専用スレがまだたってないし俺もスレ立てられないので、
ここに投下させてもらいます。
元ネタ
あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。
エロ、ストーリー内容
じんたんとめんま、純愛初めて
2話ネタバレ
ガラッ、と戸を開けて、めんまが俺の部屋に入ってきた。
「ねーじんたん、おきてよ。学校おくれちゃうよ」
もうちょっと。もう五分。
「あなるだってまってるんだよ。起きてったら」
何言ってんだ、そもそも今夏休みだろが。
それに俺は……学校なんて……あれ? 行って……
ない、よな。
脳味噌の裏側をごりごりと擦っていく不快な感覚。
……ああ、また気分悪い寝覚めが待っている。
それを自覚した時点で、めんまの気配も消えていた。
――夢を見ていた。みたいだ。
いや、どうだろうか。むしろ今こう考えてる俺こそが
夢なんじゃないか?
だってそうだろ、幼馴染の好きな娘と喧嘩して、死に
別れて……5年たってから化けて出るなんて。
出来損ないの、バッドエンドの続きみたいな人生だ。
まだしも死んでなんか居なかっためんまと、変わらず
仲良しのままのあなると同じ高校に通って両手に花の
ギャルゲみたいな生活のほうが、現実味があるってものだろう……
だが、目を開けて見えたものは、夜明けの近い薄暗い空と
手にしたゲーム機。のけモンショップを見つけたゆうしゃめんま。
これが俺の、現実だった。
起きてしまえば、逆にさっきまで見ていた夢のことが
思い出せなくなる。なんだかとても都合がよくて、でも
たまらなく温かい気持ちになる夢だった気がするんだが。
……めんま。お前、どこ行っちまったんだよ。
どうやら俺のストレスのあらわれの癖に、めんまには
瞬間移動とかの能力は持っていないようだ。あいつ、
まだ裸足で町中をうろついてるんだろうか。
どうしてめんまが5年の時を越えて俺の前に現れたのか、
それはまださっぱり分からない。だから今、それは
さておいて……
「めんま……すごく可愛くなってたな」
ストレスから来る幻覚だとするなら、俺の妄想力の
賜物なんだろうか? めんまは、あの日あのときから、
こう成長したらいいな、というまさにそんな姿をしていた。
白くつややかな肌。きらきらと、めんまの百面相にあわせて
輝きを変える大きな瞳。あの日と同じ、めんまのために
あつらえたかのような白のワンピース。そこから覗く
細い脚。昨日のしかかられたときの、めんまの肩の細さを
覚えている。薄いけれど弾力のある尻を覚えている。
あの甘ったるい声と、やさしい匂いを覚えている。
思えば思うほどに、鼻の奥がつんとするような、引きつれる
ような痛みが増してきた。
あんなに可愛くて、元気いっぱいなめんまが……今、
この世に居ない原因の一端は、俺にあるんだから。
徹夜で寝落ちしたにもかかわらず、夜明け前に完全に
目が覚めてしまった。
きっとめんまはまだ消えてない。探さないと。
俺は、部屋から出るためにふすまに手をかけ、開ける。
「めんま。この際お前が死んでてもいいからさ……
俺のところに、帰ってきてくれよ」
めんまがいた。
「……え、えへへ。ただいま、じんたん」
完全に虚を突かれた。
「ちょ、え、おま、お前、いつの間に帰ってきたんだよ」
あたふたと、どうでもいいことを口走る。
「えっとね。……今さっきだよ」
ん? 一瞬間が空いたような気がするぞ?
「どうした? なんかあったのか?」
「え? な、なんにもないよ」
分かりやすいくらい露骨に目をそらした。
「何にも無くないだろその態度は。どうしたんだ?
昨日……何かあったのか?」
めんまは幽霊の癖にまるで自重しない行動を取っていた。
ただ、ほかの人から見えてないことにはショックを受けてはいたが
どうして見えないのか、というのは理解していた……はずだ。
だから自分が死んでることは分かってると思う。
でも、めんまのことだからついうっかり知った顔に近づいて、
昔と今との言動の違いに傷つく……位はあっておかしくない。
「その……辛い事とかあったら、俺に話してくれよ。
めんまの話だったらさ、何でも聞いてやるから」
めんまが生きてたらこんな臭い台詞いえないだろうけど。
「ふぁー……じんたんがすっごくやさしい」
「茶化すなよ。……てれるだろ」
照れているのは、めんまも同じようだった。目を丸くして
顔を赤らめるその表情は、俺の見たことの無い種類のもので……
やっぱり、すごく可愛かった。
「ちゃかしてないよ。だいじょうぶ、じんたんにやさしくして
もらったら、つらいのなんてとんで行っちゃった」
やっぱ辛かったんじゃねーか。
「あ、あ、そうじゃなくて。えっと……だからね、めんまは
今さっきここに来たからね、その、声を、きいちゃって」
声?
俺が喋ってたことか?
――めんま……すごく可愛くなってたな
――めんま。この際お前が死んでてもいいからさ……
俺のところに、帰ってきてくれよ
「んがっ!」
聞かれてたのかよ!
「あのあのっ。わ、わざとじゃなしにねっ。……じんたんの
言ってくれたこと、とってもうれしかったから、入れなくて」
「…………」
はにかむように微笑むめんまは、本当に……この世のものとは
思えないほど、綺麗で。このままずっと見つめていたいほどだった。
同時に、俺が最後にみためんまの、あの困ったような笑い顔が、
強烈にフラッシュバックして……体の中から突き上げるような、
自分でもよく分からない衝動が巻き起こる。
「え、えへへ……」
赤い顔のまま、おどけたようにだらしなく笑うめんま。
「…………んだよ」
気づけば、口から言葉がこぼれ出ていた。
「え?」
きょとん、とこちらを覗きこむように近づいてくる。
「何で、死んじまったんだよ、めんま」
既に声がどうしようもなく震えている。さっ、とめんまの
表情が曇った。こんな顔、させたいわけじゃなかったのに。
どうしても、口が勝手に動くのをとめられない。
「…………」
「俺っ、おれは……ずっとお前のこと好きだったのに。
なんで死んじゃったんだよ」
涙までにじんで、めんまの表情がよく見えない。けど、
なんとなく、泣く一歩手前という気配を感じていた。
「……いじわる」
めんまの声もまた、震えている。
「いじわるだよ、じんたん。いまそんなこと、いわないでよ」
「言うに、決まってるだろ。ようやく、めんまと、また会えたんだから」
涙があふれ、頬を伝う。少しだけ晴れた視界の向こうには、
既に俺より先にぽろぽろと涙をこぼしているめんまがいた。
「ひどいよ。め、めんまだって、死にたく、なかったよ」
「文句言うのは、俺のほうだろ。お前はずっと死んでたけどな、
俺はめんまが死んでから、ずっと調子でなくて……
友達居なくなるし、勉強でも失敗するし、散々だ。今じゃ
すっかり引きこもりになっちまったよ」
「そん、なの、めんまのせいじゃ、ないよ。
じんたんがアホなのは、めんまのせいじゃないもん。
それに、お友だちは、いるでしょ。じんたんなんか、
あなるとなか良くしてれば良いんだもん! あなる、
すっかりお姉さんになってた。きれいになって……
めんまじゃ、かなわないくらい……」
「めんまより可愛い女の子なんて居るわけねーだろ!」
早朝の空を切り裂いて、俺の声が飛ぶ。雀の飛び立つ
鳴き声が聞こえた。
「今目の前に居る、めんまが一番可愛い! 俺にとっては
これ以上なく最高に可愛いんだよ! だから、めんまと
じゃないと、俺は……嫌なんだ。俺はまだ、めんまのこと、
大好きなままなんだよ」
ああ……そもそも何話してたんだっけ、俺たちは。
心の中がぐちゃぐちゃで、良く分からなくなってきた。
「やさしくしたり、いじわるしたり。やっぱりじんたん、
むかしとぜんぜんかわってない。めんまの知ってる、
めんまの大好きな、じんたんだよ」
涙どころか鼻水まで垂れているめんまは、それでも
笑顔だった。
――ストレスから来る幻覚でも、なんでも良いじゃないか。
今、めんまは、ここに居る。
俺はこれまで意識して、なるべくめんまの体に自分から
触れまいとしてきた。まあむこうからべたべた引っ付いてきたけど。
俺までそうしたら、多分すぐ待っている別れが、耐えられないような
気がしていたから。今ならまだ、死んだ幼馴染の白昼夢を見ただけで
済ませられると思っていたから。
だから俺はこの時初めて、本当の意味でめんまに触れて。
抱き寄せた。
「めんま……」
やっぱり未だに信じられない。この腕の中にいるめんまが、
俺以外の誰にも気づいてもらえないなんて。
早朝まで外でほっつき歩いていたのか、めんまのむき出しの
腕はひやりと冷たい。もっと近くに引き寄せて、手のひらを
ぴたりと当てて暖めてやる。もう片方の手でめんまの小さくて
形のいい頭を抱き寄せた。こうしてみるとつむじがはっきり見える
身長の差に、5年前との違いを感じる。さらさらと指の間を流れて
いく髪の滑らかさにどきりとして、ごまかすように体を動かし、
鼻の頭をめんまのつむじに当てた。
懐かしいにおいがする。あの頃と同じ、遊んでいる時にふと体を
近づけすぎて、めんまの笑顔と、いいにおいにドキドキして。
昔の俺は、照れ隠しにそっぽを向いて走り去ってしまったけど。
めんまを強く抱いた。
「じんたん、じんたん」
鼻声のめんまが、おずおずと俺の背に腕を回す。
細くて、柔らかなその感触に、胸の中がかぁっと熱くなった。
髪を撫でていた手を、めんまのあごの下にもって行き、抱きしめる
力を緩めて上を向かせる。
「めんま……好きだ」
「ん……」
目を閉じためんまに、俺は、ついに、口付けをした。
心の中から何かがあふれてくる。長い間ずっとせき止められていた、
わだかまった何かが、熱く流れ出てくるのに任せて、めんまの
薄くて震える唇を、感じるままに味わう。
そのままどのくらいそうしていただろう。
1時間だった気もするし。
1分だった気もする。
でも、30秒よりは長いと思う。
頭のもやが晴れたような気分で、ゆっくりと口を離し、めんまを
見つめた。
「キス、しちゃったね」
涙の止まっていためんまが、優しく微笑んだ。これもまた、
俺の知らなかっためんまの表情だった。
「ああ。だって俺たち、好き同士だからな」
今度は俺が5年前に戻ってしまったように、開き直って笑った。
俺は両手でめんまの両手を取って、包むようにその温まり始めた
手のひらを握りながら、言った。
「なあ、めんま。正直に言うけど。俺は、めんまともっと
触れ合いたい。いろんなこと、したい」
直球過ぎるだろ……と思うけど。めんまにはもう、変に照れ隠し
みたいなことはしたくなかった。
見つめあっていたのも数秒位で、めんまが顔を紅くしてさっと
うつむく。俺の手のひらの中で、きゅ、と小さな手が握り締められた
のを感じた。
「ん……。いいよ。じんたんのしたいこと、めんまに、して」
その時感じた感情を、俺はなんて表していいのか分からない。
足元がふわふわしたまま、めんまの手を引いてベッドへ向かった。
借りてきた猫のようにおとなしく、うつむいたままのめんまが
俺の後に従う。
「その……座って」
今更ながらに緊張してきたな。
つーか俺、ただの引きこもりだし。こんなことやったことねーし!
「ん……」
猫どころかお人形の体でかっちこっちに固まっている。こいつ、
これから何するのか分かってるのか?
さっきとはうって変わってぎこちなく、俺たちはすぐ隣に腰を下ろした。
「ごくっ……」
どう動けばいいんだ、ここから。
横目にめんまを見ると、まだうつむきがちではあるがこちらをちらちら
と気にしている。
目が合った。お互いにそらす。
「じんたん……これから、なにするの」
俺からはめんまの手くらいしか見えないが……膝の辺りで組まれた
両手の指がもじもじしていて、多分うつむいて顔を赤くしてるんだと思う。
俺と同じように。
「さ、……さわる」
「ん……」
俺のアホ丸出しの答えに、めんまは健気にもさらに体を寄せてきた。
ばくんと心臓が鳴って、反射的に離れようとする体の反応を押さえ込む。
みっともないほどに震えながら……めんまの、肩に、手を置き。
引き寄せた。
「あっ……」
めんまには予想外の動きだったのか、されるがままになりながらも、
次への期待のこもった無邪気な瞳が、俺を見上げていた。
めんまの肩の細さにパニックを起こしそうになりながら、めんまを
見つめ返すと、またキスしたくなってきた。
動きを悟ったのか、めんまも目を閉じる。
「……ちゅっ」
あまつさえ、めんまのほうから唇に吸い付く感触すらあって、俺は
はっきりとめまいを感じる。
女可愛さにめまいを感じるとか、ありうるもんだな。
めんまからしてくれた行為に、大分気が楽になって、調子に乗って
舌を出してめんまの口の入り口をつん、とつついてみた。唇が柔らか
過ぎて、舌で触れるだけで頭がしびれるほど気持ちいい。
「んんっ」
さすがにこれには驚いためんまがびくりと震える。大きく見開いた
めんまの蒼い瞳と、至近距離からばっちり目が合った。
……ああ。懐かしい、この感覚。
昔の俺は、いつもむちゃくちゃなことをして、めんまを振り回してた。
戸惑うめんまを、その頭の後ろに手を添えて、逃げられないようにする。
もう一度舌でつついてやると、めんまは顔を真っ赤にして、ぎゅ、と
かたく目を閉じた。
俺の舌が、めんまの口へと滑らかに侵入する。めんまと一緒に、
俺までびくんと動いてしまった。
それぐらい、めんまの口の中は温かくて気持ちよくて……こうしている
だけで、めんまが死んでるとか生きてるとかがどうでもよくて、今俺と
めんまは本当に心が通い合えているんだ……と錯覚した。
小さな歯や、ぷりぷりしためんまの舌の感触を味わっていると、
ぎゅ、とシャツの胸の部分が握られる感触に我に返る。
薄く目を開けためんまが、潤んだ瞳で何かを訴えかけていて、何を、
と考えたのと同時にめんまの舌が俺の口に入ってきた。こっちから
舌を入れるために口を開けていたから、一瞬にしてめんまの舌が
俺の口の中に入ってくる。匂いなんかないはずなのに、口の中から
めんまの気配が頭の中にまで入ってくるようだった。あっという間に
俺の舌先を越えて……え? ちょ、
「んむぅっ!?」
めちゃめちゃ入ってきてる! 感覚的にはもう少しで喉に届くんじゃ
ないかってくらいだ。さすがにそんなことはないだろうけど。そういえば
めんまは、ベロが鼻の頭まで届くのが特技とかいう奴だった。
俺がひるんだのがそんなに楽しいのか、目だけでにまりと笑っためんまが
積極的に身を乗り出してその長い舌を俺の口内で暴れまわらせる。あつあつの
めんまの舌で、上あごも舌の裏側も撫で回される。
「んんっ、んーー!」
気づけば押し倒されているのは俺のほうだ。どっちが女だよという位、
めんまの舌技に翻弄されて声をあげさせられてしまっている。
でも実際、ものすごく気持ちいいし。
むしろ積極的に、されるがままになっていたい。
頭の後ろにそえていた手を離し、ぺたぺたとめんまに触る。耳、肩、
背中、腰……ふと思い立って、手を前に持ってきた。めんまの胸を触る。
ふにゅ、と薄くもやわらかい感触。そのまま撫でるようにその柔らかさを
味わう。
「ふんうん、……ちゅぽっ、じんたん、さわりかた、えっちだよ」
いやさっきまでのお前のほうがエッチだよ、と思うが。
「……こういうことをしたいんだよ、俺は。もっとすごいことも
するぞ。嫌か?」
珍しくも下から見上げるめんまの顔が、俺の瞳を覗き込む。
「やじゃ、ない。……いいよ、じんたんなら」
めんまが俺を押し倒していたおかげで、ワンピースを脱がせるのは
さほどの苦ではなかった。首の後ろのところのボタンを外す
めんまが、急に大人びた気がして、見蕩れてしまった。
下から手を入れて、ばさりとワンピースを脱がす。それだけで
めんまの匂いが部屋中にふわりと広がって、なんだか一気に生々しく
なってきた。仰向けの俺に、めんまが馬乗りにまたがっている。
でもそれ以上に、朝焼けに照らされためんまの体は
「めんま……綺麗だ」
胸にこみ上げてくるものを抑えながら、それ以上何か言う気には
なれなくて。手を伸ばして、めんまに触れた。
「ひゃぅ」
さすがにここまで来るとダイレクトに恥ずかしいのか、視線は泳いで、
口なんか、ふにゃふにゃの線みたいになんともいえない形で閉じられてる。
もう一度俺が責めるターンが来たようだ。
「めんま……きもちいいか?」
やさしく、やさしく。一番敏感な乳首を指の腹で撫でてやる。
「はうぅ、な、なんか、くすぐったぃ、みたいな、びりびりくる、
みたいな、な、なんだかわかんないよぅ」
ぎゅっと目を閉じて、初めての感覚に耐えるめんまが、愛しかった。
俺は身を起こし、こんどはめんまの首筋辺りにキスをする。特に意味は
ない。なんとなく体を起こしたら正面にあったから。胸を触っている手は
動かしたままで、唇を下にずらしていく。鎖骨から、胸の上。そして、
手でいじっているまさにそこに口付けしたとき、
「あああぁっ!」
耐えかねたようにめんまが俺の頭を抱え、俺の顔がめんまの胸に
押し付けられる。これ幸いとばかりに、俺からもほお擦りするくらいの
勢いでめんまに顔を押し付けて、ちゅうちゅうと乳首を吸った。
「じ、んた、んっ、それ、それだめぇ」
めんまの元から甘い声が、さらにとろとろに甘ったるい。もっと
声を上げさせたくて、舌の動きを速くする。
「ふぁっ、あ、あ、ん、ぁんっ!」
下から上に乳首をはじいてやるたびに、めんまの声が弾む。だんだん
力が抜けていって、腕をめんまの背中に添えながら今度は俺が上になった。
ちゅぽ、と音を立てて乳首を離すと、めんまは自分の上げてしまった声が
恥ずかしいのか、所在無げに窓の外辺りを見やっている。俺はためらわず、
もう片方の乳首に吸い付いた。
「ひゃあっ、じ、じんたん、も、やだ、はずかしいよぉ」
今度こそ恥ずかしげに声を上げて、首を振ってヤダヤダするが、当然
取り合わない。背中に回したままの腕一本でめんまの肩をがっしりと
ホールドし、身をよじって抜け出そうとするのを引き止める。
そして……ついに、昔の俺だって一度だって見たことのない、めんまの
一番大事な部分へと、手を伸ばしていく。まず触れためんまのお腹、
腰周りは、全体的にほそっこい体をしているのにちゃんとくびれている。
絹より滑らかなそこを、するすると下っていくと……めんまのまとった、
最後の布一枚に指がかかる。
ワンピースもだけど下着も普通にはいてるのな。……あれ、シャツは
こいつ、着てたっけ? ワンピースと一緒に脱いだのか?
どうでもいい疑問をさらりと流して、まずは布越しにめんまのそこに
触れてみる。何の変哲もない綿の感触。だが、その奥の熱と、はっきりと
感じる弾力に、俺は気が狂いそうになった。
「あっ……」
そこを触られためんまも、俺の緊張が移ったか……手を眼前で祈るように
組んで、まるで触られるのを待っているみたいな体勢をとった。
こうなるともう乳首をなめている気分ではなくなってしまって、そっと
口を離す。名残惜しくて、唇をめんまの体に這わせながら、下半身のほうへ
体をもっていった。
改めて眼前にめんまの……パンツが、いっぱいに広がっていると、本当に
俺たちはこれからするんだな、という実感がわきあがってくる。ここから
先は、昔からは夢にも思わなかったような領域だ。
俺は勇気を出してめんまの、パンツ越しの股間に、顔をうずめた。
「!!!!」
これまでで一番強くめんまが体をこわばらせる。鼻から下を押し当てたまま
その顔色をうかがうと、耳まで真っ赤になりながら顔だけはこちらに向けて、
かたく目をつぶっていた。
すう、と鼻で呼吸する。
めんまの、女の子の……いや、もっと生々しい、雌の匂い。
そこはチーズ臭いだの何だのというが、確かに甘いものじゃない。体臭だ。
それでも、めんまの匂いを鼻から胸いっぱいになるまで吸う。劇物のように
頭の中がちかちかして、心臓のバクバクがさらに早くなる。
「はずかしいよぉ。じんたんがへんたいになっちゃった」
何とでもいえ。
うっすらと膨らんだそこにを指で撫でると、その柔らかさに驚く。
手のひら全部を使って、優しく刺激してみた。
「〜〜〜〜〜!」
今までのどれとも違う、息を呑むような、声とも音ともつかない
喘ぎをあげて、俺の手のひらが行きかうたびにめんまの細い脚がぴくぴくと
震える。緊張しすぎていっそ無感動なくらいに機械的に手を往復させていると、
にちっ、と粘ついた音がした。
これって、やっぱり……
その正体に気づいてしまって、俺までどうしようもなく赤面する。顔と
手を離して、めんまの下着の両脇に手を沿え、するりと脱がす。そのときに
腰を浮かせて脱がせやすくしてくれるめんまの動きが、年相応の……
俺と同い年の女の子の動きで、わけも分からずに胸が熱くなる。
脱がし終えて、めんまのそこを、初めて、見た。
ぴったりと閉じた白い肉の真ん中に、ピンク色のすじが通っている。
体の一部というより、何かお菓子のようなそのたたずまいに、
思わず見入ってしまう。
「ごくっ……」
めんまは真っ赤にした顔のまま、とがめる様な視線を送っているが、
それさえも可愛くて。誘われるように、俺はそこを……舌で舐めていた。
「ひゃあぁっ!」
いい加減めんまも恥ずかしさが限界に達したのか、目尻から涙が
こぼれている。舌がぴりぴりするような粘液を一心不乱に舐め続けていると、
だんだんとめんまの体から力が抜けていく。半開きになった口が、
悩ましげに、はあ、はあ、と荒い息をついている。
気づけば、俺の口元は、唾ではない液体で濡れそぼっていた。
ハッとしてめんまの顔を見ると、熱に浮かされたように
半開きのままの瞳が、めんまの幼いといっていい容姿にまったく
そぐわない色気を放っている。
言うなら、今の俺はその色気に引き寄せられるサルだった。
計ったことはないが確実にこれまでの人生のベストタイムで
ズボンもパンツも脱ぎ、既に先端がぬれている俺のを……
めんまの、白くて、ピンクで、柔らかくて、ぴりぴりする味の
そこに、押し当てた。さっきまで夢中で舐めてたから、どこに
当てれば良いかは分かっている。
めんまが、ぼうっとしたままの瞳で俺を見つめ、俺もめんまを
見つめる。
「めんま……」
何の意味もなく、呼びたくなった。
「じんたん……いいよ」
めんまのその落ち着いた声に誘われて、ぐい、と腰を前に突き出した。
強い抵抗があったものの、ぷつりと何かを断った感触の後は、ずるずると
熱くうねるめんまの中に飲み込まれていった。
「うっ……くぅ……」
めんまは眉をひそめるが、脚を広げて、俺を迎え入れようとがんばって
くれていた。余計な問答はせず、細い腰を抱えて、ずぶずぶと突き刺していく。
めんまに包まれている感触が気持ちよすぎて、暴発しそうになる。
「全部……入った、ぞ。めんま」
半分以上、自分を落ち着かせるために言ったことだった。あとは
めんまの顔を正面から見るための口実。
「ん……めんまの中、じんたんでいっぱいになってるの、分かるよ」
息を整えながら、つぶやくようにめんまが答えた。
「動くぞ」
「ん」
めんまを気遣ったつもりだったけど……引き抜く時のぞわぞわした
感覚に、後何度も耐えられる気がしない。いや、めんまもまだ
慣れなくて痛いだろうし、むしろ我慢しないほうが良いのか……?
ぬぷ、ぷちゅ。
という、普段なら到底聞こえないようなかすかな水音がはっきりと
分かる。俺もめんまも互いに無言で、しかしめんまの乱れた息遣いと、
時折悩ましげに出す「あっ」だの「んっ」だのという声を聞くと
突き出す腰にどうしても力が入ってしまう。
そして力を入れると、刺激も強くなる。
だんだん視界が白く狭まっていって、めんましか見えなくなっていく。
完全に白くなった時、俺はめんまを強く抱きしめ……思い切り、
めんまの膣内に思いのたけをぶちまけた。
「ああぁっ!」
まるで別人のように響く声を聞いてから、遅れて、これがめんまが
イく時に出す声なんだな……と理解して。俺の知らなかっためんまを、
またひとつ知れたことに感謝した。
我ながらあきれるほどに長い射精が続くうち、精も根も尽き果てたのか
急速に眠くなっていく。
「めんま……好きだ」
「ん……じんたん、大好きだよ」
さっきとは逆に視界が黒に埋め尽くされて、俺はいつぶりだか分からない
ほど久々に、心地よい眠りについた。
「ん……」
夢も見ないような眠りから覚めると、俺は……
自分がソファに突っ伏して眠っていることに気づいた。
――あれ?
なんだかおかしい。俺は、ベッドで眠たんじゃなかったか?
――いや、確か昨日はのけモンを徹夜でやって……
「……はっ、やっべ、寝オチした!」
「おっはよー、じーんたーん!」
ああ。この声。聞いているだけで嬉しくなってしまう。
俺のストレスの具現化に過ぎなくても。
めんまは、俺のところに帰ってきてくれたんだ。
「めんま……」
今度こそ幻聴じゃないか、というかすかな恐れを吹き飛ばして、
声のした方に顔を向ける。
「帰って……う、うわああ!?」
視線を向けた先には、バスタオル一枚のめんまが立っていた。
終了。
めんまが可愛すぎて生きるのが辛いので、これくらいのイベントが
あったことにしてもいいじゃない
ていうかあの花スレたたねーかな