結論付けた。
「まったく、とんでもねーな学園都市は……」
上条は思う、流石は用途不明の試作段階の素材だと……。
市販の紙オムツなど比較にすらならない抜群の吸水性と浸透力を発揮し、御坂妹のお漏らしを難なく受け止
め切ったのだ。その上、水分を一滴すら逃さない不可逆性に脅威の保水力。
まさにゴアテックスの超強化バージョン、こんなのオムツか濾過にしか使えんだろと思わないでもないが。
ただし、パンツは流石に濡れて駄目になってしまっていたので、今の御坂妹はノーパンなのであろう。
それと、裏地には施されていなかった様で上条の右手は『ビチョビチョ』のままだった。
28着ぐるみ上条の受難 10/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 06:03:16 ID:vgEiUrHd
(現状は分かった。今度は原因に付いて聞いてみるか……)
「今日、最初に会った時からナンか変だったな、一体どうした?」
「実はミサカは昨日から体調が優れなかったのです、とミサカは状況を説明します」
「どっか具合が悪りーのか?ちゃんと医者に見て貰ったのか?」
「月に一度定期的にあるモノなので医者に見て貰う程ではありません、とミサカは今回は酷く重いのですと 重ねて状況説明を行いあなたの心配を否定します」
「なんだなんだ酷く重いって、重症ってコトか?」
「やはりあなたにはハッキリ言わないと伝わらないのですね、とミサカは溜め息を付きつつ自分も赤ちゃん
 が生める立派な女であるとアピールする為に生理です、と簡潔に答えます」
「あ」
「今回は少しおかしいのです、とミサカは前回までの状況と照らし合わせ比較検討を行います。
 生理期間中は気に入ったモノが欲しくなるのです、とミサカはさりげなく自分の悪癖を白状します。
 それを手に入れる若しくは触れるかなどすれば落ち着くのです、とミサカは対応方法を白日の下に晒し暗 にプレゼントの要求を突き付けつつ前回までの状況を解説します。
 しかし今回は気に入ったモノが近くにあると力が抜けてしまうのです、とミサカは肉体的精神的にも安定
 が損なわれた忌々しき状況であると分析します。
 今日はたまたま生理用品が切れたので気分転換に買い物に出かけたのです、とミサカは決して無断で病院
 を抜け出したのではないと外出の正当性を主張します。
 けれども街中には誘惑がいっぱいです、とミサカは可愛いモノに近づけない自分を慰めながら外出は失敗
 だったと正直に告白します。
 ミサカは公園へと逃げ込みましたがそこでヒヨコと出会いました、とミサカはあなたに会うまでの経緯を
 懇切丁寧に説明しました」
「な、何と言う衝動買いの化身様的発言だそれは!家や飛行機が欲しくなっちまったらどうすんだ!」
「まったく困ったものです、とミサカは視線を逸らしつつまるで他人事の様に答えます」
「く、クのォー……、ま、まぁー良い。そこまでの事情は分かった。
 でもあれだ、そのー……、その後、おかしくなっちまっただろ?アレはどうしたんだ?」
「そ……、それは……、その、あ、あなた、が……、原因です、とミサカはあの時の状況を克明に思い出し
 顔を真っ赤に染めつつシドロモドロになりながら答えます」
「……俺、が原因って、俺あの時ナンかしたっけ?」
「そう言うコトではなくて、ヒヨコの着ぐるみを着ていたのがあなただったからです、とミサカはヒヨコの
 顔を見詰めながら相乗効果が原因だったと説明します」
「?」
「やはり懇切丁寧に説明しないと分からないのですね、とミサカはこの鈍感野郎と心の中で罵りながら落胆
 の溜め息を吐きます」
「ず、随分な言われようだな、俺って……」
「あの時の心理状態を包み隠さず伝えます、とミサカは覚悟を決めながら最終通告の確認を取ります」
「最終通告って、なな何言っちゃってんですか!?」
「聞きなさい」
「は、はい……」
ベンチに座る上条の前に佇む御坂妹が、ユックリと瞼を閉じる。
静かに時が流れる中、上条はその様子に只ならぬ覚悟を感じ、一言も聞き漏らすまいと居住まいを正す。
「あの時ミサカは……」
やがて瞼を開いた御坂妹が語り始めた……、とその時、二人の横合いから一つの声が放たれた。 
「……アンタこんなトコで何やってんのよ?」



29着ぐるみ上条の受難 11/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 06:04:34 ID:vgEiUrHd
「ダあーッ!一体ナンなのよ今回の生理はッ!?」
御坂美琴は人気の無い公園の遊歩道を歩きながらそう毒づいていた。
(今迄こんなの無かったじゃない……)
『ズンッ』と下腹部が異常に重い。
そればかり『ジリジリ』とした熱を発しているかの様に体の芯を焦がしている。
更に最悪なのは、今迄の対処法が全く効かない事ばかりか、危険を招き寄せた事だ。
美琴の自宅の部屋の一角には、衝動買いした様々なモノを収めたダンボールがうず高く積まれている。
可愛いモノを手に入れれば嬉しさで力が溢れ下腹部の重みを忘れられた。……前回までは。
今回は違う。逆に力が抜けてしまう。そして、一度女子寮の部屋で白井黒子に襲われかけた。
本気で貞操の危機を感じ、その事で力が復活しなんとか撃退できたのだが……。
……電撃の出力を誤ったのか、黒子は体から煙を上げ『ピクピク』と痙攣して意識を失っていたが。
女子寮の部屋にはお気に入りのモノ数点しか置いていなかったが、身の安全の為、泣く泣く封印を施した。
街中では至る所に興味をそそるモノがある為、公園へと避難したのだがナンとも遣る瀬無い気分だ。
人気の無い道を周りの木々達に目を遣りながら進んで行くと、遠めにも自分と瓜二つの容姿をした少女が、
何か黄色く丸っこい物体と一緒に居るのが透かし見えた。
(ナンなのよあの物体は……、チョッと気になるわね)
近付いて行くと、どうやらベンチに置かれた着ぐるみらしい事が判明した。
自分の妹達の一人が、着ぐるみに話し掛けている事から中に人が入っているのも分かった。
(横からじゃ何のキャラクターか分かんないわね。あれって翼?『パタパタ』してて、とってもラブリ〜♪)
何故この公園に来たのか?との目的も忘れ、一直線に翼に向かって行く。
(あの娘と話してるって事は知り合いよね。チョッと声掛けて触らせて貰おっと♪)
近くまで近付いた美琴は遊歩道から出ると、妹達の一人に声を掛けた。

横合いからの声に振り向き、声を発した者が誰であるか確認した後、その人物に声を掛ける御坂妹。
「お姉様」
(ん?お姉様って事は御坂か……)
少し遅れて横手に振り向く上条。
「ねぇ、その着ぐるみの人アンタの知り合い?良かったらチョッと翼を触らして欲しいんだけど?」
「本人の許可を取ってみない事には分かりかねますが、とミサカはこの人はお姉様も良く知っている人です
 と認識を改めさせつつ質問に答えます」
「え!?私も知ってるって、この着ぐるみ着てんのってどこの人な……」
美琴が視線を向けた先の着ぐるみが自分の方に振り向いていた。つぶらな瞳が美琴の脳髄を虜にする。
美琴は喋る事さえ出来ない程の脱力感に襲われた。

突然喋っている途中で、いきなり黙り込んでしまった美琴を訝しみ御坂妹に尋ねる上条。
「なぁー、御坂妹。おまえのお姉様はどうしちまったんだ?突然、電池切れみたいになっちまってるが?」
「詳しいコトは分かりかねますが、とミサカはどうやらお姉様もミサカと同じ状態であると推測しつつ質問
 に答えます」
「同じ?」
「はい、とミサカはミサカの生みの親でもある素直になれないお姉様が、素直になれる最大のチャンスでは
 ないかと考えながらお姉様の様子から質問に確信を持って肯定します」
「言ってる意味が分からんが?」
「ミサカは好きな人が自分を振り向いてくれない苦しさを理解しています、とミサカはこのままでは何時か
 別の女性の元へ行くのではとの懸念が消えませんとあなたの浮気性を恨みつつお姉様と共にタッグを組む
 と言う新たな選択肢を選ぶ事にします」
「うーん、してその心は?」
「あなたを縛り付けるにはお姉様との二人が掛かりの方が確実です、とミサカは恥ずかしい思いをした仲間
 が欲しいとの本音の一つをひた隠しにしつつお姉様に行動を促します」
「ナンだか知らんが不穏な発言するな!……それと、サッパリ分からんが行動を促すってどうすんだ?」
「こうやって……」
そう一言告げると、御坂妹は美琴に向かって普段の音量とは違う大きな声を出した。
『お姉様、この着ぐるみの中の人は、上条当麻さんです』
30着ぐるみ上条の受難 12/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 06:05:43 ID:vgEiUrHd
声が聞こえた……、あの娘の声だ。
体の力が根こそぎ奪われ、……下腹部の重みと熱さに支配されていた体に、人の名前が響く。
その名前は鼓膜を震わせながら体の中に侵入すると、そのまま滑り落ちある一点に留まる。
下腹部である子宮へと……。
熱さが爆発する。
それは重みを簡単に打ち消し、体の隅々にまで燃え広がって行く。
熱い。熱さは普段とはまるで違う種類の力へと変換され、その力の凄まじさに体が脈動する。
体に力が戻り意識が覚醒する。
視界に映るヒヨコが子宮に留まる名前の持ち主へと変換される。
このままでは抑え切れない、体を内部から爆砕する様な力に腕を廻して押さえ付けようとする。
無駄な努力だと直ぐに知れた。
この体を焼き焦がす力を抑える術は一つであると、子宮が教えてくれる。
美琴は、震える体を抱き締めたまま、子宮が教える術を知る人物の名前を呟き、一歩踏み出す。

上条は美琴が目の前で見せる姿にデジャビュを感じた。
それはつい先刻見た、御坂妹が見せた反応。
変化が生じた。
美琴の体全体が薄く青白い光に包まれる。
「流石はお姉様です、とミサカは驚愕を露わにしつつこのままではミサカも巻き込まれて被害を受ける可能
 性があると戦々恐々とします」
「お、おい、御坂妹。俺はどうすりゃ良いんだ?こんなの手に負えそうにないぞ!」
「頑張って下さい、とミサカはミサカの先程の恥ずかしい記録を反芻しながら簡単な対処法はお姉様を絶頂
 に導くコトだと答えつつあなたに熱いエールを送り戦線離脱します」
上条に熱いエールを送り、木立ちの中へスタコラサッサーと消える御坂妹。
上条はベンチから立ち上がり、美琴と正面から相対する。
美琴が呟く。
「当麻……」
その声を聞いたヒヨコ上条の体が『ビクッ』と震える。
視界に映る美琴が一歩、上条に向かって踏み出した光景を映した時、
上条はその場で180度の高速ターンを決め、翼を『パタパタ』と振りながら、
短い足をチョコマカと高速回転させながら逃走を開始した。
背後に聞こえる美琴の『ちょッとー』と呼び掛ける声を華麗にスルーしつつ、鳴き叫んだ。
「今日も、不幸だピぃィィイイイぃぃイイイイイイ―――――――――――ッ!!!!」



(な、何とか無事に、一日勤め上げたな……)
今日の出来事を反芻しながら、学生寮のエレベーターに揺られる上条。
あの後、何とか美琴の追跡を振り切り、お店の中へと駆け込んだのだ。
これまで体験した豊富な追いかけっこの賜物か、単に追跡者を振り切るだけでは無く、相手に自分の目的地
を悟らせない完璧とも言える逃走劇を成し遂げていた。
しかし、そんな努力をしたにも関わらず、お仕事はお店の外で行わなければならない。
上条は始終ビクビクしながらも、道行く人々に愛嬌を振り撒くと言う苦行を強いられた。
偶然、普段の美琴の行動範囲内に、商店街を含むこの辺りが含まれていなかったらしいのが幸いして、
大きなトラブルも特に無く、終了時刻を迎える事が出来たのだ。
肉体に加え精神もヘトヘトに疲弊した体を宥めながら、自分の部屋の階でエレベーターを降りるとフラフラ
と歩き出したが、目的地は自分の部屋などではなく、お隣りさんである。
寮に着いた時、外から明かりが点いているのを確認したので住人は在宅しているだろう。
ドアの横のインターフォンのチャイムを押し反応を待っていると、ドア越しに『鍵は掛かってないぜー』、
との声が聞こえて来た。入室の言質を確認したのでドアを開け中に入り込む。
そして入って直ぐ目に飛び込んで来た光景に、上条は思わず住人に声を上げた。
31着ぐるみ上条の受難 13/13 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 06:06:24 ID:vgEiUrHd
「……何やってんだ、オメェーは!?」
「おーっ、カミやん。今日はお疲れさん。何って……、見て分かんねーか?
 注文してた品がようやく届いたから、細部を色々チェックしてるんだにゃー」
平然とそう答えると、全身が映る姿見に、体の前面に服を当てた自分の姿を映しこんで何やら体を動かして
いる。袖を持って広げて見たりと色々調べているみたいだが、その服に付いて上条は聞いてみた。
「なぁー、土御門。メイド服なんて、お前一杯持ってるじゃねーか。
 見たとこマットーなデザインみたいだけど、今更そんなの手に入れてどーすんだ?」
「甘いな、カミやん。一見普通に見えるが、これは幾通りにも変化させられる多機能メイド服だぜい。
 一例を挙げれば、袖を外すとノースリーブメイド服に早や変わり、スカート丈もお好みの長さに調整可能
 となっております。ミニスカメイド用には、オプションとして編み上げブーツも取り寄せてあるぜい」
「そ、そっか……、でもなー、舞夏用にしちゃー、チョッとサイズがデカ過ぎだと思うんだが……?
 !?まさか……、お前が着んのか?」
「バカ言っちゃいけないにゃー、カミやん。土御門さんにレイヤー趣味なんて無いぜよ。
 これは別人用に用意した品だ。舞夏には、当然別にちゃんと用意して大事に仕舞ってある」
「そ、そっか……、じゃあそれ誰用だ?」
「それは秘密だにゃー」
「あ……、あれ?……ナンつーか、妙な寒気を感じ取ったんだが?
 まー、いっか。それより何か食わしてくれ。昼飯食いっぱぐれて行き倒れ寸前だ」
「カミやんも大変だにゃー、禁書の餌代にバイトまでやる羽目になってんだからなー」
「餌代って、オマッ、インデックスをペットみたいに、……一応、必要悪の教会の同僚だろうが」
「しかしだな、カミやん。
 はっきり言うと、禁書目録は魔術と名の付くモノに関わった時、その知識を持って大いに力を発揮はする
 が、その時以外の普段の禁書は、唯の大飯喰らいの暴食魔人に過ぎんぜ。
 フーっ……、思い出すにゃー、イギリスに居た頃を……。しょっちゅう厨房に忍び込んでは食材を始め、
 作り置きの料理やらを食べ尽くして、コックやメンバーを阿鼻叫喚の坩堝に叩き込んでた光景を……」
「コらーッ!なに遠い目になって昔を懐かしんでんだ!こっちは現在進行形で被害に遭ってんだぞ!
 あの暴食シスター、ナケナシの金で買った1週間分の食材をたった半日で食い尽くしやがって!
 おまけに、『とうまが晩ご飯食べさせてくれないから小萌のとこ行くね』とか、ぬかしやがって!
 オメェーは、それまでに1週間×2人分喰らってんだろーがッ!
 こちとら週末バイトする羽目になっちまったんだぞ!」
「まあまあ、落ち着きなって、カミやん。そこんとこ憐れに思った心優しきナイスガイの土御門さんが、
 単発で高収入のバイトを斡旋してやったんだから、感謝ぐらいはして欲しいにゃー」
「フー、フー、……ま、まぁー、その点だけは感謝する土御門」
「それじゃあ、カミやん。明日は地下街でお仕事だぜい。指定の衣装はそこに準備してあるにゃー」
そう言って、横手の壁の方に顎をしゃくる土御門。
「ナニが衣装だ。どんなに気取ったって、要は唯の着ぐるみじゃねえか。
 まっ、明日は違うヤツみたいだから、今日みたいな目には……」
首を横に回し、その着ぐるみを確認した上条が、まるで魂が抜けたかの様な虚ろな声で呟いた。
「嘘だろ……」
壁に引っ掛けられた着ぐるみの大きな瞳が、上条を見詰める。
上条当麻は知っている。その着ぐるみのモチーフとなったキャラクターの名前を……。
呆けた表情で、着ぐるみの大きな瞳と見詰め合っていた上条であったが、
我知らず、虚ろな声でそのキャラクターの名前を呟いていた。

「ゲコ太……」

まるで、その声に応えるかの様に、蛍光灯の光を受けた大きな瞳が『キラリ』と輝いた。




    終わりだピー
32クオ ◆NNsrxnn4LE :2009/05/06(水) 06:07:20 ID:vgEiUrHd

         べチャ

以上で終わりです。書いてみたら結局こんな風になりました。土御門、使い易くて便利なキャラだ♪
げこ太ってカタカナ表記だったんだね・・・・・全然、覚えてなかったよ。
イメージ変換して読み飛ばすから細かい設定把握とか曖昧なままだね、とクオは他人事の様に報告します。
それにしてもトイレがお好きなんですねぇー。面白いから賛同者の一人に名を連ねてしまったじゃないか。

構成や制限減らした文体って気楽に書けるから楽で良いわ。はっはっはっ、はぁー。ゴメンね、姫神さん。
33名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 07:08:20 ID:IMOWwWEt
まったく朝っぱらからなんてものを…………GJ!!!
でもやっぱり美琴はスルーされる運命なのね……
不幸だピー には吹いたwww
34名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 17:18:02 ID:b7KvM+aG
ボン太くんならぬゲコ太くん…さて、どんなものにしようか。
中身は必要悪の教会の術式仕込み…みたいのは打ち消されるから無理か。
ライバルはピヨ子ちゃん、学園都市製のハイテクスーツで
専用バッテリーチャージャー付きで活動(能力使用)時間も延長。
今日も打ち止めの危機にぴよ!っと現れピヨ!と解決。
35名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 18:26:00 ID:WWCDgCZs
なんか過疎ってるな
あげとくか
36名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 19:06:35 ID:ImSn3iJc
ageたら書き手が寄ってくるとでも思ってる18歳以上の人間が居るのか
37名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 19:08:52 ID:p4editmv
美琴の好きな体位は何ですか?
38名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 20:53:51 ID:erkyhXx5
>>37
顔が見える正常位
39名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 22:16:53 ID:47trEBdd
>>38
そして赤面するわけですな当麻の顔を見て
40名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:17:32 ID:A1SMVYWD
対面座位だろう

慣れてきて乱れると
「後ろからして……」
って陶然とした表情でいうんだけど
「美琴って、すっげーエロいのな」
って上条さんに言われて顔を真っ赤にしつつ自分でくぱあっと……


誰か殺してくれ
41名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 00:01:28 ID:MXpvq12U
こよいのかみつきはよくきれるんだよ、とーま
42名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 00:02:20 ID:WE/t+1f1
一番エロイのは背面座位だと思うのよな
43名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 00:50:45 ID:olAoWiOA
立ちバックがいいなぁ
44名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 00:57:52 ID:kwSCJBF7
もちろん、鏡の前でだよな?
45名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 01:08:52 ID:WE/t+1f1
鏡の前ならしーしーポーズ(子どもをおしっこさせるアレ、変則駅弁?)のがいいと思う
立ちバックだとあまり鏡のギミックもしくは体位による特徴を活かす事が出来ない気がする
46名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 01:14:15 ID:txlrdAW9
>45
立ちバックで鏡というのは強烈な効果がある。

自分のアヘ顔をどアップで見せつけられるのだ。
47名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 01:17:25 ID:WE/t+1f1
それはわかるけど別にそれ立ちバックに限ったことじゃないよね、ってことさ
それこそバック系統なら大概がそういう構図になるわけだし
それなら顔見せつけ&局部見せができるこっちのほうがいいんじゃないかなーと
48名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 06:14:31 ID:72cJKqin
鬼畜
49名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 08:00:31 ID:1y3Yv7Q7
お前たちにはがっかりだ…いいか、
立ちバックとは相手に恥じらいだけでなく、巨乳さと尻の弾力性も求めるのだ
全て兼ね備えたねーちんは理想の立ちバックターゲットとは思わんかね?
50名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 08:02:26 ID:cbGYsbs6
熱くなるなよ
せっかく全裸にネクタイなんだから
51名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 10:08:20 ID:L18Thfw3
まあなんだ
こんなエロシチュ議論で思いっきり熱くなれるおまいらが

俺 は 大 好 き だ
52名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 10:10:19 ID:yvgXH2ZJ
>>39
それだけで興奮してきた
53名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 10:10:24 ID:TVfZJyHv
>>51
ウホッ
いい男
54Aサイド ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:26:54 ID:qXeceq5P
エロい事はいい事です。
さあ、今日も流れを読まずに投下しますよ。
今回はインデックス×上条だと思います。多分。
エロありです。
では『初めては2人だけの秘密』投下します。
55『初めては2人だけの秘密』1 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:27:51 ID:qXeceq5P
『初めては2人だけの秘密』



 空にはうっすらと雲がかかり、降り注ぐ日差しも柔らかい。
 そんなうららかな休日の午前、朝食を終えた上条当麻とインデックスはまったりとした時間を過ごしていた。
 そして、そんな2人のもとについ今し方、上条の母、詩菜の名前で段ボール箱が一つ送られて来ていた。

「とうまー、一体何が届いたのー?」
「あー、母さんからインデックス宛に……、何を送って来たんだぁ?」
 期待に瞳を輝かせるインデックスを制して、上条は段ボールを開けた。
 そして、一番上に乗っていた手紙を手に取って中を読む。

「へー……、インデックス。母さんお前に服送ってくれたみたいだぞ!?」
 上条は驚きの表情のままインデックスの方を振り返る。
 その内心ではインデックスの喜ぶ顔なども期待していた上条だったのだが、

「なんだー、食べられるものじゃ無いんだね」
「ぉ……?」
 見るからに落胆した表情を浮かべたインデックスを目の当たりにして上条はア然とした。
 そのまま暫しインデックスを無言で見詰めていた上条は、一つ大きな溜息をつくと、

「こらこらインデックス。その反応はちょっと酷く無いかー? お前はもっとこう慎みを持つって言うか……、感情も胃袋任せですか?」
 上条の投げやりながらも、かなり刺のある物言いにインデックスは目を丸くする。
 それからカァーッと顔を真っ赤にすると、

「え? あ、えー……。も、もーっ! とうまはもっと女の子の繊細さとか理解して欲しいかもっ!」
「な、何急に怒ってんだインデックス!? 俺何か間違っ――――」
 涙目になって怒るインデックスに上条は面食う。
 とにかく自分の正当性だけは主張しておこうと言葉を口にしようとしたのだが、

「それ以上何か言ったら……」
 柔らかな日差し差しの込む室内の筈なのに、何故かインデックスの顔に濃い影が落ちて表情が見えない。
 そして、そこにパックリと開いた赤い口と輝く白い歯を見た上条はすぐさま降伏の白旗を上げた。

「はわ!? ま、待て、インデックス。判った、了解、オッケー、今俺は心の底から理解したからっ!!」
 一心不乱に土下座を繰り返す上条に少しは溜飲を下げたインデックスは元の表情に戻ると一つ小さな溜息をついた。
 それから改めて興味深そうに段ボール箱を見つめて、

「で、とうまのお母さん、私に何を送ってくれたのかな?」
「(やっと本題かよー、ふ、不幸だぁー)」
「何ぼそぼそ言ってるのかな?」
 上条の小さなぼやきに、インデックスは聞こえないながらも不満げに相槌を打つ。
 そんなインデックスに話が元に戻るのを恐れた上条は、

「あ、や、ははは、服だよ服。さっき言っただろ?」
 そう言いながら上条は段ボールの中身を一つ一つ広げては並べて行く。

「服?」
「そうそう。どうやら母さん、お前のそのボロボ――――」
「うー……」
 上条は背後からの殺気にも似た気配に肩をびくっと大きく震わせた。
 そして失言に気が付いた彼は、しどろもどろになりながら言い訳の言葉を考えるが焦った頭では何も思い付かない。
 それでは何かインデックスの気を引けるようなものは無いかと、上条は必死になって段ボールの中身を物色する。

56『初めては2人だけの秘密』2 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:28:37 ID:qXeceq5P

「あ、ごめんっ! で、とにかく服を送ってくれたらしいんだけど――――ぉ!?」
 ところが、またもや上条は肩をびくっと震わせると、とてつもない速度で段ボールの中に何かを隠して蓋をした。
 それからすっくと立ち上がると、ダンボール箱の存在を振り切るかのようにインデックスの方に全身で振り返った。

「ひんでっくしゅさん! あ、後は、じ、じじ、自分で見てみてくれるか? お、俺ちょっと用事を思い出したから」
「どうしたの、とうま? 顔が真っ赤だよ」
「ひ!? いや、な、ななな、何でも無いんだすッ!!」
 インデックスの指摘に上条は更に顔を赤くすると、顔を見られたくないのか両腕で覆い隠した。
 そんな上条の様子を、インデックスは『私だけはとうまを見捨てたりはしないんだよ』と思ったかどうかは定かではないが、そんな聖書に書かれる聖母にも似た優しい眼差しで見つめていた。
 とにかく色々な意味で居た堪れなくなった上条は、突然何かを閃いたかのように人差し指を立てると、

「そ、そうだ! プリン買って来てやるから! だからな、ちょ、ちょっとそれは自分で着てみてくのぅえっ!? イテッ! ふ、不幸だ――――――――――っ!!」
 そう言うと上条は転がる様に玄関に向かおうとして、テーブルに蹴つまずいて本当に転がりながら玄関の方に消えて行った。
 そんなこんなで、ハイテンションに目の前から消えた上条をしばし呆然と見送ったインデックスだったが、『プリン』の一言に先程の聖母の眼差しを引っ込めて、夢見る少女のように瞳を輝かせると上条の後を追った。

「あっ、とうまぁ!? 私プリン3個欲しいかもっ!!」
「わ、判ったから! じゃ、行って来るから。帰る前にはちゃんと電話するから、お願いだから、絶対電話に出てくれよなっ!!」
「うん! だからとうまもプリン3個、忘れないで欲しいかもっ!!」
 インデックスは、上条の懇願に近い叫びに元気に返事を返すと、にこやかに笑顔で送り出したのだった。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 上条はドアノブに手を掛けたままごくりと生唾を飲み込んだ。
 ついさっき電話で確認した限りでは、インデックスはたいそうご機嫌な様子でプリンの事さえ口にしなかった。
 そんなプリンはちゃんと上条の左手に下げられた箱の中に入っている。
 万が一何かあってはいけないと、奮発して学園都市でもいちにを争う有名パティシエ作のプリンをインデックス用に4つ、自分用に1つの計5つ買ってきた。
 それでも自分の不幸体質に一寸の幻想も持たない上条としては、どんな自体が起きてもいい様に覚悟を決めると、極力平静を装って扉を開けた。

「ただいまー。インデックスーどうだー、上手く着れたかー?」
「お帰りとうまー」
 軽やかな足音を響かせてインデックスが玄関先まで出迎えに来た。
 その姿を見た上条は、

「お、おおっ!!」
 驚きの声を上げるだけで、意味のある言葉を発することが出来なかった。
 それ程の衝撃が上条に心に走ったのだ。
 恥らうように佇むインデックスの服装は、白地を基本に薄いピンクのレースをあしらったロングスリーブ、ロングスカートのワンピース。
 更にインデックスの美しい銀色の髪に合わせた白い花模様のカチューシャと、足首にピンク色のレースのリボンがワンポイントになっている白いストッキング。
 殆ど肌の露出の無いそれらが、インデックスの華奢な体型にはぴったりと合っていて、まさに深窓の令嬢といった雰囲気をかもしていた。

(か、母さんスゲー! まさにインデックスのためにある様な服)
 呆然とする上条の前で、インデックスははにかみながらくるっと回って見せた。
 すると、ふわっとスカートの裾が広がりさながら花が咲いたかのようだ。
 実際上条はその時甘い花の香を嗅いだ気がしてくらっと眩暈がした。
 そんな上条の前で後ろ手に指を絡めてモジモジしながらインデックスは上条の顔を覗き込むと、

「こう言うの生まれて初めてなんだけど。ど、どうかな?」
「あ、ああ」
「変、じゃない?」
「変な訳無い――もし変なんて言うヤツがいたら、俺がその幻想ごとソイツをぶっ飛ばしてやる」
 上条の淡々とした台詞にインデックスは目を丸くする。
 そして、その言葉を意味が浸透すること数瞬――インデックスは顔を真っ赤にして俯いてしまった。

57『初めては2人だけの秘密』3 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:29:40 ID:qXeceq5P

「と、とうま。それはちょっと、その……言いすぎ、かも……」
 その一言に上条も我に帰ってインデックスの姿と自分の言葉を反芻して――――。

「へ!? あ、いや、ごめ、見とれ、てゆわっ!! お、お土産、お土産のプリンだぞ!!」
「?」
 突然慌しくなった上条にインデックスはキョトンとして上条を見つめた。
 上条はそんなインデックスの手をそっと壊れ物でも扱うかのように手に取ると、

「さ、上がろうー。上がってプリンを食べましょー」
 インデックスが事の次第に気がついて再び赤面する前に、その手を引いて奥の部屋へと向かったのだった。


「ねえ、とうま」
「へ、何だインデックス?」
「知ってたら教えて欲しいんだけど――」
 インデックスはそう言うと、手にしていた空になったプリンの容器とスプーンをテーブルの上において、段ボール箱をごそごそと物色し始めた。
 布越しにゆらゆらゆれるインデックスのお尻に無意識に見とれていた上条は、意識した途端猛スピードで顔の向きを変えると、壁にかかったカレンダーの数字を順番に数えて気持ちを落ち着けようと努力した。
 その間に目的の品を見つけたらしいインデックスは、上条の前に回りこむとそれ――白のレース地にストラップと留め金が付いた――を目の前にぶら下げて見せた。

「これ、何だろうね?」
「あ、それはガータァ……!?」
 上条はそれ以上言わずに、インデックスが手に持ったそれから全力で視線を外した。
 そんな上条に気付かれない程度にインデックスはちょっとだけ悪戯っぽい笑みを浮かべると、声を大にして視線を逸らす上条を名を呼んだ。

「とうま! ねえとうまぁ! 顔赤くしてどうしたの?」
「ひへ!? あ、な、ななな、何でも御座いませんの事よインデックスさん!! と、ところでわたくしめはまた用事を思い出しまして――」
 インデックスに顔色を指摘された上条は、慌ててインデックスから離れようと立ち上がろうとした。
 ところが、上条が立ち上がろうとした瞬間を見計らってインデックスが背後から飛び掛って来たのだ。

「どわっ!?」
 急にインデックスに飛びつかれてうつぶせに倒れてしまった上条の背中には、ぐいぐいと体を密着させてくるインデックスの体の重みと、それ以外の色々な感覚を刺激するものが伝わって来て上条は更に精神的に追い詰める。
 とにかく現状から逃れたい上条は、慌てて上体を捻ると背中に居座るインデックスに向かって、

「イ、インデックス! とにかく背中から降りろっ! 俺は重要な用事をたった今思い出したのですから、どうかお見逃し下さいまし、かしこ」
「ふーん」
 インデックスは、上条の苦し紛れの言い訳の言葉に生返事を返すと、状態を少し前に倒して自分を仰ぎ見る上条に顔を近づけた。

「ねえ、とうま」
「はいっ! 何でしょうかインデックスさん」
 余裕の表情を見せるインデックスを前に、上条は何を言い出すのかと緊張する。
 そんな上条に対して、インデックスは優しさを感じさせるような笑顔を浮かべながら、

「ところで、私の質問の答えはどうなったのかな?」
「え? わたくしめには何の事やらさっぱり――ああ!! 母さん、母さんに聞けばきっと判るに違――――」
 また視線を逸らそうとした上条の頬を、インデックスの両手が挟み込んだ。
 そこからぐいっとインデックスの方に顔を向けさせられた上条は、本来だったら苦しい姿勢なのにも関わらず、インデックスの顔を見た途端にそんな事など忘れてしまった。

「私はとうまに聞いたんだよ。とうま、ちゃんと答えて欲しいかも」
 先程と打って変わって真剣な表情のインデックス。
 その銀色の瞳の中に映る自分の顔を暫し見つめた上条は、

「わ、判った。ちゃんと話すから退いてくれ」
 と観念してそう答えた。
 インデックスが背中から降りて床の上に正座すると、上条もインデックスと向かい合わせに正座した。
58『初めては2人だけの秘密』4 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:31:25 ID:o4j7o8NM
 それから改めて、ほんの少しだけ戸惑いの表情を浮かべると、

「あの……、インデックスさん? その怒らないで聞いていただけますか?」
 そう言って上条は頬を指で掻きながら、

「あの、な。それは『ガーターベルト』と申しまして、女性のストッキングが落ちないように付けるものでして、ええ」
「なるほどなるほど」
 インデックスの返事に内心胸をなでおろす上条は、

「これでよろしゅうございますか、インデックスさん? ではわたくしめはこれで――」
「ねえ、とうまぁ」
 上条はインデックスの猫なで声にビクッと肩を震わせる。

「え? あ、あの……何? わ、わたくしめこれから大変な用事をこなさなくてはいけない使命が天啓にてにて舞い降り――――」
 この場から逃げなくてはいけない!! と言う本能からの指令を実行しようと支離滅裂の言葉を紡いでいた上条の両手を、さっきのお返しとばかりにインデックスがそっと握りこんだ。
 そして、ぎょっとする上条にインデックスは、

「手伝って欲しいかも」
 涼しい顔で上条にとどめの言葉(いちげき)を投げかけた。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 上条は、まるで借金取りに来訪されて逃げ場を無くした、いたいけな借主の様に部屋の隅で身を縮めていた。
 そして、その借金取りよろしくテーブルの上に借用書代わりに広げられたガーターベルトを挟んで、テーブルの上で頬杖を付いて上条を半眼で見つめるインデックス。
 先程のインデックスの爆弾発言からずっとこの状態でかれこれ1時間が経過しようとしていた。
 重苦しい沈黙――それに耐えられなくなったのはこの部屋の家主、上条であった。

「あ……、あの……」
「何かな、とうま?」
「舞夏にお願――」
「却下」
「じゃ、小萌せ――」
「却下」
「姫――」
「却下ぁぁぁあああああ!! 却下、却下。もう誰が誰でもとうま以外はぜぇんぶ、大、却、下、なんだよっ!!」
 興奮気味にテーブルをバンバン叩くインデックスに、上条はただ「は、はぁ」と間抜けた返事を返した。
 すると、暫くインデックスは「うー……」と唸りながら上条を睨みつけていたが、突然すっくと立ち上がると大股で上条に近づいて行く。
 そして、黙って自分を凝視している上条の前まで行くと、インデックスは突如悲しい目で上条を見下ろすように見つめて来た。

「と、とうまはそんなに私に触れたくないのかな?」
「え?」
 インデックスの急な態度の変化についてゆけない上条は、言葉の意味を聞き返そうとインデックスの方に実を乗り出した。
 インデックスはそんな上条の頭をふわっと胸の中に抱き寄せながら、

「私は氷細工でも、飴細工でも何でも無い生身の人間だよ。そりゃ十万三〇〇〇冊の魔道書が頭に入ってる『歩く魔道図書館』なんて言われてるけど――」
 そう言うと、今度は上条の目の前にすっと座り込んだ。
 そして、顔を真っ赤にして硬直する上条の右手を両手で包み込むとまたも自分の胸の中に抱きしめた。

「どう? とうまの右手が触れても私は消えないよ」
 右手に微かに柔らかさと、暖かさを感じて上条は脈拍が跳ね上がるのを感じた。
 暫しその感触に我を忘れた上条だったが、

「お、わ、判った! 判ったからインデックス!! と、とにかく手を離してくれ!!」
 観念した上条は、無茶は百も承知でインデックスの言う事を聞く約束をして手を取り戻すと、改めてインデックスの前で正座した。
59『初めては2人だけの秘密』5 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:32:29 ID:o4j7o8NM
 緊張した面持ちの上条を前に、インデックスは妙に嬉しそうにはにかむと、

「さあ、とうま。まず私はどうすればいいのかな?」
 と、ことさらかわいらしく小首を傾げながら問いかけた。
 そんなインデックスの姿に、上条はまた生唾を飲み込むと、

「シ、ショ、ショーツを……」
「ショーツを……どうするのかな? とうまの口からはっきりと言って欲しいかも」
「ショーツは、ガーターベルトの上に来なくちゃいけないんだ――」
「どうして?」
「シ、ショーツが上じゃないと、トイレに行った時に一々ガーターベルトを外さなくちゃいけなくなる。だからショーツの前にガーターベルトは身に付けなくちゃいけないんだ」
「うん」
「だから……、シ、ショーツをぬ、脱いで……」
 上条は段々と居た堪れなくなってインデックスから目を逸らして行く。
 そんな上条のすぐ側で衣擦れの音共に何かが動く気配がした。

「脱がしてくれると、嬉しい、かも……」
「はひ?」
 上条の目の前にはつい数時間前上条が一度手にしたそれ――サイドリボンがアクセントのサテン生地のシルバーのローレグが見えた。
 どうやらインデックスは自分のスカートをたくし上げて見せているらしい。
 太ももまでのストッキングとショーツの間に見える桃色に染まった肌が、インデックスの恥じらいを如実に表していた。

「とうまぁー、ねぇとうまぁー」
 インデックスの妙に間延びした甘ったるい声が、上条の頭の中で木霊する。
 すると、それまでインデックスの秘密の部分を覆い隠す布地を凝視したまま硬直していた上条の両手が、ゆっくりと動き出したのだ。
 上条は荒い息継ぎをしながら無言でインデックスのショーツのリボンに手を伸ばしてゆく。
 そして、何度か躊躇した後リボンを摘み上げるとぐいと引いた。
 その感触に、インデックスが「あっ」と小さく息を漏らしたが、上条は手を止める事無くリボンを解いた。
 リボンが解かれると、秘密の部分を覆い隠していた三角の布地がはらりと上条の方に倒れると、そのままインデックスの内股をくすぐりながら足元に落ちた。
 隠すものの無くなったそこには、くすみ一つ無い桃色に染まった肌と、うっすらと申し訳程度に生えた頭髪と同じ銀色の茂みと、そして肌より若干赤みを増した割れ目が有った。

(綺麗だ……)
 上条は、本能に誘われるままにそっと人差し指で割れ目に触れる。

「ひゃ!? と、とうま……」
 インデックスの驚く声も意に返さず、上条はそのまま割れ目に人差し指を潜り込ませた。

「ひっ、いや」
 無意識にインデックスはいやいやと首を左右に振る。
 それでもスカートはたくし上げたままだし、上条から逃げようともしないのは、上条を誘った負い目かそれとも……。
 
「あくっ」
 上条の指が割れ目の奥に潜り込むと、指先に滑った感触と湿り気が感じられた。
 そのままゆるゆると指を動かすと、次第に耳にもくちゅくちゅと水音が聞こえてくる。
 上条はとろとろと蜜を漏らす割れ目を黙って凝視したまま一心不乱に指を動かした。
 そして、その行為は段々とエスカレートして行く。
 上条は伸ばしたままの指を少し鉤状にして引っかくようにゆっくりと動かしてみた。
 すると何か柔らかい穴のようなものに引っかかる。
 そのまま穴に指先を入れたままで先程と同じように指を前後させると、

「ひぐっ!?」
 一際大量の蜜が溢れて上条の手と、インデックスの太ももを濡らした。
 インデックスは刺激の強さに体を震わせて、無意識の内に内股を閉じようとしたのだが、

「へ?」
 太ももに違和感を感じてインデックスは一瞬正気に戻りそうになった。
60『初めては2人だけの秘密』6 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:33:53 ID:o4j7o8NM
 しかし――――

「っ!?」
 生暖かく湿った感触を股間に感じた瞬間、先程に倍する快感に声も出ない。
 それもその筈、上条が太ももを両手で押さえて閉じないようにした上に、インデックスの割れ目にかぶりついて一心不乱に舌を這わせていた。
 インデックスは、スカートの生地の上から上条の頭を股の間に押さえつけたまま、受け止めきれない快感の波に頭(かぶり)を振って涙を流した。
 その甘美な責めは、インデックスが正気を保てずに失神するまで永遠と続けられるのだった。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 まだ西日が窓から差し込んでくるような時刻に、上条は自宅にある唯一の寝具であるベッドの上で天井を眺めていた。
 その顔はなんとも気まずそうな感じにしかめられていて、出来ればこの状況から逃げたいですと如実に物語っていた。
 で、その逃げたい現状とは――――

「本当にするのかインデックス?」
「とうま、何度聞いても答えは同じなんだよ。残念だけど諦めた方がいいかも」
 そう答えたインデックスは、上条を跨ぐようにしてベッドの上に立っている。
 その顔は妙に上気していて息遣いも若干荒い。

「残念って……」
 上条は困ったように視線をインデックスの顔からすぅーと下げて行き、自分の股間の辺りにそそり立つ自身の剛直を見つめて、深い溜息をついた。
 インデックスはこれから性交を行おうと言うのである。

「じゃ、覚悟はいいね」
 インデックスはそう言うと、腰を沈ませて行く。
 すると、スカートがふわりと広がり、上条の股間を覆い隠した。
 上条は、服を脱がなくてもいいのかと聞いたのだが、あまり生々しいのは困るとインデックスが言ったので服を着たままで初めての行為を行うことになった。
 行為自体に抵抗があった上条からすると、

(初エッチが着衣プレイっていったい?)
 色々知識ばかり豊富な男子高校生はドキドキしっぱなしだ。

「うぉ!?」
「熱っ」
 そんな考え事をしていた上条の股間に、何か暖かい湿り気を帯びたものが触れたので、上条は思わず情け無い声を上げた。
 同じく声を上げたインデックスの方は、顔を真っ赤にしながら上条を睨みつけている。
 どうやら『集中しろ』と言う事らしい。
 上条が表情を引き締めたのを確認したインデックスは、もう一度上条自身に自分の大事な部分を触れさせると、ゆっくりと腰を動かし始めた。

61『初めては2人だけの秘密』7 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:35:28 ID:qXeceq5P

「はっ、あっ」
 インデックスの短い吐息と共に、スカートの生地の向こうからは湿った音が聞こえてくる。
 上条も、自分の股間に伝うぬるっとした感触に低く息を吐きながら快感の波に体を震わせた。
 そんな行為がどれくらい続いたのだろうか。

「もういいかな? いくよ――」
 そう言うとインデックスは、スカートの端から手を潜り込ませると、上条の剛直を握り締めた。
 そして、2度、3度とインデックスは自身の秘所に押し当てて位置を確認する。
 そんな行為に上条は急に不安になってインデックスを止めようとした。

「お、おい、インデックス。ちょ、ちょっと待――」
 しかし、上条は自身の剛直が何かを引きちぎるような感触と、腹部にズンと重みが加わった事で間に合わなかった事を悟った。

「痛っ」
「大丈夫か、インデッ……クス?」
 上条はインデックスの声に慌てて顔を覗き込んで、その表情に息を呑んだ。
 インデックスは涙を流しながら笑顔で笑っていたのだ。

「ふぅ。とうまでお腹いっぱいかも」
 インデックスが嬉しそうにお腹を撫でる姿を見て、上条は今まで以上にインデックスに欲情した。
 すると、上条は股間がどんどん熱くなって来るのを感じる。
 それは確実にインデックスにも伝わったようで、

「あは、まだ大きくなるんだね。もっとお腹いっぱいにして、とうまぁ」
 インデックスは甘えるような声を出した。そして、

「う、動く……ね」
 そう言うとインデックスはゆっくりと腰を前後させる。
 そうすると、上条の剛直はインデックスの中を抉るように前後しながらますます力を溜めてゆく。
 インデックスは、自身の中をうねるように出入する感触に、

「くふっ。私でもこんなに食べたら大満足かも」
 と嬉しそうに笑みをとろけさせる。
 そんな笑みを見せつけられると、上条もただ黙ってされるがままではいられなかった。
 実際、インデックスの動きだけでは若干もどかしかった上条は、インデックスの動きにあわせるように腰を突き上げてみた。
 すると、先端が何かにぶつかったのか上条の股間から激しい快感が駆け上がって来た。
 それはインデックスも同じだったのだろう。
 彼女は暫く口をパクパクさせた後、

「あぁ……まだそんなに? 私でも……ちょっと無理……かも……」
 と言ってお腹を摩りながら快感と不安と喜びがない混ぜになった表情を見せた。
 それからは、インデックスの動きに合わせて上条が腰を振るうたびに2人は激しい快感に打ち震えた。
 その激しさは、たった数回の抽送で、お互いをギリギリの高みまで引き上げた。
62『初めては2人だけの秘密』8 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:36:12 ID:ITZ1mfOK
 上条は、爆発寸前の剛直を何とか気力で押さえながら、

「ちょ、おい、インデックス!? で、出るから止めっ――――」
 と慌ててインデックスを上から下ろそうとした。ところが――――

「あん。駄目だよぉ、とうま」
 そう言ってインデックスは上条の体に抱きつきながら激しく腰を動かして上条を更に高みに誘おうとする。

「だ、駄目って、おい!?」
 今にも爆発しそうな上条は焦ってインデックスの顔を覗き込む。
 しかし、そんな上条に顔を見られまいとするかのようにインデックスは上条の胸に顔を埋めてしまう。
 そんな状態でインデックスはぽつりぽつりと、

「と、とうまには……関係……無い……事だけど……、姦淫……は……十字教では罪なんだ……よ……。性……交は……正しく……子供を……授かる為に……しなくちゃ……いけない……の」
「ば、馬鹿やろ。子供ってお前!?」
 インデックスの言葉に上条は驚いて飛び起きようとして、

「馬鹿なのは……判ってるの……。でも……、でもとうまの子供が……生みたい……。とうまに迷惑かけないから……、お願い……、中に……、中に出して――――」
 インデックスはそう言いながら一際強く腰を動かした。
 その動きは、インデックス自身にも絶頂を与えると共に、上条の我慢を決壊させた。

「くぁ!? ゴメン。出るっ!!」
「あぁ!!」
 何か熱いものがインデックスの中にぶちまけられると、インデックスは体をふるふると震わせて衝撃に耐えた。
 しかし、その衝撃が、2度、3度と繰り返されてなおも続くと、

「あぁ……もう入らないよぉ……。とうまぁ……、とうまぁ……、苦しいよぉ……」
「ゴ、ゴメン。でも、俺にも、どうする事も……」
 上条は、自分の胸の上で苦しそうにあえぐインデックスにどうしていいのか判らずに困惑する。
 そうしてどれほどインデックスの中に出したのだろうか。
 急速に放出は弱まり、やがて納まると深い脱力感が2人を包んだ。
 上条の胸の上でインデックスが小さく身じろぎすると、役目を終えて力を失った上条自身がインデックスの中を擦りながら抜けて行く。

「ひゃ……、ぁぁん」
 中から漏れる感触にインデックスは小さな悲鳴を上げる。
 それから上体を少し起こしたインデックスは、自分のお腹をさすりながら、

「これでとうまの子供出来るかなぁ。とうまには迷惑かけな……ふ、ふぇ――――ん」
 覚悟の言葉は最後まで出ずに、涙の中に消えていってしまう。
 そんなインデックスの様子を見た上条は、急にいとおしい気持ちになって、

「馬鹿だなインデックス。俺なんか選んで……、幸せになんかなれなかったらどうするんだ?」
「わ、わらひはとうまを地獄から引き上げられらいかもひれらい。だ、だけろ、いっひょに地獄に堕ちる事は出来るんらよ!」
 涙声のインデックスに、上条はふとどこかで聞いたようなフレーズだなと思いながら、

「馬鹿、そんな事言われて俺が地獄に落ちるとでも思ってんのか? もしそんな幻想をお前が抱いてるんなら、お前のその涙ごと――――」
 そう言いかけたところでそれ以上言うのを止めた――そして、まだ涙を流すインデックスの唇に自分の唇を重ねていった。
 その口付けはインデックスの心の中を暖かく満たしてゆくのだった。



END
63Aサイド ◆kxkZl9D8TU :2009/05/08(金) 10:39:20 ID:o4j7o8NM
投下終りました。
読んでくれた方ありがとうございました。
でわ。
64名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 10:44:45 ID:1y3Yv7Q7
>>63
GJはまだ言わねえ!!
講義が終わってゆっくり読むまではなぁ!!
65名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 11:01:10 ID:bF7Sdhn8
>>63
グッジョブ!インデックスかわいいよインデックス
本編にもこれくらい甘々な展開が欲しいところですよ!

66名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 11:02:14 ID:yvgXH2ZJ
>>63
   n                n
 (ヨ )              ( E)
 / |    _、_     _、_    | ヽ
 \ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ / good job!!
   \(uu     /     uu)/
    |      ∧     /
67名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 12:28:39 ID:1y3Yv7Q7
>>63
では改めてGJ
甘ーい
68名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 12:31:54 ID:TVfZJyHv
だんだん上手くなってますね。乙です
69名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 19:06:53 ID:VTsLNhjb
甘いねえ
GJ!



ところでアニメレールガンってどこまでやるんだろうね?
シスターズ編はやるかね?
70名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 19:10:16 ID:gjrUjTc8
レベル6実験までやって欲しいな
一番好きなエピソードだし
71名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 21:06:24 ID:XL28lBuh
なあなあ、おまいらに質問なのだが

風邪を引いてるときに女の子に介抱されるシチュ
風邪を引いてる女の子を介抱するシチュ

どっちがグッとくるかね?
自分は後者。赤ら顔で弱音を吐く美琴がドストラーイク
72名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 21:10:50 ID:pb6kwNAU
>>71
後者だな
73名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 21:12:16 ID:VTsLNhjb
>>71
美琴で後者だと黒子どうすんだよw
74名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 21:29:52 ID:TgmuWXHM
>>71
後者

・・・風邪ひいたオルソラとかアニェーゼとか看病してて気がついたら
熱で箍が外れたシスターに押し倒されてる上条さんのビジョンが浮かんだ
75名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:06:07 ID:1y3Yv7Q7
「しっかし黒子も大げさねー、ちょっと熱が出て倒れただけで入院だなんて…」

ガラッ

「おっすー御坂ー、お見舞いに来てやったぞー」
「!?」
「風邪引いたんだってー?大丈夫か?」
「な、なななななななんであんたがここに!?!?」
「なんでって…上条さんはこの病院の常連さんですよ?情報など筒抜け…うっ、言ってて悲しくなった」
「そ、そう…べっ別にあんたがお見舞いに来るほどのもんじゃ…」
「あ、おみやげ持ってきたんだった」

ドサッ

「…なにコレ、鍋?」
「おーちょっと待っててな…よくもまあ守り切れたもんだ俺」
「は?」
「いやこっちの話…よし!はいどーぞー」
「…飲んでいいの?このスープ……」
「どーぞどーぞ、ちょっと冷めちゃったけど、美味しさは保証するぜ」
「…いただきます」

ズズッ

「…おいしい」
「だろー?上条さん渾身の自信作ですからねー、これさえ飲めば風邪なんかイチコロさっ☆」
「自、信作って…あんたが作ったの…?」
「おー」
「あんたが…私のために…?」
「まあ、そうだな」
「私のために…手料理を……?」
「ん?おい、御坂さーん?」
「私が…あんたの手料理…食べた…食べちゃった………あんたが…あんたの手料理を…私に………私のために……………」
「…御坂?なんかお前ビリビリして」
「ふにゃー」
「ふにゃーじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

ズバーン
76名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:07:37 ID:1y3Yv7Q7
「なんか隣がうるせェな…どこの大糞お祭り馬鹿野郎だァ?」
「ほらほらアナタも風邪引きさんなんだからじっとしててとミサカはミサカは甲斐甲斐しく看病してみる」
「おい黄泉川、なんで風邪ごときで病院送りなんだコラ」
「しょーがないじゃーん?風邪ごときで倒れるもやしっ子がいるからじゃーん?」
「余計な世話だっつー…おいなンだこの見るも無惨でかろうじてリンゴと推測される物品は」
「あーそれはそれはお見舞いの定番はうさちゃんリンゴだからってヨミカワに言われたからって
ミサカはミサカは自分の努力の後を必死に隠すー!!」
「チッ…」

シャクッ

「あ…」
「15点。もっと勉強しましょうってとこだなァ」
「………うんっ!ってミサカは力いっぱいうなずいてみる!!」
「ったく…」
「ふーん、顔赤いじゃん?」
「赤くねェェェェェェェェェェェェェェ!!!!」

ズバーン

「先生…」
「一応病人だから仕方ないだろ?」
「恋のですか?」
「それは治せん」
77名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:08:27 ID:1y3Yv7Q7
受信しちゃっタ☆
テヘ(^_-)☆



いやすまんかった
78名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:14:00 ID:A8Xx+kT7
>>77
さあ早く続きを!
79名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:26:37 ID:TgmuWXHM
「あのー、何故寝台の横で氷嚢を取り替えようとしていた上条さんが下になってるんでせう?」
「まあいいじゃねえですかそんなこと。とりあえず喰われとけですよ」
「待て待て人の話を聞きましょうって習わなかったんですかと上条さんはー!」
「熱出した私にあたったのが運の尽きってことでございましょう? いいから抗わずに受け入れろいうのでございますよ。感染っても私たちが看病してさしあげますし……」
80名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:27:24 ID:TgmuWXHM
自己受信したのを打ってみた。
稚拙ってのはわかってる。申し訳ない
81名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:46:11 ID:EEP/2+t8

>>76 熱でエロくなってしまったのですね、わかります

さて、いきなり流れを豚ぎって、一方通行さんと打ち止め

おそらく数年後で、一方通行が非道い人です。
エロあり、ロリありなので、趣味に合わない方はスルーお願いします。
NGワードは「とある真夜中の」
最後は少し甘い、はず…
では、以下7レス

82とある真夜中の1:2009/05/08(金) 22:47:09 ID:EEP/2+t8
ぎいとドアが手も触れずに開く。
暗い部屋の中でびくりとその音に反応して、目めをぱちぱちとしばたかせながら少女が起きる。
「帰ってきてくれたの?」
その体から血の臭いがしようが、白目を剥く尋常でない目つきをしていようが、口の中でくぐもった笑い声を響かせていようが、その少年だけが少女にとって、たったひとりの待ち人だった。
「お早いお目覚めだな。イイ子でおねんねしてたかなア?」
けれど、いつもとは違う。
常ならば一方通行は殺しの臭いを落として帰ってくる。
眠っている打ち止めを起こすようなこともしない。
何より彼女に向けてこんな残忍な表情を向けはしない。
きいきいと金属製の杖をきしませる不吉な音とともに、一方通行は打ち止めに近づく。
「おかえりなさいとミサカはミサカは疲れたあなたを心からお迎えするんだけど、もう夜も遅いから何も用意してなくてちょっとあせってみ」
どんっ、と少年の手が打ち止めの肩をベッドに押しつける。
「え?」
「さァ、始めようかア」
一方通行の口元は笑みを象る。
83とある真夜中の2:2009/05/08(金) 22:47:56 ID:EEP/2+t8
いらいらとどす黒い感情が、一方通行の体の中で昇華されないまま駆けめぐっていた。
蒸し暑い夜に、そのまま眠ってしまった打ち止めのワンピースに手を掛ける。
抉り取るような動きで手を引けば、びいっと糸を残しながら布地は簡単に裂けてしまう。
剥き出しになった、まだほとんどふくらみのない胸に手を伸ばして無理矢理掴むように揉みしだくと、ひゃあと驚いたような声があがった。
「五月蠅ェよ、それともそのちッちゃなお口をふさいでほしいのかァ?」
少女の驚きを意に介さず、一方通行は乱暴な言葉とともに口づけた。
それは触れ合わせると言ったなまやさしいものではなかった。
歯がぶつかる勢いで噛み付くように唇を合わせる。
舌を無理矢理ねじ込み、打ち止めのちぢこまった舌を引きずりだすように絡ませ、逃げ腰になる頭に手を回し追いかける。
口内を擦り合わせて追い立て、咳き込む息をふさぐ。
こぼれた唾液やままならない息が苦しそうでも、それでも頭を押さえつけて離さずにいると、打ち止めの体が細かく震え始めた。
ようやく離してやれば、充血した唇はぽってりと紅く、開いた口の周りには唾液が濡れて光っている。
「だらだらと濡らしちゃッて、そんなに待ちきれなイようなら…」
ぜいぜいと息をつく打ち止めに言葉を返す余裕はない。
気付けば何に興奮しているのか、一方通行自身の息も荒い。
そのまま、残った端切れがまとわりつく下肢にに手を伸ばした。
「これくらいしてやンなきゃなア?」
84とある真夜中の3:2009/05/08(金) 22:48:20 ID:EEP/2+t8
邪魔な下着を取り払って、差しいれた指で単純に抜き差しを繰り返す。
愛撫などではなく、単なる前準備の作業でしかないそれは当たり前だが気持ちよいはずがなく、打ち止めは戸惑いの表情を浮かべるしかない。
行為自体は初めてではないが、馴らすも何もない仕打ちにまとわりつく感触はきつい。
「ッたく、面倒かけさせやがッて」
中に指を入れたまま、首元のスイッチをオンにする。
「ひぁ?やあああっ、いっ、ふああああぁん、ぅあ」
神経系から伝達されるとんでもない量の刺激に打ち止めの悲鳴が上がる。
「あァ?そンなイイ声が出ンじゃねェか、出し惜しみしてねェでもっと鳴イとけよ」
一方通行の能力にしてみれば数十秒ほど残っているバッテリーで、打ち止めの体に張り巡らされたあらゆる電気パルスをベクトル操作することなど造作もない。
カチ、カチ、カチと小刻みにオン・オフを繰り返し、そのたびにびくりと打ち止めの体が跳ね上がる。
中に入れたままの指に面白いくらい吸い付き締め付ける柔らかい肉の感触に、一方通行は揶揄混じりの感嘆を加える。
「オレのほうが喰われちまイそうだなァ、ッて、聞こえてンのか?」
普通に生きていれば知ることのない、肉体を介さない神経から直接の刺激が少女を責め苛む。
快楽と言うよりすでに苦痛に近い感覚に身をよじる打ち止めの眼から、透明な液体が絞り出されて止まらない。
まなじりに口付けた一方通行の唇が滴をきつく吸い取ったのと同時に、ひときわ高い声とはげしく震えたからだが、少女が限界を迎えたことを告げていた。
85とある真夜中の4:2009/05/08(金) 22:48:47 ID:EEP/2+t8
「もウ、イっちまッたのかよ。ヒトの話はよく聞けッて習ったはずだよなア?」
それでも終わるはずはなく。
一方通行は肉食獣が舌なめずりでもするかのように唇を舐めた。
ぐっと打ち止めの薄い肩を食む。
そのまま歯を立てると、ほんの少し血の味が滲む。跡を舌でなぞりあげる。
ようやく手に入れた獲物をいたぶる猟犬のように、執拗に獰猛に。
まるで愛し方も際限も忘れてしまった犬のように何度も何度も。
少女の口から漏れる呻きとも喘ぎともつかない声が、口に広がる鉄の味が、濃度の高いアルコールのようにぐらぐらと一方通行の体を巡り、さらなる衝動へと追い立てる。
シーツに埋もれる少女に歯を立てながら、一方通行は初めて出会った時も少女は毛布しか身にまとっていなかったことを思い出す。
何も持たない迷子だったくせに、少女は迷いから逃れられない一方通行を見つけてしまったのだ。
学園都市最強の力を持ちながら何一つ手に入れられなかった彼に、少女はまばゆいほどの光を与えてしまったのだ。
86とある真夜中の5:2009/05/08(金) 22:49:49 ID:EEP/2+t8
ほの白い体に浮かぶ気持ち悪いくらいの数の紅い痕が、下手なマーキングの痕跡が、少女を彩る。
妙な興奮を誘うその体に向けて、ずっと吐き出したくてどうしようもなかった欲望を一方通行は少女へとねじ込んでいく。
すっかり力の抜けてしまった体は、その狭さにもかかわらずあっけないほど簡単に一方通行を呑み込んだ。
がつ、がつ、がつ、と罪人の掌に打ち込む釘のように、楔が打ち止めの体を穿っていく。
振動で少女のからだが跳ねる。
未だ幼く、受け止めることだけで精一杯のはずの打ち止めの身体は、きしんで悲鳴をあげているにちがいなかった。
それでも彼女は、怯えの言葉も否定の言葉も吐かなかった。
一方通行に向かい合った誰もが、そんな言葉しか投げつけなかったのに。
だから一方通行は変えてしまいたかった。
殺しても殺しても湧いてくるウジ虫どもを始末しなければならない徒労感も、
自分どころか打ち止めの身も自由になれないことへの苛立ちも、
いましがたの殺戮で興奮しきった体を荒れ狂う殺意も、
溢れてやまない打ち止めへの欲情も、
すべて、全部、彼と彼女の快楽に変えてしまいたかった。
「ミっ、ミサカ、はっ…!」
「まァだ足りねェよなァ、そんなムダ口叩くような余裕があるンならなァ!」
一方通行は、打ち止めが彼へとのばした手をつかんて、ベッドに縫い止める。
もう一方の手で打ち止めの腰を引き上げ、最奥までねじ込み、押しつける。
変えた体勢の重みのせいで、さらにきつく食い込む中を擦りあげ放つ。
「あ、ああ、あ、あっ…」
同時に悲鳴のような途切れた声があがり、打ち止めの体がふるふると震えて達していた。
くったりと力の抜けた体を抱きしめれば、湿った肌はあわ立ち、驚くほど軽かった。
ひどい開放感と余韻に頭が眩む。
けれど白い奔流に身を委ねながら、一方通行は恐ろしいことに気付いた。
まだまだ全然足りなかったのだ。
87とある真夜中の6:2009/05/08(金) 22:50:13 ID:EEP/2+t8
一度引き抜き、ベッドへと打ち止めを下ろしてやる。
死んでも守りたかった少女が、うち捨てられた人形のようにぼうっと焦点の合わない瞳で一方通行を見つめていた。
起きる気力も残っていない打ち止めの体は一方通行の欲望を吸って、ほんのりと色づいている。
たとえまだ成長途中の未熟な手足であっても、ほとんど女性らしい曲線がみられなくても、その姿態は一方通行にとって触れずにはいられないほど蠱惑的だった。
白い髪にこびりついていた血の臭いが、汗で溶けだして鼻先に漂う。
暴力的なその臭いは閉め切った部屋で、打ち止めの気配と混じり合って、一方通行はどんどん楽しくなってくる。
「ははッ、ヒャはははははッ、まさかこれで終わりだとでも思ってンのか?」
体の中で脈打つ鼓動がさらなる刺激を求めて鳴り狂う。きしむ心に体が疼く。
喉が渇いてたまらない。
「さァて、続きをはじめようかァ?」
88とある真夜中の7:2009/05/08(金) 22:50:33 ID:EEP/2+t8


そんな真夜中を抜け出した一方通行の眠りは、それでも穏やかだった。
傍らの気配のかすかな身じろぎに目を開けてみれば、昨夜の惨状がむき出しに思い出せる。
肩や首筋や腕に残る噛み跡と吸い跡が紅く体中に浮き出し、痛々しいことこの上ない。
彼女が決して受けるべきでなかった暴力も陵辱も身に受けて、それでも彼の隣に眠っていることを、一方通行は愚かなことだと分かっているのに感謝せずにはいられなかった。
ミサカネットワークとのリンクを切断することで、いつでも打ち止めは一方通行を止めることができたはずなのに、彼女は最後までそうしなかった。
「ガキのくせに強がってンじゃねェよ…」
呟いた独り言はまるで自分のことのようで、一方通行の口から乾いた笑いが漏れた。
それが聞こえたのか、うっすらと打ち止めの瞼が開く。
いまさら過ぎても、大丈夫か、と声をかけようとしたのだと思う。
けれど打ち止めのほうが一拍早かった。
「もう大丈夫だよとミサカはミサカはあなたを抱きしめてみたり」
きゅっ、と小さな腕が一方通行の背中にまわる。
不意打ちだった。
それは帰ってきてからずっと、一方通行が求めていたものだった。
あんなに身勝手に振る舞ったあげくに少女を傷つけた一方通行がそれでもなお、行為の間中何よりも求めていたものだった。
信じてもいない何かに祈るような、願うような気持ちで、一方通行は目をつむる。
己の体に吹きすさぶ熱さに、戸惑いながら決して手を伸ばすことを止まなかったぬくもりを感じ取るために。
この細くて華奢な腕だけが、この世の何よりも確かに一方通行を繋ぎ止めるのだ。
ぎゅうっと抱きついたままで、何が嬉しいのか楽しそうに打ち止めが囁く。
「寂しがりやさんのあなたのサインはときどきびっくりするけど、ミサカはミサカはそんなわかりやすいところもきらいじゃないよって告白してみる」
「ムカつくことぬかしてンじゃねェよ、クソガキが」
「何なら今からだってとミサカはミサカは若さにまかせつつちょっと大胆に言ってみたり」
「…バカじゃねェの」
好き放題に甘やかしてくれたおかえしに、一方通行はせめてぐしゃぐしゃと打ち止めの髪をかき混ぜてやる。
くすくすと嬉しそうにひっついたまま、打ち止めが囁いた。
「だけどいつもはすごく優しく抱いてくれてるんだなってミサカはミサカはあらためてあなたの深い愛情に頬を染めて」
「言うなアアアアアアアっ!」
89名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 22:51:11 ID:EEP/2+t8
以上
なんというバカップル…!
90名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 01:10:18 ID:o5EQ6EXh
当麻×インデックスに
一歩通行×打ち止め…

今日は王道2本立てで大満足だぜ!
91名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 07:44:01 ID:av9bz89d
>>89
乙です。
一方通行のキレっぷりがコワイ( ̄□ ̄; )
92名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 12:49:05 ID:m3Q0ztxF
>>89
GJ!!
93名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:30:08 ID:av9bz89d
さて…。
禁書内で何かと話題になる料理の腕前の話でもしようか。

五和=舞夏>オルソラ≧神裂≧姫神>吹寄≧黄泉川>>>アニェーゼ部隊=シェリー=上条>美琴>白井

論外:インデックス

その他:
俺的にはオリアナは案外料理上手で神裂クラスかも。
風斬も知識も受け継いでいれば舞夏クラスも目じゃないかも。


とにかく美琴の敵は多いなあ。
94名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:31:51 ID:ZTmVeh/d
>>93
美琴って努力家だからそれなりに上手そうじゃないか
95名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:33:09 ID:jTvz8NR0
>>93
順位の根拠がさっぱりだ。
96名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 22:45:54 ID:pTc+/7b5
シェリーの場合、エリスで牛豚を生きたままミンチにしてそのまま焼いてそうだな
97名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:05:23 ID:uf2wsQoG
その美琴の遺伝子を持っているシスターズ&打ち止めのことも忘れないで上げてください


……まぁ、料理どころか卵も割れなさそうだが。
98名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:26:52 ID:dEPc1bG7
オルソラ「料理して差し上げますのよー」

上条「お…お手柔らかに…」


電波が足りんかった書けん
99名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:28:29 ID:pnYv6/Dk
美琴は仮にもお嬢様学校だしと思ったけど逆に料理は専門家に任せるスタイルなのかもと考えたら堂々巡りに
100名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 23:35:26 ID:+a8/bF2A
確かに美琴は料理得意そうじゃないな
美琴は上条さんに料理作って貰えばいいよ。
五和は料理上手だな〜
黄泉川先生…

つか上条さんはもっと順位上だと思うんだが
101名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 00:46:35 ID:jK4Ydkn+
10巻にて

「――ってか女の子として料理ベタの部分に引っかかりを覚えないってのはどうなんですか!?」
「でも、できないものはできないし」
「くそ、本気で食べる専門ですかインデックス!? 一方その頃美琴はどうなの家事とか!」
「は? ま、まぁそりゃ私だって学習中のみですから多少はね。
さすがにペルシャ絨毯のほつれの直し方とか、金絵皿の痛んだ箔の修繕方法とか完璧に覚えているわけじゃないけど」

ってあたりの、やり取りからすると世間一般から見ると普通に料理できるのでは?
あと、上条さんがさりげなく名前で呼んでいたり。
102名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:08:52 ID:CUw39LRK
神裂って料理上手な描写ってあったっけ?
鯛茶漬けぐらいしか記憶にないんだが
103名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:12:17 ID:/z3gbikd
一応料理当番もこなしてるし
和食は一式自炊できる
更に特製梅干しを自作
最後のは厳密に料理とは言えないが
和食ならかなりできるんでないか?
104名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:35:33 ID:LQOa7rSa
美琴の料理腕が具体的にどんなもんかは描かれてないけど10巻じゃ
「学習中の身ですから多少はね。流石にペルシャ絨毯のほつれとかの直し方と〜」
上条さんが頼んだら名前も知らない高級料理(洋or和食)作って値段聞いた上条さんが
真っ青になるんじゃ。…少なくとも上条さんが食わないものが出てくるだろうな。
以下適当に

「えっと…御坂さん?」
「何よ」
「これは何のお肉でしょうか」
「子羊のローストよ」
「ラムってやつか。初めて食ったぞ」
「そ、そうなの? …だったら、もっとちゃんとしたやつ作るわね。
 その辺の高級料理の一つ二つなら私も…」
「おまえ何作っ…むぐ」
「? ちょ、喉に詰まったの!? み、水っ!!」
「――っ!」
「ほ、ほら、飲んで。背中さすった方がいい?」
「む、むぐぐ」
「ど、どう? 大丈夫?」
「っあー……か、上条さんは何とか、生きています」
「当たり前よ。こんなので死なれたら一度も倒せなかった
 私の立場はどうなるのよ」
「おまえ、まだ拘ってるのか。俺は勝ち負けなんてどうでもいいから
 おまえの勝ちでもなんでも好きにすればいいだろ」
「――じゃあ、好きにしていいのよね」
「おう」
「あんたの負けでいいのね」
「…おう」
「じゃあ、罰ゲーム受けてもらうわよ」
「……はあっ!?」
「だから、この水を飲んでもらうわよ」
「何勝手に罰ゲームなんて盛り込んで……って、水ってな――っ!?」
「ん…」
「――――」
「……ふう」
「―――『ふう』じゃねぇぇええ!! お、おまえ、いま、な、なにを」
「…言わせる気? 言わせたいの? 何でしたのか、なんて女に聞くの?」
「……だったら、俺から言わせてもらうけどな」
「? 何して……え、あ、いや、でも…その」
「……」
「あ……」
「―――すみません。すげぇ恥ずかしい」
「わ、私だって恥ずかしかったんだから! だ、だから――もう一回、して」
105名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 01:51:51 ID:8tDEXFha
なにこの甘々空間!
106名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:08:10 ID:qP8nkHhP
しかしお嬢様って手づから敷物をなおされたりするもんなんだろーか
107名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:18:04 ID:bEGXXo1D
>>106
なにもできないお嬢様よりなんでもできるお嬢様のほうがいいに決まってんだろ…jk
108名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:26:37 ID:LQOa7rSa
まだまだ終わらないんだにゃー

「おいクソガキ」
「なになにってミサカはミサカはあなたにピーマン分けてあげながら瞳を輝かせてみたり」
「オマエの分だろそのピーマンはよォォっ!!」
「好き嫌いは良くないよってミサカはミサカは大人っぽく言ってみたり。野菜嫌いだと
 強くなれないよってミサカはミサカは――ああハンバーグ取らないで大好物なんだよって
 ミサカはミサカは必死にあなたの右腕に引っ張る! ……あ」
「何やってんだよォこのクソガキ。落としちまっただろうがァ」
「うーってミサカはミサカはちょっと泣きそうになったり」
「本当に涙目になってんじゃねェよ」
「だって、初めてちゃんとしたご飯食べたときにあなたと一緒に食べたのがこれなんだよって
ミサカはミサカは床に落ちた食べかけのハンバーグを片付ける……」
「――――」
「なにするのってミサカはミサカはあなたの行動が理解できなかったり」
「俺はあんま食わねェからこいつを食べりゃいいだろォ。ピーマンもセットだがなァ」
「……うん! ってミサカはミサカはあなたの食べかけハンバーグがピーマン付きでも頑張って食べる!」
(ん? 食べかけ…いや、特に問題ねェ――はずだよなァ?)
109名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:58:51 ID:KhzJfSgN
>>108
GJ。
でも。もしかしたら。まだ続きが。
110名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 03:39:21 ID:LQOa7rSa
>>109
現在の予定、上条さん・美琴・妹達でご飯(デザート作りorファミレス)
一方・打ち止め・黄泉川・芳川でご飯(四人で普通にご飯orファミレス)
部屋で料理するのと外食、どっちにするかが問題。
四(二)パターンやっちゃうべきか?同じネタ繰り返すのも良くないんだが。
姫神?誰ですか?インデックスは加えてもいいんだが甘々分が均等に…
「まあ、大勢で食うのも悪くないだろ?」
『あ(上条の口元のご飯粒に視線が集まる→互いに気づいて牽制)』
「な、何ですかこの空気は上条さんは何も悪いことなんて言ったのでしたらお許しください!」

「悪ィとは言わねェよ。別に良ィとも言わねェがな」
『あ(一方の口元のご飯粒に視線が集まる』
(それが一番幸せじゃん。お約束も、やっちゃえばいいんじゃん? )芳川へパス
(私はあの子の母親じゃないから。ほら、やっちゃいなさい)打ち止めにパス
(ぷ、プレッシャーっ!? ってミサカはミサカは何をすればいいのって視線を送ったり!!)
「あァ?」
111名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 12:14:32 ID:xymHofVM
>>107
選ばれるのは結局何にもできないお嬢様なんだぜ
112名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 14:13:51 ID:76MZeeLE
分かってくれるのは優しいパパと親友だけなのな
ママがお嬢様でパパが理解者って誰かいたっけ?
113名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 14:42:40 ID:UiMBzLBu
>>111
え?何で?
理解できないんだけど
114名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 16:58:33 ID:SwLGZ4Ww
上条さん面倒見が良いからなー。ドジっ子とかのお約束も好きだし、何にもできない子は放っとけないか。
その論法で行くと、日常生活すら危うい正に何もできない代名詞の禁書が選ばれてしまう訳だが、・・・はて?
ご飯シリーズ楽しみに待ってるよー。
115名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 17:02:16 ID:FE4tF0iS
>>101
美琴////
116名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 17:49:39 ID:LQOa7rSa

『学習中の身ですから多少はね』
「って前に言ってたけどさ、お嬢様なら家に専属のコックがいて
 料理は全部その人任せなんじゃないのか? 習う必要あんのかよ」
「まあ、常盤台の教育方針でそういう授業もやってるのと、
 淑女としての嗜みだとか趣味で個人的に習ってる人もいるのよ。
 中には好きな男に手料理作ってあげたいって人もいるわ。
 花嫁修業も兼ねてる場合もあるみたいね」
「じゃあ、お前の場合教えられたからできるってだけなのか。
 趣味って感じには見えないしな。嗜みとか花嫁修業に近いのか」
「まあ、そうね。……私には、自分がお嫁に行くっていうか、
 誰かに自分が料理を作るような光景が想像できなかったんだけど……」
「だけど?」
「だけど、初めて誰かに料理を作ってあげて、その人が美味しいって言って
 嬉しそうに食べてくれたとき…私もすごく嬉しかった。
 そしたら、今度はもっと美味しいものを食べさせてあげたいって思った。
 どんな料理を作ったら美味しいって言ってもらえるかな。
 もし不味いって言われたらどうしよう。
 悩んだり不安になったりするけど、でも美味しいって言ってもらいたい。
 そう思うと頑張っちゃうの。それで、いつの間にか料理をするのが楽しくなってた。
 ただ誰かに作るんじゃなくて、喜んでもらいたいって気持ちがあって、
 一緒いるのが楽しくて、ずっと一緒にいたいから結婚とかしたいのかなって。
 そう思うようになったの。一緒に居られるなら結婚しない人もいるらしいけど」
「結婚のことはともかく、俺も料理作って嬉しくなる気持ちは分かるよ。
 喜んでくれたり、幸せそうだったりすると、何でだろうな…
 もう一回頑張りたくなるんだよな。
 もう一回、嬉しそうに笑ってくれるなら、笑わせてあげたい。
 いつも、笑っていて欲しいって。その逆は絶対に見たくない。
 その逆の思いをさせるようなものがあるなら、
 もし、そんな幻想があるなら俺は――」
「『その幻想をぶち殺す』――でしょ?」
「俺は、上条当麻だからな。…ところで、その初めて作ってやった相手って誰?」
「気になる?」
「いえ。上条さんは冗談でショック死とかしたくありません」
「ふーん。…さて、今日は何を作ってあげましょうか
117名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 18:00:48 ID:LQOa7rSa
上下一部消えちゃったけど、とりあえず思いつきで一時間で
妹・外食関係の話書かずに書いてしまった。

でも通行止めの方忘れてた。
118名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 22:02:37 ID:s0uF3BPF
>>113
古い曲だからな、知らない人は多いのか。
もうすぐ夏、というかこの暑さはもう夏だな。
119名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:15:47 ID:jJ7GAt7a
ああ、夏が来るね
120名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 23:23:35 ID:UiMBzLBu
>>118
そうか、歌詞なのか
無知ですまない
121名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:30:27 ID:O5r3WxGP
料理ランクを軽く考えてみた


・プロ級な人々
五和、舞夏、オルソラ
メイドである舞夏とその舞夏を驚愕させた五和の腕は鉄板。オルソラも「とうまの百倍は美味しい」「オルソラが料理当番の日だけは全員着席」という点からかなりの腕前と見える

・かなり、そこそこできそうな人
神裂、姫神、吹寄、上条さん
自作梅干し、鯛茶漬け等々、和食の得意そうな神裂と、サクサク天ぷらの弁当と上条さんが認める実力のある姫神もかなりできそう
健康にうるさい吹寄は自炊してそうだし、上条さんは自炊歴も長いし最近はやりくり上手。悪くはなさそう


・あまりできなさそうな人たち
黄泉川、芳川、妹達、打ち止め、一方さん
黄泉川さんのあれは料理とは言えねえ。芳川さんも面倒臭がってやらなさそう。妹達も一般常識に欠けてるからおそらく無理。同じ理屈で打ち止めも。ただし『やればできる』タイプかも
料理はしないと描写されている一方さん。レンジでチンくらいならできる


・不明瞭な人
美琴、白井
常盤台でどんな授業を受けているかによる。味噌汁とか肉じゃがとかの一般家庭的な料理はできないかも?


・論外
インデックス、アレイスター




こんなもんかな
122名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:33:57 ID:Jcn4RaRm
>>121
インデックスの完全記憶体質は果たしてどうでるか・・・・
123名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:42:24 ID:VkbLY5Cl
>>122
BoFは味と量しか覚えてません
124名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:45:02 ID:HtLMOd00
味やレパートリーの数で言ったら黄泉川と上条さんそんな差なくね?
炊飯器調理とは言っても相当手の込んだもの作ってたはずだし
125名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 00:45:39 ID:iw+aR6s8
妹達はMREのベバレジ・バッグの上手なあたため方とか知ってそうだな
逆に一方さんは料理本見れば鍋を精密にモニタしつつサンプルと寸分違わぬ一皿が作れそう
126名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:01:11 ID:2cnkfhIS
>>125
ビリビリ中学生は電子レンジの代わりになりそうだなあ。
127名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:03:52 ID:PfWoZFYH
>>122
インデックスは実践はさっぱりのはず。
缶切りを使えない、カップ麺を作れないとの描写があった。
ただ、上条さんが溜め込んでいる食料がいつの間にか無くなるという話もあった。
もしかして食材の状態で生のまま齧っていたのではあるまいな……?
128名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:20:53 ID:U7T9bIjt
>>127
インデックスの胃液はガラス瓶や缶でも溶かすのか?
129名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:24:31 ID:PfWoZFYH
>>128
袋を破るとかくらいなら出来るんじゃないかと予測してる。
で、家に残るのは缶詰とか手で開けられない物だけではないか?
130名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 01:24:41 ID:2cnkfhIS
>>128
BMでもガラスは無理なのに・・・
流石は禁書さん。

つか焚き火起こしたり野うさぎの調理とかは出来そうだよなあ。
機械アレルギーなだけで。
131名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 02:22:14 ID:MgwDpHgl
一言言わせてもらうが黄泉川のの調理法はかなり合理的だしそれを利用したレシピもある
圧力鍋がわりにジャーを使うのはある程度できる人じゃないとそういう発想にならないし上手くできない
132名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 02:37:30 ID:flwLaIP/
保管庫更新乙。乙。
133名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 05:11:11 ID:rCBJucj7
保管庫の人、更新乙です。
料理ランク、アレイスターを持って来るとは思わなかったぜい。やってくれるにゃー。
割烹着を着て浮いているアレイスター、その在り様を目にした人達の反応は如何に・・・?
禁書は満場一致で戦力外通告か。しかし、こうなって来ると・・・・・いんでっくすたん(´;ω;`)
料理してるの書くとしたら、・・・えっと・・・あ、あれ?食ってるイメージしか浮かばねぇー!?
134名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 07:41:39 ID:wwqZZMvc
>>117
いい、いい、すごくいい。
それにしてもそれだけいいの書けるなら、短いネタみたいのじゃなくてちゃんとしたSSで読みたいと思うのは贅沢かな?
135名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 10:32:30 ID:hwcz7bvb
>130
またえらくマイナーなネタを・・・
や、チャンピオン読んでる人にゃそれなりにメジャーだったか、あの漫画。
136名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 11:31:06 ID:lmL0w+DU
インデックスはできないものはできない宣言してるしな。

魔導書の事を除けば完全に愛嬌だけで生きている形か……ウラヤマシイ……
137名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 11:46:21 ID:49B72Mbz
インデックスは風呂掃除のために洗剤の原液を使い、風呂を使用不能にした実績がある。
これと炊事を同列に語る事はできないが、家事評価にかなりのマイナスかと。
138名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 18:21:18 ID:zeyzEraU
>>134
SSっぽくしたけど内容も合わせて変えてるんで
好みに合わなかったらごめんなさい。

「『学習中の身ですから多少はね』って前に言ってたけどさ、
 お嬢様なら家に専属のコックがいて料理は全部その人任せなんじゃないのか?
 習う必要あんのかよ」
 夕飯作ってくれるのは感謝するけど。
 上条当麻は作業を続けながら付け加えた。
 キッチンからは『いいからさっさと片付けなさいよ』という声が返ってくる。
 学生寮の一室。部屋の主である上条は小さなテーブルの上の教科書やノート、
 プリント用紙を片付けていた。
 鞄に筆記用具と明日の授業で使う教科書と提出するノートを入れていく。
 課題を終えたのはいいが、提出できなければ意味がない。
 だから課題が終わったらすぐに鞄に入れて、明日の用意もしておくように“言い付け”られている。
 おかげで課題の提出忘れをする回数は大幅に減っているしている。(0ではない)
 しかも、その課題についても“家庭教師”から基礎的な部分について解説してもらい、
 細かいアドバイスまでしてもらっている。
 上条の成績は徐々に良くなっている。
 試験は赤点確実から赤点すれすれか、4割以上取れるようになってきている。
 “家庭教師”曰く『頭が悪いわけじゃないんだから』とのこと。
 片付けと用意が終わるなり、キッチンから何かが飛んでくる。
 タイミングを見計らったかのように投げ込まれたそれを、上条は右手で受け止める。
 ひんやりとした湿った布が書き疲れた右手に気持ち良かった。
 手の中には綺麗に折り畳まれた濡れ布巾がある。
「先にテーブル拭いちゃってー。こっちはもうすぐできるから。
 消しゴムのカスは床に落とさないでゴミ箱にちゃんと捨てて、手も洗うのよ」
 キッチンから“家庭教師”の声が届く。
 上条は『はいはい』と軽く返事をして鞄から下敷きを取り出す。
 テーブルの上で散乱している消しカスを手で搔き集めると、テーブルの端に集めていく。
 その先に下敷きを片手で持って寄せると、透明のプラ板の先端をテーブルの底面に付けて
 消しカスをもう片方の手で落としていく。
 受け皿にした下敷きの上に黒く変色したゴムが溜まっていく。
 それをゴミ箱に流し込むように捨てる。
 あとは濡れ布巾でテーブルを綺麗に拭いていく。
 その約一分後。
 自称“家庭教師”―頼んだのは上条だが―エプロンを外した制服姿の御坂美琴が料理を運んできた。
139名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 18:22:19 ID:zeyzEraU

 上条と美琴は向かい合って座ると『いただきます』と声を揃えて言うと箸を取った。
 テーブルに並べられた料理は決して贅沢なものではなく、質素なものばかりだ。
 お椀には白米と味噌汁、皿にはハンバーグとレタスなど一般的な家庭料理だ。
「さっきの話だけど。常盤台の教育方針でそういう授業もやってるのと、
 淑女としての嗜みだとか趣味で個人的に習ってる人もいるのよ。
 中には好きな男に手料理作ってあげたいって人もいるわ。花嫁修業も兼ねてる場合もあるみたいね」
 美琴は食べた物をちゃんと咀嚼して、飲み込んでから喋る。
 上条は一緒に居るようになってから分かったことだが、箸の進め方に迷いはないし順番に食べる。
 ちなみに上条は箸の持ち方からマナーまで美琴から指導中の身である。
「じゃあ、お前の場合教えられたからできるってだけなのか。
 趣味って感じには見えないしな。嗜みとか花嫁修業に近いのか」
 うーん、と美琴は唸ってから、
「まあ、そうね。……私には、自分がお嫁に行くっていうか、
 誰かに自分が料理を作るような光景が想像できなかったんだけど……」
「だけど?」
「だけど、初めて誰かに料理を作ってあげて、その人が美味しいって言って、
 嬉しそうに食べてくれたとき……私もすごく嬉しかった」
 美琴の頬に、仄かに赤みがさす。視線が俯きぎみになる。
 その様子を小さなテーブル一つ挟んで上条は見た。
 一瞬だけ心臓が高鳴った。
「そしたら、今度はもっと美味しいものを食べさせてあげたいって思った。
 どんな料理を作ったら美味しいって言ってもらえるかな。
 もし不味いって言われたらどうしよう。
 悩んだり不安になったりするけど、でも美味しいって言ってもらいたい。
 そう思うと頑張っちゃうの。それで、いつの間にか料理をするのが楽しくなってた。
 料理ができて良かったって心の底から思えた」
 思い出を語る美琴の表情は幸せそうだった。
 嬉しくて、楽しくて。上条にはその笑みがとても綺麗に見えた。
 こんな風にも笑うのか…と魅入っている。
140名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 18:23:12 ID:zeyzEraU
「ただ誰かに作るんじゃなくて、喜んでもらいたいって気持ちがあって、
 一緒いるのが楽しくて、ずっと一緒にいたいから結婚とかしたいのかなって。
 そう思うようになったの。一緒に居られるなら結婚しない人もいるらしいけど」
 美琴が視線を上条に戻すと、ちょうど目が合った。
 上条は慌てて『け、結婚のことはともかく』と動揺を隠しながら、
「俺も料理作って嬉しくなる気持ちは分かるよ。
 喜んでくれたり、幸せそうだったりすると、何でだろうな…
 もう一回頑張りたくなるんだよな。
 もう一回、嬉しそうに笑ってくれるなら、笑わせてあげたい。
 いつも、笑っていて欲しいって」
 上条の目は美琴を見ていない。顔を向かい合わせてお互いを見ているはずなのに、美琴にはそう見えた。
 今はもういない、この部屋に住んでいたらしい少女のことを美琴は思う。
 白い少女。
 上条の中の白い少女は消えない。その記憶がどんなものなのか、きっと最後まで分からない。
 それが美琴には少しだけ悔しくて、悲しくて、罪悪感があった。
 美琴はあの白い少女にはなれない。なろうとも思わない。
 だから――強くなりたい。美琴は、御坂美琴として上条当麻を信じられるようになりたい。
「だから、その逆は絶対に見たくない。
 その逆の思いをさせるようなものがあるなら、もし、そんな幻想があるなら俺は――」
「『その幻想をぶち殺す』――でしょ?」
「俺は、上条当麻だから」
 自分の道を進む。絶対に後悔しないように。

「俺は上条当麻だから」
 この少年は進む。自分の道を自分の足で歩いていく。
 美琴も、美琴の道を進む。この少年と同じ方向に進んでいる。
 その道が交わることがある。
 逆に離れるように分かれてしまうことがある。
 一緒に居たい。傍に居たい。ずっと二人で居たい。
 どんなに強く想っても、離れるときが必ず来る。
 美琴は勉強を教えて欲しいと頼まれたとき、迷った。
 いずれ遠くへ行ってしまう。
 遠く離れた世界へ。
 美琴一人を置き去りにするように。
 この少年の道は美琴よりも遠いところへ繋がっているはずだから。
141名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 18:25:10 ID:zeyzEraU
 
 今、こうして一緒に居られるのはいつまでだろうか?
 二人で他愛もない話をして、一緒にご飯を食べて、二人寄り添っていられるのはいつまでだろうか。
 時間が許さないのではない。
 二人の道は同じではない。
 同じ方向に進んでいるはずなのに。どれだけ進めば道が交わるのか、どれだけ進むと分かれてしまうのか。
 それが分からない。それが、とても怖い。

 それでも。道が分かれてしまっても、想い続けたい。
 二度と会えないわけではない。また必ず会える。
 そのときは離れ離れだったのが嘘になるくらい一緒に居よう。
 そのためにも、少しでも手助けになるのならと、美琴は英語や超能力関連の勉強も教えることにした。
 
「…ところで、その初めて作ってやった相手って誰」
(場合によっては一戦交えるかもしれないな)
 上条は未知の敵の出現に危機感のようなものを感じていた。
 それを知ってか知らずか、美琴は満面の笑みを浮かべて『気になる?』と聞き返した。
(でも、こいつはきっと…そんな悪い幻想―ユメ―があるなら、全部壊してくれる)

142名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 18:59:37 ID:UxxJIC4I
投下終了?
グッジョーブ!
143名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 19:06:09 ID:Jcn4RaRm
GJと書いてゴッドジョブ!
144名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 20:50:36 ID:rCBJucj7
家庭教師=彼女=通い妻状態、何より上条さんが美琴色に染められてる!?
愛玩奴隷上条、GJ!いやチョッと違うか、甘々とも違う人生のパートナーとでも言うべき関係、乙です!
当然この後の展開は、攻守ところを変えて上条さんの夜のレクチャーが始ま・・・るのか?
何だか色々注意されながら美琴にイニシアチブを取られている上条さんの姿も浮かぶのだが・・・・・・。
145名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 23:21:44 ID:c4CvpWWc
ほのぼの?いちゃレー風味 GJ!!! いちゃレーの画で見てみたいねぇ
ちょっとシリアス風味も美味しかったよ。
146138:2009/05/12(火) 02:04:22 ID:H6bV4+rx
料理ネタ×4の内一つをSSっぽくしてみたけど、あれでOKなのかな?
SSというには途中で料理の話とか抜けてたりして失敗してるなぁと
思ったんだけど。
キャラスレに落としたネタ(大覇星祭で赤組の上条と美琴/黒子が白子になる日、他多数)
と投下予定中の外食編ネタとかもSS化できたらやってみる。
ひとつのネタで2〜3時間くらいかかりそうだが、エロ抜きだけど大丈夫かな。
直接的な描写抜きならできなくもないと思うけどやったことがない…
147名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 08:04:12 ID:qa2TBnPV
>>146
お疲れ様でした。
正直、美琴より上条に萌えたのは秘密だ。

で、偉そうな事は言えませんが、私から見て十二分SSになってますよ。
ただ、次回からは投下が終ったら、『投下終了です』とか書いて頂くと皆さんレスしやすいかと思います。

期待してます。
でわ。
148名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 15:51:59 ID:ZyzTL/lJ
>>146
いいよーいいよー
149名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:32:09 ID:VIwlPIoO
ふと思ったんだが、上条がフラグ立てたキャラが総ヤンデレ化したらどうなると思う?
150名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:34:24 ID:zAdmvJdC
>>149
最終話の最後のカットはそれで「不幸だー」だよ
151名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:35:08 ID:zp1HdfB1
中学生はまだきちゃいけませんよ
152名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:12:54 ID:6FeFzBwy
>>149
中には誰もいませんよ、とミサカは確認をとります
153名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:17:05 ID:W+Jg3DCL
nice misaka
154名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:36:12 ID:zJUIX6UT
>>149
とりあえず上条さんのクラス内の空気とランベス女子寮の空気と
ミサカネットワーク内の空気が最悪になるのは必至
155名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:59:08 ID:PTOHAvCd
別の人間にも立てられてる場合(打ち止めや小萌先生)はどうなるんだろうな
やっぱそれぞれの想い人へヤンデレるのかね?
156名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 02:15:27 ID:efV7L+nM
インデックスのヤンデレって食人に走りそうで恐い・・・
157名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 03:24:35 ID:Xo5qe8uV
せっかくイギリスに来たんだから
全員揃ってるランベス女子寮に上条さんが赴く話も見たかった。
158名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 11:53:32 ID:3VgIDWXH
>>156
耳たぶが甘噛みじゃなくてちょっと血が出るくらいになりそう。
159名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 15:20:09 ID:G7dM3J2R
何が言いたいかというと黒子分が足りない
160名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 16:34:42 ID:zJUIX6UT
ヤンデレールガンVSヤンデレディオノイズが見たい
161名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 17:41:00 ID:xXvknWM1
素直な美琴が見たい
162名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 17:47:58 ID:W+Jg3DCL
幻滅するし違和感あり過ぎだから見たくない
163146:2009/05/13(水) 18:10:36 ID:6QsnFGJG
18禁じゃない場合、禁書版に投下した方がいいのかな?
禁書版の「とあるSS〜」っていうのもあるけど。

大覇星祭で赤組の上条と美琴のSS(エロなし)がほぼ出来上がってるんだけど…
164名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 19:01:17 ID:qNdi2EHq
>>163
う〜ん、無茶苦茶なSS投下してる身としては、>>1を信じてるとしか言えないが・・・・・。
遠慮せずバッチ来い!投下作品、謹んで拝見させて頂きますです、はい。
165名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 19:04:02 ID:Rq8QACq0
>>163
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
166名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 19:04:13 ID:+9cXxNPe
>>163
エロの有無はそこまで気にしないでも良いかと。
有るなら有った方がいいってぐらいで
167ユミシロ:2009/05/13(水) 19:20:24 ID:6QsnFGJG
if 大覇星祭
 『二人走る』

 この日、御坂美琴は一人の少年の表情を窺いながら、意を決して口にした。
「じゃあ、あ、赤組のメンバーで合同の競技とかあったら一緒に出ない?」
 美琴はそれを言うためだけに、少年――上条当麻を探してあちこち探し回った。
 ようやく見つけた上条は、両親と待ち合わせしているらしい。
「一緒に出る…って二人でか? 協力すんのはいいけど、高校生と中学生が組む競技ってあったか?」  
「あるわよ。借り物競争だって高校生の男子でツンツン頭を連れて来いってのもあるし」
「うげっ…なんだか上条さんは嫌な予感してきましたよ頼むから誘拐拉致監禁とかあるんですか!?」
「っていうか、私出るから。条件合ったらゴールまで着いてきてもらうわよ。
 そ、それと二人三脚なんだけど、急病で代理がいるのよねー」
 競技中に火炎放射喰らって病院行きになったらしいんだけどね、と美琴は付け加えた。
 能力の使用を認められたこの大覇星祭では決して珍しいことではない。
 むしろ、大覇星祭がお祭り騒ぎに近い部分があって許容されていることの方が問題だろう。
 上条は先行きに不安を感じつつ答える。
「…話の前半部分は忘れるとして代理は同じ常盤台のお嬢様に頼めばいいんじゃないか?」
「こ…高校生って指定があって、男子でも女子でもいいんだけど知ってる人の方がいいかなーって」
「…御坂とか」
「文句ある!?」
「二人三脚だろ!? 練習する時間なんてほとんどねーだろ!」
「私が合わせるから大丈夫よ。あんたは私が一晩中追いかけて捕まらなかったから、
 足の速さも体力も保障済みだし」
(一晩中……?)
 上条にそのような記憶はない。
 上条当麻はある日を堺に記憶を失っている。それを知っているのは極一部の人間だけだ。
 美琴はそんなことは露とも知らない。
 知る必要もないだろう。
 美琴の前では、美琴の知っている上条当麻でいられている。それで十分だった。
 しかし、美琴に追い回されているのは日常茶飯事で、実際に逃げ切ったことも一度や二度ではない。
 むしろ『一晩中追い駆けられて上条さんは一体何やらかしたんですか!?』という疑問の方が大きい。
168ユミシロ:2009/05/13(水) 19:21:43 ID:6QsnFGJG
「あんたが駄目だった場合、知らない男と組むことになるかもしれないし…」
「……ん?」
 上条の脳内で雷撃で脅迫される、或いは電気で筋肉を動かされ走らされる男子生徒の姿が思い浮かぶ。
 もっとも、その男子生徒が上条であっても同じことになるかもしれない。 
 まったく知らない男と肩を組んで走りたくない、というのは上条にも分からなくもない。
 もし。仮に。
 青髪ピアスや土御門が、美琴とペアを組むことになったら――と想像してみよう。
(それだけは絶対阻止しなければならない、なんて上条さんが思ってしまうのは何故でしょう?)
 と、自分の感情に疑問を持った上条に、美琴は駄目押しとばかりに言った。
「あ、赤組が勝つために必要なことなの」
「……」
「…っていうかこれで順位落とすと皆に迷惑かかるのよ。私も負けるの嫌だし」
「……」
「……私とじゃ、駄目なの?」
「……」
「――なんか、言いなさいよ。やるの!? やらないの!?」
 上条当麻が出した答えは――


 車椅子に座る白井黒子は体をわなわなと震わせていた。
 小刻みに揺れる茶色のツインテールを『嫉妬に荒れ狂う二匹の蛇みたいですね』と頭に造花が咲き
 乱れている少女――初春飾利がコメントしている。
 白井には耳にはそれすら入らない。
「こ、これは、夢ですわ。そうですの。夢に違いありませんわ。夢に違いありませんの」
 デパートに取り付けられた大画面には一着でテープを切った美琴と上条が映っている。


 スタート直後は息が合わず、何度も転倒しかけた。
 それでも少しずつ、必死にリズムを合わせて、走り続けた。
 やがてペースが上がってくると、次々と他のペアを追い抜き始める。
169ユミシロ:2009/05/13(水) 19:22:29 ID:6QsnFGJG
 何度か能力による妨害が行われたが、そう多くはなかった。
 この競技では他人と片方の足首を紐で結び、同時に足を踏み出す、ということには集中力がいる。
 そのため能力を使用するための演算に集中できない。
 中には能力の誤使用、暴走して自爆する者達も決して少なくはない。
 美琴と上条は違った。というより、事情が違うのだ。
 どう調節しても、使用制限の規定値を超えてしまう美琴は能力を使えない。
 上条の能力は攻撃として使えない。走りながらでは防御として使うのも難しいだろう。
 美琴の左足と上条の右足を紐で結び―美琴が右側で上条が左側に並び―走ることに徹底している。
 最初から能力の使用を想定していないのだ。
 気休めに、上条は右手で美琴に触れることで体質的な微弱な電磁波を打ち消している。
 電磁波の放出から、狙いを定められないためだ。
 そして、一度だけ先行していたペアが転倒して、その内の一人が後続―上条と美琴のペア―を攻撃した。
 そのとき、上条が美琴の肩から右手を離した。
 能力の使用は想定していない。
 だが正面から迫る攻撃なら、上条が右手を正面にかざせば防げる。
 一つだけ問題があった。
 美琴と上条の身長差は七センチ。美琴はすでに体力が限界に近いのが、疲労の色の濃さからも分かる。
 美琴だけで体格差のある上条の身体を支えるのは辛すぎる。今にもバランスを崩しそうだった。
 それでも走り続けた。
 上条の力を信じて美琴は必死に支えた。
 美琴の支えを信じて上条が走る。
 美琴も上条は何も疑わない。互いを信じて、何かを掴むように右手を伸ばす。
 ほとんど真正面から火炎が浴びせられた。
 そして二人は共に炎の中に飛び込んだ。
 さすがの白井も息を呑んだ。
 歓声の何割かが悲鳴に変わる。
 それぐらい絶望的な状況に見えた。
 しかし、その炎の中から無傷の二人が飛び出した。
 その二人の間から上条の右手が突き出されていた。白井は『超能力の無効化』が行われたのだと冷静に推測した。
 そのまま走り続けると、あっさり転倒したペアを追い抜いた。
 肩を組み直した二人は真っ直ぐに走り続けた。

170ユミシロ:2009/05/13(水) 19:23:51 ID:6QsnFGJG

 生中継だった。
 白井は危なげな二人に嫉妬と不安を抱き、やがて他のペアを追い抜いていく二人に魅入って、
 いつの間にか初春と応援していた。
 このときばかりは白井も、
「今回だけですの。お姉様に恥をかかせたら八つ裂きにして差し上げますわ」
 と、初春に語った。
 しかし、そのゴールした後。
 片足を拘束していた紐が解かれると、嬉しさからハイになった美琴が上条に抱き付き――押し倒した。
 大画面の中で大騒ぎになっている。常盤台のお嬢様ということもあって注目が集まる。
 男性の解説にも熱が入る。
 同じように大画面を見ている人達の中から『恋人かしら?』『恋人なんだろ』という声まで聞こえる。
「御坂さんすごいです…。お隣の方は…借り物競争で一緒に走った人ですよね」
「夢ですのお姉様のお隣を歩むのも微笑まれるのも触れるのも黒子だけですの」
「いいですね……私も年上のかっこいい男の人と一緒に――白井さん?」
「ふふ、おかしいですわね。日差しが強すぎたのですわ。初春、帽子を買いに行きますのよ。おほほ」
 上品に笑っているつもりで白井の目元や頬が不気味に歪んでいる。
 その頭の中では今も同じ映像が繰り返し流れている。
『―――!?』
 大画面の中で美琴が動いた。
 ハイになったギャラリーから喝采が沸き起こる。
 それが通行人達の興味を引き、伝染するように大画面に注目が集まる。
 全身に落雷に打たれたような衝撃を浴びて、白井黒子の意識が薄れていく。
 もはや行き交う人々の喧騒など耳に入らない。


(公衆の面前でお姉様と片足を結んでお姉様と肩を組んでお姉様と密着してお姉様と二人三脚してお姉様と
 汗を流してお姉様とゴールしてお姉様に抱き付かれてお姉様に押し倒されてお姉様に―――)
 ふう、と小さく息を吐いて白井は車椅子の上で真っ白になった。
 初春の目には、白井の吐き出したものが『黒い悪魔』から『白い天使』へと変貌を遂げ、昇天していく様を見えた。
「し、白井さん!! 今、魂抜けませんでしたか!? 白井さーん――」


 気がついたときには、辺り一面が色鮮やかな花々がが咲き誇る場所に立っていた。
 綺麗だ、と白井は素直に思った。
 本当に綺麗な世界だった。汚いものなどなにもない。
 白井は無意識の内にに歩き出していた。
 この先にもっと綺麗なものがるような気がした。
 お花畑の向こうへと歩き出そうとして、振り返った。
 あれは、誰だろう。
 はっきりとは見えない。それでも白井には分かった。
(何故でしょうね。そちらへ行くことができないような気がしますの)
 それは白井がもっとも愛する『お姉様』。
 強くて、綺麗で、優しくて……
(あれは……)
 その『お姉様』が誰かに寄り添う。
 その相手は――
(あ、あ、あ……)
 白井は駆け出した。


「ああああああぁの類人猿がああああああああああ―――っ!!」
「し、白井さん? 気がついたんですね。…ってどこへ行くんですかー!?」
171ユミシロ:2009/05/13(水) 19:24:18 ID:6QsnFGJG


 上条が美琴の肩から右手を離した。
「このまま突っ込むぞ! 手を離すなよ!」
「分かってる! 私が支えてるから!」
 身長差は七センチ。走っているため体は上下に揺れている。
 美琴は一人、上条と体が離れないように肩を強く掴む。
 男の上条の肩幅は広かった。美琴の細腕がぎりぎりのところで肩を掴んでいる。
 疲労が全身に重く圧し掛かっている。腕が痺れ始めている。脚が重い。息が苦しい。辛い。
(でも止まらない! こいつが走れるなら、私もどこまでだって走ってやる!)
 美琴は上条の肩を掴み、体を抱き寄せて必死に走り続ける。
「頼んだわよ!」
「任せろ! 行くぞ美琴!」
 正面から怒涛の勢いで炎が迫る。
 二人の組み方は能力の使用は想定していない。超能力による応酬が激しい種目ではないためだ。
 仮に、上条の能力だけでも使用するなら、組み合わせは逆にするべきだった。
 右手に能力を備える上条は、その右手がフリーになった方が自由度は高い。
 その代わり、その右手を走りながら振り回せばバランスを崩しやすく、上条が守られても美琴を守れない。
 そして、今の組み方では上条は正面にしか手を伸ばせない。
 だが攻撃は正面のみ。
 二人は互いにやるべきことを理解している。
 打ち合わせも何もない。
 必要ないのだ。今、美琴はそう確信している。
 恐らく上条も同じだろう。
 美琴は上条を支えてやればいい。
 上条が右手を前へ伸ばす。
 不思議なことに、美琴は何の不安も感じていなかった。


 二人の姿が紅蓮の炎に飲み込まれる。
 歓声に悲鳴が混じる。
 後にこの火炎放射は能力の使用規定値を大幅に超えていたことが判明して、能力を使用したペアには
 大きなペナルティが与えられる。


 しかし、その灼熱の炎を突き破るように何かが飛び出した。
 二つの人影が互いを支え合うように走る。
 上条当麻の右手、幻想殺し―イマジンブレイカー―はあらゆる異能の力を無効化する。
 火炎を打ち消しながら駆け抜けた二人に戸惑いも躊躇いもない。
 そのまま走り続けると、あっさり転倒したペアを追い抜いた。
 二人は肩を組み直して真っ直ぐに走り続ける。
172ユミシロ:2009/05/13(水) 19:25:10 ID:6QsnFGJG


「カミやんっ!! ゴールまでもうちょいだにゃー!」
 土御門が吼える。
「上条君! あと少し!」
 姫神が非常に珍しいことに、大きな声を出した。
「カ〜ミ〜やんっ! カ〜ミ〜やんっ! ボクらの血と汗と涙の気合持ってくんやーっ!!」
 青髪ピアスと、クラスメイト達が声援が熱い。
「上条ーっ! 進めーっ!!」
 吹寄が力の限り叫ぶ。
「当麻ーっ! 男の意地を見せろーっ!」
「当麻さーん! 頑張ってー!」
 刀夜と詩菜のものもある。
「あの子が応援してるんだ! その気持ちに答えてみせろ!!」
「進みなさい! 上条当麻!」
 インデックスの様子を見に来たらしいステイルと神裂も声を投げかける。
「上条ちゃーんっ!! もう少しなのですよーっ!」
「とーまーっ!! ガ・ン・バ・レーっ!!」
 チアガールの服を着た小萌とインデックスが応援席から身を乗り出している。
 上条は少しずつ力が湧いてくるのを実感しながら、美琴と走り続ける。
 上条当麻は絶対に倒れない、そう思った。


 愛されてるなぁ、と美琴は思った。
 上条当麻は愛されている。
 この少年を独り占めするのはなかなか難しそうだ。


「美琴ちゃーん!! 当麻くーん!! 行っちゃえーっ!」
 美鈴の声だ。
『御坂さーんっ! 頑張れーっ!!』
 常盤台の水泳部の少女。
『お姉様ーっ!』
 その声に美琴はちらっと横目で声の主を探す。
 妹達だ。
 声援を送る観客の中に上手く紛れ込んでいる。常盤台の制服を着た少女が四人。
 それぞれ帽子を被ったり眼鏡をかけたりウィッグを着けている。軽い変装のつもりだろう。
 一人だけ素の姿のままなのは10032号――上条が言う御坂妹だろう。
 なんだか、力が湧いてきた。


「あと少しだ! これで赤組が勝てたら上条さんは何でも付き合ってやるっ!」
「言ったわね!? その言葉、絶対忘れんなーっ!!」
「忘れねぇから、ぶっ倒れるなよ!? 俺も限界ぎりぎりですけど!! でも絶対倒れねーっ!!」
「私も限界ぎりぎりよ! でもまだ走れる!! あんたこそぶっ倒れるんじゃないわよ!?
 いろいろ付き合ってもらうから覚悟しろーっ!!」
「そっちこそ覚悟しやがれ! ついでにこんな無茶苦茶な競技考えたやつも覚悟しとけよっ!!
 絶対一発殴ってやっからなーっ!!」
 ゴールは目前だった。
173ユミシロ:2009/05/13(水) 19:25:41 ID:6QsnFGJG

 同時刻。
 水槽の中に人影が浮かんでいる。
 生命維持装置の中で逆さに浮かぶ学園都市の理事長――アレイスター・クロウリーがくしゃみをした。
(また誰かが私の噂でもしているのか。この中でくしゃみなど、したのは、初……)
 くしゃみをもう一つ。
 何かおかしな恨みでも買ったのだろうか?



 上条と美琴は一着でテープを切った。
 二人の足を結ぶ紐を係の生徒が解く。
 その直後、嬉しさのあまり美琴が上条に抱き付いて――押し倒した。
 男子から絶叫が、女子から黄色い声が上がる。
 上条は押し倒されるがままに、仰向けに倒れた。
 後頭部を打ったらしく鈍痛がある。
 息が荒い。
 全身が重くて、一歩も歩けそうにない。
 しかし、息を整え、少しずつ勝利を実感し始め――ピークに達したとき『やったー!!』と思わず美琴を抱き締めた。
 汗でずぶ濡れになった美琴は顔が上条の胸にうずくまる様に抱き締められた。
 上条も汗でびっしょり濡れていて、体操服が胸に張り付いている。
 呼吸するたび上下する胸板は、分厚く広い。
 透けて視える肌の色。
 伝わる体温は燃えるように熱い。
 美琴には上条の鼓動が感じられた。
 他の音など一切耳に入らない。
 美琴の呼吸はすでに落ち着いている。
 その上で、軽く息を吸って吐く。
 汗の臭いとわずかな体臭が鼻腔をくすぐり、美琴の頭の中をとろとろに溶かす。
 麻薬のようだ。吸えば吸うほど、また吸いたくなる。
 いろいろ駄目になってきた美琴の体から『ふにゃー』と力が抜けていく。
「美琴?」
 異変に気づいたらしい上条に頬をぺしぺし叩かれると、美琴が寝惚けたような声で『んー……?』と漏らしてから
 周囲の喧騒が耳に入り、正気に戻った。
 一瞬で状況を把握すると、上条の腕を振り解いて腕を立てて上半身を起こす。
 羞恥心で顔が熱い。 
(あ)
 目の前に上条当麻の顔がある。
 見下ろす形で上条と目が合う。
 心臓が早鐘を打つ。
 自然に体が動いた。
 顔を近づけて。
 目を閉じて。
 唇が――

174ユミシロ:2009/05/13(水) 19:26:06 ID:6QsnFGJG


 学園都市の某所。
 10歳前後の小さな少女と杖をつく白髪の少年が、デパートに設置された大画面を見上げている。
「今のが二人三脚っていうんだよねってミサカはミサカは勤勉っぷりをアピールしてみたり!」
 少女がぴょんぴょん飛び跳ねる度に、茶色の髪の中から一本だけ跳ね上がった前髪が大きく揺れる。
「くっだらねェ……」
 ただのお遊戯だ、という言葉が少年の口から洩れる。
 彼は今まで一人で走ってきた。
 一緒に走れる者はいない。
 その身に秘められた悪魔のような力は他者を拒絶する。触れることを許さない。一種の呪いだった。
 誰も彼の隣を歩めない。何時頃からか、歩みたいと思う者さえいなくなった。いなくなるように振舞った。
 彼は何も共有することはできない。同じ時間も、同じ気持ちも。
 それが続くはずだった。
 一人の少年に殴られて、彼の中の何かが変わった。
 そして、小さな少女を助けたのを堺にその力を失った。
 今の彼は機械の首輪と、一万弱の少女達によって支えられ生きている。
「でもでも、あなたとミサカも同じようなことやってるよねってミサカはミサカはあなたに同意を求めてみたり」
「……」
 少年と少女の関係はまさしく二人三脚だ。
 お互いに紐で結び合い、一緒に歩いている。
 紐で結ばれているのは何だろうか。
 少女がいなければ、少年はまともに喋ることも動くこともできない。
 少年がいなければ、少女は大きな危険から身を守れない。
 同じ時間の中で、同じ気持ちを抱いて、互いに触れ合えることを知って、一緒に生きている。
 利害の一致だけでこうしているのではない。
 嘘偽りなき本物の気持ちがある。
 二人は互いに、自らの意思で歩む。


「あの子達は自分の意思で道を選び、歩けるようになった。それも“共有”しているだろう?」
 元気がありすぎて危なっかしいがね、と後にカエル顔の医者が二人の保護者に語る。
175ユミシロ:2009/05/13(水) 19:26:28 ID:6QsnFGJG

 インデックスと小萌が上条にお説教をしている。
 姫髪と吹寄が逃げ道を塞ぎ、青髪ピアスと土御門が羨んでいる。
 こっそり逃亡しようとした美琴を御坂妹が捕まえて問い詰める。
 どこからか、白井と初春の声が聞こえてくる。
 刀夜と詩菜、美鈴の三人が子供の将来について語り合う。
 遠くからステイルと神裂が眺めている。
 露店の前で白髪の少年と小さな少女がもめている。
 それを二人の女性が見守っている。


 上条当麻は様々な思いと交差する。
 互いにぶつかって、砕けたり、混ざったり、直したり、作ったり。
 そして、何かが変わる。
 今までにない、違うものと繋がる。
 ここには、様々な人がいる。
 きっと、どこかでこの少年の思いと繋がっている。
 少年の愚直さが築いたものだろう。


 上条当麻は愛されている。
 この少年を独り占めするのはとても難しい。

176ユミシロ:2009/05/13(水) 19:28:49 ID:6QsnFGJG
投下終了です。

ちなみに一方さんのやつは某アニメから思いつきました。
主に以下の台詞から。
『誰も僕と同じ時間を生きられない』
『でもあの時間だけは本物だった』
『――僕の意思なんだから!!』
177名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 19:50:33 ID:Rq8QACq0
>>176
                  /         ヽ く      \
                 /      :/  } トyZ       ヽ
               / .:/  : .:/   :| :リ^"ミ   \    `、
              /   .:// :;' .:'    j_/_  ミ`丶    \:.'
              /:/ :/ .:;' :|  :| :i:|  /;/    ミ:.、:.\j :.:.:.. {
  ┏┓  ┏━━┓ ./:イ :l :<|l :| /|_:l:|  ´:/ノィ庁圷  ミ.;ゝ<ハ.:.:.:.:..ハ.     ┏━┓
┏┛┗┓┃┏┓┃ レ' | .:,'!.:/|:从 {丁从 :/   弋)以  Y/⌒}l.:.:.:.:.:{ '     ┃  ┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏|:八. :|lハ:ヽ汽抃∨        `〉ノノ.:l .:.: ト 'l,━┓┃  ┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┃ 乂: \{小.:ゝ、)沙,         、_,イ.:.:l| .:.:| '、 j  ┃┃  ┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗━━━ ./ヽ∧  `        /| /l.:.:.小 .:.:| | |━┛┗━┛
  ┃┃      ┃┃(⌒\   / .:./ ∧   tァ  フ    ' j/ノ|.:/.:| :!.:.:| !/   ┏━┓
  ┗┛      ┗┛ 丶 ヽ ノイ.:;'.:/.:.:,ゝ   ー ´  / _厶八j : |.:j.:. |乂.     ┗━┛
               \f^ヽ_|.:.:|.:.:./ ..::/> 、__∠ニ二._  ノ∨j/.:.:.{
              /`\.::`ヽ|.:.:|.:.::/′:;'.:.:/_レ/   `ヽxく八:{∧ 
             ,r'┴、 マ´::ヘ.::{.::{ {.:.:.|.: 「  /   -――   Vハ
               r' ー 、.:`く:⌒ ∨八 \{Y / /        \Yハ
               {ーッ、.:::}__人:   }  \ ,ノ レ           \}
             ヽ::::.`´       j:   />┤             }
178名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 20:25:03 ID:mRHXDsdm
>>176
GJだにゃー
179名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 20:49:37 ID:qNdi2EHq
>>176
黒子成分はおろか、主要キャラ網羅してくるとは・・・・・ぐっじょぶ!
上条さんあっさり美琴って呼んでるし、貴方の二人に対する思い入れ、しっかりと伝わって来ました。
今回の作品を読んで、「美琴って男に尽くすタイプなんだ」なんて感想が付加されたぜい。
・・・・・・後、臭いフェチもだけど・・・・・美琴さんを、もっとトロトロに溶かして上げて下さい。
180名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 21:47:20 ID:zJUIX6UT
>>176
GJ!
次はぜひ18禁展開を!!
181名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:08:50 ID:7X5GaoMk
>>176
GJです。

少し前の流れに電波受信したので投下します。
非エロです。キャラ崩壊注意。
182名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:09:35 ID:7X5GaoMk
「ヤンデレとは、ある対象――多くは異性―に対する過剰な愛情のあまり精神的に病んでしまった状態を
さすのだよ」

「………それと今の俺の状態に何の関係が有るんだ?」

緑色の手術衣を着て逆さに赤い液体に浸かっている『人間』アレイスター・クロウリー。
その水槽の前で、両腕を背もたれに縛りつけられ椅子に座っている上条当麻。
いつものようにユニットバスの中で目覚めた彼を、軍用ジャケットとバイザーという如何にも特殊部隊な集団が拉致したのは三十分ほど前。
薬物を嗅がされ、気がついた時には既に拘束され、意識がはっきりすると同時に目の前の水槽に浮かぶ『人間』がよく分からない事を説明し始め、不審の目を向ける上条。

「……わからないのかね?」
「わかるわからないの前にどうしてこんなことになってるのか説明が欲しい」

「ふむ。今から三時間ほど前、ある現象が確認された」
「だから説明を……」

聞く気零のプランクトンもどきに脱力を覚える上条。

「単刀直入に言おう上条当麻。君がフラグを立てた女性に前述の症状が確認された」
「……は?」

目が点です。

「現在学園都市内で確認が取れるだけでも姫神秋沙、吹寄制理、御坂美琴にそのクローン体が複数……」
「……はい? ちょっとまて姫神に吹寄にビリビリに御坂妹がどうしたって?」

「精神的に病んだ状態にある。簡単に言うなら『ヤンデレ化した』ということだ。君の住居に向かっているのが確認されている。それぞれ結構な状態だそうだ。あと十分遅ければどうなっていたか……」
「……いや、だから……そうだ、インデックスは?」

目が点状態から引き戻って同居人の噛み付きシスターの安否を問う上条。

183名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:10:39 ID:7X5GaoMk

「……かなり危険な目付きでバスルームの扉に手を掛けていたところを無力化されている。
……君に使ったのと同じ物を用いて眠らせただけだ。もう起きているだろうからそんな怖い顔はよしたまえ」
「……それで、俺にどうしろって?」

一瞬険しくなった視線を緩め、上条が言う。

「逃げたまえ。今の所此処にいると気がついた発症者はいないが、時間の問題だろう」
「逃げろったって、何処に……イギリスとか?」

できるならばそうしたいと考え、打診したのだが――アレイスターが呟き、水槽にウィンドウが浮かび上がる。

「一時間前の映像だが、見るかね?……正直、お勧めはしないが」
「何のだよ……見せてくれ」

ふむ、と逆さ男が頷き、展開されていたウィンドウに光がともる。
そこに映し出されたのは――

『……映りけり? 映りけりね? 此方としては大歓迎なりけり……どの位で着くか連絡を求むるのy』
「……此処まで受信したところで危険と判断し通信を切断した。今のを見ただろう?」
「…………」

どう見ても危ない目つきで何処と無く暗い喜びに溢れたような最大主教の顔に呆然ですと
でも言いたげな上条。
ぽかんと開いた口が塞がらない。
184名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:12:47 ID:7X5GaoMk
「頭の彼女があんな状態にある以上、あちら側はほぼ全員発症したと見ていい。故に英国及び清教会勢力圏は却下……ヒースローから入った連絡によると、今日予定されていた便が幾つか貸し切られたそうだ……乗り込んでくる気と見ていいだろう」
「……はあ」

あまりにあんまりな事態に頭が追いつかない。
そうとでも言いたいような呆けた表情で呻く上条。
それを無視して言葉を続ける似非観賞魚。

「そうそう、余波か何かは知らないが、君以外が立てたフラグにも影響があったようだ」
此方は音声のみだ、という言葉とともに再びウィンドウが開く。

『待て、待てっていッてンだろクソガキィ!』
『今のあなたの言葉は全部却下されるとミサカはミサカは今一度言ってみたり』
『わかッたから待てエ! 今のてめェ目つきが何時も以上ニ逝ッちまッてンだヨ!』
『いいからいいから黙ってミサカの愛を受け止めてとミサカはミサカは拘束を強めつつネットワークに作用してみたり……』

『むむ、暴れられると困るのですよー』
『今の貴女は正気じゃない。今なら間に合うから考え直してくれ……ぐ、あっ……!』
『駄目なのですよー。今度こそは確りとステイルちゃんに先生の存在を刻み込んであげるのですよー』

「ふむ、こんなところかな? 聞こえているかね? 確りしたまえ」
「…………」
sound onlyと表示されたウィンドウから聞こえてきた聞き覚えのある音声に混乱の度合いを強める上条。
両腕が自由なら頭を抱えていたかもしれない。


「さて、どうするかね……どうやら此処を感づかれたようだ。時間はないぞ?」


後に彼は言った。不幸だ、と。
185名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:14:31 ID:7X5GaoMk
以上です

すみませぬ。総ヤンデレと聞いてつい・・・
186名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:19:04 ID:eFuxkxwf
>>176
GJっす!
あれだけのキャラ使って話の筋がちゃんとしてるってのがスゴイ!
上条と美琴の掛け合いが面白かったです。
187名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:30:58 ID:/2G53kAq
>>176
これは素晴らしい
188名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:57:56 ID:zJUIX6UT
>>185
GJ
で、続きはいつになるのかな?
189名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 23:58:50 ID:qNdi2EHq
>>185
アレイスターお気にですか?それじゃー、ぜひ土御門さんも会話に参加させてやって下さい。
やたらと話が長くなって収集付かなくなりそうなのが面白そう・・・いや、玉に瑕ですけどねww
上条さんは無事に逃げおおせたのか?誰かに捕獲されて料理された?一種のハーレム展開へ?南無南無。
190ユミシロ:2009/05/14(木) 00:26:30 ID:tnjmO/Bs

 『水面―みなも―』

 とある学生寮。
 上条当麻の部屋には来客がいる。
 御坂美琴だ。
 何時頃からだろうか。上条には、美琴のレベルがいくつであるとか、通り名が何であるかなど
 気にならなくなっている。
 美琴は押しかけるなり、手提げ袋からいくつかの食材を取り出した。
 白ワインやロース肉、野菜を取り出し、フライパンやらオーブンを使い調理し始めた。
 そして、今現在。
 部屋の主である上条当麻の前には見慣れぬ料理が存在する。
 テーブルに並べられた皿の上には野菜のソテーと見慣れぬお肉。ソースまである。
「えっと…御坂さん?」
「何よ」
「あのう、これは何のお肉でしょうか」
「子羊のロースト。食べてみないさいよ」
 ロース肉を口へ運ぶ。
 感想は一つしかない。
 目を見開いて素直に一言。
「うまい……」
「本当?」
「ラムってやつか。初めて食ったぞ」
 もう一口。
「そ、そうなの? …だったら、もっとちゃんとしたやつ作るわね。
 その辺の高級料理の一つ二つなら私も…」
 すでに頭の中で購入する食材のリストアップを始めている美琴を見て、上条は思い浮かべる。
 万単位の食材を手に、
『これで美味しいもの作るから待ってて』
 と、嬉しそうに微笑まれた日には二重の意味でショック死しかねない。
 上条が椅子を九十度ターン。美琴を止めるべく立ち上がろうとするが、
「むぐっ!?」
 喉に詰まらせたらしい。
191ユミシロ:2009/05/14(木) 00:27:52 ID:tnjmO/Bs
「? ちょ、喉に詰まったの!? み、水っ!!」
 慌てて美琴がキッチンに飛び込む。 
 食器棚を開けガラスのコップを取り出すと、流し台で水道の蛇口を捻る。 
 その動作にまったく迷いがない辺り、勝って知ったる上条の部屋だろう。 
 コップいっぱいに水を注ぐと、上条に持って行く。
「――っ!」
「ほ、ほら、飲んで。背中さすった方がいい?」
「む、むぐぐ」
「ど、どう? 大丈夫?」
 ごくっと飲み下す音と共に、上条はようやく苦しみから解放された。
「っあー……か、上条さんは何とか、生きています」
「当たり前よ。こんなので死なれたら一度も倒せなかった私の立場はどうなるのよ」
 そんな言葉とは裏腹に、美琴は本気で心配していた。
 それが分からない上条ではなかったが、
「おまえ、まだ拘ってるのか。俺は勝ち負けなんてどうでもいいから
 おまえの勝ちでもなんでも好きにすればいいだろ」
 女の子殴り倒して名誉も何もない。そんなもの、上条当麻は望んでいない。
 例えそれが超能力者―レベル5―でも、その第三位で超電磁砲―レールガン―と呼ばれる存在でも。
 上条がそういう人間なのは嫌というほど理解している美琴だが何か納得が――
 そんなとき、頭の中で何かが閃いた。
「――じゃあ、好きにしていいのよね」
「おう」
 男に二言はない、と胸を張ってみせる。
「あんたの負けでいいのね」
「…おう」
 ふと、上条の脳裏に一抹の不安が過ぎる。
(……いや、気のせいだろ)
「じゃあ、罰ゲーム受けてもらうわよ」
「……気のせいじゃねぇっ!?」
「大したことじゃないわよー。水飲んでもらうだけだから」
「何勝手に罰ゲームなんて盛り込んで……ってか、水って何んですかっ!?
 上条さんに薬とかヤバイもの飲ませたり――」
 美琴は取り合わない。
 ただ、テーブルの上に置いた――上条に水を飲ませたコップを手に取る。

192ユミシロ:2009/05/14(木) 00:28:36 ID:tnjmO/Bs


 美琴はコップを手に、一つの決心をした。
 緊張して少しだけ乾いた唇を、赤い舌で舐めて湿らせる。
 軽く息を吸い込むと、呼吸が震えているのが分かる。
 一度息を吐き出して、深呼吸。
 胸の奥で、早鐘を打っているのが分かる。
 両手で持った透明なガラスのコップの中で、わずかに残った水が振動している。
 揺らぐ水面。
 美琴の心もきっと揺れている。
 その決心が揺れているのではない。
 きっと、何をしても抑えられない――止められないない気持ちがあるからだ。
 形の良い唇を、そっとコップの端につける。
 少しずつコップを傾けて――四分の一ほど残っていた水を口に含む。
 ひんやりとした液体が口の中を満たす。
 コップをテーブルに置く。こっと小さな音が部屋に響く。
 そうした小さな仕草が一つ一つが妙に艶めかしくて、上条の胸が高鳴る。
 椅子に座ったままの上条の頬に、美琴の小さな手が添えられる。
 伝わる手の暖かさに上条が耳まで真っ赤になった。
 御坂美琴が、真っ直ぐな瞳で上条当麻を見つめている。
 すらりとした鼻梁。整った眉。
 赤みを帯びたきめ細かい肌。
 湿り気のある艶やかな唇。
(綺麗だな)
 美琴の顔は綺麗だった。柄にもないと思いながらも、上条は素直にそう思った。
 もう一度だけ呼びかける。
「……御坂」
 美琴がやるべきはもう決まっている。
 伝えたいことがある。
 前屈みになって、唇を近づける。
 例え今、この少年に何を言われても、
「――――」
 美琴は絶対に止まらない。

193ユミシロ:2009/05/14(木) 00:29:16 ID:tnjmO/Bs


「……ふう」
 美琴が軽く息を吐いて、呼吸を整える。
 上条は少しばかり刺激が強すぎたらしく、終わった今も呆然としている。
 二人とも唇には感触が残り、体は火照っているのに、口の中はひんやりとした冷たさがある。
 やがて、
「『ふ』……」
「ふ?」
「―――『ふう』じゃねぇぇええ!! お、おまえ、いま、な、なにを」
「…言わせる気? 言わせたいの? 何でしたのか、なんて女に聞くの?」
 ぎゃーぎゃー騒ぎ続ける内に『だったら』と上条が空になったコップを手にキッチンに向かう。
「? 何して……」
(ま、まさか。も、もう一回やれとか言わないわよね?)
 一回やるだけでもあれだけの覚悟が必要だったのだ。さすがに動揺を隠せない。
 ところが、上条は水を注いだコップを手にして戻ると――口に水を含んだ。
(ちょ……本気?)
「え、あ、いや、でも…その」
 無言で上条がテーブルにコップを置く。
「―――」
 上条の両手が、美琴の頬に触れる。掌は美琴よりも大きい。
 力を入れすぎないように、優しく押さえられる。
「あ……」
 二回目は、少し長かった。



「―――すみません。負けました。すげぇ恥ずかしい」
「わ、私だって恥ずかしかったんだから! だ、だから――もう一回、して」
 ガラスのコップには、まだ三分の一ほど水が残っている。
 水面に揺らぎはない。

194ユミシロ:2009/05/14(木) 00:31:10 ID:tnjmO/Bs
以上です。投下終了です。


悶えて!銀河の(ry
195名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 00:40:19 ID:9FRYVl4c
>>194
アンタは俺を萌え殺す気ですか。
GJ!
196名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 00:43:36 ID:r4uIjTfH
>>194
二人のあまあまさにニヤニヤが止まりません!
197名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 00:48:27 ID:r4uIjTfH
いいSSが連投されてるさなかにネタを投下して申し訳ありません。
これは、 >>159-162 捧げるネタ。


「どうしたんですの、お姉様?」
「なんかアイツに妹達(シスターズ)と間違われたのよ」
「まあ! まあまあまあ! これは一大事ではありませんか!? (ふふふ、これで殿方のカブは激下がり。ざまーですわぁ)」
「でもね、今日のアイツ凄く優しかったのよ」
「え゛?」
「『やっぱ素直な美琴はわかわいいな』なんて頭撫でてくれるし、お菓子食べさせてくれるわで、もう、ほんとに私……ふにゃー♪」
「あ、あの、先程人違いされたと……?」
「うふ、うふふ。だからあのこを亡き者にしてネックレスさえ手に入れれば……」
(お、お姉様がとってもダークサイドですわ!?)
「そうはさせません、とミサカはお姉様に銃撃しながら言い放ちます」
「きゃ!? 何すんのよアンタ!!」
「うひゃ!? おぉ、おた、お助けぇぇぇぇぇですわぁぁぁ!!」
「それはこちらの台詞です、とミサカは鞄から代えのマガジンを――――」
「させるかぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!!」
「うひぁ――――――――――!?」
「きゃっ!」
「ふうっ、ふうっ。ア、アンタが私に敵うとでも――――」
「やってみなければ判りません、とミサカはミサカネットワークの力を開放します!」
「なっ、アンタその力は!?」
「時間が無いので多くは語りません、とミサカは雷雲を呼び寄せます。この力でお姉様(オリジナル)と共にあの人の中の記憶を消し去ります、とミサカは勝利を核心して宣言します」
「ま、負けるかぁぁぁああああああああああ!!」
「う、うわあ。が、学園都市が、た、たた、大変な――お、お2人とも話し合いで解け――――」
「「うるさい!!」」
「ひっ!?」
「積み重ねただけでは太刀打ち出来ない時間と言うアドバンテージもお姉様(オリジナル)さえいなくなれは無意味です、とミサカは笑顔で引導の告知をしました」
「は、アンタ、それはこれを喰らって生き残ってから言いなさいよっ!」
「では――」
「いくわよっ!!」
『ドゴォ―――――――――――――――――ン!!』
「そ、そんなぁ!? 2人が光の中に消えてしまいましたわ!! ああ……、ああ、お姉様たち……、わたくしを、わたくしを置いて逝ってしまわれるなんてあんまりですわ……よよよ……。
でも泣いてはだめよ黒子。いなくなったお姉様たちのためにも、わたくしはその分幸せにならねばいけませんの!
さしあたって空席になりました殿方……、いえいえ、上条当麻さんを……」
「アイツをどうするっての?」
「もちろん温泉施設のスペシャルスイートを借り切って2人でしっぽりと――って、へぇぇ!?」
「ほほう。そこまで具体的に計画していようとはねえ」
「危うく出し抜かれる所でした、とミサカはあなたを捕まえて微弱な電気を流しながら胸を撫で下ろします」
「あわ、しび、しびれますわわわ!?」
「先に説明しとくと、考えたら私たちじゃ電撃ぶつけ合ってもらちあかないのよね。はっはっは」
「さあって、黒子。じっくりお話を聞きましょうか? アンタの体に、たぁっぷりとね」
「はわ、はわわ。そ、それは、うれし、うれしいような、こ、こわ、怖いような、しびび、しびれますわ……」
「私も色々試したい事が合ったのです、とミサカは平静を装いながらも実験台が手に入った事に喜びを隠し切れません。フフフ……」
「じゃ、行きましょうか」
「ひゃ――――――――――!?」


網羅出来たかな?
198名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 00:57:51 ID:jjlS6sA2
>>176>>185>>194>>197
あんたら最高だ!
今日は良い夢見れそうだ
199名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 01:53:38 ID:9FRYVl4c
>>197
>>160だけどありがとう!
今日は投下が多くて良い一日でした
200名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 02:11:40 ID:6WBjnCZF
まさか平日に4つも見れるとは思わなかったぜい。お二人とも良いモン見せてくれてありがとう。
やっぱ自分の幻想とは異なる、他の人達の色々な幻想を見るのは楽しいな。
ユミシロさん、貴方が現れてくれて楽しみが増えました。萌えSS量産期待してます。
201名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 13:01:05 ID:M6G4vjFI
職人さん方乙&GJ
甘々ありヤンデレあり、ここは素晴らしいスレですねw
202名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 20:05:29 ID:EBbIV9nT
紳士の社交場だから何でもアリなのさ
203名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 22:50:41 ID:9FRYVl4c
昨日とは打って変わって今日は静かだな
204名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 23:13:04 ID:e7P4abyx
早すぎるだけなのも何だし、マターリいこうぜ
205ユミシロ:2009/05/15(金) 03:39:55 ID:5FVN+MQv
『今日は静か』で『マターリいこう』と甘々なやつでも考えてみましょうか。

ふらっと街を出歩き。
何してるの。そっちこそ。
お暇なのです。映画を見よう。
ジェットコースターと観覧車。コーラと紅茶。お肉とケーキ。甘いほうがいい。
こっくり。こっくり。
お昼を食べる。
もりもり。もりもり。もりもり。ぱくぱく。まだたくさんある。食べて。
映画の話で盛り上がる。
見てたかな。よし覚えてる。あれで良いのかな。こうなればいいのに。
でも綺麗だった。でも可愛かった。なにが。なんでしょう。
たくさんのぬいぐるみ。お金を入れて掴み取り。
あれが取れない。あれでいいの。あの蛙が欲しい。ほら。
ありがとうげこ。もうひとつは。あげるげこ。げここ。
げこげこ。
雑貨屋を覗く。指輪が輝いていた。
指輪が二つ。髪留めもある。指輪が綺麗なのに。首飾りもある。髪留めでいい。
なんで。ばか。
長い針が何度も回る。短い針が進む。ちくたく。ちくたく。
朱い世界。いつか見た空。
あのときより。同じものだけど。
きょうは綺麗。どこか同じではない。

……長い針が二周。すいません。寝ます。何を思い浮かべるかは自由です。げこ。
206名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 07:46:15 ID:FaBgqqST
>>205
夜分お疲れ様です。
む、難しい……



ところで今だ17巻あたりを拾いあげたSSなりネタなり来ないのは、話しが完結してないからかしら?
17巻未読な私は内容さっぱりだから何ともふりようがないが、そこんところどうなんだろう?
207名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 10:21:03 ID:D/6RYgOK
>>205
これはまた何とも甘々な突発日常デート編だ。夜の帳が下りた後は、待望の展開が待ってるって事ですか。
気が向いたら是非とも文章化して欲しい所だけど、他にも何か書いてて忙しいだろうから無理かな。
ジェットコースターと観覧車・・・、後は、コーヒーカップがあれば乗り物は完璧だと思いましたww
そういや、GW期間中は『上条さん御一行テーマパークへ行く』なんてトンデモネタが浮かんだっけ。
>>206
単なるネタは前スレで結構見掛けたけど、SSや小ネタは未だ来てないね。
個人的な考えだけど、残念ながら今の所17巻ネタで書きたいって人が居ないだけだと思う。
書く人ってのは、話が完結してるとか関係なしに、強く興味を引かれてその気になれば書けると思うから。
じゃないとIf話を始めとしたSSなんて書けないと思ってる。SS自体、本来の話を捻じ曲げてるんだからね。
・・・・・つーか、こんな事書いてると誰かが書いて来そうな気がしないでもないが。
208ユミシロ:2009/05/15(金) 10:48:50 ID:5FVN+MQv
>>207
実は今日お暇だったりする私は昨晩いろいろやってて
気がついたらとんでもない時間になってたりで。
ちなみに

>何してるの。そっちこそ。

これ以降、片方が上条さん。もう片方が美琴になってるので
イメージしてみてください。
実はこれの通行止め・遊園地編も同時製作中(美琴・黒子Verもちょっと考え中)
どっちもSS化すると時間かかるので、完成はまだまだ先かも。

2時間以内に希望があれば>>205みたいな形式の通行止め、
もしくは会話だけ出来上がってる突発日常デートが投下可能だったり。
209名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 11:05:18 ID:D/6RYgOK
>>208
返事など最初から決まっている、バッチ来い!
210ユミシロ:2009/05/15(金) 11:13:38 ID:5FVN+MQv
『二人歩いて』(会話のみ)


 ふらっと街を出歩き。
「御坂。なにしてんだ」
「そっちこそ」
「今日の上条さんはお暇をいただいてます」
「?」
「ま、とにかく今日は暇なんだ。のんびりしたいんだよ」
「暇……。ふーん。暇、なのね」
「――なんでしょうか」
「映画見ない?」


「アクションか恋愛系の二択かよ」
「くっ……『密室×密室探偵』の劇場版が見たかったのに」
「で、ジェットコースターと観覧車。どっちがいい?」
「極端ね。コーラか紅茶ね」
「どっちでもカフェインが効いてくれりゃいいけど。
 っていうか今時のお嬢様は炭酸飲むのかよ。
 ともかく……焼肉かケーキ、だな」
「甘い方がいい」


(やばい。眠気が――寝たら絶対怒るよな)
(……)
(ちょ…御坂さん待ってください居眠りでお隣さんに寄りかかるなんて
 お約束されても上条さんはどう対処したら良いのでしょうか!?)


 お昼を食べる。
「結構食うんだな」もりもり
「あんただってかなり食べてるわよ」もりもり
「育ち盛りの高校生ですから」
「私だって育ち盛りだからね」
「男と女じゃ違うだろ。俺みたくそれだけ食ったら、さすがに太るんじゃないか?」もりもり
「!? そ、そんなことないわよ…たぶん。――きっと! あははは」ぱくぱく
「まだたくさんあるぞ」
「ごめん」食べて
211ユミシロ:2009/05/15(金) 11:14:28 ID:5FVN+MQv

 映画の話で盛り上がる。
(見てたかな。私も少し寝てたけど)
(よし覚えてる。気づかれてさえいなければ無問題)
「最後のあれって、ハッピーエンドで良いのかな」
「なんていうか、ハッピーエンドにしようと思えばできたのにな」
「そうかもしれないけど」
「一番最初に、大切に思ってた人にちゃんと気持ちを伝えてれば……
 他の誰かに全部打ち明けていれば、悲劇なんて一つも起こらなかったんじゃないか」
「でもお互い大切に思ってたから、そういうすれ違いが起きた」
「まあ、主人公も主人公なりにハッピーエンドにしようって頑張ったんだよな」
「でも綺麗だった、かな。悲しかったけど、なんか輝いてた」
(確かにそうだけど……寝息立てたり寝顔が可愛かったりで集中できなかったんだよな)
「なによ」
「なんでしょう」

 たくさんのぬいぐるみ。お金を入れて掴み取り。
「あれが取れない」
「あれでいいのかよ」
「ゲコ太が欲しいのよ」
「ほら」
『ありがとうゲコ』
「もうひとつはどうすんだ」
『あげるゲコ』
『ゲココ?』
『ゲココっ!!』

 雑貨屋を覗く。銀色の指輪―シルバーリング―が光り輝いている。
(指輪……)
「髪留めがあるぞ」
(『ここに』指輪が――)
「ネックレスもあるぞ。妹に買ったのと同じやつだけど」
「髪留めでいいわ」
(もしかして、無意識の内にスルーしてんの?)
「なんで怒ってんだよ」
「ばか」
212ユミシロ:2009/05/15(金) 11:16:19 ID:5FVN+MQv

『二人一緒』(仮・大雑把な構成のみ)

てくてくてく。こつん。

遊園地だね。なぜだ。

ぴょんぴょんぴょん。こつん、こつん。

デートだね。俺は保護者じゃねえぞ。

うん。……。


ジェットコースター。
あれがいい。だめだ。なんでなんで。弁当持たされたろ。やられたかも。読んでたんだな。
先生なんだね。教師なんだな。ところで誰が作ったの。教えねえ。


お化け屋敷。お化け出るの。学園都市でか。
こわくないこわくない。怖いのか。こわくないもん。離れろ。やだ。掴むな引っ張るな。
こわいんだもん。じゃあ離れんなよ。お化けだ。なぜ死体の継ぎ接ぎ人間。殴っちゃだめだよ。殴るか。
お嫁さんが欲しいんだよ。誰ノ事ヲ言ッテルンダ糞ガキ。あなたはあげない。おい。
だから誰も恨まないで。あれと同じ扱いか。いなくならないでね。分かったから落ち着け。


ミラーハウス。
右にも。左にも。上にも。どこ見ても。たくさんいるね。うぜえ。
でもひとりだよ。ひとりしかいねえよ。二人きりだね。そうかい。


お昼ご飯。
ぱくぱく。ぱく。ぱくぱくぱく。ぱく。ぱくぱくぱくぱく。ぱく。
むぐ。このばか。むぐぐ。ほら飲め。ぷは。慌てて食うな。
おいしいんだもん。そうかい。おいしいね。知るか。


籠が回る。大きな車輪。
少し揺れる。一緒に見ようよ。こっちにくるな。一緒に見たい。好きにしろ。うん。
ん。空を見て。なんでだよ。この服と同じ色だよ。だな。雲がないね。なんもねえな。でも青いね。
おい今度はなんだ。あれ。なんだ。白い雲。ねえぞ。下だよ。
213ユミシロ:2009/05/15(金) 11:17:08 ID:5FVN+MQv

アイスクリームが二つ。
甘い。苦い。バニラ味。コーヒー味。食べさせて。やめとけ。ぱく。おい。
大人の味って苦いね。ガキが我慢すんな。我慢できて偉いね。褒めてもなにもでねえぞ。


お土産。
これ欲しい。なんだその綿詰め人形。白うさぎ。だから。あなたと同じ赤と白。確かに同じだな。
買って。明らかに値段おかしいだろ。ありがとう。なくすなよ。


お日様が燃えてる。
オレンジジュース飲みたい。やっぱガキだな。綺麗だね。もう帰るぞ。
楽しかったね。疲れたのは俺だけか。ありがとう。なにが。ひとりじゃ来れなかったから。そうかい。

てくてく。こつん。

今度は皆で来ようね。同じだろ。

約束だよ。知るか。

てくてくてく。こつん。

ありがとう。うるせえ。

ぴょんぴょんぴょん。こつん、こつん、こつん。
214ユミシロ:2009/05/15(金) 11:19:10 ID:5FVN+MQv
投下終了。

ちなみに継ぎ接ぎ人間についてはwiki辺りで調べれば分かります。
映画の内容は某アニメ。
作りかけっぽいものでごめんなさい。
215名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 12:15:32 ID:D/6RYgOK
>>214
ありゃ、ジェットコースターと観覧車は比喩を兼ねてたのか、次のステップかと読み違えてた。
夜の帳が下りた後は、こっちの希望を兼ねて書いたので気にしないで下さい。
勝手な要望だけど、ほのぼの通行止めが先に見てみたいなと思いました。
無理せずゆっくり書いて睡眠はちゃんと取った方が良いよ、とまるで説得力のない一般論も述べてみます。
216名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 01:08:08 ID:FzPZ2FJQ
上条さんの自慰行為を覗き見しながら
自慰行為に耽る淫デックスの話はまだですか?
217名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 19:18:16 ID:TSKihf50
シスターがそんな淫らなことしちゃいけませんw
218名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 19:41:53 ID:rRjGfnxa
暴食という大罪を犯してる時点でシスターと呼べなくなっている気がしないでもない
219名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 19:56:03 ID:ORiy9zTs
実はこの暴食って言うのは、
本編での禁書目録のボスフラグではなかろうか?



って唐突に思った
220名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:03:47 ID:B+HUV6uK
当てはまるのを埋めていこうか

傲慢
嫉妬
憤怒
怠惰
強欲
暴食 インデックス
色欲
221名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:05:56 ID:iqoqMspI
傲慢 インデックス
嫉妬 インデックス 
憤怒 インデックス
怠惰 インデックス
強欲 インデックス
暴食 インデックス
色欲
222名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:06:02 ID:U3qKQzqP
傲慢 インデックス
嫉妬 インデックス
憤怒 インデックス
怠惰 インデックス
強欲 インデックス
暴食 インデックス
223名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:11:49 ID:U3qKQzqP
色欲 白黒
224名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:16:15 ID:rRjGfnxa
色欲 オリアナ姉さん
225名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:20:22 ID:rRjGfnxa
連騰ですまぬが言わせてくれ

>>221-222は禁書に恨みでもあるのか? いや、間違ってないっちゃ間違ってないんだが
226名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:21:35 ID:B+HUV6uK
>>225
まあ間違ってないなw
227名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:27:54 ID:KBvQciVf
機械的にインデックスの名前を書いてみました、って感じで芸がないなと思ったけど……
うん、前全然否定できない。
228名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:33:57 ID:U3qKQzqP
>>225
恨みは全く無いが少ない脳ミソを瞬間的にフル回転したらそうなってしまった
今は反省していない
229名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:34:55 ID:9mLnNl9i
禁書って、スレ住民のいじられキャラとしての地位は確立してるのなww
エロは無理だし、逆に地獄の底に叩き落とす可能性も無きにしもあらずだけど、
あまりに禁書が可哀想だから、地位向上を目指して何か一つ書いてみる事にしようかな。
230名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:42:59 ID:TrXL4cKx
垣根帝督×ドレスの女 OR 麦野沈利SSが見たい!
231名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:43:59 ID:cJg+h2Su
ワロタwww
232名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:44:55 ID:TSKihf50
俺はインデックス好きだよ
ジョークだよw
233名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:47:18 ID:TrXL4cKx
一方通行─とある科学の一方通行

垣根帝督─とある科学の未元物質

麦野沈利─とある科学の原子崩し

ドレスの女─とある科学の心理掌握

削板軍覇 ─とある科学の念動砲弾
234名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:10:11 ID:huCNk7Et
sageろガキ共
235名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:21:00 ID:Qs5Hc8j6
オルソラは人気ないのか?
236名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:22:00 ID:TSKihf50
あるよ
かまちーからも
237名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:31:11 ID:B+HUV6uK
>>236
かまちーは浮気性だからな
238名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 01:31:22 ID:hZvVEHPQ
だがそんなかまちーが好きなんだろお前ら
239名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 02:00:22 ID:WWKq5tHf
かまちーを掘りたい
240名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 02:02:50 ID:px24+F7h
>>239
  ⊂\       
   \\,,ハ      
   //ω゚ ) 
   (/    )  
   ) //
   (//ヽ
   し ,ヘ }  まずはそのふざけた
   ノノ `J  幻想をお断りします
241ユミシロ:2009/05/17(日) 12:46:07 ID:CgDtW4wX
>「ほーら、シャキっとしなさい」って言ってくれる人が好みか
上条さんの好みのことで、某所でこんなの見かけたので。小ネタをひとつ。


「とうまは『ほら、シャキっとしなさい』って言ってくれる人がいいんだって」
 インデックスが『どういう意味だか分かる?』という目で美琴を見る。
 しかし美琴も―非常に珍しいことだが―きょとんとして首を傾げる。
(ああ!! いいですわ! そんなお姉様も可愛らしくてもうよだれが止まりませんの!)
 うっとりしていた白井がはっとする。
 よだれをハンカチで拭うと、どこからともなくデジカメを取り出して構える。
 すると美琴が素早く反応して、白井の額に手刀を叩き込む。
 ついでにデジカメも取り上げて中のデータを確認する。
「……で、黒子はどういう意味か分かる?」
「うう……あのチビが言っているのは、あの殿方の女性の好みですわ」
「好み? 『シャキッとしろー』って言われるのがそんなにいいの?」
「背中を押して支えてくれるような女性――お姉様のような方が
 『好み』というわけですわ」
「……えっ!? そ、そうなの? そうなんだ。ど…どうしよう……」
「もちろんお姉様のことではなく一般的に言う『姉』のようなという意味で
 ――って頬を赤らめて何をお考えですの!? 
 あの殿方の好みに合うから何ですのお姉様!!」
「あ、あいつは私がこ…『好み』なのね。ふ、ふうん。そうにゃのねー」
「嬉しさのあまり棒読みになられてついには私の声も届きませんの!?」
 ふにゃー、と美琴の思考が遠い世界へ旅立つ。
 白井が夕陽に向かって『あの類人猿がぁぁあああ!!』と吼える。
 お腹減ったから帰るね、とインデックスがてくてく歩き出す。


 この日。顔のにやけが止まらない美琴が常盤台女子寮で多々目撃される。
 白井が大量の五寸釘と藁人形を購入したのは翌日のことである。


……続かない。
242名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 12:55:12 ID:p5AAbBwP
>>241
続けてくださいお願いします!
243ユミシロ:2009/05/17(日) 13:39:57 ID:CgDtW4wX
超電磁砲スレに落とした別ネタでよければ。


旅掛「上条君、親父(ダディ)と呼んでごらん」
上条「ダ、ダディ……?」
旅掛「美鈴! 上条君が親父(ダディ)と呼んでくれたぞ!!」
美鈴「上条君、本当なの!? 私のことは――ああ美琴ちゃん何するの!」
美琴「母さんも父さんも何やってんのよ!?」
刀夜「では私も。といっても、私のことは好きなように呼んでいいからね?」
美琴「えっと……」
詩菜「あらあら。美琴さんにまで手を出すなんて。もう、刀夜さんたら(ガサゴソ)」
刀夜「か、母さん……これは――いや、それよりだ」
『孫はいつ見られるんだい/のかしら』
『……』

詩菜「美琴さん、私のことも好きに呼んでいいのよ」
美琴「……し、詩菜さん」
詩菜「当麻さんのおばさんでもいいのよ」
美琴「お、おば……すみません。それは口が裂けても言えません」
美鈴「上条君。私のことは『お義母さん』って呼んでいいからね」
上条「その……『美鈴さん』っていう方がしっくりするんでそれでいいですか?」
美鈴「ええ、いいわよ(心の中でガッツポーズ)」
旅掛「中々大胆だな、上条君。人の女房を名前で呼ぶなんて」
刀夜「と、当麻…ついには人妻にまで……」
詩菜「あらあら。最初に手を出したのは刀夜さんだと思うのですけれど」

「では一杯飲もう」
「飲みましょうか」
「あのう、俺は未成年なんですけど」
「何を言ってるんだ上条君。いいかい?
 美琴と二人きりのディナーでグラスを重ねる日はそう遠くはないからな」

「美琴さん? お化粧したことはあるかしら」
「いえ、全然……お化粧なんてする必要、ないし」
「駄目よ美琴ちゃん。女は化粧で美しさを引き立てるものなんだからね。
 あの上条君も、お化粧して今よりずっと綺麗なった美琴ちゃんを見たらイチコロよ!」
「イ、イチコロ……」

「お腹すいたかも」
「嗚呼、お姉様はいずこに……しかもこのチビが一人ということはもしや!」
244名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 14:07:26 ID:V/9rNb2F
ほほー、気分転換の小ネタでさえ萌えで来やがりますか。そんなに萌え死にさせたいのか?
全く関係ない事だけど、ユミシロさんって根本が誰かさんに似てるなー、などと感じてしまう。
245名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 14:10:47 ID:px24+F7h
>>241
そうにゃのねー吹いたw
246ユミシロ:2009/05/17(日) 15:15:56 ID:CgDtW4wX
一方スレに落とした小ネタをちょっとSSに。
一方×初春


「お礼だけでも言わせてください!」
 少女の一声が、彼をその場に縫い付ける。
 杖が地面を叩いた音が小さく反響する。
 白髪に白い服装。白尽くめ故に黒い首輪と赤い瞳の存在が鮮明に浮かぶ。
 一方通行―アクセラレーター―と呼ばれる彼は、気だるそうに振り返った。
 駆け足で近づいてくる中学生の少女が一人。
 頭にいくつもの造花を取り付けた少女の名は初春飾利。

 彼は知っている。
 少女が風紀委員―ジャッジメント―であることを。

 初春は知っている。
 彼が超能力者―レベル5―の頂点に立つ怪物であることを。


 それでも初春は引き下がらない。
 ただ、お礼が言いたいと離れない。
 そんな少女に、彼は自分の存在を示すしかない。
 立ち止まって少女を見る。
「俺はなァ、悪党なんだよォ。通りすがりの悪党が気に入らねェ奴を
 ぶん殴っただけだろォが。それだけで悪党に感謝すンのかよォ」
 赤い瞳が初春を射抜く。
 初春にはそれが『怖い』とは感じられなかった。
 恐れる理由がない。
 それはきっと。『遠ざけたい』という心が込められたものだから。
 だから初春は強い意志を持って、赤い瞳を真っ直ぐに見る。
「悪党でも何でも同じです。あなたはあなたです。
 私はあなたに助けられました。だから」
「あァ?」
「だから、ありがとうございました!」
 素直に、感謝という気持ちを込めて深々と頭を下げる。
 彼は眩しいものでも見るかのように目を細めた。
 初春は顔を上げると無邪気に笑った。
 花のような笑顔だった。
「次から次へとよォ。物好きな連中ばっかァ寄って来やがる」
 呆れたように肩をすくめると、彼は杖をついて歩き出す。


「どうしたの初春のお姉ちゃんってミサカはミサカはスカートを引っ張ってみたり」
 空色のキャミソールを着た少女の声に初春の意識が引き戻される。
 初春は数日前の出来事を何度も思い出してしまう。
 何度も思い返す。
「な、なんでもないです。えっと、アホ毛ちゃんはどうしたんですか?」
 また迷子の人を捜しているのかな、と考えて初春は思う。
 あの白い少年はこうも言っていた。
『迷子みたいなもンかもなァ。何時頃からだったかなんざ、覚えちゃいねェけどよォ』
 白い少年のことは、同僚の白井黒子には報告していない。
 自分しか知らない秘密。
 その小さな秘密の共有に、初春は心が暖かくなるのを感じた。
「……あの人の匂いがするかもってミサカはミサカは匂いに敏感になったり」
 打ち止め―ラストオーダー―と呼ばれる少女が小鼻をくんくんさせる。
 突然、初春の袖を掴むと匂いを嗅ぎ始める。
「に…匂い!?」
 秘密の共有に早くも危機が迫る。
247名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 15:20:39 ID:WWKq5tHf
>>246
あれもあなただったのかw
248ユミシロ:2009/05/17(日) 15:35:06 ID:CgDtW4wX
>一方さんが現れると頭部の花が満開になる初春さん
というレスがあったのでいつかどこかに仕込んでみたかったり。
初春と一方さんのお食事とかに。

最後に一人になった初春が、打ち止めとか黄泉川とか佐天に会ったり。
249名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:48:28 ID:FzRyc5xQ
確かにおっぱいは女の魅力の重要な一部だ。
人によっては殆ど全て、と捉えることもある。巨乳フェチなどはその最たるもの。
しかし世の中にはな、巨乳なんてぬるいものに飽き足らない人間もいるんだ!
ただでかい乳のどこがいい!あれはあれでいいものだが。
ましてただ乳がでかいだけでグラビアクイーンなどとは笑止千万!
そんなの嬉しくもなんともないのですよ、俺のようなおっぱい紳士には!
いいか、大事なのは、バランスなんだ。ゴージャスな雰囲気にはヤシの実みたいな巨乳!
清楚な大和撫子には掌に入るぐらいのお椀型!無垢な少女は未発達!
しかしそれだけではない。頼れる姉御が貧乳!ちっちゃくて童顔なのに巨乳!
さようミスマッチ感覚だ!
つまり、基本に忠実なのもよいが、乱調の美もまた美であると。
イメージを守るおっぱいもよし、人の先入観の殻を打ち破るおっぱいもよし。
無論歳を食えばおっぱいは崩れる。赤ちゃんに授乳すると色なんかもアレらしいが
俺はそんなおっぱいも尊敬する。おっぱいは人生の出発点だからだ。
全ての女の乳を愛してこそ真のおっぱいスキーではないのか!立てよおっぱいスキー!

まあとにかく、おっぱいは皆すばらしい、ってことだ。
250名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:49:00 ID:FzRyc5xQ
ごめん誤爆したorz
251名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 18:34:47 ID:FWT3IDOH
くそっ笑った
252名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 18:43:56 ID:1boyXrqS
>>249
もしかして新シャア板の住人?
253名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 19:13:35 ID:l99nF6Sm
>>252
10スレ以上前のネタだよ、つまらん
254名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 23:37:32 ID:p5AAbBwP
以前芹亜先輩のヤンデレSS書くって言ってた人はどこに行ったんだろうか?
俺ずっと全裸待機してるのに
255名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 12:50:47 ID:97ZaayJs
>>254
同志よ
256名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 00:20:18 ID:z5mFc60Z
私は黒子の砂糖吐くぐらい甘い奴を書く…誰も書かないなら自分の手で書いてやる…
257名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 00:22:42 ID:B/yP/mfX
>>256
俺、待ってるからな。
いつまでもいつまでも……。
258名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 00:50:03 ID:P5+V5h8Q
期待させといてそのまま放置プレイなんて企みには釣られないクマー
259名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 02:00:19 ID:3JYANNMo
>>256
その心意気や良し。ぜひ実現させて下さい。
260229 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 04:58:51 ID:3JYANNMo
何とか書き終わったので投下します。
上条×インデックスで、エロなしの大覇星祭後のIf話です。
途中からの中盤、シリアステイストで書いてるので、重苦しいのが苦手な人は避けて下さい。
書いた本人がそう言うの苦手なんだから全く困ったものです。


『思い出の調べは旋律の彼方に……』


         フワッ
2611/7 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 04:59:32 ID:3JYANNMo
大覇星祭から数日経ったある日、上条とインデックスは、小萌からお礼を兼ねた自宅での食事に誘われた。
「姫神ちゃんが助かったのは、上条ちゃん達とシスターちゃんのお陰なのです。
 先生、奮発して1ランク上の『豪華絢爛焼肉セットDX』を買っちゃいましたー。
 半端な量じゃありませんから、今日は遠慮なんかしないで一杯食べて下さいねー」
との、ありがたい御言葉を小萌から賜り、小躍りしながら有頂天になる二人。
いざ、小萌のおんぼろアパートに出陣し、焼肉を御馳走になっていたのだが―――。
――二人はお互いを牽制し競い合いながら、焼けた肉の所有権を争っているが、勝負にすらならない。
上条が一つの肉を咀嚼し嚥下する間に、鉄板上の他の肉は全てインデックスの胃袋へと収まってしまう。
「おい、インデックス。少しは俺に対する、労わりと友愛の精神を発露させようとは思わんのか?」
コメカミに青筋を浮かべ抗議する上条に対し、小バカにする様な蔑みの視線を向けるインデックス。
「フッ、フーンだ。
 世の中は弱肉強食が真理なんだよ。博愛なんて所詮はまやかしに過ぎないんだから。
 悔しかったらそのお箸に己の魂を込めて挑むんだね。とうまのは一寸の虫にも劣るだろう、け・ど・ね」
「お、オマっ!?言って良い事と悪い事の区別もつかんのか!?曲りなりにも本職のシスターだろうが!」
「焼肉の前では、そんな些事はどうだっていいんだよ」
「く、クノー……!食欲の前では信仰心すらハリボテにチェンジしやがりますか、この似非シスターは!」
今にも血管を破裂させそうな程、青筋を肥大させる上条に対し、余裕の表情でグー握りの箸をちらつかせ、
挑発を繰り返すインデックス。
「まあまあ、二人ともー。まだまだお肉はありますから、喧嘩しちゃ駄目ですよー」
小萌は、このままでは掴み合いにまで発展しそうだと判断し、ヒートアップしている二人の仲裁に入る。
そして、予てから気になっていた事をインデックスに進言してみた。
「シスターちゃん、お箸の持ち方ちゃんと覚えませんかー?」
ええー、と以外な事を言われたと言わんばかりに、少し戸惑った視線を小萌に移すと小首を傾げながら、
「でも、これで全然問題ないんだよ。ちゃんとゴハン食べれてるし」
全くやる気ゼロの答えを面倒臭そうに返すインデックス。
「オメェーは、食うってコト意外はこれっぽっちも眼中にねーのか!
 先生、こやつにテーブルマナーのイロハを一から徹底的に叩き込んじゃって下さい!」
プーッ、と膨れっ面をして、無言で不服の態度表明をするインデックス。
コメカミの青筋をピクピクと引く付かせ、上条は嫌味ったらしい口調で言ってやる。
「ハッ、テーブルマナーの一つも覚えられねーで、なーにが完全記憶能力だ。この魔術オタクが」
ムキーッ、と目を三角にして、スクランブル体勢を取ろうとするインデックス。
「まあまあまあ、二人ともー。ゴハンはいがみ合って食べても美味しくないですよー。
 シスターちゃん、お箸の持ち方は今度にでも教えますから、楽しく食べましょうねー」
残念です、と溜め息を吐きながらションボリとしている小萌を見て、罪悪感を感じ目を逸らす上条。
インデックスも浮かしかけた腰を下ろし、取り敢えず大人しくするみたいだった。
「フー、確かに罵り合って食ってもシャーネーな。インデックス、ここは一時休戦協定を結ぼう。
 しっかし、先生も教えるの好きですねー。教師だから、その習性が染み付いてんですか?」
「習性……って、上条ちゃん、ちょっと失礼ですよその言い方はー。
 先生は自分の出来る範囲で、その子の為になると思った事を唯やっているだけなのです。
 今は役に立たなくても、将来何らかの役に立ってくれるかもしれませんからねー。
 シスターちゃんがやったコトを覚えていたから、姫神ちゃんも助かったんですし」
「ふーん、何が役に立つか分かんねーんだな。
 そう言や、姫神の治療の時、先生が教えてステイルが魔術を使ったんだったな。
 あの時は切羽詰ってて聞けなかったけど、先生は何時インデックスに魔術なんか教えて貰ったんだ?」
「ふぇっ!?何時って、上条ちゃんが血塗れのシスターちゃんをここに連れて来た時ですよー」
「え!?俺がここにって……、血塗れって……、どうしてそんな事に……」
「どうしましたー上条ちゃん?」
「……ああ、いやいや何でもない。そっかあん時かー、その節はお世話になりました小萌先生」
「いいですよーお礼なんて、こうして二人も助けられたんですから、先生は大満足なのです」
何の気負いもなくそう言ってのける小萌に、上条は眩しげに目を細める。
2622/7 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 05:01:28 ID:3JYANNMo
その時だった、二人のやりとりを黙って聞いていたインデックスが、無言で席を立ったのは……。
「……お、おい、どうしたインデックス!?」
上条は、食事の最中に席を立った彼女に対し、驚きに目を丸くしながら声を掛けた。
「肉とかの食いモン、まだ食い尽くしてねえじゃねーか。一体どこ行くつもりだ?」
声を掛けられたインデックスは、襖に手を掛けながら首を巡らし幾分機嫌悪そうに返答する。
「……とうま、レディーに向かって、そう言うデリカシーのない質問は如何なものかと思うんだよ」
「?………、おっ、おおーっ!そっかそっか便所か!
 飯食ってるのに急に席を立つもんだから、てっきり天変地異の前触れかナンかだと勘違いしちまった。
 なーんだ、単に上から下への直通便だっただけかー。あー、良かった良かった」
「!?」
フーっと胸を撫で下ろす上条。当然、自分の犯した失言には全く気付いていない。
インデックスは大きく目を見開いた後、スッ目を細め目尻を吊り上げる。
まるでそれに連動するかの様に唇の端が吊り上り、間から鋭い犬歯が顔を覗かせギラリと鈍い光沢を放つ。
恒例の噛み付き攻撃の発動かと思われたが、それは第三者の手によって回避された。
「上条ちゃんは、ホントに困ったちゃんですねー。
 シスターちゃんの尊厳をあまり蔑ろにしてる様だと、来週の補修授業は免除して上げますってお話は、
 やっぱり無かった事にしちゃいますよー。来週の放課後は楽しみですねー、上条ちゃん?」
「ブっ!?ちょ、先生、そんな御無体な。すいませんゴメンなさい許して下さい。
 何が悪かったか分かりませんが、上条さんが全面的に悪う御座いました。どうか補修は勘弁して下さい」
あぐらから土下座モードへと瞬時に移行して、畳に額を擦り付ける上条。
教科書に見本として載せても良いと思える程、一部の隙も無い完璧な所作を披露する上条を満足げに眺め、
小萌はウンウンと頷きながら声を掛ける。
「先生は、おバカさんでも素直な子は大好きなのです。
 素晴らしい日本の伝統芸能『DOGEZA』も見れた事ですし、補修は勘弁して上げます」
「ははぁー、小萌奉行様の寛大なる御処置、真に感謝致しまするぅー」
平伏しながら謝辞を述べる上条に、小萌から更に温かい言葉が掛けられる。
「上条ちゃん、何時までも畳にへばり付いてると、焼けたお肉が消し炭になっちゃいますよー。
 せっかく上条ちゃん達の為に買ったんですから、ちゃんと食べて上げないとお肉が可哀想です。
 シスターちゃんも早く戻って来て、一緒に沢山食べましょう。
 神父さんも呼ぶつもりでしたから、先生一杯買い過ぎてしまったのです。
 ちゃんとお礼がしたかったのに、イギリスに帰国してしまっただなんて残念で仕方がないですねー」
後半、幾分気落ちした声で告げる小萌に、インデックスは慰める様に軽く微笑みながら返答した。
「……うん。ありがとう、小萌」
インデックスが部屋から出て行った後、小萌が首を傾げながら上条に言った。
「シスターちゃん急に元気が無くなっちゃいましたけど、どうしちゃったんでしょうかねー?」
「ん、そっスか?別に普段と変わり無いと思うし、さっき迄バクバク食ってたから問題ないと思うけどな。
 そんな事よりインデックスの奴、よくも肉を独り占めしやがって……、今の内に食いまくってやる。
 先生先生。さあー、どんどん肉乗せちゃって下さい」
「はぁー、聞いた先生が間違ってました。
 上条ちゃんに女の子の機微を理解しろって、河馬に逆立ちさせるみたいなモノでしたねー」
「……先生、今日は何気に酷い事言ってません?上条さん傷付いて泣いちゃいますよ?」
「上条ちゃんは強い子だから、このくらいは大丈夫なのです。先生が品質保障して上げるのです。
 そんな事より『豪華絢爛焼肉セットDX』、どんどん行きますよー!」
「むっ、言いたい事は色々あれど、ここはうっちゃって……、おっしゃー!限界まで詰め込んじゃる!」
食の主人公を抜きにしての、二人だけの大食い選手権が開催された。


2633/7 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 05:02:18 ID:3JYANNMo
板張りの廊下に出たインデックスは、襖をきちんと閉めた。
部屋の中から聞こえる賑やかな喧騒は、薄い襖や壁では完全に遮る事は出来ないが随分と小さくなる。
明かりが少し弱いのか薄暗い廊下を歩き出すと、距離が離れるに連れ聞こえる声が更に小さくなる。
此処からでは、余程大きな声を出さない限り部屋の中の二人には声が届かないだろう。
そう意識した途端、全身から力が失われて行き、僅かに開いた唇から掠れた声を押し出す。
「……と…ぅま……」
力が抜け足の踏ん張りが利かない……、体重を支えていられず崩れ落ちる様に両膝を着いてしまう。
グニャリ、と視界に映る光景がぼやけ、波打つ様に引き歪められる。
トッ、片手を廊下の床へ、追う様にもう片方も、上半身を支える為に後に続いた。
「……とうま……」
小さく、もう一度名前を呟く。
インデックスの顔は床に向かって俯き、フードから零れ落ち床にまで垂れ下がった銀髪に覆われてしまい、
その表情を伺い知る事が出来ない。
「……くっ、……ううっ、………」
耐え切れずに思わず漏れてしまった、そんな苦しそうな声が、見えない顔の辺りから漏れ聞こえた。
「……ぐすっ、……とう…まぁ、……ぅうっ、……ご、ごめん…ね」
次に漏れた言葉、それは謝罪の言葉。微かに体を震わせながらも告げる上条への赦しを請う言葉だった。
「ごめんね……、とうま……、ごめんね……」
床に向かって何度も呟き続ける彼女から、ポトッ、ポトッと水滴が何滴も零れ落ち、床を濡らして行く。
彼女の表情は見えない。唯、廊下の床だけが、彼女の隠された表情を見ていた。

2644/7 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 05:03:04 ID:3JYANNMo
どれ程そうしていただろう、嗚咽を漏らし謝罪の言葉を繰り返していたインデックスが顔を上げた。
その顔はクシャクシャに歪み、大きな緑眼は涙の雫を湛え、溢れた涙は幾筋もの跡を頬に刻み付けつつ、
今もその跡を伝いながら顎先から床へと滴っている。
「……ぐすっ……」
右手を上げ目元を擦りながら、インデックスは上条の事を想う。
(……やっぱり、とうまは……、覚えてなかったんだね……)
溢れてくる涙を止めようと、何度も両の目元を擦る。
(ぐしゅ……、分かってたのに……、本当は気付いてたのに……)
押し込めていた、……少年の側があまりに心地良かったから。
見て見ぬ振りをしていた、……心地良い場所を壊したく無かったから。
黙ったまま忘れようとしていた、……何時までもこの場所に居たかったから。
(わ、私……、うっく……、逃げて……たんだ……)
不安と違和感……。最初からそれらを感じていた。
少年が、本当は思い出を忘れてしまっているのではないかと言う不安。
ずっと側で少年を見続けていれば、違和感に気付いてしまう。
ふとした日常で、時折、少年が垣間見せる表情。
知ってるのに良く知らない、矛盾した戸惑いに躊躇い。
普通の人なら気付かないかもしれない。でも、私は気付いてしまう。
何時も少年を見ているから、その表情や顔を、仕草を始とした全身を、そしてその後姿を。
何より、その事に気付いてしまうのは、自分自身にも同じ経験があったから、……一年以上前の辛い経験。
……孤独、当惑、焦燥、恐怖、そんな感情が入り混じった辛い経験をしていたから。
(ふえっ……、怖かった……ううっ……、と…とうま、に、……忘れ…られるの……)
見ず知らずの自分を助けてくれた。命懸けで守ってくれた。
そして、魔術とは対極にあるこの科学の街で、自分に居場所を与えてくれた。
それらを失うのが、少年に忘れられるのが、堪らなく怖かった。
(甘えてた、ずっと――)
――少年は何も言わない。一言も自分を責める言葉は口にしない。
怖くて、自分を守りたくて、目を逸らして考えないようにしていた。
でも、今日はっきりと分かってしまった。
少年が記憶を失っている事を―――、そして、もう一つの事を―――、
(……守って、くれてたんだ……)
ずっと……、記憶を失ってからもずっと、そして、今も少年に守られている。
少年が私を助ける為に支払った代償は、あまりにも大きかった。
それでも、何も言わずにずっと私を守ってくれている。
記憶を、大事な思い出を失いながら、少年は誰にもそれを知られない様に嘘を突き通している。
誰よりも不幸な目に遭う少年は、誰かが自分の為に不幸な目に遭う事から守り通している。
自己満足、自己犠牲、ううん、そんなありきたりなモノじゃない。
誰かが不幸な目に遭わない様に、誰もが笑っていられる様に、ただ自分に出来る事を――。
打算も見返りも無く、ただ前に進む事で守り通すのが、上条当麻という少年の強さ。
それは、あまりに悲しく、あまりに眩しい強さだった。

インデックスは、涙を止めようと何度も何度も目元を擦りながら、小さな声で呟く。
「今まで…ごめんね……、ぐすっ……、ありがとう……」
自分の為に大事な思い出を失った事への謝罪と、今も守ってくれている事への感謝の気持ちを込めて――。
少年の悲しくも眩しい程の強さを持った優しい心を想い、………涙が止まらない。


2655/7 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 05:05:58 ID:3JYANNMo
涙が止め処なく零れ落ちる瞳を閉じて、インデックスはそっと胸の内に上条を想う。
少年が失くした思い出を、今は無い自分との思い出を――――。
あの日、行き場のない異邦人の自分に差し伸べられた優しい救いの手と言葉を――――。
私はここに居て良いのだろうか、思い出を奪ってしまった咎人の私が。
縋り付いてても良いのだろうか、今も救いの手差し伸べてくれる優しい少年に。
何時しかインデックスは、両の手の平を胸の前で組み、祈りを捧げる姿勢になっていた。
それは主に対するものではなく、自分への問い掛け、そして少年に対する祈りにも似ていた。
教会の清浄さも壮麗さも無い、唯のおんぼろアパートの廊下で行われる、独りだけの礼拝。
インデックスは、真摯に自らに祈る様に問い掛ける。
(私はどうしたいの……)
側に居たい。真っ先に浮かんだ言葉。否、それしか浮かばなかった言葉。
右も左も分からない、檻にも似た孤独な地下の迷宮を彷徨っていた私に、
誰も巻き込まない様に、拒絶と言う名の壁を心に築いていた私に、
あの少年は壁を壊し、迷宮から拾い上げてくれた。
私の心が辿り着いた、たった一つの居場所。
側に居たい。それが私の唯一つの望み。
(私はどうすれば良いの……)
謝りたい。だけど、少年は謝罪の言葉など望んではいない。逆に、その行為は、優しい心を踏み躙るだけ。
それだけは決して出来ない。優しい嘘を吐き続ける少年に対する背信など考えられない。
私を守ってくれる少年が傷付かない様に、私も守りたい。
優しい嘘を壊さない様に、綻びが出ない様に、私も守りたい。
私に出来る事、それは少年と同じコトをする事だけ。
少年を守る為に、私も同じ様に嘘を吐き続ける事だけ。
それが私に出来る、……唯一つの現実だった。

インデックスの組み合わさった両の手に力が入り、受け止め切れなかった力が、手をぶるぶると震わせる。
(私は、とうまに何もして上げられないの……)
嘘を吐く事、それ意外に上条に対して現実に出来る事など何も無いのだ、と自分の無力さを思い知らされ、
インデックスはわななく唇を噛み締める。
魔道図書館と呼ばれ、十万三〇〇〇冊もの魔術の叡智を所有する身でありながら、何もして上げられない。
何も……、上条の記憶の断片を、思い出のフラグメントを掬い上げる事すら出来ない。
(……とうま……)
病室で見た透明な少年を思い出す。
そして、上手く笑う事すら出来なかった自分を思い出す。
この時から、少年は優しい嘘を吐き偽りの色彩の衣をその身に纏い、上条当麻になった。
誰かすら分からなかった自分を守ってくれる為に。
(とうま……)
あの時、透明な少年に向かって聞いた言葉を思い出す。
よく分からないまま素直に感じた自分の気持ちを載せた言葉。
少年が透明になる前に感じた自分の気持ち。
(私は……)
既に少年からは消えてしまった思い出にある、自分だけが今も持っている嘘偽りない自分の気持ち。
でも、現実から逃げていた私は、その気持ちからも逃げていた。
時折、頭をもたげて来るそれを無意識に押さえ込んでいた。
でも、現実を受け入れて、思い出の中に沈めていた気持ちを掬い上げてみると、それは色褪せもせずに、
私の心の中を鮮やかな色彩で彩ってくれる。
そして、これ迄の時間の中で培った思い出と合わさり、私の心の中を暖かな色彩で満たしてくれる。
何よりも大切な私の気持ちで……。
(とうまは、私をどう想ってるの……)
聞いてみたい。
現実を受け入れた事で心の中を大きく占めてしまった気持ちが、そう私に囁く。
しかし現実は、それが許されない事であると、私に悟らさせる。
聞きたい、聞けない、相反する感情に今も掠める怖さが勇気を殺ぎ、私を躊躇わさせる。
(伝えたい、私の気持ちを……)
それでも、今は伝える事が出来ない気持ちを、心の中で溢れている少年に対する気持ちを、心の中で紡ぐ。
聖書や魔道書の言葉ではない、自分自身の心の言葉で……、ありったけの言葉で紡ぐ。
今も心に残る思い出から、不確定な未来へと続く、これから新に紡ぐ思い出へとの祈りを籠めて―――。
私は、ありったけの言葉で紡いだ。
2666/7 ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 05:08:20 ID:3JYANNMo
インデックスは、紡ぎ上がった言葉をそっと口の端に乗せ、小さな声で呟く。
何処とも知れぬ、何時の時代かも知れない異国の言葉が、廊下に小さく響く―――。
彼女の透き通る様な綺麗な声に乗せられた言葉は、まるで一節の歌の様に聴こえた。
彼女の心を乗せた上条へと捧げる聖歌の様に、その旋律は廊下に小さく響いていた。



歌の余韻が消えて暫くして、インデックスは静かに瞳を開く。
あれだけ止めようとしても止まらなかった涙が、何時の間にか止まっていた。
立ち上がろうと片手を廊下の床についた途端、その口から、ひゃいっ!?と驚きの声を上げる。
手が冷たい、慌てて床を見下ろしたインデックスは、何これ?と疑問符を浮かべた。
足元前方が濡れている、もっと正確に言うなら小さな水溜りが出来ている。
(あ、あれ?膝の方も濡れてるって事は、この水溜りって……!?)
少し顔を引き攣らせ、現実逃避に辺りをキョロキョロと見回すが、現実は何時も厳しい。
(私、どれだけ泣いてたんだろ……?)
自分で自分に感心してしまう。良くぞここまで水分を搾り出せるものだと。
感心しながら暫く、ボケーっと水溜りを眺めていたが、急にハッと気が付くと慌て出す。
(あ、後始末、後始末しなきゃ、泣いてたのバレちゃう!?)
最早そう言う次元では無く、誰が見ても失禁したとしか思わないだろうが、テンパッてるインデックスには
正常な判断能力は残っていないと見え、以前見かけた雑巾の在りかへと猛ダッシュをしていた。

(おかしな所ないよね……?)
部屋の襖を前に、インデックスは自分の身なりをチェックする。
ビショビショになっていた膝の辺りは念入りにタオルで拭き取り、顔も洗面所で洗って鏡で確認していた。
廊下の後始末も何とか終えて、ここに居る訳だが、どうも部屋の中の様子がおかしい。
話し声が少しも聞こえて来ず、シーンと静まりかえってしまっている。
まさか自分の気付かない内に、泣いてる所を見られたのかと考えてしまい、中々襖を開ける事が出来ない。
(ううっ、緊張するかも。でも、お腹減っちゃったし……)
グゥーとお腹の虫が、ゴハンを食べさせろと催促の擬音を盛大に合唱する。
嘗て無い程、泣いた事により、食べた分の焼肉のカロリーを消費して振り出しに戻ってしまった所か、
食べる前以上にお腹が空いてしまっている始末だ。
インデックスは覚悟を決め、襖に手を掛けると思い切り開け放ち、威風堂々と中に進んだ。
部屋が静かだと思ったら、上条と小萌は卓袱台を挟んで大の字になって寝転んでいた。
?どうしたんだろ、とキョロキョロと部屋の中を見回し仔細に観察すると、上条の元に静かに歩を進める。
上条の頭を見下ろす位置まで来ると、腰を下ろしペタンと女の子座りをする。
身を乗り出して顔を見てみると、眠っているのが分かった。
インデックスはそっと手を伸ばし、優しく上条の頭を持ち上げると自分の膝の上へと移動させる。
だらしなく口を開けて眠る上条の顔を見詰めながら、愛しげにツンツン頭を撫でる。
そして口を開き掛けて、クッと唇を引き結ぶ様に口を閉じてしまう。
口にしたい言葉をグッと飲み込んで、心の中でその言葉を口にする。
インデックスは上条の頭に両手を掛けると、改めて口を開き、そして、―――――、

「がぶりっ!!」

―――――、上条の頭に噛り付いた。
267名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 05:10:34 ID:3JYANNMo
「ぐぎャァあああぁぁああああぁぁああああああッ!!!」
絶叫を迸らせながら、一瞬で夢の世界から帰還する上条。
そんな上条に対し、インデックスは頭に噛り付いたまま糾弾するかの如く問い掛ける。
「何でお肉が一つも残ってないんだよ!ちゃんと説明して欲しいかも!!」
ガジガジと頭に噛り付くインデックスに、説明責任を果たす為、必死に起き上がろうとするが、
ガッシリと頭を掴まれている上に、大きく膨れ上がり圧迫する腹部が、それを許してくれない。
「まま待ッちくれー!?は、吐く!?このままじゃ、ゲロ吐いちまうぅ!ヘルプミー!!」
インデックスは、ムーッと不承不承、上条の頭から口を離すと、手は離さないままで詰問する。
「あんなに残ってたのに一つも無いなんておかしいんだよ。何処に隠したか白状して欲しいかも」
「何処って、そりゃ、俺と先生の胃袋の中としか、その……、言えんのだが……」
「……………………………………」
無言でこちらを睨むインデックスの目が、飢えた野獣の様なギラギラとした凶悪な光を放つのを目にし、
上条は生命の危機を感じたのか、尻窄みになっていた返答から一転、開き直りとも言える反論を試みる。
「大体、オメェーが何時までも戻って来ねーのが悪いんだろうが!
 弱肉強食なんてほざくくせに、いざ弱者の立場になったら切れて噛み付きやがるのか!
 へへーんだ!肉は俺達が一つ残らず平らげてやったぜ!
 どーだ?悔しいか?これに懲りたら、普段の食生活から悔い改めやがれ!」
一気に言い放つ上条。ちなみに、小萌の方はこの騒ぎにも関わらず『もう、これ以上は食べれましぇん』、
などと暢気な寝言を呟きながら、周りにビールの空き缶を散乱させたままお休みしていた。
「…………………………、とうま」
地獄の底から響いて来る様な、暗い平坦な声音で上条の名を呼ぶインデックス。
「な、ななな何だよ?」
顔面から汗をダラダラ流しながら、小動物の様に怯えた様子を見せ、引っくり返った声音で返答する上条。
「辞世の句は、それだけで良いんだね?」
「あ、あのー……、優しくしてね♪」
今宵、二度目の絶叫が上条の口から迸った。

上条の頭を齧りながら、インデックスは想う。
数日前に噛み付くのを躊躇ったのは、抑えていた気持ちが頭をもたげて来ていた、せいかもしれないと。
今の自分は、あの時以上の気持ちを持っているのに、こうして普通に噛み付いていられる。
そうする事が、少年の気持ちに応える事へと繋がるから。
私は少年の頭を齧りながら、心の中で言葉を呟く。
今は伝える事が出来ない、もしかすると、ずっと伝える事が出来ないかもしれない言葉を。
何時の日か、伝える事が出来るのだろうか、私の口から、少年へと。
伝えたい、言葉に込められた大切な気持ちを。
少年が与えてくれた思い出と共に育まれて来た気持ちを。
何時か伝えられる日が来ると信じて、少年の側にずっと居よう。
そして、少年に噛み付く時は、何時もこの言葉を心の中で呟いていよう。
何時か伝えられる未来への祈りを籠めて。
(とうまには、大迷惑かもしれないけど)
インデックスはそう心の中で想いながら、
愛情を込めて、何時までも何時までも上条の頭を齧り続ける。
おんぼろアパートの安普請の壁を突き抜け、
上条の絶叫が、何時までも何時までも夜の静寂に響いていた。



    Fine.
268クオ ◆NNsrxnn4LE :2009/05/19(火) 05:13:37 ID:3JYANNMo

         ポトッ

あれ?>>267番号抜けちゃったなー。まっ、いっか。
タイトル決めてから書き出すなんてバカな事してて、いざ終ってみると名前負けしました。
禁書の地位引き上げを謀るも、If話じゃここら辺りが限界。
自分もペット扱いだったから、疲れちゃって失速しちゃいました。
流石はサイレントヒロインの雄、難しくて面倒臭いねー禁書は。それでは失礼。
269名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 07:28:40 ID:VBFNhXfX
>>268
270名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 10:27:15 ID:QXL3P2av
>>268
GJ
271名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 12:12:27 ID:EoK/JFeK
>>268
後書きで作品に愛が感じられないのが判って、読んで馬鹿にされた気分。
中盤のインデックスの葛藤とか面白いなあとか思ったのに…
272名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 12:45:55 ID:RDEkwN39
>>268
3〜5で泣いた。GJ。
後書きは一言多いのかも、と思いつつ気にしてない俺。
273名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 13:28:31 ID:ER2GPzBJ
まあ「執筆難度が高かった」って言ってるだけだしなあ

俺を切なさ殺すおつもりかー GJ
274名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 14:40:01 ID:sR9tqWj/
>>268
GJ!
275名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 17:33:17 ID:N9fxgnHZ
>>268
GJ! インデックスはヒロインなのに出番が少ないからね

作者がどんな人間かによって作品の価値が上がったり下がったりするわけじゃないんだから
こういうあとがきもありだと思う
というか>>273に同意で、単になかなか書きにくかったって言いたかっただけじゃないのかなぁ
276ユミシロ:2009/05/19(火) 19:26:58 ID:ZB4n9oZ1

『二人信じて』


「とうま」
「なんだ?」
「もし……もしもの話だよ」
「どんな話だ」
 言ってみろよ、と上条は促す。
「私が、とうまのことを忘れちゃったらどうする?」
「……記憶が消えるとか、そういう意味か」
 インデックスが小さく頷く。
「私は一年以上前のことを何も覚えてないんだよ。
 完全記憶能力があって、10万3000冊の魔道書を記憶してても
 他の事はほとんど覚えていないんだよ」
「……だから?」
「もしも、突然記憶が消えちゃったら……私がとうまのこと忘れちゃったらどうする?」


 それは、二人の立場を置き換えてみれば分かることだ。


 もしも、インデックスが記憶を失ったとき。
 その少女の目に、上条当麻という存在はどう映るだろう。
『私達って、知り合いかな?』
 そんな言葉を真っ白な少女が口にして。
『私、学生寮で暮らしてたの?』
 成り行きの説明に、無垢な声で問い返して。
『ごめんね』
 親しみを込めて、どれだけ名前を呼んでも届かなくて。
『かみじょうとうまって、誰?』
 そんな残酷な言葉がすべてを壊す。

 しかし、インデックスという少女がすべてを忘れてしまっても。
 少女の心は消えることはない。
 インデックスの心は、インデックスという少女のままだろう。
 以前と同じように一緒に暮らしていけるなら。
 上条当麻は――目の前のインデックスを受け入れて接するだろう。
 二人の生活も今までとそう変わらないだろう。
 たぶん、同じように話しかけて。
 お腹を空かした少女に食事を用意して。
 何気なく触れ合って。
 その一つ一つの中にある優しさが、少女に重く圧し掛かる。
 上条に分からないはずがない。


 だが。
 仮にそうだとしても、上条当麻の答えは一つだ。
277ユミシロ:2009/05/19(火) 19:27:45 ID:ZB4n9oZ1

「――どうもしないんじゃないか」
「同じ、かな。……今と、変わらないかな」
「ああ。『もし』なんて仮の話は好きじゃないけど、きっと同じだ」
 同じだと、信じ続ける。
 上条にはそれしかできないだろう。
 インデックスにとってそれがどれだけの重荷になろうとも。


 今、目の前にいる少女が上条を信じているように。
 『君』は『君』だと信じ続けたい。


 それが救いになるか、上条にはまだ分からない。
 それでも、いつの日か上条にも向き合うときが来る。
 あの真夏の小さな嘘と。
 もしかしたら、この少女はすでに――
「とうま、今日のご飯はなんなのかな」
 もしかしたら、そう不安に思わなくてもいいのかもしれない。
「さあ、なんでしょう。帰ってからのお楽しみだ」
 上条当麻は、今もインデックスと二人一緒にいられているのだから。
278ユミシロ:2009/05/19(火) 19:28:51 ID:ZB4n9oZ1
投下終了。

ちゃんとまとまってるかな?
二時間ぐらいで書き上げたから小ネタとSSの中間というか
中途半端っぽいけど。書きたい部分は大体書けたかな?
元の登場人物のイメージが読み手の方でも固まってるだろうから
会話でキャラ書いて、プラス個人的に書きたい部分書いてるだけだけど。
279名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:33:31 ID:X6P5ANnf
グッッッジョブゥゥゥゥ!!
280名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 23:55:39 ID:sR9tqWj/
>>278
GJなんだよ
281名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 19:29:07 ID:myyX7sst
通行止めが不足
282名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 19:31:05 ID:ZMqgpouy
最近少し不憫な美琴が上条さんに思いっきり抱きしめられる程の展開がほしーなー
283名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:35:23 ID:7PNDdU8T
おまえらはまだいいよ
俺は何年かかっても全裸でローラ様を待ち続けるよ
284名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 21:58:36 ID:y1MByIPl
ローラ様はあの長い髪をうまく使うのがいいと思うんだ
285名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 22:37:49 ID:ZQxHLSgC
>>282
「おい、クソガキィ」
「何々、なぁに、ってミサカはミサカはあなたに呼ばれたから返事をしながら近寄ってみたりっ。
それからそれからぁ、たまには名前で呼んでほしいなぁーってミサカはミサカはさりげなぁくアピールなんてしてみる」
「…………、打ち止め(ラストオーダー)」
ぎゅっ
「ふっ? ふええ――――――――ッ!? な、な、な、何々何なのぉ―――――ってミサカはミサカは――――」
「うるせェ、少しこのままじっとしていやがれ」
「は、はい、ってミサカはミサカはあなたの希望に応えてみたり」

>>283
「み、御坂。いくぞっ」
「い、いつでも来なさ――あっ、ちょっと、やっば待っ――――」
ぎゅっ
「ふにゃー♪」

>>284
ローラは……、
ローラは……、
ローラは……、
無理orz
286名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 02:59:14 ID:K5cheGOf
最近、インデックスネタが活発で何より。
何か、我が家に戻ってきたような安心感がある。
287名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 07:25:59 ID:1Hs1uU8R
巨乳成分不足なのよな
288名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 07:51:18 ID:IMPyLrLc
「オルソラァっ!?いったい何を!?」
「あらあら『最近凝り気味だから揉んでほしい』と言ったのは神裂さんですのよー?」
「揉んでほしいのは肩です!!だっ、誰が胸を揉めなんて言い…んあっ……」
「んー?凝るどころか非常に柔らかくございますよ?」
「じゃ…揉むのを止め……ひゃん!!」
「あらあら凝っているのは先端でございましたか。今揉みほぐして差し上げますからねー」
「や、止めっ」
「もみもみーもみもみー」
「ふぁぁぁ…」



朝から何やってんだろ俺
289名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 08:03:41 ID:0dVNfNv9
エロいのぅ


上条さんもこってるから揉んで欲しいってさ!
290名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 08:20:42 ID:zyJ226db
上条さん「もこってる」かと思った
291名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 08:51:53 ID:IMPyLrLc
>>290
…股間が?
292名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 10:13:08 ID:mMZStj9Q
>>290
俺もww
293単発ネタなので保管しないでください。:2009/05/21(木) 11:18:10 ID:NR2aAOY8
>>289-292


「ねえ、とうまー」
「なんらー、インデックスぅ。ふわぁぁぁ、ねむ……」
「その、ズボンのもこってしてるのは何かなぁ?」
「いひっ!? え……、えっとこれはぁ……」
「なになに、私に隠し事なんてもしかして……」
「あ、え、インデックスさん?」
「何か美味しいもの一人で食べようとしてるんでしょ? そうなんでしょ! ちょっと出してみて欲しいかもっ!」
「あひっ!? こ、これは全然美味しいなんてものじゃありませんっ! だからそんなに目を輝かせて迫って来ないでくださいっ!!」
「何にもやましくないんだったら見せられると思うんだよっ!」
「だーかーらー、世の中にはやましくなくても人様に見せられるものと見せられないものが――――あっ、待て、インデックス早まるなっ!? そ、それは私のおいなりさんだぁ――――――――――!!」
「それじゃあこれはメガソーセージ? はむっ」
「うぉ!? イ、インデックス、おま知っててワザと……?」
「ふむ、はむっ、むくっ、んっ、ぷはぁ! し、塩味風味が丁度いいかも」
「あ、あの、色々とありがたいので恐縮ですが……、私め勉学を学びに学校に行く為の準備をしませんと、そろそ――うひゃ!?」
「次はおいなりさんを頂くんだよ……パクッ」
(ああ……今日も遅刻……。ちょっぴり幸せだけど……やっぱり。ふ、不幸だぁ――――――――――!!)

どう?
294名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 11:56:40 ID:GQaj8wjk
だれか当麻×黒子又は黒子×当麻で書いて 書いてくれなくてもいいからこのネタでSSある場所教えて
295名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 12:20:44 ID:E7HToBKT
wikiSS自作スレで「Festival of large star IF」って
いうのがなかった?エロじゃないけど。
エロだと黒子はこんな感じか?
「あらあら。こんな時間からこんなに固くなって
…誘っているんですの?(踏み踏み)」
296名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 12:26:28 ID:GQaj8wjk
おっとそれはしらなかった場所だ
ありがと 
エロもなかなかですな 
先があれは気になるような書き方
いいっすね
297名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 17:10:33 ID:IMPyLrLc
上条さんから発射されそうな精子をテレポートで中に戻す…とか
298名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 17:31:26 ID:LOTJS6Nw
>>297
朝も夕方もエロいんだな、おまえw

でも出る前のはまだ体内にあるんだから、上条自体にテレポートが使えないのと
同じで無理なんじゃね? それとも別物質だからOKなのかな。テレポートの仕組
みがわからん
299名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 18:31:10 ID:6cW0su7R
男はいつでもエロいんだ
300名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 19:45:43 ID:3lx4Go6m
>>298
これを当麻さんの尿道にですね、といって先っちょから栓を撃ち込んで
テレポートで制御
301名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 19:56:25 ID:GzDtGd/c
コナン風に子供に戻っちゃった当麻を女性陣が
お世話する話を(エロ物)
お願い!!!
302名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 19:57:45 ID:VUD7600v
言いだしっぺの法則というものがあってだな…
303PSPの初心者:2009/05/21(木) 21:19:24 ID:4kyACIy/
スレ初心者です。
コレが初めての書き込みになります。
PSPで送っています。
これからよろしくおねがいします。
304PSPの初心者:2009/05/21(木) 21:36:43 ID:4kyACIy/
>>301さんに激しく同意します。妄想力には自信がありますが、文章力がありません。
誰か書いて下さい
305名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 21:39:07 ID:+f+pvfho
>>304
とりあえず、クレクレ君の餓鬼は半年ROMれ。話はそれからだ
306名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 22:06:51 ID:IMPyLrLc
とゆうか餓鬼はここに来るなよ…
一応18禁板だぞここ…
307名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 22:31:44 ID:MpaQCwp3
ルールを守らないのがいるから其処につけこまれるんだな
308名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 22:51:49 ID:vmFkr+zv
>>301
どうせなら性格も子どもの頃の性格に逆行して
イジメられて傷ついた幼少とうまの心を
ヒロイン達が(性的な方法で)優しく癒すってのはどうだろう
309ユミシロ:2009/05/21(木) 22:58:16 ID:E7HToBKT
いつだったか。某所に落として『ただいま製作中…?』で
放置してたネタで良ければ。

『幼児退行―エイジダウナー― 〜かみじょうちゃん編〜』
(記憶も幼児化/8〜10歳ということで/『〜お姉ちゃん』と○ナンっぽく)

「インデックスのお姉ちゃん」
「と、とうま!?……な、なにかな」
「……ご飯なら、ぼくが作るよ」
「小さくなっても…とうまはとうまなんだね!!」
「なんでかな……悲しくないのに涙が出るよ」


「美琴姉ちゃん」
「な、なに?」
「……後ろを振り向かないで、ぼくの話を聞いて」
「―――どうしたの」
「さっきから、誰かが『びこう』してるよ」
「――尾行?あ、ホントだ。しかもあれは……」
「来た!美琴姉ちゃん、ぼくが時間をかせぐから、その間ににげて!!」
「……ってちっこくなっても性格は変わらないのね」

「まあ、お姉様たっら…隠し子がいらしたなんて。お相手の殿方はどなたですの?」
(ふ。ふふふ。ふふふふふ。しかもこのチビ猿、お姉様に食べさせて貰い
 お口を拭いて頂き……にゅ、入浴までご一緒していただくなんて―――)
「私だって、そんな風にお世話してもらったことはありませんのに!!」

「知り合い?」
「知り合いだけど…危ないから、君は友達になっちゃ駄目よ?」
「うん。分かった」
「うむ。素直で良し!あそこの喫茶店で何か食べよっか」

 そしてその喫茶店には、打ち止めと同い年ぐらいの白い子の姿が…
310ユミシロ:2009/05/21(木) 23:04:18 ID:E7HToBKT
『幼児退行―エイジダウナー― 〜あくせられーたー〜』
(能力復活・杖なし/8〜10歳/)

「遊ぼう遊ぼう一緒に遊ぼう!ってミサカはミサカはあなたの手を引っ張ってみたり!」
「それじゃ、外の公園に行こう!さっきベランダから下を見たらあったんだ!」
「行ってきまーす!ってミサカはミサカは公園まで競争してみたり!!」
「駆けっこなら僕も負けないよ!」

「と言いつつ、能力使って同じぐらいの速さで走るなんて……優しい子ね」
「ふーん?もう母親気分じゃん」
「あら。そういうあなただって……」
「私は教師じゃん。一緒にしないで欲しいじゃんよ」

「一緒に遊んで、一緒にお昼寝……」
「一緒にご飯を食べて、お風呂も一緒じゃん?」
「夜寝るのも一緒らしいわね。同じベッドで」
「微笑ましいじゃん」
311名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 23:16:26 ID:vmFkr+zv
>>309-310
上条さんスレのアレはあなただったのかww
ともあれGJ!
312ユミシロ:2009/05/21(木) 23:44:45 ID:E7HToBKT
ちょっと続く

『10032号はあの方とまだ接触していないのですか、とミサカ11452号は10032号の状況を
 再確認します』
『どうやら10032号以外の妹達が独断で行動しているようです、とミサカ16810号は――』
『あの方に接触している固体を発見しました、とミサカ10032号が現場より生中継します』

「ミサカはお姉様の妹です、とミサカ19090号は自己紹介しつつこの戦いの勝利を確信しました」
「なんて呼べばいいの?」
「『妹のお姉ちゃん』と呼んでください、とミサカ19090号は『妹』なのに『姉』である
 この状況に歓喜します。ふふ……」
「……変な笑い方」
「次から次へと……」
(しかも腰周りが私より細く見えるのは気のせいかしら?)
313名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 01:00:24 ID:2Wsyc2Qn
>>310
いいよいいよー
314名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 01:06:16 ID:1mQAauPc
>>308
たしか当麻が小さい頃
他の人から疫病神と言われていたと書いてあったな
315名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 01:20:32 ID:2Wsyc2Qn
イジめられてた頃の上条さんに泣きつかれる美琴とか萌えるツーショットになりそうだな
316名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 02:10:23 ID:jTXITnE3
家族以外の人に病的なまでに怯えてひたすら逃げたり隠れたりしてる所しか想像できん



それはそれで可愛い気もするが
317名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 02:27:15 ID:qxOXhRas
幼少当麻とヒロイン達が対面したときの当麻の反応は

A:「おねえちゃんたちもボクにいじわるするの?」(涙目で)
B:「こっちにくるな!オレにさわんな!」(やっぱり涙目で)

のどっちかだろうな
318名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 02:28:34 ID:2Wsyc2Qn
B性格わりぃw
319名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 02:29:38 ID:XTAwpfJO
C な、泣いてなんかねえ!
320名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 05:49:05 ID:lPW7lVuq
>>317
B的な発想は一方通行にも似てるな。
あの二人が真逆な人生を歩いていたら……?
321名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 06:15:31 ID:tFkUoFud
「僕は不幸を呼んでしまうから…」と哀愁感たっぷりの上条さん
そんな彼の姿を見てキュンとなってしまい優しく抱き締めたくなるヒロインズ
がしかし
誰が彼を抱き締めるかで争いが勃発、結局自身が不幸を呼ぶ存在である事実を再認識してしまう

みたいな
322名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 12:18:36 ID:wFyMpxzW
>>318
お前はショタの素晴らしさを何も分かってない
323名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 16:29:38 ID:2h2Wju9b
世界にはショタだから
許される事柄が無数に存在する。
324名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 16:30:22 ID:w6cIoNWJ
 上条さんショタ化
→持ち前の行動力と無垢な性格で周りに甘えまくる
→手当たり次第の女性に普段の三割増しでフラグ建築
→元に戻った後「誰を選ぶの!?」と詰めよられる
→不幸だー


 一方さん見た目のみショタ化
→不機嫌そうな表情と「俺に構うな」オーラが逆に母性本能をくすぐる
→保護者二人からチヤホヤ。風呂に入れられる
→嫉妬した打ち止めに性的な意味で喰われる
→元に戻った後木ィィィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥン!!!(自己嫌悪の嵐)
325名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 20:09:53 ID:tFkUoFud
「ほらほらアクセラちゃーん、ちゃーんとお体洗うじゃんよー?」
「テメコラふざけンな止めろマジで止めろ」
「あら………ふふっ、見た目は子どもでも立派な男ね君も」
「オイ待てどこ触ってンだ殺すぞ」
「のけ者なんてずるーい!とミサカはミサカは一糸纏わぬ姿で飛びついてみるー!!!」
「テメェラいい加減にしろォォォォォォォォ!!」
326名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 20:11:00 ID:m/Q6DtFq
ステイルやツッチーはどうなる?
327名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 20:34:16 ID:Je5tl0Hi
(ミニ)ステイルちゃんは小萌先生と一緒にお風呂なのですよー。

もしくは逆襲のローラ。

幼児退行とは逆(過去にも美琴のはあるが)にインデクスの成長――
なんてやったら上条さんが落ちるか。あと美琴が絶望。
328名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 20:48:53 ID:ECS7kT3U
そう言えば上条が6巻で一方通行について謎の空想をしていたような…
あと、小萌先生は下つるつるなんだろうか。
329名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 21:06:37 ID:tFkUoFud
>>328
女性ならすね毛ぐらい処理するだろ
330名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 23:13:58 ID:K8cHgeSo
>>328
先生は大人ですよ?
331名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 12:46:48 ID:aml7mwjn
妥当な線でパイパンだろうけどな、小萌先生は。
剛毛設定にして、ビキニラインの処理に悩んでますー、とかの方が面白そうだけど。
他のヒロイン達はどうなんだろ?果たして、剛毛No.1の栄冠は誰の手に?
剃ったり、脱毛クリーム使ったりで色々努力してるヒロイン'S、悩んで涙目のネーちんの姿が(ry
332名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 12:48:09 ID:zZvfpP2k
ねーちんは下の毛が凄そうだ・・・
333名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 13:31:25 ID:TwLYWRAd
周りがお嬢様で学園都市で美容院で定期的に処理しに行ったりするのに
自分だけつるつるで気にしてる美琴。
334名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 13:42:33 ID:j4OAn1/D
ねーちんが剛毛だったらマメに処理しないとはみ出ると思うが
そこに四苦八苦するねーちんというのもまたいいかもしれない
335名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 15:28:55 ID:o9HB0eXJ
リドビア(うに濁点がつかない)やシェリーなんかすごいんじゃない?
336名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 17:29:52 ID:EFte264/
俺の形態じゃヴが普通のやり方じゃでないから辞書登録したな
ねーちんは左右非対称だよきっと
337名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 17:30:39 ID:cYUoEs4D
やっぱりNo.1はオルソラだろう
338名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 17:49:40 ID:zZvfpP2k
何のbP?
339名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 18:35:08 ID:cYUoEs4D
上の剛毛のくだりのNo.1
340名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 19:02:37 ID:6rdOCBSo
そうかぁ?オルソラ控えめなイメージあるけどなぁ…黄泉川先生は凄いだろうなぁ
341名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 21:15:35 ID:sl3qQaXg
オルソラは金髪の時点で剛毛でもそんなにひどくは見えないからなあ
342名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 21:17:28 ID:EbVzFEk/
俺の言った一言から剛毛NO.1のキャラ決定戦が始まった。
いやはや興味深い……
案外吹寄だったり。
そういう系の通販グッズ他い集めてたり。
343名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:02:38 ID:jZbMMGeU
 
確か今まで話題になってなかったと思うが、禁書のキャラソンってジャケットが異様にエロくね?
インデクス&美琴の時も少女売春もしくは援交少女っぽく見えたし、今度の姫神に至っては胸の谷間に棒状のナニカを突っ込んでたし

この調子でいくと、

ねーちん → パーフェクトAV女優かんざきかおりさんじゅうはっさい
通行止め → 幼女万歳つるぺたワッショイ! 児ポ法? 何それ、食えンの?

な感じになると思うんだ。打ち止めに獣の笑みで多い被さる一方さんは見てみたい気もするけど
344名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:09:53 ID:EFte264/
打ち止めに獣の笑みで多い被さられる一方さんの間違いでしょ?
345名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:15:32 ID:9q/yTcYt
>344
禿同。

キャラソン、ぶっちゃけ内容どーなの?
俺は一方さんがでるまで待ち続けるつもりでいるが。
346名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:25:44 ID:6rdOCBSo
キャラソンはスレチ
347名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:30:40 ID:jZbMMGeU
>>345
キャラソンは……「まあ声優と歌手は別物だよね」位なレベル
前後編のオーディオドラマも収録されてるけど
トラブル(やっぱ女性絡み)に巻き込まれる、敵が攻めてくる、黒幕が明らかになる、説教、そげぶ、不幸だー
というパターン。半端なシリアスを混ぜるよりはギャグオンリーの方が良かったかも


だけどさりげなく、「インデックスと当麻の子供」というエロパロ的なネタが入ってた
348名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:42:17 ID:TwLYWRAd
美琴は上条さんもおんにゃのこが口にできないようなもの読んでると
思っているっぽいシーンとかあったな。
あと胸揉みと喘ぎ、押し倒し(上条さんから)。
「心の準備が…」というのは大覇星祭のアレがあるからなんだろうな。
349名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:44:35 ID:CjfFhJzG
>あと胸揉みと喘ぎ、押し倒し(上条さんから)。

これについてkwsk
350名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 23:51:06 ID:TwLYWRAd
聞けば分かる。
これのみの姉妹が出る。
知恵と勇気でチャクラム破壊する上条さんはインド行き。


そういえばシャクティ役って誰だったんだろ。
351名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 03:51:36 ID:znTjLqwt
>>335
V+母音でヴァヴィヴヴェヴォがでる
352名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 10:01:07 ID:STxAfAvn
ディヴァイスによって出せないものがあるよ
353名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 10:21:39 ID:dOfkrXjW
ふつーに携帯なんじゃないかな…
354名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 10:23:22 ID:r2mMQAvb
上条さんって結構スケベなんだな
355名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 10:44:23 ID:fBHWquxX
我々が変態という名の紳士であるように、上条さんも助平という名の少年なのだよ
356名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 10:49:14 ID:r2mMQAvb
極稀に美琴をオカズにしてしまい自己嫌悪に走る上条さん
357名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 11:00:39 ID:dOfkrXjW
イク瞬間に母親の顔が出てくる呪いをかけた
358名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 11:29:52 ID:HeDk4nKD
それ御褒美?
359名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 15:15:49 ID:r1yW97DX
美琴も14歳なら自慰してるはず・・・
360名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 15:24:58 ID:B1bW8MOM
>>359
女性はやらないヒトも多いらしいぞ。
361名無しさん@ピンキー:2009/05/24(日) 15:38:30 ID:bHmIdKVk
76%の人はするらしい で

>性的刺激を得ることで女性ホルモンの分泌が促進されます。
>そのため、ハリのある若々しい体、女性らしい体、妊娠しやすい体を作る効果があります。


だって
美琴頑張れ!
362名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 00:00:16 ID:WUAFQDPe
隣に黒子がいるので危険
363名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 01:56:03 ID:sYl5TRc/
寮生活の人たちってG出来なくて欲求不満になりそう・・・
364名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 03:55:10 ID:gWcLkwIJ
だからこそガチじゃない性欲処理的な同性愛が発生しやすい
体育会系男子寮では下級生がロッテ要員(お口の恋人、つまりフェr)にされたらしいし

イギリス組はなんとなくソロプレイ派が多い気がする
365名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 04:01:27 ID:XdgjSK4D
>>333
美琴の無毛の陰部を当麻が舌で可愛がってあげちゃうSSマダー?
366名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 04:09:17 ID:yfDP0D6G
なんか悪夢が交じってるな。
一カ所でほとんど全部の人間は同じ男を想っているんだから
自家発電は暗黙の了解的な扱いになってるんじゃん?
まぁしょうがないよね、的な理解してあえてスルーしてる感じ。
367名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 05:54:22 ID:WehxMA2l
>>364
ロッテ要員って言葉は始めて見たが、わりかし使われてる言葉なのか?
昔、電車でホモのおっさーんが股間触ってきて、殴り飛ばしたの思い出しちまったじゃねーか。

悪夢・・・・とある日常で、上条さんが超美人のおねーさんを助けました。
気に入られて迫られてる所を美琴達が目撃、嫉妬に燃えた美琴が絡んできて一触即発。
そこでおねーさんが一言、「ションベンくせーガキが色気づいてんじゃねー!」男声で一喝。
皆で脱兎の如く逃げ出しましたとさ、めでたしめでたし。
・・・・しょーもない連想が浮かんだが、学園都市にニューハーフっているんだろうか?
368名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 14:09:06 ID:Iv/Czqtn
>>364
ロッテwwww
369名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 14:42:45 ID:cDkA+1Zq
エロパロで萎えるような話をするなと、
370名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 15:01:20 ID:NMu1T4Dw
12巻の美琴押し倒し挿絵が一番エロイ不思議
371名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 16:45:30 ID:aGXpPAVx
ほら、はいむらーはエロゲンガーだから
372名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 18:52:39 ID:581WQ6jm
ありえないこととは思うが、
アーカイブス2の姫神が胸元からバ○ブを取り出すあの絵の原案をハイムラーが考えたとしたら、
俺は一生ハイムラーについていく
373名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 23:41:30 ID:t09r9Hbv
>>372
バイ○じゃねぇよ!

バ○ブにしか見えねぇけどw
374名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 01:19:34 ID:oREk+wdc
ハイムラーさんってしっかりと描き分けしてるな
375名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 07:59:37 ID:/nPN6iPz
アーカイブスのイラストって、何で一々やらしいんだ?
辛抱たまらんから、とりあえず禁書×美琴でも夢想して…
いやいや、胸の谷間だけじゃなく、言えないところからも魔法のスティックを次々出す姫神も…
376名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 08:10:17 ID:mgh/O547
姫神と上条さんの組み合わせは意外だったw
377名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 11:29:44 ID:+4rkX6IE
>>375
さあ早くその夢想を形にするんだ
なに心配するな、ここはエロパロ板だ
存分にやりたまえ
378名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 14:24:18 ID:8ZklmejI
美琴って布団の中で上条さんに押し倒されるのを想像しまくってるんだろうな
379名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:23:05 ID:iBGBAnpH
科学サイドと魔術サイドどっちのヒロイン達が人気あるんだろう
380名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:25:36 ID:IO71er0a
>>379
個人的には魔術サイドのおっぱい(ねーちん、オルソラ、五和、オリアナあたり)が好きだがこのスレは美琴たんのファンが多いから科学サイドだと思います。非常に悔しいです
381名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:40:38 ID:+ESLFMT8
>>379
俺は美琴が好きかな
382名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/26(火) 21:15:11 ID:zed9tbD0
>>379
俺的には魔術サイドだとねーちんとおしぼり
科学サイドだと滝壺と佐天さんが好きだな
383名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 21:50:51 ID:+4rkX6IE
>>380
お前とは旨い酒が飲めそうだ
384名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:45:55 ID:3pPZMDj+
ここまでBoFなし
385名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 23:22:54 ID:aPdvmbMG
私は。姫神さんが。大和撫子で。可愛いと思う。
386名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 23:25:22 ID:n06Pa6vb
ヒロインはインデックスなんだよ
387名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:20:48 ID:7/VCmDFI
アニェーゼがいいとおもうんですよ。
388名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:26:56 ID:X4vnsoi/
五和だろ
389名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:49:52 ID:4QWrVVLb
>>380
同志よ
390名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 01:31:13 ID:+Dc9DymB
妹達に逆レイプされる話はないかな
391名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 02:10:07 ID:ZfNpr1K1
お前らは忘れてしまったのか?
小萌の可愛さを。
392名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 02:12:33 ID:e9LoezBj
小萌先生に保険体育を教わりたいです・・・
393名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 06:33:44 ID:2/kakAel
>>390

「なるほどお姉様は首筋が弱いのですね、とミサカ10032号は舌を這わせながら調査を続行します」
「むぐっ…むぅぅ……」
「むむっ、なめられる快感というのは半端ではないようですね、
 とミサカ13577号は乳頭部分が勃起したことから推測します」
「むぐ…むううぅ……」
「では少し吸ってみましょう、とミサカ10039号は好奇心を止めようとはしません、チュパチュパ」
「む゛っ!?む゛ーむ゛ーっ!!」
「こっ、これがラブジュースというやつですね!とミサカ19090号は過去の文献からの情報と照らし合わせます!!」
「では早く味についての調査を、とミサカ10032号はお姉様の真っ赤になった耳をハミハミしながら指示します」
「むぅぅ!!むぅぅ!!」
「やはり猿ぐつわをつけるのは失敗だったのでは?
 とミサカ13577号はお姉様の喘ぎ声を聞けないことに物足りなさを感じます」
「しかし、よだれにまみれたというシチュエーションもグッと来るのは確かです、
 とミサカ10039号はお姉様のやや控えめな胸部をかぶりつきながら自身の性癖を暴露します」
「ジュルジュル、とミサカ19090号は何やら特徴的な味を堪能しています!」
「むぅぅぅぅぅぅ!!」
394名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 06:34:57 ID:2/kakAel
>>390

「どうやらお姉様の真の魅力はお尻にあるとミサカ13577号は見抜きました。叩いてみましょうか。バチーン」
「む゛っ!?!?!?」
「どうやら脈ありのようです、とミサカ13577号は急にビクンッと仰け反ったお姉様を見て判断します」
「ラブジュースの量も急激に増えました!とミサカ19090号は情報を補足します!!」
「今のはお尻というよりも、むしろスパンキングされたことによるものでは?
 とミサカ10039号は胸部に歯形を残しつつ疑問を投げかけます」
「それでは過激さ4割増しで調査を続けましょう、とミサカ10032号は耳の穴に舌を入れます」
「むぐぅ…」



勢いでやってごめん
反省はしている
395名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 06:51:46 ID:TB26k9tN
>>394
朝からなんてエロいものを…GJ!
ミサカ達がちゃんと学園都市にいる個体なのが、芸が細かくて実にいい。
396名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 07:33:55 ID:HtUGjfKB
>>394
エロい!
いや、えらい!
朝からいいもの見せてもらいました!
397名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 09:25:48 ID:kCfi00tn
それを一方さんでやってみないか?
398名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 09:25:56 ID:9uJuGTLc
>>394
ぶっ!?逆レイプの標的が美琴さんとは考えもしなかったw
4割増し、中途半端な数字がナンとも言えず受けました。GJ!
399Aサイド ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 09:41:39 ID:97FGhYqg
おはようございます。
>>394 でいいネタが落とされた後なのでもう少し余韻に浸りたい所ですが、投下、させてもらいますね。
ごめんなさい。
>>377 のありがたいお言葉を頂いたので夢想を文にしました。
禁書×美琴のレズ物です。
『名前を呼んだら』投下開始します。
400『名前を呼んだら』1 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 09:43:08 ID:97FGhYqg
『名前を呼んだら』



 日曜日の昼下がり、珍しく1人で街中をぶらついた後、公園のベンチで一息ついていた御坂美琴は珍しいものを見つけてジュースを飲む手を止めた。
 純白に金の刺繍が鮮やかな修道衣に無数の安全ピンをぶら下げた不思議な格好をした人物、インデックスである。
 インデックスは美琴の視線の先を足早に通り過ぎてゆく。
 その後姿を何となく眺めていた美琴は、手にしたジュースを一気にあおると、ぴょんとベンチから立ち上がってから、近くのゴミ箱に空き缶を放り込む。
 そして遠ざかってゆくインデックスの後を追って走り出した。
「あっ、アンタ。ちょっと待ちなさいよっ!」
「あ、短髪?」
 目の前に回りこんで来て道を塞いだ美琴を、インデックスは不機嫌そうに見上げた。
「ア、アンタ! 私の名前は御坂美琴だって何度も何度も――――」
「で、私を呼び止めて何の用かな?」
「ッ!?」
 美琴の剣幕にもインデックスはにべ無い。
 と言うかインデックスの様子が少し変だ。
 肌に感じる拒絶の反応に美琴は一瞬言葉に詰まる。
 そして、内心声をかけるべきじゃなかったのではと後悔した――だが、そんな弱気を生来の負けん気が一気に吹き飛ばすと、
「アイツはどうしたのよ。一緒じゃないの?」
 美琴は体をインデックスから逸らして、目だけチラッと様子を伺うように向けた。
 そんな美琴を前に、インデックスは怒りを抑えるように下を向いて唇を噛み締めるように引き結んだ。
 それからイラつく心情を悟られない為に、ことさらにからかうような調子で、
「アイツって?」
 こちらも体ごと美琴から視線を逸らした。
「ア、アイツって言ったらアイツよ。わ、判るでしょ」
「さぁ? 『アイツ』なんて名前の人は知らない」
 いつものインデックスとは違う刺す様に冷たい一言に美琴は体を固くする。
(やっぱり何かおかしい……もしかしてアイツがらみ?)
 嫌な予感が美琴の頭をふっと過ぎる。
 そんな美琴の様子をチラッと横目で伺ったインデックスは、内心泣きたくなる様な情けない気持ちを押し殺すと、
「じゃ、私急いでるから。た、ん、ぱ、つ」
 別れ際の一言すら、口をついて出たのは毒を含んだ言葉だった事に、自らの言葉に身を切り刻まれたような気がした。
(人に当るなんて最低……)
 インデックスはそんな自分を見られまいとフードを引き下げて足早にその場を後にする。
 暫く黙って遠ざかるインデックスの背中を眺めていた美琴は、先程チラッと見えたインデックスの表情を思い出す。
(アイツ、泣きそうな顔してた)
 ちくりと心が痛んだ。
 最初に出会ったときから何かおかしかったのだから自分が悪い訳では無いと思う。
 そう考えても美琴のイライラは納まらない。
 美琴は何度も髪の毛をかき回すと、
「ちっ。やられっぱなしでこの美琴様が見逃すとでも思ってんの?」
 そうひとりごちると、遠ざかる白い背中に突進していった。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 インデックスは美琴から遠ざかりながらある事を考えていた。
 今朝目が覚めると書置きと沢山のおにぎりを残して姿を消したある少年の事を。
(また私を残して何処かに行って。こんな惨めな思いまでさせて……これで無事で帰ってこなかったら絶対、ぜぇーったいに許さないんだからっ!!)
 怒りの矛先を見えない少年にぶつけても、ささくれ立った心は治まらない。
 とにかく一秒でも早くこの場から立ち去ろうと思った。
 こんな醜い自分をこれ以上さらすのは耐えられない。
 しかし、
「アンタ、さっきちゃんと名前呼べっ、て……ぇ?」
 美琴に腕をつかまれて振り返らせられた。
401『名前を呼んだら』2 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 09:54:48 ID:Nx3xj+9v
 その驚きの表情から今の自分の顔が見られた事も理解した。
 誰にも見られたくない醜い顔を、今世界で2番目に見られたくない恋敵の美琴に見られた。
 インデックスの中で何かが音を立てて切れると、彼女は力いっぱい美琴の手を振り払った。
 そして涙で曇る目を擦りながら、
「さ、さっきからアンアアンタってうるさいんだよっ!!」
 引き裂かれるような悲鳴に近い叫びに美琴はギョッとして体を固くした。
 そんな美琴などお構い無しにインデックスは次々に言葉を叩きつける。
「自分だって人の名前ちゃんと呼べないくせにっ!! 私の名前は『インデックス』……だよ。ほ、ほら……、な、名前で呼んで……欲しいなら……、わ、私の事もちゃんと呼んで欲しいかもっ!!」
「あ、え」
「大体とうまの事をアイツだのアンタだの失礼にも程があるんだよ!! お嬢様学校か何か知らないけど、日本の英才教育もたかが知れてるねっ!!」
「なっ!? ンな事までアンタに言わ――――」
「ほらまた『アンタ』って言った!!」
「!?」
 インデックスは、言葉の暴風にさらされて鼻白む美琴を、ぜえぜえと息を切らしながら睨みつける。
 暫くそうして息を整えたインデックスは、いつの間にか脱げてしまったフードから零れた綺麗な銀髪を、もったいぶるようにかき上げるとワザと蔑むような眼差しを作って見せた。
「ふふん。ここまで記憶力に乏しいと流石にかわいそうかも」
 その言葉と視線に耐えかねたのか美琴の視線が下がる。
 それを見たインデックスは一瞬表情を曇らせるが、
「返す言葉も無い? なら私は行ってもいいんだよね。それじゃ、バイバーイ」
 諸刃の剣を振りかざして勝利を手にしたインデックスはくずおれそうになる心を支えて三度美琴に背を向けると、がっくりと肩を落としてとぼとぼと歩き出した。
 1人取り残された美琴は黙って地面を見つめていた。
 そもそもインデックスに言葉で敵う筈も無い。
 ここは黙って彼女を行かせよう。
 散々言いたい放題言われたが、常日頃『お姉様』と慕われる御坂美琴、ここは度量の広いところを見せ――。
「ふざ……、ふざけんじゃないわよっ!! ここまでコケにされてただで帰す訳ないでしょ!!」
 前言撤回。彼女はもしかしたらイノシシの生まれ変わりかもしれない。
 再び腕をつかまれたインデックス。
 つかまれた痛みに顔をしかめながら美琴を見上げた。
「うそ……」
 明らかに尋常で無い様相の美琴に、今度はインデックスがはなじろむ番だった。
「イヤッ!? なにすんだよ短髪っ! わ、悪ふざけもいい加減にして欲しいかもっ!!」
 つかみ掛かられて揺さぶられれば、体格で勝る美琴相手にインデックスが勝てる要素は全く無い。
 美琴にぐいぐいと押されるようにして、2人は公園の一角の林の中に入ってゆく。
「ふざけてんのはどっちよ! こ、ここまでコケにされたのはアイツ以来よっ!!」
「また『アイツ』って言った! 短髪はその馴れ馴れしい感じをやめた方がいいかもっ!!」
 美琴の言葉にインンデックスの心にも火が付いた。
 インデックスが怒りに任せて美琴の二の腕に爪を立てると、
「イタッ!? な、何すんのよっ!!」
 負けじと美琴も掴む手に力を込める。
「クウッ……、これくらいの事で短髪なんかに負けないんだからっ!!」
 つかみ合い引っ張り合い、そうしてもつれ合う2人の足元には太い木の根が横たわっている。
 普段なら見落とす事などありえない。
 しかし、
『あっ!?』
 そして2人はあっけなく倒れた。
 次の瞬間、『ガチン』と言う音と衝撃に目の中に火花が散った2人は怒りも忘れて転がるように離れた。
 落ち葉の積もる林の中で痛みに悶絶する2人は、ふと何かに気付いて我に返ると起き上がって相手の顔をじっと見つめた。
 何故か目の前の相手も自分と同じように唇を押さえている。
 と、言う事は――。
「ば、馬鹿ぁ! ア、アアア、アンタ何してくれんのよ!?」
「そ、それはこっぴの台詞かもっ! 押し倒してく、くち、くち、くち……」
「誰がアンタなんか押し倒すもんれすかっ!? アンタの方こそひ、ひほにキ、キ……」
 口元を押さえて真っ赤になって言い争う2人。
 現実を受け入れるにはあまりにも衝撃的だったのか微妙に言語中枢がやられたようだ。
 それでも先に復活したのはインデックスで、真っ赤な顔はそのまま妙に得意げに胸を張ると、
「ふ、ふっふーん。あ、あんなお子様みたいなのがキスだと思ってるんだ」
402『名前を呼んだら』3 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 09:55:59 ID:Nx3xj+9v
「な、あ」
 その言葉に美琴は何を言い出すのかと、返す言葉も見つからない。
 それを勝利と確信したのかインデックスは、したり顔で美琴の鼻先に人差し指を突きつけた。
「あんなのは猫(スフィンクス)に舐められた様なものなんだよ。大人のキスってのはもっと凄いんだから」
 美琴の顔がさらに赤くなったのは、何を思ってのことなのか。
 インデックスの手を払うと、今度は美琴が得意げに胸を張った。
 そんな美琴をいぶかしむインデックスに、美琴は余裕の笑みを見せながら、
「フ、フフン。そ、そんなのは知ってるわよ。ちょ、ちょっと気が動転して言っただけ。それよりお子様のアンタに大人のキスなんて、フフ、フフフフフ……」
 明らかにギリギリな感じの美琴の態度に余裕などと言う言葉は一片も見当たらなかった。
 しかし、こちらもいっぱいいっぱいのインデックスは簡単に挑発に乗った。
「た、短髪の癖に私を笑うなんて一〇〇年早いんだよっ! 出来るか出来ないかなんて試してみれば一目瞭然なんだから!」
「試すったって誰がそれを立証するのよ」
 当然の質問――の筈だった。
 しかし、インデックスはここで美琴の予想を大きく裏切る行動をする。
 インデックスの指が、美琴をピッとロックオンした。
「私?」
 美琴も自分を指差した。
 暫く沈黙が2人の間を駆け抜ける。
「じょ、冗談じゃないわよ!? 何で私がアンタとぉ……」
「私の方が一歩進んでるって知るのが怖いんでしょ。ならそう言った方が少しはかわいげがあるかも」
 これがインデックスの勝利の方程式だった。
 これで美琴に逃げ場は無い――インデックスはそう確信したその時、
「だ、誰が逃げるもんですか!? や、やってもらおうじゃないのよ」
 この時インデックスは自分のした選択の過ちを心底呪ったのだった。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 林の中に向かい合わせに座る、インデックスと美琴の顔は真っ赤だった。
 じっと見詰め合う2人。
 その状態がどれくらい続いたのだろうか?
 先に焦れたのはインデックスだった。
「目くらい瞑って欲しいかも」
 妙にそわそわしながらそんな事を言うと、美琴にもうつったのか落ち着きなくきょろきょろし出した。
「ひ、人に物を頼む時は頼み方くらいあるでしょ」
 頼まないと目も瞑らないのかと、一瞬憤慨しかけるインデックスだったが、これ以上もめるのも、引き伸ばすのも心身ともに限界だった。
「た……」
 『短髪』と言おうとして、ふとある事を思いついた。
 ただこれは恥ずかしい。
 凄く恥ずかしいが、
「みこと、目を瞑って」
「ア、アアア……」
 効果は予想以上で、美琴は面食らって言葉も出ない。
 本日最高の表情に、インデックスは少し満足げな笑みを浮かべるが、
「ち、ちゃんと言ったでしょ? はは、早く目を瞑ってほしいかもっ」
 やはり恥ずかしかったのか美琴を急かしにかかる。
 一方美琴は、じわじわとだが復活してきて、
「馬鹿ぁ……、こんな時に名前呼ばなくたっていいじゃない」
 妙に艶っぽい声で節目がちにしていた目をそっと閉じた。
 目を閉じた美琴を前に緊張したインデックスがごくりと生唾を飲み込んだ。
 それからそっと顔を近づけると美琴に囁くように、
「こ、これも一つの『大人の駆け引き』なんだよ。覚えとくと得するかも」
 インデックスの声の近さに美琴の体がピクンと震えた。
 そして羞恥心を紛らわす為にか、美琴は目を瞑ったままでインデックスに抗議した。
「だ、誰に物言っ――――」
 だが、美琴の抗議の言葉はインデックスに吸い取られて消えた。
403『名前を呼んだら』4 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 09:57:20 ID:X4w/PpuD
 美琴の唇にインデックスの唇が優しく重ねられる。
 始めは軽く触れるだけ。
 次にインデックスが上唇を吸いながら、舌先でくすぐるようにすると美琴の舌が出迎えに来た。
 舌先と舌先のが軽く触れる。
 すると合わされた唇と舌の隙間を縫って、お互いの甘い吐息が交錯する。
 たったそれだけ、時間にすればほんの数瞬の出来事。
 それでも沸騰した2人の頭の中を、とろとろに溶けさせるには十分だった。
「ふは」
 どちらからとも無く吐息が漏れて、そこで初めてお互いの唇が離れた事に気がついた。
 蕩け切った頭の中で、お互い相手の方がちょっぴり余裕があるように感じて悔しい。
 今度は自分が勝つ――だからもう一回くらいなら試してもいいかな、と悪魔のささやきが聞こえる。
「どう?」
「ま、まだまだよ。こんなのじゃ納得出来ないわ」
 互いに交わした言葉にどれほどの意味があったのだろうか?
 今度は躊躇無く唇を合わせた。
 お互いの舌がお互いの口の中を行き来してダンスを踊る。
 微かな息苦しさと、口腔から来る刺激と、舌先に広がるえもいわれぬ甘露の味わいが頭の中の霞を一層濃くしてゆく。
 あまりに2人が激しくお互いの唇を求めたが為に、思わず唇が離れてしまった。
 すると堰を切ったように2人の唇からは唾液の蜜が零れ落ちた。
 それを舐め取ろうとお互いに顔中をむさぼりあう姿には、かわいらしかった時の面影は一つも無い。
 薄暗い林の中、お互いの体を求め合う淫靡な妖しい獣たちがそこにいた……。
「ま、まらよぉ……。も、もいっかい……」
 美琴は呂律の回らない舌で何か言葉らしきものを口にしながら、インデックスの服の隙間から腕を差し込んだ。
 その行動の意味する所も判らず億劫そうに身じろぎするインデックスの体が突然ピクンと跳ねた。
「ふぇ? ひぃ」
 とろんとした瞳で美琴を見つめる間も、体は定期的に跳ね続ける。
 インデックスは、じわじわと心を侵食し甘く痺れるように染め上げて行くものの存在に身を震わせながら、
「ひぁ……、なぁに?」
 銀の瞳からはらはらと涙を流す。
 美琴はそんなインデックスの涙を唇で吸い上げてこくんと飲み込むと、
「今度は私が……見せてあげる……」
 そして耳元に口を近づけると、
「インデックス」
 これ以上無いくらいに優しく甘く囁く。
 その言葉にインデックスが一際大きく震えた。
 そしてめいっぱい空気を飲み込むように喉を鳴らすと心の内を吐き出すかのように、
「い……や……」
「何がイヤなの」
 美琴は焦らずに優しく問いかける。
 すると、
「ひと……りは……いや」
 その言葉と共に、インデックスの指が美琴の体の上で踊る。
「!?」
 それはまるで、ピアニストが最高のピアノを奏でるかのように。
 そして奏でられるピアノとは……?
「ぁぁ……。んっ、は……あんっ、ぁあっ!」
 今度は美琴の方が甘美な刺激に仰け反る番だった。
 美しい楽器のように甘い音色を奏でる美琴に、インデックスは至極満足そうな笑みを浮かべる。
「な、に、したの……」
「みこ……とも……ふわって……なれ……る……おまじ……ない……」
 美琴は快感に霞む瞳でインデックスの顔を覗き込んだ。
「なん……でうっ!?」
 美琴の言葉は、またもインデックスの唇に吸い取られて霧散する。
 その疑問を美味しそうに飲み込んだインデックスは、しっとりと濡れた唇を笑いの形にして、
「ひ、み、あはぁ!?」
 つかの間の勝利はインデックス自身の嬌声で幕を閉じた。
「な、ん、で……?」
「ひとり……はいや……でしょ?」
404『名前を呼んだら』5 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 09:58:20 ID:Nx3xj+9v
 淫蕩に霞む瞳と瞳をあわせると、この瞬間だけはお互いが満たされているのだと言う事が伝わってきて、自然と笑みがこぼれた。
「ぁ……、もぅ……かも……」
「わたしぃ……もぉ……」
 どちらからとも無く手を伸ばし、何一つ逃すまいと相手を抱きしめ、そして――。
「「あぁはぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!!」」


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 公園のベンチに佇む2人は間に2つの空き缶を挟んで黙って座っていた。
「そっか……、アイツまたどっかに行っちゃったのね」
 インデックスは美琴の言葉に噛み付かずに素直に頷いた。
「とうまは私なんか必要ないのかなぁ」
「それは私も同じよ。結局アイツが頼ってくれたのは一度っきり」
 2人は同時に深い溜息をつく。
「とうまが帰ってこなかったらどうしよ」
 インデックスの言葉に美琴はギョッとしてそちらを振り返る。
「んな事言わないでよ……考えた事も……無いわよ」
 否定の言葉には力がこもらない。
 美琴は泣きたい気持ちになって、それを振り払うように天を仰ぐと、
「私たちってそんなに頼りにならないかなー」
 そんな事をぼそりと呟いた。
「みことのビリビリ能力はすごいってとうまはいつも誉めてたよ」
「そ、そうなの?」
「うれしそうだね、みこと」
 ジト目のインデックスに美琴の頬が若干引き攣る。
「な、何言ってんのよ、インデックスだって大事にされてるじゃない」
 その言葉にインデックスは照れくさそうに笑顔で答えた。
 そして、インデックスがぽつりと「とうまが走り回るのはいつだって」と言うと、後を拾うように美琴が「困っている人のため」と言う。
 ふと物寂しさを感じて、手を伸ばすとベンチの上でお互いの指先が触れた。
 そして、お互いに人肌のぬくもりが心地よくて、更に求めるようにお互いに指を絡める。
「とうまー、あなたが帰ってこないと私もみことも困るんだよー」
「そうだそうだー、アンタがいないと私もインデックスも困るんだからねー」
 何とも力のこもらない、しかし心からの叫びは果たして届くのか?
「で、どう困るんだおまえら?」
「「へ?」」
 目の前に現われた、休日なのに何故か学生服を着て、まるで昔の写真に出てくる戦後の闇市帰りのように両手にビニール袋を3つずつ持って背中には米袋と段ボール箱を背負ったツンツン頭の少年、上条当麻であった。
 上条の姿を目に留めた途端、2人は挟み込むように左右に立つ。
「と、とうまぁ!?」
「アンタッ!?」
「うわ、うっせっ!? ステレオで叫ぶなおまえら。カミジョーさんの繊細なお耳はびりびりですよー」
 手がふさがった上条は、肩をすくめて抗議の声を上げる。
「何処行ってたか教えて欲しいかも!」
「何処行ってたか教えてなさいよ!」
「んな!? 珍しい2人がセットで黄昏てると思って声掛けりゃ、やっぱり不幸ですか?」
「「そんな事より何処行ってたの(よ)!!」」
 妙に息の合ったコンビネーションに上条は身の危険を感じて少しでも離れようと爪先立ちになったりしていた。
「ひっ!? か、買い物だよ。交通費掛けてもかなりお安い買い物だったんで遠出したんだけど、ちと買いすぎちまって足が出たんで歩いて帰ってきたんだよ。悪かったよちゃんと説明しておかないで」
「「そ、それだけ?」」
 いぶかしむ2人に、上条は、『何でそんなに疑われにゃならんのだ?』と言うような顔をする。
「他に何があんだよ。お、それより御坂いいところにいたわ。お前料理は得意だったよな?」
「え? あ、前にも言ったけど一通りの事は……」
405『名前を呼んだら』6 ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 09:59:03 ID:X4w/PpuD
 急に話を振られて慌てる美琴に上条は、
「シチューとかそういうのは出来るか?」
「ま、まあそれくらいは材料さえあれば簡単に」
 上条は美琴の返事に満足そうに頷くと、
「よし、御坂、とりあえずこれを持て」
 そう言いながら手にしていたビニール袋を数個美琴に手渡した。
「へ?」
 美琴はあまりの話の流れの速さについてゆけずに不思議そうな顔で上条を見つめ返した。
「よかったね、みこと」
「は?」
 美琴は不意の呼びかけに振り返ると、そこにはジト目でこちらを見るインデックスがいた。
 その目は明らかに『この裏切り者』と語っている。
「みことは早速とうまの役にたてそうだね」
「な!? インデックスは急になに言ってんのよ」
 上条は、インデックスの指摘に慌てる美琴と、やきもちを焼くような態度を示すインデックスを交互に眺めながら、
「あの……な、おまえら……さ」
「何かな?」
「な、何よ」
「いつから名前で呼び合うような中に?」
「「ひへ?」」
 上条の一言に何故か抜群のタイミングで2人の肩が同時に跳ねた。
「な、なななな、何言ってるのかなとうまー、わ、わた、わた、私が短髪の事を名前でなんてねー」
「そ、そそそそ、そうよー、私がいつコイツの事を名前で何か」
 上条は、慌てる2人をこんな時ばかり鋭く的確に追い詰めてゆく。
「ん? やっぱ何か変じゃないかおまえら? 大体頭の葉っぱは一体何のおまじない――」
 上条が言葉を言い終わる前に、インデックスと美琴は目配せすると素早く行動を開始した。
 まず冷静にお互いの体についた落ち葉や埃を払い落とす。
 続いて両サイドから上条の腕をがっちり――わざとある部分が上条の腕に当る様に――キープすると、
「ほらぁ、いいから行こうよとうまぁ」
「よし、美琴様が腕を奮ってあげるから覚悟しなさいよ」
 怖いくらいの笑みを貼り付けてぐいぐいと上条を引っ張りながら歩き出す2人に、上条は腕に伝わる感触に「あっ、うおっ、腕にぃぃ!?」とか内心ドキドキしながらも、
「な、何か今日はホント息合ってるよなーおまえら。なぁーんか、疎外感でぷち不幸じゃねぇ?」
「「男がぐちぐち言わない!!」」
 2人の一喝と共に絶妙のタイミングで放たれた肘が上条の両のわき腹を抉る。
「ぐえぇ!?」
 上条は体を九の字に折り曲げて潰れたカエルのような声を上げると、
「や、やっぱ……不幸だ、ぁ……」
 荷物のように抱えられて運ばれて行くのだった。



END
406Aサイド ◆kxkZl9D8TU :2009/05/27(水) 10:00:36 ID:X4w/PpuD
以上です。
読んでくれた人ありがとうございます。
でわ。
407名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 11:09:12 ID:2/kakAel
>>406
相変わらずさすがですGJ
>>399はまあ、そんなどうでもいいこと気にしなさんな
どうせ>>394>>377だしな
408名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 15:00:28 ID:TxT9E18g
>>406
GJすぎるGJ
409名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 16:55:00 ID:HtUGjfKB
ふと覗いたら午前中投下したのがもう保管庫に更新されてた。
タイミングの問題なんでしょうけど…保管庫様乙です。
410名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 18:25:51 ID:9uJuGTLc
>>406
名前で呼ばれると誰にでも、ふにゃー状態になってしまうのか検証が必要だと思うw
これは大人の駆け引き、3P編突入のプロローグですかぁ?
この後、上条さんのピーも二人で仲良く取り合って欲しいものです。GJ!
それにしても、仕事の早過ぎでしょ保管庫の人。乙です。
411ユミシロ:2009/05/27(水) 21:36:53 ID:suPe7ZB9
>あんな小娘、上条さんの使用済みYシャツひとつでどうとでもなる!
以前こんなのと、
>上条さんの使用済みTシャツとか売れば金になるかな?
今日これを見かけたので、小ネタを一つ投下。

上条さんのYシャツを美琴がゲットしたら――

「うわっ、あいつの匂い――」
 シャツをぎゅっと抱き締める。
 あの少年の汗の匂いがする。
 美琴は小鼻をくんくんさせて匂いを嗅ぐ。
 少しずつ頭がぼうっとしてくる。
 軽く息を吸い込んで――吐く。
 そして、もう一度。
 空気――匂いを、肺一杯に吸い込む。
「うう……なんか、くらくらしてきた……」
「お姉様?どうされたましたの」
「……ふ」
「――ふ?」
「ふぅにゃぁぁー(ビリビリ」
「ふぎゃああああ!?(ビリビリ」

多分続きがあったら裸Yシャツでふにゃー。
412名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 22:31:11 ID:0HAn4+lB
ちくしょう、美琴が人気過ぎておっぱい成分が足りないぜ
413名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 22:51:42 ID:rlM/WoKs
投下GJ。
にしてもここんとこ百合物が続くな。
俺はハーレム物書こうと思ったことがあるけど
いまいちイメージしにくいんだよな。
414名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 22:56:23 ID:+dKYQmQI
小萌とステイルで何か書きたいけど文才が無い
415名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 23:16:42 ID:2/kakAel
オルソラがアニェ+200人シスターに酷い事されるの書こうかと思ったけど、
まだまだ受信電波量が足りないし、なによりオルソラへの愛がそれを許さない
そんな俺を愚かだと思うか?
416名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 23:33:51 ID:i5367AAQ
いや、全然。
417名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 01:55:33 ID:WTq+SF8u
上手く書いて上げられないもどかしさ、皆さんも色々と悩んでるんですねー。
>>414
文才は絶対必要条件じゃ無いと思う、と文才無いけど幾つも投下しちゃってる俺が言ってみます。
こんなの見てみたいけど誰も書いてくれそうにないから一丁書いてみるか、が重要でしょう。
書きたいシーンのイメージが浮かんだら、試しに書いてみては如何でしょうか?
418名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 02:22:44 ID:3vTntDzS
しかしそのひどいめに合わされた
シスター200人を食事で飼いならしたオルソラはスゲー。
と言うか、一緒に暮らせる度量がスゲー。

オルソラは上条さんに近い精神の持ち主なのかもしれない。
419名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 06:31:26 ID:UfwHAaeM
それが十字教の教え
420名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 06:53:49 ID:n9dhkTp6
>>415
愚かではないので、是非オルソラが受けた酷い目の詳細をネタでいいので文章にして投下してほしい。
いや、投下してください。

ただ…私が夢想するに、女の責めって男が想像するよりねちっこいような。
何せ一度イッたくらいじゃ萎えないからね。
うわー朝から度を超えた快感にのたうちまわるオルソラなんてのを想像してしまった。
421名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 08:35:33 ID:d1Yj0wV0
>>418
>一緒に暮らせる度量がスゲー。

>>420
>女の責めって男が想像するよりねちっこい
>度を超えた快感にのたうちまわるオルソラ

よし電波チャージ完了
ちょっと頑張ってみる
422名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 13:06:18 ID:d1Yj0wV0
書いてみたぞー
予想外の長さにつき、とりあえず前編のみで
誤字脱字は見て見ぬ振りで
一応暴力的描写はないですがそうゆうの苦手な方スルーで
では投下
423ブラック・ラブ・ホール〜前編〜 1/5:2009/05/28(木) 13:07:44 ID:d1Yj0wV0
オルソラ教会。
未だ完成には程遠いながらも、
荘厳だがどこか身近で優しく慈悲深い――まるでその名を持つシスターのように――空気を纏っていた。
しかし、

「ひぎゃぁぁぁぁ…!!」

そのような空気も、大聖堂から響く悲鳴に切り裂かれ続けたため、とっくに雲散霧消ししていた。
代わりに、全く別の空気を漂わせていた。
息が詰まるほどに濃密で、むせかえるほどに濃厚で、肌に張り付くほど濃縮された、獣の匂い。
教会で最も神聖であるはずの空間は、今では最も汚れた空間となっていた。

オルソラ=アクィナスはその空間のど真ん中にいた。修道女が教会にいること、それ自体は何らおかしい事ではなかった。
しかし、彼女の服装と彼女を取り巻く200人以上のシスターが、この状況を一気に異常なものに昇華させていた。
露出は全くと言っていいほど無かった彼女の修道服は、もはや見る影もなかった。
はだけた胸元からは、彼女の母性の大きさを表しす胸が放り出され、
破れたスカートからは、少女というには些か違和感を覚えるほど肉付きのいい太ももとお尻が露わになっていた。
彼女の荘厳だがどこか身近で優しく慈悲深い顔立ちは、涙と涎でベチョベチョになっていた。
424ブラック・ラブ・ホール〜前編〜 2/5:2009/05/28(木) 13:08:23 ID:d1Yj0wV0
アニェーゼ=サンクティスは、蓮をかたどった杖を右手に携え、
眼下に転がっているボロボロの修道女を眺めながら、少女らしからぬ笑みを浮かべていた。まるで獣のような笑みを。
「おやおやどうしたんです?たったの1時間で音をあげちまってるんですかい?」
かれこれ1時間、オルソラは彼女たちから壮絶な暴力の嵐を浴び続けていた。
すでに立ち上がる体力もなく、声を上げるだけでひと苦労という様子だった。
「はぁっ、はぁっ…」
「こんな島国くんだりまて来させて!面倒な仕事を増やして!その落とし前はまだまだついちゃいねぇっつってんすよ!!」
しかし赤毛の少女はそんな様子を見ても容赦はしなかった。
グニュッ!と、彼女の厚底靴がオルソラの大きな胸を踏み潰した。
「ひぎっ…!」
すでに体力は底を尽きそうなオルソラは、辛うじてうめき声を上げた。
しかし赤毛の少女はそんな声を聞いても容赦はしなかった。そのまま靴底でグリグリと乳房を踏みつけ続けた。
「あんたのせいなんすよ〜、こーんなややこしいことになっちまったのは!そこんところわかってるんすかねぇ?」
傲慢なまでに吐き掛けたアニェーゼ。
425ブラック・ラブ・ホール〜前編〜 3/5:2009/05/28(木) 13:08:51 ID:d1Yj0wV0
しかしその暴力的な言葉の響きとは裏腹に、踏みつける彼女の右足の動きは繊細だった。
厚底靴のかかと部分が。乳輪を丁寧に撫で、時おりグニッと先端を踏みつける。そして細かな振動を与え、乳房全体を揺らしていく。
「ひあっ…あっ…あっ…」
「あ〜ん?何ですかその声、感じちゃってるとか?アッハハハ!この状況で!?こいつはとんでもねぇ色情魔ですねぇ!!
 あの異教徒にでも仕込まれましたか!?いやいや恐れ入りましたよ!!まさかオルソラ=アクィナスに獣姦趣味があったなんてねぇ!!」
「…違い…ます。そんなこと…は、断じて…ありません」
「…へぇ」
満身創痍ではあっても強く、きっぱりと否定するオルソラ。
彼女が異国で布教活動を成功させてこれたのも、この心の強さが一つの理由なのだろう。
しかしその強さは時として、相手の神経を逆撫でする。
足の動きを止め、今まで胸を踏みつけていた靴を脱ぎ捨たアニェーゼは、
グニュと、自らの右足をオルソラの股に押し付けた。
「ふあぁぁ……!」
「じゃ、あ!なぁんでココはこんなにグチャグチャ濡れているんすかねぇ!!」
ショーツ越しに陰核を押し潰す。膣の入り口に無理やり親指をねじ込む。
426ブラック・ラブ・ホール〜前編〜 4/5:2009/05/28(木) 13:09:14 ID:d1Yj0wV0
先ほどの繊細さとは打って変わり、荒々しく攻め立てたアニェーゼ。
「どうしたんですかぁ?あの異教徒のナニよりは小さいはずっすよぉ?なのになぁんで感じてるんですぅ?」
「ひぁ…あっ…ち、違っ…ああっ…」
純白のショーツが透けてしまうほど濡れてしまっては、どんな否定の言葉も説得力を持たない。
そして、度重なる暴力で抵抗力を失っている今では、絶頂は時間の問題だった。
「ひあっ…あっ………ああっ!!」
ビクンッ!と体はのけぞり、彼女が達したことを示した。
アニェーゼはそれをニンマリと笑い、満足そうに見つめた。
「やれやれとんだ変態ですねぇ、これだけ大勢に囲まれている中でイッちまえるなんて。
 まあ異教徒と致してしまうような獣に羞恥心という考えは難しいんすかねぇ?」
「ふぁ…はぁ……」
「でもまあ…、いくら変態とはいえ今までローマ正教のためにせっせと尽くした事実は確かですからねぇ、
 そこらへんはちゃんと気を使わないとですよねぇ」
そう言うとアニェーゼは周囲に目配せした。
すると辺りに控えていたシスター達は一斉にオルソラに近づき、手を伸ばせば触れる距離まで迫っていた。
「え………?」
427ブラック・ラブ・ホール〜前編〜 5/5:2009/05/28(木) 13:09:35 ID:d1Yj0wV0
不思議に思うオルソラだった。今まで何もしてこなかったのに何故…、と。
そしてアニェーゼの言葉を聞いた後、その光景に震え上がった。

「ちょっとやり過ぎちまいましたねぇ。彼女はローマ正教のために尽くした偉大な方ですよ?
 いくらムカついているとはいえ、ちゃんと手加減しなきゃダメじゃないっすかぁ。
 あーあ、見てくださいよ。お尻は真っ赤に腫れてるし、太ももなんて青あざができてるじゃないっすかぁ。
 このままだとさすがにまずいし、みんなで治療しましょうかねぇ。
 ただ、私って今まで獣に回復魔術を使ったことが無くて、効くのかどうか不安なんすよねぇ〜
 しょうがないからここは、偉大な獣たるオルソラ=アクィナス様に敬意を払って、
 原始的で野性的な治療法をしましょうかねぇ、ねぇ皆さん!!」
言い終わると彼女は、悪意ある笑顔を満面に浮かべ、べーっと舌を出した。
そして周囲のシスター達も同じように、べーっと舌を出した。無論、悪意ある笑顔を満面に浮かべて。
428名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 13:11:57 ID:d1Yj0wV0
以上ですどうもすいません
僕はオルソラが好きなので、BADor鬱エンドはありえません
時間と体力と電波があれば続けさせていただきたいと思います
では
ノシ
429名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 14:49:43 ID:n9dhkTp6
>>428
十分! いや十二分すぎるほどエロい!
是非是非次を期待します!
430名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 15:25:05 ID:WTq+SF8u
>>428
濃密な雰囲気ですなー。治療法が気になって仕方無いじゃないですか。
過程とは言え、アニェーゼの描写が素晴らしいと思います。
ここからオルソラを堕とさず、どう救いに至る展開に持って行くのか興味津々です。
これってレズ物で完結させると思ってても良いのかな?上条さん登場させたら長大になっちゃうし。
どうせなら皆まとめて救ってしまえ、と酒池肉林展開を・・・・・あまり無茶な要求は止めとこw
431名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 19:07:35 ID:3rJNJCKT
凄いですね…描写が上手い。

>>430
流石の上条さんも253Pなんざやったら死んでしまうww
432名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 01:11:12 ID:bYWY4G1V
>>431
9970Pぐらいならちょこちょこあるような
433名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 01:17:44 ID:hcHiKOBW
上条「10032号は締まりがいいな。10039号は胸がデカい。13577号はやたらいい匂いがして、19090号は腰回りがグッとくるんだよなぁ」
434名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 01:21:56 ID:95ZFoogm
>>433
インデックス「当麻がヘンな完全記憶能力を手に入れちゃったんだよ!しかも短髪そっくりオンリー…」
435名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 02:38:51 ID:hcHiKOBW
…よし、だれもいないな
アニェ×オルソラの続きを今の内に投下だ!!

レズが苦手な方スルーで
誤字脱字は見て見ぬ振りで
設定やらストーリーやらの矛盾は勢いでどうぞ
436名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 02:39:17 ID:kHcXUEVY
>>435
                  /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`丶、         (つ、__}、
                /:´:/:.:.:./:/:.:.:.:.:.;,\       {: 人_}
  ┏┓  ┏━━┓    ´/:.:.:/:///:/:. /}:.:/ヘ:::.小   _ / xァ′.}    ┏━┓
┏┛┗┓┃┏┓┃     //:.:/从/レ{\/j://}:.i:| / / / / . : .}    ┃  ┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏━厶イ/f^Y′ >  <从リ/. :/ /   . : : ノ━━┓┃  ┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┃   人/ーヘ⊂⊃,、__, ⊂八-‐ '´ /   . : : /     ┃┃  ┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗━{'^/:イVノ丶、( ノイ/∨ヽ _イ   . :: :: / ━━┛┗━┛
  ┃┃      ┃┃   ノ⌒丶`\ '´ ノ∨`-‐ : :´: :    . :   {      ┏━┓
  ┗┛      ┗┛   /   : : : : \_〃´: : : : : : :    . :    ノ       ┗━┛
                 {   : : : : :/ )ヽ: : : : : :    . : :    /
              /: : : : : :/ : /: : :}: : : :   . : : :     /
437ブラック・ラブ・ホール〜中編〜 1/7:2009/05/29(金) 02:40:45 ID:hcHiKOBW
ヌプッ チュパチュパ ペロッ ブチュウ
「ふあああ…あっ…あっあっ…あっ…!」
「何動いてるんすかぁ?『治療』なんですから我慢にしましょうね〜」

オルソラは、その肉感的なお尻を突き上げるような姿勢で寝かされ、『治療』を受けていた。
大聖堂に、オルソラを『治療』する音が響き渡る。原始的で野性的な治療法。
舐める。
ある者は赤く腫れた尻を。またある者は青あざが浮いた太ももを。
彼女の下に潜り込み、胸を『治療』する者もいた。
耳、鼻、唇、顎に首周り。肩と二の腕と脇の下、手の指。背中からわき腹と臍。
下って内股と膝の裏表。ふくらはぎと踵まで降り、そして足の指。
体中のほぼ全ての部位を、10人以上のシスターが交代制で『治療』してくれる。

「ふぎゅ、うあっ、あっあっ、あぅ…」
その完璧なシステムの中で、オルソラは限界に来ていた。
今までずっと暴力的な痛みを受けていたその体が、急に快感を全身に浴びて戸惑っているのだ。
一度達してしまった彼女の体に、この『治療』は刺激的過ぎる。
いつ絶頂を迎えてもおかしくない状況だった。
しかし、どれほど待ってもやってくることはなかった。
438ブラック・ラブ・ホール〜中編〜 2/7:2009/05/29(金) 02:41:13 ID:hcHiKOBW
「な…ぜ………んあっ!」
「なぜ?何が『なぜ』なんすかぁ?」
「くぅっ……!」
確かにシスター達は全身を『治療』している。
しかし、敏感な部位――例えば陰核や膣、肛門や乳首など――は意図的に『治療』をしていないのだ。
絶頂に達する決め手のないまま、『治療』が進む。
興奮し、異様な顔つきで一心不乱に舐め続けるシスター達。それはまさしく獣だった。
そして『治療』する順番を待つシスター達も、また獣じみていた。
淫らな光景を目の前にし、舌を舐めずり回す者。
淫靡な空気にあてられ、自らの胸や股間を弄る者。
溢れ出てくる欲求に従い、周囲のシスターと抱き合う者。
この場にはもう神に仕える者は1人もいない。
いるのは獲物を前にしての興奮を隠せない、252匹の雌の群れ。
息が詰まるほどに濃密で、むせかえるほどに濃厚で、肌に張り付くほど濃縮された、雌の匂い。
雌の匂いが、大聖堂を包んでいた。

そして獣の群れの頭たる少女は、その『治療』風景を満足気に眺めていた。
そしてシスター達に『治療』の終了を告げた。まだ物足りないという顔をする者もいたが、
群れの頭はそれを無視し、獲物に向かって話しかけた。
439ブラック・ラブ・ホール〜中編〜 3/7:2009/05/29(金) 02:42:08 ID:hcHiKOBW
「なーにが『なぜ』なんすかねぇ?まーさーか、『なぜ私はイッちまわないのか』ですかねぇ?」
「はぁ…はぁ…」
「勘弁してくださいよー天下のオルソラ=アクィナスは獣姦好きでドMなだけでなく
 人道的治療すらも快感に感じる淫乱だったなんてねぇ
 あの異教徒にたらしこまれちまったんですかねぇ、かわいそうに
 異教の猿はまさしくサル並スケベ野郎ってことっすかねぇ?
 スケベな妄想しかできないから私らにまんまと騙されちまうんですよ!!」
「…………だま、され、た……?そうですか…あの方は…自分の……意思ではなく……騙された…だけでしたか……」
「そうです騙されたんですよ!年がら年中スケベな妄想して!
 あなたにスケベなことするのに夢中で!
私らの策にまんまとハマっちまったわけですよ!ははっは!!」
「…………違います」
「は?」
「あの方は…そのような方ではありません……私を辱めるのは構いません…
 しかし…あの方を侮辱するのはだけは…許しません」
言い放った口調は、強かった。
どれほどの目に遭おうとも、最後まで信じ続ける強さ。
決して折れぬ芯の通った心の強さ。彼女はそれを持っていた。
440ブラック・ラブ・ホール〜中編〜 4/7:2009/05/29(金) 02:42:56 ID:hcHiKOBW
見せつけられたアニェーゼは、その強さが不快であるように、苦虫を噛み潰した。
「…っさいんですよ……」
ギリリと右手に力を込め、蓮の杖を握った。
「るっさいんですよアンタは!」
そして、ドカッと杖の先を床に思い切り打ちつけた。
すると、バシッという叩かれる音がした。
しかし音は、床ではない所からも聞こえてきた。
オルソラの持つ、大きな大きな乳房からだ。
「んああああっ!!」
突然訪れた刺激に、オルソラはただ悶絶するしかなかった。
四つん這いの姿勢を支える両腕は震えてしまい、胸に勝るとも劣らない豊かなお尻はフルフルと揺れている。
「うるっ!さいっん!ですよ!アンタはっ!いちいちっ!」
ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!と、アニェーゼは怒りにまかせて蓮の杖を振り回す。
「ひゃっ!あっ!くぅっ!うぁっ!ああっ!」
その衝撃を全て受け止めるオルソラは、今までせき止められていた快感が、一気に流れてくるのを感じていた。
アニェーゼは何度も何度も杖を振るい、オルソラは何度も何度も快感に悶えた。
杖が振るわれる度に、乳房が震え、体が震える。
それが何度も何度も繰り返された。
441ブラック・ラブ・ホール〜中編〜 5/7:2009/05/29(金) 02:43:31 ID:hcHiKOBW
ただ、さっきまでと違うのは、表情だ。
オルソラは歯を食いしばって堪え忍んでいるのに対してアニェーゼは、
とてもさっきまでの行為を指揮していた者とは思えないほど怒り、悲痛な表情をしていた。
「はぁっ…!はぁっ…!はぁっ…!」
自らも限界を迎えようとしているなか、オルソラは怒りに満ちた赤毛の少女の表情を見て、思った。
―――あなたは何に怒っているのでございますか?
確かに自分の態度が癇に障った部分もあるのだろう。
だかしかし、これはまるで―――
「うるっさいんですよあなたは!!何が『許さない』だ!!豚みたいに無様によがってるくせに聖母様気取りですか!?」
―――まるで自分を傷つけているような―――
「人なんか、そんな簡単に信じられるわけがないでしょうが!!」
赤毛の少女の叫びを聞いたオルソラは、あくまで優しく語りかけた。
「だからこそ…信じ続けるのでございますよ……出来ることを…するのは当たり前……
 大切なのは……出来ないことを…出来るようにすること……
 わかりますよね…人が…人を信じ…愛することは…主にも出来ない…人の特権ですから……」
周囲のシスター達も黙り込んだまま動かない。アニェーゼは、無理やり口を開いた。
442ブラック・ラブ・ホール〜中編〜 6/7:2009/05/29(金) 02:43:59 ID:hcHiKOBW
「………わかりませんね……世の中、そんな人間ばかりなわけないでしょうが」
そう、無理やり発した。
しかしオルソラは揺るがない。
「いいえ…わかるはずです……あなたもまた…優しい方ですから……」
最後まで、彼女は笑っていた。

やり場のない怒りを持て余したアニェーゼは、
「……ああ、そうですか!!」
と叫ぶやいなや、再び杖を握り締め、打ちつけた。しかし、それは床ではなかった。
オルソラは、自分の体に何かが、ズブリと刺さったような気がした。
そして、それはあとからやってきた。
「…ひ、ひぎゃぁぁぁぁっ!!」
今日最もキツい刺激が彼女を襲う。
ブツン、と膜が破れる音がして、血が流れた。
しかしアニェーゼはそんなことにまるで気がつかず、ただがむしゃらにオルソラの膣をかき混ぜた。
オルソラの方も、快感で全身を焼かれているために悶えるので精一杯で、破瓜の痛みどころではなかった。
「うあっ!あっ!やっ!はあっ!」
グチャッグチャッグチャッと、愛液をかき混ぜる音をBGMに、オルソラは喘ぎ続けた。そして、
「ふあああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
大聖堂中にこだまするほどの叫びを上げ、オルソラは果てた。
443ブラック・ラブ・ホール〜中編〜 7/7:2009/05/29(金) 02:44:49 ID:hcHiKOBW
いよいよ何も考えられなくなり、このまま気を失ってしまいそうになるオルソラは、
ふと、アニェーゼの方を見た。
俯いていて表情はわからないが、先ほどまでとはまた少し違った、悲しい雰囲気を纏っていた。
そしてオルソラは薄れゆく意識のなか、声を聞いた。
か細くて、泣き声だが、優しい声を。

「…ごめんなさい」

オルソラの意識は、そこで途絶えた。
444ブラック・ラブ・ホール〜後編〜 1/4:2009/05/29(金) 02:46:00 ID:hcHiKOBW
「ふわぁ………………って、えっ?」

オルソラの意識はベッドの上で戻った。
「私は…確か教会の大聖堂に…………んん?」
自分の混乱する思考を正すために、周囲を見回すオルソラ。そして3つのことを思い出した。
イギリス清教女子寮の一室にいること。
まだ太陽も目覚めぬ真夜中であること。
同じベッドの中でアニェーゼ=サンクティスが寝ていること。
「夢…でしたか……」
オルソラはこれら3つから、自分が今まで見ていたのは夢だったと確認した。

それは決して忘れることのない、大切な思い出の数々。
自分がローマ正教から逃げていたこと、天草式の面々に迷惑をかけてしまったこと、大聖堂でアニェーゼ部隊との出来事、
そしてツンツン頭の少年が自分を助けに来てくれたことと、自分がイギリス清教に改宗したこと。
これらは決して忘れることのないだろう。
自分のあられもない姿を見られたことも思い出してしまい、オルソラは少しだけ、顔から火を噴いた。
ただ、さすがにあそこまで過激だったっけ?と首を傾げるオルソラ。
夢というのは、たまに妙な脚色が入ることがある。
445ブラック・ラブ・ホール〜後編〜 2/4:2009/05/29(金) 02:47:03 ID:hcHiKOBW
あれから後、黒髪少年のあんな活躍やこんな活躍により、アニェーゼ部隊253名も、めでたく女子寮の仲間入りとなったのだった。
「昨日の敵は今日の友…でございますか。きっと真の敵とは、誰かを敵と思うその心なんでしょうね……」
ベッドから星空を窓越しに眺め、オルソラはボーっと考えていた。寝る前に降っていた強い雨も激しい雷も、今はどこにいるのやら。

ふと、オルソラは自分の隣で寝息を立てている赤毛の少女に目をやった。
就寝の際に、強い雨音と激しい雷音に小柄な体をさらに小さくさせているの彼女を見て、
「一緒に寝ましょうか?」と誘った所、
「馬鹿にしないでください!」と怒鳴られたのを思い出して、オルソラはプッと吹き出してしまった。
「結局、潜り込んで来ましたか…」
いかに大部隊を率いるだけの能力があったとしても、幼いと言って問題はない年齢だ。未熟な面は多々あるのだろう。
彼女たちがこの寮に来て間もない頃、涙ながらにあの時のことを謝っていたことが思い返される。
自分の中ではとっくに消化していたことを今更謝られると、かえって決まりが悪いもので、
アニェーゼを泣き止ませるのが大変だったなあと、しみじみ思うオルソラであった。
446ブラック・ラブ・ホール〜後編〜 3/4:2009/05/29(金) 02:49:41 ID:hcHiKOBW
ちなみに他の部隊メンバーはというと、
アニェーゼのように謝罪に来る者もいれば、ギクシャクしながらも友好関係を築こうとする者、
いまだに引きずってしまいウジウジしてる者、抱えた不満を捨てきれない者などがいたが、
今ではオルソラの人柄と、彼女の卓越した料理の腕前のために、彼女を悪く言う者はほぼ皆無である。
(とはいえ、それでも不平分子はいるようで、一度オルソラに酷いことしようぜ計画が準備されていたことがあった。
 が、直前でバレてしまい、首謀者たちはオルソラ本人から、
思い出したくないほど恥ずかしい制裁を受けたという話は割愛します。)
447ブラック・ラブ・ホール〜後編〜 4/4:2009/05/29(金) 02:50:48 ID:hcHiKOBW
「ん…」
と、物思いに耽っていたオルソラは、意識をこちら側に戻した。
起こしてしまいましたか?とオルソラは不安に思ったが、どうやら寝言のようだ。
「パパ……ママ………」
「……………、」
オルソラは一瞬だけ、切ない顔をしてしまった。
しかし次に浮かべた表情は、優しく温かいものだった。
オルソラは布団をかけ直し、頭を枕に沈めた。そして赤毛の少女と向き合い、ゆっくりと、抱き締めた。
「ん…?ママ……?」
「ふふふ、ママというほどの歳ではございませんがねー」
優しく、されど力強く、抱き締めた。
「ママ……あったかい………」
オルソラはニッコリと笑った。その顔はまさしく、聖母のようだった。
彼女が異国で布教活動を成功させてこれたのも、この優しさが一つの理由なのだろう。
そしてそれは、相手を包み込んでくれる。
優しく、温かく。

[終]








「むぎゃー………ままァ…………ムチュー」
「ダメでございますよぉ…そんな所吸っちゃ、んあぁ…」
448名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 02:54:24 ID:hcHiKOBW
以上です
駄文にお付き合い、
多分にありがとうございました

書き終わった後にダラダラ自分語りするのは無粋の極みだというのは重々承知ですが言わせてください

俺はオルソラが好きだぁぁぁぁぁ!!!
アニェも好きだぁぁぁぁぁ!!!
でも書いててゲシュタルト崩壊起こしたorz
あとタイトルをベイビー・スターダストにすりゃあ良かった

では ノシ
449名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 04:50:35 ID:qXlFznye
>>448
お疲れ様でーす。夢落ちで来るとは読めなかった。今作はオルソラとアニェーゼ達の補完物語でしたか。
舐める。立川流の理趣経みたいに、妖しい十字教閨房術設定で来ると予想した俺って・・・・歪んでるなw
当たったのは、蓮の杖をバイブ代わりに使う事と、オルソラに対する評価くらいでした。
主観で付け加えると、現時点のヒロイン達で、上条さんを落とせる確率が最も高いのはオルソラだと思う。
ボケと戦闘力のマイナス要因差し引いても、あの心の強さは惚れるに値するからなー。
年上、巨乳、料理、母性、何より女性として意識されてる・・・・、そう考えると五和が次点に来るな。
禁書に美琴は、噛み付き、ふにゃーしてる場合じゃねーだろと言いたいw次回作も楽しみにしています。
450名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 04:54:40 ID:9aCpleX6
>>448
オルソラもいいよなあ。
オリアナのけしからんおっぱいも捨てがたいが。
451名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 04:59:02 ID:nW1e/oW/
けしからんおっぱいの持ち主って他に誰がいる?
452名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 05:20:58 ID:9aCpleX6
>>451
黄泉川
453名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 06:34:32 ID:6XRzJX9X
ねーちんはけしからんぜい
454名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 08:28:52 ID:/Jm2rSoR
天草式は、様々なもの、並び、行動、それぞれに魔術的な意味を込めたり引き出したりするという。
GS美神のシロみたいに舐めることでヒーリングする、なんて魔術があったりしないだろうか。女性魔術師が子孫繁栄のため結婚すると教えられ、夫は天国と地獄を見る、とか。
455名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 20:29:49 ID:LREk4gtP
五和が酔う→上条が出てくる→五和が羞恥+酔いで理性が崩壊→逆レイプ
という謎の電波を受信した。
よし、この電波を職人さんに発信しよう
456名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 20:59:01 ID:rMxrGaIK
お前がどうか自分で書いてください。
ヤンデレ好きにはたまらない電波だ。
457名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 21:42:13 ID:qXlFznye
>>454
思い付いた時点で立派な設定に成り得るし、今度はそれをどう生かすかが問題かと。
舐めることで不随意筋や射精のコントロール等、思いのままに出来る。
更に、知識があれば誰にでも使えて、相手の体の自由も奪えるとなると尚良し。
上条さんは何かと仕掛けが必要で難しいから、別な人への使用参考例を考えてみる。
禁書が知ってる→酔った美鈴さんに捕まる→美鈴さん知識をゲット→詩菜さんに伝わる
→刀夜氏へのお仕置きタイム発動。「か、母さん・・・、い、逝かせて・・・お願いしますぅぅううう!」
・・・・・こんな風な電波が出来上がる訳だ。さてと、この電波を発信っと。
458名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 22:04:23 ID:hcHiKOBW
さあ自分で書くんだ
話はそれからだ
459名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 02:08:37 ID:FdJIXtWQ
>>456
たまらない電波ではあるがヤンデレとは関係なくね?
460名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 02:20:54 ID:b3ZYmWUN
上条さんになって美琴をベッドの上に押し倒して引き締まった顔でじっと見つめて、美琴のリアクションみてぇ・・・
461名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 03:06:43 ID:wGqc+7pb
そういやぶっかって精神が入れ替わるという王道ネタはまだ使われてないんだな
俺はかけないからパス
462名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 04:38:21 ID:TXYjNKj9
>>461
いろんなパターンが考えられるな
男⇔男or女⇔女なのか男⇔女なのかでもだいぶ違うし…
463名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 07:10:36 ID:1etjiieZ
女性陣が上条さんと入れ替わったら、全員一度は鏡見ながらオナりそうだなw
464名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 09:47:12 ID:jZL9YSPd
禁書⇔美琴が王道?
ねーちん⇔五和も見てみたい。
美琴⇔御坂妹とか、見た目は変わらないのにかなり面白いことになりそうだな。
美琴⇔上条だったら、黒子の反応がポイントかな。
けしからんオッパイ⇔上条は、揉み放題!
一方通行⇔上条で、不幸な一方さんも見てみたい。
禁書⇔小萌なら、ステイルはどっちをとる?

能力は使えるのかとか考えるのも楽しいですねー。
職人さん、任せましたっ。
465名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 13:17:02 ID:gEQNZRHK
>>464
何かうざい
466名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 17:38:14 ID:WoAQ9TQf
>>464
何を言っているの?
467名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 18:08:02 ID:lYy1HCG5
やっぱアニメ化してからチャット化が著しいな
468名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 18:09:47 ID:EdGbYlnL
エロエロなオリアナ姉さんが上条ちゃんを食っちまう話が見たいと思います
469名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 19:32:01 ID:9hWkWio7
アニメ化したからこんな厨が沸くんだ!!!!!!!!!1111
排除せよ!!!1111


ああああ!!11111うんこ!
470名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 19:39:06 ID:b3ZYmWUN
>>468
食われる直前で美琴乱入でおk
471名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 19:45:13 ID:TXYjNKj9
「しりとりしようよってミサカはミサカは提案してみるー!」
「あァ? なンでだよめンどくせェ…」
「いいからいいから、スキンシップに理由は必要ないんだよってミサカはは非論理的理由で押し通してみる!
 それともあなたは勝つ自信がないから怖じ気付いているのかな〜ってミサカは別方向からアプローチしてみる!!」
「チッ…あァそうかいそうかい、後悔すンなよクソガキィ」
「それじゃあレッツスタートだよってミサカは号令を出してみるー!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜10分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ひゃああぁ!!し、『しりとり』って、そーゆー意味じゃないってミ、ミシャカは抗議し…はぅぅ」


勢いで書いた
以後自重する
472名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 21:13:25 ID:cHSbU1L8
>>471
先生、省略されたところが読みたいです…
473名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 21:19:19 ID:PDIxapKl
474名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 02:43:20 ID:35/dTJ2Z
浜面ハーレムSSはまだかね?
475名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 06:04:10 ID:8rUuFkc5
浜面!浜面!浜面!浜面ぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!浜面浜面浜面浜面ぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!浜面のボサボサ頭をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説15巻の浜面かっこよかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期(ほぼ)決まって良かったね浜面!あぁあああああ!かっこいい!浜面!かっこいい!あっああぁああ!
コミック4巻も(二ヶ月前に)発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
浜 面 は 現 実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!アイテムぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?挿絵の浜面が私を見てる?
挿絵の浜面が私を見てる!浜面が私を見てる!絵師サイトの浜面が私を見てる!!
アニメの浜面が私に話しかけてる!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私には浜面がいる!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの浜面ああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
ううっうぅうう!!私の想いよ浜面へ届け!!学園都市の浜面へ届け!
476名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 06:42:11 ID:6WmBJxqi
麦野「浜面!浜面!浜面!浜面ぁああああああああああああああああああああああん!!! 」
絹旗「あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!浜面浜面浜面浜面ぁわぁああああ!!!」
滝壺「あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん」
フレンダ「んはぁっ!浜面のボサボサ頭をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!」
麦野「間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!」
絹旗「小説15巻の浜面かっこよかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!」
滝壺「アニメ2期(ほぼ)決まって良かったね浜面!あぁあああああ!かっこいい!浜面!かっこいい!あっああぁああ!」
フレンダ「コミック4巻も(二ヶ月前に)発売されて嬉し…」
麦野「いやぁああああああ!!!」
絹旗「にゃああああああああん!!」
滝壺「ぎゃああああああああ!!」
フレンダ「ぐあああああああああああ!!!」
麦野「コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…」

「「「「「浜 面 は 私 だ け の 物 じ ゃ な い?」」」」

絹旗「にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!」
滝壺「そんなぁああああああ!!」
フレンダ「いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!」
麦野「浜面ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
絹旗「この!ちきしょー!やめてやる!!アイテムなんかやめ…て…え!?見…てる?挿絵の浜面が私を見てる?」
滝壺「挿絵の浜面が私を見てる!浜面が私を見てる!絵師サイトの浜面が私を見てる!!」
フレンダ「アニメの浜面が私に話しかけてる!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!」
麦野「いやっほぉおおおおおおお!!!私には浜面がいる!!ひとりでできるもん!!!」
絹旗「あ、コミックの浜面ああああああああああああああん!!」
滝壺「いやぁあああああああああああああああ!!!!」
フレンダ「ううっうぅうう!!」

「「「「私の想いよ浜面へ届け!!学園都市の浜面へ届け!!!!」」」」
477名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 07:37:57 ID:4nXMT6bf
愛によって狂ったアイテムの皆様でした。
続いては愛によって狂った魔術師サイドです。
どうぞ
478名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 11:21:10 ID:IBD3Vflj
当麻!当麻!当麻!当麻ぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!当麻当麻当麻当麻ぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!上条当麻さんのツンツン頭をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説3巻の上条さんかっこよかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期(ほぼ)決まって良かったね上条さん!あぁあああああ!かっこいい!上条さん!かっこいい!あっああぁああ!
コミック4巻も(二ヶ月前に)発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
上 条 さ ん は 現 実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!学園都市ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の上条さんが私を見てる?
表紙絵の上条さんが私を見てる!上条さんが私を見てる!挿絵の上条さんが私を見てる!!
アニメの上条さんが私に話しかけてる!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私には上条さんがいる!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの上条さああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
ううっうぅうう!!私の想いよ上条さんへ届け!!学園都市の上条さんへ届け!
479名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 11:23:15 ID:V4hj9wV6
美琴落ち着けw
480名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 11:33:18 ID:c0RXTWiA
ところで、このスレ的にたまに出てくる『能力のエロへの転用』ですが、神経の伝達信号には微量な電気が使われているじゃないですか。
美琴と妹達に代表される電気使いは、行為中に相手の体の神経に直接刺激を送って――という使い方は可能なんでしょうかね?
481名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 12:32:17 ID:tgYwwIsR
さあ?
482名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 13:09:17 ID:4nXMT6bf
>>478
インデックスさんと五和さんでした。

愛に狂うのは素晴らしいですね。
そろそろみんな大好き?
美琴さんの出番は…
483名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 13:33:34 ID:sEnstl7G
>>480
保管庫にすでにあるよ。
試しに自分に使ったらシーツが一枚お亡くなりに、
再調整してたら黒子がテレポしていろいろ大変なことに……
484名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 15:47:11 ID:M6UTOIZe
>>480
快楽中枢への干渉に制御か、そこは書く人の匙加減一つでどうとでもなるんでしょうね。
まあ、フィクションなんだから。面白い作品が見れるなら、御都合主義、トンでも理論ウエルカム。
現実では、脳神経への信号伝達とか詳細な経路や制御は未だ解明されてないだろうし、
人体の電子の応用も、制御とは程遠い人体通信でちょろっと使われてる程度みたいだしね。
485名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 19:42:34 ID:6WmBJxqi
「御坂…もう勘弁してくれ……」
「チュパチュパッ…ん〜だらしないわねーたった5回でもう降参なわけ?」
「そ、そんなこと言ったって…上条さんはもうとっくに限界です……」
「まったく…しょうがないわねー」
クニッ
「え…」
バチッ!
「くあぁっ!!」
「んふふ〜どう?さすがのあんたも乳首に電気を流されちゃあどうしようもないわよねー?
 そしてこっちの方はぁ、こうやって握ってぇ…」
「ってバカ!止めろ!オイ!!」
「や〜だっ!」
バチバチッ!!
「うわあぁぁぁ!!」
「ほぉーら硬くなった…ぜーんぶ絞り出すまで帰さないわよー」
「ふ、不幸だ……」
バチン!!
「うひゃあ!!」


勢いで書いた
以後自重する
486名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 19:46:21 ID:V4hj9wV6
>>485
純真な美琴さんが覚醒しちゃった・・・・w
487名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 20:18:54 ID:IBD3Vflj
>>485
美琴攻めとは貴重なものを見た
いいぞもっとやれ
488名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 20:37:32 ID:OQxIgGtW
「おおー、本当にあなたと入れ替わってるねってミサカはミサカは鏡をのぞき込んでみる」
「おィ、ナニがどォなってンのか分かンねェがとりあえず俺の声でその口調はやめろ」
「あなたもミサカの顔で眉間にシワを寄せるのはやめてほしいかもってミサカはミサカは意見してみたり。まあそれよりも、せっかくの入れ替わりをミサカはミサカは楽しむことにしてみるー」
「? ナニする気だオマエ?」
「ミサカはミサカは携帯のカメラを構えつつー…………ニッコリしてみる!」
「ぶっ!? て、テメ、人の顔で何を……てか撮るンじゃねェ! いやマジでヤメロォおおお!」



突発的に思いついたんだ、ウン
489名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 21:37:02 ID:Hm/tV2cr
18巻っていつでるんだ?
>>485 GJ!
490名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 22:05:49 ID:U9hCTBYr
>>488
イイヨイイヨー
491名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 23:51:06 ID:65uIeo1p
>>489
7月10日
492名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 01:24:46 ID:MdZAu46o
ほのぼのな流れをぶった切って、失礼します
お久しぶりです、全てのミサカを愛する職人見習いです!
相変わらずエロなし、そしてちっとも甘くないシリアスな通行止めをお届けです
救いはあるようにしましたが
黄泉川宅IF話、またはシリアスが苦手な方の華麗なスルーは『とある悪夢と一方通行』でお願いします

6レス予定
493『とある悪夢と一方通行』1/6:2009/06/01(月) 01:26:47 ID:MdZAu46o
 日常。くだらない話に笑いあい、些細な事に思い悩み、小さな発見に胸躍らせ、明日に
不安と希望とをそれぞれ抱きながら日々を重ねることができる幸福。
 誰もが失わなければ気付かない程の小さな幸福である日常。日常という名の幸福。

 これは、日常を手に入れるために、表と裏の二人の主人公がいかにかして学園都市統括
理事長のプランを凍結、中止あるいは大幅な変更をさせた幸福な未来の話かもしれない。
 あるいは、大きな事件と事件とのわずかな間の、つかの間の休息のような幕間劇かもし
れない。

 ともあれこれは、白い少年と幼い少女がともに歩み始めた、新たな日常の物語。

『とある悪夢と一方通行 The_Nightmare_Before_Romance・・・?』



 一方通行は、いまだ、彼の新しい日常に馴染めずにいた。
 学園都市第一位の超能力者の彼にとっての日常とは、常に死線と隣り合わせの暗く深い
裏の世界に絶望に喘ぎながら身を置くことで、平穏や希望といったものとは対極にあった。
 それが今や、黄泉川宅での居候暮らし−−まるで春の陽射しに溶けかかったヌガーのよ
うな日常が彼に訪れた。やもすれば不快に感じられる程に温く、甘ったるく、しかしどこ
までも愛おしい。なにより、いつ溶けて消えてしまうかもわからない弱さと儚さと優しさ
が彼の拒絶を許さない。
 一方通行は気付いていた。守るモノができてしまったことに。もう手放すことなど考え
られない弱さに。幸福に。
 だからこそ殺戮者は思い悩む。世界で一番守りたいものと遺伝子レベルで同一のものを
一万回もなぶり殺しておいて、平気な顔をして隣にいていいのだろうかと。一万の死体と
同じ顔をした少女の側にいる資格など、とっくに失くしたのではないかと。
 さらに皮肉なことには、妹達の代理演算という助けがなければ、能力者としてだけでな
く日常生活もままならない。
 彼女が望むならばと自分を騙してきたのだが、罪の意識に囚われ続けるのにもそろそろ
−−幸せだからこそ余計に−−限界だった。
 そして白い少年は、今夜だけでも幾度目かの赤い夢をみる。
494『とある悪夢と一方通行』2/6:2009/06/01(月) 01:28:33 ID:MdZAu46o
 一方通行は一晩中、何度も何度も夢と現を行き来し、ごくごく浅い眠りを繰り返した。
 まどろむだけではけして心も体も休まることはなく、その悪夢を見るたび消耗する。し
かし、摩耗した精神は新たにつかの間の休息を求め、また暗い奈落に落ちていく。
 悲しい連鎖だった。
 自室のドアが開く音で一方通行は目覚めた。覚醒しきらない頭のまま、上体だけ起こす。
 昼も近いのだろう、カーテン越しの陽射しは少し高い角度から入り込み、目に眩しい。
「おはよう、ってミサカはミサカはもうそろそろこんにちはの時間だけど毎日の習慣で挨
拶してみたり。ホントにお寝坊さんなんだから、ってミサカはミサカはあなたの体調不良
の可能性も考慮しつつ茶化してみる」
 入ってきたのは、頭頂部から飛び出した一房の毛が目を引く、いつも通りの幼い少女、
打ち止め。
「……ッ」
 少女にあたった日の光が血に濡れたように見えて、一方通行は息をのむ。
 現実を正しく理解するまでに数瞬かかった。今の今まで夢の中で何度も“殺していた”
から。
「入っ……ンな、クソガキィ」
 押し殺した声の凶悪さと眼光の鋭さは、それだけで人を殺せそうだ。
「なになになーに、ってミサカはミサカは−−」
 それでも打ち止めは、気にする様子もなく駆け寄ってくる。
「こっち入ってくンじゃねェって言ってンだよ、クソガキィィィ!」
 いらだたしげに振り下ろされた拳に、ベッドのスプリングが抗議の悲鳴をあげた。
 その固く握りしめられた手が汗ばみ、微かに震えているのを見て、打ち止めは初め
て驚きの感情を表した。
 それでもなお近づいてこようとする打ち止めを見て、思わず手が出た。
「くンなっつってンだろォがァ!」
「く……、かはっ」
 一方通行の長い指が、打ち止めの簡単に折れそうな細い首になんの抵抗もなく食い込む。
 慌てて振り払うようにして手を放すが、瞳に涙をいっぱいにためて咳き込む姿が悪夢と
重なり、嫌な記憶の断片が頭の中に奔流のごとくなだれ込んでくる。
「う、ぐゥ……」
 一方通行の脳裏に反復された悪夢が蘇る。暗く、黒く、赤い赤い夢。
 頭の中の鈍い痛みに追い立てられるように目をつむった。
495『とある悪夢と一方通行』3/6:2009/06/01(月) 01:29:49 ID:MdZAu46o
 夢の始まりはいつも暗闇からだった。深い漆黒の中で佇んでいる。
 いつの間にかスポットライトがあてられたように狭い範囲がぼんやりと明るくなり、自
分が上から下までベットリと血で汚れているのに気付く。身体のどこにも痛みは感じられ
ないので、これは自分の血ではないと思う。
 次に気付くのは、足元に横たわる壊れかけた血塗れの人間。放射状におびただしい血が
流れている。まるで、全身の血を逆流させて切り裂かれたかのように。
 その出血量を見ただけで、誰だってその人間が助からないのがわかる。第一、助けの呼
び方なんかわからない。
 過去の“実験”がフラッシュバックしてるのかもしれない−−瀕死の傷に微かに呻いて
いるのが、赤く染まったキャミソールを着た幼い少女ではなく、有名校の制服を着た成長
期の少女だったらそう思っただろう。
 はっきりとした違いは、服装や体格よりも、むしろ瞳。過去に幾度も見た感情のないま
ま光を失う瞳とは違い、一方通行を見つめる二つの眼ははっきりと感情を、悲しみの色を
映していた。
 定まりきらない視線に責められているように感じる。
 そして気付く、というより解る。この少女を死の淵にまで追いやったのは紛れも無く自
分であると。理屈ではなく漠然とした事実として自分の中に確かにある。
 そうしている間にも、目の前の命はゆっくりと弱まっていき、ついには消えてしまう。
遺言として、自分に向けられた怨みの言葉を呟きながら。
 血に濡れるのも構わず膝から崩れ落ち、少女の亡骸にすがる。
 大切なものを失ったことを心から歎き、自分が殺したことに恐怖し、どうあがいても戻ら
ないことに絶望する。
 一方通行は自らの精神が闇に蝕まれ、狂い、コワレていくのを確かに感じていた。
 あと一歩で自分が自分でなくなるというところ、最後の最後に、やっと全て夢だと気付
いて目覚めることができるのだ。
496『とある悪夢と一方通行』4/6:2009/06/01(月) 01:31:06 ID:MdZAu46o
 耐え切れなくなったように、一方通行は目を開けた。
 打ち止めはベッドの上、すぐそばまで来ていた。
「……大丈夫? ってミサカはミサカはちっとも大丈夫そうじゃないあなたに−−」
「うるせェ、退け……」
「で、でもっ」
「退けって言ってンだろォがァ!……がはっ」
 急激に襲ってきた頭痛と吐き気に身を二つに折り、呻きを漏らす。
 疲弊は着実に肉体にまで及んでいる。
「えっと、だ、大丈夫!? じゃないのはわかってるんだけど、平気? もおんなじだ……、
ってミサカはミサカはパニックに陥りつつ、どうにもならないと思うけど慌ててあなたの
背中をさすってみる!」
 潤んだ瞳が乾かないうちに、加害者の心配をするなんて、健気にもほどがあるだろう。
 それは必死過ぎてむしろ滑稽な程で、笑えてくるのに泣きたくなる。
 自然、声色は静かで優しいものに変わる。
「オマエなァ、どォして……」
 その先が続かない。問い詰めたいことは山ほどあるのに、訊いてしまったら、答えられ
てしまったら、全てが終わってしまうような気がしたから。
 そんな一方通行の心情を全て察しているかのように、打ち止めは宣言する。
「あなたと一緒にいたいから、ってミサカはミサカはビシッとバシッと言い切ってみたり」
「“誰か”じゃなくてかァ?」
「そう、“誰か”じゃなくて“あなた”がいいの、ってミサカはミサカは繰り返してみた
り。むしろあなたじゃなきゃダメなの、ってミサカはミサカは勝手に結論づけてみる」
「……、趣味悪ィ」
 一方通行は僅かに顔を歪ませたが、それはヘタクソな笑みであったかもしれない。
「あなたにだけは言われたくないかも、ってミサカはミサカは頬を膨らませてかわいらし
く抗議してみたり」
「言ってろ……」
497『とある悪夢と一方通行』5/6:2009/06/01(月) 01:32:38 ID:MdZAu46o
「あとねあとね、ミサカはあなたを許してあげるってミサカはミサカはお節介をやいてみ
たり」
 はァ? と、一方通行は気の抜けた声を発した。
「あなたはもう十分に苦しんだはずで、ミサカ達のために動いていたのも知ってるから、
ミサカはあなたにこれ以上苦しんで欲しくない、ってミサカはミサカは本心を述べてみる」
「そりゃァ……、ありがとよォ」
 この幼い少女がどこまでわかって言ってるのか皆目見当もつかないが、聖母のような笑
みと澄んだ瞳には全て見透かされているのかも知れない。
 一方通行は打ち止めの頭をぐしゃぐしゃと撫でまわして、そっぽを向いた。あまりにも
拙い照れ隠しだったが、打ち止めには十分だった。
「じゃあお腹も空いたしお昼ご飯を食べよう、ってミサカはミサカはあなたを誘導してみ
る。今度はごちそうさまも一緒に言ってくれるよね? ってミサカはミサカはお願いして
みたり」
 答えは、ない。
 一方通行の端正な横顔は、再び枕に沈んでいた。小さな子供のような邪気のない安らか
な寝顔で。
 一方通行は能力全盛期と同じくらいに、いや、それ以上の安眠を手に入れた。
 肩の荷が下りたのではなく、どんなに重い荷物を背負っていても歩けることを教えられ
たから。
 一緒に歩いていけることがわかったから。
 この少女のためならば、潰れそうに重たい荷物を背負ったままでだって、どこまでも歩
いていけると確信したから。
498『とある悪夢と一方通行』6/6:2009/06/01(月) 01:33:52 ID:MdZAu46o
「むぅ、やっぱりあなたに睡眠は鬼門かも、ってミサカはミサカはひとりごちつつお邪魔
しまーす」
 打ち止めははだけられた毛布を手にとると、かけてあげるのでなく、毛布とともにダイ
ブした。
 一方通行はよほど疲れていたのか起きる気配はなく、やがて打ち止めも優しい眠りに落
ちた。
 残されたのは、静かな寝息が二人分。
 保護者二人が心配して様子を見に来るまでのわずかな間のほんの一睡ではあったが、確
かに少年と少女は、幸せな幻想(ゆめ)をみたに違いない。

fin.





「様子を見に来たら、コレ、ね……」
「仲がいいのは良いことじやんよ」
「そういう問題かしら?……立派な同衾よ」
「あとでたーっぷりからかってやるじゃん♪」
499名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 01:36:46 ID:MdZAu46o
投了、もとい投下終了。
甘甘を書いていると、どうやって一方通行は自分に折り合いをつけているのかなぁ、と考えてしまうので書いてみました

実はこのssの前に幼児退行一方通行も書いていたのですが、どシリアスになったのと長編の予感でやめました
誰かこの無能力に文章を短くまとめる能力を下さい……

それでは、また

ボソッ(次はたぶん初春×佐天で……
500名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 01:42:05 ID:LdCuiNaF
GJでした眼福でした…通行止め可愛いよ通行止め
501名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 01:42:56 ID:Y76UxoUA
イヤッホウGJ!
502名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 06:10:52 ID:8lTqfsFI
おはようございます
以前アニェ×オルソラとかシスターズが美琴を逆レイプとか書いてた者です

通行止めの余韻覚めやらぬなか失礼します上条×吹寄です
電車内でニャンニャンする2人です
書いててなんかよくわからんくなりましたです
誤字脱字はスルーで
では投下
503スイート・エモーション 1/11:2009/06/01(月) 06:14:30 ID:8lTqfsFI
ガタンゴトン…ガタンゴトン…ガタンゴトン…

「…吹寄サン」
「…なに?」
「…ゴメンナサイ」
「…うるさい黙れ」
「…ゴメンナサイ」
「…黙れ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜30分前〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

上条当麻と吹寄制理は駅のホームに立っていた。デパートに行くにはバスよりも電車の方が早いという判断に基づいてだ。
「2人でデパートに行く」といっても甘い雰囲気はまるでなく、
男の方は露骨に嫌そうな顔をし、女の方は不機嫌さを隠そうとしてはいない。
一端覧祭の準備に必要な機材の買い出しに行くための人員を、公平にじゃんけん(出来レース)で決めた結果、
上条当麻(いつもの人)がまず決まり、吹寄制理(飼い主)が保護者として選出されたというだけの話だ。
ちなみに吹寄が選出された理由は、
彼の親友2人をつけようものなら待っているのは悪夢という結果であることをクラスメートは知っていたし、
女の子をつけようものなら毒牙(カミやん病)の犠牲者になってしまうという結果をクラスメートは知っていたからという、
ただの消去法でしかなかったりする。
504スイート・エモーション 2/11:2009/06/01(月) 06:16:35 ID:8lTqfsFI
「うだーっ…ペンキに材木に文房具?こんなの注文して配達してもらえばいいのに…」
「ほう?貴様が限られたクラスの予算を守るために自腹を切れるのなら、話は早いわね」
「……喜ンデ荷物係ヲ勤(努)メサセテイダタキマス」
「わかればよろしい」
吹寄は相当イライラしているようだ。
一端覧祭の実行委員に所属している彼女にしてみれば、片付けなければならない仕事をほっぽりだす理由が上条のお守りとあれば、
虫の居所が悪くなるのも仕方ないといえば仕方ないのかもしれないが、
まあ要は2人っきりという状況に照れているだけだったりもする。
かなり大きめのため息が、2つ聞こえた。

「っつーかさ吹寄」
「なによ」
「お前も良くやるよなー、大覇星祭のときもやってただろ、実行委員。大変じゃねえか?」
「貴様のお守りと比べれば軽いものよ」
「ッ!なんとか会話を盛り上げようとする上条さんの努力は!?」
「無駄」
「むごい…」
『えー各駅停車〜○○行き〜お降りのお客様が済むまでードアの前は広く開けてーお待ちくださ〜い』
「ほら、さっさと乗るわよ」
「はい…」
『○○行き〜ドア閉まりまーす』
「………別に大変じゃないわ、みんなの笑顔を見れるのは嬉しいし」
「えっ?」

プシュー
505スイート・エモーション 3/11:2009/06/01(月) 06:17:38 ID:8lTqfsFI
ガタンゴトン…ガタンゴトン…

せいぜい乗車率40%の車内は混んでいるわけではないのだが、すでに座席は埋まっているために、2人は右側出入り口前に並んで立った。
「…貴様はどうなのよ?」
「俺?なにが?」
「さっきの話よ…貴様は実行委員になろうとかは思わないの?」
「ああ……、んー俺は実行委員とかには向いてないと思うし、面倒くさいとも思っているからなあ」
「そう…」
「あ、でも成功してほしいとはちゃんと思ってるし、そのためなら俺なんかでも手伝えることは手伝えるつもりだぞ」
「そう…」
「それに、お祭りなんか騒いでなんぼだしな。うちのクラスなんか特にな」
「フフッ、そうね…」
「………、」
久しぶりに笑顔になった彼女を見て、上条は不覚にもドキッとした。
『美人なのに色っぽくない』など、あまりよろしくない評価がなされているものの、笑った顔はやっぱりかわいい。
整った顔立ちをしている吹寄は、やはり美人なのだろう。少し広めのおでこは、いい方へ作用しているようだ。
キリッとした姿勢に、スラッとした脚。プリッとしたお尻。そして大きな――――
506スイート・エモーション 4/11:2009/06/01(月) 06:18:48 ID:8lTqfsFI
「ちょっと…なにを急にボーッとしているのよ」
「え゛っ!?いいいいやべべべ別に上条さんはなんらやましい事を考えてはいませんよ!?」
「まったく…貴様の集中力の欠如っぷりは問題ね…仕方ない、貴様にはこの『集中力増大ウルトラスーパーミラクルグミ』を」
「けっこうです」
『△△〜△△〜降り口は〜左側です…』
どうやら乗り換え駅だったらしく、かなりの数の人が乗り込んできた。
乗車率は一気に80%まで上昇し、2人は周囲に押されながら接近する。
向かい合うその距離10センチ。俗に言う「目と鼻の先」とはこのことだろう。
「………………」
「………………」
10センチの間に、気まずい空気が流れる。
相手の息遣いも聞き取れる距離だ。いかに鉄の理性を持つ上条当麻も、さすがに恥ずかしい。というか照れる。
上条はグオッ!と目を閉じて無の世界に行こうとするのに必死で、
正面の人がどう考えても満員電車の熱気に当てられた以上に顔を赤く染めていることに気がつかなかった。
(何も考えるな!無我の境地に行くんだ上条当麻!)
そう思うと逆にいろいろ考え煩悩の境地から出られないのが人の性。
上条は先ほどまで考えていたことを思い出してしまった。
507スイート・エモーション 5/11:2009/06/01(月) 06:20:44 ID:8lTqfsFI
おでこが素敵な整った顔立ち。かわいい笑顔。スラッとした脚にプリッとしたお尻。そして大きな大きな――――
上条は、うっすら目を開けてしまった。そして目線を少し下げてしまった。
おでこまで真っ赤にした整った顔立ちよりも下―――16歳にしてはいささか育ち過ぎな、大きな胸。
制服の下から窮屈そうにしている、大きな大きな胸。
電車が揺れるたびに、周りの乗客に押されるたびにふるふると揺れる、大きな大きな大きな胸。
「………………ゴクリ」
と、健全な青少年上条当麻16歳は思わず生唾を飲んだ。
すると、ムクリと健全な青少年上条当麻16歳の息子は血をたぎらせ始めてしまった。
(マズいマズいマズいマズい!!!)
上条当麻は再びギュパッァァと目を閉じて、無我の境地に行こうと試みた。
が、人間の刷り込み力とは偉大なもので、特に年頃の男子のエロ方面のそれは、凄まじいものがある。
彼は彼自身の幻想を殺せはしない。彼女の胸が震える様子が、こびりついて離れない。
(消えろ!消えろ!消えろ消えろ消えろ!!ほわぁぁぁぁぁ!!)
が、鋼の理性を持つ上条当麻は、なんとその幻想に打ち勝ったのだ。収束していく息子に、上条はホッと息を吐いた。
508スイート・エモーション 6/11:2009/06/01(月) 06:22:15 ID:8lTqfsFI
『次は□□〜□□〜降り口は〜左側です…』
しかし現実は容赦をせず、さらに多くの乗客を導いてくる。
ついに乗車率は120%を突破し、2人の距離はマイナス3センチを記録する。
ここで言う3センチとは、吹寄制理の胸が、3センチほど上条当麻の胸板に潰されることを言う。
「…吹寄サン」
「…なに?」
「…ゴメンナサイ」
「…うるさい黙れ」
「…ゴメンナサイ」
「…黙れ」
再び上条当麻の息子に緊張と血が走る。彼も息子に負けじと集中する。しかし分は圧倒的に不利。
今までは幻想だったものが、今回はリアリティを持って彼に襲いかかる。
制服越しでもわかる大きさと柔らかさが、彼の胸板をゆっくりと責め立てて、吹寄の顔は「ハァ……ハァ……」と真っ赤になりながら、熱い吐息を吐き出している。
(グォォォォォォ!!この程度で負けてたまるかよぉぉぉぉぉ!!!)
上条当麻も自分の超合金Zの理性を総動員するものの、ムクリ、ムクリと息子は育っていく。
(この距離はマジでやばい!!絶対に当たる!!やばいやばい!!ほわぁぁぁぁぁ!!!)
とうとう彼の精神力は神上の領域にまで達した。
しかし現実は決して容赦をしない。
電車はガタン!!と大きく揺れた。
吹寄も大きく揺れ、吹寄の胸も大きく押しつぶされ、吹寄の乳首もブラジャー越しに大きくこすれた。
そして彼女は、
「はぁん……………!」
甘く、とろけるような声で喘いだ。

その声を聞いた瞬間、上条当麻の理性は崩壊した。
509スイート・エモーション 7/11:2009/06/01(月) 06:24:56 ID:8lTqfsFI
上条は恐るべき素早さでズボンのファスナーを下げ、息子を外に開放した。
「……吹寄」
「ハァ……え…………?」
「ごめん」
「えっ……?」
そして言うやいなや、彼女を抱き寄せた。
あまりにもとっさのことで、吹寄は何の抵抗もできなかった。
「か、上条!?貴様何を…ふわっ!?」
「ごめん吹寄…もうガマンできない…ごめん」
そう耳元で囁きながら、
左腕で吹寄の背中を通しグっと抱き寄せ、彼女の胸を自分の胸板に押しつけ、柔らかさを堪能している。
「んん…んんん……んぅ…」
一方彼の右手は、彼女のスラッとした太ももや、プリッとした尻を撫で回し、揉みしだいている。
「んぁ…あぁ……ッ!?」
そして外気に晒された彼の息子は、吹寄の股下に挟み込ませた。
ふわふわとした生地の彼女の下着は、すでにぐっしょりと濡れていた。
吹寄の割れ目に沿うように息子をこすりつける上条。
ぎゅうぎゅう詰めの車両の中で、あくまで小さく、小刻みにこすりつける。
510スイート・エモーション 7/11:2009/06/01(月) 06:26:02 ID:8lTqfsFI
「んんぅ……くぅ……はぁん………」
満足に喘ぎ声も出せない満員電車、押しつぶされる胸、撫で回される太もも、揉みしだかれるお尻、こすりつけられる秘部。
だが彼女が最も耐えられないのは、耳元で囁かれる声だ。
別に恥ずかしい単語を呟かれているわけでも、愛を語られているわけでもない。
ただ、
「吹寄…吹寄…」
と、自分の名前を囁かれているだけだ。
しかし、今の彼女にはそれが耐えられなかった。
熱い吐息が耳にかかり、優しい声が耳を通り抜ける。
彼女には耐えられなかった。
「吹寄…吹寄…」
「ふぁぁ…ふぅんんん………」
吹寄の秘部から溢れ出る愛液は、自身の下着をぐちょぐちょに濡らし、上条の息子をびしょびしょに濡らし、床に滴り落ちている。
もう駄目だ。もうガマンできない。
吹寄がそう思った矢先のことだった。
「吹寄……俺…もう限界………」
「んぇぇ………?」
そう言うと上条は無理やり下着をずらし、彼女の割れ目を露わにさせた。
そして、彼の息子をそこに差し込んだ。
511スイート・エモーション 9/11:2009/06/01(月) 06:26:52 ID:8lTqfsFI
「んぅぅぅぅぅぅ…!」
位置と角度の関係から、亀頭部分しか入らなかった。だが、2人にはそれで十分だった。
小刻みに腰を振る上条。小刻みに体を震わす吹寄。
時折訪れる電車の揺れが、またなんとも言えない快感を生んでいた。
「吹寄…吹寄…吹寄……」
「ふぁぁぁぁ……んむ、むぅぅぅぅ…」
喘ぎ声を漏らさぬ為に、吹寄は上条の肩に口を押しつけた。
上条は彼女をさらに強く抱き寄せ、胸を押しつけた。そして右手でお尻を揉みながら、中指の先端を下着の上から肛門に突き刺した。
「ふむぅぅぅぅぅぅ!!」
その瞬間、彼女の股から彼の肉棒へ、愛液が滴った。
もうすぐ限界を迎える2人は、もはや電車内であることも忘れ、とろけあった。
512スイート・エモーション 10/11:2009/06/01(月) 06:28:31 ID:8lTqfsFI
クチュ、クチュ、クチュウ…
「吹寄…吹寄…吹寄……」
「ふぅっ、んむっ、むぅぅ!!」
「吹寄ぇ…………!」
「んんぅぅぅぅぅ!」
「吹…寄ぇ………ハムッ」
「ん゛ん゛!?んんぅうむ゛ぅぅぅぅ゛!うぅぅぅ!!!」
上条が、吹寄の真っ赤になった耳をくわえたとき、彼女は果てた。
大きくはなかった。しかし、一度だけではなかった。
小さな絶頂が、幾重にも折り重なり、連続で訪れた。
絶頂が訪れるたびに彼女の膣は締め付けられ、上条の亀頭を何度となく締め付けた。
「んむぅ!!ん゛ぅぅぅ!!む゛っ!んむぅぅぅ!!」
「うっ…うぁぁぁ……」
「むぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
「うぁぁぁぁぁぁっ……!!」
ドピュ、ドピュドピュッ
「うぁっ、はっ、はっ、はっ……吹寄ぇ」
「んあ…はぁ…はぁ…はぁ……上…条…」
『次は○○〜○○〜降り口は〜右側です…』
513スイート・エモーション 11/11:2009/06/01(月) 06:32:09 ID:8lTqfsFI
ズドン、ドスン、バゴォォォン!

「はぁっ、はぁっ、ホンット、さいってーよ貴様は!!」
到着するなり、リバーブロー→ガゼルパンチ→デンプシーロールが炸裂した。
上条当麻は、おそらく10カウントでは復帰できないだろう。
「貴様という男はっ!!なんて奴なのっ!!この色情魔!!恥を知れ!!」
「…………ズビバゼンデジダ吹寄サンガアマリニモカワイグデガマンデキマセンデシタ本当ニズビバゼンデジダ」
「〜〜〜〜〜ッ!!!」
クルッと、吹寄は上条に背を向けた。
(……………暑い)
今、吹寄の体は熱を帯びている。
事後の余韻のためが2割、怒り狂っているからが3割。残りの5割は―――
「………………、」
吹寄は自分の胸に手を当て、そして思い切り握りつぶした。
「ふぁあ…………」
二種類の液体でびしょ濡れになっている彼女の下着から、また新たに液体が溢れてきた。

それは、女が興奮したときに溢れる液だ。

「〜〜〜〜〜〜ッ来なさい上条当麻!!!」
「ブェ?」
「早く!!」
「は、はいぃ!!?」
吹寄はわけのわからない様子の上条の手を引き、駅構内を全力で走り抜けた。

――――この後に2人が、駅のトイレとデパートの下着売り場と帰りの電車内で行ったことについては、また別の機会に。

[終]






パンパンパンパン…
「吹寄ぇ…」
「上条…もっと強く……」
514名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 06:32:51 ID:8lTqfsFI
以上です
駄文にお付き合いいただき
多分に感謝しております
なんか通し番号ミスってますがスルーで


…これ別に上条×吹寄じゃなくても良かった気がするのは、僕がまだまだ未熟だからですね
もっと2人の性格を生かしたかったです
精進します


では

ノシ
515名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 07:34:39 ID:bjdBGJD5
GJ
516名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 07:37:56 ID:GsJ5qNUU
いやはや素晴らしいかったですGJ

この話で吹寄さんがフェザー級の日本王者になったんですね。
わかります
517名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 08:29:05 ID:dlD+F7b0
ふぅ・・・
仕事始める前に読むもんじゃないなw(褒め言葉
518名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 10:06:18 ID:MIZPnn/b
>>514
エロパロらしいSSGJ!!
電車の中とはやるなーカミジョーさん。
519名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 12:05:03 ID:Ho4IUeVy
素晴らしい・・・
520名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 12:56:36 ID:J+Z0rtM2
     |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく
おっぱいでデンプシーロールでつね
521名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 13:04:33 ID:fYZx/Zsy
ノーブラボイン撃ちと書いてみるてすと
522名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 13:27:57 ID:u1SDAtDl
ノーブラの乳首でレスすると申したか
523名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 14:00:23 ID:8lTqfsFI
乳首でタイピングとな?
524名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 16:28:26 ID:fYZx/Zsy
さすがにゲームセンターあらしは知らんかったか・・・orz
525名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 19:00:45 ID:SVDdd06z
出っ歯でアーケードゲームのハイスコアを出すやつだっけ?
526名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 19:09:57 ID:IdFGYRnA
今のゲーセンであんなに火を出したら速攻出禁だよな
というか警察呼ばれるよな
527名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 19:11:24 ID:8lTqfsFI
>>526
いや昔のゲーセンでも駄目だろ
528名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 01:33:59 ID:4VYmopwT
自分をスルーしまくる上条さんを監禁して
「ふふ…こうすればもうスルーなんてできないわよね?」
と黒い笑みを浮かべる病みことさんのSS希望
529名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 02:20:47 ID:/qkJsgVF
そんなのはビリビリじゃないやい。

というか、安易なヤンデレはいらん。
530名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 02:32:02 ID:DBfiRJP0
そうそう
どうせ病ませるんだったら計三百人超のランベスシスターズがよってたかって上条を拉致、ロンドン塔かランベスに監禁しじわじわと真綿で首を絞めるように
調教していくとかのほうが
531名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 02:49:38 ID:rBAqz2K/
美琴が病むんなら
「私の命はあんたのおかげで救われた。私の命はあんたのもの。(抱きつく)もう・・・アンタの好きにして・・・」
の方面に行ってくれ
532名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 07:04:34 ID:7BqliE35
>>528
それ、美琴の皮かぶった姫神だろw
533名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/02(火) 07:11:56 ID:HIZJGtiC
>>532
美琴の皮を被る?
皮を剥ぐ?
534名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 07:37:34 ID:V23iukcf
モブに上条ちゃんが逆レイプされるですか?
535名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 08:53:11 ID:hKC9y2cp
ボブに上条ちゃんが逆にレイプとな?
536名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 08:56:14 ID:ScIZqKsi
>531
先生! それはただのツンデレです!!
537名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 09:34:56 ID:b7vgjz/v
>>521
母ちゃんの技は反則w
538名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 11:10:40 ID:gVOGQ10U
あれ、ヒロイン全部そのシチュじゃないのか?
539名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 13:37:51 ID:4VYmopwT
保管庫更新乙です
540名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 14:31:54 ID:OVF+O/7T
>>513
ふぅ……トイレが遠かった。GJ。

ちょい亀気味だが、乗車率だけがものすごく気になった。
通勤電車の場合、
・100%で全席着席。吊革がおおむね使用されている。ドアの前に数人立っている。
・150%で肩がふれあう。新聞は楽に読める。
・180%で身体が触れあう。新聞は読める。
・200%で結構な圧迫感。週刊誌なら何とか読める。
・250%で夜の中央特快か通勤快速。身動きがとれず、身体が浮く。80kgあってもマジで浮く。
だもんで、多分最後の方のきゃっきゃしてるころは180前後かと。

200%超した状態で、手を下げてて万が一女性に触れたとしても、手が抜けずどうしようもない。
訴えられないことを祈るのみだわ、あの状態。
541名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 14:36:49 ID:hKC9y2cp
>>540
なんだそうなのか
ふだん電車使わないからその辺いい加減だったんだが、なるほどなるほど
今後の参考にしますぜサンクス
542名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 15:40:18 ID:xfmB01SS
リアル体験とのギャップねー、確かにあの状態は経験者にしか分からんだろうけど。
まあナンだ、書き手も万能じゃないんだし、満員電車にかち合う人達、通勤・通学頑張れー。

逆レイプ、シチュとしては面白いし、それが似合ってしまう困った主人公w
「上条ちゃんは罪つくりな男の子なのです。子猫ちゃん達ー、お仕置きしちゃいましょー」
これを手始めに、次々と搾り取られる不幸な一日が……、
「カミやんばっかりずるいでー、わいも搾り取ってーなー」涙を流しクルクルと回る青ピ。
543名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 15:58:15 ID:4VYmopwT
上条さんの攻めは相手が美琴のとき以外思いつかないな
何故だろう
544名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 16:00:04 ID:nti0YVMt
>>543
本番で一番縮こまってそうなのが美琴だからじゃね
545名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 18:59:26 ID:XMT2wP5b
Sな美琴も最高じゃないか
546名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 20:26:52 ID:CToCR8Eu
美琴に最後までヤられる上条さん・・・ゴクリ
547名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 20:57:45 ID:igNTVR5e
打ち止めに童貞と処女を奪われる一方さん・・・・はデフォか
548名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:39:30 ID:nti0YVMt
>>547
処女・・・?!
549名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 22:22:00 ID:2uXtD1Gl
小萌先生にひたすら足で責められる

最高じゃないか?
550名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 22:35:27 ID:hKC9y2cp
まったくお前らときたら相変わらずの変態っぷりだな…ちょっと待ってろ
551名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 22:39:58 ID:rBAqz2K/
>>550
(゚∀゚)
552名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 22:40:57 ID:4VYmopwT
>>550
wktk
553名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 23:08:26 ID:+9W8yq7t
風斬って妊娠するっけ?
554名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 23:09:10 ID:8m4LhS8L
>>547
いやいや、処女は上条さんに。
上条さんにバックで突かれつつ打ち止めに挿入して快感で訳が解らなくなる一方さん、とか。
555名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 23:23:54 ID:xfmB01SS
>>553
世の中には想像妊娠って便利な言葉が……
>>554
先生、どうしてそんなシチュになったのか詳細が知りたいです。
556名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 00:03:32 ID:4/shjmwL
>>555
勝手に外出した打ち止めが危機に陥ったところを上条さんが助けてお家にお呼ばれ→打ち止めが酒をジュースと間違えて出してしまう→酔った勢いで二人に剥かれる一方さん→両方付いてる!?→半泣きな一方さん→慰めている内に3P(勿論一方さん総受け)
というのが私の受信した電波だ、別にテストには出ないので覚えなくても宜しい。
おっと、今日の授業はここまでだ、また来週。
557名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 00:11:59 ID:I5ysuuLR
>>556
大変有意義な授業ありがとうございました。
次の担当の先生にしっかりと伝えたいと思います。
558名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 00:34:32 ID:4BkTE0dr
>>528
美琴が病んだら上条さんに対してものすごい過保護になりそうな気がする
まあ過保護って言い方もなんか変だけど
559名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 00:48:10 ID:AWczSBSy
>>536
まて!>>531は依存系のヤンデレだ!
560名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:04:17 ID:FC666TKv
ラノベから飛び出してから覚えたばっかの単語を連発する厨房が増えて糞スレ化しつつあるな
561名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:07:46 ID:GUXg2nDE
ヤンデレでさ、好きな相手に向かって攻撃ってのが理解できん
562名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:09:59 ID:boDrs/K6
ヤンデレって今はみんな包丁持って…みたいに考えられてるけど、最初はそんなんじゃなかったよな

>>561
ありきたりだけど、そのあたりの感情は独占欲とか嫉妬からくるんじゃないか?
563名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:11:57 ID:Ysa6Zn4I
“恋敵”に対して
「ああん?上条君は私のものだから。手を出したら殺すわよ?」
が本来のヤンデレな希ガス
564名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:26:56 ID:9Ss98aRV
あ・・れ・・ここはいつからヤンデレについて語るスレになったんだ…?
565名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:31:04 ID:ecFjoxDy
でもこの調子でフラグ立ててったら一人二人は病みそうな気がする・・・
ええと、もう既に二万とんで三百と少しは行ってるのに上条さんまったくきがついてないし・・・
566名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:31:55 ID:dFooNoW5
割と>>560の言う事は一理あるな
567名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:32:30 ID:9Ss98aRV
でも、実際あんな感じの好意の寄せ方だと普通の人でも気付かないよな〜
568名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:35:04 ID:4BkTE0dr
こんだけフラグ乱立してるのに
修羅場らしい修羅場が全然起こってないのも奇跡だな
569名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:42:30 ID:KxEOX+G4
>>514
>これ別に上条×吹寄じゃなくても良かった気がするのは、

逆に考えるんだ。

つまり同じ電車シチュで美琴だって姫神だって五和だって書けるということじゃないか。
570名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 01:58:54 ID:96DdlN3q
投下するよ?
いいかな?
571名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 02:05:52 ID:96DdlN3q
というわけでどうも
以前上条×吹寄やらアニェ×オルソラを書いてたものです
というか>>550です
遅くなりましたが、できましたよ

そんなわけで
なんか凄い上条×美琴

なんか畏しい美琴×上条です
書き貯めてたものとS美琴の話を足したらなんかもうわけわからんです


誤字脱字設定の矛盾キャラの崩壊構成力不足は勢いで突破してください
駄目ならスルーで

では投下
572You Could Be Mine 〜前編〜 1/9:2009/06/03(水) 02:11:28 ID:96DdlN3q
「あんた…このあと暇?」
「暇も何も一端覧祭の準備が…」
「暇よね?」
「聞けって」
「コ、これかラふ、服を買ィに行きたィンだけどサ」
「御坂サン?話が一方通行なんですが」
「いややっぱ服選びには第三者の意見が必要不可欠なわけだし黒子もいいけどたまには異性の意見も採り入れたいし
 そう考えると一番身近な異性っていたらあんたしかいないから仕方なく仕方なくよ勘違いしないでくれる
 仕方なくあんたをさそってんのよ」
「いやお前何言ってるん」
「確かに常盤台は常に制服を着続けなきゃいけない校則があるけどそれって別に私服を買うなってわけじゃないし
 それに私服を選ぶセンスっていうのは磨かなきゃいけないわよね
 だいたいいくらお嬢様学校といえどそれくらいの自由を認めなきゃ生徒の自主性を育てられないわよね
まったくこの学校の教員どもは頭が堅いわしょうがないから天下の美琴センセーが私服の素晴らしさをみんなに教える意味を込めて
 服を買いに行くって言ってんのよ!!!」
「……………で、御坂は上条さんに何を要求してるの?」
「いいから黙ってついて来いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ズバーン

573You Could Be Mine 〜前編〜 2/9:2009/06/03(水) 02:11:52 ID:96DdlN3q
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜というわけで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


上条当麻と御坂美琴はデパートの服売場に居た。
美琴の服の買い物に無理やり付き合わされた女心を解さない上条当麻は、試着室の前でしゃがみながら内心ムカムカしていた。
そんな彼の表情と、周囲のレディース服、そしてそれらの値札のゼロの多さが、彼を場違いな者(物)にしていた。
一方美琴はというと、自分の選んだ服が似合っているかの期待と不安、無理やり上条を連れてきたことへの引け目、
そしてその上条に服を見せるという緊張などが心の中で淀み渦巻きせめぎ合い顔を真っ赤にして頭を抱え、
(うるぁぁぁぁぁぁ!!)
とソウルシャウトしている。

「御坂サーン?早くしてくれませんかねーえ?」
と、露骨に不機嫌な上条の要求を聞き、ついに美琴は
「み、見せるわよ!!見せればいいんでしょ見せれば!!」
と、槍を投げつつカーテンを開いた。
すると上条当麻は眼を見開き、口をポカンと開けた。
黒のTシャツにブルーのホットパンツ(出典:はいむらーのアレ)。
少々ボーイッシュ気味ではあるものの、快活で活動的な彼女にはピッタリと言える。
574You Could Be Mine 〜前編〜 3/9:2009/06/03(水) 02:12:24 ID:96DdlN3q
「おお…」
と思わず声を漏らした上条。
「ど…どうなのよ?」
顔を赤らめながら、美琴は恐る恐る尋ねた。
「いや、結構似合ってると思う………ぞ」
「ホント!?ホントにホント!?!?」
「あ…あぁ」
褒められて素直に嬉しい気持ちと、自分のセンスが認められてホッとする気持ち。この2つが彼女の目を曇らせた。
今の彼女に、上条当麻の眼がどこを睨んでいるかなど、わかりはしない。

一端覧祭準備の諸々でストレス溜まりまくりの上条当麻のムカムカは、
思いのほか可愛らしかった美琴の姿を見たことでムラムラに変貌していた。
少なくとも、年下の女の子のホットパンツ姿に興奮するほどのムラムラに。
湧き上がる欲望。立ち上がる息子。荒れ始める呼吸。
「じゃ、じゃあこれにするわね…今、着替えるから…」
と、顔を真っ赤にしてカーテンを閉める美琴に、上条当麻の情欲の炎はメラメラと燃え、彼の鉄の理性を溶かした。
575You Could Be Mine 〜前編〜 4/9:2009/06/03(水) 02:13:24 ID:96DdlN3q
「おーい美琴ー」
「ッななななななななによ!?」
着替え中に突然ファーストネームで呼ばれて慌てふためく美琴。そして、

「美琴ー、入るぞー」

シャッ!と、上条が試着室のカーテンを開けたのだ。
「!?!?!?!?!?」
脱ぎかけで半ば下着姿だった美琴は驚き、悲鳴を上げようとした。しかし上条は、彼女の唇を自らの唇で塞いでしまった。
「むぅぅぅぅぅぅ!?!?」
「ぢゅぅぅ…むぐ……」
興奮と戸惑い、喜びと怒りの狭間で彼女は電撃を放とうとした。
しかし、上条の右手が自分の右手を握りしめているため、放電が出来ないのだ。
いかに能力が強かろうが、使わなければ美琴もただの中学2年生だ。美琴は、ひたすら口の中を犯され続けた。
上条の舌は、美琴の口腔内を縦横無尽に動き回っていた。
優しく上の部分を舐め上げるときもあれば、強引に下唇を噛むこともある。
美琴の必死の抵抗もむなしく、クチャクチャといやらしい音が更衣室に響く。上条が彼女の舌を噛んだ瞬間、
「ふむぅぅ…」
と、美琴は息を漏らした。どうやら軽く達したらしい。
垂れた愛液が、ホットパンツのブルーを濃いものに変えていく。
576You Could Be Mine 〜前編〜 5/9:2009/06/03(水) 02:13:58 ID:96DdlN3q
上条は唇を離した。唾液がいやらしく、未練がましく糸を引く。
まだまだ興奮覚めやらぬなか、上条は美琴の背後に回った。
そしてファスナーを下ろし、熱く猛り反っている肉棒を、美琴の小さなお尻に押しつけた。
「ッ!?!?」
「う、あぁー…」
その鮮烈な感覚に、ぼやけていた美琴の思考は急に現実に呼び戻され、上条は思わず息を吐いた。
「ちょっ!!ちょっとあんた!!」
「うあー…美琴のお尻あったけー…」
美琴の抗議には耳も貸さず、ひたすら一物を押しつけ続ける上条。
「いやいや本当に気持ちいいんですよ。上条さんの息子は大喜びしてますよーほらこの通り」

「っ!!あんたって奴は…!」
「なんだ、美琴は気持ちよくないのか?」
「なぁっ!?」
そう言うなり上条は自分の太ももを彼女の股に押し入れた。溢れ出す愛液が、彼の学生ズボンに大きな染みを作る。
「こんなに濡れてるから、てっきり気持ちいいと思っちまいましたよー」

「あぁ…はぁ…」
「なあ美琴、本当に気持ちよくないのか?」
だって、と前置きし、黒のTシャツ越しに彼女の乳首をつねった。
「ひぁあ!!?」
「ここだってこんなに硬くなってるから…」
コリコリと弄くり回す上条。
577You Could Be Mine 〜前編〜 6/9:2009/06/03(水) 02:14:38 ID:96DdlN3q
「美琴ぉ……本当に、気持ちよくないのか?」
そんなことは聞くまでもない。
「き…」
「き?」

「きもちいぃ……っ!」

その言葉を聞いた上条はニコッと笑い、美琴のうなじをペロッと舐めた。
「うひぃ!!」
「よかったー、そっかそっか。それじゃあ上条さんが、もっと気持ちよくしてしんぜよう」
「ふぇ…?」
彼は太ももを彼女の股から抜き、代わりに違うモノを入れた。
熱く猛り反ったモノだ。
ズブリ、と美琴の小さな割れ目に突き刺した。
「ひ、ひぎぃぃぃぃ!!」
「うぁっ…きっつ……」
いかに濡れているといえど、中学生の膣に彼の息子は大きすぎる。ゆっくりゆっくりと入れ込んでいく。
「…っ……ハァッ……」
もはや声にならない快感でいっぱいの美琴だが、上条はまだまだ止まらない。
「全部…入っ……たっ」
「ひぎゅぅ………」
「美琴…動くぞ?」
「ふぇ?………ふぁぁぁぁっ!!!」
578You Could Be Mine 〜前編〜 7/9:2009/06/03(水) 02:15:16 ID:96DdlN3q
肉棒はグチュグチュと音を立て抜き差しされる。最初はゆっくりと、馴れてくると素早く、抜き差しされる。
パンパンパンと、腰打ちつける音が試着室に響く。
「ひぁっ!あっ!あん!あっ!ひぃぅぅ!」
「ふっ、あっ、うっ……なあ、美琴…」
「へぇっ!?ふぁぁっ!!あん!!くぅぅ!!」
「美琴…前を見てみな……」
「みゃ、みゃえ………?」
美琴が見た目の前には、鏡に映った自分の喘ぎ姿だった。
「ふぁあ!!はぁぁぁん!!!」
「ああ、ほら、目を、逸らすな、よ…すげーかわいい女の子が喘いでいるよ…」
目の前の女の子は、だらしなく口を開き、よだれを垂らしながら、ひたすら後ろから突かれている。
上条の肉棒が、一層強く締めつけられる。
「ふぎっ!!やっ!!やだ!!恥ずかしいよぉ!!」
「そんなことないよ…ほら、ちゃんと女の子に、挨拶のキスをしなさい…うあっ」
「き…きしゅぅ?」
美琴は目の前にいる女の子と向き合い、よだれを垂らしながら、熱い口付けを交わした。
唇と唇を重ね合い、舌と舌を絡ませ合う、熱い口付けを。
579You Could Be Mine 〜前編〜 8/9:2009/06/03(水) 02:15:43 ID:96DdlN3q
肉棒は、さらに締めつけられる。
上条は自分の限界を悟ったのか、腰のスピードを早めた。
パンパンパンパン!!と、カウントダウンが始まる。
「美…琴……俺…もう…」
「ふにゅ!ひぎゅ!ふぁ!!はぁぁぁん…!!」
「うぁ………も、もうダメだ!!」
「ふぁぁぁぁっ!!ああぁぁ!!」
「くぅぅぅぅぅぅ……………!!!」
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
白濁の液が、彼の息子から吹き出た。
吹き出た先は、さっきまでいやらしい表情をしていた女の子の顔のあった位置だ。
果てた美琴は、背後の上条にもたれかかった。
580You Could Be Mine 〜前編〜 9/9:2009/06/03(水) 02:16:17 ID:96DdlN3q
「ふぁ………」
「はぁ…はぁ…はぁ……ふぅ……」
賢者タイムに突入した上条当麻は、ようやく自分がしでかした行いに気づいた。
(ほわぁぁぁぁやっちまったちくしょう!!!なんなんだ俺って奴はなんなんだ!!うわぁ絶対外にも声とか漏れてるし何より御坂に偉いことしちまったぁぁぁぁぁ!!謝れ!!謝るんだ上条当麻!!さあ早く!!光よりも早く!!!さあさあさあ!!!)
「ッすまん御坂!!本当にすまん!!!!」
(私…こいつに……犯されちゃったんだぁ……)
「……御坂?」
(初めてはちゃんとしたかったのに…ちゃんとベッドの上でしたかったのに…こんなところで立ちながら…こんなところで…)
「…御坂サーン?なんかビリビリして」
「ふにゃー」
「ふにゃァァああああああああじゃねェェえええええええええええええええええええええええええ!!」

バヂバチバッヂィィィィン!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜で、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「こんなところにこんな大怪我を負うなんて、君もなかなか過激なプレイが好きなんだね?」
「……否定はしません」

[続く]
581You Could Be Mine 〜後編〜 1/7:2009/06/03(水) 02:17:33 ID:96DdlN3q
「ほら、これ…お見舞い…ちゃんと手作りだから…」
「ああ…ども………」
特等室(いつもの病室)のベッドに寝そべりながら、上条当麻は受け取った。
どうやらクッキーのようだ。そういや以前「手作りくれや」と催促したようなしていないような。
(それにしても…)
そのお見舞い品の贈り主、御坂美琴は、ベッド脇のイスに腰掛け、俯いたまま動かない。
服装はいつもの制服で、あのあとグチャグチャながらも購入した服ではない。
(き…気まずい……いやわかってる!すべてはこの愚人☆上条当麻の身から出た錆であるということは!!)
「御坂…その……ごめん…」
返事がない。ただの無視のようだ。
(うう…気まずい………)
ボリボリとクッキーを食べる上条。何やら変な味がするのは気のせいか。
すると、美琴はポツリと呟いた。
「………初めてだったのよね」
「ッ!はいぃっ!!」
「初めてだったのよね」
「な、何が…?」
「あんたと、私の、エッチが」
582You Could Be Mine 〜後編〜 2/7:2009/06/03(水) 02:18:00 ID:96DdlN3q
ゴクリ、とクッキーを飲み込む上条。よく噛まなかったせいか喉が痛い。
しかしそれ以上に耳と頭と心が痛い。
「好きな人とのエッチはさ、もっとキチンとした形でやりたかったのに。台無しよ」
「………ごめん」
「どうしてくれるのよ?」
「………ごめん」
「答えなさいよ」
「………どうすれば、いい?」
上条のおずおずとした疑問を聞いて、美琴は立ち上がって、

そして、服を脱ぎ始めた。

「バッ!やめっ!!おい美琴!!」
素晴らしい手際で、制服から下着までの一切を脱ぎ捨てた。着ている物が靴下だけになると、美琴は口を開いた。
「責任、取りなさいよ」
「へ…?」
一瞬、言ってる意味がわからなくなった。
「私を辱めた責任、取りなさいよ」
「………………、」
しばし唖然とした後、上条はなんとか我に帰って美琴を咎めた。
「ば、バカなこと言ってないで、早く服着ろ!!」
しかし美琴は揺らがない。
どす黒く、虚ろな瞳が上条を突き刺す。
「バカなことに聞こえるの……?それに………」
「えッ………!」
「ここを、こんなにしながらだと、説得力が無いんだけど?」
583You Could Be Mine 〜後編〜 3/7:2009/06/03(水) 02:18:23 ID:96DdlN3q
そう言って彼女が指したのは、持ち上がった布団の一部分。ちょうど彼の股間部分だ。
「ッ!?いや、なんで!!えぇぇっ!?」
いかに全裸の少女を前にしたとはいえ、彼もあのときに比べればかなり冷静で、ここまで勃起するはずもなかった。
普通ならば。
「やっぱり学園都市製の媚薬は効くわねーまさかここまでとはねー」
妖しい笑みを浮かべながら、美琴は語った。
「び…や…く……?………まさかあのクッキーに!?!?」
「そ。本当は1ミリグラムで十分らしいけど、一瓶全部使ったから」
「そ…んな………」
事実、彼の一物はトランクスや病室用のズボン、そして掛け布団を突き破らんとする勢いで反りたっている。
美琴は手のひらを、ゆっくりと布団の盛り上がり部分に押しつけた。
「うぁぁぁ…」
「へーあんたもかわいい声出せるんだー」
手のひらで盛り上がりを弄ぶ美琴。あくまで優しく、しかし執拗に撫で回す。
584You Could Be Mine 〜後編〜 4/7:2009/06/03(水) 02:18:59 ID:96DdlN3q
「どう、気持ちいいでしょ?」
「や、やめろ…御坂……」
「や、め、ろ?」
語気を強めた美琴は、押しつける力と撫で回す速度を強めた。
「こんなに、気持ちいいことを、やめろ?それ本気で言ってんの?」
「うあぁぁぁ………」
「ねぇ?」
「あぁぁぁぁぁぁ…………」
「ねぇ!」
「うわぁぁぁ!!!」
腰を反らせ、ドクンドクン!!と肉棒が脈打った。なんとも言えない、嫌な生暖かさが、パンツの中に広がった。
「はぁ…はぁ………」
「ふふっ、バーカ!まさかこんなのでイッちゃうなんてねー」
美琴はウキウキしながら、彼の上に掛かっていた布団を剥ぎ、ズボンとパンツを強引に脱がせ、
精子にまみれ、今なおビクンビクンと痙攣する肉棒を解放した。
「こんなに濡れてるってことは、気持ちよかったのよねー」
「う、ぁぁ……」
「はぁん…かわいい……いただきます」
「え゛っ…」
パクッと、美琴はぐしょ濡れの肉棒を食べた。
「ふぁぁぁぁっ!!!」
「んぐ…んぐ……えお……んぐ……」
周囲の白濁液まで入念に舐め取りながら、美琴は実に楽しそうにしゃぶり続けた。
しかし、達した直後の肉棒に、彼女の舌と口腔は刺激が強すぎた。
上条の2回目の絶頂はすぐに訪れた。
585You Could Be Mine 〜後編〜 5/7:2009/06/03(水) 02:19:32 ID:96DdlN3q
「くぅぅぅぅぅ!!!」
上条は堪えきれず、美琴の口内で爆発させた。
「んぐ!!……ぐ…ぐむぅ……んぐ…んぐ………ばぁあ……まったく早すぎよ、それに出し過ぎ。ちょっと返してあげるわ」
「なぁ!?ちょっ!!ング………」
白濁液を口に含めたまま、濃厚なディープキスを交わす2人。上条は自らの苦み走った体液を、再び体内に戻した。
「…ガハッ、ガッ!!ゲホゲホッ!!!」
「なによ情けないわねー…よいしょ」
「え…?」
美琴は上条の腹に自分の背中を重ねて座り込み、両の足裏で上条の息子を挟み込んだ。
「うああ……」
「まったく足でも感じるなんて、あんたって変態?」
「あ…あぁ……」
「変、態、かって、聞いてんのよ!」
ギュム!と、肉棒への圧迫が強まった。
「うぁぁぁ!……へ、変態………で、すぅ…」
「わかればよろしい」
美琴は心底愉快に上条の肉棒を弄んだ。
586You Could Be Mine 〜後編〜 6/7:2009/06/03(水) 02:19:52 ID:96DdlN3q
「誓いなさい」
「へぇ………?」
「『ワタクシ上条当麻は、今後一生御坂美琴様の愛玩奴隷です』ってね」
「わ、わたくし…上条……」
グニッ
「ふぐぅ!…か、上条当麻は…今後…一生………」
グニッ グニッ
「うぁぁ!!…御坂美琴様の…愛玩奴隷ですぅ!!」
「よろしい♪」
グニッ グニッ グニッ
「うわっ!!あぁぁぁぁぁ!!!」
ビクンビクン、ビクン!!
「はぁっはぁっ…」
「それでは上手く言えたから、ごほーびを!」
そう言うと、美琴は四つん這いになって、肉棒をしゃぶった。
かつて上条も堪能したかわいいお尻を、上条の顔に向けて。
「じゅぶ…じゅぶぅ………」
「はっ…はっ…はぁ……」
自分の目の前で、嫌らしく動き続けるお尻。上条は堪えきれず、そのお尻に触れようとした。
しかし、ガブッと、自分の息子に歯を立てられた。
「ふぐぅ!!」
「ダーメ♪」
「う…ああ…………!」
「ング!!……ん〜……ゴクン」
噛まれた瞬間、上条はまたしても果ててしまった。
587You Could Be Mine 〜後編〜 7/7:2009/06/03(水) 02:21:20 ID:96DdlN3q
「も…もう勘弁してくれ……」
「チュパチュパッ…ん〜だらしないわねーまだ5回目よー?もう降参なわけ?」
「そ、そんなこと言ったって…もうとっくに限界です……」
「まったく…しょうがないわねー」
彼女は両人差し指をピンと立て、上条の乳首をクニッと押した。
「え…」
バチッ!
「くあぁっ!!」
「んふふ〜どう?さすがのあんたも乳首に電気を流されちゃあどうしようもないわよねー?
 そしてこっちの方はぁ、こうやって握ってぇ…」
「待て!止めろ!オイ!!」
「や〜だっ!」
バチバチッ!!
「うわあぁぁぁ!!…………あっ、あっ、あぁぁぁぁ!!!」
未知の刺激に上条は、為す術無く果てた。
「ほぉーらまた出た…ぜーんぶ絞り出すまで帰らないわよー、愛玩奴隷ちゃん?」
「ふ、不幸だ……」
バチン!!
「くぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

[終]






「腰が筋肉痛になるほどだなんて、君もなかなか強引なプレイがすきなんだね?」
「………………否定できません」
588名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 02:23:09 ID:96DdlN3q
以上です
駄文にお付き合いしてくだすったこと、
多分に感謝しております


長い…
構成が前のと丸被り…
後編7/7は以前書いた>>485まんまですスイマセン


以後自重します


では
ノシ
589名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 02:24:39 ID:whYVDrIX
自重スンナ


もっとやれ!!>>588
590名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 07:21:45 ID:utwQTLUx
ワッフルワッフル!
こいつはやばい御坂さんだ!w
591名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 08:47:52 ID:I5ysuuLR
>>588
2回エロあるのは珍しいですね。一粒で二度美味しい、傾向違いのエロをありがとう。
初っ端からこんな調子じゃあ、この後二人は一体どんなプレイの日々を繰り広げるのやら、
上条さんとカエル顔の医者との付き合いも長くなりそうだw
592名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 09:22:10 ID:aH2fEd9K
>>588
  /. : : : /. : : : : /. : : : : : : : : : :i: : : : : :`ヽ
/. : : : : //.:./ :/.: : : :/. : : : : /;ハ: : : : : : : :',
 .:/__/. : :/ :/.:\/ :/.: .:// !: :i: : : : : : :
.:./. :`7. : : .:.:i:,イ:.:/i`X´/ :// |.:|:.: :i : : 、i
/.: :/厶ィ7/||丁下ヌヽ/X´ /   !_厶: :|: : : :\
. .:/⌒ヽY.: :.:lj八.弋:.:ノソ`    ≦リ|:.:ノノ.: :/丁`ヽ ピキーン
. :{{  ゝ|: : : l|   ー '     丁下ヌイ.: :/!:/ __人,、__________
: :ヾ、 ヽ|: : : l|             弋ツノ/|/ ,リ  ̄ ̄`^'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : :`ー‐|: : : l|            '   ¨ {:.|         この感じ・・・・・・・
:.:.: : :.:/ :|: : l: |        _       } |         GJの予感・・・
: : / /. : |: : l: |         ´’      人|
: / / : : ;|: : l: |> .           イ: i: |
/ / . : /.|: : l: |   `,r―― ' ´}: : |: :l: |
 ̄` ̄ .!: : !:.|   /.: : : : : ://. : :|: :li:.|
593名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 09:42:07 ID:VhEeC4SB
>>588
駄文とかネガな事言わないでどんどん行こう。
エロい美琴は正直好物です。
594名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 12:23:30 ID:2whlei2O
>>588
アンタ天才だ!だからもっと!カモーン!
595名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 17:28:27 ID:4BkTE0dr
>>588
GJ!
上条さんも変態だけど美琴はそれ以上に変態でしたね
596名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 21:04:45 ID:q7pyywwI
wktk
597名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 22:57:22 ID:yjjZxPip
アニメ化とか漫画化の影響って凄いね
ガキだらけだ。
598名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 22:59:57 ID:aH2fEd9K
ターミネーター見てたんだけど
上条さんが子種を残して最後に死んでしまう光景が見えた
599名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 23:09:33 ID:GUXg2nDE
電気ショックで蘇生
600名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 01:08:24 ID:Bqs6F+Uf
愛する者達を残してのエンディング、切ない光景です。
しかし、ここはエロパロ板。そんなつまらんコトより、大事な事がある。
誰に、どんな風に子種を注入しているのか、又どうしてそんな展開になったのかが重要。
・・・・・上条死すとも、その子種は精子バンクで冷凍保存されているのです。合掌。
601名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 01:12:16 ID:0hBMFxF5
上条さん「I`ll be back」
602名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 01:19:16 ID:X78SKhvw
>>601
右手www
603名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 03:39:14 ID:j/x+KSqG
キャスティングはこんな感じだろ

ジョン父→上条さん
サラ・コナー→御坂
ジョン・コナー→打ち止めT‐800、850→一方さん

最後goodrackをしながら熔鉱炉へ沈んでいく一方さん
604名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 04:46:16 ID:J/QmSQLJ
あんまりチャットしてると怖いお兄さん達が来るぞ
605名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 07:30:26 ID:uVrzA+Nn
打ち止めスレのグロスをパクって

「ねえねえ、あなたはいちごと蜂蜜のどっちが好きって
ミサカはミサカは尋ねてみる」

「あァ?蜂蜜は果物みてェに食うもンじゃねェだろうが」

「じゃあいちごねってミサカはミサカはとっておきを塗り塗りして…
はいどうぞってくちびるを差し出してみたり!」

「……お前何食ったんだァ?油まみれじゃねェか、キタネェな」ごしごし

「…」

「なンで涙目なンだよ」
606名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 07:37:01 ID:uHzhYKI/
>>605
なんか萌えたwww
607名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 10:04:24 ID:uoPTYx+w
>>605
まだ早いwwwww
608名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 16:15:04 ID:0hBMFxF5
インデックスたん2を観て
上条さんに「キュン」ってなった百合子ちゃんがそのまま上条さんを押し倒して
それを見た御坂姉妹が嫉妬に駆られて乱入して結局三人で上条さんを逆輪姦する
という電波を受信したのはきっと俺だけじゃないはず
609名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 17:51:13 ID:fWOOHMKE
>>608
おめでとう。

そんな私は修道女の皆さんは純血を守るためにお尻上手と言う電波を受信したよ。
そういや魔術側の女性陣の尻はみなうまそうだな……ジュルル
610名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 17:53:14 ID:t/MK73Ak
インデックスとかは裂けそうで怖い
611名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 21:31:32 ID:YIpClKf6
>>610
彼女はケツからも摂食できそうだが?
612とある最少の可能性(絹旗編)1:2009/06/04(木) 22:12:33 ID:ApywaRwc
上条当麻は不幸な人間である。
福引で何かが当たることなどありえない。
「あ、ありえない!か、上条さんは信じませんよっ!」
「えっ!い、いや、当たりですから!」
「嘘だっ!!!!」
「ひぃ!……ほ、ほら、ほら、この通り」
赤いはっぴを着た福引のおっさんが、恐る恐る映画のチケットを差し出す。
「ま、マジで……」
震える手でチケットを受け取る上条。
「それ今日までだから、直ぐ行ったほうが良いよ」
「―――――」
上条はチケットを凝視したまま、おっさんの言葉にコクコクと頷いた。

613とある最少の可能性(絹旗編)2:2009/06/04(木) 22:13:16 ID:ApywaRwc

「そういうオチですか……」
上条は肩を落としながら、手に持っていた映画のチケットを見た。
「チケット一人分だし、見れるのわけわかんねぇー映画だし、映画館とんでもねぇー所にあるし」
言いつつ彼は、チケットに載っている小さい地図を頼りに、表通りから裏道へ、更に枝分かれした小道に入って、最終的に隙間のような所を潜り抜け、雑居ビルを上から押し潰したような建物の前に来た。
「こ、ここか、やっぱやめようかな……」
煤けたビルを前に弱音を吐き、今来た道をチラリと振り返る。
「いや、ここまで来たら意地でも見て帰る!何が何でも楽しんでやる!!」
気合を入れ、無理から楽しむ決意を固めた上条は、大声で今から見る映画を絶賛し始めた。
「ずっと前から気になってしょうがなかったんだよなぁ〜!楽しみだなぁ〜!」
※上条がこの映画の存在を知ったのは数十分前である。
「あの『香港赤龍電影カンパニー』の最新作だもんなぁ〜!楽しみだなぁ〜!」
※勿論、そんなあやしい会社聞いたこともない。
そのように、上条が「楽しみ」を連呼していると―――
「へぇ、私以外にこの映画の良さをわかっている人がいるなんて超驚きです」
背中からそんな声が聞こえた。
「はい?」
振り向けば、クリクリとしたどんぐり眼が印象的な十二歳くらいの少女が、上条を下から覗き込むように見上げていた。
「あなた、見所ありますね、同じB級映画ファンとして、折り入って超お願いがあるんです」
614とある最少の可能性(絹旗編)3:2009/06/04(木) 22:13:52 ID:ApywaRwc

少女のお願いとは、一緒に映画の受付で身分証を提示してほしい、というものだった。その際、友人として振舞うようにとも付け加えた。少女が見ようとしている映画は上条と同じもので、R15指定のため、身分証の提示が必要なのだった。
「………いや、小萌先生の例もあるし、私、上条は人を見かけで判断したりしませんとも」
上条は、どう見ても小学生か、良くて中学一年生くらいの少女を見ながらそう呟く。
「?」
そんな上条を見上げ、小首を傾げる少女。内心(人選を間違えたでしょうか)と思ったが、そもそもこの場には他に人がいない。
「こんな面倒なことになったのも、浜面の超責任です……、滝壺さんもあんな超使えない男のどこが良いんでしょうか……」
今度は少女がブツブツと言い始めた。
「おーい」
「なんですか」
「いや、行くんだろ?」
煤けたビルの入り口を指差す上条。
「そうでした!超ぐだぐだ言ってないで、超急ぎますよ!」
てってって、と走り出す少女。上条は内心(また、こゆいのと関わってしまったような……)と頭を抱えたい思いになった。
615とある最少の可能性(絹旗編)4:2009/06/04(木) 22:14:51 ID:ApywaRwc

受付に行き、上条と少女、二人揃って受付の売り子さんに学生証を提示する。
「お二人はお知り合いですか?」
学生証に警戒視線を走らせる売り子さんが、突然のキラーパスを放つ。
「ええ」
それを、少女が動揺することなく自然に受ける。そこに空かさず、
「おいおい、『絹旗』さんよぉ〜、疑われてますよぉ〜。まぁ、上条さん的に見ても若作りしすぎだと思いますけどねぇ〜」
上条は、からかうように言って、絹旗に意地の悪い笑みを向けた。
「む、訴えますよ」
じと目で答える絹旗。
「……どうぞ」
と、警戒していた売り子さんもそれ以上聞かずに通してくれた。
「学生証ですか?」
「ああ、悪かったな、勝手に見ちゃって」
「いえ、むしろ入る前に超確認するべきことでした」
(とは言ったものの、本名はまずかったでしょうか………というか、本名で身分証偽造してる時点で超アウトです。……浜面、滝壺さんには悪いですが、次ぎあったら超ただじゃおかないです)
616とある最少の可能性(絹旗編)5:2009/06/04(木) 22:15:31 ID:ApywaRwc

薄暗く汚い廊下の奥、両開きのドアの先が上映室である。―――上条は顔を引きつらせた。
「客が一人もいない」
「ああん☆」
上条の呟きに対し、絹旗が妙な喘ぎ声を上げる。
「今回も!私だけ!この作品の素晴らしさを超分っているのは私だけ!!」
小さな身体をくねらせ、何やらトリップしている絹旗。
「あの〜……」
絹旗の異常行動にドン引きした上条は恐る恐る声を掛けてみた。
「ん?ああ、そうでした。あなたも、でしたね」
そう言って、幼い少女らしい笑顔を見せた。先程との変わりように面食いつつ上条は思う。
(なんか、すっかりB級映画ファンにされてしまったような……)
そうこうしている内に上映室が暗くなり、びー、というおざなりなブザーと共にスクリーンに光が当てられ、いきなり映画本編が始まった。
617とある最少の可能性(絹旗編)6:2009/06/04(木) 22:18:22 ID:ApywaRwc

「「………超つまんねー」」
開始二十分後のことだった、上条、絹旗の声がハモった。
「後十分以内にはヒロインが超死にますね」
「ああ、そんで、ゾンビ化したヒロインと主人公が対面するな」
映画の展開を眠そうな目で当て続ける二人。
「最後は主人公も超死んで終わりですね」
「んん?いや、主人公は生き残るんじゃねぇか?」
映画のラストにおいて初めて意見が別れた。絹旗は不敵な笑みを浮かべ、
「超賭けますか?」
「負けたほうがジュースな」
上条もそれに応じる。
そうなると、映画の終わりだけ確認できれば良いので、後は映画そっち退けでB級映画談議となった。
以外だったのは、上条が絹旗の話に付いて行けたことである。
「最近では『T4』が超良かったです。もちろん、大ヒットしたヤツじゃなくて、『香港赤龍電影カンパニー』製のパチモンのほうですが」
「主人公のサイボーグ役の俳優が、ハリウッドスターじゃなくて、モロ東洋人のヤツだろ?」
「超そうです。あれをチェックしてるなんて、なかなかやりますね」
「いえいえ、見るつもりは全く……いや、まぁ、いつもの不幸だったんですよ」
「?」
遠い目をする上条。
彼は家で映画を見るときでさえ、持ち前の不幸を発揮し、大ヒットした本物の『T4』ではなく、パチモノの『香港赤龍電影カンパニー』製のほうをダウンロードしてしまうのだった。
そんなことが度々あり、悲しいことに上条はB級映画に詳しくなっていたのである。
その後も、素人さんおネムな恐怖会話は映画のラストシーンまで続いたのであった。
618とある最少の可能性(絹旗編)7:2009/06/04(木) 22:20:56 ID:ApywaRwc

映画館を出た時は既に夕方というより夜だった。表通りに出るために暗く狭い道を二人で歩く。
手にはお互いLサイズのジュースを持っている。
「超意外な展開でした」
「というか、良いのか?あれは」
思い出されるのは映画のラストシーン。
ゾンビ化したヒロインに追い詰められた主人公は、ついに噛み殺されてしまった。
上条が頭を抱え、絹旗の『ジュース超げっとー』という声が上映室に響いた。
しかし、次の瞬間、ゾンビ化した主人公が、これまたゾンビ化したヒロインを抱きかかえ、『これからはずっと一緒さ』などと言い、とどめには『二人は幸せに暮らした』という絵本の終わりのようなテロップが表示され幕を閉じた。
結局、主人公が死んでしまったことは事実なので、上条がジュースを奢らされるハメになった。
「さすが『香港赤龍電影カンパニー』です。想像の遥か上空を飛んでいきました。B級映画は奥が深い奥が深い……」
「ラストもだけど、上条さん的には、開始五分で意味深発言して消えた主人公のオヤジが気になってしかたがないんですが」
「むむ、確かに超気になります。続編で超出てくるんじゃないですか?」
「まだ続くのか……」
と、映画に評価を下している内に表通りに出た。
「では」
「ああ」
自然と出た言葉だった。「さよなら」とも「また」とも言わない挨拶。二人はそれぞれ自分の帰り道を歩き出す。

夜の繁華街を歩く十二歳くらいの少女、絹旗最愛。
(超有意義な時間でした。やはり、オフはB級映画に限ります)
「まぁ、映画自体は超大したことなかったですが」
彼女は思ったことと、口にしたことの矛盾に気付かない。
彼女は自身の足取りが軽やかなのに気付かない。
彼女は、この後『アイテム』の構成員として、上条と再び会うことになろうとは知る由もなかった。
619とある最少の可能性(絹旗編):2009/06/04(木) 22:24:06 ID:ApywaRwc
以上です。
本当はエロを書きたかったんですが、絹旗はさすがにムリかなと……。
麦野でエロを書いていたんですが、原作で左腕がブッ飛んだので止めました。

長文失礼しました。
620名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:27:09 ID:f6kui2At
>>619
長文乙!よかったよw
それにしても、絹旗とカミジョーさんの組み合わせは新鮮だな〜
621名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:34:21 ID:0hBMFxF5
>>619
GJ!
622名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:55:07 ID:PpxneQjt
>>619
これは素直にGJといわざるを得ない乙
623名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 23:46:47 ID:CQc8W2CM

何気に上条さんとアイテムのSSって初じゃね
624名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 23:53:25 ID:Bqs6F+Uf
>>619
上条さんの特徴である不幸を絡めてのすんなりとした邂逅、会話の成立、今後への可能性の示唆。
誰も書かない様な組み合わせで見事な作品を見せられると、素直に感心するしかないぜ。GJ!!
625名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 01:18:20 ID:VzQIy8te
>>619
GJ!
↓授業中に黒子が美琴のショーツの中にテレポで色々…ってのを書こうと思うんだがどうだろう?

「ひうっ!」
美琴の口からかわいい声が漏れる
「(く…黒子!いったい何を入れたのよ!?)」
「(ふふ…一体なんでしょうね、お姉様)」
黒子の手には小さな何かのリモコンのような物が握られていた
「(ではいきますわよ…ポチッ)」

こんな感じで。時間があったら書こうかと思ってる。
626名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 01:26:26 ID:bHQwWwNG
>>619
GJ!

>>623
途中でやる気がなくなった上条さん×麦のんならあった
627名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 01:31:34 ID:bHQwWwNG
連レスで悪いが……

>>625
それは難しくないか?
美琴と黒子はクラスどころか学年が違うしそれ以前に
下着の中にテレポ何かさせたら美琴にテレポさせた物が突き刺さるじゃまいか
628名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 01:44:29 ID:mToBzqbA
空隙か置き換えるものがないとな
あ、下着を抜き取った上で椅子に穴あけて速度を持ったものを投げることはできるかも
そうじゃなけりゃ内臓姦か…
629名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 02:02:58 ID:VzQIy8te
>>627
そういえばそうだったな…
学年とクラスの問題は黒子が保健室に行くと言って
美琴の机の下にテレポ…みたいなのでいいと思うが、
下着の中にテレポはちょっと無理があるな…。

…って、そういや机の下にテレポしたらそのままいけるか。
630名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 08:23:24 ID:L4kNuXKh
そんな感じの同人があったような
631名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 10:05:26 ID:F+gUy4yK
632名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 16:33:40 ID:Prf/t0SQ
シャナ3期の制作決定

禁書2期は当分絶望的…(´・ω・`)
633名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 16:40:24 ID:HZ/6EyTc
この黒子変態すぎるっつのw
634名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 16:41:33 ID:vfvxrO2x
シャナ二期は原作レイプとまで揶揄されてたのに懲りねぇなぁ
もし本当にやるんだとしたら、超電磁砲→シャナ三期→禁書二期 くらいの順番か?
635名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 17:05:22 ID:5iFr7yqs
恋愛描写を前に出しすぎたんだっけ?
禁書がそうなったら…
アリだな
636名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 17:09:23 ID:esw2ZQ22
上条さんの好きな人が誰なのかまだよく分からないからな
637名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 17:23:15 ID:IP+wCr1s
もう上条さんは今までフラグ立てたおにゃのこ全員に輪姦されちまえばいいと思うよ
638名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 17:24:16 ID:8Whqr3Oz
万単位の人数から輪姦か・・・
639名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 17:30:52 ID:Y+8bGgAD
>>638
シスターズだけで1万人いるんだよなw
640名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 19:22:02 ID:PCPCKYSb
すれ違うっただけでフラグ立てる男でしょ
641名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 20:29:57 ID:NwxkIsyv
皆さんは上条×黒子は嫌いですか
642名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 20:48:17 ID:H+9jF1pO
>>641
黒子のキャラがブレるんであんま好きじゃねえけど、書きたいなら書けばいい
そんなもん作者の自由だ
643名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 20:49:44 ID:/oAW9VeQ
>>641
この類人猿がああああああああああああって関係が好き
644名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 20:56:59 ID:K6WPTeg6
黒子にフラグが立つと、上条さんは襲われまくると思う。
上条さん睡眠中→テレポートで部屋に進入→寝込みを襲う!
上条さん入浴中→テレポートで浴室乱入→大人の裸の付き合い 
645名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:28:37 ID:IP+wCr1s
「お姉様ハァハァ」から「お兄様ハァハァ」に変わるのか
それとも二人共自分のものにしようとするのか
実に興味深い
646ユミシロ:2009/06/05(金) 21:43:23 ID:GeYsw9TS
上条×美琴×白井


「お姉様、何を我慢していますの」
「え、いや、だって……!」
「お兄様を見てくださいな――」
「し、白井?」
「こんなに我慢されてますの」
「――!」
「白井、ちょっと待――」
「いやですの」
「うぁ……」
「く、黒子……」
「お姉様がされないのなら、この黒子がご奉仕して差し上げますわ」
「――!ちょっと、いい?」
「み、御坂さん?あなたまで何を――」
「では私はお姉様を。お兄様、少々お待ちください。後で私もご奉仕しますわ。
 ふふ……。では――頂きます、ですの……」
647ユミシロ:2009/06/05(金) 21:45:00 ID:GeYsw9TS
投下終了です。小ネタなんでこれだけです。
ごめんなさい。

でも黒子は「この類人(ry」があってこそ黒子って気がしたり。
648名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:46:39 ID:esw2ZQ22
美琴にとっちゃ、黒子とイチャつく上条さんを目撃することほどショックなことはないだろうなw
649名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 21:57:22 ID:frvh7+gv
そのシチュ、いいな…
650名無しさん@ピンキー:2009/06/05(金) 22:02:50 ID:IP+wCr1s
>>648
そんなSSどっかで見たな
美琴と黒子のガチバトルがあるSSなんて多分あれだけだと思う
651名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 00:53:08 ID:YXHdkpLE
モブっぽいけど白カチュ娘にだってSSがあったっていいと思うんだ。上条さんのクラスメートの
652名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 01:09:50 ID:JfBDqEE+
>>650
クロキスじゃないやつ?
あれもセクロスやった後を見られて軽い修羅場になってたけど
653名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 01:41:01 ID:IjMeeOAX
>>652
エロパロ板の作品じゃなくて個人サイトの作品
ちなみに全然軽くない修羅場
美琴も黒子もお互いを殺る気満々でした
654名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 02:43:26 ID:DpRcmgb0
>>653
何てサイト?

検索ワードなんかがあれば教えて頂けると幸いです…
655名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 12:56:10 ID:XSTFLNsk
美琴が好きなのは正常位
656名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 12:56:12 ID:g8mkrvYe
まとめサイトに普通に無かったっけ?>クロキス
657名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 15:33:27 ID:FLGompcU
ねーちんが好きなのは後背位
658名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 15:35:18 ID:fXbyF0cw
御坂妹が好きなのは騎乗位
659名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 15:36:10 ID:Kbp97J/Q
インデックスはフェラ
黒子は足コキ
660名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 15:51:29 ID:j3jcKyJb
五和はおしぼり
661名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 16:04:50 ID:IjMeeOAX
>>654
禁書 ぬるぽで検索したらちょっと幸せになれるかも
662名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 18:41:59 ID:S903Xzy6
>>661
ヤンデレスキーの俺はとても幸せになった
663名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 19:42:43 ID:Y22IAFPz
>>660
前々からおしぼりがどうも精液搾取にしか聞こえない俺
664名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 19:49:10 ID:MJBVSlgN
姫神は。対面座位が。好きだと思う。
一番深く入れられたまま。ぎゅっと抱きしめられて。キスされたりなんかしたらもう。絶頂寸前で。
665名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 22:02:46 ID:pqf5UXT1
>>662 検索したらでてくるのか!

見つけられない自分がおかしいのかな・・・一番最初にでてくるやつであってるのですか・・・
666名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 22:54:06 ID:lAAnf1fA
>>665
GoogleではなくYahooでの検索をお勧め
667名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 22:57:02 ID:B/Pr8Yia
個人サイトは初めて見たけど予想してたより長編なんだな。>>661情報ありがとう。
ところで、長文って何KBくらいから言うんだろう?
30KB以上が目安と思ってたんだが、人其々だいぶ感覚が違うみたいだ。
668名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 23:14:41 ID:+WW1RFKi
>>664
本人乙
669名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 23:16:42 ID:W/dMUv79
そんな本人嫌だよw
670名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 00:04:23 ID:EercNGyo
ちょw

姫神さん、自演乙です
671名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 03:33:09 ID:UvMrLrDa
>>667
長編というヒントを得たわけだが・・・

どうもやっほさんで検索しても携帯みたいな表示形式サイトしかいかないんだよな


どういうこと・・・なの・・・


PS どういうこと・・・なの・・・ ってあにき以外に元ネタがあるって聞いたんだが まじすか
672名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 04:31:53 ID:HX0jEwmU
>>671
いや、長編はヒントでも何でもなく唯の感想だからw
携帯みたいな表示形式サイト、これで合ってるんじゃないの。
『〜揺れる心、―――』『コイン、―――』の二つがある所。
673とある吸血殺しと対面座位:2009/06/07(日) 06:09:57 ID:8WpA6dVO
「上条君。……あっ、ああっ、上条、君。一番。奥まで。上条君が入ってる」
 姫神秋沙は愛する男の名を呼ぶ。ベッドに腰掛けた上条当麻の膝の上に向かい合わせで座るようにして
姫神秋沙は男根を受け入れている。巫女装束を脱いだ白い肌を汗で光らせ、長い黒髪をその肌に貼り付けながら
秋沙は当麻の熱さと固さを味わっている。

 初めてこういう関係になってから数週間。
 いろいろな体位を試してみた結果、秋沙が

「姫神」
 当麻がそう言いながら秋沙の唇を奪う。
 片手で乳房の柔らかさを確かめながら、もう片手で真白い秋沙の背筋を撫で上げる。
「ああっ。あ。上条。君」
 その愛撫に反応してしまった秋沙は、思わず腰を動かしてしまう。膣一杯に食い締めた当麻の男根が
秋沙の膣奥を刺激する。
 逆に秋沙は当麻の唇にキスしながら、緩やかに腰を動かしていく。
 固くて、熱い肉槍が、ゆっくりと膣襞をこそぎながら抜けていく。
 その刺激の切なさに秋沙は頬をわずかに赤く染め上げる。
 膣を満たしていた男根の充足感が失われる寂しさはしかし、再び腰を下ろした時のペニスの衝撃で霧消する。
「上条。君。好き。大好き」
 涙であふれそうな瞳で当麻を真っ直ぐに見つめながら、秋沙はその想いを口にする。
 好き、というたびに身体の奥底に生まれる熱い塊が全身を酔わせていく。
「好き。だいすき。だいすきっ」
 少女の腰の動きに伴い、次第に秋沙の口調は幼いものになってしまう。
 頬も耳たぶまで赤く染まり、怜悧な印象を与える顔もとろんと愛欲に蕩けてしまっている。

 そんな秋沙の表情を見てしまった当麻の何かに火がついた。
 下半身が溶けてしまいそうな甘い感覚の中から、重い何かがずんずんと浮かび上がってくる。
「姫神…秋沙。秋沙。出ちまいそうだ」
「私。だいじょうぶ。全部。出して」
 そう言いながら秋沙は長い脚で当麻の腰を抱きしめるように組み付き、秘部を貫かれながら
より深く愛しい男と触れ合おうとする。
 当麻の胸板に秋沙の胸の膨らみが押し当てられる。
 秋沙の細い腕が当麻の背中を愛しげに抱きしめる。
 形のよい真っ白な指が肩甲骨を這い、汗に塗れた当麻の肌と触れ合う。

 当麻も繋がったままの腰を突き上げるようにして秋沙の内側を蹂躙していく。
 動きのペースが次第に上がり、短いストロークが早く強くなる。

「――あ。あ。ああ。ああああっ」
 秋沙は天を仰いだ。
 全身を貫くような真っ白い衝撃に、秋沙は白い喉を反らしながら耐え抜く。

 同時に当麻も限界に達した。
 秋沙の熱い襞が収縮し、当麻のペニスをぎゅうっ、というように締め上げる。
 当麻の腰の内部が溶けそうなほどの快感。
 今まで出したことの無いような大量の熱い滾りがペニスを駆け上っていく。
 当麻はペニスの先端を秋沙の膣奥、子宮口に接した状態のまま射精した。
 最初の噴射で秋沙の理性は消失した。

 熱い、生命の根源の液体が秋沙の子宮口をこじ開け、その内側を充満させていく。
 びゅくっ、びゅくっ、と脈動する射精は、秋沙の小さな子宮を満たし、膣とペニスの隙間を埋め、
愛液と共に体外に漏れでていく。
674とある吸血殺しと対面座位:2009/06/07(日) 06:10:36 ID:8WpA6dVO
「秋沙…す、すげえ、出てる。止まんねえ…」
 そう言って秋沙の身体を固く抱きしめながら当麻は射精を続ける。
 脱力するような射精の快感に溺れながら、救いを求めるように秋沙を抱きしめる。

 精根尽きたのか、射精を終えた当麻は秋沙を抱きしめながら、ベッドの上に倒れこんだ。
秋沙を身体の上に抱きしめたまま、満足げな荒いため息をつく。

 いつになく、というよりもこんなに大量に出したのは生まれて初めてじゃないか?
てなくらいの凄絶な射精だったせいで、当麻はぼーっとしてしまい
「上条君の。赤ちゃん。嬉しい」
 うっとりとそう呟く秋沙の言葉の意味がすぐには判らなかった。

「ひ、姫神?」
 慌てて秋沙の顔を見て話そうとする当麻だったが、両手両足で抱きついている秋沙は
そう簡単には離れてはくれない。そもそも幸福な吐息を上げている女の子に手荒な真似のできる
上条当麻ではないのであった。

「あ、あかちゃん、って?」
 抱きつかれたままで当麻は訊ねる。
「上条君と。私の。あかんぼう」
 秋沙は幸福の波間に漂うかのようにそう呟く。

「さ、さっき、『大丈夫』って言ってませんでした?」
「言った。今日は。あかんぼうが。出来やすい日だから大丈夫」
 青ざめる当麻。
 秋沙は続けて囁くように言う。
「男の子だといい。きっと。上条君に。よく似た子になる」

 青ざめた当麻だったが、秋沙のその声に含まれる響きに顔の強張りが解けていく。
「大丈夫。きっと。元気な男の子」
 そう言う秋沙の声は、いつものどことなく不安げだったり、居場所がなさげな
消えてしまいそうな色は無く。
 ただ、純粋に嬉しそうな、ただ幸福そうな響きに満ちていた。

 だから、当麻は瞬間思った「不幸だ」という心の声を掻き消して、身体の上の
大好きな女の子に向かって優しく言った。

「俺は女の子だといいな。姫神によく似た、可愛い子に育つぞ。絶対」
 そう言って当麻は秋沙の唇をそっとふさいだ。



-------------------------------------------------------------
>>664>>668に捧ぐ
675名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 07:27:00 ID:HX0jEwmU
>>664>>668じゃないけど、朝っぱらからハートフルなエロをありがとう。GJ!
毎回思うけど、良くこんなの突発的に書けるなーと感心してしまう。
676とある吸血殺しと対面座位:2009/06/07(日) 07:30:09 ID:8WpA6dVO
一行抜けてた>>673

>初めてこういう関係になってから数週間。

 いろいろな体位を試してみた結果、秋沙が一番苦痛なく当麻と繋がれるのはこの体位だったわけで。

>「姫神」
> 当麻がそう言いながら秋沙の唇を奪う。


>>675
てへへ
677名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 09:37:13 ID:lq8PhPbH
>>674
ふぅ・・・
678名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 12:00:36 ID:qUQ5hxA2
現在、長期にわたって全規制の影響を受けている職人の皆様。
ただいま、こちらのスレ(したらば・エロパロ避難所)に置いて代理投下の以来が行えます。

書き込み代行スレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1060777955/

投下して欲しいスレの名前とアドレスを張り、その後、作品を書き込めば有志のかたがそのスレに作者の代理として投下いたします。
(数日ほど、時間が空くことがあります。できれば、こちらに書き込める方、積極的に代理投下のチェックをお願いします)


679名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 12:03:03 ID:JUzwhf7e
規制食らってる人いるんなら同じ禁書ファンなら俺がモリタポあげるよ
680『土御門・送信済メールBOX』より1:2009/06/07(日) 12:54:35 ID:WVJtW0c3
突然だけど、カミやんにクイズなんだにゃー!

第一問!
・神裂、風斬、黄泉川
・黒子、打ち止め、青ピ
上にあって下に無いものは何かにゃー?

第二問!
・建宮、姫神、初春
・オルソラ、一方通行、小萌
上と下はある基準で分けられてて、それは何かにゃー?

ラスト!
・禁書、神裂、アニェーゼ
・舞夏、対馬、絹旗
上と下はある基準で分けられてて、それは何かにゃー?

以上!当てたカミやんには、ねーちんの超どエロ画像をプレゼントするぜよ!!
p.s.おまけで、サンプル画像を添付しておくぜよ!このスケベ☆
681『土御門・送信済メールBOX』より2:2009/06/07(日) 12:55:12 ID:WVJtW0c3
「むふふ」
あやしい笑みを浮かべ、高速のブラインドタッチで文字を打ち込む土御門。すると、
「む?何をしているのですか?土御門」
「うおっ!」
ガタンッ!!
土御門は驚いて椅子ごと後ろに倒れた。集中していたため、神裂の接近に気付かなかったのだ。
「何をやっているのですか……、ん?仕事ですか?」
神裂は、ぶっ倒れた土御門を一瞥し、光を放つPCモニターを覗き込む。
「チッ」
土御門の行動は迅速だった。舌打ちと同時に素早く身を起こし、サンダルをつっかけ部屋を飛び出す。
「な、ななんですかっ!これはっ!!土御か――」
メール文を読み、羞恥で顔を真っ赤にした神裂が振り返った。しかし、既に土御門は居らず、代わりに、閉まっていくドアの隙間から、けたたましく階段を下りる音が響いてきた。
「クッ」
慌てて後を追う。部屋のドアが並ぶ共同通路に出て、手摺りを掴み、学生寮の眼下に視線を走らせる。
「なんて逃げ足の速い……」
外は夜、もう結構な時間のため、肝心の土御門はおろか人影自体ない。
「まったく、明日憶えておきなさい」
嘆息と共にそう呟く神裂。ふと顔を上げると、道路に沿って整列した街灯や、遠くに見えるマンションの機械的に配置された照明が目に入った。人工的な光だが、いや、人工的だからこその温かみを感じた。
(私もホテルに帰りましょうか)
そう思い、神裂は、開けっ放しの土御門の部屋のドアを閉めようと振り返る。が、その隣、表札に『上条』と書かれた閉じられているドアに気持ちが傾く。
(あなたはいつもこの風景を見ているのですね)
ドアを見て、思わずふわりと優しい微笑を浮かべた神裂。その頬は僅かに上気している。
682『土御門・送信済メールBOX』より3:2009/06/07(日) 12:55:56 ID:WVJtW0c3

――しかし、次の瞬間、彼女は文字通り顔面蒼白となった。

「まずいっ!」
深夜だということも忘れ声を上げる。神裂は、信じられないスピードで上条宅のドアとの間合いを詰め、インターホンを連打、ノック、そして叫んだ。
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!
「夜分遅くすみません!上条当麻!私です!神裂です!」
ガンガンガンガン!!
「こんな遅くに失礼は重々承知です!ですが、開けて下さい!」
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!
「上条当麻!起きて下さい!そして、どうか開けて下さい!」
涙目になりながらドアに張り付く神裂。内心、
(確か、私の『超どエロ画像』とありました!大体想像できます!とにかく、見られたら終りです!)
ガンガンガンガン!!
「開けて下さい!開けなさい!開けて〜!!」
上条に自分の『超どエロ画像』を見られたらと考え、最早、半泣き状態の神裂だった。
683『土御門・送信済メールBOX』より4:2009/06/07(日) 12:56:36 ID:WVJtW0c3

「むふふ」
学生寮の屋上。
あやしい笑みを浮かべ、携帯電話を操作する男が一人。
携帯電話の液晶画面が発する光に照らされるのは、金髪、グラサン。
「むふふふふ、ねーちん、アマイぜい」
彼は階下の様子を窺いながら呟く。
「でも、感謝してほしいんだにゃー。来週にはカミやん、イギリスで熱烈接待受けることになってるから『感謝の気持ち(乙女心)』を伝えるには今しかないんだにゃー」
神裂はおろか、当の上条も知らない内に、彼のイギリス行きが決定していた。

――それは、とある電話が始まりだった。
『もう、カミやんへの借りは、ねーちん一人じゃどーにもならない所まで来てるんだにゃー!」
「と、突然、なにを言いたるの?」
『あ〜あ、超!ガッカリぜよ……。イギリス清教の最大主教は懐が浅いんだにゃー……』
「なっ、なっ。そっ、そこまで言いけるなら!最大主教の名に賭けて、今から懐の深き所を見せたるわよ!!」
と、裏でこのようなやり取りがあり、イギリス清教、最大主教の威信を掛けて、上条を接待することに決まったのだった。

そんなことは露知らず、自身の『超どエロ画像』抹消のため、赤面半泣き状態で叫び続ける神裂。深夜に叩き起こされフラフラとドアを開けに行く上条。
そして、不敵に笑う金髪グラサン。彼は思った。
(俺、今夜どこで寝よう……)
684『土御門・送信済メールBOX』より:2009/06/07(日) 12:58:19 ID:WVJtW0c3
以上です。
以前、最少の可能性(絹旗編)でお世話になったApywaRwcです。「GJ」ありがとうございました。
皆さんに聞きたいことがあって投下したんですが、
打ち止めが一方通行に好意を抱いていて、
それが御坂妹達に反映されたりはしないんでしょうか?

長文失礼しました。
685名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 15:45:41 ID:vNIIBQc2
話はねーちんの濡れ場を書いてからぜよ
686名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 15:46:00 ID:HX0jEwmU
>>684
「解答1、オッパイです。補足説明しますと、上は巨乳、下は無い乳のカテゴリーに分類されます。
 解答2、髪の色です。補足説明しますと、上は烏の濡れ羽色、下はキャラフル〜に色分けされます。
 ラストの解ですが、先生ー、マジでわかりませーん。以上、私見を述べさせてもらいました」

単なる知識・経験の共有に留まらず、感情まで同一になるかですか……。
全にして個、個にして全かは書く人次第、一方さん×御坂妹達を目論んでるのかなw
……アホな事書き過ぎたので撤退します。
687名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 17:17:13 ID:047RJ/m9
>>651
その娘が挿絵によく登場するのは
実は上条さんのストーカーでいつも見つからないように後をつけてるから
という妄想なら以前したことがある
688名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 19:44:33 ID:hBcg1nZ8
>>684
GJ
神裂の話は久しぶりに見たな〜
689名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 21:21:01 ID:s//J8Sk1
>>684
GJ!
まさに新星あらわるって感じだ。
キャラがめちゃ生き生きしてて面白いわ。
質問の件だけど、書き手次第だから、あなたがイケると思ったんならOKでしょ。
もし不安なら投下前にカップリングなり何なり書けば大丈夫さー。
神裂調教とか女一通凌辱とか投下したのもいるんだから。
みんなの常識をぶち壊す作品期待してます。
690名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 22:39:40 ID:pT2LFUi/
>>684
乙。
キャラの使い方と、書き方が上手いな。
691名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 23:31:35 ID:qHo1F8CW
>>686

俺の予想:当麻とフラグ立ってるもしくは裸を見られた人物(それぞれ1・4・7巻でだった筈)
692とある吸血殺しと対面座位:2009/06/08(月) 01:08:51 ID:EIMgon/h
693名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 01:16:00 ID:3XcM1039
>>692
なんなんだその幻想
694名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 01:34:12 ID:QfXoGbuD
>>692
これが巨乳御手か
695名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 01:49:21 ID:EIMgon/h
名前消し忘れが恥ずかしいので死んでくる
696名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 01:54:06 ID:OK7W+PIs
>>695
あのシーン見方を変えれば、一種の対面座位になるかも…と思った俺は幻想力MAXだぜ!
697名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 06:17:35 ID:CtO5SB5l
>>689
みんなの常識をぶち壊す作品、・・・・うーん、良い言葉だ。
電波飛ばすのも飽きてきたし、ぶち壊して呆れる物でも書いてみようかな。
698名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 11:44:52 ID:CNsBVlG2
>>684
ねーちんのエロ、全裸で待機中
699455:2009/06/08(月) 16:15:55 ID:TDdtbUPP
今更だが
こちとら18にもなってパソコン取り上げられたせいでメモがないんだ
700名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 16:17:30 ID:4LIokv64
>>695
その日は口を噤んでロムに徹するんだ馬鹿者
701名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 16:21:46 ID:3j40LYGK
上条さん酔う→美琴登場→シンゴーシンゴー
702名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 16:27:20 ID:iusgXDH7
美琴酔っぱらう→上条さんと遭遇→「とうみゃ〜♪」
っていうSSならあったぞ。
703名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 18:04:35 ID:a6J68s+d
ロリ化して素直になった美琴が上条さんに甘えまくり
それを見て打ち止めと勘違いした一方さんが切れて上条さんに襲い掛かる
という電波を受け取った
704名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 18:23:16 ID:s4u/DvB9
>>703
ロリコンはロリを匂いで識別してるんだから間違えるはずがないだろ
ソースは俺
705名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 21:08:20 ID:/k5jMZh3
そんなことはどうでもいい

ローラ様はまだか
706名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 21:12:48 ID:/0En1FbN
>>705
そんな事はどうでも良くはないが、確かにローラ様はどうした?
確か土御門に焚き付けられて、カミジョーさんの歓迎会やら何やらするはずだったかな?
707名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 21:13:27 ID:yG8zqcWA
>>705
ローラと誰がを待ってるんだい?
708名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 21:27:34 ID:3XcM1039
>>703-704
じゃあ、逆だ。
・大きくなって脱げた打ち止めの前に立つ一方さんを見て声をかける上条さん

・「何やってんだ」「俺がコイツをどォしようが関係ねェだろ」

・殴り合い?
709名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 21:37:53 ID:B5p44xa6
>>708
その発想はなかった
一方さん発言がやべえな
710名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 21:38:00 ID:CtO5SB5l
>>699
自分で飛ばした電波、回収して書いてたの?
俺も何回か回収した事あったなー、と遠い目をして懐かしんでみる。

やたらと電波が飛び交ってるなw
711名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 22:37:51 ID:GUKqCK1q
ねーちんとビリビリの「禁書界最強女決定戦」見てみたい
712名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 22:40:04 ID:a6J68s+d
>>711
勝ったほうが上条さんを好きにできるわけですねわかります
713名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 22:56:32 ID:PD45xW17
たしか当麻に従妹がいたような
714名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 23:05:27 ID:/k5jMZh3
ガキ共ageすぎ
715名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 23:42:52 ID:4hQthjsT
夏にしてはまだ早いような…
716名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 00:36:27 ID:DXBlPVyM
もうどうにもならんよね
まともでない者が住み着いたら出て行かないのは現実世界でも同じ
717名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 01:19:06 ID:sexR6TEs
上条さんって薬は効くんだな?
718名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 01:20:13 ID:zTB47pGq
勿論。カミジョーさんに効かないのは俺らの頭ん中にあるような妄想だけ
719名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 01:20:21 ID:sexR6TEs
上条さんって薬は効くんだよな?
720名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 01:25:04 ID:qmGUJBi/
>>719
SEX R6とはどんなプレイだ
721名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 01:31:33 ID:AomQ/0pk
>>705
絡み相手は誰よ
722とある聖人のDVD1:2009/06/09(火) 03:08:12 ID:de/poO5z

上条当麻は緊張していた。
「神裂?」
「は、はい!」
上条の言葉に、ビクリ、と反応する。神裂は上条以上に身を硬くしている。
「えっと、いいか?」
上条の問いに、神裂は真っ赤な顔で、コクン、と頷いた。
上条は神裂を押し倒しキスをする。お互い最初はぎこちなく、しかし、回数を重ねるごとに緊張や恥じらいよりも、相手の唇の感触に夢中になっていった。
「…ん、…んんっ……ん…」
湿った音を立てて味わうキス。
上条が舌を使うたび、熱く甘い喘ぎが神裂の白い喉から、くぐもった音となって聞こえてきた。
「んぁ……、んんっ!」
キスを止めると、神裂は一瞬残念そうに声を漏らした。が、上条が彼女の首筋に吸い付いたため、直ぐに、ビクリ、と全身で反応を示した。
「胸、触っていいか?」
「は、い…、お好きな、ように……」
最後は消え入りそうな声で答えた。
上条は神裂の乳房をそっと包み込むと、力加減に気をつけて自在に揉みしだき、指を使って両方の乳首を同時に愛撫した。
「……すげぇ………」
上条はそう呟くと夢中になって、神裂の大きな乳房をこね回す。
「ん、ふ、んん…ぁぁ……」
彼女は時折、ビクッビクッ、と小さく身体を跳ねさせ喘ぎ声を漏らす。
「脱がす、な?」
上条は、神裂のTシャツの上からでも分かるほどに、硬くしこった乳首を指で弄びながらそう言った。
「ん、ふ、ぁ…ぁ、ぅ、は、い」
上条に、張りつめた乳首を愛撫されるたび、それに合わせて息を詰まらせる。
723とある聖人のDVD2:2009/06/09(火) 03:09:07 ID:de/poO5z

「ちょっと腰上げてくれるか」
「ぅぅ、はい……」
下着を脱がされ、一糸まとわぬ姿にされた神裂。羞恥からだろう、神裂は頬を赤らめ身をよじる。薄暗い部屋の中、彼女の白い肌だけが鮮明だった。
「神裂………」
「あ……、んむ……」
上条はそう囁くとキスを始め、彼女の乳房を直に揉み回した。先程までのぎこちなさは余り見られず、手の動きも大胆になって行く。
「あ、くふ、ぁん」
神裂の全身にキスを降らせ、
「……あんんっ、ぁあ、あぅ、あん」
彼女の勃起した薄桃色の乳首にむしゃぶりつく。
「ひぅ!あぁ……」
上条の手が神裂の下腹部に伸びると、彼女は驚いたように声を上げた。が、直ぐに力を抜き、彼の手を受け入れた。
「ああっ、ん、くぅ、あ、あ、んんっ」
熱く溶ろけた彼女の秘部をゆっくりとこね回す。そして、次第に速度を上げていき各所を細かく愛撫していった。
「ひ、ぃいっ!くぅぅ、ああああっ!」
上条が愛液で濡れた肉豆をヌルヌルと責めたてると、神裂は悲鳴にも似た一際大きい喘ぎ声と共に、ビクンッ、と大きく腰を仰け反らせ一気に脱力した。
「んっ…ふ、ぅ……ぅ、ん……ん」
脱力した後、息も絶え絶えに甘い声を漏らし、ビクビクと身体を痙攣させる神裂。大きな乳房がぷるぷると揺れる。
724とある聖人のDVD3:2009/06/09(火) 03:09:46 ID:de/poO5z

「き、気持ちいい、でしょうか……?」
「ああ、すげぇ気持ちいい」
神裂の乳房が上条のものを挟んで擦る。
神裂は達した後「今度は私にさせて下さい」と言ってきたので、上条は彼女に『胸』を使ってほしいと頼んだのである。
その時、神裂が「挟んで擦るとはそういう意味だったのですね……」と呟いていたが、上条には何を言っているのか分からなかった。
「はぁ…はぁ……あむ、んん……」
挟んで擦るだけかと思いきや、神裂は彼の亀頭を口に含み、吸い付きながら舌で舐め回した。
「く、ぅぅ………」
一瞬、腰が引ける上条。
「ふぅ…ふぅ……んん、んん、んん」
口内でにゅるにゅると亀頭を舐め回す神裂の舌。彼女は頬を上気させ、トロンとした目で奉仕に没頭する。
「ちょ、神裂、やばい、出ちまう」
「んむ、ん、ん、ん、ん、ん」
そんな上条の声を聞き興奮したのか、熱に浮かせれたように頭を上下に振り、唇も使って亀頭を扱き上げた。
「っ、出る、くっ」
「んんっ!ん、ん……」
上条の大量の精液が神裂の口内に放たれた。彼女の口の端から白濁した精液が垂れる。
725とある聖人のDVD4:2009/06/09(火) 03:10:16 ID:de/poO5z

大量の精を放ったが、上条のものは硬く反り立ったままだった。そして、神裂を寝かせ上条が上になる。
上条は、自身の硬く張り詰めたものを、神裂の小さな入り口にあてがい、ゆっくりと押し込んでいく。
「ひっ、いっ!……っ!」
上条のものを受け入れた神裂が小さく悲鳴を上げる。彼女の秘部から乙女であった赤い証が流れた。
「だ、大丈夫か?」
「は、ぃ……ど、うぞ…動いて下さい……」
上条の問いに、必死に笑顔を作り答える神裂は、痛々しいほどに健気だった。
上条は暫く挿れたままで、神裂が呼吸を整えたのを見計らってゆっくりと腰を送り始める。
「いっ、ぃあ、くっ、ぅ、ああ、あ」
上条は一番深くまで挿れ込み、子宮口と膣内を揉み解すようにグリグリと回した。その間、舌で鎖骨をなぞり、右手は乳房を撫で回す。神裂の膣内の秘肉がうねり、キュキュ、と収縮して上条のものを締め付ける。
「ぁぁ、あん、ぁ、あぅ、んん」
上条は持てる知識をフル動員させ彼女に快感を与える。繋がっている膣口から、ぬちゅぬちゅと水っぽい音が響く。
「やぁ、ん、んあ、あぅ、んくぅ」
一度達していることもあってか、神裂も破瓜の瞬間こそ激痛が走ったが、徐々に楽になり、今では快感の方が勝っていた。
726とある聖人のDVD5:2009/06/09(火) 03:11:33 ID:de/poO5z

「平気か?」
「は、い…んっ、あ、なたので、いっ、ぱい」
上条はゆっくりとリズミカルに速度を上げていく。擦れる肉同士、彼女の肉襞がヌメヌメと絡み付く。
「あ、あ、あ、ああっ、くぅっ」
甘く甲高く鳴かされる神裂。上条は更に激しく腰を送り出した。すると、一際大きく神裂の膣内がうねる。
「イきそうだっ」
「あ、な、かに、ひ、あああっ」
「くっ、神裂っ」
「ひぃ、ひうぅっ、いうっ、ひああああああっ!」
上条は腰を突き出し、神裂の子宮に直接精液を叩き付けた。それに合わせ、きゅうぅっ、と精液を搾り取るように収縮する神裂の膣内。
お互いに強烈な絶頂を迎え、ビリビリと痺れるような余韻に襲われる。余韻を感じている内に、一足先に回復した上条のものは再び硬度を増していく。
「火織、もう一回いいか……?」
耳元で優しく囁く。
「ひぅ!ぃ、ひ、ん…、ひ、ひゃい…」
ビクビクと身体をわななかせ、だらしなく口を開けたまま、訳も分からず頷いてしまう神裂。
この時から既に、神裂の調教が始まっていたのかもしれない―――。



「いけなし!いけなしよ!このように、おサルのごとき交わりては!」
と、両頬に手を添え、照れた表情でイヤンイヤンと首を振る最大主教が画面いっぱいに現れた。
―――そして、テレビが青い画面を表示しDVDが停止した。
727とある聖人のDVD6:2009/06/09(火) 03:12:44 ID:de/poO5z

「「あの女ァァアア!!」」
二人の怒号がシンクロした。

「結婚記念日になんて物を送ってきやがるっ!!ん?いや、記念日だからか?」
「騙されてはいけません!そもそも、私たちの、は、は、初めてに結ばれた日が記録されていることが問題であって!!」
心底恥ずかしそうに言う神裂は、少女のように頬を染め、目に涙を溜めている。彼女は花のように可憐で、まるで、上条と最初に結ばれた日のようだった。
――ゴクリ……
上条の喉からそんな音が聞こえた。そして、
「火織……」
「ふぁ……」
静かに神裂を抱き寄せ、優しく名前を囁く上条。
神裂は、彼と最初に結ばれたその日から、優しく囁かれると力が抜けてされるがままになってしまうのだった。
「火織……愛してる」
そう囁くと、上条は神裂に情熱的な口づけをする。
「ん…んん……わ、たひ、も……」
上条の手が、神裂の内腿をゆっくりと上がって行く。
「あん」
今日も、甘い声が部屋に響いた―――。
728ApywaRwcです:2009/06/09(火) 03:14:47 ID:de/poO5z
以上です。
まさか、クイズに答えてくれる人がいようとは、画像はムリですが代わりに濡れ場を書いてみました。
私としては、最後のオチをやりたかっただけですが……。
エロは余り書かないので、パロ以上に御見苦しい所が多々あると思います。

長文失礼しました。
729名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 03:18:43 ID:RxW4Heip
>>728
リアルタイムGJ
730名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 03:46:59 ID:x4VWssu1
>>728
GJ!!答えた一人としては正答が気になりますが、あれで正解だったのかな。
エロが見苦しいなどと御謙遜を……、初物神裂の頑張り、素晴らしかったです。
後、上条さんは絶倫ってイメージが定着してるんだなーと思いました。
〜To Be Continued 神裂調教編〜
731名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 07:50:16 ID:pcDw9PrE
>>728
そうかー。カミジョーさんと神裂結婚したんかー。
神裂がちょっとエロスキーな感じになっててGOODでした。
732名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 10:29:07 ID:qNeffDuZ
学園都市をほぼ壊滅に追いやった
史上最悪のアーマゲドンと呼ばれる
上条争奪戦から早数ヶ月が経とうとしていたが
美琴はまだショックから立ち直れなかった。

様々な人種、タイプ、職種の女性が参加した中
アイツの妻の座を勝ち取ったのは、
自分でも、銀髪シスターでも、影の薄い同級生でも、外人シスター連中でも無く
黒髪でスタイル抜群の非の打ち所のない純和風美人であった。

アイツの結婚式で彼女の花嫁姿を見て、素直に負けたと思った。
散々黒子たちとその後飲みあかした。アイツにもからみまくった。
「幸せになりなさい」ともいった。


…でもあきらめきれなかった。



>>728さんのみて美琴が上条NTR 電波受信


733名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 10:35:22 ID:pcDw9PrE
>>732
電波とかネタ以前にsageた方がいいですよ。
734名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 10:53:29 ID:bQ9q0WzS
>>728
GJ!
相変わらず、流れるような話しの展開、お見事だぜ!
そして、次回作を全裸待機中
735名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 11:35:38 ID:qIt/dHGx
>>728

GJ!!やってくれたぜ!!
そこに痺れる憧れる!!


ローラ様はまだですかそうですか
736名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 20:14:07 ID:t5GOFZqZ
御坂妹分が……御坂妹分が不足してきた……
誰か俺に新鮮な御坂妹×上条の純愛もの(逆レイプでも可)を恵んでください……
737名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 22:37:01 ID:ke5msW8J
悪い。
「ぷりてぃー・うぃっち・りとくっち!」
なんて電波が降りてきやがった俺には到底無理だ。
738名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 00:32:34 ID:WzjEn7K6
土御門がメイドの国へ言って軍師になって革命起こして、薄幸なメイドさんを女帝にする話は?
739ローラ様が大変なことになってます1:2009/06/10(水) 02:05:28 ID:RvnZWMFF

ここは、聖ジョージ大聖堂の一角。
「ふ、ふ、ふ」
そこで、イギリス清教の最大主教、ローラ=スチュワートはあやしい笑みを浮かべていた。
「『幻想殺し』の資料を基に組み上げしこの作戦、完璧たりけるのよ!」
二週間程前、土御門に焚き付けられ、上条を接待することを決定したローラ。しかし、彼女もただで焚き付けられるようなタマではない。そこには、最大主教としての打算がしっかりとあったのだ。
(『幻想殺し』をロンドンの女子寮に放り込みてから三日。シスター達は、恥らいたり、足を引っ張り合いたり、と進展見られずにつき。やはり、『自然篭絡(カップル誕生)』ではなく、命令にすべきだったか……)
そう、ローラはあわよくば、『幻想殺し』をイギリス清教の手中に収めようとしていたのである。
「もはや、ランベスの小娘達に任せておけず!よりて、このわたしが、直々に『幻想殺し』を篭絡したりて、我が手中に収むるわよ!!」
ぎゅ、と小さな手を握って意気込むローラ。それを少し離れた所から見ている人物がいた。
「……………」
いい歳こいて何やってんだぁ?的な目で見ているのはステイル=マグヌス。
「な、何、その目は!?不敬のオーラをビンビンに感じけるわよ!!」
ローラもその目に気付いたらしく、赤面して吼える。
ステイルは可哀想なモノを見る目で一瞥し、「いえ、別に……」と言って退室していった。
740ローラ様が大変なことになってます2:2009/06/10(水) 02:06:08 ID:RvnZWMFF

女子寮近くにあるカフェ。ここで、ローラ=スチュワートは『幻想殺し』の少年を待っていた。
「くふふ、昨日の内より女子寮のシスターに言いて、幻想ごろ……上条当麻に呼び出をかけてありけるし、私も地味な装束を選(え)ておるし、完璧♪」
それはまるで、自分の仕掛けた悪戯が成功するのを想像して、ウキウキしている子供のようだ。
「まだかなぁ〜」と、これまた子供のように店の前の通りを覗き込む。すると、
「んん〜、ここか?」
手に持った地図と自分の周りをキョロキョロと見回す黒髪ツンツン頭の少年がやってきた。
(きたぁ〜☆)
上条を見て目を輝かせると、なぜか、テーブルの下に隠れ、
「…プ、くく、…くふ」
隠れながら笑いを堪えるローラ。彼女からは『見つけて見つけて』という『自分で隠れたくせに見つけてほしいオーラ』が出ていた。
「えーと、んん?」
上条が呼び出されたカフェの店内を見回すと、通り側に面した席、そのテーブルの下に『見つけてオーラ』を出す金色の物体を発見した。
「………いや、あれは違うだろ。ないない、上条さんには関係ない。きっと、かくれんぼでもやってるんだな」
カフェの中でかくれんぼ、というありえない結論を出し、回れ右をする上条。しかし、
「ぷくく…、ん?あ、あれ?ま、待てい!待ていなのよ!」
その金色の物体に捕まってしまった。
その後、自己紹介を終えた後、ローラがロンドンを案内してくれるというので、上条は好意に甘えることにした。
741ローラ様が大変なことになってます3:2009/06/10(水) 02:07:11 ID:RvnZWMFF

夕暮れのロンドン。
有名所はほぼ回り、現在、女子寮への帰路につく二人。
「なんか悪かったな、最大主教って忙しいんだろ?なのに観光案内なんて」
「こちらが言い出したことにつき、気にすることあらずなのよ〜」
ローラはのんびりとした調子で答えた。が、内心穏やかではなかった。
(ど、どど、どういふけること!?この少年の武器は『幻想殺し』だけのはず、なのに何なの!?)
――話は観光案内中に遡る。

公園にて
昼時、ちょうど公園にいたこともあり、オープンカフェで昼食を取ることにした。
(先程のはアクシデントにつき仕方なしなのよ。次こそは!)
気合を入れ直し、ローラがメニューから選んだのは、大きめのクラブハウスサンド。
(ふふふ、コレを上条当麻が食べたれば、頬にケチャップがつきけるはず、そこをおねーさん的に優しく拭きたれば私の勝ちじゃー!)
「さぁ、頬張って食べたれば、良きことがありけるわよ」
そう言って、上条に紙に包まれたサンドを渡す。
「はい?よくわからんけど、いただきます!」
意味不明の言葉だったが、彼は元より頬張るつもりだったのでそうする。
「うまー!」
(あら?上手に食べたるわね……)
それもそのはず、上条は普段からファーストフードは食べ慣れている。だから、頬っぺにケチャップなどというベタなことはやらないのだ。上条よりむしろ――
「くく、ケチャップついてるぞ。ほら」
「〜〜〜〜っ」
上条に紙ナプキンで頬っぺたを拭かれてしまうローラ。彼女はかぁと顔を赤らめた。
742ローラ様が大変なことになってます4:2009/06/10(水) 02:12:18 ID:RvnZWMFF

市場にて
「おお!すごい人だな!」
市場は人でごった返していた。
「今度こそ、年上のおねーさんなりける所を…」
なにやらブツブツ言いながら、フラフラと露店の裏へ行こうとするローラ。
「お〜い、どこ行くんですか〜?」
「うふふ、待ちて待ちて、そんなに慌てずとも、おねーさんは、わわっ!」
おねーさん的?笑顔で振り向いた途端、段差も何も、障害となる物がない場所で彼女は躓いた。
「おっと、何もない場所でコケるとは……」
(なかなかの不幸ですね)と内心付け加える上条。
ローラは、上条に肩を抱かれるように支えられている。
「――――――」
ローラは驚いた表情で彼を見上げる。
「お〜い、大丈夫か〜」
上条はローラの前で手を振ってみた。すると、
(な、な、なあ!?)
現状を理解したのか、彼女の頬が真っ赤に染まった。

他にも
観光客相手に路上で写真を取っているおっさんに、カップルに間違われたり。
二人でジュースを飲んでいれば、どちらが自分の物か分からなくなったり。
バスに乗るため手を取って走り出し、乗れたは良いが次の停留場まで手は繋いだままだったり。
と、フラグイベント満載だった。
743ローラ様が大変なことになってます5:2009/06/10(水) 02:13:04 ID:RvnZWMFF

上条帰国三日後。
(はぅ……、上条当麻のことが気になりて仕方なしなのよ……)
「は、まさか!この年になりて、小娘のごとき片思いっ!!?」
勢いよく立ち上がり、ボムっと一気に顔を真っ赤にする。
「い、いけなし!とと、と言いけるか、べ、別に、好きじゃナっ……ぃっ、ひたひぃ……」
などと、ツンデレなことを言おうとし、舌を噛み失敗した。
上条が帰国してからずっとこんな調子である。

ローラ=スチュワートは、上条当麻の持つ『幻想殺し』より恐ろしい武器に気付くことになる。
                しかし、気付いた時には既に手遅れなのだった。
744ApywaRwcです:2009/06/10(水) 02:14:45 ID:RvnZWMFF
以上です。
帰って見てみれば、ローラ様ssを書く空気に…!私はKYでは無いので書かせて頂きます。
最初はローラ様が打算的過ぎて可愛く書けず数回書き直しました。反動でえらいことに……。
この駄文を、735と全てのローラ様信者に捧ぐ。

長文失礼しました。
745名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 03:20:44 ID:IHbeQN+C
>>744
こんな時間にスレを見てみれば、昨日に続きGJ!!作品が投下されてるじゃないか。
相変わらず、呆れるほどの驚異的な執筆スピードですね。
ローラ様をここまで可愛くコミカルに表現し、難しい台詞回しすら違和感が無いとは……。
旗男の絶大な力を持ってすれば、例えイギリス清教最大主教と謂えども、
あっさりと恋する乙女へとラブリーチェンジさせる、ですか。
楽しい作品見せてくれてありがとう。『自然篭絡』とか見て、何か作りたくなってきましたw
746名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 03:26:24 ID:gExPvqZU
>>744
何というGJ!
最大主教様かわいすぎるw
747名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 07:48:07 ID:YZ6KjaUh
>>744
GJ!!!!!!!!
もうGJ過ぎw
俺の幻想を半分叶えてくれてありがとうございます。
もう半分のエローラ様を全裸で待機します
748名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 10:58:19 ID:8hGbwA3X
>>744
相変わらずGJすぎる!
上条さんのフラグ体質を有効に使った自然な展開
そして、ここまで違和感のないローラ様を書けるとは
749名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 12:23:32 ID:1otKeU1C
>>744
GJ!
ローラ様可愛すぎだろ!
750名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 16:19:11 ID:IEuZoIV4
>>744
GJ!
駄文だなんてとんでもない
ぜひ続きをお願いします!
751名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 21:32:30 ID:7R6tLftP
ローラ、独学で日本語を直そうとしてさらに酷くなる
「わらわの名前はローラと申しけるのですよとローラはローラは簡潔に自己紹介をしてみるかも!」

見かねたネセサリウス組がごく普通の日本語を使えるカミやんに助けを求める

カミやん、イギリスまで出張家庭教師をすることに。ローラの自宅に泊まり込みで日本語を教える

同棲というステキイベントによりフラグ祭り発生

ご懐妊



ここまで夢想した
752名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 22:06:58 ID:YZ6KjaUh
ネセサリウスはねーちんが居るから家庭教師は…

しかし同棲フラグ祭とご懐妊だけは同意
753名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 22:24:12 ID:gExPvqZU
>>752
それはあれだ
カミやんからしか教わりたくないと最大主教が駄々をこねたんだろうさw
754名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 22:45:15 ID:Cz7TRbmg
ねーちんが、自分では話し方が硬すぎる気がしますので
上条さんに教えてもらって下さいと言ってイギリスに呼び寄せたんだよ

もちろん本音は自分が会いたいからだけどなw
755名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 23:26:58 ID:3li9rE35
☆が適当な理由つけて派遣でおk
なぁに影でプランがどうとか言わせておけば辻褄は合う
756名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 00:20:00 ID:F45mlhqC
いやそれでもそんな便利なもんじゃねーだろwww
757名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 00:45:40 ID:Deb5Pron
あれ☆すたって確か性別も年齢も共に不詳だったよな?
もし奴が実は女の子だったらやっぱり上条属性の餌食になって
行く行くはローラ様と激突し
科学と魔術のトップによる壮大なスケールの三角関係が生じるわけだな
758名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 02:47:58 ID:qhjN951r
>>757
餌食も何も☆はもうとっくに上条さんにメロメロだろ。
あんだけ入れ込んでるんだし、突き放す様な態度も一種のツンデレだと思えば…

大体二巻でも上条さんのことを自分の物扱いだったしな。
759ミサカミサカミサカ………1:2009/06/11(木) 03:18:47 ID:1fP0gd+l

窓のない薄暗い部屋の中、湿った音と少女の甘い声が響いていた。
「おいおい、御坂妹よぉ?これは流石の上条さんも引いちゃいますよ」
と、ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべる。
「ぅぅ……」
羞恥と快感に声を漏らす、素っ裸の御坂妹。
彼女は椅子の背もたれに背を預けて、上条に向かって大股を広げ、自ら陰部を責め立てていた。
「気持ちいいか?」
「は、い……ぁ、ぅぁ…」
「へぇ〜、じゃ、教えた通りにヤってみろよ。近くで見ててやるから」
上条は、御坂妹の股の間に、顔が来るように床に座り込んだ。
「ひぅっ……は…ぁい…」
充血し濡れそぼった陰部を間近で見られ羞恥の悲鳴を漏らす。
しかし、手を止めることは許されない。上条にそう躾けられたからだ。
「ミ、ミサカは、ぁ、自分で、オ、オマ○コを広げて、ぁぅ、プリプリの、勃起っクリ、トリスを…っ!」
言いながら、身体をビクつかせる御坂妹。その指が、円を描くように充血した肉豆を責め上げる。
「クリ、トリスぅ、おっ……っ、ゆびでっ…、つ、まんで、いじ、め、まっ…ぁ、す」
絶頂が近いのか、小さく腰をくねらせ始める。湿った音が大きくなっていく。
見れば、彼女の発育途中である胸の小さな先端が、これでもかというほど尖っていた。
760ミサカミサカミサカ………2:2009/06/11(木) 03:19:25 ID:1fP0gd+l

「ココ、どんな感じ?俺に見られてて嬉しいって?」
御坂妹の陰部を指差し、薄ら笑いを浮かべて尋ねる上条。
「あっ…、オマ○コ、気持ちいい…っです、あなたっ、に…ぃぁ、見らぁ、れて、幸せ、です」
顔はおろか、身体も薄桃色へと上気している御坂妹。大量の愛液で陰毛も、ぬるり、と張り付いている。
「ふ〜ん、よし、じゃあ、イかせてやるから、出せ」
「あうっ!…ぁ…はいぃ…」
上条の「出せ」の言葉を合図に、御坂妹は陰唇を開き、肉豆を上条に向け露出した。
「ぉ、おね…っがいぃ、しまっ…すぅ…っ、とミサカは、あぅぅっ!」
既にイく寸前なのか、先程より大きく、ビクンッと腰を反応させる。
「よし、『ご挨拶』を忘れるなよ?オラ、イけー!」
言うと同時に、御坂妹に無防備に露出させた肉豆を責め始めた。すると、
「ひああっ!イぅっ!オッ!オマンコのぉっ…ひ!スケっベ…スイッひ!で…っ、イッぐぅううう〜っ!!」
ガクガクと腰を跳ね上げ、壮絶な絶頂を迎える御坂妹。
「うおっ!すげぇ!」
小さな少年のように言う上条。彼女の陰部から大量の潮が吹き出したのだ。
「ぁっ……は…っ、ぁ…っ」
潮を吹かされ、激しい絶頂の余韻からか、時折呼吸を詰まらせ甘い声を漏らす。
761ミサカミサカミサカ………3:2009/06/11(木) 03:19:53 ID:1fP0gd+l

「気持ちよかったか?」
「はい……、とミサカは羞恥心いっぱいに答えます……」
まさに羞恥の入った、小さな鈴を転がすような御坂妹の声
左右に開いた陰唇は、ヒクヒクと誘うようにわななき、小さな膣口からは、ちゅぶ、と愛液を滴らせる。
「そっか、さてっと」
上条は徐に、自分の反り立った肉棒を御坂妹の陰部に宛がい、一気に突き挿れた。
「っ〜〜〜〜〜っ!!」
声にならない叫び。上条は、御坂妹の絶頂直後のビリビリと敏感な陰部を己の肉棒で嬲り始めた。
「ひぃ!はひぃ!ああっ!い、イくぅ!イく!イく!イく!イぐぅーっ!!!」
御坂妹は二度目の絶頂を迎え、強すぎる快感に歯を食いしばる。甘い汗が一気に噴出す。
「おいおい!もうイったのかよ!?」
「す、こし、休まぁ…せて…、と…ミ、サカは、あぃがんし、ます……」
彼女の、上条と繋がる股間はグショグショに濡れていた。
「いや、上条さんが満足するまで終わりませんよ?」
何言ってんの?と彼女の哀願を突っぱねる。そして、
「ぃっ、ひあ!あああっ、もう、いやあっ、んんん、ああああっ、やめぇっ!」
ヌチョ、ヌチュ、という卑猥な音が部屋中に反響する。
「お?またイくのかぁ!?よし!イけー!」
上条が、きゅきゅ、と肉棒に吸い付く膣に合わせ、思い切り深く挿入する。
「やあああ!イっっくぅううううっ!!」
限界まで身体を仰け反らせる御坂妹。
彼女はまたしても、強制的にイかされてしまったのだった。
762ミサカミサカミサカ………4:2009/06/11(木) 03:20:23 ID:1fP0gd+l

「あのー、上条さんまだイってないですよー」
「あっ…は、……っ、ふっ…ぅ…」
連続絶頂で強制的に快楽を脳に叩きこまれ、返事すらできない。
「まぁ、いいか、こっちはこっちで勝手にヤらせてもらうから」
上条は、絶頂で痙攣しつづけている御坂妹の陰部にぐちゅりと押し当てる。
「ひっ…!も、やめ、て…、とミサ、カは…」
彼女は未だ余韻に震えながら、新たな快感に怯える。
が、上条のものが押し当てられた膣口は、ぷくぷくと淫靡に亀頭に噛み付いてきていた。
そんな御坂妹の膣内に、彼はゆっくりと根元まで埋め込み、腰を送り出す。
「うあああぁぁ!もぉ、やぁ……ああっ!」
目に涙を溜め、全身を紅潮させる御坂妹。
「あああっ!イイっ!イく!イっっ………っ!!」
「おいおい、幾らなんでも早すぎやしませんか!」
グチュ、ズチュ、と肉の擦れ合う、ぶつかり合う音が響く。
「イっく、の…っ、とまっ…らな、ひっ……っ!!」
「大丈夫か〜?」
そう言いつつ腰は止めない。それどころか、ピッチが上がってきている。
「ひぃ!ひああっ!も……っ、ミサ、かっ…は…」
「よし、出すぞ!『挨拶』忘れんなよ!!」
「出す」の言葉に、御坂妹の膣肉が反応したように、いやらしくうねる。
「ああっ!みひゃっ!か、ああっ!たひゅけっっ!!あああっ!!ひぐぅぅうううっっっ!!!」
きゅー、と精液を搾り取る御坂妹の膣内。卑猥に蠢く陰唇。上条は容赦なく子宮に精液を注ぎ込んだ。
上気した全身、吹き出した玉の汗、大量の精液と愛蜜でトロトロの陰部。
「はーっ…はーっ…」
荒い息をつく御坂妹に上条が言った。
「はぁ、はぁ、『挨拶』しなかっただろ?オシオキ、だな」
「ひぅっ!…もぉ、ゆうひて……ミひゃかは…」
763名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 03:21:20 ID:hIjhrBdt
あれは好意と言うより執着じゃないの?
まぁどっちでも美味しい話題なんだけど。
764ミサカミサカミサカ………5:2009/06/11(木) 03:21:55 ID:1fP0gd+l

あの後、二ラウンドを経て、現在。
「ぜぇ…ぜぇ…、あのー…、上条さんはいつ帰して頂けるのでしょうか……」
と、疲労困憊のゲッソリした上条が問いかける。
「んーっ、さぁ?でも今日のノルマは後7人です。とミサカはスッキリした気分で答えます」
両手を上げ伸びを一つ、「スッキリ」が妙に性的だが御坂妹はそう答えた。
「では、次回のミサカの番まで頑張って下さいね。とミサカは激励します」
言って、ミサカは重厚なドアから出て行った。そして、新たなミサカシスターズの一人が入ってくる。

「私は責めが良いです。とミサカは嗜虐心いっぱいの表情を浮かべてみます」
「不幸だ……」
765ミサカミサカミサカ………5:2009/06/11(木) 03:22:27 ID:1fP0gd+l
以上です。
736!貴方の声はしかと受け取った!
でも、二時間ぐらいで書いたんで、誤字とか多いかもしれません……。
どうか、皆さんも箸休め程度に、よかったらどうぞ……。

長文失礼しました。
766名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 03:22:48 ID:hIjhrBdt
って投下に割り込んじゃったよ。
767ApywaRwcです。:2009/06/11(木) 03:27:16 ID:1fP0gd+l
>>765←ApywaRwcです。
すみませんミスりました…。
768名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 03:35:57 ID:szRM1cxQ
GJマジあなた最高
769名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 03:42:49 ID:3NfkYjEF
>>765
GJ!
相変わらず執筆速度がハンパないぜ!
もちろん、メインディッシュで頂きます。
770名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 03:43:36 ID:epa3spT1
>>765
GJ!GoodJob!GODJOB!!



ところで、オリジナルミサカが可愛くキュンキュンに上条サンに頂きますされちゃうSSはまだですか?
771名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 04:57:10 ID:4pS64Fmg
>>765
遊び心のある方だから何か投下するんだろうな、と予想してましたよw
逆レイプの言葉に反応されましたか、同じパターンは飽きますからねー。
ミサカ達が相等こなれているので、一体何人体制?何時から陵辱されてんだ旗男?
このミサカが、満足の『挨拶』の台詞を口にしたのは三ラウンド目だったのか……。
種馬の如き上条さんの運命に思わず涙し、笑ってしまいます。GJ!でした。
772名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 09:22:42 ID:HKy+I2en
>>767
良作GJです。
始まりはどーなるかとハラハラしましたが、オチでああきましたか。
ちぃとカミジョーさんが弾けすぎてて恐かったです。ところで投下が少し慌ただしい感じがしました。
SS投下の時は『始めます』『終りました』はちゃんとしておいた方がいいと思いますよ。
でわ。
773名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 16:27:37 ID:Deb5Pron
>>767
GJ!
774名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 16:29:01 ID:+7sBM0FY
>>765
gjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj!
775名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 16:55:46 ID:SZSRpU53
ゴッドジョブwwww

まさしく神業ですね
776名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 17:56:58 ID:Deb5Pron
>>758
☆は雰囲気的にヤンデレだろ
777名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 18:29:15 ID:6ZmUrPn9
☆ガヤンだったのか
778名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 21:10:17 ID:5Jpu/p3R
むしろ素直クールだろ。
779名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 14:38:59 ID:HMuk8DvQ
上げ
780名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 16:12:57 ID:N0VBkNij
打ち止めをレイープする上条さん


はさすがに鬼畜すぎるか
781名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 16:38:57 ID:Ro4F2Bdl
一瞬
上条さんをレイープする一方さん
に見えた
782名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 18:28:28 ID:pGjyu3T+
18巻表紙きた
783名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 18:40:28 ID:Ro4F2Bdl
18巻表紙見た
アックアさん男前すぎだろ
784名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 18:58:35 ID:PvDT+B/G
上琴は学生たちの甘酸っぱい青春ライフを
通行止めは幼女と少年の禁断のラブロマンスを
そしてアッークアさんとヴィリアン王女は紳士淑女によるしとやかないちゃいちゃを夢想させてくれるよ!


いやあ公式カプはやっぱりイイモンだなぁ。妄想の幅が…………おや?
空から白い修道服を着たナニカggggggg
785名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 18:59:42 ID:N0VBkNij
>上琴

何と読むんだ
786名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 19:08:43 ID:Ro4F2Bdl
>>785
「かみこと」だろ
他にも「みことうま」「みさかみじょう」「かみさか」と
上条さん×美琴のカプは名称がたくさんありすぎて困るぜ
787名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 19:25:36 ID:pc1O9vnq
とりあえず通行止めは世界を救うぜ
788名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 19:26:16 ID:WyK27nv5
禁書は絡み相手が固定、多くてもたったの2通り(美琴×上条or黒子)ぐらいで
略称を作らなくても絡み相手が分かる
789名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 19:59:04 ID:Efb0dkNT
>>786
「ビリ右」は?
790名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 20:03:32 ID:OTMPTXQY
今作ったとしか思えない略称ばっかだな
791名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 20:05:10 ID:x13cK23M
>>789
sageた方が良いですよ?
792名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 20:07:02 ID:Ro4F2Bdl
>>790
ぶっちゃけ今作りました
すいません
793名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 20:55:43 ID:yESkaUkL
上条×姫神は『殺し愛』だったけ?
794名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 22:10:03 ID:I03iC1Ov
アッークアさんは絶対アッーキャラだと思ったのに
795名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 22:14:44 ID:tpAoW9OJ
>>794
禁書にアッー!要素はありませんw
796名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 22:32:28 ID:Ro4F2Bdl
16巻でアッークアさんにボロクソにされた後成す術も無く掘られる上条さん
そしてそれを気を失ってるふりしながら覗き見してる五和

ひどすぎる
797sage:2009/06/13(土) 00:07:34 ID:A8OPKF3j
w
798名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 01:03:28 ID:PU/QOVhQ
なんか変なの沸いた。
799名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 01:21:20 ID:QyW14DsI
てか、オヤジギャグ連発の変なの沸き過ぎ
800名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 08:47:40 ID:B+qE6cyb
土御門はソノ気がなくもないように見えたが
妹マニアだからノンケという
801名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 09:56:52 ID:nixAUPZM
ネタが無いからってホモネタで回すってどーよ?

それより、『上条当麻争奪 ドキ!水着女だらけの水泳大会 もちろん○○もあるよ!』でも夢想しときなさい!
802名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 09:59:33 ID:xx84aJCA
>>801なのに水着大会妄想するカミジョーさん乙
803名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 09:59:36 ID:Gdb/6UoF
上条×美琴で妄想してるから十分
804名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 11:54:25 ID:9k7sOUGr
>>803
美琴×上条じゃダメかい?>>802
下げましょう
805名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 11:56:09 ID:Gdb/6UoF
A×B  A←B
B×A  B←A  だっけ?
806名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 12:53:43 ID:FOdIUpFK
>>805
一般的には逆だね。
昔はかけるほうとかけられるほうで、それであってたらしいんだが、いつからかA×BはA→Bになってる

打ち止め×一方通行が多くてワロタ
807名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 13:05:17 ID:8TJ7DVav
とある民事のショットガン

「ちょっとアンタ!」
「なんだビリビリお前かよ」

「そ、そういえば、アンタは今日誕生日なんでしょ」
「あぁそうだな、俺も十八か、まぁ18才になったからって特に何もかわらんが」
「そう? 結構大事なことが出来るようになるわよ」
「そうかぁ? 酒タバコ選挙権は二十歳だろ、ギャンブルだって18才でも学生は入場禁止だろ? あとなにがあったけ」
「……あら、もうこんな所ね、誕生日祝いにそこの自販機でジュースとって来てあげるからここで待ってなさい」
「わるいな…って、おい買うんじゃないのかよ!」


「はい、サ、サービスで開けておいてあげたわよ」
「そうかすまんな、どれ………、あれ? なんだか味が変な気が…」
「な、なによ…あたしがとってきたものにケチつけようっての? いい度胸してるじゃない」
「いや……すまん…(でもなんかおかしいな、……なんだか急に眠くなって……Zzz…Zzz)」

「……あれっ……そうだ……ジュースを飲んでたら急に眠気が……ここは一体どこだ? ってビリビリ! なぜ俺と一緒のベッドに?!」
「ここはあたし部屋のベットよ」
「ちょっと待てビリビリ、俺たちなんで服着てないんだ?」

「あたしの両親達とアンタのご両親ももうすぐここにくるわ、そしたら皆で市役所に行くわよ」
「だから……なんで市役所なんだよ……」
「婚姻届に決まってるじゃない。アンタは18才になったんだから問題ないわよね。とりあえず入籍だけでいいわよ。お式や新居は卒業してからね。いいこと、ちゃんと責任とってもらうわよ!」
「……orz(不幸だ……)」
808名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 13:31:22 ID:Md8nl7zf
GJです。
ショットガンってそっちの意味ですか。
809名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 13:52:53 ID:y3xU0El4
>>807
GJ!
それにしても美琴ずいぶん思い切ったことしたな
もし行為の最中に黒子帰ってきたらどうするつもりだったのか
810名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 13:54:50 ID:y3xU0El4
いや、でも待てよ
上条さん18歳ってことは高三だから美琴も16歳で高一になってるってことなのか
811名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 13:55:15 ID:gdGjyAxR
>>809
きっとストリキニーネで眠らせてあるのさ
812名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 15:49:14 ID:4Msau8sK
そんなもん投与したら永久に眠りかねんのでは
813名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 15:52:32 ID:BeAMUeoI
美琴「計画通り」
814なんか書いてみた。ごめん。:2009/06/13(土) 18:19:27 ID:CYedYk4R
「あんたが私の物にならないなら、あんたを殺して私も死ぬ!!」
「今しかない。やるなら今しかない。彼と2人きりになるなら。やるしかない」
「輪廻転生…不確定且つ非科学的ですが、これに賭けるしかないですね、とミサカは汗にまみれた顔で必死に笑みを作ります」
「上条当麻…あなたの魂を救うのは、聖人たる私の役目です。ですから、どうか安らかに……」
「うるさいですよ女教皇様。それは私がやります。あなたは彼の身体にも魂にも触れないでください」
「みんないい加減にするかも!!とうまと天国で暮らすのは私なんだよ!!」
「お姉さま………心中のお相手なら黒子という最高のパートナーがいるのに…………この腐れ類人猿がァァァァ!!」
「お前らいい加減にしろォォォォォォォォォォォォ!!」




「じゃーん!切り札は最後まで取っておくのだよってミサカはミサカは勝負に出るーッ!!」
「スペ3返し」
「ムキーッ!!」
「ねぇ、平和って何じゃんよ?」
「トランプを楽しめることかしら?」
815名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 18:44:59 ID:y3xU0El4
>>814
これがフラグ乱立しまくった奴と
一本のフラグだけを大切にしてきた奴の違いか……
816名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 18:47:56 ID:Gdb/6UoF
>>814
美琴は有り得るから困るw
817名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 19:54:21 ID:xx84aJCA
五和と神裂は病んだら同盟を組むらしいぞ
818名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 21:02:45 ID:TbosmHG+
>>807
ニヤニヤ

ビリビリは中2で上条ちゃんが高1だから

上条ちゃん18歳(高3)→ビリビリ16歳(高1)

うん
大丈夫だ。
819名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 22:16:23 ID:PU/QOVhQ
上条さんが結婚する場合、式場どうなる?
820名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 22:21:31 ID:n3nvcfl8
教会式なら関係の深いイギリス清教から優遇されるかも?
821名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 23:00:02 ID:CYedYk4R
>>820
式場のあれやこれやを右手でぶっ壊し結婚式をぶっ壊す上条さん
822名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 23:10:21 ID:y3xU0El4
むしろヒロインたちが上条さんの結婚式をぶち壊しに来る
823名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 23:44:14 ID:MllSNX4F
>>817
実際に同盟を組んでいるヤンデレssがあったな。
824名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 04:35:53 ID:4CZlF+tK
だから1万人の嫁さん貰えばいいんだよ

ギネスに載るぞ?
825名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 08:56:49 ID:BEJ2sJZ9
初夜で枯れ果てるぞ
毎日一人の計算だと次回ってくるのが20数年後
826名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 11:50:53 ID:FV06+Ywp
>>824
下げろよ……
827名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 11:51:58 ID:JkwRpYpO
____       ________             ________
|書き込む| 名前: |            | E-mail(省略可): |sage           |
 ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

こうやってから書き込めばいい
828名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 12:13:15 ID:zwgNQxJa
>>827
おまいの優しさに全俺が泣いた

アニメ化してから厨が沸いたな
829名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 12:24:05 ID:JkwRpYpO
828 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん
830名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 12:26:47 ID:QD/+HYCQ
>>825
多分上条さんの精力凄いよ
831名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 12:33:02 ID:IIrsG9ll
それでも限度というものがあるだろw
832名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 12:34:50 ID:Uep0VCEH
ここの民度は乱高下が激しいな。
833名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 12:36:13 ID:JkwRpYpO
上条さんなら1日5人ぐらいは・・・
834名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 13:42:08 ID:2qdQ0Mw7
オマイら上条さんが誰か一人に落ち着くという可能性は考えないのか?
親父もフラグ立てまくってるけど一応は一人に絞ってるんだし息子である上条さんも……


……ダメか。絶対に誰かがヤンデレ化する
835名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 13:45:48 ID:QD/+HYCQ
>>834
美琴か五和なら選ばれるべくして選ばれたんだから病む必要もないだろうな
インデックスがなぜか選ばれたら確かに包丁を振り回してもいいと思うw
836名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 13:51:38 ID:IIrsG9ll
詩菜さんはヤンデレというかキシャーの気があると思うんだ
837名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 15:01:51 ID:7soQ50f2
>>836
確か旦那がフラグ立てるたびに近くにあるもの全て旦那に向けて投擲するんだっけ?
重量物、刃物も容赦無く
838名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 19:04:07 ID:BEJ2sJZ9
どこか一夫多妻制の国ってある?
839名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 19:30:52 ID:1o4G1shU
先進国では中々無いんじゃないか?
キリスト圏は一夫一妻だし、あるとしたらイスラム圏かな。
840名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 20:25:09 ID:mbFrpOpu
ヤンデレヤンデレと同じことしか言えない厨房半端アニオタ(どうせニコニコとかでniceboat.ネタでも見たんだろう)消えないかな
841名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 20:39:29 ID:QD/+HYCQ
>>838
俺の友人にイラン人とのハーフがいて
その親父は一夫多妻制の心意気なんだって
842勢いで書いた。ごめん。:2009/06/14(日) 20:44:17 ID:6F0uUUhd
「今日は第二日曜だから私の日よね…?
 まったくアイツときたらあっちこっちに女作って
 しまいにゃ全員を妻?ふざけんじゃないっつーの。
 よーし今日は思いっきりあいつを懲らしめてやるか!フフフ、楽しみ楽しみ♪」
プルルル…
「?」
ガチャ
『もしもし御坂?俺だけど、今日行けなくなったから。ゴメン』
「え…なによそれ……?今日は私の日でしょ…!なんで!?なんでなのよ!!」
『だからゴメンって言ってるだろ?いつか埋め合わせはするからさ』
「………本当に?」
『ホントホント。俺が愛してるのは御坂、お前だけだよ』
「………絶対によ。私に何かあったら必ず駆けつけて。これから先、ずっと私だけを愛し続けてよね。約束よ、お願いだかr」
『のあっ……バカ、電話中だぞ?そんなとこ食べるなよ……いくら俺でも襲っちまうぞ?
 …ん?ああ、まあそういうことだから。じゃあな御坂、アイシテルヨー』
ブツッ
ツー、ツー、ツー…
「……………………愛してる?」
バチッ
「愛してるのよねぇ…………?」
バチバチッ
「愛してるなら…どんなこともしてくれるわよねぇ…?」
バチバチバチンッ
「どんなことも…許してくれるわよねぇぇ………ッ!」
バヂィィィ
843勢いで書いた。ごめん。:2009/06/14(日) 20:44:56 ID:6F0uUUhd
「くあぁぁぁ…もー限界ですぅ……」
「んぷ、たったこれだけで?ちょーっと情けないかも。襲ってくれるんじゃなかったのかな〜?」
「んなこと言ったって…気持ち良すぎて……うあ」
ドピュ
「んぐ…んぐ…ぷはー、やっぱりいつ飲んでも美味しいねー」
「はぁ…はぁ…ったく、結局3回もさせやがって…」
「何言ってるの?夜はまだまだなんだよ?これからもっともっと愛し合うんだよ、とうま?」
「ハハッ、勘弁してくれ〜」
ピンポーン
「客?こんな時間にか?」
「非常識なんだから…ちょっと見てくるよ」
ピンポーン
「はいはーい」
ピンポーン、ピンポーン
ガチャガチャ
「わかったようるさいなぁ〜」
ピンポピンポピンポピンポピンポーン
ガチャガチャガチャガチャ
「はいはい今開けますよ〜」
ギィイ
「………ふぇ?」




「ルビー!ってミサカはミサカは言ってみる!!」
「ビール」
「る…る…ルービックキューブ!」
「VTR」
「う……………あ、ルノアール!ってミサカは渾身のカウンt」
「ルール」
「ムキーッ!!」
「ねぇ、愛って何かしら?」
「ためらわないことじゃん?」



ごめん
844名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 21:31:42 ID:IIrsG9ll
>>842-843
GJ!
上条さんうぜぇw
845名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 22:02:20 ID:BEJ2sJZ9
GJ初めに身篭った人が正妻、後愛人って事にすればok
846名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 22:51:13 ID:UPkNJ6hb
>>845
ソレは・・・とてつもない上条さん争奪戦が始まるなwww
847名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 23:33:19 ID:BEJ2sJZ9
>>846しょうがないじゃあ人生ゲームで……
848名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 23:57:27 ID:jYCW5QGe
内縁の妻というものがあってだな
849名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 00:31:57 ID:/PkISfzW
正妻・側室・愛人・○号・内縁の妻…
850名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 01:02:55 ID:mlvjjP7l
恋人・不倫相手
851名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 01:06:32 ID:hKade56b
上條「セフレだよ」
そしてフルボッコ
852名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 01:29:45 ID:mlvjjP7l
>>851何そのパチモン!!
853名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 02:16:20 ID:FHuKuemI
>>851
上條?
間違えなのかボケなのか……??
854名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 02:29:32 ID:mApucXrm
sageもできないし最近居ついてる真正の餓鬼じゃないか?
855名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 03:15:45 ID:Ex52jhWM
ローゼンスレでも微妙なレスしてるし
ただのアレな人だろう
856名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 07:31:30 ID:4VB7JTpf
俺はローラ様のエロを何時でも待ってるぜ
857名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 08:38:43 ID:ECwh9GXD
しかし毎度の事ながら、打ち止めと一方通行がいい味出してるwww
858名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 11:40:51 ID:7Vc422rQ
>>856
待ってるだけじゃ何も始まらない
さぁペンを持つんだ

つかまああれだ、雑談も程々にな
怖ーいお兄さん達がイラッとくるかもわからんのでな
859名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 12:20:18 ID:+MXZ0iVz
ローラssって、最近投下されたやつしかないよな?
860名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 12:32:42 ID:/Svyj4P/
>>859
言葉遣いが独特で文にしにくいからな
861名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 12:56:55 ID:mApucXrm
つまりボールギャグを使えばいいんだな
862名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 13:09:13 ID:mlvjjP7l
ねーちんだろ、使うとしたらjk
863名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 21:03:30 ID:gN58VUG0
アニェーゼも似合うと思う


というかシスターにポールギャグって
夢があふれてないか?
864名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 21:06:46 ID:WLXhdYL8
あふれてるのは涎だな
865名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 21:30:08 ID:4VB7JTpf
>>863

ポールギャグ…なんぞ?
866名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 21:36:09 ID:WLXhdYL8
まず
ググ
ろう
867名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 21:47:34 ID:gN58VUG0
説明の難易度が高すぎる
868名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 22:05:29 ID:UR5AqPRv
ローラは確かに口調が難しいな。
「これが学園都市の最先端の大人のオモチャといいいけるものでありけるか…」

…こんな感じかと思ったがやっぱりどこか違うな。誰かローラを完全に扱えるやつは居ないのか…
869名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 22:12:06 ID:VW8oXMLH
つまり喋らせなければいい
猿轡などしての陵辱ものや調教ものだな
もしくは「上条当麻の為に日本語をマスターしてきたと言いにける事よ!」
と言う事にしておけばおk
870名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 22:31:06 ID:Z5YbCv8c
ローラはむしろ陵辱する側じゃマイカ?
あの秘密が詰まった髪を魔術やら何やらで触手or鞭のように使えば、ステイルぐらい触れずに瞬殺できそうだが
871名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 22:41:17 ID:5EqxQv4U
「これが学園都市の最先端の大人のオモチャといいけるもの…」かな
単なる古語ツイストでもないしなぁ
872名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 22:51:24 ID:OhKqDjXE
>>871
あと避妊具もな〜
873名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:23:50 ID:t+5pzVHD
学園都市ならバーチャルセックスの技術くらいは確立されてるんだろうなあ
874名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:35:30 ID:FjQMGsNF
ものすごいダッチワイフが・・・
875名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:36:24 ID:lD44uqa1
学園都市で学生結婚はありなのか?
876名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:40:55 ID:PxjE65sH
能力の遺伝についてとかそりゃもう口では言えないエロエロで酷い実験をしてるんだろうなあ
877名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:45:20 ID:jy74T/3R
むしろ、偶然で実験結果に『揺らぎ』が出るか出ないを制御するために、自然出産ではなくコーディネータじみた人工子宮で大量生産されている可能性が……あ、妹達がいたか。
878名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:52:10 ID:kzYvK8gR
>>869
マスターしてねえww
879名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:52:44 ID:FjQMGsNF
妹達のこともあったし新たな能力を創り出すためにクローンじゃない人間を、とか
880名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 23:58:50 ID:0VyhopZ1
遺伝子に手を加えて動物の特徴を持つ人間を作ったり
何が言いたいかというと猫耳少女とか犬耳少女とか
881名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 00:04:18 ID:FjQMGsNF
複乳の人間想像して吹いたwww
882名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 00:47:29 ID:qDBMXJbL
むしろ学園都市には風俗があるのかどうかが気になる
やっぱ都市全体が文教地区みたいなものだし聞こえも悪いからないのかな
883名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 00:52:27 ID:XxtIwZxa
いやあ成人用にあるんじゃないかな
でないと生徒に手を出す先生続出じゃないか
884名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 01:31:04 ID:WD4PJwq9
ホムンクルスとかは、ローマ担当?
885名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 01:31:15 ID:l9KIcNvF
>>883
むしろ教師と生徒という禁断の恋愛が大量発生とか
886名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 01:38:17 ID:kRuXUSrR
特技や能力で自活出来る程の収入があるのなら
学生の身分で家庭を築くのもいるかと
887名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 01:40:14 ID:koDNJqj3
上条さんは小萌先生以外の女教師にもフラグ立ててたりすんのかな
888名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 02:11:23 ID:EmfcVZ+l
素甘、最中、愛穂
上条さんの前では、学園の統括理事会も形無しだ。
889名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 02:53:06 ID:XxtIwZxa
黄泉川先生なら俺のベッドで寝てるけど
890名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 03:45:59 ID:JsOYH6OM
>>869
だから>>861がギャグ使えばおkといってるのに>>862がなぜかねーちんを出してるから脱線してるんだよな
あの流れは似合う似合わないの問題じゃないだろと小一時間(ry
>>889
自分はベランダなんですね
891名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 07:32:21 ID:FTMjzZkM
>>876
クローンが受精するかどうか実験したいです
892名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 07:52:15 ID:dIjvXRx6
SS投下が無いねー
久々このまま1000行くのか……
893名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 08:28:14 ID:VCtThKI/
裸の美琴とバッタリする上条さん、より
裸の上条さんとバッタリする美琴が見たいです
894名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:06:49 ID:dIjvXRx6
>>893
どこへのレスなのでしょうか?
それとも電波?
とにかくその幻想はあなたが文章にして投下するとみんなが喜ぶと思うよ。
895勢いよく書いてみた。ごめん。:2009/06/16(火) 14:23:08 ID:J/N85nyl
「はぁ、はぁ…大丈夫落ち着け私。落ち着いて扉を開けるのよ。開けたら
 『オッスー!あんたまた怪我したのー?本当にしょうがないやつねー、冷たいもので元気出しなさいよほら、これおみやげ。
  ところであんた夏休み中暇よね?気晴らしにもなるし、海パンゲコ太ストラップも欲しいし、新しく出来た屋内プールに一緒に行かない?
  リフレッシュにもなるし海パンゲコ太ストラップも手に入るし一石二鳥よ行きましょ行きましょ』
 って言ってアイス渡せばいいのよ。それだけでいいのよ。ちゃんと練習したんだから大丈夫。
 やれるわ私。やるしかないわ。この扉を開けて!一線越えるしかないのよ!!」

ドカーン

ヒソヒソヒソヒソ

「………ゴホン
 まったく私としたことが。こんなことで緊張なんかしないわよ。
 この汗は暑いからであってこの動悸はせっかくのアイスを溶かさないようになわけで
 決してあ…あいつを誘うのに緊張してるわけではないのであって
 でももし断られたら…いや無い無いあいつの性格上押しが強いのには弱いから大丈夫よ大丈夫。要は勢いよく押し倒せばそれでいいのよ!!」

ドカーン

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

「…………と!とにかくゴー!!!」

ガチャッ
896勢いよく書いてみた。ごめん。:2009/06/16(火) 14:23:50 ID:J/N85nyl
「あ゛ーづいー……なんなんだこの暑さは………
 『君の部屋だけ空調壊れちゃってさ、ご愁傷様だね?』
 って死活問題をさらっと流しやがってあのカエル!!ちょっと人の命を十数回救ったくらいで調子に乗るな!!
 こちとら常連さんだぞ!!常連をこんなふうに扱いやがって!!なんでだ!!日頃の行いですかそうですかイエーイ!!
 何がイエーイだチクショー!!ああ…不幸だ…………」

ドカーン

「んあ?……まあとりあえずこの汗まみれの服を着替えよう……
 ああ金は無いのに水は出るし、いろいろと溜まるのに金は貯まらない、まったく罪な男だよ上条さんは……
 やれやれヨイショ…うわぁ…ただパンツまでぐしょぐしょ……パンツも履き替える………ん?
 というか誰も来る予定ないし、服脱いでいても別に………名案だそうしよう、うんそうしようそうしよう。
 ……おおやっぱり快適ですねー!すばらしきかな裸!時代はハダカ!!今年の夏はHA☆DA☆KAで決マリ♪」

ドカーン

「……やっぱりやめよう…上条さんにもプライドはありますもの……
 妙に元気な息子を四六時中視野に入れられるほど上条さんは恥知らずではありません…」

ガチャ

「おおおおっすゥ!あんたまま股怪我したのォヲ?しょ、がっ、ナイヤツネー冷たいものでぇぇぇ」
「え゛っ……?」
「元気に……………」
「み…しゃかサン……?」
「してんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
「ギャァァァァァァアァァァァ!!」

スバーン




「ザブーンってミサカはミサカは浴槽に飛び込んでみるー!!」
「ったく、プールじゃねェンだぞ……はしゃいでンじゃねェよガk」
バシャーン
「……………………」
「ふふーんざまあみろーってミサカはうるさい白いのに冷水を浴びせてみるー」
「…………このクソガキャァァァァァァァァ!!!」
「きゃー変な人が襲ってくるーってミサカは逃走を開始するー!」
「待てこらァァァァァァァァァァァァ!!!」
「ねぇ、縁って何じゃんよ?」
「タイミングを間違えないことかしら?」
897名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 14:49:47 ID:EmfcVZ+l
次、若さか?
898名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 16:43:51 ID:423DOjPs
打ち止めww
899名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 18:11:13 ID:z4ao8yiP
>>897
振り向かない〜事〜さっ
以外に何があるよ?
900なんとなく書いてみた。ごめん。:2009/06/16(火) 21:47:09 ID:J/N85nyl
ウィーン、ウィーン、ウィーン

「ふぁぁぁ…!あぁあん…!」
――気持ちいいですか、神裂さん?
「はいぃっ!きもちぃですぅ!!」
――そんなに大声出すと、みんな起きちゃいますよ?
「だってぇ!あな、たがっ…そんなに……速くぅ、動くからぁ!」
――まだまだ、これからですよ?

ウィーウィーウィーウィーウィー

「はあぁっ!!あっ!ダメですぅ!!」
――ふふっ、かわいいですね、神裂さん?
「あうっ!!うぅうん!!」
――ここも、こんなに濡らしちゃって…イヤらしい人ですね?
「そんなっ、言わないでぇっ、くだっさいぃぃ!!!」

ヴィーヴィーヴィーヴィーヴィー

「ひやあぁぁぁぁぁぁん!!」
――おっぱいは、自分で揉んでくださいね?
「は…ひぃぃ………ふぅ、あっ、あぁっ…!!」
――そろそろ、終わりにしますよ?
「へぇぇっ!?ちょ、待ってくだs」

ヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィ

「あぁぁぁぁぁぁ!!ダメです!!もうダメですぅ!!」
――気持ちよく、イッてくださいね?
「はぃぃぃぃぃ!!イキますぅぅぅ!!イッちゃいますぅぅぅぅぅぅ!!!」

ヴィィィィィィィィィィィィィィィ

「ハァァァァァァァァァン!!!」

ピーッ、ピーッ、ピーッ…

「ハァッ…ハァッ…ハァッ…ハアァ………」



「神裂さん、昨夜は何をなさっていたのでございましょう?」
「ッ!?!?なななナニって何ですかぁ!?」
「いえ、夜遅くまでベッドが空でしたので、どうしたのかなーと」
「ああああのですねェ!お、己の非力さを戒めるために!自分自身を鍛え直していましたよええ!!」
「そうですか…さぞかし厳しい鍛錬だったのでしょうね…何やら悲鳴のような声が聞こえましたし…」
「ききき聞コエ!?ええええそうですとも厳しかったですとも!!」
「ははぁ………」


『うわぁ!なんじゃこりゃぁ!!』
『シスターアンジェレネ?どうしました?』
『あ、シスタールチア!聞いてください聞いてください!!なんか洗濯機がベトベトしたもので汚れてるんですよ!!』


「……………………」
「後始末は、しっかりしなければいけませんよ?」
「はい………………」
901名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 21:56:26 ID:sq888i23
>>900
まさかのカップリング
超噴いた
902名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:03:55 ID:EmfcVZ+l
まさか……彼とは
903名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:06:36 ID:koDNJqj3
洗濯機なら許す
904ユミシロ:2009/06/16(火) 23:00:48 ID:aHRYrvLJ
>裸の上条さんとバッタリする美琴
――その幻想を形にする(Imago689)。

 入浴後。
「やべっ……服用意すんの忘れてた。
 右よし。左よし。インデックスの姿なし。
 ――誰も来ないよな。
 こういう場合、女の子が突然訪ねて来るんでしょうが
 姫神とか小萌先生が来たりしませんよね……?
 いや、この場合は御坂妹か?――こっちが反応に困りそうだな。
 御坂は……毎回後から来るから多分ないとして。
 これで裸を見られたら上条さんはお嫁に行けませんよ……。
 では、上条当麻――行きまーす!」

 ガチャッ。

「おーす。ようやく――たまたまだけど、あんたの住所が分かったから来てあげたわよー」
「――――」
「しかも、お土産付きだから感謝しなさい。一日限定30個の――」
「――――」
「わ、わわ……」
(は、裸!?)
「ちょ……。あんた、何やってのよ……」
(うわ……男の人の――)
「いや、これは、服を取りにですね……決して普段から裸でうろうろしているわけではなく」
「そ、そうなの?」
「――って何じろじろ見てんだよ!」
「い…意外と――ち、小さいのね……」
「その顔を覆ってる手は、見ないようにしてるのか
 指の間からチラチラ覗くためなのかはっきりしろよ!」
「ええと、その。は、初めて見たから……男の人の裸なんて」
「あの、御坂さん?」
「べ、別に見たって減るもんじゃないでしょう!?それとも――悲鳴を上げて欲しいの?」
「……御坂さん。普通、女の子は居直って堂々と男の裸を見たりしませんよ?」
「ふ、ふーん……やっぱり筋肉質なのね。骨っぽいし。肌も固いわね。へえー……」
「あの……御坂さん」
「いいじゃない。っていうか、悲鳴上げられたくなかったら大人しくしていなさいよ」
「い、いや、待て御坂!さ、触るなー!」
「ふふ、良ぉいではないかぁー……ってね?」
「『ってね?』じゃねええー!良いわけねえーっ!――って、ああーっ!?」


たまにはこちらへ。
905名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 23:02:39 ID:J/N85nyl
>>904
参りました
906名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 23:12:22 ID:UQ8LOqv7
やっぱ美琴×上条は最高だな
907ユミシロ:2009/06/17(水) 00:15:50 ID:sl5VPUBI
おまけ。

 入浴後。
「……ちっ。確かに服を出してなかったなァ。
 取りに行くしかねェか」
 こつん。こつん。こつん。

 ガチャッ。

「……あァ?」
「――裸で杖ついて何やってんじゃん?」
「――あの様子だと服を出し忘れたんでしょう」
「わわ……あ、あなたのそれ、それ――小さいんだねってミサカはミサカは
 見ちゃいけないんだけど見たい衝動に駆られたり……!」
「男の子なんてこんなもんじゃん?」
「まだ子供だからよ。――でも、白いわね」
「――白いじゃん」
「さ、触ってみてもいいかなってミサカはミサカはあなたの――」
『触っちゃ駄目じゃん!/駄目よ!』
908ユミシロ:2009/06/17(水) 00:21:55 ID:sl5VPUBI
すいません。細かく書かなかったけど黄泉川・芳川・打ち止め帰宅と遭遇です。

>「――裸で杖ついて何やってんじゃん?」
これにちょっと付け加えて
「ただいま――って裸で杖ついて何やってんじゃん?」
ってするだけなんですけどそれが出来ない……
909名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 09:48:44 ID:SZCH4nPh
>>904
>「い…意外と――ち、小さいのね……」

な、なんだと・・・
910名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 11:16:18 ID:1Tph4qwb
ふと思ったんだけど、インデックスの下着って誰が洗ってんの?
911名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 12:33:24 ID:HUiOMrpw
洗濯機
912名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 12:51:30 ID:Bo0n9SeC
むしろどこに干してるかの方が気になるw
913名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 15:17:20 ID:DuvEdpya
着けたまま本人ごとベランダにw
914名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 16:02:00 ID:CZpUtpj4
のほほんと作業を行ってるのかね…上条さん
915名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 16:03:05 ID:2R0Kj7hN
週17コマだけど挫折して今日から半分にします
916名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 16:04:45 ID:2R0Kj7hN
ごめん素で誤爆した
初春の本体に食べられにいってくる
917名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 17:02:47 ID:Hi3Fvkij
大学生か? 減らしすぎると暇でしょうがないぞ
918名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 17:28:50 ID:jpWs9yey
週一コマの俺が言うんだから間違いない
919ユミシロ:2009/06/17(水) 18:25:53 ID:sl5VPUBI
上琴のちょっと続き。


「あ、膨らんできた」
「弄るな握るな剥くな擦るなぁぁ!」

「うわ、固くなってきた……」
「実況中継禁止――っ!」

「――お…大きいわね……」
「つ、突っつくなあああ――っ!!」

「――――我慢してるんだ?」
「してます!だから――」

「――――――出しちゃえ」
「あああああ――――っ!?」

「……でも、気持ち良いんでしょ?」
「うう…き、気持ち良いです……」

「それじゃあ――」
「み、御坂さん?その妖しい笑みは何でしょうか……」

「――頂きます」
「――――っ!?」


つ づ か な い
920名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 18:28:26 ID:GgWxDZPT
>>919
美琴耐性あるなw

俺の想像じゃ裸見た瞬間ふにゃー
921名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 22:31:45 ID:HUiOMrpw
GJ

ところで、上条さんがらんまの一生玉みたいなものを飲んだなんてありましたっけ?
922名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 22:34:27 ID:jCzL4/B6
惚れ薬 

物凄く美琴に渡したい
923名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 22:37:15 ID:rVymZOxs
モテ薬

物凄く俺が飲みたい
924名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 22:41:42 ID:ncAowAZu
素直になる薬

物凄く一方さんに飲ませたい
925名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 22:50:33 ID:307k8QqK
>>922-924
で、書いてくれるんだよな?
926名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:16:04 ID:GAmrA0JS
>>917
大学生ってそこまで暇か?、とスレ違いな質問をしてみる。
927名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:24:29 ID:LSuQhzqX
>>926
文理でかなり差があるけど
928名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:34:25 ID:FbEyYIZW
素直な一方さんか・・・
是非見せてくれ
929名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:38:01 ID:FbEyYIZW
素直な一方さんか・・・
是非見せてくれ
930名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:41:03 ID:FbEyYIZW
2重書き込みスマン
931名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 23:58:26 ID:zz18p86w
コーヒーを買いにコンビニに出かけた一方通行。
そして、それを追いかけて、トテトテ突いてきた打ち止め。

歩く道ばたに、なぜか唐突に泉が出現、一方さん、ドボン。


慌てる打ち止めの目の前、泉の中から女神様が出現。

「あなたが落としたのは、この『素直な一方さん』ですか?

 それとも、『いつもどーりの一方さん』ですか?」



「ここは、『いつもどーりの一方さん』と答えておくといろいろお得だということをミサカはミサカは学習済みだったり!」




明日朝の食料が切れていることに深夜気がついて、やむなくコンビニに買い出しに出かけた上条さん。
ついでに何か食べ物をたかろうと、虎視眈々と突いてくる禁書目録。

進行方向、足下に唐突、泉が出現。
「ふこ・・・」といいのこし、上条さんドボン。

慌てる禁書目録の前に、泉の女神が出現。

「あなたが落としたのは、この『ちゃんとフラグを回収する上条さん』ですか?
 それとも、『いつもどーりの、駄フラグ立て逃げボーイの上条さん』ですか?」

選ぶに選べず硬直する禁書目録。
932名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 00:01:29 ID:qzdWTZLh
>>926
週17コマの半分だと一日2コマあるかないかだろ? バイトだってサークルだって
毎日できるわけじゃないし、遊んでばっかだとお金使うし。理系ならまだ研究とか
レポートで少しは忙しいだろうけど


大学ついでに質問だが、学園都市内で大学を卒業したら、外に就職ってことはできる
んだよな? そうじゃなきゃどんどん人増えるし
933名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:34:08 ID:0R8dUgQ3
某課題が多い理系私立だが、1年にして既に毎日4時間以上授業あるっぜ
普通に毎日帰る時間と授業数がほとんど高校生と変わらない・・・
934名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:37:10 ID:BMFGobBN
毎日4時間とか普通だろ
6時間の日すらあったぞ俺は
代わりに四年は楽だったが
935名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:41:43 ID:0R8dUgQ3
6時間とか最近普通になってきた。週2日は6コマ、5コマそして後1日は3コマ
大学生って自由じゃないね…

カミジョーさんは、あれだけ巻き込まれてよく単位大丈夫だな
936名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 01:57:16 ID:8EXQEO57
1年で4時間とか少ない方だろ
4年でそれなら超真面目なのか今までサボりすぎてたかの二択だが(前者なんかいないだろうけど)
まぁ大抵の大学は最大単位数にキャップがついてる事が多いけど
937名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 02:05:10 ID:rsTZGOOj
さすがだなこのスレ
938名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 02:42:20 ID:674ibQjB
6コマって…教職かなんか取ってるのか?
939名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 03:10:49 ID:Elh55rLQ
どんな話題でも拾っちゃうのな
940名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 08:00:23 ID:Gmr/wbi9
汚れた今スレは埋めて新しいスレで再出発にしようぜ!
941名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 08:01:46 ID:Eu2DCgNj
>>923
上条さんが飲む→一日が終わる→「なんだ、いつもと変わらない日じゃないか」
という電波を受信した
942名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 09:31:16 ID:1L/Ngb9J
じゃあ適当に1人一行の埋め埋めリレーでもしますか

テーマはこちら↓
943名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 09:33:01 ID:yggtAwpK
944名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 09:49:55 ID:DobbMPl5
945名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 10:02:08 ID:JCnwTSv1
>>931
そこで素直な一方さんを選ぶ→素直になった一方さん→素直になったのをいいことにあんなことやこんなことをお願いする打ち止めという電波を(ry

禁書はとりあえず「フラグ回収上条さん」を選んどけばいいんじゃない?まぁ後々大変なことになりそうだけど
946名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 10:09:50 ID:B4qoHpCW
>>945
泉の女神は、
・正直に答えると、両方もらえる
・欲張って答えると、ぜんぶ没シュート
947名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 16:29:08 ID:MtxCOrqH
じゃあイリジウムの上条さんを
948名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 18:14:38 ID:3tv0aye7
正直な娘よ、貴方には両方授けましょう
さらに今なら特別キャンペーン中につき「説教臭い一方さん」がついてくる!
カラーバリエーションはオーソドックスな白の他に黒、青、黄、赤の3色!!
949名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 18:37:58 ID:+aKJ9got
「いつもどーりの一方さん」と「素直な一方さん」どっちが学園都市最強なんだろ?
950名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 18:38:17 ID:+aKJ9got
「いつもどーりの一方さん」と「素直な一方さん」どっちが学園都市最強なんだろ?
951名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 18:40:32 ID:+aKJ9got
二重書きこみすみません
952名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 18:41:44 ID:B5n8B1WF
素直になってもほとんど変わらない一方さん
ただし、理性とか自制心が少ないとはいえあったものが消滅し
打ち止めに対してマジモードで襲い掛かります
953名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 18:47:59 ID:ef/Q5e6D
素直に決まってるじゃないか
954名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 20:39:42 ID:T0/Z9Uid
素直な一方さんとかなんか怖いなw

どうでもいいが垣根と打ち止めのカプが好きだ。
マイナーですね、わかります。
955名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 20:51:53 ID:3BX7Vaxi
では『クールで現実主義者な上条さん』と『女に飢えて変態趣向に目覚めた上条さん』はどちらがフラグクラッシャーだろうか?
956名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 20:56:04 ID:CkYdMTZL
マイナー以前の問題のような
957名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 21:20:52 ID:d1oTHJH8
小ネタ投下するなら次スレの方がいい?
958名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 21:27:47 ID:li4gTZCY
>>950
なんか綺麗なジャイアン思い出した
959名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 21:38:28 ID:bXfMYzA7
>>957
小ネタなら、新しいスレに投下せんでも。
SSなら話は別だが……。
もしかして長文なのかな?
960名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 22:02:19 ID:JCnwTSv1
>>948
以前ドラ○えもんであったな
961名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 22:19:08 ID:d1oTHJH8
>「あなたが落としたのは、この『素直な一方さん』ですか?
>それとも、『いつもどーりの一方さん』ですか?」
これを元に小ネタを。

『あなたの望む“彼”は――』

 とてとてとて。こつんこつんこつん。
 とてとてとてとてとて。こつんこつん。

「……待ちやがれ、この……クソガキィ――」

 とてとてとてとてとてとてとて。こつん。こつん。

「一緒に遊んでくれなかったからだよって
 ミサカはミサカは悔しかったら捕まえてみろーって言ってみたり!」
「……あァ?おい、何だこの――」

 ドボン。

「どうしたの?ってミサカはミサカは転んだのかなーって振り返ってみたり」

 とてとてとて。

「――ネットワークから切断されてるねってミサカはミサカは冷静に状況を分析してみたり」

 少女の目の前で、地面が水面に広がる波紋のように揺れる。
 その中心点から、男にも女にも見える髪の長い人間が――
 空に向かって落ちるようにすうっと現れた。

「この“泉”へ落ちた君のお友達はどちらだ?」

 “泉”と呼ばれた地面から、二人の少年が浮かび上がる。

「素直に君の気持ちに答えてくれる“彼”。不器用でも君の気持ちを答えようとする“彼”。
 君が望む、好きな方を選ぶといい。君が望む“彼”を渡そう」
「――――」

「……答えを聞いていいか?」
「うんってミサカはミサカは静かに頷いてみたり」

「では、君の望む彼はどちらだ?」
「ミサカが望んでる“あの人”はどちらでもないよって
 ミサカはミサカは全然遊んでくれない“あの人”を望んだり」
962ユミシロ:2009/06/18(木) 22:20:16 ID:d1oTHJH8

「……何故だ?」
「“あの人”は『不器用』と『素直』のどちらかだけで答えてくれる人じゃないんだよって
 ミサカはミサカは思い返すまでもなかったり。
 『素直』でも『不器用』でも、ミサカの気持ちに答えてくれるときもあるけど……って
 ミサカはミサカは何も答えてくれないときのことを思い出して不満が蘇ったり」

「この“どちらか”の“彼”なら……君の気持ちに必ず答えてくれる」
「ミサカに都合良く答えてくれる“あの人”なんて“あの人”じゃないよって
 ミサカはミサカは回答してみたり。
 まったく違う意思、違う心を持った別の人間だから悲しいこともあるけど楽しいこともあるって
 ミサカはミサカはネットワーク上のデータではなく、実体験から得た経験を語ってみたり」

「そうか。では、君の望む“彼”を――」


「――あァ?何だ……今のは」
「何もなかったよってミサカはミサカはあなたの手を握って引っ張ってみたり」

「引っ張ンな!」
「……だめかなってミサカはミサカはちょっと残念だけど手を離して――」

「離せとまでは言ってねェよ。代わりにこっちのペースに合わせろォ……分かったかァ?」


お わ り
963ユミシロ:2009/06/18(木) 22:32:24 ID:d1oTHJH8
「うう……爽やかでクーデレな一方通行と行動的でツンデレな一方通行が
 が登場する夢を見たよってミサカはミサカは悪夢にげんなりして
 今のあなたが一番良いって確信したり」
「あァ?」
「性格の向き<ベクトル>を変えたりとか絶対しないでねってミサカはミサカは
 今だ悪夢が忘れられなかったり……」


もうネタとしてはあるのかな?>性格反射
964名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 22:35:29 ID:JCnwTSv1
gj!やっぱ小ネタでも通行止めはイイ!
ところで次スレはそろそろかな?
965名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 22:42:15 ID:JCnwTSv1
しまったww
リロってなかったから>>943読む前にレスして夢落ちだったのに気付かなかったorz
まぁどちらにしろgjだ!
966名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 23:56:03 ID:4GTbYLNa
>>965
落ち着け
967名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 02:34:14 ID:uBbkPCV5
投下したいができん。
次スレは誰が立ててもいいのかな?
968名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 02:47:18 ID:4VjOeeLJ
次スレですー
とある魔術の禁書目録 17フラグ目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1245347100/
969名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 02:52:47 ID:QS9EshEw
1001いくなこれ
970名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 03:22:24 ID:ycGc8R29
     __
           :':´:.:.:.:.:.:`ヽ
.           /:/:.,:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
         |:.{=j/:. /:.:j^ヘ:.:}
         |:ハ/レ{/{/`ーリj
         |:.:ト、//////八 う、うめ…
          厶ノ.:> − イ.:リ
        /゙丁〈__/{∩}工ヽ
        { ヘ∨f^)U(^ヽ_ 〉
        }   Y八{忽}/ {
        〈___j//∧ マ__〉
        `ヘ´ / ノ ∧ ` }
          「´      ト-'
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

971名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 09:33:57 ID:aJBOkjM0
>>968
乙!
972名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 09:49:41 ID:ktM0deWc
>>969
ほんと久々だよねー
このままスレ消費にブレーキがかかって、ずっと雑談&ネタメインになってくのかねー
日和見な単発ネタでGJ稼ぐくらいなら、ドカンとSS投下を期待したい!
最近のご機嫌伺いみたいなネタは次スレでは減るといいなー
973名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 10:08:13 ID:ugzAbdvv
学園都市の技術なら惚れ薬ぐらい作れるはず
原作でやるんだ
974名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 14:36:28 ID:w+2BB+RV
>>972
そんな事言ってるの見ると、やっちゃいたくなるじゃないか。
あんま長いと迷惑かなー、と思って書くの途中で止めちゃったのにw
975名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 15:08:15 ID:gqk+4J7x
上条さんって結構スケベなんだな
ねーちんに触診されて興奮って
976名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 15:14:53 ID:NRV58cAs
そもそも、小ネタでコテハンってw
977名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 15:36:49 ID:56VWAGxn
いや、興奮しない方がおかしい
978名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 16:14:07 ID:jyCFGRv6
>>974
遠慮するな
やっちまえ
979埋めー埋めーうーめーにおんなーきーず:2009/06/19(金) 21:24:29 ID:T9sBBGzL
カエル「これがホレ薬だよ。これを飲むとみんなホレるようになる」
打止「マジでか」

一方「アッー!!!」

打止「本当だ」
カエル「あれ?」


カエル「これが素直薬だよ。これを飲むとみんなスナオになる」
打止「マジでか」

一方「悪ィなァ、ここから先は3人までしか通れねェンだ〜」

打止「本当だ」
カエル「あれ?」


カエル「これが媚薬だよ。これを飲むとみんなメロメロになる」
打止「マジでか」

一方「知りたァ〜い知りたァ〜いィ〜自由なんかより、蜜の味ィィ〜」

打止「本当だ」
カエル「あれ?」




「テメェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」
「キャァァってミサカはミサカはァァァァ!!!」
「ねぇ、若さって何かしら?」
「振り向かないことじゃん?」
980名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 21:35:50 ID:5u7q1snW
シュールww
981名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 22:37:15 ID:QS9EshEw
上条さんが惚れ薬飲んで、初めて見た異性を一生愛するようになる。
982名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 22:58:18 ID:reO+I2JF
世界の終わりだ。
983名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:00:58 ID:T9sBBGzL
うちゅうの ほうそくが みだれる
984名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:10:55 ID:qnRWyOWs
第三次大戦だ!
985名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 00:25:08 ID:6pyxDV9E
986名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 08:54:59 ID:JsPTx4Az
姫神さん+黒のセクシーランジェリー=最強
987名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:01:53 ID:pguDEfUA
>>986
そうか?俺は白の方が似合うと思うんだが……、
レースの刺繍が施されたビスチェやガーターベルト、恥らって赤くなる姫神さん。
全然関係ないけど、時節がら紫陽花の花が浮かんだりしたが、
姫神には紫陽花や百合の花がイメージ的に似合うと思うんだ。
優しげに儚げに花に微笑んでる姫神は、清楚な美しさ最強って感じで絵になるな、と。
……しかし、紫陽花にはチョッピリ毒がある。
相合傘の誘いに気付かない上条さんに、チッと舌打ちする姫神さん。
988名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:15:58 ID:JsPTx4Az
>>987
よし、文章にするんだ!
989名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:17:59 ID:seFG0MGX
紫陽花をしようかと読ませて
「(エッチ)しようか」という意味で使われていたとかいないとか
990名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:21:44 ID:zght+NLO
ゆかりんが陽根になる花ですね、わかりまs
991名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 13:48:00 ID:pguDEfUA
>>988
人を頼っちゃ駄目だって、ばっちゃが言ってたw
姫神は都合が悪くて書けないからゴメンなー。
992名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 16:19:50 ID:oS705zB4
ウメー
993名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 17:35:31 ID:W8G3zqBp
産め
994名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 17:56:53 ID:pef+7kyF
>>993
「その役目はミサカにお任せください、とミサカは最終決戦仕様であの方の部屋へ向かいます」
「み、ミサカも御一緒します、とミサカは10032号に同行します」
「ミサカが先です、とミサカ10032号は銃口を突きつけながら確認を取ります」
995名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 17:57:57 ID:u/oq2QuU
>>994
上条さん逃げてーw
996名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 18:07:22 ID:pef+7kyF
「そ、その後なら……ミサカもいいんですね、とミサカ19090号は
 そ…想像するだけで下腹部が……」
「我慢しなさい」
「で、でも……、とミサカ19090号は告げるべきか戸惑いつつ
 10032号が滴らせる液体から目が離せません」
997名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 18:13:15 ID:W8G3zqBp
やったのかよw
998名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 18:17:18 ID:pef+7kyF
>>993
「ま、まだ駄目よ。赤ちゃんは……ちゃんと大学卒業してから――それからなら」
(あいつの――あいつと私の子供……)
「――ちょっと、予約入れて来るわ。何のって?ほ、ホテル――じゃなくて、
 ああもう、何だっていいでしょう!?じゃあ、切るわよ。
 ああ、えっと。香水どこだっけ……シャワーも浴びないと。下着は――」
999名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 18:21:44 ID:pef+7kyF
「五和?どこへ行くのですか」
「いえ、ちょっと学園都市に……」
「彼ですか。私も少々用事があるので、一緒にどうですか?」
「で、ですが……というか、用事って一体何なんですか!?」
「そ、そんな大したことでは――む?」
「どうしたのでございますか?」
1000名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 18:22:09 ID:u/oq2QuU
五和ww
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。