アタシんちの男子でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
カップリングは沢山ありそう
2名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:36:53 ID:S0vXLgGq
智×千里にツボった
3名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:42:43 ID:9/z5aQrB
待ってた!
どのカプでもおいしくいただく自信がある
4名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:47:39 ID:d9LzU0sN
智千里はどっちも犬みたいでカワイイカップリングだよな

俺は優×千里が好きだな
優のビビりがイイ!
5名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:48:00 ID:S0vXLgGq
>>1
スレ立てさんくす

あいつら皆かわいすぎてニヤニヤが止まんね
6名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 22:59:32 ID:S0vXLgGq
>>4
優×千里もイケる
千里受は良い感じのばっかだな…エロ無しで考えたら新造(漢字あってる?)×千里のほのぼのが凄く好きだ
1話でちょっと泣きそうになった
7名無しさん@ピンキー:2009/04/28(火) 23:18:45 ID:d9LzU0sN
新造(?)と千里はカップリングとか関係なくグッとくる

今日は最後ので智千里、優千里ぽいのがキタなー
妄想がひろがりんぐ!
8名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 10:16:30 ID:hQHI4lQ0
>>1

待ってました
9名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 11:00:16 ID:wrpQ8G22
ツンデレな智と千里が今のところ一番好き!
新造と千里の雰囲気もいいね
優がこれから男らしくなっていったら優千里にもはまりそう
10名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 12:14:57 ID:ycY0R4Yt
優が怖がりながらもながらも千里に触れてる所を想像したら萌えるw

これから明がどう絡むのかも楽しみだ
11名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 22:43:23 ID:IJArIqdL
優は昨日の放送でイス蹴飛ばしてたとこがなんかよかったなw
男っぽいとこもあるんじゃんと思った。
女性恐怖症が治れば案外男らしい性格なんじゃないかな。

ということで優千里を押しますv
12名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 04:31:17 ID:g1Njq4lS
>>11
蹴飛ばしたとこ格好良かったね

治ったというか千里のみ大丈夫とかだと良い
13名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:00:36 ID:nJeBd0FX
投下ないかなー
14名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:04:01 ID:bZufavFB
ちょっとお邪魔しますよー 



初めて千里を見た時、ちんちくりんな変な女だと思った。
女は苦手だし興味もない。
早く出て行ってくれればいいいのに、位しか思ってなかった。
でも、最近見方が変わった。
千里は僕の事をそのままでいいと言ってくれたから。
そのままの僕の事をす・・・好きって思ってくれている・・・らしい。
心の声が聞ける機械で知ったんだけど・・・
今だに女は苦手だが千里は特別だ。
好きかどうかはわからないけど、意識せずにはいられなかった。
彼女に近づくたびに、彼女と言葉を交わすたびに心がざわつく。
胸が苦しくなる。


「ソレってー、好きなんじゃねーの?」

「なっ!どーしてそうなるのよぉ!?」

大きな部屋に優の声が響き渡る。おもわず猛は耳を塞いだ。

「今聞いた感じではかなりの重症だな〜。」

猛はニヤニヤと優を覗く。優の顔が少し赤くなっているのが見て取れた。

「おー、顔が真っ赤だ!恋の熱にあてられないうちに退散するか。」

「もぉ〜!!!」

優は猛が出て行った扉を睨みつけた。

『ソレってー、好きなんじゃねーの?』
優はそう言われて初めて自覚した。
愛だの恋だの、そういう類から離れていたから鈍くなってしまったのかもしれない。

「千里・・・」

急に千里に会いたくなった。
話したい事があるわけでもないのに。
気が付けば体が勝手に千里の部屋に向かっていた。
15名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:06:18 ID:bZufavFB
(・・・どうしよう・・・)

用があるわけでもないのに部屋を訪れては迷惑かもしれない。
もしかしたら、今はいないかもしれない。
千里の部屋に着いたのはいいが勢いだけで行動した為、先の事を何も考えていなかった。


「優?何やってんの?」
「キャァー!」

優は後ろから千里の声が聞こえ、思わず悲鳴を上げてしまった。

「キャーって何よー!」

後ろを振り向くと千里がいじけた様な表情で立っている。

「急に話しかけるからじゃない!」

「部屋の前に突っ立ってるから用でもあるのかと思って話かけただけじゃん!」

「ベ、別に用なんて…暇だから立ち寄って上げただけよ…」
 
「ふーん、遊びにきたんだ!じゃー、どーぞどーぞ。」

優は千里に部屋へ招かれ、隅にあるベッドへ座るように促された。
16名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:09:47 ID:bZufavFB
部屋で二人はたわいもない話をした。
優は千里と二人っきりで話ができるのが嬉しい。
しかし、二人きりだからこそ些細な接触が気になった。
千里が優に触れるたびに心臓が暴れる。
体が触れるだけで温もりに意識してしまう。

「優って女の人に触れるようになったんでしょ?」

ドギマギする心を押さえ込もうとしていると千里が妙なことを聞いてきた。

「い、一応ね。知ってるでしょ?」

女を触れるようになったのは千里も知っているはずだ。

「どの位触れるのかなーと思って。」

「どの位って?」

「手を繋ぐとか?優も女の人と付き合える位になったのかな?」

「そ、そんなの知らないわよ!」

「うーん。じゃー手、繋いでみる?」

千里はそういうと優に手を出した。
17名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:12:44 ID:bZufavFB
(僕が千里と手を繋ぐ・・・)

そう考えるだけでも手に汗をかきそうになる。
優はゆっくりと千里の手を握った。
柔らかくて暖かな千里の手。

(千里の手を握っていると、心がざわつく…頭の奥がチカチカする。)

優は千里の手を握っているだけで酷く落ち着かなくなった。

「やっぱり、手を繋ぐ位は余裕だ・・・あっ・・・!」

千里の声が随分と近くから聞こえる。
自分の胸を見ると千里と視線がぶつかる。
いつの間にか千里を抱きしめていた。

「ちょっ!!」

千里は優の胸で体を揺すり離れようとするが、優は逃げられないようにさらに力を入れ強く抱きしめる。
優は自分から逃げようとする千里が気に入らなかった。
18名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:16:12 ID:bZufavFB
「女と付き合える位になったか試すんでしょ?」

優は千里にゆっくりと顔を近づけ口付けた。
何度も、何度も、啄ばむように。

「僕が女にどこまで触れるか手伝ってよ。」

優は千里の顎を掴み逃げれないようにし、今度は深く口付けた。
歯の列をなぞり、下を絡め取る。
角度を変え顎を持ち上げ、唾液を流し込む。

「・・・ふぁ・・んん!」

千里が苦しげな声をあげながらも流し込まれた唾液を飲み下す。
その表情や仕草が扇情的で、優は下半身が熱くなっていくのを感じた。
千里の腰に手を回し、自分の誇張し始めた部分に引き寄せる。

「・・・んっ・・・ひゃっ・・!」

ソレが何か感じ取った千里は身を捻る。
口付けで力の抜けてしまった体では到底逃げることもできない。
優は千里をベッドに寝かせた。
指先で体のラインを撫で上げる。
細身ながらも女性らしい体つき、胸に触れると柔らかな膨らみを感じた。
19名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:17:58 ID:bZufavFB
「・・・あっ・・・やめ・・・」

千里は力の入らない腕で優の腕を押し返そうとするが、逆に腕を掴まれ頭の上で押さえつけられた。
優は千里を押さえ込んでいる反対の手で服を脱がせ始める。
脱がせている間ジタバタと抵抗していたが、下着に手をかけると恥ずかしさからか体を強張らせた。
衣類を全て脱がせると艶かしい白い肌が露になる。
優は千里の裸体を舐め上げるように見下ろした。

「意外と綺麗な体してるのね」

「・・・なっ!・・・意外とっ・・・やぁん!」

千里が言葉を発しようとするが、優に胸の頂を弾かれて嬌声を漏らす。
指の腹で執拗なまで押さえ、撫で、捏ね繰りまわした。

「ふぅん!・・・やぁ・・・ぁん・・・」

千里は面白いほど優の指に敏感に反応した。
その様子に気をよくした優はピンクの突起に口付け、軽く歯を立てる。

「・・・あぁっ!」

恥ずかしさから抑えられていた嬌声が一際大きなものになった。

「噛まれて気持ちいいなんて・・・乱暴なのが好きなの?」

「ちがっ!」
20名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:20:03 ID:bZufavFB
言葉では否定するものの、体は面白いほど反応した。
胸を形が変わる位強く揉みしだき、突起を強く擦ると体を弓なりにし喘いだ。
優は胸を弄びながら、空いている手を下腹部へと滑り込ませた。
割れ目をなぞると温かくねっとりとした感触があった。
指を割れ目に沿って撫で上げるとクチュッと厭らしい水音が聞こえてくる。

「あぁ・・・ぅん・・くっ・・ふぁ・・・」

千里は自分の粘着質な水音が恥ずかしくて必死で目を瞑り、耳を塞いだ。
ふと、体が軽くなった気がした。上に跨っていた優の姿が見えない。

「ひゃぁっ!」

優が触れていた部分に温かく滑ったものが触れた。
そこを覗き見ると優の頭が見える。
優は千里の割れ目を舐めていた。

「いやっ・・!そ・・・こ・・汚い・・ぁっ・・・」

千里は抵抗を試みるが快楽の波に飲まれ逃げることができなかった。
優の舌がクリトリスに絡みつくと、千里の体が小さく痙攣する。
視界が白く溶けていく。
21名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:22:48 ID:bZufavFB
「体がガクガクしてる・・・イったってやつかしら?

 あっ、凄く沢山溢れてる。コレってもう入れていいのよね・・・」

優はその様子を見ながら独り言を呟き、自分の痛いまでに誇張したモノを取り出す。

「・・・初めてだからどうしたらいいのかよく分からないし・・・」

千里は優がブツブツと何を言っているのか気になり、ふわふわした意識を必死に繋ぎとめてゆっくりと目を開けた。

―・・・あぁ、見るんじゃなかった

千里は目を開いたことを後悔した。
目の前には力強く天を仰ぐ優のがあった。

「よし!」

優は自分に気合を入れて千里の脚の間に体をねじ込んだ。
自分のモノを千里に宛がい軽く擦り付けた。
温かな滑りが気持ちよくて何度も擦る
22名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:25:03 ID:bZufavFB
「ん・・・あっくぅ・・・」

一度は落ち着いていた千里の熱が呼び起こされる。
クリトリスがすれる感触が気持ちよくて腰がつい浮いてしまう。
優は千里の腰を掴み、中に自分自身の先端を埋めていく。

「ふぁ・・ぁ・・」

千里が小さく声をあげた。
優はじわじわと奥へと押し入れると中で何かに当たった。
力任せに推し進めようとすると、

「いっ・・・たぁ・・・」

千里が少し苦しげな表情を見せた。

「初めてなの?」

「・・・・・・。」

千里は何も言わずに小さく頷いた。
優は千里を見つめ無言でクリトリスを弄り始めた。
軽く摘んでみたり、爪先で弾いてみたり。
23名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:37:34 ID:bZufavFB
(初めてでも痛くないように気持ちよくしないと!)

優は千里を気持ちよくすれば初めてでも痛くないだろうと考えた。
余り深くは入れないが自分のモノの先端を膣の壁に擦りつけ、胸に吸い付く。
クリトリスを捏ねるとソレだけで膣を締め上げる。

「んん・・・やぁ・・・ふっ・・ぁあああ・・・!」

一度イった体は敏感ですぐに二度目の絶頂を迎えた。
優は千里のガクガク痙攣している体を押さえつけ更に攻め立てる。

「ぁ・・い・・ま・・むり・・・あぁんっ・・ひっぁ」

千里の敏感な突起を擦りながら自分のモノを奥へ進めた。
処女膜まで到達したが、今度は苦しげな声は浮かべなかった。
クリトリスを摘むと膣が痙攣し始める。
優は千里の腰を浮かせると一気に奥まで貫いた。

「ぃやぁぁああ!・・・あぁ・・・・ぅあ・・・」

「ぁ・・・くっ!」

千里は三度目の絶頂で意識を手放し、優は千里の絶頂により自分のモノを締め付けられ思わず爆ぜてしまった。

優は千里から体を離して

(僕はなんてことをしてしまったの・・・)

落ち込んでいた。

(いくら何でもイクの早すぎる・・・入れるだけで・・・千里に早漏って思われたかも・・・)

優は余りのショックにふらふらと立ち上がり千里の部屋を後にした。
24名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 13:39:13 ID:bZufavFB
優のカマ口調わからなす

お邪魔しやしたー
25名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 21:55:51 ID:Y396gyaS
GJ!
萌えた。超萌えた!

しかし逃げちゃだめだろ優w
26名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 23:55:49 ID:PLru5T9b
アタシんちの(エロ)男子
27名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 00:44:14 ID:t7K41l3r
GJ!
優ww逃げんなww
しかもヤっちゃったことより早さで落ち込んでんのかww
28名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 02:16:00 ID:IHRFTZyj
つc旦"GJ!!

>>27
自分も同じとこつっこんだw
>ヤっちゃったことより早さで落ち込んでんのか

優が逃げちゃって一人取り残された千里
それを誰かが見つけちゃって…///
という電波をキャッチしましたw
29名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 03:46:30 ID:fStRnH6S
ヤったことは後悔してないのかw
だがそれが(ry

>>28
発見しちゃったのは智でFA?
30名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 09:34:44 ID:IHRFTZyj
>>29
発見しちゃったのは智キボンw
あの組み合わせ好きや〜
31名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 19:44:06 ID:48FDIe+/
おお!さっそく投下が!
職人さんGJwただ、優は女嫌いなだけでカマ口調ではなかったと思うな。

でも超萌えましたwwありがとう!
32名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 20:11:14 ID:3LqAtqUJ
カマ口調じゃなかったのかorz
二三日前に見たはずなのに勘違いしてたスマソw
33名無しさん@ピンキー:2009/05/01(金) 20:23:06 ID:IHRFTZyj
優がファンに抱き着かれそうになって、なにするのよーう!とか言ってたよ
カマ言葉は出たり出なかったりみたいだね

ドラマは3話の時点で恋愛が入るのか入らないのか微妙かところって感じ?(千里と兄弟は一応、親子って設定だからラブラブエンドはなさそうだし)
だからこっちで存分に萌えさせていただきます!!w

職人さん、ありがとう!!
34ドS智×千里:2009/05/02(土) 00:59:08 ID:MKovvmXA
空気読まずに投下します!



あの女が来てからもう1か月はたとうとしている・・・・でも、その間に俺たちはずいぶん変わった気がした。
今までの悪い方向なんかではなくて・・・・・いい方向に。
優は前に比べて女嫌いが直ったし、猛もなんか前より丸くなった。
猛といえば翔ともなんか前よりいざこざもない。
そして、俺も・・・・・・・・・


「あれ、智!何でここにいるの?」

「・・・・・別に俺の勝手だろ」

「うっわ、可愛くない!」

ここというのは、この城でたぶん一番景色が綺麗なベランダ。
俺も、前は外ってだけで吐き気がしてここにはこなかったはずなのに・・・こいつが来てからは大きく変わった。
前に比べて驚くほど外の空気を美味しく感じるし、風も心地いい。
悔しいけど・・・・どうやら俺は千里に救われたみたいだ。

「今日も天気いいね!智も結構気持ちいいでしょ?」

「別に。変わんないんじゃね?」

「もうっ!智は素直じゃないなぁ〜っ!」

このこのと肘で体を小突かれる・・・そんなボディータッチでもすっごいドキドキするのに。
最近、千里を見ると・・・すっごいドキドキして、たまらなくなる。
そういえば猛に「あのチビが好きになったんじゃないのか?」とか言われたけど・・・
俺が千里に恋?
そんなこと、昔だったら想像さえできなかった。
でも・・・・


「さて、今日も一日がんばろっか!」

「――――――――――――――――――っ!////////」


太陽の日差しに当たって微笑む千里はものすごく綺麗で・・・・・
俺から見て、まるで天使のようだった。
この時、俺は完全に自覚したんだよな・・・・・

千里が好きって・・・・・・・・

35ドS智×千里:2009/05/02(土) 01:00:01 ID:MKovvmXA


その日、ホスト1な翔に話を聞くために翔の部屋に向かっていった。
普段はこの城にはいないけど、今日は千里に呼ばれてきていた。
翔は・・・・・女の扱いなら確実に上手い。
話を少しすればすべてを悟ってくれた。


「なるほど・・・・智、お前は恋をしたのか?」

「悪いかよ・・・・・・」

「悪くないっ!っていうか、おにーさんは応援するぞっ!」

「・・・・翔、マジでキモイ」

「うわっ、そんな言葉づかいだと千里に嫌われちゃうぞ〜♪」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・ちょ、智冗談だから!目、笑ってない笑ってない!!」


そんなつもりはなかったけど。
そんなことをぼんやり思ってたら、翔に何かを渡された。
・・・・・・・・・・・薬?

「これ、お前にやる」

「何・・・・これ」

「え、知らねぇの・・・・・・・・・女を堕とす魔法の薬だよ」

「は?」

「使い方は簡単!飲み物にいれて、それを千里に飲ませてみろ。後はあとのお楽しみってわけで」

「・・・・・・・わかった」


俺はそれを受取ると、翔の部屋から出て行った・・・・
チャンスは今日の夜、俺の部屋に呼べばいいんだよな・・・・・
翔を信じて、俺はその薬をポケットに入れると自分の部屋へと戻って行った・・・・

36ドS智×千里:2009/05/02(土) 01:04:21 ID:MKovvmXA


それで、ついにその時間帯・・・・・・・
俺は前々から話があるといって千里を部屋に呼んだ。
すると時間どうりに千里は笑顔で俺の部屋にきた・・・・・・
どうやら、初めて俺の部屋にはいるのが楽しいみたいだな・・・・



「智の部屋とか、初めてみた!」

「そうかよ・・・・・テンション、あげすぎじゃねーか?}

「気のせい気のせいっ!」


明らかにテンション上がっている千里を横目に、俺は翔からもらった薬をお茶に入れた。
もちろん、千里が飲む方に。
さりげなくその袋をゴミ箱に捨てると、俺はそのお茶を千里に差し出した。


「ほら・・・喉乾いてるんだろ」

「え、いいの?智優しいじゃん」

「・・・・・・・・・・」


そう言いながら、千里はごくごくと美味しそうにそのお茶を飲み干した。
・・・・・・これなら確実に効果は期待できるのか?
そんなことを思いながら千里にしばらく自分の部屋を見せていた・・・

 
37ドS智×千里:2009/05/02(土) 01:18:08 ID:MKovvmXA



「ねぇ・・・・なんか、熱くない?////」

「は・・・・気のせいだろ」


本当はわかっているのに、そういってスルー・・・・
俺ってもしかしてS?そう、翔からもらったのは・・・・媚薬ってやつ。
ついさっきまで全然知らなかったけど翔にどんなのかは教えてもらったから効果はわかる。


「はぁ・・・・・っ////」

「おい、千里・・・どうしたんだよ?顔赤いけど・・・熱でもあるんじゃねーの?」

「・・・・・・・やっ・・・・///」


そう言って俺が頬に手を当てたらビクッと体を震わせた。
よく見てみたら顔も真っ赤で目が潤んでる・・・これじゃあ千里より先に俺の方が理性無くすかもな。
一方千里はさらに息づかいを荒くして、俺を見てる。


「千里」

「え・・・・んぅっ・・・・ふ・・・ぁ・・・・・」


俺は千里を呼ぶと、上から口付けた。
俺の舌を千里の舌とからめて、俺の唾液を千里に送る。
途中で苦しそうな顔をするけど、そんなの関係ない。念願の千里とのキスを楽しんでんだから。
舌をさし込み千里の綺麗な歯列をなぞり、飲み込みきれなかったお互いの唾液が口から垂れる。
さすがに限界なのか、千里は俺の背中を強く叩いた。
それを合図にゆっくりと離れる・・・・


「な・・・・・智・・・・・!?/////」

「千里・・・・効いてきただろ?」

「え・・・・何・・・・が・・・・?////」


 
38ドS智×千里:2009/05/02(土) 01:30:26 ID:MKovvmXA


「まぁ・・・知らないなら別にいいけど」


そう言いながら、わざわざ綺麗に片づけたフカフカのベッドの上に千里をお姫様抱っこして下ろして、
その上に馬乗りになって押し倒す。
千里が暴れて逃げようと手を俺に向けるけど、その手を抑えつけて用意していた縄で縛りつけた。


「や・・・・智っ!離し・・・・・・・・っ」

「嘘だろ?1人で異性の部屋に来るってことは期待してたくせに」

「そんなこと・・・・・!」


まだ反抗する千里の服をたくしあげて、ピンクの下着の上から軽く胸を揉む。
媚薬の効果かはわからないけど、たまに口から声を漏らしてるからかなり感じてるはず。


「なに、千里・・・・・・こういう無理やり系なのが好きなわけ?」

「そ、そんなこと・・・・・っ」

「嘘ばっか」


俺はそう言うと千里のブラを上にあげて、白く綺麗な胸に吸いついた。
何か言おうとしてるけど、そんなの許すほど俺だって余裕あるわけじゃない。
手で胸の頂を指で弾けば声を漏らす。さらに舌を出して、その舌でなめあげれば体はビクビクしてる。
・・・・・・・・・・可愛い。

「ぁあ・・・・んっ・・・・ふあぁっ!」

「さて・・・・下はどうなってんの?」

 
39ドS智×千里:2009/05/02(土) 01:45:30 ID:MKovvmXA

俺がそういって胸を口に含みながら空いてる右手を下へと持っていく。
今日はスカートを吐いていたためかすぐに触れることができた。
太ももをなぞり、下着の上から敏感なところに触れる。


「ん・・・いやぁ・・・・やだぁ・・」

「ね、下着すっげー濡れてるけど?本当に嫌なわけ?」

「い、嫌に決まっ・・・・ふあぁあああぁっ!!」


千里が嘘を言おうとしたから、下着の隙間から指を一気に2本入れた。
そしてそれをものすごい速さで出し入れする。
水音がわざと千里に聞こえるように指を動かす。しばらくそんな行動をしてたら、
ある場所をかすめた瞬間千里の体が浮いた。


「ひゃぁああぁああっ!?」

「イイ場所・・・・・見つけた」

「いやぁあぁっ!!ひゃあぁあああああぁあっ!」

そこを重点的に攻めれば、そのたびに千里の腰は浮いた。

「そんなとろけ切った目で見ても説得力ねーし・・・」


そう言って下着をはぎ取った。
そこはもうありえないほど大洪水で・・・媚薬ってこんなにすごいものなのかと実感した。
そしてそこに顔を近づけて、蜜を吸えば千里は弓なりにし喘ぐ。


「ひゃぁあぁあっ!も・・・駄目ぇ・・・・・・!イッ・・・ちゃ・・・!」

「イケよ、淫乱」


そう言って俺が3本の指を一気に入れれば千里はそのまま達してしまった。
でも、俺もそろそろ限界・・・・・・
まだビクついている千里の体を押さえつけて、入口を見つけて完全にやばい自身を突きいれた。


「やぁぁあぁあぁあああぁあああああああっ!!??」

「スゲ・・・・千里の中、マジでやばいんだけど・・・・・っ」

「やっ・・・・そんなに激しくしないでぇ!!」


千里の腰を掴んで、もうぐちゃぐちゃに突きあげる。
さっきイッたばかりのせいか、すぐに千里の体はビクつき始めた。

 
40ドS智×千里:2009/05/02(土) 02:00:11 ID:MKovvmXA


「やぁあぁあああっ!もうイ・・・・・?」


千里がイキそうになった瞬間、俺は動きを完全に停止・・・・・
千里が何でって顔してるけどさ・・・・・それぐらいわかってくれなくちゃ。


「もうさ・・・・欲しいでしょ?」

「そ・・・んなこと・・・・・・・」

「・・・まだそういうこと言うんだ」

「え・・・・やぁああああああああああああぁああっ!!??」


素直にならない千里にはお仕置きってやつ?俺は千里の腰をもう一度思いっきりつきあげ始める。
ガツガツつきあげるだけでポロポロと涙を流す千里・・・・綺麗だよな。
でもそんなことを思っている間に気がつけばまた千里はイキそうになってる・・
そのたびに俺は動きを止めた。

千里がイキそうになったら止めて、その予兆の波が引いたらつきあげ始める。
これって結構俺自身も辛いんだよな・・・・
焦らせて5回目ぐらいで・・・・ついに千里が折れた。


「智・・・・・っ!」

「なに、千里?」

「もう・・・・・イカ・・・・せてっ・・・・・・!」

「・・・了解、淫乱な千里姫様・・・」


俺はそう言うと、一回ギリギリまで抜いて一気に奥まで入れた。
すると千里は体にものすごい快感が走ったのか、すぐにイッてしまった。
だけどそれを俺が許すわけない。
そのままお構いなしにつきあげ始める。
俺は千里の体をがっちり掴むとピンポイントで突きあげる。


「あっあぁぁあっ!!」

「はぁ・・・・はぁ・・・・もっと乱れろ・・・・・」

「いや!そこ駄目ぇ!あっあっ嫌あぁあああっ!イッちゃう・・・またイク・・・やぁあっ!!」

「イクッ!イッちゃうっ!あぁあんぁあああああああああああああっ!!」

「はぁ・・・く・・・・」

媚薬で敏感になってる体を狂うほど刺激されて、耐えきれずに千里はまた達した。
そのまま締まって、俺も中へ精を出した・・・・

 
41ドS智×千里:2009/05/02(土) 02:15:57 ID:MKovvmXA

「はっ・・・・・・・・ぁ・・・・・・」

「千里・・・・・まだ、終わりじゃないから」


今の千里にとってはかなりの苦痛・・・いや、快感だろう。
だからこそ俺は挿入したまま千里の体をくるっと反転させ、伏せにし四つん這いにさせた。

「もう無理ぃ・・・・・智・・・もうやめてぇ・・・許してぇ・・」

「千里が悪いんだよ・・・・そんなに乱れるからさ。そんな淫乱は千里はお仕置きしなくちゃ・・・な?」

俺はそう千里の耳元で呟くと後ろから激しく突き始めた。
千里の喘ぎ声が部屋に響く・・・後ろから千里の頂と敏感な蕾を葬りながらも千里をつく速度は変わらない。
いや、それどころか更に上がった。

グチュッ!パシッ!グチュゥッ!!

「いやぁああぁあああっ!もう・・・止めてぇ・・・・・・!!」

千里は背中をそらせて麻痺していた。
俺は千里の絶頂が近いことを悟ると指先で蕾をほうむる。

「もういやぁあああああああああああっ!!智っ!あぁああああああっ!」

「最高・・・・っ!もっと俺を名前呼んで・・・」

千里がイッてもそのまま熱い中を容赦なく突きあげる。
俺の攻めに、千里はイキッぱなしの状態で喘ぎ始めた。

42ドS智×千里:2009/05/02(土) 02:16:22 ID:MKovvmXA
グチュ!グチュッ!!

その瞬間、千里はあまりの刺激の強さに目を見開かせて息をのんだ。

「――――ひ、あぁああああああぁあああああぁぁああぁああっ!!」

「千里・・・・愛してる・・・・・っ」

千里は叫ぶと、完全に意識を飛ばした・・・・俺は今度こそ千里を起こさずに
目もとの涙を舌でなめとる。千里を自分の部屋のお風呂で綺麗にして、
タオルで体を拭いて服を着せて・・ベッドに寝かせると千里は目を覚ました。

「千里・・・・・・」

「智・・・・・・・・・・」

「・・・・悪かった」

「ぇ・・・・・・・・・?」

自分の欲望のためだけに千里を苦しめて・・・俺、最低だな・・・・・
これじゃあ好まれるどころか一緒嫌われる・・・・・・
縄のあとがついた手を見て悲しくなった。

「智・・・・・好き・・・・・・・」

「え?」

「今の・・・智・・・怖かったけど・・・・いつもの・・・照れ屋な・・・智が・・・・・・・・」

「千里っ!」

そう言うと、千里は夢の世界へと落ちて行った・・・・
今・・・俺のこと好きって・・・・?
俺は優しく千里にキスをすると、耳元で呟いた。

「千里・・・・・・俺も、愛してる・・・・・」

俺は、千里を強く抱きしめた・・

43名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:54:07 ID:k/TVwTdN
>>34はこれで終わりかな?GJ!
Sな智に萌えた。S智もありだなー
しかし翔は今までそんな薬で女を落としてきたのかw

>>14もGJ!!!
3話で智×千里と優×千里いいなーって思ってたから萌えたよ!
優の女性恐怖症克服はエロパロ的においしいなw



>>14-23の話の続きと言うか、
>>28>>29のヤり逃げされた千里を発見した智ってのに萌えたので書いてみた
勝手に設定借りてすみません

・智×千里
・ゴカーンだけど愛あり
>>14-23のその後設定です

苦手な方はスルーお願いします
44名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:54:52 ID:k/TVwTdN

「あぁっさと、る…待って…!」
「待たない」

言葉尻と同時に智は誇張した自身を千里の中にずぷりと埋め込んだ。



千里はいつも深夜になると時計の音で眠れないと言って居間で休んでいる。
そのことに気付いてから、智は偶然を装って千里に会いに行っていたのだが、
何故か今日に限って彼女は現れなかった。
不審に思って訪れた千里の自室で彼女は衣服を纏わない状態でベッドに横たわっていたのだ。

「なっ…ちょっ!おい、大丈夫かよ!?」

千里の肩を揺さぶって声をかける。
心配をしながらも、好奇心に負けてちらりと彼女の体を見やると、
胸の頂が濡れてなまめかしく光っているのが目に映って智は慌てて視線をそらした。
手近にあったシーツをかけて、もう一度声をかける。

「おいって」
「ぅん…」
「だいじょ「きゃあああー!」

智の呼び掛けに千里はようやく目をあけた、のだが…
視界いっぱいに映る男の姿に驚き、シーツを抱き寄せて彼に背を向けた。
意識を取り戻した千里に安堵する間もなく、
突然叫ばれた智はわけもわからず茫然と体を震わせる千里の背を見つめた。

「ちょっと、どうしたってんだよ」
「ぁ…さとる?」

ベッドにあぐらをかいた智が苛立った様子で千里に尋ねかける。
千里はだんだん落ち着いてきたのか、傍にいるのが智だと気付くと
シーツを胸まで引き上げてゆっくりと振り返った。
45名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:55:45 ID:k/TVwTdN

「なんかあった?」

智の問い掛けに千里は顔を赤くして俯いてしまう。
そんな千里に智は自分の前髪をくしゃりと握って、彼女を見つめた。
(ナニがあったかなんて本当は分かってんだけどさ)
濡れた乳房と脚の付け根に飛び散った白い液体。
それが意味することぐらい智にもわかる。

「誰とシたわけ?」

翔?それとも猛?まさか優じゃねーよな?
そう兄弟の名前を並べていく智に千里はシーツをぎゅっと握り締める。

「べっ別に智には関係ないじゃん!」

弾かれたように顔をあげて千里は声を荒げた。
部屋に響く高い声。
涙混じりの千里の声に智は唇を噛んで、視線を彼女から時計たちへとうつした。
(関係ないって…他人と関われるようになったのはアンタの所為だってのに)

「関係なくねーよ」

ぐいっと千里の細い手首を掴んで引き寄せる。
はらりとシーツが落ちて、千里の胸の感触が服越しに智に伝わる。
やだと身を捩る千里を押さえ込むようにして強く抱き締めると、
なんだか千里の髪から甘い香りがした。

「…関係なくねーよ」

智は千里の両肩を掴んで正面から向き合う。
おそろしいものを見るような目で自分を見つめる千里に智は切なげに眉を寄せて
そして、柔らかそうな唇に誘われるまま口付けた。

「んっ、んぅ…」

唇で千里の口を包むようにして息を奪う。
そのまま舌を使って彼女の閉じられた唇を開かせるように、上唇と下唇の隙間をノックしたり舐めたり。
それでも開かない頑固な千里の唇に智は肩に置いた手をそっと膨らみへと滑らせた。
びくんっと体を震わせ、ガードが弱まった瞬間を狙って智は舌を千里の口内へ侵入させる。
ちゅっくちゅ、と音を立てて千里の舌を舐め吸ってやる。
すると、千里は智の服を掴んですがりついてきた。
46名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:56:21 ID:k/TVwTdN

「さ、とる…っ苦しいよ」
「苦しいようにしてんだよ」

もう一度、千里の唇へ噛み付いて智はそう返した。
(だって俺も苦しいんだ)
体のラインが出る服を滅多に着ないからわからなかったが、千里の胸は意外とあるようだ。
そのふたつの膨らみを手のひらに収めて、ふにふにと揉みしだく。

「あっあっだめっ!智、やめなさっ…やめてぇ!」

紅茶のような優しい色をした千里の乳首を撫でてやると、彼女から甘い声がこぼれる。
頭に昇っていた血が下半身に流れていくように、少しずつ智自身も熱くなっていく感じがする。
智は千里に触れるだけのキスを落とした。

「ねえ、誰とシたんだって訊いてんだろ」

撫で擦っていた頂を、きゅっと摘んで智は言う。
意地悪をしたいわけじゃない。でも、我慢できない。
智は唇を千里の口から顎、首筋、鎖骨へ順に寄せていく。
乳首に到達すると千里は甲高い声をあげてびくびくと震えた。
そのまま唇と舌で千里の乳首を苛めてやりながら、右手で太股を撫で上げる。
千里が脚を閉じようとする前に自分の脚を割り込ませた。
そうして脚の付け根のその奥へ手を進めていく。
指にぬるぬるした感触がして動きを制止した智だったが、
それも一瞬で、千里の割れ目を押しつぶすようにぐしゅぐしゅと擦り始めた。
智はもう濡れた感触が千里の愛液なのか兄弟の精液なのかは考えないことにした。
(今は俺に感じてんだから)
言い聞かせるように繰り返してから、智は千里の二枚の秘唇の中へ中指を挿入した。

「やっやだ!ぁあんっ…ふぁぁ…っ」

千里の中はまだ狭く、智は中指をゆっくり出し入れしながら彼女の反応を確かめる。
くりくりと指を動かして、中の壁を引っ掻いてみると千里は声をあげながら涙をこぼした。
見慣れない千里の姿に智の下半身はますます熱くなる。
スボンと下着を下げてしまうと、勃ち上がった自身を千里の秘裂へあてがった。

「もう挿れていい?」
「あぁっさと、る…待って…!」
「待たない」
47名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:57:06 ID:k/TVwTdN

智は千里の太股を抱えあげて自分自身と千里の恥丘を何度か擦り合わせると
勢いよく彼女の中へ挿入した。

「ひぁあんっ!」
「…きっつ…っ!」

千里の膣は異物を追い出すように智を締めあげる。
あまりのきつさに智は眉を寄せたが、ポロポロと止めどなく涙をこぼす千里を見ると
痛いのは自分だけじゃない気がして千里の目尻に口付けた。
涙を舐めとり、あいた手で乳房をすくうように揉んでやる。

「痛く、ねぇ?」
「はぁっあん、うぅ…っ」

キスをしたり髪を撫でたり、智は千里の気を紛らわさせようと愛撫を繰り返す。
まだぎゅうぎゅうと締め付けてくる千里だが、
行為を始めた時と比べれば、瞼をとろんとさせ智を見つめ返すようになっていた。

「ぁ…あんっ…智っだめ、ああっさとる…っ!」

始めは千里を気遣ってゆるゆるとした腰使いだったが、
もう彼女の体のことを考えてやる余裕もないらしい。
智は熱に浮かされるまま腰を前後させ続けた。

「あっ…やんっ…智っさとるぅ…!」

パンパンと腰を打ち付けるリズムに合わせて、千里の掠れた声が溢れ出る。
同時にふたりの結合部からぬちゅぬぷといやらしい音が立てられた。

「智っ…も、らめぇ…っ」
「俺も…!」

舌ったらずな状態で自分の名前を呼ぶ千里。
普段は智をはじめ兄弟を振り回している千里がこんな姿を見せるなんて…
智は心臓の奥が疼く感じがしてもう一度彼女をきつく抱き締めた。
智のものが千里の子宮に突き当たる。
瞬間、チカチカと視界が真っ白に光って、智は千里の膣中に精を放った。

「千里…好きだ…」
48名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 02:57:58 ID:k/TVwTdN

射精後の気怠さから、智は意識を手放した千里の隣りに横になっていた。
罪悪感と愛しさで心臓が痛い。
汗で額に張り付いた千里の髪の毛を除けてやりながら、
智は何度めかわからないキスを千里の頬に落とす。

「…うぅん…」

その声に智はびくりと肩を震わせると慌てて立ち上がって千里に背を向けた。

「智…?」

いつ千里の非難と罵声が飛んでくるのか、拳を握り待つ。
千里は、覚醒しきらない意識をフル回転させて智の行動と最後のセリフの意味を考えて
ようやく口を開いた。

「…智って、あたしのこと好きなの?」
「ハァ!?バッカ!お前なんか好きじゃねーよ!」

耳まで真っ赤した智がぐるんと体ごと千里へ振り返る。
すると、そうなんだ、と声のトーンを落とした千里が智の目に映る。
枕を抱いて泣きそうな顔をする千里。
(ああ、もう…!)

「、好きでもない奴とこんなことするわけねーだろ!」

智の声がトリックハート城に響き渡る。
その声の大きさに千里は目を見開くが、
唇を噛んで照れを隠す智を見てクスクスと声を殺して笑い出した。

「なんだ、素直になれるじゃん」

そう言って満足げに唇を弧に描く千里に、智はバツが悪そうに、
でも、少し嬉しそうに頬をゆるめた。
49名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 03:03:43 ID:k/TVwTdN

以上です
初めての投下で読みにくいとこあったらごめん
ネタをくれた>>14>>28>>29に感謝を込めて…

4話以降はきちんと録画してキャラの口調とかもっと勉強したいです
ついでに言うと
4話予告であったサウナ突入もこのスレ的にはおいしいんじゃないかと思いますw
50名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 04:52:29 ID:95ueAmg7
>>34
ドS智に萌えた。
GJです!!

>>43
ツンデレ智はやっぱイイGJ!!
サウナでばったり☆イベントはネタとしてはかかせませんよねww


連続でエロ智千里が拝めるだなんて…
朝っぱらから悶えさせてもらったGJGJ!!
良スレだなここ!
51名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 09:23:19 ID:fZPeJeAl
うはっw朝からいいもの見せてもらった!
二人ともGJ!

4話ではサウナに超期待だな!
52名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 10:50:26 ID:fMaxxrk5
お二人ともGJ!
朝からテンション上がってきちゃったじゃないかw

メイド智×千里
という電波を発信してみる。
53名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 14:34:15 ID:WQ1AjWfv
しゅばらすぃーエロを読ませて貰いました!
二人ともエロエロですな!
既に>>14の続き投下来てるけど俺も考えてみたから後々投下してもいいかな?
54名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 14:52:15 ID:l9v/c1xZ
>>34
ドS智イイッ!!!
ものすっごいSでしたねぇ〜
(そんな智…嫌いじゃないけど///w)

激しく萌えさせていただきました
GJです!!

>>43
まさか自分のアイディアがこんなに早く話になるなんてびっくりです!
こちらこそ、ありがとう&GJです!!!

誰だかわからない兄弟に嫉妬しちゃって、余裕ない感じの智…かわええw

サウナのエピソードは自分も楽しみですw



こんな短時間で3人も神降臨とは、かなりの良スレですな
>>53も楽しみにしてますっ!
(文才がないからクレクレでスマソorz)
55>>53:2009/05/02(土) 23:21:26 ID:fZPeJeAl
投下おkっぽいんでちょっとお邪魔しまーす
>>14の続きのつもりです


(今日はまだアイツの事見てないな...)

智は千里の部屋の前で立ち止まった。
いつもならうるさい位つきまとう千里が今日は一度も姿を現していない。
智は不思議に思い部屋を尋ねてみた。

―コンコン

しかし、ノックをしても何の反応も無い。

(どっか出掛けててんのか?)

智が部屋から離れようとすると中から声が聞こえてきた。

(なんだよ。やっぱいるんじゃねーか!)

「...――...」

(何か話してるのか?全然きこえねー。)

智は扉に耳を押し当てた。

「...ふぁ...もぉ..むりぃ..やぁ..めてぇ....」

中からは千里の艶かしい声が聞こえてきた。

(のわっ!何やってんだアイツ!!誰かに襲われて...!!)

智は意を決し扉を開き部屋の中に踏み込んだ。

「おい!何があったんだ!」
56名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:23:18 ID:fZPeJeAl
「...ん...もぉ..たべれなぁ.ぃ...」

「......寝言かよ!」

部屋に入ると千里が眠っていた。
裸で。
智は千里から勢いよく目を逸らし難しい計算式を思い浮かべ始めた。

(襲われたのかと思って入ったのに!バカらしい...部屋に戻るか。)

「智!」

自室に戻ろうと考えていると入り口から優の声が聞こえてきた。

「優!ちっ!違うぞ!俺は何も見てねーし、何もしてないからな!!」

「何かしたの!?」

「だから、してねーって!」

「わぉう!」

智は優が余りにも大きな声を出したので思わず蹴り上げた。
蹴られた反動で優が手にしていたコンビニの袋が落ちる。

「何だよこれ...コ、コンドーム!?」

「もう!勝手に見ないで!!」

「...こ..これ何に使うんだよ?」
57名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:27:45 ID:fZPeJeAl
優は何も言わずに千里に視線を向けた。

「まさかお前!アイツに何かする気なのか!?」

「それは...あの..えぇと...」

「はっ!既に何かしたんだな!...だからアイツ裸だったんだな!」

「...気付いてなかったの?」

「…ぇ…」

「う、うっせー!どうせお前失敗したんだろ!」

「...ねぇ...」

「失敗って何!」

「..ぉーい.....」

「勃たなかったとか、断られて逃げられたとか!」

「ちょっと......」

「た、勃たないって、そんな訳ないでしょ!

 あの子だってちゃんとイキまくりなんだから!!」

「勝手なこと言うなぁああああ!」
58名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:28:56 ID:fZPeJeAl
目を覚ました千里が二人の言い争いに割って入った。
驚いた二人は千里を振り振り向き、

「「 うぉっ!」」

前屈みになった。
千里はベッドから体を起こしているせいで二人からは裸体が丸見えだ。

「さっきから話かけてるのに無視するし、優は変なこと言ってるし!」

「そんなことより隠せよ!」

「...え?」

千里は自分の姿を見下ろした。

「っ!きゃぁあああ..むぐぅ!」

千里が大きな声を出そうとしたので二人は慌てて口を押さえ黙らせる。

「ちょっと智!どさくさに紛れてどこ触ってんの!?」

「どう考えても優より俺の方がコイツを良くさせれるだろ。」

「むぐぐぐぅ!」

「ほらみろ!コイツもそう思うって!」

「むぐぐしか言ってないじゃん!絶対僕の方が上手い!!」

「なら、どっちがコイツの事感じさせれるか勝負だ!」

「むぐぐ!!!」
59名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:31:05 ID:fZPeJeAl
千里はむぐぐしか言わせて貰えずに話が進んでいく。
話が決まると二人は服を脱ぎ捨てベッドに上がりこんできた。
優が千里の顔を両手で優しく包みこみ柔らかく口付ける。
その間、智は後ろから抱きつき胸をやわやわと撫でまわした。

「うわー、やわらけぇ...」

智は初めて触れる胸の感触が楽しくて、下から掬い上げては手を離し胸が揺れる様を堪能している。
指が胸の突起に触れると千里は体を震わせた。

「..ん..!」

「これ気持ちいいのか?」

中指と人差し指で胸の先端を摘んで軽く引っ張ってみた。

「やぁっ..ふぅ..ん」

優に塞がれた唇の隙間から微かに色のある声が漏れる。
千里が声を漏らすたびに薄くを開く唇から優と二人分の唾液溢れ顎を伝う。

「...はぁ.ぃ..ぁあ..んんっ!」

千里が口付けに夢中になっているとお尻に熱いモノが擦りつけられている事に気付いた。
智が今にも爆発しそうなモノを千里のお尻のスリットに沿ってこすり付けていた。

「はぁ...あぁ...やべっ...千里!」

「ひゃっ!あっ...つぃっ!」

「智...もしかしてイった?」

「ぅ、うるせぇ!ちょっと準備運動的なアレだよ!!」

優は智を哀れむような視線を送った。

(智も僕も...早い...兄弟そろって早漏...)
60名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:32:28 ID:fZPeJeAl
「そ、そんな目で見るなぁぁあ!!優!ちょっと場所変われ!」

「はいはい...」

智は千里と向かい合い胸のピンクの突起を丹念に舐め始めた。
優は後ろに移動し胡坐の上に千里を乗せた。
自分のモノが千里の大事な部分に擦り付けれるように。

「千里、もう濡れてる...」

優が激しく主張するモノを擦り付けると少し粘り気のある水音がした。

「千里のココ凄く期待してるみたい。」

千里には見えないはずなのに優のニヤ付いた顔が想像できた。

「そんな事..ぁぁああん!」

優に言い返そうとしたが最後まで言わせてもらえなかった。
智が千里のクリトリスを摘んだからだ。

「何そっちで楽しんでんだよ。」

智が胸の先端を口で刺激し、暇を持て余した手でクリトリスを弄ぶ。

「あぁ..んっ...ふぅぁ...」

「確かに千里のココ、凄く濡れてるな。感じまくってんじゃん。オ レ に!」

智は優に当て付けるように「オレに」の部分を強調して言った。

「違う!僕に感じてるんだよ!」

「俺にだ!!」

智は千里を自分の方へ引き寄せると自分の体に跨がらせ、一気に貫いた

「ひぁああああ!」

「…ぅあっ…!」

智が小さく呻く。
結合部分から白い液体が流れ出た。
61名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:33:53 ID:fZPeJeAl
「さと…」

「優!…何も言うな…持久力じゃない…回数で…!」

言葉通り智のモノが再び主張し始めると智は千里を優に向けて見せ付けるようにして
ゆるゆると上下に動き出した。

「ひぁっ。ぁ…ま…たぁ…」

「二人で楽しそう…混ぜてよ!」

優は自分のモノを千里の口に捩込んだ。

「んん!ふぁ…ん…!」

千里が何か言葉を発しようすると優のモノに舌が絡む。
優が千里の顔をはさみ腰を前後させる。

「んふぅ…んんっ…ひゃっ!」

「出ちゃった…」

(僕は…また…はや…)

「ぁ…苦い…ねばねば…」

千里の顔が優の精子で白く彩られた。

「智、ちょっと千里を後ろにして。」

「こうか?」

「そうそう。」

「ぁあん!」

優は千里のお尻を舐め始める。

「そこ汚いよ!」

「千里のなら汚くない。」

優は夢中になってお尻の穴を舌でこじ開けた。
62名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:35:40 ID:fZPeJeAl
「ん…ぁあ!…やぁ…ふぁっ…」

「結構広がったかな…」

優は先程舌でこじ開けたアナルに自分の先端をあてがい、ゆっくりと中に侵入してゆく。

「ぁぁあ…ぁ…ぃやぁ…む…りぃ…そん…な…は…いらな…っぅぁ」

異物感に千里の表情が歪む。

「き…っついけど…半分入った・・・」

「スゲー、マジで入ってんじゃん。」

智が体を横に捻り覗き込むと千里のアナルが優をくわえ込んでいるのが見えた。

「…っ!」

優は外気に晒されている残り半分を千里の中に埋め込んだ。
千里は初めての衝撃に声も出せずに口を開閉させた。

「うぁっ!急にマンコの締め付けが…っつ!」

智は痛い程の締め付けに我慢出来ずに精子を吐き出した。

「ぁふっ…おしり…がぁ…ごりご…り…してる…イっちゃう…お尻でイっちゃう!」

千里は不快だと思っていたアナルで果ててしまった。

「うぁっ!…お尻に出しちゃった。」

ほぼ同時に優も熱いモノを吐き出した。
63名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:37:00 ID:fZPeJeAl
「イクなら俺のでイケよ!」

智は千里の「お尻でイく」と言った事にムッとし、千里をイかそと無茶苦茶に腰を動かし始めた。

「ぁあっ!ふぁ…ぁっ…ひぃぁ!」

「千里をイかせれるのは僕だけで間に合ってるから智はそこら辺で寝てたら!」

優も意地になって千里のお尻に力いっぱい腰を打ち付ける。

「やぁ…だめぇえ!二人で動かないでぇっ!またイちゃうぅぅうう!」

千里の体がビクンッと跳ねると視界が霞み意識落ちそうになる。

「今イったよな!どっちでイったんだ!?」

「絶対お尻でイったんだよ!!」

「ぁ…ぁ…両方で…ぃっ…たのぉ…」

千里は息切れ切れで言葉を紡ぐ。

「何だよソレ!今度こそどっちかハッキリしろよ!」

智がそう言うと二人はまた激しく動き出す。

「やぁ!ひぁっ…ぁぁ…っ!――っっはぁぁんっ!!」

二人が数回出し入れするだけで千里は痙攣し始める。
千里は体に少しでも触れられるだけでイってしまうほど敏感になっていた。
64名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:40:40 ID:fZPeJeAl
「今度はどっちかわかったんだろ?」

「ぁぁあ・・ぁ・・・ぁ・・・」

「まだわからないみたい・・・じゃ、もう一回ね。」

「やっ!まって!今いってるのぉお!」

二人は千里の言葉に耳を傾ける事無く中を抉り始める。

「あふぅ・・・あっ、んっ、はぁぁっ!!だめぇ!今イッてるの!

 イってるのにまたイッちゃうぅううううううう!」




どれだけ時間が経ったか分からないほど三人は交わっていた。

「ダメぇ、だめっ、い、イ、イクっ、あぁああああんっ!!」

千里は何度目か数え切れない絶頂を迎え、千里の膣とアナルからは二人の精液があふれ出てくる。

「はぁ・・・はぁ・・・で?どっち?」

「・・ふっ・・・はぁ・・・僕だよね?」

千里は何も答えられず、だらしなく開いた唇からは涎が流れ出ている。
何度も落ちそうになる意識を強すぎる快感で引っ張りあげられた。
膣を抉られ、アナルを擦られるたび痺れるような快感に貫かれる。
過ぎた快感は苦痛にも感じられたが優と智は動きを止めてはくれなかった。

「わからなかったみたいだな。」

「もう一回だね。僕が・・・イかせる。」

「もう、いやっ!!二人とも部屋からでていけぇええええええええ!」

千里の悲痛な声が部屋一杯に響き渡ったとかなんとか。
65名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 23:46:59 ID:fZPeJeAl
お邪魔しますた〜
世に言う3Pだとかなんとか。



現行のエロパロをチェックしたことなかったけどスレで生ss読めるのはマジでいいなw
朝、ss発見してから三回位読んで携帯からもss読んでしまったw


次の回の後にはまた萌えるss投下されるんだろうなw
楽しみだ!!
66名無しさん@ピンキー:2009/05/03(日) 00:01:05 ID:VMrIhe+a
面白い!また書いてくれ〜
67名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 02:52:56 ID:4/QRU5Nm
エロいのに面白さの方でニヤニヤしてしまった…GJ!
大蔵家の男子はみんな早漏でもいい気がしてきたよw
68名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 05:21:07 ID:GmT8RFVH
母親だなんて思ったこと一度もねえよ!(性的な意味で)

こんなセリフ智から聞きたいw
69名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 13:24:18 ID:gtc6R0Ew
ここって本番なしでも投下しても大丈夫かな?

・猛×千里
・4話までにどうしても書きたかった千里セーラーネタ
・本番なし(口淫のみ)

苦手な方はスルーお願いします
70名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 13:24:51 ID:gtc6R0Ew

「なっ!んで、あたしが猛のをヌいてやらなきゃなんないわけ!?」
「まあまあ、よく聞けチビッコ。息子の世話するのもママの仕事だろ?」
「それは息子違いだよ!」
「だってよーお前のセーラー服姿見てたら勃っちゃったんだもん」
「かわいこぶるなー!」

千里が猛とそんなやり取りをしたのは数分前。
初めは拒否を続けていた千里だったが、
気付けば(まあこの辺は割愛させて頂くが)猛のものをしゃぶっていたのだ。

「ん、んむ…ふっうぅ」
「へえ、結構うまいもんだな」

はあ、とひとつ息を吐いて猛は千里の頭を撫でた。
そのまま千里の前髪をかきあげてやる。
目に涙をため、頬を紅潮させ男根を口いっぱいにしゃぶる千里はなかなかに色っぽい。
(こういう顔は意外と悪くねーかもなあ)
千里に心奪われてしまった弟たちの気持ちが今ならわかるかもしれない、と
猛は千里の舌から与えられる快感に眉根を寄せながら口許に笑みを浮かべた。

「こっちはどーなってんのかねぇ?」
「んんっ!?」

スカートの裾を摘んで猛は千里のパステルピンクの下着をあらわにする。
猛の行動に千里は抗議の声をあげようとするが、頭を片手で引き寄せられてそれは適わなかった。
かわりに苦悶の声がこぼれる。
71名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 13:25:13 ID:gtc6R0Ew

「ふぅ、んぐ…っんんぅ」

ぐいぐいと猛の先っぽが遠慮なく千里の喉の奥を突き上げる。
あまりの苦しさに千里の目尻から涙が一筋垂れた。
(やっべぇ、こりゃエロいわ)
苦しさからか無意識のうちに喉をすぼませ、
さらに舌で外に追い出そうと先端をぐりぐりと舐められると、快感の波が猛の背中を駆け上がっていく。
千里がくぐもった声を吐き出す度にもう射精してしまいそうだった。

「ちょ…そこっ!」

我慢しようとする間もなく、尿道の入口を千里がかすめた時、猛のそれは彼女の舌の上で爆ぜた。

「きゃああぁん!」

口の中でびくびくと震える猛を思わず千里が吐き出す。
口内の締め付けから解放され、猛はより激しく精を噴出させた。
びゅっぴゅ!
精液が千里の顔やセーラー服の赤いスカーフを汚していく。
(この絵はやべーだろ!)
なんだか背徳感に興奮が混じって、猛はまた自分自身が固く勃ち上がるのを感じた。

「な、なあ…せっかくだし最後までヤろーぜ」

猛がハアハアと浅い息を吐きながら、俯き顔を拭う千里へ手を伸ばす、がー…

「バッカじゃないの!ひとりでヌいてろ!バカ息子!!」

反対に千里の拳が猛の顔面にお見舞いされたのだった。
72名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 13:26:17 ID:gtc6R0Ew
以上です

小ネタみたいな感じだし、本番もなくてすまん
猛と千里の組み合わせも好きです
73名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 18:54:51 ID:v3QNZhxx
>>65
めっちゃ面白かった!GJです!!

コメディーな感じがアタ男っぽさがよくでてますね!
ドラマ中でもありそうなやり取りに思わず、ニヤニヤしてしまいましたw

>>72
この組み合わせもいいね!
特攻服×セーラーって絵がすっごく萌えるw

まぁ、なんでそうなったのか経緯が気になるがw
GJです!!



今日は4話の放送ですね〜
サウナwktk・∀・
74名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 19:21:19 ID:drSrPEba
次はぜひ翔との
75名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 22:20:25 ID:x86G5EV0
>>158
音が悪いな
しっかり弦が押せてないか、びびってんじゃね?

ちなみにオススメは粉雪だ
76名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 22:23:59 ID:x86G5EV0
スマソ誤爆だorz
77名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 01:44:32 ID:Omt3XxEF
智と千里いいなー
78名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 04:37:13 ID:PPyn1Iab
智×セーラー千里も萌える
学校生活のリハビリ的な

サウナシーンは期待し過ぎた
79名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 09:48:19 ID:4GsMMqwe
>>75
ワロタw 他板かな
80名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 12:49:04 ID:uYN9PyvL
サウナシーンは期待ハズレだったな(ま、ゴールデンドラマだからしゃーないかw)
智がもうちょっと吃ったり、赤面すれば可愛かったのにwww

でも4話で新たなカテゴリできたな【スーツな千里】
81名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 14:42:41 ID:crGi5urx
サウナは同じく期待し過ぎた
まあ智が違うんだよとか言って慌ててるのは可愛かったがw
最後にタオルが落ちてポロリぐらいしてくれても良かったのにww

次回で風千里クルー?
82名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 21:41:43 ID:PVIIDyb2
翔×千里が読みたい
83名無しさん@ピンキー:2009/05/10(日) 02:30:01 ID:g+QDfs09
ドラマで母の日ネタ的なのをやってほしかったな…やらなそうだよな

風が千里にどう接していくのか気になる。
予告でほっぺにアレしててすごいアレな感じ
84名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 00:18:41 ID:VumrZFaI
千里「人いないね。過疎かな?」
優「いや、聞かれても…」
千里「…」
優「そ、そんなに落ち込まなくても!」
千里「私がもっとぼんきゅっぼんなら…」
優「…ッ!千里さんはそのままでいいんだ!今の千里さんが好きだから…」
千里「ありがとう…私も好きぬるぽ」

智「(゜Д゜)……
  (゚Д゚)ぁぁぁああああああああああああ!」
85名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 01:19:54 ID:VDVmDEfE
>>84
千里さん、自分もいるよノシ!!
まぁ、誰もいないけど、ゆっくりしてって下さいな、お三方つc旦"

ちなみに、自分もそのままの千里さんが…
す、好きだよ///(聞いてない)w

> 智「(゜Д゜)……
>   (゚Д゚)ぁぁぁああああああああああああ!」
…ドンマイ智w
86名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 20:57:23 ID:5Ncmy9Dm
風千里来るかな…
87名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 21:56:41 ID:8CzkqssD
今日の放送萌えまくってしまったw
88名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 23:34:45 ID:CD5wZsae
萌えた
独占欲の強い智かわいいょ
89名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 00:33:56 ID:TNGUnPbh
引きこもりに負けるヤンキーってw
容赦なく蹴飛ばす智に萌えた
90名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 21:19:30 ID:N8H6A0wN
千里x翔
千里x風
に萌える
91名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 01:38:24 ID:Iq/bWfK5
兄弟じゃないけど

時田×千里もありじゃね?
92名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 10:07:47 ID:+Ht0r27s
投下はまだかー
93名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 12:10:27 ID:UgIvMARV
時田×千里イイ!自分も読みたい!
94名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 00:28:22 ID:NFEMm52I
明はやっぱり対象外なのか?(´・ω・`)
95名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 17:10:55 ID:fZVLTAZT
体は子供 頭脳は大人→明
96名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 09:55:04 ID:fifft1SW
体は大人 頭脳は子供→猛
97名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 17:06:02 ID:2B0zNoPD
明と猛で何か書けないものか
98名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 21:06:35 ID:CyZTn3tb
過疎だね


このままじゃなんだから、リレーとかしてみる?
99名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 14:10:56 ID:gOmh1BO5
過疎っぷりひどいな…
100名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 14:50:57 ID:KXb0LsHE
投下がないんだからしょうがない
101名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:53:38 ID:L10qoR+C
過疎過疎言われてるので少しでも盛り上がればいいなと思って書いてみた
上で話題があがってる明と猛あたりで書ければよかったんだけど
出来上がってみたら智千里だった、ごめん

・智×千里
・和姦

以上が苦手な方はスルーお願いします
102名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:54:18 ID:L10qoR+C

それはリビングでふたりが会話をしていた昼下がりのできごと。


「だからさ、アンタは母親じゃねーし…その、なんてゆーかさ…」

歯切れの悪い智に千里は首を傾げる。
自分の葛藤なんて全くわかっていなさそうな千里を見て、智はがしがしと乱雑に頭をかいた。

「だから母親としてなんか見れねーっつってんだよ!」
「…うん、だろうね。年もそうかわんないし」
「じゃなくて!そういう対象として見てるってことだよ!」
「ハァ?」

そういう対象?と千里が智の言葉を繰り返す。
智は頬を真っ赤にさせて、そうだよとぶっきらぼうに返した。
千里を睨み付けるように見つめたまま、彼女の反応を待つ。
しかしー…

「そういうってどういうのなわけ?」

鈍い鈍い彼女から返ってきた言葉に智はがっくりと肩を落とした。
(まさかわざとじゃねーよな…?)
きっと千里には遠回しな説明では伝わらないのだろう。
智は溜め息をひとつこぼす。

「こういう対象ってことだよ」

がたん、と智は音を立てて椅子を引いて千里の席の横に立つと見上げて来る彼女を見下ろした。
背もたれに腕を置いて、体を屈めて、そしてー

「智なに…ぅんっ!?」

千里が智の睫毛がゆっくりと下りてくる様子に目を奪われている間に、彼女の唇に自分のそれを重ね合わせた。
びくっと体を強張らせ智の唇から逃げるように千里は背を反らしたのだが、
ただ椅子の背もたれと肘置きと智の体の間に閉じ込められただけだった。
智は椅子に片膝を乗り上げると啄むようにキスを繰り返す。
ちゅっちゅっと音を立てて上唇、下唇と続けて千里の唇を食み
彼女がこの急なできごとに圧倒されている間に薄く開かれた唇の中へ舌を差し込んだ。

「はぁっ…ぅんんっ!」

千里が首を振り智から逃れようとするが、体を密着させられ適わない。
ねっとりと熱い舌が口内を這うと息苦しくて
千里の脳内はだんだんと靄がかかったように思考を停止させ始めていた。
103名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:55:00 ID:L10qoR+C
「はぁっ…ぁ、さとる…」

智の舌は彼の気質通りなのか余裕がないからなのか、ひどく乱暴で、唇を離しても唾液の糸がふたりの間に垂れる。
口周りが唾液で濡れて気持ちが悪いはずなのに、そんなことを考える余裕はお互いになかった。

「もう我慢できねーんだけど」
「えっ…どういう…っ!?」

千里が最後まで言葉を紡ぐ前に智はまた彼女の唇を奪う。
千里とより体を密着させるために膝を椅子の奥へ無理やり進め、その体を抱き締めた。
ティーシャツの裾から手のひらを差し入れて背中を撫で上げる。

「ひぁ…つめた…ぁっ!」

背筋を智の骨っぽい指でなぞられ、千里は息を飲んでびくんと肩を震わせた。
瞬間、胸の締め付けが弱まる。
智が千里のブラジャーのフォックを外したのだ。

「やだっ!何すんのよ!」
「何って…ナニに決まってんだろ」

智の手のひらは千里の背中から脇腹を通って膨らみに辿り着く。
意味をなくした下着を上へ除けて智は千里の乳房を手のひらに収めると、
言葉とは裏腹に、そろそろと躊躇いがちに千里の乳房を揉み始めた。

「あっ、やっ、やだ…ぁんっ」

少し力を込めると簡単に形を変えるやわらかい千里の乳房。
そのリズムに合わせて千里の口から甘い声が零れ落ちていく。
(もっと聞きたいな…)

「ひゃあ…っ!」

智は強引に千里のティーシャツを捲りあげて中へと潜り込んだ。
そして、ふるふると震える胸のてっぺんに吸い付く。

「んぁっはぁっぁあん!」

ちゅっぴちゃっー
リビングに智が千里の蕾を舐めたり吸ったりするいやらしい音が響く。
片方ばかりを舐るのではなく、
舐めていない方の乳房は全体を揉みしだきながら人差し指で頂をくりくりと押し潰してやる。

「ぁああっ!さと、る…ひっんんっ」
104名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:56:14 ID:L10qoR+C
最初は嫌がっていたはずなのに、もう千里は智の舌先に自分の乳首を苛められることを望んでいるのか
彼の頭を抱き抱えて甘い鳴き声をあげ続ける。
そんな千里に応えるように智も行為を繰り返しながら、更に右手を彼女の下半身へと滑らせた。
ズボンのファスナーを下ろし、下着の上から千里の大事なところを擦ってやると
千里はその部分を智の手に押し付けるように腰を浮かせる。
くちゅくちゅと微かな水音と下着の湿った感触が伝わってきて智は唇を笑みに歪ませた。

「やらしい奴だな」

シャツから顔を出して智は楽しげに声を震わせる。
千里はと言うと、羞恥に頬を染め上げ彼から視線を外したのだが、
追い掛けるように額を合わせられしっかりと目があってしまった。

「そんなこと言ったって…智がしたんじゃん!」
「まあそうだけど。それに…」

俺もだし、と智は言いながら千里の手を掴み自分の股間部分を触らせる。
ズボンを押し上げるほど主張している智自身に千里は火が出そうなほど顔を真っ赤にさせた。

「なあ、もうちょっと触ってもいい…よな?」

千里の首筋に唇を寄せて智が尋ねかける。
彼の唇の動きと吐息の熱さに千里は肌が粟立つ感覚がした。
(恥ずかしい、けど、嫌じゃない)
千里は智の問い掛けに彼の頬に両手を添えて口付けを返した。

「ぅ、わっ!?」
「なに、その反応…」
「嫌がられるかと思ったから」

でも、よかった。
そう言って嬉しそうにはにかむ智に千里も目を細める。
もう一度触れるだけのキスをして、智は千里のズボンと下着を一緒に下ろすと膝を持ち上げ肘置きに引っ掛けてしまう。
そうして彼女の足の間に顔を埋めた。

「こんな風になってんだ…」
「ちょっ智!?それはやだっ!恥ずかしいよ…!」

誰にも見せたことのない部分を智に至近距離で見られ、千里は恥ずかしさのあまり両手で顔を覆った。
アンダーヘアーをそっと撫で上げれば千里の割れ目がはっきりと見えてきて、智の興奮を煽る。
ぷっくりとした柔肉を広げて更にその奥を探っていく。
智の指が少しずつ中へ進むととろりとした愛液が溢れてお尻の方に垂れた。
105名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:57:39 ID:L10qoR+C
「はぁ…はっ…ぁあっんんっ」
「すっげ…」
「ぁああんっ」

いやらしく誘うように震える2枚の唇に智はキスをする。
ちゅっぢゅるっと溢れる液を吸い味わい、その源泉である膣穴を舌先で探ると、千里の腰がガクガクと震えだした。

「だめっだめ…っおかしくなっちゃうぅ!」

しかし、そんな千里などお構いなしに智の舌は奥へと押し進んでいく。
内壁を丁寧になぞられるとぞくぞくと快感の波が千里の背中を駆け上がり目から涙が溢れた。

「ひあぁっやぁ、さと…だめっ…あぁあああっ…!」

そして智の鼻が千里のクリトリスに触れた瞬間、千里は大きな鳴き声をあげて果てた。

「はぁっ…ぁ、はっ…」

放心したように口を半開きにさせたまま肩を上下させる。
千里は足の間から顔を上げた智を視界にとらえると、バカ、と小さく悪態づいた。

「ごめん、大丈夫か…?」
「…智は」
「は?」
「智は大丈夫なの?」

それ、とテントを張った状態の智の下半身を指差す。
智は恥ずかしそうに頬をかくと、大丈夫って言いたいけど…と言葉を濁した。
そんな智に千里は手を伸ばす。

「智、最後までシよう」
「…ハァっ!?マジで言ってんのかよ?」
「だって智はシたいんでしょ」
「そりゃシたい、けど…こういうのって付き合ってからするんじゃ…」

智のセリフに千里は今更でしょ、とツッコミを入れる。
智の手を握りぎゅっと目を閉じて決心した様子の千里に、智も心を決めてベルトを緩める。

「…痛かったら言えよ」

額と額をくっつけて智が声をかけると、千里は静かに頷いた。
千里の太股を持ち上げ、智は自身を千里の割れ目にぴったりとくっつける。
106名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 17:58:44 ID:L10qoR+C
「ぁっ…」

ぬるぬると千里の花びらをなぞりながら、自身に愛液をまぶし滑りをよくしていく。
その焦れったい動きに千里の腰が揺らめき始め、千里も自分のことを求めてくれてるんだ、と智は嬉しくなる。
しかし、ビラビラを割って狭い入り口を亀頭で広げていくと千里から苦しげな声が漏れた。

「あぁ…んくっぅう」
「無理、すんなよ…?」
「うんっ…だいじょ、ぶ…っ」

それでも千里は両手を智の首に回すと彼に抱きついた。
千里の心遣いに返すように智はキスで応えながら、ぐいぐいと自身を奥へと進めていく。

「やぁああっさ、とる…っ!」
「っく…はいっ…た…」
「ぅぁあ…ほんとだ、すごい」

ずっぽりと智自身をくわえこんだ千里の下の口を眺めて、ふたりは満足げに微笑んだ。

「動いても、いいか?」
「うん…ぁっ」

千里の答えを聞くやいなや智はゆっくりと男根を出し入れし始める。
本当は今すぐにでも欲望のままに千里の中に精を吐き出してしまいたかったのだけれど、
千里がよくなるようにと必死に我慢をして、その表情を確かめながら腰を前後させていく。

「あふっぁあん…っ」

ずんずんと突き上げられると千里もだんだん顔が惚けてきて、体を支えられなくなってくる。
椅子から滑り落ちそうな千里に智は自分の腰へ足を回させ抱っこのようにしてしがみつかせた。
腰を密着させたまま智がぐりぐりと円を描くと、千里の花芯が一緒に押し潰される。

「だ、めぇっ…智っあたしっ!も、もぅ…あぁああっ!」
「ちさと…っ」

同時に千里の膣が智のモノを締め上げ、搾り取られるように智は千里の中に精を吐き出してしまう。
びゅくびゅくとまだ智のソレは千里の中で震えていて、射精が終わるまでふたりはそのまま抱き合っていた。
107名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 18:00:06 ID:L10qoR+C



「ねえ、智…」
「……」
「なんかさぁアソコだけじゃなくて腰も背中も首も痛いんだけど」
「…あーもう!ごめんっつってんだろ!」

ほら、と智は千里の腕を引いてその体を抱えあげる。

「きゃっ!な、なに!?」
「部屋まで連れてくよ。動けねーんだろ?」

俺の所為だし…と心配そうに千里の顔を覗き見る智。
(なんだかんだここの兄弟に振り回されてんなあ、あたし)
千里は盛大に溜め息を吐いて、でも…

「うん、お願いします」

甘えるようにぎゅっと智の体に抱きついた。
108名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 18:03:06 ID:L10qoR+C
以上です

少しでもここが盛り上がればいいと願って…
>>98のリレーも楽しみだなー

自分は響子さんのエロが見たいです
響子さんエロいよ響子さん!!!
109名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 01:18:36 ID:VhwiDiAy
>>108
GJ!
しゅばらすぅいー!
110名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 09:30:36 ID:XRuDDe2N
>>108
面白い!
111名無しさん@ピンキー:2009/05/19(火) 22:40:15 ID:M0UxI+Iv
>108
美味しゅうございました

智も良いが、予告の翔フラグに期待せずにはいられない
112名無しさん@ピンキー:2009/05/20(水) 06:04:46 ID:4pwUUVzJ
>>108
GJです!喘ぎ声良い!次作も期待してます

智×千里萌えなんだが
不覚にも予告の翔×千里萌えに襲われているー
113名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 20:52:23 ID:y43JIJk4
投下こい!
114名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 21:56:06 ID:E/7/eg2W
今日の放送で智派から翔派になりますた
115名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:05:14 ID:0nC5Ea6Y
>>114
同意
116名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:07:38 ID:3phoBugC
翔×千里
時田×千里

投下頼む!!!
117名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 22:15:17 ID:bRGrxd22
まだまだ智派。
次の次くらいが智メインかな
118名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 23:05:26 ID:l9/OzuUw
優と智と千里の三つ巴好きとしては
今日の放送は泣けば良いのか萌えれば良いのかわからないorz
翔イケメソすぐる…!
もう優千と智千は妄想しかないだろうと思うのでちょっくらがんがって書くぜー
119名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 00:43:43 ID:ZksHdLbl
>>118
おおー期待してます!
相変わらず智千のツーショットはいいなぁ。

でも今日のキスシーンは萌えた。
いっその事4つ巴でもw
120名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 09:32:55 ID:kegKfhgR
>>118
正座して待ってます!
121名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 10:28:28 ID:0RY+TcxC
このスレ女ばっかりだな
口調だけで女だってわかってしまう自分もアレだけど
122名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 21:02:10 ID:TeB7DYia
>>121
まあ、いいじゃん。盛り上がれば男でも女でも。

この番組の隠れたキーパーソンは、人情味があって行動も早い
猛だと思うのだが、いかんせんエロパロにはしづらいキャラなんだよな…。
123名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 21:57:32 ID:Hd2w3CmM
正社員になれずに、少ない金で酒を買い、やけ酒を楽しんで、途中で転んで路上で眠っていたのだろう。赤い特攻服は汚れていた。
一升瓶は行方不明でどういう帰路でトリックハート城に帰ってきたのかもわからなかった。
呂律の回らない舌で何とか合言葉を言うと、水を飲むためにキッチンへと向かう。相変わらず脚は不安定で階段からずり落ちる。
霞む視界が合うと居間の机に伏せて千里が眠っているがわかった。
(……アイツ何でこんなとこで寝てんだ?)
不思議に思いながらも近づいてみる。
戸籍上では母親。明らかに年下。考えなくてもおかしな関係だ。
「おいチビッコ起きろ」
声をかけても反応はなく、風邪をひくだろうと思い、上から重い服をかけてやる。
顔にかかった前髪をわけてやると微かに寝息がかかる。
閉じられた瞼に長い睫毛。
いつもより千里が魅力的に見えるのは酒に酔っているせいからだろうか。
124名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 21:57:54 ID:k3zAh6+/
メイちゃんも女子ばかりで住みやすかったなぁ…
男はドラマのキャラ同士でエロ妄想とかしないと思う(せいぜい俺×堀北とか)
このスレ見てるの兄貴に見られて白い目で見られたわw
125名無しさん@ピンキー:2009/05/27(水) 21:59:12 ID:Hd2w3CmM
ここまで猛書いてみたが続かない…スマヌ
126名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 00:11:56 ID:X0BuahqG
>>125
おお、ありがとうございます!
しかし続かないのはわかる。優や智と違って、どういうエッチをするのか
想像しにくいキャラなんだよねw むしろ明らかに千里に好意を抱いている
二人のどっちかに譲りそう。
127名無しさん@ピンキー:2009/05/29(金) 21:11:47 ID:6OZu3mT9
ここ数回で無性に萌えてしまって探してみたら良スレ発見!
特に>>108が好きだ…
続編又は別の話きぼんw

個人的には優と智が千里を巡ってヤイヤイ言い合ってる図が楽しすぎて仕方ない。
ちょっと大人で優しい優と若さゆえにストレートな愛情表現のできる智。
千里はどっちを選ぶんだろうとか妄想してるけど、結局どっちも無さそうw
7話見るかぎりだとこれから翔との関係が進展していきそうだ…
どっちもどんなスタンスで恋愛?するのか読めないからイマイチ萌えきれないけど、
上手い具合に二人の関係を昇華させていって欲しいなぁ。
128名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 01:40:27 ID:kMdMV380
夜のベンチで千里x翔の二人きりのシーンは良い雰囲気だったな。

あの後、とうとう二人は恋人同士になっちゃったけど、
ほかの兄弟には内緒にしようということに。

翌日、二人の秘密を盗み見ちゃってる優は動揺して、
千里に「どうかした?」と聞かれる(うた自慢大会の直前)。

明を助けようとしてお互いの顔が近づいた瞬間、
我慢できずに人前でキスしちゃった。
(7話終わり)

っていう妄想はどうだろう?




129智×千里:2009/05/30(土) 18:20:28 ID:r8gY8QAY
智×千里投下させて頂きます。
 
・智×千里
・女性側の自慰アリ
・智が鬼畜(?)
・強姦まがい
・というか智のキャラが違う
 
以上がNGな方はスルーでお願いします。
ちなみに7話は終わって国土君はもうロックハートから出ていって(井上さんが帰っている)状態です。
千里のことを好きなのも、現段階通りの優智です。
130智×千里:2009/05/30(土) 18:26:19 ID:r8gY8QAY
「そう言えば千里ちゃんは、あの人と結局どこまでいった関係なの?」
 
まるで「明日の天気は?」とでも問うような何気ない、しかし内容はかなり大胆不敵な風のその発言に、千里に対して少なからずも好意を寄せている優と智は口にしていた大根の味噌汁を盛大に吹き出した。
 
「ああっ!もう勿体ないーっ!!!何してんのよ二人して……」
 
一方当人である千里は、風の質問よりも(千里にとっては何より貴重な)食べ物を無駄にしてしまった優と智に意識が向いており、さして気にも留めていない様子である。
 
「同様し過ぎなんだよお子ちゃま共は。で、どこまでいったの?千里ちゃん」
「何処までって……新造さんは外に出たがる人じゃなかったし、最後は病気になっちゃってたからなぁ…」
「大体予想はしてたけど、多分風が聞きてぇのはソッチじゃねぇよ」
 
鈍感な千里の期待通りの回答に、翔がいつも通り突っ込んだ。 
千里は「じゃあどう言う事?」といった感じの眼差しを風に向けると、風からは千里の常識を大きく外した(と言っても千里以外は明を含めて理解している)答えが返ってくる。
 
「いやだからね、千里ちゃんは新造さんと夫婦だったわけでしょ?ちゅーぐらいはしたのかなぁって」
「なっ…!!!」
「お前ふざけんなよ!!!」
「そうだよ、そんな質問、千里さんに失礼だよ!!!」
 
予期せぬ質問内容に千里は赤面し、想像していた事とは言え自分の想い人にそのような質問を投げ掛けられた優と智は憤慨した。
 
「ば、ばかじゃないの!?し、新造さんとは契約で夫婦だっただけだし、第一き、キスなんて…!!!」
「その様子だと何もなかったみてぇだな」
「つーかもしかしてこないだのコイツとの事故がはじめて?」
「それを言うなら、お前が自分勝手に千里を偽彼女にする為にしたほっぺちゅうこそ、本当にコイツのはじめてだったんじゃねぇの?」 
千里の反応を面白がって好き勝手喋りまくる上三人。
それを尻目に、優は何処か落ち着かない感じでしきりに千里の様子を伺い、智は赤面しつつも千里と経緯はどうあれキスをした二人の事を思い出し、風と翔を睨んでいた。
(ちなみに明は呆れ返り、意に介さずといった風に黙々と夕食を食べている)
 
「まぁ、あれだな」
 
唐突に話しだす猛に注目が集まる。
 
「コイツはちびっこなんだしよ。つまりは1人でヤったこともどうせないんだろ」
 
その言葉に今度こそ空気は止まり、しばらくした後涙目になった千里は「ばかぁ!!!!!」と言ってリビングを出ていってしまった。
 
「……苛め過ぎた、かな」
「つーかビンゴかよ」
「千里が飯を残して行くとは…」
「もう!!だから言ったじゃん!!!」
「……お前らマジでふざけんな…」
「どう考えても、千里さんより皆の方が子供だよ」
 
リビングに残された兄弟を見る井上さんの目は白かった。

131智×千里:2009/05/30(土) 18:28:58 ID:r8gY8QAY
「もう!!ばかばっかりなんだから!!!」
 
自室へと戻った千里はベッドに寝転ぶと、怒りを鎮める為にぼふぼふと枕を殴り続ける。しかしそうしてる間も猛の言葉は頭を廻り、ムカつきはぐちゃぐちゃと頭を支配してしまう。
 
「……やっぱりあたし、ちょっと遅れてるのかなぁ…」
 
特殊な形とはいえ結婚は経験したものの、千里はやはり育った環境の所為か、若しくは人並み外れた鈍さの所為か、同じ年頃の女の子と比べるとそういった知識に関しては疎かったし、何となく自覚もしていた。
けれど、今までが今までで特に困りもしなかった為に別段気にする事もなく過ごして来たのだが、こうやって改めて他人に指図されると、恥ずかしいし気にしてしまう。
 
「……」
 
どうしても、「1人でヤったこともない」という言葉が気になってしまう。
 
「(1人でって…何で、どうやってするの…?)」
 
保健で習ったのは名称と最低限の意味だけだし、そういった類の本やら何やらを読んだ覚えは千里にはなかった。ただ、何処か禁断な雰囲気がして、そして何故か今、それを破ってしまいたい気分になってしまっていた。
 
「む…胸、とか…触ればいいの、かな……」
 
服を脱いで下着をずらし、先端に恐る恐る指先を触れさせた。
 
「……ッ!!!」
 
瞬間、経験した事のない感覚が全身を掠め、千里は一瞬目を見開いた。
 
「(これが……気持ちい、の?わからない…けど、何か、ゆびが、止まんな…)」
 
気付けば両手を使い自らの両乳房を嬲っていた。
初めての快感に思わず我を忘れ、スカートも脱ぎ捨ててひたすら自慰行為に没頭してしまう。パンツの上からソコをなぞると、大きく身体が反って思わず声が出た。
 
「やっ…!!あぁッ…」
 
目を閉じて左手を口に当てて、右手で何回も何回も下着越しにソコを弄りまくる。
ある一点で手が止まった時、抑えていた喘ぎ声が我慢出来ずに洩れた。
……その所為で扉が開いた音にも気付けずに。
 
「ア……やぁああああッ!!!」
「……ち、さと?」
「…ふぇ?……やッ!!!?な…、さ、さとる…ど…して…!」
「や、さっきの…謝ろうと思って来たら、その…部屋から声がするし、ノック、しても返事ねぇし……」
 
予想だにしなかった光景に智は驚き、口調も若干しどろもどろになる。が、見られてしまった千里の比ではなかった。
 
「あの…ごめ、」
「ち、違うの!!!いつもは全然、してない……じゃなくて!し、した事なくて、さっきのは偶々…はじめて…あの、言われたの、く、悔しかったじゃ…なくて…」
 
取り敢えず謝ろうとした言葉に被せる様に、間髪入れずに弁明を繰り返す(しかし焦って説明にならない)千里。
泣きそうになって必死に言い訳をする姿を見るうち、頭は段々冷静になって来た智は、今度は別の所が熱くなっていることに気付く。
132智×千里:2009/05/30(土) 18:31:32 ID:r8gY8QAY
よくよく考えてみれば物凄い状況である。大好きな女の子が下着姿、しかも胸なんかほぼ隠せていない状態で目の前に居るのだ。
余韻からか息があがり紅潮した顔は誰が見ても色っぽいし、緩く開いたふっくらとした唇やショックで潤んだ瞳には、どうやっても欲情せずにはいられない。
それに智はさっきから、涙を浮かべて必死になる千里の姿に自分でも知らなかった性癖を擽られ続けていた。
「(…つーかこの場合…、非はコイツにあんだろ?)」
 
常識的に考えて、どちらにも非はない。
千里は(たとえどんな行為だとしても)自身の部屋でしていた訳だし、智だって見てしまったとはいえわざとではないのだ。そうだ、是も非もない。
……智がその儘出て行くのであれば。
 
「さ、智……?あの、そろそろ…」
「あのさ、」
 
出ていってと言いたかった千里の言葉を遮り、智は口を開いた。出た声の低さに千里だけでなく智本人も動揺した。
 
「はじめてなんだ?」
「ぇ…?」
「こーゆーコト、するの?」
 
その言葉にぼんっ!と紅くなった千里は、反射的に首を縦に振り続けた。
 
「…ふぅん?はじめてでこんなビチョビチョになるんだ…。もしかしてお前って淫乱な訳?」
「なッ……!!!」
「それとも実ははじめてってのは嘘で、毎晩オナってる?」
「ッ、な…で、そんな、い…いじわる、ゆう…っ」
 
正直な所、自分にSな面があると知らなかった為、智も内心驚いていた。
ただ、実際泣きそうになっている千里を見てると自身が熱くなってくるのが痛い程に分かるし、千里を苛めることに何かぞくぞくとした快感を覚えているのも充分自覚出来ている。
――もっともっと苛め泣かしてみたい。
そんな思いに理性は支配されていた。
 
「確かめてやるよ、千里が淫乱かどうか」
「え?……きゃあっ!!?」
「胸って小さいと感度イイって、本当?」
「な…ッ!!ひゃあっ!!?」
 
智は千里を押し倒すと、ブラジャーを剥ぎ取り小ぶりながら形の良い胸の先端を弾き、胸全体を下から掬う様に揉みしだいた。
 
「敏感みてーだな」
「や、やめ…ッ!」
「つーかやべぇ。ふにふにしてて気持ちーな、千里のおっぱい」
「やぁ…ッ!!!」
 
恥ずかしさと混乱で頭がぐちゃぐちゃになった千里は、いつもの威勢の良さが出せずに智のされるが儘になってしまっている。
それでも何とか抵抗しようと藻掻いていると、それが気に喰わなかったのか、智は信じられない様な要求をしてくる。
 
「なあ、」
「や…な、なにっ……うあっ」
「さっきみたく、オナってる所見せてよ」
133智×千里:2009/05/30(土) 18:42:38 ID:r8gY8QAY
「!!!?な、何言って…!!」
「千里、」
「ぇ?…!!ふ、むぅ…ッ」
智は千里の唇を塞ぐと、上唇をぺろっと舐めた後、下唇を甘噛みした。更に少しだけ出来た隙間から舌を差し込むと、くちゅくちゅと音を立てながら甘く深い口付けをじっくりと味わった。
「ふはぁ……ん、」
「上の口もビチョビチョだ」
「やっ……!ばかぁ…ッ」
唾液に塗れた口元をニヤリと笑って指摘すると、真っ赤な顔をして睨んでくる千里。そんな仕草も智にとったら愛しくて堪らない。
 
「なあ、千里。さっきみたいにして、俺にちゃんと見せて?」
「で、でも…恥ずかし…よ」
「大丈夫だって、俺とお前しか居ないんだし」
「だっ…て、上手く出来るか、あたし…自信な、」
「千里」
「さと…る?」
「俺が一緒にやってやるから」
今までとは打って変わって優しく言う智に、千里の心はだんだんと乱れていく。その所為か言葉の可笑しさに中々気付けずに、千里はとうとうソレを了承してしまった。
「わか、た…智」
「ん、手ェ貸して?」
「はい……、え!!?」
「あ、パンツ先脱がすか」
「や、ちょ…智何を…!!」
「はい、脚広げてー」
「いやぁぁぁああああッ!!!」
 
智は千里を全裸にすると、脚を大きく開脚させてその中心に千里の手を導いた。「手伝い」の意味も理解してなかったし、大体さっきは決して直接触れることのなかったソコにいきなり自分の指をあてがわれ、千里は悲鳴をあげた。
「ど?自分で弄ってる感じって?」
「や…いゃ、智、やだぁ…ッ!!」
「嘘つけよ、顔が気持ちイイッつってんのに」
「や……そんなの、違うのォ…ッ」
「どんな感じがする?」
「無理ぃ……ぞくぞく、するぅ…ッやぁあ…!!」
「そろそろイくか?」
「や……、分からな……これ以上は、おかしく、なっちゃ…ッ」
「千里、キモチイイ?」
「うあっ……やぁああああッ!!!」
 
千里の手に重ねた智の手は、有り得ない程の速さで以て千里を絶頂へと連れていった。肩で息をし、ぽろぽろと涙を零す千里の頬っぺたを舐めた後、「限界」と呟いた智は自信を取り出して千里を一気に貫いた。
「いやぁあぁあぁ!!!抜いて!!無理!!!痛い!!!」
「ちょ……、我慢、しろ」
「やだ!!無理!!!だめぇええッ!!!」
 
痛みからパニック状態になっている千里を宥めつつも、智はそれでもゆるゆるとした動きを辞めようとしない。処女を乱暴に奪ってしまった罪悪感はあるが、それよりも今は千里を離したくなかった。
 
「つか…マジで、キツ…ッ!」
「いやぁ…!やらぁ…ッ」
処女血の混じった愛液が、智が腰を打つ度に弾け散る。千里の表情が徐々に和らいで快感が混じっていくに連れて、智の動きもだんだんと速くなり荒々しく千里を攻めていく。
 
「や……、おねが、激し…の、いやぁ…ッ!!!」
「ちさと……ッ!!」
「さとる、や……何か来る、こわい…!や、さとる、さとる、智……ッ!!!」
「…ちさとッ!ちさと、ちさと、ちさと、ちさ…ッ、千里ォッ!!!!!」
 
瞬間、千里の意識は爆ぜ、智は千里の締め付けによって高みへと昇ってイった。
「ちさと……好き、だ」
意識を失った千里を見て、智は満足感と罪悪感が一緒になって込み上げてくる感覚に襲われた。
134名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 18:44:12 ID:0nGpdBtJ
>>128さん
よろしく〜
135智×千里:2009/05/30(土) 18:45:42 ID:r8gY8QAY
―――――――――――― 
「マジでごめん……謝って許される事じゃねぇけど…ごめん」
「……まだ痛いんですけど……」
「本ッ当〜ッにごめんなさい!!!」
「何であんな事したのよ…」
 
行為後、目を覚ました千里に智はひたすら謝り倒していた。
理由を聞かれたところで素直じゃない自分が答えられるような内容ではないので押し黙っていると、千里はじとりと睨み付けてそれでも淋しそうに、「理由なく抱いたの?」と問うてくる。
 
「ば…ッか、ちが…!!!違ぇよ!!誤解すんな!!!」
「だったらどうして、」
「好きなんだよ!!!」
 
思わず勢いに任せて言ってしまった智を、千里は驚きの目をして見つめる。
智も智で「やってしまった」と言う顔をしたが、自棄になって告白を続けた。
 
「だから、好きなんだよ。まさか今後に及んで優が?とか、言うんじゃねーぞ」
「さと、る……」
「無理矢理したのは本当に悪かったと思う…ごめん。…だけど千里を好きになった事は、ぜってぇ謝らねぇからな!」
 
そう言ってぷいっと外方を向く智の耳は真っ赤で、思わず千里は吹き出してしまった。
 
「んだよ……」
「ごめん、なんか可愛いなって」
「あァ!?」
「駄目だよ。あたしの中の格好良いはきっと、新造さんだけなんだと思うんだ」
「………何だよソレ……」
 
そう言って笑う千里に、智の力は抜けていき、目に見える程に落ち込んでいる。
そんな智を見て千里はもう一度柔らかく笑うと、「だから」と声を掛けた。
 
「今後は智の事、新造さんよりも好きにさせてよねっ」
「は!!?」
「頑張れって言ってんの!」
 
そう言う千里に今度こそ赤面した智は、「ばっかじゃねぇの!?」と精一杯の悪態を吐いて部屋を後にする。
 
「智君」
「うわぁッ!!!?」
 
部屋を出てしばらくした所に何故か小金井さんが立っていた。
 
「女性というものは非常にデリケートな生き物なのです……」
今回の件はあまり感心しませんね、とまるで見ていたかの様に小金井さんに真顔で言われ、智は思いっ切り動揺する。
 
「え……ちょ、どう言う……!?」
「今度からはせめてコンドーム等避妊をちゃんとしてから行って下さいね」
「え、えぇ…!!?」
「それと、」
 
キラリと小金井さんの目が鋭く光る。
 
「千里さんは未だ母親を続行中なのです。もしもまた千里さんを辛い目に遭わせたくなかったり、ましてや風俗店のようないかがわしい店で働かせたくないのであれば……」
「あ、あれば……?」
「滅多な事をあまりしてはいけません!!!」
 
そう言って去っていく小金井さんを見送った後、ぼんやりしながらリビングに戻ると、待っていたのは何も知らない兄弟達と井上さんからの本日二度目の白い目だった。
136智×千里:2009/05/30(土) 18:46:54 ID:r8gY8QAY
以上です。
ありがとうございましたm(__)m
137名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 22:18:31 ID:UjN+MzRv
>>136
貴重な投下感謝w
前半兄弟と千里が団らん?しつつ、後半智が少し強引なところが個人的には良かったw



なぜか風×千里にも萌えてしまう‥
138名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 17:52:35 ID:Mjw+If2t
>>52
メイド智×千里も萌えるけど、メイド千里をいつかの仕返しで椅子に手錠をかけてお仕置きする智とかも個人的にはかなりツボだったり
139名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 00:52:52 ID:wjBwm3PQ
>>136
GJ!!!!!

やっぱり智千里いいなぁ。
ドSだけどツンでれな智いいよいいよー。
140名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 19:00:53 ID:6a4HfrHQ
>>136
GJ!!!
我慢きかないところが10代らしくていいな
Sもツンデレもとにかく智千里が好きだ
2人以外の兄弟や響子さんもらしくて想像しやすくて面白かったよー
次もまたお願いします!

今日の放送も楽しみだなー
141名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:55:27 ID:7bGWH4oG
今日の放送、反則すぎる。翔×千里を誰か頼みます…
猛と翔は難しすぎて書けない。
142名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:59:08 ID:HyQ6Kxyb
暗闇の中に6人の男と1人の娘が取り残されたら、
エロパロ板としては、やることは一つ!


と悪魔の囁きw
143名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:59:37 ID:Ot4+qKj2
智の部屋でハプニングw
144名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 22:31:53 ID:/mmGS+T6
途中からしか見れなかったけど良かった〜

今日は翔×千里に萌えた
145名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 23:44:42 ID:kkuRHser
ちょっと体が接触したくらいでドギマギしている優と智を差し置いて、
先週と今週だけで、2回もチューしている翔はずるいぞ!
立ち上がれ、優、智!w
146名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 02:09:32 ID:m1VKWfkt
8話で翔×千里に目覚めた・・・。
体を離して向こうを向いた千里に強引にキス。ソフトSな翔。
147名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 19:53:30 ID:5Jj2WbOA
時田×千里に萌える。
なんか一本書けないかとネタを考えてみたが、なぜか無理やりシチュしか浮かばない。
そして文章に出来ない・・・orz
148名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:17:06 ID:aIulMYiM
時田×千里読んでみたい
自炊しようかと試みたが時田さん回を追う毎に
変(変態)になってキャラ掴めない
149名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 16:23:04 ID:+F180kL7
ほしゅ
150名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 22:00:59 ID:csFnON2K
なんという千里→猛回
いいよいいよー
もっとやれ
151名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 22:11:52 ID:PybHOghR
あれはどう見ても「好きです、行かないで」だよなw
152名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 23:09:32 ID:5RVjPGsT
来週千里の部屋に翔がっ
153名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 23:58:25 ID:jebSLm/O
今日は何だか色々消化不良だったぞー!
このスレで色々補完してみる。
154名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 13:54:24 ID:y49d/7tQ
放送 直前ガイドの中の番宣を改めて見てみた。
千里を囲んで立って相関関係表してたんだね〜
翔から千里へハートが飛んでいた…
155名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 16:09:16 ID:94JSkBFB
>>154
優と翔だよね、千里にハートとんでるの
156名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 19:52:03 ID:OrED7DQe
千里×猛 見てみたい。

翔とのキスを目撃した猛が、
もっと激しいキスを!
157名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 21:26:55 ID:6R7TyRPf
それ見たい
猛×千里すげーいい
158名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 21:09:07 ID:ltTryMbZ
しかし本編王道になりかけの翔×千里も見たいw
キスについて「もうっ」だけだった千里にやられた翔が
激しく見たいwwww

投下待ってますorz
159名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 16:21:30 ID:81kx9Cik
保守
160名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:23:16 ID:ZufxjbCs
スレの話題に乗った話を投下できなくて申し訳ないが
どうしても10話の放送までにどうしても書きたかったんで投下させて下さい

・優×千里
・9話の猛を見送ったその夜設定
・和姦

以上が苦手な方はスルーお願いします
161名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:23:46 ID:ZufxjbCs
優は千里の部屋のドアノブに手をかけた状態で考える。
猛を想って泣く彼女をどうやって慰めればいいのかなんてわからない。
それでも、放っておくなんてことはできなかった。

「千里さん、入るよ」

キィと軋む音と共に扉を開くと、ベッドに突っ伏した千里が視界に映る。
すんすんと鼻をすする音から、予想通り彼女が泣いていることがわかって優は切なげに眉を寄せた。

「千里さん、泣かないで」

優が声をかけると、千里は首を横に振ってみせた。
泣き止めないということだろうか。
それとも傍にきてほしくないということだろうか。
どちらなのかわからないが、どちらにしろこの部屋に足を踏み入れた時点でそれはもう優にはどうでもいい話だった。
(どうでもいいって言うと語弊が生じるけど…ただ千里さんをひとりで泣かせたくないだけ)
自分勝手でごめんなさい、と心の中で謝って、一歩一歩と千里に近付いていく。
千里の隣に腰を下ろして千里の髪を撫でる。
顔にかかる柔らかい猫っ毛をそっと除けてやると、千里はゆっくりと顔を上げた。

「猛がいなくなっちゃったよ、優…」

目にいっぱい涙を溜めて言う千里に優は頷く。

「今までひとりでも平気だって思ってたのに。ここにきて、みんなと一緒にいるようになって…怖いの」
「怖い?」
「本当の家族でも離れちゃうのに、あたしたちはこれからも繋がっていられるのかな?」

千里が瞬きをした瞬間、ぽろぽろと大粒の涙が大きな瞳からこぼれ落ちた。
その涙をおさえるように千里は両手で目元を擦る。
その所為で目尻が赤く腫れてしまって痛々しい。
優は千里の両手をとると、彼女の目尻に唇を寄せた。

「他のみんながこれからどうするのかわからないから、僕にはその質問は答えられない」

優は申し訳なさそうに眉を八の字に下げる。
が、千里と視線を交わした後、でも…と言葉を続けた。

「僕は千里さんとずっと一緒にいるよ」
「優…」

千里の肩を抱き寄せる優。
しかし、千里は自分を抱き締めるその腕がかたかたと震えていることに気が付いて優から離れようとする。
無理しないで、と彼女が言うより早く、優は千里の細い体をもう一度腕の中に閉じ込めた。

「怖くて震えてるんじゃないから。緊張してるだけなんだ」

だから離れないで。
鼓膜を震わせる優の掠れた声に千里はドキリとした。
162名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:24:16 ID:ZufxjbCs
「ほんとに?妹さんが優を迎えにきてもここを出て行かないの…?」
「うん、千里さんといるよ」

きゅ、とシャツを握った千里の問いかけに優は大きく頷く。

「千里さんが僕と一緒にいることで繋がりを感じてくれるのなら、一緒にいる」

嘘偽りのない優の言葉。
それを信じたくて、それに甘えたくて、千里は優の背に腕をまわした。
体が密着すると優の心臓の音が伝わってきて何故だか安心するような気がした。

「千里さん、好きだよ」

す、と優の顔が近付いてくる。
ゆっくりと降りてくる唇は避けようと思えば避けることもできたのだろうが、千里は顔を背けなかった。
目を閉じて優を待つ。
弾力のあるやわらかい唇が触れてすぐ離れた。

「ん…なんか塩辛い」

確かめるように千里が下唇を舐めると照れ隠しに文句をこぼす。
優も顔を赤くしたまま、さっき千里さんの涙を舐めた所為だよ、と口を尖らせた。
そしてふたりで笑い合う。

「ねえ、もう1回してもいい?」

優の問いかけに千里が頷くのを確かめると、優は顔を傾けて千里にキスをした。
さっきみたいに唇を合わせて終わりかと思えば、今度は触れるだけじゃなく
ちゅっちゅっと音を立てて唇を甘噛みしたり吸ってみたり。
リップグロスを塗っているわけでもないのに、つやつやでやわらかい千里の唇に優は夢中になる。

「ふ、んん…っまさ、るっ…」
「千里さん、ごめん…嫌だったら言って」
「え?」

千里が疑問符付きの声をあげると同時に彼女は優に抱き上げられた。
そのまま軽々とベッドに下ろされる。
その上に覆い被さると、優は千里の短い髪をすくう。

「僕の方が千里さんとの繋がりが欲しいみたい」

千里さんと繋がりたいんだ、という優の言葉の意味を考えて、千里はぼっと火が出そうなほど顔を真っ赤にさせた。

「ま、優…!?」
「嫌だったら押し退けていいから」

さらさらと髪をとかした後、優は千里の首筋から鎖骨へと指を滑らせた。
服の上から千里の膨らみを揉み始める。
千里は一瞬体を強張らせたが、抵抗しようとはしなかった。
163名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:25:00 ID:ZufxjbCs
「…嫌じゃないの?」

優の不安そうな声が降ってきて、千里はちらりと優の表情を確認すると恥ずかしそうに目をそらした。

「あたしも、繋がりが欲しいみたい」
「千里さん…!」

嬉しさのあまり優は思わず千里に抱きつく。
頬から顎へのラインに唇を寄せると、今度はティーシャツを捲りあげて胸を触り始めた。
胸の谷間からブラジャーのカップへ手のひらを滑り込ませ直接触れてみると
服や下着の上からとは比べ物にならないぐらいのやわらかさを感じさせてくれる。

「んっ…ふぁ、あっ」

優が円を描くように胸を揉むと千里から鼻にかかった声がこぼれた。
もっとその可愛い声ややわらかい乳房を味わいたくて、背中へ腕を回してブラジャーのホックに手をかける。
(まさか猛に教えてもらったことが今日役に立つなんて)
先日の出来事を思い出し、優はつい笑ってしまう。
千里の不思議そうな視線に、何でもないよ、と返して、手際よくホックを外した。

「あっ…」

ブラジャーを上へ除け、直接千里の胸を眺める。
恥ずかしさからか少しだけ桃色に上気した乳房はまるで熟れた果実のようで、ひどく美味しそうに見えた。
優はごくりと喉を鳴らすと、震えるてっぺんにしゃぶりつく。

「ひゃ…ぁっや、優…っあんっ!」

両手を使い胸を揉み上げながらちゅぱちゅぱと音を立てて先端を吸う。
舌先で乳輪を舐めてやると千里は焦れったそうに体をくねらせた。
唇を離すと、つんと勃ち上がった乳首が優の唾液で濡れていて、千里をさらに官能的に見せてくれる。
優は熱い吐息をこぼして千里を見下ろした。

「千里さん、気持ちいい?」
「え…?あっ…わか、んなっ…ぁ、はぁっ…」
「じゃあこっちはどう?」

胸から脇腹をなぞり、更に骨盤の下から内腿を撫で上げる。
千里が慌てて脚を閉じるが、太股のやわらかさを優に伝えただけだった。
中指で下着のクロッチ部分を擦ると千里の腰がびくびくと刺激を求めて揺れる。

「ひっ、んん…あっ!や、な…か、変…っ!」

割れ目を押すように指を前後させてみる。
強く擦ると微かに下着の湿った感触がして、その感触を確かめながら割れ目をなぞっていく。
すると、やわらかい肉の中からぷくりと固くなった粒に指が触れた瞬間、千里の腰が跳ねた。

「あぁっ…そこっあっ、だめぇ…っ」
「ここ?ここが気持ちいいの?」
「ぅぁ…あぁんっ!らめっ、わかんなっ…ひぁっあっ、おかしくなっちゃう…!」
164名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:25:30 ID:ZufxjbCs

優は千里の表情を確認しながら人差し指と中指で花芯を挟むようにしてぐりぐりと押し潰した。
千里の高い喘ぎ声が部屋に響く。
その顔を見ると口が半開きで瞼もとろんとしていて、そんな表情に優も興奮を煽られ、下半身が熱くなっていく感覚にとらわれた。
そして、優が花芯を爪で軽く引っ掻くと千里は背中を仰け反らせた。

「ひっひぁ…っあぁあああっ!」

クリトリスへの刺激でイってしまった千里に優も息を荒くしながら彼女の絶頂を共に感じようと千里を抱き締めて頬を寄せる。
はあはあと呼吸のリズムを合わせて千里の息が整うのを待った。

「は…はぁ、まさ、る…」
「千里さん…」

千里の呼び掛けに目尻の涙の痕へキスをすることで応えた後、優は千里の下半身の方へ潜り込んだ。
スカートはすっかり捲れ上がっていて、パステルカラーの下着があらわになっていた。
千里の太股を開かせると、下着の中心部分だけ色が濃くなっているのを見て優はほっと息を吐いた。
(これって感じてくれたってことだよね)
下着に指をかけてそろそろと千里の恥部をあらわにしていく。

「あ…恥ずかしいよ」

下着をおろしてもまだアンダーヘアーに隠されている千里の大事な部分を確かめようと、優は指でそこを開かせた。
くちゅりと微かな水音が聞こえて千里は羞恥に耐えきれず両手で顔を覆う。

「んんっ、あっ…や、ひろげないでぇ…あぁっ!」

優が両手を使い千里の中を弄り始めた。
入り口を探りながら2枚のビラビラの間を愛液を塗りたくるように優の指が動いていくと
先程より大きな淫音が響いて、千里は恥ずかしさで耳も覆いたくなる。
(あたしばっかりこんな思いして…ずるいよ!)
つぷっと狭い千里の中を優の指が第二間接まで埋め込まれた時、千里は行為を始めてから初めて優に抵抗した。

「ふぅ…んっ、やだ!優、や…ぁっ待っやめて!」
「えっ?」

腕を突っぱねて優を押し退けようとする千里に優は動きを止める。
抵抗する千里の腕は大した力は持っていなかったが、
さっきまで行為に協力的だった千里の態度が一変したことに優は驚き、慌てて体を離した。
自分の中から指を抜かれる感触に背中がぞくぞくして千里は切なげに眉根を寄せたが、それでも優をキッと睨み付けた。

「ご、ごめん千里さん!やっぱり嫌だった…?」
「優も脱いで!」
「え?」
「あたしだけこんな格好なんてずるいよ!」

だから脱いでと繰り返す千里に一瞬瞠目した優だが、すぐに千里の真意を理解すると情けなく目尻を下げた。
165名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:26:04 ID:ZufxjbCs
「なんだ…よかったぁ。嫌われたかと思ったよー」
「優のこと嫌ったりしないよ。でもそれより…」

早く脱いでってば!
胸元を腕で隠しながら半ば叫ぶように言う千里。
安心からデレデレと頬を緩めっぱなしだった優は慌てて自分の衣服に手をかけた。
ジャケットもシャツもズボンさえも潔く脱ぎ捨てて、惜し気もなく千里の言う通りに裸体を披露していく。
(なんか、裸自体はサウナで見たことあるけど…脱いでくところを見るのは変な感じだな)
目のやり場に困りうろうろと視線を漂わせていた千里だったが、ある一点で硬直したようにその動きを止めた。

「千里さん…あんまり凝視されると恥ずかしいんだけど」
「だ、だって!え!それ…!」

千里の視線から守るように優は自身を両手で隠す。
そそり立つ優の男根は普段の彼からは想像できないほど、雄々しく恐ろしく見えた。
千里は熱くなった頬に手を添えると優に背を向ける。

「それがあたしの中に入るの…?」
「僕も初めてだからわかんないけど…たぶんそうなんじゃないかな?」
「そんな大きいの入らないよ」

不安げな千里の声に優は背中から千里を緩く抱き寄せた。

「千里さんが無理だって言うなら止めるよ」

優しい声色が千里の耳元を掠める。
先程ちらりと見たそれはひどくグロテスクなものに見えたが、それも優自身なのだ。
千里は目を閉じる。
(優は…あたしと繋がりたいって言ってたのに)
お尻に当たる優自身は凄く熱くて千里は足の付け根のその奥がじゅんと疼く感じがした。

「ううん…する。あたしが優と繋がりたいんだから」

千里はそっと優の腕をほどくと、中途半端に脱げた衣服を全て取っ払い、優と向かい合った。
膝をつき合わせたまま気まずそうな様子を見せる千里に優は名前を呼び掛け、最初と同じように触れるだけのキスをした。

「なんか僕たちぎこちないね」
「そんなのわかんないよ。初めてなんだから」

ゆっくりとふたりでベッドに倒れ込みながら、優は千里の下半身へと右手を伸ばした。
優が触りやすいように、と千里も少しだけ足を開いて待つ。
内腿はまだ汗でしっとりと濡れていて、
優の手のひらはそのやわらかさも気持ち良さもしっかり堪能してから、千里の中心へ辿り着いた。

「んぅ…はっ、ぁ…」

膝を立たせM字型に開かせると、ぷっくりと熟れた瓜を撫で上げ、優はくちゅくちゃと音を立てながら指に愛液を絡ませていく。
千里の腰が優を誘うように揺れだした頃、少しずつ中へと指を埋め込んだ。
166名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:26:44 ID:ZufxjbCs
「ぁ、ぁん…やっんん…っ」

指がすべて見えなくなるまで埋め込み、もう一度ギリギリまで抜く。
それを何度か繰り返し、千里が指の動きに慣れてくると、次は指を2本に増やし狭い中を拡げるように軽く曲げて膣壁を擦りあげた。

「あぁぁっ優…っ!はっ、ぁあん!」
「千里さん、そろそろ大丈夫?」
「ん…ったぶん…!」

その返事を聞くと優は自身を握り千里の入り口に宛がった。
ぬぷ、と優は自身を千里の中へ少しずつ挿入していく。
指でしっかり慣らしたつもりでも千里の膣は狭く、腰を進めていくと、ぎちぎちと優を締め付けた。

「ぁ、ぅうん…いっ、ぁ…まさ、る…」
「っく…千里、さんっ」

破瓜の痛みを耐えるように目をきつく閉じた千里に対し、優も締め上げるような苦しさに眉間にしわを寄せる。

「ごめん。痛い、よね…?」

千里の頬に張り付く髪を払いながら優は千里の首筋に顔を埋める。
優の熱い吐息が肩にかかって、その部分の熱が上がっていくような気がした。
(優と繋がってるとこも熱い…)

「平気だよ…優、はぁ…ぁっ…だから、動いていいよ」

でも…とこぼした優に千里は首を横に振ると、優の髪の毛をくしゃりととかしつけて諭すように言う。

「あたしも…っ、優に、よくなってもらいたいの」
「千里さん…」

千里の言葉を受けて優はゆるゆると腰を前後させ始めた。
千里が痛みで顔を歪めないように千里のいいところを探りつつ抜き差しする。

「ん、んっ…ぁっ、は…優…」

まだ痛みがないと言えば嘘になるが、優が男根を出し挿れする度に千里の膣から愛液が溢れる。
膣を守る為のただの潤滑液でしかないのかもしれない、けれども、その愛液の奏でる音は千里の興奮を誘う。

「はっ…ああっ、ぁふ…あぁん…っ」

優の先走り汁と千里の愛液が混じり合ってぐちゅぐちゅといやらしい音が大きくなるのと比例して
千里の声もだんだんと大きくなる。
ぎゅ、と抱きつくと応えるように優も同じように抱き返してくれるのが嬉しくて、涙が出そうだった。

「あっふぁあっ!ひ…んっぁ、まさる…なんかっおかしぃ、よぉ…!」
「千里さんっ…気持ちぃ、の…?」
「わかんな…っ!でも、中がゾクゾクするぅ…っ!」

きゅうきゅうと千里の膣が凝縮し始める。
それはまさしく射精を促すような動きで、優は千里の膣に誘われるまま千里の中に精液を吐き出した。
167名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:27:14 ID:ZufxjbCs
「あっ、ひゃぁ…まさっ優っ!あぁあああっ!」
「くぅ…、千里さん…っ!」

引きずられるようにして千里も絶頂を迎える。
背中を反らせ、びくびくと体が痙攣する。
瞼の裏側でチカチカと白い光が点滅して、油断すると飛んでしまいそうな意識を優にしがみつくことで必死に堪えた。

「千里さん、好きだよ」

囁くように優は言うと、ずるりと自身を抜いて、千里の隣に体を横たわらせた。
すると、千里が優の胸板に頬を擦り寄せる。
とくんとくんと速くなる優の心臓の音に頬を緩めた。

「うん。あたしも、好きだよ」

その答えを聞いて、優は射精後の倦怠感で体は重く感じたが、胸の奥は幸福と満足感でいっぱいだった。
ふたりは自然と手を繋ぐ。

「あたしね、繋がりとか絆とかよくわかんなかったんだ。なくなるのがこんなに怖いなんて知らなかったんだよ」

ぽつりぽつりと話し出した千里を優は相槌を打つこともなくただ見つめるだけ。
千里は優と視線を合わせるとはにかんでみせた。繋いだ手に少しだけ力を込める。

「だから優がいて、繋がりを感じられて、本当によかった」
「千里さん…」
「ありがと」

その優しい声に優の心臓はきゅんと高鳴る。
思わず千里の体を抱き寄せて、白いうなじに口付けを落とした。
こそばゆさから千里は小さく笑うと、優の背に同じように腕を回しながら言う。

「でも、こーやって繋がりを感じられるんだったらみんなとも繋がってこないといけないかなー」
「えっ!?繋がるって!えぇっな、ちょっ千里さん…?冗談だよね!?」

がばっと千里の両肩を掴んで向かい合うと優は焦りで上擦った声をあげる。
泣きそうになったそんな優を見て千里は、冗談だよ、と笑った。

「こういうことするのは優とだけで十分だもんね」

そのセリフに真っ赤になった優の両頬に手を添えて彼の顔を引き寄せると千里は音を立ててキスをした。
168名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 12:30:38 ID:ZufxjbCs
以上です

本編の優は押しがイマイチ弱いが、ラスト2話で頑張ってほしいなと思います

自分も猛千里が見たいので他のみんなの猛千里とか楽しみにしてます!
時田さんもいいな、千里とだったらゴカーンものもいけるし、響子さんとのエロいコンビも最高だと思う
169名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 17:45:31 ID:2vZkwTCE
GJ!!投下ありがとう!
優の優しさとかも表れてて良かった。
優報われて良かったなーw
170名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 18:39:40 ID:JgmGsYJK
投下ありがとう!
優しいエッチが大好物なので萌えまくりました(*´Д`*)
流れとかも自然だし幸せそうな二人が目に浮かぶようでした
本編ではあまり期待出来なそうな優だが頑張って欲しいなぁ
171名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 21:59:32 ID:Rrds+Koc
最終回直前で、遂に四角関係勃発!w
172名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 22:06:57 ID:jLiS9Iy3
前回前々回と優と智が大人しかったからアレ?もうあきらめちゃったの?
って思ってたけど違ったねw智もえらい千里さん千里さん言ったしw
173名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 21:56:32 ID:/1EYrp91
日本の法律では
血のつながりが無くても一度戸籍上で親子になってしまうと
籍を抜いても婚姻できない(たとえば義理の兄妹はおk)らしい

千里が未婚だったのなら堂々と結婚できるな
174名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 21:58:49 ID:ayoFMGgV
猛千里が読みたいよー
猛、千里襲っちゃえよー
175名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:24:28 ID:UAq3buis
小ネタになるんだろうか・・
・翔→千里
・エロなし
・雰囲気だけ

投下失礼しますm(_ _)m
176名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 23:25:00 ID:UAq3buis
彼女に惹かれるのはそう難しくなかった。
いつも元気でタフで誰よりも俺たち家族のことを考えてくれている彼女。
血も繋がっていないのになぜそんなに俺たちのことを考えてくれるのだろう。
だけど、今は俺以外のことを考える彼女が憎くて仕方がない。
笑っている千里が好き、でも快楽に歪んだ千里も見てみたいのが事実。
今宵月は見えない。でも満月じゃなくても男は狼にだってなれるんだ。

「千里―、入っていい?」
「翔?いいよ。」

彼女は男が不純なことをしようとしてるなんて思ってない。
翔はそんな無防備なところにも腹が立っていた。

「翔どうしたの?」

(・・・千里、いい加減俺だけ見ててよ)


部屋に入ってすぐに翔は千里をベットに押し倒す。


「ちょっ、翔!?」
「もうダメ。我慢の限界。」
「はっ!?」
「千里が悪いんだからな?」


そのまま男は強引に熱の籠った唇を彼女の唇に重ねた。



つづく?
177名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 09:49:19 ID:Zk6sKwiG
GJ!!!
翔×千里見たかったからうれしい!!
続き希望!!!
178名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 14:42:08 ID:BtA4RSMV
「おいちびっこ」
「何?」
「やらせろ」
「はっ!?」
「お前意外と良い体してんのな」
「どこ見てんのよ変態!」
「俺は変態だ」
「…バカじゃないの!?」
「なあ、千里−」
「ん、なに?」
月が綺麗な夜、翔が突然部屋に入ってきた。
あたしは特に気にもせずに返事を返した。翔の手にあるものは…え?
「何、それ」
「絵本♪」
ニッと笑っていつの間にか隣に座っている翔。
表示には「赤ずきんちゃん」という文字と女の子の絵。
「力のなんだ。懐かしくて読んでた」
「へえ…」
確かに懐かしいかも。母さんが生きてた頃…
毎晩…絵本、読んでくれてた…
「千里?」
「…え」
「泣いてんの…?どした?」
思い出してる間に…涙が出ていた。
おかしいな、涙が溢れる…。
「…千里はさ。赤ずきんちゃん、どんなのか覚えてる?」
「え…っと、赤ずきんちゃんがおばあさんのところにお使いに
 いくけど先回りしてた狼に食べられるって話でしょ?」
そう、と言いながら翔は絵本をベッドの上に置く。
気づけばあたしは翔に抱きしめられていた。
「翔っ!?な、何すんの!」
「俺が大蔵翔という人間のフリをした狼だ」
…は?意味が分からずあたしは首をかしげる。
「千里は何も知らない赤ずきんちゃん。俺は狼。
 おばあさんが普段の俺だとして物語を進めてみろよ」
普段の翔のフリをした狼翔は赤ずきんちゃん…即ちあたしを…
「た…べる…」
「正解。キスの時は満月じゃないけど…今日は満月だから」
そう言って…翔はあたしを押し倒した…。

エロなくてすみません!
見苦しくて…すみません…orz
朝、俺は千里のベッドの上で目を覚ました。
隣にはまだ爆睡中の千里がいる。
可愛い寝顔にまたムラムラしそうだ…ちくしょう。
ベッドから下りて気づいた、昨夜ベッドの上に置いておいた
絵本が床に落ちている。情事中に落としたようだった…
「気づかなかったな…ん?」
ページが開かれている、ページには猟師がいた。
ああ、猟師が赤ずきんを助ける場面か……

ガチャ

突然、扉が開かれて…そこにいたのは猛だった…。
「おま…ちびっこと…!?」
大声でそんな事言うものだから容赦なく殴った。
ゴン…ッ!!
「いってえな!コラァ!」
「そんなデケー声で叫ぶなバァカ!」
「オメーも十分デケーっつうの!」
そんな事を繰り返していると、いきなり後頭部に衝撃を受けた

ぼふっ

「出ていけえええええええ」
千里が真っ赤な顔をして胸元を押さえていた。確か千里は今…
「ちびっこの全裸なんか見たくな…」

パキッ

問答無用で猛を殴り、俺達は退散した…
猟師は…猛という空しい現実に俺は絶望しながら…


本編は千里視線でその後は翔視線です!
…最後はギャグでごめんなさい…orz
181名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:05:34 ID:urEnInOB
いいね〜!
182:2009/06/21(日) 02:49:47 ID:21hKlMYa
さほどエロくないけど...お邪魔しまつ

↓スタート


No1.ホスト 大蔵翔
ガッツリ稼いでる。
俺に落ちない女はいないぐらいで、自分で言うのもなんだけど、常に絶頂期だった。

あいつがこの家に来るまで。

 「翔ったら!聞いてるの!?」

 「あぁごめんごめん!
     聞いてるよ〜
       飲も飲も!」

ホストなんかに集るのは、決まって厚化粧のオバさんや、明らかに飢えてる奴だ。
さすがに慣れたけど、お陰で女の見る目がマヒしつつある。

 「もういいわよ!最近の翔、
   違うこと考えてばっか!」

前までは客に媚びることに必死だったけど、今は客が去ることに清々さえする。

 「またきてね〜」

183:2009/06/21(日) 02:50:58 ID:21hKlMYa
最近俺の様子がおかしいと、店長が言うようになった。
心がモヤモヤすることを打ち明ければ、『恋してるんじゃないか?』なんて言う。
まさか、俺が恋なんて。
ホストを始めた時点で、そんな感情は捨てたはずなんだ。

そのはずなんだけど

 「おかえり〜!」

 「ただーいまっ」

こんなピュアな子、何年ぶりに見ただろうか。
初めの印象は、お節介で鬱陶しい奴だとか思ったけど、そのお節介は性懲りもなく続き、挙げ句の果てに最後までやり通す。
ホントにいい子だね、この子は。

 「翔、ご飯食べる?」

俺が仕事から帰ってくる夜中2時にも、こうやって出迎えて、飯まで食わせてくれる。
あんなバカ時計のある部屋だ。
睡眠時間を惜しんでるに違いない。
なのに、俺の為に起きていてくれるのは、なぜ。

 「ずっと、起きてたの?」

千里の質問に答えずに、真顔で質問をし返す。
とっさに千里が動揺したのが分かった。
184:2009/06/21(日) 02:53:33 ID:21hKlMYa
 「え...あ、いや、色々
  やることあったし、
  それに時計うるさくて
     寝れなかったし!」

そしたら2時になってしまった。
なんて分かりやすい嘘。
可愛くて 仕方ないんだ。

 「飯いらないから、こっち来て千里」

ベラベラと嘘を喋り続けていた口が止まり、顔で『?』をつくる。
リビングの椅子に座ったまま、俺は千里に手招きをした。
はやくおいで、と言うとハッと猫のように首を上げて、小走りで寄ってきた。

 「・・・?なに?」

子猫みたいな目で、更に首をかしげる。
その何よりも素直な姿は愛らしくて愛らしくて、理性がぶっ飛びそうにもなった。

 「ありがとね、いつも」

椅子に座ったまま、千里の頭を撫でてやった。
嬉しそうにはにかむ千里が見えた。
顔を精一杯に赤くして、微笑む。
なんだか、自分のものにしたい気がした。

 「千里、座って」

ポン、と自分の膝を叩いて、俺の膝に座るように命じる。
え?と小さく焦る千里。

 「お、重いから・・・」

断る言葉が見つからなかったのか、苦しい文句をつけて、逃げる態勢でいる。
もちろん、ここまで来たら逃がさない。

 「いいから座れーっ」

ぐっ、と千里の腰を掴み、よろけたところを一気に引き寄せた。

俺の膝に、横座りをする形になり、顔が間近にあった。

 「いったぁ......!!!」

互いの顔の位置に気付き、千里はすぐさま首を逆にひねる。

 「こっち見てよ子猫ちゃん」

こっちを見てないことをいいことに、頑なに動かない猫の喉から鎖骨にかけてを、指でなぞってみる。
185:2009/06/21(日) 02:54:06 ID:21hKlMYa
 「ひぁっ・・・!!」

びくっ、と体を揺らし、その反動で俺の胸に頭を預ける形になった。
体の固さから、緊張しているのがすぐ分かる。
恐がってる子猫のようだ。


可愛い可愛い可愛い


その丸くなった猫を、膝の上で優しく抱き締めてみる。
一瞬は強ばったが、段々と安心してきたようで、頭を俺の方に向けてくる。
トロン、とした目は眠いのか、気持ちいいのか、どっちにしろ、凄くキた。

 「千里、猫みたい。可愛い」

聞こえてるのか聞こえてないのか、千里は頭を俺の胸に擦り付けてくる。
耳の下からあごのラインにかけて手をかけ、再度俺の方に向かせて、間もなにもなく、キスを降らした。
可愛くて、我慢できなかった。

 「ん....しょ...っ....翔っ」

喋る余裕なんて与えないくらい、離れてはまた離れてはまた、互いのそれを付ける。
千里も気持ちいいのか、抵抗もせず、餌を求めている猫のようにも見えた。

 「千里、俺思ったより千里に夢中だ」

 「・・・・・・」

改めて言われた千里は、だんまりで、赤面していた。
もう限界かなぁ

 「千里の部屋行こっか」

コクンと小さく頷く千里が見えれば、俺は千里を抱えて部屋を目指した。





夜食の時間です。
186:2009/06/21(日) 02:55:29 ID:21hKlMYa
失礼しまんた(/_\;)
ホムペにうpしたやつ持ってきたから、見たことある人いるかもしれない...

駄文サーセンでしたorz
素敵小説で流してください
187名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 12:11:36 ID:A1oCA/HN
>>182-186
GJ!!!
きゃあああああ!
翔x千里ずっと待ってました!
ありがとう!
できれば続きをがっつり読みたいw
188明、孔明の罠 前編:2009/06/21(日) 16:50:33 ID:1kGxBDA9
時田とのトリックハート城攻防前夜のこと。
城内に戻った「アタシんちの家族」たち。
何か食べてパワーをつけようぜ!オー!と雄叫びをあげる一同。
ふいに、風が言った。 「明、おい、大丈夫か?」

みなが一斉に明に視線を移すと、半開きの目で上体をグラグラと揺らしている。
千里があわてて駆け寄り胸に抱え込んだ。

「うっかりしてたぜ。9時過ぎてるのにこいつ眠いのを我慢してたんだ」
猛が腰に手をあて、楽しそうに、そして愛しそうに笑った。

「明、眠いんでしょう?部屋に行って寝よう」
「・・・ううん、大丈夫・・・今日は起きてなきゃ・・・」
「大丈夫だよ、みんな居るから。部屋で寝よう。ね?」
「・・・だって、僕一人だけ・・・嫌だよ」
「じゃあ、私も一緒でどう?」
「一緒?」
「私を明のベッドに泊めて。一緒に眠ろう」
「・・・一緒に? ほんと?」
「ほんと。あっ、倒れるよ。しょうがないなあ・・・ダッコね」

明は千里の背中に腕を回し、顔を肩に埋めた。

「・・・お母さん・・・」

千里は明をつよく、つよく抱きしめた。

風、猛、翔、優、智、いつもなら一言も二言もつっこむ彼らが黙って二人を見送った。
その時。

眠っていたはずの明が顔を上げた。
パッチリと目が開いている。その目に右手の人差し指が添えられ・・・。
アカンベー! そして再び千里の肩に顔を埋め、ドアの向こう側に。
189明、孔明の罠 後編:2009/06/21(日) 16:56:51 ID:1kGxBDA9
「・・・あんにゃろ、狸寝いりかよ!! 一緒にベッドだとおお!」 拳を握る智。
「子供だと思って油断したあ!」 もだえる優。
「まあ、あれだ、あれは『お母さんは渡さない』 だから」 大人ぶる翔。 
「あれえ、さすがに情熱的なチューしてると余裕だな。翔?」 からかう猛。

戦闘モードイン。

「そうだ、忘れてないぞ! ちっちち千里さんに二度もキスしやがって!」
「俺が見たところ、ちびっ子はあれが初チューだな。なあ翔?」
「馬鹿、あおるな猛!」
「きぃぃぃ! 12歳だって25歳だって、負けないんだからあああああ!!」
「優、おねぇキャラ卒業じゃなかったのかよ!」
「胸に抱きしめて、横を向いたちびっ子の肩に手をやって顔を近づけて」
「だから、やめろって!」
「ブチュ〜」
「やっぱり、許さーーーん!」

猛を押さえ込む翔、その翔に飛び掛る優と智。
戦闘開始!と思った瞬間、風の長い腕が四人を抑えこんだ。

「ちょっと聞いてくれ」

まだクラッシュしている猛、翔、優、智の顔を一人ひとりじっくり眺めて、


「一言いっておく。千里は、妹は、簡単にはやらんからな」

「えええええええええ! 何その、いきなりの兄貴宣言!」

「だって、兄貴だもーん」


母にしろ、妹にしろ、結局兄弟で戦うのが運命?の大蔵家であった。


おしまい
190名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 17:03:41 ID:1kGxBDA9
まったくエロなくてすんません。
10話での明の「お母さんじゃ、ない・・・」ってのが切なくて、こんなの書いてみました。
一応続きがあって、この後、腹をくくった翔があのベランダで千里に告白、再びチュー
ってのを考えてるんですが。翔いいかげん素直になろうよ、って感じです。
191名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 00:51:23 ID:5h5AP04C
ではエロありでいきますか。
千里VS翔・優・智・明で。本番未遂。
192決戦!トリックハート城(1/6):2009/06/22(月) 00:52:23 ID:5h5AP04C
トリックハート城の玄関前は、時田率いる100人余りの
ミラクル社員で埋め尽くされていた。
千里は2階のバルコニーから、彼らめがけて宣戦布告した。
「この城は…あたし達が守る!」
「おおーっ!」
左右に控える大蔵家の6兄弟が、力強く千里の声に応えた。
時田が、いつも通りのおどけた表情で言う。
「面白くなってきましたね…あいつらを追い出しちまえーっ!」
ミラクル社員達が、一斉に吠えた。人数だけで言ったら、
とてもかなう筈はない。しかし千里は負ける気がしなかった。
紆余曲折を経て、心が一つになった大蔵家。頼もしいこいつらが
いれば、相手が100人だろうと1000人だろうと怖くはない。
あたし達は無敵なんだ…!!

「正面突破!」
時田の命令で、社員達が玄関の扉を壊しにかかった。
「おい、やべえぞ! 奴ら力づくで来やがった!」
「よし、俺と猛はバリケードを作る。お前らは城の中から
何か武器になるようなものを探してくれ!」
風の号令で、兄弟達はバルコニーから城の中に戻った。
思い思いの方向に、武器を探しに散っていく。
千里は自分の部屋に向かった。新造が何か役に立つ発明品を
残していてくれれば…。
193決戦!トリックハート城(2/6):2009/06/22(月) 00:53:32 ID:5h5AP04C
しかし、部屋へ向かう廊下の途中で、千里は誰かに手を引っ張られた。
「きゃっ!?」
そのまま部屋の中に引っ張り込まれる。ふりほどこうとして
手が止まった。相手は智だった。そしてここは智の部屋だった。
「あっ……あのっ!…………千里っ!…さんっ…!」
「え?」
「今、こんなことやってる場合じゃないってわかってるんだけど…
この戦いで、俺、死ぬかもしれないし……。」
「死ぬなんて、そんなおおげさな…。」
「だから…どうしても言っておきたくて……好きです!千里さん!!」
「ちょ……ちょっと、智……。」
「引き篭もって世間に背中向けてた俺を、千里さんは救ってくれた。
いつも笑顔で、元気があって…俺にとってはいつの間にか
かけがえのない存在になってて……だから…好きですっ!」
「智……。」

千里は当惑したが、うれしくもあった。いつも仏頂面で、言葉を
発することの少なかった智が、必死に告白してくれている。
「うん、ありがと……それに初めて名前呼んでくれたね。」
「あ、ああ……。」
智は真っ赤になって頭を掻いた。そこに、
「ずるいよ、智!こんな時に何やってんの!」
優だった。優は珍しく怒りの表情を見せながら、割り込んできた。
「話は聞こえたよ。だったら……ボクも言わせてもらう。
ボクも千里さんが好きだ!智より前から好きだったんだ!」
そう言うや、優はいきなり千里を抱き締め、キスをした。
女性的でなよなよしていた優の思いもかけぬ行動に、千里は
目を見開いたまま硬直した。
194決戦!トリックハート城(3/6):2009/06/22(月) 00:54:36 ID:5h5AP04C
「て、てめえ何すんだよっ!」
智が慌てて二人を引き離し、優を突き飛ばす。しかし優はひるまなかった。
「ごめん、千里さん! でもボクも言っておきたかった。女性恐怖症で
人間不信だったボクだけど、千里さんのおかげで変わることができた。」
千里はまだ気が動転したまま、優の言葉を聞いていた。あの優に、
こんな男らしく積極的な面があったなんて…。
「最近では、仕事の時でもいつも千里さんのことばかり考えてる。
千里さん抜きの生活なんて、もう考えられないんだよ!」
「おい、後から来て勝手なこと言ってんじゃねえぞ!」
「じゃあ、千里さんに決めてもらおうじゃないか! ねえ、千里さん、
ボクと智、どっちが好きなの!?」
「言ってくれよ、千里…さん!」
「ちょ、ちょっと二人とも、今はそんな場合じゃ…!」

千里は二人を止めようとしたが、思いの丈を口にしてしまって、
もはや引っ込みのつかない二人は、全く譲ろうとしなかった。
千里を間にはさんだまま、もみ合いが始まる。
「だ、だからやめてってば……きゃあっ!」
バランスが崩れて、三人はもろとも智のベッドに倒れ込んだ。
すかさず智が千里の唇を奪った。それを横取りするように、今度は優が
千里にキスする。二人は完全に頭がヒートしていた。
その勢いのまま、どちらからともなく千里の上着を脱がせにかかった。
「やっ!……ちょっと……やめてっ!」
シャツが放り出され、ブラジャーがずり上げられて、小ぶりだが
形の良い乳房が曝け出された。優と智は争うように乳房を咥える。
「あっ!……やだ……ん……あっ…。」
胸から伝わる快感に、千里の抵抗が弱まってゆく。
二人は千里のジーンズのボタンを外し、指を中にすべりこませた。
既にパンティは湿っている。優と智の指は、千里の敏感な部分をまさぐった。
「んうっ!……ああん……んっ……!」
千里の体がビクンと痙攣した。
195決戦!トリックハート城(4/6):2009/06/22(月) 00:56:53 ID:5h5AP04C
その時、
「お前ら、へったくそだなー。」
三人はびくっとして部屋の入り口を振り返る。翔が立っていた。
「女の子ってのは、そんなに乱暴に扱うもんじゃないんだよ。
ナンバー1ホストの技見せてやるから、よーく勉強しとけ。」
翔はいつも通りの気安い様子で、ずかずか部屋に入ってきた。
「お前ら、ちょっと押さえとけよ。」
毒気を抜かれた優と智は、言われるままに千里を押さえつけた。
「ちょちょ、ちょっと翔まで…。」
「まあまあ、いいから。ここはこういじくるんだ。」
翔は千里のジーンズを脱がせ、パンティもずりおろした。
真っ白な下腹部と、アンダーヘアが現れる。
「やだっ!やっ…。」
千里は改めて赤くなり、足を閉じようとした。翔は千里のクリトリスを
軽くなぞった。二度三度と指でさする。千里の体に電流が走った。

「うあっ、ああっ!」
翔はそのままクリトリスをこね回す。固く閉じた千里の足が緩んだ
ところで、翔は指を千里の秘部に差し込んだ。
「は…あうう…!」
「この、人差し指を第2関節まで入れてだな、ちょっと曲げたあたりが
Gスポットつってな、大抵はここを攻められると弱い。」
翔の巧みな指技は、千里の蜜壷の中を絶妙なテクニックでかき回した。
「やだ、やだぁ……やめ……ええっ!?」
ふと気がつくと、明が加わっていた。夜9時を過ぎているので、
夢遊状態だったが、目を閉じたまま、千里の乳首に吸い付いている。
「お母さん……お母さぁん……。」
赤ん坊のように無心に乳房を吸われ、千里の興奮は一層増した。
それに呼応して、秘部は潤いを増し、ピチャピチャと音を立てた。
「ああ、やめて……駄目、駄目っ!……やだ、あっ、あああっ!」
千里は遂にオルガスムスに達した。勢いよく、愛液が飛び散る。
「おー、イッたか。これが俗に言う潮吹きってやつな。」
「おおお…。」「参考になりました、先生。」
感心する優と智とは反対に、千里は恥ずかしさで真っ赤になっていた。
「ばかぁ、もうっ!放してってば!」
「さて、ここからが本番なわけだが…。」
翔はニヤッと笑って、ズボンのベルトに手をかけた。
196決戦!トリックハート城(5/6):2009/06/22(月) 00:58:15 ID:5h5AP04C
「おーい、ちびっこぉ!」
「翔!優!智!明!どこ行ったんだ!」
遠くから風と猛の声が聞こえた。その声で一同はようやく現実に戻った。
「や、やべえ、こんなことやってる場合じゃなかった!」
眠っている明を横抱きにして、翔が飛び出した。優と智がそれに続く。
ほぼ全裸にされていた千里も、大慌てで服を着て走り出した。
2階のバルコニーで、一同は合流した。

「すまねえ、あちこち探したんだけど、使えるものがなくてさ…。」
翔が苦しい顔で言い訳し、優と智がぎこちなく相槌を打つ。
「ったく、遅えんだよ、バーカ!」
「と言うか、もう必要なさそうなんだよな。」
「えっ、どういうこと?」
息を切らしながら、ようやく追いついた千里が怪訝そうに尋ねる。
「こういうこと。」
風が玄関前の広場を指差した。

そこに千里が見たものは、死屍累々と地上に横たわる100人あまりの
ミラクル社員達だった。気を失っている者、呻き声を上げる者、
全員がぶちのめされ、立っている者は一人もいなかった。
いや、ただ一人、その中央に仁王立ちする人物が一人いた。
井上さんであった。

「いやー、すげえよ井上さん。わけのわからん拳法で、たちまち
あいつら全員倒しちまってよ。」
「3分くらいでご覧の通りさ。いや、まいったね。」
井上さんは千里たちの方を振り返ると、ニッと笑って、
ぐっと親指を突き立てた。
197決戦!トリックハート城(6/6):2009/06/22(月) 00:59:05 ID:5h5AP04C
「覚えてろぉぉぉぉ!」
空から声がした。時田だった。ヘリコプターの縄梯子につかまり、
ほうほうの体で逃げ帰るところらしい。やはり井上さんにこっぴどく
やられたらしく、貴族風のコスプレはボロボロだ。
「この次は絶対倒してやるからなぁぁぁぁぁ!!」
井上さんはヘリをにらむと、ミラクル社員が持っていたスコップを
槍投げのように投擲した。スコップは矢のように飛んでヘリに突き刺さる。
「あ〜〜〜れ〜〜〜!」
ヘリはふらふらとバランスを崩しながら、森の向こうに消えていった。

「はああ、疲れたなあ。どれ、後片付けすっか。」
「お前らもサボってんじゃねーぞ、働けコラ!」
風と猛は、城の中に戻っていった。明はまだ立ったまま眠っている。
残された千里たちは、気まずそうに顔を見合わせて苦笑いした。
「まあ、結果オーライっつーことで…。」
「そ、そうだね…。」
「じゃあ俺達も片付けっか。」
翔、優、智も戻ろうとした。その三人の首根っこに後ろから千里が飛びついた。
「こらっ、さっきはよくもやってくれたな!」
「あ、ああ…。」「ご、ごめん…。」「すいませんでした…。」
しかし千里は怒っていなかった。ニッコリと笑う。
三人の前に回ると、一人ずつキスして回った。
「でもみんな大好きだから…。特別に許してあげる。
だから……片づけが終わったら続きをちゃんとしてね。最後まで優しくね!」

THE END
198名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 13:16:09 ID:lRJEwQ8u
盛り上がってる!
投稿ありがとうございます!!
エロありは勿論好きだが>>189のような言い争いもすげー萌える
199名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 18:50:16 ID:Eh3bFb8Z
ほんと盛り上がってる!
どの話もモヘモヘします〜
200名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 23:15:44 ID:BWTpE9wo
翔×千里のその後が読みたい!
201名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 23:58:16 ID:nQ6CTwZM
正直、誰ともくっつかないとおもってたんで萌えると同時にびっくらこいたw
202翔×千里:2009/06/24(水) 01:41:21 ID:6cKLrgQN
前にドS智×千里を書いた者です!
今回はドラマの続きを妄想して書いてみようと思います・・・・

翔×千里



「翔、話って何・・・・?」


俺たち家族がトリックハート城に戻ってきた日・・・
その日の夜、千里をいつものベランダに呼び出した。ついこの前までは恥ずかしすぎて告白できなかったけど・・・
せっかく本気に好きになった女の人が現れたんだ。
このまま智と優に千里を取られてたまるか。


「あのさ・・・・この前、告白してフラれたことないって言っただろ?」

「・・・うん」

「・・・力と約束したんだよな、フラれても笑うなよって」


そう、ここに戻ってくる前に力とした約束。
元父親がいまここで後ずさったら将来、力のいい男としての手本にさえならない。
このままじゃあただの『ヘタレ親父』だ。
いくらなんでも将来、力にそう呼ばれるのは御免だ。


「千里」

「・・・なに?」

俺が息をのんで、千里の顔を見た。(やばい、ドキドキしてきた)
千里の顔は俺達が帰ってきたことでこの前告白しそこねた時に比べれば全然晴れていた。
そんな千里に内心謝りながら、俺は千里の手をひいて思いっきり抱きしめる。
千里は、最初こそ冷静だったけど俺が抱き締めると顔を真っ赤にして俺を見る。


「千里、お前が・・・好きだ」

「翔・・・っ//////」

「智や優には渡さない・・・俺のものだ」


俺はそう言うと、耐えきれずに千里に思いっきりキスをした。
自分の舌を千里の口に滑り込ませると、千里の舌と絡める。
千里は俺が舌を滑り込ませた瞬間、ただでさえ赤い顔を真っ赤に染めた。
慌てて俺の胸をドンドン叩いてるけど、そんな力じゃあ全然。
ゆっくり口を離すと俺と千里の間には銀色の糸が現れ、ぷっつりと切れた。


203翔×千里:2009/06/24(水) 01:42:33 ID:6cKLrgQN



「あのさ・・・翔。結果を聞く前にキスしないでよ」

「悪い悪い・・・んで、答えは?・・・・千里?」

「答え?答えは・・・・連続成功、おめでとうって・・・感じ・・・?/////」


驚いた。
まさか、千里がOKするなんて思ってなかったから・・・
てっきり智とか優を選ぶかと思った・・・(あ、猛もな)
俺が驚いていると、千里は真っ赤にした顔を俺からそらして目線を合わせないようにしていた・・・
あ、今のすっごい可愛い。


「千里」

「なに、しょ・・んっ!?////」


俺は千里にもう一度口づけると、千里は目を潤ませて俺を睨んだ。
・・・あーあ、今ので俺の理性壊された。
千里はというと初めてされたディープキスで(あ、でもファーストキスも俺なんだよな)
力が抜けてしまったのか、口を離すとがくんっと体が倒れそうになった。
そんな千里を慌てて抱きとめると、文句を言われる前にお姫様抱っこ。



「しょ、翔!?/////」

「ねぇ、千里ちゃん・・俺ね、今の千里の顔でもう限界なわけ」

「え・・・限界?どういうこと・・・・・?」



真面目な顔で不思議そうな顔をする千里・・・やっぱ元ホームレスだから
恋に関しての知識はまったくないらしいな。だったら・・・


「俺色に染めてやる、千里」


俺はそう言うと、自分の部屋に千里を抱き上げたまま向かって行った・・・
きっとのぞき見をしているであろう猛の足が見える草むらをキッとにらんで・・・・


204翔×千里:2009/06/24(水) 02:02:17 ID:6cKLrgQN



自分の部屋につくと、千里を自分の白いベッドに放り込んだ。
千里が体制を立て直す前に部屋の鍵をかけて、(猛とかがのぞきに来たら大ごとになる)
我慢できない自分の中の【男】が必至で千里に向かおうとしているのがわかる。
くそっ、さすがにすぐはやばいだろ・・っ!
せっかくOKもらえたのに千里のことだ。怒って取り消してしまうかもしれない。
俺の中の【理性】が必至で【男】を押さえていてくれている・・・
今、糸がピンと張った状態。



「しょ・・う・・・・・?」

「―――――――――――――――――っ!/////」


だというのにこの天然娘はさっきの所持で潤んだ目を使って俺を上目使い・・・・


プツン。


あっけなく糸は切れて【理性】は崩れ・・・俺の中を【男】の部分が駆け巡った。
俺は上着を無造作に脱ぎ捨てると起き上がろうとしている千里の手首をつかんで
再びベッドにダイブした。


「翔っ!?/////」

「千里・・・・今ね、俺お前のせいで【男】なわけよ」

「え・・・翔、男じゃん」

「そうじゃなくってさ・・・・つまり、シタいわけ」

「シタい・・・何を?」

「あぁ、もうじれったいな・・・・」


俺はそうぶっきらぼうに言うと千里の首筋に思いっきり吸いついた。
千里はいきなりの俺の行動に声を漏らす。
そのまま舌で千里の体のラインをなぞる・・・すると千里の体はビクビク俺の動きに反応する。
・・・・感度、いいな。


「千里、もしかしてじゃなくて・・・初めて?」

「初めてって・・・んぁ・・・・っ・・・//////」

「こういうえっちなこと」


俺がそう言うと、千里は爆発しそうなほど顔を赤らめた。
・・・反応からして初めてだろう。


 
205翔×千里:2009/06/24(水) 02:25:52 ID:6cKLrgQN
「へぇ・・・・それじゃあ俺が初めてなわけか」


そう言いながら俺は千里の服を脱がしていく。
ついには下着だけという姿にいつのまにかさせていた。普段は見せない女の千里に俺今すごくドキドキしてる。
決してモデル並みにスタイルがいいわけでもないが、今まで抱いた女の中で
一番今ドキドキしている・・これが恋ってやつ?
俺は右手で意外に大きい千里の胸を優しくつかんでみた。最初こそは優しかったけど、
さすがに俺も耐えきれない。じょじょに強弱をつけて揉んで見た。
すると千里の反応はかなり敏感で、ちょっとの動きでも体をよじらせた。


「やだ・・・しょ、翔っ・・・・っ/////」

「やだって見えないけど・・・ここ、立ってる」


俺がブラをはずしてここと指さした胸の先を優しく掴むと千里は
「あっ・・・」と声を漏らした。
その声に気前良くなった俺は、胸の先を口に含んで舌で転がした。
たまに歯ではさんでやると千里はさらに声をあげた。


「ひゃあぁあ・・・っあ、はぁん・・」

「千里・・・感じてる?すっごい気持ちよさそう」

「そ、そんなことなっ・・・ひゃああんっ!」

「感じているくせに」


俺はそう言って胸の先を指で軽くはじいた。
すると千里の体がまたビクッって反応するんだよ・・・すっごい初々しいというか。
羞恥に震える千里の胸にもう一度キスをすると、俺は右手をするすると下に下ろしていく。
俺の意図がわかったのか、千里は足をばたつかせ始めた。
下着をずらしてそこに指を這わせると、そこはもうグチャグチャだった。

206翔×千里:2009/06/24(水) 02:29:40 ID:6cKLrgQN


「やっ・・・やぁ・・翔・・・っ////」

「千里、グチャグチャ・・・そんなに気持ちい?」

「やだ・・恥ずかしい・・っ/////」

「じゃあもっと恥ずかしくさせてやる・・・っ」


俺って結構Sだから、女の人に羞恥を味あわせるのが好きなわけ。
例えそれが千里でも・・・・・
千里の下着を抜き取ると、ベッドの下に隠しておいた紙袋からとあるものを取りだした。
そして千里の顔を見て俺はニヤリと笑うと千里のそこに押し付けてスイッチオン。
小さく震えだしたのは、ピンクの塊だった。


「あっ・・・あぁ!・・・ん・・・・!」


・・・すごいエロイ。俺が千里に使ったのは、ピンクの大人のオモチャ。
まだ直接でもないにも関わらず、千里は目を見開いてビクビクし始めた。
小さく体を震えさせて、めちゃくちゃ可愛い。


「千里、初めてなのにそんなに感じちゃうんだ」

「やぁ・・・!しょ、お・・・っ!それいやぁ・・・!」

「嫌じゃないでしょ、千里ちゃん?」


そう言うと、俺は震えているオモチャを千里の中に軽く押しこんだ。
そしてそのまま千里のそこに顔を近づけると、両足を開かせて潤いに顔を埋めた。


「やぁっ・・!そこ、ダメェ・・・!」

「ダメじゃないでしょ、千里・・・もう俺限界なんだけど」


俺はそう言うと、自分が来ていたものをすべて脱ぎ払った。
そして自身を取り出すと、オモチャを思いっきり抜いてすぐに千里のそこにあてがう。
いや、だって千里の蜜でドロドロになってるオモチャ見たらたまらないし。
俺は千里の中にゆっくり入っていく。


 
207翔×千里:2009/06/24(水) 02:38:08 ID:6cKLrgQN


「あっ・・・・あぁ・・・しょ・・うっ・・・・!」

「く・・・・・中・・・ヤバい・・・っ」


千里の中は、ありえないほど熱くて・・・今まで抱いた女の中でいちばん気持ち良かった。
あまりの気持ちよさにたまらなくなった俺は、千里の腰を掴むと
最初からガツガツつき始めた。


「あっ・・・あぁあっ!」

「千里・・・きもちい?」

「ひゃああぁっ!あっ、あっぁあ・・!」

「気持ちいのかって聞いてんだけど」


俺はそう言うと、わざとゆっくりとした動きで腰を動かす。
すると千里はじれったいのか、無意識に自分で腰を動かしていた・・・・
いや、それじゃあお仕置きにならないし。
俺は千里の腰を掴んで自分じゃあ動けないようにした。
だけど、こんな動きでも中でこすれたようで・・・


「あぁああっ!」

「ほら、千里・・・千里がちゃんと言ったらまたしてあげる」


俺はそう言うとわざとゆっくりに千里をつきあげ始めた。
千里は観念したように涙目で俺を見ると、小さな小さな声で呟いた。


「翔の・・・・きもち・・・い・・・・」


あー、マジでいい。たまんない。俺のことしか見えない状態で果てさせたい。
そう思ったらさっきまでゆっくりだった腰の動きが一気に早くなった。
千里は悲鳴みたいな喘ぎ声で俺を触発させる。


「しょぉおっ!やだ!ダメ!・・やぁあ!」

「千里・・・気持ちい?」

「んぁ・・・イイ・・あっ!やぁっ!」


 
208翔×千里:2009/06/24(水) 02:55:06 ID:6cKLrgQN


千里の言葉を聞いたらホントにたまらなくなって、止まらなくなった新幹線のように
完全に制御不能になってしまった。


「・・やっあっ!あぁっ!」

って千里の喘ぎ声が耳を通して俺の中のもう一人の俺に響いて、
さらに腰の動きが速くなる。


「あぁあっ!しょお!ダメ・・・ダメェ!翔っ!しょおっ!!ぁああっ!」


鳴き声のような喘ぎ声のような声をあげて、千里は人生初の絶頂を迎えた。
だけどそれだけで女遊びになれていた俺が満足するわけもなく。
まだ解放してやらない。
そう千里の耳元で呟くと呼吸の合わない千里の足を肩に担いでまた攻め始める。
だって、俺はまだイッてないし。

「・・はぁ、千里・・・千里っ・・・・!」

「んぁああっ!・・あ、ふぅ、しょ・・・う・・・ぁああっ!」

「・・千里、またイク・・・・?」

「イ・・・・?」

「さっきの。気持ちよかったでしょ?」

そう言えば千里の中が一層しまって・・・負けずと俺の腰の動きもさらに速くなる。
このまま千里をついていたいのに。
そんなことまで考えてしまった俺は千里にそうとう惚れこんでいる。
千里は俺の手を掴むと、弓なりに反って大きな声をあげた。

「ぁあぁあああああぁあああっ!!」

「く・・・ぁ・・・っ・・・・」

あまりに千里の中が気持ちよくて・・俺はそのまま千里の中に吐き出した。
・・・・あ、やばい・・・避妊、してない。
ふぅと息を吐いて後始末を終えて・・・気を失った千里に服を着せて
俺自身も服を着たら千里の目がゆっくりと開いた。
209翔×千里:2009/06/24(水) 02:58:31 ID:6cKLrgQN


「んぅ・・・しょう・・・・?」

「あ、起きた千里」

「激しすぎだよ・・・っ!腰痛い・・・・」

「おー、悪い悪い。それにさっき中に出しちゃったんだよな」

「え・・・嘘!?」


俺がそう言っておちゃらけると千里は顔を真っ青にして俺を見た。
・・・・もしかして、今日は危険日?
まぁ、だったとしてもさ・・・・・



「まぁ、だとしたら今度こそ本当のお母さんになるんだよな?よろしく、お母さんっ☆」

「・・・・翔・・て・・・」

「え?」

「翔なんて、大っ嫌い!!」



その後1週間口を聞いてもらえなくなってしまった俺は(しかも結局子供できなかったし)
風と猛にさんざんからかわれたのはまた別のお話・・・・




ふぅ、これで終わりです!
読んでくれた皆様、ありがとうございました!

 
210名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 08:31:25 ID:S358dEkF
GJ!
翔っぽさが出ててよかった!
211名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 06:49:51 ID:G+Xg/01O
こんな翔なら、もう少し強引でも…。智も交えたら?
212名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 21:41:14 ID:M8/AK9wZ
翔×千里がもっと見たいお(^ω^)
213名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 17:06:18 ID:StERIvgU
GJ!すごい良かった!また書いてくれ〜
翔×千里希望!
214名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 02:01:10 ID:AXhZQQ/P
翔×千里がみたい!
215名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 02:15:21 ID:Rm1cQC3C
頑張ってやってみようと思って時田×千里を書き始めたが放置して数週間…どうするべ。
216名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 23:06:34 ID:9MRnRqfK
>>215
読みたい!
ぜひ書いてくれ
217名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 02:20:15 ID:mS1CxRNS
>>215
読みたい!お願いします!
218215 時田×千里 1/5:2009/07/02(木) 03:32:54 ID:9ng56z3h
215です。
おだてられて木に登ってみました。
時田×千里、時田がミラクルもらったとか言い出す前の設定。(書き始めたのがそのあたりだったから)
2chにSS投下するのは初めてなので、スレ消費の感じとか全然わからないので読みにくいかもしれません。

***


1
ギシギシと、年代物のベッドが軋む。
どこをどうしたのかは知らないが、時折煩い位に鳴る時計の音は聞こえない。

聞こえるのはベッドが軋む音と二人分の呼吸の音、そしていっそ虫唾が走るくらいにいやらしい水音である。

「集中してください」

自分より一回り近く年上のこの男とこんな関係になったのは、千里がこの『恐怖時計の部屋』を自室にして間もなくの頃であった。
何があったのかは正直よく覚えていない。
気が付いたらこの男に古い言い方をすれば手篭めにされていた。

『ミラクル』の秘書、時田修司に。

初めは当然、思い切り抵抗してやった。
だが暴れようが声を出そうが、時田はいとも簡単に千里のそれを封じ込めた。
ひょっとしたらその際に何か一服盛られたのかもしれない。
気が付いたら一糸纏わぬ姿で、ベッドに取り残された自分がいた。
下腹部からもっと下の方に残る違和感に、何をされたのか悟った。

それからは数日に一度、この状況だ。

219215 時田×千里 2/5:2009/07/02(木) 03:34:42 ID:9ng56z3h
時田の唇が千里のそれに触れ、歯列を割り、強引に舌を絡めて唾液を送り込む。
その間右手が首筋をたどって胸を降りて行き、Tシャツの裾から腕を入れて捲り上げる。

「あんっ、ふっ、嫌……っ!」

下着のホックを器用に外されて、張りのある若い膨らみを大きな手が弄び、やがて長い指が頂に触れる。
言いようのない嫌悪感が背筋を駆け上る。
それを表すかのように千里の背中が一度小さく撓った。
時田は千里の反応の理由を見透かしたかのように、少し不機嫌そうに眉間に皺を寄せて、胸の頂に唇で触れた。

「あっ……!」

敏感な場所を舌が犯す。
千里の声に図らずとも甘いものが混ざったのに気をよくし、時田は空いた手を胸から下の方へ落とし込んでいく。

「足を」
「、いやっ……」

千里の両足は、進入を拒むかのようにぴったりと閉じられていた。
ここまでで仕舞にしてくれという、千里のはっきりとした意思表示であったが、時田は今更そんなことに構う気はない。

大きな手のひらで、嫌らしさの欠片もないように、腿のあたりを撫で回す。
やがてむず痒さを覚えたのか、千里の足に込められた力が一瞬緩んだ。
それを逃さず、時田は足の間に手のひらを差し入れ、あっという間に両足を開かせることに成功した。


「嫌、止めてっ、どうして、こんな……人を」

千里の抵抗になりきらない、弱弱しい言葉を聞いた時田は、視線を上げつつ口を開く。

「呼びますか?こんなところを見られたら、母親十か条どころじゃなくなりますよ。秘書とこんな関係になる社長代理兼母親など、昼ドラ

でも許されないでしょう」

低く囁き、時田は千里の耳朶を軽く咬んだ。

「社長代理母親とこんな関係になる秘書だって、許されません!」
「そうですね。でも今こんなところを見られたら、あなたの信頼はガタ落ちですよ」

そうすれば一億円、自腹切ることになるでしょうねえ、と時田。
千里はぐっと唇をかみ締めて、最後の抵抗とばかりにまだ幼さの残る瞳で時田を睨んだ。


「それは、男を欲情させる材料にしかなりませんよ」

いい加減素直になったら如何ですか。そう続けて、時田は下着の上から千里の秘所に中指を這わせた。

「あっ」

一番感じる場所は避けての、しかも布越しでの刺激に、千里はもどかしげな声を上げる。

「感じているんですか?」

直球の、それだけに酷くいやらしい問い。
唇をかみ締めて視線を背けた。
220215 時田×千里 3/5:2009/07/02(木) 03:36:09 ID:9ng56z3h


時田は口の両端を吊り上げながら、中指を往復させる。
だんだんと湿り気を帯び始めたのを見て、くつり、と喉の奥で一つ笑った時田は言う。

「濡れていますよ」

「やめて…お願い、嫌あ、あっ…!」


懇願するような千里の願いも空しく、時田は千里のスカートに手をかけると、下着ごと一気にそれを引き下ろした。

「もう役に立ちませんからね」

すっかり湿り気を帯びてしまったそれを、放り投げることこそしなかったが、無造作に置くと、今まで布越しに刺激を与えていた中指を今

度は何の前触れもなく、秘裂の内へと突き立てた。


「あっああああっ…!」

急激な刺激に、千里の背中が大きく撓った。
時田はそれを尻目に人差し指をも滑り込ませると、そのままぐちゅぐちゅといやらしい音が立つように、わざと少し大袈裟に二本の指を動

かし始める。

「あ、あ、ふっ……んーっ!」

やがて千里が完全に甘い声しか発しなくなった頃、時田は指をもう一本増やす。
空いている指で秘芽を転がすと、否応無しに千里の全身を快感が支配した。

「あ、あんっ、やああ!」

小刻みに体を震わせて快感に身を委ねる千里に、時田はますます気をよくする。
ぐっ、と空いた指で秘芽を潰すように刺激すると、千里の体がより激しく痙攣した。

「あ、あ、や、いやっ、」
「大丈夫ですよ、そのまま……」

時田はもう少し、とばかりに指の動きを一層激しくし、刺激を続ける。

「いやあ、あっあっあ、んっあっ、あああっ…!…………え……?」

ついに上り詰めた千里の背が撓った瞬間、時田は刺激をピタリと止め、千里の中を蹂躙していた指を引き抜いた。
千里は時田の指が出て行く感触に一瞬体を震わせ、そして何が起きたのか今ひとつ理解しきっていないような目で時田を見た。
指が出て行く瞬間、名残惜しさに声を漏らした千里に、時田は口元だけで笑うと、口を開く。

「指では寂しいでしょう」

言うと、時田は今までネクタイすらも緩んでいなかったスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを緩めた。
そしてすっかり熱く主張している自身を取り出すと、千里の入り口にあてがい、溢れた蜜を絡め取る。

「イクのは、これで」

そう低く言うが早いか、時田は自身を押し進め始めた。
もう何度も行為に及んでいるが、千里の中は未だに雄の侵入を拒むかのようにきつい。
眉をひそめながら、少々乱暴かと思うほどの勢いを付けて自身を奥まで押し進めると、千里の口から嬌声が上がった。
221215 時田×千里 4/5:2009/07/02(木) 03:37:07 ID:9ng56z3h


「あああっ……!」
「痛いですか?」

自分でやっておきながら白々しいものだと時田は思いながら問う。
目尻に涙を溜めた千里が、少し間を置いて左右に首を振る。

千里の内には快感の火種がくすぶっており、痛みを感じるのは確かだが、それ以上にその火種をどうにかして欲しくてたまらない。



「……しい、」
「え?」

掠れた声を聞き逃した時田が、覆いかぶさるようにして口元に耳を近付けた。
眼鏡が千里の頬に当たる。

「時田さんの、全部、欲しい………っ」
「―――ッ!」

屈辱も何もかなぐり捨てて発せられた千里の要求に、時田の中でほんの少し保たれていた理性が全て焼き切れた。

「全く、男を煽るのが上手、ですね」
「あっ、あっ、あっ……!」

理性を失った時田は千里を気遣う余裕もなく、腰を打ち付ける。
千里は繰り返し与えられる激しい官能に、ただ声を上げるしか出来ない。
上り詰めかけていたところで引き戻されたことで中途半端にくすぶっていた快感の火種が一気に燃え上がる。
今一度上り詰めようと、時田の自身を絡めとり、締め付ける。

「そんなに締められたら、持ちませんよ……っ」
「んっ、だ、って…!」

千里の体は、与えられる快感に忠実に反応していた。
いつの間にか千里も自ら腰を使い、時田に口付けを強請り、それに時田が応えると、今度は自ら舌を絡ませる。
年代物ベッドが軋む。
水音と、金属音に近いベッドが軋む音の中、千里の声がより一層高くなった。

「あ、あ、あんっ、あああ、ああ……!」

もう限界、とばかりにきつく目を瞑ると、時田を受け入れる千里の中が小刻みに痙攣を始めた。

「イキそう、ですね」

自身を締め付ける千里の中に、時田も応えるように、一度ギリギリまで自身を引き抜くと、最も深いところまで一気に腰を打ち付けた。

「あんっ、あっ、あ、ああああ……!!!」

時田の自身が最奥を抉る感覚に、千里はより一層嬌声を上げ、全身をびくびくと痙攣させた。

「――ッ!」

時田は中で果てそうになるのを何とか堪えて外へ自身を引きずり出すと、千里の下腹部に精を全て吐き出した。
222215 時田×千里 5/5:2009/07/02(木) 03:38:04 ID:9ng56z3h

「千里さん?」

荒い息を整えて顔を上げると、千里はどうやら気を失っているようで、全く反応が見られなかった。

「――少し、無理をさせましたか、ね」

ぐったりとした千里を見て、時田は罪悪感に似たようなものを覚えた。今更後悔したところで遅いが。

(私がどんなに本気でも、この方は信じてくださらないんでしょうね)

汗だくになった額に貼り付いた千里の髪を払ってやりながら、時田はふと思った。
軽く十は離れている自分など、相手にされる方が可笑しい。
いくら想おうが、届きはしない―

(この方はいつも、あの兄弟のことばっかりで)

自分の方などとても見てはくれないのだ。
それを思うと、悔しさに唇を噛むやら、妙に可笑しくて笑いがこみ上げるやら。
時田は急に忙しくなった感情を振り払うように二三度頭を振って、恐怖時計の部屋を彩る―と、言うには些か不気味すぎる無数の歯車を見

つめた。

(これを、元に戻しておかねばなりませんね)

重い体を引きずって、時田は恐怖時計の部屋の装置を再度作動させる操作を行った。
次の鐘が鳴るまでは、三十分といったところだろうか。

(あと三十分だけ、許してくださいね)

鐘が鳴るまで――
まるでシンデレラだなとぼんやり思い、またそんなにきれいでもないかと現状を見渡して思い直し、千里の横に体を横たえた。



                                  ‐了‐







駄文にてお目汚し、大変失礼いたしました。
濡場をきちんと書いたのはほぼ初めてでして、進め方がわからず支離滅裂な部分も多いかと存じます。
全部下手糞なのは承知の上で、その中でもとりわけ喘ぎ声を描写するのが恐ろしく下手糞だという事がわかりました…精進します。

さて、最後になりましたが、読んでくれた皆様には、大変感謝いたします。
ありがとうございました!
223名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 04:59:29 ID:twAyweU8
GJすぎる
着衣で眼鏡に敬語で秘めた思いハアハア
凄い良かったです!
また読みたくなりました
224名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 11:58:45 ID:oQxG6fyx
GJ!!!
ネクタイ緩めるところとか眼鏡の描写とか細かいんだけどそういうところが凄くツボった
時田千里に嵌りそう

エロ書くの初めてとは思えないほど上手でしたよ!羨ましい!
是非また書いてほしいです!
225名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 14:00:49 ID:PRJE89By
うむ。
また書いてくれ!
226名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 16:52:42 ID:BRhYjV4b
>>186
サイトのURLが知りたい
227名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 20:54:05 ID:wZBQkm2b
「一ヶ月で一億稼いだテク、俺にも見せてよ。
ずっと独身だった親父が結婚決めるくらいだ、スゲーんだろ?」
「…っ! 馬鹿に、……っ、し、ないでよっ!」
「ンだよ、本当の――」
事だろ、と言いかけた言葉を遮って、
「――あんたたちの父親でしょ……っ? 馬鹿にしないで……!」
「っ……」
…みたいな強姦話を一話見たときに妄想したが
みんなみるみるうちに仲良くなっちゃってそんな感じじゃなかったな
新造さん←千里のプラトニックな関係が好きだった
228名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 14:12:08 ID:YjA58Cfl
229名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 23:51:38 ID:fTeKLjTZ
削除だろ
230名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 02:03:27 ID:k/iwdgGc
231名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 02:09:05 ID:k/iwdgGc
232名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 02:09:51 ID:k/iwdgGc
http://lyze.jp/xxx160xxx/poem/8/
裏のPASSはatadan
233名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 02:26:51 ID:k/iwdgGc
234名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 22:38:12 ID:UcCuk5jo
何かリンク踏むのが怖いわけだが…。
というか多数あるってことはスパムか?
235名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 00:03:34 ID:k/iwdgGc
千里の中の人と翔の中の人の小説
http://lyze.jp/xxx160xxx/poem/4/
PASSはnobuta
236名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 00:40:24 ID:AiwuVGmZ
おおおおおおおおthx!!

>>234
スパムじゃないよ。携帯からしか見れないけど。

>>227
それはそれで激しく見たい。
237名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 00:41:49 ID:jYjfPzhx
ドラマ終わったけど
投下待ってるよー
翔と千里の続きが見たい
238名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 06:06:54 ID:y48lCSoD
ここでHP曝したことで色んなサイトが仮閉鎖になってるんですけど
239名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 07:57:23 ID:9kGvC5Kk
晒してる奴はアンチだろ?
もしくは自分の小説が不評だからって言う僻み?
大人な管理人さんもいるようで安心
240名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 11:04:45 ID:66MXhOz4
アンチっていうか私怨じゃないの?やり方が粘着っぽいし
本当管理人さん乙だよ…

>>227
エロパロ板的には借金の返済は普通そういう感じになるよな!
一瞬で仲良くなっちゃったから自分は妄想する暇もなかったが、その展開も是非見てみたかった
241名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 18:27:31 ID:sicnxoty
翔千里はもう公認だからせめてエロパロだけでも智千里を楽しみたい…自分だけなんだろうか?
どなたかよろしくお願いします…!!
242名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 22:07:43 ID:09mGz9bm
>>241
自分も智千里イチオシだよ
1〜3話で智千里の可愛さに目覚めてからずっとこのふたりの応援してる
本編は智→千里の矢印が抜けることはなかったけど、このスレでぐらいは報われてほしいよね
投下できるかわからんが、自分も頑張ってみるから>>241も頑張ってみてほしいな!
243名無しさん@ピンキー:2009/07/08(水) 23:15:31 ID:9kGvC5Kk
同感!
自分は文章力ないんで
リク受け付けてるサイトさんにダメ元でリクしてみようかなw
244名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 00:20:19 ID:iZEunG0d
>>243
その前にageるな
245名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 03:18:50 ID:9BJwQ9G0
241です
うわぁ、ヨカタ…自分だけじゃなかった!自分もなんとかやってみます!
本編最後の方の智は千里に対してツンデレでなくてもはやデレデレだったのは淋しいようなむしろ可愛いような複雑だったな…
しかし自分はやっぱり恥ずかしがりやのツンデレ智とS甘な千里でがんばります!
246名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 06:54:09 ID:IR+YHFxu
「明、孔明の罠」を書いた者です。智×千里 途中までですが、一旦投下します。
千里と翔 がすでに大蔵家では公認のカップルになっていると思って下さい。
翔×千里 を途中まで書いていたので、こちらのカップルはたぶんキス止まり。
エロ無い上にゆるくて申し訳ないですが、よろしくお願いします。
247智×千里 ささやかな告白@:2009/07/11(土) 07:00:44 ID:IR+YHFxu
「ただいまー!!」

勢いよく大広間の戸を開けた智だったが、すぐに顔が曇った。

・・・・・・広い大広間に人影は無い。

「ちぇっ、三日ぶりだってのに誰も居ないのかよ」

信州に新設されたアウトレットモールのイベントに呼ばれ、俗に言う
“営業”をこなしてきたのだ。

土日に避暑地!ラッキー! 仕事が終わったら二・三日遊んでくるわ〜。
うらやましいだろう〜! と鼻息の荒かった智だったが、はや日曜日の夜に
寂しさで泣きが入り、月曜日の早朝の新幹線で帰って来てしまった。

我ながら不思議なものだと思う。
ほんの数ヶ月前まで人間不信の引きこもりだったのだ。
知人だろうが他人だろうが係ることが恐い。身がすくむ。心がすくむ。

それが今は数百人の見知らぬ人間の前でマジックが出来る。
驚いてくれて、笑ってくれて、大きく拍手してくれて。嬉しい、すごく嬉しい。
もっともっと頑張ろうと思う。楽しそうな親子に手を振りながらそう思う。

そして自分の『家族』を思った。
風来坊だった長男 風。現在は押しも押されもしないミラクルの社長として大忙しの毎日。
エコにも気を使う元暴走族の次男 猛。口は悪いが本当は誰よりも繊細でやさしい。
おねぇキャラを卒業し今は絶大な人気のカリスマモデルの三男 優。俺の一番のケンカ相手。
生意気なくせに9時には眠っちゃう末っ子 明。素直になった今は『母親』にべったりだ。

・・・『母親』・・・ 千里さん・・・ 翔。・・・・・・ 千里さんと翔。「・・・ ずるいよ、翔」
少し拗ねた様につぶやき小首を傾げた。
そんな姿が実にチャーミングなことを本人は全く気づいていない。


智×千里 ささやかな告白A に続く
248智×千里 ささやかな告白A :2009/07/11(土) 07:03:34 ID:IR+YHFxu
「みんな・・・・・・ どうしてるかな?」

口に出したとたんに、厚切りの極上ステーキが急に味気ないものになった。
6人が再びトリックハート城に戻って以来、『食事は家族そろってリビングで』
が当然の事となっている。朝食、夕食。その日の出来事を言い合う賑やかな食卓。

「・・・ 何か美味しくない」

手を止めたフォークが皿に当たり、必要以上に大きく響いた。
日曜日の夜とあってホテルの食堂は閑散としている。

「千里さんの味噌汁が飲みたいな・・・」

泣きそうになっている自分に慌てて首を振った。
たった二日でホームシックかよ! これだからお子ちゃまは困るんだよ〜。
自分が自分に言う声が、猛の声に変換されて聞こえる。重症だな、俺・・・。

・・・・・やせ我慢するのやーめた。明日帰ろう。うん、明日『オレんち』に帰ろう!
現金なものでそう決心すると、食欲はあっさりと復活した。
300gのサーロインステーキは美味しく智のお腹に収まった。


・・・・・・ そんな恥ずかしい思いをあれこれして帰宅してみればこれだ。

「迎えてくれたのは新造さん(の肖像画)だけかよ。ああ一気に疲れた」

その時、サウナ室から大きな音が響いた。

「誰かサウナ室に居る?! みんな居るのっ?」

駆け込んだサウナ室は高温でカラカラに乾き、兄弟の姿は無かった。
ただ、床に半裸の千里が転がっていた。

「ち、千里さん!!!」


智×千里 ささやかな告白B に続く
249名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 18:33:17 ID:fsbKNj2t
智、千里
リクエストしてきた

>>248
続き待っているぞ
250名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 20:50:29 ID:AI/Z9a3w
続き待ってるぞ〜!
251名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 15:58:35 ID:xFmHrsJN
続き待ってます!


翔×千里も希望
252名無しさん@ピンキー:2009/07/22(水) 12:13:44 ID:3S0aZv1M
続き待ちくたびれてきたぞ
253名無しさん@ピンキー:2009/07/24(金) 22:50:07 ID:bOaLUnlZ
サウナ室でのハプニング話、待ってました!
続きお待ちしてます!
254名無しさん@ピンキー:2009/07/25(土) 21:37:20 ID:QGGmCPLh
聞くとこが分からないから
ここで聞くが
ナマモノとか書いてるサイトさんないかな?
どうやって探せばいいんだ?
255名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 04:21:24 ID:hPkBc3ih
こんなところで聞いても本当に知ってる人は教えてくれないと思うよ
256名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 11:13:52 ID:BLp3t8RS
あ、そうなのか・・・
自力で探してみるわ
257名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 08:51:08 ID:rXPHvZOh
三男のan・anのヌード綺麗すぎる・・・・
258名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 21:24:33 ID:camGcmbs
>>257
でも腹が…(/_\;)
259名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 21:36:39 ID:ad/AUlg4
過疎ってんね…
なんか書こうかな…
260名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:02:39 ID:ZNmCZUIO
書いて……
261名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:20:33 ID:4ixeT2TX
何書けばいいのかね?
やぱ翔と千里?
262名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:38:36 ID:KULPLzcJ
>>261
もはや何でもOKさ
263名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 01:41:26 ID:uT29CKFF
翔千里より猛千里とか優千里が見たいです
特に猛千里は好きなんだけどあまり見かけないから是非!
あとは千里ばかりだから風と響子さんとか国土と井上さんとかも見てみたいな
でも>>261さんの好きなの書きやすいものを書いてくれればそれで大丈夫です!
なんかクレクレで申し訳ない…
264名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 02:20:13 ID://yNPFyV
定番だが翔×千里が読みたい!
265名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 13:08:28 ID:K+mr4bCx
続き待ってます!
266名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 06:51:11 ID:DQFCM8he
百戦錬磨の女タラシの風と大人なのに実は乙女な響子さんの攻防、読んでみた〜い。 
267名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 19:23:37 ID:Gmql9F2W
翔×千里が読みたい
268名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 01:39:13 ID:frXmGUEF
過疎ってるね
>>248の続きや書くって言ってた人たちの作品はもう見れないのかな…
269名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 13:14:48 ID:P/GxSIFw
ほす
270名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 00:31:25 ID:fW46PAtt
なんだかんだでベタなSキャラ翔が好き
素敵な翔千里ストーリーが読みたいな…
271名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 07:19:51 ID:vqVtyYGT
翔×千里希望〜!千里から攻めるのも見たい。
272名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 11:44:02 ID:YtB2SgwT
まだまだ
273名無しさん@ピンキー:2009/10/14(水) 04:39:59 ID:SJ0TUQXD
優×千里が読みたいな
274名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 14:17:47 ID:E2tCSwyC
過疎ってるようなので、長編投下させてもらいますよー
275猛 1/28:2009/10/17(土) 14:30:49 ID:E2tCSwyC
兄弟たちがトリックハート城に戻って来た。
そして翔は千里に愛を告白し、千里もそれを受け入れた・・・

それから一ヶ月。

翔は毎日千里に優しく接し、千里との仲を進展させようと夢中になっている。
ホストも辞め、今は就職活動中だ。ミラクルで働く気はないらしい。
優と智は千里を諦めきれずにアピール合戦の毎日だ。
風はただただ温かい眼差しを妹と弟たちに向けるのみ。
明は翔と千里の仲よりも、これからは千里にどう甘えようかと、今までになく
子供らしい思案を巡らせている。

少し様子が違うのは・・・
猛。
いつも些細な事で突っかかる翔が、すっかり大人しくなったので、張り合いの
なさを感じているようだ。
そしてもう一人、千里。

翔の告白を受け入れたものの、毎日の生活に変わりはなく、翔はいつでも優しい。
スマートに接してくれて、そして二人きりになれば必ず自分を好きだと言ってくれる。
最初のうちはその言葉も、何気なく触れてくる優しい手も嬉しかったが、何かが違う。

翔の告白を受けてから毎晩夕食後にはバルコニーで会ったり、外を散歩してみたりと、
傍から見れば普通のカップルだ。
が、千里は何か違和感を感じていた。

『翔はいつも優しいし、私を大事にしてくれる。
見つめられるとドキドキして、何も言えなくなってしまうけど・・・』

『でも、、、、』

夕食後のデートの後、翔に送られて自室に戻り一人ベッドの上で千里が呟く。

『私、翔の事・・・好きなのかな?』

bPホストとして働いていた翔の、手馴れた恋愛テクニックに流されているだけなの
ではないか?、とふと思った。
276猛 1/28:2009/10/17(土) 14:32:19 ID:E2tCSwyC
『男の人と付き合うのは初めてだし・・・』

過去の自分の恋愛を思い出してみる。
子供の頃から、トリックハート城に来るまでの人生。
国土のように自分を慕ってくれる男の子は何人もいた。
親衛隊の皆は恋愛というよりも、ファンだと言っていたし。
平次はストレートにアピールしてくるけど、そんな対象には見られなかった。

優、智・・・
彼らのアプローチも判り易いけど、一緒に母親十か条をやった家族。
今は愛する家族という感情でしかない。

・・・・・・・・・・・・

『あ。』

離れたくなくて、引き止めた人がいた。
去っていくその人を走って追いかけて、行かないで、って縋って。
城から追い出されたときには真っ先に会いたくなってアパートを訪ねて。

−おい、チビっこ!−

「やだっ、なに?」

頭の中に響いたその声に思わず声を上げて驚いた。
何考えてんのよ!と自分に言い聞かせて千里は風呂に向かった。
277猛 3/28:2009/10/17(土) 14:33:19 ID:E2tCSwyC
『確かアイスがあったはずだよね〜♪』

入浴後にキッチンへ行くと、猛がそこから出てきた。

「おう、チビっこ!まだ起きてんのか?」

「今お風呂上がったとこ!寝る前にアイス食べようと思ってさ。」

そう言いながら冷凍庫を開けると

「残念だったな〜、最後の一個は今俺様がもらっちまったよ〜っ。」

アイスをかじりながら、いつものようにからかう猛に千里は

「もお〜〜〜〜っ!!!悔しいっ!たーけーるー・・・」

と怒りながら振り向いた。

『あ。』

そこにいるのは普段と違う様子の猛だった。

やはり入浴後なのだろう、いつものリーゼントではなく洗い立ての湿った髪、
特攻服ではなくTシャツに短パンだ。

千里の脳裏に、アパートを訪ねていったときの猛の姿が甦った。
不安な気持ちで会いに行ったそのときの気持ちを思い出し、言葉に詰まった。

「何だよ、チビっこ。人の事変な目で見てんなよ。」

「えっ、いや、そんな。。。変な目なんて。。。」

「何だ何だ〜?また翔に迫られたかあ?」

「そんな事ないよ!そうじゃなくて!」

「あん?そんなにこれ食いてぇのか?ほれよ。」

猛は無邪気にかじりかけのアイスを千里の口元に運んだ。

「も、もう・・・!半分はもらうからねっ。」

大きく口を開けてアイスにかじりつこうとした瞬間、猛は差し出したその手を上に上げた。

「ば〜か、引っかかってやんの。」

「あ〜〜〜〜っ、むーかーつーくー!」

そんな悪ふざけをしながら二人はリビングへやってきた。
猛はテーブルに腰を下ろし、ようやく千里にもアイスをかじらせてやる。
278猛 4/28:2009/10/17(土) 14:35:16 ID:E2tCSwyC
「あー、もうこんだけしか残ってないじゃん。」

「悪りぃ、悪りぃ、残り全部おめーにやるよ、チビっこ。」

「あったり前でしょ!ったく。」

千里は文句を言いながらもアイスを受け取ると、彼の前にある椅子に座って食べ始めた。
そんな千里の様子を猛はからかう事もせず黙って見ていた。

最後まで食べ終え、ふと目の前に腰掛けている猛を見上げると、
普段の猛とはまるで別人のように落ち着いた優しい眼差しで自分を見ているではないか。
どきん、と心臓の音が聞こえたように感じた。

−おい、チビっこ。−

どきん。
また心臓の音が大きく鳴った気がする。

「当たったか?」

「えっ、なっ、何が?」

自分の気持ちを見透かされたようで、千里は慌てた。

「良く見てみろよ、’あたり’って書いてねーか?」

「あ、ああ、これね、何にも書いてないよ。外れたね。」

千里がアイスの棒を見せると、

「マジでか〜?ちょっとよこせ。」

と猛はテーブルから腰を上げ、千里の手元に顔を近づけた。
普段こんな至近距離に近付くことのない相手だけに、千里の心臓はどきどきと大きな
音をたてている。

「うわー、本当にハズレだ。マジで残念だぜ。」

そう言って猛はアイスの棒を取り上げ、ゴミ箱に投げ込んだ。

猛が離れても千里の胸の高鳴りは収まらなかった。

『なんでドキドキしてんのよっ。猛はこんなに平然としてるじゃない。
何でもないことのはずなのに。』
279猛 4.5/28:2009/10/17(土) 14:37:35 ID:E2tCSwyC
「さて、もう寝っかー。チビっこ、お前まだここにいんのか?電気消しちまうぞ。」

「あ、私も部屋に戻るよ。待って。」

リビングの出口に立っている猛を追いかけて駆け寄ると、ドアが開き、背中に軽い感触が。
猛の手だ。
千里が来たのに会わせてドアを開き、さりげなく背中に手を添えて廊下へと導いたのだ。

「じゃあな、チビっこ。」

「お、おやすみ、猛。」


千里は眠れなかった。

猛ってあんなに優しい目をしていたっけ?
髪型のせい?特攻服じゃないから?
いっつも人のことからかって、ケンカして・・・
他の兄弟たちにもそう。
真っ先に口挟んできて、お節介焼いて。
折角お父さんと暮らし始めたのに、立ち退きを迫られている城に帰ってきちゃって。

『そうだ、いつも心配してくれてるんだ・・・』

千里は初めて気付いた。
家族の中で誰よりも良く喋り、誰よりも感情的で、皆の事を放っておけない奴。
あの突っ張った態度に隠れて気付かなかったが、どんな時も千里を守ってくれていた。

ヤクザに殺されそうになったとき、助けに行ったはずが逆に助けてもらった。
ダイナマイトが爆発するときも守ってくれた。

『なのに自分ときたら、いつもケンカ口調で・・・』

でも、その口喧嘩は嫌じゃない。
ううん、むしろそれが普通。
何でも言い合えるんだ、猛とは。

−おい、チビっこ。−

「何よ、自分だってチビのくせに。」

そんな事を考え巡らせながら、千里は眠りについた。
280猛 5/28:2009/10/17(土) 14:38:33 ID:E2tCSwyC
「千里ちゃん、おはよう!」  「おはよう、翔。」

「千里さん、おはよう☆」  「おはよう、優。」

「・・・おはよう。」  「智、おはよう。」

「あれ?風は?」

「出張だからって早くに出かけたよ。」

「そう。明は?まだ寝てるの?優、起こしてあげて。」

「おっけー。」

「あれ?猛もいない?」

「珍しいなあ、朝から静かだと思ったらアイツがいないのか(笑)
サウナにも・・・いねぇな。」

「千里さん、目覚めのパンチでも食らわせちゃえ(笑)」

「よぉーし、いっちょやってやるかぁ・・・あ。」

「???」

「あたし、猛の部屋どこか知らないんだけど。」

「「ええーーーーーーっ!!!」」

「だって今まで猛の部屋に用事とか無かったし。」

「千里ちゃん、俺と一緒に起こしに行こうか。」

「うん。智、井上さんの手伝いしてあげてね。猛が来たらすぐご飯食べようね。」
281猛 6/28:2009/10/17(土) 14:39:37 ID:E2tCSwyC
初めて訪れる猛の部屋。
その道すがら、翔が色々と話し掛けてくるけど頭に入らない。
どうしても昨夜の猛の優しい顔が浮かんで来てしまう。

『どうしよう、あんな顔されたらパンチなんてできないじゃない。』

それでもパンチするのか、と自ら心の中で突っ込みを入れ、ちょっと可笑しくなった。

「なに?千里ちゃん、俺そんなに面白いこと言った?」

翔が不思議そうに笑っている。

「ううん、何でもない。」

「ここだよ、猛の部屋。」

「翔、様子見てくれる?」

誰の部屋でもズカズカと入って行けるのに、なぜか初めて訪れたこの部屋には入る
ことができなかった。

「なんだよ、起きてるんだったらメシ食いに来いよ。」

「千里ちゃん、こいつちゃんと起きてたよ・・・」
と言いながら翔がドアを開けた。

中には猛が立っていた。
特攻服は着ておらず、髪もリーゼントに整えていなかった。
ちらっとこちらを見て千里と目が合うと、一瞬目を細め、小さく息を吐いた。
それが少し切なそうにも千里には感じた。

が、すぐにいつもの明るい顔で

「何だ何だあ?よっ!ご両人!俺を呼びに来るフリしてデートですかい?」

とおどけながら出てきた。

「ふふん、まあな。千里ちゃんがお前の部屋の場所を知らないって言うから、案内して
あげてたんだよ。なあ、千里ちゃん。」

翔が千里の肩に腕を回して得意げに言ってみせた。

「なんだよー、朝からおアツいですなあ〜」

さっさと千里の前を通り過ぎてスタスタと歩いて行ってしまった。

『違う。デートじゃない。違うってば。』

何故か千里の頭の中では必死に言い訳している。

リビングルームまでの道のりで、全く千里に絡んで来ない猛の様子も気になる。
いつも鬱陶しいくらい絡んでうるさいのに。。。。
無意識のうちに千里はイライラしていったようである。
282猛 7/28:2009/10/17(土) 14:40:12 ID:E2tCSwyC
「うぃーっす!待たせたな、野郎ども。」

バーンとドアを乱暴に開けて入っていく猛。
昨夜とは別人の、いつもの猛だ。

「いよいよ俺様も特攻服を卒業よ。少し大人になった気分だな。」

「何言ってんの、もうすぐ28のくせに。」

「相変わらず可愛くねぇガキだなあ、明。歯に海苔付いてっぞ。」

『そうだった、猛も結局バイクや車の知識を買われてミラクル系列の会社で仕事を
することになったんだっけ。』

−おい、チビっこ。−

特攻服にリーゼントで両手をポケットに突っ込み、斜に構えて自分を見る猛の姿を
思い出して、またどきん、と胸が鳴った。

「おい、チビっこ。聞いてんのかよ。」

「えっ、、あ、ごめん、ごめん。何?」

「だからよぉ、今日から俺会社に行くわけよ。んで、今週一杯は帰りが10時を過ぎるわけ。
悪りぃけどメシ残しておいてくんねぇか?その時間には井上も寝ちまってるだろ?
おめーしか当てになんねぇし。」

「うん、わかった。仕事頑張って。」

「おうっ、任せとけ!」

こうして普段とはちょっとだけ違う一日が始まった−
283猛 8/28:2009/10/17(土) 14:40:49 ID:E2tCSwyC
「・・・でさ、千里ちゃんはさ・・・」

今夜も夕食後の翔とのデート。
バルコニーを見下ろす窓の内側には悔しそうに眺める優と智の姿が。

「あっ、もう10時になっちゃう。猛の夕飯用意してやんなきゃ。
翔、ごめん、また明日ね!」

「何だよー、もう母親じゃないんだぜー。ったく、しょうがないなあ。」

小走りに屋内へと消えて行く千里の姿を見送る翔、そして小さくガッツポーズの
優と智がいた。

「さて、今日も翔と千里さんは進展ナシ!っと。」

「俺達一体何を監視してるんだろ?」

「ふふっ、そうだね。でも千里さんを守ってる気分に浸れるよねっ。
じゃ、おやすみ〜。」

「おう、おやすみ。」
284猛 9/28:2009/10/17(土) 14:41:34 ID:E2tCSwyC
『遅いな〜、猛。』

時計を見ると、もう11時近かった。
リビングで一人待つ千里は、

『こんなに遅くなるなら、待ってる間にお風呂入れたなあ。時間もったいなかったなあ。』

などと考えていた。

『昨日はお風呂上りにここで猛とアイスを食べたんだっけ・・・』

ふと、昨夜の猛の優しい顔がまた脳裏に浮かんだ。

何だか楽しかったなあ、クスリと笑った瞬間、リビングのドアが静かに開いた。

「何だ、チビっこ、まだ起きてたのかよ。」

「猛〜、遅かったじゃーん。」

千里の顔は思わずほころび、立ち上がって出迎えた。

「メシだけ残しておいてくれりゃ良かったのに。待ってたのか?」

「こんな時間に一人で食べるの寂しいでしょ。話相手してやろうと思ってさ。」

「ば〜か、何言ってんだよ。このチビっこが。」

ぽんぽん、と猛が千里の頭を叩くとまた、どきん、と千里の心臓は大きな音を立てた。

『な、何?今の猛の笑顔。あんな顔して笑うんだっけ?こいつ。』

昨夜といい、今といい、今まで知らなかった猛の表情を見たようで、気恥ずかしいような
照れるような、何ともいえない気持ちで千里は動けなくなってしまった。

「何突っ立ってんだよ、チビっこ。話相手してくれんじゃねぇの?座れよ。」

傍に座って食事している猛の手が千里の背中、いや腰に近い部分に触れた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」

更に千里は硬直してしまった。

『どうしたの、どうしたの?なんでこんなに緊張しちゃってるの?』

「おい、チビっこ・・・」

猛が不思議そうに顔を覗き込むと、千里は思わず視線を逸らした。
何故か判らないけど、猛の顔が見られなかったのだ。

「お前、翔とは上手くいってんのか?」

「えっ?」

「まっ、俺様には関係ねぇけどよ。」

何故急にそんな事を聞かれたのだろう?千里には分からなかった。
食器を片付ける頃にはいつものように会話もできるようになり、短いけれど楽しい時間が
過ぎていった。
285猛 10/28:2009/10/17(土) 14:42:23 ID:E2tCSwyC
「やべぇ、もう日付変わっちまったぜ。寝るぞ、チビっこ!」

「うん」

リビングから出ようとすると、また扉が開いて背中に手が。

『昨日と同じだ。猛って優しいんだ・・・とても意識してやってるようには見えないし。』

じゃあな、と言って立ち去ろうとする猛の姿を見て胸が締め付けられそうになった。
もう少し話していたい、瞬間的にそう考え、声を掛けた。

「あのさ、猛。」

「あん?」

半分だけこちらを向いて返事をする猛。
千里は、お互い正面に向かい合って話したことがない事に気付いた。
そう、猛とはいつも大声で少し離れたところから喋っている。
面と向かい合って話したのは・・・
出て行く猛を追いかけて行ったとき。
お父さんとクラスアパートの前で話したとき。
どちらも猛に会いたくて、行って欲しくなくて、夢中で声を掛けたときだ。

「あのさ、猛って・・・」

「何だよ、チビっこ。」

「一人だけ私のこと名前で呼ばないよね。なんでいつもチビっこって・・・」

『何でこんな事話してるの、もっとマシな会話ないの』

変な事言っちゃったな、と思っていると、猛が近付いてきた。

バンっ

頭を上から押さえられた。

「それは、お前がチビだからだっ!」

「なによ〜!これでも標準サイズのつもり・・・」

言い返さないうちに、頭を押さえた手が離れ、優しくポンポン、と叩かれる。
そして目の前には猛の顔が迫る。

「おめーはよ、鈍感過ぎんだよ、チビっこ。」

返事もできないうちに猛は去っていってしまった。


胸が痛い。
胸が痛い。

どうしてこんなに苦しくなるんだろう。
286猛 11/28:2009/10/17(土) 14:44:14 ID:E2tCSwyC
遅い入浴の間、千里はずっと悩んでいた。

『何でこんなに猛のことを考えちゃうんだろう・・・』

−鈍感過ぎんだよ−

猛の言葉が頭を離れない。

−翔とは上手くいってんのか−

『翔?翔は・・・』

『翔のこと好きだけど、それは好き?好きなの?』

「あー、もうわかんないっ」

−鈍感過ぎんだよ−

一体どこが鈍感なのよ。私は何に気付いてないの?
猛、ちゃんと教えてよ。

はっとした。
翔の事は嫌いじゃない。
でも、好きとは違う。
上手にエスコートされて気分が良くなってしまっているだけだ。
本当に好きなのは・・・

『!』

「ええっ!?猛っ?ありえなーい!」

しかし、頭の中では猛の言葉と猛の姿がぐるぐると回っている。
それに気付くと胸が痛む。
それが恋心だとは、まだ千里は気付いていなかった。
287猛 12/28:2009/10/17(土) 14:44:54 ID:E2tCSwyC
翌朝、千里の様子は少し変だった。
それもそのはず、昨夜は殆ど眠れなかったのだ。
それでも家事をこなそうと、洗濯物が入った篭を両手にエレベーターに乗り込んだ。
すると、フワっと両手が軽くなり、驚いて振り返ると目の前が真っ暗になった。

「大丈夫か?チビっこ。」

猛が千里の後ろに立って篭を代わりに持とうとしたのだ。
振り返った千里の顔は、猛の胸にぶつかったのだった。

「何だ、寝不足かあ?」

「ま、まあね。」

「昨夜は遅くまで悪かったな。今日は待ってなくていいからな。メシだけ置いとけよ。」

「別にあんたのせいじゃないよ。ゆっくりお風呂に入ってて遅くなっただけ。」

「ふーん。」

結局猛は物干し場まで篭を運んでくれた。
千里が洗濯物を干している間、柵に寄りかかってその姿を眺めていた。

どれ位の時間が経っただろうか。
千里はまた猛がいることに気付いてそちらを見ると、またあの優しい視線とぶつかった。

『えっ・・・』

千里の心臓はドキドキと、外にまで音が聞こえそうに高鳴った。
猛もしまった、と言わんばかりの表情で慌てて体制を変えた。

「じゃあ、俺そろそろ仕事行くわ。じゃあな、チビっこ。」

「あ、うん。行ってらっしゃい。」

猛が去った方向をずっと見送っていると、足早に近付いて来る翔が見えた。
288猛 13/28:2009/10/17(土) 14:49:54 ID:E2tCSwyC
『見られた!』

とっさに千里は罪悪感を感じた。

違う、別に猛とは何でもないんだから見られてもいいじゃない。
と打ち消しながらも不安になった。

「千里ちゃん、猛と何を話してた?」

「えっと、何にも・・・。猛はずっと黙ってたし。最後に仕事行くからって一言だけ・・・」

「それだけ?」

「それだけだよ。何怒ってるの。猛は別にあたしに用事があったわけじゃないし。」

『じゃあ何で猛はここにいたんだろう?篭を運ぶのを手伝うだけならすぐ戻ったはず。』

「じゃあ何で猛と二人でここにいたんだよ。」

翔から全く同じ質問が浴びせられた。

「わかんないよ、そんなの。あたしと猛の勝手でしょ!」

『しまった。』
289猛 14/28:2009/10/17(土) 14:50:34 ID:E2tCSwyC
気まずい沈黙が二人の間に流れた。
先に口を開いたのは翔だ。

「千里ちゃん、俺のこと本当に好きか?」

腰を曲げ、千里の顔を覗き込むようにして訊ねた。

「えっ」

「何かさあ、違うんだよなあ。俺と二人でいるときの千里ちゃん。
いつもの元気がないって言うか、最初は恥ずかしくてそうなのかとも思ったけど・・・」

「いつも俺の事を考えてくれてる?胸が締め付けられたり、顔が赤くなったりする?」

「・・・」

「やっぱりな。俺さ、伊達に告白連勝してないぜ。
相手の子が本当に俺に惚れてるか、そうでないか。それ位わかるさ。」

「翔」

「ん?」

「ごめん。」

「いいよ、謝るなよ。とうとう連勝記録もストップかあ。
ま、もうホストじゃねぇし、そんな勲章もいらねぇよな。」

「ごめん。。。」

「いいって。くっそー、これで優と智がまた盛り上がっちまうな。
俺はまた新しい恋を求めるとしますか。ねっ。」

翔は案外あっさりと去って行った。

『考えると締め付けられる?それが好きってこと?』

−おい、チビっこ−

『えええええっ!』

何であんたが出てくるのよーっ!と心の中で叫んだ。
290猛 15/28:2009/10/17(土) 14:51:27 ID:E2tCSwyC
その日の夜、食後のデートがなくなった千里は早々に入浴を済ませ、猛の夕飯を
温め直しながら帰りを待っていた。

『もう10時過ぎたよー、早く帰って来なよー。』

リビングのドアが静かに開く。
日中ならバーンと乱暴に開くはずの猛が、この時間になると静かに開けるのは昨日
分かったことだ。

「おかえり、猛!」

「お、おう。なんだ、チビっこ。今日も起きて待ってたのか?」

「いいじゃん、今日から翔とのデートもなくなっちゃったしさ、話相手が欲しいんだよね。」

さらりと言ってのけた千里本人がこのセリフに驚いた。
急に恥ずかしくなり、猛の元に駆け寄ったものの顔が見られなくなってしまった。

「いや、えっと、あの・・・」

「翔から俺様に乗り換えようってか?」

「違うよ、そんなんじゃないよ!」

「なーんだ、結構大胆だな、チビっこ。」

「違うってばー!」

両手に握り拳を作り、全身で訴える千里の体が急に傾いた。

「構わねぇよ、俺は。」

「えっ」

千里の上半身は、猛の腕の中だった。

「おめーはよ、ほんっとうに鈍感なんだよ。」
291猛 16/28:2009/10/17(土) 14:52:42 ID:E2tCSwyC
猛に抱きしめられて、千里は頭が混乱してしまった。

「な、何よー。」

そう反論しようと猛を見上げる千里。
大きな瞳で上目遣いに、ちょっと眉をひそめたこの表情、これが問題なのだ。

「ったく。」

その瞳に困惑した猛はそう言って千里を離し、食卓に着いた。
千里に自分の緊張が伝わらないよう、あえてガツガツと食べながら話した。
箸で千里の事を指し示しながら。

「お前のな、そんな表情を見せられるとよ、男としてはたまんねーわけよ。」

「たまんねーって?どうたまんねーのよ。」

「まだわかんねぇのか、面倒臭ぇ奴だなあ、チビっこは。」

「何よ、面倒臭ぇって。」

「ま、いいや。ごちそうさん。これ片付けといてくれよな。
俺一風呂浴びてくるからよ、話の続きはその後だ。」

「うん、分かった。。。」

鈍い千里はそれに従い、食器の後片付けをして猛を待った。

「おっ、ちゃんと言うこと聞いて待ってたな、チビっこ。」

「あったりまえでしょっ。」

「ふふん、よしよし。」

猛に頭を撫でられて、急に千里の心臓がまたどきん、と鳴った。
湯上りの、濡れた髪が額にかかり、またいつもとは違う猛の顔だった。
柔らかい表情、優しい目。
いつもは顔を背けたまま目だけをこっちに向けて話すのに、頭を撫でるほど
近付いて真っ直ぐ私を見つめている。
千里の鼓動はどんどん早くなっていった。
292猛 17/28:2009/10/17(土) 14:53:24 ID:E2tCSwyC
「電気消すぞ、チビっこ。」

「えっ?」

慌てて猛の後を追ってリビングを出る。
今日もドアを開けて、背中に優しい手が添えられた。

「ちょっと、猛。話の続きは?」

「俺の部屋で話そうぜ。」

「うん、わかった。」

これまでなら「じゃあな」と言って離れていくはずの手が肩に回ると、千里はビクン!と
反応した。
さすがに鈍い千里もこの先を思うと急に不安を感じ、小さく震えだした。

「そんな怖がんなよ。」

猛は肩に回した手を下ろし、千里の左手を握り締めた。

「行くぞ。」

「・・・うん。」

『猛と手を繋いで歩くなんて。その猛の部屋に向かってるなんて。』

千里は胸が苦しくなり、顔も赤く熱くなっていくのを感じた。
何も言えないまま暫く歩き、猛の部屋の前に到着した。
293猛 18/28:2009/10/17(土) 14:54:20 ID:E2tCSwyC
「入れよ。」

ドアを開け、優しく背中に触れて中へと導く。
初めて入る猛の部屋。
ぼんやりと小さな灯りがあるだけで、全体は見渡せない。
ベッドサイドの椅子を勧められ、千里は素直に従った。
向かい合って猛がどすん、とベッドに腰を下ろした。

「国土が翔に言ったのを又聞きしただけだが・・・お前、恋愛経験ないんだって?」

「わ、悪い?」

「翔が初めて付き合った男って訳か。」

「そうなるかな・・・。でも、結局私は翔のことが好きだったのとは違うみたい。」

「へえ。。。で、翔とはどこまでいったんだ?」

「特にどこにも行かなかったなあ・・・」

「ちげーよ、出かけたかどうかを聞いてんじゃねぇよ。
二人の仲はどこまで進んだんだって聞いてんだよ。」

「ああ、ごめん、そういうこと?
翔とはキスしただけだよ。それだって猛が覗いてたじゃん!」

『あの翔にかかっても、それっきりなのか?』

急に猛は嬉しいような、迷いが晴れたような、そんな気分になった。

『まったくこいつはよ・・・』

思わず笑った猛に千里も一瞬緊張が解け、

「何よー、何が可笑しいのよー。」

と笑って返した。

その無邪気な笑顔にたまらなくなり、猛は立ち上がって千里を抱き寄せた。
ふわっと石鹸の香りがした。
『翔や優とは違う香りがする・・・香水とは違う、優しい香り。
あ、こいつも私もお風呂上りだったんだ・・・・」
千里に、さっき手を繋いで歩いていたときの恥ずかしいような、不安なような感情が
戻ってきた。
294猛 19/28:2009/10/17(土) 14:55:02 ID:E2tCSwyC
『胸が苦しい、痛い。今猛に聞けば何かわかるんだろうか。』

「猛・・・」

「何だ。」

「笑わないで聞いて欲しいんだけど。」

「おう。」

「最近、苦しいんだよね。何て言うのかな・・・ぎゅぎゅぎゅーっと胸が締め付けられて。」

「どんな時に?」

「その・・・猛と会った後、自分の部屋でとか、今とか。」

「ばーか、何度も言わすんじゃねえよ、この鈍感。」

「もう!笑わないでって言ったじゃない!」

千里が怒って猛の腕から逃れようと顔を上げた瞬間、その唇が塞がれた。
両耳が猛の手で押さえられ、顔が動かせない。
何度も、何度もキスが繰り返され、少しずつ舌が差し込まれてきた。
猛の舌は千里のそれを探り、口内をどんどん犯していく。
両耳を塞がれた千里の頭には、唇と舌が奏でる音だけが響いている。
まさか、あの猛が自分にこんなことをするなんて・・・
千里はだんだんと思考が止まっていった・・・

「ふ、はぁ・・・」

思わず漏れた自分の声に正気が戻り、たまらなく恥ずかしくなった。

「これでわかったか、チビっこ。」

「な、何が。」

「お前を見てると、こういう気持ちになっちまうんだよ。」

「やだ、猛、いつもそんな風に見てたの?やらしー。」

「お前っ、この場面でそういう事言うか?普通。」

「知らないっ。初めてだし。」
295猛 20/28:2009/10/17(土) 14:56:14 ID:E2tCSwyC
−初めて−

この言葉が猛の胸に刺さった。

『奇跡だ』

やっと、こいつが自分の元に来てくれた。
とっくに翔に落とされたと思っていたが、そうじゃなかった。
嬉しさと征服欲で猛の心はいっぱいになった。

『こんなシチュエーションでも、猛とは話せちゃうんだ・・・』

先ほどの恥ずかしさも忘れて、千里の緊張感がまた解れた。

「翔に言われたんだ。
俺の事を考えて胸が締め付けられたり、顔が赤くなったりするかって。」

『何で今キスした相手に翔の事を話してるんだろう』

千里自身でもわからないが、猛になら胸のつかえを吐き出せると思ったのだ。

「で?どうだったんだよ。」

猛の手が優しく腰に触れ、椅子へと促す。
猛はベッドにどかっと座り、腕組みをして聞いている。

「今までそんな風になったことなかった。翔にキスされて、そのときはドキドキしたけど。
デートのときだって、見つめられればドキドキしたけど・・・」

猛の目が一瞬細くなり、小さいため息が漏れた。
それを見た千里の胸がぎゅっと締め付けられた。

「そう、この感じ。
あたし、猛のそんな顔見ると胸が痛くなる。」

「・・・」

「どうしてそんな風にあたしを見るの?」

「・・・」

「鈍感って言わないでよね。ちゃんと教えてよ。」

「・・・お前を翔に取られちまったからだよ。」

「嫌だ、まーさーかーっ!!」

千里は笑い出してしまった。

「くそ、このチビっこ!そこウケるところじゃねぇだろ!」

猛は思わず立ち上がってしまった。
千里は椅子に座って両足をバタつかせて笑っている。

「どうせまた翔にだけは負けたくない、とかでしょ?ったくぅ。」
296猛 21/28:2009/10/17(土) 14:57:03 ID:E2tCSwyC
『敵わねえなあ、この天然娘には』

もう実力行使しかない、言葉では通じなさそうだ。と猛は腹を決めた。

「どうして俺がお前をチビっこって呼ぶか教えてやるよ。」

「うん、何で?何で?」

大きな目を見開いて見上げてくるこの表情、本当にたまらない。

千里を座らせたまま、彼女の唇を塞ぐ。
彼女の両肩を掴み、首筋、鎖骨へと唇を這わす。

「た、猛・・・」

初めての感覚に千里はどうすることもできない。
だんだんと硬直していく千里。
ふと唇を離した猛が千里を抱き上げ、ベッドへと降ろした。

「た、、、け、、、る?」
言い終わらないうちに再び唇が塞がれ、体の自由も奪われてしまった。
下唇を噛まれ、舌が絡まり、息が止まりそうだった。

「ふ、ん・・・・」

千里の甘い息が漏れると、猛は唇を離して耳元に近付いた。
ペロっと舐め、軽く耳を噛む。

「ああっ」

−千里。−

聞こえたような気がした。

耳の中に舌が入ると、背中に電流のような衝撃が走った。

「あああっ・・・」

「千里。」

耳元で確かに聞こえた。
今までに聞いたことのない、猛のささやき声だった。
初めて聞くその艶っぽい声で名前を呼ばれた恥ずかしさから、
千里は思わず両手で顔を覆った。
297猛 22/28:2009/10/17(土) 14:57:47 ID:E2tCSwyC
「千里」

今度ははっきりした声で猛が呼んだ。
そして顔を覆う両手を掴み、上へと引き上げ押さえつけた。

「お前を名前で呼んじまったら、俺、気持ちが抑えられなくなりそうなんだよ。」

「猛・・・」

「ああ、くそっ。もう止めらんねえ。いいな、千里。」

「ええっ・・・」

抵抗する間もなく、猛によってあっさりと服を脱がされてしまった。
猛は立ち上がり、ふわりと毛布を千里に掛けると、背を向けて自分の服を脱ぎだした。
筋肉質で引き締まった身体がぼんやりとした灯りに照らされて、とても幻想的に感じた。
まだ乾ききっていない髪が額に掛かかる横顔は妙にセクシーだった。

『いつもタオルを腰に巻いてる姿は見ているのに・・・
猛ってこんなに格好良かったっけ・・・?』

うっとりと眺めていると、猛がこちらを振り向いた。
途端に千里の顔は真っ赤になり、とっさに毛布で顔を隠した。

「千里、お前本当に可愛いな。」

そう言って優しく毛布の上から手を置くと・・・

バッ!っと毛布を剥ぎ取り、荒々しく圧し掛かって来た。

数え切れない程のキスを降らし、耳元、首筋、鎖骨へと唇を落とす。

「はぁっ・・・んんっ」

意図せず、そんな声が漏れてしまう。
298猛 23/28:2009/10/17(土) 14:58:53 ID:E2tCSwyC

 千里

 千里

 我慢しないで声出せよ

 俺だけに聞かせろ 俺だけに

やがて猛の片手は千里の胸を揉みしだき、もう片方の胸の突起が口に含まれた。

「は・・・・ああっ・・や・・・・」

 俺のものだ

 千里

 他の奴には触らせねえ

猛がひと際強く胸を吸うと、そこには赤い印が。
もう誰にも渡さない、自分の印。
それを確認すると、一瞬嬉しそうな表情で千里を見つめた。
千里は押し寄せる感覚に耐えるように目を閉じている。

その目元に軽くキスをし、千里を呼んだ。

「千里」

「・・・・なに・・・?」

「俺を見ろ」

「いや・・・恥ずかしいよ・・・」

「ダメだ。しっかりと見ろ。」

「猛?」

猛は千里の秘部に指を伸ばした。

「はっ、あああぁぁぁぁっ・・・!」

その衝撃に千里は思わずのけ反った。

「俺を見るんだ!千里」

「た、た、ける・・・」

猛の指は小さな突起を刺激し続けた。

「いっ、いや・・・・あぁ・・・」

『目なんか開けていられない、猛の顔も見えないよ・・・』
299猛 24/28:2009/10/17(土) 14:59:54 ID:E2tCSwyC

 千里

 俺だけを見ろよ

『見えない、見えないよ・・・』

 閉じた目の中に他の男は写ってねぇだろうな

『そんな、ああ。。。。』

充分に湿った千里の中に猛の指が進入していく。

 俺の事だけ考えろ、千里

『猛で頭いっぱいだよ・・・』

 千里

 千里

「あぁっ・・・んん・・・もう、もう・・・」

もうだめ、と言いかけた千里の言葉を遮るようにキスをして、指は更に千里を攻め立てる。

「千里、お前が好きなのは誰だ。」

息も絶え絶えの千里は回らない頭で懸命に考えた。

「返事が遅ぇよ!」

千里の突起を強く攻める。

「はぁっ、たけるっ、猛っ・・・・うふっ・・・んんん・・・」

「知ってたぜ。」

『え?』

「俺のことを片時も忘れるなよ」
300猛 25/28:2009/10/17(土) 15:00:36 ID:E2tCSwyC

指を千里から抜くと、猛は暴れ出さんばかりの自身を千里にあてがった。

「千里、俺の名前を呼んでみろ・・・」

「たける?」

「もっと続けて」

「猛、猛、猛、た…・・・っ、ああああああああっ・・・・・・!」

「我慢するなよ、声出していいんだぜ。」

「んんっ、たけ、たける・・・・・」 

千里が名前を呼ぶのに応えるように、ゆっくりと貫いていった。

『たける、たける・・・』

 千里

『た・け・・る・・・』

 俺だけを見るんだ
 
 千里

少しずつ、ゆっくりと速度を上げながら抜き差しを繰り返す。
千里は痛みに耐えるように、猛の背中に爪を立てた。
初めて男性を受け入れた千里の中は狭く、キツいものだった。
外へと押し出そうとするかと思えば、反対に引き込もうとする力が加わる。
あまりの気持ち良さに猛も眩暈がしそうだった。


 千里

『たける・・・も何も考えられないよ・・・たける・・・』
 
 俺もうダメだ、我慢ならねぇ

何度となく強く突き上げ、全てを放った。
301猛 26/28:2009/10/17(土) 15:01:40 ID:E2tCSwyC

「・・・痛かったか?」

千里の頬を優しく撫でると猛は身体を起こし、千里の隣に寝そべった。

「そ、それなりに・・・」

「そっか、初めてだもんな。」

うっすらと涙を浮かべている千里を優しく抱き寄せ、軽いキスをした。

「聞いてもいい?」

「あん?」

「さっき猛の事が好きって言っちゃったじゃない?」

「ああ。」

「猛ってば、知ってた、って言わなかった?」

「言った・・・かもな。」

「どういう意味?」

「それは・・・

猛が語り始めた。

何か困ったとき、不安になったとき、真っ先に猛に救いを求めるような目を向けていたこと。
他の兄弟と違って猛と話すときだけは面と向かえず、少し離れて話してたこと。
親父と暮らすことにして城を出て行くとき、必死で追いかけて引き止めたこと。
自分が城を追い出されて、アパートを訪ねてきたこと。
なぜそうしてしまうのか、千里本人は気付いていないこと。
302猛 27/28:2009/10/17(土) 15:02:25 ID:E2tCSwyC
「なあにぃ?それって猛の思い過ごしなんじゃないの?」

イタズラっぽく千里が笑った。

「ちげーよ、あれは絶対ぇ俺に惚れてる目だったね。
ったく、自分の気持ちにまで鈍感なんだからな、チビっこは。」

「あー、またチビっこって言った〜」

初めて身体を重ねたとは思えない、リラックスした二人。
楽しげに、触れ合いながら、ときどきキスを交わしながら会話を楽しんでいた。

『そうか、やっぱり私は猛が好きだったんだ・・・』

千里の気持ちも整理がついたようである。

−俺だけを見ろよ−

そんな言葉を思い出すと千里の胸と下半身はずきん、と疼くのだった。

それぞれシャワーを浴び、服を着たところで別れの時が来た。

「おい、チビっこ。」

「何よ。」

「一人で戻れるか?」

「大丈夫。ちゃんと歩けるよ。」

「ならいいけどよ。」

音が響かないように、猛がそっとドアを開ける。
ドアに手をつき、千里の背中を優しく送り出す。
いざこの時となると、名残が惜しくなるものだ。

「千里」

名前を呼んで、千里を抱き寄せた。
どちらからともなくキスを交わし、惜しむように離れた。

「また明日ね。」

「おう。」

千里の姿が柱の影に消えるまで見送り、静かにドアを閉じた。

『やったっ、俺はまた奇跡を起こしてしまったっ!!』

嬉しさで一杯の猛。
しかし、喜びもつかの間。
303猛 28/28 完:2009/10/17(土) 15:05:15 ID:E2tCSwyC
翌朝。

「おはよう、千里ちゃん。」  「おはよう、風。」
「・・・」 「おはよう、翔」 「お、おはよう。千里ちゃん。」
「千里さん、おはよう♪何か今日は楽しそうだねっ」 「優、おはよう。そうかなあ?」
「おはようございます。」 「おはよう、明」

あれ?猛と智は?

『猛ったら、まだ寝ちゃってるのかな?どうしよう、起こしに行ったほうがいいのかな。』

昨夜の猛の暗示が効いたのか、千里は猛の心配で頭が一杯だった。

「・・・・・・!」「×××××××!」「○○○○○○○!」

「何だ?サウナの中で騒いでる奴がいるぞ。」

「何だ、何だ?」

「だからてめーには関係ねぇっつってんだろ、ばーか!」

「いいじゃねーか、教えろよっ!それとも何かやましい事でもあんのかYO!
あっ、わかった、風俗とかそっちだな!」

「ちげーよ!本当に何でもねえってばよ!」

「智、どうした?」

「皆見てよ、猛の背中。これって絶対女に引っかかれた後だよね。」

「わぁお☆ それ、どうしたの?猛?」

「何でもねーっつってんだろ、さっきっから!」

「早速新しい会社で彼女ゲットかあ?やるなあ、猛。」

「おう、そんなもんだ。この俺様にかかれば、女の一人や二人・・・」

言いかけると風の大きな身体の影からスカートが見える。

『やばい、千里の奴真っ赤な顔してやがる・・・今翔に知られたらマズいよな。』

「何だよ、猛、俺の顔見て動揺すんなよ。
俺はそんなに弟たちの恋愛事情に口挟まないぜ。」

「いや、風じゃなくて、いや・・・」

「どうしたの、千里さん、真っ赤だよ。」

「こらっ!明!余計な事言わないのっ!」

「そんなに恥ずかしがるような会話だったかなあ?」

「さあね、千里ちゃんには刺激が強かったんじゃないの、猛の背中の傷。」

「ふふっ、可愛いね、千里さん♪」

この夜も猛の背中には新しい爪あとが。
千里の胸にある猛の印が目ざとい奴らに気付かれるのも時間の問題・・・
304275-303:2009/10/17(土) 15:07:48 ID:E2tCSwyC
長々と失礼致しました。。。

エロもちょっとですんまソン。
305名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 21:07:32 ID:xpQKIrSK
>>275-303

GJ!GJ\(☆▽☆)/

久しぶりの投下感謝します!

脳内再生は完全に猛と千里の声でした!

猛にあんな風に強く攻められてみたいっす(≧∇≦)

家でビデオ見ながら萌えてます。

もっとこのスレ続いて欲しいっす。
306名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 23:34:23 ID:A96lJmkX
ほしゅ
307名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 23:53:19 ID:A96lJmkX
308名無しさん@ピンキー:2009/10/18(日) 23:55:24 ID:A96lJmkX
良く見ないで保守ったら、久々の投下があったんですね
読んで感想書きます!
309名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 15:27:12 ID:V8VthAri
GJ!すごいおもしろい!またよろしく!
310名無しさん@ピンキー:2009/10/21(水) 22:33:48 ID:XXWLjZy7
もうすぐDVD-BOX発売だね。
それ観てまた萌えそうだな。
311名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 14:45:58 ID:0DOV1ioa
いよいよ明日だ・・・
312名無しさん@ピンキー:2009/10/25(日) 11:37:26 ID:tNcXXjJ5
特典に萌えありましたか?
313名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 11:12:29 ID:flOBhmHj
自分はまだ買おうか悩んでいるところですが、
特典の巻物は不要っぽいですね。
制作発表と兄弟の対談が見てみたいですな。

再放送はまだかと待ちあぐねながらss一つ書きました。
ここではSな智が人気なようですが、甘えん坊智です。
苦手な方はスルー願います。
314智×千里 (1):2009/10/26(月) 11:13:58 ID:flOBhmHj
『楽しかったねぇ、智!また行こうねっ!』
千里は俺の部屋の前でご機嫌だ。
俺の両手を持って嬉しそうに喋っている。
「おう、ありがとうな・・・千里。」
『いいって、いいって!最近智も頑張ってるからさ、ご褒美ってとこかな。』
あちゃー、こいつ墓穴掘ってるし。
「ご褒美?(ニヤリ)」

−−−−−−−−

2ヶ月ほど前、千里と翔は破局した。
破局と言うとかなり大げさだけど、お互いに兄と妹としての感情が
強くなり過ぎて自然消滅したようなものらしい。

同じ頃、俺は高校へ復学し、毎日通学するようになっていた。
それを喜んだ千里は、クリスマスプレゼントを奮発してくれると言った。
俺がリクエストしたのはクリスマスイルミネーションに彩られた街への外出。
『わかった!この千里お姉さんに任せなさいっ!v』
そして終業式が終わった今日、約束通り千里は俺を街へ連れ出した。
イルミネーションのせいか千里のテンションは上がりまくりで、自然と腕を
絡ませたり、手を繋いだりしてきた。
すっかり姉気取りだったから、全然俺の事を男と意識してないんだろうな。

城に戻って来ても、お部屋に入るまでが遠足ですよ〜なんて優や翔の前を
堂々と手を繋いで歩きやがって。
まあ、その方があいつらに絡まれないから逆に助かったんだけど。
もうしばらく二人っきりでいたいしな・・・

−−−−−−−−

「ご褒美?」
『そう!頑張ってる智にご褒美!少しでも喜んで貰えたらうれしいな、って。』
「足りねーよ。」
『えっ?・・・・・・きゃっ・・・!』

俺は千里を部屋に押し込んだ。
今日のために、頑張って掃除したんだ。
315智×千里 (2):2009/10/26(月) 11:14:37 ID:flOBhmHj
「ご褒美、全然足りねーよ。もっと他にねーの?」
『他に、って・・・今日のお出かけじゃダメだったってこと?』
「ちげーよ、もっと沢山欲しいってことだよ。」
『例えばどんなのが欲しいの?』
待ってたぜ、このセリフ。

「こういうのとか。」
そう言って俺は千里にキスをした。
『ちょ、ちょっと、何するのよ!』
逃げようとする千里の両肩を掴んで、じりじりとベッドサイドまで追い詰めた。
「千里、俺の目を見て」
『わぁ、睫毛がながーい・・・』
そんな事言って茶化そうとしても無駄だっつーの。
3・・・2・・・1・・・

−カチャッ−

『智っ!!!』
俺は千里に手錠をかけ、ベッドに押し倒した。
「油断しすぎだろ、お前。」
『な、なに・・・』

−ガチャ−

千里の両手を上げ、手錠をベッドに固定した。
「俺、今日まですげー頑張った。だから、沢山ご褒美が欲しいんだ。」
馬乗りになって千里を見下ろしながら思い出した・・・

そう、千里と翔が終わったと聞いたときから頑張ってきたんだ。
千里を俺のものにしたくって。
だけど俺はまだ女の子と付き合ったこともなかったし、キスすら未経験で。
知識だけはあるんだ。引き篭もってる間にいっぱい見たからな。
学校に行くようになったのは、経験を積むためだ。
友達作って恋愛の話をしたり、女子とも積極的に付き合ったし。
それも全部、千里を満足させられる男になりたかったから。
経験豊富な翔には初心者じゃ絶対かなわない。
だからいっぱい練習してきたんだ。
俺、本当に頑張った。
でも、やっと努力が報われる時が来たんだ・・・
316智×千里 (3):2009/10/26(月) 11:15:31 ID:flOBhmHj
涙がこぼれないように大きく目を見開いて、そんな風に睨まれるとゾクゾクす

る。
人差し指で千里の喉元から顎を撫で上げ、唇に触れた。
『やめて、智』
逃れようとして体を捻るが、無駄な抵抗だ。
「あんまり動くと手錠が食い込むぞ。じっとしてろよ。」
『この状況でじっとしてられる訳ないでしょ!』
「うっせーよ。」
『んんっ・・・』

キスで黙らせた。
舌で唇をなぞった後軽く噛む。
それがきっかけで千里の口が少し開いた。
千里の舌を探し、追いかける。
時折舌を吸っては噛む。
一瞬唇を離してやると
『ふぅっ・・・』とため息が漏れた。
それを聞いただけでもう俺のものは硬くなってくる。

頬から耳、耳から首筋に唇を這わせる。
『うぅ・・・ん・・・』
千里は感じまいと堪えているようだ。
でも、本当は感じてるんだ。だって鳥肌が立ってるし。
すぐに我慢できなくさせてやる。
『んんんっ・・・』
耳の後ろが感じるみたいだな。

首筋、耳を集中攻撃した。
手は服をたくし上げ、上半身のラインを撫で上げる。
千里は耐えるような固い深呼吸をしている。
「力抜けよ。気持ちいいなら素直になれよ。」
耳元で囁くだけで千里はピクっと震えて吐息を漏らした。

ブラを緩めると形のいい白い胸がこぼれるように現れた。
強弱をつけて揉み、口に含んだ。
『はぁぁっ・・・』
出た出た、色っぽい声。
「いい声だな、千里。もっと聞かせて。」
そう言ってツンと硬くなった乳首を舌で転がす。
『ぃ、いやあ。はん・・・』
体を捩るからカチャカチャと手錠が鳴る。
浮いた背中に手を回して爪先で撫で上げた。
『あぁぁぁぁ、、、、、はぁっ!』
どんどん感じているようだ。
317智×千里 (4):2009/10/26(月) 11:16:23 ID:flOBhmHj
胸、お腹、腰。あちこちに唇を這わせた。
両手を挙げたまま荒い息を吐く千里の姿が色っぽい。
もう少し手錠は付けておこうかな。
いっそこのまま最後までしちゃってもいいかな。
・・・俺ってちょっとS入ってるかも。

スカートの中に手を滑り込ませ、内ももから膝の裏を撫でる。
『いや・・・』
千里は脚を閉じようとした。
「嫌、じゃねーよ。」
乳首を噛むと、甘い声を上げて脚の力が抜けた。
「そうだ。それでいいんだぜ、千里。」
『いや・・・嫌だってば。』
下着越しに触れると、更に脚を閉じようとする。
千里は力を入れて膝を併せ、腰から下をひねった。
「バカだな、千里・・・このポーズじゃ簡単に脱がされちゃうぞ。」
そう言って俺はするっと千里の下着を脱がせた。
『いやぁっ・・・!』
手錠で固定され、上げたままになっている二の腕に顔を隠すように
横を向いた。
たくし上げたスカートの裾から白いヒップが見えた。
両足はピッタリと閉じて膝を立てている。
抵抗しているつもりかもしれないけど、そんなの気にしない。
立てた膝の下に手を延ばし、千里の茂みに触れた。
ビクン、と大きく反応し、手錠がまたカチャリと音を立てた。
茂みの中はうっすらと湿っている。
やはり感じてくれてたんだな。
指先で茂みの奥を分け入ると、千里が言った。
『ど、どうして・・・男って・・・こういう事ばかりしたがるの・・・』

カーン、と頭の中でゴングが鳴った気がした。
「おい、こういう事ばっかり、って何だよ。
翔ともこういう事ばっかりしてたのかよ!」
『えっ、いや、いや・・・』
「言えよ!翔はどうだったんだよ!」
『・・・』
顔を背けた千里の頬を乱暴に引き寄せ、唇を奪った。
荒々しく唇を吸い、舌をまさぐり、激しく口内を犯した。
二人の唾液が混ざり合い、熱い吐息がぶつかり合った。
318智×千里 (5):2009/10/26(月) 11:16:55 ID:flOBhmHj
手は再び千里の脚の間へと進み、小さな花芯を捕らえた。
『あああああぁぁぁぁっ!』
千里の腰が大きく跳ね上がった。
と同時に千里の奥から熱い液体が溢れ出した。
くちゅ、くちゅ、と音を立てて花芯を揉み込む。
『う、うぅん・・・んん・・・』
すごい、どんどん濡れてくる。
親指で転がしながら、中指を突きたてた。
『ああっ・・・はア・・・・!』
千里の両脚からはすっかり力が抜けたようだ。
『ああん、、、ん・・・』
艶かしく体を左右に揺すると手錠がカチャカチャと鳴る。
少し手首が赤くなっているようだ。
千里の頬は赤く上気している。
ほんのり汗もかいて肌が艶を帯びていて色っぽい。
千里のこんな姿を翔も見てたんだろうか・・・

「くっそー、くっそーっ!!」
思わず頭を抱えて叫んでしまった。
『どうしたの、智?』
千里のこんな姿、もう耐えらんねぇ。
もう犯っちまおうと思うけど、翔より下手だったらという不安が頭の中で
グルグルと回って止まらない。
「俺だって、俺だって・・・」
急いで服を脱ぎ捨て、千里の両脚を抱え上げた。
『ま、待ってよ、智。』
「えっ?」
『これ、外して・・・』
ズルいな、千里。
そんな泣きそうな顔で言われたら、外さない訳にいかないだろ。

俺は千里の手錠を外し、乱れた服を脱がせてやった。
『誰の事を気にしてるの?』
千里は後ろを向き、背中を丸めながらそう尋ねてきた。
「えっ・・・」
ヤバい、萎んできちゃった・・・
慌てて立ち上がって千里に背を向けた。

『他の人の事は言わないで欲しいんだ・・・』
「い、いや、だって、お前は翔と、つ、付き合ってた訳、だし・・・」
俺の方が泣きそうだ。
319智×千里 (6):2009/10/26(月) 11:17:44 ID:flOBhmHj
『翔に勝ちたいとか、そういう気持ちは嫌だよ。
あたしの事じゃなくて勝負のためにされてるみたいで。』
俺は背を向けたまま答えた。
「違う、違うんだ、翔に勝つために千里にこんな事してる訳じゃ・・・」
ここでちゃんと千里に俺の気持ちを伝えなきゃダメだ。
「俺、千里の事が好きなんだ。だから、何とかしなきゃって焦ってて・・・」
『・・・そうなの?』
「お、俺まだ高校生だし、経験も少ないし、翔に勝たなきゃお前に相手して
もらえないと思ってたから・・・」
『・・・』
「・・・」

『あー、もう!どうしてすぐ勝ち負けにしちゃうのかな、男って!』
振り返って見ると、千里は大きく伸びをしてベッドにうつ伏せた。
『あたしの事が好きって言うんだったら、誰かに勝つとかじゃなくて、
あたしの事をちゃんと見て欲しい。
それに自分と誰かを比べないで欲しいよ・・・』
「ごめん。」
俺は千里の横に腰を下ろして赤くなった手首に触れた。
「本当に・・・俺、お前が好きなんだ。」
手首に触れていた手を滑らせ、腕から肩を撫で上げて背中へと移った。
白くて小さな千里の後ろ姿を、自分の手で温めてやりたくなった。
柔らかくて吸い付くような白い肌を丸くそっと撫でる。
千里は無言で寝そべったまま抵抗する様子はない。
一度手を離し、千里の髪を撫でた。
再び背中に戻り、肩から腰へ優しく撫でてやる。
指がヒップの割れ目に触れると、ピクっと千里が揺れた。
気持ちいいのかな、千里。
俺は身体を向き直し、両手で千里の背中を撫でた。
千里が気持ち良くなれるように。
背中の中心から両脇に手を滑らせ、ベッドに潰された胸の膨らみまで撫でる。
そのままウエストまで撫で下ろし、丸いヒップの上で2つ円を描く。
少し千里の息が大きく聞こえるような気がした。
うつ伏せのまま横を向いた顔は、頬が赤く色づいているようだ。
何だかこの目の前の人がとても大切で、何とも言えない気持ちになってきた。
これが愛おしいっていう気持ちなのかな。
思わず千里のうなじに口付けた。
『あんっ・・・』
甘い声と共に千里がピクっと反応した。
ヤバい、今度は硬くなってきた・・・
でも、何故かもっと千里を撫でていたい気がする。
俺は硬くなった部分が千里に触れないように気を付けながら背中に唇を
這わせた。
片手は千里のヒップや腿を撫でている。
『はぁ。。。。。んん。。。』
千里がまた甘い声を漏らし、身体を揺らす。
320智×千里 (7):2009/10/26(月) 11:18:35 ID:flOBhmHj
「好きだ、千里。」
耳元で囁いて、軽く耳を噛んだ。
『ひっ・・・・』
可愛い、千里。
千里の身体を仰向けにして強く抱きしめた。
そっとキスをすると、千里の唇が俺の下唇を噛んだ。
気持ちいい、千里の唇。
その弾力を確かめるように挟み、舌を絡ませた。
千里の手が俺の首に掛けられた。何かすっげー嬉しい。
もっと、もっとキスしたい。
顎や瞼にもちゅっちゅっ、とキスをした。
耳にも、首筋にも。
『やんっ・・・』
首をすくめて千里が笑った。
「くすぐったい?」
思わず俺も笑った。
『くすぐったいよ。』
笑顔のまま千里が答えた。
「もっとしたい。」
再び首筋に唇を落とした。
何だろう、この気持ち。すげー嬉しい。
嬉しくて嬉しくて、千里を抱えたまま飛び上がりたい感じ。

もう一度唇を重ねた。
舌先で唇をなぞり、千里の舌を甘噛みする。
頭の中がとろけ出しそうな甘いキス。
片手で胸をまさぐり、小さく尖ったものを弾いた。
『あっ、あぁっ・・・・』
千里が身体を震わせて俺の背中に回した手に力を込めた。
唇を首筋、肩、胸へと移し、赤く尖った乳首を口に含んだ。
千里は小さな声を漏らしては震えて反応する。
柔らかい胸で舌を遊ばせながら手は太ももの間へ滑り落ちる。
ももの内側、外側、ヒップを優しく撫で、唇と舌はお腹へと下がった。
ウエストに唇を這わすと、大きく腰が揺れた。
『はあ・・・・・はっ・・・ん・・・』
指を内ももの奥に忍ばせると、そこには蜜が溢れていた。
少し場所をずらし、豆芯を探る。
くちゅ、くちゅ・・・
『んぁあっ・・・!ぅぅっ・・・』
弓のように身体を仰け反らせる千里。
321智×千里 (8):2009/10/26(月) 11:19:09 ID:flOBhmHj
千里の全てにキスしたい。
両膝を立て、その間に顔を埋めた。
舌先が芯を捕らえると、両足が俺の頭を挟み込んだ。
『ひゃぁ・・・んぅ・・・・んんんっ・・・』
千里が俺の髪をぐしゃぐしゃにかき回す。
俺は舌で豆芯を弄びながら指を入れた。
『はんっ・・・!あっ、あっ・・・』
すごい、千里。どんどん溢れてくる。
入れる指を二本に増やし、千里の内側をノックした。
千里は悲鳴のような鳴き声で大きく仰け反る。
『はぁ・・・、智・・・智・・・・・・』
囁くような声で俺の名前を呼びながら、両手で俺を引き寄せようとしている。
身体を上げ、千里の唇へと戻ると、千里は強く抱きついてきた。
小刻みに震えているようだ。
キスをしながら身体のラインをなぞると、小さな鳴き声を上げて大きく震える。
もしかして、イったのか・・・・?わからない。
この前まで練習相手として付き合った女の子たちは、もっと派手に
「いくっ、いくっ!」とか大声出してたけど・・・
何か、バカだな。
こんな時に他の女の子の事考えて。
人と比べたり千里の反応を分析するなんて、余裕ねぇなあ、俺。
今俺はここにいる千里と触れ合っていたくてしょうがないのに。
322智×千里 (9):2009/10/26(月) 11:20:32 ID:flOBhmHj
『智・・・?』
儚げな目で問いかけてくる。
「千里、俺ダメだ。どうしようもないや。」
『・・・・・・??』
「ずっと千里とこうしていたいんだよ。」
俺の先端を千里の茂みに潜らせる。
『あ・・・』
「んっ・・・」
意外とキツい、千里の入り口。
ゆっくり、ゆっくり侵入させていく。
『ふ・・・・んっ・・・・』
千里が一瞬力を抜いた。
その瞬間を逃さず、一気に千里を貫いた。
『あああぁっっ・・・・!』
千里は波を打つように身体を躍らせた。
すると俺のものは簡単に爆発しそうになってしまった。
ヤバいっ。
慌てて引き抜こうとすると、俺のもの全体になにかがまとわり付いて
強く引き戻そうとする。
「うっ。」
思わず声が出てしまった。
その力に逆らえず、再び千里の奥へと押し込む。
『ふぁ・・・はあぁぁぁっ・・・!』
一瞬まとわり付く力が緩んだ。
その隙を突いて何度か抜き差しを繰り返す。
「ううっ。」
熱い。物凄く熱いものが締め付けてくる。
千里の・・・が?
生まれて初めての感触に頭がぼーっとしてきた。
千里は小さな声で喘いでいる。
ああ、もうダメだ。気持ち良すぎる。
どうなってるんだ・・・

俺は夢中で腰を打ちつけた。
ぐしゅ、ぐしゅ、と淫靡な音が聞こえる。
「はっ、はっ、、、、
『んあっ!は、はぁぁぁぁん・・・』
千里が力を込めて俺の腕を掴む。
「くっ・・・!」
絞り取るような強い動きが千里の膣内で起きると、とうとう俺は限界に達した。
ヤバいっ。生だ。
『ふ、うぅぅん・・・・・』
ようやく緩んだ千里のそこから引き抜くと、もう全部出し切った後だった。
323智×千里 (10):2009/10/26(月) 11:21:10 ID:flOBhmHj
汗ばんだ千里のおでこを撫でながらキスをした。
ぶるっ、と震えて甘い吐息が漏れる。
抱きしめようと背中に触れると、また小刻みに震える。
やっぱりこれってイったのか?
まあ、そんな事はどうでもいいや。
それより千里とこうしている事の方が大事だ。
軽いキスを繰り返しながら声を掛けた。
「千里・・・」
『・・・なに?』
「俺、前から千里の事好きだったけど、今はもっと好きだ。」
『恥ずかしいよ』
「それでも言う!俺、もう我慢しないで言う。すんげー好き。」
『恥ずかしいってば。』
好き、好きと言いながらキスを雨のように降らせた。
千里も笑って受けてくれている。
こういうのって、楽しいじゃん。
今までしてきた女の子達とは全然違う。
物凄く気持ち良かったし、千里の事も気持ちよくさせたくて仕方ないし。
「俺、本当にお前の事が好きなんだなあ。」
『もー、智っ。』
暫くじゃれ合った後、俺は中に出したことを詫びた。

『いいよ、許してあげるよ。本当にあたしの事が好きなんだったら・・・』
「ほ、本当に好きだよ。マジで、本当にっ!」
ほんの少しでも疑って欲しくない。必死に訴えた。
『ふふっ、可愛いじゃん、智も。』
「な、なんだよ。からかったのかよ。」
『そういう訳じゃないけど・・・。』
千里は恥ずかしそうに目を逸らして言った。
『卒業するまでは、ちゃんと避妊してくれる・・・?』
「えっ・・・?」
『だから、さ・・・智はまだ高校生だし、ちゃんとしないと・・・』
耳まで赤くしている。
これって、俺と・・・?!
「わかった。わかったよ、千里!」
千里を強く抱きしめて、またキスの雨。

ヤバい、また元気になってきちまった・・・

『もー!なんなのよー!だから高校生はっ・・・』

俺、もう止まんねー(笑)
324名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 11:26:52 ID:flOBhmHj
ども。
お邪魔しました。
325名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 14:25:46 ID:YJxvoQ28
GJ!!おもしろい!また書いてくれ〜!
326名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 20:53:40 ID:U32AvQMo
GJ!GJ!
これぞ正にツンデレ。
智が学校に行く動機が不純で萌えたw
327名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 23:53:37 ID:cWlQWfny
GJ!GJ!!
智千里好きだから投下嬉しいよ!
甘えん坊でツンデレな智とそれを包み込む千里さん最高です!

猛千里の方もGJです!!
本編見てる時から千里さんは本当は猛のことが好きなんじゃないかって思ってたから
2人のやり取りや心情の変化が凄く良かったです!!

DVDでまた盛り上がるといいねー
328名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 05:52:26 ID:pfUiqKPU
本編では風と千里が実の兄妹だと判明してしまったケド、なんとかしてこの二人の物語ができないものだろうか・・・・
ちょっと黒そうな風に萌えます。
329名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 08:46:39 ID:pfUiqKPU
少し活気づいてきたかな?
嬉しいですね〜
330猛の誠意? 1/6:2009/10/28(水) 20:06:42 ID:K3RDcaVh
303の続きです。
殆どエロなしです。

〜〜〜〜〜〜〜

『どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・』

千里は一人キッチンでパニック状態に陥っていた。
猛と結ばれた昨日の晩。そして迎えた朝。
猛の姿を見た途端、昨夜の事が思い出されて恥ずかしくてたまらない。
これから全員揃って朝食だというのに。

「千里さん、準備できましたけど。」

無常にも井上さんが呼びに来る。

「あっ!たっ、たっいへーん!忘れ物!皆ごめん、先に食べててっ!」

苦し紛れな言い訳を言いつつ、ダッシュでリビングから逃げ出した。

『やだ、走ると何だか痛い・・・』

また昨夜のことを思い出して千里はカっとなた。。

『うわ〜、真ッかッ赤だぜ。あいつ本当にウブだなあ。』

そんな千里の様子が可愛くてたまらない猛だった。
昨日千里に振られたばかりの翔は、なにやら風と話し込んでいて気付く様子はない。
千里は結局リビングには戻らず、猛は千里に会えないまま仕事へと出かけて行った。

そして昼。
城に残っていた千里と智の二人だけの昼食。
昨夜は翔とデートしなかったんだね、と聞かれ、翔とのいきさつを話した。
恋愛初心者同士で話が盛り上がり、千里はいつもと同じ午後を過ごすことができた。。
しかし−

『どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・』

今日も帰りの遅い猛の夕食を準備し、千里は再びパニックに。

『どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・』

考えたところで何の解決にもにならず、頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。
331猛の誠意? 2/6:2009/10/28(水) 20:07:50 ID:K3RDcaVh
「何してんだよ、チビっこ。」

「ぅわあああああああああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」

驚きのあまり立ち上がれず、しりもちをついてしまった。
考え込んでいたためにドアロックを解除する音にもドアの開閉する音にも気付かなかったようだ。

「何やってんだか。ほらよ。」

猛に右手を引き上げられ、千里は立ち上がった。

「毎日悪りぃな、遅くまでメシ用意してもらっちまって。」

「ううん、気にしないでよ。」

真っ赤になって俯いたまま、千里は少し離れて座った。

「それもま、明日で終わりだからよ。来週からは普通の定時勤務って奴だ。」

『猛が’定時勤務’なんて社会人みたいな事言うのもおかしいよね。』

と突っ込みを入れたいところだが、猛の顔をまともに見ることもできず、千里は頷くことしかできなかった。
食器を片付けるときも、千里は真っ赤になってぎこちない動きを見せた。

『こいつ、そのうち全身から湯気出るんじゃねぇか?』

猛にとっては、そんな千里が可愛くて可愛くて仕方がなかった。

「さて、俺はそろそろ部屋に戻るわ。」

「う、うん。じゃ私も。」

猛が少しだけ早く出口に向かう。

「閉めちまうぞー。」

開いたドアの外側に立ち、ドアを引いて待っていた。
千里が出るのを見届けてから廊下に出てドアを閉め、じゃあな、と言って背を向けた。

『昨日までならドアに寄りかかって私の背中を押してくれたのに』

千里はちょっと物足りなさを感じながら、でも、今そうされたら恥ずかしくて死んでしまうかも、などど思った。
そんな千里を振り返りもせず、どんどん猛は歩いて行ってしまった。
猛の後ろ姿を見失い、何とも切ない気持ちで佇んでいたその時、猛が厳しい表情で戻ってきた。

「な、何?猛?・・・・・・!!」

猛が無言のまま強く抱きしめたのだ。
332猛の誠意? 3/6:2009/10/28(水) 20:08:38 ID:K3RDcaVh
「やっぱり我慢できねぇ。ちゃんと顔見せてくれよ。このまんまじゃ俺寝らんねぇよ。」

「えっと、えっと、あの・・・」

『もしかして、あんまり私が恥ずかしがってるから、わざと素っ気無くしてたの?』

猛って優しいんだ、と一瞬安堵したところで猛が言った。

「俺の部屋に来るか?」

昨夜を思い出し、今なお痛む下半身を感じて千里の身体がビクンと強張った。

「心配すんな。今日は乱暴なことしねーよ。」

そう言って猛は千里の手を取った。
千里は小さく頷き、手を引かれて歩き出した。

部屋に入ると、昨夜よりは明るく照明が灯った。
昨日はわからなかった部屋の様子が面白く、千里はキョロキョロ見渡した。

「へぇー、随分広い部屋じゃん。」

「一番いい部屋をもらったのは最初に城に来た風だな。俺はその次だから二番目にいい部屋って訳だ。」

「なるほどねー。」

部屋の明るさもあってか、千里は少しリラックスしたようである。
昨日は存在すら気付かなかったソファを見つけ、ぽーんとお尻を落とした。

「何か飲むか?」

「ううん、いいよ。ありがとう。」

おう、そうか、と言いながら猛はソファの肘掛に腰を掛けた。
ちらっ、と猛の方を見ると、少しだけ身体をこちらに向けてじっと千里を見つめている。
それだけで千里はまた顔が赤くなり、心臓が破裂しそうになった。

『参ったな。こいつ面白すぎるぜ。俺、我慢できるかな。』

猛と目を合わすことができず、千里は俯いてしまった。
333猛の誠意? 4/6:2009/10/28(水) 20:10:12 ID:K3RDcaVh
「千里。」

どきん、と千里の心臓が大きな音をたてた。

「大丈夫だから。痛い思いはさせねーよ。」

猛が片膝をソファについて千里の上にまたがり、千里の下唇を親指でなぞった。

「えっ・・・?」

「俺は、お前に安心してもらいたいだけだからよ。」

「??????」

何を言われているのかわからないうちに目の前には猛の顔が迫まり、唇が触れてきた。
優しく、何度も重ねられる唇。
やがて千里の唇を啄むように、また柔らかく噛むように、優しいキスが降り注がれる。
そして猛の手の平で千里の両耳は塞がれ、少しづつ舌が現れた。
千里の舌を探り、時には千里の舌が誘き出され甘噛みされる。
千里の頭の中には淫靡な水音が響き渡った。

「は・・・ふっ・・・・・」

息苦しくなり、頭がぼんやりする。
それでもお構いなしにキスの雨は降り止まなかった。
千里は不安になり、手を伸ばした。
その指先が猛の胸に触れると同時に一瞬耳を塞いでいた猛の手が離れ、照明が落とされた。
昨夜と同じ、ほの暗い部屋。。。。。。

どうやってスイッチを操作したのか、などと考えて意識を保とうとするも、再び両耳が塞がれ、
また頭の中は甘い口づけの音で一杯になった。

「千里・・・」

囁かれる度に千里の心臓は破裂しそうになる。
長い、長い、優しいキス。

「・・・ん、はぁ・・・・・・」

甘い吐息が漏れる。
猛はようやく千里の両耳から手を離し、そっと千里をソファに横たえる。
334猛の誠意? 5/6:2009/10/28(水) 20:10:47 ID:K3RDcaVh
「昨日の痛みなんか忘れさせてやるぜ。」

そう囁くと猛は軽く耳朶を噛んだ。

「んんっ」

長く甘いキスにすっかり蕩けきった千里には抵抗する力も沸かなかった。
首筋にキスをされると、ゾクゾクと気が遠くなりそうな感覚が襲ってくる。
猛の手はやさしく背中を撫でている。
優しく、まるで千里を包み込むように・・・
その手が脇の下をなぞりウエストにかかると、千里はピクッ、と小さく反応した。
すると猛は再び千里の唇にキスをした。

「大丈夫だ、千里。」

唇に、額に、頬に、降り注ぐキスの雨。
やがてその唇は耳の後ろ、首筋、鎖骨へと下りてくる。
猛の手は優しく腰を、胸を撫でている。
徐々にほぐれた千里の体に、不思議な感覚が押し寄せてきた。

「はぁぁ・・・・」

じわじわと全身に波が押し寄せるような感覚に思わず声が漏れてしまう。
その耽美な声に猛の気持ちは高ぶった。
千里を撫でていた手を服の下に入れ、直接肌に触れる。
温かく包まれるような手の平の感触に、千里はうっとりと目を閉じたまま猛にしがみつき、
甘い吐息を漏らしている。
『こいつマジで可愛いすぎる。我慢できなくなりそうだぜ。』

スカートの中に手を入れて内腿に指を這わせると、反射的に閉じようとする脚だけでなく、
千里の手にも力が籠り、昨夜の爪痕に服の上から食い込んだ。
だが、その傷の痛みすら猛には心地良かった。
直接の場所には触れず、その周囲と脚をやさしく手で愛撫する。

「ふ・・・ん・・・。んんんっ・・・」

温かい海にフワフワと浮いているような・・・
夢とも現実ともつかないうっとりとした気分に千里が浸っていると、猛が頬にキスをして耳元で囁いた。

「このまま寝ちまってもいいんだぜ。」

「えっ?」

ひょいっと軽く千里を抱き上げてベッドへ下ろし、猛は端に腰を下ろした。
何度か千里の頭を撫でると、軽いキスをした。

「これ以上はしねぇよ、安心しろ。」

そう言いながら床に座り込み、ベッドの上で頬杖をついた。
もう片方の手を延ばし、千里の頭を優しく撫でた。
千里の中には先程の愛撫の余韻が残っており、そのあまりの心地良さにうとうとと夢の中へと
落ちていくのだった。
335猛の誠意? 6/6 <完>:2009/10/28(水) 20:11:50 ID:K3RDcaVh

眠りに付く千里を見届けた猛は立ち上がり、自室のバスルームへと向かった。
乱暴に服を脱ぎ捨て、勢い良くシャワーを出す。

「ふあーっ。ヤベえ、もうちっとで我慢の限界だったぜ。」

シャワーに打たれながら、猛は限界まで膨張した自身に手を掛けた。

『全身俺の色に染めてやる・・・絶対他の男には渡さねぇ。』
『あいつの表情たまんねぇ。マジでヤベえ・・・』

昨晩初めての経験をした千里を気遣ってはいたのだが、猛の中では激しい葛藤があったのだ。
今、千里を思い浮かべるだけで十分に興奮できた。
これから先、どう開拓してやろうかと思い巡らせながらシャワーの水流の中に精を放った・・・

『くーっ。早くガッツンガッツンしてぇなー!』
そんな本音を水音に紛れるように吼えてかあらベッドサイドに戻ると、千里は気持ち良さそうに
眠っていた。
あまりにも純情すぎる千里がそこにいた。

『あともう少し’教えて’やれば、もうイカせまくりだな。
・・・って俺どんだけこいつとヤりたいんだよ!てかどんだけ惚れちまったんだよっ!』
眠れる小鹿を前に、一人でノリ突っ込みをしては苦笑するしかなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上です。
またまたお邪魔しました〜
336名無しさん@ピンキー:2009/10/28(水) 22:01:22 ID:f40rGx2v
GJ!!
がっつんがっつんやる続編をお願いします!
337名無しさん@ピンキー:2009/10/30(金) 20:52:11 ID:pqxq6Kwj
猛ネタ、もっと見たいです。
338名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 04:45:01 ID:M7EpuAVi
339名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 04:51:10 ID:M7EpuAVi
明が風呂入ってる最中に入ってきちゃう千里
エロまではいかないけどなんか想像したら萌えた
340名無しさん@ピンキー:2009/11/01(日) 20:49:52 ID:YM9mILLy
千里がサウナに入る時にドアに掛けた札みたいなの?
確か、明OK・猛NG的な事が書いてあったよね。
中学生は入っていいのか。
って突っ込みながら萌えたw
341名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 14:33:08 ID:Os3yRehx
規制のせいか投下ないですねー
職人さんたちカムバック!
342名無しさん@ピンキー:2009/11/05(木) 01:47:05 ID:Rofv0lWu
翔が好きすぎて(中の人も)エロが書けん…
優がチェリー卒業したら案外エロ大魔王だったとかいう話ってどう?
343名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 12:52:54 ID:mijaPfaO
>>342
「千里さんッ!ごめんっ、もう一回っ!」
「ま、優っ…、もうやめてぇ…!」

何度も挿入されておかしくなっちゃう千里と、遅れて来た発情期な優。
経験が無い分、加減が解らなさそうだから
ある意味怖いかもw
344名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 20:50:34 ID:bEjFMhZ5
>>343
遅れて来た発情期
にウケたw
345名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 01:43:57 ID:0D3xzA50
・兄妹だとバレる前に千里を犯す風
・井上さん萌えな明
(ドラマでもそんな感じ出てたよね)
・翔にフラれた千里を慰めてるうちに…しちゃう国土
こんな話出来ませんか?
クレクレでスマソ。
346名無しさん@ピンキー:2009/11/09(月) 20:35:53 ID:zdXPIuaE
ほしゅ
347名無しさん@ピンキー:2009/11/12(木) 13:09:50 ID:Q/ymd0/k
投下こい!
348名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 05:08:48 ID:vrFmDNYo
過疎だねぇ(゜∇゜;)
349名無しさん@ピンキー:2009/11/20(金) 11:49:22 ID:yhQs5AJq
保守
350名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 05:09:58 ID:GQtlcts9
優ネタを考えてみました。
>>343 に少しヒントを頂きました。

やっぱりカマモデルちゃんは男らしいエッチが想像しにくいです^^;
351優×千里 1:2009/11/24(火) 05:12:07 ID:GQtlcts9
「妹にキモいって言われた〜」

優はそう言って城に帰ってきた。
すぐに兄弟達と賑やかに過ごしていたので、気にしていないのかと思われた。

「僕、妹にまでキモいって言われた・・・」

何かの話の流れでまたこの話題になってしまった。
大分落ち込んでいるようだ。
心配になった千里は、翔の大事な話というのを「別の日にして」と断り、優の部屋を訪れた。

「優、ちょっといい?」
「千里さん?どうぞ、散らかってるけど。」

優は持ち帰った荷物を片付けているところのようだ。

「ああ、荷物しまってたの?手伝うよ。二人でやった方が早いしね!」
「いいの?ありがとう。」

千里は優の手伝いをしながら切り出した。

「ねえ、優。元気出しなよね。」
「うん・・・」
「大丈夫だって。アタシは優がイケてる、って知ってるよ。」
「自信ないなあ・・・」

優はうつむいて立ちすくんでしまった。

「妹さんは優がタイプじゃなかっただけ、きっと元々ファンじゃなかったんだよ。
 でもさ、ほら、ここに優ファンの妹が一人いるじゃん!」

千里は優の前に仁王立ちし、えっへん!と胸を張った。

「妹?」
「そう、今はもう母親じゃなくて妹!
 アタシもさぁ、優みたいに格好いい兄貴ができて嬉しいよ。」
「僕が千里さんの兄貴・・・」
352優×千里 2:2009/11/24(火) 05:12:47 ID:GQtlcts9
千里が新造の実の娘と判り、大蔵家は7人兄弟となった。
年齢からすると千里は優と智の間になる。
今までは
 母親=養父の妻=自分とは他人 
という法則に安心して千里への想いを慕らせていた優だった。
しかし「妹」と明言されては、恋の対象にできない。

「それは・・・嫌だよ。」
「え?」
「兄と妹だなんて・・・」
「アタシが妹じゃ嫌?」

このままでは千里に誤解されてしまう。

『今こそ自分に自信を持つときじゃないか』

優は意を決し、千里を抱きしめた。

「ちょっと、優・・・」
「僕は千里さんの事が好きだから、兄貴と思って欲しくないんだ。」
「優・・・」

背の高い優に抱きしめられた千里の顔は優の胸に埋もれている。
優の大きな心臓の鼓動が聞こえてくるような気がした。


「本当はね、僕は翔に負けたから千里さんに告白する権利はなかったんだけど・・・」
「・・・もしかして、それがサウナ勝負?」
「そう。それで翔が勝ったから千里さんに告白することになったという訳。」
「ちょっと待って。」

千里は優の腕をほどいて向かい合った。

「翔は、連勝が止まると嫌だからって言ったきり、この家を出て行っちゃったんだよ。
 アタシ、結構ショックだったんだよね・・・。だから、翔のことはもういいやって・・・」
「そうなの?」
「うん、でもまだ皆はアタシが翔のことを意識してるって思ってるんだね・・・。
 それはそれで、またショック・・・。」
「千里さん・・・」

優は再び千里の事を抱きしめた。

「今日、翔が大事な話があるって言ってたけど、それはどうなったの?」
「まだ聞いてない。だって優が心配だったから、別の日にしてって言っちゃった・・・」
「嬉しいよ、千里さん。」
「あっ、でも、えっと、それは、優の事が好きとかじゃ・・・」

優の腕の中で、千里は真っ赤になってジタバタしたが優は離さない。

「僕の事、嫌い?」
「ぜっ、全然、嫌いじゃないっ、けど・・・」
353優×千里 3:2009/11/24(火) 05:13:33 ID:GQtlcts9
優は千里を一旦離し、良かった、と微笑んでから千里に口付けた。
最初の数秒、千里の唇が震えているようだったがそのうちに収まり、抵抗することもなかった。
それが嬉しくて優は千里の肩を抱く手に力を込め、千里もまた優の腰に手を回した。
優にとってはキスも初めてだが、女性の腕に抱かれるのも初めてだ。
千里の腕の力と温かさを感じ、身体の奥から何か熱いものがこみ上げてくる気がした。

「何だろう、この感じ。物凄くドキドキする。」
唇を離した優は千里を思い切り抱きしめ、正直な気持ちを打ち明けた。
「千里さんを離したくない。ずっとこうしていたい。胸が苦しいよ。」
「・・・どうしてかな。アタシもね、今優から離れるのが怖い・・・」
千里も同じ気持ちなのか、優を抱く腕に力を込めた。

抱き合っているうちに優は千里の体温と身体のラインが感じられるようになってきた。
腹部に当たる胸の膨らみ、想像以上に華奢で柔らかい背中、ふわりと香る髪。
一瞬グラリと眩暈がしたかと思ったが、そうではなかった。
自分の下半身に突然起きた変化のせいで、意識がそちらに一瞬移ったのだった。
今まで生理的にそうなった事はあっても性的な興奮でそうなった事がなかったため、すぐには

わからなかったのだ。

『AV見ても勃たなかったのに・・・』

優が千里には女性恐怖症の反応を示さなくなってから、三人の兄達は優のためにあらゆる手

段を講じていた。
成人した4名が集まってAV鑑賞会を開いたり、最後にはどこで入手したのか無修正のものま

で見せられていたのだった。
そのときでも反応しなかったため、自分はそういう身体なのかと気にしていた優だった。
しかし今、千里を抱きしめながら全てのコンプレックスが解消されたような気持ちになった。

「千里さん、もっと・・・キスしてもいい?」
抱きしめたまま訊ねると、千里も腕の中で無言で頷いた。
初めて恋愛をする者同士なので何をするにもぎこちない。
しかし、お互いの唇が重なった瞬間から何かが変わった。
経験が無いからこそ、心のままに身体が動いてしまう。

優の唇は千里の唇を求め、千里の唇は優の唇を求め、そして確かめ合った。
ついばんでみたり、挟んでみたり。
柔らかい唇の感触を堪能しながらも時には歯を立てる。
舌で唇をなぞってみると、千里の口から吐息が漏れた。
開いた千里の口に舌を入れると、出迎えるように千里の舌が現れた。
舌先でじゃれ合うだけでも頭が痺れるようだ。
354優×千里 4:2009/11/24(火) 05:14:12 ID:GQtlcts9
「ふぁ・・・」

とうとう千里の身体から力が抜けたようだ。
倒れまいと優にしがみつくが、その腕が小刻みに震えている。
千里の頭が軽く仰け反ったところで優は首筋に唇を落とした。

「んっ・・・・・・」

千里の膝がガクっと曲がり、完全に優にぶら下がってしまった。

「ベッドに行ってもいい?」
「ひっ・・・」

耳元で優が囁くと、その声にさえも感じてしまい、千里は首をすくめるだけで何も言い返せない


優は2歩、3歩と後ずさりして背後のベッドへと千里を抱えて移動させた。
二人はベッドに並んで座り、互いを見つめ合った。
不安そうに優を見上げる千里の大きな瞳は少し潤んでいるようだ。
優は千里の不安を取り除くように何度か髪を撫で、そして彼女の上着を脱がせた。
それだけで千里は真っ赤になってうつむいてしまう。

「ごめん、恥ずかしいよね。」

そう言って優が照明を落とすと、窓からレース越しに入る幽かな月明かりのみとなった。
千里の隣に戻った優は千里を抱き寄せてそっとキスをすると、静かにベッドへ押し倒した。

「優・・・」

千里が今まで聞いたことのないような小さい声で名を呼び、優の腕にすがった。

「怖い?」
「・・・少し。」
「僕も怖いよ。初めてだから。」

顔を見合わせて二人ははにかんだように笑い、唇を合わせた。
大胆に舌を絡ませ合いながら、千里はぼんやりと考えた。

『キスでこんな気持ちになるなんて知らなかった・・・』

胸の鼓動は高鳴り、全身が火照るようだ。
少しでも油断すると気が遠くなってしまいそうで怖い。
でも、今止められたら、優が離れてしまったら・・・その方がもっと怖い、と気付いた。
355優×千里 5:2009/11/24(火) 05:14:40 ID:GQtlcts9
『優が好き。』

頭の中ではっきりと宣言した。
自分の気持ちが確認できると、優に全てを委ねる勇気が湧いた。
千里は唇を交わしている優の頬を両手で包み込んだ。
その手の温もりは十分千里の好意として優にも伝わり、更に深いキスが繰り返された。

「ふ・・・・・」

千里が苦しくなって声を漏らすと、優の唇は首筋へと移った。

「ん、んんっ・・・・・」

ぞくぞくと鳥肌が立つような感覚に思わず千里は声を漏らす。
優の右手が千里の胸に触れると、頭の先から背中にかけて電流が走るようだ。
Tシャツの中で優の手がうごめき、千里は全身に鳥肌を立てて喘ぐしかない。

「千里」

耳元でそう呼ばれた気がした。
いつもは「千里さん」と遠慮がちに呼ばれているのに、はっきりと呼び捨てにされた。

「まさ・・・あぁっ・・・・!」

優、と呼び返そうとしたが、内腿に刺激を感じた喘ぎ声に変わってしまった。
下着の上から触られているはずなのに、何と形容していいのかわからない快感に襲われる。
脚を閉じようにも優の膝が割り入っていて閉じることができない。

「あんっ、んん・・・・・・」

我慢できずに声が出てしまう。
恥ずかしさのあまり、千里は両腕で顔を覆ってしまった。
千里の漏らす声も吐息も、恥ずかしがる姿も、全てが扇情的で優の興奮を煽る。

「千里」

また耳元で囁く声が聞こえると、千里のTシャツがたくし上げられ、顔を覆うために腕を上げて

いたために簡単に脱がされてしまった。

「目を閉じて。」

優の手が顔の前にかざされ、千里は目を閉じた。
カサカサと優が服を脱ぐ音が聞こえ、そして千里のスカートと下着も脱がされた。
目を開けられず身体を強張らせていると、優がキスをしながら脚の間に入ってきた。
優しいゆったりとしたキスだった。
唇を軽く吸ったり挟んだり。舌もそっと唇を舐めるだけだ。
千里は次第にうっとりとなり、身体の緊張が解けていった。
356優×千里 6:2009/11/24(火) 05:16:00 ID:GQtlcts9
「あっ・・・・・!」

びくん、と大きく身体を弾ませて千里が驚いた。
優の指が潤った割れ目をなぞったのだ。
指を何度も往復させ、とある小さな突起を捕らえた。

「ゃっ・・・・・ゃあっ・・・・・・」

千里の意識は今にも途切れそうだ。
身体を反らして身悶える千里の胸に容赦なく優の唇が降り注ぐ。
優自身も、初めて見る千里の姿態に限界寸前だ。
まるで全身の血が逆流するような、熱さと興奮を感じていた。

優の左手は千里の右手を捉え、指を絡ませ合った。
千里の頬に軽くキスをすると優は耳元で囁いた。

「千里、いくよ・・・」

本当は先端が触れるだけでも爆発してしまいそうな自らのモノを千里の熱い部分に当てた。
少しだけ上下に動かして先端部分を千里の蜜で濡らし滑らかにする。

「あぁん・・・」

先端が千里の小さく膨らんだ突起に触れると千里は優と繋いだ右手に力を入れ、腰をくねらせた。

「力抜いて・・・」
「う、うん・・・・」

ゆっくり、ゆっくりと優が入ってくる。
股関節の骨か何かが割れてしまうのではないかと思えるような痛みに千里は耐えた。
千里の苦悶の表情を見た優は、一度動きを止めて耳元に口付けた。

「誰にも渡したくない、千里。」

セクシーに掠れたその囁き声に千里の脚の力が一気に抜けた。

「そう、いい子だから・・・」

優は耳元で囁き続けながら再び腰を押し進めた。

「う・・・・優っ・・・・優・・・」

千里は優の名を呼びながら、求められる悦びを少しずつ感じていった。
優は千里を思いやりゆっくりと進めていたが、奥まで辿り着く頃には、優の呼吸も荒くなってい
た。
357優×千里 7:2009/11/24(火) 05:17:32 ID:GQtlcts9
「ち、千里・・・・」
「まさるっ・・・・・・・・・んっ・・・・」

千里は夢中で優の手とシーツを握りしめた。
優は何度か小さく千里を突くと、もう我慢ができなかった。
2度、3度と大きく突き上げ、そのまま千里の中に熱いものを注ぎ込んだ。

ドクドクと流れ出る感覚が止まると同時に、優は全身の毛穴から放熱するような、初めての開放感と高揚感を得た。
堪らず千里にキスをすると、千里も優の首に腕を掛けてキスに応じた。
ついさっき初めてキスしたばかりなのに、今はもう貪るようなキスに夢中になっている。
唇が食み合い、舌が絡み合い、唾液が混ざる水音が響く。
お互い唇を離す頃には顔は紅潮し、息も荒くなっていた。
それだけではない。
まだ千里の中に入ったままの優自身が再び大きく甦ってしまったのだ。
自分の愛液と優の精液で必要以上に潤っている千里は、もうあまり痛みを感じてはいなかった。
少しずつ自分の中で硬く大きくなる優のモノの感触に僅かながら気持ちいいとも感じるようになっていた。

「やだ、優・・・これ・・・」
「気持ちいい?」
「恥ずかしいよ。」
「まだ恥ずかしい?」

優はちょっとイタズラしてみたくなり、腹に力を入れながら腰で円を何重にも描いた。

「きゃっ!・・・・・・なにっ・・・・ああぁっ・・・・」
「どうしたの?」
「もおー、優っ!」
「ふふ、いつもの千里に戻った。」
「もぅ。」

千里は恥ずかしさで真っ赤になった。
その千里の目に映る優の笑顔は今まで見たこともないような、妖艶な表情だった。
そんな笑顔を見ただけで千里の奥は熱く疼いてしまう。
恥ずかしがったり、睨んだり、戸惑ったり。
ころころ表情が変わる千里が優には愛おしくて仕方ない。

「この顔も声も、他の連中には内緒だからね。」

そう言うと優の両手は千里の両胸を掴み、優しく揉みしだき始めた。

「はぁ・・・・ん・・・・・」

優のモノを入れたままの千里は敏感に反応した。
長い指が胸の突起を抓むと、千里は無意識に膣をキュっと締めて身体をよじる。
ウェストを、背中を撫でられるだけでも全身が火照ってくる。
愛撫する度に千里の内部が反応して締まったりうねったりするのが優にも心地よかった。
358優×千里 8:2009/11/24(火) 05:20:00 ID:GQtlcts9
自分が女性を抱くなどとは想像もしていなかったのに、今はこの腕の中にいる女性を離したくなくなっている。
そしてその女性に留まることなく快楽を与えてやりたい、そんな気持ちで一杯になっている。

「千里、愛してる。」

今の自分の気持ちを表すのにぴったりの言葉だ。

「千里・・・」

優は千里の脚を肩に抱え上げ、より深い角度で交わった。

「ああっ・・・」

今度は千里も感じているようだ。声に艶がある。
優は思いの丈を伝えるように、何度も強く腰を打ち付ける。

「あぁんっ、優っ、優・・・・・」
「千里っ・・・・・・く・・・・・・」

優が速度を上げて千里を攻め立てると、千里の中が大きく波打つようにうねり始めた。
それが時には進入を阻むように優をキツく締め付ける。
何だかわからないが、千里は自分の意識が遠くなっていくような恐怖を感じた。

「あ・・・・・優っ・・・・・だ、だめ・・・・・・も、、もう・・・・・」

身体が宙に浮いてしまいそうで、必死で優にしがみついた。
千里の声が一層高くなるのを聞いた優は更に激しく腰を叩き付けた。

「ぃゃぁ・・・・・・・・・ああぁぁぁ・・・・・・・」

か細い声で泣くように千里が弓なりに反ると同時に優は千里の脚を下ろし、深く押し込んだ千里の内部に再び自身の想いを吐き出した。
優はぐったりとした千里からそっと抜き取ると自身と千里を清め、隣に横たわった。

「千里、大丈夫?」

千里の身体を抱き寄せて訊ねた。

「・・・・どうしていいかわからなくって・・・」

千里はまだぼんやりとしている。

「ゆっくり休んで・・・」

優は千里のおでこにキスをすると、千里を抱き寄せたまま彼女が眠る様子を見守った。
359優×千里 9:2009/11/24(火) 05:28:20 ID:GQtlcts9
千里は1時間程眠っただろうか。
目を覚ますと、自分は優の腕の中だった。

「あっ、ま、優っ・・・・・ごめん、アタシ・・・・」

慌てて身体を離そうとしたが、まだ裸であることに気付いて硬直してしまった。

「大丈夫。僕は向こうで着替えるから。」

そう言って優は千里のおでこにキスし、タオルケットが肌蹴ないように静かにベッドから降りた。
幽かな月明かりの中を優は暗がりに向かって歩いていき、そして見えなくなった。

千里は服を着ると「優?」と呼びかけた。
暗さと静けさで優が室内にいるかどうか不安になったのだ。
小さな照明が灯ると、優も既に服を着ていた。
千里は殆ど見ることのなかった部屋着姿だった。

「どうしたの?」
「優がいないんじゃないかと思って・・・」

不安そうに駆け寄る何ともいじらしい千里の姿に優は思わず抱きしめた。
千里も優に抱かれることに大きな安心感を得ていた。
そして優が背中を丸め、千里が背伸びをして唇が重なろうという、その瞬間、部屋のドアがノックされた。

「優、ちょっといいか?」

翔の声だ。

「どうかした?」

返事をしながら優は入り口からは見えないベッドに千里を座らせた。

「千里さんがいなくなっちゃったんだ。」

これは智の声だ。

ドアに駆け寄りながら時計を見るともう23時だった。
360優×千里 10:2009/11/24(火) 05:38:54 ID:GQtlcts9
優がドアを開けると、翔と智が千里を探していると言う。
夕食後にリビングから千里が消え、それきり全く気配が無くなってしまった。
携帯はリビングに置いたままで、部屋にもいない。
玄関も施錠されているので外出した様子もない。
心配になった兄弟達で城内を探していたのだった。

「優、何か聞いてないか?」

ここで隠す訳にもいかない。
優は「ちょっと待って」と言うと部屋の中に向かって声を掛けた。
中から出てきたのはもちろん千里だ。

「え?」

状況が飲み込めない二人の前で優は千里の肩を抱き寄せた。

「ごめん、僕の部屋にいたんだ。」

千里は恥ずかしそうに優の顔を見上げている。
勘のいい翔はピンときた。

「ちょっと待てよ、ちゃんと説明を聞こうか・・・」

翔が言い掛けたと同時に智の導火線が燃え尽き、優に殴りかかろうとしてきた。

「痛てっ!!!!!!」

声を上げてうずくまったのは智だった。

「やれやれ、まさかの展開だなあ。」

後ろから風が智を引き倒したのだった。

「どうしてこういう事になったのか、じっくり聞かせてもらおうじゃねーか・・・」

猛が「俺の部屋に集合だ!」とドアを開けて待ち構えている。
優を猛の部屋に引っ張り込もうとする風と翔、奪われまいと優の腕を引っ張る千里。
床にへたり込んで今にも泣き出しそうな智。

この攻防に決着が付くのは何分後のことやら。
あるいは騒ぎで起きた明も参戦するのか。
この先は神のみぞ知る・・・・



〜おしまい〜
361名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 09:31:38 ID:UaRGG5v7
朝からGJ!
しかし、優のHが想像つかないのも同意。
優を尋問中に起きた明が寝取る続編タノム!
今時の中1ならやっちまうだろw
362名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 01:41:29 ID:aXc1kZDs
>>351
GJです!まさかの自分のレスに反応して貰えて嬉しい


職人さん投下のつなぎとして小ネタ↓

ゲームに千里が負けて罰ゲームをする設定で

「まっ、負けたぁあ…」
「はっはっは、じゃあ罰ゲームな」
「うう…もう…わかったわよ、何?」
「今日一日猫になること!」
「はあ!?なにそれ…って、いつの間にか猫耳と首輪まであるし…!」
「昔飼ってたキリシマが懐かしくなったんだよ」
「だからって…」
「約束、だろ?」
「わ、わかったわよ…。やればいいんでしょ、やればっ」

千里は渋々猫耳と首輪を装置する。
「うう…はずかしい…」
「ちなみに、にゃー意外の発言禁止な」
「ええっ!?やだ!」
「これは罰ゲーム、だろ?」
黒い笑顔で翔が笑う。
(こ、こわい…。)
「は、はい…」
「にゃー、だろ。はい」
「…っ、…にゃ、にゃぁ…」
くうう!と翔が暫く悶える。

「よーしよしよし」
こちょこちょと指で顎を撫でられるが我慢する。
「んん…っ」
「もっと鳴いていいよ」
千里は恥ずかしそうに翔を見つめながら、
「にゃぁ…にゃぁ」
と、ぎこちなく鳴いた。
「…っくう!駄目だ!限界だわ、千里っ」
「へっ、ちょっ…!?」

という猫プレイを希望
363名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 22:05:00 ID:teuZvRWw
↑↑↑↑↑↑
これだけで十分萌える。>>362
364名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 09:48:15 ID:oyD2UtLM
>>362
これすごく萌える!ぜひ続きを!
365名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 00:02:15 ID:YIQz15N8
>>362つづき

「ちょっ、やだっ!翔!」
「今日一日俺が世話してやるから、色々と」
「ぃ、や、だってば!」
「おかしいなあ、猫だから言葉は喋れないはずだけど…」
「はぁ!?それどころじゃ…」
「ちゃんと猫になればやめてやるけど?」
「っく…ぅ…、にゃ…」
「ん?聞こえないけど?」
「にゃぁ…にゃ…にゃぁ…ぁ…にゃぁ…ぁあ!?」
「ぁっ、ぃや、ぁ…!しょうっ、ゃめてってば…」
「もうちょっと聞きたいんだけど」
「にゃ、ぁ…にゃ…ぁ、はぁっ…」
「ぁぅ…は…もぅ…ゃめて…っ…ぁ」
「んっ、んん…!!ぁ、ぁあ…!」
「気持ちいい?」
「ぁっ…!ゃだ…ぁ!ナカに入れちゃっ…、ゃあぁっ」
「すごい締め付けてきたけど…ほんとにやなの?てか千里喋っちゃだめでしょ」
「ぅぅ…ばかっ…ぁ…!」


ドアのむこう↓
智「くそっ、何やってんだあいつら…!にゃーとかナカとか締め付けるとかハァハァ」
優「何してんの智?」
智「おおう!?」


こんなのしか出来なかったorz
会話文のみなのは智視点だからw
366名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 17:49:38 ID:Nuv4ch8c
>>365
おもしろい!!!

智と優も乱入する続編希望!
367名無しさん@ピンキー:2009/12/05(土) 08:35:18 ID:BbStwCuW
保守
368名無しさん@ピンキー:2009/12/10(木) 23:17:30 ID:ziMWEi9N
ほしゅ
369名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 23:35:00 ID:XaRm9swF
まだまだ
370名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 12:28:38 ID:8A0FYIj4
さげ
371名無しさん@ピンキー:2009/12/22(火) 23:21:34 ID:gpuLp5+F
優と千里がいい感じの夢を見たのに、…忘れた!
372名無しさん@ピンキー:2009/12/23(水) 13:36:10 ID:LEmRHBrC
千里と優、千里と猛は共演が多いから、違和感ないね。
絡みも想像しやすい(*^o^*)
いっそ、この組み合わせで3Pを!
373名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 04:20:20 ID:/uGKcLYx
・エロなしの小ネタ(クリスマス)
・智×千里にしたかった
以上が苦手な方はスルーお願いします


24日の夜、千里は音を立てないよう明の部屋の扉を開く。
赤い衣装に身を包んだ彼女は明の眠るベッドへ忍び足で近寄り、
彼が寝ているのを確認するとそっとその枕元に紙袋を置いてから明の頬をそっと撫でた。
(これでミッション完了、と)
あとは明を起こさずに部屋を出るだけ。
パタン、と扉を閉めてほっと一息吐くと、他の兄弟たちが「お疲れ」「どうだった?」と千里に声をかけてくる。
「明、ぐっすりだったよ。プレゼントもバッチリ枕元に置いてきた!」
兄弟たちにブイサインを見せる千里。
そんな千里に兄弟たちは「おお〜」と小さく歓声をあげ拍手を送る。

「しっかしよー、明にだけプレゼントっつーのはなんかずりぃよなー」
ぞろぞろとリビングへ戻る途中、猛がチラリと千里に視線をやる。
「確かに!俺にもプレゼントくれたっていいんじゃん、ねえサンタさん」
それに翔も加わって、彼は千里の肩をぐい、と抱く。
「バカ言わないの!いい年した大人が何言ってんだか…」
千里に密着しようとした翔を優が引き剥がすと、千里は盛大に溜息を吐いて
「いいからさっさとリビングに戻るよ」と彼らの背中を押してみせた。

そして、その大人たちもそろそろ寝ようかとそれぞれの寝室へ向かおうとした時ー…
千里は誰かに腕を引っ張られ隠し廊下へ引きずり込まれた。
「ひゃっ、だ、だれ!?」
視界の悪い廊下で千里は自分の腕を掴んだ人間を見上げる。
ぼんやりと浮かんだシルエットの持ち主が誰だかわかると、千里は小さく安堵の溜息をこぼした。
「…智、どうしたのよ、いきなり」
「いや、その…みんなの前じゃ言えなかったんだけどさ、俺もサンタさんからクリスマスプレゼントが欲しいんだけど」
「ハァ!?」
「俺17だし立派な未成年じゃん、大人じゃねーじゃん。だから、プレゼントもらえんのかなって思って」
だんだんと早口になってく智の主張に、千里は「いやいやいや」と口を挟む。
智の胸を押して距離を取るとすうっと息を吸った。
「プレゼント欲しかったんならもっと前の日に言ってよ、智。プレゼントは明の分しか用意してないし」
千里はキッパリとした口調でその主張を切り捨てる。
しかし、智は納得がいかないようで、下唇を噛んで少し考える様子を見せた後、
キッと千里を睨むようにしてもう一度口を開く。
「べ、別にモノじゃなくてもいいし!ち、千里、さん…!と、一晩ふたりきりでいられる権利とかでいい!」
暗い廊下の中でもわかる、智の頬は赤い。
何故だかそんな智の勢いに押されてしまい、千里は「それなら…」と頷いた。
朝になるまでに、彼に自分の“はじめて”をプレゼントすることになってしまうことも知らずに…


* * *

っていうのを書こうとしたんだがエロにならんかった…
サンタさん!サンタコスの千里さんが自分自身をクリスマスプレゼントにするエロパロが欲しいです!!!
374名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 23:00:15 ID:gdlrf9YO
>>373
続き希望!
375名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 17:15:40 ID:tjceVuCZ
>>373
ぜひ続きを!
376名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 03:28:35 ID:jL9mRAtS
ほしゅ
377:2010/01/12(火) 21:38:31 ID:mBuBKoid
おい翔、モタモタするなよ。
早いとこヤっちまえよ。
378:2010/01/15(金) 09:42:36 ID:X7w9avC0
お前らが覗いてるから何にもできねーの!
しっ、しっ!
379:2010/01/19(火) 16:20:27 ID:qHlBE7va
ボクやってもいいよ!
380名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 15:32:44 ID:tIIesOPj
↑↑↑

いいね^^
続けて!
381:2010/02/03(水) 19:51:21 ID:Lphvw+hP
じゃあ優、お前やれ!
382名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 17:31:54 ID:6W+zMCBU
保守
383名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 00:54:44 ID:JII1F9Fl
これ好きだったわ
384時田:2010/02/27(土) 21:16:02 ID:gv9UGBRv
で、どうしますか?
ヤリますか?
それとも止めますか?
385千里:2010/03/03(水) 23:55:35 ID:6g/gOT4D
ほんっと、意地悪いね。
386名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 17:20:05 ID:UoxTWMCl
まだサイト生きてた

http://10.mbsp.jp/qkeru272xke/
PASSはkisekim

http://lyze.jp/xxx160xxx/poem/8/
PASSはatadan

http://lyze.jp/xxx160xxx/poem/4/
PASSはnobuta
387名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 03:03:29 ID:acN+ZQCv
翔カムバック
388:2010/03/12(金) 14:39:20 ID:bvkasKU8
じゃあやっぱりボクがやる!
389名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 16:47:00 ID:3b6j7Gos
リレー中のようですが、投下いいですか・・・?

千里が浮気する話をHPで書いてる者です。
そこから抜粋してきたものを投下させてください。

翔×千里です
390翔×千里 猜疑心@:2010/03/16(火) 16:48:03 ID:3b6j7Gos

……誰。
髪を撫でているのは誰。
おでこにキスしているのは誰。
ここは…自分のベッド。
隣にいるのは誰。
柔らかい肌。
うっすら伸びた髭。
黒い髪。
自分と同じ石鹸の香り。

(翔?)

目が覚めた。
もう外は明るくなり始めている。
自分を抱いて一緒に寝ているのは翔だ。
うかつに名前を呼んだらいけない。
コロンの香りがしない時は特に注意。
顔を上げて見てみると、翔が微笑んでいた。

「翔。」
「起きた?」
「うん。」
「気分は?」
「え?」

くすっと笑い、翔は腕に力を込めてギュっと千里を抱き締めた。

「昨夜の事、覚えてる?」
「ヘリコプター?」
「違うよ、帰って来てから。」
「何?」
「やっぱり覚えてない?」
「えっ?」
391翔×千里 猜疑心A:2010/03/16(火) 16:49:16 ID:3b6j7Gos

(そう言えば、昨日はいつ帰って来たんだっけ?)

皆で大きな車に乗って、風が訳の分かんない話を始めて大騒ぎになって…。

「ちゃんと部屋に戻れたと思ってたのに。」
「うん?」
「それも分かってない?」
「ごめん。」
「全く。」

翔は千里の頬をつつき、笑った。

「昨夜飲みに行っただろ?
 それで、帰って来て、玄関で解散した訳。
 お前と風、俺と猛と優、ってね。」
「うん。」
「風も一緒だったし、お前もちゃんと部屋に戻れると思ってたんだよ。」
「戻らなかったの?」
「いや、一度は戻ったらしいんだ。
 で、俺が風呂に入ってる間に、俺達の部屋の方に来ちゃったんだよ。」
「アタシが?」
「猛に早く出ろ、って言われて風呂から出てさ。
 びっくりしちゃったよ。」
「ごめんね。」
「いいって。
 それより、後で優に謝っとけよ。」
「アタシ、何かひどい事言っちゃった?」
「俺と間違えて絡んでたらしいぜ。」
「そんな…。」
「あんまりしつこいから、俺が風呂から出た時は風がお前の事羽交い絞めにしてたぞ。」
「ひゃー。」

千里は真っ青だ。
酔っ払って、優に絡むなんて。

「それで翔が部屋に連れて来てくれたの?」
「そうだよ。
 暫くは俺の部屋にいたんだけど、戻る!って言い出したから。
 連れて来たのはいいけど、お前、全然離れなくなっちまったし。」
「そうだったんだ。
 本当にごめんね。」
「いいって。
 お陰で千里の部屋にお泊りできたから。」

優しい翔の笑顔に、千里は本当に申し訳ない気持ちになった。
392翔×千里 猜疑心B:2010/03/16(火) 16:50:43 ID:3b6j7Gos

「服のまま寝かせちまったからさ、今からでも風呂入って来いよ。」
「えっ、本当だ。」
「それとも一緒に入ろうか?」
「もうっ。」
「冗談だよー。」

千里は慌てて備え付けの洗面所に駆け込んだ。
翔と一晩を共にする事は殆どない。
寝起きの顔を見られたのも恥ずかしいし、しかも酔って寝てしまったというのも更に恥ずかしい。
優とは一緒に眠る事があるので慣れてしまったのだが。
翔に対しては恥ずかしくて仕方ない。
風呂を出ようとドアを開けると、洗面所で翔が顔を洗っていた。

「きゃっ。」
「ごめん、ごめん。
 ほら、タオル。」

急いでドアを閉めると、後ろ向きで翔がバスタオルを差し出した。

「びっくりした。」

バスタオルを身体に巻き、頭にもタオルを巻いた姿で、改めてドアを開けた。

「俺も寝起きだからさ、顔洗ってうがいしてた。」
「そう。」
「やっぱ、目覚めのキスとかしたいじゃん。」
「えっ。」

拒む間もなく、チュっと軽いキス。

(お湯入れてる間に歯磨きしておいて良かった…。)

安心したのもつかの間、翔に抱きかかえられて洗面所から連れ出されてしまった。

「ちょっと、翔!」
「こういうシチュエーションもいいね。」

千里をベッドに寝かせ、見下ろす翔は嬉しそうだ。

「可愛いな。」
「翔…。」

自分を見下ろす翔のこの妖艶な笑顔。
この顔を見せれたら、自分も翔に甘えたくなってしまう。
両手を伸ばし、翔の首に掛けた。
翔の唇が落とされる。
キスをするだけで、胸がドキドキして止まらなくなる。
自分をどんどんリードして、気持ちを高めてくれる翔。
さっきまで気になっていた優の事もすっかり忘れさせてくれた。
身体が火照っているので、首筋を舐められるとヒンヤリして気持ちいい。
髪を包んだタオルも、身体を包んでいたバスタオルも開かれる。
上半身を起こしてスウェットを脱いだ翔の目は、千里の左胸を注視していた。
393翔×千里 猜疑心C:2010/03/16(火) 16:52:35 ID:3b6j7Gos

「どうしたの?」
「いや。」

脱いだ服を椅子の背もたれに掛け、翔は再び唇を千里の胸に落とす。
いつも気になっている、赤い痕。
今日は薄くなっていて、確認するつもりで見ない限りは気付かない程だ。

(何の痕なんだ。
 何が、誰が付けてるんだ。)

下着の痕か、誰かの印か。
いまだに分からない。
千里はその存在を知らないようだ。
その周囲を見られても、愛撫されても嫌がらない。

(やっぱり下着の痕か何かか。
 それとも千里が気付かないように上手く付けてるのか。)

『誰か』に心当たりはない。

千里の交友関係は非常に狭い。

国土、もしそうなら千里が黙っていない筈だ。
ネットカフェメンバー、国土が黙っていないだろう。
風、実の兄。
猛、猛本人が千里に興味がなさそう。
優、昨夜もあれだけ困った様子だったから、千里と…なんてあり得ない。
智、そういう事になってれば態度に出ている筈。
明、200%あり得ない。
時田、最近会う機会はない筈だ。

それとも自分の知らない誰かが。

(こんな事考えながらなんて…
 虚しくなるだけだろ。)

事実、今の千里は自分によってこんなにも熱く悶えている。
今ここにいる千里と愛し合う事が大事。
そう自分に言い聞かせて、今この時に集中しようとした。

「千里?」
「ん?」
「気持ちいい?」
「うん…。」
394翔×千里 猜疑心D:2010/03/16(火) 16:53:38 ID:3b6j7Gos

言葉だけでも恥ずかしがって、更に気分が高まる千里。

「もっと気持ち良くしたい。」
「ん…。」

千里の膝を立てて、その間に翔は身を埋めた。
ふわっと石鹸が香る。
腿の内側に唇を這わすと、ビクっと大きく反応した。

「んんっ…。」

大事な部分に触れると、千里は声を殺して喘いだ。
廊下に声が漏れないように。
感じれば感じる程、手で口を塞いだり、指を噛んだりして声を押し殺す。
この部屋ではいつもそうだ。
音が漏れない翔の部屋ならば思い切り声を上げられるのに。

「やっ…!」

指を入れている千里の中が急にキツくなった。
白い肌が波を打つように揺れている。

「ダメっ…、翔…。」
「いいよ、千里。」

翔は起き上がり、千里の中に入れた手の動きを更に早める。

「はぁ…。」

溜息にも似た声を上げ、千里の腰が浮いた。
その瞬間、翔の手元から液体が噴出する。
翔は濡れたバスタオルを千里の身体の下から引き抜くと、脚の間に顔を潜り込ませた。

「翔…、だめ…。」
「まだだよ。」
「あっ……!」

敏感な突起を翔の舌がつついた。
鋭く、素早く、繰返しつつく。
トロトロと千里の中から熱い液体が漏れ出した。
耐えられなくなった千里は膝を閉じようとする。

「ああっ、あ…」

か細い声で喘ぐ千里。
翔の舌が舐め上げているそこは、もう翔の事を待ちきれない様子だ。
腿の付け根、際どい位置に強く自分の印を刻む。
395翔×千里 猜疑心E:2010/03/16(火) 16:55:16 ID:3b6j7Gos

「お待たせ。」
「もう…。」

すっかりとろけた表情の千里にキスをする。
千里の腕が翔の両肩に掛かった。

「よし…。」
「はあっ…!」

ズブリ、と翔は自身を押し込めた。
奥へ到達するまでに何度も締め付けられる。
既に千里の中では痙攣が始まっているようだ。

「すっごい。」
「いや…。」

言われるだけでまたギュっと締まる。
可愛い、可愛い。
その言葉をリズムに変えて、腰を打ち込む。
手元のタオルを噛み、懸命に声を殺す千里。

「あんっ、あんっ…」

それでも小さく声が漏れてしまう。
いつしか声が消えて、苦しそうに息を呑んでいる。
千里がイク瞬間だ。
それを見計らって千里の腰を捻り、左脚を高く抱え上げた。
そして翔の腰も大きく暴れる。

「ああっ!!」

ついに我慢できずに声を上げ、千里が墜ちた。

「イクよ…っ…!」

続いて翔も達する。

「…はぁ…。」

抱えていた足を下ろし、翔がそっと自身を抜き取った。

「はい、今日の証拠品。」

いつものように、使用済みのゴムを千里に確認させる。
396翔×千里 猜疑心F:2010/03/16(火) 16:56:00 ID:3b6j7Gos

「千里?」
「…ん?」

千里の部分も奇麗にしてやると、翔は千里の隣に寝そべった。

「久し振りにゆっくりした気分だな。」
「うん。」

甘えるように千里が翔の胸に顔を埋めた。
いつも早々とベッドを離れ、服を着てしまう翔。
今日はのんびりと隣に寄り添ってくれている。
千里の背中を撫でながら、翔はまた考えていた。
翔が挿れてから、何度か千里が無意識のうちに手を結合する部分に差し込んでいた。
何かを探るように、そして諦めてまた翔の肩に手が戻る。

(時々やるんだよな、あれ。)

挿れたまま触って欲しいのかと思い、敏感な突起に触れてみた。
その時の千里の反応の良さ。
いつの間にそんな事を覚えたのだろうか。
或いは誰かに教え込まれた癖なのか。
だけど、その『誰か』が全く浮かんで来ない。
翔の心の隅にある疑念が晴れる事はなさそうだ。

(あんまり心配掛けないでくれよ、姫。)

背中を撫でる手を止め、抱き締めて髪にキスをする。
そのまま明るい日差しの中、うとうとと2人は眠りに落ちて行った。
397名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 16:58:09 ID:3b6j7Gos
以上です。

駄文、サーセンでした(><)
HP見た事ある方、同じものでサーセンでした(><)

スレ保守&お目汚しという事で・・・
398名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 05:40:40 ID:01WRI0wf
クリスマス以来の投下、tnx&GJです!
HPのリンク貼ってもらえると良かったです(≧ε≦)
399名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 19:12:16 ID:gGblRxoC
>>397
GJ!
400名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 05:16:59 ID:Z84qWGFs
GJ!!!
401名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 14:33:41 ID:WDlbHwT0
保守。
連休だけど天気が悪いんで、昨日今日とDVD見返してたら優と千里の可愛さを再確認。
唯一、千里にだけ懐いて頑張ろうとする優に萌えた。
402名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 20:28:02 ID:qISGD4Xc
GJ!HPのリンク貼ってほしい!
403名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 05:40:01 ID:zLa96tep
397です。
自分のにレス頂けて感激です〜☆
一回閉鎖を経験してまして、URL貼らないようにしてるんです。
スミマセン(∋_∈)

上の方にあるURLのサイトさんと同じランキングに登録してますんで(^_^;)
エロはほんの一部ですが、見つけてみてください。

404名無しさん@ピンキー:2010/04/01(木) 05:09:50 ID:Ec7g2EhN
さげ
405名無しさん@ピンキー:2010/04/04(日) 07:27:31 ID:Ug7f0JEr
ヒマなのでDVD見た。
サウナのみ見てみたけど、結構妄想膨らむよ!
智の初サウナシーン、膨らみが気になって、ウフ。
406名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 07:11:44 ID:4M04+wc0
規制終わったかな
407名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 18:27:29 ID:fb20498c
>>403
必死で探してるんですが…
入場パスがトラップみたいなサイトが多くていまだに辿り着けてません。
ヒントお願いします!
408名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 07:01:02 ID:uScOUUNd
409名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 07:06:49 ID:uScOUUNd
>>407
ごめん
↓押すつもりがOK押しちゃった
403じゃないけど
ランキング1位からだと大変だから逆に見るといいよ
管理人さんここ見たのかな?
トップページにここですよみたいなこと書いてくれてるよ
クイズに答えれば入れるよ
410名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 01:19:43 ID:gGSpJHow
智の新体操に萌えた
411名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 08:58:17 ID:T3bS/dpZ
優と智の新ドラマでエロパロって…801系か?
412名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 19:34:10 ID:rUsy0vSO
>>409
まだ探せない。。。
413名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 05:17:50 ID:927imLSy
やっぱり優は少し気弱な感じがいいよね。
414名無しさん@ピンキー:2010/04/24(土) 18:56:33 ID:CqhkPYs2
最近投下無いな―
もう過去のドラマっぽくなるのは悲しい・・・
職人さんカムバック―!
415名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 21:02:31 ID:s8LYhGER
>>414

最近は規制が頻発しているから職人さんも投下し辛いのだと思うよ。

或いは本当に需要が無くなったとかかも。

クレクレ君はいつまでもこの板に集まるけど職人さんは新たなドラマに移ったかもしれないね。
416名無しさん@ピンキー:2010/05/03(月) 09:47:16 ID:LQMbEiNz
ほしゅ
417名無しさん@ピンキー:2010/05/07(金) 14:42:28 ID:EajNIOGG
本スレも落ちちゃって、アタ男語る場が減って寂しい。

SPとかないかなー
再放送でも良いけど、今は兄弟が揃って他局に出まくってるから難しいよね

板違いスマソ
418名無しさん@ピンキー:2010/05/08(土) 11:52:55 ID:vxfWayvf
やほーで検索すると上位に出てくるファンサイトも、かなり前に更新終わってしまったしね。
何だか寂しいな。

今後は夢小説ぐらいしか期待できない?
419名無しさん@ピンキー:2010/05/12(水) 09:31:09 ID:IO8gl5F1
>>418

夢小説とエロパロは違う

エロパロが読みたいよー

誰か書いて・・・・
420名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 13:18:13 ID:LQdg5yqw
そろそろ放置プレイで落とす?
421名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 12:34:22 ID:LqJzVJJI
落とすのは寂しいなぁ…
自分今書きかけあるから完成したら投下したいし
今何人ぐらいこのスレ見てるんだろう?
422名無しさん@ピンキー:2010/05/24(月) 21:51:50 ID:vAqfigbR
>>421
ずっといるよ
423名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 03:40:21 ID:J156yQBz
>>421
待ってる!
424名無しさん@ピンキー:2010/05/28(金) 01:56:34 ID:Phr09hqG
我も待ってる
425名無しさん@ピンキー:2010/05/29(土) 16:00:01 ID:tMFIdr2L
>>421
待ってまーす
426名無しさん@ピンキー:2010/06/03(木) 21:25:05 ID:gVD/JOYn
他に書き手はいないんかね。。。
智ネタが読みたい、が、自分では書けんかったorz
427名無しさん@ピンキー:2010/06/06(日) 10:35:59 ID:rNmg9yD9
見てる人少な杉
428名無しさん@ピンキー:2010/06/09(水) 01:04:28 ID:yXhbXEWl
みてるけど、規制されまくりで…
429名無しさん@ピンキー:2010/06/10(木) 08:51:35 ID:etQxeZiI
確かに規制が頻繁で困る
430名無しさん@ピンキー:2010/06/11(金) 22:17:57 ID:ZnK7Exyg
とりあえず保守
431名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 07:05:08 ID:6M2LKK4L
今の翔って身体絞っててイイよね!
ソソるわあ〜
432名無しさん@ピンキー:2010/06/14(月) 18:06:26 ID:iof6jOVC
新参者の時腕ムキムキでドキっとした
翔の面影は無くなってきてるけど…
433名無しさん@ピンキー:2010/06/16(水) 13:41:27 ID:bHdQhOMl
翔と千里再共演だね
434名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 15:25:40 ID:hVqiBxJS
保守あげ!
誰かsageて!
435名無しさん@ピンキー:2010/07/14(水) 00:41:31 ID:JEG4Fx6t
>>421

まだかなあ・・・
436名無しさん@ピンキー:2010/07/19(月) 03:48:45 ID:L2CVqJJt
>>435

もう見てないんじゃないか?<421さん
437名無しさん@ピンキー:2010/09/22(水) 09:34:08 ID:TRu5TiVF

438名無しさん@ピンキー:2010/09/30(木) 10:48:23 ID:u4bCccVp
どっからどう見てもIMALUより智の方が美少女に見える
439名無しさん@ピンキー:2010/10/01(金) 06:36:49 ID:FtLV+Aec
みかん×ユズは?
クレクレですまそ
440名無しさん@ピンキー
↑↑↑
釣り?(笑)
最初から読めばドラマの方だってわかるだろ